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死刑制度についてひと言お願いします
1
:
boro
:2003/03/16(日) 14:16
死刑制度については他のサイトとかで
さんざんやってきたテーマだと思いますが
そのときの犯罪事情によっても意見が
違ってくると思います。そういう意味で
いま現在、どのように思っているかを
簡単でかまわないので意見をきかせてください。
場合によってはテキストを書く上で参考にさせて
いただくかもしれません。よろしくお願いします。
1609
:
紫煙狼
:2006/11/08(水) 12:15:37
>>1608
お説ごもっとも…なんですが、私の周囲の意見を聞くと、およそ死刑賛成もしくは死刑支持の人が
大半なのは間違いないようですよ。80%は数字のマジックだとしても、過半数は死刑賛成もしくは
死刑支持の人でしょう。
考えてみれば簡単な話で、極悪非道な犯罪者を死刑にする理由は数多くあっても、生かしておく
理由が希薄であると言う事でしょう。難しい理屈は抜きにして、害獣・害虫は駆除するのが、
短絡的ではありますが、効果的ですものね。大きい目で見た生態系云々より、ゴキブリのいない
我が家のほうが快適なのは言うまでもないことで、共存を選ぶ人は僅かでしょう。
ただ、パンが店頭に並ぶまでの経緯は皆さんご存知なのに、死刑制度自体については、
実はよく知らない人が多いのも事実です。だから、パンの原料に遺伝子組み換え小麦が使われると
「危険じゃないのか?」と多くの消費者が敬遠するのに対し、死刑制度については、
「自分は犯罪を犯さないから死刑になることはない」という安心感もあって、あまり、
「死刑制度自体が危険性をはらんでいる」という所までは考えないで賛成している人も多いですね。
ちなみに、私の知り合いで強行過激な死刑賛成論者には
「冤罪死刑が発生してもいい。自分の冤罪を証明できないのは、冤罪ではないからだ。」
「凶悪事件の発生件数とその後の厳正な裁判という現状から言えば、誤差で許される範囲内だ。」
という意見もあります。
1610
:
kei
:2006/11/08(水) 22:55:15
>>1609
そうなんですよ。ここのスレもそうだし。殆ど存置派。
内閣府の人間が知らない筈はないと思うのに、なんで小細工するのだろう。
死刑制度は進行中だし、普通に調査したって存置多数は見えてたと思う。
80%という数字がどうしても欲しかったというのも考えにくいし、アメリカに
何か言われてたのかなとも思ったけど目的がわからない。
内閣府の意図がわからないんですよ。死刑制度賛成を引き出すための
あの意図的設問の数々。2004年って特に廃止派の活動が活発だったとかの
記憶もないし。無限回廊見てなかったのかな、偉い人は。
1611
:
人権
:2006/11/08(水) 23:39:00
>「冤罪死刑が発生してもいい。自分の冤罪を証明できないのは、冤罪ではないからだ。」
「凶悪事件の発生件数とその後の厳正な裁判という現状から言えば、誤差で許される範囲内だ。」
という意見もあります。
これはまた過激な御意見ですな。冤罪は許されないと思います。
廃止の論理・理念として説かれるものの中で唯一一定の説得力を持つと
思われるのは冤罪の可能性(危険性)でしょうね。
仮に死刑が廃止されるべきであると言う前提に立脚して考えてみた
場合、結局のところ冤罪ぐらいしか見当たらない気がします。
「世界の流れ」「先進国では日本とアメリカだけ」「ヨーロッパでは
無いのが常識、こんな野蛮な制度があって恥ずかしい」「生命の尊厳」
「多数決原理には馴染まない」等々よく耳にしますが、
ああそうですか、ってな感じですね。
政府の実施する世論調査など鵜呑みにはできないでしょう。
ただ、不思議に思うのは例えばアムネスティ等、世論調査の
不公正さを厳しく糾弾している廃止団体がなぜ彼ら独自の公正な
(と彼らが認める)世論調査なりアンケートなりをやらないのでしょう。
是非お願いしたいですね。
1612
:
紫煙狼
:2006/11/09(木) 14:17:56
私はむしろ、80%という低さに驚いています。
5人に1人が死刑反対?周囲を見渡す限りありえない(笑)
死刑廃止論者の多くは、潜在的に死刑廃止論者の数はもっと多いはずだ!
と思い込んでいるフシがありますが私の感覚では
・積極的死刑廃止論者 5%
・消極的死刑廃止論者 10%
・消極的死刑賛成論者 70%
・積極的死刑賛成論者 15%
くらいじゃないですかね?
積極的死刑廃止論者と消極的死刑廃止論者の総数と
積極的死刑賛成論者の数は拮抗していると感じますよ。
では、なぜ政府のアンケートでは死刑廃止論者が20%になるか?
消極的死刑賛成論者の一部が誘導質問に拒否反応を起こしたのでは?
従って、政府アンケートの結果は現実的な数値だと思いますよ(^^)
ちなみに、アムネスティがアンケートをしない理由は簡単。
死刑廃止論者5%という結果に終わるからです。
死刑廃止論に関しては「敵の敵は味方」が通用しないのよ。
なにせ、死刑廃止運動団体には利権が存在しますからね。
1613
:
人権
:2006/11/13(月) 22:14:03
>なにせ、死刑廃止運動団体には利権が存在しますからね
どのような利権なのか興味ありますね。
現実に死刑が廃止されてしまうと困る、などというような
ことがあるのでしょうか・・・・
1614
:
紫煙狼
:2006/11/14(火) 18:51:32
前回の投稿にて「死刑廃止運動団体には利権が存在しますからね。」と誤解を生む表現を
用いました件に関し、関係者の方々には深くお詫び申し上げ、ここに訂正いたします。
死刑廃止運動団体に利権が存在するという事実関係の確認は取れておりません。
確認が取れていない以上、そのような利権は存在しないものと考えるのが妥当であり、
私の発言は、適切を欠くものであったと認めざるを得ません。申し訳ありませんでした。
さぁ、謝ったから、もういいよね(笑)
では、自分が死刑廃止論者であると言う前提に立って以下の点について考えてください。
(ディベートのように、あくまで自分の信念をひとまず離れて考えてください。)
・よく耳にする人権団体の死刑廃止運動は効果的であるか?
・死刑存置論者が提示する廃止に伴う問題点に適切に答えているか?
・死刑廃止団体の資金源はどのようになっているか?
・死刑廃止団体の幹部の生活費はどのようにして捻出されているか?
・実際に死刑が廃止された場合、多国籍ではない死刑廃止団体はどうなるか?
世間には完全なボランティアによって運営されている死刑廃止団体も存在しますが、
そのような団体は往々にして弱小団体であり、大々的運動を繰り広げているのは、
一部、その活動で生計を立てている人々によって運営されている団体です。
そして、私が知る限り、草の根的に活動を続けている死刑廃止団体の活動を
揺るがすのは常に大きな団体であり、弱小団体を大きな団体が吸収するために、
活動を妨害したケースもあります。
表面上、大きな団体が掲げるのは、同じ目標にいち早く到達するためには、
より大きな団体となることで、発言力を高める必要がある…というのですが、
私は、自団体の一部として吸収せずとも、ネットワークの構築は可能と考えます。
以上、邪推を誘発する紫煙狼でした。
1615
:
loveless
:2006/11/20(月) 00:00:47
>>1608
>内閣府のやらせ質問 担当者がおわび...
マスコミが「ヤラセなんてあってはならない」などと糾弾する姿を見ると、
かつて「川口浩探検隊」や「電波少年」とかを楽しみにしていた身としては
一抹の寂しさがあったりしますが、、、
閑話休題。
質問の仕方にもよりますが、なんといっても、普通の人が普通の生活では
死刑に絡むような事件には無縁であることが大きいと思います。
そうなると、死刑に関する情報は、マスコミを通じて得るしかないわけで、
その情報というのが、最近は死刑廃止には逆風のものが多いような気がします。
(「ネット社会」になり、サイレントマジョリティが気軽に意見を出しやすく
なったのも一因かもしれません)
この流れは、オウム真理教やサカキバラ事件でのマスコミ報道により、
「最近は凶悪犯罪が多くなった」というような印象操作と、それをうまく利用
できた山口母子殺人事件の被害遺族の本村氏の精力的な活動が大きかった
と考えています。
廃止派がこのようなアンケートを覆すには、現在のこのような流れを
反転させるエネルギーが必要なので、現状では難しいと思いますね。
海外では、「死刑執行された被告が実は無罪で真犯人が別にいた」というような
事件が起き、それを受けてマスコミが一気に死刑廃止の流れを作った結果、
その勢いで廃止してしまったというケースもあったと思います。
たぶん、それくらいのエネルギーがないと廃止は難しいんじゃないでしょうか?
で、今の日本でそのような事件が起きるかというと、、、
(0%ではないと思いますが、私の生きている間には起きなさそう)
1616
:
人権
:2006/11/26(日) 00:12:52
紫煙狼さん御製の質問、無い知恵を絞って考えてみました。
・よく耳にする人権団体の死刑廃止運動は効果的であるか?
