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2004年米国大統領選スレ

1デモクラット:2003/12/18(木) 21:19
おりーぶの木さんとの個人メールで話題に上ったので、立てることにしました。
年が明ければ予備選が始まりますし、前近代的な暴力政治を繰り返す頭の悪い現職大統領に天罰が下るかもしれませんし。
大統領選の記事やコメントをご記入くださいませ
(「ご記入くださいませなんて、オーナーを差し置いて申し訳ありません」)。

2140チバQ:2014/11/03(月) 16:35:50
http://www.sankei.com/world/news/141102/wor1411020014-n1.html
2014.11.2 15:49
【米中間選挙】
「これまで最もネガティブな戦い」、目立つ相手候補を中傷するTV広告





 ビッグデータの活用による有権者の細分化など、回を重ねるごとに進化を遂げる米国の選挙。しかし今回の中間選挙では、相手候補を中傷するテレビ広告がこれまで以上に目立ち、旧来型の戦術が健在であることもうかがわせた。サンフランシスコ大のケネス・ゴールドスタイン教授は、今回の中間選挙は中傷広告の率が極めて高く「これまでで最もネガティブな選挙戦かもしれない」と話す。

 中間選挙は大統領選と比べ投票率が低い。そのために民主党が頼ったのが中傷広告だった。中傷が政治離れを招くとの批判は常に上がる。しかし同教授は「中傷広告にさらされるほど有権者は投票に行く」という現実を指摘する。

 両党は2年後の大統領選も視野に入れ、ビッグデータの蓄積にも力を入れた。データを効率的な選挙運動につなげるノウハウは民主党が得意としてきたが、今回は共和党も多額の資金を投入し巻き返しを図った。(共同)

2142チバQ:2014/11/03(月) 17:00:30
http://mainichi.jp/select/news/20141102k0000m030097000c.html
米中間選挙:フロリダ州知事選 共和、中道寄りへ修正
毎日新聞 2014年11月01日 21時50分

 支持層として「保守」「白人」のイメージが強い共和党。だが、強硬な保守系草の根運動「ティーパーティー(茶会)」の退潮と、ヒスパニック系有権者の増加を受け、そこから脱却をせまられている。最も接戦と注目される南部フロリダ州の知事選から、軸足を中道寄りに戻そうとする共和党の戦略がうかびあがった。

 10月21日のテレビ討論会。「茶会のせいで、共和党があまりにも保守的になった」。前知事のチャーリー・クリスト氏(58)は「古巣」を批判した。2006年知事選は共和党候補として当選したが、10年は上院選で茶会派候補に負けた。今回はくら替えした民主党からの出馬だ。

 クリスト氏を「政治的ご都合主義」と非難した共和党現職のリック・スコット氏(61)は、10年知事選で茶会の支持を受けた。だが当選後には、低所得者向け医療扶助(メディケイド)の対象拡大など、茶会が求める「小さな政府」とは異なる方針を打ち出した。

 10年中間選挙で共和党議員の大量当選の原動力となった茶会。米調査会社ピュー・リサーチ・センターによると、茶会を「好ましくない」と思う国民は、10年3月の25%から今年10月には49%へと倍増。予算審議などで茶会系議員がみせた非妥協的態度が反発を招いたとみられる。再選を狙うスコット氏の「茶会離れ」は、有権者感情を配慮したものだ。 茶会自体も勢いを失った。州内最大組織「南フロリダティーパーティー」代表、エベレット・ウィルキンソン氏(36)によると、12年大統領選でオバマ大統領の再選を阻止できず、「欲求不満がたまったり、失望したりしたメンバーがいる」。最盛時、州内に大小約100組織があったが、今はその7割程度という。

 テレビ討論会の翌日。スコット氏はマイアミ近郊のヒスパニック系経営者の店舗を中心に遊説。キューバ系の副知事候補を引き連れて、雇用創出などの実績を強調した。陣営幹部のハイメ・フロレス氏(58)は「ヒスパニック系を対象に、共和党がこれほど熱心に選挙運動をしたのは初めて。この4年でより開かれた党に変わった」と胸を張る。

 マイアミを中心に州人口の24%を占めるまでになったヒスパニック系。かつては、対キューバ強硬策を望む亡命キューバ人を中心に、共和支持層が多かったが、若い世代が増えた今は民主支持が多数派だ。スコット陣営の熱心な選挙運動は、「共和党離れ」に対する危機感の表れだ。

 フロリダ州は、大統領選のたびに民主、共和両党の勢力が拮抗(きっこう)する「スイング・ステート(揺れる州)」。人口が全米3位の大票田でもある。オバマ大統領は08、12年の選挙で、州内のヒスパニック系の7割の支持を獲得し、勝利に結びつけた。

 この日の遊説の応援弁士は、ジュリアーニ元ニューヨーク市長(70)。08年大統領選で共和党予備選に出馬した穏健派は「(全米で増加する)ヒスパニック系の支持は重要。特にフロリダではそうだ」と指摘し、16年の大統領選に向け、地固めする必要性を訴えた。

 政治専門サイト「リアル・クリア・ポリティクス」の世論調査の支持率平均値はクリスト氏43・7%、スコット氏42.7%。超激戦が続いている。【フロリダ州マイアミで草野和彦】

2143チバQ:2014/11/03(月) 17:04:01
http://mainichi.jp/select/news/20141031k0000e030241000c.html
エボラ出血熱:隔離めぐり米で論争…帰国の看護師vs州
毎日新聞 2014年10月31日 12時11分(最終更新 10月31日 12時48分)
 【ワシントン及川正也】西アフリカでエボラ出血熱の治療に携わって帰国した米メーン州の女性看護師、ケーシー・ヒコックスさん(33)への対応を巡り、自宅での「隔離」を要請する州当局と、これを拒否するヒコックスさんの対立が高まっている。30日にはヒコックスさんが自転車で外出を強行し、警察が追尾する事態も発生。州は法的な強制措置も辞さない構えだが「強制隔離」は憲法論争にも発展するなど波紋が広がっている。

 ◇人権か、公共の福祉か

 「絶好のサイクリング日和」。米テレビは、恋人の男性と自転車で外出したヒコックスさんを追いかけ、州警察の車両が追尾する映像を放映した。ただ、警察はヒコックスさんの外出を止めなかった。メーン州当局はヒコックスさんの弁護士と交渉したが決裂。ルページ知事は「あらゆる権限を行使する」との声明を出した。

 ヒコックスさんはエボラ熱流行国のシエラレオネから24日に帰国し、ニュージャージー州の病院に隔離され、その後、陰性と判明しメーン州の自宅に戻った。ヒコックスさんは、米疾病対策センター(CDC)が発表した指針に基づき体温測定など体調を自己管理し衛生当局にも連絡していると指摘。感染の兆候もなく隔離は必要ないとしている。

 指針は感染危険度を4段階に分類。エボラ熱の兆候がある場合はいずれもすぐに隔離される。防護用品を着用せずに治療した場合などは危険度が最高の「高リスク」とされ、兆候がない場合でも公共交通機関の利用などが制限される。ヒコックスさんは危険な状態での治療はしていないという。

 ノースウエスタン大のユージーン・コントロビッチ教授は「破壊的な感染症のリスクにさらされた場合は(兆候がなくても)隔離は正当化される」と公共の福祉を優先する。だが、米自由人権協会(ACLU)は「個人の権利が侵害されていいのは公衆衛生への脅威が深刻になった場合に限る」と反論するなど見解は分かれている。

2144チバQ:2014/11/03(月) 17:05:39
http://mainichi.jp/select/news/20141101k0000m030111000c.html
米中間選挙:「過半数」高い壁 ルイジアナ上院選
毎日新聞 2014年10月31日 22時44分(最終更新 11月01日 01時02分)
 米南部ルイジアナ州の上院選で4選を目指す民主現職マリー・ランドリュー氏(58)は、支持率40%前後を得て首位を走りながら、議席確保が危ぶまれている。同州は各党から複数候補が出馬できる特殊な選挙制度を持ち、過半数を獲得した候補がいなければ決選投票となる。その場合、共和党に競り負けるとの分析もあるからだ。全米の上院選が拮抗(きっこう)した場合、4日に過半数を占める政党が決まらない可能性がある。

 「(2005年8月の)ハリケーン・カトリーナなど、数々の災害からの復興に尽力してきた。私が復興予算可決に努力している時、相手は反対票を投じた」。州内第2の都市バトンルージュで10月20日、ランドリュー氏は、共和党候補のビル・カシディ氏(57)を「復興の妨害勢力」と厳しく批判した。4日に過半数を獲得できなければ、12月6日の決選投票で、別の候補を支持していた共和党非主流派のティーパーティー(茶会派)がカシディ氏支持にまわる。

 ランドリュー氏のピンチを救うため、クリントン元大統領も応援に駆け付け、「10年以上、彼女の献身ぶりを見てきた」と実績を強調。会場の支持者500人のうち約100人はバスで動員された黒人高齢者で、黒人層へのアピールを図った。

 1996年、02年の2回は決選投票で競り勝ったランドリュー氏だが、前回08年は「ハリケーン救世主」の期待感とオバマ大統領初当選の勢いで黒人票を得て一発当選。しかし今回はハリケーン特需の効果が薄れ、オバマ氏の不人気という二重苦に直面する。会場にいたランシー・ボイドスニーさん(74)は「バラバラになった支持基盤が前回ほどまとめきれない。一発で勝たなければ厳しい」と危機感を募らせた。

 米国勢調査によると、高潮などで壊滅的な被害を出したカトリーナの影響から、05、06年で23万人以上が州外に避難し、半数以上はいまも戻らない。防波堤建設事業費を含め15億ドル(1670億円)以上の復興予算は可決されたが、計画は遅れ気味だ。

 茶会が支持する別の共和党候補のロブ・マネス氏(52)は10月21日、州南部ラファイエットの公園で「共和党候補も金で政治を動かす亡者だ。ワシントン政治家2人を打ちのめす準備はできてるかい」と気勢を上げた。

 決選投票でマネス氏支持者がカシディ氏に投票するのか。陣営幹部は言葉を濁すが、集会にいたロナルド・レブランクさん(72)は「気に入らなくても、民主よりマシな共和党に入れる」と語った。

 ルイジアナと似た選挙制度の南部ジョージア州の上院選でも3候補が競り合い、1月6日の決戦にもつれ込みそうだ。上院を制する政党が決まるのは年明けに持ち越される可能性も出てきた。【ルイジアナ州ラファイエットで堀山明子】

2145チバQ:2014/11/03(月) 17:09:13
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20141103-00000039-san-n_ame
米中間選挙 共和党、上院でやや優位 追い詰められるオバマ氏
産経新聞 11月3日(月)7時55分配信

米中間選挙 共和党、上院でやや優位 追い詰められるオバマ氏
中間選挙の現有勢力と改選議席(写真:産経新聞)
 【ワシントン=青木伸行】米中間選挙が4日投開票される。2期目のオバマ大統領の残り2年間の任期と、政治の方向性を大きく左右する選挙の焦点は、下院(定数435)で多数派の野党・共和党が上院(定数100)でも過半数を奪還し、上下両院を制するかどうかだ。

 4年ごとの大統領選挙の「中間」の年に行われる中間選挙では、2年に1回の連邦議会選挙が行われ、上院(任期6年)の3分の1、下院(任期2年)の全議席が改選される。上院は今回、36議席を改選。全50州の州知事選(今回は36州)も含め、地方の首長選や議会選も実施される。

 米政治専門サイト「リアル・クリア・ポリティクス」が各種世論調査をまとめた2日現在の情勢によると、上院の改選後予想議席は、民主党が45議席、共和党が47議席をほぼ確保したとされ、共和党がやや優位だ。残り8州は激戦で、いずれが過半数を取るかは予断を許さない。

 上院の現有議席は民主党55(同党系無所属2を含む)、共和党45。共和党は6議席を増やせば過半数を制して多数派となる。

 激戦8州のうちルイジアナ、ジョージア両州では得票が過半数に達した候補がいなければ決選投票となるため、議席確定が12月以降にずれ込む可能性がある。

 同サイトによれば、下院は共和党が228議席(現有233)、民主党が181議席(同199)をほぼ確保したとされ、共和党が多数を維持する見通しだ。

 中間選挙は、大統領の任期(4年)のうち、2年目の半ば過ぎに行われるため、大統領と政権への中間的な評価、審判という意味をもつ。

 2009年の就任当時は67%あったオバマ氏の支持率は現在、42%まで落ち込んでいる。就任当初は民主党が上下両院の多数派を占める中、大型景気刺激策(09年2月)や医療保険制度改革法(10年3月成立)などを次々と実現した。

 だが、これらの政策に反発する保守派が巻き返し、10年の中間選挙で共和党が下院で多数を奪還すると、上下両院で多数党が異なる「ねじれ」が発生。移民制度改革など多くの法案や政策が停滞し、オバマ氏の人気を押し下げた。

 共和党が上院を制すれば、オバマ氏は一層苦しい状況に置かれる。2年後の大統領選もにらみ、党派対立がさらに激化するとみられる。

2146チバQ:2014/11/04(火) 22:05:31
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&k=2014110400535
焦点の上院、異例の大接戦=米中間選挙投票始まる


 【ワシントン時事】オバマ米大統領の残り2年間の政権運営を大きく左右する米中間選挙の投票が4日午前、東部諸州を皮切りに全米各地で始まった。下院は野党・共和党が政権批判を追い風に過半数の議席をさらに伸ばす勢いで、上院で与党・民主党が多数党の座を死守できるかどうかが最大の焦点だ。即日開票されるが、上院は異例の大接戦となっており、大勢判明が大きくずれ込む可能性もある。
 今回の中間選挙は際立った政策上の争点がなく、共和党は大統領の指導力を問う選挙と位置付け、エボラ出血熱や過激組織「イスラム国」への対応をめぐって政権批判を展開してきた。共和党が8年ぶりに上下両院を制する結果になれば、大統領の政権運営は一層厳しさを増しそうだ。(2014/11/04-20:10)

2147チバQ:2014/11/04(火) 22:07:24
http://www.sankei.com/world/news/141104/wor1411040024-n1.html
2014.11.4 17:00
【米中間選】
政治資金、過去最高に 4千億円、広告過熱





 米中間選挙に民主、共和両党の候補や政治団体などがつぎ込んだ資金の推計は約36億7千万ドル(約4163億円)に上り、中間選挙としては過去最高額になる見通しだ。テレビ広告の過熱が一因で「カネのかかる選挙」が止まらない。

 政治資金監視団体センター・フォー・レスポンシブ・ポリティクスが公表した。中間選挙で過去最高だったのは2010年の約36億3千万ドル。候補者の支出は減少傾向にある一方、別動隊ともいえる外部の政治団体などの支出が増えたという。背景には、無制限に献金を集めて特定の政党や候補者を支援する「特別政治活動委員会(スーパーPAC)」の存在がある。テレビ広告の資金源となり、相手候補へのネガティブキャンペーン(中傷攻撃)を繰り返す構図が激戦州で目立った。

 ウェズリアン大(東部コネティカット州)によると、州知事選と上下両院の議員選のテレビ広告は昨年1月から今年10月9日までに約180万回放送され、費用は総額9億1800万ドル(約1042億円)に達した。(共同)

2148チバQ:2014/11/04(火) 22:07:54
http://www.sankei.com/world/news/141104/wor1411040021-n1.html
2014.11.4 14:47

テロで崩壊、貿易センター跡地にビル開業 NY市民、感慨ひとしお

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ニューヨークにオープンした「1WTC」の玄関=3日(ロイター=共同)
 【ニューヨーク=黒沢潤】2001年の米中枢同時テロで崩壊した世界貿易センター跡地に建つ「WTC1号棟」(高さ約541メートル)が開業し、最初のテナントである出版大手コンデナストが3日入居した。

 同ビルは104階建てで総工費約39億ドル(約4440億円)。テロの教訓から強固な構造が特徴で、「米国で最も安全な建物」(ビル管理者)ともいわれる。06年に開業する予定だったが、景気悪化などで完成がずれ込んでいた。

 米メディアによれば、「ニューヨーカー」や「バニティ・フェア」などの雑誌発行で知られる同社はビル中層の20〜44階部分を利用。この日、“第一陣”として社員約200人が入り、残り約3200人も順次続く。投資会社やスタジアム運営会社なども近く、入居する予定だ。

 コンデナスト関連社員としてWTC1号棟で新たに勤務することになったマリアンヌ・ケイシーさんは、同時テロの際、貿易センターで勤務中だったものの、消防士だった親族に助け出された経験を持つ。「(ビル開業は)米国にとって偉大なことだ。私はここで働くことを誇りに思う」とロイター通信に語った。

2149チバQ:2014/11/04(火) 22:13:09
http://www.sankei.com/world/news/141103/wor1411030042-n1.html
2014.11.3 20:28
【米中間選挙】
4日投開票 米メディア、共和党の上院過半数を予測 「接戦8州」最後の攻防

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 【ワシントン=加納宏幸】オバマ米大統領の残り2年間の任期を大きく左右する米中間選挙は4日投開票される。米主要メディアは2日、共和党が下院(定数435)に加え、上院(同100)でも過半数を獲得すると予測した。ただ、接戦州では1、2位の候補者の支持率の差が5ポイント未満しかないとみられており、候補者や陣営は選挙戦最後の週末、必死に投票を呼び掛けていた。

 上院の焦点は、米政治専門サイト「リアル・クリア・ポリティクス」が激戦を予想している「接戦8州」=表=に絞られてきた。共和党が現有45議席に6議席を上積みすれば過半数の51議席を確保できる。すでに2議席増が有力視されており、接戦8州のうち4議席の確保で過半数に達する見通しだ。

 2日付の米紙ワシントン・ポストはこの8州のうち6州で共和党が優位にあると予測し、同党の過半数51を上回る53議席をうかがう勢いだと報じた。

 米紙ニューヨーク・タイムズも2日、共和党だけでなく民主党陣営も選挙戦が共和党に傾いているとみていると報じた。

 共和党はイラク戦争の長期化によってブッシュ前政権に厳しい審判が下った2006年の中間選挙で上院の多数を失っており、今回過半数を獲得すれば8年ぶりの上院奪還となる。

 オバマ氏は最後の日曜日となった2日、コネチカット、ペンシルベニア両州で州知事選の候補を応援した。ただ、接戦を繰り広げる上院選の民主党候補は、支持率が40%程度に低迷しているオバマ氏と距離を置いている。両州では上院選は行われない。

 選挙を取り仕切る民主、共和両党の全国委員長は2日、ABCテレビの番組に出演。民主党のシュルツ氏は有権者の動員に成功したことを挙げ、「民主党は上院(の過半数)を維持する」と述べた。共和党のプリーバス氏は同党も期日前投票の呼び掛けを重視してきたとし、「動員では勝っている」と反論した。

 下院は、各種世論調査では共和党の過半数維持がほぼ確実視されている。

2150チバQ:2014/11/04(火) 22:21:20
http://mainichi.jp/select/news/20141104k0000e030171000c.html
米中間選挙:下院、いびつな線引き…共和の過半数確実
毎日新聞 2014年11月04日 11時34分(最終更新 11月04日 12時35分)

 【ワシントン西田進一郎】4日投開票される米中間選挙で、上院選挙(定数100、改選36議席)では民主、共和のどちらの党が過半数を制するかが焦点になる一方、すべての議席が改選される下院選挙(定数435)では共和党の過半数維持が早くから確実視されてきた。いびつな選挙区の線引きなどで特定政党の候補者が早くから当選圏に入る「無風区」が多いのが一つの要因だ。

 政治専門サイト「リアル・クリア・ポリティクス」によると、2日時点で共和党が固めた議席は204。「優勢」や「有利」を含めると228となり、過半数を超えた。一方、民主党も181議席が当選圏内に入っており、激戦区はわずか26議席しかない。

 原因の一つは、特定政党に有利な選挙区の線引き「ゲリマンダー」の存在だ。米国では、10年ごとの国勢調査に基づき、区割り見直しが州知事・議会の主導で行われる。共和党は2010年中間選挙で大勝し、現在の線引きを主導した。民主党支持者の多い地域をまとめ、それ以外の地域で共和党が多く議席を獲得できるようにしたとみられるいびつな線引きが行われた。

 南部ノースカロライナ州は12年の下院選(13選挙区)で、民主党候補の総得票数は共和党候補を上回った。しかし、一部の民主党候補に票が集中したため、獲得議席は共和党が9議席と圧勝し、民主党は4議席にとどまった。この結果について「ゲリマンダーの象徴だ」と批判された。

 選挙分析機関「クック・ポリティカル・リポート」によると、無風区増加の流れは過去15年で強まり、両党の支持割合に大きな開きがない下院の選挙区は、1998年には164あったが、今回の中間選挙では90にまで減少しているという。

 分析したワッサーマン氏は、米国内で政治的に考えの近い人たちと暮らすために引っ越す動きが続いているとし、「有権者のこうした選択とゲリマンダーが組み合わさり接戦区が減少してきた」と説明した。

 選挙区によって住民の党派の色分けがはっきりしたことについては「政治的な国民分断」とも指摘されている。

 ◇ゲリマンダー◇

 自党に有利になるように選挙区の区割りを改変すること。19世紀に米マサチューセッツ州知事ゲリーが選挙区の区割りを変えたところ、ギリシャ神話の火竜「サラマンダー」に似た不自然な形の区になったことから生まれた造語。

2151チバQ:2014/11/04(火) 22:21:55
http://mainichi.jp/select/news/20141105k0000m030073000c.html
米国:民主党にも共和党にも向かい風中間選挙
毎日新聞 2014年11月04日 20時16分

 【ワシントン西田進一郎】オバマ政権に対する国民の評価が示される中間選挙の投票が4日朝(日本時間同日夜)、始まった。オバマ氏の支持率は40%前後と就任以来最低の水準で低迷し、与党・民主党は苦戦を強いられている。ただ、攻める野党・共和党も盤石ではない。連邦議会への支持率は直近でわずか14%で、与野党への政治不信が投票率を低下させ、選挙結果に微妙に影響を与える可能性もある。


 「やらなければならないことは明日投票に行き、知り合いをみな連れて行くことだ。もし我々が(投票に行かず)家にいれば、相手(共和党)に決定権を与えてしまうことになる」

 ミシェル・オバマ大統領夫人は投票を翌日に控えた3日、東部メリーランド州で演説し、投票率低下への危機感をあらわにした。共和党が白人の中高年層を中心に固い基礎票を持つのに対し、民主党は若者や女性、黒人やヒスパニック系などから強い支持を受けてきた。こうした支持層は、中間選では投票に行かない傾向が強い。これまでの選挙同様、投票率が落ち込めば民主党がより大きな打撃を受ける。

 米紙ワシントン・ポストなどが10月末に発表した世論調査では、中間選に注目しているという回答は「非常に」と「やや」を合わせて68%だった。これは2006年中間選前の80%、10年中間選前の76%を大きく下回る。調査機関「米有権者研究センター」は、各党の候補者を決める予備選での投票率が今回、過去最低だったことから、本選の投票率も大きく落ち込むのではないかと予測している。

 今回は06年中間選のイラク戦争、10年中間選の医療保険制度改革(オバマケア)といった世論の関心を一点に集める争点がない。関心は経済やオバマケア、イスラム過激派組織「イスラム国」への対処などに分散。オバマ大統領の信任投票の色合いが濃くなり、盛り上がりを欠いている。10年は保守系草の根運動「ティーパーティー(茶会)」がうねりとなって共和党が大勝したが、今回はどちらにも強い「追い風」は吹いていない。

 もともと中間選は大統領選のように関心は高まらず、投票率が低い。ピュー・リサーチ・センターによると、第二次世界大戦以降、大統領選は50、60%台がほとんどで、12年は54%。これに対し、中間選の投票率は30、40%台で推移し、前回の10年は37%で、08年大統領選より約20ポイント低かった。

2152旧ホントは社民支持@鹿児島市:2014/11/05(水) 19:45:53
51対49で民主がコントロールすると思ったんだけど。思ったより逆風強し。

米議会上下両院 共和党の多数派決まる
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20141105/t10015967231000.html
アメリカ議会の中間選挙は、野党・共和党が下院に加えて上院でも8年ぶりに多数派になることが決まりました。
与党・民主党は議席を大きく減らして敗北し、オバマ大統領の政権運営は一段と厳しさを増す見通しです。

上院100議席のうち36議席と下院の435議席すべてが改選されるアメリカ議会の中間選挙は、一部の州で開票作業が続いています。
アメリカABCテレビによりますと、これまでに上院で、与党・民主党の候補者11人と野党・共和党の候補者22人の当選が確実になりました。
この結果、改選されない議席も合わせて民主党は45議席、これに対して共和党が52議席を確保して多数派を奪還することになりました。
共和党は接戦が見込まれた州のうち、南部のケンタッキー州、アーカンソー州、ジョージア州、ノースカロライナ州や中西部のカンザス州と、アイオワ州、さらに西部コロラド州を相次いで制しました。一方、下院では、民主党の候補者180人と共和党の候補者242人の当選が確実になり、共和党は過半数に必要な218議席を上回ったうえ現有の233議席も超えて多数派を維持しました。
共和党が上下両院で多数派となるのは8年ぶりで、民主党は議席を大きく減らして敗北しました。
選挙戦で共和党は、イスラム過激派組織「イスラム国」やエボラ出血熱への対応などを巡ってオバマ大統領の指導力を強く批判しました。
これに対し、オバマ大統領は雇用情勢の改善など経済運営の成果を強調し、民主党への支持を訴えましたが、過去最低の水準に低迷した支持率の回復にはつながらず、厳しい結果となりました。
今後、オバマ大統領の政権運営は一段と厳しくなり、任期を2年残して、政策実行力が弱まるいわゆる「レームダック化」が進むことは避けられない見通しです。

2153旧ホントは社民支持@鹿児島市:2014/11/05(水) 19:53:09
カーター元大統領の孫敗れる=米知事選
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_date1&k=2014110500451
 【ワシントン時事】米CNNテレビなどが4日伝えたところによると、中間選挙のジョージア州知事選に民主党から出馬したカーター元大統領の孫のジェイソン・カーター氏が、共和党の現職ネイサン・ディール氏に敗れた。
 カーター氏は教育関連予算を削減したなどとディール氏を批判。ディール氏の経済政策もやり玉に挙げたが、及ばなかった。(2014/11/05-13:25)

