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金融機関観察スレッド

1547とはずがたり:2008/09/17(水) 17:25:26
結局アメリカが潰したのはリーマンだけって事か?


AIG:米政府が救済、最大9兆円融資 株79%取得権、公的管理下に
http://mainichi.jp/select/biz/news/20080917dde001020046000c.html

 【ワシントン斉藤信宏】米連邦準備制度理事会(FRB)とニューヨーク連銀は16日、経営危機に陥っていた米保険大手AIGに対して最大850億ドル(約9兆円)を融資する方針を決めた。期間は2年。融資と引き換えに、米政府がAIG株式の79・9%を取得する権利を確保し、公的管理下に置いて経営再建を支援する。AIGの資産を事実上の担保とすることで納税者の利益を守る。保険契約は保護される見通し。低所得者向け高金利住宅ローン(サブプライムローン)問題に伴う金融危機は、米証券大手リーマン・ブラザーズの経営破綻(はたん)に続き、AIGも政府が管理下に置いて救済するという深刻な事態に発展した。

 FRBは「AIGの破綻は金融市場での資金調達コストの急上昇につながる恐れがあった」と支援に動いた理由を説明した。AIGは破綻を回避できるとみられるが、政府による株式取得は既存の株主価値の希薄化につながる恐れがある。

 AIGはリーマンの経営破綻を受けて資金繰りが悪化、米格付け会社が相次いで格付けを引き下げたため、保険業務上必要な高い格付けを維持できない懸念が強まっていた。リーマン破綻直前の14日には、格付けの維持に向け100億ドル規模の増資計画とリストラ策に加えFRBへの400億ドルのつなぎ融資申請などを発表したが、FRBからいったん、融資を断られていた。

 AIGはサブプライム問題に絡む損失を計330億ドル(約3兆4600億円)計上しており、08年4〜6月期まで3四半期連続の赤字に転落。サブプライム絡みの住宅ローン担保証券(MBS)を大量に保有しており、追加の評価損発生への懸念が強まっていた。
 ◇国内子会社売却も

 米連邦準備制度理事会(FRB)は、救済策を発表した声明で、「融資はAIGの資産売却で返済される」と、AIGに積極的なリストラを促した。AIGは日本でアリコジャパンなど生命保険3社とアメリカンホームなど損害保険2社を運営しており、こうしたグループ会社の売却を迫られる可能性がある。

 いずれも保険事業は順調なため、売却が決まれば、国内大手生損保や銀行などを含め、激しい争奪戦が繰り広げられるのは必至。国内生損保業界の大規模な再編につながるとみられる。ただ、アリコが保有するAIG株の価値が大幅に下落しており「本業はいいが、財務面での劣化が心配で簡単には飛びつけない」(大手生保)との見方もある。【辻本貴洋】

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 ■ことば
 ◇AIG(アメリカン・インターナショナル・グループ)

 1919年創業。本社・ニューヨーク。130以上の国・地域に進出し、従業員は約11万人。保険業務のほか、デリバティブ(金融派生商品)取引や金融商品の保証などを幅広く展開してきたが、金融市場の混乱に直撃され、巨額の損失を計上した。日本では、生命保険3社(アリコジャパン、AIGスター、AIGエジソン)と損害保険2社(アメリカンホーム、AIU)を運営し、富士火災とジェイアイ傷害火災の最大株主。破綻した旧千代田生命保険など国内生保の積極的な買収を進めるとともに、格安の保険料を売り物に業績を伸ばし、生保3社の保険料等収入は国内大手4社に次ぐ規模。

毎日新聞 2008年9月17日 東京夕刊


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