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Airline & Airport(航空会社・航空路線・空港)スレ
7406
:
OS5
:2023/07/12(水) 13:50:05
https://www.niigata-nippo.co.jp/articles/-/246095
トキエア丘珠線、予定通り8月10日就航できる? 1カ月切っても国の飛行審査始まらず綱渡り状態、運賃・ダイヤも未発表
2023/7/11 12:00
(最終更新: 2023/7/11 16:33)
トキエアのフランスATR社製の小型プロペラ機=6月、新潟空港
新潟空港を拠点とする格安航空会社(LCC)、トキエア(新潟市東区)が示した丘珠(札幌市)線就航予定日の8月10日まで1カ月を切った。トキエアは7月10日現在、定期便と同じ環境下で行う路線訓練飛行を実施しており、就航に必要となる国の審査に伴う実証飛行には入っていない。審査には4週間程度必要としており、予定通り就航できるかは綱渡りの状態だ。運賃や運航ダイヤもまだ発表されておらず、就航間際となる可能性...
7407
:
OS5
:2023/07/19(水) 08:50:37
https://news.yahoo.co.jp/articles/8c1d2e6fabcaa6033e6e238997845c558939e862
特急キラーに? 池袋〜成田空港の“格安”高速バス増便 1時間1本パターン確立へ
7/19(水) 8:42配信
乗りものニュース
1年で9.4万人利用「成田シャトル池袋線」
池袋駅西口に発着する「成田シャトル池袋線」のウィラー車(乗りものニュース編集部撮影)。
ウィラーは2023年7月18日(火)、池袋と成田空港を結ぶ低価格バス「成田シャトル池袋線」を8月1日から増便すると発表しました。
同路線はウィラーエクスプレス、京成バス、国際興業、東京空港交通(当初はリムジン・パッセンジャーサービス)の4社共同運行で2022年8月に運行を開始。池袋駅西口に発着し、成田空港までを最短80分で結びます。同日運行開始の東急バス渋谷線とともに、格安の成田空港アクセスバスとして山手線西側の2大ターミナルに初めて発着しました。
運賃は大人1900円で、出発24時間前まで予約可能な早得プランで事前決済すると1500円になります。
今回はダイヤ改正を行い、池袋発は2便、成田空港発は3便増やし、合計23便に。また、運行間隔を1時間サイクルに均等化、および池袋駅発・成田空港発の出発時刻をパターン化し、よりわかりやすくなるといいます(一部の便を除く)。
さらに、事前予約・決済の可能な時間が、これまでの出発時刻20分前から、10分前までになります。
成田シャトル池袋線はこれまで約9.4万人が利用。乗客のアンケート(回答数326名)からは「乗り換えの少なさ」「価格の安さ」「バス停のアクセスのしやすさ」という点が好評で、約8割の人が「成田シャトル池袋線を家族や知人に薦めたい」と回答しているそうです。増便は要望も多かったそう。
ウィラーは、「今後も利用状況やお客様の声を元にしたサービス向上に取り組み、移動の利便性向上や来街者数の増加への貢献に努めてまいります」としています。
乗りものニュース編集部
7408
:
OS5
:2023/07/19(水) 13:02:57
https://news.yahoo.co.jp/articles/8c1d2e6fabcaa6033e6e238997845c558939e862
特急キラーに? 池袋〜成田空港の“格安”高速バス増便 1時間1本パターン確立へ
7/19(水) 8:42配信
乗りものニュース
1年で9.4万人利用「成田シャトル池袋線」
池袋駅西口に発着する「成田シャトル池袋線」のウィラー車(乗りものニュース編集部撮影)。
ウィラーは2023年7月18日(火)、池袋と成田空港を結ぶ低価格バス「成田シャトル池袋線」を8月1日から増便すると発表しました。
同路線はウィラーエクスプレス、京成バス、国際興業、東京空港交通(当初はリムジン・パッセンジャーサービス)の4社共同運行で2022年8月に運行を開始。池袋駅西口に発着し、成田空港までを最短80分で結びます。同日運行開始の東急バス渋谷線とともに、格安の成田空港アクセスバスとして山手線西側の2大ターミナルに初めて発着しました。
運賃は大人1900円で、出発24時間前まで予約可能な早得プランで事前決済すると1500円になります。
今回はダイヤ改正を行い、池袋発は2便、成田空港発は3便増やし、合計23便に。また、運行間隔を1時間サイクルに均等化、および池袋駅発・成田空港発の出発時刻をパターン化し、よりわかりやすくなるといいます(一部の便を除く)。
さらに、事前予約・決済の可能な時間が、これまでの出発時刻20分前から、10分前までになります。
成田シャトル池袋線はこれまで約9.4万人が利用。乗客のアンケート(回答数326名)からは「乗り換えの少なさ」「価格の安さ」「バス停のアクセスのしやすさ」という点が好評で、約8割の人が「成田シャトル池袋線を家族や知人に薦めたい」と回答しているそうです。増便は要望も多かったそう。
ウィラーは、「今後も利用状況やお客様の声を元にしたサービス向上に取り組み、移動の利便性向上や来街者数の増加への貢献に努めてまいります」としています。
乗りものニュース編集部
7409
:
OS5
:2023/07/19(水) 13:03:32
https://news.yahoo.co.jp/articles/5d8c0df3025aae2b6f42cc18fb22d78b4b8015e9
成田空港「ワンターミナル構想」に隠れた、“空港アクセス改善”という超重要事項 鉄道混雑率100%超にどう対応するのか
7/19(水) 11:50配信
変貌を遂げる成田空港
成田空港第3ターミナル(画像:写真AC)
首都圏の玄関口である成田空港は、離れた場所に三つのターミナルが存在するが、今後、大きな変貌を遂げることになりそうだ。開港から45年を迎えた2023年3月、成田空港の再編に関する検討会が「『新しい成田空港』構想中間とりまとめ」を示し、空港施設を再構成する「ワンターミナル構想」を打ち出した。
【画像】えっ…! これが成田空港の「ワンターミナル構想」です(計14枚)
現在の成田空港は、
「極めていびつな形」
をしている。これは政府による一方的な空港建設決定に反対運動が起こり、いくつもの未買収地が残ったためである。
その結果、開港以来、成田空港は未完成のまま、施設は分散して建設され、非効率的なレイアウトで運用されてきた。
特に目立つのが第3ターミナルだ。同ターミナルは格安航空会社(LCC)の需要増加を背景に、2015年4月オープンした。
低コストで運営できる第3ターミナルには、開業当時5社のLCCが入居、1年間で乗客数は600万人を超えた。その後も、LCC路線の拡大とともに重要度は高まっている。
そんな第3ターミナルだが、一方でアクセスの悪さは課題だ。第2ターミナルとの距離は
「約500m」
もある。
電車で空港に到着した乗客やターミナル間の乗り換え客は、連絡バスに乗るか、ターミナル間を歩かざるを得ない。空港内の道路整備により連絡バスの所要時間短縮が図られてはいるが、それでもターミナル間移動に10分以上かかることもある。
ターミナルが抱える問題
成田空港第3ターミナルへの通路(画像:写真AC)
また、航空会社の枠組みの変化もターミナル再編が求められる理由だ。
「『新しい成田空港』構想中間とりまとめ」では、ターミナルが抱える問題のひとつを次のように説明している。
「ターミナルは3大アライアンスの枠組みだけでなく、利用者のニーズによっても制限される。3大アライアンスの枠にとらわれない航空会社間の様々な提携、国内外LCCの就航、国内線の成長に伴う国際線と国内線の乗り継ぎ便の増加など、航空会社のニーズも変化している。一方、成田空港の旅客ターミナルのレイアウトや設備は、旅客の利便性の低下や、航空会社やCIQ(註:税関・出入国管理・検疫)等の運営負担の増大を招いており、柔軟性や効率性の向上も求められている」
三大アライアンスとは、
・ANAが加盟する「スターアライアンス」
・JALが加盟する「ワンワールド」
・日系エアラインが加盟しない「スカイチーム」
である。
従来、アライアンスはひとつのターミナルに集約されており、乗り継ぎの際は同じターミナル内を移動する必要があった。航空会社からすれば、メンテナンスや物品の調達が共同で行われるため、同じターミナルにあることは都合がよかったのだ。
7410
:
OS5
:2023/07/19(水) 13:03:45
進むLCC再編
成田空港第3ターミナル(画像:写真AC)
いま、航空会社の結びつきは複雑になりつつある。とりわけ、LCCの再編は新たな局面を迎えている。
ANAグループ傘下のピーチ・アビエーションは2019年にバニラ・エアを統合。JALは2021年に中国の春秋航空との合弁会社であったスプリング・ジャパンを子会社化している。
現在、JALグループ、ANAグループともにLCC参画を進めており、その概要は以下のとおりである。
●JALグループ
・スプリング・ジャパン
・ジェットスター・ジャパン
・ジップエアトーキョー
●ANAグループ
・ピーチ・アビエーション
・エアージャパン
このように、アライアンス間の移籍だけでなく、フルサービスキャリアが傘下にLCCを持つことも当たり前になっている。
こうなると、各系列会社同士で同一のターミナルに入居しているのが理想的だ。しかし、実際にはターミナルごとにチェックインなどのオペレーションシステムが異なるため、移設は容易ではなく、オペレーションに負担がかかっている。
近い将来、成田空港の年間発着回数は50万回を超えるといわれている。その場合、LCCが発着回数の約半分を占めると予想され、運営負担はさらに増大することが見込まれる。この解決策としてワンターミナルは望ましい。
急がれるアクセスルート再検討
成田空港第3ターミナル(画像:写真AC)
もうひとつ、第1、第2ターミナルは老朽化が進み、バリアフリー設備も不足しているが、運用しながらの外壁や設備の更新は難しい。そのこともワンターミナルが望まれる理由だ。
ただ、ワンターミナルを建設すれば問題はすべて解決するかといえば、そんなことはない。
同時に取り組まなければならないのは、
「アクセスルートの再検討」
である。
現在、成田空港へのアクセスは、主にJRと京成線の鉄道2路線とバスだ。このうち、鉄道は、発着回数が50万回を超えると、
「17時以降の成田都心方面の混雑率が100%を超える」
と試算されている。ターミナルでの移動が便利になっても、空港から都心方面への電車に乗れないことも危惧されるのだ。
「新しい成田空港」の実現のために、乗り越えなければならない課題はまだまだ多いのである。
柏木ハンナ(航空ウォッチャー)
7411
:
OS5
:2023/07/26(水) 18:31:07
https://news.yahoo.co.jp/articles/8605b14713eaebb4054fa7ff81be7d715617d741
「山梨空港」誕生なるか 条件は「リニア新幹線アクセス」羽田の補完空港として検討開始へ
7/26(水) 8:12配信
乗りものニュース
定期路線以外の飛行機発着も想定
地方空港のイメージ(乗りものニュース編集部撮影)。
山梨県は2023年7月25日(火)、県内に空港を設置する可能性について、調査業務の発注を開始しました。
山梨県には空港がありません。これまで検討されたことがありましたが、いずれも実現には至りませんでした。昨年5月に同県の長崎知事が検討を進めると明らかにし、準備が進められていました。
調査の仕様書によると、新空港はリニア中央新幹線の山梨県駅(仮)と接続できる位置に開港。リニアとのアクセスが便利で、羽田空港の補完的機能を果たし、定期路線だけでなくビジネスジェット、プライベートジェット、その他事業用飛行機など、「いざという時に様々な飛行機が発着できる」存在になれることを想定しています。
調査では、空港の規模や就航機材、リニアアクセスの方法を含め、各条件を網羅して可能性を探ります。今年度末に報告書が上がる予定で、その内容をもとに、来年度以降にさらなる検討が進められていくものと思われます。
乗りものニュース編集部
7412
:
OS5
:2023/07/27(木) 16:11:30
https://www.niigata-nippo.co.jp/articles/-/254395
トキエア就航、なぜ何度も延期に?「後ろ盾なし新規参入」ハードル高く…「オオカミ少年にならないか…」危ぶむ声も
2023/7/27 12:00
トキエア(新潟市東区)が8月10日としていた新潟-丘珠(おかだま)(札幌市)線就航を8月下旬に延期した。14年ぶりの新規航空会社の立ち上げに対し、国とトキエアが手探りの中でやり取りし、安全運航のための国の審査に時間を要していることが背景にある。地域の期待が大きいだけに、度重なる就航延期に、新潟県内観光関係者からは連携に不安の声も上がる。延期により失いつつある地域航空会社としての信頼の醸成が喫緊の...
7413
:
OS5
:2023/07/31(月) 10:55:25
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/885330/
丘珠空港、30年に滑走路延伸 札幌市、工事加速へ時期明示
会員限定記事
2023年7月29日 05:00
札幌市が、札幌丘珠空港(札幌市東区)の滑走路を1500メートルから1800メートルに延伸する目標時期を2030年とすることが28日、分かった。札幌中心部では30年度末に予定される北海道新幹線札幌延伸に合わせた再開発などで人手不足や資材高騰が深刻化しており、時期を明確化することで工事を着実に進めるのが狙いだ。31日の市議会特別委員会で報告する。
300メートル延伸することで、夏季限定の小型ジェット機の運航が冬場も可能になる。市が昨年11月に策定した「丘珠空港の将来像」では延伸時期を「おおむね10年後」と記し、発着便は現在の倍の70便、年間旅客数も3倍以上の100万人に増えると想定。空港の運用時間は前後30分ずつ延長して午前7時〜午後9時とするよう国に求めるとし、空港ビルの拡充や空港へのアクセス向上も盛り込んだ。
将来像の実現に向け、市は今春以降、空港を所管する国土交通省や防衛省など関係機関と検討会を5回開催。丘珠空港の22年度の旅客数は13年ぶりに30万人を超えるなど好調で、延伸の可否を最終的に判断する国も「前向きな姿勢を示している」(市幹部)と判断し、具体的な目標時期を明示することを決めた。
背景には人手不足や資材高騰による工事遅れなどへの懸念がある。札幌中心部では再開発が相次いでいるほか、今秋にはラピダス(東京)の次世代半導体工場の建設が千歳市で始まる。札幌中心部のホテル新築計画が無期限延期になるなど影響は表面化しており、市は滑走路延伸の目標時期を明確化することで、人手と資材の早期確保を目指す。
丘珠空港の滑走路を巡っては、1995年に市と道が当時の1400メートルから2千メートルに延長する方針を示したが、騒音を懸念する地域住民の反発で1500メートルになった経緯がある。市は今回、地元住民との対話を重ね、理解を得たい考えだ。(五十地隆造)
7414
:
OS5
:2023/07/31(月) 10:59:50
https://www.niigata-nippo.co.jp/articles/-/254395
トキエア就航、なぜ何度も延期に?「後ろ盾なし新規参入」ハードル高く…「オオカミ少年にならないか…」危ぶむ声も
2023/7/27 12:00
トキエア(新潟市東区)が8月10日としていた新潟-丘珠(おかだま)(札幌市)線就航を8月下旬に延期した。14年ぶりの新規航空会社の立ち上げに対し、国とトキエアが手探りの中でやり取りし、安全運航のための国の審査に時間を要していることが背景にある。地域の期待が大きいだけに、度重なる就航延期に、新潟県内観光関係者からは連携に不安の声も上がる。延期により失いつつある地域航空会社としての信頼の醸成が喫緊の課題となる。
「ようやく最後のヤマを迎える」。長谷川政樹社長は7月26日に新潟空港で開いた会見で、就航へ向けた準備が最終盤を迎えていることを強調した。一方で、就航予定日が8月下旬にずれ込む見通しを示し、お盆休みに間に合わなかったことについて「期待に応えられず申し訳ない」と語った。
トキエアはこれまで、安全運航に関わる国の審査のうち、最終関門となる実証飛行の審査に入るため国と調整を重ねてきた。前回延期後、6月下旬の時点では6月30日に実証飛行を始める計画も示しており、少なくとも1カ月近くは調整を続けてきたことになる。
▽大手傘下以外の新規参入2009年以来
県内経済界からは航空業界でのベンチャー事業立ち上げの難しさに理解を示す声も上がる。国内航空会社の新規参入は、航空大手傘下以外では2009年のフジドリームエアラインズ(静岡市)以来。大資本の後ろ盾や親会社を持たない完全独立系の航空会社の参入は、ほとんど例がない。
長谷川社長は「さまざまな指摘や確認作業があり、実証飛行の中でも国からいろいろと『宿題』が出る可能性がある」と語り、国の審査手続きを通過する大変さをにじませた。
新潟商工会議所の福田勝之会頭はコメントを出し、「スタートアップ(新興企業)には乗り越えるべき課題が多く、スケジュール通りに進むことはまれと聞いている」と理解を示し、就航に期待を込めた。花角英世知事も「遅れとは捉えていない。安全運航できる体制が着実に構築できてきたということだ」と話した。
▽「安心」イメージ、これ以上の延期は…
就航遅れの資金的な影響について、長谷川社長は「限定的だ」とし、今のところ資金繰りに問題はないとの認識を示した。今後開設する他路線の就航時期についても「今のところ変更はない」とした。しかし、繰り返される延期は「オオカミ少年」(県内経済関係者)のように捉えられかねず、航空会社にとって重要な「安全・安心」のイメージを損なう可能性がある。
県内のある観光業関係者は「1カ月前に予定を示さないと、利用者に『安心』を提供できない。連携していけるか不安がある」と懸念し、丁寧な説明と迅速な対応を求めた。
7415
:
OS5
:2023/07/31(月) 14:12:32
https://news.yahoo.co.jp/articles/87727c430ef340a5bfa77a21998caed3ffd83beb
やっぱり夏はハワイ…成田便、満席続出 「ウミガメ」も週10往復に
7/31(月) 12:13配信
毎日新聞
ホノルル便に搭乗する旅客にペンライトを振って見送る全日空の地上係員ら=千葉県成田市の成田空港で2023年7月21日午後7時28分、中村宰和撮影
やっぱり夏はハワイ――。成田空港を発着する米ハワイ・ホノルル便が好調だ。満席に近い便が続出し、航空各社は運航便数を増やしている。新型コロナウイルスや円安、物価高などの影響で日本人の海外旅行需要は回復途上だが、定番の夏休みのハワイ旅行は人気が復活しつつある。
【ハワイ便人気 「空飛ぶウミガメ」はコロナ前の水準に】
21日夜、機体にウミガメの塗装をして「フライングホヌ(空飛ぶウミガメ)」の愛称で呼ばれる全日本空輸の超大型機A380(総2階建て520席)が2機、相次いでホノルルへ向けて飛び立った。旅客は514人と499人でいずれもほぼ満席だった。
新型コロナの影響で旅客が減少し、一時、運航を休止していた。2022年7月に週2往復で再就航し、この日、運航便数が感染拡大前の20年3月以来となる1日最大2往復で週10往復に戻った。搭乗口で地上係員がほおにウミガメのシールを貼って新商品のウミガメのキーホルダーを販売し、駐機場では約40人がペンライトを振って出発便を見送った。
家族3人で訪れる東京都小金井市の小学3年、岩下希子さん(8)は「プールを楽しみ、エビを食べたい」と笑顔を見せ、母絵美さん(36)は「子どもが一番喜ぶと思い、王道のハワイにした。子どもが成長してからも覚えているような思い出をたくさん作りたい」と話した。新婚旅行に出かける広島市中区の会社員、前田俊平さん(36)は「おいしいものを食べたい」と言い、妻翠さん(33)は「看護師をしていて、新型コロナの感染が広がっていた時期の病院はとても大変だった。あこがれのハワイの海でゆっくりしたい」と言って乗り込んだ。
全日空によると、成田―ホノルル便の予約率はお盆休みまで90%台半ばで推移し、連日満席の便もある。岡功士・執行役員成田空港支店長は「元々、年間を通して予約の高い路線だった。夏だけに終わらせず、日本人がハワイ以外の地域も含め海外旅行を楽しむマインドを高めたい」と意欲を語る。
航空各社も増便している。日本航空は7月の定期便がほぼ満席で、8月の予約率は9割を超えていて計5往復を増便する。日航はハワイ島・コナと結ぶ直行便を7月15日〜8月29日に季節運航し、週3往復する。日航傘下の格安航空会社(LCC)のZIPAIR(ジップエア)は、週3往復から7月28日〜8月25日の期間限定で最大1日1往復に増便し、ほぼ満席になっている。米ハワイアン航空は8月5〜24日、週6往復を1日1往復に増便する。
旅行大手JTBによると、夏休み中(7月15日〜8月31日)の海外旅行者数は推計で120万人。前年の2・1倍に増えるものの感染拡大前の19年比では39・6%にとどまる。旅行先の人気の上位は①韓国19・1%②台湾16・1%③ハワイ12・6%――の順だった。夏休み以降も含めた今後の海外旅行については「すぐに行きたい」という回答はハワイが12・5%で最も多かった。【中村宰和】
7416
:
OS5
:2023/07/31(月) 17:53:29
https://news.yahoo.co.jp/articles/f04e3a3e38d8e0a32f0121cf4d8cb1acfd7abe4b
開港20周年「地方空港の優等生」と呼ばれた能登空港がアフターコロナで苦境に…関西圏の路線開拓が打開の鍵か【石川発】
7/31(月) 17:02配信
FNNプライムオンライン
FNNプライムオンライン
石川県輪島市にある能登空港(愛称:のと里山空港)は2023年7月7日に開港から丸20年を迎えた。地方空港の優等生とも言われた空港は今や、コロナ禍を経て岐路に立っている。20年の歩みを振り返ったうえで、今後の空港のあり方を考える。
能登待望の空港がオープン
能登空港の歴史を考えるうえで欠かせない人物に話を聞いた。20年前、奥能登に空港を誘致しようと県のトップとして奔走した谷本正憲前石川県知事だ。
「開港記念の7月7日は土砂降りの雨。桂文珍さんが0番機で到着した。能登は首都圏からすると遠隔の地だったんですよね。能登半島には空港が不可欠だったんじゃないかと私は思いますがね」と開港当時を振り返る。
全国初の搭乗率保障制度で活路開く
過疎と高齢化が進む能登地域の活性化に向けた起爆剤として総事業費239億円をかけて建設された能登空港。今、能登と首都圏を結ぶ定期便は1日2往復あるが、実現には大きな壁があった。「2便目の就航は当時、全日空が頑として首を縦に振ってくれなかった。能登空港の場合は満席になっても135人。札幌や福岡だと500人が乗ってくれる」と谷本前知事。そこで打ち出したのが全国初の搭乗率保障制度だ。年間の目標搭乗率を設定し、上回れば航空会社が地元に販売協力金を支払う。逆に目標に届かなければ、県と地元自治体が航空会社に損失を穴埋めする制度だ。
「目標搭乗率を下回ったら税金で補填するというのはやっぱりリスクです。だけどあの時はそういう提案をしなければ2便目の就航はあり得なかった」と谷本前知事は強調する。この制度によって悲願の2往復を獲得した能登空港。東日本大震災やコロナ禍などの特別な年を除くと、過去20年目標搭乗率を下回ったことはない。逆に全日空からはこれまで1億9000万円余りの協力金が支払われた。このため能登空港は「地方空港の優等生」と高く評価されてきたのだ。
空港の利用客に話を聞いてみると「金沢に電車で行くより楽」「寝ていたらすぐ着いた」などと好意的な意見が多かった。地方空港の優等生との評価を支えた原動力は何なのか。搭乗率という数字の裏には地元住民や自治体の熱心な取り組みがあった。
7417
:
OS5
:2023/07/31(月) 17:53:40
年40回以上空港を利用する住民も
石川県輪島市で和菓子店を営む中浦政克さんは空港の活性化に一役買おうと、地元商店街の店主などと「能登ネットワーク」を結成し、能登空港を発着する飛行機に乗って首都圏と交流するイベントやツアーを企画してきた。中浦さんは「能登半島の育ちというのはちょっと田舎だなと思っていた。能登空港を生かして自分たちのビジネスや活動の幅を広げていきたいと考えた」と振り返る。
多い時には年に40回以上も空港を利用し、搭乗率の向上に貢献してきたそうだ。「自然の需要に任せても限界がある。毎年7月7日が成績を頂く日だから、その日が近づくにつれ石川県や輪島市も『積極的に空港を使ってほしい』と呼びかけがどんどん大きくなる」と中浦さんは説明した。
人口減少にコロナ禍…利用客は激減
さらに地元の自治体では、住民が能登空港を使って往復すると助成金がもらえるキャンペーンなど、搭乗率アップに向けた様々な政策を打ってきた。しかし宝達志水町以北の能登地方の人口は開港当時の2003年はおよそ24万人だったのに対して今年4月の時点でおよそ18万人と3割も減少した。
人口減少に比例するように、全体に占める地元の利用者数も開港時は37%だったものが2020年には8%と低迷が続くようになっている。
地元の応援団の取り組みはコロナ禍も重なって停滞し、中浦さんも2年前に団体を卒業した。中浦さんは「僕たちの時代とは変わってきた。後継者を作っていくのも僕たちの仕事なんですけど、中々うまくいってないというのが正直なところですね」と悔しさをにじませた。コロナ禍で3割にまで落ち込んだ搭乗率は、20年目の2023年は7月までの数字で言えば5割にまでしか回復していない。
関西エリアへの路線開拓が課題か
今後、能登空港をどうやって守っていくのか。谷本前知事は「私が知事の時代には残念ながら関西と能登空港の間の定期便就航は実現しませんでした。これからは関西との路線開拓が能登空港にとっては大きな課題の一つになっていくんじゃないでしょうかね」と首都圏だけでなく関西圏を結ぶ便の必要性を強調した。
能登空港は21年目に突入した。コロナ禍で休止していた搭乗率保証制度だったが、今年度から再開される見通しだ。おらが空港を守るために現状に留まらない取組みが求められる。
(石川テレビ)
石川テレビ
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OS5
:2023/08/03(木) 16:17:15
https://news.yahoo.co.jp/articles/d343b7cae9eecf5ef131bdcc134ad4cbffddd352
成田新滑走路、反対派らを提訴 空港会社、用地明け渡し求め
8/3(木) 13:45配信
毎日新聞
成田空港=中村宰和撮影
成田国際空港で3本目となるC滑走路(3500メートル)の新設を柱とする空港用地の拡張を巡り、空港会社は2日、空港反対派と土地所有者4人を相手取り、予定地に建つ小屋の撤去や土地の明け渡しなどを求めて千葉地裁に提訴した。
訴えによると、撤去を求めるのは、C滑走路とターミナル地区を結ぶ同社所有の予定地に建つ「三里塚・芝山連合空港反対同盟旧熱田派」の小屋といった建物など6棟。また、建物が点在している1850平方メートルの土地の明け渡し請求もしている。うち、共有地の595平方メートルは、同社の持ち分以外の198分の4が反対派の一坪共有地になっており、所有する4人に金銭を支払うことで同社の単独所有となるように求める。
同社は用地を拡張し、2029年3月の供用開始を目指してC滑走路新設とB滑走路の1000メートル延伸の計画を進めている。空港の敷地面積は1099ヘクタール拡張されて計2297ヘクタールになる予定。【中村宰和】
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OS5
:2023/08/04(金) 16:05:44
https://news.yahoo.co.jp/articles/e7f64e8f6547a846fa0809bfa81920cccd5f0d45
仏パリ空港、設備故障で大混乱 荷物載せずに離陸も
8/4(金) 14:20配信
【8月4日 AFP】パリ五輪の開幕まで1年を切ったフランス・パリのオルリ(Orly)空港で3日、大規模設備故障が発生し、預け荷物の積み込みができず、多数の便で遅延が発生した。
第4ターミナルの旅客手荷物の仕分けシステムで故障が起こり、代わりに手作業で処理された。
同空港を運営するADPや航空会社によると、多くの便が遅延し、荷物を積まずに離陸することになった。
乗客は預け荷物を置いていくよう指示され、ターミナルの入り口には大量の荷物が積み上げられた。
故障は開館時から午後7時前まで続いた。
ADPによると、40便の乗客推定1万人が影響を受けた。
同ターミナルを使う航空会社フレンチ・ビー(French Bee)とエア・カライベス(Air Caraibes)のトップ、マーク・ロシェ(Marc Rochet)氏は、各便1〜3時間の遅れが発生し、預け荷物は載せずに離陸したと話した。
「他に選択肢はなかった。そうしなければ、システム全体がまひしただろう」とAFPに語った。
ターミナルに残された荷物は安全な倉庫に移され、目的地に順次輸送される。
ADPは影響を最小限に抑えるために、出発便を他のターミナルや同じくパリにあるシャルル・ドゴール(Charles de Gaulle)空港に割り振った。(c)AFPBB News
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OS5
:2023/08/04(金) 17:46:44
https://news.yahoo.co.jp/articles/50cf93e556541dd1fb15b9239f6292f700c33cbe
関空 お盆の国際線旅客 コロナ前の7割まで回復
8/4(金) 16:56配信
産経新聞
にぎわいを取り戻している関西国際空港。今年のGWも出国する人たちでにぎわった=4月
関西国際空港を運営する関西エアポートは4日、お盆を中心とした夏休み期間中(8月10日〜20日)の国際線旅客数の予想を4年ぶりに発表した。総旅客数は59万8900人で、新型コロナウイルス前(令和元年)の73%の水準にまで回復したという。
出発のピークは3連休初日の11日で、2万9100人が利用する。一方、到着のピークは、訪日客の回復を反映して10日の2万9300万人。日本人の海外からの帰国ラッシュは16日ごろと見込んでいる。
行き先別では韓国がトップの9万6800人で、コロナ前を2割近く上回った。続いて中国の5万3100人、東南アジアの5万1400人。関西エアは「旅客の回復基調が続いている」と話している。
