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【怖い話】夏休み!怖い話募集!!!
135
:
わたる
:2019/09/09(月) 16:38:27 ID:1BzTjZb.0
前置きが長くなってしまい、申し訳ありません。
「昔から遊びに行くが奥はよく分からない溜池」というキーワードが私達の冒険心をくすぐったのか「翌週末には早速行って何なら地下倉庫を見つけて一泊しよう」という事になりました。
細かな時間は忘れてしまいましたが、晩ご飯は各自の自宅で食べてから集合したので、そこそこ遅い時間だったかもしれません。ただ、翌日に用事が入ってしまったメンバーが何人かおり、今回は「井戸と地下倉庫の入り口を探す」だけとなりました。
先に説明した通り地元では馴染みの溜池であるため、踏め固められ地肌が見えた人1人がちょうど通れる道を一列で奥を目指して進んでいきました。しばらく進むと道は少しずつ途絶え、草木が生い茂る中をナタで草や小枝を払いながら進んで行きました。
夜に人が足を踏み入れない場所を歩くのはそこそこ大変な作業でしたが、池を時折横目で見ながら池の淵に沿うような形で進んでいると、唐突に拓けた場所に出ました。
それまで周りを囲んでいた木はなく、木の代わりに崖が取り囲み、そこだけ周囲から削り取られたかの様な広場でした。そこから見る池は普段見慣れている景色とは全く違って見え、「自分達が特別な秘密の場所に到着した」という気分で一杯になり井戸の事は一時忘れていました。
とは言っても一時的なもので、早速、周囲をライトで照らして探すと広場の端に古ぼけて朽ち果てた何かが見つかり、近づいてみると苔が生えて汚れてはいましたが、石組みの立派な井戸である事が分かりました。
「古井戸があるなら地下倉庫も本当にあるのではないか」と期待を膨らませ周囲の壁をライトで照らして探しましたが残念ながら「地下倉庫への入口らしき物」は見つける事はできませんでした。
そこで、「今日はその井戸を調べて帰ろう」という事になり、その井戸を囲んだところ、想像していたより井戸より口はかなり大きく、8人で囲んでも余裕がありました。朽ちた木の蓋を退かしてみると、更にコンクリートと石でしっかりと封がしており、中を覗く事が出来ません。私達の中に「もしかしたら、これが地下倉庫の入口ではないのか」という期待が膨れ上がり各自が近くに落ちている石などで叩き続けたところ、一部が陥落し中を覗く事ができる様になりました。
何より陥落した際に水音がしなかった事が自分達の期待をより高めていきました。
136
:
わたる
:2019/09/09(月) 16:38:40 ID:1BzTjZb.0
前置きが長くなってしまい、申し訳ありません。
「昔から遊びに行くが奥はよく分からない溜池」というキーワードが私達の冒険心をくすぐったのか「翌週末には早速行って何なら地下倉庫を見つけて一泊しよう」という事になりました。
細かな時間は忘れてしまいましたが、晩ご飯は各自の自宅で食べてから集合したので、そこそこ遅い時間だったかもしれません。ただ、翌日に用事が入ってしまったメンバーが何人かおり、今回は「井戸と地下倉庫の入り口を探す」だけとなりました。
先に説明した通り地元では馴染みの溜池であるため、踏め固められ地肌が見えた人1人がちょうど通れる道を一列で奥を目指して進んでいきました。しばらく進むと道は少しずつ途絶え、草木が生い茂る中をナタで草や小枝を払いながら進んで行きました。
夜に人が足を踏み入れない場所を歩くのはそこそこ大変な作業でしたが、池を時折横目で見ながら池の淵に沿うような形で進んでいると、唐突に拓けた場所に出ました。
それまで周りを囲んでいた木はなく、木の代わりに崖が取り囲み、そこだけ周囲から削り取られたかの様な広場でした。そこから見る池は普段見慣れている景色とは全く違って見え、「自分達が特別な秘密の場所に到着した」という気分で一杯になり井戸の事は一時忘れていました。
とは言っても一時的なもので、早速、周囲をライトで照らして探すと広場の端に古ぼけて朽ち果てた何かが見つかり、近づいてみると苔が生えて汚れてはいましたが、石組みの立派な井戸である事が分かりました。
「古井戸があるなら地下倉庫も本当にあるのではないか」と期待を膨らませ周囲の壁をライトで照らして探しましたが残念ながら「地下倉庫への入口らしき物」は見つける事はできませんでした。
そこで、「今日はその井戸を調べて帰ろう」という事になり、その井戸を囲んだところ、想像していたより井戸より口はかなり大きく、8人で囲んでも余裕がありました。朽ちた木の蓋を退かしてみると、更にコンクリートと石でしっかりと封がしており、中を覗く事が出来ません。私達の中に「もしかしたら、これが地下倉庫の入口ではないのか」という期待が膨れ上がり各自が近くに落ちている石などで叩き続けたところ、一部が陥落し中を覗く事ができる様になりました。
何より陥落した際に水音がしなかった事が自分達の期待をより高めていきました。
137
:
わたる
:2019/09/09(月) 16:39:14 ID:1BzTjZb.0
早速、サイリューム(コンサートで使う様な折ると光るケミカルライトです。)を2本ほど中に紐をつけて落としてみたところ、中は崩れており只の枯れ井戸である事が分かりました。期待が高まっていただけに落胆は大きかったですが、せっかく来たのだからと写真を撮ったり、溜池に向けてロケット花火を飛ばしたりして遊びました。小一時間くらい遊んだ後に井戸を取り囲んだ写真を撮り家路に着きました。
翌日、私が写真屋にインスタントカメラの現像に出し、水曜日に再度集まる事になりました。
私達の中には「あの井戸が崩れてなければ地下倉庫の入口だったかもしれない」という期待があったため、「心霊写真が撮れてたらテレビに投稿しよう」という話で盛り上がり、写真の隅から隅まで調べましたが全く普通の写真でした。
最後の集合写真も何かが写っている訳ではなく、ただ、8人全員が井戸を囲んで写っているだけでした。引っ掛かる事は、当時のインスタントカメラにはタイマーはなく「誰かが撮らないと全員が写るのは不可能である」という事なのです。私達は知らない間に誰にカメラを渡していた事になるのですが、それが誰か何なのかは分かりませんでした。
138
:
わたる
:2019/09/09(月) 16:39:46 ID:1BzTjZb.0
最後まで駄文にお付き合い下さりありがとうございます。無駄に長い描写にしたのは訳があります。お許し下さい。
この話は私達の仲間内で大変話題になりました。写真は直ぐに地元のお寺に持込、こっ酷く怒られた後に処分して頂きました。
ただ、仲間内でこの話題が沈静化した頃、一緒に行った8人の1人が行方不明になりました。それが切っ掛けとなり、話はまた息を吹き返すのですが、沈静化する度に誰かがいなくなります。「昔の話の様だから疎遠になったのでは。」と言われる方もいらっしゃると思います。そう思って頂いて結構です。
ただ、この様にネットに上げる事で、誰かがこの話を読んで下されば「風化を防げるのではないか」と残った3人で考え、私が投稿させて頂きました。
最後までお読み頂き、本当にありがとうございました。
139
:
不思議な名無しさん
:2019/09/09(月) 17:21:46 ID:5JpzYFEk0
>>138
今のところいなくなったのは8人のうち何人ですか?
140
:
わたる
:2019/09/09(月) 18:04:21 ID:1BzTjZb.0
>>139
5人です。私を含めて連絡を取れているのは3人だけです。5人とは家族も含めて全く連絡が取れません。
141
:
不思議すぎる名無しさん
:2019/09/09(月) 22:21:43 ID:E2SpJWEg0
怖い話というよりも不思議な体験をしたことがあるのですが、3年前の夏に友達と駅で待ち合わせをしていた時に、おばさんに道を聞かれました。「○○町に行くんだけど」と、僕は市役所行きのバスに乗って警察署前の停留所に降りてくださいと言った。するとおばさんは「どうもありがとう」と言ってバスの停留所に行った。そこまでは至って普通の出来事だった。翌日新聞を見たら昨日道を聞いたおばさんの顔写真が載っていた。記事を読むとそのおばさんは3日前に轢き逃げにあって亡くなったという記事だった。さらに読むとそのおばさんの身元がわかったということだった。僕は背筋がゾッとした。僕が見たのは一体何だったのだろう?どう見ても普通に見えていたし、話もした。今でもあの出来事は忘れられない。ちなみにおばさんを轢いた犯人は半年後に警察に捕まった。
142
:
不思議な名無しさん
:2019/09/10(火) 08:34:20 ID:6G0ToTgY0
正夢の話
小学校の低学年だったと思う。コンビニで自分と同じトレーナーを着た子にバッタリ会った。
その時あれ?これ何か見た事あるなと感じたのが最初だったと思う。
次は家族で旅行に行ったとき、大きな石が割れてそこから木が生えている場所を家族でサイクリングしたんだ。
まだネットも無い時代だし、3,4年生の俺が知ってる景色な訳がない場所でハッキリ見覚えがあった。
この木もこの光景も見た事がある!こないだ夢で見た奴だ!あれ正夢になった!!すげー!
子供ながらにそんな事を思って、親に興奮して話した事を覚えています。
次は母が玄関で転んで腕を骨折する夢を見た後に、見事に母は愛犬が玄関から出無い様に置いてある柵に足を引っ掛けて左手を骨折した。
4つ目は6年生のクラス対抗リレーでアンカーの高橋が走っている時にバトンが手から抜けて落ちて抜かれてしまい、帰ってきて号泣してる夢。
4回目となると感覚的な話だけど、これはなんとなく他の夢と違うんじゃないかな?
正夢になるっぽいぞってのが分かる気がしてた。
だからリレーの前に高橋にバトン落とさない様にしっかり握れと忠告した。
しかし結果的に高橋は転ぶと言う形でバトンを落として、結局2位だったのが6位になってゴメンと言いながら泣いてた。
俺は夢で見た事は変えれないのか?まさかな?という感じで少し気味が悪さを覚えつつも、すげーとも思ったりしてた。
中学に上がっても正夢を数回見た。どれも小さいもので大した話じゃないけど見事に当たってた。
この頃にはただの夢と正夢になる夢の違いも掴めてた気がする。
正夢になるやつは起きた時に妙にハッキリ覚えてる事と、夢なのか現実なのか分からない様な感覚に陥った後に目が覚めるんだ。
それ以外には言葉では説明しづらいけど、感覚的なものもあった。
中学時代の夢の一つに武田って奴がバイクで事故って死ぬ夢を見たんだ。
これも正夢になるパターンの奴だと感じた俺は凄く怖かった。人が死んじゃうなんて今までとは大違い。
これだけは現実になるな!と心底願った。
でも結果的に中学卒業するまで武田は元気だったし、高3の時もコンビニで偶然会ったりしてピンピンしてた。
その頃にはもう外れたもんだと忘れてたし、唯一外れたものとなった。
高校に入っても正夢を見たけど2回だけ。どちらも大したものじゃなかった。
高校を卒業後は上京してほとんど地元に帰る事は無くなったし、正夢を見る回数も減った。
卒業から23までで見たのは2回だけだった。
23の正月に久々に地元の友達と飲みに行った時に、子供の頃の思い出話に花が咲いてワイワイしてる時に偶然武田の話になったんだよ。
夢の事なんてすっかり忘れてて『そういえばあいつどうしてんの?』って聞いたら
『あれ?お前知らないの?2年前にバイクで逆車線に飛び出して亡くなってんだよ』と。
それを聞いた時は一瞬血の気が引いたし、凄く嫌な気持ちになった。
よく考えれば夢で見た武田はフルフェイスのヘルメットを被ってて顔も見えなかった。
感覚的に武田だと分かっただけで、あれは23歳になった武田だったのか?
そんな先の事まで夢に見るのか?とか色々考えた。
これを聞いた後はもう夢は見たくないと心底思う様になった。
よく夢は眠りが浅いと見ると聞くから疲労して熟睡すればいいのか?
などと考えてジムに入会したりランニングまで始めて毎日疲れて布団に入るのが日課になった。
残念な事にそれからも正夢は年に1、2回は見る様になってしまい今に至る。
あれから15年。色んな夢を見たけど人が亡くなったり大きな怪我をする様なものが無い事に救われてる。
唯一気がかりなのが3年前に見た夢。
自分が雨の中でずぶ濡れになって涙を流しながら大声で何かを叫んでる。
目の前には土砂で全壊した我が家。見渡す限り周りの家も同じような有様。
大雨による土砂崩れなのか、地震によるものなのかは分からない。
少なくとも夢の中の俺の目に映るものは大きな災害の訪れを示してた。
これだけはまだ現実となっていないけど、起きれば沢山の人の命に係わるものとなるだろう。
先日の台風やちょっとした地震の警報が恐ろしくて仕方ない。
今では正夢を見るという呪いなんじゃないかとすら思ってる。
いつかこれが現実となったら俺は助かってる様だし、またネットに書き込みたいと思う。
そんな気分になればだけど。
143
:
不思議な名無しさん
:2019/09/10(火) 16:45:00 ID:5JpzYFEk0
>>140
5人も…お寺で供養してもらったのにも関わらずという事ですよね?
可能であればお寺に一度確認に行ってみたほうが良いかもしれません
処分の仕方が間違っていたか、処分されていない可能性もあるように思えます
>>142
予知夢を見てしまう体質というか運命なのでしょうかね
よく、人に話してしまうと"逆夢"になりやすいと言われますから
ここに書いたことで気がかりな3年前に見た夢が正夢にならないと良いのですが…
ちなみに
>>142
さんは土砂災害が起こりえる地域にお住まいなのでしょうか?
