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【マナーも学べる】小説書き方入門!【起承転結を大切に】

1海苔の佃煮 ◆8ZLUiDv3K2:2010/04/20(火) 20:00:34 HOST:p5204-ipad03okayamaima.okayama.ocn.ne.jp
オリなり掲示板の【学ぼう】なりきり教科書【楽しいなりきりライフのために】っていうスレを真似りました。
パクリですね。


このスレッドは初心者の人だけでなく、中級・上級の人も確認の意味をこめて読んでいただきたいモノです。
小説の書き方だけではなく、掲示板でのマナーも勉強し、良い小説ライフを送りましょう。

常にこのスレッドを上げていただけると嬉しいです。
また、このスレッドはいくつかのサイトから私個人の判断で纏めたものですので、足りないものがあればレスをしていただきたく存じます。
私も小説は全然上手くありませんので、意味不明な点もありますがご了承ください。
ところどころタメ口または毒を吐いている部分もあるかもしれませんが、ご理解の協力をお願いします。

6海苔の佃煮 ◆8ZLUiDv3K2:2010/04/20(火) 20:18:32 HOST:p5204-ipad03okayamaima.okayama.ocn.ne.jp
【まずは物語の設定から考えよう!〜キャラの名前編〜】

まず始まりはキャラの名前についてからです。名前など何でも構わないと思われるかも知れませんが、実際の所、かなり重要な要素となります。
まず見ていて恥ずかしい名前というのは確かにありますよね?
子供向けの漫画や10年くらい前の青春ドラマに出てきそうな名前、幾つか連想が出来ると思います。作中においてその人物が作品に登場して最初に目につくのは名前がほとんどです。その一歩目で躓いてしまう訳にはいきません。
10歳の幼女にヨネ子さん」では、さすがに問題だという事は、見たままですよねw

あまりに現実味のない名前というのも避けた方が無難だと思います。無意味に耽美な名前などです。
漢字ではその字自体が美しい物が多くあります。中国の方の名などを拝見すれば、その美しさに見惚れる事が多くあります。
しかし、それを安易に日本人に適用すべきではありません。現実離れした名ではその登場人物の現実味そのものを奪ってしまいます。
そうなれば、小説は所詮空想の物語、という先入観が読者に生まれてしまい、その先のストーリーを読んで頂けない可能性も出てきます。そんなところで損をするのはもったいないですもんね

自分の友達にそんな名前の人がいた、少し変わった、良い名前だった。
そう思える名前。それがベストではないでしょうか?

7海苔の佃煮 ◆8ZLUiDv3K2:2010/04/20(火) 20:22:58 HOST:p5204-ipad03okayamaima.okayama.ocn.ne.jp
【まずは物語の設定から考えよう!〜キャラの数編〜

一つの小説に一体何人の人間を出すのか。短編に五人も十人も出されてしまっては、おそらく読者様も全員を覚え切れないでしょう。逆に長編において二人だけで進んでは、ややもの足りなさが残ります。

ただしこれはあくまで「一般論」であり、作者の実力次第でコントロールが可能な部分でもあります。

ここは貴方の物語が必要とする人数を出せばそれで良いと思います。しかし、一つ考えなければならない事があります。
それは、「必要なイベントや名台詞を言わせるためだけに人物を増やしてはいない?」という点です。
これはあまり意味がありません。ストーリーの組み方を変えてやれば、その台詞やイベントは他の既存の人物で代替出来る事が多くあります。
そのようなケースで人数をむやみに増やしているのであれば、そこは削り所です。他の(既存の)キャラクターに置き換えてみましょう。基本的に、人数構成はよりシンプルな方が好まれます。

個人的に目安という点で一言で言ってしまうならば、メインキャラは短編なら三人まで。長編なら五、六人の辺りが目安でしょうか。
しかしあくまで目安ですので、書き分けに自信があれば、何人になさっても構わないと思います。

8海苔の佃煮 ◆8ZLUiDv3K2:2010/04/20(火) 20:27:47 HOST:p5204-ipad03okayamaima.okayama.ocn.ne.jp
【まずは物語の設定から考えよう!〜貴方が書きたい物は何?〜】

詳細な設定は小説を作る際には絶対に必要です。出来るだけ多くの設定がある方が小説の世界に広がりが生まれます。ただし、それはあくまで「その設定を使って小説をちゃんと書くならば」という条件付きです。

例えば、ファンタジー物を書く人の場合、魔法や必殺技(特にこれが多いように思います)や街や歴史などの設定は異常なまでに詳しく、街と街の距離から、その移動にかかる時間まで計算して出される方などがいらっしゃいます。
しかし肝心の本編の進み具合はというと最後の決戦シーンしか書けていない。こういうケースがまま見受けられます。
確かに設定はあるに越した事はありません。しかしそれにばかり時間を割いるのは「どうかな…」と思います。

街と街の距離が、実際に本編に必要でしょうか?
街の間の移動時間に主人公の命運がかかっているのならば全く問題がありません。その時間によってアリバイが崩れるのならば是非設定すべきです。
しかし全ての街の距離を出す必要などはないですよね。

どこかで切らなければならなりません。
必要な設定だけでは小説は書けません。世界がその設定の範囲内でしか存在しないからです。
しかし設定の世界だけが広くとも、主人公が動ききれない世界であっては、同じように意味がなくなってしまいます。

物語が必要とする設定の量を見極めなければなりません。そして、それよりもやや広い設定を持っておく事が奥深い小説をの素になるでしょう。

9海苔の佃煮 ◆8ZLUiDv3K2:2010/04/20(火) 20:31:27 HOST:p5204-ipad03okayamaima.okayama.ocn.ne.jp
【まずは物語の設定から考えよう!〜出し惜しみは損にならない!〜】

設定を一生懸命作ってしまうとどうしても苦労した分、自分の努力を見てもらいたくなります。だからこそ、本編の中に関係のない無駄な設定が描かれる事があります。

例えば恋愛小説で、主人公の女性は同じ学校の先輩に恋をしてしまった。
そういった話であるのに、なぜか途中から、友人の弟の経歴の話が入ったりしててはまずいですよね。

ストーリーに関係のない話はできるだけ書かないでおく方が無難です。
設定は自分の胸の奥にそっと隠しておきましょう。
誰にも見せずに大切にしまっておく。しかしそれは無駄にはなりません。
先ほどの恋愛小説の話で言うならば、主人公は昔、何か辛い体験をして以来、男性に対して抵抗を持っていたという設定があったとします。
しかしそれは「私、実は...」と口にしてしまえば、そこでただの説明台詞に変わってしまいます。

そっと隠しておくのです。しかし相手の先輩と本格的な関係になった時、彼女はきっとその体験のせいで、逃げる事を選ぶでしょう。
その時先輩は考えます。彼女に昔、何かあったのだろうか…。

こうして話は膨らんで行きます。
設定はもろに見せなくても自然とにじむように見えてきます、焦らずそっと隠してみましょう。

10海苔の佃煮 ◆8ZLUiDv3K2:2010/04/20(火) 20:37:24 HOST:p5204-ipad03okayamaima.okayama.ocn.ne.jp
【人を描くとは・・・〜キャラクターではなく、「人」を描く!〜】

「勧善懲悪」という言葉を知っていますか?
悪をこらしめ、正義を勧めるという物です。子供向けのアニメではよく見られる構成です。水戸黄門などもそうですよね。
どちらも高視聴率を稼ぐ事がままありますが、それはテレビを通しているからこその結果ではないでしょうか。

これをそのまま小説では行うのは如何なものかと思います。
ファンタジーのストーリーの場合。正義の勇者が悪の魔王を倒しに行く。
現代ものであれば、例えば天才プレーヤーの主人公がライバル校の不良選手を撃破する。

なぜ、勧善懲悪ものをお勧めしていないのか。それは「わかりやすさ」です。
勧善懲悪ストーリーにおいては、善人はあくまで善人、悪人はあくまで悪人です。どこまで行こうとこれが逆転する事はありません。
ここが問題だと思います。
性格がはっきり二分化しています。
しかしよく考えてみて下さい。実際にそのような悪だけの人間など存在するでしょうか?
もちろんいるはずはありませんよね。どんな凶悪犯罪者であれ、昔は可愛い子供であり、人を愛し、前を向いていました
それが方向を変えた事には当然原因があるはずです。
勧善懲悪はそれを省き、あくまで悪い面のみ、良い面のみを描くため、問題があるという意味です。

その両面を兼ね備えて初めてキャラクターが人になります。

ではどうすれば、「人」を描けるのか?

