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【怖い話】夏休み!怖い話募集!!!

197不思議な名無しさん:2019/12/14(土) 17:01:38 ID:TE5RTc/M0
不思議な感覚、いわゆる霊感があることを聞きました。
沖縄にはそういう方が多く職場でもたまに怖い話、見た話で盛り上がったりしました。

ある日Aさんに誘われ仕事上がりに首里城のライトアップを見に行くことになりました。
猫に会った後園内を散策しました。
ライトアップは石垣のみで他は普通の広い公園です。
気温は20℃以上あり鬱蒼と茂るヤシの木の林とオレンジの街灯がどこか沖縄らしくて楽しかったです。
オフシーズンで人も全くおらずAさんと世間話をしながら公園を1周することにしました。
5分も歩くとなんだか道が暗く感じました。
Aさんがふと足を止めるので視線をAさんから正面に戻すと先程の猫が3m先に座っていました。
あれ?さっきの、とAさんを見るとAさんは私に「良くないものがいるけど大丈夫。あの子について行きましょうね。森へはどんな事があっても目はむけないでね。」と言いました。
はあ…?と頷きましたがさっぱりなんのことか。
猫が歩き始めると私達もつられて歩き始めました。
すると道の左を黒く覆うヤシの林から明らかに人1人の足音がします。
え?と振り向こうとするとだめ!!とAさん。
冷や汗が身体を冷やしました。
足音が付いてきます。
猫がそちらへにゃーと一定の間隔で鳴きます。
Aさんは世間話を続けてくれましたが全く頭に入りません。
3分ほど歩いた時足音の主がぼおい…ぼおいと声を上げた様に聞こえました。
私は怖くて怖くて過呼吸気味になりながらAさんを見るとAさんも猫をみながら「ダメみたいね。走れそう?すぐ出口だからがんばるのよ。絶対に森は見ないで。」と。
走らないと。
猫へ視線を戻すと猫が走り出しました。
私も無我夢中でかけ出します。
すると足音も駆け出しました。
足音は1人分ではなく何百、何千といるようでした。
ヤシの森がドドド…と揺れその数千の何かが私と並走しているのを感じました。
Aさんが大丈夫よ、とかけてくれる声が私の意識を戻してくれるようでした。
足音は出口に近くなるにつれ小さくなって行きました。
公園は広くなくいつの間にか私達は園の外にでていました。
途中から必死で記憶もなくただ怖くて私はAさんと抱き合いました。
落ち着いた頃にどこからともなくにゃーと声がしました。

その日Aさんの家に泊めてもらい話をすると私はどうやらどこか病んでいるようで、そこの弱さが今回の原因となったのでは?と言いました。
次の休みに病院へ行くと女性特有の病でまだ初期症状ではあるものの早めに来て良かったと言われました。
すっかり今では元気になり、霊感とは無縁ですが。
沖縄の思い出です。


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