⇒あまり効果的だとは思えませんね。むしろ死刑廃止論から
一般市民を遠ざける結果になっているように思います。
・死刑存置論者が提示する廃止に伴う問題点に適切に答えているか?
⇒無期懲役囚(有期刑の受刑者の場合も含む)が仮釈放されたのち
再び殺人等を犯す事例がしばしば見られるが、そのリスクを回避
する実効ある具体策の提示が必ずしも説得的ではない。
「矯正プログラムの充実」「元受刑者の社会復帰を妨げる偏見・差別
の除去」等の答えが予想されるが、結局のところある種の「僥倖」に
期待するほかない、ということになってしまうのではないでしょうか?
・死刑廃止団体の資金源はどのようになっているか?
⇒例えば、Amnestyの運営は個人や団体の寄付金によって支えられていると
想像していますが・・・・
・死刑廃止団体の幹部の生活費はどのようにして捻出されているか?
⇒よくわかりません。死刑廃止のための活動とは別に、仕事を
持っているのでは?
・実際に死刑が廃止された場合、多国籍ではない死刑廃止団体はどうなるか?
⇒◇解散する◇別の活動目標を定めて引き続き活動する◇多国籍の団体
に吸収される、といったところでしょうか。
既にどこかに書き込んだかも知れませんが、日本において死刑廃止が
実現するとすれば、それはアメリカ合衆国において連邦レベルで廃止
された時(=50州の全てにおいて廃止された時)であるように思うの
ですが。まあ、単なる個人的な想像に過ぎませんが。
1617
:
紫煙狼
:2006/11/26(日) 13:00:07
人権さんのおっしゃる事は、およそ当たっていると思いますよ。
「国民の大半が存続を望んでいるから死刑制度は廃止できない」という言い回しは嘘です。
いや、国民の大半が存続を望んでいるのは嘘でも何でもありゃしないのですが、
死刑制度を存続させなければならない理由は、国民が望むからではなく、
国家にとって、表の意味でも裏の意味でも非常に有用な制度だからです。
そして、兄貴分の米国が本気で死刑制度廃止を要求してきたら、
国民の大半が存続を望んでいても廃止するでしょう。
その時の政府が行う世論調査は、おそらく、無作為に抽出した人の
多くが死刑反対派の人でしょう。(作為的無作為とでも言いましょうか(笑))
1618
:
ポーロック
:2006/11/27(月) 00:22:08
米国が死刑廃止要求を出してきても、日本は廃止には動かないと思う。
それから、日本という国家にとって都合のいい制度が死刑制度との
ご指摘だが、そういう側面もあると思う・
しかし、治安の現状等を勘案すると国民が存続を望んでいるというのは、
あながち虚偽ではないと思いますよ。
1619
:
紫煙狼
:2006/11/27(月) 10:56:11
>1618
仰るとおり
>国民の大半が存続を望んでいるのは嘘でも何でもありゃしない
です。
1620
:
詳細を教えて
:2006/11/28(火) 15:04:03
1615
>海外では、「死刑執行された被告が実は無罪で真犯人が別にいた」というような
事件が起き、それを受けてマスコミが一気に死刑廃止の流れを作った結果、
その勢いで廃止してしまったというケースもあったと思います。
詳細キボンヌ
1621
:
紫煙狼
:2006/11/28(火) 18:35:12
>1620
「1949年・英国・エヴァンス事件」で検索してみてください。
(ここからのリンク不可なので。)
1622
:
詳細を教えて
:2006/11/28(火) 23:18:54
>1621
ありがとう。「1949年・英国・エヴァンス事件」、読みました。
イギリス、アメリカと日本を比べた場合、風土が違いすぎると感じます。
日本で冤罪で死んだことが発覚したとしても,死刑廃止にはならないんと違うかな。
制度の中で、置いといて、獄死でしょう。
アメリカに対しても、いつまでも金魚の糞ではないのでは?中国も大国になってきたし。
天皇制のニッポン。天皇暗殺の謀議をしただけで、死刑の国だ。制度としての死刑には、
天皇(制)擁護の側面がある。
1623
:
紫煙狼
:2006/11/30(木) 01:27:24
>>1618
>米国が死刑廃止要求を出してきても、日本は廃止には動かないと思う。
うまく文章にできなかったので、補足するのを後回しにしてきましたが、
>兄貴分の米国が本気で死刑制度廃止を要求してきたら(
>>1617
)
と言うのは、別に米国の圧力に屈するだろうと言う意味ではないのです。
「先進国の中で死刑を存続させているのは米国と日本だけ」なんてよく言いますが、
先進資本主義国の中で一番最後まで死刑を存置させるのは日本か米国だと思うのです。
従って、米国が寝返って死刑を廃止したら日本も国際社会における立場上の理由で、
死刑を廃止せざるを得ない状況に追い込まれるだろうなぁ。という意味です。
1624
:
Ken
:2006/12/09(土) 05:29:45
米国で連邦レベルでも死刑の執行が停止されたときがありましたよね。ずいぶん
昔ですけど。そのとき日本で何か議論は起こったんですかね。あんまり関係ないような
気もするんですけど。
1625
:
詳細を教えて
:2006/12/09(土) 12:10:33
関係ない。佐藤恵元法相の時、三年ほどだったか停止されたが、後藤田氏によって
旧に復した。執行の停止は廃止にはつながらない。この国らしい。
皇室典範の改正論議も、いいところ?まで行ったが、秋篠宮の計画により、引っ込んだ。
そういう国だ。日本の死刑制度は、天皇制を度外視しては考えられない。
アメリカなど、参考にもならん。
1626
:
ポーロック
:2006/12/09(土) 15:26:48
日本の死刑制度と天皇制って関係あるの? バカですまん。
1627
:
紫煙狼
:2006/12/09(土) 20:23:52
おそらく…1947年に廃止された「大逆罪」を以って、
天皇制と死刑制度の関連性を語りたいんだと思うよ。
紀伊國屋書店BookWebの「なぜ悪人を殺してはいけないのか」という本の紹介では、
「死刑存置論と天皇制批判、この一見相反する考えが共存する」と書かれています。
私には全く理解できない、というか説得力を持たない関連性なんですが、
一部の熱心な方々は天皇制と死刑制度には切っても切れない縁があるそうですよ。
1628
:
詳細を教えて
:2006/12/10(日) 10:51:56
>1626
>日本の死刑制度と天皇制って関係あるの? バカですまん。
死刑制度と天皇制との関連。何事にもそうだろうと思いますが、
一人ひとりがその感性で思索を重ねてゆく事柄だろうと思います。
僕はまだ若輩者ですが、死刑について興味に任せて資料を漁った
りするなかで(大逆事件とか古田大次郎の事件・・・)、天皇制の
影のようなものを背後に感じました。
優れた感性をお持ちのポーロックさんだから、どのようにこの
問題に思索を重ねられるか、楽しみでもあります。
僕は別に天皇制の是非をあれこれ言うつもりもないし、死刑制度
について賛成反対の考えすらもまだ持っていません。
物事を歴史的に追究するのが好きなのと、いろんな人の考え方や生き方に
興味があります。
1629
:
loveless
:2006/12/10(日) 23:42:37
>>1627
,1628
まあ、世界では、一般犯罪と国家に対する犯罪を分けて考えることも多いですね。
(事実、一般犯罪は死刑廃止しても国家に対する罪は死刑を存続している国もある)
#すでに「天皇」=「国家」という時代は終わりましたが、それでも天皇を弑する行為は
#今でも国家に対する罪としてよいでしょう。
で、日本も死刑廃止となると、一般犯罪だけ廃止として国家に対する犯罪は死刑を
継続するという選択も十分可能です。
つまり、死刑存廃と天皇制批判は、切っても切れない間柄というわけではないと思います。
(ここのスレも、ほとんどは一般犯罪に対する死刑をどーするか?という内容と
思います)
>>1623
廃止派の理由の一つに、EUとかが廃止していて日本だけが廃止していないのは問題だ
という脅迫的な理由もあるかと思っていたりして。。
1630
:
flower
:2006/12/11(月) 01:14:13
国家と個人の死というのは、とても大きなテーマだと思います。
最近調べていて知ったのですが、硫黄島では、まだ一万柱の日本人が未収容だそうです。
1631
:
詳細を教えて
:2006/12/11(月) 12:37:49
明治政府の時代から、死刑制度は、国家転覆・政府転覆を謀議した
者に対する根絶策として必要だったと思います。
昭和の連合赤軍事件や企業爆破事件の犯人が拘置所に収容され、
死刑廃止運動が獄内外一致して展開されるようになり、一方再審無罪の
判決も相次ぎました。廃止運動の意気が最もあがった時期と言えると
思います。国は、刑の確定者に対する外部交通を制限しました。
近年、被害者側が大きく声をあげるようになって、メディアも呼応し、
死刑存廃論議も、勢い被害感情、被害者補償の面がズームアップされる
ようになりました。
刑の軽減化は厳罰化へ替わり、永山基準も過去の遺物となりそうです。
死刑は「天皇を中心とした神の国」(森元総理)であるこの国に
必須な制度だけれど、これだけ被害者側に立った流れが強くなれば、
もはや死刑制度と天皇制(国家転覆罪)との因果関係など、殊更持ち
出す必要もないでしょう。放っておいても死刑制度は磐石。監獄法も
改正されました。
1632
:
ポーロック
:2006/12/12(火) 16:15:47
監獄法を改正する必要はなかったと思うが?
