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【個】『学生寮 清月館』

1『星見町案内板』:2016/01/24(日) 23:51:17
月面を連想させる『灰色』のレンガで出来た『洋館』。
親元を離れた子供達だけでなく、一般学生もしばしば遊びに来る。
『自立心』、『向上心』を培う為、多くの『家事』は学生自身で行っている。

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                 ミ三ミz、
        ┌──┐         ミ三ミz、                   【鵺鳴川】
        │    │          ┌─┐ ミ三ミz、                 ││
        │    │    ┌──┘┌┘    ミ三三三三三三三三三【T名高速】三三
        └┐┌┘┌─┘    ┌┘                《          ││
  ┌───┘└┐│      ┌┘                   》     ☆  ││
  └──┐    └┘  ┌─┘┌┐    十         《           ││
        │        ┌┘┌─┘│                 》       ┌┘│
      ┌┘ 【H湖】 │★│┌─┘     【H城】  .///《////    │┌┘
      └─┐      │┌┘│         △       【商店街】      |│
━━━━┓└┐    └┘┌┘               ////《///.┏━━┿┿━━┓
        ┗┓└┐┌──┘    ┏━━━━━━━【星見駅】┛    ││    ┗
          ┗━┿┿━━━━━┛           .: : : :.》.: : :.   ┌┘│
             [_  _]                   【歓楽街】    │┌┘
───────┘└─────┐            .: : : :.》.: :.:   ││
                      └───┐◇      .《.      ││
                【遠州灘】            └───┐  .》       ││      ┌
                                └────┐││┌──┘
                                          └┘└┘
★:『天文台』
☆:『星見スカイモール』
◇:『アリーナ(倉庫街)』
△:『清月館』
十:『アポロン・クリニックモール』
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684小林 丈『リヴィング・イン・モーメント』:2021/07/21(水) 23:26:02
>>683(宜しければ次で〆させて頂きます)

「ジェルマンと言う怪盗にも詩人と言われましたが。
そんなに、私は詩人のような体裁で過ごしてますかね?」

詩情を解するのも、唱えるのも好んではいる。
 だが、こう出逢った人物に言われると不思議に感じる。
一応、自分では普通にしてるつもりなのだが……まぁ、これについては
置いておこう。

「……『覚悟』か。
村田さんは『無慈悲』になれ、と言いましたよね。

例え、その相手が自身にとって代え難い存在と敵対したとしても……
そんな状況は、無い事こそ一番良いですが。
 それでも村田さんは…………いえ」

忘れて下さい、今の言葉は。と彼に問いかけるのを止めた。

あの時、彼の『覚悟』は十分 瞳に焼き付けた。

「了解しました、研鑽つとめます

……リュウカさん達に、また会える機会があれば。快癒した後にでも
再会を村田さんがしたら、私から、あの時は手伝えず申し訳なかった事と
お相手出来た事の感謝を告げて下さいね」

彼女からすれば、余計な事かも知れませんが……。

685村田 瑛壱『ディズィー・スティック』:2021/07/21(水) 23:59:54
>>684
 「・・・言いてぇことはなんとなくわかる。だから、言っておこう。
 おれがその無慈悲を以て守りたいのは『おれの世界』そのものだ。
 その平和を守るためなら、障害はすべて破壊する。脅威はすべて叩いて潰す。元凶はすべて排斥する。
 ・・・たとえそれが、『おれ自身』であったとしてもだ。」

 「何もかも捨てて、諦めてきたような男だ。
 今更『自分自身を捨てる』ことに、何の未練もありゃしねぇ。」

問いを止めた小林に対して、あえて続ける。
ぎらりと光る鋭い視線が小林を突き刺す。自己を顧みない過剰な覚悟が言葉から滲む。

 「『リュウカ』については覚えておく。
 だがもし、お前が『アリーナ』の『漣派』と呼ばれる連中と会うことがあったなら、『直接』伝えられるだろう。
 これもただの勘だが、彼らの口ぶりからいって『アリーナ』にも色々あるらしい。
 ・・・すこしはマシな顔した『リュウカ』が見られるだろうよ。多分な。」

686常原ヤマト『ドリーム・ウィーバー』:2021/08/04(水) 23:19:55
「うおおおおおおおおおお夏休み突入!!!」
「お坊ちゃま方…お嬢様方…宿題は進められておりますか!?!?
 いやそんな物はどうでもいい!!!!!たっぷり遊んでください!!!!」

「そしてたくさん食べてください!!!!」
「素麺を茹でましたよ!!!」
「そしてスイカを!!!!!スイカを切りましたよ!!!!!!!」

昼。食堂。
野太い声が響いている。暑苦しい雰囲気。

687氷山『エド・サンズ』:2021/08/06(金) 20:52:39
>>686

   ゆらぁりぃ・・・

―――真夏の昼の食堂
直射日光こそ遮られているものの、熱気と湿度がムンムンに籠るこの場所で
常原は背後から殺気を感じるかもしれない

   ゆらぁりぃ・・・

振り返れば、手ぬぐいを覆面の如く目元に巻き、
両手で一振りの木刀を持った少女が手に持った獲物を上段に振りかぶっていた
服装を見るに清月の高校生のようだが・・・・・これは!?

688氷山『エド・サンズ』:2021/08/09(月) 23:10:38
>>687

    パアアアァァァァァンッ!!

その少女は常原のすぐ傍を突風の様に通り抜けると
彼の背後に置かれていた『大玉スイカ』に向けて木刀を振り下ろした

   『爆発四散!!』

残骸を回収し、言葉もなく彼女は去って行った

689常原ヤマト『ドリーム・ウィーバー』:2021/08/10(火) 01:07:08
>>688
「ぐおおおッ  何奴!?!?」

突然のアンブッシュ。飛沫が散り白いエプロンが赤く染まる!!!!


「……………何だかわかりません……いってらっしゃい!夏休みを楽しんで!!!」

690甘城天音『ビター・スウィート・シンフォニー』:2021/08/20(金) 09:13:58
真夜中の学生寮
真っ暗闇の中、蠟燭の灯りだけが部屋を照らす
百物語も佳境に入って来た
次は誰の番だったかな…

691甘城天音『ビター・スウィート・シンフォニー』:2021/08/21(土) 20:57:29
>>690
???「トリは私が飾ろう」
青白く、生気の無い顔の女が語り始める

――――――――――――――――――――

???「そして医者がうっかりお腹に入れたまま忘れてしまったメスが
   体内をズタズタに切り裂いて主人公は死んでしまいました、めでたしめでたし」
あま「泣ける話だった…」

フッ

100本目の蝋燭が吹き消され、部屋は完全に暗闇に包まれた

信玄「ところで、あいつ誰だ?」
あま「知らない」
秀吉「百物語は99話目で終わるのが普通だろ、何で100話目やるんだよ」

ザッ――――
ゴロゴロゴロゴロゴロ

突然、大雨が降りだし雷が落ちて来た

信長「てめぇは…?」
???「クックック…」

その時、天井から突如大きな手が現れ、一同に襲い掛かって来た!

あま「…青行燈…!」

絶対絶命かと思われたその時だった

「そこまでだ」聞いたことのある声、寺生まれで霊感の強いTさんだ
「破ぁ!!」
その叫び声とともに青行燈は消し飛んだ行った
やっぱり寺生まれはスゴイ、改めてそう思った

おわり

692ナイ『ベター・ビリーブ・イット』『ディスタント・ラバー』:2021/08/26(木) 22:27:51

「びっくりしたの」


この子供、学校に通っていないし、当然寮の住民でもないが、
特に用事もなく来て、友人の部屋に(勝手に)入ったら、血まみれで荒らされていた……
ので中庭に戻ってきた。


「まあ、ええか。
 わしも自分で涼めるようになったしの」


実体化したミニチュアの『屋敷』を出現させ、中に入る……
まるでおもちゃのようだが、スタンドパワーによって冷暖房も完備だ。
もし通りかかりの者が覗き込めば、ちっちゃい金髪の女の子が窓から見えるかもしれない。

693ナイ『ベター・ビリーブ・イット』『ディスタント・ラバー』:2021/08/27(金) 22:17:12
>>692

ちなみにナイが見た血まみれの部屋は、七篠 譲葉の部屋である。
【場】『自由の場』 その2(ttps://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/comic/7023/1621051851/292-350)


  バシュバシュバシュ


「ワハハ」


窓から花火を撃ちだしたりして遊んでいる。
ミニチュア状態で発射した花火が外に出て原寸大に戻るのは、中から見ると大迫力だ。

694ナイ『ベター・ビリーブ・イット』『ディスタント・ラバー』:2021/08/28(土) 22:22:02
>>693

「……ふが」


暑さで目を覚ます。
どうやら寮の中庭で寝ていたようだった。
『屋敷』は快適だが、中で意識を失う(寝る)と、解除されてしまう。
結果、外で寝ていることになってしまうというわけだ。


「家じゃが住めん、というのが問題じゃの……
 帰るか……」


ふらふらと去っていった。

695七篠 譲葉『リルトランク』:2021/09/05(日) 00:10:41
 『ハイエース』から女子高生ぐらいの焦げ茶の髪をした少女――七篠が降りてきた。

――ひとまず、『氷山さん』を安全なところへ…。

 七篠は手に持った『かき氷の器』ではなく『カバン』に軽く意識を向けながら『寮』の台所へと向った。

――私の部屋、一抹くんとナイちゃんに『鍵』を渡してるから…。
――部屋の冷蔵庫に置いておくと遊びに来ちゃうかもしれない。

――これは台所の冷凍庫の深いところに隠す…。
――『空のペットボトル』に『氷山さん』を移したのはあくまで応急措置。
――そのまま入れておくと誰かに食べられちゃうかもしれないし、『開封済のペットボトル』に入ってる『氷』ならわざわざ食べようとする人はまずいないはず…。

――『器』も、『かき氷』から戻る時に必要になるかもしれないから、こっちは…私の部屋に…。
――『器』だけなら…たぶん、一抹くんもナイちゃんも気にしないし…。

 真顔で考え事をしながら『冷凍庫』深くに『氷山さん』を隠す七篠。
 冷凍庫の深いところを掘るようにものを取り出している姿は異様かもしれない。

696大神 或真『ネヴァー・グローイング・アップ』:2021/09/05(日) 00:32:02
>>695(七篠さん)
するとそこへ、黄リボン付シルクハットを被った緑髪・右青目・左赤目・改造済清月学園黒制服の男装少年(16歳 女子)がやってきました。

「くぅくぅ おなかが なりました」(↓ハスキーボイス↓)

「なんということでしょう。
 はらぺこの おおかみの とうじょうです」(↓ハスキーボイス↓)

「こんにちは あかずきんさん。
 れいぞうこに おいしい おやつを かくしているのかい?」(↓ハスキーボイス↓)

七篠の悩みは知ってか知らずか、いつも通りの大神的演劇口調で話しかける。

697七篠 譲葉『リルトランク』:2021/09/05(日) 00:44:28
>>696

「あ、お久しぶりです。大神さん」

 七篠は『氷山さん』が一番下になるようにしてから『冷凍庫』に入っていたものを慌てて戻しながら挨拶をする。

「か、隠してなんて、いないですよ…?
 ちょっと以前友達が作ったデザートをここに入れていたなと思いまして…」

 七篠はそう言うと『もっちり偽アイスプリン』を取り出し、大神に見せる。残り二つだ。

698大神 或真『ネヴァー・グローイング・アップ』:2021/09/05(日) 21:38:13
>>697
「ほほぅ、それはまさかの『もっちり偽アイスプリン』……しかも個数は2個」(↓ハスキーボイス↓)

「それは、つまりズヴァリ、こういうことかね、七篠くん」(↓ハスキーボイス↓)

大神のオッドアイ(コンタクトレンズです)が妖しく光る!!!

「ズヴァリ『他の寮生たちには秘密で、キミとボクの二人きりでこっそり2個の賄賂プリンを食べる秘密のお茶会をして、プリン共犯と言う名の口裏合わせの口封じを行い、プリンの証拠隠滅をしようぜ、ここには最初からプリンなんて無かったさ、お化けなんてないさ、お化けなんて嘘さ』というわけだね?」(↓ハスキーボイス↓)

ポンコツ〜ん    ←ぽんこつ探偵の擬音

699七篠 譲葉『リルトランク』:2021/09/05(日) 21:51:05
>>698

「そ、そうですね。
 また二人だけの『秘密』が増えちゃいますね」

 七篠はなにか隠しているような焦り方をしながら『もっちり偽アイスプリン』を片方差し出し、台所の引き出しからスプーンを取り出した。

――一抹くんが置いていった『プリン』…。
――結構時間経ってるけど冷凍だから大丈夫だよね。

「あ、そうだ。『お茶会』の話題として聞いてほしいんですけど、
 この『寮』に『クリスマス』用品とかってあったりしませんか?
 ちょっと季節外れでなんなんですけど…」

 七篠は手にしたスプーンを渡しながらそう口にする。

700大神 或真『ネヴァー・グローイング・アップ』:2021/09/05(日) 23:06:21
>>699
プリンを受け取る。プリンだ!イェーイ!という心は隠しておく。

「そうだよね、背徳の罪は美味だからね、しょうがないよね、ダイエットとかダイエットとか」(↓ハスキーボイス↓)

「ふむ、修学旅行の夜が如き、ひっそりお茶会のこっそり話とはなんだい……ってクリスマス用品?」(↓ハスキーボイス↓)

「ふむ……困ったな。
だってさ、なにぶんボクもまたこの4月に寮に来たところだから、そのあたりは詳しくないのだよ。
『寮備え付けのクリスマス用品』となるとおそらく、センパイや常原クンの方が詳しいだろうね」(↓ハスキーボイス↓)

「だが、求めているものが『ただのクリスマス用品』と言うなら……」(↓ハスキーボイス↓)

   パンッ   ←手を叩いた音

「ボクの方で『心当たり』がないこともないね」(↓ハスキーボイス↓)

大神の手の間から『☆型のクリスマス飾り』が出てきた。

「Magic Show」(↓ハスキーボイス↓)

701七篠 譲葉『リルトランク』:2021/09/05(日) 23:25:35
>>700

「……ダイエット…。その言葉はちょっと聞きたくなかったかもです…」

――…水着、ちょっとおなかが気になってたんだよね…。
――海でもラッシュガードで隠してたし…。
――……それもこれも一抹くんがお菓子を持ってくるからで…。
――あれ、もしかして最近の私にやってくる問題って一抹くん絡みばっかり…?

 七篠はすこし俯き、手に持ったアイスプリンに視線を落としながら考える。


「…あ、そうなんですね。
 うーん、『常原さん』という方が詳しそうな感じなんですね。お会いしたことがないです…」

 七篠が『常原』という名前をしっかりと覚えなければと決心している内に大神の手の中に『クリスマス飾り』が現れていた。

「あ、えっ!?
 この間お話しされてた『手品』…ですか?
 全然タネがわかんなかったです…!」

 七篠はそう驚いたように言った後、小さくつぶやいた。
 近くにいる大神には聞こえているかもしれない。

「……『奇術師』ってすごく『クリスマス』っぽいかも…。
 『街にクリスマスを満たす』ののお手伝いをお願いする…? でも…」

702大神 或真『ネヴァー・グローイング・アップ』:2021/09/06(月) 23:14:27
>>701
「うむ?この寮にいて、常原クンを知らないのかね?会ったことがないのかね?
常原クンは『料理・洗濯・掃除が得意な武芸百般の隻眼メイドガイ』さ。
多分、姿を一目見れば分かると思うよ」(↓ハスキーボイス↓)

「おそらくだけど、あの常原クンならクリスマス料理なんかも作れるんじゃないかな。
ああ見えてもかなり器用な人なので『飾り付け』や『お裁縫』もできそうなものだが……」(↓ハスキーボイス↓)

「なので、この寮でパーティをしたいなら、常原クンを探すといいかもしれないね」(↓ハスキーボイス↓)

「ボクにできるのはせいぜい『上っ面のゴマカシ手品』ぐらいなものなのさ」(↓ハスキーボイス↓)

   パン!   ←手を叩く音

とか言いつつ大神の手の上に『手のひらサイズのクリスマスツリー』が現れた。

「Magic Show」
先程の『クリスマス飾り』はどこかへと消えている……。

703七篠 譲葉『リルトランク』:2021/09/06(月) 23:54:39
>>702

「そんなに特徴的な人なら見てるのなら覚えてそうなんですけど…。うーん…?
 『武芸百般』で『隻眼』の『メイドガイ?』ってなんだかすごそうですね…」
「料理とか飾り付けもお得意だなんて本当に万能な方なんですね」

 七篠はそう言いながらまだ見ぬ『メイドガイ?』に思いを馳せているようだった。

「わっ!?」
「……今度はツリーなんて…。それにさっきまでの飾りは…?」

 七篠は思わずと言ったようにつぶやいた後、何度か頷いてからまた口を開いた。

「『手品』本当にすごいです。
 二回目なのにタネが全然わかりませんでした」

「その…ちょっと三月兎みたいに変な話なんですけど、
 今『街中』を『クリスマス』にする方法を探しているんです。
 もし、タイミングが合えばなんですが…『クリスマス』を一緒にしませんか…?」
「きっと『手品』で『クリスマスショー』みたいな感じにできそうだなって…。いえ、忘れてくださいっ!
 本当に変なこと言っちゃってますね…」

 三月兎、『アリスのお茶会』とこの『お茶会』にかけた言葉なのかもしれない。
 『夏』を『冬』にする方法を探しているという異様な話な上に、
 さらに一緒に『街中』を『クリスマス』にしようと誘っている。まさに三月兎――『気でも違えた』ような話だ。

――一抹くんがいつ『夏の風物詩』になっちゃうかわからないからって…。私、焦っちゃってる…。
――スタンド使いなら経緯を話せば協力してもらえるかもしれないけど…。
――私じゃ大神さんみたいな普通の人にうまく説明できない…。

704大神 或真『ネヴァー・グローイング・アップ』:2021/09/07(火) 00:09:19
>>703
大神がオッドアイ(偽)をぱちくりとさせる。

「なんだって?街中をクリスマスに?」(↓ハスキーボイス↓)
人をびっくりさせるのが大好きな大神にしては珍しく自分がびっくりしているようだ。

「アレかね。それは『ナイトメア・ビフォア・クリスマス』や『グリンチ』のようなお話かね?」(↓ハスキーボイス↓)