それは両面を描き切るという事がひとつの手です。

例えば水戸黄門を例にしてお話しましょう。
水戸黄門にいつも出てくる悪の越後屋。あの越後屋の主人はいつも自分の私利私欲のために悪事を働きます。しかし。もし彼の息子が重い病を患っており、その治療費が莫大なため、息子のために金のなる悪事に手を汚しているとすれば? もし全ては息子への愛ゆえに、であったら?

貴方は越後屋主人を「悪い」と言い切れるでしょうか。
不正は許さないと思いつつも越後屋に味方したくなります。
黄門様も同じです。彼を懲らしめてしまえばその息子は病いで死んでしまう。
では黄門様と越後屋主人、どちらが正しいのか…。

シンプルに言えば、これが「人」です。
はっきりと白黒がつけられない。ここに人間らしさと奥深さが生まれます。

11海苔の佃煮 ◆8ZLUiDv3K2:2010/04/20(火) 20:38:44 HOST:p5204-ipad03okayamaima.okayama.ocn.ne.jp
【人を描くとは・・・〜キャラクターではなく、「人」を描く!その2〜】

人を描くもう一つの手段が葛藤です。先ほどの水戸黄門の話に戻りますが、
もし黄門様が越後屋を裁かなければならなくなれば、彼はきっと悩むでしょう。
小さな子供のために悪を許すか、それとも天下の水戸家として悪を許さず裁きを下すか。
黄門様の中に葛藤が生まれます。

そして越後屋も悩むでしょう。自分の息子のためだけに多くの人々をだまし、苦しめ、お金をせしめている。
本当に自分は正しいのか?息子のために関係ない他人から搾取して良いのかと。

これが「ドラマ」です。人の心の中には常にこういった葛藤はあります。
それを描く事が出来た時初めて、キャラクターは「人」になります。

12海苔の佃煮 ◆8ZLUiDv3K2:2010/04/20(火) 20:40:17 HOST:p5204-ipad03okayamaima.okayama.ocn.ne.jp
【人を描くとは・・・〜人って何ぞ?〜】

ずいぶんと長く両面性について述べて来ましたが、これは歴史やファンタジーのみに言える事ではありません。むしろ私が述べたかった本論は現代小説についてです。

先ほど述べました、「両面を描く事で小説は生きてくる」ですが、現代ものの場合、どうしてもこれに気づかない事が多くなってしまいます。

例えば三角関係の絡む恋愛小説で例を挙げますと。
主人公(女性)の恋人は優しく面白く、夢がある。しかしその主人公を狙う男の人は何かと悪者扱いされる。
こういう小説を見かけた事はありませんか。
形は変わっても、やはり「性格の二分化」になってしまいますよね。

これをぜひとも避けて頂きたいのです。
恋敵にも見せ場を、恋人にも嫌なところを(特にこちらは難しいですが)。
これがどんな作品を描くにしても必要になると思います。

13海苔の佃煮 ◆8ZLUiDv3K2:2010/04/20(火) 20:45:08 HOST:p5204-ipad03okayamaima.okayama.ocn.ne.jp
【読者と貴方の間にある物〜貴方の世界を共有してもらう〜】

自作小説という物は当然自分で書くのですから、自分の好きなように書けます。
好きな様に書ける、とはつまり幾らでも自分の趣味に走って行けるという意味です。
そこがある意味小説の醍醐味でもあるのですが、同時に落とし穴でもあります。
全てに言える事ですが、やりすぎに、なりがちです。

自分の趣味にのみ走りすぎる事は危険です。

自分の趣味が入ると、そこに自分らしさが生まれます。しかし、中には入りすぎる例があります。

これは実際の、とある作家の作中にあった実話です。

主役は元レーサーという設定の小説でした。ある程度、そのレーサーの想いを伝えるためにマシンの説明やレーサーの経歴などを熱く語るのは必要な事です。
しかしこの作家さんは走りすぎた点があり、「どこのマシンが速い、あそこのマシンのエンジンは何気筒だ、ステア(?)の材質が」と、3ページ以上に渡り、語りを続けました。
その作家さんには申し訳ないのですが、正直言えば、「退屈」が正直な感想でした。私に車の知識が全くない事が原因です。
その道の専門の方なら共感を覚えるのでしょうが、実際にその小説を読んでいる人の何割がレースマシンのスペックに詳しいかを考えると…。ちょっと危険ですよね。

ある程度、一般常識の範囲で書かなければなりません。しかし少しその範囲から出なければ個性が出ません。難しい点ではありますが一般の常識レベルを弱冠超える知識が適量だと思います。

14海苔の佃煮 ◆8ZLUiDv3K2:2010/04/20(火) 20:50:53 HOST:p5204-ipad03okayamaima.okayama.ocn.ne.jp
【読者と貴方の間にある物〜心〜】

小説というのは、何を書く行為なのでしょう。

様々な意見があると思います。

しかし、歴史だけを書きたいなら年表を書けば良く、猫の可愛らしさを書きたいなら、成長日記を書くのがベストだと思います。

本当に小説で表現するべき物は「人間」ではないでしょうか?

歴史の流れに奔放された一人の男の悲しみ、あるいは猫が初めて自分の手からエサを食べてくれた時の喜び。そういった人間の感動、貴方の感動、つまり「心の揺れ」を書くために小説はあるのではないでしょうか?

心。とても素敵な言葉だと思います。皆さんもこの言葉を忘れずに書き続けて下さい。

15海苔の佃煮 ◆8ZLUiDv3K2:2010/04/20(火) 20:55:52 HOST:p5204-ipad03okayamaima.okayama.ocn.ne.jp
【文章の書き方〜貴方は小説家。それならばこだわるべき〜

「彼女はメロンのように豊かな胸をしており、またカモシカのような足をした美しい女性であった」

メロンの胸にカモシカの足。
私はこういう表現をみると、恥ずかしくなるのですが、皆様は如何でしょうか。
私だけなら問題はないのですが、多くの方の場合、このような文章に抵抗があると思います。

小説家は、安易な表現に頼りすぎてはいけないのでは、と思います。
ありがちな比喩は非常に楽ですが、その分作品の質を落とします。
数十年前に使われた比喩表現は用いるべきではありませんし、むしろ言葉を書く人間である以上、
私達は自分で新しい表現を生んでいかなければならないのでは、と感じています。

16海苔の佃煮 ◆8ZLUiDv3K2:2010/04/20(火) 20:58:30 HOST:p5204-ipad03okayamaima.okayama.ocn.ne.jp
【文章の書き方〜音について〜】

小説の中で擬音語を使うのはあまりに危険です。
(擬音語とは、直接、音を文字で表すもの。例えば、「ドン」「ガン」「バン」「ドカーン」など)
例えば戦争のシーン。こういう表現があったとします。