144
:
不思議な名無しさん
:2019/09/10(火) 19:22:50 ID:6G0ToTgY0
>>142
わざわざコメントありがとうございます。
私の住んでいる辺りは裏というかすぐ近くにそれ程大きくないですが山があります。
この山が土砂崩れを起こしたらこの辺は埋まるんじゃないかなとは思います。
生前祖父母も小さな土砂災害は有ってもこの山が崩れた事は無いし、そういった話は聞いたことが無いとは言っていました。
でもいつかは崩れるんだろうと思っています。
あの夢は今迄外れた事が無いから。。。
145
:
不思議な名無しさん
:2019/09/10(火) 20:14:26 ID:D43KaGvc0
完了していない障害報告書
今から15年以上前のお話。
私はIT企業に新入社員として就職した直後だった。
ある日、課長から倉庫の書類を掃除するよう依頼があった。
前日に偉い人の現場巡視があり「倉庫が汚い」と指摘があったそうだ。
課長の指示は「10年以上前の障害報告書で完了しているものを捨てること」だった。
障害報告書って聞きなれないかも知れないけど。
簡単に言うとITシステムの復旧にかかった対応履歴をメモして、顧客に報告した紙。
・機械がとまりました→部品の不具合でした→交換しました→元に戻りました→完了
・プログラムでエラーが起きました→データの不具合でした→データを手直ししました→再実行して正常になりました→完了
みたいな感じ。
倉庫に入ると大量の障害報告書がバインダーにとめられている。
あまりの量に「完了しているものを捨てる」と言われたのを無視して、
障害の発生年月だけみてシュレッダー行きの袋に放り込んだ。
そもそも10年以上前の障害で完了(復旧)していなければ、大問題なのだから。
バインダーに年月だけ書いてある。古いものからどんどん書類を袋に放り込む。
「やっと1995年まで来た。Windows95の年だ。」と思ったところで。
やたら分厚い障害報告を見つけた。しかも未完了になってる。
内容は下みたいな感じ。
・6:00:ネットワークの大量アラート発生。接続負荷。
発生箇所識別。関西地方。九州。四国。
関西地方以西の回線が切れたと想定。
・6:07:関西地区担当者に連絡。
不通。(電話応答がない)
関東地区担当者に連絡。
「何があったのかこちらでも電話する」とのこと。
以降継続して連絡。
・6:30:伝送処理失敗。
関西地区担当者に連絡。
不通継続。
関東地区担当者に連絡。
「地震のため。復旧までデータ伝送は待ち。」
・9:00:夜勤から交代。データ伝送待ちになっていることを引き継ぎ。
・9:30:3時間経過したため、関西地区担当者に再連絡。
依然不通。ネットワークも復旧せず。
関東地区担当者に連絡。
「本日の処理はあきらめる。回線復旧めど立たず。伝送先が火災の可能性もあり。」
・9:50:伝送処理中止。1月17日分の伝送データはバックアップとして保管。
・19:00:関東地区担当者より連絡あり。
本日以降、指示があるまで全データ伝送および関西地区の処理を中止する。
・1/19 10:00:関東地区担当者から連絡あり。
被害状況判明。オフィスと共に機器全部破損。復旧断念。
そこには初めてITシステムが災害にあい、
慌てふためくことしかできなかった当時の人たちの姿があった。
私は一瞬怖いと思ったが、「未完了だから捨てちゃいけないなあ。」とその分厚い書類を棚に戻し、
掃除を進め、「ほとんど捨てましたが未完了分はとっておきました。」と報告した。
この慌てることしかできなかった経験が、今後の事業継続計画に生かされることを願って。
146
:
不思議な名無しさん
:2019/09/11(水) 00:59:21 ID:???0
>>145
阪神淡路大震災か
147
:
不思議な名無しさん
:2019/09/11(水) 10:05:07 ID:???0
自営の事務所の一部屋なんだけど、一角に衝立が置いてあって、自分の記憶にある限りほの衝立を動かしたことはない。
昔は控え室に使ってたので、有名どころの複製画が描いてあるんだけど、自分はその絵が苦手で、昔から掃除の時も、その部屋の押し入れにしまってあるものを出す時も、あまり目を向けずにいた。
まぁそれは関係ないんだけど、その部屋は今は放り込み部屋で、資源回収の古紙や段ボールを入れたり消耗品のストック置き場にしてるんだけど、母親が趣味で始めた絵画のカンバス入れた時に、衝立を破いたんだ。
流石にまずいってことで、建具屋さんに連絡して直してもらうことにしたんだけど、高さ2メートルはある衝立を退かしたら、衝立が隠してた壁に扉があった。
事務所は木造土壁で、某有名台風の後外壁にトタンを張って補強してある。その扉は外から見たらトタンで塞がれていて、存在に気づかなかったわけで。
でもその扉は引き戸で、壁にはめ込まれていた。
大きさ的にはにじり口よりちょっと背が高いくらいで、茶室にしようとしたのかな?と言われりゃそうだけど、壁にはめ込まれてるから開かない。
建具屋さん、何事もなかったように衝立を元に戻したから、衝立直す気ねぇな、って思って、こっちも何も言わなかった。
放り込み部屋だから、衝立が傷ついてても誰も見ないし。
ところで事務所は近所の大工さんの3代前が建ててくれて、設計図も残ってる。
設計図を調べたけど扉はなかったし、大工さんとこにある記録にも扉をつけた、とはなかった。
某有名台風の後トタンを張ってくれた外壁やさんに確認したけど、扉はなかったそうだ。あったらトタン張らないってさ。
意味わかんないけど、害もないから放置。
148
:
不思議な名無しさん
:2019/09/11(水) 13:40:51 ID:5JpzYFEk0
>>144
そうなんですね…
お話を聞いてる限り、ご自身でも夢の判別がつくようですし
正夢だと判断したなら実際に起こってしまうのかもしれませんね…
でも助かるようですし、ご家族共に命は無事な事を祈ります。
災害が起こるたびに
>>144
さんは大丈夫かなと頭に浮かびそうです。
149
:
不思議な名無しさん
:2019/09/11(水) 15:50:35 ID:vUEYCc3c0
初めてカーナビを使った時の事です。
怖いとは違ったら申し訳ありません。
私にとっては人生で一番怖い出来事でした。
当時付き合っていた彼氏が静岡市に長期出張になり、ふと遊びに行ってみようかと考えた私は
丁度新車が納車になったばかり、初めてつけてもらったカーナビも使ってみたいし
到着したら彼氏と美味しい物でも食べようと、高速代を節約しようと一般道で向かう事に。
ウキウキしながら、まだ使い慣れないナビを由比ICに設定し意気揚々と出発しました。
当時私が住んでいた山梨県から静岡市までは、2ルートくらい峠から抜けていく下道があったのですが、
設定したナビが示したのは、私が知らないルートでした。
出発した時はまだ完全に陽も落ちておらず、峠道とはいえトラックも多く浜松ナンバーなんかが前を走ってると
なんとなく、この車についていけば間違いなく静岡には行くんだなーなんて考えつつ順調に走ってました。
しかし、途中の道の駅があるところまでくると、ほとんどの車はそこへ入ってしまい、完全に陽が落ちる頃には私の車くらいしか走っていませんでした。
少しだけ心細くなり、カーナビの予想到着時間とか先行きなんかをチラチラ確認してた時
ポーンポーンと警告音がなり、あの無機質な女性の声で、数百メーターを左折しろと言われ
単調な一本道だった峠道、突然の音に少しびっくりしつつ、もしかしてもうそろそろ山道は終わりかな?
なんて思って道を曲がると、目の前にはシャッターの閉まった小さな商店
自販機の明かりだけが見えて、その横に山の入口にしか見えない道があり、カーナビを確認すると、どうやらそこへ入るらしい。
既に真っ暗だし、周りを見ても住宅はほとんど見えない、少しビビった私はどうしようかと迷いましたが
せっかくここまできたし、この山を越えればきっと目的地だと覚悟を決めて、ナビの指示に従い山道へ入っていきました。
5キロ以上道なりです。
そんな声に、まだまだ先はあるんだなぁ、高速使っておけばよかった、と後悔しつつ
細く荒れた山道をどんどん上がっていきました。
その道は、頼りないガードレールだけが唯一の境界になった崖のような道で、下にはぽつぽつと民家のような屋根も見えるが暗く
光といえば、点々と工事の警告板のような物に取り付けられた、点滅する赤ランプだけでした。
その赤ランプを見ると、なんだか不安がこみ上げてきて、必死でハンドルを握り早くこの道が終ってくれと願いながら、細く荒れた道を進んでいきました。
どれくらい進んだんでしょうか、本当にこのまま進んで由比につけるのか、と不安も限界に達したころ
突然ナビがポーンポーンポーンという警告音を連発しはじめ、ビックリした私はあわててブレーキを踏み、ナビを見ると今度は
直進方向です、直進方向です、直進方向です…と同じ言葉を繰り返し始めました。
もう暗闇も、細すぎる荒れた道も、ナビの無機質な女性の声すら怖くなった私は、引き返そう、と決めどこかに転回できる場所はないか、と前方へ目を向けると
そこには道はなく、崖のような場所で、先ほどから目にしていた警告板に取り付けられた赤いランプが点滅してました。
混乱している間も、ひたすらに繰り返される直進方向です、という女性の声とポーンという警告音。
150
:
不思議な名無しさん
:2019/09/11(水) 15:51:11 ID:vUEYCc3c0
怖くてたまらず、無我夢中でバックで車を下げ、ようやくの思いで転回し登ってきた道を引き返しました。
とにかく怖くて、ナビの音声と音がいつ止まったのかも、どのくらい走ったのかもわかりませんでした。
ただ、ようやく山道の入口に戻った時、シャッターの閉まっていたはずの店には灯りがついており
中にはおばさんもいて、今から店じまいというような様子でした。
私は怖くて、誰かと話したくて、とりあえず車を止め、中に入りました。
するとオバサンに
「今店の横の道からきたの?危ないよ、あそこは通行止めだから入っちゃだめだよ、看板あったでしょ」
と言われ、通行止めなんかなかったし、そもそも入った時にお店も開いてなかったと話すと
何を言ってるのか、と困ったような様子、とりあえず缶コーヒーだけ買わせてもらい、少しビクビクしながら車に乗り込んだ。
怖かったけど、改めてナビを見ると、さっきまでついていたはずのゴールマークも進むべき道の青い線も消えてました。
そして、おばさんから教えてもらった通り、山道をふさぐように進入禁止の赤いマークがついたあの警告板もそこにありました。
もうわけがわからず、父に電話を入れ電柱に書いてあった住所を伝え、帰り道を確認してもらいナビを使わずに家まで帰り
家で待っていてくれた父にナビがおかしかった、と必死で伝えました。
父からは、由比にICなんかない、あるのはPAだけだと聞かされ
PAも、一般道から入れる道なんかない、お前の勘違いだろうと言われました。
父と共に、ビクビクしながらナビを確認すると、確かに父のいう通りICは検索しても出てこず
PAで設定しても、前回とは全く違う道を示し、父のいう通り途中から高速道路へ誘導されており
そもそも私の走った道はルートの選択にすらありませんでした。
勘違いだったのか、なんだったのかはわかりません。
でも、私はそれ以降ナビのあの音声が怖くて、今でもナビは使いません。
151
:
不思議な名無しさん
:2019/09/11(水) 22:34:45 ID:wtkCrc720
怖くは無いけど一度だけ縁があって一人の方の成仏のお手伝いをしたことがあるなぁ
禁足地も有能な坊さんも大袈裟な除霊も死者、行方不明者も出てくない退屈な話だけどさ
故あってAさんて人に憑かれて檀家のお寺に相談に逝くもそういうことはしていないと断られ、替わりにH原さんて人を紹介される。
H原さんに会うと一枚の風景写真を見せられ「何が」見えるかきかれるも普通の景色と素直に答えた結果、話を聞いてもらえる。
その後、仏壇の前で御勤めを上げて頂き除霊完了・・・と思いきや
これから毎日家の新しいご飯と水を仏壇に供えて手を合わせるよう指示される。
その時、口に出してもいいし心の中でもいいから念仏唱えながら「助けて上げることはできないけど、力になるから早く成仏して下さい」と念じるように助言を受ける。
3か月もすると今度は毎日仏壇に甘いお菓子とか飲み物をお供えする様に指示を受ける。
お菓子を備えて2か月位経った時に夢にAさんが出てきて「ご迷惑をおかけしました。お世話になった代わりに3代末まで御守りします」みたいなことを言い残して逝かれる。
