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一日一回書き込むスレ

100ueda:2009/09/26(土) 10:08:48 ID:pE9b9Ls6
>>99
ライルさんが代わりにやってくれたから多分へいき

そして100

101ライルナイツ:2009/09/26(土) 12:06:41 ID:bQvCIe26
>>100
おめっとさんでっす〜

61日目を記録。
月換算するとおよそ2ヶ月記録したことになります。

・・・って一日飛んじゃってます。どうしよう;

102ぼて:2009/09/27(日) 13:23:45 ID:kNGN/Jlw
ルールとか全体的にどうしよう

103ルナ:2009/09/28(月) 21:30:56 ID:S5omnw1M
誰も書き込まないみたいなのでかきかき。。

104ueda:2009/09/29(火) 18:53:50 ID:pE9b9Ls6
のびデムの執筆が遅れててすいません

105ueda:2009/09/30(水) 22:00:08 ID:pE9b9Ls6
今日は65日目か

106ueda:2009/10/01(木) 19:40:49 ID:pE9b9Ls6
そして66日目へ

107ライルナイツ:2009/10/02(金) 22:25:03 ID:bQvCIe26
67日目を記録。

久々に「すばこの」をやったら見事にハマったのだがどうなんだろう。

108ueda:2009/10/02(金) 23:53:07 ID:pE9b9Ls6
>>107
すばこのって略し方もあったのね

109ueda:2009/10/04(日) 14:01:22 ID:B36Smb8.
ああ、一日途切れちゃった……!!

110ueda:2009/10/06(火) 21:43:05 ID:uY7hYCtE
また途切れちゃった……!!

111ueda:2009/10/08(木) 22:37:54 ID:uY7hYCtE
またまた途切れちゃった……!!

112ueda:2009/10/10(土) 18:35:35 ID:uY7hYCtE
またまたまた途切れちゃった……!!

113ルナ:2009/10/11(日) 01:23:34 ID:S5omnw1M
途切れ防止に速めに書き込む

114ueda:2009/10/11(日) 11:15:45 ID:uY7hYCtE
[ドラえもん のび太の途切れた想い]

のび太「ドラえもん! とぎれまくりだよ!!」
ドラえもん「しょうがない、頭を丸めて謝罪しよう」
のび太「丸めようったって、きみには髪の毛なんかないぢゃないか」
ドラえもん「それがあるんだよ。 2、3日おしいれに引きこもってたらいつの間にかはえてた」
のび太「そりゃカビだよ!!」

終わり。
そしてルナさん、ありがとう。

115ライルナイツ:2009/10/12(月) 11:58:54 ID:bQvCIe26
とりあえず何日目かわかんなくなったけど記録。

これからどうしようか・・・

116ueda:2009/10/12(月) 23:46:39 ID:H/nx8Q1c
のびデムも書かなきゃあかんし

117ライルナイツ:2009/10/13(火) 22:13:54 ID:bQvCIe26
とりあえずまた何日目かわかんなk(ry

新スレ立てたい気分だがネタが無いので無理だ(

118ライルナイツ:2009/10/15(木) 17:39:02 ID:bQvCIe26
ああまた途切れた…!;

119ぼて ◆riEvAp9bEA:2009/10/15(木) 18:51:44 ID:kNGN/Jlw
再開
59にちめ

120ぼて ◆riEvAp9bEA:2009/10/16(金) 18:42:36 ID:kNGN/Jlw
60にちめ

121ぼて ◆riEvAp9bEA:2009/10/17(土) 12:24:07 ID:kNGN/Jlw
61にちめ

122ueda:2009/10/17(土) 20:31:52 ID:H/nx8Q1c
のびデムが休載のカタストロフィ

なんとかしなくちゃ

123ルナ:2009/10/18(日) 18:45:04 ID:S5omnw1M
誰も気づいてないようなのでかきかき

124ぼて ◆riEvAp9bEA:2009/10/19(月) 13:55:08 ID:kNGN/Jlw
62にちめ
なんという

125ルナ:2009/10/20(火) 17:56:41 ID:S5omnw1M
かきかき

126ueda:2009/10/21(水) 19:57:08 ID:H/nx8Q1c
ノリスケ=パッカード

127ライルナイツ:2009/10/22(木) 19:00:49 ID:bQvCIe26
63日目でも記録しときます。

眠いのです。眠いのです。

128ueda:2009/10/25(日) 11:21:14 ID:H/nx8Q1c
[アサピーちゃん]

ある日アサピーはおさんぽに出かけました
(-@∀@)「何でもいいから、ねつぞうしたいぞ」

ドラえもん「やあ」
(-@∀@)「きみはドラえもん! ねつぞうしていいかい」
ドラえもん「勝手にすれば」
(-@∀@)「おかしい、なぜそんなに暗いかおしてるんだ」
ドラえもん「のび太くんがボベベチェンナァヴェス=ヂァゴバドゲァ病で
あと1おくまんねんの命だってお医者さんにいわれたんだ」
(-@Д@)「そんな! 何てことだ……
こうなったらぼくがねつぞうしてのび太くんを助けてあげよう」

アサピーはドラえもんをつれてのび太くんの病室に行きました
するとのび太くんはウマウマをおどっていました

のび太「ドラえもん! あたまがさえてさえてしかたないよ
今なら東大にはいれそうだ!!」
(-@∀@)「なんと! のび太くんには悪霊がついている」
ドラえもん「なぬ! そうか、病気のげんいんも多分それだろう」
(-@∀@)「うおおお! 悪魔祓いだーっ!!」

アサピーはねつぞうをして、のび太くんははじめっからこの世にいなかったことにしました

(-@∀@)「よし! 世界のはめつはふせがれた!!」
ドラえもん「すばらしい!」
( ´m`)「アサピーはさいきょう無敵だ!」
(* ・ー・)「アサピーこそ究極の新聞記者だ!! いままでバカにしてわるかった」

アサピーは世界をすくったお礼に1グーゴルプレックス円をもらい、
そのお金を元手にペペペレァメ=ボンバチェゴアギ星にあたらしい新聞社をつくりましたとさ 

でめたし でめたし

129ueda:2009/10/25(日) 11:36:34 ID:H/nx8Q1c
という方向性のおはなしに
少しずつげんかいを感じはじめた
きょうこの頃です

130ルナ:2009/10/29(木) 00:34:24 ID:S5omnw1M
1げと  数日あいてもうた・・

131ueda:2009/10/30(金) 22:01:25 ID:H/nx8Q1c
がんばってね なんて言いたくない

132ルナ:2009/10/31(土) 01:10:04 ID:S5omnw1M
ハローウィンーーーーーーーー
お菓子うまい

133ueda:2009/10/31(土) 10:05:18 ID:H/nx8Q1c
最後におかしというものをたべたのが
いつのことか、おもいだせない

134ルナ:2009/11/01(日) 01:34:20 ID:S5omnw1M
皆、ポテトチップスは何派だ?俺は海苔塩。
ポテトチップス+ゲーム=ダメ、絶対

135ueda:2009/11/01(日) 12:54:17 ID:H/nx8Q1c
ポテチよりドンタコスの方がすきなのですが
あえていうなら辛いやつ

136わらねこ:2009/11/03(火) 18:45:33 ID:UCnxnfwc
11月3日分。
一日開いた上に誰も書いてないからRomの俺が僭越ながら。

137ueda:2009/11/03(火) 20:31:28 ID:H/nx8Q1c
ついにわらだねこさんも来たか

138ueda:2009/11/06(金) 20:59:40 ID:H/nx8Q1c
忘れさせはしない

139ueda:2009/11/08(日) 20:38:20 ID:H/nx8Q1c
絶対にだ

140ルナ:2009/11/09(月) 20:01:10 ID:S5omnw1M
WAWAWA忘れ物〜

141ueda:2009/11/10(火) 19:10:06 ID:H/nx8Q1c
僕にとってドラえもんとは何だ
美味しんぼとは何だ
そんな風に最近思う

142ueda:2009/11/12(木) 20:01:35 ID:H/nx8Q1c
受験にそなえて、みんなでごろをおぼえよう

天才真空とは……
天台宗は最澄で、真言宗は空海ということだよ

ばかな硫酸とは……
Ba2+、Ca2+、Pb2+イオンは、
硫酸イオンによって沈殿ができるということだよ
ちなみに3つとも沈殿物は白いよ

143るな:2009/11/14(土) 03:40:04 ID:S5omnw1M
やっちまったな!

144ueda:2009/11/14(土) 13:20:11 ID:H/nx8Q1c
塩田でベルト

145ueda:2009/11/23(月) 21:23:00 ID:3zmQJEe.
どうしよう

146ueda:2009/11/28(土) 19:57:31 ID:3zmQJEe.
ドラマメイキング

147ueda:2009/11/29(日) 16:49:04 ID:3zmQJEe.
臨場感絶賛凌駕中

148ueda:2009/11/30(月) 21:01:34 ID:3zmQJEe.
ここが忘れ去られているのは多分……

149ueda:2009/12/05(土) 18:01:59 ID:3zmQJEe.
SOS! SOS!

150ルナ:2010/01/11(月) 16:08:52 ID:S5omnw1M
忘れてた

151runa:2010/01/26(火) 18:39:01 ID:S5omnw1M
age

152ueda:2010/03/01(月) 09:26:46 ID:YHyWc7pA


[逆襲もん]

ドラえもん「のび太くん、アクシズ押し返しにいこうよ」
中島「磯野、アクシズ押し返しにいこうぜ」
のび太「オッケイ」
カツオ「ずんべらび」

のび太「わ、ニューガンダムがしにそうだ」
カツオ「これは、ぼくらでアクシズを押し返さないといけなさそうだな」
ドラえもん「まて!! ガンダムを見捨てるきか」
のび太「そうとも! ヒーローは僕らだけでじゅうぶんだ」
中島「お、おのれ、きさまがそんな鬼畜やろうだったとはおもわなかった。
しねー!」

中島はマダンテをはなちました
すると、それがアクシズにあたって、バラバラのグチャグチャになってしまいました
そして、バラバラになったアクシズがおちていき、地球にそりゃもーすごい被害がでました

ドラえもん「なんてことだ!!」
のび太「カツオ! こうなったら僕らで地球を支配しよう」
カツオ「そうだな、星の名前もかえよう。
カツオ星てのはどーだ?」
のび太「そんなうんこみたいな名前やだ! のび太星にしろ!!」
カツオ「しねのび太!!」

ふたりの不毛なころしあいは100おくまんねんつづいたそうです

おわり

153ライルナイツ:2010/03/07(日) 16:17:20 ID:bQvCIe26
つーい忘れてたんだ(((
とりあえず記録

154LefTonbo:2010/03/08(月) 17:58:21 ID:yzs9FewY
かきこみ。

155ueda:2010/03/26(金) 11:48:55 ID:xjYUzBJo
このスレッドが、グーグルで見られることがあきらかになりました
まあ、あたりまえのことですが

こうなったらもっともっと変なことをしてみんなへんたいにしてしまいましょう
ぐはははは

156無名のジオライト星人:2010/04/01(木) 06:11:16 ID:SWkmpg9s
なんだってー

157ぼて:2010/04/02(金) 19:21:22 ID:10nHYdtY
正直放置していた。
申し訳ない。

適当にだらだら続けるよりは、目標を持った方が続くと思ったんだ
という訳で、150日連続を達成する事を目標にしようと思う。
ブークマックの整理ができた日から始める事にします。

158ぼて:2010/04/04(日) 13:51:28 ID:10nHYdtY
という訳で再開。

いちにちめ

159ライルナイツ:2010/04/05(月) 02:41:01 ID:bQvCIe26
夜中にちょっと通りますよ・・・

一応「ににちめ」としてみなしてくれたまへ
^q^

160無名のジオライト星人:2010/04/05(月) 09:36:58 ID:10nHYdtY
ににちめ(

161ueda:2010/04/05(月) 18:56:00 ID:AEvzFBNc
ふっかつのとき

162ライルナイツ:2010/04/06(火) 11:43:23 ID:bQvCIe26
さんにちめ。
特に言うことは無いのだお

163ぼて:2010/04/06(火) 13:38:13 ID:10nHYdtY
さんにちめ

164ぼて:2010/04/07(水) 13:18:52 ID:10nHYdtY
4にちめ

165ぼて:2010/04/08(木) 16:51:40 ID:10nHYdtY
5にちめ

166ueda:2010/04/08(木) 22:24:37 ID:AEvzFBNc
ドラえもんとナポリタンが赤方偏移してまっかっか

167ぼて:2010/04/09(金) 16:15:58 ID:10nHYdtY
6にちめ

168ナカムラ:2010/04/10(土) 23:59:19 ID:xG4si2Zc
7にちめ

169ぼて:2010/04/11(日) 09:23:48 ID:10nHYdtY
ああっ!1日空いてしまった
ナカさんありがとう(

8にちめ

170ueda:2010/04/12(月) 23:24:07 ID:A42DqpVU
後30分で途切れるだと、
絶対にそのようなことをさせはしない

171ueda:2010/04/13(火) 21:39:32 ID:A42DqpVU
させはしない

172ueda:2010/04/14(水) 10:19:21 ID:LlcGUxRQ
しない

(現在11日目)

173ぼて:2010/04/14(水) 19:14:24 ID:10nHYdtY
本当にごめんなさい。
単純に忘れてしまっただけです。申し訳ない……

174ぼて:2010/04/15(木) 19:59:28 ID:10nHYdtY
12にちめ

175ぼて:2010/04/16(金) 15:36:44 ID:10nHYdtY
13にちめ

176ueda:2010/04/16(金) 22:39:20 ID:A42DqpVU
市内通話

177ぼて:2010/04/17(土) 10:15:57 ID:10nHYdtY
14にちめ

178ueda:2010/04/17(土) 21:10:24 ID:1po.5fVM
のびデムも書かにゃあかんわな

179ぼて:2010/04/18(日) 11:03:56 ID:10nHYdtY
15にちめ

180ぼて:2010/04/19(月) 15:08:54 ID:10nHYdtY
16にちめ

181ぼて:2010/04/21(水) 16:38:50 ID:10nHYdtY
おわた。

182ueda:2010/04/21(水) 22:03:08 ID:8OAv0Ugk
す、すまぬ……!!

183ぼて:2010/04/22(木) 15:18:50 ID:10nHYdtY
一日飛んだのでリセット
申し訳ない


2にちめ

184ぼて:2010/04/23(金) 16:44:15 ID:10nHYdtY
3にちめ

185ueda:2010/04/24(土) 06:14:45 ID:8OAv0Ugk
保健

186ぼて:2010/04/24(土) 09:32:15 ID:10nHYdtY
4にちめ

187ueda:2010/04/25(日) 06:34:51 ID:8OAv0Ugk
Hawk'en

188ぼて:2010/04/25(日) 08:48:15 ID:10nHYdtY
5にちめ

189ueda:2010/04/26(月) 03:37:40 ID:8OAv0Ugk
ほけん

190ぼて:2010/04/26(月) 18:59:51 ID:10nHYdtY
6にちめ

191ueda:2010/04/27(火) 14:01:42 ID:k4VFpI5o
ほけーん

192ぼて:2010/04/27(火) 15:18:58 ID:10nHYdtY
7にちめ

毎度のことながら、保険に感謝

193ueda:2010/04/27(火) 20:24:41 ID:kVbUvaHc
>>192
いえいえ……

保険はiPhoneから書き込んでいます
朝おきてすぐにでも、だいがくからでもかけます

194ueda:2010/04/28(水) 07:58:47 ID:kVbUvaHc
保健体育

195ぼて:2010/04/28(水) 18:07:47 ID:10nHYdtY
8にちめ

196ueda:2010/04/29(木) 08:29:23 ID:Mqiux.J6
ほけにんぐ

197ぼて:2010/04/29(木) 10:09:20 ID:10nHYdtY
⑨にちめ

198ueda:2010/04/30(金) 11:51:19 ID:.uLn497M
封建制度

まるきゅうとするあたりに何かの影を

199ぼて:2010/04/30(金) 16:32:58 ID:10nHYdtY
10にちめ

⑨です⑨

200ueda:2010/04/30(金) 18:20:09 ID:.uLn497M
あいぽんからだったので無理でした

201ueda:2010/05/01(土) 00:23:33 ID:.uLn497M
じんるい保険けいかく

202ぼて:2010/05/01(土) 12:39:52 ID:10nHYdtY
11にちめ

203ueda:2010/05/02(日) 08:23:33 ID:r6UHHnWE
ホッケー

204ぼて:2010/05/02(日) 09:45:07 ID:10nHYdtY
12にちめ

205ぼて:2010/05/03(月) 10:05:14 ID:10nHYdtY
13にちめ

206ueda:2010/05/04(火) 06:12:36 ID:3MGqCas2
ホッケ

昨日はほけんができず、すまなんだ

207ぼて:2010/05/04(火) 09:16:04 ID:10nHYdtY
14にちめ

だいじょうぶでっせ

208ぼて:2010/05/05(水) 11:22:03 ID:10nHYdtY
15にちめ

209ueda:2010/05/05(水) 17:21:29 ID:.uLn497M
ほけんにしっぱいしたので
おわびに2010/05/05 17:21げんざいののうないイメージをながします

カツヲ「クロスファーイ、クロスファイッ」
のびた「クロスファーイ!!」

210ueda:2010/05/06(木) 05:36:54 ID:.uLn497M
保健体育

211ぼて:2010/05/06(木) 17:59:59 ID:10nHYdtY
16にちめ

すばらしいのうないイメージだ

212ueda:2010/05/07(金) 05:18:24 ID:VZj9/abA
ホッケバインmkII

だんだんほけんに使えるワードがなくなってきました

213ueda:2010/05/08(土) 09:04:13 ID:VZj9/abA
ほくぇん

214ぼて:2010/05/08(土) 15:46:08 ID:10nHYdtY
金曜日忘れてた……
保険ありがとう マジで感謝

18にちめ

215ueda:2010/05/09(日) 07:20:48 ID:L2zCvbOg
Hoken

216ぼて:2010/05/09(日) 08:40:54 ID:10nHYdtY
1⑨にちめ

217ueda:2010/05/10(月) 06:13:16 ID:TylBLKLo
ほーけーん

218ぼて:2010/05/10(月) 15:27:29 ID:10nHYdtY
20にちめ

219ueda:2010/05/11(火) 00:57:40 ID:EhlyyTZ2
夜でも保険

220ぼて:2010/05/11(火) 21:01:41 ID:10nHYdtY
21にちめ

221ueda:2010/05/12(水) 06:44:33 ID:EhlyyTZ2
朝から保健

222ueda:2010/05/13(木) 05:50:52 ID:EhlyyTZ2
ほけんである

223ぼて:2010/05/13(木) 20:03:34 ID:10nHYdtY
22にちめ

おおっと昨日も忘れていた…… 保険感謝!
昔みたいなペースに戻れないものか……

224ueda:2010/05/14(金) 00:13:56 ID:EhlyyTZ2
0時のほけん このタイミングがベストなのだ

225ぼて:2010/05/14(金) 16:10:45 ID:10nHYdtY
23にちめ

226ueda:2010/05/15(土) 06:05:48 ID:TArHDRUI
ほけん

227ぼて:2010/05/15(土) 08:54:49 ID:10nHYdtY
24にちめ

228ueda:2010/05/16(日) 00:46:14 ID:jzPJDFm2
さらなるほけんを

229ぼて:2010/05/16(日) 08:20:26 ID:10nHYdtY
25にちめ

230ueda:2010/05/17(月) 05:38:40 ID:T8xi.tnA
ほけんを

231ぼて:2010/05/17(月) 16:39:27 ID:10nHYdtY
26にちめ

232ぼて:2010/05/18(火) 07:11:22 ID:10nHYdtY
27にちめ

233無名のジオライト星人:2010/05/18(火) 13:15:18 ID:h9NoP5x6

一見、普通の女の子の日記ですが、
ある事をした後に更新しています。
かなり中毒性が高いので注意が必要かもしれないです。

ttp://stay23meet.web.fc2.com/has/

234ueda:2010/05/18(火) 14:39:53 ID:BWPreym2
ほけんしっぱい すまぬ

235ueda:2010/05/19(水) 07:14:41 ID:T8xi.tnA
ほけんリベンジ

236ぼて:2010/05/19(水) 21:36:20 ID:10nHYdtY
火曜は朝早く起きれたので書き込めましたw

28にちめ

237ueda:2010/05/20(木) 08:49:13 ID:MK2oR3Xc
ほけん

238ぼて:2010/05/20(木) 14:17:57 ID:10nHYdtY
2⑨にちめ

239ぼて:2010/05/21(金) 18:10:11 ID:10nHYdtY
30にちめ

240ueda:2010/05/21(金) 19:43:58 ID:T8xi.tnA
ほけんをミスってしまった すまぬ

241ぼて:2010/05/22(土) 09:02:37 ID:10nHYdtY
31にちめ

だいじょぶ

242ueda:2010/05/23(日) 00:04:07 ID:NBd3wY1k
日付変更線でのほけん

243ぼて:2010/05/23(日) 09:02:19 ID:10nHYdtY
32にちめ

244ueda:2010/05/24(月) 05:23:38 ID:lIBCGewU
ほけん

245ぼて:2010/05/24(月) 18:14:16 ID:10nHYdtY
さざんが⑨ にちめ

246ueda:2010/05/25(火) 08:42:04 ID:QWQyZX4E
ほけん

あくまでも⑨にこだわるといふのか

247ぼて:2010/05/25(火) 18:21:57 ID:10nHYdtY
34にちめ

248ueda:2010/05/26(水) 07:27:49 ID:GrYLGzNw
ほけんほけん

249ぼて:2010/05/26(水) 18:26:34 ID:10nHYdtY
35にちめ

250ueda:2010/05/27(木) 07:54:04 ID:JftkPOdc
Hawk end

251ぼて:2010/05/27(木) 16:29:27 ID:10nHYdtY
3+6=⑨にちめ

252ueda:2010/05/28(金) 08:47:56 ID:NIHpKaFs
つぎの⑨は39日目か……?

