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ミニラノベ祭りのようです
28
:
(゚、゚トソン驚異なる胸囲のようです
:2012/12/18(火) 00:03:48 ID:f7GdLveg0
( ゚∀゚)「……」
(゚、゚トソン「……」
( ゚∀゚)「経理部の都村さん、だよね?」
(゚、゚トソン「はい……」
( ゚∀゚)「悪いけど俺、巨乳じゃないとダメなんだ」
( ゚∀゚)「だからBカップの君とは付き合えない」
(゚、゚トソン「……そう、ですか」
( ゚∀゚)「なんかごめんね」
(゚、゚トソン「いえ、気にしないで下さい。それより、あの、明日のプレゼン頑張って下さいね」
( ゚∀゚)「あ、ああ。じゃあ、お疲れ様」
(゚、゚トソン「はい、では」
( ゚∀゚)「うん、また」
(゚、゚トソン「……」
(゚、゚トソン「……はぁ、帰りますか」
29
:
(゚、゚トソン驚異なる胸囲のようです
:2012/12/18(火) 00:04:30 ID:f7GdLveg0
(゚、゚トソン(ただいまっと)
(゚、゚トソン「はぁ……」
(゚、゚トソン(身長は無駄にあるのに、どうして胸は育たなかった……)
(゚、゚トソン(神さま、もしもいるのならどうか私を巨乳に)
(゚、゚トソン「……」
(‐、‐トソン「……」
30
:
(゚、゚トソン驚異なる胸囲のようです
:2012/12/18(火) 00:05:12 ID:f7GdLveg0
♪アサダヨー アサダヨー
(´、`トソン「うーん……、もう朝ですか……」
(´、`トソン(昨日のことを思うと、胸が重い)
(゚、゚トソン「……んん?」
(゚、゚トソン「というか、なんだか物理的に重いような」
(゚、゚;トソン「……って、ぎゃあああ!! なんだこの物体は!?」
(゚、゚;トソン「揺れる! 揺れてる!」
(゚、゚;トソン「……お、落ち着きましょう、私!」
(゚、゚トソン「……」
(゚、゚トソン「……胸が」
(゚、゚;トソン「あの頼りなかった私の胸が、一晩で脂肪の塊になってる……」
31
:
(゚、゚トソン驚異なる胸囲のようです
:2012/12/18(火) 00:05:58 ID:f7GdLveg0
(゚、゚トソン「……」
(゚、゚トソン(……D? いや、それ以上あるんでしょうか?)
(゚、゚*トソン「……」
(゚、゚トソン「あっ! それより、早く出社の支度しなければ!」
(゚、゚トソン(パンをトーストする間に着替えて、っと……)
(゚、゚トソン「ぬぬぬ、ブラがキツい……」
(゚、゚;トソン(ホック留められな……、あっ、なんとかいけました)
(゚、゚トソン(とすると、シャツも……)
32
:
名も無きAAのようです
:2012/12/18(火) 00:06:16 ID:arWQCkK60
支援といこう
33
:
名も無きAAのようです
:2012/12/18(火) 00:06:29 ID:ce8uBvyQ0
_ ∩
( ゚∀゚)彡 おっぱい!おっぱい!
⊂彡
34
:
(゚、゚トソン驚異なる胸囲のようです
:2012/12/18(火) 00:06:41 ID:f7GdLveg0
(゚、゚トソン「……」
(゚、゚トソン「これは厄介なことになりましたね……」
(゚、゚*トソン「……えへへ」
チンッ
(゚、゚トソン「おっ、トースター君、ナイスタイミング」
(゚、゚トソン(帰りにサイズの合ったのを買わないといけませんね)
(゚、゚トソン「しかし、私の身にいったい何が」
(゚、゚;トソン「あっ、まさか、昨日の願いごとが……」
(゚、゚トソン「……」
(゚、゚;トソン「うおっ! もう、こんな時間ですか、行きましょう!」
35
:
名も無きAAのようです
:2012/12/18(火) 00:07:09 ID:yzUBuRB.0
支援支援
36
:
(゚、゚トソン驚異なる胸囲のようです
:2012/12/18(火) 00:07:50 ID:f7GdLveg0
(゚、゚トソン「……」
ξ゚⊿゚)ξ「……」
(*゚ー゚)「……」
(゚、゚*トソン(うおお、道行く貧乳どもの羨望の眼差しが突き刺さってくる)
(゚、゚トソン(地獄とは他人のことだ、なんてサルトルの戯曲にありましたけど)
(゚、゚*トソン(今の私には他人の視線が心地良い……)
(゚、゚トソン(ふっふっふ、見たいだけ見るがよい)
(゚、゚トソン「おはようございます」
( ゚д゚ )「おはようございます」
(゚、゚トソン(心なしか守衛さんの視線も胸に……)
o川*゚ー゚)o「トソちゃん、おはよー」
(゚、゚トソン「あ、キュー。おはよう」
o川;゚ー゚)o「……」
(゚、゚トソン「どうかしました?」
37
:
(゚、゚トソン驚異なる胸囲のようです
:2012/12/18(火) 00:08:48 ID:f7GdLveg0
o川;゚ー゚)o「キュー、朝からお疲れかも、幻覚が見える……」
(゚、゚トソン「あ、これですか。現実ですよ、キュー」
o川;゚ー゚)o「いやいや、昨日まで確かにそこはのっぺりしてたのに……」
(゚、゚トソン「ええ、おかげで、ブラがキツくてキツくて」
o川*゚ー゚)o「シリコンとかじゃないよね?」
(゚、゚トソン「良かったら触ります? ほら、本物ですよ」
o川*゚ー゚)o「いや、遠慮しとくよ……、キューには自前の胸があるし」
( ・∀・)「都村さん、素直さん、おはよう」
o川*゚ー゚)o「おはようございます。……じゃ、トソちゃん、またあとで!」
(゚、゚トソン「ええ。モララーさん、おはようございます」
( ・∀・)「さっそくなんだけど、第2倉庫の伝票で……」
(゚、゚トソン「はい……」
(゚、゚トソン「……」
38
:
(゚、゚トソン驚異なる胸囲のようです
:2012/12/18(火) 00:09:45 ID:f7GdLveg0
……………
………
…
(゚、゚トソン(3時……、今頃ジョルジュさんはプレゼンですか)
(゚、゚トソン(……)
(゚、゚トソン(まあ、外見で人を見る輩に未練なんてありませんし)
(゚、゚;トソン(……なぜか人のバストサイズ把握してましたし)
(゚、゚トソン「……」
(゚、゚トソン(さっさと忘れましょう)
(゚、゚トソン「……」
39
:
名も無きAAのようです
:2012/12/18(火) 00:10:27 ID:arWQCkK60
( ゚∀゚)o彡゚ おっぱい!おっぱい!
