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【ネタのメモ帳】文章置き場
1
:
名無しさん
:2010/09/16(木) 21:55:21
思いついたネタや文章を保管しておく場所です
ここからネタを拾って本編に生かすのも大アリ
2
:
名無しさん
:2010/09/16(木) 21:55:57
せっかくかいたからっとっとこ
「NEWDIVIDEはどんなカードを持っているのか?
手札がわからないいじょうは大人しく従っているほかないのかも知れないが…。
腑に落ちないこともある。…俺たちは事故で死んだのか。それとも殺されたのか。
もし殺されたのだとしたら殺した相手を生かしておくべきなのか?」
廃ビルの屋上には猫の缶詰があちこちに置いてあり何匹かの猫がむぐむぐと赤茶色の肉の塊を食べている。
「……」
新聞紙から目を離して猫たちを見るヴァン。
彼は何気ない風景にヒントが隠されてはいないものだろうかと常々思っていた。
3
:
名無しさん
:2010/09/16(木) 21:57:11
30 :黎土羅武 ◇qaFFsscyZY:2010/09/03(金) 19:06:44 0
ある昼下がり、緑のブレザーを着た少年が坂道をスキップしながら下っている。
彼の名は黎土羅武。女性のような容姿に低身長なのを除けば普通のぶどうが浜高校の普通科2年次。
降りたところには古いプラモショップが建っていて彼はそのまま足を運んだ。
中には整然と棚に収められたプラモの数々。奥のレジでは老店主がにこやかな表情で
客を招き入れた。
「久しぶりだね羅武坊ちゃん。今日は何を買っていてくれるのかな」
「後ろの棚のを頼みます。…そうHGのザザビーの斜め横…M107の真下です。そのB-29が欲しくて」
「――何で包みましょうか」
「一番濃い赤の包み紙で。シールはタカラトミーでお願いします」
指示通りの品を取ると馴れた手つきで素早く包みこんで、すでに精算も終えていた。
年老いても現職というわけだ。
「5078円になります」
財布から無造作に札をひねり出すと直接手渡した…20万分の福沢諭吉を。
無言で受け取った店長はそれをレジに入れずデスクの裏ポケットに放り込んだ。
「また来てね」
「ええ、もう少し景気が良くなりましたら」
軽く会釈すると足早に店を去った。
***********************************
包み紙の裏にはいつもどおりメモの切れ端が挟まれている。
“頼まれていたHPM(High-Power Microwave) bombだ。約束通りのモノを部下たちに作らせるのは大変で、
何年か振りに徹夜したと散々愚痴られた。
使用法は簡潔。設置箇所から(特殊な電波がなければ)半径2キロ以内でリモコンのボタンを押すだけで
100フィート内の電子機器はオシャカになってしまう。
使用目的は?とか野暮なコトは聞かんが気をつけておいてくれよ。
最近やたら『オレンジのニオイ』がしてなあ…特に坊ちゃんのことを考えてる時にだよ。
ワシは坊ちゃんよりかは『かがやき』が弱いが、予感はいつも確かで明瞭だ。
まあ、落ち着いてやんな”
「いわれなくとも」
今日は空気が乾いていて安いマッチでもよく燃えた。あっというまに紙切れは燃え尽きた。
(ボブさん、九頭さん…僕がんばります)
希望を胸にいだき、固く手を握りしめた。
「さて昼はドルドですまそうかな」
【覚えていますか?レドラムのあの子です。新キャラとはいきませんがちょいキャラに
おじいさんを。関係上「ハローラン」の位置でしょうか】
【ドルドに向かう途中ということで】
4
:
名無しさん
:2010/09/16(木) 21:57:44
31 :『NEWDIVIDE』 ◇qaFFsscyZY:2010/09/03(金) 19:09:06 0
【本体】
名前:本郷圭八
性別:男
年齢:88歳
身長/体重:179cm/75㎏
容姿の特徴:顔はシワだらけで丸禿頭に巨人のキャップをかぶり、服装はスウェット。ヨボヨボガリ。
人物概要:
小さなプラモ屋を経営する老人。温厚で人付き合いがいい。
正体は朝鮮戦争時代から活躍する武器商人で、数々の戦場を渡り歩き、存在そのものが
戦局を左右させると言わしめられた。しかし年齢的に限界を感じ、湾岸戦争を機に引退。
しかし今もなおその影響力は計り知れない。
【スタンド】
名前:オレンジジュース
タイプ/近距離パワー型:オレンジの皮のようなイメージの人形スタンド
能力詳細:
本体に神通力を与える。
熟練の兵士でもたじろぐ圧倒的なプレッシャーを放つことも。
「シャイニング」と同系統のスタンド(しかしシャイニングは不定形型のスタンド)
らしいが、黎土に比べれば弱いようだ。
圭八が太平洋戦争の頃、敵兵から頭部をかすめた銃弾の影響で覚醒。
破壊力-B スピード-B 射程距離-C(4m)
持続力-E 精密動作性-B 成長性-E
5
:
名無しさん
:2010/09/16(木) 21:58:27
32 :『NEWDIVIDE』 ◇qaFFsscyZY:2010/09/03(金) 19:10:34 0
北条の地の遥か深く、それは静かにに脈動を続けていた。
悪魔は血肉を吸い、みずからの体液に変え、ゆっくりと復活の時を待ち構えていた。
その更に奥、まどろみの中に佇む影――白くやせ細った少年は空中に映写さている
ディスプレイを眺めていた。
それはマイソンの手を引く灰島の姿がありありと展開している。
「マイソン様お疲れ様でした―さて次の方は…」
その背後には我等が母星、青く輝く美しき地球が浮かび上がっていた。
【本体】
名前:“地球”の少年
性別:男
年齢:当時10代
身長/体重:140cm/30㎏
容姿の特徴:白人の少年…の体を借りている。
人物概要:
生まれてまもなく先天性の失調で五感を喪失してしまうが、直後にスタンドに開花。
スタンドより歩行や会話など日常生活に必要な能力を修得するが、やはり持病のせいで身体能力は低い。
「ワースト」ではなく、今回は管理・進行役を務める。
【スタンド】
名前:ワールド・ワイド
タイプ/特徴:一体化型/青く美しい地球の立体映像が頭上に映しだされる。直径1ミクロン〜等身大。
能力詳細:
地球上で起こった、起こっているあらゆる事象を把握・記録することができる。
(つまり本体はがリアルタイムに更新されるアカシックレコードになる)
また記録を映像として空中に映しだしたり他人の脳内で再生させる事も可。
アルカナ/21THE WORLD
破壊力-なし スピード-なし 射程距離-なし
持続力-≒∞ 精密動作性-A 成長性-≒∞
【人間スパコンのキャラ使ってみたいなと思って考案してみました実はボブより先に思いついたキャラです】
【ミカエル君と能力が被っている?まっさか〜】
6
:
名無しさん
:2010/09/16(木) 21:59:23
ユニバースって言うよりもマルチバースな宇宙。
宇宙っていっぱいあるってことなんだけど、この宇宙の中にいる人には外の宇宙は見ることができないそうだ。
もう科学と言うよりも哲学的なお話で、つまりはぜんぜんわからないお話。
>「さて昼はドルドですまそうかな」
と少年が言っていたのを、佐藤ひとみとドルドプラチナで待ち合わせを予定していた神条はすれ違いざまに聞いていたのだが
「そうなんですか?これからボクもドルドプラチナに行くんですよー奇遇ですねー」とか赤の他人に話を出来たりするような
気さくな少年ではなかった。ここでは重なることもなく平行線で終わる運命の軸。
【>30-32発展させることができないかなって思って練習のつもりで書いてみたんですけど外にベクトルが向いていないというか
ベクトルが全部内側に向いていて返しようがないかなーって思います。よく言うひとりよがりな感じな印象をうけます】
