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【個】『学生寮 清月館』
766
:
一抹 貞世『インダルジェンス』
:2021/09/20(月) 00:23:58
>>761-762
「あのクズ女の名前は『サイチュウ』ではなく『モナカ』
って名前ですよ…」
「『綿飴』になる前にあの女だけは殺したいですッ!
あそこの中核となる構成員の北落さんに聞いたんです
どれだけ負けても選手たちはケロッとした顔で帰還
すると。きっと最中のスタンドで…」
「あの女だけは殺したいですよォォ…」
『超人的聴覚』を『移植』された一抹は最中派について恐ろしいことを口にしながら暴れる。
一抹も北落とは会ったことがあるようだ。
何をされるか分からないゆえに一抹は観客全員と『ヤミー』を敵にしてでも赤月と真金を守ったのかもしれない。
>>763
「『さんずさん』が駅前の掲示板を使ってスタンド使い
とクリスマスの準備をしているじゃないですかッ!」
「本能的にクリスマスを準備する人々に苛々するッ!
夏にクリスマスを行うなんて許されないッ!」
綿菓子のように軽い一抹だが暴れ始めると七篠の身体も揺さぶられてしまう。
『包容』をやめて『枝』で包んだ方が楽だろう。
ただし、そうなった瞬間に一抹は『インダルジェンス』の『慈悲の刃』で逃亡するだろう。
>>764
「大体は隠すような情報は知ってると思いますよ。
『さんずさん』の放送を聞いてから隙を狙ってました」
「完治するまで一切の苦痛を与えない『慈悲の刃』が
有るから大丈夫ですよ。骨を斬られた感覚も無いです」
恐ろしいことを言いながら赤月に視線を向けている。
まだ戦い足りないのか一抹は不満気な表情だ。
「香りでムードを作ろうとする気でしたか。
『夏の魔物』を退治するには些か火力が足りないです」
「雪を降らせるとか市民が自主的にクリスマスを行わない
限りは『夏の魔物』を殺せないと思います。
奴は危険を悟れば影を伝って何処にでも逃げますから」
「最悪の場合は『供与者』を使うのも…」
>>765
「日付を無視して強引に31日目の日記を描くような奴で
すから残暑の終わる9月を過ぎたら雲隠れしそうです」
「ひと夏に一人が普通で残暑の9月がボーナスタイム。
私のように甘く見てると酷い目に遇わされます」
「実際に私を捕らえ損ねて負傷者も出てしまいました。
残暑も終わりが近いです。きっと、私も…」
三人目などという甘い動きを『夏の魔物』がするとは思えない。奴は思考するスタンドのような存在だ。
本当に『クリスマス』を流行らせた程度で倒せるのだろうか?
「私は最後に氷山先輩を信じて失敗しました。
もしも、私が甘い考えを囁き始めたら耳を貸しては
いけません。それは確実に罠です」
特に『夏の風物詩』を知らない私も『31日』が近づくにつれて氷山先輩のようになるのだろう。
すべては『夏の魔物』の気分次第だ。
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