2,3日後H原さんに呼ばれていくと労いの言葉と共にAさんが無事向こう側に行けたといわれる。
あとで話を聞くと
風景写真→霊に憑かれていると思い込んでいる人はそれっぽいモノが見えるというらしい。その場合本人を納得、安心させる為に形だけの御勤め上げるらしい
ご飯と水→向こう側に逝くには物凄い距離を歩く必要があるらしい。だから食べ物と水が必要との事。死んでも腹って減るんだなとしみじみ思った・・・
甘いお菓子→向こう側に逝く道は真っ直ぐなんだけど両側に成仏できない人がたくさんいて、自分も一緒に連れて逝ってくれとしがみ付かれたり、通せんぼされたりするらしい
その時に甘いお菓子を渡して先に逝かせてもらうんだってさ・・・地獄の沙汰も金次第って本当なんだなと感心。
読み難い上にオチも無くて申し訳なかとです
152
:
不思議な名無しさん
:2019/09/11(水) 22:40:03 ID:???0
子供の頃から、ふっと日が陰ったみたいに影がさすことがある。雲が太陽を隠したのかな?って空を見ても、雲ひとつなかったり、隠れてなかったり。
そもそも夜でも目を閉じてても、影がさすことがある。
他の人もあるのか確認したことはないけど、影がさした時はだいたい、自分の周りで人が亡くなったり救急車で運ばれたりしてる。
自分の周りってのは、半径何メートル内での話で、知り合いや血縁者って意味ではない。
153
:
不思議な名無しさん
:2019/09/13(金) 06:43:09 ID:???0
オカルトじゃないけど、10年前、やけに同い年の犯罪者が多かった。
今年に入ってから、ニュースになるレベルで捕まってる奴は、やっぱり同い年。
気のせいかもしれないが、ひったくりと詐欺とコンビニ強盗のニュースが連続で流れて、全部同い年(地域はバラバラ)ってのは、なかなか経験しないと思う。
10年前と今年、それが日常で、どうせまた犯人の年齢自分と同じだろ、と思いながら聞いてると、同い年なんだよな。
警察でなんか把握してないのかな。調査か研究の対象にしてほしいくらいだ。
154
:
不思議な名無しさん
:2019/09/13(金) 07:39:21 ID:cMjA2bbg0
自分が高1の頃の話です。
山の上に煙突が立ってる通称えんとつ山って山があり、15分ほどで山頂まで行ける山があります。ここに高1の時友人1人と初めて登りました。
その登山道の途中に別れ道があり、こっちも行ってみようって事になりずっと進むと鳥居とボロボロの神社のようなものが現れました。
気味が悪いですが散策してると小さな賽銭箱を発見。こんな小さい箱だと箱ごと持って行けそうだね。って話してて試しに持ち上げると賽銭箱の下に木箱を発見。
気になって箱を開けると女の人の髪?長い髪の束が入ってました。
全身の身の毛がよだちました。
急いで木箱と賽銭箱を元に戻して山を下る事にしました。
降り始めてすぐ僕ら以外の足音が後ろから聞こえている事に気付きました。
僕らが立ち止まるとその足音も止まります。
歩き始めるとその足音も再び聞こえてくるのですがどんどん足音が大きくなり恐る恐る振り返ると神主のような格好をした凄い形相の男が追いかけてきてました。
捕まったら死ぬと思って友人の事も考えず無我夢中に山を駆け下りました。
下山してすぐ友人も降りてきました。
神主のような男は現れませんでした。
友人も必死に走って降りてきて後ろの状況がわからずじまいでした。
結局それ以降何も起こらず普通に暮らせてますが今でも思い出すと鳥肌が立ちます。
あの日からこの山はもちろん、心霊スポットのような場所には死んでも近寄らないようにしてます。
神社の名前も覚えてないので調べようもないですが物凄くあの神社と神主のような男が気になります。
ちなみにえんとつ山でググると普通に場所が出てくるんだなww
誰かあの神社と神主の正体を突き止めてほしい。物凄く気になる。
155
:
不思議な名無しさん
:2019/09/13(金) 17:21:35 ID:Hg/mIj3g0
まだ私が高校生だった時の話。
私は部屋で寝る時、豆電球だけつけて寝ていました。
豆電球なので部屋の中は暗いながらもオレンジ色の光で何処に何があるのかが分かりました。
156
:
不思議な名無しさん
:2019/09/13(金) 19:23:29 ID:BGK5D3bg0
私の母は霊感があるみたいなんだけど、旦那と付き合ってる時に「あんたの彼氏、守護霊がおらん。そ」「守護霊はおらんけど、犬がいる」
157
:
不思議な名無しさん
:2019/09/13(金) 19:24:47 ID:BGK5D3bg0
>>156
途中で送信してしまった。すみません書き直します(^_^;)
158
:
不思議な名無しさん
:2019/09/13(金) 19:30:19 ID:BGK5D3bg0
霊感がある母が旦那と初めて会った時、後で「あんたの彼氏、後ろに人の守護霊がいなくて犬がいる」と言われた。
旦那に犬の特徴を話したら、子供の頃に飼ってた犬かもしれないって。
ただ、兄弟が拾ってきた犬で、特別可愛がってた訳では無いらしい。
出会った頃に「この人、なんか犬っぽい」と思ったけど、守護霊が犬なら仕方ない。
159
:
不思議な名無しさん
:2019/09/13(金) 22:45:16 ID:???0
つい昨日の怖い話。
涼しくなったからか、Gの動きが鈍くなり、また産卵のためか、ふらふら出てきたらしい。
仕事から帰ったら、廊下にひっくり返ってた。
先に帰ってた子供に聞いても、誰もGと戦ってないそうだ。
とりあえず手近なゴミ箱で圧かけて、スリッパで踏みつけたら動かなくなったので、外に放り出した。
今朝外に出たら、Gを包んでたティシュはあるが、G本体がない。
昨晩子供を習い事から迎ってきた時はあったのに。
猫は死んだGは持ってかないはずだし、そもそも昨日はうちの庭に猫は来てない。
まさかあいつ生きてたのか…?
どこいきやがった?
家に舞い戻ってないことを祈る。
160
:
不思議な名無しさん
:2019/09/14(土) 14:32:02 ID:MEa.eWJk0
10年くらい前の話です。
場所特定されるかもですが、神奈川県の携帯ショップで体験した事です。
その携帯ショップにはとある副商材の売り込み方法を教育する形で何度かお邪魔していました。
ショップ自体が変わっていて、元々は酒屋だったのを携帯ショップが代わりに入る形でした。
一階部分がショップ、二階部分を事務所にして使っていました。
そして屋根裏と、半地下の様な場所があり、そこに在庫を保管していました。
建物自体も木造で、非常に狭いお店でした。
店舗に行くと、毎回なんらかの不思議な体験はあったのですが、何となく考えないように、木造にありがちの家鳴りやなんかだと思うようにしていました。
ただ、今考えるとやはり家鳴りでは片付けられない事もありました。
ある時お邪魔した際に、一階の店舗にスタッフ全員がいるのに、ミシ、ミシ、と二階の事務で明らかに誰かが歩いて移動している足音が聞こえてきました。
店舗の入り口、自動ドア部分は、二階の事務所では窓があるのですが、ちょうどそこからゆっくりすり足の様に歩いて店舗と繋がる階段まで歩いて来ている様に音が移動していました。
二階の事務所は畳敷なので、みし、みし、と木が軋む音と一緒にザザッと畳の擦れる音が聞こえました。
かなり建物自体が古く、床が薄いので、スタッフの方が二階を歩く際にも床を踏みしめて歩く音はいつも聞こえていました。
荷物を事務所に置いた際に誰もいない事は確認していましたし、小さなお店で、出勤スタッフの方の数も少ないのでありえないんですが。
一同顔を見合わせて、1人のスタッフさんが、
「たまにあるんです。」
と苦笑しながら言った時に、半地下の在庫置場から小さな子供の笑い声が響いて来ました。
流石に皆驚き、無言で視線を交わしました。
一応子供が入り込んでいないか確認しましたが、そんな事はやはり無かったです。
人の出入りが多い場所は集まりやすいと聞いた事がありますが、県内の携帯ショップでも、不思議な事が起こるお店は何軒かありました。
でも、毎回なんらかの現象があり、行きたくないなと思うのは、このお店だけでした。
161
:
不思議な名無しさん
:2019/09/15(日) 09:41:35 ID:???0
住職なんだけど、月参りっつって、門徒さんのお宅に毎月決まった日に伺って、お仏壇でお勤めするのが、日頃の通常業務。
いろんな家を回ってると、その家の人が普段どうしてるか?が分かる。
「仏ほっとけ」とか言われる宗派だけど、基本朝お仏壇を開けて水とお仏飯を供え、昼にはお仏飯を下ろし、夜にはお仏壇を閉める。
お勤めはしなくていいが、まぁだいたい朝晩手を合わせる人が多い。
そうでなくても、その家の人が仏様を大切に思ってるか、はお仏壇に現れる。
家の中が綺麗でお仏壇も綺麗だとしても、心無い人の家だと、仏間が暗いんだよ。灯りつけても暗い。
ちゃんと仏様を想ってる家は、電気つけてなくても明るい。
金箔と黒漆の昔ながらのお仏壇なのに、お仏壇の中が暗いってところもある。そんなところで線香探して、虫の死骸に触っちゃったこともある…。
ご本尊が見えないくらい真っ暗なお仏壇に会った時は、お経が出てこなかった。
そこの家は昔ながらの家で神棚もあったんだけど、神棚も煤けて見えた。
地獄ってのは人間の負の心が作り出したもので、実際にはない、ってうちの宗派は言うけど、神も仏もない場所ってのも、人間が作り出すもんなんだな。
162
:
座敷ワラシ?
:2019/09/15(日) 20:47:14 ID:HzuYzHNI0
怖いというよりも、不思議な話に近いかもしれません。
私には2人の息子がいます。年子ですが、小さい頃は全く似ていませんでした。最近は似てるなと言われることが多くなりましたが......。
長男は、結婚して2年目にお腹にきたんですが、旦那と付き合い始めた頃から部屋の中など、人がいない(私は地元から出て来て、当時は派遣会社の寮に住んでいました)のにドアの隅から覗かれていたり、ジーッと見られていたりなど、気配は感じていました。
旦那と結婚が決まり、新居に引っ越してからも変わらず(旦那がいない時に限って)、何だかなぁと思っていたのですが。
ある日、旅行で富士の青木ヶ原の樹海を通った時、あるお地蔵さんの前を通った瞬間、首のないライダースーツのお兄さんがスッと車に乗って来ました。うわっと思いましたが、特には何も感じなかったため放置(笑)
それから何ヶ月か車に乗っていましたが、ある日の旅行(姫路城に行く時だったか)中に車中泊をしたPAで「座敷ワラシ」の手を引いていずこかに消えてしまったのです。
そのすぐ後に長男が、その翌年に次男がお腹に来たのです。
霊視してくれた人によれば、「首無しライダー」が長男で、「座敷ワラシ」が次男っぽいとのことで。来るべき時を誤って早く来てしまい、丁度波長の合ったライダーが時期を見計らって連れてってくれたのだそうな。
確かに次男はおっちょこちょいですけどねー(笑)
その座敷ワラシと私は前世でも親子だったみたいですが、真相はどうか分かりません(覚えちゃいないし、当たり前だけど)
そう言われれば、ライダーさんはしっかりしてたような......。
163
:
ジョーが死んだときの話 1
:2019/09/18(水) 18:53:46 ID:cSAksYwA0
祖父が大の動物好きで、母は子供の頃から猫や犬、インコ、うさぎ、ハムスター、魚、トカゲなど様々な動物を飼っていた。
中でも小学生のときに飼っていた雄の黒猫ジョーは、子猫のときに捨て猫だったのを自分で見つけたこともあり、他の動物よりも一層愛情を注いで育てていたそうだ。
母の実家は自営業だった。一階がワンフロア土間になっており、そこにずらーっと商品を並べていた。
何の商品かは伏せるが、販売はもちろん修理も承っており、一時は相当羽振りも良かったらしい。
母は兄弟と祖父母と動物たちといっしょに、店舗の二階に住んでいた。
祖父母が亡くなるまでは、私も正月やお盆の度に遊びに行ったが、行く度にショートケーキのような家だと思った。
というのもその家は、道が二股に別れるちょうど真ん中のまさに三角州のような土地に建っていたからだ。
左右の道に面したところに一ヵ所ずつ、商品を出し入れできるように透明なガラスの大きい引き戸があり、その大きさから道に面したところはほぼガラス張り状態で、カーテンもなかったので一階はいつでも丸見え状態だった。
家族は左の道からも右の道からもガラス戸を通って出入りしていた。