犯罪者に甘いのが日本。
1633
:
詳細を教えて
:2006/12/13(水) 15:08:01
監獄法の改正で、たとえば、宮崎勤死刑囚と編集者が面会したり、
大高緑地アベック殺人の主犯だった元少年から死刑廃止団体へ手紙が
届いたりして、「矯正」(?!)の様子なんかが分かったりする。
ただ今日の大阪の姉妹殺害事件なんかを見ると、やっぱ極刑しか
ありえないのかな、と思ってしまいます。
杉浦さんは死刑執行命令書にサインを拒否したけど、今回(会期明け)は
多いかも。死刑制度自体は、多少の無執行期間が介在しても、たった一名の
執行でも、十分維持できるが。少し前までは、所轄の管理能力上、死刑確定
者数を60名以下にという「努力」が求められた。現在、確定者数は100名を
超えているんじゃないか。死刑判決は増加し、死刑執行は抑えられているっ
てことだね。
1634
:
ポーロック
:2006/12/13(水) 19:39:32
アムネスティなどの団体は「日本の死刑は”密殺”だ」とか
何とか言っている。某駅前でたむろしている「●●の会」の
人達など、自分の家族が殺されても死刑に反対するのか
ね。。。
処遇に関していえば、あの菊田がからんでいる「監獄人権センター」とか
すごい団体があるわなw
獄死した受刑者のカルテだったと思うが、医学知識もないのに
勝手に「行刑施設側の対応に問題あり」などとヌケヌケと言って
のけるあのメンタリティーはすごいと思う。
杉浦氏は法務大臣として当然成すべき仕事をしなかったと思うが?
死刑執行のゴーサインを出すのは法務大臣の職務の1つなわけで、
自らの信条で署名を拒むということは許されないはず。
署名を拒否する大臣は何を恐れているのか興味のあるところ。
1635
:
詳細を教えて
:2006/12/15(金) 09:13:21
どうでもいいことだけど監獄人権センターは、事務局長が確か海渡雄一
弁護士だったと思うよ。菊田氏は、執行停止連だったか。
判決の確定力には「執行」が含まれるね。確定した判決は、執行されなく
てはならない。署名拒否は、信条というより甘いセンチメンタルじゃないのかな。
1636
:
人権
:2006/12/17(日) 18:54:17
アムネスティ(死刑廃止ネットワークセンター)が下記のように
呼びかけています。
果たして今回執行があるのでしょうか。
>国会閉会後の死刑執行が危惧されています。
長勢法務大臣に死刑の執行停止を求める意見を送ってください
1637
:
loveless
:2006/12/18(月) 02:55:19
>>1636
長勢氏は、死刑執行に関しては特に「信念」があるわけではないので、
職務を忠実に履行すると思います。
国会会期中は何かと忙しいから、執行に関して役人が申請しないので、
閉会後にまとめて実施するという予測かなと?
#これが「危惧」というのはよくわかりませんが。。
話変わって、イギリスでは、今凄惨な事件が進行中ですね。
この犯人がこの先何人殺害しても死刑にならないというのは、
個人的には受け入れがたい気がします。
しかし、イギリスでは、(たぶん)死刑復活論議が起こるだろうけど、
結局復活はないのでしょうね。
日本が廃止に踏み切った場合、このような事態も受け入れられるか?
#なんかすぐに死刑復活してしまいそう。。。
1638
:
ポーロック
:2006/12/18(月) 16:57:51
イギリスの件だが、犯人はある集団の構成員を皆殺しにしたいと
いう願望を抱いているような気がしてならない。
捕まえても、殺人を自覚しているだろうし、犯人は自分の”任務”を
達成したと捜査員に誇らしげに語るのでは?
一生涯、刑務所に沈めておくか死刑にするか
どちらかであると思います。
1639
:
詳細を教えて
:2006/12/19(火) 11:19:18
>アムネスティ(死刑廃止ネットワークセンター)が下記のように
呼びかけています。
死刑廃止団体のお決まりのパターン。今に始まったことではない。
今回、気になるのは、執行に「変化」があるのかな、ということだ。
11月下旬に、連合赤軍事件と連続企業爆破事件死刑囚4人の再審請求が
相次いで棄却されている。12月の死刑執行を睨んでの棄却決定かな、と
穿った見方をしたりもする。11月末の棄却だから、新証拠を揃えて再度
の再審請求をするにしても、12月X日の長勢法相執行命令書サインに
間に合わないからだ(棄却と再度請求の間隙を縫って執行する)。
「変化」と言ったのは、共犯が超法規的措置により国外におり、裁判が
ストップの状態。本来、共犯が全員確定しないうちは(確定した囚人に
対しても)死刑の執行はありえない。
が、よりによって11月末という時期に同種の事件の再審を棄却した
ことで、もしかして(変化)と僕は思ったようなわけです。
最近の判例、永山基準からも変化が見られます。死刑の周辺が変化
しているような気がします。
>国会会期中は何かと忙しいから、執行に関して役人が申請しないので、
閉会後にまとめて実施するという予測かなと?
法務官僚は、死刑執行命令書を会期中に法務大臣のデスクへ乗せる。
(その後、前法相杉浦氏の時は、サインするよう、官僚が相当の説得を続けた。)
会期中に執行すると、死刑制度反対の議員や廃止運動団体からの
抗議がうるさいので、閉会した時点で執行できるように大臣が命令書に
判を押すのが、法務省にとってはベスト。
1640
:
詳細を教えて
:2006/12/20(水) 08:52:20
>1639
訂正。
今の時代、一箇所(この場合、東京拘置所)で、同日に、4名もの死刑囚に
対する執行はありえないと、気づきました。
1641
:
人権
:2006/12/25(月) 14:07:58
やはりと言うか、執行されましたね。
同時に4名というのは意外な感じもします。
前任者の時に執行できなかった分も含めて執行された
のでしょう。空白の年を作らないという当局の意思が
感じられます。
早速Amnesty等が抗議声明を出していますが、相変わらず
死刑囚たちの犯した犯罪行為には一言も触れていませんね。
1642
:
ポーロック
:2006/12/25(月) 15:01:24
日弁連や死刑廃止議連も同様の声明を出していますね。
この時期に執行するのはけしからん
みたいな事を言っていましたわ。
1643
:
人権
:2006/12/25(月) 19:21:42
「クリスマスに執行されるのは残念」だとか言っているようですね。
廃止運動に関わっている人たちの中にはキリスト教関係の方々も
多いようですから、このような発言になるのでしょうか・・・
1644
:
詳細を教えて
:2006/12/25(月) 20:10:02
4名程度は、予想していた。一箇所に集中させず広島・東京・大阪に分散させたこと、
「変化」を採らなかった点など、役所らしい。
アムネスティなどのグループをあげつらってばかりだね。死者のために冥福を
祈るって気持ちは、いささかも無いのかね。死んでなお鞭打たねば気が済まないか。
確かに悪いことをした人たちだけど、今日、死んだんだ。
更生すればしたで、気に入らないみたいだし。なんか、死刑制度よりぞっとするね。
ま、人の言動なんて、僕は基本的にどうでもいいけど。
1645
:
ポーロック
:2006/12/25(月) 20:58:40
法務省は、死刑に関する情報開示を行うべきだとは思う。
アムネスティとか日弁連は、公安当局の調査対象団体ではなかったか?
これは、どこの国でも同じみたいですけどね。
1646
:
ポーロック
:2006/12/25(月) 21:01:00
これだけは言っておくが、アムネスティや日弁連の中で死刑反対を
叫ぶ勢力の構成員の中で家族や親を殺された場合でも、
同じように死刑反対を叫ぶことができるのか、興味のあるところだ。
1647
:
人権
:2006/12/25(月) 21:19:56
詳細を教えて様:
>ま、人の言動なんて、僕は基本的にどうでもいいけど
「どうでもいい」のであれば、「死者のために冥福を
祈るって気持ちは、いささかも無い」とか「死んでなお鞭打たねば
気が済まない」とか「更生したのが気に入らない」だとか、
勝手に決め付けないでほしい。
念の為に申し上げて置きますが、私は死刑廃止論そのものは
全否定していません。ただ、現実に存在する死刑廃止運動(体)
のあり方には疑問を持っている、ということです。
1648
:
げろげろ
:2006/12/26(火) 09:54:13
そろそろか?と思っていたら、起きましたね。よりによって20年前・15年前に判決の確定していた70代の死刑囚が2人も執行されたことに、多少の違和感を感じます。
まさに「今さら?」と言う実感を死刑囚に与えたとしたら、懲罰効果満点の恐怖の制度ですね。
しかし、最近の「死刑上等!」的な犯罪者が増える中で、本当に死刑制度の有効性には疑問が増します。
どうして、もう少し敏速に終身刑制度の議論が進まないのでしょうか?
