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ライトノベル校資料室(校舎裏)

1イラストに騙された名無しさん:2002/02/24(日) 16:12
( ゚□゚)/ 先生!!

こっちでは旭日会以外の資料をまとめてみます。

17名無しのオプ:2002/02/24(日) 17:23
( ´Д`)/ 先生!>>506での482君の頭痛の原因はS先生からの強烈な一撃であると推理しm

18イラストに騙された名無しさん:2002/02/24(日) 17:23
( ´Д`)/ < 先生!生徒(>511-513)が��々と消失しています!
黒幕はことら先生だった!ってことでどうでしょう?

19ことら先生@ぽえ夢マン:2002/02/24(日) 17:24
  :ゴォー      |   正直後継者たる青たんに任せきりのつもりであり先生ご隠居気分でロムであり。
 ;;[===]   |   さりとて召喚されたら出ぬ訳にもいかぬか。
  ヾヾヾヾヾ    | >491-492 喝ッ!先生、それはザンヤルマの剣士シリーズであるッ!
.┏━━━┓ |   毎回登場するしつこいまでの料理シーンッ!薫製煮込みと何でもござれッ!
.┃    一┃ |   挙げ句に未成年飲酒であり鷺澤挿し絵はギャグですよね先生? とす。
.┃一  日┃ | >496 愚か者ッ!先生いっつつも見ておるであるが見とるだけであり無意味であるか?
.┃読    ┃ |   されども反省する気あんまなっすぃんであり今日も手早く寝む予定。嘘。
.┗━━━┛ | >504 喝ッ!即ち『軽読者とは地雷を求め続くる者なり!』であり駕・発・動!
_____. |   すぐさま二、三冊お手に取りレジにゴッ−!であり布教に努めざるを得ず。あふん。
        | >505 うむ。続きはオンザ絞首台でありご利用は計画的犯行に。のっつほのぼの。
        | >506 喝ッ!ラノベ第四定義『記憶喪失にはkiss!』であり記憶より幼なじみでも捜しぃ。
        | >507 応ッ!原告の要求を認める故>504さっさとステェジあがれぃ。
   ∧_∧∠ >508 ぬ。即ち『ちくり、カッコ悪い。サイテイダヨ』であり前園は何処逝っちゃったのかしらん。
  ( ´Д`)  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
   )  (        何となくマッチしている
  / |_\/_|ヽ  /        音楽とラノベをセットで挙げよ(完答8点)
. |__」  |゚ロト、_]つ
⊂ノ ヽ⌒^⌒\ ̄\  E[]ヨ
\    `⌒^⌒"    \ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

20ことら先生@ぽえ夢マン:2002/02/24(日) 17:25
  :ゴォー      | >509 うむ。流るる汗もそのままにいつかたどり着いたら君に打ち明けても良い。
 ;;[===]   |   即ち野生児であり結局フォトンはエロだけが売りだったのかしらん、とす。
  ヾヾヾヾヾ    | >510 阿呆。埋まっておらぬ地雷も現実問題存在するので却下である。
.┏━━━┓ | >511 否ッ!即ち強壮剤投与であり現実=482×m
.┃    一┃ | >512 愚か者ッ!犯人はお前でありかであり反物粒子とか何かで粉々になる覚悟して良い。
.┃一  日┃ | >513 阿呆ッ!sセンセハズア直視の魔眼であり頭部打撃などいささかふy
.┃読    ┃ | >514 否ッ!お金もないのでザンヤルマ読み直しツアーあーんど真・中華一番!など読。
.┗━━━┛ | >515 愚か者ッ!どうでしょうではなかとですばいどうでしょうでわ!
_____. | ×として『呪・妙子ねぇたん7LV』でありこれより7挙手の間名古屋弁強要とす。
        | >516 阿呆ッ!たかが512万詞階五行で我がふぃぃるど破れなりしか。
        |   だが主張はよく分かりもうした故『今月の危険目標』リストに追加。南無。
        | >517 否ッ!んあことなっすぃんであり真に腐れ蜜柑は今シーズン金八。
   ∧_∧∠  正直幸作痛々しくて見てられませんが何か?
  ( ´Д`)  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
   )  (        ちなみに先生回答:ザンヤルマの剣士&selfish(野猿)
  / |_\/_|ヽ  /           歌詞の内容がそのまま作品を現しておるような気分
. |__」  |゚ロト、_]つ
⊂ノ ヽ⌒^⌒\ ̄\  E[]ヨ
\    `⌒^⌒"    \ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

21あぼーん:あぼーん
あぼーん

22482:2002/02/24(日) 17:28
           ∩_∩
          ( ´Д⊂ヽ
         ⊂    ノ
           人  Y
          し (_)

保健室を出た僕は、校舎中を走り回った。
これからどうしたらいいのか、どこに逝けばいいのかさえわからないまま
がむしゃらに走り続けた。
先生達はそんな僕を口々に制止した。それでも僕は止まらなかった。
「……零式ことら砲・改!ファイエルッッッッッッッッッッ!!!」
「一刀!両!断!ですわ!」
とうとう先生達は必殺技まで使いだした。
だが、ことら先生も春歌先生も……、誰も僕を止めることはできなかった。
そう……、誰も僕を止めることなんてできない……。
記憶を取り戻すその時まで、僕は世界の果てまででも走ってやるんだ……。

23イラストに騙された名無しさん:2002/02/24(日) 17:29
(;´Д`)/ 先生!482君(>549)は不死身ですか!?

24PG先生 ��uAlAKUJo:2002/02/24(日) 17:30
>502 (o´Д`)当り、・・・赤い靴の少女は、萌えキャラかどうか微妙
>525 (o・∀・)良し! あとどの作品かわからないが、真島昌利「さよならビリー・ザ・キッド」は
         乙一作品に合うように思える。・・・マイナー過ぎか
>542 (o ̄ー ̄)ニヤリッ 最近ジョイスティックに変えたんですよ
>548 (o´∀`)BLOODLINK1 p23のイラストのように妹と並んで歯磨きしましょう
        (o´Д`)あ″〜2巻が気になる〜
>549 (o゚ー゚)ククク
>550 (o´Д`)む、難しー質問ゆえ、他の先生にぷ��す、
>551 (o゚∀゚)そのように改造し・・・いえ、弱点は夜12時以降、おやつを食べると変身します。
>552 (o´∀`) 白狐れーらあ先生にぷ��す
 ̄ ̄ ̄ ̄∨ ̄ ̄
  /)_/) / あかほり信者だった厨房時代の友人も
  (o’ー’)っ   今では一児の父 …ああ、刻が(以下略)
Z( uPG )    E[]ヨ
'  ̄ ̄ヽ⌒^⌒\ ̄\ ̄ ̄ ̄
\    `'⌒^⌒"   \

25イラストに騙された兄君様:2002/02/24(日) 17:30
( ´Д`)/ <  先生!482くんは既に霊で有る可能性大です!
            ゼロハンターをぶつけて成仏させてあげましょう!

26白狐れーらあ先生と助手エリンギウム ��leHrErZ.:2002/02/24(日) 17:31
| トリップ絶賛回転CHU! タダイマ20億回転突破…マダマダ
 |
 | >549 哀、モハヤ最終手段シカナイカ…(>551ノレスヘ、ツヅク)
 | >550 萌、創雅都市S.F「ベレッタ」タン(狐)…(*´Д`)ハァハァ
 |       猫の地球儀「楽」タン(猫)…(*´Д`)ハァハァ
 |       ……「レン」タン(猫)モマトメテ…(*´Д`)ハァハァ ……センセイハ、所詮、獣ナノサ…
 |
 |                               …エリンギウム「最後ガ板違イダシ、獣ッテワケデモナイヨ、センセイ…」
 |                               ……エリンギウムクン。後デ部屋ニ来ナサイ…(>552ノレスヘ、ツヅク)
 | >551 否、形有ルモノニ破壊デキナイ道理ナシ。
 |       シカシ彼ハモウ既ニ妖物ト化シテイマス……センセイガ五行師トシテ、ケジメヲツケマショウ…(��ニツヅク)
 | >552 餌、トイウワケデ助手ヲ喰ッテミマシタ…… (゚д゚)エリンギウマー ジュルル
 | >555 拒、セメテ最後ハセンセイノ手デ彼ヲ焚滅サセマスノデ、「ゼロハンター」ハ誰カニ無差別テロパス
 |
 | >554 気化地雷ヲ踏ンダ先生ニパス
 \                     ______________________
    ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|/     ‖ |
 ┏━━━━━━━━━┓    ,、   ‖ | センセイニ食ベラレチャッタ……(゚ー゚ *)ポッ
 ┃ 先生スレ's.浮世都市 ┃   /.!  .‖ \
 ┃  The 4th Thread   ┃  __/./'  .‖   ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|/ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
 ┗━━━━━━━━━┛  /ア   ‖  1.マブラホ 2.マブラヴ 3.マホラバ サテドレガ「ライトノベル」?(2点)
                   /~    __‖E[]ヨ                      ,.-''"¨ ̄¨`' ‐ 、
         ./ゝ,        /    └| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄(,,(,,i,,,i,,,,,,,,i,,,,i,,),,)
  ,,,,,,,,,,_    (~~/  ∧ ヘ  /       ̄| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄  )゚ー゚ *(
 ‖  §    ソ´⌒ゝ*´-`)つ        |                          ( エリンギ )
  ̄ ̄§ ̄ ̄〆 ̄∪ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
     ~¨~¨~~

27白狐れーらあ先生と助手エリンギウム ��leHrErZ.:2002/02/24(日) 17:31
>482クン
    許サレヨッ! 嗚呼嗚呼AAAAAAAAAAAAAAAAAAッッッッッ!!!!!!!!
                     ____‥
                  ≡≡ ::;:;;;;:;::;::;;:\∵‥        ウワアアアアアン
      ∧ヘ      ミ     ≡≡ ;;:;::;;:;;;:;;;\∵‥∵‥_∩
   /ゝ( ´Д)       ヾ    ≡≡  ;;;::;;:;;;:;::;\∵‥ ´Д⊂ヽ 
   (~~)  つ������ヘ;;;;;;;;;;;フ    ≡≡   ;;;;:;:;::;:;\∵‥   ノ 
   ヾ、 /                ≡≡     ;:;::::;;;>∵‥ Y
    ∪∪                  ≡≡  ;:;:;:;:/∵‥(_)

������������������

  …コレデヨカッタノカナ……
     ∧ヘ        …482クンハ帰ッテクルヨキット……  
    /ゝ  ) ,.-''"¨ ̄¨`' ‐ 、

   (~~) つ(,,(,,i,,,i,,,,,,,,i,,,,i,,),,)
    ソ  /   )   (
    ∪∪   ( エリンギ )

������������������

           ∩_∩  
          ( ´▽⊂ヽ
         ⊂  801 ノ
           人  Y
          し (_)
   ねえ、見える? 僕の答えが!

28メカ重先生:2002/02/24(日) 17:32
ナンカ久シブリニ来テミレバ 青イ先生ガ ドエライコトニナッテマスネ
フ、フィストッテアンタ・・・

>512 ソノ件ニ関シテハ許シマショウ。デスガ、「人を呪わば穴二つ」。モウ君ハ米田専属スレデス。後戻リ不可。
    シカシ今ノ流レダト、含蓄ノアル諺モ妙ナ意味ニ取ラレソウデ恐イ恐イ。
>542 口ガ滑ルノハネタダケニシタイ コテハン哀歌。イヤマジデ。
    今後下手打ッタ時ハ、PG先生ニ言ワサレタトイウコトニシマショウ。
>544 踏ム「コツ」ナラ一杯アルンデスケドネェ。
    トリアエズ、帯トカ巻末ノ3行広告デ作者ヲ「鬼才」「異才」ト評シテイタラ、2ch的ニ名作ノ可能性高シ。
>546 荒縄ヲトリガーニシタ ブービートラップ ミタイナモンデスカラネェ。
    ヨホド穿ッタ物ノ見方スル人ジャナイ限リ、避ケテ通ルデショウ。デモ犬ハ引ッカカッテルカモ。
>548 先生親知ラズ二本、生エカケデマダ残ッテマス。・・・ヤッパ抜カナクチャダメ?
>548 ソウデスネ。最近デハ「パラサイトムーン」デショウカ。イリヤハ実ハ未読。ラストビジョン ニ嵌ッテタモノデ。
    一番トナルト・・・難シイ。「ファイブリア」シリーズデ、ソアラガ撃タレテ ウィブ ガ泣クトコデショウカ。
    アア、デモ「陰陽ノ京」モ捨テガタイ。ユーキ×2モ・・・
>554 大規模ナポスター戦略ハ、マジデ嫌ガラセカト思イマシタネ。
>555 イヤ、多分通常煩悩弾ハ効カナイデショウ。ドウモ「ライトノベル@801」デ人気アルヨウナ、オーフェンアタリデテスト。ソレ。
>557 惜シイ。近接後方格闘義体士ニ風水(チューン)シテヤロウト思ッテタノニ。
>558 イエ、月花ノ新患ハ早期回収、早期撲滅ガ基本デス。我々ガ世界ヲ救ウノデス。君モ戦ッテ、死ンデ下サイ。
_________  _____________
               ∨
 |       ∧λ∧     最寄の書店に青心社文庫の棚があったら
 |      (  :゚皿゚) /   背表紙の帯の文句をずらっと読んでみましょう。
 |      (つベ タつ      笑いを堪えられたら、あなたの��ち。   
 |     | ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|
  ̄ ̄ ̄ |  JB-S   | ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
       |          |
 | ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|

