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自民党スレ2

232OS5:2024/09/12(木) 15:45:56
https://news.yahoo.co.jp/articles/bcc8a31f7baf8688f41ee1b123ba23d7b74454b6
岸田首相、影響力維持に腐心 乱戦お膳立て、路線転換警戒 自民総裁選
9/12(木) 7:03配信


時事通信
パリ・パラリンピック日本選手団の表敬を受け、あいさつに立つ岸田文雄首相(左)=11日午前、首相官邸

 自民党総裁選の告示を12日に控え、退陣を決めた岸田文雄首相が、自身の影響力維持に腐心している。

【ひと目で分かる】総裁選候補者の経済政策

 かつてない乱戦を「お膳立て」することで、各候補の動向を見極めつつ、キャスチングボートを握るのが狙い。3年間の政権下で敷いた路線の転換を避ける思惑も透ける。

 「最近の首相はつきものが落ちたように明るい」。首相の様子について党関係者はこう話す。「政局好き、人事好き」と言われる首相の関心事は、「ポスト岸田」レースの行方だ。側近を通じて各陣営の動向を直接聞き取るなど、情勢分析に余念がないという。

 先月14日の退陣表明の記者会見で、首相は総裁選について「我こそはと思う方は積極的に手を挙げて」と発破を掛けた。これを受け、一時は10人超が出馬を模索。先行きが読めない展開となる中、各陣営は決選投票も見据え、首相の対応に関心を寄せる。

 首相はまた、解散した岸田派に所属していた議員の掌握に意を砕く。今月もたびたび会食の機会を設定。4日には、山梨県内で開かれた有志の会合にわざわざ駆け付けた。

 同派所属だった林芳正官房長官(63)、上川陽子外相(71)の2氏が出馬表明したことも、対応に苦慮する中堅・若手への首相の求心力を高める結果につながった。「上川氏も出られて良かった」。上川氏の推薦人確保にめどが立ったことを聞き、首相は周囲にこう語った。

 一方、表立った発信はないものの、茂木敏充幹事長(68)が防衛増税などの見直しを打ち出した際は、周囲に怒りをあらわにした。首相に近い中堅議員は「『岸田路線』を大きく変えれば支援できないという意思表示だ」と解説する。

 首相は現在67歳。退陣後、存在感を誇示する場面が増えるとの見方が、党内にはくすぶる。「功績を認められたい、キングメーカーになりたい、という欲に政治家は抗しがたい」。政府関係者はこう指摘した。

233OS5:2024/09/12(木) 15:47:06
https://news.yahoo.co.jp/articles/3b7912226ca9336f58e16ba354e2bd88bca0a67d
青山繁晴氏、総裁選不出馬を陳謝 「推薦人、残念ながら届かず」
9/12(木) 11:02配信


共同通信
青山繁晴氏

 自民党の青山繁晴参院議員は12日配信の自身のインターネット番組で、意欲を示していた党総裁選への出馬ができなかったことを陳謝した。「推薦人集めに奔走してきたが、残念ながら少し届かなかった」と述べた。

 青山氏は2016年に参院比例代表で初当選し、現在2期目。自民の保守系グループ「日本の尊厳と国益を護る会」の代表を務めている。

234OS5:2024/09/12(木) 15:49:38
https://news.yahoo.co.jp/articles/f9a9254d65e46938088bab282c94d4e08f45c1b6
女性首相狙う論客、高市早苗氏 横顔と略歴
9/12(木) 11:44配
 自民党総裁選に立候補した高市早苗氏の人物像を紹介する。

 故安倍晋三元首相と政治信条が近く、党内有数の保守派論客として女性初の首相の座を狙う。選択的夫婦別姓制度の導入には慎重姿勢を取り、終戦の日や例大祭に靖国神社参拝を欠かさない。

 総登録者数が約100万人に上る交流サイト(SNS)を活用した発信力が武器。2021年総裁選で後ろ盾だった安倍氏を失い、保守系議員の支持獲得が課題だ。ヘビーメタル好きの阪神ファン。奈良県出身。

 【略歴】たかいち・さなえ 神戸大卒。松下政経塾、民放キャスターを経て1993年に無所属で衆院初当選し、1996年に自民入党。沖縄北方担当相、党政調会長、総務相を歴任し、現在は経済安全保障担当相。63歳。奈良2区、当選9回。

https://news.yahoo.co.jp/articles/22b0ffcfd4590c8ed3f5a3d1069728a3bea005f5
高市早苗氏の推薦人 杉田水脈氏、中曽根弘文氏ら 自民総裁選
9/12(木) 15:04配信
 岸田文雄首相の自民党総裁任期満了に伴う総裁選は12日告示され、選挙戦がスタートした。この日は、党本部で所見発表演説会が行われ、高市早苗経済安全保障担当相(63)=無派閥=は「自民党総裁になったあかつきには、国民に信頼される自民党に生まれ変わる」と話した。


 高市氏の推薦人名簿は次の通り。(敬称略)

 【衆院】小林茂樹、杉田水脈、鈴木淳司、関芳弘、高鳥修一、谷川とむ、土井亨、中村裕之、古屋圭司、三ツ林裕巳、若林健太

 【参院】中曽根弘文、赤池誠章、有村治子、衛藤晟一、古庄玄知、佐藤啓、西田昌司、堀井巌、山田宏

235OS5:2024/09/12(木) 15:51:08
https://news.yahoo.co.jp/articles/c894f9c589c4ee7b80ee51be5097b1212a6df27a
若手支持の保守派、小林鷹之氏 横顔と略歴
9/12(木) 11:46配信
 自民党総裁選に立候補した小林鷹之氏の人物像を紹介する。

 早期の憲法改正を主張する保守派。若手・中堅を中心に派閥横断的な支持を集める。衆院当選3回で経済安全保障担当相に抜てきされたが、経験不足はついて回る。

 東大卒の元財務官僚。在米日本大使館に勤務時、米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)返還を巡る民主党政権の対応で日米関係が冷え込むのを目の当たりにし、政治家を志した。愛称は名前をもじって「コバホーク」。千葉県出身。

 【略歴】こばやし・たかゆき 米ハーバード大院修了。財務省出身で、2012年に衆院初当選。防衛政務官、自民党経済産業部会長代理、経済安全保障担当相、党副幹事長を歴任した。49歳。千葉2区、当選4回。


https://news.yahoo.co.jp/articles/ebc4671f7ac6ec7e4370af74ce9289737acb14e5
小林鷹之氏の推薦人 松本洋平氏、中曽根康隆氏ら 自民総裁選
9/12(木) 15:05配信

毎日新聞
自民党総裁選が告示され、送り出し式に臨む小林鷹之前経済安全保障担当相(中央)=自民党本部で2024年9月12日午後0時33分、猪飼健史撮影

 岸田文雄首相の自民党総裁任期満了に伴う総裁選は12日告示され、選挙戦がスタートした。この日は、党本部で所見発表演説会が行われ、小林鷹之前経済安全保障担当相(49)=二階派=は「当選4回、40代での立候補は、自民党では異例のこと。日本を世界をリードする、真の自律した国にする」と話した。


 小林氏の推薦人名簿は次の通り。(敬称略)

 【衆院】松本洋平、石井拓、岩田和親、江崎鉄磨、大野敬太郎、鬼木誠、勝目康、熊田裕通、斎藤洋明、塩崎彰久、高木宏寿、武部新、田野瀬太道、中川貴元、中曽根康隆、本田太郎、松本尚、務台俊介

 【参院】友納理緒、豊田俊郎

>>103
【安倍派】
大塚拓(衆院5期)
福田達夫(衆院4期)
細田健一(衆院4期)
和田義明(衆院3期)
宗清皇一(衆院3期)
鈴木英敬(衆院1期)
塩崎彰久(衆院1期)
吉田真次(衆院1期)
松本尚(衆院1期)
小森卓郎(衆院1期)
石井拓(衆院1期)
【二階派】
武部新(衆院4期)
高木宏寿(衆院3期)
中曽根康隆(衆院2期)
岩本剛人(参院1期)
【麻生派】
山田賢司(衆院4期)
斎藤洋明(衆院4期)
務台俊介(衆院4期)
【岸田派】
岩田和親(衆院4期)
【森山派】
鬼木誠(衆院4期)
【無派閥】
大野敬太郎(衆院4期)
熊田裕通(衆院4期)
勝目康(衆院1期)
森由起子(衆院1期)

236OS5:2024/09/12(木) 15:51:55
https://news.yahoo.co.jp/articles/33e0d3d533dc6ab2c3a3d65fc4cf946bab10427c
多芸多才な国際派、林芳正氏 横顔と略歴
9/12(木) 11:47配信
 自民党総裁選に立候補した林芳正氏の人物像を紹介する。

 外交・内政政策に通じ、ピアノやギターの演奏が得意という多芸多才な面を持つ国際派だ。前任者が辞任した際などに緊急起用されるケースが多く「政界の119番」の異名も。解散した岸田派のナンバー2かつ、官房長官として岸田文雄首相を支えてきた立場から、2回目の総裁選に挑む。

 流ちょうに英語を話し、安定感が強みの一方、目新しさに欠け独自色発揮が課題だ。父は元蔵相の義郎氏。山口県出身。

 【略歴】はやし・よしまさ 米ハーバード大院修了。衆院議員秘書を経て1995年に参院初当選。2021年衆院選でくら替えした。防衛相、農相、文部科学相、外相を歴任し、現在は官房長官。63歳。山口3区、当選1回。参院当選5回。



https://news.yahoo.co.jp/articles/43e7b5967ef76f45fb2498fb2c3765863b276517
林芳正氏の推薦人 田村憲久氏、石原宏高氏ら 自民総裁選
9/12(木) 15:07配信
 岸田文雄首相の自民党総裁任期満了に伴う総裁選は12日告示され、選挙戦がスタートした。この日は、党本部で所見発表演説会が行われ、林芳正官房長官(63)=旧岸田派=は「自民党の信頼回復へ、全力を尽くしていく。党改革、政治改革、行政改革をやっていく」と訴えた。


 【衆院】田村憲久、石橋林太郎、石原宏高、江藤拓、金子俊平、金子容三、古賀篤、後藤茂之、西田昭二、渡辺孝一

 【参院】足立敏之、越智俊之、古賀友一郎、小林一大、小鑓隆史、桜井充、藤木真也、古川俊治、星北斗、山本啓介

237OS5:2024/09/12(木) 15:52:49
https://news.yahoo.co.jp/articles/64183459245c5bde61edc54f9ad16692fad4e71b
知名度抜群の4世、小泉進次郎氏 横顔と略歴
9/12(木) 11:49配信


共同通信
記者団の取材に応じる小泉元環境相=12日午前9時25分、東京都千代田区

 自民党総裁選に立候補した小泉進次郎氏の人物像を紹介する。

 5年5カ月の長期政権を築いた小泉純一郎元首相の次男。曽祖父から続く4世議員で、知名度は抜群だ。2009年の衆院初当選時から「将来の首相候補」と目され、2019年にはフリーアナウンサーの滝川クリステルさんと結婚した。

 環境相時代に気候変動問題に「セクシーに取り組むべきだ」と述べ、独特の言い回しがインターネット上で「ポエム」「進次郎構文」とやゆされた。神奈川県出身。

 【略歴】こいずみ・しんじろう 米コロンビア大院修了。2009年に衆院初当選。自民党青年局長、内閣府政務官、党副幹事長、党厚生労働部会長、環境相を歴任。現在は衆院安全保障委員長。43歳。神奈川11区、当選5回。


https://news.yahoo.co.jp/articles/a55a00abb3769d883a56d4eaad406faa4312098f
小泉進次郎氏の推薦人 野田聖子氏、三原じゅん子氏ら 自民総裁選
9/12(木) 15:08配信


毎日新聞
自民党総裁選に立候補することを表明し、記者の質問に答える小泉進次郎元環境相=東京都千代田区で2024年9月6日午後0時5分、平田明浩撮影

 岸田文雄首相の自民党総裁任期満了に伴う総裁選は12日告示され、選挙戦がスタートした。この日は、党本部で所見発表演説会が行われ、小泉進次郎元環境相(43)=無派閥=は、「私は足りないところはいっぱいあります。1人で何でもできるタイプでもありません。私は最高のチームをつくります」とアピールした

 小泉氏の推薦人名簿は次の通り。(敬称略)

 【衆院】鷲尾英一郎、赤間二郎、大串正樹、加藤鮎子、小寺裕雄、小林史明、武村展英、田中良生、辻清人、野田聖子、長谷川淳二、古川直季、穂坂泰、星野剛士、山田美樹、山本有二

 【参院】朝日健太郎、阿達雅志、三原じゅん子、三宅伸吾

238OS5:2024/09/12(木) 15:53:37
https://news.yahoo.co.jp/articles/9a1b80ca3a5168b71210c3e462c6911e54a47501
英語使いの実務家、上川陽子氏 横顔と略歴
9/12(木) 11:52配信


共同通信
記者団の取材に応じる上川外相=12日午前8時54分、東京都港区

 自民党総裁選に立候補した上川陽子氏の人物像を紹介する。

 

 外相として流ちょうな英語を使い、平和構築に女性が参画する「女性・平和・安全保障(WPS)」を提唱してきた。実務能力の高さに定評がある。安倍、菅両内閣で法相経験を重ね、オウム真理教事件の死刑囚13人の刑執行を命じた。

 今回初めて総裁選に挑戦。推薦人確保に難航した。党内から「仕事に専念するあまり、仲間を増やす努力が足りない」との指摘も上がる。静岡県出身。

 【略歴】かみかわ・ようこ 東大卒業後、三菱総合研究所を経て米ハーバード大院修了。米上院議員の政策スタッフを務めた。2000年に衆院初当選。少子化相、法相を歴任し、現在は外相。71歳。静岡1区、当選7回。


https://news.yahoo.co.jp/articles/09f57b25d22734596edb4ab1fac84a175c114f63
上川陽子氏の推薦人 松島みどり氏、今井絵理子氏ら 自民総裁選
9/12(木) 15:11配信


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毎日新聞
自民党総裁選の出陣式で気勢を上げる上川陽子外相(中央)=東京都千代田区で2024年9月12日午前11時19分、前田梨里子撮影

 岸田文雄首相の自民党総裁任期満了に伴う総裁選は12日告示され、選挙戦がスタートした。この日は、党本部で所見発表演説会が行われ、上川陽子外相(71)=旧岸田派=は「新たな日本を築きたい。一緒につくりませんか、日本の新たな景色を」と呼びかけた。



 上川氏の推薦人名簿は次の通り。(敬称略)

 【衆院】牧原秀樹、井出庸生、井林辰憲、国光文乃、小泉龍司、小島敏文、仁木博文、深沢陽一、堀内詔子、松島みどり、松本剛明、盛山正仁、山口俊一

 【参院】猪口邦子、今井絵理子、山東昭子、中西祐介、牧野京夫、森雅子、若林洋平

239OS5:2024/09/12(木) 15:54:25
https://news.yahoo.co.jp/articles/0d7911d0367e18e6f5ac592747b6ee388d3ff1cb
要職歴任の政策通、加藤勝信氏 横顔と略歴
9/12(木) 11:54配信

共同通信
取材に応じる加藤元官房長官=12日午前9時11分、東京都港区

 自民党総裁選に立候補した加藤勝信氏の人物像を紹介する。

 旧大蔵省出身で経済や社会保障に詳しい政策通。安倍、菅、岸田政権で要職を歴任した。所属する茂木派を率いる茂木敏充幹事長も立候補し、まとまった支持は得られない見通しだ。

 故安倍晋三元首相の側近で、遺志を継ぐのは自分だという意識は強い。手堅い言動が時に「官僚的」とやゆされ、発信力不足と指摘される。義父は安倍氏の父・晋太郎氏の側近だった加藤六月元農相。東京都出身。

 【略歴】かとう・かつのぶ 東大卒。大蔵省(現財務省)、衆院議員秘書を経て2003年に衆院初当選。1億総活躍相、自民党総務会長、官房長官、厚生労働相を歴任し、現在は党拉致問題対策本部長。68歳。岡山5区、当選7回。

https://news.yahoo.co.jp/articles/f8f73d0c24667886dcfdf170904638c698781500
加藤勝信氏の推薦人 西銘恒三郎氏、自見英子氏ら 自民総裁選
9/12(木) 15:12配信


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毎日新聞
記者会見で自民党総裁選への立候補を表明する加藤勝信元官房長官=衆院第2議員会館で2024年9月10日午前9時35分、猪飼健史撮影

 岸田文雄首相の自民党総裁任期満了に伴う総裁選は12日告示され、選挙戦がスタートした。この日は、党本部で所見発表演説会が行われ、加藤勝信元官房長官(68)=茂木派=は「日本の強みを呼び覚まし、一人一人の思いを形にする『日本総活躍プラン』を実行する」と話した。


 加藤氏の推薦人名簿は次の通り。(敬称略)

 【衆院】西銘恒三郎、阿部俊子、今枝宗一郎、上野賢一郎、金田勝年、亀岡偉民、桜田義孝、中野英幸、橋本岳、平沼正二郎、御法川信英、山下貴司

 【参院】石井正弘、石田昌宏、小野田紀美、自見英子、羽生田俊、比嘉奈津美、本田顕子、三浦靖

240OS5:2024/09/12(木) 15:55:04
https://news.yahoo.co.jp/articles/1e5e37f05a7a64dd5e10393319f5016c805788a6
華麗なる政治一家、河野太郎氏 横顔と略歴
9/12(木) 11:56配信
 自民党総裁選に立候補した河野太郎氏の人物像を紹介する。

 祖父は一郎元農相、父は洋平元衆院議長という華麗なる政治家一家の出身。過去の常識にとらわれずに政策を進め、政界の異端児と評される。行動力が持ち味で、外相時代は延べ123カ国・地域を訪問した。

 X(旧ツイッター)のフォロワー数は250万人超を誇るが、意見の合わない相手の投稿を遮断するなど、手法や言動が強引だとして批判を浴びた。果物のドリアンが大好物。神奈川県出身。

 【略歴】こうの・たろう 米ジョージタウン大卒。民間企業を経て1996年に衆院初当選。国家公安委員長、外相、防衛相、行政改革担当相を歴任し、現在はデジタル相。2009、2021年総裁選に立候補した。61歳。衆院神奈川15区、当選9回。


https://news.yahoo.co.jp/articles/e4054a5018b4886125aa0d6f7aa50749d068f189
河野太郎氏の推薦人 牧島かれん氏、武見敬三氏ら 自民総裁選
9/12(木) 15:13配信



毎日新聞
総裁選の出陣式で、支援者がトレードカラーの青いタオルを手にする中、気勢を上げる河野太郎デジタル相(中央)=東京都内のホテルで2024年9月12日午後0時16分、手塚耕一郎撮影

 岸田文雄首相の自民党総裁任期満了に伴う総裁選は12日告示され、選挙戦がスタートした。この日は、党本部で所見発表演説会が行われ、河野太郎デジタル相(61)=麻生派=は「一国平和主義ではなく、世界全体の平和を安定、日本はどういう責任を果たすのか、そういう時代が来ている」と訴えた。

 河野氏の推薦人名簿は次の通り。(敬称略)

 【衆院】森英介、秋葉賢也、伊藤忠彦、井上信治、英利アルフィヤ、鈴木馨祐、田中和徳、塚田一郎、土田慎、永岡桂子、長坂康正、中西健治、牧島かれん、武藤容治、柳本顕

 【参院】浅尾慶一郎、神谷政幸、武見敬三、藤川政人、船橋利実

241OS5:2024/09/12(木) 15:55:45
https://news.yahoo.co.jp/articles/62c662b49bd1c559fa5c833913300b02d6bedfdc
政治生活の総決算、石破茂氏 横顔と略歴
9/12(木) 11:58配信


共同通信
自民党総裁選の出陣式に臨む石破元幹事長=12日午前10時26分、東京・永田町の党本部

 自民党総裁選に立候補した石破茂氏の人物像を紹介する。

 5度目の総裁選を「政治生活の総決算」と位置付ける。田中角栄元首相に国政入りを勧められ、1986年に衆院初当選。平成の政治改革を訴えて1993年に自民を離党した。1997年に復党したが、党内にわだかまりが残る。

 2002年に小泉内閣の防衛庁長官として初入閣し、農相や党幹事長などを歴任した。「睡眠時間を削っても」と漏らすほどの読書好き。こだわりの強さがあつれきを生むことも。鳥取県出身。

 【略歴】いしば・しげる 慶大卒。銀行員を経て1986年に衆院初当選。1993年に自民を離党し、1997年に復党。防衛相、農相、党政調会長、党幹事長、地方創生担当相を歴任した。総裁選立候補は5回目。67歳。鳥取1区、当選12回。


https://news.yahoo.co.jp/articles/3a3b370593d4f919b9500d805439aa268ae07e88
石破茂氏の推薦人 細野豪志氏、村上誠一郎氏ら 自民総裁選
9/12(木) 15:15配信


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毎日新聞
自民党総裁選への出馬を表明するため訪れた神社で有権者と握手する石破茂元幹事長(手前左)=鳥取県八頭町で2024年8月24日、川口峻撮影

 岸田文雄首相の自民党総裁任期満了に伴う総裁選は12日告示され、選挙戦がスタートした。この日は、党本部で所見発表演説会が行われ、石破茂元幹事長(67)=無派閥=は、今回の総裁選を「最後の戦いと位置づけ、必ず勝利を目指す」と訴えた。


 石破氏の推薦人名簿は次の通り。(敬称略)

 【衆院】岩屋毅、赤沢亮正、泉田裕彦、伊東良孝、小里泰弘、門山宏哲、平将明、橘慶一郎、田所嘉徳、谷公一、冨樫博之、長島昭久、細野豪志、村上誠一郎、八木哲也、保岡宏武

 【参院】青木一彦、藤井一博、舞立昇治、山田俊男

242OS5:2024/09/12(木) 15:56:28
https://news.yahoo.co.jp/articles/e10f272169227eee414aa4a54e143b3df064bddf
候補者随一の経歴、茂木敏充氏 横顔と略歴
9/12(木) 12:00配信

共同通信
自民党総裁選の出陣式であいさつする茂木幹事長=12日午前11時16分、東京都港区

 自民党総裁選に立候補した茂木敏充氏の人物像を紹介する。

 

 自民党幹事長や外相を歴任し、総裁選候補の中で経歴の豊富さは随一だ。経済再生担当相時代、日米貿易交渉で当時のトランプ米大統領に「タフネゴシエーター(手ごわい交渉人)」と言わせた実務能力は評価が高い。

 栃木県の山あいの小学校から米ハーバード大まで進んだ。政治家になる前は商社や外資系コンサルタント会社などに勤務した。要求水準が高く「気難しい」との評が付きまとう。栃木県出身。

 【略歴】もてぎ・としみつ 米ハーバード大院修了。外資系コンサルタント会社を経て1993年に日本新党から衆院初当選し、1995年に自民入党。経済産業相、党政調会長、外相を歴任し、現在は党幹事長。68歳。栃木5区、当選10回。


https://news.yahoo.co.jp/articles/389c70d84d107839e1dbb4a83217f90ece84e24d
茂木敏充氏の推薦人 新藤義孝氏、笹川博義氏ら 自民総裁選
9/12(木) 15:15配信

毎日新聞
自民党総裁選が告示され、出陣式に臨む茂木敏充幹事長(左)=東京都港区で2024年9月12日午前11時4分、内藤絵美撮影

 岸田文雄首相の自民党総裁任期満了に伴う総裁選は12日告示され、選挙戦がスタートした。この日は、党本部で所見発表演説会が行われ、茂木敏充幹事長(68)=茂木派=は「思い切った改革マインドを持った仲間と共に、結果にコミットしていく」と話した。


 茂木氏の推薦人名簿は次の通り。(敬称略)

 【衆院】新藤義孝、東国幹、上田英俊、大西英男、梶山弘志、笹川博義、新谷正義、鈴木憲和、鈴木隼人、高見康裕、古川康、宮崎政久、簗和生、山本左近

 【参院】上野通子、臼井正一、加藤明良、高橋克法、永井学、山本佐知子

243OS5:2024/09/12(木) 15:57:10
https://news.yahoo.co.jp/articles/808a383e7b3580a5da7c571fc21690b75bf7ab96
自民総裁選、裏金推薦人数1位は高市氏13人、次いで加藤氏4、茂木氏2、小泉、上川氏1、4人がゼロ
9/12(木) 15:33配信
 岸田文雄首相の後継を決める自民党総裁選が12日に告示され、過去最多の9氏が届け出て、27日投開票に向けた15日間の選挙戦がスタートした。

 立候補したのは高市早苗経済安全保障担当相(63)、小林鷹之前経済安保相(49)、林芳正官房長官(63)、小泉進次郎元環境相(43)、上川陽子外相(71)、加藤勝信元官房長官(68)、河野太郎デジタル相(61)、石破茂元幹事長(67)、茂木敏充幹事長(68)の9氏。

 9氏の代理人がこの日、20人の国会議員の推薦人名簿などを添えて届け出をした。それぞれの20人の推薦人のうち、裏金を受け取っていたと党本部が公表した議員と不記載額は以下の通り(届け出順)。

◇高市早苗氏 裏金推薦人13人=杉田水脈(不記載額1564万円)、鈴木淳司(同60万円)、関芳弘(同836万円)、高鳥修一(同544万円)、谷川とむ(同188万円)、三ツ林裕巳(同2954万円)、若林健太(368万円)の各衆院議員。赤池誠章(268万円)、衛藤晟一(同80万円)、佐藤啓(同306万円)、西田昌司(同411万円)、堀井巌(同876万円)、山田宏(560万円)の各参院議員

◇小林鷹之氏 ゼロ ※出馬表明の記者会見には複数の裏金議員が同席

◇林芳正氏 ゼロ

◇小泉進次郎氏 1人=山田美樹衆院議員(不記載額76万円)

◇上川陽子氏 1人=森雅子参院議員(不記載額282万円)

◇加藤勝信氏 4人=亀岡偉民衆院議員(不記載額348万円)、石井正弘(同378万円)、石田昌宏(同26万円)、羽生田俊(同818万円)の各参院議員

◇河野太郎氏 ゼロ

◇石破茂氏 ゼロ

◇茂木敏充氏 2人=簗和生衆院議員(不記載額1746万円)、上野通子参院議員(同318万円)

244OS5:2024/09/12(木) 15:59:45
https://news.yahoo.co.jp/articles/b8377b0d6e075dfe5962e82826c4077e6236f457
小泉進次郎氏が総裁選出陣式 国会議員30人超出席、野田聖子氏や岸田首相側近の姿も
9/12(木) 14:29配信

産経新聞
出陣式で円陣を組んで気勢を上げる自民党の小泉進次郎元環境相(左から2人目)ら=12日午後、東京都千代田区(代表撮影)

自民党総裁選に立候補した小泉進次郎元環境相は12日、東京都内で出陣式に臨み、「迷ったらフルスイング。必ず勝利を勝ち取っていきたい」と意気込んだ。「これだったら託せると思ってもらえるよう、全身全霊で頑張っていくので、支えていただきたい」と呼びかけた。

【写真】小泉進次郎氏、初めて実母に面会したと明かす「43年間、会うことなく、名字も違う」

出陣式には、国会議員30人超が参加。最後は円陣を組み、「チーム進次郎、新時代の扉を開けよう」という掛け声とともに気勢を上げた。

総裁選への出馬を断念し、小泉氏の支援に回った野田聖子元総務相が会場に姿を現すと、大きな拍手が湧き起こった。佐藤勉元総務会長や加藤鮎子こども政策担当相のほか、岸田文雄首相の側近として知られる村井英樹官房副長官らも駆けつけた。

245OS5:2024/09/12(木) 17:07:15
https://news.yahoo.co.jp/articles/47d638217f05b5e41d01d5e5d01f36f97da57cf3
次期総裁、小泉氏トップ 2位石破氏、3位高市氏 時事世論調査
9/12(木) 15:06配信


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時事通信
ポーズを取る小泉進次郎元環境相=6日、東京都千代田区

 時事通信が6〜9日に実施した世論調査で、自民党の次期総裁に誰がふさわしいか尋ねたところ、小泉進次郎元環境相が25.5%でトップだった。

【主な経歴】小泉 進次郎(こいずみ しんじろう)氏

 2位は石破茂元幹事長の24.2%、3位は高市早苗経済安全保障担当相の8.5%。河野太郎デジタル相は4.9%で4位だった。

 調査は、党総裁選に意欲を示していた11人から1人を選んでもらう形式で、告示前に実施。14人の選択肢を挙げた前回(8月2〜5日)は、1位が石破氏(18.7%)、2位が小泉氏(12.5%)だった。

 自民支持層に限ってみると、小泉氏が35.6%で最多。石破氏27.1%、高市氏12.1%、河野氏3.6%と続いた。

 派閥裏金事件に関し、次期総裁が実態解明に取り組む必要があると「思う」との回答は76.9%で、「思わない」の10.6%を大きく上回った。総裁選後、早期に衆院解散・総選挙を行うべきかとの質問には、「思う」が56.7%、「思わない」が16.2%だった。

 次期衆院選比例代表の投票先は、自民が31.2%で最も多かった。次いで立憲民主党の10.2%。以下、日本維新の会5.5%、公明党4.2%などの順だった。

 岸田内閣の支持率は前月比0.7ポイント減の18.7%と、10カ月連続で2割を下回った。不支持率は同3.9ポイント増の57.5%だった。

 政党支持率は、自民が前月比1.2ポイント増の21.1%、立民が同0.3ポイント増の4.0%。公明2.7%(0.5ポイント増)、維新2.3%(0.5ポイント増)と続いた。

 共産党1.3%、国民民主党0.9%、れいわ新選組0.4%、社民党0.3%、参政党0.2%、教育無償化を実現する会0.1%。「支持政党なし」は64.1%だった。

 調査は全国の18歳以上の男女2000人を対象に個別面接方式で実施。有効回収率は58.5%。

 

 ◇自民総裁にふさわしい議員
(1) 小泉進次郎   25.5
(2) 石破茂   24.2
(3) 高市早苗    8.5
(4) 河野太郎    4.9
(5) 小林鷹之    2.9
(6) 上川陽子    2.1
(7) 林芳正    1.4
    茂木敏充    1.4
(9) 野田聖子    1.1
(10)加藤勝信    0.3
(11)斎藤健    0.0
この中にはいない    12.0
分からない       15.8
※敬称略、数字は%


246OS5:2024/09/12(木) 17:08:24
https://news.yahoo.co.jp/articles/bd44d031438a8aa1d141c03abe84370539e26047
〝大乱戦〟自民総裁選告示、壮絶な権力闘争 序盤は進次郎氏優勢 議員票、党員票奪い合い 激しく争う麻生副総裁と菅前首相
9/12(木) 17:00配信

夕刊フジ
石破氏

自民党総裁選が12日午前に告示され、27日投開票に向けた15日間の選挙戦がスタートした。過去最多9人が激突する〝大乱戦〟は、派閥裏金事件を受けた信頼回復や、物価高に対応する経済・財政政策、年金などの社会保障、「有事」を見据えた外交・安全保障などが主要な争点となりそうだ。派閥解消などで選挙戦は不透明感を極めており、上位2人による決選投票になる公算が大きい。前哨戦では、石破茂元幹事長(67)と、小泉進次郎元環境相(43)がトップを争い、高市早苗経済安保相(63)が猛追する構図だったが、政策論争やスキャンダルなどで風向きは一変する。わが日本のかじ取りを担う新しいリーダーは誰になるのか。

【比べてみる】小泉進次郎氏と小林鷹之氏…自民党の若手「ホープ」2人のプロフィール



「過去にない大激戦。まったく予想がつかない」「支持者の奪い合いで毎日必死だ」「9人も立候補して、まともな政策論争ができるのか」「党内混乱をさらして、信頼回復に逆行しているのではないか」

告示を前に、各陣営からはこんな〝本音〟が聞こえた。

総裁選は12日午前、立候補を受け付け、午後に自民党本部で所見発表演説会を行う。党員・党友の投票は26日に締め切られ、27日に国会議員票の投開票と合わせて、結果が判明する。

投票は、「国会議員票」367票と、議員票と同数に換算した「党員・党友票」367票の計734票を争い、過半数に達した候補が当選する。過半数に届かなければ、上位2人が決選投票に進む。決選投票は、国会議員と47都道府県連が1票ずつ持つ。

これまでの取材を総合すると、候補者乱立で議員票は割れ、ほぼ横一線の状態のようだ。立候補に必要な推薦人(20人)がそのまま候補者の支持に回るなら、9人の出馬で180票が固まる。残票はほぼ同数の187票だが、告示までに態度を明確にしない議員も少なくない。それだけに、党員・党友票が勝負のポイントとなりそうだ。

自民党関係者は「報道各社の世論調査を分析すると、石破氏と小泉氏が約30%ほどの支持で拮抗(きっこう)し、高市氏は15〜20%だ。これを党員・党友票に当てはめれば、石破、小泉両氏は100票強、高市氏は最大80票近くとなる。議員票との合算で、1回目の投票で過半数を獲得する候補はおそらくいない」と分析する。

議員票も読めない部分がある。

あるベテラン議員は「麻生派を除いて派閥が解消したことで、組織的な支持のとりまとめが困難になり、選挙戦の想定が難しくなった。当初は『刷新感』を求めて、小泉氏ら若い候補に乗ろうとした議員もいたが、世論は失言1つ、報道1つで変わる。党員・党友票は世論に近い。衆院議員は総裁選だけでなく、直後の衆院選でも勝てる『選挙の顔』を選ぶのに必死だ。当然慎重になる」と明かす。

こうしたなか、石破氏は裏金事件をめぐり、関与が指摘された議員らについて、「(国政選挙で)公認するにふさわしいかどうか、徹底的に議論すべきだ」と発言した。

党重鎮は「すでに党の処分が下された問題を掘り返す〝禁じ手〟だが、世論を考えれば安易な反対は『命とり』になる。他の総裁候補に踏み絵を投げつけたかたちだ」と語る。

一方、石破氏が、株式の売却益などに課税する金融所得課税の強化を「実行したい」と発言したことには、小泉氏や河野太郎デジタル相(61)、小林鷹之前経済安保相(49)らが反対した。