7
:
名無しさん
:2010/09/16(木) 22:00:05
キャミワンピの裾からショートパンツがちらちらしていてサンダルがかつかつと音をたてる。
友達と北条市のお祭りに来ていた生天目有葵(なばためゆあ)は友達と別れたあと人が溢れている神社の周りを一人歩いていた。
落ちかけている夕陽が空を真っ赤な血の色に染めて水平線にぽつぽつと浮かんでいる桃色の雲が千切れた臓物を想起させる。
これはあの日と同じ風景だ。
周りには、これだけ沢山の人がいるのにみんな知らない顔。目に映ったすべての顔はただ亡霊のように通り過ぎてゆくだけ。
「…わたし…この雰囲気好き…」
8
:
生天目
◆gX9qkq7FNo
:2010/09/19(日) 16:13:31
黒い巨躯の赤子の問いによって流れた沈黙は赤い唇によって破られる。
>「人もモノも自らに付いた傷を払い落とすことは出来ない……
>すなわちガラスの水面に巣食う細いクモの巣……」
「大あたり〜」
影貫の頭上の巨大コップが音をたて砕け散ると
「あぇ〜まあ〜う〜あ〜〜」
などとボブもどきは意味不明の声をあげ影貫の部屋から去る。
「…なんなんだよ…あいつは…」
ことの成り行きを部屋に置いてある魔術書の隙間から見ていたヴァンだったが、
この部屋に来ると数ヶ月前に盗み聞きした嫌なことが思い出してしまう。
「材料って何なんだよ。もとから胡散臭い話だったんだ。
俺たちワーストのディスクが最初っから22枚手元にあったんなら
何で生贄にそれを使わなかったのかとかはこっちだって疑問に思っていたんだ。
汚れた俺たちのディスクじゃダメってことや、NEWDIVIDEの優しさってことも考えてみたんだが
とどのつまりは俺たちは人柱扱いされているってことだよな?
はぁ?ディバイドめ。思う壺に壷ごとはめるつもりだろうがそうはいかねーぜ。
どんな道にでも裏道や抜け道ってもんがあるもなんだぜー」
思い出して魔術書の中で切歯扼腕しているヴァン。
彼がワースト仲間の裏切り行為に目をつむっているのもうなずける。
とりあえずスタンド使いとしては弱いほうのヴァンは大人しく道を歩いているしかないだけだったのだが
歩いている道に何か救いのヒントや啓示のようなきっかけがないものだろうかといつも考えている。
ワーストにも救いが必要なのだ。
廊下に出て去っていったボブもどきの音らしきものがしない。
静か過ぎる。ちょっとした異変。
ヴァンは気になって自分を救う手がかりにでもなるものではないのかと
彼を探してみた。するとボブもどきは廊下の奥の薄暗い闇の中で丸くなり石になっていた。
「……なんでだよ…」
ボブもどきはスタンドエネルギーが少なくなったために肉体を肉のままに維持できなくなったらしい。
「こいつは…。やはり悪魔の手のひらと関係しているってことなのかい…」
【ボブもどきは眠るとまた元に戻ります】
9
:
生天目
◆gX9qkq7FNo
:2010/09/20(月) 17:01:54
豆電球や赤と白の垂れ幕で装飾されたトラックの荷台に子供たちが沢山乗っていて
太鼓をトントン叩きながら「えいやー」とか掛け声をあげながらそれはゆっくりと大通りを近づいて来る。
辺りには夜の帳が来つつあって歩道橋の欄干に乗せた腕に顎を乗せた生天目はただボーっとパレードを見ていた。
まったりとしている時間が流れているのを感じて不思議と心地よい。
生天目はお祭りを見ていると人が光っているように思えた。闇に光る星みたいに思えた。
〜〜〜〜〜♪
突然、携帯が鳴り生天目母から電話が来る。有葵のことを心配しているのだった。
欄干に腰をかけて足をぶらぶらさせているステレオポニーが友達の声真似をして
お友達のお家にいることに偽装する。ステレオポニーがいるから大丈夫とか母親にでも言えない。
「…北条市の一部の地域って石ころみたいのを御神体にしているんだよね?なんで石ころなんだろ?」
生天目は唐突にステレオポニーに聞いてみた。
「愚問だね、俺が逆に聞きたいね。しいて言えば人がすごいなって思うものはみんな神様なんじゃないの?
ま、石ころなんてそんなもんになんで人が畏怖するのかはわかんないけど」
ステレオポニーは本体である生天目に乱暴に言葉を返した。
「あ!今日はお祭りだからあの場所へ行ってみよ!」
少女は歩道橋を駆け下りて神社へ走ってゆく。
お祭りの日は神社の扉が開いているから、お参りをすると中に供わっている古ぼけた石が蝋燭の明かりに照らされて見える。
でも生天目はそれがただの普通の石だと知っていた。祖母が本当のお願い事はあの石にしなくちゃね。って言っていたから。
生天目とステレオポニーは神社の裏道をテケテケ登って巨大な岩に辿り着く。
石は仄かに光っているようにも見えた。
「あれ?なんか去年とちがう…」
【生天目が見ているのは混沌のエネルギーを秘めた隕石(悪魔の手のひら?)の巨大な欠片です。
生贄に呼応して光っている?そんな感じです。悪魔の手のひらは他にありまーす。かも。
隕石は精神世界への入り口?力を与えてくれる場所?まー考えていることは適当かも。
落書きみたいな伏線だけをまともに受け取られて名無しさんに指摘されるのも困りものなので弁解しておきますねw
でもこれを見てくれているのって佐藤さんくらいなので安心かも。
まったり金魚すくいでもしようかなーって思ってたらまたこんなんなっちゃたよー…】
10
:
佐藤
◆tGLUbl280s
:2010/09/23(木) 16:02:51
【あらすじ】
N県北条町。
特に目立った産業もなく、海に面した物静かな中都市だが一般には余り知られていない特徴がある。
一つはスタンド使い…と呼ばれる異能力者の出現率が異様に高い事。
もう一つは十年周期で未解決の失踪、行方不明事件が多発することであった。
――この失踪事件を起こしていた者こそ、九頭龍一。
九頭は古来より封じられてきた邪悪なスタンド使いの魂…『魔』なるものを封じるエネルギー確保のために
十年ごとにスタンド使いを狩り集めていたのだった。
――九頭の死から数ヵ月後…
辛くも九頭に勝利した北条市の面々は謎のスタンド使いから攻撃を受ける。
捕らえた敵スタンド使いへの尋問により以下の情報を得た佐藤たち。
・北条市には【悪魔の手のひら】なる異能の源が発現する条件が整っており
その完成を目論む謎の集団が【悪魔の手のひら】完成の為の生贄としてスタンド使いを襲っている。
・首謀者はNEWDIVIDEと名乗る謎の骨男。
スタンドなのか生物なのかすら分からないこの男は、前回の『ゲーム』で九頭と共に暗躍していた
ボブ・バンソンの成れの果て。ゲームで命を落としたボブの肋骨から生まれた新生物らしい。
・ボブ…もといNEWDIVIDEはスタンドと記憶をディスク化する能力を持っており
以前ディスク化したシンシン刑務所の超長期服役囚…通称『ワースト』と呼ばれる22人のスタンド使いに
肉体を与え、生贄収集要員として街に放った。
守りたいものやら好奇心やら克己心やら…それぞれの思いに縛られた北条市のスタンド使い一同は
否応無く【悪魔の手のひら】争奪戦に巻き込まれていくのだった。
※【悪魔の手のひら】の正体はまだ確定していません。言ったもん勝ち、伏線を重ねた者勝ちになるかとw
11
:
佐藤
◆tGLUbl280s
:2010/09/23(木) 16:08:20
【参加希望者の方へ】
★一般スタンド使い希望の方
ワーストは北条市のスタンド使いを無作為に狙っています。
元々殺人狂の多いワースト達、欲望のままに殺人を犯すこともあるでしょう。
街をぶらつくだけで殺人事件に遭遇したりワーストに狙われたり、巻き込まれる理由には事欠きません。
取り合えず導入だけ書いていただければ誰かが敵をけし掛けてくれるでしょうw
自分で敵を用意して戦う導入もOK!