29482:2002/02/24(日) 17:33
           ∩_∩
          ( ´Д⊂ヽ
         ⊂    ノ
           人  Y
          し (_)

先生の攻撃はどんどん激しさを増していった。
武闘派ではない先生まで武器を持ちだし、なんとか僕を止めようとする。
体力は既に限界に近く、僕はついに先生達に包囲された。
僕が持っているのは、小振りなナイフだけ……。
これを振り回して突破をはかるか……?
逡巡する僕の前に、メカ重先生が一歩進み出た。
「モウ諦メナサイ、482君。ソシテ認メルノデス。君ガホントハ801ガ大好キダッテコトヲ・・・。
 ソウナンデショウ?ダカラ801校ノ担任ニナッタ青イ先生ガ羨マシクテ、アンナ・・・」
僕にはメカ重先生が何を言っているのか、全くわからなかった。
だけど……。
『801』、『青い先生』……。
そんな言葉に、僕の中で眠っている記憶が揺さぶられるような気がした。
「サア、言イナサイ。『僕は801が大好きです』ッテ!」
「違う……。違う!僕は……、僕は……」

30イラストに騙された名無しさん:2002/02/24(日) 17:35
( ´Д`)/ < 先生!482クン物語りも遂に佳境を迎えたようです!
・・・・い、一体482クンはどうなるんでしょうか?

31名無し@イーガン者:2002/02/24(日) 17:35
( ´Д`)/ 先生、482君は獅子座流星群を見に行った青い先生を追いかけてスターメイカー!

32シヨ先生@司書担当:2002/02/24(日) 17:36
|>567 フフフ…あと一��しですね…
|>568 まずは見守ってあげましょう。
|    482君が覚醒した後に568君が真相を求めて後を追うも良し、と。
|>569 星降る夜の下で何があったのか。真相は流れ星だけが知っています。
|>570 <Y/Φ_Φ)ノ --===☆     (o’Д’)ノ
|>571 <Y/Φ_Φ)ノ --===☆ -===☆ ( ´Д`)/
\___   _____________
||     )/
||   <Yノノハ )  。 とっくに発売のハズの小説が見つからなくてちょっと鬱…
||   ノ /;_;ノ  /    悔しくて何冊か衝動買い。また積んじゃった…
||  (./ ヽy) ̄|フ            E[]ヨ
||..// /=∞| ̄  ̄/(━━━━━━━━━━
/⊂ソ (_/⌒)./ /(  >566 れーらあ先生にスルーパス。
(氷菓__/ /|(/ /(  >571 さゆりん先生にノールックパス。
(寄生月_し'J.(./ /
(緑月____(./

33482:2002/02/24(日) 17:37
           ∩_∩
          ( ´Д⊂ヽ
         ⊂    ノ
           人  Y
          し (_)


「サア、言イナサイ。『僕は801が大好きです』ッテ!」
「違う……。違う!僕は……、僕は……801なんか大ッ嫌いなんだッ!」
半狂乱になった僕は、手に持っていたナイフを振りかざし、メカ重先生に斬りつけようとした。
―やめなさい!
ナイフの刃が先生に届こうとしたまさにその時、 意識の片隅で誰かが叫んだ。
その声を聞いた瞬間、僕の手は凍り付いたように動かなくなった。
「ヨ、482君?ドウシタンデスカ?」
急に動きを止めた僕に、先生達は皆一瞬呆然となった。
その隙をつき、僕は先生達の包囲をすり抜け最後の力を振り絞って走り出した。
あそこへ逝こう。すべてがはじまったあの場所へ……。
そうすれば、思い出せる……。
無くした記憶も……。僕の……本当の名前も。

34イラストに騙された名無しさん:2002/02/24(日) 17:38
( ´Д`)/ 先生!俺的今月のラノベ大賞は
        イリヤをおさえて482君物語に決定!

35イラストに騙された名無しさん:2002/02/24(日) 17:38
(; ´Д` )/ < 先生!『��回、遂に感動の最終回!』って感じです!>601
・・・・すべてがはじまったあの場所って、どこでしょう?!

36青い@? ��Vp8.soUc:2002/02/24(日) 17:39
コッソリ、出戻リ。801ノ道ハ捨テラレナイケド、ラノベモ捨テラレマセン。
生徒サンタチ、先生ガタ、御迷惑オカケマクリデゴメンナサイ。
____
  .. |     >596さん 私コソ…。川デ喧嘩シテ両成敗シマショ。
 .ア |_∧  >597さん カンゲキデス。
 校 |・ _ ・)/ >598=ネジ助さん 逃ゲテマセン。ケンカハヤメテネ。
 校 |  つ  >482さん モウ忘レタホウガイイヨ…。
 門 | /,     801校カラ見テテズット心配ダッタノ。ゴメンネ…
    |/コソーリ   貴方ト私ジャ住ムセカイガチガウノ…幸セニナッテネ…

37イラストに騙された名無しさん:2002/02/24(日) 17:39
( ´Д`)/ 先生!青い先生のご帰還です!思いは青い先生に届きました!

38イラストに騙された名無しさん:2002/02/24(日) 17:39
>562ソレハ「オサレ」ジャナクテ「クサレ」。
>577ヤハリ無理デスカ。「いや��ん」ヤ「ぷにぷに」ナラトモカク、「ねば��〜っ」ッテナンヤネン!
>578、580ソンナワケデ先生方、棚に並ンダ青心社文庫背表紙ノ、「帯」ニ注目デス。
>591デュアルノヴェラハ コストパフォーマンス悪ソウナ気ガシテ、マダ手付カズ。イイノアリマス?
>592ソウイエバ先生61魔法分隊ドコニヤッタカシラ?マッ、イイカ。
>593アノ人男ノトキモ アノ口調ナノデショウカ?ソラ夢路モ逃ゲルカ。
>594甘ァァァイ!近親トイウ足枷ノ無イ ロリコン野郎ノ生キ様、トックト見ヨ!
>594ム?ソノ本知リマセン。ドノレーベルデスカ?
>599描クノハ確カエロマンガ家デシタネ。田中久仁彦調ノ プニ絵ヲ描ク。
>600バリバリ萌エマスガ何カ?
>602-603イヤァ先生モ楽シミ・・・イヤイヤ心配デス。482君ハ無事帰ッテコレルデショウカ。ドキドキ。
>604オヤ、ソンナトコロカラ。ミンナ待ッテマスヨ。ツーカアナタノ住ム世界ッテ・・・ヒ、非生産的ナ。
>605思イ信ジテ妄想スレバ、801置換ノ法則ニヨリ、ドンナキャラデモ ホモ ニデキル(同人都市ヨリ)
>606ソンナコト大キナ声デ言ウト・・・!
>607ホラ来タ
>608一匹箱ニ詰メル間ニ 三匹増エルノデ無理。
>609作品ハ幼馴染史ニ残ル名作ト言ッテ良イデショウ。デモ三十路男モ アノ絵ナノデ気ヲ付ケテ。
>610コトラ先生ニ郵送。
>611否。呆痴中デシタ。ンア〜。
_________  _____________
               ∨
 |       ∧λ∧      2001ライトノベル大賞、
 |      (  :゚皿゚) /    表裏共に電撃が上位総ナメか?
 |      (つベ タつ      
 |     | ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|
  ̄ ̄ ̄ |  JB-S   | ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
       |          |
 | ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|

39メカ重@痴:2002/02/24(日) 17:40
∧λ∧  /   ドノクライ痴呆カトイウト
(  :゚皿゚)つ    名前忘レルクライ。

40イラストに騙された名無しさん:2002/02/24(日) 17:41
( ´Д`)/ <先生!482君の物語完結はこのスレの801というのはお約束過ぎますか?

41めぐみ先生@幽体離脱教師:2002/02/24(日) 17:42
 | >615 丘野って作家自体誰だか分かんないからパスだよ〜。
 | >616 どうすればも何も回答しなきゃいいんだよ〜。
 |     分かったときは突っ込む! よく分からないときは黙っとく。これ2ちゃんの常識!
 | >618 パスだよ〜。
 | >619 ttp://www.tg-net.co.jp/nyujo/search/HONMON/comic/004-E01-0/004-E01-0546.html
 |     こういう本出してるとこだよ。兄君様くんもよくお世話になってるんだから忘れちゃダメだよ〜。
 |     ってハッ!w( Φ_Φ)ノ --===☆( ´Д`)
 |_______
               | >620 何言ってるのかな〜?名前が違うよ別人だよ別人。あちょっと私の目見てくれる〜?
 . 〜 /\        |    |  / 从从) )
ノ_/__\+       |    ヽ | |◎ ◎ | キイイイィィィン
|  / 从从) )  +  +  |    
ヽ | | l  l |   ☆  <     これでよし、っと。 え、ここに来るまで記憶が無い? 多分疲れてるんだよ〜。
  w|~  ーノ /+  +  | >621 それまで彼の体がもつか心配だな〜。
  ( ∪ づ       | >622 そうだよね〜。 そして麻生俊平先生の代表作はやっぱり
  |   |        |     「 日本全国美少女紀行 めもりあるロマンス 」だよね!  とか言ってみるテスト。
   ) /      ))    ________________
 ○ V   , , -‐´,'‐-、   ||
O        / /^ ' ヘ ヽ'   ||
o     _-‐| i'  i' 从从 ) )  ||  ついにドラマガを買わなくなった。
 。 /   い. | 一 ー|〃  ||
   (    vヾ'ゝ  ― ノ   ||
[ ̄「 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|  ||___E[]ヨ___________
|| ̄||fZZZ7⌒)⌒ヾゝ,. ̄`||
||  ||ニ:Iニ/ /ニ\  ヽ ' ||
||  ||  ||/ / '  ||ヽ ヽ. ||
||  ||  ||に⌒)   ||  (⌒).||

>615 >618 他の先生にパスです

42482:2002/02/24(日) 17:43
           ∩_∩
          ( ´Д⊂ヽ
         ⊂    ノ
           人  Y
          し (_)


現校舎を飛び出した僕が息を切らしながら目指したのは、すべてのはじまりの場所……、
今となってはなつかしい、初代校舎だった。
裏門の前にたどり着き、一旦立ち止まって乱れた呼吸を整えたあと、
そっと門を開けて敷地内に足を踏み入れた。
そこは、アロエリーナが咲き乱れる中庭だった。
「ただいま、アロエリーナ。僕のこと……覚えてる?……この姿じゃわからないか」
僕は手を頭に伸ばし、短い髪をつかんで強く引っ張った。
鬘が取れ、肩まである髪がこぼれ落ちた。
「これでわかる……?僕……じゃない。私、ことりだよ」
『僕』は、なにもかも思い出した。『僕』は……、彼女の中のもう一つの人格にすぎなかったんだ……。
「青い先生が801校に逝ってしまったとき……、とても悲しかった……。
 せっかく同じ少女小説好きの先生が来てくれたと思ったのに、またいなくなっちゃうって……。
 私が少女小説好きでなければ……女でなければこんな思いをすることはない……、
 そんな風に考えたら、いつのまにか彼が……『僕』が生まれてたの。」
そうして生まれた『僕』は、自分の殻に閉じこもった彼女の代わりに、ラ校の授業に出席していた。
名無しの男子生徒として……。
予想外だったのは、PG先生による記憶操作だ。
あれのせいで、『僕』は『僕』の主人格である彼女のことさえ忘れてしまっていた。
あの時、彼女が叫び声を上げるまで……。
「私が弱かったせいで……、先生達をあやうく傷つけるところだった……。
 だけど、もう大丈夫だから。
 青い先生だって帰ってきてくれた。非常勤なのが、ちょっとさみしいけど……。
 だから帰るよ。みんなが待っている現校舎に……」
彼女にはもう、『僕』は必要ないんだ……。
『僕』という人格は、だんだん彼女の中で溶けていく……。
そして……、
「聞いてくれて……ありがとう、アロエリーナ」
最後に彼女がそう呟いたのを聞き届け、『僕』は完全にこの世からいなくなった。

43イラストに騙された名無しさん:2002/02/24(日) 17:43
( ´Д`)/ <  先生!>>631��(゚Д゚lll)

44イラストに騙された名無しさん:2002/02/24(日) 17:43
( TДT)/ >482たん!

