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【怖い話】夏休み!怖い話募集!!!
149
:
不思議な名無しさん
:2019/09/11(水) 15:50:35 ID:vUEYCc3c0
初めてカーナビを使った時の事です。
怖いとは違ったら申し訳ありません。
私にとっては人生で一番怖い出来事でした。
当時付き合っていた彼氏が静岡市に長期出張になり、ふと遊びに行ってみようかと考えた私は
丁度新車が納車になったばかり、初めてつけてもらったカーナビも使ってみたいし
到着したら彼氏と美味しい物でも食べようと、高速代を節約しようと一般道で向かう事に。
ウキウキしながら、まだ使い慣れないナビを由比ICに設定し意気揚々と出発しました。
当時私が住んでいた山梨県から静岡市までは、2ルートくらい峠から抜けていく下道があったのですが、
設定したナビが示したのは、私が知らないルートでした。
出発した時はまだ完全に陽も落ちておらず、峠道とはいえトラックも多く浜松ナンバーなんかが前を走ってると
なんとなく、この車についていけば間違いなく静岡には行くんだなーなんて考えつつ順調に走ってました。
しかし、途中の道の駅があるところまでくると、ほとんどの車はそこへ入ってしまい、完全に陽が落ちる頃には私の車くらいしか走っていませんでした。
少しだけ心細くなり、カーナビの予想到着時間とか先行きなんかをチラチラ確認してた時
ポーンポーンと警告音がなり、あの無機質な女性の声で、数百メーターを左折しろと言われ
単調な一本道だった峠道、突然の音に少しびっくりしつつ、もしかしてもうそろそろ山道は終わりかな?
なんて思って道を曲がると、目の前にはシャッターの閉まった小さな商店
自販機の明かりだけが見えて、その横に山の入口にしか見えない道があり、カーナビを確認すると、どうやらそこへ入るらしい。
既に真っ暗だし、周りを見ても住宅はほとんど見えない、少しビビった私はどうしようかと迷いましたが
せっかくここまできたし、この山を越えればきっと目的地だと覚悟を決めて、ナビの指示に従い山道へ入っていきました。
5キロ以上道なりです。
そんな声に、まだまだ先はあるんだなぁ、高速使っておけばよかった、と後悔しつつ
細く荒れた山道をどんどん上がっていきました。
その道は、頼りないガードレールだけが唯一の境界になった崖のような道で、下にはぽつぽつと民家のような屋根も見えるが暗く
光といえば、点々と工事の警告板のような物に取り付けられた、点滅する赤ランプだけでした。
その赤ランプを見ると、なんだか不安がこみ上げてきて、必死でハンドルを握り早くこの道が終ってくれと願いながら、細く荒れた道を進んでいきました。
どれくらい進んだんでしょうか、本当にこのまま進んで由比につけるのか、と不安も限界に達したころ
突然ナビがポーンポーンポーンという警告音を連発しはじめ、ビックリした私はあわててブレーキを踏み、ナビを見ると今度は
直進方向です、直進方向です、直進方向です…と同じ言葉を繰り返し始めました。
もう暗闇も、細すぎる荒れた道も、ナビの無機質な女性の声すら怖くなった私は、引き返そう、と決めどこかに転回できる場所はないか、と前方へ目を向けると
そこには道はなく、崖のような場所で、先ほどから目にしていた警告板に取り付けられた赤いランプが点滅してました。
混乱している間も、ひたすらに繰り返される直進方向です、という女性の声とポーンという警告音。
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