★敵スタンド使い(ワースト)希望の方
未登場のワーストは↓参照
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/internet/9925/1283583602/
ワースト達は肉体の提供にあたりNEWDIVIDEと契約を結んでいます。
・【悪魔の手のひら】完成の暁にはその恩恵を共に受けられる
・肉体の使用は期限付き。
一定期間経過までに22枚のイケニエディスクを集められなければ肉体を奪われディスクに戻ります
(期間は未定w1〜2ヶ月にするかと)
契約とは別にワーストはNDに一部記憶を操作されています。
と言っても『北条市が大好きで何となく街の外に出る気にならない』程度の軽い縛りです。
(北条市に舞台を限定する為の苦肉の策、中の人事情ですw)
★ワースト以外の敵役…黒幕、無所属スタンド使いなども大歓迎!
12
:
生天目
◆gX9qkq7FNo
:2010/09/24(金) 00:08:37
ハリエンジュの花が濃灰色に濡れたアスファルトを黄色に染め、
昨日から降りやまない雨音が市立図書館の窓ガラスを叩き続けている。
「すみませーん」
暗い雨雲を掃ってしまいそうな快活な女の声。
それと同時に受付のテーブルの上に置かれる数冊の本。
「私、この図書館の利用は始めてなの。やっぱり図書カードとか作らなきゃダメなんでしょ?
すごいもんよねー。流石に市立の図書館よねー。当たり前のように欲しい本がそろってるんだもの。
あは。原稿って手じゃなくて足で書くものだって編集長が言ってたんだけどホント。
古い資料も足を使えば見つかるものなんだねー」
若い女はそっぽを見ながら佐藤に話しかけている。
黒ブチメガネに斬新な感じのショートカットの髪型で、耳たぶにはピアスが光っている。
「ひ!!」
突然、黒ブチメガネの女、有沢由香子が悲鳴をあげる。
「…うそ…鈴木幸子?…あなた…鈴木幸子じゃないわよね?」
司書である佐藤ひとみの顔をまじまじと見つめ、ひきつった顔を見せる有沢由香子。
「…鈴木幸子は会社の上司の武田にストーカーされて自殺したはずなのに…」
有沢は驚きのあまりに心の声を肉声として外に出してしまっていた。
13
:
佐藤ひとみ
◆tGLUbl280s
:2010/09/26(日) 15:46:53
外は雨。
昨日から降り止まない雨が街全体を水のベールに包み込んでいる。
雨はどこから降るのか。決まっている。空の上から。
地上から立ち上った水蒸気が冷やされて雲になり、成長した雲は雨に姿を変えて地上に戻される。
降る雨の元の姿は川か、海か、水溜りか。
水は何のために空に昇るのか。どうせ地上に戻るのなら同じ事の繰り返しなのに。
水に感情があったらこの無限の営みを虚しいと思うのだろうか。
馬鹿馬鹿しい。『虚しい』なんてそもそもが無意味な感覚。水に思いを重ねるのも感情を持つ側の勝手な思い入れ。
当の水は何も感じることなくただ流れ、たゆたい、ある時は固まり、ある時は立ち上り、ある時は地上に叩きつけられる。
"思い"を持たぬ物の営みの何と静かなことか。
北条市立図書館――平日、しかも雨となれば利用者は少ない。
佐藤ひとみは窓から見える駐車場のミモザが満開の黄色い房を雨に散らす様をぼんやりと眺めていた。
>「すみませーん」
元気の良い呼びかけにひとみはふと我に返る。
カウンターの上には重ねられた数冊の本。
ショートカットに黒フレームのメガネを合わせたモード系ファッションの女がひとみに話しかけていた。
「新規利用の方ですね。免許証等、ご身分を証明出来る物はお持ちでしょうか?」
顔に仕事用の笑顔を貼り付け事務的な返答を返すひとみ。
>「ひ!!」
しかし女は質問に答えることなく、小さな悲鳴を上げた。
>「…うそ…鈴木幸子?…あなた…鈴木幸子じゃないわよね?」
>「…鈴木幸子は会社の上司の武田にストーカーされて自殺したはずなのに…」
目を見開き、ひとみの顔を差す指を細かく震わせて訳の分からないことを呟く女。
(はあ?何言ってるの?この女?)