その時、主人公の背後で巨大な爆発音がした。
ドカーーーン
「一体何が起こったんだ!」

安っぽく見せたい、それを狙っているのならば話は別です。コメディなどのジャンルでは特にそうです。
しかし真面目な話を書きたいのならば出来るだけこういう表現は避けるべきです。

擬音語を使うと表現が楽になります。しかし作品の質をキープする事が難しくなります。

音を文字で表現するのだから、性質がまるで違う分やはり難しくなります。
しかしここで「ドカーン」を使って楽をしてしまうとどうでしょう。
読者様を貴方の文章の世界に引き込む事が大切であるのに
「ドカーン」としてしまう事で一瞬でも読者に安物感覚を与えてしまっては、読者様も引いてしまうでしょう。
そういう難しい物を頭をかかえて考えるからこそ小説家なのではないでしょうか。

狙いのない擬音語はNGです。自分だけの音の表現を見つけましょう。

17海苔の佃煮 ◆8ZLUiDv3K2:2010/04/20(火) 21:03:26 HOST:p5204-ipad03okayamaima.okayama.ocn.ne.jp
【文章の書き方〜文体の統一〜】

文体によって小説の読み易さがずいぶん変わるという事はよろしいですよね。

例えば難解な漢字や四字熟語を並べる小説は歴史物などに多いですが、こういった物は少し読みにくい分、読むペースが落ちます。 また現代の恋愛小説となると、割に読みやすいものが多いですね?
これはまさに文体の影響です。
書く時に気を付けるべきは、この文体の統一です。

恋愛小説の雰囲気から突然、漢字多用の歴史物の雰囲気に変わる事はないとは思いますが、文体の少しのズレはよくおこります。
一番有名なのは「ですます調」と「である調」を一緒に使うという事。次が口語と文語。
挙げ始めればキリはありません。
例えば「○○だった」と「○○であった」では厳密には統一出来ていないでしょう。
本来ならばこういった点までこだわるべきなのでしょうが、実際には厳しすぎる統一は作品を単調にします。

まずは「ですます」や一人称の呼び方(僕、私、俺)などの基本的な統一から進めては如何でしょう。
その先に、どこまで統一感を出すのか、そのレベルを自分で手探りで探す以外に方法はありません。
統一感には個人により好みがあります。作品のバリエーションを優先するのか、統一感を優先するのか、そのレベルを貴方の感覚で探る事で、貴方にあった統一感を見つける方法と思います。

18海苔の佃煮 ◆8ZLUiDv3K2:2010/04/20(火) 21:10:10 HOST:p5204-ipad03okayamaima.okayama.ocn.ne.jp
【言葉が持つ雰囲気〜ひらがなとカタカナ〜】

よく言われますよね。  ひらがなは柔らかい、カタカナは堅い感じがすると。

これは事実です。おそらく日本人の99%はこの感覚を強いなり弱いなり持っているのではないでしょうか。
ひとつの言葉にこれだけ多くの人が共有している感覚というのはなかなか珍しいとは思いませんか?
文章を書く上で、これを利用しない手はありません。

ひらがな = 柔らかい、暖かい、優しい、ゆっくりした、子供っぽい、落ち着く
カタカナ =  堅い、冷たい、機械的、違和感

印象を挙げるとこのようになるかと思います。
これは結構使えます。

やはり小説において使い分けはセリフの中で活きてきます。「好き」と「スキ」と「すき」では、たった二文字でもそのキャラクターの年齢、性格、考えが出てしまいます。あなたの描きたいキャラクターの性質とこの言葉の出す雰囲気がアンマッチを起こすと、読者様にとっては致命傷になりかねません。

言葉は生きていますから、決してこのルール通りに行くとも限りません。
むしろ、このルールをやぶる使い方が今おもしろいとも言えます。
しかし、まずは基本です。ひらがなとカタカナの使い方と効果を知った上で、あえてその使い方のルールを破る。これは非常にクリエイティブなチャレンジだと思います。まずはご自身の作品の中でこれらの言葉の使い方について考えてみて下さい。

19海苔の佃煮 ◆8ZLUiDv3K2:2010/04/20(火) 21:11:43 HOST:p5204-ipad03okayamaima.okayama.ocn.ne.jp
【言葉が持つ雰囲気〜言葉選び〜】

作品の雰囲気を何が作るかといえば、まずストーリーが浮かぶはずです。これは当然といえば当然です。しかし雰囲気を作るもうひとつの大切な要素。それは間違いなく「言葉」です。

一人称にするか三人称にするかで同じ作品でもずいぶん違った感じに見えますが、その理由は、この「言葉」です。

一人称ではどうしても口語調にならざるをえません。逆に三人称はナレーターの言葉ですから口語調になってはいけないというルールがあります。
口語と文語では当然、雰囲気は大きく変わります。
ここまではよくある話ですが、ここからがポイントです。

同じ一人称でよく似たストーリーでも雰囲気が違うという例がありますよね?

これが「言葉選び」の結果です。

物書きというのは、必ずこの「言葉選び」の問題に直面します。
例えば雪の描写。雪が降っているシーンを色々な言葉で表現してみましょう。

1.その日は朝から雪がちらついていた。
2.白い粉のような雪がゆらゆらと降りてきて、積もる前に消えていく。
3.銀の粉粒が風を間を縫うように舞い、軟着陸しては姿を消す。


如何でしょうか?
まず1番はそのままです。これでは少しそっけない感があります。
2番。私が一番好んで使うタイプですが、2は一人称、
3は三人称のナレーションで使われる事が多いようです。

2と3を比べてみましょう。一つの事実に二つの言い方がある事がわかります。

2「白い粉」=3「銀の粉粒」
2「ゆらゆらと」=3「風の間を縫うように」
2「積もる前に」=3「軟着陸」
2「消えていく」=3「姿を消す」

簡単な例を一つ挙げただけですので、表現は他にも多くあるはずです。
百人いれば百通りの表現があると思います。
百通りの言葉選びがあり、それはあなたが少し意識するだけで、幾らでも変えられるものだと思います。

20海苔の佃煮 ◆8ZLUiDv3K2:2010/04/20(火) 21:17:21 HOST:p5204-ipad03okayamaima.okayama.ocn.ne.jp
【一人称か三人称か。それぞれの特徴】

小説の書き方には、基本的に一人称と三人称があるのはご存知ですよね。

一人称というのは、自分自身の視点で描く物語。
三人称というのは、ナレーターの視点で客観的に描く物語です。

ストーリーや設定を考える前に、まず
「今回の小説は一人称で行くのか、三人称で行くのか」が問題になります。

ここが間違っていると、ストーリー上どうやっても書けない構図が出てくるからなんですね。

ざっくりとですが、一人称と三人称の特徴を挙げてみますと。


【一人称の特徴】
・自分の心を描く文体であるため、心理描写が非常に簡単に出来る。
・心理描写が頻繁に出てきても違和感がない。
・その代わり、自分が見ていない物は書けない。
・他人の気持ちを描写できない。


【三人称の特徴】
・あくまで客観的に書くので、事実は事実として書ける。
・心理描写が難しく、頻繁に使うとバランスが崩れる
・主人公のいないシーンを書く事が出来る。
・誰の気持ちでも書けるが、あまり長く深くは書けない。


こういう特徴があるように思います。

ご自分の小説はどちらで書く方が有利か、というのも見えてきますよね。
私が個人的に考える、「このジャンルはこの文体が有利」というのを
少し挙げてみますね。


【一人称が有利なジャンル】
・恋愛物 
 これは間違いなく有利です。恋は自分の気持ちを中心に動きますし、
 相手の気持ちが見えないからこそ、より面白くなります。
 三人称で相手の気持ちまで書いてしまうと、先が見えて、
 恋の面白さである「不安」が消えてしまう事になりますからね。