共和知事、現有上回る=次期米大統領選に有利か−中間選挙
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_date1&k=2014110500551
 【ワシントン時事】全米50州のうち36州が改選となった中間選挙の州知事選では、共和党が躍進し、米主要メディアによると、5日午前2時(日本時間同日午後4時)現在、24州で当選を確実にした。共和党は非改選7州と合わせ、現有の29州を上回る31州を手中にした。
 州知事は、州ごとに選挙人を総取りする大統領選で大きな政治力を発揮するとされる。共和党の勝利は、2016年の大統領選の動向に影響を与えそうだ。
 知事選は、民主党が現職の改選州の多い共和党に攻勢をかける展開になったが、共和党は現有州の多くを手堅く確保した。ジョージア州知事の座を狙い民主党から出馬したカーター元大統領の孫のジェイソン・カーター氏は、共和党現職に敗北。フロリダ州でも、共和党現職のスコット氏が、同党から民主党にくら替えした前職のクリスト氏を小差でかわした。
 共和党の次期大統領候補に取り沙汰されるウィスコンシン州の現職ウォーカー氏は、自転車メーカー創業者一族の民主党の女性候補に勝利。共和党はさらに、伝統的に民主党の地盤であるメリーランド州やオバマ大統領のお膝元イリノイ州を奪取した。
 民主党は、ハワイ州で日系のイゲ氏が当選。ペンシルベニア州でも共和党現職を破ったが、獲得州は8州にとどまっている。(2014/11/05-16:22)

米首都住民投票でマリフアナ支持=連邦議会が否決も
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_date1&k=2014110500668
 【ワシントン時事】米首都ワシントン(コロンビア特別区)では4日、中間選挙に合わせて嗜好(しこう)目的のマリフアナ(乾燥大麻)使用の合法化を問う住民投票が行われ、賛成票が過半数に達した。米国では既にコロラド、ワシントン両州で使用・販売が認められており、オバマ大統領もこれを容認する姿勢を示していた。
 ただ、特別区の住民投票の結果は連邦議会が覆すことができるため、最終的な行方は不透明だ。(2014/11/05-16:23)

共和初の黒人女性議員=米中間選挙
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_date1&k=2014110500725
 【ワシントン時事】4日投票の米中間選挙の下院議員選で、ユタ州4区から出馬していた前サラトガスプリングズ市長で黒人女性のミア・ラブ氏(共和)が当選を確実にした。米主要メディアが5日伝えた。ラブ氏は黒人女性初の共和党の連邦議会議員になる。
 ラブ氏はハイチ系で、ニューヨーク市生まれ。サラトガスプリングズ市議会議員、同市長を歴任した。2012年の下院選にも、規制緩和や政府の役割縮小といった保守的な公約を掲げて出馬したが、敗退していた。(2014/11/05-17:25)

2154チバQ:2014/11/05(水) 21:05:35
http://www.sankei.com/world/news/141105/wor1411050030-n1.html
2014.11.5 20:03
【米中間選挙】
ハワイ州知事に日系3世イゲ氏、祖父母は沖縄県出身





 米中間選挙のハワイ州知事選で、民主党候補で日系3世のデービッド・イゲ州上院議員(57)が4日、共和党候補のジェームズ・アイオナ元副知事(59)らを破り勝利した。米主要メディアが報じた。ハワイ州で日系人が知事に就任するのは、1974年から3期務めたジョージ・アリヨシ氏以来2人目。イゲ氏は、知名度はそれほど高くなかったものの、日系人コミュニティーの支持や好感度の高さで選挙戦を制した。12月1日に就任する。

 現地メディアによると、イゲ氏の父方の祖父母は沖縄県出身。父親は第2次大戦中、日系人で組織された陸軍の第442連隊に所属。米国への忠誠心を示し勇敢に戦ったとして勲章を受章した。

 ハワイ州の選管当局によると、イゲ氏の得票率は約49%、アイオナ氏は約36・5%(開票率不明)。(共同)

2155チバQ:2014/11/05(水) 21:06:03
http://www.sankei.com/world/news/141105/wor1411050031-n1.html
2014.11.5 20:07
【米中間選挙】
慰安婦問題で連携の知韓派議員が善戦 韓国メディア報道 





 韓国メディアは5日、米中間選挙で野党共和党が上下両院を支配したことで「オバマ大統領はレームダック(死に体)化が避けられない」(YTNテレビ)と報じた。一方、聯合ニュースは、朝鮮半島政策で米国は「超党派的なアプローチ」を取ってきたとし、「大枠での政策変化はないだろう」との見通しを伝えた。

 SBSテレビ(電子版)は、与党民主党の敗北は「既に十分予見されていた」と指摘。オバマ氏の支持率が過去最低水準に低迷していることが「最大の敗因だ」と報じた。

 聯合ニュースは、知韓派議員らでつくる超党派の「コリア・コーカス」所属議員が善戦したと報道。旧日本軍の慰安婦問題で在米韓国人らと連携するマイク・ホンダ下院議員がややリードしていることも伝えた。(共同)

2156チバQ:2014/11/05(水) 21:20:06
http://www.sankei.com/world/news/141105/wor1411050023-n1.html
2014.11.5 14:33
【米中間選挙】
オバマ民主惨敗、共和党が上下院ともに過半数 カーター孫は落選

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4日、米中間選挙で共和党候補の勝利を喜ぶ支持者ら=米ニューヨーク(ロイター)
 【ワシントン=加納宏幸】オバマ米政権の今後2年間の行方を決める米中間選挙は4日投開票され、米CNNテレビは野党共和党が、焦点の上院(100議席)で過半数の51議席を固めたと報じた。共和党は下院(定数435)でも過半数を確保しており、上下両院で主導権を獲得した。

 共和党は、ブッシュ共和党政権が大敗した2006年中間選挙以来、8年ぶりの過半数となった。これに対し、民主党は44議席にとどまっており、現有55議席(無所属2を含む)を減らすことが確定した。

 共和党の過半数の帰趨を占うアラスカ、コロラド、アイオワ、カンザス、ニューハンプシャー、ノースカロライナ、ルイジアナ、ジョージアの「接戦8州」。CNNはコロラド、ジョージア、カンザス、ノースカロライナで共和党、ニューハンプシャーで民主党がそれぞれ当選を確実にしたと報じた。

 ケンタッキー州では共和党のマコネル上院院内総務が再選を確実にした。共和党はコロラドを含む5州で民主党から議席を奪うことを確実にし、ケンタッキーのほかサウスカロライナなど12州で議席を守った。

 下院では共和党が189議席、民主党が109議席をそれぞれ固めた。

 全米50州のうち36州で実施された州知事選では、CNNがオハイオ、サウスカロライナなど11州で共和党候補の当選が確実になったと伝えた。民主党はペンシルベニアで共和党現職を破るなど3州を固めた。ジョージアではジミー・カーター元米大統領の孫で同州上院議員のジェイソン・カーター氏が民主党から出馬したが落選確実となった。

 共和党は選挙戦で支持率が低迷しているオバマ氏と民主党候補の近さを強調。イスラム教スンニ派過激組織「イスラム国」やエボラ出血熱への対応でオバマ氏の資質を追及した。こうした選挙運動が投票行動に影響したとみられる。

2157チバQ:2014/11/05(水) 21:22:04
http://www.sankei.com/world/news/141105/wor1411050027-n1.html
2014.11.5 17:53
【米中間選挙】
「悪役」いとわぬ交渉屋 共和党上院率いるマコネル氏






4日、米中間選挙上院選の激戦州ケンタッキー州で勝利し、支持者に手を振るマコネル氏(左)と妻のイレーン・チャオ氏(AP)
 米上院の多数派となる共和党のトップが、議員歴30年のミッチ・マコネル院内総務(72)=ケンタッキー州選出=だ。上院の顔として、共和党のベイナー下院議長とともにオバマ政権と対峙することになる。

 上院共和党を率いる院内総務となって約8年。舞台裏の交渉能力には定評がある。自ら“悪役”を演じることをいとわないというのが周囲の評。大統領への野心を見せたことがなく、上院議員としての仕事に満足しているという。

 これまでオバマ大統領や上院民主党と激しく対立する場面もあったが、土壇場では超党派の合意形成に尽力し、逆に党内保守派の怒りを買った。党内をまとめて共和党の存在感を高められるかが課題となる。

 妻はブッシュ前政権で労働長官を務めた台湾系のイレーン・チャオ氏。「選挙陣営で最も貴重な戦力だった」と妻の献身をたたえた。(共同)

2158チバQ:2014/11/05(水) 21:22:35
http://www.sankei.com/world/news/141105/wor1411050029-n1.html
2014.11.5 18:09
【米中間選挙】
「決められない政治」とレームダック化に拍車 漂流と混迷深める米政権

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4日、米ホワイトハウスで行われた会議に参加するオバマ大統領(AP)
 米国はどこへいくのか−。中間選挙は、その方向性を示すものとして注目された。結論から言えば、オバマ大統領の米国は漂流と混迷の度を深め、「内憂外患」の政治環境は厳しさを増すだろう。

 「チェンジ」を掲げ、国民の希望と期待を背に就任したオバマ氏の約6年間は、「決められない政治」への転落の軌跡であった。

 その最大の要因は、オバマ氏の指導力の欠如であり、米国社会の分裂という基本構造を背景にした、2大政党による対立の先鋭化だった。オバマ氏は国民の「内向き」志向と歩調を合わせ、外交・安保政策の“足かせ”ともなってきた。

 そうした指導力の欠如と「決められない政治」に、中間選挙で国民が「ノー」を突きつけたといえる。

 「決められない政治」を、議会における闘争の力学という観点だけからいえば、オバマ氏のリベラルな政策に対する反動として、10年の中間選挙で共和党が下院の過半数を奪還し、議会に「ねじれ」が生じたことは見逃せない。

 そして今回、共和党が上下両院で主導権を握り、「ねじれ」が解消されたことで、政権と議会が真正面から対峙(たいじ)する構造へと変容した。

 オバマ氏の残り任期の約2年間は、膠着(こうちゃく)状態が続くだろう。オバマ氏の不人気が分裂を増幅させながら、「決められない政治」と政権のレームダック(死に体)化に、拍車がかかることは間違いない。政治に対する国民の不満も、高まっていくことが予想される。

 ただ、負の側面ばかりではない。共和党の外交・安保政策などが反映されれば、「強い米国」という方向性を後押しすることもあり得る。

 危惧(きぐ)されるのは、国内の膠着状況が、対外的にも“停滞”をもたらすことだ。不確実性を増すアジアや中東をはじめとする国際情勢は、力の「空白」を許容しうる状況にはない。

 今のところ、オバマ氏の「遺産」となりそうなのは、堅調に推移する経済しかない。世界経済は成長を続ける米国と、減速傾向にあるユーロ圏などとの「二極化」がみられる。それでも米国民はまだ、恩恵を実感できずにいる。

 今後、「ポスト・オバマ」をめぐる動きが本格化する。次期大統領が就任するまで、「負の遺産」を残さないことがオバマ氏の使命だ−。こう言うと悲観的過ぎるだろうか。(ワシントン 青木伸行)

2160チバQ:2014/11/05(水) 21:25:46
http://www.yomiuri.co.jp/world/20141105-OYT1T50178.html?from=hochi
米ワシントンとオレゴン州、マリフアナを合法化
2014年11月05日 20時06分
 【ロサンゼルス=加藤賢治】米国の首都ワシントンとオレゴン、アラスカ両州で4日、娯楽を目的にしたマリフアナ(大麻)の使用を合法化するかどうかを問う住民投票が中間選挙の投開票とともに実施された。


 ワシントンではマリフアナの所有、栽培、オレゴン州では所有、販売などへの賛成が過半数を占め、合法化されることが決まった。日本で危険ドラッグが問題となる中、米国ではマリフアナ合法化の流れが加速している。

 アラスカ州の結果は判明していないが、同州でも所有、販売が合法化される可能性がある。

 娯楽用のマリフアナ合法化は、2012年にコロラド、ワシントン両州の住民投票で初めて認められ、コロラド州では今年1月に販売が始まった。今年8月の同州の娯楽用マリフアナの販売額は約3400万ドル(約39億円)だった。

2161チバQ:2014/11/05(水) 21:27:13
http://www.afpbb.com/articles/-/3030909
3人目のジョージ・ブッシュ氏が政界入り、米テキサス州
2014年11月05日 14:21 発信地:ワシントンD.C./米国
【11月5日 AFP】米政界の「ブッシュ王朝」に、新たなメンバーが仲間入りした──テキサス(Texas)州公有地管理局の局長を選ぶ投票で、ジョージ・P・ブッシュ(George P. Bush)氏(38)が当選したことが、地元メディアの報道で分かった。

 P・ブッシュ氏は、ジョージ・W・ブッシュ(George W. Bush)前大統領のおいで、ジョージ・H・W・ブッシュ(George H.W. Bush)元大統領の孫、そして、大統領候補として取り沙汰されているジェブ・ブッシュ(Jeb Bush)元フロリダ(Florida)州知事の息子だ。地元メディアは、60%近くの得票率で対抗馬に大差を付けて勝利する見込みと報じている。

 弁護士で企業経営にも携わっているP・ブッシュ氏は、多くが政界入りを果たしてきたブッシュ一族のうち、初挑戦の選挙で勝利を収めた初の人物となる。

 ブッシュ家に対しては、米国内で支持派と反対派の双方が混在するが、ジョージ・W・ブッシュ氏が2001年に大統領となる前に知事を務めていたテキサス州の政界ではその名は依然として有利にはたらく。

 石油資源に恵まれた同州の採掘権を管轄する公有地管理局は通常、あまり注目を浴びないが、若きP・ブッシュ氏は局長選挙運動に数百万ドル(数億円)の資金を集め、新記録を打ち立てていた。

 メキシコ生まれの母親を持ち、スペイン語を流ちょうに話すP・ブッシュ氏は、ヒスパニック系住民の票獲得を狙う共和党にとって魅力的な候補者となっている。(c)AFP

2162チバQ:2014/11/05(水) 21:28:18
http://www.afpbb.com/articles/-/3030982
オバマ大統領の民主党惨敗、米中間選挙
2014年11月05日 20:10 発信地:ワシントンD.C./米国
【11月5日 AFP】4日に投開票が行われた米中間選挙で共和党が上下両院で過半数を獲得したことにより、与党・民主党のバラク・オバマ(Barack Obama)大統領にとって残り任期2年の困難な道のりは確定した。

 オバマ政権と不評な政策に対し有権者たちが抱く不満の波に乗り、共和党は100議席のうち36議席が改選された上院で少なくとも7議席を民主党から奪い、2006年以来、8年ぶりに両院の主導権を握った。一方、435議席すべてが改選された下院では、2010年以来の多数派を維持したばかりか、さらに14〜18議席を上積みし、1946年以来となる最多議席数を獲得しそうだ。

 共和党の重鎮で上院指導部のミッチ・マコネル(Mitch McConnell)議員は、過去30年で最大の難敵に挑まれたがケンタッキー(Kentucky)州で勝利し、民主党のハリー・リード(Harry Reid)議員と入れ替わり多数党の同院内総務となる。マコネル氏は勝利演説で「(オバマ政権の)大きな政府の実験は長引き過ぎた。新たな方向へ進む時だ」と述べ支持者らを沸かせた。

■ドミノ倒しさながらの惨敗

 開票直後から、民主党にとっては悲惨な夜だった。上院ではアーカンソー(Arkansas)、ノースカロライナ(North Carolina)、コロラド(Colorado)でドミノ倒しのように次々と現職が敗北。逆に共和党が強いジョージア(Georgia)、カンザス(Kansas)、ケンタッキー州で挑んだ民主党候補はまったく太刀打ちができずに終わった。アイオワ(Iowa)では同州初の女性上院議員が誕生し共和党が52議席目を獲得した。ルイジアナ(Louisiana)州では民主党の現職が勝ちきれず、12月の決選投票へ持ち込まれた。

 同時に36州で実施された知事選でも、共和党はフロリダ(Florida)、ウィスコンシン(Wisconsin)、カンザスといった主要州できっちり再選を果たした他、民主党が優勢の「青い州」といわれるメリーランド(Maryland)やマサチューセッツ(Massachusetts)でも勝利した。しかし、オバマ大統領の地元イリノイ(Illinois)州の知事選は最も痛手だっただろう。イリノイでは現職、民主党のパット・クイン(Pat Quinn)氏を、共和党のブルース・ラウナー(Bruce Rauner)氏が追い落とした。

■有権者の強烈な拒絶

 歴史的に現職大統領が率いる党は、大統領の任期2期目の中間選挙で敗北することが多い。ロナルド・レーガン(Ronald Reagan)元大統領以降は例外なく、野党が議会の主導権を握った状態で現職が退任している。

 議会で立法の基盤を失ったオバマ大統領は、任期最後の期間でどんな改革案を通過させるにも困難が伴うだろう。景気回復にもかかわらず米国内に広がる苛立ちの空気に共和党は巧みに乗じ、オバマ大統領とその政策を攻撃することを選挙戦の基本とした。

 共和党のテッド・クルーズ(Ted Cruz)上院議員は米CNNテレビに対し「オバマ氏の掲げる政策に対する強力な拒絶だ」と語った。クルーズ氏は他の共和党議員らと同様に、特に16年の次期大統領選を見据え、国のかじをとる責任は今や共和党の肩にかかっていると述べた。

 共和党の圧勝は大方の予想をさらに上回るものだった。ミシガン大学(University of Michigan)のマイケル・ヒーニー(Michael Heaney)助教はAFPの取材に対し、この中間選挙で「共和党は考え得るほとんど最高の結果を手にした」と述べた。

 逆境に置かれたオバマ大統領は7日、ホワイトハウスに両党の上下両院の院内総務を招く予定だ。(c)AFP/Michael Mathes

2163チバQ:2014/11/05(水) 21:30:54
http://mainichi.jp/select/news/20141105k0000e030230000c.html
米中間選挙:共和、両院で過半数 オバマ民主敗北
毎日新聞 2014年11月05日 13時08分(最終更新 11月05日 14時07分)
【ワシントン西田進一郎】オバマ米大統領の6年間にわたる政権運営への審判となる米中間選挙は4日、投開票された。下院(定数435)は、野党・共和党が過半数(218)を維持した。焦点の上院(定数100、改選36)でも共和党が議席を伸ばし、過半数を奪還した。オバマ民主党の敗北が決定的となった。

 議席を伸ばした共和党がオバマ政権への対決姿勢を強めるのは必至だ。2010年に下院を共和党に握られて以降、オバマ氏の主要政策は共和党との対立でほとんど実現していない。この対立がさらに先鋭化して政権運営は一層厳しくなり、オバマ氏のレームダック(死に体)化がより進むのは避けられない。

 米政界の焦点は16年の次期大統領選に向かう見通しだ。

 米メディアによると、下院では共和党が過半数を維持した。現有233議席を超える議席獲得の勢いがあり、第二次世界大戦後では最多の246議席に迫る可能性もある。

 焦点の上院は、現有勢力が民主党55(無所属2含む)、共和党45で、うち非改選は民主党34(同)と共和党30。改選議席のうち共和党が6議席上積みして21議席を確保し過半数に達した。共和党はブッシュ前政権時代の06年中間選で、イラク政策への批判を受けて上下両院の多数を失った。下院は10年に奪還しており、今回、上院奪還で8年ぶりに上下両院を共和党が支配することになった

 米メディアによると、上院の改選議席のうち共和党はウェストバージニア、サウスダコタ、アーカンソー州などで民主党から議席を奪うことが固まった。ケンタッキー、サウスカロライナ、テキサス州など現職15人がすべて当選を確実にしている。21議席を固め、改選前15議席から議席を伸ばした。

 一方、ルイジアナでは過半数の票を得る候補がなく、12月6日の決選投票にもつれ込むことが確定。決選投票では共和党が有利とみられる。

 また、36州で行われた州知事選では日本時間午後1時時点で、共和党が15州、民主党が5州で勝利を確実にした。

 今回の選挙は、雇用創出策や医療保険制度改革(オバマケア)、イスラム過激派組織「イスラム国」への対応など、「オバマ政権への評価」を問う選挙となった。民主党は景気回復の実績を掲げ、格差是正策などに反対する共和党を批判。共和党はイスラム国やエボラ出血熱への対応を巡る政権の危機管理能力や指導力の不足を非難し、上下両院を共和党に任せるよう訴えた。

【ことば】米国の中間選挙

 大統領選の中間の年に行われる連邦議会、州知事などの統一選挙。連邦議会では今回、各州2人の上院(定数100、任期6年)のうち36議席が、下院(同435、同2年)では全議席が改選される。また、全米50州のうち36州で知事選が実施される。現職大統領に対する国民の「信任投票」の色彩が強く、野党が議席を伸ばすことが多い。投票日は大統領選と同様、連邦法の規定で「11月の第1月曜日の次の火曜日」と決められている。

2164チバQ:2014/11/05(水) 21:31:56
http://mainichi.jp/select/news/20141105k0000e030234000c.html
米中間選挙:経済、外交に不満募る 民主敗北
毎日新聞 2014年11月05日 13時29分(最終更新 11月05日 20時01分)

 【ワシントン西田進一郎、清水憲司】4日投開票された米中間選挙は野党・共和党が、8年ぶりに上院を与党・民主党から奪還した。2008年秋のリーマン・ショックからの景気回復やイラクとアフガニスタンでの二つの戦争からの撤退など、ブッシュ前政権時代からの「負の遺産」に取り組んだオバマ氏だが、6年にわたる内政、外交政策に国民は厳しい審判を下した。

 民主党敗北の背景には、米国民を広く覆う不満や不安がある。米メディアの出口調査によると「米国は間違った道を進んでいる」との回答が65%で、「正しい道を進んでいる」とした31%の2倍以上に達した。また、ワシントン・ポスト紙などによる先月の調査では、米政府の国家問題への対処能力がここ数年で「低下した」との答えが53%に上った。さらに、その責任はオバマ氏と民主党にあると考える人が、共和党にあると考える人の3倍に上り、不満の矛先がはっきりと民主党に向かっていた。

 不満の筆頭は、株式市場が史上最高値を更新し、失業率も6年ぶりの水準に改善するなど米経済が回復しているのに、人々に実感が及んでいないことだ。オバマ氏は1日、「最悪の経済危機から回復し、最近半年の成長は過去10年で最速のペースだ」と力説した。就任時に破綻のふちにあった経済は、大規模財政出動や米連邦準備制度理事会(FRB)の大胆な金融緩和で世界経済のけん引役を期待されるまでに回復した。

 ただ、中低所得者の中には、リーマン・ショック時に株式や住宅を手放さざるを得なかった人も多く、経済回復の恩恵が広がらなかった。賃金上昇も鈍く、中低所得者ほど回復を実感しにくい。実感を持ってもらうために掲げた最低賃金引き上げなどの低中所得者対策も共和党の反対で実現していない。恩恵を受けた高所得者層には共和党支持者が多いことも、経済政策への支持が上がらない皮肉な事態につながっている。

 ロシアによるウクライナ南部クリミア半島の編入やイスラム過激派組織「イスラム国」による米国人2人の殺害、カナダでのテロ事件など外交・安全保障環境の悪化が与えた国民への不安も逆風となった。特に、イスラム国は米軍が11年に撤退したイラクと、米国が関与に慎重姿勢をとったシリアを舞台に台頭。オバマ政権の外交政策の信頼性を揺るがした。当初イスラム国を過小評価していたことは政権の危機管理能力に疑問符をつけ、エボラ出血熱への対応の混乱がそれに拍車をかけた。

 クリントン政権の政策顧問を務めたブルッキングス研究所のウィリアム・ガルストン上級研究員は、選挙に臨む米世論の雰囲気について「『欲求不満、怒り、不安』の三つの言葉で要約できる」と指摘。「政府は物理的な危険から守るだけでなく、確信を持って直面する課題に対処する能力があると示すことで、国民に安心を与える。その観点からすると、今はひどい失敗をしている」と分析した。

2165チバQ:2014/11/05(水) 21:32:41
http://mainichi.jp/select/news/20141105k0000e030236000c.html
米中間選挙:大統領VS議会、対立激化は必至
毎日新聞 2014年11月05日 13時36分(最終更新 11月05日 13時53分)

 【ワシントン西田進一郎】4日投開票された米中間選挙は野党・共和党が、8年ぶりに上院を与党・民主党から奪還することが確実になった。共和党が今後、議会で攻勢を強めるのは確実で、オバマ政権との対立が激化するのは必至だ。共和党は持論の減税など経済成長策の実施を求める一方、医療保険制度改革(オバマケア)の廃止を迫る構えだ。しかし、オバマ大統領も根本理念で譲れない政策には拒否権を行使する見通しで、政策実現に向けて大統領令の連発など議会を迂回(うかい)する姿勢を鮮明にすれば、両者の緊張が高まりそうだ。

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 共和党が下院に続いて上院の過半数を奪還すれば、上下両院で多数党が異なる「ねじれ」が解消する。これまでは上院民主党と下院共和党が対立し、法案は両院を通らなかったが、共和党が主導する法案が両院を通る可能性が高まる。構図はこれまでの「上院民主党対下院共和党」から「大統領対議会共和党」に変わる。

 上院共和党トップのミッチ・マコネル院内総務は「立法の行き詰まりに終止符を打てる。米国民が望む法案を(可決して)大統領の机の上に届けることができるようになる」と意気込む。

 オバマ政権の経済・雇用政策を批判してきた共和党は、選挙戦で訴えてきた減税などで雇用を創出する経済政策の実現を急ぐ構えだ。また、2016年の次期大統領選の同党有力候補の一人と目されるランド・ポール上院議員は2日のNBCテレビの番組で「我々はオバマケアを廃止すべきだ。明確に優先し、廃止の法案を通すよう努力する」と語った。

 オバマ氏は昨年秋にオバマケアの変更に関する法案には拒否権を行使する姿勢を鮮明にしている。民意を受けた議会の意思に拒否権を行使することは理解を得にくい。これまで議会との協議に熱心ではなかった大統領が、共和党との協議に臨むように態度を変えるか注目される。

 オバマ氏は1月、「今年を行動の1年にする」と宣言し、中間選の結果にかかわらず自ら掲げる政策実現に向けた強い意志を表明。共和党の協力が得られない場合は大統領権限を駆使する姿勢を示しており、残り2年で「レガシー(業績)」を作るため大統領令を連発する可能性もある。

2166チバQ:2014/11/05(水) 21:33:31
http://mainichi.jp/feature/news/20141105mog00m030015000c.html
米中間選挙:カリフォルニア、ルイジアナ・・・移民国家の多様な投票風景
2014年11月05日
 【ニューオーリンズ(ルイジアナ州)堀山明子】ジャズの都、米南部ルイジアナ州ニューオーリンズで4日、中間選挙の投票所を取材した。1892年に白人専用の鉄道車両から排除された市民が差別撤廃を訴えて提訴するなど、公民権運動の草分け的な役割を果たした地域だ。市人口の6割が黒人。2008年のオバマ大統領初当選の時には2時間以上待ちの長い列ができ、黒人有権者の意識の高まりを示す象徴的な印象を与えた。あれから6年たった今年はどうか。 