1649
:
ポーロック
:2006/12/26(火) 19:20:56
終身刑の導入も選択肢の1つだとは思うが、コストなどを考えると
死刑にした方が安く上がる場合もあるだろう。
被害者が味わった恐怖や絶望を死刑囚に与える効果というものも無視できない
と思うが?
1650
:
bn
:2006/12/26(火) 20:20:28
さすがに死刑について考えさせらます。
感情的には死刑賛成
理性的には死刑反対
この矛盾した気持ちは払拭されないと思う。
1651
:
げろげろ
:2006/12/27(水) 13:47:54
インドネシアでは、死刑は例外無く、重機関銃による銃殺です。理由は簡単、絞首刑台の用意・メンテナンスよりコストが安上がりだからとか・・
死刑制度の有無に、良くコスト論が持ち出されますが、どうもそれもナンセンスな気がします。実際に、死刑制度の抑制効果?終身刑制度の抑制効果?とコスト論を結びつけたところで結果は見えないだろうし、囚人の管理コストの事を考えるならば、それこそ判決から執行までの期間短縮をしなければ無意味な訳ですよね。
「昭和62年に刑が確定した秋山芳光死刑囚なんか、20年間税金で生かされていた。藤波芳夫死刑囚は16年も税金でタダ飯を食っていた。もっとさっさと執行しないと税金の無駄使いだ!」なんて議論が行われる社会を想像してみてください・・・コスト論で死刑制度を語る社会なんて、末恐ろしくて・・・
もとい。
今回執行された日高広明死刑囚以外の3人が、全て情絡み・金銭絡みの身内殺人で、なおかつ比較的長期に渡って法務大臣が署名を拒否してきたケースですね。年齢も、64、74、77。もう爺さん達です。
彼らが25日朝に恐怖を味わったか?それとも悟りの気持ちで階段を上ったか?それはこの際関係ないとしても、尋常の神経を持った人間社会が「現行の死刑制度」をそのまま維持していく事に疑問を持つのは当然ですよね・・bnさんの言う矛盾こそ当然でしょう。
また、被害者側の気持ちを酌んだ「懲罰効果満点の終身刑」等という虫の良い制度は考えられないものでしょうか・・・多少コストがかかっても良いと思いますよ。
1652
:
ポーロック
:2006/12/27(水) 14:20:06
究極の再犯防止策として死刑もありだと思うが?
一生出さない事になっても、行刑施設内において刑務官等の殺害等を
たくらむ受刑者は出てくるだろう。
仮釈放なしの終身刑を導入した場合、刑はそれ以上重くはならないのであるし、
やるヤツはやる。
そういう危険性を排除するには死刑さ最適ではないだろうか?
1653
:
紫煙狼
:2006/12/28(木) 00:14:10
>>1652
ポーさん、珍しく浅い意見じゃないですか。
やるヤツはやる。ってのは死刑にもいえる事ですからね。
1654
:
げろげろ
:2006/12/28(木) 09:15:53
アメリカのテレビ番組で「OZ」と言うのがあります(日本でもやっているかどうか知りませんが・・)。刑務所物のドラマで、刑務所内で死刑囚や終身刑囚同士が派閥抗争で殺し合っています。
中には改心して(?)細々と生きる老人囚人達もいる・・まさにヤル奴はやる。どこに居ようが殺しあう。
まさに、このドラマなんか、アメリカでの死刑制度復活派のドラマです(と思うのですが)。「やる奴は何処に居てもヤルのだから・・改心なんかしないのだから・・ドンドン電気椅子に送ってしまえ!」的なメッセージがたっぷり込められていて、なかなか見ていて面白いです。
しかしながら、見ていて思ったのが「なるほど、こういう風に矯正不可能な連中を一つ檻に囲って、恐怖を味わいながら殺させ合うのも、なかなか良い手だな」と思うのですよね。
私は、決して純粋な死刑制度反対派ではありません。死刑制度よりもっと効果的に「矯正不可能な犯罪者達に、恐怖を長時間味あわせながら罰する」そんな終身刑制度が近代法治国家で上手く作り出せないものか?って考えている、どちらかと言うと嫌な人間でしょうね。
ただね。結審から20年も経って77歳にもなった爺さんを吊すってのは、どうも「死刑制度の犯罪抑制効果」に繋がるのかが疑問ですね。
また入宅の様に、さくさく吊るして終わりってのもどうもね。
「そういう矯正不可能な連中は、一檻に囲って、どんどん殺し合わせてしまえ」的な発想が、日本でも生まれませんかね。
1655
:
loveless
:2006/12/28(木) 22:11:15
うーん、4人の罪状や冤罪可能性を考えてみても、刑の執行自体は問題なく、
長勢法相の判断は正しかったと思います。
逆に、なぜ60代、70代になるまで執行を見合わせてきたのかが疑問です。
#前杉浦法相からしてみれば、自身の信念が通せたので気分が良かったでしょうが、
#本当にその行為は人道に適う行為だったのかと。。
そもそも、死刑廃止を、法相の執行サインを遅らせるということで実現しようと
いうのは、法治国家として順番が逆のような気がします。
死刑廃止論者は、キチンと国会で議論して、法改正を目指すべきでしょう。
>>1648
>どうして、もう少し敏速に終身刑制度の議論が進まないのでしょうか?
そういえば、ちょっと前に、仮釈放なしの終身刑導入の意見書を法相へ
嘆願したという話題がありました。
で、てっきり、死刑廃止の話かと思ったら、嘆願したのは犯罪被害遺族で
犯人が無期懲役で済んでいるのが納得いかず、仮釈放なしの終身刑を導入
してほしいという、いわば厳罰を求める嘆願でした。
日本は、死刑が存在するので刑罰が厳しい印象がありますが、
実はそれ以外の刑罰は驚くほど軽い場合がありますよね。
(最近では、大阪の姉妹を殺害した山地被告の前科など)
1656
:
人権
:2006/12/29(金) 17:05:15
>前杉浦法相からしてみれば、自身の信念が通せたので気分が良かったでしょうが
あるブログによれば、今般の執行に関する仏のル・モンド紙の記事
において、「仏教徒としての信条から死刑に断固として反対する弁護士でも
ある杉浦正健」として言及されているそうです。
(ttp://t-t-japan.com/~muranose_rena/blog/rena.cgi/permalink/20061229134254)
今回の4名執行というのは杉浦前法相がハンコを押さなかった
ツケが回ってきたような気がします。
lovelessさんの仰るように、杉浦氏が真に廃止を求めているの
であれば、国会に死刑廃止法案を提出してその成立を図るべく
行動すべきでしょうね。
(より根本的には憲法に明記するのがベストでしょうけれど・・・)
1657
:
loveless
:2006/12/29(金) 20:42:56
>>1656
>...国会に死刑廃止法案を提出してその成立を図るべく...
死刑廃止が現在の状況で難しいのならば、せめて、
「死刑は確定後6ヵ月以内に執行しなければならない」
という箇所だけでも改正する動きに出ればよいのに、
と思ったりしています。
例えば、この6ヶ月を10年に延期し、かつ新事実が出た
場合は延長を認めるということにすれば、死刑を存置したまま
「合法的に」ある程度は停止状態にすることが可能です。
しかし、どうもそのような動きはなく、代わりに、法相へ
サインをしないようにひたすら圧力をかけ続けるというのは
無駄な努力なんじゃないかと。
1658
:
げろげろ
:2006/12/30(土) 06:40:28
右傾化の進む日本の政治状況にあって、あらゆる刑の厳罰化が進む中で、死刑廃止への動きってのは困難きわまりないでしょうね。停止状況しかりで、これまた日本の法務省のスタンスでは難しいでしょう。
国民の感情論の中では、そもそも死刑と無期懲役との刑罰内容の格差が一番の「しこり」だと思うのですが・・・なんとか段階的に死刑制度を維持しつつ(休止状態でも良いので)終身刑を導入していく議論が盛んにはならないのでしょうか。
どうも、海外にいると日本のそのあたりの動きが見えないので疑問に思うのです。欧米ではどの国でも、死刑廃止停止にかかわらず、国民の半数以上が死刑制度復活を指示している事実があります。しかし、結局終身刑(仮釈放の無い懲役を含む)でその意見を封じている感がします。
中には豪州の様に、2〜3人殺しても20年程度で娑婆に出られる、日本よりぬるい国もありますが・・・
1659
:
ポーロック
:2006/12/30(土) 13:46:15
右傾化といいますが、今までがおかしかったんですよ日本は。
厳罰化といいますが、イギリスなんてどうなんです?