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OS5
:2023/09/04(月) 07:56:44
https://news.yahoo.co.jp/articles/dd1d63a334dd80cc2b2db3a17c318d86f73fd9a1
札幌丘珠空港 混雑に不満の声 保安検査30分待ち 駐車場止められず
9/4(月) 6:02配信
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北海道新聞
札幌丘珠空港
札幌丘珠空港(札幌市東区)で保安検査場や駐車場が混雑し、利用者から不満の声が上がっている。今年3月に新規路線が開設し、コロナ禍からの航空需要の回復も相まって、旅客数が増えているためだ。1カ所しかない保安検査場は長蛇の列ができ、駐車場は満杯で止められないこともある。2030年を目標とする滑走路延長を控え、対策が急がれている。
8月28日午前10時ごろ、空港ビル2階の保安検査場前には約20メートルの列ができていた。10時台は女満別、函館、名古屋(小牧)にそれぞれ向かう3便が出発するラッシュ時となり、30分待ちになることもある。
仕事で函館に向かう札幌市中央区の男性会社員(53)は「こんなに混んでいてびっくり」。名古屋に向かう友人を見送りに来た中央区の男性会社員(27)は「これだけ人が多いなら検査場を増やしてほしい」と困惑気味だった。
駐車場(367台分)の狭さも課題で「混んでいて止められない」という利用者の声がある。満車の場合、空港から約1・5キロほどの地下鉄東豊線栄町駅周辺の駐車場を案内せざるを得ないのが現状だ。
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OS5
:2023/09/05(火) 10:36:38
https://news.yahoo.co.jp/articles/36aa45e5c722192470e522243df848a24cadb8ce
大分空港「ホーバー航路」間に合うの? 納品2カ月遅れ…狂った訓練計画
9/5(火) 9:30配信
西日本新聞
大分港を走る1番船「Baien」。宇宙飛行士が手を広げる様子をイメージしたデザインだ
大分空港(国東市)と大分市を結ぶ海上交通として県が導入を計画する水陸両用の乗り物「ホーバークラフト」の1番船が、製造を担当する英国の造船会社から貨物船で1カ月半かけて運ばれ、8月下旬に大分港に到着した。国の走行検査などを経て今月中旬にも県に納品される見込み。ただ納品は当初予定から2カ月遅れており、県が目指す「本年度内の運航開始」の実現は見通せない状況だ。
【画像】ホーバークラフト3隻の船体デザイン
ホーバークラフトは全長25・66メートル、全幅12・75メートル、全高8・52メートル。総トン数は約108トンで旅客定員は80人。ディーゼルエンジン2基を搭載し、最高速力45ノット(時速約83キロ)で、大分空港と大分市の海上約30キロを最短約30分で結ぶ。
デザインは大分空港の「宇宙港構想」がモチーフ。船名は1番船が「Baien」、2番船「Banri」、3番船「Tanso」。それぞれ県にゆかりがある江戸期の教育者で「豊後の三賢」と称される三浦梅園、帆足万里、広瀬淡窓にちなむ。発着場整備などを含む総事業費は約114億円。うち船体費は3隻で約42億円。
県は「大分空港へのアクセスの改善のみならず、国内唯一のホーバークラフト航路は観光面での効果も大きい」と事業の意義を強調。その上で「2023年度内開業を目指すことに変更はない」としている。県が福岡県やJRグループと来年4月から共同開催する観光キャンペーン「福岡・大分デスティネーションキャンペーン(DC)」に間に合わせたいからだ。
ただ、実際の運航を担うタクシー大手の第一交通産業(北九州市)の子会社「大分第一ホーバードライブ」によると、3隻を定期運航するために必要な操縦士16人を育成する予定で、安全な操船技術を習熟させるには1人当たり140時間の訓練が必要。
1番船は当初予定では7月中旬に納船されるはずだったが製造中のトラブルで2カ月遅れとなった。この影響で2番船も約1カ月遅れの11月となる見込み。3番船は予定通りの来年1月納船を見込むが、訓練はこの3隻で実施するため、ドライブ社の小田典史社長は「スケジュールがかなり厳しくなったことは否めない」と話す。
さらに整備士の訓練も必要だが、3隻を操縦士の訓練に使う間は、整備士の訓練はできない。小田社長は「整備士は造船会社がある英国に派遣して訓練せざるを得ないだろう」と語る。
それでも小田社長は「運賃も含めた運航計画などはまだ見通せないがDCを逃すわけにはいかない」とし「安全第一に、部分運航や周遊運航なども含めて知恵を絞りたい」と本年度内開業にこぎつけたい考えだ。 (後藤潔貴)
西日本新聞社
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OS5
:2023/09/12(火) 09:21:43
https://news.yahoo.co.jp/articles/03e0b3e0ca6dc9d6b131118e3ae692e39e60f7c1
空港の保安検査、航空会社に替わり空港管理者が実施へ…チェックは厳格化
9/12(火) 8:01配信
読売新聞オンライン
国土交通省は、空港で乗客の身体や手荷物の検査を行う保安検査の見直しに乗り出す。検査の実施主体を各航空会社から国などの空港管理者に統一し、検査の一律・厳格化を図る方針で、有識者会議で来春にも具体策をとりまとめる。早ければ2025年度の実施を目指すが、課題もある。(加藤哲大)
「お客様」相手
保安検査は、航空法施行規則で、各航空会社が実施主体に定められ、検査場では、委託を受けた警備会社が検査を実施する。
検査方法は、国交省の非公開の通達を踏まえ、基本的に各社で共通化されているが、検査機器や現場の細かな対応には差異もある。
検査を巡っては度々、問題が起き、厳格性が課題になっている。大阪(伊丹)空港では19年9〜11月、手荷物のナイフを見落とし、検査場を閉鎖するなどのトラブルが4回続いた。那覇空港でも昨年4月と今年3月、ラウンジ内でカッターナイフが見つかり、複数の便に遅れが出た。
ある航空会社の幹部は「航空会社にとって検査対象の乗客は『お客様』で、乗客側の問題でも強く言えない。出発直前に検査場に来た乗客を時間の制約の中で通さないといけないという難しさもある」と語る。
同時テロで切り替え
国際線が発着する羽田空港第3ターミナル(読売ヘリから)
課題に対応するため、国交省は、検査の実施主体を国などの空港管理者に移行することを検討している。
民間旅客機が使用する国内97の空港は、羽田や那覇などが国、成田や中部は空港会社、地方空港は自治体が管理している。
空港管理者が実施主体となることで、空港内で均一な保安水準を確保し、検査の厳格さや客観性を担保する狙いがある。ターミナルビルや滑走路に進入するゲートを含めた警備との一体的な対応も期待される。
国交省が海外の検査の実施状況を調査した結果、米国とニュージーランドが国で、英国やフランス、オーストラリア、シンガポールが空港管理者だった。米国では、01年の同時テロを受け、02年に航空会社から切り替えている。
国の職員が直接、全ての保安検査を行うには、国内の体制整備に時間がかかるため、国交省は、欧州などで採用されている空港管理者への移行を軸とする。今秋にも有識者会議で議論を始める予定だ。
保安検査は航空会社の手から離れることになるが、全日本空輸の梶木晴史・航空保安部長は「航空会社が運航に関する安全の責任を担うことに変わりはない。乗客が脅威にさらされないよう、引き続き関係者で連携していきたい」と話す。
「穴」のない仕組み
実施主体の変更には課題も少なくない。
実施主体が変わっても、実際の検査は警備会社が担う。過去のすり抜け事案では、検査員の経験不足が原因とみられるケースもあった。航空会社のノウハウの引き継ぎや、新たな実施主体が確実に現場を監督出来る仕組みが求められる。
利便性の観点では、検査前の乗客に対する機内持ち込み禁止品の周知や、検査後の搭乗までの誘導は現在、航空会社が一連の流れで行っているが、空港管理者が検査を担う場合、航空会社との連携も重要になる。同一空港内での対応は統一されても、空港ごとで検査にばらつきが出る可能性がある。空港によって犯罪者に狙われる「穴」が生じないよう、一定水準を保つための国の指導が必要だ。
乗客負担 増額の可能性
国交省は、実施主体の変更に合わせて、乗客の費用負担も見直す方針だ。
検査機器購入費と検査員の人件費に充てる保安経費は現在、実施主体の航空会社と空港管理者が5割ずつ負担している。
空港管理者の国や空港会社の保安経費の元手は実質的に、航空券代と一緒に乗客が支払う「旅客保安サービス料」などだ。乗客ひとりが1回の搭乗で実質負担する額は、羽田などの国管理空港では105円、成田などの空港会社管理空港では約100〜530円となっている。
先進機器の導入や人手不足が顕著な検査員の確保などで保安経費は今後、増大する見通しだ。海外では日本に比べて乗客の負担額が大幅に高く、日本でも引き上げられる可能性がある。
見直しに当たっては、納得感や透明性のほか、空港同士が「安値競争」に陥って検査の質が低下しないような方策も課題となる。
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OS5
:2023/09/27(水) 10:35:14
https://news.yahoo.co.jp/articles/fcb6f770c7c10a1096ba32e984dcd5194ed97959
無料の出雲空港駐車場、長期利用が問題に 有料化も視野に議論始まる
9/27(水) 8:00配信
朝日新聞デジタル
空港には、4日以上駐車する人に東駐車場の利用を促す看板が設置されている=2023年9月26日午後2時42分、出雲空港、垣花昌弘撮影
出雲空港(島根県出雲市斐川町沖洲)の駐車場を長期間利用する車が後を絶たない。無料で利用しやすいこともあり、ターミナルビルの近くでは満車状態になることが多い。県は「一部有料化を含めて検討する」としており、官民でつくる協議会の部会が26日から検討を始めた。来年12月末までに結論を出す方針だ。
出雲空港には、ターミナルビル近くの第1〜3駐車場(計597台)と、少し離れた場所に東駐車場(676台)、空港公園駐車場(104台)、臨時駐車場などがある。計1714台収容でき、すべて無料だ。東駐車場は2019年度に約200台分拡張された。
26日の出雲空港利用者利便向上協議会の交通・駐車場部会では、県の調査結果が報告された。
昨年度の調査(2回)では、第1〜3駐車場で4日以上駐車していた車は2〜3割あった。今年度の調査(2回)では1割程度だった。県は4日以上駐車する場合、東駐車場を利用するよう看板で促している。
部会では今後、駐車場の利用実態や近隣空港の状況について情報を集め、対策を議論する。駐車場の収容台数は増やさない方針だ。
出雲空港の年間乗降客数は18年度に過去最多の101万6858人を記録。19年度も100万人台に達した。新型コロナの影響で20年度は約31万人、21年度は約43万人に落ち込んだが、22年度は約83万人まで回復した。26年度には運用時間の延長と発着枠の拡大も想定されており、駐車場利用の状況が変わる可能性がある。
丸山達也知事は6月の記者会見で「無料部分を一部残し、(ターミナルビルに)近いところは料金をいただくというのは当然の選択肢だと思う」と述べていた。(垣花昌弘)
朝日新聞社
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OS5
:2023/09/28(木) 08:23:18
https://news.yahoo.co.jp/articles/8b5344ad9407730a22e4f013ed5d86a39b75ea92
茨城空港、着陸枠を拡大 県と国交省 増便へ弾力化
9/28(木) 7:00配信
茨城新聞クロスアイ
斉藤鉄夫国土交通相に要望書を手渡す大井川和彦知事と額賀福志郎氏(左から)=同省
茨城県の大井川和彦知事は27日、斉藤鉄夫国土交通相と面会し、茨城空港(同県小美玉市)の民間機の増便に向け、「1時間に1着陸」としてきた運航ルールの弾力化を求めた。これに対し、斉藤国交相は「ぜひ検討したい。県と連携して実現へ対応したい」と述べ、開港以来続いてきた着陸枠の弾力化で合意した。県は国交、防衛両省に要望していた。定期便の拡大につなげる考え。
大井川知事は、自民党の額賀福志郎元財務相(衆院茨城2区)と国交省で斉藤国交相と面会した。大井川知事らは、茨城空港の利活用促進に関する要望書を手渡し、便数増加のための着陸ルールの柔軟な運用の検討、増便を見据えた滑走路の改良など空港施設の機能強化-の2点を求めた。
会談は非公開で行われた。終了後、大井川知事と額賀氏は取材に対し、運航ルールの弾力運用について、斉藤国交相から「ぜひ検討したい。県がこれからの茨城空港の姿を描いて要求してもらえれば、国も県と連携して実現に向けて対応したい」との発言があり、ルールの見直しで合意したと明らかにした。
大井川知事は「前向きな回答を頂いた。発着枠の拡大へルールの運用変更をなるべく早く行いたい」と語った。詳細は今後詰める。
額賀氏も「茨城空港を羽田、成田(空港)に次ぐ首都圏第3の国際空港にし、地域経済を活性化させたい」と話した。
県と国交省、防衛省の3者は、茨城空港の開港以前に、航空自衛隊百里基地と民間共用に関する合意書を交わし、「民間機の1時間当たりの着陸便数は当面1便を基本とする」と定めた。その後の2010年3月、茨城空港は同基地との共用空港として開港した。
この「1時間枠」が開港以来、増便拡大へのネックにもなっているとして、県は「国内線、国際線とも航空会社からの希望に十分に応えることが難しい」としてきた。基本便数については「変更の必要が生じた場合、両省間で再検討する」とあることから、県は国に弾力化を求めていた。
大井川知事は着陸枠拡大により、ビジネスジェットの誘致にも意欲を示す。企業や富裕層が商用目的で使う小型ジェット機。近年は地方空港も受け入れ体制の整備を進めており、「茨城空港の発展のために大きなステップを踏みたい」と述べた。
茨城新聞社
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OS5
:2023/10/03(火) 08:33:19
https://news.yahoo.co.jp/articles/5cfe58064d21889f126246375b8fcfce399fd6da
「注意しても『次はやりません』と受け流される」 下地島空港の禁止場所でレンタカー貸し渡し 沖縄
10/3(火) 8:07配信
沖縄タイムス
一般駐車場で貸し渡しや返却されているとみられるレンタカー=1日、宮古島市・下地島空港(画像の一部を加工しています)
沖縄県宮古島市の下地島空港の一般駐車場で、禁止されているレンタカーの貸し渡しや返却が増加している。管理する県土木建築部下地島空港管理事務所の担当者は「規定を順守してもらえていない。罰則規定はなく、事業者に言い続けるしかない」と対応に苦慮している。
同事務所は少なくとも無許可の6事業者を把握。担当者は「注意しても『次はやりません』と受け流される。手慣れている感じがする」と話す。「何で駄目なんだ」と逆上され、警察に通報したケースもあったという。
同空港の一般駐車場は無料で約240台収容できるが、夏場には満車になることもあるため、一般の利用者に影響が出る恐れがある。4月に施行した同空港の一般駐車場管理規定で、貸し渡しなどの行為は禁止と明記されている。
レンタカーは、ターミナルを運営する下地島エアポートマネジメント(SAMCO)と契約する4事業者が専用の駐車場を利用している。
同事務所では併せて「ちゅらパーキング利用証制度」で交付する利用証のない一般車両が、障がい者や高齢者らの優先スペースに駐車しないよう注意を呼びかけている。
(宮古支局・當山学)
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OS5
:2023/10/22(日) 19:03:19
https://www.niigata-nippo.co.jp/articles/-/300425
新潟空港拠点のトキエア、就航は11月以降に 耐空証明更新で遅れ
2023/10/21 6:00
(最終更新: 2023/10/21 10:48)
就航遅れが続いているトキエアの機体=新潟空港
新潟空港を拠点に就航を目指す格安航空会社(LCC)トキエア(新潟市東区)の丘珠(おかだま)(札幌市)線就航が11月以降にずれ込むことが10月20日、複数の関係者の話で分かった。トキエアは10月下旬の就航に向けて調整していたが、国の審査が長引いていることに加え、自動車の車検に当たる航空機の「耐空証明」更新のために検査を受ける必要が生じた。就航時期の見通しは立っていないもようだ。
関係者によると、ト...
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OS5
:2023/10/25(水) 18:33:05
https://news.yahoo.co.jp/articles/710f0a42f616e8aaf28857e4723a1059371da98c
中国・福州便、わずか2往復で運休 茨城空港 旅行需要が低迷
10/24(火) 21:00配信
茨城新聞クロスアイ
茨城空港(資料写真)
茨城県は24日、茨城空港(同県小美玉市)と中国・福州を結ぶ成都航空(中国)の連続チャーター便が運休したと発表した。同路線は19日に、3年8カ月ぶりで運航が再開されたが、利用が低迷し、わずか2往復で運休となった。
県空港対策課によると、23日に同便の運航を企画した上海不夜城国際旅行社などから「旅行需要が低迷している。今後の回復が見込まれた段階で運航を再開したい」と連絡があった。
同便は火、木、土曜の週3回往復の予定で運航を始めた。だが、19日の第1便の搭乗率は福州発が約25%、茨城発が約10%にとどまった。21日の第2便も利用が少なかった。
同課の担当者は「インバウンド(訪日客)回復の起爆剤として期待していたが残念。関係会社との連絡を密にし、早めの再開を目指したい」と話した。
茨城新聞社
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OS5
:2023/10/26(木) 12:27:09
https://news.yahoo.co.jp/articles/55cd663311467a48ecfd1159c80892133e24d1d3
関西空港に中東系航空会社の就航が急増…ロシアのウクライナ侵攻が背景に
10/26(木) 12:02配信
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読売新聞オンライン
関西空港に初就航したエティハド航空の旅客機(2日)
関西エアポートが25日発表した今冬の関西空港の国際旅客便ダイヤ(10月29日〜来年3月30日)によると、コロナ禍で落ち込んでいた発着便数は昨冬の2倍に回復した。中東系航空会社の就航が目立っており、ロシアのウクライナ侵略の影響で欧州行きの所要時間が長くなったことを受け、中東での乗り継ぎを選ぶ人を取り込もうとしている。(吉田雄人)
【図表】日本から欧州へ向かうルート
国際便が2倍に
今冬ダイヤでは、訪日客の需要が下支えとなり、1週間あたりの発着便数は1086便と、昨冬(542便)の2倍となった。ただ、コロナ前の2019年(1409便)に比べると23%減で、本格的な回復には至っていない。
こうした中、積極的に就航させているのが中東系航空会社だ。アラブ首長国連邦(UAE)のアブダビを拠点とするエティハド航空は今月2日、関空に新規就航した。関空とアブダビの直行便は開港以来初めてで、週5便を運航している。
トルコのターキッシュエアラインズは12月からイスタンブール便を週4便で運航する予定となっている。来年3月には、関空で8年ぶりの就航となるカタール航空が、ドーハ便を週7便運航する見通し。
関空の中東便(トルコ便を含む)はコロナ前に週7便だったが、来春までには週20便を超える見込みで、関西エアポートのフランソワ・スタレスキー専務執行役員は今月25日の記者会見で「以前に就航していた航空会社が戻ってきてくれている」と述べた。
休憩の受け皿
中東便が増える背景にあるのは、ロシアのウクライナ侵略だ。日本と欧州を直行便でつなぐ欧州系航空会社は、かつて最短距離としてロシア・シベリア上空を飛行していた。しかし、現在はロシア上空を避けるため、アラスカ方面へのルートなど遠回りを余儀なくされている。
このため、関空からパリに向かう便の場合、現在は約15時間かかり、ウクライナ侵略前より所要時間が3時間近く、長くなった。航空業界からは「長時間のフライトを避け、中東などの経由地で休憩を入れたい客も少なくない」(関係者)との見方がある。
中東系航空会社は、こうしたニーズの受け皿になっている。乗り継ぎ時間を利用して現地を観光できるツアーや、長時間の乗り継ぎ時に宿泊できるホテルを無料提供するといった取り組みもある。カタール航空の担当者は「乗り継ぎをアトラクションとして楽しめる」とアピールする。
関西観光に期待
コロナ禍からの正常化や円安を追い風に訪日客は急増しており、中東からの観光客も増えそうだ。エティハド航空のアントノアルド・ネベスCEO(最高経営責任者)は新規就航について「関西への観光需要が見込める。2025年の大阪・関西万博への期待も大きい」と話す。
ただ、中東ではパレスチナ自治区ガザの情勢が緊迫感を増している。スタレスキー氏は「(パレスチナ問題は)フライトに影響はないと考えているが、引き続き注視していきたい」と話す。今後の情勢次第では、航空需要に影響が及ぶ可能性もある。
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OS5
:2023/10/26(木) 16:54:48
https://news.yahoo.co.jp/articles/a7c6989f4c750028ffa18ca078f32825dc12e674
成田空港、国際線旅客数2.9倍 コロナ水際対策撤廃で外国人増 23年度上期
10/26(木) 15:26配信
時事通信
成田国際空港会社は26日、2023年度上期の空港運用状況を発表した。
新型コロナウイルスの水際対策撤廃を受け、国際線旅客数は前年度同期比2.9倍の1266万4505人に増加した。1000万人を超えたのはコロナ禍後で初めて。特に外国人旅客数は7.0倍の804万2880人と好調で全体を押し上げた。
国内線の旅客数は、14%増の390万8897人。上期としてはコロナ禍前の19年度上期に次ぐ高水準となった。
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OS5
:2023/10/26(木) 16:55:17
https://news.yahoo.co.jp/articles/37a0ab72a02fc53aebd6f0c5adc322c0a96c7526
中国便除く国際線、コロナ禍前の水準に 関空エアが冬ダイヤ発表
10/25(水) 19:05配信
産経新聞
関西国際空港
関西国際空港を運営する関西エアポートは25日、国際線旅客便の冬期スケジュール(今月29日〜来年3月30日)を発表した。週1086便が就航し、新型コロナウイルス禍前の77%の水準まで回復する見通し。運航再開が遅れている中国便を除くと103%になり、コロナ禍前とほぼ同水準になる。円安による訪日需要の増加を追い風に回復傾向が続いている。
中国を除くアジア便が増え、韓国便はコロナ禍前の約1・5倍に。一方、中国便は42%の水準にとどまった。欧州便はウクライナ情勢の影響でコロナ禍前と比べほぼ半減した。
中国便について関西エアは「東京電力福島第1原子力発電所の処理水海洋放出による影響はあまりなかったと聞いている。(来年2月の)春節期間での需要増を見込めるのでは」としている。
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OS5
:2023/10/26(木) 16:55:55
https://news.yahoo.co.jp/articles/a095f1fa48f2b8e124b0b627d6ad6711a0f49596
関空の国際線利用者が急速回復 去年の13倍、コロナ前の7割 中国便は伸び悩み
10/25(水) 19:49配信
国際線の利用者が急速に回復しています。
関西エアポートによりますと、今年4月から9月まで、関西空港の国際線の旅客数は約839万人でした。
去年の同時期の13倍に上り、コロナ前の2019年と比べて7割近く(66%)まで回復したということです。
増加の要因は、日本政府が4月に水際対策を終了したことや円安とみられます。
国際線の利用者の8割近くを占めているのは外国人旅行客で、韓国や台湾などからが中心だということです。
一方、関空と中国を結ぶ便は、9月時点でコロナ前の4割ほどにとどまっていて、関西エアポートは不確実性が高いとした上で「旧正月の期間にさらなる需要が生まれると期待している。需要に応じて座席数を増やしたい」としています。
ABCテレビ
7433
:
OS5
:2023/10/27(金) 16:07:48
https://news.yahoo.co.jp/articles/556e63e51dedc4b7d4319aceb2a67c9eeeca21fe
茨城空港着陸 1時間1便以上可能に 29日から弾力運用
10/27(金) 14:00配信
毎日新聞
茨城空港=本社ヘリから西本勝撮影
茨城県は26日、茨城空港で1時間1便とされていた民間機の着陸便数の制限について、空港の運用に支障がない範囲で、1時間1便以上を可能とする弾力的な運用が認められたと発表した。冬ダイヤが始まる29日から認められる。
県によると、便数制限は2010年3月の開港以前、防衛省と国土交通省、県の3者で、空港を共用する航空自衛隊百里基地の機能を補償するために設定された。
一方、県は新型コロナウイルスで運休していた国際便が23年から再開するなど、運航需要の高まりを見据え、大井川和彦知事が9月、斉藤鉄夫国土交通相に弾力的な受け入れを要望し、大筋で合意。今月24日に県と同基地、国交省東京航空局百里空港事務所の3者で正式に確認した。
またプライベートジェットの乗り入れも29日から弾力的に認められる。開港以来、個人などが所有する機体は乗り入れができなかった。【木許はるみ】
7434
:
OS5
:2023/10/27(金) 17:42:47
https://news.yahoo.co.jp/articles/5231f9f777011c6d4e34647d784e35313b7cccc5
「前進」も就航日明言せず トキエア、新潟―札幌路線
10/27(金) 16:24配信
共同通信
新潟市内で記者会見するトキエアの長谷川政樹社長=27日午後
新潟空港を拠点とする格安航空会社(LCC)「トキエア」(新潟市)の長谷川政樹社長は27日、新潟市で記者会見を開き、就航を3回延期した新潟―札幌・丘珠路線について「就航へ向け前に進んでいる」と述べた。検査の日程が決まったことなどが理由。就航予定日は明言しなかった。
長谷川社長は度重なる延期の理由について、台風の影響でテスト飛行が遅れたことなどを挙げ「予期しない部分で時間を要した」と説明した。延期の正式発表がなく、報道発表が2カ月以上途絶えたことについても「社内外との調整が必要だった」と釈明した。
7435
:
OS5
:2023/10/31(火) 21:11:13
https://news.yahoo.co.jp/articles/5d8afb515b276177a3ae84edf23523c88a08e421
高知龍馬空港 国際線は改修・新設案を採用
10/30(月) 19:13配信
RKC高知放送
RKC高知放送
高知龍馬空港の国際線ターミナル整備について、高知県は現在の施設を一部改修した上で、税関検査場や出入国審査場などが入った新たな棟を建設する方針を固めた。
高知龍馬空港に国際線ターミナルを整備する計画は、新型コロナ禍により一時休止していたが、政府による水際対策の緩和を受けて去年12月に検討を再開し、議論が進められてきた。
県は、これまで国際線の需要の高まりや、現在運航している高知と台湾のチャーター便の搭乗率が好調であることから、再来年の大阪・関西万博の期間中に高知龍馬空港の国際線ターミナルを完成させる方針を決めていた。
10月30日の検討会議では、既存施設の一部を改修した上で、税関検査場や出入国審査場などが入った新棟を新たに建設する案と、空港の西側に新たな施設を整備する2つの案が審議された。
出席した航空会社の担当者からは、顧客の利便性やスタッフ配置の観点などから施設の改修と新設を組み合わせる案を推す声が上がり、県はこの案を採用する方針を固めた。
県は12月議会での予算計上を目指し検討を進め、2025年10月の供用開始を目指していくという。
7436
:
OS5
:2023/11/02(木) 13:29:34
https://news.yahoo.co.jp/articles/52df04a09864a1ef9f4a55ba93b3a85e7ab21cff
福岡空港、5年連続の赤字だが…国際線再開で旅客数回復し赤字額は大幅縮小
11/2(木) 13:21配信
読売新聞オンライン
福岡空港(2022年4月撮影)
福岡国際空港(FIAC)が1日発表した2023年9月中間決算(単独)は、最終利益が4億円の赤字(前年同期は61億円の赤字)だった。中間期としては19年の民営化以降、5年連続の赤字だが、国際線の運航再開などで旅客数が回復し、赤字額は大幅に縮小した。
【図】福岡空港国際線ターミナルのコンコース延伸のイメージ
売上高にあたる営業収益は前年同期の2倍の235億円だった。国内線と国際線の着陸便数は計24%増え、コロナ前の水準にほぼ回復した。旅客数は国際線が21倍となるなど65%増の1169万人で、ターミナルのテナント収入や免税店売り上げが増えた。本業のもうけを示す営業利益は29億円(前年同期は27億円の赤字)と黒字化した。
ただ債務超過額は259億円となっている。第2滑走路の運用開始や国際線ターミナル増改築を控え、永竿哲哉社長は「26年度以降で黒字化し、30年代に債務超過を解消できるようにしたい」としている。
7437
:
OS5
:2023/11/03(金) 07:10:59
https://news.yahoo.co.jp/articles/d369ff118a8dace65582e10c147c72b23c0b1828
円安は外国人観光客を呼び込むチャンスだが…那覇空港への直行国際便はコロナ前のまだ5割 課題は?