40
:
(゚、゚トソン驚異なる胸囲のようです
:2012/12/18(火) 00:10:29 ID:f7GdLveg0
……………
………
…
(゚、゚トソン(よし、業務終わり)
o川*゚ー゚)o「おーい、トソちゃん、おつかれさまー」
(゚、゚トソン「お疲れさまです、キュー」
o川*゚ー゚)o「ねえねえ、このあとブラ買いに行くんでしょ? キューも手伝うよ!」
(゚、゚トソン「いえいえ、大丈夫ですよ」
o川*゚ー゚)o「まあまあ、もとから巨乳の私がいた方が何かと役立つよ〜」
(゚、゚トソン(むっ)
41
:
(゚、゚トソン驚異なる胸囲のようです
:2012/12/18(火) 00:11:28 ID:f7GdLveg0
(゚、゚トソン「いいえ、一人でできますから」
o川*゚ー゚)o「そう? じゃあ、駅まで一緒に帰ろー」
(゚、゚トソン「課長に提出する書類があるので、先に帰っていてください」
o川*゚ー゚)o「……わかった。じゃあ、明日ね」
(゚、゚トソン「はい」
(゚、゚トソン「……」
(゚、゚トソン(……巨乳が、偉かったりでもするんでしょうかね)
(゚、゚トソン(5分くらい時間潰して帰りましょう)
(゚、゚トソン(本当はそんな書類なんてありませんし……)
42
:
(゚、゚トソン驚異なる胸囲のようです
:2012/12/18(火) 00:12:32 ID:f7GdLveg0
( ゚д゚ )「お疲れ様です」
(゚、゚トソン「はい、お疲れ様です」
(゚、゚トソン(外は雨ですか)
(゚、゚トソン(折りたたみ傘、持ってて良かった)
(゚、゚トソン「あっ、キュー……」
(゚、゚トソン(さっきあの子、傘持ってなかったな)
(゚、゚トソン「……」
(゚、゚トソン(走れば、まだ……)
(゚、゚トソン「……」
(゚、゚;トソン(胸が重い、なんて、走りにくい……)
43
:
(゚、゚トソン驚異なる胸囲のようです
:2012/12/18(火) 00:13:13 ID:f7GdLveg0
(゚、゚;トソン「……ハァッ、ハァッ」
(゚、゚トソン(……バカな意地を張って、変な嫉妬をして)
( 、 トソン(大切な友人を、私は……)
(゚、゚トソン「……」
(゚、゚トソン(ああ、厄介なことになってたのは、胸なんかじゃなかった)
(゚、゚;トソン(本当に厄介だったのは、私の頭じゃないですか!)
( 、 トソン「こんなことなら……、始めから胸なんてっ!」
o川*゚ー゚)o
(゚、゚;トソン「あっ、キュー!」
o川*゚ー゚)o「あれっ、トソちゃん」
44
:
(゚、゚トソン驚異なる胸囲のようです
:2012/12/18(火) 00:13:57 ID:f7GdLveg0
(゚、゚トソン「ハァ、ハァ……」
(゚、゚トソン「……風邪、引きますよ」
o川;゚ー゚)o「トソちゃんもほんとに傘差してきたの? ずぶ濡れじゃん」
(゚、゚トソン「入ってください」
o川*゚ー゚)o「折りたたみ傘に二人は無理だよ」
(゚、゚トソン「いいですから」
o川;゚ー゚)o「う、うん」
(゚、゚トソン「……」
o川*゚ー゚)o「……」
(゚、゚トソン「……あの、やっぱりブラ選び、ついてきてくれませんか」
45
:
(゚、゚トソン驚異なる胸囲のようです
:2012/12/18(火) 00:14:55 ID:f7GdLveg0
o川*゚ー゚)o「……」
(゚、゚;トソン「……」
o川*゚ー゚)o「やっぱりキューの助けが必要だったか! もう、素直にそう言えばいいのにー」
(゚、゚トソン「……その、ごめんなさい。元から胸の大きいキューに、なぜか嫉妬しちゃって……」
o川*゚ー゚)o「よし、いま過去になった! 雨に流そう!」
(゚、゚トソン「……不思議ですね、私の胸が小さかったときは微塵も思わなかったのに」
o川*゚ー゚)o「さっ、早く行かないとお店しまっちゃうよ」
(゚、゚トソン「……キュー」
(゚、゚トソン「あと、フられたので愚痴も聞いてください……」
o川;゚ー゚)o「ええっ!? 初耳だよ!?」
(゚、゚トソン「おいおい話します」
o川*゚ー゚)o「じゃ、まずは下着を買って、それからとことん飲、……って、あれ?」
(゚、゚トソン「どうしました?」
46
:
名も無きAAのようです
:2012/12/18(火) 00:15:55 ID:U/S4YvTM0
ギャグかと思いきや
47
:
(゚、゚トソン驚異なる胸囲のようです
:2012/12/18(火) 00:15:59 ID:f7GdLveg0
o川;゚ー゚)o「あのー、言いづらいんだけど……」
(゚、゚トソン「へ?」
o川;゚ー゚)o「その、いつものトソちゃんになってるというか……」
(゚、゚トソン「何を言ってるんですか? 私は私ですよ」
o川;゚ー゚)o「ゴホッ……、バス、ゴホッ、バストのあたりとか」
(゚、゚トソン「えっ?」
o川;゚ー゚)o「……」
(゚、゚:トソン「……む、胸がない」
o川*゚ー゚)o「……」
(゚、゚トソン「……」
(゚、゚;トソン「……か、神様、わ、私の胸を返せえええ!!」
o川*゚ー゚)o「……」
o川;゚ー゚)o「今日は深酒になりそうだ……」
おわり
48
:
名も無きAAのようです
:2012/12/18(火) 00:16:35 ID:yzUBuRB.0
乙!!
