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鉄鋼・非鉄金属スレッド

1荷主研究者:2003/12/07(日) 00:12
「鉄は国家なり」とは古い言葉だが、新日鐵やJFEをはじめ日本企業が世界の大手を占めている。特殊鋼や非鉄金属もユニークな企業が多い。そんな鉄鋼・非鉄金属・金属製品産業の総合スレッド。

社団法人日本鉄鋼連盟
http://www.jisf.or.jp/

社団法人日本アルミニウム協会
http://www.aluminum.or.jp/

社団法人日本電線工業会
http://www.jcma.jp/

210荷主研究者:2005/12/29(木) 03:53:07

http://www.hokkaido-np.co.jp/Php/backnumber.php3?&d=20050831&j=0024&k=200508313682
2005/08/31 08:09 北海道新聞
日鋼室蘭 風力発電の羽根製造 子会社を設立、12月生産

 【室蘭】日本製鋼所室蘭製作所は三十日、風力発電用の羽根を製造する子会社「J−Win(ジェイ・ウィン)」を設立したことを明らかにした。日鋼は風力発電を新エネルギー事業の新たな柱に据え、風力発電機の支柱生産も三年前から本格化させている。長さ三十四メートル級の大型の羽根を製造する方針で、このクラスの羽根製造は国内で三菱重工業に次ぎ、二社目という。

 J−Winは日鋼100%出資の子会社。すでに室蘭製作所内の機械工場のラインの一部を羽根製造用に改良中だ。オランダの羽根製造関連会社の技術協力で、九月から試験製造を開始。十二月から営業生産に入る予定だ。

 同製作所によると、羽根の製造能力は年間で最大二百本。全国の風力発電施設の総出力は二○○四年三月末現在、六十七万七千キロワットだが、一○年度には三百万キロワットとする政府目標があり、今後も需要拡大が見込めると判断した。

 羽根の製造は現在、欧州など海外からの輸入が大半で、国内での製造により「輸送費の削減や、きめ細かなメンテナンスなどのメリットも提供できる」(同製作所)としている。

 同製作所は中国向け発電用部材などの受注が好調で、二○○四年度の売上高が十三年ぶりに五百億円を超えた。風力発電事業への本格進出で、さらに事業拡大を目指す。

212荷主研究者:2005/12/30(金) 12:16:32

【東京製鉄:愛知に最大新工場】
http://www.business-i.jp/news/ind-page/news/200509140023a.nwc
東京製鉄、219億円で用地買収 愛知に最大新工場
2005/9/14

 電炉メーカー最大手の東京製鉄は十三日、愛知県から同県田原市にある工業用地約百四万四千六百平方メートルを取得する契約を結んだと発表した。買収額は二百十九億六千二百万円で、同社で最大規模となる五番目の工場を建設する計画だ。

 二〇〇七年三月末に土地の引き渡しを受け、同年四月に着工。〇九年春ごろの完成を目指す。

 新工場の年産能力は、現在最大の岡山工場(岡山県倉敷市)の約二百万トンを上回る見通し。同社全体では、少なくとも現在の一・五倍程度の六百万トン以上に拡大する。

213荷主研究者:2005/12/30(金) 12:22:17

【三井鉱山:休止炉再開に130億円】
http://www.business-i.jp/news/ind-page/news/200509170021a.nwc
三井鉱山 休止炉再開に130億円
2005/9/17

 産業再生機構の支援により経営再建中の三井鉱山は十六日、二〇〇七年三月期を最終年度とした事業再生計画に代わる中期経営四カ年計画(最終年度は〇九年三月期)を策定した。

 主力事業の石炭やコークスの市況が好調に推移していることから、休止中の年産五十万トンのコークス炉を〇六年度に再稼働し、生産能力を二百十万トンとする。投資額は約百三十億円。増産する五十万トン分はスポンサー企業の一社である新日本製鉄に長期供給し、新日鉄向けは合わせて年間六十万トンとなる。

 リストラ推進や素材市況の好調で業績は再生計画を上回るスピードで改善しているが、休止コークス炉の再稼働をはじめとした積極投資により、〇九年三月期連結業績で売上高は二千五十五億円(〇五年三月期比5・6%増)、経常利益が百七億円(同18・9%減)、最終利益は九十九億円(同12・4%減)としている。

 財務面ではグループ全体で借入金を百億円削減し、営業キャッシュフローに対する割合を今期の七・四倍から四倍に引き下げ、復配を目指す。

 単体ベースは、これまでの再生計画では、〇七年三月期の売上高を一千二百九十八億円、経常利益は十三億円、最終利益は十一億円としていた。これに対し、中期計画は同期に売上高で三百一億円増の一千五百九十九億円、経常利益で十七億円増の三十億円、最終利益で五十三億円増の六十四億円と見込んでいる。その一方で、借入金は再生計画の五百七十億円から七百三十五億円に膨らむと予想する。

214荷主研究者:2005/12/30(金) 12:23:41

【三井鉱山中期計画:石炭・コークス強化 北九州で重点的に】
http://www.nishinippon.co.jp/media/news/news-today/20050917/morning_news034.html
05/09/17 西日本新聞
三井鉱山中期計画 石炭・コークス強化 北九州で重点的に

 新日本製鉄など三社の支援を受け経営再建中の三井鉱山は十六日、中核事業である石炭・コークス分野の強化を柱とする中期経営計画(二〇〇五―〇八年度)を発表した。休止コークス炉の再稼働などのため北九州市の事業所に重点投資。計画期間中の総投資額は三百二十六億円を予定し、うち約八割の約二百五十四億円を同市の事業所に投じる。

 休止コークス炉は百三十億円を投資し、〇六年度に再稼働する計画。生産能力は年間五十万トンで、同社のコークス生産能力は年間二百十万トンに拡大。増産分は全量を十年間の長期契約で新日鉄に供給する。

 コークス生産で発生する蒸気を使う発電設備(出力九万キロワット)などの関連設備を同市に新設。石炭分野は、主に自家発電装置を持つ事業者向けの営業を強化することで、年間販売量を八百五十万トン(現在は六百四十万トン)に拡大する。

 財務面では、計画期間中にグループ全体の借入金を百億円削減し、経営体質を強化。石炭採掘のグループ会社、三井石炭鉱業は保有資産の売却などを行ったうえで〇六年度中に清算する方針。清算に伴う費用など百六億円を〇五年九月中間決算で特別損失に計上する。

 経営計画達成により、〇九年三月期決算は、売上高二千五十五億円(〇六年三月期予想比百三十七億円増)、経常利益百七億円(同一億円増)、当期利益九十九億円(同九十億円増)を予想。〇八年度をめどに復配と優先株償還を果たすことで事業再生を目指す。

 この日の会見で山保太郎社長は「石炭・コークス市況の好況もあり、業績は事業再生計画を上回るペースで回復している」と説明した。

215荷主研究者:2005/12/30(金) 18:42:26

【JFE環境:仙台にリサイクル新工場】
http://jyoho.kahoku.co.jp/member/news/2005/09/20050928t12014.htm
2005年09月27日火曜日 河北新報
JFE環境 仙台にリサイクル新工場 来春稼働

 リサイクル事業のJFE環境(横浜市)は、仙台市宮城野区港1丁目にある仙台工場の隣接地に新工場を設ける。仙台工場は現在、容器包装プラスチックをリサイクル商品の原料に処理しているが、新工場では製品化まで手掛ける。2006年4月に稼働させる予定。総事業費は約20億円で、約100人の従業員の大半を地元採用する。

 新工場は鉄骨一部2階で面積は約2400平方メートル。関連会社のJFE条鋼仙台製造所の敷地内に建設している。
 新工場では容器包装プラスチック、廃木材、廃蛍光灯をリサイクルする。プラスチックと廃木材はそれぞれ年間1万8000トンを排出元から受け入れ、粉砕、洗浄などの処理をしてプラスチック製パレット、燃料チップなどに製品化。廃蛍光灯は年間約1200トンを処理し、ガラス粒などにする。

 JFE環境は、JFEスチール(東京)のグループ会社。仙台工場は2000年から仙台市の委託を受け、容器包装プラスチックを再資源化している。事業が軌道に乗ってきたため、仙台工場を東北の拠点と位置付け、製品化までの設備を整えることにした。
 仙台工場は現在、年間1万4000トンの容器包装プラスチックを受け入れている。年売上高は数億円で、新工場の稼働により、15億円にまで伸ばす考えだ。

216荷主研究者:2005/12/30(金) 18:57:51

【住金小倉社長に聞く】
http://www.nishinippon.co.jp/media/news/news-today/20050930/morning_news024.html
05/09/30 西日本新聞
特殊鋼はフル生産続く 住金小倉社長・吉田喜太郎氏に聞く

 鉄鋼生産が減少している。日本鉄鋼連盟(東京)によると、八月の粗鋼生産量は九百二十三万トンで、前年同月比1・7%減となり、二カ月連続のマイナス。これまで景気回復をけん引してきた鉄鋼業の足元の動きはどうか。棒鋼や線材などの特殊鋼を生産する住友金属小倉(北九州市)の吉田喜太郎社長に聞いた。

 今、建設資材などの汎用品を中心に、中国の鉄鋼生産が急拡大している。八月の粗鋼生産は約三千万トンで、日本の約三倍に達するという。中国の増産は、アジアの鉄鋼市場に大きな影響を与えている。日本の鉄鋼各社は、輸出向け汎用品の減産を強化しており、本年度の国内生産量は全体として前年を下回るのではないか。

 ただ、鉄鋼と一口に言ってもさまざまな分野がある。特殊鋼は、自動車や建設機械、工作機械向けの部品などに使われている。自動車部品は、安全確保のため強度や耐久性が必要で、高品質の材料が求められる。

 国内の自動車生産は依然として好調だ。当社の製品の七割以上は自動車向け。このため二〇〇二年秋以降、フル生産が続いている。北部九州で自動車関連産業の集積が進んでいるのも、当社にとって好都合だ。

 今後の見通しについては自動車次第だが、現在の傾向がしばらく続くだろう。原油価格高騰の影響で、米国では燃費がいい日本車の人気が高まっている。自動車を中心に、景気回復は着実に進むのではないか。

217荷主研究者:2005/12/30(金) 19:55:44

【小坂製錬:新型炉建設】
http://jyoho.kahoku.co.jp/member/backnum/news/2005/10/20051014t42024.htm
2005年10月14日金曜日 河北新報
秋田・小坂製錬 19金属回収可能に 専用炉新設

 同和鉱業(東京)は13日、子会社の小坂製錬(秋田県小坂町)に電子基板の廃材などから金や銅などの金属を回収できるリサイクル原料対応型の新型炉を建設すると発表した。リサイクル専用炉の建設は国内初の試みという。

 新型炉にはICチップの不良品、金メッキなどの加工廃材、携帯電話やパソコンの使用済み基板などのリサイクル原料を投入し、高温で処理。そこから金、銀、銅、鉛など19種類の元素を回収し、電気銅などを生産する。

