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Airline & Airport(航空会社・航空路線・空港)スレ

7549OS5:2025/01/24(金) 10:53:01
https://news.yahoo.co.jp/articles/ceeaab97473eb9272e0b001d1d2bdc47fc93a358
驚愕の新航空路線「熊本〜カナダのあんま聞かない都市」誕生か!? 開設検討なぜ? 2つの“背景”とは
1/24(金) 8:12配信
乗りものニュース
カナダでも「バンクーバー」とかじゃない!
熊本空港(画像:熊本国際空港)。

 近い将来、驚くべき新路線が実現するかもしれません。熊本県の現地メディアは2025年1月、同県などが熊本空港とカナダを結ぶ新路線の開設にむけ、検討を進めていると報じました。しかもカナダ国内の就航先は、国内空港からの直行便があるバンクーバーやトロントではなく、西部の都市「エドモントン」です。なぜこのような路線が検討されているのでしょうか。

 筆者は、この新路線が開設されるのには2つの理由があると分析しています。

 今回の熊本〜エドモントン線は、エドモントン空港を運営する公団から熊本県に打診があったことから検討が進められたといいます。もし実現すれば、熊本空港と北米を結ぶ初の航空路線です。

 熊本県では2021年に世界最大手の半導体受託製造社・台湾積体電路製造(TSMC)が進出を発表し、同社関連会社の第1工場が2024年12月に稼働し大きな話題となりました。

 そのようななかエドモントン側からの打診があったのは、2023年とのことです。同都市のあるアルバータ州は多くのテクノロジー企業が重要拠点を置き、航空宇宙産業やハイテク産業なども盛んな場所とされています。

 エドモントン国際空港側は、こうした空港周辺の似た産業環境を背景に、さらなる活性化へ布石を打とうと、路線開設の打診をしたといえます。いわば、「半導体」「ハイテク産業」が結びつけたこの路線は、2027年ごろの定期便就航を念頭に置いているといいます。

 とはいえ、国内の地方都市と日本でなじみのない海外の都市を結ぶ旅客機は、搭乗率を上げなければ採算に問題が出る可能性があります。具体的に、どのように路線計画を立てると見込まれるのでしょうか。

実は「旅客機の進化」も関係していた?
エア・カナダのボーイング787(乗りものニュース編集部撮影)。

 そこで、注目されるのが長距離国際線を飛ぶことができる中型機です。

 熊本〜エドモントン線は調整段階なので、どの航空会社がどの機材で就航するか明らかになっていません。しかし、カナダ側からの打診ならカナダのフラッグ・キャリア(その国を代表する航空会社)である、エア・カナダが就航する可能性はあるでしょう。

 エア・カナダは中型旅客機ボーイング787を主力機として使っています。公式サイトによると、現在運用されている787-8、787-9ともに200人台後半の乗客を乗せることができる一方で、1万5000km程度飛べる長い航続距離を持っています。

 空港運営者が路線を開設したい場合は航空会社も巻き込んだ準備がなければ、相手に打診はできません。それゆえに、787で路線が開設された場合は、「半導体」と合わせて、影の存在にこうした「航続距離が長いものの、超大型ではない旅客機の存在」があるといえるでしょう。

 こうした都市間を結ぶ便はかつて「ポイント・トゥー・ポイント」と呼ばれ、エアバスが超大型機A380の開発を構想していた頃に、ボーイングが対抗手段として主張していていたものです。

 熊本〜エドモントン線が開設されたなら、その意味では、ボーイングの“読み”が一歩先を行っていたことを証明しています。

 ただし、エアバスもその後、150席級ながら長距離を飛べるユニークなコンセプトを持つ新型機「A321XLR」を2024年に就航させました。A321XLRの航続距離は約8700kmで、787-9に及ばないものの、国際線用の機材として十分な距離を飛ぶことができます。

 それだけに、半導体で話題にのぼり、新たな航空路線の開設へと動きを見せる熊本空港を例に挙げれば、今後こうした旅客機の一般化により、一見需要がなさそうなチャレンジングな長距離国際線が、今後も国内で開設される可能性はあるかも知れません。

加賀幸雄(旅行ライター)

7550OS5:2025/01/27(月) 11:51:24
https://www.asahi.com/articles/AST1V2TC0T1VULFA002M.html
成田「第2の開港」できるか 地上業務は人手不足、管制官増員も必要
有料記事

小林誠一 大和田武士 増山祐史2025年1月26日 19時00分
 成田空港(千葉県)の年間発着枠の上限が10月に30万回から34万回に引き上げられる。訪日外国人など増加する航空需要の取り込みに向け、2029年には3本目の滑走路を新設し、将来的には年間50万回を目指す。ただ、成田が「第2の開港」を果たすまでには多くの課題が残る。

 「アジアの空港競争に打ち勝っていくために、周辺地域の発展のためにも必要不可欠だ」

 24日に千葉県庁で開かれた国土交通省、成田国際空港会社(NAA)、県、周辺9市町による四者協議会。国やNAAが示した34万回への引き上げ方針が了承されると、熊谷俊人・千葉県知事はこう語った。

写真・図版
四者協議会に臨む(前列左から)NAA社長、県知事、国交省航空局長、成田市長=2025年1月24日、千葉県庁、小林誠一撮影
 発着枠の拡大は10年に30万回への引き上げが決まって以来。訪日外国人の増加で、発着数の需要は26年にも30万回を超える可能性が出てきたためだ。そのため、いまの施設で実現できる上限の34万回まで引き上げる。1日平均の発着数は19年の724回から、単純計算で900回超となる見通しだ。

 世界のなかでの成田の競争力の低下は著しい。00年に世界8位(2660万人)だった国際線旅客数は、19年には18位(3670万人)まで下げた。仁川(韓国)、桃園(台湾)などアジアの空港に追い抜かれた。

7551OS5:2025/01/29(水) 08:06:02
https://news.yahoo.co.jp/articles/d39c00aa3f3e3d8c5e658c8fd029a0df8b3682e4
韓国・釜山の空港でLCCの旅客機から出火、176人全員が脱出…離陸前に機体後部から火か
1/29(水) 0:55配信


読売新聞オンライン
28日、韓国・釜山で、出火したエアプサン機の消火活動を行う消防隊員ら=聯合ロイター

 【ソウル=依田和彩】韓国南部・釜山(プサン)の金海(キメ)国際空港で28日午後10時25分頃、釜山発香港行きの韓国の格安航空会社(LCC)エアプサンの旅客機から出火した。消防によると、乗客169人と乗員7人の計176人は全員脱出したが、3人が脱出時に軽傷を負った。火は約1時間後に消し止められた。

【写真】韓国のLCCでは先月も旅客機が炎上した

 旅客機が離陸前に駐機場で待機していたところ、機体後部から出火したとみられる。聯合ニュースによると、火災が発生した旅客機はエアバスA321型機だった。

 韓国では昨年12月29日、南西部の務安(ムアン)国際空港でチェジュ航空の旅客機が着陸に失敗し、乗客と乗員計181人のうち179人が死亡する事故が発生していた。

7552OS5:2025/02/06(木) 08:00:03
https://news.yahoo.co.jp/articles/4703b249bee487abb60ad65fbe649f29333ce1ac
国際線拡充、羽田と成田に次ぐ関東の玄関口へ 茨城空港の新ビジョン
2/6(木) 7:00配信


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朝日新聞
茨城空港=2024年12月24日、茨城県小美玉市の茨城空港、富永鈴香撮影

 茨城空港(茨城県小美玉市)の方向性を示す「将来ビジョン」案が5日、明らかになった。アジアや欧米に就航先を拡大し、羽田・成田とともに「関東圏三つ目」の空港として、国内・国際線の需要に対応する空港をめざすことが盛り込まれた。

【写真】青空の広がる茨城空港 アジアや欧米への新路線開拓が検討されている

 有識者らで構成される「茨城空港のあり方検討会」がこの日、茨城県庁で開かれ、県がビジョン案を示した。現状の中国・上海、韓国・清州、台湾などの近距離の路線に加えてシンガポールやベトナム、タイといったアジア圏や欧米への就航も視野に入れる。

 路線拡大に伴って旅客数が増加した場合に対応するため、空港機能の強化を図る。

■「1時間に8便」の誘導路も

 ハード面では、滑走路につながる誘導路の整備と駐機場の拡張、混雑が問題となっているターミナルビルの拡充が必要とした。

 誘導路を新たに作ることで、出発機と到着機の動線を分けて遅延を減らしたり、次に着陸する機体が上空で待機する時間を短縮したりできる。現在、1時間に最大2便の離着陸が可能だが、誘導路ができれば1時間に8便以上の離着陸が可能になるという。

 また、保安検査場や待合室、手荷物受取所を増設したり、駐車場を立体化したりすることで、利便性の向上も図る。

朝日新聞社

7553OS5:2025/02/15(土) 23:57:39
https://news.yahoo.co.jp/articles/d00d272dce7df0409204be4d86b6b1c949385f1c
中部空港、国際線復活が鍵 開港20年、コロナで旅客減
2/15(土) 15:37配信

共同通信
愛知県常滑市の中部国際空港=14日(共同通信社ヘリから)

 中部国際空港が2005年に開港してから、17日で20周年を迎える。紆余曲折を経て19年度に過去最高を記録した直後、新型コロナ禍で激減した旅客数は回復途上にある。復活の鍵を握るのは戻りの鈍い国際線だ。他の主要空港から出遅れたインバウンドの取り込みを狙い、中部地域の魅力発信や滑走路の増設に取り組む。



 開港の翌年度に1235万人だった旅客数は、新型インフルエンザの流行や東日本大震災の影響で11年度に889万人に落ち込んだ。その後はLCCの就航や増便などで客足を伸ばし、19年度は最多の1260万人が利用。愛知県が19年に開業した空港直結型の国際展示場も後押しとなった。

 コロナ禍では一転して国際線の旅客便が一時0となり、20年度は201万人に減少。コロナ収束に伴い最近の国内線旅客数は元の水準に戻りつつあるが、国際線は3割減ほどの不振が続く。多い時は世界の42都市を週486便が結んだコロナ禍前に及ばず、今年2月1日時点は27都市の週341便にとどまる。旅客数が回復している成田、関西両空港とは対照的だ。

7554OS5:2025/02/16(日) 22:23:03
https://www.kobe-np.co.jp/news/society/202502/0018656496.shtml
神戸空港開港から丸19年、感謝の横断幕 搭乗客数は5千万人超 国際チャーター便、4月から運航へ
2025/2/16 18:03
 神戸空港(神戸市中央区)が16日、2006年の開港から丸19年を迎えた。空港の駐機場では節目を記念し、運航している航空会社5社や、空港を運営する関西エアポート神戸の社員らが横断幕を広げて出発便を見送り、搭乗客への感謝を伝えた。同空港は24年の旅客数が過去最多の約358万人を記録。4月には新たに韓国、中国、台湾との間を結ぶ国際チャーター便が就航する。

 神戸空港は神戸市が設置管理者で、18年からは関西エアポートグループが関西、大阪(伊丹)の両空港と一体的に運用している。現行ダイヤでは羽田、那覇、新千歳、長崎、茨城などを結ぶ11路線で1日37往復の定期便が運航されている。

 開港後長らく、関空への配慮から発着枠が1日60回に制限されていたが、19年の規制緩和で同80回に拡大。新型コロナウイルス禍からの回復も早く、今月10日には開港以来の搭乗客数が5千万人に達した。

 16日、ターミナルビル4階のデッキで離着陸する航空機を眺めていた明石市の男性(73)は「札幌や沖縄などに行く時に便利。神戸に空港があって良かった」と話していた。

 4月18日には現ターミナルビルの西側に第2ターミナルビルが開業し、国際チャーター便が就航する。韓国、中国、台湾との間を結ぶ5路線で週に計40往復の運航が計画されている。また3月30日からは国内線の発着枠が1日120回に拡大される。(大島光貴、長沢伸一)

7555OS5:2025/02/26(水) 13:30:56
https://news.yahoo.co.jp/articles/e4d0d7be3c14cd77e482eb4255ddcb94c5a8ce11
「日本一の過密空港」で新滑走路の準備大詰め…2本に増えても、離着陸処理能力は2倍にならず
2/25(火) 15:30配信