次、投下するぜ
49
:
名も無きAAのようです
:2012/12/18(火) 00:16:58 ID:MSPfi8660
おつ! トソンの浮かれっぷりがいいねww
50
:
名も無きAAのようです
:2012/12/18(火) 00:17:05 ID:ce8uBvyQ0
乙ぱい!
51
:
名も無きAAのようです
:2012/12/18(火) 00:17:52 ID:arWQCkK60
乙ぱい!乙ぱい!
52
:
名も無きAAのようです
:2012/12/18(火) 00:18:02 ID:f7GdLveg0
http://blog-imgs-55-origin.fc2.com/m/z/k/mzkzboon/boonpic2_418.jpg
このイラストからでした、ありがとう!
53
:
名も無きAAのようです
:2012/12/18(火) 00:18:31 ID:GnsIvqeo0
乙!巨乳になって調子乗っちゃうトソン可愛い
そして支援!
54
:
名も無きAAのようです
:2012/12/18(火) 00:18:34 ID:lE3s90Js0
乙ぱい!
55
:
名も無きAAのようです
:2012/12/18(火) 00:19:40 ID:yzUBuRB.0
>>48
感想抜けてた!
トソン可愛すぎるだろ…
俺がもらっていきたい
56
:
ミニラノベ
:2012/12/18(火) 00:20:53 ID:yzUBuRB.0
(;'A`)「兄者!滑り台から落ちてって聞いたぞ!生きてるか!?」
_
( ゚∀゚)「お、思ったよりは大丈夫そうだな」
( ^ω^)「まったくだお!心配したんだお!」
( ´_ゝ`)「おー、お見舞いありがとう」
真っ白な病室の真っ白なベットの上で兄者が笑う。
兄者の友人たちは、わらわらと近寄りその無事を確かめた。
_
( ゚∀゚)「馬鹿だよなwwwなんであんなところから落ちたんだよ」
( ^ω^)「本当だお。骨にヒビ入っただけ良かったお」
( ´_ゝ`)「どうりでそんなに痛くなかったわけか。折れてると思ってた」
('A`)「で、教えろよ。あの滑り台で何してたんだよ」
( ´_ゝ`)「まあ待て、焦るな。ちゃんと教えてやっから」
まるで今から大切な話をするとでも言うように、真面目な声色で兄者は語り始めた。
57
:
名も無きAAのようです
:2012/12/18(火) 00:21:55 ID:yzUBuRB.0
例の公園。
ニューソク高校近くの公園だな。
あそこに馬鹿デカイ滑り台があるのは、皆知ってると思う。
ジャングルジムと合わさったような滑り台だおね。
そう、その通りだ。何でも高さは五メートルあるらしいぞ。
昨日、お前らと別れた後さ、学校にDS忘れたことに気付いたんだ。
それで慌てて取りに戻ったんだけど、その途中に例の公園前を通ったわけだ。
いつもは公園なんか気にも留めないはずなのに、その日はどうしてかチラッと公園に目をやってな。
そしたら、滑り台の上に誰か一人で立ってたんだ。
少し遠かったけど、それが俺たちの高校の制服を着てることが分かった。
しかも女子な。
で、見に行ったのか?
もちろん。滑り台の上に、しかも一人で立ってるんだぜ?気になるだろ?
そんでゆっくり近づいたんだ。
誰がいたと思う?
勿体ぶんなよ、兄者。
だから焦るなってば。
まあいいや。
そこにいたのは、我が校のアイドル、津出デレだったんだ。
デレのおっぱいはデカイ!