11/3(金) 5:13配信
9
コメント9件
沖縄タイムス
(資料写真)那覇空港
円安に振れたことで、沖縄県内観光はインバウンド(訪日客)を呼び込みやすい環境となる。一方で国際線の那覇空港への直行便は、ピーク時の5割程度にとどまる。県外から国内線経由で訪日客が増えることも期待できるが、割安に移動できる県外の電車に比べて航空価格がネックとなる。
【写真】なぜ?砂が削り取られた「東洋一美しいビーチ」
那覇空港ビルディングによると、那覇空港発着の国際線の定期便は6路線、16社の週132便。11月の運休が決まっている路線もあり、コロナ禍前に比べ実質5割程度にとどまる。
アジアからの観光客が多くを占めることから、欧米客への発信を強化していく必要があり、恩恵にはタイムラグがありそうだ。
人手不足や原材料高の影響が及ぶ中、受け入れ態勢を構築し、満足の高いサービスを提供することで、観光消費額を上げる仕組みづくりも課題になる。
沖縄観光コンベンションビューローの下地芳郎会長は「円安でインバンド増加の期待がある。だが受け入れに不安のある中、誘客だけでなく産業政策的な視点での戦略が必要だ」と述べ、業界や行政との議論を進める考えを示した。
7438
:
OS5
:2023/11/09(木) 13:12:39
https://news.yahoo.co.jp/articles/2c2c8a0184f4c2c0250ed75394a24e536785266c
「寝耳に水だった」まさかの“清水の親分”登場 スカイマークの株式を電撃取得する「鈴与」の衝撃
11/9(木) 5:02配信
航空業界に衝撃が走っている。
11月7日、鈴与ホールディングス(HD)が中堅航空会社・スカイマークの株式を取得すると発表されたのだ。2015年にスカイマークが経営破綻して以来、同社の再建を支援してきた投資ファンド、インテグラルが保有する株式の一部を鈴与HDに譲渡する。
【写真】静岡を地盤に鈴与グループが運営するフジドリームエアラインズ
鈴与HDは11月14日にスカイマーク株式を13%取得し、筆頭株主になる予定。取得価格は70億円以上になると見込まれている。インテグラルの保有比率は20.3%から7%程度に低下する見込みだ。
鈴与は静岡県に本拠を置く企業グループ。1801年に回船問屋として創業し、中核の物流事業を中心に建設、食品、情報など幅広く事業を展開している。トップは代々、「鈴木与平」を襲名し、現在の会長は8代目になる。清水(静岡市)では知らぬ者がいない、地元の親分的な存在だ。
■グループには東海地場のフジドリームエアラインズ
株式売却そのものにサプライズはない。スカイマークは2022年12月に東証グロース市場へ株式を再上場した。インテグラルがスカイマークの株式を50.1%保有していたが、再上場によって保有比率は低下していた。
株式を自由に売却できないロックアップ期間が2023年6月に終わり、インテグラルは株式売却に向けた動きを加速化している。10月19日にはオンライン旅行予約サイト大手の「エアトリ」に3.2%の株式を譲渡していた。
他方、今回の株式譲渡先が鈴与HDだったことについて、業界に衝撃が走っている。というのも、同社グループには静岡空港や県営名古屋空港などを拠点として地方空港を結ぶ中堅航空会社、フジドリームエアラインズ(以下、FDA)があるからだ。FDAはJALとコードシェアをしている
スカイマークは航空業界の「第三極」を自称しているが、同社の大株主には航空大手のANAホールディングスが名を連ね、12.9%の株式を保有している。ANAHDからすると、最大のライバル企業・JALと連携する航空会社グループがスカイマークの大株主に加わる形となる。
そのため、FDAの関係者さえも「(今回のスカイマーク株取得は)寝耳に水だった」と驚く。「鈴与会長の鈴木与平氏が強く関わっているのではないか」というのが、鈴与をよく知る関係者共通の見立てだ。
これまでスカイマークを巡っては、大株主であるインテグラルとANAHDが経営の主導権を握ってきた。今後はその主導権がJALと連携する鈴与グループとANAHDに移ることが予想される。
■スカイマークとの連携発展の可能性も
ここで気になるのが、鈴与HDがスカイマークの株式を取得した狙いだ。インテグラルは11月7日のリリースで「スカイマークにとってメリットのある事業連携の検討による事業価値向上が期待されます」と発表している。
だが、その事業連携の具体的な中身については明かされていない。スカイマークからは、「航空事業者である鈴与が株主となることについては安心感がある一方、株式取得の意図はわからない」という声が聞こえる。
FDAの事情に詳しい業界関係者は、「地方路線中心のFDAと羽田発着国内線が強いスカイマークは路線が被らない。今後、コードシェアなどでFDAとスカイマークの連携に発展する可能性もある」と見る。
こうした事業連携を進めるに当たって、カギを握る存在になりそうなのが、日本政策投資銀行(DBJ)だ。現在スカイマークの株式を10.5%保有する第3位株主・UDSエアライン投資事業組合は、DBJと三井住友銀行による共同出資。スカイマークの取締役にもDBJ出身者がいる。
またDBJは、鈴与HDとANAHDとの関係も深い。もともとDBJはANAHDとともに、エア・ドゥ、ソラシドエアといった地方を地盤とする中堅航空会社へ出資をしてきた。他方、鈴与については、DBJの優良取引先。FDAなど鈴与グループには同行OBが在籍している。
■調整役として立ち回ることになるDBJ
「(株式譲渡後に)対立が生まれないよう、調整役としてDBJは立ち回ることになるだろう。DBJ出身者がスカイマークの次期社長候補になる可能性もあるのではないか」と事情に詳しい関係者は指摘する。
今後のスカイマークの経営はどこに向かうのか。注目されるのは、現在、スカイマークに在籍するインテグラル出身の西岡成浩代表取締役専務と山本礼二郎会長の行方だ。
インテグラルの出資比率低下後、鈴与、ANA、DBJのうち、どの関係者が主要ポストを握るか。そこでスカイマークを巡る、新たな力関係が見えてくるだろう。
星出 遼平 :東洋経済 記者
7439
:
OS5
:2023/11/10(金) 11:04:47
https://news.yahoo.co.jp/articles/b529419e1934050b8109b984a42c6d554b683196
茨城空港発着の中国便、運休相次ぐ 知事見解「中国政府の対応が…」
11/10(金) 9:14配信
毎日新聞
茨城空港=本社ヘリから西本勝撮影
茨城空港を発着する中国便が「旅客需要が低調」として相次いで運休となっており、茨城県の大井川和彦知事は9日の定例記者会見で「中国―茨城空港便は団体客が多い。(東京電力福島第1原発の)処理水に関する中国政府の対応が、中国国内の団体旅行客に影響を及ぼしたと考えるのが自然」との見解を示した。
県空港対策課によると、茨城空港では新型コロナウイルスの感染拡大で運休した上海便が8月に往復週4便で再開したにもかかわらず、利用客が少ないため10月上旬には週1便に減り、下旬には2024年3月まで全便運休すると決まった。また10月から航空会社を変えて再開した連続チャーター便の福州便も、2往復しただけで運休となった。コロナ禍前にあった西安への定期便も運休が続いている。
同課は「中国で(10月1日の)国慶節(建国記念日)の連休が終わったことや茨城の知名度の低さなどいろいろな問題が絡み合っている」とも話す。今春再開した台湾便は運航している。【長屋美乃里】
7440
:
OS5
:2023/11/22(水) 14:26:22
https://news.yahoo.co.jp/articles/96feed22ce15685c08708c47e919fe453448f703
【大分】ホーバー 2024年3月に限定で運航開始の見通し
11/21(火) 20:01配信
大分第一ホーバードライブの小田社長が、2024年3月を目指すホーバークラフトの運航開始は便数を減らした形になる見通しを明らかにしました。
小田典史社長が取材に応じ、その中で次のように述べました。
大分第一ホーバードライブ小田典史社長
「全員の足並みがそろって事業を始めるやり方もあるが、なるべく早くホーバークラフトをご利用いただきたい思いがあるので(便数を減らした)限定運航だけでも当初の予定通り年度末に動かせればと思っています」
また2024年1月に3番船が到着した後、イギリスのベテラン操縦士が2〜3カ月間アドバイザーとして大分での指導に加わる予定です。このほか2月に新たに操縦士2人と整備士5人をイギリスに派遣し訓練を受けさせるほか、3番船が到着後に事故を起こした1番船の修理を大分で行います。
大分第一ホーバードライブ小田典史社長
「まずは安全運航するために我々がどこまでやり尽くせるか出来る限りのことをやっていく」
「運航ルートの特性も踏まえ、安全運航に向けたルール作りをゼロベースから見直し信頼を取り戻したいとしています。」
7441
:
OS5
:2023/11/28(火) 14:10:04
https://news.yahoo.co.jp/articles/38770de276051fa43709edd727e3e8a8b8da92c1
1年遅れの就航へ 最終調整 トキエア札幌丘珠ー新潟 29日に会見正式発表へ 国内14年ぶりの新規参入
11/28(火) 12:26配信
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コメント1件
HTB北海道ニュース
(写真:HTB北海道ニュース)
新潟空港を拠点とする格安航空会社トキエアは札幌丘珠・新潟線について来年1月31日の路線開設を目指し最終調整していることが複数の関係者への取材でわかりました。
トキエアの長谷川政樹社長は、27日国土交通省東京航空局を訪れ、詰めの協議を行いました。関係者によりますとチケットの販売は1月半ばになる見込みで29日にも会見を開き正式に発表するということです。
トキエアは国内では14年ぶりとなる新規参入の航空会社で当初は昨年度中の路線開設を目指していましたが検査が予定通りに進まないなど延期を繰り返しおよそ1年遅れの就航となります。
HTB北海道ニュース
7442
:
OS5
:2023/11/30(木) 13:52:45
https://news.yahoo.co.jp/articles/b1af0c829aa5a7f9673b74efba51bd288aaf8681
JAL「初の国際線航路を1便限定で"復活"」異色ツア-、7万円で参加可能に 破格運賃の概要は
11/30(木) 13:12配信
乗りものニュース
ホテル・観光ありの通常ツアーでは約40万
JALの旅客機(乗りものニュース編集部撮影)。
JAL(日本航空)が2023年11月30日まで、航空ファンむけの異色の海外ツアーをセール価格で販売しています。これは、JAL国際線の初便が就航した航路を再現した特別チャーター企画で、成田空港からホノルルを経由し、アメリカ・サンフランシスコへ向かうというもの。セール価格ではこのツアーの一部を1人7万円で販売しています。
この企画はJAL国際線就航70周年を記念したもので、最初の国際線である羽田空港〜ウェーキ島(給油のための寄港)〜ホノルル〜サンフランシスコを現代のJAL機で再現したもの。歴代制服でセレモニー開催や特別機内食の提供など、機内・現地でもさまざまなイベントが用意され、70年の歴史を振り返るチャーターツアーとなっているとのこと。なお、このツアーでは成田空港発着となり、ウェーキ島での着陸はせず、上空を通過するルートを採用します。
今回セールが行われる運賃は成田〜ホノルルまで、エコノミークラスを利用してこのチャーターツアーに参加した場合。出発は2024年1月27日限定で、セール運賃ではホテル代などは含まれません。
なお、ホテル・現地観光付きのパッケージツアーでホノルルまでのツアー参加の場合、価格は39万円から。同様にパッケージツアーでサンフランシスコまでツアー参加の場合、価格は52万円からとなっています。
乗りものニュース編集部
7443
:
OS5
:2023/12/06(水) 13:03:54
https://news.yahoo.co.jp/articles/2647796b3b33e2ea39dc9d3b84683a04b66d1a7e
欠航時のタクシー代を助成、JR豊岡駅―但馬空港駐車場…降雪の影響受けやすく
12/6(水) 12:03配信
読売新聞オンライン
兵庫県
但馬空港推進協議会は但馬空港(兵庫県豊岡市)に到着する便が欠航になった際にJR豊岡駅―但馬空港間のタクシー運賃の一部を助成する制度を今月15日から試験的に導入する。
但馬空港は降雪などの影響を受けやすく、定期路線の大阪(伊丹)便は昨年度約120便が欠航となった。このため、搭乗客の利便性を確保しようと、但馬行きの便が運航取りやめになった場合にはJR宝塚駅までのチャータータクシー(運賃500円)を同協議会が運行している。
しかし、JR豊岡駅に到着後、空港駐車場までマイカーを取りに向かうと、タクシー料金が約3000円必要という。金銭的な負担が大きいため、同協議会が2000円を助成する制度を来年2月末まで設けることになった。
助成の対象は大阪発但馬行きの2便。搭乗予定だったことを示すチケットの控えなどと、タクシーの領収書を同協議会や各市町に提出する。同協議会は「利用者の不安を少しでも減らし、空の便の需要増につなげたい」としている。
7444
:
OS5
:2023/12/08(金) 11:34:29
https://news.yahoo.co.jp/articles/15ba6c7032b9933601abc17e47484836eb7d5679
九州唯一の24時間空港・北九州空港を“稼げる空港”へ 滑走路延長工事始まる 福岡県知事「我々の悲願」
12/8(金) 11:02配信
FNNプライムオンライン
FNNプライムオンライン
九州唯一の24時間空港、北九州空港。“稼げる空港”を目指して滑走路の延長工事が始まった。2,500メートルの滑走路の南側の広い敷地に、滑走路が500メートル伸びる形となる。空港の今後の役割とは?
滑走路を3000メートルに延長
2023年12月2日から始まった、総事業費約130億円の滑走路の延長工事。
2006年に開港した北九州空港の滑走路は現在2,500メートル。長距離を飛行するヨーロッパやアメリカの大型貨物機が離着陸するには長さが足りず、今回3,000メートルに延ばすことになった。
着工式には、斉藤鉄夫国土交通相や地元選出の国会議員、そして自治体首長もいた。その顔ぶれからも期待の高さが伺える。
福岡県・服部誠太郎知事:
滑走路延長、これは我々の悲願でございました
北九州市・武内和久市長:
北九州空港を“稼げる街”に、そして北九州および圏域を“稼げる街”へしていく
“欧米に直行できる”がメリットに
九州唯一の24時間空港で西中国地方へのアクセスもいい北九州空港。2023年2月にはアメリカの物流大手「UPS」の国際貨物便が就航したほか、「物流2024年問題」に向けては、ヤマトグループが導入する貨物専用機が北九州や成田、那覇などを結び2024年4月に就航予定だ。
物流拠点としての期待が高まる中、滑走路延長に向けての工事が始まった12月2日、滑走路建設現場付近へと向かうが、車で走っていてもガタガタ“揺れ”を感じる。
現場でまず行われていたのは整地作業。空港の南側エリアから工事を進め、その後、滑走路や誘導路の舗装に入る。
北九州港湾空港 整備事務所・市田輝喜副所長:
欧米に直行できるというのが大きなメリットになる。北九州空港、貨物かなり伸びています。貨物が今後も伸びていくことを期待している
新たな滑走路の運用開始予定は4年後の2027年8月。物流拠点としての北九州空港への期待はこれからさらに高まりそうだ。
(テレビ西日本)
テレビ西日本
7445
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OS5
:2023/12/18(月) 07:51:18
https://news.yahoo.co.jp/articles/e9d3142b23bf9e82c7c53152f52d8e8d837b7c91
韓国で北海道人気再燃の陰で…「飛行機飛べず」頭抱える航空業界
12/18(月) 7:00配信
毎日新聞
大通公園で観光を楽しむ韓国人旅行客たち=札幌市中央区で2023年12月13日午後3時45分、片野裕之撮影
韓国からの観光客が北海道に殺到している。新千歳空港の国際線を利用する韓国客は今夏、日韓関係が悪化する直前の2019年夏の人数を上回った。国際線旅客の半数程度を安定して占め、今後も増加が見込まれる一方、受け入れる北海道側の体制が整わずに増便が進まなくなる可能性がある。何が起こっているのか。
◇元徴用工問題、コロナの影響経て…
6日昼過ぎ。新千歳空港国際線ターミナルの到着ロビーに韓国からのツアー客数十人が集まっていた。仁川から参加したキム・テヒョンさん(40)は初めて北海道を訪れたといい、「北海道は雪と大自然がすごくいいし、温泉が大好き。ラーメンとジンギスカンも楽しみで、満喫したい」と笑顔を見せた。ツアーの担当者も「東京や大阪の大都市圏行きのパッケージもあるが、自然豊かな北海道が一番人気だ」と話す。
ここ10年程、韓国からの客は急激に増えていた。日本政府観光局の統計によると、2012年に21万3220人だった道内の韓国人宿泊者数は、18年に6倍超の137万4200人に激増。だが、元徴用工問題と半導体材料の対韓輸出規制強化で日韓関係が冷え込み、翌年は約26万人減った。
その後、新型コロナウイルスの影響で全便がストップしたが、22年7月、大韓航空が他国に先駆けて新千歳の国際便を再開。韓国からの旅客数は23年7月には関係悪化直前の19年6月(15万3998人)を上回り、17万6021人に達した。オフシーズンも10万人弱を維持し、国際線利用者全体の半数程度を占めている。
道内の7空港を運営する北海道エアポート(千歳市)の担当者は「韓国の復便は順調に進み、国際線に占めるウエートが非常に大きくなっている」と説明する。7日に尹徳敏(ユンドクミン)・駐日大使が鈴木直道知事を表敬した際にも、尹氏から北海道が韓国で人気の旅行先だとの発言があった。
◇映画「ラブレター」、雪が人気
なぜ韓国人に北海道が人気なのか。大韓航空札幌支店の尾崎公一支店長は雪やスポーツ、映画の存在を挙げる。「韓国は大陸性の気候で雪はあまり降らない。一方で、18年の平昌冬季オリンピックの影響でウインタースポーツの需要が高まっている。夏はゴルフバッグ、冬はスキーやスノーボードを持ってくる人が多い」と話す。
映画は、小樽がロケ地となった1995年公開の「Love Letter(ラブレター)」。韓国では今も人気だといい、「小樽を美しく描いたこの映画を見た世代が親や子供を連れてくる。若者から年配の方まで、北海道に来る人の幅がすごく広がった印象がある」。
◇地上スタッフ不足「三十数年で初」
旅行客が順調に増える中、懸念もある。航空機の誘導や乗客の案内など、空港の地上業務を担う「グランドハンドリング」(グラハン)スタッフが新型コロナの影響で減り、足りていないのだ。道航空課によると、航空需要が回復してきた今春以降、「グラハンが足りず飛べない」との声が航空各社から上がっているという。
尾崎さんも「慢性的に深刻な人手不足になっている。グラハンの不足で『飛べる』『飛べない』という選択を迫られることは自分が航空業界で働くこの三十数年で初めて」と肩を落とす。道内の空港にグラハンを派遣する業者は取材に「デリケートな問題で、コメントを控える」と答えた。
航空各社や北海道エアポートはワーキンググループを作って対策を検討。道の担当者も「インバウンド需要が右肩上がりの中、グラハン不足を理由に取りこぼしはしたくないが、空港を支える人が戻ってこないことには厳しい」と、採用情報の発信を強化している。人手不足が原因の過重な労働や事故も懸念される中、官民を挙げた対策が急がれる。【片野裕之】
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OS5
:2023/12/22(金) 09:33:07
https://news.yahoo.co.jp/articles/cfc8372f5a94d55763819dfc6e892da578c27478
羽田・成田でハワイ入国審査、州知事が導入目指す意向…コロナで減少した日本人客呼び戻す狙い
12/22(金) 6:43配信
読売新聞オンライン
グリーン州知事
【ホノルル(米ハワイ州)=後藤香代】米ハワイ州のジョシュ・グリーン知事は20日、読売新聞のインタビューに応じ、日本の主要空港でハワイを訪れる日本人の入国審査を済ませる「プレクリアランス制度」の導入を目指す考えを示した。
2025年初めまでに制度化できるよう、米政府と連携して日本政府への働きかけを強めているという。ハワイ諸島への直行便を増やし、新型コロナウイルスの感染拡大で減少した日本人客を呼び込む狙いがある。
(写真:読売新聞)
グリーン氏は「日本とハワイを結ぶ回廊をよりシンプルにし、プレクリアランスを使って数年間、ハワイに滞在できるようにする」と述べ、観光目的の短期滞在だけでなく、ビジネスなどでの長期滞在者の増加にも期待を寄せた。
プレクリアランス制度を導入する有力候補として羽田、成田両空港を挙げた。実現に向けた調整に関しては「ロジスティクス(詳細な計画)の問題で難航している。詳細を詰めるのに少なくとも1年はかかる」とも明かした。
ハワイ州の統計によると、19年には日本から約157万6000人がハワイ諸島を訪れた。21年には約1万9000人にまで減少した。23年は回復基調にあるものの約58万3000人と19年の4割弱にとどまる見通しだ。
7447
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OS5
:2023/12/25(月) 10:20:54
https://news.yahoo.co.jp/articles/fe5639208b4c03aaefff16b97223bfe687f9b74d
賃金支払い巡りスト中のジェットスター、2便が欠航…会社は「体調不良者が出たのが原因」
12/24(日) 17:45配信
読売新聞オンライン
ジェットスター・ジャパンの機体
格安航空会社(LCC)ジェットスター・ジャパンは24日、必要なパイロットを確保できなかったとして、同日の成田空港と福岡空港を往復する計2便が欠航したことを明らかにした。未払い賃金の支払いを巡り、労働組合の組合員の一部が22日から来年1月7日までストライキを行っており、影響が出たとみられる。
ストの開始以来、パイロットの人繰りが原因で欠航が生じたのは初めて。24日は、国内線18便への搭乗が予定されていたパイロット1人、客室乗務員7人がストに参加していた。
同社は「ストの代替要員となるパイロットと客室乗務員は確保したが、ほかに複数の体調不良者が出たことが欠航の原因」としている。
7448
:
OS5
:2023/12/25(月) 10:35:30
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/956286/
AIRDO、国際線就航も視野 25周年、苦難乗り越え事業拡大へ
会員限定記事
2023年12月21日 20:54(12月21日 23:03更新)
AIRDO(エア・ドゥ、札幌)が、新千歳―羽田線に就航してから20日に25周年を迎えた。経営破綻など厳しい時代をくぐり抜け、直近の2023年9月中間決算ではコロナ禍で落ち込んでいた旅客需要が回復して過去最高益を上げた。27年度以降の国際線就航も視野に入れるなど事業拡大を目指す。
「山あり谷ありの25年だったが、なんとか苦難を乗り越えてきた」。エア・ドゥの鈴木貴博社長は20日に新千歳空港で開かれた記念セレモニーで振り返った。
同社は1998年12月20日、当時、日本航空、全日本空輸(ANA)などによる寡占状態で、運賃が高止まりしていた新千歳―羽田線に就航。価格を大手の6割程度の片道1万6千円に設定し、地方から値下げの波を作りだし、その後の格安航空会社(LCC)登場にもつながった。
ただ、危機感を強めた大手各社が低価格攻勢に転じ、同社は2002年に経営破綻。ANAの支援を受け、再建した。14年には、整備データの改ざんや訓練が不十分な副操縦士を機長に昇格させるといった安全を揺るがす事態が発生した。国土交通省から事業改善命令を受け、安全体制の再構築に注力した。
さらに、コロナ禍では旅客数が大幅に減少し、経営危機を迎える。昨年にはソラシドエア(宮崎)と経営統合し、共同持ち株会社の「リージョナルプラスウイングス」(東京)を設立した。業務の集約や両社連携によるサービス向上を進め、26年度に45億円の統合効果を出したい考えだ。
本年度に入ってからは旅客需要の回復を追い風に業績が持ち直し、拡大路線にかじを切る。来春には自社養成パイロットの公募を開始。26年度には小型機(ボーイング737―700型)を新型機に更新する。
次期中期経営計画に移る27年度以降には創業以来の悲願の国際線就航が視野に入る。韓国や台湾など東アジア圏が候補になるとみられ、増加する訪日客の需要を取り込めば新たな収入源になりそうだ。鈴木社長は記者団に「25周年を通過点と捉え、次の成長を目指したい」と強調した。(桜井翼)
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:
OS5
:2023/12/25(月) 13:03:16
https://www.nhk.or.jp/niigata/lreport/article/005/12/
新航空会社「トキエア」 新潟ー札幌便ついに就航へ
関係者から期待の声 就航後の課題は?
2023年12月15日
新潟空港を拠点とする地域航空会社「トキエア」は、就航延期が続いていた新潟ー札幌便について2024年1月31日に初フライトを迎えると発表。就航に向けた県経済界の期待や今後の課題を取材しました。(新潟放送局 記者 藤井凱大、豊田光司)
トキエア就航へ 経済界から期待の声”起爆剤に”
就航を待つトキエア
トキエアは11月29日、札幌・丘珠線の就航日を2024年1月31日にすると発表しました。
新潟空港を拠点とする地域航空会社「トキエア」は、札幌をはじめ仙台や神戸など国内各地と新潟を結ぶ構想です。会社はこれまで社内の体制や国との調整が整わなかったことなどを理由に札幌便の就航延期を繰り返してきましたが、ここへきてようやく就航時期が決まりました。
大手航空会社に属さない地域航空会社として14年ぶりの定期便参入を目指すトキエア。県経済界からも期待の声があがっています。
新潟商工会議所 福田勝之会頭
新潟商工会議所の福田勝之会頭は、トキエアが新潟経済の起爆剤になると期待しています。
福田会頭
新潟を変えるといったらおかしいが、新潟のいいところを活かす起爆剤になると考えている。新潟の人は当たり前のことだと思っているけど、周りから見るとすごいことをしている。様々な場所からいろいろな人を呼び込む手段が増えることで、自分たちがすごいことやっていると地元の人たちに気づいてもらうことができる。
福田さんがポイントに挙げるのが「佐渡島の金山」です。早ければ2024年に世界文化遺産に登録される可能性があり、会社は新潟経由で佐渡と首都圏を結ぶ便の運航も視野に入れています。
福田会頭
ひとつのターニングポイントは来年の佐渡の世界遺産(登録)です。佐渡の世界遺産をぜひ見に来てくださいという手もある。佐渡に来てもらったあと新潟にも寄ってもらうということもあると思う。将来的な話になるけれど、そういったことを僕らは期待している。
「佐渡島の金山」関係者も”相乗効果”に期待
「佐渡を世界遺産にする会」 庄山忠彦事務局長
佐渡の観光に携わる人たちもトキエアの就航と世界文化遺産への登録が実現すれば、さらなる観光客の増加が見込まれると期待しています。話を聞いた「佐渡を世界遺産にする会」の庄山忠彦事務局長は。
庄山事務局長
佐渡の経済は観光に頼っているところが大きい。いろいろな相乗効果を発揮して佐渡が元気になってくれればと期待しています。
トキエア成功へのポイントは
これまで飛行機で移動することがなかった層をどのように引きつけるかがカギになります。例えばビジネスや観光において新潟から札幌に空路で移動するメリットを示すこと、そして予定している地域への円滑な就航の実現が重要になると思います。
そして、もう1つのポイントが資金繰りです。会社は追加の融資の話も出ているとしていますが、就航が遅れた影響で2024年度としていた黒字転換の時期が2025年度にずれ込む見通しを示しています。
専門家「全国的なモデルの可能性」 課題も指摘
桜美林大学 戸崎肇教授
トキエアの就航について専門家は可能性と課題の両面を指摘しています。交通政策に詳しい桜美林大学の戸崎肇教授は、全国的なモデルになる可能性を秘めていると話します。
戸崎教授
地域を結んで互いの活性化を図ることは日本の将来にとっても非常に重要だ。その役割を担う地域の航空会社がどんどん誕生して活躍するためにも、トキエアが成功し地域振興のモデルになればいいと思う。
戸崎教授によりますと航空業界ではここ10年ほど格安航空会社が台頭し、これに大手が対抗する構図となっていて路線やフライトスケジュールも東京や大阪といった大都市を中心に組まれています。今回、トキエアによって新たな人の流れが生まれる可能性があるといいます。
戸崎教授
新潟の人がトキエアを使っていろいろなところに遊びに行き、いろいろな体験をすることによって地域を変えていく。そういった相互作用をもたらすことができれば、トキエアは新たな地域振興のステージをもたらしてくれるのではないか。(佐渡については)交通手段が船しかなく時間がかかると躊躇していた人も訪れることができるようになり観光振興の上で大きな魅力だ。
そのうえで戸崎教授は路線を維持するためのポイントについて、こう指摘しています。
戸崎教授
観光協会や行政が一丸となってトキエアを育てていくという体制がなければ会社だけの努力では難しい。地方の航空会社ならではの魅力をどう作っていくのか、トキエアをどのように支えていくのかという体制づくりに県が中心となって関わっていくことが重要だ。
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OS5
:2023/12/25(月) 13:03:26
新潟空港を拠点とする地域航空会社「トキエア」は、就航延期が続いていた新潟ー札幌便について2024年1月31日に初フライトを迎えると発表。就航に向けた県経済界の期待や今後の課題を取材しました。(新潟放送局 記者 藤井凱大、豊田光司)
トキエア就航へ 経済界から期待の声”起爆剤に”
就航を待つトキエア
トキエアは11月29日、札幌・丘珠線の就航日を2024年1月31日にすると発表しました。
新潟空港を拠点とする地域航空会社「トキエア」は、札幌をはじめ仙台や神戸など国内各地と新潟を結ぶ構想です。会社はこれまで社内の体制や国との調整が整わなかったことなどを理由に札幌便の就航延期を繰り返してきましたが、ここへきてようやく就航時期が決まりました。
大手航空会社に属さない地域航空会社として14年ぶりの定期便参入を目指すトキエア。県経済界からも期待の声があがっています。
新潟商工会議所 福田勝之会頭
新潟商工会議所の福田勝之会頭は、トキエアが新潟経済の起爆剤になると期待しています。
福田会頭
新潟を変えるといったらおかしいが、新潟のいいところを活かす起爆剤になると考えている。新潟の人は当たり前のことだと思っているけど、周りから見るとすごいことをしている。様々な場所からいろいろな人を呼び込む手段が増えることで、自分たちがすごいことやっていると地元の人たちに気づいてもらうことができる。
福田さんがポイントに挙げるのが「佐渡島の金山」です。早ければ2024年に世界文化遺産に登録される可能性があり、会社は新潟経由で佐渡と首都圏を結ぶ便の運航も視野に入れています。
福田会頭
ひとつのターニングポイントは来年の佐渡の世界遺産(登録)です。佐渡の世界遺産をぜひ見に来てくださいという手もある。佐渡に来てもらったあと新潟にも寄ってもらうということもあると思う。将来的な話になるけれど、そういったことを僕らは期待している。
「佐渡島の金山」関係者も”相乗効果”に期待
「佐渡を世界遺産にする会」 庄山忠彦事務局長
佐渡の観光に携わる人たちもトキエアの就航と世界文化遺産への登録が実現すれば、さらなる観光客の増加が見込まれると期待しています。話を聞いた「佐渡を世界遺産にする会」の庄山忠彦事務局長は。
庄山事務局長
佐渡の経済は観光に頼っているところが大きい。いろいろな相乗効果を発揮して佐渡が元気になってくれればと期待しています。
トキエア成功へのポイントは
これまで飛行機で移動することがなかった層をどのように引きつけるかがカギになります。例えばビジネスや観光において新潟から札幌に空路で移動するメリットを示すこと、そして予定している地域への円滑な就航の実現が重要になると思います。
そして、もう1つのポイントが資金繰りです。会社は追加の融資の話も出ているとしていますが、就航が遅れた影響で2024年度としていた黒字転換の時期が2025年度にずれ込む見通しを示しています。
専門家「全国的なモデルの可能性」 課題も指摘
桜美林大学 戸崎肇教授
トキエアの就航について専門家は可能性と課題の両面を指摘しています。交通政策に詳しい桜美林大学の戸崎肇教授は、全国的なモデルになる可能性を秘めていると話します。
戸崎教授
地域を結んで互いの活性化を図ることは日本の将来にとっても非常に重要だ。その役割を担う地域の航空会社がどんどん誕生して活躍するためにも、トキエアが成功し地域振興のモデルになればいいと思う。
戸崎教授によりますと航空業界ではここ10年ほど格安航空会社が台頭し、これに大手が対抗する構図となっていて路線やフライトスケジュールも東京や大阪といった大都市を中心に組まれています。今回、トキエアによって新たな人の流れが生まれる可能性があるといいます。
戸崎教授
新潟の人がトキエアを使っていろいろなところに遊びに行き、いろいろな体験をすることによって地域を変えていく。そういった相互作用をもたらすことができれば、トキエアは新たな地域振興のステージをもたらしてくれるのではないか。(佐渡については)交通手段が船しかなく時間がかかると躊躇していた人も訪れることができるようになり観光振興の上で大きな魅力だ。
そのうえで戸崎教授は路線を維持するためのポイントについて、こう指摘しています。
戸崎教授
観光協会や行政が一丸となってトキエアを育てていくという体制がなければ会社だけの努力では難しい。地方の航空会社ならではの魅力をどう作っていくのか、トキエアをどのように支えていくのかという体制づくりに県が中心となって関わっていくことが重要だ。
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OS5
:2023/12/28(木) 13:25:02
https://news.yahoo.co.jp/articles/e51a1976f298189982a5ea25c3917317445a1b87
ジェットスターでスト拡大 労組、最大60人規模も
12/27(水) 19:37配信
