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第46回衆議院議員総選挙(2013年?)
7980
:
チバQ
:2012/12/14(金) 00:25:00
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20121209-00000154-mailo-l27
注目区を歩く:’12衆院選/3 16区 自維が公支援 前回対決を再現 /大阪
毎日新聞 12月9日(日)12時46分配信
再選を期す民主前職の森山浩行氏に、返り咲きを誓う公明元職の北側一雄氏、共産の岡井勤氏ら2新人が挑む。長年続く自公の選挙協力に加え、日本維新の会も大阪都構想で公明から協力を得る見返りに対抗馬を立てず、前回同様、森山氏と北側氏が対決する構図になっている。
森山氏は、有権者の声を直接聞こうと小規模な座談会を重ね、子育て関連予算増や無駄を省いた政権の実績を強調。のぼりを持ち商店街を練り歩くなど支持拡大にも努める。
北側氏は党幹事長だった前回選で全国の小選挙区で全敗した雪辱を果たすため、落選後からミニ集会を繰り返した。陣営も「90年に初当選してから20年以上たち支持者も変わったが、落選して声を拾うことができた」と自負。支持母体の創価学会員も各地から集まり、票の掘り起こしを続けた。9日には党代表の山口那津男氏も来て組織を固める。
自民も“友党”を強調する。「断固として自公で過半数を取り政権を奪還する」。自民党総裁の安倍晋三氏は6日、南海堺東駅前で声を張り上げた。2日には前総裁の谷垣禎一氏が来たばかり。経済や外交の立て直し、防災施策の充実を訴える北側氏は「民主政権に終止符を打ち自公を基軸とした新政権で日本を再建する」と応えた。
維新も橋下徹代表代行が3日に応援。堺市内で「北側先生に勝っていただかないと、大阪の改革も止まってしまう」と持ち上げた。
森山陣営も黙っていない。野田佳彦首相は5日、同駅で「バブル崩壊後、自民は何回もばらまきをしたがデフレは脱却したか。借金をし将来世代にツケを回すのは万死に値する」と主張。維新の石原慎太郎代表が「日本は核兵器に関するシミュレーションぐらいやったらいい」と発言したことに触れ、「非核平和宣言都市の堺市の人たちがこのような人たちの力を借りていいのか」とけん制した。1日は細野豪志政調会長、8日も岡田克也副総理がマイクを握った。森山氏も「堺市を分割する都構想に賛成の維新と反対の自民から推薦を得るのは違和感がある。堺市を守るかどうかも大きな論点」と揺さぶる。
岡井氏は「民主は自公と変わらなくなった」と力説。消費増税反対や原発即時ゼロを訴え、「財界中心、アメリカいいなりの政治を断ち切り、国民の声が届く政治を作る」と主張する。諸派新人の中村勝氏は原発ゼロや福祉の充実などを訴える。【山下貴史】
………………………………………………………………………………………………………
◇16区(4)=堺市(堺・東・北区)
北側一雄 59 党副代表 (6)公元=[自][維]
岡井勤 61 [元]堺市議 共新
中村勝 61 政治団体代表 諸新
森山浩行 41 [元]府議 (1)[民]前
12月9日朝刊
7981
:
チバQ
:2012/12/14(金) 00:26:12
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20121213-00000140-mailo-l27
注目区を歩く:’12衆院選/4止 18区 民主離党前職に挑む3新人 保守票の行方注目 /大阪
毎日新聞 12月13日(木)12時45分配信
民主を離党して3選を目指す未来の中川治氏に、自民の神谷昇氏、自民を離党して維新から出馬した遠藤敬氏、共産の矢野忠重氏の3新人が挑む。民主が候補者擁立を見送った空白区。前回同党を支持した有権者の判断や分裂した保守票の行方が注目される。
「『戦う舞台はここではない。民主党におる意味はまったくない』と思った」。解散直後、和泉市内で開かれた後援会関係者向けの報告会で、中川氏は離党の理由を丁寧に説明した。不況の中での消費税増税、普天間基地問題の迷走、突然の野田首相のTPP交渉参加方針表明……。党執行部への不信を募らせた末の決断。集まった約200人の支持者から目立った批判は出なかった。
選挙戦での訴えは「反消費増税」「反TPP」「反原発」が3本柱。公示後の週末には未来の嘉田由紀子代表と、和泉市の米粉パン製造に取り組むJAの女性グループを激励。食糧自給と地産地消の大切さを訴えた。民主への追い風で13万2399票を集めた前回とは違い、今回は連合などの組織的な協力は得られない。小規模な座談会で対話を重ね、府議時代からの支持層を固める。
泉大津市長を辞職して国政を目指す神谷氏は公示3日目で地元、泉大津駅近くのホールで決起集会を開いた。来賓には和歌山県選出の二階俊博・前衆院議員、世耕弘成・参院議員ら自民の有力者も顔をそろえた。集まった約500人の支持者を前に「自民公認、友党の公明推薦」を強調し、「泉州の発展には自公による安定した政権が必要」と訴えた。
9月の市長選では、無投票で3選を果たしたばかり。あいさつでは「育ててくれた市民の皆さんには、まずおわびしなければならない。市政の建て直しにめどをつけ、さらに大きな改革を目指す」と立候補への理解を求めた。陣営は「市議、府議、市長と、長年、地方政治に携わった経験は即戦力」と自負。選挙戦後半も安倍晋三総裁らが岸和田市に応援入りし、党挙げての戦いを展開する。
遠藤氏は自民の18区支部長だったが、9月末に離党。「支部内が一枚岩になれなかった。しがらみの強い自民では思いを実現できない」と維新へ移った理由を話す。寒い季節、街頭で有権者にゆっくり話を聞いてもらうというわけにはいかず、選挙戦で離党の経緯に触れることはない。
かつて18区で連続当選を重ねた中山太郎元外相の後援会で約5年間、青年局長を務めただけに、自民関係者の知り合いは多い。公示後、泉大津市や和泉市で開いた集会には、古くから付き合いのある同党支持者が詰めかけ、浸透ぶりをうかがわせた。JC(青年会議所)などでの活動を通じ、地元の高石市での知名度は高い。逆に岸和田市など選挙区南部での支持の広がりが懸念されたが、維新の府議団の応援を得て街頭活動を重ね、持論の教育改革などを訴える。
矢野氏は大票田の岸和田市に選挙事務所を構え、街頭活動とミニ集会を重ねる。「デフレ不況が続く中、消費税増税は絶対に回避すべき。即時原発ゼロを目指す」と訴える。「コロコロと主張を変え、離合集散を繰り返す政党が多い中、一貫して主張を変えない共産党の存在感は増している」と手応えを話す。【山田泰正】=おわり
………………………………………………………………………………………………………
◇18区(4)=岸和田、泉大津市など
矢野忠重 62 党地区委員 共新
中川治 61 [元]府議 (2)[未]前=[大]
遠藤敬 44 教育団体会長 [維]新=[み]
神谷昇 63 [元]泉大津市長 [自]新=[公]
12月13日朝刊
7982
:
チバQ
:2012/12/14(金) 00:27:10
http://sankei.jp.msn.com/region/news/121213/fkk12121323120004-n1.htm
福岡1区“仁義なき戦い” 麻生氏「渡世の義理」 菅原文太氏「松本氏を男に」
2012.12.13 22:30 (1/3ページ)
衆院選投開票を16日に控え、福岡1区の民主、自民両党の対決は熾烈さを増し、「仁義なき戦い」の様相を帯びている。8選目を目指す元環境相で民主前職の松本龍氏に、元県議で自民新人の井上貴博氏が挑む構図だが、民主党への逆風もあり、井上氏が頭一つリードする。両陣営とも「面子にかけて負けられない」と意気込んでおり、残り2日間の“死闘”に挑む。
「わが家の家訓は『困難に立ち向かうことを喜びに思え』。民主党政権の3年間で日本はガタガタになってしまった。今立ち上がらずしていつ立ち上がるのか。福岡県の象徴であるこの1区に必ず自民党の旗を立ててみせます!」
13日午後、福岡・博多駅近くでこう訴える井上氏の後ろで満足そうにうなずく男がいた。麻生太郎元首相。この後も井上氏とともに選挙区内計6カ所で「1区から真の保守の候補が出てきた。ぜひ井上貴博に力を与えてもらいたい」と訴えて回り、主婦らの握手攻めにも気さくに応じた。
麻生氏がここまで入れ込むのは、「渡世の義理」だけではない。自民党福岡県連は別の人物の公認を決めていたのに「勝てる候補を立てないと意味がない」と異議を唱え、代々にわたり福岡・中洲の「顔役」を務めてきた井上氏にすげ替えた経緯があるからだ。ここで井上氏が1区で敗れると面子丸つぶれとなり、責任問題に発展しかねない。
自らの選挙区(福岡8区)にも帰らず、井上氏を支援する理由はもう一つある。先の総裁選で安倍晋三総裁を逆転勝利に導いた麻生氏は次期政権で重要ポストに就くのはほぼ確実な情勢。公認問題でへそを曲げ、動こうとしない県議らへ「これ以上俺に逆らうと後で困るぞ」と脅しをかける意味合いもあるようだ。
一方、松本陣営は焦りを募らせる。平成8年の現行の小選挙区比例代表並立制導入後、一度も自民党に議席を渡したことがない民主党の「金城湯池」を簡単に渡せないという意地もあるが、それだけではない。
松本氏は「部落解放運動の父」と言われる故松本治一郎元参院副議長(故人)の孫で、部落解放同盟の象徴的存在だからだ。実弟が経営する建設会社「松本組」は九州土建業界のリーダーでもあり、やはり面子にかかっているのだ。
陣営幹部は「うちは民主党というより松本党」と胸を張るが、今回の逆風は民主党の混迷・失政だけが招いたわけではない。昨年7月に復興相就任直後、「知恵を出さない奴は助けない」などと失言を繰り返し、辞任に追い込まれた傷はなお癒えていない。
陣営幹部は「これまで松本家が国会、井上家が県会と棲み分けし、良好な関係を保ってきたのだが…。非常に厳しいが、これまで通りやるだけだ」と言葉少な。「決起大会」や「桃太郎」など選挙パフォーマンスを嫌い、極力避けてきた松本氏も今回はそんなことも言っていられない。13日も博多区の美野島商店街などを一軒ずつ訪ね、「よろしくお願いします」と頭を下げて回った。
13日夜、東区の公民館で開いた個人演説会には、かねて親交のある菅原文太氏が“友情出演”した。言わずと知れた映画「仁義なき戦い」の主演男優。「憲法を変えるとか国防軍を作るなんて言ってる敵の自民党に投票したらダメだよ。松本龍を男にしなきゃいかん」とドスを利かせた。
(田中一世)
▽福岡1区(5人)
井上貴博50☆元県議 自新
比江嶋俊和65 元福岡市議 共新
竹内今日生38☆医師 み新【維】
犬丸勝子57 介護会社社長 無新
松本 龍61☆前復興相 民前【国】
7983
:
チバQ
:2012/12/14(金) 00:30:22
http://senkyo.mainichi.jp/news/20121207ddm005010191000c.html
乱戦:2012衆院選/1 東京18区 前首相、四面楚歌
毎日新聞 2012年12月07日 東京朝刊
◇「原発ゼロ」で打開図る
これまで連続10回当選を重ねてきた民主党の菅直人前首相にかつてない逆風が吹きつけている。
「首相という立場で(東京電力)福島第1原発事故を経験した。『原発ゼロ』は私に託された課題だ」
衆院選が公示された4日、東京都府中市内の神社で第一声に臨んだ菅氏は、ビールケースの上に立ち、約30分の演説の大半を原発問題に割いた。選挙用のビラやポスター、のぼり旗、運動員のジャンパーまで、あちこちに「原発ゼロ」の赤い文字が躍る。聴衆は50人ほど。「30年代を待たずして十分実現できる」と党の公約より踏み込んで訴える姿は、首相経験者というより原点の市民運動家に近い。
東京18区で長く横綱相撲を続けてきた菅氏が、これまで唯一足をすくわれそうになったのが05年衆院選。「小泉旋風」のあおりで、地元・武蔵野市長から転身した自民党の土屋正忠氏に約8000票差まで迫られた。だが、陣営は今回、それ以上の苦戦を覚悟する。首相時代の震災・原発事故対応は評価が分かれ、街頭演説では、菅氏に握手を求める若者の横から「うそつき!」とやじが飛ぶこともある。
一方の土屋氏は、05年こそ比例代表で復活当選したものの、09年はダブルスコアに近い大差で菅氏に敗れた。菅氏が府中市で原発ゼロを訴えていた同じころ、土屋氏はJR武蔵小金井駅前に立ち、「民主党はやたらと役人をいじめ、それがあたかも政治主導だと言わんばかりだった。そのいい例が菅さんだ。退場してもらおうじゃありませんか」と声を張り上げた。
自民党にとって、菅氏に小選挙区で勝つことは「政権奪還」の象徴的な意味を持つ。もう一人の標的だった民主党の鳩山由紀夫元首相は選挙直前に政界を去った。自民党の森喜朗、福田康夫両元首相が大苦戦し、海部俊樹元首相が落選した前回選挙の恨みは、必然的に菅氏に向かう。11月24日に武蔵野市に入った安倍晋三総裁は、沖縄県・尖閣諸島沖での中国漁船衝突事件なども挙げ、徹底した菅氏批判を展開した。
加えて、昨年6月、菅内閣不信任決議案に賛成して民主党を除籍された横粂勝仁氏が神奈川11区から「国替え」し、無所属で参戦。「政権交代の思いからずれたのは私か、それとも菅氏や民主党か」と訴える。原発問題では菅氏と立場が近いはずの日本未来の党、杉村康之氏も「菅さんがいくら原発ゼロと言っても、民主党の政策とは違う」と菅氏を狙い撃ちする。
四面楚歌(そか)状態の菅氏は、それでも脱原発一本やりで局面打開を図る。菅氏をよく知る地元市議は「骨と皮になっても何とか逃げ切るには、古くからの支持層が離れてはいけない。自分の震災・原発対応が選挙戦の弱点になるという心理も働いているのだろう」と、かたくなともいえる菅氏の戦術を解説してみせた。【笈田直樹、念佛明奈】
◇
衆院選は16日の投開票に向け、12政党が入り乱れて激戦を繰り広げている。注目選挙区を歩いた。=つづく
==============
◇東京18区=武蔵野、府中、小金井市
土屋正忠 70 (1) 自元=[公]
杉村康之 43 未新=[大]
菅直人 66 (10)民前=[国]
横粂勝仁 31 (1) 無前
柳孝義 51 共新
五十嵐勝哉 45 維新
7984
:
チバQ
:2012/12/14(金) 00:30:54
http://senkyo.mainichi.jp/news/20121208ddm005010140000c.html
乱戦:2012衆院選/2 大阪12区 第三極、閣僚と激突
毎日新聞 2012年12月08日 東京朝刊
◇「漁夫の利」自民静観
民主党の樽床伸二総務相と自民党の北川知克氏が5回連続でぶつかる大阪12区。過去の対戦成績では樽床氏が3勝1敗とやや優位だが、今回は2人の争いに「第三極」が割って入る。
「寝屋川は自民党と民主党で行ったり来たりの政治だった。3年前は民主党に託した。ところが3年たったら不満と失望のみ。また自民党に戻るのか。僕はそういう政治に我慢ならない」。11月21日、京阪電鉄の寝屋川市駅前ロータリーで、日本維新の会の橋下徹代表代行は数百人の聴衆を前に2大政党制を批判した。隣に立ったみんなの党の渡辺喜美代表も「維新の会とみんなの党が相乗効果を発揮できる、そのシンボルが大阪12区だ」と強調した。
維新は大阪12区で独自候補を擁立せず、みんなの党の石井竜馬氏を推薦する。石井氏は維新との競合を避けるため、衆院解散後に急きょ大阪2区から選挙区を変えた。大阪維新の会所属の大阪府議は3市でわずか2人。府議のいない寝屋川市では選挙ポスターの掲示にすら苦労した。それでも、「維新の公認とまったく同じ扱いをしてもらっている」と、橋下氏の抜群の人気に期待をかける。
樽床氏は党府連代表だった10年4月、大阪維新の会を設立した橋下氏を政府の地域主権戦略会議のメンバーから外すよう求め、関係が冷え込んだ。橋下氏が提唱する大阪都構想にも慎重で、両氏は「犬猿の仲」として知られる。石井氏は、橋下氏が送り込んだ樽床氏への「刺客」にほかならない。
樽床氏は10年6月、党代表選に立候補して知名度を上げ、党や政府の要職を務め実績を積んだ。それでも、維新とみんなの党のタッグは脅威だ。「選挙は最後は個人を選ぶもの」と平静を装うが、1993年に旧日本新党から初当選し、05年の小泉旋風で落選、09年の政権交代選挙で返り咲くという体験の中で、樽床氏自身がブームの力を身にしみて知っている。
一方、北川氏は「第三極の離合集散に批判的な有権者は多い。政治不信の原因は世論目当てでころころ変わることだ」と語り、第三極効果は限定的とみる。憲法改正などで主張の近い維新に保守票を侵食される懸念はあるものの、自民党の復調傾向と公明党の支援を背景に、樽床氏との戦いに集中する構えだ。
公示直前の2日、北川氏とともに大東市で街頭演説した谷垣禎一前総裁は「大阪は第三極の本場。橋下さんだけのときには『主張が分からないわけではない』という点もあったが、石原(慎太郎代表)さんと組んだら何をやりたい党か分からなくなった」と橋下氏への批判を手控えた。そこには「民主党候補が第三極から攻められて伸び悩めば、うちは相対的に浮上する」(自民党幹部)という計算も見え隠れする。【木下訓明、大久保昂】=つづく
==============
◇大阪12区=寝屋川、大東市など
樽床伸二 53 (5)民前=[国]
吉井芳子 50 共新
北川知克 61 (3)自元=[公]
石井竜馬 43 み新=[維]
7985
:
チバQ
:2012/12/14(金) 00:31:31
http://senkyo.mainichi.jp/news/20121211ddm002010229000c.html
乱戦:2012衆院選/3 栃木2区 党方針尻目に「TPP反対」
毎日新聞 2012年12月11日 東京朝刊
◇農家意識し大合唱
12月8日。収穫が終わり、人影がまばらな栃木県高根沢町の田園地帯を流した後、民主党の福田昭夫氏は小さなスーパーマーケット前で選挙カーを降りた。「マニフェストには農業、食の安全などは必ず守ると書いている。守れない場合は私も反対を貫く」。口癖のようになってきたフレーズを、また繰り返す。
農業県・栃木で知事も務めた福田氏は、自身の「国会だより」(9月15日付)に「例外なき自由貿易は民主主義を滅ぼす」と書き込むほどの環太平洋パートナーシップ協定(TPP)反対論者。交渉参加に積極的な野田佳彦首相の意向を踏まえ、党執行部は反対派に非公認をちらつかせたが、衆院選公示を前に腰が砕けた。11月27日に発表したマニフェストの書きぶりは「政府が判断する」。福田氏は「これで反対を言いやすくなった」と胸をなで下ろした。
とはいえ、一度定着しかけた「民主党=TPP推進」のイメージはなかなかぬぐえない。栃木県農協の政治団体「県興農政治連盟」は、福田氏陣営が推薦を依頼しようとしたときには、すでに全選挙区で自民党候補への推薦を決めていた。候補者から「TPP交渉への参加を阻止する政治活動を行う」という確約書を取り付ける徹底ぶりで、連盟の高橋勝泰幹事長(65)は「民主党は野田さんがああいう姿勢だから、推薦願を出すに出せなかったんじゃないの?」と素っ気ない。
対する自民党の西川公也氏は、世界貿易機関(WTO)の農業交渉に党の責任者として携わった経験のある農水族。09年は福田氏に敗れたが、今回は「農協から組織内候補のような扱いを受けている」と張り切り、街頭演説では「課税自主権が認められない今のTPPに断固として反対していく」とボルテージが上がる。
速やかな交渉参加を掲げるみんなの党も、この選挙区では、共産党の藤井豊氏を含む「TPP反対」の大合唱にあらがい難い。柏倉祐司氏は支持者から問われれば党の方針を説明するが、街頭演説では消費増税阻止を前面に出す。「TPPには触れられない。だって農村ですから」(陣営)。かくして、TPPを巡る各党候補の主張の違いは見えにくくなった。
TPPに加われば関税が原則撤廃され、外国産の安い農産物が流入して国内農業は壊滅的な打撃を受ける−−。そんな農家の危機感をくみ取ろうと各候補が競う。だが、鹿沼市で牛60頭を飼育する菅野谷(すがのや)悟さん(56)は懐疑的だ。「TPP以前に、現場は後継者がいなくて先細りする。戸別所得補償というバラマキをやったのは民主党、今の農業の衰退をもたらしたのは自民党。どっちもどっちだな」【福岡静哉】=つづく
==============
◇栃木2区=鹿沼、日光市など
藤井豊 64 共新
西川公也 69 (4)自元=[公]
柏倉祐司 43 み新=[維]
福田昭夫 64 (2)民前=[国]
7986
:
チバQ
:2012/12/14(金) 00:32:05
http://senkyo.mainichi.jp/news/20121212ddm005010033000c.html
乱戦:2012衆院選/4 静岡3区 浜岡原発「素通り」
毎日新聞 2012年12月12日 東京朝刊
◇住民感情複雑、争点化避け
日本維新の会の鈴木望氏は9日夜、浜松市のJR浜松駅前で演説を始めた。ところが開始からわずか2分後、司会者に制止され、代わりにマイクを握ったのは到着したばかりの橋下徹代表代行。そこで思いがけない発言が飛び出した。
「原子力発電所の問題は、はっきり言って選挙のあまり重大な問題にはなっていない。どの政党も原発を少なくしていくってのは、みんな同じ考え方だ」
鈴木氏は静岡3区内にある運転停止中の中部電力浜岡原発(御前崎市)について、再稼働の是非を問う住民投票条例の制定を求める市民運動で知名度を上げ、選挙戦でも「廃炉」を訴えてきた。橋下氏より先に3区に入った野田佳彦首相と自民党の安倍晋三総裁は示し合わせたように原発問題を「素通り」し、主張の違いはより鮮明になるはずだった。
だが、この前日、全国的な自民党優位の情勢に危機感を抱いた鈴木氏陣営の静岡県議は「争点を『自民党政治に戻すのか、戻さないのか』に変えた方がいい」と記者に語っていた。これが橋下氏の演説の伏線だったのかは定かではない。ただ、鈴木氏とともに市民運動に取り組んだ支持者には「石原慎太郎代表が合流し、維新の原発政策があいまいになった」という不満が残り、鈴木氏が廃炉を強調するほど、党とのずれが顕在化することを陣営は懸念していた。
一方、自民党は原発問題を争点にしない方針を徹底している。10日昼、JR掛川駅前で宮沢博行氏と並んだ小泉進次郎青年局長は1000人近い聴衆に「自民党を若返らせる。過去の自民党に戻るんじゃない」と歯切れよく訴えた。具体的な政策論はなし。党への追い風に乗って選挙戦を制しようという意図が透けた。
磐田市内の宮沢氏の選挙事務所には公示後、中部電力副社長らが「陣中見舞い」に訪れた。陣営幹部は「鈴木さん一人が廃炉と言っても、実現できるわけがない。分かっている人は多いよ」と語る。
民主党の小山展弘氏も9日、掛川市で開いた決起集会で浜岡原発に触れず、社会保障問題を重点的に訴えた。代わりに、地元政界に影響力を持つスズキの鈴木修会長兼社長が「浜岡だけでなく、全国の原発をどうするかを考えなければいけない」と助け舟を出した。
確かに選挙区内の住民感情は複雑だ。家族が中部電力に勤める御前崎市の女性(68)は「孫の代を考えると、いずれは廃炉にしなければと思う。でも、原発にかかわってきた人の雇用はどうなるのか」と悩む。また、浜岡原発関連の作業で各地の工員が利用する市内の民宿や旅館にとって再稼働は死活問題だ。「原発に関心は高いが、口に出すのはタブーのような雰囲気」。鈴木氏は市内を回った印象をそう表現した。【念佛明奈、荒木涼子】=つづく
==============
◇静岡3区=磐田、掛川市など
宮沢博行 37 自新=[公]
岡村哲志 62 共新
小山展弘 36(1)民前=[国]
鈴木望 63 維新=[み]
7987
:
チバQ
:2012/12/14(金) 00:32:40
http://senkyo.mainichi.jp/news/20121213ddm005010121000c.html
乱戦:2012衆院選/5止 岩手3区 被災地で続く政争
毎日新聞 2012年12月13日 東京朝刊
◇「小沢王国」継続か終止符か
民主党の黄川田徹氏は7日夕、岩手県一関市内を移動する車中で強い揺れを感じた。一帯は震度4を観測。急きょ沿岸部の陸前高田市に車を急がせた。「副復興相として、何かあれば現場に駆けつけなければならない。権力闘争をしている暇はない」。黄川田氏自身、東日本大震災の津波で家族を失い、復興にかける思いは強い。
日本未来の党に合流した小沢一郎氏(元民主党代表)が権勢を誇り、「小沢王国」とも呼ばれる岩手県。中でも岩手3区は、小沢氏の盤石な地盤である中選挙区時代の旧岩手2区とほぼ重なり、同氏直系の候補者が議席を独占してきた。黄川田氏が00年衆院選に立候補し、初当選したのも、関係が冷却化した前職(当時)の追い落としを図る小沢氏の後押しが大きかった。
だが今回は当時と逆の構図だ。黄川田氏は7月、小沢氏の民主党離党に従わずに残留を決断。小沢氏は王国を死守すべく、黄川田氏の有力支援者で一関市など内陸部に影響力を持つ菅原喜重郎元衆院議員の次女、佐藤奈保美氏を擁立。小沢氏の動きに合わせて岩手県議会の最大勢力、民主党会派も二分された。黄川田氏陣営は「『裏切り者』は許さないという小沢さんの代理戦争だ」と漏らす。
戦術も対照的だ。復興を前面に出す黄川田氏に対し、佐藤氏陣営の主役は小沢氏。選挙区内では公示後も、未来の嘉田由紀子代表ではなく、「国民の生活が第一」のときに印刷した小沢氏のポスターが党名を変えて張られている。
小沢氏は12日夕、一関市内の佐藤氏の選挙事務所を訪問。「民主党の人がどこかよその方に行ってしまったが、我々は思うところを貫き通す」とスタッフを激励した。選挙期間中の小沢氏の岩手入りは異例だ。佐藤氏を支援する会社社長は「小沢先生がやることなら何だって手伝う人が3区にはどこにでもいる。根強い信者みたいなもの」と胸を張る。
ただ、小沢氏の執念を危機感の裏返しとみる向きは陣営内にもある。佐藤氏を連れて選挙区内を歩いていた後援会幹部は「あんた、今度は(黄川田氏ではなく)そっちの人をやるのか」と冷やかされたという。
小沢氏系と反小沢氏系の「骨肉の争い」に、自民党は王国にくさびを打ち込む絶好のチャンスと意気込む。橋本英教氏の応援に入った河村建夫選対局長は10日、雪の積もるJR一ノ関駅前で「この選挙区は『親小沢』『反小沢』、政局ばかり。こんなことで復興ができるのか」と訴えた。その後、選挙カーに乗り込んだ河村氏は「『小沢時代』は通り過ぎましょう」とマイクで声を張り上げた。
それでも、なお壁は厚い。橋本氏陣営の岩手県議は「小沢さんは嫌いだし、黄川田さんはかわいそうだ。でも(佐藤氏を推す)菅原さんにはお世話になった。地元の人はまだそういう段階だ」ともどかしそうに語った。【中島和哉、金寿英】=おわり
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◇岩手3区=大船渡、一関市など
橋本英教 45 自新
菊池幸夫 53 共新
黄川田徹 59 (4)民前=[国]
佐藤奈保美 46 未新=[大]
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:
チバQ
:2012/12/14(金) 00:35:16
http://www.tokyo-sports.co.jp/nonsec/62465/
お宝フィギュア捨て弁護士出馬
2012年12月13日 15時58分
世襲も“争点”の一つとされる衆院選(16日投開票)で、地盤も看板もカバンもないに等しい青年候補が奮闘している。ネット上で「フィギュア100体捨てた」と話題の三谷英弘氏(36=東京5区、みんなの党)だ。
初音ミクなど少女ものやガンダムに代表される戦隊もの、エヴァンゲリオン関連…。三谷氏が全てを捨て去ったのは2年ほど前、政治家転身への決意の証しとして宝物にしていたフィギュア100体を処分した。
「大事なものがほかにあるのに政治をやるのは失礼。退路を断つ気持ちで覚悟を固めた」
大手法律事務所に所属する弁護士という安定した生活を投げ打つことに、妻や父親は反対した。幼い娘も2人いる。「ちょっとやってみて『しんどいからやめた』では、やらない方がいい」。そう迫る妻に覚悟を示すためにもフィギュアを捨てた。家族を説得し、みんなの党の公募に応じた。
司法試験の勉強中、心を癒やしてくれたのがアニメだった。社会人になると、収入をつぎ込んでフィギュアやDVDを“大人買い”。仕事でもアニメや漫画などの知的財産を専門とし、それが政治への関心につながった。
「日本のアニメや漫画の売り方はもっとある。政治もサポートできる。文化が世界に広まれば、ほかの産業も後からついてきて発展する」。こうしたコンテンツ産業の戦略産業化のほか、いじめ対策の強化、若者世代の就職促進、首相公選制、2020年代の電力自由化・原発ゼロなども政策として掲げる。「ストレスはない。面白い」と充実感でいっぱいだ。
7989
:
チバQ
:2012/12/14(金) 00:36:20
http://www.tokyo-sports.co.jp/nonsec/61656/
伸び悩む第三極のお寒い現状
2012年12月12日 20時30分
衆院選(16日投開票)の折り返しで唯一の日曜日となった9日、各党党首が必死のアピールを繰り広げた。注目の第三極は、日本維新の会、日本未来の党もここにきて伸び悩み気味。両党の苦戦ぶりを追った。
都内を遊説した維新の橋下徹代表代行(43)は秋葉原に進出。AKBカフェの前ではツイッターの話題で訴えた。「選挙が終わったら僕は逮捕されるかもしれません。その時は皆さんが助けてください」。選挙期間中のネットなどの使用は公職選挙法に抵触するとされる中、立候補者に準じる立場にある橋下氏はツイッターを続けている。
「1500人もの候補者が何一つネット上で発言しないのは異常。こんな公職選挙法一つを変えられない政治家に何を期待できるのか」と訴え、まばらながらも拍手が送られた。一方で「メイドカフェに行きたくても行けない」とのリップサービスは聴衆に見透かされ、全くの無反応。オタクらの人気が高い麻生太郎元首相(72)や軍事オタクの石破茂幹事長(55)が演説した際の熱狂とは程遠い結果になった。
同じく維新の石原慎太郎代表(80)は東京・JR吉祥寺駅前で「私は間もなく死ぬかも知れないが、この国を滅ぼしたくない」と絶叫。熱狂的な支持者が集まったが、石原氏の遊説は大都市圏ばかりで回数も少ない。
ネックになるのは年齢だ。「本人は『どんどん街頭に立つ』と言う一方で、『もう80なんだから』ともこぼす。いくら元気でも年が年なので、こちらからお願いもしにくい。寒いし、とりあえずヒートテックを贈っておきました」(維新幹部)
未来代表の嘉田由紀子滋賀県知事(62)は琵琶湖湖畔で、地元では初めての街頭演説を行った。ただ、聴衆はほとんどが支援者。嘉田氏の予定が二転三転し、呼び込みも思う通りに進まなかった。党関係者は「準備不足が全て。こんな状態で勝てるわけがない。当選するのは小沢(一郎)さんのところ(旧生活)にいた人だけでしょ」と切り捨てた。
7990
:
チバQ
:2012/12/14(金) 00:50:06
http://www.sponichi.co.jp/society/news/2012/12/13/kiji/K20121213004769050.html
河村たかし氏 維新候補を異例の応援 「第三極、手を携えて」
日本維新の会の候補の応援演説をする河村たかし名古屋市長
Photo By 共同
河村たかし名古屋市長は13日、元静岡県磐田市長で静岡3区から出馬した日本維新の会の新人鈴木望氏(63)の応援演説のため、磐田市などを訪れた。
減税日本代表の河村氏は、日本維新を率いる石原慎太郎氏との連携を希望したが実現せず、減税所属の前衆院議員が合流した日本未来の党を支援しており、異例の応援入りとなった。
鈴木氏は河村氏が主導した2010年の名古屋市議会解散の直接請求運動を、河村氏は鈴木氏が率いた浜岡原発をめぐる静岡県民投票条例制定運動を互いに支援した。「友人として」駆け付けたという河村氏は「第三極、一緒に手を携えてやろうと思っているので、応援してちょーよ」と鈴木氏への支持を訴えた。
静岡3区では、自民新人の宮沢博行氏(37)、共産新人の岡村哲志氏(62)、民主前職の小山展弘氏(36)も立候補している。
[ 2012年12月13日 13:06 ]
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:2012/12/14(金) 14:09:25
802 :無党派さん:2012/12/14(金) 14:06:23.52 ID:wHvZg2f1
マスコミに叩かれた赤城農林水産大臣の絆創膏よりも数倍気持ち悪いわ。
菅直人の絆創膏写真は。
http://amd.c.yimg.jp/amd/20121214-00000057-spnannex-000-0-view.jpg
赤城農林水産大臣は、にやけながら見せびらかしたりしなかった。
8000
:
名無しさん
:2012/12/14(金) 14:24:44
http://mainichi.jp/select/news/20121214k0000e010173000c.html
衆院選:「減税」「太陽」「生活」は無効、新党名で投票を
毎日新聞 2012年12月14日 12時49分(最終更新 12月14日 13時02分)
衆院10+件選の比例代表東海ブロック(定数21)には、8党と1諸派が届け出ている。第三極は公示直前まで結党や合流が相次ぎ、以前あった党が現在は何党になったかすぐには分からない有権者も多そう。旧党名で投票した場合は無効となるため、各党は新党名で投票してもらおうと躍起だ。
公職選挙法は「届け出されていない政党の名前を書いた場合は無効」と規定しており、総務省選挙課は、合流前の旧党名で投票した場合はこれに当たるとしている。「太陽」(太陽の党)と書いても「日本維新の会」の票とは認められず、「生活」(国民の生活が第一)や「減税日本」も「日本未来の党」の得票とはならない。
一方、「日本」とだけ書かれた票について、同課は「基本的には無効だが、各選管の判断に任せている」と話す。愛知県選管は「どの党への投票か判別不能」として無効。三重県選管も「おそらく無効」としている。岐阜県選管は「総務省からの回答待ち」と話す。
元減税日本所属で、衆院10+件選では未来から立候補した名古屋市内の候補の陣営は、「選挙カーなどでは名前の前に必ず『未来の』と言うようにしている」。名古屋では昨春の統一選で減税日本が有権者に浸透した上、いまも減税日本が地方政党としており、ややこしい。期日前投票をした有権者から「比例は未来で良かったよね」という電話もあるという。
一方、元生活の前職で、名古屋市内で未来から立候補した陣営は、「未来との合流で息を吹き返せた」と話す。生活は7月に結党したが、その後、維新や太陽、減税日本・反TPP・脱原発を実現する党(脱原発)などが次々と誕生し、「生活は埋没した。未来と書いてもらう方が訴えやすい」と説明する。【黒尾透】
8001
:
らいおんはと
◆S3/.7DxKSg
:2012/12/14(金) 20:37:59
管近影ww
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20121214-00000057-spnannex-soci
8002
:
らいおんはと
◆S3/.7DxKSg
:2012/12/14(金) 20:40:11
選挙カー衝突 菅前首相が流血、10針縫う 大苦戦に追い打ち
スポニチアネックス 12月14日(金)7時2分配信
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20121214-00000057-spnannex-soci
衆院選で東京18区(武蔵野市など)から民主党公認で立候補している菅直人前首相(66)が乗った選挙カーが13日午後3時半ごろ、
東京都府中市是政5丁目の交差点で中央分離帯の鉄柱に接触。菅氏は前頭部に10針ほど縫うケガを負った。
かつてない苦戦が伝えられる中、“踏んだり蹴ったり事故ったり”の災難に見舞われた。
警視庁府中署によると選挙カーは多摩川沿いの通りを西へ走行中、府中街道との交差点を右折しようとした際、
道路上の鉄製柱(高さ約80センチ、直径約20センチ)に衝突した。
車は運転席側の右前部が激しく損傷。助手席に乗っていた菅氏は、弾みで前頭部をフロントガラスにぶつけ出血。
随行していた別の車に乗り、都内の病院に向かった。約5センチの裂傷を負い、10数針縫った。
予定した遊説は1カ所キャンセルし、午後8時からの個人演説会から復帰。府中市内の神社で、
患部に髪の毛と同じ黒色のテープを貼って現れ「小さな事故がありまして、このとおりちょっぴりケガをしております」と話した。
終了後、取材に応じ「けっこう出血があり、タオルを当てて病院に行った」と当時の状況を説明。
選挙カー乗員は道路交通法でシートベルト着用を免除されていることがあだになった形で
「フロントガラスにひびが入った。すごい衝撃だった…」と、言葉少なに会場を後にした。
80年から10期連続で当選しているが、今回は大苦戦。首相在任中に直面した昨年の東日本大震災や福島第1原発事故などの対応には
当時から批判の声が強い。「前首相」といえども選挙戦は地元にとどまり、連日ビール箱に乗って演説を行うなど、
プライドをかなぐり捨てて臨んでいる。
そこに追い打ちを掛けるような事故。演説会では自らの現状に触れ
「私の不徳の致すところ大ですが、何でこうなるのかなという思いもあります」とこぼす場面もあった。
事故では、同乗していた女性スタッフ2人が救急車で搬送された。選挙カーは「代替車を探している」(陣営)という。
18区からはほかに、元武蔵野市長で自民党元職の土屋正忠氏(70)、民主党を除名され無所属の前職横粂勝仁氏(31)、
日本未来の党の新人杉村康之氏(43)、共産党の新人柳孝義氏(51)、日本維新の会の新人五十嵐勝哉氏(45)が立候補している。
8003
:
チバQ
:2012/12/14(金) 22:51:19
http://www.chunichi.co.jp/article/shuin2012/all/CK2012121402000218.html
中小党、生き残りへ独自路線
十二の政党が乱立した今回の衆院選。民主、自民の二大政党や、いずれも新勢力の日本維新の会、日本未来の党などの対決に注目が集まる中、他の八党も独自の政策を打ち出すなどして生き残りの道を模索している。
「増税の前にやるべきことがある。民間会社なら、経営が傾いたらまず社長が身を削る」。愛知県一宮市のJR尾張一宮駅前で、みんなの党の渡辺喜美代表が愛知10区の前職候補の手を取りながら声を張り上げた。
「第三極の元祖」がうたい文句。消費税増税を凍結し議員定数を衆院三〇〇、参院一〇〇に削減する公約を柱に、環太平洋連携協定(TPP)の交渉参加や二〇二〇年代の原発ゼロで他党との差別化を図る。福井、長野、滋賀県の小選挙区にもそれぞれ一人が立候補した。
比例東海ブロックに五人を擁立した公明。「日本再建」を掲げ、十年間で百兆円の公共投資を公約に盛り込んだ。民主、自民とともに賛成した消費税増税には、生活必需品への軽減税率の適用を主張。友好関係にある自民と異なり、改憲の必要はないとの立場だ。
脱原発と護憲の「元祖」を自負する社民。福島瑞穂党首は「命を大切にする政治」を強調し、五〇年に自然エネルギー100%の実現や、米軍普天間飛行場へのオスプレイ配備反対を訴える。
創立九十年を迎えた共産は、自民に次いで多い三百二十二人を全国で擁立。社民と並んで護憲と脱原発、増税反対を訴える。志位和夫委員長は「大企業優遇税制を改め、雇用や中小企業支援に取り組む」と強調する。
中部地方に候補者がいない政党も。北海道が地盤の新党大地はロシアとの共同経済活動を、候補擁立を九州地区に絞った国民新は米軍基地の沖縄集中の軽減を主張。
田中康夫代表の新党日本は「原発の廃炉こそ新しい公共事業」と訴え、舛添要一代表の新党改革は「廃県置州」による地方分権を掲げる。
8004
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チバQ
:2012/12/14(金) 22:51:38
http://www.chunichi.co.jp/article/shuin2012/all/CK2012121402000217.html
自公、見えない連携 共通公約なし
衆院選の投開票まであと二日。自民党が単独過半数を確保する情勢で、公明党とともに政権を獲得する可能性が高まっている。選挙後の政治はどう動いていくのか。過半数に満たない政党は、どのように自分たちの主張を実現しようとするのか。今後の課題とともに整理する。
■後退
本紙の衆院選終盤情勢の分析で、過半数の議席を確保する勢いとなっている自民党。安倍晋三総裁は十三日、広島市で街頭演説し「まっとうな経済を取り戻す。できるのは自民党と公明党だ」と政権復帰に力を込めた。自民党は単独で過半数を維持しても公明と連立政権を組む方針。公明党も、自民党との連立で与党返り咲きを目指す。
自公両党は選挙後の連立では一致するが、どんな政策を行うのか事前の合意はない。両党は二〇〇〇年以降の衆院選で毎回、連立政権を組むことを前提に共通公約をつくり、選挙後の政権の優先政策を示して国民の審判を受けてきた。ところが、今回は野党として選挙に臨んだこともあるが、共通公約はない。民主党に政権を奪われる前の自公政権よりも、後退している。
そのためか、両党は政策面できしみが見える。自民党が公約に「国防軍」創設を含む改憲を掲げ、公明党が反発するというギクシャクした関係になっている。憲法という基本政策で対立を抱えたまま連立を組めば「野合」批判は避けられない。
■反発
自公両党が衆院選で過半数を確保して政権復帰しても、参院では過半数に十八議席足りない。安倍氏は十三日の民放番組で公明党以外の党とは「部分連合」を目指す考えを示した。しかし、重要な政策ごとに協力相手を探すことが必要な部分連合では、政権は安定しない。
安倍氏は民主党との「大連立」は完全否定する。連立相手として名前が挙がるのが、保守的、タカ派的な体質が似ている日本維新の会だ。維新の石原慎太郎代表は自民党から連立の呼び掛けがあった場合「できると思う」と明言。一緒に改憲を目指そうとエールを送っている。
ただ、維新の参院での議席は三。連立しても政権安定にはつながらない。かえって、改憲に消極的な公明党の反発を招き、逆効果になる可能性もある。
新党大地の鈴木宗男代表と新党改革の舛添要一代表も連立政権入りに含みを持たせる発言をしている。
一方、民主党は支持低迷から脱せないまま衆院選終盤を迎えた。本紙の情勢分析では百議席を割り込みかねない。代表の野田佳彦首相は「比較第一党を目指す」と語るが、単独過半数の確保は困難。国民新党から立候補した三人が全員当選しても、両党での政権維持は絶望的な情勢だ。
首相は「(国民新党に次ぐ)二番目に公明党がいい」と公明党への秋波を送ったこともあるが、現実には難しい。選挙で批判し合った政党が選挙後、連立するのは有権者への裏切りにほかならない。
■共闘
多くの世論が求める脱原発、反消費税増税はどうなるのか。
社民党の福島瑞穂党首は「脱原発政権をつくる勢いで頑張りたい」と力を込め、共産党の志位和夫委員長は「消費税増税中止法案を出すなど一点共闘はやっていく」と訴える。日本未来の党も卒原発、反消費税増税を掲げ、嘉田由紀子代表は「協力できるところで協力する」という。
これらの勢力は多数を得られなくても、政策ごとに力を合わせれば、国会で影響力を発揮することはできる。
予算を伴わない法案なら、政党が違っても二十一人以上の議員がまとまれば提出できる。脱原発基本法案を再提出することも可能になる。十人以上で院内会派を組めば、首相と野党党首が一対一で議論する党首討論に参加でき、脱原発や消費税増税で政権を追及できる。
また、五十一人以上集まれば内閣不信任案を提出し、政権を揺さぶる選択肢もある。
(衆院選取材班)
8005
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チバQ
:2012/12/14(金) 22:52:33
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/121214/elc12121414340041-n1.htm
「橋下維新」は無効? 「日本」も×? 疑問票、選管“虎の巻”も準備
2012.12.14 14:31 (1/3ページ)
投票日が2日後に迫った衆院選。選挙のたびに開票作業を担当する選挙管理委員会を悩ませるのは、有効か無効かを即断できない疑問票の扱いだ。今回は政党名に「日本」が入る政党が複数あるなど、まぎらわしい記入例も想定される。疑問票の処理に手間取れば開票時間が延び、人件費もかさんでしまうため、全国トップクラスの開票スピードを誇る大阪市では、判断基準の“虎の巻”を準備し、万全の態勢で本番に臨む。
「日本」はどうなる?
