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国際政治・世界事情
2346
:
とはずがたり
:2011/03/14(月) 14:25:31
イエメン警察、有毒ガス使用か=反政府デモ隊の強制排除で
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&k=2011031200556
【カイロ時事】アラビア半島南部のイエメンで12日、首都サヌアの広場を数週間にわたって占拠していた反政府デモ隊数千人に警察当局が催涙ガスなどを撃ち込んで強制排除に乗り出し、AFP通信によると、1人が死亡、数百人が負傷した。負傷者の多くが意識を失って倒れたり、けいれんを起こしたりしており、有毒ガスが使用された疑いがある。
12日はサヌア以外の各地でも反政府派による抗議デモがあり、東部ムカラでは解散させようとした警官隊の発砲で12歳の少年が命を落とした。長期独裁体制を続けるサレハ大統領の打倒を訴える反政府派は、大統領側の強硬な対応に反発を募らせており、情勢は深刻化しそうだ。(2011/03/12-22:16)
2347
:
とはずがたり
:2011/03/14(月) 14:26:38
カダフィ派の東部進撃続く=反政府勢力、劣勢立て直せず−リビア
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&k=2011031300302
【カイロ時事】内戦状態のリビアで13日、最高指導者カダフィ大佐を支持する部隊が、反政府勢力に一度実権を奪われた東部への進撃を続けた。カダフィ派は石油輸出の拠点ブレガを制圧、さらに東方のアジュダビアに迫る勢いだ。
反政府側は10日にブレガ西方のラスラヌーフで支配権を奪われてからカダフィ派に圧倒され、前線は徐々に東へ退いている。カダフィ派の陸海空からの激しい攻撃を受け、敗走に歯止めがかからないとみられる。(2011/03/13-23:00)
2348
:
とはずがたり
:2011/03/14(月) 22:17:58
バーレーン、治安維持部隊要請 デモ鎮圧、湾岸諸国頼み
http://www.asahi.com/international/update/0314/TKY201103140445.html
2011年3月14日22時6分
【カイロ=井上道夫】バーレーン政府が、ペルシャ湾岸6カ国が加盟する湾岸協力会議(GCC)に治安維持部隊の派遣を要請していたことが14日、わかった。すでに部隊が同国に入ったとの情報もある。チュニジアで始まった反政府デモはバーレーンなど湾岸諸国にも飛び火。これを鎮圧するため、GCCが協調姿勢を示した形だ。
現地紙などによると、治安部隊は石油施設や銀行などを守るために派遣されたという。バーレーンの国王顧問、ハメル元情報相は13日、自身のツイッターでGCCの部隊がバーレーンに到着したことを明らかにした。
全体の派遣規模は明らかになっていないが、AFP通信は14日、サウジアラビア高官の話として、同国の部隊1千人以上がバーレーンに入ったと伝えた。
バーレーンでは、同国で少数派のイスラム教シーア派市民が就職などで差別的な扱いを受けているとし、スンニ派が占める内閣の総辞職や議院内閣制の導入などを要求。「王室打倒」を目指す声もあがり、宗派間抗争の様相を呈している。
ロイター通信によると、シーア派側は、GCC部隊の派遣を「宣戦布告や占領」にあたるとして、反発している。
王室や政府は「対話」による解決を呼びかける一方で、強硬手段も用いており、13日には、警察が催涙弾やゴム弾をデモ隊に発砲。現地からの報道によると、約200人が負傷した。
GCCはバーレーンのほか、サウジアラビア、クウェート、オマーン、カタール、アラブ首長国連邦(UAE)で構成。経済分野のほか、軍事面でも協力関係を構築している。
2349
:
名無しさん
:2011/03/15(火) 22:42:02
http://www.asahi.com/international/update/0315/TKY201103150362.html
リビア政府軍、アジュダビヤを空爆 反体制派の支配下2011年3月15日20時27分
【トブルク(リビア東部)=山本大輔】リビア反体制派の支配下にある同国東部への攻勢を強めている政府軍は15日までに、アジュダビヤの空爆を始めた。アジュダビヤは反体制派の拠点都市ベンガジに最も近い都市で、政府軍が攻勢を強めている。
反体制派筋によると、政府軍は14、15の両日、アジュダビヤを少なくとも4回にわたって空爆した。ただ、政府軍の陸上部隊はアジュダビヤ西方のブレガ周辺で反体制派と戦闘を続けているという。
反体制派の軍幹部は14日、ベンガジで記者団に対し、「アジュダビヤを失えば、ベンガジと前線を結ぶ補給路が断たれることになるため、総力をかけて守る」と話した。アジュダビヤはベンガジまで140キロしか離れていない。軍幹部は「アジュダビヤの攻防が、今後の戦局を決定的に左右することになる」とし、飛行禁止空域の設定を直ちに判断するよう国際社会に求めた。
一方、反体制派を率いる国民評議会の関係筋によると、離反兵や従軍経験者を中心とした数千人規模の部隊に重火器を持たせた「特別部隊」の編成を急いでいるという。政府軍は、カダフィ大佐の七男ハミス氏が率いる精鋭部隊が率いているが、ベンガジを奪還できるほどの兵力はないと反体制派はみており、アジュダビヤが攻略されても、すぐに拠点が落ちることはないと強調している。
2350
:
名無しさん
:2011/03/15(火) 22:42:38
http://sankei.jp.msn.com/world/news/110315/mds11031508550001-n1.htm
カダフィ大佐側、交通要衝に空爆 心理的な揺さぶりも
2011.3.15 08:53
【カイロ=大内清】内戦状態にあるリビアで、反体制派に対する攻勢を強めている最高指導者カダフィ大佐側の軍部隊は14日、反体制派の拠点である北東部ベンガジの南約150キロにある陸上交通の要衝アジュダービヤに複数回の空爆を行った。反体制派は同市を重要防衛拠点と位置付けており、今後、攻防戦が激しさを増すのは必至だ。
こうした中、カダフィ氏側は同日、国営テレビを通じ、反体制派に合流した元国軍部隊が再びカダフィ氏側へ寝返れば「罪には問わない」などと発表し、劣勢にある反体制派に心理的な揺さぶりをかけている。
フランス通信(AFP)などによると、反体制派は同日、カダフィ氏側に奪還された、アジュダービヤの南西約50キロの工業都市ブレイガ周辺に部隊を展開、カダフィ氏側の地上部隊がアジュダービヤに接近するのを阻止する構えをみせている。
一方、リビア上空への飛行禁止区域設定を協議している欧州連合(EU)は同日、反体制派が置かれている状況を調査するためなどとしてベンガジに使節団を派遣した。
2351
:
チバQ
:2011/03/15(火) 22:45:36
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20110315-OYT1T00811.htm
バーレーン非常事態宣言、反政府デモ激化
【カイロ=田尾茂樹】イスラム教シーア派を主体とする反政府デモの激化を受け、バーレーンのハマド国王は15日、全土に同日から3か月間の非常事態を宣言した。
ロイター通信などが伝えた。声明では「国家と国民を守るために必要なあらゆる措置をとる」としている。
首都マナマでは13日に、2月のデモ開始以来、最大規模の衝突が発生。バーレーン政府の支援要請を受け、14日にはサウジアラビア部隊約1000人がマナマ入りしたほか、アラブ首長国連邦も警官隊約500人をバーレーンに送っている。
(2011年3月15日22時11分 読売新聞)
2352
:
チバQ
:2011/03/15(火) 22:47:14
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110315-00000032-scn-int
原発事故を受け、在日外国人に帰国の動き…入管で長蛇の列
サーチナ 3月15日(火)12時4分配信
東京電力の福島第一原発の事故が深刻化していることを受け、在日外国人に帰国の動きが出ている。東京入国管理局の窓口には、再入国のための手続きをする外国人の長蛇の列が生じている。
再入国の手続きをする外国人は、中国や韓国などアジア系とみられる人が多いが、その他の国の人もいる。深刻化した福島第一原発の事故に不安を感じ、とりあえず日本を離れようと考える人が増えた。(編集担当:如月隼人)
2353
:
とはずがたり
:2011/03/17(木) 12:35:27
あすにも決議案採決へ=リビア飛行禁止区域―安保理
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110317-00000052-jij-int
時事通信 3月17日(木)10時31分配信
【ニューヨーク時事】国連安保理筋は16日、リビア上空に飛行禁止区域を設定する決議案が17日(日本時間18日)にも採決に付されるとの見通しを明らかにした。ただ、決議案の内容をめぐり、理事国間で見解に開きがあり、交渉になお時間を要する可能性もある。
2354
:
とはずがたり
:2011/03/17(木) 12:35:45
バーレーンとサウジは自制を=米
http://www.jiji.com/jc/c?g=int
【ワシントン時事】オバマ米大統領は16日、サウジアラビアのアブドラ国王とバーレーンのハマド国王に電話をかけ、反政府デモに対する武力弾圧が続くバーレーン情勢に懸念を表明し、最大限の自制を要請した。カーニー大統領報道官が明らかにした。
大統領は、バーレーン国民の要求に応えるため政治的プロセスを進める重要性を強調。国民対話を支持する姿勢を改めて伝えた。バーレーンは湾岸協力会議(GCC)に部隊派遣を要請。サウジ主体の部隊がバーレーン入りしている。(2011/03/17-12:04)
2355
:
チバQ
:2011/03/17(木) 19:15:43
http://mainichi.jp/select/world/news/20110318k0000m030001000c.html
バーレーン:イラン、イラクの反発強まる 宗派対立さらに
【テヘラン鵜塚健】バーレーン治安部隊が16日、イスラム教シーア派市民らによる反体制デモ隊弾圧に乗り出したことに、シーア派が多数派のイランとイラクが反発を強めている。バーレーンにはサウジアラビアなどスンニ派諸国が派兵しており、「スンニ派湾岸諸国」対「シーア派優勢のイラン、イラク」の構図が浮かび上がっている。
サウジアラビアを主体とする湾岸協力会議(GCC)合同軍が14日にバーレーン入り。16日朝には、治安部隊が首都マナマの広場を占拠する市民らの強制排除に乗り出し、多数の死傷者が出た。GCC軍の具体的な関与は不明。
これに対し、イラン国営テレビによると、アフマディネジャド大統領が16日、「卑劣で正当化できない行為だ」と非難し、政府は在バーレーンのイラン大使を召還した。また、ロイター通信によると、イラクのマリキ首相(シーア派)は「(スンニ派諸国のバーレーン介入は)宗派対立をあおる」と批判した。
2356
:
チバQ
:2011/03/17(木) 19:17:57
http://mainichi.jp/select/world/news/20110317dde002030038000c.html
リビア:ベンガジに「最後通告」 政府軍が攻勢
【カイロ樋口直樹】リビア政府軍は16日夜、北東部の反体制派本拠地ベンガジの住民に対し、同日中に反体制派支配地域や武器庫の所在地から離れるよう最後通告を行った。国営テレビが伝えた。ベンガジ攻略に向け攻勢を強めるカダフィ政権が、反体制派支持者の切り崩しを図ったものとみられる。
政府軍は国営テレビのテロップで、軍部隊が「武装ギャング(反体制派)を追い出すため」ベンガジ入りすると伝えた。これに先立ち、最高権力者カダフィ大佐の次男セイフ・アルイスラム氏は欧州のニュース専門局ユーロニュースで、「48時間以内にすべてが終わる」と述べた。
政府軍は、空軍力や豊富な重火器で反体制側を圧倒。ロイター通信によると、この1週間で東部戦線を160キロ以上も押し戻し、ベンガジへ迫りつつある。欧米による飛行禁止空域設定の見通しがつかないことなどから、反体制派側には動揺する者も出始めている。
http://www.cnn.co.jp/world/30002160.html
リビア政府軍が東部の町も奪還、反体制派の拠点に迫る
2011.03.16 Wed posted at: 10:25 JST
(CNN) カダフィ大佐率いる政府軍と反体制派の衝突が続くリビアで15日、政府軍が東部の町アジュダビヤを奪還し、反政府勢力が拠点とするベンガジに迫った。目撃者が伝えた。
政府軍はアジュダビヤを砲撃し、目撃情報によれば少なくとも2度にわたって空爆した。政府軍がアジュダビヤを奪還したとすれば、ベンガジに続く陸路を確保したことになる。
目撃者によると、政府軍は南部と西部からアジュダビヤに進軍した。反体制派は対空砲火やロケット弾で応戦したが、退却を余儀なくされたという。
リビア国営テレビは同日夜、「(国際テロ組織)アルカイダにつながるテロリストと戦争屋をアジュダビヤから一掃した」と伝えた。
これに対して反体制派は、政府軍がアジュダビヤの西郊に到達し、少数の政府軍部隊が15日にアジュダビヤ入りしたが、反体制派が撃退したと話している。
反体制派は空と海から政府軍を攻撃し、燃料2万5000トンを積んだ石油タンカーを奪取。さらにカダフィ大佐が戦艦として使っていた石油タンカー3隻を攻撃し、2隻を沈めたという。しかし対空防衛力には限界があるとして、飛行禁止区域の設定が必要だと訴えた。飛行禁止区域が設定されなければベンガジが血の海になるのは時間の問題だとしている。
レバノンの国連大使は15日、リビア上空の飛行禁止区域設定を求める決議案を国連安保理事会に提出した。安保理事会は16日午前に同決議案について審議を予定している。
首都トリポリ西部の町ズワラにも政府軍が14日に進軍し、15日に奪還を宣言したと伝えられている。
2357
:
とはずがたり
:2011/03/18(金) 22:32:12
とは総研は英仏の英断を断乎として支持するぞっヽ(`Д´)ノ
仏“軍事介入 近く始まる”
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20110318/t10014772711000.html
3月18日 21時59分
国連の安全保障理事会が、リビアのカダフィ政権に対する軍事的措置を認める決議を採択したことを受けて、フランス政府の報道官は、フランスを含む各国によるリビアへの軍事介入が近く開始されるとの見通しを示しました。
フランスのバロワン政府報道官は18日、ラジオ番組に出演し、この中で「介入は迅速に、近いうちに行われる」と述べ、フランスも含む各国によるリビアへの軍事介入が近く始まるとの見通しを示しました。また、バロワン報道官は、現段階では介入の形態や標的は明らかにできないとしつつも、その目的について、「リビアの国土を占領するためではなく、リビア国民が自由を獲得するのを支援するためのもので、それはカダフィ体制の崩壊を意味する」と述べ、反政府勢力側が要求しているカダフィ政権の打倒をも視野に入れたものであることを示唆しました。
英首相“軍事作戦参加する”
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20110318/t10014772821000.html
3月18日 22時3分
国連の安全保障理事会が、リビアのカダフィ政権に対する軍事的措置を認める決議を採択したことを受けて、イギリスのキャメロン首相は、イギリスが軍事作戦に参加することを明らかにし、国民の理解を求めました。
国連安全保障理事会が、カダフィ政権による攻撃からリビア市民を守るため、軍事的な措置を取ることを認める決議を採択したことを受け、軍事介入に積極的な姿勢を示してきたイギリスのキャメロン首相は18日、議会下院で声明を発表しました。この中で、キャメロン首相は「イギリス軍を展開するための明確な法的根拠が得られたと思う」と述べ、イギリスとしてカダフィ政権に対する軍事作戦に参加することを明らかにし、国民の理解を求めました。そのうえで、キャメロン首相は「イギリスは戦闘機や空中給油機、偵察機を展開する用意があり、軍用機は数時間以内に必要な行動を始める基地に配備される」と述べ、軍用機の配備の準備を進めていることを明らかにしました。さらに、キャメロン首相は、軍事作戦がアメリカやフランスとの合同作戦になるとして、19日にもフランスを訪れ、サルコジ大統領と会談するとしています。イギリスの複数のメディアは、イギリス軍が地中海の島国キプロスの空軍基地から戦闘機を発進させ、フランスなどと合同で作戦を展開する可能性があると伝えています。
2358
:
とはずがたり
:2011/03/18(金) 22:33:26
安保理 対リビア軍事行動容認
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20110318/k10014758281000.html
3月18日 14時21分
緊張が続くリビア情勢を巡り、国連安全保障理事会は、カダフィ政権による攻撃から市民を守るため、国連加盟国に軍事的措置を認める決議を採択し、これを受けて、アメリカ、イギリス、フランスは軍事行動に向けた調整に入り、リビア情勢は重大な局面を迎えています。
国連安保理は、日本時間の18日朝、リビア情勢を巡って新たな決議案の採決を行い、アメリカ、イギリス、フランスなど10か国の賛成多数で決議が採択されました。この決議は、イギリスやフランスが中心となって提案したもので、リビアのカダフィ政権による一般市民への攻撃に強い懸念を表明したうえで、反政府勢力の拠点となっている北東部のベンガジなどで、市民を攻撃から守るため、国連加盟国に必要なあらゆる手段を取ることを認めるとして、軍事的措置を容認しています。また、カダフィ政権による反政府勢力などに対する空爆を阻止するため、人道的な支援を除いて、リビア上空の飛行を禁止する「飛行禁止空域」を設定するとしています。リビアへの軍事介入を巡っては、常任理事国の中国やロシアなどが消極的でしたが、カダフィ政権が反政府勢力への攻撃を強めるなか、米英仏などが各国を説得し、中国やロシアなどが棄権して、決議が採択されました。決議の採択を受けて、イギリスのヘイグ外相は「市民を守るためのあらゆる手段を取ることが正当化される」という声明を発表し、軍事行動に向けた準備を進めていることを示唆しました。また、アメリカのオバマ大統領は、イギリスのキャメロン首相、フランスのサルコジ大統領と相次いで電話で会談し、アラブ諸国に配慮しながら、3か国が連携して対応していくことを確認し、軍事行動に向けた調整が進められているもようです。これに対して、リビアのハリド・カエム副外相は「決議はリビアへの軍事行動につながり、国際法上、違法なものだ」と述べ、リビアの国民を守るために戦う用意があると強調しており、リビア情勢は重大な局面を迎えています。
リビア 停戦に応じる姿勢示す
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20110318/t10014772941000.html
3月18日 22時8分
国連の安全保障理事会が、リビアのカダフィ政権に対する軍事的措置を認める決議を採択したことを受け、リビアのクーサ外相は、記者会見し、反政府勢力との停戦に応じる姿勢を明らかにしました。
国連安保理が、カダフィ政権に対する軍事的措置をとることを認める決議を採択したことを受けて、リビアのクーサ外相は18日午後2時半ごろ(日本時間の18日夜9時半ごろ)、首都トリポリで記者会見を開き、「すべての軍事作戦を直ちに停止し、反政府勢力との停戦に応じる」と述べました。さらに、クーサ外相は「安保理決議はリビアの主権を侵害し、リビア国民の生活に悪影響を与えるものだ」と述べ、安保理決議に基づき軍事行動の準備を進めている欧米各国をけん制しました。
米 リビアで英仏と連携を確認
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20110318/k10014755461000.html
3月18日 11時38分
国連安全保障理事会によるリビア上空に飛行禁止空域を設定する決議の採択を受けて、アメリカのオバマ大統領は、イギリスのキャメロン首相とフランスのサルコジ大統領と相次いで電話会談し、「リビアは決議に即座に従い、市民に対する暴力をやめなければならない」という認識で一致しました。そのうえで、「アメリカ、イギリス、フランスの3カ国は、アラブ諸国を含む国際社会と協力しながら決議内容を履行していく」として、今後、軍事的な措置を取る場合でも、アラブ諸国への理解を求めながら3か国が連携していく方針を確認しました。
2359
:
とはずがたり
:2011/03/18(金) 22:42:16
リビア:欧米の軍事介入秒読み段階に 安保理決議採択
http://mainichi.jp/select/world/europe/news/20110319k0000m030059000c.html
【ブリュッセル福島良典】国連安保理がリビア上空への飛行禁止空域設定を含む武力行使容認の決議を採択したことで、カダフィ政権に対する欧米の軍事行動が秒読み段階に入った。介入に及び腰だった米国が、市民虐殺を阻止するための「人道的介入」を急ぐ英仏に同調した。だが、北大西洋条約機構(NATO)や欧州連合(EU)は一枚岩でなく、アラブ諸国の参加も未知数だ。安保理決議を旗印に国際社会の隊列を整えられるかどうかは定かでない。
NATOは18日、加盟28カ国の大使会合を開き、対リビア軍事作戦を協議した。NATOは(1)介入の必要性(2)明確な法的根拠(3)地域諸国の支持−−を軍事介入の条件に掲げており、アラブ連盟の飛行禁止空域支持(12日)に続く安保理決議採択で、3条件のうち二つが満たされた形だ。
NATOは既に空中警戒管制機(AWACS)と艦船で空と海からの監視を強めており、リビア北部の地中海沿岸などに対する飛行禁止空域の設定などが検討されている。だが、米国からは飛行禁止空域の効果を疑問視する声も出ており、サルコジ仏大統領はカダフィ政権の軍事拠点への「ピンポイント空爆」を提唱している。
主戦論を唱える英仏に対して国際社会には依然、武力行使に慎重な意見が多い。アフガニスタンとイラクでの戦争が泥沼化した経験から、欧州他国にはえん戦気分が強い。ドイツは「現状は軍事介入の時ではない」(メルケル首相)として決議採決でロシア、中国などと共に棄権に回った。
欧米の軍事同盟であるNATO内部の足並みも乱れている。反対の筆頭はイスラム国のトルコだ。「NATOや他国によるリビア軍事介入は逆効果だ」(エルドアン首相)とし、欧米の介入はアラブ世論の反発を招きかねないと警鐘を鳴らしている。
