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二次元school
147
:
雪音
◆mzHXeB1fFY
:2009/12/03(木) 19:46:39 HOST:119-231-152-118.eonet.ne.jp
第30話「会長をいじめよう」
「考えてみたら、秀ちゃんっていつもそうやん。人の話聞かないで、ジコチュー」
「うっ……」
副会長が、ニヤニヤしながら会長の短所をつついた。
会長は、否定できない部分もあるのか、言葉を詰まらせた。
「そうやで、秀ちゃん。すごい仕事の量をいつも火野におしつけとーるし。ウチが何度殺意をわいたか知ってるか?」
「し、知らない……」
吹井先輩も、火野先輩と同調に嫌味を言う。
最後、本気で殺意が見えたので、会長は余計に小さくなった。
「ていうかやたら偉そうなのムカつくし」
「後輩に言われた……」
「なんで桜子まで言うんだよ」
最後、なぜか桜子も言う。
お前は窓割っただけだろ。おまけに、会長とは数分前に初めて対面したのに、普通に悪口言ってる。
「え、えーと……ごめん」
会長は、最終的に素直に謝った。
てか、なんでこんな状況になったか分からなくなってきた。
会長がそっけなくとも、確かに謝ったのを見て、俺以外の3人は顔をニヤっとさせた。
「そんな謝り方じゃあかんやろ、秀ちゃん」
「もっと誠意を表わさんとあかんのんちゃう? 秀ちゃん」
「そうですねぇ、土下座とか?秀ちゃん」
プライドが高そうな会長が弱ってる所を見て、ここぞとばかりに嫌がらせをする3人。
……だからなんで、桜子が参加するんだよ。窓割ったくせに。
「土下座っ……!? そんな事できるわけ……秀ちゃんって呼ぶな!」
秀ちゃんと呼ばれたくないのは、やっぱりこだわり抜いてる。
でも、3人は余計に面白がった。
「あれぇ? 生徒会長が人に謝ることもできないってどういうことやぁ?秀ちゃん」
「サイテーやなぁ。生徒会長は、生徒のトップなのに……秀ちゃん」
「それとも、生徒は自分より下だと思っているんですかねぇ、秀ちゃん」
ああ、ツッコミたい……。なぜさっきから桜子も一緒なのかツッコミたい……。
「うぅっ……」
ああっ! 会長がかなり負けている!
それなのに尚、「し、秀ちゃんって呼ぶんじゃない!」とほざいてる。
「はい、しゅーうーちゃん。しゅーうーちゃん。」
副会長が、『秀ちゃんコール』を初めた。
それに、桜子と吹井先輩も便乗する。
「「しゅーうーちゃん。しゅーうーちゃん。しゅーうーちゃん」」
「や、やめ……」
「「「しゅーうーちゃん。しゅーうーちゃん。しゅーうーちゃん。しゅーうーちゃん」」」
「やめてって……」
会長――――!! 会長が涙目になりかけてる―――!! もうプライドなんてあったもんじゃねぇ―――!!
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