「『日本』だけではダメですよ。日本未来の党もありますから」
9日、静岡市で行われた日本維新の会候補の街頭演説。比例近畿で出馬している同党の元宮崎県知事、東国原英夫氏が訴えた。
総務省が都道府県選管に通知した衆院選比例代表の有効、無効の判断基準によると、「日本」と書かれている場合、日本(にっぽん)維新の会、日本(にっぽん)未来の党、日本(にほん)共産党が重なるため、無効と判断される可能性がある。ただし「にほん」とひらがなで書いた場合は共産の票と判断されそうだ。ちなみに、新党日本は今回、比例に候補者を擁立していない。
原則として党名や略称のひらがな、カタカナ表記は有効票とみなされる。
「橋下維新」は無効?
無効になるのは、候補者以外の氏名、政党の代表者以外の氏名が記入されている場合などだ。
公選法は「投票した選挙人の意志が明白」であれば有効とするよう規定しているが、例えば比例で維新に投じる場合、石原慎太郎代表の氏名が記載された「石原維新」は有効だが、橋下徹代表代行の氏名が記載された「橋下維新」は無効になる可能性が高い。
また「民」は民主党の有効票で、自民党や社民党、国民新党への投票とはならない。ひらがなで「みん」と書けば、みんなの党と重なるために無効と判断されるとみられる。同様に「こう」では公明党と幸福実現党が重なり、無効と判断される可能性が高いという。
愛称は浸透度で判断
選挙区でも判断に迷う疑問票が生まれそうだ。大阪2区の左藤章氏(自民)に投票しようとして「佐藤」と書き間違えても、有効と判断される可能性が高い。明らかな誤記と認められる場合は有効と判断されるのが通例だからだ。
参院ながら谷亮子議員の「ヤワラちゃん」など、愛称で親しまれている候補者もいるが、投票用紙に記入した場合、その愛称がどこまで社会的に浸透しているかが判断基準になる。最終的には各開票所の責任者に当たる開票管理者が判断するため、地域によって有効、無効が分かれる可能性もあるという。
大阪市では、判断に迷う事例への対応をまとめた文書を配布することにしている。
「フ」か「つ」で最高裁まで
各選管が疑問票の扱いに神経をとがらせるのは、その1票で当落が分かれることもあるからだ。
平成19年9月に行われた兵庫県稲美町議選。得票が同数のため、くじ引きした結果、新人が当選し、元町議が落選した。
20年1月、疑問票の判断をめぐって元町議側が県選管に新人の当選無効を求めて大阪高裁に提訴。争点は投票用紙の氏名の記入欄の下に記された符号が意識的に書かれたか否かだった。
高裁は同年7月の判決で、氏名と無関係な「フ」か「つ」と読める意識的に書かれた符号があると指摘。公選法で無効とされる氏名以外の記号などが書かれた「他事記載」に当たり無効とし、元町議の得票数が1票上回ると判断した。
最高裁第1小法廷は同年12月、県の上告を棄却し、高裁判決が確定。元町議が復活当選を果たした。
8006
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チバQ
:2012/12/14(金) 22:53:00
http://mainichi.jp/select/news/20121214k0000e010173000c.html
衆院選:「減税」「太陽」「生活」は無効、新党名で投票を
毎日新聞 2012年12月14日 12時49分(最終更新 12月14日 13時02分)
衆院選の比例代表東海ブロック(定数21)には、8党と1諸派が届け出ている。第三極は公示直前まで結党や合流が相次ぎ、以前あった党が現在は何党になったかすぐには分からない有権者も多そう。旧党名で投票した場合は無効となるため、各党は新党名で投票してもらおうと躍起だ。
公職選挙法は「届け出されていない政党の名前を書いた場合は無効」と規定しており、総務省選挙課は、合流前の旧党名で投票した場合はこれに当たるとしている。「太陽」(太陽の党)と書いても「日本維新の会」の票とは認められず、「生活」(国民の生活が第一)や「減税日本」も「日本未来の党」の得票とはならない。
一方、「日本」とだけ書かれた票について、同課は「基本的には無効だが、各選管の判断に任せている」と話す。愛知県選管は「どの党への投票か判別不能」として無効。三重県選管も「おそらく無効」としている。岐阜県選管は「総務省からの回答待ち」と話す。
元減税日本所属で、衆院選では未来から立候補した名古屋市内の候補の陣営は、「選挙カーなどでは名前の前に必ず『未来の』と言うようにしている」。名古屋では昨春の統一選で減税日本が有権者に浸透した上、いまも減税日本が地方政党としており、ややこしい。期日前投票をした有権者から「比例は未来で良かったよね」という電話もあるという。
一方、元生活の前職で、名古屋市内で未来から立候補した陣営は、「未来との合流で息を吹き返せた」と話す。生活は7月に結党したが、その後、維新や太陽、減税日本・反TPP・脱原発を実現する党(脱原発)などが次々と誕生し、「生活は埋没した。未来と書いてもらう方が訴えやすい」と説明する。【黒尾透】
8007
:
チバQ
:2012/12/14(金) 22:53:40
http://gendai.net/articles/view/syakai/140096
維新 新人候補のオソマツ選挙戦
【政治・経済】
2012年12月14日 掲載
これじゃあ惨敗は当たり前
<街宣スケジュールは不明、街頭ではオロオロ>
衆院選終盤の選挙運動を大阪のテコ入れに集中させた「日本維新の会」。惨敗予想にブルって「本丸」死守に走ったのは明らかだが、これで大阪以外の維新候補の“討ち死に”は間違いない。
そもそも維新候補はそろってタマが悪すぎた。そのうえ、党がマトモに指導しないのだから当然だ。
「福島2区の緑川一徳氏を取材して驚きました。事務所のスタッフが親戚と同級生だけで、全員ズブの素人だったのです。街宣スケジュールを聞いても『ドライバーに聞いて』と言うばかり。何も分かりませんでした」(地元紙記者)
選挙事務所がこれじゃあ、候補も運動に身が入らないだろう。というより、ワケが分からず、街頭でフラフラするのがオチだ。東京1区の加藤義隆も、そんな腰が落ち着かない候補のひとりだ。
「街頭に立ってもオロオロするだけで、スタッフにせっつかれてようやく聴衆に握手を求める始末。マイクを握って何を言うのかと思ったら『公認発表前日に出馬を打診され、たった1時間悩んで日銀に辞表を出した』ですからね。一体何がしたいのかサッパリ分かりませんでした」(港区民)
グラドル候補の東京21区の佐々木理江は「政治家になるためにタレントになった」が売りだ。
「報道陣の質問に『政治家に挑戦する時のことを考えて、事務所にはTバックだけはイヤと言いました』と妙に自信マンマンに答えていました。度胸がいいのか、何も考えていないのか……」(取材記者)
よくもまあ、この程度の思いで出馬を決意し、300万円もの選挙資金を自腹で用立てたものだ。
「この流れだと、維新は石原代表のほか、比例上位にいる旧たちあがれの古参だけが当選し、大阪以外の小選挙区の新人はことごとく落選するでしょう」(政治ジャーナリスト)
維新の松井幹事長は「候補者には自己責任、自己完結、自己負担を約束してもらっている」と言っているが、選挙後に落選議員の暴動が起きてもおかしくはない。
8008
:
チバQ
:2012/12/14(金) 22:55:51
青森
http://www.toonippo.co.jp/news_too/nto2012/20121213102439.asp
2012年12月13日(木)
【乱戦1区】分裂余波 連携欠く
今夏の民主党分裂の余波が、衆院選本県1区候補の支援態勢のありように影響を及ぼしている。同党を離れて日本未来の党公認で出馬した前職・横山北斗候補に複数の民主党地方議員が同調したことが、公示直前に表面化。同党関係者の複雑な視線にも臆することなく、実働部隊を担っている。一方、民主党新人・波多野里奈候補の陣営は、唯一の1区内選出の渋谷哲一県議が応援に一切姿を見せないなど、連携を欠いたまま選挙戦終盤を迎える。選挙のたびに指摘されてきた、一枚岩になりきれない組織の弱点をまたしても露呈している。
9日昼、青森市のアウガ前。「横山候補は青森県のため、県民のために消費税増税に反対した。そうしたら民主党に首を切られてしまった」。横山候補の隣でマイクを握ったのは、11月末に民主党を離れたばかりの秋村光男・青森市議だった。
その日の夜、民主党県連はアウガ向かいの青森グランドホテルで選挙対策会議を開いた。終了後、取材に応じた松尾和彦幹事長は、1区で同党地方議員の動きが鈍いようだが−と報道陣が尋ねると「特にそういう話は出ていない」と、質問を遮るようにそっけなく答えた。
もともと地方議員の層が薄い民主党県連。1区内の市議3人のうち、秋村氏と五所川原市議1人が離党を表明し、青森市議1人だけが残った。
横山氏が7月に民主党を離れて以降、同氏に近い秋村氏は自身の身の振り方に迷いを見せていた。県連が波多野氏の擁立方針を固めた11月上旬、秋村氏に県連幹部から一本の電話が入った。
「県連から抜けないでくれ。横山氏の支援をしてもいいから、民主党で一緒にやろう」。“大人の対応”を認めることまでにおわされた。なりふり構わぬ幹部の説得にも、秋村氏は「それでは有権者、支持者に説明がつかない」と、態度を決めた。
一方、選挙戦終盤にきてもなお、波多野候補の街頭演説には、元県議が積極的にマイクを握る以外、現職地方議員の姿はほとんど見られない。
横山氏と関係が近いとされる民主党の渋谷県議が、波多野候補の選対本部に名を連ねない異例の事態。街頭でマイクを持つ場面もない。
渋谷氏は12日、取材に対し「今でも横山氏への対抗馬擁立は見送るべきだったと考えている。自民党の一党独占を助けるだけだ」と語った。
1区内で動きを見せない理由を「陣営から応援要請がないから」とする渋谷氏。党公認候補支援に消極的な姿勢は党方針に反する行為と受け止める向きもあるが、「県連の組織強化委員長として全選挙区を回っている」と強調。選挙後の離党の可能性については「政党を簡単に変えるような行動はしない」と明確に否定した。
ある県連関係者は、公示前から「横山氏に近い人には、街頭に立つことを求めない。そんなことをしたら反発して離党者を出すだけだ」と、組織維持に向けて苦しい胸の内を明かしていた。
本県4選挙区全てで民主党候補は自民党候補にリードを許しており、このままでは国会議員が一人も残らない事態も危ぶまれている。
「そうなっても党が消滅するわけではない。(国会議員不在だった)県連発足当時に戻ったと思ってやり直すしかない」。危機的状況にも、党関係者は粛々と語った。
8009
:
チバQ
:2012/12/14(金) 22:56:23
http://www.toonippo.co.jp/news_too/nto2012/20121214100417.asp
2012年12月14日(金)
【乱戦1区】比例復活にも照準/惜敗率アップへ集票懸命
衆院選の投開票まで残り2日。5人が立候補している本県1区では、小選挙区の議席を目指して各陣営がしのぎを削る一方、比例復活をにらんだ動きも激しさを増している。比例代表は東北の他選挙区の動向にも左右されるだけに、各陣営とも表向きは小選挙区での勝利を掲げるが、劣勢が伝えられる陣営からは「何とか比例に引っ掛かりたい」との本音も漏れる。
「皆さん惑わされないでほしい」
9日、雪の舞う五所川原市の街頭で日本維新の会の升田世喜男候補(55)が声を張り上げた。自民党関係者が以前、「升田さんは比例代表でほぼ当選する」と訴え、自党候補への投票を呼び掛けたことへの批判だった。「選挙は途中で分かることなどない」と升田候補は憤りをあらわにした。
維新は比例代表東北ブロックの名簿順位で、1位に福島4区の小熊慎司候補、2位に升田候補と秋田3区の村岡敏英候補を登載した。仮に維新が東北比例で3議席を取れば、小選挙区で負けても升田候補は比例復活の当選圏だが、陣営の分析によると現段階で「3」獲得は厳しいという。
小熊、村岡両氏は小選挙区でそれぞれ接戦を展開中。仮に升田氏を含む3人が小選挙区で敗れ、維新が比例で2議席しか獲得できない場合、升田氏は高い惜敗率(当選者の得票に対する自らの得票の割合)を確保しないと比例復活は難しい。
危機感を強める升田陣営は12日、掲示板ポスターを急きょ石原慎太郎代表、橋下徹代表代行と並ぶデザインに変更。2人の知名度で票を上積みする作戦に乗り出した。
一部報道では、維新が東北で3議席を固めた−とされたが、「まだ比例復活の話はしたくない」と秋谷進・青森地区選対本部長。一方で、小選挙区で敗れても惜敗率で村岡候補を上回るよう、(選挙区の)票を増やすしかない−とする。
日本未来の党の横山北斗候補(49)の陣営は、小選挙区での苦戦を伝える13日の本紙報道に「升田候補が支持を伸ばしているとは感じていたが、そこまで後れを取っている感触はないのだが…」と焦りの色を深めている。
各紙情勢では、未来の党は比例東北ブロックで1議席確保にとどまる見通し。小選挙区との重複立候補者間の惜敗率争いは「乱戦の青森1区か、自民候補と競い合っている岩手2区の可能性が高い」(未来の党関係者)とみられている。
陣営関係者は「比例代表で(当選圏内に)滑り込みたいが、そのためには(惜敗率を上げるため)小選挙区で横一線に近づかないと。1票ずつ上積みするしかない」と、挽回に望みをかける。
一方、各紙調査で先行が伝えられている自民党の津島淳候補(46)の後援会幹部は「比例復活での当選は負けに等しい。必ず小選挙区で勝たなくては」と強気だ。
今回の自民県連の大目標は「4選挙区独占」。さらに陣営は、1区の他候補の比例復活を許さない“快勝”を内々狙っている。津島候補も「小選挙区でトップを取ることしか考えていない」と話す。
民主党の波多野里奈候補(39)は、閣僚クラスの応援弁士を党に要請しているが、かなわないまま選挙戦終盤を迎えており、比例票の獲得に苦戦。
共産党の斎藤美緒候補(32)は1区候補者で唯一比例との重複立候補をしていない。同党は東北ブロックに単独立候補した高橋千鶴子候補の議席確保を最優先としており、堀幸光県委員長は「県内で7万票以上を目指す」としている。
8010
:
チバQ
:2012/12/14(金) 22:57:54
http://cgi.daily-tohoku.co.jp/cgi-bin/tiiki_tokuho/2012s_election/news/news2012/ac121212a.htm
電力業界の幹部、自民支援の動き鮮明に
(2012/12/12)
東京電力福島第1原発事故後、初の国政選挙となる衆院選で、青森県内電力業界の幹部が自民支援の動きを鮮明にしている。公約で原発依存脱却の方向性を打ち出す民主や第三極とは対照的に、自民が脱原発に踏み込まなかったのが一因だ。従来は民主支持の電力系労組も複数選挙区で民主候補の推薦判断を保留する状況にある。業界内には「自民は原子力に理解がある」と自民政権の復活に期待する声が多い。
5日、使用済み核燃料再処理工場が立地する六ケ所村。自民候補が演説した村役場前に、日本原燃の川井吉彦社長ら複数の幹部が姿を見せた。その30分ほど前に民主候補も同じ場所で演説したが、幹部の姿はなかった。
11月27日の定例会見。公示間近の衆院選について、川井社長は「原子力を一定割合で進め、サイクルも従来通りの方向になるのかなと思う」と自民支持の意向をにじませていた。
一方、サイクル見直しを掲げた民主の公約には不快感をあらわに。「自民は原子力に理解がある。われわれは地域経済や雇用を守りたいという思いだ」。青森市で自民候補の街頭演説に顔を出したある電力幹部も、こう明かした。
衆院選では、第三極を目指して乱立する政党の多くが、脱原発を掲げて勢力を結集。原子力に不安を抱く世論の風もあり、原発へのスタンスが争点に浮上している。原燃幹部は「脱原発は死活問題になる。われわれにとっても特別な選挙」と自民支援を鮮明にする理由を解説する。
もともと電力業界は経営者側が自民、労働組合の電力総連が民主を支援している。2009年の政権交代後、経営者側も一時は民自両にらみの状態だったが、原発事故後に民主が脱原発の方向性を示したことで、再び自民に傾いた。
今回は電力総連も単純に民主支援で動ける状況にない。1〜4区の民主候補のうち、現段階で推薦が決まったのは3区の前職だけ。幹部は「組合員にも脱原発に複雑な感情がある」と語る。
1、2、4区の推薦の是非については今も協議中だ。ただ、関係者は「東通原発を再稼働させたいという思いがある。このまま推薦が決まらなければ、自民に流れるのが自然だ」とささやいた。(衆院選取材班)
8011
:
チバQ
:2012/12/14(金) 23:00:05
http://www.chunichi.co.jp/article/shuin2012/all/CK2012121402000300.html
進まぬ復興 むなしい選挙 陸前高田ルポ
東日本大震災後、初の衆院選。遅々として復興が進まない中、東北地方の被災者たちは無力感を感じながら選挙戦を見詰める。津波で壊滅的な被害を受け、今も五千三百人以上が仮設住宅で暮らす岩手県陸前高田市を歩いた。
「選挙のニュースなんて見ないよ。ばかばかしい」
十三日朝、陸前高田市の第一中学校校庭に立つ仮設住宅の前。自治会副会長の小友勝見さん(69)は、衆院選候補者の選挙ポスター掲示板に目もくれず、投票日の翌日にある民謡まつりのポスターを隣に張った。「みんな、こっちの方が関心があるよ」
百五十世帯分の仮設住宅は、完成した昨年夏から満杯状態。市営住宅の造成工事が始まったが、入居の見通しは三年後。「狭いし、壁は薄いし、気持ちが変になる」
陸前高田市を含む岩手3区では復興担当副大臣の民主党前職と自民党、日本未来の党、共産党のそれぞれ新人が戦う。民主前職は津波で市内の実家と事務所が流され、両親、妻、長男、秘書を亡くした被災者でもある。
ただ、選挙戦最終盤を迎えた市内で、選挙カーをほとんど目にしない。仮設住宅には選挙ポスター掲示板はあるが、人通りのなくなったかつての市中心部にはない。仮設住宅の六十代男性は「岩手は広いから、もともと選挙カーはそんなに来ないけど、本当に選挙という感じがしない」。
高台にある校庭に、かつての市中心部を一望できる場所がある。ほとんど更地。津波で破壊された三階建て以上の鉄骨建造物がぽつり、ぽつり。がれきを取り除く重機の音だけ、かすかに聞こえる。
「あの辺に私の家があったんですよ。いつもいやされた高田の松原も変わり果てました」。夫、次男の三人で仮設に暮らす村上和美さん(69)は、その先にある海を見詰めた。
選挙では地元出身の復興副大臣に入れようとは思っている。ただ、復興予算が流用されるなど、政治への不信感は強く「選挙があっても変わらないんでしょうね」と力なくつぶやく。
「年金生活者にとって消費税が上がれば、食べるのも苦しくなる。津波で亡くなった方が楽だったかもしれない」とは、夫を津波で亡くし、四畳半一間の仮設住宅に住む藤倉ミサ子さん(77)。「生かされた人間にとっては一刻も早い復興。望むのはそれだけ。このまま仮設で終わりたくないからね」と、村上さんと目を見合わせた。
(広瀬和実、写真も)
<陸前高田市の被災状況> 市によると、東日本大震災の津波で3368世帯が被災し、うち9割以上が全壊した。当時の市の人口2万4246人のうち、1735人が死亡。最大1万143人が避難所生活を送った。若者の流出も増え、11月末現在で人口は2万737人まで減った。
8012
:
チバQ
:2012/12/14(金) 23:00:33
http://www.kahoku.co.jp/spe/spe_sys1112/20121214_04.htm
小沢氏正念場、てこ入れに躍起 終盤戦、異例の岩手行脚
支持者に囲まれて笑顔を見せる小沢氏=13日、大船渡市
日本未来の党前議員小沢一郎氏(岩手4区)が衆院選(16日投開票)終盤の12日から岩手県入りし、党公認候補のてこ入れに懸命だ。民主党分裂や自民党への追い風で、自らも減票を覚悟しなければならない戦いとなり、選挙戦最終日の15日には4区で異例の街頭演説に立つ。党が全国的に劣勢と伝えられる中、「王国」岩手の存亡を懸け小沢氏の神通力が試される。
「出遅れたが、やっと(民主党前議員と)横一線に来た。(勝利まで)あともう少しなので、よろしくお願いします」
小沢氏は13日、岩手3区の新人候補を応援するため、6時間で大船渡、釜石、遠野各市の計11カ所で街頭演説に臨んだ。1カ所10分程度、数十人規模をきめ細かく回る戦術で、一人一人と握手を交わし頭を下げた。
最激戦とされる1区を中心に街頭演説や有力者を回り、選対関係者らにハッパを掛けるという。
「来てくれると心強い」。未来の各陣営は小沢氏の岩手入りに大きな期待を寄せる。たもとを分かった民主陣営は「小沢氏が入ると一気に組織が引き締まり、勢いがついた。票が伸びるのは間違いがない」と警戒心をあらわにする。
「4日間も岩手に入るのは記憶にない」(小沢氏の後援会幹部)というほどの強力なてこ入れは、「小沢王国」存亡への危機感の表れだ。100人以上いる党公認候補のほとんどが苦戦する中、岩手は候補者が当落線上にいる数少ない選挙区とみられている。
県議の一人は「この選挙は、小沢先生の発言力が国会で保てるかどうかの戦いだ」と、岩手での議席確保の重要性を強調する。
小沢氏が選挙期間中に自らの選挙区の街頭に立つのは極めて異例だ。後援会連合会の小笠原直敏会長は「それだけ危機感を持っている」と話す。
強固な小沢氏の地盤は、民主党分裂でほころびが生じた。長年支える後援会組織は高齢化が進み、悲願の政権交代を果たしたのに自ら離脱した経緯などから士気が低下した側面もある。
小沢氏は9月に後援会会合に参加して引き締めを図ったが、ある後援会幹部は「培った組織力の『貯金』で勝てると思っていたが、自民党への追い風が強い」と、予想以上の厳しさを口にする。
有権者には冷めた声もある。釜石市の仮設住宅で小沢氏の演説を聞いた無職の男性(69)は「あまり被災地に来なかったのに、こういうときだけ来られても釈然としない」と話した。
2012年12月14日金曜日
8013
:
チバQ
:2012/12/14(金) 23:03:02
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/121214/elc12121402440036-n1.htm
【衆院選2012 宮城】
陣営の先鋒、ウグイス嬢の戦い 6区
2012.12.14 02:25 [宮城県]
■熱い思い 美声で訴え
16日の投開票に向け、最終盤にさしかかってきた衆院選。必死で戦っているのは候補者だけではない。マイク機器と人でごった返す街宣車内には候補者、運転手、道案内の隊長、そして、陣営の先鋒(せんぽう)として声で選挙戦に切り込むウグイス嬢。金バッジをかけた激烈な女性同士の戦いを、宮城6区で見た。(地主明世)
◇
「前回と違って今回は有権者の期待を強く感じる」。自民前職、小野寺五典氏を声で支える菅野一代(いちよ)さん(49)は、そう感じている。「一人も見過ごさずに手を振り返して、何としても思いを届けたい」。凍った坂道で走り寄ってくる人、喪服姿で応援してくれた人もいた。
「『ありがとう』と伝えていると、気付いたら候補者の名前を全然呼べてないの。気をつけないと」と気を引き締める。逆に「うるせえ」と罵声(ばせい)が飛んできたこともあったが、それでも言葉を発しないわけにはいかない。冠婚葬祭の式場付近や停車中はマイクの音量を下げるが、配慮の難しさを肌で感じる。
普段は気仙沼市でカキの養殖業や宿泊業を営む。今は大事なシーズンだが「選挙になると血が騒ぐ。ウグイスが大好き」と参戦。これまでウグイス嬢を約15回経験し、一度しか負けたことがないという。
「日に日に有権者の方々の反応が良くなってきた」。民主元職、鎌田さゆり氏の事務所に所属する及川多恵子さん(58)は13日、こう話した。家の中で手を振っていた有権者が、外に出てくれるようになった。「今回は一有権者としても難しいと感じる。ウグイスの訴えが持つ影響力も大きいはず」とも。
及川さんは午前7時半には選挙事務所に顔を出して「七つ道具」の準備に取り掛かる。パーカーや白い手袋、風よけに重ねるゴム手袋に毛布、カイロ、飲み物、そしてのどあめ。選挙に合わせたように降り始めた雪にはため息だったが、「雨よりまし」と前向きな姿勢が崩れることはない。
ウグイス嬢の敵は寒さだ。氷点下でも車窓を全開にしてひた走る。冷たい風に顔がこわばり、口が動かなくなることもある。そんなときはすかさず、別の女性と交代する。
及川さんは19歳の頃からバスガイドとウグイス嬢を続けてきたベテランだ。「選挙はチームワーク。ウグイスの雰囲気が悪いと、車の中で連携が取れない」と気を使う。
共産新人、高村直也氏の事務所所属の樋口恵美子さん(64)も「今回は人々の生活と命がかかった大きな岐路。ウグイスとして、わかりやすく訴えていきたい」とマイクを持つ手に力を込めた。
「マイクを握ると気が引き締まる」という樋口さんは元保育士。ウグイス嬢を頼まれるのは2回目だ。「嬢だなんて。インスタントウグイスです」と謙遜(けんそん)するが、事務所では「女将(おかみ)」と呼ばれて信頼も厚い。
20歳のときに大阪へ。故郷に戻ってきたのは6年前。「帰ったとき、気仙沼の景色に安心しました。あの風景を取り戻したい。私の声で元気を与えたい」。街宣車に乗って被災地を巡ることで復興への気持ちがさらに高まる。長く離れていたからこそ感じる故郷への強い思い。「車はすぐに通りすぎるけど、それでも何か伝わってほしい」
三者三様のウグイスたちは、その個性も武器にラストスパートをかけている。選挙戦もあと2日。
◇
▽6区(3人)
小野寺五典 52 ☆元外務副大臣 自(岸)前 【公】
鎌田さゆり 47 ☆元仙台市議民 元 【国】
高村 直也 29 党准県委員 共 新
(届け出順、☆は比例と重複)
8014
:
チバQ
:2012/12/14(金) 23:03:24
http://www.kahoku.co.jp/news/2012/12/20121214t11032.htm
衆院選宮城4区、農業票争奪激化 TPP反対を声高に訴え
衆院選(16日投開票)の宮城4区で農業票をめぐる攻防が熱を帯びている。逆風下の民主党前議員が県農政連の推薦をてこに巻き返しを図るのに対し、自民党元議員はここに来て農家へのアピールを急速に強めてきた。自民の固い支持基盤だった農業票は流動化しており、各陣営は票のつなぎ留めへ戦略をめぐらす。
「恩と義理に絶対に報いなければならない。農業者のための戦いだ」
10日夜、加美町内の3カ所であった民主前議員の石山敬貴候補の個人演説会場で、県農政連の菅原章夫会長が声を張り上げた。石山氏は、農政連が衆院選で初めて推薦する民主候補だ。
農家出身の石山氏は2009年の初当選後、戸別所得補償制度の推進や環太平洋連携協定(TPP)への反対を訴えてきた。民主の劣勢を承知の上で「野党議員でもいいから育てたい」と言う保守系首長もいる。
12日夜の演説会場は、大和町のあさひな農協本店。佐藤政悦組合長は「足しげく来る石山さんとは、一緒に農業政策を作ってきた気がする」と話した。
「外交はもういいから、農業を語れ」
自民元議員の伊藤信太郎候補は9日夜、選対会議で陣営幹部に??咤(しった)された。
伊藤氏は個人演説会などで得意とする外交分野を訴える機会が多い。米どころの選挙区で農政に関する主張が少ない状況に、いら立ちを募らせる幹部もいる。
選対会議を境に伊藤氏の訴えは変わった。
11日夜、大崎市古川で開かれた集会では「農業を守る。野田佳彦首相が進めようとするTPPには断固反対する」と力強く宣言。旗幟(きし)を鮮明にした。
同日朝は多賀城市内の仙台農協の2支店前でも街頭演説をした。陣営は農家を意識した票固めを急ぐ。
農協を挙げて反対するTPPに関し、日本維新の会新人の畠山昌樹候補は賛成の立場。共産党新人の戸津川永候補は「断固阻止」を訴える。幸福実現党新人の村上善昭候補は参加に賛成している。
◇宮城4区立候補者
畠山昌樹 38 維新
石山敬貴 42 民前(1)
伊藤信太郎 59 自元(3)
戸津川永 30 共新
村上善昭 40 諸新
2012年12月14日金曜日
8015
:
チバQ
:2012/12/14(金) 23:04:19
http://www.kahoku.co.jp/spe/spe_sys1112/20121214_01.htm
秋田3区 3度目対決横一線 維新・村岡氏 自民・御法川氏
混戦から抜け出そうと、有権者と握手して支持を呼び掛ける候補者=11日、横手市(写真は一部加工しています)
衆院選(16日投開票)の秋田3区で、自民党元議員の御法川信英候補(48)と日本維新の会新人の村岡敏英候補(52)による3度目の対決が大激戦となっている。当初は優位とみられた御法川候補を、村岡候補が猛追。保守候補同士の争いは、ほぼ横一線のままラストスパートに入った。
「(秋田3区で)村岡さんが頭一つ飛び出したという情報もある」。9日、村岡候補が湯沢市で開いた演説会。応援弁士として駆け付けた維新の平沼赳夫国会議員団代表がこう話し、注目区であることをアピールした。
村岡候補は過去2回、無所属で立ち7万票以上を得たが、トップとは2万〜3万票差で敗れた。しかし、今回の立場は維新の会期待の新人。公示直前には橋下徹党代表代行、石原慎太郎代表が秋田県に入り後押しした。
後援会幹部は「応援が次々に来てくれる」と喜ぶ。しかも今回、比例東北に重複立候補して名簿2位に搭載された。幹部は「復活当選の保険も掛けられた」と意気込む。
一方、御法川候補の陣営。日常の地道な活動で支持基盤は強固とみられていたが、村岡候補の勢いに、陣営は危機感を募らせる。
7日、横手市での演説会。御法川候補は「(維新が基本方針に掲げるように)地方交付税を廃止したら、市町村が除雪費を賄えなくなる」と声を張り上げた。
村岡候補が成瀬ダム(東成瀬村)建設推進などを強調するようになったことも受け、これまで以上に強く公共事業による景気回復を主張。利益誘導型の訴えを展開する。
両候補の激戦について、3区の事情に詳しい人の中には「村岡さんの3度目の挑戦を応援しようという人が出ているのでは」とみる人もいる。
選挙戦は、内陸の大仙・仙北市を地盤とする御法川候補と、沿岸の由利本荘・にかほ市に強い村岡候補が地元を固めた上、主戦場とされる横手市や湯沢市・雄勝郡で票を奪い合う構図だ。
日本未来の党の前議員京野公子候補(62)は過去2回、御法川、村岡両候補と三つどもえの戦いを展開し、前回、民主党所属で初当選した。ことし7月、消費税増税に反発して民主党を離れ、再選を目指す。
民主党から「刺客」として新人の三井マリ子候補(64)を送り込まれたが「TPP(環太平洋連携協定)の交渉参加に反対し、ぶれない姿勢をアピールしたい」と強調。御法川、村岡両候補を懸命に追う。
◇秋田3区立候補者
佐藤長右衛門68 共新
京野 公子62 未前(1)