読売新聞オンライン
2本運用で新たなリスクも
福岡空港の2本目滑走路では、作業員が路面に線を描くための測量作業などを行っていた(17日夜、福岡市博多区で)=長野浩一撮影

 国土交通省が、福岡空港(福岡市博多区)で整備を進めてきた3月20日の2本目滑走路の供用開始まで1か月を切った。国交省は現在、滑走路に進行方向などを示す目印を描いたり、灯火を設置したりといった最終的な仕上げの工事を進めている。一方、狭い空港の敷地(約350ヘクタール)で2本の滑走路を運用することから、新たなリスクが生じるとの指摘もあり、航空機が滑走路に誤進入するなどの事故を防ぐため、管制官の訓練も行われている。(梅野健吾、中尾健)

 福岡空港の「門限」となっている午後10時を過ぎた今月17日深夜、国交省九州地方整備局博多港湾・空港整備事務所の案内で、2本目の滑走路エリアを取材した。現場では、滑走路に接続する誘導路の中心線を描くための測量作業などが少人数で行われていた。

 多くの重機や作業員が行き交って土木工事などが行われていた昨年秋までの熱気は消え、代わりに整然と舗装された滑走路が存在感を放っていた。同事務所によると、滑走路や誘導路などに目印を描く作業は供用開始直前まで継続する。

2本目の滑走路(左)の供用開始が迫る福岡空港(13日、福岡市で、読売機から)=大金史典撮影

 3月2日には福岡市内のホテルで、国交省などが主催する供用を目前に控えた式典が開かれる。国交省が実施していた飛行検査はすでに終了したという。

 福岡空港は、九州や中国地方西部の国際拠点空港としての役割を担うが、滑走路は1本(長さ2800メートル、幅60メートル)しかなく、「日本一の過密空港」と言われる。国交省は混雑緩和などを目的に、現滑走路の西側(国際線ターミナル側)に、2本目の滑走路(長さ2500メートル、幅60メートル)の整備を決め、2015年度に事業着手した。事業費は約1643億円。

 一方、滑走路の間隔が210メートルしかなく、航空機が同時に離着陸することはできない。このため、滑走路処理能力は2倍になるわけではなく、「1時間あたり38回」から「同40回」への2回増にとどまる。国交省は、航空機の進入経路変更などで45回まで増やせるとしているが、新たに航空機が上空を飛ぶ自治体の理解を得る必要がある。

 また、45回に増えたとしても抜本的な容量拡大にはならないため、地元経済界の一部には「24時間使える海上の新空港建設を目指すべきだ」との声もある。

 2本目滑走路の供用開始に向け、航空機の誘導などを行う管制業務も、安全な運用に向けた取り組みが進められている。

 国交省は2本目の整備に合わせて、国際線ターミナル側に国内2番目の高さとなる94・2メートルの新管制塔を建設し、昨年12月から業務を開始した。国内線ターミナル側にあった以前の管制塔は31・4メートルだったが、滑走路や誘導路の増設で見渡す範囲が広がることから、空港全体を見ることができる高さを確保した。業務にあたる管制官も7人程度から10人程度に増やした。

 2本目滑走路は運用開始後、原則として国際線の離陸用に使用される予定で、離着陸時の航空機の動線も変わる。国交省によると、管制官は運用開始に備え、シミュレーターなどを使って新たな動線を想定した訓練も重ねている。

 昨年1月には、羽田空港で民間機と海上保安庁の航空機が衝突する事故も起きており、滑走路への誤進入などは重大事故につながる可能性がある。国交省は「安全で円滑な管制業務の提供に努めていく」としている。

 元主任航空管制官の田中秀和(ひでたか)氏は「福岡空港は1本の滑走路に集中していた離着陸が分散される点では安全につながるだろう。一方、新たなリスクとして、国際線の着陸機が新たな滑走路を横断しなければならないほか、操縦士が左右の滑走路を誤認する可能性なども考えられる」と指摘する。

 そのうえで、「他空港での経験を生かし、想定される危険因子を事前に抽出して航空会社との情報共有や対策の徹底を図ることが重要だ。国際線が多い福岡空港では毎日往来していない路線もあるので、全ての操縦士に対策を浸透させることも大事だ」と話している。

7556OS5:2025/02/27(木) 16:02:41
https://news.yahoo.co.jp/articles/56560d802d745a730cb06cbd12df034666080925
トキエア、3月30日から新潟―仙台を運休 搭乗率低迷、夏休み期間中のみ限定運航
2/27(木) 14:45配信
産経新聞
歓迎の放水を受けながら、新潟空港に到着したトキエア仙台線の初便=令和6年4月、新潟市東区(本田賢一撮影)

新潟空港を拠点にする格安航空会社(LCC)「トキエア」(本社・新潟市)は27日、新潟-仙台線を3月30日から期限を設けずに運休すると発表した。平均搭乗率(昨年4月末〜12月末)が約3割と伸び悩み、需要の回復が見込めないため。搭乗率が比較的高い夏休み期間中(7月26日〜8月31日)は期間限定で運航する。

仙台線は昨年4月26日に就航。火、水、木曜日を除く週4日、一日2往復4便を運航している。同社は「就航1年後に搭乗率7割を見込める状態を目指して運航してきたが、目標の達成は難しいと判断した」と説明している。

7月の平均搭乗率が46%と最も高いことから、今年の夏休み期間中は期間限定で運航する。

同社は、昨年1月に札幌線(丘珠空港)、同9月に名古屋線(中部国際空港)に就航。仙台線を含めて3路線に就航している。

平均搭乗率は、札幌線が約6割、名古屋線が約5割となっており、仙台線の低迷ぶりが目立っていた。

7557OS5:2025/02/27(木) 17:40:30
https://news.yahoo.co.jp/articles/215fb3c25ca36485fb1383c9b8cacb855a61cc6b
中部国際空港開港20周年「セントレアの航跡」<1> 地元と民間協調の玄関口 訪日観光ブーム追い風に
2/27(木) 17:02配信

読売新聞オンライン
常滑沖に作られた中部国際空港(写真、中部国際空港会社提供)

 中部国際空港(セントレア)は17日に開港20周年を迎える。地元からの強い要請に基づき新設された国際空港は、24時間運用可能で先進的な海上空港としてデビューした。地元住民の空の玄関口として定着したセントレアの歩みを振り返り、課題を考える。

■「30年に2000万人級」
空港の現況と展望について語る、中部国際空港会社の犬塚力社長

「将来に向けてさらなる成長を目指していきます」

 20周年記念に先だち、12日に開かれた記者会見で、中部国際空港会社の犬塚力社長はこう力説した。

 首都圏、関西圏に次ぐ経済規模を誇る中部圏を代表する空港として、2005年に開催された愛・地球博(愛知万博)に合わせて華々しくオープンした中部国際空港。リーマン・ショックやコロナ禍を経て航空需要は伸び悩んでいるが、訪日客を取り込み飛躍を狙う。

 犬塚社長は「2030年には日本の主要な国際空港として航空旅客2000万人級を達成することが目標」と述べ、受け入れ態勢の整備に意欲を示した。

■国は消極的姿勢
セントレア航空機年間発着回数の推移

 中部圏に新たな空港を求める動きは50年以上前からあった。中部国際空港の記録によると、最初に公になった新空港構想は1969年に中部経済連合会が発表した「大規模国際貨物空港構想」だ。構想はオイルショックなどもあり、進展しなかった。

 その後も新空港を求める動きは浮かんでは消えていく。大きな壁となったのが、国の新空港に対する消極的な動きだ。

 戦後、最初の空港新設事例と言われるのが78年5月開港の成田空港だ。しかし、国は段取りを誤り、予定地住民の反対運動を引き起こした。調整は難航を極め、開港は遅れに遅れた。

 関西国際空港は立地を巡り混乱した。騒音問題などに配慮し、最終的に泉州沖5キロの海上の空港島に決まり、埋め立てに予想をはるかに上回る予算がかかってしまった。

 愛知県の大村秀章知事は「(国は中部の新空港について)消極的な姿勢だった。そのため中部の新空港は地元や民間が主体となって計画を立て、推進力となって作り上げた」と振り返る。

■開港前倒し
 岐阜大学の加藤義人客員教授は「空港関係の国の調査費などの予算がついても、なかなか実現しない我慢の時代が続いた」と話す。

 ただ、当時の名古屋空港(小牧空港)は民有地に囲まれて拡張性に乏しく、拡大する需要に応じきれないとの見方が強まっていった。85年に空港に関する情報収集を担う「中部空港調査会」が東海3県と名古屋市などによって設立され、90年に「中部新国際空港基本構想」を公表した。

 96年に始まった第7次空港整備5か年計画では中部圏の新空港について「総合的な調査検討を進め早期に結論を得た上、その事業の推進を図る」と明記され、待望のゴーサインが出た。

 民間運営空港に期待されたのは、空港機能の強化、利便性の向上、航空需要拡大、地域経済の活性化などだ。空港建設当初の総事業費は7680億円を見込んだが、最終的に5950億円と23%ほど圧縮し、開港も愛知万博に合わせて1か月前倒しするなど中部圏の民間の力を見せつけた。

■需要伸び悩み
 開港当初は愛知万博開幕の相乗効果もあり、2005〜07年度の発着回数が10万回を超え、順調な滑り出しとなった。空港内の展望風呂や飲食店に長い行列が出来るなど、地域の熱い注目を集めた。

 しかし、活況は長く続かなかった。08年のリーマン・ショックを経て、需要が減退し、発着回数の10万回割れが8年間続く。訪日ブームで16年度に10万回を超えるが、コロナ禍で再び割り込んだ。中部国際空港の抱える大きな課題が、この航空需要の伸び悩みだ。

 開港20周年となる25年は、転機の年になりそうだ。25年度に代替滑走路の建設が本格化し、27年度に供用が始まる。25年度の発着回数は6年ぶりに10万回を超えそうで、過去最高(11万2000回)に迫りうる。

 人口減少、高齢化と国内だけをみても旅客増は見込みにくい。今の円安と訪日観光ブームは絶好の好機で、愛知県や地元財界は全面的に空港振興を後押しする構えだ。

「なぞの旅人」の拠点
なぞの旅人 フー

セントレアのキャラクター「なぞの旅人 フー」。空港のイベントなどで姿を現す。世界中を旅して、旅を愛しているという。空港を活動拠点としていることから地元の愛知県常滑市が住民票を授与するという提案もあったが、旅人との設定から、辞退したという逸話が残されている。フーには仲間がいて、「セントレアフレンズ」として親しまれている。

7558OS5:2025/02/27(木) 17:40:58
https://news.yahoo.co.jp/articles/24634f915d82580e3863864e20402a1f3b7d0b4d
中部国際空港開港20周年「セントレアの航跡」<2> 代替滑走路 24時間運用の要 貨物・LCC拡大に期待
2/27(木) 17:01配信


読売新聞オンライン
未明の短時間に滑走路を閉鎖して、空港設備の点検・補修を行う作業員(2日、中部国際空港で)=尾賀聡撮影

 新年度から中部国際空港で「代替滑走路」の工事が本格化する。24時間運用可能な海上空港の潜在力を発揮するために必要不可欠とされる事業で、関係者の期待は大きい。

■2本目27年度中に
中部国際空港開港20周年式典後、記者の質問に答える犬塚社長(17日、中部国際空港で)

中部国際空港会社の犬塚力社長は17日の開港20周年式典後、国土交通省から代替滑走路の着工に伴う施設変更が許可されたことを言葉を弾ませて明らかにした。中部国際空港は2027年度中にも2本の滑走路をもつ空港として動き出す。

 許可に先立ち、国交省は24年2月、中部国際空港設置管理法に定められた基本計画を改定し、滑走路の数を「1本」から「2本」へ変更している。

 中部国際空港は開港以来、1本の滑走路で運営されてきた。2本がフル稼働すれば、現在よりも発着回数の能力が2割拡大するが、こんな疑問の声もある。

 「本当に2本目は必要なのか」

 こうした疑問に、犬塚社長は30年の旅客需要を見据え、「なかったらダメという局面が必ず来る」と話す。

■発着回数伸び悩み
代替滑走路の構想

 疑問の声の背景に発着回数の伸び悩みがある。開港後の05年度から3年間は総発着回数で年10万回を上回ったが、リーマン・ショックで割り込んだ。05年度から24年度までの平均発着回数は年約9万回だ。