共同通信
格安航空会社(LCC)ジェットスター・ジャパンの乗務員らでつくる労働組合は27日、未払い賃金を巡って一部組合員で実行しているストライキの規模を、同日から拡大したと明らかにした。30日以降は、1日最大60人ほどが乗務しない可能性があるという。同社の便は乗務員を確保できずに欠航するケースが相次いでおり、さらに影響が広がる恐れがある。
労組によると、時間外労働の算定方法が誤っていると訴え、未払い賃金を求めて22日からパイロットや客室乗務員らがストをしている。会社側から要求に応じる意向が示されず、これまで最大で1日14人だったストの規模拡大を決定した。
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OS5
:2024/01/03(水) 20:28:24
https://news.yahoo.co.jp/articles/04b169dc21f05638b231f215c9d6da81202b6cbf
なぜ同時に滑走路へ? 羽田空港「航空機衝突事故」の焦点 破られた「一つの滑走路に1機」の大原則
1/3(水) 10:12配信
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乗りものニュース
事故状況の把握がJAL・海保で異なる
事故が起きた1月2日の羽田空港。搭乗券の払い戻しと振替便予約の長い列ができた(中島みなみ撮影)。
2024年1月2日17時47分頃、羽田空港C滑走路上で、JAL(日本航空)と海上保安庁の航空機が衝突事故を起こしました。離陸しようとする海保機へ、着陸態勢に入ったJAL機がいわば追突する形で炎上した事故。「一つの滑走路は、一度に1機の航空機しか使用できない」という国際ルールは、なぜ破られたのでしょうか。
この事故で、JAL機の乗客乗員は全員が無事でしたが、海上保安庁の乗員5人は死亡しています。
JALの516便は、新千歳空港を16時に出発し、羽田空港へ17時40分に到着予定で、羽田空港のC滑走路に着陸しようとしていました。一方、海上保安庁羽田基地所属のMA722固定翼機は、16時45分に羽田基地を出発し、空港内を自走してC滑走路に進入しようとしていました。
C滑走路の長さは3360m。4本ある滑走路の中でも最長です。JALの516便で使うエアバスA350は全長約70mで、このような大型機の着陸に適した長さですが、海保のMA722が使うボンバルディアDHC-8は全長約26m。クルマでいえばトラックと軽自動車のような違いがあります。海保機はC滑走路の半分ほどの距離で離陸できるため、滑走路に進入するJAL機と比較すると、かなり前方で離陸態勢を取ります。
今回の事故では、降下するJAL機が離陸しようとした海保機へ、どのような状態で衝突に至ったかが、原因究明のひとつのポイントになります。前方に位置する海保機に対し、着陸後に滑走するJAL機が追突する形で事故が起こりましたが、海保機が滑走路という本線に誘導路という枝道から入ろうとした出会い頭の事故という可能性もあり、事故状況が定まっていません。
2日にそれぞれ会見を行った海上保安庁とJALの現時点での状況把握は異なるものです。
「滑走路を離陸滑走中のところ衝突したと報告を受けている」(海上保安庁)
「滑走路に通常どおり進入し通常どおりの着陸操作を開始したところ衝撃があって事故に至ったことは確認している」(JAL)
なぜ両機が同じタイミングで滑走路に進入したのかということが、現時点では謎のままです。
「一つの滑走路に1機の航空機」のはずが
2日深夜に行われたJALの会見(中島みなみ撮影)。
ここでもう1つ、気になるのが航空管制です。国際ルールでは「一つの滑走路は、一度に1機の航空機しか使用することができない」とあり、このルールが厳格に守られることで、離発着の密度が高くても、事故のない運航が可能です。この司令塔となるのが航空管制です。
航空機の離発着には管制の許可が必要です。管制と乗員は無線による音声通話でやり取りをしていますが、国土交通省航空局は「許可がどういう形で行われたか確認中」としています。
警視庁はこの事故について業務上過失致死傷の疑いで刑事責任を追求しますが、事故原因の調査は運輸安全委員会の調査官に委ねられます。多くの場合、その結果が定まるまでには長い時間が必要です。
滑走路に進入する場合の乗員の安全確認は大前提で、その部分はフライトレコーダーの解析などを待つ必要がありますが、管制との会話は地上で記録されていて、それほど時間を待たずに概要は明らかにできるとみられます。
もしも衝突のタイミングがずれていたら、JAL機の乗員乗客の避難が遅れていたら、人的被害はさらに大きくなったかもしれません。利用者に待ち望まれるのは、再び事故が繰り返されないための原因が一刻も早く明らかになり、それが対策として生かされることではないでしょうか。
中島みなみ(記者)
7453
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OS5
:2024/01/04(木) 15:57:14
https://news.yahoo.co.jp/articles/27fc811495b28a2dc87b95f9fbd373ef22b6741c
埼玉と群馬の県境“空港整備”を構想、直接海外と結ばれる可能性 10市町が連携、周辺に半導体や航空宇宙産業の関連企業 近隣にホンダ、スバルの拠点工場も 首都直下地震を見据え、内陸部の空港が非常に重要
1/4(木) 12:26配信
埼玉新聞
埼玉、群馬両県の10市町トップによる空港整備に向けた勉強会=昨年11月、群馬県内
埼玉県北部と群馬県南部の両県境の「上武」といわれる地域の10市町が、広域連携による振興策、経済圏としての発展などを目指し、空港整備を構想していることが分かった。具体化に向けた10市町参加による「上武連携構想」がすでに発足しており、意見交換会や専門家を招いての勉強会を開催し、共同歩調を取ることで合意している。参加している本庄市は「上武地域は非常にポテンシャルの高いエリア。この地域が直接世界に開かれ、海外と結ばれるようにしたい」と語る。今後も協議を重ねながら実現に向けた可能性を探っていく。
埼玉群馬“空港整備”連携自治体の地図 太い黒点線が県境【写真2枚】
■生活、文化交流盛ん
同地域は東京から約70〜100キロ圏内に位置する。上武という地名こそないが、武州(埼玉県など)と上州(群馬県)にちなんだ名称で、利根川を挟んで向き合った広い地域を指すとされている。養蚕が盛んだった地域でもあり、古くから生活、文化交流が行われてきた。
上武連携構想は2022年に発足。埼玉県からは本庄市、深谷市、美里町、神川町、上里町が参加し、群馬県からは前橋市、高崎市、伊勢崎市、藤岡市、玉村町が入っている。本庄市の吉田信解市長と前橋市の山本龍市長が幹事を務めている。経済圏としての発展を目指すとともに、交通網整備や防災・減災、医療、物流などについて意見交換している。
埼玉、群馬両県は関越自動車道、上越新幹線、国道17号などで通じているが、空港がない「空白県」。旅客者として空港を利用する場合、東京国際「羽田」(東京都)や成田国際(千葉県)、あるいは近隣の新潟、茨城など県外ばかりとなる。特に上武地域から海外へ向かうとなると、吉田市長は取材に「いったんは東京まで出ていかなければならない。ワンクッション入ってしまう」と、既存の空港からは遠方にあるとの考えを示す。
■半導体、近郊型農業
10市町の人口は計約128万人。上武地域には半導体や航空宇宙産業の関連企業が立地しており、近隣にはホンダ(寄居、小川町)やスバル(群馬県太田市)の拠点工場もある。外国人が多く住む地域もある。さらには深谷ねぎに代表される都市近郊型農業が活発だ。空港があれば、半導体部品や高付加価値の食品を空輸することも可能になる。
国土交通省によると、国内には現在97の空港がある。そのうち滑走路が2千メートル以上かジェット機が就航している空港は69。空港の役割としては、(1)国内、海外への人の移動手段(ビジネス、観光)(2)貨物輸送(3)災害時の復旧拠点(4)救急搬送が挙げられる。管理形態としては、国や特殊法人(民間委託)によるものや地方自治体、自衛隊との共用がある。
■期成同盟で促進
昨年11月、群馬県内で開かれた上武連携構想の勉強会では、国交省航空局の蔵持京治航空ネットワーク部長が講師を務めた。蔵持部長は空港を整備するための基本的なプロセスや課題、運用などに関して解説。「半導体などは輸送コストが高くなるので、飛行機で運んでも利益が出る。生鮮食料品でも値段が高いものは貨物性がある」と上武地域に空港を整備する際のメリットについて言及した。
勉強会で山本市長は「上武地域では高度な産業集積が行われている。エリア全体の産業力と拠点性を高めるには、航空ロジスティクスが必要」と強調。吉田市長も「農業、工業が盛んなこの地域に空港があれば、輸送面で大きなパワーを発揮する」と期待を込めた。
蔵持部長は、空飛ぶ車や整備費用を抑えられる垂直離着陸用飛行場「バーティポート」(VP)などを紹介。さらには上里町の山下博一町長が「首都直下地震を見据え、内陸部の空港が必要」と主張したことに対し、蔵持部長は「(空港整備において)首都直下地震の視点は非常に重要」と述べた。
山本市長は取材に「(空港整備に向け)10市町が合意できている。スモールスタートからだんだん拡大し、期成同盟に衣替えしていきたい」と構想している。
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OS5
:2024/01/04(木) 15:58:09
https://news.yahoo.co.jp/articles/27fc811495b28a2dc87b95f9fbd373ef22b6741c
埼玉と群馬の県境“空港整備”を構想、直接海外と結ばれる可能性 10市町が連携、周辺に半導体や航空宇宙産業の関連企業 近隣にホンダ、スバルの拠点工場も 首都直下地震を見据え、内陸部の空港が非常に重要
1/4(木) 12:26配信
埼玉新聞
埼玉、群馬両県の10市町トップによる空港整備に向けた勉強会=昨年11月、群馬県内
埼玉県北部と群馬県南部の両県境の「上武」といわれる地域の10市町が、広域連携による振興策、経済圏としての発展などを目指し、空港整備を構想していることが分かった。具体化に向けた10市町参加による「上武連携構想」がすでに発足しており、意見交換会や専門家を招いての勉強会を開催し、共同歩調を取ることで合意している。参加している本庄市は「上武地域は非常にポテンシャルの高いエリア。この地域が直接世界に開かれ、海外と結ばれるようにしたい」と語る。今後も協議を重ねながら実現に向けた可能性を探っていく。
埼玉群馬“空港整備”連携自治体の地図 太い黒点線が県境【写真2枚】
■生活、文化交流盛ん
同地域は東京から約70〜100キロ圏内に位置する。上武という地名こそないが、武州(埼玉県など)と上州(群馬県)にちなんだ名称で、利根川を挟んで向き合った広い地域を指すとされている。養蚕が盛んだった地域でもあり、古くから生活、文化交流が行われてきた。
上武連携構想は2022年に発足。埼玉県からは本庄市、深谷市、美里町、神川町、上里町が参加し、群馬県からは前橋市、高崎市、伊勢崎市、藤岡市、玉村町が入っている。本庄市の吉田信解市長と前橋市の山本龍市長が幹事を務めている。経済圏としての発展を目指すとともに、交通網整備や防災・減災、医療、物流などについて意見交換している。
埼玉、群馬両県は関越自動車道、上越新幹線、国道17号などで通じているが、空港がない「空白県」。旅客者として空港を利用する場合、東京国際「羽田」(東京都)や成田国際(千葉県)、あるいは近隣の新潟、茨城など県外ばかりとなる。特に上武地域から海外へ向かうとなると、吉田市長は取材に「いったんは東京まで出ていかなければならない。ワンクッション入ってしまう」と、既存の空港からは遠方にあるとの考えを示す。
■半導体、近郊型農業
10市町の人口は計約128万人。上武地域には半導体や航空宇宙産業の関連企業が立地しており、近隣にはホンダ(寄居、小川町)やスバル(群馬県太田市)の拠点工場もある。外国人が多く住む地域もある。さらには深谷ねぎに代表される都市近郊型農業が活発だ。空港があれば、半導体部品や高付加価値の食品を空輸することも可能になる。
国土交通省によると、国内には現在97の空港がある。そのうち滑走路が2千メートル以上かジェット機が就航している空港は69。空港の役割としては、(1)国内、海外への人の移動手段(ビジネス、観光)(2)貨物輸送(3)災害時の復旧拠点(4)救急搬送が挙げられる。管理形態としては、国や特殊法人(民間委託)によるものや地方自治体、自衛隊との共用がある。
■期成同盟で促進
昨年11月、群馬県内で開かれた上武連携構想の勉強会では、国交省航空局の蔵持京治航空ネットワーク部長が講師を務めた。蔵持部長は空港を整備するための基本的なプロセスや課題、運用などに関して解説。「半導体などは輸送コストが高くなるので、飛行機で運んでも利益が出る。生鮮食料品でも値段が高いものは貨物性がある」と上武地域に空港を整備する際のメリットについて言及した。
勉強会で山本市長は「上武地域では高度な産業集積が行われている。エリア全体の産業力と拠点性を高めるには、航空ロジスティクスが必要」と強調。吉田市長も「農業、工業が盛んなこの地域に空港があれば、輸送面で大きなパワーを発揮する」と期待を込めた。
蔵持部長は、空飛ぶ車や整備費用を抑えられる垂直離着陸用飛行場「バーティポート」(VP)などを紹介。さらには上里町の山下博一町長が「首都直下地震を見据え、内陸部の空港が必要」と主張したことに対し、蔵持部長は「(空港整備において)首都直下地震の視点は非常に重要」と述べた。
山本市長は取材に「(空港整備に向け)10市町が合意できている。スモールスタートからだんだん拡大し、期成同盟に衣替えしていきたい」と構想している。
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OS5
:2024/01/05(金) 09:02:49
https://news.yahoo.co.jp/articles/8587b92bfff0cc2dcc17312f4dbf6a968c3bc844
新幹線は追加運転、LCC労組はスト中止 交通網混乱の危機を公共交通機関がカバー
1/4(木) 19:06配信
産経新聞
海上保安庁の航空機が衝突した事故の影響で、欠航が相次ぎ混雑する出発カウンター=3日午前、羽田空港(関勝行撮影)
能登半島地震や羽田空港での衝突事故の影響で、交通網が寸断されかねない状況に公共交通機関が奮闘している。JRでは複数の新幹線が飛行機の欠航を補うための追加運転を行い、一部の航空会社の労働組合はストライキの中止も決めた。ネットでは「迅速な対応に頭が下がる。現場の皆さまこそ、まさにヒーロー」といったコメントが相次いだ。
1日の能登半島地震の発生直後、格安航空会社(LCC)のジェットスター・ジャパンの乗務員らでつくる労働組合は、一部組合員が実行していたストライキについて、2日以降の中止を決めた。同労組は未払い賃金の支払いを訴え、パイロットや客室乗務員によるストを昨年12月22日から実施していた。震災対応を優先した形で、労組は組合員に2日以降のフライト業務への協力も要請した。
2日午後6時頃に発生した羽田空港の衝突事故を巡っては、JR東海が翌3日、東海道新幹線4本を東京─新大阪間で臨時で運行すると発表した。JR東日本は4日の北陸新幹線、北海道・東北新幹線を1本ずつ追加運転した。羽田空港の発着便を中心に国内線の欠航が相次いだだけに、新幹線の増便で混乱をカバーする狙いがあった。
茨城空港(茨城県小美玉市)は2日夜、羽田に着陸できなかった航空機2機を受け入れた。ただ、同空港は近くに駅などがなく、アクセスの悪さから「陸の孤島」とも揶揄されている。2機に乗り込んでいた約350人の乗客を13キロ以上離れたJR石岡駅に運んだのは、地元を拠点とする関東鉄道などが保有する8台のバスだった。
午後7時過ぎ、航空会社にバスの手配を依頼された関東鉄道は急遽スタッフが空港や石岡駅に向かった。午後9時過ぎに石岡駅でバスから乗客が降りるのを確認するまで対応に当たった。今回のような事例は珍しいという。関東鉄道の対応はネットでも注目され、同社によるとX(旧ツイッター)で「初めて」トレンド入りしたという。同社の担当者は「トレンド入りして驚いいている。皆さまからたくさんのお声をいただき本当にありがとうございます」とコメントした。(奥原慎平)
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OS5
:2024/01/05(金) 13:12:11
https://news.yahoo.co.jp/articles/818df19aebc12e12d4515c7e00d3131b7f18e694
空席待ち、疲労の色濃く…那覇空港「人道的観点で」毛布や食料を緊急配布 羽田事故で2000人以上に影響
1/4(木) 10:49配信
琉球新報
遅延などが相次ぎ利用客で混み合う那覇空港チェックインロビー。「お詫び」も掲示されていた=3日午前11時9分(小川昌宏撮影)
羽田空港で日航機と海保機が衝突し炎上した事故は帰省ラッシュを直撃した。3日、沖縄の那覇空港は空席待ちや変更に追われる帰省客で大混雑した。
航空各社によると、3日も事故の影響で那覇と東京を結ぶ便など9便が欠航し、2000人以上に影響が出た。
不安なまま那覇空港で一夜を過ごした人もおり、3日も朝から、帰れるか分からないまま空席を待ち続ける人たちがベンチやカウンター近くに座り込み、疲労が色濃くにじんだ。
那覇空港では、2日夜に羽田に出発予定だった約3400人が足止めされた。深夜まで空席待ちの整理券を求める長蛇の列ができ、ほとんどの人が自力でホテルを探したものの、確保できず約100人が空港にとどまった。
那覇空港ビルディング(NABCO)が午後11時半ごろに備蓄の毛布やブルーシート、飲料水、パン、おむつなどを配った。担当者は「今回は人道的な観点から備蓄品で対応したが、那覇空港は宿泊できる設計ではないので、今後は周辺の宿泊施設の利用をお願いしたい」と話した。
7歳と10歳の娘を含む家族4人で山梨県から観光に来た会社員の男性(51)は、搭乗予定だった2日夜の便が欠航になり、空席待ち整理券を受け取れたのは3日午前1時すぎだった。3日朝にホテルから再び空港に来たものの手元の整理券の番号は2千番台。「家族そろって乗れるのか、乗れなかったらどうするか考えないといけない」と途方に暮れた。
3日、日本航空(JAL)と全日空(ANA)は各2便の臨時便を運航。臨時便に家族で乗ることができた東京都の会社員男性(44)は安堵(あんど)の表情。11歳の息子が「天にも昇るような気持ち」と喜ぶ姿に目を細め、「新幹線で福岡から東京に帰る覚悟をしていた」と話した。
この日は羽田発那覇・石垣行きでJALの4便とANAの5便が欠航し、那覇と東京を結ぶほぼ全ての便で遅れが出た。羽田から那覇に正午の便で着いた男性(73)は午前8時発の便のため午前6時から並んだものの、行列がひどく出発も遅れたといい「航空会社のやり方は改善してほしい」と要望した。
(藤村謙吾、與那覇智早、中村万里子)
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OS5
:2024/01/09(火) 10:43:04
https://news.yahoo.co.jp/articles/97a780bc68b87543cdc3c6513f5940531e128936
関空、発着30万回に拡大で〝混雑〟も 羽田の教訓生かせるか
1/8(月) 18:37配信
産経新聞
訪日外国人客が急回復し、多くの旅行者でにぎわう関西国際空港の第1ターミナル国際線到着ゲート=昨年12月29日午前
関西国際空港は2025年大阪・関西万博をきっかけとするインバウンド(訪日外国人客)増などを見越し、発着回数の年間の上限を現在の約1・3倍となる成田空港並みの約30万回へと引き上げ、30年代前半に達成することを目指している。航空機の〝混雑〟が見込まれるだけに、羽田空港の事故を教訓に安全性へ最大限に配慮することが重要だ。
関西エアポートの速報値などによると、令和5年1〜11月の関空の発着回数は14万1938回。このうち国際線は9万5860回、国内線は4万6078回だった。
このペースでは5年1年間の発着回数は、新型コロナウイルス禍前の元年の20万6777回に届かないとみられるが、回復は着実に進んでいる。
今後のインバウンドの回復を見越し、関空のほか大阪(伊丹)、神戸の計3空港のあり方を官民で議論する「関西3空港懇談会」は、関空の年間発着回数の上限を、現在の23万回から30万回へと引き上げる方針を打ち出し、飛行ルートを見直し中だ。
りそな総合研究所の荒木秀之主席研究員は「羽田の事故に関して明らかになる運営の改善点を教訓とし、関空にも生かさなければならない」と指摘する。
「リスクを減らすにはどうすればいいのか」などを確実に検証し、「関空も安全性を高めつつ、効率的な運営を進めていくことが重要だ」としている。
関西経済はコロナ禍前、インバウンドへの依存度が高く、今後のインバウンド増加に期待が高まる。
多くの観光客が訪れる大阪・道頓堀近くの飲食店の男性関係者は「インバウンドはかなり戻った。今は韓国からの若い観光客が圧倒的に多い。お金を両手で渡してきたり、日本語で懸命に『おいしかったです』と伝えてきたりと礼儀正しい」と話す。
その上で、今後のさらなるインバウンド回復について「忙しくなり大変な面もあるが、客が増えるのはありがたいことだ」とした。
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OS5
:2024/01/10(水) 09:01:54
https://news.yahoo.co.jp/articles/f0d7f1c792000864ccaa246d45e203326e99e81e
羽田事故背景に「過密ダイヤ」指摘も 世界3位の発着1分に1・5機
1/9(火) 18:20配信
産経新聞
2023年の「世界の混雑空港ランキング」
羽田空港で日本航空と海上保安庁の航空機が衝突した事故から9日で1週間がたった。8日には事故で閉鎖していた滑走路の運用も再開し、発着数も事故前の水準まで回復した。一方で事故の背景として同空港が世界有数の〝過密〟ダイヤで運営されている点を指摘する声もある。滑走路の追加構想もあるが、混雑緩和にはつながりそうにない。
■「処理できる前提」
「羽田が混雑しているのは確かだが、現状における発着回数は(管制官など)現在の態勢下において処理できる前提で設定されている」。国土交通省の担当者は、事故の背景として同空港の混雑が指摘されていることに対し、こう述べた。
同省によると、羽田空港の発着数は1日約1300回、ピーク時ともなれば1時間に最大90回に上る。1分に1・5機が発着する計算だ。事故当日の状況を同省幹部は「容量いっぱいで使われていた」と話す。
英国の航空情報会社OAGが実施した「世界の混雑空港ランキング」によると、2023(令和5)年は羽田空港が世界3位。各空港に就航した全旅客機の総提供座席数で利用者数の多さを推定、羽田空港は5269万席に上った。
■発着枠、30年で倍増
羽田空港の発着枠は30年前の平成6年度に20・4万回だったのが徐々に拡大。22年の第4滑走路運用開始などを経て現在は約49万回に上る。
政府は訪日客の誘致拡大を進めているが、羽田は既に「深夜・早朝の時間帯を除いてフル稼働の状況」(同省)。5本目の滑走路の追加構想もあるが、羽田路線は人気が高く「航空各社が少しでも自社の発着枠を欲しい路線」(航空業界関係者)で、混雑の改善につながらない見込みだ。
「2024年問題」も影を落とす。トラック運転手の時間外労働規制が強化される今年4月以降は、貨物便も羽田利用増加が予想される。
ただ、冷静に事故原因を見極めるべきだとの声も上がる。発着枠の問題に詳しい慶応大の加藤一誠教授は「日本は米英の主要空港より発着間隔を空けているし、管制官の習熟にも時間をかけている。原因が分からない中で、羽田が『過密』状態と決めつけるのは短絡的だ」と述べた。(福田涼太郎)
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:
OS5
:2024/01/11(木) 09:43:51
https://news.yahoo.co.jp/articles/0c27fc8210c05049cb703dd0d9eebbc4e0942ff3
過密の福岡空港 高さ94メートルの“新管制塔”建設中 増える滑走路で変わる「福岡の空」
1/11(木) 8:02配信
FNNプライムオンライン
FNNプライムオンライン
羽田空港で日本航空の旅客機と海上保安庁の航空機が衝突し炎上した事故。年始の繁忙期を直撃した。再発防止が求められるなか、福岡空港でも、まもなく「管制」が変わろうとしている。
福岡空港に滑走路と管制塔を建設中
事故が起きた羽田空港では、機体の撤去や路面の補修などの作業は終了し、1月8日からC滑走路の運用が再開された。これにより全日空は全便の運航を再開し、日本航空でも発着便数は事故前と同じ水準に戻るという。(※1月9日現在)
福岡空港には現在、2,800メートルの滑走路が1本ある。都心に近い空港として利用が順調に伸びる一方、混雑や遅延が課題となっているため、国は2本目の滑走路を現在の滑走路の西側に整備している。
新しい滑走路は2025年3月の完成に向けて工事が進行中で、航空機が発着できる数は現在の年間17万6,000回から18万8,000回に増える見込みとなっている。
滑走路が2本になることで、誘導路も増えることから、航空機に指示を出す管制官の見る範囲も広がることが予想されるため、管制塔も新しくなる。
川崎健太キャスター・空撮リポート:
見えてきました。現在、建設中の新しい管制塔です。そして、この辺りは高さ制限があるので、高層マンションがなく、新管制塔の高さが非常に際立ちます。
福岡空港では新しい管制塔を建設中で、現在の約3倍の高さとなる94メートルの管制塔が2024年10月末に完成する予定だ。全国でも有数の過密空港である福岡空港だが、管制塔が高くなるメリットはどこにあるのだろうか。
元航空管制官・田中秀和さん:
管制官は管制塔の中から、自分の目、目視で空港内の航空機や空港周辺を飛行するような飛行機を見渡すことができます。レーダー機器を補助的に、把握に務めるが、高い方が見渡しやすいというメリットもあると思います。
田中さんによると、誤進入を防ぐレーダーももちろん見ているが、天気が良く明るい日中であればレーダーよりも目視による確認の方が、比重が大きいというのだ。
福岡市長「事故がないように安全第一で」
滑走路1本の空港としては、国内イチの過密度の福岡空港。福岡市の高島市長は会見で―。
福岡市高島宗一郎市長(2024年1月9日記者会見):
2本の滑走路というなかで、これまでとは違うオペレーションになる、1つの滑走路を横切ることも生じてくるんだろうと想像はします。都心に近い空港でもあるので、安全対策は今回の教訓をすぐに全国の空港にフィードバックしながら、事故がないように安全第一で取り組んでいただきたい。
国土交通省は、今回の衝突事故を受けて、滑走路への誤進入を防ぐために、1月6日から羽田空港で行っている「モニターを常時監視する管制官の配置」を福岡空港など6つの空港で実施する緊急対策をまとめている。
羽田の事故を徹底的に検証した上で福岡空港での安全な運用につなげてもらいたい。
(テレビ西日本)
テレビ西日本
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とはずがたり
:2024/01/20(土) 15:57:14
最近空の安全弛みすぎやろw
ジェットスター、全便の出発取りやめ システム障害で
https://news.yahoo.co.jp/articles/1b4f7513dc9accc653346978fd43e21270023d30
1/12(金) 18:23配信
時事通信
格安航空会社(LCC)ジェットスター・ジャパンのエアバス320型機(資料写真)
格安航空会社(LCC)ジェットスター・ジャパン(千葉県成田市)は12日、システム障害により、全便の出発を取りやめていると明らかにした。
【写真】「ジェットスター・ジャパン」1号機の内部
同日夕現在、復旧の見通しは立っていない。
同社によると、障害が起きたのは同日午後3時50分ごろ。離陸前に機体の重量や天候などの情報を入力して性能を検査するシステムに不具合が発生し、全便が出発できなくなった。飛行中の機体の着陸には影響がないという。
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:
OS5
:2024/01/24(水) 18:18:09
https://news.yahoo.co.jp/articles/3baaa89ba9ea444884d5d2f8dbae880c9175e2a9
沖縄2離島、住民悲願の15年ぶり空路 年間1億4千万の赤字が前提 負担する地元に大きな不安
1/24(水) 9:47配信
沖縄タイムス
波照間空港に着陸する第一航空のDHC6-400型機=22日午前10時ごろ、竹富町・波照間島
【八重山・宮古】「新石垣-波照間」「新石垣-多良間」の二つの航空路線が22日に開通した。2度にわたって延期された末の就航。特に波照間は15年2カ月ぶりに空の便で島外と結ばれ、島民らは悲願の実現を喜んだ。(八重山支局・平良孝陽、宮古支局・當山学)
【写真】15年2カ月ぶりの運航再開を祝う波照間島の住民
波照間空港では「祝 航空路線運航再開 日本最南端はてのうるまの翼」と書かれた横断幕を掲げ、島民らが歓迎した。島には石垣と結ぶ定期船はあるものの、冬場は悪天候のため欠航が相次ぎ、空路の再開を望む声が多かった。
初便に乗った前泊正人竹富町長は運航再開に「島の利便性が図られ、島の振興発展に大きく寄与すると改めて感じた」と感慨深そう。波照間公民館の仲底善章館長は「この路線がずっと続くように島民も協力したい」と声を弾ませた。
50代女性は、出産前に同空港から石垣市内の病院に通っていた当時を振り返り「あれから孫も生まれた。島外の娘や息子と会える機会もこれで増えるかな」と語った。
多良間村でも、石垣との路線再開を祝った。見舞いや伝統行事で石垣を訪れる際、これまでは宮古空港を経由しなければならず、不便を強いられていた。村議として再開を推進してきた福嶺常夫さん(77)は「両島の交流や観光の促進につながれば」と期待した。
■赤字前提 県と町村負担
22日に就航した新石垣-多良間、新石垣-波照間の両路線は、年間で計約1億4千万円の赤字が見込まれている。全て満席でも採算が見込めず、欠損分は県と町村が負担する仕組み。運航の安定化や、定期便化につながる利用促進の取り組みが重要となる。
県によると、新石垣-多良間路線は年間156往復で1341人、新石垣-波照間は年間104往復で894人の利用を見込む。
しかし新石垣-多良間は年間8千万円、新石垣-波照間は年間6千万円の赤字となる見通し。現在の補助事業では欠損分の負担は県と町村で1対1となっており、小規模な離島町村には負担が大きい。そのため県は、県と町村が2対1の負担割合になるよう、見直しを検討している。
将来的には運航本数を増やし、月16往復以上という条件を満たす「定期便化」も視野に入れる。定期便化できれば、国も欠損補助に加わり、最大で欠損分の2分の1を国が負担することとなるため、県や町村の負担分が軽減される。
ただ、定期便化のためにはスタッフが常駐する事務所を多良間空港や波照間空港に設置する必要があるなど、費用や人員確保などが課題となっている。
県交通政策課の西垣紀子副参事は「両路線は生活路線として重要であり、まずは安定的な運航をしていきたい。県としてもコスト低減に取り組み、離島の定住条件の整備につながれば」と話した。(政経部・仲村時宇ラ)
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OS5
:2024/02/06(火) 16:18:13
https://news.yahoo.co.jp/articles/4fe8e569cf495a7f48695398097d176bd9a83fcb
福岡空港の第2滑走路「9月完成」…来年3月供用開始予定、なお需要に対応できず
2/6(火) 11:41配信
読売新聞オンライン
福岡空港(2022年4月6日、福岡市で、読売機から)
国土交通省は5日、福岡空港(福岡市博多区)で整備中の2本目の滑走路について、9月末に土木工事がほぼ完了することを明らかにした。その後、国交省所有の航空機による飛行検査を経て、同省が予定する来年3月の供用開始となる見通しだ。一方、第2滑走路ができても旺盛な航空需要に対応するには不十分との見方が強く、福岡空港の容量拡大に向けた議論は続く可能性が高い。
(写真:読売新聞)
5日に福岡市で開かれた土木学会西部支部の講演会で、講演した国交省九州地方整備局博多港湾・空港整備事務所の森住直樹所長が、2本目滑走路について「今年の秋、9月末には土木工事は概成する」と述べた。福岡空港は滑走路1本の空港では日本一の旅客数、発着回数だと説明したうえで、「処理能力を上げることは焦眉の急だ」と強調した。同省は2016年度から滑走路増設工事を進めてきた。
空港を運営する企業「福岡国際空港(FIAC)」の桜木雅仁副社長も講演し、第2滑走路供用後も需要に対応できないとの見通しを示した。桜木氏は、福岡空港で発着可能な1日あたりの枠は550回なのに対し、23年度の夏ダイヤでは航空会社から674回分の要請があったと明らかにした。
滑走路が2本になると、離着陸可能な「滑走路処理能力」は現在の「1時間あたり38回」から「同40回」まで増えるが、桜木氏は「需要と供給のギャップは埋まらないのが現実だ」と述べた。
管制などを担う国交省大阪航空局福岡空港事務所の野村伸一空港長も講演し、「滑走路が2本になっても、安全は絶対的に担保しないといけない」と語った。
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:
OS5
:2024/02/07(水) 11:45:44
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20240206/k10014349731000.html
成田空港 新ターミナルに接続する新駅作る案示す 空港会社
2024年2月6日 21時02分
現在3つに分かれている成田空港の旅客ターミナルを、将来的に一つに集約する構想を示している成田空港会社は、新ターミナルに接続する新しい駅を作る案を示しました。
成田空港では、3本目のC滑走路を新設するとともに、B滑走路を延伸する計画が2029年3月末を目指して進められていて、利用客の大幅な増加が見込まれています。
こうしたことから成田空港会社は周辺自治体や国、有識者を交えた会議で検討を進め、現在3つに分かれている旅客ターミナルを段階的に一つに集約し、利便性や効率性を高める構想を取りまとめています。
