読者の声の中に私が首相補佐官になればという話が出たのに驚くとともに、「さらば暴政」をじっくり読んでいただければ、何だか小池百合子のレベルに堕ちよと言われた感じがして、怒っていいのか喜んでいいのか無視すべきかが分りません。
私の政治の先生は「Mountains of Dreams」を読めば分るとおり、あの高潔なマンデス・フランスさんだったし、尊敬できる敵として戦って多くを学ぶことのできた、あのドゴール老人だったことを思い出します。
そして、それにふさわしい仲間も仮想敵もいない日本の政界では、頭がおかしくなって職務に耐えられないと直ぐに辞任した、あの中江兆民の先例を学ぶことになりそうです。「旅人と我も呼ばれん初時雨」です。
「クマのプーさん」のディズニー映画が9月3日から日本でも公開中というので、観賞する前に例の「クマのプーさんの哲学」を読んでおこうと思った。原題の「Pooh and the Philosophers」から、Poohの文字が智慧を愛する者を意味するPhilosophersの文字中に隠れているコトが読み取れるし、プーの頭文字のPはPlaton(Plato)のPでもあると推理できる。
そのプラトンの教義であるイデア論:「地球上のモノはすべて、永遠なる理想的原型つまりイデアのコピーにすぎない」および『イデアというのは、数そのもの、図そのもの、形そのものでもあった。「大」とか「小」というときの大ということ、それ自体がイデアなのである。イデアは抽象そのものであって、また同時に具体そのものなのだ。』から私なりのイデアの具体的なイメージを次に述べたいと思います。