どうせ人違いだろうが、ストーカーで自殺なんて縁起でもない…。
ひとみはチラと田所のことを思い出し反射的に嫌な汗をかいた。
「人違いじゃないですか?私は鈴木幸子さん…という方を存じませんが?」
嫌悪感を愛想笑いの下に隠し、ひとみは女に問いかける。
事務的な口調は無意識に固さを増していた。
14
:
よね
◆0jgpnDC/HQ
:2010/09/26(日) 19:38:15
御前等がよね達と接触していた頃、北条市立病院にて。
薄暗い部屋でペンの走る音だけが辺りを占領している。
一部を除いては平和な北条市、病室に4つ配置されたベッドの内3つが空きである。
『ふう…こんなところかな』
綾和は手にしていたペンを置く。
何枚も重ねられた原稿用紙を順番にまとめる。
一枚目、タイトルは《深層心理とその影響》。
米綾和は十年前、九頭によってアブダクトされるまで北条市にある大学で心理学について教えていた。
その時にちょうど書きかけだった原稿を見つけたので、再び筆を執ったのだ。
そこには少なからず自身のスタンド能力の経験も生かされていた。
スタンドと精神、心理学と精神。いずれも関連性はあった。
(今、私のようなスタンドと呼ばれる能力を持つものは肉体の世界を超え、精神の世界に踏み込んでいる…
では、更にその先の世界…すなわち深層心理の世界に踏み込んだなら…スタンドはどう変化してしまうのだろうか)
綾和は自身の中で終わらない探求を繰り返していた。
(いずれにせよ、私にはもはやスタンド能力と呼べるほどの能力は残っていない…)
ほうっと大きな溜め息をつくと、ペンを手に取りそれを指の上でクルリと回してみた。
ペンが美しい円を描き再び手の中に戻る。
そうした刹那に米綾和はふと思い出すのだ。
九頭龍一の手駒として生きていた、生かされていた時の事を。
自身の能力が真に目覚めた時の事を。そしてその能力で自身の息子さえも九頭の操り人形にした事も。
なにも忘れたわけではない。思い出せぬわけでもない。
ただ、あのスタンドの感覚が、まるでもう一人の凶悪な自分が存在するかのような感覚がやけに恐ろしく感じられるのだ。
もしかするとあの時、"精神世界のそのまた向こう側"へと踏み込みかけていたのかもしれない。
そんな事を考えながら綾和は読みかけのSF小説を手にとって読み始めたのだった。
15
:
生天目
◆gX9qkq7FNo
:2010/09/28(火) 16:33:46
室内の蛍光灯で照らされた有沢由香子の驚きの顔はその表情とは正反対に酷く薄っぺらな印象を与える。
>「人違いじゃないですか?私は鈴木幸子さん…という方を存じませんが?」
「うそ?存じない?存じないの?そうね。存じないわよね…。よく見たら貴女は鈴木幸子じゃないもの。
鈴木幸子はもっと気弱で大人しい感じだったし…。ほんと、人騒がせな顔ね…」
有沢はズレたメガネを人差し指で元の位置に戻して
「あ…でもこれで繋がるわ。ちょっとした怪談みたいなものなんだけど」
そう言いながら佐藤ひとみに免許証を見せる。
「でも貴女がオバケの正体だったとしたら怪談は怪談でなくなっちゃうのよね。
まぁ単刀直入にはなしたら鈴木ちゃんをストーカーして自殺に追い込んだ武田が鈴木ちゃんの幽霊を見て
気が狂って自殺しちゃったって話なんだけど…。聞きたい?っていうか大まかに話しちゃったわ」
有沢は小鼻をふくらませて、まだ語り足りないかの様に佐藤を見つめていたが
我慢できなかったらしく勝手に話し始めた。
「鈴木ちゃんは本当に可哀相だったのよ。この不況の中、やっと好きな出版のお仕事に就けたっていうのに
武田にセクハラされて、言うこと聞かなかったらパワハラされて、会社を辞めてもストーカーされちゃって…。
どこの世界にでもいるじゃない?仕事はできるけど性格が悪いやつ。武田ってそんな男だったの。
武田って男は図太くって鈴木ちゃんが死んだあとも会社に来たわ。鈴木ちゃんと武田の関係を知らない社員はいなかったのに。
いけしゃあしゃあとした顔をしながらね。だから私は考えたの。
この女の敵を仕事でやっつけてやるって。そしたらある日、真向かいのドルド・プラチナって喫茶店から私たちの会社を
恨めしそうに見ている鈴木幸子がいるって噂が流れて武田は気が狂って死んじゃった。
結局はその鈴木幸子の霊って貴女だったかも知れないって話なのよ。貴女…ドルド・プラチナによく行かない…?」
雨がさらに強くなり窓を叩きつける。本当に武田は佐藤を鈴木の霊と見間違えて自殺したのだろうか。
窓ガラスには佐藤と有沢が映りこんで外の風景と室内が重なって見え二人はまるで土砂降りのなかに立つ亡霊のように窓に映った。
16
:
佐藤ひとみ
◆tGLUbl280s
:2010/10/03(日) 21:04:37
雨は降り続いている。
湿気に満ちた空気が窓ガラスに触れて結露し、広い窓の所々を白く濁らせていた。
ショートカットの女は暫しひとみの顔をしげしげと眺めていたが、
ひとつ小さな吐息を漏らすと、沈黙の間を取り戻すかの如き勢いで喋り始めた。
>「うそ?存じない?存じないの?そうね。存じないわよね…。よく見たら貴女は鈴木幸子じゃないもの。
>鈴木幸子はもっと気弱で大人しい感じだったし…。ほんと、人騒がせな顔ね…」
>「あ…でもこれで繋がるわ。ちょっとした怪談みたいなものなんだけど」
佐藤ひとみは女から免許証を受け取り、無言でPCに向かう。
この口さがない女――有沢由香子の名前をキーで叩きながら、耳だけで彼女の話を聞いていた。
有沢はひとみの対応などお構いなしでリズミカルに言葉を吐き出し続けている。
彼女曰くの――"ちょっとした怪談話"――を。
――パワハラ、セクハラの挙句部下の女を自殺に追い込んだ男が、女の霊に取り憑かれて死んだ――
概要はベタな幽霊の復讐譚。
特筆すべきは、死んだ女がひとみによく似ていて、
しかも男の見た『幽霊』が、佐藤ひとみ自身だったのではないか…という疑惑だ。
幽霊なんてものは不幸で貧乏臭そうな顔と相場が決まっている。そんなモノに間違われるなんて不愉快もいい所だ。
それを本人目の前にズケズケと話す無遠慮な態度も気に触る。
いつしかひとみの顔から愛想笑いが消えていた。…が、それは不愉快さの為だけではなかった。
……思い当たるフシが全く無い訳ではない。
九頭の"ゲーム終了"から二週間くらい経った頃だろうか。
カフェ・ドルトプラチナに通い詰めている時期があった。―――正に最悪の時期だった。
あの頃ひとみは、頭痛、不眠、眩暈、吐き気等、不定愁訴の症状に悩まされていた。
不定愁訴の主要原因はストレスだが、自分至上主義のひとみは、そもそもストレスを溜めるほど何かを我慢することがない。
考えられる原因といえば精神世界で右目に負った傷くらいだった。(と言っても自身でつけた傷だが)
佐藤ひとみたる者が合コンに行く気にもならず、毎日職場と住まいの往復。
軽く時間を潰そうと思っても、ひとみには用も無いのに呼び出せる程度の友人というものがいなかった。
することの無いひとみは連日ドルト・プラチナの窓際の席を陣取って閉店間際まで時間を潰していた。
あの時の自分なら、あるいは幽霊のように見えたかも知れない―――
知らない男…それも最低レベルの下衆男がどこで死のうと生きようと知ったことではなかったが、
女の話に触発されて、当時の暗鬱たる気分が蘇ってくる。
激しさを増した雨音が図書館内に響き渡る。
曇った窓ガラスの水滴が、なめくじの這うようなスピードで筋をつけながら落ちていく。
17
:
米綾和
◆0jgpnDC/HQ
:2010/10/10(日) 00:20:22
――13年前、私が九頭龍一によって留流家に取り込まれる少し前のこと
その当時、私は現役の大学講師だった。
教えていたのは心理学。といってもやはりそんな学問を専攻する学生は少なく…
『…と、これがかの有名なパブロフの犬の話というわけです』
私自身も少々マンネリしていたのも事実だった。
毎日、当たり前の事を生徒に教え、当たり前の事を考え、当たり前の答えを導き出していく。
こうして人は単調なリズムを刻み、怠惰しつつもその安定した生活に甘えて一生を終える、
そんな事を考えて一人で苦悩していたこともハッキリと覚えている。
例え、あれから13年が経っていても――
だが、そんな私にある日突然、転機が訪れた。