このため、米国はアラブ諸国に作戦参加を促しており、ジュペ仏外相も17日、「アラブ諸国と米国の参加が重要だ」と指摘した。現時点ではサウジアラビア、アラブ首長国連邦(UAE)、カタールなど親欧米アラブ国家の名前が参加候補国として挙がっている。だが、各国とも国内世論の反応を見極める必要があり、難しい判断を迫られそうだ。
毎日新聞 2011年3月18日 19時24分(最終更新 3月18日 21時02分)
2360
:
チバQ
:2011/03/19(土) 00:25:05
http://www.asahi.com/international/update/0318/TKY201103180496.html
英首相、空軍にリビア出撃準備命令 安保理決議受け(1/2ページ)2011年3月18日21時28分
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. 【ブリュッセル=井田香奈子、ロンドン=橋本聡】国連安全保障理事会がリビア上空の飛行禁止空域設定を決議したことを受けて、英国のキャメロン首相は18日、英下院で演説し、英空軍に出撃準備を命じたことを明らかにした。19日にはパリでサルコジ仏大統領の呼びかけによる中東諸国などとの緊急会合を開く。リビアに対する軍事行動の時期や規模が焦点になる。
北大西洋条約機構(NATO)も18日、ブリュッセルで大使級会合を開き、具体的な作戦について協議を始めた。
飛行禁止空域の設定を提唱していたキャメロン氏は同日朝に緊急閣議を開いた後、午前11時(日本時間午後8時)から下院で演説。「(反体制側の拠点の)ベンガジの市民らをカダフィ政権の攻撃から守るため、必要な措置をとる。英空軍トルネード戦闘機などに出撃準備をさせている」と語った。
同首相はまた、17日夜にオバマ米大統領と、18日朝にサルコジ仏大統領とそれぞれ電話会談し、協調を再確認したと述べた。
英国と共同行動をとる意向を示しているフランスでも同日午前、サルコジ大統領、フィヨン首相、ロンゲ国防相、軍首脳による緊急会合が開かれた。
飛行禁止空域を巡ってNATO加盟国は、10日の国防相会合で、飛行禁止空域の設定をNATOが担う場合の条件として(1)市民を狙った攻撃など介入の必要性が明白なこと(2)法的根拠となる安保理決議(3)リビア周辺国の支持――の3原則に合意していた。
この中で「周辺国の支持」はアラブ連盟の支持表明でクリアされ、最も難しいとみられていた安保理決議も採択されたことから、飛行禁止空域設定の要件は満たされたと判断される可能性が高い。
NATO内ではフランスと英国が飛行禁止空域の設定を提案しており、米仏英が中心となるとみられている。一方、ドイツやイスラム教徒が大多数を占めるトルコなどは慎重で、実際に部隊を出す国は限られる見通しだ。
英空軍の動きに関して18日付の英紙ガーディアンは「トルネード戦闘機などが第一陣として英北部スコットランドや中部ノーフォークの基地から飛び立つ可能性が高い」と報じた。
仏メディアは18日、バロワン仏政府報道官の話として、リビアへの限定的空爆が「数時間以内にも」行われる見通しだと報じた。AFP通信によると、同日付の仏紙リベラシオンは大統領府筋の数日前の情報として、想定される空爆目標は、中部の要衝シルト、南部のセブハ、トリポリ近郊のアジジーアの三つの軍事戦略拠点となる可能性があると報じた。
2361
:
チバQ
:2011/03/19(土) 00:26:26
http://www.asahi.com/international/update/0318/TKY201103180494.html
カダフィ政権、飛行禁止に反発 反体制派都市に猛攻撃(1/2ページ)2011年3月18日21時2分
【マルサマトルーフ(エジプト北西部)=山本大輔、カイロ=貫洞欣寛】国連安保理による飛行禁止空域設定決議に、リビアのカダフィ政権は猛反発している。政権は18日、リビア上空の空域を独自に閉鎖する一方、反体制派の民兵らが展開する複数の都市に猛攻撃をかけた。
最高指導者カダフィ大佐の次男セイフルイスラム氏は18日、米ABCテレビなどに「我々は何も恐れない」としたうえで、「決議は不公正だ。我々は市民に対して空爆など行っていない。だが、彼らがリビアを爆撃すれば、リビアの市民が殺されることになる」と述べ、決議を強く非難した。また、「対テロ部隊が(反体制派が本拠とする)ベンガジを包囲し、テロリストを武装解除する。抵抗するものは容赦しないが、ベンガジ市民が脱出するのなら助ける」と語った。
現地からの報道によると、首都トリポリの東約200キロのミスラタでは18日、政府軍による激しい砲撃があった。西部ナルートやジンタンなど反体制派が掌握してきた都市でも、周囲を取り囲む政府軍側が反体制派部隊を攻撃しているという。また、ベンガジなどリビア東部に対する国外からの携帯電話への通話が18日、ほとんど通じなくなっており、政権側が通信妨害に乗り出した可能性がある。
ベンガジでは18日未明、国連で決議が採択されたことが報じられると、花火や祝砲が一斉に上がり、歓迎ムードに包まれた。反体制派幹部は「政府軍の空爆さえなくなれば、地上戦で勝つ自信はある」とする一方で、「外国の陸軍部隊は必要ない」と述べた。同国はイタリアなどに支配された経験から、反体制派の内部にも他国の介入には慎重論が根強い。この幹部は外国軍の軍事介入は限定的であるべきだと強調した。
リビア上空の空域が閉鎖されたことに伴い、トリポリ空港に就航していた民間航空機も飛べなくなったとみられる。リビアには100万人を超えるとみられる出稼ぎ労働者を中心とする外国人がおり、国外脱出がますます難しくなるのは確実だ。
リビアをめぐっては、1986年にテロ関与の報復として、米軍がカダフィ氏の自宅や防空施設などを爆撃したことがある。カダフィ氏は2月下旬、この時に破壊された自宅前で演説し、退陣や出国を否定し、反体制デモは「アルカイダや外国勢力の陰謀」などと訴えた。
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:
チバQ
:2011/03/19(土) 00:27:06
http://mainichi.jp/select/today/news/20110319k0000m030029000c.html
リビア:劣勢の反体制派、喜び爆発 安保理決議採択
2011年3月18日 18時24分 更新:3月18日 21時39分
【カイロ樋口直樹】安保理決議採択を受け、政府軍の猛攻を前に「陥落」の危機にひんしていたリビア北東部の反体制勢力本拠地ベンガジは18日未明、決議を歓迎する大歓声に包まれた。圧倒的な陸上部隊を擁する政府軍がベンガジに迫る中、これを迎え撃つ反体制派にとって、欧米諸国主体の空爆開始まで持ちこたえることができるかどうか時間との闘いになっている。
「我々は今夜、(ベンガジに)到着する。(反体制派には)一切の慈悲も、同情もかけない」−−。最高権力者カダフィ大佐率いる政府軍が17日、ベンガジ近郊を空爆したのに続き、カダフィ氏はラジオ放送でベンガジへの総攻撃を予告。反体制派に対し「武器を捨てれば恩赦を与える」と降伏を迫っていた。
反体制派側は「このままでは政府軍による虐殺は免れない」(報道官)と危機感を強めていただけに、ベンガジの中央広場に設置された大型テレビが安保理決議採択の様子を映し出すと、数千人の人々が一気に喜びを爆発させた。衛星テレビ局アルジャジーラが生中継した会場には、旧王制時代の三色旗がはためき、Vサインを掲げる人々の頭上にいくつもの祝いの花火が打ち上げられた。
一方、AFP通信によると、政府側のカイム副外相は「この決議は、リビアの統一と安定を脅かす一部の国際社会の侵略的な態度を示すものだ」と非難。カダフィ氏は決議採択の直前、ポルトガルのテレビで「もし世界が正気を失うなら、我々もまた正気を失うだろう」と述べるなど、欧米との対決姿勢を改めて強調した。
反体制派は先月の武装蜂起以降、地中海沿岸の多くの都市を支配下に収め、東西両方面から首都トリポリへ迫った。だが、唯一の空軍力や豊富な重火器を有する政府軍に次第に押し戻され、ここ数日の戦闘でベンガジの最後の防衛ラインとなるアジュダビアもほぼ制圧されていた。
ロイター通信によると、政府軍はベンガジまであと100キロ前後に迫っている。政府軍の戦闘機は旧式だが、反体制派の対空機関砲では太刀打ちできない。激しい空爆に後退を余儀なくされていた反体制派にとって、安保理決議による「飛行禁止空域」設定の意味は大きい。
2363
:
チバQ
:2011/03/19(土) 11:26:45
http://www.asahi.com/international/update/0318/TKY201103180373.html
「みなさんと共に…」花で埋まる日本大使館前 モスクワ2011年3月19日4時10分
【モスクワ=星井麻紀】私たちは、みなさんと共にいます――。モスクワの日本大使館前は東日本大震災の直後から、犠牲者への哀悼と日本との連帯の気持ちを込めてロシアの人々が手向けた花や折り鶴でいっぱいになっている。
大使館によると、16日までにすでに千人以上が訪問。白菊やバラ、赤いカーネーションで献花台が埋め尽くされ、折り鶴やろうそくを供えて静かに祈りを捧げる人の姿もみられた。記帳ノートには「がんばって下さい」「お悔やみ申し上げます」という日本語のメッセージも。14日にはラブロフ外相も献花し、「日本の悲劇に無関心ではいられない。われわれは日本国民と連帯する」と語った。
友達と3人で白いバラを持って来た大学1年生のタミーナさん(17)は「日本にはたくさん知人がいて、とても心配している。いつか日本で勉強したいと思っていた。一日も早い復興を祈っている」。会社員のエリシさん(30)は「テレビで惨状を見て、いてもたってもいられず、ここへ来た。日本人は勇気のある人々だ。この悲劇を切り抜けられると信じる」と話した。
北方領土問題を巡り、日ロ間は冷え切った関係が続いており、大使館前では震災前には日本国旗が燃やされたり、生卵が投げつけられたりした。ロシア有力紙「コメルサント」は14日付紙面で、震災が日ロ関係を改善する糸口になれば、と期待するロシア外務省関係者の話を伝えた。
2364
:
チバQ
:2011/03/19(土) 15:26:08
http://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2011/03/post-2014.php
原発推進派のメルケルも日本無視できず
Japan Nuclear Crisis Prompts German Rethink
地震で被災した日本の原発が危機に陥っているのを見て、「やっぱり危ないじゃないか」と怒り出したドイツ人
2011年03月15日(火)16時50分
バリー・ニールド
ドイツのアンゲラ・メルケル首相は昨日、老朽化しつつある国内の原子力発電所の稼動延長を3カ月間凍結すると発表した。地震で被災した日本の原発が深刻な事態に陥っていることを受けた措置だ。「日本の原発事故は、あらゆる科学データの想定を超えた事態も起こりうるという証明だ」と、メルケルはドイツのラジオ局ドイチェ・ウェレに語った。
今後3カ月の間に稼動停止する予定だった原発に関しては、直ちに稼動停止するという。だとすれば76年と75年に稼動開始した最も古い原子炉ネカワストハイム1とビブリスAが止まる可能性が高いと、アルジャジーラは報じている。
ドイツでは、原発は数十年前から激しい論争の種だった。09年に発足したメルケルの中道右派連立政権はそれまでの脱原発路線から原発推進に舵を切ったが、ニューヨーク・タイムズ紙によれば、「世論調査では最大70%ものドイツ人が原発に反対している」。
メルケルは日本の震災後の12日、ドイツの原発は安全だと強調したが、その後「何事もなかったような顔をして運転を続けるわけにはいかない」とリスクを認め、徹底的な安全性検査を命じたとガーディアン紙は報じている。
2年後の総選挙にも影響か
南部のシュトゥットガルトでは同日、数万人規模のデモがあり、メルケル政権にドイツの17基の原子炉の稼動期間を12年延長する計画を破棄するよう要求した。月曜には、ベルリンでさらに大規模なデモがあった。
「日本の原発事故を見たドイツ人は、原発はやっぱり危険じゃないかと怒っている」と、ニューヨーク・タイムズ紙は伝える。「科学者のなかには原発の危険を実際より小さく見せようとする人がいるが、ドイツ人はいざ事故が起こったときの影響を死ぬほど心配している」
原発問題は政権の行方をも左右しかねない。総選挙はまだ2年先だが、反原発を掲げる緑の党が、メルケルから票を奪う可能性もある。
「ドイツ人は、原発問題に関しては緑の党がいちばん正しいと見ている」と、エアランゲン・ニュルンベルク大学の政治学者ローランド・スタームはウォールストリート・ジャーナル紙に語った。「その影響は選挙結果にも表れるだろう」
一方、EU(欧州連合)は火曜にエネルギー担当相らの緊急会議を開き、万一日本型の原発事故が起こった場合に備え、欧州内の原発の耐震性や安全対策を総点検する。EUの声明によれば「現行の危機対応プランと安全対策に関して生の情報を得る」のが目標だという。
(GlobalPost.com特約)
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:
チバQ
:2011/03/19(土) 18:24:48
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110319-00000014-cnn-int
デモ隊排除で死傷者多数、非常事態を宣言 イエメン
CNN.co.jp 3月19日(土)14時42分配信
(CNN) サレハ大統領の即時退陣を要求するデモが続く中東イエメンの首都サヌアで18日、数万人規模の反政府デモ隊と治安部隊が衝突、少なくとも40人が死亡、100人以上が負傷した。衝突現場にいた医療関係者が証言した。
この衝突を受け同大統領は全土に非常事態を宣言し、武器を使っての暴力行為を禁じた。死傷者が出たことで遺憾の意も表明した。イエメンではチュニジアなどの政変に触発され今年1月から反政府デモが起きているが、衝突でこれほどの死者数が出たのは初めてとみられる。内務省当局者は死者はデモ参加者、治安部隊の双方で出たと述べた。
衝突の現場はサヌア大学付近で、目撃証言によるとデモ隊と政府支持派が投石を応酬し、排除を図った治安部隊が空中に威嚇発砲した後、群衆に発砲した。実弾かどうかは不明。サレハ大統領は、治安当局は両派の衝突回避に当たったが、デモ隊を守ることが出来なかった可能性があるとし、デモ隊は住民が多数いる地区で発砲したとも指摘した。
国際人権団体アムネスティ・インターナショナルはデモ隊が政府非難のスローガンを呼号している際、治安当局要員とみられる私服姿の男たちが近くのビル屋上から実弾での狙撃を始めたと主張した。米国、フランスはイエメン政府に対し国民に平和的な抗議活動を認めることを求める声明を発表した。
デモ多発の背景には若年層の間に広がる高失業率への怒りがあるが、政府の汚職体質や政治的自由の欠如への不満も絡む。サレハ氏は次期大統領選での不出馬、今年末までに新憲法制定に関する国民投票実施や新たに選出された議会への政府権限の移譲を約束し、懐柔を試みているがデモは収まる気配がない。
2366
:
チバQ
:2011/03/19(土) 21:52:57
http://www.asahi.com/international/update/0319/TKY201103190395.html
バーレーン政府、デモ拠点の広場破壊 弾圧姿勢鮮明に2011年3月19日21時21分
【マナマ=古谷祐伸】バーレーンの首都マナマで続くデモの拠点だった真珠広場が18日午後、政府によって取り壊された。ハリド外相は記者会見で理由を問われ、「嫌な記憶だから」と答えた。
真珠広場には、石油発見まで同国の特産品だった真珠をモチーフにした、高さ90メートルのモニュメントが立っていた。2月からのデモの拠点になり、デモ隊が泊まる数百のテントで埋まっていたが、軍や機動隊が16日に広場を封鎖していた。モニュメントや緑地帯は、重機で次々破壊された。
国営放送は「GCC広場」と呼び始めた。GCCはバーレーンなどペルシャ湾岸6カ国でつくる「湾岸協力会議」の略称。サウジアラビアなど加盟国は自国へのデモの波及を恐れており、バーレーン王政に協力して派兵している。
広場のモニュメントはそもそも、同国で1982年にあったGCC首脳会議を記念して設置されており、政府は「本来の名称はGCC広場」と主張している。だが「新名称」は、「湾岸の君主たちによる民衆デモの徹底鎮圧」を思わせる結果を招いている。
シーア派住民が多いシトラ地区では18日、治安部隊の発砲で死んだ青年の葬儀があり、約3千人が集まった。参加者らは「我々の意思までは消せない」と叫んだ。
国内各地には戦車や装甲車が配置され、目出し帽をかぶった軍の兵士が検問するなど、厳戒態勢が敷かれている。
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2367
:
チバQ
:2011/03/20(日) 00:41:32
http://www.asahi.com/international/update/0319/TKY201103190389.html
エジプトで憲法改正巡る国民投票 結果は微妙な情勢2011年3月19日23時9分
. 【カイロ=貫洞欣寛】エジプトで19日、大統領任期を最長2期8年とすることなどを盛り込んだ憲法改正案の是非を問う国民投票が行われた。30年にわたったムバラク政権の崩壊後、民意を問う初の機会で、民主化に向けた重要なステップだ。民主化要求デモを主導した旧野党勢力の間で賛否は分かれており、承認されるかどうかは微妙な情勢だ。
実権を握る軍最高評議会は憲法改正を経て、8月までに次期大統領選と人民議会(国会)選を行い、民政移管するとしているが、否決されれば軍が進めるロードマップ(行程表)に影響を及ぼす可能性がある。
ムバラク政権が強権支配を続けた背景に、与党候補に極端に有利な大統領選挙制度があったとして、改正案では、立候補資格が緩和され、これまでほぼ不可能だった野党や無所属からの立候補ができるようにした。任期を6年から4年に短縮、3選は禁止となっている。
改正案に対し、エジプト最大の旧野党勢力ムスリム同胞団は「民主化の第一歩」として賛成を呼び掛けるキャンペーンを展開した。一方、民主化要求デモを主導した青年グループ「4月6日運動」や、次期大統領選に立候補を表明したアラブ連盟のムーサ事務局長(元エジプト外相)らは「大統領の権限の制限などに触れておらず拙速で不完全」として反対票を投じ、否決することで民主化プロセスをやり直すよう訴えた。
有権者は18歳以上の約4500万人。即日開票され、21日にも結果が発表される予定だ。
2368
:
とはずがたり
:2011/03/20(日) 11:25:49
「欧米は石油目当て」ベネズエラ大統領、リビア攻撃非難
http://www.asahi.com/international/update/0320/JJT201103200002.html
2011年3月20日10時7分
南米ベネズエラの反米左派チャベス大統領は19日、対リビア攻撃を開始した欧米諸国を「リビアの石油が欲しいだけで、国民の命など気にしていない」と非難した。
チャベス氏は「(軍事介入に参加した国々は)無責任な戦争屋だ」と糾弾。「資本主義の手で爆弾が落とされ、戦争が起き、人々がさらに苦しむことになる」と述べ、武力行使に正当性はないと主張した。(時事)
2369
:
とはずがたり
:2011/03/20(日) 11:29:13
カダフィ氏「地中海は戦場」 欧米への報復攻撃を示唆
http://www.asahi.com/international/update/0320/JJT201103200001.html?ref=reca
2011年3月20日8時43分
リビアの最高指導者カダフィ大佐は19日深夜、米英仏軍の攻撃を受けて演説し、「国民に武器庫を開放する」と述べ、徹底抗戦を呼び掛けた。また「地中海は戦場と化した」として、欧米側に報復攻撃を加えると主張した。(時事)
英海軍の潜水艦もミサイル発射 リビア軍施設へ
http://www.asahi.com/international/update/0320/TKY201103200063.html?ref=reca
2011年3月20日6時38分
【ロンドン=橋本聡】英海軍の潜水艦が19日、リビアの軍施設へミサイルを発射した。英国防省が英公共放送BBCに明らかにした。地中海の米軍艦船からのミサイルと合わせて計110発以上が発射されたとされる。
キャメロン英首相は、英空軍機がリビア領空内に入り、作戦を実行していることを明らかにした。
リビア政府側はテレビ中継された記者会見で、「攻撃によってトリポリの軍施設と民間施設が破壊され、大勢の市民が病院に運ばれた」と非難した。
2370
:
とはずがたり
:2011/03/20(日) 11:30:16
米大統領「リビアへの軍事行動開始」
http://www.asahi.com/international/update/0320/TKY201103200058.html?ref=reca
2011年3月20日5時17分
【ブラジリア=尾形聡彦】オバマ米大統領は19日午後5時(日本時間20日午前5時)すぎ、訪問先のブラジルでホワイトハウス同行記者団に対し、リビア情勢について、「リビアでの限定的な軍事行動を許可した。行動はすでに始まった」と述べ、カダフィ政権に対する軍事行動を開始したことを明らかにした。すでに戦闘機を派遣して軍事行動を始めているフランスなどと共に有志連合で、軍事作戦に当たる。
リビアの凍結資産、米が反体制派へ提供検討
http://www.asahi.com/international/update/0316/TKY201103160409.html?ref=reca
2011年3月16日20時47分
【ワシントン=望月洋嗣】リビアのカダフィ政権の攻勢が強まるなか、オバマ米政権は独自に凍結したリビアの資産計320億ドル(約2兆5800億円)の一部を反体制派に提供する介入策の検討を始めた。カーニー米大統領報道官が15日の記者会見で明らかにした。
カーニー氏は、「反体制派を資金面で支援するため、(カダフィ)政権の資産凍結の一部を解除できないか検討している」などと述べた。反体制派にクリントン米国務長官が14日にパリで反体制派幹部と会談した際、この方針を伝えたという。
一方、飛行禁止空域の設定については「国際社会のパートナーと協調して実行することが重要だ」とし、国連安全保障理事会での決議を最優先する意向を示した。
2371
:
とはずがたり
:2011/03/20(日) 11:33:19
一時期欧米と共生状態に入ったかに見えたカダフィ政権だけど,こうなると欧米は見捨てるの早かったですなぁ。。
中国が安保理で棄権と云う形で賛成に回ったのは少々吃驚である。再び天安門起こせば攻撃が許可させるというのを許容したに等しくないのん??