 小坂製錬は現在、硫黄などを含む鉱石を燃やす自溶炉方式で、鉱石とリサイクル原料を燃やし金属を回収している。新型炉は、炉内の温度調節が可能で、木材チップなどのバイオマス、石炭、家庭ごみなどを燃料にリサイクル原料を燃やして金属を回収できる。

 新型炉は直径5メートル、高さ10メートルで、同社敷地内に建設。リサイクル作業で効率的に生産性を上げるほか、複雑鉱と呼ばれる難処理鉱石からの金属回収も可能で、廃棄物発生量の削減にもつながるという。

 新型炉建設の費用は約100億円で、全額を同和鉱業が投資する。本年度内に着工の予定で、07年3月完成、同年中の稼働を目指す。

 同和鉱業によると、小坂製錬は難処理鉱石から17種類の元素を回収できる製錬所で、自動車シュレッダーダストなどの廃棄物を処理・再生する事業を行っていることなどから、新型炉の建設地に選んだという。

 秋田県庁で記者会見した小坂製錬の渡辺哲雄社長は「新型炉が完成すれば、創業121年の当社にとって歴史的な転換期になる。生産性も向上し、地元を中心に雇用などで貢献できる」と語った。

218荷主研究者:2005/12/30(金) 20:02:11

【清水鋼鉄:苫小牧製鋼所の最終ライン自動生産化】
http://www.hokkaido-np.co.jp/Php/backnumber.php3?&d=20051018&j=0024&k=200510176555
2005/10/18 09:05 北海道新聞
清水鋼鉄が10億円投資 最終ライン自動生産化

 【苫小牧】鉄筋コンクリート用棒鋼生産の清水鋼鉄(千葉県浦安市、清水範子社長)は十七日、苫小牧製鋼所の「乱尺ライン」と呼ばれる、人力による最終盤の工程を廃止、自動化する設備投資を行う方針を明らかにした。総額十億円を投資、来年二月末の完成予定で、年間計六千万円の支出減を見込む。同工程の廃止は、道内同業種の大手工場で初めて。

 「乱尺ライン」は、製品を取り終えて余った棒鋼を人力で別の製品に仕上げる工程で、これまで六人程度の人員配置が必要だった。今回の設備更新で、ビレット(鋼塊)を棒鋼に仕上げる圧延から、ラベルを張って出荷するまでの過程を、コンピューターで一括管理するシステムを構築。

 これにより、受注状況や切断前の棒鋼の長さから、最適な切断方法をシステムが自動的に判断し、無駄の少ない生産が可能になり、人の配置は最少で済むという。同製鋼所の清水孝所長は「海外メーカーと戦うため、コスト削減と顧客サービスの向上につながる投資を決断した」と話す。

 同製鋼所は廃鉄をリサイクルして、棒鋼と海外向けのビレットを生産。中国での需要増に伴う世界的な鉄の高騰もあり、二○○四年度の生産額は百二十億円と、百億円の大台を突破している。

219荷主研究者:2005/12/30(金) 20:32:27

【住金小倉:エンジン用部品で新素材】
http://www.business-i.jp/news/ind-page/news/200509270019a.nwc
住金小倉、エンジン用部品で新素材 コスト低減し強度向上
2005/9/27

 住友金属工業の子会社で、特殊鋼メーカーの住友金属小倉(北九州市小倉北区)は二十六日、製造コストを低減させるとともに強度を向上させた自動車エンジン用部品のコンロッドをホンダと共同開発したと発表した。

 住友金属小倉は部品加工用鋼材としてホンダに供給し、ホンダ側が部品に加工する。ホンダは、昨年発売した高級乗用車「レジェンド」に新開発のコンロッドを搭載しており、先週発売した主力乗用車「新型シビック」にも搭載した。

 コンロッドは、エンジン内部のピストンとクランクシャフトを連結する部品で、ロッドとキャップからなる。これまで熱間鍛造と呼ばれるプレス成型でロッドとキャップを別々に製造していた。

 今回、鋼材に、特殊元素を均一に含有させることで従来に比べて強度を30%高めるとともに、13%の軽量化を実現。鋼材の強度と加工性の向上により、コンロッド全体を製造した後でロッドとキャップに破断分解する製造方法を可能にした。

 これまでロッド全体を製造した後に破断する方法はあったが、強度や加工性に課題を抱かえ、普及が遅れていた。

 コンロッドの全体製造により、熱間鍛造や機械加工などの製造面で大幅なコストダウンが図れるとしている。

220荷主研究者:2005/12/30(金) 20:36:59

【JFEマテリアル:合金鉄の精錬販売合弁】
http://www.business-i.jp/news/ind-page/news/200510080013a.nwc
希少金属回収し合金鉄 JFEマテが精錬販売合弁
2005/10/8

 JFEスチールの子会社で、合金鉄メーカーのJFEマテリアル(富山県新湊市)は、希少金属のニッケルやモリブデン、バナジウムを含有する製油所の使用済み脱硫触媒や火力発電所のボイラー灰を回収し、鉄くずとともに合金鉄を製造する事業を開始する。

 来年一月の稼働予定で、バナジウム合金鉄とモリブデン・ニッケル合金鉄をそれぞれ年間二千トン製造し、JFEスチールなどに販売する。

 使用済み脱硫触媒やボイラー灰の調達と製造した合金鉄を販売するため、三菱商事、鹿島北共同発電とともに合弁会社「メタルテクノロジー」(富山県新湊市)を設立。資本金は一億五千万円で、JFEマテリアルが52・5%、三菱商事が27・5%、鹿島北共同発電が20%を出資した。

 また、合金鉄製造のために必要な触媒やボイラー灰を燃やして水分や油分を取り除く工程は、産業廃棄物処置に相当するため、JFEグループのJFE環境が担当する。

 JFEマテリアルは、合弁会社の委託により、JFE環境から触媒などを受け取り、鉄くずとともに溶解・精錬して二種類の合金鉄を製造して合弁会社に提供する。合弁会社の売上高は五十億円を見込んでいる。

221荷主研究者:2005/12/30(金) 20:39:52
>>217

【同和鉱業:新型廃棄物再生炉建設へ】
http://www.business-i.jp/news/ind-page/news/200510150027a.nwc
同和鉱業 新型廃棄物再生炉建設へ 金属回収に高い能力
2005/10/15

 同和鉱業は、子会社の小坂製錬(秋田県小坂町)に新型炉を建設する。回収した廃棄物を新型炉で焼却し、金や銀などの金属元素として回収するのが狙い。投資額は約百億円で、二〇〇七年三月末の完成を目指す。

 小坂製錬は、銅の生産能力年間七万トンの中規模製錬所で、近年は自動車シュレッダーダストや使用済み電子基板などの廃棄物処理・再生事業も本格化している。

 回収した廃棄物は、銅などの各種金属を含有する硫化鉱などの主原料とともに、一定量を混入して燃焼させ、処理・再生していた。

 しかし、既存炉での廃棄物処理は能力が限られることから、廃棄物だけを処理・再生できる新型炉の建設を決めた。

 新型炉は投入原料の大きさや水分の含有量などを問わず、ほぼそのままの状態で投入できるのが特徴。

 同社では、スクラップや電子基板、貴金属を含む残りかす、処理が困難な鉱石などを処理し、金、銀、銅、鉛のほか、ビスマス、テルルなどの希少金属など合わせて十九種類を回収する計画だ。

 既存炉で使用する硫化鉱は、中国やインドなどの新興国でも需要が拡大しており、今後、需給動向によっては入手困難な事態も想定される。硫化鉱を使用しない新型炉の導入により調達資源の多様化を進める狙いもある。

224荷主研究者:2005/12/30(金) 23:12:47

【JFE西日本製鉄所に設備投資増額】
http://www.chugoku-np.co.jp/News/Tn200512080111.html
'05/12/8 中国新聞
JFE「西日本」に設備投資増額

 JFEスチール(東京)は、二〇〇六―〇八年度の西日本製鉄所(福山・倉敷市)への設備投資額(工事ベース)を計二千百億―三千二百億円と〇三―〇五年度見込みと比べ一・三―二倍に引き上げることが七日までに分かった。アジアの需要に対応し、生産能力増強のため高炉の大幅改修などを予定。一九九〇年代以降では、統合前のNKK福山、川崎製鉄倉敷の両製鉄所を合わせた額も上回り最高水準となる。

 年明けに策定する次期中期経営計画(〇六―〇八年度)に盛り込む。全体の投資額は三千億―四千億円を想定。うち西日本製鉄所が七―八割を占め、生産拠点としての役割をさらに高める。

 現行の中期経営計画(〇三―〇五年度)の全体の投資額は三千億円で、西日本製鉄所は約半分の千五百八十五億円の見込みとなっている。

 現在、中国などアジアで海外生産が好調な自動車や造船向けの鋼材が不足している。西日本製鉄所に投資を集中させ、生産体制を強化する。

 ただ、西日本製鉄所には高度成長時代に建設した設備が多い。大幅改修が必要で、高炉の容積拡大などで生産能力をアップ。溶融亜鉛めっきなど高い表面処理能力が求められる高級薄鋼板を生産する拠点として重点投資する狙いもある。

 〇三年四月に福山、倉敷の両製鉄所が西日本製鉄所へ統合。九〇年代以降は両製鉄所合わせて三年で千五百億―千七百億円の水準だったという。

 馬田一社長は「中国などアジア各国の旺盛な需要は今後数年続くだろう」とした上で「西日本製鉄所への重点投資で生産性や機能性を高め、国際競争を勝ち抜きたい」と話している。(村上昭徳)

225荷主研究者:2005/12/30(金) 23:35:46

【アイリスオーヤマ:使い捨てカイロ事業参入】
http://jyoho.kahoku.co.jp/member/news/2005/12/20051222t12011.htm
2005年12月21日水曜日 河北新報
アイリスオーヤマ 使い捨てカイロ事業参入へ

 アイリスオーヤマは21日、使い捨てカイロの製造事業に乗り出すと発表した。健康食品製造などを手掛けるニッテツ・ファイン・プロダクツ(岩手県釜石市)から2006年3月末に営業権を譲り受ける。ドラッグストア向けの品ぞろえ強化と海外マーケットへの展開が見込めることなどから、参入を決めた。

 新事業のためアイリス・ファインプロダクツ(仙台市)を16日に設立した。現在のニッテツ釜石工場を拠点に06年4月から生産する。釜石の生産能力は月1500万個。アイリスグループの中国・大連工場でも来秋から製造する方針だ。
 アイリスはニッテツの従業員15人を引き継ぐほか、一部業務を同社に委託する。営業譲渡に伴う人員整理はない。

