[
板情報
|
カテゴリランキング
]
したらばTOP
■掲示板に戻る■
全部
1-100
最新50
|
メール
|
1-
101-
201-
301-
この機能を使うにはJavaScriptを有効にしてください
|
二次元school
263
:
雪音
◆mzHXeB1fFY
:2010/02/06(土) 21:46:18 HOST:119-231-137-169.eonet.ne.jp
第46話「腐女子からもアドバイス」
キラキラ、という擬音がつきそうな豊かな金髪。一歩こっちに歩いてくるだけで、綺麗に波をそろえながらなびく。
その金髪によく合う、エメラルドのように輝く、小さな顔に大きく存在するその瞳が、私と由羽先輩をとらえた。
「やあっ、あたしの嫁達っ! 2人ともそろってどしたの?」
さっきまでのかなり美少女だという事をあっさり壊してしまいそうなその口調の持ち主、優くんのお姉さんである風先輩は、正面から私達を見つけ、明るく高いトーンの声で私達に軽い口調で話しかけてきた。
いや、アンタの嫁になった覚えはないけど。そんな事を心の内で考えていたら、由羽先輩は私とは反対の様子で、
「おおっ、波やん! 今、桜子ちゃんの相談に乗ってあげてんねん」
由羽先輩と風先輩は仲がいいらしい。
その証拠に、由羽先輩は『波』風先輩は『ゆっぴー』と、友達ならではであろう名前で呼び合っていた。
風先輩は、「ほぉ」と、女の子らしさが微塵にも感じられないような声をあげた。
「桜っちの相談? 桜っち、悩み事でもあるのー?」
風先輩は、綺麗なその顔を、不思議そうな表情にさせて首を少し傾げた。
私は思わずそのまま悩み事を言いそうになったが、すぐに言葉は飲み込んだ。
ああ、そういえば風先輩は私がナゴの事好きって知らなかったっけ。この人の性格上、言うのはやめておこう。
「ああ、桜子ちゃんって雨照くんが好きなんやって。んで、なんか姫伊利萌っていう妹が桜子ちゃんの邪魔してくるらしいわ」
「なんで言うんだよっ!!!」
由羽先輩が、何の躊躇いもなくあっさり風先輩に言い放った。
「な、何やねん。何か悪かったんか?」
「悪いに決まってんでしょうよ! 何で私に了解もとらずに言うんですか!」
私がかなり怒った顔……というよりも、この人のあっさりさに驚きに溢れさせた表情で叫ぶと、
由羽先輩は私の様子に、驚いたような躊躇したような表情で言う。
「だって、ウチ友達に隠し事できひんタイプやし」
「ああっ! いわゆるすぐに人の事言うタイプか!」
私、由羽先輩からは酷い扱いしかされてない気がする。
「へーえ、桜っちってなーたんの事好きなんだぁ〜。へーえ、ふーん」
そこで、存在を忘れかけていた風先輩が、ニヤニヤした笑みを見せながら言ってきた。
や、やべぇ……今私、可愛い優くんの実の姉を殴っちゃいそうだよ。
「好きって言うか、ベタ惚れやもんな。桜子ちゃん」
「これ以上余計な事言うな!」
風先輩は、さらにニヤニヤして「そっかそっかぁ」と言うと
「じゃあ、あたしも協力するよーん」
と言って、右手でピースの形を作ってみせた。
私がやっぱりこうなってしまった状況に溜息をつきつつも、隣の由羽先輩は「おおっ」と声をあげていた。私に謝れよ。
風先輩は、「んじゃあねー」と、言いかけた時、私はそれをさえぎった。
「あ、ちょっと待ってください。由羽先輩、さっき3つ目の事言いかけてませんでした?」
そういえばそうだった。
由羽先輩が、3つ目を言いかけた時に風先輩があらわれたんだ。
由羽先輩も、一瞬考えた後、すぐに思い出したようだ。
「ああ、アレな。3つ目は『もっと胸を大きくする』やで!」
「聞かなきゃよかった」
確かに私の体には凹凸がありませんが、何か?
風先輩は、そんな私をにっこにっこと見ながら言った。
「桜っち、そんなに好きなら告白しちゃえばいいんだよぅー」
――――告白?
264
:
空梨
◆7MDPZC1Zvo
:2010/02/08(月) 14:51:01 HOST:207.115.215.220.ap.yournet.ne.jp
>>雪音様
僕は何に論議していたのか忘れてしまいました← 曖昧で良いじゃないですか←
踏み入れちゃ駄目です、今直ぐ戻ってこないと僕が切腹しますy((よし、行け/��
でも母親が許してくれますかねぇ、兄の気持ちなんて知った事無いんですが((��
ぇとぇと、じゃあ神様でないのなら天使様なのです!←
兄貴の気に入ってた画像全部消して遣りました←
僕はレンきゅんも好きですがミク姉ぇも好きです←/めるととかわーるどいずまいんとか←
其れは僕の台詞ですよ―…
一番大きいのは兄貴への憎しみでs((
もうちょっとで出来そうなので待っててください!
切が無くなりそうなんですが←
ぁ、それと小説書き始めたんで良かったら着てください。
相変わらずの駄文っプリですが…;;
忙しかったり嫌でしたらお断り下さい;;
265
:
水月
:2010/02/08(月) 23:10:33 HOST:w41.jp-k.ne.jp
おまっ…!
略してるけどそーゆーこと書くのやめぇぇぇぇい!!
つか兄ネタもうやーめーてー(T_T)殺・意・が・わ・く☆うわーい!兄貴なんてイラネ ぺっ
弟くれよ(^^)双子とかモロ好きなんだけど!特に一卵性でそっくりとか★
266
:
瑚飴
:2010/02/10(水) 17:48:18 HOST:119-231-163-23.eonet.ne.jp
おひさだなッ
父上にネットきられて中々これなかったが、なんと!復活したのだ☆
知らん間にたくさん更新されていて雪音の活躍を拝むのが遅れてしまった…
これでは水月にまで劣るではないか←
それに水月よ…お前とかーkの事は私達の中では公認されておるではないか((ryry
隠さずともよい ←本の影響で中国風に^^
267
:
雪音
◆mzHXeB1fFY
:2010/02/12(金) 19:42:04 HOST:119-231-170-190.eonet.ne.jp
*空梨様*
もう知らない、ちくしょう(( やだよ←
それはそれで三途の川わたっちゃうことになりませんかww
駄目だと思いますw← 私だってあんなksの気持ちなんて知ったこっちゃねぇ
堕天使?
兄貴、なんて不憫なんだ……!
私はミクたんの方が好きですv わーるどいずまいん大好きだ――――!
そんな事ねぇんだ!((え
兄貴、超憎まれてますね←
いつまでも待つさ……フッ((逝け
大丈夫ですよんbb
マジですか! あ、もしかしたら名前変えてます?
だったら思い当たる人がいるんですけど←←
こんな奴でよかったら行かせてもらいます><*
*水月*
えー。やだ←
兄貴ネタ、どこまでもいっきます☆ かーkが悲しむでしょ!
あげるよ(( ていうか、一卵性だけど萌えたことがねぇ
*瑚飴*
瑚飴ぇ―――――ぁ――――((
やったね! 祝福いたしますw
別に活躍はしてないYO☆((タヒ
水月に劣るな…!((ヤメ
268
:
雪音
◆mzHXeB1fFY
:2010/02/13(土) 15:15:29 HOST:119-231-171-16.eonet.ne.jp
第56話「ラブレター作成」
一瞬相手の言葉に理解するのに時間がかかったが、すぐに理解した。
と、同時に顔にだんだん熱をもっていくのが分かった。
きっと今鏡を見たらかなりの赤面状態に違いない。
「こ、ここここ告白なんてできないですよっ!!」
裏返ってしまいそうな声を張り上げる。
実際実行はしていないのに、なんだかかなり恥ずかしい気分……。
「えー、ベタ惚れなのに?」
「ベタ惚れって言わないでください!」
風先輩が、むーと唸りながら頬を膨らませた。こんな表情でもやっぱこの人は可愛い…。
「じゃあいいよぅ。もうラブレターでいいや」
「何で!?」
「だってー、桜っちはなーたんに直接言うのが嫌なんでしょー? だったらラブレターでいいじゃん」
風先輩は、すぐにいつもの呑気な笑顔になり、誇らしげに提案してきた。
……駄目だ、この人。何も分かっちゃいねぇよ。そもそも告白が無理なのに……。
私がすぐにそれを言葉にしようとした時、「ええやんっ!」と、元気よく由羽先輩が目を子供のようにキラキラさせながら叫んだ。
「ラブレターやったらウチらも見てられるしっ! 書くのも協力できるやん! 流石波やな!」
「へっへーん。そうであろう」
こ、この人等が先輩じゃなかったのならっ……!
私がこのやりきれない思いをこらえてぐっとしている時、風先輩がそんな私に全く気付く様子もなく、明るくて高いトーンの声で私にふってきた。
「じゃあ、桜っち書いてみようよ、ラブレター!」
私が嫌ですと言おうとすると同時に、由羽先輩が何かゴソゴソと自分のキーホルダーがいっぱいついた(ほとんど副会長の写真がはりつけてある)鞄から取り出した。
「桜子ちゃん、やったらコレに書き!」
と、私に何か見せつけてきた。
それは…………3年生用の宿題だった。
「……え、何ですか、コレ……」
「ラブレター書くならコレの裏に書きぃや!」
「ナゴに対する嫌がらせですか!?」
超まさかだった。
「えー……『これからナゴの宿題やってあげるから付き合ってください』とか」
「物で吊って告白するのは嫌だ!」
由羽先輩が、「チッ」と舌打ちした。なんでだよ。
「じゃあいいわ。ウチが火野に対して常日頃書いてるラブレター用のレターセット貸したるわ」
「なんでそんな私が悪いみたいな……常日頃ラブレター書いてるんですか!? なんで迷惑なんだ!」
由羽先輩は、渋々と再びキーホルダーがいっぱいついた(ほとんど副会長の写真がはりつけてある)鞄をあさって、取り出した。
それから渡されたのは、ピンクの細かい花柄の便せんだった。結構、乙女チックな感じで可愛い。
「じゃー、桜っち、あたし達と一緒にそれになーたんへの愛を綴ろうよー!」
風先輩が、アニメのキャラクターであろうシールが貼ってあるシャーペンをクルクルとペン回ししながら言った。
……ああ、もう逃げられない。
269
:
空梨
◆7MDPZC1Zvo
:2010/02/15(月) 14:56:20 HOST:219.120.215.220.ap.yournet.ne.jp
>>雪音様
わー、投げやr(( 何で。((
雪音様の為ならば三途の川だって渡って遣りますとも、兄貴が/��
如何しましょうかね、もう無理矢理遣っちゃいましょうか←
煌びやかな翼を持った美しき天使様です!
よし、このままメモ帳も全部一掃しちゃえ←←
僕もロミシンとか裏表ラバースとか人柱アリスとか置き去り月夜抄とか((�徧兇谿磴�)好きです+
そんな事有りますゥ!
憎いです、二段ベットの一番上から突き落としてやりたいでs((地味に痛ぇ!
お待たせしましたーッと言いたかったんですが、書いている途中兄貴にプロフ消されました、全部←←
大丈夫ですかbb
はい、灰夜兎と言う名で書かせて頂いてますノ
スレ名は天使と仔猫の喫茶店。です、
是非来て下さい、お待ちしております。
270
:
雪音
◆mzHXeB1fFY
:2010/02/16(火) 18:25:16 HOST:119-231-184-65.eonet.ne.jp
*空梨様*
もう知らないもんっ!((タヒ なんとなく。((
�彔笋涼里蕕覆っ砲凌佑❹錣兇錣兇笋辰討唎襪鵑任垢ʔ�
もう実力行使ですか←
絶対見間違いですよ、それ!
逃げろ――――!!
人柱アリスは特に好きですねbb でも、真夜中にPV見たら怖くなります。チキンなんで←
無いったら無いんだ!((駄々っ子?