・推理物
 これも同じ理由です。推理する本人の視点で考えていくので、
 推理が当たっていたり、外れていたりという面白さがあります。
 これも三人称で書くと、推理する主人公よりも、読んでいる読者様の方が
 より状況を知っているため、読者様が推理する楽しみが消えてしまいがちです。


【三人称が有利なジャンル】
・ビジネス物
 ビジネスの世界は、自分一人で出来る事が限られてきます。
 自分以外の所での動きがキーになってきたりしますので、それを描いて
 全体の動きを見えるようにしなければなりません。
 その意味では、心の動きというよりも、事実の動きが重要なジャンルですから
 やはり三人称が有利でしょう。

・戦争物、SF、ファンタジー
 これもやはり全体が見えてこそのジャンルですから、ビジネス物と同じ
 理由で三人称が有利でしょう。
 ただし、これには少し例外があります。
 それは、例えば戦争物を書く場合、自分が前線で戦う苦悩や、
 故郷にいる家族を思う気持ちを中心に書く場合は、一人称が有利になるという点です。
 要は、戦争物でも、戦いの全体を見せたいならば三人称。
 現場での心の動きなどを書きたい場合は一人称が有利となります。
 (後者の場合、舞台が戦場なだけで、中味は自伝のようになりますね)


ざっくりとですが、このような感じになるかと思います。

要は、自分の心の動きを小説のメインにしたいのならば、やはり
一人称が有利になります。
逆に、全体の動きが重要になる分野では、三人称が有利でしょう。


小説の世界では、まずストーリーを考える前に、
どちらの文体で何を書くのかが重要になります。

絵の世界で言えば、油絵で描くのか、水彩で描くのか、という
そもそもの入り口に当たる部分ですから、ここを間違えると
後々、修正が本当に大変な作業になってしまいます。

まずは「この作品で一番大切なのは何か」をしっかりと考えた上で
書いていきたいものですね。


一人称と三人称の、強い点と弱い点を理解した上で
いざ、小説の執筆に移るようにしましょう。


もう既に書き始めている、という方は今からの修正は大変になるかと思いますが、
もう一度、自分にとって一番表現したい物を書ける文体がどちらか、を
見直す機会になってもらえれば幸いです。

21海苔の佃煮 ◆8ZLUiDv3K2:2010/04/20(火) 21:21:18 HOST:p5204-ipad03okayamaima.okayama.ocn.ne.jp
【キャラクターを活かす方法】

「脇役がどうしても薄くなってしまう」
「敵役が本当に戦うだけになってしまう」
「主人公以外の人物が目立たない」


長編小説を書かれている方からよくこのようなお悩みを耳にします。

長編小説ではどうしても人物が多くなり、一人一人の個性が見えにくくなりがちです。
特に敵役やチョイ役の登場人物については、その人の個性や人生の背景などを
いちいち描ききれない、そんな問題を避けられません。

しかしこういった表現の問題には、たいてい何かしらの解決方法があります。
そのひとつ、最もシンプルで効果のあるやり方。それは「何度も登場させる」です。


あまりにシンプルで信じられないかも知れませんが、実はこの方法、非常に多くの長編小説で使われている方法です。

一度きりで背景も個性も語られないキャラクターは消えていく運命にあります。

それならば、そのような意味のないキャラクターをあえてあなたの作品に出す必要はありません。

あなたの作品ではキャラクター全てが活きている。

そう言われるためには、一度きりのキャラクターを限界まで減らす事が効果的です。

そして、そのようなキャラクターが必要な場合は、既存の登場人物の誰かで代用が出来ないかを考えてください。
多くの場合、あえて新規のキャラクターを出さなくても、今いる登場人物で何とかできる場合がほとんどです。

そうして同じメンバーで作品を回していく事によって、今出ている人物により多くの時間(ページ)をさく事が出来るようになるのです。

この方法を使う上でひとつ、気をつけなければならない点があります。

それは、「可逆的」です。
同じメンバーが何度も登場する分、読者様はどうしても「以前もこれと同じシーンを見たな」と感じやすくなります。同じシーンの繰り返しは小説では失敗の原因です。
中だるみになりがちなのです。

そんな時は、メンバーが同じでも環境や心境、あるいは文章の表現方法などを変えて、
「メンバーが同じでも前回とは全く違うんだぞ」とアピールする事が大切です。

この点だけを守れば、あなたの小説には深みが生まれ、キャラクターが活きてきます。

今日から、一度きりで忘れられるキャラクターとは「さよなら」しましょう!

22海苔の佃煮 ◆8ZLUiDv3K2:2010/04/20(火) 21:24:52 HOST:p5204-ipad03okayamaima.okayama.ocn.ne.jp
【情景描写のポイント】

小説を書いていて何が一番難しいかと言いますと、
「映画や漫画のようにハッキリとした映像を見せる事が出来ない」
という点ですよね。

小説は文章だけで構成されていますから、
文章にして書いていない物は、なかなかイメージが出来ませんし
人によってイメージしている物が違ってきてしまいます。


例えば
「僕は夕日の中、公園を歩いていた」
という文章があるとしますと。

その「公園」というのは
代々木公園や万博公園のような広い場所をイメージされる方もおられますし、
逆に地元の小さな公園を連想される方もおられます。

「夕日」にしても同じです。どの程度の赤さをイメージされるかは
読み手によりけりです。


かと言って。

それを詳しく描写しようとして
「僕はビルとビルの隙間で輝く赤ワインのような色の夕日を見上げながら、
 緑の生い茂る広い公園のサイクリングロードを歩いていた」
などと書いてしまいますとかなり長くなりますし
こういう文章ばかりが続くと、読んでいる側からしても嫌になりますよね。


この辺りが情景描写の難しいポイントです。

簡単に書きすぎると情景がイメージ出来ない。
かと言って長々と書きすぎると、鬱陶しい。

これはどんなシーンでも起きてしまう、
小説が抱える矛盾点ですよね。


「これを完璧に解決する無敵の方法」というのは、
残念ながら存在しません。

長くなり過ぎず、でもイメージが出来るような表現を
書きながら探していくしかありません。

23海苔の佃煮 ◆8ZLUiDv3K2:2010/04/20(火) 21:27:06 HOST:p5204-ipad03okayamaima.okayama.ocn.ne.jp
【続!情景描写のポイント】

…とは言っても。

これで終えてしまったら、
「難しいけど、書いて体で覚えなさい」という
超体育会系なコラムになってしまいますので(笑)、
「これならある程度までは解決できる」という方法を
ご紹介させて頂きます。絶対の正解ではありません。

「あ、これは使えそうだな」と思った部分だけ
取り入れて、少しずつ試して頂ければと思います。

【情景描写のポイントその1 〜動作の中に、情景を入れる〜】

一つ目のポイントは「動作と組み合わせる」という事です。

例えば、
「僕は、彼女の手を取り歩き始めた。彼女はそっと微笑む」
という文章があったとします。

この場合は動作ばかりが書かれている為、
情景があまり浮かんでは来ませんよね。

ここに情景を表現する言葉を加えてみます。

例:
「信号が変わる。僕は彼女の手を取り歩き始めた。
 人ごみの中で、彼女はそっと微笑む」

こうしますと、「ここは信号の前で、人の多い場所」という情景の説明文を
あらためて書かなくても、動作を表す表現の中で、情景も表現が出来ています。

また、「人ごみの中で」という言葉を入れてやる事で、
想像力が豊かな読者様であれば、
彼女が微笑んでいる顔の背景に、ぼやけた人ごみがイメージ出来るかと思います。


映画で言いますと、
最初に挙げた「彼女はそっと微笑む」だけの表現は、
カメラは彼女の顔をアップで取っている状態
(スクリーンに映るのは彼女の顔のみ)ですが、
例1で挙げた表現になりますと、カメラは少し引いて、
彼女の笑顔+ぼやけた背景(人ごみ)が映っているようなシーンになりますよね。