2372
:
とはずがたり
:2011/03/20(日) 11:40:29
リビア:米英仏独などが決議履行で協議へ 武力行使焦点に
http://mainichi.jp/select/world/europe/news/20110319k0000e030081000c.html
【パリ福原直樹、カイロ樋口直樹】リビアのカダフィ政権への武力行使を認めた国連安保理決議(17日)を受け、英仏独の首脳とクリントン米国務長官、アラブ連盟、アフリカ連合の代表などは19日、決議の履行について協議する多国間会合をパリで開く。リビアのカダフィ政権は18日、決議が求める即時停戦を受け入れると表明したが、ロイター通信などによると19日、反体制派の拠点・北東部ベンガジを攻撃、政府軍の一部が侵攻した。各国は決議違反と認定して武力行使に踏み切るか慎重に見極める。
中東の衛星テレビ局アルジャジーラは19日、政府軍がベンガジ西郊に侵入し中心部を砲撃したと伝えた。リビア政府は否定している。
オバマ米大統領や英仏が18日に出した最後通告では、カダフィ政権に対しベンガジへの進軍停止、北西部ミスラタなど3都市からの撤退を求めた。会合ではカダフィ政権側が具体的行動を起こしているかを精査、拠点都市への攻撃を続け、決議を拒否したとみなせば、会合後「数時間以内」(仏政府)にも英仏が中心となり攻撃に踏み切る可能性がある。
会合はまた▽最高指導者カダフィ氏の今後の処遇▽リビア政府と反体制派組織「国民評議会」との和平交渉▽リビア上空の飛行禁止空域設定と監視体制−−などを討議する。
武力行使では、英仏がアラブ諸国の協力も得ながら作戦の中心になる。アフガニスタンなどで戦線を抱える米軍は、後方支援に回る見通し。飛行禁止空域設定に向け▽リビア空軍の拠点▽対空砲▽レーダー施設−−などが標的としてとりざたされており、フランスが唱える「限定的空爆」になりそうだ。決議では、リビア領土の占領など地上軍の投入は認められていない。
毎日新聞 2011年3月19日 16時50分(最終更新 3月19日 18時27分)
2373
:
とはずがたり
:2011/03/20(日) 11:41:23
リビア:米国、批判恐れ腰上げ 安保理決議採択
http://mainichi.jp/select/world/news/20110319k0000m030105000c.html
【ニューヨーク山科武司、ワシントン草野和彦】安保理がカダフィ政権への武力行使を容認する決議を採択できた最大の理由は勢力を盛り返すカダフィ政権に米国が対応せざるを得なくなり、それまでの慎重な態度を一変させたからだ。カダフィ政権は反体制派の拠点ベンガジを包囲中で、決議は「時間との闘い」でもあった。
「まだ1週間しかたっていないよ」。今月上旬、カダフィ政権への対処策を問われた安保理理事国の大使は、先月26日に採択した制裁決議の効果を見極める姿勢を示した。
カダフィ政権が攻勢に出ても、いずれ反体制派とこう着状態になり、「時間的余裕をみながら政治的なメッセージを出せばいい」(外交筋)という空気が国連内にはあった。飛行禁止空域の設定は軍事的に容易でないとの事情もある。
空気はカダフィ政権の反転攻勢で一変した。米国は、「カダフィは去るべきだ」とオバマ大統領が公言している一方で、カダフィ政権による反体制派側への攻撃を阻止する具体的な措置は取れていない。無策のまま反体制派が弾圧されるのを座視していては、国内から厳しい批判をあびかねない。「米国が反体制派を見捨てたと言われかねない」(外交筋)事情から、米国は動かざるを得なくなったという。結局、飛行禁止空域の設定にアラブ連盟も関与することなど、「米国が孤立しない措置」(同筋)が決議に盛られた。
米国は拳を振り上げてみたものの、アフガニスタンでも苦戦しており、軍事的に前面に出たくないのが本音だ。決議採択後、ライス米大使は、「どの程度の兵力を投入するのか」と問われ、「米国は決議の要請に従う」とだけ答えた。
毎日新聞 2011年3月18日 20時59分
2374
:
とはずがたり
:2011/03/20(日) 11:47:58
リビア:仏戦闘機がカダフィ政権軍攻撃 戦車破壊か
http://mainichi.jp/select/world/news/20110320k0000m030127000c.html?inb=yt
【カイロ樋口直樹、パリ福原直樹】フランス国防省は19日午後(日本時間20日未明)、リビア上空を飛行中のフランス軍の戦闘機がカダフィ政権軍の軍用車両数台を攻撃して破壊したことを明らかにした。北東部の反体制派本拠地ベンガジなどへの政府軍の攻勢が強まる中、国連安保理は17日、武力行使を認める決議を採択。19日には仏英独首脳やクリントン米国務長官らがパリで会合を開き、カダフィ政権が決議の「即時停戦」要求に違反していると認定、武力行使を決めていた。
AFP通信などによると、フランス軍の偵察機や戦闘機など計20機がリビア上空を飛行中、ベンガジ付近でカダフィ政権軍が住民に危害を加えようとしているのを発見したため攻撃したという。中東の衛星テレビ・アルジャジーラは、フランス軍機が戦車4台を破壊したと伝えた。フランス軍の空母「シャルル・ドゴール」は20日、リビア近海に向けて出港する予定で、近く大規模な空爆が始まる可能性もある。
中東地域で安保理決議に基づき多国籍軍が空爆を行うのは91年の湾岸戦争以来、20年ぶりとなる。
空爆は安保理決議が求める「飛行禁止空域」の設定に向け、リビア空軍の拠点や防空・レーダー施設などを標的にするといわれている。空域設定にはアラブ連盟(22カ国・機構)加盟のアラブ首長国連邦(UAE)とカタールも加わる見通し。
ロイター通信によると、仏政府は19日、ラファール、ミラージュ戦闘機、空中警戒管制機など5機をリビア上空に飛ばし、反体制派への「空爆を阻止する」(サルコジ大統領)軍事行動を行った。サルコジ大統領は市民に発砲している戦車なども標的にすることを明らかにしていた。
飛行禁止空域は、湾岸戦争後の91年に米英主導でイラク北部と南部に設定されたほか、ボスニア・ヘルツェゴビナでも90年代前半に適用された。しかし、広大なリビア上空のすべてを監視することは難しく、飛行禁止空域設定の実効性を疑問視する声もある。
さらに、欧米主導のリビア空爆が、アラブ世界の対欧米感情を一層悪化させる可能性もある。欧米は安保理決議採択の条件として、アラブ連盟から支持を取り付けたが、実際の軍事行動にはアラブ諸国内からも消極論が出ていた。
反体制派は先の武装蜂起後、序盤戦で地中海沿岸の多くの都市を支配下に収めたが、今月に入ってから唯一の空軍力や豊富な重火器を有する政府軍に大きく押し戻された。「ベンガジ陥落」の危機を救うため、欧米主導で安保理決議を採択。カダフィ政権は翌18日に決議受諾と即時停戦を宣言したが、その後も反体制派支配地への攻撃を続けていた。
安保理決議には、安保理の15理事国のうち、英仏米など10カ国が賛成。中露独、インド、ブラジルが棄権。中露による拒否権の発動は見送られたが、ドイツの棄権で西側諸国内の亀裂も明確になった。
毎日新聞 2011年3月20日 2時20分(最終更新 3月20日 3時24分)
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:
とはずがたり
:2011/03/20(日) 11:52:31
<リビア>米英軍も参戦 艦船からトマホーク110発猛射
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110320-00000014-mai-int
毎日新聞 3月20日(日)5時59分配信
【北米総局】米国防総省は19日午後(日本時間20日未明)、米英両軍がリビアのカダフィ政権軍に対する攻撃を開始したことを明らかにした。リビア沖の地中海に展開する米英両軍の艦船から巡航ミサイルトマホーク計110発が発射されたという。攻撃に先立ち、ブラジル訪問中のオバマ米大統領は同日、「リビアの市民を守るために限定的な軍事行動を承認した」と述べるとともに、米軍の地上部隊をリビアに派兵する考えのないことを強調した。
米国防総省によると、ミサイル攻撃は主にリビア西部の20カ所に向けて実施された。攻撃対象の多くは地対空ミサイルの発射拠点などで、飛行禁止空域確保のためリビア上空を飛行する多国籍軍機への脅威を取り除く狙いがあるという。ロイター通信は、軍事作戦には米英のほかにフランス、カナダ、イタリアが参加していると報じた。
一方、リビア国営テレビは19日夜、首都トリポリの民間人地区と西部ミスラタの燃料備蓄施設が攻撃されたと報道し、米英仏などを非難した。
最終更新:3月20日(日)9時50分
毎日新聞
2376
:
チバQ
:2011/03/21(月) 12:08:49
http://sankei.jp.msn.com/world/news/110321/erp11032111220005-n1.htm
独の州議会選挙、与党が第1党維持、反原発・緑の党が倍増
2011.3.21 11:22
ドイツ東部ザクセン・アンハルト州議会選挙の投開票が20日行われ、メルケル首相が率いるキリスト教民主同盟(CDU)の得票率は、32・5%と5年前の前回から3・7ポイント減らしながらも第1党を維持した。
選挙管理委員会の最終開票結果によると、旧東ドイツ共産党の流れをくむ左派党が23・7%、社会民主党(SPD)が21・5%でともに前回とほぼ同水準。これに対し、反原発を掲げる90年連合・緑の党は福島第1原発事故を受け、7・1%とほぼ倍増した。
同州のCDUは、SPDとの州連立政権を継続する意向を明らかにした。
(共同)
2377
:
チバQ
:2011/03/21(月) 14:57:29
http://www.afpbb.com/article/politics/2791650/6985671?utm_source=afpbb&utm_medium=topics&utm_campaign=txt_topics
イエメン内閣が総辞職、デモ犠牲者の葬儀に数万人集結
2011年03月21日 13:45 発信地:サヌア/イエメン
【3月21日 AFP】反政府派からの退陣要求が高まっている中東イエメンのアリ・アブドラ・サレハ(Ali Abdullah Saleh)大統領は20日、内閣の総辞職を宣言した。
イエメンでは18日、サレハ大統領支持派の武装集団が、首都サヌア(Sanaa)のサヌア大学(Sanaa University)近くの広場で行われていた反政府デモの参加者らを銃撃し、52人が死亡している。
一方、首都サヌア(Sanaa)のサヌア大学(Sanaa University)近くの広場では同日、18日に起きたサレハ大統領支持の武装集団によるデモ隊への銃撃で死亡したデモ参加者30人の葬儀が営まれ、非常事態宣言下の厳重な警戒態勢のなか、死者を悼む数万人が集まった。参列者らによると、1月末に反政府デモが始まって以来、最大の集会という。
同広場では18日、サレハ大統領派の狙撃集団が、周囲の建物の屋上からデモ隊に銃弾を浴びせ、デモ参加者52人が死亡した。これにより、一連の反政府デモによる死者は80人となった。(c)AFP/Hammoud Mounassar
2378
:
チバQ
:2011/03/21(月) 15:05:20
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20110321-OYT1T00288.htm
カダフィ氏強気、テロ・内戦長期化の予想も
. 【カイロ=田尾茂樹】リビアの最高指導者カダフィ氏は多国籍軍の空爆に徹底抗戦を宣言し、国営テレビで「地中海が真の戦場と化す」と強気の姿勢を示した。
カダフィ派の攻撃は今後、空爆で阻止できない市街戦や米欧を標的としたテロ行為に重点を置くことが予想され、事実上の内戦が長期化する恐れがある。
カダフィ氏は20日もテレビ演説し、「武器はリビアの全国民に手渡した。反攻に出る。長期戦を準備している」と述べた。前夜同様、自身の姿は放映させず、多国籍軍に居場所を把握させない慎重さを見せた。
空爆が差し迫った19日午後には、首都トリポリ郊外のカダフィ氏邸前に数百人の支持者を集結させた。自らは登場しないまま、支持者らを「人間の盾」とした形だ。空爆対象に想定される軍事施設にも同様に支持者を集結させた。
カダフィ派による反体制派への表立った攻撃は20日、伝えられていない。だが、反体制派が優位に立つ東部地域で市街地に兵士を送り込んでいるとの情報もあり、米欧の軍事介入を招き入れた反体制派への「報復」に出るとみられる。
多国籍軍が地上部隊を投入しない以上、西部を中心とする支配地を維持し、権力の座にとどまることができるとの読みから、カダフィ氏は強硬姿勢を崩していない。
(2011年3月21日11時30分 読売新聞)
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20110321-OYT1T00214.htm
オバマ大統領、初の「戦争」開始…対リビア
. 【ワシントン=黒瀬悦成】多国籍軍の対リビア軍事行動は、オバマ大統領が自ら開始に踏み切った初の「戦争」となる。
アフガニスタンとイラクで戦争を抱える米国にとって、新たな軍事行動が負担となるのは確実で、今回は多国籍軍の中で支援的役割に徹する構えを強く打ち出している。
オバマ大統領は、英仏がリビア上空の飛行禁止空域設定に動くなか、慎重姿勢を貫いてきた。ゲーツ国防長官や統合参謀本部の間では、飛行禁止空域設定で米空母などの兵力を割く事態となれば、アフガンでの軍事作戦にしわ寄せが及び、今年7月に予定する駐留米軍の撤収開始に響きかねないとの懸念が強かった。
しかし、カダフィ派が反体制派の拠点ベンガジを脅かす事態を迎え、米政権内では、「このまま座視すれば、反体制派住民の虐殺につながりかねない」として軍事介入論が急浮上した。
ニューヨーク・タイムズ紙によると、介入を主張した急先鋒(せんぽう)は、1994年にルワンダで大量虐殺が起きた時にアフリカ担当顧問だったライス国連大使。クリントン国務長官も同調し、軍部の反対論を押し切る形で政権は「軍事行動の容認」に姿勢を大転換させた。
しかし、米国による中東での新たな軍事行動は、ブッシュ前政権が中東・イスラム世界との関係を深刻に悪化させたイラク戦争を想起させる恐れが高い。
米国が当時、国連安保理決議なしに開戦した「単独主義」が批判された経緯もあり、大統領は「国際的な有志連合の一員」として行動することを強調している。
(2011年3月21日09時44分 読売新聞)
2379
:
チバQ
:2011/03/21(月) 17:54:12
http://sankei.jp.msn.com/world/news/110321/mds11032116560013-n1.htm
エジプト、国民投票で改憲案承認
2011.3.21 16:54
【カイロ=大内清】軍が全権を掌握するエジプトで19日に実施された憲法改正の是非を問う国民投票で、投票管理委員会は20日、賛成が約77%となり、大統領の3選禁止などを柱とする改憲案が承認されたと発表した。投票率は約41%だった。改憲が承認されたことで、今後の政治日程の焦点は6月に予定される議会選に移る見通し。
改憲案をめぐっては、ムバラク前大統領を退陣に追い込んだ反政府デモを主導した若者グループなど民主化勢力が「新憲法を制定するべきだ」として反対を主張したのに対し、イスラム原理主義組織ムスリム同胞団などイスラム勢力と旧与党・国民民主党(NDP)系が賛成を呼びかていた。
民主化勢力は、今回の国民投票で自信を深めた同胞団が議会選で躍進することを警戒、今後は各陣営の駆け引きが激化しそうだ。
前政権下のエジプトでは各種選挙での投票率と票の操作の常態化が指摘され、それが国民の政治離れを招いていたが、今回の国民投票では多くの国民が初めて投票に参加した。
http://sankei.jp.msn.com/world/news/110316/mds11031608370001-n1.htm
エジプト、強力な公安機関を解体 非常事態令は維持
2011.3.16 08:36
【カイロ=大内清】エジプトのイサウィ内務相は15日、ムバラク前政権時代に絶大な権限を握っていた公安機関「国家保安捜査局(SSI)」の解体を決めた。SSIは1980〜90年代にイスラム過激派の摘発に力を発揮する一方、民主化運動家や野党勢力などに対しても令状なしの逮捕や拷問、妨害工作を行っており、反体制デモを主導した民主化勢力からは前政権の“権化”とみなされていた。
イサウィ内相は、SSIに代わり、権限を縮小した新組織「国民保安局」を設立するとしている。ただ、SSIに巨大な捜査権限を与えていた非常事態令はなお解除されておらず、民主化勢力は「SSIの解体だけでは不十分だ」と主張している。
2380
:
チバQ
:2011/03/21(月) 17:54:53
http://sankei.jp.msn.com/world/news/110310/mds11031022030008-n1.htm
政府の重し消え…対立感情先鋭化 イスラムとコプト衝突、13人死亡 エジプト
2011.3.10 22:01 (1/2ページ)
略奪を受けたコプト教徒宅。暴徒は金目のものをすべて持ち去った=9日、カイロ・マンシーヤナセル地区(大内清撮影)
ムバラク前政権が約1カ月前に崩壊したエジプトの首都カイロで、8日から9日にかけ発生したイスラム教徒とキリスト教の一派で同国の人口の約1割を占めるコプト教徒との衝突は、13人が死亡する惨事となった。前政権下で醸成されたが、治安当局により一応は押さえ込まれていた両教徒の対立感情が、政府の重しが消えたことで先鋭化し始めている。(カイロ 大内清、写真も)
腐ったごみのにおいが鼻を突いた。カイロ南部のマンシーヤナセル地区。コプト教徒に多いごみ収集人が集中して住み、「ごみの街」とも呼ばれる場所だ。
「『アッラーアクバル(神は偉大なり)』と叫ぶ連中に火をつけられた」
ごみのリサイクル業を営むイード・アンワルさん(46)は9日、焼け落ちて白煙を上げる工場をうつろな目で見つめていた。
きっかけは8日、カイロ南部の教会が放火された事件に抗議するコプト教徒数百人が幹線道路を封鎖したことだった。これに怒った近隣のイスラム教徒が対抗して投石に発展。軍は双方を引き離そうとしたが、イスラム教徒側は混乱の中で同地区になだれ込んだ。
銃やナイフなどで武装したイスラム教徒は民家や工場を襲撃、死者の大半はコプトだが、同地区のイスラム教徒も含まれている。
前政権下で「閉塞(へいそく)感と国への信頼低下から宗教回帰が進んだ」(宗教問題専門家)ことから、両教徒の緊張関係も強まった。
治安維持に絶大な権限を握った内務省は、騒乱に発展しない限りはイスラム教徒の反コプト行動を一定範囲内で容認し、一部の急進派のガス抜きに利用。少数派のコプト側にも同様の姿勢をとった。宗教対立を“根治”するのではなく、病状を抑えてやり過ごそうとする手法といえ、それが双方に対する内務省の影響力強化にもつながった。
だが、こうした前政権の対処療法が、両教徒の敵愾(てきがい)心を鬱積させてきた面は否めない。同地区のコプト教徒は、今年1月に起きた教会爆破事件後、イスラム教徒に対する抗議デモを行い略奪行為も発生。今回の事件はその復讐(ふくしゅう)の意味合いもあり、暴徒の中には「勝ったぞ!」と叫ぶ者もいたという。
「警察は何もしてくれない。軍もそうだ」。コプトの男性住民はこう憤った。
内務省が力を失い、全権を握る軍も市民同士の衝突にどう対処するべきか態度を決めかねる中、対立感情に歯止めがかからなくなる懸念が強まっている。
2381
:
チバQ
:2011/03/21(月) 21:01:09
http://mainichi.jp/select/world/news/20110322k0000m030112000c.html
シリア:アサド大統領独裁に抗議 南部などでデモが拡大
【カイロ和田浩明】シリアでアサド大統領の独裁に抗議するデモが拡大してきた。20日には、18日以降デモが続く南部ダルアーで1万人規模のデモが発生。与党バース党の事務所などを放火した。治安部隊は催涙ガスや実弾発砲で押さえ込みを図り、1人が死亡、150人以上が負傷した。小規模デモは首都ダマスカスなど国内各地で散発しており、アサド政権は大きな危機に直面している。
ダルアーでは18、19日のデモで治安部隊がそれぞれ数千人のデモ隊に発砲。少なくとも計4人が死亡した模様だ。政府は20日、閣僚を現地に派遣し、犠牲者の遺族に面会。事件の捜査を約束するなどして事態の沈静化を図ったが、デモは20日も発生した。
国営通信は一連のデモで死者が出たことを否定。デモについて「厄介者の一群が民間・公共施設に放火、住民を脅迫し警官に発砲した」と報じた。
国営通信は一方で、18日の発砲に関しては「治安機関幹部をかたる者が、集会に発砲するよう命じた」と報じ、武力弾圧からは距離を置く姿勢も見せた。
政治的自由が制限され、報道統制も厳しいシリアでは、国営メディアが反体制活動の動きや政府の対応を報じること自体が異例で、現状への当局の危機感を示した格好だ。
首都の南方100キロのダルアーでの一連のデモは、反体制的な内容の落書きをした少年15人が逮捕され、釈放を求める女性活動家2人も拘束されたことがきっかけとみられる。
2382
:
チバQ
:2011/03/22(火) 20:56:01
http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2011032101000778.html
イエメン、大統領側近離反 「内戦迫る」
2011年3月22日 01時09分
【カイロ共同】反体制派デモの激しい弾圧により、政権への批判が高まっている中東のイエメンで21日、サレハ大統領の側近を含む軍幹部3人や国会議長代理らが反体制派に加わるとして政府からの離反を表明、側近は「内戦が迫っている」と警告した。中東の衛星テレビ、アルジャジーラなどが伝えた。
軍幹部はサレハ大統領と同じ部族出身で、うち1人は大統領顧問も務めたアハマル氏。側近が反旗を翻したことにより、エジプトやチュニジアの政変に触発される形で、32年以上政権の座にある大統領の退陣要求が高まるイエメン情勢は重大な局面を迎えた。
アハマル氏は「大統領の弾圧により、内戦が迫っている。私の指揮下の部隊は反体制派と一緒にいる。政府には公正な選挙を求める」と話した。
フランス公共ラジオは、首都サヌアの大統領府、中央銀行、国防省に戦車が配置されたが、大統領の指揮下に置かれているかどうかは不明だと報じた。
シリア、オマーン、クウェート、ヨルダンなどに駐在するイエメン大使や南部アデンの知事も21日、辞任を表明したほか、有力部族長も、サレハ大統領の退陣を求めた。
大統領は同日「国民の大半は私を支持している」と話す一方で、キルビ外相をサウジアラビアに派遣、サウジ政府に調停を要請した。
2383
:
チバQ
:2011/03/22(火) 21:26:05
http://www.asahi.com/international/update/0322/TKY201103220066.html
リビア第3の都市、政府軍の無差別攻撃続く 死傷者多数2011年3月22日9時32分
リビアへの出撃に備えるフランス空軍機=ロイター
リビア地図
【マルサマトルーフ(エジプト北西部)=山本大輔】多国籍軍による空爆が本格化する中、リビア第3の都市、西部ミスラタでは、カダフィ政権の政府軍が市民への無差別攻撃を続けている。反体制派も応戦しているが、政府軍はすでに市内に進攻。多くの死傷者が出ている。
ミスラタは、同国西部で唯一、反体制派の支配下にある都市で、政府軍は奪還に向け、18日から攻勢を強めていた。米CNNの電話インタビューに答えた市民によると、政府軍は20日未明、多国籍軍の空爆開始を受け、それまで郊外から砲撃を続けていた地上部隊を3方面から市内に突入させた。無差別発砲や砲撃を繰り返しているという。
反体制派の拠点都市、東部ベンガジでは郊外まで迫った政府軍を撤退に追い込んだ多国籍軍の空爆だが、ミスラタについては、郊外の防空施設を破壊するにとどまっている。市街地への空爆は市民を巻き込む危険性が高く、空軍力だけの軍事介入の弱点が浮き彫りになった形だ。
同国東部では21日、反体制派の主力部隊がアジュダビヤの奪還に向け、ベンガジを出発した。米軍は「空爆の打撃で政府軍部隊に戦闘能力は残っていない」としている。ただ、反体制派もこれまでの被害を立て直す必要があり、奪還には時間がかかりそうだ。
2384
:
チバQ
:2011/03/22(火) 21:35:45
http://sankei.jp.msn.com/world/news/110322/amr11032221230011-n1.htm
米英と仏に不協和音 宙に浮く指揮権の移譲先
2011.3.22 21:19 (1/2ページ)
リビア北東部ベンガジとアジュダビヤの間で、多国籍軍による空爆を受け、爆発する政府軍車両=20日(ロイター)
【ロンドン=木村正人、ワシントン=犬塚陽介】米軍指揮下の多国籍軍によるリビア軍事作戦をめぐり、主力を担う米英両国とフランスの間で“亀裂”が表面化、指揮権の移譲先が宙に浮いたままになっている。北大西洋条約機構(NATO)への指揮権移譲を唱える米英に仏が異を唱えているためで、NATO大使級会合は決裂。多国籍軍参加国の足並みも乱れている。
19日に始まったリビア空爆は、ドイツ南西部シュツットガルトの米アフリカ軍司令部が米英仏などの攻撃を調整、指揮している。