時に落ち着け、ジョルジュ。
それでだ。
結構近くまで寄って行ったんだけど、デレの方は俺に気付いてない様子だった。
そして俺はあることに気付いたんだ。
その時、全身が震えたね。
いてもたってもいられなくなって、俺は音を立てないようにジャングルジムの部分から登り始めた。
あともうすぐ。
あと一歩で真実を知ることが出来ると思った。
58
:
名も無きAAのようです
:2012/12/18(火) 00:22:47 ID:yzUBuRB.0
「兄者くん、だよね?」
真実を知ることで頭がいっぱいになっていた俺は、気付いてなかったんだ。
デレが俺の存在に気付いていることに。
「今頃気づいても遅いよ?」
http://blog-imgs-55.fc2.com/m/z/k/mzkzboon/boonpic2_422.png
くるりとデレが振り向いた。
一瞬目が合った。凄い笑顔なはずなのに、俺の背筋は恐ろしい程冷えていったのが分かった。
それと同時だったかな。浮遊感を覚えたのは。
でも最後に神は俺を見放さなかった。
突風が吹いたんだ。
正直、死んでも後悔しないと思ったね。
http://blog-imgs-55.fc2.com/m/z/k/mzkzboon/3m8XK.jpg
59
:
名も無きAAのようです
:2012/12/18(火) 00:23:50 ID:yzUBuRB.0
('A`)「で!何色だったんあべしっ」
掴みかからん勢いで食いついてきたドクオがぶっ飛んだ。
ζ(゚ー゚*ζ「素敵なお話をしてるようだけど…わたしも仲間に入れてもらえないかな?」
(;´_ゝ`)「デ、レ…」
(;^ω^)「おー…あ、兄者!僕はこれでお暇するお!」
ζ(゚ー゚*ζ「逃がさないよ?内藤くん」
( ゚ω゚)「ドゥエルッ」
ブーンにデレの華麗なるチョークスリーパーが決まる。
_
( ゚∀゚)「隙あり!!」
いつのまにやら後ろに回り込んだジョルジュがデレの胸を揉みしだいた。
ζ(゚ー゚*ζ
デレは無言の玉蹴りを繰り出し、病室に三つの屍が転がることになった。
60
:
名も無きAAのようです
:2012/12/18(火) 00:25:11 ID:arWQCkK60
おっぱいとは罪深きものよ・・・
61
:
名も無きAAのようです
:2012/12/18(火) 00:25:32 ID:yzUBuRB.0
(;´_ゝ`)「あの…その…」
ζ(゚ー゚*ζ
(;´_ゝ`)「マジですみませんでした」
無言の圧力に負け、ベッドの上で土下座した。
ヒビの入った足なんか気にしない。
死ぬよりマシだ。
津出デレのルックスは、ずば抜けて良い。
街を歩けば、皆が皆振り返ることだろう。
そう見た目は良いのだ、見た目だけは。
彼女は怒りっぽい性格で、どこにそんな力があるのかリンゴくらい簡単に握りつぶせる程の怪力の持ち主なのだ。
それを知らずに近寄った犠牲者は星の数だけいることだろう。
そんなデレであるから、校内で彼女に近づくような男はまずいない。
たまにジョルジュのような無謀な挑戦者もいるようではあるが。
62
:
名も無きAAのようです
:2012/12/18(火) 00:26:34 ID:yzUBuRB.0
(;´_ゝ`)「本当にすみませんでした。出来心だったんです。
もうこのようなことは二度としません。お願いです。命だけはお助けを」
シーツに頭を擦りつけながら何度も謝罪と命乞いを繰り返す。
ζ(゚、゚*ζ「もう…別に殺しまではしないわよ」
(;´_ゝ`)「本当に?」
ζ(゚、゚*ζ「今日だって、突き落としたのはやり過ぎだったかなって思って、お見舞いに来ただけのつもりだったし」
(;´_ゝ`)(よ、よかった…)
あからさまにホッとしたのも束の間。
ζ(゚ー゚*ζ「殺しはしないよ、半殺しまでだよ」
ζ(゚ー゚*ζ「人に話した罰は償わなきゃね」
デレは花が咲いたようににこりと笑った。
63
:
名も無きAAのようです
:2012/12/18(火) 00:26:46 ID:MSPfi8660
しえしえ
64
:
名も無きAAのようです
:2012/12/18(火) 00:28:19 ID:yzUBuRB.0
それから一時間後。
l从・∀・;ノ!リ人「な、なにが起きたんじゃー!」
お見舞いに来た妹者が目にしたのは、死屍累々と"黒レース"というダイイングメッセージだった。
スカートから覗く神秘、のようです 終わり
65
:
名も無きAAのようです
:2012/12/18(火) 00:29:06 ID:ce8uBvyQ0
パン乙! パン乙!
66
:
名も無きAAのようです
:2012/12/18(火) 00:29:36 ID:GnsIvqeo0
乙wwwデレつえー!!
67
:
名も無きAAのようです
:2012/12/18(火) 00:29:53 ID:U/S4YvTM0
使い方うめぇw
乙!
68
:
名も無きAAのようです
:2012/12/18(火) 00:30:00 ID:pzwX9izk0
乙乙
黒レースはいいものだ
デレさんかっけぇ…ジョルジュもかっけぇ
>>47
キュート一人称がキューってのがしっくり来たよ
トソンもかわいかったありがとう!
69
:
名も無きAAのようです
:2012/12/18(火) 00:30:10 ID:I9wlK.NI0
乙乙
デレさんマジこわいっす
70
:
名も無きAAのようです
:2012/12/18(火) 00:30:34 ID:byboAwBI0
こういう自分に正直すぎるジョルジュが羨ましいわ
71
:
名も無きAAのようです
:2012/12/18(火) 00:30:54 ID:lE3s90Js0
乙!
ジョルジュさんが猛者すぎるww
72
:
名も無きAAのようです
:2012/12/18(火) 00:31:00 ID:f7GdLveg0
おつー!
なんというエロい下着を身につけてたんだ……
というかダイイングメッセージって、死んでるじゃないかw
73
:
名も無きAAのようです
:2012/12/18(火) 00:34:30 ID:MSPfi8660
おつー! 語り部分もどきどきする
じゃあ投下! しちゃうよ!
74
:
名も無きAAのようです
:2012/12/18(火) 00:35:02 ID:CMy9KlIw0
しかしなぜデレはパンツが見られるようなところにいたのか…
もしや暴力系ツンデレ?
75
:
名も無きAAのようです
:2012/12/18(火) 00:35:19 ID:MSPfi8660
私はあなたを手に入れた。
.
76
:
名も無きAAのようです
:2012/12/18(火) 00:36:01 ID:MSPfi8660
ζ(゚ー゚*ζ傍にいるようです( ´_ゝ`)
.
