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【マナーも学べる】小説書き方入門!【起承転結を大切に】

21海苔の佃煮 ◆8ZLUiDv3K2:2010/04/20(火) 21:21:18 HOST:p5204-ipad03okayamaima.okayama.ocn.ne.jp
【キャラクターを活かす方法】

「脇役がどうしても薄くなってしまう」
「敵役が本当に戦うだけになってしまう」
「主人公以外の人物が目立たない」


長編小説を書かれている方からよくこのようなお悩みを耳にします。

長編小説ではどうしても人物が多くなり、一人一人の個性が見えにくくなりがちです。
特に敵役やチョイ役の登場人物については、その人の個性や人生の背景などを
いちいち描ききれない、そんな問題を避けられません。

しかしこういった表現の問題には、たいてい何かしらの解決方法があります。
そのひとつ、最もシンプルで効果のあるやり方。それは「何度も登場させる」です。


あまりにシンプルで信じられないかも知れませんが、実はこの方法、非常に多くの長編小説で使われている方法です。

一度きりで背景も個性も語られないキャラクターは消えていく運命にあります。

それならば、そのような意味のないキャラクターをあえてあなたの作品に出す必要はありません。

あなたの作品ではキャラクター全てが活きている。

そう言われるためには、一度きりのキャラクターを限界まで減らす事が効果的です。

そして、そのようなキャラクターが必要な場合は、既存の登場人物の誰かで代用が出来ないかを考えてください。
多くの場合、あえて新規のキャラクターを出さなくても、今いる登場人物で何とかできる場合がほとんどです。

そうして同じメンバーで作品を回していく事によって、今出ている人物により多くの時間(ページ)をさく事が出来るようになるのです。

この方法を使う上でひとつ、気をつけなければならない点があります。

それは、「可逆的」です。
同じメンバーが何度も登場する分、読者様はどうしても「以前もこれと同じシーンを見たな」と感じやすくなります。同じシーンの繰り返しは小説では失敗の原因です。
中だるみになりがちなのです。

そんな時は、メンバーが同じでも環境や心境、あるいは文章の表現方法などを変えて、
「メンバーが同じでも前回とは全く違うんだぞ」とアピールする事が大切です。

この点だけを守れば、あなたの小説には深みが生まれ、キャラクターが活きてきます。

今日から、一度きりで忘れられるキャラクターとは「さよなら」しましょう!


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