ジョーは4才で車に轢かれて死んだ。母が小学4年の時だった。
商売柄ガラス戸はいつも開けっ放しで、猫たちも出入り自由状態で飼っていた。
家の両側に交通量の多い車道があれば轢かれることも予想できただろうに、当時は完全室内飼いなんて誰の頭にもなく、猫は自由にさせておくのが当たり前だったらしい。
だからジョーが轢かれたのを見たときも、母以外の家族は仕方ない、どんくさい子だったからねなんて言って死を受け入れていたが、母は違った。
何しろ子猫のときから育てたいわば子供のような存在だ。泣き腫らした目で学校に行き、家に帰ればまた泣いていたらしい。
164
:
ジョーが死んだときの話 2
:2019/09/18(水) 18:55:21 ID:cSAksYwA0
ジョーが死んで2ヶ月ほど経ったある日、母は妙な夢を見た。
夢は一階の店舗へと続く階段のシーンからはじまり、階段を降りきると、カリカリキーキーと何か引っ掻く音と猫の鳴き声が聞こえてくる。
夢の中では昼だった。明るい日差しが入ってきているガラス戸の方を見ると、元気な姿のジョーが一心不乱に戸をひっかいている。
母が寄っていくと、開けてくれといわんばかりにニャーンニャーンと悲しげな声を出した。
戸を開けてやろうと鍵に手を伸ばしたところで、なぜか「家に入れてはいけない」と強く感じたそうだ。
ジョーが戻ってきた嬉しさで心がいっぱいなのに、何か不安な緊張のような、焦りのようなものが急に広がってきたそうだ。
母は、「もし家に入れてしまったらいつまでもジョーがこの世に留まってしまって天国に行けなくなる」と思い、ジョーに向かって、お前は事故で死んでいること、もう悲しむのをやめるから未練を残さず成仏してほしいということ、それから今までの感謝を伝えた。
そして振り向かないように二階への階段を上がりきったところで目か覚めたらしい。
起きてすぐに祖父母や兄弟にそれを伝えると、ジョーが最後のお別れを言いに来たんだろう、よかったねといった意見だった。
母もその意見に概ね賛同していたが、意に反して翌日も同じ夢を見た。
夢の流れは一緒で、一階へ降りる階段のシーンからはじまり、ジョーの姿を見つける。
そして母もまた前日と同じような言葉をかけて二階へ上がって目が覚める。
祖父母に伝えると、死んでることに気づいてないのかなぁ、夢枕に立つときはだいたい3日だから明日も見るかもしれないねぇという半ば他人事のような返事だったそうだ。
同じ夢を2日続けて見た不気味さはあったものの、ジョーが家族の誰でもなく自分を頼ってきているという妙な誇らしさからかあまり恐ろしさは感じなかったらしい。
案の定3日目も夢にジョーが現れた。
階段を降りきり、ジョーに同じような言葉をかける。
まだ子供だった母は祖父母の言葉を真に受けて、3日目だからジョーに会えるのは最後だろうと思い、いつもよりも長い感謝の言葉を伝えたそうだ。
夜に布団に潜り込んで来てあたたかかったこと、膝にのって来たときにやわらかくて感動したこと、ジョーといっしょに過ごせていかに幸福だったかを泣きながら伝えた。
ジョーは話をしている間も戸を開けようと一生懸命で、その姿が少しおかしくて笑ってしまったそうだ。
最後にじゃあねと声をかけて、階段を2、3段登ったところで急に別れるのが悲しくなって、ちらっとガラス戸の方を見遣った。
そこにいたのはジョーではなく、凄い形相の女だった。伸びた黒いボサボサの髪、暗い花柄のスモックのような半袖のワンピース、顔や手足に煤のような汚れがついた裸足の若い女が、手足をめちゃくちゃにばたつかせながら、ガラス戸を叩いていた。ぐるぐると顔の表情を変えながらも怒っているのが伝わる。目をいっぱいに見開いて、時おり髪をぐじゃぐじゃに引き抜きながら何か叫んでいた。
母はあまりの恐ろしさに氷水を浴びせられたようになって固まってしまい、まじまじと見つめてしまったそうだ。
渾身の力で戸を叩いているはずなのに、不思議と叩いている音も振動もなく、叫び声も聞こえなかった。
しばらく固まっていると女がガラス戸に体当たりを始めた。
何度も何度もぶつかるが、音も振動もなくガラス戸もびくともしない。
母はなんとか体を動かして階段を登り始めた。
音がすれば女の存在に気づいたことがばれると思いそろそろと慎重に登った。登りきれば目が覚めると信じていた。
最後の一段をやっと登りきったとき、背後からドオオオオオオォンと大きな音がした。
そこで目が覚めた。
165
:
ジョーが死んだときの話 3
:2019/09/18(水) 18:55:52 ID:cSAksYwA0
まだ暗い時間だったが、すぐに祖父母のところへ行き、夢の話をして一緒に一階のガラス戸を見に行ったが、異常はなかったそうだ。
そして翌日から同じ夢を見ることはなくなった。
母は相当な楽天的で天然が入った性格で、あの女の人は悪い幽霊だったが、ジョーが自分を轢いた車を呼んで女の人を轢いて退治してくれたんじゃないかな?それが最後のドーンだったんだよーなんてにこにこ笑っているが、私はどう考えても違うと思う。
私が思うに、最初から女はジョーのふりをして戸を叩いていたんじゃないかな。兄弟の末っ子で、一番ジョーを溺愛していた母なら易々と戸を開けて招き入れてくれると思って夢に出てきたんじゃないだろうか。最後のドーンもジョーが助けにきてくれたんじゃなく、戸を破られた音だったんじゃないかと思う。関連あるかどうかは分からないが、しばらくしてから祖父母のやっていた商売は失敗し廃業、家だけは何とか残ったものの相当な借金を抱えることになる。母も兄弟も学費が足りず大学進学を諦めて家族で借金返済のために働いた。
母は女について、祖父の女関係だったのではと言う。
孫の私が言うのも何だが、祖父は年を取っても整った容姿をしていた。身長も高く、若い頃は芸能界で仕事をしていたこともあったらしい。そんな人がおモテにならないはずもなく、祖母と結婚してからも浮気三昧で朝帰り上等、浮気相手が家に押し掛けてきて、一緒に晩御飯まで召し上がっていくこともあったそうだ。また祖父は根っからの酒飲みで、飲んでは暴れて祖母や母たちにもしょっちゅう手をあげていた。
祖母は何とか浮気や暴れ癖が治らないかと、祈祷師(当時はそこそこいた)に通ったり、神社にお祓いをしてもらいに行っていたが、そこでは女の生き霊が大量についていると言われたらしい。
今となっては祖父母も亡くなり詳しいことも分からないが、あれ以来母は猫嫌いになってしまったそうだ。助けてくれたと主張している割には薄情だ。だからうちでは猫が飼えない。
166
:
コロネコ
:2019/09/20(金) 22:34:29 ID:???0
17歳の頃
毎週末は友人と明け方まで地元の公園で遊ぶことが恒例だった。
ある日の土曜の夜 いつものように特にやることもなく他愛もない会話で盛り上がっていると唐突に大粒の雨が降り始めた。
時間は午前2時を過ぎたところ
いつもなら帰るのにはまだ早いが さすがにこの大雨では居心地悪い、仕方なくその日は解散となった。
多少小降りになった雨の中 小走りで家路へと急いでいた。しかしさすがに寝るにはまだ早いと自宅近くの自販機でジュース買い ゲームでもしようかと考えていると、ふと15メートルほど先の外灯の下に人影があることに気づいた。
人影は二人 一人は傘を差した女性 中年というにはまだ若いといった印象だ。そして傍らには黄色いレインコートを着た男の子。おそらく幼稚園生か小学低学年かといったところ。
親子と思われる二人は外灯の下 手を繋いで目の前の民家をただじっと眺めているようだった。
こんな時間になにしてんだ?
その時はその親子に対しそれくらいにしか思わなかった。
ふとその男の子がこちらを向いた。
灯りに照らされたその顔にはどことなく見覚えがある、近所の子供なんだろう。
自分は目的のジュースを買い、そそくさと自宅へと帰った。
部屋に戻り早速ゲームに取りかかるが、一向に止まない雨音に気をとられてなかなか集中出来ずにいた。
さっきの親子のことを考える。
あの見つめていた家の住人だろうか、父親とケンカでもして家を出たのはいいものの、行く宛もなく帰ってきた、でもなかなか素直に帰りづらい…そんなところか。
時刻はそろそろ4時になろうとしていた。あの親子、まだあそに居たらさすがに怖いな、などと思いながらゲームを止めて寝ることにした。
翌朝
噂好きの母親に昨夜のことを伝えることにした。
自分「昨日の夜中にあそこの外灯の下に母親と男の子の親子っぽい二人が目の前の家をずっと見てたけど、そこの家の家族かな?」
母親「ほんとに!?帰ってきたの!?」
自分「帰ってきたのって…もう話題になってんの?」
母親「いやそうじゃなくて、、あの二人が行方不明になってからもう10年くらいたつんだよ」
自分「10年!?」
母親「そのアンタが見た男の子はよくわからないけど…ほら!小さい頃あそこの家の◯◯君とよく遊んでたじゃない、そしたら奥さんが◯◯君を連れて居なくなって…アンタも◯◯君が逃げた!って泣いてたんだよ。」
その時、忘れていた記憶が一気に蘇った。
確かに、確かに自分はあの子と毎日のように遊んでいた。あの子の家の庭を二人で駆け回っていた。
ふと昨夜の男の子を思い思い返してみる。
あの子だ。◯◯君だ。10年前とそのままの。
母親「でもねぇ…今さら帰ってきてもねぇ。△△さんもだいぶ前に引っ越してるしねぇ…」
そとあと母親になぜ失踪したのか尋ねたが、理由はわからないと。
父親である△△さんも当時は有ること無いこと噂され、失踪から一年もしないうちにどこかへと引っ越したらしい。
母親「◯◯君はアンタの一つ下だったし、アンタが見た男の子はどこかで出来た子じゃない?」
自分「あぁ、うん、そうかもね…」
母親の言う通りなのかもしれない。
ただ自分には確信がった。思い出したんだ。
あの黄色いレインコートは自分のものだ。
あの日、大雨のあの日、自分は買ってもらったばかりのレインコートを着て遊んでいた。
そして貸したんだ、◯◯君に。夜に出かけるから貸してって。◯◯君が居なくなって、自分はレインコートを盗って逃げたと泣いたんだ。
今となっては誰にも真相はわからない。
でも自分は未だあの男の子は◯◯君だと思っている。
167
:
コロネコ
:2019/09/20(金) 22:42:07 ID:???0
17歳の夏の日
仲間と夜中まで他愛もない話で盛り上がっていた。
その日の話題は怖い話
それぞれが見たり聞いたりした怖い話を持ち寄り一人一人が互いに怖がらせようと意気揚々と語り始めた。
定番のものから微妙なもの、しまいには怖い映画の話などで盛り上がり、何巡目かの自分の番が廻ってきた。
自分は小学生の頃に行った林間学校の時に体験した事を話すことにした。
正直記憶も曖昧で、夢か現実かも判断がつかない、オチも特に無いといった内容だったため今まで話すことはなかったが、鉄板の怖い話はとうに尽きていたし、ここにいる友人達も当時共に林間学校へ行った同級生だから情景も浮かびやすいはず、そんな思いで淡々と語り始めた。
林間学校の宿泊工程は三泊四日、二泊は宿舎でもう一泊は宿舎に隣接するキャンプ施設でのキャンプといった工程だった。
三日目のキャンプの日、手作りカレーやキャンプファイヤーなど定番のイベントをこなしつつ、一棟3人のテントで寝ることに。
布団に入って暫くは雑談で盛り上がっていたが、徐々に口数は減りそれぞれが眠りについた。
ふと目が覚め、辺りを見回すと静寂と視界の悪さがまだ夜中だということを知らせた。
しばらくして自分が尿意で起きたことに気付き、朝まで我慢しようか悩んでいた。トイレは隣の宿舎まで行かなければならず、そこまでの心細さと恐怖心からそう考えたかもしれない。
一時考え、意を決して外に出ようとしたその時
「どこ行くの?」
隣で寝ていたはずの友達が声を掛けてきた。
「ちょっとオシッコしたくなって、、」
「俺も行く!」
こんなに心強いことはない、そしてどうやら友達もトイレに行きたくてしょうがなかったらしい。
二人で周りを起こさないようにこそこそと隣の宿舎へ向かった。
宿舎の中は非常口の緑の灯りが辺りを淡く照らしていた。
薄気味悪い館内を急いでトイレへと向かった。
恐怖心とは裏腹に、何事もなく用を足した自分と友達は、また急いで宿舎を飛び出してようやく安堵した表情を浮かべた。
自らのテントに戻る途中、ふと宿舎の方を振り返ると
二階にあるベランダに人影が見えた。それも横一列にある複数のベランダ全てに、数人ずつひしめくように並んでこちらを見つめていた。
しかし不思議と怖くはなかった。
自分達の学校と入れ替わりで別の学校の児童らが施設に宿舎しているのを知っていたから。