 滑走路1本の年間発着回数の上限値は15万回とも言われる。中部国際空港の開港以来、10万回を超えたのは7年だけだ。一方、25年3月に2本目滑走路の供用開始となる福岡空港の23年度の発着回数は約18万5000回だ。

 当初、中部国際空港も10万回をクリアした上で2本目を目指す筋書きだった。しかし、コロナ禍で達成の先行きが見えなくなり、現滑走路を大規模修繕で閉鎖する際に用いられる「代替滑走路」という言葉を用い、意義づけを転換させた。

■非常時の機能強化
 同空港の事業評価監視委員会委員を務める愛知教育大学の紀村真一郎講師は「非常時などで首都圏や関西圏が機能しなくなった時の補完機能『リダンダンシー』が求められ、この観点から2本目が必要な空港と位置づけられている」と話す。

 実際、18年9月に関西国際空港が台風で被災して機能停止に陥った際、中部国際空港で航空機を受け入れた。関西空港から流れてきた訪日客や貨物で、中部空港がフル稼働となった。

 現在は既存の滑走路で小規模な修繕をするたびに深夜や未明の数時間、滑走路を閉鎖している。代替滑走路の最大の役割は、本滑走路を閉鎖して大規模修繕をする際、24時間運用できるようにすることだ。

 2本の滑走路で24時間運用できると、夜間の時間帯で貨物機の発着を拡大できる。深夜早朝の離着陸が多い格安航空会社(LCC)も就航しやすくなり、空港として強みが増す。

■旅客増への課題
 岐阜大学の竹内伝史・名誉教授は「空港の信頼性が高まり、エアラインの誘致拡大につながる」と述べる。非常事態に陥っても2本の滑走路を臨機応変に用いて空港を閉鎖せずに機能を維持できれば、航空会社も安心して利用できる。

 ただ、いくら整備されても旅客機が就航するかどうかは最終的に旅客需要にかかっている。中部国際空港の離着陸低迷の要因の一つが「中部に訪れたい」と思う観光客が少ないためだ。

 経済界を中心に、代替滑走路の後は埋め立て工事をして発着能力の高い滑走路をつくろうといった意見があるが、就航数の確保という問題は避けて通れない。

 空港業務の経験のある三重県の一見勝之知事は「要するに後背地の力次第だ」と話す。中部国際空港の周辺地域で、吸引力をもつ観光資源が重要になる。

「幻の4番線」
中部国際空港駅の「幻の4番ホーム」

 名古屋鉄道の中部国際空港駅には1番線から3番線までホームがあり、列車が出入りしているが、実は「幻の4番線」がある。将来の需要拡大を見据えてつくられたスペースだ。国際線の伸び悩みのためか、現在のところ「使われる計画はない」(長屋良計駅長)という。今後、空港線の利用者が急拡大すれば、デビューするかもしれない。

7559OS5:2025/02/27(木) 17:41:24
https://news.yahoo.co.jp/articles/a4b60e64598a82acbc2c7aa5ea049c4028efc0f2
中部国際空港開港20周年「セントレアの航跡」<3> 「UD先進」利便性推進 設備、サービス進化
2/27(木) 17:00配信

読売新聞オンライン
■UD総点検
障害者目線で搭乗口付近をチェックする当事者ら(2024年2月、中部国際空港で)

「いすの座面と背もたれの角度は、高齢者や障害者にとって座りやすいか」

 2024年2月、中部国際空港で障害者や高齢者などの視点で、各設備の利便性を問い直す「UD総点検」が行われた。UDとは「ユニバーサルデザイン」を表し、障害者だけでなく、すべての人に使いやすい設計を表す言葉だ。中部国際空港は「みんなで作り続けるUD先進空港」を掲げ、利便性向上を推進している。

 名古屋鉄道の中部国際空港駅からターミナルに向かう経路は54メートルのスロープで結ばれ、階段などの段差やエレベーターがない。特注でつくられた動く歩道は、車いすとカートが追い抜きできるように1・6メートルの広い幅が確保された。出発ロビーから搭乗機に向かうスロープは、キャスター付きスーツケースが転がり落ちることのないような斜度に工夫されている。

 空港内表示を見やすくし、館内放送が聞こえない聴覚障害者向けに非常事態を伝える発光ランプを天井に設置するなど、細部にまで配慮を行き届かせている。

■先行モデルに
搭乗口付近のフロア。視覚障害者が認識しやすい模様が採用されている

 「人と環境にやさしい空港」という運営方針は、設計段階から始まった。

 幅広い利用者の声を取り入れるため、障害者、学識者、空港職員、施設メーカー社員らによる「ユニバーサルデザイン研究会」を00年6月に設置した。部会、分科会は週1回以上のペースで午後6時から開かれ、深夜に及ぶこともあったという。障害者の立場で参加した社会福祉法人「AJU自立の家」の当時の所長、水谷真さん(64)は「延べ人数で1000人以上の障害のある当事者らが参加した」と振り返る。

 この前例のない挑戦は、後に羽田空港、新千歳空港などに先行モデルとして影響を与えることになる。

 車いすを利用する障害当事者の中島基晴さん(33)は「年1回飛行機を利用するが、車いす利用への配慮が行き届いたセントレアは、使いやすい空港だと改めて感じる」と話す。

■飲食店や風呂も
 中部国際空港は空港サービス格付け会社SKYTRAXの調査で、24年までに10年連続で「世界一優れた地域空港」と評された。

 愛知県半田市出身で、中部国際空港を毎年のように利用する東海東京証券の北川尚子社長は、「(初めて訪れた時)名古屋鉄道の空港駅改札を抜けると、すぐにターミナルにつながる構造の利便性の高さに驚きを覚えた」と話す。

 4階には地元料理を楽しめる飲食店が並ぶ。名古屋の大須商店街をイメージして設計され、エンターテインメントの要素が豊富だ。フィンランド航空のサカリ・ロム日本支社長は「社員は空港内の風呂に入るのが大好きだ」と話す。滑走路を眺めながらリラックスした時間を過ごせるという。

 中部国際空港の24年4〜9月の飲食店売上高はコロナ禍前の水準を超えた。居心地の良い食事の場所として、地域の人が集まっていることを示している。

■夏には盆踊り
機体見学を楽しむ親子連れなどでにぎわう「フライト・オブ・ドリームズ」

 滑走路を展望できるスカイデッキは、散歩する親子連れや撮影を楽しむ常連客などでにぎわう。夏になると地域住民を集めてこのデッキで「盆踊り大会」が盛大に行われる。

 空港施設の基本的な構造は開港時に整えられたが、その後も進化を続けている。18年10月に巨大航空機を間近で見られる「フライト・オブ・ドリームズ」が開業し、子どもの人気を集めている。19年8月には国内初の国際空港直結型の展示施設「愛知県国際展示場(Aichi Sky Expo)」が新設された。ビジネス利用での利便性が高いほか、コンサート会場にもなる。

 空港グループは26年度、空港の案内や免税品店で働く職員などとして、新卒採用を大幅に拡充する方針だ。にぎわいの場としての空港サービスは進化、拡大を続けている。

「セントレア」公式地名に
広大な滑走路はセントレア2丁目にある

  中部国際空港のある人工島は、開港に伴い愛知県常滑市に組み込まれた。空港島の所在地は「常滑市セントレア」となり、空港の愛称は公式な地名となった。中部国際空港会社の住所は、「セントレア1丁目1番地」で、国土交通省大阪航空局の事務所など空港の中枢機能が集まる。そして2丁目は空港滑走路上にあり、事業所や住居はない。

7560OS5:2025/02/27(木) 17:41:49
https://news.yahoo.co.jp/articles/9416819d140429b8910be95a901429a39e04ecc8
中部国際空港開港20周年「セントレアの航跡」<4> 足らぬ国際便 貨物流出
2/27(木) 17:20配信

読売新聞オンライン
中部国際空港を離着陸する国際旅客機。今後旅客機の利用を増やすことが貨物利用を増やすカギとなる

 中部国際空港の北方付近には、航空貨物を扱う建物が密集している。税関や保税倉庫、航空貨物代理店の事務所などだ。1月下旬にテニスコートぐらいの大きさの保税倉庫を訪れると、自動車用の部品や素材が所々に置かれているものの、スペースは十分余裕がありそうに見えた。荷物山積みの現場を想定していたので、戸惑いを隠せない。

 そんな光景に、貨物業務に詳しい業者は「このままだと、中部国際空港の存在意義が成田や羽田空港に奪われかねない」と危機感をあらわにした。

■成田空港経由
輸出航空貨物の多くは他空港へ流出している

 中部国際空港は、後背地に集積する製造業の影響で企業間取引の貨物が多いといわれる。ただ、貨物を載せる国際航空便が足りない現状が続いている。実際には、中部国際空港に向かった荷物の多くが空港税関で通関された後、トラックなどで成田空港などに運ばれて空輸されている。「特に北米向けの貨物を載せる便が足りない」と業者は訴える。

 財務省貿易統計によると、中部空港税関を通った貨物の輸出額のうち、中部国際空港から空輸された貨物輸出額の割合は、18年、19年はそれぞれ46・8%、45・8%と約半数だ。20年以降は縮小傾向が強まり、21年に35・2%まで低下し、23年も39・9%にとどまる。

 航空貨物の運搬は、貨物専用機だけでは不十分なため、旅客機の貨物室も利用して空輸される。ただ同空港を利用する旅客機は、成田空港に比べると旅客機の数が少なく、サイズも小さく荷室が狭いという。行き先も北米便がないなど、荷主の要望に応え切れていない。

 中部圏社会経済研究所の客員研究員で、愛知教育大学教育学部の紀村真一郎講師(航空・空港)は「貨物の内容に合わせ空港と港を使い分けられるのが、中部国際空港の強み。航空便が中部で飛べないと強みが生かせない。まず旅客便ネットワークを増やし、貨物需要を最大限取り込む体制を作るべきだ」と指摘する。

■就航セールス
中部空港税関を通過した貨物のうち中部空港経由の輸出額の割合の推移

 中部地域の特徴を生かした貨物を増やし、空港の潜在力を発揮するのは、旅客機の就航にかかっている。中部国際空港では、貨物は旅客よりも6割ほど地域経済への波及効果が高いとの分析結果もある。中部地域の航空貨物を成田や羽田空港などに譲り渡している現状は、大きな商機を逃しているのと同じと言える。中部経済連合会の水野明久会長も、「物流のルートを引き戻さなくてはならない」と懸念の声をあげる。

■旅客機増復活のカギ
 中部国際空港会社の犬塚力社長も、旅客便が完全回復していない現状こそ「一番の問題」と自覚する。まずは旅客便誘致で貨物需要の6割を占める北米の就航を図る方針だ。

 この難題に中部の経済界も座視しているわけではない。海外の航空会社を訪れ、旅客便の就航を促すセールスを行っている。名古屋商工会議所の嶋尾正会頭らは昨年、欧米やアジアの航空会社を直接訪れて中部国際空港を売り込んだが、一様に「機材が足りなくて、中部国際空港に回せない」と言われたという。

 欧米やアジアの航空会社は、コロナ禍で業績が悪化した際、機材を売却するなどしている。コロナ禍後に航空需要は急速に回復したものの、巨額の費用がかかる機材の手当てはすぐにはつかない。航空需要が大きい都市から順に就航を復活させている。国内でいえば、成田や羽田空港、関西空港を使うルートが優先されている。

 売り込む側は、便数不足で旅客が流出している現状を踏まえ、「便を飛ばしてくれれば、需要は生じる」と優先順位を上げるように説得するが、航空会社側は「需要があるという確信がないと便は飛ばせない」と答え、議論が堂々巡りとなり、結局、中部空港は後回しになってしまうという。

 嶋尾会頭は「中部国際空港にかつてのような北米などの国際便が完全に戻るのは26年以降になるとみられる。前倒ししてほしいが、優先順位を上げるには地域力向上が必要だ」と話している。