「『街をクリスマスに変えよう』なんて実に大した魔法(マジック)じゃないか。
不思議な奇跡、荒唐無稽の奇妙奇天烈を起こすのはずいぶんずいぶん魔法(マジック)だ」(↓ハスキーボイス↓)

「興味深い。もっと詳しく教えてくれたまえ」(↓ハスキーボイス↓)

コポコポコポ……お茶のおかわりを入れた。

「お茶会(なんでもない日パーティ)を続けようじゃあないか」(↓ハスキーボイス↓)

705七篠 譲葉『リルトランク』:2021/09/07(火) 00:33:40
>>704

 七篠は意外にも興味を持たれ、目をぱちくりさせてから悩んだように切り出した。

「えっと…『クリスマス』を盗む『グリンチ』より、『ナイトメアー・ビフォア・クリスマス』…。
 いえ、むしろ『美女と野獣』や『カエルの王子様』に近いかもしれません」
「これから話すことは荒唐無稽なので…
 半分『お茶会』のジョークだと思って聞いてもらえると助かります」

 七篠はそういって言葉を切り、お茶を一口飲んでからまた続けた。

「私の友人たちが『夏の魔法』にかかってしまっているんです。
 その『魔法』を解くには『街中』を『冬』にしないといけないみたいで、私はその方法を探しているんです」
「『クリスマスソングを流す』、『モミの木の香りを広げる』、『飾り付けをする』…。
 まだこのくらいしか決まってないんですけど、
 もしそこに『奇術師が手品を披露する』が入ったらとても『クリスマス』っぽいかななんて思いまして…」

 七篠はそう言うとプリンを口に運び、お茶を飲みながら大神の様子を窺った。

706大神 或真『ネヴァー・グローイング・アップ』:2021/09/07(火) 20:10:11
>>705
「ふむ、まず……『荒唐無稽な点』については安心したまえ。ボクは荒唐無稽が大好きなんだ。

 なので、『クリスマスの魔法』(マジック)に、ボクが協力するのは『やぶさかではない』」(↓ハスキーボイス↓)

紅茶を飲みながら、『シルクハットをかぶったキ〇〇イ帽子屋』の大神は話していく。

「ただ、『実現の現実味が薄い』と言うのも事実だね。
 正直、『ボクらがちょこちょこ活動したところで、街中に冬の魔法をかけるなんて無理』じゃないかね?」(↓ハスキーボイス↓)

「となると必要なのは、もっと『大規模で抜本的な作戦』、

 『タネに気づかれないように、大勢を魔法(マジック)に巻き込む』ような作戦。

 僕らだけで、小規模にやっても『それ』の達成は無理だ。

 それとなく、大勢を巻き込んで、いつのまにか街中をクリスマスの魔法(マジック)にかけてしまう……

 これを、【この季節に、この街に『クリスマスブーム』を起こしなさい】みたいな問題だとすると……

 たとえば、『ラジオ局』は当たってみたかい?

 『新聞』は当たったかい? 学級新聞レベルから始めてもいい。

 つまり、『マスコミ』を使う作戦だ」(↓ハスキーボイス↓)

「大人を巻き込んだほうがいい。ボクらだけじゃ、無理だから」(↓ハスキーボイス↓)

707七篠 譲葉『リルトランク』:2021/09/07(火) 20:46:12
>>706

「ありがとうございます。
 協力してもらえたら本当に助かります」
「……そうなんです、少ない人数でちまちまっとやっても街全体が『クリスマス』にはならないですし、
 『冬』にするにもとても足りないんです…」

 そしてふむふむと大神のアイデアを聞きながら七篠はいつの間にかカバンから取り出したらしい『手のひら大の付箋』にメモを取り始めた。

「『マスコミ』、第四の権力ですね」
「『ラジオ局』は他の人と話してるときに案に上がったんですけど、
 『街中』となると『町内放送』みたいなのじゃないと難しいんじゃないかって話になったんです。
 でも、0より1ですし問い合わせてみるのもいいのかもしれないです」
「『新聞』…。『校内新聞』ってそういえば見たことがあるかも…。
 確か学園に『新聞部』がありましたよね。
 学生から広めればそこから家族やバイト先なんかに『クリスマスブーム』が広がっていきそうですね…!」

 七篠は一つ一つメモに起こし、アイデアをまとめていく。

「お手伝いしてくれそうな大人の人が私が知る限り2人います。
 今、いろんな人が連絡して回ってくれてるみたいなので、もしかしたらもっと増えてるかもしれません。
 いろんな人の力を借りたら…『荒唐無稽な夢物語』も『現実』になるかもしれないです…!」

 七篠の言う大人の人は芦田と小石川のことのようだ。

 七篠はちらりと時計を見た。
 『寮』に到着してからだいぶ時間が経ってしまっていることに気付いたのだろう。小石川が『学校』に来ると言っていたことを考えるとそろそろ動き出さなければ待たせることになると考えているのかもしれない。
 七篠は残りのプリンをすこしペースアップして食べ始めた。
 
「あ、そうだ…。
 大神さん、もしよければ連絡先交換しませんか?」

708大神 或真『ネヴァー・グローイング・アップ』:2021/09/07(火) 21:02:17
>>707
「でもでも、それってば、逆に考えるとさ」(↓ハスキーボイス↓)

 大神はくるりと頭の上の『帽子』をひっくり返す。 大神の頭の上でシルクハットが逆立ちしている。

「その『友人』ってのは『街1つを犠牲にするに足る存在』なのかい?」(↓ハスキーボイス↓)

「魔法が解けないことで、『友人』はどう困るんだい?」(↓ハスキーボイス↓)

「右の天秤には友人、左の天秤には街中の人々」(↓ハスキーボイス↓)

 大神は頭の上で、逆さまのシルクハットのバランスを取り始めた。

「はたしてはたして、なにが正解か、どっちが正解か、どれが正解か、そもそもこの中に正解があるのか 」(↓ハスキーボイス↓)


「さてさて、ボクと連絡先交換かい。いいよ。オッケーさ」(↓ハスキーボイス↓)

「ボクの真名は大神 或真(おおがみ あるま)。

 連絡先はXXX-XXXX-XXXX。

 LINE IDは[USO_800]。

 って、わけなのさ」(↓ハスキーボイス↓)

スマホを取り出し、連絡先を交換する。

709七篠 譲葉『リルトランク』:2021/09/07(火) 21:20:59
>>708

「『友達』が『街』を犠牲にするに足る存在か、
 なぜそれをしないといけないのか。ですか…」

 七篠はスタンド使いでないであろう大神に詳細を話すことはあまりよくないだろうと考え、また口を開いた。

「……『大切な人』のために『世界を犠牲にする』物語って時々あるじゃないですか。
 それって理屈じゃないですし、『正解』も『不正解』も関わらずそうしたいからするんだと思います」
「……私は…その『友達』にいなくなってほしくないみたいです」

「連絡先、ありがとうございます。
 前の時は名字しか名乗ってなかったですね…。
 私は『七篠 譲葉(ナナシノ ユズリハ)』といいます」

 七篠はそう言って軽く笑い、『お茶会』の後片付けをしてから『氷山さんの器』を自室に隠しにいった。
 
――……キーウィのぬいぐるみとガチャピンのぬいぐるみの後ろに隠しておこう。
――棚だったら見つかっちゃいそうだし…。

710大神 或真『ネヴァー・グローイング・アップ』:2021/09/07(火) 21:34:01
>>709
「おっと、それは早計、早とちり」(↓ハスキーボイス↓)

「逆の逆。 『犠牲』と言う『ボクの口先三寸』に騙されちゃダメ」(↓ハスキーボイス↓)

逆立ちになったシルクハットを更に逆さまにする。

「こう考えてみたらどうか、ってこと。

 『街は楽しい』、『友人も助かる』、
 『どっちかが犠牲のバッドエンド』じゃなくて、『両取りのハッピーエンド』。

 やれるなら『Win-Winにしたい』とボクは思うんだよね」(↓ハスキーボイス↓)

「ボクとしては、街を楽しい魔法(マジック)にかけたいわけ、
 その上で友人の魔法が解ければ、全員ハッピーでしょ?」(↓ハスキーボイス↓)

「楽しい魔法(マジック)の方が、街に広まるのも早いだろうし、その辺りも含めて、考えたいね」(↓ハスキーボイス↓)

「じゃねー、七篠さん、プリンおいしかったよ」(↓ハスキーボイス↓)

お茶会の後片付けをして、自室に帰っていく。

711赤月『サクソン』:2021/09/14(火) 20:29:31

カナカナとひぐらしの声が遠くに聞こえる夕暮れ時
星見町の気候はまだまだ暑い盛り・・・・『残暑』が燻るように続いている

「『会場』のあてはついたとはいえ、それだけに頼っているわけにはいかないな
 草の根的に・・・・私の方でも『クリスマス』を広めておくか」

そんな中、中学校の制服を着た女子が学生寮の中の飾りつけをしていた
飾り付けるリボンの色は赤と緑、100円ショップで買った星の飾りも散りばめている
『クリスマスカラー』の飾りつけだ・・・まだまだ冬は遠く、ハロウィンさえまだだというのに・・・?

712???:2021/09/15(水) 05:03:41
>>711
生まれて間もなく受けたのは真冬に捨てられる明確な『殺意』。
見た目ゆえに義理の両親と大きく違うので橋の下から拾われたと絶えず罵倒された。
とある派閥の長は観客たちと煽動者に噛みつく彼を『鬼』と呼ぶ。
12年間も親殺しの『憎悪』を滾らせる精神性は復讐者を越えた復讐鬼に。

     バタンッ
                カタッ

学生の少ない真っ昼間の寮に『誰か』が居る。
それ自体は不思議ではない。音の発生源は台所だ。
共用スペースで『冷蔵庫』が置かれているが…

    クスクスクス…
              クスクス…

聞き慣れない少年の笑い声が聞こえた。
そして、ノートを手にした少年のヴィジョンが廊下の飾りつけの影に発現して楽し気に絵日記を書いている…
影だけで構成された少年のヴィジョンは台所を向いているようだ。

713夢見ヶ崎明日美『ドクター・ブラインド』:2021/09/15(水) 06:30:16
>>712

『友達』に会いに来た。
ttps://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/comic/7023/1456056964/284-287
イズミンいるかな??

714赤月『サクソン』:2021/09/15(水) 07:15:31
>>712

――冬はそれほど嫌いではない
『クリスマス』は赤月にとって『特別な日』だからだ
普段は『仕事』で家にいない兄も、1年に1度のこの日だけは必ず『家』に帰ってきてくれた

外の世界の光景・・・・雪で遊ぶ子供達や一緒に買い物に行く家族連れを見ていると少しだけ寂しい感じがしたけれど
『この日』だけは必ず兄が帰ってきてくれる・・・・

(だから昔は毎日が『クリスマス』ならいいなって思ったっけ・・・・)

「ん・・・・・?」

学生が少ないこの時間帯に『何者か』の気配を感じた
クリスマスカラーのリボンと星飾りを制服のポケットに納めて台所に向かう

「何だこれ・・・・・・?
『アリーナ』の刺客・・・? 『夜警』の仲間・・・? それともまさか・・・・!?」

「話に聞いた『夏の魔物』・・・・・!?」

   ――――『ズギャンッ』!!

自身のスタンド『サクソン』の『コート』だけを発現して、慌てて台所の方を向く
また、近くに『唐辛子』や『胡椒』などの刺激物があればそれを回収しておきたい

>>713

まだ気が付いていない

715大神 或真『ネヴァー・グローイング・アップ』:2021/09/15(水) 08:39:24
>>712
するとそこへ、黄リボン付シルクハットを被った緑髪・右青目・左赤目・改造済清月学園黒制服の男装少年(16歳 女子)が……

※乱入してもいいですか?

……と見せかけて、ボクは寮住みなので『むしろ乱入してきたのはキミである』と言えるのではないだろうか?はてさて?

716一抹 貞世『インダルジェンス』:2021/09/15(水) 08:59:37
>>713
人の気配は無い。玄関から先に入れば会えるかもしれない

>>714
影だ。少年のような形をした影が『ノート』を手に『何か』を書いている。
明らかに攻撃が通るとは思えないヴィジョンのスタンド。
そいつの先には一抹が居た。既に『夏の風物詩』化が進んでいるのか白い肌が『煙』のようになっている。

「見つけた。リスクを誰も取りたくないから七篠先輩が
 持ったままになって、困った彼女は食べられたくない
 から別の容器に移す」

「各々がバラバラに意見を纏めずにクリスマスをする。
 だが、もう遅い。今からでは間に合わない」

『かき氷』と化した氷山先輩の入ったペットボトルを手にしながら振り返る。
冷蔵庫の蓋に映る赤月の姿を見ながら『インダルジェンス』が『ポケットショット』を構える。
既にスーパーポールが『一発』入っている。

「駅前の広場で七篠先輩の筆跡を真似た偽装工作も
 行った今、誰も寮には来ない。間に合わない」

『乱入』について。
赤月ちゃんに続いて1人だけ乱入可能です(キャパの問題)
夜まで『乱入』を受け付けます。乱入すると一抹の装備数が増えて危険な行動が増えます。
事件の中枢に近い人物、ミッションに関わったのが早い順で選ぼうと思います。

717<削除>:<削除>
<削除>

718一抹 貞世『インダルジェンス』:2021/09/15(水) 09:10:30
>>714
テーブルの上に望む調味料が置かれているのを見つけた。
走れば1レス以内に取って『暗器』化が可能な距離。

719赤月『サクソン』:2021/09/15(水) 18:16:01
>>716

(間違いない・・・・・!)

『影』の視線の先に一抹の姿を確認した
鉄から聞いた通りに既に『夏』による洗脳が施され、肉体にも変化が現れているようだ

「一抹・・・・お前は・・・・・」

     バッ!

何事かぶつぶつと呟いている一抹に話しかけようとした直後、
問答無用で『インダルジェンス』が戦闘態勢に入った
手元にはオモチャのような『道具』・・・・だが!

(『ポケットショット』・・・・! 現代型の『武器』の一つだ・・・!)

自身の目的のために、『暗殺』に使えそうなものは色々と調べている
彼が持つ『それ』が危険性の高い『武器』の一つだと認識する

「『夏』に頭をやられたという話だけど本当みたいだな!
 一抹・・・・『心』を弄る『インダルジェンス』の使い手が逆に『心』をやられるなんて
 悪い冗談にも程があるぞ!」

武器をつきつけられたこの状況で下手に動くのはマズイ
『インダルジェンス』の動向を目で見つめながら攻撃に注意し、制服の『タイ』を解いて懐に納める
そして、懐から『暗器化』によって変化した『縄ヒョウ(金票)』を取り出したい

720夢見ヶ崎明日美『ドクター・ブラインド』:2021/09/15(水) 18:25:36
>>716

「まぁ、こんなときは『アレ』だな『アレ』」

         ズ ギ ュ ン ッ

「――――『アレ』」

玄関に入りながら、
『ドクター・ブラインド』を発現する。
言うまでもないが、『超人的四感』を使う。
『音』とか『匂い』とか『床の振動』とか、
色々と感じ取れるだろう。
スタンドを出して情報収集するのは、街中でもやっている事だ。
なんかオモシロいコトがないかさがしてみよう。

721鉄 夕立『シヴァルリー』&『C・セッション』:2021/09/15(水) 21:00:19
>>716

自転車を駐輪場へ止め、中へと入る。

「噂をすれば影が射す。いや、一抹くんは『影』に付き纏われている側だが…」

七篠さんから連絡を受けたスマホはしまっておこう。

722一抹 貞世『インダルジェンス』:2021/09/15(水) 21:40:49
『マップ』
ttps://media.discordapp.net/attachments/833903684081156127/887528987235065886/sample_nursing_home_map.jpg

17に一抹。40辺りに赤月。

>>719
「まだまだですね。『インダルジェンス』程度では心を
 操るとは言えませんよ。『本物』を目にしたらね…」

「『インダルジェンス』は本体である私の心を殺すため
 のスタンド。自分の『悪感情』を憎んでいるからこそ
 生まれたんです」

『縄ヒョウ(金票)』を取り出している間に『ポケットショット』からスーパーボールが赤月の足を狙って打ち出す(パス精密:BCA)+パスBB相当の威力。
60m先を走行していたバスの厚さ40ミリの強化ガラスをスリングショットの金属弾が貫通した東京八王子の事件。
『スーパーボール』では同じようには行かないが『インダルジェンス』のパワーと精密な動作が加われば、それに匹敵する威力が生み出されるだろう。

「いつかの約束通りに二人で納得するまでやりましょう
 しましたよね? どうだったかな?」

『ポケットショット』にパチンコ玉を装填しながら赤月に向かって走り始める。
元から軽い一抹が『白い煙』化した影響で人の域を越えないものの、それなりの速度で赤月に接近できるだろう。


>>715
>>720
妹夫婦のコロナ感染と祖父の入院などが決まって生活の余力が無いに等しいので今回は1vs1とさせてください。

723一抹 貞世『インダルジェンス』:2021/09/15(水) 21:43:52
>>719
十字架の意匠を各部に持つ、人型のスタンド。
手で触れた者の悪感情を、触れている限り『鎮静』する。
また手の甲から『刃』を伸ばし、『苦痛を伴わない』斬撃が可能。

『インダルジェンス』
破壊力:B スピード:C 射程距離:E
持続力:B 精密動作性:A 成長性:D

スタンド能力詳細:ttps://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/comic/7023/1453050315/188

持ち物:新品スマホ、ポケットショット二つ、スーパーボール三つ、パチンコ玉七つ。

724常原ヤマト『ドリーム・ウィーバー』:2021/09/15(水) 21:46:53
掃除をしていた『大柄なメイド』が、ふと仕事の手を止めて『スマホ』を見ている。

「フム   懐かしい方から連絡が来たと思えば」
「何やら大変なことになっている様子………これは…大変ですよ!!!!!」

「……ケーキでも作りましょうか  いや 『裁縫』もいいですね」
「新しいメイド服も用立てねば!」
「すこし籠って、針仕事でもいたしますか!!急がねば!!!!」

掃除用具を片付けると、慌てて駆け出していく。
騒動には気づかない……。


(学生寮を根城とするキャラクターとしては参戦したいところですが、
乱入難しそうなので
『用事ができちゃったので気づかない』ロールだけでも。反応は不要です。)

725一抹 貞世『インダルジェンス』:2021/09/15(水) 22:00:59
>>721
まだ大きな騒音は聞こえない。
どの部屋で、何処で何をしているのかも分からない。
(キャパ限界で複数人の判定は厳しいのでお待ちを)

726赤月『サクソン』:2021/09/15(水) 22:16:56
>>722

「自分自身の『悪感情』を抑えるため・・・・だと?」

やはり一々癇に障る奴だ・・・と赤月は考える
怒り、悲しみ、憎悪・・・『悪感情』に囚われる事で破滅する人間は数多くいる
だが、赤月の場合は・・・・

(『悪感情』・・・怒りや悲しみまで失ってしまったら、
 私は空っぽになってしまうじゃあないか・・・・)

『家族』を失った『悲しみ』と、失わせた相手への『憎悪』
それは今の赤月に残された唯一の『家族との絆』なのだ

「そうか・・・・それがお前の『インダルジェンス』の根幹か
 やはり、お前は私と『そりが合わない』な」

『縄ヒョウ(金票)』を懐から取り出す直前に、『ポケットショット』の弾丸が飛来する
だが、赤月は先ほどから『インダルジェンス』の動向を見つめていた
如何に凄いスピードとはいえ、狙われている位置がわかればタイミングを合わせて対処する事は出来るはず
咄嗟に両足で真上に跳躍する事で弾丸を回避したい

「だけど、同時にお前の事を少し見直した
 訳の分からない奴だと思っていたけど・・・・お前は常に自分の中の『憎悪』と戦っていたのだな」

一抹が時折見せる、理解不能なまでに苛烈な『戦闘意欲』・・・・
もしも、それこそが素の一抹貞世で、普段の彼はそれを必死になって抑えていたのだとしたら?