247OS5:2024/09/12(木) 17:08:48
今後、議員票や、党員・党友票はどう動くのか。

ジャーナリストの鈴木哲夫氏は「間違いなく『決選投票』になる。これからは激しい支持の奪い合いだ。議員票は多くても50〜60票の獲得が上限だろう。世論調査を加味すれば、人気のある石破、小泉両氏が党員・党友票でもトップを争い、高市氏が食い込む展開だ。石破氏、高市氏は国家観が明確で、政策論争に強みを発揮する。小泉氏はアピールポイントの若さを『未熟』と指摘する声もある。議論で対抗できるかが勝負だ」と語る。

「有事」に対応できる能力と覚悟も必要

総裁選告示(12日)の朝、北朝鮮が日本海に弾道ミサイルを撃ち込んできた。中国軍は告示前、領空侵犯や領海侵入を仕掛けてきた。次の総理総裁は「有事」に対応できる能力と覚悟も必要だ。

政治評論家の有馬晴海氏も「議員票の最大得票は60票程度。序盤は若く刷新感のある小泉氏が優勢とみるが、ベテランで安定感がある石破氏に逆転の余地がある。『女性初の総理総裁』の期待が高まれば、岩盤保守層の支持が根強い高市氏も巻き返すだろう。総裁選では、自民党として全国で演説会や討論会を行う。地力のある候補に支持が集約されていくはずだ」と見る。

決選投票になれば、「永田町の論理」が頭をもたげることになる。水面下で激しく争う麻生太郎副総裁と菅義偉前首相という2人の〝キングメーカー〟の相克が先鋭化しそうだ。

前出の鈴木氏はこう語る。

「小泉氏が総理総裁になればキングメーカーは菅氏だ。岸田首相や麻生氏は納得しないだろう。党改革、古い自民党からの決別がテーマだった総裁選だが、いつの間にか『権力闘争』が繰り広げられている。総裁選の隠れたテーマの一つは『派閥再編』だ。この現実に国民が気付けば、厳しい視線をそそぐだろう」

権力闘争である総裁選はかつて、「裏切り、ウソ、手のひら返し、何でもあり」「ダマす奴より、ダマされる奴が悪い」と言われた。今後、壮絶なバトルが展開されそうだ。

【自民党総裁選で推薦人を確保した議員】

石破茂元幹事長(67)

加藤勝信元官房長官(68)

上川陽子外相(71)

小泉進次郎元環境相(43)

河野太郎デジタル相(61)

小林鷹之前経済安保相(49)

高市早苗経済安保相(63)

芳正官房長官(63)

茂木敏充幹事長(68)

248OS5:2024/09/12(木) 17:42:20
https://news.yahoo.co.jp/articles/c45125550d513e435bc0c96025275e5ac9f944d3
【自民党総裁選】高市早苗氏 推薦人まとめ
9/12(木) 17:24配信


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今月27日に投開票される自民党総裁選挙。立候補した高市早苗経済安保相の推薦人をまとめました。(※並び順は発表の通りです)

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■高市早苗氏の推薦人

(※敬称略。衆参のあとの数字は当選回数)

1  中曽根弘文  参7  二階派 ★推薦人代表
2  小林茂樹  衆3  二階派
3  杉田水脈  衆3  安倍派
4  鈴木淳司  衆6  安倍派
5  関芳弘  衆5  安倍派
6  高鳥修一  衆5  安倍派
7  谷川とむ  衆3  安倍派
8  土井亨  衆5  無派閥
9  中村裕之  衆4  麻生派
10 古屋圭司  衆11  無派閥
11 三ツ林裕巳  衆4  安倍派
12 若林健太  衆1  安倍派
13 赤池誠章  参2  安倍派
14 有村治子  参4  麻生派
15 衛藤晟一  参3  安倍派
16 古庄玄知  参1  安倍派
17 佐藤啓  参2  安倍派
18 西田昌司  参3  安倍派
19 堀井巌  参2  安倍派
20 山田宏  参2  安倍派
21 石川昭政  衆4  無派閥 ★選挙責任者

◇ ◇ ◇
安倍派 14人
無派閥 3人
麻生派 2人
二階派 2人

前回、総裁選に出馬した際に高市氏の後ろ盾となった安倍元首相がトップをつとめた安倍派が14人と半数以上を占めました。また、いわゆる保守派の議員が多く名を連ねています。衆議院で当選4回以下の若手は7人、女性は2人でした。


https://news.yahoo.co.jp/articles/01f9d684103064267815c5ac3f964e235ffa6753

【自民党総裁選】小林鷹之氏 推薦人まとめ
9/12(木) 17:25配信

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今月27日に投開票される自民党総裁選挙。立候補した小林鷹之元経済安保相の推薦人をまとめました。(※並び順は発表の通りです)

■小林鷹之氏の推薦人

(※敬称略。衆参のあとの数字は当選回数)

1 松本洋平  衆5  二階派 ★推薦人代表
2 石井拓   衆1  安倍派
3 岩田和親  衆4  旧岸田派
4 江崎鉄磨  衆8  二階派
5 大野敬太郎 衆4  無派閥
6 鬼木誠   衆4  旧森山派
7 勝目康   衆1  無派閥
8 熊田裕通  衆4  無派閥
9 斎藤洋明  衆4  麻生派
10 塩崎彰久  衆1  安倍派
11 高木宏寿  衆3  二階派
12 武部新   衆4  二階派
13 田野瀬太道 衆4  旧森山派
14 中川貴元  衆1  麻生派
15 中曽根康隆 衆2  二階派
16 本田太郎  衆2  谷垣G
17 松本尚   衆1  安倍派
18 務台俊介  衆4  麻生派
19 友納理緒  参1  安倍派
20 豊田俊郎  参2  麻生派
21 山田賢司  衆4  麻生派 ★選挙責任者

◇ ◇ ◇
二階派  5人
麻生派  5人
安倍派  4人
無派閥  3人
旧森山派 2人
旧岸田派 1人
谷垣G   1人

複数の派閥から横断的に推薦人を得ています。衆議院で当選4回以下の若手は17人と全候補者の中で最多。女性は1人となりました。

https://news.yahoo.co.jp/articles/ab01daf98c2cc2520cc8648a343e3498821eff57

【自民党総裁選】林芳正氏 推薦人まとめ
9/12(木) 17:24配信

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今月27日に投開票される自民党総裁選挙。立候補した林芳正官房長官の推薦人をまとめました。(※並び順は発表の通りです)

■林芳正氏の推薦人
(※敬称略。衆参のあとの数字は当選回数)

1  田村憲久  衆9 旧岸田派 ★推薦人代表
2  石橋林太郎 衆1 旧岸田派
3  石原宏高  衆5 旧岸田派
4  江藤拓   衆7 無派閥   ★選挙責任者
5  金子俊平  衆2 旧岸田派
6  金子容三  衆1 旧岸田派
7  古賀篤   衆4 旧岸田派
8  後藤茂之  衆7 無派閥
9  西田昭二  衆2 旧岸田派
10 渡辺孝一  衆4 旧岸田派
11 足立敏之  参2 旧岸田派
12 越智俊之  参1 旧岸田派
13 古賀友一郎 参2 旧岸田派
14 小林一大  参1 旧岸田派
15 小鑓隆史  参2 旧岸田派
16 桜井充   参5 無派閥
17 藤木真也  参2 旧岸田派
18 古川俊治  参3 安倍派
19 星北斗   参1 無派閥
20 山本啓介  参1 旧岸田派

◇ ◇ ◇

旧岸田派 15人
無派閥  4人
安倍派  1人

5人をのぞいて、自らと同じ旧岸田派の議員が名を連ねました。衆議院で当選4回以下の若手は6人。女性はひとりもいませんでした。

249OS5:2024/09/12(木) 17:48:45


https://news.yahoo.co.jp/articles/24c0d1046a44b8e599874173b5d1172c8bcf173e
【自民党総裁選】小泉進次郎氏 推薦人まとめ
9/12(木) 17:23配信


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今月27日に投開票される自民党総裁選挙。立候補した小泉進次郎元環境相の推薦人をまとめました。(※並び順は発表の通りです)

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■小泉進次郎氏の推薦人
(※敬称略。衆参のあとの数字は当選回数)

1  鷲尾英一郎  衆6  二階派 ★推薦人代表
2  赤間二郎   衆5  麻生派
3  大串正樹   衆4  無派閥
4  加藤鮎子   衆3  無派閥
5  小寺裕雄   衆2  二階派
6  小林史明   衆4  旧岸田派
7  武村展英   衆4  無派閥
8  田中良生   衆5  無派閥
9  辻清人    衆4  旧岸田派
10 野田聖子   衆10 無派閥
11 長谷川淳二  衆1  谷垣G
12 古川直季   衆1  無派閥
13 穂坂泰    衆2 無派閥
14 星野剛士   衆4  無派閥
15 山田美樹   衆4  安倍派
16 山本有二   衆11 無派閥
17 朝日健太郎  参2  無派閥
18 阿達雅志   参3  無派閥
19 三原じゅん子 参3  無派閥
20 三宅伸吾   参2  無派閥
21 小倉将信   衆4  二階派 ★選挙責任者

◇ ◇ ◇

無派閥 13人
旧岸田派  2人
二階派  3人
安倍派  1人
麻生派  1人
谷垣G  1人

無派閥で、菅前首相に近い議員らで作るグループのメンバーがおよそ半数を占めています。衆議院で当選4回以下の若手は11人、女性は4人でした。

https://news.yahoo.co.jp/articles/f3b3aaae7fd5c4841d3b0946a6cba67554e66907

【自民党総裁選】上川陽子氏 推薦人まとめ
9/12(木) 17:25配信

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今月27日に投開票される自民党総裁選挙。立候補した上川陽子外相の推薦人をまとめました。(※並び順は発表の通りです)

■上川陽子氏の推薦人

(※敬称略。衆参のあとの数字は当選回数)

1 牧原秀樹  衆5  谷垣G ★推薦人代表
2 井出庸生  衆4  麻生派
3 井林辰憲  衆4  麻生派 【静岡】
4 国光文乃  衆2  旧岸田派
5 小泉龍司  衆7  無派閥 ★選挙責任者
6 小島敏文  衆4  旧岸田派
7 仁木博文  衆2  麻生派
8 深沢陽一  衆2  旧岸田派 【静岡】
9 堀内詔子  衆4  旧岸田派
10 松島みどり 衆7  安倍派
11 松本剛明  衆8  麻生派
12 盛山正仁  衆5  旧岸田派
13 山口俊一  衆11  麻生派
14 猪口邦子  参3  麻生派
15 今井絵理子 参2  麻生派
16 山東昭子  参8  麻生派
17 中西祐介  参3  麻生派
18 牧野京夫  参3  茂木派 【静岡】
19 森雅子   参3  安倍派
20 若林洋平  参1  二階派 【静岡】

◇ ◇ ◇
麻生派  9人
旧岸田派 5人
安倍派  2人
茂木派  1人
二階派  1人
谷垣G   1人
無派閥  1人

麻生派から9人、自らが所属する旧岸田派からは5人となりました。女性は全候補者の中で最多の7人、衆議院で当選4回以下の若手は7人でした。


https://news.yahoo.co.jp/articles/d3f53cb4e9edc4a4ea2b69471a621cadfc0dea8c

【自民党総裁選】加藤勝信氏 推薦人まとめ
9/12(木) 17:23配信


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今月27日に投開票される自民党総裁選挙。立候補した加藤勝信元官房長官の推薦人をまとめました。(※並び順は発表の通りです)

■加藤勝信氏の推薦人
(※敬称略。衆参のあとの数字は当選回数)

1  西銘恒三郎 衆6   無派閥 ★推薦人代表
2  阿部俊子  衆6   無派閥 【岡山県】
3  今枝宗一郎  衆4   麻生派
4  上野賢一郎 衆5   旧森山派
5  金田勝年  衆5参2 二階派
6  亀岡偉民  衆5   安倍派
7  桜田義孝  衆8   無派閥
8  中野英幸  衆1   無派閥
9  橋本岳   衆5   茂木派 ★選挙責任者 【岡山県】
10 平沼正二郎 衆1   二階派 【岡山県】
11 御法川信英 衆6   無派閥
12 山下貴司  衆4   茂木派 【岡山県】
13 石井正弘  参2   安倍派 【岡山県】
14 石田昌宏  参2   安倍派
15 小野田紀美 参2   茂木派 【岡山県】
16 自見英子  参2   二階派
17 羽生田俊  参2   安倍派
18 比嘉奈津美 参1衆2 茂木派
19 本田顕子  参1   無派閥
20 三浦靖   参1衆1 茂木派

◇ ◇ ◇

無派閥  6人
茂木派  5人
安倍派  4人
二階派  3人
麻生派  1人
旧森山派 1人

無派閥議員が最多6人。次いで自らが所属する茂木派から5人。女性は5人で、衆議院で当選4回以下の若手は4人となりました。

*選対委員長逢沢一郎を除き岡山県選出は全て推薦人に

250OS5:2024/09/12(木) 17:52:53
https://news.ntv.co.jp/category/politics/d4e7f589e2cf4b5fad48a600257e26fd

【自民党総裁選】河野太郎氏 推薦人まとめ
日本テレビ放送網
2024年9月12日 17:23
【自民党総裁選】河野太郎氏 推薦人まとめ
今月27日に投開票される自民党総裁選挙。立候補した河野太郎デジタル相の推薦人をまとめました。(※並び順は発表の通りです)

■河野太郎氏の推薦人
(※敬称略。衆参のあとの数字は当選回数)

1  森英介     衆11 麻生派 ★推薦人代表
2  秋葉賢也    衆7  茂木派
3  伊藤忠彦    衆5  二階派
4  井上信治    衆7  麻生派
5  英利アルフィヤ 衆1  麻生派
6  鈴木馨祐    衆5  麻生派
7  田中和徳    衆9  麻生派
8  塚田一郎    衆1  麻生派
9  土田慎     衆1  麻生派
10 永岡桂子    衆6  麻生派
11 長坂康正    衆4  麻生派
12 中西健治    衆1  麻生派
13 牧島かれん   衆4  麻生派
14 武藤容治    衆5  麻生派
15 柳本顕     衆1  麻生派
16 浅尾慶一郎   参3  麻生派
17 神谷政幸    参1  麻生派
18 武見敬三    参5  麻生派 ★選挙責任者
19 藤川政人    参3  麻生派
20 船橋利実    参1  麻生派

◇ ◇ ◇

麻生派 18人
茂木派 1人
二階派 1人

自らが所属する麻生派の議員が大半を占めました。衆議院で当選4回以下の若手は7人、女性は3人となっています。



https://news.yahoo.co.jp/articles/23adc498b9d27163b502bc32ac85c9ead4b99264
【自民党総裁選】石破茂氏 推薦人まとめ
9/12(木) 17:22配信

日テレNEWS NNN
日テレNEWS NNN

今月27日に投開票される自民党総裁選挙。立候補した石破茂元幹事長の推薦人をまとめました。(※並び順は発表の通りです)

日テレNEWS NNN

■石破茂氏の推薦人
(※敬称略。衆参のあとの数字は当選回数)

1 岩屋毅    衆9  無派閥 ★推薦人代表
2 赤沢亮正   衆6  無派閥 【鳥取】
3 泉田裕彦  衆2  無派閥
4 伊東良孝   衆5  二階派
5 小里泰弘   衆6  谷垣G
6 門山宏哲   衆4  無派閥
7 平将明    衆6  無派閥
8 橘慶一郎   衆5  無派閥
9 田所嘉徳   衆4  無派閥

10 谷公一   衆7  二階派
11 冨樫博之  衆4  無派閥
12 長島昭久  衆7  二階派
13 細野豪志  衆8  二階派
14 村上誠一郎 衆12 無派閥
15 八木哲也  衆4  無派閥
16 保岡宏武  衆1  谷垣G
17 青木一彦  参3  無派閥 ★選挙責任者 【島根】
18 藤井一博   参1  無派閥
19 舞立昇治  参2  無派閥 【鳥取】
20 山田俊男  参3  旧森山派

◇ ◇ ◇

無派閥  13人
二階派  4人
谷垣G   2人
旧森山派 1人

無派閥議員が半数以上の13人で、二階派から4人。岸田政権を支える現在の主流派の旧岸田派、麻生派、茂木派と、安倍派からは一人も入らず。衆議院で当選4回以下の若手は6人。女性はゼロとなりました。

https://news.yahoo.co.jp/articles/5ff2ec06f48bd8a291d582e09e9f82b33fa18048

【自民党総裁選】茂木敏充氏 推薦人まとめ
9/12(木) 17:24配信
日テレNEWS NNN

今月27日に投開票される自民党総裁選挙。立候補した茂木敏充幹事長の推薦人をまとめました。(※並び順は発表の通りです)

■茂木敏充氏の推薦人
(※敬称略。衆参のあとの数字は当選回数)

1  新藤義孝  衆8 茂木派 ★推薦人代表
2  東国幹    衆1 茂木派
3  上田英俊  衆1 茂木派
4  大西英男  衆4 安倍派
5  梶山弘志  衆8 無派閥 ★選挙責任者
6  笹川博義  衆4 茂木派
7  新谷正義  衆4 茂木派
8  鈴木憲和  衆4 茂木派
9  鈴木隼人  衆3 茂木派
10 高見康裕  衆1 茂木派
11 古川康   衆3 茂木派
12 宮崎政久  衆4 茂木派
13 簗和生   衆4 安倍派
14 山本左近  衆1 麻生派
15 上野通子  参3 安倍派
16 臼井正一  参1 茂木派
17 加藤明良  参1 茂木派
18 高橋克法  参2 麻生派
19 永井学   参1 茂木派
20 山本佐知子 参1 茂木派

◇ ◇ ◇

茂木派 14人
安倍派 3人
麻生派 2人
無派閥 1人

自らがトップを務める茂木派の議員が半数以上を占めました。衆議院で当選4回以下の若手は12人、女性は2人でした。

251OS5:2024/09/13(金) 07:53:46
https://news.yahoo.co.jp/articles/e55908640b115c8af574045fc7e022921ae00027
小林陣営は当選回数少なく、小泉氏の推薦人は無派閥14人・上川陣営は女性7人…派閥消え様変わり
9/12(木) 22:08配信

読売新聞オンライン
自民党総裁選に立候補した9人

 12日に告示された自民党総裁選で、立候補した9人の陣営が提出した推薦人名簿からは、各陣営のカラーやアピールポイント、よりどころが浮かび上がった。党派閥の「政治とカネ」の問題を受けた派閥の解消を踏まえた候補や、逆に出身派閥のメンバーで固めた陣営もあった。

【図解】一目でわかる…自民党総裁選の流れ、選出の仕方

 高市経済安全保障相(63)の推薦人には、鈴木淳司・前総務相ら旧安倍派に所属した14人が名前を連ねた。党内きっての保守派で、2021年の前回総裁選で高市氏を支持し、安倍氏と近かった古屋圭司・党憲法改正実現本部長も推薦人となり、「安倍カラー」をにじませた。旧安倍派は、派閥の政治資金規正法違反事件で、政治資金収支報告書に不記載があった議員が多く、改革姿勢が試されそうだ。

 小林鷹之・前経済安保相(49)の推薦人は1人を除いて衆院当選5回以下、参院当選2回以下で、刷新感のある布陣となった。8月19日の記者会見には、同法違反事件で党から処分された議員も多く同席していたが、推薦人には1人も加わらなかった。武部新、田野瀬太道両衆院議員ら世襲議員の多さも目立った。

 旧岸田派でナンバー2を務めた林官房長官(63)の推薦人は、同派のメンバーが15人。林氏は参院議員を26年務めた経験を踏まえ、半数の10人を参院議員で固めた。女性の推薦人はゼロだった。

 脱派閥カラーを前面に出したのは小泉進次郎・元環境相(43)で、20人中14人が無派閥だった。ただ、無派閥議員とはいえ、星野剛士衆院議員や三原じゅん子参院議員ら菅前首相に近い議員が多く、菅氏の影響力の強さをうかがわせた。

 上川外相(71)の推薦人は女性が7人と9陣営で最多となった。盛山正仁文部科学相や松本剛明総務相、小泉龍司法相の現職閣僚3人のほか、麻生派から9人が集まった。

自民党本部で開かれた所見発表演説会(12日)

 加藤勝信・元官房長官(68)は、自身が得意とする厚生労働政策にたけた「厚労族」の議員や、山下貴司元法相や阿部俊子・文部科学副大臣ら、加藤氏が地盤とする岡山県の関係議員が中心となった。

 多くの陣営が旧派閥のバランスに配慮する中、派閥色が前面に出たのが河野デジタル相(61)だ。河野氏が所属する麻生派は従来の派閥を維持しており、推薦人20人のうち麻生派所属議員が18人と9割を占めた。年代はベテランから中堅、若手までバランスよくそろえた。

 石破茂・元幹事長(67)の推薦人は、無派閥が15人と最多だったが、中核は旧石破派の面々だ。ベテランが多く、衆院議員の平均当選回数は5・6回で最も高かった。鳥取県選出の石破氏と同じ山陰など地方選出の議員も多かった。女性の推薦人は確保できなかった。

 茂木幹事長(68)は、旧茂木派の事務総長を務めた新藤義孝経済再生相を筆頭に、同派が14人で7割を占めた。14人の大半が若手・中堅世代で、刷新感を強調する狙いがあるとみられる。

252OS5:2024/09/13(金) 07:53:58

推薦人名簿(敬称略)
 【高市氏】

 ▽衆院 鈴木淳司〈6〉、関芳弘〈5〉、高鳥修一〈5〉、三ツ林裕巳〈4〉、杉田水脈〈3〉、谷川とむ〈3〉、若林健太〈1〉(以上、旧安倍派)中村裕之〈4〉(麻生派)小林茂樹〈3〉(旧二階派)古屋圭司〈11〉、土井亨〈5〉(以上、無派閥)

 ▽参院 衛藤晟一〈3〉、西田昌司〈3〉、赤池誠章〈2〉、佐藤啓〈2〉、堀井巌〈2〉、山田宏〈2〉、古庄玄知〈1〉(以上、旧安倍派)有村治子〈4〉(麻生派)中曽根弘文〈7〉(旧二階派)

 【小林氏】

 ▽衆院 石井拓〈1〉、塩崎彰久〈1〉、松本尚〈1〉(以上、旧安倍派)斎藤洋明〈4〉、務台俊介〈4〉、中川貴元〈1〉(以上、麻生派)岩田和親〈4〉(旧岸田派)江崎鉄磨〈8〉、松本洋平〈5〉、武部新〈4〉、高木宏寿〈3〉、中曽根康隆〈2〉(以上、旧二階派)鬼木誠〈4〉、田野瀬太道〈4〉(以上、旧森山派)大野敬太郎〈4〉、熊田裕通〈4〉、本田太郎〈2〉、勝目康〈1〉(以上、無派閥)

▽参院 友納理緒〈1〉(旧安倍派)豊田俊郎〈2〉(麻生派)

 【林氏】

 ▽衆院 田村憲久〈9〉、石原宏高〈5〉、古賀篤〈4〉、渡辺孝一〈4〉、金子俊平〈2〉、西田昭二〈2〉、石橋林太郎〈1〉、金子容三〈1〉(以上、旧岸田派)江藤拓〈7〉、後藤茂之〈7〉(以上、無派閥)

 ▽参院 古川俊治〈3〉(旧安倍派)足立敏之〈2〉、古賀友一郎〈2〉、小鑓隆史〈2〉、藤木真也〈2〉、越智俊之〈1〉、小林一大〈1〉、山本啓介〈1〉(以上、旧岸田派)桜井充〈5〉、星北斗〈1〉(以上、無派閥)

 【小泉氏】

 ▽衆院 山田美樹〈4〉(旧安倍派)赤間二郎〈5〉(麻生派)小林史明〈4〉、辻清人〈4〉(以上、旧岸田派)鷲尾英一郎〈6〉、小寺裕雄〈2〉(以上、旧二階派)山本有二〈11〉、野田聖子〈10〉、田中良生〈5〉、大串正樹〈4〉、武村展英〈4〉、星野剛士〈4〉、加藤鮎子〈3〉、穂坂泰〈2〉、長谷川淳二〈1〉、古川直季〈1〉(以上、無派閥)

 ▽参院 阿達雅志〈3〉、三原じゅん子〈3〉、朝日健太郎〈2〉、三宅伸吾〈2〉(以上、無派閥)

 【上川氏】

 ▽衆院 松島みどり〈7〉(旧安倍派)山口俊一〈11〉、松本剛明〈8〉、井出庸生〈4〉、井林辰憲〈4〉、仁木博文〈2〉(以上、麻生派)盛山正仁〈5〉、小島敏文〈4〉、堀内詔子〈4〉、国光文乃〈2〉、深沢陽一〈2〉(以上、旧岸田派)小泉龍司〈7〉、牧原秀樹〈5〉(以上、無派閥)

 ▽参院 森雅子〈3〉(旧安倍派)山東昭子〈8〉、猪口邦子〈3〉、中西祐介〈3〉、今井絵理子〈2〉(以上、麻生派)牧野京夫〈3〉(旧茂木派)若林洋平〈1〉(旧二階派)

 【加藤氏】

 ▽衆院 亀岡偉民〈5〉(旧安倍派)今枝宗一郎〈4〉(麻生派)橋本岳〈5〉、山下貴司〈4〉(以上、旧茂木派)金田勝年〈5〉、平沼正二郎〈1〉(以上、旧二階派)上野賢一郎〈5〉(旧森山派)桜田義孝〈8〉、西銘恒三郎〈6〉、阿部俊子〈6〉、御法川信英〈6〉、中野英幸〈1〉(以上、無派閥)

 ▽参院 石井正弘〈2〉、石田昌宏〈2〉、羽生田俊〈2〉(以上、旧安倍派)小野田紀美〈2〉、比嘉奈津美〈1〉、三浦靖〈1〉(以上、旧茂木派)自見英子〈2〉(旧二階派)本田顕子〈1〉(無派閥)

 【河野氏】

 ▽衆院 森英介〈11〉、田中和徳〈9〉、井上信治〈7〉、永岡桂子〈6〉、鈴木馨祐〈5〉、武藤容治〈5〉、長坂康正〈4〉、牧島かれん〈4〉、英利アルフィヤ〈1〉、塚田一郎〈1〉、土田慎〈1〉、中西健治〈1〉、柳本顕〈1〉(以上、麻生派)秋葉賢也〈7〉(旧茂木派)伊藤忠彦〈5〉(旧二階派)

 ▽参院 武見敬三〈5〉、浅尾慶一郎〈3〉、藤川政人〈3〉、神谷政幸〈1〉、船橋利実〈1〉(以上、麻生派)

 【石破氏】

 ▽衆院 細野豪志〈8〉、谷公一〈7〉、長島昭久〈7〉、伊東良孝〈5〉(以上、旧二階派)村上誠一郎〈12〉、岩屋毅〈9〉、赤沢亮正〈6〉、小里泰弘〈6〉、平将明〈6〉、橘慶一郎〈5〉、門山宏哲〈4〉、田所嘉徳〈4〉、冨樫博之〈4〉、八木哲也〈4〉、泉田裕彦〈2〉、保岡宏武〈1〉(以上、無派閥)

 ▽参院 山田俊男〈3〉(旧森山派)青木一彦〈3〉、舞立昇治〈2〉、藤井一博〈1〉(以上、無派閥)

 【茂木氏】

 ▽衆院 大西英男〈4〉、簗和生〈4〉(以上、旧安倍派)山本左近〈1〉(麻生派)新藤義孝〈8〉、笹川博義〈4〉、新谷正義〈4〉、鈴木憲和〈4〉、宮崎政久〈4〉、鈴木隼人〈3〉、古川康〈3〉、東国幹〈1〉、上田英俊〈1〉、高見康裕〈1〉(以上、旧茂木派)梶山弘志〈8〉(無派閥)

 ▽参院 上野通子〈3〉(旧安倍派)高橋克法〈2〉(麻生派)臼井正一〈1〉、加藤明良〈1〉、永井学〈1〉、山本佐知子〈1〉(以上、旧茂木派)

253OS5:2024/09/13(金) 07:58:44
https://news.yahoo.co.jp/articles/2945ef818c51bc39e3fbbaebc4e96e7e669d3634
自民総裁選 中谷氏・永井氏は「茂木氏」森屋氏は「林氏」堀内氏は「上川氏」県選出国会議員 山梨県
9/12(木) 20:51配信


YBS山梨放送

 事実上の次の総理大臣を決める自民党の総裁選が12日、告示されました。過去最多の9人が立候補する中、県選出国会議員の支持動向を取材しました。

 山梨放送の取材では、県選出の国会議員4人のうち、2人が支持するのが、茂木敏充幹事長です。中谷真一衆院議員と永井学参院議員で、中谷氏は「外交で国益を追求する力量がある」、永井氏は「経験や実績があり日本を前に進められる」と評価しました。

 また、林芳正官房長官を支持しているのは官房副長官として支える森屋宏参院議員です。森屋氏は「政策能力が高く、日本のリーダーにふさわしい」としています。

 上川陽子外務大臣には堀内詔子衆院議員が推薦人に名を連ねました。堀内氏は「女性活躍にともに取り組み、共感する部分が多い」ととしています。

 一方、自民党県連ではきょう、 党員・党友に郵送する投票用紙の確認作業が行われました。投票権を持つ党員・党友は1万5000人あまりで、9月26日に投票が締め切られます。自民党総裁選は9月27日に投開票されます。

 また、次の首相を指名する臨時国会は10月1日に召集され、同日中に新内閣が発足する見通しです。

254OS5:2024/09/13(金) 07:59:20
https://news.yahoo.co.jp/articles/7f001445143ecf7738e2f0f689408b7f967fbb3c
自民総裁選告示 千葉県からは8人が「推薦人」に 斎藤経産相は小泉氏支援へ
9/12(木) 21:19配信


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産経新聞
自民党総裁選の所見発表演説を行う小林鷹之前経済安保相=12日午後、東京・永田町の同党本部(春名中撮影)

12日に告示された自民党総裁選には9人が立候補し、千葉県からは小林鷹之前経済安全保障担当相(衆院千葉2区)が届け出た。当初は斎藤健経済産業相(同7区)も意欲を見せたが、立候補に必要な推薦人20人を得られず、断念した。9候補の推薦人には千葉選出の衆参国会議員15人中8人が名前を連ねた。自民県連は選挙人となる県内の党員・党友計3万1523人に対し、投票用紙の往復はがきを一斉に発送した。

【比べてみる】小泉進次郎氏と小林鷹之氏…自民党の若手「ホープ」2人のプロフィール

「天下を狙う9人の強い思いが伝わってきた。皆、演説がうまい。自民は人材の宝庫だと改めて感じた」

千葉県選出のベテラン議員は同日、党本部で行われた9候補による立会演説会の直後、取材にこう語った。同県選出の議員は衆院に11人、参院に4人いる。

このうち、小林前経済安保相の推薦人名簿には、選挙区が隣り合う松本尚防衛政務官(同13区)と、小林氏のお膝元、八千代市の市長経験がある豊田俊郎参院議員(千葉選挙区)の名前があった。

猪口邦子元少子化担当相(参院千葉選挙区)は国際政治学者で、世界情勢に明るい。こうした経緯もあり、通じ合った上川陽子外相の推薦人になった。

桜田義孝県連会長(衆院比例南関東)は加藤勝信元官房長官の保守的な思想や政策に共鳴し、同氏の推薦人になった。

河野太郎デジタル相は、同じ麻生派に所属する森英介元法相(衆院千葉11区)と英利アルフィヤ衆院議員(同5区)が推薦した。

門山宏哲法務副大臣(衆院比例南関東)は旧石破派に所属してきたことから石破茂元幹事長を推薦した。

旧茂木派を率いる茂木敏充幹事長は、同派で1回生の臼井正一参院議員(千葉選挙区)の推薦を受けた。

複数の自民関係者によると、総裁選出馬を断念した斎藤経産相は今後、平成21年衆院選での初当選同期である小泉進次郎元環境相の支援に回るとみられる。

永田町のベテラン秘書はこう語る。

「過半数を得られず上位2人で臨む決選投票を見越し、あえて最初から特定の候補を推そうとはしない議員もいるようだ。『勝ち馬に乗る』作戦なのだろう。他に、世論調査の動向を見て投票先を判断する議員もいるようだ。いずれにせよ構図は決まった。本格的な権力闘争はこれからだ」

255OS5:2024/09/13(金) 08:00:56
https://news.yahoo.co.jp/articles/32e5caa76147ae75fb89cf15f3f34fc728808ff1
茨城県国会議員 7候補に支持分散 茂木氏に2人 自民総裁選告示
9/13(金) 7:00配信


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茨城新聞クロスアイ
自民総裁選 茨城県国会議員の支持

自民党総裁選が告示された12日、投票権がある茨城県関係国会議員8人のうち、2人は茂木敏充幹事長、残る6人はそれぞれ別の候補を支持することが、茨城新聞の取材で分かった。政治資金パーティー裏金事件を巡る派閥解散などにより、過去最多の9人が立候補。支持が7人に分かれた。

茂木氏を支持するのは梶山弘志氏と加藤明良氏。梶山氏は選挙対策本部長兼推薦人となった。加藤氏も推薦人に名を連ねる。

梶山氏は幹事長代行として茂木氏を間近で支え「経済、エネルギー、外交のプロで内政と外交の課題に的確に対応してきた。要職を歴任した経験と実績に基づく政策立案能力と実行力がある」と評価。加藤氏は「茂木氏に託せば間違いなく日本経済が伸び、地方は潤う。政策の実行力は随一だ」と述べた。

麻生派の永岡桂子氏は前回同様、同派の河野太郎デジタル相の推薦人となった。「経済政策など内政にたけている上に、外交でも毅然(きぜん)とした対応ができる。決断力、突破力もある」と期待する。