とある学生が講義後、個人的に会いたいと申し出てきたのだ。
その日の夕刻、私の人生の中で"私"という存在が生まれた事の次に不思議な経験をした。
その学生曰く、この北条市にはある特別な、土地としての素質があるらしい。少し前に流行ったパワースポットの様なものだろうか。
何故その学生がそんな事を知っていたのか。当時の私にも、ましてあれから13年も経ったというのに現在の私にもまるで見当がつかない。
そしてその数週間後…奇しくも私はスタンド能力を得てしまう。
果たしてそれが"特別な土地としての素質"によるものなのか、他の何らかの起因によるものなのかは定かではない。
ただ、今になって"恐らくそうだろう"と言える事が一つだけある。
あの時、そんな学生は実在していなかった。
18
:
生天目
◆gX9qkq7FNo
:2010/10/10(日) 15:18:09
――数日後――
ドルド・プラチナの真向かいのオフィスビルにて有沢由香子は編集の仕事に追われていた。
彼女は数日前に佐藤ひとみに出会ったことも忘れて企画会議にむけての資料を製作している。
実際には武田という男が鈴木幸子の霊を見たと勘違いして発狂し、自殺してくれたおかげで
有沢がベルトコンベア式に武田のポジションにつくことが出来たということらしいが、
この話にはちょっとした裏があった。
有沢由香子が鈴木幸子自殺の噂の真相を広めていたという事実と枕で有沢が武田の地位を奪ったという事実。
武田は有沢に負けたという敗北感と鈴木を自殺に追い込んだという罪悪感から自らの命を絶ったのだ。
ガシャコン。ため息と一緒にホチキスの音が止まる。
有沢は気分転換にドルド・プラチナ通りに視線をうつし、もう一度大きなため息をついた。
「はぁ…。…なんか虚しくなってきちゃった…」
陽射しが通行人と溶け合い馴染んでいる。いつも通りに広がる風景にさえ有沢は閉塞感を強めた。
ドルド・プラチナの店内では代休をとっていた佐藤ひとみがボーっと虚ろな目で窓の外を見つめている。
視線をオフィスビルの3階に移せば顔面を蒼白にして佐藤を指差す有沢の姿が窺えることだろう。
有沢由香子は絶叫していた。ガラス越しにも聞こえてくる。物凄い悲鳴だった。
数分後、救急車で運ばれていく有沢由香子。
担架の上から有沢はその震える人差し指でドルド・プラチナを指し示している。
「…た…武田…」
正確には佐藤ひとみの背後に立っている武田という男の姿を。
19
:
佐藤ひとみ
◆tGLUbl280s
:2010/10/11(月) 17:27:01
――――有沢由香子が図書館のカウンターに現れた数日後。
佐藤ひとみはドルト・プラチナの窓際の席に腰掛けて外を眺めていた。
あの日以来塞ぎがちな気分を紛らわせるために、代休を取って派手に買い物でもしよう…
と、考えて街に出てみたのだが、一向に気は晴れず、
結局何も買わずにこうして紅茶一杯で時間を潰すハメになった。
これも皆、あの女―――有沢由香子のせいだ。
あの女から妙な『怪談話』を聞かされたせいで、一ヶ月前の憂鬱な気分が蘇ってしまった。
――――あの時、ドルト・プラチナに通い詰めて閉店間際まで居座っていたのは、
出来るだけ人目のあるところに居たかったからだ。
遊び回る気にはなれなくとも、一人で家にいると不可抗力で九頭龍一のことを思い出してしまう。
九頭はもう居ないのだ。
居ない者を思い描き、想いを募らせるのは不毛すぎる。
常のひとみであれば、考えても仕方がないものは『存在しないもの』……と捻じ伏せることが出来たのだが、
こと九頭に関しては上手くいかなかった。
精神の外傷が自然治癒するにつれて不定愁訴は症状は治まったが、
どうにもならない想いは、出来るだけ触れないようにして折り合いをつけていくより他ない。
だのに、あの女が藪をつついてしまった。
憂鬱さがヤブ蚊の群れのように心の中になだれ込んで居座った。
佐藤ひとみは肘を付いて窓の外を眺める。
ぺちゃくちゃと楽しそうに会話しながら通り過ぎる女達、携帯片手に歩く忙しそうなビジネスマン。
どん底のひとみの気分などお構いなしに世の中は回っていく。
そんな当たり前のことが今日は無性に腹立たしい。
20
:
佐藤ひとみ
◆tGLUbl280s
:2010/10/11(月) 17:28:07
そういえば有沢由香子はドルト・プラチナの真向かいのビルに勤務していると言った。
ひとみは通りの向こうのビルの窓を、下から上に視線を移しながら睨み付けた。
視線が3階の窓まで到達した時――――書類の束を抱える有沢由香子の姿を捕らえた。
有沢は一瞬頬を引きつらせたかと思うと、恐ろしく顔を歪め無意味に顎を上下させている。
やがて何かから逃れようとでもするかのように近くの窓を開け
絶叫しながら外に向かって身を投げた――――!
ひとみは思わず立ち上がった。
スローモーションのように落ちていく有沢―――
有沢の姿に被さるように窓ガラスに人影が写る。
つかの間、落ちていく女を背景に、ガラスの表皮にくっきりと現れた人影にひとみは息を呑んだ。
――――九頭龍一……――――!
黒い軍服姿の九頭が表情の無い顔でこちらを見つめている……。
―――ドサリ――――
地面に肉の塊が叩きつけられた鈍い音。
窓に写る九頭龍一の姿はかき消えた。
窓は再び透き通り、ビルの下に不自然な体勢で横たわる女と、女の回りに集っていく人々を見せた。
ひとみは、身じろぎ一つせず窓の外の光景を見つめ続けた。
>「…た…武田…」
担架の上で痙攣しながら身を起こし、血まみれの人差し指をこちらに向ける有沢と目が合った。
直後、がっくりと腕を落とした有沢を乗せて救急車が走り去っていく。
遠ざかるサイレンの音がいつまでも耳について離れなかった。
21
:
よね
◆0jgpnDC/HQ
:2010/10/12(火) 22:14:14
【スタンド】
名前:ミッドサマー・ナイツ・ドリーム(M.S.D)
タイプ/特徴:近距離特殊型
能力詳細:
・殴った相手にその人間が一生で経験する予定の、もしくは経験済みの感覚を与える。
・感覚とは例えば視覚、聴覚などの五感を司る物やそれ以外の苦痛なども与える事が出来る。
・ただし、まだ経験してない感覚は既に経験した感覚に比べるとアバウトに伝わる。
・また、本体は自身に与えられた感覚を最大24時間後まで"保留"することができる。
破壊力-C スピード-B 射程距離-B
持続力-B 精密動作性-B 成長性-D
【スタンド】
名前:ヴィヴァ・ラ・ヴィータ(Viva la vida)
タイプ/特徴:遠隔自動操縦型
能力詳細:
・不特定多数の人間に"現時点で決定している"それぞれの人間の人生の終着点を教える。
・本体の意思とは関係無しに対象を選び、対象がスタンド使いでなくてもヴィヴァ・ラ・ヴィータは見える。
・自分の人生の終着点を受け入れた者にはそれから逃れる方法を教え、受け入れなかった人間には攻撃する。
破壊力-C スピード-A 射程距離-∞
持続力-∞ 精密動作性-E 成長性-完成
22
:
生天目
◆gX9qkq7FNo
:2010/10/30(土) 23:17:53
「あっつ〜ぃ〜」
梅雨の存在などすっかり忘れたように快晴が続き季節は夏本番を迎える。
キャミワンピの裾を煽って風を入れても蒸した熱気が肌にへばりつくだけで効果がない。
生天目有葵は市民会館の前に立っていた。
蒸されたアスファルトの熱気がサンダルを通して足の裏に伝わる。
「へー…ここが例の事件があったオバケ屋敷ね。心霊写真、撮れるかなー?」
パシャッ。まずは建物の全景をとってみた。時刻は10時45分。
生天目はオカルト雑誌に応募する心霊写真を撮るために市民会館に来ていたのだが
奇しくもその日は佐藤たちが市民会館に集合を約束した某日と合致していた。
これもスタンド使い同士は引き合うという法則がそうさせたのだろう。
「〜♪〜♪」
こんなふうに適当に遊んでいたら、今年もそのうちに夏がすぎるんだろうということを、
そのときの生天目は疑っていなかった。
23
:
名無しさん
:2010/11/20(土) 11:34:17
交戦中の御前等に、早速逃げ出す天野とよね。
そして白いホウキのスタンドに襲われる佐藤と生天目。
「まだ話がよく飲み込めないんだけど、本体を見つけたらいいってことよね?