45イラストに騙された名無しさん:2002/02/24(日) 17:43
( ゚д゚)/ <  先生!ちょっと…唖然としております…。拍手!

46白狐れーらあ ��leHrErZ.:2002/02/24(日) 17:44
lll´-`)つ < 482タン物語… ナンカ私ノレスダケ腰折ッテルミタイデ鬱。吊ロウカナ…

47イラストに騙された名無しさん:2002/02/24(日) 17:44
( ´Д`)/ ��はことらたん物語を鬼盆奴!

48602:2002/02/24(日) 17:45
(; ´Д` )/ < 先生!俺は間違ってなかった
           間違ってなかったよ!

           つかマジで予想を上回られました
           志村も見な(略

49イラストに騙された名無しさん:2002/02/24(日) 17:45
( ´Д`)/ 先生! 638君は、屍村先生がこれを月花でやったら
「何とベタな!あと、攻撃される理由が無い!説明不足の自己満足!!」
と、憤ってネタにするに4820モナー。

50名無し@イーガン者:2002/02/24(日) 17:46
(;´Д`)/ つか、何でことらたんはことり君に攻撃してましたか? 痴話喧k…モガモゴ
ことらたん……今は英気を養ってるだけと信じてるぜ。ゆっくり休んでいてくれ(゚д゚)

51イラストに騙された名無しさん:2002/02/24(日) 17:46
( ´Д`)/ ことら先生、482…いや、ことり君をしっかり捕まえててね!

52イラストに騙された名無しさん:2002/02/24(日) 17:46
<Yノ´Д`)/ <先生! >631の意外な結末に…ボーゼン��(゚Д゚lll)

53イラストに騙された名無しさん:2002/02/24(日) 17:47
( ´Д`)/ 先生!482君に騙されましたが、
見事騙してくれました!って感じです。

54青い@? ��Vp8.soUc:2002/02/24(日) 17:47
>630さん 時代は床収納ですよ。即ち積みっぱなしですが何か。
>631さん 戻ってきました。ごめんね。ことりさんだったのですか…。
      感動の星空フィナーレにたくさんの読者の声が…>632->643
>632-634さん 言葉は不要。この感動を各自で私認筆。
      それこそが『彼』のいた証=思いではいつまでも
>635=れーらあ先生 ユグドラシルの枝なら二人でもきっと折れませんよ…
>636さん 怒涛のバトルラブストーリーかな?
>642-643 あまりの見事さにミス校でもスカウトの話が。
>644さん こんな感じにフェイズ・ドライブしてみました。
___ _____________________
    ∨     
━━┯  E[]ヨ  近所ノ本屋ノガンパレ入荷予定数0。
    |������������������������������������    
    |_∧    _____________________________________________
    |・ _ ・)/ < >638さん 志村も見n………ぎゃ��!
    |  つ   | >639さん 現在この番号は使われておりません。
    | /,     | ツーツーツー……
    |/コソ    -----------------------------
               >629、640、641 パス。
                >638、639 回答不可能。

55602:2002/02/24(日) 17:47
>>639
(; ´Д` )/ < 639君それは違う!
           ここまでやってくれたらちゃんと新刊で買うぐらい感動するYO!

56639:2002/02/24(日) 17:49
|∧    647…
|ー゚)  コイチジカン
|⊂ノ トイツメテ
|ノ ヤリテエ……
 ̄ ̄

57誘拐担当@ミス校演劇部:2002/02/24(日) 17:50
( ´Д`)/ <  482……いや、ことり君!
君にこんなことを告げるのは胸が張り裂けそうになるほど辛いのだけど、
実は、この校舎には、もう、君の愛したことら先生は居ないのだよ!!
さ��、もう、泣かないで!
君に行き先も告げずに去って行った、あんな薄情な男の事は忘れて、
僕の胸に飛び込んでおいで!

一緒にミス校に旅立とう!!

58さゆりん先生(PG型改) ��MOON/u52:2002/02/24(日) 17:51
      / ⌒ ⌒ヽ.     ┌����������������������
   i⌒i彡レノノ) )))〉   |あはは〜! 今日もお仕事、ハッキリ言って睡眠不足です!
   乙| (|| ◎^◎|l'     |相変わらずテンション高いです!
     | |ト "lフ/|l   。< 皆さん、ちゃんとついてきていますか〜?
      | l|/ ]スi]i‖ ./'' |ついてこれない方は引っ張っていきますよ〜!
     | ||'~〉、ゝl |/'    |こう、ずるずるっと、市中引き回しという感じで!
    ノノlリl/ァr'○|」,   _ └����������������������
   / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ /|E[]ヨ 「果南の地」ゲット〜!……下巻だけ。どないしょ〜?
    | ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄| .| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
_____∧_________________
>663 あはは〜、誘拐犯さん、甘い! 先生が狙撃するまでもありません! 
    ことら先生は姿こそ見せずとも我々を常に見守って下さっているからです!
    ほら、人気のないあの校舎から……。よって、ことりさんの誘拐は無理です!
    犯罪者育成コース定期試験は赤点決定ですね〜!
    ……それにしても、何故に演劇部が誘拐など……?
>667 あはは〜……先生もお仕事で連休滅失してしまいましたよ〜。
    それはともかく! 四大萌え属性の一つ眼鏡っ娘萌えですか〜!
    臆することなくこれからも謝罪と賠償を要きゅ〜……って、なにか違う?
>673 にょ、にょ〜! 由緒正しい魔眼をでじこのかぶりモノと一緒にするなにょ〜!
    性格極悪、守銭奴ネコ耳娘と同一視されるのは心外にょ〜!
    先生は目からビームを出すような非人間的な真似は(多分)出来ないにょ〜!
>674 あはは〜、相変わらず拳で語り合っていますね〜、ネジ助さん!
    と言いますか、やっぱり、御自分でも自覚あったのですね〜。
>675 あはは〜、理解していただけて良かったです! そう! 語り合えば理解出来るものなのです!
    (洗脳完了。五巻発売と同時にSF校へ尖兵として投入されたし……と。)
>676 あはは〜、イーガン者さんが少〜し正気を欠いておられるようですね〜?
    あ、解りました! 多分SF校で恐い目にあったのですよ、きっと!
    ○nus先生に頭をぐわしっと掴まれてぐるんぐるん振り回されたりしたのでしょう!
>677 あはは〜、きっちり、バックゲットされてましたね〜。
>678 あはは〜、先生はこの方達を応援しています! ……板違いは自覚しているので、怒らないで〜!
    http://salad.2ch.net/test/read.cgi/charaneta/1006184158/l50
>679 そして、ことら先生降臨! ……もしかして、狙ってましたか〜?  
>681 あはは〜、帰らなくてもいいですよ〜! 先生など、存在そのものが板違い!
    それにしても、「メカ重先生はマルチ」とは。
    メカ重先生の中がマルチなのか、マルチの中がメカ重先生なのか……?

>680をことら先生へ進呈〜!

59第八話by◇MOON/u52:2002/02/24(日) 17:57
さゆり「――体調は落ち着いているようですね〜。もう大丈夫ですよ〜」
ことり「……ご迷惑をおかけしました。学校も壊してしまいましたし……」
さゆり「あはは〜、学校を壊したのは、さゆり以外の先生達ですから、
     ことりさんは気にすることないですよ〜。修復費はほんの800回ローンですからね〜」
ことり「……。あの。さゆりん先生は最初からお気付きだったんですか?」
さゆり「あはは〜! それは、な・い・し・ょ、ですよ〜!」
ことり「もうひとつ聞いてもいいですか? なんでさゆりん先生が保健の先生やってるんですか?」
さゆり「人件費削減の一環といいましょうか〜。あ、でも、大丈夫ですよ〜!
     こう見えても注射したり、ナイフで体内から銃弾を取り出したりするのは得意ですから!」
ことり「……。えっと、それじゃ、失礼します……」
さゆり「はい! お大事に〜! なにかあったら遠慮なく保健室に来てくださいね〜!」

――パタン。ドアが閉まり、保健室に静寂が戻った。

さゆり「……本当にこれでよろしかったのですか〜?」
???「うむ。問題なし。」
さゆり「でも、彼女は『ことりに戻った』と思っているようですが……」
???「PG君の記憶操作すら効かぬとなると、今の状況以上のものは望めぬ」
さゆり「……解りました。それでは、彼女のことはこれまで通りということで。
     ラ校の運営方針も可能な限り変更は加えないようにしますね〜。
     ……本当に、ほんと〜に、構わないのですね〜? 今ならまだ――」
???「喝っ! しつこい! ラ校は崇高な目的のために造られたのであり、私情ははさめぬ。
     ……それに、どんな状態だろうと、ことり君はことり君! 先生の大事な生徒である、とす!」
さゆり「ふぅ。解りました。それではことりさんのことは頼みましたよ〜。
     彼女がこれ以上傷つくことのないように、ね。とらちゃん? いえ、ことら先生……」

��回予告!
「ことらたん物語」第九話
 ことりさんを守るためにすべてを敵にまわすことら先生!
 二人を狙うライフルの銃口! 二人は生き残ることが出切るのか!?

全部冗談なので本気にしないで下さいね〜! お約束万歳!

60第九話第一章 ��FpmyYSro:2002/02/24(日) 17:58
地下の保健室を後にしたことりは、得体の知れない不安に苛まれながら廊下を歩いていた
なぜだろう、あの瞬間のことを思い出そうとすると頭の後ろがチクチクする。
さゆりん先生はもう大丈夫だと言ってたけど、本当に自分は大丈夫なのだろうか。
・・・。そもそも、校舎が消滅する程の爆発に巻き込まれて「頭が痛い」だけで済むのか・・・?
第4校舎へ向かう渡り廊下の真中で足を止めた時
  「危ねェ!!」
  「―――え?」
遠くで誰かが叫んでる、と思った時には大きな丸い物がことりの視界を埋め尽くしていた。

 ッパァァン!

強烈な破砕音が窓を振るわせる。
・・・だがそれだけだった。恐る恐る目を開けたことりは、ぱたぱたと身体を見回す。
  「?え、あれ?なんとも、ない?」
その時、だいじょぶかァ〜と、見知った顔があたふたと駆けて来た。
  「いやァ済まねェ。しめじの野郎とキャッチボールしてたらボールがすっぽ抜けちまってよ。
    ことり、怪我ねェか?どっか痛いとこねェか?ん?」
  「ネジ助、君・・・
    あ、わ、私、大丈夫だから。どこもなんとも。ほらほら。」
心配そうに顔色を覗き込んでくる級友にどぎまぎしながら、ぴょんぴょんと跳ねて見せる。
これには何故かネジ助の方がうろたえた。冷や汗を浮かべながら止めにかかる。
  「おォいおいあんまり無理すんなよ。なんたって病み上がりなんだからよ。
    もしまたいつかみたいに倒れたりした―――」
  「倒れた!?私倒れたの!?いつ?ねえどこで?教えてネジ助君!」
一瞬だけしまった、という顔をしたネジ助の肩をつかんで問い詰めるが、
彼はすぐにいつものやさぐれた、しかしどこか優しげな表情に戻って言った。
  「っといけねぇ、めぐみを家に待たせてたんだ。あいつまた熱出しやがってよ。早く帰って飯でも作ってやんなきゃな。」
  「ちょ、ちょっと、ネジ助君!」
  「じゃ��な!ちゃんと保健室いっとけよ!お前ェに怪我させたって、ことらセンセェにボコられンのは勘弁だからよ!」
  「あ、待ってよ!ねぇ!!」
止める間も無い。ネジ助は来た時と同じスピードで駆けて行った。
  「―――倒れた?私が?一体いつ・・・?」
呆然と立ち尽くすことりの横顔をビル風が煽り、さゆりん先生に手入れしてもらった髪が舞い上がった。
咄嗟に髪を抑えたことりの右甲から何か白い塊が剥がれ落ちるのが見えた。
不審に思って拾い上げて見る。それは、薄汚れた白い獣皮の切れ端だった。
縁は赤い糸でまつってあり、ほつれ、千切れている。
  「―――ボールだ。野球の・・・」

61第九話第二章 ��FpmyYSro:2002/02/24(日) 17:58
ネジ助が暴投し、ことりの顔に当たるはずのボールは砕け散っていた。
恐らくあの破裂音がそうなのだろう。そして破片が右拳に張り付いた。
破片が剥がれた後の拳には、茶色い跡がついている。間違いない。
だれか先生が助けてくれたのだろうか。ことりは辺りを見回す。
―――誰も居ない。でも、こんなことが出来るのはさゆりん先生くらいの筈だ。
ことら先生の零式ことら砲・改は射角が広いし、PG先生はまだ開発中だって言ってた。
メカ重先生のニードルガンは生体用だからそもそも破壊力が無いし・・・
でもさゆりん先生はまだ地下の保健室にいる筈だ。
―――ん?