6日、都内で開かれた会議で成田空港会社は、現在、鉄道でのアクセスに使われている2つの駅のうち第1ターミナルに接続している「成田空港駅」は将来的に廃止し、現在の第2ターミナルの南側が候補地となっている新ターミナルに接続する、新しい駅を作る案を示しました。
また、新ターミナルの延べ床面積は100万平方メートルから120万平方メートル程度と現在の3つのターミナルを合わせた広さよりやや拡大し、搭乗橋のある駐機場の数は現在より30か所ほど多い100か所程度とする案も示しました。
会議では今後、貨物地区などのあり方についても検討を重ねたうえで夏ごろまでに提言をまとめる予定で、成田空港会社の田村明比古社長は「提言をベースに関係機関とさらに検討を進めていきたい」としています。
7464
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OS5
:2024/02/07(水) 11:47:01
https://www.asahi.com/articles/ASS2700VRS26UDCB01B.html
新ターミナルに鉄道駅の新設案、「新しい成田空港」構想検討会
上沢博之 2024年2月7日 10時45分
【千葉】「新しい成田空港」構想検討会の第6回会合が6日、都内であり、成田国際空港会社(NAA)は新設する旅客ターミナルに新しい鉄道駅を設け、老朽化した第1旅客ターミナルと地下の成田空港駅を閉鎖する案を示した。新ターミナルの規模も提示した。
同構想では、三つに分かれている旅客ターミナルを一つの「ワンターミナル」に集約する方向で、新ターミナルを段階的に整備することが決まっている。
今回、新ターミナルにつながる駅を、第2旅客ターミナルの駅から鉄道を延伸して新設する図を提案した。老朽化した第1旅客ターミナルは閉鎖し、その地下の成田空港駅も廃止されるとの見通しを示した。ただ、鉄道や駅は今後、鉄道事業者と協議して決める。
新ターミナルの規模は数階建てで、延べ床面積が100万〜120万平方メートル▽旅客のチェックインや保安検査、出入国手続きをする「本館」の建築面積は15万〜20万平方メートル▽搭乗橋を備える「固定ゲート」数が100などの概算も示した。
現在の三つのターミナルの延べ床面積は計約95万平方メートル、固定ゲート数は70で、NAAは「発着回数が増えることなどを考慮すれば、新ターミナルはコンパクトだ」と説明した。(上沢博之)
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OS5
:2024/02/07(水) 11:48:34
https://www3.nhk.or.jp/shutoken-news/20240206/1000101846.html
成田空港会社 新ターミナルに接続 新駅を作る案示す
02月06日 19時05分
現在3つに分かれている成田空港の旅客ターミナルを、将来的に一つに集約する構想を示している成田空港会社は、新ターミナルに接続する新しい駅を作る案を示しました。
成田空港では3本目のC滑走路を新設するとともにB滑走路を延伸する計画が2029年3月末を目指して進められていて、利用客の大幅な増加が見込まれています。
こうしたことから成田空港会社は周辺自治体や国、有識者を交えた会議で検討を進め、現在3つに分かれている旅客ターミナルを段階的に一つに集約し、利便性や効率性を高める構想をとりまとめています。
6日都内で開かれた会議で成田空港会社は、現在、鉄道でのアクセスに使われている2つの駅のうち第1ターミナルに接続している「成田空港駅」は将来的に廃止し、現在の第2ターミナルの南側が候補地となっている新ターミナルに接続する、新しい駅を作る案を示しました。
また、新ターミナルの延べ床面積は100万平方メートルから120万平方メートル程度と現在の3つのターミナルを合わせた広さよりやや拡大し、搭乗橋のある駐機場の数は現在より30か所ほど多い100か所程度とする案も示しました。
会議では今後、貨物地区などのあり方についても検討を重ねたうえで夏ごろまでに提言をまとめる予定で、成田空港会社の田村明比古社長は「提言をベースに関係機関とさらに検討を進めていきたい」としています。
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OS5
:2024/02/08(木) 09:13:06
https://news.yahoo.co.jp/articles/aa7d4539bcea77b89112e7cb203aea2720d4bf40
「小笠原に空港」どうなった 現状の建設案“使用機材”次第? トキエア&佐渡との“共通点”も
2/8(木) 8:12配信
乗りものニュース
1990年代から「空港作るぞ」の動きが
定期便デビューしたトキエア機(画像:トキエア)。
新潟を拠点とする航空会社、トキエアが2024年1月末より運航を開始しました。同社は将来的に現在航空路線のない新潟の離島・佐渡空港へ就航を計画しており、同島と本州の新たなアクセス手段を構築する見込みです。
【地図】スゴイ場所だ… 現「小笠原空港」建設予定地
しかし日本には、こういった海路のみの離島がまだ多く存在します。その代表例が、本土から約1000km離れた小笠原諸島です。同島では長年「小笠原空港」を作ろうという動きはあるものの、2024年現在はまだ検討の段階にあるようです。
佐渡も小笠原も、他国と国境を接し、排他的経済水域を管理するうえで重要とされる「有人国境離島」です。このため小笠原村でも長年にわたり空港の設置を要望してきた経緯があります。
現在の小笠原空港諸島と本土の往来は、片道24時間かかる東京線の定期船のみ。加えてこれも週1便しかありません。
小笠原空港建設の動きがはじまったのは、1990年代のことです。1995年には父島の北に隣接する兄島に1500mの滑走路を持つ空港をつくり、そこから父島へロープウェーで移動するという空港案が策定。ついで1998年に父島南部の時雨山周辺に、1720mの滑走を持つ空港をつくる案が策定され、空港の場所も一度は決定しました。
ただ、これらの予定地は環境庁の意向などを踏まえ、自然保護の観点から撤回を余儀なくされたのです。
以降、同島の別のところに空港を建設する案のほか、父島から270km離れた硫黄島に空港をつくり、小笠原諸島とヘリ便で結ぶ案なども検討されましたが、これらは案から除外されました。
またいわゆる一般的な旅客機ではなく、水陸両用飛行艇を用いて空港アクセスを確保する計画も出現。海上自衛隊のUS-2を民間輸送に利用するプランが想定されたものの、「US-2は、メーカーによれば民間転用の見通しは無い」(東京都の資料より)となったことで、運航できる民間水上航空機がないことなどから、こちらも取り下げられています。
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OS5
:2024/02/08(木) 09:13:18
現在の「小笠原空港」案、どんなもの?課題は
ATR42-600Sのイメージ(乗りものニュース編集部撮影)。
では、2024年現在、「小笠原空港」はどのような方向性で検討が進められているのでしょうか。
現在検討が進められているのは、父島の洲崎地区にある工事用の残土・資材置場として利用されている土地に、空港を設置する案です。もしここに空港建設となった場合、滑走路は1000m以下となる計画です。
ここで想定されている旅客機は国内の地域航空会社の多くが使用しているターボプロップ機「ATR42-600」の派生型で、2025年運航開始にむけ準備が進められているモデル「ATR42-600S」。最短で800mの滑走路で離着陸できることが強みで、冒頭のトキエアでも、佐渡空港就航実現へむけ、このモデルの導入を予定していると見られます。
ATRによるとこのATR42-600Sは日本のほとんどの空港に就航が可能であるほか、この機体を用いれば、本土から小笠原空港まで2時間で結ぶことができるとしています。
その一方で、垂直離着陸が可能なティルトローター(垂直離着陸航空機)機を用いて空路をアクセスする方針も検討されています。想定されているのは世界初の民間向けティルトローター機として開発が進められている「AW609」です。
もし洲崎地区に空港建設が決定したとしても20年以上の工期を要すると報じられていることから、ティルトローター機であれば、それより早く就航できるという分析もあります。ちなみにAW609はATR42-600Sの巡航速度と50km/h程度しか変わりません。
そのようなAW609の実用化の壁となりそうなのが、「型式証明」(その飛行機のモデルが一定の安全基準を満たしているかどうかを、国や地域ごとに当局が審査する制度)です。このモデルの初飛行は2003年。ただその斬新な設計に加え、試験飛行中に事故も起こしていることから、型式証明の取得は現在も完了していないのです。
他方、ATR42-600Sは、一般的なターボプロップ機のカテゴリに入るどころか、旅客機のノウハウに長けた主要メーカー、かつ既存機の派生型という位置づけであることから、型式証明の取得は比較的短期間で済むと見られます。実用化についてはこちらの方が早いかもしれません。
乗りものニュース編集部
7468
:
OS5
:2024/02/10(土) 14:17:48
https://news.yahoo.co.jp/articles/ac0f4f7f057398648684ad04ab1b9669e1199474
「春節」も中国発便の予約鈍く 日航はコロナ前の6割弱、ANAは5割 団体から個人主体にシフト
2/10(土) 13:05配信
産経新聞
8日、春節を前にした北京首都国際空港。国内外に向かう人がチェックインカウンター前で行列を作っていた(三塚聖平撮影)
日本航空の2月の中国発の航空便の予約数が新型コロナウイルス禍前の平成31年と比較して6割弱、全日本空輸(ANA)は5割の水準にとどまっていることが10日、分かった。中華圏の旧正月「春節」が始まったが、中国経済の回復の遅れなどを背景に訪日客の戻りは鈍い。
ANAの2月の東アジア、東南アジア路線の予約状況は、韓国路線がすでにコロナ禍前の31年を上回っており、シンガポールは9割、台湾とタイが8割の水準まで回復している。
ただ、中国は春節があるにもかかわらず、回復が遅れている。「春節の期間(2月10〜17日)だけを捉えれば、予約率は7〜8割に戻っているが、それ以外の期間に中国人客に来ていただいていない」(ANA広報部)状況だという。
中国は新型コロナの感染拡大を受けて制限してきた中国人の日本への団体旅行を昨年8月に解禁した。だが、訪日中国人客数は昨年12月時点で元年比4割程度にとどまり、春節での回復も限定的となっている。
不動産市況の低迷で中国景気の回復が思わしくないのが大きいが、一方で中国客の戻りが鈍いのは「客層が団体旅行から個人旅行主体にシフトしている」ことも背景にあると観光業界関係者は指摘する。物価高や人件費の上昇で国内の宿泊費が高騰し、「中国の旅行会社が団体旅行用のお得なツアーを用意できなくなった」(航空会社関係者)という。
国内ホテルでも客層に変化がみられる。西武・プリンスホテルズワールドワイドでは、今年2月のプリンスホテル全体の中国人客の予約は売り上げベースでコロナ禍前の平成31年2月と比べて約8割の水準。個人旅行に限ってみると「コロナ禍前の水準にまで回復している」(広報部)。中国人の個人旅行客には富裕層が多く、消費単価の高い顧客を取り込むためのサービスの重要性が今後は一層高まりそうだ。(万福博之)
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OS5
:2024/02/10(土) 14:20:52
https://news.yahoo.co.jp/articles/86901c09b556db2e754b538032afbc9ef2731cb7
16億円かけ新設した「国際線ターミナル」が大苦戦 和歌山・南紀白浜空港の誤算
2/10(土) 11:00配信
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産経新聞
南紀白浜空港の国際線ターミナル(手前)=和歌山県白浜町
関西有数の観光地・和歌山県白浜町に立地する南紀白浜空港に国際線ターミナルが完成し、昨夏に運用が始まった。同県が国際チャーター便や国際定期便の誘致を目指して新型コロナウイルス禍の中、約16億円で建設した。だが国際チャーター便の誘致は容易ではなく、令和5年は4便だった。地方空港の中には増築などをせずに既存ターミナルで国際チャーター便に対応するところもあり、専門家からは必要性に疑問の声も上がっている。
【地図でみる】南紀白浜空港の場所
■税関などのスペース確保
南紀白浜空港は昭和43年に開港し、平成8年に隣接する現在地に移転。国際チャーター便は移転した同年に初めて運航し、21年度と29年度にはそれぞれ過去最高の20便に達した。令和5年までに韓国や台湾、中国などの計138便の国際チャーター便が運航した。滑走路は現在、中型ジェット機に対応した2千メートルで、国内線は羽田(東京)便が1日3往復6便ある。
国際線は国内線と違い、CIQ(税関・出入国管理・検疫)のスペースが必要で、同空港では国内線の既存ターミナルに臨時スペースを設けて対応してきた。和歌山県はこうした不便さを解消し、国際チャーター便や将来の国際定期便を誘致するため、平成28年度予算に設計費を計上してCIQスペースを備えた国際線ターミナル建設を計画。コロナ禍の令和2年6月に着工し、3年11月に2階建ての建物が完成した。
総事業費約16億円で、延べ床面積約3800平方メートル。国内線のターミナルと連結されている。
国際チャーター便は5年7月に、平成30年1月以来となる4便(ベトナム便)が運航した。国際線ターミナルはこの運航で完成から1年8カ月ぶりに運用が始まった。令和6年2月には、国際線ターミナルを使い、韓国のチャーター便6便が運航することが決まっている。
■増改築なしで対応も
各地の地方空港では、国際線のために増築や改築を行ったターミナルがある一方で、既存のターミナルで国際線のCIQに対応するところもある。
元日の地震で被害を受けた能登空港(石川県輪島市)もその一つで、増改築をせずに台湾のチャーター便誘致に力を入れ、開港翌年の平成16年から令和5年までに台湾便だけで計652便が運航。同空港の台湾便は南紀白浜空港の過去すべての国際チャーター便の5倍近く、平成17年度には過去最高の111便に達した。
台湾からの観光客は、県内の温泉や金沢市、富山県立山町などを訪問。台湾では雪が珍しく、立山町で春から初夏に見られる巨大な雪の壁「雪の大谷」が人気という。
令和5年12月までの取材に、石川県の担当者は「国際チャーター便に対応できており、さほど不便はない。国際線ターミナルをつくる予定はない」と話した。
松本空港(長野県松本市)も既存ターミナルでCIQを行い、令和2年までに韓国や中国、米グアムなどの国際チャーター便計227便が運航。ターミナルが1つの釧路空港(北海道釧路市)も同様の対応で、元年までに韓国や中国、台湾などの国際チャーター便が計102便あった。
■「実績を積んでから」
和歌山県は「国際チャーター便の実績を上げれば将来の国際定期便につながる可能性がある」とし、チャーター便の誘致先として中国沿岸部や韓国、台湾と対象を比較的広くして誘致活動をしている。同県港湾空港振興課の安井英晶課長は「幅広く誘致活動すれば興味を持ってくれるところが出てくる」と説明する。
これに対し、空港経営に詳しい関西学院大の上村敏之教授(公共経済学)は「地方空港の国際チャーター便誘致は簡単ではない。近隣の関西国際空港との競合もある。地元の観光資源にどんな魅力があるのか戦略的に調査したうえで、それに見合うターゲットとなる国・地域を明確にしないといけない」とし、「海外の航空会社に働きかけるのでノウハウが必要になる」と話す。
実は南紀白浜空港は、国内各地にインバウンド(訪日外国人客)が増加した平成27、28、30、令和元各年度の国際チャーター便がゼロだった。実績があった平成25、26年度でもそれぞれ4便だった。
上村教授は「もっと実績を積んでから国際線ターミナルを建設してもよかったのではないか。需要が見通せないなら要らなかったかもしれない。ただ建物ができた以上、戦略的な誘致活動が必要」と指摘する。(張英壽)
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OS5
:2024/02/10(土) 14:21:30
https://news.yahoo.co.jp/articles/4245eedd34db17bcdefc3c58eb3af9ae203a0765
中部空港署が地盤沈下で傾き、外壁の破損や段差など相次ぐ…「災害活用困難」として一時移転へ
2/10(土) 10:12配信
読売新聞オンライン
中部国際空港(愛知県常滑市で、読売ヘリから)
愛知県警は9日、中部空港(常滑市)に隣接する中部空港署について、地盤沈下が原因とみられる建物の損傷や傾きなどが確認されたため、来年春をめどに空港ターミナルビルに一時移転すると明らかにした。地盤改良工事ができるかどうか不明で、県警は庁舎の建て替えも検討している。
同署は2005年に約21億円をかけて整備され、06年以降に庁舎外壁や給水管の破損、周辺の段差などが相次いで見つかった。専門機関の調査で、庁舎が立つ地盤が沈下した影響とみられることが判明。わずかに庁舎の傾きも確認され、県警施設課は「南海トラフ地震などが起きれば傾きが大きくなる恐れもあり、災害時の拠点活用は困難」と移転理由を説明する。
中部空港島は埋め立てで整備されたが、中部国際空港会社によると、空港のターミナルビルや滑走路などでは目立った損傷などは確認されていない。県警は、来年春に同署を空港第2ターミナルビルの空きスペースに一時移転させ、今後の対応を検討するとしている。
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OS5
:2024/02/16(金) 09:02:58
https://news.yahoo.co.jp/articles/3e0bdd323d68ef63337819c4ef473d4140955c9c
神戸空港、国内10位の空港に成長 開港18年で旅客数最多343万人 コロナ前を更新、国際化へ好材料
2/16(金) 8:30配信
神戸新聞NEXT
開港から18年がたった神戸空港=2022年12月、神戸市中央区
神戸空港が16日、2006年の開港から丸18年を迎えた。旅客数は新型コロナウイルス禍からの回復が早く、23年は343万人と過去最多を更新し、国内10位の空港に成長した。30年前後には国際定期便が就航する見通しで、神戸市はその時点の旅客数を年間約700万人と予想。国内有数の規模の空港になる可能性があると期待する。
【ランキング】2023年国内空港の旅客数
神戸空港は市が設置管理者となり開港。18年からは関西エアポートが関西空港、大阪(伊丹)空港と一体的に運営している。
当初、発着枠が1日60回に制限されたが、3空港のあり方を話し合う関西3空港懇談会の合意を受け、19年に規制緩和が実現。発着枠は同80回に拡大し、運用時間も午前7時〜午後11時に1時間延長された。25年には国内線の発着枠がさらに増え、国際チャーター便も解禁される。
旅客数は19年に当時最多の336万人を記録後、コロナ禍で20、21年は半減。ただ、日本人観光客の比率が高く、22年夏以降、関西3空港の中でいち早く、コロナ前の水準近くに回復した。
23年の実績は東北最大の仙台空港を上回り、国際定期便が就航していない空港では伊丹に次ぎ2位に。発着回数3万4894回も過去最多だった。現行ダイヤでは羽田、那覇、新千歳、長崎、茨城などを結ぶ12路線で計37往復74便(期間限定運航を含む)が運航されている。
関西エアの山谷佳之社長は「旅客数が増えているのは神戸空港にニーズがあることの表れ。需要を急激に膨らませるのは難しいが、神戸市とその西側地域に加え、四国や瀬戸内方面の利用を伸ばせば、徐々に成長させることができる」と語る。(大島光貴)
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OS5
:2024/03/03(日) 21:56:39
https://news.yahoo.co.jp/articles/1807db1ad4eec5ee0c4e284df200918f06ecd076
佐賀空港の「めざす将来像」、福岡空港の代替機能強化や国際貨物便の就航…滑走路延長見据え
3/3(日) 13:03配信
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読売新聞オンライン
国際線の新規路線開設などが期待される佐賀空港
佐賀県は、国内やアジア地域のハブ空港との路線強化などを盛り込んだ「佐賀空港がめざす将来像2024」を策定した。2015年策定の改訂版で、33年度までに滑走路を現行の2000メートルから2500メートルに延長して供用開始することや、陸上自衛隊の輸送機オスプレイなど自衛隊機との共用が始まることから、平行誘導路や航空管制の整備に取り組むと明記した。(小野悠紀)
【写真】空から見た佐賀空港
15年9月に策定された将来像では、滑走路の延長を除き、駐車場や旅客ビルの整備などほぼ全てを実現。一方、オスプレイ配備計画に伴う駐屯地整備の開始、福岡空港の滑走路増設や長崎空港の24時間化の検討といった近隣空港の機能強化など、環境が大きく変化していることから改訂することにした。
2月に策定した今回の将来像では、佐賀空港の可能性について、滑走路を増設しても混雑が続くとみられる福岡空港の代替機能や、羽田や上海(中国)、ソウル(韓国)、台北(台湾)など東アジアの主要なハブ空港の中心に位置し、九州各地への交通の便が良いなどと指摘。4年ごとの県施策方針の期間に合わせ、26年度までを第1ステージ、27年度以降を中長期的な目標を記す第2ステージとしてまとめた。
国内線は1日5往復の羽田便のみだが、26年度までに関西圏や中部圏との新規路線を開設することで、2路線8往復程度に増便を目指す。27年度以降は滑走路延長で福岡空港の代替機能強化を狙う。
国際線は現在、上海、ソウル、台北の3路線で週11往復が運航するが、26年度までに東アジアの他地域の新規路線開設などで5路線20往復を目標に掲げる。富裕層向けのビジネスジェットの運航強化も目指す。27年度以降は滑走路延長も見据え、タイやシンガポールなどの東南アジア路線の開設や、半導体などを運ぶ国際貨物便の就航を挙げている。
また、防衛省は25年7月までに駐屯地を完成させる方針で、年間約1万7000回の自衛隊機の離着陸を予定。離着陸回数の増加が見込まれる中、滑走路をスムーズに運用するため、平行誘導路の整備や、現状では福岡空港で担っている「航空管制官」の配置も初めて明記した。
県空港課は「滑走路の2500メートル化で色々な発展が見込まれる。他の空港も機能強化を図っているので、利用者や働く人に選ばれる空港を目指していきたい」としている。
内容は県のホームページで確認できる。
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OS5
:2024/03/04(月) 11:36:33
https://news.yahoo.co.jp/articles/474ff5de8b82999b7ecfd997dfa4351edb4ff984
首都圏と屋久島がジェット機でつながる…滑走路延伸計画、24年度事業化へ大詰め 観光、物流活性化へ地元期待高まる
3/4(月) 7:08配信
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南日本新聞
滑走路延伸が計画されている屋久島空港。現在はプロペラ機のみ就航する=2月28日、屋久島町小瀬田
ジェット機就航を目的にした鹿児島県・屋久島空港の滑走路延伸計画で、空港管理者の県が進める環境影響評価(アセスメント)手続きが大詰めを迎えている。2023年11月にアセスの最終まとめとなる評価書を国に提出。現在、評価書に対する国の意見を基に補正評価書を作成中だ。年度内を目指す補正評価書の公告・縦覧で全てのアセス手続きは終わり、県は政府の24年度予算で事業化が決まれば、用地取得と測量に乗り出す。
【写真】〈関連〉屋久島空港の位置と滑走路延伸計画を地図で確認する
国土交通省は滑走路延伸に向けた調査費を計上したとみられ、予算成立後の年度末前後に発表する見通し。県も24年度予算案に各離島の空港整備費12億1800万円を充当した。前年度より36%増えており、延伸化を念頭に増額した。
県が20年度に策定した基本計画では、滑走路1500メートルを2000メートルに延ばす。併せて旅客ターミナルや駐機場を増設する。
ジェット機就航で関東方面からの観光客などを呼び込もうと、屋久島町とともに早期事業化へ国に要望を重ねてきた。現在、鹿児島、福岡、伊丹の3空港間をプロペラ機が1日14便就航。22年度利用者は過去最多の18万7000人に上った。町政策推進課の三角謙二課長は「プロペラ機より多くの生鮮品を即日首都圏の消費地に運べるようになり、物流の利点もある。住民の合意はできており、国の予算化を待っている状態」と期待する。
工期は8年程度を見込む。基本計画策定時の概算事業費は約150億円だが、建設資材や人件費の高騰で膨らむ見通し。多くは国の補助で整備する。約9割の地権者から同意を得ているという。
アセス評価書では大気環境や騒音、動植物など20項目について、現地調査に基づいた予測や評価をまとめた。天然記念物など保護上重要と位置付けられた動植物123種を確認。このうち複数種で生育環境への影響があると予測したが、「環境保全措置を実施することで影響は回避、低減される」とし「環境保全への配慮は適正」と結論付けた。
評価書に対し国交相は、空港利用者の増加による環境への影響を減らす対策が必要と指摘。現地でハヤブサなど鳥類の繁殖が確認された場合、繁殖期を避けた工期を設けるよう求めた。
環境アセス手続きは調査手法などを記した20年の方法書が始まり。住民の意見を踏まえ、段階的に準備書、評価書をまとめた。県港湾空港課は「海を埋め立てない計画を立て、自然への配慮を大前提にしてきた」と強調する。
南日本新聞 | 鹿児島
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OS5
:2024/03/06(水) 13:09:11
https://news.yahoo.co.jp/articles/cb9981771095696fee6cddb143ed40f7e644697c
新しい成田、国際ハブ空港実現へ「ワンターミナル化」…検討会で旅客ビル集約6案提示
3/6(水) 6:42配信
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読売新聞オンライン
(写真:読売新聞)
成田空港で、施設の再編に向けた動きが活発になっている。旅客需要を取り込み、海外空港との競争に勝ち抜くためだ。成田国際空港会社(NAA)は三つの旅客ビルを集約した「ワンターミナル化」を柱の一つに据える。2月6日には、学識経験者らでつくる「『新しい成田空港』構想検討会」も再開した。空港までのアクセス向上や周辺地域のまちづくりなどでも今後、実現に向けた議論が交わされる。(竹田淳一郎)
【写真】成田空港で検討されている、新しい旅客ビルのイメージ
検討会は2022年10月に始まった。「旅客施設」「貨物施設」「空港アクセス」「まちづくり」をテーマに5回開催し、23年3月の中間とりまとめで大まかな方向性を提示。再編の完了時期は、3本目の滑走路(C滑走路)の新設を含めた機能強化が完成する2029年3月を基準に、「大きく遅れることなく実現することが望ましい」とした。
6回目の検討会は今年2月6日、東京都内であった。11か月ぶりの開催で、より具体的な議論が始まった。
この日の主なテーマは旅客施設。NAAは、成田と海外を直接つなぐ「直行需要」に加え、国際線と国内線の「乗り継ぎ需要」を取り込み、「国際ハブ空港を実現する」と説明した。
NAAはアジアと北米を結ぶ路線を中心に需要の増加を見込み、激化するアジアの空港間競争で優位に立つことを意識している。具体策の一つが、ワンターミナル化による利便性向上だ。
第6回検討会では、新たな旅客ビルの形状案を明らかにした。本館から延びた複数の桟橋に搭乗口を設ける「ピア型」や、本館とは離れた「沖」に搭乗口がある「サテライト型」など6パターンだ。乗り継ぎのしやすさ、整備コスト、スタッフ配置の効率性など17項目で評価点を付け、検討会に示している。
◇
成田では現在、A、Bの滑走路が使われている。C滑走路が供用されると、年間発着枠は現行の30万回から50万回に増える。新旅客ビルも完成した場合、1日あたりの出発は650便程度に増え、年間の旅客取り扱い能力も現在の5700万人から7500万人になるという。
NAAは旅客増に対応するため、チェックインや出入国手続きなどを担う旅客ビル本館の規模を15万〜20万平方メートルと見込む。
第6回検討会で示した資料では、旅客ビルの搭乗橋から直接搭乗できる「固定ゲート」を増やし、現在の70か所から100か所程度にすることも明記した。
旅客ビルから離れた航空機に搭乗する場合、バスに乗って航空機まで移動しないといけない。固定ゲートなら移動の手間はない。NAAは、旅客便全体の90〜95%で固定ゲートを使えるようにしたい考えだ。
◇
羽田空港のC滑走路で今年1月2日、航空機同士が衝突した。当日はC滑走路の閉鎖で、羽田の代わりに成田に着陸する「目的地外着陸」が23便を数えた。
閉鎖は7日まで続き、成田からは計50便の臨時便が出発。羽田離陸後、給油のために成田に着陸する「テクニカルランディング」も15便あり、成田が緊急時の受け皿として機能した。
「首都圏のような世界最大級の人口規模、経済規模を持つ都市では、十分な容量を有する空港が機能することが重要」。NAAの田村明比古社長は第6回検討会の冒頭、羽田の事故に関連し、危機管理の面からも首都圏に複数の国際空港が必要だとの認識を示した。
検討会は夏までに、月1回のペースで開く予定だ。貨物施設、鉄道や道路など都心から空港までのアクセス、まちづくりもテーマとして取り上げる。
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OS5
:2024/03/07(木) 12:45:55
https://news.yahoo.co.jp/articles/32a8e1c48c087bd1f5812430588fdd5f0744c214
茨城空港の国内線客数が過去最多 23年度、65万人見込む
3/7(木) 11:00配信
茨城新聞クロスアイ
茨城空港(茨城県小美玉市)の2023年度の国内線旅客数は過去最多の65万人規模となる見通しとなった。県が6日、明らかにした。新型コロナウイルスの5類移行による規制緩和に伴い、国内旅行など人の移動が活発化した。一方、国際線を含めた全旅客数は中国便の運休などが影響し、最多だった2019年度の77万6000人には届かない見込み。
県議会で高崎進氏(公明)の代表質問に対し、大井川和彦知事が答えた。
旅客数は、国土交通省東京航空局が公表している速報値。茨城空港の国内線は23年4月から今年1月までの10カ月間で58万6645人となり、19年度の同期を2万5000人上回った。
19年度の国内線旅客数は63万5000人で、うち2、3月は計7万4000人だった。県は、今年に入っても比較的堅調に旅客数を伸ばし、19年度の両月の旅客規模を足すと、65万人を超えることなどから過去最多を見込む。
月別に見ると、10カ月間のうち7カ月で19年度を上回った。特にコロナ禍の規制が緩和された前後の4〜6月が12.7〜14.1%増と目立ち、秋の観光シーズンの10〜11月も旅客数を伸ばした。
県空港対策課は「観光やビジネス、帰省などの移動手段として幅広く利用されている」として、引き続き就航先の神戸、札幌、福岡、那覇で利用促進のプロモーションや、旅行会社を対象としたファムトリップ(視察旅行)を展開し、利用を加速させる。
従来1時間当たり1便としてきた茨城空港での民間機の着陸ルールの弾力運航が昨年10月に決まったことを受け、定期便やチャーター便を誘致し、旅客数拡大を目指す。
一方、国際線を含めた全旅客数は70万人を超える程度の見込み。昨年8月に再開した中国の上海便が10月に運航を休止したほか、10月に運航した連続チャーター便の福州便もわずか2往復で運休した。県は、昨年8月に始まった東京電力福島第1原発事故の処理水海洋放出に対する中国政府の強硬姿勢が影響したとみている。
茨城新聞社
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OS5
:2024/03/17(日) 11:26:17
https://news.yahoo.co.jp/articles/7f3f3aabd089b431adb1bec123d786b817998d18
「インバウンド増えてるのに航空便を増やせない」深刻な〝空の裏方〟の不足 「グラハン」の働く環境整備を
3/17(日) 10:02配信
出発直前の機体と、ANA関西空港の「グランドハンドリング」徳岡紗由美さん
1月中旬の関西空港。まもなく到着する飛行機を10人ほどのスタッフが駐機スポットで待っていた。この日の平均気温は7℃。ただ、滑走路には日差しがさんさんと注いでいる。
飛行機が滑るように到着すると、次々と作業が始まる。乗客の荷物や貨物の積み降ろし、翼からの燃料給油、操縦席とのやりとり…。
航空機の発着に合わせて出発までの限られた時間に行われる地上支援作業を「グランドハンドリング」(グラハン)と呼び、従業員が安全な就航に向け日々汗を流す。だが新型コロナウイルス禍で激減した航空需要や、右肩下がりの国内の生産年齢人口などを背景に、担い手の減少が課題となっている。(共同通信=田中楓)
▽コロナで人員減
グラハンは主に、搭乗手続きをはじめ機内への誘導など利用者に対応する旅客ハンドリングと、航空機周辺の業務に当たるランプハンドリングに分かれる。
国土交通省によると、航空業界という高いブランド力で就職希望者が多い一方、深夜や早朝を前提とした勤務体系や、現場に若手が多く相対的に給与が低いことなどを理由に、結婚や出産といったライフステージが変わるタイミングで離職する人が一定程度、存在するという。
加えてコロナ禍には航空需要が激減し、新規採用も停止した。2019年3月には国内の全ての空港における旅客ハンドリングは約1万4100人、ランプハンドリングが約1万2200人だったが、そのうち前者は約2600人、後者は約1200人も減少した(2023年4月現在)。需要の回復に合わせて採用活動は活発になっているが、指導に当たる中間層の人手が足りずに負担が増しているという。
▽業界を巡る現状
この問題が表面化したのが、昨年11月のスイスポートジャパンの事例だ。成田や羽田、関空など国内6空港に拠点を持つグラハン大手の一角だが、管理職を除く社員の約6割が新人で一部の中堅に業務が集中し、長時間労働が横行していると労働組合が主張。「是正されなければ時間外労働を行わない」と通告する事態になった。