 長い行列ができると評判の住宅地の投票所に行ったが、投票開始時間の午前6時前にできていた数人の列は、開始と同時に解消された。「行列を覚悟で、会社に遅刻しないよう早く来たんだけど」と午前6時すぎに到着した白人男性は、少し拍子抜けしていた。地元テレビでは市郊外の投票所の行列を伝えていたが、今年はあまり長い列ではなかった。

 米国では州ごとに選挙制度が違う。多くの州では夏ごろに政党公認候補を決める予備選を行ってから、中間選挙を迎えている。しかし、ルイジアナ州はこの日が事実上の予備選日。しかも一つの政党から何人でも立候補でき、非党員も投票できる独特の制度を持つ。候補者が乱立することから、米メディアは当地に流れるミシシッピ川流域の密林にちなんで「ジャングル予備選」と呼んでいる。

 この日は、上下両院議員や裁判官、州高官の選挙だけでなく、14案件の住民投票も行われた。さらに一部では、市長や警察署長、教育委員の選挙も実施。よほど道筋を決めてから投票所に行かないと、ジャングルで迷子になりかねない。


 日本と違うのは、投票日の2週間前ぐらいまでに有権者登録をしなければ投票できないことだ。この段階で脱落するのは、情報が不足しがちなマイノリティー(少数派住民)に多く、民主党系の人権団体は支持基盤を底上げするため、バスで郡事務所まで送迎して登録手続きを手伝う。

 ニューオーリンズでは今年の中間選挙で、期日前投票に連れて行くバスツアーに特に力を入れ、08年を6000人以上も上回る2万3000人余が投票をすませた。投票日当日に盛り上がりが欠けるのは、投票率の低下だけでなく、前倒しで投票したことも関係しているようだ。

 それにしても、何か物足りない。西部カリフォルニア州で選挙を取材してきたロサンゼルス特派員として、ニューオーリンズの選挙風景に違和感を覚えたのは、投票所の様子だ。会場となる小学校など公共施設は入り口付近に、小さく投票所番号が書かれた案内があるだけで、分かりにくい。これでは、よほど事前に自分の投票所を調べておかないと、気づかないだろう。

 カリフォルニア州では「ここが投票所です」という看板が、英語、中国語、ヒンズー語、日本語、クメール語、韓国語、スペイン語、タガログ語、タイ語、ベトナム語の10カ国語で掲げられている。英語が不得手なアジア移民への配慮は明白だ。

 投票用紙は英語だが、投票方法や候補者名、住民投票の内容が翻訳された100ページ以上の「投票情報ガイド」が配られ、あらかじめ勉強できる。ガイドは、大型活字版と音声吹き込み版がそれぞれの言語についている。

ちなみに、ここに掲載されたロサンゼルス市内の投票所写真は、支局助手に頼んで撮ってもらったのだが、東部の首都ワシントンで生まれ、同じく東部メーン州で育った助手は「東海岸で、こんな多言語な投票所は見たことがない」と驚いていた。カリフォルニアにいると移民国家の米国は、どこでも多言語で選挙案内が行われるものだと思っていたが、英語を母語としない移民有権者に対する支援策も、投票権法の実践方法も、州ごとに違うのだと気づいた。

 アジア系人権団体によると、ニューオーリンズなどでの公民権運動の高まりの中で1965年に制定された連邦法の投票権法は、75年と82年に改正され、移民有権者が投票所に英語の達者な支援者を同伴できるようになった。身障者や読み書きできない人の支援項目は、アジア系移民の運動で多言語支援まで拡大したのだという。

 カリフォルニアに比べて不親切に見えるニューオーリンズの投票所。しかし、黒人の公民権運動の土台があってこそ、アジア系が投票しやすいカリフォルニアが生まれたのだ。

2167チバQ:2014/11/05(水) 21:37:24
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&k=2014110500782
政治の行き詰まり深刻に=共和党指導部の手腕カギ−米


 【ワシントン時事】中間選挙を終えた米議会には、予算や債務上限引き上げ、移民制度改革など経済、内政分野で課題が山積する。上下両院を制した野党共和党内の超保守派は依然として、オバマ政権の目玉施策、医療保険改革法(通称オバマケア)の見直しを追求しており、同党指導部が党内調整に失敗すれば、政治の行き詰まりは一段と深刻になる。
 共和党のマコネル上院院内総務は4日夜、悲願だった事実上の上院トップの座をほぼ確実にした勝利宣言の場で「合意可能な事項では協力する義務がある」と表明し、民主党との政策協議に前向きに応じる姿勢を示した。
 さらに、これまでも重大局面では両党が協力してきたと強調。「オバマ大統領がそうした機会を与えてくれるよう祈る」とオバマ氏の側にボールを投げた。
 4年前の中間選挙で共和党が下院の過半数を獲得して以来、米国は与野党対立から財政問題で揺れ続けた。2013年10月には暫定予算が成立せず、17年ぶりの政府機関の閉鎖に突入。政府借り入れの枠組みである連邦債務上限の引き上げもぎりぎりまで決まらず、デフォルト(債務不履行)危機に直面した。
 現在の15会計年度暫定予算は12月11日までの措置で、債務上限も15年3月15日に期限を迎える。現在の議会が暫定予算を一定期間延長したとしても、15年初めに発足する新議会は予算、債務上限の対応に迫られる。
 共和党は上院で過半数を獲得したものの、議事妨害を阻止して主要法案を通過させるには、民主党の一部の協力を得て60票を獲得する必要がある。米メディアによると、法人税改正やエネルギー関連法案では超党派の協力が可能という。
 しかし、超保守派「ティーパーティー(茶会)」系勢力は大統領との徹底対決を主張。選挙直前には、マコネル氏がオバマケア見直しに消極的と攻撃した。共和党が上下両院で主導権を握ったことで、党内の亀裂がより鮮明になるとの指摘もある。(2014/11/05-18:19)

2168チバQ:2014/11/05(水) 21:37:51
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&k=2014110500779
中東外交、一層困難に=過激派伸長に拍車も−米中間選挙


 【カイロ、エルサレム時事】米中間選挙でオバマ大統領の与党・民主党が敗北を喫したことで、大統領が過激組織「イスラム国」やイラン核問題への対応など中東外交で指導力を発揮するのは一層困難となった。米国の対応が後手に回れば、中東各地で過激派の伸長に拍車が掛かる恐れもある。
 中東地域では、オバマ大統領の外交への評価は低い。昨年夏にシリアでの空爆を見送ったことで結果的にイスラム国の勢力拡大を許し、今年9月にシリア領内でも空爆に踏み切らざるを得なくなったことから「ちぐはぐ」との見方が強い。
 エジプトの外交アナリスト、ホサム・ハサン氏は、共和党が上下両院を制したことで「大統領は今後2年間、イスラム国への作戦強化など重要な決断をさらに下しにくくなった」と指摘する。かねてオバマ政権の外交姿勢に不信感を抱いてきたサウジアラビアなど親米アラブ諸国の懸念を増幅させかねない状況だ。
 イラン核協議での進展も望みにくい。イスラエル・バルイラン大のエタン・ギルボア教授は「共和党の方が民主党よりイスラエル寄りだ」と指摘。イランと敵対するイスラエルが、核協議でイランに譲歩しないように「米国に圧力をかけるのは容易になった」と分析した。(2014/11/05-18:13)

2169チバQ:2014/11/05(水) 21:38:10
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&k=2014110500725
共和初の黒人女性議員=米中間選挙


 【ワシントン時事】4日投票の米中間選挙の下院議員選で、ユタ州4区から出馬していた前サラトガスプリングズ市長で黒人女性のミア・ラブ氏(共和)が当選を確実にした。米主要メディアが5日伝えた。ラブ氏は黒人女性初の共和党の連邦議会議員になる。
 ラブ氏はハイチ系で、ニューヨーク市生まれ。サラトガスプリングズ市議会議員、同市長を歴任した。2012年の下院選にも、規制緩和や政府の役割縮小といった保守的な公約を掲げて出馬したが、敗退していた。(2014/11/05-17:25)

2170チバQ:2014/11/05(水) 21:40:05
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_date1&k=2014110500598
「決められない政治」へ不信感=対立激化か妥協か−岐路に立つ二大政党・米中間選挙



米中間選挙の投票所に設置された用紙記入用の台=4日、ニューヨーク
 【ワシントン時事】4日の米中間選挙は、野党・共和党が上下両院の過半数を制した。しかし、この結果を米国民が共和党に信頼を寄せた表れと分析する向きはほとんどない。むしろ選挙戦を通じて浮かび上がったのは、「決められない政治」を続ける与野党双方への不信感だ。
 米メディアによると、共和党の最大の勝因は、過去最低水準の40%前後に低迷するオバマ大統領の支持率だ。「米国民は大統領と民主党に不信任票を投じたにすぎず、共和党を信任したわけではない」(観測筋)というわけだ。
 下院での共和党勝利の背景には、自党に有利な選挙区割り「ゲリマンダー」も影響したとされる。2008年のオバマ旋風に乗って当選した「オバマ・チルドレン」の上院議員が改選期を迎えたことも、共和党に有利に働いたのは間違いない。
 一方、ワシントン・ポスト紙が先月下旬に行った世論調査によると、連邦政府の対処能力が過去数年間に「悪化した」と答えた人は全体の53%。その責任について「大統領・民主党と共和党の双方にある」と回答した人は56%に達した。
 中間選挙の投票率は分かっていないものの、同調査で「必ず投票する」と答えた人は65%。10年の71%から大幅に減少した。「ねじれ」議会となった10年以降、党派対立のあおりで政府機関が閉鎖に追い込まれるなど米政治は停滞しており、国民が不信を募らせているのは明らかだ。
 上院の過半数を奪還すれば、共和党は事実上、法案の命運を握り、大統領指名人事の承認権も手にする。同党の保守強硬派「ティーパーティー(茶会)」系の議員からは、政府・民主党とは一切妥協せず、医療保険改革(オバマケア)法などを廃止すべきだとの声が早くも上がっている。
 16年の大統領選までの2年間、両党は妥協点を探る政治に踏み出すのか、独自の主張にこだわって党派対立を激化させるのか。ワシントン・ポスト紙は社説で「国民の不満の根は政治が機能していないことにある」と指摘し、両党に歩み寄りを促している。(2014/11/05-15:13)

2171チバQ:2014/11/05(水) 21:46:48
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&k=2014110500551
共和知事、現有上回る=次期米大統領選に有利か−中間選挙



4日、米中間選挙で上下両院を制した共和党のシンボルカラー、赤色に照らされたニューヨークの名所エンパイア・ステート・ビル(写真左)。写真右は2012年11月6日、民主党のオバマ大統領再選時、青色に照らされた同ビル(AFP=時事)
 【ワシントン時事】全米50州のうち36州が改選となった中間選挙の州知事選では、共和党が躍進し、米主要メディアによると、5日午前2時(日本時間同日午後4時)現在、24州で当選を確実にした。共和党は非改選7州と合わせ、現有の29州を上回る31州を手中にした。
 州知事は、州ごとに選挙人を総取りする大統領選で大きな政治力を発揮するとされる。共和党の勝利は、2016年の大統領選の動向に影響を与えそうだ。
 知事選は、民主党が現職の改選州の多い共和党に攻勢をかける展開になったが、共和党は現有州の多くを手堅く確保した。ジョージア州知事の座を狙い民主党から出馬したカーター元大統領の孫のジェイソン・カーター氏は、共和党現職に敗北。フロリダ州でも、共和党現職のスコット氏が、同党から民主党にくら替えした前職のクリスト氏を小差でかわした。
 共和党の次期大統領候補に取り沙汰されるウィスコンシン州の現職ウォーカー氏は、自転車メーカー創業者一族の民主党の女性候補に勝利。共和党はさらに、伝統的に民主党の地盤であるメリーランド州やオバマ大統領のお膝元イリノイ州を奪取した。
 民主党は、ハワイ州で日系のイゲ氏が当選。ペンシルベニア州でも共和党現職を破ったが、獲得州は8州にとどまっている。(2014/11/05-16:22)

2172チバQ:2014/11/05(水) 22:17:34
http://www.sankei.com/world/news/141105/wor1411050040-n1.html
2014.11.5 21:23
【米中間選挙】
共和党知事、相次ぎ誕生 オバマ大統領の地元イリノイ州でも

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 【ワシントン=小雲規生】今回の中間選挙では36州で知事選が行われ、全50州のうち、共和党が知事を務める州が選挙前の29から31以上になることが分かった。民主党が強いとされる複数の州で共和党候補が勝利したほか、大統領選の激戦州として注目されるフロリダ州などでも軒並み共和党候補が当選を決めており、2016年の次期大統領選に向けて弾みがついたかたちとなった。

 共和党はオバマ大統領の地元のイリノイ州で、新人のロウナー候補が減税を訴え、民主党現職から知事職を奪還。リベラル色が強いマサチューセッツ州でも実業家のベイカー候補が引退する民主党現職の失政を批判して、後継を目指す新人候補を破った。伝統的に民主党が強いとされるメリーランド州でも共和党候補が勝利した。

 また共和党は12年の大統領選の激戦州でも知事職を維持。フロリダ州では共和党現職のスコット知事が、共和党から民主党にくら替えして出馬したクリスト元知事を破った。ウィスコンシン州では次期大統領選の候補としても名前があがる現職のウォーカー知事が民主党候補を下した。

 共和党はペンシルベニア州で現職知事が敗れたものの、非改選分を含めた知事を確保した州の数は31以上になる見通しだ。

 知事選挙では現職の改選数が多い共和党に民主党が攻勢をかける形となり、共和党に不利との見方もあった。一方の民主党には上院での苦戦を知事選の勝利で挽回したいとの思惑があったが、「誰も予想していなかったことが起きた」と米メディアも驚く結果となった。

 州ごとに選挙人を総取りする大統領選で、知事は大きな力を発揮するほか、大統領の多くが知事を経験していることから、「未来の大統領候補」として、その行政手腕が注目される。

2173チバQ:2014/11/05(水) 22:18:05
http://www.sankei.com/world/news/141105/wor1411050039-n1.html
2014.11.5 21:16
【米中間選挙】
大統領選へ動き加速 ヒラリー氏軸に展開

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2日、米ニューハンプシャー州マンチェスターで行われた民主党の集会に訪れ、おどけた表情で親指を突き上げるヒラリー前国務長官(右、AP)
 【ワシントン=加納宏幸】米中間選挙でオバマ米大統領に「ノー」が突き付けられ、2016年の大統領選をにらんだ有力候補の動きが早くも活発化しつつある。中間選挙で自党候補の応援に奔走した各候補は、早ければ今月から来年初めにかけて相次ぎ態度を表明する見通し。民主党ではヒラリー・クリントン前国務長官への支持が圧倒的に高く、共和党も「クリントン氏に勝てる候補」を探すことになりそうだ。

 各種世論調査では、クリントン氏が民主党支持層の6割以上の支持を集め、他を引き離している。ただ、アキレス腱(けん)となりそうなのは、夫のクリントン元大統領の慈善事業を通じてウォール街の金融業など大企業との関係が深いことだ。

 オバマ氏が掲げる「中間層への支援」を重視する同党リベラル派の間では、「反ウォール街」の代表格であるエリザベス・ウォーレン上院議員の出馬を期待する声もある。クリントン氏は最近、ウォーレン氏に対抗し、「企業やビジネスが雇用を作るなどと言わせてはいけない」と述べ、政府の役割を重視するリベラル派への配慮を示した。

 共和党の各有力候補は、クリントン氏のように党内で圧倒的支持を集めておらず、クリントン氏を意識した発言が目立つ。

 ケンタッキー州選出(今回非改選)のランド・ポール上院議員は4日のFOXニュースの番組で、同州でクリントン氏の応援を受けた民主党の上院議員候補が敗れたことを挙げ、「クリントン氏に力がないことが分かった」と挑発した。

 保守系のテッド・クルーズ上院議員も最近のテレビ番組で、共和党の中道派を大統領候補にすれば「クリントン氏が次の大統領になるだろう」と述べた。クルーズ氏の念頭にあるのはブッシュ前大統領の弟、ジェブ・ブッシュ元フロリダ州知事だ。中道派として急速に支持を集めている。

 同じ中道派ではニュージャージー州のクリス・クリスティ知事も出馬に意欲を示す。共和党支持層には、12年大統領選で敗れたミット・ロムニー前マサチューセッツ州知事の再挑戦に期待する声があるが、本人は出馬を否定している。

2174チバQ:2014/11/06(木) 06:45:52
http://www.asahi.com/international/reuters/CRWKBN0IP2PU.html
米共和党が州議会選でも大躍進、総議席数は過去最高の勢い
2014年11月6日06時21分
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 [シカゴ 5日 ロイター] - 米中間選挙で下院に続き上院でも過半数議席を獲得した共和党は、州議会選挙でも大きく躍進した。

 全米州議会協議会(NCSL)によると、民主党はウェストバージニア州下院、ネバダ州の上下両院、ニューハンプシャー州下院、ミネソタ州下院、ニューヨーク州上院、メーン州上院、コロラド州上院、ワシントン州上院、ニューメキシコ州下院の過半数議席を共和党に明け渡した。これにより共和党が過半数を握る州議会は57から67に増えた。

 選挙前の州議会の勢力図は、共和党の総議席数が3836、民主党が3448、その他が26だった。

 共和党関係者によると、同党の総議席数は1928年につけた過去最高の4001議席を上回る勢い。

2175チバQ:2014/11/06(木) 22:05:38
http://mainichi.jp/select/news/20141106k0000e030166000c.html
オバマ米大統領:共和党と協力模索 雇用創出など
毎日新聞 2014年11月06日 11時34分(最終更新 11月06日 14時05分)
 【ワシントン西田進一郎】オバマ米大統領は5日、与党・民主党の惨敗となった中間選挙を受けてホワイトハウスで記者会見し、「(任期残りの)2年をできる限り生産的なものにするため、新たな議会と協力したい」と述べ、野党・共和党との協力を模索すると表明した。雇用創出など考え方の近い分野から協力を目指す。ただ、オバマ氏は議会が可決した法案に対する拒否権行使に言及し、主要政策では対立が続く可能性もうかがわせた。

 オバマ氏は会見で共和党下院トップのベイナー下院議長、上院トップのマコネル院内総務と電話で協議したことを紹介。「国民は我々に政策を進めるよう望んでいる。両党の全員がその気持ちに応える責任があり、私は大統領としてそう努める特別な責任がある」と述べ、議会に協力を呼びかけて政策を実現する考えを強調した。7日に与野党の議会指導者をホワイトハウスに招いて協議する。

 オバマ氏は協力分野として、雇用創出や米国製品の輸出促進、子供や若者の教育への投資を挙げた。中間選と同時に5州で行われた最低賃金引き上げを巡る住民投票で全て賛成が多数を占めたことに触れ、連邦政府の最低賃金引き上げに共和党の理解を求める考えを示した。当面の課題としては、エボラ出血熱対策やイラク、シリアでの軍事行動の権限更新、暫定予算が期限切れする前の予算措置を挙げ、協力を求めた。

 ただ、「議会は私が署名できない法案を通すだろうし、議会の人たちが好まない行動を私は取るだろう」とも語った。そのうえで、共和党が強く反対している移民制度改革に関し、年内に大統領権限を行使して取り組む考えを改めて表明した。

 これに先立ち、マコネル氏も地元の南部ケンタッキー州で記者会見した。マコネル氏は「オバマ氏が全て署名するかどうかは分からないが、我々は(上下両院で)法案を可決することができる。この政治の行き詰まりと機能不全を終わらせることができる」と語り、共和党の上院奪還が米政治の停滞打開につながるとの見通しを示した。

 中間選挙の結果を踏まえて協力姿勢を示した両者だが、移民制度改革のほかにも火種は残る。共和党内では医療保険制度改革(オバマケア)の廃止を求める声が依然強い。マコネル氏は「オバマケアは大変な立法上の誤りだ」とし、その中身の変更を迫る考えを示した。オバマ氏はオバマケアの骨格を変えるような修正には応じない姿勢を繰り返し示しており、共和党がオバマケアの廃止・修正を目指せば、再び対立が深まる可能性がある。

2176チバQ:2014/11/06(木) 23:38:03
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20141106-00000088-reut-int
アングル:民主党の中間選挙惨敗、「ヒラリー大統領」には追い風
ロイター 11月6日(木)15時57分配信

アングル:民主党の中間選挙惨敗、「ヒラリー大統領」には追い風
 11月5日、中間選挙が終わった今、米国の政治はすでに2016年大統領選に向けて動き出している。共和党、民主党のどちらに軍配が上がるのか、戦いの火蓋は切られた。ニューヨークで3日撮影(2014年 ロイター/Carlo Allegri)
[ニューヨーク 5日 ロイター] - 中間選挙が終わった今、米国の政治はすでに2016年大統領選に向けて動き出している。上下両院で過半数議席を獲得するという快挙に沸き立つ共和党、中間選挙で大敗を喫しヒラリー・クリントン前国務長官に望みを託す民主党。どちらに軍配が上がるのか、戦いの火蓋は切られた。

民主党の中間選挙敗北は、ヒラリー氏にとってはむしろ追い風との見方もある。不人気のオバマ大統領と距離を置きやすくなるほか、大統領に代わって党のリーダーとしての役割を担うことができるからだ。

また、共和党主導の新議会で、保守派の草の根運動「ティーパーティー(茶会)」が共和党主流派と衝突でもすれば、共和党の政権運営能力に疑問符がつき、ヒラリー氏への期待感が高まる可能性がある。

かつてビル・クリントン政権下で戦略担当だったクリス・レーハン氏は「共和党と大統領が協調するのはそもそも難しい。政治が停滞し、喫緊の課題に対応できない事態は十分考えられる」と指摘。「政権の外にいるヒラリー氏は、イメージが向上する」と話す。

共和党の有力大統領候補は、今回再選を勝ち取ったオハイオ州のジョン・ケーシック知事とウィスコンシン州のスコット・ウォーカー知事のほか、共和党知事協会の会長として共和党知事候補の応援に尽力したニュージャージー州のクリス・クリスティー知事。候補選びはこの3人の知事を軸に展開する見通しだが、本命は絞り切れていない。

<ヒラリー人気、民主党候補に必ずしも貢献せず>

ただし中間選挙では、ヒラリー・クリントン氏が支持した候補者が必ずしも有利だったわけではない。ヒラリー氏が資金調達に協力したか、もしくは応援演説を行った26人の候補者のうち、12人が当選、13人が落選した(1人は決選投票に持ち越し)。

共和党は、民主党敗北はヒラリー氏の責任との世論醸成にやっきになっている。共和党大統領候補の1人とされるランド・ポール上院議員は「有権者はきょうオバマ大統領とヒラリー氏にはっきりとしたメッセージを送り、彼らの政策を拒絶した」とツイートした。

(Gabriel Debenedetti記者 翻訳:吉川彩 編集:加藤京子)

2177チバQ:2014/11/06(木) 23:47:15
http://www.yomiuri.co.jp/world/20141106-OYT1T50133.html?from=ycont_top_txt
大敗の責任はオバマ氏?…米民主党指導部留任か
2014年11月06日 20時10分
 【ワシントン=今井隆】米紙ウォール・ストリート・ジャーナル(電子版)などは5日、米中間選挙で大敗した与党・民主党の指導部が留任する公算が大きくなっていると報じた。


 党内では、大敗の責任はオバマ大統領にあるとの見方が強く、指導部の責任を問う声は広がっていないようだ。

 上院は少数派に転落したものの、トップのハリー・リード院内総務の交代を求める意見は少ない。また、リチャード・ダービン院内幹事ら現指導部はリード氏続投を支持している。下院トップのナンシー・ペロシ院内総務は5日、同僚議員らへの書簡で続投の意向を表明した。ステニー・ホイヤー院内幹事も続投の意思を明らかにしている。

2014年11月06日 20時10分 Copyright © The Yomiuri Shimbun

2178チバQ:2014/11/07(金) 18:53:11
http://www.tokyo-np.co.jp/article/world/news/CK2014110702000133.html
米中間選挙圧勝の共和党 「現実的協調」か「強硬」か

2014年11月7日 朝刊


 【ワシントン=斉場保伸】米中間選挙でオバマ大統領率いる民主党の大敗から一夜明けた五日、勝利した野党共和党の上院の多数派リーダーとなるマコネル院内総務は地元ケンタッキー州で記者会見し、オバマ氏に「大統領が単独で物事を進めようとするのは間違いだ」と議会を重視するよう警告した。オバマ氏をけん制しつつ、現実的な協調の道を探ろうとのメッセージと受け止められるが、党内には勝利の勢いに乗ってオバマ氏をたたこうという強硬論も浮上。分裂含みのスタートとなっている。
 共和党は上院の過半数を奪回、八年ぶりに上下両院を制した。マコネル氏は選挙戦で最大の標的としたオバマ氏と五日に電話し「共和党と民主党が合意できる分野を探ることを楽しみにしている」と話したことを明らかにした。特に貿易協定では、政府のまとめた協定を議会に送るよう促した。環太平洋連携協定(TPP)の議会承認が念頭にあるとみられる。
 ロイター通信によると、マコネル氏は昨年激しい与野党対立が招いた「政府閉鎖」の戦略をとらないと明言。さらなる歳出削減では幅広く協議する姿勢を示した。しかし、共和党内からは、議会とオバマ氏が対立した場合には政府閉鎖を排除するべきではないとする不満の声も出ている。
 共和党上院議員の中で最も保守的とされるリー氏は、医療保険改革(オバマケア)などを念頭に「オバマ政権が進めてきた政策を可能な限り破棄すべきだ。最後の二年の無法をチェックしなければならない」と強硬な姿勢を示した。
 ホワイトハウスで五日記者会見したオバマ氏はケンタッキー州特産の「ケンタッキーバーボンでマコネル氏とグラスを傾けるのが楽しみだ」と友好的な雰囲気を演出したが、政権運営には波乱が見込まれる。

2179チバQ:2014/11/07(金) 19:04:52
http://www.yomiuri.co.jp/world/20141106-OYT1T50176.html?from=ytop_ylist
米政局、焦点は米大統領選に…共和党は混戦模様
2014年11月07日 10時33分
 【ワシントン=今井隆】米中間選挙がオバマ政権与党・民主党の大敗で終わり、米政局の焦点は、2016年の米大統領選に移った。


 オバマ大統領の求心力低下が進む中、民主党ではヒラリー・クリントン前国務長官を軸に党指名候補選びが進みそうだ。共和党は、今回の勝利を大統領選につなげたい考えだが、本命不在で混戦模様だ。

 投票から一夜明けた5日、積極的な発言が目立ったのが共和党の大統領選「有力候補」だった。穏健派のクリス・クリスティー・ニュージャージー州知事はCNNテレビで、「共和党にとって大変いい夜だった」と話した。政府機能の極端な縮小を主張するリバタリアン(自由至上主義者)に人気のランド・ポール上院議員も同テレビに出演し、共和党が信任を得たと訴えた。