旧岸田派からは林芳正官房長官と上川陽子外相の2人が出馬。同派の葉梨康弘氏は林氏、国光文乃氏は上川氏をそれぞれ支持する。

葉梨氏は「政治不信の中では国民と対話し、政策に対する理解と協力を得ることが大切。林氏には実績に基づく説明力がある」と強調。推薦人となった国光氏は「上川氏は『誰も取り残されない政治』を掲げており、私自身と政治信条が同じだ」と語った。

旧石破グループで無派閥の田所嘉徳氏は石破茂元幹事長を支持。推薦人に名を連ねた。「防衛、農政、地方創生に深い見識を持つ。(石破氏が掲げる)『防災省』創設も必要だ」と述べた。

石川昭政氏は前回同様、高市早苗経済安全保障担当相を支持し、選挙責任者を務める。「高市氏とは国家観、歴史観も共通し、憲法改正に理解がある」と説明した。

上月良祐氏は「日本の閉塞(へいそく)感を真に打破する人を選びたい」と候補者名を挙げていないが、小泉氏を支持するとみられている。

額賀福志郎氏は衆院議長のため投票権がない。

茨城新聞社

256OS5:2024/09/13(金) 08:01:20
https://news.yahoo.co.jp/articles/ff256bde9a9e069f5b7df8dc0f5fd0f9d2a61c41
裏金議員、5氏の推薦人に 候補乱立、背に腹代えられず?  自民総裁選
9/13(金) 7:08配信


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時事通信
自民党総裁選の候補者推薦届けの提出を受ける総裁選挙管理委員会の逢沢一郎委員長(中央上)=12日、東京・永田町の同党本部

 自民党総裁選に立候補した9人の推薦人を見ると、派閥裏金事件に関わった議員が20人のリストに名を連ねた陣営は五つと半数を超えた。

 「政治とカネ」の問題への対応が問われているが、候補乱立の中、推薦人を確保するには背に腹は代えられない事情もあったようだ。

 裏金議員は全体で80人程度に上る。突出して多かったのは高市早苗経済安全保障担当相の推薦人の13人で、全て安倍派(解散決定)。高市氏は2021年の前回総裁選で安倍晋三元首相の支援を受けた。保守派を支持基盤とするため、保守系議員の多い安倍派をあえて排除しなかった面もあるとみられる。

 加藤勝信元官房長官の陣営にも裏金議員が4人含まれる。推薦人を集めるのにてこずったことが影響したもよう。茂木敏充幹事長の推薦人に2人、小泉進次郎元環境相と上川陽子外相の陣営には各1人の裏金議員が入った。この8人も安倍派だ。

 これに対し、小林鷹之前経済安保担当相、林芳正官房長官、河野太郎デジタル相、石破茂元幹事長の推薦人リストに裏金議員はいなかった。

 小林氏は出馬表明会見に安倍派議員が多く同席したことが批判を招いた。推薦人は無派閥を含め各派を横断する形で中堅・若手をそろえた。二階派(解散決定)や安倍派の議員も計9人含まれるが、いずれも政治資金収支報告書の不記載はなかった。

 林氏陣営のリストには同氏が所属してきた岸田派(解散済み)の議員が15人並んだ。同様に、河野氏の推薦人は麻生派から18人が入り、石破氏の場合は無派閥議員が13人を占めた。

 一方、「キングメーカー」を争う2人として注目される菅義偉前首相と麻生太郎副総裁は対応に違いが表れた。

 菅氏は小泉氏の推薦人に自らに近い議員を10人程度送り込んだ。自身も8日に横浜市で街頭演説し、小泉氏支持を公言。表立って動くことに対しては「小泉政権誕生の暁に強い発言力を持つ狙いだろう」(党関係者)との見方が多い。

 麻生氏は河野氏支持を麻生派内で促したが、他候補の支援も容認。特に推薦人集めに苦労した上川氏には助け船を出したとされ、同氏の推薦人には麻生派議員が9人並んだ。決選投票をにらみ、幅広く影響力を及ぼしておく狙いのようだ。

257OS5:2024/09/13(金) 08:01:53
https://news.yahoo.co.jp/articles/78252a5169982e3a39ecb3c66bf058394a7e2490
総裁選・高市早苗氏と上川陽子氏、女性候補2人出馬の裏にあった「キングメーカー」たちの思惑
9/13(金) 7:32配信


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AERA dot.
総裁選に立候補した高市氏(左)と上川氏

 9月12日、自民党の総裁選の火ぶたが切られた。史上最多、9人の候補者が立候補した中で、女性候補は2人。高市早苗安全保障担当相と上川陽子外相が出馬した。前回、2021年の岸田文雄首相が勝利した総裁選と同じく女性候補は2人だが、前回とは少々事情が異なるようだ。上川氏が立候補した背景には、「高市氏に女性票を集めたくない」キングメーカーたちの動きがあったというのだ。

【写真】総裁選の裏でキングメーカーの座を狙って動くのはこの人たち

 高市氏は前回の総裁選で安倍晋三元首相の後押しを得て、岸田首相、河野太郎デジタル相に続く3位に食い込んだ。安倍元首相は亡くなったが、今回も20人の推薦人を集めて、立候補にこぎつけた。

「今回は2回目の出馬。勝ちにいく」

 と語った高市氏。しかし、スタート直前に大きくつまずいた。

■禁止事項破って注意受けた高市氏

 自民党総裁選の選挙管理委員会委員長の逢沢一郎衆院議員は9月11日、高市氏が全国の自民党員らに9月初めに到着するように、政策リーフレットを郵送したことが不適切だと「注意」した。

 逢沢氏は、
「総裁選直前ということもあり、自民党本部に苦情が多く寄せられていた」
 と説明した。

 これまでの総裁選といえば、

「どの候補も永田町に近いホテルを借り切り、選対本部を設置。そこに応援団の議員や後援者が集まり『裏工作』で他陣営を切り崩す算段をするのが当たり前のようになっていた。昭和の時代は何千万円、億のカネをかけて戦うのが自民党総裁選の日常でした」

 と話すのは、選挙プランナ―の藤川晋之助氏。今年7月の東京都知事選で2位となった広島県安芸高田市の前市長・石丸伸二氏の選対を取り仕切った人物だ。

 だが、自民党は裏金事件で派閥解散という前代未聞の危機にみまわれた。今回は「お金をかけない総裁選」を標榜し、禁止事項として「書籍や色紙等物品の配布」「オートコール(自動音声)による電話作戦」「インターネットの有料広告」「文書類の郵送等での送付」などが新たに設けられた。

 高市氏のリーフレット配布は、禁止事項の「文書類の郵送」に引っかかった。

■出馬会見と同じ内容のリーフレット

 関東地方に住む自民党支援者が、こう話す。

「うちは家族3人が自民党員ですが、3人全員に高市氏からリーフレットが届きました。届いたのは9日、高市氏の出馬会見の日です。ただ、党員である家族の一人は家を出て別のところに住んでいて、自民党本部には住所変更も出しているのに、なぜか引っ越し先ではなく、こちらの家に届きました。総裁選には多くが立候補するのに、リーフレットが郵送されてきたのは高市氏だけで、おかしいなと思っていたら、ニュースで『注意』されたと知りました」

 この支援者が、リーフレットと封筒の写真を提供してくれた。

 封筒には高市氏の地元、奈良2区の政党支部の住所が記されている。タイトルは、

〈AUTUMN/ 2024 早苗代議士の国政報告リポート THE REPRESENTATIVE〉

 と「国政報告」の形をとっているが、〈こんにちは! 高市早苗です。〉と始まる文章では、

〈「私の基本的な考え方」について、書かせていただきます!〉
〈日本を、守り抜きます!〉
〈「総合的」な国力を強化します!〉

 などと記されている。

258OS5:2024/09/13(金) 08:02:07
 先の支援者は、「高市氏の9日の記者会見のフレーズ、そのままじゃん」とあきれる。

リーフレット郵送問題を指摘された後、高市氏は、

「総裁選には関係がない」

 と火消しに走っていたが、内容を見れば総裁選に向けたものであることは明らかだ。

総裁選で上川氏を支援しているA議員はこう話した。

「過去の総裁選の例から、推薦人20人を集めて党本部に届けを出して認められると、党員名簿を入手することができます。その前は見ることができません。関東地方の支援者が以前の住所でリーフレットが高市氏から届いたということは、2021年の党員名簿を使ったのではないか。そうなると目的外使用になりますよね。大量の印刷、郵送をするにはけっこう時間がかかります。総裁選に合わせて組織的にやったことだと感じます」
■「バッシングの集中砲火でダメージ」

 それだけではなかった。高市氏は総裁選告示の数日前、自らのXにこう投稿した。

〈この度の自民党総裁選においては、お金のかからない総裁選を目指すということで、党の選管の規定でネットへの有料広告が禁止されました。新しいルールは数日前に決まったばかりですので、ご存知ない方も多いかと思います。今日、ネットに私を応援する旨の広告がアップされているとの報告を受けました。応援して下さっているお気持ちは十分に理解しておりますが、ルールを守り、正々堂々とこの総裁選を戦い抜いてまいりたいと存じます〉

 高市氏陣営のB議員が説明する。

「高市氏の熱狂的な支援者が、独自で動画サイトの有料広告を出していたことがわかり、注意喚起をしました。リーフレットも(禁止事項が公表される前の)8月中には発送を決めていたもので、総裁選を狙ったものではない。だがSNSや永田町でのバッシングはきついものがある。これだけ集中砲火されると、総裁選の票にかなりダメージだ」

■「こんなチャンスはもうない」と決断

 一方、もう一人の女性候補の上川氏は、告示日前日の11日、立候補者9人の中で最後に立候補を正式表明した。同じ旧岸田派の林芳正官房長官が出馬をする中、あえて出馬に踏み切ったため、推薦人集めに苦労し、ぎりぎりの出馬会見となった。

 上川氏はこれまで法相を3度と外相などを経験。法相時代に地下鉄サリン事件や松本サリン事件などで死刑判決を受けたオウム真理教元幹部13人への死刑執行を決断したことでも知られる。

 上川氏を後押ししたのは、岸田首相と麻生太郎副総裁だったという。麻生氏は自分の派閥から河野氏が出ているが、A議員によると、こんな経緯があった。

「岸田首相は、自らの出馬断念を明かした後で、『誰にでもチャンスがある。派閥はもう関係がないので立ち上がってほしい』と岸田派の議員らに繰り返していた。世論調査では総裁に上川氏をという数字も悪くない。それもあって上川氏はこんなチャンスはもうないと、林氏に推薦人が流れることを覚悟しながらも出馬した。推薦人集めでは、女性議員を中心に12、13人までは比較的早く集まったが、その後が難航。最後に助け舟を出してくれたのが『上川氏の手腕は海外でも評価が高い』と以前から絶賛していた麻生氏で、派閥から推薦人を出してくれました」

259OS5:2024/09/13(金) 08:02:27
■「女性票が高市氏に集中すると難しい」

 自民党の元政務調査役で、総裁選は党員投票が始まった1978年から見てきたという政治評論家の田村重信氏によると、上川氏は麻生氏だけではなく、小泉氏を支援している菅義偉元首相からも評価が高いという。

「9人出馬して、女性が高市氏だけとなれば、世間的には『自民党はどうなんだ』となります。上川氏自身、次の総理をきく世論調査では、同じ旧岸田派の林氏の上をいっている。それで出馬できないと、『どうなんだ』という気持ちがあったでしょう。それに高市氏は、キングメーカーの座を争う麻生氏や菅氏と微妙な距離感がある。2人とも、決選投票になる可能性が高いなか、党員の女性票が高市氏に集中すると、戦略的に難しいと判断した。そこで高市氏の対抗に上川氏も、となったと聞いた」

 田村氏は、今回の総裁選では、将来を見据えた高市氏と上川氏の争いもあると見る。

「これまで高市氏は小泉氏、石破氏にどう迫れるかがポイントでした。しかし上川氏という強敵が出たことで、女性には負けられないという、もう一つのポイントが増えた。もし高市氏が前回の3位にも入れない、ましてや上川氏より下になれば、もう次は厳しいでしょう」

 総裁選の立候補者の推薦人名簿を見ると、高市氏の推薦人には裏金にかかわった議員が多数並んでいる。上川氏の推薦人に裏金議員は少ないが、旧統一教会と関係が深いとされ、最近は兵庫県の斎藤元彦知事の選挙を応援して報酬をもらっていたことが問題視された盛山正仁文科相の名前がある。田村氏はこう話す。

「各候補とも推薦を受ける議員の問題など不安材料がありますが、上川氏は最後に表明したのでメディアに突っ込まれる時間があまりなくてラッキーでした。総裁選、これが怖いんです」

(AERA dot.編集部・今西憲之)

今西憲之

260OS5:2024/09/13(金) 08:02:52
https://news.yahoo.co.jp/articles/7b5c1bd9837862217fa40403af65876ecf99516f
小泉進次郎氏に「今回の総裁選は休もう」と引き留めていた世襲議員がいた
9/12(木) 12:41配信
 自民党の総裁選が12日に告示された(27日投開票)。過去最多の9人が立候補をしたが、次の総裁を聞く世論調査などでは、石破茂元幹事長と並んで高い支持を受けているのが小泉進次郎元環境相だ。総裁選でも一歩リードしていると見られるが、実は、小泉氏の立候補を引き留めていた人物がいたという。

【写真】小泉進次郎氏に「今回の総裁選は休もう」と引き留めたのはこの人

 2021年の自民党総裁選では、勝利した岸田文雄前政調会長に対抗して、河野太郎行政改革相、高市早苗前総務相、野田聖子幹事長代行(肩書はいずれも当時)が立候補。小泉氏は石破氏とともに河野氏を支援し、「小石河連合」と呼ばれた。今回の総裁選ではその3氏が競うことになる。

 自民党の閣僚経験者は、総裁選の見通しについてこう話す。

「9人が出馬する異例の総裁選になった。1回目の投票では、議員票と、全国の党員・党友票が同じ票数になる。そうなると、国民的人気が高い候補者が有利。小泉氏が1回目の投票では党員・党友票の多くを獲得し、トップに躍り出て、決戦投票に進むという見方が大半だ」

 総裁選でリードしているとされる小泉氏。だが、小泉氏陣営のA議員は、こんな話を打ち明ける。

「小泉氏はずっと出馬を渋っていたんです」

■小泉氏を引き留めた元総務会長

 A議員が続ける。

「年齢的には候補者の中で最も若い小泉氏ですが、ネックは親子3代にわたる世襲議員であること。世襲批判が広がることが怖かった。そう進言もされていた」

 「世襲」批判を理由に、小泉氏の出馬を思いとどまらせようとした人物がいたという。A議員によれば、小泉氏を引き留めたのは福田達夫元総務会長だった。

 小泉氏は当選5回、福田氏は当選4回。いずれも若い世代の有力議員だ。さらに言えば、小泉氏の父、小泉純一郎元首相のもとで、官房長官として采配を振るったのが、福田氏の父、福田康夫元首相であり、2人の関係は深い。

福田氏が小泉氏の出馬を止めようとした事情はなんだったのか。

■「世襲が加わればさらなる嵐に」

「福田氏から8月に直接、聞きました」

 そう話すのは、選挙参謀の藤川晋之助氏。7月の東京都知事選で、広島県安芸高田市の前市長・石丸伸二氏の参謀として、石丸氏に約165万を獲得させ、小池百合子知事に次ぐ2位に押し上げた立役者だ。藤川氏はこう話す。

「福田氏は小泉氏と、次期総裁選について話す機会があったそうです。自民党は裏金事件とともに、世襲で信頼を失う状況にある。そこで、福田氏は『この総裁選は一度、休みにしないか。裏金でどうにもならない状況で、世襲が加わればさらなる嵐にさらされる』というような話を小泉氏にしたそうです。最初は小泉氏も福田氏の話に『そうですね』とうなずいたそうです。2人の仲は良好なので、福田氏は小泉氏の出馬はないと踏んでいた」

 福田氏が所属した安倍派は、裏金事件で批判を浴び、今回の総裁選に候補を立てることはできない状況だった。福田氏自身も裏金議員であり、小泉氏の出馬で世襲批判が高まり、自身に火の粉がかかることをおそれたのだろうか。また当選回数から見れば2人はライバルでもある。

261OS5:2024/09/13(金) 08:03:07
■福田氏の小林氏支援で「スイッチが入った」

 小泉氏の出馬を一度は思いとどまらせた福田氏だが、その後、別の形で総裁選の表舞台に登場する。

 8月19日、総裁選出馬を最初に正式表明した小林鷹之前経済安保相の記者会見の際、福田氏は小林氏を支援する議員として同席していた。小林氏の会見に同席した24人の国会議員のうち、11人が安倍派。福田氏が“仕込み”をしたことは明らかだった。その後、安倍派から小林氏を支援する議員はさらに増えている。

 藤川氏が説明する。

「お互い、出るのはやめておこうと言いながら、フィクサーのように安倍派の議員を束ねて小林氏の記者会見に福田氏が顔を見せた。小泉氏は無派閥を通してきたが、お父さんは安倍派の源流、清和政策研究会ですし、これにはムッとしますね。私が聞くところでは、そこで小泉氏にスイッチが入ったそうです。まあ、小泉氏と福田氏の代理の小林氏の戦争という感じでしょう」

■安倍派に気遣い感じた小泉氏の会見

 総裁選出馬に走り出した小泉氏には、支援したいという議員が多く集まった。若手議員だけでなく、菅義偉元首相(無派閥)、武田良太元総務相(二階派)、萩生田光一前政調会長(安倍派)ら重鎮たちも支援の動きを見せる。11日には総裁選出馬を模索していた野田聖子元総務省も、自らの立候補を断念し、小泉氏の推薦人になることを明らかにした。

 総裁選に立候補を表明している加藤勝信元官房長官や、出馬を模索して断念した斎藤健経産相について、先の藤川氏がこう話す。

「加藤氏、斎藤氏はどちらも菅氏と良好な関係。決選投票になれば小泉氏を支援することは間違いない。小泉政権ができれば斎藤氏が官房長官で、加藤氏は幹事長か外相かともいわれており、総裁選で名前を出して箔をつけ、小泉政権でのポストを狙う算段ではないか」

 一方、小泉氏を支援する萩生田氏は安倍派5人衆の一人であり、裏金事件で党役職停止1年の処分を受けた立場。また、武田氏も裏金に関与し、同じ役職停止1年の処分を受けている。総裁選では、石破氏の推薦人の調整をしたり、出馬を狙う加藤氏の相談にのったりと、二階俊博元幹事長に代わって“暗躍”していると永田町では伝えられる。

 裏金に関与した議員に、小泉氏はどのような立場をとるのか。

 小泉氏は立候補表明の記者会見で、
「この1年で発覚した政治資金問題については、自民党としての処分を下しました。岸田総理は責任を取り、退任を決断しました。残るは国民の皆さんに審判を仰ぐことです。(裏金議員を)選挙で公認するかどうかは、説明責任を果たしてきたかや再発防止への取り組みを進めているかで判断する」
 などと述べるにとどまった。

262OS5:2024/09/13(金) 08:03:22
 裏金議員について、石破氏は「非公認」にする可能性に触れ、河野氏は「裏金の返還」をアピールした。この2氏と比較すると小泉氏の対応はゆるい内容だ。

「推薦人になるであろう安倍派議員や萩生田氏や武田氏に気を遣ったのかな。石破氏や河野氏のように裏金議員にはきつく触れなかった。裏金議員であっても、総裁選では1票をもっているからね。最も総裁の椅子に近いので、無理をしなかったんでしょう」(前出・自民党閣僚経験者)

■会見の司会は旧統一教会の関係議員

 裏金議員と並んで、自民党のもう一つのアキレス腱は旧統一教会(世界平和統一家庭連合)との深い関係だ。

 小泉氏は会見で、
「私は今まで通り旧統一教会との関係はありません。これから自民党としても、旧統一教会との関係を断って、新しい形に作り直していきたい」
 と語った。

 しかし、小泉氏の会見で司会を務めていたのは、小泉氏の「知恵袋」と呼ばれる小林史明衆院議員。旧統一教会の幹部とツーショット写真におさまるなど、旧統一教会と関係が深いことで知られる。

 小泉氏と親しい、自民党の元政務調査役で政治評論家の田村重信氏は、小泉氏の会見について、

「小泉氏は父・純一郎氏のように『自民党をぶっ壊す』とワンフレーズのような話はせずに、安全運転に徹した。誰の目からみても小泉氏が総裁の座に最も近いからね」

 と振り返り、小泉氏が優勢だと話す。だが、懸念もあるという。

「旧統一教会で問題がある小林氏が司会をやったのはどうか。要は小泉氏がクリーンでも周りがそうでなければ、叩かれて、人気が下落するのは本人だ。総裁選は、衆院選など以上に『一寸先は闇』となるのを私は何度も見てきた。前回も河野氏優勢と思われたが土壇場で岸田首相が勝ったじゃないですか。小泉氏が安全運転でこのまま逃げ切れるのかどうか。そう簡単ではないでしょう」

(AERA dot.編集部・今西憲之)

今西憲之

263OS5:2024/09/13(金) 08:42:15
https://news.yahoo.co.jp/articles/7610fdf032bf657e5b79598edb3ccd163c233cb2
自民党総裁選が告示、県関係国会議員の動向は…5人のうち3人が明言せず 残る2人は支持者の出陣式に
9/13(金) 6:30配信
南日本新聞
(写真:南日本新聞社)

 12日告示された自民党総裁選で、鹿児島県関係の同党国会議員のうち2人が石破茂元幹事長の推薦人名簿に名を連ねた。3人は支持動向について明言しなかった。

【写真】総裁選での鹿児島関係国会議員の動きを一覧で分かりやすく

 石破氏の推薦人となった小里泰弘氏と保岡宏武氏は東京・永田町の自民党本部であった出陣式にそろって出席。「正々堂々と戦い勝ち抜こう」と気勢を上げた。

 保岡氏は「党改革の姿勢に共感した。鹿児島にとって重要な防衛、農業、地方創生という政策の柱が決め手になった」と語る。小里氏は「支える態勢が整い、士気も高い。石破氏の原点は地方。力を合わせて日本を前に進めるために頑張りたい」と話した。

 自民党総務会長を務める森山裕氏は支持動向について「立場があるため、私は最後まで何も言わない方がいいと思う」と語った。

 宮路拓馬氏は、支持していた野田聖子元総務相が20人の推薦人を確保できず11日に総裁選への立候補を断念。野田氏は小泉進次郎元環境相の推薦人に回った。宮路氏はどの候補の出陣式にも出席せず、「前日に不出馬が決まったばかり。できるだけ早く支持する候補を決めたいが、もう少し頭を整理したい」とした。

 野村哲郎氏は選挙管理委員を務め推薦人になれない。12日は党本部での所見発表演説会で立会人を務めた。支持に関し「立場があり軽々に話すことができない」とする。所属していた派閥(平成研究会)の会長だった茂木敏充幹事長に一票を投じる見込み。

 党本部によると、尾辻秀久参院議長は自民会派を離脱しており国会議員としての投票権はない。

南日本新聞 | 鹿児島

264OS5:2024/09/13(金) 08:43:46
https://news.yahoo.co.jp/articles/0782d2fd2ccf57232e1c7e60f064e4625d9648b2
自民総裁選、岐阜県選出4議員が推薦人に 「政策共通」「派閥重視?」支持候補で割れる
9/13(金) 8:21配信

岐阜新聞Web
 過去最多の9人が立候補した自民党総裁選は12日告示され、岐阜県選出の党国会議員6人のうち4人がそれぞれ別候補の推薦人に名を連ねた。掲げる政策が共通していることや過去に同じ派閥だったことなどが支援の理由とみられる。

 11日に総裁選への出馬断念を表明した無派閥の野田聖子衆院議員(岐阜1区)は小泉進次郎元環境相(無派閥)の推薦人となった。同日行った記者会見では小泉氏支持の理由を「人口減少対策や女性に関する政策などこれまで力を入れてきた政策を一緒に実現できる」と話した。

 麻生派の武藤容治衆院議員(同3区)は同派の河野太郎デジタル相の、旧岸田派の金子俊平衆院議員(同4区)は同派の林芳正官房長官の推薦人となった。

 無派閥の古屋圭司衆院議員(同5区)は高市早苗経済安全保障担当相(無派閥)の推薦人に。古屋氏は理由を「世界分断回避への主体的働きかけ、確固たる国家観による国のかじ取りをする力、豊富な経験を併せ持つ。国内でも地方へ目を向け経済成長させる明確な政策を持ち、内外の難局を乗り越えることのできる唯一の候補」としている。麻生派の棚橋泰文衆院議員(同2区)は推薦人に入らなかった。

 解散方針を決めている茂木派の渡辺猛之参院議員(岐阜選挙区)は総裁選で野田氏を支援した経緯があり「ずっと野田氏を支えてきたので、今後誰を支持するかは今は白紙」と述べた。

 今回の総裁選は「脱派閥」もテーマとされるが、ある党関係者は「世話になったとか人間関係があり、派閥解消後も縁が切れるわけではないのだろう」と話した。

岐阜新聞社

265OS5:2024/09/13(金) 10:34:00
https://news.yahoo.co.jp/articles/35078a062efb8c336d27b1f07e3c8515fccbb17c
自民総裁選 長崎県選出議員3人が林氏の推薦人 1人は高市氏支持
9/13(金) 10:15配信


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長崎新聞
 12日告示された自民党総裁選で、同党の本県選出国会議員4人のうち岸田派に所属した金子容三衆院議員(長崎4区)、古賀友一郎、山本啓介両参院議員の3人は、同じ派閥で行動を共にしてきた林芳正官房長官の推薦人に名を連ねた。一方、安倍派に所属した加藤竜祥衆院議員(長崎2区)は長崎新聞の取材に、高市早苗経済安全保障担当相を支持する考えを示した。
 林氏は出陣式を開いて結束を確認。1期目の金子、山本両氏といった若手議員らが林氏と一緒に正面に立ち、ガンバローコールで気勢を上げた。山本氏は「若手や地方の声にもじっくりと耳を傾けて行動する政治家。総合力が高い」、金子氏は「十分過ぎるほどの経験と実績がある」と林氏を評価。古賀氏も「オールマイティーで、与野党を通じて人望も厚い」と支援する理由を語った。
 高市氏を応援する加藤氏は、前回の総裁選で安倍晋三元首相が推していた経緯に触れ、「しっかりとした国家観や歴史観がある。国際情勢が緊迫する中、わが国の立場を貫ける方」と話した。
 総裁選は国会議員投票のほか、各都道府県の党員投票も結果を左右する。自民県連によると、投票権がある県内の党員・党友は2万3785人で、すでに投票用紙を発送した。開票作業は県連で27日午前から始め、党本部が全国の集計結果を発表する。

266OS5:2024/09/13(金) 13:38:39
https://news.yahoo.co.jp/articles/517eccb28bc5e10ebb44bf4c4dcf517fa60942b8
自民党総裁選、福岡県選出の鬼木誠議員は小林鷹之氏と街頭演説…旧岸田派3議員は林芳正氏推す姿勢
9/13(金) 12:08配信

読売新聞オンライン
福岡県内では党員・党友への投票はがきの発送作業が行われた(12日午前、福岡市博多区の博多北郵便局で)

 岸田首相の後継を決める自民党総裁選が告示された12日、福岡県内では党員・党友向けに投票用紙が発送されたほか、地方票の獲得を狙った動きも本格化し始めた。立候補した一部陣営は、告示前から県内で前哨戦を展開しており、県選出の国会議員は、意中の候補の支持拡大に向けて奔走している。(手嶋由梨、山本光慶)

【図】自民党総裁選の仕組み

 県連は同日、県内の党員・党友計3万1014人に投票はがきを発送した。27日に開票するため、前日までの返送を求めている。過去最多の9人による争いとなった総裁選。県連の原口剣生会長は取材に対し、「どう日本をかじ取りされるのかしっかり話を聞きたい」と述べた。

 この日は福岡県連に、栃木県連の幹部が訪問。同県出身の茂木敏充幹事長(68)の実績をアピールし、「ぜひ茂木を選んでいただきたい」と支援を求めた。

 小林鷹之・前経済安全保障相(49)は、8月末に福岡市・天神で街頭演説した。当選4回で小林氏と同期の鬼木誠議員(衆院福岡2区)もマイクを握り、「若い世代の代表として実力のある小林くんに声をかけ、立ち上がってもらった。内政から外交、あらゆる論点に対して能力がある」と訴えた。

 今月8日に同市内であった林芳正官房長官(63)を囲む会には、藤丸敏(同7区)、古賀篤(同3区)の両衆院議員が出席。松山政司議員(参院福岡)も開催をお膳立てした。3議員は旧岸田派(宏池会)の所属。同派ナンバー2の林氏を推す姿勢を鮮明にした形で、藤丸氏は「6閣僚を経験した安定感のある林芳正が一番」と持ち上げた。

 既に代表選に突入している立憲民主党。県連の仁戸田元気幹事長は、「政治とカネの問題に決着がついていないし、表紙のすげ替えにだまされてはいけない」と冷ややかに受け止める。

 代表選に立候補した野田佳彦・元首相(67)、枝野幸男・前代表(60)、泉健太代表(50)、吉田晴美衆院議員(52)の4氏は8日に福岡市であった政策討論に出席し、論戦を交わした。仁戸田幹事長は「地方の意見を受け止められる人が次の立憲民主党代表になれば、国民政党に脱皮できる」と話した。

267OS5:2024/09/13(金) 14:03:39
https://news.yahoo.co.jp/articles/5b1d226bb56289993ff496b9321e1b87a89e6297
推薦人「裏金議員」隠し?出陣式出ても名前は出さず 自民党総裁選
9/13(金) 10:14配信

西日本新聞
国会議事堂

 過去最多9人が「ポスト岸田」の座を懸けて争う自民党総裁選が12日、幕を開けた。派閥の裏金事件を受け「政治とカネ」で信頼回復できるかが焦点だ。世論の批判をかわすために「裏金議員」を推薦人から外した陣営が複数あった。所見発表演説会では持論の政策や実績アピールが目立ち、政治改革の具体論はかすんだ。大なたを振るうことができるトップは誰か。過去最長15日間の戦いが始まった。

【一覧画像】高市氏は13人、小泉氏は1人…推薦人に名前を連ねた「裏金議員」と人数

 「力を合わせて、ガンバロー」。12日午前の党本部。石破茂元幹事長の出陣式で、衛藤征士郎衆院議員=大分2区=は拳を突き上げた。8月末の選対初会合から参加して支持議員集めに奔走してきたが、推薦人に名前はなかった。

 安倍派の最高顧問を務めた衛藤氏。2019〜21年、派閥からの還流分1070万円を政治資金収支報告書に記していなかった。推薦人にならなかったのは「(裏金は)関係ない。譲った」と本人。陣営関係者は明かす。「(裏金で)迷惑をかけたくない思いが強く、選対幹部と本人が話し合って決めた」

 不記載があった自民現職議員らは計85人。9候補の推薦人各20人のうち、この「裏金議員」が13人と最多だったのは高市早苗経済安全保障担当相だ。加藤勝信元官房長官が4人、茂木敏充幹事長が2人と続き、小泉進次郎元環境相と上川陽子外相が各1人。石破氏を含む4候補はゼロだった。

 石破氏の会合から1時間半後。党本部で気勢を上げた小林鷹之前経済安保相の陣営には、福田達夫元総務会長、松川るい参院議員ら少なくとも6人の「裏金議員」が顔を出した。みな推薦人の名簿に上がっていない。うち1人は会場の片隅で「(推薦人になっても)裏金議員とやじられる日陰者だ」と苦笑した。

 推薦人名簿の「ゼロ」は、「必死に隠し切った」(ベテラン議員)結果。背景には、小林氏が裏金事件で内閣や国会の役職を外された安倍派議員らの処遇見直しを訴え、批判された経緯があるとみられる。中堅は「推薦人は見え方重視」とあけすけに語った。

 一方、推薦人が「裏金議員」だらけになった高市氏。派閥の中で最も「裏金議員」が多かった安倍派議員の支援が厚いため、陣営関係者は「(推薦人から)外すのは難しかった」。出馬表明が遅れた加藤氏や上川氏らは推薦人集めに苦労したとみられ、「隠したくても、隠し切れなかったんだろう」(他陣営の中堅)。

 午後党本部で行われた演説会は1人約10分で、小林氏は「政治とカネ」にほとんど言及しなかった。加藤氏と茂木氏が政策活動費の在り方に触れ、高市氏と林芳正官房長官が政党交付金の使途見直しを訴えた程度。他は「自民党を変えられるのは誰かが問われる選挙」(小泉氏)、「公平公正な自民党でありたい。総裁として全力を尽くす」(石破氏)と抽象論が目立った。一切触れない候補もいた。

 「裏金議員に支えられ、改革できるのか」。記者から問われたある陣営幹部は怒気を帯びた声で答えた。「ええ、しますよ」

 (東京支社取材班)

268OS5:2024/09/13(金) 19:17:28
https://news.yahoo.co.jp/articles/746cd624682f0671e443ddcf4e203d184bca5996
岸田首相不在の総裁選、地元広島の国会議員票の半数まとめたのは…
9/13(金) 18:10配信

朝日新聞デジタル
投票用紙を段ボールに詰めて発送の準備をする自民党広島県連の職員=2024年9月12日午前9時36分、広島市中区、山中由睦撮影

 自民党総裁選は、国会議員1人が1票を持つ。3年前の前回総裁選で、岸田文雄首相を総裁に押し上げた広島の国会議員は当時、ほとんどが岸田氏を支持した。その国会議員票は今回どこへ向かうのか。

【画像】岸田首相の地元、広島と隣県4県の党員・党友数は

 自民党広島県連は今回、特定の候補を応援しない「自主投票」の方針を決めている。そのため、国会議員の票は分散しそうだ。

 朝日新聞の取材では、県連に所属する国会議員10人のうち、岸田首相を除く9人が態度を明らかにしている。9人のなかで最も支持を集めているのが、旧岸田派に所属していた林芳正官房長官だ。寺田稔元総務相や宮沢洋一元経産相ら計5人が賛同している。