起こしてしまったのかな、恥ずかしいなとポリポリ頭をかき隣を見ると、居たはずの友達は既にテントの中に入ろうとしていた。自分も慌ててテントに戻り布団に潜り込んだ。
布団の中でしばし考えていた。
今は何時かわからないけど、こんな夜更けにあっちのやつらは皆起きてたのか?なんか変だな…
妙な違和感を残しつつもそのまま再度眠りについた。
…以上がその時の話である。
話終えると周りの友人も
それだけかよ!とか、そんなことがあったんだ!とか感想を口にし始めた。そして目の前の友人がぼそっと口を開いた。
「お前も見てたんだ…」
一瞬で身体に寒気が走った。
そうだった、あの時一緒にトイレに行った友達は目の前の友人だった。
友人曰く
宿舎を出てすぐに何かを感じて宿舎側を見上げると、同じように何人もの子供達がこちらを見つめていた、そしてそれをより近くで見た友人は、その児童らの身体の一部、腕や足がそれぞれ欠損していることに気がついた。友人は再び前を向き、自分を残して急いでテントへと戻ったのだという。
それから月日は流れ、自分もそのことを話題に出さなかったこともあってか、あれは夢だったのではないかと半ばそう思うようになっていたらしい。
自分がこの話をしたことで、自分も友人も、あれは夢ではなく現実に起きたことだと改めて認識し
再び恐怖が全身を駆け巡った。
168
:
コロネコ
:2019/09/20(金) 22:49:54 ID:???0
兄が二十歳くらいの頃
当時付き合っていた彼女は
いわゆる「視える人」だったそうだ。
デート中も
「あの柱の影に誰かいる」
「今通りすぎた人がおばあさん背負ってた」
終いには
「兄くんの部屋の窓からなにか覗いてる」
などと、あらゆる場面で「視える」発言を繰り返し、怯えて見せていた。
兄はといえばそういった類いに全く興味がなく、そんな彼女を面白がり付き合いを続けていた。
ある日の夜のデート
食事を終え、軽くドライブをしながら帰ろうと遠回りをして車を走らせていると
地元の県ではわりと有名な心霊スポットであるトンネルの近くまできていた。
兄はこのトンネルが心霊スポットとは一言も言わず、ここを通ったら彼女がどんな反応をするんだろうと、半ばいたずら心でそのトンネルを通ることにした。
兄「ここを通ったほうが帰りが早いから」
と彼女にはあくまで早道であることを示してトンネルへと向かった。
いざトンネルに入ると、車1台通るのがやっとの幅と、照明の1つもない真っ暗で薄気味悪い空間が漂っていて、
霊的なものを一切信じていない兄でも言い様のない閉塞感を感じていた。
ただ彼女の前では平常心を保とうと、平静さを装いながら彼女を気遣った。
兄「大丈夫?怖くない?」
すると彼女は以外にも
「ぜんぜ〜ん?ワクワクする〜!」
と、普段なら幽霊の影に怯えて縮こまっていそうな彼女が、全くと言っていいほど恐怖心を抱いていない素振りを見せていた。
その後、何事もなくトンネルを抜けると、しばらくして彼女が車内に流れる音楽のボリュームを一気に上げ始めた。
スピーカーが割れるほどの轟音が車内に鳴り響き、そしてさらに彼女がその音楽に合わせて熱唱し始めたのだ。
兄は彼女の突然の行動に驚き、とりあえずボリュームを下げようとするが彼女に両手で遮られる。
そして前方をただじっと見つめながら熱唱する彼女の肩を揺さぶり
「おい!おいって!」
と問い掛けるが全くひるむこともなく、ただただ喉が潰れんばかりの大声で歌い続けるだけだった。
埒が明かないと感じた兄は、いったん車を停めようとスピードを緩め始めた。
すると彼女がさらに大声で
彼女「停まったらダメ‼️‼️」
そう叫び、再び歌い始めた。そして兄は彼女の両目から大粒の涙が溢れでていることに今さらながら気付いた。
それから彼女は涙と鼻水を流し、しゃくり上げながらも歌うことを止めなかった。
兄もただ呆然と、ただひたすらに車を走らせていた。
その状態がしばらく続いたが、ふと目の前の道路の両端に、いくつかの石灯籠が並び建っている場所が目に入った。
そこを抜けると彼女は唐突に歌うことを止め、そして静かにオーディオのボリュームを絞り始めた。
互いに無言の車内で、兄もどう接していいかわからず戸惑っていたが
彼女のほうからポツリポツリと口を開き始めた。
「あのトンネルに入った瞬間ね、後ろの席によくないものが乗ってきてるって感じたの」
「そしてこれは怖がったらダメなやつだって思って、頑張って平気な振りをしてたんだけど…」
「トンネル出たら居なくなると思ってたら、ずっと後ろにいて、私の髪の毛触ってきて!」
「そしてね、耳元で呟いてきたの…」
「聞いて、、おねがい、聞いて、、って…!」
「これは聞いちゃいけないって!、最後まで聞いたら危ないって思って!…だから…ごめんね、、驚いたよね…」
それから彼女はまた黙ってしまい、兄もどう慰めていいかもわからず、そのまま彼女を家まで送り届けた。
彼女はいったい何を聞かされようとしたのだろうか。
もしもそれを最後まで聞いてしまったら、どうなっていたのか。
今は知るよしもない。
ただ兄も、その話を聞いた自分も、それ以来そのトンネルを通ることはなかった。
169
:
コロネコ
:2019/09/20(金) 23:21:31 ID:???0
長いので分けます。
祖母がまだ十代前半の頃
地元の集落では
一年に一度、ある風習が行われていたそうだ。
それは、ある年代の少女二人が選ばれて、村外れの海岸にある小屋で一晩明かすというものだった。
ある年、その二人に祖母と祖母の三つ下の妹が選ばれることになった。
夕刻、二人にはまず酒が入った盃を手渡され、それを飲み干すように促された。
祖母は問題なく飲み干したが、まだ幼さが残る妹はなかなか飲むことができずにいた。
愚図る妹に埒が明かないと思ってか、周りの大人が
「お姉ちゃんが代わりに呑んであげぇ」
と助け船をだし、祖母が代わりに酒を飲み干した。
そして二人は小屋まで先導され、小屋の中央に座るよう命じられた。
小屋は六畳くらいの広さで窓の一つもなく、今にも崩れそうなぼろぼろの木造で、あるものといえば真ん中に敷いてある呉座くらいなものだった。
二人がその呉座の上に座ると、外に居た大人達が唯一の出入口である引き戸に釘を打ち付け始めた。
そして最後に声を掛けてきた
「明日の朝迎えにくるから、それまで誰も入れちゃならんで」
そう言って複数の足音が遠ざかっていった。
祖母は "誰も入れるなと言っても、誰も入れないじゃないか" と思いつつも、なにか得体の知れない恐怖を感じざるを得なかった。
ただ今にも泣き出しそうな妹をさらに不安にさせてしまってはならないと、必死に気丈に振る舞い、励まし続けていた。
どれくらい時間がたったのだろうか
うっすら見えていた屋内も、今ではほとんど視界にとらえることができない。
時折壁の板と板の隙間からビューと流れる風の音に怯えながら、二人はただひたすら時が過ぎるのを待ち続けていた。
ポツポツと屋根に当たる音
雨が降り始めた。
170
:
コロネコ
:2019/09/20(金) 23:21:46 ID:???0
次第に雨足は強くなり、会話するのも困難なほど強く打ち付ける雨音が二人を包み、眠ることもできない状況がしばらく続いていた。
古い屋根からは雨水が漏れ始め、祖母は妹を抱え込むように抱き締めて、敷いていた呉座を頭から被り滴り落ちる水滴から身を守っていた。
すると、こんな雨音の中でもハッキリわかる、異様な音が聞こえてきた。
ザーッ…
ザーッ…
ザーッ…
地面を引きずるような、波打ち際のようなそんな音が遠くから聴こえてくる。
そしてその音は徐々に近づいてきて、小屋の前でピタリと止まった。
ごくりと息をのみ、音がした方を向いて様子を伺っていると
ドンドンドン‼️
ドンドンドンドンドン‼️
引き戸を叩く音が鳴り響いた。
ぼろぼろの扉は衝撃と共に波をうち、今にも壊れてしまいそうだ。
だが祖母には何も出来るはずもなく、妹をさらにギュッと強く抱き締めて、ただ扉をじっと見つめるだけだった。
ドンドンドン‼️
ドンドンドンドンドン‼️
屋根に打ち付ける大雨と、扉を叩く轟音が重なり、もう泣き叫びたい衝動を必死で堪えていると
妹がすっと巻き付いた祖母の腕を払いのけ、扉へ向かって歩き始めた。
とっさに腕を掴もうと手を伸ばすが、スルリとかわされてしまう。
立ち上がろうとするも、足が震えて力が入らない。
どうにか這いつくばって後を追おうとしたその時
妹はすでに扉の前に立ち、そしてこちらを振り返って言った。
「#※◯&@×が呼んでる」
そう呟くと扉に手を掛けた。
釘で打ち付けてあるはずの扉が
ギギッ!と音をたて開こうとしていた。
「◯◯!◯◯!いっちゃいけん‼️」
祖母は必死で妹の名前を叫び
なんとか妹の足下までたどり着くと
妹の身体を這い上がるようにして両腕を押さえた。
そして微かに開いた扉の向こうから
おびただしいほどのいくつもの手が扉の隙間から見えた。
その手は
男性のようなゴツゴツとした手
女性のようなしなやかな手
子供や赤ちゃんのような小さな手
それぞれの手たちが隙間に向かって今にも入り込もうとしている。
祖母は力を振り絞り扉を閉めると
うわ言を呟くを妹を引きづるようにまた中央へ戻り
さらに呉座を深く被って
ただひたすら震えた身体で妹を包み込んだ。
どれだけの時間が過ぎたのか、ふと気付くと雨はだいぶ落ち着いていて、ポトポトと屋根から落ちる水滴の音だけが小屋中に響いていた。
祖母の腕の中の妹も、いつのまにか静かに寝息をたてている。
そっと覆い被さった呉座を取ると、壁の隙間からやわらかな光が差し込み、夜があけたことを知らせてくれた。
妹を起こし、しばし無言で辺りを見回す。
すると遠くからいくつかの足音が聞こえてくる。
ややあって扉が開けられると、見知った声が聞こえてきた。母だ。
二人は泣きじゃくりながら母親に抱きつき、
この長い夜を乗り切れたことを実感した。
…数年後、その場所にはいくつかの石像と石で模した骨董品が置かれ、中央には慰霊碑が建てられた。
なんでも若い世代の集落の人達が、
これ以上この風習を残すわけにはいかないと
どこからか仕入れた知識でこのような措置がとられたらしい。
この風習がなんの為に行われていたのか、
なぜ妹だけが誘い出されたのか、祖母が見たものはいったい何だったのか…今では知ることはできない。
ただその慰霊碑が建つその場所は
未だに存在する。
171
:
不思議な名無しさん
:2019/09/21(土) 06:41:55 ID:BGK5D3bg0
昭和の終わりか平成になった頃の話。
とある橋の下には狸が住んでいたそうです。当時はその橋の近くに移動販売車のたこ焼き屋がいて、たまに売上金の中に葉っぱが紛れ込んでいて計算が合わないなんて事があったそうです。
その橋を渡った先に祖母の実家があるんですけど、法事か何かで実家に帰ってた祖母を親が迎えに行きました。
橋を渡ってたんですけど、何故かなかなか橋を抜けられない。狸の話を知っていた親は「もしかして?」と、車が来てないのを確認して停車。持ってた煙草を1本吸ったら気付けば橋を渡りきって100mは先に居たそうです。
家に帰ってきてから「狸に化かされた!」と怒っていましたが、私は「今どき狸に化かされるってw」と大笑いした思い出。
でも、ちょっと体験したかったな。
172
:
不思議な名無しさん
:2019/09/25(水) 15:59:14 ID:???0
昨日見た夢。
夢ってものは脈略がないものだけど、その夢の中に割り込んでくるでもなく、唐突でもなく、変な人が登場した。
コンクリートみたいな灰色で輪郭も角ばった顔で、くいだおれ太郎みたいなメガネにメガネのフレームと同じくらい大きな黒目、無表情な人物。
見てると不安になるような、恐怖しか与えてこないような人物が、自分の顔を覗き込んでくる。
何をするわけでもないのに、怖い夢を見たときのような焦りを感じて、意識を現実に引き戻した。
一晩のうちに2回、その人物が夢に出てきたけど、なんだったんだろう。
そういう変な登場人物は、今まで夢に出たことないし、夢に出た人を覚えてたのも初めてだ。
173
:
不思議な名無しさん
:2019/09/26(木) 02:49:20 ID:W8zsArrE0
私はよく悪夢を見るうえ、寝室自体がそれなりに悪夢を見やすい空間になっている様で明晰夢や自力で目を覚まして逃げる事をしばしばしていました。
そんなこんなで悪夢になれた頃でした。
色も形もアケビの様な紫色をした芋虫が夢に出てきました。
私は妙に好奇心を刺激される奇妙なその芋虫が気になり見ていると芋虫は妖しい雰囲気を放ちながら背中の皮がぱっかり割れました。
割れた背中からは人間の目が縦に向きに1つ横向きに1つ瞼を閉じて付いていました。