 2人は共和党の中でも遊説での人気が高く、今回の選挙では激戦州を回り、勝利に貢献した。

2014年11月07日 10時33分 Copyright © The Yomiuri Shimbun

2180チバQ:2014/11/07(金) 19:07:56
http://www.sankei.com/world/news/141105/wor1411050044-n1.html
2014.11.5 21:41
【米中間選挙】
「黄昏のオバマ」(上)「弱い米国」転換圧力 

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オバマ米大統領
 「オバマ政権のシリア政策は、アサド政権への対処策を明確にしておらず、破綻の危機にひんしている」

 ヘーゲル国防長官は最近、ライス大統領補佐官(国家安全保障担当)に2ページの覚書を送り付け、批判したという。国防総省の内部では、イスラム教スンニ派過激組織「イスラム国」を「空爆だけで打倒することは困難だ」(同省高官)とし、戦略的には本来、シリアへの地上軍投入が必要だとの本音がくすぶる。

 地上軍の投入論は共和党の間でも強い。投入を拒絶するオバマ大統領が今後、上下両院を支配する共和党からも強い圧力にさらされることは間違いない。

 ナショナル・インタレスト誌のダニエル・ディペトリス氏は、「ホワイトハウスが共和党の要求を拒否することは、難しくなるだろう」と指摘した。

 共和党は、イランの核開発についても、核の平和利用を認めるオバマ政権とは異なり、一切の核開発を禁止すべきだと主張しており、今後のイラン核交渉に影響が及ぶ可能性もある。

足元を見る中露

 日本にとっても重大関心事の「アジア重視政策」はどうか。中東やウクライナ情勢に手を取られる状況下でも、オバマ氏は「リバランス(再均衡)戦略に変更はなく維持する」と強調。政府筋も同政策が「議会の構造の変化に影響されることはない」としている。

 ただ、対中国では、「米国の方から米中関係を悪化させるつもりはなく、中国とはさざ波を立てたくないというのが本音だ」と、ある元政府高官は解説する。

 このため、民主党の大敗後初の外遊となる10日からの中国訪問では、習近平国家主席との会談で、「エボラ出血熱対策や対イスラム国での協力など、対中『融和色』が押し出される」(同)とみられる。

 中国、それにロシアも、今後は求心力がさらに低下するであろうオバマ氏の足元を見るに違いない。

 共和党は、こうした政権の対中姿勢に不満を募らせる。南シナ海で中国が軍事用滑走路などを建設している問題でも、「オバマ政権は見て見ぬふりをしている」との批判が聞かれる。

 共和党が政権を対中抑止政策へと誘導できるのであれば、日本やフィリピン、ベトナムにとって同党の大勝は歓迎すべき状況だ。

国防費削減歯止め

 共和党はまた、国防予算の大幅削減のトレンドに一定の歯止めをかけようとするとみられる。こうした「強い米国」を回復する試みは、緊縮財政下にあっても社会保障の充実を図る「大きな政府」を志向する民主党・オバマ政権と衝突するのは避けられない。

 「小さな政府」と「大きな政府」を基軸とする共和党とオバマ政権・民主党の対立は、外交・安保面では「強い米国」か「弱い米国」かをめぐる対立となって表出しそうだ。(ワシントン 青木伸行)

2181チバQ:2014/11/07(金) 19:08:37
http://www.sankei.com/world/news/141107/wor1411070013-n1.html
2014.11.7 09:55
【黄昏のオバマ】
(下)「死に体」回避へ険しい道

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5日、米中間選挙の結果を受け、ホワイトハウスで記者会見するオバマ大統領(AP)
 米中間選挙での民主党惨敗を受け、オバマ大統領は5日、上院で共和党を率いるマコネル院内総務(ケンタッキー州選出)に秋波を送った。

 ◆じわり対話機運

 「マコネル氏とはケンタッキー・バーボンを楽しみたい。彼が好きな飲み物が何かは知らないが」

 ホワイトハウスのイースト・ルームに詰めかけた記者団からの笑い声はまばらだった。オバマ氏の長広舌は記者に何度も遮られ、「自分がいまやレームダック(死に体)だと思うか」という質問も飛んだ。

 オバマ氏は残り2年余の任期で実績を残そうとしている。それには医療保険制度改革(オバマケア)や予算編成で対立を深めてきた共和党指導部との関係修復が課題だ。共和党が求めるオバマケアの見直しに関して、オバマ氏は提案に耳を傾けると強調した。

 「経済面での国民のニーズにこたえるため、ともに前進させられる分野がある」。こう述べたオバマ氏は、雇用創出や社会資本整備の分野で共和党と協力することに期待を示した。

 オバマ氏が7日にマコネル氏、共和党のベイナー下院議長ら議会指導者をホワイトハウスに招くのを前に、選挙戦で互いを激しく批判した与野党に「対話」の機運が出てきている。

 マコネル氏は5日、ケンタッキー州での記者会見で「自由貿易協定と税制改革はオバマ氏と一致できる」と宣言し、環太平洋戦略的経済連携協定(TPP)の交渉促進や法人税減税を念頭に、オバマ氏に前向きな対応を求めた。企業活動を活性化させる政策では政権を後押しする考えを示したといえる。オバマ氏も記者会見で「輸出拡大や新市場の開拓では共和党と協力できる」と呼応した。

 ◆移民問題など火種

 ただ、対立の火種は少なくない。

 予算編成では共和党の主導が決定的になったため、マコネル氏は「(昨秋のような)政府機関閉鎖は起こらない」とする。しかし議会がオバマケア関連予算の削減や富裕層への減税などを盛り込んだ予算を組めば、オバマ氏の拒否権発動もありえる。

 また、共和党が重要視する、カナダとテキサス州を結ぶ新パイプライン建設について、オバマ氏は環境への影響を考慮して許可に慎重だ。逆に共和党はオバマ氏がこだわる最低賃金引き上げに反対する。

 オバマ氏が記者会見で「最重要」な政策だとした、不法移民に市民権取得の道を開く移民制度改革関連法案も対立点の一つだ。オバマ氏は優秀な人材を米国にとどめる狙いから実現を目指してきたが、共和党は不法入国の増加を招くとして反対姿勢を崩さない。

 マコネル氏は記者会見で、オバマ氏が大統領令で移民制度改革を進めれば「闘牛の前で赤い布を振るようなものだ」と指摘。共和党の反発で「他の重要課題を処理する機会が台無しになる」と述べた。

 オバマ氏がレームダック化を逃れられるかは、議会との対立を続けてきた行動パターンを変えられるかにかかっている。(ワシントン 加納宏幸、小雲規生)

2182チバQ:2014/11/07(金) 19:12:43
http://www.sankei.com/world/news/141107/wor1411070010-n1.html
2014.11.7 08:41

米連邦高裁が4州の同性婚禁止を支持 判断迫られる最高裁

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 【ワシントン=小雲規生】米オハイオ州シンシナティーの連邦高等裁判所は6日、同裁判所が管轄するオハイオ、ケンタッキー、ミシガン、テネシーの4州の同性婚を禁止する法律を支持する判決を示した。これまでに4つの連邦高裁が出している同性婚禁止法への違憲判決と食い違う内容で、米紙ニューヨーク・タイムズ(電子版)は「連邦最高裁が同性婚問題の判断を迫られることはほぼ間違いない」としている。

 各州の同性婚禁止法をめぐっては6月以降、4つの連邦高裁が相次いで違憲判決を出している。また連邦最高裁は10月、これらの違憲判決からの上訴を取り扱わないと発表。それまで19州だった同性婚を合法とする州の数は現在までに32州に拡大している。

2183チバQ:2014/11/08(土) 22:29:15
http://www.sankei.com/world/news/141108/wor1411080025-n1.html
2014.11.8 10:45
【米中間選挙】
オバマ氏が議会指導者と会談 移民制度めぐり口論も「溝」浮き彫りに

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7日、ホワイトハウスで与野党幹部らと協議するオバマ米大統領(左から2人目)(ロイター)
 【ワシントン=加納宏幸】オバマ米大統領は7日、中間選挙で勝利した野党共和党幹部ら議会指導者をホワイトハウスでの昼食に招き、中間層支援など一致できる政策での協力を求めた。ただ、オバマ氏は共和党が反対する不法移民の市民権取得に道を開く移民制度改革を実行する決意を表明し、与野党の溝が浮き彫りになった。

 会合には、来年1月から上院で過半数を握る共和党から多数党指導者となるマコネル院内総務、ベイナー下院議長ら、民主党からリード上院院内総務、ペロシ下院院内総務らがそれぞれ出席。政権側からはバイデン副大統領、ヘーゲル国防長官らが参加した。

 オバマ氏は共和党指導者に対し、「米国民は政治の行き詰まりに不満を持っている」と指摘。その上で「政策については民主党か共和党かではなく、機能するかどうかで判断したい」とし、協力を呼び掛けた。

 具体的にはエボラ出血熱やイスラム教スンニ派過激組織「イスラム国」に対処するための支出を承認するよう求めた。

 また、肝いりの移民制度改革法案に関しては、すでに共和党が過半数を握る下院でたなざらしになっていることを挙げ、大統領令による実現を念頭に「行動をとる」と述べた。

 これに対し、共和党指導者は強く反発した。AP通信によると、オバマ氏は移民制度改革でベイナー氏と口論となり、仲裁に入ろうとしたバイデン氏を怒った様子で遮ったという。

2184チバQ:2014/11/08(土) 22:32:31
http://www.sankei.com/world/news/141108/wor1411080029-n1.html
2014.11.8 11:21
【米中間選挙】
バージニアは民主勝利 米上院、残り2議席に

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 米中間選挙の上院選で激戦となり、勝敗が確定していなかった南部バージニア州で7日、民主党現職マーク・ウォーナー氏に挑んだ共和党新人のエド・ギレスピー氏が敗北を宣言し、ウォーナー氏が勝利した。米メディアが伝えた。

 上院(定数100、改選36)の議席配分は共和党52、民主党は無所属2を含め46となった。残り2州のうち、アラスカは集計作業を続行中。ルイジアナは12月6日に上位2候補による決選投票を行う。

 バージニアでは開票率99・96%で、ウォーナー氏は約107万票を獲得。ギレスピー氏を約1万6千票上回っていたが、ギレスピー氏が再集計を求める可能性が取りざたされていた。(共同)

2185名無しさん:2014/11/08(土) 22:38:11
http://mainichi.jp/select/news/20141109k0000m030079000c.html
米国:国務省ナンバー2に大統領次席補佐官
毎日新聞 2014年11月08日 22時17分(最終更新 11月08日 22時26分)

アントニー・ブリンケン氏=ロイター
アントニー・ブリンケン氏=ロイター
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 【ワシントン及川正也】オバマ米大統領は7日、米国務省ナンバー2の国務副長官にホワイトハウスのアントニー・ブリンケン大統領次席補佐官(52)=国家安全保障担当=を指名したと発表した。民主党が敗北した中間選挙後、初めての主要人事。残り任期が2年余となるなか、ホワイトハウスに通じた高官を国務省に送り込むことで、テロ対策など重要な外交問題の立て直しにホワイトハウスの影響力を行使したい狙いがあるとみられる。

 国務省出身。クリントン元政権で国家安全保障会議(NSC)スタッフ、シンクタンク研究員などを歴任し、オバマ政権ではバイデン副大統領補佐官(国家安全保障担当)を経て13年1月から現職。シリアの化学兵器使用問題、ロシアのクリミア掌握などウクライナ問題、イスラム過激派組織「イスラム国」対策などにあたった。

 米誌フォーリン・ポリシーによると退任したバーンズ前副長官の後任を巡っては、ケリー国務長官がイラン核問題を担当するシャーマン国務次官を強く推したが、オバマ大統領が押し切ったという。

2186チバQ:2014/11/08(土) 22:40:46
http://mainichi.jp/select/news/20141108k0000e030189000c.html
デトロイト市:再建計画承認、破綻から再生へ 連邦裁判所
毎日新聞 2014年11月08日 11時17分(最終更新 11月08日 11時23分)
 【ワシントン清水憲司】米中西部ミシガン州の連邦破産裁判所は7日、昨年7月に財政破綻したデトロイト市の再建計画を承認した。米史上最大の自治体破綻を起こした同市は徹底した歳出削減とともに、治安改善にも着手。地域再生への取り組みを本格化させる。

 再建計画は、金融機関が約7割の債権放棄に応じ、市職員らの退職年金も減らして、180億ドル(約2兆円)の債務を70億ドル削減する。財政破綻でパトカーが駆けつけるのに1時間もかかるなど市民生活に大きな影響が出たが、今後は17億ドルを警察や消防の体制整備など治安確保に充てられるようにする。市のデトロイト美術館はゴッホやピカソの名画などを所蔵しており、債務削減のため一時は売却も検討されたが、日本を含めた国内外からの寄付で散逸を免れた。

 地元メディアによると、破産裁のローズ判事は「公正で実現可能な計画。美術品を売れば、デトロイトの未来を奪うことになった。市は正しい決定をした」と述べた。再度の破綻を避けるため、10年間は州知事任命の委員会の監督を受ける。

 同市は20世紀初頭から、ゼネラル・モーターズ(GM)など自動車産業の都市として発展したが、日本車の攻勢で工場の閉鎖や移転が相次ぎ、人口は1950年の180万人超から現在の70万人に激減。2009年のGMやクライスラーの経営破綻も加わり、破綻に追い込まれた。

2187チバQ:2014/11/08(土) 22:56:32
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol&k=2014110800160
慰安婦決議のホンダ氏8選=日系候補は全員当選−米下院選



オバマ米大統領(右)と言葉を交わすマイク・ホンダ下院議員=7月23日、カリフォルニア州(AFP=時事)
 【シリコンバレー時事】4日投票された米中間選挙の下院選(カリフォルニア州)で、2007年に下院で従軍慰安婦問題をめぐる対日非難決議採択を主導した民主党の日系有力議員マイク・ホンダ氏(73)は7日、記者会見し、「(相手候補の)逆転は不可能な票差だ」と勝利宣言した。米主要メディアも相次いで当確を伝えた。
 ホンダ氏は、同じ民主党から出馬したインド系のロー・カンナ元商務次官補代理(38)を相手に苦戦。不在者投票の開票の行方が焦点となっていた。ホンダ氏は2000年に初当選し、8度目の当選。
 ホンダ氏を含め、今回の下院選に出馬した日系候補4人は全て当選を決めた。上院のメイジー・ヒロノ議員(67)は改選対象でないため、日系の連邦議員数は選挙前と同じ5人となった。 
 ホンダ氏の当選により、下院は共和党243議席、民主党183議席。(2014/11/08-11:36)

2188チバQ:2014/11/10(月) 00:11:14
http://www.msn.com/ja-jp/news/world/%E7%B1%B3%E5%A4%A7%E7%B5%B1%E9%A0%98%E3%80%81%E6%AC%A1%E6%9C%9F%E5%8F%B8%E6%B3%95%E9%95%B7%E5%AE%98%E3%81%AB%E9%80%A3%E9%82%A6%E6%A4%9C%E4%BA%8B%E3%82%92%E6%8C%87%E5%90%8D%E3%81%B8-%E5%88%9D%E3%81%AE%E9%BB%92%E4%BA%BA%E5%A5%B3%E6%80%A7/ar-AA76R4f
米大統領、次期司法長官に連邦検事を指名へ 初の黒人女性

AFPBB News
1日前
【AFP=時事】米ホワイトハウス(White House)は7日、バラク・オバマ(Barack Obama)大統領が退任するエリック・ホルダー(Eric Holder)司法長官の後任にロレッタ・リンチ(Loretta Lynch)氏を指名すると発表した。

 リンチ氏は、ニューヨーク東部地区の連邦検事。上院の承認を得て就任すれば、黒人女性初の米司法長官となる。

バラク・オバマ(Barack Obama)大統領が退任するエリック・ホルダー(Eric Holder)米司法長官の後任として指名する予定のニューヨーク(New York)東部地区連邦検事のロレッタ・リンチ(Loretta Lynch)氏(2014年3月26日撮影、資料写真)。(c)AFP=時事/AFPBB News© AFPBB News 提供 バラク・オバマ(Barack Obama)大統領が退任するエリック・ホルダー(Eric Holder)米司法長官の後任として指名する予定のニューヨーク(New York)東部地区連邦検事のロレッタ・リンチ(Loretta…
 ジョシュ・アーネスト(Josh Earnest)大統領報道官によると、大統領が9日にリンチ氏の指名を発表する際には、同氏に加えて9月下旬に辞意を表明したホルダー長官も同席する予定だ。

 4日に投開票が行われた中間選挙では民主党が大敗し、共和党が上下両院の議席の過半数を掌握した。これを受け、リンチ氏の指名承認に影響があるとの見方もあるが、同氏は大統領の側近ではないことから、上院での承認は難航しないとみられる。

【翻訳編集】AFPBB News

2189チバQ:2014/11/11(火) 21:16:42
http://jp.reuters.com/article/marketsNews/idJPL3N0T04KP20141111
〔情報BOX〕2016年米大統領選、民主・共和党の有力候補
2014年 11月 11日 18:09 JST

[ワシントン 5日 ロイター] - 米国では中間選挙が終わり、注目は既に2016年に行われる大統領選挙に移っている。

以下に2016年大統領選で、民主・共和党の大統領候補となる可能性がある人物をまとめた。

<民主党>

ヒラリー・クリントン氏(67歳)

民主党の最有力候補とみられている。世論調査でも、民主党有力候補として名前が挙がっている人物中で一番支持率が高い。2008年に大統領選挙に立候補したが、予備選挙でオバマ大統領に敗北した。2009─2013年に国務長官を務めた。1993年から2001年までの間はビル・クリントン大統領夫人として米国のファーストレディーだった。まだ正式に立候補を表明していないが、既に全国的な支持基盤ができている。

ジョー・バイデン副大統領(71歳)

2008年からオバマ政権の副大統領。デラウェア州選出上院議員を6期務めた。専門は外交分野。1988年と2008年に大統領選に挑戦したが予備選で敗北。次回大統領選への出馬検討をほのめかしている。

マーティン・オマリー・メリーランド州知事(51歳)

2014年末に州知事の任期が終了する。昨年は、全国でいち早く大統領選の民主党候補指名争い選挙が行われるニューハンプシャー州とアイオワ州を中心に、民主党候補の応援を積極的に行った。

エリザベス・ウォーレン氏(65歳)

マサチューセッツ州選出上院議員。元ハーバード大学教授で、米金融業界との関係はさほど良好でない。リベラル派を中心に出馬を求める声が多いが、自身はその意思はないとしている。進歩主義的な活動家の間で人気が高い。


バーニー・サンダース氏(73歳)

バーモント州選出の無所属上院議員。ここ1年ほどアイオワ州とニューハンプシャー州で積極的に活動。出馬の可能性を表明している。

2190チバQ:2014/11/11(火) 21:16:57
<共和党>

ランド・ポール氏(51歳)

ケンタッキー州選出上院議員。出馬の可能性を示している。父のロン・ポール氏は共和党の大統領予備選に何度か出馬した。伝統的に共和党の支持基盤でない若年層や少数派などにもアピールしている。

クリス・クリスティ・ニュージャージー州知事(52歳)

今年1月にニュージャージー州とニューヨークを結ぶジョージ・ワシントン橋の道路閉鎖で渋滞などが生じた問題で、同氏の関与が疑われ支持率が一時下がった。共和党州知事協会の会長として選挙資金を集め、中間選挙では共和党知事候補の応援に尽力した。それに伴い支持率も持ち直している。

ポール・ライアン下院議員(44歳)

2012年には共和党の副大統領候補だった。米金融業界からの支持が厚い。1999年から下院議員で、多くの政治評論家からは、同氏の野心は下院で存在感を高めることとの指摘がある。中間選挙では共和党の応援活動を行ったが、大統領選について具体的なことは言っていない。

ジェブ・ブッシュ氏(61歳)

元フロリダ州知事で、父は第41代米大統領のジョージ・ブッシュ氏、兄は第43代米大統領のジョージ・W・ブッシュ氏。移民や教育に関する政策で穏健的姿勢を示しており、共和党保守派からはさほど支持されていない。

マルコ・ルビオ氏(43歳)

2010年中間選挙で草の根運動「ティーパーティー(茶会)」の波に乗り上院議員に当選した。2013年には移民制度改革を推進し、茶会の怒りを買ったが、その後関係改善に努めている。

テッド・クルーズ氏(43歳)

テキサス州選出の上院議員。ティーパーティーの支持を集めている。2013年10月には、オバマ大統領が実施を目指す医療保険改革法関連の予算が含まれている暫定予算案の成立を阻止しようと上院議場で長時間演説を行い注目を集めた。


リック・ペリー・テキサス州知事(64歳)

2012年に出馬を表明した。その時の討論会で、自身が廃止を求める政府機関の名前を思い出せなかったという失態で、選挙戦から撤退した。それ以降今回の出馬に向け準備を進め、テキサス州の経済政策の実績をアピールしている。

ボビー・ジンダル・ルイジアナ州知事(43歳)

副大統領候補としてしばしばとりざたされており、出馬を検討していると明らかにしている。2013年初めに「共和党はくだらない党になることを止めるべきだ」と発言し、党内から批判が集まった。

マイク・ハッカビー氏(59歳)

前アーカンソー州知事。2008年に共和党予備選で敗北した。2012年の大統領選は、福音派信者からの支持を集めていたが、出馬を見送った。世論調査の支持率は高く、2016年に出馬する可能性はある。

リック・サントラム氏(56歳)

元ペンシルベニア州選出上院議員。保守派カトリック教徒の支持が厚い。2012年には出馬を表明し、重要州であるアイオワ州の党員集会で勝利。2014年も積極的に選挙活動を行っている。

2191チバQ:2014/11/11(火) 22:05:27
http://www.sankei.com/world/news/141110/wor1411100005-n1.html
2014.11.10 11:00
【鼓動2014】
衝撃のカナダ・オタワ議事堂銃乱射事件 寛容な多文化主義の行方は?





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時計塔が建つカナダ連邦議会議事堂前には、射殺された兵士を悼む花が捧げられていた(黒沢潤撮影)
 カナダの首都オタワで起きた銃乱射事件が同国国民に衝撃を与えている。国内では治安強化をめぐる議論が沸騰。「多文化主義」を掲げる国柄でありながら、イスラム教徒はかつてないほどの逆風にさらされている。(オタワ 黒沢潤、写真も)

 「事件からわずか5日後なのに議事堂の見学ツアーが再開されることになった。外に開かれたカナダの特徴を示すものだ」

 議事堂のホールで10月27日、男性ガイドのフィリペ・ボワ氏は記者(黒沢)ら見学者約30人にこう強調した。議事堂前でこの日、警戒していた警察車両は3台だけ。カナダ政府の寛容な姿勢が見て取れる。

 ただ、議事堂内を歩くと様相は一変。数万冊を所蔵する巨大な図書室近くの壁にある弾痕のような穴(直径1センチ)について治安担当者に尋ねると、「それをあなたに話す必要はない」と一蹴された。

 カナダでは1960年代、東部ケベック地域の独立を求める集団のテロが相次いだ。その後数十年は平穏な状況が続いたが、米中枢同時テロ以降、イスラム教に関わる事件が発生。

 東部トロントでは06年、車両爆破未遂事件が起きたほか、オタワでは今年9月、ジハード(聖戦)主義者が活動組織を作ろうとして投獄された。今回も、イスラム教スンニ派過激組織「イスラム国」壊滅に向け、政府が今月、空爆参加を表明したことなどが犯行動機とも指摘される。

 世論調査によれば、国民の55%が政府の治安対策を不安視していることもあり、政府は治安情報庁の権限を強化する方針だ。

 東部オンタリオ州、クイーンズ大学のキース・バンティング教授(政治学専攻)は「事件後、カナダ国民は連帯して政府の治安対策を支持する傾向にある」と指摘した。

 一方で、政府の方針に反発する声は少なくない。大学職員のルネー・ニーソン氏(62)は「“警察国家”は許容できない」と批判。大学生のジョセフさん(29)も「国民は、自由を尊ぶカナダの価値観に基づいて生きる権利がある。自由を阻害するのは間違いだ」と主張した。野党も政府を批判している。

 乱射事件はイスラム社会にも大きな影響を与えている。「イスラム国」対策で派遣された戦闘機の空軍基地がある西部アルバータ州では、モスクの窓ガラスが割られ、壁に「自分たちの国に帰れ」といった文字も書かれた。

 移民国家のカナダは1971年、人種、宗教、言葉の壁を乗り越えた社会実現のため、「多文化主義」を国家政策として導入し、年間数千万ドル(数十億円)の予算を拠出している。

 オタワのイマーム(イスラム教指導者)、サミ・メトワリ師(40)は「カナダに住む約100万人のイスラム教徒は大学教授やエンジニアなど社会の中枢としても活躍し、完全にカナダの一部、システムの一部となっている。多様性、寛容さを尊ぶカナダ社会は私たちを偏った目で見るべきではない」と訴える。

    ◇

カナダの銃乱射事件

 イスラム教に改宗したマイケル・ゼハフ・ビボー容疑者(32)が10月22日、カナダの首都オタワにある戦没者慰霊碑付近で警護中の兵士を射殺。近くの連邦議会議事堂に侵入し、数十発乱射した後に射殺された。容疑者は事件前に旅券を申請しており、当局による発行の遅れが犯行動機との見方もある。

2192チバQ:2014/11/11(火) 22:08:59
http://www.sankei.com/world/news/141111/wor1411110002-n1.html
2014.11.11 17:00
【アメリカを読む】
蠢き始めた共和党の大統領候補たち ブッシュ前大統領の弟が「本命」





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中間選挙で共和党候補の応援演説を行うジェブ・ブッシュ元フロリダ州知事。2年後の大統領選に向けて、その動向に注目が集まっている=10月29日、コロラド州キャッスルロック(AP)
 米中間選挙(11月4日)が終わると大統領選挙は「予備選」の段階に入る−とは共和党関係者の言葉だ。早くも2016年大統領選への出馬が有力視される政治家たちはポジション争いを始めている。共和党有力候補の一人、クリス・クリスティー・ニュージャージー州知事(52)は、エボラ出血熱への対処方針で民主党のバラク・オバマ米大統領(53)と激しく衝突し、メディアの注目を集めている。

エボラ熱対応で注目

 クリスティー氏は、西アフリカのシエラレオネでエボラ出血熱患者の治療に当たった女性看護師、ケイシ・ヒコックスさん(33)を病院に強制隔離したことで批判を浴び、自宅からの外出禁止に緩和した。ヒコックスさんが、隔離されたテントから「非人道的な扱い」を電話でテレビに“告発”したのが一因だ。クリスティー氏は憤(ふん)懣(まん)やるかたない様子だ。