日本で死刑になる者は、極めて残虐な手段で人を殺した者です。
他には国を売るとか、そういう裏切り者に対しても死刑はありだが、
平時で死刑になるのは人殺しです。
仮に日本で終身刑を導入すれば、終身刑となった者を処遇する側に
身の危険が及ぶ可能性も十分考えられる。
前にも書きましたように刑はそれ以上重くならないですし。
再犯を防止し、安全を守るためにも死刑を執行した方が後が楽でいい
と思いますよ。
1660
:
げろげろ
:2006/12/31(日) 07:54:17
意外かも知れませんが、今回の4人の執行は、海外でも結構報じられました。そして、小泉から阿部へ政府の右傾化が一段と進んでいると危惧されて報じられています。「死刑=右傾化」というのも我々日本人にはピンと来ませんが欧米人にはそう言う図式があるようで、かなり日本の変質(?)に神経をとがらせているのが実状です。
私は右傾化そのものには反対しませんし「今までの日本がおかしかった」と言うのも同意します。まあ、これからも、もっとおかしくなってしまうんでしょうけどね。
イギリスってのは、これまた複雑な社会事情で死刑制度に関しては、賛否激しく戦ってますね。日本以上に刑罰は緩い国でしょう。ヨーロッパはたいがいそうですが、終身刑が本当の終身刑では無く、20年程度で娑婆に出てきてしまう。そう言う意味では、本当の終身刑を実施しているのはアメリカくらいなもんですね。
いやいや、イギリスやドイツ、フランスの殺人者の方が、日本のそれより残酷です。なんてったてサイコキラーの無差別複数殺人が驚くほど沢山起こってますからね。
終身刑における「管理リスク(処遇方法上の危険度)」はシステムの問題だと思います。南米・アフリカの様な危機管理の甘い国では、囚人暴動などのリスクはかなり高いですが、アメリカではここ数年、看守が殺害されたと言う報道は聞いたことがありません。
死刑以上重い刑は無いのは確かですが、いっそうの事フセインの様に、結審1週間でさくさく吊るしますか。その方が楽でしょう(冗談ですが・・)。
1661
:
ポーロック
:2007/01/01(月) 00:45:04
たとえば、欧米では刑罰としての死刑は廃止されていても、
現場で射殺する場合が日本と比較すれば多い。
日本であれば、身柄を押さえるのが当然とされるようなケース
においても、簡単にやるのが欧米だと思うが?
そういう国々の人が、日本の死刑制度を「けしからん」と言うのは
少しおかしいのではないかと思うわけですよ、正直言うと。
1662
:
Ken
:2007/01/01(月) 05:47:19
イギリスでテロを疑われて中東系が地下鉄で問答無用に射殺されたってありましたよね。
あと、最近アメリカでもバチェラー・パーティーの帰りに新郎になるはずだった人が
撃ち殺されたりとか。日本は逆に、元署員さんみたいな感じで警察は自分の命を
省みずに無茶なやり方で逮捕しようとしますよね。
1663
:
げろげろ
:2007/01/01(月) 13:04:04
欧米と日本では、犯罪者の武装率が全然違うので、この点に関しては比較の対象にならないでしょう。
欧米の半数近い国では、銀行の売上金収集車に自動小銃で武装したスタッフが乗っている訳で、またそれを武装強盗が襲撃し、銃撃戦が繰り広げられる・・そんな国と比べてはいけません。
実際、半年前も、私の家の近所で武装強盗があり、双方1名ずつ死亡しました。
基本的に、欧米では武装犯と一般犯を区別して考えている訳です。(この場合の一般は、怨恨・衝動・非計画・誘拐殺人等です)武装犯に関しては死刑制度云々の範囲外です。その場で撃ち殺してもOKなのです。先月、豪州でもアラブ系ドラッグディーラーが銃で応戦したために3人ほど射殺されていますね。
日本の場合、やくざを除いて、そう言う一般犯がほとんどですから(少なくとも欧米ではそう見ています)、死刑制度云々のやり玉に上がる訳ですね。
イギリスで20年前に死刑制度復活の動きが出たときも、一般犯対象では無く、IRA対象だったのも、同じ理屈ですね。まあ、イギリスは昔からIRA問題があるので、MI5(内務省第五課のスタッフ)あたりが出てくると、現場射殺するケースが多いようです。
でも、日本も最近では怖い物知らずの中国人犯罪者が沢山入っている様で、今まで見たいに警察も平和ボケはしてられません。実際2006年度は、日本の警察も結構発砲してますね。たしか2〜3人は現場射殺していたと思いますが・・・
ちなみに、ニューヨークの新郎射殺事件ですが、日本での報道は判りませんが、状況的にはしょうがなかったでしょうね。あれは打たれます。
ただ、誤解の無いように「アメリカ政府は、日本の死刑制度に関して批判は行っていません」。批判しているのはリベラルな知識層で、そう言う連中はアメリカ国内の現場射殺主義も批判していますから。
1664
:
ポーロック
:2007/01/01(月) 23:09:12
そういえば、サダム・フセインの死刑が執行されましたが、
映像を見るとかなり執行する側があわてていたような感じも
しました。
あのとき執行すべきではなかったとは思うんですけど。
1665
:
Ken
:2007/01/02(火) 06:35:33
そりゃまあ、死刑をばんばん出してる国の政府がそれよりもだいぶ小規模に執り行っている日本を批判する
ことはないでしょうねえ。
英国では北アイルランドなんかを除けば警察官は基本的に拳銃を携帯してないですよねえ。最近はそれも
変わってきてはいるようですが。それでもこないだの航空機連続爆破テロ未遂事件のときにBBC観てたら
空港で警察官(軍隊?)が自動小銃で警戒してるんですよね。そんなの巻き添えが怖くていざというときに
撃てないだろ、なんて思って観てましたが、なんかメリハリがありますよね、英国の警察は。一晩で
容疑者の確保から空港の警戒レベルをあげるのまで行っていますし、いざというときの実力行使と手際の
良さが印象的でした。BBC観ている限りですけどね。地下鉄で誤殺された人も自爆テロを疑われたために
警察は実力行使に出たみたいですね。もちろん、撃たれた人には気の毒ですが(ちなみにブラジル人だったみたいです)、
英国の警察はたよりになる感じがしますよね。こういうところは日本も見習ったらいいのと違いますかね。
ニューヨークの新郎は具体的にどんな行動をとったのが撃たれてもしょうがなかったのですか?PS3の
発売日に友達から強奪して警察に撃ち殺されたバカ学生とかいましたよね。手には銃ではなくコントローラを
握っていたとかいないとか。警察に撃ち殺されないための参考にしようと思って。
1666
:
Ken
:2007/01/02(火) 07:09:13
ポーロックさん、最近弱気ですね。どうしちゃったんでしょうか。サダムが処刑されて困ることなんて
何にもないですよ。それこそ、身内を殺害されたクルド人やシーア派の人たちにとって少しでも慰めに
なったのと違いますかね。ポーロックさんがいつも説いている死刑の効能ですよ。
逆に、日本の四人組の一人、秋山死刑囚が事件を起こしたのはなんと31年前にもなるそうです。ポーロックさんも
私も事件そのものを知らないですよね。遺族の中にもすでに他界された方もいるのと違いますかね。
そうなりゃ、被害者感情の慰撫にもならないし、事件そのものが知られていない、忘れ去られているん
だったら再発防止のためというのも疑わしいですよね。
1667
:
紫煙狼
:2007/01/02(火) 14:55:57
>>1666
>あのとき執行すべきではなかった(
>>1665
)
ポーさんが問題にしているのは「処刑」ではなく「あのとき」ですよ。
同じ処刑するのでも、全ての罪状について審理が終わるまで待つべきだった、
という事ではないでしょうか??
1668
:
げろげろ
:2007/01/02(火) 15:29:55
>ニューヨークの新郎は具体的にどんな行動をとったのが撃たれてもしょうがなかったのですか?
簡単に言えば、警察バッジを掲げて静止を警告する捜査官を一人車ではね、逃走を計った。と言うものですが、アメリカでは警察から銃撃を受けるのに充分な状況です。
被害者には同情せざる得ません。いくつもの不幸な偶然が重なり合った結果ですが、状況的に警察官の銃撃は正当化されてしまうでしょうね。
車で逃走を計る前に、いかにも複数人でギャング風な振る舞いがあり、なおかつ銃を保持しているそぶりを見せ(実際被害者ベル氏の友人は銃を保持していた可能性大)、警察の警告を無視していた。
パーティーで酔った若者達が、ダウンタウンのストリップ小屋で、運悪く麻薬取り締まりの覆面警官達と衝突してしまった。不幸な事故です。
本当に、アメリカに限らず欧米では警察の警告を無視するのは本当にハイリスクです。私自身、ベトナム系ドラッグディーラーと間違えられ、車から引きずり降ろされた経験がありますが、バックアップの警官は問答無用で銃を向けていましたからね。
黙って手を頭に組み、うつ伏せに地面に臥せる・・これ以外に身を守るすでがないのです。
スミマセン。死刑制度の話しとは関係の無い書き込みをしてしまいました。
>被害者感情の慰撫にもならないし、事件そのものが知られていない、忘れ去られているん
だったら再発防止のためというのも疑わしいですよね。
まったくその通りです。
今回の秋山死刑囚のケースは、典型的なケースですよね。
1669
:
Ken
:2007/01/02(火) 22:24:14
詳細な回答どうもありがとうございます。まあ、君子危うきに近寄らずを実践すれば
いいだけの話ですね。私の場合、危ないところ、危ない時間に出歩かないので
あまり心配しなくてもよさそうです。
1670
:
紫煙狼
:2007/01/03(水) 02:16:20
アメリカでしたっけ?