「気に入らない考え方だけど・・・・それだけは認めてやる!」

そして、真正面から向かってくる一抹に対して、
懐から取り出した『縄ヒョウ(金票)』を真っ直ぐに投げつけたい
縄の末端は左手で持ちながら、右手で『ヒョウ(金票)』の部分を投げつける


=============================================
『トレンチコート』を纏った人型スタンド。
 
『トレンチコート』で覆い隠した『道具』を『暗器』に変える。
実存する『暗器』の特徴を『道具』に宿し、
『道具』を『使用』した瞬間、『暗器』の本領を発揮する。
 
『暗器』による『殺傷』を『目撃』されたならば、
その者に見られる限り、その『傷』は決して癒えない。
 
『サクソン』
破壊力:C スピード:C  射程距離:C(15m)
持続力:D 精密動作性:A 成長性:D

プロフィール詳細:ttps://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/comic/7023/1453050739/146
能力詳細:ttps://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/comic/7023/1453050315/189-190

持ち物:清月学園の学生服(着装)、スマホ、財布、ハンカチ、学生手帳、クリスマスカラーのリボン、星の飾り

727一抹 貞世『インダルジェンス』:2021/09/15(水) 23:06:12
>>726
「赤子の私が覚えているのは両親からの明確な『殺意』
 そして、教会なんて日本に馴染みのない場所の子供」

「しかし、血の繋がりが無くとも夕立先輩や氷山先輩
 たちは『憎悪』より大切な『慈悲』を教えてくれた」

『インダルジェンス』自体のスピードは人並みでしかない。距離が開いていたこともあって紙一重で避けられた。
ならば、駆け寄りながら再装填したパチンコ玉で錘を狙い落としつつ赤月の足元で『慈悲の刃』を展開(パス精:BCA)+刃の展開BC。
パチンコ玉を射出したままの姿勢で下から赤月の両足を突き刺したい。

「あの日、取り憑かれた氷山先輩を捕らえて元凶の元に
 たどり着いたのは『運命』に違いない。
 『時間切れ』を迎えた氷山先輩と偶然にも開いた日記」

「『夏の魔物』が被害者を『夏の風物詩』に変えた瞬間
 、その場に他に『夏を満喫しているもの』がいれば、
 『夏の魔物』はもう一度だけ…」

「奴が姿を消したが最後、氷山先輩の『夏の風物詩』化
 は確定する。私は迷わず二人目になった」

「今の私なら2mは跳躍可能ですが『使わない』」

728赤月『サクソン』:2021/09/15(水) 23:35:27
>>727

「『殺意』を・・・・両親・・・・家族から・・・・!?」

――――胸の奥がズキリと痛む
家族から『殺意』を向けられた経験など自分にはなかったからだ
彼の独白に思わず同情の念を抱きそうになるが、その心を奥歯を噛み締めて打ち払う

「ヒヤマって奴が何者かは知らないし、興味もない・・・・
 お前が誰のためにこんな無様な姿を晒しているのかなんて知った事じゃあない
 けど、だからこそ!今のお前の姿は見ていられない!」

『パチンコ玉』が射出され、投げつけた『ヒョウ(金票)』に接近する・・・・その瞬間に赤月は行動を起こす!

「それだけの覚悟を持って『二人目』となったお前が・・・・なぜここに来た!
 お前は一体何がやりたいんだ!一抹! 『夏』に負けたのか!?」

『縄ヒョウ(金票)』の暗器化を解除する!
その瞬間に『縄ヒョウ(金票)』は元の姿・・・『クリスマスカラーのリボン』に変化する(>>719メール欄)

今の一抹は『夏の魔物』に近い性質を持っている
つまり、『夏』を好み『冬』を嫌うという事だ

だから、赤月は一つの心理的トリックを仕掛けた
それは『縄ヒョウ(金票)』の元となった物体が『タイ』であると一抹に思い込ませる事

以前、赤月が一抹に自身の能力を披露してしまったきっかけは『最中派のアリーナ』での試合だ
その時の赤月は制服の『タイ』を能力で暗器化し、『縄ヒョウ(金票)』を振るって戦った
その事を一抹は鮮明に覚えている可能性が高い

加えてこの『リボン』は今までに一抹に一度も見せた事のない道具だ
この2点を加えて騙しにかかれば、『リボン』が現れる事を事前に察知する事は困難なはず

つまり、予想だにしないタイミングで一抹の目の前に『クリスマスカラー=冬』を出現させる事で
一抹の意識を奪い・・・・瞬間的に驚かせて不意をつく事がこの作戦の目的だ

「『夏』に負けたお前など、私は怖くもなんともない!」

一抹が『クリスマスカラー』の出現に怯んだ隙を突いて
彼の攻撃が始まる前に、カウンターのように右足を伸ばし、一抹の顔面を蹴り飛ばしたい

729一抹 貞世『インダルジェンス』:2021/09/16(木) 00:32:20
>>728
「私の目的? 敬愛する氷山先輩を奪いに来た。
『夏の衝動』からは逃げられないッ!」

「『矛盾』しているけど氷山先輩を人質にクリスマスを
 防止し、私は『白い煙』となって消えるッ!」

「『夏の魔物』は知れば知るほど強く作用してくる。
 だから、もう、私は駄目です…」

赤月は一抹の想像力を過信した。一抹にとってのクリスマスは町の木々に変な飾りつけがされたり、サンタクロースを名乗る存在が歩き回るだけだ。
何一つとして子供らしいことをしてこなかった一抹にリボンは女の子がするものという認識だ。
七篠が季節外れの『枝』を出そうが意味が分からずに攻撃するだろう。

「なんですか? それは? あぁ、季節外れ云々の…
 普通の生活してこなかったから『意味』が分からない
 七篠先輩の『枝』で季節外れの花を出されても何か
 分からないまま殴ると思います」

「冬の名物は『サンタクロース』ぐらいしか分からない」

『パチンコ玉』が赤月の額ギリギリを通り過ぎると同時に『慈悲の刃』が両太ももに突き刺さり、『インダルジェンス』がテーブル(53)に向かって赤月本体を吹き飛ばす。
『痛み』は一切なく立とうと思えば立てるはずだ。
しかし、動けば流血は激しくなる。激しく動けば意識は朦朧として気絶するかもしれない。さらに動くと『激痛』がする。

「今のは困惑しましたよ。その出血では戦闘継続は不可能だと思います。大人しくしてください」

>>713 夢見ヶ崎先輩
>>721 夕立先輩
事件の中心に関わっている方の乱入を許可します。

730七篠 譲葉『リルトランク』:2021/09/16(木) 00:35:46
>>729

 戦闘に決着がついたと思われたそのとき。
 焦げ茶の髪を背中に流した少女が息を切らせながら台所へと入ってきた。彼女――七篠は周囲を見渡し一抹の姿を見つけると声を上げた。

「一抹くんっ!!」

 どうやら一抹の顔見知りのようで、慌てた様子で一抹に駆け寄ると背中から抱きつく。

「ダメです、危ないことしちゃ…。
 『夏』を満喫したら…一抹くんが『風物詩』になっちゃうんですよ…?
 言ったじゃないですか、死に急がないでって…」

     「大丈夫ですよ、一抹くん。
      私は一抹くんがいてくれて助かってますし、救われています。
      ……必要です。だから死んだり、死に急いだらダメですよ?」

 七篠の言葉にかつてこの『寮』で七篠が口にした言葉を思い出すかもしれない。

731赤月『サクソン』:2021/09/16(木) 01:20:37
>>729

「お前は・・・・そこまで・・・・っ!    ・・・・あ」

    ――ドグシャアァッ!

勝負を分けたのは『冬』に対する感受性の差であり、それは赤月と一抹の経験の違いでもあった
赤月にとって『クリスマス』は特別な日、一生懸命に部屋を飾り付けて、家族の帰りを待った思い出の日々
一抹にとって『クリスマス』は何でもない日、子供らしく遊ぶこともなく、色合いに意味を持たない普通の日
今までに送った人生の違いが、ここに来て現れてしまった結果だ

  ドクドク・・・・

拍動するように腿から流れ出る血液を眺めながら、今になってそれを理解した
動脈の一部を傷つけているのだろうか?傷口からは止めどなく血が流れ続ける

人間は全血液の20%を失うとショック状態に陥り、30%以上の流出で死に至るという
本で読んだ知識をもとに冷静に『死』の計算を行う赤月であったが、
それと同時に冷静であり続けてしまう自分に異常を心底恐ろしいと思った

(痛みが・・・・ない・・・・!)

動物は窮地に陥った時に交感神経を更新させる事でその窮地に対処する
『Fight or Flight(戦うか逃げるか)』と呼ばれる反応だ
だが、今の赤月は致死の一撃を受けたにも関わらず・・・・痛みがまったく存在しない
理性で理解する『死の恐怖』と肉体が認識する『無痛の安堵』・・・そのギャップに脳の認識が狂わされる

『インダルジェンス』に吹き飛ばされ、テーブルに背中から激しく打ちつけられる
台所一面に血をまき散らしながら、その真ん中で床に転がっている
痛みはないものの、急激な出血に顔が青ざめていく・・・いずれは意識も混濁してしまうだろう

「ぐっ・・・・ はぁ・・・ はぁ・・・」

>>730

「誰・・・・だ・・・・?」

致命的な一撃を受けたその直後に、何者かが台所に入ってくるのを見た
どうやら、一抹の知り合いの様だが・・・・

「まあいい・・・ 血を・・・止めないと・・・・
 ふざけるなよ、一抹・・・ 私はまだ・・・・」

乱入した女性が一抹に抱き着いている間に近くを探す
見つけたいものはタオルや手ぬぐいなど・・・適度な大きさの布だ
台所であれば、近くに布巾があってもおかしくはないはず
適度な大きさの布を見つけて、両脚の傷口を強く縛り付けたい

732赤月『サクソン』:2021/09/16(木) 17:58:17
>>731
止血処置の後、余力があれば鉄に向けて以下のメールを送りたい

『学生寮で一抹と遭遇した
 致命傷を受けた 動けない
 誰かがあいつを止めている』

733夢見ヶ崎明日美『ドクター・ブラインド』:2021/09/16(木) 20:06:12
>>729

『ドクター・ブラインド』を発現した瞬間に認識した。
『争いの音』と『双方の声』と『血の匂い』。
それらを遠距離からキャッチする事で、
実際に『現場にいずとも』大体の状況を掴んだ。

      ク ル ッ

               ダ ダ ダ ッ

親交の深い『イズミン』に連絡を入れつつ、
ttps://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/comic/7023/1456056964/380
身を翻して寮の外に回る。
足元の土を『ドクター』の片手で一掴み分確保し、
もう片方の手で小石を幾つか握る。
まず考えるべきは『治療手段の確保』だった。
『今泉未来』の『コール・イット・ラヴ』は傷を『補修』できる。
どのような形であれ、戦いが終わった後で、
誰よりも必要とされる存在だ。

(これで『キュウキュウシャ』はいらない…………)

平行して『イズミン』に頼んで、
寮の外から『イズミンの部屋』を通れるようにしてもらった。
ttps://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/comic/7023/1456056964/382
まず『イズミンの部屋』に入り、
そこを経由して『台所方面』に向かう。
無論、見つからないように姿を隠しながらだ。
『超人的聴覚』によって、『全員の位置』や、
そこに至るまでの『方向』と『距離』は全て分かる。
その情報を参考にすれば、難しい行動ではない。

(…………『ダレか』きた)

狙うのは『奇襲』だ。
不意を打った一撃を食らわせ、そのまま畳み掛ける。
『一抹の知り合い』が割って入ったようだが、
『説得』が成功するとは思えない。
これが『能力』によるものなら、
『言葉』で跳ね除けるのは不可能。
夢見ヶ崎が知る『スタンド』というのは、そういうものだ。

734鉄 夕立『シヴァルリー』&『C・セッション』:2021/09/16(木) 20:34:52
>>729

『シヴァルリー』を前に発現し、寮の中を進む。
また、バッグの中から『釘』を二本ほど取り出しておく。
ここの現状は一切把握できていないが、緊急を要する事態ということだけは理解している。

735一抹 貞世『インダルジェンス』:2021/09/16(木) 21:39:28
>>731
「そっか。赤月先輩が自分中心な理由が分かりました。
 幸せな頃があったんですね。私には分かりませんが…」

「私は要らないから『殺意』を以てして捨てられました
 ゴミ袋のゴミに声さえ出せぬよう押し込まれて。
 だから他人のために生きてないと私は…」

『冬の風物詩』は一抹に通用しない。知らないからだ。
ポインセチア? 一抹にとっては綺麗な葉っぱだ。
クリスマスカラーのリボン? 髪飾りだろう?
フユイチゴ? それも『冬の風物詩』なのだろうか。

「私は幸せだった頃なんて一切なく生きてきました。
 最中派のアリーナの連中が私を白髪鬼とか呼びますが
 復讐者やるなら復讐鬼じゃないと駄目です」

「『アリーナ』に復讐して『エクリプス』が復権する
 手伝いをしてる赤月さんは町の人々に恨まれる覚悟
 はしてますか?」

丁度良く布巾が置かれているが太ももを縛るには『サクソン』の手助けが必要不可欠。
意識がある間に血止めをしなければ出血死の恐れがある。

>>730
「あっ、〆の必殺技が…」

赤月先輩を〆ようとして必殺技の準備をしたら七篠先輩に捕獲されてしまった。
もっと早く気がつけば『パイルドライバー』で腕を切断できたのに。

「私が生きてる価値と意味なんて氷山先輩の『時間稼ぎ』以外にありませんよ」

もぞもぞと身動きしてから腕の『煙』化を始める。
と、同時に『慈悲の刃』を七篠先輩に振り下ろそうとするが直前で止まる。
『慈悲の刃』を七篠先輩に突きつけることしかできない。

「『夏の魔物』を知り過ぎた私にとって彼は友達です。
 七篠先輩は、私の『鎮静』の代わりを見つければ良い」

一抹にとって七篠先輩は守るべき対象という認識が焼きついており、『殺意』を向けられるほど喜んで斬り掛かる一抹と相性が悪い。
贅肉の無い七篠先輩に拘束されているが何をして良いか分からない。

>>733
台所方面に走っていると焦げ茶色の少女が一抹をガッチリと抱き抱えている姿が見えた。
身体が『白い煙』のようになった一抹が抜け出そうとしているが抜け出られず困惑した顔をしている。

「ダメです、危ないことしちゃ…。
 『夏』を満喫したら…一抹くんが『風物詩』になっちゃうんですよ…?
 言ったじゃないですか、死に急がないでって…」

     「大丈夫ですよ、一抹くん。
      私は一抹くんがいてくれて助かってますし、救われています。
      ……必要です。だから死んだり、死に急いだらダメですよ?」

『インダルジェンス』は何度も少女に『慈悲の刃』を振り下ろそうとするが止まり、刃を突きつけるだけの状態になっている。
一抹、七篠、赤月の三人の会話は寮に入る前から全て把握している。
赤月は『慈悲の刃』の餌食になったが七篠と呼ばれる少女には手出しが出来ないらしい。

>>734
「一抹くんっ!!」

「ダメです、危ないことしちゃ…。
 『夏』を満喫したら…一抹くんが『風物詩』になっちゃうんですよ…?
 言ったじゃないですか、死に急がないでって…」

     「大丈夫ですよ、一抹くん。
      私は一抹くんがいてくれて助かってますし、救われています。
      ……必要です。だから死んだり、死に急いだらダメですよ?」

台所で七篠が一抹を止めているらしく戦闘音はしない。
『殺意』を向けた分だけ『殺意』を研ぎ澄ます一抹にとって『殺意』を向けない七篠は天敵なのかもしれない。

736夢見ヶ崎明日美『ドクター・ブラインド』:2021/09/16(木) 22:13:54
>>735

『白い煙』。
クロガネくんから聞いた『夏の魔物の影響』なんだろう。
どういう事が出来るのかは分からないが、
『一つの能力』のように使えるそうだ。
不意に予想外の事をしてくる可能性は十二分に有り得る。
警戒は怠らない。

(――――――おっとぉッ!?!?)