 ニッテツ・ファイン・プロダクツは新日本製鉄の子会社。カイロ事業の売り上げは年10億円程度で、業界5位のシェアを持つ。事業は利益を確保していたが、営業力強化が課題となっていた。
 アイリスオーヤマは06年度の売り上げ目標を15億円と設定。大山健太郎社長は「海外市場も開拓する。08年度には60億円に伸ばし、世界シェア1位を目指す」と話している。

226とはずがたり:2005/12/31(土) 20:18:46
>>225
アイリスオーヤマのニュースリリースより。
東北にも地場の本格的な産業資本を!!頑張って欲しい。

■使い捨てカイロ事業に進出について
http://www.irisohyama.co.jp/company/news/2005/1222.html

 アイリスオーヤマは、新日鐵グループのニッテツ・ファイン・プロダクツと、同社のカイロ事業の営業権を譲り受けることで12月15日に合意しました。
 営業権を譲り受けるのは、アイリスグループの「アイリス・ファインプロダクツ株式会社」(本社:仙台市青葉区)で、譲渡日は2006年3月31日です。
 アイリス・ファインプロダクツの社長には大山富生(アイリスオーヤマ専務取締役)が就いており、ニッテツ・ファイン・プロダクツのカイロ事業の全従業員を引き継ぐ予定です。

 この営業権の取得によって、アイリスオーヤマはニッテツ・ファイン・プロダクツの釜石工場を生産拠点とした使い捨てカイロの事業に進出します。
 使い捨てカイロは、当社のお取引チャネルであるホームセンター、GMS、ドラッグストアで大きな販売ボリュームを持つ生活消耗雑貨である一方、話題のある新商品の投入が少なく低価格競争が続いています。
 生活用品のメーカーベンダーとして生活者の声を反映させた新商品開発を続けている当社と致しましては、カイロの分野でも生活提案型の新商品を積極的に投入することで市場の拡大を図っていきたいと考えております。
 初年度のアイリスオーヤマのカイロ事業売上計画は15億円。2008年度には売上60億円、業界No.1のメーカーを目指します。


■アイリス・ファインプロダクツ株式会社概要
設立2005年12月16日
本社所在地仙台市青葉区北目町1−13
社長大山富生(アイリスオーヤマ株式会社専務)
資本金1千万円

(更新日:2005/12/22)

232とはずがたり:2006/01/23(月) 20:04:08
国際ダイヤモンド輸出機構(パタリロ)が暗躍!?w

ダイヤ原石:コートジボワール産を輸入禁止措置 経産省
http://www.mainichi-msn.co.jp/keizai/wadai/news/20060124k0000m020034000c.html

 経済産業省は23日、外為法に基づく告示を改正し、コートジボワールを原産地とするダイヤモンド原石を輸入禁止の対象にすると発表した。国連安全保障理事会が昨年12月15日、同国産ダイヤ原石の輸入禁止を決議したことを受けた措置。

 コートジボワールは、北部の反政府組織が02年にバグボ大統領の退陣を求めて蜂起して以来分断状態にあり、ダイヤモンド原石の不正取引が反政府組織の資金源になっているとみられている。[坂井隆之]

毎日新聞 2006年1月23日 18時06分

233とはずがたり:2006/01/24(火) 23:06:59
WSJ-ティッセンクルップ、ドファスコ買収を断念
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060124-00000020-dwj-biz

ニューヨーク(ウォール・ストリート・ジャーナル)ドイツの鉄鋼大手ティッセンクルップ(TKA.XE)は23日遅く、カナダの同業ドファスコ(DFS.T)への買収提示額引き上げを断念し買収合戦から撤退すると発表した。これで、ティッセンクルップを上回る買収金額を提示しているルクセンブルクのアルセロール(5786.FR)によるドファスコ買収が濃厚になってきた。

ティッセンクルップは「(提示額を引き上げれば)経済的価値を生み出す水準を超えてしまうため、ドファスコへの買収提示額引き上げはしないと決断した」との声明を発表した。先週のアルセロールの提案内容に対抗する条件をティッセンクルップが提示できる期限は、米東部時間の23日深夜12時だった。

アルセロールは先週、ドファスコへの買収提示額を、1株当たり63カナダドルから同71カナダドル(総額48億8000万ドル)に引き上げた。ティッセンクルップはその前に、提示額を同68カナダドルに引き上げていた。アルセロールとティッセンクルップによるドファスコ買収合戦は、昨年11月後半から続いていた。鉄鋼業界での世界的な再編が進むなか、両社とも、ドファスコ買収を足掛かりに北米での地位を確立しようとの狙いがあった。

ドファスコは、欧州鉄鋼メーカーにとって魅力的な北米自動車市場への主要鉄鋼供給会社。労使関係は良好で、過去1年間に大掛かりな鉱山買収を実現した。

ドファスコ株主は、2月8日までにアルセロールの買収提案を受け入れるかどうかについて結論を出すことになっている。この期限までに他者がアルセロールに対抗する買収提案をする可能性もあるが、一部の業界アナリストは、その可能性は低いとみている。在シカゴのアナリスト、ミシェル・アップルバウム氏は「アルセロールは積極果敢な姿勢を示している。他者が参入しても、アルセロールの意志の強さを実感するだろう」と語った。

(ダウ・ジョーンズ) - 1月24日12時54分更新

235とはずがたり:2006/01/28(土) 16:19:32
ポスコ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%9D%E3%82%B9%E3%82%B3

2005年6月、インドオリッサ州に第三の一貫製鉄所を建設すると発表。鉄鉱石鉱山の開発も併せて手がけるもので、韓国企業としての海外投資としては最多の120億ドルを投資する予定。2010年以降に操業開始し、完成すると新日本製鐵とJFEスチールを粗鋼生産高で上回る。>>206

中国鋼鉄→東亜聯合鋼鉄(和歌山事業合弁)←住友金属
 └──→共同での中国への投資を検討←──┘  ……これどうなったんやろ。。

中国鋼鉄と住友金属、共同で中国投資へ
http://www.iris.dti.ne.jp/~taitsu/9314.htm#aaa

 中国鋼鉄と住友金属は最近、頻繁にコンタクトを取り、中国への共同投資についての話し合いを進めているもよう。

 両社はすでにターゲットとする製品項目を自動車用鋼板またはコンピュータのケースに決定している。また、中国の華東または華北地区で工場設置用地を探している段階で、年内に中国への共同投資案が決定する可能性が高い。
 中国鋼鉄と住友金属は昨年、合計300億日本円の投資を行い、合弁会社「東アジア連合鋼鉄(東亜聯合鋼鉄)」(本社は東京)を設立した。これにより中国鋼鉄は毎年180万トンのスラブの供給を受けることが可能となっている。
 両社は東アジア連合鋼鉄の設立に成功したのに続き、最近は積極的に中国への共同投資の話し合いを進めている。この共同投資計画が実現すれば、日台鉄鋼業者の提携による中国での工場設立としては初めてのケースとなる。
 中国鋼鉄は、同社が海外の大手企業と提携についての話し合いを進めていることをすでに外部に対して発表しているものの、詳細については秘密保持協定によりコメントを控えている。

239荷主研究者:2006/02/06(月) 02:02:30

http://www.nishinippon.co.jp/media/news/news-today/20051214/morning_news030.html
2005/12/14 西日本新聞
振動3万回緩まぬボルト 佐賀大と2企業世界初 建造物の安全向上期待

 佐賀大学、佐賀鉄工所(佐賀市)、船舶エンジン修理会社の大喜工業(北九州市)の研究チームは十三日、緩みにくい安全ねじのボルトを世界で初めて製造したと発表した。ボルトの表面に二種類のねじ山をつくり、二つのナットで締めることで緩みにくい構造にした。自動車や電車、橋など振動を伴う構造物に使えば、安全性向上につながるという。電力会社やガス会社などから引き合いがあり、来年度の商品化を目指すとしている。

 「スーパーロックボルト」と名付けられたこのボルトは表面に、ねじ山の間隔が二ミリと一ミリになるように二重のらせんをつくった。緩もうとしたときに二つのナットがぶつかって動かなくなる仕組みになっている。

 十七分間に三万回の振動を与えるテストを行った結果、普通のボルトは約五秒で緩んだが、このボルトは全く緩まなかったという。

 研究チーム長の西田新一・佐賀大教授は「適正な力で締め付けておけば、何十年たっても緩まない」と太鼓判を押す。

 緩みを防ぐために従来は、ナットの内側に針金を組み込ませたり、ねじ山の溶接などが行われてきたが、このボルトは維持費の負担を減らすだけでなく、取り付け作業が簡単で再利用できるのが利点という。

 旋盤で一つ一つねじ山を刻むと、加工賃だけでボルト一本につき五百円以上かかるが、研究チームは、このねじ山の加工工具の開発にも成功。量産化すれば、一本数十円で販売できるめどが立ったとしている。

 西田教授らは「ローテクの代表と思われていたねじを、産業界の安全性向上につなげたい」と意気込んでいる。

240荷主研究者:2006/02/06(月) 02:09:46

【新日鐵室蘭:老朽コークス炉補修】
http://www.hokkaido-np.co.jp/Php/backnumber.php3?&d=20051228&j=0024&k=200512283686
2005/12/28 07:25 北海道新聞
新日鉄室蘭、老朽コークス炉補修 3月からフル操業へ能力確保

 【室蘭】新日鉄室蘭製鉄所は二十七日、製鉄原料を製造するコークス炉二基のうち一基の大規模補修を来年三月から行うことを明らかにした。自動車部品用の特殊鋼製造でフル操業が当面続く見通しで、老朽化したコークス炉の補修で安定した生産能力を確保するのが狙い。

 コークス炉は石炭を約一二○○度で蒸し焼きし、製鉄原料のコークスを生産する設備。製鉄所構内では子会社の北海製鉄(室蘭)がコークス炉二基を管理、運営しているが、補修は一九七九年に稼働したコークス炉が対象。本来のコークス生産能力は年五十万トンだが、ここ数年は老朽化で能力が低下傾向にあった。

 同製鉄所は国内自動車メーカーの海外生産の好調を受け、二○○一年の高炉改修以降、フル操業が続いている。炉内の耐火れんがをほぼ全面的に張り替えるほか、石炭投入などの付帯設備も補修、更新する。設備投資額は明らかにしていないが、数十億円とみられる。

 補修するコークス炉の再稼働は○七年六月の予定。補修期間中も、もう一基のコークス炉は稼働しているほか、不足分は国内外からコークスを購入して対応するため、「生産への影響はない」(同製鉄所)という。

 室蘭製鉄所は三菱製鋼から購入した電気炉を八月から稼働させるなど、自動車向け鋼材の需要増を受けた設備投資が続いている。

242とはずがたり:2006/02/12(日) 15:29:22
ちょっと古い記事だが。

構造改革に挑む/<3> 総論 世界の鉄鋼再編(2)
再編で変わる欧州鉄鋼地図
http://www.japanmetal.com/special/special_48.html