253ぼて:2010/05/28(金) 17:33:57 ID:10nHYdtY
37にちめ

254ueda:2010/05/29(土) 10:19:25 ID:NIHpKaFs
臨場感の凌駕をこころみます

255ぼて:2010/05/29(土) 16:34:49 ID:10nHYdtY
38にちめ

256ueda:2010/05/30(日) 00:10:05 ID:WhIuD9Po
臨場感の凌駕にしっぱいしました

現在の臨場感:65%

257ぼて:2010/05/30(日) 07:21:56 ID:10nHYdtY
3⑨にちめ ←予想通り

258ぼて:2010/05/31(月) 07:11:48 ID:10nHYdtY
40にちめ

259ueda:2010/05/31(月) 19:55:11 ID:WhIuD9Po
iPhoneが現在緊急手術をうけており、
ほけんがこんなんなじょうたいにあります

260ぼて:2010/06/01(火) 18:49:16 ID:10nHYdtY
41にちめ

あいふぉん心配です

261ueda:2010/06/01(火) 19:42:49 ID:WhIuD9Po
さっそく帰ってきました、もう大丈夫です

いや、フロントガラスがやられちまいましてね
今度から側面だけじゃなくて全体を覆うタイプの
カバーをつかおうとおもいます

現在の臨場感:70%

262ueda:2010/06/02(水) 07:48:09 ID:WhIuD9Po
・すばせか再プレイ開始
・DS版ディスガイア入手

現在の臨場感:75%

263ぼて:2010/06/02(水) 21:00:36 ID:10nHYdtY
42にちめ

すばせか再開?俺もだ!
何と言う偶然

こっちは最後までLv1という縛りプレイやってる(

264ueda:2010/06/03(木) 09:14:45 ID:utB0Hll6
終わりない旅である

現在の臨場感:80%

265ぼて:2010/06/03(木) 20:23:44 ID:10nHYdtY
41にちめ

266ぼて:2010/06/03(木) 21:14:47 ID:10nHYdtY
間違えた・・・
43にちめだった

267ueda:2010/06/04(金) 05:49:06 ID:1sKqPjOY
新たなる

現在の臨場感:82%

268ぼて:2010/06/04(金) 07:00:32 ID:10nHYdtY
44にちめ

269ueda:2010/06/05(土) 08:56:37 ID:1sKqPjOY
すばせか

ではなくディスガイアを遊んでいます

すまぬ

現在の臨場感:83%
(100%になると臨場感凌駕チャンスが到来します
そこで上手く臨場感を101%以上に高める事ができれば、
臨場感を凌駕する程度の能力を得たことになります)

270ぼて:2010/06/05(土) 10:44:53 ID:10nHYdtY
45にちめ

271ぼて:2010/06/06(日) 08:14:37 ID:10nHYdtY
46にちめ

272ueda:2010/06/06(日) 08:38:20 ID:1sKqPjOY
ディスガイアの本編がもうすぐおわり、すばせかにうつれる

だが、あのゲームは本編でおわりではないのだ
なぜなら、あれは恐怖のやりこみゲーであるからだ

現在の臨場感:84%

273ぼて:2010/06/07(月) 15:46:31 ID:10nHYdtY
47にちめ

274ueda:2010/06/07(月) 19:07:22 ID:BpASIE42
なんと、ディスガイアと並行してR−TYPE Δもやっている
いつになったらすばせかにうつれるのだろう!!

現在の臨場感:85%

275ueda:2010/06/08(火) 16:29:01 ID:utB0Hll6
あすは49日目、⑨が襲来する

現在の臨場感:85%

276ぼて:2010/06/08(火) 22:02:39 ID:10nHYdtY
48にちめ

277ぼて:2010/06/09(水) 21:01:26 ID:10nHYdtY
49にちめ

278ueda:2010/06/09(水) 23:00:32 ID:i9mKNdws
襲来しなかった……だと……?

現在の臨場感:84%

279ぼて:2010/06/10(木) 06:55:55 ID:10nHYdtY
50にちめ

忘れてた……頭が⑨

280ueda:2010/06/10(木) 23:59:00 ID:i9mKNdws
日付変更線がせまってますがせっかくなので

現在の臨場感:85%

281ぼて:2010/06/11(金) 06:58:53 ID:10nHYdtY
51にちめ

282ueda:2010/06/11(金) 09:17:43 ID:i9mKNdws
・iPhone版FF2本編の攻略を完了

現在の臨場感:86%

283ぼて:2010/06/12(土) 07:37:01 ID:10nHYdtY
52にちめ

284ueda:2010/06/12(土) 08:26:12 ID:i9mKNdws


現在の臨場感:87%

285ueda:2010/06/13(日) 08:48:44 ID:i9mKNdws
僕らの臨場感が勝手にとぎすまされていくので、
あとは方法さえみつかれば臨場感を凌駕できるとおもう

現在の臨場感:88%

286ぼて:2010/06/13(日) 08:56:54 ID:10nHYdtY
53にちめ

287ぼて:2010/06/14(月) 15:27:16 ID:10nHYdtY
5+4=⑨にちめ

288ueda:2010/06/14(月) 22:41:21 ID:1cUTmzLU
特になんもないけど臨場感だけは増していく

現在の臨場感:89%

289ueda:2010/06/15(火) 23:14:30 ID:1cUTmzLU
途切れさせはしない

290ぼて:2010/06/16(水) 07:25:29 ID:10nHYdtY
危ない・・・
保険ありがとうございます

56にちめ

291ぼて:2010/06/17(木) 07:00:58 ID:10nHYdtY
57にちめ

292ueda:2010/06/17(木) 22:33:36 ID:1cUTmzLU
現在の臨場感:90%

293ぼて:2010/06/18(金) 18:59:51 ID:10nHYdtY
58にちめ

294ueda:2010/06/18(金) 22:20:23 ID:1cUTmzLU
臨場感のブレイクスルーとなるのは
離脱だと思うんだけどどうだろう

リアルに於いて反映実現される訳でもないし有質量でもないけど
自分は臨場感だけ凌駕できればもうそれでいいんで

現在の臨場感:90%

295ぼて:2010/06/19(土) 08:48:37 ID:10nHYdtY
5⑨にちめ

296ぼて:2010/06/20(日) 08:31:36 ID:10nHYdtY
60にちめ

297ueda:2010/06/21(月) 01:20:15 ID:PcArTtLs
ほけん

298ぼて:2010/06/21(月) 15:04:39 ID:10nHYdtY
61にちめ

火〜木は修学旅行で来れません
特に火〜水はPC出来る時間全くないです
保険行ってくだされば、木曜日に64にちめを記録できるけど
書き込み全く無かった場合、木曜日に62にちめを記録する事にします。

299ueda:2010/06/22(火) 19:32:39 ID:NrxVViDA
封建制度

300ueda:2010/06/23(水) 22:21:38 ID:NrxVViDA
のびた「なんてこった、臨場感が減退しちゃった!」
カツヲ「この人でなしー!」

現在の臨場感:85%

301ぼて:2010/06/24(木) 18:22:22 ID:10nHYdtY
保険ありがとうございます
64にちめ

302ぼて:2010/06/25(金) 08:31:02 ID:10nHYdtY
65にちめ

303ぼて:2010/06/26(土) 13:53:08 ID:10nHYdtY
66にちめ

304ueda:2010/06/26(土) 20:23:59 ID:VaqFZbac
われわれは、目標の3分の2を達成した

現在の臨場感:86%

305ぼて:2010/06/27(日) 10:13:58 ID:10nHYdtY
67にちめ
あ、本当だ

306ueda:2010/06/27(日) 10:30:24 ID:DNR/Ltuw
油断は禁物なり、臨場感とほけんの維持がたいせつだ

現在の臨場感:87%

307ぼて:2010/06/28(月) 07:05:56 ID:10nHYdtY
68にちめ

308ぼて:2010/06/29(火) 17:12:53 ID:10nHYdtY
6⑨にちめ

309ぼて:2010/06/30(水) 18:01:32 ID:10nHYdtY
70にちめ

310ueda:2010/07/01(木) 22:35:04 ID:tL9jADBQ
途切れさすもんかあああああああああ

311ぼて:2010/07/02(金) 17:27:36 ID:10nHYdtY
うわあああああ72にちめ
保険本当に感謝・・・orz

312ぼて:2010/07/03(土) 08:45:51 ID:10nHYdtY
73にちめ

313ueda:2010/07/03(土) 10:28:38 ID:tL9jADBQ
自分もときどきわすれてしまう
たがいに補い合おうじゃないか

現在の臨場感:86%

314ueda:2010/07/04(日) 13:46:49 ID:svcsZSug
ホッケ

315ueda:2010/07/04(日) 13:46:49 ID:svcsZSug
ホッケ

316ぼて:2010/07/05(月) 19:08:26 ID:10nHYdtY
くそ・・・ 前回もこの時期でなぁなぁになってしまた
逆にこの時期を乗り切ればどこまでも行ける気がする・・・!

とにかく保険感謝

75にちめ

317ueda:2010/07/05(月) 21:32:24 ID:2cdEYH5w
【ドラえもん のび太のタイトル未設定】

のヴぃた「それはちょっとさすがに続けようがないわ」
スネヲ「てめー、何とかつづけるのがエンターティナーってもんだろーが」
のヴぃた「うむ、ならばカツヲくんでもころしてみるか」

カツヲは絶命した!!

ジャイアァン「この人でなし!!」
しづか「のヴぃたさんなんかきらい! しね!!」

のヴぃたは絶命した!!

そのご、のヴぃたをたよりにしていきていた
全宇宙の9999おくまんにんがいっしょに絶命した!!

しづか「ずんべらぼーん」

おーしーまーいー

318見て^^:2010/07/05(月) 21:57:15 ID:4ZoYIHoE
一見、普通の女の子の日記ですが、
ある事をした後に更新しています。
かなり中毒性が高いので注意が必要かもしれないです。

ttp://stay23meet.web.fc2.com/has/

319ueda:2010/07/06(火) 23:23:21 ID:N8kQLcsw
ほんじつは趣向をかえてPSPから

320ueda:2010/07/07(水) 06:53:54 ID:7MdDgzXc
ほけん

321ぼて:2010/07/07(水) 17:15:02 ID:10nHYdtY
くそ・・・またもや・・・申し訳ない

77にちめ

322ぼて:2010/07/08(木) 22:07:07 ID:10nHYdtY
78にちめ

受験生という事でスケジュールがかなり鬼畜に
続けるのは厳しいかもしれない

323ueda:2010/07/08(木) 22:39:30 ID:42p949e.
そうか、受験を始めたか……

324ぼて:2010/07/09(金) 17:11:44 ID:10nHYdtY
79にちめ

とりあえず目標の150日を達成するには、少なくとも夏休みを越える必要がある。
今年の俺に夏など無いが、気合で続けよう

325ueda:2010/07/09(金) 22:14:08 ID:42p949e.
たましーのルスバーン

326ueda:2010/07/10(土) 08:43:16 ID:42p949e.
【ドラえもん のび太と哀戦士できすぎくん(その1)】



暗い部屋で、一人の教師と少年が向き合っていた

のび太の先生「出来杉くん、なんだね、この点は」

先生の手には、90点のテストの答案がにぎられていた

出来杉「す、す、すみません。
まだ、テイラー展開とマクローリン展開をマスターできていなくて……
しかも…… ダランベールの収束判定法をどこで使うべきかも、よくわからず……」

のび太の先生「言い訳は無用だ、きさまの命をもって償ってもらう」

そういって先生はムチを取り出した

のび太の先生「このムチは痛いぞ。 皮が破けて、血がふき出し、
内臓ぶちまけ、骨が砕け散り、見るも無残な肉片になってしんでしまうのだ」

出来杉「なんですかそれ! どっかの奴隷商人ですらそんな事は……」

のび太の先生「フン。 何せこれは鞭系最強武器『グリンガムのムチ』だからな
アイテムレベル200、イノセントもATK屋(19998)がはいっている」

出来杉「(ディスガイアに鞭なんて無かったはずだぞおい……!?)」

のび太の先生「しねえ!!!」

先生は鞭を振り下ろした

出来杉「GUHAAAAAAAAAAAAAAAAAA!!!!!!!!!!!」



出来杉は、市んだ



その時、誰かの声が響いた

何者かA「きさま、自分の生徒を殺すなんて!!」
何者かB「それでも教師か!?」

のび太の先生「む!! だ、誰だ!?」

何者かA・B「俺たちだ!!」

声の主は、安雄とはる夫だった

のび太の先生「お前たちは…… 少年Aに少年B!!」

安雄「何だよそれ!! 教師の癖におれたちの名前おぼえてないのか!?」

のび太の先生「まあいつもの4人と出来杉くん以外はどうでもいいからな」

はる夫「ゆ、ゆ、ゆるせん! 出来杉くんを殺すだけならまだしも
おれたちのことを忘れるなんて!!」

安雄「きさまは、教師失格だ!! しね!!」

安雄とはる夫は、正拳突きをはなった
しかし先生は素早く後ろを振り向くと、尻でそれを受け止めた

安雄「あ!!」

はる夫「きさま、教師の癖になんて下品な防御をするんだ!!」

のび太の先生「ふん、教師が下品なことをしてなにがわるいのだ。
PTAさえ黙らせられるだけの力があれば教師はやりたい放題できるのだよ」

安雄「く、教育委員会がだまってないぞ」

のび太の先生「教育委員会はわたしだ!! さあ、そろそろしんでもらおう」

のび太の先生は、腕を広げると、呪文を叫んだ

のび太の先生「イオグランデ!!」

すさまじい爆発がおこった



安雄とはる夫は、師んだ



【つづく】

327ぼて:2010/07/10(土) 09:53:50 ID:10nHYdtY
邦子思い出したw

80にちめ

328ぼて:2010/07/11(日) 08:57:43 ID:10nHYdtY
81にちめ

329ueda:2010/07/11(日) 14:04:08 ID:XVk1NMWY
【ドラえもん のび太と哀戦士できすぎくん(その2)】



翌日、のび太の学校にて

のび太の先生「さあ、きょうもテストをやりましょう」

先生はテスト用紙をくばりはじめた
ちなみに問題は、2変数関数の微分に関するものだった

のび太「これは小学校じゃなくて大学でやるべき内容だと何回いったらわかるんだ」

ジャイアン「まあいいよ、どうせ今回のテストの平均点は0点になるだろ」

スネ夫「なんせ出来杉がやすんでるからね。
あとジャイアン、平均点が0点だからって油断するなよ、
きみやのび太の場合マイナス点とる事もあるから」

しずか「そろそろテストが始まるわ。 ひるねしましょう」



そして、テストが始まった

生徒たちは、開始と同時に机に突っ伏して盛大にいびきをかいたり寝言を言ったりしはじめた

のび太「んごおおおおおおおおお」
ジャイアン「ぎゅあああああああああす(ゴジラの鳴き声)」
スネ夫「ふぉっふぉっふぉっふぉっふぉっ(バルタン星人の声)」
しずか「あーやきいもくいたいわー……zzz」

テスト開始から45分、未だ動くものはなかった、かのように見えた

のび太の先生「(やはり出来杉くんがいないとだめなのか…… ん?)」

教室をよく見ると、隅のほうでひとりだけまじめにテストを受けている生徒がいた

彼は、ガリベンくんといって、クラスで2番目に頭がよい生徒だった
1番になるために出来杉にいやがらせなどをしたこともあったが、それはまた別な話である

のび太の先生「(ううむ、彼は…… もしかしたら化けるかもしれんな)」



やがてテストがおわった

先生はその後光の速さで採点を済ませ、帰りの会で生徒らにテストを返した

のび太の先生「それではテストを返します。
はい野比君、0点です、死ね」

のび太の先生「
はい剛田君、0点です、死ね
はい骨川君、0点です、死ね
はい源さん、0点です、死ね 
少年C、0点です、死ね
少年D、0点です、死ね……」

そして最後に、のび太の先生はガリベンくんにテストを手渡した

のび太の先生「ガリベンくん、80点です、死ね」

のび太「80点でもそれかい」

スネ夫「やはり、100点をとらないとダメなんだよ」

ジャイアン「そういや、出来杉はこのきちくテストで100点をとって以来
先生によくわからない場所につれていかれるようになっていたな」

のび太「ううむ、謎だ。
ちょっと100点とってみるか、ドラえもんにたのんで」



(つづく)

330ueda:2010/07/12(月) 13:35:00 ID:gpwotoQw
【ドラえもん のび太と哀戦士できすぎくん(その3)】



のび太「ドラえもーん、コンピュータペンシルかしてー」

ドラえもん「なんにつかうのさ」

のび太「テストに決まってるじゃないか」

ドラえもん「……ああ、そうかい」

ドラえもんはコンピュータペンシルをのび太にてわたした

ドラえもん「……フン」

ドラえもんは汚いものを見るような目でのび太をみると、そのままさっていった

のび太「(許せよ、ドラえもん。
僕には、人としてとるべき道を外してでも……とかねばならぬナゾがあるのだ……!)」



その翌日……

のび太の先生「今日は、来月のTOEICに備えた演習テストです。
ちなみにTOEICでスコア990点をとった生徒には
コーラ味のチュッパチャップスを1本あげます」

のび太「(まあ…… いきなり満点とったらカンニングを疑われるだろうな。
まいかい5点くらいずつ点数をあげていくようにしてみるか)」



その日の放課後

のび太の先生「はい野比君、5点です、死ね」

クラス全体がにわかにざわめいたが、のび太も先生もまったくきにしていなかった



でもって帰りみちにて

スネ夫「しかしマヂかよ、のび太が5点もとるなんて」

しずか「明日は世界がはめつするわね、きっと」

のび太「ふふ、この『コンピュータペンシル』を使ったから点がとれたのさ」

ジャイアン「なっ! やめておけ、父ちゃんになぐられてしまうぞ」

のび太「しかたない、これも先生のナゾをとくためだよ。
これから少しずつ点数をのばしていき、最終的に100点をとるんだ。
そうすればもしかしたら……」

スネ夫「のび太、やめておいたほうがいいよ。
出来杉は消えたんだぞ。 のび太だってそうなるかもしれないぞ」

のび太「なにを言うのさ。
先生のナゾをとければ、出来杉のゆくえもわかるかもしれないんだ。
出来杉がいないとこまるでしょ」

しずか「そうね。 わたしなんか出来杉さんにiPadアプリをつくるようにすすめて
完成したアプリを売りさばいてもらったのち
出た利益を全額うばいとって豪遊しようとおもってたのに」

ジャイアン「だが…… やはり、あぶないぜ。
ナゾがとけても、命をうしなってはどうにもならないぜ」

スネ夫「そうだよ、どうしてもやるってんならガリベンくんとかにやらせればいいじゃないか」

のび太「僕はきめたんだ。 とめないでくれ。
心配はいらないよ、もし何かあってもドラえもんの道具をつかえばなんとかなるさ」



(つづく)

331ぼて:2010/07/12(月) 14:47:55 ID:10nHYdtY
82にちめ

この考え・・・人格が悪魔に支配されている!