77
:
名も無きAAのようです
:2012/12/18(火) 00:36:44 ID:MSPfi8660
ζ(゚ー゚*ζ( ´_ゝ`)
いつだって、あなたは傍にいてくれる。
ζ(゚ー゚*ζ「今日も楽しかったね。ふふ、弟者と妹者の顔、見た?」
( ´_ゝ`)「ああ、みたさ」
ζ(゚ー゚*ζ「弟者ったら、本当面白い人だよね」
( ´_ゝ`)「……」
帰り道、兄者と話しながら歩く。
学校だと見られちゃうから、二人っきりにならないと話せないの。
でも寂しくはない。
こうやって一緒に居られるんだもん。
.
78
:
名も無きAAのようです
:2012/12/18(火) 00:38:02 ID:GnsIvqeo0
支援
79
:
名も無きAAのようです
:2012/12/18(火) 00:38:08 ID:MSPfi8660
ζ(゚ー゚*ζ「兄者とは全然違う顔するよね。それがいいんだけど」
( ´_ゝ`)「弟者は、駄目だ」
ζ(゚ー゚*ζ「ふふ、分かってるよー。兄者があんな顔見せるの、私だけだものね?」
( ´_ゝ`)「ああ」
http://blog-imgs-55-origin.fc2.com/m/z/k/mzkzboon/boonpic2_422.png
「私もこんな顔するの、兄者にだけなんだから」
.
80
:
名も無きAAのようです
:2012/12/18(火) 00:38:54 ID:MSPfi8660
( ´_ゝ`)「……しってる」
ああ、楽しい。
何て幸福な時間。
( _ゝ )「デレが、」
素敵な顔。素敵な声。
家族思いで、鈍感で、私にだけの顔を見せてくれる兄者。
.
81
:
名も無きAAのようです
:2012/12/18(火) 00:39:39 ID:MSPfi8660
( %_ゝ゜)「あの時、そうやって笑った」
.
82
:
名も無きAAのようです
:2012/12/18(火) 00:39:47 ID:yzUBuRB.0
しえしえ
83
:
名も無きAAのようです
:2012/12/18(火) 00:40:24 ID:MSPfi8660
忘れられない。
あの時の、兄者の顔。
私しか知らない。
私だけの、あの表情。
http://blog-imgs-55-origin.fc2.com/m/z/k/mzkzboon/3m8XK.jpg
「 え ? 」
.
84
:
名も無きAAのようです
:2012/12/18(火) 00:40:50 ID:yzUBuRB.0
うああああ
85
:
名も無きAAのようです
:2012/12/18(火) 00:41:16 ID:MSPfi8660
ζ(゚ー゚*ζ「だって、あの時から私だけのものになったんだもの」
嬉しくて嬉しくて堪らなかった。
( _ゝ゜)「きっと、ころしてやる」
ζ(^ー^*ζ「……ふふ」
.
86
:
名も無きAAのようです
:2012/12/18(火) 00:41:43 ID:arWQCkK60
きゃああああああああああ
87
:
名も無きAAのようです
:2012/12/18(火) 00:42:06 ID:MSPfi8660
あなたは今も気付かない。
だけどそんな鈍さも、もう許してあげる。
ずぅっと私に近くにいるってことに、気づいてないあなた。
ねえ、大好きよ?
今日も兄者は私の傍にいる。
.
88
:
名も無きAAのようです
:2012/12/18(火) 00:42:11 ID:U/S4YvTM0
oh…
89
:
名も無きAAのようです
:2012/12/18(火) 00:42:52 ID:GnsIvqeo0
なんとなくそんな気はしたけどわあああああ
90
:
名も無きAAのようです
:2012/12/18(火) 00:43:45 ID:MSPfi8660
以上
使用作品
No.6
http://blog-imgs-55-origin.fc2.com/m/z/k/mzkzboon/boonpic2_422.png
No.12
http://blog-imgs-55-origin.fc2.com/m/z/k/mzkzboon/3m8XK.jpg
丸被りして迷ったけど! 投下したかったんだああああ
91
:
名も無きAAのようです
:2012/12/18(火) 00:43:54 ID:U/S4YvTM0
お……怨念が(ry
上手いな。数レスでまとめてあって綺麗。乙
92
:
名も無きAAのようです
:2012/12/18(火) 00:45:27 ID:pzwX9izk0
病みデレもいいな……怖いけど
おつ
93
:
名も無きAAのようです
:2012/12/18(火) 00:45:51 ID:GnsIvqeo0
乙乙
なんでか兄デレってアブノーマルというか普通じゃないイメージなんだよな…
94
:
名も無きAAのようです
:2012/12/18(火) 00:45:59 ID:f7GdLveg0
おつですー!
最近デレちゃん、狂気の固まりに見えてきた
95
:
名も無きAAのようです
:2012/12/18(火) 00:46:02 ID:arWQCkK60
乙!
俺も投下するぞおおおおお!!
さっくりしたものを
96
:
名も無きAAのようです
:2012/12/18(火) 00:46:18 ID:U/S4YvTM0
兄デレというと夏に恋する思い出すなぁ
97
:
名も無きAAのようです
:2012/12/18(火) 00:46:57 ID:GnsIvqeo0
支援するぞおおおおお!!
98
:
名も無きAAのようです
:2012/12/18(火) 00:47:03 ID:arWQCkK60
( ´∀`)ふんふん♪ふふん♪
テクテクテクテク
(゚、 ゚トソン あ、兄さん
( ´Д`)!?
( ´Д`)お前、馬鹿かモナー!
(゚、 ゚トソン 何がですか?
( ´Д`)冬の家の中とはいえ、年頃の女の子がブラジャーせずに服を着て
乳首立ってるのが丸分かりじゃかいかモナー!!!!
( ´∀`)妙な兄妹の苦難のようです(゚、 ゚トソン
99
:
名も無きAAのようです
:2012/12/18(火) 00:47:53 ID:arWQCkK60
( ´∀`)という事に一週間前に気が付いたモナ
(゚、 ゚トソン まあ、そんなに前からですか
( ´∀`)そんな兄ちゃんの迫真の演技何点だったモナ?