御法川信英48 自元(2)
三井マリ子64 民新
村岡 敏英52 維新
2012年12月14日金曜日
8016
:
チバQ
:2012/12/14(金) 23:06:38
http://www.kahoku.co.jp/spe/spe_sys1112/20121214_03.htm
「敵の敵」反自民で結束 山形の3選挙区民主と社民協力
山形1区の民主党候補の個人演説会で、支持を訴える社民党関係者=8日夜、山辺町
衆院選の山形県内3選挙区で、与野党に分かれる民主、社民両党が異例の選挙協力を展開している。互いに応援弁士を務めるなどしているが、政策の違いは隠せず、現時点で効果は不透明だ。ただ、自民党の政権復帰がささやかれる中で「反自民」を旗印にした結束感は日増しに強まる。最終盤にかけ、野党同士だった前回並みの動きが復活するよう、両党がネジを巻き直している。
9日に山形市であった山形1区の民主党前議員鹿野道彦候補(70)の「女性の集い」。準備や当日の運営を仕切ったのは、社民党の山形市議と元市議の女性2人。「これも協力の一つの形。できることを精いっぱいやっている」と口をそろえた。
鹿野陣営では個人演説会の弁士を社民党の県議と市議が連日務める。政党名は出さず、候補者の魅力や実績をアピールする弁士が多い。
鹿野氏サイドから選挙支援を受ける社民党議員も一部でおり、鹿野氏と社民党議員個々の関係は今も良好とされる。鹿野陣営の民主党系労組関係者は「社民党の皆さんはよくやってくれている」と話す。
県内では、2区の民主党前議員近藤洋介候補(47)も社民党が支援。逆に、3区の社民党前議員吉泉秀男候補(64)を民主党が支援する。「『政策が違うのになぜ協力できるのか』と支持者に聞かれたりする」との声が両党にあり、戸惑いも抱えながらの連携だ。
衆院解散直後に民主党が候補擁立の見送りを決めた3区は、選挙協力の調整に手間取った。公示後も「民主党からの具体的な支援が見えにくい」との不満が社民党内に残ったが、ここにきて民主党県議2人が応援演説に立つなど「エンジンの回転は高まっている」(民主党関係者)という。
2区では、社民党系最大労組の自治労県本部が、民主党の近藤陣営と「TPP交渉参加は国益にならなければ反対する」など、3項目の政策を確認。10日に加盟単組に通知した。同本部は「これで協力環境がより整った」と話す。
前回は1、2区で民主党候補が当選。3区の社民党候補は比例復活当選を果たし、選挙協力は大きな原動力になった。
今回の与野党共闘は果たしてどうか。「お互いにどの程度後押しできたかは、結果を見るまで分からない」(社民党関係者)としながらも「打倒自民党」の動きは加速モードに入っている。
2012年12月14日金曜日
8017
:
チバQ
:2012/12/14(金) 23:08:51
http://mainichi.jp/area/fukushima/news/20121212ddlk07010064000c.html
ふるさとを選ぶ:’12衆院選・激戦区ルポ/上 2区 原発の是非、争点にならず /福島
毎日新聞 2012年12月12日 地方版
福島2区は、全国的に優勢の報道が続く自民の陣営が独走し、後方でほかの4陣営が非自民票を激しく食い合っている。自民にとって、相手が自滅していく構図の中で、原発をめぐる議論は置き去りにされている。【栗田慎一】
◇いら立ちともどかしさ
「一般の会社員にすぎない私がなぜ、ここに立っているのか。この復興の遅さです」。週末のJR郡山駅近く。選挙カーの上でマイクを握った維新新人、緑川一徳(31)は絶叫調で切り出した。急ぎ足の休日出勤の女性会社員(24)は「どの候補者も誰かを非難しているだけ」と冷めた表情を見せつつ、「この人は何を変えようとしているのかしら」と不意に足を止めた。
緑川の選対支援に入った維新の大阪府議、和田賢治は、福島を巡った印象をこう語る。「原発そのものへの批判というより、事故後の国の対応や統治機構のまずさに対する怒りの大きさを感じる」。既成政党への嫌気と、原発事故後の不満がリンクすれば、「勝機がある」と和田は読む。
「原発の是非が大きな争点になっていない」。未来前職の太田和美(33)も遊説を終えた9日夜、総決起大会の会場で和田と似た感想を漏らした。選対本部長で郡山市議の佐竹伸一も、「原発維持の自民が福島で圧勝すれば、県民は原子力政策への不満を自ら封じることになる」と言うが、手応えが見えないもどかしさにいらだつ。
民主を離党した太田に組織票はなく、街頭演説が主体の選挙戦。滋賀県知事の嘉田由紀子が代表を務める未来への合流で原発を最大の争点にし、「新たな風」を期待した。小沢一郎に反感を持つが、嘉田は評価しているという女性市議や市民団体の支援を取り付けたが、「浪人中でも国を動かした」と訴える自民元職、根本匠(61)の背中は遠い。
その根本陣営。推定投票総数二十数万の2区で、10万票は下らないとされる組織票を持つ独走状態にある。根本は個人演説会などで、脱原発の前に「国家戦略としての再生可能エネルギーを開発」を優先課題として掲げる。
7日夜、郡山市西部であった個人演説会。会社役員で選対副本部長の高橋良和が、支持者約100人を前に「前回と同じ轍(てつ)を踏まないように」と訴えると、参加者の表情が引き締まった。根本の演説を聞いた男性は、原発について「候補者の間で言っていることの違いがよく分からない。(自民県連は)福島の原発すべてを廃炉にすると言っているから、それで十分」と言い切った。
民主新人、斎藤康雄(63)も8日の個人演説会で自民への攻撃を強めた。ただ、民主は原発を当面維持する立場。斎藤は「自民は日本を戦争できる国にしようとしている」と別の角度から攻め立て、選対幹部で県議の佐藤政隆は「非自民票を結集する」と意気込む。共産新人の平善彦(60)陣営の選対本部長で郡山市議の佐藤善治は、「日本でぶれない政党は共産と自民だけ」と自民の対立軸として浮かび上がらせることで、支持の拡大を狙う。(敬称略)
◇ ◇
衆院選の投開票が迫る。激戦区では立候補者たちが最後の追い込みに躍起だ。終盤情勢を追った。
==============
◇立候補者(届け出順)◇
◇2区(5)=郡山・二本松・本宮市、安達郡
斎藤康雄 63 参院議員秘書 民新
根本匠 61 [元]首相補佐官(5)自元=[公]
緑川一徳 31 会社員 維新=[み]
平善彦 60 党地区副委員長 共新
太田和美 33 [元]会社社長 (2)未前=[大]
8018
:
チバQ
:2012/12/14(金) 23:09:41
http://mainichi.jp/area/fukushima/news/20121213ddlk07010005000c.html
ふるさとを選ぶ:’12衆院選・激戦区ルポ/中 4区 「恒三票」の争奪戦、激化 /福島
毎日新聞 2012年12月13日 地方版
福島4区は自民独走の構図が、前職の渡部恒三(80)の引退による民主の不戦敗で一変した。「恒三票」の争奪戦が激化するとともに、既存政治への不信が維新への追い風になりつつある。【乾達】
◇「政治不信」の風も
「40代で国会議員、50代で日本を任せる代議士を」。11日夜の個人演説会で司会の女性が何度も呼びかけて、維新新人の小熊慎司(44)を壇上に迎えた。陣営幹部は「恒三先生の支援者ならピンと来る」と種明かしをする。43年前、渡部が「30代で国会議員、40代で大臣、50代で総理大臣」と演説し若者の心をつかんで初当選したことを意識したのだ。
その渡部は今月2日、後援会のメンバーを前に「30〜40代で国会議員になれなければ、国のためにも地域のためにも役に立てない」と語った。だが小熊を支援するのかと問う記者団には「自主投票だ。俺が誰に投票するかは、前の日に来れば教える」と煙に巻いた。
「古い政治に戻さない。中央集権の統治機構を変え、地方のことは地方が決める」と訴える小熊に、「今までの政治家と違う主張で面白い。民主や自民より期待できる」(会津若松市の建設業男性)と「新しさ」を評価する声も上がる。
一方、自民新人の菅家一郎(57)陣営は、「やれることは全てやっている」と市長退任後1年4カ月かけて準備した後援会組織をフル稼働させ、きめ細かな選挙戦を展開する。団体や事業者から集めた推薦状は500枚近くに達した。
さらに党幹部の安倍晋三、石破茂に続き、11日には小泉進次郎が喜多方市などで街頭演説に加わった。維新について「選挙後にトップの意見の違いを見ざるを得なくなり消え去る。自民は一人一人が役割を果たす政党」と違いをアピールした。聴衆の女性らは拍手を送ったが、「誰が(議員に)なっても足の引っ張り合いばかり。国民のために協力しようとしない」(近くの店員女性)と冷ややかな反応も。陣営からは、恒三票との組織戦のはずが「政治不信」の風に乗る維新との戦いになり、「今回は票が読めない」と戸惑いの声も上がる。
菅家と自民出身の小熊は支持層も重なるが、自民県幹部は「基礎票をかなり切り崩した」と語る。その影響か、小熊の個人演説会は1000人以上入る会場の3分の2近くが空席。それでも「競り合い」を伝える報道を引き合いに、陣営幹部は運動員に「携帯電話が壊れるまでかけてくれ」と気合を入れた。
社民新人の小川右善(63)陣営は民主との選挙協力が決まった。ただ恒三票は超党派の色彩が強く、上積みは労組票などに限られる。このため終盤は大票田の会津若松市を集中的に遊説し、既存政党批判の克服と無党派層の掘り起こしを図る。
共産新人の原田俊広(53)は街宣や集会で「原発即時ゼロ」「年金制度改革」など党の主張や他党との違いを細かく訴えることに徹する。陣営は「支持を着実に広げ、比例区の票の積み上げにも貢献したい」と説明する。(敬称略)
==============
◇立候補者(届け出順)◇
◇4区(4)=会津若松・喜多方市、南会津・耶麻・河沼・大沼郡
小熊慎司 44 [元]参院議員 維新
菅家一郎 57 [元]会津若松市長 自新=[公]
原田俊広 53 党地区副委員長 共新
小川右善 63 党県幹事長 社新
8019
:
チバQ
:2012/12/14(金) 23:10:38
http://senkyo.mainichi.jp/news/20121214ddlk07010260000c.html
ふるさとを選ぶ:’12衆院選・激戦区ルポ/下 5区 似た主張、戸惑う有権者 /福島
毎日新聞 2012年12月14日 地方版
地震と津波、原発事故、風評被害にあえぐ福島5区には民主、自民、共産に第三極を加えた6人が乱立。「震災からの復興」を訴えるが、有権者は政治不信に加え、「主張が似通って誰に投票したらいいのか」と戸惑う。双葉郡から避難した有権者約5万6000人も見据えた乱戦は、予断を許さない。【中尾卓英、泉谷由梨子】
◇復興肌で実感できず
「復興が全部遅いわけじゃない」。副復興相や政府の震災復興現地対策本部長などを務めた民主前職、吉田泉(63)は8日、いわき市小名浜で後援会関係者約40人を集め、道路や小名浜港の復旧などの実績を強調した。だが、支援者の男性は「もっと頑張れって気持ちが強いんだ」と打ち明けた。選対本部長を務める県議、古市三久は「復興を肌で実感できていない。政府への批判が候補者に降りかかる」と強い逆風を心配する。
党も背水の陣。公示日には首相の野田佳彦がいわきで約1000人を集め第一声。その後も政調会長の細野豪志、復興相の平野達男が大勢の有権者に政権継続を訴えた。
だが、逆風を吹き飛ばせたか未知数。頼みの労組は、電力総連から前回ほど支援が得られない。幹部は「電力会社の本音は、原発維持の自民の方がプラス。表立った選挙運動はひんしゅくも買う」と漏らし、前回大幅減の9万票が目標という。
一方、自民元職、坂本剛二(68)陣営。総合選対本部長の県議、青木稔は「最も力を入れる選挙区。ぜがひでも2人当選を」と議席奪還にかける。公認調整がもつれ、公示直前に比例中国に回った吉野正芳との“握手”を皮切りに公示後の演説会では2人そろって支援を訴える。参院議員、県議、市議、渡辺敬夫いわき市長後援会や公明の県議、市議も支援に回る。
それでも坂本は「やっと民主の背中が見えてきた。たとえ10票でも勝ち抜きたい」と必死だ。吉野とは「市長選や県議選を含め直接、間接に戦った間柄」(陣営幹部)で、支援者のわだかまりがくすぶる。都市部では、選挙カーへの反応が乏しい。「自民に追い風が吹いているわけではない」
会津や中通りの仮設住宅で、被災者の声に耳を傾け、後半は党幹部も応援に入り、大票田いわきで「露出度アップ」を図る。「自民党の復興が日本、福島の復興につながる」「例外なき関税撤廃のTPP交渉即時参加には反対」などと訴え、11万票を目標に走る。
2人の争いに割って入った第三極。維新新人の宇佐美登(45)は連日数十カ所の街頭。「復興が遅い。5区から日本の政治を変えよう」と訴え、既成政党への批判票取り込みを図る。双葉、楢葉町で共に自宅を失ったみんな新人の菅本和雅(45)、未来新人の松本喜一(64)は、県内外の仮設住宅で「公務員制度改革と規制緩和で経済再生」「原発をやめ未来のエネルギー開発拠点に」と、古里再生策を訴える。4回目の挑戦となった共産新人、吉田英策(53)は「即時原発ゼロ」「消費増税ストップ」などを掲げ、票の掘り起こしに懸命だ。(敬称略)
==============
◇立候補者(届け出順)◇
◇5区(6)=いわき市、双葉郡
吉田英策 53 党地区副委員長 共新
菅本和雅 45 会社役員 み新
吉田泉 63 [元]副復興相 (3)民前=[国]
坂本剛二 68 [元]副経産相 (6)自元=[公]
松本喜一 64 [元]楢葉町議 未新=[大]
宇佐美登 45 [元]法人会長 (2)維元
8020
:
チバQ
:2012/12/14(金) 23:11:10
http://www.kahoku.co.jp/spe/spe_sys1112/20121214_05.htm
東北の維新候補、援軍不足 無党派層浸透 橋下氏頼み
衆院選で、国政初参戦となる日本維新の会の候補が、東北の小選挙区で徹底した個人戦を強いられている。地方組織が整わないまま解散を迎え、党の強力な支援が期待できないためだ。第三極として東北でも知名度は上がってきたが、個人票につながるか否かは見通せない。各陣営は、既成政党批判の「風」を起こそうと躍起になっている。
維新は東北の10選挙区に公認候補を擁立している。選挙初挑戦の新人から国会議員経験者まで多彩な顔ぶれがそろうが、確固たる基盤を持つのは半数程度。躍進には、無党派層の支持が不可欠だ。
福島5区の元衆院議員の陣営は、実動部隊が約30人にとどまる。候補と縁のある地元出身者と関東からの応援組が半々で、党本部からの応援弁士はゼロ。大規模集会は開けず、肩に拡声器を下げて住宅地や商店街を歩くのが運動スタイルだ。
「地方組織、推薦団体もなく厳しい」と、宮城4区の新人も表情を引き締める。地縁はなく、選挙運動は街頭演説が中心。大阪市長を務める橋下徹代表代行の実行力をアピールし、無党派層への浸透に心を砕く。
「橋下頼み」は他陣営も変わらない。青森1区の新人陣営は12、13の両日、掲示板のポスターを貼り替えた。デザインを石原慎太郎代表、橋下代表代行との3ショットに一新し、「党の顔」を前面に打ち出した。
候補が個人戦に走る背景には、東北での足場を欠いた維新の組織事情がある。所属する100人超の地方議員の大半は関西圏。11〜12月は地方議会と重なり、全国に応援に入るのは難しい。東北の最前線で指揮を執るはずの大阪府議団が現地入りできたのは、公示直前になってからだった。
「議会の開会時期を狙い撃ちされたようなもの。もう少し時間があれば、地方の多様な政治組織と連携を図れたのだが…」。東北の維新関係者は準備不足を否定しない。
比例代表の投票先として、世論調査で政権与党の民主と肩を並べる維新。他党陣営は警戒心を募らせるが、維新内部からは「若者にも声を掛けられるが、どこまで投票に結びつくのか」との不安も漏れる。
選挙区での浮上は難航気味だが、維新関係者は「統一地方選で躍進した昨春も追い風が吹いているという実感はなかった。東北でもうねりを起こす」と意気込む。
2012年12月14日金曜日
8021
:
チバQ
:2012/12/14(金) 23:12:59
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/ibaraki/news/20121213-OYT8T01660.htm
[衆院選]激戦区ルポ7区 前議員3人がしのぎ
前議員3人がしのぎを削り、第3極を含む新人2人が追い上げる混戦が繰り広げられている7区。保守系候補同士がさや当てする一方、無党派、浮動票の奪い合いも熾烈(しれつ)だ。
日本維新の会新人の筒井洋介は10日午前、結城市役所前の路上で、選挙カーと合流し、スタッフ8人と当日の街頭演説の打ち合わせを始めた。具体的な演説場所は当日に決めるという。出馬を発表したのは11月下旬。初めての選挙は、何もかもが手探りだ。
市役所から市街地近くの商業施設へ向かう間、ウグイス嬢が支持を呼びかけると、庭や車内から手を振る人の姿が見える。「票数なんて考えてない。とにかく懸命に訴えるだけ」と筒井。
市内の商業施設前の路上に立ち、「維新の会のツートップ、石原慎太郎、橋下徹。2人の顔を思い浮かべてください。古い、決められない政治家を吹っ飛ばします」と訴えた。
◇
「総理までやった人が一体何を考えているのか」。結城市郊外で11日、自民党前議員の永岡桂子の応援に駆けつけた同党前議員の河野太郎は、無所属前議員の中村喜四郎を応援した森喜朗元首相を批判、「戦う相手は3年前有権者からダメと言われた古い自民党だ」と声を張り上げた。
追い風だった前々回の郵政選挙でも、永岡は無所属の中村に敗れた。今回も自民優勢と言われるが、「7区ではまったくあてにならない」と陣営幹部は引き締める。民主候補の得票は前々回が約3万3000、前回は約6万7000。浮動票とされるこの差3万〜4万を各陣営が奪い合う。「日本のため、母親のため、とことん頑張ります」。永岡は涙声で訴えた。
◇
共産党は、全選挙区で候補擁立を決めたものの、7区で新人の白畑勇が立候補の記者会見をしたのは公示2日前という慌ただしさだった。出遅れが否めないだけに、追い上げは懸命だ。7日午前9時、古河市役所総和庁舎近くで、白畑は「消費増税やTPP(環太平洋経済連携協定)参加で私たちの生活が大変になろうとしています」と、静かな田園地域で声を張り上げた。
1日20か所を目標に、街頭に選挙カーを止めては演説を繰り返し、消費税増税、TPP参加、原発への反対を訴える。陣営は「党から候補が出ないと(党員は)小選挙区では白票か棄権しかない。比例票を伸ばすためにも、徹底して回りたい」と言う。
◇
古河市での個人演説会で10日、森元首相の応援を受けて、登壇した中村は「公明党が協力してくれて、少しずつ“距離”が縮まっている」と支持者に熱く語った。公明は自民公認の永岡がいるにもかかわらず異例の推薦を決めた。公明県本部幹部は「党の基礎票は2万弱。前回は自民4割、中村4割、ほか2割だったが、今回はどうなるか……」と冷静に票読みをしている。
無所属候補に比例選の復活当選はない。元首相の応援や公明の推薦を得てもなお貪欲だ。恒例のバイク遊説で古河市の公民館前に到着した中村は、約50人の支持者1人1人と握手し、「がけっぷちです。比例復活は無いんです」と叫んだ。
◇
「私は総和町(現古河市)の生まれ育ち」。古河市での個人演説会の冒頭、民主党前議員の柳田和己は、支持者らに出身地を強調した。
7区最大票田の古河市は、どの陣営も最重点地区に位置づける。前回選では同市でトップの票数を獲得した。5候補の中で、同市の生まれ育ちは柳田しかいないことも強みだ。後援会に入った市内の建設会社役員の男性は「やはり地元出身でないと」と話す。
「地域のご用聞き」として初当選して以来、3年間精力的に地域を回ってきた自負がある。「50年も60年も同じ政党がやると、よどみやゆがみができる。民主党はまだヨチヨチ歩き。二大政党が続けば本当にいい国ができる」と訴えていた。(一部敬称略)
(2012年12月14日 読売新聞)
8022
:
チバQ
:2012/12/14(金) 23:16:40
埼玉
http://www.tokyo-np.co.jp/article/shuin2012/saitama/CK2012121202100010.html
師走の陣<上>10区 自民、雪辱へ手応え
改札前で有権者に支持を訴える候補者
民主、自民の事実上の一騎打ちだった前回から一転、五党の公認候補が並び立つ10区。連日、東武東上線沿線で各候補の訴えが交錯している。
「山口さんは私の右腕です」。十一日朝、東松山市街で、自民党総裁の安倍晋三が支持者に語りかけた。
10区では過去五回、未来前職の松崎哲久と自民元職の山口泰明が中心になって戦ってきた。政権交代が争点となった二〇〇九年の前回選挙で、山口は初めて小選挙区で松崎に敗れ、比例復活もならなかった。
「暴風雨のようだった」と自ら評した敗戦から三年余り。山口は「やることをきちっとやっていれば必ず勝てる」と繰り返し、選挙区内の全十市町で、首長・議長を責任者とする選対組織を立ち上げた。
自民が単独過半数をうかがう勢いが報じられる中、八日の街頭演説では、公示日には封印していた選挙後の自公連立政権や、安倍首相誕生の見通しに言及した。取材に山口は「年間三百日以上を選挙対策に費やしてきた。それが今、ボディーブローのように(他候補に)効いている」と自信を漂わせた。
一方、民主を離党し、未来からの立候補となった松崎は四日夜、街頭演説を終えた若葉駅前で、問わず語りに振り返った。「三年前は菅直人代表代行(当時)が同じ場所で『政権交代』を訴え、すごい人の波だった。そんな人たちを(民主は)裏切っちゃったな」。この日の聴衆は数えるほど。演説の大半は「原発ゼロ実現」に費やした。民主を離党したことで連合系の労働組合票はなくなったが、陣営幹部は「支持を決めてくれた労組もあり、党の子育て政策への好反応もある」と言う。
七日夜、冷え込みの増した森林公園駅前に立った松崎は「戦争への道を選んではいけない」と、自民、維新両党党首の右寄り発言への批判を演説に盛り込んだ。
元東松山市長の維新新人・坂本祐之輔は、三月の出馬表明から朝の駅立ちやつじ立ちを五百回以上こなし、先月十七日には、維新から公認を得た。公示後の七日夕、坂戸駅の改札前で家路を急ぐ有権者に支持を訴えた坂本は「無所属のときより反応はいいですよ」と言う。六日に党代表代行の橋下徹大阪市長がJR熊谷駅前で街頭演説を行ったが、「選挙区を離れる余裕がない」と同席を辞退した。陣営幹部は「知名度の低い坂戸、鶴ケ島両市で草の根による支持を広げていく」と追い上げに懸命だ。
坂本が立つ改札前からエスカレーターを下った坂戸駅北口では、民主新人の弓削勇人が支持を訴えていた。「民主党は戦後の政官業の仕組みをたった三年で実感できるまで変えた。増税を決めた野田総理は男だと思う」と逆風に正面からぶつかる演説を各地で続ける。松崎に対する刺客として公認が決まったのは公示の十日前。陣営幹部は「時間のなさが、逆に労組のやる気につながり、盛り上がりがすごい」と語る。
共産新人の梅沢永治は十一日、若葉駅前などで原発ゼロや消費税増税反対を訴えた。 =敬称略
(中里宏)
◇
衆院選の選挙戦はあと四日間。県内十五の小選挙区には現行制度で最多の七十二人が立候補し、しのぎを削っている。師走の寒空の下、激戦区を走る候補者たちを追った。
◆10区 東松山・坂戸・ 鶴ケ島市、比企郡(届け出順)
坂本祐之輔57 (元)東松山市長 維新
弓削勇人39 学校法人代表理事 民新
松崎哲久62 (元)文部科学委理事 未前<2>
梅沢永治63 (元)東松山市議 共新
山口泰明64 (元)内閣府副大臣 自元<4>
8023
:
チバQ
:2012/12/14(金) 23:17:05
http://www.tokyo-np.co.jp/article/shuin2012/saitama/CK2012121302100011.html
師走の陣<中>3区 元厚労相に危機感
応援弁士の訴えに、熱心に耳を傾ける人たち=越谷市で
八日夕、クリスマスのイルミネーションがきらめく越谷レイクタウン駅前。「次世代への責任」ののぼりが強風ではためく中、民主前職の細川律夫は声を振り絞った。「社会保障改革を前に進めるため、国政で働かせてください」
厚生労働相を務め、八選を目指すが、政権交代への期待が追い風になった前回とは一転して逆風。「これまでで一番厳しい」。公示日の朝、越谷市内の出発式で総合選対本部長の中村正雄は危機感を訴えた。前夜の個人演説会で、陣営幹部も「自民は埼玉を主戦場と考えている。ここで迎え撃って形勢を逆転しなければ」と檄(げき)をとばした。
五党がしのぎを削る激戦区。「細川さんには、どうしても勝ってもらいたい」。首相の野田佳彦は十日、草加駅前で力を込めた。三日に続く二度目の応援入りは異例で、終盤の総力戦に弾みを付ける狙いだ。
「日本を変えるには、反省した自民の象徴として私が勝たなければならない」。自民新人の黄川田仁志は黄色のスニーカーで走り回っている。自民は前回、県内十五の全小選挙区で「0勝15敗」と惨敗。その反省から、公募で選ばれた新生・自民の候補との自負がある。
「きょうは民主や第三極の批判はしません。ネタがあまりに多すぎて、時間が足りないから」。九日の新越谷駅前。応援入りした党青年局長の小泉進次郎は約三千人の聴衆を笑わせると「元大臣を相手に闘う決意をしたチャレンジ精神。それこそが自民に必要だ」と黄川田を持ち上げた。
対決姿勢を強める民主に、陣営幹部は「こちらも総裁か幹事長にきてもらわなければ」と息巻いた。黄川田を推薦する公明の県本部代表西田実仁も応援入りしている。
「改革のペダルを踏み続けます」。映画「ロッキー」のテーマを流す選挙カーに続き、みんな新人の宮瀬英治は四台の自転車の先頭で手を振った。「本人 35歳」ののぼりが風にはためく。
八日朝。草加市内の選挙事務所を出発した自転車部隊は、越谷市内の団地やスーパーを回った。「子どもや孫の未来のため、しがらみのない若い力に託してください」。松原団地駅前で語りかけた。しゃがれた声が気になるのか演説を短く切り上げ、のどあめを口に放り込んだ。党代表の渡辺喜美も公示前に応援入り。「政治をあきらめないで」と訴えた。
「古い既成の政治、政党では国を変えられない。日本を維新しましょうよ」。選挙サンデーの九日朝、維新新人の谷古宇勘司は新田駅前でマイクを使わず、地声で演説を始めた。県議八期を務めたが、自民党を離党し、維新から直前で出馬を決断した。
「ずいぶん急だったね」。演説中、支援者に声を掛けられ「しっかりやります」と頭を下げた。「昔から付き合いがある人ばかり。きのう今日きたような人とは違う」。そう言って、あわただしく選挙カーに乗り込んだ。
「消費税増税に反対し、原発をただちに止めて廃炉にする」。共産新人の広瀬伸一はこの日、新越谷駅近くのスーパー前でマイクを握り、買い物客らに支持を訴えていた。 =敬称略
(大沢令)
◆3区 草加・越谷市(届け出順)
宮瀬英治35 (元)ベネッセ社員 み新
細川律夫69 (元)厚生労働相 民前<7>
谷古宇勘司62 (元)県議 維新
黄川田仁志42 (元)財団研究員 自新
広瀬伸一56 党地区委員長 共新
8024
:
チバQ
:2012/12/14(金) 23:17:38
http://www.tokyo-np.co.jp/article/shuin2012/saitama/CK2012121402100006.html
師走の陣<下>8区 市長選の争い再燃
当選を目指し、支持者と拳を突き上げる候補者=所沢駅前で
「民主党は駄目だ。子ども手当で『地方に迷惑を掛けない』と言ったのに市の負担は随分増えた。これ以上翻弄(ほんろう)されてはかなわない」。衆院選公示日の四日、所沢駅西口。自民前職柴山昌彦の出陣式で声を張り上げたのは、元自民県議で所沢市長の藤本正人だった。
その十分後、同じ場所で民主前職小野塚勝俊の出陣式が始まった。マイクを握ったのは元民主県議で前所沢市長の当麻好子。「政権運営には厳しい批判をいただいたが、前政権が先送りした課題が多かったこともご理解いただきたい。所沢から民主党議員を送り出してほしい」と訴えた。
有権者の八割を所沢市民が占める8区の争いは、昨年十月に行われた所沢市長選の「延長戦」の色彩も帯びている。
市長選には無所属の三人が出馬した。民主推薦で再選を目指す当麻。自民推薦の藤本。そして、今回の衆院選に維新から立候補している元衆院議員の並木正芳だ。当麻陣営に入った小野塚は、遊説を取り仕切るなどして加勢。一方の藤本は柴山を選対部長に迎え、約千六百票の僅差で次点の当麻を破った。
公示直前の一日、立候補予定者の公開討論会が市内で行われた。小野塚は今年二月に日米両政府が合意した米軍所沢通信基地(所沢市)の一部返還に触れ「民主政権が実現させた。全面返還への第一歩だ」と主張。柴山がすかさず「歴代先人たちの血のにじむような努力があって勝ち取ったものだ」と切り返し、地元向けの「手柄」をめぐり火花を散らした。
ただ大票田の所沢市には、多くの「埼玉都民」も住む。国政選挙では、地元意識の薄い無党派層の票が勝敗を左右する。
柴山は前回は小選挙区で小野塚に敗れたが、比例で復活当選した。今回は優勢が伝えられるが、前回と同様に駅立ちも徹底して引き締めを図る。一方、党への逆風に苦しむ小野塚は「浮動票の獲得は厳しい」(陣営幹部)。街頭では、金融政策のプロであることなどを強調し、「まだまだ働かせてほしい」と必死に訴えている。
「私は環境大臣政務官も務めた。再生可能エネルギーを推進し、将来は放射能を無害化する技術も進めないといけない」。所沢市内のスーパー前で四日、並木が買い物客の女性らに支持を訴えた。
所沢市議、県議を経て衆院議員を二期務め、地元での知名度は高い。前回は自民党から比例北関東ブロックに単独で出馬したが、落選。昨年の所沢市長選には「所沢で改革をやってみたい」と挑んだ。今回は「(道州制への移行が公約の)維新の主張はまさに地方分権だ」と、新たな看板での出馬を決意した。
共産新人の辻源巳は、東日本大震災被災地の早期復興や「原発ゼロ」などの政策を強調。公示直前に公認されたばかりの未来新人西川浩は、「卒原発」など党の政策を訴えながら、名前を売り込むのに懸命だ。
=敬称略
(上田融)
◆8区 所沢・ふじみ野市(旧大井町)、入間郡(三芳町)
小野塚勝俊40 党政調会長補佐 民前<1>
辻源巳41 党地区常任委員 共新
西川浩55 (元)山口県職員 未新
並木正芳63 (元)内閣府政務官 維元<2>
柴山昌彦47 (元)外務政務官 自<前><3>
(届け出順)
8025
:
チバQ
:2012/12/14(金) 23:23:12
http://sankei.jp.msn.com/region/news/121210/tky12121023130013-n1.htm
【衆院選2012 東京】
民、自候補が不出馬の12区 有権者どうする?