332ぼて:2010/07/13(火) 19:37:54 ID:10nHYdtY
83にちめ

333ueda:2010/07/13(火) 20:03:39 ID:jBEB0tp6
【ドラえもん のび太と哀戦士できすぎくん(その4)】



それからしばらくして

のび太の先生「野比くん、100点です えらいっ!
野比くんには後ではなしがあるので、帰りの会がおわったら先生といっしょにきてください」

ざわ… ざわ…

クラスが、ざわめいた

ジャイアン「ああ……ついに仕掛けたんだな、のび太。
覚悟はいいか? もう、あともどりはできないぜ」

スネ夫「生きて帰ってきてくれ。
お前まで消えるなんて、ぼくはいやだからな」

しずか「のび太さん…… これがおわったらわたしと……」

のび太「いわないでよしずかちゃん。
それを言ってしまったら、ぼくはたぶん生きて帰れなくなる」

しずか「……ええ、そうね。
それじゃ、ただ一言…… がんばって、のび太さん」

のび太「うん…… いってくるよ」



その後、のび太は先生につれられ校長室にやってきた

校長「ほう、野比くんか。
つい数週間前まで0点ばかりとっていたというが……?」

のび太の先生「それは、ただ単に勉強をしていなかったからでしょう。
彼は元々頭はよかったのですよ、わたしが思うに」

のび太「それで、僕になんのようです」

校長「君にはある使命をあたえようとおもうのだ」

のび太「使命? なんですか」

校長「まあここで話すのもなんだ、地下へいこうじゃないか」

校長は、自分の机のスイッチをおした
すると、部屋全体が地下へもぐりはじめた……

のび太「すごい、部屋全体がエレベーターになっていたのか」

やがて、部屋の下降はとまった

校長「さて、君にあたえる使命だが……
まず、明日のTOEICで990点、つまり満点をとってもらいたい」

のび太「ええっ」

のび太の先生「君の頭脳をもってすればかんたんなことのはずだ」

校長「始めにいっておくが、もしも失敗したらわれわれは君をけすぞ」
ここで見たこと、聞いたことを外にもらしてもだ」

のび太の先生「かくごして、自分の使命をはたせ」

のび太「う……」

部屋がふたたび上昇し始め、やがて地上にでた

校長「さあ、帰りなさい そしてべんきょうするんだ」



そして、帰り道

のび太「……」

スネ夫「どうしたのび太、だまりこんで」

ジャイアン「とりあえず無事にかえってきたようだが、あの後いったいなにがあったんだ」

のび太「いや……」

しずか「のび太さん……」

しずかは、のび太のゆくてをふさいだ

しずか「おねがい、何があったのかおしえて! いうまではなれないから!!」

ジャイアン「そうだぞのび太! おれたち友達だろ!!」

のび太「……」

のび太はみなを無視して走り去っていった



(つづく)

334ぼて:2010/07/14(水) 15:05:35 ID:10nHYdtY
84にちめ

こんな世界住みたくねぇw

335ueda:2010/07/14(水) 22:35:56 ID:AMAM/hBA
【ドラえもん のび太と哀戦士できすぎくん(その5)】



のび太は家にかえってきた

ドラえもん「おかえり、100点とれたらしいね」

のび太「……」

ドラえもん「どうしたの、だまりこんで」

のび太「……」



ドラえもん「のび太くんが口をきいてくれない……
コンピュータペンシルさえあれば、もうぼくなんかいらないってことか……?」



そして翌日

のび太のママ「のびちゃん、きょうはTOEICを受けにいくんでしょ。
はやくあさごはん食べなさい」

のび太「はーい」



そして、試験会場

スネ夫「海外にいくこともおおいから一応かんたんな英語はべんきょうしてるんだ。
400点もとれればいいけど」

ジャイアン「おれはダメだな。 たぶん0点だ」

しずか「たけしさん、TOEICに0点はないわ。 あれの最低点は10点よ」

ジャイアン「そうなのか。 のび太はあれか、やっぱ満点とるのか」

のび太「まあね」



筆記、リスニングと試験はつつがなく進行し、そしておわった

そして、TOEICからしばらく経ったあるひのこと……

のび太の先生「今日はみなさんにTOEICのスコアをかえします。
まずは野比君、990点! おめでとう」

ざわ… ざわ…

クラスがにわかにざわめく

のび太の先生「野比君、今日もまた先生といっしょにきてください」



のび太は先生とともに、ふたたび校長室へやってきた

校長「ごくろうだった、野比くん。 今日はきみにあらたな使命をあたえる」

のび太「次は、なんですか」

校長「来週の知能調査テストで満点をとりなさい。
この学校には人間という種のげんかいを超えた最強の天才がいるのだということを、
世にしめすのだ」

のび太「わかりました」



のび太はそのまま家にかえり、2階へあがった

ドラえもん「のび太くん、今日はちょっとはなしがある」

のび太「なに」

ドラえもん「すわりなさい」

のび太は、いわれるがまま座った



(つづく)

336ぼて:2010/07/15(木) 21:40:30 ID:10nHYdtY
85にちめ

続きが楽しみだ

337ueda:2010/07/15(木) 21:59:23 ID:hcDebbBs
【ドラえもん のび太と哀戦士できすぎくん(その6)】



ドラえもん「のび太くん、コンピュータペンシルをかえすんだ」

のび太「そういうわけにはいかないね」

ドラえもん「たしかにコンピュータペンシルがあればかんたんに満点がとれる。
だが、それでいいのか」

のび太「……」

ドラえもん「勉強は、ちゃんと努力してやらなくちゃいけないんだ!
このままじゃきみは……」

のび太はうしろを向くと、ランドセルから何かをとりだした
それはなんと、ネズミを模したおもちゃだった

のび太「こいつをくらえ!!」

ドラえもん「GYAAAAAAAAAAAAAAAAAAHHHHHHHHH!!!!!!!!」

ドラえもんは、角速度1293度/sで回転しながら、129.3cmとびあがった
でもって、気絶した

のび太は、動かなくなったドラえもんの両手両足を縄でしばり、
口をガムテープでふさいで、おしいれにぶちこんだ

のび太「(たとえきみであっても、言うわけにはいかないんだ。
秘密をもらしたらぼくは消されてしまうんだ)」



でもって翌朝

のび太のママ「さ、早くあさごはんたべなさい……あら、ドラちゃんは?」

のび太「修理のために、いま22世紀にいってるんだ」

その後、朝食をおえたのび太は学校にいった



のび太のママ「さて、ちょっとそうじでもしようかしらね
まずはのびちゃんの部屋でも掃除しましょうかしら、けっこうほこりたまるし」

のび太のママはのび太の部屋をそうじしはじめた

のび太のママ「最近はのびちゃんの成績もすっかりあがっちゃって、
このあいだまでみたいに机開けたら0点のテストがドバーッ、
なーんてこともなくなってきちゃったわねぇ……」

その時、押入れのなかのドラえもんは、にわかに意識をとりもどしていた

ドラえもん「(はっ……!
こ、ここはどこだ…… 真っ暗で、よくわからない……)」

のび太のママ「じょーねーつの、あーかいーばーらー♪」

のび太のママは歌いながら掃除をつづけている

ドラえもん「(そ、それはちがう番組だよママ……
いや、今はそんなことかんがえてるばあいじゃ……)」

ドラえもんは、自分は今声がだせず、手足もうごかせない状態にあることをかくにんした

ドラえもん「(くぅ、なにがどうなってるんだ。 なんとかママに助けをもとめないと!)」

ドラえもん「んーっ、んんーっ!!」

ドラえもんは声をあげた

のび太のママ「あら、おしいれの中から声がするわ。
のびちゃんたら、また私にかくれて犬とか猫とか恐竜とか台風とか飼ったりしてるのね。
あるいは宇宙人かくまってるとか」

のび太のママは、おしいれの戸をあけた

すると、彼女のめに、両手両足しばられて口もふさがれたドラえもんの姿がとびこんできた

のび太のママ「ど、ど、ど、ドラちゃん!!!」

ドラえもん「んーんー!! んー!!」

のび太のママ「ど、ドラちゃん、いまたすけてあげるわ……」

のび太のママは、ドラえもんを解放した

ドラえもん「た、たすかった…… ありがとう、ママ」

のび太のママ「いったい何があったの。 誰がこんなことを……」

ドラえもん「そ、それが…… これは、のび太くんがやったことなんだ……」

のび太のママ「えっ……!?」



(つづく)

338ぼて:2010/07/16(金) 21:51:21 ID:10nHYdtY
支援

86にちめ

339ぼて:2010/07/17(土) 08:44:43 ID:10nHYdtY
87にちめ

340ueda:2010/07/18(日) 12:33:24 ID:S8F93.fs
【ドラえもん のび太と哀戦士できすぎくん(その7)】



そして、のび太は学校をおえてかえってきた

のび太が玄関のドアをあけると、そこにはドラえもんと、のび太のパパとママが立っていた

のび太「ただい……ま……?」

のび太のママ「のびちゃん、きょうはちょっと話があります」

のび太のパパ「こっちへきなさい」



居間

のび太の前に、ドラえもんと、パパとママがすわっていた

のび太のママ「ドラちゃんから聞いたわ。
ドラちゃんの道具でカンニングをして、しかもドラちゃんにひどいことをして……」

のび太のパパ「ドラえもんはのび太のまちがいを正そうとしていたんだ。
それにたいして、そんなことをするなんて…… 許されるとおもっているのか?」

のび太「……」

ドラえもん「だまってないで何かいえよ、のび太くん!!」

のび太「……」

ドラえもん「ペンを返すんだ!
このままあのペンに頼ってたんじゃ、きみはだめになっちゃう!
かならずだめになるぞ!!」

のび太「……!」

のび太は、ふるえる手でふところから何かをとりだした

ドラえもん「……そ、それは!?」

のび太がとりだしたのは、戦車をいちげきでふきとばす『ジャンボガン』であった

のび太「こ、これで、ど、どうだ……!」

ドラえもん「の、のび太くん!? どこでそれをっ!!」

のび太「うるさい!!
ぼ、ぼくは、ぼくの敵になるやつを、ぶ、ぶちころすことを、お、覚えたんだ。
ペンを奪ったら、ひ、引き金を……ひきがねを、ひくぞ!!」

のび太は少しずつあとずさりをしていった

ドラえもんたちは、何もできなかった

のび太はあるていど距離をとると、そのまま走り出し、家をとびだしていった……



彼のむかった先は、裏山であった



(つづく)

341ぼて:2010/07/18(日) 16:36:24 ID:10nHYdtY
88にちめ

342ぼて:2010/07/19(月) 09:25:08 ID:10nHYdtY
89にちめ

343ぼて:2010/07/20(火) 17:09:12 ID:10nHYdtY
90にちめ

344ueda:2010/07/20(火) 19:03:08 ID:C0R8pDTw
しけんでいそがしいのでしばらく続きがかけそうにないです

来週のなかばくらいまでまってください

345ぼて:2010/07/21(水) 09:51:03 ID:10nHYdtY
⑨1にちめ

了解だぜ 試験頑張ってください!

346ぼて:2010/07/22(木) 08:25:27 ID:10nHYdtY
⑨2にちめ

347見て^^:2010/07/22(木) 22:45:30 ID:odN3BFcY
一見、普通の女の子の日記ですが、
ある事をした後に更新しています。
かなり中毒性が高いので注意が必要かもしれないです。

ttp://stay23meet.web.fc2.com/has/

348ぼて:2010/07/23(金) 09:00:59 ID:10nHYdtY
⑨3にちめ

349ぼて:2010/07/24(土) 18:47:37 ID:10nHYdtY
⑨4にちめ

350ぼて:2010/07/25(日) 12:14:12 ID:10nHYdtY
⑨5にちめ

351ueda:2010/07/25(日) 23:50:00 ID:ruh1/YuA
【ドラえもん のび太と哀戦士できすぎくん(その8)】



裏山のおおきな木の下に、のび太はいた

のび太「このままじゃダメになる、か」

あたりはもう、暗くなってきていた

のび太「(あのときも、ドラえもんはおなじことを言っていた。
ドラえもんが、この裏山にこころを与えてくれたとき……)」

のび太は、後ろの木になにかがいるような感覚をおぼえた

のび太「きみはまだ、あのときのままでいるのかい」

木は、何もこたえない
ただそこに立っているだけだった

のび太「……」



のび太「(なんで…… ダメになっちゃ、いけないんだろう……)」



太陽がしずみきり、あたりは闇につつまれた

のび太は、裏山をおりて町にもどった



のび太「もう、家にはかえれそうにない。 野宿でもするか……」

あてもなく町を歩いていたのび太の前に、ジャイアンがあらわれた

ジャイアン「おう、のび太。
もう遅いぜ、はやく帰らないとしかられるぞ」

のび太「いや、その、じつは……」

のび太は、ジャイアンにこれまでのことを話した

ジャイアン「そうか、そういうことなら俺さまの家にとまっていけ」

のび太「えっ、いいの」

ジャイアン「いいか、お前はいまや、俺たちのきぼうなんだ。
先生と、消えた出来杉のナゾをときあかすことができるのは、
先生にきにいられたお前だけだからな。
おれたちには何もできないけど……
それでも、何かのかたちでお前を助けてやりたいんだ」

のび太「……ありがとう、ジャイアン」



そして、知能テストの日がやってきた



のび太の先生「今日は、知能テストです。
みなさんがんばってください!」

のび太「(大丈夫だ…… このコンピュータペンシルさえあれば、
解けないテストなんて、ないんだ!)」

のび太は次々と問題をといていった

しかし、全体の半分ほどまで解いたところで、のび太は手をすべらせてしまった

のび太「(しまっ……!!)」



まったく引力とはおそろしいもので……

のび太の手を離れたコンピュータペンシルは、床におちてしまった

そして、こわれた



(つづく)

352ぼて:2010/07/26(月) 09:33:34 ID:10nHYdtY
⑨6にちめ

支援

353ueda:2010/07/26(月) 12:06:59 ID:u/c0qfgw
【ドラえもん のび太と哀戦士できすぎくん(その9)】



のび太「(な、な、な、な、な、なんてこった……!!
コンピュータペンシルがなきゃ、テストがとけない……!!)」

のび太の顔を冷や汗がつたっていった

のび太はパニックにおちいり、
物をかんがえるということができなくなってしまっていた

そして、テストは終わった……



帰り道……

ジャイアンは、不安そうな顔をしていた

ジャイアン「のび太は…… 大丈夫なんだろうか?」

スネ夫「どうしたの、ジャイアン」

ジャイアン「おれは見たんだ。
のび太がテスト中に、コンピュータペンシルを床におとしたのを。
しかも、どうもそれで壊してしまったらしくて、あいつはこまっていた」

しずか「そんな、それじゃのび太さん満点がとれないじゃない」

スネ夫「ちょっとまって……これは、ただごとじゃないよ」

ジャイアン「どういうことだ?」

スネ夫「思い出してみてよ。
出来杉がきえたのは、あいつがテストで満点をとれなかった日だったろ……」

しずか「う、うそ…… じゃあ、のび太さんも、出来杉さんのように消えちゃうの……!?」

スネ夫「そうなるかもしれない…… うう、なんてことだ……」

ジャイアン「ば、バカヤロ!
もののはずみで満点とってたってこともありうるじゃねーか! あきらめるな!!
奇跡をしんじろ!!」

スネ夫「……」

しずか「もうおしまいよ……
奇跡っていうのはおこらないから奇跡っていうのよ……!」

しずかはなきくずれた

ジャイアン「クソッタレ……!!」

ジャイアンは、拳をつよくにぎりしめた



そして、1週間後

知能テストの結果がかえってきた

のび太の先生「それでは、知能テストの結果をかえします」

先生は、結果の書いてあるシートをくばりはじめた

のび太の先生「はい剛田くん、あなたホントに人間ですか、ゴリラじゃないんですか
はい骨川くん、プラモばっかりやってないでもっと頭きたえなさいね
はい源さん、風呂の入りすぎで脳みそとろけちまってるんじゃないですか」

3人とも、のび太のことが心配で結果のことなど全く気にならなかった

のび太の先生「はい野比くん」

のび太「はい」

のび太の先生「あとで、職員室にきなさい」

のび太「はい……」



ジャイアン「(こ、このままじゃのび太が消されちまうぜ……!!
こうなったら!!)」

ジャイアンは突然、立ちあがった



(つづく)

354ueda:2010/07/27(火) 09:09:43 ID:u/c0qfgw
【ドラえもん のび太と哀戦士できすぎくん(その10)】



ジャイアン「先生! おれ早退します!!」

ジャイアンはさけんだ

のび太の先生「勝手にしなさい、
あなたのような低脳はがっこうにいてもむだというものです」

少し間をおいて、スネ夫としずかもたちあがり、叫んだ

スネ夫「ぼ、ぼ、ぼくも早退します!」

しずか「わたしも!」

のび太の先生「あーけっこうけっこう。
みなさんも帰っていいですよ、先生はテストの結果をみて教える気をなくしました」



ジャイアンとスネ夫としずかは学校を飛び出し、ある場所にむかってはしっていった

スネ夫「ジャイアン、どこに行くかはわかってるよ! のび太の家だよね!」

ジャイアン「おう、ドラえもんに助けをもとめるんだ!
あいつならのび太を助けられるかもしれない!!」



3人はのび太の家についた
……と同時に、ジャイアンが玄関チャイムのボタンをおもいっきり連打しはじめた

しばらくしてドラえもんが出てきた

ドラえもん「はいはい、そんなにおさなくても聞こえてますよ……
ってあれ、みんな? 学校はどうしたのさ?」

ジャイアン「それどころじゃねえんだ!!」

しずか「おねがいドラちゃん、のび太さんを助けて!!」

ドラえもん「え!? のび太くんになにが!?」

ジャイアン「時間がねえ! とにかく学校へいくぞ、行きながら説明する!!」

ジャイアンのただならぬ雰囲気に、のび太がほんとうに危険な状態にあるのだと察したドラえもんは
タケコプターを4つ取り出した

4人はタケコプターを頭につけて、空へとびあがった



4人は学校へ向けてとんでいく

ドラえもん「それで、のび太くんに何が」

ジャイアン「そ、それが……」

ジャイアンは出来杉が消えたこと、
それと日々のテストの点数との間にはなんらかの関係があるかもしれないこと、
のび太がそのナゾを解こうとしていたこと、
そしてのび太が先日のテストでしくじってしまったがために消されそうになっていることを話した

ドラえもん「そ、そんなことがあったのか……!
信じがたい話だけど、ほんとうみたいだね…… とにかく、急ごう!」



やがて4人は学校にとうちゃくした

ジャイアン「さて、のび太は職員室につれていかれたんだが……」

ドラえもん「いってみよう」



(つづく)

355ぼて:2010/07/27(火) 16:53:01 ID:10nHYdtY
支援支援

⑨7にちめ

356ぼて:2010/07/28(水) 09:00:11 ID:10nHYdtY
⑨8にちめ

357ぼて:2010/07/29(木) 09:25:44 ID:10nHYdtY
⑨⑨にちめ

358ueda:2010/07/29(木) 22:28:25 ID:u/c0qfgw
【ドラえもん のび太と哀戦士できすぎくん(その11)】



4人は、職員室に到着した

ジャイアンが思いっきり戸をあけた

ジャイアン「のび太っ!!」

部屋にいた教員たちは、すこし驚いたような顔をしていっせいに4人の方をむいた

教員A「どうしたんだね君たち、今は授業中だぞ」

スネ夫「の、のび太と僕らの先生がここにきたはずなんですが…… 知りませんか?」

教員B「ん? さあ、しらないな……」

しずか「こ、ここにはきてないんですか?」

ジャイアン「クソッ、じゃあどこにいるんだよ!」

ドラえもん「おちつくんだ、ジャイアン。 あわてても何にもならない」

ジャイアン「これが落ち着いてられるか!
はやくしないと、のび太が消されちまうかもしれないってのに……!」

ジャイアンの言葉に、教員のひとりがはんのうした

教員A「君、いまなんと」

ジャイアン「のび太が、俺たちのともだちが、消されちまうかもしれないっつったんだ!」

教員B「……ほう」

教員たちは、机からなにかをとりだした

スネ夫「ヒッ!!」

教員たちがとりだした物をみたスネ夫は、青ざめ、ふるえあがった

彼らの手には、黒いかたまりがにぎられていた
スネ夫は、それがいわゆる、拳銃というやつであることに、気づいたのである

他の皆も、ほどなくして相手が銃をもっていることに気づき、動けなくなってしまった

教員A「動かないで。 手をあげなさい」

しずか「な、なんで、こんなことを!」

教員B「君たちは本校の秘密をしってしまったようだ。 このまま帰すわけにはいかないな」

ジャイアン「こ、コノヤロ、冗談じゃねえ!!」

ドラえもん「ダメだジャイアン、抵抗しないほうがいい!」

教員たちは銃をかまえたままゆっくりと4人にちかづき、腕を縄でしばった
ドラえもんからは、ポケットもうばった

教員A「これから一緒にきてもらおう」

4人は教員たちに、学校の地下へとつれていかれた……



暗い部屋で、一人の教師と少年が向き合っていた

のび太の先生「野比くん、なんだね、この点は」

先生の手には、のび太の知能テストの結果シートがにぎられていた

のび太「す、す、すみません。
こ、コンピュータペンシルを、お、落としてしまって……」

のび太の先生「言い訳は無用だ、きさまの命を持って償ってもらう」

のび太の先生は、自分のカバンから何かをとりだそうとした

きっと、先生がこれから武器かなにかをとりだし、それによって自分は殺されてしまうのだろう
のび太はそうおもった

のび太「う、う、う……」

のび太の顔は、恐怖でゆがんでいた

しかし、カバンを探るのび太の先生の手は、突然その動きをとめた

のび太の先生は、視線をカバンからのび太にうつした

のび太の先生「……ふむ。
きみは、殺すにはすこし惜しいかもしれんな」

のび太「えっ……?」

のび太の先生「きみには、べつなかたちで役に立ってもらおうと思う。
フ、フ、フッ……」



(つづく)

359ぼて:2010/07/30(金) 09:33:50 ID:10nHYdtY
しえんえん

100にちめ!

