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ライトノベル校資料室(校舎裏)
69
:
第九話第十章 ��FpmyYSro
:2002/02/24(日) 18:02
「ことら先生、私は『やりにくい』とは言いましたが、舞台を下りるとは言ってませんよ。
この件に関しては、私は悪役に徹する覚悟でいます。
実際、このままではことり君が危険なんです。メカことり君の記憶は消さねばなりません。」
「な、なんとっ!?ナマ重殿!記憶操作の危険は分かってはおるが、
それはナマ重殿がご自身でいつもやっておられるではないかてるみわい!」
激昂することらを見るナマ重の目はどこか悲しい。
「メカ重先生・・・私とことり君とは違うのです。
基本設定で自身を「主人の記憶を持つロボット」として定義しているメカ重は
授業終了後その日の行動データのみを私に送信し、一旦メモリを全消去後再度私の記憶をコピーして��の授業に臨みます。
言ってみれば授業毎に死と誕生を繰り返しているのです。
だから自己について追求しはじめる個体があったとしても、その思考ごと消去され、更新される。
そしてオリジナルの私は連続した意識を持っているからこそ、メカ重と自分を混同せず私のままで居られるのです。
しかしことり君は違う。AA梵滅の危機にすらあった彼女は自分で記憶を保持出来ない。
保全処置として記憶遺伝詞をまるごと抽出された彼女の頭は、メカノイドからそれが返還されるまで空白の状態なのです。
予測不能の事態によりメカノイドはメカことり君になりましたが、それでも彼女が自分の正体に気づきさえしなければ、
そのまま記憶をことり君に移植するだけでよかった。
だが彼女は知ってしまった。
自分がオリジナルの記憶を横取りして本人に成り代わっていた機械人形であることを。
そしてその記憶がそのままからっぽのことり君に移植されたら・・・どうなると思います?
そう、メカことり君としての記憶と意識が、ことり君を乗っ取ることになるんです。
つまり―――それはオリジナルことり君の事実上の『死』に他ならない。
教師として、生徒の死を容認するわけにはいきません。絶対に。
残念ですが・・・メカことり君には消えて頂きます。」
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