自殺志願の男がパトカーの前でわざと交通違反をし逃走劇。
強制的に制止されたら玩具の銃を持って車外に出て問答無用で射殺された。
当然、警官は無罪ですよ。私が陪審員だったとしても、無罪に一票です。
一般市民でも本物の銃を持っている可能性が大きい米国で、
警官が犯罪者と対峙する時は、常に生命の危険があるといって過言ではない。
「生命の危険がある=正当防衛」でいいと思うんですよ。
日本でも、現行犯でかつ被害の拡大を防ぐ事が第一義的優先事項であれば、
射殺に躊躇する必要はないと思います。
犯行現場で犯人を射殺するのと、裁判で死刑判決を下すのは、
これは全く時限の異なる話だと、私は感じるのですがいかがでしょう?
1671
:
げろげろ
:2007/01/03(水) 07:22:31
アメリカと日本では、犯罪環境(武装率・理由・殺人数)が違うので、死刑制度環境を比較するのに適当では無いかも知れませんね。
実際、紫煙狼の言う通り、現場射殺は正当防衛行使(時に過剰防衛)の問題で、死刑制度とは別の話です。
と言いながら比較するのは何ですが、欧米(アメリカでも)では秋山死刑囚や藤波死刑囚のケース(怨恨絡みの身内殺害)は終身刑止まりでしょうね。
ああ、こんな事書き込んだら、また叱られるかな・・いや、別に死刑制度そのものを批判しているのでは無く、こういったケース様に終身刑を導入できないのかなと?
1672
:
Ken
:2007/01/04(木) 06:18:20
これは?
news.www.infoseek.co.jp/search/story/23kyodo2006122301000344/%25BB%25E0%25B7%25BA/
世論調査で死刑に賛成か反対かを聞くのは反対派に不利ですよねえ。死刑か終身刑か
から選ばさなきゃ。
1673
:
ポーロック
:2007/01/04(木) 16:21:10
犯罪者の処遇に関しても、費用対効果を考えるべき時期が来ている。
凶悪犯罪者を長期間養うより、一気に執行してしまった方が
再犯も防止できるし、カネもかからんと思うが?
1674
:
loveless
:2007/01/04(木) 19:58:07
>>1671-1673
日本の無期懲役は、期限を定めない刑なので、仮釈放ありの終身刑と
同等と言えると思います(服役囚を一生出さないという運用も可能)。
すなわち、日本では死刑も終身刑も制度としては存在していることに
なるのでは?
で、仮釈放なしの終身刑ですが、現実的にこのような刑の運用は
可能なんでしょうか?(恩赦の制度とか、服役中の仮釈放への減刑とかが
出てきそう。。)
日本で終身刑を導入したとしても、結局、今の無期懲役と同じく、
20年程度で釈放されるような気がするんですけどね。
1675
:
Ken
:2007/01/05(金) 03:12:44
確かに。米国には仮釈放無しの終身刑という判決はありますけど、実際死ぬまで
檻に繋ぐのかどうかは知らないですねえ。日本では有期刑も上限が20年から30年に
引き上げられましたよね。刑期を操作することによって実質的に仮釈放無しの
終身刑を導入することはできますよね。
>>1673
だからその費用対効果は現行ではあまり見込めないですよね。死刑囚でも
20年も生かしておくわけだから。これを改善するのは、時流にも逆行してるし、
難しいと思いますよ。再審請求とかも関わってきますしね。
1676
:
げろげろ
:2007/01/05(金) 06:54:09
>仮釈放なしの終身刑ですが、現実的にこのような刑の運用は可能なんでしょうか?
実施している国はそれなりにあります。もっとも先進国ではアメリカくらいですね。アメリカでは出来る限り、死ぬまで繋いでいますよ。釈放もありますが、それこそ30〜40年を刑務所で過ごし、70歳も過ぎて余命いくばくもなくなってからの釈放です。
考えようによっちゃ、これも酷くて、結局釈放されたものの社会に馴染めず自殺する元囚人老人が結構いることは知られていません。
確かに、日本で終身刑を導入しても結局の所20年程度で釈放される事になる可能性は高いです。
しかし、それは制度と社会風潮の問題では無いでしょうか。犯罪罰則に毅然とした社会風潮を築けば、安易な仮釈放をなくす事は出来ると信じますが・・・
実際、今の日本は安易に仮釈放・刑期短縮をしすぎている訳ですよね。故に、再犯率が高い。
>刑期を操作することによって実質的に仮釈放無しの終身刑を導入することはできますよね。
確かに、刑期操作による実質的な終身刑は可能でしょう。刑期累積制度(アメリカの一部の州や台湾の様に懲役100年とか)の導入が可能ならそれでも良いと思います。
なにより、現行のAll or Nothing (死刑か?仮釈釈放付無期懲役か?)と言うのが、被害者側にとっても納得のいかない部分だし、死刑反対派の論証の弱点だと思うのです。
ともかく「吊すまでいかなくとも、死ぬまで繋ぐ!」が、色々な面で利点が出てくると思うのですがね。(確かに費用面ではは最悪の選択肢ですが・・)
再審請求のチャンスも与えず、結審1ヶ月以内に銃殺刑!ってなインドネシアやシンガポール(ここは吊るしですが)みたいにすれば費用は、思いっきり軽減されますね。
もうこうなったら、冤罪も何も関係なくなってしまいます。シンガポールなんか実際、関係なく吊るしてますよ。去年も、麻薬保持のオーストラリア人を結審2ヶ月で吊るしました。
でも実際には、シンガポールにはいくらでもドラッグははびこっているし簡単に手に入る。抑止効果はほとんど無いのが実状です。
1677
:
ポーロック
:2007/01/05(金) 17:43:06
殺人などに手を染める犯罪者を抹殺する事によって、再犯を防止している
という「効果」も無視できないと思います。
シンガポールにおいてもドラッグははびこっているというが、売人を
挙げて、処刑することが無意味であるとは思わない。
どんどん捕まえて、どんどん執行すべきであるとすらいえる。
1678
:
げろげろ
:2007/01/06(土) 07:48:40
確かに、どうしようも無い犯罪者と言うのはいるわけで、性悪説と言うか、吊るしかない悪人てのは居ますしね。衝動殺人でも「吊された方が楽」と考える犯人もいるでしょう。
ただ「再犯効果・犯罪抑止効果」は本当に疑問です。シンガポールなんかも、吊しても吊しても後を絶たずです・・無意味とは言いませんが「抑止力?死刑に本当に値する犯罪者?」と言う意味では疑問の残る死刑制度だと思いませんか?
今、日本で7万人の収監囚人と100人近い死刑囚がいますが、増加の一途です。昨年、裁判所が死刑を乱発しましたが、それで今年度の凶悪犯罪率が落ちるとは考えられません。厳罰化が進む中で、2-3年後に犯罪率が低下する様でしたら私も多少考えを修正しますが、期待薄だと考えます。
以前、ポーロックさんの指摘されていた通り、予算面ではパンパンです。その後、コスト面に関して調べましたが、確かに限界線で、終身刑導入でコスト面を圧迫することには否定的な考えの政治家が多いのも事実のようです。(←法務省も恐らくそう考えているでしょう。)
事実、刑務所の民間委託がスタートしますね。余談ながらアメリカ・イギリス・オーストラリア・ドイツ等では、既に終身刑受刑者の民間委託はおこなっています。
ただし、全体予算の中の終身刑者管理費の占有比率は0.3〜0.5%未満です。この数値をどう捉えるか?これまた難しい問題ですが・・・
いっそうの事、日本でもどんどん捕まえて、どんどん吊しますか?
疑わしくは白、ではなく、疑わしくは吊してしまえ!
う〜む、戦前の日本みたいで、いっそう右傾化が進む感じがして凄いですね。
1679
:
・
:2007/01/10(水) 16:50:32
>1674 今の無期懲役と同じく、20年程度で釈放されるような気がするんですけどね。
http://www.geocities.jp/lucius_aquarius_magister/parole1.html
1680
:
loveless
:2007/01/11(木) 01:38:18
>>1679
どうもありがとうございます。
最近は収監期間が延びているというのは、なんとなく知っていましたが、
27年までになっているとは知りませんでした。
ということは、やはり運用次第で終身刑同等にすることも可能かな?