これ一行だけで見ると小さな違いですが
これが小説全編で書かれていますと、全体ではとても大きな差になります。

情景描写を、それだけで一行使うのではなく
動作のシーンの中に、一言・二言でも入れていくようにする。

これだけでそのシーンの連想の細かさが
随分と変わってくるかと思います。


【情景描写のポイントその2 〜描写の必要な表現かどうか〜】


二つ目のポイントは、「そもそも描写の必要な表現かどうかを見極める」という事です。


例えば、高速道路を走っているシーンなどは典型的です。

これなどは、日本全国どこの高速道路でもよくにた景色ですよね。
同じような側壁があり、同じような標識があり、同じような街灯です。

違うのは、側壁の向こうに見える景色くらいです。

それならば、高速道路の様子には情景描写は必要がありませんよね。
「高速道路を走っている」と一言書けば、それで
イメージされるものは、ほとんどの読者様が同じです。


「学校の教室」も同じです。

私立の特別なコースの学校なら別でしょうが、
大抵の学校は、3〜40人くらいの入れる広さに
机が並び、黒板と時計が前にあります。

これも読み手のほとんどの方が、よく似た風景をイメージされますので
黒板や机などは、あえて描写に入れる必要がありません。


逆に、「都会」や「都市」や「街」などは
かなり細かい描写の必要な言葉といえます。

一言に「僕は都会の中心を歩いていた」と言っても、
それが渋谷のようなゴチャゴチャとした所なのか、
地方都市の駅前くらいの雰囲気なのかがわかりませんよね。

そして、この雰囲気というのは
作品の今後の展開にも影響が大きいでしょうから、
是非とも、どのくらいの広さで、どのくらい栄えていて
どのくらい人がいるのか等の表現を入れておきたいポイントです。



「駅」や「公園」などの表現は、
「教室」「高速道路」と、「都会」「都市」の中間くらいの言葉になるかと思います。

「駅」というと、およその方がよく似たホームを連想されるものの、
やはり東京のド真ん中と、田舎の無人駅では随分違ってきてしまいます。

「都会」「都市」程に細かい表現は要りませんが
多少の補足くらいの表現は必要かと思います。


このように、
「単語そのものが、どのくらいの連想を沸かせる事が出来るのか」
を考えておく。
それが情景描写をスムーズに書くための大切なポイントだと思います。

24海苔の佃煮 ◆8ZLUiDv3K2:2010/04/20(火) 21:28:58 HOST:p5204-ipad03okayamaima.okayama.ocn.ne.jp
【人の目を引く一文を書くには】

「雪は白じゃない」

美術講師の方に言われた一言です。

その時私は雪山を描くために、白の絵の具で白のキャンパスに塗っていました。
確かに私達の見る雪は紛れもない白です。

しかし、雪山の写真をよく見てみると、多くの場合、白ではありません。
空の色が写り、薄い青、ないし灰色になっています。
こんな事、普段生活している中ではなかなか意識する事がありません。しかし
「私達が気づいていないだけで、実際に描写する時にはこの目が必要なんだ」と
講師の方から教わりました。

これは絵画の話ですが、文章にも近い部分があります。


例えばこの雪の例を踏まえた上で、下の文章をご覧下さい。

1.「私達が外に出ると、辺りは一面の白い雪だった」
2.「私達が外に出ると、辺りの雪は薄い青色をしていた」

1の文章ではありがちな表現のため、あまり誰も気には止めませんが、
2の文章では何故雪が青いのかと一瞬考えさせられます。

また、外に出た時には晴れ渡っていて、空が青いのだなというイメージも持ってもらえます。

一つの文章でさっと読み飛ばされるか、あるいは一文で「雪がある事」と
「この日は晴れていた事」の二つを訴え、綺麗な青のイメージを持って頂き、
更に少し目を止めてもらえるか。

ここにその文章の持つ力関係があるように思います。


力のある文章は読者様の目を引き、一瞬その場に止める事が出来ます。そうでない
文章はわりと読み飛ばされ、全体の一部になります。

小説家の場合、いつもこんな「力のある文章」を書いていると、非常に
うるさい作品になります。

小説では適度に単純な文章で話を進め、自分が
アクセントとしたい(特に重要な)シーンにこうした「人の目を引く文章」
を置く事で、本当にあなたが大切だと思う部分に読者様の目を止める事が
出来ます。そうする事で、あなたにとって重要な部分と読者様の印象に
残った部分がぴったりマッチングする助けになるかと思います。

逆に、キャッチコピーライターの方の場合、一文一文が「勝つか負けるか」の
世界のため、常にこうした「力のある文章」を意識する事をお勧めします。

最初にも申し上げました通り、
力ある文章を書くためには、まずは「視点」が重要になります。

普通にぱっと見るだけでは「雪は青い」というような、独特の
視点はなかなか得られません。

視点を変える方法は正に人それぞれですが、私の場合、
「長い時間見続ける」という方法を使っています。

何十分と見ているとそれが頭に焼きつき、家に帰った後でも写真のように思い出せるため、
「雪が青い」というような事にも気づく機会がずいぶんと増えます。
まあその分、スキーに行くと必ずゲレンデの頂上で呆然と景色を見ているため、
よく友人とハグれます(笑)。この冬、ゲレンデの頂上で凍えながら景色を睨んでいる
男がいたらそれは私ですので、ぜひ声をかけて下さいね(笑)。


独特の視点を持った文章というのは人の目を引きます。
それは小説で役立つだけでなく、実際のメールや詩、キャッチコピーや
ビジネス文書でもかなりの力を発揮します。

ある調査では、POP(書店で本の下に付いている手書きの内容紹介文など)の文章を
一言変えただけで、売上げが倍になったというケースもあったそうです。

皆さんも普段の生活でメール、Web、作品と既に多くの言葉を使われていると
思いますが、たまにこうして視点を変えた文章を書いてみると、かなり面白いと
思います。是非一度試してみて下さいね。

25海苔の佃煮 ◆8ZLUiDv3K2:2010/04/20(火) 21:30:39 HOST:p5204-ipad03okayamaima.okayama.ocn.ne.jp
【直喩法と隠喩法】

−直喩−

直喩とは比喩(例える事)の一部です。隠喩と違い、直接的な表現で例える手法です。
代表的な言葉では「〜のように」「まるで〜のようだ」「あたかも〜のように」「〜みたいだ」など多数。
イメージを掴ませる際に非常に効果的です。

使い方のポイント 
・「○○のように」と言う時、この○○に意表を付く突飛な物を入れると村上春樹風の表現になります。(ただしあまりに突飛で、誰もどういうつながりがあるのかわからない使い方をすると意味不明になります。注意下さい。この○○に入れる突飛な言葉を、それ以前に伏線で示している事が出来れば、その効果は更にアップします)

・逆に○○に色や景色のように綺麗な物を入れると、綺麗系小説へと変わります。


使い方の注意点(重要)

・直喩は使い始めるとどこまでも使いすぎてしまう可能性ありです

どんな描写でも直喩は使えてしまう(使いやすい)ため、かなり自分のスタイルを持っていないと、これを何度も使い過ぎる傾向になります。結果として「くどい」文学になる可能性が高くあります。

対処法
直喩の多用をさけるには、同じ内容を少しだけ変えてやると効果的です。大抵の表現は直喩を使わずとも表現出来ます。


「滝のように激しい雨」ならば、
「滝に負けない程激しく降った」
「滝かと思う程の勢いだった」
などに書き換える事が出来ます。これで無駄な直喩表現を一つ減らす事が出来ます。直喩は本当に必要な時以外は使いすぎない方が無難です。