 「ありとあらゆるたわごとが出ているが、彼女は携帯電話もインターネットも使えたし、(ニュージャージー州)ニューアークの最高のレストランからの出前も食べられた」

 クリスティー氏は患者と接触した可能性がある帰国者を21日間、強制隔離する決定は変わっていないと強調しているが、歯にきぬ着せぬ発言は物議を醸している。政敵に対する報復として、側近が意図的に橋の渋滞を引き起こした疑惑もここへ来て蒸し返されている。

 それでも、クリスティー氏は強制隔離騒動の最中に、大統領選への意欲を明確にした。

 「来年初めまで決める気はないが、隠し立てするつもりもない。明らかに(立候補を)考えている」。10月26日、FOXテレビの番組でこう述べた。

「本命」はブッシュ氏

 ただ、これから共和党の「本命」として周辺がにぎやかになりそうなのは、同じ中道でもクリスティー氏ではなくジェブ・ブッシュ元フロリダ州知事(61)の方かもしれない。ジョージ・W・ブッシュ前大統領(68)の弟だ。

 米紙ワシントン・ポストとABCテレビが10月20日に発表した世論調査では共和党支持層でジェブ・ブッシュ氏が15%でトップになった。設問は、12年大統領選でオバマ氏に敗れたミット・ロムニー前マサチューセッツ知事(67)が出馬しない場合に誰に投票するかというもの。ブッシュ氏はランド・ポール上院議員(12%)、マイク・ハッカビー元アーカンソー州知事(11%)、ポール・ライアン下院予算委員長(8%)、マルコ・ルビオ上院議員(8%)を上回った。

2193チバQ:2014/11/11(火) 22:09:19
 ブッシュ氏は中間選挙の終盤に応援で各地を飛び回った。息子のジョージ・P・ブッシュ氏(38)が「父は(大統領選を)真剣に考え、進めている」と述べたこともあり、その動向に注目が集まっている。

 米CNNテレビはサウスカロライナ州での私的会合に出席した人物の話として、ジェブ・ブッシュ氏が「もし出馬するとすれば、国を前に進め、国民を一体化させるためだ」と述べたと報じた。ブッシュ氏は、年末か来年初めに大統領選への態度を明確にするという。

路線対立も絡む激闘

 そうなると、より強硬な保守派に位置する将来の大統領候補も黙ってはいない。

 保守系草の根運動「ティーパーティー」(茶会)の支持を受けるテッド・クルーズ上院議員(43)は米CNBCテレビで、ジェブ・ブッシュ氏に関して、こう述べた。

 「(過去2回の大統領選で敗れた)ジョン・マケイン上院議員やロムニー氏のような候補者を立てたら、数百万人の有権者が投票に行かなくなる。ヒラリー・クリントン前国務長官が次の大統領になるだろう」

 前述のワシントン・ポスト紙の世論調査で、クルーズ氏への支持は4%で9位にとどまっている。一方のクリントン氏は民主党支持層の65%という圧倒的な支持を受ける。

 共和党内では、茶会系を中心に穏健派のジョン・ベイナー下院議長(64)を引きずり下ろそうとする動きがある。「クリントン氏に対抗しうる人物」を探す共和党の候補者選びは、党内の路線対立も絡んだ激しい展開が予想される。

 ロナルド・レーガン大統領基金は中間選挙に先立つ10月30日、来年9月16日に共和党の大統領候補による討論会を開催することを早々と発表した。

(ワシントン支局 加納宏幸/SANKEI EXPRESS)

2194チバQ:2014/11/13(木) 20:53:10
http://mainichi.jp/select/news/20141114k0000m030018000c.html
米上院:共和党が53議席 アラスカ当選確実で 民主46
毎日新聞 2014年11月13日 17時56分

 複数の米メディアは12日までに、中間選挙の上院アラスカ州選挙区で、野党・共和党のダン・サリバン候補の当選が確実になったと報じた。上院(定数100)の獲得議席は、共和党が53、民主党が46になる。残る1議席は12月6日に行われるルイジアナ州の決選投票で決まる。

 開票は終わっておらず、アラスカ州によると11日夜時点でサリバン氏と民主党現職のマーク・ベイゲッチ候補の得票率は約3ポイント差。しかし、サリバン氏は声明を出し、勝利を宣言している。【ワシントン】

2195チバQ:2014/11/18(火) 20:44:51
http://www.news-postseven.com/archives/20141117_285251.html
ハワイで独立運動の兆し 観光収入や軍の使用料で自立の機運
2014.11.17 16:00

 ウクライナ問題、イスラム国、香港デモ。世界の地殻変動の底流にあるのは、「国家とは何か?」という問いにほかならない。国家の定義を揺るがせたスコットランドの独立投票こそ否決に終わったが、その流れは今後強まると、大前研一氏は予想する。

 * * *
 スコットランドがあのような民主的アプローチで住民投票を何の混乱もなく粛々と実施できた事実が、さすが紳士の国イギリス、と感心したものだ。一方、その後遺症で世界各地の独立運動が勢いづくのは間違いない。

 実際、中国では北京政府が相当過敏になっており、スコットランドの住民投票に関する報道はタブーだった。香港の行政長官選挙制度改革を巡る民主派のデモや、新疆ウイグル自治区、内モンゴル自治区、チベット自治区の独立運動に影響を与えるのは必至だからである。

 意外なところではハワイが独立運動に目覚め出している。もともと独立した王国だったのに力ずくでアメリカに併合された、という思いが一部の住民には強いので、再び独立国になって観光収入やアメリカ太平洋艦隊の司令部がある真珠湾の使用料などで自立していこう、という機運が盛り上がっているのだ。

 世界で最も独立運動の火種をそこかしこに抱えているのはヨーロッパである。たとえば、デンマークでは本土から遠く離れた北大西洋のフェロー諸島、さらに北方のグリーンランドが独立気運を高めている。フェロー諸島は隣にあるアイスランドが独立国なのだから自分たちも、と意気込む。世界最大の島であるグリーンランドは、デンマークではなく海峡を隔てた対岸のカナダやアメリカと付き合って生きていきたいと考えている。

 また、イタリアでは工業化が進んでいる裕福な北部のロンバルディア州、ヴェネト州、ピエモンテ州、エミリア=ロマーニャ州などで独立の声が絶えない。農業が中心で貧しい南部を切り離せ、それができないなら自分たちが出ていく、と昔から主張している。その動きはEUができて少し沈静化していたが、スコットランドに刺激を受けて再燃しつつある。

 もっとも独立運動が蠢くのはスペインだ。高度な自治が与えられているカタルーニャ州、バスク州、ガリシア州、アンダルシア州は各々が一つの国だと思っており、国家を維持できていることのほうが不思議なくらいである。

 なかでもカタルーニャ州は州政府が独立の是非を問う住民投票を11月に実施すると約束していたが、スペイン憲法裁判所が住民投票に反対しているスペイン政府の提訴を受理して投票差し止めを命じたため、住民投票は見送られた。

 これらの例を見れば、「国家」というものが、いかに移ろいやすく、刹那的かがわかるだろう。いちおう国際法上は「国民」「領土」「主権」の三要素を満たせば、国家として認められることになっているが、実際は「他国からの承認」が第四の要素になっている。

 そして、その場合の「他国」とは、国連安全保障理事会で拒否権を持っている安保理常任理事国のアメリカ、イギリス、フランス、中国、ロシアの5か国であり、事実上「欧米(アメリカ、イギリス、フランス)が認め、中国とロシアが反対しないこと」が、国家として認められる第四の要素になっている、と私は考える。

※SAPIO2014年12月号

2196チバQ:2014/11/18(火) 20:49:16
http://mainichi.jp/select/news/20141118k0000e030186000c.html
米国:ミズーリ州で非常事態宣言 黒人射殺の大陪審決定前
毎日新聞 2014年11月18日 10時21分

 【ニューヨーク草野和彦】米中西部ミズーリ州ファーガソンで今年8月、丸腰の黒人青年を射殺した白人警官の訴追について審議している大陪審の決定を前に、ニクソン州知事は17日、州内に非常事態を宣言するとともに、州兵出動の行政命令に署名した。知事の声明によると、決定後に予想される抗議デモとそれに伴う「不測の事態への備えの一環」という。

 今月中に予定される大陪審の決定について、米メディアは起訴見送りの可能性もあると伝えており、その場合は激しい抗議行動が予想される。ファーガソンでは、商店が窓に板を打ち付けて防御するなど緊張が高まりつつあるという。

 ファーガソンでは8月の事件直後、黒人らのデモ隊が警官隊と衝突、一部が商店での略奪行為に走るなど暴徒化した。当時も州兵が投入され、警察の指揮所で警戒にあたった。

2197チバQ:2014/11/18(火) 23:48:29
http://www.sankei.com/world/news/141118/wor1411180038-n1.html
2014.11.18 22:55

移民制度改革で「オバマVS共和党」過熱 「職務怠慢」と大統領令の発動に言及

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16日、オーストラリア・ブリスベンで記者会見するオバマ米大統領(AP=共同)
 【ワシントン=加納宏幸】オバマ米大統領が重要視する移民制度改革で、改革関連法案の議会成立を待たず、大統領令の発動で“強行突破”する考えを表明し、野党共和党が激しく反発している。中間選挙で改革案に慎重な共和党が上下両院を制し、法案成立にメドが立たなくなったとの判断に傾いたためだが、不法移民者に事実上の「恩赦」を与え、永住の道を開くことになりかねないと共和党側は批判しており、攻防が激化しそうだ。

 オバマ大統領は16日、訪問先のオーストラリアで移民制度改革に関し、「私に権限があるのに永久に待つことはできない。誰の目から見ても壊れた制度を改善しないとすれば、職務怠慢になる」と述べ、大統領令を発動する考えを表明した。

 約1100万人とされる不法移民のうち、最大約500万人を国外退去の対象から外す改革案を週内にも正式発表する。

 ホワイトハウス関係者の話を基に報じたFOXニュースによると、大統領の改革案は、入国後に出産するなどして米国生まれの子供を持つ450万人以上の不法移民者の国外退去を「延期」することが柱。すでに市民権を得ている親と暮らすため、不法入国した子供も対象者に組み込む。

 一方で、さらなる不法移民の流入を防ぐため、国境警備の強化も盛り込む。

 しかし、中間選挙で共和党の保守系議員や候補者は、不法移民に実質的な市民権を与えることは、さらなる不法入国を助長すると民主党を批判してきた。

 共和党のベイナー下院議長は「大統領令による『恩赦』を進めれば、他の案件を危険にさらすとオバマ氏には伝えている。われわれは戦う」と牽制(けんせい)。移民制度改革法案の共同提案者で、共和党重鎮のマケイン上院議員も、大統領令の発動は議会との関係に悪影響をもたらすとメディアを通じて警告した。

 大統領令で移民制度改革を強行すれば、12月11日に期限が切れる暫定予算案の可決や、次期司法長官に指名されたロレッタ・リンチ氏ら高官人事の承認に影響が出るのは確実だ。

2198チバQ:2014/11/21(金) 21:08:20
http://www.sankei.com/world/news/141121/wor1411210037-n1.html
2014.11.21 17:47

米民主党のウェッブ氏、次期大統領選に出馬準備 クリントン氏に挑むか





 米民主党のジム・ウェッブ元上院議員(68)は21日までに、2016年次期大統領選の出馬を検討する準備委員会を立ち上げたと発表した。

 大統領選に向け、具体的な行動を起こした政治家は初めてとみられる。出馬が有力視されるクリントン前国務長官に、民主党予備選で挑む可能性がある。

 ウェッブ氏はアイオワなど大統領選の重要州を回り、出馬への意欲を示していた。声明では「われわれの国を立て直す必要がある」と訴えた。

 ウェッブ氏はベトナム戦争の従軍経験があり、海軍長官などを歴任。上院議員時代は外交委員会の東アジア・太平洋小委員長を務め、日米関係の強化にも尽力した。(共同)

2199チバQ:2014/11/21(金) 21:08:35
http://www.sankei.com/world/news/141121/wor1411210035-n1.html
2014.11.21 16:49

次期大統領選の布石か クリントン氏、オバマ米大統領の移民制度改革「支持する」





 米民主党のクリントン前国務長官は20日、声明を発表し、オバマ大統領の移民制度改革を「支持する」と表明した。長官退任後のクリントン氏が政治問題で見解を表明するのは珍しく、次期大統領選への布石と受け止められている。

 クリントン氏は大統領が自らの権限で改革に乗り出したのは、議会の「責任の放棄」が原因だとして、下院の多数派を占める共和党を批判した。

 しかし恒久的な改革には、超党派による立法措置が必要と指摘。「誠意のある人たちが一致点を見いだすと確信している」と将来の法案成立に期待を示した。(共同)

2200チバQ:2014/11/25(火) 01:01:56
http://www.jiji.com/jc/c?g=int&k=2014112400363
ヘーゲル米国防長官辞任へ=「イスラム国」対処で刷新か


 【ワシントン時事】米メディアは24日、ヘーゲル国防長官が辞任すると一斉に報じた。オバマ大統領が同日午前11時(日本時間25日午前1時)すぎに発表する見込み。与党・民主党が大敗した4日投票の中間選挙後、オバマ政権閣僚の辞任は初めてとなる。
 米紙ニューヨーク・タイムズによると、米当局者はヘーゲル氏の辞任について、過激組織「イスラム国」の脅威に対処する上で、オバマ大統領は違う人材が必要と判断したと説明した。大統領は先週末に決断したという。ヘーゲル氏とホワイトハウスのぎくしゃくした関係も最近報じられていた。
 オバマ政権の安保チームで唯一の共和党員であるヘーゲル氏は2013年2月、政権2期目発足後に国防長官に就任。アジア太平洋へのリバランス(再均衡)政策、アフガニスタン撤退戦略や緊縮財政の中での国防体制再構築などに取り組んできた。(2014/11/25-00:24)

2201チバQ:2014/11/25(火) 01:49:03
http://www.sankei.com/world/news/141124/wor1411240046-n1.html
2014.11.24 23:37

ヘーゲル米国防長官が辞任へ 米紙「事実上の更迭」 イスラム国対応などで意見対立

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ヘーゲル米国防長官(ロイター)
 【ワシントン=青木伸行】オバマ米大統領は24日、ホワイトハウスでヘーゲル国防長官の辞任を発表する。イスラム教スンニ派過激組織「イスラム国」に対する掃討作戦などをめぐる意見対立が背景にあるとみられる。

 ウクライナ情勢、アフガニスタンからの米軍撤退などの諸問題も抱える中での辞任は、オバマ政権に大きな打撃となる。

 発表に先立ち、米紙ニューヨーク・タイムズ(電子版)は24日、ヘーゲル氏が辞任すると報じた。同紙は政権高官の話として、辞任はオバマ大統領の要請に基づくものだとしており、事実上の更迭とみられる。

 与党・民主党が大敗した先の中間選挙後、オバマ政権の閣僚の辞任は今回が初めてとなる。

 ヘーゲル氏は昨年2月に就任。オバマ政権の安全保障チームの中で唯一の共和党出身者だった。

2202チバQ:2014/11/25(火) 20:00:40
http://www.jiji.com/jc/c?g=int&k=2014112500669
放火や略奪相次ぐ=暴動激化、29人逮捕−白人警官不起訴に抗議・米ミズーリ

24日、米ミズーリ州ファーガソンで衝突する警官隊とデモ隊(EPA=時事)
 【シカゴ時事】米中西部ミズーリ州セントルイス郡の大陪審が24日、黒人青年を射殺した白人警官を不起訴としたことで、起訴を強く求めていた黒人らの抗議行動が激化した。一部が暴徒化し、事件が起きたファーガソン周辺で放火や略奪といった行動が相次いで発生。25日未明にかけて一時無法状態に陥り、少なくとも29人が逮捕された。
 米メディアによると、決定を控え、ファーガソン警察の周辺に数百人が集結。不起訴が伝わると、「正義がなければ平和はない」「人種差別主義者の警察は要らない」などと叫び、武装した警官隊に石や瓶を投げつけた。パトカーや店舗、ゴミ箱などに次々と放火し、近くのドラッグストアや酒店などに押し入って略奪も行った。警察当局によると、12棟以上が放火され、炎上する建物もあった。(2014/11/25-18:29)

2203チバQ:2014/11/25(火) 20:59:12
http://mainichi.jp/select/news/20141125k0000e030182000c.html
米国:ヘーゲル国防長官、事実上の更迭 シリア政策で対立
毎日新聞 2014年11月25日 12時20分(最終更新 11月25日 13時28分)

 ◇オバマ米大統領が辞任発表、「いつも率直に助言」と謝意
【ワシントン西田進一郎】オバマ米大統領は24日、ホワイトハウスでヘーゲル国防長官(68)が辞任すると発表した。オバマ氏は「いつも私に率直に助言してくれた」と謝意を表したが、中間選挙での与党・民主党の大敗を受けて外交・安全保障チームを立て直すため、シリア政策でホワイトハウスと対立したヘーゲル氏を更迭した格好だ。ヘーゲル氏は後任が上院で承認されるまで職にとどまるが、国防長官の辞任は政権で3人目という異例の事態に陥った。

 中間選挙後、閣僚の辞任は初めて。オバマ氏は「ヘーゲル氏が先月相談に来て、任務を終えるのにふさわしい時期だと彼が決断した」と説明。「模範的な国防長官だった」と、アジア太平洋地域へのリバランス(再均衡)政策などへの対応をたたえた。ヘーゲル氏は「今日辞意を申し出た。国防総省の職員とともに仕え、その家族を支えたことは人生最高の栄誉だ」と語った。

 ヘーゲル氏は共和党の元上院議員ながら、ブッシュ前政権時代にイラク戦争での米軍増派に反対し、2008年大統領選ではオバマ氏を支持した。オバマ政権の2期目発足直後の13年2月、パネッタ前長官の後任として国防長官に就任した。

 しかし、シリアへの対応を巡ってホワイトハウスとの間の不協和音が取りざたされていた。ニューヨーク・タイムズ紙によると、ヘーゲル氏は10月、「オバマ政権のシリア政策はアサド政権への対処策が明確になっておらず、ほころぶ危機にひんしている」と警告する書簡をライス大統領補佐官(国家安全保障担当)に送った。

 シリアでのイスラム過激派組織「イスラム国」への空爆は、オバマ政権が退陣を求めているアサド政権を利していることなどを指摘し、鋭く批判する内容だったという。

 ヘーゲル氏は10月末の記者会見で「アサドはもちろん(米軍の空爆で)利を得ている」と語り、書簡についても「我々は何が一番かという考えを大統領や国家安全保障会議に提供する義務がある」と否定しなかった。

 共和党のマケイン上院議員は辞任発表を受けて声明を出し、ヘーゲル氏について「政権の国家安全保障政策の方向や意思決定過程に不満を感じていた」と指摘した。

 中間選挙で上下両院の過半数を獲得した共和党はオバマ政権批判を強めており、対イスラム国戦略なども焦点の一つになっている。オバマ氏は外交・安全保障チームの刷新の一環として、ライス大統領補佐官らホワイトハウス側ではなく、ヘーゲル氏を交代させた。

 後任にはフロノイ元国防次官やカーター前国防副長官、ジャック・リード上院議員(民主)らの名前が浮上している。

2204チバQ:2014/11/26(水) 21:15:22
http://www.sankei.com/world/news/141125/wor1411250033-n1.html
2014.11.25 22:17
【米国防長官が辞任】
「異分子」排除し“側近政治”強化

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ヘーゲル国防長官(ロイター)
 【ワシントン=青木伸行】オバマ米大統領による事実上の更迭劇で、ヘーゲル国防長官が政権を去ることになった。約2年の任期を残すオバマ大統領は、シリア問題などで異論を唱えてきたヘーゲル長官を排除することで、ホワイトハウスを軸とする「中央集権化」と「側近政治」を強化し、求心力の低下に歯止めをかけながら、歴史に名を残すレガシー(遺産)の追求に躍起となっているようだ。

 「(辞任の)決断は、ヘーゲル氏にとり、容易ではなかった」

 オバマ大統領は辞任発表の記者会見で、アジア太平洋へのリバランス(再均衡)戦略や緊縮財政下での国防体制の再構築など、ヘーゲル長官の功績を評価する一方で、辞任理由には最後まで触れなかった。

 アーネスト大統領報道官によると、今回の決断は、2人が「10月から何度も話し合いを続けた末の結論」だったという。

 ヘーゲル長官はかねて、ロシアがクリミアを武力で併合したウクライナ情勢、イスラム教スンニ派過激組織「イスラム国」や対シリア戦略でホワイトハウス側と衝突しており、政権内の意思・政策決定の遅さにも不満も抱いていた。
 ヘーゲル長官は先週、共和党のマケイン上院議員を訪れ、こうした不満をぶちまけていたという。

 オバマ政権の安全保障チームをめぐっては、ゲーツ元長官、パネッタ前長官も退任後に出版した回顧録の中で、オバマ大統領が国防総省の仕事の細部にまで口を出し、政策決定の過程を「中央集権化」して非生産的にしていると批判していた。

 オバマ大統領はマクドノー大統領首席補佐官、ライス補佐官(国家安全保障問題担当)を軸とする“側近政治”を敷いており、ヘーゲル長官らの批判は、それに対するものである。

 マケイン議員も24日、「2人の前任者とも政権からの口出しが過剰で、それがいかに仕事を難しくしていたかを証言している。チャック(ヘーゲル氏)の場合も同じだ」とオバマ大統領の手法を非難した。

 一方で、ヘーゲル長官が事実上、更迭されたのは「中間選挙で民主党が大敗した理由の一つに、政権の安全保障政策に対する国民の不満があり、(大統領の)身代わりとして責任を取らされた」(政治アナリスト)との見方もある。


 今のところ、ヘーゲル長官が交代してもアジア再均衡戦略や日米関係、中東政策などに大きな変化はないとみられている。だが、中央集権化と側近政治の強化が今後、吉と出るか凶と出るかは不透明で、状況次第では「オバマ氏と側近は孤立する」(同)との声もあがっている。

2205チバQ:2014/11/26(水) 21:45:20
http://mainichi.jp/select/news/20141126k0000e030191000c.html
米黒人青年射殺:怒り、全米に拡大…警官不起訴
毎日新聞 2014年11月26日 11時56分(最終更新 11月26日 15時43分)
【ファーガソン(米中西部ミズーリ州)草野和彦】黒人青年のマイケル・ブラウンさん(18)を射殺した白人警官の不起訴を大陪審が決定後、抗議するデモ隊が暴徒化したミズーリ州ファーガソン。決定から一夜明けた25日、放火で無残に焼け落ちた店舗では今も煙がくすぶっていた。事件から3カ月以上が経過したあげく、「おとがめなし」の決定は、黒人たちの不満を増大させただけだったようで、抗議デモは全米37州に拡大した。

 ◇「マイケルだけの問題じゃない。黒人が負けたんだ」

 数百人が集結し、抗議デモのスタート地点となったファーガソン警察前から北西へ約3キロ。屋根ごと崩れ落ちた美容商品販売店があった。コンクリート壁や鉄製のはりがむき出しになり、周囲に焦げたにおいが立ちこめる。近所の住民らによると前日深夜、50人ほどの暴徒が店舗に押し入り、シャンプーなどを略奪した後、放火したという。

 棟続きの美容室もガラスが割られていた。後片付けに来ていた経営者の黒人女性、クイーン・バーンズさん(35)は大陪審の決定について「警官が丸腰の人間を射殺したら、殺人罪でないにしても、何らかの罪に問われるべきではないか」と訴える。デモ隊らの略奪行為に同意はできないが、「警察や社会の不公正に対する欲求不満の表現の仕方を暴力以外に知らない」と一定の理解を示す。

 8月の事件直後、大規模デモが展開されたのは発生現場から近い西フローリッサント街の数百メートルの範囲内だけで、店舗の放火や略奪も数軒のみだった。警察によると、今回は放火だけでもファーガソンとその周辺で十数軒に達し、範囲も広がった。

 西フローリッサント街は、今回も複数の店舗が略奪被害などを受けた。その一つの店舗のそばにいた黒人男性の機械工、マイク・アンダーウッドさん(31)は大陪審の決定を「マイケルだけの問題じゃない。我々黒人が負けたということなんだ」という。

 アンダーウッドさんは、多くの黒人が自分の問題としてとらえたため、デモや暴力の規模が拡大したとみている。

 一方、ニクソン州知事は25日の記者会見で、暴力抑止に向け、州兵を数百人増派する方針を明らかにした。ファーガソン一帯に2200人規模が展開することになるという。

2206チバQ:2014/11/26(水) 21:45:52
http://mainichi.jp/select/news/20141126k0000e030193000c.html
米黒人青年射殺:「顔を殴られ発砲」不起訴の白人警官証言
毎日新聞 2014年11月26日 11時59分(最終更新 11月26日 16時54分)

検察当局が公表したダレン・ウィルソン氏の写真=ロイター
検察当局が公表したダレン・ウィルソン氏の写真=ロイター
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 証言は、事件が起きた8月9日から約1カ月後の9月16日に行われた。証言によると、路上を歩いていたブラウンさんと友人を、運転中だった警察車両から呼び止めた際、ブラウンさんは挑発的だったという。車両の窓越しに言い争いになり、ブラウンさんに顔を殴られ、拳銃を奪われそうになったため車内から2発発砲。逃げるブラウンさんを追いかけたが、途中でブラウンさんが振り向き、声を上げて走ってきたため連射したという。

 現場検証や検視結果によると、警官の拳銃や制服からはブラウンさんのDNAが検出された。車内から発砲した2発のうち1発がブラウンさんの右手に当たったとみられ、車内には血痕があった。また、事件直後に病院に運ばれた警官の顔には打撲傷が確認され、いずれも警官の証言と合致している。

 ただ、目撃者の中には逃げるブラウンさんを背後から撃ったとの証言や、最後にブラウンさんが向かってくる際に手を上げて降伏の態度を示していたなどの証言もある。ブラウンさんの体には右手から右胸、のど、頭部にかけて9カ所に銃創があり、いずれも前方から受けていた。大陪審は24日、過剰防衛も含めて不起訴を評決している。警官は25日、米ABCテレビに「頭の中は自分の命(を守ること)でいっぱいだった」と話した。

2207チバQ:2014/11/27(木) 21:59:22
http://www.asahi.com/articles/ASGCW3WJLGCWUHBI00P.html
米国の次期国防長官、後任候補が相次ぎ辞退
ワシントン=大島隆2014年11月27日17時22分

 米国で、辞任が決まったヘーゲル国防長官の後任候補が相次いで辞退を表明している。ヘーゲル氏辞任の背景にホワイトハウスと国防総省の不協和音があったうえ、オバマ大統領の任期が残り2年間となっている時期だけに、候補者が政権入りに慎重になっているようだ。