でも、その一方、10年以下で出所している人もいるんですねー。
(うーむ、なんて曖昧な刑罰なんだ)
1681
:
げろげろ
:2007/01/11(木) 06:20:00
なるほど、平成7〜8年を境に確かに伸びていますね。
むやみに仮釈放しなくなった良い傾向だと思います。
Lovelessさん指摘通り、運用次第で終身刑同等にすることも可能かも知れませんが、同時にこの曖昧さが残る限り託す事はできません。
仮釈無し!と言う法的文言があって欲しいです。でないと、曖昧なイメージが何時までも強いまま残りますね。
1682
:
加算刑が一番
:2007/02/05(月) 19:23:31
米国のように、懲役250年とかにすれば良いんですよ。
恩赦で50年くらい減らされてもビクともしないくらいに。
1683
:
解人
:2007/02/08(木) 01:21:07
終身刑は意味が無い。単に犯罪者を「飼う」だけだ。
「飼う」には常に費用が掛かる。
費用は被害者を含めた国民の税金から。
まさに悲劇が喜劇な始末。
何の為に「極悪な犯罪者」を我々が養わなければならないのだ?
死刑に至る経過には、長い年月と共に養うだけの金もかかる。
費用は被害者を含む国民の税金から。
一体全体、我々の税金なんなんだ?
死刑方法も、無駄ばかり。ロープで吊って締めて終わり。
簡単に処分してどうするんだ?
衣食住を面倒見たんだ、死ぬ時ぐらい、人体実験させろ。
人に迷惑かけたなら、世の為人の為に、自分の命を捧げるべきだ。
命捧げて、難病・奇病から、救うなら、
極悪人は聖人となる。
1684
:
まち
:2007/02/11(日) 20:54:00
最後の三行以外は同意
1685
:
ポーロック
:2007/02/13(火) 18:27:17
市中引き回しすらできないのに。。。
1686
:
ジョウ
:2007/02/24(土) 23:31:44
どうも、2chからの出張です。
死刑を含めた刑罰について一言・二言。
そもそも、刑罰というものはなぜあるのか、この点は重要であると思われます。
なぜ刑罰を施すのか、という理由の最も大きな要因は犯罪の再発防止であると思います。
かつてあった拷問などの応報刑は刑罰を受けたくないという恐怖や恥による
再犯の抑止効果を狙ったものです。
懲役や禁錮刑は、身体的な自由を拘束することによって犯罪者の反省の機会を作ることと
犯罪者自体を封じ込めることで再犯を防ぐという狙いがあります。
ですが、後者では改心をするのは犯罪者次第。工夫を凝らして改心するように
工夫も出来ますが拘束する期間が長く、人道上犯罪者を拘束する維持費がかかってしまいます。
これが現在の日本の刑罰の現状であります。
では、死刑の目的とは何か。
1687
:
ジョウ
:2007/02/24(土) 23:46:00
死刑存続論の主要意見として、「被害者の感情の尊重」や
「社会にそぐわない人間の排除」が挙げられます。
ですが、前者の主張のとおりに被害者遺族の感情のみで裁くことは
全くもって無意味です。報復による処刑は再犯の抑止にもならず、
現実的な効果はありません。そもそも、報復ならば死刑の際に
首吊り用の縄に即死にさせるための金具を取り付ける必要がありません。
では、後者です。これは最も現実的な考えであるとは思います。
死刑にすることで、応報刑と同じ効果が得られ且つ、懲役刑のように
コストをかける必要が殆ど無いからです。
しかし、現実問題この考え方には多少修正を加えていくべきであると思います。
なぜなら死刑を導入しても凶悪犯罪自体は減っていないことです。
「死刑が執行されていないからだ」という論調もありますが、
日本では年間1〜6人死刑が執行されております。
最も多いのが中国で年間5000人近くとも言われております。
死刑執行数にここまで違いがありながら双方の国家でも犯罪は絶えておりません。
(中国には正確なデータが無いため分かりませんが、)
むしろ、犯罪数減少の主な要因は警察機関などの活躍やマスコミやメディアを利用した宣伝
にあるようですよ。。
1688
:
ジョウ
:2007/02/24(土) 23:58:48
なので、俺は死刑制度は廃止に向かう方向でもよいと思う。
ここからは自分のアイデアであり、ネタ要素もある。ご了承を
俺は応報刑の復活を希望する。
と、いっても拷問のようなものではなく
もっと軽いものである。
例えば、タイなどの東南アジアの国では道路交通法などに違反した場合
その場で警察官が罰金の徴収か路上で腕立て伏せの刑を執行させることが出来る
応報刑というものは、本人に恥を晒させることで刑罰への拒否感を植えつけるとともに
周囲の人間への見せしめともなる。肉体的苦痛では社会復帰が困難になるため、
精神的な苦痛を一時的に与えることで同等の抑止効果を得られるのだ。
凶悪犯罪を起こす人間は、それを犯す以前にも軽犯罪での前科があることが多い。
悪質な人間に対しては、軽犯罪などの段階で刑罰を与えることで
更に凶悪な犯罪を起こすことを阻止することが重要であると考える。
また、こうしたことを行うことで、警察官が地域レベルで根付くようになるため、
不審者への警戒も容易にできるはずなのだ。
犯罪の防止は、刑罰だけでなく。基本的には犯罪を摘発する警察力が重要なのだ。
1689
:
ポーロック
:2007/02/25(日) 18:33:59
死刑執行に至るまでのプロセスがはっきり示されていない。
そこを明らかにして、今後の死刑について国民に
その方向性を示すのが第一歩となるのでは?
いきなり廃止ありきというのは抵抗がある。
いわゆる凶悪犯罪に至るまでに軽犯罪での前科があるとのことですが、
そういうケースもあるでしょうけど、それでなくても
やる者はやってしまう。
関係省庁間でのデータ共有など、課題は残されてはいますね。
1690
:
村雨
:2007/02/27(火) 00:33:57
>そもそも、刑罰というものはなぜあるのか、この点は重要であると思われます。
なぜ刑罰を施すのか、という理由の最も大きな要因は犯罪の再発防止であると思います。
>死刑存続論の主要意見として、「被害者の感情の尊重」や
「社会にそぐわない人間の排除」が挙げられます。
大切な何かが欠落していないだろうか
死刑に値すると言う事は、一方的に人の生を奪った
という事でしょう。
等しいもので償うのが公平というものです。
それとて、尊厳を踏みにじった代価にはなりはしないのですが。
死んだ者には人権はない、起こってしまった事より明日の事を
考えようなどという意見に到底、賛同できるものではない。
1692
:
boro
:2007/03/24(土) 20:11:15
死刑確定囚の再審請求棄却
2006年11月22日 東京地裁
東アジア反日武装戦線の大道寺将司&益永利明
2006年11月28日 東京地裁
連合赤軍の永田洋子&坂口弘
2006年12月26日 名古屋高裁 再審開始を取り消し
名張毒ぶどう酒事件の奥西勝
2007年3月19日 札幌地裁
北海道庁爆破事件の大森勝久
2007年3月 富山地裁
富山長野連続誘拐殺人事件の宮崎知子
2006年に死刑が確定した者は20人で
2005年の11人と比べ2倍近い人数。
2007年3月24日の時点で2007年になってから
死刑が確定した者はすでに7人になっており、確定囚は
100人を超えているいるわけですが、これから
さらにオウム事件で死刑が確定する者が増えることなど
を考慮した上での再審請求棄却と見ていますが、
どうなんでしょう。この中で冤罪の可能性が高い
のは名張事件の奥西勝ですが、不運にもこの事件も
「ついでに」という感じがします。単なる偶然なのかも
しれませんが。
1693
:
人権
:2007/04/04(水) 15:46:28
↓で元刑務官の方(今年3月退官)が死刑執行に立ち会った時のことを語って
おられます。
>自身がかつて臨んだ死刑執行と照らし合わせ、安易な死刑廃止論には
「現場を知らない者の発想」と述べ、こう批判する。
「もし、死刑が廃止されたら、彼らは刑務官を平気で殺傷して脱走を
図るようになる」
>藤田氏は「観念や感情で死刑廃止を論議されても現場は困惑するだけ。
終身刑が死刑よりも人道的なのかどうか。論議する前に現場の実情を
知ってほしい」と訴える。
http://www.zakzak.co.jp/top/2007_04/t2007040218.html
http://www.zakzak.co.jp/top/2007_04/t2007040321.html
1694
:
子猫
:2007/04/04(水) 17:04:06
>もし、死刑が廃止されたら、彼らは刑務官を平気で殺傷して脱走を図るようになる
いかにも元刑務官らしい意見なのですが、死刑廃止になった国やアメリカの州でこういった事件が起こったという話は聞いたことないですね。むしろ、その逆で死刑囚だからこれから刑務官を殺して脱走してもかまわないと思うのでは?