減便への懸念が高まったが、会社側が同業他社への支援要請などで業務量を減らすと表明し、沈静化した。
2023年8月に業界の持続的発展を目的として設立した団体「空港グランドハンドリング協会」は加盟する他の企業では同様の過重労働は確認されなかったとしている。
しかし、小山田亜希子会長(ANAエアポートサービス社長)はこう指摘している。「処遇改善や労働環境の整備に注力し、長く働き続けられるような業界にしないと(今回のような)問題は解決しない」
▽離職回避に向けて
航空需要が乱高下し、飛行機を飛ばすための安定的な人材確保が喫緊の課題となっているグラハン業界。だが手をこまねいているばかりではなく、さまざまな模索が始まっている。
「同期や先輩が辞めてしまい不安だったが、需要はいつか復活すると希望を持って頑張ってきた」。そう語るのは、ANA関西空港の徳岡紗由美さん(28)だ。コロナ禍前の2018年の入社組になる。
日差しに目を細めながら飛行機の前輪のそばに立ち、手元のコントローラーで航空機を自走できる位置まで押し出す「プッシュバック」の準備を始めた。ランプハンドリングの花形業務だ。
従来はトーイングカーと呼ばれるけん引車に乗り込み、ハンドルを握って操作してきた。運転には資格が必要で、入社5〜6年の社員が約1カ月半かけて技術を身につけてきた。
全日本空輸では、若手でも花形業務に携わることでモチベーションを高めつつ訓練期間の短縮にもつなげようと、2020年から関西空港にリモコン式の電動航空機けん引車を導入した。
勤続3年をメドに、資格を取得すれば2日ほどの訓練で携われるという。徳岡さんは入社2年目からプッシュバックを担当する。「資格も短期で取れて、ベテランがやっていた業務が身近になった。とてもうれしい」と充実した表情で答えた。
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OS5
:2024/03/17(日) 11:26:38
▽高い目標と課題
政府は、2023年に2506万6100人だった訪日客数を、30年には6千万人とする目標を掲げている。全日空広報部の担当者は、現在の航空需要をこう分析している。「国内線ではコロナ禍前を超える高水準が続き、国際線も円安の影響があるものの緩やかに回復している」
一方で国内の生産年齢人口は減少の一途をたどり、厚生労働省が2月に公表した地域別推計人口によると、全国の15〜64歳は2050年時点で5540万2千人となり、20年比で26・2%減となる。今後については「人手だけに頼った業務設計の見直しや業界全体で業務の効率化を図る必要がある」と語る。
そこで全日空は、関空での貨物の積み降ろしに、延伸可能なベルトコンベヤーを導入した。これまでは天井の低い貨物室に等間隔で従業員を配置し、バケツリレーの要領で運び込んでいたが、ベルトの上を貨物が流れていくので1人でも対応できるようになったという。
また全日空と日本航空は、4月からグラハンに必要な作業資格の一部を相互に承認することを決めた。主要空港では各グループ企業が業務を担い、それぞれに必要な資格や機材を用意する。だが地方空港では各地の事業者に業務を委託していたため、社ごとに資格を取得したり教育プログラムを受講したりするのは「非効率だ」との声が上がっていた。
相互承認の対象は、飛行機の誘導や移動、旅客の手荷物や貨物の積み降ろしなどの業務に必要な資格。2社が同じ事業者に委託している地方の10空港で行われる。
国も支援体制を強化する。従業員の休憩スペースやランプハンドリングが使用する車両を、共有物として自治体が整備した場合に、負担額の半分を補助する。国交省職員は「地域振興のための観光で、そのための空港整備です。来日する外国人の9割以上が飛行機でやってくるので、自治体にももっと関わってもらいグラハンの処遇改善や離職回避につながれば」と期待する。政府が掲げる大きな目標の実現に向けて、ライフステージの転換期にある若い世代がやりがいを持って働ける職場整備が急がれる。
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OS5
:2024/03/23(土) 01:00:25
https://news.yahoo.co.jp/articles/3011384df305d36131a7adf6d8a6e0e79ae3ceb6
日航と全日空国際線、成田発着便回復せず 進む「羽田シフト」
3/22(金) 21:17配信 国際線の航空旅客が徐々に回復する中、日系大手航空会社2社の成田空港発着便数がコロナ禍前の水準に戻っていない。夏ダイヤが始まる3月31日から1週間の成田空港発着の国際線運航便数は、全日本空輸(ANA)が116便とコロナ禍前の2019年同期の39%、日本航空(JAL)は131便と19年同期の46%にとどまる。国際線は羽田にシフトさせ、成田発着については国際線の新ブランドや貨物便などを含むグループ全体で中期的に充実させる戦略が進む。
ANAの夏ダイヤの週間便数は成田が18路線116便、羽田が30路線285便で、19年同期は成田が34路線294便、羽田が24路線247便だった。JALの夏ダイヤは成田が20路線131便、羽田が24路線236便で、19年同期は成田が31路線280便、羽田が15路線154便だった。
両社の羽田便はコロナ禍前を上回り、羽田の国際線の発着枠が20年3月に拡大されて成田から一部の路線を移管した影響も大きい。
コロナ禍前に成田発着で運航していた路線の運休も続く。ANAはカンボジア・プノンペン、ミャンマー・ヤンゴン、中国・成都、武漢、青島、厦門(あもい)、瀋陽、台湾・台北、ロシア・ウラジオストク、インド・チェンナイ、ドイツ・デュッセルドルフ線を運休。理由について、ANAはコロナ禍で航空機35機を退役させ、中国路線の需要回復の遅れやロシア上空を回避する飛行が続くことなどを挙げ、「北米とアジアの乗り継ぎも含め、拡張余地のある成田の重要性は揺るがない。具体的な計画は立っていないが、中期的に需要動向や機材数などに応じて復便を検討する」と説明している。
◇新ブランドや貨物が運航
ANAは一方で、国際線新ブランド「Air Japan(エアージャパン)」が2月に初便を就航させ、4月にシンガポール線を開設して計3路線に増える。29日には大型貨物機ボーイング777Fのチャーター便を成田―熊本で運航する。熊本県に2月、半導体受託製造の世界最大手「台湾積体電路製造」(TSMC)の生産拠点が開所し、ANAは貨物輸送の需要増加を見据え定期便化を目指す。
JALもウラジオストクと中国・北京、上海、大連、台湾・高雄、韓国・釜山線を運休している。現在、成田発着でファーストクラスを設定する便はなく、中国本土路線(香港を除く)も運航していない。24年度は台北線を季節増便し、グアム線を増便する。JALは保有機材の減少や格安航空会社(LCC)の参入が盛んな東アジア路線の市場特性などを踏まえ、「成田は好調な訪日外国人の需要や北米とアジアの乗り継ぎを獲得する路線計画が基本になる。中国本土路線は需要動向や現地の体制などを総合的に勘案し、今後再開していきたい」と説明する。【中村宰和】
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OS5
:2024/03/26(火) 23:49:09
https://news.yahoo.co.jp/articles/897a9530f36f7cf851abad95a37500f2d44fac2e
1時間に90本離発着――なぜ、羽田ばかり超過密に? 「第三空港」「成田リニューアル」の可能性は
3/26(火) 18:05配信
日本一利用されている空港は、どこでしょう?――この問いに、ほとんどの方が迷うことなく「羽田空港(東京国際空港)」と即答するだろう。
【画像】「新しい成田空港」イメージ
東京都大田区の沖合を埋め立てて造られた羽田空港は、都内であれば武蔵村山市に匹敵する広大な敷地に4本の滑走路を擁し、1日約500便が発着。国内だけでも49空港と結ばれている。アクセスの良さから「都心にもっとも近い空港」として利用者にも選ばれ続けている。
年間の利用者は5075万人、2位の成田空港(年間1541万人、22年度)に大差をつけており、あらゆる数値で国内トップの座は揺らぎそうにない。
しかし同時に、羽田空港は「日本一、かつ世界有数に過密な運用を行う空港」でもある。4本の滑走路に最大で1時間90本が離着陸するというこの空港は、米・アトランタ空港、UAE・ドバイ空港に続き、混雑度で世界3位にランクインしている(23年・英国オフィシャル・エアライン・ガイド調べ)。 このままの状態が続くと、運航の面でも集客の面でももろもろと問題が生じる。
国(国土交通省)は羽田空港を拡張しつつ、さまざまな手を打っているものの、羽田空港への一極集中はむしろ進み、解消の見通しは立っていない。なぜ各航空会社は、一様に羽田空港への就航を目指すのか。首都圏の各空港の現状や、今後の見通しを探っていこう。
なぜここまで羽田に集中? 背景に2つの理由
08年、規制改革会議は「首都圏での発着枠100万回」(羽田空港50万回、成田空港40万回、その他10万回)が掲げられ、羽田空港以外の拡張を行ってきた。その後各地で空港の改修・拡張が進んでいるものの、航空会社は相変わらず、羽田空港の発着枠獲得を優先して動いている。
国内便・国際便ともに羽田空港への就航が集中する理由は、おおまかに2つ。「利便性の良さ」「羽田発着そのものが利益になる」ことに他ならない。
羽田空港から都心部への移動は「東京モノレール」「京急空港線・成田スカイアクセス」(都営浅草線などに乗り入れ)などで、移動距離は15キロほど。ビジネス街や観光地など、ほとんどの拠点に20〜30分ほどで到達できる。
「国を代表する都市への最寄り空港」として見れば、中国の北京大興国際空港(都心まで約46キロ、鉄道で約50分)、韓国の仁川国際空港(都心まで約60キロ、鉄道で約43分)などより、中心街へのアクセスは早くてラクだ。
この利便性のおかげで、羽田空港はハブ空港としても人気を保ち、発着枠は「1枠当たり売上100億円、利益ベース10億円を出せる」「日本の国内航空需要の6割が羽田路線」という試算が出るほどの価値を保ち続けている(※)。
※:「羽田空港の発着枠配分の課題―競争入札による市場メカニズム導入の可能性―」(小野展克、名古屋外国語大学論集 第4号 2019年2月)
過去に羽田空港の発着枠が拡大した際も、いまのスカイマーク、ソラシドエア、エアドゥの源流となる会社が次々と参入しており、発着枠そのものが利益、かつ業界の起爆剤ともいえる状態だ。過度な競争を避けつつ、限りある発着枠を分配するために、羽田空港の場合は5年ごとに見直しが行われている。
一方で、1978年に開港した成田空港(成田国際空港)は、開業当初の名称「新東京国際空港」からも分かるように、「東京国際空港」(羽田空港)に代わる役割を担っていた。「5本の滑走路」「2300ヘクタールの敷地面積」「成田新幹線で都心まで最短30分」「24時間運用」という当初の構想が実現していれば、今の羽田空港の代替を担い、過密状態をある程度解消することができただろう。
しかしさまざまな事情で、構想の多くは実現しなかった。2010年に開業した「成田スカイアクセス線」でも都心まで50〜60分はかかり、東京から遠い問題はなかなか解決しない。
成田空港は発着枠に空きはあるものの、かねての「利用が見込める時間の発着枠だけ埋まっている」状態は変わらない。立地的にグランドハンドリング(航空機の誘導やカウンター業務を担う)要員が集まりづらく、人員不足で増便要請を断るなど、新たな悩みの種も増えているという。
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OS5
:2024/03/26(火) 23:49:28
「新しい成田空港」構想
政府もかつては「国際線は成田、国内線は羽田」(内際分離)という原則で成田への分散を行っていたものの、07年に打ち出された「アジア・ゲートウェイ構想」では、好立地を生かした羽田空港の拡張・活用が行われ、必ずしも成田空港への分散にこだわらないようになっている。この構想発表後の、羽田空港・成田空港の拡張策を見てみよう。
羽田空港は「アジア・ゲートウェイ構想」発表後、10年に新滑走路(D滑走路)の新設で発着枠増加。14年にも昼間の国際線の増加に踏み切った。20年3月には新宿・品川の上空を通過する離着陸ルートを設定し、発着枠(発着できる本数)を暫定で増加させた。この「暫定運用」は、現在も続いている。
羽田空港はおそらく、これ以上の拡張が難しい。これまで海上空港という立地を生かして「埋め立て→新滑走路」という拡張を繰り返してきたものの、東側では既に東京湾の航路近くまで埋め立てが進んでおり、何より上空の空域が足りない。
羽田空港から都心へのアクセスは「羽田空港アクセス線」(羽田空港駅〜東京駅、31年度開業予定)建設でさらに便利になる予定だが、肝心の発着枠増加は、もはや「手持ちのカードを切りつくした」感がある。
一方で成田空港は、羽田空港の代役を担うべく、3本目の滑走路(C滑走路)建設や、B滑走路の延伸などの準備を進めている。構想通り発着容量を年間30万回から50万回に引き上げることができれば、羽田空港の代替をある程度担うことができるだろう。
さらに、今後の改修のもう一つの目玉は、3本の滑走路の中心部に拠点を置く「ワンターミナル化」だ。
滑走路を横並びに作り、ターミナルを設ける羽田空港のような配置ではなく、円状に滑走路を配置し、中央にターミナルを作るというこの構造は「とりあえず中央部に移動して!」と案内でき、利用者にとって分かりやすい。近年では中国・北京大興国際空港がこの構造を採用しており、日本でも諸事情でその名を知られる世界的建築家のザハ・ハディド氏の独特のデザインが目を引く。
成田空港はいま、3つの旅客ターミナルと付随する施設がバラバラに設置されており、利用する側は分かりづらい。管理する側にとっても非効率で、かつ老朽化も進んでいるという。全てをまとめて「ワンターミナル」にリニューアルすることで、分かりやすく、今より効率よく運営できる、というわけだ。
しかしワンターミナル構想自体は「令和6年度内を目標にとりまとめる」状態であり、まだまだ議論の最中。新しい「C滑走路」の整備も近くを流れる高谷川の排水設備工事にかかったところで、あと4〜5年はかかりそうな状況だ。
なお千葉県は、羽田空港の拡張を伴う「アジア・ゲートウェイ構想」に25市町村が意見書を提出し、羽田空港の拡張をけん制するような動きを見せたことも。やはり「羽田拡張」より「成田空港のリニューアル」を推進する立場にあり、熊谷俊人・千葉県知事が「『第二の開港』ともいえる重要なプロジェクト」と発言するなど意欲を見せている。
成田空港の滑走路増設・ワンターミナル化の成否は、すでに民営化済の成田空港を千葉県がどれだけ後押しできるかが課題となりそうだ。
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OS5
:2024/03/26(火) 23:49:39
「首都圏第3空港」の可能性 4つの事例から占う
過密な羽田空港から航空便を分散させるため、羽田・成田に次ぐ「首都圏第3空港」構想」が各地で持ち上がり、実際に国土交通省が候補地からのヒアリングを行っていた時期もある。
しかし、いまも「首都圏第3空港」といえるものは誕生していない。各地の事情を見てみよう。
茨城空港〜羽田分散を担えなった「自称・首都圏第3空港」
羽田・成田に次ぐ首都圏の空港「茨城空港」の年間利用者は59.5万人と、羽田・成田には全く及ばない。茨城県はこの空港を「首都圏第3空港」と位置付けているものの、やはり、東京の都心から90キロも離れ、最寄りの鉄道駅(JR常磐線・石岡駅)からのアクセスはバス(かしてつBRT)のみという、「都心から遠すぎ問題」で、航空会社・利用者の支持を得られていない。
近年では、アクセス改善の切り札として「つくばエクスプレス」延伸・乗り入れが検討されたものの、採算性の問題で建設への検討を打ち切っている。
航空自衛隊・百里基地と滑走路を共用(軍民共有)するがゆえの規制も悩ましい。23年10月まで「民間機の発着は1時間に1本」という制限を受けており、過去には民間機より航空隊の訓練スケジュールが優先されるなど、何かと規制やしがらみも多いのだ。
もっとも茨城空港は建設当初から、ターミナル・設備をLCC(格安航空会社)仕様に振り切っており、国内のLCC航路が就航していない羽田空港の代替はあまり望めなかっただろう。開港4カ月前には橋本昌・茨城県知事(当時)から「ANA・JALはダメにしても、他があるから」(09年12月10日・定例会見)と匙(さじ)を投げたような発言も出ていた(09年12月11日、茨城新聞参照)。頼みの綱であった国際線LCC「エアアジア」の進出も、滑走路の強度の関係で大型機(エアバス・A330など)が頻繁に離着陸できないという事実が判明、すんでのところで誘致に失敗。せっかくの空港を、思うように集客につなげることができていない。
調布飛行場〜都心に激近も「拡張の余地なし」
ほか東京都内には、伊豆諸島への航路の拠点「調布飛行場」がある。しかし800メートルしかない現在の滑走路を拡張しようにも、北側の多磨霊園と西武多摩川線、南側の中央道・調布ICとの調整が必要となってしまう。
何よりこの周辺はすっかり宅地化されており、ジェット機の発着に必要な1500メートルへの拡張は相当に難しい。
多摩地区「米軍横田基地」 都心から38キロ、滑走路長も十分だが……
東京都の多摩地区西部にある「米軍横田基地」は都心から38キロ、現在でも3350メートルの滑走路があり、米軍・自衛隊と民間の航空会社で活用する「軍民共用化」が長らく検討されている。
歴代の都知事の中でも石原慎太郎・猪瀬直樹の両知事が、ことあるごとに「羽田・成田の拡張より、横田基地の活用を」と主張。東京都都市整備局のWebサイトには、いまも「軍民共用化の早期実現に向けて取り組んでいます」との文言があり、年額1000万円程度の調査予算(「日本空港コンサルタンツ」に委託)も毎年のように割かれている。
しかし、昭島市・瑞穂町の反対が根強く、長らく裁判で争われている騒音問題の解決は難しい。一方で、武蔵村山市が「民営化によるターミナル誘致」を前提とした賛成に回ったり、福生市が年間約30億円(一般予算の9.7%、令和4年度)にものぼる基地関連の交付金が「なくなっては困る」という立場で反対意見(交付金しだいで立場が変わる?)を示すなど、地元の反応は必ずしも「反対」ばかりでもないようだ。
ただ実際には、開港前・開港後ともに、米軍のルールに従う必要がある。ロシア有事などで横田基地の重要性が増している現状では、軍民共有化は「一見実現しそうだが、ほぼ不可能に近い」状況といえる。
「空港なし県」それぞれの動き
羽田・成田・茨城の3空港のお膝元をのぞいた「空港なし県」は、神奈川・埼玉・栃木・群馬の4県。うち、神奈川県は「首都圏第3空港」を諦めたのち、羽田へのアクセス道路を改善するという「羽田連絡道路」構想を提唱。2022年に開通した「多摩川スカイブリッジ」は、羽田空港と川崎市をものの数分で結ぶ。
ほか、埼玉県・群馬県の10市町が、24年1月に「県境への空港整備を検討している」と発表したばかり。具体的な内容は何も決まっていないため、実現するにしてもあと十数年はかかる。
成田空港の拡張、各県の空港構想などさまざまな動きがあるが、「羽田空港の需要を分散できる空港は、当面開港しそうにない」「羽田空港のこれ以上の拡張も難しい」ということは変わりない。ターミナル機能の改善や、都心へ連絡する鉄道・バスの整備で「羽田以外」の魅力を高め、航空各社に移ってもらう以外、打つ手がなさそうだ。
ITmedia ビジネスオンライン
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OS5
:2024/03/28(木) 22:58:51
https://news.yahoo.co.jp/articles/6bfe7efa05f7d4a0a3858c3696aecf325decee85
「ジェットスターがスト参加者に懲戒処分検討する可能性」ジェットスター労組 29日のストを中止と表明
3/28(木) 18:53配信
HTB北海道ニュース
(写真:HTB北海道ニュース)
格安航空会社のジェットスタージャパンの乗務員で構成される労働組合ジェットスタークルーアソシエーション(JCA)が、29日午前10時から予定していたストライキについて中止すると発表しました。
JCAはX(旧ツイッター)で「会社がスト参加者に対して懲戒処分を検討する可能性があると言われてしまい、まずは組合員の安全を守る事が最優先であると判断いたしました」とコメントしています。
道内発着のジェットスターは新千歳・成田線、新千歳・関西線、旭川・成田線を運航していて、31日に新千歳・福岡線の就航を予定しています。
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OS5
:2024/03/29(金) 17:03:05
https://news.yahoo.co.jp/articles/d1bc9205cb59b6664ba6073768a4c1761d2d1e69
第2滑走路「検討中断」 小松空港、馳知事が正式表明
3/29(金) 16:02配信
北國新聞社
石川県の馳浩知事は29日、県庁で記者会見し、小松空港の第2滑走路の整備について「現段階の判断として、検討は中断せざるを得ないとの結論に至った」と正式に表明した。第2滑走路の建設を想定していた防衛省用地で、同省が航空自衛隊小松基地の新たな施設の整備を計画しているためで、事実上の断念となる。
馳知事は昨年12月、同省の計画発表を受け、木原稔防衛相を訪ねたところ「(第2滑走路整備には)大きな課題がある」との回答を受けていた。会見で知事は「防衛相の発言は重く受け止めざるを得ない」と述べた。
一方、国の防衛力強化や民間の航空機需要の増加など、空港を取り巻く環境に大きな変化が生じた場合、議論再開の可能性は排除しないとした。
第2滑走路の整備は馳知事が2022年3月の知事選で公約に掲げ、当選後に検討が本格化した。県の小松空港中期ビジョン策定検討委員会は現滑走路から海側に210メートル離れた地点に設ける案に絞った。
ただ、防衛省が昨年末発表した計画では小松基地の戦闘機格納庫などの新設が盛り込まれた。その用地が滑走路の想定地と重複しており、実現が困難な情勢となっていた。
木原防衛相は29日の閣議後会見で、知事の判断を確認していないとし「現時点でコメントすることは難しい」と述べた。
●輪島分屯基地と能登空港の強化を
会見で馳知事は、能登半島地震で救助、支援活動に当たった空自輪島分屯基地や支援の拠点となった能登空港について「大きな役割を果たしてもらった。何らかの形で機能強化を国に要請したい」と述べた。4月にも上京し、要望を行うとした。
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OS5
:2024/04/07(日) 21:53:22
https://news.yahoo.co.jp/articles/c82c3b0cf6da449b8bba644fbddffbca68539808
インバウンド誘致狙った「熊野白浜リゾート空港」 新愛称「長い」「安っぽい」疑問視も
4/7(日) 11:30配信
産経新聞
「熊野白浜リゾート空港」の看板がかかる予定の南紀白浜空港=和歌山県白浜町
関西有数の観光地・和歌山県白浜町にある南紀白浜空港の愛称が「熊野白浜リゾート空港」に決まった。県はインバウンド(訪日外国人客)や国内観光客の誘致を目指して海外で知名度が高い「熊野」を入れたとするが、「長すぎる」「『リゾート』は不要」といった声もある。愛称をつけた国内の空港は増加し、「鳥取砂丘コナン空港」(鳥取空港)や「徳島阿波おどり空港」(徳島空港)など和歌山県のまとめでは30カ所以上にのぼる。愛称は誘客に効果があるのだろうか。
【表でみる】各地の空港の愛称例
■過去には「パンダ空港」案も
和歌山県の岸本周平知事は今年1月10日の定例記者会見で、公募の結果、南紀白浜空港の愛称を「熊野白浜リゾート空港」に決定したと発表した。応募があった案から「熊野」「白浜」「リゾート」という言葉を選び組み合わせた。
県が愛称選定に動いたのは、県内の熊野古道などで構成する世界遺産「紀伊山地の霊場と参詣道」が7月に遺産登録20周年を迎えるためだ。岸本知事は「『熊野』は世界的にとても有名な名前」とし、「インバウンドを特に誘客したい」と力を込めた。県は愛称を前面に出していく方針で、空港に愛称の看板を掲げるという。
ただ関係者によると、この愛称に対し「長すぎる」「熊野とリゾートは合わない」といった疑問も出ているという。同空港利用者からも「リゾートはなくてもいいのでは。安っぽい感じがする」「長いので定着するか疑問」などの声が聞かれた。
同空港の愛称をめぐっては平成22年、当時の仁坂吉伸知事が空港近くのレジャー施設「アドベンチャーワールド」のジャイアントパンダにちなみ「南紀白浜パンダ空港」とする案を公表したことがある。周辺自治体の首長や経済団体関係者らでつくる同空港利用促進実行委員会が難色を示し、決定に至らなかったという。
■鳥取は「コナン」効果
鳥取空港(鳥取市)は平成27年から「鳥取砂丘コナン空港」という愛称をつけ、ターミナルにも愛称の看板を掲げている。鳥取県を代表する観光地「鳥取砂丘」と同県大栄町(現・北栄町)出身の青山剛昌さん作の漫画とアニメの「名探偵コナン」の知名度で、空港を国内外に発信するのがねらいだ。
「名探偵コナン」は国内だけでなく世界的に人気を集めており、同県の担当者は「コナンが有名なので、まず鳥取に行ってみようというインバウンドや国内客が増えてきている」と効果を強調する。ただ鳥取市観光コンベンション協会によると、「観光客は『鳥取空港』と呼ぶことが多い。愛称を知っているけど、長いから言いにくいのでは」という。
鳥取県境港市にある米子空港も、地元で育った漫画家、水木しげる氏の作品「ゲゲゲの鬼太郎」にちなんだ「米子鬼太郎空港」という愛称をつけている。このほか、「おいしい山形空港」(山形空港)▽「新鮮」という意味の方言を入れた「富山きときと空港」(富山空港)▽「岡山桃太郎空港」(岡山空港)▽「出雲縁結び空港」(出雲空港)▽「高知龍馬空港」(高知空港)▽「徳之島子宝空港」(徳之島空港)-など各地にユニークな愛称を冠した空港がある。
■積極活用しないケースも
一方、愛称がありながらそれほど積極的に使われていないケースもある。
神戸空港は平成18年の開港前に決まった「マリンエア」という愛称があるが、運営会社「関西エアポート神戸」に出資する「関西エアポート」の広報担当者によると、「現在、PRで『マリンエア』という愛称は使っていない」と打ち明ける。「徳之島子宝空港」や、「コスモポート種子島」(種子島空港)、「えらぶゆりの島空港」(沖永良部空港)という愛称がついた離島3空港を管理する鹿児島県の担当者も「あくまで愛称で正式名ではないのでそれほど前面に出していない」という。
空港経営に詳しい慶応大の加藤一誠教授(交通経済)は「空港の愛称は交流人口を増加させる手段。愛称をつけると、県外や海外の人が注目するようになり、交流人口を増やせる。人々が実際に愛称をそのままの呼び名で言うかどうか別にして多くの人が知っていれば定着していることになる」と指摘。ただ「正式名が有名なら効果が薄くなることもある。また地名や名物と関係ない言葉が入ったものやあまりに冗長なものは一般受けしないのではないか」と話している。(張英壽)
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:2024/04/12(金) 17:36:12
https://news.yahoo.co.jp/articles/88923925a62bec36bb688cd6aa2f06c94ea1750d
航空業界「ドル箱路線」半額運賃で脚光も破綻、コロナで赤字100億円…新規参入組が生き残り模索
4/12(金) 12:52配信
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読売新聞オンライン
航空業界の生き残り策が多様化している。空港運営が国などから民間企業に委託されるケースが増え、活性化や収益拡大に向けて地域の特色を取り込む動きが目立ってきたほか、規制緩和の波とコロナ禍にさらされた航空会社も価格やサービス、経営体制の見直しを進めている。変化の「潮流」を追った。
【表】九州・山口の航空業界を巡る主な動き
価格競争
読売新聞
片道1万3700円――。国による航空業界の規制緩和を受けて1998年に羽田―福岡線に参入したスカイマークエアラインズ(現スカイマーク)は、利用客が多い「ドル箱路線」で、大手航空会社の半額という運賃を打ち出した。福岡発の初便は受け付け開始後、申し込みが殺到した。
洞駿社長は当時、航空業界を所管する運輸省(現国土交通省)の職員で、「会社経営もうまく『離陸』できるかが気になっていた」と振り返る。
同社は大手2社に次ぐ「第3極」としてデフレを追い風に成長したが、路線拡大によるコスト増に加え、相次ぐ格安航空会社(LCC)の誕生もあって次第に採算が悪化。2015年に民事再生法の適用を申請し、経営破綻した。
経営再建を進め、元国土交通省航空局長の経験を買われて20年にトップに就いた洞氏は「新規参入によって航空移動が身近な存在になったのは間違いない。改めて路線拡大を進めていきたい」と語る。
ジャパネットと資本・業務提携
国内航空業界は1970年代から80年代半ばまで、日本航空と全日本空輸、東亜国内航空(現日航)の3社で国内、国際線のすみ分けが行われていた。
競争を促すための規制緩和で参入が相次ぎ、2002年に航空会社OBらでつくった神戸航空は翌03年、本社を北九州市に移転。社名もスターフライヤーに変え、九州の航空会社として定着した。
だが、航空業界に大きな試練となったのが、コロナ禍だった。スターフライヤーは20年度の最終利益が100億円の赤字となり、保有する航空機13機のうち2機を手放した。需要を取り戻すため22年には、通販大手のジャパネットホールディングス(HD、長崎県佐世保市)と資本・業務提携。スターフライヤーの町田修社長は同年9月の記者会見で、「今までの航空業界にない楽しい機内をつくりたい」と強調した。
機内誌の刷新に着手し、ジャパネットが通常販売する商品のほか、調理器具やシャワーなど機内誌限定品も載せた。機内のモニターでは昨年9月から、機内誌の掲載商品に特化した通販番組も放映している。
複数の人気アニメなどと組んで顧客開拓も進めている。今年2月には、ゲームが原案の舞台「刀剣乱舞」の出演者を描いた機体を発表。5月に予定するファン向けイベントには応募が相次ぎ、当選倍率は約8倍に上った。
再編も
ただ、コロナ禍からの回復は各社とも道半ばだ。
宮崎空港を拠点とするソラシドエア(宮崎市)は22年10月、運航路線が重ならないエア・ドゥ(札幌市)と、共同持ち株会社を設立した。「コロナ禍で全ての航空事業が止まった」(ソラシドエアの柿花祥太取締役)ことの危機感が、コロナ禍による全国初の航空再編に歩みを進める理由となった。両社の行方を、業界が注目している。
桜美林大・戸崎肇教授「訪日客回復で商機」
桜美林大・戸崎肇教授
コロナ禍からの経済活動再開で、訪日客数は目覚ましく回復している。訪日客は、日本人が気にとめない場所やモノに魅力を感じることがあり、どの空港や航空会社でもビジネスチャンスはある。
民営化した空港は先行投資がかさんで一時的には利益が出にくい状況だが、空港に目を向けてもらうための魅力をつくり出し、航空利用以外の消費者をどれだけ獲得できるかが重要だ。例えば、海外資本の商業施設を誘致することも一手だろう。マーケティング(市場分析)のセンスを鍛えることが求められる。
航空会社の経営環境もコロナ禍で変化し、提携の動きが出たり、貨物需要が伸びたりしている。先行きを見定め、進むべき道筋をどう確立させるかが必要だ。
記者から・たゆまぬ経営努力を実感
2010年代前半の「LCC元年」を学生時代に迎えた私にとって、飛行機は価格競争で「利用しやすい交通手段」に意識が変わった。だが、その過程には、交通網を維持するためのたゆまぬ経営努力があると実感した。「地域の翼」として公共性の高い事業を担う各社は、コロナ禍を経て収益増への独自色をより強くしている。航空業界が観光やビジネスなど多方面に与える影響は大きい。今後も動向を丁寧に伝えたい。(橋本龍二)
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:2024/04/26(金) 14:33:53
https://news.yahoo.co.jp/articles/62a15732ffbd8b92448d21d501022b922401cca0
関西空港、国際線1905万人 外国人は開港2番目の多さ 23年度
4/26(金) 13:38配信
毎日新聞
年末年始を海外で過ごす人たちで混雑する国際線の出発ロビー=関西国際空港で2023年12月28日午前10時29分、川平愛撮影
関西空港を運営する関西エアポートは25日、2023年度の国際線の旅客数が1905万人と前年度の3・7倍になり、新型コロナウイルスの感染拡大前だった19年度の86%の水準まで回復したと発表した。外国人旅客数は1501万人と円安などのため好調が続き、18年度の1552万人に次いで開港以来2番目を記録した。
【写真】関空の年末年始の出国ラッシュ
国際線の日本人旅客数は394万人で、19年度の55%と回復が遅れていて、円安や現地の物価高、航空運賃の高止まりが影響したとみられる。国内線は682万人と19年度比2%増でコロナ禍前を上回った。乗り継ぎを含む全体の航空旅客数は2588万人と19年度の90%だった。
国際線の方面別では、韓国650万人▽東南アジア338万人▽中国292万人▽台湾258万人▽香港・マカオ223万人――など。
24年3月単月の国際線の外国人旅客数は146万人、日本人旅客数は50万人だった。
また、23年度の伊丹空港の国内線旅客数は19年度の94%の1479万人だった。神戸空港の国内線旅客数は19年度比5%増の344万人と開港以来最高を記録した。【中村宰和】
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OS5
:2024/04/27(土) 14:03:48
https://news.yahoo.co.jp/articles/54e33dc4e12583c318d13f68f724b7b946025792
埼玉に空港? 群馬県境市町で構想
4/27(土) 12:00配信
産経新聞
羽田空港に駐機する旅客機。埼玉県境への空港構想は盛り上がりをみせるか(大塚聡彦撮影)
全国で10しかない空港のない府県のひとつ、埼玉県の自治体で空港建設の構想が持ち上がっている。といっても、埼玉県単独ではなく、同じく空港がない県の群馬県の自治体との共同。両県境の10市町による勉強会で経済発展策のひとつとして議題に上がっているという。実現可能性は未知数ながら、参加市町からは「地域経済発展の起爆剤になることが期待できる」との声が出ている。
【ランキング】GWに人気の旅行先 3位「韓国」、2位「台湾」、1位は?