 ロイター通信などによると、有力候補の一人とされていたフロノイ元国防次官は、オバマ大統領と電話で話し、育児など家庭の事情を理由に辞退したという。同じく有力とみられていた民主党のジャック・リード上院議員も上院議員にとどまる意向を明らかにした。

 政治ニュースサイト「ポリティコ」は元政府高官の話として、フロノイ氏は次期大統領選挙でクリントン前国務長官が勝利すれば、国防長官に指名される可能性があるため、見送ったという見方を伝えている。

2208チバQ:2014/11/27(木) 22:02:35
http://www.sankei.com/world/news/141127/wor1411270018-n1.html
2014.11.27 10:30
【黒人少年射殺】
米ミズーリ州暴動 怒る黒人「人種戦争だ」

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25日、米ミズーリ州ファーガソンで、発煙筒が投げつけられた警察車両を確認する警官ら (AP)
窓ガラス割られた店、白煙上げる美容院…

 窓ガラスが粉々に割られた中国料理店。放火されて崩れ落ち、白煙を上げる美容院。黒人少年を射殺した白人警官が不起訴処分となり、住民と警官隊が激しく衝突した米中西部ミズーリ州ファーガソンに25日、入った。今年8月の暴動直後を上回る惨状をさらす街で、黒人住民らは司法や警察への不信感を口にした。

 「黒人少年が命を落としたのに、白人警官におとがめがないとは悲しいことだ。アフリカから奴隷として米大陸に連れてこられた黒人の悲しい歴史に、悲劇の物語が加わった」

 損保会社経営のデオン・ロス氏(41)が語るように、白人9人、黒人3人という構成の大陪審が24日に下した判断への批判が渦巻く。宗教関係者のコリー・ベル氏(23)も、「私たち黒人への“人種戦争”に等しい」と、吐き捨てるように語った。

白人の割合多い警察

 不満の矛先は、黒人が街の人口の約65%を占めながら、白人の割合が多い地元警察にも向けられる。

 BMWを運転していた3年前、盗んだと疑われて白人警官に停車を命じられ、銃を突き付けられたという40代の黒人男性は、「運転手が黒人男性なら盗んだと疑われ、黒人女性なら売春でもうけたカネで買ったと疑われる」と強調。「元警官だった私ですら屈辱的な扱いを受ける」と警察への不信感を隠さなかった。

 警察署近くの商店で略奪が起き、5軒以上の建物が放火されたことには「絶対許されない」(音楽家のミリヤード・スミスさん)との意見もあるが、動員された700人もの州兵が阻止に動かなかったことについては、「一部の卑劣な黒人の悪行を、黒人全体の問題として世界に知らせようとしている」(女性市民)といぶかる向きもある。

 米紙ニューヨーク・タイムズによれば、黒人少年を射殺した白人警官が同僚とひっそり結婚式を挙げていたことが最近発覚。ディオンネ・レイさん(33)は、「大陪審が方針を決定する直前の時期の結婚とは…。人命を奪ったことを何とも思っていない」と声を荒らげた。

 現場周辺で、黒人少年を射殺した警官を支持する白人女性、ジャッキー・エドルマンさん(26)と出会った。少年が歩道を歩くよう注意された後に撃たれたのを受け、「市民は規則を守るべきだ」と話した。

「自ら努力し改善を」

 黒人住民の生活を改善すべきだとの声が上がるが、選挙を通じて自分たちの要求を実現させようという機運は広がらず、今月の中間選挙が特に注目されることもなかったようだ。

 地元の少年バスケットボールチームのフレッド・ロビンソン監督(54)は「黒人の親は子供のバスケの試合には駆けつける。だが学校のPTA会合には4、5人集まるだけだ。教育を大事にし、民主主義の重要性について学ぶ必要がある」と訴える。エドルマンさんも「ここは共産主義国家ではなく自由主義国家。問題を解決するなら(投票などを通じて)自ら努力すべきだ」と強調した。(ファーガソン 黒沢潤)

2209チバQ:2014/11/27(木) 22:05:40
>>662
http://www.sankei.com/world/news/141127/wor1411270034-n1.html
2014.11.27 16:52

「最強の女性経営者」米大統領選出馬検討 米紙報道






2002年12月、西垣浩司・NEC社長(右)と握手するカーリー・フィオリーナ・ヒューレット・パッカード会長(肩書はいずれも当時)=ロイター
 米コンピューター大手ヒューレット・パッカード(HP)の元最高経営責任者、カーリー・フィオリーナ氏(60)が、2016年次期大統領選で共和党からの出馬を検討していることが分かった。26日付のワシントン・ポスト紙が伝えた。

 かつて「最強の女性経営者」と称されたフィオリーナ氏は、女性の社会進出の象徴として知名度が高い。次期大統領選の共和党候補指名争いは混戦模様だが有力な女性は見当たらず、出馬すれば注目を集める存在になりそうだ。

 同紙によると、フィオリーナ氏は12月から来年1月にかけて大統領選の重要州であるアイオワやニューハンプシャーを訪れ、出馬準備を本格化させる。アイオワ州の支持者には「新しい局面」に入ると伝え、出馬を示唆しているという。

 フィオリーナ氏は08年大統領選で共和党候補だったマケイン上院議員の選対幹部を務め、10年には自ら連邦上院選に出馬したが敗北した。(共同)

2210チバQ:2014/11/27(木) 22:29:05
http://www.sankei.com/world/news/141127/wor1411270061-n1.html
2014.11.27 22:24
【次期米大統領選】
クリントン氏高まる期待 支持率トップ、資金既に13億円…政治経歴、反発招く恐れも





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 【ワシントン=加納宏幸】2016年の米大統領選をにらんだ動きが与党民主党で出始めた。大本命と目されるヒラリー・クリントン前国務長官は沈黙を守っているが、支持団体はニューヨークで会合を開いて選挙戦略を練った。このほか、初めての「大統領候補」による出馬表明も発表された。オバマ米大統領の支持率の低迷が続く中、「ポスト・オバマ」をめぐる論争が活発化しそうだ。

 「大統領選は非常に困難な戦いとなるだろう。(共和党の)ジェブ・ブッシュ元フロリダ州知事は手ごわい候補者となる」

 クリントン氏の大統領就任を目指す団体「レディー・フォー・ヒラリー」が21日、ニューヨークのホテルで開いた会合の後、08年大統領選でクリントン氏の選挙対策を仕切ったハロルド・イッキス氏が語った。

 米MSNBCテレビが伝えたもので、同団体は1100万ドル(約13億円)近くの資金や、約300万人の支持者を集めたという。

 民主党ではジム・ウェッブ元上院議員(68)が19日、大統領選の立候補に向けて準備委員会を設立したと発表。政治家では初めての具体的な動きだ。

 米世論調査会社ラスムセンが25日発表した調査では、民主党支持層の62%がクリントン氏を支持。エリザベス・ウォーレン上院議員(17%)やバイデン副大統領(7%)、ウェッブ氏(2%)、オマリー・メリーランド州知事(同)らを大きく引き離した。

 オバマ氏は23日放映のテレビ番組で、「クリントン氏は偉大な大統領になり得る。彼女は全てにおいて私に同意しているわけではないが」と答えた。「米国人は新車の匂いを求めている」とも述べた。

 ただ、民主党内では、クリントン氏の「走行記録」が大統領選でアキレス腱(けん)になるとの見方が強い。12年にリビア東部ベンガジで起きた米領事館襲撃事件の「情報隠(いん)蔽(ぺい)」疑惑では、国務長官としての責任を問われた。政治経歴の長さや金融業界との近さが「反ワシントン」「反ウォール街」の感情が強い支持層の反感を招く可能性もある。

2211チバQ:2014/11/30(日) 22:29:43
http://mainichi.jp/select/news/20141130k0000e030128000c.html
米国:黒人青年射殺の警官辞職「同僚に迷惑掛けられない」
毎日新聞 2014年11月30日 11時28分

 AP通信などは29日、米ミズーリ州ファーガソンの黒人青年を射殺したが、大陪審で不起訴となった白人警察官ダレン・ウィルソン氏(28)が辞職したと伝えた。同州セントルイスの地元紙によると、辞職しない場合の脅迫が市警にあり、ウィルソン氏は「同僚らに迷惑を掛けられない」と語った。

 セントルイス郡大陪審は24日に不起訴決定を出した。ウィルソン氏は25日のABCテレビのインタビューで「良心のとがめはない」と自らの正当防衛を主張していた。

 一方、不起訴に反発する市民150人が29日、抗議のため徒歩での行進を始めた。(ニューヨーク共同)

2212チバQ:2014/12/03(水) 22:58:09
http://www.afpbb.com/articles/-/3033063
オバマ氏の娘をネットで批判、米議員の広報担当に非難殺到
2014年11月30日 20:22 発信地:ワシントンD.C./米国
【11月30日 AFP】米下院議員の広報担当の女性が、バラク・オバマ(Barack Obama)米大統領の娘2人を批判する文章をフェイスブック(Facebook)に投稿したことで各方面の反発を招き、ネット上で辞任を求める声に直面している。

 矛先を向けられているのは、米テネシー(Tennessee)州選出で共和党のスティーブン・フィンチャー(Stephen Fincher)下院議員の広報担当を務めているエリザベス・ローテン(Elizabeth Lauten)氏。ローテン氏は自身のフェイスブックのページに、父親のオバマ氏と26日に公の行事に出席した娘のマリア(Malia)さん(16)とサーシャ(Sasha)さん(13)がつまらなそうにしていたと書き込み、2人に対して「もう少し上品にしたらどうなの。少なくとも自分の役割をわきまえるように」と忠告した。この投稿は削除されたものの、スクリーンショットがネット上に拡散している。

 マリアさんとサーシャさんは感謝祭前日の26日、首都ワシントン(Washington D.C.)のホワイトハウス(White House)で毎年恒例となっている七面鳥に「恩赦」を与える式典で、退屈そうな表情でオバマ氏の後方に立っていた。式典では2羽が恩赦対象に選ばれ、食卓に上る運命を逃れた。

 式典での2人の表情をめぐるコメントは面白おかしい内容が主流だったが、ローテン氏のコメントはより辛辣(しんらつ)だった。同氏はフェイスブックの投稿で「よく考えてみれば、あなた方のご両親はご自分の立場、ひいては国をあまり重く見ていない。だからあなた方は『良き見本』の方面で若干恵まれていない」などと述べるとともに、ホワイトハウスにいることを重く受け止め、場にふさわしい服を着るよう付け加えた。これは、2人のスカート丈が短かかったことに言及したとみられている。

 この書き込みは短文投稿サイト「ツイッター(Twitter)」などで直ちに猛反発を呼び、ローテン氏が書き込みを削除し陳謝した後も、同氏に広報担当辞任を求める声が相次いだ。

 ローテン氏はフェイスブックに「長い時間祈り、両親と話し、ネット上の投稿を読み返した後、自分の言葉がいかに人を傷つける内容だったかがよく分かった」と投稿。この書き込みも、同氏が自身のページを非公開とする前に広く拡散した。同氏は「わたしの発言で傷ついたり、不快な思いをした方々全員におわびしたい。今回の経験を教訓として成長すると約束します」と付け加えた。

 弁護士でテレビパーソナリティーのスター・ジョーンズ(Star Jones)氏は、この陳謝を評価しなかった一人だ。ジョーンズ氏は「悪趣味な人々をこれまで見てきたが、米大統領の子どもを批判した点で#ElizabethLautenほどひどい人物はめったにいない」とコメントした。

 ツィッター上ではローテン氏の辞任を求める「#FireElizabethLauten(エリザベス・ローテンをクビにしろ)」のハッシュタグが広がり、同氏の上司であるフィンチャー議員に宛てたツイートが殺到している。(c)AFP

2213チバQ:2014/12/07(日) 19:12:20
http://www.sankei.com/world/news/141207/wor1412070037-n1.html
2014.12.7 18:41
【白人警官不起訴】
「3カ月に14回の職務質問」根強い黒人差別に広がるデモ 陪審員は“雑談・携帯”で大陪審制へも不満

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 【ニューヨーク=黒沢潤】米ニューヨークや中西部ミズーリ州ファーガソンで、丸腰の黒人住民を死亡させた白人警官が不起訴となったことを受け、黒人住民らによる抗議デモが全米各地で相次いでいる。米社会に根強く残る人種差別や大陪審制度への不信感、経済格差といった問題が背景にありそうだ。

 「私は警察から3カ月間で14回も職務質問されたことがある。皮膚の色が黒くないあなたに、この屈辱は分かるまい」。ファーガソンの音楽家、ミリヤード・スミスさん(32)は苦渋の表情で語った。米国では犯罪率の高い黒人が職質対象になりがちとはいえ、真面目に暮らす一般人までが警察から差別的な扱いを受けることへの不満は強い。

 ミズーリ州当局によれば、黒人運転者が車内捜索を受ける例は白人の12倍に上る。米各地では、交通違反の罰金が自治体財政を支える例も多いが、ファーガソンでは、黒人が乗る車が中央ラインを少しはみ出しただけで罰金を取られるなど、「完全に警察の“標的”となっている」(黒人男性)との嘆きも聞かれる。

 米西部コロラド州デンバー近郊では2012年夏、白人の大学院生が銃を乱射し、死者12人を含む約70人を死傷させる事件があったが、大学院生は警察に射殺されなかった。現場は映画館で今回と状況は違うものの、ニューヨークのデモに参加した黒人男性(45)は「彼が白人だから射殺されなかったのだ」と、“解説”してみせた。

 黒人の間では、大陪審制度への不満も強い。一般的に、警察と良好な関係を保ちたい検察は、警官に不利な証拠を大陪審に提示することを避ける傾向にあるといわれる。また、一般市民の陪審員で構成される大陪審は、「検察の意向を単に承認するだけの“ゴム印”のような存在」(司法関係筋)とも指摘される。

 米紙デーリー・ニューズによれば、ニューヨークの大陪審では、市警が内規で禁じた首絞めが行われたことを示すとするビデオ映像を撮影したラムジー・オルタさん(22)が証言したが、陪審員は雑談したり、携帯電話をいじったりして、最初から「不起訴ありき」の姿勢だったという。

 黒人のオバマ大統領が08年に当選してから6年が過ぎたが、今回の抗議デモでは、白人と黒人の経済格差が縮小しないことへの不満も吹き出した。ニューヨークの黒人男性(23)は「オバマは、黒人の血が流れているというだけの白人の“傀儡(かいらい)”大統領だ。到底、私たちの味方ではない」と切り捨てた。

      ◇

【用語解説】大陪審

 一般市民から無作為で選ばれた陪審員20人前後で構成され、起訴するかどうかの判断を下す。検察の判断だけで起訴される事態を防ぐ狙いがある。審理は原則、非公開。陪審員は検察が呼んだ証人に質問するほか、検察が提示した証拠を吟味する。

2214チバQ:2014/12/07(日) 19:13:46
http://www.sankei.com/world/news/141207/wor1412070017-n1.html

2014.12.7 14:28
【米中間選挙】
共和下院が戦後最大勢力に、民主は上院も敗北 ルイジアナ決選投票






6日、米ルイジアナ州ニューオーリンズで、敗北を宣言する民主党現職のランドリュー上院議員(UPI=共同)
 【ワシントン=加納宏幸】米中間選挙(11月4日投開票)は6日、上院選で唯一議席が固まっていなかった米南部ルイジアナ州の決選投票が実施され、共和党新人のカシディ下院議員が、民主党現職のランドリュー上院議員を破って当選を確実にした。これにより1月に招集される新議会の上院(定数100)の勢力は共和54、民主(無所属含む)46で確定した。米メディアが一斉に報じた。

 共和党が現有45議席を9議席増やす躍進を遂げたことにより、オバマ米大統領との対決姿勢をさらに強めるものとみられる。

 与党・民主党のランドリュー氏は最近、カナダのオイルサンド(油砂)から採取された原油を米南部に運ぶパイプライン「キーストーンXL」の建設を承認する法案を主導したが否決された。南部では建設への期待が大きく、これによって逆風を受けたとされる。

 同州では下院の2選挙区でも決選投票が行われた。米紙ワシントン・ポスト(電子版)によると、いずれも共和党候補が当選を確実にした。共和党は下院(定数435)で、第二次大戦後では1946年に並ぶ246議席を確保することになった。

2215チバQ:2014/12/08(月) 20:45:58
http://mainichi.jp/select/news/20141209k0000m030056000c.html
米黒人射殺:デモ暴徒化、逮捕者も 加州で拡大の恐れ
毎日新聞 2014年12月08日 20時23分

 【ロサンゼルス堀山明子】白人警官が黒人容疑者を死亡させた事件で全米に抗議デモが広がる中、西部カリフォルニア州サンフランシスコと近郊のオークランドやバークリーで7日夜、デモ隊の一部が暴徒化して警察と衝突、複数の逮捕者が出た。衝突は前日に引き続き発生しており今後、拡大する可能性もある。

 オークランドでは7日午後10時ごろ、市民数百人が高速道路を封鎖して抗議デモを始めた。一部がパトカーに放火しようとしたり、投石を始めたりしたため、警察は催涙ガスで応戦した。

 バークリーで同日午後5時すぎ、50人がカリフォルニア大から出発して市街を練り歩き、デモ参加者は500人に膨らんだ。一部が商店に投石を始め、市警によると、暴徒化を止めようとした市民1人がハンマーで殴られ負傷したという。地元テレビによると、数人の逮捕者が出た模様。バークリーでは6日深夜にも、一部のデモ隊が商店の窓ガラスを割るなど破壊活動を行い、デモ参加者6人が逮捕された。警官ら4人も負傷したという。

2216チバQ:2014/12/08(月) 22:22:19
http://www.afpbb.com/articles/-/3033515
クリーブランド警察で「行き過ぎた力」の行使が常態化、米司法省調査
2014年12月05日 15:04 発信地:ニューヨーク/米国

【12月5日 AFP】警察官が黒人容疑者を死なせる事件が相次ぎ全米で批判が高まる中、エリック・ホルダー(Eric Holder)司法長官は4日、オハイオ(Ohio)州クリーブランド(Cleveland)で警察が公務執行の際に「行き過ぎた力」の行使が常態化しているとの司法省の調査報告を発表した。

 米国では、ミズーリ(Missouri)州の大陪審が黒人青年を射殺した白人警官について不起訴とする判断を下したのに続き、ニューヨーク(New York)でも3日、たばこの違法販売の容疑で黒人男性を逮捕する際に首を絞めて男性を死亡させた白人警官について、地元の大陪審は起訴しない決定を下し、大規模な抗議が広がっている。

 こうした中で発表された報告書は、1年半前から司法省が行っていた調査の結果をまとめたもの。ホルダー長官は「クリーブランド警察当局において、『過度な武力』を行使することがパターン化・慣例化していると信じる妥当な理由があるとの結論に達した」と説明。「組織的な欠陥だ。説明責任が不十分で、訓練や装備にも不備がある。政策は非効果的で、社会との関わり方も不適切だ」と批判した。

 クリーブランドでは先月22日、模造銃を手に公園で遊んでいた黒人少年が、通報を受けて駆け付けた警察官に射殺される事件が起きたが、警察官は現場到着から数秒のうちに発砲していたことが現場の防犯カメラ映像で明らかになっている。(c)AFP/Jennie MATTHEW

2217チバQ:2014/12/09(火) 20:38:44
http://www.sankei.com/world/news/141209/wor1412090030-n1.html
2014.12.9 20:30
【米大統領選】
「伝説」のフィオリーナ氏ら女性候補の名前続々

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 2016年の米大統領選に向け、候補者と目される女性の名前が続々浮上している。本命視される民主党のヒラリー・クリントン前国務長官(67)に対抗できるとして、共和党からは米コンピューター大手ヒューレット・パッカード(HP)元最高経営責任者(CEO)のカーリー・フィオリーナ氏(60)が出馬準備を開始。ほかにも女性議員らの名前が挙がる。いずれの党も次期大統領選では女性票を重視する方針で、「女性候補」の動きから目が離せない。(ワシントン 加納宏幸)

 米通信社ブルームバーグが8日発表した世論調査によると、大統領候補に取り沙汰される7人のうち、「大統領として好ましい人物は」との質問で最多の52%を集めたのはクリントン氏だった。2位以下はバイデン副大統領(民主)45%、ロムニー前マサチューセッツ州知事(共和)43%、クリスティー・ニュージャージー州知事(同)36%−と続いた。

 共和党では、近く出馬について判断するとしているジェブ・ブッシュ元フロリダ州知事も含め10数人の名前が挙がっているが、いずれも男性。そんな中、フィオリーナ氏の出馬準備が報じられ注目を集めている。

 フィオリーナ氏は小さな不動産会社の受付係からITブームに乗ってHPのCEOに登り詰めた人物で、「伝説的な経営者」「最もパワフルな女性」などさまざまな呼び名を持つ。最近のテレビ番組で、大統領選出馬を「考えなければいけない」と語り、有力支持者と相談しているという。

 共和党は11月の中間選挙で、伝統的に民主党に集まる女性票の獲得を重視したが、出口調査での支持は民主52%、共和47%と差をつけられ、独身女性では60%が民主支持だった。フィオリーナ氏が大統領選に挑戦すれば、キャリア女性層を取り込める可能性がある。

 このほか、出馬を否定しているが、民主党のエリザベス・ウォーレン上院議員(65)と、12年大統領選の共和党候補の一人だったミシェル・バックマン下院議員(58)が話題になっている。

2218チバQ:2014/12/10(水) 21:55:22
http://www.sankei.com/world/news/141210/wor1412100048-n1.html
2014.12.10 21:02

米議会、予算法案で合意 政府機関の閉鎖回避へ

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 【ワシントン=小雲規生】米政府の現在の暫定予算が期限切れとなる11日を控えて議会の民主、共和両党は9日、2015会計年度(14年10月〜15年9月)の予算法案で合意した。両党は11日中の法案成立を目指しており、予算の期限切れによる政府機関閉鎖は回避される見通しとなった。

 予算法案は総額約1兆ドル(約120兆円)で、政府の大部分に15年9月までの運営を認める。大半の項目で前会計年度なみの予算を維持する一方、西アフリカでのエボラ出血熱対策や、中東でのイスラム教スンニ派過激組織「イスラム国」との戦いに関する予算を増額した。

 またオバマ大統領が大統領令で移民制度改革を進めていることに反発する共和党の主張により、移民制度を管轄する国土安全保障省の予算は2月後半までの暫定予算とした。9月までの予算は共和党が上下両院で多数派となる来年以降の議会で改めて審議する。

 上院歳出委員会のミカルスキー委員長(民主)と下院歳出委員会のロジャーズ委員長(共和)は合意後の共同声明で、上下両院の多数派が異なる「ねじれ」状態のなかでは妥協が必要だとし、予算法案は双方が歩み寄った成果であることを強調した。

 ただ、共和党内の強硬派は予算法案に対し、オバマ氏による移民制度改革を阻止する内容が十分ではないと反発している。両党指導部は法案成立に自信をみせているが審議難航の可能性も考慮し、暫定予算を数日間延長する措置もとられる。

2219チバQ:2014/12/10(水) 21:56:05
http://www.sankei.com/world/news/141210/wor1412100043-n1.html
2014.12.10 20:10
【CIA「拷問」報告書】
オバマ政権と共和党の間に「新たな軋轢」 対テロ戦にも微妙な影

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米上院で9日、CIAの拷問に関する報告書について説明する情報特別委員会のファインスタイン委員長(ロイター)
 【ワシントン=青木伸行】CIAによる過酷な尋問の実態を批判した報告書の公表は、オバマ大統領・民主党と共和党との間に新たな軋轢(あつれき)を生んでいる。

 特別委員会が調査に乗り出したのは、過酷な尋問がつまびらかになった後の2009年3月。内部文書など600万点以上の証拠を調べた末に作成した報告書は、6700ページにおよぶ。

 報告書は12年12月に議会で承認されたが、非公開扱いとなり今回、約520ページの要約版として公表された。背景には人権と人道問題を重視するオバマ氏が、過酷な尋問に反対し、公表を求めていたことがある。

 オバマ氏は09年1月の就任直後から、ブッシュ前政権が残したイラク、アフガニスタンという「負の遺産」の清算に主眼を置いた。米国が租借し、テロ容疑者が収容されているグアンタナモ米軍基地の閉鎖も、公約にしている。報告書の公表は清算の一環だ。

 報告書は民主党だけでまとめられた。共和党も当初は参加していたが、意見の対立から離脱した。理由は民主党の姿勢が、CIAとブッシュ前政権に極めて批判的だという点に尽きる。

 こうした経緯から公表に対し共和党は、マコネル上院院内総務らが「イデオロギー的な動機によるもので、出来事を歪曲(わいきょく)している」と反発している。

 さらに、イスラム教スンニ派過激組織「イスラム国」などとの対テロ戦が続く状況下で、尋問の実態が公表されればテロ組織が報復しかねず、米国人をはじめとする人質にも危害が及ぶとの懸念が、反発を増幅させた。

 そうした危惧(きぐ)は政権内にも存在し、アーネスト大統領報道官は「世界の米政府施設や米国民を危険にさらす可能性がある」と認めている。政府が在外公館や米軍基地に、テロへの警戒を指示したのもこのためだ。

 報告書の公表は、オバマ政権・民主党と共和党との対立を助長しているうえ、CIAの士気の低下を招きうるという点でも、対テロ戦に微妙な影響を与えることが考えられる。

2220チバQ:2014/12/11(木) 21:41:33
http://mainichi.jp/select/news/20141212k0000m030067000c.html
米国:黒人死亡で抗議広がる…学生、スポーツ界も参加
毎日新聞 2014年12月11日 20時15分(最終更新 12月11日 21時11分)
【ニューヨーク田中義郎】白人警官が黒人の容疑者らを死亡させながら不起訴となる事件が相次ぐ米国で、抗議活動は医学生やプロスポーツ選手に広がっている。

 ハーバード大やオハイオ州立大、ノースカロライナ大など全米70の大学で10日、医学部の学生ら数百人が床に寝転んで死んだふりをする「ダイ・イン」に参加。「人命を軽んじるのは間違い」と抗議した。

 スポーツ界ではスター選手が敏感に反応。プロバスケットボール(NBA)では8日、クリーブランド・キャバリアーズのレブロン・ジェームズ選手(29)が「I can’t breathe(息ができない)」と書かれたTシャツを着て練習。ニューヨークで白人警官に首を絞められて死亡した黒人男性の最後の言葉で、反人種差別を訴えた。

 プロフットボールリーグ(NFL)でも、ミズーリ州セントルイスに本拠地を置くラムズの5選手が11月31日の試合で「撃たないで」を意味する両手を上げるポーズで入場した。