(゚、 ゚トソン 85点といったところでしょうか?
( ´Д`)惜しい、あと1点でハム点だったのに・・・
( ´∀`)とりあえず、アマゾンで適当に買っておいたからそろそろ届くはずだモナ
ピンポーン!
(‘_L’)ちわー宅配便でーす
(゚、 ゚トソン 届いたようですね
( ´∀`)代金は兄ちゃんが払っとくからさっさと試着してくるモナ
(゚、 ゚トソン はい、わかりました
100
:
名も無きAAのようです
:2012/12/18(火) 00:49:13 ID:arWQCkK60
(゚、 ゚トソン とは言ったもののブラジャーの付け方など皆目見当が付かないのですが・・・
|扉|<説明書付きのも注文したから探してみるモナ!
(゚、 ゚トソン どれでしょう?
(゚、 ゚トソン あ、ありました
|扉|<サイズはC〜Eを取り揃えたモナ!
(゚、 ゚トソン はあ・・・?兄さん?
|扉|<衛生兵、どうしたモナ
(゚、 ゚;トソン これは厄介ですね
http://blog-imgs-55-origin.fc2.com/m/z/k/mzkzboon/boonpic2_418.jpg
|扉|<衛生兵、応答するモナ!
(゚、 ゚トソン とりあえずEのブラジャーを着てみたのですが、説明書通りに締まらなくって・・・
|扉|<トゥルルルル・・・アパーム!F、F持ってこーい!
101
:
名も無きAAのようです
:2012/12/18(火) 00:50:14 ID:arWQCkK60
( ´∀`)という訳でFカップを持っているであろう肉屋の姉ちゃん連れてきたモナ
('、`;川 あんたねえ、肉屋だから巨乳って発想そろそろ止めなさいよ
( ´Д`)まさか、Fカップ持ってないモナ!?おばちゃんもあんなに巨乳なのに!?
('、`*川 いや、まあ持ってきたんだけどさあ・・・
( ´∀`)ほ〜ら、やっぱり肉屋に生まれた運命なんだモナ
(゚、 ゚トソン 不躾な兄がすみません
('、`*川 良いのよ〜こいつは昔からこうだから
それよりあたしのお古になるけど良いのかな?
(゚、 ゚トソン はい、私は特にこだわりは無いので
( ´∀`)心配ご無用!既にF〜Gをアマゾンで発注済だモナ
それまでの繋ぎと言う事で親御さんによろしく!
('、`*川 相変わらずねえその態度と行動力、まあいいけど
さっさと試着してみましょ!
('、`*川 さっ男は出てっ・・・
|扉|<さあ、早く妹のクーパー靭帯を守るモナ!
102
:
名も無きAAのようです
:2012/12/18(火) 00:50:50 ID:MSPfi8660
兄さん苦労してんなw しえん
103
:
名も無きAAのようです
:2012/12/18(火) 00:51:27 ID:GnsIvqeo0
無駄に行動力あるなモナー
104
:
名も無きAAのようです
:2012/12/18(火) 00:51:29 ID:arWQCkK60
('、`*川 しっかし、あいつも言ってる通り、よく今までその胸でブラ着けなかったわね〜
(゚、 ゚トソン そう?なんですか?
('、`*川 ちゃんとしたブラ着けてないと、簡単にうちのお婆様もといアフリカの
民族みたいな乳になっちゃうわよ
(゚、 ゚トソン それは自然体で良いという事なのでは?
('、`;川 むう、今時それじゃモテないよ〜
(゚、 ゚トソン なるほど、じゃあ兄さんは私をモテさせる為にブラジャーを着けろとうるさいのですね
|扉|<残念!無念!また来年!
('、`*川 ええっと今のを意訳すると・・・
( ´∀`)それは違うモナ、他の男連中にくそぅあとちょっとで!と思わせたいそれだけモナ
そんでこの前のコロッケ美味かったモナ!来年ちゃんとツケは払うモナ
('、`*川 って感じね、利子10%つけるから覚悟しておけ!
|扉|<電話相談だけなら無料だから良いモナ!
(゚、 ゚トソン 伊藤さん、こんな感じで良いでしょうか
('、`*川 おお、良いんじゃない?
105
:
名も無きAAのようです
:2012/12/18(火) 00:52:40 ID:arWQCkK60
( ´∀`)つ|扉|ガラッ!
('、`*川 まだ開けるのが早い!
(゚、 ゚トソン 何がですか?
('、`;川 着るのも早い!?
( ´∀`)おおう!これで妹の乳首を服の上から見ることも無くなるモナ!
( ´∀`)そして妹のクーパー靭帯よ!永遠に引力に逆らい続けるのだ!!
('、`*川 何を大仰な、んじゃあ私はこれで帰るわよ
店の手伝いもあることだし
( ´∀`)ま〜た純然たる豚さんの注文かモナ?
('、`*川 昨日はメンチカツ500個と豚カツ300枚、利益出るから良いんだけどね
まあ、そういうことで
(゚、 ゚トソン お世話になりましたー
( ´∀`)世話になったモナー
106
:
名も無きAAのようです
:2012/12/18(火) 00:52:51 ID:pzwX9izk0
ペニサスと肉屋さんが似合いすぎて支援
107
:
名も無きAAのようです
:2012/12/18(火) 00:53:42 ID:arWQCkK60
数日後
( ´∀`)さっさどうぞ我が家に
( ・∀・)へーここがモナの家かー
( ФωФ)お手頃感が染み渡っているような家であるな
( ´∀`)はやくこっちにくるモナー!
( ・∀・)はいはい
テクテクテクテク
(゚、 ゚トソン あ、兄さんとそのお友達、こんにちは
( ・∀・)あ、こんにちは
( ´∀`)・・・
(´∀` )・・・
( ФωФ)何であるか?