以外に致命傷になるかもしれません……ブルブル
オレは怒ったぞ、兄貴――――――!!((�瑤粥詎�
大丈夫ですわbb((口調
お、正解♪((タヒ
いや、なんかオーラがあったんですよねっ!←
はい、ぜひ行かせてもらいますv
271
:
雪音
◆mzHXeB1fFY
:2010/02/20(土) 01:04:55 HOST:119-231-172-84.eonet.ne.jp
番外「ひとりこいわずらい」
「あたしねっ、雨照くんの事好きになったんだー!」
私が小学生の頃、『恋』という感情を知ったのは男子より女子の方が早かった。
誰かが恋に覚醒すると、それは広がっていく訳で。
すぐに、『あの人が好きだ』『この人が好きだ』と、周りの女子が色だっていった。
ちなみに、私はこの時からすでにナゴに恋をしていた。
いや、この当時周りに影響されたから、という訳ではなく、とっくの昔から。
でもそれは誰に言う事もなかったし、必要性も感じられなかった。
――そして。
ナゴを好きになった女の子が出てしまった。
当時……いや、今でも決してナゴはモテるとは全く言えない。
別に嫌われてるわけではないが、女子達は恋愛対象としては見れないんだろう。
272
:
雪音
◆mzHXeB1fFY
:2010/02/20(土) 01:31:05 HOST:119-231-172-84.eonet.ne.jp
番外「ひとりこいわずらい」
「あたしねっ、雨照くんの事好きになったんだー!」
私が小学生の頃、『恋』という感情を知ったのは男子より女子の方が早かった。
誰かが恋に覚醒すると、それは広がっていく訳で。
すぐに、『あの人が好きだ』『この人が好きだ』と、周りの女子が色だっていった。
ちなみに、私はこの時からすでにナゴに恋をしていた。
いや、この当時周りに影響されたから、という訳ではなく、とっくの昔から。
でもそれは誰に言う事もなかったし、必要性も感じられなかった。
――そして。
ナゴを好きになった女の子が出てしまった。
当時……いや、今でも決してナゴはモテるとは全く言えない。
別に嫌われてるわけではないが、女子達は恋愛対象としては見れないんだろう。 」
私が人にナゴが好きである事を言わなかったのは、これも1つの理由。
でも、恋が異常感染していた頃は、ナゴが好きな女の子が出てしまった。
その子は特別可愛いという子でもなかった。でも、明るい子だったかな。
今でもその子はナゴを思い続けているわけじゃない。その子は今、別の中学校に通っているが、この前駅前で彼氏らしい長身の男と並んで歩いているのを見つけた。
……それどころか、その子はナゴの事をあまり長い間思い続けてはいなかった。2ヶ月ぐらいすると、その子は『やっぱり雨照くんじゃなくて、西藤くんの事が好きになった』とか言いだしていた。
今ではこんな程度の記憶だが、当初はかなりの衝撃だった。
だって、ナゴを、私と同じ人を好きになったんだもん。
本来は焦る場面だったんだろうが、私はどちらかといえば安心した。
(――……ああ、私と同じ気持ちでいてくれる人がいる)
こう思った。
ナゴは、女子同士の恋愛話をしている時に、絶対に出てこない名前。
そんな人の事を好きになったなんて、馬鹿にされるに決まってる。
……やっぱりそうだった。
その子は案の定、『えーありえなーい』『木島くんのほうがカッコよくなーい?』と、周りの女子に非難の声を浴びせられていた。
……ありえないって、何が?
ナゴより木島くんの何がいいって?
一般的にカッコいいと言われる顔立ち? それとも、本人の自己満足であろう優しい性格?
なんでだろう。 私は不思議で不思議でしょうがない。
……確かに、ナゴはアニメが異様に好きだし。勉強も運動も人より優れている部分は見当たらない。
そう考えれば、木島くんの方がモテたって否定はできないんだけど。
皆気付いてないんだ。
ナゴの良さに。
挙げてみろ、と言われたら答えられない。
それは、無いからじゃなくて言葉にできないから。
カッコいいだとか優しいだとか、そんな一言で済ませられるもんじゃない。
もっともっと深い所にあって、でも簡単に分かってしまって。
私の胸を、何度も何度も何度も何度も
くすぐったり痛めつけたり包みこんだり。温度を簡単に変えてしまって。
これが恋。
君達がしているのは何?
本当に恋?
一瞬の感情の揺れをそう思いこんでるんじゃないの?
だって、ホラ。君が好きだと言う男の子、今女の子と一緒に楽しそうにしてるよ? なんで気付きもせず、その純粋な笑顔で笑ってるの?
なんで、『恋って楽しいね』ってあっさり言えるの? 苦みも苦しみも、まだ味わったことないんでしょう?
表面上ばっかり見て。
奥底まで見ているのなら、ナゴは否定できないはず。
『雨照くんが好きっておかしくない〜?』
おかしいのは、雨照和を分かっていない君達だよ。
273
:
雪音
◆mzHXeB1fFY
:2010/02/23(火) 17:40:04 HOST:119-231-182-54.eonet.ne.jp
**独り言
>>271
は失敗です。まさかの途中投稿してしまいました。
>>272
が成功……だけど、残念な執筆力。
一応、詩……というか、桜子の和に対する気持ちを書いてみました。なんかいつもの馬鹿っぽい雰囲気ではなく、シリアス意識で。基本的に報われてない人なんで。
ちょくちょくこういう時があると思うのでお気をつけくださいノ あ、そういえばこんな駄文読む人居なかった☆
↓あ、ここからは本当にただの独り言です
ファンタジー小説が書きたいです。((たひたひ
最近シリアスが好きです。だからファンタジー書いたらシリアスばっかになると思うんだけど。
書きたいのは、なんか魔女の話です。←発想低レベルwwww
274
:
水月
:2010/02/26(金) 23:31:46 HOST:w21.jp-k.ne.jp
やあ雪音(。・_・。)ノ
やぁぁぁっとテストおわったなぁ!!
英語なんかっ…!!問題数多過ぎ 時間なさすぎ!!!!!!これは国語にも言えたよな!
ていうか桜子かっけぇ…桜子効果でナゴもかっこよく思えてきた!
あなたは本当に文を書くのが天才だな…!
また遊びまひよー(☆_☆)そのうち電話するよん
あ たぶん電話はするとしたら夜(言ったっけ?
275
:
雪音
◆mzHXeB1fFY
:2010/02/27(土) 22:25:06 HOST:119-231-188-138.eonet.ne.jp
*水月*
うん、オワタ^p^
うー…先公の馬鹿野郎← 英語キエロwww((
桜子もたまにはこういう役をと← 別にナゴは出てないけどw
んだよ、お前の方が上手じゃねーか。あ、私の中の親父が出てきちゃった☆
夜ね、りょかノ ちなみに言ってないよ((
276
:
雪音
◆mzHXeB1fFY
:2010/03/03(水) 23:49:45 HOST:119-231-186-244.eonet.ne.jp
第57話「チャット化、もしくは恋愛小説化」
「ねー、桜っち、書き始めはあたしが書いてもいー?」
「ああ……どうぞ」
もうどうにでもなれ、と若干投げやりとなりかけている心境で、相変わらず楽しそうにシャーペンを器用に指先で操りながらクルクルと回している風先輩に言った。
ああ、どうして私がナゴにラブレターを書くとかになったのだろうか。
残念ながら、私にそんな勇気は持ちあわされていないというのに。
「やったぜぃ。まずは名前からだよねー……『山崎和へ』」
「名字違ぇ!!」
風先輩が便せんに向かいあったと思ったら、いきなりナゴの名字間違えてた。
山崎って誰だ…………。
「あれ? そうだっけ? えー……じゃあ、あめでら?」
「おしいっ!」
んー? と、ナゴの名字が脳内に存在していない風先輩が悩んでいるとき、隣でずっと口出しせずに見守っていた由羽先輩が口を開いた。
「まあ、名前なんて後でええやん。 時間かければ思い出すかもしれへんし。うちもあんな地味野郎の名字とか覚えてへんし。てか覚える意味ないし」
「すごい言われよう!」
なんか、私もだがナゴもかなり扱いが酷い…………。
「ほんで内容やけど――――……まあ、手紙に書いて告白するなら、雨照くんの気に引くような書き方か内容がええよな」
「え、今由羽先輩、ナゴの名字言いましたよね。覚えてないんじゃありませんでしたっけ……」
当然の事ながら私の意見など無視され、変わりに風先輩が私とは別の観点だが、由羽先輩の発言ツッコんだ。
「なーたんの気を引く?」
「そや! ただ『好き』とか書いてたんじゃオとせへん! あのモテなさそうなくせに堅そうな野郎はな! ちっとは工夫せんとな!」
「……まぁそうなんでしょうけども」
言ってる事はまぁまぁ正論だが、さっきからナゴの扱いが気になる。
「じゃ、あたしやってみるねん」
そう言って、風先輩は持っていたシャーペンを淡い色の便せんに走らせた。
カカカっとシャーペン独特の音を発して何秒か経つと、風先輩が顔をあげて「これでどうだっ!」と私と由羽先輩に見せてきた。そこに目を移すと……
『私はなーたんの事が』
『ずっと好きでしたwww』
「笑ってる!?」
「へっへん。これは心に残るっしょー」
「最悪の形で残りますが! しかも私、ナゴの事なーたんとか呼ばないんで!」
「分かったよぅ。なーたんの所は消してナゴに直しておくよぅ。後は完璧だね」
「最後のwを消せ!」
絶対ないと思ってた文面を見せつけられた。
いや、これあげたら逆に馬鹿にされていると思われるだろ。
「じゃあ…………」
風先輩はまたシャーペンを動かすと、今度は更に自信満々の顔で「次はどーだ!」ともう1度便せんを見せてきた。
『好きでした////』
「この斜線もいらねーから! 白々しいっ!」
すると、次は由羽先輩が風先輩が持っている便せんを「貸しいや」と言い取り上げ、自分のシャーペン(副会長のプリクラが貼ってある)を取り出し、風先輩と同じようにカカカっと高い音を鳴らせて、便せんにシャーペンをしばらく走らせた。
「うちは波みたいなラブレターとは言えぬラブレターじゃないでぇ」
そう言い、風先輩と同じような仕草で、私に便せんを見せつけてきた。
『私の今の心境に似た色の桜が散る今日――……
私は決心した。
ナゴに告白しようと。
もうこの溢れるような想いに耐えきれない。ただ、この止まりを知らない想いに区切りをつけるだけだ。
言ったら、何か変わるかな。その思いだけで私はナゴに告白する。
いい加減、踏み出したいんだ。
ナゴと付き合えるかどうかなんて関係ない。ナゴに伝えたいだけ。
そんな事に思いを張り巡らせていたら、例の彼がやってきた。
今日も同じように、いや、昨日より少し波を荒げて、胸が高鳴る。
「何? 急に呼び出して……」 いつもと変わらぬ、無愛想で冷たい君。
ナゴの言葉に頷き、私はゆっくり口を開けた。
とうとう言うんだ、この恋心。
「……好きです」 』
「………………」
「どうや、うち天才やろ! 自分で泣いてしまいそうやわ!」
「やばいよぅ、ゆっぴー! あたし感動の嵐でボロ泣きだよー!」
277
:
空梨
◆7MDPZC1Zvo
:2010/03/04(木) 01:49:53 HOST:235.101.145.122.ap.yournet.ne.jp
>>雪音ちゃま。
えー、(( 何となくかよ。((
わざわざ遣ってきます、と言うか強制連行です。←
よーし、兄貴が消える日がとうとう遣ってきたぞ!((
見違いなもんか、ちくしょう←
逃がすか――――――――!!((
恐いと言ったらドリームメルティックハロウィンとかアレですよねー。←
有るったら有るんだぞ!((メリカ風wwwww←
しまった、家に二段ベッドなど無かtt((
ちくしょう、と言う気持ちで一杯ですこのやろう!((やめれ。
話変わるんですけど雪音様ってほかに小説など書かれてますか?
はい、正解で御座いますノ+
どす黒いおーらですね、((
278
:
雪音
◆mzHXeB1fFY
:2010/03/06(土) 19:32:51 HOST:119-231-177-229.eonet.ne.jp
*空梨たん((でいいのかな*
なんか文句あんのかコルぁ((orzorz そうですが何k((
ちょっと無理ですね((たひ
兄貴はとりあえず生かしておこうよ←
見違いにしてくれないかな。もしくは幻術←
ふはは、私が逃がしてやろう!
あ、怖い関連でももいろうさぎって知ってます?
