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ライトノベル校資料室(校舎裏)
65
:
第九話第六章 ��FpmyYSro
:2002/02/24(日) 18:00
彼女の反応に満足した白衣の男は、上機嫌で口早に真相を語り出した。
「第四校舎移転の際、大規模なテロがあったことは君も知っているね?
SF校から駆けつけて下さったののたん先生の記動力、<<女が丸いと思った物は全ておもちになる>>
によって校舎は事なきを得たが―――実はそれでも完全には原詞爆発の歪みを消すことはできなかった。
爆心地近くから一人の少女が意識不明の重態で発見されたのはその日の明け方だ。
すぐさまPG先生によってAA凍結の処置が施され、れーら��先生が記憶遺伝詞を抽出し人格の霧散を防止した。
私は少年型汎用メカノイド一体を用意し、仮の人格を与えた上で抽出された記憶遺伝詞を封入した。
それが482と呼ばれる生徒だ。
本来ならPG先生による治療が終わり、少女が記憶を取り戻した時点で
482君の中に封印していた記憶を少女に再移植、機体は破棄する予定だった。
だがある日、青い先生の801校転任の噂を聞いた482君の悲壮が引き金となり、
元の少女の記憶・・・ある教師との別れの記憶が流出してしまう。そして意識の一時的混乱が暴走を起こす。
幾多の教師の捕獲作戦を掻い潜り、『彼』が第一校舎に戻った時には、
少女の記憶遺伝詞は完全にメカノイドの記憶回路に同化してしまったのだ。
―――もう分かるね?そこで眠っている少女こそ本物のことり君。
そして彼女の記憶を自分のものと誤認した一体のメカノイド。
・・・それが、君だ。メカことり君。」
「う・・・ッ、嘘です!だって私はかつらをかぶって男の子の振りをしていただけで・・・」
「第一校舎にたどり着いた直後、君は倒れている」
「ッ・・・!」
「君は自分を『ことり』だと認識した直後、己が姿を見て二律背反に陥り機能停止したのだ。
今の君の記憶が概ね矛盾なく繋がっているのはさゆりん先生の魔眼による効果だよ。
無論ボディはコアを除き女性型に取り替えた。この私がね。いや��、給料日前にはキツイ出費だったよ。」
いつしかぞんざいな言葉使いに変わっていた男は、これだけは変わらぬのん気な表情でからからと笑った。
「さ、話は終わりだ。これ以上ことり君の記憶を乱すわけにはいかないんだ。
残念だが今の君には消えてもらうよ。何、もう一度482君に戻ってもらうだけだ。
・・・ここ数日の記憶を消去してね。」
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