108
:
名も無きAAのようです
:2012/12/18(火) 00:54:43 ID:arWQCkK60
( ´∀`)・・・
(゚、 ゚トソン どうしました?兄さん
( ´∀`)任務完了モナー!
(;・∀・)え?
(;ФωФ)む?
( ´∀`)二人とも今日はご苦労さんだモナー!
寄り道せずに帰れ!
(;・∀・);ФωФ)えええええええ!?!?
(゚、 ゚トソン 何もお出し出来ませんで、すみません
( ´∀`)さ〜て!来週のモナエさんは〜!
完
109
:
名も無きAAのようです
:2012/12/18(火) 00:57:02 ID:arWQCkK60
ええ・・・以上になります・・・
110
:
名も無きAAのようです
:2012/12/18(火) 00:57:08 ID:MSPfi8660
見覚えのある単語が
おつ!
111
:
名も無きAAのようです
:2012/12/18(火) 00:57:16 ID:pzwX9izk0
おつ
モララーとロマ可哀想にww
モナーとトソンの兄妹っていいな!
お手頃感が染み渡っているような家ってのが妙に合ってるわ
112
:
名も無きAAのようです
:2012/12/18(火) 00:58:32 ID:GnsIvqeo0
乙!
全然似てないけど上手いことかみ合ってる兄妹で良いな
このマイペースなモナー好きだわ
113
:
名も無きAAのようです
:2012/12/18(火) 00:59:49 ID:yzUBuRB.0
乙!!
モララーとロマwwww
114
:
名も無きAAのようです
:2012/12/18(火) 01:00:46 ID:yzUBuRB.0
よし、寝る前にもういっこ投下するわ!
115
:
名も無きAAのようです
:2012/12/18(火) 01:01:48 ID:Aq0cQTV2O
おつー!
このすっとぼけた兄弟はなんなんだw
面白かったw
116
:
名も無きAAのようです
:2012/12/18(火) 01:02:04 ID:yzUBuRB.0
('e')「おい、そこのお前!」
爪'ー`)y-「怪我したくなかったら止まりな」
( ´_ゝ`)「俺のこと?」
爪'ー`)y-「お前以外、他に誰がいる?」
ぐるりと見渡しても目に入るのは、高く積まれたゴミばかりだ。
そんなゴミ山の中、一人の青年と彼に銃口を向ける男が二人。
('e')「その右手の義手と右足の義足。
1軍・流石兄者で間違いはないな」
男の一人が青年を指さす。
兄者と言われた青年は"1軍"という言葉に、ああ、と一つ頷き理解する。
( ´_ゝ`)「そちらさんは2軍、かな?
二人とも銃持ってるけど、それが武器?」
爪'ー`)y-「俺たちのことなんかどうだっていいんだよ。
1軍の最弱さん?」
('e')「今の俺たちはあんたの命しか興味がないからな」
117
:
名も無きAAのようです
:2012/12/18(火) 01:02:12 ID:MSPfi8660
あとvipも復活してるっぽいよお知らせ
118
:
名も無きAAのようです
:2012/12/18(火) 01:02:56 ID:MSPfi8660
おっとすまん支援
119
:
名も無きAAのようです
:2012/12/18(火) 01:03:25 ID:GnsIvqeo0
支援
120
:
名も無きAAのようです
:2012/12/18(火) 01:04:08 ID:yzUBuRB.0
( ´_ゝ`)「ふむ」
兄者が考えるように顎をさする。
( ´_ゝ`)「俺のことを知って戦いを挑むんだな?」
爪'ー`)y-「もちろん。
逃げるしか能のない最弱のお前を殺して俺が1軍に入るんだよ」
('e')「そんであんたの死体でも使って、弟も始末しよう。
そうすれば、俺の分の席も空くしな」
( ´_ゝ`)「なるほどなるほど。
俺を殺して弟者も殺すか…。
まぁ、そう上手くはいかんと思うが」
('e')「うっせえな!さっさと死ね!」
男が発砲する。
放たれた弾丸は氷を纏い、更に威力を増して兄者に襲いかかった。
121
:
名も無きAAのようです
:2012/12/18(火) 01:05:18 ID:yzUBuRB.0
( ´_ゝ`)「ほう、当たれば死ねるな」
弾丸が胸を貫かんとした、その時。
(;'e')「な、なんだと!?」
弾丸は、兄者を守るように飛んできた鉄板によって遮られた。
( ´_ゝ`)「そう、俺は最弱だよ。
女の子よりも体力ない自信あるし、能力だってどこでも使えるわけじゃない」
( ´_ゝ`)「もし、あんたらが俺の能力をちゃんと知っていたなら。
ここが何もない場所だったら、俺は負けてたね」
( ´_ゝ`)「折角だから最期にあんたたちに俺のとっておき、見せてやるよ」
( ´_ゝ`)「おいで、FMVたん」
122
:
名も無きAAのようです
:2012/12/18(火) 01:06:42 ID:yzUBuRB.0
兄者が言葉を発すると、三人を囲むゴミ山から耳障りな音が響き始めた。
錆びた鉄板、曲がった釘、ボルト等が兄者の元へ集まっていく。
不意に恐怖を覚えた二人は、ありったけの弾を兄者へ放つ。
一方は氷の、もう一方は炎の弾丸だが、どれもゴミ山から飛んでくる鉄クズに防がれてしまう。
二人の弾丸が尽きた頃、兄者がトンっと地面を蹴った。
爪;'ー`)y-「なんの…冗談だよ……そりゃあ…」
爪;'ー`)y-「そんなもん出せるなんて聞いてねーぞ!!!」
宙に浮かぶは、巨大な魚。
その上に兄者が座っている。
魚は目をギョロギョロと動かし、鉄板の皮膚が鈍く光る。
http://blog-imgs-55.fc2.com/m/z/k/mzkzboon/vp102080.jpg
( ´_ゝ`)「可愛いだろ?