意外な結果だ。
ただ、自分は二人の関係を知らない。
その中で何かがあったとしても、
与り知らぬ事なのだから仕方がないだろう。
様子を見つつ、
『ドクター』の片手に持った『土の塊』を丸める。
精度を駆使し、事前に『調整』しておこう。

(でも、チンタラやってるヒマはねーぞ)

時間を掛けるだけの余裕があるなら、
自分の加勢がなくても何とか出来るかもしれない。
だが、それが難しいのも事実だ。
『ナカレ』は深手を負っていて、
今すぐにでも治療しなければならない。
求められるのは早急な鎮圧。
『イッちゃん』は『七篠先輩』とやらに動きを封じられ、
仕留め損ねた『ナカレ』に注意が注がれている。
今が『チャンス』だ。
同時に『ミス』は許されない。

(一瞬で決める)

発見されないギリギリの距離まで接近を続ける。
そして、そこで立ち止まる。
『タイミング』を計る。

737七篠 譲葉『リルトランク』:2021/09/16(木) 22:15:18
>>735

「必殺技なんて危ないことしちゃダメです」

 七篠はそう言いながら『サネカズラの枝』を自身の服から生やし、一抹の胴体に巻きつけるように絡めた。
 木の枝が『抱っこ紐』のようにまとわりつこうとする。(パス精CBA)
 もし仮に一抹が切断する等で解除した場合はまた改めて生やすだろう。

「時間稼ぎはもちろんありがたいですけど、
 それで一抹くんがいなくなったら私は嫌ですよ」
「正直、氷山さんより一抹くんとの方が関わりが長いんですからね?」

――ひとまず、これで一抹くんは動けないはず…。
――一抹くんはその、攻撃的だから…。必殺技とかされたらどうなっちゃうかわかんないし…。

――……鉄さんは、来れたのかな…。
――タクシーで来たから追い抜いちゃった? それとも来てない…?

 そして大声で周囲に向けて呼びかける。

「誰か! ここで倒れてる人がいます…!」

738赤月『サクソン』:2021/09/16(木) 22:19:42
>>735(GM)

「お前が・・・・ どうしてそこまで他人に気を使っているかはわかった・・・・」

思えば、『アリーナ』の時もそうだった
不自然なくらい他人に気を使い、義父からの教えと言いながらエスコートを買って出る
転校してきたばかりの私に対して『先輩』などと言うのもそのせいか

「相変わらずふざけた事を言う奴だ・・・・
 幸せな頃がないだと・・・? そんなはずはないだろう・・・・!
 お前を抱き留める彼女は? お前が畏敬を向ける夕立は?
 お前の事を想う人間がこれだけいるのに・・・・幸せでないわけがない!」

出血が続き、顔色がみるみるうちに青ざめる中で
一抹の語る自虐に真っ向から『NO』を叩きつける

(あるいは・・・・それは私も同じ事か・・・・)

「それに私は・・・・ 鬼となるつもりはない・・・・
 鬼になって、家族への想いすら忘れてしまうくらいなら・・・・この場で死んだ方がずっといい」

流石にこの状況でメールを送る暇はなさそうだ
完全に動けなくなってしまう前に『サクソン』を発現し、布巾で固く傷口を縛り上げる

(本気で・・・・ まずい状況だ・・・・)

>>夢見ヶ崎 >>鉄

台所までたどり着いたのなら、二人はそこに『血の海』を見るだろう
血だまりの真ん中では赤月が背を壁に預ける様にして倒れている
無造作に放り投げられた両脚は血に染まり、大腿の切創からは拍動するように血が流れ続けている

739鉄 夕立『シヴァルリー』&『C・セッション』:2021/09/16(木) 23:06:10
>>735

「・・・・・・・・・・」

足音を殺し、壁に背中を預けて中の様子を伺う。現在は、七篠さんが一抹くんを説得中ということか?
戦わずに済むならそれに越したことはない。
なるべく気付かれないように視線を送りつつ、万が一、一抹くんが『慈悲の刃』を
使うようなら、その『殺傷力』を奪うつもりだ。

740鉄 夕立『シヴァルリー』&『C・セッション』:2021/09/16(木) 23:09:06
>>737-738

「・・・・・!」

床に倒れた赤月にも気付くが、飛び出したい気持ちを抑える。
このまま一抹くんから戦闘意欲が消えたなら、すぐに病院を手配しなければ。
あるいは、ここに『彼女』がいるならばその必要もなくなるが…。

741一抹 貞世『インダルジェンス』:2021/09/16(木) 23:51:54
>>736
赤月のした失敗は『殺意』と『冬の風物詩』を使ったこと
『サンタクロース』並みに分かりやすい物を用意しないと一抹には効果が無い。
ギリギリまで近寄れたが『インダルジェンス』は『ポケットショット』を手にしている。
下手な攻撃をすれば手痛い反撃が返って来るだろう。

「誰か! ここで倒れてる人がいます…!」

七篠の声に反応した一抹が周囲を見回す。
当然のように本体と『ドクター・ブラインド』が見つかるが『インダルジェンス』は射撃をしない。

「私より赤月さんを心配した方が良いですよ。
 アリーナの敵対勢力の駒ですから…」

「七篠先輩に負ける日が来るなんて…」

観念したというより七篠の言葉に耳を傾けて『負けた』と判断したのか『インダルジェンス』が解除された。
贅肉の無い包容と『枝』の拘束で本体の一抹は七篠に拘束されていく…

>>737
七篠の言葉に渋々だが『インダルジェンス』を解除する。
『冬の風物詩』となる『枝』を使っても一抹は少しも嫌悪感を抱かないだろう。
そして、七篠は気づいた。一抹の身体が異様に軽い。
拘束したまま動いても邪魔にならないほどの軽さだ。

「なぜ、私を助けるのです? 見放しても良かったはず
 ただ、私は七篠先輩を傷つけられない…」

「何故だ…」

一抹が放心してる間に助けを呼ぶと不思議の国から出てきたような少女とスタンドが居た。
隙を狙っていたのだろうか手に『何か』を持っている。
さらに夕立先輩までも密かに近寄って来ていた。

>>738
「スタンド使いは最終的に独りですよ。
 氷山先輩は多くの人々に慕われていたけど『変貌』の
 最終段階まで誰も助けてあげなかった」

「赤月先輩も同じだ。最後は全てを裏切る宿命にある。
 私に説教をするなら『三回』死ぬほどの戦いを経験
 してからにしなさい」

「私から見れば赤月先輩は知らないことが多すぎる…
 それに誰かが都合良く動かしているようにも…」

>>739-740
「サクッと赤月先輩はやれたのに七篠先輩だけは…」

いつでも『慈悲の刃』を振り下ろし、『ポケットショット』で迎撃可能だった『インダルジェンス』が解除される
本体の一抹は贅肉の無い七篠先輩に包容されながら『枝』で拘束されていく。

「夕立先輩対策もしてたのに七篠先輩が…私は傷つけられない…」

どれだけ『夏の魔物』が精神を蝕んでも最後の一線だけは超えられなかったのかもしれない。
もし、七篠が『殺意』を持って襲っていたら赤月と同じく『慈悲の刃』の餌食にされていたはずだ。

742夢見ヶ崎明日美『ドクター・ブラインド』:2021/09/17(金) 00:14:22
>>738

(……………ヤバいな)

相当な出血量である事は、『現場』を見るまでもなかった。
『超人的嗅覚』で嗅ぎ取れる『血の匂い』が、
あまりにも強すぎたからだ。
だからこそ、『イズミン』に『治療』を頼んできたのだから。

(しゃべるなよ、マジでしぬぞ)

重傷を負いながらも啖呵を切る『ナカレ』を見ながら、
心の中で呟いた。

>>739

       ――――ピクッ

『足音』を殺していても、『ドクター・ブラインド』には分かる。
普通では聞き取れない音を聞き取れる。
それが『超人的聴覚』だ。

(…………『たちどまってる』)

『関係者』か『部外者』か。
さしもの『超聴覚』でも、そこまでは区別できない。
ただ、『足を止めた』という事は、
明らかに『この状況』が見えている。
そして、見えていながら立ち去らないし、
不用意に近付いてもこないという事は、
『慣れている人間』だ。
もし『味方』ならラッキーだが、
ハナから当てにするような事はしない。

>>737

(――――――『来た』)

『七篠先輩』が『イッちゃん』を拘束する様子が見えた。
彼女もスタンド使いだったらしいが、
そんな事に注目している場合ではない。
重要なのは、
『イッちゃん』が『彼女の能力に掛かった』という事実だ。

           ド シ ュ ン ッ

『ドクター・ブラインド』の片手に握った『土塊』を、
『イッちゃん』の目元を狙って投げる。
そして、それが当たるか防がれるか避けられるかする前に、
もう片方の手で『小石』を放つ。
最初に投げた『土塊』に『小石』を命中させ、
狙ったタイミングで『土』を顔の近くに飛び散らせる事で、
瞬間的に視界を妨げる事が目的だ。
あらかじめ『土塊』は砕けやすく『調整(>>736)』してある。
たとえ非力なパワーでも、間単に割る事が出来るはずだ。
同時に、『ドクター・ブラインド』を『イッちゃん』に接近させる。
射程距離は『5m』だが、
足りないようなら本体も一緒に前進しよう。

743夢見ヶ崎明日美『ドクター・ブラインド』:2021/09/17(金) 00:24:03
>>741

『という算段だった』のだが――――――。

          ス ッ

「おいおいおい!!いきなりブチこわしじゃねーか!!
 せっかくスキをうかがってたのによォ〜〜〜」

バレてしまったため、堂々と出て行かざるを得なくなった。
警戒は緩めないが。
『スタンド使い』というのは油断がならない。
もう諦めたように見せかけながらも策を仕込む。
これまでの経験上、そういう風に認識していた。

「『イッちゃん』、どうした??
 このまえあったときとくらべて、
 ズイブンと『しろく』なっちゃったみたいだけど。
 『コクバンけしクリーナー』でもひっくりかえした??」

「あ、『ナカレ』もおひさァ〜〜〜」

『ナカレ』に片手を振る。
しかし、おそらく分からないだろう。
あの時は『変装』していたのだから。

「『イッちゃん』。
 アリスさぁ、クイズかんがえたんだけど、だしていい??
 『イマがたのしいコ』と『イマがたのしくないコ』がいます。
 どっちがエライとおもう??どっちがスゴイとおもう??」

「セイカイしたら、キャンディーあげるよ」

本体の手でスマホを取り出して、
『イズミン』に連絡を入れておこう。

744七篠 譲葉『リルトランク』:2021/09/17(金) 00:28:23
>>741

「あ、スタンドが…」

 七篠は一抹が『インダルジェンス』を解除したのを見て戦う意志はないのを理解する。

「一抹くんは私をたくさん助けてくれました。
 大丈夫です、見捨てません」
「……それにしても、一抹くん…軽くないですか…?
 ちゃんと食べてますか…? まるで空気みたいです…」

 比喩ではなく軽すぎる一抹を『抱っこ紐のような形状になっている枝』で抱えたまま、周囲にいる鉄とアリス風の少女に声をかける。

>>740,743

「すみません。奥の人…赤月さん…?
 出血が酷いみたいなんです、止血をお願いできませんか…?
 私のスタンドで薬草とかも出せるので多少傷の手当てはできるんですが、
 今、この人を捕獲しているのであまり…その、加害者を被害者の近くに寄せたくなくて…」

745赤月『サクソン』:2021/09/17(金) 00:37:08
>>741

「それ・・・・・ は・・・・・」

ヒヤマ先輩って誰の事だ・・・・とか、宿命がどうだのと大きなお世話だ・・・・とか
色々と言いたい事はあったのだが、どうやら限界が近いらしい

(血を・・・・流し過ぎた・・・・)

朦朧とし始めた意識の中で、たった一つだけ言葉を残す

「人は・・・・ 独りなんかじゃあない・・・・」

この町に来てから多くの知己を得た
新しい繋がりがいつか自分の中から『兄』の存在をも過去へと押し流してしまうのではないか
その不安は常に赤月の心の中で燻り続けている

だが、それでも今更孤独だった頃に戻る事は出来ないし、するつもりもない
それだけは目の前の少年に伝えようと、最後の力を振り絞り・・・・言葉にした

>>743

(・・・・・・?)

僅かに残った意識が騒々しい声を聞く
どうやら自分の名前を呼びかけているようだが、顔がよく見えない

746夢見ヶ崎明日美『ドクター・ブラインド』:2021/09/17(金) 00:42:21
>>743

(許可していただけるなら、今泉PCを呼んで、
 赤月PCを治療してもらう事を希望します)

747鉄 夕立『シヴァルリー』&『C・セッション』:2021/09/17(金) 00:43:26
>>741

先程、最中さんと交わした言葉を思い出す。
一抹くんは確かにそういう面もあるが、それだけの人間ではないと。
自分は間違っていなかったと、改めて思う。でなければ、七篠さんに声をかけられたとて止まりはしなかっただろう。

「・・・・・良かった、一抹くん。正直、キミと殺し合いをしたくはなかった」

『釘』をしまい、壁から出て行く。

>>742

「キミも来ていたのか。連絡先は、やはり『今泉』さんか?」

自分と同じく登場したアリスを見て、声をかけた。
彼女と今泉さんは仲が良い。そしてこの状況で、今泉さんはもっとも必要な『スタンド使い』だ。

>>744

「ありがとう、七篠さん。お疲れさまだ」
「安心してほしい、この寮には『治癒能力』を持っている『スタンド使い』がいる」
「彼女さえ到着できれば、赤月さんが亡くなることはないはずだ」

>>745

「キミも災難だったな、赤月さん。いや、二人ならば遅かれ早かれ、こうなっていたかもしれないが」
「…この出血量は、流石に心配になるか」「念のため、応急処置をしておこう」

辺りを見回して、清潔な布があればそれで患部の根元側を縛り、出血を抑えよう。
なければ『シヴァルリー』で自分の学生服を引き千切り、適度なサイズにして縛る。

748一抹 貞世『インダルジェンス』:2021/09/17(金) 01:44:35
>>742
落ちた『ポケットショット』からパチンコ玉が3つ。
スピードでは『インダルジェンス』を上回る『ドクター・ブラインド』が本体を攻撃した場合、本体の夢見ヶ崎に撃っていたかもしれない。

「状況次第ですね。夏の衝動に気を許せば楽しくはなり
 ますが氷山先輩のようになってしまいます…」

「だから今の私は現在を楽しまないのが正解です」

   クスクス

                 クスクス


「私には『認知』出来ず『親しみ』さえ覚える『夏の魔物』。奴を知り過ぎたから私は『一回』でも楽しむと…」

「私は楽しみたいです。けど、『時間が無い』のです
 次に夏を謳歌したら氷山先輩が本当に『かき氷』に…」

遠く離れた柱の影に真っ黒い少年のシルエットがノートを片手に一抹を『観察』している。
一切の攻撃が通用しないとハッキリ分かるほど薄い影のヴィジョンが笑う。
そして、一切聞こえていない一抹の肌は『煙』のようだ。
『夏』を謳歌すれば跡形もなく『消えて』しまうだろう。

>>744
「助けたかな…どうだったかな…」

エアコン目当てにナイちゃんと部屋を占拠した思い出の方が多い気がする。
だが、それすらも今は出来ない。エアコンを使うこと自体が夏を楽しんだと認知されたら『最後』だ。
確実に跡形もなく『煙』となって消える。

「残り一回ですね。『夏の魔物』を知り過ぎたから変貌
 の速度が早いです。きっと、私も氷山先輩のように…」

>>745
「次は私に勝てる程度には強くなりなさい。
 じゃないと『アリーナ』では勝ち残れない」
 
「では、復讐を適度に頑張って」

>>746
(今泉さんを呼んでOKです。もう来ていた扱いでも…)

>>747
「一度なら私も楽しめると思いますよ。『切れ味』より
『慈悲の刃』は刺突の際の一撃が重要ですから」

「約束をしていましたが赤月さんには私が勝ちました。
 夏の能力無しで。意外と勝てるものですね」

近くに有った布巾を使って『シヴァルリー』で止血をする
『慈悲の刃』の力により痛がることはなかったが出血は激しい。

749赤月『サクソン』:2021/09/17(金) 06:27:32
>>748

(・・・・・・・・・・・・・やっぱり嫌いだ)

痛みこそないものの出血による血圧低下はいよいよ意識を昏く閉ざす
黒に塗りつぶされる意識の中で、一抹の言葉を聞く
普段であれば噛みついていたはずのその言葉でさえ、今の自分には抵抗する意思を持つ事さえ難しい

血と共に体温が奪われているのか、酷い寒気を感じる
光も音も、今はほとんど感じられない
臨死の孤独の中で赤月は己の無力さを受け入れていた

※なんらかの手段で治療されるまで、『気絶』しています
それまでレスは行わずに、『赤月は気絶している』ものとして扱ってください

750七篠 譲葉『リルトランク』:2021/09/17(金) 09:49:34
>>747

「治癒能力があるスタンド使い…『アリーナ』みたいな…」
「なら早く治療を…! ここからだと上手く見えないですけど…危ないように思えます…」

 七篠の脳裏に浮かぶのは白黒のスーツの女だ。
 もちろん彼女は年齢からして『寮』には住んでいないだろう。別の人間だと推察できた。

>>748

「助けてもらってますよ。
 『オジロ』の時も、『アリーナ』を見に行って怖くなっちゃったときも」

 太らせようとしてくる思い出が多かった気がするが横に置きながら答える。

「とりあえず縛っておけば多少は拘束できるでしょう…。
 ……でも、『夏を満喫』するのを妨害したら氷山さんみたいに一抹くん、暴れちゃいますよね…。
 あ、そうだ、『日記』にすこしだけ『夏の風物詩』を置いて気を紛らわせるって方法が書いてあったような…」

>『二階の部屋に、弟の【夏欲】を少しだけでも満たせるよう【ひまわりの花】を一輪だけ置いて』
>『弟は当然不満がっていたが眼前の【ひまわり】で少しは気が紛れていたようだった』

 確かにそのような記載はあった。
 だが、それはこう続く。

>『しかし、結局、弟は【民家】へと逃亡する事となる』
>『ツルをスルスルと巻き付け、二階から一階へと向かった弟』

 一抹を満喫させない程度に夏を与える方法などあるのだろうか。

751夢見ヶ崎明日美『ドクター・ブラインド』:2021/09/17(金) 21:35:20
>>750

「ダイジョーブ!!
 そのみちの『プロ』とハナシつけてあるから!!
 どんなキズでもバババッ!!っとなおっちゃうよ!!」

           グ ッ !