 欧州では、1952年、欧州石炭鉄鋼共同体(ECSC)が発足し、本格的に復興の道のりを歩み始めた。58年1月にはECSCを基礎として「欧州経済共同体」(EEC)がスタート。67年、EECおよびECSCにユーラトム(欧州原子力共同体)が大合同、ECが成立。域内関税の撤廃をはじめ、産業政策の共通化など25年に及ぶ努力が積み重ねられた。

 この間、鉄鋼産業ではEC委員会の下、クオーターごとの生産割り当て、工場別出荷調整、設備調整など、事実上の合理化カルテルに当たるガイドラインに守られ、発展してきた。

 92年、欧州連合(EU)が誕生。政治統合も成り、99年1月共通通貨「ユーロ」による決済が始まり、本年2月末、加盟各国通貨は消え、ユーロ貨幣に1本化された。同時に、本年7月にはECSCの50年協定も消滅する。
 こうしたECからEUへの完全統合による市場規模の拡大をにらんで、各国鉄鋼業は、国営企業の民営化、コスト競争力の強化に向けて、企業統合・合併を競って推進した。90年代半ばまでには、いわゆる「1国1ミル」体制を確立。さらに、世紀末から最近にかけては、国境を越えた大統合に踏み込んできている。

 ドイツは94年時点、大手企業としてはティッセン、クルップ/ヘッシュ、など4社グループが存在していた。このうち、1、2位企業が97年4月合併、新たにティッセン・クルップ・シュタールとして発足。残されたクレックナーは94年後半、ベルギーのシドマールに株式72%を売却。また、EKOは同じくベルギーのコックリルに株式60%を譲渡。ドイツ単独資本はTKS1社になった。

 フランスは、国営系企業ユジノール/サシロールが95年7月民営化。97年ユジノールに改称、(1)鋼板(2)ステンレス(3)合金鋼・特殊鋼の3部門に整理統合、スリム化した。その後、ベルギーのコックリルを合併。さらに、アルベドグループと本年2月統合、世界最大企業「アルセロール」として、新発足した。

 ベルギーは94年時点、コックリル、シドマール、フォルジ、ウジーヌの大手4社体制だった。このうち、フォルジは96年12月倒産。ウジーヌは97年2月、オランダ・ホーゴベンスに株式50%を売却、同年3月には高炉部門を閉鎖し、電炉(50万トン)のみとなった。コックリルは独EKO社を買収、98年にはユジノールと統合、さらにアルセロールに合流した。

 ルクセンブルクのアルベドは独・仏・スペイン・ベルギーにまたがる大鉄鋼メーカーとして統合の中心に座り、ついに世界最大企業の名をものにした。 英国・オランダは99年秋に合併(コーラス)、当時欧州第1位となったが、アルセロールに抜かれた。

 このほか、英国に本拠を置く「LNM」はイスパット・グループとして知られる。99年世界ランキング9位だったが、2000年4位に躍進。米・加・独・露・アイルランド・メキシコ・インドネシア等に生産拠点をもつ異色企業だ。

 欧州ミルのめまぐるしい統合合併の動きは、長期的視点・戦略に基づく強いダイナミズムを感じさせるものといえよう。

243とはずがたり:2006/02/12(日) 15:37:03
>>242

=ドイツ=
○EU鉄鋼不況のダメージが軽く民間主導で再編進む
○多角化が進み鉄鋼事業はやや軽視される傾向にあり
94年時点でティッセン,クルップ,クレックナー,EKOの4社体制。
1、2位企業が97年4月合併、新たにティッセン・クルップ・シュタールとして発足。
クレックナーは94年後半、ベルギーのシドマールに株式72%を売却。
EKOは同じくベルギーのコックリルに株式60%を譲渡。→ユジノール,アルセロールへ
→ティッセンクルップ,シドマール,アルセロールの体制に

=フランス・ルクセンブルグ=
 フランスは、国営系企業ユジノール/サシロールが95年7月民営化。97年ユジノールに改称,その後ベルギーのコックリルを合併。さらに、ルクセンブルグの国家的保護のもと経営再建を果たしたアルベドグループと本年2月統合、世界最大企業「アルセロール」として、新発足した。

=ベルギー=
94年時点、コックリル、シドマール、フォルジ、ウジーヌの大手4社体制。
フォルジは96年12月倒産。
ウジーヌは97年2月、オランダ・ホーゴベンスに株式50%を売却、同年3月には高炉部門を閉鎖。
コックリルは独EKO社を買収、98年にはユジノールと統合しさらにアルセロールに合流。
シドマールは独クレックナーの株式72%を購入。
→アルセロール・コーラス・シドマールの体制に。

=英・蘭=
英BSCと蘭ホーゴベンスの経営統合でコーラス成立。英蘭の経営上の対立も伝えられる。

245とはずがたり:2006/02/20(月) 16:30:43
アルセロール買収提案、結論は株主が出すべき=ミタル会長
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060220-00000838-reu-bus_all

 [ニューデリー 19日 ロイター] 欧州鉄鋼大手アルセロールに対する買収提案を行っている同業ミタル・スチールのラクシュミ・ミタル会長は19日、アルセロールの未来は株主が決めるものであり、個人が決めるものではない、との見方を示した。
 私用で訪問したニューデリーの地元テレビ局NDTVのインタビューでミタル氏は「最終的には感情論を排さなければならない」と述べた。
 その上で「ビジネスはビジネスとして認識しなくてはならないというのが、私の訴えてきたこと。これは株主によって所有されているビジネスであり、彼らに決定させるべき。個人や感情は重要ではない」と語った。
 一方、フランスのシラク大統領をはじめ、欧州各国は同買収提案に反対の立場を表明している。
 ミタル会長は、インドのシン首相が20日のシラク大統領との会談で、この問題を取り上げてくれるよう希望する、とも語った。
(ロイター) - 2月20日14時25分更新

247とはずがたり:2006/02/21(火) 11:04:30
オランダ・ミタル:アルセロール買収提案 鉄鋼再編、日本も影響不可避
http://www.mainichi-msn.co.jp/kokusai/europe/nld/archive/news/2006/02/20060205ddm008020011000c.html

 鉄鋼世界最大手のミタル・スチールが業界2位のアルセロールの買収を提案したが、その成否が日本の鉄鋼メーカーに大きな影響をあたえる可能性があり、各社は行方を見守っている。

 新日本製鉄の三村明夫社長は2日、国際鉄鋼協会の会合で訪れたパリでアルセロールのギー・ドレ最高経営責任者(CEO)と会談した。両社は研究開発などで「戦略的提携」を結び、中国で自動車向け鋼板の合弁事業を展開する。

 会談は以前から予定されていたものの、アルセロールが提案を受けた直後だけに注目されたが、新日鉄は会談の内容を明らかにしていない。

 新日鉄は、ミタルとも北米で共同出資の鋼板加工会社を持つ。ミタルは76年にインドネシアで創業、企業買収で経営規模を拡大してきた。

 今回の買収提案先のアルセロールは自動車向けなど高級鋼材が強みで、日本メーカーとも競合する。業界関係者は「今回の提案が不調に終わった場合、買収の矛先が日本のメーカーに向く可能性がある」と指摘している。

 日本のメーカーは新日鉄と住友金属工業、神戸製鋼所の3社が互いに株式を持ち合うなど敵対的買収の防衛策をとっているが、巨大メーカーの再編の行方に注目している。[熊谷泰]
==============
 ◆世界の鉄鋼大手の再編と提携の動き◆
(1)ミタル・スチール 5895万トン=アルセロールに買収提案(オランダ)
(2)アルセロール   4690万トン(ルクセンブルク)
(3)新日本製鉄    3141万トン=アルセロールと戦略的提携・合弁、ミタルと合弁
(4)JFEスチール  3113万トン
 (注)数字は04年の粗鋼生産量

毎日新聞 2006年2月5日 東京朝刊

248とはずがたり:2006/02/21(火) 11:04:54
ミタルの買収提案 世界鉄鋼地図、変動も 新日鉄とJFEに警戒感
http://www.sankei.co.jp/news/060207/morning/07kei003.htm

 世界最大の鉄鋼メーカー、ミタルスチール(オランダ)が表明した二位アルセロール(ルクセンブルク)への大胆な買収提案は、アルセロールの拒否にあって膠着(こうちゃく)状態に入った。展開次第では、三位の新日本製鉄や四位のJFEスチールに影響が及ぶのは必至で、世界の鉄鋼業界地図が大きく塗り変わることになりそうだ。(樋口教行)

 総額百八十六億ユーロ(約二兆六千億円)で買収を仕掛けられたアルセロールは、安定株主からの買収拒否の援護射撃で時間を稼ぎつつ、有効な対策の準備を進める。

 同社の安定株主は発行済み株式数の計11%。内訳は6%のルクセンブルク政府、3%のベルギー地方政府、2%の自社従業員だ。役員を送り込むルクセンブルク政府は、「買収阻止にあらゆる手段を講じる」(ユンケル首相)などと反発、アルセロール従業員約二万九千人を抱えるフランスや、同一万五千人が働くスペインの両国政府も同調の動きを示した。

 アルセロールは、フランス、ルクセンブルク、スペインの大手鉄鋼三社が二〇〇二年に合併した粗鋼生産四千七百万トンの巨大メーカーだ。近代鉄鋼業発祥の欧州には英コーラスや独ティッセンクルップも健在だが、上位は日本の新日鉄とJFE、韓国のポスコ、中国の宝山鋼鉄などアジア勢が躍進し、鉄鋼王国だった米国勢も影が薄い。

 ミタルの本社はオランダで実質機能もロンドンだが、インド系企業とみられ、欧州に残る「鉄は国家」の意識からくる反発もあるようだ。

 こうした中、アルセロールのギイ・ドーレ最高経営責任者(CEO)は二日、戦略提携関係にある新日鉄の三村明夫社長とパリで会談し、「ホワイトナイト(白馬の騎士=友好的買収)」との観測も出た。だが、関係者の間では、ドーレCEOから三村社長に支援要請など具体的提案はなかったようだ。新日鉄は米国で、ミタルに買収された旧インランドスチールと合弁しており、「何をいっても影響が大きい」(新日鉄役員)と沈黙を守る。

 新日鉄にとっても、今回の買収劇の行方は大きな影響をもつ。アルセロールには、顧客の自動車メーカーが進出先の欧州で調達に困らぬよう技術供与の鋼材を供給してもらっているほか、中国でも宝鋼との高級自動車鋼板の合弁を行うなど、世界戦略の土台となる深い関係にある。ミタルが買収に成功すれば、経営の自由度が制約され、買収の標的にもなる恐れがあり、アルセロールといずれ資本提携に発展するとの見方は根強い。

 一方、JFEは、アルセロールが近く買収に入るカナダの大手ドファスコと提携し、ミタルがアルセロール買収後にドファスコを手放すとの表明に安堵(あんど)している。ただ、ミタルの巨大化で同社も買収防衛策を検討せざるをえなくなるだろう。