その内1つの目が開き始めると私は気付かぬ内に芋虫の目と自分の右目がくっつかんばかりに近づいていました。
次第に芋虫の目が開いていき、開いていく程に芋虫の目に近づけた私の右目側の顔半分の感覚が激痛や悪寒などの苦痛を伴いながら吸い取られる感覚に陥り、意識が遠のいていきました。
薄れていく意識の中、ふと誰かの声に引き止められ我に帰った事で、マズイ!と気付いたのですが、もう後の祭りでした。
私の身体は言う事を聞かず、身動き出来なくなっていました。
もうダメかと諦めかけた瞬間、第三者を使う案を閃いたので明晰夢を利用して誰かに引っ張り上げてもらいました。
誰かに引っ張られて我に帰ると、その芋虫はまた元の場所で妖しげに獲物を待っていました。
目を合わせるとまた捕まってしまうので、私は目を逸らして直ぐに目を覚まし夢から脱出しました。
何より恐ろしいのは、その誰かの声が無ければ意識を覚醒させる間もなくやられ、ただでは済まなかったのだろうと根拠はないが何となくそんな確信があります。
今まで悪夢を明晰夢で何度も乗り越えたにもかかわらず、好奇心を餌に明晰夢化や逃げる間を与えないその芋虫に、もし次に出くわした時は正直、無事に目を覚ませる自身がありません…
追記1
声をかけてくれた誰かは亡くなったお祖父ちゃんにそっくりだったのでお祖父ちゃんが助けてくれたんだと思います。
追記2
明晰夢を利用して第三者を云々
明晰夢は夢を自覚する事で様々な応用が出来るので
道具を出せるのが当たり前だと思えば道具が出てきますし、空を飛べると思えば飛べる様になります。
NPCも同様の原理で出せまが、行動パターンを複雑化する程、脳の容量を使う為目が覚める確率が上がるので、起きたくない場合は出来るだけ簡単な指示だけを与えるのが良いでしょう
174
:
不思議な名無しさん
:2019/09/26(木) 03:03:03 ID:W8zsArrE0
>>171
自分も祖母の田舎で、夜親戚を近所の飲み屋まで送って帰った時に帰り道で迷って数時間山道と町を行ったり来たりして家に帰れなくなった事あります。
何度か引き返したら何とか帰れましたが、見慣れた道に出た時は海の近くに出たので泣きそうになりました…
175
:
不思議な名無しさん
:2019/09/26(木) 03:24:09 ID:W8zsArrE0
>>173
と同じ家の話でもう1つ
この家に住み はじめてしばらくしてからの事ですが、自分の家のリビングからテレビの砂嵐の音がするもので目が覚めたのでテレビを消しにリビングへ向かいました。
するとリビングには砂嵐のテレビを観ているボロマントを羽織り頭巾までした何かが座って居ました。
私は異様な気配に息を殺しマントの何者かを見ていると、私の視線に気付いてこちらを見てきました。ソイツの顔を見るのが恐いと恐怖していると私はリビングで目を覚ましていました。
私がまだ明晰夢を知らない頃の話です
176
:
不思議な名無しさん
:2019/09/26(木) 05:05:17 ID:BGK5D3bg0
25年ぐらい前に友人から聞いた話。
ある夜、友人の友人はバイト終わりに彼氏が迎えに来るのを待っていた。ふと見ると泣きながら歩いてる五歳ぐらいの子供がいた。
気になって声を掛けると、お母さんに叱られて家を追い出されたとの事。そこに彼が到着。事情を話して彼の車で送ってあげる事にした。
子供の案内で田畑ばかりの寂しい道を進むと、古い一軒家の明かりが見えた。
「あそこ」と言うので車を停め、二人で玄関まで子供を連れて行き「こんばんは。ごめんください」と声を掛けた。
暫くすると中から母親と思われる無愛想な女性が出て来た。
二人は子供が泣いてた事、夜に家を追い出すのは危ないのではないか?と話すと「あんた達に関係ないでしょ!」と怒鳴り、子供を中に引っ張りこんでピシャリとドアを閉められた。
当時は児童虐待とか、今より言われてなく心配ではあったが、どうする事も出来ずに帰った。
暫くして、二人は友達四〜五人で遊んでいる時に「この前、こんな事があって…」と話をした。
話を聞いた友達は「なんて親だ」「子供は元気だろうか?」と言い「今からお菓子を持って様子を見に行ってみよう」と提案した。
子供が心配だった二人は「それは良い」と賛成して、お菓子を買い込んで車に乗り込んだ。
子供が案内した道はほぼ一本道。入り口も覚えていたので直ぐに子供の家に着くはずだった。
しかし、どこまで行っても田畑しかない。入り口を間違えたか?とぐるぐる回ったけどない。
人に聞いてみたら、この辺にそんな一軒家はないと言われたそうです。
177
:
不思議な名無しさん
:2019/09/26(木) 05:36:55 ID:BGK5D3bg0
うろ覚え&知り合いの知り合い、つまり他人の話なんだけど、その人は霊感があるらしい。
その人をA君とします。
A君には同じ様に霊感のある友人B君がいます。
二人の共通の知り合いだかに自称霊感少女のCとゆう子がいました。
よくある話で、Cは「そこに女の霊が!」とか「私はココは無理!」とか言うタイプ。
視えない人にとっては、本当か嘘か分からなくて薄気味悪い。
そんな訳で、A君B君で迷惑なCを懲らしめる事にした。
まず、三人で心霊スポットと言われる所に行ってみた。そこで本当にCに霊感があれば三人ともに同じ物が視えるはず。
だが、Cは何もいない所を指さして「あそこに子供が〜」とやり始めた。A君B君『居るのそこじゃねーしw子供じゃねーしw』と心の中で突っ込む。
やっぱり0感の嘘つきと確信したので、ファミレスに移動。
そこでCにA君が「俺の守護霊とかわかる?何か憑いてる?」と聞くと「貴方には母方の先祖が憑いてるわね。武士だったみたい」と話しはじめて堪らず吹き出した。
「いや、俺クオーターで母方の先祖って外国人だしw」
Cはアワアワしてたけど、嘘は良くない事。そんな事をしてたら、いつか本当に怖い目にあうぞと説教したそうで、その後Cは霊の話はしなくなったそうです。
178
:
不思議な名無しさん
:2019/09/26(木) 17:56:33 ID:???0
>>177
C子はA君とB君にO感があることを知らずに今までやってたの?w
179
:
不思議な名無しさん
:2019/09/27(金) 20:45:32 ID:usm7ZrLc0
怖いと言えば怖い話
子供の頃、義父が大嫌いで口もききたくなかった。
そんな義父が真夜中、目覚めると私のベッドに入り込んで寝ていたため、激しい嫌悪感を感じつつも声をかけるのも嫌なので、義父を乗り越えてベッドから降り母の寝室まで行って「義父が寝てる」と伝えに行った。
だが、義父は母と一緒に寝ていた。
うちには義父しか男性はおらず、私は間違いなく男性の硬い足に触れた感触がある。
それを言っても、義父は母とずっと一緒だったらしく真面目に取り扱われなかった。
時は流れて、バツイチになった私が寝ていると、隣に盛大に喧嘩別れした元旦那が寝ていた。
もうお互い口もききたくない、顔も見たくないため元旦那は出て行ったのに、そいつがぴったり張り付くように寝ている。
私は金縛り状態でずっと苦しく、何より嫌悪感がすごかった。
しばらくするとそいつはむっくり起き上がりいなくなった。
3回目は最近、別れたばかりで家にいるはずない男が同じようにベッドに入ってきた。
去り方も同じだった。
長年、大嫌いな男に化けて私に寄り添っているのは一体なんなんだろう?
180
:
不思議な名無しさん
:2019/09/27(金) 22:17:44 ID:BGK5D3bg0
うちから車で2〜3分の所に引越し会社があるんだけど、ある日バイクで通り掛かったら、何か置いてあるの。気になって止まってみたら「ご自由にお持ち下さい」って札と置物とか皿とか置いてあった。
そこに狸の剥製があって、見た瞬間可愛いくて凄く欲しくなって、でもバイクだから持って帰れなくて、慌てて家に帰りました。
家に帰って旦那に事情を話し「雨が降りそうだし、早く行こう!」って旦那を急かして車で向かいました。
向かう間に薄暗くなってきて、今にも雨が降りそうになってました。
引越し会社に着いて「あれ、あの狸の置物が欲しいの」って言ったらそれを見た旦那が
「あんなモン持って帰るな!」
と叫びました。
言われて見ると、所々毛がハゲていてボロボロの不気味な剥製でした。さっき見た時は綺麗に見えたのに…。
ゾッとして拾わずに急いで帰りました。
生まれた時から住んでいる所で、その会社も昔から知ってるけど「ご自由にお持ち下さい」って物が置いてあったのは、その時だけ。
災いを拾った人に移すやり方があるらしいけど、そうゆう物だったのかな?
181
:
不思議な名無しさん
:2019/09/28(土) 19:46:04 ID:BGK5D3bg0
>>178
知り合い程度に霊感があるとか言わないだろ?霊感あるなんて周りに言ってたら、C子と同類のヤバイやつだろ。
182
:
不思議な名無しさん
:2019/09/30(月) 01:34:42 ID:???0
この夏体験した話です。
霊感はないので大した話ではありません。
夫と子供と家族3人で一泊旅行をしたのですが、
夫が現地の美術館に行きたいというので、
子供が騒ぐしなあと別行動して適当な温泉に
入って時間を潰すことにしました。
地図アプリで見つけた直近の温泉は
老舗のホテルで、くたびれてはいましたが、
受付の人は丁寧で好感が持ててワクワクでした。
が、入ると室内は真昼間なのにどんより暗いしジメジメ。
掃除は行き届いていて清潔なんですけど、
錆びついた扉の音も不気味だし、息苦しい。
異様な圧迫感はたぶん洗面所が一面大きな合せ鏡になっているせいです。
すぐ外は一階ロビーで人気があるはずなのに何だか別世界。
気にせずとっとと入って出よう、と子供と入浴を済ませて上がると
(ちなみにこの間子供はすっ転んで泣きました)
浴室の引き戸と洗面所の間ののれん越しに人影がチラつきました。
誰か入ってきたから子供と騒がないようにしなくちゃ!と思いながら身体をふいていると
子供は先にロッカーの方に行ってしまいぺちゃくちゃしゃべってきますが、
その口調から人は来ていない、、?あれ?
私ものれんをくぐると人はいませんでした。
白い服を着た人が入って来た気がするんだけどなぁ。
鏡にタオルを持った自分がチラついていただけかも?という気もしました。
だけど、のれんをくぐって脱衣所に入ってから、なぜかずーっと地響きというか、
ドスンドスンと不定期に音がします。
誰かが壁に思い切り体当たりしているような音です。
浴室に入る前はしていませんでした。
子供が「なんの音?」と何度も聞くので、「古いホテルだから階段の昇り降りの音がここに響いちゃうみたいね」
と言ってみたものの、本当にそうなのか?
間隔的になんかちがくねーか?
「ママ、これ階段あがる音じゃないんじゃないかな?」
やめてくれよぉ、と思いながらも
「ママにも何の音かわからないよ、初めて来たんだもの」
「なんか、誰かが暴れてるみたいねえ」
ドスン、ドスン、、、ドスンッ!
子供とのやりとりを受けるかのように、
初めより明らかに激しく、そして間隔も短くなっています。
部屋全体が揺れていて、建築としてどこか欠陥があるとしか。
「どうかな?まあ、気にしなくても大丈夫だよ」
「ちょっと怖くなってきちゃったから早く出たいな」
4歳の子供は、お化けとか幽霊とか知らないので、まったく珍しいことを言う。
「なんの音かわからないと怖くなっちゃうかもね〜急ぐね!」
なんて冷静に言いながら逃げるように脱衣所を出ようとしたのですが、
出口の扉をわずかに開けた瞬間、音は不自然にピタリと止みました。
あれだけ鳴っていたのに、今まで音なんか鳴っていなかったみたいに。
ホテルマンがすぐ近くにいて「お疲れ様でした」とにこやかに声をかけてきます。
やっぱおかしいじゃん。
183
:
不思議な名無しさん
:2019/10/01(火) 00:57:41 ID:BGK5D3bg0
10代の頃に仰向けに寝ていて、気付いたらお腹の辺りにコナンの犯人みたいな黒いヤツ(多分同じ年頃か少し上の男)が俯いて正座していた。
えっ?と思ったら、両手で鎖骨の当たりをぐいぐい押された。
ムカついて心の中で「どけ!」て思ったら、消えた。
これ書いてて気付いたけど、当時はベッドの下にハンガー掛けがある高いベッドを使ってたから、自分の上に正座したら天井にめり込んで顔は見えないはずなんだけど、全身が見えてた。
184
:
不思議な名無しさん
:2019/10/03(木) 20:36:41 ID:???0
学校卒業した後上履きってどうしてますか?