空港構想は埼玉県の深谷、本庄両市、美里、上里、神川の3町と、群馬県の前橋、高崎、伊勢崎、藤岡の4市と玉村町の計10市町でつくる「上武連携構想」が検討している。
埼玉(武州)と群馬(上州)をまたぐこの地域は関越自動車道、北関東自動車道、国道17号や上越新幹線といった交通の結節点となっていることなどから、経済の面でも結びつきが強い。上武連携構想は、地域のさらなる発展を目指し、医療や治水、経済などの分野で、より一層連携を深めていこうとしている。
この地域は空港へのアクセスが悪く、前橋市は「日本一空港が遠い県庁所在地」などといわれることもある。
こうしたなか、空港構想は地域の経済発展策のひとつとして俎上に載り、令和5年11月の第2回勉強会では国土交通省航空局幹部を招いている。関係者によると、この勉強会では空港整備の意義や、羽田、成田両空港のバックアップとしての機能のほか、空飛ぶ車についての意見が出たという。
参加自治体の関係者は「連携のなかで、空輸ができるようになれば既存の産業発展や新たな産業誘致などの面でメリットがあるという話があり、空港構想が持ち上がった」と説明する。さらに、「今はまだ勉強の段階で具体的な話はないが、空港構想を盛り上げていこうという機運はある」としている。
上里町の山下博一町長は町のホームページで空港構想に触れ、「『上武』と呼ばれるこのポテンシャルの高い地域に空港が誘致できれば、まさに経済発展の大きな起爆剤となることが期待される」と記している。
第3回の勉強会は7月ごろに開催予定で、空の物流がテーマになるという。
埼玉県の空港をめぐっては、平成2年に当時の畑和知事が埼玉、栃木、群馬、茨城の4県にまたがる渡良瀬遊水地に空港を建設することを提唱したが、立ち消えになった経緯もある。
国土交通省によると、現在国内にある空港は97。このうち一般的にジェット旅客機が離着陸できるとされる2千メートル以上の滑走路を持つ空港は66ある。空港がないのは京都と埼玉、群馬、栃木、神奈川、山梨、三重、滋賀、奈良、岐阜の計10府県になっている。
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:
OS5
:2024/05/09(木) 17:56:22
https://news.yahoo.co.jp/articles/e35fa08795731265a855670f6d915c58591f5ca0
福岡空港が民営化後初の営業黒字…着陸便数・旅客数ともに過去最高「コロナから脱した」
5/9(木) 11:52配信
福岡空港を運営する福岡国際空港(FIAC)が8日発表した2024年3月期決算(単独)は、本業のもうけを示す営業利益が65億円(前期は19億円の赤字)と、2019年4月の民営化後、初めて黒字化した。コロナ禍の一服で国内線、国際線ともに便数が増え、航空会社から受け取る着陸料や、免税品の売り上げが伸びた。最終利益は24億円の赤字(同91億円の赤字)に改善した。
最終赤字改善
売上高にあたる営業収益は前期比64%増の512億円で過去最高だった。着陸便数が前期比16%増の9万2543便、旅客数が38%増の2493万人でともに過去最高となり、増収につながった。ただ、最終赤字が続いており、債務超過額は15億円増えて286億円となった。
FIACは空港運営権の対価として国に毎年、100億円以上を支払っており、業績改善には便数を増やす必要がある。しかし、ここ数年はコロナ禍で厳しい状況が続いていた。
国際線伸び
今回、特に伸びが大きかったのは国際線で、休止していた路線の再開などで便数は前年の2・5倍に膨らみ、旅客数は706万人で過去最高となった。円安で訪日旅行に割安感が出たこともあって、免税店の売り上げも大幅に増えた。国内線も新型コロナの感染症法上の分類がインフルエンザと同じ「5類」に引き下げられたことなどからコロナ禍前とほぼ同水準まで回復した。
先行投資
福岡空港では25年春に2本目の滑走路の運用が始まり、発着枠が拡大する見通しとなっている。FIACは25年度までに国際線ターミナルを増改築し、26年度には国内線ターミナルに複合施設を完成させる計画だ。先行投資がかさむため、26年3月期まで最終赤字を見込むが、その後は黒字を拡大させ、29年3月期に50億円の最終利益を目標としている。
田川真司社長はこの日、福岡市で開いた記者会見で「ようやく数年苦しんだコロナから脱した。空港がもたらす経済波及効果は大きく、九州全体の成長の底上げに寄与したい」と述べた。
7489
:
OS5
:2024/05/09(木) 17:57:05
https://www.yomiuri.co.jp/local/kyushu/news/20240404-OYTNT50124/
福岡空港の2本目の滑走路運用始まれば、将来は2倍の100路線目標…課題の「門限」に警鐘も
2024/04/05 16:01
航空業界の生き残り策が多様化している。空港運営が国などから民間企業に委託されるケースが増え、活性化や収益拡大に向けて地域の特色を取り込む動きが目立ってきたほか、規制緩和の波とコロナ禍にさらされた航空会社も価格やサービス、経営体制の見直しを進めている。変化の「潮流」を追った。(橋本龍二)
100路線
福岡空港(福岡市博多区)の国際線ターミナルにある免税店で、訪日客が多くの商品を手に会計を待っていた。コロナ禍で続いた運休便の再開と旅行需要の回復で、空港内は日に日ににぎわいを取り戻している。
免税店を運営する福岡国際空港(FIAC)は昨年末以降、レジを増やして対応する。それでも、「春節期間中は他部署の職員も販売対応にかり出すほど多忙だった」(担当者)といい、3月の免税店販売額は過去最高となった。
航空機が相次いで離着陸する福岡空港(3月12日、福岡市博多区で)
滑走路が1本の空港としては国内最大の過密度となっている福岡空港は2019年4月、運営権が国から民間に委託された。滑走路増設の財源をつくるための措置で、複数企業による入札の結果、西日本鉄道や九州電力といった地場主要企業などでつくるグループが運営者に選ばれた。企業側が約30年間の運営権対価として国に支払う金額は4460億円に上る。
24年度中には2本目の滑走路の運用が始まる見通しで、運営会社のFIACは、将来的に路線数を2倍の100路線に増やす目標を掲げる。
台湾と熊本を往来するビジネス客らの増加を見越した対応で、空港を運営する熊本国際空港の山川秀明社長は「TSMCの存在と影響は空港にとってかなり大きい」と期待を込める。
熊本空港は16年4月、熊本地震で天井の一部が崩落し、ターミナルが一時閉鎖された。国は復興に向け、ターミナルの建て替えを含めた民営化を決定。三井不動産などが出資する熊本国際空港が20年から運営を担っている。
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新ターミナルでは地場の名産品を扱うテナントを多く誘致したほか、国際線の免税店の広さも民営化前の13倍に広げた。27年度には国際線を現在の4路線(運休を含む)から11路線に増やし、成長軌道に乗せたい考えだ。
人口減
国や地方自治体などが管理する国内約100か所の空港のうち、福岡や熊本のように民営化されたのは一部だ。国は民間ノウハウの取り込みによる運営効率化と財政負担の軽減などを目指して13年に民活空港運営法を施行し、仙台や広島など地方の主要空港で民営化を進めている。
九州で次に民営化が期待されるのは、24時間離着陸が可能な北九州空港だ。北九州市は19年、同空港について「民営化で改革を進めることが適切」との報告書を公表した。今月には「空港成長戦略担当」の市参与として同市立大特任教授を務めた 幕まく 亮二氏を登用し、空港活性化を狙う。
ただ、民営化後も運営企業のシナリオ通りに進むかどうかは不透明だ。国内は人口減で縮小が避けられず、針路を慎重に見極めていく力が求められそうだ。
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:
OS5
:2024/05/09(木) 17:57:46
https://www.yomiuri.co.jp/local/kyushu/news/20240404-OYTNT50124/2/
福岡空港の2本目の滑走路運用始まれば、将来は2倍の100路線目標…課題の「門限」に警鐘も
2024/04/05 16:01
航空業界の生き残り策が多様化している。空港運営が国などから民間企業に委託されるケースが増え、活性化や収益拡大に向けて地域の特色を取り込む動きが目立ってきたほか、規制緩和の波とコロナ禍にさらされた航空会社も価格やサービス、経営体制の見直しを進めている。変化の「潮流」を追った。(橋本龍二)
福岡空港が民営化後、初の営業黒字…着陸便数・旅客数ともに過去最高「ようやくコロナ脱した」
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100路線
福岡空港(福岡市博多区)の国際線ターミナルにある免税店で、訪日客が多くの商品を手に会計を待っていた。コロナ禍で続いた運休便の再開と旅行需要の回復で、空港内は日に日ににぎわいを取り戻している。
免税店を運営する福岡国際空港(FIAC)は昨年末以降、レジを増やして対応する。それでも、「春節期間中は他部署の職員も販売対応にかり出すほど多忙だった」(担当者)といい、3月の免税店販売額は過去最高となった。
航空機が相次いで離着陸する福岡空港(3月12日、福岡市博多区で)
滑走路が1本の空港としては国内最大の過密度となっている福岡空港は2019年4月、運営権が国から民間に委託された。滑走路増設の財源をつくるための措置で、複数企業による入札の結果、西日本鉄道や九州電力といった地場主要企業などでつくるグループが運営者に選ばれた。企業側が約30年間の運営権対価として国に支払う金額は4460億円に上る。
24年度中には2本目の滑走路の運用が始まる見通しで、運営会社のFIACは、将来的に路線数を2倍の100路線に増やす目標を掲げる。
コロナ禍で大幅赤字が続いて20年度に債務超過に陥ったうえ、FIACに出資していたシンガポールの空港運営会社「チャンギ・エアポート・グループ」も22年度までに撤退するなど試練が続くが、今月1日付でFIAC社長に就いた西鉄出身の田川真司氏は「航空ネットワークの拡充を進め、地域に愛される空港にしたい」と誓う。
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OS5
:2024/05/09(木) 17:58:14
「門限」
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福岡空港は1940年代に完成し、米軍の飛行場となった後、72年に供用開始された。人口増や都市の成長に伴って就航便が増えたことから、2000年代初頭には福岡県新宮町沖への移転計画が浮上。当時の同県知事だった麻生渡氏は、県独自の税金創設などを計画して実現を図った。
最終的には経済界を巻き込んだ議論で、博多駅や天神地区との交通利便性などから現状維持が決まった。麻生氏は「応援してくれる人も多かったが、孤独な闘いでもあった」と振り返る。
ただ、過密ダイヤが続く福岡空港では現在、「門限」を巡る課題も出ている。市街地に囲まれた同空港は騒音対策のため、離着陸できる時間が原則午前7時〜午後10時に制限されている。
午後9時台に離着陸する旅客機は国内・国際線で計25便前後あり、単純計算で約2分ごとに1便が滑走路を使う。昨年9月にはマニラからの到着便が門限をオーバーして引き返す事案も発生した。麻生氏は「福岡がこれから一段と発展すれば、空港のキャパシティー(能力)はいずれ限界を迎える。30年、50年先を見据える必要がある」と警鐘を鳴らす。
復興へ
世界的な半導体企業「台湾積体電路製造(TSMC)」の進出で沸き立つ熊本県。「空の玄関口」となる熊本空港(熊本県益城町)のターミナルでは、案内看板などで中国語の表記が目に入る。
台湾と熊本を往来するビジネス客らの増加を見越した対応で、空港を運営する熊本国際空港の山川秀明社長は「TSMCの存在と影響は空港にとってかなり大きい」と期待を込める。
熊本空港は16年4月、熊本地震で天井の一部が崩落し、ターミナルが一時閉鎖された。国は復興に向け、ターミナルの建て替えを含めた民営化を決定。三井不動産などが出資する熊本国際空港が20年から運営を担っている。
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新ターミナルでは地場の名産品を扱うテナントを多く誘致したほか、国際線の免税店の広さも民営化前の13倍に広げた。27年度には国際線を現在の4路線(運休を含む)から11路線に増やし、成長軌道に乗せたい考えだ。
人口減
国や地方自治体などが管理する国内約100か所の空港のうち、福岡や熊本のように民営化されたのは一部だ。国は民間ノウハウの取り込みによる運営効率化と財政負担の軽減などを目指して13年に民活空港運営法を施行し、仙台や広島など地方の主要空港で民営化を進めている。
九州で次に民営化が期待されるのは、24時間離着陸が可能な北九州空港だ。北九州市は19年、同空港について「民営化で改革を進めることが適切」との報告書を公表した。今月には「空港成長戦略担当」の市参与として同市立大特任教授を務めた 幕まく 亮二氏を登用し、空港活性化を狙う。
ただ、民営化後も運営企業のシナリオ通りに進むかどうかは不透明だ。国内は人口減で縮小が避けられず、針路を慎重に見極めていく力が求められそうだ。
航空需要回復、収益は改善傾向
国土交通省の試算によると、国が管理している全国18空港の2022年度収支は、売上高にあたる営業収益が「航空系事業」で前年度比2%増の661億円だった。「コロナ禍からの経済活動の再開による航空需要の回復で着陸回数が増えた」(国交省)ことから、航空会社が空港側に支払う着陸料が増えた。
経費や人件費などを差し引いて一定の条件下で算出した営業利益は、332億円の赤字だった。
九州・山口・沖縄にある7空港(北九州、長崎、大分、宮崎、鹿児島、那覇、岩国)の営業収益は合計で約35%増の65億円と、大きく伸びた。ただ、コロナ禍前の18年度と比べると、7空港全体では6割の水準にとどまった。
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OS5
:2024/05/16(木) 12:26:56
https://news.yahoo.co.jp/articles/3ca74dfe4a215a4d07988693925145b054f2809e
福岡空港、民営化後初の黒字 国際線旅客数も過去最高
5/16(木) 11:28配信
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毎日新聞
海外から到着した乗客でにぎわう福岡空港=福岡市博多区で2023年6月5日午後4時56分、城島勇人撮影
福岡空港を運営する福岡国際空港(FIAC、福岡市)が発表した2024年3月期決算(単体)で、本業のもうけを示す営業利益は65億円だった。19年の空港民営化以降、初の黒字となり、同社は「経済波及効果は大きい。九州全体の成長の底上げに寄与したい」としている。
【グラフ】宿泊、飲食、交通…インバウンド消費内容の変化
FIACは九州電力や西日本鉄道などが出資し、19年4月から空港を運営している。インバウンド(訪日客)需要の高まりが期待される中で新型コロナウイルス禍が直撃。旅客数が低迷し、収入は激減した。22年度から回復基調に入ったものの営業損益、最終(当期)損益とも赤字に終わった。
新型コロナによる行動制限が撤廃された23年度は、国内線の旅客数はコロナ禍前の18年度比99・7%の1787万2000人。国際線は102・1%となる706万5000人で過去最高を記録した。
売上高は前期比64%増の512億円。韓国などを中心としたインバウンドの増加で、免税店の売り上げや土産物店のテナント賃料などが増えた。最終(当期)損益はマイナス24億円で5期連続の赤字だったが赤字幅は前期から67億円改善した。
福岡空港では、25年3月に第2滑走路の供用開始、国際線旅客ターミナルビルの増改築工事の完成を予定している。26年度には国内線にバスターミナルを備えた複合施設も完成予定だ。
25年3月期については、売上高518億円、営業利益8億円、最終(当期)損益を70億円の赤字と予想している。滑走路増設に伴う便数や旅客数の増加で26年度には最終(当期)損益の黒字化を目指す。
FIACは18年、4460億円で国から福岡空港の運営権を得て、新型コロナの影響もあって2051年度までその対価の費用を計上する計画。福岡空港の運営権など4316億円の資産(23年度)に対し、負債は4602億円で286億円の債務超過になっている。
田川真司社長は「今年度は25年春に供用開始される増設滑走路への対応、国際線旅客ターミナルビルの増改築工事の完了など収益拡大に向けた基礎作りをする1年にしたい」と語った。【下原知広】
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OS5
:2024/05/20(月) 13:52:29
https://news.yahoo.co.jp/articles/9c251fd62c5a2bd4c88be79a7f80cc032d45ce22
フィリピン機、また福岡「門限」で着陸できず 8時間缶詰め、関空へ
5/20(月) 11:19配信
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毎日新聞
北九州空港にダイバートしたセブ・パシフィック航空の機体=北九州市小倉南区で2024年5月19日午後10時15分、山下智恵撮影
フィリピン・マニラ発のフィリピン格安航空会社(LCC)「セブ・パシフィック航空」の航空機が19日、目的地の福岡空港(福岡市)に着陸できずに北九州空港(北九州市)にダイバート(代替着陸)し、そこからさらに約400キロ離れた関西国際空港(大阪府泉佐野市)に行き先を変更していたことが判明した。関空に到着したのは午後11時40分過ぎで乗客はマニラを出発して約8時間缶詰め状態だった。
【写真】23年にも「Uターン」 機内で配られた食事は…
セブ機は2023年9月にも福岡空港から北九州空港にダイバートした後に、午後10時の「門限」がある福岡空港に戻れず、マニラにUターンして乗客が約11時間機内に缶詰めになる事案があった。今回も福岡空港の門限で到着地の変更を余儀なくされたが、乗客の負担を考慮し、変更先を国内にしたとみられる。
国土交通省福岡空港事務所などによると、セブ機は日本時間で19日午後4時前にマニラを出発。午後7時ごろに福岡空港に到着予定だったが、その約20分前に仙台発福岡行きのアイベックスエアラインズ16便から「着陸用の車輪が下りていない可能性がある」と管制に連絡があり、福岡空港の滑走路は午後6時42〜49分、閉鎖された。
その後、アイベックス機は手動で車輪が下りたため無事着陸したが、セブ機は約60キロ離れた北九州空港へのダイバートを選択し、午後7時20分ごろに着いた。
セブ機は給油後に福岡空港に戻ることを模索したが、門限に間に合わないため、さらに行き先を関空に変更。北九州空港を午後10時50分ごろ離陸し、午後11時40分過ぎに関空に着いた。
北九州空港は国際便も就航するが、夜間は地上業務を担う「グランドハンドリング」スタッフが十分でないことから乗客を降ろすことは難しく、24時間利用が可能で受け入れ態勢が充実している関空を選んだとみられる。
23年9月に福岡行きのセブ機が北九州空港にダイバートした末、マニラにとんぼ返りした際には、機内に約11時間缶詰めとなった乗客から不満の声が上がっていた。事案の直後、斉藤鉄夫国土交通相は「関西空港のように24時間運用していて国際線の対応が可能なほかの空港に向かうという選択肢も検討するよう(航空各社に)呼びかけていきたい」と語っていた。【山下智恵、佐藤緑平、森永亨】
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OS5
:2024/05/28(火) 19:43:35
https://news.yahoo.co.jp/articles/3ca7526f0ae45c6a2aa5ea2b336ef77df32d1f25
関空飛行ルート見直し、13市町が協力表明 発着枠拡大に向け前進
5/28(火) 16:55配信
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毎日新聞
航空機の飛行ルートの見直しについて議論する協議会のメンバーら=関西国際空港で2024年5月27日午後3時43分、中村宰和撮影
関西国際空港の発着枠拡大に向けた航空機の飛行ルートの見直しについて、国や大阪府、大阪市、泉州地域の13市町、関西エアポートの代表者らで構成する協議会が27日、関空内のホテルで開かれた。府は航空機騒音への懸念に対応するため環境監視の会議の設置や1便ごとの飛行情報の公開を提案し、13市町は飛行ルートの見直しに協力すると表明した。2025年大阪・関西万博を見据えた関空の発着枠拡大は一歩前進した。
【写真】関空に新たに出来た新国際線出国エリア
関空の年間発着枠を現行の23万回から30万回に拡大するため、飛行ルートの見直しを2023年6月から議論してきた。陸域上空での飛行高度引き下げや2本の滑走路の運用変更などの内容で、岬町や貝塚市を中心に騒音の増大が懸念され、泉州地域の13市町が必要な対策を求めていた。
国は24年3月、運用上の工夫で飛行高度が高くなるように努め、午後11時〜午前6時半の深夜早朝は海上ルートを飛行する対応を示した。府は環境監視体制を強化するため、関西エアや国などと共同で連絡調整会議を設置し、関空を離着陸する航空機1機ごとに実際の飛行ルートや高度、騒音情報をホームページで公開するとした。また、空港を生かして観光振興などで泉州地域の活性化を図る検討会議の設置を提案した。
協議会で、岬町の田代堯町長は「飛行ルートに隣接する町は発着回数が増えれば騒音が懸念される。環境監視体制の強化、予測を超える騒音が想定される場合の対応をお願いしたい」と要望し、協力する意向を示した。13市町を代表し、阪南市の水野謙二市長は「対策を講じても騒音が大きい地域では特段の配慮が必要。関空の発展は泉州の大きな発展の機会になり、(飛行ルート見直しに)協力していく」と述べた。
議長を務めた吉村洋文知事は終了後、「泉州地域の市長や町長と合意できた。関空の容量拡大は大阪・関西全体の経済成長につながる」と説明した。今夏に関空と伊丹、神戸の3空港のあり方を官民で議論する関西3空港懇談会の開催が予定され、吉村知事は飛行ルート見直しに同意を表明する意向を示した。
飛行ルート見直しでは、兵庫県淡路島上空に5本の経路を新設する案が盛り込まれた。影響が大きいとして、淡路島市長会は住民の騒音への不安や航空機事故、機体からの落下物などへの対応を求める意見書を24年1月にまとめている。【中村宰和】
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OS5
:2024/06/17(月) 16:00:27
https://news.yahoo.co.jp/articles/6c00dc458ee20c29b83169733aa73a79311a2587
那覇空港でレンタカー違法受け渡し 警備員と事業者のいたちごっこ バス運転手「乗客降ろせない」悲鳴
6/17(月) 10:23配信
沖縄タイムス
那覇空港での駐車禁止を示す看板。那覇空港国内線ターミナルビル3階の高架道路ではレンタカーの違法受け渡し(奥)が横行している=4月26日、那覇市の那覇空港
コロナ禍後の観光需要の回復で沖縄を訪れる観光客が増え、バスやレンタカーなどの2次交通の混雑が深刻化している。玄関口となる那覇空港ではバス降車場でのレンタカーの違法受け渡しが後を絶たず、警備員と事業者のいたちごっこが続いている。2025年には北部に大型テーマパークの開業も予定され、観光業界からは「観光客を空港からスムーズに運べるのか」と危惧する声が上がる。(政経部・大川藍)
【写真】那覇空港の混雑緩和のため、拡張予定のバス乗降場
「バス降車場がレンタカーであふれ、乗客を降ろせない」。空港路線を担当するバス運転手からは悲鳴に近い声が上がる。那覇空港では1階にレンタカー送迎車の停車場を設けているが、レンタカーの急増を受け、順番待ちを嫌う小規模事業者が3階に移動。バス降車場や一般車用の送迎スペースを違法に占拠する事態となっている。週末だけでなく、平日の午前中も混み合う時間帯があるという。
違法受け渡しを行うレンタカー事業者は「自分らのような弱小会社が空港外までバス送迎すると割に合わない」とし、受け渡しを禁止する那覇空港側に 問題があると主張。空港でレンタカーを直接手渡すことを売りに利用料を稼いでいるといい、今後も違法受け渡しをやめるつもりはないと話す。
巡回する警備員は「20〜30分と長時間駐車するレンタカー事業者もざらで、注意すると逆上する人もいる」とため息をつく。警察が取り締まると一時的に立ち退くが、しばらくすると再び戻ってくるため、いたちごっこが続く。
那覇空港を管轄する国土交通省那覇空港事務所はこうした状況を問題視。高架道路の延伸に合わせてターミナルビル3階のバス降車場を2倍に増やして乗降場を再編し、混雑緩和をはかる。担当者は「スペースを広げるだけでは根本的な解決にならず、違法行為を排除する必要がある」とし、警察と協力して空港全体の取り締まりを強化する考えを示した。
23年度の県内のレンタカー登録台数は過去最多の5万1千台となった。観光の回復を受けて新規事業者が増え、事業者数は19年度比2・1倍の1885者に急増している。個人事業主も増えており、レンタカー協会に加盟しない事業者も多い。
25年夏には北部に大型テーマパークのジャングリアが開業し、観光客がさらに増えることも予想される。観光関係者は「北部の渋滞にばかり注目が集まるが、玄関口の那覇空港こそ注意が必要だ」と指摘。「現状がこれだけひどい中、対策せずにオープンを迎えれば、那覇空港はパンクする」と危機感を強めた。
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OS5
:2024/06/22(土) 18:14:45
https://news.yahoo.co.jp/articles/1502f278fa76b211c2c324d51dc0981908126667
新幹線延伸で1万3798人減 5月の小松羽田便利用者
6/22(土) 8:02配信
北國新聞社
北陸新幹線県内全線開業で羽田便の利用者が減少している小松空港
●6月も苦戦、応援割効果薄れ
小松空港の主要路線である羽田便の5月の利用者数が前年同月比1万3798人減(16・4%減)の7万575人となったことが21日、県への取材で分かった。3月の北陸新幹線県内全線開業に伴い、飛行機から新幹線への利用シフトが加速しているとみられ、6月も日本航空便は同2割超の減少で推移している。能登半島地震を受けた国の観光支援策「北陸応援割」の特需が徐々に落ち着く中、石川と東京を結ぶ空の便の苦戦は続きそうだ。
県によると、羽田便の利用者数は、4月が前年同月比4・1%減の6万7418人で、5月と合わせた2カ月間では同10・8%減の13万7993人となった。北陸新幹線の新駅ができた小松、加賀両市を中心に利用者が新幹線に流れているとみられ、北陸エアターミナルビルの担当者は「影響が明らかになってきた」と話す。
4月に比べ、5月の減り幅が拡大したのは、北陸応援割による需要喚起が弱まったためだ。
現時点で割引の対象となっている414の宿泊施設のうち、182施設が「完売」し、徐々に誘客効果は縮小するとみられる。同ビル担当者は「4月までは応援割での利用者増と、延伸による利用者減が相殺されていたが、今後は利用者減がより目立ってくる可能性がある」と推測した。
21日に小松市内で開かれた小松空港協議会の総会では、羽田便を運航する日本航空、全日本空輸の支店担当者が苦戦する現状を報告した。
1日6便を運航する日航は、利用者数について3月が前年同月比79%、4月87%、5月79%、6月75%と説明。1日4便の全日空も5、6月は90〜92%となり、「弱含みの基調だ」と語った。
一方、旅行シーズンに入る7月の予約状況は、日航が前年同期比100%近くまで回復しており、持ち直しに期待を寄せた。
●利用減対策予算なし
県は小松―羽田便の利用促進に向け、ビジネス利用や乗り継ぎでの活用を促している。ただ、北陸新幹線延伸に伴う利用者減への対応に、現時点で新規の予算は投じていない。今後の利用状況によっては新たな需要喚起策を打つ可能性がある。
県空港企画課の担当者は15年の新幹線金沢開業の際に羽田便利用者が3割以上減ったことを挙げながら、「今回はそこまでの影響は見られていない。今後の推移を注視したい」と述べた。
7497
:
OS5
:2024/06/28(金) 14:13:20
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20240627/k10014493911000.html
成田空港 燃料確保できず 1週間に57便 新規就航や増便見合わせ
2024年6月27日 16時21分
海外の航空会社が航空機の燃料を確保できないことを理由に増便などを見合わせる動きが相次いでいて、成田空港では1週間に57便の新規就航や増便の見合わせが出ていることが分かりました。
インバウンドの増加を背景に、国内の空港への就航や増便を希望する海外の航空会社が増えているものの、航空機用の燃料を確保できないことを理由に見合わせる動きが相次いでいます。
こうした中、成田空港会社の田村明比古社長は、27日の会見で、成田空港でも燃料不足の影響で就航の見合わせが出ていることを明らかにしました。
それによりますと、現時点で中国などアジアの6社が週あたり57便の新規就航や増便を見合わせているということです。
成田空港会社によりますと、燃料不足の背景には、石油元売りによる航空燃料の供給量が落ちていることや、製油所から燃料を運搬する船の不足があるということで、田村社長は、「国としてインバウンドを積極的に受け入れようとしている中、燃油が供給できないことで新しい需要を受けられないことはゆゆしき事態だ」と述べました。
7498
:
OS5
:2024/07/03(水) 09:40:08
https://news.yahoo.co.jp/articles/9556c0bdddb6d06b5550c0637eee9f63aefcd87c
もうキャパ限界!「首都圏に新空港」最適解はあるのか? 実はいい方法あります!