NATO大使級会合は21日、多国籍軍の指揮権を米アフリカ軍司令部のハム司令官からNATO欧州連合軍最高司令部のスタブリデス最高司令官(米国)に移譲することについて協議。フランスが突然、「NATOが表に出るとアラブ諸国の反発を買う」と反対し、紛糾した。
22日付の英紙フィナンシャル・タイムズによると、ラスムセンNATO事務総長がその場で、軍事作戦への参加を拒むドイツとともにフランスを非難すると、両国大使は途中退席、険悪なムードが流れたという。
パリで19日、米、欧州連合(EU)加盟国、アラブ連盟代表らを招いてリビアに関する緊急首脳級会議を開いたフランスは、会議終了2時間後にリビアを空爆。米英両国はフランスから事前に十分な連絡を受けていなかったと報じられるなど、来年大統領選を控えるサルコジ仏大統領の独断専行ぶりが浮き彫りになっている。
指揮権をめぐる混乱を前に、国内の基地を多国籍軍に提供しているイタリアは「米英仏の三頭態勢は無政府状態となっている」として、NATOが指揮を執らないのであれば基地提供を見直す考えを表明。ノルウェーも指揮系統が明確になるまで、派遣している戦闘機6機の作戦参加を先送りする方針を示している。
一方、オバマ米大統領は21日、「指揮権を数週間でなく数日中に移譲する」と明言しており、英仏のいずれかが司令官を出しNATOの指揮系統を使う代案も急浮上している。
2385
:
チバQ
:2011/03/22(火) 21:42:52
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110322-00000061-mai-int
<リビア空爆>指揮権巡り不和…米欧で思惑ずれ NATO
毎日新聞 3月22日(火)17時31分配信
【ブリュッセル福島良典、ワシントン草野和彦】リビア攻撃を続ける多国籍軍の指揮権を巡り、北大西洋条約機構(NATO)加盟国間で不協和音が起きている。米国は指揮権を早期に欧州側に渡したい考えだが、軍事介入に反対のトルコはNATO任務とすることに反対だ。一方、米国への対抗意識からフランスには欧州が主導権を握りたい思惑があり、各国間の駆け引きが熱を帯びている。
オバマ米大統領は21日、リビア攻撃について、防空網破壊などの初期攻撃から、飛行禁止空域の設定・運用を目的とする次の段階へ「数日のうちに」移行すると述べた。これに伴い指揮権を米軍から、英仏軍かNATOに移したい考えだ。
ホワイトハウスによると「次の段階」での米軍の主な役割は、リビア政府軍の通信手段の妨害や情報活動、多国籍軍への給油など「支援的役割」という。
大統領はイラク戦争などを念頭に、「結果として米軍がすべての負担を担った」と言及。既に世界各地に展開する米軍や、米国の納税者の負担を軽減するためにも、今回は「国際的な任務」とすることが大事という率直な見解を示した。
対リビア軍事行動には米英仏に加え、カナダ、ベルギー、イタリアなどNATOの一部加盟国が参加している。だが、NATOは20、21の両日、ブリュッセルで開いた加盟28カ国の大使会合で「NATOの役回り」について合意できなかった。NATO内部が(1)軍事行動に異を唱える反戦陣営(2)NATO主導を嫌うフランス(3)NATOへの指揮権移行を望む親米派−−に分裂しているためだ。
反戦陣営の筆頭はイスラム国のトルコだ。エルドアン首相は「NATOの軍事介入は危険な結果をもたらす」と地域の不安定化を警告しており、欧米の参戦国に対して即時休戦や民間人犠牲の回避を求めているという。
対リビア空爆で戦端を開いたフランスは「アラブ連盟は作戦がNATOの完全な指揮下に入るのを望んでいない」(ジュペ外相)と指摘、NATOの役割を作戦立案などに限定したい。アフガニスタン戦争でアラブ世界に反感の強いNATOとして行動することへの抵抗と、「アフリカは欧州の担当地域」との対米意識がある。
これに対して英国は「米軍指揮権のNATO移行」(キャメロン首相)を望む。NATOは90年代前半のボスニア・ヘルツェゴビナ紛争で飛行禁止空域の監視に空軍力を提供したことからリビアでも適任との判断だ。NATOにはユーゴスラビアやアフガンでの実戦経験があり、指揮命令の能力と仕組みを備えている。
指揮権を巡る混乱は作戦に影響を与えている。F16戦闘機6機を発進させたノルウェーは21日、指揮権問題が解決するまで作戦参加を凍結すると発表した。イタリアもNATOが主導権を握らなければ基地使用許可を取り消す場合もあると警告している。アラブ諸国への配慮からゲーツ米国防長官は「NATO任務とはせずにNATOの指揮命令系統を使う方法」を提案する。
2386
:
チバQ
:2011/03/23(水) 20:29:18
http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2011032301000556.html
イエメン政権、末期的状況 離反軍との緊張高まる
2011年3月23日 16時20分
【カイロ共同】チュニジアやエジプトの政変に触発され、独裁的なサレハ大統領への退陣要求が高まる中東イエメン。大統領は22日、年内にも辞任する意向を表明したが、反体制派はあくまでも「即時退陣」を要求して譲らない。側近の軍幹部や閣僚も相次いで離反するなど、政権は末期的状況。国軍が、離反した部隊と衝突するなど緊張が高まっている。
「政府は国を危険にさらしている。私は反体制派を支持する」。21日、大統領側近だった軍幹部アハマル氏が反旗を翻したほか、各国に駐在する大使10人以上や宗教指導者らが次々と離反を表明した。
イエメンでは1月半ばからデモが拡大し続けていたが、転換点となったのは3月18日。首都サヌアに集まった数万人ともされる市民に向かって治安部隊が発砲、52人が死亡する惨事になった。19日にバン人権相が抗議の辞任をして離反の動きが加速、退陣要求が一気に高まった。
22日には南部ムカラで大統領の親衛隊的な性格を持つ精鋭部隊の共和国軍と、離反した部隊が衝突、2人が死亡したほか、離反軍が掌握した西部ホデイダでは空軍施設を共和国軍が取り囲んだ。
http://www.tokyo-np.co.jp/article/world/news/CK2011032302000029.html
大統領 年内退陣も イエメン「体制移行に選挙」
2011年3月23日 朝刊
【カイロ=内田康】反政府デモが続くイエメンのサレハ大統領(69)は事態収拾のため、年末か来年一月に辞職する意向を固めた。体制移行のための国会議員選を実施してから退陣する妥協策で、ロイター通信が二十二日、大統領側近の話として伝えた。ただ、野党側はあくまで即時退陣を求める方針で、デモが収拾する見通しは立っていない。
大統領側近は「サレハ大統領が、後継者が誰かを知らないまま退陣することはない」と述べた。大統領は二十二日、軍幹部との会合で、政権から離反した一部の軍幹部の動きを「クーデター」と非難。「イエメンは内戦に陥る」と警告した。
AFP通信によると、東部ムカラでは、サレハ大統領から離反しデモ隊支持を表明した軍の部隊と政権側部隊が交戦し、二十二日までに二人が死亡した。
AFPなどによると、イリヤニ前水資源・環境相や、パキスタン、カタール、オマーン、スペインの各国に駐在するイエメン大使らが、デモ隊支持に転じた。フランスのジュペ外相は二十一日、「私たちは人権擁護や民主主義を進める人たちを支える。サレハ大統領の辞職は避けられない」と述べ、事実上、サレハ政権を見限った。
イエメン南部アデンで発行されている国営新聞も、デモ隊支持を決め、新聞発行を中止した。
2387
:
チバQ
:2011/03/23(水) 20:31:07
http://www.asahi.com/international/update/0322/TKY201103220539.html
イエメン大統領、年明け前後の退陣提案 反体制派は拒否2011年3月23日1時0分
【マナマ=古谷祐伸】ロイター通信によると、イエメンのサレハ大統領のスポークスマンは22日、サレハ氏が年内か来年1月に議会選挙を実施した上で退陣すると述べた。だが、デモを続ける反体制派はサレハ氏の即時退陣を求めており、野党連合もサレハ氏側の提案を拒否した。
スポークスマンによるとサレハ氏は自らの権限を、議会選を通じてつくられる民主的な政府に引き継ぐ意向だという。サレハ氏は「誰が権力を握るか分からない状態では辞めない」とし、軍部への権限移譲も拒んでいるという。21日夜に政府高官や軍幹部、部族指導者らにはこの提案を伝えたという。
即時退陣を迫るデモ隊に対しサレハ氏は2月、現在の任期が終わる2013年に退陣する意向を示したが、デモ隊は納得せず、サレハ氏もそれ以上の妥協を拒んできた。
議会に基づく政府作りと年末ごろの議会選実施は3月上旬、サレハ氏が一度提案している。だが、大統領職の位置づけが明確でないことなどから野党側が拒否しており、真新しい案ではない。
サレハ氏の新たな妥協案について、反体制派は拒否する姿勢だ。治安部隊が18日にデモ隊に発砲し、同日だけで52人が死亡。事件に抗議して軍幹部や閣僚らが離反し、サレハ氏の政治基盤は弱体化しており、反体制派はさらに攻勢を強める可能性が高い。
AFP通信などによると22日、離反した軍の部隊と、大統領派の部隊が衝突して2人が死亡しており、内戦の危機もはらんでいる。
http://www.afpbb.com/article/war-unrest/2791853/6990359?utm_source=afpbb&utm_medium=topics&utm_campaign=txt_topics
大統領側近の相次ぐ離反で首都緊張 イエメン
2011年03月22日 14:02 発信地:サヌア/イエメン
【3月22日 AFP】軍上層部の一部がアリ・アブドラ・サレハ(Ali Abdullah Saleh)大統領から離反して反体制デモに加わり、軍の亀裂が深まっているイエメンで21日、首都サヌア(Sanaa)に戦車部隊が投入された。
戦車は、大統領宮殿、中央銀行、国防省などの市内要所に配備された。投入を指揮した人物や目的は明らかになっていない。
軍司令部は同日夜、自分たちはサレハ大統領に忠誠を誓っているとした上で、「民主主義や憲法秩序を揺るがす攻撃は断固として許さない」とする声明を発表した。
同日、サレハ政権にとって最初の打撃となったのは、大統領の側近でサヌアを含む北西軍管区の軍司令官が「革命に参加する」と宣言したことだった。これを機に、将校数十人が次々とサヌア大学(Sanaa University)近くの広場を拠点とする反体制派に加わり、反体制派勢力への支持を表明した。
さらに、イエメンのエジプト駐在大使やアラブ連盟(Arab League)大使が反体制派を支持し、辞任した。
反体制派が拠点とする広場では18日、サレハ大統領派の狙撃集団が、周囲の建物の屋上からデモ隊に銃弾を浴びせ、デモ参加者52人が死亡する事件が発生した。
議会の副議長と南部のアデン(Aden)州の州知事は21日、事件に抗議して辞任。サレハ政権に対する国際社会の非難も強まっている。
軍の側近のほか、氏族の有力者が離反し、宗教指導者の支持も失い、閣僚、大使、与党議員らの辞任も相次いでいるサレハ政権は、弱体化が止まらない。それでもサレハ大統領は、「国民の大多数がわたしを支持している」とし、即時辞任はせずに2013年までの任期を全うすると主張している。(c)AFP/Hammoud Mounassar
2388
:
チバQ
:2011/03/23(水) 20:32:12
http://www.asahi.com/international/reuters/RTR201103230065.html
シリア治安部隊がデモ隊に発砲、医師含む6人が死亡2011年3月23日
[ダマスカス 23日 ロイター] 反政府デモが続くシリア南部ダルアーのモスクで23日、アサド大統領の退陣を求めて抗議集会を開いていたデモ隊に治安部隊が発砲、少なくとも6人が死亡した。住民が明らかにした。
それによると、攻撃を受けた負傷者の手当てに向かった医師も死亡した。デモ隊側が武器を所有していたかどうかについては、明らかになっていない。
このモスク周辺では治安部隊の発砲前に、停電が発生し電話回線も不通になった。発砲が始まった際には、「アラーは偉大なり」と叫ぶ声が響いていたという。
シリアでは18日から反政府デモが続いており、治安部隊の発砲による民間人の死者は計10人に上っている。
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20110322-OYT1T01140.htm
シリア、民主化要求デモ拡大…治安部隊と対峙
【カイロ=鶴原徹也】シリアでアサド大統領の強権支配に対する民主化要求デモが南部を中心に拡大し、ダラーでは22日、約1000人が「自由」「腐敗の一掃」などを訴えて5日連続となるデモを行った。
AFP通信によると、デモ参加者は同日午後、モスク周辺に集結し、治安部隊と対峙(たいじ)している。
ダラーではデモ初日の18日、強制排除に動いた治安部隊の発砲で4人が死亡。20日はデモ隊の一部がバース党支部や裁判所に放火するなど騒乱状態に陥った。21日には発砲で死亡した一人の葬儀が行われ、数千人のデモに拡大。治安部隊が発射した催涙ガスを吸った少年が死亡したとの情報もある。デモ参加者は、政治犯の釈放や秘密警察の廃止なども要求している。
ロイター通信によると、22日はダラー周辺の町でもデモが行われた。21日は別の三つの町でも数百人規模のデモが行われた。
(2011年3月23日01時27分 読売新聞)
2389
:
チバQ
:2011/03/23(水) 20:33:00
http://jp.wsj.com/World/Europe/node_206444
エジプトの改憲国民投票で宗教指導者の影響力浮上
2011年 3月 22日 8:18 JST
【カイロ】エジプトで19日行われた憲法改正案の是非を問う国民投票では同案が賛成多数で承認されたが、専門家らは、これが同国革命の指導者が若者の活動家からイスラム教の宗教指導者に変わっている可能性があることを明確に示すものと見ている。
20日の発表によると、憲法改正案は77%の支持率で承認された。これには大統領の任期の2期8年への制限や政治への個人参加への制限緩和などが含まれている。
大統領選の有力候補であるエルバラダイ前国際原子力機関(IAEA)事務局長やムーサ・アラブ連盟事務局長はこの改憲案に反対。エジプト軍に指名された法律家や判事らによって起草された改憲案を拒否するよう訴えていた。一方で、反政府デモのリーダーや野党の政治家は、大統領の広範な権限を制限する完全に新しい憲法を求めた。
国民投票の結果は同国の革命の変化をうかがわせるものだった。英雄、殉教者として華々しく持ち上げられていた抗議活動の指導者らは、もはやエジプトの民主化への移行で主たる声ではなくなっている。
その代わりに出てきたのが改憲案を強力に支持したイスラム教の宗教指導者らだ。彼らはこの改憲案の承認を政治的権力への道、かつ、同国のイスラム的アイデンティティーを守る手段と見ている。今後同国で行われる初めての自由で公正な選挙に影響力を行使することで、これらの指導者は民主的将来をどのようなものにするかを決定する立場にあることを示すことになる。
かつては違法なイスラム政治集団とされていたイスラム原理主義組織「ムスリム同胞団」は、サラフィ主義の指導者やこれまでの与党だった国民民主党(NDP)のメンバーらと協力して改憲案支持に回った。
多くの若者を含む改憲案反対派は、ムスリム同胞団とNDPが手を結んだことは皮肉な権力掌握術の一環だと批判した。改憲案が承認されたことで夏の議会選挙の舞台が整ったが、選挙で戦える組織を持っているのは同胞団とNDPだけなのだ。
国民投票前に国中で見られたポスターやパンフレットなどは、10箇条の改正案を承認することは崇高な義務だと強調していた。一部には同胞団の名前が記されていたが、同胞団は自分たちがやったことではないとし、改正案支持を訴えるために宗教的言辞を使ってはいないと述べている。
サラフィの聖職者らは衛星テレビを通じて、改憲提案を拒否すれば、エジプト議会のすべての立法の根幹で、現憲法が採用しているイスラム法典条項を除外した形の新たな改憲案が出てくることになる、と改憲案支持を呼び掛けた。これを受けて、一部のエジプト人は宗教的義務として改憲案承認の投票をした。
政府系シンクタンクのアルアハラム政治・戦略研究所(カイロ)の政治アナリスト、ナビル・アブデルファタ氏は「これはエジプトの知識層にとって悪夢だ」と語った。また、「すべての若者は民主主義の形態としてこの国民投票の結果を受け入れたが、同時に、宗教グループが若者に対して演じた危険な役割によって裏切られた思いを強くしている」と強調した。
記者: Matt Bradley
2390
:
チバQ
:2011/03/23(水) 20:33:55
http://mainichi.jp/select/world/europe/news/20110324k0000m030063000c.html
リビア:反体制派 「寄せ集め」武装は貧弱
【カイロ和田浩明】多国籍軍がリビアへ軍事介入したものの、反体制派が目指す最高指導者カダフィ大佐の排除は難しい情勢だ。反体制派が指揮命令系統の混乱や訓練不足、武装の貧弱さを乗り越え、首都トリポリに迫れるかは不透明だ。
「寄せ集めの軍隊」と評される反体制軍。政権側から加わったアブドルファタフ・ユニス前内相が指揮し国軍兵士も参加している。しかし、国軍はクーデターを恐れたカダフィ氏が冷遇しており装備や訓練面でも問題が多いとされる。
反体制軍には私服の一般市民も多く、AP通信によると「9割は一般人」との指摘もある。訓練しながら戦う状況だ。主な武装も自動小銃などの小火器や小型トラックに積んだ重機関銃程度で政府軍との戦力差は大きい。
多国籍軍は、ベンガジなど北東部の反体制側拠点に侵攻しようとする政府軍部隊を戦闘機などで排除している。しかし、カダフィ氏の出身地シルトやトリポリを制圧するのは、反体制派の仕事だ。当面、北中部の要衝アジュダビアの再奪取が主目標となる。
反体制派が戦力差を埋めるには外部から武器供与を受ける方法もあるが、国連安保理決議はリビアに武器禁輸措置を課しており、適法な入手は困難だ。
また、多国籍軍の作戦に対しては、中露など安保理常任理事国から「やり過ぎ」との批判が出ている。アラブ連盟(22カ国・機構)からも一時、「求めた対応と違う」(ムーサ事務局長)との反発が出た。今後、誤爆などで多数の民間人死者が出続ければ、反体制派が期待する形で軍事介入が継続されない可能性もある。
政府軍は北西部ミスラタの砲撃を続けるなど抵抗を示している。地上軍投入については、米国は明確に拒否しており、欧州諸国も足踏みするのは必至で、反体制軍が乗り越えるべきハードルは高い。
2391
:
チバQ
:2011/03/23(水) 20:34:59
http://sankei.jp.msn.com/world/news/110323/mds11032317430004-n1.htm
リビア多国籍軍、作戦の目標定まらず、飛行禁止区域長期化も
2011.3.23 17:39 (1/2ページ)
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伊シチリア島シゴネラにあるNATO基地を離陸したデンマーク空軍の戦闘機。多国籍軍はカダフィ大佐の地上軍への攻撃強化の準備を進めている=22日(AP)
【ロンドン=木村正人】仏英米主導の多国籍軍はリビア空爆で飛行禁止区域の設定に成功したものの、カダフィ政権打倒を目指すのか否かをめぐり逡巡(しゅんじゅん)している。最高指導者カダフィ大佐を殺害した場合、アラブ諸国の離反を招き、軍事介入の正当性が揺らぎかねないからだ。反体制派は軍事力などでカダフィ大佐側に劣っており、飛行禁止区域を実施しても膠着(こうちゃく)状態が数年続くとの見方が出ている。
アフガニスタン、イラク復興にかかわり、キャメロン英首相の政策チームに助言しているシンクタンク、欧州外交問題評議会のダニエル・コースキ氏は「多国籍軍はカダフィ政権を打倒したいのか、反体制派を支援するのか、明確な目標を欠いている」と指摘する。
多国籍軍は空爆で反体制派の虐殺という人道危機を回避し、中東・アフリカ諸国の指導者に反政府デモへの武力行使は許されないという強いメッセージを送る所期の目的を達した。
英国はカダフィ大佐の拠点で住居がある首都トリポリの建物を攻撃。フォックス英国防相は「大佐への攻撃も潜在的な可能性」と述べたが、リチャード英国防参謀長は「あり得ない」と否定した。クリントン米国務長官も「大佐側からの寝返りが増えるのを望む」とだけ述べた。
英米は大佐殺害を強行してアラブ諸国の反発を招いて、介入への支持が得られないことを危惧(きぐ)している。
欧米は大佐の即時退陣を求めているが、大佐はトリポリ周辺で幅広い支持を維持。東部を拠点とする反体制派には自力でカダフィ政権を倒して新政府を樹立する能力はないとの見方が広がっている。
NATOへの指揮権移譲をめぐり対立が表面化した英米とフランスの首脳は北大西洋条約機構(NATO)が飛行禁止区域実施に関与すべきだとの認識で一致。NATOの指揮系統を使う一方で政治的な意思決定は多国籍軍参加国で行う方向で調整を進めている。
作戦にはNATO以外のカタールなども参加しているため、アフガンで48カ国が参加するISAF(国際治安支援部隊)型の枠組みが検討されているという。
2392
:
チバQ
:2011/03/23(水) 20:36:38
http://www.asahi.com/international/reuters/RTR201103230061.html
リビアの飛行禁止区域、長期化なら10億ドル超のコストも2011年3月23日
[ワシントン 22日 ロイター] リビア上空の飛行禁止区域の設定が数カ月に及ぶ場合、米英仏などによる多国籍軍の軍事費は10億ドル(約808億円)を超える可能性があると、米アナリストが明らかにした。
米シンクタンク、戦略予算評価センター(CSBA)のザック・クーパー氏は、リビア政権軍の防空施設を排除するための初期費用は4億─8億ドルになると予想。飛行禁止区域のパトロール費用は1週間当たり3000万─1億ドルかかるとしている。
また、米英軍がこれまでに使用した巡航ミサイル「トマホーク」の費用は約2億ドルに上ると述べた。
米軍は飛行禁止区域の設定にかかる費用について明確な数字は出していない。米国では2011年度の財政赤字が1兆4800億ドルに上るとの見通しがある中、リビアでの軍事費を支出できる余裕はないとの批判的な見方も議員や批評家から挙がっている。
英国のオズボーン財務相は、リビアでの軍事費は数億ポンドに上る見通しで、アフガニスタンでの軍事費を下回るとの見解を示した。しかし、軍事アナリストのフランシス・ツサ氏はBBCラジオ4に対し、リビアでの軍事費は政府の想定を超える可能性があると述べ、現時点の支出は航空機1機当たり約20万ポンド(約2650万円)、ミサイル1発当たり80万ポンドに達していると指摘。飛行禁止区域が設定されれば、1日当たり200万─300万ポンドの支出が見込まれるとの見方を明らかにした。
2393
:
チバQ
:2011/03/23(水) 20:38:14
http://sankei.jp.msn.com/world/news/110323/erp11032311560008-n1.htm
「大統領と不一致なし」露のプーチン首相が十字軍発言で釈明
2011.3.23 11:53
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スロベニアを訪問し、栄誉礼を受けるロシアのプーチン首相=22日、ブルド(AP)
多国籍軍のリビア攻撃をロシアのプーチン首相が「十字軍」と非難した一方、メドベージェフ大統領は攻撃に一定の理解を示し、首相発言を批判するなど2人の見解が衝突したことについて、首相は22日、訪問先のスロベニアでの記者会見で「外交を指揮するのは大統領。不一致は起こらない」と釈明した。インタファクス通信が報じた。
「双頭体制」下で大統領が首相を公然と批判したのは異例で、特に「十字軍」と首相が述べたことは「容認できない」と強調していた。メディアが、来年の大統領選に向け両者の本格的な対立が始まった可能性があるとみて大きく報道、首相側は火消しを図った形だ。(共同)
http://sankei.jp.msn.com/world/news/110322/erp11032207140004-n1.htm
露大統領、プーチン氏の十字軍発言を公然批判 極めて異例
2011.3.22 07:13
ロシアのメドベージェフ大統領は21日、リビア情勢について記者団に対し「文明の対立を引き起こす『十字軍』というような表現は許されず、容認できない」と述べ、名指しは避けながらも、欧米で構成する多国籍軍のリビア攻撃を「中世の十字軍を思い起こさせる」と非難したプーチン首相の発言を批判した。
大統領が「双頭体制」を組む政権の実力者プーチン首相を公然と批判したのは極めて異例。1年後の次期大統領選にどちらが出馬するかをめぐって水面下のせめぎ合いを続けてきた両者の対立が表面化する可能性もある。
大統領は、リビアへの武力行使を容認した国連安全保障理事会決議はカダフィ政権による反体制派への武力弾圧をやめさせるためのもので「間違っているとは思わない」と強調。
その上で「十字軍」などの表現を使えば「状況は今より悪化する。そのことを皆が理解すべきだ」と述べ、首相発言に強い不快感を示した。(共同)