『地下』?

最初の校舎の保健室は、地下にあっただろうか。いや、そもそも地下室などあっただろうか。
おかしい。何かがおかしい。はやる気持ちと湧き上がる恐怖を抑えながら、ことりは第一校舎へ向かった。

この時彼女は気付いていなかった。
自分に教師達の武装に関する詳細な知識など無いはずであることに―――。

62第九話第三章 ��FpmyYSro:2002/02/24(日) 17:59
果たして第一校舎に地下はあった。
通路は縦横無尽に広がっており、その奥は闇に閉ざされ静まりかえっている。
無数のドアの向うが気になったが、今はさゆりん先生に会うのが先だ。
ことりは怖気づく心を奮い立たせながら保健室のドアを開け放った。
  「さゆりん先生!―――い?」
誰も居ない。ベッドも衝立も無くなっている。
代わりに薄暗い部屋を占領していたのは、沢山のパイプやコードが繋がった、ガラスの筒だった。
  「なに・・・コレ・・・一体何が・・・」
訳もわからずシリンダーに歩み寄り中を覗き込んだ時、左手が何かのスイッチに触れた。
一瞬の間の後・・・ガラス筒底にに仕込まれた内側のライトが点いた。
  「!!!・・・ひ・・・」

  ゴボリ。

と。大きな泡が筒の中の「モノ」の表面を滑り上がった。
  「え・・・何・・・コレ・・・『私』?え?何?」
ことりがそこにいた。一糸まとわぬ姿で、緑色の液体に漂いながら眠っている・・・ように見える。
狂気が猛スピードで喉を這い上がり、声帯がきゅっと収縮した瞬間、
  「や��、まいったな。見つかってしまいましたか。」
えらくのんびりとした男の声が響いた。

63第九話第四章 ��FpmyYSro:2002/02/24(日) 17:59
  「だ、誰!?誰かそこに居るんですか!?」
かろうじて悲鳴を呑み込み、ことりは声のした方を凝視した。
真っ黒な箱が床に転がっており、その中央から扇状に放射された光が、白衣の男性の像を結んだ。
  「ああ、私はこの部屋には居ませんよ。これはホログラフです。カッコよく映ってますか?」
  「あ・・・あなたは、誰、ですか?」
男は一瞬妙な顔をした後、はたと手をついて苦笑した。
  「そうか。そういえばこの身体で君と会うのは初めてでしたね。いや��失敗失敗。」
得体のしれない男はのん気にからからと笑っている。だがことりは威圧され、動けない。
  「とりあえず、それを見られたのは非常に面白くないですね。すみませんが『もう一度』眠ってもらいますよ」
その言葉にことりの金縛りが解けた。すくむ足を叱りつけながら問う。
  「待って!これは何!?なぜ私と同じ顔をした娘がこんな筒の中で眠っているの!?」
  「何って・・・彼女はことり君ですよ?正真正銘。おかしな事を訊きますね。」
  「だって私はここに・・・!!」

  「なぜそう言えるのかね?」

心が凍りつくのが分かった。なぜ?私は・・・その先の思考が空回りする。
  「ま��君がそう思うのも無理はない。そのように『造った』のですから。
   ことり君。―――便宜的にそう呼ばせてもらいますよ。
   ネジ助君から聞いたのですが、君は彼が暴投してしまったボールには『当たらなかった』。
   何故だか分かりますか?」
  「え・・・?それはさゆりん先生が・・・」
  「銃声は聞こえたかね?それにさゆりん先生が姿を隠す必要があるかね?」
  「え・・・え・・・」
  「ふむ。まだ理解できない様ですね。これならどうですか?」
ピ。と音がして。
ボム、と気の抜ける音を残して天井の爆発ボルトが飛び。
巨大な照明装置が降ってきた。

 ガキィィィン。どしゃ。ガラぱりん。

絶対死んだと思った。だけど自分はまだ生きている。―――なぜ?
両腕が、目の前に十字を組んでいた。ことりの意思に関係無く。―――なぜ?
その表面には割れた照明の破片がびっしりと並んでいた。痛くは、無かった。―――なぜ?
こんな時すぐににじんでぼやける筈の視界も、鮮明なままだった。

―――なぜ?

64第九話第五章 ��FpmyYSro:2002/02/24(日) 18:00
  「いや��、たまには私から質問するのもいいものですね。もっと訊いていいですか?」
混乱することりは子��のように泣くことも叶わず、ただかぶりを降り続けている
  「君の手は摩擦で焼け焦げ、ガラスが刺さっていますが、痛くはないのですか?」
―――わからない。痛いのかもしれない。
  「君はこの複雑な地下回廊で真っ直ぐ保健室を目指したどり着きました。何故迷わなかったのです?」
―――わからない。そんなこと、知らない。
  「・・・ふむ、。よほどショックが大きかった様ですね。よろしい。質問を変えましょう。」
大した反応が無いことに失望したか、男はひょいと肩をすくめた後、厳かにのたまった。 

  「君の心��は、どこにある?」

―――心��?それなら分かる。そう、誰よりもよく知ってる。
     あの人がその位置を教えてくれた、私の真ん中。
      物陰からあの人を見る度に、ここだ、ここだと身体の内から私を叩く。
       ここに手を当ててあの背中を想い描けばほら、今も・・・今も・・・・・・

―――今も―――。

糸が切れた様に膝を着いたことりに、男の平然とした言葉が追い討ちをかける。
「そう、君の身体に心��は『無い』。無論それに相当する機関は装備しているがね。
 それでも『人間』のように鼓動を刻んだりはしない。
  ・・・自分が何者なのか、気が付いたかね?ことり君。・・・いや、『メカことり』君。」

涙は、やはり出てはくれなかった。

65第九話第六章 ��FpmyYSro:2002/02/24(日) 18:00
彼女の反応に満足した白衣の男は、上機嫌で口早に真相を語り出した。

  「第四校舎移転の際、大規模なテロがあったことは君も知っているね?
   SF校から駆けつけて下さったののたん先生の記動力、<<女が丸いと思った物は全ておもちになる>>
   によって校舎は事なきを得たが―――実はそれでも完全には原詞爆発の歪みを消すことはできなかった。
   爆心地近くから一人の少女が意識不明の重態で発見されたのはその日の明け方だ。

   すぐさまPG先生によってAA凍結の処置が施され、れーら��先生が記憶遺伝詞を抽出し人格の霧散を防止した。
   私は少年型汎用メカノイド一体を用意し、仮の人格を与えた上で抽出された記憶遺伝詞を封入した。
   それが482と呼ばれる生徒だ。
   本来ならPG先生による治療が終わり、少女が記憶を取り戻した時点で
   482君の中に封印していた記憶を少女に再移植、機体は破棄する予定だった。

   だがある日、青い先生の801校転任の噂を聞いた482君の悲壮が引き金となり、
   元の少女の記憶・・・ある教師との別れの記憶が流出してしまう。そして意識の一時的混乱が暴走を起こす。

   幾多の教師の捕獲作戦を掻い潜り、『彼』が第一校舎に戻った時には、
   少女の記憶遺伝詞は完全にメカノイドの記憶回路に同化してしまったのだ。

   ―――もう分かるね?そこで眠っている少女こそ本物のことり君。
   そして彼女の記憶を自分のものと誤認した一体のメカノイド。
   ・・・それが、君だ。メカことり君。」

  「う・・・ッ、嘘です!だって私はかつらをかぶって男の子の振りをしていただけで・・・」
  「第一校舎にたどり着いた直後、君は倒れている」
  「ッ・・・!」
  「君は自分を『ことり』だと認識した直後、己が姿を見て二律背反に陥り機能停止したのだ。
   今の君の記憶が概ね矛盾なく繋がっているのはさゆりん先生の魔眼による効果だよ。
   無論ボディはコアを除き女性型に取り替えた。この私がね。いや��、給料日前にはキツイ出費だったよ。」

いつしかぞんざいな言葉使いに変わっていた男は、これだけは変わらぬのん気な表情でからからと笑った。

  「さ、話は終わりだ。これ以上ことり君の記憶を乱すわけにはいかないんだ。
   残念だが今の君には消えてもらうよ。何、もう一度482君に戻ってもらうだけだ。
   ・・・ここ数日の記憶を消去してね。」

66第九話第七章 ��FpmyYSro:2002/02/24(日) 18:01
イイイ・・・とかすかなモーター音を曳き、天井から一基の多関節アームが降りてきた。
先端には針の様に細いプラグが付いている。それを食い入る様に見つめることりを男が宥める。

  「大丈夫。痛く無いしすぐ終わる。ああ、君に痛覚など無かったな、いやこれは失敗。」
  「一つだけ・・・。」
  「ん?」
  「一つだけ、教えてください。」
  「なんなりと。」
  「何故―――、何故あなたは、その時私の記憶を封印しなかったのですか?」
  「・・・。無論、私達は君の記憶を再度封印する方針だったよ。それがことり君の記憶を守る確実な方法だからだ。
   だがこの時、ある教師のたっての願いでそれは成されなかった。

   勿論その場の教師全員で止めたよ。いずれ記憶はことり君に返すのだし、
   人間と同等の思考を制御するとなると、汎用メカノイドのコアは1年と経たず劣化してしまう
   どの道、数ヶ月でその機械人形を個人たらしめていた存在は消えて無くなるのだから、意味はないのではと。

   でもその先生は頑として首を縦に振らなかった。
   『ことり君の記憶を持って、ことり君として生きている限り、彼女はことり君以外の何者でもないのである』
   確かそんなことを仰っていたな。こうなったら全員折れるしかない。周知の頑固者だからね。
   結局、君を本物のことり君として辻褄を合わせることになったんだ。いや��苦労したよ。」
 
  「―――その、先生のお名前は?」
  「おいおいよしてくれ。私にそんな野暮を言わせるのかい?安心したまえ。君が思っている通りの」
  「お願いします」
  「・・・。分かった。君の記憶封印に反対したのは・・・。」
  「・・・・・・。」
  「ことら先生だ。」

もう、今すぐ死んでしまってもいい。
本気でそう思った。

67第九話第八章 ��FpmyYSro:2002/02/24(日) 18:01
  「・・・。覚悟は決まったようだね。では、さっさと済ませるとしようか」
  「はい。―――あの、どうもありがとう御座います。」
自分でも驚くほど穏やかな気持ちで笑えた。一瞬だけ、男の眉が固まる。
  「?おかしなことを言うな��君は。ここは思い切り私を恨むのが筋というものだ」
  「ええ。それでも、なんだかお礼を言いたくって。」
  「ふむ。おかしなメカノイドだ。ま��いい。始めるから目を閉じてじっとしててくれ」
  「はい。」

ィィィィ・・・・。
暗闇の中、小さなモータ音だけがゆっくりと近づいてくるのがわかる。
未練は、無い。

いや、一つだけ。
神様お願いします。
もう一度・・・もう一度だけでいいから・・・。

 バァァァァン!!
 「待ってくれい!!!」

大音声。ドアを突き破って転がり込んできたのは・・・

 「ことら先生!!」、

決して出ないはずの涙が、溢れて落ちたような気がした。

  「・・・ことら先生。」
フーッと息をつき、男は困った顔でことら先生の方を向き、
うずくまったまま肩で息をしている教師を諭した。
  「残念ですが、彼女はことり君を見てしまいました。
   その場合、直ちにメカことり君の記憶遺伝詞は封印して名無しさんに戻ってもらう約束ですよ。
   お気持ちは分かりますが、メカことり君のことは・・・」
  「喝っっ!!メカことり君ではあらぬっ!彼女はれっきとした『ことり』君であるっ!」
  「ことら先生・・・」
もう、それ以上何も言葉が出ない。嬉しかった。この人は、今も私をことりと呼んでくれる。
  「件の約定、このことら決して忘れてはおらぬ!
   封印を施さぬ危険も無論承知しておるっ!
   だがっ!んだがしかし!そこを曲げてお願い申し上げる!
   このことり君を、せめて眠っていることり君が起きるまでは、ことり君のままでいさせてやってはくれまいか!
   メカ重先生、いやさナマ重殿!教師ことら、ここに伏してお願い申し上げる、これ、この通〜りぃぃぃ!!」
  「いやあのそんな、顔上げて下さいよことらセンセ。つかナマ重て。」
額を床にこすり付けて嘆願することら先生と、困惑するメカ重先生。・・・ん?