2012.12.10 23:11 (1/2ページ)
衆院選の東京都内選挙区で唯一、民主も自民も出馬していない12区(北区、足立区の一部)。前回、平成21年の衆院選では、民主=当時=の青木愛氏が、厚い支持層を持ち、自民が推薦した公明・太田昭宏氏に競り勝った。その青木氏は民主を離党して未来へ。そして、返り咲きを狙う太田氏は再び自民の推薦を得た。12区の票はどう動くのだろうか。
前回、約12万票を得た青木氏。だが、この票について、足立区議の民主・小椋修平氏は、青木氏の得票は民主への期待票だったとして、「今回は正直どこへ流れるか分らない。支援者から『どうすればいいですか』と聞かれるが…」と困惑しているという。
北区の無党派という主婦(53)は「民主にもう少しやらせてみたい。自民に戻すのは早い。自民と連立を組む公明にも投票したくないし、未来に変わった候補もどうかと思う。投票には行くが、誰に入れようか」と悩んでいる。
元北区議の石川清氏は「前回は、青木氏を民主と無所属区議が全力で応援し、無党派層が投票した。だが、今回、無党派層の多くは、眠ってしまう(棄権)だろう」としている。
一方、自民票について石川氏は、半分は自主投票するだろうとみる。「地元の自民党は自前の候補を立てたいし、底力もある。だが、党本部から止められているし、除名されてしまうかもしれないならできない」
北区内で生花店を営む女性(64)は「ずっと自民支持なので自民の候補がいればいいけれど、公明の候補でも連立を組んでいるので入れる。ただ、12月はクリスマスと正月の注文が多くて休めないし、朝の仕入れも早いので投票に行けないかもしれない」と話す。
それ以外の支持者はどうか。
同区の無党派の無職男性(72)は「自民ではもう駄目だと、民主にやらせたらあの体たらく。既成政党では今までと同じ政治になってしまうので、第三極にもう一度、期待したい」と未来の候補者を推した。
足立区の元教員は「教え子を戦争に送る教育をしたという反省から、絶対に戦争をしてはならない。教員の数を増やすという共産に一番共鳴する。しかし、多くの教員は宿題を持ち帰ったりして、熟慮した投票行動を取れるか分からない」と、教員らの票の行き先を慮った。
結局、12区の票はどう動くのか。
ある現職区議が本音を語った。
「衆院選とはいえ、区議も都議も自分の選挙を戦っているのと同じなんです。支持者によその党の投票をお願いしたら、次の選挙で自分の議席が危うくなってしまう」
8026
:
チバQ
:2012/12/14(金) 23:23:56
http://sankei.jp.msn.com/region/news/121208/tky12120821170006-n1.htm
【衆院選2012 東京】
6区 “風”を受けろ 小宮山氏、越智氏に大物続々 第三極などは独自アピール
2012.12.8 21:14 (1/3ページ)
応援演説を聞く有権者=世田谷区
公示を目前に控えた11月27日昼。東京都世田谷区の半分強を占める6区の中心地のひとつ、三軒茶屋駅前に、黄色いコート姿の民主・小宮山洋子氏と野田佳彦首相が並び立った。
厚生労働相を務め、民主の顔ともいえる小宮山氏は、本来なら他の選挙区に応援に行く立場。それが公示前とはいえ首相の応援をもらうのは異例だ。
寒風の中、子育て支援や社会保障の拡充などの実績を訴える小宮山氏と野田首相には「言葉が軽い」とのやじも飛び、苦境をうかがわせた。
陣営によると、小宮山氏は今選挙では他候補の応援には行かず、自身の選挙に専念するという。約10年ぶりとのことだ。
6区は典型的な住宅地で、東京最多の有権者を抱える。無党派層が多いといわれ、“風”の影響を受けやすい選挙区のひとつに数えられる。
その“風”を受けようと他の各候補は必死だ。
前回平成21年の選挙で小宮山氏に苦杯をなめさせられた自民・越智隆雄氏には、応援のために石破茂幹事長、谷垣禎一前総裁、安倍晋三総裁、そして小泉純一郎元首相らそうそうたる顔ぶれが続々選挙区入りする。
陣営は「党本部がここを激戦区とみているためでしょう。こんなに大物が来ることはなかった」と話す。
越智氏も落選中の3年半の間に、町会や商店会の会合に小まめに顔を出し足場を築いてきた。自民区議、都議もフル稼働しているという。
“風”への期待が強いと目される維新。12月6日、花輪智史氏の応援に駆けつけた旧太陽の平沼赳夫・維新国会議員団代表は、こう訴えた。
「維新との合流は、大阪に乗っ取られたのではないかと心配する人もいるが、小異を捨てて大同についただけだ」
平沼氏の発言は、聴衆に「東京での維新人気は大阪ほどではないのではないか」との印象を持たせた。花輪氏の選対関係者も「大阪と違うことは否定できない」と率直に語る。
ただ、花輪氏は他の多くの維新候補と違い区内での活動実績がある。陣営は、実績が有権者に評価されることに加え、前知事の石原慎太郎党代表の選挙区入りに期待している。
一方、維新との選挙協力に失敗したみんな。影響について落合貴之氏の陣営の幹部は「『まったくない』と言えば嘘になるが、それほど大きなものではない。主張がぶれない政党だということをアピールできるようになったので、かえって良かった面もある」。
落合氏は33歳という若さと、労働組合や業界団体とのしがらみのないことを売りに、「自民は嫌、民主はもっと嫌」という有権者の受け皿になることを目指している。
共産・佐藤直樹氏は、即時原子力発電所ゼロや消費税増税反対などを訴える。
世田谷区は、東電福島第1原発の事故後、区民が自主的に線量計を使って放射線を測り、事故とは関係のない放射線源を見つけ出すなど、原発問題には関心の高い場所。
共産はこれまでの衆院選のほとんどで2万6千〜3万票を獲得しており、佐藤氏の主張がどの程度票の上積みにつながるのが注目される。
8027
:
チバQ
:2012/12/14(金) 23:26:20
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/121213/elc12121307200034-n1.htm
【衆院選】
残留組に離党組“小沢ガールズ”それぞれの戦い
2012.12.13 07:14 (1/2ページ)[注目の選挙区・東京15区]
前回総選挙で、民主党代表代行として選挙を仕切った小沢一郎氏(70)の“肝いり”で次々に当選した「小沢ガールズ」。しかし今回は、政党の離合集散に伴い四分五裂状態。ガールズ“生みの親”に弓を引くケースとなった、東京15区の民主党・田中美絵子氏(36)と日本未来の党・東祥三氏(61)のバトルを追った。(サンケイスポーツ)
江東区北砂の砂町銀座商店街。田中氏が民主党・安住淳幹事長代行(50)とともに支持を訴えた。「1割しかいない女性国会議員。女性の声が国会に届いていません。私にその役割を」。商店街に飛び込み、1軒1軒、客や従業員らに頭を下げてまわった。
このほか、ママチャリでの遊説や、午後10時ごろまで地下鉄の駅でビラまきを続けるなど、1人でも多くの有権者に覚えてもらおうと必死だ。
東京15区からの立候補表明は解散翌日の11月17日。石川2区からの国替えを党から打診されたのは解散1週間前で、田中氏は「自分の意思ではどうにもならなかった」という。
前回衆院選で、森喜朗元首相(75)への刺客として小沢氏が石川2区に送り込んだ田中氏。今年6月、国交省のキャリア官僚との“駅ナカチュー”が話題となり、今回の選挙では突然の国替え。恩人である小沢氏の側近、東氏への刺客として東京15区を割り当てられた。
田中氏の演説では、東氏への刺客ということには一切触れない。直接質問をぶつけても「総選挙は個人対個人の戦いではない。政党間の政策論争。私が取り組んできたことを訴えていくだけです」と繰り返す。しかし現状は、田中氏でも東氏でもなく、みんなの党の柿沢未途氏(41)がリードしているという皮肉な展開となっている。
★東陣営「覚悟していた」/柿沢陣営「人物で勝負!!」
東氏の陣営幹部は「離党したのだから、この選挙区に民主が候補を立てるのは当然。覚悟はしていた」と話す。田中氏の出馬より、連合などの支援を受けられないのが痛手とし「ここ10年で一番厳しい戦いだ」とこぼした。優勢とされる柿沢陣営は「有権者は自民に戻るのに躊躇(ちゅうちょ)し、民主はこのような結果。第三極も混とんとしており、迷っている。人物でじっくりと勝負する」と分析。東京15区からはほかに自民党の秋元司氏(41)、共産党の吉田年男氏(64)が出馬している。
東京12区
日本未来の青木愛氏(47)は小沢氏と行動を共にして民主を離党、前回と同じく東京12区から出馬した。だが、前回約1万票差をつけて勝った公明党元代表、太田昭宏氏(67)相手に厳しい戦い。小沢氏の秘書との不倫デートが報じられたこともあって苦戦している。東京12区からはほかに幸福実現党の服部聖巳氏、共産党の池内沙織氏が出馬している。
東京17区
東京17区の早川久美子氏(47)は民主にとどまったが、自民の平沢勝栄氏(67)が強い。早川氏は「これまで一緒にやってきた区議、後援者らを見捨てることになるから、離党は考えられなかった」と語り、「罵倒されることもあるけれど、歯を食いしばってあきらめないでやるしかない」と話している。東京17区からはほかに維新の小林等氏、共産党の 新井杉生氏が出馬している。
8028
:
チバQ
:2012/12/14(金) 23:27:42
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20121212-00000047-mailo-l15
2012衆院選:1区情勢 無党派層取り込みが鍵 自民は若さ、民主は実績強調 /新潟
毎日新聞 12月12日(水)11時28分配信
16日投開票の衆院選は終盤を迎えた。県内6小選挙区は、民主、自民、共産、社民に第三極の候補も名乗りを上げ、熱気を帯びた選挙戦を展開している。各区の候補者の動向や主張、情勢を追った。【宮地佳那子】
自民新人の石崎徹氏(28)がリードし、民主前職の西村智奈美氏(45)が追う。半数を占める無党派層の取り込みが今後の鍵を握る。
自民党県連が初の公募で選んだ28歳の石崎氏。ベテラン県議や元職を抑えて候補に選ばれた。県連は「しがらみがある中で、思い切った人選」と自信を見せる。
知名度がなかった分、県議、新潟市議らと企業回りを重ねてきた。若年層、無党派層に支持を広げるため、若者主催のイベントに参加したり、公示前はインターネットサイトのフェイスブックで活動を周知したりしてきた。
当初は陣営の組織づくりに苦労したが、特に解散後は参院議員や元職も巻き込み、支援が強まった。6日には小池百合子氏、11日には石破茂幹事長が応援に訪れた。
財務省や内閣官房での官僚経験が強み。経済政策の重要性を訴え、短期的には金融緩和政策、中長期的には若者・女性・高齢者の雇用促進や、新産業分野での補助金制度を掲げ、「成長を実感できる国にする」と主張する。
一方、巻き返しを図る西村氏。前回は自民元職に8万票近い大差で3選した。新潟港の日本海側での総合的拠点港選定に貢献するなど、国政のみならず県での実績もアピールする。診療報酬のプラス改定など党の施策も評価され、これまで自民党候補を支援する傾向が強かった県・新潟市医師連盟からも推薦を得た。
だが民主への逆風に加え、副厚生労働相の公務などで週末に新潟に戻る機会が減り、危機感を募らせる。労組に改めて支持を求め、街頭宣伝にも懸命だ。個人演説会も今まで行っていない保守層の多い地域でも開いている。公示日には、玄葉光一郎外相が応援演説し、「社会保障、教育、子ども(政策)の先頭に立ってきた西村さんを当選させてほしい」と訴えた。その後も野田佳彦首相、前原誠司国家戦略担当相ら大物議員が応援に駆けつけている。
未来新人の内山航氏(31)は、立候補表明が4氏で最も遅い上、所属政党だった「国民の生活が第一」が公示直前に解党して未来に合流した経緯があり、個人の知名度、政策浸透ともに課題だ。
無党派層の取り込みに向け、公示前は自転車を走らせて街頭宣伝を続けた。公示後はつじ立ち1000カ所が目標だ。政策は「党は変わっても変わらない」とし、脱原発・自然エネルギー活用や、子育て支援策を訴える。
元会社員で4児の父。選挙カーには娘を抱いた写真を張っている。「候補者の中で一番有権者に近いと思う」。支援組織は同級生や、同党副代表で公示直前まで秘書を務めていた森ゆうこ参院議員の後援会などだ。社民党との協力態勢も確認している。
共産新人、武田勝利氏(48)は約1年前から準備してきた。消費増税ではなく富裕層への応分負担を訴える。「昨日今日、原発ゼロを言い出した政党とは違う」と長年の一貫した脱原発政策を主張。党組織を活用し、選挙区内をくまなく回る。
………………………………………………………………………………………………………
◇1区(4)
(届け出順)=新潟市東・中央区など
西村智奈美 45 (3)[民] 前=[国]
内山航 31 [未] 新=[大]
武田勝利 48 共 新
石崎徹 28 [自] 新=[公]
注 [民]など白抜き字は比例との重複。「=」以下は推薦・支持政党。[国]=国民新党、[公]=公明党、[大]=新党大地
12月12日朝刊
8029
:
チバQ
:2012/12/14(金) 23:28:14
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20121212-00000037-mailo-l15
2012衆院選:2区情勢 自民リード、追う他陣営 投票未決定が半数、情勢変化も /新潟
毎日新聞 12月12日(水)11時26分配信
毎日新聞による特別世論調査(8〜10日)では、自民新人の細田健一氏(48)がリードする。ただ投票候補を決めていない人が約半数を占め、情勢は変わる可能性がある。各陣営は「調査結果ほどの差はない」などと話し、終盤の追い込みに力を入れる。
細田氏は自民支持層を固め、公明、維新支持層にも食い込んでいる。経済活性化を重視し、国の補正予算編成による景気刺激や、法人税減税による企業負担の軽減などを訴えてきた。一方で、消費増税には「高齢化社会でやむを得ない」との見解だ。
原発については「その時々で、最善の電源構成を考えるべきだ」が持論で、政府が目標とする「30年代原発ゼロ」には疑問を呈している。
県外出身で地縁がなく、出馬表明は今年7月と遅かった。このため、スーパー前の路上に立って名刺を配るなど、知名度向上に力を入れてきた。陣営は「浸透はまだまだ」と気を引き締める。
追う民主前職の鷲尾英一郎氏(35)は小規模な集会を年間80回程度重ね、これまでに民主支持層をほぼ固めた。高校無償化、農家の戸別所得補償の実施など実績を訴える。
「私は(有権者の)お子さん、お孫さんと共に生きる世代」と若さを強調。「将来に責任がある。耳ざわりのよいことばかり言えない」と消費増税に理解を求める。「30年代原発ゼロ」には「再生可能エネルギーの普及や電気料金の水準、使用済み核燃料の処分状況などハードルが多い」との見解だ。陣営は「民主には逆風だが『鷲尾は応援する』と言ってくれる人たちが多い」とし、未来支持層、無党派層などへの浸透を狙う。
社民新人の渡辺英明氏(62)は社民支持層を固め、周辺への浸透を目指す。
原発反対運動に30年以上取り組んできた経験や、県内で脱原発署名25万人を獲得した実績を基に、脱原発の実現を訴える。原発停止による雇用や経済の停滞は、国の責任で対処すればよいと話す。
TPP(環太平洋パートナーシップ協定)交渉参加と消費増税には、いずれも強く反対。元教諭として「日本の教育予算は(GDP比で)経済協力開発機構(OECD)諸国中最低」と、教育費の大幅増額も主張する。
陣営は「従来の社民支持者や、紹介された知人らを訪ね、話をさせてもらってきた。今後も続ける」と話し、着実に支持を広げる方針だ。
共産新人の宮路敏裕氏(54)は共産支持層を固め、他の層への支持拡大を目指す。
消費増税を中止する法律の制定や、即時の「原発ゼロ」、TPP参加反対などを主張して、街宣活動などを続けている。「米国いいなり、財界中心の古い政治から抜け出したい」と訴えかける。
陣営は「政府の世論調査では、原発ゼロを望む声が大半だった。消費増税にも不安の声が多い」と話し、訴えに共感は得られていると説明する。一方で「有権者から『民主も自民もだめで、入れる(投票する)ところがない』と言われる」と話し、共感を現実の票につなげようと、懸命に運動を続けている。【高木昭午】
………………………………………………………………………………………………………
◇2区(4)
(届け出順)=柏崎、燕、佐渡市など
渡辺英明 62 [社] 新
宮路敏裕 54 共 新
細田健一 48 [自] 新=[公]
鷲尾英一郎 35 (2)[民] 前=[国]
注 [民]など白抜き字は比例との重複。「=」以下は推薦・支持政党。[国]=国民新党、[公]=公明党
12月12日朝刊
8030
:
チバQ
:2012/12/14(金) 23:28:46
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20121213-00000017-mailo-l15
2012衆院選:3区情勢 終盤まで激しい争い 自民新人が僅差で先行 /新潟
毎日新聞 12月13日(木)11時5分配信
自民新人の斎藤洋明氏(36)が僅差で先行し、民主前職の黒岩宇洋氏(46)が巻き返しを図っている。いずれも所属政党の支持層は固めた一方で、無党派層には浸透し切れておらず、終盤まで激しい争いが展開されそうだ。
官僚OBの斎藤氏は、昨年5月に党の公募で候補予定者に選ばれた。地元出身で黒岩氏よりも10歳若い斎藤氏に、陣営は「さわやかな好印象がある。無党派層を呼びよせられる候補」と胸を張る。一方で「民主への逆風の中で、若い候補者で勝てなければ、次はない」と背水の陣で挑む。
斎藤氏は、農林水産業や建設業など地場産業の振興を政策の中心に据える。高齢化が進む3区で「働く場所がなければ若者は地元に残れない」と地域の雇用確保を訴える。
課題は知名度不足だ。公示前は「まだまだ候補者の顔見せをしている段階」(陣営)だった。名前を浸透させるため個人リーフレット約13万枚を配布。公示後も、斎藤氏は個人演説会で「私の顔も名前も知らない人に、前職と五分に渡り合って支持を広げるのは私や陣営だけでは不可能です」と集まった自民支持者らに協力を求めて頭を下げた。
支えるのは選挙区内の県議7人を中心にした党の組織力だ。19地域に置かれた党地域支部を拠点に、建設業界などの協力も得て組織をフル稼働させる。陣営は「今回は地域支部をかなり強力に動かせている」と手応えを話す。
民主への逆風を受ける黒岩氏は出陣式で「落選の危機感なんて言葉じゃない。恐怖感を持っている」と悲壮な声を上げた。専門は年金や社会保障だが、選挙戦では「利権政治の打破」を掲げ「特定の業界のために動く、古い政治に戻していいのか」と訴える。
今回はキャッチフレーズに「実績を未来へ」を選んだ。日本海沿岸東北自動車道(日沿道)の早期整備決定など地元公共事業への貢献に加え、法務政務官の就任や、東日本大震災で政府現地対策室長として岩手県に派遣されたことなど政府の仕事も強調。「地元の仕事も100%、国の仕事も100%でやってきた」と自負する。
選挙活動は地域ごとの後援会の下、ボランティアを中心に動いている。陣営は「この3年半、こまめに地域行事などに顔を出し、後援会組織も強くなった。党が逆風でも『黒岩党』で戦う」と話す。
初当選以降、街頭演説(つじ立ち)に力を入れてきた。解散後から目標にした「つじ立ち1000回」は10日に達成。無党派層への支持拡大に「つじ立ちで思いを伝えていく。今までの活動をぶれずに続けていく」と力を込める。
共産新人の田中真一氏(50)は国政選挙3回目の挑戦。非正規雇用労働者の増加や正社員の長時間労働など悪化した雇用環境の改善や、「自民党型政治からの脱却」を呼びかけ、支持拡大を目指す。
無所属新人の三村誉一氏(66)は、TPP(環太平洋パートナーシップ協定)交渉参加反対などを訴え独自の活動を展開している。【小林多美子】
………………………………………………………………………………………………………
◇3区(4)
(届け出順)=新発田、村上市など
三村誉一 66 無 新
黒岩宇洋 46(1)[民] 前=[国]
田中真一 50 共 新
斎藤洋明 36 [自][麻]新=[公]
注 [民][自]は比例との重複。「=」以下は推薦・支持政党。[国]=国民新党、[公]=公明党
12月13日朝刊
8031
:
チバQ
:2012/12/14(金) 23:29:15
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20121213-00000014-mailo-l15
2012衆院選:4区情勢 自・民、女性対決注目 票田・三条、票の取り込みに奔走 /新潟
毎日新聞 12月13日(木)11時5分配信
自民新人の金子恵美氏(34)と、4期目を目指す民主前職の菊田真紀子氏(43)の女性同士の対決が注目を集める。そこに自民党を離党して維新から出馬した元職の栗原博久氏(65)が絡む。一歩先んじる金子氏が無党派層に食い込んで、菊田氏の引き離しにかかるが、菊田氏も猛追し、激しい戦いが続いている。各陣営とも勝敗の行方に大きく影響する票田の三条市での票の取り込みに奔走する。
金子氏は約6年間、新潟市議、県議を経験。国政は初挑戦だが「私が守る、私が変える」を合言葉に、自身のフレッシュさと「新しい自民」を強調し、政権奪還を訴える。
地盤の新潟市南区などで優勢に立ち、自民支持層の票を8割近く固める。自民地域支部を中心に県議や母校の県立三条高OBらの人脈を駆使し、ミニ集会を重ねてきた。世論調査で「優勢」とも伝えられるが、金子氏は「(前職の)壁は厚い。むしろこれからが勝負」と気を引き締める。
票田の三条市では企業回りに力を入れる。製造業を中心に中小企業が多い街で景気対策への関心は高い。金子氏は、自民が掲げる公共事業投資の集中による景気浮揚策を挙げ「災害に強い国土づくりとデフレから脱却するためにも国土強靱(きょうじん)化が必要」と強調する。11日には同党の石破茂幹事長が応援演説に駆けつけた。
一方、巻き返しを狙う菊田氏。連合新潟の支援を受け、各地の後援会組織を中心に活動を展開してきた。
民主支持層の票をほぼ固めたものの、党への逆風を受け、無党派層の取り込みに苦心。三条市周辺でも支持が伸び悩む。菊田氏は「民主党が政権を取った前回選とは世論の空気が違う」と危機感を募らせる。陣営は「地道に一人でも多く有権者の手を握ることが重要」と全力で追う。
菊田氏は「国難だからこそ即戦力が必要」として、農家への戸別所得補償制度や失業率改善など実績を挙げる。自民の公共事業投資策を「公共事業にお金をばらまくと地域が再生するというのは古い時代の認識」と批判し、再生可能エネルギーを活用した新しい雇用を創出を掲げる。「その技術集積が4区にある」と街の将来性を挙げる。
2人を追う栗原氏は、出馬までの準備不足が響き、維新支持層の支持を固め切れていない。地元の新潟市秋葉区以外での広がりに苦心する。
「強い日本をつくりたい」と訴えて維新から出馬した栗原氏。優先課題に景気対策を挙げ「円高デフレは貿易依存による政策の失敗」とし、内需拡大による経済対策と雇用対策を指摘する。農業や製造業への影響が懸念されるTPP(環太平洋パートナーシップ協定)交渉参加については「コメを守った上での交渉参加は必要。しかし国益を損なう場合は参加の必要性はない」と主張する。
共産新人の西沢博氏(32)はデフレ脱却の経済政策や社会保障の拡充などを強調する。若さをアピールしながら、共産支持層以外への広がりを図る。【山本愛】
………………………………………………………………………………………………………
◇4区(4)
(届け出順)=三条、加茂、見附市など
栗原博久 65(3)[維]元
西沢博 32 共 新
金子恵美 34 [自]新=[公]
菊田真紀子 43(3)[民]前=[国]
注 [維][民][自]は比例との重複。「=」以下は推薦・支持政党。[国]=国民新党、[公]=公明党
12月13日朝刊
8032
:
チバQ
:2012/12/14(金) 23:29:42
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20121214-00000131-mailo-l15
2012衆院選:5区情勢 民自に維新絡む構図 「田中王国」票、奪い合う展開 /新潟
毎日新聞 12月14日(金)13時7分配信
民自対決に第三極の日本維新の会が絡む構図の5区。田中角栄元首相が築き、かつては鉄の団結を誇った「田中王国」の保守票を、3候補が激しく奪い合う異例の展開を見せている。無党派層の多い大票田の長岡市内の票が勝敗の行方を左右しそうだ。
「日本は専守防衛なんです。ところが安倍さんは集団的自衛権を認め、自衛隊を国防軍にすると言っている。これがきっかけで戦争が始まるんです。そんなことをやっちゃ絶対だめなんですよ」
野田佳彦首相が応援に駆けつけた8日、民主前職の田中真紀子氏(68)は雪の降る長岡市内の街頭で、安倍晋三・自民党総裁の安全保障を批判した。民自対決を演出し、ハト派のイメージを前面に出して無党派層の取り込みを図るのが狙いだ。
田中氏は父角栄氏の地盤を引き継ぎ、圧倒的な強さを発揮してきた。しかし、角栄氏の後援会「越山会」は解散し、有力幹部も次第に離反。これまでにない危機感をみせる。ファミリー企業の越後交通グループや後援会を中心に、「支持」を取り付けた連合新潟の応援も受け、街頭宣伝や個人演説会で支持を訴える。
自民前職の長島忠美氏(61)は比例代表からのくら替えで小選挙区は初めての挑戦になる。6日に長岡市で約1300人を集めた決起集会では、民主党のマニフェスト違反を批判し、「政治に必要なのは国民の声を聞く素直な心と、必ず実現するという真面目で強い心だ」と語った。
長島氏は中越地震の際に旧山古志村長として陣頭指揮を執った実績から、地域に密着した現場主義を標榜(ひょうぼう)。陣営は「地域の事情が分かる議員を選ぼう」と強調し、田中氏との違いを明確にする。
選対は地元の県議や市議が中心で、業界団体の組織票を固める。その一方で山古志地域の住民も積極的に長島氏を支援。無党派層にも支持を広げる。選対本部長の星野伊佐夫県議は「名前を書いてもらうのは今回が初めて。新人と一緒だ」と引き締めを図る。
田中氏と長島氏の戦いに割って入るのが、維新新人の米山隆一氏(45)。過去2回の衆院選で自民公認として立候補した知名度と若さをアピールする。
活動の中心はボランティアや同級生らによる草の根選挙。長岡市内などを自転車や徒歩で街宣し「TPP(環太平洋パートナーシップ協定)交渉に反対する人は、米国の言いなりになってしまうことを理由に上げるが、日本はいつからそんな弱腰になったのか。交渉に参加し、日本農業を守る思いを反映させるのが政治だ」と訴える。陣営は「有権者の反応が良くなり、認知度が高まっている。組織に頼らない候補者の真剣さが伝わっている」と話し、無党派層への手応えを実感する。
共産新人の服部耕一氏(43)は、消費増税反対や原発ゼロなどを強調。長岡市内の街宣では「若者の2人に1人は非正規雇用。若者が人間らしい生活が送れる社会にしなければ、日本は豊かになれない」と話し、財界を中心にした政治からの脱却に理解を求める。【湯浅聖一】
………………………………………………………………………………………………………
◇5区(4)
(届け出順)=長岡市(一部除く)など
米山隆一 45 [維] 新=[み]
長島忠美 61(2)[自][伊]前=[公]
服部耕一 43 共 新
田中真紀子 68(6)[民] 前=[国]
注 [維][自][民]は比例との重複。「=」以下は推薦・支持政党。[国]=国民新党、[公]=公明党、[み]=みんなの党
12月14日朝刊
8033
:
チバQ
:2012/12/14(金) 23:30:09
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20121214-00000128-mailo-l15
2012衆院選:6区情勢 4度目対決、自、民激戦 無党派層、農業票の行方焦点 /新潟
毎日新聞 12月14日(金)13時7分配信