360ぼて:2010/07/31(土) 09:34:20 ID:10nHYdtY
101にちめ

361ぼて:2010/08/01(日) 09:29:22 ID:10nHYdtY
102にちめ

362ぼて:2010/08/02(月) 08:56:29 ID:10nHYdtY
103にちめ

363ぼて:2010/08/03(火) 12:42:06 ID:10nHYdtY
104にちめ

364ueda:2010/08/03(火) 14:10:13 ID:u/c0qfgw
【ドラえもん のび太と哀戦士できすぎくん(その12)】



校長「なにぃ? また、改造をするだと」

校長と、のび太の先生がはなしていた

のび太の先生「野比くんはすばらしい戦闘能力のもちぬしなのです。
改造しない手はありません」

校長「出来杉くんや、少年A・Bのときも、きみは同じことをいっていたな」
のび太の先生「野比くんはかれらとは比べ物にならないほどつよいのですよ」

校長「そんなに改造して、どうするのだね」

のび太の先生「それはもちろん、どこかの軍に売るんですよ。 生体兵器としてね。
そして得た金を我々の活動資金にあてるのです」

校長「ふん…… わかった、君にまかせよう。
だが、なるべく早く次の天才候補をみつけるのだぞ。
もう、あまり時間がない……」

のび太の先生「ええ、それはもちろん……」

そこに一人の教員がはいってきた

のび太の先生「おや、どうしました」

教員A「児童3人と、例のロボットを捕獲しました」

校長「なんだと?」

教員A「彼らはどうやら、我々がしていることに気づきつつあるようです」

校長「ううむ……」

のび太の先生「児童3人はあとで私が見にいきましょう。 素質があるようなら、改造します。
ロボットの方は、とりあえず尻尾をひっぱっておいてください」

教員A「尻尾を……?」

のび太の先生「はい。 そうすると、電源が切れるしくみになっているのです。
尻尾をひっぱったら、そのロボットの持っているポケットもとりはずして、ここに持ってきてください」

教員A「はっ……」

教員Aは去っていった

のび太の先生「これで、あのロボットの不思議なポケットが我々のものになります」

校長「うむ。 あのポケットには、天才を探す道具もはいっているのだろうか?」

のび太の先生「ええ、きっとあるでしょう。 フフフ……」



しずかは、狭い独房のなかにいれられていた

彼女は、体育座りをし、ひざの間に顔をうずめていた

しずか「(わたし、これからどうなるの……
武さんやスネ夫さん、ドラちゃんともはなればなれにされてしまった……)」

その時、どこかから悲鳴が聞こえてきた
しかもそれは、しずかのよく知っている声であった

声「ワ、ワッ! な、何するんだ、やめろーっ!!」

それきり、声は聞こえなくなった

しずか「(い、今のは、ドラちゃんの声……!)」

独房は再びしずまりかえった

しずか「(ドラちゃん…… 何があったの……)」

しずかの頬を涙がつたった



それからしばらくして、一人の教員がしずかの入れられている独房にはいってきた

教員A「おい!」

しずか「!!」

教員A「お前の先生と、校長がお呼びだ。 ついてこい!」

しずかは言われるがまま、教員についていった



(つづく)

365ぼて:2010/08/04(水) 08:28:53 ID:10nHYdtY
支援支援

105にちめ

366ueda:2010/08/04(水) 09:52:09 ID:u/c0qfgw
【ドラえもん のび太と哀戦士できすぎくん(その13)】



しずかは教員につれられ、広い部屋にやってきた

そこには数人の教員と、彼女の担任、そしてジャイアンとスネ夫のすがたがあった

スネ夫「しずかちゃん!」

しずか「たけしさんに、スネ夫さん! みんなも連れられてきたのね……」

ジャイアン「おい先生、いったい俺たちになにをさせるつもりなんだ」

のび太の先生「君たちは、とてもすばらしい力のもちぬしです。
本当なら我々のひみつを知ったものは殺さなくてはならないのですが、
君たちは、殺すにはおしい。
そこで、君たちには我々の役にたってもらいたいとおもうのです」

ジャイアン「だれが、おまえらなんかに!」

ジャイアンがこぶしを突きだした

が、次の瞬間、教員の一人がかれの頭に銃口をあてた

教員A「おとなしくしろ」

ジャイアン「クソッ……」

ジャイアンは、こぶしを下ろした

のび太の先生「これから我々は、きみたちに改造手術をほどこします」

スネ夫「か、改造!?」

のび太の先生「そう、改造です。 じつは君たちのまえにも、何人かかいぞうしていてね。
ちょっと見せてあげましょう」

のび太の先生は、壁まであるいていき、そこにあったスイッチをおした

すると、スイッチの横の壁がせりあがり、中からなにかがあらわれた

しずか・ジャイアン・スネ夫「!!!」

3人は、おどろきを隠せなかった

壁の中からあらわれたのは、3人の怪人だった

一人は、青い背広をきて、ネクタイをしめ、しろい野球帽をかぶった少年だった

もう一人は、戦闘機と人間をがったいさせたようなやつだった
腰からしたが戦闘機で、腰からうえが太った少年、という外見であった

そして、最後のひとりは、白いマントをつけ、
銀色にかがやく鎧と兜に身をつつんだ少年であった

しずか達3人が一番おどろいたのは、
この3人の怪人の顔が、自分たちのよく知っている人間のものとそっくりだ、ということだった

のび太の先生「どうですか、驚いたでしょう。
それでは、一人ずつせつめいしていきましょう」

のび太の先生は背広の少年をゆびさして話し始めた

のび太の先生「彼は、『クリミナル・イズ・ヤス』
アシスタントをよそおい、いざとなると本性をあらわしておそいかかります」

続いて、先生は戦闘機の少年をゆびさした

のび太の先生「そして彼は、『頭脳戦艦ハル』
だれがどう見てもシューティングなのに、RPGといいはる変なやつです。
しかし、実力は確かなものですよ」

最後に、先生はマントの少年をゆびさした

のび太の先生「彼こそが、我々のさいこうけっさく『完璧少年トゥー・エイブル』
頭脳も身体のうりょくもだんちがいの、最強戦士です」

解説をおえたのび太の先生は、しずかたちの方へむきなおった

のび太の先生「ふふふ、驚きのあまり、ことばもでませんか」

スネ夫「(あ、あのかおは…… どうみても安雄とはる夫と出来杉だ……!)」

しずか「(出来杉さんたちはけされたんじゃない…… 改造されたんだわ……!!)」

のび太の先生「君たちも、改造手術がせいこうすれば彼らのようになれます。
そろそろ私の部下が、手術のじゅんびを終えるころでしょう。
さあ、私についてきなさい」

しずかたちの背後には、銃をかまえた教員たちがたっている

3人は抵抗するわけにもいかず、ただいわれるがまま、先生についていくしかなかった



(つづく)

367ぼて:2010/08/05(木) 10:33:56 ID:10nHYdtY
支援ー

106にちめ

368ぼて:2010/08/06(金) 13:44:10 ID:10nHYdtY
107にちめ

369ぼて:2010/08/07(土) 11:21:37 ID:10nHYdtY
108にちめ

370ぼて:2010/08/08(日) 20:17:21 ID:10nHYdtY
10⑨にちめ

371ぼて:2010/08/09(月) 10:43:49 ID:10nHYdtY
110にちめ

372ueda:2010/08/10(火) 22:22:50 ID:4eDnZJQQ
【ドラえもん のび太と哀戦士できすぎくん(その14)】



一方ドラえもんは、ポケットを奪われ、教員たちの手によってどこかへはこばれていた

ドラえもんが運ばれていったのは、大きな穴のある部屋だった
穴の中には、たくさんのゴミがたまっていた

教員たちは、ドラえもんを穴の中にほうりこむと、去っていった



それから、どれだけの時間がたっただろうか

ゴミの山の中から、一匹のネズミが顔をだした

ネズミはゴミの上を走っていったが、ドラえもんの尻尾にその足をひっかけた

そして、その拍子に尻尾がひっぱられ……



ドラえもんは、めざめた



ドラえもん「ム……」

ドラえもんはふらふらと起き上がり、あたりを見回した

そして、その目に先ほどのネズミの姿がはいった

ドラえもん「GINYAAAAAAAAAAAAAAA!?!?!?!?」

ドラえもんは悲鳴をあげ、上下左右に高速で回転しながら、129.3cmとびあがった

すぐに彼は、地上にらっかした

ドラえもんは、地球ごとネズミをほろぼせるような兵器を取り出そうとおもい、自分の腹に手をのばした
そして、そこにあるべきものが無いことに気づいた

ドラえもん「ぽ、ポケットがない!?」

ドラえもんはとりあえず、ネズミから距離をとることにした



穴の隅の方に移動したドラえもんは、大きく深呼吸をした

落ち着きをとりもどしたドラえもんは、頭のなかで状況を整理しはじめた

ドラえもん「ぼくは確か、あの教員たちにつかまって、電源をきられてしまったはず……
なんで僕はめざめることができたんだ? なんかの拍子で尻尾がひっぱられたのか……」

ドラえもんは尻尾がひっぱられた理由を考えようとしたが、すぐにやめた
いま重要なのはそんなことではないと思ったからであった

ドラえもん「みんなは、無事なのか……?
とにかく、ここからでなきゃ。 ポケットも取り戻さないと」

ポケットを失ってしまったドラえもんではあったが、さいわいにも彼には129.3馬力のパワーがあった
彼はあたりのゴミを軽々ともちあげ、積み上げていき、穴の上へのぼるための足場を作った

そして、ドラえもんは穴から脱出することができた

部屋の外へでると、そこには長い通路があった

ドラえもんは休むことなく、通路をすすんでいった……



その頃、のび太の先生は満足げなひょうじょうで何かをながめていた

のび太の先生の視線のさきにあったのは、ずらりとならんだ、7人の怪人の姿だった

のび太の先生「さて、どこに売るか」

のび太の先生は、かばんから一枚の紙をとりだした

そこには、なにかのリストが印刷されていた

のび太の先生は、電話をかけはじめた

のび太の先生「もしもし、ああ、私だ……
実はな、戦闘用の改造人間を7体ほどつくったのだが……」

そのとき、一人の教員がのび太の先生の所にやってきた

教員A「せ、先生!」

のび太の先生「どうした、今私は電話をしているのだ。 しずかにしろ」

教員A「そ、それが、大変なことが……」

のび太の先生「大変なこと……? なんだね?」

(つづく)

373ぼて:2010/08/11(水) 10:03:50 ID:10nHYdtY
昨日忘れていた!申し訳がない!

112にちめ

374ぼて:2010/08/12(木) 12:42:13 ID:10nHYdtY
113にちめ

375ぼて:2010/08/13(金) 08:38:15 ID:10nHYdtY
114にちめ

ひょっとしたら明日これないかもしれない

376ueda:2010/08/14(土) 00:09:05 ID:kJkLWalk
自分も今日から帰省です 23日にはもどってきます

377ぼて:2010/08/14(土) 19:00:31 ID:10nHYdtY
115にちめ

了解です

378ぼて:2010/08/15(日) 08:55:07 ID:10nHYdtY
116にちめ

379ぼて:2010/08/16(月) 12:55:00 ID:10nHYdtY
117にちめ

380ueda:2010/08/21(土) 10:54:26 ID:kJkLWalk
連鎖がとぎれた

こうなったらみんなでおかしいお話をかくことにしよう

381ぼて:2010/08/22(日) 08:58:16 ID:10nHYdtY
(PC規制で続けられない状況なんで、許してもらえませんか……;)

382ueda:2010/08/22(日) 13:56:14 ID:xfjJAPIg
>>381
PC禁とは…… それなら仕方ないですね……;



【ドラえもん のび太と哀戦士できすぎくん(その15)】



ドラえもんは、ファイティングポーズをとっていた

彼の目の前に、銃を構えた教員が何人もあらわれ、立ちふさがったからである

教員B「きさま……電源を切ったはずなのに、なぜうごいている!?」

ドラえもん「さあね。 もしかしたら、神様がぼくを助けてくれたのかも」

教員C「とにかく、ここから先に進ませるわけにはいかない!
くたばれ、青ダヌキ!!」

ドラえもん「ムッ! ぼくは、タヌキじゃないっての!!」

教員たちはいっせいに発砲してきた

だが、ドラえもんは空高くとびあがってそれをかわし、教員の一人の目の前に着地した

そして、全体重をかけたドロップキックをはなった

教員B「GUHAAAAAAAAAAA!?!?」

ドラえもんの129.3kgの体から放たれたドロップキックを腹部にうけた教員Bは、
その体をくの字にまげて吹っ飛んでいった

教員C「くそっ、ひるむな! 撃つんだ!!」

残る教員たちは、ドラえもんにむけていっせいに発砲した

ドラえもんは、ジグザグに走って銃弾をかわしつつ、吹っ飛ばした教員Bのもとに近づいた

ドラえもんは倒れている教員Bの腕を、しっかりと自分の腕に固定した

ドラえもん「うおおおおおおー!!」

ドラえもんはうなり声をあげると、教員Bを持ったまま高速で回転した
そしてそのまま、コマのように、あちこちに動き始めた

教員たちは、みるみるうちになぎたおされていった

それはまるで、青い竜巻があばれまわっているようであった

ドラえもんが動きをとめたころには、立っているのはもう、彼しかいなかった

ドラえもんは教員Bの腕を離すと、そのまま通路をかけぬけていった



離れたところで、この戦いのようすを見ていた者がいた

のび太の先生と教員Aは、自分の部屋にあったモニターで、
ドラえもんが教員たちをなぎたおしていくのを見ていた

のび太の先生「うぬぬぬぬぬぬ…… 奴め!」

教員A「どうしますか?」

のび太の先生「こうなったら、改造人間を出す」

教員A「で、ですが…… それは、売り物にするはずでは……」

のび太の先生「この基地をこわされては、商売もなにもない!
それに、あの青ダヌキを倒せないようなやつでは、売り物にもならんだろうからな。
今すぐ、改造人間たちの起動準備をしろ!」

教員A「はっ!」

教員Aは、部屋にあった装置を操作しはじめた

すると、7体の怪人たちが、スポットライトで照らされた

そして、数秒後……

怪人たちは、つむっていた目を、ゆっくりと開いた



(つづく)

383ueda:2010/08/23(月) 18:51:03 ID:7BE9iDMQ
執筆中につき今回は保険のみで

384ueda:2010/08/24(火) 22:26:16 ID:Id8xhTsQ
とりあえず

385ueda:2010/08/25(水) 20:41:02 ID:HCY/Kjus
保険を

386ぼて:2011/02/11(金) 13:13:09 ID:10nHYdtY
頑張ればPSPでも続けられるんじゃないかと思った今日このごろ。

387ueda:2011/03/09(水) 08:59:14 ID:SSBSuzBs
【ドラえもん のび太と哀戦士できすぎくん(その16)】



ドラえもんはひたすら通路を駆けていった

しばらく走ると、人影がみえてきた

ドラえもん「何だ……?」

人影は、ドラえもんのほうにむきなおった

人影「……アオ、ダヌ、キ」

ドラえもん「へっ?」

人影「アオダヌキ、カクゴ!!」
人影は飛び上がり、ドラえもんのうしろに着地した

人影「ダイッ!!」

次の瞬間、ドラえもんの背中に、どでかい鉛弾がうちこまれた

ドラえもん「NUWAAAAAAAAAAAAAA!?!?!?」

決して軽くはないドラえもんの体が、何メートルもふっとんでしまった

地面にたおれたドラえもんは、背中にささった鉛弾をぬきとって投げすて、
すばやく起き上がり、敵に向きなおった

ドラえもん「くっ、だれだ、お前は…… ん?」

目の前にいたのは、カウボーイハットのようなものをかぶった少年だった

ドラえもんは、少年の顔をみて、おそろしい事実にきづいた

ドラえもん「(なんだこれは!? こいつ、のび太くんの顔をしている!!
こいつは、のび太くんなのか……!?)」

少年は、人間があつかえるとは思えないような巨大な銃をかまえていた

ドラえもん「(いや……ひ弱なのび太くんがあんな銃を扱えるとはおもえない。
そんなことしたら多分、反動で腕がふっとんでしまう。
いったいこいつ何者なんだ……)」

のび太顔の少年「フン、耐エタカ、ダガ頭ニアタレバ、命ハナイゾ!!」

少年はドラえもんの額にねらいをさだめた

ドラえもんはそれを見て、おおきく息をすいこむ

のび太顔の少年「ダイッ!!」

少年は発砲した



ドラえもんは、一瞬のうちに、頭をつきだし、
続いて足で地面を力強くけり、空中にとびだした

ドラえもんは、頭からまっすぐに少年につっこんでいく

はなたれた巨大な鉛弾を弾き返し、ドラえもんは高速で直進する

のび太顔の少年「ナッ!?」

ドラえもん「スゥゥゥゥゥゥ!」

ドラえもん「パァァァァァァァァァァァァ!!」

ドラえもん「ずぅぅぅぅぅぅぅぅつきぃいぃいいぃいいぃいぃいぃいぃ!!!」

少年の腹に、ドラえもんの石頭がふかくめりこんだ

のび太顔の少年「UUGUWAAAAAAAAAAAAAAAAAAAA!?!?!?!?!?」

少年は体をくの字にまげ、はるか遠く、ドラえもんからは見えなくなる所までとんでいった



ドラえもん「決まった……」

ドラえもん「アフガン航空相撲のディーエヌエーをうけつぎし
偉大なる相撲取りエドモンド本田よ、
あなたの技を使わせてもらった、ありがとう……」

ドラえもんは呼吸をととのえ、再び通路をはしりだした



(つづく)

388ueda:2011/07/29(金) 18:39:13 ID:Z15ZmDVI
【ドラえもん のび太と哀戦士できすぎくん(その17)】



ドラえもんは通路をかけぬけていき、やがて少しひろめの部屋に出た

そこにはたくさんのコンテナが積まれていた
大きいコンテナ、小さいコンテナ、緑色のコンテナ、青色のコンテナ、虹色のコンテナ、
へこんだコンテナ、でっぱったコンテナ、固いコンテナ、やわらかいコンテナ、
フローラルなかおりを放つコンテナ、ウンコくさいコンテナ、
足がはえてて勝手に歩き回るコンテナ、それどころか羽まで生えてて飛んでいるコンテナ、
コンとテナの二つのパーツにわかれているコンテナなど、いろいろあった

ドラえもん「(ここは、倉庫のようだな)」

ドラえもんは、特にコンテナには目をとめず、部屋を出ようとした
今は一刻もはやくみなを助けないといけないと思っていたのだ

しかし、部屋から出ようとしたとき、ドラえもんの後頭部に何かが連続してあたった

ズダダダダダ!