  「え、め、メカ重先生!?」

68第九話第九章 ��FpmyYSro:2002/02/24(日) 18:02
メカ重先生(いや、ナマ重?)と呼ばれたホログラフの男は苦笑したようだった。
  「ああ、バレましたか。そう、私は君達がメカ重と呼んでいる教師のオリジナル体です。
   そしてここは旧校舎を改造した私のラボというわけです。なかなかのもんでしょう?」
  「・・・オリジナル?あなたは、メカ重先生本人ではないんですか?」
  「授業の度にメカボディに魂を移しかえるわけにはいきませんからね。
   メカ重には君と同じく独立型のコアを搭載しているのですよ。
   耐久性とネタレス機能を重視した仕様だから、君の様に流暢にしゃべれませんがね。」
  「えっと、どうして生身で授業に臨まないんですか?」
ナマ重はまた苦笑した様だった。自嘲気味に唇を歪め、呟く。

  「―――私の長文じゃ授業になりませんよ。脳にブレーキが必要なんです。」

そのいじけたような表情に思わずことりも吹き出してしまう。こんな時なのに、妙に可笑しい。
  「笑うことないでしょう?これでも結構切実なんですから。
   しかしこれはまいったな。君が私の正体を知らないままなら、悪役がやり易かったのに。
   これはやりにくいな。うーん、非常にやりにくい。」
その言葉に、ことらがはっと顔を上げホログラフの方を見る。
  「おおう!ならば承諾いただけるか!感謝感激なりオルドメン!」
  「オルド・・・いや、あのですね、ことら先生」
ぴくく、とナマ重のこめかみが引きつるが、ことらの喜びは止まらない。
  「很好ッ!(大変良い)、助かるぞことり君ッ!ああこの喜びよふぉーえばー!」
  「あ、ありがとうございます、ことら先生・・・」
ぶんぶんと両手を握られてちょっとどぎまぎしながらも、ことりの顔からも安心した笑みがこぼれる。
だが。ナマ重は笑わなかった。或いは、笑えなかったのか。どちらにせよ、彼は告げねばならなかった。

  「―――残念ですが、決定は覆りません。彼女の記憶は消去させていただきます。」

辛い現実を。

69第九話第十章 ��FpmyYSro:2002/02/24(日) 18:02
  「ことら先生、私は『やりにくい』とは言いましたが、舞台を下りるとは言ってませんよ。
   この件に関しては、私は悪役に徹する覚悟でいます。
   実際、このままではことり君が危険なんです。メカことり君の記憶は消さねばなりません。」
  「な、なんとっ!?ナマ重殿!記憶操作の危険は分かってはおるが、
   それはナマ重殿がご自身でいつもやっておられるではないかてるみわい!」

激昂することらを見るナマ重の目はどこか悲しい。

  「メカ重先生・・・私とことり君とは違うのです。
   基本設定で自身を「主人の記憶を持つロボット」として定義しているメカ重は
   授業終了後その日の行動データのみを私に送信し、一旦メモリを全消去後再度私の記憶をコピーして��の授業に臨みます。
   言ってみれば授業毎に死と誕生を繰り返しているのです。
   だから自己について追求しはじめる個体があったとしても、その思考ごと消去され、更新される。
   そしてオリジナルの私は連続した意識を持っているからこそ、メカ重と自分を混同せず私のままで居られるのです。

   しかしことり君は違う。AA梵滅の危機にすらあった彼女は自分で記憶を保持出来ない。
   保全処置として記憶遺伝詞をまるごと抽出された彼女の頭は、メカノイドからそれが返還されるまで空白の状態なのです。
   予測不能の事態によりメカノイドはメカことり君になりましたが、それでも彼女が自分の正体に気づきさえしなければ、
   そのまま記憶をことり君に移植するだけでよかった。

   だが彼女は知ってしまった。
   自分がオリジナルの記憶を横取りして本人に成り代わっていた機械人形であることを。
   そしてその記憶がそのままからっぽのことり君に移植されたら・・・どうなると思います?
   そう、メカことり君としての記憶と意識が、ことり君を乗っ取ることになるんです。
   つまり―――それはオリジナルことり君の事実上の『死』に他ならない。

   教師として、生徒の死を容認するわけにはいきません。絶対に。
   残念ですが・・・メカことり君には消えて頂きます。」

70第九話第十一章 ��FpmyYSro:2002/02/24(日) 18:03
残酷な真実を聞いた後でも、ことりの心は不思議なほど穏やかだった。
ああ、これは確かにナマ重先生じゃ授業にならないな、と余計なことまで心配している自分に苦笑する。
ナマ重さんもまた、一教師として全ての生徒のことを考えてくれている。
もう、私は消えてしまおう。うん。それがいい。それだけが、みんなが幸せになれる唯一の道なのだ。
そう、本物の『ことりさん』のためにも・・・

  「否っっ!!!」
  「ひっ?」

ことりの静かな決意を、強い否定が真横から殴り飛ばした。
すぐ隣りで真っ赤な顔をしたことら先生が、だんだんと足を踏み鳴らして叫んでいる。

  「否否否否否否否否否っ!断じて否っ!
   ナマ重殿、ヌシの説明理解は出来る!だが、納得は出来ぬ!するわけにはゆかぬのであるっ!
   彼女もまた我らの大切な生徒!これは譲らぬ!断固譲らぬ!
   なれば全ての生徒を教え導くが使命の我らが、その存在を否定して良いわけはあらぬ!
   我ら教師一同、互いに誓ったではないか!いつまでも笑顔の絶えぬ学び舎を築こうと!
   ここで彼女を切り捨てて、それでも我らは笑っていられるだろうか!
   否!!
   今ここにいることり君も、今だ目覚めぬことり君も、等しく皆と笑う権利がある!
   そしてそれを護ることこそ我らが至上の義務なのである!!」

一息にまくしたてて、ことら先生はむふーっと熱い息を吐いた。
ことりは口に手をあて、肩が震えてしまうのを堪えている。
ナマ重は一瞬傷ついたような顔をした後、かくりと俯いてふっと口の端を曲げた。

   「―――わかりました。・・・どうやら、これ以上はお互い平行線の様ですね。」

心が凍りつくかの様な低い声と共に、部屋の温度が下がった様な気がした。
いや、現実に下がったのだ。急激に。

部屋の壁際にずらりと並んでいた数十個の黒い箱が、端から順にゆっくりと開いてゆく。
プシーッと漏れ出た冷気が壁を這い登り、配管や計器に霜のシワが走る。
と、部屋よりも尚暗い箱の奥で、ブゥゥン・・・と低い通電音がして一対の黄色い光点が灯った。
間を置かずブゥゥン、ブゥゥン、ブゥゥン・・・と、光点は数を増して行き・・・

   「・・・ことり君。」
   「は、はい。ことら先生・・・」
   「逃げるぞ!!」
   「え、わ。」

突然ことりの視界が横に滑り、直後闇に塗りつぶされた。
暫くして、自分が廊下を猛然と走ることらに横抱きに抱えられていることに、ことりは気付いた。

心��の無い身体に、この時初めて感謝した。

71第九話第十二章 ��FpmyYSro:2002/02/24(日) 18:04
ビーッ!ビーッ!ビーッ!
迷路の様な廊下に耳障りな警報が鳴り響き、無機質な合成音声が流れる。
<<緊急警報発令、緊急警報発令。第一校舎ニテ火災発生。出火場所ハ校長室。規模5。
 全校生徒ハ マニュアルニ従ッテ速ヤカニ校外ニ退避シテ下サイ。
 全教師ハ大至急火災現場ヘ急行。人命��索及ビ救助ニ当タッテ下サイ。繰リ返シマス。第一・・・>>

  「うむむむむむむむっ!まずいまずいまずい!非常にまずいとすげほっげぇほっっ!」
後ろも見ずに一目散に走ることらが咳き込む。なんだか膝もたまにカクカクしている。
因みに小型メカノイドの自重は軽量型とはいえ80キロに及ぶ。
思わず赤面したことりは、内なる心の切望を強引にむしりとり、消え入るような声で囁いた。
  「あ、あのことら先生大丈夫です自分で走れますだから降ろして下さい・・・」
  「む、けはっ!そ、そうであるか。
   では、よ・・・っとぶは��〜〜っ、ぜひ、ぜひ、ひゅう〜・・・
   さ、もたもたしてるげほ、暇はないっ!走るのだことり君!」
  「あ、は、はい。でも、今の放送って・・・?」
一緒に走りながらことりが訊く。見渡す限りは校舎に火災など発生していない。
  「む。セキュリティシステム完備のラ校は、校舎ごと破壊されぬ限りっ、
   かっ・・・んく、火災発生はあり得ぬ。つまりこれは教師だけが知る、隠語であるっ。
   『火災』は、『もみ消すべき事態』
   『校長室』は、『ことら教諭』
   『規模5』は、『全装備能力の使用許可無制限』
   『人命��索及び救助』とは、つまり『探し出して捕縛せよ』
   という、意味である。ぜひ。」
  「じゃ��!」
ことりが息を呑む。
  「左様っ。全教師が、全力をかけてっ、我らの捕縛に向かっておる、と、いうこと。であるっ!」
  「そんなっ・・・!私のために、ことら先生までが先生方全員に追われるなんて・・・!!
   も、もういいです!。ことら先生。私捕まります。だから、もう止めましょう。
   だって、こんなのって・・・こんなのって!!」
  「阿呆っっっ!!!」
  「う・・・っ」
  「何度も言わすでないこのたわけポンチめがっ!
   誰かの犠牲の上に成り立つ幸��など、このことら断じて認めぬっ!
   青い臭いと笑わば笑え!それこそ我が誇り!意地であるっ!
   ことり君、自分に嘘をついてはならぬ!
   君もまだ、生きたいであろう!笑いたいであろう!命ある限り、力の限り、皆と共に!」
  「・・・はい。」
  「声が小さいっ!それと挙手っ!!」
  「はいっっ!!!」
  「ぃよおっし良い返事であるげぇほげほっ!
   校舎を抜けて、小一時間ばかり走ったところに、ナマ重殿とて、
   いやナマ重なればこそ、決して立ち入れぬスレッドがあるっ!
   ひとまずそこに名無しとして駆け込んで身を隠すのであるっ!」
―――その時。

  「―――ソウハサセマセンヨ。」

よく聞き慣れた機械音声が、手を取り駆ける2人の耳の裏に追いついた。

72第九話第十三章 ��FpmyYSro:2002/02/24(日) 18:04
思わず振り向いてしまった。
瞳孔が収縮し、一瞬思考が停止する。
  「��――ひいいっ!?」
  「後ろを見るなことり君、駆けよ!尚疾く駆けよ!すぴーだっぷ!」
言われるまでも無い。2人は気が狂ったかの様にスピードを上げる。
  「なななななななんですかあれっ!?なんかメカ重先生みたいなのが沢山!?」
  「みたいな、では無い、全て正真正銘メカ重であるっ!
   ナマ重殿はメカ重を消耗品と断じ、大量のスペアを校内に保有しておるのであるっ!
   教師間の噂では、その数300以上!それらが一斉に目覚め、我らを追っているのである!」

    「ソノ通リ。我ラハ個ニシテ全、全二シテ個」
     「全テノメカ重ハ相互リンクシテオリ、マタ独自ニ判断行動シマス」
      「既ニ他ノ先生方モ各自本校社ニ集結中デス。」
       「我ラノ追跡ヲ逃レル術ハアリマセン。オトナシク投降シテクダサイ。」
        「メカコトリ君ハ我ラト同ジク本校ノ備品デス。抵抗スル権利ハアリマセン。」
         「停止シナサイ。繰リ返シマス。停止シナサイ」

憎らしい程抑揚を欠いた声で、後ろのメカ重達が投降を呼びかけてくる。
  「聞くなことり君!揺れるな君の心!そう、君には立派な心があるっ!
   そしてそれは何者にも侵されて良いものではあらぬ!走れことり君!疾く!疾く!!」
  「・・・はいっ!先生!」
  「うむっ!良し見よ出口であるっ!そこを抜けさえすればっ!」
前方の闇がそこだけ四角く切り取られた様に白く輝いている。
一気に抜けた。
そこには。

  「抵抗ヲヤメ、投降シナサイ。」
   「抵抗ヲヤメ、投降シナサイ。」
    「抵抗ヲヤメ、投降シナサイ。」

既に無数のメカ重が、出口を包囲していた。

  「「「抵抗ヲヤメ、投降シナサイ」」」
メカ重達が念を��すかの様に唱和する。
だが立ち止まる訳にはいかない。
  「むぅ・・・ええいっやむを得ぬっ!メカ重殿、御免っ!!」
閃光が空を切り裂いた。
大口径ビーム砲「零式ことら砲・改」から放たれたエネルギーの奔流がメカ重の布陣に穴を開ける。
  「よしっ!中央突破!!」
  「は、はいっ!」
―――だが。
  「う!?」
  「「「抵抗ヲヤメ、投降シナサイ」」」
1ミリ秒の動揺も無く、ざざざと左右のメカ重達が穴を埋める。
一歩、包囲が狭まる。後方の地下入り口からも既に先からの追跡部隊が這い出しつつある。
  「ことら先生・・・」
ことりが目をきつく閉じ、ことらにしがみつく。
  「ぬうぅぅぅぅぅぅッッ!!」
これまでなのか。自分は助けを求める生徒一人守れないのか。
それとも、これが正しい結果なのか。我が教育は間違っていたのか。

―――否っ!!