自民元職の高鳥修一氏(52)が優勢とみられる中、民主前職の筒井信隆氏(68)が追い上げを見せ、終盤も激しい戦いが続く。
11日夜、JR高田駅近くの集会場に候補者用のたすきを肩からかけた高鳥氏が駆け込んできた。党県議や公明党市議の応援演説に続いてマイクの前に立った高鳥氏。報道機関の調査で筒井氏より優位に立っていると伝えられていることを受け「私は今、瀬戸際です。崖っぷちに立たされています」。そう言って、約100人の支持者を前に、楽観ムードの打ち消しを図った。
衆院選4度目の挑戦。比例復活で当選したことはあるが、高鳥氏にとって小選挙区初勝利は悲願だ。陣営幹部は「(悪くても)比例復活は大丈夫と思う」と一定の手応えを口にするが、恐いのは上滑り。「選挙区で勝たないとだめだ」と引き締めにかかる。
自民、公明支持層はほぼ固め、維新支持層からも一定の支持を得られたようだが、気になるのは旧上越市の無党派層の動向だ。選対筆頭副本部長の楡井辰雄県議は「相手陣営も動きが良くなっている」と警戒。「(どちらが勝っても)差は1万。場合によっては5000票の勝負になるかも」と接戦を予想する。
一方、6選を目指す筒井氏は与党前職の強みを生かし、じわじわと追い上げる。筒井氏は11日昼、郡司彰農水相と上越市のJAえちご上越に姿を見せた。郡司農水相は壇上で、約250人を前に「筒井さんをお願いします」と頭を下げた。
「ここで負けたらだめ(落選)だ」。農業票を生命線と位置付ける筒井氏。「農業所得補償など担当した農水部門ではマニフェストをすべて実行した」と実績をアピールし、農業関係者に秋波を送る。TPP(環太平洋パートナーシップ協定)交渉参加にも消極的な姿勢を見せる。
JAグループの政治組織、県農政刷新連盟は各区で自民候補を推薦したが、6区内にある同連盟の4支部は独自判断で両氏を推薦し、事実上の自主投票とした。毎日新聞の特別世論調査(8〜10日)では、農林漁業者の支持で高鳥氏に後れを取っていた筒井氏。農業票を奪い合い、高鳥氏としのぎを削っている。
筒井氏を推す連合は勢いが出てきた。衆院解散は年明けと見ていたため、大急ぎで運動を展開。9日には連合上越地協の労組幹部が結集。投票に行くよう組合員に周知徹底することを申し合わせた。早川英雄事務局長は「歯車がかみ合ってきた。最後には間に合わせたい」と意気込む。
両氏を追う共産新人の高橋ミキ子氏(53)は13日、党上越市議らと同市大和のスーパー前でマイクを握り「原発即時廃炉、消費増税反対、TPP交渉参加反対」を訴えた。
「反応は良い、特に女性や若い有権者から」。党上越地区委員長代理の上野公悦同市議は手応えを感じていた。党地区委員会に寄せられる応援の電話や募金の数はいつもの選挙より多いという。
共産支持層は手堅くまとめた。後援者らに対する電話作戦も強化し、比例と選挙区を連動させて票の上積みを図る。【長谷川隆】
………………………………………………………………………………………………………
◇6区(3)
(届け出順)=十日町、上越市など
高鳥修一 52(1)[自][町]元=[公]
筒井信隆 68(5)[民] 前=[国]
高橋ミキ子 53 共 新
注 [自][民]は比例との重複。[町]=自民・町村派。「=」以下は推薦・支持政党。[国]=国民新党、[公]=公明党
12月14日朝刊
8034
:
チバQ
:2012/12/14(金) 23:38:18
http://senkyo.mainichi.jp/news/20121212ddlk22010162000c.html
一票を託す:’12しずおか衆院選 激戦区ルポ/上 1区 党勢象徴の県都決戦 /静岡
毎日新聞 2012年12月12日 地方版
◇各党幹部が続々応援に
6度目となる民主党と自民党のベテラン政治家2人の対決に3新人が割って入る静岡1区。首相、元首相ら各党の幹部が続々と選挙区入りし、党勢を象徴する県都の議席を得ようと激戦を繰り広げている。
「こんな立派な人はいませんよ。女性の総理候補ナンバーワンですよ」。選挙期間中、最初で最後の日曜日となった9日午後。静岡市葵区の青葉公園で、特設ステージに上がった元首相の福田康夫氏はコートを脱ぎ、熱弁をふるった。隣には、手首にピンクのはちまきを巻いた自民元職の上川陽子氏の姿があった。
前回選挙では、少子化担当相を務めたものの、政権交代の波にのまれ涙をのんだ。ようやく巡ってきた捲土(けんど)重来のチャンス。公示後毎晩2、3カ所で開く個人演説会には、推薦を受ける公明党の地方議員も姿を見せ、蜜月ぶりをアピールする。
ライバルの復調に比べ、逆風にさらされる民主前職の牧野聖修氏。党名を隠したがる民主候補もいるが、牧野氏は「おれっちは生粋の民主党だから。隠すようなことはしない」。公示日の4日には枝野幸男経済産業相が、6日夕方には日本新党時代から付き合いのある野田佳彦首相が駆けつけ「ぶれずに逃げずに、真っ正面に取り組んで胆力があるのは静岡1区には一人しかいない」と語り、牧野氏の名前を3回連呼して支持を訴えた。
みんなの党新人の小池政就氏は、2人に比べて低い知名度を上げようと公示後、浅尾慶一郎政調会長や渡辺喜美代表ら幹部が3日連続で選挙区入り。10日には江田憲司幹事長が商業施設が建ち並ぶ交差点の一角で「団体の支援を受けない小池さんは、当選した暁には市民のみなさんだけを考えて政治ができる」と訴え、小池氏は通行人に手を振り続けた。
公示後最初の週末となった8日夜。静岡市駿河区のツインメッセ静岡で行われた合同個人演説会には上川、牧野、小池3氏と共産党新人の河瀬幸代氏が顔をそろえ、消費増税やエネルギー問題について政策を訴えた。
ただ一人、参加しなかったのは、公示直前に立候補が決まった日本維新の会新人の尾崎剛司氏。翌日に控えた橋下徹代表代行の来静に向け、支援者回りに奔走していた。
9日夕方、同市葵区の青葉公園に現れた橋下氏を一目見ようと詰めかけた群衆は約2000人。橋下氏とともに演説を終えた尾崎氏は「これで維新の風が吹く」と意気込んだ。【小玉沙織】
◇ ◇
寒風の吹く師走の戦いとなった今回の衆院選は終盤を迎えた。各候補者は有権者の関心が高い景気対策や消費増税、原発問題などについて政策を訴え、奔走している。県内の激戦区を歩いた。
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◇1区の立候補者(届け出順)
小池政就 38 [元]東大院助教 み新
上川陽子 59 [元]少子化相 自元
牧野聖修 67 党副幹事長 民前
河瀬幸代 61 [元]静岡市議 共新
尾崎剛司 36 [元]静岡市議 維新
8035
:
チバQ
:2012/12/14(金) 23:39:09
http://senkyo.mainichi.jp/news/20121213ddlk22010232000c.html
一票を託す:’12しずおか衆院選 激戦区ルポ/中 3区 浜岡原発が立地 /静岡
毎日新聞 2012年12月13日 地方版
◇候補者2人が廃炉訴え
中部電力浜岡原発(御前崎市)が立地する激戦区で、1期目の民主党前職に新人3人が挑戦する。自民党新人は、前職と同じ県立磐田南高のOBで1年先輩。30代の2人に、日本維新の会と共産党から、ともに60代の2人が参戦。この2人が「浜岡原発の廃炉」を訴えている。
4人の戦いは地域のイベント参加や集会、街宣活動などを重ねて終盤戦を迎えた。
「3年で使い捨てはいけません。(100円)ライターじゃないんだから」
9日の日曜日。掛川市内のホテルで開かれた民主前職、小山展弘氏の決起集会。約1000人の聴衆を前に、スズキの鈴木修会長兼社長の話が笑いを誘った。「若いんだから育ててほしい」。約25分の熱弁の間、小山氏は演壇のそばに立って聴き入った。
前回選挙で自民党のベテランを大差で降した挑戦者が今回は、逆風の中で厳しい防衛戦を強いられている。12日、小山氏はJR愛野駅前でマイクを握り「2期目に取り組みたい」と訴えた。前回選挙で決起集会を開いた思い出の場所だった。
JR掛川駅前に自民党の小泉進次郎青年局長が降り立ったのは10日。31歳の小泉氏は「若い力のひとりとして応援します」と、同党新人の宮沢博行氏とがっちり握手。支援者から拍手を浴びた。
公示翌日の5日に安倍晋三総裁が、11日には谷垣禎一前総裁が相次いで来援。JR磐田駅前で谷垣氏は「若さが日本を立て直す」と宮沢氏の将来性を強調した。
「(日本原子力発電)敦賀原発の敷地内に活断層の可能性」。こんな見出しが新聞に載った11日。維新の新人、鈴木望氏は掛川市内を中心に選挙カーを走らせた。「地元選挙区から浜岡原発の廃炉を全国に呼びかけたい」。語りかけるような訴えの調子は出陣式から変わらない。車を降りてマイクを握った後、記者の質問に「(敦賀原発が)廃炉になり危険が減るなら前進ですね」と原子力規制委員会の動きを歓迎した。
選挙運動はボランティア中心。強固な支援組織がないため大規模な集会は開かない。維新の橋下徹代表代行がJR浜松駅に来援した際は隣の選挙区ながら駆けつけた。
派手さの少ない選挙戦。「でも手応えは感じます」。11年間の市長経験から民意の動きを読み取っている。
磐田市拠点の3人に対し、掛川市に事務所を置く共産党新人の岡村哲志氏は「原発ゼロ」を訴えて12日も磐田市内などで街宣活動に力を入れた。【舟津進】
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◇3区の立候補者(届け出順)
宮沢博行 37 [元]磐田市議 自新
岡村哲志 62 党県委員 共新
小山展弘 36 [元]団体職員 民前
鈴木望 63 [元]磐田市長 維新
8036
:
チバQ
:2012/12/14(金) 23:39:57
http://senkyo.mainichi.jp/news/20121214ddlk22010075000c.html
一票を託す:’12しずおか衆院選 激戦区ルポ/下 6区、8区 /静岡
毎日新聞 2012年12月14日 地方版
◆6区
◇民主牙城で自民猛追
5回連続当選の民主党前職の渡辺周氏の牙城で、自民党新人の勝俣孝明氏が激しく追い上げ、事実上の一騎打ちの様相を呈している。渡辺氏は前回選挙で20万票近くを獲得。選挙の強さに定評があるが、今回は民主への逆風下必死の戦いだ。
10日夕、渡辺氏は下田市の商店街を地元市議らと一軒一軒回った。ビラを渡し握手して「よろしくお願いします」と頭を下げる。支持者からは「零細商店対策、頼みます」などと声が飛ぶ。渡辺氏は柔らかな物腰で一人一人に丁寧に話しかける。穏やかな人柄と、ベテラン議員の貫禄を売り込んだ。
家から駆けつける支持者もおり、地盤の固さを感じさせるが、陣営は「副大臣が長く地元入りができなかった」と、危機感を募らせる。渡辺氏も「解散時期は来年と読み出遅れた」と語り、「大変厳しい選挙」と気を引き締める。12日には地盤の沼津市のホテルで決起大会を開き、最終盤に向け気勢を上げた。民主党沼津支部長の曳田卓県議は「今回は風の票は期待できない。後援会を中心に支持者を固める徹底した地上戦だ」と戦略を練る。
11日、西伊豆町の田子漁港。自民の勝俣孝明氏が港の隅から隅まで軽快に走り回り聴衆と握手して支持を訴えていた。勝俣氏はマイクを手に「伊豆がこのまま疲弊していいのか。6区の争点はただ一つ、地域を民主党か、自民党の新しい力にまかせるかです」とたたみかける。若さとスルガ銀行出身の経済通をアピールした。
夜は下田の須崎漁民会館で約160人を集めて個人演説会。地元県議、漁協関係者らが応援弁士に立った。農漁村部は自民の伝統的な票田だけに、弁士は公共事業推進や環太平洋パートナーシップ協定(TPP)反対など、民主と異なる政策を訴えた。
勝俣氏は「公示以来、伊豆は2周目。いい反応を頂いているが、まだまだ」。14日には安倍晋三総裁が沼津市に駆けつける。【扇沢秀明】
◆8区
◇引き締めに「危機感」あおり
天竜川に近い浜松市南区の中央卸売市場入り口で13日午前6時、自民党前職の塩谷立氏は寒気の中、車で出勤してくる市場関係者に頭を下げていた。その12時間前、同市中区の決起大会で選対幹部は「優勢ではない」と声を張り上げた。独自の得票予測を読み対立候補に僅差で及ばずと話すと、会場の1200人は静まり返った。公明党の山口那津男代表は10日昼、JR浜松駅前で約2000人を前に「小選挙区は塩谷氏、比例は公明」と絶叫。4日の第一声では、中野信夫JAとぴあ浜松代表理事・理事長が「反TPPを確約した塩谷氏を支える」と演説した。各種団体の支持を得て一歩リードとの情勢報道に対し、「油断したら前回の二の舞いになる」と警戒感を強め、組織の引き締めに徹している。
「すれすれのところに来た。だから橋下(徹・日本維新の会代表代行)さんが来てくれた」。維新新人の源馬謙太郎氏への全面支援を表明しているスズキの鈴木修会長兼社長が感謝した。9日夜、JR浜松駅北口近くのイベント広場「ソラモ」を埋めた約2000人を前に、選挙カーの屋根に上った橋下氏は「静岡は自民党が完全制覇している」と危機感をあおった。聴衆からどよめきが起きた。塩谷氏を猛追する源馬氏の選対関係者は「橋下さんが浜松に来るのを決めたのは6日の夜だ」と話した。
6日は野田佳彦首相が静岡1、3、7区の民主党候補の応援に来たが浜松には来なかった日だ。同党前職の斉藤進氏陣営は「あいさつ回りや選挙カーでの訴えなどやるべきことを力の限りやるだけだ」と話し、連合静岡の支援などを軸につじ立ちをこなす。
共産党元職の平賀高成氏は12日夜の合同個人演説会で原発即時ゼロ、消費増税中止などの政策の明瞭さを訴えた。固い組織票に加え無党派層の上積みを図る。日本未来の党新人の太田真平氏は地盤がない分、街頭演説に全力を傾けている。【高橋龍介】
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◇6区の立候補者(届け出順)
渡辺周 51 [元]副防衛相 民前
勝俣孝明 36 [元]銀行員 自新
井口昌彦 58 党県委員 共新
日吉雄太 44 公認会計士 未新
◇8区の立候補者(届け出順)
塩谷立 62 [元]党総務会長 自前
太田真平 26 [元]衆議員秘書 未新
斉藤進 42 [元]小平市議 民前
平賀高成 58 党地区委員長 共元
源馬謙太郎 39 [元]県議 維新
8037
:
チバQ
:2012/12/14(金) 23:40:35
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/121214/elc12121402440035-n1.htm
注目選挙区ルポ 1、3、7区
2012.12.14 02:25 [静岡県]
16日の衆院選投開票日まであと2日。県内で熱戦を繰り広げる各陣営では、大物議員を応援に送り込むなど終盤での追い込みに躍起となっている。県内から注目を集める3選挙区を取り上げ、終盤戦の現状をルポする。(届け出順、☆は比例と重複)
◇
■1区 雌伏の上川氏、支援者と気勢
静岡市葵区にある上川氏の選挙事務所には、壁一面を埋め尽くすように、各団体からの200枚近い推薦状が貼られている。
「3年3カ月、つらい、重みのある時間を過ごした」。閣僚経験がありながら前回“民主の風”に泣いた上川氏は、雌伏の期間中、農林漁業、医療や介護などの各団体をこまめに回ることに費やした。
膨大な推薦状はその成果。週末の大規模集会には出陣式並みの約500人の支援者が集まり、「陽子さんを国政に」と気勢を上げた。組織をフル回転して動員力を発揮する手法は、自民の十八番(おはこ)だ。陣営幹部は「風に乗った票はあてにしない」と自信を見せ、陣営の引き締めに躍起だ。
対する牧野氏は、「副大臣だった間は有権者と意思疎通を欠いていた」という反省から、こまめに地元を回る“どぶ板選挙”に徹している。陣営幹部は「今は上川さんの方が上だが、公示後すぐに党幹部が応援に入ったのは、それだけ競っているから」と、追い込みに望みをつなぐ。
尾崎氏と、小池氏は票の奪い合いで劣勢が伝えられる。尾崎氏は9日、橋下徹代表代行とともに演説し、寒空の下、1千人以上を集めた。一方の小池氏も自転車で繁華街を回り、懸命の追い上げをみせる。
河瀬氏は、他党と異なる「即時原発ゼロ」を旗印に、浸透を図っている。
◇
▽1区(5人)
小池 政就 38 ☆日大准教授 み 新
上川 陽子 59 ☆元少子化相 自 元 【公】
牧野 聖修 67 ☆元経産副大臣 民 前 【国】
河瀬 幸代 61 元静岡市議 共 新
尾崎 剛司 36 ☆元静岡市議 維 新
◇
■3区 「浜岡廃炉」台風の目鈴木氏
「原発立地選挙区の皆さんに、浜岡原発についての民意を問いたい」
公示日の4日、鈴木氏は、御前崎市の中部電力浜岡原子力発電所前で第一声を行った。
元原発県民投票運動の主導者で、選挙戦でも「浜岡廃炉」を繰り返す鈴木氏。県内で第三極の候補者がいずれも伸び悩む中、宮沢氏と小山氏を相手に三つどもえの激戦を展開し、一人、気を吐いている。
鈴木氏の陣営では「今の勢いはきつねにつままれたようだ。風に乗ったグライダーのようなもの」とつぶやく。
宮沢氏は、安倍晋三総裁ら有力者の応援を受け、「地方の声を政治に届ける。確実に実行する」とアピール。小山氏も「助け合いのセーフティーネットを維持する」とし、医療分野などのこれまでの実績を掲げるなど、両候補はいずれも、原発問題を争点にはしていない。
宮沢氏の選対幹部は「鈴木氏の勢いは予想外だった」と述べ、「浜岡廃炉は言うだけなら簡単。できないことを言っても有権者をがっかりさせるだけだ」と語る。小山氏の選対幹部は「他の選挙区と比べ、宮沢さんが飛び抜けているわけではない。これはありがたい状況」と巻き返しは十分可能とみている。
岡村氏は「即時原発ゼロ」を掲げ、懸命に3氏の後を追いかけている。
◇
▽3区(4人)
宮沢 博行 37 ☆元磐田市議 自 新 【公】
岡村 哲志 62 党県委員 共 新
小山 展弘 36 ☆元農中金職員 民 前 【国】
鈴木 望 63 ☆元磐田市長 維 新 【み】
◇
8038
:
チバQ
:2012/12/14(金) 23:40:55
■7区 斉木氏 逆風の中、実績訴え
「あのタイミングで解散するから、野田さんに何か飛び道具があるのかと思ったら、何もなかった」
斉木氏の陣営幹部は、そういって苦笑を浮かべる。
「前回は“風”で入れてくれた人がほとんど。逆風の中でどれだけ票が集まるか…」と厳しい表情だ。斉木氏は年金問題など民主党政権の実績を訴え支持を呼び掛けている。
一方、初めて党公認を得た城内氏は、他候補を大きくリード。陣営幹部は、事務所の壁を埋め尽くす推薦状に、「無所属とはまるで違う」と、党のサポートを実感した様子。ただ、“優勢”との情勢分析には「何があるか分からないのが選挙。最後まで緩まずに戦う」と気を引き締める。
河合氏は、パラリンピック金メダリストの知名度を生かして支援を訴えるが、伸びは今ひとつ。世論調査の結果に陣営幹部は「こんなはずはない」と困惑気味だ。それでも「投票を決めかねている有権者の受け皿になって追いかける」と巻き返しを図る。
公示日にドタバタ劇を演じた野末氏は、選挙用ポスターを11日にようやく貼り終えた。それでも「出遅れはしたが、最後まで自分が存在していることを訴える」と前を向く。
原発の即時廃止などを訴える落合氏は、遊説や街頭演説中心の運動で支持拡大を図るが、厳しい戦いを強いられている。
◇
▽7区(5人)
河合 純一 37 ☆パラ五輪選手 み 新 【維】
斉木 武志 38 ☆元NHKアナ 民 前
城内 実 47 ☆元外務省職員 自 前 【公】
落合 勝二 68 党県委員 共 新
野末 修治 57 ☆訪問看護師 未 新 【大】
8039
:
チバQ
:2012/12/14(金) 23:41:29
http://www.chunichi.co.jp/article/shuin2012/aichi/CK2012121402000226.html
公明票、三河では分散か 自民推薦見送りで
東海地方では比例ブロックのみに候補を擁立した公明党の支持者の投票先が、三河地方の小選挙区では自民党以外の候補にも分散しそうだ。前回衆院選で県内十五選挙区すべての自民候補を推薦した公明が今回、「選挙区ごとに判断する」として、三河の11〜15区で自民候補の推薦を見送ったため。最新の情勢調査で、三河の自民に尾張地方ほどの強さがみられない要因にもなっている。
岡崎市などの12区。中日新聞の情勢調査では、自民新人に民主前職が迫っている状況で、公明支持層が決めた投票先は自民、民主のほか、日本維新の会や日本未来の党の候補にも割れていた。
自民陣営は「公明票の半分ぐらいは来ると思う」と推測。民主陣営も「今回は、頼めばウチにも入れてくれる」と期待する。
情勢調査で、公明支持層の支持が割れていたのは、豊川市などの14区も同じ。
自民新人が未来前職に先行するが、自民陣営は「公明票取り込みでは、後れをとっている」と分析し、警戒感をあらわにする。
自民と公明の選挙協力は、公明支持者が小選挙区で自民候補に投票する代わりに、自民側が党の支援者に、比例での公明支持を呼びかける形をとる。
公明が今回、党本部の審査を経て正式に自民候補の推薦を決めた選挙区は1区と6〜10区のみ。名古屋市内とその郊外を含む3〜5区では公示後、県本部レベルで推薦することを決めた。
三河地方での推薦見送りに、公明県本部幹部は「候補者個人を見極め、各地域でのこれまでの協力の実績を勘案した」と語る。
公明側は明言しないものの、過去の国政選挙で、三河は尾張と比べて、自民支持層から公明票が出なかったためとみられる。
三河では、豊田市などの11区で、トヨタ系労組の全面支援を受ける民主前職が優位に立つ。隣接する安城市などの13区でも、民主前職と自民新人が激しく競り合っている。
(衆院選取材班)
8040
:
チバQ
:2012/12/14(金) 23:41:55
http://www.chunichi.co.jp/article/shuin2012/aichi/CK2012121402000243.html
大物が続々舌戦 激戦の西三河
寒風をものともせず、大物弁士の応援演説に集まった支持者ら=刈谷市のJR刈谷駅前で
激戦の愛知12区(岡崎・西尾市、額田郡)と愛知13区(碧南・刈谷・安城・知立・高浜市)で、大物弁士の応援が目立っている。政権を争う二大政党や既存の野党、新党の有力候補らが入り乱れ、今回の衆院選の縮図ともなっているだけに、党中央も「選挙全体を占う天下分け目の地」と位置づけているようだ。
民主党は野田佳彦首相がいち早く公示前の先月二十六日に安城、岡崎市に入り「時計の針を戻すわけにいかない」と叫んだ。公示後は安住淳幹事長代行、細野豪志政調会長らも訪れ、再び野田首相が入る予定もある。
自民党も先月二十九日、安倍晋三総裁が訪れ、野田首相と同じ場所で「政治の混乱に終止符を打とう」と訴えた。公示後は麻生太郎元首相や小泉進次郎青年局長らが訪れ、河野太郎元法務副大臣の応援も予定する。
日本未来の党は十日に代表の嘉田由紀子・滋賀県知事が岡崎市と安城市で演説し「(原発が集中する)若狭湾で何かあったら愛知もどうなるか」と「卒原発」を訴えた。河村たかし名古屋市長もたびたび訪れている。
日本維新の会は党政策顧問の中田宏・前横浜市長が七日に岡崎、西尾市に入り「決める政治を」と訴えた。石原慎太郎代表や代表代行の橋下徹・大阪市長が八日に名古屋駅前で街頭演説した際は、候補自身も出向いた。
共産党の場合、大物路線とは一線を画している。陣営関係者は「小選挙区の基本は候補者本人で、強く党幹部の要請はしなかった。候補者が小選挙区と比例の両方への支持を有権者に訴えている」と説明する。
(衆院選取材班)
8041
:
チバQ
:2012/12/14(金) 23:42:35
http://www.chunichi.co.jp/article/shuin2012/aichi/CK2012121402000219.html
揺らぐ河村王国 1区で自民優勢
商店街で支持を訴える候補者(左)=名古屋市中区で
■愛知1区(名古屋市東・北・西・中区)=届け出順
大野宙光49共新、吉田統彦38民<前><1>、佐藤夕子49未前<1>、熊田裕通48自新
衆院議員時代の河村たかし名古屋市長とその後継者が議席を守り続けてきた愛知1区。今回の衆院選で、自民党が初の議席奪取に向けて優位に戦いを進めている。全国的な追い風に乗り、新党同士の離合集散などで弱体化が指摘される「河村王国」を脅かす。
今月十日、未来前職、佐藤夕子さんの演説会。党代表の嘉田由紀子滋賀県知事が壇上に立った。
「公共事業をやめて『コンクリートから人へ』を実現しているのが滋賀県なんです」。水害対策や子育て支援など、知事としての実績を次々に強調し「ご理解いただけますか」と何度も拍手を求めた。
だが時を追うごとに、手をたたく人は減っていく。まばらな拍手の中、苦笑を浮かべる聴衆もいた。
続いて、未来に合流した減税日本代表の河村市長が登壇すると、打って変わって盛大な拍手が湧いた。「やっぱり『市長ラブ』の人が多いですね」。陣営の地元県議は複雑な表情を浮かべた。
小選挙区制になって五回の選挙で、1区は河村市長と後継の佐藤さんが民主などから出馬し、当選を重ねた。党への支持というより、むしろ市長の個人人気で議席を守ってきた面が強い。
だから、佐藤さんも「未来」より、河村カラーを前面に出す。演説でも「1区は市長が落としたことがない選挙区。何としても死守しないと」と声を張り上げた。
その王国に切り込むのが自民新人の熊田裕通さんだ。地元で県議を五期務め、昨年八月に立候補を表明。選挙区を細かく回り知名度アップに努めてきた。自民候補は過去二回、地元と縁の薄い「落下傘」だった。二〇〇三年以来、久々の地元候補で、地方議員らの応援にも熱が入る。
当初は佐藤さんを追う立場だったが、自民への追い風に乗り、世論調査で優勢が伝えられるようになった。
選対幹部のベテラン市議は「河村市政に鉄ついを下すための天王山」と強調するが、熊田さんは「ほめ殺しに遭っている気になる」と慎重姿勢を崩さない。「小泉自民が圧勝した〇五年の郵政選挙に比べて、有権者の反応が弱い」。本当に優勢なのか、自信が持てずにいる。
攻勢の背景に、佐藤さんが所属していた減税日本の合流問題がこじれ、公示直前まで党名さえ決まらなかったこともある。頼みの河村市長自身も、隣接区で出馬するかどうか、ぎりぎりまで揺れ、態勢づくりが遅れた。
民主からは、離党した佐藤さんに代わり、比例前職の吉田統彦さんが1区に転身したが「民主票を佐藤さんと取り合っている状況」(陣営幹部)で、伸び悩む。
敵失に助けられ、「優勢」説に戸惑う自民。十分な手応えをつかみきれないまま、投開票日へ突き進む。
8042
:
チバQ
:2012/12/15(土) 00:06:47
http://special.jimin.jp/speech/
自民の遊説最後は安倍・麻生が秋葉で終わらせるのか
8043
:
チバQ
:2012/12/15(土) 00:16:39
http://www.dpj.or.jp/article/101748/%E3%80%90%E3%81%8A%E7%9F%A5%E3%82%89%E3%81%9B%E3%80%91%E5%85%9A%E5%B9%B9%E9%83%A8%E7%AD%89%E9%81%8A%E8%AA%AC%E7%AD%89%E6%97%A5%E7%A8%8B%EF%BC%88%EF%BC%91%EF%BC%92%E6%9C%88%EF%BC%91%EF%BC%95%E6%97%A5%EF%BC%89%E2%80%BB%E5%A4%89%E6%9B%B4%E3%81%82%E3%82%8A
新宿に野田とレンホーが来るので行こうかな。
(メインは新宿での忘年会です)
って、野田はなんで大宮でラストなんだ?
http://j-ishin.jp/activity/speech/2012/1214/185.html
で、嫌いなやつが東口か。
http://www.your-party.jp/calender/gaitou/001705/
善美は(柿沢ジュニアではなく!)中津川んとこでラスト
未来の党は未決定か?
8044
:
チバQ
:2012/12/15(土) 00:18:47
http://www5.sdp.or.jp/news/newslist121206.htm
社民は沖縄
まぁ他(比例)はあきらめたということか?