ドラえもん「GUHA! GUHA! ITEEEEEEE!!」

痛みにあたまをおさえつつ、ドラえもんは振り返った

ドラえもん「いったいなんだ…… !?」

すると、そこにはちいさな戦闘機が2、3機とびまわっていた

戦闘機はドラえもんにむかって、機銃やミサイルを発射した

ドラえもん「こいつらか!」

倒すべき敵にきづいたドラえもんは、とりあえず横っ飛びで攻撃をかわすと
ポケットから空気砲をとりだし、腕にはめた

ドラえもん「ドカン! ドカン!!」

親友のび太のそれに勝るともおとらぬ、精密かつ素早い砲撃で
ドラえもんはたちまちすべての戦闘機をげきついした

ドラえもん「(くっ、これはラジコンの飛行機…… ならばどこかに動かしているやつがいるはず。
いったいどこに……!?)」

ドラえもんは、ラジコンの操縦者をさがし、あたりをみまわした
すると、コンテナの内の一つの上に、ひとりの少年が立っているのを見つけた

ドラえもん「あ、あれは……!」

少年はキツネの面をつけていて、髪型は三段リーゼントであった
手にはラジコンのコントローラーのようなものを持っている

ドラえもん「(なんてこった…… あの髪型は、どう考えてもスネ夫くんだ!
でも、どうして!?)」

ドラえもんが考えていると、彼のうしろのコンテナから大きな影が飛び出してきて、
ドラえもんの腰に強烈ないちげきを放った

ドラえもん「UGOOOOOOOOOOOO!?」

ドラえもんは部屋の端までふきとばされ、壁にたたきつけられた

倒れたドラえもんは何とかおきあがり、敵のいそうな方へむきなおった

すると、そこには、ドラクエのトロルやギガンテスが着ているようなものを着た、大男がいた
しかも、顔がジャイアンのそれであった 目は真っ赤に光っていたが

ドラえもん「今度は、ジャイアンか!!」

ドラえもんは起き上がろうとしたが、腰がズキリといたんだ

ドラえもん「GUAA!」

ドラえもんは痛みにもだえている
先ほどの腰への攻撃のせいで、ドラえもんは腰痛になってしまったのだ

ドラえもん「くそう、腰が……!」

大男「ガオオ! カクゴシロ!!」



大男はドラえもんにちかづいていき……

その大きな拳を、ドラえもんの体にふりおろした



ドラえもん「GIIIIIIIIIIIIIYAAAAAAAAAAAAAAA!!!!!!!!!!!!!!!!」



ドラえもんの体は、つぶれて、スクラップになってしまった



(つづく)

389ueda:2011/07/30(土) 16:12:43 ID:XS2gFNIU
【ドラえもん のび太と哀戦士できすぎくん(その18)】



ドラえもんの目からは、ひかりが消えていた

大男「ガハハハハ、ジャマモノハ、ケシタゾ!!」
キツネ面の少年「あとは、先生に報告するだけだな」



二人がその場をあとにしようとした、そのときだった

大男のパンチは、ドラえもんの体をつぶしたが、頭はつぶしてはいなかった

その頭は床にころがっていたが、とつぜん動きだし、おきあがった



ドラえもん「まだだ! たかがメインカメラ以外をやられただけだ!!」



キツネ面の少年「!?」

大男と少年は、声におどろき、ふりかえった

そこには、ドラえもんの頭が浮いていた
下からは、ロケット噴射の炎がでている

ドラえもん「うおおお! ハナ硬貨をくらえ!」

ドラえもんの鼻から、100円玉が次々と、猛スピードではなたれ、大男と少年をおそった

大男「グアア! イテ! イテ!」
キツネ面の少年「くっ!」

はなたれた100円玉のうちの一つが、少年のお面にあたった

そして、お面は二つに割れ、床におちた

ドラえもん「(ああ、あれは! スネ夫くんのかおだ!!)」

お面のしたにあったのは、スネ夫の顔だった

ドラえもん「き、きみは……スネ夫くんなのか!?」
スネ夫顔の少年「!」

スネ夫顔の少年は、ドラえもんのこえに反応していた

スネ夫顔の少年「す、スネ夫とは、なんのことだ!?
ぼ、ぼくは、ラジコン操縦のためにうみだされた、怪人リーゼント・フォックスだぞ!」

少年はあきらかに動揺していた

390ueda:2011/07/30(土) 16:14:04 ID:XS2gFNIU
スネ夫顔の少年「こ、こうなったら、僕のとっておきを見せてやる!
スネ吉兄さんに作ってもらった、殺傷能力のあるラジコン用のぎょらいだー!」

少年はそういって懐から魚雷をとりだした

ドラえもん「スネ吉兄さん……か! やはり君はスネ夫くんだな!!」

スネ夫顔の少年「そ、その名前でぼくを呼ぶなあっ! う、う……! あ、頭がいたい……!!」

少年は魚雷を持ったままくるしんでいる

ドラえもん「ああっ、スネ夫くん! せめて魚雷は放してからくるしんでてくれ!
あたまが吹っ飛んだら、どうするんだ!」

大男「ウオオオオオオオ!」

ムシされていた大男が、まってられなくなったのか、ドラえもんに襲いかかった

大男の拳が、ドラえもんにふりおろされたが、ドラえもんはすばやくそれをかわした

ドラえもん「(さすがにメインカメラまでこわされたらおしまいだからな……!)」

ドラえもんは攻撃をかわしつつ、ハナ硬貨で大男をうちまくった

大男「グオッ! グオオ! ヤメロ!!」

ドラえもん「(やっぱり100円玉じゃ、なかなかダメージをあたえられない。
こうなったら、あれしかないな!)」

ドラえもんは、その石頭を大男にむけた

そして、頭の下のロケットエンジンをおもいきり噴射した

ドラえもん「(くっ、だめだ、燃料がもたない!)」

ドラえもんのロケットエンジンから放たれる炎が、とぎれとぎれになっていく

しかし、ドラえもんはすでにじゅうぶんな速度を得ていた

ドラえもん「うおおおお、死なばもろともおおおおおお!!」

ドラえもんの石頭が、大男のかおにめりこんだ

大男「MUGUOOOOOOOOOOOOOO!?!?!?!?!?」

大男がたおれるのと、推進力をうしなったドラえもんの頭がゆかにおちるのは、ほぼ同時であった

ドラえもんの頭は、あちこちスパークしていて、今にもこわれてしまいそうだ

ドラえもん「(うう…… ダメージが、おおきすぎる……

もう、たたかえなさそうだ……

ここまで、なのか……
僕たちは……)」



そして、ドラえもんの目から、再びひかりがきえてしまった



スネ夫顔の少年「ハァ、ハァ……」

少年はいたみをこらえながら、立ち上がった

スネ夫顔の少年「うぐっ……
『ギガント・ゴウダ』がたおれた…… しかし、ドラえもんも死んだ。
これでもう、だいじょうぶだ…… 先生の、計画は……」

少年はふらふらと歩きだし、その場をあとにした



(つづく)

391ueda:2011/08/04(木) 23:03:34 ID:8yMS1ytk
【ドラえもん のび太と哀戦士できすぎくん(その19)】



のび太の先生「よくやりました、リーゼント・フォックス」

うすぐらい部屋で、のび太の先生とスネ夫顔の少年がはなしていた

スネ夫顔の少年「しかし、改造人間がやつ一人に、ふたりもたおされてしまいました」
のび太の先生「そうですね。
でも、ケガをしたならなおしてやればよいだけのこと。気にすることはありませんよ。
きみもゆっくり休みなさい。追ってまためいれいを出します」

のび太の先生はそういって、部屋をでていった

のび太の先生は部屋をでると、通路をあるいていき、大きなとびらのまえまで行った
そして、とびらを開いて、中にはいった

そこは、のび太たちの学校のこうちょう室だった

校長「なにか、動きはあったか」

校長が、部屋にはいってきたのび太の先生にこえをかけた

のび太の先生「例のねこがたロボットがあばれていましてね。
しかし、彼もわたしの改造人間たちにやられてしにました。もう大丈夫です」

校長「そうか…… ムッ!」

校長のかおいろがとつぜんかわった

かとおもうと……



校長「ゴ、GOHO! GOHO、GOHO、GOHHO!
VINCENT VAN GOHHO(×:GOHHO ○:GOGH)!!」

校長は、口を手でおさえ、はげしくせきこんだ

せきが止み、手をくちからはなしてみると

そこには、べったりと赤黒い血がついていたのだった



のび太の先生「くすりを用意しましょうか」

校長「ぐぅ……た、たのむ……」

のび太の先生は、くすりと水をもってきた
校長はそれをうけとり、飲み干した

校長「はあ、はあ…… もう、むだな時間をつかってはいられんようだ……」

のび太の先生「ご安心を。さきほど6年生のクラスでゆうぼうな児童をみつけました」

校長「そう、か…… ふう、ふう…… 頼む……ぞ」

のび太の先生「おまかせあれ」

のび太の先生は部屋をあとにした



そのころ、スネ夫顔の少年はなにか考えごとをしながら、通路をあるいていた

スネ夫顔の少年「(……くう、なんだこの罪悪感。
とりかえしのつかないことをしてしまったような、この感覚はいったいなんなんだ。
ぼくは敵を倒しただけなのに)」

考え事をしている少年の耳に、だれかの声がはいった

???「リーゼント・フォックス」

少年は声をきき、ふりむいた

392ueda:2012/01/30(月) 23:17:37 ID:9lk5G5lI
【ドラえもん のび太と哀戦士できすぎくん(その20)】

そこにいたのは、ウサギの耳をつけた少女であった

スネ夫顔の少年「サイレント・バニーガールか」

サイレント・バニーガールと呼ばれたその少女は、しずかちゃんに限りなくにていた

サイレント・バニーガール「どうしたの、うかない顔をして」

スネ夫顔の少年「僕は敵をたおした。
なのに少しもうれしくないんだ」

サイレント・バニーガール「戦うことのかなしみというやつかしら?」

スネ夫顔の少年「それとはちがう気がするんだ。
なんだか…… 大切な人をうらぎってしまったような……
そんな罪悪感がするんだ」

サイレント・バニーガール「……そう」

サイレント・バニーガールは少年に背をむけた

サイレント・バニーガール「余計なことをかんがえるのはよしなさい。
私たちは校長先生のすうこうな理想のために戦っているのだから。
校長先生の体はもうながくはもたないわ。
ここで私たちががんばらないと、理想の世界をおみせすることもできなくなってしまうのよ」

そして、彼女はそのままあるきさっていった

スネ夫顔の少年「……わかってる、そんなことは」

少年もどこかへ去っていった



その頃……



ドラえもんのスーパー頭突きでふっとばされたのび太顔の少年は、ずっと遠くにある壁にめりこんでいた

彼は、夢をみていた

ある年の正月の朝を、ねころがってすごしていた彼

どこからともなく聞こえてくる、自分は数十分後に首つったり火あぶりになったりと
そりゃもうひどい目にあうぞとほざく謎の声

そして机の中から現れた…… 今よりもちょっとデブなドラえもん



『未来の国からはるばると……』



のび太顔の少年「……はっ」

ダメージが回復してきた少年は、めをさました

のび太顔の少年「(今の夢は…… なんだ……
あの、机からでてきたのは…… ぼくの敵……)」

少年は力をふりしぼって、壁からぬけだした
そして、ふらふらと歩き始めた

のび太顔の少年「(任務をまっとうしなくては……
あの敵を、ドラえもんをたおさなくては……)」



少年は歩き続けて、倉庫にたどりついた

そこには、ジャイアン顔の大男がたおれていた

そして、その横には、彼が倒そうとしていた敵の、むざんな姿があった

のび太顔の少年「ドラえもん…… すでに死んでいたのか……」

少年は、自分のほほを涙が伝っているのにきづいた

のび太顔の少年「(なぜだ…… こいつは敵なのに……
一番おそろしい敵がしんだのに……
なぜこんなに、悲しいんだ……)」

少年はしばらく涙をながしていたが、
やがて倉庫の先へとすすんでいった

のび太顔の少年「(とにかく、じょうきょうを確認しなくては……)」



(つづく)

393ぼて:2012/02/01(水) 16:11:34 ID:7z1D9H.g
まだ更新があった事に感動してしまった
どこまで続くか分らないけど自分も再開する事にする

1にちめ

394ぼて:2012/02/02(木) 20:31:40 ID:Wx.vh5.Y
2にちめ

395ぼて:2012/02/03(金) 20:26:24 ID:Wx.vh5.Y
3にちめ

396ueda:2012/02/04(土) 09:41:08 ID:Hk/1IQeQ
<報告>
「その17」にバグ(ドラえもんがとられたはずのポケットから道具を取り出した)が存在していました。
ドラえもんは空気砲以外の何らかの手段でラジコンを破壊したと脳内補完した上でお読みください。
この場を借りてお詫び申し上げます。
----------------------------------------------------
【ドラえもん のび太と哀戦士できすぎくん(その21)】

通路を歩いていたのび太顔の少年は、やがて先生にであった

のび太の先生「おお、カインドハーテッド・ガンマン。
ひどくやられてしまいましたね」

のび太顔の少年「あの猫型ロボットがエドモンド本田とかいう相撲取りの
ひっさつわざをつかってきたのです。
あれは予想外でした」

のび太の先生「エドモンド本田といえば、アフガン航空相撲の力士でしたね。
あのロボットはアフガン航空相撲のわざすら操ってしまうのですね」

のび太顔の少年「はい。
でも、あいつはもう死んだのですよね」

のび太の先生「そうですとも。
ギガント・ゴウダとリーゼント・フォックスがやつをスクラップに変えたのです。
もう何もおそれるものはないのですよ」

のび太顔の少年「……。」

少年は、うつむいていた
体がぼろぼろになっているせいもあるのだろうが、とても悲しそうなようすだった

のび太の先生「どうしたのです、浮かないかおをして」

のび太顔の少年「いえ、なんでもありません……」

のび太の先生「そうですか。
それにしても、だいぶ酷くやられてしまいましたね。
医務室に行って、治療をうけなさい」

のび太顔の少年「はい……」

少年は歩き去っていった



少年は医務室に足をふみいれた

そこには、のび太たちの学校の保健室の先生がいた

保健室の先生「カインドハーテッド・ガンマン。
先生から話は聞いています。治療をおこないましょう」
のび太顔の少年「よろしくおねがいします」

保健室の先生はベッドに少年をねかせ、機械をつかって少年の体をしらべはじめた

保健室の先生「内臓にダメージがあるようですね。
手術をしなくては」

保健室の先生は少年をねかせたまま、てきぱきと手術のじゅんびをしていく

まもなく準備はおわり、少年の体に麻酔がいれられた

少年は、ふかい眠りについた……



その頃、のび太の先生はカギのかけられた部屋で、電話をしていた

のび太の先生「……ああ、改造人間たちだな。
先ほど、われわれの基地に22世紀のネコ型ロボットが侵入してな。
しかし、改造人間たちが力を合わせてたおしてくれたのだ。

……ん? 購入を?

おお、そうか……
値段については、実物をみてもらった上で相談しようじゃないか。
私たちの基地へのルートを暗号文で送るから、それできてくれ。

……ああ。それではな」

先生は電話をきった

のび太の先生「……ふっふっふ。
これで私は、ばく大な金を手に入れることができる……

それだけではない…… 世界のパワー・バランスも……」



(つづく)

397ぼて:2012/02/04(土) 10:14:50 ID:Wx.vh5.Y
支援
4にちめ

398ぼて:2012/02/05(日) 15:04:28 ID:Wx.vh5.Y
5にちめ

399ueda:2012/02/06(月) 08:47:27 ID:3G7DmeV2
【ドラえもん のび太と哀戦士できすぎくん(その22)】

のび太顔の少年、カインドハーテッド・ガンマンは、
手術のために麻酔をかけられ、ふかい眠りについていた

深い深い眠りの底で、彼はゆめをみていた

夢の中で、彼はないていた

ドラえもんが、彼が倒さなくてはならなかった相手が、
どこか遠いところへいってしまおうとしていたからだった



少年「まって! まってよ! ドラえもん! いかないで!!」

少年はさけびながら、必死にドラえもんをおいかける

ドラえもんは少しうしろをみて言った

ドラえもん「ぼくは死んだ。 もう天国にいかなくてはならないんだ。
だいじょうぶ。 今の君ならきっとりっぱにやっていけるさ」

少年「やだよ! ドラえもん! 行かないでよ!」

ドラえもんは遠くにきえていく

少年「ドラえもん! ドラえもん! ドラえもーん!
ドラえもぉーんっ!」



『ドーーーーーーーーーーラえもーーーーーーーーーーーーんっ!!!!』



少年の叫びに、夢の外からきこえてきた保健室の先生の携帯の着メロがかぶった

『DOOOOOOOOORAEMOOOOON! YAH YAH YA……』

盛大に音楽をならしつつ、手術室のとなりの部屋のデスクの上で携帯がぶるぶるふるえていた

電話じゃなくてメールだったらしく、わりとすぐに音楽はやんだ

保健室の先生「(マナーモードにするのを忘れていたな)」

それから程なくして手術はおわった

一息つこうと思った保健室の先生のところに、教員Aが来た

教員A「先生。 後もう1人患者がひかえています」

保健室の先生「なんですか」

教員A「ギガント・ゴウダです。 先ほどメールをおくりませんでしたか」

保健室の先生「む、あのメールはそのことでしたか。 すみませんな。
それにしても、あの巨人を治療せねばならないとは……
彼を手術するのはムリだから、専用の治療槽にいれなければ。
カインドハーテッド・ガンマンの手術はおわったから、今から私がみにいきましょう」

教員A「ありがとうございます」

教員Aと保健室の先生は、医務室をでて、別なへやへとあるいていった



それからしばらく経ち、麻酔のきれたカインドハーテッド・ガンマンは目をさました

しかし、保健室の先生はかえってこなかった



(つづく)

400ぼて:2012/02/06(月) 17:42:23 ID:Wx.vh5.Y
6にちめ

401ぼて:2012/02/09(木) 18:00:20 ID:Wx.vh5.Y
ぐぬ、1にちめ

402ぼて:2012/02/10(金) 16:14:02 ID:Wx.vh5.Y
2にちめ

403ぼて:2012/02/11(土) 08:40:12 ID:Wx.vh5.Y
3にちめ

404ぼて:2012/02/12(日) 13:02:27 ID:Wx.vh5.Y
4にちめ

405ueda:2012/02/12(日) 20:50:14 ID:ZaGPLQ5M
【ドラえもん のび太と哀戦士できすぎくん(その23)】

少年の耳に、どこからか物音がきこえてくる

不審におもった彼は、医務室を出て、音のするほうへあるいていった



彼はやがて、大きなカプセルのある部屋についた

そこでは、ジャイアン顔の巨人―――ギガント・ゴウダがあばれていた

床には教員たちがよこたわっている
死んではいないようだが、けががひどく、うごくことができないようだった

そのなかに、保健室の先生もいた

のび太顔の少年「保健室の先生」

保健室の先生「か、カインドハーテッド・ガンマンか……
私としたことが、やつを興奮させてしまって……
たのむ、やつをとめてくれ……」

のび太顔の少年「わかりました」

少年は、銃をギガント・ゴウダにむけ、その足をねらって引き金をひいた

ギガント・ゴウダ「GUAAAA!!」

巨大な弾丸がギガント・ゴウダの足をつらぬいた
ギガント・ゴウダは痛みに顔をゆがめ、咆吼をあげたが、
すぐさま体勢をたてなおして少年にむかってきた

ギガント・ゴウダは走りながら大きく腕をふりかぶり、少年に拳をたたきつけた
だが、その拳が命中したかと思ったときには、少年はそこにはいなかった

ギガント・ゴウダ「ム!?」

少年がどこへいったかというと、ギガント・ゴウダの腹の下あたりにいた

のび太顔の少年はギガント・ゴウダの腹に次々と弾丸をたたきこむ

ギガント・ゴウダ「GA! GAA! GUHAAAA!!」

腹から胸へ、そして顔へ、少年は次々と弾丸をうちこんだ
ギガント・ゴウダはのけぞって、後退していく

少年はやがて弾をうちつくした

普通の銃ではとうてい扱えないようなおおきな弾丸をこれほどたくさん撃ち込まれているのに、
ギガント・ゴウダはほとんど弱っていなかった
それほどまでに、こいつはタフなのだ
少年もそれをわかっているから、一応仲間であるこいつにようしゃない攻撃をつづけている

ギガント・ゴウダ「ゴ・ロ゙・ジ・デ・ヤ゙・ル゙!! ウォォォォォー!」

ギガント・ゴウダは一声ほえるとタックルをしかけてきたが、
少年は側転をしてそれをかわした

ギガント・ゴウダはいきおいあまって壁にめりこみ、みうごきがとれなくなった

のび太顔の少年「(たんじゅんな奴め)」

少年はこれ幸いと銃のリロードをはじめた

一方ギガント・ゴウダはすぐに壁からぬけだし、少年にふりむいた

少年はまだリロードをつづけている

ギガント・ゴウダはまた一声さけんで、少年に突進していき……
その大きな手で、彼をつかんだ

ギガント・ゴウダ「ジネ゙、ジネ゙、ジネ゙、ジネ゙、ジネ゙……」

ギガント・ゴウダは手にちからをこめ、少年をにぎりつぶそうとする……



(つづく)

406ぼて:2012/02/13(月) 18:46:01 ID:Wx.vh5.Y
5にちめ

407ぼて:2012/02/14(火) 18:36:21 ID:Wx.vh5.Y
6にちめ

408ueda:2012/02/15(水) 00:36:28 ID:ZaGPLQ5M
【ドラえもん のび太と哀戦士できすぎくん(その24)】

結論からいうと、少年がかった

のび太顔の少年は、つかまれながらも、ぱかすかぱかすかと銃をうちまくった

そのうちの一発が巨人の鼻の穴にすいこまれるように入っていき、そのまま脳みそに達した
しかし、巨人は脳筋だったので、脳がダメージを食らったところでまあたいしたことはなかった

で、他の弾はというと、目んたまやら口の中やらにあたった
さすがにやわらかいところを何発もうたれたらこのタフな巨人もたまらんというわけで、
彼は少年をつかんだまま、地響きをたててたおれこんでしまったのだった

巨人の体から力がぬけたことで、少年は手の中からぬけだすことができた

のび太顔の少年「ふぅ」

少年は一息つくと、このあとどうせまたあるだろう戦いにそなえてリロードをした



そうこうしてるとのび太の先生がやってきた

のび太の先生「なにごとですか、一体」

のび太顔の少年「保健室の先生が、ギガント・ゴウダをちりょうしようとしました。
しかし、処置にミスがあったのか、興奮させてしまったので、ぼくがとめたのです」

のび太の先生「そうですか。ごくろうさまです。
でも、傷はもうよいのですか」

のび太顔の少年「ダメージはほぼ回復しています。
すぐに次の作戦こうどうに移ることができます」

のび太の先生「それはよかった。
しかし、たぶん当分作戦はないでしょう。
個室にもどって、今はゆっくりやすみなさい」

のび太顔の少年「はい」

少年はあるき去っていった



少年がじゅうぶん遠くまでいったのを確認して、
のび太の先生は倒れている保健室の先生に声をかけた

のび太の先生「保健室の先生」

保健室の先生「な……なんでしょう……」

のび太の先生「ギガント・ゴウダは、やはり制御がむずかしい。
これでは売りものになりません。廃棄処分しましょう」

保健室の先生「わかりました……」



(つづく)