2394
:
チバQ
:2011/03/23(水) 20:47:27
>>1926
http://www.asahi.com/international/reuters/RTR201103230050.html
ポルトガル議会は緊縮財政策を否決の公算、政権崩壊の可能性2011年3月23日
[リスボン 23日 ロイター] ポルトガル議会は23日に、政府が策定した緊縮財政策を否決するとみられている。そうなれば、少数与党の社会党政権が崩壊する可能性がある。
ソクラテス首相は、緊縮財政策が否決されれば、ポルトガルはギリシャやアイルランドと同様、国際社会に救済を仰がなければならなくなると訴え、その場合には辞任する考えを表明した。
すべての野党は、年金や政府支出を削減する財政案に反対する姿勢を示しており、以前は緊縮財政策を支持していた最大野党の社会民主党は、解散総選挙を口にし始めた。
政治アナリストのアントニオ・コスタ・ピント氏は「主な野党が政府との政治的合意を受け入れる考えがないことは明らかで、政権が倒れる可能性は非常に高い」との見方を示した。
ポルトガル議会では230議席のうち与党社会党が97議席しか確保しておらず、野党はいずれも緊縮財政案に反対する構えを示している。
政権崩壊の可能性が高まったことを受け、ポルトガルの10年債利回りは22日の取引で7.68%に上昇(前日は7.53%)。ドイツ連邦債利回りに対するスプレッドも13ベーシスポイント(bp)拡大して443bpとなった。
2395
:
チバQ
:2011/03/24(木) 21:14:24
http://www.sankeibiz.jp/macro/news/110324/mcb1103242045031-n1.htm
ユーロ圏「包括対策」に暗雲 ポルトガル首相が辞任2011.3.24 20:44
【ロンドン=木村正人】財政危機に陥っているポルトガルの議会で23日、緊縮財政策が否決され、ソクラテス首相はカバコシルバ大統領に辞任を表明した。解散・総選挙が行われるが、2カ月近い政治空白が生じる恐れが強く、ポルトガルが欧州連合(EU)と国際通貨基金(IMF)に救済を要請するとの観測が強まっている。
欧州単一通貨ユーロ圏(17カ国)で財政危機国の首相が辞任に追い込まれたのはアイルランドに続いて2カ国目。EUは24、25の両日、ブリュッセルで首脳会議を開き、財政危機の再発を防ぐ「包括対策」の一括承認を目指すが、各国で緊縮策への国民の不満が増幅しているため、協議への悪影響が懸念される。
ソクラテス首相が議会に緊縮策を提案したのはこの1年で4度目で、昨年国内総生産(GDP)比で7%だった財政赤字を今年は4・6%、来年は3%に圧縮する計画だった。
しかし、今回の緊縮策に年金への特別課税も含まれており、最大野党・社会民主党が「社会的弱者を標的にしている」と総選挙の早期実施を求めた。議会(定数230)で緊縮策に賛成したのは与党・社会党(97議席)だけだった。
大統領は25日に全政党の責任者を集めて今後の対応を協議。大統領は議会を解散し、55日後以降に総選挙が行われる公算が大きい。社会民主党からは財政再建に取り組むには国民の幅広い支持が必要として、選挙後に社会党などとの「大連立政権」を樹立することを求める声も上がっている。
ポルトガルは4月に40億ユーロ(約4600億円)超の国債償還を控えており、10年物国債の利回りが年7・82%に達するなど、市場では返済能力への疑念が大きく膨らんでいる。
2396
:
チバQ
:2011/03/24(木) 21:20:36
http://www.asahi.com/business/news/reuters/RTR201103240084.html
ポルトガル、緊縮財政策否決・首相辞意を受けた今後の行方2011年3月24日15時15分
[リスボン 24日 ロイター] ポルトガル議会は23日、政府が国際的な救済回避を目的に策定した緊縮財政策を否決。これを受け、ソクラテス首相は辞表を提出した。
今後想定される展開、注目点を以下に挙げた。
<救済要請は不可避か>
救済要請せざるを得ない情勢だ。ポルトガル国債10年物利回りは、多くのアナリストが長期的に維持不能とみなす7%を大きく上回っている。
緊縮財政策が否決されたことで、新政権が早期に新たな緊縮財政策を打ち出さないかぎり、国債利回りはさらに上昇する可能性がある。しかし、新政権発足には、数週間単位の時間を要する。
ドイツなど、ユーロ圏中核国はこれまで、市場不安定化要因の払しょくを目指し、ポルトガルに救済要請の検討を求めてきた。ポルトガル国債利回りが上昇し続ければ、圧力が強まる可能性がある。
Informacao de Mercados Financeiros(ポルト)のフィリペ・ガルシア氏は「救済の可能性は飛躍的に高まった」と述べている。
<救済のタイミングは>
4月15日に43億ユーロ、6月に49億ユーロの国債が償還期限を迎える。償還日の数週間前というのが、論理的なタイミングだ。
ただ、市場での償還債借り換えが可能な状況で、ポルトガル政府が非常に高い金利負担を受け入れる用意があるなら、かなり先になるだろう。6月以降、年内は償還が予定されていないからだ。
一部政治アナリストは、新政権発足の遅れが必ずしも救済要請の遅れにはつながらないと指摘する。
その一人、アントニオ・コスタ・ピント氏は「暫定政府は重要な自主的行動指針を打ち出せないが、議会が支持すれば救済要請する決定は下せる」と述べている。
<救済の規模は>
1月時点のユーロ圏当局筋の想定では、600億─800億ユーロ。
その規模なら、欧州金融安定ファシリティー(EFSF)の現在の融資能力、それに国際通貨基金(IMF)で十分対応できる。
<いつ新政権が発足するか>
首相の辞表を受け取ったカバコシルバ大統領は、各会派と協議する場を25日に設ける方針を示した。
大統領は、各会派に、選挙を実施せず話し合いによる連立結成、新首相選出を提案する可能性がある。しかし、ソクラテス首相と主要野党の社会民主党(PSD)党首は総選挙が最良の解決策と示唆しているため、議会解散、選挙という運びになりそうだ。選挙実施は発表から55日後になる。
2397
:
チバQ
:2011/03/24(木) 21:43:16
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20110324-OYT1T00356.htm
リビア政権崩壊した場合、暫定首相はジブリル氏
【カイロ支局】リビア東部ベンガジに拠点を置く反体制派「国民評議会」の報道官は23日、カダフィ政権が崩壊した場合、同評議会の外交部門を統括するマフムード・ジブリル氏を暫定首相とする方針を表明した。
中東の衛星テレビ「アル・ジャジーラ」などが報じた。
反体制派が全土を掌握した後、暫定内閣を発足させ、ジブリル氏が組閣にあたるという。ジブリル氏は、米国で教育を受けた国際派知識人とされ、今月半ばにはパリでサルコジ仏大統領やクリントン米国務長官らと相次いで会談している。
(2011年3月24日11時03分 読売新聞)
2398
:
チバQ
:2011/03/26(土) 00:31:06
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110325-00000655-san-pol
クック諸島を国家承認、政府 193カ国目
産経新聞 3月25日(金)21時26分配信
政府は25日の閣議で、南太平洋にあるクック諸島を国家として承認することを決めた。日本政府の承認国は193カ国目。クック諸島はニュージランドと「自由連合」の関係にあり、防衛と外交関係はニュージーランドが責任を負っている。
2399
:
チバQ
:2011/03/26(土) 00:32:16
http://sankei.jp.msn.com/world/news/110111/mds1101111233004-n1.htm
未承認「国」ソマリランド 独立20年 携帯事業・ビル建設…活気づく「首都」
2011.1.11 12:32 (1/3ページ)
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【写真劇場】1980年代の内戦で使用された旧ソ連製戦闘機のモニュメント。背後ではビルの建築が進む=ソマリア北西部・ソマリランド・ハルゲイサ(共同)
■シーン1
ソマリアの北西部で、ソマリランドが一方的に独立宣言してから今年で20年を迎えた。国際社会は国家として承認していないが、“首都”のハルゲイサは治安情勢が比較的安定し、携帯電話などのビジネスが活発化、あちこちで建設工事も進み、活況を呈している。
でこぼこが多い市街地の道路をせわしく行き交うのは、車体に日本の幼稚園名などが書かれた中古車ばかり。アラブ首長国連邦(UAE)のドバイから運ばれてくるといい、「9割以上は日本車だよ」と“計画発展相”を務めるアリ氏はいう。派手な装飾のバスやトラックも目立つ。
携帯電話事業は民間5社がしのぎを削る。送金ビジネスも盛んで、最大手業者が建設中の本部ビルには、ソマリランド初のショッピングモールが入る予定となっている。
市中心部にそびえる1980年代の内戦で使われた旧ソ連製戦闘機のモニュメントのそばでも、別のビル工事が進んでいた。
■シーン2 笑顔が物語る「安定と復興」
2010年6月に政権交代を果たしたシランヨ“大統領”は閣僚に、“計画発展相”を務めるアリ氏を含め、内戦の混乱を逃れて国外で教育を受け、キャリアを積んだ複数のエリートたちを起用した。皆「母国の発展のために戻ってきた」という。
■国民の半数は「極貧」
一方、市中心部では粗末なテント暮らしを続ける避難民が至る所にいる。人口約350万人の半分は極貧状態にあり、高失業率も大きな問題となっている。
ただ、市民にカメラを向けると、大人も子供も屈託のない笑顔を浮かべた。依然として内戦状態が続くソマリアを横目に、人々の笑顔は、未承認「国」ソマリランドの安定と復興の勢いを示しているかのようだった。(ケニア・ナイロビ 共同、写真も/SANKEI EXPRESS)
◇
■ソマリランド アフリカ大陸北東部のソマリア半島にある“共和制国家”。首都・ハルゲイサ。アデン湾とインド洋に面している。1991年1月、当時の独裁政権崩壊後、反政府勢力だった「ソマリ国民運動」が旧イギリス領ソマリランド地域の分離・再独立を宣言した。独立国家として機能しているが、国際的には国家として承認されておらず、ソマリアの一部と考えられている。ソマリアでは、1998年7月には、北東部に自治政府「プントランド」(首都・ガローウェ)が誕生し、ソマリアは3分割されている状態が続いている。ソマリランドは遊牧民のソマリ人が多く住み、ほとんどがイスラム教徒。ソマリアでいまなお続く内戦による難民も多く、干魃(かんばつ)などの深刻な環境問題も抱えている。
2400
:
チバQ
:2011/03/26(土) 10:08:39
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&k=2011032600093
内閣不信任案が可決=5月に総選挙−カナダ
【ニューヨーク時事】カナダ下院(定数308)は25日、野党自由党が提出したハーパー保守党内閣に対する不信任決議案を賛成156、反対145で可決した。これにより下院は解散され、5月上旬に総選挙が行われる見通しになった。
カナダからの報道によると、議会手続き委員会がこのほど、政権が財政支出計画の詳細を明らかにしていないとして、政権による「議会侮辱」を認定。自由党は「議会制民主主義の根幹に関わる問題だ」(イグナティエフ党首)として、不信任案提出に動いた。
保守党は2006年の総選挙で自由党に勝利。ただ、議席は過半数に及ばず、ハーパー政権は同年2月の発足以降、不安定な政権運営を強いられてきた。総選挙では財政赤字削減や景気対策が争点になるとみられる。(2011/03/26-08:36)
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2401
:
とはずがたり
:2011/03/26(土) 15:40:09
コートジボワール、内戦の危機 100万人難民化の恐れ
http://www.asahi.com/international/update/0326/TKY201103260147.html
2011年3月26日10時17分
【ジュネーブ=前川浩之】昨年11月のコートジボワール大統領選の結果を巡る政治危機で、国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)は25日、100万人の国内避難民が生まれる可能性があると発表した。選挙で敗北しながら大統領職に居座るバグボ氏側の軍が、市民に発砲しているとの情報もあり、国連は速やかな暴力の停止を訴えている。
UNHCRによると、最大都市アビジャンでは、バグボ氏に忠誠を誓う軍が若者たちに「国の解放」のための武装を促している。選挙管理委員会や国際社会が当選者と認めたワタラ元首相の支持者らとの衝突も伝えられ、これまでに462人の死亡を確認したとしている。
食糧価格が高騰し、略奪も起きるなど市民生活は混乱しており、生活苦や内戦状態に陥ることへの恐怖から、市民が次々に逃げ出しているという。国連人権理事会(本部・ジュネーブ)は25日、人権状況の悪化に懸念を表明し、独立調査団の派遣を盛り込んだ決議案を採択した。
バグボ氏に対しては、国際社会が批判や制裁への動きを強めているが、事態打開への展望は見えていない。
2402
:
チバQ
:2011/03/27(日) 05:57:37
http://sankei.jp.msn.com/world/news/110326/mds11032622560006-n1.htm
反体制派がアジュダービヤ奪還 空爆後初めて
2011.3.26 22:55
26日、リビア北東部アジュダビヤで、戦車の上に乗り反体制派のシンボルである旧王国の旗を掲げる男性(ロイター=共同)
【カイロ=大内清】米英仏などの多国籍軍が軍事介入したリビアで、最高指導者カダフィ大佐側の部隊は26日、北東部の要衝アジュダービヤの防衛を放棄、北東部ベンガジを拠点とする反体制派の部隊が同市を奪還した。フランス通信(AFP)によると、カダフィ氏側のアジュダービヤの防衛拠点は多国籍軍の空爆対象となっていた。
19日の多国籍軍による空爆開始後、反体制派がカダフィ氏側の拠点を奪還したのは初めて。
一方、米統合参謀本部のゴートニー海軍中将は25日、記者会見し、カダフィ氏側の部隊の動きを捕捉するため、米軍が無人偵察機グローバルホークや空中警戒管制機(AWACS)などを投入していると明らかにした。また米軍は24日から25日にかけて、新たに巡航ミサイル「トマホーク」16発をリビア領内の軍事目標に発射した。
2403
:
チバQ
:2011/03/27(日) 12:22:21
http://www.asahi.com/international/update/0326/TKY201103260370.html
リビア反体制派、首都進攻へ民兵組織再構築 空爆契機に2011年3月26日20時5分
【ベンガジ(リビア東部)=山本大輔】これまで軍経験者と素人の寄せ集めで構成していたリビア反体制派民兵組織の再構築が進められている。最前線には軍経験者による特別部隊を送り込み、未経験者にはあらためて訓練を実施。多国籍軍の空爆で政府軍の進攻がとまっている今、首都トリポリ進攻に向け、立て直しの好機とみているようだ。
反体制派によると、同派の政治機関・国民評議会は、部隊の軍事戦略を前線にいる司令官に一任している。司令官はカダフィ大佐の元で政府軍の特殊戦術を担当していた人物で、民衆蜂起後に離反した。多国籍軍の軍事介入が始まる数日前から反体制派部隊の指揮をとっているという。
関係者らによれば、軍事経験のない志願兵らを前線から後退させて再訓練などを施す一方、職業軍人らで構成された特別部隊を最前線に配置。政府軍の武器庫などから集めた兵器を集中させている。
武器調達をめぐって、反体制派の一人は朝日新聞の取材に対し「すでにエジプト国境から運び込まれていると思う」と述べた。一方で兵器の種類や兵力の規模などについては徹底した情報統制が敷かれており、明らかにされなかった。
特別部隊は現在、多国籍軍の空爆で壊滅的な打撃を受けた政府軍が逃げ込んだアジュダビヤに進攻。交戦の末、26日にアジュダビヤを奪還した。19日に空爆が始まってから、反体制派が政府軍の拠点を制圧したのは初めて。
反体制派が今後、重要視しているのは、カダフィ大佐の出身地、中部シルトの攻略。西部ミスラタやザウィヤ、トリポリへの攻撃拠点にしたいという。シルトには高性能な兵器を持った政府軍部隊が残っており、攻略にはより強力な兵器と、志願兵らのさらなる訓練が必要。こうした時間を稼ぐためにも、多国籍軍による空爆の継続が重要だと訴えている。
2404
:
チバQ
:2011/03/27(日) 12:23:56
http://sankei.jp.msn.com/world/news/110324/mds11032420340009-n1.htm
続く市民攻撃 航空作戦に限界 地上軍派遣の見方も
2011.3.24 20:31
リビア北西部のバニ・ワリッドで23日、スローガンを叫ぶカダフィ氏支持派の地元民(ロイター)
【カイロ=大内清】多国籍軍が軍事介入したリビアで、北西部ミスラタの反体制派への攻勢を強めている最高指導者カダフィ氏側の軍部隊は24日、同市の港湾施設を奪還、23日には市内の病院に砲撃を加えた。ロイター通信などが住民の話として伝えた。
多国籍軍はカダフィ氏側による市民攻撃を阻止するための措置を強化する考えを示しているが、市街地の部隊を空から攻撃すれば市民が巻き添えになる可能性が高い。多国籍軍が地上軍の派遣を検討せざるを得なくなるとの見方も強まっている。
米軍統合任務部隊のヒューバー参謀長(海軍准将)は23日、記者会見し、ベンガジからトリポリまでのリビア沿岸部一帯上空の飛行禁止区域設定が完了したと表明した。米メディアは24日、ミスラタ上空でフランス軍の戦闘機がカダフィ氏側の軍用機を撃墜したと報じた。
しかし、ミスラタにはなおカダフィ氏側の戦車部隊などが陣取り、反体制派の掃討を進めている。北東部アジュダービヤでも、住宅地などへの攻撃が続いているとみられる。
ヒューバー参謀長は会見で、「市民の脅威となる地上部隊に圧力をかけている」と説明したが、航空作戦で市街地での攻撃を阻止するには限界もある。
そんな中、ロシア大統領府のセルゲイ・プリホチコ補佐官は23日、「遅かれ早かれ(多国籍軍の)地上作戦は不可避だ」との見通しを示した。今回の軍事介入の根拠となった国連安全保障理事会決議は地上軍派遣を容認しておらず、新決議には中国やロシアの反発が必至。米国も地上部隊は派遣しないとの立場を崩さない中、市民の犠牲が増える懸念が強まっている。
2405
:
チバQ
:2011/03/27(日) 12:44:16
http://sankei.jp.msn.com/world/news/110327/mds11032700480001-n1.htm
シリア反政府デモ 警察署に放火 「政権転覆」のスローガンも
2011.3.27 00:44
25日、シリア・ダマスカスで行われた反政府デモ(AP=共同)
【カイロ=大内清】反政府デモが続くシリア南部ダルアー近くの村タファスで26日、治安部隊との衝突による死者の葬儀に参列した数千人が支配政党、バース・アラブ社会党の地方本部や警察署に放火した。ロイター通信が伝えた。ダルアーでも同日、数百人が集結して「政権転覆」のスローガンを叫び、デモが「革命」を志向して先鋭化していることを印象づけた。
ダルアーのデモ隊は当初、1963年から続く非常事態令の解除や当局が拘束した市民の釈放、「言論の自由」の保障などを要求し、住民も「反体制デモではない」と強調してきた。
だが、治安部隊の弾圧で死者が増える中、住民の怒りが増幅。25日にはデモ隊の一部がバッシャール・アサド現大統領の写真や、父親のハーフェズ・アサド前大統領の銅像を破壊した。
ダルアーでデモに参加する男性住民は26日、産経新聞の電話取材に、「150人以上殺されているのに、同じ主張のままでいられるわけがない」と話した。
今後、こうした動きが全土に拡大する可能性も否定できず、警戒感を強めるシリア政府は同日、政治犯200人以上を釈放するなど、デモ隊の要求に耳を傾ける姿勢を示している。
2406
:
チバQ
:2011/03/27(日) 14:41:38
http://mainichi.jp/select/world/news/20110327k0000m030054000c.html
リビア:混乱長期化の様相 空爆1週間
【カイロ和田浩明】リビア政府軍への多国籍軍空爆が始まって25日で1週間になった。一時は壊滅の危機にあった反体制派は、北東部の拠点ベンガジから首都トリポリに向け西進を図っているが、武装・練度不足に悩んでいる。政府軍、反政府軍双方が決定力を欠く中、リビア情勢は一進一退の長期化の様相が強まっている。
米国防総省によると、19日に始まった米英仏主導の空爆では、25日までに対地攻撃を含む875回の飛行が行われ、巡航ミサイルも184発発射。標的はトリポリや北西部ミスラタ、ベンガジ、南部セブハなどの政府軍部隊や飛行場、防空設備。20日にはカダフィ大佐の居住区域も空爆された。多国籍軍の戦果評価ではリビア空軍は事実上機能を失い、ベンガジへの地上軍侵攻も止まった。
ロイター通信によると、反攻中の反体制派は26日、ベンガジ南方約150キロの要衝アジュダビアの奪還に成功した。また、多国籍軍はこの日、ミスラタの政府軍を空爆した。今後、さらに石油港湾都市ラスラヌフやカダフィ氏の出身地シルト、トリポリへの進撃を目指すと見られる。
◇コスト負担に 多国籍軍
しかし、反体制派は重火器に乏しく、戦車や大砲を保有する政府軍を圧倒するのは困難だ。非正規兵が大多数で練度も低い。戦闘の長期化に伴い多国籍軍には、飛行禁止空域を維持するコストが重くのしかかりつつある。
米欧では反体制派に訓練や武器を供与する構想も浮上。カーニー米大統領報道官は25日、「(国連安保理決議が定めた)武器禁輸を柔軟に運用することは可能」と発言。武器供与はできないとの従来方針を転換した。
政府軍は西部のミスラタやアズザウィーヤなどで無差別砲撃や住民の誘拐など手段を選ばない抗戦を続けている。一方で、25日にエチオピアで開催されたアフリカ連合のリビア問題会議では、リビア政府代表が民主的選挙の実施を提案。カダフィ氏の親族や側近は各国政府関係者に接触して和平や国外脱出の可能性を探っている。
ただ、カダフィ氏は「最後まで戦う」と繰り返し明言。反体制派も同氏排除以外の妥協は拒否する構えで、国連安保理決議が求める停戦や民間人の保護が早期に実現する見通しは立っていない。
2407
:
チバQ
:2011/03/27(日) 21:12:03
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110327-00000054-mai-int
<ドイツ>緑の党初の州首相誕生か 選挙に原発事故追い風
毎日新聞 3月27日(日)19時48分配信
【ベルリン小谷守彦】27日に実施されるドイツ南部バーデン・ビュルテンベルク州議会選挙で、日本の福島第1原発の事故を受けた反原発世論の高まりから環境政党・緑の党が初めて州首相ポストを射止める公算が大きくなっている。ドイツ16州の首相ポストは、保守のキリスト教民主同盟(CDU)などと左派・社会民主党の2大政党で分け合ってきたが、緑の党の州首相が誕生すればドイツ政治の歴史的な節目になる。メルケル首相のCDUは戦後一貫して牙城だった同州で初めて政権を失うことになり、威信を大きく低下させる見通しだ。
緑の党は連邦議会では5政党の最小勢力で、反原発を党是の一つに掲げてきた。同州の首相候補、クレッチマン氏(62)も結党以来の党員で、同州で稼働中の原発4基の即時停止を求めている。
メルケル首相は今月15日、福島第1原発事故を受け、「脱原発先送り」の決定を3カ月凍結する方針を表明。国内17基の原発の安全性の再点検と、80年までに稼働開始した7基の稼働を3カ月停止するよう命じた。ただ、「凍結」は暫定的なもので、世論調査では国民の71%が「州選挙のための戦術」と冷ややかに受け止めている。
首相は「日本で起きたことは世界にとっても転機」と語る一方、「電気は払える範囲のものでなければならない」と原発利用の継続姿勢を固持。ブリューデレ経済技術相は財界団体の役員会で「『凍結』は選挙戦術」と説明し、議事録がメディアに暴露された。
ドイツでは、79年の米スリーマイル島原発事故以来、原発問題は世論を深く割る「永遠のテーマ」となっている。反原発運動の受け皿になってきた緑の党は、09年の前回総選挙で約1割の支持率だったが、直近の世論調査では支持率が20%を超え、2大政党に迫る勢いになっている。
一方で、原発賛成派の存在感も根強い。保守政界で絶大な発言力を持つコール元首相は25日、大衆紙ビルト紙に寄稿し「ドイツと日本は違う」などとメルケル首相の「凍結」を暗に批判した。電力業界もドイツの経済競争力が落ちることを懸念し、「凍結」には強く反発している。
バーデン・ビュルテンベルク州の人口は全国の約8分の1。27日にはラインラント・プファルツ州でも州議会選挙が行われ、同様に連邦与党の敗北が見込まれている。
2408
:
とはずがたり
:2011/03/28(月) 13:51:42
スルトとなってるけどここかな?