http://www.jcp.or.jp/web_info/index-yotei.html
志位は船橋
8045
:
名無しさん
:2012/12/15(土) 00:50:03
小泉元首相「もう私が出る幕ではない」次男は「私たちが自民党を変える」
2012.12.14 22:52 [衆院選]
衆院選候補者の応援演説会にかけつけた小泉純一郎元首相=14日午後、東京都世田谷区(栗橋隆悦撮影)
小泉純一郎元首相は14日夜、都内で講演し、「原発もできればゼロに近づけていかないといけない。
このピンチは大転換期だ」などと述べた。小泉氏は政界引退後、選挙応援を固辞。
この日は旧知の候補者のために特別に演説したが、「もう私の出る幕じゃない」とも語り、かつての"小泉節"は封印した。
その代わり、次男の進次郎自民党青年局長は都内の街頭で
「仮にみなさんが望むような自民党の姿でなかった場合、私たちが突き上げて変える」と演説。
父親譲りの歯切れの良さで聴衆を盛り上げた。
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/121214/stt12121422550000-n1.htm
8046
:
asdasd
:2012/12/15(土) 03:37:46
Child porno collection
2011-2012
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8047
:
チバQ
:2012/12/15(土) 10:39:45
http://sankei.jp.msn.com/west/west_affairs/news/121211/waf12121120170039-n1.htm
【衆院選・乱戦のゆくえ】
(1)支援者“股裂き”に戸惑い 大阪13区、愛媛1区
2012.12.11 20:14 (1/3ページ)[衆院選]
「前回は西野を応援しろと言われ、今回は戦えという。支援者への説明が難しい」。中小企業の街、大阪府東大阪市がエリアの大阪13区。府内でも自民基盤の強い土地柄にあって、自民系市議は、投票日が近づいても消化しきれないジレンマにため息をついた。
子は維新…「世襲との批判、構わない」
日本維新の会新人の西野弘一氏。維新府議からの転身だが、父は当選5回の自民前職、陽(あきら)氏(72)だ。陽氏は、前回衆院選では府内自民候補で唯一選挙区で勝利したが、公示まで2週間を切った段階で突如引退を表明。それまで「親子で戦えとは言えない」(幹事長の松井一郎府知事)と13区で静観の構えだった維新は、一転して主戦論に傾いた。
「13区の議席は、西野家の私物と違うんや」。激怒した自民サイドは急遽(きゅうきょ)、元大阪府吹田市議の神谷宗幣氏を擁立。議席死守に向け敵意をむき出しにする。終盤の13日には、安倍晋三総裁が選挙区入りし、てこ入れを図る予定だ。
「世襲批判は結構だ。努力でおやじの子供でなくなることはできない」。支持者らに訴える弘一氏に対し、神谷氏陣営の内部では世襲批判が渦巻く。
だが、神谷氏の演説で直接的な批判が出ることはない。「言いたいことは山ほどある。でも、陽氏を支えてきた自民支持者を刺激したくない」(自民府議)という事情がある。
前回は比例単独で当選し、有権者への浸透が課題となる民主前職の樋口俊一氏も、知名度アップを最優先し、世襲批判を前面に出すことはない。共産新人の寺山初代氏、無所属新人の皿田幸市氏は、自身のアピールに力を入れる。
自民には苦い記憶がある。小選挙区制となった平成8年の衆院選。陽氏は自民を飛び出して新進党から出馬し、自民公認だった元財務相の塩川正十郎氏(91)が落選した。以来、東大阪市議の間で微妙な対立構造がくすぶり続け、今回も一部市議は弘一氏の支援に回った。
複雑な図式に、自民支持層は困惑する。70代の無職男性は「自民候補を応援するのは当たり前だが、陽さんを見捨てるようで申し訳ない。毎回毎回、東大阪の自民はなぜ一つになれないのか」と憤った。
知事VS元官房長官
保守王国にあって、支持層が“股裂き状態”に悩む構図は、松山市中心部などがエリアの愛媛1区も同様だ。維新代表代行の橋下徹大阪市長の盟友を自認する中村時広愛媛県知事が維新新人の池本俊英氏を表だって支援。自民前職の元官房長官、塩崎恭久氏との代理戦争の様相を呈している。
「自分にいかなる火の粉が降りかかろうが、池本さんのために全力を尽くす」。中村知事は選挙戦に入っても、公務の合間をぬい、積極的に街頭に立つ。
中村知事と塩崎氏との因縁は、平成22年の松山市長選にさかのぼる。松山市長だった知事は、知事選出馬に伴って辞職し、当選した後継候補を応援。別の候補を支援した自民と対決し、「以来確執を引きずっている」(自民県議)という。
今回の衆院選で、業界団体は対応が分かれた。JAなどでつくる県農政同志会は、愛媛2〜4区の自民候補を推薦する一方、1区は判断を先送りしたままだ。一方、県建設業協会松山支部は池本氏を推薦。関係者は「知事の意向が一つの大きな要因だ」と言葉少なに語る。ほかに複数の団体が自主投票とした。
「池本氏側にどれだけ票が流れるか分からない」と、保守票の分裂を警戒する塩崎陣営。他方、前回は比例で復活当選した民主前職の永江孝子氏は間隙を突き、逆風からの巻き返しを狙う。共産新人の田中克彦氏、無所属新人の郡昭浩氏も支持を呼びかける。
禍根をはらんだ「知事VS元官房長官」の図式。国政と県政のはざまで、保守系支持層は新たなしこりを懸念しながら“乱戦”と向き合っている。
(渡部圭介、田中森士)
◇
終盤に入った選挙戦。さまざまな思いが交錯する注目選挙区の動向を追う。
=続く
8048
:
チバQ
:2012/12/15(土) 10:40:35
http://sankei.jp.msn.com/west/west_affairs/news/121212/waf12121220560044-n1.htm
【衆院選・乱戦のゆくえ】
(2)8人乱立、渦巻く遺恨 京都4区
2012.12.12 20:51 (1/4ページ)[衆院選]
「この姿を皆さんにお見せできるのは、最後かもしれない。私の遺言だと思って支持をお願いします」
11日夜、京都市西京区で開かれた京都4区の自民新人、田中英之氏の演説会。元同党幹事長の野中広務氏(87)は深々と頭を下げた。政権の中枢にいたかつての迫力を彷彿(ほうふつ)させる訴えに拍手が巻き起こった。
かつて京都府議を務めた野中氏。田中氏の祖父は、共産府政下で自民が府議会最大会派となったときの議長だった。その縁あって、今回の衆院選で田中氏の後見人を務めている。
京都市西部の右京区、西京区と、その北の丹波山地にかかる亀岡市、南丹市、京丹波町がエリアの京都4区には、新旧住民が混在し、近年は当選者が毎回入れ替わってきた。小選挙区制で過去最多の12党が戦う今回は、東京1区の9人に次ぐ8人が立候補。全国屈指の激戦区となった。
野中氏には深い悔恨がある。自らを「守旧派の象徴」とした小泉純一郎元首相が仕掛けた平成17年の郵政選挙。造反した自身の後継前職に“刺客”として小泉自民が擁立したのが、今回は無所属で出馬した元職の中川泰宏氏だった。
後継前職は中川氏に僅差で敗れ、野中氏の政界での影響力も低下した。野中氏にとり、今回の選挙は「7年を経たリベンジ」という意味合いを含んでいる。
一方、中川氏にとっても、21年の政権交代選挙で失った議席の奪還がかかる機会だ。政党に縛られない選挙戦で返り咲きを狙う。
□ ■ □
「皆さんの期待に応えられなかった点は申し訳なく思う」。野中氏が熱く訴えたのと同じ11日の夕方、民主前職の北神圭朗氏は、阪急桂駅前(西京区)での街頭演説で、選挙戦で恒例になった“謝罪”の言葉を口にし、最後に「助けてください」と頭を下げた。
この日は、京都大学の後輩にあたる民主の細野豪志政調会長が駆けつけ、マイクを握った。「北神さんは、4区の候補者8人の中で将来最も大物になる」と持ち上げ続けた。
政権への逆風が身にしみる選挙。加えて、今回は第三極勢力も参戦し、反自民票が分散する懸念がある。「必死に愚直に有権者へ訴えかけるだけ」。民主府議は危機感を隠さない。
他方、第三極勢力も、野田佳彦首相による突然の衆院解散で、準備不足とともに、一枚岩になれなかったことによる影響を受けた。
みんなの党新人の石田哲雄氏は、同党と維新の合流を見込み、今年4月から「みんなの維新」と書かれた独自の看板を掲げた街宣車で政治活動を続けてきた。しかし、公示直前に破談となった上、4区に維新が参戦。「誰がどうみてもまぎらわしい」と、公示日に看板を取り外した。石田氏は「有権者が(投票先を)迷っていると感じる。そこに私の思いをどう訴えていくかだ」と強調する。
維新新人、畑本久仁枝氏の陣営幹部は「とにかく人手が全く足りない」と嘆く。維新の橋下徹代表代行が立ち上げた「維新政治塾」塾生のサポートを受けるが、党からの支援は皆無に等しい。「選挙カーの行き先も慌てて地図を見て決めるぐらい」という不慣れな選挙戦が続く。
前回は民主の比例単独で当選し、今回は未来から立った前職の豊田潤多郎氏。12日には嘉田由紀子代表が応援に訪れ、ともに「卒原発」などを訴えた。ただ、手応えについては「さっぱりわからない」とつかみかねている様子だ。
保守分裂、逆風、多党の余波…。それぞれ課題を抱える6陣営に対し、共産新人の吉田幸一氏は「本物の改革ができるのは共産だけ」とアピール。幸福新人の和田美奈氏も支持を呼びかけている。
(矢田幸己)
8049
:
チバQ
:2012/12/15(土) 10:41:13
http://sankei.jp.msn.com/west/west_affairs/news/121213/waf12121320210023-n1.htm
【衆院選・乱戦のゆくえ】
(3)看板掛け替え、内紛…混沌の大阪10区、兵庫3区
2012.12.13 20:15 (1/3ページ)[west衆院選]
前職が政党の看板を掛け替えて出馬するケースの多さは、多党乱立の今回衆院選の特徴だ。大阪、京都の府境にあり、ベッドタウンで無党派層が多い大阪10区(高槻市、島本町)では、所属政党を変えた2人の候補が、他党候補を交えて火花を散らす。
「個人は辻元と書いてください。(支持政党が)日本維新の会だという人は、(比例と選挙区で)維新と辻元と書いてくれればいい」。高槻市での街頭演説。民主前職の辻元清美氏が声を張り上げた。
前回は社民公認だった辻元氏。なりふり構わぬ訴えに、浮動票獲得への危機感が表れる。前回、自民の比例で復活当選したライバルの前職、松浪健太氏が維新に移った。維新は橋下徹代表代行の発信力を武器に、大阪の地方選で無党派層の絶大な支持を集めてきた。
「どの党に属しているかより、何ができるかを見てほしい」。辻元氏の演説では“人物本位”での投票を呼びかけるフレーズが目立つ。維新への牽制(けんせい)とともに民主政権への批判を意識しているようにもみえる。
「街頭での反応はすごくいい。これまでよりいいぐらいなんやけど…」。不安は隠せない。つかみきれない民意に、何度も首をかしげる。
一方、松浪氏は「道州制の実現」前面に掲げ、「国の体制の転換が僕の使命。そのために自民党を出る必要があった」と自民離党の正当性を強調する。
風当たりは強い。高槻市内で開かれた公開討論会では、自民への感謝を口にした松浪氏に「何言うとるんや」とすかさず罵声(ばせい)が飛んだ。自民系の地方議員には「ずっと支えてきたのに」という遺恨が消えない。
自民は新人の大隈和英氏を対抗馬に立てた。医師の経歴を生かし、医療改革を中心に訴えるが、政治家としての知名度がなく、ゼロからの短期決戦を強いられた。大隈氏は「反応はよくなっている」と話すが、陣営は手探りの状態が続く。
3者のにらみ合いのはざまで、共産新人の浅沼和仁氏は党の独自色をアピールし、支持拡大を狙う。
□ ■ □
「昨日の友が今日の敵」となる図式の多さも、今回衆院選の特徴だ。
兵庫3区(神戸市須磨区、垂水区)では、前回民主で圧勝した前職の土肥隆一氏(73)が昨年3月、島根県・竹島の領有権をめぐる問題で離党し、出馬を見送ったことで、無風ムードから一転した。
維新新人の新原秀人氏は、前回衆院選では自民の兵庫県議として、今回返り咲きを狙う自民元職、関芳弘氏を支えた。
維新へのシンパシーを感じた新原氏が自民からの離党を決意したのは今夏だった。「維新から衆院選に出る可能性があるなら、けじめをつけろ」。県連幹部に詰め寄られ、心を固めた。
全国的に自民優勢が報じられた選挙戦中盤以降は、容赦なく古巣を批判する。「この3年、民主政権の邪魔ばかりし、反省のない自民に、単独過半数を取らせてはならない」と訴える。
迎え撃つ関氏は「他党を意識しない」と平常心を保つが、自民県連幹部は「県議だった新原氏には個人票があり、なかなか手ごわい」と気を引き締める。
一方、日本未来の党新人の三橋真記氏は、前回参院選で兵庫選挙区の民主候補として立候補。民主県連は衆院選での擁立も模索したが、小沢一郎氏を「恩人」と慕う三橋氏が離れた。
民主は対抗馬として元神戸市議の横畑和幸氏を立てたが、県連関係者は「支持層が分散しかねない」と危機感を募らせる。土肥氏が公示直前まで出馬をにおわせていたことも“お家騒動ぶり”を印象づけた。
3区ではほかに、共産新人の大椙(おおすぎ)鉄夫氏も出馬。自民、民主への批判を強め、支持拡大を目指している。
(川瀬充久、牛島要平)
8050
:
チバQ
:2012/12/15(土) 10:42:00
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/121215/elc12121500310000-n1.htm
【衆院選】
北海道で熱い戦い 夫の「遺志」、父親譲りの力強さ…11区と7区
2012.12.15 00:31 (1/3ページ)
16日に投開票を迎える衆院選。すっかり雪景色となった北海道では熱い戦いが続いている。急逝した夫の妻が前職に「弔い合戦」を挑む11区。7区では公民権停止中の父に代わり、長女が奮闘中。“世襲”にも有権者からは「人物次第」との声が聞かれた。
「無念晴らす」
「中川昭一の志を受け継いで…」。帯広市のJR帯広駅前でマイクを握る自民党新人の中川郁(ゆう)子(こ)氏(53)は声を張り上げた。
夫の中川昭一元財務相は平成21年の前回衆院選で敗れ、直後に急死した。後継の郁子氏は世襲批判に「公募で選ばれた」と反論してきたが、夫への思いは隠さない。選挙事務所には遺影も。「中川王国」と呼ばれる11区では、こうした戦術が有権者の心をつかみ、他候補をリードする。
音(おと)更(ふけ)町の会社員、石川亜梨沙さん(24)は「中川昭一さんの政治を受け継いでくれることもあり、支持したい」。同市の農業、藪田秀行さん(55)は「世襲を批判する声もあるが、本人の能力が伴えば気にならない」と話した。
前回衆院選で半世紀も続いた「王国」に風穴を開けたのは新党大地前職、石川知(とも)裕(ひろ)氏(39)。ただ、今回は逆風だ。政治資金規正法違反罪で起訴され、1審で有罪判決を受けた(控訴中)ことも影響する。
「どうか助けてください」。石川氏は追い込みに躍起だ。地元民主党の協力を受け、議員の実績も強調する。「選挙の結果がすべて。有権者が認めてくれることを示したい」と力を込める。選対幹部は「郁子さんには政治家の経験がない」と指摘した。
「盟友」も参戦
「父親を、政治家・鈴木宗男を超えてみせる」
釧路市内のスーパーで大地新人の鈴木貴子氏(26)は力強く訴えた。自民前職の伊東良孝氏(64)にリードを許すが、その演説は父の大地代表、鈴木宗男氏(64)に劣らず、パワフルだ。
大地は11月に宗男氏の地元7区で、貴子氏擁立を決めた。以前、世襲批判を展開していた宗男氏は擁立に関わらない姿勢を強調。後援会と宗男氏の「盟友」の歌手、松山千春さん(56)が出馬を後押しした。
公民権停止中の宗男氏は支援できない。代わりに応援する松山さんが「貴子が鈴木家で一番、宗男さんの血を強く引いた。良いことか悪いことか…」と冗談混じりに話すと、有権者から笑いと拍手が起こった。
「世襲は一概に悪いと思わないが、世襲批判をした人が何の説明もしないのは…」。他党批判は避ける伊東氏も疑問を抱く。白(しら)糠(ぬか)町の無職、河合真由美さん(41)は「貴子さんは票は集めると思うけど、有権者はお父さんに投票する気持ちだと思う」と話す。
8051
:
チバQ
:2012/12/15(土) 10:43:19
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/akita/news/20121212-OYT8T01233.htm
[衆院選]ルポ1区 民・自ミニ集会に重点
雪景色の中で街頭演説する候補者(左)(11日、秋田市で) 16日投開票の衆院選は終盤を迎えた。5人の候補が争う秋田1区では11日、既成政党は支持基盤を固め、第3極は浮動票を取り込むことにそれぞれ躍起だった。各陣営の戦いぶりを追った。
◇
自民党の冨樫候補は午後7時頃、秋田市の八橋地区で開いた個人演説会で約50人に政策を訴えた。「東アジアとの経済交流や再生可能エネルギーの利用を進め、雇用創出につなげるべきだ」。同地区に住んでいた時期のエピソードも披露して笑いを誘った。
公示後は、市内二十数か所で設立した地区後援会単位での演説会を連日開き、票固めを徹底。年初からあいさつ回りをしてきた企業・団体票の掘り起こしにも懸命で、この日も約50社を訪問した。「まいてきた種を芽吹かせる時」(陣営幹部)と追い込みをかける。
◇
「早速TPP(の話)から行きますか?」。民主党の寺田候補は午前、同市将軍野東の児童館一室で、集まった約30人に笑顔で問いかけた。
過去の選挙同様、有権者との直接対話を重視し、個人演説会を軸に選挙戦を展開。公民館を中心に計108回開く予定で、公示からこの日までで70回を超えた。
聴衆の質問によどみなく答え、時に秋田弁も交えて場を和ませた。「自民党政治に戻り、社会保障が再び壊れるのは見たくない」。演説会後は名前を連呼せず、看板も無い選挙カーに乗り込むと次の会場へ向かった。
◇
共産党の佐竹候補は、市郊外の旧河辺、雄和両町で遊説。雪がちらつく夕暮れ時、旧雄和町の新波商店街を選挙カーで訪れ、店先から顔を出す商店主や客らに向けて声を張り上げた。「消費税を上げなくても、医療や福祉を充実させる財源はある。何としても増税を止めなければいけない」
増税分を価格に転嫁できない小規模な商店は経営が立ちゆかなくなるとの持論から、商店街に重点を置いてアピールしてきた。「『増税になれば、店をたたまないといけない』と反対の声が大きくなっている」と手応えを感じている。
◇
日本未来の党の高松候補は、選挙カーで市内を巡りつつ、浮動票の取り込みを意識して、人出の多い商業施設付近などで街頭演説を展開。この日の夕方も、秋田市広面地区のスーパーやディスカウントショップ3店の前でマイクを握った。
「頑張って」と握手を求めてきた有権者の手を固く握りしめた後、「一番の争点は増税。長引く不況の時に、増税すれば必ず経済は悪化する」と民主・自民・公明の3党合意による消費税増税を批判。経済・雇用対策の必要性を主張するなど、買い物帰りの主婦や若者への浸透を図った。
◇
「日本と秋田を変えます」。日本維新の会の近江屋候補は午前、秋田市の雄和、下浜両地区を選挙カーで回り、有権者を見つける度に握手を求めた。公示直前の出馬表明で、準備が整わないうちに選挙戦に突入したが、「選挙区を丹念に回る『草の根選挙』で浸透してきている」(陣営スタッフ)と感触は上々だ。
雄和地区のJA新あきた雄和支店前で街頭演説に立つと、「日本の政治、経済は停滞している。我々は捨て身の覚悟で改革に取り組む政党だ」と党のカラーを前面に押し出し、浮動票獲得に力を注いだ。
(2012年12月13日 読売新聞)
8052
:
チバQ
:2012/12/15(土) 10:43:35
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/akita/news/20121213-OYT8T01342.htm?from=popin
[衆院選]ルポ2区 前議員2人 上積み狙う
遊説中の候補者の選挙カーに駆けより、手を振る女性ら(12日、潟上市内で) 民主党と自民党の前議員2人に、共産党と社民党の新人2人が挑む秋田2区。12日は、候補3人が地盤を離れ、男鹿・南秋地域で票の掘り起こしに奔走した。
◇
社民党の石田候補は、北秋田市と、地元の大館市を遊説し、正午過ぎから大館市役所前で街頭演説。応援に訪れた福島党首と肩を組んでアピールし、寒空の下、高齢者を中心に集まった約70人の支持者に大きく手を振った。
街頭演説や個人演説会では、一貫して格差拡大の阻止や脱原発などの政策を訴えてきた。この日も「消費税を上げるな、年金を下げるな、TPP(環太平洋経済連携協定)に参加するな」と拳を8回、天に突き上げて演説を締めくくった。
「地元の皆様、大館から国会議員を送りましょう」と繰り返す選挙カーに乗り込むと、助手席の窓から精いっぱい上半身を乗り出して笑顔を見せ、再び市内へ走り出した。
◇
民主党の川口候補は午前11時頃、朝市が開かれた五城目町の朝市通りに到着。雪が積もる中、小走りで露店を1軒1軒回り、「最後のお願いに来たよ。頼むね」と声を掛け、店主や買い物客らと握手を交わした。
公示直前に立候補を表明した前回選と違い、今回は7月以降、男鹿・南秋地域での浸透に力を入れ、有権者と対話を重ねてきた。公示後も選挙区を2巡し、五城目入りは3度目。顔なじみも増え、「頑張って」との声援が飛んだ。
「大量生産、大量消費、大量廃棄の時代から循環型社会にギアチェンジしなければならない」と声を張り上げ、小坂町長時代の実績を交えて政策立案能力を強調。地域再生を訴えると、次の遊説先へ向かった。
◇
「日本の土台をひっくり返すTPPには断固反対。秋田の農業、医療、雇用を守るため、声を上げましょう」。共産党の佐藤候補は午後2時半頃、雪がちらつく中、潟上市天王のスーパー前でマイクを握った。「高齢者から若者まで、多くの方が声を掛けてくれる」。耳を傾けた買い物客が帰り際、車内から親指を立てて激励する場面も見られた。
候補4人の中で唯一議員経験がないため、知名度不足を補おうと、公示後は1日20回前後の街頭演説をこなしてきた。「皆さんに訴えを届けたい。人がいればどこでもやる」との意気込み通り、日没後も人通りの多い駅前の沿道などに立ち続けてきた。この日だけで潟上市内19か所を巡る精力的な動きを見せた。
◇
自民党の金田候補は午前8時50分頃、出身地である潟上市のスーパー駐車場で、集まった約100人を前に「安定した政治、誠実な政治、郷土に誇れる政治をやる。その先頭に立つことを約束する」と支持を訴えた。深々と頭を下げ、支持者らと次々と握手を交わすと、この日の遊説をスタートさせた。
公示後の同市入りは日程上、1日だけ。選挙カーには石川光男市長と市議団が同行するなど組織力をフル活用し、天王、昭和、飯田川地区の集落や新興住宅地、商店街を細かく回った。夜は個人演説会も開き、票の上積みに余念がない。
陣営幹部は「道端で出迎えてくれる有権者が、前回より目に見えて多い」と手応えを語った。
(2012年12月14日 読売新聞)
8053
:
チバQ
:2012/12/15(土) 10:43:57
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/akita/news/20121214-OYT8T01242.htm
ルポ3区 第3極 浸透図り懸命
防寒着を着て、聴衆に熱く訴えかける候補者 秋田3区では、自民党、民主党、共産党の既成政党と、「第3極」の日本維新の会、日本未来の党からそれぞれ出馬した候補者5人が激突する。選挙戦終盤の13日は、大票田の大仙市を4人が訪れ、訴えにも力がこもった。
◇
共産党の佐藤候補は、大仙市での最後の街頭演説を行った。自らも農業を営む佐藤候補は、環太平洋経済連携協定(TPP)反対を訴える市内のJA秋田おばこ前で演説し、「私自身、農家としてTPP断固阻止の気持ちを皆さんと共有し、全力を尽くして頑張ることを誓う」と述べた。
選挙区内をくまなく回って1日10〜15回の街頭演説をこなしてきた佐藤候補。「他国の安い農産物が入ってくれば農村が破壊される」と、TPP反対を筆頭に、消費増税反対、原発即時廃止も訴え、各JA支店前などで熱弁を振るった。
◇
日本未来の党の京野候補は、にかほ市、由利本荘市、羽後町を遊説。「反TPP」や「反増税」を訴え、玄関先に出てきた住民一人ひとりと握手して回った。
夕方、地元・湯沢市で演説会を開催。療養中だった京野候補の三男・立麻(たつま)さん(34)が公示直前の11月29日に亡くなったことを長女・楽弥子(さやこ)さん(31)が明かし、「母は前向きに頑張っている」と話した。
演説では「争点に取り上げるべき深刻な問題は原発事故」と再生可能エネルギー推進を説き、会場の全員で拳を突き上げる「ガンバロー三唱」で締めくくった。
◇
自民党の御法川候補は大仙市の西仙北、南外、神岡、中仙などを巡る日程。雪が舞う中、約10回の街頭演説をこなし、夜は選挙事務所で、支持者を集めて演説会を開いた。
JR神宮寺駅に近い市街地では、集まった支持者と一人残らず握手してからマイクを握り、「この日本を立て直していく。もう一回皆さんにチャンスを与えていただきたい」と、国政返り咲きへの思いを訴えた。
選挙戦最終盤は、地元・大仙市を中心に回る考え。「死にものぐるいで頑張りたい。最後の最後まで支援を」と声を振り絞っていた。
◇
民主党の三井候補は午前8時から横手市や大仙市などを選挙カーで回り、ウグイス嬢に頼らず自らマイクを握り続け、「コンクリートから人への政策を続けたい」と声を張り上げた。
公示後は、昼は街頭演説、夜は集会と知名度アップに努め、一貫して少子高齢化問題の改善を訴えてきた。
特別養護老人ホームなどの福祉施設前での演説では、「今回の選挙は、社会保障を進めてお年寄りに安心な国にするのか、国防軍を作って社会保障費を減らすのかを選ぶものだ。社会保障を前に進めさせてほしい」と訴えた。
◇
「今度こそ村岡を」――。ウグイス嬢の熱のこもった声が住宅街にこだました。
日本維新の会の村岡候補はこの日、地盤の由利本荘市を離れて大仙市内で遊説し、支持拡大を図った。
過去2回、無所属で挑戦した衆院選と異なり、今回は党公認を得ての戦い。第3極からの出馬とあって、既成政党に不満を持つ層に浸透しようと声をからす。
街頭演説では「国政に初めて挑戦した時と比べ、政治、地域はひどくなっている。新しい統治機構の中で、地方の時代を作らなければならない」と、政治の現状への批判を繰り返した。
(2012年12月15日 読売新聞)
8054
:
チバQ
:2012/12/15(土) 10:44:28
http://www.asahi.com/area/tochigi/articles/MTW1212150900002.html
2012年12月15日08時07分
栃木3区陣営ルポ 衆院選あす投開票
第46回衆院選は16日投開票される。県内の小選挙区に立候補した19人による選挙戦もあと1日。栃木3区では6選を目指すみんなの党前職の渡辺喜美氏に、自民党新顔の簗和生氏、共産党新顔の秋山幸子氏が挑む。TPP(環太平洋経済連携協定)交渉参加の是非を争点に激戦となっている選挙区を14日、記者が歩いた。
■渡辺氏陣営
「今までとは違う逆風が吹いております」。選挙カーから女性の声が響き渡った。
「安倍さん(自民党総裁)は間違いなくTPP交渉に参加をするんです。だまされちゃいけません」
午前8時すぎ、渡辺氏は那須烏山市中心部の交差点で街頭演説を始めた。気温は零下4度。簗氏ら「TPP反対」を唱える自民党に真っ向から反論を展開した。
「もうからない農家がたくさんあるほど、農協がもうかる。農家がどんどんじり貧になっていく。農業は守ります。農協は守りません。徹底した改革を行ってまいります」
この日は当初予定になかったが、急きょ大田原市や那須塩原市など計8カ所で、分刻みの街頭演説をこなした。渡辺氏の事務所によると、前回の衆院選で選挙区にいたのは公示日だけ。しかし今回は、党首として全国を飛び回る合間に計4日地元入りした。本人不在をみんな系の市議や県議らがミニ集会などでカバーする。阿久津憲二・那須塩原市長や津久井富雄・大田原市長も集会を回って支持を訴える。
亡き父、美智雄氏から受け継いだ強固な後援会組織も高齢化が進んでいるという。これまでに経験のない選挙情勢に、選対幹部は「負けてはいないが、勝ってもいない」と気を引き締めた。
■梁氏陣営
午後6時すぎ、那須塩原市黒磯地区の公民館。地元JA組合長や自民県議らの前で、簗氏は「TPPによって我が国の農業は壊滅的な打撃を受ける。断固反対を貫く」と強調。200人近い支持者らから「よし」と拍手を浴びた。
この日は福田富一知事も計5カ所の演説会で応援にかけつけ「簗さんも自公政権に加えていただきたい」と支持を訴えた。これまでは「渡辺先生に恩義がある」と話していたが、この日は「『増税の前にやるべきことがある』というなら、政党助成金や議員歳費を返上してから言ってはどうか」などと、みんなの党や「第三極」を皮肉った。
自民が9月に公募で擁立した簗氏は、東京出身で知名度は低かったが「TPP絶対反対」を旗印に、農協組織の全面的な支援を受けて渡辺氏を猛追している。
地域での会合を積み重ね、渡辺氏を「地域の声を国に届けない。党利党略で地域に不毛な対立を持ち込む。もう退場していただきましょう」と批判する。推薦を受けた公明にも配慮し、集会では「比例は公明党に」と必ず呼びかける。
自民党本部は簗氏を「最重点支援候補」に指定した。この日は菅義偉幹事長代行や県連の茂木敏充会長、石坂真一幹事長も応援演説した。「勝てる所まで見えてきたのではないか」(石坂氏)と、陣営は期待をかけている。
■秋山氏陣営
秋山氏は街頭演説を中心に支持拡大を図る。この日は那珂川町や那須烏山市、矢板市を選挙カーで回った。スーパーや駅前など15カ所で車を止め、「原発即時ゼロ、消費増税にストップ」など、党の政策を訴えた。
農業分野の市場開放に前向きなみんなや、条件付きでTPP交渉参加容認の姿勢を打ち出した自民の方針を批判し、農村への浸透を図っている。13日は参院議員が応援に入った。自民、みんなの候補者が激突する中で、秋山氏は「存在感を訴えていきたい」と話す。
8055
:
チバQ
:2012/12/15(土) 10:45:47
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/121213/elc12121302080014-n1.htm
【衆院選2012 群馬】
注目区を歩く・1区 県内最多5人 保守系候補が乱立
2012.12.13 02:02 (1/4ページ)[群馬県]
選挙戦も終盤。通行人に向かって選挙カーから手を振る候補者
16日投開票の衆院選も残りわずかとなり、選挙活動も大詰めを迎えた。県都の前橋市などを抱える1区は民主、自民両党の前職に、日本未来の党、日本維新の会の複数の「第三極」、共産党の3新人と県内最多の5人が立候補する激戦区だ。保守系候補の乱立で、票の争奪戦も日増しに激しさを増している。各候補者の一日を追った。(候補者の敬称は省略)
□後藤氏
未来新人の後藤は3月から平日早朝に県内全域で街頭演説を続けてきた。
選挙戦も終盤を迎えた11日。交通量の多い前橋市本町の国道交差点で、スーツ姿の後藤はイメージカラーのグリーンの旗を掲げ、通行人や信号待ちの車に向かって「卒原発」などを訴えた。
隣で手を振っているのは党副代表の森裕子参院議員だ。公示直前の結党となった党の浸透を図ろうと来県した。「後藤さんに国会に来てもらい辣腕(らつわん)を振るってほしい」と声を張り上げると、2人で次の遊説先へと向かった。
□上野氏
維新新人の上野は後半戦に差し掛かった11日、高崎市内の大手家電量販店本社で行われた決起大会に参加したほかは終日、大票田・前橋でミニ集会をこなした。
午後最初の集会はデイサービス施設。遊説カーから飛び降りるように出てきた上野は職員15人の手を両手で握手し、「お世話になります」と何度も頭を下げた。
「閉塞(へいそく)する日本の政治を何とか変えたい」と訴えると次の集会へ。この間、数分という慌ただしさだ。ミニ集会を重視した選挙戦を展開し計200カ所は超えた。陣営は「こちらから出ていく選挙を徹底し浸透を図る」としている。
□生方氏
共産新人の生方は公示以来、街頭演説活動に軸を置いた選挙運動を展開している。
JR高崎駅で11日に行われた小池晃政策委員長の街頭演説にも合流したほか、前橋市内で午前中7カ所、午後12カ所の街頭演説を精力的にこなした。
即時原発ゼロ、TPPへの参加反対など党の方針を訴える一方、「民主党に裏切られ、もう自民党には戻りたくない−あなたの1票で政治を変えるチャンス」とアピールしている。
□宮崎氏
民主前職の宮崎は早朝8時から前橋市の東地区を中心に遊説を開始させた。スポット演説を約20カ所で行った後、午後1時から同市の岩神町周辺で自転車遊説。道行く人に手を振り、時折立ち止まっては「厳しい戦いですが、よろしくお願いします」と有権者の手を握り、支持を訴えた。
途中、中央前橋駅前で街頭演説。「造反してでも消費税引き上げには反対した。今も考えは同じ。弱者を支えられる『やさしい国』をつくりたい」と訴えた。演説を聞いた市内の男性(64)は「増税を本当に食い止められるのか」と半信半疑で話した。
□佐田氏
「私はTPPに断固反対。日本の農業と自然を守る」
11日の遊説を渋川市赤城町からスタートした自民前職の佐田。雪の積もる町内を選挙カーで走り回り、窓を全開にして繰り返した。途中、公明の掲示ポスターが目に留まるとすかさず「公明党さんとも協力しながらやっていきます」と公明支持者へのアピールも忘れなかった。
さらに北橘町や前橋市北部の富士見町、粕川町など旧勢多郡地域を一巡。夜には桐生市内で決起集会。「しっかりした政党がやっていかなければ地方が疲弊する。8回目の立候補、何としても勝ち抜きたい」とボルテージをあげた。
▽1区(5人)
後藤新52☆元県議 未 新 【大】
上野宏史41☆前参院議員 維 新 【み】
生方秀男64 党県常任委員 共 新
宮崎岳志42☆元上毛記者 民 前
佐田玄一郎59☆元行革相 自(額)前 【公】
(届け出順、☆は比例と重複)
8056
:
チバQ
:2012/12/15(土) 10:46:27
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/121214/elc12121402320008-n1.htm
【衆院選2012 群馬】
注目区を歩く・2区 県内最大の激戦区
2012.12.14 02:18 [群馬県]
■離党、引退撤回…
16日投開票の衆院選で県内5選挙区のうち最大の接戦を展開しているのが2区だ。民主党を離党して日本維新の会結党に参加した前職に対し、引退表明を撤回し比例単独からくら替えした民主前職と自民、共産両党の新人が挑む。2区の候補者の戦いぶりを追った。(候補者の敬称は省略)
◇
□桑原氏
民主前職の桑原は公示直前の出馬表明に加え、地の利のない2区とあって「苦しい戦いを強いられている」のが実情だ。系列の2県議の後援会を実動部隊にするが、選対幹部は「連合を中心にした支持層をどう固めていくかが課題」と話す。
12日には、朝7時から伊勢崎市内のメーカーで門立ち。この日は、元参院副議長の角田義一氏も同行してみどり市内で遊説を展開した。
午後1時過ぎには赤城駅前で街頭演説。石関批判を繰り広げた角田氏の応援演説に続き、「古い時代に戻すのか、改革を進めるのかの選択が問われている」などと訴えた。
□井野氏
自民新人の井野は早朝から伊勢崎市内の企業数十社へあいさつ回り。同時並行で、山本一太参院議員が井野の遊説カーに乗り込み伊勢崎市内を遊説した。
知名度の高い山本氏が“ウグイスボーイ”を務めるほど陣営は票の上積みに懸命だ。午後6時からの玉村地区総決起大会には山本氏に加え、元外相の川口順子参院議員まで駆けつけた。
「この2区が最も危ない。死に物狂いで残り3日間を戦う必要がある」と声を絞り出す山本氏。井野は「地域の声を国政に届ける政治家になることを約束する」と訴えた。選挙戦最終日には安倍晋三総裁も応援演説に駆けつけ、最後のてこ入れに乗り出す。
□関口氏
桐生市が地盤の関口は、1日おきに桐生と伊勢崎方面へ遊説に出かける作戦を取っている。
伊勢崎市全域を回った12日には、同市美茂呂町のスーパーに到着。オレンジ色のウインドブレーカーに身を包み、マイクを握りしめた関口は、買い物客らに向かって、こう呼びかけた。
「国際社会への重大な挑戦で断固抗議する。平和のために全力を尽くしたい」
演説では開口一番、この日発射された北朝鮮の長距離弾道ミサイルについて非難した。演説にうなずきながら耳を傾けていた女性の有権者から握手を求められた関口は、「頑張ります」と笑顔で応えていた。
□石関氏
石関陣営が12日夜に伊勢崎市宮古町の公民館で開いた個人演説会には、約90人が集まった。親戚や中学時代の同級生の顔も見られたせいか、石関は苦しい胸の内を吐露した。
「一番苦しい選挙。今は切羽詰まっているのが実情だ」
最大のライバル井野も同じ伊勢崎市が地盤。関係者は「投票率が下がれば票を分け合い立場が苦しくなる」と語る。
石関は「有権者の半数は投票には行くが、誰に票を入れるか決めかねている。理解者を増やせば五分五分で競り勝つことができる」とさらなる支援を訴える。
「頑張ろう」と気勢を上げると、次の演説会場へと向かった。
◇
▽2区(4人)
桑原功67☆元県議 民 前
井野俊郎32☆元伊勢崎市議 自 新 【公】
関口直久62 元桐生市議 共 新