それに「現場を知らない者の発想」と言っていますが、ここで言う「現場」ってどこのこと? 刑務官が言う現場というのは刑務所や拘置所などの施設と考えるのが普通だと思いますが、この刑務官のように直接、死刑囚と接する人こそ逆に死刑について語っても説得力をもたないと思います。死刑執行するのがイヤだからという単純な理由で死刑反対という刑務官も入れば、この元刑務官のように「もし、死刑が廃止されたら、彼らは刑務官を平気で殺傷して脱走を
図るようになる」と勝手に思い込んで死刑に反対している人もいるのですが、実に単純に自分の保身のことだけを考えた安易な死刑廃止論を考えているのはどっちなんだ!と言いたいですね。
1695
:
子猫
:2007/04/04(水) 17:28:10
>終身刑が死刑よりも人道的なのかどうか。論議する前に現場の実情を
知ってほしい
まず、間違いなく、終身刑が死刑よりも人道的。論議する前に現場の実情を知る必要もない。
同じように死刑囚やその身内による死刑廃止論も説得力がないですね。
1696
:
れぷそる
:2007/04/19(木) 15:28:06
>いかにも元刑務官らしい意見なのですが、死刑廃止になった国やアメリカの州でこういった事件が起こったという話は聞いたことないですね。
でも、アメリカの看守は銃持ってるもんねぇ・・・
死刑は無いが、脱獄すれば射殺される可能性があるアメリカと、脱獄時に射殺される可能性の無い日本の刑務所と、
受刑者の脱獄によるリスクとメリットにおいて、比べるのは無理があるんじゃないでしょうか?
私は、死刑存続派ですが、もし死刑が廃止されるなら終身刑は勿論の事、殺人に関しては時効は無しにしてもらいたいな。
1697
:
zero
:2007/04/19(木) 17:21:46
でも、この元刑務官の言うように「もし、死刑が廃止されたら、彼らは刑務官を平気で殺傷して脱走を図るようになる」とは思えないですね。死刑がなくなったことで殺されなくて済むと思っただけでよかったとなるのでは。その上、看守を殺しての逃亡は考えにくいと思う。過去に恩赦などによって死刑から無期懲役に減刑された者がいると思いますが、脱獄はしていないと思う。死刑のあるなしと脱獄は関係ないですよ。
1698
:
かわち
:2007/04/19(木) 17:59:09
刑務官が「脱走を図る」と書いたのはあえてわかりやすく表現したためでしょう。現実的に脱獄は難しい。しかし終身刑を導入することによる問題は残ります。まず終身刑は無期懲役とは全く違うことを認識しなければならないと思います。
現状の無期懲役囚は仮出獄の可能性があるため、刑務官の指示に従って心情を良くしたいという人が多くを占めていると考えられます。しかしこれが無期懲役となると一生塀の中ですから、ありていに言えば何も刑務官の言うことを聞いても聞かなくても差異はない。それどころか気に入らない刑務官を囚人同士が結託して殺害しても、加算される刑は存在しない訳ですから、その懲役態度は全く異なるものになるでしょう。死刑廃止国ではほとんどの場合、刑務官に囚人の反乱を押さえるための武器が渡されています。またアメと鞭ではないですが終身刑の囚人にも制約下ではありますが、電話の自由や多くの面会が許されている国もあるのです。
こういったことをふまえつつ、議論を深めていくことがこの問題には不可欠ではないでしょうか。
1699
:
かわち
:2007/04/19(木) 18:00:46
↑ 5行目の無期懲役は終身刑の誤りでした。失礼しました
1701
:
boro
:2007/04/27(金) 14:04:16
今日4月27日、3人の死刑執行があったようです。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070427-00000080-jij-soci
法務省は27日、死刑囚3人について刑を執行したと発表した。関係者によると、執行されたのは、7年間で4人を殺害した田中(旧姓宮下)政弘死刑囚(42)=東京拘置所=、福岡県で保険金目当てで2人を殺害した小田義勝死刑囚(59)=福岡拘置所=、兵庫県の同僚妻子殺害事件の名田幸作死刑囚(56)=大阪拘置所=の3人。
死刑執行は昨年12月以来で、長勢甚遠法相の下では2回目。国会開会中の執行は2000年11月以来。
1702
:
りりす
:2007/04/28(土) 17:30:06
死刑にすることで抑止効果があるという人も居ますが、逆に池田小学校事件みたいに
「死刑になりたいから」残虐な無差別大量殺戮を考え付く人も居るわけです
それから法的に逃れられると考えている人間にももちろん抑止効果はありません
(某宗教団体やヤクザなどなど)
また、3食寝所付の安全な場所という点で再犯する人間も多いと聞きますし
刑務所という施設内でのプログラムに疑問を感じずにはいられません
遺族の方が最も感じるところだとは思うのですが、
加害者にはもっと精神的苦痛を強いるべきだと思いますね。
何より、自分がやったことを後悔しなければいけないわけですから。
殺すのは簡単だと思ってしまいます。
刑務所内での更正という点では、技術的な方法だけでなく精神的な加圧が必要だと思います。
子供が受けるような生ぬるい道徳授業みたいなのなんて通用しない人間に
恐怖(精神的重圧=罪を犯すことは恐ろしい)を植えつける良い方法はないんでしょうか?
基本的には死刑制度反対派ですが、日本国内の現状に於いてという点では疑問が残ります。
プログラム的に改正し、罰を与えられているという状況下の中での終身刑が望ましいですが
コスト面から難しいという最大の問題をクリアできる策が見つからないので
ただの空論に過ぎません
1703
:
ポーロック
:2007/04/30(月) 04:07:16
刑事施設の中に入っている者と関わる際には、彼らが犯行を悔いている
とも受取れる言動などが見られても絶対に信用してはならない。
初代内務大臣の山県有朋だったと記憶していますけど
「刑務所では厳しい処遇とし、二度と罪を犯す気にさせないようにすべし」
と言っているわけです。
しかし、今の刑務所は「犯罪者を更生させる」ことに主眼が置かれている。
運営の仕方や、刑務所の理念というものを議論する必要があるような
気もします。
1704
:
紫煙狼
:2007/05/01(火) 01:28:39
被害者遺族の感情慰撫を目的として刑罰を科するのであれば、
殺人を含む致死罪は全て死刑を以って処断するしかないでしょうね。
ただ、実際は刑法で処罰されるのは全て被害者のためではなく、
国家のためですから、死刑云々とは別のところで被害者遺族感情の
慰撫を考えなければならないかな、と思うわけです。
では、再犯を防ぐ…という目的で考えるなら、皆さん仰るとおり、
二度と出さなければいいわけで、別に殺さなきゃならない理由にはならない。
死刑による犯罪抑止効果は一部の人間には効果があり一部の人間には効果がない。
一部の人にでも効果があるのなら意義があるという見解を否定はしないが、
問題は「死刑の犯罪抑止効果が認められない犯罪者に対してどうするの?」
ということで、これがクリアできる方法があるなら、死刑の犯罪抑止効果が
認められる人間にも効果があると考えてよいだろうから、結論として、
犯罪抑止効果を主眼において死刑を論じても堂々巡りを免れない。
犯罪者を苦しめることに意義がある、という過激な見解もあるが、
「残虐な刑罰は世界的に認められない」という前提に立てば、
これは、世界的な風評を考えると、あまり褒められない。
これを言い出すと、全部台無しにしてしまいかねないが、
そもそも、犯罪者に反省させる目的って何でしょうね?
1705
:
とも
:2007/05/01(火) 02:31:54
それで飯食ってる連中に給料払うため。
1706
:
とも
:2007/05/01(火) 02:54:13
みなさん甘すぎます。過失であろうと人の命を奪った者は死刑でいいのではないでしょうか。
殺されたひとの身になってください。
1707
:
とも
:2007/05/01(火) 03:13:36
<人の命を奪った者
組織も含めて、ですがね。
1708
:
mayuminh40
:2007/05/01(火) 03:25:32
死刑についてはよくわからないです。賛成とも反対とも言えません。
それ以前にわからないのは、「反省」というのは、たとえばどんな状態だったら、
反省していると、皆さんはお感じになりますか。2度とやらない、ということ
でしょうか。
テレビのドラマを見ていると、自ら命を絶とうとする殺人犯に、警察官が、
「生きて、罪をつぐないなさい」というシーンがよくありますが…
詐欺や窃盗などでしたら、一生懸命働いてお金を返すとか。でも、殺人犯が
罪をつぐなうというのは、皆さんはどういうことを、イメージしますか。
以前、サカキバラの事件の時に、友人の中では最も善良と思われる女性
(しかも苦労人)に、「それでは、彼が罪をつぐなうというのは、どういう
イメージ?」と聞いてみたところ、「ホスピスとか。あと体の不自由な老人
や子供の施設で献身的に働く」という答えが返ってきて、それだけは、何が
なんでも却下、と思ったことがあります(実際には何も言えませんでしたが)。
でも、雑誌の文化人のコメントなどでも似た意見を結構、見ました。
私は彼のような人間が、死と隣り合わせの場所で関わってくる、また、体が
不自由で抵抗するのが難しい人と接する、そんな危険なことはとんでもない、
と思いました。さらに、そんな意見は健康な人間の傲慢でさえあるような気も
します。
サカキバラの例は極端でもありますし、それならどうするか、という意見を
私は持ち合わせていないのですが…単なるイメージとしてだけでも、
反省とか、罪をつぐなうという言葉に、他の人はどういうことを連想しているの
だろう、と気になってしまいます。
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