無いったら無いんだぞ!((乙←ww
じゃあ、一緒のベッドで寝るってことでいいですk((wwww
そうなんでございますか、このやろう((タヒ
一応もう1個書いてるけど挫折しそうでsげふんげふん。 今、猛烈に書きたいネタがあるのにこれ以上書いたら駄目なのかなーと思ってるんだ。
賞品は?((
魅力的なオーラだい。
279
:
誄
:2010/03/06(土) 21:43:22 HOST:softbank219182178139.bbtec.net
雪音>>
久しぶりーノシ
さーて私は誰でしょう!← わかんなかったら雪音死刑ね(ニコニコ/Σ
とりあえず、久々に此処に来たらめちゃめちゃ進んでて驚きました♪←
そして小説全部読ませていただきましたvvv
◇とりあえず感想◇
萌って誰だし!猫被ってる美少女は嫌いなんだよ!((
てか、いつのまにかラブコメに発展してるし!桜子が一段と可愛くなったww
またもや個性的な先輩たちが出てきた…(遠目
由羽先輩と風先輩が揃ったら最強だね!萌に勝てるぜ、絶対+。←
んで肝心なこと← 乃亜ちゃん出てないorz
…笑
一気に全部書いたら意味不明になってしまった…っ!
あ、怒ってるわけじゃないのww 久々に雪音の素敵小説読めて変なテンションになってるの∀//
乃亜ちゃんは出せるときに出してくれればいいのでvv
では!
雪音が死刑にならないことを心から願っておりますノシ←
280
:
雪音
◆mzHXeB1fFY
:2010/03/07(日) 13:01:16 HOST:119-231-161-196.eonet.ne.jp
*誄*
ぎゃあああああああああああ((ryry
誰でしょうっていうか、名前で分かるし← 全く、蒸発したかと思ってたよ! 死刑にはしないで←
そうであろうそうであろu((うぜw
とりあえず、読んで発熱なんて事がない事を祈る。
萌は嫌われキャラだから嫌ってやってください((え
一応主人公は和なんだけど、桜子の方が出現率が高い((あ
もう大体主要キャラは出し終えたよノ
絶対か?ww その2人は面白がっているだけだと思うけど←←
ごめんね;; 忘れてるわけではないのよ;; 一応、今書いてる話が終わった後の話はまだ考えてないから、そこで乃亜たんを出せたらいいな。
いあ、大丈夫だよノ
私は打たれ弱いから怒らないd(( 変なテンションになったら戻そう!
乃亜ちゃんはもっと出せるようにします!
誄のことはよ――――っく覚えてるので死刑になんない…はず←
ではノシ
281
:
雪音
◆mzHXeB1fFY
:2010/03/07(日) 14:35:27 HOST:119-231-161-196.eonet.ne.jp
第58話「結果、チャット化」
とりあえず、結局その文面は処理することにした。
由羽先輩はかなり怒っていらしたけど、無理だろ。どう考えても。なんで小説化したんだ。
「しょうがないな、この我儘娘は。関西ではこんなラブレターが普通やのに」
「嘘つけ!」
「嘘やないって。ウチも火野にこんなラブレターを毎日5通ぐらい出してるし」
「副会長に嫌われる要素ありまくりですよ!?」
恐らくマジであろう由羽先輩の割とヤバイ言葉を聞いてると、そこまで黙っていた風先輩が声を上げた。
「できたっ! これなら、桜っちの気持ちが何気なく分かってしまう上、絶対桜っちにキュンとなってしまうよ!」
その声と同時に風先輩が誇らしげに、煌びやかな金髪の上に掲げたのは、新たな便せんだった。
しばらく黙っているな、と思ってたら、どうやら先輩はまた私の代わりにラブレターを書いていたようだ。
「おおっ! ホンマか! どんなんや、波!」
さっきから衰える事のないキラキラした光を宿す由羽先輩の瞳が、風先輩の掲げる便せんに向けられた。
ちなみに、私はもう何も言わない。この文面もどうせボケだって事は初めから分かってますから。
「ふっふっふ、あたしの斬新なアイディアに驚くなよっ!」
『腐うさんが入室しました。
腐う>> 来ますた。 誰かいる?
由羽>> おお、波(´∀`)ゞ
桜子>> 私いますよ^^
腐う>> この暇人共めwww
由羽>> お前に言われたくないわwww
桜子>> あの、私相談あるんですけど、乗ってもらってもいいですか?
腐う>> �堯�(゜口゜;;) 相談だと!?
由羽>> わくわく♪
桜子>> 実は……私、最近ナゴの事気になるんですよね
腐う>> なぬ!
由羽>> マジか!
桜子>> はい。なんか、ナゴと喋るとドキドキするし、萌ちゃんと仲良くしてるの見るとムカつくし……
由羽>> それぜったい恋やん!ww
桜子>> やっぱりそうですかね……。
腐う>> 告れ! 告れ!ヽ(`Д´)ノ
桜子>> ……分かりました。私、告白します!
腐う>> キタ――――(゚∀゚)――――!!
由羽>> ヤッタゼ!o(*゜▽゜)oo(゜▽゜*)oo(*゜▽゜)oo(゜▽゜*)oヤッタゼ!
桜子>> 私がんばrmす!
腐う>> 打ち間違い乙www 』
「チャットだ――――――!!!」
風先輩の言うとおり、かなり斬新だった。悪い意味で。
「えへへ、すごくないー?」
「この発想はある意味すごいですよ! しかも私、最後打ち間違いしてるし! ていうか、何で先輩は『腐う』なんですか!?」
「腐女子の腐と、風をミックスしてみた」
「もはや自分が腐女子であることに誇りもってませんか!?」
「す、すごいわ波……雨照くんに直接言うんじゃなくて、チャットで話した内容で何気なく伝える……。もう神やん」
「馬鹿の神?」
流石に何が何でもこれは駄目だ。ていうか、この人等本気でコレ大丈夫だと思ってるのか?
「しょうがないなぁ。チャットにいるのが嫌なら、『桜子さんが退室しました』って最後に付け足しとくよ」
「そういう問題じゃない!」
「乙」
「乙って言わないでください!」
この後、色々ぎゃーぎゃー3人で騒いでいたが、結局、チャット内容の文面をナゴに送りつけられるのは阻止した。そもそもあの内容は実在じゃないし。フィクションだったし。
今回の事で、私は当分ナゴに告白できない事を身にしみて分かった。 ……ちょっと死にたい。
282
:
水月
:2010/03/12(金) 00:05:37 HOST:w41.jp-k.ne.jp
変態です!変態な水月がやって来ました!!
はっきり言って眠いです(ρд-)zZZ
でもテキストやんなきゃ!!4つ分くらい溜まってた!!明日も明後日も部活ねぇから少しくらい睡眠不足でも俺はいける!!
ていうか無駄にテンション高くてすまねぇぇ!!!!
桜子の手紙がチャット化しおったwww
乙とかワロタ(゜▽゜)
腐うの発想がありえねぇ てかこれでOKするやつってどんなやつだよ!そいつこそ真の勇者だな!ホント!
そんじゃノシ
283
:
雪音
◆mzHXeB1fFY
:2010/03/13(土) 13:46:21 HOST:180-146-51-76.eonet.ne.jp
*水月*
やあ変たi((www
寝ろ。身長伸びんぞ!
テキストなぁ。私もたまってばっかだ。だって眠いんだもの。
いやwwwいいけど何でwww
一度やってみたかったネタをやったのさ!
乙な頭の野郎しか出てないからねbグッ←
いないだろwww拝見したいよ。え、メロス?
またこいよ、可愛がってやr
284
:
瑚飴
:2010/03/15(月) 09:51:02 HOST:119-231-163-23.eonet.ne.jp
久々に登場した真の勇者・瑚飴ですョ←←
誰かまっててくれた?くれたよね?ね?お姉ちゃん!
私のこと忘れたりしてないよね?お姉ちゃん私のこと大好きだもんね?
そうだよね?他の人なんかに目移りしたりしないもんね?
そんなことしたら・・・アノ人みたいになっちゃうよ?
いつまでも私のそばにいてね?
愛を込めて瑚飴より はぁと
・・・・・病んでマス
285
:
雪音
◆mzHXeB1fFY
:2010/03/16(火) 18:40:44 HOST:180-146-72-133.eonet.ne.jp
*瑚飴*
あ、瑚飴も真の勇者なの? メロス?ww
誰がお姉ちゃんか← あ、ごめんなさい。マジでごめんなさい。
そ、そうだよ!お姉ちゃんは瑚飴ちゃんのことしか見えてないんだよ!あいらぶゆー!
いつまでも瑚飴ちゃんの傍にいるから、アノ人みたいにしないでくださいorz
初めてヤンデレのコメきますた。
286
:
鈴木美穂
:2010/03/17(水) 17:59:25 HOST:p3207-ipbf5904marunouchi.tokyo.ocn.ne.jp
初めましてぇ。もうすぐ中学一年生になる鈴木美穂でぇす。
今彼氏募集中でぇ、なりたいって思ったら電話してねぇ。
年齢制限は特にないから誰でもOKだよぉ〜
わらわーあたなやーはららか
↑でぇす。
携帯で打ったらすぐわかるよぉ
それでは連絡まってまぁす♪
メアドも教えちゃおっかなぁ〜
kuro-ba-myt.391
この後には@が続いていてぇドコモの会社のものを入れてくれればすぐに届くよぉ
287
:
水月
:2010/03/19(金) 23:05:06 HOST:w32.jp-k.ne.jp
え((
メールしてやろーk((ry
まぁ嘘ですが…女だし…(ボソッ
雪音!!!俺は悪徳者らしいです!!
早く続きをかけ!
ネタを振り絞ってくだちゃい(^^)
今回は残念やったけどまたカラオケ行こー!!
あ 眠い…
でも寝るわけにはいかんのだよ!!
びこーず テンション高いから!!
ではノシ
288
:
雪音
◆mzHXeB1fFY
:2010/03/20(土) 15:08:57 HOST:119-231-135-46.eonet.ne.jp
*水月*
まぁ、嵐以外のあらしはほっとけ。
お前は悪徳者だ、やっほ――――い!
ネタ完全にきれました☆
今考え中だけどねー……おもいつかん。
カラオケ行きたいでっす!歌いたい曲がかなりある。
最近、この小説を書きながらメルトとか聞いてはいけないことに気付いた。
寝るわけにはいかん?
びこーず、お兄様g((たひ
289
:
詞杏
:2010/03/21(日) 17:40:06 HOST:41.net119083113.t-com.ne.jp
うぁぁぁナゴ君が可愛いッッ!
・・・ぇーお初です、詞杏(しあん)と言います(((何事も無かった様にb←
神作読んじゃいましたvv
桜子ちゃんの壊れてる部分で何度も噴いた人物ですb++
現段階まで読み終わった後に、
うぁぁぁナゴ君が可愛いッッ!!(リピート)
って叫びました++
僕も人生問題にラクガキを!〜って物やってるので良かったら見てみてください〜♪ノノ+
290
:
詞杏
:2010/03/21(日) 17:41:58 HOST:41.net119083113.t-com.ne.jp
すみませ;
「人生問題」 じゃなくて 「問題集」 でした(;▽;)
291
:
瑚飴
:2010/03/21(日) 20:48:50 HOST:119-231-163-23.eonet.ne.jp
今からパイレーツ・オブ・カリビアンみる(^b^)
ジョニー・デップかっこよすぎるっ(リア充のなかでwww)
まぁとりあえず早くこーしんしよう!わたしのためにっ ←いいきった
あれメール送ったろかコラ ←←
292
:
雪音
◆mzHXeB1fFY
:2010/03/21(日) 23:19:40 HOST:180-146-94-150.eonet.ne.jp
*詞杏様*
初めまして、こんなゴミにコメ有難うございます++
どこに神要素があったのかが疑問でs((
桜子は最初はこういうキャラの予定ではなかったんですorz
ナゴが可愛いとは、私自身思ったことない前代未聞の感想ですw
ぜひ時間がある時に見にいかせてもらいますっ!
*瑚飴*
私も見てたよんbb
ジョニーはねぇ……うん((何
ネタがないんです!((ああ 瑚飴のためなら頑張るぜ!