石関貴史40☆元経産委理事 維 前 【み】
(届け出順、☆は比例と重複)
8057
:
チバQ
:2012/12/15(土) 10:47:31
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/121212/elc12121222310044-n1.htm
【衆院選2012 神奈川】
注目区を歩く(上) 6党乱立で浮動票争奪の3区
2012.12.12 22:30 [神奈川県]
民主党の政権運営が問われる衆院選は、民自対決に加えて政党が乱立する異例の選挙戦が展開されている。慌ただしく突入した師走決戦の特徴的な神奈川県内選挙区をリポートする。
◇
「政党が多く、ほとんどが知らない人。誰に入れたらいいのか分からない」
神奈川区の商店街で買い物をしていた60代の主婦が困惑顔で話した。
3区(横浜市鶴見区、神奈川区)は民主党、自民党、日本未来の党、日本維新の会、共産党、みんなの党の6政党が候補者を立て、多党化を象徴する選挙区となった。第三極の候補らが票を奪い合い、祖父の代からの地盤を受け継ぐ自民元職が有利に展開する。
平成21年の前回は、民主公認で立候補した岡本英子氏が「政権交代」の追い風に乗って初当選を果たしたが、岡本氏は民主を離党。これを受け、衆院解散の直前に民主の勝又恒一郎氏の15区からの国替えが決まるなど、戦いの構図が度々変わった。
支持層への浸透に出遅れ感のある勝又氏だが、「自民の地盤があるのは感じるが、ほかはあまりハンディはない。民主と自民の軸がベース。私か岡本さんかという人に会ったことはない」と話す。
街頭では「脱・世襲政治」や「経済再生」を掲げており、勝又氏と同じ松下政経塾出身の閣僚らが次々と応援に入って舌鋒(ぜっぽう)を自民に向ける。
× × ×
一方、自民の小此木八郎氏の陣営は、組織の引き締めに腐心している様子だ。「優勢だと書かれているのが一番危ない」「浮動票はこれから決まる」。新聞各紙が自民優勢を伝えた7日、鶴見区で開いた集会では、地元市議らがさらなる支援を呼びかけた。
小此木氏は平成5年に28歳で初当選して以来、当選5回を重ねるも前回は落選。街頭などで「20年間、自分の選挙区としているのは私ひとり」と、他候補との違いを強調する。
未来の岡本氏は民主を離党後、「国民の生活が第一」から合流。序盤の5日は嘉田由紀子代表が駆け付け、JR鶴見駅東口で「原発はいらないという強い意思を示していただきたい」と気勢を上げた。
岡本氏に前回のような追い風はないが、結党したばかりの未来を「同じ政策を持つ者の結集」と説明。7日にも同駅頭で、「消費税増税法案に反対して民主党を除名になったが、志を同じくしたものが集まり選挙戦に臨む」と強調した。
× × ×
古くからの商工業者が多いとされる3区だが、近年は沿岸部などにマンションが増え、無党派層も少なくない。乗降客の多い鶴見駅や東神奈川駅では、知名度アップと浮動票の取り込みを狙う候補者がかちあう。
維新政治塾出身で維新の高橋真由美氏は、解散後に公認が決まった。スタッフが手薄で、演説場所の確保にも苦労しているが、夕方からの駅頭活動には仕事を終えた同塾生がボランティアで集結。交代でマイクを握る。
「石原慎太郎(前)都知事、橋下徹大阪市長、神奈川3区は高橋真由美が三位一体となり改革に臨む」と、2トップの地方行政での実績と手腕を訴え、無党派層への浸透を急ぐ。
共産の本橋佳世氏は党の議席倍増を目指し、朝夕の駅頭で政策の浸透を図る。演説では消費税増税反対を掲げ、「税金の無駄遣いをやめれば、社会保障や福祉へと税金を使っていくことができる」などと訴えている。
みんなの毛呂武史氏は半年以上前に党の3区支部長に決まり、出馬に向けて活動を続けてきた。党幹事長、政調会長が県内に地盤を置いており、3区も街頭活動に地元の県議、市議が参加する。
構図が定まらず困惑した時期もあったが、「他の第三極と違い、地方組織が根付いている。やるべきことをやるしかない」と、「脱しがらみ」をアピール。11日の駅頭では、スタッフが「アジェンダの冊子を受け取る人が増えてきた」と笑顔を見せた。(寺田理恵)
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チバQ
:2012/12/15(土) 10:48:01
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/121213/elc12121323020042-n1.htm
【衆院選2012 神奈川】
注目区を歩く(中)10区 看板閣僚VS自民ベテラン
2012.12.13 22:30 (1/2ページ)[神奈川県]
現職閣僚で民主党の前職に対し、自民党のベテランらが激突する10区(川崎市川崎区、幸区、中原区)。民主への逆風が吹き荒れる中、野田内閣の“看板閣僚”は議席を守ることができるのか。浮動票獲得を目指す第三極も絡んだ激しい戦いが繰り広げられている。
× × ×
「皆様のおかげで大臣という要職を務めさせていただいている。試練を乗り越え、生活者のための政治を前に進めさせてほしい」
川崎市中原区の住吉神社で7日、集まった約50人の支持者に民主の城島光力氏は深々と頭を下げた。
財務相として知名度が高まる一方、選挙期間中も公務負担がのしかかる。この日は午前中、閣議に出席。午後に川崎入りしたが、夕方に発生した三陸沖の地震を受けて情報収集などの対応に追われ、閣僚であるがゆえになかなか選挙活動に専念できない。
こうした公務のハンディを抱える城島氏を全面的にバックアップするのが、連合神奈川などの労組だ。味の素労組委員長を務めた城島氏は連合にとっても「重点候補」の1人で、各戸のポスティングや電話など「ローラー作戦」に取り組んでいる。
固定票を約7万票とみる陣営では当選圏に向けてさらに数万票の上積みが必要と計算する。ただ、閣僚として民主への逆風を真っ向から受ける立場にあり、「実績を打ち出していくしかない」(陣営幹部)と気を引き締める。
一方、前回は比例で復活当選した自民の田中和徳氏は、川崎市議、県議を含め約30年間にわたって築き上げた地域密着の徹底した「どぶ板選挙」で立ち向かう。
幸区での決起集会では、前回衆院選で都内から国替えした城島氏を意識して、「川崎を知り尽くしているのは私だけ。地元の問題を解決できない政治家は落第だ」とこき下ろし、「幸区は踏切に遮断されている街。立体交差化に取り組む」と地域密着の政策を強調した。
また、顧問を務める中原区の商店街では商店主一人一人に声をかけ、「民主の事業仕分けでは、商店街が活用すべき基金の予算も削られた」と繰り返し、自民への支持を呼びかけた。
地元を知り尽くす田中陣営にしても「読めない」のが新住民の動向だ。下町ならではの住民が多い一方、高層マンションが林立し、人口が急増するなど、“風”の行方が票の動向を大きく左右しかねない。田中陣営の古参幹部も「マンション住民とは1人の知り合いもいない」と嘆く。
× × ×
新住民の浮動票獲得をめぐって、二大政党の候補者が攻めあぐねる中、その間隙を突こうとするのが第三極の候補者らだ。
横浜市緑区選出の元県議で日本維新の会の石川輝久氏は、「官僚制度を打破する」と訴え、橋下徹代表代行ら党幹部の応援を得ながら、無党派層にアピールする。党幹部の写真が掲載されたチラシを配り、街頭演説を中心に支持拡大を図っている。
共産党の中野智裕氏は原発ゼロといった党の政策に加え、「川崎市民の命を守る」と強調し、コンビナートの防災対策の抜本強化を唱える。党機関紙購読者を中心とした支持者固めを行う一方、「防災対策には住民の関心が高い」としてミニ集会で自身の政策を懸命に訴えている。
「ぶれない政治」を訴えるみんなの党の久米英一郎氏は「サラリーマンを中心とした新住民が多く、しがらみのない政治への期待を感じている」と語る。駅前での朝立ちなど街頭活動にも瀬極的に取り組み、民間企業出身をアピールし、無党派層への浸透を目指している。(川上朝栄)
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:
チバQ
:2012/12/15(土) 10:48:33
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/121214/elc12121422460048-n1.htm
【衆院選2012 神奈川】
注目区を歩く(下)14区 民自激突 第三極振るわず
2012.12.14 22:45 (1/2ページ)[神奈川県]
政令指定都市・相模原の中心部を抱え、都市住民と昔からの住民が混在する14区(相模原市東部)では、民主党、自民党、日本維新の会、共産党、みんなの党、社民党の6候補がしのぎを削る。
長年強固な地盤を築いてきた藤井裕久元財務相の後継として再選を狙う民主前職と、雪辱を期す自民元職の対決を軸に選挙戦は進行。情勢は自民優位とみられるが、危機感に駆られた民主の巻き返しも激しい。
第三極は維新とみんなの調整が進まず、ともに候補者を擁立。民主や自民に対する批判票の受け皿が分裂した形で、共倒れになる可能性が高い。
× × ×
前回の衆院選で自民候補に大差をつけて初当選した民主の本村賢太郎氏。今回は一転して激しい逆風に苦しみつつ、党より候補者を前面に出した浮動票の取り込みや、労組中心の基礎票固めを進めている。
母子家庭で育ち、人なつこい性格として知られる本村氏。陣営幹部は「民主党というだけでは戦えない。本人に直接会って話を聞いてもらえば、有権者の考えも変わってくる」と期待する。選挙区内を自転車で回り、街頭演説を繰り返して普天間基地問題などの失政をわびつつ、民主政権の成果を訴える。
期日前投票の中間結果から当選ラインが7万票程度に下がると見込み、選挙戦終盤は基礎票固めを強化。駅前での演説に代わって企業の朝礼や忘年会などに足しげく通い、出退勤時の門立ちにも力を入れる。
党中央も応援に前向きで、野田佳彦首相が全国遊説初日の11月24日と今月13日に演説を行ったほか、複数の閣僚や政界引退を表明した藤井氏もマイクを握る。本村氏は「選挙戦は厳しいが、見捨てられてはいない」と力を込める。
× × ×
前回10万票以上を獲得しつつも敗れた自民の赤間二郎氏は、自民への追い風に加え、浪人時代に地道に続けた選挙区回りの成果もあって、選挙戦を有利に進めてきた。
自民や公明党の地方議員による支援に加え、11日に安倍晋三総裁が応援演説を行った際には、相模原市の加山俊夫市長も選挙カーの上に立ち、「相模原のため、赤間先生に皆さんの温かいご支援をお願いします」と声を張り上げた。
朝夕に駅頭で無党派層への浸透を図る一方、自転車での遊説や、企業・自治会などへのあいさつ回りもこなし、自民の再生と政策を訴える。
大物議員の応援も相次ぎ、「他陣営がうらやむほど多い」(地元有力市議)。一方、民主の巻き返しに加え、元自民の維新候補に保守票の一部を食われる懸念もあり、陣営は「気を緩めたら危ない」と楽勝ムードを警戒する。
× × ×
その維新の中本太衛氏は、衆院議員時代に培った人脈を生かして選挙戦を進める一方、無党派層には維新の名前で売り込み、票の上積みを図る。「強く誇りある日本」を目標に掲げて朝夕に駅前で立ち、日中は選挙区内を回るなどして、領土問題の解決や財政の健全化などを訴える。
共産の猪股ゆり氏は、憲法9条改正や消費税増税、TPP(環太平洋戦略的経済連携協定)参加への反対や、原発の即時ゼロなどを熱心に訴え、固定票にとどまらず支持の拡大につとめてきた。
みんなの松本雅威氏は経済成長や震災復興などを訴えるが、出馬の発表が衆院解散の日と出遅れ、知名度の浸透に力を注いだ。渡辺喜美代表らが応援演説を行うなど、テコ入れに余念がない。
社民の今井達也氏は、県内の選挙区で唯一の同党候補。7月の誕生日で衆院議員の被選挙権を獲得したばかりで、演説中に握手を求められると中断して話し込むこともあり、若さと誠実さを前面に打ち出している。(小野晋史)
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:
チバQ
:2012/12/15(土) 10:49:44
http://www.tokyo-np.co.jp/article/shuin2012/kanagawa/CK2012121302100005.html
<激戦区を歩く>3区 6候補乱立で埋没懸念
個人演説会で支持者と気勢を上げる候補者=横浜市鶴見区で
◆横浜市(鶴見区・神奈川区)
十一日午後七時半、神奈川公会堂(横浜市神奈川区)のホールは立ち見が出るほど。「報道で自民有利と言われているが、自民がいいと言われているわけではない」。自民元職の小此木八郎氏は、五百人を超える支持者を前に気を引き締めた。
前回(二〇〇九年八月)は比例復活もかなわなかった。浪人中、県内の落選議員と毎月勉強会を開き、これまで顔を出さなかったような地域の祭りや集会にまで顔を出した。公示後も連日、納会などをはしごする。
「三年三カ月の時間を生かすため、私に勝たせてください」。演説の最後、ステージの下で深々と頭を下げた。
小此木氏が演説しているころ、目と鼻の先のJR東神奈川駅西口では、15区から国替えした民主前職の勝又恒一郎氏が訴えていた。
「介護、年金、子育ての社会保障に手厚い社会にします」。祖父からの地盤を受け継ぐ小此木氏への世襲批判は鳴りを潜めていた。
代わって「公共事業か社会保障か」の対自民との政策論争に転換した。自民圧勝との報道機関の序盤情勢調査に選対幹部は、「もはや世襲批判をしたところでどこまで効果があるか」とこぼす。
民主は逆風に加え、未来から出馬した前職の岡本英子氏の離党で支持層からの不信感というハンディも背負う。元民主市議は「まずおわびから、前回の二倍疲れる。岡本氏だけには一票でも負けたくない」と、敵意をむき出しにする。
岡本氏は八日午後二時半、JR鶴見駅西口で街頭演説を行った。「前回鶴見から当選させていただいた。三年間の経験を生かしたい」と、前職の立場をアピールした。
消費税増税に反対する小沢一郎氏の新党に加わったのは五カ月前。「小沢ガール」と呼ばれた前回と違い、「小沢色」は見えない。十二日正午ごろ、小沢氏はアポなしで事務所を激励に訪ねたが、応援演説に立つこともなく横浜を離れた。
六人が出馬する3区は、各候補とも埋没しまいと必死だ。
「石原(慎太郎)前都知事と橋下(徹)大阪市長と一緒に国政で働かせてください」。維新新人の高橋真由美氏は党の看板を前面に掲げる。「維新の高橋です」と差し出した名刺は、石原、橋下両氏のスリーショットだ。3区で最も人が集まる鶴見駅前に絞り、浸透を図る。
その鶴見駅東口で九日午後三時、みんな新人の毛呂武史氏が「演説の十秒に一回は西の人気者、東の人気者の名を挙げ、選挙を乗り切ろうとする。他力本願だ」と、高橋氏にかみついた。
当初は選挙協力を模索した維新とみんな。「私たちは野合ではない」「ぶれない」。毛呂氏は無党派層を取り込もうと矛先を維新に向ける。
一方、共産新人の本橋佳世氏は「原発即時ゼロは共産だけ」と独自色を訴える。
週末の鶴見駅前、七十代の男性は受け取ったチラシをポケットにねじ込むと、「みんな同じようにしか聞こえないね」と、改札口に消えていった。 (中沢誠)
高橋真由美44 (元)会社経営 維新
勝又恒一郎50 党幹事長補佐 民<前><1> =国
毛呂武史44 (元)逗子市議 み新
本橋佳世39 党地区委員 共新
小此木八郎47 (元)経済産業副大臣 自元<5> =公
岡本英子48 (元)厚生労働委理事 未前<1> =大
=届け出順、敬称略
◇
十六日投開票の衆院選は、選挙戦が終盤に入った。多党乱立を象徴する県内の激戦区を取材した。
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:
チバQ
:2012/12/15(土) 10:50:04
http://www.tokyo-np.co.jp/article/shuin2012/kanagawa/CK2012121502000206.html
<激戦区を歩く>9区 「民主の地盤」に異変
期日前投票する有権者。思いを託す一票はどこに=麻生区役所で
◆相模原市(中央区・南区<東部>・緑区<東部>)
「ずっと民主党に投票してきたけど、今回はあまりに失望が大きいので…」
二人の子どもを連れた買い物帰りの三十代女性は悩んでいる。家路を急ぐ人が増え始めた夕暮れの川崎市麻生区の住宅街。政策を訴えて回る選挙カーが遠くに聞こえる。
通り掛かった五十代の男性も「ずっと支持してきたが、民主党に政権担当能力がないことが分かった。かといって、次はどこに期待すればいいのか」。やはり投票先を決めあぐねている様子だ。
「民主の地盤」と言われる神奈川9区に異変が起きている。全国で優勢が伝わる自民党が勢いを増し、四選を目指す民主前職の笠浩史氏と、自民新人の中山展宏氏が激しい競り合いをみせている。
高校無償化など政権交代の意義を訴え「前に進む力を」と笠氏が熱弁を振るえば、中山氏は金融政策に明るい経歴をアピールし「新しい日本を作る」と意気込む。民主、自民とも重点区と位置付け、それぞれ野田佳彦首相、安倍晋三総裁と党のトップが相次いで選挙区入りする熱の入れようだ。
有権者の中には悩んだ末、比例と小選挙区とを分けて折り合いを付けようとする動きも出ている。
「候補者を選ぶ基準は人柄。地域で一生懸命やってきた姿を見てきたから」とは、小田急線新百合ケ丘駅前での街頭演説に足を止めていた六十代女性。連れの四十代女性も「教育など子ども関連の政策を頑張っている」と、ともに小選挙区は笠氏を選ぶとしながらも、「比例は自民」と口をそろえる。
そんな戸惑う有権者の受け皿を狙うのが、みんなの党新人の椎名毅氏と共産党新人の堀口望氏だ。
椎名氏は「ぶれない政治。日本を変える新しい政治」を、朝夕の主要駅のつじ立ちなどで訴える。堀口氏は「消費税増税反対、原発即時ゼロ」を掲げて住宅街をくまなく周り、それぞれ支持拡大を図る。
最終盤になって激しさを増す選挙戦。小田急線向ケ丘遊園駅前で演説を熱心に聞く四十代男性がいた。
「日本は大震災や不況などで今や青息吐息の状態。今回はこれまでで一番、候補者も、有権者も資質が問われる選挙だ」。力を込めて持論を語ると、小さくこう付け足した。
「しっかり考えて見極めなければ」 (平木友見子)
笠浩史47 文部科学副大臣 民前<3>
=国
椎名毅37 弁護士 み新
=維
堀口望36 党県委員 共新
中山展宏44 (元)衆院議員秘書 自新
=公改
=届け出順、敬称略
8062
:
チバQ
:2012/12/15(土) 10:50:24
http://www.tokyo-np.co.jp/article/shuin2012/kanagawa/CK2012121302000132.html
<激戦区を歩く>10区 民・自前職の壁 挑む他陣営
「支援を心からお願いします」。候補者は繰り返し深々と頭を下げた=中原区で
◆川崎市(川崎区・中原区・幸区)
「逆風を乗り越えて本物になる試練。支援を心からお願いします」。川崎市中原区で開いた個人演説会で、民主前職の城島光力氏は約百人の聴衆に繰り返し深々と頭を下げた。
財務相の肩書は、大物の証しどころか、消費税増税など党への批判を真っ向から受ける目印になってしまった。力のこもる「逆風」「試練」の言葉、おじぎの深さにも戦いの厳しさがにじむ。
都市型選挙で各候補が街頭演説を主にする中、目の前の票を固める個人演説会も重視する戦術は危機感の表れなのか。演説では「公務をしながらの選挙はハンディキャップ」と情にも訴える。
対して、世論調査で優勢が伝えられる自民前職の田中和徳氏は、公明と連携し、保守層に浸透する。野田佳彦首相や岡田克也副総理ら党幹部らが続々駆けつける必死の民主に対し、応援はほぼなしと好対照だ。
川崎区の商店街を歩けば、「『国防軍』を持つのも良いのでは」(四十代男性)、「兵役があれば若者が親を大切にする」(五十代女性)と公約への共感も響く。が、陣営は「郵政選挙のフィーバーはない。冷ややかさもある」と懸命に引き締めを図る。田中氏自身も連日主要駅前に立ち、熱弁を振るう。
「憲法九条を変えて国防軍とは時代錯誤。福祉切り捨てで続原発。自民党の五役は皆世襲」と城島氏が切りつければ、田中氏は民主政権を「内政、外交、震災対策、すべてうまくいっていない」と切り返す。
二党の舌戦に埋没しないよう、維新新人の石川輝久氏、共産新人の中野智裕氏、みんな新人の久米英一郎氏は躍起だ。有権者数が全国二位の選挙区にあって、前職の壁を崩すには無党派層の支持が頼みになる。
石川氏は橋下徹代表代行ら党の顔を前面に出し、中野氏は民主や新党も「自民型」とまとめ、これと対極の政党を強調。久米氏は消費税増税批判や脱原発を訴え、三者三様で浸透を狙う。
どの陣営も、武蔵小杉駅周辺(中原区)などへの流入が目立つ子育て世代への支持拡大がカギとみる。
買い物途中の母親は、福島第一原発事故を引き合いに「子どもの内部被ばくが今も心配。原発を推進してきた勢力も、政府の再稼働にも不満」という。
マンション一角に子どもを遊ばせる母親たちは、子育て支援に関心が高いと口をそろえる。ただ「民主は約束を実行しなかった。他の党もうわべで良いことを言っていても…」。一人の不信に全員がうなずいた。 (山本哲正)
中野智裕54 党地区委員長 共新
田中和徳63 (元)財務副大臣 自<前><5> =公
城島光力65 財務相 民前<4> =国
久米英一郎47 (元)日本航空社員 み新
石川輝久62 (元)県議 維新
=届け出順、敬称略
◇
十六日投開票の衆院選は、選挙戦が終盤に入った。激戦を展開している市内の三選挙区を取材した。
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:
チバQ
:2012/12/15(土) 10:50:47
http://www.tokyo-np.co.jp/article/shuin2012/kanagawa/CK2012121502100005.html
<激戦区を歩く>14区 民・自、大物が応援合戦
知名度の高い参院議員(左)の応援を受けて、支持を訴える候補者=相模原市南区で
◆相模原市(中央区・南区<東部>・緑区<東部>)
「先行きの見える社会保障を構築しなければ」。十三日午後四時すぎ。相模原市南区の相模大野駅前を埋める聴衆に、民主前職の本村賢太郎氏が選挙カーの上で深々と体を折り曲げ、語りだす。高校授業料の実質無償化などを実現した党の実績を挙げ、「政権交代で『コンクリートから人へ』に転換した」と訴えた。
隣に立つ野田佳彦首相は二度目の応援。「民主党は人生前半の社会保障に力を入れた。その世代は高齢者を下支えしていく」と胸を張った。
演説を聴いた南区の無職の女性(75)は「選挙区は人物で選んで、もう決めているの。でも比例の投票先がね…」。政党乱立の選挙に戸惑いをにじませた。
本村氏の選対関係者は「五分でいいから話を聞いてもらうのが戦術」と話す。企業の朝礼でのあいさつ。自転車で路地を回り、つじ説法。夜は個人演説会で声をからす日々だ。
14区は、東京で働く「相模原都民」と、昔ながらの住民が混在する選挙区。各陣営はそれぞれの有権者層に効果的な作戦を練る。その結果、民主、自民は、知名度の高い前職や参院議員の応援合戦となった。
「自民有利と言われている。でも決めかねている人は多い。民主もここを狙い打ちに、次々と大物を入れている」。公示間もなくの七日昼、スーパー前の集会で、片山さつき参院議員が自民元職の赤間二郎氏の手を取り、危機感をにじませた。
赤間氏にも党の安倍晋三総裁、石破茂幹事長などの大物が連日助太刀に。陣営の市議は「感触はいいが、自民への支持率が高いわけではない」と口元を引き締めた。
野田首相が訪れた十三日も、相模原市役所前で、赤間氏は菅義偉党幹事長代行(2区)とともに、民主政権の外交や財政の混乱に触れ「政権担当能力なしに国民生活は成り立たない」と叫んだ。
孤軍奮闘の陣営もある。
「中本太衛です。日本維新の会です」。夜の駅前で連呼しているのは、維新元職の中本氏。二〇〇〇年衆院選で、自民から比例復活で当選。その後、たちあがれ日本、太陽を経て、維新から立った。
「太陽の名刺を作ったら、維新と合流。手が回らない」と選対関係者が気をもむ。「応援を頼みたくても人がいない。党にお願いしたら来たのは石原慎太郎代表と橋下徹代表代行の激励ファクスだった」
それでも、自民の安倍総裁が来た十一日は、片山虎之助参院議員が応援に来た。時間は少しずらしたが、同じ相模大野駅前。「チャレンジャーだからね」と、対抗意識をのぞかせた。
みんな新人の松本雅威氏は党の支援がほぼなく、駅前で演説やチラシ配りに励む。陣営の市議は「前回、民主に入れた無党派層は今回は民主には入れないだろう。うちは無党派層が票を入れる党。不特定多数の有権者がいる駅に張り付いたほうが効果がある」。
県内十八選挙区で唯一の社民候補の新人今井達也氏には福島瑞穂党首が二回応援に入ったが、普段は朝夕に駅前に立ち、選挙カーで街を回る。
歌声喫茶で働いていた共産新人の猪股ゆり氏は、街頭でキーボードを演奏して歌い、合間に政策を訴える「ライブ宣伝」で戦っている。 (中沢佳子)
猪股ゆり28 市民団体役員 共新
本村賢太郎42 党国民運動副委長 民前<1>
=国
中本太衛47 (元)外務委員 維元<1>
赤間二郎44 (元)党青年局次長 自元<1>
=公改
今井達也25 党支部役員 社新
松本雅威41 会社員 み新
=届け出順、敬称略
8064
:
チバQ
:2012/12/15(土) 10:51:03
http://www.tokyo-np.co.jp/article/shuin2012/kanagawa/CK2012121402000097.html
<激戦区を歩く>18区 女性票狙い、訴え終盤戦
街頭演説に聞き入る女性有権者ら=高津区で
◆川崎市(高津区・宮前区)
東急線二子新地駅。街頭演説を終えた未来前職の樋高剛氏は驚きの様子だ。「子育て中のお母さんなど、これまで政治に無関心だったと思われる有権者の反応がいい」
福島第一原発事故で農作物や水の安全が脅かされた経験から、党が掲げる「卒原発」が響く、と分析する。
前回は民主、今回は未来で立候補。世論調査では苦戦も伝えられるが、原発政策への主婦層の反応の良さに手応えも感じつつあるようにみえる。
消費税増税、TPP(環太平洋連携協定)、社会保障改革。今衆院選は、生活に直結する争点が並ぶ。暮らしの問題に敏感な女性の支持が、結果を左右しそうだ。
みんな新人の船川治郎氏の公約にも、主婦の再就職支援がある。子育て中の女性が働きやすい在宅勤務などの求人・求職をサポートする仕組みを確立するという。「女性は日本の国力になる。国内総生産(GDP)も増え、経済の活力も上がる」と強調する。
JR武蔵溝ノ口駅前では、幼い長女を抱いた主婦(30)が、国替えで出遅れた民主前職の網屋信介氏の演説に耳を傾けていた。
党の公約は「消費税はすべて社会保障に充て、仕事と子育てが両立できる社会を」。声を枯らしながらの訴えを、主婦は「年金や医療費が増え、消費税増税は誰かが決断しなければいけなかった」と評価。「職場復帰を望む母親は多い。待機児童の解消など子育て支援に全力を」と求めた。
女性票を意識してか、知名度のある女性国会議員らが応援に駆けつけている。
「手当より仕事」を基本に、就労促進や生活保護費の適正化などを掲げる自民。元職の山際大志郎氏が東急線鷺沼駅前で開いた街頭演説には、片山さつき参院議員が登場。「ばらまき福祉はしない」と力説した。親の介護経験がある税理士の女性(55)は「日本で頑張って働いた人に施す福祉、正直者が報われる福祉という主張は分かりやすかった」と納得していた。
共産新人の山崎雅子氏の高津市民館での演説会では、比例候補の畑野君枝氏、田村智子参院議員と演壇に女性がずらり並んだ。「憲法九条を守る」「消費税増税反対」の訴えに、参加した主婦(63)は「平和であってこそ生活が成り立つ」と感じ入っていた。
「女性の声が反映される新しい政治が始まるかどうかの選挙」。ある候補者は言い切った。選挙戦も残りわずか。より多くの女性を振り向かせようと、各陣営がラストスパートをかける。 (栗原淳)
網屋信介55 財務政務官 民<前><1>
=国
山際大志郎44 (元)党総務 自元<2>
=公
樋高剛47 (元)環境政務官 未前<3>
=大
船川治郎45 (元)会社社長 み新
=維
山崎雅子59 (元)川崎市職員 共新
=届け出順、敬称略
8065
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チバQ
:2012/12/15(土) 10:51:51
滋賀
http://www.chunichi.co.jp/article/shuin2012/shiga/CK2012121102000259.html
<選挙区を行く>(1区) 横一線に焦燥、危機感
候補者の演説を聞く人たち=大津市内で
奥村利樹49 維新
西田幸光55 無新
節木三千代54 共新
川端達夫67 民前<8>
大岡敏孝40 自新
(上から届け出順)
脱原発、デフレ脱却、消費税増税、TPP参加の是非と、重要な争点が多い今回の衆院選。県内小選挙区でも民主対自民の主な対立軸に、維新の会などが絡み、今までにない複雑な様相を呈している。選挙戦もいよいよ佳境。各候補者・陣営のヒートアップする動きを選挙区ごとに追った。
公示日から四日目でのどがつぶれた。大津市内で七日夜に開いた個人演説会。自民新人大岡敏孝さん(40)は「ペース配分を無視してしまった」と前置きし、しゃがれ声で重要政策に掲げる経済、外交安全保障、教育の三本柱について熱弁した。
九期目を目指す民主前職の川端達夫さん(67)と横一線、もしくはややリードと報じられた新聞各紙の序盤情勢。肌で感じる実感とは違った。「追いついている感じはしない」
川端さんは過去八回当選。政権交代で文部科学相、総務相を務め知名度もある。大岡さんは六月から県内で政治活動を始めたばかりで地域への浸透に課題を残す。「相手は横綱、私は幕下。でもがっぷり四つに組んで押し出したい」。選対副本部長の佐野高典県議も「大横綱に胸を借りている状況」と冷静。
平日の夜、大津市内の駅前に大岡さんの姿があった。電車が止まる時以外、人はまばら。それでも少しでも多くの人に顔を覚えてもらおうと個人演説会後に立つことを決めた。
迎え撃つ川端さんも必死だ。九日午後、大津市浜大津の街頭演説。十六日の開票日に向けた決意がにじんだ。「石にかじりついてでも勝ち抜きます。どうかみなさん、勝たせてください」と声を張り上げた。その日夜の個人演説会では「半年前に大津に来た人に大津を託したくない」と、大岡さんを意識した発言も。
二〇〇九年の前回衆院選とは一転、民主の逆風下。大岡さんとの序盤の接戦に、陣営内からは「どちらかといえば負けているのでは」という焦りの声も漏れる。川端さんは、閣僚経験や政権での実績を強調し「政権交代前を思い出してください。格差社会に派遣切り。頑張っても切り捨てられる社会に戻して良いのか」と、自民への揺り戻しの動きに危機感を訴える。
小さな祭りやスポーツ大会などがあれば選挙カーから降りて駆け寄る。「より多くの人と会い、話をし、過去に名前を書いてくれた人を取り込みたい」と選対本部長の柴田智恵美県議は力をこめた。支援者や支援団体を丁寧に回る「地上戦」で基礎票固めを急ぐ。
この戦いに割って入る日本維新の会新人奥村利樹さん(49)には、支える地元組織も、知名度もない。公示目前に出馬を発表し、準備不足も否めない。だが、著名な石原慎太郎前東京都知事や橋下徹大阪市長が率いる党の看板がある。
「維新の会や橋下さんをきっかけに、自分に興味を持ってくれれば」と政党色を前面に押し出し「今こそ維新」と訴える。序盤戦ではのぼり旗とメガホンを手に、ひたすら地域を歩いて回った。まだ支持を決めていない層に狙いを定め、終盤戦に向け党と自身の名前を連呼していく。
共産新人の節木三千代さん(54)は、原発ゼロや消費増税反対などの主張で支持拡大を狙う。八日には若者が多い大津パルコ前で「原発いる?いらん?」などのシール投票を実施。若い支援者は「1区は若者の浮動票が多いので、これを入り口にしたい」と話した。
だが、乱立する新党の参戦で、重複立候補する比例近畿ブロックでは混戦が必至。陣営幹部は「影響がどう出るのか分からない」と気をもむ。
滋賀1区では無所属新人の西田幸光さん(55)も立候補している。
(衆院選取材班)
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チバQ
:2012/12/15(土) 10:52:27
http://www.chunichi.co.jp/article/shuin2012/shiga/CK2012121202000232.html
<選挙区を行く>(2区) 「自民優勢」に涙、戸惑い
街頭演説を終え、有権者と握手する候補者(右)=彦根市長曽根南町で
中川睦子54 共新
世一良幸52 み新
上野賢一郎47 自元<1>
田島一成50 民前<3>
(上から届け出順)
深々とお辞儀をし、頭を上げた民主前職の田島一成さん(50)の目には涙があった。長浜市内で七日夜に開いた個人演説会の終了間際。百五十人ほどの支援者を前に、右手の親指で目頭を押さえた。
演説で自民優勢を伝える衆院選序盤の世論調査に触れ「これまではいつも優勢か横並びだった」とショックを隠さなかった。党への風当たりは思いのほか強い。選対本部長の江畑弥八郎県議も「与党として逆風を受けるのは初めて。本当に厳しいが、まだ巻き返せる」と終盤の戦いに望みをかける。
従来はほぼなかった小さな集落での演説や、企業の門の前での訴えにも頻繁に向かう。「前回と同じ活動ではいけない」。有権者と直接触れ合う場を極力増やしている。市議、県議、衆院議員と二十二年間にわたる豊富な経験を掲げ「国会で即戦力になれる」「2区に一番多くの足跡をつけた」と、実績のアピールに力を込める。
最重要課題は地盤の彦根市をいかに固めるか。終盤に大決起集会も予定する。後援会関係者は「最後の三日間が勝負」と見据える。
対する自民元職の上野賢一郎さん(47)は、新聞各紙の自民優勢の序盤情勢を素直には受け取れない。滋賀1区から出身地の2区にくら替えし、七カ月間選挙の準備をしてきた。見せつけられたのは、地域への田島さんの浸透度の高さ。「接戦という感覚で、優勢の実感がない」と陣営は口をそろえ、序盤の世論調査と実感に開きに戸惑いを隠せない。
ただ、支える自民系の町議、市議、県議は「今回こそ勝利を」と鼻息も荒い。二〇〇三、〇五年衆院選では2区で自民支持層が分裂、政権交代が争点となった〇九年は自民逆風で惨敗。これらの雪辱をと、裏方として票固めを急いでいる。
上野さんは、個人後援会を各地につくるこれまでの自民候補者とは違い、街頭活動やイベントに飛び込み、数多くの有権者に認識してもらう“空中戦”を展開。選挙期間までに毎朝の街頭演説に加え、名刺三万枚を配り「地元の上野」を売ってきた。半数に上る投票先を決めかねている有権者に、街宣や街頭演説で景気回復による古里への貢献を訴え、自民支持者以外の票も取り込み始めている。
みんな新人世一良幸さん(52)は、事務所を市民が切り盛りし、議員や団体がほとんど入らない草の根選挙を展開している。十日に初めて開いた個人演説会で、池田洋選対本部長は「地盤、かばん、看板なく、選対も素人ばかり。だからこそ皆さんの力を借りたい」と訴えた。
草の根選挙を前面に出し、街頭では「みんなは特定団体のしがらみのない政党」と他党との差別化を図り、二大政党に対する批判票の取り込みを狙う。
個人と政党にそれぞれ割り当てられる選挙カーをフル活用し「一週間の頑張りで票は伸ばせる」と世一さん。みんなと選挙協力する日本維新の会との連携を訴え、同党支持層にも浸透を図り追い込みをかける。
共産新人の中川睦子さん(54)は子育て世代の母親など、ターゲットを絞ったミニ集会のほかは、徹底した街宣と街頭演説で支持拡大に奔走する。手応えはある。「住民の関心は経済の立て直しと増税」と見据え、暮らしに関わる身近な課題に対する政策を訴える。
8067
:
チバQ
:2012/12/15(土) 10:52:57
http://www.chunichi.co.jp/article/shuin2012/shiga/CK2012121302000271.html
<選挙区を行く>(3区) 互角の戦い、1票切望
選挙カーから演説する候補者=JR草津駅前で
三日月大造41 民前<3>
武村展英40 自新
西川仁65 共新
久保田暁44 維新
(上から届け出順)
衆院選の公示から二日後の六日、草津市で開いた個人演説会。民主と自民候補が激しく競っているとした報道の世論調査結果に、民主前職の三日月大造さん(41)は「互角の戦い。むしろ私が追っている」と危機感を強調した。
二〇〇三年の初当選以来議席を堅く守り四選をにらむ身にも、党への逆風は吹き付ける。3区は〇九年衆院選から有権者数が約八千人増えるなど、特定の支持を持たない層が多い。演説の後、支援を求めて深々と頭を下げた。
別の個人演説会では、最後に畳に頭をつけた。選対本部長の大井豊県議は「民主支持者も固まり切れていない状態」と険しい表情。それに加えて陣営の山本正県議は「『三日月さんは選挙に強いから大丈夫』と言う声も多く心配」と、周囲の楽観ムードにも気をもむ。昼間は選挙区をくまなく回り、夜は四カ所で個人演説会をはしごして地道に訴え支持固めを急ぐ。
対する自民新人の武村展英さん(40)は、一〇年の参院選に続く二度目の国政挑戦。民主に政権交代の余韻が味方した前回選挙と違い、今回はさまざまな場面で党や自身への期待を感じている。日課として続ける早朝、深夜の駅立ちでは、駅の利用者から「頑張れ」「応援しとるぞ」との声が頻繁にかかる。