『七篠先輩』に向かって親指を立てる。
とはいえ、『先生』には早めに来てもらった方が良さそうだ。
『イズミン』宛てに『追加のメッセージ』を送信する。

>>745

「『ナカレ』!!しっかりしろ!!
 『キズ』は…………あさくないけど、とにかくしっかりしろ!!」

『ドクター・ブラインド』は『ドクター』だが、『治療』は出来ない。
あくまでも『移植手術』が専門だ。
応急処置は『クロガネくん』がやってくれてるし、
せめて呼び掛ける事で『ナカレ』の意識を保つ手助けをしよう。

>>747

「イエェ〜〜〜ス!!
 つーか、ひさしぶりに『イズミン』とあそぼうとおもってきたんだけど。
 たのしみにしてたのに、ヨテイくるっちゃったよ。
 フンきざみのスケジュールが…………!!」

なんでわかんだよ??
ココロのナカでもよめるのかァ〜〜〜??
ま、『クロガネくん』は『イズミン』のコトしってるし、そりゃわかるか。

>>748

「私は今まで多くのスタンド使い達と関わってきた。
 十人や二十人じゃあない。全て含めて『五十人』はいる。
 この場にいる誰も知らないような事だって知ってる」

一抹は、『説教するなら三回死ぬ程の経験をしてからにしろ』と、赤月に言った。
確かに一抹は『激戦』を経験しているのだと思う。
それは雰囲気から理解できる。
だが、それなら自分は、
一抹よりも『大勢のスタンド使いと接触してきた経験』がある。
それは一抹にはなく、夢見ヶ崎だけが持っているものだ。

「だけど私は、自分がイッちゃんやナカレより偉いとは思わない。
 私が知ってて二人が知らない事だってあるし、
 二人が知って私が知らない事だってある」

「私はイッちゃんを尊重してるし、ナカレの事も尊重したい」

752夢見ヶ崎明日美『ドクター・ブラインド』:2021/09/17(金) 21:38:26
>>751

続けて、顔馴染みの『アリーナ』構成員『金一』に電話を掛ける。
七篠のお陰で一抹は戦いを止めてくれたが、
このままにはしておけない。
『場所』が必要になるはずだ。
それを用意してもらいたい。
出てくれるかどうかは分からないが、
掛けてみるだけ掛けてみよう。

753今泉『コール・イット・ラヴ』:2021/09/17(金) 21:52:25
>全体

呼ばれたから、返信するよりも先に来てみた。
フツーに考えて、急いだ方がいいと思うから。

「あっ! ユメミン」「と」
「うわーーー」「すっごい事になってる」
「先生、先生ーっ、出て来てくださーい」

           『スデニ』
           『出テオリマス、今泉サン』

「あはは。さっすが先生ですっ」
    
先生は『怪我してる人』のすぐ横に出て来れるから。

「それで」
「私もなにか、手伝った方がいいんですかっ?」

               コール・イット・ラウ″
            『世界はそれを愛と呼ぶ』
            『サア補修ヲ 行イマショウ』

すぐ、あの人をなおしてくれると思う。
で。その間私は何をしてたらいいのかな。って事なんだ。

―――――――――――――――――――――――――

その場に現れたのは、髪をツインテールにした少女と、
全身をマスキングテープで巻かれたような人型のスタンドだ。

――同じ『その場』でも、スタンドの方については、
いきなり『ナカレ』の側に、『発現』された。

754鉄 夕立『シヴァルリー』&『C・セッション』:2021/09/17(金) 22:05:34
>>748-749

「一抹くんの負けず嫌いは、いっそ病的だな。そんな口が利けるなら、キミは大丈夫そうだ」

安心したように、一抹くんへ向けて微笑む。
『夏』に浮かされた状態で寮に突撃して、犬猿の仲とはいえ顔見知りを傷付けて、
しかし敬愛する友人には刃を振るえず、逆に取り押さえられてしまう。
正直、メンタルが大分やられてしまってもおかしくはなかったが。
流石は一抹くんといったところか。後は赤月さんの容態次第か。
手当もないよりマシなレベルだ。救急車でもこれは間に合わないかもしれない。

「一抹くん、キミの身体は今どうなっている?」

>>750

「彼女がこの寮内にいるのであれば、間もなく来てくれるはずだ」
「…それよりも、確かに一抹くんをどうするかは問題だな。手記にもあったように、夏に飢えた犠牲者を完全に拘束するのは難しい」

『インダルジェンス』の膂力とその刃、更に未知数の夏の力を含めると
並大抵の装備では一抹くんを拘束することはできない。
完全な夏化までまだ余裕があるならば、いっそ夏に放り出してこちらの進行に集中する手もあるが…。

>>751

「ああ、キミは最初からそういう目的だったのか。ある意味ちょうど良かった」
「それなら今泉さんは寮の中にいるということだな?…しかしアリスが、そのスケジュールとやらの通りに行動しているイメージは付かないが」

「ところでキミは、今泉さんの家庭について、何か知っているか?」

と、そこまで訊ねたところで誰かの足音を耳にした。

「いや、すまない。この話はまた後にしよう」

>>753

「こんにちは、今泉さん。それに『先生』も」「『治療』をよろしくお願いします」

そういえば、確か『先生』は自らの意志で行動するところがあるらしい。
その間に本体である今泉さんは、治療に専念しなくていいということか。
…とはいえ、特に何か必要なものがあるわけでもないが。
代わりに、現在の事情について説明しておこう。

「今泉さん、現状について説明させてもらってもいいだろうか。
 当初はまず、オレの友人である氷山さんが、とある『民家』を訪れたことによるものなんだが─────」

現在に至るまでに起きたことを説明する。

755一抹 貞世『インダルジェンス』:2021/09/17(金) 23:02:50
>>749
『シヴァルリー』が止血をしているが『慈悲の刃』に刺された傷は深い。身体が冷たくなり意識も失われていく。
もうすぐ『治療』系のスタンド使いが来るからには『出血死』は絶対に無いはずだ。

赤月『サクソン』⇒『再起可能』『大量出血で気絶』

>>750
「氷山先輩を食べたい…」

唐突に一抹が不穏な言葉を発する。そもそも敵地に突っ込んで来たのは何故なのか?
それは一抹が赤月との戦いで『闘争本能』を解消し、氷山を喰らって『夏の衝動』を一気に解消するためだった。
『冬の風物詩』を知らないように『夏の風物詩』を知らない一抹は最後に見たかき氷が忘れられずに来たのだ。

「『クリスマス』開催の準備をやめませんか?
 皆さんが準備していると思うと苛々するッ! 」

「せめて氷山先輩を食べさせてください!」

『包容』された一抹が苛立ち始めた。
変貌の進んだ氷山が凶暴化したように『夏の魔物』に憑依された者は『夏』を邪魔する全てを憎悪するようになるのだろう。

>>751-752
「私が関わるのは町の裏側に近い人たちばっかりです。
 有事に助けてくれる人は少ないですよ」

「それに赤月先輩とは殺し合わなきゃいけません。
 きっと、この子は『エクリプス』の捨て駒です」

「ついでに思い込みが強いから利用しやすいです。
 ずば抜けて強いほどでもないから使い潰される未来
 しか見えない憐れな子ですよ」

>>753
テーブルに叩きつけられた赤月の太ももからは相当な量の血が出ている。今すぐにでも治療が必要だろう。
実行犯らしき小さな少年は焦げ茶色の髪を伸ばした少女に包容の上から『枝』で拘束されている。

  『スデニ』
           『出テオリマス、今泉サン』

赤月の側に『転移』した『コール・イット・ラヴ』が深く刺された太ももに『テープ』を巻きつけていく。
どう見ても『重傷』の刺傷の完治は『5分』ほどで終わるはずだ。

>>754
「『かき氷』になる前の氷山先輩も全身が変貌して能力
 を得て、そのあとに日野家で『かき氷』化しました」

「今の私は『真っ白な煙』になって四肢を『煙』に変貌
 させることが可能です。つまり、もう終わりが近い」

「『夏の魔物』に親しみを感じるようになったり、私も
 『冬の風物詩』やクリスマスの準備を行う人々に憎悪
 を抱き、今にも襲い掛かってしまいそうです…」

「が、私は『冬の風物詩』は分かりませんし、クリスマスの準備が木々に飾り付けをするぐらいしか分かりません」

「ここに来るまでに嫌だったのは木々に付ける金銀の
 飾り付けだけです」

『夏の魔物』の笑い声が微かに聞こえるが飾り付けやクリスマスカラーの無い位置から動かない。
逆に一抹はクリスマスカラーのリボンや靴下の飾り付けを無視してキッチンにまで侵入している。
『サンタクロース』並みの直球な存在でなければ、一抹はシカトしてしまうかもしれない。

756夢見ヶ崎明日美『ドクター・ブラインド』:2021/09/17(金) 23:15:12
>>753

  「『イズミン』――――――」

             ダッ

          「――――――と『センセー』!!」

思わず満面の笑みでイズミンに駆け寄った。
ちゃんと顔を合わせるのは何だか久し振りだったし。
それに、今日はイズミンに会いに来てたんだから。

「イズミン、きてくれてアリガトね。
 ホントはあそびにきたのに、こんなコトになっちゃった」

「はなせばナガくなるんだけど、つまりアレがコレで」

「くわしくはクロガネセンセーがおしえてくれるって!!」

説明は丸投げしとこう。
呼び出し中のスマホを耳に当てながら、
イズミンの隣に並んで立つ。
『アイツ』でるかなァ〜〜〜??
なにしろカイショーゼロのダメオトコだからな。
『キンイチ』のヤローがでるまでハッシンぞっこうだ。

>>754

「まぁな!!アリスは『アドリブ』がウマいタイプだし!!
 なかなかワルくないチャクガンテンだとおもうぞ」

「え??なに??『イズミンのカテイカ』??」

『カレー』でもつくるのか??
きょうは『シーフードカレー』がいいな!!
いや、いっぷうかわった『ドライカレー』もすてがたい…………!!

「…………って、おい!!」

「いいかけたコトとちゅうでやめたらキモチわるいだろ!!
 なんか、このヘンがモワモワする!!」

まぁ、イマだけはゆるしておいてやろう。
ウンがよかったな。
ツギはこうはいかないぞ。

>>755

「私が心配してる事は『一つだけ』」

「『有事に助けてくれる人』に私は入ってる?」

「『入ってない』んなら今入れておいて」

>>(全体)

「――――ところで『イッちゃん』のコトなんだけど」

「『バショ』がいるんだったら、アリスに『ココロアタリ』がある。
 つーか、イマ『かけてる』トコだし」

「『アリーナ』に、ちょっとした『シリアイ』がいてさぁ〜〜〜。
 『キンイチ』ってんだけど、
 わたしの『マネージャー』みたいなもん」

「レンラクつくかどうかわかんないけど、
 もしデンワにでたら、ソイツにナンとかさせてみるよ。
 『ボンクラ』だから、やくにたつかどうかわかんないけど、
 いないよりマシだとおもう」

757七篠 譲葉『リルトランク』:2021/09/18(土) 07:41:42
>>753

「わ、スタンド…。『補修』…?
 もしかして、治してくれるんですか…?」

 現れたスタンドに七篠は驚いたように声を上げる。

>>755

「た、食べないでください…。
 それに『かき氷』はペットボトルに入ってるものを食べる食べ物じゃないですからね…?
 今のままじゃ食べられませんからね…?」

 ある種想定はしていた言葉に七篠はやっぱりかと思いながら答える。

「でも、一抹くんはたしか『クリスマス』ってあんまり詳しくなかったですよね…?
 大丈夫です、気のせいです。私たちは別に『クリスマス』の準備なんてしてませんよ。勘違いです」
「もし、本当に『クリスマス』を準備してたら『夏の魔物』は嫌がるかもしれないですけど…
 一抹くんは『影』を見えない…ですよね…? 嫌がってることなんて気付けないはずです」

 おそらく七篠は入ってくる直前の「冬の名物は『サンタクロース』ぐらいしかわからない」という言葉を聞いていたのだろう。
 『クリスマス』を準備していないという嘘をつき、『クリスマス』に疎い一抹をひとまず安心させようと考えているらしい。

>>754,756

「一抹くんをどうするか…。
 『リルトランク』の枝もそんなに長くは持ちませんし、
 解除する度に生やしなおしても『インダルジェンス』で切られたら終わりです。
 もうここまで変化が進んでるなら『夏』を楽しんだらたぶん…」

 七篠はそう俯きながら悩んでから続くアリス風の少女の言葉に顔を上げた。

「『アリーナ』…ですか…。
 あんなところに一抹くんを預けて大丈夫なんですか…?
 一抹くんに はしたないことをさせようとしたところに…」

 七篠は『アリーナ』がらみの依頼を一つ受けている。
 だが、その時は話に聞くだけだった『アリーナ』の実態を知ったのは先日、一抹の観戦に行ったときだ。
 つまり、実質的に七篠が知っているのは敗北した者に対し暴力を振るうように唆す治安の悪い『アリーナ』だ。
 観戦後、男性嫌悪のような状態になっていた七篠にとっては信頼度は地の底のような場所だ。

758今泉『コール・イット・ラヴ』:2021/09/18(土) 22:10:51
>>754
>>755
>>756

「ユメミン! よかった、無事でっ……!」

               『オ久シブリ デス』『夢見ヶ崎サン』
               『ツモル話ハ “補修”ヲ 終エテカラ イタシマショウ』

「本当に、よかったです」「私」「心配してたんですよ」「本当に」
「――――遊びにはこれが終わったら行きましょうっ」「秋限定メニューとか、食べに!」

その為には、夏を終わらせないと、いけないんだよね。
治すのは先生がしてくれてるから、私はお話を聴いておこう。

「え。クロガネ……って、あれっ、鉄先輩もいたんですか!」

「とゆーかその話」
「別の人からも聞きましたよー。
 だから『町をクリスマスにして夏を倒す』んですよね?」
「そのために『アロマディフューザー』を町中に置きまくるんだーって」

小石川さんから聞いた話と同じだ。
ということは、夏の話をしてる、あの子は。

「それじゃー、あの子も『夏の魔物』にやられた子なんだ」
「なんだか怖い感じのこと言ってますけどっ」

         『夏ノ悪影響カモ シレマセン』
         『今ノ言動デ 性格ヲ決メツケルノハ 早イデスヨ』

「そうですか? まー先生がそういうなら、そういうことだと思っておきます」

赤月先輩っていうのが、この刺されてる人だよね。
この子も、この人も、お話からすると、きっとフツーじゃないんだろうな。

「とりあえず私はフツーに、人を閉じ込める場所の心当たりとかないので」
「そのあたりは、ユメミンと鉄先輩にお任せしちゃいますねっ」

二人ともスタンドの世界に、すごく慣れてるんだ。
でも、この二人はちゃんと自分のまま。私の友達と、先輩のまま。

だから、あっちの二人も、スタンド使いだから、ってだけじゃないんだろうね。

>>757

「はじめまして! 先生は集中してるので、私から紹介しますねっ」
「お名前は」

                     『コール・イット・ラヴ』
                     『“アイ”トモ 名乗ッテ オリマス』
                     『以後 オ見知リオキヲ』

「あはは、聞いてたんですね先生」
「そういうことで、一応、私のスタンドで」「能力は壊れたものを直す事!」
「消しゴムとか、割れちゃっても直してくれるんですよー」

「あ、そうそう。私は『今泉未来』って言いますっ」
         
初めて見る子にも自己紹介しておこう。
初めて見る、ってわけじゃないかもだけど。同じ学年に、こんな子、いた気もする。

759鉄 夕立『シヴァルリー』&『C・セッション』:2021/09/18(土) 22:55:07
>>755

「そうか。『クリスマス』に疎い、その点はオレと同じで助かったな」
「何が冬の風物詩なのかは、憑依した人間によって変わるということか。
 四季のない国から来た『外国人』なら、日本の夏を経験する前であれば
 『夏の魔物』を無効化できる可能性もあるか…?」
「もし一抹くんの他にも誰かを憑依させなければならないなら、候補にはなり得るな」

一方『夏の魔物』はしっかりと『クリスマス』を認識しているようだ。
この差を活かせば、『夏の魔物』だけを一抹くんから引き剥がすこともできるか?
もっとも今重要なのは、『夏の魔物』を退治あるいは封印することであり、
引き剥がして時間稼ぎをすることは本来の目標ではないが…。

>>756

「ああいや、またこの一件が片付いた後にしておこう」

この反応だと、アリスも深くは知らないか。自分は全く知らないが。
ただ以前今泉さんと話した時から、色々と引っかかっていたことがある。
ただの杞憂で何事もなければそれで良いし、そもそも今は『夏の魔物』が最優先事項だ。
一旦その件については置いておこう。

>>757

「『アリーナ』も派閥による。…少なくとも『最中派』は、確認したアリーナの中では
 最も治安が悪く、個人的には不快な場所だ。全ての『アリーナ』がああではないよ」

「しかし『拘束』も、今の一抹くんでは難しいかもな…『雲化』とでも言えばいいか?」
「『アリーナ』にいる『スタンド使い』に、適した能力の者がいればいいが」

自分の知る『タダヒト派』のスタンド使いには、今のところ該当する人間はいない。
最悪、足を折るのが一番確実だが。自分や一抹くんはやる覚悟もやられる覚悟もあるが、
七篠さんの前でこれを口にするのはよろしくない。
幸い、アリスには心当たりがあるようだ。ひとまず彼女に委ねるとしよう。

>>758

「『アロマディフューザー』を…?スゴいな、作戦の意味はまだ理解しかねるが
 オレの知らないところでもどんどんと話が進んでいるということか」
「・・・・・最初から、知る限りの『スタンド使い』全てに助けを求めるべきだったのかもな」

三人寄れば文殊の知恵、ならば頭数はできる限り多い方がいい。
もちろん中には協力的ではない『スタンド使い』もいるだろうが。
逆に妨害をしてくる程ではないだろう。メリットが存在しないからだ。
ならば手当たり次第に声をかけるのが正解だったのだろう。
…助けを求めるのが下手な自分に、内心歯噛みした。

「すまない、今泉さん。キミの知る限りで、どんな『スタンド使い』が動いているんだ?」

760一抹 貞世『インダルジェンス』:2021/09/19(日) 00:48:54
>>756
「あとで『連絡先』を教えてください。
 今までは夢が絶たれたり、クズの対処で交換して
 ませんでしたね」