あれがマジなのか、荒らしなのか不明←
293
:
雪音
◆mzHXeB1fFY
:2010/03/26(金) 02:32:24 HOST:119-231-145-74.eonet.ne.jp
番外「あなたとのなまえのかんけい」
*由羽視点*
「火野――――っ」
今日も愛しい人を見つけた。
愛しい名前を呼び、愛しい背中に向かって、近付く事すら愛しく感じながら駆け寄る。
結局今日もあしらわれてしまった。
むぅ、火野は中々デレへんなぁ。
「吹井ー、今日もよくやるよねぇ」
ウチに向かってひやかしの声が聞こえてきた。
目を向けると、そこには女子数名がいた。名前はよく覚えてないが、隣のクラスの女子だ。
嗚呼、こういう団体苦手やなぁ。口にはしないものの、憂鬱な気分で返事をした。
「エエやん。ウチは火野の事愛しとるもん」
「う、うわ……。よくそんな恥ずかしいセリフ言えんね」
「あたしは彼氏に『愛してる』なんて言えなーい」
なんか文句あんなら最初から声かけてくんな。
誰にも聞こえないように、そっと嘆息の溜息をついた。
と、同時に、3人の女子の中の赤いピンをした子が、唐突に口を開いた。
「吹井ってさ、副会長の事好き好き言ってるわりには、副会長の事名字で呼ぶよね」
何気ない一言だっただろう。
でも、ウチの体は無意識に飛び跳ねた。
「あ、それあたしも思ってたー」
「うんうん、こんだけ追いかけてたら普通下の名前で呼ぶよねーみたいな」
「で、実際何でなの? 吹井」
一斉に迫って来たから、思わず怯んでしまったが、すぐに返事をした。
「べ、別に……もう火野って呼ぶのがクセになってもうたから、直せへんだけやで」
そう返答すると、女子達は興味の色を見て分かるように無くした。
「なーんだ、やっぱそんなもんかー」
「もっとなんか深い理由あるかと思っちゃった」
「じゃあね。ばいばーい」
女子たちは騒ぎたいだけ騒いで、さっさと帰ってしまった。
帰ってくれたのは本望だったが、一方的に喋って帰られるのは気分が悪いものだ。
――――火野を下の名前で呼ばない理由、か。
もちろん下の名前は知っている。『竜太』
確かに、癖というのもあるだろう。
実際、火野を追いかけてこの学校に転校してきたウチは、火野の事は中学の時から知っている。
当時から、火野の事が好きで、当時から『火野』と呼んでいた。
呼ぼうと思えば、呼べていた。もちろん今も。
恥ずかしいから、なんて理由は絶対にない。ウチは火野に対して、どんな行為も恥じらいはない。
恥ずかしいと言えば、本当の理由。 火野を、下の名前で呼ばない理由。呼べない理由。
いくらなんでもコレは、さすがにウチでも恥ずかしい。簡単に人に言えない。
でもしょうがないやん。
これは、願かけみたいなものだろうか。
いつか、自分と火野とが、と。
どんなに恥ずかしくても、ウチはその時がくるまで、絶対に火野を下の名前で呼ばへん。
火野、どうかこの理由を知った時に笑っていて。
ウチが火野を『竜太』と呼ぶのは
――自分の名字も『火野』になった時――
294
:
雪音
◆mzHXeB1fFY
:2010/03/26(金) 03:13:48 HOST:119-231-145-74.eonet.ne.jp
【二次元school】
>>1
プロローグ
>>165
あらすじ
>>168
>>169
登場人物プロフィール
>>2
第1話「自分の本性」 (和視点)
>>3
第2話「二人の転校」
>>7
第3話「二次元を三次元にしたような学校」
>>8
第4話「転校先は……」
>>14
第5話「隣の席の女の子」
>>22
第6話「非常識日常生活」
>>27
第7話「女好き男」
>>28
第8話「桜子との関係」
>>29
第9話「美少年の考え」
>>49
第9話「反対少女」
>>52
>>53
第10話「スタート」
>>62
第11話「部活」 (和視点)
>>74
第12話「やっぱり美少女」
>>85
第13話「オタクというより腐女子」
>>88
第14話「写真部入部しませんか?」
>>98
第15話「桜子の夏祭り作戦」 (桜子視点)
>>103
第16話「自分より可愛い男」
>>114
第17話「偶然?必然?」
>>121
第18話「第2の敵」
>>126
第19話「ツンデレ+浴衣」
>>131
第20話「SMデート」
>>132
第21話「怜次暴走、阻止」
>>133
第22話「腐女子なお姉様?」
>>134
第23話「終了の合図」
>>137
第24話「生徒会室に入場」 (和視点)
>>140
第25話「生徒会長、秀ちゃん」
>>143
第26話「関西少女」
>>144
第27話「愛しています」
>>145
第28話「そしてまた原点に」
>>146
第29話「悪いのは」
>>147
第30話「会長をいじめよう」
>>148
第31話「会長は助けられました」
>>153
第32話「波乱・プロローグ」 (和視点)
>>162
第33話「転校生」
>>163
第34話「メグミちゃんと対面」
>>164
第35話「メグミとの関係」
>>175
第36話「萌と和お兄ちゃんのパパ」
>>186
第37話「萌ちゃんの家へ訪問」
>>195
第38話「感動の再会」
>>196
第39話「応接間にて」
>>199
第40話「母と父の過去」
>>200
第41話「母さんの言葉の意味」
>>205
第42話「成り立ちを知って」
>>210
第43話「萌のお気に入り」
>>211
第44話「萌と桜子対面」 (桜子視点)
>>212
第45話「桜子ちゃんと和お兄ちゃん」
>>218
第46話「理性ギリギリな桜子」
>>220
第47話「萌ちゃんへの疑惑」
>>221
第48話「二重人格発覚」
>>233
第49話「優くんが知らない事」
>>236
第50話「割り込んできて」
>>237
第51話「妹が邪魔です」
>>240
第52話「最強由羽先輩」 (桜子視点)
>>249
第53話「嘘の説得」
>>255
第54話「ストーカーからのアドバイス」
>>263
第55話「腐女子からもアドバイス」
>>268
第56話「ラブレター作成」
>>276
第57話「チャット化、もしくは恋愛小説化」
>>281
第58話「結果、チャット化」
(以下続行)
番外
>>272
「ひとりこいわずらい」(桜子視点)
>>293
「あなたとのなまえのかんけい」(由羽視点)
295
:
瑚飴
:2010/03/26(金) 15:34:30 HOST:119-231-163-23.eonet.ne.jp
やっほーい(^。^)/
今家に水月がいたりいなかったり…
雪音もO・I・DE キラーン☆ ←うざっっ
なんかめっちゃがんばってるやん!!
そんな…うちのために…
瑚飴感動☆
そんじゃまたのぞくなっ!
296
:
雪音
◆mzHXeB1fFY
:2010/03/27(土) 03:36:11 HOST:119-231-162-9.eonet.ne.jp
*瑚飴*
やっぽー☆←タヒれ
うん、逝きたかったけど(�弝岨�)発見するのが遅くなってしまった。
あー、
>>294
の事か?
いや、コレ前やった時のをコピっただけだy((
だから感謝するな!実はそんなに頑張ってないから!
良心が……痛むんだよ……((え
ではノシ
297
:
雪音
◆mzHXeB1fFY
:2010/03/29(月) 17:34:03 HOST:119-231-179-230.eonet.ne.jp
番外「とおくのあなた」
*萌視点*
――自分にお兄ちゃんが、いる?
自分の父である人物に全てを明かされた時、酷い衝撃が走った。
パパが浮気していた、というのもだが、萌にお兄ちゃんがいた事が何よりも。
萌は1人っ子。
ずっと、ずっと寂しかったの。
誰か隣にいてほしくて。
泣いてみても、誰もいなくて。
――――――でも、お兄ちゃんができた。
兄妹ができた! これでもう寂しくないんだ!
……ねぇ、そうだと思ったのに。なんでまだお兄ちゃんはいないの?
学校が違うから? ママが違うから?
一緒に住まなくてもいいの。萌とお話しするだけでもいいの!
お兄ちゃん。お兄ちゃん。たった1人のお兄ちゃん。
何処………………?
暗闇。
「萌? どうしたんだ?」
ああ、違う。
手を伸ばせば届く距離に本当はいたんだね。
298
:
水月
:2010/03/29(月) 22:58:26 HOST:w21.jp-k.ne.jp
なんか萌ちゃんか神経か細い(´Д`)!?
あと由羽さんが乙女じゃぁぁぁぁん!やっほぅ(゜▽゜)
明日雪が降らんことを期待してあっそぼーう!!
299
:
雪音
◆mzHXeB1fFY
:2010/03/31(水) 12:21:08 HOST:119-231-190-240.eonet.ne.jp
*水月*
若干ヤンデレっぽくなった気もする← ヤンデレじゃねえ!打たれ弱いだけ!
一応性別は乙女と分類される((
ホイミを拉致します!((あ
300
:
雪音
◆mzHXeB1fFY
:2010/03/31(水) 12:48:27 HOST:119-231-190-240.eonet.ne.jp
番外「むかしといまのきもち」
*和視点*
「ナゴ、最近楽しそーだよねっ!」
桜子に突如告げられた。
「……は? 何が」
「だって、この学校に転校してきた頃はすっごい嫌そうだったじゃん。でも最近は楽しそうだよ!」
ああ、確かに。
確かに俺はこの学校に転校してきた当時は、ついていけないという絶望感に充ち溢れていた。
今は…………慣れてしまった、というのはとりあえず肯定するしかない。
でも、この生活を。
うるさくて、振り回されている日常を。
俺が、楽しいと感じてる……?
楽しい、のだろうか?
「ど、どうしたの雨照……なんか悩んでるっぽいけど…………べ、別に心配なんかしてないんだからねっ!?」
泉川。
「千里〜、そんな野郎心配しなくていいって! 俺と遊ぼうぜ〜」
霧島。
「ナンパしてんじゃねーよキモいな。てめーの母ちゃんにでもしとけ」
小陽向。
「泉川さん、小陽向さん、早く逃げた方がいい。この単細胞男は私が始末する……」
椿。
「あははは! せいぜい凡人は凡人同士、仲良くしてなさい!」
龍造寺。
「てめーらうるせぇ!! 鶇様のお仕置きを受けるつもりか――! 受けてもいいのは俺だけだ!!」
松田。
「暁也が五月蝿いわ。眼球取り出してその穴をケシカスで埋めるわよ?」
鈴井本。
「静かにしろ。チョーク投げるぞ」
梓川先生。
「いきなり2年の教室に失礼する。 雨照、末木! いい加減あの窓の修理費払え!! この学校は生徒会長の俺が守るからな!」
生徒会長。
「まぁまぁ、秀ちゃんそんな怒らんと。 せっかくの可愛らしーい顔が勿体ないで?」
副会長。
「火野――!! とうとう秀ちゃんとできたんか!? なんやそれ、うち絶対ゆるさんからなぁぁああああああああ!!!」
由羽先輩。
「えー、マジで!? とうとうこの学校にもおとこにょこ同士のカップルできたにゃー!」
風先輩。
「ね、姉さん……今日もメイド服着ないと駄目なんですか?」
優。
「お兄ちゃんっ! 今日も萌と一緒に帰ろぉ? ね、いいでしょ?」
萌。
「ナゴ…………やっぱ大変だね。この生活」
桜子。
「いや…………」
確かに、今。
少しだけこの生活を愛しいと感じてしまった。
301
:
雪音
◆mzHXeB1fFY
:2010/03/31(水) 12:53:52 HOST:119-231-190-240.eonet.ne.jp
とうとう300を突破したので、その300祝いのつもりで、ALLキャラ登場の詩を書きました。
出来はともかく。
ここまでコメントなどの励ましの言葉をくれた方々に感謝いたします。
えっと、まだこの小説はしつこく続きます。
そろそろ中間時点にやってきたかなーってぐらいなんですが。
何度も言いますが、ここまで支えてくれた方々に感謝いたします。
あわよくば、これを機会に読んでくださる方がいれば←
では、これからも宜しくお願いします。
302
:
雪音
◆mzHXeB1fFY
:2010/03/31(水) 22:38:09 HOST:119-231-143-71.eonet.ne.jp
第59話「生徒会長の恋」
*和視点*
「雨照くんっ! 桜子ちゃん! ヤバいで――――!!」
「ゆ、由羽先輩っ!?」
「げぶぁああ!!」
昼休み、
いきなり教室のドアが大きな音を立てて荒々しく開かれたと思えば、俺と桜子の名を呼ぶ声とともに少女が入って来た。
焦った顔をしている由羽先輩だ。
俺は、1人でニヤニヤとミオリちゃんのフィギュアを見ていたので、変な叫び声を上げながら急いで片付けた。
俺より離れた席に座っていた桜子は、驚いた様子で由羽先輩の元に駆け寄って行った。
「由羽先輩、そんなに急いでどうしたんですか? ヤバいって…………ま、まさかっ、火野先輩に彼女できたとか!?」
「違うわ! そんなんやったら、ウチがとっくにその女を東京湾に沈めとるわ!」
なんかサラリとヤクザみたいな事言ってた。
少し由羽先輩の危険さを感じながらも、俺も駆け寄った。
「な、なんなんすか、一体…………」
由羽先輩が、俺に目を向けると、「それがな……」と言ったあと、乱れた息を落ちつかせる為か、そこらへんの空気を雑に取り集めるかのように深い深呼吸を1回した。
「秀ちゃんに好きな人ができたんよ」
「「ええええええええええええええええ!!!?」」
俺達2人は、近くにいた小陽向に「黙るか死ね」と言われるぐらい、デカい声で同じように叫んだ。
だって! あの堅くてプライド高くて打たれ弱くてチビの生徒会長に!?