 買収表明直後は反対論に包まれた欧州でも、「最終決定するのは株主」(ブルトン仏経済産業相)と風向きの変化や、問題の長期化を指摘する向きも出ている。

251荷主研究者:2006/02/26(日) 23:19:24

【日本製鋼所室蘭:工場拡張など】
http://www.hokkaido-np.co.jp/Php/backnumber.php3?&d=20060105&j=0024&k=200601054962
2006/01/05 07:58 北海道新聞
工場拡張などに30億円 日鋼室蘭 米・中の需要増受け

 【室蘭】日本製鋼所室蘭製作所は四日、製鋼工場の拡張など総額三十億円超の設備投資計画を明らかにした。中国や米国の経済成長に伴って増えているエネルギー生産用の関連製品受注の拡大に対応する。同製作所の二○○六年三月期の売上高は約二十五年ぶりに六百億円を超える見通しで、新規投資で来期以降七百億円の売り上げを目指す。

 同製作所は受注拡大を受け、製鋼工場からの出鋼量を月九千トンから同一万トンに引き上げたばかり。今回の同工場の拡張や付帯設備の増強で、出鋼量は同一万五百トン程度に増える見込みだ。これに伴い、発電所の蒸気タービン用ローターシャフト(回転軸)や原子炉の圧力容器用部材、石油精製用のリアクター(反応塔)なども増産する。

 また、天然ガス輸送用パイプラインなどに使うクラッド鋼板・鋼管は溶接などの生産ラインを増強。クラッド鋼板生産能力は現在の月三千五百トンから同四千二百トンに、鋼板をパイプ状にしたクラッド鋼管も現在の月間生産総延長八キロが同十キロに増える。昨年末から一部着工しており、○六年中に完成。設備増強部分は今春から順次稼働する。

252とはずがたり:2006/03/10(金) 03:32:21
世界戦略はどうなってんのん?

JFE、新中期計画 3年で投融資7800億円 高収益路線鮮明に
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060310-00000017-san-bus_all

 JFEホールディングスは九日、平成十八年度を初年度とする三年間の新中期経営計画に、自動車やエネルギー分野などに使われる高級鋼材の能力増強投資を中心に連結ベースで投融資七千八百億円(現行計画実績五千三百億円)を投入すると発表した。高級鋼材の生産量も現行約二千万トンから、三百万トン増の二千三百万トンに高め、高収益路線を鮮明にする。
 三年後のグループの姿を示す連結財務指標は、売上高約三兆三千億円(今期予想三兆五百億円)、経常利益五千億円程度(同五千億円)とした。経常利益は現状維持だが、「高いレベルの収益を継続的に獲得できる体質を確立する」(数土文夫社長)と述べた。
 また、連結有利子負債残高は、現行約一兆二千億円(三月末予想)から八千億円程度へとさらに圧縮するが、借入金返済を最優先にしてきた従来の姿勢から攻めへの姿勢に転換する。この結果、財務の健全性を表す負債資本比率を50%以下に抑え、高財務格付けを維持して大型投資が必要な場合に機動的に対応できるようにする。(産経新聞) - 3月10日2時34分更新

253とはずがたり:2006/03/11(土) 04:22:08
唐山鉄鋼:合併で中国2位へ、世界500強入りも
2006/03/09(木) 11:15:53更新
http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2006&d=0309&f=business_0309_003.shtml

  河北省・唐山市にある鉄鋼大手「唐山鉄鋼」が「宣化鉄鋼」及び「承徳鋼鉄」を吸収合併することで3社が合意、2月28日に新会社の発足式典が開かれた。

  式典には、河北省の季允石・省長、唐山鉄鋼集団の王天義・董事長、唐山市政府の幹部などが出席した。

  新会社名は「唐山鋼鉄集団」。2005年実績で、粗鋼生産量が1608万トン、利益総額が21.4億元となり、中国で第2位の鉄鋼メーカーとなる。

  同集団ではできるだけ早期に、粗鋼生産量を2000万−3000万トンにまで拡大させたい意向。また2010年までに、世界500強企業に入ることを目指している。売上高では1000億元以上を目標としている。

  中国唐山市日本事務所では、「合併により、研究開発費を効率よく使うことができる。こういったメリットを活かして、新会社では高品質の製品の開発を行っていく」と説明している。(編集担当:菅原大輔・如月隼人)

254とはずがたり:2006/03/11(土) 04:23:17

首鋼集団:「外資に買収される危険性」ミタル警戒
2006/03/08(水) 12:05:27更新
http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2006&d=0308&f=business_0308_008.shtml

  首鋼集団の朱継民・董事長(写真)は、「300億元を持っている人ならば、誰でも中国最大の鉄鋼メーカーである宝山鋼鉄でさえも買収することができる」などと危機感を表明した。国際的な鉄鋼業界ではこのところ、世界最大の鉄鋼メーカー「ミタル・スチール」が欧州の鉄鋼大手「アルセロール」に対して買収提案を行ったことに伴い、業務提携や資本提携などで敵対的買収をけん制する動きが加速している。7日付で人民日報が伝えた。

  首鋼集団の朱・董事長は、「政府が法整備を行わないならば、外資系ファンドや多国籍企業によって、(中国の鉄鋼業界は)解体されてしまう」と発言。

  さらに、「ミタルがアルセロールの買収に成功すれば、ヨーロッパ、北米、南米の資源を独占するだろう」「中国の鉄鉱石はブラジル産とオーストラリア産がほとんどで、資源の調達先が狭められてしまう」などと警戒感をあらわにした。

  なお、首鋼集団は2006年における鉄鋼の生産量を、前年比5%増の1100万トン超とする方針だという。(編集担当:菅原大輔・如月隼人)

260荷主研究者:2006/03/30(木) 01:01:59

【新日鐵室蘭:全工程で設備更新】
http://www.hokkaido-np.co.jp/Php/backnumber.php3?&d=20060204&j=0024&k=200602042220
2006/02/04 08:47 北海道新聞
新日鉄室蘭、全工程で設備更新 8カ年計画 生産強化図る

 【室蘭】新日鉄室蘭製鉄所は三日、二○○六年度から製鉄関連のほぼ全工程で老朽設備の更新と補修に取り掛かる方針を明らかにした。設備更新などは数十カ所に及ぶ見込みで、約八年間で実施する長期計画となる。当面、自動車部品用の特殊鋼生産でフル操業が続く見通しの中、老朽設備を一新し、生産基盤を強化するのが狙い。

 同製鉄所は○一年に高炉を改修するなど大規模な設備投資計画はほぼ終えている。このため、今回は高炉や転炉などの主力設備ではなく、各工程の付帯設備を中心に小規模の更新と補修を繰り返す形。石炭などの原料加工から製鋼、圧延、特殊鋼製品の仕上げまでのほぼ全工程が対象。設備投資額は明らかにしていない。

261片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2006/04/07(金) 02:08:32
>>258
住友金属が買収防衛策 「事前警告型」を導入
2006年04月06日21時02分
http://www.asahi.com/business/update/0406/157.html?ref=rss

 住友金属工業は6日、買収者に事前の情報提供を求める「事前警告型」の買収防衛策を導入したと発表した。資本・業務提携している新日本製鉄、神戸製鋼所との3社で、敵対的買収に共同で対抗する方針を公表していたが、住金は単独の防衛策を加えた。新日鉄も同様の防衛策を決め、神鋼は「検討中」という。

 住金の防衛策は、株式の20%以上(議決権ベース)の取得をめざす買収者が現れた場合、目的や買収後の経営方針などを示すよう求める。取締役会が60〜90日間かけて検討して賛否を決め、株主に示す。買収者が突然、株を大量取得したり事前の情報提供に応じなかったりした場合、新株予約権の発行などの対抗策を実行する。防衛策は6月の株主総会に諮り、過半数の賛同を得られなければ廃止する。

 また住金は同日、06年度から3年間の設備投資額を03〜05年度の1.5倍にあたる4800億円に増やすと発表した。

267とはずがたり:2006/04/19(水) 01:03:44
鋼線子会社合併へ 新日鉄系と大手商社 関市に新工場
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060418-00000015-cnc-l23

[愛知県] 新日鉄と大手商社系の伊藤忠丸紅鉄鋼は17日、それぞれの子会社2社を合併し、金属加工の新会社「日鉄東海鋼線」(愛知県北名古屋市)を6月1日付で設立すると発表した。中部に拠点を置く自動車メーカーの需要増に対応したもので、両社は系列を越えた合併により、規模の拡大と効率化を目指す。

 合併するのは中京製線(北名古屋市)とチタック(静岡県磐田市)で、存続会社は中京。新会社の資本金は約6億9千万円で、出資比率は新日鉄が51%、伊藤忠丸紅鉄鋼が34・4%など。部品メーカーの青山製作所(愛知県大口町)と豊田通商も2%ずつ新たに出資する。社長には新日鉄出身で、中京顧問の山口正昭氏(63)が就任する予定。

 新会社発足に合わせ、岐阜県関市の工場団地「関テクノハイランド」に約60億円を投じ、新工場を建設。来年春から稼働する予定だ。

 両社は、主に自動車のボルトやナットの素材などに使われる冷間圧造用(CH)鋼線を生産。CH鋼線は品質が厳しく、海外での現地調達が難しいとされ、国内外で増産を続けるトヨタ自動車やスズキなどからの需要が急増、生産能力の拡大が課題となっていた。

 両社は合併でお互いの経営資源を補完し合う方が、単独で行うよりも新規投資が抑制でき、迅速な対応ができると判断した。両社の生産量は現在合わせて月間8千トンだが、新工場の稼働で1万数千トンまで引き上げる予定。年間の売り上げ規模も2社合計の五十数億円から約100億円になると予想している。
(中日新聞) - 4月18日12時52分更新

268荷主研究者:2006/05/02(火) 22:30:46

【衣浦14号地に「中日本鋳工」本社工場移転進出】
http://www.chunichi.co.jp/00/ach/20060216/lcl_____ach_____003.shtml
2006.02.16 中日新聞
衣浦14号地に民間初進出「中日本鋳工」本社工場を移転

 県企業庁が所有する西尾市港町の衣浦14号地に、名証二部上場の銑鉄鋳物製造会社「中日本鋳工」(鳥居祥雄社長、同市高畠町)が移転することになった。民間企業では初の進出。市は、優遇措置として「企業立地促進条例」を定めて企業誘致に力を入れており、その適用第一号。固定資産税や都市計画税、償却資産税が三年間、免除される。 (桜井 孝雄)

 衣浦14号地は、矢作川河口の衣浦臨海工業地帯の一画を占める。九一・一ヘクタールのうち六一・一ヘクタールは、県の流域下水道施設・矢作川浄化センターが稼働している。別に一〇・二ヘクタールを分譲しており、中日本鋳工は、その約一・七ヘクタールに本社工場を全面移転させる。先月中旬から工事に着手、今年九月に操業を開始する予定。