409ぼて:2012/02/15(水) 17:30:25 ID:Wx.vh5.Y
7にちめ

410ぼて:2012/02/17(金) 22:26:28 ID:Wx.vh5.Y
1にちめ

411ぼて:2012/02/19(日) 16:29:42 ID:Wx.vh5.Y
1にちめ

412ぼて:2012/02/20(月) 17:25:30 ID:Wx.vh5.Y
2にちめ

413ぼて:2012/02/21(火) 16:19:02 ID:Wx.vh5.Y
3にちめ

414ueda:2012/02/21(火) 23:06:51 ID:TQ14bvCQ
【ドラえもん のび太と哀戦士できすぎくん(その25)】

のび太顔の少年は、通路でリーゼント・フォックスことスネ夫顔の少年にであった

スネ夫顔の少年「やあ、カインドハーテッド・ガンマン。
さわがしかったけど、ドンパチやってたのか」

のび太顔の少年「ギガント・ゴウダとね」

スネ夫顔の少年「あいつとか。 また暴走したのか」

のび太顔の少年「うん。 あいつもおとなしくしててくれれば、頼りになるやつなのに」

スネ夫顔の少年「しかしさ、ぼくたち改造人間の使命は勉強のできるこどもをみつけて、
日本をよりよい国にするてつだいをするということだったよな。
なのになんであんな脳筋をつくったのやら……」

のび太顔の少年「力仕事担当ってことじゃないかな」

スネ夫顔の少年「勉強のできる子供をさがすのになんで力仕事しないといけないのさ」

のび太顔の少年「ううん、それもそうか」

スネ夫顔の少年「なんだか、違和感があるんだよな……」
スネ夫顔の少年は少し間をおいて、いった

のび太顔の少年「違和感かあ……」

そのまま、ふたりはかんがえこんだ



のび太顔の少年はその違和感の正体をもとめ、自分の世界にはいりこんだ

少年はじぶんの記憶をさかのぼっていく
だが、改造手術をうけて、怪人と化す以前のことをどうしてもおもいだせない

あきらめず、根気よく、必死に思い出そうとして、それでも思い出せず、
少年はかんがえるのをやめようとした

その時、少し前にみた夢のことをおもいだした

少年は改造されてから何回かゆめを見たが、
そのどれもが、青いたぬき、じゃなかった青い猫型ロボット、
そして彼にとっては倒すべき敵だった存在、ドラえもんに関わるものだった

のび太顔の少年「(なぜドラえもんが……)」

正月の朝のこと、さっていくドラえもんのこと……それらをのび太顔の少年はおもいだしていた



「ぼくは死んだ。 もう天国にいかなくてはならないんだ。
だいじょうぶ。 今の君ならきっとりっぱにやっていけるさ」

「やだよ! ドラえもん! 行かないでよ!」

「ドラえもん! ドラえもん! ドラえもーん! ドラえもぉーんっ!」

『ドーーーーーーーーーーラえもーーーーーーーーーーーーんっ!!!!』

『DOOOOOOOOOOORAEMOOOOOOOOOOOON!
YAH YAH YAH YAH YAH!!』



そのとき、スネ夫顔の少年ものび太顔の少年と同じようにじぶんの記憶をたどっていたが、やめにした
目の前でのび太顔の少年がしずかに涙をながしていることに気づいたからだった

スネ夫顔の少年「おい、カインドハーテッド・ガンマン、どうした。
きゅうに泣き出したりして」

のび太顔の少年「……ドラえもん」

スネ夫顔の少年「ドラえもん……!?」
その名を聞いたスネ夫顔の少年の表情がかわった

のび太顔の少年は、なみだをふくと、すこし早口で話しだした

のび太顔の少年「違和感のしょうたいがなんとなくわかった。
ドラえもんにかかわるなにか…… あるいは、ドラえもんそのものだ」

スネ夫顔の少年「……。」

のび太顔の少年「ドラえもんをいきかえらせよう……それができる道具があったはずだ」

スネ夫顔の少年「……! おい、何いってるかわかってるのか!?
ドラえもんは敵だぞ! てきを生き返らせるなんて……」

のび太顔の少年「どこかにとじこめてから生き返らせればだいじょうぶさ。
……変なこといってるってのは、わかってるよ。
でも、なんていうか、その…… ここでこの問題をかいけつしとかないと、
ずっと後悔しそうなきがするんだ」

スネ夫顔の少年「……わかった。 でも、なにがあってもぼくは責任はとらないからな」

のび太顔の少年「だいじょうぶ。 ぼく一人で、全部やるから……」

(つづく)

415ぼて:2012/02/23(木) 11:49:28 ID:Wx.vh5.Y
(テスト期間の為中断)

416ぼて:2012/02/29(水) 16:01:13 ID:Wx.vh5.Y
テストおわた
1にちめ

417ぼて:2012/03/01(木) 15:58:43 ID:Wx.vh5.Y
2にちめ

418ぼて:2012/03/02(金) 16:15:46 ID:Wx.vh5.Y
3にちめ

419ぼて:2012/03/03(土) 16:16:00 ID:Wx.vh5.Y
4にちめ

420ueda:2012/03/03(土) 23:15:45 ID:/gHHCk46
テストおつです
―――――――――――――――――――――――――――――――――
【ドラえもん のび太と哀戦士できすぎくん(その26)】

のび太顔の少年「(まずは、四次元ポケットをてにいれないとな。
さて、どこにしまわれたやら)」

少年は四次元ポケットはどこにあるのか、どう取り戻そうかとかんがえてみた



ポケットは大事なものだから、大事なものをしまうところにしまわれるだろう

大事なものをしまうところを管理する人は、なんというかまあ、えらい人になるだろう

自分のグループの中でえらい人といったら……自分の先生か、校長先生だ
ならば、先生か校長先生の部屋にポケットがしまわれているはずだ

しかし、先生にたのんだところですぐにポケットをわたしてはくれないだろう
なんてったって、大事なものなのだから

スキを見てぬすむという手もあるが、そんなことをしたらタダではすむまい
だが……それしか方法がないのもまたじじつだ 

ならば、なんとかスキを作るしかない

スキを作るには…… たとえば騒ぎをおこすとかすればいいだろう

そうだ、基地のどっかに警備システムを制御する装置があったはずだ
あれをいじって警報をならせば……



少年はかんがえるのをやめ、歩き出した

少年は警備システムの制御装置がある、警備室にむかった
そこでは、ふだんは学校の事務員をしている人が、システムをチェックしていた

少年は腰から、いつも使っているのより小さな銃をとりだした
それは、麻酔銃だった

少年は麻酔銃にサイレンサーをとりつけると、事務員の人に銃をむけた

のび太顔の少年「(それっ)」

麻酔銃から弾がはなたれ、事務員の人につきささった
事務員の人はそのまま倒れ、ねむってしまった

のび太顔の少年「(それ、今のうち!)」

少年は機械にあゆみよって、目をやった
機械にはボタンやらランプやらがたくさんついていた

のび太顔の少年「(うー、どれを押せばいいんだ!?)」

しょうがないので、少年はでたらめにいろいろなボタンを連打した

あちこちから、機関銃が撃たれる音やら、電撃が放たれる音やら、ガスがふきだす音やらがしたあげく、
危機をつたえるサイレンが基地になりひびいた

のび太顔の少年「(さ、作戦せいこうだっ!)」

少年は部屋をでて、通路にでた

が、少年がさっきめちゃくちゃにボタンをおしまくったことにより、基地のトラップがフル稼働していて、
通路はとても人間がとおれるような状態ではなくなっていた

のび太顔の少年「(くうー……でも、たちどまっちゃいられない……!)」

少年は銃でトラップをぶっこわしながら通路をかけぬけていった

(つづく)

421ぼて:2012/03/04(日) 12:13:46 ID:Wx.vh5.Y
5にちめ

422ぼて:2012/03/05(月) 18:10:24 ID:Wx.vh5.Y
6にちめ

423ぼて:2012/03/06(火) 16:39:39 ID:Wx.vh5.Y
7にちめ

424ueda:2012/03/06(火) 16:56:35 ID:inytv5.c
【ドラえもん のび太と哀戦士できすぎくん(その27)】

一方校長のへやでは

校長「なにやら、さわぎが起きているな……」

のび太の先生「そうですね。
今、ほかの教員のかたがようすを確かめにいっていますが」

そうしていたら、教員Dがへやに入ってきた

教員D「大変です、のび太の先生! この基地のトラップがすべて作動しています!
通路はとても通れるじょうたいではありません……!」

校長「なんと…… 警備システムが暴走しているのか?」

のび太の先生「かもしれません。 ここは、改造人間たちにしらべさせましょう。
まだ、3体ほど起動してないやつもいますので」



スネ夫顔の少年「(ついにうごいたな、カインドハーテッド・ガンマン)」

リーゼント・フォックスことスネ夫顔の少年は、基地で騒ぎがおこるなか、
なにもせずにただ事態の進行をみまもっていた

そこへ、サイレント・バニーガールことしずかちゃん顔の少女がやってきた

しずかちゃん顔の少女「リーゼント・フォックス。
この基地の混乱を鎮圧しろとのめいれいがくだったわ」

スネ夫顔の少年「……ああ。 いこうか」



警備室に、3人の怪人がおとずれていた

クリミナル・イズ・ヤスと頭脳戦艦ハルと完璧少年トゥー・エイブルだった

3人は、のび太顔の少年によってねむらされていた事務員に話しかけた

クリミナル・イズ・ヤス「なにがあった……」

事務員A「はあ……
あたまに何かがつきささったかと思うと、きゅうに意識がなくなって……」

頭脳戦艦ハル「麻酔弾をうちこまれたんだな」

トゥー・エイブルは警備システムの機械をしらべてみた

トゥー・エイブル「……なにものかが機械をいじって、トラップを全部作動させたようだね」

頭脳戦艦ハル「ふむ。 でも、いったい誰が?
もしかして、侵入者がいるのか?」

クリミナル・イズ・ヤス「トラップを全部うごかしちゃったら侵入もクソもないだろ。
目的のところにいくまでにやられちまうじゃないか」

トゥー・エイブル「とにかく、監視カメラの映像をみてみよう。
何かてがかりがあるかもしれない」

トゥー・エイブルは機械をうごかして、この警備室の監視カメラの映像をみてみた

モニターにうつったのは、事務員の人をねむらせ、機械をめちゃくちゃにいじる
カインドハーテッド・ガンマンのすがたであった

クリミナル・イズ・ヤス「カインドハーテッド・ガンマンじゃないか!
なんであいつ、こんなことを!?」

頭脳戦艦ハル「あいつめ、おれたちを裏切ったな!」

トゥー・エイブル「(……どういうつもりだ?
あいつが、裏切る理由って……)」

トゥー・エイブルはすこしの間、考えこんだ
しかし、答えがみつからない

トゥー・エイブル「いまは、あいつを探すしかないな……」



(つづく)

425ぼて:2012/03/07(水) 19:35:36 ID:Wx.vh5.Y
8にちめ

426ぼて:2012/03/08(木) 18:31:53 ID:Wx.vh5.Y
9にちめ

427ぼて:2012/03/09(金) 12:06:15 ID:Wx.vh5.Y
10にちめ

428ぼて:2012/03/10(土) 10:14:57 ID:Wx.vh5.Y
11にちめ

429ぼて:2012/03/11(日) 10:26:28 ID:Wx.vh5.Y
12にちめ

430ぼて:2012/03/12(月) 10:35:09 ID:Wx.vh5.Y
13にちめ

431ぼて:2012/03/13(火) 08:32:38 ID:Wx.vh5.Y
14にちめ

432ぼて:2012/03/14(水) 11:03:48 ID:Wx.vh5.Y
15にちめ

433ueda ◆CA2XtAZAaM:2012/03/14(水) 18:25:43 ID:DFryT8Jc
【ドラえもん のび太と哀戦士できすぎくん(その28)】

一方のび太顔の少年は、銃弾のほとんどをつかいながらも、
なんとか校長先生の部屋のまえまでくることができた

のび太顔の少年「(さて……どうしようか)」

中に入ってポケットをぬすみだすわけだが、先生も校長先生もいるだろうし、
ポケットが部屋のどこにあるのかわからないし、
というか本当にこの部屋にあるのかどうかすらも確かではない

のび太顔の少年「(こんなさわぎおこしちゃった以上、他の改造人間のみんなも動きだすだろう。
ようすを見てる時間はない、か…… でもなー……)」

少年が次の行動をきめかねていると、ドアがあいて、のび太の先生がでてきた

のび太の先生「おや、カインドハーテッド・ガンマン。
なにやってるんですか」

のび太顔の少年「あ、先生」

のび太の先生「基地のトラップが全部作動して、パニックがおきています。
鎮圧にあたりなさい」

のび太顔の少年「……」

少年はかんがえた

ポケットを貸してもらうようたのんでも貸してはもらえないだろう

だが…… 貸してもらわないといけない理由をつくれば、どうだろうか
例えば、ポケットの中の道具がなければ、任務を遂行できないぞ、とか

とりあえずやってみよう

のび太顔の少年「そのことなんですけど……
鎮圧をするまえに、ひとつお願いがあるのですが」

のび太の先生「なんですか」

のび太顔の少年「あー…… 実は、その……」



そうだ、弾切れをおこしたってことにしよう
でもって、倉庫にある弾をとりにいくのが難しいからって理由で、
ひみつ道具のひとつ「とりよせバッグ」をかしてもらおう

「とりよせバッグ」があれば必要なものをなんでもとりよせてバッグから取り出せる
そう、そこからポケットを取り出しちゃえばすむはなしだ……

少年はそんな発想がすぐ出てきたことに一瞬おどろいた

改造人間になる前の記憶をうしなったはずの自分が、
ドラえもんのもつひみつ道具の機能をしっているのは、なぜだろう

やはり、自分とドラえもんの間には密接なかんけいがあるのだろうか……



のび太の先生「どうしましたか?」

先生の声で少年はわれにかえった

のび太顔の少年「あ! はい。
実は、ここにくる途中でトラップに対処するために、弾をつかいきってしまったんです。
倉庫へ弾をとりにいかないといけないのですが、トラップだらけでそうもいきませんよね。
だから…… ちょっと貸してほしい秘密道具があるんです」

のび太の先生「そうですか。 どの道具ですか?」



少年は、これはすこしまずいかもな、と思った

というのも、ここで「とりよせバッグ」を借りるにあたって、
先生にその機能を教えて何につかうのかいわなければかしてくれない可能性が高いのだ
ポケットと、そのなかの道具を大事なものとおもっているなら、そうするだろう

機能をしったら、それを利用してポケットをうばわれるのではないかと予想することもできるだろう
そうなれば、何らかの対策をとられてしまうのではないだろうか……?

でも、どの道具をかりるにしてもそれは同じことだろう
しょうがないからここはふつうに借りておこう



のび太顔の少年「『とりよせバッグ』というのを貸してください」

のび太の先生「『とりよせバッグ』ですね。
何に使うものですか?」

のび太顔の少年「遠くにあるものをとりよせるのに使います」

のび太の先生「(……なるほど)」



(つづく)

434ぼて:2012/03/16(金) 14:25:12 ID:wabm/m5E
1にちめ

435ぼて:2012/03/17(土) 11:33:13 ID:wabm/m5E
2にちめ

436ぼて:2012/03/18(日) 11:54:51 ID:wabm/m5E
3にちめ

437ueda ◆CA2XtAZAaM:2012/03/18(日) 17:05:45 ID:RBEr9E5E
【ドラえもん のび太と哀戦士できすぎくん(その29)】

のび太の先生「いいですよ、貸しましょう。
ただし、今ここで使って、すぐかえしてくださいね」

のび太の先生はいったん部屋にひきかえし、
しばらくして「とりよせバッグ」を持って戻ってきた
そして、それをのび太顔の少年にてわたした

少年はバッグに手をつっこみつつ、すこし考える



とりあえず、借りることはできた
しかし、つかったあとすぐ返さなくてはならない
つまり、ポケットをゲットするチャンスは今しかない……

でもここでポケットとりだしちゃったら、先生にとめられるだろう
むりやりぶちのめして逃げる手もあるが、それだと後々めんどうそうだ

どうしたものか……

……そうだ! ポケットをとりだした上で「わすれろ草」をつかおう
「わすれろ草」のにおいをかぐと記憶をうしなってしまうのだ
これを先生につかって、バッグとポケットのことわすれてるうちに逃げよう

また、ひみつ道具の記憶がよみがえってきた……
自分はほかにもいろいろな道具のことを知っているのかもしれない
その記憶をとりもどせれば、きょう力な武器になるだろう



少年は「とりよせバッグ」から四次元ポケットをとりだした

のび太の先生は少年がなにかしようとしていることに気づき、手をうごかした

しかし、少年はそれよりもはやく「とりよせバッグ」を放りすて、
四次元ポケットに手をつっこみ「わすれろ草」をとりだした

のび太顔の少年「くらえ!!」

少年はとりだした「わすれろ草」を先生の鼻につきつけた

のび太の先生「ン!? ……。」

のび太の先生は記憶の一部をうしない、あっけに取られたような顔をしている

のび太の先生「はて、私はなにを……」
のび太顔の少年「(いまだ!!)」

少年は脱兎のごとくにげだした

のび太の先生「あ、カインドハーテッド・ガンマン……!」



ついに少年は四次元ポケットをてにした
あとはこの中からドラえもんをすくえるようなひみつ道具をだせばいい

のび太顔の少年「(やった! やったぞ!!)」

少年は、かわりはてた姿となったドラえもんを見つけた倉庫へむかっていた
そこに、まだ壊していなかった数々のトラップがたちはだかる

少年は銃をかまえて引き金をひいたが、カチッ、と音がなるだけだった
しかも、予備の弾薬もつきていた

さっき、少年は「とりよせバッグ」を借りるための理由として弾切れをおこしたと言ったが、
まさか本当に弾切れになっていたとはおもっていなかったのだった

のび太顔の少年「(そうだ、ポケットから武器を!)」

少年は四次元ポケットに手をつっこみ、大きなけん銃をとりだした

のび太顔の少年「これでもくらえーっ!!」

少年が引き金をひくと同時に、ものすごい轟音がなりひびき、
道をふさぐトラップはすべてふきとんでしまった

そればかりか、壁や天井もぼろぼろになっていた

のび太顔の少年「……。」

直後に落盤がおこって、通路はふさがってしまった
少年は別なルートをさがすことにした

通路をはしりながら、少年はかんがえる

この銃はたしか、「ジャンボガン」だったはずだ
「ジャンボガン」は一撃で戦車をふきとばす、おそるべき銃だ

そういえば……
これをつかってパパとママと……ドラえもんを脅迫してしまった記憶がある

なんでそんなこと覚えてるんだろう……道具そのものとはかんけいない記憶なのに



(つづく)

438ぼて:2012/03/19(月) 12:57:51 ID:dDqQ66Cc
4にちめ

439ぼて:2012/03/20(火) 11:22:29 ID:dDqQ66Cc
5にちめ

440ぼて:2012/03/21(水) 16:22:52 ID:dDqQ66Cc
6にちめ

441ぼて:2012/03/22(木) 17:41:46 ID:dDqQ66Cc
7にちめ

442ueda ◆CA2XtAZAaM:2012/03/22(木) 21:34:49 ID:0zU8P8Us
【ドラえもん のび太と哀戦士できすぎくん(その30)】

のび太顔の少年は迂回路をとおりつつ、倉庫にちかづいていた
しかし、彼の前にたちはだかる者がいた スーツをきた少年と、戦闘機男だった

のび太顔の少年「クリミナル・イズ・ヤスに、頭脳戦艦ハル」

クリミナル・イズ・ヤス「カインドハーテッド・ガンマン。
なぜ俺たちをうらぎり、基地をめちゃくちゃにしようとしたんだ」
頭脳戦艦ハル「これはあきらかな反逆行為だぞ」