−隠喩−
こちらも比喩の一部です。直喩と違うのは、「〜のようだ」という直接的な例えの表現を使わない点です。
<例>
  直喩表現 : 「彼は三十歳にもなるのに未だに稼ぎもなく家でゴロゴロしている。まるで浮浪者のようだった」
  隠喩表現 : 「彼は三十歳にもなるのに未だに稼ぎもなく家でゴロゴロしている。彼は我が家の浮浪者だった」

直喩では「まるで〜のようだ」と例えていますが、隠喩では同じ表現を断定しています。しかし、我が家に本物の浮浪者がいる訳ではありません。つまり、断定をしていますが、実際にはそうではありません。「〜だった」と断定していても、実際にそうではない場合、これは隠喩表現となります。
断定と隠喩の違いは微妙です。ちょっとしたニュアンスが違うだけで間違った使い方になります。
<例>
  隠喩表現 : 「彼は三十歳にもなるのに未だに稼ぎもなく家でゴロゴロしている。彼は我が家の浮浪者だった」
  断定表現 : 「彼は三十歳にもなるのに未だに稼ぎもなく家でゴロゴロしている。彼は浮浪者だった」

「我が家の」が抜けるだけで、ニュアンスが変わってしまいます。下の断定表現では、彼は本当に普段浮浪者をしていて、今週だけ家に帰ってきてゴロゴロしている、という風に捉えられます。逆に上の隠喩表現では「我が家の浮浪者」という、象徴的な表現にする事で読者にも「これは隠喩表現だな」と理解してもらえます。

使い方のポイント
・隠喩を使う時はキーになる象徴的な表現を入れると便利です。これがないと断定表現との区別が付きにくくなります。
・隠喩はまさに文学性の証。隠喩が上手いのは非常に強い武器となります
・直喩と同じく、使い過ぎると「くどい」という印象を与えます。
・隠喩は直喩以上に使うポイントを絞らなければなりません。
 ここだ!というキーの文章でのみ使うと効果的です。

26海苔の佃煮 ◆8ZLUiDv3K2:2010/04/20(火) 21:34:56 HOST:p5204-ipad03okayamaima.okayama.ocn.ne.jp
【書きたくないもの程、書いていく勇気】

小説というのは、基本的には自由ですから
どんな文章でも、どんなストーリーでも書いてしまえます。

逆に言うと、自分の望みがそのまま形になるんですね。


自分にとって気持ちの良い作品を書こうと思うと、
やっぱり自分が可愛いですから、「努力して頑張って成功する」というパターンや
「仲間と上手くやっていて、楽しく過ごす」というパターンなど、
読んでいて(というより、『書いていて』かな?)
心地よいパターンのストーリーを組み合わせてしまいがちです。


多くの作品もやはりそうだと思いますが、
物語の最後(エンディング)では、そういったパターンを持ってくる方が
読み手の皆様にとって後味のよい作品になるかと思います。


しかし、最初から最後まで、そんな「心地よいパターン」の繰り返しでは
書いている方が非常に楽しいですが、読んでいる方から見ると
本当に味気ない、同じ事の繰り返し小説になってしまうんですね。

「自分の小説に、自分が一番辛いと思う事をあえて入れる」
という意識が、あるか否か。

ここが作品としての面白みを出せるか出せないかの
分かれ目だと思います。


少し、具体的な例を挙げて考えてみましょう。

例えば。
あなたが小説を書く時、物語の中盤あたりで
仲間同士が喧嘩をするシーンを書いたとします。

この時、一時的には言い合いをするものの、
すぐにお互いを理解して仲直りするというシーン。

これ、喧嘩という事実だけを見ると「辛い事」になるのかも知れませんが
小説のストーリーとして考えると、「辛い事」にはならないように思います。


といいますのも。

喧嘩しているその瞬間は、確かに「辛い事」なのかも知れませんが、
すぐに和解してしまうと、それは長いストーリーの中で見れば
「心地よいパターン」に入ってしまうと思います。


「いざこざはあったけれども、お互いにわかりあおうと努力し、
 そして仲直りが出来た」というパターンになりますので、そうなりますよね。


では、どうするべきか。

私はバッドエンディングを薦めるタイプではないのですが、
それをあえて言ってみますと、
例えば一度喧嘩をしてそのまま争いが続き、最後まで理解しあえないまま
物語が終わるというパターン。

これなどは、すごく後味が悪いですし、
書き手としても、出来れば書きたくないパターンになりますよね。


あくまで例えですし、こういったものを突き詰めていくと、
何を書いてもバッドエンディングになってしまいますから
読み手にも優しくない作品になります。

それを薦めている訳ではありませんが、
しかし、心地よいパターンばかりを組み合わせても
やはり作品としては面白くなくなってしまいます。


要は、それらをどういう割合で配置していくのか。
そのバランスによると思います。


物語を書いていく中で、
「自分はこういうのは嫌だな」と思うストーリーがあると思います。

書き手としては、苦しみながら書きたくはないですし、
なるべく自分の心に優しい作品を書きたいという気持ちが、
どうしても出てくると思います。

しかし、その気持ちに素直に従っていると
書き手としては心地よいですし、すごく満足のいく作品になるものの、
読み手としては、やはりどこか「物足りない」感じを与えてしまいます。

「心地よいのは書き手だけ」
という状態になってしまうんですね。


物語全体のバランスを考えると、
やはり、心地よいパターンと辛いパターンの割合を
上手く調整できている作品が、人々の心を惹きつけているように思います。



ここからは、何のために小説を書くのかという話にもなりますが、
もしあなたが
「自分のためだけに書いてるから、他の人がどう読んでも関係ない」
という考え方をお持ちであれば、心地よいパターンを
重ねていく方法で良いと思います。


しかし、もし
「自分が書いたもので、他の誰かに感動を覚えてもらいたい」
という、読み手の事を考えて書いていきたいという意思がある場合は、
ぜひとも、「自分が辛いと思う事」をあえて物語に入れてみて下さい。

27海苔の佃煮 ◆8ZLUiDv3K2:2010/04/20(火) 21:41:29 HOST:p5204-ipad03okayamaima.okayama.ocn.ne.jp
【感想はどう読むべき?〜上手い<<<<(越えられない壁)<<<<ヘタクソ〜】

「嬉しい」と「悔しい」

作者のあなたが読者様から感想を頂いた時、一番最初に出てくる感情はこの二つのどちらかだと思います。その後、作品への再考や書き直しの検討、次へどう活かすかという迷い、そういった「これから」について考える事でしょう。

さて。では頂いて「嬉しい感想」と「悔しい感想」。あなたはどちらを望んでいるでしょうか。

人間ですから。やはり嬉しい感想が良いに決まっています。文章が上手い、考えさせられた、感動した…こういった感想はあなたの次の作品へのモチベーションを一気に押し上げます。こういった感想は必ず大切に保存しておくようにしましょう。

そして。人間だからこそ、なるべくもらいたくないと思う「悔しい感想」。
その多くは批判だと思います。文章が下手、何を言いたいのかわからない、キャラクターが弱い、つまらない。こういった事はなるべく言われたくはないものですよね。

しかし、ビジネスの世界しかり、スポーツの世界しかり、小説の世界しかり。

本当の実力者を育てるのは「嫌な感想」です。

読み心地の良い感想はあなたのモチベーションを上げますが、同時にあなたを自信過剰にもしてしまいます。
心はおだてられると嬉しくなり、そして自分はそれだけの価値がある人間だと思うようになります。言ってみれば温かいお湯の中でぼうっとしている状態です。あまりにその中に長くいると、外に出るのが嫌になります。いつまでもこのお湯の中にいたい…と思うようになってしまいます。
「幸せ」という観点で言えば、これが一番幸せな状態なのかも知れません。嬉しい事を数珠繋ぎにして、いつまでもそうしていたい。そう思うのが自然です。