 続くのが、茂木敏充幹事長。県連会長を務める平口洋衆院議員ら2人が支持。このほか、上川陽子外相と小泉進次郎元環境相の推薦人として、それぞれ1人が名前を連ねている。

 10人のなかで唯一、態度を表明していないのが岸田首相だ。岸田首相の地元事務所は「後継指名はしていない。投票の意向は明らかにしない」とする。

 総裁選には、隣県の鳥取、岡山をそれぞれ地元とする石破茂元幹事長と加藤勝信元官房長官が立候補しているが、2人への支持を表明している広島の国会議員はいない。(山中由睦、魚住あかり)

朝日新聞社

269OS5:2024/09/14(土) 10:46:27
https://news.yahoo.co.jp/articles/df3105a8b5330ba1a348325555e6047c68a1ca74
候補乱立の自民党総裁選、14日から地方遊説へ 聴衆への訴えと警護の両立難しく
9/13(金) 20:03配信
産経新聞
自民党総裁選(27日投開票)の地方遊説が14日、愛知県を皮切りにスタートする。過去最多となる候補者9人の論戦を通じて総裁選への関心を高める狙いだ。一方、国内外で政治家を標的としたテロが相次いでおり、警備面では厳戒態勢が敷かれる。各陣営は聴衆への訴えと安全確保の両立に頭を悩ませている。

【画像】企業が選ぶ自民の「次のトップ」

「金属探知機の使用にご協力をお願いします」

13日朝、総裁選に出馬した小林鷹之前経済安全保障担当相の街頭演説が行われた千葉県習志野市のJR津田沼駅では聴衆に対し、手荷物検査が実施された。

12日の告示後は各候補にSP(セキュリティーポリス)が付いており、この日も小林氏の横に立った屈強な男性SPが周囲に目を光らせる姿があった。

警備上の理由から街頭演説の中止に追い込まれた陣営もある。高市早苗経済安保担当相は告示直前に街頭演説を計画していたが、手厚い警備が必要になることから取りやめた。陣営関係者は「令和4年7月に安倍晋三元首相が銃撃事件で亡くなってから、警備がかなり厳しくなった」と漏らす。

今回の総裁選では、14〜20日に愛知、福島、沖縄、愛媛、大阪、東京、島根の7都府県で演説会を行う。16日には石川県で公開討論会を開催。党関係者によると、安全確保のため愛知と東京以外は屋内で実施するという。

「候補と聴衆を守るためには安全策をとるしかない。何かあったら『自民は何をやっているんだ』とイメージダウンにもつながりかねない」

党総裁選挙管理委員会で演説会などの運営について議論したメンバーは危機感をあらわにする。

安倍氏の事件以降、昨年4月にも衆院補欠選挙の応援演説のため和歌山市を訪れた岸田文雄首相に爆発物が投げ込まれた。米国でも今年7月、トランプ前大統領が選挙演説中に銃撃される事件が発生した。

とはいえ、警備を強化するほど候補と聴衆との距離は遠のく。また、屋内でのイベント開催は参加人数が限られ、注目度が下がる恐れがある。「知名度で出遅れている候補者にとっては厳しい環境だ」(中堅議員)との声も上がる。

党幹部は「早期の実施が予想される次期衆院選を見据え、街頭演説をどんどん打ちたいところだが、制約がかかるのは痛い」とこぼした。(竹之内秀介)

270OS5:2024/09/14(土) 14:04:48
>その上で「今の時点での推計」と前置きして「小泉140(国会議員65党員・党友75)、石破130(国35党95)、高市120(国35党85)、小林82(国60党22)」と分析。「
まぁ、そんな線でしょうね
https://news.yahoo.co.jp/articles/8a34571c2c0c95378222e294b5d531506a77f9a1
元日テレ政治部次長「小泉さんは党員票が伸びていない」浮上している意外な名前 東野ビックリ 現状の獲得票も公開
9/14(土) 12:44配信

デイリースポーツ
 青山和弘氏

 元日本テレビ政治部次長で政治ジャーナリストの青山和弘氏が14日、ABC「教えて!ニュースライブ 正義のミカタ」に出演。27日投開票の自民党総裁選の現状分析を語った。

 最初の投票は国会議員367票と、党員・党友(約約110万人)の投票を換算した367票の合計734票を満票に争う。過半数に届かなければ、上位2人の決選投票となり、国会議員367票に、都道府県連票47票を加えた414票が満票となる。

 青山氏は、「国会議員票でトップの小泉進次郎さんは、あんまり党員票が伸びていない。党員票は石破茂さんがトップ」と話した。続けて「高市早苗さんの党員票が伸びていて、小泉さんを上回ってくるとみられる。上川陽子さんも伸びている。国会議員票で小泉さんに続くのは小林鷹之さん」と意外な順位を並べ、東野幸治はじめスタジオからも「えーっ」という声があがった。

 まとめとして「小泉、石破、高市の三つ巴+小林、上川でどうなるか」と5人の名前を挙げ、河野太郎氏、茂木敏光氏ら残る4人の目はないとした。

 その上で「今の時点での推計」と前置きして「小泉140(国会議員65党員・党友75)、石破130(国35党95)、高市120(国35党85)、小林82(国60党22)」と分析。「政策論争で大どんでん返しもある」とあと2週間でひっくり返る可能性も示唆した。

271OS5:2024/09/14(土) 15:34:14
https://news.yahoo.co.jp/articles/588e9aa05c91605564af0164cc4ed43c1955d558
自民党総裁選 、各派閥議員の推薦を可視化 麻生派は37人が7候補の推薦人に
9/14(土) 15:17配信

産経新聞
岸田文雄首相の総裁任期満了に伴い、過去最多の9人が立候補した自民党総裁選。各候補者はそれぞれ20人の推薦人を集めて〝次期首相〟に名乗りを上げた。その推薦人となった合計180人の議員について、所属の派閥・旧派閥を可視化すると、それぞれの派閥や候補者の特徴が浮かび上がった。

派閥はこれまで自民党総裁選の結果に大きな影響を及ぼしてきたが、政治資金パーティー収入不記載事件を受けて、消滅や弱体化を余儀なくされている。



総裁選に立候補したのは届け出順に、高市早苗経済安全保障担当相(63)、小林鷹之前経済安保担当相(49)、林芳正官房長官(63)、小泉進次郎元環境相(43)、上川陽子外相(71)、加藤勝信元官房長官(68)、河野太郎デジタル相(61)、石破茂元幹事長(67)、茂木敏充幹事長(68)。候補者数は、立候補制が導入された昭和47年以降、最多だった平成20年と24年の5人を大きく上回った。立候補には20人の推薦人が必要で、推薦人の総数も過去最多となった。

今回の総裁選では、最多の37人の推薦人を出した麻生派が7人の候補に分散。安倍派と二階派の議員も7人の候補を推薦した。ただ、前回の竹下派(茂木派)のように全ての候補を推す派閥はなかった。

それぞれの派閥の特徴は、所属議員が推薦しない候補に表れているともいえる。麻生派は林氏と石破氏、安倍派は河野氏と石破氏、二階派は林氏と石破氏に推薦人を出していない。

無派閥の議員の推薦行動にも特徴が表れた。令和3(2021)年の前回総裁選では、立候補した全4候補が無派閥から5〜8人ずつ推薦を得ていた。今回は無派閥議員から石破氏に15人、小泉氏に14人の推薦人が出た一方、河野氏は無派閥の推薦人がいなかった。

女性議員の推薦人の数は、候補者によって大きく異なる。最多は上川氏の7人。続いて加藤氏5人、小泉氏4人、河野氏3人、高市氏と茂木氏が2人、小林氏1人となっている。林氏と石破氏は女性議員の推薦人がいない。前回の総裁選では、全4候補が複数の女性議員から推薦を受け、決選投票で勝利した岸田文雄首相は最多の6人の女性議員から推薦されていた。

過去最多の9人が立候補したことで、上位2人による決選投票になる公算が大きい。各派閥の議員は決選投票でまとまって行動し、結果に影響を与えるかどうかも注目される。(データアナリスト 西山諒)

272OS5:2024/09/15(日) 12:53:53
https://news.yahoo.co.jp/articles/eccfbb8f63605f3c67c935a46baa18a59cdaaed4
自民党総裁選「リベンジ組」に存在感…地元期待「閣僚経験生きる」「本気で日本を変える」
9/15(日) 9:02配信

読売新聞オンライン
 過去最多の9人が立候補している自民党総裁選。14日に開かれた公開討論会では、過去に出馬経験のある「リベンジ組」も存在感を示した。いずれも国政の要職を担ったことのあるベテランぞろいで、地元の支援者からは、実績や安定感、豊富な政治経験を評価する声が聞かれた。


世界のてっぺんに
(写真:読売新聞)

 「国民の生命と財産を守り抜くためには強い経済が必要だ。経済成長を追い求め、いろんな政策を打っていく」。討論会でそう力を込めた高市早苗・経済安全保障相(63)は、2021年の前回選に続き2回目の挑戦だ。地元・奈良県の岩田国夫県議(76)は「経済は彼女の得意分野。閣僚を歴任した経験が生かされている」と評価した。

 前回選では無派閥ながら安倍元首相の支援を受け、議員票では2位だったものの、党員票が伸びなかった。安倍氏は22年の銃撃事件で死去し、「後ろ盾」はもうないが、県民の期待は大きい。30歳代の自営業男性は「若い世代は日本に誇りを持てていない。高市さんには、『世界のてっぺんに押し上げる』という言葉どおり、誇れる国にしてほしい」と語った。

三度目の正直
 地元・神奈川県で「三度目の正直」を期待されている河野太郎デジタル相(61)。県内では、小泉進次郎・元環境相(43)も立候補し、菅義偉・前首相がその支援に回る。河野氏を支援する県議の一人は「過去2回とまるで状況が違う」と危機感を募らせる。

 同県茅ヶ崎市の無職五十嵐進さん(75)は河野氏について、「外相時代のはっきりモノを言う姿勢や、デジタル相としてマイナンバー制度を推進した馬力は評価できる」と印象を話した。

 討論会の質疑では、マイナ保険証の一本化などを例に「突破力があるばかりに、自分を誇示し、異論に耳を傾けないのでは」と問われる場面も。河野氏は「私が何か誇示するというより、批判を浴びやすいところを私が受け持ってきたというのが正しい」と強調してみせた。

「自省」の弁も
 石破茂・元幹事長(67)は、立候補者中最多となる5回目の出馬だ。討論会では、災害対策、人口減、年金問題に触れ、「大勢の人が不安の中にいる。将来、この国がどうなるかを示すことが政治の役割だ」と述べた。初挑戦の08年当時、石破氏の秘書を務めていた福田俊史・鳥取県議(54)は「堂々と主張していた。発言一つとっても軽くなく、太く強い」と評した。

 過去の総裁選では、多くの党員票を集める一方、議員の支持が広がらず苦杯をなめた石破氏。討論会でその点を問われると、「唯我独尊なところがあると思う。修業が足りない。(議員の支持を得るため)努力しなければならない」と「自省」の弁を述べた。鳥取市の大学4年の女性(21)は、「本気で日本を変えようとしていると感じる。国民の暮らしを見て、その声に耳を傾ける姿も見せてほしい」と注文した。

山口9人目へ
 2回目の挑戦となる林芳正官房長官(63)の地元・山口県は、安倍氏ら計8人の首相を輩出している。島田教明県議(69)は「困った時に頼られ、国のために私心を捨ててきた人。ぜひ県内9人目の宰相になってもらいたい」とエールを送る。

 「知中派」を自任する林氏。討論会では「中国に強硬な態度を取れないのではないか」と問われ、「どうすれば交渉を有利に進められるか、少しは分かっている。言うべきことを言って、国益を実現する」と反論する一幕もあった。

 同県下関市の会社員男性(79)は、「待ちに待った再挑戦。輸出拡大など経済面に加え、ロシアや北朝鮮も見据えた外交面でも力を発揮するはずだ」と期待した。

273OS5:2024/09/15(日) 12:54:41
https://news.yahoo.co.jp/articles/e714ad43b12b105b2ec236a66e9e6b4baf6498a8
【総裁選】小泉氏が先行 序盤の「議員票」動向判明
9/15(日) 10:18配信

テレビ朝日系(ANN)

All Nippon NewsNetwork(ANN)

自民党の総裁選挙では、経済や外交安全保障政策を巡っても論戦が交わされるなか、選挙戦序盤の議員票の動向が判明しました。

 今回の総裁選では、9人の候補者が乱立したことで1回目の投票では、国会議員票に大きな差はつかず議員票と同数割り振られる地方票の動向が重要になるとみられています。

 一方で、どの候補も過半数を獲得できず決戦投票にもつれ込むとの見方が大勢の中、決選投票では、地方票より比重が高くなる議員票がカギを握ることになります。

 その議員票について、テレビ朝日の序盤の分析では、小泉元環境大臣が50人を超える議員からの支持を集め先行しています。

 出馬表明で先陣を切った小林前経済安保担当大臣は、中堅・若手を中心に40人を超える議員が支持しています。

 一方で、地方票で上位に入るとみられている石破元幹事長と高市経済安保担当大臣は30人前後にとどまっています。

 このほか、林官房長官と茂木幹事長は出身派閥から一定のまとまった支持をとりつけ、河野デジタル大臣、上川外務大臣、加藤元官房長官は推薦人20人からの上積みを目指しています。

 ただおよそ80人の動向が分からず情勢が変わる可能性もあります。

テレビ朝日

274OS5:2024/09/15(日) 22:58:06
https://news.yahoo.co.jp/articles/f06bb21e2112f45e442f8c88f1000cb2d88c7bef
議員支持、石破・高市氏が苦戦 小泉氏ら若干先行、9氏出馬で混戦 自民総裁選の序盤情勢
9/15(日) 19:03配信


時事通信
日本記者クラブ主催の討論会に臨む自民党総裁選に出馬した9候補=14日、東京都千代田区

 自民党総裁選について、時事通信は党所属国会議員の支持動向を調査した。

 報道各社の世論調査で人気の高い石破茂元幹事長(67)と高市早苗経済安全保障担当相(63)は、推薦人20人からの上積みが現時点で数人と苦戦。小泉進次郎元環境相(43)らが若干先行している。

【ひと目でわかる】自民党総裁選候補の顔触れ

 ただ、9氏の出馬で混戦状態となっている。約100人が態度未定で、派閥解消方針の影響もあり情勢は流動的。党員・党友票の行方も焦点だ。

 総裁選は367人の国会議員票と同数の党員・党友票の計734票で争う。1回目の投票で過半数を得た候補がいなければ、上位2人の決選投票となる。投開票は27日。

 調査は15日までに、議員からの聞き取りなどにより実施した。小泉氏のほか、小林鷹之前経済安保担当相(49)、林芳正官房長官(63)、茂木敏充幹事長(68)がそれぞれ1割前後を確保。石破、高市両氏と河野太郎デジタル相(61)が続き、上川陽子外相(71)と加藤勝信元官房長官(68)は出遅れ気味だ。

 小林氏は、安倍派(解散表明)を中心に中堅・若手が党内横断的に支持。林氏は、座長を務めた岸田派(解散)をおおむねまとめた。無派閥議員に影響力を持つ菅義偉前首相の支援を受ける小泉氏は、森山派(解散)を除く各派に支持が広がる。茂木氏は、茂木派(解散表明)を中心に地元・栃木選出の一部議員を取り込む。

 石破氏は、無派閥に加えて二階派(解散表明)などが支える。高市氏は、安倍派など保守系の一部に浸透するが、「後ろ盾」の安倍晋三元首相を失った影響は否めない。河野氏への支持は、党内で唯一存続を決めた麻生派が大半。同派は54人を擁するが、半数近くが他候補の支援に回った。上川、加藤両氏は推薦人以外への支持拡大が課題だ。

 ◇地方幹部は石破氏
 一方、47都道府県連の幹部を対象に時事通信がアンケート調査を実施したところ、石破氏への支持が7人で最多。高市氏が6人、小泉氏が5人で続いた。小林、茂木両氏は各2人、上川、加藤両氏は各1人で、いずれも地元県連が名前を挙げた。林、河野両氏への支持はなかった。ただ、林、小泉、河野、石破各氏の地元を含む23都府県連が回答しなかった。

 支持で重視した点として、石破氏は「政治経験」、高市氏は「政策」、小泉氏は「改革姿勢」が、それぞれ最も多かった。

 派閥裏金事件への対応を聞くと、12人が「党処分以上は必要ない」と答えた。「再調査など真相究明」と「公認の是非の検討」を求めたのは各6人。衆院解散・総選挙の時期は「総裁選後、速やかに」が29人と過半数を占めた。

275OS5:2024/09/16(月) 07:02:47
https://news.yahoo.co.jp/articles/2584a9aefa9e6c2b164881590da1abd6753a6b02
小泉、石破氏に「包囲網」 決選進出阻止へ他候補矛先 「上位」2人も火花・自民総裁選〔深層探訪〕
9/16(月) 7:00配信

時事通信
自民党総裁選候補者の討論会で発言する高市早苗経済安全保障担当相=14日午後、東京都千代田区の日本記者クラブ

 自民党総裁選の論戦が本格化する中、世論調査で支持を集める小泉進次郎元環境相(43)と石破茂元幹事長(67)への追及が激しさを増してきた。日本記者クラブ主催の14日の討論会では他候補の質問が2人に集中し、さながら「包囲網」の様相を呈した。衆院解散・総選挙の時期を巡る両氏の違いも浮かび上がり、「選挙の顔」選びに血眼になる党内の動向に影響を及ぼす可能性もある。

 ◇軌道修正
 「事故が起きたときに責任を担う主体をどう考えるのか」。高市早苗経済安全保障担当相(63)は14日の討論会で、一般ドライバーが有償で客を運ぶ「ライドシェア」全面解禁を提唱する小泉氏をやり玉に挙げ、対抗意識をあらわにした。

 性犯罪やストーカー被害の懸念もあるとたたみかける高市氏に、小泉氏は「海外では乗客を警備会社とつなぐサービスもある」と反論。加藤勝信元官房長官(68)は小泉氏の看板政策の解雇規制見直しについて「どういうイメージか」とただし、上川陽子外相(71)は得意の外交で小泉氏に論戦を挑んだ。

 同様に3人から質問が集まったのが石破氏だ。林芳正官房長官(63)は石破氏の持論の「防災省」新設を「指揮系統をどうするのか」と疑問視。茂木敏充幹事長(68)は石破氏が公約した「アジア版NATO(北大西洋条約機構)」創設を「現実的ではない」と厳しく批判した。

 追及の矛先が小泉、石破両氏にもっぱら向けられる背景には、世論の支持を集める2人を失速させなければ、決選投票進出がおぼつかないとの計算が透ける。自民関係者は「決選投票に残りそうな候補に追及が集中するのは自然だ」と語る。

 集中砲火を浴びる2人は「炎上」を懸念し、公約の一部の軌道修正を余儀なくされている。小泉氏は13日、解雇規制見直しについて「緩和でも自由化でもない」とトーンダウン。石破氏は自民派閥裏金事件の関係議員への対応について「説明責任を果たす」と述べるにとどめ、非公認もあり得るとした当初の発言を後退させた。

 ◇衆院解散巡り違い鮮明
 7候補による追及の中、小泉、石破両氏による論戦も熱を帯びる。14日の討論会では衆院解散のタイミングを巡って激しく火花を散らした。

 自民は新首相を指名する臨時国会を10月1日に召集する方向で調整。党内では同9日にも衆院を解散し、衆院選を「同15日公示―27日投開票」の日程で行う案が取り沙汰されている。

 討論会で主催者側から「解散は衆参予算委員会での与野党論戦を経てからにすべきだ」とただされた小泉氏は「できるだけ早期に解散する」と改めて強調。「(国民の)判断材料がないというのは全く当たらない。史上最長の総裁選だ。改革プランは明確に話している」とまくしたてた。

 これに対し、石破氏は「本当の(与野党の)やりとりは予算委員会だ。国民の判断材料を提供するのは政府・与党の責任だ」と力説。「世界情勢がどうなるか分からないのに、すぐ解散するという言い方を私はしない」と付け加え、小泉氏との考え方の違いを鮮明にした。

 党内では新政権の「刷新感」が薄れないうちに衆院選を乗り切りたいとの期待感が強く、両氏の発言は議員心理を左右する可能性もある。総裁選に向けた討論会や演説会は15日以降も連日のように続く。「首相の座」を目指す9候補の論戦が過熱しそうだ。

276OS5:2024/09/16(月) 07:08:31
https://news.yahoo.co.jp/articles/065c378aba83d52ca2c35edb76b629c2c572d456
また家族話…進次郎氏 ピンチ?政策の話は薄く党員票3位に後退 
9/16(月) 5:30配信
スポニチアネックス
総裁選に立候補した9人(上段左から)高市早苗氏、小林鷹之氏、林芳正氏(中段左から)小泉進次郎氏、上川陽子氏、加藤勝信氏(下段左から)河野太郎氏、石破茂氏、茂木敏充氏

 自民党総裁選の立候補者9人が15日、福島市内のホールで演説会を行った。10分間の演説時間で東京電力福島第1原発事故からの復興加速や、処理水放出に伴う風評被害対策などをそれぞれ訴えた。

 注目の小泉進次郎元環境相は演説会冒頭、司会者から「小泉純一郎」と父親の名前で呼ばれるハプニングに見舞われた。その時は苦笑いしていたが、演台に立つと「先ほどは、ご紹介いただきました小泉純一郎です。ただいまは、ご紹介いただきました小泉進次郎です」とあいさつ。同義語を繰り返す“進次郎構文”を思わせる表現で演説を始めた。

 東日本大震災後、足しげく福島を訪れたといい「なぜこんなに福島のためにという思いが湧くんだろうと自問した。答えはシンプルでした」と力説。そして司会者を横目に「間違えるのは案外、間違っていないんです。納得感がある」とした上で「私と福島のつながりのきっかけを与えてくれたのが父だからです」と強調。司会者をフォローする意図があったのかもしれないが、あまりに独特な“構文”で聴衆を困惑させた。

 さらに“家族エピソード”は続き、子供の頃、純一郎氏に連れられ毎年、福島県猪苗代町の箕輪スキー場に旅行したといい「初めて雪を見たのも、馬刺しを食べたのも福島でした」と話した。「福島への思いを、父親として子供に引き継ごうと思った」と、4歳の長男を温泉に連れて行き、安達太良山(あだたらやま)のロープウエーに乗せたと、県内の観光名所を挙げながら家族旅行の思い出を披露。愛犬も一緒だったと付け加え「ちなみにその犬は浪江町出身。私の妻が原発事故で取り残された犬を保護して、今16歳」とフリーアナウンサーの滝川クリステルにも言及した。

 12日の会見で実母のエピソードに触れたのに続いて、またも繰り出した家族の話は持ち時間10分のうち約5分。首相に就任したら風評被害に取り組むと訴えたが「世界に農産物、海産物を出していけるよう頑張っていきたい」と語るのみで具体策はなく、SNS上には「政策はどうなっているのか」などの書き込みが相次いだ。

 国民的人気を背景に早くから本命視されている小泉氏だが、告示後のテレビ番組や演説会で他候補や司会との会話がかみ合わないことが多く、説明力の未熟さや論戦の弱さが露呈し始めている。実際、党関係者の間で出回っているデータでは、党員票で高市早苗経済安保担当相に逆転され3位に転落。党関係者は「現時点では議員票との合計で2位につけている。決選投票に進めば勝てると思うが、日を追うごとに党員の信頼を失っているのが心配だ」と頭を抱えている。

277OS5:2024/09/16(月) 07:09:15
https://news.yahoo.co.jp/articles/f2e16f37255a6c292505e63be0a38fbb62202ddd自民党総裁選で高市・石破・小泉氏が競る、決選投票の公算大きく…読売調査
9/16(月) 5:00配信

読売新聞オンライン
自民党総裁選の候補者共同記者会見に臨む(左から)高市経済安保相、小林前経済安保相、林官房長官、小泉進次郎元環境相、上川外相、加藤元官房長官、河野デジタル相、石破元幹事長、茂木幹事長(13日午後、党本部で)=川口正峰撮影

 自民党総裁選(27日投開票)を巡り、読売新聞社は党員・党友への電話調査と、国会議員の支持動向調査を行った。両調査の結果を合計すると、高市早苗経済安全保障相(63)と石破茂・元幹事長(67)、小泉進次郎・元環境相(43)が競り合い、このうち、上位2人が決選投票で争う公算が大きくなっている。2割弱の票の行方は不明で、誰が決選に勝ち残るかは流動的な面がある。

 総裁選は、国会議員票367票に、同数の党員・党友票を合わせた計734票で争う。1回目の投票で過半数を得た候補がいなければ決選投票となり、議員票367票に加え、各都道府県で党員・党友票の得票が多い候補に1票ずつ47票が割り振られる。

 党員調査は14〜15日、全47都道府県で実施し、総裁選の投票権を持つ党員・党友だと確認できた1500人から回答を得た。

 投票先は、石破氏が26%、高市氏が25%、小泉氏が16%で上位を占めた。4位以下は、上川陽子外相(71)6%、小林鷹之・前経済安全保障相(49)6%、林芳正官房長官(63)5%、河野太郎デジタル相(61)3%、茂木敏充幹事長(68)2%、加藤勝信・元官房長官(68)1%の順だった。9%は投票先を明らかにしなかった。

 この結果を基に、党員・党友票を試算すると、石破氏が97票、高市氏が94票、小泉氏が60票、上川、小林両氏が22票、林氏が18票、河野氏が11票、茂木氏が7票、加藤氏が3票となる。

 党所属国会議員の支持動向調査は、衆参両院議長らを除いた議員367人に対して行い、15日時点で96%に当たる352人から意向を聞き取りなどで確認した。

 小泉氏が45人と最多で、小林氏が40人、林氏が35人、茂木氏が33人だった。高市氏は29人、石破氏は26人、河野氏は24人、上川氏は23人、加藤氏は21人で、「未定」と「未回答」は91人だった。

 党員票と議員票の合計では、高市、石破両氏が123票で並び、小泉氏が105票で追っている。以下は、小林氏62票、林氏53票、上川氏45票、茂木氏40票、河野氏35票、加藤氏24票で、上位3人と差がつく展開となっている。

 得票率は高市、石破、小泉3氏とも2割弱にとどまっており、1回目の投票では誰も過半数に届かず、決選投票にもつれ込む情勢だ。

支持理由「政策に期待」が最多27%
 一方、党員調査では、選んだ候補に投票しようと思う理由について、「政策に期待できる」が27%と最多で、「改革意欲がある」が21%、「人柄が信用できる」が12%で続いた。投票判断で最も重視する政策や課題は、「外交や安全保障」が27%、「景気や雇用」が19%、「自民党改革や政治資金問題への対応」が14%、「社会保障」が12%だった。

 自民党に最も必要だと思うことは何かという質問では、「派閥にとらわれない党運営」が26%、「世代交代」が21%、「政治資金問題へのけじめ」が20%、「党全体の結束」が17%だった。

278OS5:2024/09/17(火) 08:42:11
https://news.yahoo.co.jp/articles/a476d4635afc90665046995e2ed45fba8fe164be
自民党総裁選、決選投票争い加速…高市氏「党員票に照準」石破氏「議員票を補強」小泉氏「斎藤氏ら合流」
9/17(火) 8:14配信

読売新聞オンライン
(写真:読売新聞)

 読売新聞社が実施した自民党総裁選(27日投開票)の党員・党友と国会議員への調査で、高市経済安全保障相(63)、石破茂・元幹事長(67)、小泉進次郎・元環境相(43)の3人が競り合う情勢が判明し、各陣営とも党員票の取り込みを加速させている。決選投票に進める2位以内に入るため、戦略の見直しも進める。

【ひと目でわかる図解】自民党総裁選の流れ、選出の仕方

「とにかく1位」
 「何が何でも勝ち抜かなきゃいけません。とにかく地方票で1位を取らせてください」

 高市氏は16日、金沢市で、党所属の地方議員約30人を前に、こう声を張り上げた。読売新聞が14〜15日に実施した党員・党友調査では、トップの石破氏の26%に肉薄する25%を得て、国会議員の支持動向調査とあわせると、石破氏と並ぶ123票を獲得する試算となった。

 地方の党員票で「1位」にこだわるのは、早期の衆院解散・総選挙が取りざたされる中、「最も多くの党員から支持される候補に衆院議員の票は流れる」(高市氏の陣営幹部)という読みがあるからだ。

衆参の選挙意識
 石破氏も16日、石川県小松市で記者団に対し、来年夏の参院選も踏まえ、「衆参とも国政選挙を間近に控えている。それぞれの国会議員が(総裁選で)なぜ、誰に入れたかを選挙区に説明することが重要になってくる」と強調した。

 石破氏は国会議員の支持動向調査では6位で伸び悩んでいる。石破氏の選挙対策本部幹部は「電話などを通じ、議員票の獲得を強化していく」と述べた。

「チームに厚み」
 小泉氏はこの日、金沢市で石川県議ら約40人との決起集会に臨み、「地方議員の皆さんの思いを理解し、党を運営できるのは誰か。託そうと思ってもらえるように全力で戦う」と訴えた。

 読売新聞が8月に行った世論調査で「次の総裁にふさわしい」候補を尋ねた設問では、小泉氏は自民支持層でトップの22%を獲得していた。小泉氏が解雇規制の見直しや選択的夫婦別姓の導入を打ち出したことで、党員の一部に懸念が広がったとの見方もある。

 小泉氏の陣営には、出馬を断念した斎藤経済産業相が新たに合流することになった。斎藤氏は安定感のある政策通で知られる。斎藤氏を支持していた古川禎久・元法相、岸田首相側近の木原誠二党幹事長代理ら実力あるベテラン・中堅も加わり、小泉氏周辺は「チームに厚みが出て、より幅広い層に浸透できる」と期待をかける。

連休明け勝負
 今回調査の結果で全体の4番目につけた小林鷹之・前経済安保相(49)は記者団に対し、「自分の訴えるメッセージをより強烈に発信し、限られた時間をより効率的、効果的に動きたい」と意気込みを語った。

 党員向けの投票用紙の往復はがきは、連休明けの17日頃に届く予定だ。26日必着で締め切られるため、党本部は24日午前までの投函(とうかん)を呼びかけている。はがきが届けば、すぐに投函する党員が多いとみられており、党ベテランは「連休明けの数日間で党員票の勝負は決まる」と分析している。

279OS5:2024/09/17(火) 08:44:31
https://www.sankei.com/article/20240916-CTMRLTRBMBFFTK2K2B62VVUXWQ/
「実施していない」自民が否定、真偽不明の党員世論調査出回る 「世論操作」の可能性も
2024/9/16 14:38

福島市で開かれた自民党総裁選の所見発表演説会=15日午後(岩崎叶汰撮影)
福島市で開かれた自民党総裁選の所見発表演説会=15日午後(岩崎叶汰撮影)

自民党総裁選(27日投開票)を巡り、一部の世論調査報道に真偽不明のデータが含まれていたことがわかった。このデータは自民党本部が党員約2100人に調査したとしているが、党総裁選挙管理委員会の逢沢一郎委員長が「実施したことはなく、今後も予定はない」と文書で否定した。党の世論調査関係者も明確に「していない」と述べており、党内でもデータの出どころなどに関し、さまざまな臆測を呼んでいる。

具体的な数字を羅列
この記事は出版社系のニュースサイトに元全国紙記者で現在はフリージャーナリストの男性が寄稿したもの。総裁選告示日の12日に配信されたが、16日現在では閲覧できなくなっている。

「高市早苗と石破茂に『驚きの数字』」「自民党本部が実施したとされる情勢調査の数字が出回っている」などとして、「石破茂氏34.9%、小泉進次郎氏23.2%、高市早苗氏15.9%」と具体的なデータを提示。「9月8日、党員2126人に実施」などと信憑性の高い書き方をしていた。

ところが、記事が配信された直後から「そもそも党で調査はしていない」との声が上がり始め、14日付けで報道関係者各位に宛てた逢沢委員長名の文書を配布、記事の内容を全面的に否定した。

「党員名簿簡単に扱えない」
党の世論調査関係者は「党員名簿は簡単に扱えるものではなく、このような調査はそもそもできないし、やろうという話も出たことはない。一部陣営が自分の支持者に絞って独自にやることは考えられるが、それだと偏りがでるため意味がない」と話す。

ある自民議員は「党員調査だと偽り、党内や世論を操作しようとした人物がいる可能性もある。ジャーナリストはそのデータにうまく乗せられたのではないか。総裁選はなんでもありだ」と話した。

280OS5:2024/09/17(火) 08:46:08
これか >>279なので情報精度は怪しいやつ
https://www.msn.com/ja-jp/news/world/%E6%9C%80%E6%96%B0%E6%83%85%E5%8B%A2-%E9%AB%98%E5%B8%82%E6%97%A9%E8%8B%97%E3%81%A8%E7%9F%B3%E7%A0%B4%E8%8C%82%E3%81%AB-%E9%A9%9A%E3%81%8D%E3%81%AE%E6%95%B0%E5%AD%97-%E3%81%8C%E5%87%BA%E3%81%9F-%E8%87%AA%E6%B0%91%E5%85%9A%E3%81%8C%E5%AE%9F%E6%96%BD%E3%81%97%E3%81%9F-%E7%B7%8F%E8%A3%81%E9%81%B8%E3%81%AE%E5%85%9A%E5%93%A1%E8%AA%BF%E6%9F%BB-%E3%81%AE%E4%B8%AD%E8%BA%AB/ar-AA1qrmLQ
《最新情勢》高市早苗と石破茂に「驚きの数字」が出た…自民党が実施した「総裁選の党員調査」の中身
宮原 健太(ジャーナリスト)
情勢調査の中身
次の総理大臣を決めることになる自民党総裁選が9月12日に告示された。

裏金問題に自民党が揺れ、派閥の解散が相次ぐ中、9人が立候補するという前例のない大乱立となり、混戦状態となっている。

そうしたなか、永田町では自民党本部が実施したとされる情勢調査の数字が出回っている。

自民党本部が9月8日に2126人の党員に実施したとされる情勢調査では、石破茂氏が34.9%の支持を集め首位に、小泉進次郎氏が23.2%で次点、3位が高市早苗氏の15.9%となっている。