のび太顔の少年「ごめんよ。
僕にはどうしてもやらなければいけないことがあるんだ。
そのためにあんな手段を取らせてもらった……」

クリミナル・イズ・ヤス「やらなければいけないこと、だと?」

クリミナル・イズ・ヤスがしゃべっている間に、少年は四次元ポケットの中に手をつっこんでいた
そして彼は「こけおどし手投げ弾」をとりだした

頭脳戦艦ハル「な!? なぜ四次元ポケットをもっている!」

のび太顔の少年「盗ませてもらった!」

少年はそういって、こけおどし手投げ弾を地面にたたきつけた
そして、ものすごい音と光がはなたれた

クリミナル・イズ・ヤスと頭脳戦艦ハルは、ショックですこしの間うごけなくなった

彼らが回復したとき、のび太顔の少年は通路のおくの方へ走りさろうとしていた

頭脳戦艦ハル「逃がすかっ!」

戦闘機男は自分のエンジンをおもいきりふかして、のび太顔の少年をおいかけた
そのスピードは、のび太顔の少年の走るはやさをはるかに上回っていた

戦闘機男はすぐに少年においつき、太い腕で少年をうしろからなぐりつけた

のび太顔の少年「GUBEEEEEEEEEEE!?!?」

少年はすこしふっとび、地面にうつぶせに倒れた

遅れてはしりよってきたクリミナル・イズ・ヤスは少年の手前で小さくジャンプし、
ダウン攻撃をかまそうとした
だが、少年は痛みをこらえつつ横にころがり、その攻撃をかわした

少年はそのままポケットに手をつっこみ、「空気砲」をとりだした
そして、ポケットにつっこんだのとは反対の手にそれをはめた

彼の横にはクリミナル・イズ・ヤスが、前方には頭脳戦艦ハルがいる
少年はまずクリミナル・イズ・ヤスをたおそうとした

のび太顔の少年「ドカン!!」

少年のさけびとともに、空気砲から空気の弾がはなたれてクリミナル・イズ・ヤスをおそった
だが、それと同時に頭脳戦艦ハルも砲撃をしていた

クリミナル・イズ・ヤス「GAHAAAAAAAA!?」
のび太顔の少年「やっ…… AGAAAAAAAAAAAAAA!?!?!?」

腹に空気弾をうけたクリミナル・イズ・ヤスが体をくの字にまげてふっとぶのと、
のび太顔の少年の腕に頭脳戦艦ハルの放ったショットがあたり、
彼の腕がふつうありえない方向にまがってしまったのはほぼ同時であった

頭脳戦艦ハル「だいじな武器が、つかいものにならなくなったな!」
頭脳戦艦ハルは、もだえ苦しむのび太顔の少年にさらなる攻撃をしかけるつもりでいた

少年は、まだうごく方の腕を四次元ポケットにつっこみ、「タケコプター」をとりだした

のび太顔の少年「(い、いちか、ばちかだ……!)」

少年はタケコプターを持った腕を前につきだし、タケコプターのスイッチをいれた
タケコプターのプロペラが回転しはじめ、少年の体を前方の、すこし斜め上へとひっぱっていった

どんどんスピードを増していき、少年は頭脳戦艦ハルとすれちがって通路の奥へすすんでいった

頭脳戦艦ハル「またにげる気か!?」

頭脳戦艦ハルは、少年の方を向こうとしたが、すこし時間がかかった
人間にくらべてあまり小回りがきかないことが彼の弱点であった

頭脳戦艦ハル「ヤス! 後からついてこいよ!」

頭脳戦艦ハルはのび太顔の少年をおいかけた



少年はその後タケコプターを頭につけなおし、最高速度の80km/hで低空飛行していた
そして、ついに倉庫にたどりついたが、そこにドラえもんの残骸はなかった

のび太顔の少年「(かたづけられたか…… となると……)」

ドラえもんはおそらくゴミ捨て場にすてられてしまったのだろう、と少年は考えた
ゴミ捨て場はこの倉庫をでてまっすぐ進めばいけたはずだ

のび太顔の少年「(まっていて、ドラえもん…… もうすぐ助けるから……)」



(つづく)

443ぼて:2012/03/23(金) 17:38:59 ID:dDqQ66Cc
8にちめ

444ぼて:2012/03/24(土) 12:12:29 ID:dDqQ66Cc
9にちめ

445ueda ◆CA2XtAZAaM:2012/03/24(土) 21:23:02 ID:Ljt7TcgE
今回は少々グロ表現あり。注意
―――――――――――――――――――――――――――――――――――
【ドラえもん のび太と哀戦士できすぎくん(その31)】

のび太顔の少年は、ついにゴミ捨て場にたどりついた

ゴミ捨て場は大きな円柱型の穴になっていた
穴はとてもふかく、中には大量にゴミがたまっていたが、
その一部はなぜか階段状につまれていた

少年は穴の上に移動して、ドラえもんをさがしてあたりを見回した

大量のゴミのなかに、彼は青い塊のようなものをみつけた

のび太顔の少年「(まちがいない…… あれだ)」

少年は、ずっと下のほうに見える青い塊のところへ降りていった



降りていった、それもゆっくりとではなく急速に

ひゅーーーどすん、と音をたてて



少年はいっしゅん、何があったのか理解できなかった

だが、全身に激しいいたみが走り、意識をたもつことすら困難な状態であった

彼の口の中には、鉄の味がひろがっていた

彼のタケコプターは、破壊されていた
後ろからおってきた頭脳戦艦ハルの、ねらいすました砲撃で砕かれてしまったのだ



頭脳戦艦ハル「ふん…… 裏切りなんかするから、こうなるんだ」
クリミナル・イズ・ヤス「まだ死んだかどうかわからん。
おれが確認してくるよ」

クリミナル・イズ・ヤスは階段状につみあげられたゴミを利用し、
穴の底をめざしておりていった



少年はひん死の状態であった
だが、その目にはたしかにドラえもんの残骸がうつっていた

自分はもう助からないかもしれない
でも、それでも、ドラえもんだけは

その一心で、少年はさいごの力をふりしぼった

四次元ポケットから「タイムふろしき」をとりだした少年は、ドラえもんの元へ這っていく

そこへクリミナル・イズ・ヤスが降りてきた

クリミナル・イズ・ヤス「やっぱまだ生きてやがったか!」

彼はナイフをとりだし、少年のもとへ歩み寄る

クリミナル・イズ・ヤス「どうせその傷じゃたすからないだろうが、
せっかくだからはやめに楽にしてやる」



クリミナル・イズ・ヤスのナイフが、
消えかかっていたのび太顔の少年の命のともしびをふきけしたのと

のび太顔の少年が、
ドラえもんにタイムふろしきをかけたのとは

ほぼ同時だった



クリミナル・イズ・ヤス「ざまあみやがれ……」

クリミナル・イズ・ヤスは動かなくなった少年を背に、あるきさっていった



(つづく)

446ueda ◆CA2XtAZAaM:2012/03/25(日) 08:50:06 ID:Ljt7TcgE
【ドラえもん のび太と哀戦士できすぎくん(その32)】

ドラえもんには人工的なものであるとはいえ、心があった
だから、生き物の死というのも理解できた

ドラえもんには蓄積されたデータからうまれた疑似的なものとはいえ、直感があった
だから、親友の危機もなんとなくわかった



去っていくクリミナル・イズ・ヤスの後ろで、動くものがあった

それは、自分にかけられていたタイムふろしきをはねのけ、立ち上がった



生まれたままの姿のドラえもんが、そこにいた

体は黄色いし、耳もあるし、声もいつものそれとはちがう



気配に気づいたクリミナル・イズ・ヤスがふりむいた

クリミナル・イズ・ヤス「お、おまえは……!?」

次の瞬間、クリミナル・イズ・ヤスは上方へとふきとんでいた
ドラえもんが彼にアッパーカットをはなったのだ

穴の上でクリミナル・イズ・ヤスを待っていた頭脳戦艦ハルは、
自分の相棒が穴の下からふっとんできて、天井に激突し、はねかえり、
床にたたきつけられたのを見た



ドラえもんは、もの言わぬのび太顔の少年をみた

彼は自分にかけられていたタイムふろしきを手に取ると、それを少年にかけてやった

少年の時間が、みるみるうちにまきもどっていく

その体に命がもどり、キズは消え、
肉体の構造もほんらいのものへと戻っていった



彼は、カインドハーテッド・ガンマンから、野比のび太にもどったのだ



意識をとりもどしたのび太は、目の前にいるものをみた
それはいつか見たことがある、自分のところへくる前のドラえもんの姿だった

改造される前の状態にもどったことで、ふうじられていたのび太の記憶は完全に解放された

四次元ポケットからでてくるいくつものひみつ道具
それらがもたらしたいくつもの出会い、いくつもの冒険、いくつもの思い出

のび太はそのすべてを取り戻していた

いっぽうで改造人間でいた時のことものび太はおぼえていた
タイムふろしきはつつんだ者の時間をまきもどすが、その記憶まではまきもどさないからだ

違和感をかんじていたのは、どこか悲しかったのは、いちばんの親友が死んでしまっていたからだ

通路でのたたかいでドラえもんを傷つけてしまったことも、彼は覚えていた

そして、それ以前にもドラえもんをおしいれにとじこめたり、
ジャンボガンで撃とうとしたりとひどい目にあわせてしまったことも……

のび太「ドラえもん…… ごめん…… いままで……」

ドラえもん「生き返っていきなりあやまらなくたっていいだろ」

のび太「ドラえもん……」

ドラえもん「本当に、よかった…… でも、それより今は……」

上にはまだ頭脳戦艦ハルがいる
クリミナル・イズ・ヤスがあんな事になってしまったから、追撃をかけてくるだろう

ドラえもん「いくぞのび太くん。 まだ戦いはおわってない」

四次元ポケットを腹につけなおしたドラえもんは、武器としてショックガンをのび太にわたした
そして、二人はゴミの山をのぼって穴の上にむかった



(つづく)

447ぼて:2012/03/25(日) 19:36:23 ID:dDqQ66Cc
10にちめ

448ueda ◆CA2XtAZAaM:2012/03/26(月) 08:56:41 ID:Ljt7TcgE
【ドラえもん のび太と哀戦士できすぎくん(その33)】

穴の上には、頭脳戦艦ハルがまちうけていた
また、彼のうしろには、何人もの教員や事務員たちがひかえていた
みな銃をかまえている

頭脳戦艦ハル「……うて!!」
彼のかけごえとともに、頭脳戦艦ハルをふくめた全員が発砲した

ドラえもんは、のび太の前で、仁王立ちをした
銃弾の雨が、ドラえもんにおそいかかる

ドラえもん「クンッ…… ヌアアアアアアアアアアァァァァァァァァ」

無数の銃弾がドラえもんにあたり、そのメッキをはぎとっていった

何発かの銃弾がドラえもんの耳にあたり、それを破壊していった

一発の銃弾がドラえもんの口にとびこみ、彼の声をつかさどるパーツにダメージをあたえた

そして、敵の攻撃がいったんやんだ

ドラえもんは倒れることなく、立っていた

ぼろぼろになった彼の耳が、くずれて落ちた
体のメッキも、背中の部分をのこしてはげてしまっていた

ドラえもん「大丈夫か、のび太くん」
でてきたのはいつもの声だった

頭脳戦艦ハル「第二射、うて!!」
教師と事務員たちは、彼のかけごえとともにふたたび銃を撃とうとした

だが、それより早くドラえもんはうごいた
彼は目にもとまらぬスピードで教師の一人にはしりより、その腕をつかんだ
つかんだまま、その勢いで教師をふりまわし、まわりにいた人々をなぎたおした

教員の一人はおもわぬ攻撃にうろたえながらも、ドラえもんに銃をむけ、銃を連射した
だが、ドラえもんの装甲は銃弾をすべてはじいた

そして、ドラえもんは正拳突きで反撃した
その威力はすさまじく、教員のからだを大きくふっとばして後ろにいた人々までまきぞえにした

教員も事務員もみな戦闘不能になり、後は頭脳戦艦ハルがたっている、もとい飛んでいるだけだった

頭脳戦艦ハル「くそ…… なめるな」
頭脳戦艦ハルは後ろへさがりながら連続で砲撃した

ドラえもん「あれをくらうと危険だ。 のび太くん、なんとか狙いをそらすぞ!」
のび太「わかった!」

ドラえもんとのび太はそれぞれはしりだした
いっぽう頭脳戦艦ハルは、二人にねらいをさだめようとする

ドラえもんは壁をはしったり三角飛びをしたりとトリッキーなうごきをして狙いをかわしていたが、
スポーツが苦手なのび太はそんなことはできず、とりあえずジグザグに走ることしかできなかった

頭脳戦艦ハル「のろまめ! まずはお前からやってやる!」
頭脳戦艦ハルはのび太をまず倒すことにして、彼に狙いをつけた

ドラえもん「かかったな!」
頭脳戦艦ハル「なに!」

ドラえもんは頭脳戦艦ハルが気づかないうちに、彼のうしろに移動していた
のび太を倒そうとして、自分への対処がおろそかになるのをねらったのだ

ドラえもんは、頭脳戦艦ハルをつかみ、バックドロップをしかけた

頭脳戦艦ハル「BUGEEEEEEEEEEEEEEE!?!?!?」
後頭部に大打撃をうけた頭脳戦艦ハルは、気をうしなった

ドラえもん「かったぞ……」

ドラえもんとのび太は一息ついた
そして、タイムふろしきを倒れているクリミナル・イズ・ヤスと頭脳戦艦ハルにそれぞれかけてやった

クリミナル・イズ・ヤスは安雄に、頭脳戦艦ハルははる夫に、それぞれもどった

安雄「のび太にドラえもん! 助けてくれてありがとうな」
はる夫「やっぱり人間のからだが一番だよ」

のび太「後は出来杉とジャイアンにスネ夫、そしてしずかちゃんが改造されていたはずだ。
みんな元にもどして、脱出しなきゃ」

ドラえもん「どこにいるとか、心あたりは?」

安雄「まあ通路のどこかにいるんじゃないかな。
のび太がおこした騒ぎを鎮圧するよういわれていたから」

ドラえもん「そうか。『たずね人ステッキ』使ってさがすしかないかな」



(つづく)

449ぼて:2012/03/26(月) 11:37:10 ID:dDqQ66Cc
11にちめ

450ぼて:2012/03/27(火) 09:39:39 ID:dDqQ66Cc
12にちめ

451ぼて:2012/03/29(木) 15:56:48 ID:dDqQ66Cc
1にちめ

452ぼて:2012/03/30(金) 22:55:18 ID:dDqQ66Cc
2にちめ

453ueda ◆CA2XtAZAaM:2012/03/31(土) 20:13:19 ID:PKMJaPu.
【ドラえもん のび太と哀戦士できすぎくん(その34)】

4人は通路をすすんでいた

途中、いきのこっていた教員や事務員、壊していなかったトラップが襲いかかってきたが
そんなものはドラえもんとのび太にかかればあっというまに打ちのめされてしまうのだった

安雄とはる夫は、これが百戦錬磨の戦士のちからなのかとおどろいた
同時に、そんな彼らがどうしてこんなやつらにつかまってしまったのかとも思った

彼らは安全を確保しては「たずね人ステッキ」をたおし、改造された仲間たちの位置をさぐった
的中率70%の「たずね人ステッキ」だが、それでも何回も使えば信頼性はたかまる



実際、彼らはかつての仲間のひとりに近づきつつあったのだ



そいつは巨大なカプセルの中で、いくつもの太いパイプにつながれていた
カプセルの周りにはふくざつそうな機械がたくさんあった

機械のひとつにモニターがあり、そこには心電図らしきものが写っていた
そこに示される波は、時間とともに小さくなっていた

そこへドラえもんたちがあらわれた

彼らは、カプセルの中身をみあげた
そこにいたのは、巨人―――ギガント・ゴウダだった

ドラえもん「あれは…… 倉庫で僕がたたかったやつだ。
僕はあいつと相討ちになってしまったんだ」

ドラえもんたちは、カプセルの中に入っている巨人の顔をみた
それは、だいぶ凶悪なめつきになっていたものの、ジャイアンの顔であった

のび太「まちがいない。 こいつが改造されたジャイアンだ」
はる夫「このカプセルから出して、タイムふろしきをかけてやろうぜ」

カプセルの開け方がわからないので、ひみつ道具でむりやりあけることにした
といっても、重火器はつかわない

ドラえもん「『万能オープナーひらけゴマ』をつかおう。
これを使えばとびらだろうが宝箱だろうがなんでもひらく」
はる夫「マネマネ銀でできてるのか」
のび太「ちがうとおもうよ。 っていうかカギじゃないし」

「万能オープナーひらけゴマ」をふりかけたことでカプセルはぱっかりと開いた
中のギガント・ゴウダはじぶんの重みでたおれこみ、ぐったりと横たわった

ドラえもん「ずいぶんおとなしいな。 眠っているんだろうか」

彼のようすにすこし気になるところはあったが、
とにかくドラえもんはギガント・ゴウダにタイムふろしきをかけた

そして、ギガント・ゴウダはジャイアンこと剛田武にもどった

ジャイアン「ふう、たすかったぜ! ありがとな。
お前らがきてくれなかったらあぶなかった。 死んじまうところだったよ」

のび太「死んじゃうところだったって…… なにかあったの?」

ジャイアン「ここにいた先生のやつらときたら、
あのパイプからおれのからだに毒をいれて、殺そうとしてたんだ……
くるしかったが身動きがとれなくなっていて、どうしようもなかった」

安雄「毒だって!? なんでそんなこと……」

ジャイアン「おれが自分たちの思い通りにならないからそうしたらしい。
まったく、ろくなこと考えないやつらだぜ!」

はる夫「ホントだよもう。 あいつら僕らをなんだとおもってるんだ」

ドラえもん「そんなやつらにみんなを任せちゃおけないね。
残るしずかちゃんとスネ夫くんと出来杉くんを、はやくたすけないと」

そこに、どこからともなく声がきこえてきた

*「そこまでだ」

一同「!?」

ドラえもんたちは声のする方へふりむいた

そこには、彼らがまだしらない5人の怪人がいた

のび太「ああっ…… きみらは……!
あばら谷くんにズル木くんにガリベンくんにムス子ちゃんに多目くんじゃないか!!」



(つづく)

454ueda ◆CA2XtAZAaM:2012/04/01(日) 08:42:11 ID:RH/n7Sr.
【ドラえもん のび太と哀戦士できすぎくん(その35)】

怪人たちが順番に名乗りをあげた

あばら谷くんらしき少年「ぼくの名は、グラビティ・ランナー。
ぼくにとっては壁も天井も床とおなじようなものだ」

ズル木くんらしき少年「ぼくは、カニング・フェロー。
蓄積されたデータにもとづく戦法をうちやぶれるかな」

ガリベンくんらしき少年「ぼくはジェラス・セカンド。
2番手だからといってなめるなよ……」

ムス子らしき少女「ムス…… 私はバッドテンパー・ガール。
けして笑えぬ女」

多目くんらしき少年「ぼくは、リベンジャー・アンダードッグ。
もうダメなやつだとはいわせない」

のび太「そんな……! きみらまで改造されてしまったのか……!
(というか多目くん、きみは転校したはずじゃ?)」

ジェラス・セカンド「そうさ。
きみの先生が僕らにすばらしいちからを与えてくれたんだ」

カニング・フェロー「もう生き残ってる先生や事務員の方もすくないからな。
ここで終わりにさせてもらうよ」

バッドテンパー・ガール「ムス……! ひっかき殺すぞこのドアホウども」

グラビティ・ランナー「さあ、勝負だ!!」

5人の怪人が、いっせいにドラえもんたちに向かってかけだしてきた

のび太「どうしよう!?」
ドラえもん「考えがある。 まずはムス子ちゃんからなんとかしよう」

ドラえもんはポケットから「表情コントローラー」をとりだした
人の表情をかえてしまうことができる道具だ

ドラえもん「それ!」

ドラえもんは表情コントローラーをバッドテンパー・ガールにむけ、笑顔のボタンをおした
バッドテンパー・ガールははじめはムスっとしたままだったが、やがて口元がほころびだし、
大きな口をあけて大笑いしはじめた

そして、バッドテンパー・ガールの口からコキッと音がした

バッドテンパー・ガール「アワアワ……」

バッドテンパー・ガールのアゴがはずれてしまった音だった

ジャイアン「そうか! アゴをはずれさせたんだな」
安雄「ふだん笑いなれてないからな。 あんなに大笑いしたら……」

カニング・フェロー「……かかったな!」
のび太「え!?」

その時、ドラえもんたちは、急にくるしみはじめた

ジャイアン「うおおお……」
のび太「こ、これはあああ……」

バッドテンパー・ガールの口から、ものすごい口臭がはなたれていた

カニング・フェロー「こんなこともあろうかと、ニンニクやニラなどを大量にくわせておいたのさ……」
リベンジャー・アンダードッグ「ちなみにぼくらは鼻に消臭フィルターをいれてあるからノーダメージだ」

安雄「お、女の子にそんなことさせるなんて……」
はる夫「おまえら人間じゃねえ……おえええ……」
ドラえもん「BUFOAAAAAA!! OEEE、GEBOOOOO!!」