ライト兄弟のグライダー再現
ライト兄弟が開発したグライダーのレプリカ

 中部国際空港の4階展望デッキへの出入り口付近に、長さ約12メートルの翼を広げる白いグライダーが飾られている。空の時代幕開けに貢献したライト兄弟が1902年に開発したグライダーを、正確に再現したものだ。

 2005年開催の愛知万博のアメリカ館に展示されていたものが贈呈され、万博閉幕後の同年9月末に空港に設置されたという。

7561OS5:2025/03/02(日) 18:56:15
https://news.yahoo.co.jp/articles/c7f0180b992a6040f42a8d9d5f4e3eec986e9cb2
地方空港の駐車場案内板に並ぶ「満」、入れない車の列…深刻な混雑の原因はインバウンドのほかにも
3/2(日) 11:28配信
読売新聞オンライン
混雑する鹿児島空港の駐車場(鹿児島県霧島市で)

 各地の空港で駐車場の混雑が深刻になっている。運転手不足による連絡バスの減便や、コロナ禍に伴う民間駐車場の廃業などが影響しているとみられる。インバウンド(訪日外国人客)を含めて旅行需要の回復が進む中、専門家は「利用客の利便性を損なわないように、国と民間が協力して対策を進めていくべきだ」と指摘している。(井芹大貴)

【動画】宮崎空港での爆発の瞬間…誘導路に深さ1mの穴

運転手不足で連絡バス減便
 土曜日の午後、鹿児島空港の駐車場案内板には満車を示す赤い「満」の文字が並んでいた。入り口には、中に入れない車が長い列をつくり、場内では空きスペースを探して行ったり来たりする車両が見られた。

 東京へ戻る孫を見送りに来た鹿児島県霧島市の会社員(76)は「空港の玄関から離れた場所になったが、なんとか空きを見つけることができた。連休は混むイメージがあったけど、普段の週末でもここまで多いとは」と驚いていた。

 鹿児島空港ビルディングによると、駐車場の収容台数は約1500台。2023年度の利用は約75万台で、コロナ禍前の19年度の9割を超えた。満車となった日数も週末や年末年始を中心に約60日間で、19年度とほぼ同じだった。

 混雑の理由について、同空港ビルディングは、空港の利用客の増加に加え、県内各地と結ぶ連絡バスの減便で、車を使う人が増えたことを挙げる。

 バスを運行する鹿児島交通(鹿児島市)によると、コロナ禍で最大3割程度まで減少した乗客は回復傾向が続いているものの、運転手不足も重なり、鹿屋や枕崎といった地域と空港を結ぶ路線は便数が半減したままだという。南国交通(同)と共同運行している鹿児島市方面の便数も8割程度にとどまる。

 鹿児島交通の担当者は「利用ニーズが高い時間帯は優先して便数を増やしているが、運転手不足は全国的な課題で、一気に確保するのは難しい」とこぼす。

コロナ禍で民間駐車場が廃業
 那覇空港では、国際線の便数はコロナ禍前の約8割に減っているにもかかわらず、週末の駐車場は満車の状態が続く。タクシー料金の値上げや、空港につながるモノレールが外国人観光客らで混み合っていることが要因とみられる。同空港では2月1日、駐車場の混雑緩和を狙い、金土日曜などの24時間の利用料金を1600円から2200円に引き上げた。

 コロナ禍で空港周辺の民間駐車場が廃業した影響も出ている。宮崎空港では臨時駐車場を設け、職員の車を離れた場所に止めるなどしてしのいでいるという。

 同空港のように国が直接管理する空港では、ターミナルビルや駐車場を運営する民間のビル会社にとって、立体駐車場の新設など抜本的な対策を講じるのはハードルが高いとされる。国管理のある空港の担当者は「ほとんど国任せのような形。なかなか改善策が見つからない」と漏らした。

 国土交通省航空ネットワーク企画課は「コストの問題もあり、即効性のある取り組みは難しい。情報発信や誘導員を増やしたり、公共交通機関や民間駐車場の利用を呼びかけたりしていきたい」としている。

福岡空港は立体駐車場新設し収容力2倍に
 一方、国から委託を受けた民間企業の「福岡国際空港」が運営する福岡空港では24年4月、国内線に立体駐車場を新設し、以前の約2倍にあたる約1600台の収容が可能になった。国際線でも23年2月、約1000台が止められる立体駐車場が整備された。

 桜美林大の義本正実・特任教授(航空・マネジメント学)は「国管理の空港は、利便性を向上させるための責任の所在が分かりにくい構造になっている」と指摘。その上で、「今後も空港の利用客の増加傾向は続くとみられ、動態調査を行うなどして、国と民間が長期的なビジョンを共有して対策を進めていくことが重要」と話している。

7562OS5:2025/03/04(火) 13:37:45
https://news.yahoo.co.jp/articles/324325403e053f436caf4037820f39eca4a7504f
出雲空港、搭乗待合室を拡張へ 島根県、事業費は約7億円 混雑の緩和や国際線誘致を見据える 2027年度に工事を終える予定
3/4(火) 6:00配信


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山陰中央新報
出雲空港=出雲市斐川町沖洲(資料)

 島根県が、出雲空港ターミナルビル2階の搭乗待合室を拡張する方針を固めた。利用者の回復に伴う混雑の緩和や国際線誘致を見据えた対応。2027年度に工事を終える予定で、事業費は約7億円を見込む。

【フロア図】出雲空港2階 出発ロビーのフロア配置

 出雲空港は国際定期便がないことなどから、平時は国内線待合室(面積465平方メートル、座席数267席)と国際線待合室(286平方メートル、162席)を一体的に運用。コロナ禍後の利用者の回復で、国内線の出発便が集中する午前8〜9時、午後6〜7時は国際線待合室を含めて混雑が続く上に、国際線誘致には待合室を仕切る必要がある。

 県の計画では、国際線待合室横にある県管理事務室(約100平方メートル)を待合室に改修。ターミナルビル東側に事務棟を建設し、事務室の機能を移転する予定にしている。

 25年度一般会計当初予算案に設計費用など8528万円を計上した。県空港整備室の仙田敦志室長は「国内線がピークを迎える時間帯でも、国際線が誘致できるような環境を整備したい」と話した。

 出雲空港の24年度の利用者は1月末時点で、87万4114人となり、6年ぶりに100万人を超える可能性がある。

7563OS5:2025/03/09(日) 19:34:05
https://news.yahoo.co.jp/articles/3b49a6f6465e0ed66dda345f120d3a97a3d540c0
新潟空港の民間運営に向けて地元にくすぶる不安 空港ビル会社の経営問題が重しに
3/9(日) 18:00配信
産経新聞
新潟の空の玄関口である新潟空港=新潟市東区(本田賢一撮影)

国が管理している新潟空港(新潟市)を民間に運営してもらい、空港や地域の活性化につなげる仕組みを導入するための準備が進んでいる。実現に向けた大きな課題の一つが、空港ビル運営会社の経営問題だ。新潟県などの財政支援がないと、債務超過に陥りかねない状況にある。同空港は活性化へ〝離陸〟できるのか-。

【ひと目でわかる】新潟空港ビルディングの営業損益の推移

民間運営では、滑走路などの空港施設、空港ビル、駐車場の3事業を民間事業者が一体運営する。民間事業者は、複数の企業で構成することが想定される。

空港ビルを運営するのは「新潟空港ビルディング」(新潟市)。資本金は20億円で、新潟県が33・3%、同市が16・6%出資する第三セクターだ。航空会社などから得る施設賃貸料や、空港ビル内の売店、飲食店での販売収入などが収入源となっている。

新潟空港の年間利用者数が100万人前後と伸び悩んでいることもあり、同社の経営状況は厳しい。令和6年3月期には、電気代の高騰などから約8700万円の営業損失を計上。4期連続の営業損失となった=グラフ参照。

同期は県と同市から計約2億8千万円の財政支援を受ける事態に。前期末時点で資産から負債を差し引いた純資産は約1億3千万円だったことから、財政支援がなければ債務超過に陥りかねない状況にあった。

■経営健全化が必要

空港などの公共施設で、所有権を国や自治体に残したまま、運営権を民間事業者に譲渡する手法を「コンセッション」と呼ぶ。国は国管理の全ての空港にコンセッションを原則導入する方針で、これまでに仙台、広島、福岡など6空港で導入されている。

国は令和2年から約1年間、新潟空港でのコンセッション導入を見据えて調査を実施。「ビル会社(新潟空港ビルディング)の債務が過大で、導入には経営の健全化が必要」などとする調査結果をまとめた。

債務が過大となっている背景について、金融関係者は「約30年前、100億円規模の巨額投資でターミナルビルを新築したことが影響している」と指摘する。

同社の有利子負債月商倍率(有利子負債が月商の何倍あるかを示す)は6年3月期で20倍弱で、「企業規模に対し借入金が危険な水準にある」(金融関係者)。また、同社の6年3月期の総資産が約30億円なのに対して、負債の合計は約28億円。企業財務の専門家は「ぎりぎりの経営状況だろう」と指摘する。

貨物ターミナルビルは平成6年、旅客ターミナルビルは8年に完成。当時、人口減少社会の到来が指摘されていたが、ビル投資に反映されなかったようだ。当時を知る関係者は「新潟本土と佐渡島を結ぶ佐渡汽船の年間輸送人員が2年に約300万人と活況を呈する中、人口減少社会の到来を現実として受け止める機運は希薄だった」と話す。

■地元企業の不安

県は令和7年度予算案の中で、新潟空港ビルディングの調査費用として約2900万円を計上。県空港課の広瀬勝利課長は「資産状況を調べ、(コンセッション導入に向け)国への働きかけを加速させていく」と説明した。

今年2月、新潟市内で、企業などを対象に新潟空港の運営に関心を持ってもらうための講演会が開催された。質疑の中で、地元のバス会社から次のような質問が出た。

「地元の活性化のため、リスクを負って(空港運営を)やらなくてはいけないことは十分わかっている。しかし、無制限にリスクを負うわけにはいかない。国はどの程度支援してくれるものなのか」

空港ビルを含む空港運営には相当なリスクが伴う。コンセッションの旗振り役である国もリスクを分担し、民間による空港運営に相応の支援金を出してほしいというのが企業側の本音だ。

新潟空港ビルディングの経営健全化の行方と、民間の空港運営に対する国からの支援が、コンセッション導入の鍵を握りそうだ。(本田賢一)

7564OS5:2025/03/10(月) 07:54:25
https://news.yahoo.co.jp/articles/40e47345516bdf8ec9d7d3d4c4826e7a243e2cbb
ジェットスターの組合委員長処分 不当労働行為と認定 千葉県労働委
3/10(月) 7:03配信

千葉日報オンライン
ジェットスター・ジャパンの航空機

 千葉県労働委員会(石井慎一会長)は、格安航空会社のジェットスター・ジャパン(成田市)が、自社の労働組合の執行委員長を懲戒処分としたのは不当労働行為に当たるとして、同処分を取り消すよう、同社に命じたと発表した。

 同社は2022年5月、客室乗務員の資格手当に支給漏れが生じているなどの情報をメールで社員に送って扇動したとして、労組執行委員長を20日間の出勤停止の懲戒処分にした。

 県労働委は「メールの作成者や送信者を特定する調査をせずに、執行委員長だと決めつけている」などとして、会社による不利益な取り扱いがあったとした。また「委員長を処分することにより、組合活動を萎縮させる目的があった」として、会社の行為は組合に対する「支配介入」といえると判断した。

 同社労組は23年5月、この懲戒処分は不当労働行為に当たるとして、県労働委に救済を申し立てていた。

 同社は取材に「(県労働委の)決定内容を精査の上、適切に対処する」とコメントした。

7565OS5:2025/03/14(金) 14:19:02
https://news.yahoo.co.jp/articles/70911ef863d3bf4bef3be98a983d265060ceab17
熊本県が空港アクセス鉄道のルート案や採算性などの公表先送り 物価高騰や沿線の人口増加など環境変化が原因
3/14(金) 11:02配信