「本当に助けを求めて良いんですね?
 私は役に立たないのに…大して強くないのに…」

>>757
「きっと『夏の魔物』はクリスマスを嫌ってますよ。
 以前と違って『冬の風物詩』を準備する人々に嫌悪感
 を抱くようになりましたから」

「未だに消滅してなかった『さんずさん』がラジオ局の
 配信に便乗して助けを呼び掛け、クズの最中がサンタ
 のコスプレをさせた女性たちを配置したり…」

「私を『仲間外れ』にして企んでるのは分かってるッ!
 見えないけど『夏の魔物』は私の友人なんです!」

「クリスマスをやめなさいッ! どうせ成功しないッ!」

氷山の時よりも『夏』を妨害する者と『冬の風物詩』を準備する者たちへの怒りが強まっている。
このままだと再び暴れ始めるかもしれない…

>>758
「傷を治せるスタンド使い…」

「みんなの手足を切断しても治されてしまう…」

少女に『拘束』される涼しく刺すような玲瓏とした風貌のあどけない少年の雰囲気が刺々しいものになっていく。
戦闘音こそ聞こえなかったが短時間で少女に深い傷を負わせた危険人物だ。
もし、『夏の魔物』が夢見ヶ崎に憑依したなら友人でも容赦なく襲い掛かるだろう。
ひと夏に一回のルールに割り込んで『時間稼ぎ』のために人柱となったのが少年ではなく夢見ヶ崎だったら…

>>759
「『3回目』は有り得ませんよ。ひと夏に最低でも二回
 が『夏の魔物』のルール」

「彼にも知性が有るから日野家ではない違う場所で被害
 を出し、これからも永遠の夏を楽しむのでしょう」

『日記』に『退治』するとまで書かれた『夏の魔物』は中途半端なことでは対処不可能な災厄だ。
一度でも取り逃がせば二度と『夏の魔物』を知る者の居る場所には姿を現さない可能性が高い。
このまま一抹を放置すると自由自在に体積を操れるようになった氷山と同じく身体を『雲』に変えるに至るかもしれない…

761夢見ヶ崎明日美『ドクター・ブラインド』:2021/09/19(日) 05:01:50
>>757

「あぁ〜〜〜そういうのあるよね〜〜〜。
 わかるわかる。わたしも、こないだみてきたばっかだし。
 たしか『サイチュウ』ってトコだっけ??」

「まぁ、アレはアレでいいのかも。
 『ゴミバコ』がなかったら『ゴミ』いれるバショがないから」

『観戦』に行った時に、『最中派』の雰囲気は確認していた。
他の派閥も幾つか見てきたが、多分あそこがド底辺だろう。
預けようとしているのは、そこではない。

「でも、いまレンラクしてんのは『ベツのバショ』。
 『アリーナ』にも『ピン』から『キリ』まであってさぁ〜〜〜。
 『グループ』ごとに、
 『かんがえかた』とかイロイロちがったりするワケよ」

「ナニをかくそう、わたしも『センシュ』なんだ!!
 『シアイ』に『2かい』でたコトある。
 どっちも『かった』!!イェイ!!」

言葉と共に、勢い良くブイサインを突き出す。

「それいがいにも、『ようちえんみたいなバショ』で、
 『コドモのおせわするシゴト』もひきうけたコトあるし。
 ソコの『フンイキ』は、よぉ〜〜〜くしってるからさぁ。
 すくなくとも、『サイチュウ』みたいなトコじゃない」

「『ナナちゃん』もアンシンしていいぞ。
 『アリーナ』がシンヨウできないってんなら、
 このわたしをしんじろ!!」

しんじられないって??
よし、この『め』をみてみるんだ。
まるでダイヤモンドみたいにキラキラかがやいてるだろ??

「あ、ナマエしらないからしんじられない??
 わたしは『夢見ヶ崎』で『明日美』で、
 『アリス』で『ユメミン』で『アルカラ』」

「おスキなのをドーゾ」

「――――あ、デンワつながったっぽいからでてみるね??」

>>758

イズミンはユメミンのトモダチだ。
『たいせつなトモダチ』。
わたしはそうおもってるし、これからもそうだとおもう。

「おっ、いいね〜〜〜!!『モンブラン』とか!!
 『フェミレス』いかない??『フェアリー・ミトン・レストラン』。
 『オトギバナシ』がテーマになってて、
 かなりフンイキいいみせでさぁ…………」

「さすが『センセー』はシゴトがはやいですな。
 おもいっきりやっちゃってください!!」

イズミンがいてくれてホントに良かった。
これでナカレは問題ない。
あとは、イッちゃんの方だけ。

「あっちのコは『イッちゃん』。
 まえにユメミンとイッショに『ユメのセカイ』にいっちゃったコ。
 あのときはタイヘンだったな〜〜〜。
 ほら、いつだったかイズミンにきいてもらったヤツ。
 おぼえてる??」

確か、ここの『談話室』で話したはずだ。
『不思議の国』から帰ってきた後に、
イズミンと話すとホッとする。
『フツーの大切さ』みたいなものが分かる気がするから。

「で、そっちのコは『ナカレ』。
 ユメミンもナマエくらいしかしらないんだけど。
 チョットまえ『アリーナ』の『シアイ』にでてるのみたよ」

「――――あ、デンワつながったっぽいからでてみるね??」

762夢見ヶ崎明日美『ドクター・ブラインド』:2021/09/19(日) 05:03:07
>>759

「『サイチュウ』のトコはひどいよなァ〜〜〜。
 こないだアリスも『シアイ』みにいったけどさぁ、
 わりとサイショのほうで『カネかえせ!!』っていいたくなったね。
 まぁ、はらってないんだけど」

「でも、このまえは『サスズ』のおかげでたすかったし。
 『サキュバス』のハナシしたでしょ??
 アレのとき、『サイチュウ』のヒトとイッショにいたんだけど、
 あのヒトがいなかったら、たぶんヤバかった」

「だから、アリスてきには、
 『クソだけどギリギリみどころがないでもないクソ』ってカンジかも。
 でも、ゼンタイテキには、やっぱ『クソのクソ』かなぁ」

あの場に『北落』が現れたからこそ、
『夢の世界』から脱出する方法が分かったし、
戦闘や治療のサポートもしてもらった。
それは事実だ。
『最中派』自体は『掃き溜め』同然だが、クズはクズなりに、
話が通じる人間がいない訳でもないとは思う。

「あ、ちなみにアリスがかけてるのは『ちがうトコ』だから。
 アリスが『センシュ』やってるトコでさぁ。
 『2かい』でて『2かい』かった!!」

「――――あ、デンワつながったっぽいからでてみるね??」

>>760

「もちろん。何だか随分時間が開いちゃったね」

「私が助けたいから助けるの。
 イッちゃんが助けを必要としてる時は必ず助けに行く」

「今ここにいるのだって『そのため』なんだから」

            ツンッ

『ドクター・ブラインド』の『爪』で一抹に軽く触れる。
動きを封じられているなら今なら、まず外す事はない。
これにより、『超人的聴覚』を『移植』する。
もし拘束を振り払われたら一大事だ。
万一そうなってしまえば、
一抹を助ける事が出来なくなってしまう。

>>(全体)

「みんなにオネガイがあるんだけど。
 イッちゃんがダッシュツしようとしたら、
 『おおきなコエ』でさけんでもらえる??」

イズミンは、すぐ分かってくれるだろう。
クロガネくんにも『ドクター』の『能力』は話してある。
『クロガネくん』・『ナナちゃん』・『イズミン』・『ジブン』。
この四人が一斉に叫べば、十分な音量が稼げる。
最低でも動きを止める事は出来るはずだ。

763七篠 譲葉『リルトランク』:2021/09/19(日) 08:45:08
>>758

「ありがとうございます。
 えと、はじめまして、私は『七篠譲葉』といいます。
 私のスタンドは『リルトランク』で、こんな風に『枝』が生やせます」

 血が溢れる惨劇とその犯人を捕まえている現状としてはこうして挨拶を交わすのはどこか異様に思える。
 七篠は『壊れたものを直せる』と聞いてすこし考え込んだように俯く。

 その……今、聞くことではないかもしれないんですけど…。
 壊れた床とかも直せますか…?

 もしも、そう聞けたら部屋の惨状をどうにかしてもらえるかもしれない。
 だが、やはりそれは今ではない。

「あ、『アロマディフューザー』の話ってそんな広がってるんですね」

 七篠は小石川と調達に出かけた『アロマディフューザー』の話がここでも出てきたことに驚いている。

>>759

「あそこの『アリーナ』が、おかしいんですか…?
 他のところを見ていないので、私は…わかりません」
「『アリーナ』ならもしかしたら拘束とかがもっと上手くて、安全にできる人がいるかもしれませんよね。
 スタンド使いがたくさんいるみたいですし」

 七篠は鉄の言葉の前半に猜疑心を抱き、後半に素直に肯定する。
 スタンド使いが多ければそれだけなにかできる可能性は広がるはずだ。
 その組織があのようなことをさせようとする場所であろうと、可能性はある。

>>760

 七篠は『夏の魔物』が一抹には見えないことを利用して口車に乗せにかかる。

「……一抹くん、『クリスマス』はオーストラリアでは『夏』の行事です。
 きっとお友達もわかってくれます。
 私たちはちょっと風変わりな『夏』をするだけですから」

 オーストラリアでは『夏』の行事だろうと星見が存在する日本では『冬』の行事である『クリスマス』。
 『スイカ』に『虫取り網』、『麦わら帽子』、『水着』、『ひまわり』や『朝顔』、『すだれ』に『扇風機』。
 『おばあちゃんち』で溢れていたのはどれも『日本の夏』だ。
 おそらく嫌う『冬』も『日本の冬』のはずだ。

「一抹くんは『夏』をやめろと言うんですか?
 私たちは一抹くんが知らない『夏』をやろうとしてるだけなんですよ」

 念のため、ルーズリーフを取り出し『リルトランク』で『サネカズラの枝』をもう一本、一抹に絡みつくように生やし拘束を強める。

 一抹は『冬』を『サンタクロース』くらいしかわからないと言った。
 もしもそれが家庭環境が元であれば、他の季節――『夏』も一般的なものはわからないかもしれない。

>>761

「そう、なんですか…。
 お二人が言うなら、そうなのかも…?」
「いろんな『アリーナ』があって、あんなところだけじゃないんですね…」

 七篠の中にはいまだに『アリーナ』への猜疑心があるが、それはそこだけの問題だと複数のスタンド使いから言われればある程度信じられたようだ。

「夢見ヶ崎さん、ですね。
 改めて、私は『七篠譲葉』といいます」
「あ、電話ですね、わかりました」

 七篠はそう言って目礼する。一抹を括り付けている関係で頭を下げることはできないようだ。

「大声…ですか? 一抹くんが逃げそうになったら…?」

 七篠は疑問を感じているようだが、実行する意志はあるらしい、頷いた。

764今泉『コール・イット・ラヴ』:2021/09/19(日) 22:31:21
>>759(鉄)

「えーっと、これって見せていいのかな」
「鉄先輩ならいっか」「……はいっ、これですっ!」

一松くん?には見えないようにスマホ画面を見せる。

―――――――――――――――――――――――――――――――――
   薬師丸幸
   神原幸輔
   ココロ
   小角宝梦
   朝山佐生
   今泉未来
   成田静也
   アンジェ
   遊部玲実
   空織清次         ・・・張り紙の写真だ。

ttps://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/comic/7023/1586906856/749
―――――――――――――――――――――――――――――――――

「とりあえずこの人たちは呼ばれてるみたいです」
「お返事したかは分かりませんけどっ」

「呼んだのは『小石川さん』って人です。鉄先輩、知り合いだったりしますか?」

>>761-762(夢見ヶ崎)

「ああっ、そうだったんですね! ……あの話の」
「それなら! 先生もますます張り切りますよ」
「ね、先生」

            『私ハ イツデモ 全力デスヨ』
            
「それもそうですかっ」
「分かりました、何かあったらすぐ叫びますよ?」

ユメミンはやっぱり、不思議の世界になれてて。
鉄先輩もだけど、すごく頼りになるなって、思う。

>>760(一抹)
>>763(七篠)

「あはは、そんな事しないでください」
「いくら治せても、フツーに痛いんですからね」

                 『…………』

あ。笑うのは違ったかも。
多分、本気で言ってるんだと、思うから。

「七篠さん」「ですねっ」
「よろしくお願いします」
「こんな時に自己紹介するのもなんですけどね」

            『コンナ時ダカラコソ』
            『互イノ コトヲ 勉強スルノハ 大事デスヨ』

「まあ、先生も、こう言ってますし」

こういう状況って初めてだから、わかんないな。

「あ、そうそう!」「アロマで解決なんて、私もびっくりしましたけど」
「一松くん?とか、他の人も大変な目に遭ってるんですよね?」

            「だったらお手伝いするのがフツーですよっ」

一松くんが暴れ出したら、すぐに大声を出せるように、見ておこう。

765鉄 夕立『シヴァルリー』&『C・セッション』:2021/09/19(日) 22:55:51
>>760(一抹)

「あくまでそれは手記を残した者の観測情報だからな。そうかもしれないし、そうでないかもしれない」
「出来る限り一抹くんの所で踏み留めたいが、もしそうならなかった場合の事も考えておくよ」

その兄も犠牲になって、あの『民家』のどこかで夏の風物詩になっているのだろうか。
でなければ、他に『一名』だけ代わりに犠牲になることで、夏を延長できるというルールを知ることはできないはずだ。
彼の弟の為に、命を賭けられる人間が他にいたなら分からないが。

>>762(アリス)

「『夢の世界』に『最中派』の人間が…?」

すぐに思い当たったのは『自作自演』だが、アリスがそれに言及しないということは
その可能性は低いようだ。普段の振る舞いからは意外かもしれないが、彼女の洞察力は鋭い。
多少なりとも、『最中派』に対する評価を改める必要があるだろう。

「…!キミもアリーナで戦ったことがあるのか。…ああ了解した、よろしく頼む」

小さく頭を下げて、一抹くんの保護に関しては一旦アリスに任せよう。
しかし彼女も『アリーナ』の選手だったのか。
アリスの好奇心を考えれば、確かに有り得ない事ではない。…やはり少し心配になるが。
どうやら彼女は『一抹』くんに聴覚を移植するらしい。頷いて、備えておこう。

>>763(七篠)

「かつてオレの妹を襲った『通り魔』を探し、そして戦った時。彼らも利害が一致したとはいえ『タダヒト派』の人達は協力してくれた」
「組織の大きさや理念の関係で、いつでも頼りにできるわけではないが。
 この町の『治安維持機構』の一つ…と評価しても間違いではないはずだ」

とはいえ、自分もアリスの言う『アリーナ』に関しては未知数だ。
少なくとも、『タダヒト派』や『最中派』ではない。だから手放しに安全だ、とは言えない。

>>764(今泉)

「ありがとう」

今泉さんが見せてくれたスマホの画面を眺める。
彼女と朝山さんの他には、知り合いの名前はいないようだ。

「感謝する。そちらの方で動いてくれている誰かと連絡を取れたなら効率的に活動できるかと思ったんだ」

そうなると、朝山さんは一旦置いておいて、今泉さんになるだろうか─────。
そう思い視線を向けていると、そんな少女から予想外の名前が出てきた。

「小石川さんが?」
「…ありがたい、頼りになるな。後ほど彼女へと連絡を取らせてもらおう」

そしてスマホを操作する手が、ぴたりと止まる。

「申し訳ないが、小石川さんの連絡先を教えてもらってもいいだろうか…
 万が一、キミが怒られたら即座に電話番号を消すので…」

766一抹 貞世『インダルジェンス』:2021/09/20(月) 00:23:58
>>761-762
「あのクズ女の名前は『サイチュウ』ではなく『モナカ』
 って名前ですよ…」

「『綿飴』になる前にあの女だけは殺したいですッ!
 あそこの中核となる構成員の北落さんに聞いたんです
 どれだけ負けても選手たちはケロッとした顔で帰還
 すると。きっと最中のスタンドで…」

「あの女だけは殺したいですよォォ…」

『超人的聴覚』を『移植』された一抹は最中派について恐ろしいことを口にしながら暴れる。
一抹も北落とは会ったことがあるようだ。
何をされるか分からないゆえに一抹は観客全員と『ヤミー』を敵にしてでも赤月と真金を守ったのかもしれない。

>>763
「『さんずさん』が駅前の掲示板を使ってスタンド使い
 とクリスマスの準備をしているじゃないですかッ!」

「本能的にクリスマスを準備する人々に苛々するッ!
 夏にクリスマスを行うなんて許されないッ!」

綿菓子のように軽い一抹だが暴れ始めると七篠の身体も揺さぶられてしまう。
『包容』をやめて『枝』で包んだ方が楽だろう。
ただし、そうなった瞬間に一抹は『インダルジェンス』の『慈悲の刃』で逃亡するだろう。

>>764
「大体は隠すような情報は知ってると思いますよ。
『さんずさん』の放送を聞いてから隙を狙ってました」

「完治するまで一切の苦痛を与えない『慈悲の刃』が
 有るから大丈夫ですよ。骨を斬られた感覚も無いです」

恐ろしいことを言いながら赤月に視線を向けている。
まだ戦い足りないのか一抹は不満気な表情だ。

「香りでムードを作ろうとする気でしたか。
『夏の魔物』を退治するには些か火力が足りないです」

「雪を降らせるとか市民が自主的にクリスマスを行わない
 限りは『夏の魔物』を殺せないと思います。
 奴は危険を悟れば影を伝って何処にでも逃げますから」

「最悪の場合は『供与者』を使うのも…」

>>765
「日付を無視して強引に31日目の日記を描くような奴で
 すから残暑の終わる9月を過ぎたら雲隠れしそうです」

「ひと夏に一人が普通で残暑の9月がボーナスタイム。
 私のように甘く見てると酷い目に遇わされます」

「実際に私を捕らえ損ねて負傷者も出てしまいました。
 残暑も終わりが近いです。きっと、私も…」

三人目などという甘い動きを『夏の魔物』がするとは思えない。奴は思考するスタンドのような存在だ。
本当に『クリスマス』を流行らせた程度で倒せるのだろうか?