それと時間がないからバラバラに手分けして敵本体を探すことには賛成!
でもバラバラに動いて同じところを重複して探してちゃ世話ないのかなー?
それに3mルールってきつくない?先にステポニのソナーに引っかかってくれると助かるんだけど。
まっ、私の予想だと普通に考えても絶対見つからない場所に隠れていると思うわ。たぶんねたぶん」
そう佐藤に話しかけながらも、音の性質をもつステレオポニーが床に反射するとホウキに蹴りを放つ。
非力なスタンドでも見た目がホウキ程度のものになら力負けはしないはず。
「ホウキってゴミじゃあるまいし舐めんな!!スピードなら負けないんだから!!」
【ホウキに蹴りを放つステレオポニー】
24
:
名無しさん
:2010/12/17(金) 23:09:13
北条市から道一本挟んだ廃校舎
数カ月前、九頭龍一が倒され、巨木となった場所である
その影響か誰もがこの場所を認識することなく、通り過ぎていく
ただ静かに、人からも年からも、そして時間からも忘れ去られていく……はずだった
とある真夜中
カシャリ、カシャリと不自然な足音を立てながらソレは現れた
その足音が示す通り、それは人間ではない
人間であったもの
つまり、骨なのだ
骨格標本が夜中の街を歩き、廃校舎へと入っていく
さながら学校の怪談と言う趣だが、もしそれが昼まであったとしても誰も気づかなかっただろう
なぜならば、普通の人間にその骨は目に映らないのだから
そう、廃校舎に聳え立つ巨木と同じように
だがもしこれをある特別な人間が感覚の目で見たのであれば
その恐るべき光景を目の当たりにすることになるだろう
巨木の根本で上を見上げる骨
その眼窩が見つめる先には、大きな実が成っていた
それは流れ出る鮮血のように赤く、そしてどことなくおどろおどろしい
大きさはそう、ちょうど人間の頭位
それが音もなく枝から離れ、差し出された骨の手の上に落ちたのだった
骨の手に収まった実は……それはまごうことなき人の頭であった
いや、だがそれは人なのだろうか?
人に似て非なるもの
見開かれたその目、右目の瞳が二つあるのだ
だが、そんな異常も表情に比べれば些細な違いでしかないと思えるだろう
その表情は狂気と凶気が溢れ出て見る者を戦慄させる
もはや人間の醸し出せる表情ではないのだから
「くふははは、降魔鎮魂府を謀る1000年の計がこういった結末を迎えるとは、な
よもや当代の守人が倒され、次代に引き継がずこのような朽木に成り果てようとは…!」
おぞましい笑い声と共に九頭樹から落ちた首は笑う
己の計画が思わぬ事態で早まり、こうして骨と首だけで現世に蘇った事に!
本来ならば肉体を再生させてから黄泉がえり、降魔鎮魂府である九頭龍一を倒すはずだった
だが思わぬ事態により不完全な復活を遂げてしまった
この状態のままでは本来の力も振るえず、また、長く生存もできない
だがそれでも十分笑うに値するものなのだ
何故ならば…
「まあ良い。当代の守人がいないのであれば何ら支障もない
22人の生贄で方陣の完成させ、完全なる復活を待つのに憂いもない
その時こそこの平将門が真皇となりて世を統べるのだ!」
そう、九頭龍一ひいては降魔鎮魂府の存在が既に消失していると言う時点で全てを補って有り余るのだから
高笑いを続ける首を骨が抱え、夜の闇へと消えていく
本スレ読んでいないのに妄想だけで書いてみた
今は反省しているw
結局ニューディバイドってなんなんだ?って全然わからなかったから、つい
25
:
スタンド案
:2011/01/21(金) 16:52:25
【スタンド】
名前:アヴェンジド・セヴンフォールド(A7X)
タイプ/特徴:特殊型
能力詳細:『DISC』の挿入口が頭部に一つ、胸部に二つついている。
・ブランクDISCを作り出すことができ、ブランクDISCを他のスタンドと接触させることでその能力をコピーすることができる。
・ただし、ブランクDISCは通常のDISCとは違い、人の力でも簡単に破壊することが可能で、DISC挿入口を持たないスタンドには挿入できない。
・頭部には自身(A7X)のDISCが入っており、こちらを破壊することは出来ない。
・自身のDISC以外の挿入しているDISCの数によって能力が決定する。
破壊力-D(DISC1枚:C 2枚:B) スピード-E(1枚:C 2枚:B) 射程距離-E(1枚:E 2枚:D)
持続力-E(1枚:E 2枚:A) 精密動作性-C(1枚:B 2枚:A) 成長性-完成
A-超スゴイ B-スゴイ C-人間と同じ D-ニガテ E-超ニガテ
【スタンド】
名前:ロストプロフェッツ
タイプ/特徴:近距離パワー型
能力詳細:相手の言った事を必ず守らせる『契約』のスタンド
・相手が何かを宣言してから30秒以内に能力を発動することで、その宣言した内容を必ず守らせることが出来る。
・本人の意思は関係なく、また実現困難な状況であっても何らかの方法で強引にでも宣言した内容は守られる。
破壊力-B スピード-C 射程距離-E
持続力-B 精密動作性-C 成長性-完成
A-超スゴイ B-スゴイ C-人間と同じ D-ニガテ E-超ニガテ
【スタンド】
名前:ケミカルロマンス
タイプ/特徴:近距離パワー型
能力詳細:殴った物質を『全く同じ場所の別の時間に吹き飛ばす』能力。
・吹き飛ばせるのは殴った時点よりプラスマイナス48時間以内のみ。
・あまりにも巨大なものは吹き飛ばせないし、過去にそこに何かがあった場合も吹き飛ばせない。
・吹き飛ばした物によって起きるパラドックスは、パラドックスが確定した時点で"ケミカルロマンス"から全ての方向に光速のパラドックスの波が放出される。波が通った後にのみパラドックスは適用される。
・また、意思を持つ物(ヒト、生き物)を送った場合、一度に限り、自分自身(本体とスタンド)ごとその時間軸に吹き飛ばされることが出来る。
破壊力-B スピード-A 射程距離-E
持続力-A 精密動作性-A 成長性-完成
A-超スゴイ B-スゴイ C-人間と同じ D-ニガテ E-超ニガテ
【スタンド】
名前:オール・アメリカン・リジェクツ(AAR)
タイプ/特徴:遠隔操作型
能力詳細:スタンドが触れた生物型の物体(定義は頭、胴、腕、足が存在していること)を自在に操る『人形使い』の能力。
・定義どおりのものならば良いので、全く別々の物から、頭、胴、腕、足が出来るように作られた、即ち生命を模したものではないものでもかまわない。
・人形はスタンドエネルギーを消費することで爆発させることが出来る。
破壊力-E スピード-B 射程距離-A
持続力-A 精密動作性-E 成長性-完成
A-超スゴイ B-スゴイ C-人間と同じ D-ニガテ E-超ニガテ
【スタンド】
名前:コールドプレイ
タイプ/特徴:道具型
能力詳細:ナイフの形をしたスタンド。『切断の記憶』の能力を持つ。
・コールドプレイを振ると、空中に本体しか見えない線が引かれる。線を引くか引かないかは本体の自由。
・本体以外の物質がその線に触れると切り傷を負う。自由設置型の鋭利なワイヤーの様なもの。
