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ライトノベル校資料室(校舎裏)
78
:
第九話第十八章 ��FpmyYSro
:2002/02/24(日) 18:14
<<チェック・メイトです。>>
メカ重の腕の先が展開し、極細のプラグが現れた。
それの先端がひたり、とことりに向けられる。
「もう・・・やめて下さい。」
ことりが、俯いたまま静かに呟いた。
<<?おいおい。君も往生際の悪いことを言わないでくれ。
一度は覚悟を決めただろう?それとも数ヶ月後には確実に尽きる意識が惜しいかい?」
プラグは止まらず、イイイイイ・・・と小さなモーター音を響かせことりの頭部に近づいている。
それでもことりは言った。
「もう、命を弄ぶのは、やめにして下さい!!」
きっと顔を上げ、メカ重の目の、その向こうにいるナマ重をにらみつける。
「私、ここまで辿りつくまでに、沢山のメカ重先生が壊されるのを見ました。
もちろん、助けて下さった先生方にはすごく感謝しています。
でも、メカ重先生達も私も、ちゃんと生きているんです。人を愛する心があるんです!
ことりさんの記憶だけど、私達、ずっとメカ重先生の授業を受けてきました。
いろんな事を教わり、また一緒に考えました。
だから私だけじゃない、生徒全員、これだけは自信を持って言えます。
メカ重先生は、血の通った人間だと。
決して使い捨てられていい消耗品じゃないと!
私は消えてもいいんです。それがことりさんのためでもあるから。
その代わり、こんな哀しいことは、もうやめて下さい・・・!
そこにある『命』を弄ぶのは・・・。
お願いします。お願い、します。お願い・・・」
そして。
イイイイイイ・・・ン。
――――――。
時がとまったかの様に、メカ重が、停止した。
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