 同社は、生産設備の老朽化で需要の変化に対応できなくなった。加えて本社工場が市街地にあるため、振動や騒音で昼間にしか操業できない制約を受けていた。

 移転で生産設備を一新。昼間の一直体制から昼夜の二直体制にするなどし、これまでの月産九百トンから千二百トン以上を安定生産できるようにする。生産能力の増強と生産の効率化で、七期続いた赤字体質からの脱却を図る。総投資額は二十九億円。

272荷主研究者:2006/05/03(水) 00:02:03

【日立金属:安来工場にアモルファス金属材料生産拠点】
http://www.sanin-chuo.co.jp/news/modules/news/165269006.html
'06/02/24 山陰中央新報
日立金属が安来工場にアモルファス金属材料生産拠点

 日立金属(東京都港区)は23日、電力用変圧器の鉄心に使われるアモルファス金属材料の生産拠点を同社安来工場(安来市飯島町)の敷地内に新設する、と発表した。同材料を使ったアモルファス変圧器は省エネ性能が優れており、世界的に需要が急増している。2007年1月の稼働開始、10年度の販売高を350億円と見込む。

 新工場の名称は「日立金属安来アモルファス工場(仮称)」で、延べ床面積7500平方メートル。設備投資額は50億円。

 同社は現在、米国に年間生産能力2・2万トンの製造拠点を持つが、国内工場新設で、生産能力を2・4倍の5・2万トンに引き上げる。

 生産増強の背景には、京都議定書の発効など、二酸化炭素(CO2)排出量抑制に向けた省エネへの世界的な関心の高まりがある。

 アモルファス金属材料を使った変圧器は、広く普及している電磁鋼板を使った変圧器と比べ、作動していない状態で消費される待機電力を約7割削減できるという。

 電力インフラの整備が急ピッチで進むインドでは、アモルファス変圧器の採用比率が高く、中国も普及への取り組みを開始。日本でも省エネルギー法による特定機器に指定されている。

 同社は、アモルファス変圧器の普及が特にアジア地域で急拡大すると予想。同地域に密着した日本国内で、高級特殊鋼の研究で世界トップレベルの冶金(やきん)研究所や安来工場の持つ材料開発や量産技術の活用を見込み、同工場敷地内への新設を決めた。

 安来工場の松本和美副工場長は「新工場は軟磁性材料製造で、特殊鋼製造の安来工場とは分野が異なるが、新用途の材料開発などでシナジー効果を期待する」と話した。

 澄田信義知事の話 省エネルギーを通じて地球環境の保護に資する材料の製造工場であり、将来にわたって生産拡大が見込まれる。島根県経済の活力向上、持続的成長に大いに貢献していただけると期待している。

 アモルファス金属材料 軟磁性材料に含まれ、非結晶で原子が不規則に並んでいるのが特徴。磁気特性や機械的特性に優れ、変圧器や電子・電気回路用磁気コア、金属接合用材料などに使われる。

273荷主研究者:2006/05/03(水) 00:07:57

【日立金属と大同特殊鋼:包括提携、OEMなど合意】
http://www.chunichi.co.jp/00/thk/20060307/ftu_____thk_____003.shtml
2006.03.07 中日新聞
日立金属と包括提携 OEMなど合意 大同特殊鋼

 大同特殊鋼(名古屋市)は六日、日立金属(東京)と包括的な業務提携で合意したと発表した。当面はステンレス鋼などの高級特殊鋼分野を中心に、OEM(相手先ブランドによる生産)や共同開発などを進める。資本関係にも踏み込み、九月末までに出資比率1%程度の株式を持ち合う。

 プレス機用の工具鋼や航空機のエンジンシャフトなどに使われる高級鋼は技術の海外流出が進み、低価格を武器に中国が台頭。

 両社はこれまで国内でライバル関係にあったが、提携によって生産や開発コストを引き下げることで競争力の強化を図ることにした。

 これまでに合意しているのは▽精錬から鍛造、圧延までの工程の生産設備を活用したOEM▽生産技術の向上に向けた共同開発▽原材料・資機材の調達−の三項目。大同特殊鋼は渋川工場(群馬県渋川市)で高級鋼を生産しているが、知多工場(愛知県東海市)や星崎工場(名古屋市南区)でも一部生産している。

 具体的な提携内容については、近く設置する検討委員会で細部を詰める。

 当初は1%としている出資比率も、将来的には数%程度への引き上げを検討している。人事交流は当面予定していないという。

274荷主研究者:2006/05/03(水) 01:05:25

【JFE西福山で新コークス炉稼動】
http://www.chugoku-np.co.jp/News/Tn200603240077.html
'06/3/24 中国新聞
JFE西福山で新コークス炉稼働

 JFEスチール西日本製鉄所(福山、倉敷市)は二十三日、福山地区の第五コークス工場に新設したコークス炉を稼働させた。倉敷地区と東日本製鉄所京浜地区、中国から調達・購入していたコークスの不足分を新コークス炉で生産し、自給体制を整えた。コークス炉の新設は同所内では二十六年ぶりとなった。

 福山地区のコークス炉は第三―第五工場に計八炉あり、新設で九炉体制となった。約百十億円を投じた新炉の年間生産能力は四十万トン。九炉全体では五百十万トンの生産を可能にした。

 世界的な鉄鋼需要の高まりを受けて、福山地区ではコークスが不足。年間約四十万トンを、国内他地区と中国から半々の割合で調達していた。今回の設備投資で、年間約五十億円の経費削減が見込めるという。

 同社はこの日、新コークス炉そばで稼働式を行い、社員ら約百人が出席。中島広久所長は「計画より三、四カ月早く完成し、JFEの新戦力になったことをうれしく思う」とあいさつした。(中島大)

275荷主研究者:2006/05/03(水) 01:16:13

【JFEスチール西日本製鉄所、発足3年統合効果出る】
http://www.chugoku-np.co.jp/News/Tn200603310065.html
'06/3/31 中国新聞
JFE西、発足3年統合効果出る

 旧NKK福山製鉄所(福山市)と旧川崎製鉄水島製鉄所(倉敷市)が統合し、JFEスチール西日本製鉄所が誕生して四月一日で三年になる。この間、中国特需などの追い風を受け、福山、倉敷の両地区では旧二社の垣根を越えた生産集約や技術移転が順調に進んだ。一方で、鉄鉱石など原材料価格の高騰や業界の世界的な競争激化が進んでおり、統合効果を生かしてさらなる収益力の強化が求められている。(田村勇雄、中島大)

 「次の第四高炉の再火入れにより、統合当初に考えていた基盤整備が完成する」。今月二十三日、福山地区であったコークス炉の完成式で、西日本製鉄所の中島広久所長はこう説明した。

 五月に第四高炉の改修完了で、同地区の設備増強が一段落。倉敷地区を合わせた粗鋼年産能力は二千百万〜二千二百万トンと、5〜10%拡大する見込みだ。

 ▽一体化を徹底

 単一の製鉄所として世界最大規模を誇る西日本製鉄所。二〇〇四年度の粗鋼生産実績は両地区で千九百四十万トンと、JFE全体(二千七百六十五万トン)の七割を占める。〇二年度に比べ生産量は3・5%増え、粗鋼一トン当たりの収益では三倍以上と飛躍的に拡大した。両地区が徹底的な一体運営を進めた結果だ。

 福山地区に三本、倉敷地区に一本ある自動車用鋼板などを生産する溶融亜鉛めっきライン(CGL)は、各ラインの特性を生かして生産品種を組み替えた。統合前は複数品種を生産していた福山の第三CGLを、足回り部品など自動車内板だけの専用ラインにした。

 一方、福山の第二CGLから一部の特殊めっきラインを倉敷のCGLに移管。生産品種を絞り込むことで、品種を変更する度に必要なラインの段取り替えにかかる時間を短縮し、両地区のCGLの生産量は統合前に比べて二割アップした。

 ▽技術移転進む

 技術移転も積極的に取り入れた。旧川鉄が開発した高炉改修技術「大ブロックリング工法」を旧NKK側にも導入。昨年三月に改修が完了した福山地区第五高炉では、工期が従来の半分以下の五十八日に短縮できた。倉敷地区には旧NKKの高強度厚板の急速冷却設備を導入。両地区では銑鉄や製鋼部などの部長クラスを入れ替えて、人事交流も図った。

 経済成長を続ける中国向けの輸出の伸びなどで、JFEスチールが発足時に二千三百億円と見込んでいた〇六年三月期の経常利益は、〇五年三月期ですでに四千五百億円と約二倍の水準に達している。だが、最近は鉄鉱石など原材料価格の高騰が収益を圧迫している。輸出先の中国では、現地メーカーによる鉄鋼生産が拡大を続けているため、建材向けなどの汎用鋼材はすでに値崩れを起こしている。

 こうした状況に対応して、西日本製鉄所では両地区の建材向けなど形鋼ラインを半減し、計二ラインに集約した。その一方で、倉敷地区には自動車部品向けに厚さや材質の違う鋼板をレーザー溶接して一体成型する設備(TWB)を導入。福山地区では自動車外板向けの高級鋼板を製造する四本目のCGLを増設しており、高付加価値化を進めている。

 中島所長は「生産量を維持しながら、商品の付加価値を高める。特に、自動車向けを強化する必要がある」とみている。

 【JFE西日本製鉄所の主な歩み】
2003年 4月  旧NKK福山製鉄所(福山市)と旧川崎製鉄水島製鉄所(倉敷市)が統合し発足
      10月  福山、倉敷両地区で建材用など形鋼ラインを計4ラインから2ラインに集約
      11月  倉敷・第2高炉の改修を終え、火入れ
  04年12月  倉敷地区にTWBを国内鉄鋼メーカーで初めて導入
  05年 3月  福山・第5高炉の改修を終え、火入れ。JFE全体9基の中で最大規模
  06年 2月  福山・第4高炉の改修開始。5月をめどに火入れ
       3月  福山・コークス炉を増設

276荷主研究者:2006/05/03(水) 22:10:27

http://www.hokkoku.co.jp/_keizai/K20060407003.htm
2006年4月7日 北國新聞
シーケー金属、本社隣接地に新工場 11月稼働、ネッキ能力4割増へ

 シーケー金属(高岡市)は、同市守護町の本社工場に隣接する鉄工所跡など約一万五千平方メートルを取得し、十一月をめどに、メッキ工場、試験研究センターなど五施設を新たに稼働する。これに伴い、現在、メッキラインのある同市長慶寺の長慶寺工場は閉鎖、生産機能を本社工場に集約する。新メッキ工場では、生産量を40%引き上げる。