す、好きな人だと……?
「ホンマ、驚くよなぁ。ウチも最初聞いた時はビビったわぁ。ていうか、調子乗んなって思ったわぁ」
この人、副会長以外には本当に容赦ないよな。
すると、隣で未だに驚いて目を丸くしている桜子が由羽先輩に尋ねた。
「そ、それを報告しに私達の教室まで来てくれたんですか……?」
ああ、確かに。
かなり驚く情報だけど、由羽先輩は副会長以外の人の為には絶対に動かない。
何か理由があるのだろうか?
「いんや。それがなぁ、秀ちゃんのその好きな人を雨照くんと桜子ちゃんに一緒に探してもらいたいんよ」
「は?」
「どういう事ですか?」
生徒会長の好きな人を探す……?
俺達が2人で不思議そうな表情をすると、由羽先輩は、「えっとな」と言いかけながら人差指を立てた。
「秀ちゃん、この学校で好きな人できたんやけど、その人の名前も学年も分からへんらしいんよ。だから、その人をウチらと一緒に探してほしいんよ」
ウチら、というのは恐らく本人の生徒会長とそれを面白がりそうな副会長と、副会長の手伝いをする由羽先輩だろう。
ああ、そういう事か……。
生徒会長は誰を好きになったんだろう?
いや、それ以前に。
「何で俺等に頼むんですか?」
別に他の3年に頼めばいいのではないか?
生徒会長の友達とかに。
俺の問いに同意するように、桜子が何度も頷いていた。
由羽先輩が、悟ったかのようににっこりと微笑する。
「秀ちゃんに友達がいいひんからやで」
「「虚しっ!!」」
俺と桜子のハモリは、また小陽向に「自殺するか溺死しろ」という言葉をかけられる事になった。
303
:
瑚飴
:2010/04/01(木) 14:54:48 HOST:119-231-188-13.eonet.ne.jp
300突破おめでとう!!
300いったら付き合ってくれるっていってたよね!? ←え
さぁいますぐうちへおいでっ!!!!!!!!!
愛し合おうではないかb
・・・嘘です。
付き合ってってゆーのはホントだよ☆
返事 まってるね!
304
:
雪音
◆mzHXeB1fFY
:2010/04/02(金) 00:25:06 HOST:119-231-185-33.eonet.ne.jp
*瑚飴*
わざわざ(妄想の塊の名誉に)有難う! これからも(欲望を満たすのを)頑張るぜ☆
言ってないよ! でも付き合おう! あ、ここJAPANだから無理だ。
だから――ん、私は何故か瑚飴のコメを発見するのが遅くなるんだ。あぅ((
305
:
雪音
◆mzHXeB1fFY
:2010/04/02(金) 01:26:52 HOST:119-231-185-33.eonet.ne.jp
番外「しがつさいしょのひ」
*桜子視点*
「桜子。俺さ…………もうオタクやめるわ」
いきなり声をかけられたかと思えば、このセリフ。
「え? え……え?」
「だから、オタクやめるんだってば。もうミオリちゃんもミカちゃんもメグミちゃんも好きじゃねぇ」
…………
やめる?
「う、うそ、嘘」
「嘘じゃねーよ。もう現実的に生きる事に決めたから」
嘘じゃないんだ……嘘じゃないんだ!
ああ、この日をどれほど待ったことか!
雨の日も雪の日も嵐の日もずっとナゴがオタクをやめてくれる事を待ってたのよ――――――!!
「ナ、ナゴ……!「なんてな、うっそ」
………………は?
「ホラ、今日エイプリルフールだろ? いつもお前、オタクオタクうるさいからな」
黒板にいつも今日の月と日と曜日をかかれている所に目を向ける。
…………『4月1日』
一般的には、嘘をついてもいいと称されている、いわゆるエイプリルフールって奴。
「じゃあ、何ですか。オタクやめるっているのは嘘ですか」
「当たり前だろ! 俺は一生ミオリちゃんを愛し続ける! 知ってるかお前、ミオリちゃんはまずあの子供っぽいロリ顔が萌えてだな――――」
…………何よ。
人を一瞬喜ばせやがって、一瞬トキめかせやがって。
何がエイプリルフールだ。にしてもなんて小規模な嘘だこの野郎。どうせならドッキリ並の嘘つけよ。
何でそもそも私はコイツが好きなんだ。
地味だしオタクだしキモいし変態だし馬鹿だし意味わかんないし。
しまいにはなんか嘘つかれるし、勝手に語りだされるし。
もう、このオタク野郎。 もう、あんたなんて――――
「ナゴなんて大っ嫌い――――――――!!!」
…………うっそ。
306
:
雪音
◆mzHXeB1fFY
:2010/04/02(金) 01:31:05 HOST:119-231-185-33.eonet.ne.jp
****
エイプリルフール(の翌日)なので、エイプリルフールをネタで書いてみました。
一応設定は、2人がまだ椿園学校に転校していない頃のお話です。
いや、そうじゃないと設定に矛盾g((
ていうか、こんな王道なカンジでいいんだろうか。駄目に決まってるよねwww
エイプリルフールである事を、翌日に知ってしまった悲劇←
307
:
水月
:2010/04/04(日) 21:41:25 HOST:w22.jp-k.ne.jp
ぐっはぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!
なにこのキュンキュンくるかんじ!?桜子がもう女の子にしかみえーん!
ところで300突破おめでとー(゜▽゜)
祝ってやろうじゃん!!
仕方ないから付き合ってやってるんだからね?!
あんたのこと別に好きなんかじゃないんだからね?!
↑↑
ツンデレ失敗ー
なんかわけわからんくなったorz
308
:
雪音
◆mzHXeB1fFY
:2010/04/05(月) 00:49:44 HOST:119-231-174-17.eonet.ne.jp
*水月*
�瑤い筺∈能蕕ǂ藹漚了劼世ǂ蕁�
俺的には失敗なんですけど〜((うぜぇ
初めてこういう祝いてきなもんしたわ。最初はしないつもりだったけど、「あれ次300じゃん」と気付いたので←
�凜張鵐妊譴能砲Δ福�
ツンデレ無理矢理じゃね?
309
:
名無しさん
:2010/04/05(月) 03:45:26 HOST:proxy.218.186.8.243.maxonline.com.sg[cm31.delta25.maxonline.com.sg]
あ
310
:
雪音
◆mzHXeB1fFY
:2010/04/06(火) 18:55:49 HOST:119-231-147-168.eonet.ne.jp
第60話「一目惚れした人」
生徒会室に入ると、ムスッと機嫌が悪そうながら顔をほんのり紅潮させて椅子に座っている生徒会長と、その隣でニヤニヤしている由羽先輩の想い人である副会長が立っていた。
由羽先輩は、楽しそうにスキップしながら入室していった。
「秀ちゃ〜ん、連れてきたでぇ〜」
由羽先輩が声も楽しそうに弾ませながら、そのまま会長と副会長に近付いてそう声をかけた。
由羽先輩は会長の前に行ったのに、なぜかそのまま体の角度を90度変え、副会長に抱きつきにいった。副会長は「抱きつくな!」とそれを払った。
「ったく、俺は頼んでいないというのに……」
「だって秀ちゃん友達いいひんから少しでも人が多いと助かるやん」
「失礼な事を言うな! いるわ!」
声を張り上げて反論する会長は、それが事実なのかよく分からなかった。
実際の所、いなさそうだ。
会長は、俺と桜子を見ればバツの悪そうな顔をして、先程とは反対の小さい声で呟く。
「よりによって、何で窓を割った奴等なんだ…………」
「だって秀ちゃん友達いいひんやん」
「だからいるって言ってるだろう!」
さっきから全力で否定する会長だった。由羽先輩は単に楽しんでいると思われる。
その様子を(微笑ましく)見ていると、本命の話題を桜子が躊躇いながら振った。
「あ、あの……会長の好きな人って……」
言葉は最後まで言わなかったが、それだけでこの場にいる全員が桜子が何を言いたいのか察した。
それには副会長が代表して答えた。
「ああ――、うん。何かこの間一目惚れしたらしいんやけど、その人の事一切分からんらしいんよ。だからその情報を集めて探してあげようって訳や。ホンマ秀ちゃんはアホやなぁ」
「あ、そうなんですか……アホとか言ったらまた怒られると思いますけど」
一目惚れ、か。
こんな堅くてルールに厳しく、言ってしまえば『恋愛などにうつつを抜かすな!』と言ってそうな会長が、よりによって一目惚れ。
余程の美少女か会長の好みの子か。
ちなみに俺はミオリちゃんのレベルにならないと一目惚れはありません!
「で、どんな人なんですか?」
「ど、どんな人ってそれは――――……」
そこまで言うと、会長の顔はボンッと煙をたてそうなほど一瞬にして赤くなった。
…………ベタ惚れ?
311
:
雪音
◆mzHXeB1fFY
:2010/04/07(水) 23:28:24 HOST:119-231-146-161.eonet.ne.jp
第61話「ベタな出会い」
「うわぁ〜、秀ちゃんたら照れてるや〜ん。か〜わ〜い〜」
「火野、ウザいからその喋り方やめろ」
「秀ちゃん、今度火野の事ウザいとかいったらそのちっこい体をミキサーにかけて烏の餌にするわ」
会長の顔は未だに熱を冷ます様子がなかった。
副会長に言い返すものの(由羽先輩に脅されているが)本当に照れている様子だ。
「その――……一目惚れした人って、どこで出会った人なんすか?」
これ以上、こんな会話を続けてもキリがなさそうなので、俺は会話を切り出した。
「そーやそーや秀ちゃん、俺もそれ聞いてへんでぇ」
「ウチも聞いてへんー。ていうか、愛しい火野がそう言ってるんやから話して」
副会長と由羽先輩がそう便乗すると、会長は話し始めようとした。
会長は、これも思い出して恥ずかしくなったのか、顔をほんのり赤くさせてぼそぼそと聞こえるか聞こえないかぐらいの音量で話し始めた。
ちなみに、副会長も同様に少し顔を赤らめていた。由羽先輩にいつも口説かれているとはいえ、やはり愛しいなどといわれると恥ずかしいのだろう。
「こ…………この間の火曜日。俺が体育してたら気分悪くなったから体育館裏で休んでたら……その子が俺に声かけてくれて、ハンカチを渡してくれたんだ」
「へぇ、そうなんですかぁ……」
「やめとけ秀ちゃん! 絶対尻軽女やで!」
「微妙にベタな気もする出会いやなぁ」
皆が自分勝手に言う。
由羽先輩は何を根拠に尻軽女だと言うのだろう。この人の中では女は全員敵なのだろうか。
と、そこで俺は1つの可笑しな点に気付いた。
「ちょっと待ってください。会長は、体育で休んでた時にその子に会ったんすよね? 体育の時間の時に体育館使うクラスは1クラスしかないから、その子は会長のクラスの子って事になるじゃないすか。同じクラスの子なのに知らないんすか?」
俺が言うと、全員が「お〜」と声をあげる。
……いや、普通分かると思うけど……。
「いや、俺は体調が一向によくならなかったから放課後まで体育館裏で休んでた」
「何で!?」
「保健室には行かなかったんですか?」
「保健室にいくまでに体力が底を尽きるからな」
「「弱っ!!」」
発見、会長は体力がなかった。
「ああ、だからあの日秀ちゃん途中からいいひんかったんか。まぁよくある事やしな」
「秀ちゃんはか弱くて力ないからな」
会長と近い存在の副会長と、副会長に近い存在の由羽先輩はよく分かっているようだ。
確かに、会長は見た目も小さいし勉強ばかりしているイメージがあるので妙に納得できるが。
「だから、完全に俺のクラスの体育が終わった時間にその子が来たから、間違いなく違うクラスか違う学年というわけだ」
「なるほど」
全員が納得した時、副会長が何やら生徒会室の本棚をあさって1枚の紙を手に持ってきた。
少しそれを後ろから覗いてみると、何かの資料のようだった。
「それ何ですか?」
「ああ、秀ちゃんが一目惚れした日に体育館を使用したクラスの表やで」
「へー……」
そんな便利な物があるものなんだな。
俺と同じ事を考えているのか、副会長に質問に答えてもらった桜子は、少し開いた唇の間から感嘆の声を漏らした。
副会長はそれを自慢気に持つと、さっそく読みあげた。
「えっとなー、火曜日に朝から放課後まで体育館を使用したクラスは…………
体育教科での使用、1年2組、2年4組、3年1組、3年4組。 その他での使用、1年3組、2年2組。」
言い終えると、副会長は資料に落としていた目線を上げ、ニヤッと不敵な笑みを口元に浮かべて顔を歪ませた。
「さて、こん中から一目惚れの相手探すでぇ?」
312
:
水月
:2010/04/08(木) 22:54:28 HOST:w11.jp-k.ne.jp
やべっ 秀ちゃんもやしっこじゃんwww
やぁ(^O^)/別に久々でもないけど久しぶり!!