7/3(水) 7:42配信
乗りものニュース
羽田、成田、そして茨城あっても「足りない」
羽田空港(乗りものニュース編集部撮影)。
せっかく定刻よりも早く着陸して駐機位置まで着いたのに、バスが来ないので機内で待たされる――そんな残念なことがすでに羽田空港で起きています。羽田空港ではボーディングブリッジ(搭乗橋)がすでに不足しているのです。つまり、首都圏の空港のキャパシティが限界に達しつつあるということです。これには対策はあるのでしょうか。筆者には、ひとつ考えがあります。
【画像】超変わる! これが「未来の成田空港」の姿です
首都圏は世界的にも有数の巨大経済圏でありながら、主要な空港が羽田と成田のふたつだけという脆弱さは昔から指摘されており、首都圏第三空港の構想はおよそ30年前からありました。2010年には航空自衛隊百里基地を共用化して茨城空港が開港しましたが、都心から遠いことに加え、首都防空の要という基地の性格上、民間機の使用には制限が多く首都圏第三空港としては不十分です。
一方、その空港の候補地は、国土交通省のホームページに掲載されている場所だけで16か所に上りますが、果たして、そのなかに現実的な候補地はあるのでしょうか。
関東平野は国内で最も多くの飛行場が集中している地域で、その上空には、目には見ない管制空域の境界線がいくつか設定されています。
そこに新空港を建設するとなると、すでに割り当てられている空域に割り込むように新たな空域を設けることになります。空域の構造が複雑になると航空管制が複雑になり、それは管制業務が増えることを意味します。航空管制の合理化を進めている国土交通省にとっては頭の痛い問題であると同時に、新たな空港を作っても運航便数に制約が生じる可能性があります。
また、空港候補地のうち10か所が東京湾内にあります。東京湾上空にはすでに羽田空港への進入経路と出発経路が設定されているほか、自衛隊木更津基地の空域も存在します。そこに新たな飛行経路を設定することは、経路同士が接近するため安全面で問題があります。
また、東京湾は海上交通が極めて過密な海域であり、これ以上海面を埋め立てることは船舶への影響が大きいことに加え、環境破壊への懸念もあります。さらには大地震による津波の危険性、そして建設コストなど、新空港としては問題が多すぎるのです。
そこで、筆者が首都第三空港として提案したいのは、新たな空港の建設ではなく、既存飛行場の活用です。
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:
OS5
:2024/07/03(水) 09:40:21
「首都圏にもうひとつ空港」現実的な手法は?
厚木航空基地で行われたエレファントウォークの様子(画像:海上自衛隊)。
神奈川県にある厚木基地の共用化は、過去の騒音訴訟がトラウマとなりタブー視されてきましたが、この飛行場ほど適した新空港の候補地はないと考えています。
厚木基地は海上自衛隊と米海軍が使用していますが、以前駐留していた米海軍の空母艦載機が山口県の岩国基地に移動したため、飛行場能力にはかなり余裕があります。敷地にも余裕があり、今の長さ2400mの滑走路は南北両方向に延長して3000mにすることも可能です。空域の面でも空港の南側に相模湾があることは好都合で、関東平野上空の混雑空域を避けてコース設定を行うことが可能です。
航空管制の面では、飛行場から半径9km、地表面から高度900mまでは厚木基地の管制塔が担当し、その外側は米空軍横田基地が担当しています。厚木基地には既存の飛行経路がすでに設定されていますが、民間機用に相模湾から進入し、相模湾に向けて出発する新たな経路を設定することも考えられます。横田空域との調整は必要ですが、民間機が米軍による管制を受けながら飛行することは、以前沖縄で行われていた実績があり、現在でも岩国空域を通過する松山便で実施されています。
厚木空港周辺は、すでに騒音対策が導入されていることは大きなメリットです。空母艦載機が離陸時に発生させる騒音はかなりのレベルですが、この爆音対策として周辺では家の防音工事や、窓を開けないためのエアコン設置助成、さらに古くなったエアコンの取り換え費用の助成などが行われてきました。
しかし艦載機の移転により騒音は大きく低減しており、助成内容の大幅な軽減は合理性があります。見直しせずに同様な助成が続けられているとすれば公費の過大支出に相当しますが、民間機の発着を受け入れることで見直し内容を最小限に留めることも妥当と言えます。
そして厚木基地を空港化することの最大のメリットは空港アクセスの優位性です。基地の北側には東名高速道路があり、大和トンネル付近に空港ICを設置すれば効率的にアクセス道路が構築できます。さらに、基地の敷地に隣接するように相模鉄道の線路があります。そこから飛行場へ空港アクセス線を引き込むことが考えられます。
さらに近年、相鉄がJRと東急東横線への連絡線が開通させ、横浜以外にも新横浜、新宿、渋谷、池袋へ直通運転が始まりました。これはそのまま空港アクセス路線として活用できます。これらの路線を使用して厚木基地から直通列車を設定した場合、筆者は所要時間を次のように試算しています。横浜22分、新横浜22分、渋谷50分、新宿58分、いずれも乗り換えなしです。
首都圏では不動産価格が上昇に転じており、広大な空港用地を調達することは時間と費用の両面で現実的ではありません。それでなくとも空港建設には不適切とも思われるような大盤振る舞いが行われてきました。その結果、各地に赤字体質の空港が林立してしまいました。
国家財政の健全化を重視するのであれば既存の飛行場を活用して首都第三空港として利用する以外に選択の余地はありません。厚木基地の共用化は国益にも大いに資する施策であると筆者は考えます。
中島二郎(航空アナリスト)
7500
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OS5
:2024/07/04(木) 10:13:09
https://news.yahoo.co.jp/articles/af2ebdb9502b2fe4322c57ef286b8658c30d4836
成田空港、集約新ターミナル「ロングピア型」に 2タミ南側、新駅開業で現駅閉鎖
7/3(水) 22:25配信
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コメント25件
Aviation Wire
「『新しい成田空港』構想」のとりまとめで示した将来的なターミナル配置イメージ(NAAの資料から)
成田空港を運営する成田国際空港会社(NAA)の田村明比古社長は7月3日、国土交通省を訪問し、空港の将来像を検討する「『新しい成田空港』構想」のとりまとめを同省航空局(JCAB)の平岡成哲局長へ報告した。「旅客ターミナル」「貨物施設」「空港アクセス」「地域共生・まちづくり」の4テーマで課題やなどを洗い出し、このうち現在3カ所ある旅客ターミナルは1カ所に集約。事業費は8000億円程度を想定する。鉄道駅は新駅開業後、現在の2駅を段階的に閉鎖する。
【画像】新ターミナルや新駅などの配置イメージ
◆C滑走路新設後に集約
旅客ターミナルは、集約型の「ワンターミナル」へ再構築。2029年3月末に予定する第3滑走路(C滑走路)の新設後に段階的に集約する計画で、既存のターミナルを運用しながら段階的に集約させていく。シンプルで分かりやすい作りとするほか、乗り継ぎを同一ターミナル内で完結させることでハブ空港としての機能の向上も目指す。また、リソースの集約・共用化により、高効率な運用が可能となり、航空会社間の提携や規模の変化に柔軟に対応できるようになる。
新ターミナルの候補地は、2023年3月の中間とりまとめから変更なく、現在の第2ターミナル(T2)の南側を候補地として整備(関連記事)。コンコースの本数を少なくできる「ロングピア型」を基本として検討を進め、延べ面積は95-115万平方メートル程度、固定ゲート数100程度を想定する。
ロングピア型は、ドーハのハマド国際空港や米国のデトロイト・メトロポリタン・ウェイン・カウンティ空港などが採用している。このほか、新イスタンブール空港などの「ショートピア型」、シンガポールのチャンギ国際空港などの「ピア+サテライト型」、米国のアトランタ国際空港などの「サテライト型」が検討された。
◆現在の2駅閉鎖し新駅に
成田空港へ乗り入れる鉄道の駅は現在、第1ターミナル地下の成田空港駅と、第2ターミナルの地下で第3ターミナルの最寄りにもなる空港第2ビル駅の2駅があり、JR東日本(東日本旅客鉄道)と京成電鉄(9009)が乗り入れている。
ワンターミナル化を進める際は、2タミ南側に建設予定の新ターミナルの半分と新駅の供用を開始する「ステップ1」の段階で、成田空港駅を閉鎖。新ターミナルの建設が進んだ「ステップ2」で空港第2ビル駅も閉鎖する。
その後の「ステップ3」では、外部環境や経営状況に応じて、1タミ跡地に本館やコンコースを増築する構想だが、鉄道駅はステップ1で開業する新駅のみとなる見通し。
◆新貨物地区でハブ目指す
新しい貨物施設は、貨物上屋とフォワーダー施設を一体運用。効率化を図り、物流の無駄を削減する。圏央道からアクセスできる新貨物地区を整備し、空港隣接地と一体的に運用し、継越需要も取り込む東アジアの貨物ハブを目指す。
空港アクセスは、NAAと国、鉄道事業者など関係者間で課題解決を進めていく。また、空港内の道路は周回型で速達製の高い道路に再編する。
地域共生・まちづくりは、地域や空港従業員に住みやすい地域づくりと、空港を中心とした産業を誘致する「エアポートシティ」の実現を目指す(関連記事)。
◇
すべての整備は2040年代に終了する見通し。現在の年間発着回数は34万回で、整備完了後は50万回に拡大。年間の旅客取り扱い能力は、現在の5700万人から7500万人に増加する見通し。年間の貨物取り扱い能力は、現在の240万トンから350万トンへの増加を見込む。
Yusuke KOHASE
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OS5
:2024/07/15(月) 22:14:11
https://news.yahoo.co.jp/articles/090df1b1979b8feff8b039854cb6349294a652c5
関西、神戸2空港 来春にも発着枠拡大 地元団体が正式合意へ
7/14(日) 6:30配信
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朝日新聞デジタル
関西空港=2022年9月15日午後、朝日放送テレビヘリから、柴田悠貴撮影
関西空港の発着枠が、いまの1時間あたり最大45回から、最大60回に増える。神戸空港も1日あたり最大80回が最大120回となる。発着枠の拡大に必要な新しい飛行経路の導入に、地元団体が15日、地元への配慮を前提とした合意を表明する。来春にも運用が始まる見込みだ。
これにより関空、神戸ともに国内線の増便に応じやすくなる。来年の大阪・関西万博で見込まれる関西への航空需要の増加も取り込む狙いだ。
関空、大阪(伊丹)、神戸の3空港が集中する関西では、行政や経済団体が2003年に設けた「関西3空港懇談会」(座長=松本正義・関西経済連合会会長)が運用のあり方を決めてきた。
朝日新聞社
https://news.yahoo.co.jp/articles/20e36fdedbe31eda7d020694dd0ff7b2edad6efd
関西空港、「淡路島上空」の新ルート導入で合意…1時間あたりの発着枠は最大60回に
7/15(月) 19:22配信
読売新聞オンライン
関西空港
関西空港の発着枠の拡大に向け、兵庫県の淡路島上空を飛行するルートを増やすことで、関西の自治体と経済界が15日、合意した。2025年4月に開幕する大阪・関西万博に備え、新たな飛行ルートの運用は、同年3月に始まる夏ダイヤに合わせてスタートする見通しだ。関空の発着枠は、現在の1時間あたり最大45回から最大60回に増えることになる。
関西、大阪(伊丹)、神戸の3空港のあり方については、官民でつくる「関西3空港懇談会」(座長=松本正義・関西経済連合会会長)で議論されており、この日、大阪市内で開かれた会合で、新たな飛行ルートの導入に合意した。
現在の飛行ルートは、海上のほか、大阪府や和歌山県、淡路島の上空に設定されている。北風の場合、出発時に淡路島の上空を通るのは、明石海峡を含む島北部の2ルートのみだったが、島中南部の2ルートも飛べるようになる。
騒音の軽減を求める地元側に配慮し、新たな飛行ルートの運用時間は午前6時半から午後11時に制限され、陸上を通る際はなるべく高い高度を飛行することが前提となる。
記者会見する関西エアポートの山谷佳之社長(右)と関西経済連合会の松本正義会長(15日、大阪市北区で)=宇那木健一撮影
3空港懇は22年9月に発着枠の拡大に合意し、国が具体的なルートや騒音対策を検討してきた。国内線専用の神戸空港の発着枠も、1日あたり最大80回から120回に増える。
会合の終了後、記者会見した関経連の松本正義会長は「(合意は)関西全体として大きなステップを踏み出すことになる。地元住民の生活環境への負担をできる限り軽減するため、環境監視体制の状況などについても確認し、認識の共有を図っていく」と述べた。
7502
:
OS5
:2024/07/17(水) 07:21:55
https://news.yahoo.co.jp/articles/e36288af3d97b3bd39f279fcf93c1cc4e0d0026d
関西3空港 新飛行ルート合意で発着50万回へ 首都圏追撃に神戸「国際化」成否がカギに
7/16(火) 19:21配信
産経新聞
新飛行ルートで関西3空港の発着枠は年間50万回に
関西国際、大阪(伊丹)、神戸の関西3空港の役割を官民で議論する「関西3空港懇談会」(座長=松本正義・関西経済連合会会長)が15日、大阪市内で開かれ、国が示していた関空、神戸空港の新飛行ルート案の来春導入に合意した。同時期に開幕する大阪・関西万博での受け入れ態勢が整い、3空港全体の年間発着回数を約3割増の50万回とする目標に道筋がついた。
新ルートでは、発着枠が関空で1時間当たり現在の45回から60回(混雑時の上限)になる。神戸は国内線で1日当たり80回から120回に拡大し、さらに令和12年をめどとする国際定期便の1日40回が加わる。
この結果、関空の年間発着上限が現在の23万回から30万回になるなど、3空港で50万回の容量を確保。ライバルとなる羽田、成田の首都圏空港が年間100万回を目指すなか「国内空港間での競争力確保のためにも極めて重要」(3空港懇事務局)だった。
今回の措置は、関空を神戸で補完することもポイントだ。需要予測では関空は12年度に上限の30万回に近付く見込み。神戸の国際化で海外需要を取り込む。
神戸では定期便に先立ち、万博開催時に国際チャーター便の就航を目指しているが、中国、韓国、台湾の航空会社数社が興味を示しているという。神戸市の久元喜造市長は「(新ルートによって)国際化が確実に進む」と歓迎する。
関西での訪日外国人観光客(インバウンド)拡大にはずみとなりそうだが、神戸の国際化について空港政策に詳しい福山大経済学部の野村宗訓教授は「ビジョンを考える必要がある。発着枠があっても航空会社が就航するわけではない。医療産業などの集積地であることを生かした国際会議や医療ツーリズムなど知恵が必要だ」と指摘する。
また、3空港全体でも就航拡大には不安材料が残る。航空業界を取り巻く人手不足だ。国の調査によると、駐機場周辺での航空機誘導などの地上支援業務で、昨春時点の従業員数は新型コロナウイルス禍前より1〜2割減少。人手不足が就航の妨げになる可能性がある。関空で地上支援業務を行う事業者は「駐機場業務では採用に苦戦が続き、応募は少ない」と明かす。
また、旅客機用の燃料不足のため、成田空港、広島空港などで海外の航空会社が増便や新規就航できない事態が起きた。国内製油所から燃料を運ぶ船舶やタンクローリー運転手の不足などが要因だ。3空港を運営する関西エアポートの山谷佳之社長は「人手不足には経営課題として向き合う」と話す。(藤谷茂樹)
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OS5
:2024/07/17(水) 18:57:12
https://news.yahoo.co.jp/articles/844e916e38847a75b9362249ca1c4b3dcaffbad6
四国の空港で国際線の増便相次ぐ 徳島は依然未就航
7/17(水) 12:02配信
徳島新聞
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四国の空港で国際線を巡る動きが活発化しています。インバウンド(訪日客)の増加を受け、地域活性化を目指す各県が誘致活動を強めているためです。高松空港では7月からソウル線で、航空会社が2社乗り入れる「ダブルトラック」が実現します。全国各地で新路線の開設や新型コロナウイルス禍で運休していた路線の再開が相次いでおり、地方空港の競争が激しくなっています。
どうなる四国新幹線、推進活動が活発化
四国の空港で国際線定期便が就航しているのは、高松空港と松山空港です。運休中も含めてそれぞれ4路線あります。
高松空港はソウル、台北、上海、香港の各路線があります。7月からソウル線に新規参入するのは、韓国の格安航空会社(LCC)のジンエアー。7月18日から1日1往復運航します。既にエアソウルが1日1往復飛んでおり、これまでの週7往復から14往復と倍増します。
ジンエアーのソウル線は成田、関西、中部、新千歳、福岡、北九州、那覇、下地島(沖縄県)各空港に次いで9路線目。高松空港への就航理由について同社は「香川県は芸術やグルメ、ゴルフなど多彩な魅力を備え、韓国における知名度も高い上、2025年に瀬戸内芸術祭が予定されている。日本からもコロナ禍が明けて1年余りが経過し、海外旅行の回復が見込まれるため」としています。
高松空港では3月に香港線が週2往復から5往復に増便されたほか、台中との定期チャーター便が運航を始めました。
香川県空港振興課は国際線が増えている要因について、海外の人の島やアートへの関心の高さを挙げます。瀬戸内海の島々や瀬戸内芸術祭が魅力となっているようです。
松山空港は、釜山線が2023年11月に開設されました。このほか、コロナ禍で休止していた台北線が2024年3月に運航を再開しました。定期便はソウル線と合わせて3路線が運航中で、上海線がコロナ禍以降、運休中となっています。
釜山線に就航したLCCのエアプサンが韓国と日本を結ぶのは札幌、成田、大阪、福岡各空港に次いで5路線目。同社は就航理由について「韓国ではゴルフの人気が高い。松山空港から近いところにゴルフ場があり、温泉もある」と説明します。
高知龍馬空港は、国際線の定期便はありません。2023年5月から台北との定期チャーター便が運航を始めました。利用が好調で、これまで予定期間を2度延長し、10月まで運航する予定となっています。
現在、国際線ターミナルを整備しており、完成に合わせて定期便の就航を目指しています。
徳島阿波おどり空港も国際線の定期便はありません。徳島県の後藤田正純知事は18日の県議会6月定例会本会議で、ソウル線の定期便就航に向けて、韓国の航空会社との協議が進んでいるほか、香港からのチャーター便が就航する予定であることを明らかにしました。
香港からのチャーター便は、7月18日〜8月12日に6往復を計画しています。香港の旅行会社がツアーを組み、LCCのグレーターベイ航空が運航します。香港との間で運航されるのは、コロナ禍前に季節定期便を運航した2019年度以来になります。
海外と地方を直結する国際線の状況は、外国人宿泊客数にも表れています。観光庁によると、2023年度の外国人宿泊者数は、四国で最も多いのが香川県の44万5170人。次いで愛媛県の20万2950人、高知県の13万9110人、徳島県の13万3630人となっていて、徳島県は四国でも最も少なくなっています。
一方、地方空港の在り方や四国の観光について星野リゾート(長野県軽井沢町)の星野佳路代表は、こう提言しています。東京や大阪、京都から離れた地方の空港は、LCC(格安航空会社)で日本のハブ空港と結ぶべきだと指摘。地方空港が自ら国際空港として全世界の空港に直行便を飛ばすのは到底無理で、国内のハブ空港と地方空港を結ぶLCCが低価格高頻度で飛べば、簡単に全世界とつながる。地元の人にとって世界が近くなり、世界の人にとっても四国が近くなるとし、「四国が県境を越えて一体となり、ブランドのプロモーションに取り組むべきだ」と強調しています。
地域の人口減少が進む中、交流人口の増加に活路を見いだそうと、インバウンドへの誘客合戦も激しくなっています。往来の拠点となる地方空港をどう活用するか、その戦略が問われています。
記事・高島卓也(デジタル編集部)、グラフィック・森丘幹也(映像・デザイン部)
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OS5
:2024/07/19(金) 17:40:03
https://news.yahoo.co.jp/articles/82641ae062a28f806cc10bffea65557c9a980e3d
米国の全航空便が運航停止に「情報伝達上の問題」 米メディア報道
7/19(金) 17:06配信
朝日新聞デジタル
米ボストンの空港で2021年7月、搭乗ゲートを離れるデルタ航空機=AP
米連邦航空局(FAA)は、米国の主要航空各社が運航する全ての航空便が、「情報伝達上の問題」により19日未明に運航停止となったと明かした。米CNNが同日報じた。デルタ航空やユナイテッド航空、アメリカン航空など各社の全便が、目的地に関わらず地上で待機しているという。
CNNは、運航停止がどの程度長引くのか、現時点で明らかではないとしている。FAAは米東部時間の午前5時(日本時間午後7時)に情報を更新する見通しだという。
また、米ABCは、豪州のメルボルン空港が「世界的な技術的問題が発生している」とアナウンスしている、と報じた。乗客の搭乗手続きに影響が出ているという。(伊藤弘毅)
朝日新聞社
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OS5
:2024/07/22(月) 13:50:23
https://news.yahoo.co.jp/articles/c203b05005b8329e7fd66bd6a4be3c610ada03b6
広島は遠い!? 東京から飛行機に乗ると福岡よりも… その不便さが利用者のプラスに働く面も
7/22(月) 10:30配信
中国新聞デジタル
広島空港
空港が遠くて不便―。広島の交通事情でよく聞く不満だ。西に目を向けると、東京を同時に出発しても広島より早く着く福岡というライバル都市がある。距離と所要時間が比例しないアンバランスが、広島に「不便」のイメージが付きまとう一因かもしれない。ただ、専門家によると、その不便さが利用者にとってプラスに働いている面もあるという。
【図解】東京―広島、東京―福岡 飛行機ではどちらが時間がかかる?
■飛行機を降りてから遠い
広島市から車で約50分、三原市の山あいにある広島空港。リムジンバスを待っていた広島市出身の東京の会社経営女性(42)は「取引先にすぐ行きたいのに、広島は飛行機を降りてから遠い。その点、市街地にある福岡は最高ですよね」。
乗り換え案内サイトで調べると、JR東京駅―JR広島駅は飛行機で3時間40分、新幹線で3時間50分程度。ところが、東京駅からJR博多駅へは飛行機で3時間30分程度と、広島より早く着く。直線距離で200キロ短い広島が、時間では福岡に負けてしまう。
その要因は、空港の立地にある。広島空港から広島駅までは47キロ、バスで50分。一方、福岡は博多駅まで地下鉄で3・3キロ、わずか5分だ。
空港アクセス鉄道がないことも、時間的な不利を招いている。空港まで約45キロある札幌市も、距離的には広島とほぼ同じ条件だが、JRが札幌駅まで最短33分で結ぶため格段に便利だ。リムジンバスに頼る広島は、事故による渋滞などで定時性に難があるのも痛い。
中国新聞社が4月に実施した広島県内の社会人109人へのアンケートでは、広島の「イケてない」と思う点として、最多の87人(79・8%)が「空港が遠いなど、県外や海外へのアクセスが不便」を挙げた。そのイメージも影響してか、広島―東京間の旅客シェアは近年、6対4で新幹線が優位に立っている。
■運賃は松山―東京より1万円以上安い
だが、呉高専の神田佑亮教授(交通政策論)は「実は広島空港には良い面もある」と語る。それは東京(羽田)便の実勢運賃の安さだ。大手航空会社なら、日にもよるがほぼ同距離の松山―東京より1万円以上安い。
「広島は空港の立地も影響して新幹線との競合が激しく、それが東京便の実勢運賃を下げる効果をもたらしている」と神田教授。福岡―東京と比べても、大手航空会社なら同様に広島―東京の方が約1万円安い。
さらに、課題のアクセス面も改善しつつある。県によると、2023年3月の国道2号東広島バイパス開通で車が分散し、山陽自動車道経由のリムジンバスは遅延が減ったという。28年完成予定の広島高速5号(東区)が開通すれば空港―広島駅がほぼ信号なしで結ばれ、バスは5〜7分の短縮が見込まれる。
「一般道の渋滞に巻き込まれなくなり、定時性が上がるのは大きい」と神田教授。今後は、都市高速の環状線がある福岡や仙台のように広島市中心部の道路網を長期的に整備すれば、「空港が遠い」とのイメージの払拭にもつながると語る。
中国新聞社
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