・ただし、一度に引けるのは一本までで二本目以降を引いた場合は一本目が消えてしまう。
・普通のナイフとしての運用も可能。
破壊力-B スピード-A 射程距離-E
持続力-無限 精密動作性-A 成長性-完成
A-超スゴイ B-スゴイ C-人間と同じ D-ニガテ E-超ニガテ
27
:
名無しさん
:2011/03/04(金) 19:11:29
>「……落ち着いて下さい。いいですか、貴女がライブラリに着いた時、確かにこちらのネズミは消えました。
そこには間違いなく何かがある。……相手がミスリードを狙っているのでなければ、ですが」
>「何かと言うのは、つまり目的と必要性です。参加者を鬼にして、
または殺害すると言う目的よりも優先して、スタンドを消失させなくてはならない理由がある筈です。
例えば……ルールに嘘がないのなら動く事の出来ない本体を隠す為、とか」
>「ライブラリを隈なく探しましょう。それ以外に当てがあるのなら、別ですが」
携帯電話越しに若干割れた吉野きららの声。
「…そうね。わかったわ、よく探してみる」
生天目は絶望を蹴飛ばすかのように答えると、書庫のドアを開けてライブラリに戻った。
(あのこが言ったみたいに、ここまでやってきたことに間違いはないのかも。
…動く事の出来ない本体を隠す為…。なるほどね。だってあいつのスタンドって霧みたいになって
ホウキにも変化できるんだし、この部屋にはたぶん何かあるんだわ。いいえ、たぶんじゃなくって絶対!)
確信した生天目はライブラリの出口の扉に向かって走る。
「ステレオポニーッ!!」叫んだ体からはスタンドが躍り出て天井に飛ぶ。
「ソノルミネッセンスよ!!」
ステレオポニーは天井に反射するとライブラリ中央の床を踏みつけるように着地した。
と同時にスピーカーを彷彿させる両足の蹄から超音波が放射され、湖面に広がる波紋のように床一面に伝わっていく。
続けてパンッと破裂音。音の正体は生天目が持ってきた自然水の入ったペットボトル。
スタンドの着地点に近い場所に投げ捨てられ転がっていたペットボトルが発光後に破裂して水蒸気をあげたのだ。
「隠れているのなら出てきなさい!そのペットボトルみたいに血のなかの酸素が爆発しちゃってもいいの!?」
と扉の向こうの廊下、安全圏から生天目の声。
ライブラリ全体に、ステレオポニーを中心とした超音波の渦が広がりつつあった。
しかしこれは一つの賭け。スタンドエネルギーの消耗も激しく、使用後の足にかかる負担も尋常ではない。
生天目自慢の逃げ足も封じられてしまうのだ。
ソノルミネッセンス (sonoluminescence, SL) は、液体中の気泡が超音波によって圧壊したときに起こる発光である。
発光機構については見解が統一されておらず、未解明な部分が多い現象である。
液体に超音波を照射すると、キャビテーション現象によって無数の気泡が発生する。
気泡は超音波が負圧になったときは膨張し、正圧になったときは収縮する。
特に、超音波の共振径付近のサイズの気泡は音速に近い速度で急激に収縮するため、
断熱圧縮の効果によって瞬間的に数千度以上の高温状態となる
28
:
よね(本物)
:2011/03/26(土) 00:20:06
【スタンド】
名前:Pun Clock One-No-One(パンクロック101)
タイプ/特徴:近距離型
能力詳細:リアルタイムで殴った(触れた)相手に本体が喋ったことと同じことを『喋らせる能力』。
・『喋らせる能力』の発動は任意で、能力は発動せずに殴るだけでもかまわない=攻撃の対象と能力の対象は必ずしも一致しない。
・相手の声量はどんな相手でも、喋れなかったり、喉の調子が悪くない限り固定で、約20m以内の一般人に聞こえるくらい。
・本体が喋る時は本体自身にしか聞こえない様な小声でもかまわない。
・能力は本体が解除するか、違う相手を殴って能力を発動(=能力の対象の変更)した場合のみ解除される。
破壊力-C スピード-D 射程距離-D
持続力-A 精密動作性-B 成長性-完成
A-超スゴイ B-スゴイ C-人間と同じ D-ニガテ E-超ニガテ
トーキング・ヘッドと共通の能力(=相手の意思の伝達をコントロールする能力)を持つ、トーキング・ヘッドと相互互換のようなスタンド。
トーキング・ヘッドは殴る(触れる)必要が無く、言葉のみならず行動までも正反対にする。
対してPun Clock 101は能力の発動の条件に殴る必要があるものの、裏を返せばある程度の近接戦闘は可能ということで、
また、心と反対の事など関係なしに本体の好きなことを喋らせることが出来る。
しかし、行動(ジェスチャー)などは抑制できない。
29
:
名無しさん
:2011/03/26(土) 08:14:39
>>28
>リアルタイムで殴った(触れた)相手に
「リアルタイムで触れる」が発動条件になってる。
「触れた相手に、本体が喋ったことと同じことをリアルタイムで喋らせる」能力では?
>『喋らせる能力』の発動は任意で
原作を見ると殴って発動タイプのスタンドは殴って発動しないこともできるのが当然なので、わざわざ書かなくていい。
>約20m以内の一般人に聞こえるくらい
この設定に必然性を感じない。
「本体と同じ」が目的なら声量も本体と同じなのが当然だし、
「好きなように喋らせる」が目的なら喉に負担をかけない範囲で自由に設定できるとするのが当然。
>のみ解除される
相手にかける能力の性質上、「本体の気絶や死亡でも解除される」としてもいい。
まあ死亡の場合は喋れなくなるから実質的に発動しなくなるんだけど。
30
:
よね(本物)
:2011/03/26(土) 20:27:42
>>29
>リアルタイムで殴った(触れた)相手に
どちらにせよ解釈の仕方によっては同じ意味になるかと思うのですが。
>『喋らせる能力』の発動は任意で
知らんがな、としか言いようが無い。
例外だってあるでしょうに。
>約20m以内の一般人に聞こえるくらい
自分(よね)が考えたスタンド能力に「当然」とか言われてもなあ…
説得力のカケラもないや。
>のみ解除される
あなた自身で解決してますね。
前(有志の方が投下してくださった案)と同じ人かどうかは分らないけれど、結局、否定しかしてませんよね。
別に構わないんですけど、そんな持論をドヤ顔で披露されてもなあ、って感じです。
31
:
名無しさん
:2011/03/26(土) 22:33:59
なるほど。周りの助言を素直に聞けないから、いつまでも
>>28
みたいな駄文しか書けないのか。
原文の「『リアルタイムで触れた相手』に喋らせる能力」と
助言された「触れた相手に『リアルタイムで喋らせる』能力」
は全くの別物だろうがよ池沼が。
32
:
よね(本物)
:2011/03/27(日) 01:03:42
なんで勝手にそう括っちゃってんのw
自分が言ってた解釈ってのは
「リアルタイムで『触れた相手に喋らせる能力』」の事を言ってるんだけど、
助言された「触れた相手に『リアルタイムで喋らせる』能力」とやらとどう違うんかね?