もう春休み終わるねぇ…
あー クラス替えが怖いよね((゚Д゚ll))
雪音ぇー コメントサンキュー(v^-^)
ギャグマンおもろいわ!
もうアニメの作り方が独特だよね
そこが好きだけどw
313
:
雪音
◆mzHXeB1fFY
:2010/04/10(土) 15:06:57 HOST:119-230-106-157.eonet.ne.jp
*水月*
初めはそんな予定なかったけど、後付けで←
久し振りだなノ 私がいなくて泣くんじゃねーぞ!
もうその事は考えない事にしましたwww
クラス替えなぁー……恐ろしや←←
感謝しやがr((ry
原作も好きだけど、アニメも好きだ++
314
:
雪音
◆mzHXeB1fFY
:2010/04/10(土) 16:49:20 HOST:119-230-106-157.eonet.ne.jp
第62話「レッツ推理」
由羽先輩は副会長の持ち出した表を見て、大きな目をキラキラと輝かせた。
そしてほぼいつもの反射的のような素早い動きで締め付けんばかりに副会長に強く抱きついた。
「さっすが火野やん! 惚れ直してしまうわっ!」
「ちょ……ほ、惚れ直すとかええから離れろ!」
副会長は少し動揺しながら頬を桃色に染めて、由羽先輩を振り払おうとしていた。
俺がそう考えていると、副会長は「とにかく」と軽くわざとらしい咳払いをしてからそう仕切り直した。
「火曜日に体育館を使ってたのはさっき言った、合計6組のクラスや。体育館裏を通るのは体育館を使ったクラスしかいいひんから、こん中から秀ちゃんの好きな人の特徴に一致する女を探すんやで」
なるほど。
と、なるとその会長の好きな人の特徴を聞く必要がある。
皆がそう心の中で同じような事を考えると、全員の視線が会長に向けられた。
会長はその視線の意味を察したらしく、恥ずかしそうに視線を俺達からそらして、躊躇いながら口を開いた。
「そ、その人は…………確か、綺麗な金髪で、目も此処の学校では中々いないような色をしてた」
「ほう、金髪て外国人なん?」
「いや、日本人の幼い顔してた」
金髪で変わった目の色で幼い顔の女の子?
しかも、1年2組、2年4組、3年1組、3年4組、1年3組、2年2組の中で。
俺達のクラスにも龍造寺とか金髪の女子はいたけれど、残念ながらその日は体育館を使用していない。
あんまり他のクラスの事は知らなかったので、思い当たる人物はいなかった。
それは桜子も同じだったようで、俺が桜子の方向を見ると、首を傾げて分からないという事を意思表示していた。
副会長と由羽先輩は分かるのではと思ったが、2人共反応が微妙で、うーんと声を唸りながら考えていた。
「秀ちゃん、身長はどんなモンやった?」
さらにヒントを得るためか、副会長がそんな事を会長に尋ねた。
会長は暫く思い出せなかったのか、数秒たってから答えた。
「たしか……俺と同じくらいだったと思う」
これを聞いても2人の反応は微妙だった。
思い出せない腹いせなのか、無意識なのか由羽先輩が小声で呟いた。
「秀ちゃんは身長がちっさいからな……。童顔やし」
「うるさい!」
たしかにそうだ。
会長は俺より身長が小さい上、顔も幼いので下手したら小学生に見える。生徒会長なのに。
今度もヒントを得るために、また副会長が会長に質問した。
いや、今度は質問とはいえないかもしれないが。
「なぁ、その子が渡してくれたハンカチって今ある?」
「ある」
「キモッ」
「見せてくれへん?」
途中、由羽先輩が余計な言葉をはさんだ(人の事は言えないと思う)が、会長は素直に生徒会室にある自分の鞄の中を探りにいった。
皆が会長の帰りを待っている時、丁度由羽先輩の携帯から今流行りの早いテンポの曲が鳴った。
一応この学校は携帯は持ち込み禁止なんですけど…………。
「おっ、波からメールや」
表示画面を見て、由羽先輩がそう呟いた。
波とは、風先輩の事。愛称で波と呼んでいるらしい。
「……『機は熟した、今こそ我等の報復の時』……もう、波はおもろいなぁ! まだ01号機の放射線発射口が完成してへんっちゅーねん!」
「「何者ですかアンタら!?」」
かなり怖いメールのやりとりをしている由羽先輩に奇跡的に同時に同じツッコミを俺と桜子が入れていると、由羽先輩はそれも聞かないで、急に「ん? 波……」と首を傾げた。
一体何なんだろう。
その時、丁度会長が噂のハンカチを持ってきた。
と、同時に桜由羽先輩が何かを思いついたように声を挙げる。
「ほら、これが俺が体育館裏で休んでいた時にその子が差し出してくれたハンカチだ!」
「なぁっ、秀ちゃんのの一目惚れした人ってもしかして――――……」
俺達は一斉に会長が広げたそのハンカチに目を向けた。
そのハンカチは、マイナーなアニメ……俺のような奴しか知らなさそうなアニメのキャラクターが描かれていた物だった。
そう、 『オタク』 しか知らなさそうなキャラクター。
…………ん?
金髪で、変わった目の色で、小柄で童顔で、オタク……?
全員が何かにつながりそうになった時、由羽先輩が聞いてもらえなかった声を再度挙げる。
「秀ちゃんの一目惚れした人って、もしかして…………波なんちゃうん?」
315
:
誄
:2010/04/10(土) 17:51:11 HOST:softbank219182178139.bbtec.net
雪音>>
久々に来てやったぜこのやr((
なんか本当に来れなくてごめんね?;
つかその前にとっとと自分のスレあげやがれって?…ふふふ、雪音ちゃんたら怖い(タヒ
とりあえず、私の事覚えててくれたみたいだから死刑にはなんないわよv←
>>314
とかその辺←
やべぇ!秀ちゃん一目惚れですか!?Σ
しかも相手がよりによってオタk( ではなくて風先輩とは…!
やるなこの!((
てか火野先輩と由羽先輩のキャラが大好きになった!…あ、生徒会長もね☆←
すっごく続きが気になるーっ!
>>300
…やっぱさ、二次元schoolだよね、この学校。((
って登場人物全員登場!のこの詩を見て思ったよ、うん(笑
キャラ強烈すぎ!でもやっぱり和と同じように愛しいと感じました、私も+。
千里ちゃん大好きww←
>>300
超え、おめでとーっ!
雪音ちゃんの小説を読みにときどきやって来たいと思います♪((
また会う日まで!(多分今月中には来ると思う☆←
316
:
雪音
◆mzHXeB1fFY
:2010/04/13(火) 18:44:38 HOST:119-231-136-39.eonet.ne.jp
*誄*
なんだその恩着せがましい言い方h((殴
いや、来てくれるだけでもありがたいよ+ もう放置プレイだって考える事にするy((タヒ
そうだよ、書きなさいよ。 え?怖いなんて事ないよ?クケケケケケ((ry
だってこの年齢にして死にたくないよ←
うへへ、やばいだろう←
その割にはヘタレなんだけど☆
マジかよ!ありがと++ あれ、会長付けたし?((
今後の展開にこうご期待!……しなくてもいいよ←
うん、それが題名だし←←
以外に全員出すのは大変だったよー
愛しいだなんて……((キラキラ← 私は誄が愛しいよ((タヒれ
意外ですね←
ありがとん*+ 感謝しますっ><
私も時々書いていこうと思います★☆ 最近ネタがないんでs((
ていうかあなたも書きなさいよ!
絶対乃亜たん出すからね!
317
:
雪音
◆mzHXeB1fFY
:2010/04/13(火) 18:52:16 HOST:119-231-136-39.eonet.ne.jp
第62話「レッツ推理」
由羽先輩は副会長の持ち出した表を見て、大きな目をキラキラと輝かせた。
そしてほぼいつもの反射的のような素早い動きで締め付けんばかりに副会長に強く抱きついた。
「さっすが火野やん! 惚れ直してしまうわっ!」
「ちょ……ほ、惚れ直すとかええから離れろ!」
副会長は少し動揺しながら頬を桃色に染めて、由羽先輩を振り払おうとした。
由羽先輩を振り払うと、副会長は「とにかく」と軽くわざとらしい咳払いをしてからそう仕切り直した。
「火曜日に体育館を使ってたのはさっき言った、合計6組のクラスや。体育館裏を通るのは体育館を使ったクラスしかいいひんから、こん中から秀ちゃんの好きな人の特徴に一致する女を探すんやで」
なるほど。
と、なるとその会長の好きな人の特徴を聞く必要がある。
皆がそう心の中で同じような事を考えると、全員の視線が会長に向けられた。
会長はその視線の意味を察したらしく、恥ずかしそうに視線を俺達からそらして、躊躇いながら口を開いた。
「そ、その人は…………確か、綺麗な金髪で、目も此処の学校では中々いないような色をしてた」
「ほう、金髪て外国人なん?」
「いや、日本人の幼い顔してた」
金髪で変わった目の色で幼い顔の女の子?
しかも、1年2組、2年4組、3年1組、3年4組、1年3組、2年2組の中で。
俺達のクラスにも龍造寺とか金髪の女子はいたけれど、残念ながらその日は体育館を使用していない。
あんまり他のクラスの事は知らなかったので、思い当たる人物はいなかった。
それは桜子も同じだったようで、俺が桜子の方向を見ると、首を傾げて分からないという事を意思表示していた。
副会長と由羽先輩は分かるのではと思ったが、2人共反応が微妙で、うーんと声を唸りながら考えていた。
「秀ちゃん、身長はどんなモンやった?」
さらにヒントを得るためか、副会長がそんな事を会長に尋ねた。
会長は暫く思い出せなかったのか、数秒たってから答えた。
「たしか……俺と同じくらいだったと思う」
これを聞いても2人の反応は微妙だった。
思い出せない腹いせなのか、無意識なのか由羽先輩が小声で呟いた。
「秀ちゃんは身長がちっさいからな……。童顔やし」
「うるさい!」
たしかにそうだ。
会長は俺より身長が小さい上、顔も幼いので下手したら小学生に見える。生徒会長なのに。
今度もヒントを得るために、また副会長が会長に質問した。
いや、今度は質問とはいえないかもしれないが。
「なぁ、その子が渡してくれたハンカチって今ある?」
「ある」
「キモッ」
「見せてくれへん?」
途中、由羽先輩が余計な言葉をはさんだ(人の事は言えないと思う)が、会長は素直に生徒会室にある自分の鞄の中を探りにいった。
皆が会長の帰りを待っている時、丁度由羽先輩の携帯から今流行りの早いテンポの曲が鳴った。
一応この学校は携帯は持ち込み禁止なんですけど…………。
「おっ、波からメールや」
表示画面を見て、由羽先輩がそう呟いた。
波とは、風先輩の事。愛称で波と呼んでいるらしい。
「……『機は熟した、今こそ我等の報復の時』……もう、波はおもろいなぁ! まだ01号機の放射線発射口が完成してへんっちゅーねん!」
「「何者ですかアンタら!?」」
かなり怖いメールのやりとりをしている由羽先輩に奇跡的に同時に同じツッコミを俺と桜子が入れていると、由羽先輩はそれも聞かないで、急に「ん? 波……」と首を傾げた。
一体何なんだろう。
その時、丁度会長が噂のハンカチを持ってきた。
と、同時に由羽先輩が何かを思いついたように声を挙げる。
「ほら、これが俺が体育館裏で休んでいた時にその子が差し出してくれたハンカチだ!」
「なぁっ、秀ちゃんの一目惚れした人ってもしかして――――……」
俺達は一斉に会長が広げたそのハンカチに目を向けた。
そのハンカチは、マイナーなアニメ……俺のような奴しか知らなさそうなアニメのキャラクターが描かれていた物だった。
そう、 『オタク』 しか知らなさそうなキャラクター。
…………ん?