〔PHOTO〕Gettyimages
〔PHOTO〕Gettyimages
© 現代ビジネス
永田町関係者は「石破氏や小泉氏が人気であるなど、報道各社が実施する世論調査の結果と大きくは変わらないが、やや石破氏に強く出過ぎている感覚がある。もし石破氏がここまで党員票でも圧倒したら、前評判を覆すかもしれない」と語った。

報道機関による世論調査では、小泉氏が首位になるものもあれば、石破氏が首位になるものもあり、その人気度は拮抗していると見られていた。

一方で、石破氏は安倍晋三政権の途中から非主流派を歩み続け、与党議員であるにもかかわらず政府批判を繰り返したことから、国会議員間での支持はあまり広がっていない。

そのため、石破氏は総裁選の中でも国会議員票(1人1票で367票)とともに党員党友票(自民党員は110万人弱、投票結果を367票に圧縮)を争う第1回投票で善戦したとしても、上位2人による決選投票では党員党友票が都道府県連票(47票)に置き換わるため、国会議員票の重みが増して石破氏には不利になると考えられていた。

小泉氏が総裁選の本命候補と見られている背景にはそういった事情がある。


〔PHOTO〕Gettyimages
〔PHOTO〕Gettyimages
© 現代ビジネス
だが、第1回投票で石破氏が党員票で他候補を圧倒して首位となれば、決選投票での国会議員による投票も影響を受ける可能性がある。

今回の総裁選は派閥解散によって組織的なくびきが取れている議員が多く、決選投票における国会議員票の動きは流動的だ。

また、調査で3位になった高市氏がこれから支持を伸ばしていくことも十分に考えられる。

高市氏は保守層からの人気が高いが、一方で110万人弱もいる自民党員の中には、仕事の関係や人付き合いの中で党員になっている人も多くおり、そのような中間層にもどれだけ波及できるかがこれからの課題だ。

これから始まる候補者同士の討論会の中での発言によって、支持を急伸させることもあれば、一気に落とすこともあるのが政治の世界の怖い所だ。

特に本命と見られている小泉氏は「進次郎構文」とこれまで揶揄され続けるなど、発せられる言葉には危うさもある。

15日間の舌戦を制し、誰が次の日本を担っていくリーダーになるのか。

9月27日の投開票日に向けて注目が集まっている。

281OS5:2024/09/17(火) 13:29:12
https://news.yahoo.co.jp/articles/a476d4635afc90665046995e2ed45fba8fe164be
自民党総裁選、決選投票争い加速…高市氏「党員票に照準」石破氏「議員票を補強」小泉氏「斎藤氏ら合流」
9/17(火) 8:14配信

読売新聞オンライン
(写真:読売新聞)

 読売新聞社が実施した自民党総裁選(27日投開票)の党員・党友と国会議員への調査で、高市経済安全保障相(63)、石破茂・元幹事長(67)、小泉進次郎・元環境相(43)の3人が競り合う情勢が判明し、各陣営とも党員票の取り込みを加速させている。決選投票に進める2位以内に入るため、戦略の見直しも進める。

【ひと目でわかる図解】自民党総裁選の流れ、選出の仕方

「とにかく1位」
 「何が何でも勝ち抜かなきゃいけません。とにかく地方票で1位を取らせてください」

 高市氏は16日、金沢市で、党所属の地方議員約30人を前に、こう声を張り上げた。読売新聞が14〜15日に実施した党員・党友調査では、トップの石破氏の26%に肉薄する25%を得て、国会議員の支持動向調査とあわせると、石破氏と並ぶ123票を獲得する試算となった。

 地方の党員票で「1位」にこだわるのは、早期の衆院解散・総選挙が取りざたされる中、「最も多くの党員から支持される候補に衆院議員の票は流れる」(高市氏の陣営幹部)という読みがあるからだ。

衆参の選挙意識
 石破氏も16日、石川県小松市で記者団に対し、来年夏の参院選も踏まえ、「衆参とも国政選挙を間近に控えている。それぞれの国会議員が(総裁選で)なぜ、誰に入れたかを選挙区に説明することが重要になってくる」と強調した。

 石破氏は国会議員の支持動向調査では6位で伸び悩んでいる。石破氏の選挙対策本部幹部は「電話などを通じ、議員票の獲得を強化していく」と述べた。

「チームに厚み」
 小泉氏はこの日、金沢市で石川県議ら約40人との決起集会に臨み、「地方議員の皆さんの思いを理解し、党を運営できるのは誰か。託そうと思ってもらえるように全力で戦う」と訴えた。

 読売新聞が8月に行った世論調査で「次の総裁にふさわしい」候補を尋ねた設問では、小泉氏は自民支持層でトップの22%を獲得していた。小泉氏が解雇規制の見直しや選択的夫婦別姓の導入を打ち出したことで、党員の一部に懸念が広がったとの見方もある。

 小泉氏の陣営には、出馬を断念した斎藤経済産業相が新たに合流することになった。斎藤氏は安定感のある政策通で知られる。斎藤氏を支持していた古川禎久・元法相、岸田首相側近の木原誠二党幹事長代理ら実力あるベテラン・中堅も加わり、小泉氏周辺は「チームに厚みが出て、より幅広い層に浸透できる」と期待をかける。

連休明け勝負
 今回調査の結果で全体の4番目につけた小林鷹之・前経済安保相(49)は記者団に対し、「自分の訴えるメッセージをより強烈に発信し、限られた時間をより効率的、効果的に動きたい」と意気込みを語った。

 党員向けの投票用紙の往復はがきは、連休明けの17日頃に届く予定だ。26日必着で締め切られるため、党本部は24日午前までの投函(とうかん)を呼びかけている。はがきが届けば、すぐに投函する党員が多いとみられており、党ベテランは「連休明けの数日間で党員票の勝負は決まる」と分析している。

282OS5:2024/09/17(火) 13:49:44
https://news.yahoo.co.jp/articles/d7774d3ee85947effc575b27d28c718e23a9c61d
[深層NEWS]石破氏の推薦人の平将明氏「党員の判断に耳を傾けるべきだ」
9/16(月) 20:24配信

読売新聞オンライン
(写真:読売新聞)

 自民党の平将明、牧原秀樹両衆院議員が16日、BS日テレの「深層NEWS」に出演し、自民党総裁選を巡り、読売新聞社が党員・党友と国会議員に実施した調査結果などについて議論した。

【グラフ】一目でわかる…自民党総裁選の情勢

 石破茂・元幹事長の推薦人の平氏は「党の出直しの選挙だ。今まで党員が判断した結果が出たにもかかわらず、国会議員がひっくり返すことが度々行われてきたが、今回ばかりは謙虚に党員の判断に耳を傾けるべきだ」と訴えた。

 上川外相の推薦人の牧原氏は「国会議員もかなりの人がまだ未定だ。まだまだわからない」と語った。

283OS5:2024/09/17(火) 13:51:52
https://news.yahoo.co.jp/articles/9a69256c63d287994c49762ca20a3bd2a655b1f0
自民党総裁選・石破氏「最後の挑戦」で地元一丸…選対「派閥の解消が追い風」
9/17(火) 12:00配信


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読売新聞オンライン
電話で支持を呼びかける支援者(鳥取市戎町で)

 自民党総裁選(27日投開票)の党員・党友の投票に向け、石破茂・元幹事長(67)の地元・鳥取で、熱心な支援活動が続いている。地元が一丸となって、石破氏の「最後の挑戦」を後押しする様子がうかがえる。(山内浩平)

 「ぜひとも『石破茂』と投票はがきに記載して、投函をお願いします」

 16日午前、鳥取市戎町の石破氏の事務所では、後援会女性組織「さつき会」の6人が電話で繰り返し、鳥取県外の党員・党友に投票を呼びかけていた。石破氏が「最後の挑戦」と表明したこともあり、活動はかつてないほど熱を帯びている。

 さつき会の女性は「私たちも最後の挑戦と思って取り組む。絶対に県内初の総裁に押し上げたい」と力を込める。

 事務所では、9日に「電話作戦」がスタートした。毎日午前9時から午後7時半頃まで支援者が交代で受話器を握り、1時間に20軒ほど呼びかける。既に県内の党員を済ませ、県外の党員に範囲を拡大させる。電話作戦は、赤沢亮正衆院議員や舞立昇治参院議員の事務所でも行われており、女性は「地元が一丸となって応援するしかない」と話す。

 今回の総裁選は、党員票が国会議員票と同じ367票として扱われる。全国の得票に応じて、「ドント方式」で比例配分される。過去最多の9人が立候補しており、上位2人による決選投票となる公算が大きい。

ガンバローコールで気勢を上げる市町村議ら(7日、鳥取県倉吉市で)

 読売新聞社が14〜15日に行った党員調査では、党員・党友票で石破氏がトップを走る。国会議員票と合わせた全体でも、高市早苗経済安全保障相(63)と並んで1位となっている。

 県内の党議員も汗をかく。12日の告示を前に7日、倉吉市で市町村議が選挙対策本部を発足させた。発起人代表の上杉栄一・鳥取市議(77)は「派閥の解消が追い風となっている。総裁になる最大のチャンスだ」と強調する。

 8月23日には、県議も選対本部を設置した。全国の地方議会などに直接、足を運び支援を依頼する。福田俊史県議(54)は「どこへ行っても今までで一番反応が良い。全力でやり切る」と意気込む。

284OS5:2024/09/17(火) 20:55:46
https://news.yahoo.co.jp/articles/e905363074431d72793c755e60cc1336884fed48
上川外相、総裁選中に異例の訪米 23日から、討論会に代役
9/17(火) 18:40配信
時事通信
閣議に臨む上川陽子外相(右)ら=17日、首相官邸

 自民党総裁選に立候補している上川陽子外相は、国連総会に合わせて米ニューヨークで開かれる外相会合に出席するため、23日から訪米する。


 国内にとどまり総裁選に専念するとみられていたが、公務を優先して異例の対応を取る。外務省が17日、発表した。

 総裁選の投開票は27日。上川氏は25日に帰国する予定で、それまで陣営は候補者不在の戦いを強いられる。この間に開かれる党主催の討論会には、推薦人代表の牧原秀樹衆院議員が代理を務めるという。陣営関係者は「本人不在で大丈夫なわけがない」と危機感を示した。

285OS5:2024/09/17(火) 21:38:33
https://news.yahoo.co.jp/articles/de0bfe6062ab85a98707ae7ef6b8cad5c290a156
総裁選への立候補断念の斎藤氏、小泉氏と会談 支援の意向表明
9/17(火) 20:59配信
毎日新聞
閣議のため首相官邸に入る斎藤健経済産業相=2024年9月10日午前9時55分、平田明浩撮影

 自民党総裁選への立候補を断念した斎藤健経済産業相(65)は17日、東京都内で小泉進次郎元環境相(43)と会談し、総裁選で小泉氏を支持する意向を表明した。斎藤氏を支援してきた古川禎久元法相や木原誠二幹事長代理ら4人の国会議員も小泉氏の支援に回る。


 斎藤氏は、出馬条件となる国会議員20人の推薦人が集まらず、告示前日の11日に撤退を表明していた。斎藤氏は会談後、記者団に「今回の総裁選で最も重要なことは刷新感だ。そのためには若さが必要だ」と語った。斎藤氏は、小泉氏と同じ2009年に衆院に初当選し、現在5期目。当選同期の4人で「四志の会」を作るなど関係が深い。

 党内では斎藤氏について「小泉内閣が発足すれば官房長官に登用されるのでは」との見方も出ている。木原氏は岸田文雄首相の最側近として知られる。【池田直】

286OS5:2024/09/18(水) 07:56:08
https://news.goo.ne.jp/article/yomiuri/politics/20240918-567-OYT1T50020.html
高市早苗氏の政策パンフレット郵送、岸田首相ら執行部が「毅然とした」追加対応を党選管に要請
2024/09/18 07:20読売新聞

高市早苗氏の政策パンフレット郵送、岸田首相ら執行部が「毅然とした」追加対応を党選管に要請

読売新聞 【読売新聞社】

(読売新聞)

 自民党総裁選(27日投開票)を巡り、高市経済安全保障相が、自民党総裁選挙管理委員会が禁止した政策パンフレットを郵送したことを巡り、自民執行部は17日、口頭注意に加え、新たな対応が必要だとの認識を確認した。

 関係者によると、岸田首相(党総裁)と森山総務会長、渡海政調会長、小渕優子選挙対策委員長が党本部で対応を協議した結果、高市氏に対して「毅然きぜんとした対応が必要だ」との考えで一致し、逢沢一郎・選管委員長に検討を要請した。

 各地の党員がパンフレットを見て、地元の国会議員が高市氏支持だと受け止める事例が相次いでいるといい、ある陣営幹部は「今更パンフレットの効果を打ち消すことはできないが、やった者勝ちで許されていいのか」と不満を漏らした。

 高市氏は総裁選管が郵送禁止を決める前に送付手続きを終えたとしている。

287OS5:2024/09/18(水) 20:40:57
https://news.yahoo.co.jp/articles/d4acc5b47e880a2e848402dd23b1fc4a43dbe471
自民総裁選 高市早苗氏の秘書が党執行部批判、政策文書郵送の追加対応巡り「公平性欠く」
9/18(水) 19:51配信

産経新聞
高市早苗氏の国政報告レポート郵送に関して説明する自民党奈良県第2選挙区支部の事務責任者で高市選挙事務所の木下剛志所長=9月18日、奈良市

自民党総裁選に立候補した高市早苗経済安全保障担当相の地元秘書は18日、政策リーフレット郵送に対する追加対応を求めた党執行部を批判した。奈良県庁で記者会見し、「投票行動が変わる。公平性、公正性に欠ける」と強調した。また、総裁選に全く触れていないとする説明文書を公表し、ルールに抵触しないと重ねて主張した。

【写真】高市経済安保相側が送付した「国政報告レポート」

会見した木下剛志秘書(53)によると、郵送したのは全国の支援者ら約30万人。高市氏がリーフレットを書き上げたのは7月末で、出馬できるかどうかも分からない時期だったと説明。「総裁選の投票依頼ではない」と述べた。

高市氏側は、総裁選挙管理委員会が文書郵送の禁止を各議員に通知した9月4日時点で発送を終えていたと説明している。

高市氏周辺は「8月1日までには印刷と封入を依頼した業者に引き渡していた。選管委の通知を受けて業者に確認したら『すでに郵便局に全部渡した』といわれた」と指摘。この問題で高市氏が9月11日に選管委の逢沢一郎委員長から口頭注意を受けたことについては、「法律を作る人たちが遡及を認めるようなことはおかしい」と漏らした。

その後、高市氏が党員・党友票で先行しているとの報道を踏まえ、他陣営は「リーフレットが影響した」などと反発。岸田文雄首相(自民総裁)ら党執行部が17日に対応を協議し、逢沢氏に追加対応を申し入れた。

自民重鎮は追加対応に関して「新たな処分を求めるわけではない。何らかの対応をしている姿を党内に見せなければいけない」と指摘。「高市氏が勝利した場合、(郵送問題を)言われ続けるのは党にとって良くない」とも語った。

288OS5:2024/09/18(水) 21:03:54
https://news.yahoo.co.jp/articles/775f7f9f3406663bd1eb86f32afe55d98dd6c2d2
【自民党総裁選】焦る小泉陣営「このままではまずい」 1回目投票から議員票固めへシフト
9/18(水) 21:01配信

カナロコ by 神奈川新聞
小泉進次郎氏(資料写真)

 自民党総裁選で有力視されている小泉進次郎元環境相(衆院神奈川11区)が中盤を迎えて伸び悩んでいる。党員・党友を対象にした報道機関の調査で高市早苗経済安全保障相に逆転され3位に転落。小泉氏の陣営は決選投票に進める2位以内に確実に入るため、1回目の投票から国会議員票固めにシフトするなど戦略の見直しを迫られている。

 「このままではまずい。1回目から頼む」。小泉氏陣営の中堅議員は16日、他候補の支持を表明している議員にこう頼み込んだ。

 これまでは、決選投票に残るのは困難と予想される候補の支持を明かしている議員へは「2回目の投票では小泉と書いて」と促してきた。しかし、今週に入ってからは「最初から小泉と書いてほしい」と要請内容を切り替えた。

 投票権を持つ全国の党員・党友への調査結果が同日付の読売新聞に掲載され、トップの石破茂元幹事長に次いで高市氏が2位に食い込み、小泉氏が追い抜かれたことがきっかけとなった。

 今回の総裁選は候補者乱立で議員票が割れ、党員・党友票を多く獲得できた候補が上位に入るとみられる。各陣営は、党員全体の4割を占める業界団体に属する「職域党員」を軸に党員票獲得にしのぎを削る。

 小泉氏は討論会での発言ぶりに不安が指摘されることもあり、陣営は党員らへの「電話作戦」や職域支部を訪れて説明するなど、党員票の上積みに懸命だ。陣営幹部は、党本部が禁止する前に高市氏が自らの政策パンフレットを全国の党員らに郵送したことを問題視し「小泉陣営の議員であっても高市陣営だと勘違いしている党員が多数いる」と批判。「結果として高市氏が党員票を優位に進めている」と焦りをにじませる。

神奈川新聞社

289OS5:2024/09/19(木) 06:48:22
https://news.yahoo.co.jp/articles/72ce6549e0bae5ebd95276e695c78314538ffebc「河野氏が中途半端に勝つよりは惨敗のほうがマシ」キングメーカー麻生氏の悩みと憂鬱
9/19(木) 6:01配信


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デイリー新潮
派閥の存在を隠さない戦術
自民党の麻生太郎副総裁

 安倍晋三前首相亡き後、唯一のキングメーカーとして君臨してきた自民党の麻生太郎副総裁にたそがれの時が訪れている。ここ10年以上にわたって担ってきた主流派の座から転落しそうな状況について、来る総裁選で「最悪」とされる状況は免れそうだとされているが、それは決して彼が影響力を保持できることを意味していないようだ。現在、麻生氏が置かれている悩ましい状況をお伝えする。

【写真をみる】あんなにベッタリだったのに…麻生氏を見限った“大物”とは?

 裏金問題を受け、岸田文雄首相(自民党総裁)は派閥の解散を宣言し、他派閥も程度の差こそあれこれに同調したが、麻生派は唯一、派閥を解体することなく存続させた。

「麻生氏が苦労して数を積み上げ、党内第2派閥の座にまで引き上げたとの思い入れが強いせいか、解体を選ばなかったですね。所属する河野太郎デジタル相を基本的には支持すると明言しましたが、世の中で派閥への不信感が募っている中で、派閥の存在を隠さない戦術はマイナスでしかないと見られています」

 と、政治部デスク。

複数の手駒を持っていたはずが
 元々、麻生氏はキングメーカーとして“総裁候補生”を何人も抱えていた。茂木敏充幹事長、上川陽子外相、河野氏といった面々だ。むろんある時期までは岸田首相の続投という可能性もあった。

「本人が余裕だったかはわかりませんが、麻生氏が複数の手駒を持っているとのアピールを早い段階でしていたことは間違いないでしょう。が、いずれの候補も伸びず、岸田氏は出馬断念し、その他の候補も事前予想で上位3位に入ることができない状況です。もっとも、事前の世論調査でいずれの人たちも支持率は低調でした。首相以外の面々も政府与党の要職を占めているのに知名度が著しく低い段階で、手持ちの候補から外すのが適当だったのではとの指摘がありますね」(同)

 結局、麻生氏が推薦候補として選んだのは自派閥の河野氏だった。

「他候補がもっと強ければ悩ましい選択になったかもしれませんが、知名度も支持率も低く、河野氏支持以外の選択肢はなかったのかもしれません」(同)

皮肉なシナリオ
「その河野氏も決選投票に進む可能性は低く、政権に対して影響力を保持したい麻生氏としてはかなり追い込まれた格好です」(同)

 ただ、そういった苦境であっても、「最悪は免れたかもしれない」との指摘があるという。

「現時点で、決選投票は小泉進次郎元環境相、石破茂元幹事長、そして高市早苗経済安保相のうちの2名で争われる可能性が高そうです。麻生氏にとって最悪だと見られるのが、河野氏が決選投票に進出するもののそこで大敗するシナリオです」(同)

 もちろん麻生氏は河野氏に1回目の投票をクリアしてもらいたいと思っているはずだが……。

「その場合たとえ敗色濃厚であっても河野氏支持を継続せざるを得ず、勝ち馬に乗り切れずに非主流派に転落という可能性があります。一方、例えば小泉vs石破という構図はいずれも“菅義偉元首相銘柄”であり、麻生氏は両候補への支持を明確にいていませんが、決選投票での振舞い方を間違えなければ“勝ち馬に乗った形”を整えることも可能になります」(同)

 自派閥の河野氏を表立って支持してはいるものの、河野氏が決選投票に残らない方が自身の延命や自派閥の将来にとってベターかもしれないということになる。河野氏が総裁になればベストだが、その可能性は極めて低いと見られている。中途半端に支持を得るくらいなら負けたほうがマシ。この状況は皮肉でしかないだろう。

デイリー新潮編集部

新潮社

290OS5:2024/09/20(金) 07:19:51
https://news.yahoo.co.jp/articles/807eb5b71622ef2bb1b70410f753391e7f9ca378
3重鎮、影響力維持へ腐心 派閥解消で「勝ち馬」読めず 自民総裁選
9/20(金) 7:10配信

時事通信
 大混戦の自民党総裁選(27日投開票)で、岸田文雄首相、麻生太郎副総裁、菅義偉前首相が「勝ち馬」探しに腐心している。

 キングメーカーとして新政権で影響力を行使しようとの狙いだが、派閥解消で予測不能な上、配下の議員が指示通りに動くかも見通せない。決選投票が確実視される中、3重鎮らには焦りの色が浮かぶ。

 「菅氏が小泉進次郎元環境相(43)を支援するのだけは分かっているんだが」。18日、関係者にこう漏らした首相は、読み切れない総裁選にいら立ちをにじませた。

 小泉氏に対する菅氏の入れ込みぶりは明らかだ。菅、小泉両氏のお膝元・神奈川の地方議員は12日の告示後、「党員名簿を渡され、架電状況などを菅事務所に毎日報告している」と明かした。

 2021年の前回総裁選で再選を目指していた菅氏は、首相に機先を制され、不出馬に追い込まれた。以前から首相に批判的だった菅氏にとって、「今回はリベンジマッチ」(自民関係者)と見る向きは多い。

 「小泉氏は人気先行だ。国会審議で行き詰まりかねない」。麻生氏は周囲にこう語る。唯一存続を決めた麻生派だが、所属する河野太郎デジタル相(61)以外に上川陽子外相(71)ら複数の陣営に支持が分かれ足並みはそろわない。菅氏に近く小泉陣営の武田良太元総務相らとは地元福岡で対立関係にあるほか、石破茂元幹事長(67)とも依然として溝が横たわっており、「こんな総裁選は経験がない」と周囲に漏らす。

 世論調査で上位の小泉、石破両氏のいずれにも距離を置く麻生氏が視線を注ぐ先は高市早苗経済安全保障担当相(63)だ。党員支持で勢いを得ているとされ、決選投票に向けた議員票の多数派工作も「当然している」と陣営幹部は語る。

 高市氏が送付した政策文書問題で、河野陣営は抗議文を出さない対応を決定したが、閣僚経験者は「麻生氏が決選投票で派として高市氏を支持する布石を打ったのでは」との見方を示す。

 首相も連日、岸田派議員を通じて情勢の把握に努める。事実上の退陣表明後、派閥ベテランに「政治家を辞めるわけじゃない」と語った首相にとって、今回の総裁選は影響力を残せるかどうかの試金石となる。側近の木原誠二幹事長代理らは小泉陣営入りし、気脈を通じる遠藤利明前総務会長は石破氏の後ろ盾となっているが、「1、2番手が見えない」と周囲に戸惑いを示す。

 「最後は方針を示さないといけねえな」。4日、山梨県で開かれた岸田派有志の会合で、首相は参加者らにこう予告したが、同派関係者は「方針通り動くのは十数人いるかどうか」と語った。

291OS5:2024/09/20(金) 08:00:33
https://news.yahoo.co.jp/articles/f27a7c5041f9d7e9683da3cf5dadd7b38f9ae78d
政策文書送付、泥仕合の様相 高市氏側「他陣営も」主張 自民総裁選
9/19(木) 7:08配信


時事通信
自民党総裁選の演説会に臨む高市早苗経済安全保障担当相=18日午後、大阪市北区

 自民党総裁選で、高市早苗経済安全保障担当相が政策文書を党員らに送付した問題が波紋を広げている。


 他陣営が「禁止されている」と批判し、党執行部は選挙管理委員会に追加対応の検討を要請。高市氏側は「他陣営も送付している」と反論し、泥仕合の様相を呈している。

 「選管に圧力をかけるのは考えられない。自制を求めたい」。高市氏の地元秘書は18日、奈良市で記者会見し、党執行部を強くけん制した。

 選管は「金のかからない総裁選」実現のため、4日付で文書送付の禁止を通知。これに違反したとして、逢沢一郎選管委員長が11日、高市氏に口頭で注意した。しかし、他陣営の議員から「(文書を受け取った)支持者に『あなたは高市氏支持なのか』と聞かれた」などと不満が続出。岸田文雄首相(党総裁)らが17日に協議し、選管に追加対応を促すことを決めた。

 地元秘書は会見で、30万通余りの送付を認め、「(通知時点で)既に発送されていた」と釈明。「文書に総裁選に関する内容はない。投票依頼ではない」と主張した。同時に、他陣営の文書送付を疑わせるSNSの書き込みを示し、自陣営のみの問題ではないと指摘した。

 議員が個別に自身の支援者へ応援候補の文書を郵送することは実際に行われている。ただ、指摘を受けた陣営関係者は「選対としては送っていない」と組織的な動きを否定。党中堅は「全国一斉の高市氏とは違う」と強調した。

 報道各社の党員・党友票の動向調査で高市氏が善戦していることを巡り、党内には文書送付が影響しているとの見方がある。これに対し、高市氏の陣営幹部は「高市つぶし」と反発。総裁選で期待された「党刷新」に水を差す事態に、党ベテランは「党の評判をおとしめるだけだ」と嘆いた。

292OS5:2024/09/20(金) 08:13:35
https://news.yahoo.co.jp/articles/9cc5b363c18783bebc16f376f504de25d165641a
「宏池会はオレのもの」岸田首相の思惑 「総裁選を楽しみにしているような印象も」
9/20(金) 6:00配信
デイリー新潮
総裁選を楽しみにしているような
岸田首相

 自民党総裁選が告示され、27日の投開票日まで過去最長の選挙戦を過去最多の立候補者9人で争うことになった。岸田文雄首相の号令で麻生派以外の派閥が解体されて行われる最初の総裁選であることも注目されるが、国会議員の多くが単独行動を取るということはほぼなく、基本的には旧派閥ベースで投票行動をとるようだ。当然、岸田首相の動向も注目されるが、具体的にどういった動きを見せるのか、お伝えする。

【写真】必勝祈願? 8月下旬に地元の夏祭りを訪れた進次郎氏のオフショットと驚きの「極秘データ」を全部公開

「岸田首相は先月14日に不出馬を表明して以降、総裁選を楽しみにしているような印象さえうかがえます。重圧から解放されるという思いもあってでしょうかね。自ら作った派閥解消の流れを受け、過去最多の候補者が論戦を交わす流れについても、嫌な思いはしていないことでしょう。派閥が残っていれば無派閥の小泉進次郎元環境相や二階派所属とはいえ若手の小林鷹之元安保相らは出馬までたどり着けなかった可能性もありますからね」

 と、政治部デスク。

邪魔はしていない
「小泉氏は14日に開かれた党総裁討論会で、初当選以来無派閥の自身が総裁選に出馬できたこと自体、党が変わろうとしている点だということを強調していました。岸田首相としては嬉しい発言だったことでしょう」(同)

 岸田首相が率いてきた岸田派(宏池会)からは林芳正官房長官と上川陽子外相の2人が出馬している。

「派閥が健在ならこういった分裂選挙はあり得ないのでしょうが、解体されているからこそ成立するということなのでしょうね。上川氏は推薦人20人確保のメドがなかなか立たなかったのですが、岸田首相はそれについて邪魔はしていません。逆に助けることもしていませんが(笑)。そもそも推薦人を集めることに窮しているようでは総裁選を勝ち抜くことなどできません。サポートをしなかったのは、“自力で這い上がって来い”という激励の意味合いもあったのかもしれません」(同)

“林氏を支持する”と明言していない
 その一方で、林氏への態度はどういったものなのだろうか。

「岸田首相は“林氏を支持する”と明言していません。林氏は以前から岸田首相の後継として宏池会のトップになるというふうに言われてきましたが、その評価に対して岸田首相は警戒を続けてきたとされています。その後、首相自ら派閥をなくしたわけですが、そうなっても支持する候補を明かしていないのは、林氏への警戒を解いていないということなのかもしれません。“宏池会はオレのものだと言わんばかりだ”などといった捉え方をする永田町の住人もいますね」(同)

 早くから首相候補とされながら、なかなか権力にたどり着けなかっただけに権力への思いがひと一倍強いとの評価もある岸田首相だが……。

「決選投票では自身がリーダーシップを発揮していずれかの候補に票を集めるように仕向けるのかもしれませんが、人数的にも影響力はそれほどでもないでしょうと冷ややかな見方も広がっています」(同)

 キングメーカーへの道も前途多難のようだ。

デイリー新潮編集部

新潮社

293OS5:2024/09/20(金) 17:51:08
https://news.yahoo.co.jp/articles/71dfbd0f6c5e8e590d3f9d83368e28ccd23bfe50
小泉氏、全特に支援要請 郵政造反の野田氏も同席 自民総裁選
9/20(金) 14:49配信
 自民党総裁選(27日投開票)に立候補している小泉進次郎元環境相は20日、全国郵便局長会(全特)幹部と東京都内で面会し、党員票獲得へ支援を要請した。

 全特は小規模郵便局の局長でつくる任意団体で、自民の有力支持団体。かつては全国特定郵便局長会との名称で、小泉氏の父の純一郎首相(当時)が進めた郵政民営化に反対した経緯がある。

 面会は約15分間行われ、同党の野田聖子元総務相も同席した。野田氏は郵政民営化に反対したことで2005年の衆院選は無所属で出馬し、党本部が送り込んだ「刺客」に勝利した。今回の総裁選では小泉氏の推薦人になった。

294OS5:2024/09/22(日) 22:14:42
https://news.yahoo.co.jp/articles/440eff96416c7ee55cc5070240e2fd3b604ae150
「脱原発」封印した候補も…自民党総裁選のエネルギー政策、電力需要の増加に備え原発活用で概ね一致
9/22(日) 19:04配信

読売新聞オンライン
自民党総裁選に立候補した9人

 自民党総裁選(27日投開票)で、9人の候補者はエネルギー政策を巡り、原子力発電の活用を推進してきた岸田首相の路線をおおむね引き継ぐ考えを示している。AI(人工知能)やデータセンターの普及による電力需要の増加に備える必要があるためだ。ただ、かつて掲げた「脱原発」を降ろして現実路線に転じた候補者もおり、その姿勢には濃淡もある。

【図解】高市氏・石破氏がトップで並ぶ…自民総裁選の情勢

 「電力が安定的に供給されなきゃ日本はもの作りができない。安全のためにも経済を強くするためにもエネルギーの安全保障は大事だ」。高市経済安全保障相は19日、東京・秋葉原駅前の演説会でこう述べ、安全性の高い次世代革新炉の開発にも意欲を示した。

(写真:読売新聞)

 岸田内閣は2023年2月、東京電力福島第一原発事故後、依存度を低減するとしてきた原発政策を転換。原子力を脱炭素電源として「最大限活用」する方針を閣議決定し、建て替えや運転期間延長も盛り込んだ。

 小林鷹之・前経済安全保障相も今月14日の討論会で「再生可能エネルギーに偏りすぎたエネルギー基本計画を変えるべきだ」と訴えた。林官房長官や上川外相、加藤勝信・元官房長官、茂木幹事長も原発の活用を掲げる。

 一方、前回21年の総裁選で原発に慎重姿勢を見せた河野デジタル相は、電力需要の増加で「前提条件が大きく変わった。現実的な対応を考える必要がある」と脱原発を封印。立候補表明の記者会見で「(次世代エネルギー技術の)核融合、リプレイス(建て替え)も選択肢だ」と述べた。

 小泉進次郎・元環境相も以前は脱原発を主張したが、今月6日の出馬会見で「使える電源はしっかりと使う」と再稼働や新増設を容認。「(原発を)ゼロに近づける努力を最大限にする」としていた石破茂・元幹事長も21日、記者団に「必要な原発の稼働は進めていかねばならない」と述べた。

 産業界からは新総裁に対し、原発再稼働や新増設への期待が高い。経団連の十倉雅和会長は12日の総裁選告示に合わせて発表したコメントで「原子力の最大限活用や革新炉・核融合の研究開発推進などエネルギー政策の展開を進めてほしい」と注文をつけている。

295OS5:2024/09/22(日) 22:15:34
https://news.yahoo.co.jp/articles/083791dee92712aa0afe4e4d6431b36f8ed5f9eb
首相、異例の退任直前の外遊 クアッド協力枠組み、次期政権に継承
9/22(日) 16:06配信
毎日新聞
「クアッド」の首脳会談に臨む岸田首相(右)ら=2024年9月21日、ロイター

 岸田文雄首相は21日(日本時間22日)、米東部デラウェア州ウィルミントンで開催された日米豪印4カ国の協力枠組み「クアッド」の首脳会議で、4カ国の協力を重視する姿勢を改めて鮮明にした。2021年10月の就任後、同盟国・米国に加え、自由や民主主義の価値観を共有する同志国との協力深化を進めた路線を次期政権へ引き継ぐ意図がありそうだ。

 クアッドは首相の外交姿勢を象徴する枠組みだ。21年に首脳級に格上げされたクアッドに出席するのは、23年5月の主要7カ国(G7)首脳会議に合わせて地元広島で開催したのに続き、今回が3回目。台頭する中国を念頭に「自由で開かれたインド太平洋」の実現に向け、海洋安全保障やサイバーなど幅広い分野での協力を進めてきた。