あれ長いこと取っておくの良くないんじゃないかなって話なんですが。
私の実家はマンションで、この時久々に帰省して、玄関入った時にちょっと気になる物があって、その時家に誰もいなかったんですけど、中学の頃使ってた上履きが玄関にポツンと置いてあって。
で、あれっ?って思ったんですけど靴箱掃除してるのかなって思って放っておいたんです。
それでしばらくしたら母親帰ってきて、で、「あれっ?」って言って上履き靴箱に仕舞いまして、一瞬違和感感じたんですけど、仕舞い忘れただけかって合点がいって、その後も特に気にしなかったんです。
翌日、休みなので別に家事手伝いとかもせず、母からは「何もしないのか」とか言われたんですけど、やる気無いからベランダ出てタバコ吸おうと思って。
それでベランダ出て、ポケットからタバコ出して、ライター忘れて、あぁカバンの中だって思って取りに戻ろうとして。
その時に、振り向いたら足元に上履きがあって、私の上履きなんです。
それがベランダの戸の直ぐ側に並べてあって、ベランダ出る時に外に向けてサンダル置いたりするじゃないですか、あんな感じで。
ベランダに出た時は足元に上履きとか無くて、誰かが置けば気付きますし、母親かなって部屋の中見てもキッチンで洗い物してるんです。
なんか気持ち悪くなりまして、嫌々ながらその上履きを持って、恐る恐る玄関の靴箱まで戻しまして。
で、何するんだっけってなって、ああライター取りに来たんだって思い出してカバン漁るんですけど、どうも上履きが気になって母親に探り入れてみたんです。
「靴箱掃除した?」って、そしたら「してないけどそんなに汚い?」って言われて、「上履きが」って言ったら、「上履き出したのあなたでしょ?ちゃんと仕舞っといてよ」って言われて。
そっか、出してないのかって思って、そしたら「暇でしょ?靴箱掃除しといて」って言われて、そっか、そりゃあ言われるよなって思って渋々掃除したんですけど。
翌日、日曜日でこの日に帰るつもりで帰り仕度して、上履きどうなってるかなって靴箱覗いたら、無かったんです。
昨日掃除した時はあったんだけどなって思ってちょっと探したんですけど無くて、特に愛着とか無かったと思うのですがなんか少し凹んで、そんな気に病むことでもないと思って、気を取り直して帰宅しまして。
帰宅途中に電話がありまして、母親からで、私が帰ってすぐうちのマンションから飛び降り自殺があったって。
「大丈夫?」って聞かれたんだけどそれ聞きたいのこっちなんだよなって思いまして。
で、「どの辺に落ちたの?」って聞いたら「うちのベランダの直ぐ下」って言われて。
ゾッとしまして、昨日上履きがベランダにあったから、それと結びついちゃって。
それからもうしばらく経つんですけど私の上履きまだ見つかってないんです。
気になるのは自殺現場ですが探す気にはなりませんでした。
185
:
元タクシー運転手
:2019/10/07(月) 02:45:24 ID:bgi6e5fo0
昔、タクシーの運転手をしてたときに同僚から聞いた話です。
都心でお客さんをを乗せて、高速で田舎の方へ。山道を走り続けて周りに民家も無くなり、いい加減運転手が〈本当にこの道で合ってるんですか?〉って振り向いたらなんと乗ってたはずの乗客がいない!驚いて前を見たら目の前の木にその乗っていたはずの乗客の首吊り死体があったそうです。
186
:
不思議な名無しさん
:2019/10/09(水) 12:45:05 ID:sp3G5ubk0
2部制の18時頃から始まる大学に通っていた頃の話。
7月頃、台風が来るため大学が休講になった。
することもなかった私は、当時父親から車を貰ったと話していた友人に連絡を取り、
「暇なのでどこかドライブにでも連れて行ってよ。」と頼んだ。
秋葉原のバスケットコート脇に18時頃に待ち合わせて、助手席に乗ってから行先を決めた。
特に意味はなかったが、下道で軽井沢まで行こうとなった。
既に雨風は少し強まっていて、途中の道からは土砂降りになり、前の車のテールランプを見て付いていくようにして運転するしかなかった。
軽井沢の直前の峠に差し掛かる頃には0時前後になっていて、雨はもう止んでいた。
雨の後のせいか峠は異常なほどの濃霧で、本当にゆっくり走らないと危険なほど前が見えなかった。
おそらく時速20kmも出ていなかったと思う。
「こういうときに前から車とか来たら怖いよね。」と話しかけると友人からは返事がなく、
どうしたのかと顔を見ると、ただ真剣に運転をしていた。そう思った。
峠を抜けて、適当な場所で車を止めてタバコ休憩をした。
さっきから急に友人が静かになっていたので、おそるおそる「どうかしたの?」と聞くと、
「さっきの霧の中の道のとき、おれの方を一度見たろ?」と言う。
「うん、確かなんか話しかけて、なにも言わないからどうしたのかな?って」と話すと食い気味に、「おれの横見た?」と言う。
私「横?」
友「横っつーか、車の外側の、なんつったらいいんだろ。」
私「どうかしたの?」
友「おれの真横を並走するように人が走っていて、ずっとおれのこと見てた。」
私「んー?いたかな?見えなかったけど・・・」と言いかけながら思い出そうとすると、
あれ・・・全然気付けてなかったけど、なんか・・・。
私「・・・白い服着てた?」
友「見てんじゃん!」
私「あー、霧と同化してたけど、そういわれてみるとあの時なんか視界に入った気もする。」
不安を解消するために長話をして、結局帰りは3時前になった。
怖いものみたさがあったわけではなく、単純に他の道がわからなかったのもあり、来た道を引き返すしかなかった。
ありがたいことに霧はほとんどなくなっており、見通しはいい状態だった。
峠に入るとすぐにヘアピンカーブに近いほどのうねった道になる。
さっきの話はすっかり忘れた状態でぼーっと助手席に載っていると、
左カーブのところを女性がひとりで歩いている。こんな時間に何してんだろ?と完全に呆けていた。
大きい右カーブがあり、また左カーブ、に差し掛かった時にさっきのことを思い出した!
これのことか!?と友人を見ようと振り返った瞬間、車のスピードが上がった。
友人も気付いたらしい。
私「待って、慌てると事故るよ!」
と言うと我に返ったのかスピードが少しは落ちたものの、かなりのスピードであっという間に峠を抜けて、しばらく走った先のコンビニの駐車場に止めた。
友「あれなに?」
私「確かめに戻る気にもならないよ。」
友「見えた?」
私「見えたけどそれについて話したくない。」
187
:
かみゆ
:2019/10/12(土) 15:29:22 ID:0Vq/iyFE0
学生時代実家に帰省した際に友人Tが泊まり掛けで遊びに来ました。深夜0時過ぎた頃当時ちょっと話題になってた空港夜景見に行ってみようか?って話になりTの車で出発元々街外れにある空港の裏手⁈に廻り込みように山道入っていくと空港の誘導灯がちょっと遠くに見えるスポットで余り大した事ないがデートでいい雰囲気になるにはいいのかな?程度で戻る事にした山道の帰り道・・前方左手に10才位の男の子が歩いていたんて私はおい、T前に子供いるから気をつけてな!と声かけTがおうと返事して問題無く通り過ぎ2〜3カーブ曲がると・・あっ!!と一声上げ脇道に車の頭入れ停車したTに私はおいどうした急に?と私が声掛けるとおい見てみろ。と急にヘッドライト消すT・・すると辺りは漆黒の闇・・その山には一切民家も無く山道に街灯一切無いんです。しかも時間みると最早深夜1時半・・するとさっきの子供はこの真っ暗闇の中一切の灯り持たずこの深夜1人で山道歩いてるのか?と気付いた途端に鳥肌・・兎に角慌てずにとTに声掛けガグブルしながら帰宅。しかし不思議なのはあの時間に子供が1人山道歩いてるだけでおかしいと思って当然だろうに何故か全く疑問に思わず通り過ぎた事ですね。※一応後日談としては2人共にあり私の方は別の友人宅経営の喫茶店に行ってその話すると、どうやらそこは地元の心霊スポットと有名らしく交通事故で亡くなった子供の霊が出ると言われてるとの事でした。一方Tの方も別の友人と昼間に私と別の友人と深夜幽霊らしき子供見たと山に車で行ったが昼間で感じが違いどの辺りだったかなーと探していると友人がもしかしてこの辺りじゃない?と言われて見るとどうやら見た場所らしく、どうして分かった?と聞くと友人がほら!と指指した先には交通死亡事故現場の看板があっあそうです。まぁ現実見ただけで心霊とは特定できない話なんですがね(^_^)
188
:
ふらんつ
:2019/10/13(日) 19:28:10 ID:???0
怖い話ではないのですが、
子供の頃からずっと同じ女の人が出てきてたんです。
不思議なものでこの女の人が出る夢はすぐに忘れることはなく、不思議とある程度は記憶に残っています。
年齢は同い年ぐらいで、自分の年齢と一緒に彼女も成長していきました。
会話の詳細までは覚えてないのですが、いつも他愛もない会話をしておりました。
場所は様々で有名な観光スポットだったり、よく知らない場所だったりしました。
23歳の時、いつも通り彼女が夢の中に出てきました。
この時の会話はよく覚えてます。
彼女は
もうすぐ会えるね
と、いってきたのです。
え?今もあってるじゃん。
違うよ。本当に会えるの。来年の夏、〇〇に来てね。絶対だよ。
その後も夢の中に出てくるときは必ずこの場所を口にしておりました。
翌年、私は言われた場所に向かいました。
彼女がいました。
夢の中でなく、間違いなく、現実に彼女がいました。
向こうも私を見つけると、ニッコリと笑って私の方に来ました。
ようやく会えたね。
そうだね。
どっか喫茶店にでも行こ。外は暑いよ。
喫茶店に入り、彼女は色々と私のことを聞いてきました。仕事のこと、プライベートな事、私も夢でよく会うからか、不思議と初対面な気がせず、会話は途切れることなく会話し続けました。
しかし、ついに私から夢の中の話をしました。
一体どういうこと?
私はこの世界の人間じゃない。詳しくは話せない。
彼女はその一点張りでした。
自分の頭がおかしくなったか?
と思いましたが、店員も注文の時に彼女と普通に話していたし、店に入った時には間違いなく、お二人ですか?とは聞かれた。水も二つある。
色々は話せないけど、どうしても会いたかったし、伝えたいことがあるの。
〇月〇〇日、絶対に車に乗らないで。
私は不動産建築業界にいたので、出勤の日は必ずと言ってもいいほど、社用車を乗っていた。携帯でカレンダーを見たらその日は出勤の日だった。
ね?お願い。絶対に車に乗らないで。
私は承諾した。
その後、近くを適当にぐるっと回った。
日も暮れ、この後はどうしようかと悩んでいると、
ねぇ、これちょうだい。
と、私の首につけていたネックレスを指した。
ネックレスと言っても、肩こり対策の磁場とか出てるやつ。ファイテンとかそう言った類のもの。
いいよ。
私はそう言うと首から外し、彼女の首につけてあげました。
全然お洒落なデザインではないし、彼女に似合うかと聞かれれると、女の子なんだからもっと可愛いやつつければ?と言ってやりたくなる。
彼女はその日のうちで一番の飛び切りの笑顔を見せ、
ありがとう!約束守ってね!
と言うと走り出しました。
人混みに消える彼女を私は探すことなく、帰路につくことにした。
もう、会えないんだろうな。
不思議とそう思った。
彼女に言われた日、私は仮病を使い、休むことにした。
特に何もせず家でダラダラと過ごした。
そういえば、彼女、夢に出てこなくなったな。大体月一で出てきた彼女はあの日から夢の中ですら姿を消したのです。
翌日出勤すると、すでにいた社員に前日に交通事故があったことを聞いた。
トラックとうちの社用車の交通事故でした。
乗っていた社員は後日死亡。
社員は現場の写真を撮りに行くところだった。
その日の夜。私は夢を見た。
彼女を探す夢だった。
夢の中で彼女の部屋に行った。
そこでも彼女はいない。
テーブルの上にあるメモ紙を見つけた。
綺麗な文字で
今日を迎えられたことがどんなに幸せなことか。こんなに怪しい私を信じてくれてありがとう。
それ以降、私は彼女に関係する夢を見なくなった。
最後にみたあの彼女の笑顔。
私は忘れなれない。
ありがとう。さようなら初恋の人よ。
189
:
不思議な名無しさん
:2019/10/15(火) 16:59:12 ID:???0
>>188
すごい!!これ体験談ですか?
190
:
不思議な名無しさん
:2019/10/18(金) 12:12:35 ID:???0
>>188
いい話だけど代わりに亡くなった人がいるところがすげー怖いわ
191
:
偶然でしょうか
:2019/10/23(水) 12:21:34 ID:3dSC6AO20
思えば7年ほど前から始まったのだと思います。始まりは、仕事帰りの駅前でいきなり腕を掴まれ「○○!(人の名前)」と叫ばれたところから始まりました。
しばらく私の顔を見ていた相手の方はびっくりした様な顔をして「すみません。妹に似ていたので」と去って行きました。この時は人違いかとさほど気にしていませんでした。
数ヶ月後にまた人違いで声を掛けられました。そのまた数ヶ月後にも…この時に初めて私は違和感をおぼえたのです。
相手の方は50代位の男性でした。私の肩を掴んで「母さん」と言ったのです。私が「あの…」と言うと「すみません。母だと思って…あれ?おかしいな?全然似てないのに…」と言いました。似てなくて間違えられるものなの?という思いと男性のお母さんならおばあさんのはずじゃと言う思いは私に何とも言えないモヤモヤした思いを抱かせました。
その後も半年に1回程度、人違いで声を掛けられています。名前を呼んで私に走り寄ってくる人もいました。その名前が男の人の名前だったので私の中の疑問やモヤモヤは膨らみました。
でも怖いと思い始めたのはこの1年なのです。
祖父が入院したのでお見舞いに行った私に「〇〇!あぁ、会いに来てくれたんだねー。久しぶりだね。もう戦争は終わってご飯もいっぱい食べれるよ」と言ったのです。〇〇は祖父の1番下の弟の名前で幼い頃に亡くなっています。私がおじいちゃん?と声を掛けると祖父は「あれ?〇〇がいたと思ったのにおかしいな。」と首を傾げていました。そのすぐ後に祖父は亡くなりました。
同時期に子どもの同級生のお母さんにも亡くなったというお父さんに間違われました。
そのお母さんもその後、不幸な事故で亡くなられました。
これは偶然でしょうか?今までの人違いも皆亡くなった方に間違われていたのでしょうか?また間違えた方は無事なのでしょうか?
192
:
不思議な名無しさん
:2019/10/24(木) 13:11:33 ID:???0
大学に入学して数ヶ月の頃の話です。
私は地方から大阪の大学に進学したのですが、近所のホームセンターの里親募集の張り紙から子猫を引き取り、猫と住んでいました。
猫は非常に人懐こく、私が部屋を移動すると後ろをついてきて、トイレの際もドアの前で私を待っているような性格でした(余談ですが今は違います。かなり図太く成長しました)。
家の間取りは、玄関を入ってすぐに広めの廊下が広がり、そこにキッチンが設置されていて、またトイレや浴室に繋がる扉がそれぞれあって、廊下の奥に一部屋あるといった形です。
部屋と廊下を繋ぐ扉は引き戸で、猫は自由に扉を開けて移動していました。
ある日、私は猫が寝ているタイミングでスマートフォンを風呂場に持ち込み、半身浴をしていました。
しばらくすると浴室の磨りガラスの下方右端を白いシルエットがガリガリと爪で引っ掻き始めたので、私は「起きたかあ」と思い、シルエットに向かって「あと20分くらいで出るから部屋で待ってて」と声をかけました。
当時の猫は私がお風呂に入るたびにこうやって早く出るように催促してきたので、私もすっかり慣れていました。
声をかけてからも少しの間は扉を引っ掻いていたものの、5分もするとさすがに諦めたようで、気づけば白いシルエットはなくなっていました。
私は読みかけの漫画を読んだりまとめサイトを見たりしながら半身浴を続行し、気づけば猫に向かって約束した「あと20分」を大幅に超え、気づけば1時間ほどが経過していました。
さすがに慌てて湯船から出てガラス戸を引くと、廊下に猫の姿はありません。
なかなか出てこない飼い主にしょんぼりとして部屋に戻る猫を想像すると可哀想になり、私は急いで身体を拭くと部屋の引き戸を開けて部屋を覗ました。
すっ飛んできて私にくっついて回る猫を想像していたのですが、意外にも彼は私の枕の上ですやすやと眠っており、私が入浴する前とほとんど変わらない姿勢を保っていました。
私は違和感を覚えました。
うちの猫は部屋と廊下を繋ぐ引き戸を自分で開けることができます。
しかし、閉めることはできません。
ところが私が部屋を覗くために引いた扉は、その時点できっちりと閉まっていました。
私が入浴する前とまったく同様に。
猫は部屋から出ていないのだと気づくと、私はほんのり背筋が冷えるような心地がしました。
では、あのとき磨りガラスの右端に見切れるようにして爪で引っ掻いてきたのは、一体なんだったのか?