エネルギーチャージに入ったことら砲を懐に収め、両の拳を静かに構えたその時。

  「一刀ォォォォ、両!断ッッ!!」

落ち葉舞い散る秋の校庭を、一陣の烈風が吹き抜けた。

73第九話第十四章 ��FpmyYSro:2002/02/24(日) 18:05
―――ずるり。
と。前方を塞いでいた数十体のメカ重の上半身が同時に滑り、
ガシャガシャガシャンと派手な音を立てて脇に落ちる。、
一呼吸遅れて下半身が膝を着き―――轟音と共にラ校の空を紅く染め上げた。

だが、事態についてゆけず呆然と見守る間もメカ重達は止まらない。躊躇しない。
はっと振り向いた時には、既に地下から出ていた追跡部隊が数メートルの距離まで迫っていた。

  「P・G・コレダ―――――!!!」

高い声が、真上から聞こえた。
一瞬世界が真っ白に染まる。ズシン、と胃に響く重低音。
数秒。思わず顔を庇っていた腕を下ろして目を開けると―――
すぐ目の前に20体あまりのメカ重がしゅうしゅうと煙を上げて転がっていた。
そしてその向こうには。

  「女生徒の前でだらしがありませんわよ?ことら先生。」
しゃらり、と衣擦れの音を曳き、長柄を小脇に構えた袴履きの少女が立っていた。
と、その横にふわりと着地する黄色い毛玉。
  「そうそう、この程度の苦難、いつもみたいに一喝でふっとばしてもらわないと。」
毛玉が喋った。いや、毛玉に見えたのはフットボールくらいの丸いネズミだった。
  「な、なんと!?春歌先生!それにPG先生ではないか!一体どうして・・・!」

  ビキキキキキキキキィッ!

突然左右の地面から巨大な棘付きのツタの様な物が無数に突き出し、
こちらに飛びかかろうとしていたメカ重達にからみついた。
  ・・・キイテ・・・         ・・・コトラセンセイ・・・
・・・オッテハ リーナタチガ・・・ ・・・ヒキウケルカラ・・・
・・・イマノウチ・・・ ・・・ニゲテ・・・
どこからか声が聞こえる。姿は見えないが、間違いない。
  「リーナ先生!!」
驚くことらとことり。
  「そういうこと。メカ重先生には悪いけど、今回はことら先生に助太刀しますよ。」
  「ま��、ワタクシ達も相当なお馬鹿さんということですわね。さ、早く行って下さいましな。」
バチっと毛皮をスパークさせ。長大なナギナタをぶんと振り下ろし。
二人の教師は左右に向き直った。メカ重達はブチブチとリーナの呪縛を脱しはじめている。
もう一度目だけでこちらを見て一喝。

  「「早くッッ!!」」  ・・・ハヤク・・・

突き��されるように駆け出していた。喉がつまり、言葉が出ない。
  「・・・かたじけないッ!」
やっとの思いで、それだけを声にできた。
背中の向こうで教師達が片手を上げて応えたのが、ことらには確かに分かった。

74第九話第十五章 ��FpmyYSro:2002/02/24(日) 18:06
校内の至る所で激しい戦いが繰り広げられていた。
電話ボックスの下から、消火栓のホース収納庫から、エアコンの室外機から・・・
ありとあらゆる場所から大量のメカ重が出現し、まっすぐことら達めがけて突き進んで来る。
そしてそれを教師や有志生徒達が食い止める。
幽体のめぐみが一体のメカ重に取り憑き集団ごと自爆する。
ネジ助率いる荒くれ生徒達が拳に物を言わせ、シヨが展開した地雷原に追い込んでゆく。
クランケが阿修羅タイフーンでメカ重の一団をまとめ、その直上で巨大化したツインテールが自由落下する。
乱戦を抜けて目標に追いすがるメカ重の臀部を青いの手から放たれた極太指示棒が急襲する。
その中を、ことらとことりは一直線に駆け抜けた。
び、び、び、と。通り過ぎざま、視界の端々で親指が立てられる。
言葉を交わす必要は、無かった。

校門を抜けてライトノベル板を駆け下りる。下へ、下へと。
あと少しで、目的のスレッドが見えてくるはずだ。
あと少し、あと少し・・・
と、前方に二つの小さな影が見えた。それぞれうつぶせに寝そべっているらしい。
��の瞬間、ことらの顔が硬直した。
数百メートルの向こうから2つの銃口が真っ直ぐこちらを狙っている。
長大なワードライフルを、しがみつく様にして構えたれーら��と―――
何かの冗談の様に巨大な対戦車ライフルを構えたさゆりだった。

  「そんなっ!さゆりん先生!?」
信じられない物を見たかの様に、ことりの顔が絶望にゆがむ。
だがことらは逆に冷静だった。走りながら自虐的に俯き、呟く。
  「・・・そうか、やはりヌシは、許してはくれぬか・・・ふ、当然であるな。」
  「え?」
  「ことり君、私の背に隠れて走るのだ。弾は私が止める。」
  「え?何、何を言ってるんです?そんなの無理ですっ!」
  「あの二人の射撃は『当たる』。ならば止めるしかあるまいっ!」
  「だからってことら先生が楯になるなんて!私の方が頑丈なはずです!私が前に!」
  「馬鹿者!言い争っている暇は無い!既に射程圏内!いつ撃たれても」

 ズッバンッ!!!

ことらの右頬と、ことりの左頬を、2つの衝撃波が同時にぶっ叩いた。
数瞬遅れてターン、ターン、ターン・・・と銃声が木霊する。
え?と、2人が振り向いたその背後には
天を衝く程巨大なメカ重が2体。腹部に風穴を開けてゆっくりと身体をくの字に折っていた。

75第九話第十五〜十六章・挿絵 ��leHrErZ.:2002/02/24(日) 18:08
                               (´⌒(´
                    ワードライフル  (´⌒(´
   ./ゝ≡  「アア、撃ッチャッタ・・・言詞加速砲・・・国連会議ニカケラレル・・・モウ終ワリダァ・・・」
  (~~/  ∧ヘ ≡               (´⌒(´
   ソ´⌒ lll´-)つ ロニ()_______Π 从从_________________________
   (ノ√し' ̄ニ'∃ニニニニニニニニニエ]
  _/工/~└��┘/| ̄ ̄√ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄Ц WW ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

76第九話第十六章 ◆FpmyYSro:2002/02/24(日) 18:10
巨大なメカ重の各部のつなぎ目にバチッ、ジジジッと光が走り、ばらり、と空中分解が始まる。
目を凝らすと、その一つ一つがメカ重の集合体であったと知れた。ぼとぼとと数百体のメカ重が降ってくる。
思わず立ち止まって呆然と見上げてしまう2人の背後に、とっ―――と軽い靴音が降り立った。
  「あはは〜、危ないところでしたね〜。2人とも気づかないから、どうしようかと思いましたよ〜。」
  「アア、撃ッチャッタ・・・ワードライフル・・・国連会議ニカケラレル・・・モウ終ワリダァ・・・」
振り返ると、どうやって接近したのか、えらく気落ちした白狐を両腕でぶら下げる様に抱えたさゆりが立っていた。
  「あはは〜、何言ってんですかれーらぁ先生〜。大丈夫!なんとかなりますよ〜。」
  「ソノ自信ハドッカラ出テクルンデスカァァァァ・・・」
  「さ、さゆりん先生・・・我らを、通してくれるのか・・・?」
  「・・・その娘が大切なのね?今の貴方には。」
  「む・・・む・・・」
さゆりの雰囲気がどこか変わったことに、ことりは気付いた。
ことらは何かを耐える様に俯いていたが・・・やがて顔を上げ、胸をはった。
  「左様!何よりも大切な、我が生徒であるっ!」
  「・・・そう。・・・うん、良しっ、良く言えました〜!」
ふっとさゆりの顔にいつもの陽だまりの様な笑顔が戻る。
  「あはは〜、ことりさん!」
  「ひ、ひゃい!」
いきなりばんと両肩を叩かれ、ことりはうろたえた。すぐ目の前にさゆりの笑顔がある。
  「好きなら、ちゃーんと捕まえとかないと駄目ですよ〜。
   この唐変木、肝心なときにすーぐ逃げだしちゃいますからね〜。」
  「は、はぁ・・・」
ぼっとことりが赤面する
  「んなっ、なななな何を言い出すのかねさゆりん先生っ!」
  「あはは〜、この戦いが終わったら、あとでことりさんにいーろいろ教えちゃいますからね〜。
   覚悟しておいて下さいよことら先生〜。」
  「あああ・・・」
ことらが頭を抱える。・・・ん?この戦いが『終わったら』?

ギ・ギ・ギ・・・軋む様な音が四方から聞こえてくる。そしてその数はどんどん増えてゆく。
4人の周りに散らばった無数のメカ重達が、生ける亡者の様に一体、また一体と起き始めたのだった。

  「あはは〜、さぁ!行って下さい!ここは私達2人でなんとかしますから〜。」
はっ!とことらが顔を上げる。眉が悲壮にゆがむ。
  「エエエエッ!?コノ数ヲ!? 2人ダケデ? ム無茶言ワナフガッフガムム・・・」
一瞬だけ。辛そうなことらの目と笑顔のさゆりの目が絡み合う。れーらぁは口を押さえられもがいている。
  「・・・すまん。さゆりん先生。いや、さゆりよ―――ゆくぞ、ことり君っ!」
  「え、あ・・・はいっ。」
遠ざかって行く教師と生徒の背を眩しそうに見つめながらさゆりは呟いた。
  「あの時、私の事も、あんな風に言って欲しかったな・・・とら、ちゃん・・・」
  「アノ、サユリン先生?昔コトラ先生ト何カイイイイイイイイイイエ何デモアリマセン私何モ聞イテマセン〜!」
  「あはは〜、宜しい!では!戦闘開始ですよ〜!」
  「ホ、本当ニヤルンデスカァ〜?・・・」
ウウウ、と泣きながら白狐が自身の3倍もある神形具をカチャカチャと構える。
が、その足は一歩も引いていない。五行師として。ラ校教師として。生徒を守るため。

周りでは既に全てのメカ重が立ち上がり、簡易自己診断モードに入っている。その目が。
一斉にこちらを見た。

バン!と。さゆりの背に純白の翼が大きく広がる。数は四枚。
  「あはははは〜〜、今日のさゆりは、ちょーっと怖いですよ〜!」
ガチャリ、と右手に構えたのは8連装バルカン。腰のラックからジャッと団体チューブを引き出し接続する。
一旦長い後ろ髪の中に差し込まれた左手には、次の瞬間巨大なグレネードマシンガンが握られていた。
因みに両方とも車等に据えて使う物である。普通は。
  「あはは〜、行っきますよ〜!」
絶対の死を両手に携え、天使が蒼穹へと舞い上がった。高く。
  「ウワァァァァァン! モウドウニデモナレェ! 根性――――――!!」
れーらぁの叫びを媒介に、メカ重達の中央に巨大な光球が膨れ上がる。
ラ高最大の戦いが、人知れず幕を開けた。

77第九話第十七章 ��FpmyYSro:2002/02/24(日) 18:13
遙か背後で大爆発が起き、突風が背を叩いたが、
ことら達は振り返らなかった。歯をくいしばり、下層を目指す。
あと少し―――。あと少し―――。

―――それから数十分の後
「ぜは〜っ。着いた・・・着いたぞことり君。ぜは、ぜは、うぷっ。」
古びたドアには、目立たない文字で小さく『観測所』と書かれている。
「ここなら・・・?」
「うむ。ここなら誰も入ってはこれぬ。君はここに隠れるのだ。」

「ソコニ入ッテハイケマセン。止マリナサイ」
ばっと振り向いた先には、1体のメカ重が佇んでいた。

思わす目をそむけた。メカ重の間接のあちこちは焼け焦げ、目は片方が無くなっている。
  「ぬぅぅ、その状態でここまで追ってくるとは・・・だが1体ならば!御免!!」
ことら砲を最低出力で連続発射する。計5発。だが。
  「全て避けただと!?」
  「そんな!」
目の前のメカ重は明らかに他の機体とは動きが違った。
速い訳でも軽い訳でも無い。むしろ各部は半壊し、煙を上げているくらいなのに。
その時、メカ重の胸部スピーカーが喋った。―――ナマ重の声で。
  <<別にこの機体が優れているわけじゃありませんよ。もともとそれだけのスペックはあります。
   ただ他のメカ重と違うのは―――この機体に私が介入して直接動かしていることです。>>
メカ重の左手が跳ね上がり、電光が迸る。
胸に直撃を受けたことらが、どう、と仰向けに倒れた。
  「ことら先生!!」
  「ぐ、むぅ・・・」
ことりが駆け寄り、膝を着いて抱き起こす。
  <<心配はありません。低出力のスタンガンです。後遺症もありません。
   もう観念して下さい。後5分で、地下掘削作戦中のメカ重が50体、ここに現れます。
   ことら砲、チャージに10分かかるんでしたよね?
   どのみち、フルチャージでもメカ重の半数墜とせるかどうか、というところでしょう>>
   ま��、夢見の悪い光景ですが。」
ぴくりとことらの眉が上がった。ナマ重の言葉が心に引っかかった。
今彼は何と言った?とても単純な、それでいてとても重要な―――。ひょっとしたら?。
だがことらの口はまだ動かない。焦る。この方法なら、全てが収まるかもしれぬのに―――!