FNNプライムオンライン
FNNプライムオンライン

熊本県が整備を計画している空港アクセス鉄道について、熊本県は最新の需要予測や収支の採算性などを9月議会で公表すると明らかにした。当初は今議会で公表する予定だったが、物価高騰や沿線の人口増加など大きな環境変化が起きているとして、より正確なデータを県民に示したいとしている。


JR豊肥線・肥後大津駅と熊本空港結ぶ
空港アクセス鉄道はJR豊肥線の肥後大津駅から熊本空港までの約6.8キロを結ぶ計画で、2034年度の開業を目指している。

熊本県は3年前に概算事業費約410億円、熊本駅からの所要時間は最短39分、需要予測を1日最大約5500人とする調査結果を公表。国への鉄道事業の許可申請を2025年内に行うことから、ルート案を含めた最新のデータを2024年度中に公表するとしていた。

しかし、3月12日の熊本県議会・特別委員会で、空港アクセス鉄道整備推進課の猪原英次課長は「豊肥本線沿線の急速な企業進出や開発計画があり、鉄道事業化申請までの間にさらに時間をかけて適正に反映させることが一番重要だと考えております」と述べた。

その上で、2024年度中の詳細なデータの公表を見送るとし、新たな概算事業費や需要予測、収支の採算性などを2025年の9月議会で示すと明らかにした。

公表先送りも全体スケジュールに影響なし
一方、都市計画決定の手続き上、7月に住民説明会を予定していることから、『ルート案』については6月議会で先に公表するとしている。

熊本県は2027年度着工、2034年度の開業を目指す事業全体のスケジュールに影響はないとしている。

(テレビ熊本)

テレビ熊本

7566OS5:2025/03/15(土) 09:38:15
https://news.yahoo.co.jp/articles/369ff8d5227012ae147272b3e492013a7b33bc52
ジェットスターがパイロット諭旨解雇処分を撤回、和解成立 東京地裁
3/14(金) 18:07配信

毎日新聞
東京地裁=東京都千代田区で、米田堅持撮影

 格安航空会社(LCC)のジェットスター・ジャパンの乗組員らで作る労働組合は14日、労組幹部だった男性パイロットが、諭旨解雇処分の無効を東京地裁に訴えた訴訟で、会社側が処分を撤回し、和解が成立したと発表した。

【図でチェック】パワハラに当てはまる行動とは?

 労組などによると、男性は昨年3月、上司に対するパワハラを繰り返したとして諭旨解雇処分を通知された。男性はパワハラを否定し、労組は処分取り消しを求めてストライキ実施を計画。だが、会社側がスト通告時間を巡り「場合によっては懲戒処分を検討する」などと説明したため、全面ストを見合わせた経緯がある。男性は同月末に退職していた。

 労組によると、和解は既に成立している。会社側は、男性を諭旨解雇処分としたことについて遺憾の意を表明し、解決金を支払った。雇用契約は合意により円満終了となったという。労組は「会社が懲戒処分を行ったことが間違いと認め謝罪し、同様なことはしないと約束したと考え、高く評価する」とのコメントを出した。【宇多川はるか】

7567OS5:2025/03/21(金) 10:30:53
https://news.yahoo.co.jp/articles/ad586ee778c0b2555d6f49d3c525f01f6cc88586
福岡空港新滑走路、「対症療法」の運用開始…処理能力微増に「24時間利用可能な新空港を」の声も
3/21(金) 8:08配信

読売新聞オンライン
 福岡空港(福岡市博多区)で20日、2本目の滑走路の運用が始まった。ただ、1時間あたりの滑走路処理能力は、2回増の40回にとどまるため、当面は国が可能とする45回までの引き上げが焦点となる。一方、地元経済界の一部には、容量を根本的に拡大するには、24時間利用可能な海上新空港の建設を目指すべきだ、との声もくすぶっており、今後も福岡空港を巡る議論は続きそうだ。(梅野健吾)


■歓迎
 国内線ターミナルビル展望デッキにはこの日、2本目の滑走路から飛び立つ航空機を撮影しようと、航空ファンら約150人が詰めかけた。福岡市中央区の男性(18)は「2本目滑走路からの離陸は見慣れない感じはあるが、いい空港になったと思う」と語った。

(写真:読売新聞)

 新滑走路での第1便となった記念遊覧飛行に参加した同市東区の男性(60)は「これから福岡空港の利用がもっと増えてほしい」と話していた。

■費用対効果
 ただ、処理能力は微増のため、一部の福岡市議からは「(約1600億円もかけて)費用対効果があまりにも低いのではないか」との声も聞かれる。国土交通省は航空機の進入経路変更などで1時間あたり45回まで増やせるとしているが、新たに航空機が上空を飛ぶ自治体の理解を得る必要がある。

 福岡空港を巡っては2000年代に国、福岡県、福岡市が総合調査を実施し、新空港や増設を検討。麻生渡・福岡県知事(当時)は新空港を目指したが、吉田宏・福岡市長(同)は増設を主張し、最終的に増設に決まった。一方、両氏が国に提出した意見書では、新空港を「地域の未来のための課題」とし、国の調査研究の継続も要請していた。

■「対症療法」
 福岡空港は博多駅まで地下鉄で5分と利便性が高いことが最大のメリットとされてきた。一方、有識者や経済界関係者からは、課題として、〈1〉24時間使えず九州、日本の経済成長、発展を阻害している〈2〉市街地への航空機の墜落、部品落下の危険性がある〈3〉民有地の借地料や騒音対策費が必要――などが挙げられる。

 インフラ(社会基盤)整備に詳しい九州大の塚原健一教授(土木工学)は「増設で短期的な対応は少し進む。ただ、対症療法でしかなく、20〜30年後の航空需要や、空港の運用時間の制約への対策としては全く不十分だ」と指摘。その上で「増設の段階は終わったので、国、福岡県、福岡市は抜本的な対策に向け、調査・研究、議論を進めていくべきだ」と話している。

7568OS5:2025/03/26(水) 15:36:19
https://news.yahoo.co.jp/articles/96af454d5f79589acfaef82e70ca009490d462bb
首都圏は火葬場不足?石見空港のご利用を…羽田便の利用促進に奇策、28年度に月間56件の利用見込む
3/20(木) 10:10配信

読売新聞オンライン
石見空港の利用促進案を発表するコンテスト参加者(益田市で)

 石見空港(島根県益田市)を発着する東京・羽田便の利用を促進するため、提案者自らがアイデアを実践するコンテストの最終審査が18日、益田市の益田商工会議所で開かれた。最優秀賞は、関東の火葬場不足を補うため、遺族の要望に応じ、県西部などの自治体で火葬をする計画を提案した高津川葬祭社(吉賀町)のプランが選ばれた。(荒木伸幸)


 コンテストは、2021年から益田商議所が開催。羽田便の1日2往復運航の定着に向け、行政の助成金頼みから脱却を図り、民間が主体となった地域活性化につながる新たな需要創出を目指している。

 募集したプランは、〈1〉空港圏域(県西部、山口県の計7市町)の観光資源の活用〈2〉新たな需要の創出〈3〉3年以上の継続的利用〈4〉空港圏域市町への訪問――の4項目全てを満たすのが条件で、県内外から23件の応募が寄せられた。

 書類による一次審査で7件が通過。この日の最終審査では、企業やNPO法人、高校生らが、「地域の歴史をアニメ化して声優を体験できるツアー」「民泊や住宅に短期間暮らしながら田舎暮らしを体験し、将来的に移住・定住を促す」などのプランを発表した。

 最優秀賞(賞金40万円)を受賞した高津川葬祭社取締役の有田学さん(48)は「都内では火葬に2〜3週間待たされるケースもある」とした上で、「都市部の困りごとを石見空港を利用することで解決できる」と発表。6月から試験的に実施し、28年度には月間56件の利用を見込んでいるとした。

 優秀賞(同20万円)は、市観光協会事務局長を務める高倉大さんが受賞した。訪日外国人観光客らをターゲットに、益田市街や美都、匹見町地区の3コースを設定し、剣道や座禅、茶道などの体験型ツアー案を披露した。

 特別賞(同5万円)には、県立益田高校課題探求23班の4人が選ばれた。空港売店の利用客が少ないことから、益田市にゆかりがあるとされる柴(しば)犬などのキャラクターを考え、店内のポップ広告で活用してもらうというアイデア。2年の生徒(17)は「キャラクターを使って空港を盛り上げていきたい」と喜びを語った。

 羽田便の1日2往復の運航は、29年3月24日まで継続することが決まっているが、24年度の利用客数は、空港利用促進協議会が目標に掲げた15万2000人を下回る13万6000人程度になる見込みという。

7569OS5:2025/04/08(火) 11:44:07
https://news.yahoo.co.jp/articles/1cffd4b23e38b9e4044adf9c806557f79536582f
成田空港第3ターミナル開設10年 利用増、インバウンド需要追い風に
4/8(火) 9:45配信

毎日新聞
LCC専用旅客ビルとして開設され、10年を迎えた成田空港第3ターミナル=千葉県成田市で2025年4月4日、合田月美撮影

 LCC(格安航空会社)の躍進を見込み、専用に整備された成田空港第3ターミナル(3ビル)が8日で開設から10年になる。当初は「需要があるのか」とささやかれもしたが、利用旅客は増加した。インバウンド需要を追い風にさらなる増加が見込まれている。

 3ビルは成田国際空港会社が1992年の第2ターミナル開設から約22年ぶりに新設した旅客ビル。乗り入れるLCCが低運賃を維持できるよう建設コストを抑えたのが特徴だ。天井は鉄骨むき出し。鉄道駅からの連絡通路に動く歩道はない。

 その分、割安に利用できる。旅客が運賃に上乗せして支払う施設使用料(国際線)は第1、2ターミナルの大人3160円に対し2070円。LCCが空港会社に支払う事務室賃料も同様に半額以下に抑えられている。

 初年度は5社が乗り入れ、年間発着回数は約4万回だったが、2019年度には7社、約5万回まで伸ばした。空港会社は3ビルの受け入れ能力を拡充するため、施設面積を6・6万平方メートルから約11万平方メートルへ拡大させた。

 コロナ禍を経て24年度は2月までに4万回余と回復し、現在8社が乗り入れる。発着回数は空港全体でも前年に比べ10%以上伸びており、空港会社は円安を背景に今後さらに増加すると見込む。

 ◇LCC専用残して

 3ビルからの初便は、日本航空傘下のLCC「ジェットスター・ジャパン」の午前6時15分発新千歳行きだった。これ以降、同社の成田発着便は国内9路線から現在は国際3路線を含む16路線に拡大した。

 近年はインバウンドによる国内利用も急速に拡大している。7日は、3ビルでの運航開始10年を前に旅客に感謝を伝えようと、新入社員らが総出で同じ新千歳行きの便を見送った。

 成田空港では、年間発着能力を30万回から50万回に拡大するため、滑走路の新設・延伸に向けた工事が進む。新たな旅客ビルを建設し、現在三つあるターミナルを「ワンターミナル」化する計画が検討されている。早ければ30年代前半に一部運用が始まるが、その際にLCC向けの安い施設使用料が維持されるのかと危ぶむ関係者もいる。

 ジェットスター・ジャパンの田中正和社長は「施設使用料など料金がどうなるかが一番気になるところだ。多少利便性が劣っても運賃や使用料が安いことはお客様にもメリットがある。LCC用の施設は残してもらえるよう空港会社と協議していきたい」と話した。【合田月美】

7570OS5:2025/04/09(水) 11:02:13
https://news.yahoo.co.jp/articles/6c2ddd415dea3d83d02729b4fad0e9e9e550c25e
実は日本一の神戸空港、「実力発揮」に向け残る課題 国際チャーター便が就航も「ポートライナー」は混雑、ほかの公共交通機関は?
4/9(水) 4:32配信
 国際都市神戸の陸の玄関口、三宮には5つの鉄道事業者が乗り入れている。JR西日本、阪急電鉄、阪神電気鉄道、神戸市営地下鉄、そして神戸新交通だ。

 神戸新交通は、神戸の海の玄関口である人工島、ポートアイランドと六甲アイランドでそれぞれ新交通システム「ポートライナー」「六甲ライナー」を運営。このうち三宮を発着するのがポートライナーで、ポートアイランドを経由し、さらにその沖に浮かぶ海上空港、神戸空港と結んでいる。