 首相は10月1日に退陣する見通しで、退任直前の外国訪問は異例だ。首相は首脳会議の冒頭、「私は日米豪印の取り組みを一貫して重視してきた。今回の会合は、首相として最後となる今回の外国出張において参加するに最もふさわしい会合だ」と強調した。

 クアッドの枠組みで、特に腐心したのがインドとの「つなぎ役」(首相周辺)を担うことだった。インドは、ロシアと友好関係を保つ一方、国際的な影響力を強める中国をけん制したい思惑では日米豪とも一致する。首相はこうしたインドの立場を理解し、23年5月の前回会議と前々回22年5月の東京での会議の共同声明では、ロシアを名指しで非難する文言は盛り込まれなかった。

 第2次安倍政権で4年半以上外相を務めるなど、日本外交を長年担ってきた自負を持つ首相としては、こうした丁寧な調整が必要となるクアッドの枠組みを次の政権にも着実に引き継ぎたい考えだ。また首相はクアッドに合わせて、ウィルミントンにあるバイデン米大統領の私邸でバイデン氏と会談し、これまで築いてきた個人的な信頼関係の深さも印象付けた。

 自民党総裁選(27日投開票)は候補者9人による混戦模様で、1回目の投票では決まらず決選投票になるとみられる。米国出発に先立ち、首相は公邸で記者団の取材に応じ、総裁選で誰を支持するのかを問われ「最後まで各候補者の政策、考え方をじっくりと聞いた上で、自分自身の1票を判断したい」と強調した。自身の外交路線を継承してくれる人物は誰なのかを見極めたい思いをにじませた。【ウィルミントン影山哲也】

296OS5:2024/09/22(日) 22:20:25
https://news.yahoo.co.jp/articles/c70453b734afd2072ead5bb4b1a8813731f958cf
林芳正官房長官vs上川陽子外相 同派閥から2人出馬…異常事態のウラ側
9/21(土) 6:06配信


デイリー新潮
上川陽子氏

 池田勇人による創設以来、5名もの首相が輩出した旧宏池会。先ごろ看板を下ろしたその名門派閥、旧岸田派から、林芳正官房長官(63)と上川陽子外相(71)の二人が総裁選に出馬する。政界の頂を目指す両者は、日ごろ健康管理にも抜かりがない、はずなのだが……。

【写真】「わぁ、こんなにきれいな人がこの世にいるのか!」 世論調査で上位につける石破茂氏は慶大時代、妻・佳子さんにひとめぼれしたという

 ***

 林氏は今月3日、出馬表明の会見で、色紙に墨書した「仁」の一文字を掲げながら決意を語った。

「慈しみ、思いやりという意味だ。国民の皆さんが安心できる、人に優しい政治を行っていきたい」

 お公家集団と言われた宏池会出身ならではの、教養溢れる訴えだが、

「世論調査で林氏の支持率は1%程度。党員票の伸びは見込めず、決選投票に残るのはほぼ不可能」(政治部記者)

異例の事態
 それでも出馬に踏み切った理由がある。

「旧来の自民党の論理では、退陣表明した当の首相の出身派閥からの出馬はご法度のはず。しかし、岸田首相が退陣表明時に“われこそはと思う方は積極的に手を挙げてほしい”と述べ、これを受けて上川氏が動き始めた。黙っていては旧岸田派内の勢力を奪われてしまうと危機感を抱いたのでは」(同)

 こうして2人の候補者が並び立つ異例の事態に。

 もっとも上川氏の側は、20名の推薦人を集めるのに最後まで苦労した。上川陣営で推薦人集めに奔走した松島みどり元法相が言う。

「“女性の政治家が出てくる方がいい。応援するよ”という声は多かったのですが、いざ、推薦人の署名をお願いするとなると本当に難しかった。しかも時間が経過するほどに推薦人を頼める議員の数は減っていくわけですから」

特技はリバウンド
 そこで、頼みとしたのが「女性」だった。

「上川陣営は広く女性議員に声をかけ、麻生派の山東昭子前参院議長の支援のもと今井絵理子参院議員らを取り込み、推薦人には女性議員が並ぶ格好となりました」(先の政治部記者)

 そんな中、密かに注目を集めるのが二人の「健康管理」のあり方だ。

「上川氏は毎朝のラジオ体操を日課とし、スクワットも趣味。100回できるようになったとも過去に報じられています」(同)

 生涯現役を貫いた女優の故・森光子も生前、スクワットを毎日、朝晩計150回行ったとされる。上川氏の健康維持の要諦は「下半身」にあるようだ。

 他方、林氏は出馬会見後に放映されたテレビ番組で〈趣味ダイエット、特技リバウンド〉と自虐的に語るほど体重の増減が激しい。

「林氏は農水相時代に各地の農産物を試食して体重が増加。慌てて炭水化物抜きダイエットを敢行した。一時期は10キロ以上痩せたものの、すぐにリバウンド。あまり体重を気にかけない性質なのか、外相時代、飛行時間が長い時はチャーター機で酒も存分に飲んでいたそう」(自民党関係者)

 健康管理への姿勢が対照的な両者は、全身全霊を傾けた戦いに、いよいよこれから突入する。

 関連記事【滝川クリステル側は「突き放すようなコメント」を… 小泉進次郎氏が総裁選で苦戦する理由 「後見人・菅前首相の健康問題も」】では、進次郎氏が苦戦するとされる意外な理由について詳しく報じている。

「週刊新潮」2024年9月19日号 掲載

新潮社

297OS5:2024/09/22(日) 22:21:15
https://news.yahoo.co.jp/articles/257f51f01526532b66fdeeeff92abfd95a960375
「岸田外交」集大成の訪米へ バイデン氏とは個別会談 「強固な同盟」を世界に発信
9/20(金) 20:47配信

産経新聞
岸田文雄政権下での主な外交

岸田文雄首相は21〜23日の日程で訪米し、日米豪印4カ国の協力枠組み「クアッド」首脳会合や国連総会に出席する。自身の後継を選ぶ自民党総裁選を控え、在任中最後の外遊となる。首相は覇権主義的な動きを強める中国やウクライナ侵略を続けるロシアをにらみ、日米同盟やクアッドなど同志国連携の強化に心血を注いできた。今回の訪米は「岸田外交」の集大成となる。

「これまで取り組んできた外交は世界でも評価が高い」

首相は周辺にそう語り、「岸田外交」の成果に強い自負をにじませる。

その基盤となったのが、バイデン米大統領との間で築いた「かつてないほど強固」と言われる日米関係だ。首相は2022年のロシアによるウクライナ侵略を受けて対露政策を転換し、欧米と歩調を合わせた強力な制裁に踏み切った。このことでバイデン氏は首相への信頼を深め、今年4月には首相を国賓待遇で米国に招いて厚遇。首相も議会演説で米国を鼓舞するなど、強固な同盟を世界に発信した。

首相同様、バイデン氏も退任が決まっている。両首脳は今回、バイデン氏の地元の東部デラウェア州ウィルミントンで個別に会談するが、後継政権への申し送りを含め、これまでの取り組みや成果を確認する場となりそうだ。

首相はインド太平洋地域で「米国頼み」だった安全保障体制を強化するため、米国の同盟国や友好国との重層的なネットワークの構築にも注力してきた。代表的なものがクアッドだ。

今回の首脳会合では中国が海洋進出を進める東・南シナ海の情勢や、核・ミサイル開発を加速させる北朝鮮について意見を交わす。また、違法操業する中国の漁船団の監視に向けた取り組みも発表する見込みだ。

今回の訪米で3年に及んだ岸田外交は幕を下ろす。ただ与党内では、各国首脳に知己の多い首相が、今後も国際舞台で存在感を保ち続けるとの見方が大勢だ。

自民総裁選で有力候補と目される高市早苗経済安全保障担当相や小泉進次郎元環境相、石破茂元幹事長はいずれも外交経験が乏しく、手腕は未知数だ。首相周辺は「誰が首相になっても外交では首相(岸田氏)に頼らざるを得ない」と話す。(永原慎吾)

298OS5:2024/09/23(月) 09:26:18
https://news.yahoo.co.jp/articles/e85a3dd85a67796d0a3d8aeaeeafb285b909a0f4
小泉氏、議員支持で先行 党員票含め高市・石破氏と「3強」 自民総裁選、決選投票の公算
9/23(月) 7:03配信


時事通信
自民党総裁選の演説会を終えた候補者ら=18日、大阪市北区

 自民党総裁選(27日投開票)を巡り、時事通信は党所属国会議員の終盤の支持動向を調査した。

【主な経歴】小泉 進次郎(こいずみ しんじろう)氏

 小泉進次郎元環境相(43)が50人超で先行。報道各社の世論調査で小泉氏と人気を分け合う高市早苗経済安全保障担当相(63)と石破茂元幹事長(67)はそれぞれ30人前後を固めている。

 9候補の陣営や地方組織の幹部への取材を基に分析した党員・党友票は高市、小泉、石破各氏が優勢。議員票と合わせて「3強」の構図が明確になりつつある。ただ、いずれも過半数には届かず、上位2人の決選投票となる公算が大きい。

 総裁選は議員票368票と、同数の党員・党友票の計736票で争う。調査は22日までに、議員の意向を直接聞き取るなどして実施。約60人が態度を明らかにしておらず、各陣営が働き掛けを強めている。

 小泉氏への支持は無派閥が半数を超え、安倍、二階両派(いずれも解散表明)と岸田派(解散)などの一部も取り込む。ただ、政権運営の手腕を不安視する向きがあり、来年夏に改選を控える参院議員の支持は少数だ。

 小林鷹之前経済安保担当相(49)と林芳正官房長官(63)が40人台で続く。小林氏は安倍、二階両派が6割を占める。林氏は座長を務めていた岸田派をおおむねまとめている。

 茂木敏充幹事長(68)は茂木派(解散表明)を中心に30人強を確保。高市氏は安倍派、石破氏は無派閥がそれぞれ半数を超える。河野太郎デジタル相(61)は30人弱の大半が麻生派。上川陽子外相(71)と加藤勝信元官房長官(68)は引き続き推薦人20人からの上積みが課題だ。

 決選投票は、党員・党友票が各都道府県連1票ずつの47票になるため、368票を維持する議員票の比重が高まる。今後、これを見据えた陣営間の駆け引きが活発化するのは必至。麻生太郎副総裁や菅義偉前首相ら重鎮の動向も焦点となりそうだ。

299OS5:2024/09/23(月) 22:01:00
https://news.goo.ne.jp/article/sankei/politics/sankei-_politics_diplomacy_3A3BAAJXYZJ2HKAD3WBCXBRV4Y.html外交が危ない!? 自民総裁選の余波、10月の日程に不確定要素 欠席すれば喜ぶのは中国
2024/09/23 21:38産経新聞

外交が危ない!? 自民総裁選の余波、10月の日程に不確定要素 欠席すれば喜ぶのは中国

自民党本部の上層階に掲げられた総裁選挙の横断幕=2日、東京都千代田区(春名中撮影)

(産経新聞)

自民党総裁選(27日)のあおりで秋の外交日程が不透明になっている。衆院の早期解散論が浮上し、新たな首相が10月上旬の東南アジア諸国連合(ASEAN)関連の首脳会議を欠席する可能性が出てきたためだ。ただ、新首相が出席を見送れば日本は存在感を示せず、ASEAN諸国への影響力拡大を狙う中国を喜ばせる結果となりかねない。外務省関係者は新首相の判断にやきもきすることになりそうだ。

「出席しないことなんて、あるんですかね…」

9月中旬のある日、外務省幹部は、ASEAN関連首脳会議への新首相の出席を巡り、こうつぶやいた。

今年のASEAN関連首脳会議は10月6〜11日にラオスで開かれる。日ASEAN首脳会議やASEANプラス3(日中韓)首脳会議など、日本が関係する会議は10、11両日に開かれる見通しだ。外務省によると、これらの会議には日本の首相が必ず出席してきた。

だが、今年は雲行きが怪しくなっている。総裁選有力候補の小泉進次郎元環境相が「できるだけ早期に衆院を解散し、国民の信を問う」と明言したこともあり、衆院選が最短で10月15日公示、27日投開票となるとの見方もある。

岸田文雄首相の後継を選出する臨時国会は10月1日に召集される方向だ。27日投開票の場合、解散日として想定されるのは、所信表明演説や衆参両院での代表質問後の9〜11日で、ASEAN関連首脳会議と日程が重なる。衆院解散のタイミング次第ではラオス出張自体を見送るか、一部参加にとどめるか、外交と内政(選挙)をてんびんにかけた政治判断が必要となる。

米国のバイデン大統領は昨年に続き今年もASEAN関連首脳会議への出席を見送る公算が大きいが、昨年、代理で出席したハリス副大統領も米大統領選の候補者となったため出席は困難視されている。そうした中で日本の首相も欠席すれば、李強首相の出席が想定される中国が存在感と影響力を高める可能性がある。

新首相の外交日程を巡り、外務省幹部は初外遊としてのラオス訪問を期待しつつ、「あらゆることを考える」と語る。(原川貴郎)

300OS5:2024/09/23(月) 23:21:01
https://news.yahoo.co.jp/articles/564bb84888b11a4a34c701ae48eb3b23d8fadd6d
齋藤健氏が出馬断念…“恐怖の舞台裏”を政治ジャーナリストが解説 野田聖子氏の裏切り、長老たちの影響か
9/17(火) 6:51配信

ABEMA TIMES
齋藤健氏、野田聖子氏

 自民党総裁選に出馬の意欲を示していた齋藤健経済産業大臣が、最終的に推薦人が集まらず、告示前日に出馬を断念した。同日には、同じく意欲を見せていた野田聖子元総務大臣も、推薦人20人に届かず断念している。しかし政治ジャーナリストの青山和弘氏は、「齋藤氏は出馬できたはずだ。野田氏が齋藤氏を突然裏切った」と語る。

【映像】野田氏の裏切りに党内から“恨み”(青山氏の証言)

 不思議なことは、告示6日前に起きていた。三原じゅん子参議院議員が「古い政治に決着をつける時が来た。だから私は小泉進次郎」とXで投稿。三原氏は野田氏に心酔していて、2021年の前回総裁選に野田氏が立候補した時も、推薦人として支援し、「私を政治の世界に導いてくださった母」とたたえていた。しかし突然裏切る形で、進次郎氏支援を公言したのだ。

 告示4日前には、ABEMA的ニュースショーに出演した齋藤氏が「(総裁選出馬を)やります」と語っていたが、この当時について青山氏は「齋藤陣営と野田陣営が一本化する動きがあった」と解説する。青山氏によれば告示3日前、双方に近い浜田靖一国対委員長が、一本化を仲介した。推薦人が足りなかった2人は、齋藤氏に一本化することで合意していた。

 その時点では利害が一致していたが、告示2日前にトップ会談を開こうとした時、野田氏は「進次郎氏につく。選対本部長になってくれと言われている」と言いだす。齋藤陣営も、仲介した浜田氏も寝耳に水だったという。なお青山氏の取材では、野田氏は石破氏にも推薦人を貸すことを持ちかけていたことがわかっている。

 では誰が、野田氏を影で動かしたのか。まず考えられるのが、森喜朗元総理が糸を引いた可能性だ。野田氏は出馬をめぐる流れで、森氏と会っていた。森氏は安倍政権を支えた派閥「清和会」のドンで、進次郎氏の父、小泉純一郎元総理も「森派」の一員として総理になった。青山氏は「総裁選での野田氏の身の振り方を話し合ったのは間違いないが、森氏がどこまで進次郎氏支持を促したのかは不明だ」と語る。

 次に考えられるのが、菅義偉前総理の動きだ。菅氏は進次郎氏と同じ神奈川県選出で、菅政権では進次郎氏を環境大臣に起用した。今回も進次郎氏への支持を表明している。野田氏は周辺に「菅氏に全部ブロックされる。自民党には新しい派閥ができつつある」と話していた。なお青山氏によれば、三原氏に声をかけ、野田氏から引き離したのは菅氏だというが、「野田氏の動きにどう関与したのかは確認できていない」そうだ。

 もうひとつの可能性が「勝ち馬に乗った説」だ。総裁選出馬が難しい状況で、打算的に考えたのではないかとの予想だ。野田氏は進次郎氏と頻繁にやりとりしていたが、「進次郎氏は『選対本部長』の就任要請まではしていないと言い張っている」(青山氏)。

 進次郎陣営の重鎮、武田良太元総務大臣は、野田氏について「行動が不可解。齋藤陣営からも石破陣営からも、自分の陣営からも信用を失った」。青山氏は「総裁選は権力への欲望、政治家としての利害、これまでの恩讐が絡む、魑魅魍魎(ちみもうりょう)の世界だ」と語る。

 改めて青山氏は、これら3つの説について「(当てはまるのは)全部かもしれない」と語る。人間関係では齋藤陣営と近く、対等合併すれば政策ものんでもらえるが、「勝たないと意味がない」。森氏と面会した際に、これらの話になったのは間違いないとしつつ、三原氏の方針転換に野田氏が苦言を呈していたことを、菅氏が気にしていた証言もあるという。また、こうした野田氏の動きには「党内ではかなり顰蹙(ひんしゅく)を買っている」と説明した。

 元東京都知事の舛添要一氏は、元自民党参議院議員の立場から「こういうのは日常茶飯事で、この程度のことしかないと(感じる)。9人にばらけているが、3、4人の時はもっと酷い」。また元自民党衆議院議員の宮崎謙介氏は、野田陣営に近い人物から聞いた話として、「進次郎氏から野田氏に、かなり電話がかかってきたという。齋藤陣営と組むと決めたのに、野田氏自身が進次郎氏に持っていかれて、『僕らは捕虜になってしまった』と言っている」と証言した。

(『ABEMA的ニュースショー』より)

ABEMA TIMES編集部

301OS5:2024/09/24(火) 16:57:22
https://news.yahoo.co.jp/articles/ddf3659b18b06b715bed3422e133e77b343a4899
シン・総裁選は「菅vs麻生」 石破・小泉・高市デッドヒートの裏側で…【解説委員室から】
9/24(火) 7:20配信

時事通信
衆院本会議に臨む自民党の麻生太郎副総裁(左)と菅義偉前首相=1月26日、国会内【時事通信社】

 過去最多9人の立候補者が名乗りを上げた異例の自民党総裁選(9月27日投開票)。先行する元幹事長・石破茂、元環境相・小泉進次郎に、経済安全保障担当相・高市早苗が追い上げる展開で、上位2人の決選投票にもつれ込む可能性は高い。論戦力に不安のある小泉がここに来て失速しているとの見方もある。その裏側では前首相・菅義偉と副総裁・麻生太郎のキングメーカー争いに、首相・岸田文雄も参戦する可能性があり、最後まで目が離せない状況だ。(敬称略、時事通信解説委員 村田純一)

【図解】自民党総裁選候補の派閥別に見た推薦人の分布

◆高市浮上の要因

「次の自民党総裁に誰がふさわしいか」―。各社の世論調査によると、石破、小泉、高市が上位3人として定着。外相・上川陽子、デジタル相・河野太郎、前経済安保相・小林鷹之、官房長官・林芳正、元官房長官・加藤勝信、幹事長・茂木敏充の各候補者の支持率は1桁台にとどまり、上位3人とは大きく差が開いたままだ。

 総裁選は当初の世論調査で、「小泉か石破か」「世代交代か経験値か」という2人の争いと見られていた。しかし、ここに来て急上昇しているのは岩盤保守層の支持を受ける高市だ。

 9月12日の総裁選告示後、日本テレビと読売新聞がそれぞれ自民党の党員・党友を対象に行った世論調査の結果は、小泉陣営に衝撃を与えたのではないか。

 ▽日本テレビ=石破25%、高市22%、小泉19%(9月13日)

 ▽読売=石破26%、高市25%、小泉16%(同16日付)

 それまで各メディアの調査で3位だった高市が小泉を逆転し、2位に浮上したのである。小泉の勢いは早くも論戦の過程で失速しつつあるのではないか。そう思わせる調査結果だった。「自民党の党員・党友には高齢・保守的な男性が多い」ことも高市浮上の要因と日テレの動画番組では指摘されていた。

 高市がいわゆる岩盤保守層に一定の人気があるのは間違いない。亡くなった元首相・安倍晋三の後継者と自任して保守的なスタンスを維持し、選択的夫婦別姓制度の導入にも反対姿勢を貫いているからだろう。タカ派的な安保・外交政策を重視する姿勢も共感を持たれているのではないか。

 一方、16日付の朝日、17日付の産経(FNNと合同)両紙の自民支持層を対象にした調査によると、

 ▽朝日=石破32%、小泉24%、高市17%

 ▽産経=小泉29%、石破24%、高市16%

 高市はいずれも3位にとどまっているが、「自民支持層」が調査対象なので、読売などと単純な比較はできない。とはいえ、石破、小泉陣営にとって高市が侮れない存在となっているのは確かだ。

 ただ、高市が総裁選告示前に、政策リーフレットを全国の党員らに郵送したことが、高市人気の要因との指摘もある。党総裁選挙管理委員会は文書郵送の禁止を9月4日付で通知し、「他の陣営は一切出していない」という。高市は「ほとんどは8月中に発送を終えている」として、違反ではないと主張した。だが、他陣営からは「ずるいことはやめるべきだ」「ルールも守れないのか」などと冷ややかな声が出ている。

 小泉が選択的夫婦別姓の導入を容認していることに対しては、特に保守層の反発が強く、ネット上での激しい「小泉バッシング」は自民支持層に影響を与えているようだ。既に総裁選の論戦では、質疑応答での小泉の回答にさまざまな疑問符が付く状況で、小泉への「選挙の顔」としての期待が失望に変われば、さらに高市が伸びる可能性はある。

302OS5:2024/09/24(火) 16:57:52
◆小泉は「菅頼み」?

 総裁選は国会議員票368票に同数の党員・党友票を合わせた計736票で争い、1回目の投票で過半数を得た候補がいなければ上位2人での決選投票となる。2回目の投票では議員票368票に、党員・党友票は各都道府県に1票ずつの47票が割り振られ、議員票の比重が大きい。2回目の投票で3位以下の議員票をどう取り込むかが勝負の行方を左右する。

 368票の議員票のうち、9人の立候補者の推薦人は、「20人×9人」で180人。立候補者9人を加えた189人の国会議員は1回目の投票先が決まっていると言える。事実上、残り179人の国会議員と105万人の党員・党友の争奪戦となるが、候補者乱立により票が分散し、誰も過半数を取れず、決選投票となる公算は大きい。

 自民党の派閥が「一致団結、箱弁当」と呼ばれ、「親分が右を向けば右、左を向けば左」という時代もあった。政治記者は派閥の領袖、幹部の意向を取材すればよかった。今は違う。裏金事件を受け、麻生派を除いて各派閥は解散を表明。実際に政治団体の派閥の解散届を総務相宛てに出したのは森山派と岸田派だけだが、派閥集団的な動きはなお残っており、水面下で決選投票をにらんだ合従連衡が進む可能性がある。

 キーパーソンは前首相・菅義偉と副総裁・麻生太郎の二人。それに退陣する岸田の動きも注目される。誰がキングメーカーとして生き残るか、永田町の生存競争では、小泉の後ろ盾である非主流派・無派閥の菅が無派閥議員を束ね、リードしているとの見方がある。「無派閥の菅が一番、派閥的な動きをしている」(党関係者)と言われるほどだ。

 菅は9月8日、横浜市内で行われた小泉の街頭演説で街宣車の上に現れた。炎天下の中、小泉と一緒に立つ菅は無表情だった。熱中症になるのではないかと心配するほどの暑さの中、マイクを通した菅の声はしっかりしていた。

「何としても今度の総裁選挙、小泉進次郎さんに日本のかじ取りを託したい。そんな思いで皆さんと一緒になって、応援させていただいています」

「私に割り当てられた時間は2分です」と断った短いあいさつの中で、菅は小泉への支持を鮮明に示して街宣車を降りた。

 この場面は、テレビニュースや動画を通じ、小泉のバックにいる菅の存在感を強烈にアピールした。小泉と同じ自民党神奈川県連の一人として、街宣車で地元候補への支持を訴えるのは当然とも言える。だが、菅は表に出ないで、裏に回って小泉を支えるのではないかとささやかれていたので、菅の早々の登場にはいささか驚いた。分かっていることとはいえ、菅の支持表明は党内に波紋を呼び、「小泉政権になったら、菅の傀儡(かいらい)政権だな」(閣僚経験者)と見なされるようになった。

「小泉の能力、経験不足を補うためには、菅に頼るしかないだろう」と永田町や霞が関の関係者が思うのは当然だろう。ただ、小泉がアピールしたかった「刷新感」は雲散霧消し、「政治が変わる」という期待感も薄れた感がある。「誰も小泉が総裁になって政権を担えるとは思っていない。政権運営は菅頼みだろう」(自民関係者)という声が広がったのは事実だ。

「選挙の顔」として、若くて発信力があり、人気の高い小泉に期待する自民党内の声は多い。小泉は有権者の不信を招いた「政治とカネ」をめぐる問題に関し、政策活動費の廃止、旧文通費の見直しを打ち出したが、裏金議員の公認問題では「最終的に新執行部で厳正な判断を下す」と述べるにとどまった。裏金事件の再調査に踏み込む姿勢を示さないのは、どの候補者も一緒だ。今の自民党に再調査まで期待するのは無理な相談である。

 石破は「国民の納得が必要で、納得しないなら党の責任者である総裁が確認しなければならない」などと述べているが、では、総裁が確認して、納得して、国民に説明できるまで党内の再調査を進めるのかどうか。よく分からないが、それは難しいだろう。

 小泉は、できる限り早期の衆院解散を行うと主張する。国会の衆院予算委員会での与野党論戦が行われる前に解散に踏み切りたい考えのようだ。苦手な論戦を回避したいとの思惑が透けて見える。10月解散で投開票日は早ければ10月27日、または11月10日などが取り沙汰されている。石破が予算委での与野党論戦を経てから解散との考えを示していたのは、小泉に比べて論戦に自信があるからで、そこは違いをアピールしたいところなのだ。

303OS5:2024/09/24(火) 16:58:07
 小泉の早期解散表明について、立憲民主党の元首相・野田佳彦は「論戦力に自信がないからだ」と喝破した。立民の代表選(9月23日投開票)で野田は勝利する可能性が高い。自民党総裁選の投開票日前に、野党第一党の党首が決まるのだ。仮に野田の勝利が決まった場合、野田に対抗する自民党総裁として、いや首相として誰がふさわしいか。総裁選の終盤、自民党の党員・党友、国会議員はいや応なく考えさせられる。

 ちなみに、党員・党友の投票用紙は既に郵送され、都内では「9月24日までに投函(投票)してください(26日必着)」と書かれてある。党員投票は、各都道府県連で集計した得票数を党本部で一括集計し、ドント方式で候補者に比例配分される。

◆「菅と岸田」の遺恨

 一方、菅の「岸田嫌い」は有名だ。菅政権時代に菅を総裁再選断念に事実上追い込んだのは岸田だと言える。菅政権を批判して総裁選にいち早く名乗り上げた岸田に対し、菅の恨みは消えていないだろう。菅は、首相になっても岸田派会長としていつまでも派閥を離脱しない岸田を批判。政治資金問題でも責任を取らない岸田を非難し、やがて党内の「岸田降ろし」が広がった経緯がある。

 今度は退陣表明を余儀なくされた岸田が、菅の「復権」を許さず、逆襲する展開があり得る。菅が支える小泉政権の実現阻止に向け、解散した「岸田派」がある程度一致結束して行動するのではないかとみられている。仮に決選投票が「小泉vs石破」なら石破への票が増えることになり、石破陣営の岸田に対する期待は大きい。

 派閥裏金事件を受け、岸田は政治への信頼回復を目指すとして、1月に岸田派(宏池会、46人)の解散を表明。政治団体として宏池会の解散届を総務相宛てに提出したのは9月3日だった。しかし、今でも元派閥のグループとして集まることは多いという。岸田派出身者としては林、上川の二人が総裁選に出馬し、林には15人、上川には5人の同派出身者が推薦人となった。林の出馬は、次の政局をにらみ、グループの結束を維持する目的もあるとみられる。

 永田町では、岸田が元岸田派幹部らを首相公邸の裏門から秘かに入れて協議しているとの情報もある。岸田が退陣後もなお永田町に影響力を持ち続けたいと思うのは、政治家の一つの性(さが)であろう。

◆麻生は「究極の選択」

 自民党の派閥として唯一、解散表明せずに存続する麻生派(54人)の動きも大きな焦点だ。総裁選では同派に所属する河野に推薦人19人を出すだけでなく、岸田派出身の上川にも推薦人9人を提供した。麻生派は総裁選で河野支持を決めているが、他の候補の支援も容認するという対応を取った。二階派出身の小林の推薦人に麻生派から2人が流れたのもそのためだ。麻生派の重鎮・元幹事長の甘利明は小林の後ろ盾のような存在でもある。

 麻生派の決選投票での対応はまだ決まっていない。河野が決選投票に残らなかった場合、麻生が上位2人の誰を支持するか、どの旧派閥・グループと連携するか、さまざまな組み合わせが考えられる。安倍政権を支えた麻生と菅だが、岸田政権下では主流派と非主流派に分かれた。菅と親密な元総務相・武田良太は、地元・福岡の政界で麻生とは「犬猿の仲」。小泉支援の「菅―武田」ラインと手を組むのは難しい相談だろう。一時は「大宏池会」構想を練って連携を探ったこともある麻生と岸田が「反小泉・菅」でまとまるという見方は有力だろう。

 ところが、小泉の対抗馬として石破が決選投票に残った場合、麻生としては実は悩ましいところなのだ。麻生政権末期に石破が「麻生降ろし」に動いた恨みはなお残っているとされる。小泉か石破か、麻生にとっては「究極の選択」となる。もし高市が決選投票に残れば、高市に乗る方が「まだマシ」と考えるかもしれない。いずれにせよ、「国家国民にとって誰が首相にふさわしいかを考える」と麻生氏周辺は語る。

 1回目の投票での党員・党友票の結果が、2回目の議員票を左右するとも言われ、実力者の思惑通りに事が進むとは限らない。

 決選投票になった場合の対応を尋ねられると、麻生は冗談交じりに「海外に逃亡するしかねえな」と漏らしている。

304OS5:2024/09/24(火) 16:58:49
https://news.yahoo.co.jp/articles/9d09ebd905a9ffd469e0701938737284759f08e0
「執念としたたかな戦略がある」 退陣・総裁選不出馬の岸田首相が自民党総裁選の裏で「虎視眈々と狙うこと」
9/24(火) 7:02配信



東洋経済オンライン
(写真:Philip Wong/Bloomberg)

 岸田文雄首相(67)の後継者を決める自民党総裁選もいよいよ最終盤となり、各種情勢調査を踏まえて“3強”とされる、高市早苗経済安保相(63)、小泉進次郎元環境相(43)、石破茂元幹事長(67)=届け出順=が、激しいトップ争いを展開している。

 その一方で、水面下では、首相経験者の麻生太郎副総裁(84)、菅義偉前首相(75)と岸田氏による「キングメーカー争い」も激化しており、総裁選の結果次第で、これまでの党内権力構図が大きく変わる可能性も指摘されている。

■総裁選後の"岸田1強”への執念

 その中で、永田町で最も注目されているのは、岸田氏の動きだ。8月14日の唐突にも見えた総裁選不出馬・退陣表明が、過去最多9人による今回総裁選につながったことは間違いないが、「その裏には、総裁選後の“岸田1強”への執念としたたかな戦略が秘められていた」(自民長老)とされるからだ。

 現在の党内権力構図を踏まえれば、岸田氏の「最大の敵」は菅氏だ。ただ、これまで岸田政権の支柱だった麻生氏との相互信頼関係も薄れ、「菅・麻生・岸田の“三角関係”の複雑化」(同)が目立ち始めている。

 特に3強候補については菅氏が小泉氏、麻生氏が高市氏、岸田氏が石破氏にそれぞれ肩入れしているとみられる一方、総裁選後の人事もにらんでそれぞれ他候補にも“保険”でもかけるという、「複雑怪奇な主導権争いを繰り広げているのが特徴」(政治ジャーナリスト)との見方が広がる。

 当然、誰が新首相になるかで3氏の明暗も分かれるが、なお混迷が予想される今後5年前後の政局展開をにらむと、岸田氏にとって、麻生、菅両氏との年齢差が「大きなプラス要因」(政治ジャーナリスト)となることは間違いない。5年後でも72歳の岸田氏に対し、菅氏は80歳、麻生氏は89歳という「引退必至の高齢」(同)となるからだ。

 加えて、麻生氏が率いる麻生派は、総裁選で支持候補がバラバラの分裂状態で、菅氏の率いる「菅グループ」内でも足並みの乱れが目立つ。これに対し岸田氏は、自らが率いてきた旧岸田派を「決選投票」で完全にまとめられれば、その後の権力闘争で“1強”になる可能性がある。

 だからこそ、岸田氏は自ら解散した旧岸田派の“実質的領袖”にこだわり、「総裁選後の林氏への代替わりの先送りを画策している」(派幹部)とみられているのだ。

■岸田首相が最後の役員会で語ったこと

 その岸田氏は、総裁選告示に先立ち現陣容での最後となった9月10日の党役員会で、3年間の政権運営について「歴史の分岐点とも言うべき大きな時代背景の中で数々の難局に向き合った3年間だったが、粒々辛苦の努力を重ね、成果を挙げることができた」と回顧し、各役員の協力への謝意を表明。

 これに対し麻生氏は、岸田氏による日韓首脳会談や原子力政策の推進などを取り上げて労をねぎらうとともに、「さまざまな問題を十分に解決できる能力は圧倒的に自民党にあると確信している」と強調した。

 ただ、この岸田、麻生両氏に菅氏を加えた「現・前・元首相」が、大乱戦の総裁選での「勝ち馬」探しに頭を悩ませているのは「党内周知の事実」(自民長老)でもある。

305OS5:2024/09/24(火) 16:59:21
 3氏とも「キングメーカーとして新政権での影響力行使を狙っている」(同)のは間違いないが、「その重要な場となる決選投票で、派閥解消を受けてそれぞれの配下の議員達が、“親分”の指示通りに動くかが見通せないことが3氏の“悩みの種”」(同)とみる向きが多い。

 確かに菅氏は小泉陣営の“最高司令官”として振る舞っており、菅、小泉両氏のお膝元・神奈川の地方議員は「12日の告示後に党員名簿を渡され、(党員・党友に対する)支持要請電話の回数や結果などを、毎日菅事務所に報告している」と首をすくめる。

 そもそも、2021年の前回総裁選で再選を目指していた菅氏は、想定していなかった岸田氏の“奇襲”で、あっという間に「戦う気力をなくした」と言われており、続投断念に追い込まれた。以来、復讐心をたぎらせてきた菅氏にとって、「今回はまさに岸田氏との雌雄を決するリベンジマッチ」(無派閥ベテラン)とみられているのだ。

■麻生氏は急上昇の高市氏が“救いの神”にも

 そうした中、唯一派閥を存続させて総裁選に臨んだ麻生氏は「小泉氏は人気先行だ。(総裁選討論会での発言をみれば)あのままでは国会審議で行き詰まりかねない」と周辺に漏らしているという

 ただ、今回の総裁選で同派所属議員たちは、“同派代表”の河野氏以外に、複数の議員が上川、小林両氏らの陣営にはせ参じており、「完全に分裂状態」(派若手)だ。しかも、麻生氏の“石破嫌い”も続いているため、「麻生氏自身が、総裁選戦略を決めかねている」(同)のが実態とみられている。

 そうした中、小泉、石破両氏と距離を置く麻生氏にとって、「“救いの神”となりつつある」(政治ジャーナリスト)が高市氏だ。総裁選が中盤を迎えた段階での各種情勢調査では「小泉、石破両氏に割って入る勢い」(選挙アナリスト)とされ、「麻生氏も意を強くしている」(側近)といわれる。

 各陣営が反発している高市氏が送付した政策文書問題でも、河野陣営はあえて抗議文を出さなかったため、党内では「麻生氏が決選投票で派として高市氏を支持する布石を打ったのでは」との憶測も広がる。それも踏まえ、麻生派内では「親父(麻生氏)は高市氏が上位2人に入った場合は、決選投票で勝負を懸けるつもりだ」(幹部)との声が出ている。

 これに対し、岸田氏も総裁選告示以来、連日のように旧岸田派議員らとの情勢分析に腐心している。岸田氏にとって、今回の総裁選への対応は「党実力者としての影響力維持・強化への試金石」(側近)となるからだ。

 最側近とされる木原誠二幹事長代理らは小泉陣営入りして注目される。岸田氏周辺は「岸田さんはあえて黙認しているが、本音では『木原君の将来がなくなりかねない』と考えている」(派幹部)と岸田氏の複雑な心境を解説する。

306OS5:2024/09/24(火) 17:04:02
■最後の訪米で存在アピール

 その一方で、ここにきて岸田氏自身は秘書官らに対し「総辞職の直前まで、首相としての職務に万全を期す」と繰り返し、連日の多忙な日程にもかかわらず「体調維持に余念がない」(官邸筋)とされる。その岸田氏が「首相としての最後の晴れ舞台」(同)と位置付けるのが21日から24日までの訪米だ。

 21日午前に裕子夫人を伴って政府専用機で訪米の途についた岸田氏は、まずアメリカのバイデン大統領の地元・デラウェア州での日米首脳会談に続き、日米豪印の4カ国の枠組み(クアッド)によるクアッド首脳会合などに出席。

 続いて現地時間22日昼前にニューヨーク入りし、23日未明に地球規模の課題などを話し合う国連総会での「未来サミット」での演説で、安保理改革への行動を呼びかけるとともに、法の支配に基づく国際秩序の重要性や核兵器廃絶に向けた取り組みの推進を訴え、24日午後帰国する。

 最後の日米首脳会談では、バイデン氏から「最大限の賛辞」を贈られ、岸田氏も「万感胸に迫る表情」(同行筋)だったとされる。「まさに“センチメンタルジャーニー”」(政治ジャーナリスト)とも揶揄された訪米だが、「そもそも、岸田氏自らが決めて実現させた日程で、訪米中は総裁選と並んで報道され、存在感をアピールする目的は達した」(官邸筋)との見方が広がる。

 岸田氏は帰国直後から総裁選対応に集中する構えで、27日の投開票日に向け、側近らと戦略を練ることになる。その総裁選は「ふたを開けるまで誰が勝つか分からないという過去に例のない大混戦」(自民長老)となるのは確実で、だからこそ「勝敗のカギを握る」(同)とされる岸田氏の動向に注目が集まるのだ。

■総裁選後に「黄金期」を迎える? 

