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ライトノベル校資料室(校舎裏)
74
:
第九話第十五章 ��FpmyYSro
:2002/02/24(日) 18:06
校内の至る所で激しい戦いが繰り広げられていた。
電話ボックスの下から、消火栓のホース収納庫から、エアコンの室外機から・・・
ありとあらゆる場所から大量のメカ重が出現し、まっすぐことら達めがけて突き進んで来る。
そしてそれを教師や有志生徒達が食い止める。
幽体のめぐみが一体のメカ重に取り憑き集団ごと自爆する。
ネジ助率いる荒くれ生徒達が拳に物を言わせ、シヨが展開した地雷原に追い込んでゆく。
クランケが阿修羅タイフーンでメカ重の一団をまとめ、その直上で巨大化したツインテールが自由落下する。
乱戦を抜けて目標に追いすがるメカ重の臀部を青いの手から放たれた極太指示棒が急襲する。
その中を、ことらとことりは一直線に駆け抜けた。
び、び、び、と。通り過ぎざま、視界の端々で親指が立てられる。
言葉を交わす必要は、無かった。
校門を抜けてライトノベル板を駆け下りる。下へ、下へと。
あと少しで、目的のスレッドが見えてくるはずだ。
あと少し、あと少し・・・
と、前方に二つの小さな影が見えた。それぞれうつぶせに寝そべっているらしい。
��の瞬間、ことらの顔が硬直した。
数百メートルの向こうから2つの銃口が真っ直ぐこちらを狙っている。
長大なワードライフルを、しがみつく様にして構えたれーら��と―――
何かの冗談の様に巨大な対戦車ライフルを構えたさゆりだった。
「そんなっ!さゆりん先生!?」
信じられない物を見たかの様に、ことりの顔が絶望にゆがむ。
だがことらは逆に冷静だった。走りながら自虐的に俯き、呟く。
「・・・そうか、やはりヌシは、許してはくれぬか・・・ふ、当然であるな。」
「え?」
「ことり君、私の背に隠れて走るのだ。弾は私が止める。」
「え?何、何を言ってるんです?そんなの無理ですっ!」
「あの二人の射撃は『当たる』。ならば止めるしかあるまいっ!」
「だからってことら先生が楯になるなんて!私の方が頑丈なはずです!私が前に!」
「馬鹿者!言い争っている暇は無い!既に射程圏内!いつ撃たれても」
ズッバンッ!!!
ことらの右頬と、ことりの左頬を、2つの衝撃波が同時にぶっ叩いた。
数瞬遅れてターン、ターン、ターン・・・と銃声が木霊する。
え?と、2人が振り向いたその背後には
天を衝く程巨大なメカ重が2体。腹部に風穴を開けてゆっくりと身体をくの字に折っていた。
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