 選手の一人は「平和的に抗議ができるという若い人々へのメッセージだ」と話した。

2221チバQ:2014/12/14(日) 11:43:15
http://www.sankei.com/world/news/141207/wor1412070016-n1.html
2014.12.14 11:00
【アメリカを読む】
「女性」がキーワードの次期大統領選 「クリントン」「反ウォール街」「HP元CEO」の“女性模様”





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 2016年米大統領選への正式な立候補表明はいつか? 民主党のヒラリー・クリントン前国務長官(67)の決断を全米が固唾をのんで見守るのを横目に、一人の女性が共和党からの出馬準備を進めている。米コンピューター大手ヒューレット・パッカード(HP)元最高経営責任者(CEO)のカーリー・フィオリーナ氏(60)だ。

「伝説的な経営者」

 小さな不動産会社の受付係からそのキャリアを始め、ITブームに乗ってHPのCEOに登り詰めた。「伝説的な経営者」「最もパワフルな女性」−。華々しい呼び名を持つフィオリーナ氏は、周囲の期待を感じているという。最近、NBCテレビの番組で大統領選への出馬について聞かれ、こう答えた。

 「何度も何度も聞かれれば、立ち止まって考えなければいけないでしょうね」

 すでに、有力支持者と相談を始め、アイオワ、ニューハンプシャーなど予備選の序盤で鍵を握る州の訪問も予定する。正式に立候補を表明すれば注目されそうだが、その経歴には「傷」も付いている。

 保守系草の根運動「ティーパーティー(茶会)」の躍進で共和党が勝利した10年の中間選挙で、カリフォルニア州から連邦上院選に立候補した同じ女性の民主党のバーバラ・ボクサー上院議員(74)に10ポイントの差を付けられて敗れたのだ。

 ただ、共和党ではジェブ・ブッシュ元フロリダ州知事(61)、ランド・ポール上院議員(51)ら十数人が大統領候補として取り沙汰されているもののいずれも男性だ。フィオリーナ氏が戦いに加われば、共和党内で女性政策の議論を活発化させる触媒になりそうだ。

共和党の泣き所

 ワシントン・ポスト紙はフィオリーナ氏の出馬準備を伝える記事で「民主党からクリントン氏の立候補が予想されることを考えれば、女性が大統領選に参戦することは共和党の役に立つだろう」との共和党関係者の見方を伝えている。

 共和党全国委員会は12年大統領選でミット・ロムニー前マサチューセッツ州知事(67)がバラク・オバマ大統領(53)に敗れたのを教訓に、選挙戦略を徹底的に検証した。黒人やヒスパニック(中南米系)などのマイノリティー(少数派)や若者からの支持の弱さに加え、共和党が抱える「女性問題」が浮き彫りになった。

 12年大統領選の出口調査によると、男性の支持政党は共和党52%、民主党45%だったが、女性では民主党55%、共和党44%と対照的な結果が出た。特に独身女性の民主党支持は顕著で、既婚女性の支持は46%で共和党への支持(53%)を下回っていたのに対し、独身では67%が民主党を支持していた。人工妊娠中絶に否定的な共和党の姿勢が、独身女性から忌避されているとみられている。

 今回の中間選挙では、女性の政党支持は民主党52%、共和党47%と12年大統領選に比べて共和党への支持が強まっているものの、独身女性だけ見ると依然、民主党支持が60%に上っていた。この層を引き付ける政策を打ち出せるかが民主党にとっても共和党にとっても次期大統領選でカギとなる。

ウィメノミクスを評価

 クリントン氏は10月30日、1カ月余り前にニューヨークで安倍晋三首相(60)と会談したことを、ワシントンのジョージタウン大学で開かれた経済分野における女性の活躍に関するシンポジウムで紹介した。

 「安倍首相は日本経済を再起動させるために最善の取り得る道は、教養があり革新的な女性をもっと労働力とすることだと言って(首相に)選ばれました。彼はそれをウィメノミクスと呼んでいます」

 安倍政権が「女性が輝く社会」を掲げて女性の活躍を重視する政策を進めていることを、クリントン氏が取り上げるのはこれが初めてではない。日本の女性の社会進出を阻む障害に触れ、「米国にも障害がある」と訴えるのがパターンだ。

 そのクリントン氏にとり「障害」となりそうなのが、エリザベス・ウォーレン上院議員(65)だ。大統領選への出馬を否定しているが消費者保護の立場から「反ウォール街」を鮮明にし、コアなリベラル派からの人気が高い。金融業界との結び付きが強いクリントン氏とは対照的だ。

 次期大統領選では「女性」がキーワードとなるだろう。クリントン、ウォーレン両氏はもちろん、今のところ有力視されていないが共和党のフィオリーナ氏の動向に注目したい。(ワシントン支局 加納宏幸)

2222チバQ:2014/12/16(火) 21:33:33
http://mainichi.jp/feature/news/20141217k0000m030088000c.html
米大統領選:指名レース幕開け 候補者「民主は、共和は」
毎日新聞 2014年12月16日 21時17分

 ◇民主はクリントン氏に知名度、共和は混戦、ブッシュ氏に注目
 2016年の米次期大統領選まで2年を切った。オバマ大統領が立候補せず現職がいない「オープンシート」で、民主、共和両党の大統領候補指名争いの幕が事実上切って落とされた。民主党ではヒラリー・クリントン前国務長官(67)が圧倒的な知名度を誇るが、リベラル層に別の候補を推す動きがある。一方、混戦の共和党は「ブッシュ家の三男」ジェブ・ブッシュ元フロリダ州知事(61)に注目が集まり始めている。

 「今大統領選があれば、クリントン氏がいずれの共和党有力候補にも勝つ」。米ブルームバーグが今月初旬に実施した世論調査では、クリントン氏が共和党候補5人にいずれも6〜13ポイント差をつけた。

 クリントン氏は実績、知名度ともに抜群だ。女性関連のイベントに数多く出演して女性たちの強い支持を集め、「初の女性大統領」との機運も高い。11月にはオバマ大統領の移民制度改革について「大統領の決断を支持する」と表明するなど政治的な動きも強めている。ただ、立候補の決断は年明けから春ごろにずれ込む見通しだ。政治資金集めも短期間にできるため、早く表明して「標的」となる必要はないとの計算があるとみられる。

 党内の中道、右派の支持を得るクリントン氏に対し、リベラル系の支持を集めるのがエリザベス・ウォーレン上院議員だ。本人は「立候補しない」と明言するが、オバマ氏の大統領選スタッフらがウォーレン氏に立候補を求める政治団体に加入した。このほか、米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の移設見直し案を提言したことがあるジム・ウェッブ元上院議員は立候補を検討する準備委員会を設立した。

 一方の中核候補がいない共和党。「パターンに従う必要はない。大改造を、変化を恐れるな」。ブッシュ元フロリダ州知事は15日、南部サウスカロライナ州の大学で演説した。今月初旬に立候補について「間もなく決断する」と発言しただけに、演説には前向きで意欲的な言葉が多かった。

 過去25年にわたってオバマ大統領を除けばクリントン、ブッシュ両家が大統領を務めてきたため、父と兄に続く「ブッシュ家3人目」への批判もある。しかし、妻がメキシコ出身で自身もスペイン語に堪能。8年ぶりのホワイトハウス奪還に不可欠な幅広い支持が見込める。

 知名度を上げているのは元脳神経外科医のベン・カーソン氏だ。アフリカ系米国人の貧しい家庭に生まれ、クラスの劣等生から医師になった「アメリカンドリーム」の体現者。10日のワシントン・ポスト紙のインタビューで「非常に真剣に(立候補を)考えていることは疑いがない」と語った。

 ここにきて注目を集めているのが、かつて「最強の女性経営者」と言われたコンピューター大手の元最高経営責任者、カーリー・フィオリーナ氏だ。来年1月にアイオワ州で開かれる同党の大統領候補らが集まる会合への出席を決め、立候補に向けた準備に入った。

 さまざまな動きがある同党だが、CNNテレビが2日に発表した世論調査で首位だったのは「今回は出ない」と明言している12年大統領選候補のミット・ロムニー前マサチューセッツ州知事だった。「本命不在」ぶりを象徴している。【コロンビア(サウスカロライナ州)西田進一郎】

2223チバQ:2014/12/17(水) 20:39:42
http://www.asahi.com/articles/ASGDK1VVSGDKUHBI002.html
ブッシュ前大統領の実弟、事実上の出馬表明 米大統領選
ワシントン=小林哲2014年12月17日17時21分
ジェブ・ブッシュ氏=AFP時事

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 2016年の米大統領選挙に、ブッシュ前大統領の弟で元フロリダ州知事のジェブ・ブッシュ氏(61)=共和党=が、「可能性を積極的に探ることにした」などと事実上の出馬を表明した。共和党の複数の政治家や、民主党のヒラリー・クリントン前国務長官(67)も近く出馬表明するとみられており、次期大統領をめぐる闘いの序盤戦は、年明けから本格化しそうだ。

 ブッシュ氏はフェイスブックの声明で、来年1月にも政治資金集めの母体となる政治活動委員会を立ち上げ、全米各地で「米国が直面する最も重大な課題」について対話集会を開くと表明。事実上の選挙キャンペーンに乗り出すとみられる。

 ブッシュ氏は今月上旬、米紙主催のシンポジウムで、「自分がいい候補か悪い候補かわからないが、どうすれば共和党候補が勝てるかは知っているつもりだ」などと述べ、民主党のオバマ政権からの政権奪還に意欲をみせていた。

 ブッシュ氏は、父と兄が元大統領というブッシュ家の知名度に加え、州知事を2期務めた実績や、夫人がメキシコ出身でヒスパニック系の支持が期待できることが強み。だが、ブッシュ家から3人目の大統領を出すことには反発もある。

 共和党ではほかに、前回の大統領選で副大統領候補に抜擢(ばってき)されたポール・ライアン下院議員、ランド・ポール上院議員、ニュージャージー州のクリス・クリスティー知事、マイク・ハッカビー元アーカンソー州知事らの出馬が取り沙汰されている。

 また、前回の大統領選でオバマ氏に敗れたミット・ロムニー前マサチューセッツ州知事に再挑戦を期待する声も根強い。保守系「フォックス・ニュース」のコメンテーターを務めていたアフリカ系で医師のベン・カーソン氏も、出馬に意欲的で、最近のCNNの調査では、共和党支持者の支持でロムニー氏に次ぐ2位に付けた。

 ただ、ブルームバーグの最近の世論調査では、クリントン氏が民主党候補として出馬し、現時点で大統領選になった場合、いずれの共和党候補にも大差を付けて勝利するとの結果が出た。いまも人気が高いビル・クリントン元大統領のファーストレディーとして活躍し、国務長官としても実績を残したヒラリー氏の知名度は圧倒的で、現時点ではかなり優位に立つ。(ワシントン=小林哲)

2224とはずがたり:2014/12/18(木) 22:29:19
チェンジだねぇ

2014.12.18 02:53
米、キューバと国交正常化交渉 大使館開設へ 半世紀の政策転換
http://www.iza.ne.jp/kiji/world/news/141218/wor14121802530007-n1.html




 【ワシントン=青木伸行】オバマ米大統領は17日、ホワイトハウスで声明を発表し、1961年から断交してきたキューバとの国交正常化交渉を始める方針を示した。両国は大使館を数カ月以内に開設し、銀行や貿易取引の正常化を話し合うことでも合意した。米国はキューバに対するテロ支援国家指定の解除も検討する。

 62年の「キューバ危機」で、米国と旧ソ連の核戦争の瀬戸際にまで追い込まれた両国関係は、歴史的な転換点を迎える。

 オバマ氏は声明で、「50年にわたる政策を継続しても、(これまでと)異なる成果は期待できない」と述べ、孤立政策が機能しておらず、積極的な関与政策への転換が不可欠だとの認識を示した。

 ホワイトハウスによると、両国は来年1月、ハバナで局長級の国交正常化交渉を始める。経済制裁の段階的な解除を柱に、渡航制限の緩和など人的交流の強化も検討する。

 ロイター通信によると、キューバのラウル・カストロ国家評議会議長も同時刻に首都ハバナで演説した。

 キューバ政府は17日、発表に先立ち、スパイ容疑で2009年から拘束してきた米国人男性、アラン・グロス氏(65)を解放した。米政府高官によると、両国政府はローマ法王フランシスコやカナダ政府の仲介で、13年6月から秘密裏に接触を続けてきた。オバマ氏とラウル・カストロ氏は16日、電話会談した。

2225チバQ:2014/12/18(木) 22:57:47
http://mainichi.jp/select/news/20141219k0000m030095000c.html
米国:中間選挙の全議席確定
毎日新聞 2014年12月18日 21時19分

 【ワシントン西田進一郎】11月の米中間選挙で大接戦のため唯一結果が確定していなかったアリゾナ州の下院議席は17日、再集計の結果、野党・共和党候補の勝利が確定した。来年1月6日から始まる新議会での下院(定数435)の新勢力は、共和党が247議席、与党・民主党が188議席。共和党はトルーマン大統領時代の1946年に獲得した第二次世界大戦後の最多議席246を更新した。

 下院の現有勢力は、中間選で補充された欠員分を含めて共和党234、民主党201で、共和党は中間選で13議席を積み上げた形だ。一方、上院(定数100)の新勢力は、共和党54議席、民主党46議席(無所属を含む)で確定済み。現有勢力は民主党55議席(無所属2議席含む)、共和党45議席で、共和党が9議席純増させて8年ぶりに過半数を奪還した。1月からの新議会で上下両院の過半数を握る共和党は、残り任期2年のオバマ大統領に攻勢をかける。

2226とはずがたり:2014/12/24(水) 09:29:48

孤立していたのは米国だった?:対キューバ政策「大転換」の背景
http://www.huffingtonpost.jp/foresight/cuba-america_b_6364894.html?utm_hp_ref=japan-world
投稿日: 2014年12月23日 15時14分 JST 更新: 2014年12月23日 15時14分 JST CUBA

 オバマ大統領がついに歴史的決断に踏み切った。半世紀以上にわたる経済制裁など、カストロ体制を孤立させるはずのキューバの政策が明らかに失敗であることを誰もが認めながらも、歴代のアメリカ大統領がなしえなかった決断である。

 先の中間選挙における民主党の敗北の後、任期2年を残すオバマ大統領はそのレイムダック化が避けられないと予想された中で、大統領権限を駆使して、懸案の移民制度改革を発表したのに続き、今度はキューバ政策の大転換という攻勢に出て、政治的指導力を保持しようとした形である。そこには2年後のクリントン候補による民主党政権の継続につなげたいとの思いがあるはずだ。

「関与を通じた転換」

 12月17日の米国時間正午から行われた15分間の演説で明らかにしたキューバ政策の転換は、世界に大きな驚きをもって迎えられた。たしかに1962年から続くキューバに対する経済制裁は、国連でも毎年非難決議がなされ、世界的に完全に支持を失っていた。フロリダの亡命キューバ人コミュニティーに支配的だった「カストロ憎し」に基づく政治圧力も世代交代が進む中で変化がみられ、また米国の経済界も、経済制裁が続く中で目と鼻の先の1000万人市場で、他の先進国や新興国がビジネスチャンスをわが物にする光景を以前から苦々しく見ており、政策転換に向けた圧力も強くなっていた。しかし、カストロ存命中は、関係正常化は無いとする固定的な見方に、筆者を含めほとんどが囚われていたから、発表はクリスマスを前にした大きなサプライズとなった。

 だが、カストロ死後のキューバの社会主義体制の転換(regime change)という想定されてきたシナリオは、それにともなって予想されるコストも大きい。実際フィデル・カストロ前議長が2006年腸の手術のため実権を弟のラウルに委譲した際、筆者も死亡の際の識者コメントを通信社に依頼され送ったが、その後カストロは快復して健在ぶりを示し、その記事は塩漬け状態となったままである。その間に、弟のラウルの統治下で、経済改革が徐々に進み、キューバ国内にも変化が出始めていた。

 そうした中で、キューバ系住民の渡航や送金の緩和などオバマ政権が進めてきた「関与(engagement)を通じて転換をもたらす政策」の方が得策との判断に至ったもので、キューバに拘束されていたアラン・グロス氏や、両国の諜報員の交換交渉を進める中で、最終決断に至ったものと考えられる。その点は、大統領の声明にも明確に示されている。

 まさにイデオロギーに縛られず、変革を謳って政権に就いたものの、外交上の得点を挙げることができなかったオバマ氏が、就任時の原点に立ち戻って行なった歴史的決断といえるであろう。

米州サミットの重要性

 日本の報道ではほとんど言及されていないが、今回の正常化に向けた判断は、まずもってアメリカと中南米の関係、つまり米州関係の文脈において理解されるべきである。大統領の声明にも、来年4月に開催される第7回米州サミットを前に、オバマ政権が中南米との関係においてリーダーシップの再構築を意図していることを謳っている。

 米州サミットは1994年12月、当時のクリントン大統領がマイアミでキューバを除く米州34カ国(カナダを含む米州機構OAS加盟国)の首脳会議を開催、市場化と民主化を柱に西半球に経済統合を推進しようと民主党政権下で構築した中南米との協調関係の象徴となった。ちなみにこの12月で20周年を迎え、ケリー国務長官は12月10日の20周年を祝う記念講演で、キューバを特定せずに、関与政策をもって民主化、人権促進を展開することの重要性を強調していた。

2227とはずがたり:2014/12/24(水) 09:30:06

 第1回首脳会議で採択された2005年を目標とする米州自由貿易地域(FTAA)創設のための貿易交渉は、その後2005年末までの発足を確認するところまで進んだものの、2001年の同時多発テロ後の共和党ブッシュ政権下で停滞、ベネズエラを中心とする反米・左派政権の台頭を許し、期限内の創設に失敗。05年の第4回会議では交渉再開の合意すらできない外交的敗北を米国は甘受した。

 ブッシュ政権の単独行動主義が中南米の左傾化と反米政権の誕生をもたらしたとの認識のもとに、中南米諸国との関係改善をねらったオバマ政権は、米州機構を軸にする多国間の協調主義に転換、発足直後の2009年には、1962年米州機構から社会主義キューバを除名した決議を撤回することに賛成している。だがキューバの米州機構への復帰には、米州民主憲章などの諸原則を受け容れることが必要で、キューバ政府は「米支配の道具」とみなす同機構への復帰を拒絶してきた。

弱まった米国の指導力

 オバマ大統領は就任直後のサミットで、未来志向での関係構築を訴え協調関係を回復しようとしたが、キューバ問題をめぐりベネズエラに指導されたALBA(ボリバル同盟)諸国との間で溝は深まり、2012年の第6回会議ではキューバの参加を求めるALBA諸国の大統領が米州サミットを欠席し、共同宣言すら出されなかった。キューバ参加問題は、同調する他の中南米諸国を巻き込み、次回パナマでのサミットまでの課題となった。冷戦の遺物をなくすべきとする中南米諸国と民主体制の原則に拘るアメリカとの溝は深く、アメリカ抜きで、キューバを含めて2011年に発足したラテンアメリカ・カリブ諸国共同体(CELAC)の動きもあり、米主導のサミットの存在意義が問われただけでなく、キューバ問題が、米州におけるアメリカの指導力全体を弱めてきたことは明らかであった(2012年4月23日付「米国の指導力の陰りを印象づけた米州サミット」参照)。

 次回開催国のパナマ政府は、サミットへキューバ政府を招待しており、アメリカ政府は判断を迫られていた。

 17日の大統領発表を受けて、ケリー国務長官は、米国のキューバ政策が、「キューバを孤立させるのではなく、実際アメリカを孤立させてきた」と率直に述べている。

関係正常化の前兆

 中南米との関係においてキューバ問題は、中南米諸国の団結とアメリカ政府の孤立を招き、ニカラグア運河の建設計画など中国の外交的膨張やロシアの進出を前に、少なくともアメリカの中南米政策の展開において外交政策の余地を狭める大きな障害となってきたことは明らかである。関係正常化に踏み出した背景には、この隘路を打開しようとする意図があったということだ。大統領声明は、まさにアメリカ政府が歴史的に求めてきた米州共同体への回帰の宣言とも言える。

 米州サミットを前にした観点から、オバマ大統領がキューバ政策の転換を行う余地のあることを示す記事を事前に掲載していたのは、12月6日付の英誌「エコノミスト」である(Bello: "The Cuban question" 【リンク】)。その根拠として、①アメリカ国民に経済制裁の支持が低下していること(アトランティク評議会の今年の世論調査で56%が関係改善を支持、キューバ系移民が集中するフロリダでも60%以上が支持)②キューバにおける経済改革の進展③キューバ問題が中南米諸国を団結させる重要な要素となっている点を挙げていた。

チャベス死去の衝撃

 キューバ政策の転換は、キューバにとっては対米政策における大転換である。経済の統制や貧困、人権の抑制を正当化できたのは、アメリカの敵視政策であり経済制裁であったからである。半世紀以上の外交の根幹を覆すこととなる。

 その点では、まず21世紀になり体制維持の後ろ盾となってきたベネズエラのチャベス大統領の死去が大きいだろう。チャベス存命中は、はたしてキューバ政府はアメリカ政府との正常化交渉に踏み出せただろうか。反米の旗のもとキューバと同盟関係を築き、日量10万バーレルの石油の供給を通じで社会主義体制を支えてきたチャベス政権との関係が重要であろう。

2228とはずがたり:2014/12/24(水) 09:30:27
>>2226-2228
 チャベス前大統領が2011年キューバで腹部のガンの手術をしてから、すでに病状の進行について、キューバ政府は完全に掌握していたはずである。またベネズエラに軍事顧問を派遣していたキューバ政府は、社会経済の困難に見舞われたベネズエラ情勢を把握し、ベネズエラのポスト・チャベス後を見越した自国の体制維持に動き出していたとみて間違いないだろう。

 チャベス死去1カ月前の2013年2月には、キューバ人民権力全国会議はラウル・カストロ議長(当時81歳)の再任を決議したが、同議長は任期5年後の18年の引退を表明、同時に第1副議長に52歳(当時)のミゲル・ディアス=カネルが選出された。第1副議長は、ラウル議長と同様カリスマ性を欠くもののプラグマティズムの持ち主で、軍ともパイプをもち、経済改革への有能な行政手腕が評価され、ポスト・カストロ体制を託された。今年7月には訪問したロシアのプーチン大統領との間で、対ロシア債務の90%の免除という外交成果を得ている。18カ月の水面下でのアメリカとの交渉という時間の経過は、こうした環境の変化を説明するものだ。(2013年3月6日付「後継が定まったキューバ・カストロ体制」参照)

原油急落とローマ法王

 そこに、ここにきての原油価格の急落である。この激震が、政府収入の95%以上を石油輸出に頼る後継のベネズエラのマドゥーロ政権を揺さぶっており、日量10万バーレルの石油の供給にも赤信号が灯り始め、キューバ政府の決断を急がせたものと推測される。またアメリカ政府にとっても、キューバとの関係正常化交渉は、こうした苦境に立つベネズエラに対する圧力となり、ボリビアやニカラグアなど反米勢力への影響力も大きく外交的な巻き返しが可能となるであろう。

 さらにキューバでの民主化運動は、1998年のローマ法王ヨハネ・パウロ2世の訪問と2002年のカーター米元大統領のキューバ訪問を機に勢いがついた。民主党とバチカンの役割である。2010年7月キューバ政府は2003年に収監された政治犯52人を釈放したが、それはカトリック教会の仲介によるものであった。今回は2013年3月に法王に就任した初の中南米出身(アルゼンチン)のフランシスコ法王で、その仲介が重要であったと、声明で大統領自ら謝意を表している。庶民派法王としてバチカン改革に取り組み、外交的にも存在感を増し、中南米におけるキューバ問題の感受性を深く理解している法王の存在が、関係正常化への決断に向けた大きな推進力になったといえよう。

交渉の前途には大きな障害

 とはいえ、両国の関係改善への交渉には大きな障害が立ちはだかっている。4月の米州サミットでのキューバ政府の参加に障害は除かれたが、「一夜に転換は期待できない」とオバマ大統領自ら今後の交渉には時間のかかることを声明で認めている。演説は、議会やキューバ政府、キューバの市民社会など各方面に目配りをしたバランスのとれた演説であった。

 制裁解除や大使人事の承認など共和党支配の議会の支持は決定的である。また、キューバ政府がどの程度、反政府的な市民社会の活動を認めていけるか。体制維持を目指すキューバ政府と関与政策による転換を目指すアメリカ政府の意図の間にはトレードオフの関係がある。ベトナムや中国との関係改善のように異なる体制の共存をキューバとの間に本当に構築できるのか。交渉では、異なる意図の交錯する難しい方程式が2国間関係に止まらず、両国の国内政治と、また米州機構や中南米諸国の国際関係を巻き込む形で展開されることになる。

 着地点は見えないが、歴史の歯車が回り始めたことだけは確かである。

遅野井茂雄
筑波大学大学院教授、人文社会科学研究科長。1952年松本市生れ。東京外国語大学卒。筑波大学大学院修士課程修了後、アジア経済研究所入所。ペルー問題研究所客員研究員、在ペルー日本国大使館1等書記官、アジア経済研究所主任調査研究員、南山大学教授を経て、2003年より現職。専門はラテンアメリカ政治・国際関係。主著に『21世紀ラテンアメリカの左派政権:虚像と実像』(編著)。

2229チバQ:2014/12/25(木) 22:14:10
http://www.asahi.com/articles/ASGDS763LGDSUHBI01T.html
銃を向けられ警察官が発砲、黒人少年死亡 米ミズーリ州
ニューヨーク=中井大助2014年12月25日00時52分
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 米ミズーリ州バークリーで23日深夜、ガソリンスタンドで18歳の黒人少年が白人警察官に撃たれて死亡する事件が起きた。バークリーは、今年8月に黒人少年が警察官に射殺され、大規模なデモが続いたファーガソンの隣町。24日にかけて現場では抗議する人たちと警察の間で衝突が起きた。

 地元警察によると、窃盗の通報を受けた警察官が男性2人に問いかけようとしたところ、そのうちの1人である少年から銃を向けられたため3回発砲し、1発が少年に当たったという。もう1人の男性は逃走したという。

 事件を受けて起きた抗議では警察官2人がけがをしたほか、パトカーも窓ガラスが壊されるなどした。(ニューヨーク=中井大助)

http://www.sankei.com/world/news/141225/wor1412250016-n1.html
2014.12.25 07:51

「ファーガソンと違う」黒人市長、自制求める






24日、記者会見するホスキンス市長(ロイター)
 米中西部ミズーリ州バークリーの白人警察官が23日深夜、銃を向けたとされる黒人青年を射殺した事件で、黒人であるホスキンス市長は24日記者会見し「ファーガソンやニューヨークとは同一視できない」と述べた。最近、白人警察官が黒人を死亡させた一連の事件とは状況が大きく違うと強調し、黒人住民らに自制を求めた。