 そうした状況を踏まえ、党内からは「今回の総裁選だけでなく、今後数年間の政局と自民内権力闘争に視野を広げると、岸田氏は明らかに菅氏や麻生氏より優位に立っており、総裁選後に“黄金期”を迎えてもおかしくない」(同)と指摘する向きもある。

 確かに、現状を見る限り「今後数年間、総理総裁の座を争うとみられる9人の候補達のほとんどが、岸田氏との関係維持に注力する」(政治ジャーナリスト)との見方が少なくない。

 このため自民党内でも、「総裁選の結果次第では、長期間党内実力者の座を維持してきた麻生、菅両氏や二階俊博元幹事長、森喜朗元首相を押しのけての『岸田1強』時代の幕開けになるのでは」(自民長老)との声も出始めている。

泉 宏 :政治ジャーナリスト

307OS5:2024/09/24(火) 23:22:01
https://news.yahoo.co.jp/articles/230780d38ba16dea7e6143832d32904fe27beead
小泉進次郎氏が麻生太郎副総裁と面会 自民党総裁選の支援要請か
9/24(火) 22:00配信

朝日新聞デジタル
記者団の取材に応じる小泉進次郎元環境相=2024年9月12日午前9時25分、東京都千代田区の日枝神社、川辺真改撮影

 自民党総裁選(27日投開票)に立候補している小泉進次郎元環境相(43)=無派閥=が24日、東京都内で麻生太郎副総裁と面会したことが分かった。小泉氏は、上位2人による決選投票に進んだ際の支援を、麻生氏に求めたとみられる。


 面会は小泉氏側からの要請で、約30分行われた。9人が立候補している総裁選は、小泉氏を含めた石破茂元幹事長(67)=無派閥=、高市早苗経済安全保障相(63)=無派閥=の三つどもえの混戦状態で、決選投票にもつれることが確実な情勢だ。麻生氏は裏金事件後も唯一派閥の存続を明言している。麻生派には54人が所属しており、決選投票の勝敗のカギを握る可能性がある。

 小泉陣営の関係者は「あらゆる人に頭を下げて支援をお願いする局面だ」と話しており、小泉氏も決選投票を見据え、支援を求めた模様だ。

朝日新聞社

308OS5:2024/09/24(火) 23:36:48
https://news.yahoo.co.jp/articles/de67acd05353233bd08fd43cdac137f777106517
小泉進次郎の選対メンバーで「突然抹消された」議員の名前…総裁選の真っただ中に起きた「騒動の舞台裏」
9/21(土) 6:30配信

現代ビジネス
小泉進次郎陣営で起こった珍事
Photo by gettyimages

総裁選真っただ中の小泉進次郎陣営で、とんだ珍事が起こっていた。選挙対策メンバーの中から、突然、ある議員の名前が抹消されたのだ。

長谷川岳・参議院議員。今年3月、飛行機内でCAに対して猛クレームを浴びせたことが問題視された人物……と言えば、ピンとくるだろう。陣営の一人が、「長谷川岳抹消騒動」の舞台裏を明かす。

「彼は進次郎さんの後ろ盾である菅義偉さんと距離が近いため、総裁選立候補会見直前に選対内で『長谷川さんを選対に入れないわけにはいかないだろう』との忖度が働き、業界団体の対応をする『団体班』の班長に就任させたのです。

ところが、選対の組織図が出回ると、党内からも問題視する声が噴出。あまりの反響に驚いた長谷川さん本人が、選対を仕切っている小倉將信さんに頼んで、役職を外してもらったのです」

小泉進次郎内閣の不安要素
結局、団体班の班長は党副幹事長の島尻安伊子議員が就任することになった。進次郎を支援する別の議員はこう嘆息する。

「自ら退いてくれたからよかったものの、長谷川さんは中央省庁や自治体の職員に威圧的な言動をとっていたことも報じられ、国会で謝罪にまで追い込まれた人物。そんな気質の人を登用しようとするなんて、危機意識が低すぎる。総裁選の前からこれでは、先が思いやられます」

小泉事務所に事実関係を問い合わせたが、期日までに回答はなかった。

進次郎支持の議員たちも、ガクッときてしまう珍事であった。

「週刊現代」2024年9月28日号より

【つづきを読む】『この10月「小泉進次郎内閣」が「誕生ほぼ確」に…!その「想定閣僚名簿」を大公開する』

週刊現代(講談社・月曜・金曜発売)

309OS5:2024/09/25(水) 07:55:08
https://news.yahoo.co.jp/articles/796bd533fbb28e3d3847552529c27c201af57e22
自民総裁選・小泉氏、石破氏、高市氏、3陣営の「票読み」 決選に進むには140万票がボーダーラインか
9/25(水) 7:02配信
AERA dot.
自民総裁選の9人の候補

 9月27日の投開票が迫った自民党の総裁選。9人の候補が乱立するのも史上初だが、岸田文雄首相が裏金事件を機に「派閥解消」を宣言し、少なくとも表向きは「派閥」単位で動かない自民党総裁選も初めてとなる。

【写真】高市氏が全国の党員に送って問題となったリーフレットはこちら

 9人の候補の中で、前回、2021年の総裁選では2位だった河野太郎デジタル相、若手議員の支持を多く受けて最初に出馬表明した小林鷹之前経済安保相、旧茂木派を率いた茂木敏充幹事長らは伸びを欠いている。

 国会議員票と党員・党友票が同じ数の1回目の投票では、党員・党友票を多く獲得できる候補が上位に来るとみられ、小泉進次郎元環境相、石破茂元幹事長、高市早苗経済安保相の3人が有力視される。

 1回目の投票で過半数をとれば勝利となるが、9人が立候補しているので決選投票となるのはほぼ確実とみられる。そして、自民党内では、

「小泉氏、石破氏、高市氏の3人のうち、2人が決選投票に残る」

 との見方が大勢を占めている。

■3パターンに絞られてきた決選の構図

 そうなると決選投票の構図は、

 (1) 小泉氏と石破氏

 (2) 小泉氏と高市氏

 (3) 石破氏と高市氏

 の3パターンが想定される。

 記者が複数の党員に投票動向を聞いたところ、

「小泉氏はまだ早い、衆院の解散総選挙も今年中にはありそうなので人気の高い石破氏」

「政治とカネの問題で地に落ちたので、フレッシュな小泉氏」

「高市氏がいい。しっかり日本を守ってくれそうだ」

 などという声があった。記者が聞いた計16人の党員では、石破氏支持が5人、小泉氏が3人、高市氏が3人で、残りは他の候補に票を投じたという。

 自民党の閣僚経験者は、

「党員票に最も強いのが石破氏。次いで高市氏、小泉氏の順番。これが議員票になると小泉氏がトップで、高市氏と石破氏は横並び」

 と推測するが、最終的な勝者についてはこう言う。

「派閥が解散となって初めての総裁選で、ボスの号令もなかなか届かないようで、わからない」

■「1回目の投票で140票を超えたい」

 そこで各陣営に、1回目の投票の票読みを聞いてみた。1回目の投票は、国会議員票368票、党員・党友票368票の計736票を奪い合うことになる。

 小泉氏陣営のX議員は、こう読む。

「党員票で石破氏と競る展開にと思ったが厳しそうだ。党員票は65票から75票。議員票は60票を超えて70票をうかがう。1回目で140票を超え、トップに立ちたい」

 石破氏陣営のY議員はこう話す。

「うちは党員票でどこまで伸ばせるかが勝負、100票はいけると思う。うまくいけば120票に届くかもしれない。議員票に弱いとされているが、推薦人20人にプラス20票、合計40票はいけるだろう。1回目の目標は150票だ」

 そして、高市氏陣営のZ議員の見立てはこうだ。

「党員票で女性から高評価を頂いているようで、80票はクリアしてそれ以上が期待出来る情勢。議員票で人気がないとのニュースもあるが、石破氏よりも上にいけるはずで、50票を獲得して計140票以上とれれば確実に決選投票に持ち込めるはず」

 各陣営の話を総合すると、1回目の投票で決選投票に残るには140票がボーダーラインとみているようだ。

310OS5:2024/09/25(水) 07:55:37
■決選投票に進めば小泉氏が優勢

 決選投票では、議員票が368票に対して、党員票ではなく各都道府県連が1票ずつの47票となるため、議員票の比重が増す。各都道府県の票は、2人の候補のうち多かったほうが1票を獲得する。

 小泉氏が決選投票に残る(1)と(2)のパターンならば、議員票に強い小泉氏が有利に立つことは明らかだ。

 小泉氏の応援では、菅義偉元首相が演説でマイクを握り、安倍派の萩生田光一前政調会長や旧二階派の武田良太元総務相も支援をしている。そして、総裁選に出馬を模索し推薦人集めに入っていた斎藤健経産相、野田聖子元総務相も小泉氏についた。決選投票になれば、さらに議員票を積み増し、小泉氏優勢は動きそうもない。

 先の閣僚経験者は、こう話す。

「石破氏にもし勝つチャンスがあるとすれば、党員票で小泉氏にダブルスコアの差をつけて『これが民意、世論だ』と訴えることでしょうか。解散総選挙も近く、石破氏に選挙応援で世話になっている議員は多い。最後まで態度を決めかねている議員から支援が得られることで、勝機が見いだせる。高市氏の場合、小林氏陣営の動きでしょう。高市氏が議員票で伸び悩むのは、同じように保守を強調する小林氏が議員票だけ見れば小泉氏に次ぐ2位をうかがう勢いだからです。決選投票で小林氏の議員票を高市氏が上乗せできるかがポイントになる」

 総裁選の序盤はダントツで本命視された小泉氏。しかし、候補の論戦がスタートすると狙い撃ちされ、劣勢に立たされるシーンが増え、各メディアの調査でも支持が急降下していることがわかる。

「石破氏や高市氏と違ってうちの陣営の一番の弱みは、総裁選の経験がないこと。他の候補から論戦を挑まれて渡り合えず、抽象的、曖昧な感じでかわすシーンが何度もあった。そこが引っかかると決選投票に残れないかもしれない」(前出・X議員)

■石破氏と高市氏の決選なら石破氏有利か

 では、石破氏と高市氏が決選投票で争う(3)のパターンだとどうなるか。

 前回の総裁選では小泉氏、河野氏と「小石河連合」を築いて河野氏を支援した石破氏。今回の決選投票で、小泉氏陣営や河野氏陣営が石破氏につけば、断然有利になってくる。

 小泉氏の最大の後ろ盾である菅氏は高市氏との仲がしっくりきていない。一方で菅氏は石破氏とは総裁選前に食事をともにし、一時は菅氏が候補に担ぐ気配を見せるなど関係は良好だ。

「石破氏は推薦人の集まりが悪かった。そこで菅氏に相談しようとしたが、菅氏はすでに小泉氏の支援を決めた後。石破氏は菅氏に近い武田氏らを通じてなんとかしようとしたが、うまくいかなかった。ただ、菅氏と高市氏は距離がある。菅政権で、高市氏は入閣もせず、党三役のポストももらえなかったことをみれば明らかです。石破氏と高市氏で争えば、菅氏がここぞとキングメーカーの力を発揮して『小石河連合』をまとめあげ、1回目は小泉氏や河野氏に投票した議員の大半が石破氏に流れるのではないか。高市氏がその牙城を崩すには、100人を擁した安倍派がまとまってくれるかがカギでしょう」(前出・閣僚経験者)

 高石氏は、総裁選告示直前に全国の約30万人の党員にリーフレットを発送したことで党選管から「注意」を受け、党内で批判的な声が広まっており、それが影響するとの見方もある。

■「総裁選は最後までわからない」

 これまで数々の総裁選を内部から見てきた、自民党元政務調査役で政治評論家の田村重信氏はこう見ている。

「派閥がない総裁選で、これまでより議員は自由に動き、1票を投じることができる。どの議員に聞いても、最大の焦点は選挙に勝てる総裁。そのためには政治とカネの問題を払拭できる人がふさわしいと言っている。そうなるとリーフレット問題を抱え、政治とカネで追及を受ける高市氏は、議員票を入れる際に躊躇する人が出るでしょうから、一歩後退かもしれない。ただ、総裁選の歴史を見れば、思わぬ番狂わせが何度もあった。前回も土壇場で岸田首相が、優勢と思われていた河野氏に勝った。最後までわからない大接戦となるでしょう」

(AERA dot.編集部・今西憲之)

今西憲之

311OS5:2024/09/25(水) 07:57:51
https://news.yahoo.co.jp/articles/fc84be6356c506658f0e6c0dd53589fb48ad18c7
「5123」「148」「378」…自民党総裁選で広まる“におわせ”サイン? 決選投票見据え最終盤の争い激化
9/24(火) 21:01配信


カナロコ by 神奈川新聞
自民党本部に掲げられた総裁選の懸垂幕

 9人が出馬し最終盤を迎えた自民党総裁選(27日投開票)でしのぎを削る上位勢に加え、下位の争いも激化している。劣勢が伝えられる陣営からは「大敗すれば冷や飯人事をくらうのは必至」との懸念も漏れる。投票会場でのブロックサインによる“支持におわせ”アピールをもくろむ動きも浮上するなど、優勢か劣勢かの立場にかかわらず全陣営が生き残りに必死の様相だ。


 「5123」に「148」に「378」…。小泉進次郎元環境相(衆院神奈川11区)と石破茂元幹事長、高市早苗経済安全保障相の上位を争うとされる3候補を数字化したものだ。順に「こいずみ」「いしば」「さなえ」と読むとされる。自民関係者によると、この三つの数字が下位陣営の間で急速に広まっているという。

 候補乱立で決選投票が確実視される中で「最後に誰に票を入れるのか」の判断が重要となってくる。決選投票は1回目の投開票直後に行われ、会場で話し合いをしている時間はない。

 そこで浮上したのが会場内でのブロックサインによる意思疎通構想。関係者が思案しているところへ「有力3候補の数字化がサインにはまりそうなのが分かり重宝される」(自民幹部)ことになったようだ。

 サイン構想の浮上は8人もの敗者が出るという今回の総裁選の構図が原因だ。協力をさりげなく“見える化”しておけば人事面などでの優遇や救済があるかもしれない、との皮算用が背景となっている。

 苦戦が伝えられる陣営の幹部は「決選投票に残る人は絞られ『2人』の組み合わせは限られている。事前に投票対象を決めておくこともある」と認めた。その上で「だが下位の陣営ほど投票会場で“におわせ行動”をとって新総裁決定後の人事交渉で起死回生を狙う可能性がある」と指摘。

 過去の党首選ではスーツの上着を脱ぐサインで投票相手を指示するなど、さまざまな試みがあったとされる。「これだけの激戦。自分だって『しない』と言い切る自信はない」と説明した。

 別の陣営の議員は「9人いるうちの半分にも満たない5位以下では政府でも党でもポストは回ってこない」と推測し、「だからこそ負けっぷりも重要になってくる」と話す。「自分の選挙にも影響しかねない。ビリだけは何としても免れたい」と本音を明かした。

 有力候補の陣営は「決選投票ではなく1回目の投票から入れてほしい」と議員票の切り崩しを強化。一方で下位が予測される候補の陣営は「少しでも順位を上げたい」と支持議員の囲い込みに必死だ。劣勢が伝えられる候補を応援する議員は「引き留めと引きはがしの電話とメールが絶えない。消耗でスマホの電源が半日しか持たない」とぼやく。     

神奈川新聞社

312OS5:2024/09/25(水) 08:00:12
https://news.yahoo.co.jp/articles/2d6825669b2677e0db1a30733b5e9b49bf9ba5de
「自分より先に首相の座に手をかけることが許せなかった」 進次郎氏と“蜜月関係”だった「政界のプリンス」がコバホークを担ぎ出したワケ
9/20(金) 11:50配信
デイリー新潮
小泉進次郎元環境相

 1週間後に迫った自民党の総裁選挙は乱戦模様。親子2代での首相を目指す小泉進次郎元環境相(43)は“有力候補”と目されるが、その裏で先々に親子3代での首相の座をうかがう人物の動きがひんしゅくを買っている。

【写真をみる】進次郎氏と“蜜月関係”だった「政界のプリンス」って?

10歳以上も年下の進次郎氏に“嫉妬”
 政治部デスクが解説する。

「祖父の赳夫氏、父の康夫氏とも首相経験者の福田達夫元総務会長(57)です。本来は進次郎氏以上の“政界のプリンス”ですが、今回は裏方に甘んじています。自民党派閥の裏金問題の余波で、旧安倍派出身の彼に出場権が回って来なかった」

 達夫氏は、平成27年に党農林部会長に就任した進次郎氏を部会長代理として支え、その2年後には二人で対談本を出すなど蜜月関係にあった。ところが、今回は“コバホーク”の愛称で知られる当選同期の小林鷹之前経済安保相(49)を担ぎ出した。

「達夫氏は進次郎氏の“理解能力の低さ”や“根回し不足”に嫌気が差して距離を置いたとされています。実際はほかにも理由があって、議員としては1期先輩でも、10歳以上も年下の進次郎氏が自分より先に首相の座に手をかけることが許せなかったようです」

「選対は俺が仕切っている」
 その達夫氏は、岸田文雄政権で当選3回ながら党三役の一角である総務会長に抜てきされた。現在は当選4回と着実に地歩を固めているものの、年齢的に焦りを感じているとも。そのせいか、小林選対では裏方に徹し切れているとは言い難い。

 小林選対の関係者が言う。

「今月10日の記者会見で、小林さんは政治改革推進うたって“党近代化実行本部”の新設を公約に盛り込んだ。中身はさておき、ネーミングセンスがあまりに古臭い。しかも聞く人が聞けば、これは福田ブランドだと明らかなんです」

 昭和51年、赳夫氏は首相に就任すると、ロッキード事件によって失った自民党の信頼回復を期した。それが“党の近代化”を掲げた派閥解消など、一連の改革だったのである。

「達夫さんは祖父の衣鉢を継いで、小林さんに“近代化”との旗を振らせた。陣営トップでもないのに“選対は俺が仕切っている”と示したかったのでしょう」

313OS5:2024/09/25(水) 08:00:27
小林氏の陣営に“実害”が
 ため息の後、さらに続けて、

「達夫さんはエリート意識だけでなく、我も人一倍強い。何にでも口を出して仕切りたがり、党近代化実行本部という案はその最たる例です。でも、これなんかかわいいほう。実害が出ている動きもありますからね」

 別の陣営関係者が明かす。

「当初、陣営には小林さんの能力と人柄を慕う中堅や若手が集まった。その後、他陣営からの引き抜きで離脱した人も少なくありませんが、この一因が達夫さんなんです」

 どういうことか――。

「達夫さんは、常に“上から目線”でとにかく偉そう。そんな態度に嫌気が差して、先輩議員や重鎮からの圧力を言い訳として陣営から去る人が相次いでしまった」

 当の達夫氏は、小林政権が実現すれば重要閣僚か党幹部就任の可能性が濃厚だ。

「それを足掛かりに首相・総裁を目指すとも。とはいえ、現状で小林さんが決選投票に残ることはかなり難しい。当の選対幹部が自己顕示に励んでいるんですから……」

 祖父の言葉「政治は最高の道徳」が耳に痛かろう。

「週刊新潮」2024年9月26日号 掲載

新潮社

314OS5:2024/09/25(水) 12:14:12
https://news.yahoo.co.jp/articles/0dd3e91a7f8837f4225d83f6d675f3af21302a43
岸田首相、退任後の立ち位置は キングメーカー・院政・入閣…戦後の首相の歩みに見る
9/25(水) 10:00配信



中国新聞デジタル
岸田文雄首相

 退任の記者会見で「新たなリーダーを一兵卒として支える」と語った岸田文雄首相。退任後、どんな立ち位置を目指すのか注目される。「キングメーカー」となるか、権力闘争から距離を置くのか。過去には返り咲きを目指したり、得意分野で入閣したりした首相もいた。中国地方を地盤とした戦後の先輩首相7人の歩みを振り返る。

中国地方選出の戦後首相の在任期間

 竹下登氏は、師事した田中角栄氏と同じく、首相退任後にキングメーカーの道をたどった。リクルート事件が引き金で1989年に退陣した当初は「球拾いに徹する」と殊勝だった。しかし有力派閥「経世会」の実質的支配者として宇野宗佑、海部俊樹、宮沢喜一の3内閣誕生に関与する。

 岸信介氏は「60年安保」で世間を揺るがした責任を取る形で辞意を表明した直後、暴漢にナイフで太ももを刺される。それでも自民党右派のボスとして影響力を保つ。

 岸氏の後を受けた池田勇人氏はがんで、64年東京五輪の閉会式翌日に退陣を表明。後継の佐藤栄作氏は7年8カ月の長期政権を築いた後、沖縄返還などが評価され、ノーベル平和賞を受ける。

 「仕事人」として入閣した元首相もいる。宮沢氏は退任の5年後、時の首相、小渕恵三氏に請われ蔵相に就任。昭和の時代に蔵相を務めた首相経験者になぞらえ「平成の高橋是清」と呼ばれた。

 橋本龍太郎氏も、小渕氏から「首相外交最高顧問」を任され、続く森喜朗内閣でも行政改革担当相などを歴任。首相返り咲きを目指したが、2001年の自民党総裁選で小泉純一郎氏に敗れた。

 安倍晋三氏は第1次政権を1年で幕引きし「終わった人」との声もあった。退任から半年後に地球温暖化に関する勉強会を設立し、仲間集めを始め、12年の自民党総裁選を制して復権。史上最長の第2次政権を閉じた後も派閥の力を武器に菅義偉、岸田両氏の政権運営に影響力を及ぼし「安倍院政」と呼ばれた。

中国新聞社

315OS5:2024/09/25(水) 12:15:41
https://news.yahoo.co.jp/articles/d832d664ece517f25063ca3eb1d48afdfecfee1e
「最有力の首相候補」が"最下位のビリ争い"の大誤算…河野太郎氏が自民党員から見放された決定的理由
9/25(水) 8:17配信

プレジデントオンライン
自民党総裁選立候補者討論会で、パネルを手に発言する河野太郎デジタル相=2024年9月14日、東京都千代田区の日本記者クラブ[代表撮影] - 写真=時事通信フォト

自民党総裁選で河野太郎氏の支持が伸び悩んでいる。ジャーナリストの鮫島浩さんは「『次の首相にふさわしい人』として高い人気を維持してきたが、今回の総裁選では最下位を争うほど低迷している。改革派を自称する河野氏が「派閥」に固執し、世襲政治家の意識を抜け出せなかったことに原因がある」という――。

【画像】SNSで河野氏にブロックされた人たちの投稿

■3年前の総裁選では人気1位だったのに…

 過去最多の9人が出馬した自民党総裁選(9月23日投開票)で、河野太郎デジタル担当相が総裁レースから早々に脱落した。国会議員にも党員党友にもほとんど支持が広がっておらず、最下位を争う想定外の展開だ。

 3年前の総裁選では世論調査で人気1位だった。「改革派」としてならした往年の勢いは見る影もなく、ただ空回りしている。このままでは総裁選で惨敗し、政治生命を絶たれる危機である。

 河野氏が入念な準備を経て総裁選に臨んだのは間違いない。麻生太郎副総裁の支持を取り付け、第二派閥・麻生派の候補として出馬した。最大派閥・安倍派の支持は得られないとみて、裏金議員に「裏金返納」を求めると表明して支持拡大を狙った。

 年末調整を廃止してすべての納税者にマイナンバーカードを使って確定申告してもらう、東大や一橋大を地方に移転する……次々と繰り出す大胆な提案は、世論の猛反発を受けるどころか、ほとんど相手にされていない。勝つ見込みのない河野氏の言葉に誰も耳を傾けていないのだ。

 いったいどこで道を踏み外したのか。河野氏がコケた最大の理由は、世襲政治家特有の既得権意識にあると私はみている。

 以下、詳細に解説していこう。まずは総裁選の最新情勢から始める。

■総裁選は、石破氏、小泉氏、高市氏の争いに

 総裁レースは「本命」の小泉進次郎元環境相、「対抗」の石破茂元幹事長、「大穴」の高市早苗経済安保担当相の3人に絞られた。小泉氏は国会議員票で優位に立つが、党員党友票で伸び悩んでいる。これに対し、石破氏と高市氏は党員党友票で首位を争うが、国会議員に支持が広がっていない。

 上位2人による決選投票に進むのは誰か。決選投票は国会議員票が格段に重みを持ち、小泉氏が勝ち上がれば優勢は揺るがない。しかし、小泉氏が第一回投票で3位に沈む可能性もある。その場合は国会議員に不人気の石破氏と高市氏の激突となり、どちらが勝っても不思議ではない。

 上位3人に続く第二集団は、小林鷹之元経済安保担当相、林芳正官房長官、茂木敏充幹事長、上川陽子外相の4人。小林氏は最大派閥・安倍派の中堅若手を中心に国会議員票では小泉氏に次ぐ2位につけているが、知名度不足は否めず、党員党友票で出遅れている。

 林氏は第四派閥・岸田派、茂木氏は第三派閥・茂木派の支持を中心に国会議員票は堅調だが、党員党友票で苦戦している。いずれも第一集団の3人に遠く及ばず、決選投票への進出は難しそうだ。

■河野氏は最下位を争う「第三集団」に…

 上川氏は推薦人20人の確保に苦しんだが、土壇場で麻生氏に頭を下げ、麻生派から推薦人9人を得て出馬にこぎつけた。「初の女性首相」を売りにしているものの、麻生氏の意向を踏まえて選択的夫婦別姓に賛成は明言できないチグハグぶり。

 討論会では具体性を欠いて準備不足は否めず、失速している。総裁選最中にニューヨークで開催される国連総会へ飛び立って選挙戦を一時離脱し、討論会には代役を立てることに。陣営からは「本人不在では勝負にならない」との恨み節が漏れる始末で、第二集団から脱落しつつある。

 それ以上に低迷して最下位を争う第三集団に属しているのが、河野氏と加藤勝信元官房長官だ。加藤氏は、小泉氏を担ぐ菅義偉前首相に近い。小泉氏が第一回投票で過半数を獲得するのを阻むため、麻生氏が河野氏、上川氏、小林氏らを大量擁立したのに対抗して、菅氏が加藤氏の出馬を容認した経緯がある。加藤氏は「菅氏の別働隊」といえ、最下位は織り込み済みだった。

 けれども河野氏が最下位争いに甘んじるのは想定外の事態だった。本人も想像だにしていなかっただろう。マスコミ各社の党員党友調査では茂木氏や加藤氏と1〜3%の水準で最下位レースを競い、国会議員票も推薦人20人から数人しか上積みできていない。加藤氏は辛うじて上回るだろうが、8位にとどまるのではないか。二度と総裁レースに出馬できないほどの大惨敗である。政治家として完全失脚だ。

 いったい何が起きたのか。

316OS5:2024/09/25(水) 12:15:58
■3年前はダントツ人気の最強候補だった

 3年前の総裁選、河野氏は派閥の親分である麻生氏の反対を振り切り、麻生氏の政敵である菅氏(当時は首相)に担がれて出馬した。当時は世論調査で人気トップだった。菅氏は当時から小泉氏と石破氏も総裁候補カードとして握っていたが、河野氏が最強候補とみて擁立した。

 世論調査で河野氏に続く2〜3位だった小泉氏と石破氏は菅氏に従って河野氏支持に回り「小石河連合」と呼ばれた。麻生氏はこれに対抗して岸田文雄氏を擁立。高市氏を担いだ安倍晋三元首相と決選投票で手を結んで河野氏を倒した経緯がある。菅氏はこの総裁選で麻生氏に敗れ、岸田政権では非主流派に転落した。

 河野氏は党員党友票で首位に立ったが、国会議員票で岸田首相に大きく負け越し高市氏にも抜かれる惨敗だった。独断専行の政治姿勢が敬遠されたうえ、脱原発の持論にも警戒感が広がった。国会議員には極めて不人気であることが可視化されたのである。

 国会議員に支持を広げることが河野氏の大きな課題となった。ところが河野氏はそれどころか、この3年間で国民人気も失ってしまったのだ。

■「ブロック太郎」の負の連鎖

 つまずきのはじまりは、マイナンバーカード問題だろう。担当大臣としてマイナンバーカードの取得を強要する姿勢に国民世論は猛反発した。コロナワクチン接種による健康被害が広がると、ワクチン担当相として旗を振った河野氏への風当たりはさらに強まった。

 SNSで自らの批判するアカウントを次々にブロックし、批判されても開き直る様子は「ブロック太郎」と揶揄され、さらに印象を悪くした。河野氏とともに再生エネルギー普及の旗を振ってきた最側近の秋本真利衆院議員が風力発電事業をめぐる汚職事件で東京地検特捜部に逮捕された事件も、河野氏の人気急落に拍車をかけた。河野氏は世論調査で石破氏や小泉氏に大きく先を越されることになったのである。

 河野氏が総裁選で「これまで私はコロナのワクチンだったり、マイナンバーカードだったり、様々な批判を受けたが、前面に立ってこの改革をやり遂げてきた」と訴える姿は痛々しい。国民人気がなぜ凋落したのか、本人は理解していないのかもしれない。批判に耳を傾けない「ブロック太郎」の振る舞いが負の連鎖を招いている。

 極めつきは自民党の派閥裏金事件後、岸田首相が「派閥解消」を打ち上げた際に派閥存続を宣言した麻生派から離脱せず、残留したことだった。小渕優子選対委員長ら次世代が相次いで派閥離脱を表明するなか、河野氏は麻生派に残留し、「改革派」の印象はすっかり色あせた。