バッドテンパー・ガールの目からはひとすじの涙がながれていたが、だれも気にしてなかった
そうこうしてる間に、次の攻撃がこようとしていた

グラビティ・ランナー「そおれなぶり殺しだ!
僕のグラビティテクニックをみせてやる!!」

グラビティ・ランナーは壁から天井へとかけあがった
そして、天井からジャンプした後くるりと回転して逆向きになり、
そのまま膝から急降下した

グラビティ・ランナー「あばら谷流・爆砕重落下!!」
重力のパワーをえたグラビティ・ランナーの膝がドラえもんの頭をちょくげきした

ドラえもん「NUGYAAAAAAAAAAAAA!?!?!?」
ドラえもんはダウンしてしまった

ジャイアン「くそお、せめてブレスケアかフリスクがあれば!」
はる夫「どっちももってないよ!
そうだ、なにか口臭をけすひみつ道具は……!?」
のび太「におい消しの道具!? ……思いだせない。
こうなったら…… 正攻法でいくしかないか」

のび太は片手で鼻をつまみ、もう片方の手でショックガンをかまえた



(つづく)

455ぼて:2012/04/01(日) 13:23:11 ID:dDqQ66Cc
保守ありがとです
4にちめ

456ぼて:2012/04/02(月) 12:48:20 ID:dDqQ66Cc
5にちめ

457ぼて:2012/04/03(火) 10:33:35 ID:dDqQ66Cc
6にちめ

458ぼて:2012/04/04(水) 12:44:24 ID:dDqQ66Cc
7にちめ

459ueda ◆CA2XtAZAaM:2012/04/04(水) 21:01:39 ID:39WM.A4s
【ドラえもん のび太と哀戦士できすぎくん(その36)】

のび太「どおだ、これでにおいはなんとかなったぞ」

ショックガンをかまえつつのび太は言った

ジェラス・セカンド「そのくらい予想ずみさ。
きゅう覚だけでなく、ちょう覚も攻撃されたらどうなるかな!?」

ジェラス・セカンドは電話の受話器のようなものをてにとった

すると、のび太たちに、それぞれちがった幻聴がきこえはじめた

『のび太、おまえなんか死んじまえ。』
『ジャイアン、おまえなんか死んじまえ。』
『安雄、おまえなんか死んじまえ。』
『はる夫、おまえなんか死んじまえ。』
『ドラえもん、おまえなんか死んじまえ。』

幻聴によって、のび太たちはさらに力がぬけてしまった

安雄「うげげげげげええ……」
ジャイアン「ちきしょう、だめだあ…… おれはもはやただのブタゴリラだ」
はる夫「それはブタゴリラに失礼ってもんだぞ…… ぐええ……」

のび太「ぐにゃあ」

のび太は完全に気力をうしない、のびてしまった
それどころか、とけちゃって、なかばスライム状の生命体と化している

ドラえもん「(なんてやつらだ…… ジャイアンたちはともかくのび太くんが重症だ。
こうなったら…… ムリヤリにでも戦意をひきだすぞ)」

ドラえもんは『赤まむしドリンク』『ハッスルねじまき』『ムードもりあげ楽団』
をポケットからだした

ドラえもんは右手で赤まむしドリンクをのび太の口にそそぎこみつつ、
左手でハッスルねじまきをのび太の背中(スライムになってるけど)につけて、まいた
そんな彼のうしろではムードもりあげ楽団が、気持ちをふるいたたせるような曲をえんそうしている

そして、ドラえもんはダメおしとして、SPのつづく限り精神コマンド『激励』をつかい、
のび太の気力をたかめた

ドラえもんがそんなものおぼえてるかどうかは…… まあこのさい考えまい

そしてスライム化していたのび太は元通りになり、むくりと起き上がったのであった
その体は、ピンク色のオーラにつつまれている

のび太「ウオオオオオオオーーーー」

彼はこどものものとは思えぬひくく重い声で咆吼をあげた
ついでに、目はなぜか白目になっている

ジャイアン「まさか……」
安雄「暴走?」

ドラえもん「なんてこった……パワーをつけすぎてしまった」

のび太はもうれつな勢いで敵にとつげきしていった
そして、ショックガンなんかほうりだして、その二本の腕であばれまわっていた

それはとても凄惨な光景であった

まず、のび太はジェラス・セカンドの頭をひっつかみ、
バッドテンパー・ガールのアゴがはずれて開きっぱなしの口のなかにつっこんだ

ジェラス・セカンドは口臭で失神し、一方バッドテンパー・ガールは窒息した

これはなんとかしなければならないと思ったカニング・フェローは、
リベンジャー・アンダードッグとともにのび太をこうげきした
しかし、のび太はそれをひらりとかわした

だが、カニング・フェローにとってこれは想定内のことであった
のび太がうごいた先の上の天井に、グラビティ・ランナーをまちぶせさせていたのだ

グラビティ・ランナーは爆砕重落下でのび太をこうげきした

爆砕重落下で頭部にちめい的なダメージをおったのび太は、ようやくおとなしくなった
彼は床に横たわり、もしかしたら永遠につづくかもしれない昼寝をはじめた

ドラえもん「(こいつらに勝ったあとで治してやるからな、のび太くん)」

ジャイアン「さあ、これで4対3だ!」
はる夫「精神攻撃もなくなった。 もうおまえらに勝ち目はないぞ!」

カニング・フェロー「なめるなよ。 まだ勝負はこれからだ……」



(つづく)

460ueda ◆CA2XtAZAaM:2012/04/07(土) 19:58:54 ID:TLejDAaU
【ドラえもん のび太と哀戦士できすぎくん(その37)】

ドラえもんたちは数のうえでは有利になった
しかし、敵もてごわいので、油断はできない

ドラえもん「(カニング・フェローの策略がやっかいだ。
まずはあいつからたおすか? いや、そんな考えすらも読まれているかも)」

安雄「(リベンジャー・アンダードッグも他の怪人みたくなにかしら能力をもってるだろうが……
なんなんだろう)」

ジャイアン「おまえら! 足をとめるな!! 考えるよりたたかうんだ!」
思考モードにはいったドラえもんと安雄にむかってジャイアンがさけんだ

カニング・フェロー「へへへ、脳筋らしいばかなかんがえだ。
そんなやつにはぼくらは倒せないなー」

ジャイアン「なんだとおおお!!!」
ジャイアンは頭からゆげをだし、口からは人間にないはずのキバをのぞかせている

カニング・フェロー「……。」
カニング・フェローは腰をおとして、急にだまってしまった

ドラえもん「ジャイアン、あんな挑発にのっちゃだめだ」
はる夫「そうだよ、落ちついて落ちついて」

ジャイアン「……ドガア!!」
ジャイアンはそんなふたりの声を無視して一声ほえると、
カニング・フェローにはしりより、ドロップキックをはなった

カニング・フェロー「いまだ!! サマーソルトキーック!!」

ねらいすましたかのようなサマーソルトキックで、ジャイアンは空中にうちあげられた

そのままカニング・フェローはジャンプして、空中コンボに移行した
しかもあろうことか永久コンボであった

安雄「ちくしょう! やられた!」
はる夫「だから、挑発にのるなといったのに!!」

ドラえもん「(このチーム戦で永久コンボとは…… あまいな!!)」

ドラえもんは空気砲をとりだし、うでにはめると、カニング・フェローに狙いをさだめてぶっぱなした

しかし、はなたれた空気弾がとどくまえに、カニング・フェローはコンボをやめ、
天井をけって弾をかわした

ドラえもんは、落下するジャイアンをうけとめるべく移動しようとした

だが、ジャイアンの上の天井に、グラビティ・ランナーが移動してきていた

グラビティ・ランナーはすぐさま爆砕重落下をはなった

爆砕重落下はジャイアンの腹にちょくげきした
そのまま、グラビティ・ランナーはジャイアンごと地上に急降下していく

ドラえもんはジャイアンをうけとめようと出していた腕を、
とっさに上にむけた

これで、空気砲をうてば、それをうけたジャイアンが横にふっとんで、たすかるかもしれない

だが、友達をうつことなどドラえもんにはできなかった

ドラえもん「(だめだ、やられる……!)」

そのとき、ドラえもんの横からなにかがとんできた
飛びげりの体勢にはいった安雄であった

安雄「よせええええ!!」

安雄のキックが、ドラえもんをつきとばした

そして、そこにジャイアンとグラビティ・ランナーがふってきた

安雄はつぶれて、おせんべいになってしまった

ドラえもん「安雄!!」

安雄はちからつきてしまったようで、へんじをしなかった

グラビティ・ランナー「ふん……これで2VS3だ」
グラビティ・ランナーはジャイアンの頭にけりをいれつつ言った

リベンジャー・アンダードッグ「さあ、どうするかな?」

はる夫「ドラえもん、これはやばいよ!」
ドラえもん「あわてるな、パニックになったら負けだ。
ぼくがなにか作戦をかんがえる。 いまは相手のこうげきをどうにかしのぐんだ」

そうはいったものの、ドラえもん自身もとくになんのアイデアもうかんでいなかった

カニング・フェロー「そろそろおしまいにしようか!!」

カニング・フェローが地上から、グラビティ・ランナーが天井から同時にせまりくる



(つづく)

461ぼて:2012/04/07(土) 21:53:55 ID:dDqQ66Cc
課題で多忙になってしまった
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4にちめ

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14にちめ

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15にちめ

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19にちめ

495ぼて:2012/05/13(日) 11:01:47 ID:dDqQ66Cc
20にちめ

496ueda ◆CA2XtAZAaM:2012/05/13(日) 20:12:16 ID:uMMMAhwQ
最近書けてなくてすまない……

本家海板もよろしくおねがいします

497ぼて:2012/05/14(月) 14:52:09 ID:dDqQ66Cc
21にちめ
定期テストの為、暫く中断します。

498ぼて:2012/05/18(金) 13:45:07 ID:dDqQ66Cc
今日から復帰
22にちめ

499ueda ◆CA2XtAZAaM:2012/05/19(土) 08:40:01 ID:8ImxyNEk
【ドラえもん のび太と哀戦士できすぎくん(その38)】

カニング・フェローが下から、グラビティ・ランナーが上からやってくる
ドラえもんはその様子をみて、かんがえた

ドラえもん「(ぼくをはさみこんで、2人がかりのコンボにもちこむ気か。
いいぞ、乗ってやろうじゃないか。 ただし……)」

そこまで考えてドラえもんははしりだした

カニング・フェローはかがんで、目の前にきたドラえもんにアッパーをはなった
その威力はすさまじく、ドラえもんのおもい体が宙にふっとんだ

カニング・フェロー「いまだ!」
グラビティ・ランナー「おう!! 爆砕重落下!!」

カニング・フェローはいったん着地したのちサマーソルトキックをはなち、
グラビティ・ランナーはひざを下にむけて急降下した

ドラえもん「……あまい!! ドカーン!」

ふたりの攻撃があたるまえに、ドラえもんは空気砲をうち、その反動で攻撃をかわした

カニング・フェローは一瞬くやしがった
しかし、つぎの瞬間、なにかやわらかいものを足でつぶしてしまったような感覚をおぼえた

カニング・フェローはふとグラビティ・ランナーの方をみた
すると、グラビティ・ランナーの顔がすごいことになっていた

かれの顔はまっかになっていて、あちこちで血管がうきだし、汗がたれながしになっていた
みけんにおもいきりシワをよせていて、眉はハの字、目はたがいちがいで涙もたれながし状態
しかも歯をむきだしにしていた

そして、カニング・フェローは気づいた
自分のはなったサマーソルトキックが、グラビティ・ランナーのキ○タマをつぶしてしまっていたことに

カニング・フェロー「(あいつ、僕らをはめやがった……)」

気づいたときにはもうおそいのだ

攻撃をかわしたドラえもんは続けてカニング・フェローに空気砲をうちまくった

ドラえもん「ドカン! ドカーン!!」

カニング・フェロー「(しまっ……!!)」

空気砲の直撃をあびたカニング・フェローはかべまでふっとばされ、力尽きた
そして、グラビティ・ランナーもゆかにおちて、動かなくなった



リベンジャー・アンダードッグ「のこるは、僕ひとりか」
それほど目立ったかつやくもしていなかったリベンジャー・アンダードッグが言った

ドラえもん「2VS1だ。 もう君にかちめはない。
たたかいをやめるんだ」
はる夫「そーだそーだ」

リベンジャー・アンダードッグ「そういうわけにはいかない……」

リベンジャー・アンダードッグはトンファーをとりだし、装備した

リベンジャー・アンダードッグ「ぼくはバカにされつづけてきた……
まえの学校の人たちにも…… 今いる学校の人たちにも……」

そういってリベンジャー・アンダードッグははしりだした
彼はドラえもんをトンファーでたおそうとおそいかかる

しかし、リベンジャー・アンダードッグの攻撃ははる夫にふせがれた
はる夫のおなかにトンファーがめりこんでいる

ドラえもん「はる夫くん!!」
はる夫「うぐぐ…… なめる、なよ!!」

はる夫は腹の肉をフル活動させてトンファーをはねかえした
リベンジャー・アンダードッグは体勢をくずしてよろめく

はる夫「ドラえもん…… 僕らのなかでいちばんつよいのはおまえだ。
おまえさえ立っていれば勝ち目はある。
だから、ぼくは命にかえてもおまえを守ってみせる!」

はる夫はそういって、体勢をくずしたリベンジャー・アンダードッグにたいあたりをしかけた
リベンジャー・アンダードッグはそれをくらってふっとび、床にたおれる

はる夫「まだまだぁ!!」

はる夫はリベンジャー・アンダードッグに馬乗りになり、マウントパンチをはなった
そして、どっかの格ゲーのようにこのまま無限になぐりつづけて勝とうとおもっていた

だが、現実はそこまであまくはなかった



(つづく)

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569ぼて:2012/07/29(日) 11:47:23 ID:AyLwEr96
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583ぼて:2012/08/14(火) 11:00:32 ID:YcUCFR/2
1にちめ

584ueda ◆CA2XtAZAaM:2012/10/06(土) 19:21:13 ID:1wciseos
ラストまでの展開が定まったので続き書きます
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【ドラえもん のび太と哀戦士できすぎくん(その39)】

はる夫は、腹のあたりにとつぜん大きな衝撃をかんじた

はる夫「GUBEEEEEEEEEEEE!?!?!?」

はる夫は高くふきとばされ、天井にげきとつし、おっこちてくる

ドラえもん「はる夫くんが!?」

ドラえもんははる夫をうけとめようとかけだした
が、次の瞬間、ドラえもんはなぜか空中にふっとんでしまった

そして、そのままドラえもんは壁やら天井やら床やらにたたきつけられまくった

ドラえもん「GA! GI! GU! GE! GOOOOOOOOO!?!?!?」

叩きつけられるだけ叩きつけられ、ドラえもんは床によこたわった

しかし、すぐにたちあがった

ドラえもん「多目くん、その、力は……」

リベンジャー・アンダードッグ「ふっふふ……
『E・S・P訓練ボックス』による、特訓のせいかさ……!!」

はる夫「な、なんだ……それ……」
くちから血をながしながら、はる夫がたずねる

ドラえもん「超能力をみにつけられるひみつ道具さ…… おおかた、ぼくのポケットからうばって使ったんだろう。
だが……あれは3年のしゅぎょうが必要なはずだ!!」

リベンジャー・アンダードッグ「ドラえもん……
精神と時の部屋というものを、しってるかな……!?」

ドラえもん「ま、まさか……」

リベンジャー・アンダードッグ「『狂時計(マッド・ウォッチ)』をつかったのさ……
あれをつかえば、かぎられた空間の時間の流れをかえることができる!
わずかな時間でも、超能力をマスターできるのさ!!」

ドラえもん「く……」

リベンジャー・アンダードッグ「そこのデブは、もう戦えないみたいだな。
のこるはお前だけだ……!」

リベンジャー・アンダードッグは、トンファーをはずして、
かわりにケンカでぜったい負けなくなる『チャンピオングローブ』をつけると、
突然ドラえもんのめのまえから消えた

ドラえもんが敵をみつけようとあたりをみまわしていると、背後にリベンジャー・アンダードッグがあらわれた
そして、強烈なアッパーカットをはなった

ドラえもん「HAGYAAAAAAAAAAAAAAAAAA!?!?!?!?」

ドラえもんが天井に達しようとしたところで、またリベンジャー・アンダードッグがあらわれて、
ドラえもんを思い切りなぐりつけた

その後も、ドラえもんがふっとび、その先にリベンジャー・アンダードッグがワープしてぶんなぐる、
ということが延々とくりかえされた



はる夫は、ダメージがおおきく、うごけずにいた

はる夫「(だめだ、このままじゃ…… ドラえもんが、死んでしまう。
なにか手は……)」

はる夫は、うすれゆく意識のなか、あるものをみつけた

のび太がほうりすてたショックガンだった

はる夫「(あれを、使うしかない……!)」

はる夫は、力をふりしぼり、ショックガンのところまで這っていった

そして、しばらくして、彼は何とかショックガンをつかみとった

はる夫は、リベンジャー・アンダードッグに狙いをさだめようとする

しかし、リベンジャー・アンダードッグはテレポートをくりかえすため、なかなかうまくいかない

はる夫「(どこかに、どこかにスキはないのか!)」



いっぽう上空のリベンジャー・アンダードッグは、ドラえもんを攻撃しつつも、
はる夫が自分をねらっていることにきづいていた

リベンジャー・アンダードッグ「(なまいきな奴め。 つぶしてやる)」

そのとき、ちょうどドラえもんは、はる夫の真上の位置にいた

リベンジャー・アンダードッグはハンマーパンチで、ドラえもんをたたきおとした

リベンジャー・アンダードッグ「二人とも、しねえええええええ!!!」

585ueda ◆CA2XtAZAaM:2012/10/06(土) 19:43:35 ID:1wciseos
たたき落とされたドラえもんが、はる夫めがけてふってくる

はる夫「(ドラえもんもろとも、ぼくをしとめようってか。
だが…… この勝負、ぼくの勝ちだ!!)」

はる夫は、ねがえりをうち、ショックガンの引き金をひいた

ショックガンからはなたれた閃光が、リベンジャー・アンダードッグに命中した

リベンジャー・アンダードッグ「GUAAAAAA!?!?」

リベンジャー・アンダードッグはしびれて、床におちた



そして、ドラえもんははる夫の真横に落下した
さすがにかなりダメージがたまってきているのか、すぐには起きあがれなかった

はる夫「ドラえもん、たってくれ…… あいつをおさえるなら、今しかないぞ……」

ドラえもん「ああ…… すまない、はる夫くん……」

はる夫の声にこたえ、ドラえもんはたちあがった

ドラえもんはたおれているリベンジャー・アンダードッグに近寄り、タイムふろしきをかけようとした……
ところでリベンジャー・アンダードッグはおきあがった

ドラえもん「まだやる気か! もうやめろ!!」

リベンジャー・アンダードッグ「い、いや、だ……
ぼくは、もう…… 負けるのは…… いやなんだ……!!」

そういって、彼はふところからレバーが3つついた板をとりだした

ドラえもん「それは、『いいとこ選択しボード』!」

『いいとこ選択しボード』は、ルックス、頭のよさ、力をかえられるひみつ道具だ
しかし、高められるのはどれか1つだけで、1つを高めると、ほかが低くなってしまう

リベンジャー・アンダードッグ「ぼくに力をよこせ!! 力以外は、なにもいらない!!!」

リベンジャー・アンダードッグは、『いいとこ選択しボード』の「P」のレバーをおもいっくそあげた

すると、彼の皮膚が、腐敗したり、くずれおちたりしはじめた

つづけて、彼の細い手足がみるみるうちに太くなり、血管もうきでてきた
服もやぶけ、上半身がはだかになった

リベンジャー・アンダードッグは、たちまち、ネメシス第2形態みたいな姿になってしまった

リベンジャー・アンダードッグ「ガオオオオオオオオオオオオオ!!!」

リベンジャー・アンダードッグは、ものすごい叫びをあげた
あまりのものすごさに、衝撃波がでて、ドラえもんとはる夫はふっとんでしまった

はる夫「ば、バケモノだ……!?」

ドラえもん「頭のよさとルックスを、すべて力にまわしたんだ……
おそらく今の多目くんの頭にあるのは、僕らをたおすことだけだ!」

クリーチャーと化したリベンジャー・アンダードッグはものすごいスピードではしりよってきた
ドラえもんが反応できないほどの速さだった

猛スピードでつっこんできたリベンジャー・アンダードッグははる夫の首根っこをつかみ、
彼をドラえもんになげつけてきた

ドラえもんはなんとかはる夫を受け止めたが、
つぎの瞬間にはリベンジャー・アンダードッグの巨大な拳がせまってきているのに気づいた

ドラえもんははる夫を横へほうりだし、自分も反対方向にころがって、パンチをかわした
リベンジャー・アンダードッグが拳をひっこめると、命中したところがおおきくへこんでいた

ドラえもんがおきあがろうとすると、リベンジャー・アンダードッグは大きく息をすいこんだ
そして、口から消化液をはなってきた

ドラえもん「MIGYAAAAAAAAAAAAAAAA!?!?!?!?」

消化液をかぶったドラえもんは、装甲がとけて、あちこち機械がむきだしの状態になってしまった

ドラえもん「(ま、まずい……! もう一度これをくらったら……!!)」

次のこうげきをしようと、リベンジャー・アンダードッグはせまってくる……



(つづく)


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