「私は最後に氷山先輩を信じて失敗しました。
 もしも、私が甘い考えを囁き始めたら耳を貸しては
 いけません。それは確実に罠です」

特に『夏の風物詩』を知らない私も『31日』が近づくにつれて氷山先輩のようになるのだろう。
すべては『夏の魔物』の気分次第だ。

767夢見ヶ崎明日美『ドクター・ブラインド』:2021/09/20(月) 05:40:11
>>763

「『レストラン』だってさぁ、
 マズいトコとかサービスがワルいトコとかあるでしょ??
 ナナちゃんは『マズいうえにサービスがワルいみせ』に、
 ウンわるくタマタマあたっちゃったってコト」

「『フェミレス』はウマいしサービスもいいけど」

それだけ言って、通話に集中する。
電話口の相手と交渉しているらしい。
声を聞く限りでは、どうやら話は纏まりそうだ。

>>764

「そそ、ソレソレ〜〜〜。
 ジツはサイキンも、またイロイロあってさぁ。
 きょうは、そのハナシしよっかなっておもってきたんだけど」

横からイズミンに答えて、あとは通話に専念。
知り合いらしい相手と喋っている事が分かる。
そろそろ話は纏まりそうだ。

>>765

「クロガネくんのしらない『ヒミツ』は、
 まだまだイッパイあるんだぜ??
 『あんなコト』とか『こんなコト』とかね!!」

「あ、『そんなコト』もあったっけ??」

そう言って、また通話に戻る。
『アリーナ』の人間と交渉中らしい。
聞こえる内容から判断すると、話は問題なく纏まりそうだ。

>>766

「同じ字面だから間違えちゃった。
 私『漢字』弱いから、なかなか覚えられなくて」

「あいつらの事は私も好きじゃないけど、
 今はイッちゃん達を元に戻すのが最優先」

「『泊まる場所』は予約しておくから。
 全部終わったら必ず迎えに行くよ」

明るく言ってから、通話を続ける。
電話の向こうにいる相手は知り合いらしい。
もうじき話は纏まるだろう。

>>(全体)

「――――――『ホテルのヨヤク』とっといたよ。
 『イチリュー』かどうかはわかんないけど」

そういえば『アリーナ』って『ハバツ』とかあるけどさ。
キンイチのトコって『なにハバツ』なのかしらねーな。
だいぶまえからつきあってるのに、すげーイマサラだけど。
こんどきいとくか。
つーか、さっききいときゃよかった。

「ここのバショおしえといたから、これからきてくれるって。
 とりあえず、コレでイッちゃんはダイジョーブだとおもう。
 ナニかあったら、わたしにレンラクするようにいってあるし」

通話を終了し、交渉の結果を全員に伝える。
同時にスマホを操作して、音楽プレイヤーを起動。
音量を最大にして、いつでも再生できる状態にしておく。

768七篠 譲葉『リルトランク』:2021/09/20(月) 07:58:08
>>764

「はい、よろしくお願いします」
「実は小石川さんにお手伝いを頼んだの、私なんです。
 お手伝いいただけるなら本当に心強いです…! ありがとうございます」

 今泉が鉄に見せてるなにかは名簿だろうか。
 今泉が『この人たち』と複数形で呼んでいるのを聞いて、七篠はかなり広範に呼びかけられているのかもしれないと思ったようだ。

>>765

「『タダヒト派』という派閥もあって、そこは『治安維持機構』みたいなところ…。
 鉄さんの言う通りなら、あそこの…『最中派』?とは正反対みたいなところですね。
 それなら安心できそうです」

 そう、鉄に返してから七篠は小声で、考え込むようにつぶやく。

「前に会った緒方さんは『大企業』みたいなものって言ってたし…
 『アリーナ』ってそれぞれ全然違う…?」

 七篠は以前、『アリーナ』からの依頼で犬を探したことがある。
 当時は『アリーナ』に派閥があると知らず疑問に至らなかったが、何派の『アリーナ』だったのか改めて疑問に思ったようだ。

>>766

「そういえば…さっきは聞き逃しちゃいましたけど…。
 氷山さんは『かき氷』になったのに『さんずさん』が動き回ってるんですか…?
 スタンドって、本体がいなくても動けるんです?」

 七篠は暴れようとする一抹を強く抱きしめたまま問いかける。
 中学一年生と高校二年生。15cmほど身長が違う上に『サネカズラの枝』2本で拘束されている。
 たとえ暴れようとある程度は押さえつけられるはずだ。
 
「……一抹くん、暴れ足りないのはわかりましたから…。
 深呼吸して、落ち着いてください。
 『クリスマス』の準備をしてるのが嫌なんですね?」

「少なくとも私は(今は)『クリスマス』の準備をしていません。
 今日は一抹くんが血で汚して壊したのをどうにかするためにシーツとかを買いに出かけていました。
 今だって『冬』の枝は出してません。これは『オジロ』の時に使った薬草の枝です」
「大丈夫ですから…落ち着いて…」

 七篠が『クリスマス』に向けてあまり動いていないのは本当だ。
 関や小石川に相談し、小石川と合流し『アロマディフューザー』の調達に同行した。
 だが、その後は寝床の確保のため、部屋を片付け、血痕と傷をどうしようかと頭を悩ませていたのだ。

>>767

 七篠は邪魔にならないように「たまたまハズレだっただけなんですね…」とだけ返して通話を終えるのを待った。
 そして、一抹の軟禁先が確定したのを聞いてほっとしたような顔をする。

「ありがとうございます…。
 これでひとまず大丈夫…ですね」
「一抹くんが氷山さんみたいに『夏の風物詩』になる前に移動しちゃいたいです」

 七篠はそう言うとはっとしたように周囲を見渡す。
 『かき氷』が溶けてしまっていないだろうか…。

769今泉『コール・イット・ラヴ』:2021/09/21(火) 04:52:53
>>765(鉄)
>>768(七篠)

「あはは、いいですよ! 小石川さん、人集めたそうでしたしっ」
「ほら、張り紙にも連絡先書いてますし」「これ見たって言えばいいんですよ」

画面を拡大して、鉄先輩に連絡先の所を見せる。
名前がいっぱい書いてるから、分かりにくいけど。

「もし怒られたら私が無理矢理教えたってことにしてもいいですし」
「どうしても怒られたらですけど」「怒らないと思いますよ、たぶん!」

人のこころなんてわからないけど、小石川さんは、そういう人な気がする。
それにしても。

「へえ〜〜っ、そうだったんですかっ!? 初耳ですっ」
「私も」「心強いですよ」

この子がけっこう、事件の真ん中の方にいるのかな。
小石川さんも誰かから聞いた感じだったし、そうなのかも。

「そうやってちゃんと捕まえとけるような能力って、先生にはないですし」

            『アクマデ 先生ハ 先生デスノデ』
            『暴レル ヨウナラ 対応ハシマスガ』

「あは、先生に捕まえてほしいとは思ってないですよ〜」
「なんでもできるわけじゃあないんですよね、スタンドって」

それで、出来る事は出来るのがスタンドだ。
説得って、効かない気がするんだ。むしろ刺激しちゃうんじゃないかなあ。

でも、そうするのがフツーなんだろう。お話からしたら、市松君?の友達みたいだし。

>>766(一抹)
>>767(夢見ヶ崎)

「へーっ、痛くないんですかっ? すごいですね〜」

            『……痛ミガ ナクトモ』
            『負傷スルコト自体ガ 負担ニナリマス』
            『治セバイイ トイウカンガエハ 禁物デスヨ』

「あは、やだな先生、分かってますよ」  

血が抜けたりするし、あんまり、いい気分はしないだろうしね。

「私も、アロマだけじゃ効かないんじゃないかなーって」
「フツーに思ってたりはするんですけどね〜〜〜」

「……それでも」
「やれることがあるなら、やったほうがいいですから」

冬の匂いっていう感覚はわかるんだ。
でも、それがモミの木の匂いかは分からない。

「私達以外も、何かしてるかもしれませんしね」「邪魔しちゃだめですよっ?」

それでも、『足りない』火力の『足し』になるなら、フツーに、やった方が良いよ。

「あ、しちゃだめっていうか、出来ないかもですね。あはは」
「ユメミン、ほんと色んな世界を知ってるんだなぁ」「また後で、お話聞かせてくださいね」

現実が不思議の世界になってる今、本当に頼りになって、すごい。憧れるってコトなのかも。
私に出来ない事が、ユメミンには出来る。だからユメミンに出来ない事を、私がしに来たんだ。

770鉄 夕立『シヴァルリー』&『C・セッション』:2021/09/21(火) 19:09:54
>>766(一抹)

「ああ、次はないという気概で臨むつもりだ」
「胸に留めておくよ。もっともアリスの所属する『アリーナ』のやり方次第では、
 事件が終わるまでもう接触することもなくなるだろうが…」

出来ればその方がいいだろう。
もし自分が逆の立場なら、両手両足を折ってでも止めて欲しいと思う。
一抹くんも、普段の精神に戻ったならそう思うはずだ。
だがそうせずとも『拘束』できる手段があるならば、その方が良い。

>>767(アリス)

「『ホテル』か。場所はどんな場所でも構わないと思うが、『拘束』に関しては問題ないのだろうか?」
「『インダルジェンス』の戦闘力に加えて、『雲化』の自由自在さ。
 一箇所に留めるのは決して容易くはないだろうが…。いや、その知人を信じる他はないか」

『アリーナ』の人間ならば、決して一抹くんを低く見積ったりはしないだろう。
『スタンド』というものを日常的に取り扱っている、いわば彼らは『スタンド』のプロだ。
頷いて、あとはその人物に一抹くんを引き渡せばまずはひと段落か。

>>768(七篠)

「あぁ、『緒方』さんは知っているのか。ならば話が早い、彼女も『タダヒト派』の一人だ」
「彼女と実際に言葉を交わしたのならば、その人となりは知っているだろう?」
「あくまで推測だが、恐らく彼女も『最中派』とはそりが合わないだろうな」

自分も彼女と接した回数は多くないが、己の成すべきことに実直で、誠実な人という印象だ。
『エクリプス』が関わった際だけは、感情を露わにするが…これは別に伝える必要はないだろう。

>>769(今泉)

「…ありがとう。これで彼女と協力して動きやすくなる」
「残る唯一にして最大の問題は、一般人の協力をどれだけ取り付けられるかだ。
 この現象、『スタンド使い』には簡単に説明できるが、
 一般人に説明をしても殆どは理解を得られないだろうからな」

自分もこうして『スタンド』に関わる前だったなら、
【人命がかかっているので、真夏だからクリスマスをしてほしい】などと言われても
新手の詐欺か、あるいは何かの販促としてまともに取り合わなかったかもしれない。

「小石川さんならそんなことはないとオレも思う。だが、念の為にな…」

そして小石川さんの電話番号を手に入れた。後は一抹くんの迎えが来てくれたなら、ひとまず安心だろうか。

771一抹 貞世『インダルジェンス』:2021/09/21(火) 21:57:14
>>767
「うぅっ…私も氷山先輩みたいになるんです!」

「もし、『夏の魔物』が31日目を強引に書いて綿飴化」
 してしまったら美味しく食べてください」

問題は迎えが来ても下手なスタンド使いでは更迭中に脱走する可能性がある点だ。
『インダルジェンス』自体は平凡なスタンドでしかない。
しかし、本体の一抹が強烈な闘争本能を持つので油断ならない。
赤月に致命傷を与えた一抹が萎えてるのは『殺意』の無い七篠が捕まえているからだ。
気絶させれば、その場は凌げるが…

>>768
「今の氷山先輩は仮死状態だから暴走しているのでは?
 独立した意思の強い『さんずさん』だからこそ好きに
 動ける状態になってしまった…」

「クリスマスをやめないなら返しません…」

『かき氷』と化した氷山の入ったペットボトルは一抹が抱えていた。完全に溶けてはいないが微妙に溶け始めている。

>>769
「腕二本刺しと顔面手術から首斬りに頭刺しやら腕両断
 で赤月さんの太もも二本刺しで人体は斬り尽くしました
『悪感情』の『鎮静』も併用するから安楽死です」

「赤月さん、復活してくれないかな…血が足りないから無理ですか…」

傷の癒えてきた赤月に期待を寄せては残念そうに再戦を諦める一抹。
『悪感情』の『鎮静』と『無痛の刃』のスタンド能力を持つらしいが、そうとは思えない精神性の持ち主だ。

「『アリーナ』の各派閥を使えば、多少は強引に飾りも
 付けたりは出来るでしょうが民衆にまで浸透しないと
 無理だと思います」

「『広報』と『雪景色』が足りません。無駄です。
 それに捕まっても『脱獄』してやります…」

『夏の魔物』の意思を代弁するように断言する。
同じく離れた柱の影から少年の形をした影のヴィジョンが同意するように笑う。

      クスクス

                  クスクス

>>770
「以前に私も安心しきったところを突かれたのです。
『夏』を満喫せずとも勝手に『変貌』は進むはず」

「『残暑』の終わりも近い今こそ油断ならない時です。
 氷山先輩とは違う私の身体の到達点なら…」

以前に一抹が交戦した氷山は全身の体積を操っていた。
同じく一抹が全身を『煙』に変えて脱走しようものなら黒服では止められない。

「クリスマス実行日に『脱獄』したら『さんた』さんを
 〆て、町中の飾り付けを破壊してあげます!」

「どれがクリスマスの飾り付けか分からないので町中
 の電線を切断してイルミネーションも消しますから」

772夢見ヶ崎明日美『ドクター・ブラインド』:2021/09/21(火) 22:45:13
>>768

「そういうコトもあるんじゃない??
 イズミンの『センセー』だって、
 ジブンでかんがえてジブンでうごいてるんだから。
 その『サンズサン』って、
 センセーとおなじようなのでしょタブン」

「あと、ホンタイがセイギョできてないスタンドとかさ。
 さっきいった『コモリのシゴト』で、そういうのみたコトあるよ」

『コール・イット・ラヴ』は『自動操縦型』。
本体が操作していなくても動く事が出来る。
実際に自立行動するスタンドがいるのだから、
さほど不思議な事だとは感じなかった。
もっとも、『サンズサン』については全く知らない。
だから、特に確証がある訳でもないのだが、
そういうものだと思っておけばいいだろう。

>>769

「ついこないだ、また『ユメのセカイ』にいっちゃってさぁ。
 しかも『3かいめ』なんだ。
 わたしもビックリしたんだけど」

また戻ってこれて良かった。
アリスは帰るまでがアリスだから。
戻れなかったら、『次の世界』に行けなくなる。

「いや、そんなにビックリしなかったか??
 もうダイタイなれてるし。
 『ユメミガサキ』っていうだけのコトはあるな!!」

次の世界に行く前には、
感覚を『ニュートラル』に直さなきゃいけない。
常に新鮮な驚きや感動を得るためには、それが必要だ。
つまり『フツー』に触れるという事。
イズミンがいてくれると、そこがフツーなんだって感じられる。
だから、安心できるんだと思う。

「『アイちゃんセンセー』??
 ここスゴいコトになっちゃってるんですけど、
 センセーってコレもキレイにできるんだっけ??」

床の上を指差す。
『コール・イット・ラヴ』の能力は『補修』。
何となく、掃除は入らないような気がするから。

>>770

「バショは『チカトーギジョー』。
 『スタンドつかいのハンザイシャ』を
 とじこめるヘヤをヨウイしてもらった。
 『カンシ』もつけるってさ」

「ま、ヘーキでしょ。
 『キンイチ』はアホだけど『ベリル』もいるし。
 『ベリル・ストック』――
 『センケツのリョウケン』ってリングネームでさぁ」

「アリスと『シアイ』したんだけど、
 フダンは『ワルいヤツら』をあいてにしてるっぽい。
 なかなか『やりて』だから、まかしといてイイとおもう」

「『ホテルだい』はアリスがはらっとくから」

言いながらウィンクして見せた。
しかし、慣れていないらしくヘタクソだ。
ただ片目を閉じただけみたいになっている。

「まぁ、ベツに『ショゾク』してるワケじゃねーけど。
 『ツキアイがある』ってだけで。
 『ほかのアリーナ』にも、ちょくちょくカオだしたりしてるし」
 
「アリスは『ひとつのセカイ』にはしばられない!!
 だって『いろんなセカイ』をみてみたいからさぁ〜〜〜」

会話しながら、さりげなく『メッセージ』を送る。

[フッフ〜〜〜ン]

[アリスはココにくるまえに『アイディア』もかんがえといたぜ。
 『クリスマス』をイッパンジンにひろめるアイディア]

[こないだ『バレンタイン』のハナシしたでしょ??
 ソレをオウヨウするワケよ]

[どんなのかしりたい??]