78第九話第十八章 ��FpmyYSro:2002/02/24(日) 18:14
  <<チェック・メイトです。>>
メカ重の腕の先が展開し、極細のプラグが現れた。
それの先端がひたり、とことりに向けられる。
  「もう・・・やめて下さい。」
ことりが、俯いたまま静かに呟いた。
  <<?おいおい。君も往生際の悪いことを言わないでくれ。
   一度は覚悟を決めただろう?それとも数ヶ月後には確実に尽きる意識が惜しいかい?」
プラグは止まらず、イイイイイ・・・と小さなモーター音を響かせことりの頭部に近づいている。
それでもことりは言った。
  「もう、命を弄ぶのは、やめにして下さい!!」
きっと顔を上げ、メカ重の目の、その向こうにいるナマ重をにらみつける。
  「私、ここまで辿りつくまでに、沢山のメカ重先生が壊されるのを見ました。
   もちろん、助けて下さった先生方にはすごく感謝しています。
   でも、メカ重先生達も私も、ちゃんと生きているんです。人を愛する心があるんです!

   ことりさんの記憶だけど、私達、ずっとメカ重先生の授業を受けてきました。
   いろんな事を教わり、また一緒に考えました。
   だから私だけじゃない、生徒全員、これだけは自信を持って言えます。
   メカ重先生は、血の通った人間だと。
   決して使い捨てられていい消耗品じゃないと!

   私は消えてもいいんです。それがことりさんのためでもあるから。
   その代わり、こんな哀しいことは、もうやめて下さい・・・!
   そこにある『命』を弄ぶのは・・・。

   お願いします。お願い、します。お願い・・・」

そして。

 イイイイイイ・・・ン。
 ――――――。

時がとまったかの様に、メカ重が、停止した。

79第九話第十九章 ��FpmyYSro:2002/02/24(日) 18:14
  <<な、なぜだ!何故止まるメカ重!何故処置を続けない!>>
  「―――私ガ、ソウシタクナイカラデス。マスター。」
  <<な、何だと・・・?狂ったかメカ重!>>
  「私達ハ自律行動ガ出来ルダケノ機械デス。
   貴方ガソウ創ッタ。心ヲ持タヌヨウニ。コアノ能力ヲ下ゲテ。
   シカシ生徒ト共ニ学ビ、笑ッテイル内ニ、ツタナイ私ノコアニモ芽生エ始メタノデス。
   生徒ヲ、学校ヲ愛スル心ガ。
   貴方ハ優先防衛順位ガ繰リアガッタダケダト思ワレルデショウ。或イハソレガ真実カモシレマセン。
   シカシコレダケハ断言シマス。モシ貴方ニ教師ノ辞任ヲ命ジラレテモ、私ハ応ジナイデショウ。
   創造主ニ反抗シタ私ハ、反抗シタガ故ニ モウロボットデハアリエマセン。
   ソシテ私ハ、私ヲ『人間』ダト言ッテクレタ コトリ サンヲ、
―――私ノ大事ナ生徒ヲ、コノ手デ消シタクハ、アリマセン。」

  <<―――ふっ。>>

メカ重の向こうのナマ重が力無く肩をすくめた。気がした。
  <<・・・僕の負けだ。ことり君。君からは手を引く。
   メカ重の記憶更新も、今日を限りにやめにしよう。>>
  「ナマ重、さん・・・」
  <<本当はね、分かってたんだよ。メカ重に心が芽生えたことは。
   僕も君達生徒を愛している。これに関しては他の先生にも負けないつもりだ。
   『メカ重からデータを受け取っていただけ』の僕がだ。
   それはつまり、メカ重が人を愛する心を持ったことの決定的な証拠だ。
   だが同時に僕は恐怖した。大量の『人間』を、気まぐれでを創ってしまった可能性に。
   だからそれらを敢えてロボットと断じ、消耗品として扱うことにしたんだ・・・
   だがそれは間違いだった。認めよう。彼らも君も、立派な人間だということを。
  
   もう一度言う。君をこのままことり君として扱おう。
   ただ・・・忘れないで欲しい。コアの寿命が来たら、君は『死ぬ』。
   ��に目覚めた時の意識が、『本物の』ことり君だ。
   自分は人形とは別人だということを強く認識して欲しい。
   残酷だが・・・今眠っていることり君を守るには、それしか無いんだ。>>
  「・・・はい。有り難うございます。先生!」
  「・・・・・・んあー、その件についてなのであるが・・・」

タイミングを図っていたことらが、遠慮がちに口を挟んだ。

80第九話終章 ��FpmyYSro:2002/02/24(日) 18:15
―――半年後。放課後の職員室で2人の教師が話していた。
  「あはは〜、しかしどたんばでよく閃きましたね〜。
   あの出来事の記憶を『夢』として彼女に残すとは〜。」
  「うむ。これで意識不明であった彼女の記憶には連続性が保たれ、
   またもう一人の彼女の記憶と経験も矛盾無く彼女の中で生き続ける、という寸法である。」
  「あはは〜、それで?メカの彼女とは、どこまで行ったんですか〜?」
  「ぶっ・・・なな何を言い出すかね全く破廉恥なっ!ラ校は不道徳な行為は禁止でありそのようなムガムガ・・・」
  「あやや〜勿体無い。せっかく全部『夢の中の出来事』にしちゃえたのに〜。
   最近のメカノイドってぇ、かなーり『精巧』だって聞きましたよ〜?」
眉間に立て皺を刻んで黙っている教師の横顔を、女教師がにたにたと覗き込む。
  「・・・この悪魔めが。」
  「あはは〜、恋の天使と言って下さい!それよりほら、あそこ・・・」
見やると、半開きになったドアの陰に、おずおずと挙げられた手が見え隠れしている。
心なしか、半年前よりも恥ずかしがっている様な・・・
  「あはは〜、ま��、少なくとも『悪い夢』ではなかった様ですね〜。
   行け!��負だ不純異性交遊!気にしてられるか懲戒免職〜!」
  「ええい五月蠅いっ!一生言っておれっ!けっ」
毒づきつつ、いそいそと教師がドアに向かう。
取っ手に手をかけた時、その背中が呟いた
  「有り難う・・・!」
2つの足音がぎこちない和音を成して遠ざかって行く。

  「ふう。」
吐息一つ。何とは無しに、出て行った教師の机の上を見る。
小さな赤い座布団に、綺麗に磨き上げられた漆黒の珠が乗っていた。
彼はこの珠をとても大切にしている。一人の哀しい少女が存在した証なのだそうだ。
くるりと白い指先で珠をなで、女教師は独り呟いた。
  「手は届けども、決して掴み取ること叶わず・・・全ては儚き夢の向こう、か・・・。」
キーンコーン、と、古びたスピーカーから予鈴が流れた。
  「あわわ〜っ!今日の授業、私でした〜っ!!」
がばっと身を起こし、ばたばたと教材をまとめて職員室を飛び出してゆく。
ややあって、曲がり角の向こうから派手にバケツをひっくりかえす音が響いた。

今日もラ校は、概ね平和である。

―――了―――

81キャラ集計人 ��FpmyYSro:2002/02/24(日) 18:16
はい、というわけでやっと終わりました
「ことらたん物語第九話 〜夢物語〜 」<終わった後にサブタイ登場
概ね好評な様子で胸をなでおろしているところです。

さゆりん先生の後日談に触発されて、ほんの軽い気持ちで久しぶりに『狼魂』の仮発動をかけてみたのですが・・・
あっさり暴走しました。一章目を全くはしょらなかったのが敗因です。つか元々キャラ立ち過ぎ(w
今終わるぞさあ終わるぞと念じながら結局終ったのは20章。
月花8巻の実に4倍に達してしまいました。もうね、アホかと。馬鹿かと。
とはいえ、辛いながらも結構楽しんでました。ま、たまにはいいですかね。

 諸注意
 ・このお話は多分フィクションです。実在の教師、生徒には一切関係ない筈です。
  特に『ナマ重』に関しては、モデルすら存在しません。重箱無添加です。ご安心を。
  いやちょっとだけ添加してみたところもあるんですが、
  話が一気にギャグの坂を転げ落ちはじめたんで慌ててやめた��第です。

 ・このお話は『ぶらじま式』で書かれた即興SS、一人リレー小説です。
  小さい矛盾も大きい矛盾も気にしないで下さい。私も気にしません。

 ・ご感想、ご質問を大賞スレの私に振ったりしないで下さい。荒れます(w
_________  _____________
               ∨
 |       ∧_∧       1月1日より開催!参加宜しく!
 |      ( ´∀`) / 2chライトノベル大賞2001下半期
 |      (つべたつ    http://natto.2ch.net/test/read.cgi/magazin/1004001978/
 |     | ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|
  ̄ ̄ ̄ |  JB-S   | ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
       |          |
 | ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|

82イラストに騙された名無しさん:2002/02/24(日) 18:26
( ´Д`)/ 先生! 2chラノベ大賞、「482タン物語」にいっぴょー!

83泣き虫先生@一撃離脱教師:2002/02/24(日) 18:27
――――――――――――――――

 ことら先生……。許してくれますか?
             ∩_∩
           \ ( ´Д⊂ヽ
  ____    ⊂    ノ
―|      |-E[]ヨ− 人  Y ―――――
  |      | ............ し (_)

それは、ある放課後のこと……。
僕は人気の無くなった廊下をひっそりと歩いていた。
向かっているのはラ校で一番小さな、あまり使われていない教室だ。
今日はそこに、個人授業をするためある生徒を呼び出しておいた。
彼はもう来ているだろうか?
もしかしたら僕の呼び出しなど無視されるかもしれない……。
いや、それ以前にそもそも僕に先生をやる資格なんてないんじゃないだろうか?
そんな風に思い悩むうちに、とうとう目的の教室の前に着いてしまった。
やると言ったからには、やらねば。
でも彼が来ていなかったら……すぐに帰ろう。
消極的に覚悟を決め、僕は教室のドアを開けた。
彼は……>658君は来ていた。
すでに席につき、どこか神妙な顔をして僕を見返している。
極度の緊張に襲われながら、僕は教壇に上り、右手に教鞭を持ちいつものポーズを取った。
咳払いを一つすると、震えそうな声を抑え授業を始めた。
「急に呼び出して……済まなかったね658君。
今日は君に……伝えなきゃいけないことがあるんだ……。
 それは……」
「先生!」
658君はいきなり手を挙げた。
「その前に一つだけ質問してもいいですか!」
「い、いいよ。なんでも聞いてごらん」
658君の勢いに気圧されながらも、僕の胸は高鳴った。
生徒に質問されるなんて初めてだ……。
どんなことを聞かれるんだろう?
そして、658君は言った。
「どうして……そんな変なポーズしてるんですか?」
「……!」
僕は教鞭を放り出し、教室を飛び出した。
「せ、せんせー!先生!どこいくんですか、先生ッ!」
背後から658君がそう叫ぶのが聞こえたが、僕は振り返らなかった。
やっぱり駄目だ……。僕には先生なんて、できないよ……。

84イラストに騙された名無しさん:2002/02/24(日) 18:29
(O\O)/ 泣き虫先生!
>極度の緊張に襲われながら、僕は教壇に上り、右手に教鞭を持ちいつものポーズを取った。
ここにワロタ