■“日本一”の神戸空港

 神戸空港は日本一の空港だ――と言って、ピンと来る人はいないかもしれない。日本一なのは利用者数だといえば、なおさらピンとこないだろう。しかし、神戸空港は日本一なのだ。

【写真】2025年4月18日に第2ターミナルビルがオープン、国際チャーター便就航の神戸空港。だが、神戸の「陸の玄関口」三宮と結ぶ新交通システム「ポートライナー」は通勤通学の足でもあり、輸送力増強には限界がある
 地方自治体が設置した空港で利用者数が年300万人を超える空港はほかにない。その神戸空港では今春から初めて定期的に国際チャーター便が飛来することになった。これまで定期運航している航空便は国内線だけだったが、事実上の国際空港化だ。

 年間利用者数は過去最高が2023年度で337万人。2024年度は2月までで323万人で、3月の利用者数を加えると過去最高を更新する見通しだ。

 主力の路線は羽田便や新千歳便、沖縄便など。国内の12都市への路線がある。大阪国際(伊丹)空港の発着枠が取れない後発の航空会社であるスカイマークやフジドリームエアラインズ(FDA)などが、多くの便を発着させているのが特徴だ。

 これだけ多くの人が利用する空港なのに2006年の開港以来、長らく国内線しか就航していなかった。

■これまで国内線ばかりだった

 神戸空港は本来、沖合の埋立地に作った海上空港で24時間運用できるはずだったが、運用できる時間帯は当初1日15時間、発着便数は1日60便(30往復)までと制限された。

 1994年に開港した関西国際空港の経営に対する配慮だ。このため神戸空港には国内線しかなかったが、風向きを変えたのは訪日外国人観光客(いわゆるインバウンド)の増加だ。

 関西国際空港の年間発着回数の上限は23万回とされてきたが、2019年に実際の発着回数が20万回を超えた。運用の変更で上限は30万回まで増やせるが、さらなる航空需要に応えるにはどうすればよいか。多少の曲折はあったが、関西経済界は「神戸空港の運用制限を緩和すればよい」という結論にたどり着いた。

 経済界や関係自治体の空港をめぐる利害調整の場として開かれる関西3空港懇談会では、神戸空港への国際定期便の就航は2030年ごろと合意した。

 ただ大阪・関西万博で混雑が予想される2025年4月からは神戸空港にも国際チャーター便の就航を認め、少しでも多くの訪日客を万博に呼び込もうとしている。神戸市が新たに建設した国際線用ターミナルも4月に開業する。

7571OS5:2025/04/09(水) 11:02:32
■国際チャーター便が就航

 定期的に運航することが決まった国際チャーター便は週に40便。韓国のソウル(仁川)、中国の上海・南京、台湾の台北・台中の5都市に就航する。航空会社は韓国の大韓航空、中国の吉祥航空、台湾のスターラックス航空、エバー航空の4社だ。

 いずれも関西国際空港の混雑緩和に加え、日本を訪れるのが2度目や3度目で、観光客で混雑している京都を避けつつ姫路城や瀬戸内といった神戸より西側を訪れる観光客の需要を新たに開拓したい考えだ。

 ただ神戸空港の弱点は、空港としての規模が小さいということ。もとより関西国際空港の経営にとても気遣いながら作った空港のため、2500mと短めの滑走路が1本だけ。燃料をたくさん搭載する欧州や米州に向かう長距離便の離陸には使えない。

 従って就航する国際便は今後も、東アジアや東南アジアに就航都市は限られる。長距離便や格安航空会社(LCC)は関西国際空港を利用し、日本からアジアへのビジネス客や、京都を訪れないアジアからのリピーター観光客は神戸空港を使うといった、すみ分けが発生しそうだ。

■混雑するポートライナー

 加えて神戸市街から神戸空港へ向かう新交通システムのポートライナーは朝夕ラッシュ時に、すでに増発の余地がないほど過密なダイヤで運転しているが、通勤通学の乗客で混雑がひどいとの指摘が多い。

 神戸空港の出発便が多い午前7時台や、到着便が多い午後6時台とは時間帯がずれてはいるが、旅行のための大きな荷物を持って移動するとなると、ちょっとした気合いと根性が必要になってくる。

 これに対して神戸市は、JR・私鉄のターミナル駅が集まる三宮や、山陽新幹線・新神戸駅からのバスの増便で対応する。三宮―神戸空港の所要時間は22分程度。ポートライナーの19分に比べると数分の差があるが、乗り換えにかかる時間や、大きな荷物を入れるバゲッジスペースがあることに着目する利用者も多いだろう。

 神戸市は新神戸駅―三宮駅―神戸空港のバス便を「マリンエアシャトル」と名付けて定着をねらう。神姫バスが運行する同路線のバス便に加え、本四海峡バスなどが運行する神戸空港―新神戸駅―徳島の長距離バスのうち、神戸空港―新神戸駅の部分もマリンエアシャトルと位置付け、神戸空港と鉄道駅の連絡バスとして利用を促す。

■「普通鉄道」を求める声も

 経済界が熱望しているのは、2本のレールがある普通鉄道の乗り入れだが、これは現実的でないとの見方が多い。JRや私鉄、神戸市営地下鉄などの線路を神戸空港まで延伸するとなると、どこにどう建設することを考えても費用が莫大になるからだ。そもそも線路を敷設する場所がなく、用地買収だけで巨額になる。

 可能性があるとすれば現在のJR摩耶駅から、貨物駅だった旧神戸港駅に延びていて廃線になった臨港線の跡地だろう。現在は遊歩道になっているが、これを鉄道用地として改めて活用するとなれば既存の鉄道が走る陸上から沿岸部に線路を通す用地は確保できる。

 ただ、このルートでは神戸空港に降り立った観光客が大阪・京都方面に向かうと、「三宮を避けて通る形になり『観光客のお金が神戸に落ちない』と経済界の理解を得られない」(行政関係者)と考えられている。

【写真】現在のJR摩耶駅と、かつて神戸港へ延びていた臨港線。跡地は遊歩道として整備されていて、国道をまたぐ鉄橋には架線柱が残る

 神戸空港に国際定期便の就航を認めるのは2030年ごろ、と関西3空港懇談会では合意した。2030年といえば、神戸の玄関口・三宮にバスタ新宿もしのぐ大規模バスターミナルが完成する時期だ。

 結局、観光客もビジネス客も在来線、新幹線だけでなく淡路島や四国方面、城崎温泉行きなど中長距離のバスへの乗り換えが増えることも考えると、やはり神戸空港と都心・三宮をポートライナーとバスの両建てで結ぶのが合理的のようだ。

【写真の続き】2025年4月に国際チャーター便就航の神戸空港。三宮と結ぶ新交通システム「ポートライナー」は朝夕の混雑が指摘されている。ほかに2024年12月に愛称が決まった新神戸―三宮―神戸空港を走るバス「マリンエアシャトル」も

■まだ実力を発揮できていない

 1858年の日米修好通商条約をきっかけに開港した国際都市の神戸にとって、空港の国際便就航は悲願だった。ただ関西国際空港、伊丹空港、神戸空港の関西3空港を一体運営している関西エアポート(大阪府泉佐野市)の山谷佳之社長はいつも「神戸空港は関西国際空港の補完」と強調する。

 神戸市の久元喜造市長も「神戸空港の国際化は関西全体の経済に貢献する」と主張するのを忘れない。訪日客だけでなく航空需要が世界的に高まっているのは間違いない中で、まだ実力を十分に発揮していない神戸空港をいかに活用するかは、西日本全体の今後を左右するかもしれない。

山本 学 :神戸経済ニュース編集長

7572OS5:2025/04/11(金) 22:39:39
https://news.yahoo.co.jp/articles/77fab7e655c79785eb4313300d9bd8287635cd0d
神戸空港第2ターミナルを公開 国際チャーター便の玄関口 出入国手続きが1フロアで完結
4/11(金) 21:00配信

神戸新聞NEXT
公開された神戸空港の第2ターミナルビル。市民らを対象にした内覧会も開かれた=11日午後、神戸市中央区(撮影・風斗雅博)

 18日に開業する神戸空港の第2ターミナルビルが11日公開された。韓国、中国、台湾との間で就航する国際チャーター便の玄関口となる。出発・到着ロビーはガラス張りの吹き抜けで、出入国手続きが1フロアで完結する利便性の高さも特長だ。

 鉄骨造り2階建てで、延べ床面積は約1万8千平方メートル。国際線のほか、発着枠が増えた国内線用として、神戸市が約150億円を投じて建設した。関西エアポート神戸(同市中央区)が運営する。

 ロビーは木質感のある天井とし、植栽も配置した。国際線の保安検査場には、3人同時にエックス線検査の準備ができるレーンや、全身を数秒で検査できる機器を備え、待ち時間の短縮を図る。

 出国手続き後の搭乗待合室には免税店が入り、軽食も提供する。ゲートからバスで旅客機に向かう。2階展望デッキからは、神戸の街並みや六甲山を望める。

 11日の市民内覧会には約500人が参加。同市須磨区の会社員(46)は「コンパクトなターミナル。韓国に興味があり、自宅から近くて便利」と利用を心待ちにしていた。

 神戸空港には2030年前後に国際定期便が就航する。久元喜造市長は定期便を見据えた空港施設の整備計画を25年度中に作る方針。駐機場を増やすほか、ターミナルについても拡張や新設の結論を出すという。(大島光貴)

7573OS5:2025/04/23(水) 09:23:47
https://www.tokyo-np.co.jp/article/400233
「客室乗務員に休憩時間を与えなさい」命じられたジェットスターが控訴 「明日も時刻表通りに運航する」
2025年4月22日 19時59分
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 格安航空会社(LCC)「ジェットスター・ジャパン」(千葉県成田市)の客室乗務員ら35人が、労働基準法に定められた休憩時間を与えられていないとして、休憩時間のない勤務命令の禁止などを求めた訴訟の判決が22日、東京地裁であった。高瀬保守裁判長は、労基法違反を認め、ジェットスター側に慰謝料の支払いと休憩時間のない勤務の差し止めなどを命じた。原告側によると、休憩のない勤務の命令の差し止めを命じる判決は数少ないといい、同業他社も対策を迫られそうだ。 (竹谷直子)
◆「労働者の人格権を違法に侵害」
 原告は、国内線や国際線に乗務する客室乗務員ら。労基法34条は、労働時間が8時間超では1時間、などと休憩時間を義務付ける。一方で、同法施行規則32条2項は「業務の性質上、休憩を与えることができないと認められる場合」に限り、折り返しによる待ち合わせ時間などで「休憩時間に相当」する場合、休憩時間を与えないことができるとも規定しており、労働実態が労基法違反に当たるかどうかが主な争点だった。
資料写真

 判決では、客室乗務員の業務を「休憩を与えることができないと認められる場合」に当てはまるとしたものの、ジェットスター側が34条で規定される休憩時間を与えていないことを認定。航空機の運航中のサービスを行っていない時間に与えられる「クルーレスト」は、休憩時間と認めなかった。「労働者の人格権を違法に侵害する行為」と指摘し、休憩を与えない勤務の差し止めと、各原告に安全配慮義務違反として慰謝料など11万円の支払いを命じた。
 代理人の竹村和也弁護士は「やりがい搾取の側面がある業界に一石を投じる判決で、(同様の働き方をさせている)ほかの航空会社にも影響があるだろう」と話した。
 ジェットスターは22日付で東京高裁に控訴。判決に対し、同社広報は「社員の安全や心身の健康は当社の最優先事項で、客室乗務員が十分な休憩時間を確保できるよう運航を行っているが、当社の主張の一部が認められず残念に思う」とし、「控訴したので、明日も時刻表通りに運航する」とコメントした。

7574とはずがたり:2025/04/30(水) 23:50:29
>エアバスからの新造機を太平洋地域の整備拠点としている成田テクニカルオペレーションセンター経由とし、その後羽田空港から就航(※他地域から就航させる可能性もあり)させることで関税を回避することを検討している可能性
>アメリカの新造機の定義は、「生産テスト以外では運用や飛行時間がない」「アメリカへの納入予定の機体である」となっており、航空機がアメリカに到着する前にEU域外で有償運航を行いかつ国際線専用機材とすることで、新規輸入品の定義を満たさなくなる可能性があり、同社はこのスキームで関税回避を狙う


