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ライトノベル校資料室(校舎裏)
64
:
第九話第五章 ��FpmyYSro
:2002/02/24(日) 18:00
「いや��、たまには私から質問するのもいいものですね。もっと訊いていいですか?」
混乱することりは子��のように泣くことも叶わず、ただかぶりを降り続けている
「君の手は摩擦で焼け焦げ、ガラスが刺さっていますが、痛くはないのですか?」
―――わからない。痛いのかもしれない。
「君はこの複雑な地下回廊で真っ直ぐ保健室を目指したどり着きました。何故迷わなかったのです?」
―――わからない。そんなこと、知らない。
「・・・ふむ、。よほどショックが大きかった様ですね。よろしい。質問を変えましょう。」
大した反応が無いことに失望したか、男はひょいと肩をすくめた後、厳かにのたまった。
「君の心��は、どこにある?」
―――心��?それなら分かる。そう、誰よりもよく知ってる。
あの人がその位置を教えてくれた、私の真ん中。
物陰からあの人を見る度に、ここだ、ここだと身体の内から私を叩く。
ここに手を当ててあの背中を想い描けばほら、今も・・・今も・・・・・・
―――今も―――。
糸が切れた様に膝を着いたことりに、男の平然とした言葉が追い討ちをかける。
「そう、君の身体に心��は『無い』。無論それに相当する機関は装備しているがね。
それでも『人間』のように鼓動を刻んだりはしない。
・・・自分が何者なのか、気が付いたかね?ことり君。・・・いや、『メカことり』君。」
涙は、やはり出てはくれなかった。
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