http://yj.pn/h5JK-T
リビア反体制派、カダフィ大佐の地元制圧か
http://www.asahi.com/international/update/0328/TKY201103280259.html
2011年3月28日13時15分
【ベンガジ(リビア東部)=山本大輔】中東の衛星テレビ局アルジャジーラなど複数のメディアは28日、リビアで反体制派の部隊が最高指導者カダフィ大佐の出身地の中部シルトに進攻し、大半の地区を制圧したと報じた。詳しい情勢ははっきりしないが、制圧が事実なら、反体制派は首都トリポリ攻略に向けて大きく前進したことになる。
AFP通信によると、米英仏などの多国籍軍は26、27の両日、シルトに空爆を行い、市民らの多くが避難した。政府軍の地上部隊はシルト東方に結集していたが、衛星テレビ局アルアラビアによると、反体制派の部隊は27日夜までにこの地域を通過。政府軍が多国籍軍の空爆で戦力を失ったか、交戦せずに撤退した可能性があり、反体制派は大きな打撃を受けることなくシルトに進攻したとみられる。
シルトは一貫して政府の支配下に置かれ、トリポリ防衛の要として大規模な政府軍部隊が配備されていた。
2409
:
チバQ
:2011/03/28(月) 22:28:59
http://www.afpbb.com/article/politics/2793023/6991294
大統領選後の混乱続く、AUの調停が暗礁に コートジボワール
2011年03月28日 20:26 発信地:アビジャン/コートジボワール
【3月28日 AFP】大統領後の混乱が続くコートジボワールで27日、アフリカ連合(AU)による調停が、調停者の人選をめぐって暗礁に乗り上げた。
コートジボワールでは前年11月28日の大統領選挙の結果について、国際社会がアルサン・ワタラ(Alassane Ouattara)元首相の勝利を認めたものの、現職のローラン・バグボ(Laurent Gbagbo)氏が大統領職に居座り、混乱が続いている。
■AU調停者、ワタラ氏が拒否
AUは事態の収拾に乗り出すため、調停者としてカボベルデのジョゼ・ブリト(Jose Brito)外相を選出。しかし、ワタラ氏は、バグボ氏と近い関係にあることを理由にブリト氏の調停者就任を拒否した。
ワタラ氏は「(ブリト氏とバグボ氏の)個人的な交友関係と政治的なつながりはコートジボワールの誰もが知っている」と述べ、人選について「助言や打診のなかったことを深く憂慮する」と語った。
バグボ氏は、ブリト氏は中立的な調停者として適任だとして人選を受け入れている。
■AU調停、暗礁に
AUは今月、ワタラ氏を大統領選挙の勝者として正式に認めた上で、挙国一致政権を樹立してバグボ氏に「名誉ある退出」を用意すべきだと提案。バグボ氏側は挙国一致政権は拒否したものの、「コートジボワール全体での対話」については検討する姿勢を示していた。
AUの予定では、対話は24日までに開始されるはずだった。しかし実際には、主要都市アビジャン(Abidjan)を始めコートジボワール各地で衝突が激化している。
ある外交筋はAFPに対し、調停者の選出をめぐる不一致は大きな痛手であり、AUが適切な候補者を選出できないことはAUの信用失墜につながると憂慮を示した。(c)AFP/Christophe Parayre
2410
:
チバQ
:2011/03/28(月) 22:32:17
http://www.tokyo-np.co.jp/article/world/news/CK2011032802000172.html
独州議会選 反原発「緑の党」躍進
2011年3月28日 夕刊
【ベルリン=弓削雅人】ドイツ南西部バーデン・ビュルテンベルク州議会選が二十七日投開票され、反原発を掲げる90年連合・緑の党が躍進した。緑の党はクレッチマン氏(62)を首班に社会民主党(SPD)と連立し州政権を樹立する方針で、緑の党初の州首相が誕生する見通しとなった。
福島第一原発の事故で、原発政策が最大の争点に急浮上した同選挙で、一九五三年以来、政権を維持してきた与党・キリスト教民主同盟(CDU)が敗北したことで、メルケル政権の原発政策は見直しを迫られそうだ。
州選挙管理委員会の開票結果によると、90年連合・緑の党の得票率は24・2%と、前回から倍増し、SPDは23・1%。CDUは39・8%で第一党の座は維持したが、連立を組む自由民主党(FDP)は5・3%だった。
メルケル首相は、福島第一原発の事故を受け、原発の稼働年数を平均十二年間延長させる決定を三カ月間凍結して原発延命の再検討を開始。凍結を「選挙戦のための対策」と批判する緑の党など野党は、同州で稼働中の原子炉四基の即時停止を求める脱原発政策への転換を主張していた。
一方、ラインラント・プファルツ州議会選でも、緑の党の得票率は前回の4%から約三倍の約15%に大躍進。第一党のSPDが主導する連立政権に加わる見通しだ。
2411
:
チバQ
:2011/03/28(月) 22:40:24
http://sankei.jp.msn.com/world/news/110328/erp11032809480003-n1.htm
仏統一地方選で与党惨敗、左派が勝利
2011.3.28 09:47
フランスの県議会議員選挙の第2回投票が27日、全土で一斉に実施され、内務省の推計によると最大野党、社会党が36・2%を得票し勝利した。サルコジ大統領の与党、国民運動連合(UMP)は18・6%で惨敗。
大統領選を1年後に控え、再選を目指すサルコジ陣営にとっては手痛い敗戦となった。極右国民戦線(FN)は得票率15%を超えた第1回投票のような躍進はなかったが、推計11・1%で第3党の地位を確保した。
ルモンド紙(電子版)によると、各県議会の最終的な総議席数で、社会党や共産党、環境政党などを中心とする左派系が6割を占める見通し。
社会党のオブリ第1書記は「有権者が変革への扉を開いた」と勝利宣言した。(共同)
2412
:
チバQ
:2011/03/28(月) 22:45:13
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110328-00000088-san-int
元テロ組織、コプト教徒、若者組織化…エジプト、新党ブーム
産経新聞 3月28日(月)7時57分配信
【カイロ=大内清】ムバラク前政権が崩壊したエジプトで、6月にも予定される議会選に向け、新党結成の動きが加速している。宗教色の濃いものから世俗主義的なものまで性格はさまざまだが、約30年に及んだムバラク前大統領と旧与党・国民民主党(NDP)の事実上の一党独裁により、政治経験がない勢力がほとんど。小政党乱立が、組織力のあるイスラム原理主義組織ムスリム同胞団に有利に働くとの見方も出ている。
注目を集めているのが、1980〜90年代にテロを繰り返し、その後、武装闘争放棄を宣言した「イスラム集団」。97年に南部ルクソールで、日本人を含む外国人観光客約60人を殺害したことで知られる組織だ。近年は政治・社会活動から距離を置く代わりに、収監されていたメンバーの釈放を“勝ち取る”など、前政権とは付かず離れずの関係を保ってきたが、今月、政党設立に本格着手した。
武装闘争路線見直しを主導した指導者、ナーギフ・イブラヒム氏は産経新聞に「政治参加が暴力との決別の証拠。民主主義の尊重は当然だ」と語る。だが「テロ組織」のイメージから有権者の警戒感は強く、支持は限定的とみられる。
キリスト教の一派で人口の1割を占めるコプト教徒も動き始めた。教皇シュヌーダ3世は政党設立に懐疑的とされるが、「コプト復活党」「国民自由連合」など複数のグループが設立準備を進めている。
前政権打倒に中心的役割を果たした若者の受け皿作りも焦点だ。民主化運動の論客で元外交官のアブドッラー・アシャアル氏らは2月、若者の組織化に向け「自由エジプト党」設立を発表。若者の中にも自ら政党化を目指す動きがある。
ただ、主要若者グループ「4月6日運動」のリーダー、アハマド・マーヘル氏は「政治に民主化を促す圧力団体であるべきだ」としており、今後、若者グループ間の路線の違いが表面化してくる可能性もある。
NDPが国民の信頼を失う中、現在のエジプトでまとまった組織力を持つ勢力は「自由と公正党」設立を発表した事実上の最大野党、同胞団だけといっていい。しかし、他の既存野党と同様、同胞団も政策立案経験は皆無に等しく、同国の政治は先行きが見えない状況が続いている。
2413
:
チバQ
:2011/03/28(月) 22:46:58
>>2408
http://www.asahi.com/international/update/0328/TKY201103280362.html
リビア反体制派、カダフィ大佐出身地へ迫る 交戦の模様2011年3月28日20時6分
ビンジャワド近郊で28日、シルトへ向かって行軍する反体制派の部隊=ロイター
リビアの地図
【ベンガジ(リビア東部)=伊東和貴】リビアの反体制派部隊は28日、最高指導者カダフィ大佐の出身地である中部シルトの東約120キロまで迫った。中東の衛星テレビ局アルジャジーラが伝えた。シルトはカダフィ氏の出身地で政府軍精鋭部隊が防衛に当たっているとされ、陥落すればカダフィ政権にとって大きな打撃となる。
一時、シルト制圧の報道も流れたが、AFP通信によると、反体制派が掌握したビンジャワドからシルトに通じる道路では政府軍がマシンガンで応戦。市内は静かで、政府軍の車両が巡回しているという。シルトから、対空砲を積んだ約20台の政府軍車両と多数の民間車両がトリポリへ撤退したとの報道もある。
米英仏などの多国籍軍は27日、シルトを初めて空爆。反体制派は東部の石油輸出拠点のブレガとラスラヌフを奪還し、シルトの東約150キロのビンジャワドまで一気に制圧した。シルトを陥落させれば、反体制派は首都トリポリへの攻勢を一気に強める構えだ。
シルトはトリポリ防衛の要でもあり、大規模な政府軍部隊が配備され、多数の兵器庫や戦闘機発着のための空港がある。トリポリへの物資供給の拠点としても知られ、カダフィ氏が砂漠に化学兵器を隠し持っているとの情報もある。
政府軍の地上部隊は現在、シルト東方に結集している模様で、今後、激戦が予想される。ただ、政府軍は多国籍軍の空爆で多くの戦車や重火器を失ったとみられている。また、ブレガでは戦車や弾薬を残したまま撤退しており、兵士の士気が下がっている可能性もある。
一方、リビア西部で唯一、反体制派の支配下にある第3の都市ミスラタでは、激しい交戦が続いている。政府軍は戦車や迫撃砲で反体制派を砲撃。建物の屋上には狙撃兵が配置され、市民にも犠牲者が出ているという。
2414
:
チバQ
:2011/03/28(月) 22:48:21
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20110328-OYT1T00914.htm
カタール、リビアの国民評議会を認知
【カイロ=長谷川由紀】カタール政府は28日、リビアの反体制派組織「国民評議会」を「唯一正統なリビア国民の代表」として認めると表明した。国営カタール通信が伝えた。
事実上の政府承認にあたる。フランスに続いて2か国目で、アラブ諸国では初めて。
カタールは、国連安全保障理事会決議に基づく対リビア軍事行動を早くから支持してきた。空軍戦闘機が多国籍軍の作戦に参加するなど、アラブ諸国内では、リビア情勢に最も積極的に関与している。
一方、国民評議会で財務を担当するアリ・タルフーニ氏は27日、1週間以内に東部産出の原油をカタールを通じて輸出する方針を明らかにした。新たな収入源確保で財政基盤を強化し、最高指導者カダフィ氏打倒に向けた態勢を整える狙いがある。
(2011年3月28日20時24分 読売新聞)
2416
:
チバQ
:2011/03/30(水) 00:22:46
http://www.asahi.com/international/update/0329/TKY201103290464.html
シリア内閣が総辞職 デモ拡大防止の譲歩策か2011年3月29日22時17分
. 【カイロ=北川学】民主化を求める市民デモが続くシリアで29日、オタリ内閣が総辞職した。中東の衛星テレビ局アルジャジーラが伝えた。AFP通信によると30日にも新内閣が発足する予定。アサド政権はデモ拡大を防ぐため、内閣総辞職で譲歩を示す狙いとみられる。
一方、アサド大統領も近く国民向けに演説し、1963年から続く非常事態令の撤廃などを表明する見通しといわれている。シリアでは3月中旬以降、南部ダルアや西部ラタキアなどで数千人規模のデモ隊と治安部隊が衝突、死傷者が出ている。
.
2417
:
チバQ
:2011/03/30(水) 22:44:25
http://www.asahi.com/international/update/0330/TKY201103300206.html
ベルギーの政治空白、世界最長に 290日、イラク抜く2011年3月30日12時11分
【ブリュッセル=野島淳】昨年6月の総選挙以来、連立交渉がまとまらずに正式な政権が発足しないままとなっているベルギーの政治空白が30日で290日となり、「世界最長」となった。昨年3月の総選挙後、現政権が発足するまでに手間取ったイラクを抜いた。
ベルギーでは北部オランダ語圏と南部フランス語圏の歴史的な対立があり、自治権の強化を巡って総選挙後に連立交渉が難航。総選挙で敗れたオランダ語圏の中道右派政党のルテルム首相がそのまま居座り、暫定政府の状態が続いている。
「世界最長」に並んだ29日には、ブリュッセルやアントワープなど各地で、学生らが早期の政権発足を求める集会を開いた。南北共通の名産であるフリッツ(フライドポテト)にちなんで「フリッツ集会」と名付け、南北の連帯を訴えた。
ただ、市民生活に大きな混乱はない。欧州経済が全体的に落ち着きを取り戻していることもあり、ベルギー国債の金利も安定。全体に危機感が薄いのが現状だ。
ベルギー経団連(FEB)のルディ・トマス会長も朝日新聞の取材に「短期的には影響は少ない」と述べた。しかし、「年金や原子力発電の問題など、改革が必要なテーマは山積みだ。今の状況が続けば、外国企業の投資意欲が落ちるなど経済に影響が出かねない」と懸念も口にした。
2418
:
チバQ
:2011/03/30(水) 22:45:09
http://sankei.jp.msn.com/world/news/110330/erp11033011470006-n1.htm
原発8基の完全閉鎖に賛成 独与党FDPが政策転換
2011.3.30 11:44
ドイツ連立与党の自由民主党(FDP)のリントナー幹事長は29日、福島第1原発の事故を受けて安全検査のため一時停止などをしている原発計8基について、完全閉鎖することに賛成する意向を表明した。
同党は、メルケル連立政権が昨秋決めた、既存原発の稼働期間を延長する計画の推進派。ただ、原発問題が争点となった27日の州議会選挙で与党が大敗したことから、政策を急転換した。
ただ、メルケル首相が率いる最大与党キリスト教民主同盟(CDU)内には同様の意見もある一方で、早期の脱原発は「電力価格の急上昇を招き、ドイツ企業が国外に工場を移転する恐れがある」との反対論もある。
メルケル首相は、抜本的な見直しの方向で与党内の調整を進め、6月中旬までに新しいエネルギー政策を決定する。(共同)
2419
:
チバQ
:2011/03/31(木) 12:49:48
http://www.47news.jp/CN/201103/CN2011033101000082.html
リビア外相、英で辞任表明 亡命か、政権に打撃
【ロンドン、ベンガジ共同】英外務省は30日、リビアのクーサ外相が英国の空港に到着し、辞任を表明したと発表した。ロイター通信は友人の話として、カダフィ政権による民間人攻撃に抗議して政権を離脱したと伝えた。英国か第三国に亡命する可能性もある。
リビアで2月に反体制デモが始まって以降、政権離脱が明らかになった高官では最有力者。クーサ氏は最高指導者カダフィ大佐の「右腕」とされ、国際社会との窓口役を果たしてきただけに、米欧などの軍事介入に徹底抗戦を掲げるカダフィ氏にとって大きな打撃だ。
2011/03/31 10:43 【共同通信】
2420
:
チバQ
:2011/03/31(木) 19:34:46
http://mainichi.jp/select/world/news/20110331dde002030010000c.html
リビア:アルカイダ参加、反体制派が否定
【ベンガジ(リビア東部)杉尾直哉】リビア反体制派の民兵集団の報道官を務めるアフマド・バニ大佐は30日の会見で、「我々の中に過激主義者はいない」と述べ、国際テロ組織アルカイダの存在を否定した。米軍高官らが民兵とアルカイダの関連の可能性を懸念していた。
バニ大佐によると、反体制派は30日、北中部の石油精製拠点ラスラヌフから100キロ以上東方のマルサエルブレガまで撤退した。装備や訓練で政府軍に大きく劣っているためで、「我々は通信手段の確保にすら苦労している」と認めた。前線で何人の死傷者が出たかすら把握できていないという。だが、大佐は「戦術的撤退」といい、さらに東方のアジュダビアまで後退する可能性を示唆した。
2421
:
チバQ
:2011/03/31(木) 19:35:28
http://mainichi.jp/select/world/news/20110331k0000e030006000c.html
リビア:新国連大使に異例の外国人指名 元ニカラグア外相
【ニューヨーク山科武司】リビア・カダフィ政権が、新たな国連大使に、元国連総会議長でニカラグア元外相のデスコト氏を指名したことが30日、分かった。外国人を大使に指名するのは異例。指名したのは30日に英国に出国したクーサ外相で、国連は再び対応に悩んでいる。
カダフィ政権は今月上旬、反体制派に転じたシャルガム大使の代わりに、親カダフィ派のトレキ元外相の信任を求める手紙を潘基文(バン・キムン)事務総長に提出。国連としては受理せざるを得ない状況だったが、米国がトレキ氏にビザを発給しなかった。
デスコト氏は米国生まれでニカラグアとの二重国籍を持つとされる。だが、ライス米大使は「私の理解では彼は数年前に米国籍を放棄している。観光ビザで外交はできない」とくぎを刺した。
2422
:
チバQ
:2011/03/31(木) 21:49:56
http://www.asahi.com/international/update/0331/TKY201103310113.html
リビア政府軍、東部ブレガ奪還 アジュダビヤに迫る勢い2011年3月31日10時38分
リビア反体制派の軍報道官は30日夕、拠点都市の東部ベンガジで会見し、再び東進を始めた政府軍部隊が同日までに東部ブレガを奪還し、31日にはアジュダビヤに迫る可能性があると明らかにした。
同報道官は、政府軍は機関砲やロケット砲などの兵器を所持しており、反体制派部隊の武器では対抗できないことも認めた。
また、東進中の政府軍部隊が3200〜3600人の兵力を持ち、その多くがチャド人の雇い兵であると主張。政府軍を率いる司令官がチャドの情報機関幹部であることを複数の情報筋から確認したと表明。チャドの大統領と同じ部族出身者だとして、隣国の軍事介入を批判した。一方で、欧米による政府軍への空爆継続を求め、軍事力を均衡させるため、国際社会に武器の提供を求めた。(ベンガジ=山本大輔)
2423
:
チバQ
:2011/04/01(金) 22:46:56
http://www.asahi.com/international/update/0401/TKY201104010492.html
「自由を」中東各地で反政府デモ 金曜礼拝後2011年4月1日22時35分
中東各国で1日午後、イスラム教金曜礼拝後のデモが行われた。
衛星テレビ局アルジャジーラによると、シリアの首都ダマスカス近郊では数千人が集結。「自由を」と叫んで気勢を上げ、治安部隊が催涙弾で解散させた。AFP通信によると南部ダルアでも数百人がデモ行進した。西部ラタキアからの情報によると、中心部ではすべての商店が店を閉め、治安部隊が検問を設けて警戒を強めている。
1963年から非常事態令が敷かれているシリアでは3月中旬以降、解除を求めるデモが発生。治安部隊との衝突で、これまでに60人以上が犠牲になったとされる。アサド大統領は3月31日、解除を検討する委員会の設立を命じたが、国民の不満は収まっていないようだ。
サレハ大統領の即時退陣を求めるデモが続くイエメンでは、反体制派と大統領派が首都サヌアでそれぞれ大規模なデモを行った。
現地からの報道によると、反体制派はサヌア大学近くの広場に集結。一方の大統領派はサレハ氏の出身部族の支持者らが車で首都に集まり、大統領府周辺を埋め尽くした。