しかし、小説家として「上手くなりたい」と思われる場合。

本当に自分の実力を高めたいと思うのならば、むしろ心が「嫌だ」と思う、悔しい感想を何度も読み返してみましょう。決して、批判の感想だからと言って一度読んだきりで削除したり、フォルダの奥にしまわないようにしてみて下さい。
必ず何度も読んでみて下さい。そして、何が悪かったのか、次の作品ではどのように変えれば良いのか。
それを真剣に何度も検討してみて下さい。そこで出たあなたなりの答えは必ず次の作品に活かされると思います。


長く小説を書いていると散々な感想しかもらえない事もあります。
こうした感想を頂くと一気にやる気をなくされる方も多いと聞きますが、私は逆にこういった感想が次へ繋がるのだと思います。ここで教えて頂いた間違いを次には正していく…その繰り返しが大切ではないでしょうか。

人によって作品の感じ方は変わります。一人の読者様が「良かった」と言ったポイントを他の読者様は「最悪だった」と言われます。どれが正しいのではありません。

あなたがどう考えるか、が大切な事になってきます。

あなたが「正しい」と思えばそれは次の作品でもそうして良いと思います。「違うかも知れない」と思えば次の作品で変えてみれば良いのですよね。

小説は試行錯誤です。数学のように正しいひとつの答えがある訳ではありません。皆がそろって良いと言う文章も小説もありません、残念ですが。

感想はあなたのバランス感覚を養わせてくれる最高の手紙です。嬉しいお手紙、悔しいお手紙、それらを自分の中でしっかり消化しましょう。

良い感想だけを読み返し、悪い感想は削除…こんな事は絶対にせず、どのお手紙も大切にしていきましょうね。

28海苔の佃煮 ◆8ZLUiDv3K2:2010/04/20(火) 21:58:52 HOST:p5204-ipad03okayamaima.okayama.ocn.ne.jp
小説の書き方については、これくらいでしょうか。
何か質問があればできる範囲で答えます。

29海苔の佃煮 ◆8ZLUiDv3K2:2010/04/20(火) 23:09:07 HOST:p5204-ipad03okayamaima.okayama.ocn.ne.jp
【ここで小説を書くにあたってのマナー&アドバイス】

○荒らしは無視。
構っちゃ駄目です。現れたら何も言わずに削除依頼。
荒らしが来たからもう行かない〜ってのは悲しいです。第一荒らしが来るということは発言が動いている証拠ですから。
それで「さっき荒らし来たよね」という話題は避けたほうがいいと思います。

○エロ・グロ・見た人の気分を害する可能性のあるネタは控えめに。
この掲示板のほとんどは小中学生でなりたっています。
ですから、こういったネタは悪影響を及ぼします。
こう言うのもなんですが、最近多い「いじめ」のネタもこれに入るかと思います。

○BLや百合がある場合は先に知らせるように。
同性愛が苦手な人もいますので、タイトルや1レス目で「この小説にはBL(百合)が含まれます」と書いておきましょう。

○感想には必ず返コメを。
小説を書くにあたり、感想をくれる人は神様です。
どんな感想にでも返コメを返しましょう。

○他の小説も見てみよう。
他の人が書いた小説を見るのもヒントとなります。
過去ログ倉庫には様々な神小説が眠っています。

30海苔の佃煮 ◆8ZLUiDv3K2:2010/04/20(火) 23:28:32 HOST:p5204-ipad03okayamaima.okayama.ocn.ne.jp
【下手でもいい。書き方は個人の自由】

散々小説の書き方を書きこんできましたが、参考にしろとは言いません。
小説の書き方に正解もクソッタレもありません。自分の好きなように書いてください。
私が昔書いてたものも小説とは程遠い、どちらかというとアニメやドラマの台本みたいなものでした。

○○(キャラの名前)「台詞」
効果音
○○「台詞」
××が□□なって△△した!!

のような感じでした。
でも、感想は沢山もらってました。ファンも結構いました。
どんな形でもいいんです。自分の好きなようにやってください。

しかし、ここで>>2の言葉。

読んでくださる人等の意見などを取り入れていくことも大切だと思います。
自分の書き方に自信があり、読んだ人間の意見など全く興味もないという方が多いです。

読んでくださる人の意見を取り入れてより良いものにすることが大切だと思います。
それができない方は、いつまで経っても良い小説は書けないと思います。

いくら自分が好きなようにやっても、相手には伝わらない事が多い。
それが小説の難しい所です。
人のアドバイスもしっかりと聞いてあげよう。その願望に応えるのも良し、応えられなくても良し。

31海苔の佃煮 ◆8ZLUiDv3K2:2010/04/21(水) 07:36:40 HOST:p5204-ipad03okayamaima.okayama.ocn.ne.jp
小説質問案内所というスレも宜しくお願いします。
様々な人が小説の事で意見を交わしています(ほとんどが愚痴だけど)

32名無しさん:2010/04/21(水) 14:28:47 HOST:i60-46-137-58.s02.a033.ap.plala.or.jp
ここって、質問もアリなんですか?

>主様

33 ◆Gv599Z9CwU:2010/04/21(水) 17:48:13 HOST:61-24-234-103.rev.home.ne.jp

海苔の佃煮さん>>
こんなスレが立つのを待っていた奴です。
最初からもう一度読み直してみて、改めて小説について学ぶことができました。
ありがとうございます。(感謝感激です←

34海苔の佃煮 ◆8ZLUiDv3K2:2010/04/21(水) 23:06:34 HOST:p5204-ipad03okayamaima.okayama.ocn.ne.jp
>>32
OKです。
応えられる範囲でしたら応えます。

>>33
まぁ全部参考にしなくてもいいんですけどねwww
小説を書いた事があるのでしたら読ませていただきます。
私の小説? ・・・・・ぇ

35海苔の佃煮 ◆8ZLUiDv3K2:2010/04/22(木) 02:13:32 HOST:p5204-ipad03okayamaima.okayama.ocn.ne.jp
【注意の仕方〜叱りと怒りは全く違う】

これはこの小説掲示板だけではなく、他の掲示板でも言える事。
そして最近多いので、書かせていただきます。
悪魔でもこれは私の意見です。

マナーやルールを違反している人を注意するとき、あなたはどう書き込みますか?
「申し訳ありませんが、○○なので××してください」
これならいいでしょう。しかし、
「貴方は馬鹿ですか?」とか「貴方の脳味噌は猿以下ですねw」なんて相手を罵るような書き込みも含めたら、その時点で貴方は荒らし当然です。

マナーの厳しいフランス料理店でも、自分がマナー違反で注意されても、それで済みます。
でも、「汚らしい食べ方しないでください」なんて言われたらその料理店には2度と行きたくなくなるでしょう?