怖さは確かにあったのですが、もともとホラー映画などを好んで見るタイプだったこともあり、時間が経つにつれて興奮した気持ちになりました。
翌日大学に行くと、友達に前夜の話をそのまま語って聞かせました。
多くの友人たちは「めっちゃ怖いやん!」と怯えてくれて、私としては面白いネタができたなという思いだったのですが、友人の一人が神妙な顔でこう言ったときには初めて本気でぞっとしました。
「20分であがらんくてよかったなあ、絶対そいつ待っとったで」
193
:
不思議な名無しさん
:2019/11/05(火) 15:35:20 ID:mopfQVYE0
>>192
うわぁ、怖ぇえww
194
:
不思議な名無しさん
:2019/11/05(火) 16:21:32 ID:mopfQVYE0
自分が高校生の時、寮で暮らしてまして、部屋の間取りはユニットバスとワンルームのこじんまりした感じでした。
高校は、田舎の自称進学校だったんですけど、夜の10時まで寮生は教室で自習してから帰宅みたいな生活だったんですね。
で、いつからかは分からないんですけど、ちょっと怖いというか不思議なことが起こり始めまして、自習が終わって部屋に戻ってトイレに入ると、トイレの水が溜まってない所?(洋式トイレだったんですけど、水の貼ってない陶器の部分)にトイレットペーパーが2つ折りにして置いてあるんですよ。しかも、毎日。
朝部屋を出る時とか夕方には絶対に無いのに、夜10時に部屋に戻ってトイレに行くと必ず置いてあるんですね。
イタズラにしても意味分からないし、そもそも部屋の鍵は閉めてるんで、当初はめっちゃ怖くって寮長に部屋変えて貰えないか相談もしてました。
けど、他の部屋の空きがないし特に害もないってことで我慢してくれって言われまして、
部屋帰る→トイレ行く→トイレットペーパー見つける→とりま流す、みたいな生活を続けてました。
んで、やっぱ人間って慣れるもんで、最初は怖くても途中からルーティンになってしまって、それが数ヶ月続いたんですけど後半は無感情に流してました。笑
で、ある日いつものように部屋に帰ってトイレ向かって、便器の中覗くといつものトイレットペーパーが無かったんですね。
あれ?、、、、、ってなって、
思わず「今日は置いてないのか、」って呟いて、用を足して、水を流して、トイレの外に出たら、
玄関マットの上にトイレットペーパーが2つ折りにして置いてありました。
ゾワゾワゾワッときて、すぐ布団に潜り込んで毛布頭から被って震えてました。何故かそれ以来、トイレットペーパーが置かれることもなくなって、本当にそれっきりだったんですけど、いまだに夜にトイレ行く時は身構えます。
195
:
不思議な名無しさん
:2019/11/10(日) 15:58:06 ID:XFjhSUtY0
おっかぁ
196
:
不思議な名無しさん
:2019/12/14(土) 13:17:46 ID:TE5RTc/M0
22:00晩秋。
公園に着いた私とAさん。
入口には灰色の猫が座っていました。
Aさんはよろしくね。と猫に一言。
私がかわいい猫ですねと言うと猫は脇の茂みへ姿を消しました。
私はこの時まだ何も感じず、これから始まる観光にワクワクしていました。
首里
Aさんは職場の40代のおばちゃんで沖縄に来たばかりの私を気にかけて色々な場所へ案内してくれました。
仲良くなるにつれおばちゃんには
197
:
不思議な名無しさん
:2019/12/14(土) 17:01:38 ID:TE5RTc/M0
不思議な感覚、いわゆる霊感があることを聞きました。
沖縄にはそういう方が多く職場でもたまに怖い話、見た話で盛り上がったりしました。
ある日Aさんに誘われ仕事上がりに首里城のライトアップを見に行くことになりました。
猫に会った後園内を散策しました。
ライトアップは石垣のみで他は普通の広い公園です。
気温は20℃以上あり鬱蒼と茂るヤシの木の林とオレンジの街灯がどこか沖縄らしくて楽しかったです。
オフシーズンで人も全くおらずAさんと世間話をしながら公園を1周することにしました。
5分も歩くとなんだか道が暗く感じました。
Aさんがふと足を止めるので視線をAさんから正面に戻すと先程の猫が3m先に座っていました。
あれ?さっきの、とAさんを見るとAさんは私に「良くないものがいるけど大丈夫。あの子について行きましょうね。森へはどんな事があっても目はむけないでね。」と言いました。
はあ…?と頷きましたがさっぱりなんのことか。
猫が歩き始めると私達もつられて歩き始めました。
すると道の左を黒く覆うヤシの林から明らかに人1人の足音がします。
え?と振り向こうとするとだめ!!とAさん。
冷や汗が身体を冷やしました。
足音が付いてきます。
猫がそちらへにゃーと一定の間隔で鳴きます。
Aさんは世間話を続けてくれましたが全く頭に入りません。
3分ほど歩いた時足音の主がぼおい…ぼおいと声を上げた様に聞こえました。
私は怖くて怖くて過呼吸気味になりながらAさんを見るとAさんも猫をみながら「ダメみたいね。走れそう?すぐ出口だからがんばるのよ。絶対に森は見ないで。」と。
走らないと。
猫へ視線を戻すと猫が走り出しました。
私も無我夢中でかけ出します。
すると足音も駆け出しました。
足音は1人分ではなく何百、何千といるようでした。
ヤシの森がドドド…と揺れその数千の何かが私と並走しているのを感じました。
Aさんが大丈夫よ、とかけてくれる声が私の意識を戻してくれるようでした。
足音は出口に近くなるにつれ小さくなって行きました。
公園は広くなくいつの間にか私達は園の外にでていました。
途中から必死で記憶もなくただ怖くて私はAさんと抱き合いました。
落ち着いた頃にどこからともなくにゃーと声がしました。
その日Aさんの家に泊めてもらい話をすると私はどうやらどこか病んでいるようで、そこの弱さが今回の原因となったのでは?と言いました。
次の休みに病院へ行くと女性特有の病でまだ初期症状ではあるものの早めに来て良かったと言われました。
すっかり今では元気になり、霊感とは無縁ですが。
沖縄の思い出です。
198
:
魚魚
:2021/01/27(水) 14:18:53 ID:???0
夏に火の玉を見ました‼️
学生時代に(まだエアコンがない時代)窓を開けて窓際にベッドを設置していました。
ボーっと何気なく夏の夜中に外を見たら、白く朦朧体の火の玉?らしきモノが、近所の家の頂上付近でふわふわとと飛んでいました。‼️
ヒエー❗️
と思いつつ、怖いもの見たさでついつい火の玉を追いかけてしまい、初めての霊体験19才。
心電図の様に上下をゆっくりと、浮き沈みして、左から右に移動するのです。
私は窓の策に目線を隠して、自分の存在を隠しました‼️
人魂が通り過ぎるのを、待ちました。
数分経って、もういいだろう……と思い、窓の策に戻して再び外に目線をやるとなんと、人魂が策の位置から動かないで私が覗き込むまで、待っていたのです。
私の思考を見透かして‼️
私はギョッとしました。
何故、私の心を知ってるんだろうと。
霊界は人の心が全て映し出される所、
そういう不思議な世界を体験させて貰うチャンス?だったと思います。
2つ目は
またもや人魂です。
その後、忘れかけた頃にまた出現したのです。
夜中、家族が寝静まり、私が深夜までテレビを観て遊んでました。
すると、田舎のガラス窓の外に映る光が動いているのです。‼️
車が通り過ぎると、家の庭木の影が移動しますが、そういう影の動きではないのです。
車も通らないのに、白い光がウロウロと、しかも最初に見た時の動きとは全然違うのです。
スピーディーに上下、左右に右往左往したり、八の字で移動して、とても忙しく動いて飛んでいたのです!
人魂のサイズも凄いのです!
車のハンドルのサイズくらいの大きさだったのです!
私は恐ろしさの余り、直視する事が出来ませんでした。
テレビをずーっと気づいてない振りをしながら観ていると言った風
に知らん顔をして、魂の様子を伺ってました。
音もなく静かに動き続ける人魂。
本当に不気味でした。
私はだんだん恐怖を感じて、2階の部屋に駆け上がり布団の中に潜って眠りにつきました。
気づくと何事もなく朝を迎えましたが、心霊現象は本当にあるのだと、体感したのです。
199
:
魚魚
:2021/01/27(水) 15:57:05 ID:???0
私が育児中に体験した不思議な事。
娘が3才〜5才の頃の時期に、とても奇妙な事が数々ありました。
車の運転中に後部座席に座っていた娘が、大人がいない後ろで誰かと話をして遊んでいるのです。
そうかと思うと、車の前の所に誰かが座っていたり、車の天井にお爺ちゃんと、お婆ちゃんが座ってて、車の中に頭を逆さにして社内の私達を覗いて見ていたと言うんです!
また、娘は人のオーラが見えてて私が仕事中に(イオン内)見つけると、私が隠れたり現れる度に、私のオーラの色が赤になったり、黄色になったり、青色になったりして変わると言うのです。
私は笑い出して、人を信号機みたいに言うな🎵と話して笑ってました。
思考や想いによりオーラの色が変わるんですね。
1日中、同じオーラの色だと思ってましたが、瞬時に何度も様々な色に、代わる代わる変化する。
私達は虹色人間か、ネオンサインみたいに、移動する繁華街のお店みたいです。(笑)
おもしろ……
生きてても楽しい人間ですよ。
人生は以外にスピリチュアルで楽しめる所でした!
200
:
魚魚
:2021/01/27(水) 15:58:20 ID:???0
私が育児中に体験した不思議な事。
娘が3才〜5才の頃の時期に、とても奇妙な事が数々ありました。
車の運転中に後部座席に座っていた娘が、大人がいない後ろで誰かと話をして遊んでいるのです。
そうかと思うと、車の前の所に誰かが座っていたり、車の天井にお爺ちゃんと、お婆ちゃんが座ってて、車の中に頭を逆さにして社内の私達を覗いて見ていたと言うんです!
また、娘は人のオーラが見えてて私が仕事中に(イオン内)見つけると、私が隠れたり現れる度に、私のオーラの色が赤になったり、黄色になったり、青色になったりして変わると言うのです。
私は笑い出して、人を信号機みたいに言うな🎵と話して笑ってました。
思考や想いによりオーラの色が変わるんですね。
1日中、同じオーラの色だと思ってましたが、瞬時に何度も様々な色に、代わる代わる変化する。
私達は虹色人間か、ネオンサインみたいに、移動する繁華街のお店みたいです。(笑)
おもしろ……
生きてても楽しい人間ですよ。
人生は以外にスピリチュアルで楽しめる所でした!
201
:
不思議な名無しさん
:2021/01/30(土) 00:21:36 ID:???0
オーラの変色で漠然とでも人の感情や思考が解ったら便利ですね
小さい時オーラぽいものが見えてた事あるんだけど色がわかんなかったです透明ぽいっていうか
でも見える人達の話だと色があるっていうんで自分のは多分単なる錯覚だったんだと思います
202
:
マイさん
:2021/03/25(木) 15:23:36 ID:gbXN6h6g0
目を閉じると現れる人の話
昔から目を閉じると暗闇の中にぼんやりと人の顔が浮かんでくることがありました。
子供の頃は人のような輪郭がぼんやりと浮かんでくるだけでした。
しかし大人になるにつれ輪郭がだんだんとはっきりとしてきました。23歳になる頃にははっきりとした輪郭の中に目や鼻、口が浮かび上がるようになりました。
そして25歳になった頃 完全に顔を見ることが
できるようになりました。目を閉じると暗闇の中に四角い輪郭、濃く太い眉、平行二重の大きな目を持った男の顔が浮かび上がるようになりました。目を開けるとその人の顔は消えています。
26歳で私は結婚し2年後に男の子を授かりました。いつのまにか目を閉じても男の顔は現れなくなりました。ストレスだったのだろう。
そう思ってそのことはすっかり忘れてしまいました。
それから16年。息子が大人になるにつれ気がついたのですが息子の顔がどんどん目を閉じるときに現れるあの男に似ていく気がするのです。
あの子 生まれた時はそうでもなかったのに
いつのまに眉が濃くなったんだろう。目が二重になったんだろう。
息子が完全にあの男の顔になった時 何が起きるのか、今はまだ分かりません。
203
:
<あぼーん>
:<あぼーん>
<あぼーん>
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