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【ネタのメモ帳】文章置き場
17
:
米綾和
◆0jgpnDC/HQ
:2010/10/10(日) 00:20:22
――13年前、私が九頭龍一によって留流家に取り込まれる少し前のこと
その当時、私は現役の大学講師だった。
教えていたのは心理学。といってもやはりそんな学問を専攻する学生は少なく…
『…と、これがかの有名なパブロフの犬の話というわけです』
私自身も少々マンネリしていたのも事実だった。
毎日、当たり前の事を生徒に教え、当たり前の事を考え、当たり前の答えを導き出していく。
こうして人は単調なリズムを刻み、怠惰しつつもその安定した生活に甘えて一生を終える、
そんな事を考えて一人で苦悩していたこともハッキリと覚えている。
例え、あれから13年が経っていても――
だが、そんな私にある日突然、転機が訪れた。
とある学生が講義後、個人的に会いたいと申し出てきたのだ。
その日の夕刻、私の人生の中で"私"という存在が生まれた事の次に不思議な経験をした。
その学生曰く、この北条市にはある特別な、土地としての素質があるらしい。少し前に流行ったパワースポットの様なものだろうか。
何故その学生がそんな事を知っていたのか。当時の私にも、ましてあれから13年も経ったというのに現在の私にもまるで見当がつかない。
そしてその数週間後…奇しくも私はスタンド能力を得てしまう。
果たしてそれが"特別な土地としての素質"によるものなのか、他の何らかの起因によるものなのかは定かではない。
ただ、今になって"恐らくそうだろう"と言える事が一つだけある。
あの時、そんな学生は実在していなかった。
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