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一日一回書き込むスレ

454ueda ◆CA2XtAZAaM:2012/04/01(日) 08:42:11 ID:RH/n7Sr.
【ドラえもん のび太と哀戦士できすぎくん(その35)】

怪人たちが順番に名乗りをあげた

あばら谷くんらしき少年「ぼくの名は、グラビティ・ランナー。
ぼくにとっては壁も天井も床とおなじようなものだ」

ズル木くんらしき少年「ぼくは、カニング・フェロー。
蓄積されたデータにもとづく戦法をうちやぶれるかな」

ガリベンくんらしき少年「ぼくはジェラス・セカンド。
2番手だからといってなめるなよ……」

ムス子らしき少女「ムス…… 私はバッドテンパー・ガール。
けして笑えぬ女」

多目くんらしき少年「ぼくは、リベンジャー・アンダードッグ。
もうダメなやつだとはいわせない」

のび太「そんな……! きみらまで改造されてしまったのか……!
(というか多目くん、きみは転校したはずじゃ?)」

ジェラス・セカンド「そうさ。
きみの先生が僕らにすばらしいちからを与えてくれたんだ」

カニング・フェロー「もう生き残ってる先生や事務員の方もすくないからな。
ここで終わりにさせてもらうよ」

バッドテンパー・ガール「ムス……! ひっかき殺すぞこのドアホウども」

グラビティ・ランナー「さあ、勝負だ!!」

5人の怪人が、いっせいにドラえもんたちに向かってかけだしてきた

のび太「どうしよう!?」
ドラえもん「考えがある。 まずはムス子ちゃんからなんとかしよう」

ドラえもんはポケットから「表情コントローラー」をとりだした
人の表情をかえてしまうことができる道具だ

ドラえもん「それ!」

ドラえもんは表情コントローラーをバッドテンパー・ガールにむけ、笑顔のボタンをおした
バッドテンパー・ガールははじめはムスっとしたままだったが、やがて口元がほころびだし、
大きな口をあけて大笑いしはじめた

そして、バッドテンパー・ガールの口からコキッと音がした

バッドテンパー・ガール「アワアワ……」

バッドテンパー・ガールのアゴがはずれてしまった音だった

ジャイアン「そうか! アゴをはずれさせたんだな」
安雄「ふだん笑いなれてないからな。 あんなに大笑いしたら……」

カニング・フェロー「……かかったな!」
のび太「え!?」

その時、ドラえもんたちは、急にくるしみはじめた

ジャイアン「うおおお……」
のび太「こ、これはあああ……」

バッドテンパー・ガールの口から、ものすごい口臭がはなたれていた

カニング・フェロー「こんなこともあろうかと、ニンニクやニラなどを大量にくわせておいたのさ……」
リベンジャー・アンダードッグ「ちなみにぼくらは鼻に消臭フィルターをいれてあるからノーダメージだ」

安雄「お、女の子にそんなことさせるなんて……」
はる夫「おまえら人間じゃねえ……おえええ……」
ドラえもん「BUFOAAAAAA!! OEEE、GEBOOOOO!!」

バッドテンパー・ガールの目からはひとすじの涙がながれていたが、だれも気にしてなかった
そうこうしてる間に、次の攻撃がこようとしていた

グラビティ・ランナー「そおれなぶり殺しだ!
僕のグラビティテクニックをみせてやる!!」

グラビティ・ランナーは壁から天井へとかけあがった
そして、天井からジャンプした後くるりと回転して逆向きになり、
そのまま膝から急降下した

グラビティ・ランナー「あばら谷流・爆砕重落下!!」
重力のパワーをえたグラビティ・ランナーの膝がドラえもんの頭をちょくげきした

ドラえもん「NUGYAAAAAAAAAAAAA!?!?!?」
ドラえもんはダウンしてしまった

ジャイアン「くそお、せめてブレスケアかフリスクがあれば!」
はる夫「どっちももってないよ!
そうだ、なにか口臭をけすひみつ道具は……!?」
のび太「におい消しの道具!? ……思いだせない。
こうなったら…… 正攻法でいくしかないか」

のび太は片手で鼻をつまみ、もう片方の手でショックガンをかまえた



(つづく)


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