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一日一回書き込むスレ

448ueda ◆CA2XtAZAaM:2012/03/26(月) 08:56:41 ID:Ljt7TcgE
【ドラえもん のび太と哀戦士できすぎくん(その33)】

穴の上には、頭脳戦艦ハルがまちうけていた
また、彼のうしろには、何人もの教員や事務員たちがひかえていた
みな銃をかまえている

頭脳戦艦ハル「……うて!!」
彼のかけごえとともに、頭脳戦艦ハルをふくめた全員が発砲した

ドラえもんは、のび太の前で、仁王立ちをした
銃弾の雨が、ドラえもんにおそいかかる

ドラえもん「クンッ…… ヌアアアアアアアアアアァァァァァァァァ」

無数の銃弾がドラえもんにあたり、そのメッキをはぎとっていった

何発かの銃弾がドラえもんの耳にあたり、それを破壊していった

一発の銃弾がドラえもんの口にとびこみ、彼の声をつかさどるパーツにダメージをあたえた

そして、敵の攻撃がいったんやんだ

ドラえもんは倒れることなく、立っていた

ぼろぼろになった彼の耳が、くずれて落ちた
体のメッキも、背中の部分をのこしてはげてしまっていた

ドラえもん「大丈夫か、のび太くん」
でてきたのはいつもの声だった

頭脳戦艦ハル「第二射、うて!!」
教師と事務員たちは、彼のかけごえとともにふたたび銃を撃とうとした

だが、それより早くドラえもんはうごいた
彼は目にもとまらぬスピードで教師の一人にはしりより、その腕をつかんだ
つかんだまま、その勢いで教師をふりまわし、まわりにいた人々をなぎたおした

教員の一人はおもわぬ攻撃にうろたえながらも、ドラえもんに銃をむけ、銃を連射した
だが、ドラえもんの装甲は銃弾をすべてはじいた

そして、ドラえもんは正拳突きで反撃した
その威力はすさまじく、教員のからだを大きくふっとばして後ろにいた人々までまきぞえにした

教員も事務員もみな戦闘不能になり、後は頭脳戦艦ハルがたっている、もとい飛んでいるだけだった

頭脳戦艦ハル「くそ…… なめるな」
頭脳戦艦ハルは後ろへさがりながら連続で砲撃した

ドラえもん「あれをくらうと危険だ。 のび太くん、なんとか狙いをそらすぞ!」
のび太「わかった!」

ドラえもんとのび太はそれぞれはしりだした
いっぽう頭脳戦艦ハルは、二人にねらいをさだめようとする

ドラえもんは壁をはしったり三角飛びをしたりとトリッキーなうごきをして狙いをかわしていたが、
スポーツが苦手なのび太はそんなことはできず、とりあえずジグザグに走ることしかできなかった

頭脳戦艦ハル「のろまめ! まずはお前からやってやる!」
頭脳戦艦ハルはのび太をまず倒すことにして、彼に狙いをつけた

ドラえもん「かかったな!」
頭脳戦艦ハル「なに!」

ドラえもんは頭脳戦艦ハルが気づかないうちに、彼のうしろに移動していた
のび太を倒そうとして、自分への対処がおろそかになるのをねらったのだ

ドラえもんは、頭脳戦艦ハルをつかみ、バックドロップをしかけた

頭脳戦艦ハル「BUGEEEEEEEEEEEEEEE!?!?!?」
後頭部に大打撃をうけた頭脳戦艦ハルは、気をうしなった

ドラえもん「かったぞ……」

ドラえもんとのび太は一息ついた
そして、タイムふろしきを倒れているクリミナル・イズ・ヤスと頭脳戦艦ハルにそれぞれかけてやった

クリミナル・イズ・ヤスは安雄に、頭脳戦艦ハルははる夫に、それぞれもどった

安雄「のび太にドラえもん! 助けてくれてありがとうな」
はる夫「やっぱり人間のからだが一番だよ」

のび太「後は出来杉とジャイアンにスネ夫、そしてしずかちゃんが改造されていたはずだ。
みんな元にもどして、脱出しなきゃ」

ドラえもん「どこにいるとか、心あたりは?」

安雄「まあ通路のどこかにいるんじゃないかな。
のび太がおこした騒ぎを鎮圧するよういわれていたから」

ドラえもん「そうか。『たずね人ステッキ』使ってさがすしかないかな」



(つづく)


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