デルタ航空CEO「トランプ関税は間違ったアプローチ。航空需要が減少し始めた」
2025年4月9日 sky-budget
https://sky-budget.com/2025/04/09/delta-airlines-trump-tariffs/

 デルタ航空のEd Bastian CEOは、トランプ政権が推し進める関税政策が間違ったアプローチであるとの認識を示しました。

 同CEOは、2月中旬から本格的に需要が減少し始めているとし、その背景には一部の企業が出張の見直しを進めていること、政府職員の削減、そして市場の混乱によるものとし、現政権の関税政策は間違ったアプローチであるとしました。

 このようなことから、今年後半の大幅な運航規模拡大は行わず、当初描いていた成長計画の見直しを迫られる形となっています。今年1月には、2025年は史上最高の会計年度になるとの見解を示していた同CEOですが、トランプ大統領の関税政策により状況は一変しています。

 なお同CEOは世界貿易をめぐる経済の不確実性が広範に広がる中、成長はほぼ停滞しているとしながらも、コントロール可能な分野に注力することで、利益率とキャッシュフローを確保しているとしています。

デルタ航空、トランプ関税施行中はエアバス機は受領しない方針 A350-1000の受領開始が遅れる可能性も
https://sky-budget.com/2025/04/10/delta-airlines-may-reschedule-a350-1000/
2025年4月10日 sky-budget

 デルタ航空は、トランプ関税施行中はエアバス機は受領しない方針であることがわかりました。

 これは同社の第一四半期決算のウェブキャスト中に同社のEd Bastian CEOが明らかにしたもので、以下のように今後の方針を説明し、トランプ関税施行中は関税回避を目的として米国外からの新造機は受領しない方針です。

「エアバスと緊密に連携しており、彼らは素晴らしいパートナーです。関税を最小限に抑えるために何をすべきか、全力を尽くします。しかし一つ明確にしておきたいのは、我々が受け入れるいかなる航空機にも関税を課さないということです。」

 デルタ航空はすでにA350-900型機を35機運航していますが、さらに15機を発注しているほか、A350-1000型機については20機とオプションでさらに20機を発注し初号機は2026年からの受領を予定していますが、今後受領のタイミングは大幅の変更される可能性があります。

デルタ航空、関税回避策としてエアバス機を成田経由で受領し羽田から就航させる計画か
2025年4月29日 sky-budget
https://sky-budget.com/2025/04/29/delta-airlines-news-28/

 アメリカのトランプ政権の関税政策の影響を受け、デルタ航空はエアバス機を成田空港経由で受領し、羽田空港から就航させることを計画している可能性があります。

 既報の通り、デルタ航空のEd Bastian CEOは、トランプ政権の関税政策施行中にはエアバス機を受領せず追加関税も支払わない意向を示していますが、この解決策としてエアバスからの新造機を太平洋地域の整備拠点としている成田テクニカルオペレーションセンター経由とし、その後羽田空港から就航(※他地域から就航させる可能性もあり)させることで関税を回避することを検討している可能性があります。

 アメリカの新造機の定義は、「生産テスト以外では運用や飛行時間がない」「アメリカへの納入予定の機体である」となっており、航空機がアメリカに到着する前にEU域外で有償運航を行いかつ国際線専用機材とすることで、新規輸入品の定義を満たさなくなる可能性があり、同社はこのスキームで関税回避を狙うとみられます。

 なお近日中にA350-900(N528DN)がトゥールーズから成田空港に到着する予定となっており、今後の同機の動きに注目が集まります。

7575OS5:2025/05/16(金) 14:03:52
https://news.yahoo.co.jp/articles/189450db949be80e532c4cabf864c55b08bc0c46
空港が遠い――週末の「満車」常態化なぜ? 電車もない。頼みの連絡バスも減便相次ぐ 立駐化は? 鹿児島空港
5/16(金) 11:43配信



 鹿児島空港(霧島市)の駐車場は、週末や連休を中心に満車で車が止められない状況が常態化している。関係者は、利用者の増加に加え、連絡バスの減便の影響で自家用車で訪れる人が増えたとみている。来場者からは不満の声が上がるが、バスの増便や駐車場の拡充にはハードルがある。

【写真】〈関連〉鹿児島空港の位置を地図で確認する

 土曜の10日午前10時すぎ、空港駐車場の案内板に「満車」の表示が並ぶ。国内線ターミナルビルに近いB〜E区画は朝から満車で、数百メートル離れた両端のA・F区も8割ほどが埋まっていた。場内では空き場所を探す車が多く見られた。

 土日祝日を中心に午前8〜10時台に満車になることが多い。東京から帰省する娘を迎えに来た鹿屋市田崎町の女性(85)は、到着1時間前に来たが止められたのは一番遠い区画だった。「荷物を持って長い距離を歩くのは大変。動く歩道でもできればいいが」と話した。

□ ■ □

 空港駐車場を管理する鹿児島空港ビルディングによると、収容台数は約1600台。周辺の民間駐車場は現在19カ所、計約3000台分あるという。空港駐車場と民間駐車場が満車になった場合に、空港から約700メートル離れた臨時駐車場(約1500台分)を開放する。

 空港駐車場の2024年度の利用台数は約73万8000台と、20年度の約35万7000台に比べ倍増。年間の満車発生日数も24年度は83日と新型コロナウイルス禍前の19年度より20日増えた。空港ビルディングの担当者によると、連絡バスの減便に伴い駐車場が混み合うようになった。

 連絡バスを運行する鹿児島交通によると、乗客数はコロナ禍前の水準まで戻りつつある一方、運転手不足が深刻化。鹿屋や指宿といった地方路線の便数はコロナ禍前に比べ半減した。南国交通と共同運行する鹿児島市方面の路線も8割程度にとどまっている。

 地方と空港を結ぶ路線は繁忙期だけ利用客が多くなる特徴があり、その間だけでも臨時便を出したいが、肝心の運転手が足りない状態という。同社担当者は「今いる人員でどうにか回している。増便できる余力がない」と苦悩を明かす。

□ ■ □

 県が22年にまとめた鹿児島空港将来ビジョン工程表で「駐車場の立体化」が検討課題に挙がった。塩田康一知事も今年4月の定例会見で、中長期的に駐車場の台数を広げていく取り組みの必要性に言及した。しかし、道のりは険しそうだ。

 そもそも鹿児島空港は国が管理する。駐車場は公募で選ばれた事業者が運営しているが、最長6年間しか運営権がなく、運営会社の原資で長期的な投資はしづらいのが実情だ。

 国土交通省鹿児島空港事務所の担当者は「駐車場立体化の具体的な検討はしていない」と話す。駐車場の運営会社や2次交通事業者の取り組み、混雑状況をみながら、省内での情報共有に努めるという。

 空港ビルディングの田中正一オペレーション部長(49)は「一筋縄ではいかない課題。国や県、2次交通事業者を含め包括的に連携して混雑解消を目指していきたい」と語った。

南日本新聞 | 鹿児島

7576OS5:2025/05/19(月) 21:48:44
https://news.yahoo.co.jp/articles/eddbb98e7b98eca472cb901b5bd14686fa5a321a
古賀誠氏長男の経営会社との取引実態、空港ビル運営25社に調査要請…国交省
5/19(月) 21:04配信


読売新聞オンライン
日本空港ビルデングの本社が入る羽田空港第1ターミナルビル

 羽田空港ターミナルビルのマッサージチェア(MC)事業を巡る「日本空港ビルデング」(東京)の利益供与問題で、国土交通省は19日、同社を除く全国の空港ビル運営会社25社に対し、古賀誠・元自民党幹事長(84)の長男(52)が経営する「アネスト」(東京)との取引実態などに関する調査を正式に要請した。6月16日までに結果を報告するよう求めている。

 中野国交相が今月16日の衆院国交委員会で調査を求める方針を表明していた。国交省は19日付の文書で、アネストとの取引の有無と適正性を確認するとともに、同社以外への不適切な利益供与の有無についても点検を求めた。対象はMC事業に限らず、25社の子会社も含む。

 国交省は12日、日本空港ビルデングに行政指導にあたる文書厳重注意をした上で、25社にも法令順守などの実効性確保を要請していた。

7577OS5:2025/05/24(土) 07:46:15
https://news.yahoo.co.jp/articles/1b4048b90f7f29ccdab336c2954a394611872118
成田「国際ハブ空港」機能強化へ滑走路新設・延伸、本格工事に今月着工…課題は事業費高騰
5/23(金) 15:24配信

読売新聞オンライン
 成田空港で今月、3本目の滑走路新設と既存滑走路の延伸に向けた本格工事が始まる。「第2の開港」とも言える巨大事業で、新滑走路が供用される2029年3月には年間発着枠が現在の30万回から50万回に増える見通しだ。世界各地から到着便を受け入れ、別地域に向かう出発便の拠点にもなることで、「国際ハブ空港」としての機能を高め、近隣アジアの空港との競争で巻き返しを図る。(成田支局 竹田淳一郎)

1000メートル延伸も
 「今後20年間で世界の航空市場は2倍になる。需要を受け止めるため、国家プロジェクトとして機能を強化する必要がある」。成田国際空港会社(NAA)の田村明比古社長は、こう強調する。

 成田では現在、A滑走路(4000メートル)とB滑走路(2500メートル)が運用されている。今後はC滑走路(3500メートル)が新設され、B滑走路も1000メートル延伸される。

 NAAは、長い滑走路が整備されることで大型機発着の制約が少なくなる利点を挙げる。田村社長はB、C滑走路の一体運用を想定し、「片方を離陸、片方を着陸専用にすれば利便性が高まる」とも語る。

乗り継ぎ需要
延伸される成田空港のB滑走路(23日、読売ヘリから)=鈴木毅彦撮影

 国際空港評議会がまとめた総旅客数ランキングによると、成田はコロナ禍前の2019年が50位、23年は68位と低迷。23年に20位に入ったライバルの仁川空港(韓国)に水をあけられている。NAAによると、東アジアの空港は「ハブ機能」を高め、旅客や貨物を様々な方面に運ぶための中継点となってきた。

 北米―東南アジアの乗り継ぎ旅客の獲得シェアは19年、桃園(台湾)が21%、香港は18%、仁川が17%。成田は15%だ。田村社長は「北米から見たら最初のアジアは日本。地理的にも成田に優位性があるはずだが、乗り継ぎを意識した空港づくりはしていなかった」と語る。

 NAAは発着枠を増やすことで、乗り継ぎ需要を取り込みたい考えだ。発着枠が50万回になった場合、旅客数は24年の1・8倍の7500万人、貨物取扱量は1・5倍の300万トンになる見込みだ。

首都圏発着100万回
 成田で50万回の発着枠が実現すると、羽田と合わせた首都圏空港の発着枠は100万回となる。

 NAAによると、発着枠100万回はニューヨークやロンドンなど世界の主要都市の複数空港が実現している。政府は、都市間での国際競争力を維持するためにも成田の機能強化は欠かせないとみている。

 課題は事業費の高騰だ。19年度の見積もりは5125億円だったが、物価や人件費の高騰などもあり、24年度試算では約3割増の6707億円となった。NAAは他事業で発生した土砂の活用などでコスト縮減策を講じるとしているが、「今後も一定の増額リスクがある」としている。

7578OS5:2025/06/11(水) 17:59:06
https://news.yahoo.co.jp/articles/9b41e84ab7de5f38805da85e7dd86cda727b0043
ジェットスター・アジアが7月末で運航終了 500人を解雇へ
6/11(水) 12:53配信
毎日新聞
「ジェットスター・アジア」の航空機がシンガポールのチャンギ国際空港に並ぶ様子=2014年2月、ロイター

 オーストラリアの航空最大手カンタス航空は11日、シンガポールを拠点とする格安航空会社(LCC)の子会社「ジェットスター・アジア」の事業を7月末で閉鎖すると発表した。

