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二次元school
143
:
雪音
◆mzHXeB1fFY
:2009/11/28(土) 19:14:05 HOST:119-231-174-207.eonet.ne.jp
第26話「関西少女」
「でぇ、この2人が窓割ったっちゅーん?」
「そうに決まってるだろう」
副会長は仕切りなおすように、俺達に目線を配り、会長に言った。
会長の決め付けたような言葉に俺は反応する。
「ちょ、ちょっと待ってくださいよ!俺じゃないんですって!」
こんな所で濡れ衣を着せられたくない。必死に抵抗した。
話も聞こうとしない会長に対し、副会長は俺の言葉に耳を傾けてくれた。
「どういうことなん?」
会長は副会長を睨んでいる。まるで余計な事を言うな、とでも言うように。
俺はそんな会長には目もくれないで、副会長を見て言った。
「こいつが……桜子が石を投げたんすよ!俺はそれを避けただけです!」
俺に指差された桜子は、「はぁ!?」と声を漏らした。
「確かに私は投げたけど、悪いのはナゴだもん!」
「俺、あの時避け間違えたら大惨事だったんですけど!」
「ナゴの私に対する扱い、やなの!」
「お前の求めてるもんがわかんねーよ!」
俺達の言い争いに、会長は少しイライラした様子だった。
見かねた副会長が俺を止める。
「まあまあ……山崎くん、それぐらいに」
「誰ですか山崎って。雨照ですけど」
「桜子ちゃんは女の子やん、可哀想やろ? 山崎くん」
「桜子は女の子なんてもんじゃ……いや、だから山崎って誰なんですか!」
とりあえず俺は、副会長の言うとおり静かにした。
……誰なんだよ、山崎って。読めない人だ。
「で、桜子ちゃん、雨照くんがなんやって?」
あ、雨照に戻った。なんで山崎なんて呼んだんだ。
「その…………ナゴ、あ、雨照のことですよ。
ナゴが、私が前髪を切ったのを見て『キモイ』って……」
そのことで怒ったのか?
俺は桜子が怒った理由すら分からなかった。しかもそれだけで俺を殺そうと……
「ははーん、なるほどなぁ」
「「?」」
副会長は、急に不敵な笑みを浮かべた。俺と桜子は意味が分からず、首を傾げる。
「俺分かったでぇ〜。きっと桜子ちゃんなぁ、雨照くんの事…………」
「ちょ―――――」
「火野ぉおおおおおおおおおおおおおおおお!!!」
「「「「!?」」」」
副会長が何か言いかけて、桜子がそれを止めようとした。
その時、高い、女の子の副会長を呼ぶ声がして、すごい顔をした女の子が生徒会室に猛スピードで走ってきた女の子が見えた。
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