金髪で、変わった目の色で、小柄で童顔で、オタク……?
全員が何かにつながりそうになった時、由羽先輩が聞いてもらえなかった声を再度挙げる。
「秀ちゃんの一目惚れした人って、もしかして…………波なんちゃうん?」
318
:
水月
:2010/04/13(火) 22:14:01 HOST:w31.jp-k.ne.jp
わあーお!まったく予想しなかった展開が!!
まさかの風登場か!優くんをだせ←
ていうかクラス離れてもたぁぁぁぁぁぁ!!
うわぁぁあぁぁぁぁぁん!!!!
だから掲示板の方ちょくちょく来るからな(^^)よろろん♪
一生愛してるからなぁぁぁぁぁぁ!
319
:
雪音
◆mzHXeB1fFY
:2010/04/14(水) 20:22:15 HOST:180-146-74-227.eonet.ne.jp
*水月*
ふふふ、もっと称えなさi((
優くんはもうすぐ出るよノ う、嘘じゃないから!本当…本当だよ!?←
私がいないからって浮気すんなよ!
……浮気なんてしないもんね?水月は私のこととーっても大好きだから、他に好きな人なんてできるはずないもんねぇえ?
ヤンデレやっほい☆←
俺もサイトに行くからなぁぁぁ…………ばたり((え
****
>>317
は訂正です。
失礼致しました。
320
:
雪音
◆mzHXeB1fFY
:2010/04/17(土) 03:23:18 HOST:119-231-131-191.eonet.ne.jp
第63話「噂の人参上」
やっぱり、風先輩!?
由羽先輩の言葉で、完全に届かなかった距離の線と線が結び付いた。もう確信といっても過言ではない。
金髪、変わった色の目、幼い顔、オタク。 極めつけには、風先輩は副会長が読み上げた、あの日体育館を使用したクラスのリストの中の1人だ。風先輩は3年1組だったはず。
ここまで条件に当てはまる人物はもういない。風先輩は確かに中身は腐女子だけども、初めて見る人は一目惚れをしないほうが可笑しいくらいの美貌の持ち主なのだ。弟もあり得ない美人だけど。
皆が謎を解明できた事に、お〜と自然に声を出して感心した。
由羽先輩にいたっては、副会長に
「火野っ、ウチ推理できたで! 褒めて褒めて!」
と言って抱きついていた。
副会長は「褒めん! 抱きつくなや!」と顔を赤らめさせて振り払っていた。
よくある光景だな。でも、何度見てもこっちまで恥ずかしくなるというか。
皆で解決した事を安心していると、当事者である会長が首を傾げていた。
「波…………?」
「誰か分からないんすか?」
「ああ……」
由羽先輩が口にした愛称を呟いて首を傾げていたので、誰なのか分からないのだろうかと俺が尋ねると、案の定そうだった。
まぁ、会長は誰だか分からない人に一目惚れしたので俺達が探す事になったんだし、知らないのは当り前だろう。
と思ったが、由羽先輩は「はぁ?」と嫌そうな声を出した。
「なんなん、秀ちゃん。波やん波。分からへんの?」
風先輩は由羽先輩の友達なので、気に入らなかったようだ。会長が黙って頷くと、由羽先輩が無言で会長の頬をつねった。……何故無言?
「あ、じゃあ……やっぱり風先輩で決定、なんですかね?」
「そうだろうな」
桜子がその場の人に尋ねると、そこは俺が一言肯定した。
「ていうか、これからどうしま――――…………」
会長の好きな人が分かって、これからどうするか。
全員で風先輩の所に行くのか、会長だけが風先輩を見に行くのか。
尋ねようと先輩達に声をかけた時、途中で声は止まった。
なぜなら、俺の目線の先の窓の外にあの人がいたから。
居てもいいんだけど、普通このタイミングで来られたら吃驚するよな?
その人は鍵が開いていた窓を外側から開けて、身をのりだして生徒会室に上半身入室させた。
「やっほ、なーたんと桜っち! なんで生徒会室にいるの〜?」
会長の好きな人。
321
:
水月
:2010/04/22(木) 21:21:49 HOST:w11.jp-k.ne.jp
<<雪音
ヤンデレやめんかぁぁぁぁ!!!!
って ぁあ!雪音がバタリと倒れてしまった(゜▽゜)生きろー!!
ちくしょう!私も後追いしてやんよ☆
ていうか明日私一人だけで放課後にテスト受けなきゃならーん\^o^/
テストなんか…変わりに受けてくれ☆☆
322
:
雪音
◆mzHXeB1fFY
:2010/05/08(土) 22:47:04 HOST:180-146-94-167.eonet.ne.jp
*水月*
やめん←
生きろと言われたら死にます((あ
えー、私は地獄行くからついてこないほうがいいぜ☆タヒ
どんまーいwww←
0点とんぞ((
****
凄く久し振りな気がします。
最近更新できなくて申し訳御座いません。
ネタが切れtげふんげふん←
いや、そもそもこんな駄文の更新待つ人いないでしょうけど……。
では、いつか(え)更新すると思われますノシ
323
:
水月
:2010/05/12(水) 21:19:10 HOST:w42.jp-k.ne.jp
>>雪音
ネタ切れ…だと…!なんてこったい\^o^/
咳してごまかしてるけど私にはわかるんだからなぁぁぁぁ!!
私は更新めっちゃ楽しみにしてるよ(^^)がんばだよー!だから早く続きを…書けっ!
完結したらしたでちぃと悲しいけどね(>_<)
324
:
雪音
◆mzHXeB1fFY
:2010/05/22(土) 20:53:26 HOST:180.146.93.78
*水月*
とりあえずこのまま放置したら全てを投げ出してしまいそうだから書くwww
完結かー。一応終わりの部分はもうシナリオできてますノ
じゃあ、これから書くわノ
325
:
雪音
◆mzHXeB1fFY
:2010/05/22(土) 22:26:37 HOST:180-146-93-78.eonet.ne.jp
第64話「好きな人の正体」
キラキラと朝日を浴びた雫のように輝く金色の髪、絹のような肌に大きく存在する深緑色の優しい瞳。
全てが生徒会長に言った特徴に当てはまる、パッと見ただけなら一目惚れしない方がおかしいぐらいの美人が生徒会室の窓の前にひょっこり現れた。
「まぁ性格はアレでも、本当にただ見ただけなら綺麗な人だよね……」
改めてその日本人離れした美しさに触れ、桜子はそう呟いた。ちなみに桜子はどこからどう見てもただの日本人だ。
「波谷……まぁ、綺麗やんな。見た目だけなら俺のタイプやわ。超かわええ」
「火野、一緒に心中しようかウフフ?」
同じ学年だから当然腐った性格は理解しているだろうが、火野先輩もその美貌は認めていた由羽先輩にドス黒いオーラが溢れたけど。
そんな風に俺達がコソコソ話していると、風先輩が不思議に思って首を傾げた。
「んっ? なーたん達、何コソコソ話してんの〜?」
そこで俺達はハッと本来の目的を思い出した。
そうだ、生徒会長の好きな人が風先輩って判明して、そこに漫画的なタイミングで風先輩がやって来たんだ。
そこで、今回の主役の生徒会長に耳打ちをした。
「ほらっ、会長の言ってた一目惚れした人ですよ! 話さなくていいんですか?」
良心的にそう言うと、返ってきたのは意外な一言だった。
「何言っているんだ? 波って波谷の事だったのか? あれは3年1組の波谷風じゃないか。俺の言ってた人とは違う」
会長のその言葉も小声だったはずなのに、なぜか風先輩以外の全員にも聞こえていた。
そして、俺と同じように硬直した。
「え……どういう事ですか? ハンカチといい、容姿といい風先輩にピッタリじゃ……」
「そうやそうや、ウチやって波としか思えん!」
「上記同様!」
皆くちぐちに言った。俺だってそう思う。どう考えても風先輩しか当てはまる人物がいないと思う。
一体、会長は誰の事を言っているんだ? またスタート位置からその疑問を考えようとした時、
「姉さんっ!」
透き通った、声が聞こえた。
姉と同じ金色の髪、変わった色の瞳を持った弟、優。その美しささえも細胞1つも間違えずにしっかり遺伝されていた。
こっちに向かって、かなり遅いながらも必死に走ってきている。失礼だが、上手く走れない子供の小動物がチョコチョコと親の元まで寄ってくるようだった。近寄ってくると分かったが、優は今は体操服だ。
今その親のような立場である風先輩は、その声に振り返って嬉しそうな声をだした。
「わっ、優にゃん、あたしをわざわざ追いかけちゃってもしかして兄妹愛かい? ウフフ、あたしがたっぷり愛してあげるからね〜」
「ち、違いますよ! 部長の姉さんがいないから部活いつまでも始まらないので……姉さんを探しにきたんですよ! 今日はミーティングでしょう?」
そこで優は走って荒くなっていた息を落ちつかせた。頬を伝う汗がまるでダイヤモンドのように輝いていた。
どうやら優は、部活をする為に腐女子の姉を探しに来たらしい。
なんて健気でいい子だろうと見つめていると、優はこっちに気付いて「あ、和くん、桜子ちゃん、こんにちは」と一礼した。そこもなんて可愛いんだろう。
「ほら、姉さん行きましょう?」
優は急いでいるのか、細い手で細い風先輩の腕を掴んだ。
「あーん、やだやだ優にゃん〜。あたしは生徒会室にいる人達を攻略したいの!」
なんつー恐ろしい事言ってんだ。
でもいつもは優しいのに珍しく優は「駄目ですよ」とキッパリ否定して、そのまま姉を連れて行こうとした。
ずるずると優に連れて行かれる風先輩の光景を見て、全員がハズレか、と溜息をついた時
「ま、待ってくれ!」
と会長が優と風先輩を引き留めるように声をかけた。
当然優は立ち止って、振り返る。
「生徒会長さん、どうしました? あ、もしかして僕何か失礼なことしちゃいました……?」
優はそう、対して身長が変わらない会長にふわりと天使のような声色で尋ねる。会長は、
「え、あ、その、えっと…………」
と、自分で引き留めたくせに何故か言葉に詰まらせていた。
生徒会長どうしたんだ? 風先輩は結局好きな人じゃなかったし、部活に行くだけの2人を引き留める理由なんてない。
「……? どうしたんですか?」
「う、あ、……その、だから、あう…………」
そのたどたどしい態度に優は心配になったのか、会長の顔をじーっと見つめた。
すると、会長は顔を一気に真っ赤に染め上げる。
……え? まさか、
326
:
雪音
◆mzHXeB1fFY
:2010/06/23(水) 19:50:18 HOST:119-231-186-215.eonet.ne.jp
もう一ヶ月振りとなってしまいました☆
時間の流れが恐ろしい。誰か止めてください←
決して忘れてたわけじゃありませんよ! ネタがなかっただけすから!((
では、俺はテストがあるのでこれにてノシ
また更新します^^ 誰も見てんけど。
リク募集してます、と言ってみる。
ジャンルは問いません。
327
:
雪音
◆mzHXeB1fFY
:2010/06/27(日) 18:24:30 HOST:180-146-77-6.eonet.ne.jp
番外「桜子のお勉強 〜歴史〜」
私はその問題を見ると、思わず口角が吊りあがってしまった。
歴史嫌い、というか全般的に勉強って何?おいしいの?と思ってる私だが、この問題は簡単だ。
『鎌倉幕府が創立されたのは何年か。』
ふふんっ、ちゃんと年号のゴロ合わせ、必死に覚えたもんねー!
うははと心の中で笑いながらシャーペンを手に取り、問題を解こうとするとその手は止まった。
……あれ?
鎌倉幕府ができたのいつだっけ?
あれ? 年号覚えたよね?
え、えーと。なんとかな国作ろう鎌倉幕府、だった。うん。
どんな国? 確かいいイメージの言葉だったよね?
えーと、えーと、えーとえーとえーとえーと…………
そしてたっぷり10分ぐらい私は悩んだ。
いろんな数字をあてはめてみて、いろんな言葉を考える。
……
あっ! わかったー! よっしゃ――――!
ふん、この桜子様をなめてんじゃねぇよ腐れ歴史!
よし、この問題のおかげで歴史は20点は確実だな……!
****
「馬鹿なぁぁあああああああああええええあああ!!」
ご、ご、5点だと!? ギャグ漫画の点数じゃねーかぁああ!