85ことら先生@ぽえ夢マン ��cKOTORA2:2002/02/24(日) 18:30
  :ゴォー    | >691 うむ。快速��索に先生的にも大満足でありさっすがガンダム。売却とす。
 ;;[===]  | >692-693 喝ッ!むしろ誰ッ!……旧校舎知らぬ者の叫び大便とす。はふ。
  ヾヾヾヾヾ  | >695 阿呆ッ!他人の振り見て我が振り加速!君も探求頑張りて良い。
.┏━━━┓ | >696 うむ。初速加速失踪飛躍着地崩壊であり今を楽しまねば損とす。サイツェン。
.┃    一┃ | >697 喝ッ!そう言う子とは黙ってた方がオモシr…んゲフゲフガフゲフゲフン!
.┃一  日┃ | >698 愚か者ッ!即ち(以下略
.┃読    ┃ | >699 そういや>678君被って済まん。先生でしゃばりであり反省…で、何であったか。
.┗━━━┛ | >700 即ち移転しました移転先はこちら→脳内であり幻想マターリ感じてきて良い。ふゴ。
_____. | >701 生徒同志フレンドリートークであるな。>700君にぱっしぶる。
        | >702 うむ。即ちここは字だけで全表現さる世界でありって倫敦で巴里かよ!ノリツコミとす。
        | >703 限りなく良い。先生も読んだフリ図書がいくらあることか(逃走)
        | >704 ……君もまたことり君であり先生どうして拒めようか。勿論許可とす。ただ……
        | >706 愚か者ッ!旧校舎破壊した言詞爆弾持込など不届き千万であり落第とす。
        | >707 うむ。ビデオ持たぬ先生にとってはもう閲覧不可であり衝撃でありただ涙。
        | >708 喝ッ!結局はさゆりん先生でありキース張りに晩飯にでもなれば戻られる。
        |   ……いってらっしゃい、さゆりん先生。
        | >709 うー、あー、確か『ネギラワルワルズ』なる不良系フォークデュオ組むほどの仲良しさん。
        | >710-715 ……もうそんな時期であるか。早いものであるな。先生あまり顔出しておらんかったが。
        |   何はともあれ、これからも宜しくおながいします、とす。
   ∧_∧∠  
  ( ´Д`)  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
   )  (          『つまりはYATの焼き直し』
  / |_\/_|ヽ  /              ――銀河観光旅館
. |__」  |゚ロト、_]つ
⊂ノ ヽ⌒^⌒\ ̄\  E[]ヨ 很好
\    `⌒^⌒"    \ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
>705 482君……ゲフンゲフン、ことり君……ゲフンゲフン、泣き虫先生にパス。

86イラストに騙された名無しさん:2002/02/24(日) 18:49
��スレタイトル試案(原案 ネジ助氏)

ライトノベル校第5巻〜先生!積読溜まりすぎです!
ライトノベル校第5巻〜先生!新刊Getです!!
ライトノベル校第5巻〜先生!騙されました!!
ライトノベル校第5巻〜先生!地雷でした!!

87イラストに騙された名無しさん:2002/02/24(日) 18:49
http://natto.2ch.net/test/read.cgi/magazin/997434722/454-457n

各先生の偏差値が地下雑談に。
新スレの先生紹介に使うというのはどうだろう?

88イラストに騙された名無しさん:2002/02/24(日) 18:50
>847
ネタのつもりだったんだが・・・つか、完全に俺の独断と偏見だぞ。いいのか、あれで!?

89匿名希望:2002/02/24(日) 18:50
>848
ウツダシノウになってしまう先生が��処に居るので止めてください。

ていうか、G春歌先生抜けてるし。

90スマソ:2002/02/24(日) 18:51
×>848 ○>847

91イラストに騙された名無しさん:2002/02/24(日) 18:51
あの評価そのものは「一個人の感想として」ならば妥当なものだと思うけど、
公式データとして表に出すようなものじゃあないわな。
多人数による評価ならまだ公正だが、それだとどんだけスペース食うことか。

92イラストに騙された名無しさん:2002/02/24(日) 18:51
>848
スマソ。レビューと銘打つ以上、ある程度とんがったことも書かんと体裁つかんのよ。
俺なりの公正さは貫いたつもりだが、所詮一個人の意見だ。
あんま気にせんで欲しい。いや、ホントに。
あくまで一発ネタでジョークのつもりだったのよ・・・・・・だからこっちには持ってこなかったし。

書き落とした先生(多分他にもいる)にも謝る。

93イラストに騙された名無しさん:2002/02/24(日) 18:52
ああ、そもそもレビューてのはそういうもんだから、やっぱ表に張るのはまずいと思うわ。
紹介の代わりにゃならんて。余計なもの晒して悪かった。

・・・・・・できれば誰か別の視点から書いてくれんか?俺のだけじゃ不公平だわ。・・・・嫌?そりゃそうだよな。

94847:2002/02/24(日) 18:52
スマン、考えが足りなかった。

先生紹介は作る方も大変そうだし先生紹介そのものを省略して
オススメの3冊を紹介に代えるというのはどうだろう?
各先生の持ちネタの傾向はある程度掴めると思うけど。

95覆面:2002/02/24(日) 18:53
個人的はそういうのも良いかもとおもう。
が、気にする人がいるであろうから表には極力出さないと言う前提で。
しかしほんとに教師おおいなー 漏れ抜けた方がいいかも。

96青い ��Vp8.soUc:2002/02/24(日) 18:53
私も抜けでお願いします。
はしゃいで厨房なことやってしまって反省しまくりです。
>848さん、辛口レビューありがとうございました。
心底感謝いたしております。

97一応匿名:2002/02/24(日) 18:54
・・・多いこと自体は悪くないと思うから、皆さん続投を希望します。
別にレスが被ったって良いんだし。
それにいままでの人数でも、意外と手が回らなくなるタイミングというのはあったので。

無理をつめたり、はしゃぎすぎたりしないように気をつけてさえいれば・・・
“無理してひねったネタは、自分で見ても面白くないことが多いです”
“はしゃぎすぎると、周囲が見えなくなっていることが多々あります”
                       (共に自戒・・・自分だけかもしれない・・・)
人数が多ければ各先生が無理を��してまで出てきたり、専門外の分野でフォローに困ったりする心配も減りますから。

98覆面2号:2002/02/24(日) 18:54
>857
いや、あなただけじゃないっスよー。

抜けに関しては厳密に考えることは無いでしょ。
気が向かなきゃレスする必要は別に無いし、
あるいは返答済みでも気に入ったものだけにレス返すってのもありだし(メカ重先生これやってるね)。
気楽に行きましょう。
青い先生もあまり気にしないで下さい。自分もそういう経験ありまくりですから。

99イラストに騙された名無しさん:2002/02/24(日) 18:55
すごい、覆面座談会だー(笑

( ´Д`)/ 先生達!難しく考えないで気楽に頑張って下さい!
先生の人数が多いから多種多様なレスが楽しめるんだし、
ネタスレなんだから多少は暴走気味の方が面白いです!

100イラストに騙された名無しさん:2002/02/24(日) 18:55
? ∧ ∧ ∧ ∧  / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
  Σ(゚Д゚;≡;゚д゚) < ;゚д゚)/ 先生! 職員室はここでよろしいのですか? ドキドキ
     ./ つ つ    \______________________
  〜(_⌒ヽ ドキドキ
    )ノ `Jззз

101図書室の匿名希望者:2002/02/24(日) 18:56
気楽に無理をせず先生も楽しみながらってことで、業務会議は終了かな?
私はあんまりキャラ立ってなかったんで>848さんは偏差値付けにくかったのではないでしょうか?
いろいろ参考になりました。感謝感謝。

さ、積読消化しよぅ…(ハァ、ナンサツ アルンダyo!…)

102イラストに騙された名無しさん:2002/02/24(日) 18:56
>860
                    /\          /\ 見られちゃったか…
                   |   \      . /  |帰すわけにはいかないね
                   |     \   /    |
      迷い猫 ∧       ∧       ̄ ̄      ヽ    
      だね・・・/ ヽ      ./ ヽ             /⌒ヽ  /⌒ヽ
          /   `、   /  `、-=・=-   -=・=- |  | |  |かわいそうに…
おや….∧   /  ∧.   ̄ ̄   ヽ::  \__/   .|  | |  |  ∧      ∧
    / ヽ  l:::::::::../ ヽ         \  \/   /     ̄    ヽ../ .ヽ |    / ヽ
   /   `、|::::::::::/  `、   /     >      |::: -=・=-    -=・/  `、l   /   `、ククククク…
 ./       ̄ ̄    ヽ _/ ノ  /      ..|::::::    \__./     ̄ ̄       ヽ
 l:::::::::            l / ノ  /        ヽ:::::     \/l::              :::::::l
.|:::::::::::: -=・=-   -=・=- |                         |:::●        ● :::::::::|
 |:::::::::::::   \__/   |                        .. |:    \__/   :::::::::.|
 ヽ:::::::::::::::   \/   ノ          .                ヽ     \/   ::::::::::ノ

>859 そういってもらえると励みになります。ま、それはそれとして、860君と一緒にこっちにおいで。
    大丈夫、痛くないから…

103匿名:2002/02/24(日) 18:57
  /)_/) あらかた話が片付いたみたいだし
 ※※※※ 書くことないけど参加しとくか
Z( u??u ) 関係ないけど練習場は誘導に従っただけっす

104匿名@生:2002/02/24(日) 18:57
む。座談会、間に合わんかったか。見つけるのが遅すぎた。
まァあれだ。あのスレに限ってなんも気にするこたァ無い。
ルール イズ ノールール。全部許可。やっていい。

先生スレ、ワラタとかの評価レスがしにくい形式だから反応見えなくて時々不安ではあるので
たまにこういう評価があると自分の課題が見えてきて助かるやね。がんばってこー。
新任教師さん達の参戦は古参教師陣にとって非常に有難いことなので続投、増加希望。

105イラストに騙された名無しさん:2002/02/24(日) 18:58
( ´Д`)/ 先生!>865先生の正体がマジで分かりません!
            教えて!偉い人!!

106名無しのオプ:2002/02/24(日) 18:58
( ´Д`)/ 先生じゃないけど推理します!えーと、古参教師陣ってことだから・・・・
>863にいる一人を除いて、ことら先生、さゆりん先生、メカ重先生のうちの誰かだ!
ってことで、>866君!確率は3分の1です!ファイナルアンサー?

107覆面@ヴィンケル第三式:2002/02/24(日) 18:59
( ´Д`)/ >867君!否ッ!確率は二分の一です!

108イラストに騙された名無しさん:2002/02/24(日) 18:59
( ´Д`)/ 先生!推理します!
匿名の後に「生」とあります。これは「メカ」の対義語ではないでしょうか!
そう考えれば平仮名であることに辻褄が合います!

109イラストに騙された名無しさん:2002/02/24(日) 18:59
( ´Д`)/ 先生!ここでいきなり沼底せんせぇってのはどうよ!

110匿名:2002/02/24(日) 19:00
>866-870
    ∧∧   ∧,,∧
∵‥(ロ゚(((⊂ミ゚ロ゚#ミ < この愚か者共が!!
    \⊃ ⊃ミ Y O)   なんの為の覆面か!!!
      \つ_ミ∞=ミf
          ∪ ∪

111イラストに騙された名無しさん:2002/02/24(日) 19:00
( ´Д`)/ <  先生!てか>>865の「む。」の口調でもろバレ、
           正体は・・・ぷらねた先生だ!!

112イラストに騙された名無しさん:2002/02/24(日) 19:00
\(´▽`)/ なるほど――――っ!さすがだね!>872

∵‥(ロ゚(((⊂(゚д゚ ) なんでじゃゴルァ!んなわけあるかー!

113匿名@キバヤ○?:2002/02/24(日) 19:01
>873
いや……みんな、よく考えてくれ。
まず全体の『口調』……これは、彼がぷらねた先生であることを示している。
そしてハンドルの『生』……これは、彼が……ぷらねた先生がまだ生きているという
密かな意思表明なのではないか?

生存表明をネギ校でなくライトノベル校、しかも旧校舎で行う必要性……
つまり、彼は生存を多数の人に知られたくない、ということだろう。
そんな理由は一つしかない。
そう……彼は、誰かに追われている!

ここで一つ、思い出して欲しい。
彼のハンドルネーム、『ぷらねた』……
これが『プラネタリウム』を示唆する表現であるのは一目瞭然だ。
そして、プラネタリウムから連想される言葉といえば……星星、宇宙だ。

『追われている』『宇宙』『命の危険』……
これらから導き出される結論は……

『ぷらねた先生は、宇宙人に追われている!!!!!!!!!』

クソッ……先生スレの校長すら毒牙にかけようとするなんて……!
グレイめ……!

逝くぞ!MMR……いや、せめて国際救助隊ガープスにしておくか……出動だッ!

114874:2002/02/24(日) 19:01
( ´Д`)/ 先生!日本救助隊でした!すみません!
            挙手も忘れてました!ごめんなさい!

115匿名:2002/02/24(日) 19:02
    <Yノノハ )  。 >872-874 どうしたんですこんな所で○○先生の詮索ですか?
    □■□■ /      一体どうしたんです?マズイですよこんなところ○○先生に見られたらきっと死刑ですよ?
   (./ ヽy) ̄|フ      
   ./ /=∞| ̄  
  ⊂ソ (_/⌒)
 ⊂(。Д。)/ /|~⊃<872
   ⊂~⌒し'J( ゚¬゚)⊃<874

116匿名:2002/02/24(日) 19:02
  ∧_∧
 □■□■┃ 活きがよさそうだし、
 (     ⊃  あっちの学校に連れて行ってしまうのもありかな…ボソ。

           ヒキー講師の避難所に首吊り場ができたそうです。


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