それでも、武村さんは「前職優位は変わらない」と冷静に分析。「自分の訴えを届け、支持を上乗せしていくしかない」と誓う。選挙区内に五十人いる県議、市議たちのチーム力を借り、支援者らにえんじ色のたすきを渡し、玄関先に掲げてもらうなどユニークな戦略も進める。選対本部長の三浦治雄県議は「危機感を持って戦ってほしい。勝利できなければ、この地域で自民の灯は消える」と引き締める。
この争いに割って入るのが、衆院解散後に出馬表明した日本維新の会新人久保田暁さん(44)。街頭での遊説を活動の中心に大勢の目に触れることで有権者に印象づける戦術を取る。訴えるのは「維新」の政党名。「『橋下徹、維新、久保田』と、まず知ってもらわないと」と話す。
ビラ配りや事務作業をするのは、知人のつてなどを頼りに選挙区内外から集めたボランティア。日々、顔触れが異なる二十〜三十人がサポートする。「出遅れた分、他候補に比べ二歩も三歩も離されている」と状況判断する一方「多くの有権者が投票先をまだ決めていない。可能性はある」と巻き返しを誓う。
共産新人の西川仁さん(65)は、一日に二十〜二十五カ所での街頭演説や個人演説会を展開。草津市議を八期、県議を一期を務めたため、地元での知名度もあり「消費税の増税をただちにやめ、負担能力に応じた税制改革に取り組みたい」と声を張り上げると、共感して立ち止まり、拍手するお年寄りもいる。
陣営幹部は「政策論争の選挙戦を貫くのが私たちのスタンス。ブレない訴えをしていく」と、情勢に一喜一憂しない戦いを進める。
8068
:
チバQ
:2012/12/15(土) 10:53:37
http://www.chunichi.co.jp/article/shuin2012/shiga/CK2012121402000277.html
<選挙区を行く>(4区) 混戦 必死の支持固め
街頭で支援を呼びかける候補者=甲賀市で
小西理54 無元<2>
西沢耕一34 共新
武藤貴也33 自新
岩永裕貴39 維新
奥村展三68 民前<3>
(上から届け出順)
夜明け前の寒風が吹き付ける工場の正門前に、太く弾んだ声が響く。仕事に向かう従業員一人一人の目を見て支援を呼びかける、数十年培ってきたスタイル。民主前職の奥村展三さん(68)は言う。「反応は悪くない。逆風は感じない」
奥村さんに自民、維新、共産の新人と元自民の無所属元職の候補が挑む四区は、情勢が見通せない最激戦区とみられていた。一週間前に「自民優勢」との世論調査の報道が流れたが、奥村さんには、それほど差があるとは思えない。
ただ、気になることもある。チラシを受け取り声をかけてくれる人は二〇〇九年の政権交代選挙より少ない。
地元経済界に広い人脈があり、他党に吹く追い風の影響を受けにくいと自負している。事務所では、弱気を見せる陣営の仲間に選対本部長の谷康彦県議が「これまでやってきたことに誇りを持て」と発破を掛ける一幕も。連夜の個人演説会では、長い政治経験をアピールし、支持固めを図る。
一方、自民新人の武藤貴也さん(33)は、今回の選挙戦に手応えを感じている。
〇九年に挑んだ初の衆院選では、奥村さんに二倍近い得票差を許して敗れた。夜ごとに開く個人演説会では、数人程度しか聴衆が集まらなかった前回と対照的に、今回は百人単位で集まるという。「ここに来たばかりのときには考えられなかった。とにかく皆さんのおかげ」と感謝する。
北海道出身で地盤がなく、選挙資金もない候補を助けようと、選挙区内の市議らが中心となって、手弁当で演説会場の設営や街頭活動の応援に携わる。選対本部長の小寺裕雄県議は「国政選とは思えない手づくりの選挙」と評する。
手づくり選挙という点では維新新人の岩永裕貴さん(39)も負けていない。解散翌日に党の公認が決まると、急ピッチで事務作業や選挙スタッフの確保を進めてきた。公示前には数人だった後援会には、元同級生や仕事仲間らが続々と集まり、今では百人以上に。岩永さんは「こんなに素晴らしい仲間と戦え、自分は幸せ者」と話す。
早朝の駅立ちなど街頭活動中心の選挙戦を進める。元農林水産相の峯一さんを父に持つが、組織力がないための浸透度の低さが課題。民主、自民の候補に食い込むために石田秀幸後援会長は「投票率が低い若者への協力を呼びかける」と誓う。
共産新人の西沢耕一さん(34)は公示以来、街頭演説を一日十五カ所ほど、個人演説会を一日二会場で開き、懸命に支持拡大を図る。
演説会場に詰め掛ける幼い子ども連れの母親や会社帰りとみられる若者たちの前で、西沢さんは「いまは二十代、三十代の半分近くが非正規雇用だ。正社員が当たり前の社会を実現したい」と熱く訴えかける。
元自民で無所属元職の小西理さん(54)は、今回の選挙戦では特に、選挙区内の各地で道行く人と対話する活動に力を入れる。
これまで対話をした有権者は二千人ほどといい、景気回復や生活不安解消などの要望を聞いてきた。毎晩、選挙区内各地の銭湯に出向き、有権者との裸のつきあいに励むことも。「有権者と同じ目線となり、要望を政治に反映させたい」と力を込める。
8069
:
チバQ
:2012/12/15(土) 10:55:48
http://www.kyoto-np.co.jp/info/senkyo/2012shuin/20121208_5.html
前線ルポ
京都1区(上)
身内から離反、票奪激化
街頭演説中に鉢合わせとなり、主張をぶつけ合う候補者ら(4日午後1時53分、京都市下京区)
「20数年間、一緒に戦った仲間が砂をかけて裏切った」。衆院選が公示された4日朝、京都市下京区内で行われた自民党前職の伊吹の出陣式で陣営幹部が叫んだ。自民を離党し、日本維新の会から立った新人の田坂への批判だった。
伊吹は前回、政権交代を掲げた民主党候補に2万票差を付けられ敗れた。今回、風向きが変わったとはいえ、党の年齢規定で比例重複にならず、小選挙区での必勝を誓う背水の陣を敷いた。
ところが10月、府議7期を務め前回の選対事務長だった田坂が「京都維新の会」を突然立ち上げ、陣営に衝撃が走った。その後に府議や市議を集め「仮に比例でも田坂氏が復活当選したら、2年半後の統一地方選で全選挙区に候補を擁立してくるぞ。自分の選挙と思って戦え」。公示前から田坂の地元の北区で集中的にてこ入れを始め、組織を引き締めた。
対する田坂は、組織戦では伊吹に勝てない。昨年の府議選で1万6千票を取った北区を足がかりに街頭宣伝に力を入れ、4日にさっそく維新代表の石原慎太郎、代表代行の橋下徹と並んでマイクを握った。中盤にもう一度入るよう橋下に頼んでいる。
動揺は民主にも走った。前回、民主から立候補し伊吹に競り勝った前職の平が7月、大飯原発再稼働に反対して離党、みんなの党から挑んだ。議席取り戻しを新人の祐野に託したが、平を支えた祐野陣営の京都市議は公示後も「離党したのに後援会名簿の返還に応じない」と怒り、電話作戦に使われないか警戒を強めている。
1区の有権者は約38万人。小選挙区比例代表並立制導入後の過去5回の選挙は事実上、民主、自民、共産の3党による争いだったが、第三極の参戦で「票奪戦」がさらに激しくなった。
平は前回支援を受けた民主議員や連合京都の組織的支援がなくなった。「原発の即時禁止」を掲げ、街頭を走り回る。公示の4日は環境保全をアピールして選挙カーでなく馬車で繰り出した。JR京都駅前で演説中の維新の橋下と出くわし、原発対応をめぐり「それは違う」と大きな声でやり返した。
反原発では「共産党は筋金入りだ」と前職の榖田の陣営は胸を張る。だが、平に支持が流れる可能性もあり、すでに原発ゼロを訴えるビラ1万枚を選挙区内で配り、5日夜から学生部隊による街頭対話作戦を始めた。
世論調査で伊吹の優勢が伝えられた6日、祐野陣営は街頭でのスポット演説を倍増させることを決めた。榖田陣営の幹部は「これからだ。伊吹候補を脅かす」と巻き返しを口にした。=敬称略
◇
既成政党と第三極政党が激突し、かつてない混戦状態で衆院選が始まった。京滋の各選挙区でも候補者が激しく競り合っている。激戦区をルポする。=3回掲載します。
【2012年12月7日掲載
8070
:
チバQ
:2012/12/15(土) 10:56:09
http://www.kyoto-np.co.jp/info/senkyo/2012shuin/20121207_5.html
滋賀1区(中)
拠点乗り込み、攻防過熱
個人演説会を終え支持者と握手する候補者(5日、大津市内)
最低気温が0度近くまで下がった7日早朝、大津市のJR石山駅前で自民党新人の大岡敏孝がのぼりを手に声を張り上げた。「日本を立て直します」
石山駅近くには、9選を目指す民主党前職川端達夫が選挙事務所を構える。周辺は出身の東レなどの工場が並ぶ。連合系労組の拠点でもある。
「敵陣」に乗り込んでの訴えには力がこもる。前回、滋賀県内4選挙区で全て議席を失った自民にとって同市を含む1区の奪還は至上命令。党本部も「重点区」の位置付けだ。
前回は、牙城の高島市では小差で勝ったものの、大票田の大津市で3万票の大差で突き放された。「少しでも切り崩さないと勝てない」。自民の大津市議は狙いを定める。
静岡県議を務めていた大岡が公募で1区の候補者になり、活動を始めたのは約半年前。支持者を訪ね、街頭に立ってきた。
選対本部長の県議石田祐介は「勝敗を決める無党派層に名前が届いていない」と気をもむ。大岡は駅前で名前を繰り返す。
川端の足元にも切り込む。6日には党幹事長代行菅義偉が大津入りし、大手企業の支店を回って支援を要請した。いずれも労組が連合内で力を持つ企業だ。選対幹部は「プレッシャーになったはず」と期待を込める。
川端も懸命だ。4日夜、石山駅前での決起集会ではライトを浴びながら「政治の流れを変えてはいけない。死力を尽くす」と危機感をあらわにした。
文部科学相、総務相を歴任し、知名度は高まったが、今回は逆風のただ中にある。
選対本部長の県議柴田智恵美は「党幹事長だった前々回も波がさーっと引いて負けた」と気を引き締める。今回同様に不利な状況だった2005年の「郵政選挙」では、大津市内で約1300票差で競り負け、小選挙区で敗北した。
公示後、選挙車の経路の周辺で、数人単位でも集まりがあると聞けば、車を降りて駆けつけている。7日夜、市内の神社で開いた演説会では、出席者一人一人に固い握手をして支持を訴えた。
民主、自民の争いに今回、日本維新の会が割って入る。大岡が声を張り上げていた7日早朝、同じ石山駅の2階には維新新人の奥村利樹の姿があった。「子どもたちのために頑張ります」
奥村は党代表代行橋下徹と自身の名を連呼して、地域をひたすら歩く。戦術を指示した県ブロック長の大阪市議丹野壮治は「維新は空中戦だけではない。歩いて相手を崩す」と勝機をうかがう。
共産党新人の節木三千代も農協の支店前での演説や反原発団体との連携で支持拡大を狙う。5日は党政策委員長小池晃が大津駅前で応援に入った。
県内全選挙区を制覇した民主がしのげるか、失地回復を狙う自民が議席を奪還できるか。維新、共産も絡んで湖都の攻防が続く。=敬称略
【2012年12月8日掲載
8071
:
チバQ
:2012/12/15(土) 10:56:39
http://www.kyoto-np.co.jp/info/senkyo/2012shuin/20121206_8.html
京都6区(下)
風向き変化、一気に混戦
応援演説に来た党幹部と並び大勢の地元住民にアピールする候補者(7日、宇治市)
衆院選公示後初の週末となった8日、民主党前職の山井は遊説先の佐賀県から急いで宇治市に戻った。地元でマイクを握るのは4日ぶり。支持者30人が集まるスーパー前で、たすきをかけ忘れたまま話し出した。眉間にしわを寄せ「厳しい命がけの選挙です」。
その姿を見て選対幹部は「全国へ応援に行っている間に、かなり荒らされたからな」とつぶやいた。
「荒らした」のは自民党だ。山井不在の隙を突くように5日に総裁の安倍晋三、7日に青年局長の小泉進次郎が入った。宇治市の近鉄大久保駅前で小泉と並んだ新人の安藤は「民主政権の3年余りの混乱に終止符を打つ」と山井打倒を叫んだ。
府南部は民主の「金城湯池」と言われた。工場も多く、支持団体の連合京都の組合員が約1万人暮らす。旧民社党勢力を軸に山井は固い地盤を築いてきた。
小選挙区比例代表並立制で初めて実施された1996年選挙で敗れたが、以降は比例代表を含め4回当選している。「政権交代」にわいた2009年の前回は17万6千票で自民候補に8万4千票の大差をつけた。
だが、風向きが変わった。異変を感じた連合京都会長の細田一三は11月下旬に連合首脳からのメールで安藤の追い上げを知り、同月29日に京都入りした民主党幹事長代行の安住淳に耳打ちした。
「山井の情勢が厳しい。地元入りをできるだけ増やしてほしい」。国会対策委員長の山井の地元滞在は当初3日間だったが、8日間に増やした。
新聞が「山井に猛追」と報じた6日の夜。木津川市で安藤が開いた演説会に公明党の市議が初めて姿を見せ、安藤と固く握手した。党推薦は出ていないが、選挙区内で約3万票とされる公明票にも着実に手を伸ばす。党府連幹部は「山井の背中が見えてきた」。
民主、自民の争いに16年前の96年選挙で自民から立った日本維新の会元職の清水が割り込んだ。安藤事務所のはす向かいに事務所を構えた清水は4日夕、JR宇治駅前で、知名度があり比例近畿に立候補している東国原英夫と並んでこう訴えた。
「労組に応援される民主に公務員制度改革はできない。大企業の献金を受ける自民は大企業のために働くしかない」。選挙ポスターには党代表代行の橋下徹の顔を入れた。
共産党新人の上條は26歳の若さを前面に押し出している。党公認候補では全国最年少。原発ゼロと若者の雇用改善を旗頭に掲げ、3党の争いに埋没しまいと躍起になっている。府内最大の有権者約45万人を抱え、大阪にも近い。無党派層が多い新興住宅地で上條はかすれた声で「若者が希望を持って働ける社会にしたい」。=敬称略
【2012年12月9日掲載】
8072
:
チバQ
:2012/12/15(土) 10:58:21
http://www.sanin-chuo.co.jp/tokushu/modules/news/article.php?storyid=536140217
選挙区リポート(1) 島根1区
細田氏 票の伸び悩み懸念 小室氏 支持団体引き締め
前回選より期待感
「民主党政権では先行きが思いやられる」。「政権再交代選挙だ」。細田候補は8日の演説会で、外交や景気悪化、東日本大震災の復興の遅れなどを指摘した。民主党への有権者の失望感を、自民党の得票につなげる戦略だ。
報道各社の世論調査で優位が伝えられる中で、選対の福田正明幹事長は「前回選よりも期待感を感じる」としつつも、「民主党への不満は大きいが、自民党も全面的に信任されているとは思っていない」と分析。投票率の低下に伴う、票の伸び悩みも懸念する。
実際、運動量の低下は否めない。公示直前、松江市議が細田候補の支持を訴えようと訪れた企業で「今回は初めてだ」と声を掛けられた。前回選は下野への危機感から、市議らが率先して企業・団体を回り、訪問先が重複していたのだ。
さらに、ミニ集会の参加者や企業などから、公共事業を増やす党方針に対して「増やさなくてもいい」と指摘があった。陣営は「政策を丁寧に説明していく」と気を引き締める。
政権交代の危機感
小室候補は、自民党への攻撃姿勢を強めている。9日の街頭演説では、各種の世論調査で自民、公明両党が過半数を大きく超えるとの情勢を受け、「自公300議席。本当にそれでいいのか。コンクリートと借金、国防軍、原発推進。おまけが三つついてくる」と、批判のトーンを上げた。
小室陣営の法定ビラ(7万枚)に「安倍政権(細田)になればかつての原発推進に逆戻り」など自民批判を強調。角智子選対事務局長は「政権交代の危機感がある」と話す。
前回選は追い風を受けて比例復活を果たしたが、今回は、支持団体の連合島根幹部の元には、組合員から「マニフェストになかった消費税を上げた」「首相がころころ代わる」と、批判の声が届く。
「組合員に浸透させてくれ」。連合島根の岩田学会長が7日、構成単組の書記局を急きょ回り、組織固めと集会開催を求めた。一定の人数が集まれば小室候補も遊説日程を変更して参加する方針だ。
有権者と直接対話
得票2万票の目標を掲げる吉儀陣営は「現状では届かない」と情勢を厳しく分析。中林隆・党県委員長は「反原発や消費増税中止の機運が高まっているにもかかわらず、自民党の楽勝ムードに世論が流されている」と懸念する。直接有権者と話す機会を毎日設けるなど追い込みを図る。
陣営では環太平洋連携協定(TPP)の反対を訴えるJAと意見交換を実施。松江市内の1店舗で、党名入りの「TPPを断固阻止しよう」とのポスターを掲示された。力を入れる比例票の獲得も含め、政策面で一致できる保守地盤の切り崩しも図る構えだ。
◇
衆院選の審判が迫ってきた。山陰両県では4議席の独占を狙う自民党に対して、民主党や共産党が保守地盤を崩し、議席を獲得できるのか。4小選挙区の終盤の戦いを追った。
8073
:
チバQ
:2012/12/15(土) 10:58:50
http://www.sanin-chuo.co.jp/tokushu/modules/news/article.php?storyid=536141217
選挙区リポート(2) 島根2区
竹下氏 郵政関係者が支援 石田氏 「反自民」層に活路
関係修復の好機
「新たな信頼関係をつくり直す」。出雲市などの郵便局長でつくる「出雲西地区郵便局長会」(堀江俊博会長)は8日、雲南市内での役員会で竹下候補を支援する方針を決めた。
郵政関係者は、2005年衆院選で自民党と決別。郵政民営化阻止を掲げて国民新党を結党した亀井久興元衆院議員を支援し、その後も竹下候補と選挙の度にぶつかってきた。
竹下陣営は、亀井氏が出馬を見送り、自民党の政権復帰の可能性が高まった今回が、関係修復の好機と判断。郵便局長と接触を重ねた竹下陣営の幹部の1人は「(自民への)矛先を収めているという感触はある」と成果を喜んだ。
ただ、報道各社の世論調査で優勢との情報が流れる中、県議や市町村議がローラー作戦した前回選に比べ、組織の動きの鈍さは否めない。支持者カードの活用を見送り、支部からは「票が読めない」との声も上がる。
「盛り上がりは3年前より低い。私の努力が足らない」。9日の決起集会で、竹下候補が支持者に頭を下げ、支持拡大を訴えた。
知名度不足と逆風
運動量は落ちているとはいえ、竹下陣営の厚い保守地盤を崩すのは容易ではない。石田候補は「反自民」で共闘してきた社民党、亀井亜紀子参院議員(島根選挙区)の支持者からの支援に活路を見いだそうと躍起だ。
反自民の対応を崩さない県西部の郵便局長に民主系県議らが直談判。石見部のある郵便局長は「来年には亜紀子さんの選挙もある」と、消極的ながらも支援に動きだした。邑智郡でも郵政関係者を含む活動拠点ができた。
公示後、亀井父子の後援会・亀双会に接触を始めた直後、亜紀子氏の秘書から連合幹部に電話があった。「何かあれば言ってください」。11日夜、津和野町での石田候補の演説会には、亀双会会員や郵便局長も出席した。
ただ、出馬の遅れで運動量は不足。連合島根の支持者カードの集まりは5日現在で目標の1割にとどまり、珍部芳裕選対事務局長は「知名度不足。党への逆風も感じる」と厳しい表情だ。
終盤は地方交付税増額、高校授業料の無償化など民主党政権の成果を訴える構えだ。
原発即時ゼロ前面
向瀬候補は2万票以上を目指し、消費税増税反対、環太平洋連携協定(TPP)参加反対に加え、終盤戦には「原発即時ゼロ」を前面に押し出す戦術だ。
福島第1原発事故を受け、事故時の避難区域が島根原発(松江市鹿島町片句)30キロ圏に広がり、選挙区の一部も含まれた。「安全に避難させられるのか。原発を即時ゼロにするのが責任ある政治」と強調。原発阻止を訴えるポスターも活用し、追い上げを図る。
8074
:
チバQ
:2012/12/15(土) 10:59:11
http://www.sanin-chuo.co.jp/tokushu/modules/news/article.php?storyid=536142217
選挙区リポート(3) 鳥取1区
石破氏 得票率9割目指す 塚田氏 「反自民票」に期待
「石破さんは強いから選挙に行かなくてもいいと言う人がいるが、行ってもらいたい」
11日、石破候補の出身地の鳥取県八頭町。全国遊説で選挙区を空ける本人に代わり、街頭で陣営幹部が放った第一声は、投票所へ行くお願いだった。
追い風に乗る自民党。民主党の不戦敗も相まって、石破候補は報道各社の世論調査で他の追随を許さない。
陣営の目下の敵は楽勝ムード。本人不在に加え、定例議会のため党の自治体議員が姿を見せず、士気は高まっていない。
説明不足への懸念
選対は「党の顔」にふさわしい得票率の積み上げに腐心。鉄永幸紀選対事務総長は「得票率は8割後半、できれば9割」と前回選(61・97%)を大きく上回る数字を掲げ、逆風の前回選でさえ、やらなかった支持者カードの回収を徹底する。
公明党との共闘姿勢もアピール。自民党県議は、比例代表で公明党への投票を初めて支持者に依頼した。支持者から「石破さんは楽勝。選挙協力が必要か」と煙たがられたが、それでも辞を低くした。「今回は数字にこだわりたい」との思いからだ。
陣営は「鳥取初の首相候補」と待望論をあおるが、本人の肉声なくして消費税増税や、交渉参加の可能性を残す環太平洋連携協定(TPP)といった重要政策に理解が得られるか。
石破候補に代わり選挙区内のJA支店を訪ねた山口享選対本部長は「TPPは難しい問題。ちゃんとやらせる」と述べるにとどまった。政策の説明不足への懸念はぬぐえない。
裾野拡大は限定的
別の支店前では、塚田候補がTPP交渉参加反対を力説。「絶対反対は共産党だけ」と表に出てきたJA職員に握手を求められ、気分を良くした。
10日にJR鳥取駅前へ来援した穀田恵二党国対委員長との街頭演説で、塚田候補は鳥取市河原町生まれの農村部出身を強調。聴衆には「投票先が塚田さんしかない」という民主党員も交じり、反自民票獲得に期待を寄せる。
陣営は、共産党の主張と似通っている反原発団体や、鳥取市庁舎建設の住民投票に携わった市民団体からの支持も当て込むが、もともと党支持団体とは言えないだけに裾野の拡大は限定的。
脱原発市民団体「エネルギーの未来を考える会」の山中幸子代表は塚田候補を支持する考えだが、党が重視する比例代表は「議席を獲得できないと死に票になる」と投票先を思案する。新党を含め脱原発を掲げる政党の乱立が、共産党の存在感を弱めている。
井上候補は独自の戦い。
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8075
:
チバQ
:2012/12/15(土) 10:59:42
http://www.sanin-chuo.co.jp/tokushu/modules/news/article.php?storyid=536143217
選挙区リポート(4) 鳥取2区
赤沢氏 徹底した地盤固め 湯原氏 党より個アピール
「これから問われるのは選挙術だ」。選挙戦中盤の9日、米子市内での赤沢候補の個人演説会で、斉木正一選対本部長代行は「油断禁物」を強調した。
報道機関の世論調査で赤沢候補の優勢が伝えられる中、赤沢陣営に「湯原陣営が泣きの電話作戦に入った」との情報が飛び込んだ。選対幹部は「やることが3年前と逆」と回想した。
民主党が攻勢に出た前回選。投票4日前、劣勢の赤沢陣営は電話にかじりついて支持者を泣き落とし、626票差で死闘を制した。
今回は風の向きが正反対。しかし演説会後に「自民党は本当に変わるのか」「投票したら古い政治に戻る」と不満を漏らす党員は少なくなく、前回のような「対民主」の気迫はない。
自民党への高支持率を「期待より消極的選択に近い」と実感した選対は、支援企業や40地域支部に引き締めを要請。13日は境港市内で仕上げの総決起集会を開き、地盤固めを徹底した。
存在感は今ひとつ
「原発の即時廃炉を訴え続けるのは共産党だけ」。福住候補は13日、米子市内の街頭で、選挙区の一部が島根原発(松江市鹿島町片句)から30キロ圏内に入る地域性に着目し、党の原発政策を強調した。
1日15回の街頭演説をこなし、選対は有権者3万5千人への電話作戦も決行。ただ赤沢、湯原両候補の再対決に耳目が集まり、存在感を放っているとは言い難い。岡村英治選対本部長は「妙案はないが、支持が向くよう訴える」と、消費税増税反対など暮らしに密着した政策を訴える方針だ。
離反層呼び戻し全力
湯原候補は12日、南部町内での個人演説会で「地元のことは誰よりも知っている」と力説。これまで時間を割いてきた党の政策を引っ込め、政治理念や米子市議、県議を計20年務めた実績を並べた。
選対の方針で、党より「個」をアピールする作戦に変更した。政策重視の正攻法にこだわる湯原候補は抵抗したが、党の劣勢は、きれい事を言っていられないほど深刻さを増す。
選対幹部も、なりふりかまわぬ応援ぶり。11日の米子市内での個人演説会で、党所属の森雅幹県議は「なんとか比例で復活できるように」と頼み込んだ。選挙区敗北を容認する言い回しに、出席した支持母体・連合鳥取傘下の組合員は「しらける」と気抜けした。
連合鳥取の活動の本格化に伴い、終盤の世論調査では追い上げている。陣営は14日以降、米子市内での街頭演説で、離反した党支持層の呼び戻しに全力投球する。
8076
:
チバQ
:2012/12/15(土) 11:01:13
http://www.chugoku-np.co.jp/senkyo/syuin/12/News/hiroshima/Sh201212110004.html
'12/12/11
【ルポ焦点区】広島5区 民自4度目、同根対決 「宏池会」攻守変え
▽5区(3人)届け出順・敬称略
三谷光男 53 首相補佐官 民 前
寺田稔 54 党県支部長 自 元
尾崎光 60 党地区委員長 共 新
北朝鮮のミサイル発射に備え、地対空誘導弾パトリオット(PAC3)を積んだ輸送艦が3日、海上自衛隊呉基地を沖縄方面へ出発した。その3日後の6日、基地にほど近い呉市の呉中通商店街でマイクを握った広島5区の民主党前職、三谷光男(53)は不況にあえぐ旧軍港市の活性化を誓った。
「私は中通の商店の息子。古里をつくる仕事をさせてください。助けてください」。民主党劣勢との情勢を受け、声をからした。
▽選挙区を奔走
三谷は3度目の挑戦だった2005年の衆院選、重複立候補した比例代表中国ブロックで復活当選し初の議席を得た。09年の前回は5区で初勝利。野田佳彦首相のグループに属し、首相補佐官として政権を支えたと自負する。
一方、地元に帰る機会は大幅に減った。「呉で生まれ育ち、庶民的な人柄を押し出したい」と考える陣営には有権者との接触の少なさが気掛かりだ。
公示後は遅れを取り戻すべく、島や三原市の一部を含む広い選挙区を奔走。連合広島や同級生が中心となり活動を支援する。9日は自転車で呉市を回り、「ばらまき公共事業の自民党でいいのか」と訴えた。
▽決戦向け着々
対する自民党元職の寺田稔(54)は「待ちに待った決戦の時」と意気込む。
三谷との対決は4度目。池田行彦元外相の死去に伴う04年の補欠選挙と05年衆院選は小選挙区で勝利したが、前回は民主党躍進の波にのまれ落選した。いずれも6千〜7千票差。陣営幹部は「郵政解散、政権交代という全国の強風も5区では微風」と引き締める。
浪人中の3年余り、地域を小まめに回ることに徹し、ミニ集会を重ねた。過去3回の衆院選で三谷にリードを許した呉市を最重点地区に、JR呉駅前などで街頭演説を繰り返し、団地が集積する焼山地区に事務所を設けた。決戦への布石を打ってきた。
地元の有力企業や県議、市議の多くが支援に回り、医師連盟や農業団体などの推薦は150を超す。9日、安浦地区での演説会で寺田は「民主党は政権を取れば17兆円が出てくると言ったが大うそだった」と攻勢を強めた。
民主、自民両党に分かれて競い合う2人だが、政党対決で割り切れない構図も絡む。
寺田は広島市西区出身だが、保守本流と称される自民党派閥の宏池会を創設した池田勇人元首相の孫娘と結婚し、地盤を受け継ぐ。一方、三谷は宏池会を引き継いだ宮沢喜一元首相たちの秘書を長年務めた。与野党で攻守が逆転した今回も同根対決の色彩を帯びる。
共産党新人の尾崎光(60)は消費税増税に反対するなど独自性を印象付ける。環太平洋連携協定(TPP)の交渉参加にも強く異議を唱え、農業団体など自民党支持層の切り崩しを狙う。=敬称略(衆院選取材班)
8077
:
チバQ
:2012/12/15(土) 11:01:33
http://www.chugoku-np.co.jp/senkyo/syuin/12/News/hiroshima/Sh201212130001.html
'12/12/13
【ルポ焦点区】広島4区 与党や世襲で逆風警戒 民・自とも人物強調
▽4区(3人)届け出順・敬称略
中石仁 50 党県委員 共 新
空本誠喜 48 党県副代表 民 前
中川俊直 42 党県支部長 自 新
広島4区の民主党前職、空本誠喜(48)の陣営は、4日の出陣式の案内を約1万通発送した。封筒の表には「衆議院議員 空本誠喜」のシール。はがすと、「民主党」の文字とロゴマークがのぞく。
空本は「名前を目立たせただけ」とするが、陣営幹部は「この逆風で民主党は出しづらい。党名で票が集まった前回と状況が違う」と明かす。
2009年の前回衆院選は、政権交代に期待する民意が巻き起こした「風」に乗った。自民党元幹事長の中川秀直(68)のぶ厚い壁を突き崩し、3度目の挑戦で初当選。今回は民主党政権への失望感から生じた「逆風」を肌身で感じる。「空本個人で勝負するしかない」。そう覚悟を決めている。
演説会では、農家への戸別所得補償制度の導入や国道2号東広島バイパスの整備などの実績を訴える。東広島市で9日あった演説会では約20分の演説中、「民主党」とはひと言も発しなかった。党幹部の来援も依頼していない。
「火消し」に躍起なのは空本だけではない。
秀直の次男で自民党新人の中川俊直(42)の陣営は、世襲批判を警戒する。野田佳彦首相が自民党への対抗軸の一つとして「脱世襲」を打ち出したからだ。
秀直の義父の故俊思も衆院議員。中川は3世候補となる。「新人で批判もあるが、郷土の皆さんに育ててほしい」。5日夜、かつて秀直が拠点とし、俊思の胸像を飾った東広島市の後援会事務所で、来場者に頭を下げた。
秀直は9月末、議員引退を表明。中川は党広島県連の公募に応じ4区支部長に就いた。同年代の仲間と新たに後援会も設立した。
父子はしかし、前回衆院選前に「世襲はしない」と発言。自民党も世襲制限を公約に掲げた。陣営が批判に敏感なのはこうした経緯もある。
後援会幹部を集めた選対会議では「世襲候補について」と題する文書が配られた。小泉純一郎元首相の次男で、人気が高い進次郎前衆院議員を引き合いに「優秀な政治家が生まれ、世襲に対する考えも変化してきた」とする内容だ。
一方で、中川を支援する県議や市議は「父の秘書を務め、国とのパイプは太い」と持ち上げ、「即戦力」を強調する。
ただ空本は世襲批判を前面に出さない。陣営幹部は「本人が批判するとイメージが低下する」と説明。後援会幹部たちが応援演説で「3代続けば家業。一部の権力者の政治をするのか」と批判する。
共産党新人の中石仁(50)は「民主党政治も自民党政治もうり二つだ。本物の改革で勝ちきる時」と訴える。=敬称略(衆院選取材班)
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:
チバQ
:2012/12/15(土) 11:02:00
http://www.chugoku-np.co.jp/senkyo/syuin/12/News/hiroshima/Sh201212140001.html
'12/12/14
【ルポ焦点区】<8>広島2区 民自対決、攻守が逆転 「最重点」大物ら来援
▽2区(4人)届け出順・敬称略
中森辰一60 党県委員 共 新
松本大輔41 文科副大臣 民 前
平口洋64 党県支部長 自 元
辻康裕43 党県支部長 維 新
4選を狙う民主党前職の松本大輔(41)と、返り咲きを目指す自民党元職の平口洋(64)。対決は今回で4度目となる。2人の歩みは、この10年の政治状況の縮図のようでもある。
「一番変わったのは税金の使い方だ。不要不急の公共事業をやめて、教育や子育ての予算を増やした」。文部科学副大臣として野田政権を支える松本は13日夜、大竹市で開いた演説会で、政権交代の成果を支持者に訴えた。
同じころ、平口は広島市西区で演説会に臨んだ。「今、うそつきは政治家の始まり、と言われる。国民は腹を立てている」。2009年の前回衆院選のマニフェスト(政権公約)の実現率が3割にとどまった民主党を当てこすった。
03年に初挑戦
ともに03年、衆院選に初挑戦。平口が無所属の会から立候補するなど、自民党勢力が3分裂した。その間隙(かんげき)をついて抜け出したのが松本だった。民主党が広島県内の小選挙区で初めて獲得した議席。「自民王国」にくさびを打ち込んだ。
05年の「郵政選挙」は平口が初勝利。敗れた松本は比例中国ブロック(定数11)で復活当選した。09年の「政権選択選挙」では松本が議席を奪還。平口はバッジを失った。
民主、自民、公明の3党で合意した社会保障と税の一体改革をめぐっても、2人の訴えは対照的だ。
松本は、テレビ番組で消費税増税の賛否を明言しなかった自民党総裁の安倍晋三を「覚悟が決まらず、ぶれている」と批判。「次の世代に借金を残し続ける政治から転換を」と一体改革の意義を主張する。
対する平口は「今の景気では、消費税率はとてもじゃないが上げられない」と3党合意から距離を置き、景気対策優先を訴える。
その時々の「風」で勝敗がオセロのように入れ替わる広島2区。民主、自民両党ともに「最重点区」と位置付ける。民主党は副総理の岡田克也や国家戦略相の前原誠司、自民党は幹事長の石破茂が応援に入り、マイクを握った。
6日前に表明
そこに割って入ろうと、日本維新の会新人の辻康裕(43)は公示6日前に立候補を表明した。「民主党にはがっかり、自民党にはうんざり」(陣営幹部)という有権者の受け皿を狙う。街頭演説を重ね、「しがらみのない維新だからこそ大改革ができる」と訴える。
辻の立候補が「どちらかといえば松本に不利」との見方は、松本と平口の両陣営に共通する。広島の「民主の灯」が揺れる。
共産党新人の中森辰一(60)は、消費税増税反対など党の政策を前面に打ち出す。広島市議を連続4期務めた実績もアピールする。=敬称略(衆院選取材班)
8079
:
チバQ
:2012/12/15(土) 11:02:31
http://www.chugoku-np.co.jp/senkyo/syuin/12/News/okayama/So201212140001.html
'12/12/14
2・4区で競り合い続く 民・自幹部が相次ぎ来援
衆院選岡山2、4区では、民主、自民の二大政党による激しい競り合いが続く。両小選挙区とも過去2回は民主党前職が勝利。今回、党への逆風にあらがう前職に対し、自民党の新人と元職が攻勢を強める。両党幹部の来援も相次ぎ、最終盤の攻防が勝敗の鍵を握る状況となっている。
「この選挙区から日本を変えよう」。13日、岡山市中区のショッピングセンター前で、岡山2区の自民党新人、山下貴司氏(47)と並んでマイクを握った安倍晋三総裁が語気を強めた。
危機感を前面
5時間後、同じ場所に立ったのは民主党の蓮舫国民運動委員長。同党前職の津村啓介氏(41)の応援に駆け付け「どうぞ皆さんの力で勝たせてほしい」と、危機感を前面に出して声をからした。
日本銀行出身の津村氏は2003年の衆院選で自民党の立候補者に敗れたものの、比例代表中国ブロックで復活当選。05年の「郵政選挙」で初勝利すると、09年の「政権交代選挙」は自身最多の約10万2千票を獲得し、3選を決めた。
初挑戦以来、地域を歩き、対話を重ねる姿勢を貫く。江田五月元参院議長(参院岡山)や連合岡山の支援を受け、「嫌われる政策も正面から訴える」と消費税増税の必要性を丁寧に説明する。
一方、法務官僚だった山下氏。民主党の政権運営に疑問を感じて退職し、自民党岡山県連の公募で昨年、立候補予定者に選ばれた。高校の同窓生や党所属の県議たちの協力を得て地区ごとの後援会づくりに力を入れてきた。
選挙戦では街頭演説のポイントごとに支持者を動員。推薦を受ける企業前での演説にも力を入れる。「古里を元気にする」と防災対策などの公共事業による景気回復を訴え、握手を繰り返す。
この激戦区に、民主党は前原誠司国家戦略担当相や細野豪志政調会長が来援。自民党も石破茂幹事長や谷垣禎一前総裁が入る。
父の地盤継ぐ
この両党幹部がセットで立ち寄るのが岡山4区。3度目の対決となる民主党前職の柚木道義氏(40)と自民党元職の橋本岳氏(38)が火花を散らす。倉敷市議を辞職して立候補した日本維新の会新人の赤沢幹温氏(51)も参入し、情勢は混沌(こんとん)としている。
社会保障問題に明るい柚木氏は、自民党の支持基盤だった医療関係者に浸透。水島コンビナートの労働組合の支援も受ける。「政党でなく私個人を評価してほしい」。逆風をはね返そうと懸命だ。
父の龍太郎元首相の後援会を引き継いだ橋本氏は「負ければ次はない」と危機感を出す。演説会には母の久美子さん(71)が出席。龍太郎氏からの支援者をつなぎ留める。
赤沢氏は所属していた市議会最大会派の支援を得て、無党派層の獲得や自民党支持層の切り崩しを図る。
岡山2区には共産党新人の井上素子氏(65)、岡山4区には共産党新人の須増伸子氏(46)が立候補。ともに街頭演説を繰り返し、消費税増税反対や原子力発電所の即時廃止を訴える。(衆院選取材班)
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