しかもあれだけ時間をかけた、鎌倉幕府創立の問題を間違えちゃってる。
これは先生の採点ミスに違いない! だってあの年号に違いないもん!
私はその解答用紙を握りしめ、社会の先生の元まで駆け寄った。
「先生! どういうことなんですか! 絶対ここ合ってますよ、年号の所!」
私がそうイチャモンをつけると、先生は「んー?」と言いながら、私が指摘した所に目をやった。
「……いや、お前、末木。なんでここが合ってるっていう溢れかえらんばかりの自信があるんだ……?」
「だって、覚えた年号のゴロ合わせ、それだったんですもん!」
「待て、お前どういうゴロ合わせで覚えたんだ?」
「よい国作ろう鎌倉幕府! だから4192年!」
私のその素晴らしい記憶力を伝えると、先生は言いにくそうに口を開いた。
「いや、今まだ2010年だから……4192年到来してないから…………」
****
(注意/正しくは1192年<いい国作ろう鎌倉幕府> しかし最近では違う年だという説もあります☆)
328
:
鋼
◆0/9VW/Ap5s
:2010/06/27(日) 18:31:34 HOST:o143224.dynamic.ppp.asahi-net.or.jp
頑張ってください!
応援します!!
329
:
雪音
◆mzHXeB1fFY
:2010/06/29(火) 20:45:23 HOST:180-146-95-213.eonet.ne.jp
*鋼様*
はじめまして、コメント有難う御座います!
是非頑張らさせていただきます^^*
久し振りのコメめっちゃ嬉しいです((
****
>>327
の『桜子のお勉強』というのは、まあそのまんまなんですが、桜子さんが色々間違いながら勉強するシリーズです。
はい、そうです。シリーズ化します。誰も見てねーのに。
一応桜子は中2設定なんですが、勉強する内容は中1〜中3まで出てくると思いますのでご了承ください。
俺が中3なので、中3の内容が自然と多くなりそうです。
では無駄な宣伝でした☆★
330
:
名無しさん
:2010/06/30(水) 03:53:28 HOST:58x156x2x90.ap58.ftth.ucom.ne.jp
マスコミが報道できない日本の社会構造
ttp://megalodon.jp/2010-0630-0325-40/jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/music/25504/1273130903/511
同じコピペばかりなんでここで極秘情報を3つ
①逮捕された、幕下力士の兄の元力士は工▲藤会か道▲仁会に所属していたそうだ。今はいちおう堅気?なんで報道できないらしい。
②日本の最高権力者の中曽根康弘と小沢一郎の裏には禅宗がいる。
③草加の裏にいるA。草加と敵対している組織の裏にいるB。…じつはAよりBの方が力がある。
331
:
水月
:2010/07/12(月) 00:52:27 HOST:w31.jp-k.ne.jp
やあ(。・_・。)ノおひさっ
あー…雪音と高校見学いくの楽しみだわ〜 ていうか楽しみ\^o^/
つか桜子…お前阿保の子だったんだな…!おばあちゃん悲しくて涙が止まんないよ!!うち結構番外編好きだわ〜w
じゃあリクするわあ^^
えっとな…なんかもう桜子と萌のバトるが見たい\^o^/
332
:
雪音
◆mzHXeB1fFY
:2010/07/13(火) 19:10:46 HOST:180-146-74-124.eonet.ne.jp
*水月*
うあ、久し振り!
更新面倒くさかったなんて言わないよ!
そんな事言っても私は騙されん((
当初は普通の子の設定だったんだけどなー、今や最も馬鹿キャラ。
番外編好きって言っても私は騙されん((
リクおkでっす☆
(気が向いたら)書くよ馬鹿野郎!((え
333
:
雪音
◆mzHXeB1fFY
:2010/07/14(水) 19:43:45 HOST:119-231-185-5.eonet.ne.jp
番外「やんでれっぽく」
*萌*
お兄ちゃん、お兄ちゃん、
大好きなお兄ちゃん
萌を守ってくれるただ1人のお兄ちゃん
「萌」
もっと呼んで、その声でもっと萌を呼んで
足りないの、まだ、全然、
もっと優しくしてもっと可愛がってもっと好きになって
もっともっともっともっと
足りなくて足りなくてもどかしい
ただの好きじゃ足りない、この気持ちを納めるにはこの体だけじゃ足りない
愛して愛して愛して
その愛を全て君に押し付けたい
受け止めて受け止めて
受け止めた愛を倍にして囁いて
ああ、ごめんねお兄ちゃん
こんなに望みすぎちゃって
だけどね萌はお兄ちゃんが好きだからねいっぱいいっぱい欲しくなっちゃうの
好き好き好きすきすきスキすきスき
お兄ちゃんは萌の事、すき?
ねぇ、愛してる?
誰よりも一番愛してる?
ねぇ、なんで桜子ちゃんと喋ってるの?
萌より桜子ちゃんと話していたいの?
いやだよ、お兄ちゃん
萌はお兄ちゃんのもの
だったらお兄ちゃんは萌のものでしょう?
だからねお兄ちゃん
気付いてよ早く、この嫉妬に
好きすぎて好きすぎて
狂っちゃいそうなの
そう殺したいくらいに
そんなに桜子ちゃんが大事なら
萌を大切にしてくれないなら
いっそお兄ちゃんの命まで
萌の物にしちゃおうかなぁ?
…………なんてね、大好きなお兄ちゃん
334
:
紅葉
:2010/07/21(水) 21:57:40 HOST:wb26proxy04.ezweb.ne.jp
やっほ〜い!!
久々登場の元こあめだよんwww
雪音愛してるで☆←
やから早く続きか・い・て←エッ
県大出場おめでとん はぁと
心から祝ってるでV(^-^)V
お祝いにうちの〇〇〇あげる☆ ←ただの変質者です。はい。 えっセーフだよね!?
ということでおうちきてなぁ ←どーゆーこと?
愛しの雪音へ。
335
:
雪音
◆mzHXeB1fFY
:2010/08/06(金) 10:50:31 HOST:119-231-191-226.eonet.ne.jp
*紅葉*
何故に改名してるww
久し振りに会えてうれしいze☆
ありがとう、俺もだy((
書きたい…けど面倒臭くなってきt((ryry
そっちもおめでと!
でもこのコメントを発見する頃には部活が終わったという悲劇←
え、体をk←アウト
いつでも駆けつけるぜマイハニー!
愛しの瑚飴へ
336
:
雪音
◆mzHXeB1fFY
:2010/08/22(日) 00:53:27 HOST:119-231-168-227.eonet.ne.jp
お久し振りです。っていう奴何回目だろ←
もういい加減話進めなきゃいけねーですよね。
此処には全然来れてなかったけど、最近は別の所でBL書いてるなんて言わないy((
いや、健全な内容だったらURLでも乗せるんですけど、健全じゃないんで←←
まぁ、本気でそろそろ進めようかと思います。受験シーズンになったら来れないと思うし……。
もうこんな低能な脳じゃやってけない((え
でも頑張ります。
337
:
雪音
◆mzHXeB1fFY
:2010/09/06(月) 01:44:26 HOST:119-231-163-146.eonet.ne.jp
第65話「性別の事実」
優を見つめる会長の表情は、会長が好きな子がいると俺達に告白した時の表情と同じだった。
そう、『恋』をしている顔。……え? マジで?
「ん? 秀ちゃんどうした――……」
優に声をかけたものの、それ以上言葉を発そうとしない会長を不審に思ったのか、風先輩が会長の顔を下から覗き込む。
風先輩もその表情を見ると全てを悟ったのか、目を見開いた。
そうだ、先輩。分かったなら会長を優しく見守――――
「し、秀ちゃん、まさか優にゃんに恋しちゃってるのか!? これはおとこにょこカップル誕生!?」
「なんで言うんだ!?」
不覚、忘れてた。
この腐女子はデリカシーの欠片も持ち合わせていない自分の弟さえ犠牲にできる人だったんだ。
あっさり人の気持ちを考える前にバラしてしまった。
会長は目の前でみるみる青ざめていく。
ほんのり赤かった頬は、変化が分かるくらいに一気に白くなっていった。
それに引き換え、優は驚くというよりも、意味が分からないという具合だった。
まあ、自分も相手も男だし、当たり前だわな。
「あの、会長さんって――
そこまで優が言いかけた時、会長は優の言葉を遮り今までにないくらいの大声で叫んだ。
「君の事が好きだ!」
空気が、硬直した。
その言葉の衝撃が全員を襲い、動きを止める。
長いようで短かった沈黙を破ったのは、一番驚いてるであろう優だった。
「それは、恋愛感情でという事ですか……?」
「あ、ああ」
会長は顔から煙を出しそうなぐらい真っ赤にさせていて、それが見られないようにするためか顔を俯かせている。
優はぱしぱしと瞬きをして、また驚いた表情になる。
だが、すぐにいつもの天使の如くの笑顔になり、会長に言葉を放った。笑顔は天使なのに、その言葉は大魔王級となる。
「僕、男ですよ」
当たり前、かつ根本的な事を言った。
その瞬間、会長の目から大粒の涙がぼたぼた、というよりだーっと滝のように流れ落ちてきた。
「お、男…………!?」
会長は優が男であるとしらなかったが為、失恋したようです。
338
:
水月
:2010/09/20(月) 00:57:25 HOST:jig102.mobile.ogk.yahoo.co.jp[w32.jp-k.ne.jp]
やっ!久々に来たぜ!
会長ぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!可哀相だけど可愛すぎてたまらんvvなんか会長はイジメたくなるよ(^^)いや 別にSじゃないけどね Sじゃないけどさ
あぁぁ…ウチもいちお受験生なんだよね…中間テストまで自覚できないかも
339
:
雪音
◆mzHXeB1fFY
:2010/09/21(火) 19:04:56 HOST:180-146-92-135f1.shg1.eonet.ne.jp
*水月*
おう、久し振りだぜノ
理想の会長図だ。リア充はこんなん1人もいねえ。 お前はドMだYO☆
勉強を全くしていない現実w もう知らんよ。
――――
どうでもいい独り言
雪音の学校の、今度の文化祭の劇のセリフ中から抜粋↓
「あなたの眼を頂戴!」「ぷふっ、ふふ、あは、あはははははは!」
はい、そうです。病んでる子がいますよ!
ちなみに俺がやるんですが。
中3の劇中にてヤンデレが出るという事態発生につき、報告した所存です。
ていうか本気でどうでもいいなコレ。
340
:
†水月†
:2010/11/26(金) 23:28:46 HOST:w22.jp-k.ne.jp
いやぁ…めっちゃ久しぶり!つーかたぶん見てないと思うけど…
期末も終わったし息抜きで来てみた★次実テあるけどね…
文化祭の劇のヤンデレやばかったな(笑)怖かったけど上手かった!拍手!
341
:
雪音
◆mzHXeB1fFY
:2010/11/27(土) 12:48:20 HOST:119-230-102-112f1.shg1.eonet.ne.jp
>>みづきん
久し振り! なのに一切更新されてないよ! いや、見た←
確かにオワタ(( けどもね← テストなんて爆発しちまえ!
ありがとう\(^^)/ もう思い出したくない酷さだけど!
342
:
雪音
◆mzHXeB1fFY
:2010/11/27(土) 12:54:01 HOST:119-230-102-112f1.shg1.eonet.ne.jp
雪音から
最近短編集もはじめましたノ
いや、別にこっちも見捨ててはいませんよ!
息抜きとか、汚い駄文を直すべくの練習とか、書きたい話を書きたいように書くとか、そういう駄目駄目な短編集なのですが、それでも見てやろうという心優しい方はどうぞ↓
「鳥籠の中の雪兎は」です。
リクエストとかも募集しています^^
あ、でもBLとかGLとかも含んでるので、苦手な方はUターン←
何度も言うようですが、こっちも決して見捨ててはいませんよ!
343
:
雪音
◆mzHXeB1fFY
:2011/05/14(土) 12:28:52 HOST:119-231-155-5f1.shg1.eonet.ne.jp
****
もしかしてもう半年以上ぶりなのでしょうk^q^
えっと設定とか練り直して携帯の方でもこの小説を載せさせてもらうと思います。
一応同じ名前でしますが、携帯で同じの見かけた人は気にしないでください←
新着レスの表示
名前:
E-mail
(省略可)
:
※書き込む際の注意事項は
こちら
※画像アップローダーは
こちら
(画像を表示できるのは「画像リンクのサムネイル表示」がオンの掲示板に限ります)
スマートフォン版
掲示板管理者へ連絡
無料レンタル掲示板