 声明では、空港使用料をはじめとするコストの上昇に加え、アジア地域での他社LCCとの競争激化を理由に挙げた。従業員500人以上を解雇する見通しという。

 シンガポール紙ストレーツ・タイムズによると、ジェットスター・アジアはチャンギ国際空港を拠点に週約180便を運航しており、2024年の利用者は約230万人に上った。

 閉鎖に伴い、那覇―シンガポール線を含む16のアジア路線が影響を受ける。ただ、同じカンタス航空グループ傘下の「ジェットスター」のアジア路線や「ジェットスター・ジャパン」の運航には変更がないという。

 今後は段階的に減便を進め、7月末にすべての運航を終了する。既に予約済みの乗客には、全額返金などで対応するとしている。【国本愛】

7579OS5:2025/06/13(金) 18:31:52
https://news.yahoo.co.jp/articles/1eeda9863fad9e3cdb3380afca1e3d5e2400be9b
インド機墜落 エンジン2基が同時停止か 専門家が考える三つの原因
6/13(金) 16:17配信

毎日新聞
鳥塚亮
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エア・インディア機の墜落現場で活動する救助隊員ら=インド西部アーメダバードで12日、AP

 インド西部アーメダバードで12日、エア・インディアのボーイング787が離陸直後に墜落した。考えられる原因はどこにあるのか。

【写真】墜落し建物に引っかかった機体

 「離陸直後に二つのエンジンが同時に停止した可能性がかなり高い。エンジンが一つでも正常に働いていたら、十分飛行は可能だ」。日本航空の元機長で航空評論家の小林宏之さんは、現地メディアが報じた事故機の映像から墜落原因についてこう指摘する。

 事故機が離陸直後にフライトレーダーの記録から消えたことが根拠の一つだ。航空機は主にエンジンで発電するため「記録が消えたことは、電源が失われており、エンジンが停止したことを意味する」と分析する。

 その上で、エンジン停止の理由として、▽バードストライク▽整備不良▽燃料系のトラブル――の三つが考えられるという。

 AP通信などによるとボーイング787は全世界で現在約1200機が運航しているとみられ、死者を伴う墜落事故は初めてという。小林さんも「ボーイング787は機体もエンジンも非常に信頼性が高く、こんな事故は聞いたことがない」と驚きを隠さない。

 これから本格的な事故調査が始まるが、小林さんは「少なくとも1年以上はかかるだろう」と指摘。事故機の機長らが離陸直後に緊急事態を知らせる信号を航空管制官に送っていたとの現地報道に触れ、「ボイスレコーダーをはじめ、機長や管制官のやり取りが判明してくれば事故の全体像も徐々に見えてくるだろう」と話した。【飯田憲】

7580名無しさん:2025/06/26(木) 13:30:43
https://news.yahoo.co.jp/articles/d13b6d2b0bbb97d67c881e431f247ebfe514a1fb
49年間定期便の運航ない福井空港、進む老朽化…復活へ新空港ビル建設など富裕層向けにアピール
6/26(木) 10:30配信


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読売新聞オンライン
県防災ヘリなどの拠点となっている福井空港(福井県坂井市で)

 老朽化した福井空港(福井県坂井市)の再整備に向け、県は防災や観光・ビジネス面での活用を進める構想案をまとめた。昨年1月の能登半島地震を踏まえ、駐機場を拡張し、救援ヘリの受け入れ態勢を強化するとともに、新空港ビルを新たに建設。プライバシーが確保できる待合室を設けるなどして富裕層らにアピールし、プライベートジェットの利用拡大も促す。(川上大介)

【写真】福井空港ビルも老朽化進む

 福井空港は1966年に開港したが、76年以降、定期便は運航されていない。現在は県警ヘリ、県の防災ヘリ、ドクターヘリが拠点とし、グライダー飛行が盛んに行われているほか、小型のジェット機などが発着している。ただ、施設の傷みが著しく、昨年7月から有識者らでつくる検討委員会が再整備に向けた協議を重ねていた。

 防災面の機能強化では、能登半島地震で各地の救援ヘリが集まった際、駐機場が手狭だったことなどから、駐機場を約1・5倍に拡張し、小型ヘリを最大15機受け入れられるようにする。給油施設も増設し、救援ヘリ3日分の燃料を確保できるようにするほか、夜間にも緊急着陸が可能となるよう、照明も整備する。

 また、現在の空港ビルの西側に新たな空港ビルを整備。出入り口を大きくし、自衛隊の大型輸送ヘリが搬送する患者数(15人)をスムーズに受け入れ、災害派遣医療チーム(DMAT)が迅速に活動できるよう、柱などの障害物がないロビーとする。災害時の指揮調整所などとして使える部屋も置く。

 さらに、観光やビジネス面でも利用増を狙う。近年はプライベートジェットの利用回数が大幅に増加していることから、新空港ビルにはプライバシーが守られる待合室を作り、富裕層らにPRする。一方、街中に位置することから、地域住民にも開かれた空港になるよう、屋上の展望デッキにベンチを置いて居心地を良くするほか、2階にも屋根付き展望デッキを設ける計画という。

 開会中の県議会定例会での説明の後、基本設計に着手し、今年度から5年程度かけて整備する予定。県港湾空港課の担当者は「住民からも親しまれ、防災や観光の拠点となる、魅力あふれる空港としていきたい」としている。

7581OS5:2025/07/26(土) 17:15:53
https://news.yahoo.co.jp/articles/3fc251dd0ac361f539fb90cdffcd1927351c8846
ホーバークラフトの定期便運航開始 国内唯一 大分空港と市内結ぶ
7/26(土) 17:06配信

毎日新聞

西大分発着場に近づくホーバークラフト=大分市で2025年7月26日午前9時8分、久保田修寿撮影

 水陸両用船「ホーバークラフト」で大分空港(大分県国東市)と大分市中心部を海上ルートで結ぶ定期便の運航が26日、始まった。ホーバーによる定期航路は国内唯一。同航路は2009年まで運航されており、16年ぶりの復活となる。

【写真特集】ホーバークラフトの定期便が就航

 ホーバーは、ファンなどで空気をためた船体下部の「スカート」から空気を勢いよく噴き出して船体を浮かせ、船尾のプロペラで水上でも陸上でも自由に走れる乗り物。船体が浮いているので水の抵抗がなく、船よりも高速で進める。

 今回の航路は西大分発着場―大分空港間の約33キロを最高時速80キロで走り、所要時間は約35分と陸路よりも約30分短縮。当面は1日4往復計8便を運航する。運賃はスマートフォンの事前決済で大人2000円、子ども1000円、現地での支払いは大人2500円、子ども1250円となっている。

 第1便となる始発の1往復は定員80人が満席となった。大分空港発の便を利用した女性(49)=東京都新宿区=は鹿児島への旅行途中、第1便に乗るために利用したといい「意外と揺れなくて快適」と笑顔。国東市の実家に帰省し、家族3人で乗った大学教員、内林俊洋さん(42)=福岡市博多区=は「2歳の息子がぐっすり眠るぐらい静か。とても速いし、大分の新しい観光資源として期待できるのでは」と話した。

 同航路は1971〜09年、ほぼ同じルートで運航されていたが、当時の運営会社が経営難などで撤退していた。今回はタクシー最大手の第一交通産業(北九州市)の子会社「大分第一ホーバードライブ」(大分市)が運営。ホーバーは県が所有し、運航を同社に委託する「上下分離方式」を採用している。

 当初は23年度内の就航を目指していたが、操縦士の訓練中に発着場での接触事故などが相次ぎ、計画より1年以上遅れた。先行して24年11月に別府湾の周遊便の運航を始めている。【久保田修寿】

7582OS5:2025/08/07(木) 11:31:17
https://news.yahoo.co.jp/articles/d6d57e1a9a400645849d5b3a72685c83cbfb4e50
【独自】茨城空港 国際線制限撤廃 増便や新規就航期待
8/7(木) 7:00配信

茨城新聞クロスアイ

茨城空港=小美玉市与沢

茨城空港への国際線の就航や増便の障壁となっていた乗り入れ制限を巡り、茨城県と防衛省、国土交通省の3者が新しい確認書を交わし、制限を撤廃したことが6日、関係者への取材で分かった。確認書は7日から適用される。

新しい確認書では国際線乗り入れの時間帯や間隔などを制限していた前の確認書について、7日で廃止することを付則に明記した。

茨城空港は前の確認書によって、水曜日終日や月曜日午前7時半〜正午などの時間帯で乗り入れを制限したほか、乗り入れ間隔を1時間程度空けることなどが定められていた。

茨城空港は航空自衛隊百里基地との共用空港。国際線については、訓練や「自衛隊の能力を知られないための保全の必要性など」(防衛省)を理由に乗り入れが制限されていた。

3者は2023年、原則「1時間1便」の着陸制限緩和で合意したものの、国際線はその後も制限が残ったため、航空会社からの増便や新規就航の要望に応え切れていなかった。

大井川和彦知事ら県関係者は7月、防衛省を訪れ、中谷元防衛相に制限撤廃を求めた。要望内容はおおむね受け入れられた。

大井川知事は7月の要望後、「制限撤廃が実現すれば、韓国便が希望する増便や、ほかの国からの新規就航などが展開できる」と期待感を示し、「茨城空港が名実ともに首都圏の第3空港に発展していくための大きな一歩になるのではないか」と話していた。

県が7月に策定した「茨城空港将来ビジョン」では、就航中の中国や台湾、韓国線の増便に加え、東南アジアや欧米への新規就航を目指すとしている。国際線の旅客数は24年度の約7万人(1路線、週2便)から40年代には約60万人(12路線、週39便)に増やすことを目標としている。

茨城新聞社

7583OS5:2025/08/07(木) 21:00:41
https://www.sankei.com/article/20250806-N5T7PWWI3JNLNMARNOECQE4U3Q/
<独自>日航機墜落事故40年 米ボーイング、修理ミスの理由説明「設置困難で部品切断」
2025/8/6 22:00
12日で発生から40年になる日航機墜落事故を巡り、米ボーイング社は産経新聞の取材に応じ、事故原因とされる接合板(スプライス・プレート)を2枚使用した機体の修理ミスが起きた理由について「設置することが構造上困難だったため」と明らかにした。当時の旧運輸省航空事故調査委員会の調査や、警察の捜査では担当者への聞き取りができず、2枚のプレートを使用した修理ミスが起きた理由は判明していなかった。


1985年8月に発生し、乗客乗員520人が犠牲になった単独機として世界最悪の航空機事故は、原因のさらなる究明に向け一歩踏み出した。


墜落した機体はボーイング747型機。墜落事故の7年前、別の事故で機体後部を損傷し、ボーイングが修理した。機内の気圧を保つドーム状の部品「後部圧力隔壁」について、修理チームは下半分を新品に取り換え上半分と接合した。

このとき、接合部にあてるプレートが指示書では1枚だったのに対し、2枚に切断されたものが使用された。隔壁はプレートを挟む形で鋲留めされたが、本来の仕様より強度が7割に落ち込み、最終的に墜落事故につながったと事故調の報告書で結論付けている。



だが、2枚のプレートを使用した理由は長く判明していなかった。ボーイングは取材に「プレートを所定の位置に設置するのが難しく、2つに切り分けて設置しやすくした」と説明した。

ボーイングは昨年9月、日航機墜落事故に関するページを公開し、この内容を示していた。米連邦航空局(FAA)も、公式サイトで「隣接する構造物との複合的な湾曲のため設置が困難だった」と記載している。

事故で機体後部を損傷した日航機=1978年6月、大阪空港
事故で機体後部を損傷した日航機=1978年6月、大阪空港
当時、事故調の調査官として圧力隔壁を調べた斉藤孝一さん(80)は「事故後の40年間で初めて出てきた情報で、大変驚いている。整備員たちが安全のために知るべき非常に重要な情報だ」と述べた。


ボーイングは取材に際し、「ご遺族の皆さまに心よりの哀悼の意とおわびを申し上げます」と改めて謝罪した。

遺族らでつくる「8・12連絡会」は「修理ミスについて、ひとつひとつ事実が分かっていくことによって、その背景を明らかにしていくことができるはずなので、さらに詳しく情報をオープンにしていってほしい」とコメントした。(織田淳嗣)


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