773夢見ヶ崎明日美『ドクター・ブラインド』:2021/09/21(火) 22:48:12
>>771

「絶対ならない!!いいや、させない!!」

「連絡先を教えるって言ったでしょ。
 それが出来ないままお別れなんて絶対にさせない」
 
「助けるって言ったら助ける。約束したからね」

「だから――――今だけは休んでいて」

迎えが来たとして、大人しく連行されはしないだろう。
『七篠のスタンド』が外れたら、
また暴れ始めるのは目に見えている。
だからといって、七篠が一緒に行く訳にはいかない。
一抹には一旦眠ってもらう必要がある。
そのための『仕込み』は出来ている。

>>(全体)

「ナナちゃん、なんだかしらないけどさぁ」

          チラ

『ソレ』、とけたらヤバそうなんでしょ??」

一抹が抱えている『謎のペットボトル』を一瞥する。

「みんな、『さっきいったヤツ』おねがい。
 リハーサルどおりにたのむよ??」

     スゥゥゥゥ………………

「 『 ユ 』 ! ! ! ! 」

      「 『 メ 』 ! ! ! ! 」

            「 『 ミ 』 ! ! ! ! 」

                  「 『 ン 』 ! ! ! ! 」

腹の底から声を出し、思いっきり『叫ぶ』。
同時に、音楽プレイヤーの再生ボタンも押す。
『超聴覚』は移植済み。
スマホの音量も『最大』に設定してある。
『四人の声』と『大音量の音楽』を合わせ、
『音の攻撃』によって一抹の意識を飛ばす。

774七篠 譲葉『リルトランク』:2021/09/21(火) 23:02:51
>>769

「スタンドそれぞれで、できることとできないことがありますよね。
 治したりできるのすごいと思います」

 七篠はそう言いながら『先生』と赤月の方を見やる。
 そろそろ治ったりしていないか心配しているようだ。

>>770

「『緒方』さんは『タダヒト派』の人だったんですか。
 真面目そうで、行動で示そうとするいい人だったので…
 あの人がいる『タダヒト派』なら信頼できそうです」

 七篠の脳裏に浮かぶのは自分から犬の首輪をつけ、安全を証明してみせる『緒方』の姿だ。
 『アリーナ』は『最中派』だけではない、それを理解してほっとしている様子だ。

「鉄さんはいろんな人とお知り合いなんですね」

>>771

「『さんずさん』が特別…ってことなんですね」
「あっ、『氷山さん』っ!」

 七篠はそう口にしてからしまったと思ったのか一度止まり、一抹の様子を窺う。

――『かき氷』が入ってるペットボトルってだけで、一抹くんには確信が持ててなかったはず…。
――でも、私が言っちゃったから…バレちゃった…。
――今出してる『枝』は2本、『インダルジェンス』じゃなくて一抹くんが持ってるならまだ…。

 七篠は『リルトランク』で一抹の手元を突くように『樫の枝』を伸ばそうとしたが聞こえてきた夢見ヶ崎の言葉に動きを止める。

>>772

 七篠は夢見ヶ崎の大きな声を出すようにという指示を思い出し大きく息を吸って一抹の耳元で力いっぱい叫んだ。

「一抹くんのー!! ばかー!!!」

 『かき氷』になった氷山のようになってもいい、『クリスマス』をやめろ。
 自分を救うなと言うようなそれらの言葉に七篠は多少感じるものがあったらしく、大声を出すようにと言われて思いついたのはそんな言葉だった。

775『フーヴィアン』:2021/09/22(水) 00:36:05

 ブルルル……キキィ

『夢見ヶ崎』が、選手としてのスポンサーの『金一』に連絡してから
30分ほど経過してからだろうか。シルバーのワゴン車らしい車が
学生寮に到着し、一組の男女が降りるとインターホンを鳴らす。

ベリル「アルカラ、待たせたな。話は凡そ聞いてるが、抜けがあると
困るから私からも聞かせてくれ。夏の魔物とかに、その子(一抹)が
憑依されてる……お前たち、いや他の街のスタンド使いが総出で
冬のイベントを広めて追い出すって話で合ってるな?」

あと、他の者にも自己紹介しておく。ベリル・ストックだ……と
赤色の髪をした、落ち着いた空気の中に放(ひり)つくような闘士の気配を
入り混ぜた女性は名を名乗った。

アルキス「俺はアルキス……アルキス・グレクだ。
スタンドに憑依された子を護送するとなると、俺の能力が適任なんでな。
……準備が出来たら、それを食べさせてくれ」

そう言って、彫りが深い顔立ちの黒髪の男性は。服のポケットから
『ビスケット』を1枚取り出す。それは『ナマケモノ』の形をしていた。

アルキス「……俺の能力だ。食べれば動きが鈍くなる代わりに
殆どのエネルギーの代謝が低くなる……本物のナマケモノのようにな」

スタンド能力で出来た、お菓子のようだ。
 能力は、彼の言う事が本当なら動物当然の能力を獲得出来る感じか。

2人は、一抹の身支度。周りが短いながら別れを告げるか他に何か
やり残した事が無いかどうか確認終わるまで待ってくれるようだ……。

776今泉『コール・イット・ラヴ』:2021/09/22(水) 00:56:01
>>770(鉄)
>>772-773(夢見ヶ崎)
>>774(七篠)

「そうですね〜。説明されても最初、何それって思いましたしっ」
「よっぽど信用できる理由が無いと、手伝ってもらえない」「かも」

小石川さんが言う冗談とは思わない。
だから、話を聞いてみたんだ。

「……え!」「また行ったんですかっ!?」
「ユメミン、ほんと、夢見……」「あは。先に言われちゃった」

ユメミンの話は、あとでちゃんと聞かなきゃ。
また大変なことがあったんだろうから。

「先生、どうなんでしたっけ」「これは『できる』の方でしたっ?」

              『私ハ “補修”スルダケデスヨ』
              『“壊レタ”モノヲ ナオス コトハ 出来マスガ』
              『オ掃除ハ 皆サンガ 自分デ スルコトデス』

「ですよねーっ。床が傷ついてるところとかは、直してくれると思いますけど――――」

              『自分デ オ掃除スルコトデ 汚サナイ 意識ガ育チマスカラ』
              『コノ場合 ココデ戦ッタ 御二人ガ 片付ケル ベキデショウ』

                          『――――夏ガ 終ワッタラ デス』

「それまで放置ってわけにもいかないですけどねっ。後で私たちで片付けますか?」

>>771(一抹)

「えー」「そんなことしない方が良いと思いますけどっ」
「私とかユメミンとかは、やさしいけど」

一抹君を助けたい人が全員なら、こうやって捕まえるだけだろうけど。

「フツーに倒す気で何人も襲ってきちゃったら、一抹くんも危ないですよ?」

町を荒らしたりしたら、フツーにそうなるんじゃないのかな。
いくら強くても、そうなったら、よくないんじゃないかな、って。

「……」「って言っても、やりたくなっちゃうんですよね?」
「自分がどうなっても」「夏を楽しむ邪魔はさせない、って」

「そういう、スタンドなんですもんね。フツーの話だけじゃ、無理ですよね」

                「ごめんね」
      「わ」

         「あああああああああああああああ」

                
   「あああああああああああああああああああッッッッ!!!!!!!」

ユメミンが先に言ってくれてた通り、大きな声を出して、一抹くんを攻撃する。

       もしこれで一抹くんのことを、動けないように出来ないなら。
       ……最悪の場合、私はユメミンがしない事をする。
       べつに。先生は直すしかできないけど。私はそうじゃないから。

777鉄 夕立『シヴァルリー』&『C・セッション』:2021/09/22(水) 21:04:42
>>771(一抹)

「どうだろうな。『アリーナ』の拘束はどのような『スタンド』を用いるのか分からない」
「もしキミが不安なら、この場で四肢を折っておくが・・・」

確かに気体というものは、何よりも捉えにくい。それが意思を伴うともなれば尚更だ。
万が一、クリスマス当日に脱走して彼の言葉通り暴れ出したら大惨事だろう。
流石に『アリーナ』の影響力を持ってしても、隠蔽は不可能か?
もしそうなってしまっては、例えその後に『夏の魔物』を倒したとしても
一抹くんはしばらく表舞台に戻って来られないだろう。

>>772(アリス)

「『スタンド使いの犯罪者』を捕える施設か!成る程、これはありがたい」
「『鮮血の猟犬』・・・・・・・・・・中々カッコ良い二つ名を持つ友人がいるんだな。
 頼りになるというのは分かったが、キミはそういう人間と戦ったというわけだ」
「キミの好奇心を止めるのは不可能だとは思っているが、それでもあまり無茶はしないようにな」

ふう、と息を吐く。
興味の結果、そこの『アリーナ』で戦闘をすることになったのであって、
『アリーナ』で継続的に戦うことを目的としたわけではない。それは予想通りだ。
しかし、裏を返せば必要のない戦闘にも衝動的に自ら飛び込んでしまうということ。
自分の知るタイプの『アリーナ』なら、やはり治療手段があるのだろうが…。
と、そこでメッセージに気付く。
念のため、そこでアリスの顔を見るようなことはせずに静かに返信する。

[もちろん、タノむ。ジブンのナカでは、やはりアレにはシキンとエイキョウリョクが
 ヒツヨウということになって、モホウするのはフカノウかとオモったんだが…]

と、送信した辺りで一抹くんの方を見る。いつの間にか、『かき氷山』さんを持っていたのか。
剣道の試合の時のように、腹に力を込め、一抹くんに向けて裂帛の気合を放つ。

「ぃやあああぁぁぁぁッ!!!」

>>774(七篠)

「結果的にそうなったんだ。とある一つの『事件』を通して、色々な『スタンド使い』と知り合ってね」
「だが、特に今はそのありがたみを感じるよ」
「『繋がり』は力だ。そのおかげで、オレも復讐を果たすことができた」
「…とはいえ、現状を見るとその点に関しては七篠さんの方がよく分かっているかな」

そう言って苦笑する。
すぐに大勢の人に救援を呼びかけたのは、他ならぬこの少女だ。
それがこうして、今泉さんを含めた多くの人に助けられているのだから、わざわざ言うまでもないだろう。

>>775(『フーヴィアン派』)

現れた二人へと向けて、一礼をする。

「ベリルさん、アルキスさん、よろしくお願いします。自分は鉄夕立(くろがね ゆうだち)と申します」
「その認識にも間違いありません。現在も洗脳は解けておらず、
 隙を見て逃げ出す恐れがあるので、アリス…アルカラのスタンド能力で『無力化』中です」

>>776(今泉)

「恥ずかしながら、自分はあまり人付き合いが得意な方ではない。
 初対面の人間に頼み事をしたことなんて、そうそうないからな…」
「もしオレがコミュニケーション能力に長けた人間ならば、人間の心理を活かして何か思いつけたかな…」

現状、アリスの作戦を頼りにさせてもらうしかない。
凝り固まった自分の頭と違い、柔軟な彼女ならばあるいは誰も思いつかないような案が出てくるかもしれない。

778一抹 貞世『インダルジェンス』:2021/09/22(水) 21:19:35
>>772-774
>>776-777
「ウグッ…絶対にッ…私は『脱獄』を成し遂げるッ…!
『クリスマス』なんて絶対に許さない…!」

「絶対にッ! 帰って来てやるゥゥゥ!!」

四人の叫びに逆らうように『インダルジェンス』を発現し、耳に向けて『慈悲の刃』を突き立てようとする。
誰よりも自分自身を憎む力の一つで聴覚を切り捨てようとするが意識を保てずに『インダルジェンス』が解除されていく。

一抹 貞世『インダルジェンス』⇒『気絶』

>>775
二人の姿を見た『夏の魔物』が姿を消す。
白髪の幼い少年が焦げ茶色の髪をした少女に拘束されている。

「ウグッ…絶対にッ…私は『脱獄』を成し遂げるッ…!
『クリスマス』なんて絶対に許さない…!」

聴覚を切り捨てようとスタンドの刃を突き立てる寸前だったが意識を失っていく。
既に戦闘後なのか太ももに『テープ』が巻かれた少女の周辺は血の海と化している。
あとは、集まった学生たちから少年を受け取り更迭するだけだ。

779夢見ヶ崎明日美『ドクター・ブラインド』:2021/09/22(水) 22:38:49
>>774

「わたしの『ドクター・ブラインド』は、
 『めがみえない』かわりに『ほかゼンブ』スゴい。
 『チョージンテキ4カン』っていうのをもってるワケ。
 でも、まぁソレが『ジャクテン』になるトキもあってさ」

「さっきは『チョージンテキチョウカク』を、
 イッちゃんに『イショク』した。
 だから、イッちゃんは、
 『ものスゴいオト』でキゼツしちゃったってコト」

自分の能力を軽く説明する。
同時に、『ペットボトル』を取り上げて渡しておく。
何だか知らないけど、スゲー大事そうだったし。

「おてつだいサンキュー!!いいコエだった!!」

>>775

「ベリル、おひさァ〜〜〜。
 さっきウワサしてたトコでさぁ」

「みてのとおりバタバタしてたけど、
 とりあえずかたづいたから。
 あとヨロシク!!」

現れたベリルに片手を振る。
もう一人は知らないけど、
一緒にいるって事はベリルの仲間だろう。
そっちにも手を振っておく。

「『ジジョー』はソレでいいよ。
 だいたいはキンイチのアホからきいてるとおもうけど」

「『アルカラのトモダチ』だから、
 テーチョーにあつかってあげて。
 なるべくでいいからさ」

アルキスの能力は確かに護送向きだ。
ベリルの『シンプリー・レッド』は『嘘を見破る』能力。
こういう状況には、ちょっと向かないだろう。

>>776

「あ、やっぱそうなります??
 じゃ、『おそうじとうばん』は、
 『イッちゃん』と『ナカレ』ってコトで」

「でも、ほっといたらヨゴレがしみちゃうからさ。
 イズミンのいうとおり、
 とりあえずウチらがやったほうがよさそう」

「あなたのおへやをピカピカに!!
 ユメミン&イズミンサポートサービス!!
 いつでもオデンワください!!」

治療してもらっただけでも十二分の働きだ。
『これ以上』を望むというのは、いくらなんでも贅沢すぎる。
ここは、ひとまず自分達で立て替えておくとしよう。

「イズミン、てつだってくれてありがとう。
 こういうトコにイッショにいるのってハジメテだよね??
 なんかフッシギぃ〜〜〜」

イズミンとは何度もお喋りしたり遊んだりしてるけど、
こういうのは今までにない経験だ。
普通と不思議が同じ場所にある。
こんな状況だけど、何だか嬉しい気もしていた。

「――――そろそろ『ナカレ』もなおったかな??」

780夢見ヶ崎明日美『ドクター・ブラインド』:2021/09/22(水) 22:41:12
>>777

「うんうん、すばらしいコエだ!!なかなかイケてたぞ」

         「――――――で」

              クルッ

    「わたしをよんどいてよかっただろ??」

ナカレは治療され、イッちゃんは眠り、ベリル達が到着した。
それを見届け、ここぞとばかりに得意げな顔をしてみせる。
治療したのはイズミンだし、
イッちゃんを拘束したのはナナちゃんだ。
『天敵』であるクロガネくんの存在も、
強力な牽制になったと思う。
だが、自分が果たした役割も小さくないはずだ。
今くらいは自慢してもバチは当たらないだろう。
音楽を切り、気を取り直して『続き』を喋る。

「『さっきのハナシ』だけどさぁ」

「いろんなおみせに、
 かたっぱしから『といあわせ』しまくるの。
 『クリスマスしょうひんはおいてないか』って。
 デンワでもメールでもいいし、
 てんいんにチョクセツきいてもいい」

「ヒトツフタツくらいだったらコウカないだろうけど、
 それが『メチャクチャおおかったら』どうよ??
 ダンダンきになってくるとおもわない??」

「おみせは『ジュヨウがある』ってかんがえるでしょ。
 で、『クリスマスのしょうひん』をおくようになる。
 それをみた『おキャク』も、
 『きせつハズレのクリスマス』にキョーミをもちはじめる」

「それをドンドンひろげていって、
 マチじゅうに『クリスマスブーム』をひろげるってサクセン。
 サイアクでも、みせがわのニンゲンに、
 『クリスマスをイシキさせる』にはジューブン。
 みせどうしはアンテナはってるから、
 『あっちがやってるならウチも』ってなる」

「これが『アリスのアイディア』。どうよ??」

『問い合わせ』するだけなら費用は不要だ。
電話でもメールでもいいし、直接店員に尋ねてもいい。
『売る側』に『クリスマス』を意識させれば、
連鎖的に『買う側』にも意識させる事が出来るだろう。

>>778
                   メガボリューム
「『Doctor Blind』――――――『Megavolume』」

        「お休み、イッちゃん」

意識を失った一抹の様子を見て、肩を撫で下ろす。
事前に仕込んでなかったら間に合わなかったかもしれない。
成功を見越した行動ではあったが、
紙一重だった事も確かだった。
しかし、『本番』はこれからだ。
一抹が発した『最後の言葉』を記憶に留め、
『必ず助ける』という決意を新たにする。

781赤月『サクソン』:2021/09/22(水) 22:56:05
>>一抹さん

「う・・・うう・・・・・・」

血の海の中心で倒れる赤月が呻き声を上げる
『治療』が行われた事で容態が安定したのかもしれない

※そろそろレスを再開しても大丈夫でしょうか?

782七篠 譲葉『リルトランク』:2021/09/22(水) 23:04:59
>>776

「え、『床』直せるんですか…!?」

 七篠は>>763で考えていたことの答えが不意に現れ驚いたように口に出した。

「あ…すみません…。
 実は…私の部屋、一抹くんが床を壊しちゃって…どうやって直したらいいか悩んでたんでつい…」

 そう事情を説明し、急な反応をしてしまった理由を今泉に伝えた。

>>777

「いろんなスタンド使いと出会うなんて…きっと大きな事件だったんですね…」

「『繋がりは力』…。
 そうですね、いろんな人に知り合っていなければこうして手伝ってももらえなかったと思います。
 私よりも知り合った人たちがすごかったんですが…」

 七篠が呼びかけたのは『二人』だ。
 だが、その二人がそれぞれ知り合いに声をかけ、更にその知り合いへと話が広がっていった。
 この街のスタンド使いが人との繋がりを大切にした結果なのだろう。

>>778

 七篠は気絶して力が抜けた一抹を咄嗟に支えきれずにすこしよろめき、そのまま一抹ごと座り込んだ。

「一抹くんが言うと本当に『脱獄』してきそうで怖いんですけど…。
 大人しくしてくださいね…」

>>779

「それで一抹くん、気絶しちゃったんですか…!
 スタンドって本当にいろいろです…」

 七篠は一抹が倒れた理由について納得がいった様子で驚いている。

「あ、ありがとうございますっ!
 この『ペットボトル』の中身、『夏の魔物』にやられてしまった被害者で…。
 溶けちゃったらどうなるかわからないので心配だったんです」

 七篠はルーズリーフを取り出すと『パルサの枝』を『リルトランク』で3本生やし、ペットボトルを覆うことで保温しようとし始めた。
 一抹を引き渡すまでは離れることは難しいと考えたようだ。

>>775

 七篠はやってきた二人へ鉄に続き、挨拶をする。

「えと、一抹くんを迎えに来てくれた『アリーナ』の人ですよね。
 ベリルさん、アルキスさん、ありがとうございます。
 私は『七篠譲葉(ナナシノユズリハ)』といいます。一抹くんをよろしくお願いします…」

「……一抹くん、気絶しちゃってるんですが…口に入れてしまえば大丈夫でしょうか…?
 それとも飲み込まないといけませんか…?」

 七篠はそう言うと脱力している一抹を見た後に台所にあるミキサーに目をやる。
 砕いて溶かして流動食のように流し込めばもしかしたらいけるのだろうか、そう考えていそうだ。

783一抹 貞世『インダルジェンス』:2021/09/22(水) 23:40:11
>>781
目覚めて見えたのは四人全員が一抹に叫びを浴びせる姿。
七篠に抱えられた上で『枝』を使って拘束されている。
さらには別派閥の『アリーナ』勢力が来ているらしい。

「――――そろそろ『ナカレ』もなおったかな??」

『慈悲の刃』の傷も癒えてギリギリだがスタンドを発現して動かせる状態だ。
死ぬ寸前の出血をしたせいで強烈な眩暈と吐き気が襲ってくる。下手に動くと倒れるかもしれない。


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