目には目を、マナーにはマナーを。
誰にでも清く正しい心で。礼儀を大事に使いましょう。



もし注意しても相手が反論してきたら、その方には係わらず、管理人か削除人に相談しましょう。
ただし、その時もし貴方が相手を罵るような言葉を含めた書き込みをしていた場合、貴方も掲示板人生から削除されることでしょう。

36 ◆Gv599Z9CwU:2010/04/22(木) 16:48:31 HOST:61-24-234-103.rev.home.ne.jp

海苔の佃煮さん>>
小説ですか? ……書いていますが、期待するほどのものではありませんよ←
「虹空」というスレです、隣に目薬があることを確認してからご覧くだs((

>>35
注意の仕方については自分も最近思っていたところです。
注意してくださるのはこちらとしても嬉しいことですが、注意の仕方に問題がありますよね。暴言や罵り言葉をよく見かけるようになりました。
自分も注意人として掲示板を巡回していますが、すべて見切れるわけではありませんので、報告があったスレは見るようにしています。もちろん、「これは両成敗だな」と感じることも少なくないです。
暴言等を吐いている注意人さんに注意しても聞いてくれない人もいましたし、ひとりひとりに書いていくのはつらいです。
各掲示板に、マナーを掲示するものが必要なのかもしれませんね。

37海苔の佃煮 ◆8ZLUiDv3K2:2010/04/28(水) 11:49:36 HOST:p5204-ipad03okayamaima.okayama.ocn.ne.jp
下がってたので上げ。
運営のほうでBLが問題視されてるからどうなるか。

38雪音 ◆mzHXeB1fFY:2010/04/29(木) 18:45:45 HOST:119-231-189-175.eonet.ne.jp

立ててほしかったスレを立ててくださってありがとうございます!
最近は描写などに力をいれようと小説を書き始めていたので、とても参考になりました^^
ここの住民さん達には此処をぜひ見ていってもらいたいですね。
では、今後も支援上げなどをさせていただくと思います^^ノシ

39 ◆Gv599Z9CwU:2010/08/02(月) 08:59:11 HOST:59-171-87-169.rev.home.ne.jp

ものすごく下がっていたので支援上げです。
このスレ、頻繁に上げていたほうがよさそうですね……。
海苔の佃煮さんが立ててくださいましたし、ルールにマナーも書かれているので助かります。

最初にこのスレを覗いてほしいものです。

40 ◆0/9VW/Ap5s:2010/08/06(金) 17:03:01 HOST:x115027.dynamic.ppp.asahi-net.or.jp
おおっ!
なるほど…

参考にさせていただきますね

41ガビョーン:2010/08/07(土) 16:43:35 HOST:nttkyo338168.tkyo.nt.adsl.ppp.infoweb.ne.jp
いいですね
このスレ〜^^

42紅桜 ◆H2afPHIwUk:2010/08/26(木) 20:44:30 HOST:i121-115-140-133.s04.a013.ap.plala.or.jp
久しぶりにこのスレに来たらこのような素晴らしいスレがたっていたので感激です。

最初からサラッと読ませていただきました。
小説の書き方や注意の仕方等が書いてあって、凄く勉強になりました。

随分と下がっているようなので、支援上げさせていただきます。
このスレを多くの方に見ていただけることを願って。

43箱庭 ◆HMCtF3nczY:2010/08/29(日) 16:35:12 HOST:i58-94-79-28.s02.a026.ap.plala.or.jp
こちらでは初めまして、と言うべきですね。
オリなり掲示板のほうで教科書スレをたてさせていただきました箱庭です。
私自身、小説が好きでたまに執筆したりしてましたが、こちらの掲示板があることをつい最近まで気づかなかった阿呆です。すいません。

とてもためになるスレです。改めて小説を書くときに必要なものを学ばせていただきました。
なにげない場所から作られたものが、こうしてまた別の形で作られるって素晴らしいですね。
私も日々精進していかねばと思います。

ところで一つ質問なんですが、「小説」の定義ってなんでしょうか?
なんとなく気になったので、答えられる方いらしたらよろしくお願いします。

遅くなりましたが、支援上げさせていただきます。

44名無しさん:2010/10/08(金) 06:15:02 HOST:p6220-ipad01okayamaima.okayama.ocn.ne.jp
あげ〜。

>>43
小説の定義とは、難しいことを・・・
ラノベなんかは無いとも言ってますし。

45猫魅 唯 ◆E5uS8Oejtc:2010/11/03(水) 17:31:25 HOST:EM114-51-9-49.pool.e-mobile.ne.jp

すみません、なんとなく気になっていたのですが…
【トリップ】とはなんでしょうか?

46 ◆Gv599Z9CwU:2010/11/05(金) 16:58:56 HOST:61-24-255-20.rev.home.ne.jp

猫魅さん>>
トリップとは、簡単に言えば偽者防止のためのものです。
猫魅さんの◆の後ろの羅列がトリップと呼ばれるものですよ。

47猫魅 唯 ◆E5uS8Oejtc:2010/11/05(金) 21:08:45 HOST:EM114-51-241-45.pool.e-mobile.ne.jp

>>海様

あ、そうなんですか。
勘違いしてしました、有難うございますー。

48 ◆Gv599Z9CwU:2010/11/26(金) 14:22:25 HOST:119-171-156-245.rev.home.ne.jp

下がっていたので支援あげさせていただきます。


この掲示板を利用している友人に言われたことなのですが、「小説掲示板は感想の交換とか少ないね」と。
まあ言われてみれば趣味で書いている人ばかりなので感想のいいあいとかあったら盛り上がるかなあとは思いますが。
感想が書き込まれていると執筆のやる気にもつながると思いますし……。
スレを途中放棄してしまう人も多々見受けられますよね。長編だと気力が最大の味方ですし。
スレ数が100超えているものが数えるほどしかないのが悲しいです。

もし長編が書ききれないと思ったのならば、短編集だけのスレを立てても構わないのでは? 実際に自分はそうしていますし。
長編ってとんとん拍子で読み進められる人と、途中で止まってしまう人と二分されるんですよね。
時間が無限にあるわけではありませんから、読める話も限られてしまいますし。


長くつらつら書いてしまいましたが、個人の意見としては感想交換を活発にしていきたいなあと。
誰かが動かなければ始まらないと思うので、さっそく今日から活動しようかと思ってます自分。
自分のように思っている方がいたら嬉しいなあと思う今日この頃です。

49 ◆Gv599Z9CwU:2011/01/24(月) 15:28:24 HOST:119-171-156-245.rev.home.ne.jp

支援あげです。
11月からあげてなかったとか……今度からはもっとあげられるようにします。

掲示板がもっと活気にあふれるよう願って。

50じゃん太:2011/01/29(土) 12:06:14 HOST:p4161-ipbf304fukuhanazo.fukushima.ocn.ne.jp
ここのスレは本当に勉強になります!
なるほどな〜と思うことも多く、私の小説に活かしたいと思います!

51哀楽 ◆8ux1c8TcRU:2011/01/30(日) 12:27:02 HOST:e145031.dynamic.ppp.asahi-net.or.jp
 あれ?
 わたし、このスレッドと全く同じ内容のサイト見たことありますよ? ――ど、同一人物さまでしょうか?

52波月:2011/02/01(火) 15:41:23 HOST:p1212-ip03sasajima.aichi.ocn.ne.jp

質問です!
小説を書こうと思っているのですが、肝心のタイトルが一向に思いつきません!(←)
そこで、皆様がどの様にしてタイトルを決めているのか聞きたいなと思いまして。
差し支えがなければ教えて頂けますでしょうか?

53 ◆Gv599Z9CwU:2011/02/04(金) 17:06:50 HOST:119-171-156-245.rev.home.ne.jp

支援あげとともにちょろっと。



>>52波月さん>>
その小説は長編ですか? 短編ですか? 詩ですか?^^
長編だったらその長編の題名をタイトルにつければいいと思いますよ!
自分は、自分で考えた詩や好きな花をタイトルにつけることが多いです。
もしひまわりが好きだったら「ひまわりが咲くころに」みたいな感じですねb

54 ◆Gv599Z9CwU:2011/04/19(火) 13:59:06 HOST:61-26-248-160.rev.home.ne.jp


下がってるううう。
というわけで支援もかねてあげますね!

55海@削除人 ◆Gv599Z9CwU:2011/06/08(水) 13:58:32 HOST:59-171-85-72.rev.home.ne.jp

下がりすぎでしょう。というわけであげます。
ルールをきちんと読んでから参加していただきたいものです。
削除していくのも楽じゃないんですよと。


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