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【マナーも学べる】小説書き方入門!【起承転結を大切に】

19海苔の佃煮 ◆8ZLUiDv3K2:2010/04/20(火) 21:11:43 HOST:p5204-ipad03okayamaima.okayama.ocn.ne.jp
【言葉が持つ雰囲気〜言葉選び〜】

作品の雰囲気を何が作るかといえば、まずストーリーが浮かぶはずです。これは当然といえば当然です。しかし雰囲気を作るもうひとつの大切な要素。それは間違いなく「言葉」です。

一人称にするか三人称にするかで同じ作品でもずいぶん違った感じに見えますが、その理由は、この「言葉」です。

一人称ではどうしても口語調にならざるをえません。逆に三人称はナレーターの言葉ですから口語調になってはいけないというルールがあります。
口語と文語では当然、雰囲気は大きく変わります。
ここまではよくある話ですが、ここからがポイントです。

同じ一人称でよく似たストーリーでも雰囲気が違うという例がありますよね?

これが「言葉選び」の結果です。

物書きというのは、必ずこの「言葉選び」の問題に直面します。
例えば雪の描写。雪が降っているシーンを色々な言葉で表現してみましょう。

1.その日は朝から雪がちらついていた。
2.白い粉のような雪がゆらゆらと降りてきて、積もる前に消えていく。
3.銀の粉粒が風を間を縫うように舞い、軟着陸しては姿を消す。


如何でしょうか?
まず1番はそのままです。これでは少しそっけない感があります。
2番。私が一番好んで使うタイプですが、2は一人称、
3は三人称のナレーションで使われる事が多いようです。

2と3を比べてみましょう。一つの事実に二つの言い方がある事がわかります。

2「白い粉」=3「銀の粉粒」
2「ゆらゆらと」=3「風の間を縫うように」
2「積もる前に」=3「軟着陸」
2「消えていく」=3「姿を消す」

簡単な例を一つ挙げただけですので、表現は他にも多くあるはずです。
百人いれば百通りの表現があると思います。
百通りの言葉選びがあり、それはあなたが少し意識するだけで、幾らでも変えられるものだと思います。


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