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【個】『学生寮 清月館』
775
:
『フーヴィアン』
:2021/09/22(水) 00:36:05
ブルルル……キキィ
『夢見ヶ崎』が、選手としてのスポンサーの『金一』に連絡してから
30分ほど経過してからだろうか。シルバーのワゴン車らしい車が
学生寮に到着し、一組の男女が降りるとインターホンを鳴らす。
ベリル「アルカラ、待たせたな。話は凡そ聞いてるが、抜けがあると
困るから私からも聞かせてくれ。夏の魔物とかに、その子(一抹)が
憑依されてる……お前たち、いや他の街のスタンド使いが総出で
冬のイベントを広めて追い出すって話で合ってるな?」
あと、他の者にも自己紹介しておく。ベリル・ストックだ……と
赤色の髪をした、落ち着いた空気の中に放(ひり)つくような闘士の気配を
入り混ぜた女性は名を名乗った。
アルキス「俺はアルキス……アルキス・グレクだ。
スタンドに憑依された子を護送するとなると、俺の能力が適任なんでな。
……準備が出来たら、それを食べさせてくれ」
そう言って、彫りが深い顔立ちの黒髪の男性は。服のポケットから
『ビスケット』を1枚取り出す。それは『ナマケモノ』の形をしていた。
アルキス「……俺の能力だ。食べれば動きが鈍くなる代わりに
殆どのエネルギーの代謝が低くなる……本物のナマケモノのようにな」
スタンド能力で出来た、お菓子のようだ。
能力は、彼の言う事が本当なら動物当然の能力を獲得出来る感じか。
2人は、一抹の身支度。周りが短いながら別れを告げるか他に何か
やり残した事が無いかどうか確認終わるまで待ってくれるようだ……。
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