なんで一々、「その文の構成と同じ解釈が出来ますよ」といってるのに、
急に「『リアルタイムで触れた相手』に喋らせる能力」言っちゃうし…
池沼とか言ってるバヤイじゃないっしょ、これは。
33
:
よね(本物)
:2011/03/27(日) 01:04:45
突っ込まれる前に訂正。
「その文の構成と同じ解釈が出来ますよ」といってるのに、
急に「『リアルタイムで触れた相手』に喋らせる能力」とか言っちゃうし…
で。
34
:
名無しさん
:2011/06/05(日) 01:23:02
北条市海岸
「海だーーーーッッ!!」
御前等が、ジョジョ立ちを決め絶叫した。
生天目も山吹色のワンピースの水着を着て浜辺を走り回っている。
というわけで今日は休日。
浜辺はなかなかの盛況だ。
老若男女問わず人々の楽しげな歓声に満ち満ちていた。
「はしゃいじゃって……。みんなこどもね」
佐藤はサングラスをずり下げて浜辺ではしゃぎ回る御前等たちを見ていた。
こどものように遊び狂う御前等たちと対照的に、佐藤は大人の女らしく決めている。
ビーチパラソルの日陰の下で、デッキ・チェアに優雅に横たわり、白く伸びた素足をゆっくりと組み替える。
「あら、いいじゃない。天真爛漫で。私はみんなのあんなところが好きよ」
佐藤の隣のデッキ・チェアに寝転がっている吉野は、猿のように浮かれている御前等たちに視線を送っていたが目は笑っていなかった。
佐藤はちらりと横目で吉野を見てみた。
吉野は紫色の際どいビキニの水着を着ているが、その水着がはっきりと示すボディラインは非女子高生的なものがある。
きらきらと輝く黒髪に、意外に思えるほどに大きな胸の双丘。
ウエストも羨ましくなるほど細い。
これじゃ、世の男どもはほっとかないだろうな〜。サングラスの奥で、佐藤ひとみの目が嫉妬に燃える。
35
:
名無しさん
:2011/06/05(日) 01:24:27
「フフフ・・・。これは美観。美観ですねッ!」
その佐藤と吉野を、監視員用の監視台から双眼鏡で覗いている男たちがいる。よねと徳井だ。
「いやー、海はいいね。生で佐藤さんの水着が拝めるから。ケケケ」
「徳井さん、何してるの?」
と、その徳井の双眼鏡の視界に、いきなり顔面アップが現れた。
「ぷげっ!?」
徳井が驚き双眼鏡から目を離すと顔に生暖かい海水がかけられる。見ると、徳井の顔の直前で生天目がニコニコ笑っていた。
片手には赤なまこ。海水温の上昇で動きがとりわけにぶくなった赤なまこを水鉄砲がわりにぎゅっと握っては水を吐き出させ、人にかけて遊んでいるのだ。
「なんだ、ガキんちょか。びっくりさせるなよな〜」
「なにしてるの?」
「ふっふっふっ。それを聞くか?幼児体型ちゃん。イッツ・メンズ・ドリーム。ドゥー・ユー・アンダスタ〜ン?サマー・トラップ、夏の罠!ケケケケ。
俺はね、海に来たぐらいではしゃいでるお子様じゃないの。水着を見に来たんだよ!特に佐藤さんのな。海に来たらそれしかすることねーだろ」
「えっ、そ、そうかな・・・・・?」
「そうなんだよ。わかったらあっち行ってね、お子様は。しっしっし!」
「なによ〜!話相手になってくれたっていいでしょ?怠けてたって言い付けちゃうんだから!」
36
:
名無しさん
:2011/06/05(日) 01:26:15
「あん?俺が怠けてる?たしかに怠けてるかもな。だがよぉ、怠けててもよぉ、
監視員としての任務の遂行までは怠ってねぇんだよなぁあッ!!」
徳井は監視台から飛びおり海へと走る。向かう先には溺れている少年が一人。
だが徳井よりも先に海に飛びこむ者がいた。吉野きららだった。
「あんな水着、泳いだらすぐ脱げちゃうよ」
生天目の独り言に反応したよねが一目散に徳井に続いた。願わくば吉野の裸体を間近で拝むつもりだ。
このころには吉野と溺れている少年の距離は約20メートルに縮まっていた。なかなかの泳ぎっぷり。それに続いているのは徳井とよね。
しかし、そこに意外なる第四の泳ぎ手が現れた。
「競泳なら負けないぞ。がんばって泳いじゃうぞ。今年の夏のヒーローは、俺ちゃんに決まりだぞ!」
犬かきみたいな泳ぎ方をした御前等が、ものすごい速さで後方からやってきていた。
浜辺でその様子を眺めていた佐藤も驚いている。
「あの馬鹿があんな泳ぎが得意だったなんて・・・」
華麗に泳ぐ吉野を抜き去り、御前等は溺れている少年に手を伸ばす。
力尽き沈む少年を海面に引き上げれば、少年の正体は天野。
朦朧とした意識の天野は、救助にきた御前等のことなど意識になく、
生きるために力を振り絞ってスタンド氷山を作りあげるとそれに自ら捕まった。
「おいおい!スタンド使いだったのかよ・・・!?」
徳井はスタンドを出して、氷山の中で美しく輝く御前等ごと砂浜に引き上げた。
北条市の海岸に行けば、今も御前等入りの氷山が見れることだろう。(7/16まで)
37
:
名無しさん
:2015/07/25(土) 22:51:16
http://jbbs.shitaraba.net/internet/13191/
38
:
名無しさん
:2015/10/09(金) 16:01:41
http://jbbs.shitaraba.net/internet/22214/
39
:
名無しさん
:2017/08/30(水) 19:31:01
http://jbbs.shitaraba.net/game/58866/
40
:
名無しさん
:2018/07/11(水) 22:29:29
/\
/ \
/ \
/ \
 ̄ ̄ ̄ ̄ T ̄ ̄ ̄ ̄
.│
マ. │ 井
ン. │
ソ │ 上
ク .│
.│
41
:
名無しさん
:2018/07/11(水) 22:50:11
‥
:★:
┏┻┓
┏┛ ┗┓
┏┛ LOVE ┗┓
┻━━┳━━┻
な┃な
ま┃ま
え┃え
┃
42
:
名無しさん
:2019/02/10(日) 09:45:35
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