 同社は、建築構造材などが対象の大物メッキと、部品、金物向けの小物メッキを事業化。利益率が高い小物メッキの受注を強めており、設備増強を検討していた。隣接地に新設するメッキ工場は小物用で、ロボットを導入した自動ライン二本に、長さ六メートル、二・五メートルのメッキ釜をそれぞれ備える。生産能力は現在の月間五百トンから七百トンまで増え、本社工場の大物メッキラインと合わせ、二千二百トンに伸びる。

 生産設備では、小物メッキ工場のほか、ステンレス継ぎ手の生産工場、継ぎ手に付属する樹脂部品を生産するプラスチック射出成形工場を建設。加えて、商品の金属組織を検査する試験研究センター、社員寮を併設する。総投資額は九億六千万円。生産設備の集約に伴い、物流コストや管理費を削減、納期も短縮する。長慶寺工場の跡地は売却を検討している。

277荷主研究者:2006/05/03(水) 22:38:01

【苫小牧臨港、鋼材専用倉庫建設相次ぐ】
http://www.hokkaido-np.co.jp/Php/backnumber.php3?&d=20060414&j=0024&k=200604139619
2006/04/14 09:09 北海道新聞
苫小牧臨港、鋼材専用倉庫建設相次ぐ ナラサキスタックス、道内最大級夏に完成

 【苫小牧】苫小牧港の臨港地域で、鋼材専用倉庫が相次いで建設されている。苫小牧市内に点在するレンタル倉庫を借りて保管していた鋼材を自社倉庫に集約させ効率化を図るとともに、景気が上向き、鋼材需要が増えていることに対応する。

 港湾運送業のナラサキスタックス(苫小牧)は、同市晴海町に鋼材専用としては道内最大級の倉庫(七千二百六十平方メートル)を建設中で、八月下旬に完成する。新倉庫は同社の「晴海物流センター」に既設の二棟に隣接して設置する。既設の倉庫はいずれも四千九百五十平方メートルで、新設の一棟を合わせた同センターの倉庫面積は一万七千百六十平方メートルとなる。

 苫小牧北倉港運(苫小牧)も市内勇払一五二で建築用鋼材などを保管する倉庫を建設している。面積は六千六百平方メートルで、五月下旬に完成する。これまでは同市新開町の自社倉庫と、市内三カ所のレンタル倉庫を借りて保管していた鋼材を新倉庫に集約させる。

 両社が建設中の倉庫はいずれも鉄骨造りで、保管能力は約二万トン。大型倉庫建設の背景には、景気が上向き、鋼材需要が増えてきた事情もある。

 ナラサキスタックスの米田峻社長は「臨港地区に新倉庫が完成すれば、交通事情に悩まされることなく、苫小牧港に陸揚げされる鋼材をスムーズに収納できる」と話している。

283とはずがたり:2006/05/17(水) 19:08:17

白熱してきましたなぁ

アルセロール、自社株買いで対抗 ミッタルの買収提案で
2006年05月13日20時03分
http://www.asahi.com/business/update/0513/017.html

 鉄鋼世界最大手ミッタル・スチール(オランダ)から敵対的買収提案をうけている2位のアルセロール(ルクセンブルク)は12日、対抗策として、最大で1億5000万株の自社株買いによる株主還元策を発表した。ミッタルも買収額の上積みを提案し、月内に株式公開買い付け(TOB)に乗り出す考えで、両社の攻防は山場を迎える。

 アルセロールは総額50億ユーロ(約7100億円)の株主還元策を打ち出しており、今回の自社株買いはその一環。1株あたりの価値を上げて株主への配分を手厚くし、ミッタルの提案に株主が応じることを防ぐのが狙い。19日に臨時株主総会を開いて承認を得る。一方、ミッタルのラクシュミ・ミッタル会長は9日、これまで総額186億ユーロとしていた買収金額を上積みする考えを示した。

284片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2006/05/22(月) 09:48:09
経産省、非鉄金属の産業戦略を策定−国際競争力を強化
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060522-00000017-nkn-ind

 経済産業省は非鉄金属を対象とした産業戦略を策定した。需給逼迫(ひっぱく)や生産面で東アジア諸国の追い上げを受けている状況を踏まえ、非鉄金属産業の今後の方向性を検討。国内で培った競争力をベースに国際展開の推進が必要との結論を打ち出した。今後、業界団体が同戦略をたたき台に行動計画をまとめて、競争力強化につなげる方針だ。

 経産省は非鉄産業戦略を業界全体の概論と「アルミニウム」「伸銅品」「電線・ケーブル」「マグネシウム」「チタン」「シリコン」「化合物半導体材料」の計7個別産業に分けてまとめた。

 このうち概論では競争力の源泉育成が必要とし、国内ユーザーや装置メーカーとの連携強化を指摘した。いわゆる”擦り合わせ“が日本の強みであるとした上で、緊密な連携による次世代技術の開発や、高付加価値化による”川下“展開の必要性を挙げた。
(日刊工業新聞) - 5月22日8時29分更新

290とはずがたり:2006/06/22(木) 01:51:37
アルセロール、合併計画白紙撤回か ルクセン、露の支配憂慮
http://www.business-i.jp/news/world-page/news/200606200006a.nwc
FujiSankei Business i. 2006/6/20  TrackBack( 0 )

 鉄鋼世界2位、アルセロール(ルクセンブルク)の筆頭株主(5・6%)であるルクセンブルク政府が、同社と同12位の露セベルスタリの合併計画に異議を唱えていることがわかった。新会社の経営をロシア側に奪われ、ルクセンブルク国内の雇用が脅かされる心配があるためで、合併計画が白紙撤回される可能性も出てきた。英紙デーリー・テレグラフが関係者の話として伝えた。

 それによると、ルクセンブルクのユンケル首相は合併計画に「強い憂慮」の念を表明。最終的に反対する意向という。また、3・4%を保有するスペインの鉄鋼系大株主、アリストレイン家も合併決定の経緯に不信感を強め、合併の可否を検討する臨時株主総会の開催を要求している。

 合併計画は、世界最大手、蘭ミタル・スチールによるアルセロール買収を阻止する目的で、5月に両者で合意した。しかし、実現すればセベルスタリのモルダショフ会長が新会社の株式の38%と最高役員会の定員(4人)の半数を握ることになる。ルクセンブルク政府はミタルによる買収計画にも、アルセロールによるルクセンブルク国内の雇用(約6000人)が脅かされるとして反対した。

 計画はアルセロールの約3分の2の株主が支持しており、同社経営陣は30日の株主総会で承認を取り付ける予定だったが、ミタルが合併計画の不利を説き、計画に反対するよう呼びかけていた。ベルギーの株主も、ミタル案支持に傾き、英紙オブザーバーは一部の株主が、ミタル買収実現に向け株の買い占めに動き始めたと報じるなど、予断を許さない展開だ。

291荷主研究者:2006/06/26(月) 00:00:46

【神戸製鋼所長府製造所:ゼロエミッション達成】
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/local/yamaguchi/20060427/20060427_002.shtml
2006/04/27付 西日本新聞朝刊
埋め立て処分量 3304トンから50トンに圧縮 神戸製鋼長府製造所 ゼロエミッション達成

 下関市長府港町の神戸製鋼長府製造所(門山尚志所長)がごみを極限まで出さない「ゼロエミッション」(同製造所基準で最終埋め立て処分比率0.5%以下)を昨年度達成した。従来出ていた廃棄物を徹底して分別し、再利用の道を他の企業と探るなどして、同処分比率を0.3%まで圧縮、処理にかかっていた費用を減らすだけでなく、有価物として販売することで収益を上げるまでになっている。同製造所は2005年度の県エコファクトリーにも認定された。

 同製造所は銅板工場とアルミ押出工場があり、年間10万トン程度を生産、04年度の売上高は約600億円。01年3月に環境マネジメントシステム「ISO14001」の認証を受けたことをきっかけに、廃棄物の徹底減量に取り組んできた。

 その結果、リサイクルセンターでの徹底分別や技術開発で、料金を支払って引き取ってもらう「廃棄物」を、業者に販売する「有価物」に転換することに成功。具体的には、銅板工場で出る汚泥の含水率を減らして銅精錬会社の原料としたり、廃プラスチック類はセメント燃料にするなどしたりした。また、廃棄物のまま工場から搬出されるものも、再資源化の技術を持つ中間処理業者と連携して金属回収率アップなどの成果を得た。

 これにより、2000年度には埋め立て処分していた廃棄物が3304トンあったものが、05年度は50トンまで大幅減少。05年度に同製造所から出た1万6030トンの廃棄物のうち3分の2が有価物になり、廃棄物関連の収支が03年度に9000万円の赤字だったのが、6000万円の利益を生むことになったという。

 長府製造所では、本年度は再資源化率100%を目指している。

293荷主研究者:2006/06/26(月) 00:34:34

【佐藤商事が苫東に鋼材加工工場建設へ アイシンと取引視野】
http://www.hokkaido-np.co.jp/Php/backnumber.php3?&d=20060512&j=0024&k=200605127004
2006/05/12 07:37 北海道新聞
佐藤商事が苫東に鋼材加工工場建設へ アイシンと取引視野

 【苫小牧】鋼材商社の佐藤商事(東京、村田和夫社長)は十一日、苫小牧東部地域(苫東)に鋼材加工工場の建設を決めた。製品はいすゞエンジン製造北海道(苫小牧)やトヨタ自動車北海道(同)に納入する計画で、六月にも着工、十月の操業を目指す。

 村田社長と土地所有者の株式会社苫東(同)の高橋 了社長が同日、東京都内で土地の売買契約を結ぶことで基本合意した。十七日に正式契約する。

 新工場の敷地は、臨空柏原団地内の約五千平方メートル。建物面積は千六百五十平方メートルで、鋼材の保管に必要な倉庫も設置する。総投資額は約三億円。

 現在いすゞエンジン製造やトヨタ北海道に納めている生産ラインの補修部品を加工するほか、金属部品の鋳造に必要な金型の生産も視野に入れる。今後、来年四月に苫東で操業するトヨタ系列の自動車部品メーカー、アイシン北海道(同)との取引も目指す。

 苫小牧市内ではアイシン北海道の操業が決まって以来、需要増を見込んだ自動車関連企業の進出の動きが水面下で続いており、立地を決めたのは佐藤商事が初めて。

 佐藤商事は東証一部上場で、二○○五年三月期の売上高が千百十四億円。従業員四百六十九人。アイシン北海道の親会社のアイシン精機(愛知県刈谷市)とは、クラッチ部品の製造会社を共同出資するなど関係が深い。

294荷主研究者:2006/06/26(月) 00:58:05

【道内で最大規模 鋼材倉庫が苫小牧で稼動】
http://www.hokkaido-np.co.jp/Php/backnumber.php3?&d=20060527&j=0040&k=200605271509
2006/05/27 14:11 北海道新聞
道内で最大規模 鋼材倉庫が苫小牧で稼動

 苫小牧北倉港運が苫小牧市勇払に建設していた鋼材専用倉庫「トマホク2号倉庫」が完成し、操業を始めた。倉庫面積は約六千六百平方メートルと、鋼材倉庫としては道内最大級の規模を誇る。

 同社が保管する鋼材はこれまで、新開町にある既存の自社倉庫を利用したほか、他社の倉庫にスペースを借り、分散していた。

 今後、苫小牧港に近く道道上厚真苫小牧線沿いという好立地のトマホク2号倉庫に集約して、効率的に管理する。建設費は約六億六千万円で、保管能力は約二万トン。

 倉庫内には、つり上げ荷重二十トンの天井クレーン一基と、十トンの天井クレーン二基を設置。効率よく入庫と出庫を行うほか、貨物をコンピューター管理する。同社は「温暖化防止も意識した。港に近く、トラックの輸送距離が短縮できる新倉庫で、環境への負担を減らしながら物流コストも削減したい」としている。

295とはずがたり:2006/06/26(月) 16:01:12
【アルセ+ミッタル合併】
新日鐵+住金+神鋼=大日鐵は未だか?