サレハ氏は支持者らを前に、「国民のために全身全霊を捧げる」と語り、大統領の座にとどまる意向を改めて示した。
一方、エジプトの首都カイロでは、ムバラク前大統領の辞任につながった「革命」を支持する若者ら数万人が中心部タハリール広場に再び集結。「革命を守り抜け」と声を上げた。
市民が心配するのは、11月までに行われる予定の大統領選後、民主と自由が本当に根付くかということ。デモ参加者は、(1)革命を確実に達成させる(2)市民がエジプトの新しい政治に参画する――ことを要求した。(カイロ=北川学、奥寺淳、マナマ=五十嵐誠)
2424
:
チバQ
:2011/04/01(金) 22:47:29
http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2011040101001126.html
イエメン、シリアは厳戒態勢 親・反政権派が大規模デモ
2011年4月1日 21時24分
【カイロ共同】チュニジアとエジプトの政変に触発された反政府デモが続くイエメンの首都サヌアで、イスラム教の金曜礼拝があった1日、親・反政権派の双方がそれぞれ数万人規模の大規模デモを行った。シリア北西部ラタキアでは軍などが厳戒態勢を敷き、デモ警戒に当たった。
独裁体制を敷くサレハ大統領の辞任を求める大規模デモが続くイエメンでは、サレハ氏が大統領職に就いたまま権限を暫定政府に移譲するとの収拾案も浮上。だが即時辞任を求める市民側はデモを継続、数キロ離れた場所では1日、各地から集まった政権支持派が大規模デモを行った。衝突などの情報はない。
一方、南部から全土にデモが拡大、130人以上が死亡したとされるシリアでは、アサド大統領が批判の強い非常事態法の撤廃に向けた懐柔策を提示。だが、デモ隊側の不満解消には至らず、インターネットでデモ参加が呼び掛けられた。
シリアはアラブ諸国屈指の強権支配体制を敷いており、大規模な政府支持デモも発生。デモの発火点になった南部ダルアーでも衝突が起きる恐れがある。
また、少数派のスンニ派王族による支配にシーア派住民らが反発するペルシャ湾岸バーレーンでは、3月中旬の非常事態宣言以降、大きな混乱はないが、反体制派は治安当局の厳しい弾圧を批判している。
2425
:
チバQ
:2011/04/01(金) 22:49:48
http://sankei.jp.msn.com/world/news/110401/mds11040109190002-n1.htm
最大都市で激しい戦闘 コートジボワール重大局面
2011.4.1 09:13
コートジボワールの最大都市アビジャンで、装甲車に乗るバグボ氏の支持者=31日(AP=共同)
大統領選の結果をめぐり、昨年末から混乱が続くコートジボワールの最大都市アビジャンの数カ所で3月31日、重火器や機関銃を使用した激しい戦闘があった。ロイター通信などが伝えた。詳細は不明だが、国際社会が当選を承認するワタラ元首相の支持部隊がアビジャンへの進攻を続けていた。
ワタラ氏側政府は陸海空の全国境の閉鎖を命令。4月3日までの夜間外出禁止令をアビジャンに発令した。ワタラ氏側は、大統領職に居座るバグボ氏が即刻退陣しない限り武力で排除する構えを示しており、コートジボワール情勢は重大局面を迎えた。
今週、拠点を置く北部から進攻を始めたワタラ氏側部隊はアビジャンを除くほぼ全土を既に掌握したとみられている。バグボ氏を支持してきた軍や警察は、次々と同氏から離反しているもよう。(共同)
http://sankei.jp.msn.com/world/news/110331/mds11033110550005-n1.htm
ワタラ氏側の部隊が首都掌握 混乱のコートジボワール
2011.3.31 10:54
26日、コートジボワール最大都市アビジャンで武器を持って警戒するワタラ元首相支持派の兵士(ロイター)
大統領選結果をめぐる混乱が昨年末から続くコートジボワールからの報道によると、国際社会が当選を承認するワタラ元首相の支持部隊が30日、同国中部の首都ヤムスクロを実効支配下に置くとともに、最大都市アビジャンに向けて進攻、31日にはアビジャン周辺を包囲し始めたもようだ。
南アフリカ国際関係・協力省(外務省)は31日、コートジボワールの陸軍参謀長が30日夜にアビジャン駐在の南ア大使公邸を家族と共に訪れ、亡命申請したと発表した。支持母体の陸軍トップが離脱したことで、バグボ氏は窮地に追い込まれた。
ヤムスクロは1983年から首都だが、実質的な首都機能は南東部の最大都市アビジャンにある。2002〜03年の内戦で南北に分断された同国で、北部を掌握するワタラ氏側の部隊は、中部と東西の3方面から南進を続けていた。(共同)
2426
:
チバQ
:2011/04/01(金) 22:52:13
http://www.asahi.com/international/update/0401/TKY201104010465.html
財政再建巡りポルトガル議会解散 金融危機再燃の懸念2011年4月1日21時30分
ポルトガルのカバコシルバ大統領は3月31日、ソクラテス首相の辞任を正式に認めて議会を解散し、6月5日の総選挙実施を宣言した。国民に信を問うかたちで政治の安定回復を目指すが、それまでの政治空白が財政悪化を加速させ、金融危機再燃の引き金となる恐れもある。
大統領は31日の声明で「我々はまず経済危機、次いで政治危機、そして今、社会危機のただ中にある」と指摘し、政策の基盤である財政再建が選挙の最大の争点となると訴えた。
財政再建をめぐる主要政党の意見は割れている。ソクラテス前政権は社会保険の給付カットなど社会保障予算の削減を中心とする財政緊縮策を提案して野党に否決された。最大野党で中道右派の社会民主党は、政府案より大胆な歳出カットを、と主張するが、具体策はまだ明らかにしていない。共産党や左翼ブロックなど左派政党は「景気刺激策を優先すべきだ」として、財政の引き締めには反対の立場だ。
政府統計局の31日の発表によると、2010年の財政赤字は当初予測の国内総生産(GDP)比7.6%を上回り、8.6%に拡大した。欧州市場では、国債利回りが大幅に上昇している。だが、ポルトガルは今月15日と6月15日に多額の国債償還を控えており、金利が高くても資金を調達せざるを得ず、さらなる財政悪化は避けられない。
ドイツなどは、欧州連合(EU)と国際通貨基金(IMF)が用意した緊急救済融資を早期に受け入れるよう促している。ただ、新政権ができるまでは支援要請も難しい状況だ。
最近の世論調査によると、政党別支持率は、ソクラテス前首相が率いる中道左派の社会党は24.5%と低迷する一方、社会民主党が46.7%と急伸している。選挙によって安定政権が生まれるかどうかが最大の焦点となる。(パリ=稲田信司)
2427
:
チバQ
:2011/04/01(金) 23:12:23
http://www.asahi.com/international/update/0401/TKY201104010422.html
地雷・銃声…リビア戦乱の街、住民「どう生きれば」2011年4月1日20時38分
反体制派への攻勢を強めるカダフィ政権軍が迫るリビア東部のアジュダビヤに3月30日、入った。3月中旬の政府軍の進攻で家や店舗は銃弾で穴だらけになり、焼けた車があちこちに転がる。10万人が暮らしていた街はほぼゴーストタウンと化していた。
「ミサイルが突然、次々に着弾した。必死に家まで走った」。セメント工場で警備員を務めるサーブル・エルワニーさん(46)は話す。高さ20メートルを超す円筒形の製造施設には大きな穴が開き、地面には多数のくぼみがあった。事務所もコンテナも破壊され、4台のトラックを盗まれた。
給料は1年分が未払いだが、ボスニア出身の経営者は帰国したままだ。妻と10〜20歳の2男1女がいるが、他に収入のあてはない。「今でも毎晩、銃声が響いている。この街で、どうやって生きていけばいいんだ」とうなだれた。
目抜き通りに入ると、白とピンクの壁の4階建てマンションが8棟あった。壁は銃弾の穴だらけで、窓ガラスはほとんど割れている。200世帯は入れそうな団地は静まりかえり、駐車場の車はわずか2台。電気も水道も止まっていた。
団地の広場では高校生のカーレッド・ゴマリさん(19)が立ちつくしていた。「約300人の市民が殺され、友人も6人亡くなった。僕の生まれ育った街じゃないようだ。自分がよそ者みたいに感じる」
水や食料はボランティアの配給頼み。団地の入り口には、ハエのたかったパンが数本置かれていた。
部屋に案内されると、スーツケースが積み上げてあった。「家族だけはすぐに逃げられるようにするためだ」と、父の小学校教師ファラジさん(48)。政府軍の進攻の際には妻と6男3女をベンガジに避難させ、ひとり家にとどまった。
国際人権団体ヒューマン・ライツ・ウオッチは30日、政府軍が約10日間とどまったアジュダビヤの東の外れで約60個の対車両・対人地雷が見つかったと発表した。ファラジさんらが自警団をつくり除去をしているが、住民が犠牲になる可能性もある。
取材中、勢力を盛り返した政府軍が、アジュダビヤから車で西に45分のブレガに向かっているとの情報が入った。帰途を急ぐ記者に、ファラジさんはきっぱりと話した。「俺は街と家を守る。死に場所はここしかない」(アジュダビヤ=伊東和貴)
2428
:
チバQ
:2011/04/02(土) 15:38:34
http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2011040201000328.html
コートジボワール大統領所在不明 米、仏などが退陣求める
2011年4月2日 11時36分
1日、煙が上がるコートジボワール最大都市アビジャンの町(ロイター=共同)
【ナイロビ共同】大統領選結果をめぐり混乱が続くコートジボワールからの報道によると、同国最大都市アビジャンで1日、ワタラ元首相の支持部隊が、大統領職に居座るバグボ氏の邸宅や大統領府周辺などで治安部隊と戦闘を繰り広げたが、バグボ氏の所在は分かっていない。
パリにいるバグボ氏の顧問はロイター通信に対し、バグボ氏はコートジボワールの「安全な場所」から指揮を執っており、交渉の用意はあるが退陣するつもりはないと述べた。
アビジャンでは1日、複数箇所で爆発音や銃声が聞かれ、煙も上がった。住民によると、国際社会が当選を承認するワタラ氏が拠点を置くホテル周辺で道路封鎖に当たっていたバグボ氏側兵士は逃走したという。
一方、国連は1日、ワタラ氏側部隊による恣意的な逮捕などの深刻な人権侵害の情報があるとして懸念を表明。潘基文事務総長はワタラ氏側を含めた全勢力に対し自制を呼び掛けた。
また米国やフランス、アフリカ連合(AU)などもバグボ氏に即時退陣を求める声明を出した。
全国境の閉鎖を表明していたワタラ氏側政府は1日、空路での出入国は再開すると発表した。
2429
:
チバQ
:2011/04/02(土) 17:28:59
http://sankei.jp.msn.com/world/news/110402/mds11040216490004-n1.htm
ワタラ氏派が最大都市に進攻 バグボ氏の敗色濃厚 コートジボワール
2011.4.2 16:44
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1日、煙が上がるコートジボワール最大都市アビジャンの町(ロイター=共同)
【ロンドン=木村正人】昨年11月の大統領選をめぐり混乱するアフリカ中西部コートジボワールで、国際社会が当選を承認するワタラ元首相の支持部隊が2日までに国土の大半を制圧、最大都市アビジャンの大統領府と公邸周辺でバグボ大統領の治安部隊と激しい戦闘を繰り広げている。政権に固執するバグボ氏は3月28日から姿を消しており、敗色が濃厚となっている。
大統領選で選挙管理委員会は野党のワタラ氏が現職のバグボ氏を破り当選したと発表。しかし、憲法評議会が投票の一部は無効だとしてバグボ氏の当選を宣言し、2人の対立が続いている。
現地からの報道によるとワタラ氏派部隊は28日以降、バグボ氏の勢力圏の南部に進攻。首都ヤムスクロや南西部の港湾都市サン・ペドロなど国土の4分の3を平定した。赤十字国際委員会(ICRC)によると、ワタラ氏派が制圧した西部の要衝ドゥエクエでは29日に800人以上が殺害されたという。
ワタラ氏派による深刻な人権侵害の情報があるとして、国連の潘基文事務総長はワタラ氏派を含めた全勢力に自制を呼びかけた。
アビジャンでの戦闘は31日に激化し、大統領府や公邸、国営テレビ局周辺でバグボ氏派の共和国防衛隊が抵抗している。しかしバグボ氏派からは軍や警察の離反が相次ぎ、西側外交筋は「バグボ氏の敗北は避けられない」と分析。ワタラ氏派は「バグボ氏は国際刑事裁判所(ICC)の裁きを受けるべきだ」と攻勢を強めている。
2430
:
チバQ
:2011/04/02(土) 18:00:17
http://www.asahi.com/international/jiji/JJT201104020018.html
死者800人超か=西部で「大規模衝突」―コートジボワール2011年4月2日11時6分
【ジュネーブ時事】赤十字国際委員会(ICRC、本部ジュネーブ)は1日、大統領選後の混乱が深刻化しているアフリカ・コートジボワールで今週前半、西部の都市ドゥエクエをめぐって武力衝突が起き、死者は少なくとも800人に上ったとの見方を明らかにした。AFP通信が伝えた。
現地に1日までに入った赤十字のメンバーが多数の遺体を目撃したもので、3月29日に殺害されたと報告している。
[時事通信社]
2431
:
チバQ
:2011/04/03(日) 20:56:40
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20110403-OYT1T00518.htm
多国籍軍誤爆か、リビアの反体制派13人死亡
【カイロ=田尾茂樹】リビアの最高指導者カダフィ氏派と反体制派との戦闘が続く東部の石油拠点ブレガ近郊で1日夜、多国籍軍が空爆を行い、反体制派メンバー13人が死亡、7人が負傷した。誤爆とみられる。
反体制派報道官が2日夜、発表した。軍事行動を指揮する北大西洋条約機構(NATO)は調査を始めた。
移動中の反体制派部隊の車列から対空砲が発射された後、空爆があった。メンバーが祝砲として撃ったとの見方がある一方、部隊に紛れ込んでいたカダフィ派兵士が空爆を誘うために発射したとの情報もある。
反体制派報道官は「遺憾な出来事。再発防止に努める」と述べるにとどまり、空爆の負傷者もAP通信に「我々を守っているのは多国籍軍」と語るなど、今のところ目立った批判はないが、軍事介入への反発が今後、高まる可能性もある。
(2011年4月3日19時29分 読売新聞)
2432
:
チバQ
:2011/04/03(日) 21:07:40
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110403-00000006-cnn-int
男児偏重の風潮で女児中絶、人口比に不均衡 インド
CNN.co.jp 4月3日(日)11時21分配信
ニューデリー(CNN) インドでこのほど実施された国勢調査で、男児と女児の人口比の不均衡が拡大していることが分かった。同国では伝統的に男児が好まれる風潮があり、女児なら人工中絶するというケースが目立っている。
発表された暫定値によると、同国の6歳以下の子どもの数は男児1000人に対して女児914人。女児の比率は10年前の同927人からさらに低下し、1947年の独立以来最低を記録した。
同国では性別を理由とした中絶が禁止されているものの、違法クリニックなどの手術が後を絶たない。
インドの女性・児童問題担当相、クリシュナ・ティラス氏は議会で、女児中絶の背景には男児を好む風潮のほか、花嫁持参金の風習、女性搾取や虐待への懸念などがあると述べた。同氏は、一部の州が不均衡是正のため、女児出産への報奨制度や性別に基づく中絶への処罰を発表していると説明。母親たちに的確な判断を促すためには女性の社会的、経済的な地位向上も欠かせないと訴えた。
同調査によると、インドの人口は過去10年間で17%増加し、12億1000万人に達した。増加率は前回より緩やかになったものの、2030年までには中国を追い越し、世界一の人口大国となる見通しとされる
2433
:
チバQ
:2011/04/03(日) 21:40:21
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110403-00000523-san-int
「フジモリの再来」なるか ペルー大統領選、長女が台風の目に
産経新聞 4月3日(日)17時26分配信
【ニューヨーク=松尾理也】南米ペルーの大統領選の投開票が4月10日に迫った。有力候補が乱立し、近年にない接戦といえる同選挙で台風の目となっているのは、現在は収監中のアルベルト・フジモリ元大統領(72)の長女、ケイコ・フジモリ候補(35)だ。世論調査で常に上位につけ、決選投票進出が有力視されるケイコ氏が、父に続く日系人大統領誕生という夢を実現できるか、注目される。
同大統領選には計11人が出馬。うち有力候補はケイコ氏をはじめ中道路線を旗印とするトレド元大統領、元軍人で左派のウマラ氏ら5人とされる。昨年からトレド氏が最有力候補と目されてきたが、投開票まで20日を切った3月下旬に行われた最新の世論調査では、ウマラ氏が21・2%で首位に立ち、ケイコ氏が19%で2位、トレド氏は18・6%で3位に沈むなど、接戦の様相を強めている。
ケイコ氏はフジモリ政権後期、離婚した母親に代わってファーストレディー役を務めた。2006年にペルー国会に初当選。今年1月に正式に大統領選への出馬を表明した。
頼みとするのは、まさしく父の遺産だ。「父アルベルトがこの国に3100校の学校を建てたように、私も新たな学校を建てます」。ケイコ氏はこのほど遊説に立ち寄った首都リマのスラム街でこう語った。
ばらまきと批判されつつも目に見えるやり方で貧困層への富の再分配をはかり、強権的だったにせよ治安の回復、インフレの封じ込めに成功したフジモリ時代への郷愁は強い。そうした空気はそのままケイコ氏への追い風になっている。
ケイコ氏自身、これまで当選の暁には父親の恩赦を行うと公言してきた。ただし、最近行われた司法当局との会談では持論を封印。「当選すればすべての政府機関とともに仕事を行う」と譲歩とも受け取れるコメントを発表したが、最終的にはやはり恩赦に踏み切るとの観測も根強い。
こうしたケイコ氏に対し、「父親の恩赦以外、目立った政策や公約がない」「恩赦は民主主義の破壊だ」といった批判が、とりわけ従来のペルー政治を牛耳ってきた富裕層から強まっているのも事実だ。1990年の大統領選に立候補し、フジモリ元大統領に敗れたペルー出身のノーベル文学賞作家、バルガス・リョサ氏は「獄につながれている独裁者の娘が大統領になったら国の破滅だ」と批判する声明を出した。
4月10日の第1回投票でいずれかの候補が当選に必要な50%を超える票を獲得する見通しはほとんどなく、決着は6月5日に予定されている上位2候補による決選投票で付くとみられている。
2434
:
チバQ
:2011/04/03(日) 23:26:10
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110403-00000515-yom-int
コートジボワール、内戦の様相強まる
読売新聞 4月3日(日)19時23分配信
【カイロ=中西賢司】西アフリカのコートジボワールで昨年11月行われた大統領選を巡る混乱は、当選したワタラ氏支持の部隊と、落選しても大統領職に居座るバグボ氏派部隊との衝突が激化し、内戦の様相が強まっている。
ワタラ派が進攻して800人以上が死亡したとされる西部の町ドゥエクエでは、民間人も襲撃されたとの報道がある。英紙ガーディアンは2日、リベリアに逃れた避難民の話として、別の町でもワタラ派による無差別殺りくがあったと報じた。
これが事実なら、ワタラ氏を大統領選当選者として支持してきた国連や米欧などが対応の見直しを迫られるのは必至だ。国際社会には、1994年のルワンダ大虐殺で国連平和維持活動(PKO)部隊が展開していながら、推定80万人もが殺されるのを阻止できなかった苦い記憶がある。
クリントン米国務長官は3日、バグボ氏に即時退陣を求める声明を発表。ヘイグ英外相も2日、両派に戦闘行為の自制を求めた。だが、戦闘は3日も続き、最大都市アビジャンでは機関銃の音や火砲の爆発音が響き渡り、混乱に乗じた略奪が横行している。 .