 岸田派、二階派、安倍派、森山派に続いて、当初は存続を宣言していた茂木派も解散に追い込まれ、麻生派は孤立した。その麻生派に踏みとどまり、派閥に担がれて総裁選に出馬したる河野氏は、いつのまにか「派閥政治家」の象徴になっていたのである。

■菅氏に見切られ、麻生氏のもとへ

 菅氏が今回の総裁選で、河野氏擁立を早々に選択肢から外したのは、頼みの国民人気が凋落したことに加え、麻生派に残留したことが決定打だった。菅氏はかつて宏池会(現岸田派)に所属していたが、岸田氏が派閥会長に就任するのを嫌って離脱。無派閥の立場で清和会(現安倍派)の安倍晋三氏を支え、安倍政権で官房長官として君臨し、安倍氏の後継首相となった。

 岸田政権発足後は岸田首相が宏池会会長に留まっていることを激しく批判し、裏金事件後は麻生派だけが存続していることにも強く反発した。総裁選の旗印に「脱派閥」を掲げるつもりなのに、麻生派に残留する河野氏を担ぐわけにはいかない。菅氏は、河野氏は麻生氏との関係を断ち切れないと判断した。河野氏を見切り、小泉氏擁立に突き進んだのだ。

 河野氏はこれを受け、麻生氏と関係修復に動いた。菅氏に突き放された以上、国会議員の不人気な自分が推薦人20人を自力で集めるのは難しく、派閥の親分である麻生氏の力を借りるしかない。だがそれ以上に、河野氏自身にも「麻生派」にこだわる理由があった。実は世襲政治家特有の既得権意識が潜んでいたのだ。

317OS5:2024/09/25(水) 12:16:16
■なぜ「麻生派」にこだわるのか

 麻生派の源流は、河野氏の父・洋平氏が1999年に立ち上げた「大勇会」という十数人の小グループである。洋平氏は宏池会に属し、加藤紘一元幹事長と派閥会長の座を争っていた。洋平氏も加藤氏も宏池会の大御所である宮沢喜一首相のもとで官房長官を務めたライバルだった。

 宮沢氏が宏池会会長を加藤氏に譲ったことに反発し、洋平氏は宏池会を離脱して大勇会を旗揚げした。この時、麻生氏も加藤氏を嫌って洋平氏とともに宏池会を飛び出し、大勇会結成に名を連ねたのである。

 大勇会は総裁選出馬に必要な20人に達しなかった。新聞には「派閥」と表記してもらえず、「河野グループ」と呼ばれた(1996年衆院選で洋平氏の地盤の一部を継承して初当選した河野氏も父が率いる大勇会に加わった)。この弱小グループを洋平氏から受け継ぎ、第二派閥に育て上げたのが麻生氏である。

 麻生氏にとって幸運だったのは、加藤氏が2000年、清和会(現安倍派)の森喜朗政権に反旗を翻して野党提出の内閣不信任案に同調する「加藤の乱」を仕掛けて失敗し、宏池会が分裂・弱体化したことだ。

■父親が立ち上げた「河野グループ」という自負

 森内閣を受け継いだ清和会の小泉純一郎政権下で、麻生氏は政調会長、総務相、外相に次々と抜擢され、同じ清和会の福田康夫政権では幹事長に就任。清和会支配のもとで麻生氏は宏池会の没落を横目にメキメキと実力を蓄え、2008年にはついに首相の座を射止めた。

 2009年の衆院選に惨敗して下野したものの、2012年に自民党が政権復帰した安倍晋三政権では副総理兼財務相として君臨し、最大派閥・清和会に続く第二派閥の地位を確立したのである。

 その後の麻生氏は河野氏が台頭して派閥の世代交代の歯車が回ることを恐れ、河野氏の総裁選出馬に反対してきた。

 一方、河野氏には麻生派の源流は父親が立ち上げた「河野グループ」であるという自負がある。

 私は朝日新聞政治部の駆け出し記者時代、河野洋平外相の番記者として、旗揚げしたばかりの大勇会(河野グループ)を担当した。ハト派として鳴らした洋平氏とタカ派として知られた麻生氏が政治行動をともにすることに当初は違和感を抱いたが、取材しているうちに二人を結びつけているのは「アンチ加藤紘一」の立場であり、自分たちを冷遇した宏池会へのルサンチマンであると理解した。政治家は政治信条よりも好き嫌いで動くことを目の当たりにしたのである。

■政治信条を超える世襲政治家の連帯感

 さらに取材していくうちに、洋平氏と麻生氏の間には、私たち一般庶民には窺い知れない絆があるように感じ始めた。それは世襲政治家、それも煌びやかな政治名門一族が共有する「エスタブリッシュメント志向」というほかない独特の連帯感のようなものだった。

 麻生氏は明治国家の基礎をつくった大久保利通や戦後日本の礎をつくった吉田茂の子孫である。洋平氏も大物政治家・河野一郎元副総理を父に持ち、叔父も参院議長を務めた政治名門一族だ。

 彼らは叩き上げの政治家に対する強い警戒感を隠し持っている。今の政界でいうと、政治家秘書から国会議員の座をつかみ取り、ライバルたちを蹴落として実力者に這い上がった菅氏や二階俊博元幹事長のような豪腕政治家たちだ。麻生氏と安倍氏が心を許し合っていたのも、政治名門一族同士がお互いに抱く安心感を共有していたからだろう。右や左、ハトやタカといった政治信条よりも政治家同士を結びつける強固な連帯感である。

318OS5:2024/09/25(水) 12:16:27
■改革派から守旧派へ瞬く間に転落した

 洋平氏が麻生氏に派閥を引き渡す際、将来は息子(河野太郎氏)に再び派閥を引き戻す裏約束をしたかどうかはわからない。明示的な約束はおそらく交わされていないだろうが、暗黙の合意はあったかもしれない。そこには政治名門一族同士でなければ窺い知れない世界がある。

 麻生氏が河野氏の台頭を警戒しつつも派閥から放り出さず、河野氏も麻生氏を煙たく感じながらも派閥から飛び出さなかった背景には、いずれは麻生派は河野派として継承され、そこに再び麻生氏の息子が加わるという世代を超えた連帯意識が横たわっていたのではないか。

 河野氏が麻生派代表として出馬するに至るまで、麻生氏と河野氏はふたりだけの会食を重ねた。その場では目前に迫る総裁選の情勢分析だけではなく、麻生派をこれからどうしていくのかという、麻生家と河野家の世代を超えた話し合いも行われたに違いない。

 今回の総裁選では、それが河野氏の致命傷となった。裏金事件で派閥解消が大きな流れになっているのに、河野氏は派閥のしがらみから抜け出すことができなかった。その結果、河野氏は改革派から守旧派へ瞬く間に転落した。そして今、総裁レースの最下位を争っている。もやは派閥を継承するどころの騒ぎではない。政治生命を絶たれる危機に陥ったのである。

 河野氏の首相就任は、河野家三代(一郎氏、洋平氏、太郎氏)の悲願である。けれども政治家として恵まれた環境に生まれたことが必ずしも優位に働くとは限らない。政界の奥深い断面である。



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鮫島 浩(さめじま・ひろし)
ジャーナリスト
1994年京都大学を卒業し朝日新聞に入社。政治記者として菅直人、竹中平蔵、古賀誠、与謝野馨、町村信孝らを担当。政治部や特別報道部でデスクを歴任。数多くの調査報道を指揮し、福島原発の「手抜き除染」報道で新聞協会賞受賞。2021年5月に49歳で新聞社を退社し、ウェブメディア『SAMEJIMA TIMES』創刊。2022年5月、福島原発事故「吉田調書報道」取り消し事件で巨大新聞社中枢が崩壊する過程を克明に描いた『朝日新聞政治部』(講談社)を上梓。YouTubeで政治解説も配信している。
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ジャーナリスト 鮫島 浩

319OS5:2024/09/25(水) 12:30:55
>>316
麻生派に残留したことが決定打だった。菅氏はかつて宏池会(現岸田派)に所属していたが、岸田氏が派閥会長に就任するのを嫌って離脱。 

菅は2009年に宏池会離脱。この頃は谷垣を総裁候補だったので、上記表現には違和感あるな。

320OS5:2024/09/25(水) 21:11:43
https://news.yahoo.co.jp/articles/75794812ad5f2a0f94a0772073cc1f312b9aca95
【自民党総裁選】小泉氏が麻生氏、世耕氏と面会 議員票獲保へ協力求め 麻生氏は「“太郎2世”とは仲良く」と応じ
9/25(水) 11:50配信


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カナロコ by 神奈川新聞
記者団の取材に応じる小泉氏=25日、東京都内の選対本部事務所

 自民党総裁選に出馬している小泉進次郎元環境相(衆院神奈川11区)が選挙戦最終盤を迎え、国会議員票の獲得に向けた動きを活発化させている。麻生派会長の麻生太郎副総裁をはじめ有力者と相次いで会談。関係者によると、小泉氏は「力を貸してください」と頭を下げて協力を求めた。

【動画で見る】進次郎氏びっくり 孝太郎氏の投稿「大好きなお父さん」

 同派幹部によると、麻生氏との会談は小泉氏からの打診がきっかけで24日、東京都内の麻生氏個人事務所で30分ほど行われた。麻生氏は「“太郎2世”とは仲良くしてほしい」などと応じたという。麻生氏の議員後継とされる長男・将豊(まさひろ)氏(日本青年会議所直前会頭)を指すともみられる。

 麻生氏は同派所属の河野太郎デジタル相(15区)の支持を明言する一方で「『一致結束(箱)弁当』みたいに縛り上げるつもりはない」とも話し、同派は事実上の自主投票で臨む構えだ。

 小泉氏は同日、派閥裏金事件で党処分を受けて離党したものの参院旧安倍派へ強い影響力を持つ世耕弘成前参院幹事長とも都内で会談。いずれも1回目の投票や議員票の比重が高い上位候補2人による決選投票で協力を求めたとみられる。

 小泉氏は25日、都内の選挙対策本部事務所で記者団に、麻生氏ら有力者と会談したことを認め、「自民党の多様な議員を一つにし、訴えてきた方向性にみんなをまとめ、チームをつくっていかなければならない。一人でも多く直接支援をお願いすることは当然のことだ」と述べた。

 麻生派には54人、参院旧安倍派は約40人が名を連ねる。投開票を27日に控え、各陣営による切り崩しなど駆け引きが活発になっている。

神奈川新聞社

321OS5:2024/09/26(木) 11:22:24
https://news.goo.ne.jp/article/yomiuri/politics/20240925-567-OYT1T50151.html
大詰め自民総裁選、2強入りへ石破・高市・小泉陣営が議員票争奪…「麻生詣で」や「引きはがし」も
2024/09/25 22:45読売新聞

 自民党総裁選(27日投開票)が最終盤を迎え、三つどもえの争いを続ける石破茂・元幹事長、高市経済安全保障相、小泉進次郎・元環境相の3陣営は、国会議員票の争奪戦を激化させている。各議員への面会や電話での支持依頼だけでなく、一定規模の票を動かせる派閥領袖りょうしゅうらへの働きかけや、他陣営からの「引きはがし」も活発化している。

 高市陣営で選挙対策本部長を務める中曽根弘文・元外相は25日、衆院議員会館の麻生副総裁の事務所を訪ね、約20分にわたって面会した。会談後、周囲には「総裁選の話はしていない」と語ったが、党内では麻生派に高市氏への支援を依頼したとの見方が広がった。

 麻生派は同派所属の河野デジタル相以外にも6陣営に推薦人を出しており、支持が分かれている。各陣営には「決選投票だけでなく、1回目の投票から麻生派の票を回してもらいたい」との思惑がある。

 小泉氏も24日、東京都内で麻生氏と面会したほか、自民を離党した世耕弘成・元経済産業相の事務所も訪れ、連携の可能性を探った。世耕氏は参院旧安倍派に一定の影響力を残しているとされる。

 石破陣営でも「麻生詣で」を求める声が上がり、高市陣営も世耕氏との接近を図っている。

 3陣営が議員票争奪に注力するのは、党員・党友票の投票が26日で締め切られる中、最後の議員票の積み上げが勝負を分けるとみているためだ。3氏のうち上位2氏による決選投票が確実な情勢となり、決選投票に残れない陣営からの支持者の引きはがしも始まっている。

 高市陣営は24日の選対会議で、報道各社の調査で下位に沈んでいる加藤勝信・元官房長官らの陣営から、支援議員の取り込みを目指すことを確認した。交渉担当者にはベテラン議員を充てた。

 小泉氏支持とされる旧二階派の武田良太・元総務相は25日昼、東京都内のホテルの中国料理店に同派若手議員約10人を集め、「1回戦から何とかしよう」と呼びかけた。旧二階派も7陣営に推薦人を出しており、小泉氏以外の陣営に出入りする参加者の一人は「決選投票に残れない候補を支援するぐらいなら、1回目の投票から小泉氏に固まって存在感を示そうということだろう」と受け止めた。

 石破陣営は、個別議員への電話作戦を徹底している。24日の選対会議では、携帯電話に登録している議員への電話かけを徹底することを確認した。石破氏も約100件の携帯番号が載った電話帳を渡され、電話かけを続けている。

 3陣営の動きに対し、他陣営からは「議員票が推薦人20人より少なくなれば格好がつかない」と危惧する声が漏れる一方、「人事での処遇などを約束させ、なるべく高く売ることが重要だ」との声も出ている。

322OS5:2024/09/26(木) 20:58:15
https://news.yahoo.co.jp/articles/1a71aaa2c3c9779a48700d326162c0fea74f951c
麻生か菅か、それとも岸田? 自民党総裁選のウラで進む「キングメーカー」争いの意外な“脱落者”の名前
9/26(木) 11:12配信



デイリー新潮
キングメーカー争いも激化

 混戦の自民総裁選の裏で“キングメーカー”争いも激しさを増しているという。「決選投票に誰が残ろうと、最後は派閥の票がモノを言う」と囁かれるなか、隠然たる影響力を示す麻生太郎・副総裁、菅義偉・前首相に対し、ひとりレースから脱落しつつあるのが岸田文雄首相という。その意外な理由とは。

【秘蔵写真】満面の笑顔で愛車「スープラ」を駆る高市早苗氏

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 高市早苗・石破茂・小泉進次郎の“三つ巴”の争いとなっている総裁選は、同時に「派閥が存在感を誇示する場にもなっている」と話すのは、全国紙政治部記者だ。

「確実視される決選投票に向け、誰が勝ち上がろうと総裁の座に就くには、岸田首相が“解消”宣言したはずの『派閥』の力学が勝敗を左右するのは避けられない情勢です。なかでも唯一、派閥維持を決めた麻生氏率いる麻生派の存在感が日増しに大きくなっている。麻生氏は派閥内候補の河野太郎氏が決選投票に進む芽はないと判断し、早くも3人のなかで唯一“乗れる候補”である高市氏支援に大きく舵を切っています。仮に決選投票に高市氏が進めば、麻生派の票は高市氏に入るだけでなく、すでに派内の一部の票を高市氏に振り分け、決選投票へ確実に進めさせる戦略を取っていると囁かれています」

 さらに、決選投票の組み合わせとして現在「最も可能性が高い」といわれる高市vs石破の対決となった際には、安倍派の多くも高市氏支持に回るという。

「第1次安倍政権下での参院選で自民が大敗した際、石破氏が続投を批判して『辞任』を求めた過去から、故・安倍晋三元首相と石破氏は犬猿の仲として知られていました。そんな因縁の相手である石破氏が8月、裏金議員の選挙での公認について問われ、『厳正に判断されるべきだ』と突き放す発言をしたことで、多くの安倍派議員が石破氏への怒りを再燃させている。自民派閥の政治資金パーティーをめぐる裏金事件で、検察の最大のターゲットになった安倍派は〈裏金問題の温床〉とも形容され、そんな“脛にキズ持つ”安倍派議員にとって、石破氏の総裁就任は『オレたちが冷や飯を食わされる』ことを意味すると反発を強めています」(同)

「進次郎は幹事長でいい」
 石破氏は茂木敏充・幹事長とも「仲が良くない」とされ、茂木派も石破支持でなく、高市支持に回る公算が高いという。

 一方で、派閥を持たない菅義偉・前総理は水面下で「進次郎支援」に精力的に動いているものの、進次郎氏が「3位に沈む」可能性を伝える報道が増えるにつれ、焦りの色を深めているとされる。

「菅氏周辺は、高市氏と石破氏との決選になれば『(菅氏は)付き合いの長い石破氏の支援に回る』と話しています。実は永田町では9月に入ってから、『石破首相、進次郎幹事長』の布陣を待望する声が少なくありませんでした。勉強・経験不足が露呈し始めた進次郎氏が首相になることを不安視する声は日増しに高まる反面、それでも〈選挙の顔〉として進次郎氏に期待する議員は多い。でも、この布陣なら政権運営も無難にこなせ、かつ選挙の際には進次郎氏を前面に押し出せるといった皮算用が働いているようです」(同)

 麻生と菅の2人に続き、「新キングメーカー」として名乗りを上げる野望を持つとされるのが岸田氏である。しかし総裁選が進むにつれ、その影響力に疑問符がつき始めているという。

323OS5:2024/09/26(木) 20:58:25

岸田派に忍び寄る麻生の影
 自民党関係者がこう話す。

「岸田氏は総裁選の最中、自派閥の議員に対して『誰を支持しろ』と明確な指示は出していないそうだ。実際、岸田派はいま、林芳正・上川陽子の両陣営のほか、最側近の木原誠二・党幹事長代理が小泉陣営に入るなど“3分裂”の状態。麻生派のように“あえて票を散らしている”わけではないようで、各自が自由に動いていると聞く。決選投票に向け、岸田の一声でいきなり派内が“右へならえ”で動くことはないと見る関係者は多く、岸田の統率力に早くも疑問の声が上がっている」

“ハト派”で“リベラル”と称される「宏池会のプリンス」岸田氏は元来、「高市の保守路線に拒絶反応を示していた」(同)とされ、決選投票に高市氏が残っても支持する可能性は低いというのが永田町の定説とか。ところが、

「麻生氏が8月、岸田政権について『政策は間違っておらず、結果を出している』と評価し、『支えてきた甲斐があった』と持ち上げた発言に改めて注目が集まっている。40名を超える議員を擁する岸田派の動向が決選投票のキャスティングボートを握る可能性があることから、麻生氏は岸田派を高市支持へ呼び込んで“勝利の切り札とする考えを持っている”との声が永田町で急速に広まっている。ただし、そうなれば岸田はキングメーカーどころか、使い勝手のいい“お山の大将”になりかねず、党内での存在感を逆に低下させるリスクもある」(同)

 新総裁の誕生は、裏で君臨する「シン・キングメーカー」のお披露目の場ともなるか。

デイリー新潮編集部

新潮社

324OS5:2024/09/26(木) 21:00:22
https://news.yahoo.co.jp/articles/7d324d00641080e0da424a372b032a965aa6bb7c
決選投票見据えて相次ぐ「重鎮詣で」 批判の声も 自民総裁選
9/26(木) 19:07配信


毎日新聞
自民党役員会に臨む麻生太郎副総裁=同党本部で2024年9月3日午前9時28分、平田明浩撮影

 自民党総裁選は27日、党本部で国会議員の投票が行われ、党員・党友票と合わせて即日開票される。過去最多の9人が立候補し、上位2人による決選投票となる見通しだ。石破茂元幹事長(67)、高市早苗経済安全保障担当相(63)、小泉進次郎元環境相(43)の有力3候補が接戦を繰り広げており、決選を見据えた議員票の争奪が激しさを増している。

【写真で見る】過去最多9人 立候補者の顔ぶれ

 総裁選で「脱派閥」が争点となる中、最終盤には派閥領袖(りょうしゅう)らに協力を要請する「重鎮詣で」が相次いだ。

 石破氏は26日夕に麻生太郎副総裁の事務所を訪れ、約35分間会談。総裁選での支援を求めたとみられる。

 麻生政権時代に「麻生おろし」に動いた石破氏と麻生氏の溝は今も深いとされ、石破陣営が複数の麻生派議員を通じて会談を要請し、実現した。石破陣営のベテランは「麻生さんが石破氏にも保険をかけたということだろう」と手応えを語った。

 国会議員票と地方票が同数配分される1回目投票と異なり、決選投票では議員票の比率が約9割と重みを増す。党内で唯一派閥の存続を決めた麻生派(54人)の支援を求めて「麻生詣で」が相次ぐのは、各候補がまとまった「派閥票」に期待するためだ。

 麻生氏は24日に小泉氏、25日には高市陣営で選対本部長を務める中曽根弘文元外相と会談し、26日の石破氏を含めて有力3陣営と3日連続で会談を重ねた。

 石破氏は麻生氏との会談に先立ち、二階派(解散表明時38人)の二階俊博元幹事長、小泉氏を支援する菅義偉元首相とも会談。菅氏には、決選投票が石破氏と高市氏の戦いになった場合などを想定し、支援を求めたとみられる。

 一方、小泉氏は26日夜、首相官邸で岸田文雄首相と約20分間会談した。

 多くの候補が「刷新」を掲げながら重鎮らを頼る動きに対し、自民関係者からは「派閥政治への先祖返りだ」との声も上がっている。【野間口陽、川口峻】

325OS5:2024/09/26(木) 21:03:14
https://news.yahoo.co.jp/articles/de61332d1f4c0c923188d5f8ba224c4d74a50cbb
他陣営からの支持「引き剥がし」警戒 自民総裁選、上位2人の決選投票念頭に仁義なき戦い
9/26(木) 19:50配信
産経新聞
岸田文雄首相の後継を決める自民党総裁選(27日投開票)は過去最多の9氏の参戦に伴い、上位2人による決選投票となる公算が大きい。党員・党友票が26日に締め切られたことを受け、水面下では決選投票権を持つ国会議員の支持を他陣営から引き剝がす動きが活発化している。


「ドジャースの試合で大谷翔平が盗塁する場面を見ていた。国会議員票をとったり、とられたりはどこの陣営でもあるだろう」。高市早苗経済安全保障担当相を支援する自民重鎮は26日、記者団に淡々とこう述べた。

各種世論調査では次期総裁候補のうち、小泉進次郎元環境相や石破茂元幹事長、高市氏に人気が集中しており、他の6氏は手を突っ込まれないか警戒を強めている。

小林鷹之前経済安保担当相の陣営関係者は「議員の引き剝がしに剛腕や長老がうごめいている。総裁選で『党の刷新』と言っているのに、昭和の政界に逆戻りするような動きだ」と皮肉る。

決選投票を意識する小泉氏の選挙事務所には支援議員による「血判状」が掲げられ、陣営関係者は「あれを書いておいて他の陣営には移れないだろう」と強調する。

もっとも、引き剝がされる不安は強者も共有している。

26日の小泉陣営の昼食会に参加した若手議員は、総裁選前日の開催を念頭に、「少しでも接触の機会を増やして『囲い込み』たいのだろう。逆に小泉陣営は若手が多く、引き剝がすために必要な政局は苦手だ」と語った。

一方、党内最大勢力だった旧安倍派の参院議員グループ「清風会」は26日、国会内で意見交換を行った。メンバーの多くは誰を支持するか明らかにしておらず、各陣営の注目を集めている。

出席者によると、一回目は自主投票と決定。決選投票の対応は未定だが、ベテラン議員は「阿吽(あうん)の呼吸はあるのではないか」とつぶやいた。

326OS5:2024/09/26(木) 21:05:17
https://news.yahoo.co.jp/articles/30bb5ced7f79aedee6d03c8ea7e44df6b3ede573
自民党総裁選27日投開票 「決選投票」を見据え駆け引き、石破茂氏は麻生太郎氏と面会
9/26(木) 19:34配信
産経新聞
自民党の麻生太郎副総裁(春名中撮影)

岸田文雄首相の後継を決める自民党総裁選は27日、投開票され、第28代総裁が選出される。過去最多の9人が立候補した混戦の中で、1回目の投票ではいずれの候補も過半数を獲得できず、上位2人による決選投票となるのは確実な情勢だ。選挙戦最終日の26日、各陣営は議員票積み増しに注力し、決選投票を見据えた駆け引きも加熱した。

【図で解説】自民党総裁選の仕組み 決選投票へ駒を進めるには…

各種世論調査などによると、9人のうち小泉進次郎元環境相(43)、石破茂元幹事長(67)、高市早苗経済安全保障担当相(63)の3人が支持を集めており、このうち2人による決選投票となる公算が大きい。小泉氏が選出されれば史上最年少で、高市氏なら史上初の女性総裁となる。

各候補者は26日、最後の呼びかけに奔走した。石破氏は麻生太郎副総裁、菅義偉前首相、二階俊博元幹事長と相次ぎ面会。石破氏は首相在任時の麻生氏に退陣要求を突き付けて関係が悪化していたが、今回は支援を求めたもようだ。旧派閥の領袖(りょうしゅう)らも決選投票の組み合わせを想定した動きを活発化させ、岸田首相は官邸で党幹部らと相次ぎ面会した。

総裁選は27日午後1時過ぎから議員による投票が行われ、党員票とあわせて投開票される。過半数を得た候補者がいない場合、上位2人による決選投票となる。2位が複数いた場合はくじ引きで1人に絞る。決選投票の前には2人の候補による演説を行う。新総裁は同日夕に記者会見する見通しだ。

新総裁の任期は3年。臨時国会が召集される10月1日の衆参両院本会議で新首相に指名され、新内閣を発足させる。

327OS5:2024/09/26(木) 23:27:40
https://news.yahoo.co.jp/articles/385a69f027f45a2b77afa8d7d1186ce7c2c9e95f
<独自>自民・麻生副総裁が高市氏支持へ、麻生派議員にも指示 1回目から
9/26(木) 22:44配信

産経新聞
自民党の麻生太郎副総裁(春名中撮影)

自民党の麻生太郎副総裁が、総裁選(27日投開票)で高市早苗経済安全保障担当相を支持する意向を固め、岸田文雄首相(党総裁)らに伝えたことが分かった。26日、複数の党幹部が明らかにした。麻生氏はこれまで麻生派(志公会)の河野太郎デジタル相を支援する考えを示していた。麻生派は河野氏や上川陽子外相らに推薦人を出していたが、麻生氏は1回目の投票から高市氏を支援するよう同派議員に指示を出した。

【画像】企業5921社が選ぶ自民の「次のトップ」

総裁選は高市氏のほか、石破茂元幹事長と小泉進次郎元環境相の3人が激しく競り合う混戦となっている。麻生氏はこのうち、首相在任中に自らに退陣要求を突きつけた石破氏や、関係が良好ではない菅義偉前首相と近い小泉氏支持には難色を示していた。

ただ、党として派閥解消を掲げる中、麻生氏の派閥単位での指示が同派議員に徹底されるかは不透明だ。

328OS5:2024/09/27(金) 00:31:10
https://news.yahoo.co.jp/articles/b8038e6af3628d48d1d7ac36478c09b514b323eb
自民党総裁選で林氏支援の松山参院幹事長、決選は石破氏投票 旧岸田派参院にも働きかけ
9/27(金) 0:14配信

産経新聞
自民党の松山政司参院幹事長=党本部(春名中撮影)

自民党の松山政司参院幹事長は26日、総裁選(27日投開票)で支援している林芳正官房長官(63)が決選投票に残らず、石破茂元幹事長(67)が決選投票に臨んだ場合に投票する意向を固めた。所属した旧岸田派参院議員にも足並みをそろえるよう働きかける。関係者が明らかにした。

329OS5:2024/09/27(金) 13:51:08
https://news.yahoo.co.jp/articles/a1d6da40d546b0c14cc88919da45ba1afe7b9ffd
自民総裁選 前回令和3年は河野太郎氏有利の下馬評を覆す結果に、高市早苗氏は躍進
9/27(金) 11:33配信

産経新聞
令和3年9月の自民党総裁選に立候補した(左から)河野太郎ワクチン担当相、岸田文雄前政調会長、高市早苗前総務相、野田聖子幹事長代行

菅義偉首相(肩書はいずれも当時)の任期満了に伴い、令和3年9月29日に投開票された前回の自民党総裁選は、岸田文雄前政調会長、河野太郎ワクチン担当相、高市早苗前総務相、野田聖子幹事長代行の4人が新型コロナウイルス対策や経済対策、安定的なエネルギー供給の在り方、党役員任期の制限など党改革を巡って論戦した。女性候補2人が出馬したのは初めてだった。岸田氏が勝利を収めたが、下馬評で有利とされたのは河野氏だった。

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■小石河連合の「失速」

令和2年9月の総裁選で勝利した菅氏は当初、再選を目指す考えを明言しており、安倍晋三前首相や二階俊博幹事長らも菅氏の続投を支持した。ただ、新型コロナの感染拡大や繰り返される緊急事態宣言で国民の不満は募り、内閣支持率は低迷する。3年8月22日、菅氏が、お膝元の横浜市長選で全面支援した小此木八郎前国家公安委員長が破れると、衆院選を前に「菅氏では戦えない」との不満が党内で渦巻いた。

菅氏は局面打開として党役員人事の実施も模索したが、側近の小泉進次郎環境相も「2050年カーボンニュートラル」など菅氏が掲げた政策の継続を重視し、水面下で同じ神奈川県連の河野氏への〝バトンタッチ〟を求める。デジタル庁の創設に携帯電話料金の引き下げ、新型コロナワクチンの「1日100万回接種」の達成─。これらの実績を挙げ、目立った失政がなかった菅氏だったが、9月3日、「新型コロナ対策に専任をしたい」と述べ、事実上の退陣を表明した。

河野氏は10日に立候補を正式に表明する。次期首相候補を尋ねる報道各社の世論調査で石破茂元幹事長とトップ争いをしていたが、令和2年の総裁選で惨敗した石破氏は自身が創設した石破派(水月会)に厭戦感が根強く、出馬を断念。小泉氏とともに河野氏支援を決めた。世論の人気が高かった3人は頭文字から「小石河連合」と報じられ、河野氏の党員票優位が予想されていた。菅氏も河野氏を支持した。

これに先立ち、総裁選の告示・投開票日程が決まった8月26日、岸田、高市両氏はそれぞれ出馬会見に臨む。岸田氏は自身が率いる岸田派(宏池会)に加え、河野氏らが唱える急進的な脱炭素政策などに距離を置く麻生派(志公会)の甘利明税調会長や無派閥の梶山弘志経済産業相らが支援を表明した。安倍氏は菅氏が出馬を見送った後は、高市支持を決め、細田派(清和政策研究会)議員らに働きかけていく。

■1回目も1票差で勝ち切る

野田氏は20人の推薦人確保に難航したが、告示直前に渡海紀三朗元文部科学相が最後の1人に手を上げた。

選挙戦で岸田氏はA6判の「岸田ノート」を手に掲げ、「聞く力」をアピール。中国の人権問題に対応する首相補佐官新設も表明した。高市氏は憲法改正や靖国神社参拝、選択的夫婦別姓導入の反対、皇位継承の男系維持など保守色を出し、保守派の受け皿となる。

河野氏は「女系天皇」や「脱原発」など持論の封印を試みたが、党内に警戒感も広がった。選挙戦最終盤に岸田、高市両陣営の幹部は決選投票で河野氏が勝ち上がった場合、両陣営が協力する方針も確認した。

1回目の投票は河野氏が有利とみられていたが、岸田氏が256票─255票と河野氏を「1票」上回った。高市氏も188票と躍進した。河野氏と一騎打ちとなった決選投票で岸田氏は国会議員票(249票)で河野氏(131票)に大差をつけ、都道府県連票も合わせて257票─170票で河野氏を下し、第27代総裁に就任した。(奥原慎平)

330OS5:2024/09/27(金) 13:52:05
https://news.yahoo.co.jp/articles/b1d66604a751a0d6d289ac2fd1dcd7f30be81e67
自民新総裁、午後に選出 石破氏22道県、高市氏15府県でトップ
9/27(金) 5:02配信


時事通信
自民党総裁選の党員・党友票の開票作業=27日午前、名古屋市の同党愛知県連

 岸田文雄首相の後継を選ぶ自民党総裁選は27日、党員・党友票の開票作業が各地で行われ、国会議員票の投票が党本部で始まった。

【ひと目でわかる】自民総裁選の仕組み

 議員票も即日開票される。石破茂元幹事長(67)と高市早苗経済安全保障担当相(63)、小泉進次郎元環境相(43)の三つどもえの争いで、1回目の投票では決着がつかず上位2人による決選投票に進むのは確実な情勢。新総裁は午後3時40分ごろに選出される見通しだ。

 小林鷹之前経済安保担当相(49)、林芳正官房長官(63)、上川陽子外相(71)、加藤勝信元官房長官(68)、河野太郎デジタル相(61)、茂木敏充幹事長(68)も出馬し、候補者数は推薦人制度が導入された1972年以降で最多の9人。政治改革や経済政策などを巡り論戦が交わされた。

 1回目は国会議員票と党員票の各368の計736票を争う。決選投票は国会議員票368と、党員票を各都道府県1票ずつに圧縮した計415票で行われ、過半数は208票となる。

 党員票の開票は午前7時から順次開始。午後に党本部で集計し、各候補に比例配分する。関係者によると、総裁選の党員票は、北海道、青森、岩手、秋田、山形、茨城、群馬、山梨、富山、岐阜、滋賀、和歌山、鳥取、島根、徳島、愛媛、高知、佐賀、大分、宮崎、鹿児島、沖縄22道県で石破氏が、宮城、埼玉、千葉、新潟、石川、福井、長野、愛知、三重、京都、大阪、兵庫、奈良、広島、長崎15府県で高市氏が、神奈川県で小泉氏がトップだった。山口県で林氏、岡山県では加藤氏、栃木県では茂木氏が首位だった。

331OS5:2024/09/27(金) 14:15:15
高市181(72+181)
石破154(46+108)
小泉136(75+61)
林_065(38+27)
小林060(41+19)
茂木047(34+13)
上川040(23+17)
河野030(22+08)
加藤022(16+06)


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