 バークリーや隣町のファーガソンを管轄するセントルイス郡警察によると、射殺に抗議する住民ら約300人が23日深夜以降、警察と衝突。警察官2人が負傷し、4人が逮捕された。

 警察に対する全米規模の抗議活動を招いたファーガソンの事件との違いとして市長は、射殺現場となったガソリンスタンドの防犯カメラに当時の映像が残っていた点、バークリー市の警察官全31人の半数以上が黒人である点、市の幹部に黒人が多い点を挙げた。

 ファーガソンの被害者は丸腰だったが、地元警察によるとバークリーで射殺されたアントニオ・マーティンさん(18)は、万引の通報で駆けつけた警察官(34)に銃を向けた。警察は実弾入りの銃を押収した。市長は「ファーガソンのように警察官側から引き起こした事件とはみていない」と語った。

 発砲の前に催涙スプレーやスタンガンで対応すべきだとの指摘もあるが、地元警察幹部は「率直に言って空論。銃を向けられたら、手持ちの時間はほとんどない」と反論した。

(共同)

2230チバQ:2014/12/25(木) 22:15:39
http://www.sankei.com/world/news/141225/wor1412250034-n1.html
2014.12.25 20:26
【北サイバー攻撃】
「臆病で米国らしくない行為」、一時は公開中止 揺れた米社会 「表現の自由」重んじる意思示す

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(1/2ページ)【北サイバー攻撃】

北朝鮮の金正恩第1書記の暗殺をテーマにした米コメディー映画「ザ・インタビュー」の一場面=コロンビア・ピクチャーズ提供、AP
 【ニューヨーク=黒沢潤】米ソニー・ピクチャーズエンタテインメント(SPE)が、コメディー映画「ザ・インタビュー」の公開中止という判断を下したのを機に、この問題は米国内で大きな議論を巻き起こした。一転して公開にかじを切る原動力になったのは、「表現の自由」は民主主義の根幹をなす原則だ−という政治家やメディアの強い意思表示だった。

 「臆病で米国らしくない行為だ」。米トーク番組司会者のジミー・キンメル氏はSPEが映画の公開を中止した今月中旬、こう批判した。俳優のロブ・ロウさんも英政府が1938年、ナチスドイツに屈服してチェコスロバキア割譲を許した問題にふれ、「彼ら(北朝鮮)の勝利になる」と不快感を示した。

 SPEを攻撃したハッカー側は映画業界への警告メッセージで、「世界は恐怖に見舞われる」と米中枢同時テロにまで言及。同社社員やハリウッド関係者の個人情報を暴露したこともあり、こうした批判は当初は少数にとどまった。米紙ワシントン・ポストによると映画評論メディアの筆も鈍り、ネット上には「公開は悪趣味だ。特定の指導者を標的とすべきではない」といった批判も並んだ。

 方針転換を後押しした大きな要因の1つが、オバマ大統領の発言だった。大統領は「米国は、どこかの独裁者が検閲を行えるような場所であってはならない」と強調、映画を見に行くべきだと米国民に訴えた。 

 相前後して行われたCNNテレビの世論調査では、公開中止について「正しい」との回答は36%にとどまり、62%は「過剰反応だ」と回答した。

 米メディアは「表現の自由」が侵害された事例として、約25年前に「悪魔の詩」を執筆した作家サルマン・ラシュディ氏が、イランのホメイニ師から死刑を宣告され、逃亡生活を送ったことなどを挙げて論評。マケイン米上院議員はこうした過去の経緯を念頭に、「(今回の中止問題は)私の人生で初めて目にする『表現の自由』への大きな打撃だ」と懸念を表明。断固闘うべきだと強調した。

 SPEのマイケル・リントン最高経営責任者(CEO)は公開決定発表で、興奮気味にこう語った。

 「『表現の自由』を封殺する者たちに対して敢然と立ち上がり、映画を公開することを誇りに思う。サイバー犯罪を行う者たちが、私たちを黙らせることは不可能だ」。

2231チバQ:2014/12/27(土) 22:14:34
http://www.sankei.com/world/news/141227/wor1412270030-n1.html
2014.12.27 19:18

米とキューバとの国交正常化交渉、米大統領選にも影響 大票田のフロリダでキューバ系の争奪戦

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 ホワイトハウスで記者会見するオバマ米大統領=19日(AP=共同)
 【ワシントン=加納宏幸】米国とキューバとの国交正常化交渉が2016年の米大統領選の焦点に浮上してきた。全米のキューバ系米国人のうち約68%にあたる約121万人が住む南部フロリダ州は大統領選の行方を左右する大票田で、キューバ系票の動向は無視できない。野党・共和党の大統領候補に取り沙汰される有力政治家の間では、国交正常化の是非をめぐり路線対立も生じている。

 「マルコ・ルビオ上院議員は国境の内側に退却して堀を築きたがる孤立主義者のように行動している。そんな孤立主義は拒否する」

 草の根保守の「茶会」運動が推す同党のランド・ポール上院議員は、国交正常化に反対する共和党のルビオ氏をツイッターでこう攻撃した。両議員は、いずれも大統領選出馬に意欲があるとみられている。

 ポール氏は、米国によるキューバ孤立化政策が機能しなかったとし、キューバ国民が米国の製品や情報に触れることで共産主義のカストロ体制から自由主義社会に変わると考える。

 これに対し、キューバ移民を両親に持つ、フロリダ州選出のルビオ氏は、人権を侵害してきたカストロ体制に「融和政策」をとれば「ベネズエラ、イラン、北朝鮮の独裁者にオバマ大統領の単純さを利用できると思わせる」と反対する。

 大統領選への出馬を検討すると表明したジェブ・ブッシュ元フロリダ州知事もルビオ氏に同調する。

 フィデル・カストロ前国家評議会議長の統治を逃れて米国に亡命してきた世代は、伝統的にカストロ体制に強硬姿勢を取る共和党を支持する傾向が強かった。

 ただ、国交正常化に関しては、移民1世とルビオ氏のような2世以降では意識の差がある。

 米フロリダ国際大が今年夏にフロリダ州マイアミのキューバ系コミュニティーで実施した調査によると、国交正常化への支持が65歳以上では41%にとどまったのに対し、18〜29歳では88%、30〜44歳で78%、45〜64歳で68%だった。

 民主党の最有力候補と目されるヒラリー・クリントン前国務長官は正常化交渉開始を決めたオバマ氏への支持を表明。今年出版した回顧録では国務長官としてオバマ氏に対キューバ制裁の解除を進言したと明かした。ロイター通信によると民主党関係者は「キューバ政府への敵意が薄い若年層の有権者を引き付ける助けになる」とみる。

 フロリダ州はカリフォルニア州やテキサス州に次いで多くの大統領選挙人を抱える重要州で、1980年以降の大統領選でフロリダ州で負けて大統領になったのは92年のビル・クリントン氏のみ。2000年の大統領選では共和党のブッシュ氏と民主党のゴア氏が同州で票の再集計にもつれ込み、最終的にブッシュ氏が勝って大統領に就任した。

 州内で民主・共和両党の支持は拮(きっ)抗(こう)しているとされ、各候補とも州人口の6・5%を占めるキューバ系の取り込みに向け、これまで以上に力を入れるとみられる。

2232チバQ:2014/12/30(火) 12:47:37
http://www.afpbb.com/articles/-/3034954
米首都に増えるホームレス状態、低賃金・立ち退き・高家賃

2014年12月27日 11:00 発信地:ワシントンD.C./米国


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【12月27日 AFP】米首都ワシントンD.C.(Washington D.C.)で1年前、住まいを失い絶望感に襲われた日のことを、フィラナ・ホールさん(23)は今も鮮明に思い出す。

 ホールさんは昨年12月に起きた出来事を振り返りながら「その日の朝、途方に暮れた。夜になったらどこに行けばいいのか。私たちは夜中の12時まで外にいた。電話をかけて知り合いにお願いしてまわりながらね。でも誰も家族として受け入れてくれなかった」と話した。

 結局、ホールさんと3歳の息子ガブリエル君はホームレス支援シェルターに駆け込み、一方27歳の夫と7歳になるもう1人の息子リチャード君は親戚の家に転がり込んだ。

 黒人のホールさん一家が再び一緒に暮らし始めたのは、ようやく3月になってからだった。地元の支援組織「ワシントン・ホームレス連合(Washington State Coalition for the Homeless)」が運営する4部屋タイプのアパートへ入居した。しかし、それまでの毎日は不安定な低賃金の仕事続きで、夜は友人たち宅のソファで過ごし、失望を感じる日々だったという。

■浴槽がベッド代わり

 このような家庭は「隠されたホームレス状態」だというのは、ワシントン郊外バージニア(Virginia)州アーリントン(Arlington)に本拠を置く慈善団体「女性と家族のための扉(Doorways for Women and Families)」のヘザー・オマーリー(Heather O'Malley)氏だ。「単身世帯用のアパートの部屋に、2人、3人、4人家族が暮らすようになり、床やソファ、浴槽、車の中などで睡眠を取る。しかも毎日、どこへ行き着くのかは分からないままで」

 ワシントン首都圏政府調整協議会(Metropolitan Washington Council of Governments)の報告書によれば、今年6月のある1日の時点でホームレス状態に陥っていたのは約1900世帯で、その数は前年比で11%増えていた。またホールさんの2人の息子のように、2013年中に全米で一時でもホームレス状態を経験した子どもたちの数は250万人に上り、30人に1人の割合になる。

 支援組織「全米ホームレス連合(National Coalition for the Homeless、NCH)」はこの数字を「記録的」だと評し、米国は先進工業国の中で最も多くのホームレス人口を抱えていると警告している。

「ダウード」というファーストネームだけを明かしてくれた退役軍人の男性(52)は、8か月間の失業の後、調理師の仕事に就いた。3年前に立ち退きにあい、12歳の娘と2人で友人宅の居間を間借りして暮らしていたが、最終的にはワシントンD.C.からポトマック川(Potomac River)を挟んで対岸のアーリントンに住まいを見つけた。

 ひとり親のダウードさんはホームレスの頃を振り返って「人生で失敗したように感じるからとてもつらい。他人と一緒に暮らすことは、自分が社会の一員でないように感じる。親としても娘を失望させていると感じた」と語った。

2233名無しさん:2014/12/30(火) 12:47:54
■必要とされる迅速なサポート体制

 セイラム州立大学(Salem State University)の社会学者で、NCHの理事も務めるイボンヌ・ビッシング(Yvonne Vissing)氏は「ここ数年の景気低迷で、家計は何とかやっていくのも難しくなっている。常勤で週40時間働けても最低賃金で依然、貧困ラインを下回ることになる」と説明する。「ホームレス状態の人たちの大半は働いているが、生活費が追いつかない。価格的に手の届く住宅があるかどうかが重要な問題だ」

 オマーリー氏も「アーリントンでは3部屋タイプのアパートで月2000ドル(約23万円)の家賃を払うために、最低賃金7.25ドル(約860円)ならば、週70時間働く必要がある。交通費や生活費はまた別だ」と話す。「悪循環に陥ると、すぐに生活を維持するので精いっぱいとなり、抜け出すのはほぼ不可能になる。それに気づく前に立ち退きに直面し、行き先がなくて途方に暮れてしまう」

 最も大きな犠牲を強いられるのは子どもたちだ。NCHによると、安価な加工食品ばかり口にすることで栄養失調となったり、遊ぶ場所や学校の宿題をする場所もなかったりする。さらに、病気になったり発育が遅れたりするリスクは4倍も大きい。

 オマーリー氏は「こうした状況に置かれた大人たちは多くの場合、現実を隠し通せると思う。自分たちのストレスや恐怖、不安を隠すことができると考える。だが、子どもたちは賢い。周囲の状況をそのまま吸収し、親たちが隠そうとしていることを受け止めようとする」と話す。

 また「子どもたちもしばしばストレスを感じ、安全に落ち着ける場所がないのは自分が悪いからだと考える。そうした不安を内面化すると、さまざまな学習障害に至ってしまう」とオマーリー氏はいう。ホールさんの息子リチャード君はハンサムな少年だが、やせて人見知りがちで、そうした典型的な例といえる。ホールさんは「リチャードは自己表現の面で問題を抱えてきた。以前は、ただただ泣きわめく時があった。ちょっとしたことで泣いてしまう。学校でも、外出先でもね。原因が分かっていても、それを言いたがらなかった」

 若者には適応能力があり、そして実際に適応する。しかし、単にずっと住み続けられる住居だけではなくセラピーや、両親たち向けの家計のやりくりに関するアドバイス、安定した再雇用を確保するための支援など、サポートが迅速に提供される必要がある。

 ホールさんは勉強を再開し、先月にはコビーと名付けた男児を出産した。現在住んでいるアパートには2年間暮らすことができる。将来は一軒家を手に入れたいと願っている。「ここを出たら、前庭も裏庭も付いている家が欲しい。バーベキューが大好きだから」(c)AFP/Fabienne FAUR

2234旧ホントは社民支持@鹿児島市:2014/12/30(火) 12:54:20
共和党でブッシュ氏先行=「本戦」はクリントン氏に軍配−米世論調査
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&k=2014123000108
 【ワシントン時事】米CNNテレビと調査会社ORCの最新の世論調査によると、2016年の次期大統領選に向けた共和党の候補者指名争いで予想される顔触れの中で、ブッシュ前大統領の弟ジェブ・ブッシュ元フロリダ州知事が23%と最多の支持を集めたことが29日、分かった。
 共和党支持者の間でブッシュ氏に次いで人気が高かったのは、13%の支持を得たニュージャージー州のクリスティー知事。3位は、医療保険改革(オバマケア)など現政権の政策を鋭く批判して人気を集めている元神経外科医で黒人のベン・カーソン氏で、支持率は7%だった。今回の調査では、前回大統領選の共和党候補で、現時点では出馬を否定しているロムニー前マサチューセッツ州知事は立候補予定者に含まれていない。
 一方、民主党では、本命と目されているクリントン前国務長官が66%の支持を獲得し、2位のウォーレン上院議員(9%)に大差をつけた。また、クリントン氏とブッシュ氏が本戦で争うと仮定した場合、クリントン氏を支持するとの声は54%に達し、ブッシュ氏(41%)に10ポイント以上の差をつけた。(2014/12/30-09:11)

2235チバQ:2014/12/30(火) 13:05:20
http://www.sankei.com/world/news/141228/wor1412280028-n1.html
2014.12.28 22:09更新


NYで殺害された警官の葬儀 相次いだ黒人死亡にくすぶる不満 米メディアは「市民の信頼が前提」

【ニューヨーク=黒沢潤】ニューヨーク市で今月20日、黒人の男に射殺された警官の葬儀が27日、市内の教会で行われた。事件は、黒人住民の間でくすぶる“人種差別”への不満が凶行へと走らせた象徴的な事例といえ、参列したバイデン副大統領は米国民に“人種の垣根”を乗り越えて団結するよう訴えた。

 葬儀は数百台の白バイがひつぎを先導し、ヘリコプター約10機が上空で旋回するなど、物々しい雰囲気のなか行われた。

 バイデン副大統領は全米各地から集結した警官約2万5千人を前に、「この街は善人を失って深い悲しみに包まれている」と述べるとともに、「この信じ難いほど多様な街はどんな溝にも橋をかけると信じている」と述べ、市民と警察との和解を促した。

 黒人の男は犯行前、中西部ミズーリ州ファーガソンやニューヨークで今年夏、武器を持たない18歳と43歳の黒人住民を白人警官が相次ぎ死亡させたことをネット上で批判。反警察一色の風向きは徐々に変わりつつあるとはいえ、黒人住民の間では、警官らの行為に対する不満もくすぶる。

 米国では中西部クリーブランドでも11月下旬、エアガンを持っていた12歳の黒人少年が警官に射殺されたほか、南西部フェニックスでも12月上旬、麻薬を販売していたとされる34歳の黒人男性が、ポケットの中に手を入れた行為を「拳銃を取り出す動き」と警官が誤解して射殺される事件も発生。小規模ながら抗議デモが続いている。

 米紙ニューヨーク・タイムズは各地の警察の対応を「野蛮」と批判。米紙ワシントン・ポストも「米国人の多くは(警察)制度が壊れていると信じている。市民からの信頼は刑事制度の前提だ」と訴えている。

2236とはずがたり:2014/12/31(水) 18:23:36
<キューバ>反政府運動家を逮捕 4人か 意見表明集会計画
http://news.goo.ne.jp/article/mainichi/world/mainichi-20150101k0000m030013000c.html
毎日新聞2014年12月31日(水)17:51

 【サンパウロ朴鐘珠】キューバの警察当局は12月30日、少なくとも4人の国内の反体制派活動家の身柄を拘束した。4人は同日にハバナ市内で市民が自由に参加できる意見表明集会を計画していた。キューバは17日、米国との国交正常化交渉に乗り出すと表明したが、言論・表現の自由を認めない強権的な政治体制に変化が起きるには、まだ月日がかかりそうだ。

 ロイター通信などによると、拘束されたのは反体制派ウェブサイトの編集長レイナルド・エスコバル氏と、反体制派の指導者エリエセル・アビラ氏を含む少なくとも計4人。他にも何人かが自宅に軟禁され、外部との接触を禁じられた模様だ。

 エスコバル氏らは30日午後3時から、共産党本部や内務省など政治機関が集中するハバナ新市街の革命広場で集会を計画していた。政府が米国との国交正常化交渉開始を発表した後、どれだけ言論の自由に対して寛容になったのかを推しはかる目的があったという。政府側は集会の開催を認めないと事前に通達しており、活動家たちは強行する姿勢を崩さなかったため、拘束されたとみられる。

 米政府はキューバの言論統制を以前から問題視し、オバマ大統領も国交正常化交渉と並行してキューバの民主化を図りたい意向を示している。だが、キューバ側は内政干渉だと突っぱね、応じる気配を見せていない。

2237とはずがたり:2014/12/31(水) 18:24:40
正常化交渉、無視できぬキューバ系票 米大統領選の焦点に
http://news.goo.ne.jp/article/sankei/world/snk20141228059.html
産経新聞2014年12月28日(日)07:56

 ■共和党候補間で路線対立も     

 【ワシントン=加納宏幸】米国とキューバとの国交正常化交渉が2016年の米大統領選の焦点に浮上してきた。全米のキューバ系米国人のうち約68%にあたる約121万人が住む南部フロリダ州は大統領選の行方を左右する大票田で、キューバ系票の動向は無視できない。野党・共和党の大統領候補に取り沙汰される有力政治家の間では、国交正常化の是非をめぐり路線対立も生じている。

                   ◇

 ■フロリダの行方

 「マルコ・ルビオ上院議員は、国境の内側に退却して堀を築きたがる孤立主義者のように行動している。そんな孤立主義は拒否する」

 草の根保守の「茶会」運動が推す同党のランド・ポール上院議員は、国交正常化に反対する共和党のルビオ氏をツイッターでこう攻撃した。両議員は、いずれも大統領選出馬に意欲があるとみられている。

 ポール氏は、米国によるキューバ孤立化政策が機能しなかったとし、キューバ国民が米国の製品や情報に触れることで共産主義のカストロ体制から自由主義社会に変わると考える。

 これに対し、キューバ移民を両親に持つ、フロリダ州選出のルビオ氏は、人権を侵害してきたカストロ体制に「融和政策」をとれば「ベネズエラ、イラン、北朝鮮の独裁者にオバマ大統領の単純さを利用できると思わせる」と反対する。

 大統領選への出馬を検討すると表明したジェブ・ブッシュ元フロリダ州知事もルビオ氏に同調する。

 フィデル・カストロ前国家評議会議長の統治を逃れて米国に亡命してきた世代は、伝統的にカストロ体制に強硬姿勢を取る共和党を支持する傾向が強かった。

                   ◇

 ■民主党に有利?

 ただ、国交正常化に関しては、移民1世とルビオ氏のような2世以降では意識の差がある。

 米フロリダ国際大が今年夏にフロリダ州マイアミのキューバ系コミュニティーで実施した調査によると、国交正常化への支持が65歳以上では41%にとどまったのに対し、18〜29歳では88%、30〜44歳で78%、45〜64歳で68%だった。

 民主党の最有力候補と目されるヒラリー・クリントン前国務長官は正常化交渉開始を決めたオバマ氏への支持を表明。今年出版した回顧録では国務長官としてオバマ氏に対キューバ制裁の解除を進言したと明かした。ロイター通信によると民主党関係者は「キューバ政府への敵意が薄い若年層の有権者を引き付ける助けになる」とみる。

 フロリダ州はカリフォルニア州やテキサス州に次いで多くの大統領選挙人を抱える重要州で、1980年以降の大統領選でフロリダ州で負けて大統領になったのは92年のビル・クリントン氏のみ。2000年の大統領選では共和党のブッシュ氏と民主党のゴア氏が同州で票の再集計にもつれ込み、最終的にブッシュ氏が勝って大統領に就任した。

 州内で民主・共和両党の支持は拮抗(きっこう)しているとされ、各候補とも州人口の6・5%を占めるキューバ系の取り込みに向け、これまで以上に力を入れるとみられる。

2238チバQ:2015/01/04(日) 05:33:24
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_date3&k=2015010200077
米大統領選、指名争い本格化=ブッシュ、クリントン両氏軸に
ジェブ・ブッシュ元フロリダ州知事=2014年12月、ワシントン(AFP=時事)
 【ワシントン時事】2016年米大統領選の民主、共和両党の指名候補を決める予備選・党員集会のスタートまで1年。政権奪還を狙う共和党から知名度の高いジェブ・ブッシュ元フロリダ州知事(61)が出馬を前向きに検討すると表明したのをきっかけに、選挙ムードが一気に高まってきた。出馬が取り沙汰される民主党のクリントン前国務長官(67)も最終決断のタイミングを見計らっており、大統領選をにらんだ動きが活発化しそうだ。
 「浅はかな決定で恩恵を受けるのは極悪のカストロ兄弟だ」。オバマ大統領がキューバとの国交正常化方針を明らかにした昨年12月17日、ブッシュ氏は大統領を批判。クリントン氏は、これに反論するかのように「大統領の決断を支持する」とのコメントを出した。「ポスト・オバマ」を懸けたつばぜり合いは早くも始まっている。
 民主党の候補指名争いでトップを独走するのがクリントン氏だ。08年の大統領選時はオバマ氏に敗れたが、ワシントン・ポスト紙が昨年12月21日に発表した世論調査では、民主党支持層の63%が「予備選が今行われればクリントン氏に投票する」と回答した。
 クリントン氏は、最終的な決断は「新年になってから」としているものの、「初の女性大統領」への期待感は強く、勝手連的な運動は既に全米に広がっている。年初とみられた決断表明の時期が春ごろにずれ込むとの観測も出る中、クリントン氏の一挙手一投足に注目が集まりそうだ。
 民主党でクリントン氏の対抗馬になり得るとみられ始めたのが、ウォール街批判の急先鋒(せんぽう)、エリザベス・ウォーレン上院議員(65)だ。本人は出馬を否定しているが、クリントン氏を保守的とみるリベラル派やオバマ大統領の元選挙スタッフらが積極的に擁立に動いている。
 米軍普天間飛行場の移設先見直しを主張したことで知られるジム・ウェッブ前上院議員(68)も「準備委員会」を設立して選挙準備を開始。バイデン副大統領(72)も出馬に意欲的だ。ただ、今のところ、いずれもクリントン氏を抑える勢いはない。
 民主党とは対照的に、共和党は「本命不在」で、出馬が取り沙汰される「候補」は20人以上に上る。共和党穏健派に支持されているブッシュ氏が先手を打って「出馬の可能性を積極的に探る」と表明したのも、混戦から一歩抜け出すためだ。
 ブッシュ氏と並んで穏健派から期待を集めるのがニュージャージー州のクリス・クリスティー知事(52)。保守強硬派「茶会(ティーパーティー)」系からは、ランド・ポール(51)、テッド・クルーズ(44)、マルコ・ルビオ(43)各上院議員らが出馬を検討している。(2015/01/02-14:58)

2239チバQ:2015/01/05(月) 21:51:30
http://mainichi.jp/select/news/20150106k0000m030091000c.html
米議会:6日招集 対立必至…共和党VSオバマ氏と民主党
毎日新聞 2015年01月05日 20時38分

 ◇昨年の中間選挙で上下両院とも過半数握った共和党
 【ワシントン西田進一郎】昨年11月の中間選挙で上下両院とも野党・共和党が過半数を握った米議会が6日招集される。残り任期2年での実績作りを急ぐオバマ大統領は選挙後、移民制度改革やキューバとの国交正常化交渉開始に着手。一方、議会で主導権を握る共和党はこれらを押し返し、2016年大統領選を見据えてオバマ氏と与党・民主党を攻める構えで、序盤から対立必至の情勢だ。

 「有権者の懸念が雇用と経済だということは明確だ。私たちに行動を望んでいる」。共和党上院トップのマコネル院内総務は4日、CNNテレビで意気込みを語った。優先課題として、雇用創出に向けてカナダと米メキシコ湾岸をつなぐ原油パイプラインの建設承認法案、環境規制や医療保険制度改革(オバマケア)の修正を挙げた。

 パイプラインについてオバマ氏は、環境への影響などから慎重な姿勢を繰り返し示してきた。しかし、上下両院で可決は確実視されており、今月中に第1弾としてオバマ氏に署名を迫る考えだ。

 さらに激しく対立しそうなのが移民制度改革だ。担当する国土安全保障省の予算は2月で切れるため、共和党は予算承認権をたてに改革の撤回を求める。

 また、昨年12月にオバマ氏が表明したキューバとの国交正常化交渉にも同党は「危険で絶望的な試み」(ルビオ上院議員)などと強く反発している。上院での大使人事の承認や、米大使館をハバナに開設するための予算措置などを通じ、圧力をかける構えだ。

 迎え撃つオバマ氏は、昨年12月の記者会見で「同意できない分野ではいくつもの厳しい戦いになるだろう」と表明。オバマケアなどでは拒否権を行使する考えを打ち出し、移民制度改革については「法案を通せ」と改めて議会に求めた。

 一方、米国の輸出増や税制簡素化、インフラ整備などでは共和党と協力する姿勢を改めて示した。日米などが交渉している環太平洋パートナーシップ協定(TPP)の早期妥結に向け、大統領の通商権限を強化する「大統領貿易促進権限」(TPA)法案についても、自由貿易を重視する共和党主導の議会で可決の可能性が高まるとの見方が強い。

 だが、16年大統領選を見据えた両党の駆け引きで、15年後半から重要法案が通りにくくなる。早期に可決できる環境が整うかが焦点だ。

 第114議会(15年1月〜17年1月)と呼ばれる新議会は、互いに妥協し合意点を探る政治に脱皮できるかどうか、双方が問われる展開となりそうだ。


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