2435
:
チバQ
:2011/04/04(月) 12:28:11
http://mainichi.jp/select/world/europe/news/20110404k0000e030049000c.html
ドイツ:与党党首が辞任へ 州議会選大敗で引責
【ベルリン支局】ドイツ連立与党・自由民主党党首のウェスターウェレ外相兼副首相は3日、来月に予定されている党首選には立候補せず、党首を辞任する考えを明らかにした。先月末の州議会選挙で大敗した責任を取ったとみられる。外相と副首相にはとどまる。州議会選では、東日本大震災の影響で環境政党・緑の党が大勝、南部バーデン・ビュルテンベルク州で初の州首相の座を手にする予定で、大震災が欧州政界にまた影響を与えた形だ。
ウェスターウェレ外相は、日本などを訪れ帰国した際に辞任の意向を表明した。外相は「世代交代するため」と辞任理由を説明した。
先月の州議会選では、バーデン・ビュルテンベルク州で得票率を半減させ州与党から転落、南西部ラインラント・プファルツ州選では議席を失う失態を演じた。
自民党はメルケル首相の与党・キリスト教民主同盟などとともに脱原発の先送りを堅持する構えだが、自民党幹部からは、東日本大震災直後に一時停止した原発について、恒久的に停止するよう求める声もあがっている。
外相は、歯に衣(きぬ)着せぬ発言で知られ、社会保障の拡充を一貫して批判。失業手当の積み増しを「社会主義だ」と公言、野党から厳しい批判を浴びていた。自民党の全国の支持率も議会入りができるハードルとなる5%前後で低迷している。
2436
:
チバQ
:2011/04/04(月) 12:29:43
http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2011040401000248.html
カダフィ氏次男が解決案 大佐退陣と民主制移行
2011年4月4日 11時10分
【ニューヨーク共同】米紙ニューヨーク・タイムズ(電子版)は3日、リビアの最高指導者カダフィ大佐の次男セイフイスラム氏が同国の紛争解決を目指し、大佐の退陣と立憲民主制への移行を含む案を示したと、同国政府に近い外交筋の話として伝えた。
同案は民主化移行が大佐の息子の指導下で行われるとしており、民主化実現までの指導者としてセイフイスラム氏を想定しているとみられる。
同紙によると、セイフイスラム氏の側近、ムハンマド・イスマイル氏が最近訪英し同国政府高官と協議したことから、停戦に向けた何らかの提案が行われたとの臆測が流れていた。
セイフイスラム氏はこれまでにも、立憲民主制への移行を主張していたという。しかし同紙は同外交筋の見方として、大佐自身および反体制派のどちらも提案をのむ用意はないと報じた。
アラブ紙アッシャルク・アルアウサトは先月末、大佐の権限をセイフイスラム氏に委譲する案が大佐周辺から出ていると報じていた。
2437
:
チバQ
:2011/04/04(月) 23:04:40
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20110404-OYT1T00959.htm
カダフィ派・反体制派、外交決着図る動き
【カイロ=田尾茂樹】内戦状態が続くリビアで、カダフィ派と反体制派がともに外交決着に向けた動きを模索し始めた。
多国籍軍の対リビア軍事行動により、カダフィ派優位が崩れ、戦力で双方が決め手を欠く中、戦闘長期化を避ける思惑とみられるが、互いの主張に隔たりは大きい。
「カダフィ政権は解決策を探っているようだ」
最高指導者カダフィ氏の特使として3日、ギリシャを訪問したオベイディ外務次官とギリシャのパパンドレウ首相との会談を受け、同国のドルツァス外相は声明でこう述べた。会談内容は不明だが、次官が停戦条件などを提案した可能性がある。4日にはトルコとマルタも訪れる。
また、米ニューヨーク・タイムズ紙(電子版)は3日、リビア当局者や外交筋の話として、カダフィ氏の後継と目されてきた次男セイフ・イスラム氏と、三男サアディ氏が、カダフィ氏退陣とセイフ・イスラム氏への権力移譲で立憲民主制移行を進めるとの解決案を練っている、と報じた。
(2011年4月4日21時01分 読売新聞)
2438
:
チバQ
:2011/04/04(月) 23:18:39
http://sankei.jp.msn.com/world/news/110404/mds11040420570012-n1.htm
多国籍軍参加のカタールの野望 中東で指導的地位狙う
2011.4.4 20:51 (1/2ページ)
4日、ベレガでロケット砲を構える反政府武装勢力(AP)
【カイロ=大内清】民衆の反政府行動が中東・北アフリカに拡大する中、ペルシャ湾岸の産油国カタールが存在感を強めている。対リビア軍事作戦では、アラブとして多国籍軍に初参加し米欧に大きな「貸し」を作った。近年は中東各地で調停外交を展開、国内情勢が比較的安定していることもあり、米欧にとっての重要性も高まりつつある。
対リビアでカタールはミラージュ戦闘機6機を派遣した。外交面でも北東部ベンガジを拠点とする反体制派組織「国民評議会」をアラブ諸国で初めて承認し、反体制派の石油輸出を請け負い、資金調達にも協力する。「西洋による干渉」との批判を避けたい米欧各国にとりカタールの関与は「きわめて重要」(ロンゲ仏国防相)で、各国のリビア政策を調整する「連絡調整グループ」の第1回会合もカタールで開催される。
近年は、スーダンのダルフール紛争の和平交渉や、レバノンの各政治勢力間の調停にも乗り出している。カタールのこうした外交面での積極姿勢について、エジプトの政府系シンクタンク「アハラム戦略研究所」の湾岸地域専門家、ムハンマド・エッズルアラブ氏は「中東での指導的な地位を確立しようとの野心のあらわれだ」と指摘する。
これまでアラブ世界では、エジプトとサウジアラビアの2地域大国が中心的な役割を果たしてきた。しかし、エジプトは現在、ムバラク政権崩壊後の混乱にあり、サウジは隣国バーレーンとイエメンの政情不安の対応に追われる。カタールとしては、米欧に対する発言力強化を図る絶好の機会−というわけだ。
人口約150万人ながら豊富な石油・天然ガス収入を誇るカタールには、米中央軍の前線司令部もある。米欧にとり、チュニジア政変後も大きな混乱が起きていない同国は魅力的な存在だ。2005年に三権分立を明記した憲法を発効させるなど、民主化の面でも評価は高い。
その一方でカタールは、今年3月以来、反体制デモへの弾圧を強めるシリアのアサド政権に対し、他の湾岸諸国とともに支持姿勢を示している。エジプトやチュニジアではデモを詳細に報じたカタールの衛星テレビ局アルジャジーラも、シリアに関しては抑制的な報道ぶりが目立つ。
カタールには、イランとも関係が深いシリアが揺らげば中東全体の不安定化につながりかねないとの懸念があるためとみられ、民主化促進より地域の安定維持を優先させるしたたかさをもみせている。
2439
:
チバQ
:2011/04/05(火) 19:10:59
http://mainichi.jp/select/world/news/20110406k0000m030009000c.html
ハイチ:大統領選、人気歌手のマーテリー氏が当選
【メキシコ市・國枝すみれ】カリブ海のハイチで4日、大統領選(3月20日実施)の暫定結果が発表され、人気歌手のミシェル・マーテリー氏(50)が約68%を得票、大学教授で元ファーストレディーのミルランド・マニガ氏(70)を破り当選した。
マーテリー氏は歌と踊りを駆使した選挙キャンペーンで「変革」を訴え、若者の支持を集めた。政治経験はないが、政治腐敗にうんざりしていた国民を引きつけた。
マーテリー氏は保守派として知られ、独裁的だったデュバリエ元政権を支持した人たちも応援した。
ハイチは西半球の最貧国で、政情も不安定だ。昨年1月のハイチ大地震からの復興やコレラの流行など大きな課題を抱える。
2440
:
チバQ
:2011/04/05(火) 19:12:06
http://mainichi.jp/select/world/news/20110405ddm007030070000c.html
カザフスタン大統領選:ナザルバエフ氏、圧勝 国民の不満解消が鍵
【モスクワ田中洋之】カザフスタンで3日行われた繰り上げ大統領選で、中央選管は4日、現職のヌルスルタン・ナザルバエフ大統領(70)が95・5%を得票し当選したと発表した。任期は5年。他の3候補を寄せ付けず圧勝したナザルバエフ氏は、「国民は、改革や社会近代化に向けた私の路線を再び支持した」と勝利宣言した。
同氏は旧ソ連時代末期からカザフスタン共和国の最高指導者の地位にあり、昨年6月には「国民の指導者」の称号を得た。欧米から「権威主義的な体制」と批判されるが、支持者の間で出ていた国民投票による任期延長を拒み、2年近くの任期を残して大統領選を前倒ししたのは、民主化をアピールする思惑があったとされる。
今年で建国20年のカザフは、豊富な地下資源を武器に経済成長を続け、中央アジア諸国の中で政治的安定は際立っている。中東で長期政権が揺らぐなか、国民の不満解消と社会安定を最優先するかじ取りが続きそうだ。
毎日新聞 2011年4月5日 東京朝刊
http://sankei.jp.msn.com/world/news/110404/erp11040419500007-n1.htm
カザフ、独裁さらに長期化 高齢化への懸念も
2011.4.4 19:47 (1/2ページ)
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4日、アスタナで支持者に手を振るカザフスタンのナザルバエフ大統領(ロイター)
【モスクワ=佐藤貴生】中央アジア・カザフスタンの繰り上げ大統領選は4日までの開票の結果、現職のナザルバエフ大統領(70)が圧勝、5年間の任期を手にした。ソ連末期の1990年からナザルバエフ氏が大統領を務める同国では野党不在の状態が長く続いており、独裁は約26年間に及ぶ見通しとなった。
大統領選は3日に投票が行われ、同国中央選管は4日、ナザルバエフ氏の得票率が95・5%に達したとの暫定結果を発表した。氏は同日未明、「国民は私の改革や近代化の方針を支持した」と勝利宣言した。
しかし、欧州安保協力機構(OSCE)の選挙監視団は4日、「民主的選挙の基準を満たしていない」との見解を発表した。南部アルマトイの反体制紙記者は、「ナザルバエフ氏以外の立候補者3人は政権批判もしなかった。国営企業の職員や学生は解雇や退学を盾に脅され、投票に行くよう強制された」と話した。
ナザルバエフ氏は中東・北アフリカ諸国で民主化要求が拡大する様相を示し始めた1月下旬、自らの20年までの任期延長の可否を問う国民投票に代わり、12年に予定されていた大統領選を繰り上げ実施する方針を表明した。
カザフスタンはイスラム教徒が人口の半数近くを占める。複数の立候補者が争う選挙を行い、独裁に対する批判の高まりを回避する狙いがあったとみられる。
石油や天然ウランなど豊富な地下資源の輸出で莫大(ばくだい)な収入を得ているカザフスタンは、中央アジアで最も貧困層が少ない。アルマトイの政治評論家サトパエフ氏は、この点を中東などの民主化要求がカザフスタンに波及しない理由として挙げる一方で、「大統領の死去などにより権力の空白化が生じた場合、外国からの積極的な投資がストップするかもしれない。今後5年間の任期中に後継者を育成することが必要だ」との見方を示した。
中央アジアではウズベキスタン、タジキスタンでも90年代から居座る大統領が長期独裁体制をしいており、その高齢化が政治的混乱の元凶になりかねないとの懸念が強まっている。
2441
:
とはずがたり
:2011/04/06(水) 11:29:23
コートジボワール:元首相の軍部隊 前大統領拠点に総攻撃
http://mainichi.jp/select/world/europe/news/20110401k0000e030107000c.html
【ヨハネスブルク高尾具成】昨年11月に実施された大統領選の結果を巡って混乱が続く西アフリカのコートジボワールで31日、国際社会に当選を承認されているワタラ元首相の軍部隊が、落選後も大統領職に居座り続けるバグボ前大統領の拠点である最大都市アビジャンに総攻撃を仕掛けた。ワタラ氏の部隊は既に国土の大半を制圧し、バグボ氏が即刻退陣しない場合は武力で排除する構えを示している。選挙後約4カ月にわたって2人の「大統領」が存在してきたコートジボワール情勢は重大な局面を迎えた。
ロイター通信などによると、ワタラ氏の部隊は今週に入って拠点を置いている国の北部から南進を始めた。アビジャンでは31日以降激しい戦闘が続いており、ワタラ氏の部隊は国営テレビ局を統制下に置いたという。
昨年11月の大統領選では、バグボ氏が選管から「落選」と認定された後も大統領職に居座り続け、国連安保理はバクボ氏と側近の資産を凍結する制裁決議案を採択していた。
毎日新聞 2011年4月1日 12時30分
コートジボワール:元首相支持部隊、南部最大都市にも攻撃
http://mainichi.jp/select/world/europe/news/20110402k0000m030056000c.html
コートジボワール:元首相派、全土掌握 前大統領は孤立
http://mainichi.jp/select/world/news/20110402ddm007030077000c.html
【ヨハネスブルク高尾具成】昨年11月末の大統領選決選投票で野党候補が当選しているにもかかわらず、バグボ前大統領が居座りを続け混乱している西アフリカ・コートジボワールで、当選したワタラ元首相を支持する軍隊が1日までに国土のほぼ全域を掌握。南部の最大都市アビジャンで前大統領派への攻撃も続行している。国際社会も一致してバグボ前大統領退陣を迫っており、選挙の混乱が元首相派の武力で決着するかどうか、緊迫した状態が続いている。
元首相側はアビジャンにある国営放送局を支配下に置き1日、国境を封鎖した。さらに、3日までの夜間外出禁止令をアビジャンに発令した。
陸軍参謀総長が3月30日、南アフリカに亡命を求めるなど軍に離反者が続出。前大統領の孤立・弱体化が進んでいる。元首相派はバグボ前大統領の住居への攻撃も続け、前大統領の殺害や拘束も視野に入れている。
元首相の支持部隊は3月28日から攻勢を強め、30日に首都ヤムスクロを支配下に置くなど前大統領の拠点を次々と奪取し、アビジャンに攻め上った。
カーソン米国務次官補(アフリカ担当)は31日、コートジボワールが内戦に直面しているとの認識を示し、バグボ前大統領に対し「流血を避けて辞任する機会はある」と強調した。混乱を招いた要因はバグボ前大統領にあり、責任を追及する考えも示した。国連安保理も30日、前大統領や妻、側近など5人に対する資産凍結などの制裁決議を全会一致で採択。国際社会はバグボ前大統領退陣で足並みをそろえている。
昨年の大統領選でバグボ前大統領は「ワタラ氏当選」の選管発表を受け入れず、双方が大統領就任を宣言する異常事態となった。
北部を支持基盤とする元首相派と南部で強い前大統領派が衝突を繰り返し、これまで460人以上が死亡、推定100万人が避難民化している。
毎日新聞 2011年4月1日 19時30分(最終更新 4月2日 8時34分)
毎日新聞 2011年4月2日 東京朝刊
2442
:
とはずがたり
:2011/04/06(水) 11:30:01
これは両氏の属人的なものなの?両氏抜きでもなお残存する部族的・固定的なものなら国を分割してしまえばよいのに
>元首相は北部を主要支持基盤とし、前大統領は南部に強い権限を持ってきた
>戦闘が激化した南北の境界付近はカカオ豆生産のベルト地帯とも重なる
コートジボワール:市民300人虐殺 カカオ争奪激化
http://mainichi.jp/select/world/news/20110404k0000e030050000c.html
【ヨハネスブルク高尾具成】大統領の座を巡り、前大統領と元首相の部隊が武力衝突している西アフリカ・コートジボワールで、平和維持部隊・国連コートジボワール活動は4日までに、西部ドゥエクエで300人の市民が虐殺されたと認定した。最大都市・南部アビジャンでの戦闘激化で国連は約200人の職員を北部に避難させた。コートジボワールは世界最大のカカオ豆生産国で、前大統領と元首相は支配権を巡る駆け引きを行っている。昨年11月の大統領選以降、カカオ豆の価格も上昇傾向に転じた。
赤十字国際委員会は2日、ドゥエクエで800人以上が虐殺され、大半は一般市民であると報告した。しかしAFP通信は、国連の人権当局者の話として、先月28日〜30日にドゥエクエで犠牲となった推計330人のうち、220人はワタラ元首相の支持部隊が殺害し、バグボ前大統領率いる政府軍も100人を殺害したと伝えた。
アビジャンでは、両派がにらみ合いを続け、緊迫の度が増している。仏政府は、1万2000人の仏市民の避難を始めた。
カカオ豆産業から巨額の利益を得てきたとされるバグボ前大統領に対し、財政面で圧力をかけようとワタラ元首相は今年1月、カカオ豆の輸出禁止令を発令。一方のバグボ前大統領は3月7日、国営テレビを通じ、カカオ豆の買い取り、輸出を国の管理下に置く「大統領令」を発表した。
ワタラ元首相派は、先月28日以降のバクボ前大統領支配地域への猛攻で、最大都市アビジャンの一部を除き、全土をほぼ掌握。カカオ豆の主要輸出港であるサンペドロも奪取した。輸出業者の多くは元首相派の管轄下に入ったとみられる。
元首相は北部を主要支持基盤とし、前大統領は南部に強い権限を持ってきたが、戦闘が激化した南北の境界付近はカカオ豆生産のベルト地帯とも重なる。両陣営間の戦闘激化を受け、多くの生産業者や中間業者が周辺国へ避難している
チョコレートの原料になるカカオ豆の価格は食糧危機の影響や投機により高騰、昨年1月にトン当たり3500ドルを超える高値を付け、その後下落していたが、昨年11月に大統領選を巡る混乱が始まってから、再び上昇。昨年12月には3000ドル台に戻している。チョコレートは大手が在庫を抱えており、消費者への影響は少ないとみられるが、供給不安は増している。
昨年11月の大統領選決選投票では選管がワタラ元首相勝利を認定したが、バグボ前大統領が居座り、国際社会の批判を浴びている。
毎日新聞 2011年4月4日 11時28分(最終更新 4月4日 14時10分)
2443
:
とはずがたり
:2011/04/06(水) 11:30:48
リビアと云いフランス頑張るね。。大統領選対策か?けど選挙結果を尊重するという意味で評価したい。
コートジボワール:仏450人を増派、PKF応援で
http://mainichi.jp/select/world/europe/news/20110405k0000m030136000c.html
【パリ福原直樹】西アフリカ・コートジボワールの武力衝突で、フランスは4日までに、現地で展開する仏の平和維持部隊(PKF)の応援として、計450人を増派した。これで現地仏軍は約1700人体制になる。仏部隊は、現地で展開する国連の平和維持活動(PKO)を支援しており3日、主要都市・アビジャンの空港を管理下に置いた。
また、仏政府によると仏軍などは4日、在留仏国民(約1万2000人)救出のため、アビジャンの3カ所に仏市民を集合させ始めた。
一方、現地からの報道では、コートジボワールのワタラ元首相派が近く、大統領職に居座るバグボ前大統領側へ総攻撃をかける、との観測が出るなど緊張が高まっている。
毎日新聞 2011年4月4日 23時26分
コートジボワール:仏が軍事介入 国連と共同
http://mainichi.jp/select/world/europe/news/20110405k0000e030075000c.html
【パリ福原直樹】西アフリカ・コートジボワールのバグボ前大統領派とワタラ元首相派の武力衝突で、現地に駐留するフランスの平和維持軍(PKF)は4日、主要都市アビジャンの前大統領派拠点を攻撃し、事実上の軍事介入を始めた。これに呼応して、ワタラ元首相派の部隊も前大統領派への大規模攻撃を開始した。仏国防省筋によると、攻撃は現地の国連平和維持活動(PKO)部隊との共同作戦で、仏大統領府は「国連事務総長の要請に基づく地元住民や国連職員保護のための措置」としている。
仏国防省筋によると、仏軍はヘリ4機で前大統領派の基地を攻撃したほか、前大統領派の装甲車や兵舎などを破壊した。国連PKO部隊も前大統領の住居を攻撃したという。仏軍は現地に駐留する部隊の応援として4日までに計450人を増派。仏軍は約1700人体制となり、アビジャンの空港を管理下に置いていた。
一方、仏外務省によると、アビジャンで攻撃開始に先立つ4日夕、少なくとも2人のフランス人が前大統領派の民兵に誘拐された。2人は現地で活動する企業やホテルの幹部で、他の外国人も誘拐された可能性がある。仏外務省によると、現地の在留フランス人は約1万2000人。仏軍は4日、救出のため自国民をアビジャン市内の3カ所に集合させ始めていた。
フランスは現地でPKFを02年から展開。現在、国連PKO部隊の「国連コートジボワール活動」を支援している。昨年11月の大統領選をめぐるバグボ前大統領派とワタラ元首相派の対立を受け、国際社会が元首相の当選を承認し、前大統領の辞任を求めたことで、本格的な軍事介入の決断を迫られていた。またサルコジ大統領は3日、仏軍に全ての在留フランス人の保護を命じていた。
コートジボワールでは、ワタラ氏陣営が3月末以降、バグボ氏陣営への総攻撃を開始、アビジャンの一部を除き全土をほぼ掌握した。双方が100人以上の虐殺を行ったとの現地からの報告もある。
国連安保理は3月、バグボ氏の資産凍結などの制裁決議を採択している。
毎日新聞 2011年4月5日 12時30分(最終更新 4月5日 13時29分)
2444
:
とはずがたり
:2011/04/06(水) 11:31:18
コートジボワール:バグボ氏退陣へ
http://mainichi.jp/select/world/europe/news/20110406k0000m030166000c.html?inb=yt
【ヨハネスブルク高尾具成】西アフリカ・コートジボワールで続く大統領の座を巡る武力衝突で、バグボ前大統領派の軍参謀長は5日、戦闘停止を表明した。同国に駐留軍を置く旧宗主国のフランス・フィヨン首相らは同日、大統領職に居座り続けてきたバグボ氏の降伏が交渉課題となっていると明言し、バグボ氏退陣が目前に迫った形だ。
昨年11月の大統領選の結果を巡り、国際社会の大勢は、バグボ氏と対立するワタラ元首相を当選者と認めている。国連は4日、安保理決議に基づき「市民保護や国連平和維持活動部隊に対する攻撃防止」を目的に仏軍と共同作戦を実施。最大都市アビジャンの軍基地などバグボ氏の拠点施設を攻撃してきた。
ワタラ氏派部隊は、既にバグボ氏邸宅を支配下に置いたと述べている。バグボ氏は邸宅の地下壕(ごう)に避難しているとの情報もあるが、所在は未確認。ロンゲ仏国防相は5日、会見で「事態は数時間で解決に向かうだろう」と述べ、収束が近いとの考えを示した。
毎日新聞 2011年4月6日 0時22分(最終更新 4月6日 7時57分)
<コートジボワール>バグボ前大統領 権限移譲を拒否
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110406-00000022-mai-int
毎日新聞 4月6日(水)9時48分配信
【パリ福原直樹】西アフリカ・コートジボワールの武力衝突で、バグボ前大統領は5日、フランスが仲介する和平交渉に対し、反大統領派のワタラ元首相への権限移譲を否定した。仏テレビの取材に答えた。一方、仏のサルコジ大統領は同日、元首相に早急に新政府の組織を要請しており、仏軍の軍事介入で始まった紛争解決の試みは、前大統領退陣に向けて水面下で折衝が続いている模様だ。
仏のジュペ外相は5日、仏議会での答弁で前大統領の元首相への「権限移譲」が迫ったと指摘。外相は潘基文(バン・キムン)国連事務総長と電話協議し、前大統領に「国外脱出前に、元首相への権限移譲の署名を行うべきだ」と主張した。
外相によると前大統領の側近は、主要都市・アビジャンの仏大使館で、前大統領の権限移譲の条件を話し合っているという。
だがバグボ前大統領は5日夜、仏テレビに停戦の議論が進んでいるとしたものの、国連や仏の求める権限移譲書への署名を拒否。昨年11月の選挙の勝者は自分だと主張し、元首相との「直接対話」が和平の前提条件だと訴えた。
一方ジュペ外相によると、サルコジ大統領は5日、ワタラ元首相に前大統領派との早期和解▽元首相を首班とする挙国一致政府の創設−−を要請。前大統領の処遇については「国連側に前大統領と家族の安全を図るよう求めた」という。
2445
:
チバQ
:2011/04/07(木) 00:04:02
http://www.asahi.com/international/update/0406/TKY201104060534.html
ワタラ氏部隊、バグボ氏の自宅攻撃 降伏交渉失敗と判断2011年4月6日22時15分
コートジボワール大統領選をめぐる混乱で、国際社会が当選を認めたワタラ元首相の部隊は6日、大統領職に居座るバグボ氏の自宅を攻撃し始めた。バグボ氏の降伏に向けた交渉が失敗したと判断したという。ワタラ氏の報道官は「バグボ氏を捕らえるためのプロセスが進行中だ」とした。
現地からの報道によると、バグボ氏は4日に最大都市アビジャンで始まったワタラ派との戦闘の結果、アビジャンの自宅にある地下壕(ごう)に、内側から施錠して家族と隠れている。
劣勢になったバグボ氏側は5日、降伏に向けた交渉に応じ始めたが、バグボ氏はフランスのテレビ局の電話取材に「私が選挙に勝った。退任のための交渉はしていない」と語った。真意は不明だが、交渉を有利に進める狙いだった可能性もある。
バグボ氏の強硬姿勢をうけ、ワタラ氏は6日午前、自らの部隊をバグボ氏の自宅に突入させ、地下壕への攻撃を始めた。(ナイロビ=古谷祐伸)
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