鉄鋼1・2位合併へ アルセ、ミッタル両社
2006年06月26日00時49分
http://www.asahi.com/business/update/0626/001.html

 鉄鋼世界首位のミッタル・スチール(オランダ)から敵対的買収を仕掛けられている2位のアルセロール(ルクセンブルク)は25日の臨時取締役会で、これまでの拒否の姿勢を一転させ、合併受け入れで大筋合意した。AFP通信などが伝えた。アルセロールが進めてきたロシア鉄鋼大手セベルスタリとの合併に株主の反対が強かったうえ、ミッタルがアルセロールに有利な買収条件を示し、最終局面での逆転につながった。

 ミッタルはインド出身のラクシュミ・ミッタル会長が創業し、買収を繰り返して急成長した。1位と2位の合併で、年間粗鋼生産量が1億トンを超す巨大企業が誕生する。1社で日本の年間生産量に匹敵する規模となり、新日本製鉄など国内各社も対応を迫られそうだ。

 ミッタルは総額258億ユーロ(約3兆8000億円)でのアルセロール買収を提案していたが、AFP通信によると、25日にこの価格を引き上げるなどの譲歩案を示した。アルセロールはセベルスタリとの合併計画を撤回し、1億3千万ユーロの違約金を支払うことになるが、ロシア側の反発は必至だ。

鉄鋼の世界1位と2位、合併発表 日本の生産量に匹敵
2006年06月26日10時26分
http://www.asahi.com/business/update/0626/059.html

 鉄鋼世界首位のミッタル・スチール(オランダ)と2位のアルセロール(ルクセンブルク)は25日、合併することで合意したと発表した。年間粗鋼生産量は1億トンを超え、1社で日本の年間生産量に匹敵する巨大鉄鋼会社が誕生する。世界市場占有率(シェア)の約10%を握ることになり、世界の鉄鋼業界に大きな影響を与えそうだ。

 アルセロールの声明によると、合併会社の社名は「アルセロール・ミッタル」で、本社はルクセンブルク。合併は株式交換と現金を組み合わせ、アルセロールの株主が合併会社の株式の50.5%、ミッタルの株主が49.5%を持つ。ミッタル株のほとんどを保有するミッタル家は合併会社の株式の43%を握ることになる。

 合併会社の会長はアルセロールのキンシュ会長が務め、社長にはミッタルのラクシュミ・ミッタル会長が就任する。キンシュ氏の引退後はミッタル氏の会長昇格が決まっており、近い将来、ミッタル主導の経営になる。

 ミッタルは1月下旬、アルセロールの買収を提案。アルセロールは徹底抗戦の姿勢をとり、5月にはロシア鉄鋼大手セベルスタリとの合併案を発表して対抗した。

 しかしセベルスタリとの合併にはアルセロールの株主の反対もあった。ミッタルは25日、買収金額を約7%引き上げて約274億ユーロ(約4兆円)にすることを提案し、アルセロールはこの日の臨時取締役会で受け入れを決めた。アルセロールはセベルスタリとの合併計画を撤回し、1億3千万ユーロの違約金を支払うことになる。

 ミッタルはアルセロールとの合併に向け、合併比率や人事、本社所在地などで一定の譲歩をした。建材用などの鋼板が主力のミッタルにとって、自動車用鋼板など付加価値の高い製品に強いアルセロールの技術が何としても欲しかった事情がある。セベルスタリとの合併を阻むためにも、アルセロールの意向にある程度沿う必要があった。

296片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2006/06/27(火) 17:20:07
>>295
とりあえず、新日鐵+日新製鋼+中山製鋼くらいなら早い? しかし、ショボい・・・。
特殊鋼メーカーと合併するのもアリなのでしょうか?

アルセロール:ミタル買収受諾 ミタルCEO「日本メーカー買収意図ない」
http://www.mainichi-msn.co.jp/kokusai/europe/news/20060627ddm008020043000c.html

 【ロンドン藤好陽太郎】鉄鋼世界最大手ミタル・スチールのミタル会長兼最高経営責任者(CEO)とアルセロールのキンシュ会長が26日、ルクセンブルクで記者会見した。ミタル会長は、日本の鉄鋼メーカー買収について、「その意図はない」と否定したうえで、「新日鉄とは良好な提携関係にあり、これを発展させたい」と述べた。

 またミタル会長は、アルセロールが合併で合意していたロシア鉄鋼大手セベルスタリについて、3社統合の考えがないことを明らかにした。

毎日新聞 2006年6月27日 東京朝刊

298とはずがたり:2006/07/05(水) 00:03:06
アルセロール買収後はインドや中国でも買収模索=ミタル会長
2006年07月03日15時15分
http://www.asahi.com/business/reuters/RTR200607030030.html

 [ロンドン 30日 ロイター] オランダのミタル・スチールのミタル会長は30日、同社はアルセロール買収に続き、中国やインドなどの新興市場でも買収を模索していることを明らかにした。

 ミタル会長は、ロイターとのインタビューで今後の買収戦略について「現時点では、中国とインドに焦点を合わせる」と語った。

 ミタル会長はアルセロール買収について、合併後のグループは「少なくとも5年は競争を先取りしている」とし、業界の再編を加速させるだろうと述べた。

300とはずがたり:2006/07/11(火) 10:04:25
新日鐵も欧州に製鉄所一個ぐらい持ってなあかんわけよ

アルセロール・ミッタル合併 新日鉄「支配権の変更」
http://www.yomiuri.co.jp/atmoney/mnews/20060710mh07.htm

「提携の解消」条項に該当

 新日本製鉄は7日、技術提携を結んでいる鉄鋼生産世界2位のアルセロール(ルクセンブルク)が、同1位のミッタル・スチール(オランダ)と合併した場合、技術提携を新日鉄側から一方的に解消できる「経営支配権の変更」に当たると判断したことを明らかにした。実際に提携を解消するかどうかは、アルセロールに合併内容の詳しい説明を求めた上で決めるが、大型の業界再編が日本メーカーの海外戦略にも波及してきた形だ。

 新日鉄とアルセロールは2001年に技術提携を締結しており、アルセロールは新日鉄の技術供与を受けながら、トヨタ自動車のフランス工場やホンダの英国工場など、欧州にある日系自動車メーカーに高級鋼板を供給している。

 新日鉄は技術の流出や漏えいを防ぐため、契約の中に、アルセロールの経営支配権が第三者に移れば、提携を打ち切れる条項を盛り込んでいる。

 ミッタルは現在、アルセロール株を取得するため株式公開買い付け(TOB)を進めており、TOBが成功すれば、両社は合併して新会社を発足させる。

 その際、ミッタル創業者のラクシュミ・ミッタル会長兼最高経営責任者(CEO)一族が株式の43%を保有して筆頭株主になることなどから、新日鉄は支配権の変更に該当すると判断した。

 ただ、新会社の取締役は、7人のうち4人をアルセロール出身者が占める予定で、経営の実権がミッタル側に移るかどうか不透明な部分もある。このため、新日鉄はミッタルによるTOB期間が終了する今月中旬以降、アルセロールに対して、新会社の経営体制などの詳しい説明を求めるほか、顧客である欧州の日系自動車工場への影響などを分析し、最終判断する。

301とはずがたり:2006/07/11(火) 23:45:48
蘭ミタルがインドに照準 大型製鉄所建設を計画
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060711-00000012-fsi-bus_all

 インド人富豪、ラクシュミ・ミタル氏が率いる鉄鋼世界1位の蘭ミタル・スチールがインド市場に照準を合わせ始めた。鉄鋼世界2位のアルセロール(ルクセンブルク)買収で欧州を席巻したミタルだが、母国を訪問したミタル氏は、インドの東部オリッサ州に新たな大規模製鉄所を建設する意向を明らかにした。
 ブルームバーグによると、ミタル会長は7日、オリッサ州に年産1200万トン規模の大型製鉄所の建設を計画していることを明らにした。総投資額は87億ドル(約9918億円)。ミタルは隣接するジャルカンド州でも昨年、年産1000万トン規模の製鉄所建設計画を発表しており、実現すればミタルはインドでも最大規模の鉄鋼会社となる。
 さらに同社の最高財務責任者で、ミタル氏の子息のアディテャ・ミタル氏は、インド国内での企業買収の可能性を示唆した。有力買収候補とされる地元タタ財閥の旗艦企業、タタ・スチールは、親会社が同社株式10%買い増しを発表するなど防衛策を強化した。
 ミタル会長はインドの鉄鋼需要が今後10年間で年率平均7・3%増大し、同6・9%の中国を上回るペースと予測。インド市場を重視する姿勢を打ち出した。アルセロール買収で激しい反対を受けた欧州と異なり、インドではミタル氏を英雄視する世論も強く、今後同氏がインドでの活動を一気に拡大しそうだ。
(フジサンケイ ビジネスアイ) - 7月11日8時32分更新

302とはずがたり:2006/07/18(火) 22:10:35
合併後も提携、新日鉄が合意 ミッタル・アルセロールと
2006年07月16日22時51分
http://www.asahi.com/business/update/0716/004.html

 新日本製鉄の三村明夫社長は16日、鉄鋼世界最大手ミッタル・スチール(オランダ)のラクシュミ・ミッタル会長らと京都市内で会談し、ミッタルが同2位アルセロール(ルクセンブルク)と合併した後も、新日鉄アルセロール間の包括提携を含め、友好関係を維持することで合意した。

 京都で開催される国際鉄鋼協会理事会に合わせ、三村社長はミッタル会長やアルセロールのドレ最高経営責任者(CEO)らと個別に会談。三村社長は「品質や研究開発も重視するという方向性が確認できた。関係維持の方向でいけると思う」と報道陣に語った。ミッタル会長も「(新日鉄との関係は)もちろん継続する」と述べた。


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