ぱっと見た感じ鉄クズから出来てるなんて想像もつかなくね?」
兄者がへらりと笑い、茫然と立ち尽くしている二人を見下ろす。
( ´_ゝ`)「これが格の違いだよ、2軍ども」
魚が口を開ける。
眩い光が彼らを包んだ。
123
:
名も無きAAのようです
:2012/12/18(火) 01:06:48 ID:arWQCkK60
支援といこう
124
:
名も無きAAのようです
:2012/12/18(火) 01:07:31 ID:yzUBuRB.0
( ^ω^)「おいすー」
('A`)「よう、兄者」
( ´_ゝ`)「おう、ブーンにドクオじゃないか」
('A`)「兄者が力使ってるなんて珍しいな」
( ^ω^)「本当だお!疲れるからって使わないくせに」
( ´_ゝ`)「いやー、2軍の連中に絡まれてな」
( ^ω^)「そうだとしてもだお!いつもは逃げるじゃないかお」
('A`)「だよな。戦わないから"最弱"なんて言われるんだぜ?
今日はどういう風の吹きまわしだ?」
( ´_ゝ`)「んー…気分?」
(;'A`)「気分て」
( ^ω^)「まあ、兄者らしいっちゃあ、らしいおね」
大昔、国々が幾度も戦争を繰り返していた頃。
ここ、VIP国は多くの人体実験・生物兵器開発を行ってた。
それが原因なのか、いつの頃からかそこに住む人々の中に、特殊能力を身に付けた者たち――Templater――が現れ始めた。
戦争が終わってもなお、彼らはその力を持って争い続けた。
今では多少なり落ち着きを取り戻しつつはあるが、争いが無くなったわけではない。
それは、Templaterたちを1軍から3軍に分けているためであろう。
強いものから1軍に所属し、力関係を表している。
また、上のクラスになればなるほど、VIPでの待遇は良くなるのだ。
そのため、先程のような上位クラスの席を巡る争いが続いている。
125
:
名も無きAAのようです
:2012/12/18(火) 01:08:49 ID:yzUBuRB.0
( ´_ゝ`)「そういや、こんなゴミ山に何か用でもあったのか?」
( ^ω^)「弟者に頼まれたんだお。兄者がまた絡まれてるって」
( ´_ゝ`)「あー…今さっきのか。あいつが来れば良いのに。悪いな、わざわざ」
('A`)「弟者は弟者で10人くらいに絡まれてたからな」
(;´_ゝ`)「またか!全く血の気が多い奴だな」
( ^ω^)「まあ僕たちの用事も無くなったし、さっさと帰ろうお」
( ´_ゝ`)「そうだ、折角だから俺のFMVたんに乗せてやるよ」
( ^ω^)「おっおっおっ、じゃあよろしく頼むお!」
('A`)「そいつ硬いから尻が痛くなるんだよなぁ」
( #´_ゝ`)「ドクオ!FMVたんの悪口は許さんぞ!」
二人が兄者の後ろに跨ると、鉄の魚は優雅に空を泳ぎゴミ山を後にした。
Templaterのようです 終わり
126
:
名も無きAAのようです
:2012/12/18(火) 01:11:02 ID:pzwX9izk0
乙
連載で読みたい気分
FMVたんが予想外だったよ
127
:
名も無きAAのようです
:2012/12/18(火) 01:11:19 ID:yzUBuRB.0
以上です。
ミセリとトソンはそろそろAAテンプレ1に昇格しても良いと思うんだ
128
:
名も無きAAのようです
:2012/12/18(火) 01:14:57 ID:GnsIvqeo0
乙乙
兄者は無能な振りしてできる奴ってのがよく似合うなー
FMVたんで吹きそうになった
129
:
名も無きAAのようです
:2012/12/18(火) 01:15:43 ID:cyem.2jQ0
乙!
FMVたんいいな なんかすごく好きなかんじだ
130
:
名も無きAAのようです
:2012/12/18(火) 01:15:52 ID:InolG/m60
おつっつ
VIPの方も一応復活?したっぽいよーと報告
131
:
名も無きAAのようです
:2012/12/18(火) 01:16:16 ID:HQCmBs2IO
乙
わくわくするね!もっと読みたい
そんじゃギャグ投下しマウス
132
:
名も無きAAのようです
:2012/12/18(火) 01:18:07 ID:GnsIvqeo0
しえーん
133
:
名も無きAAのようです
:2012/12/18(火) 01:18:48 ID:HQCmBs2IO
(゚、 ゚トソン「困りました」
(゚、 ゚トソン「いつも通りに出社準備をして」
(゚、 ゚トソン「化粧をして」
(゚、 ゚トソン「朝食をとって」
(゚、 ゚トソン「そして靴を履こうと屈んだら」
(゚、 ゚トソン「ブラのホックが弾けとんでしまうなんて」
(゚、 ゚トソン はじける巨乳のようです
http://boonpict.run.buttobi.net/up/log/boonpic2_418.jpg
134
:
名も無きAAのようです
:2012/12/18(火) 01:20:30 ID:arWQCkK60
おっぱあああああい!
135
:
名も無きAAのようです
:2012/12/18(火) 01:20:34 ID:HQCmBs2IO
(゚、 ゚トソン「困りましたね」
(゚、 ゚トソン「何が困ったっていうと、替えがないんですよね」
(゚、 ゚トソン「このサイズとなると、普通の店では売ってないですし」
(゚、 ゚トソン「可愛いのもなかなかないのです」
(゚、 ゚トソン「ちなみにいつもネットで買っています」
(゚、 ゚トソン「よって出社途中に買うことは出来ないですね」
(゚、 ゚トソン
(゚、 ゚トソン
(゚、 ゚;トソン「……どうしよう」
136
:
名も無きAAのようです
:2012/12/18(火) 01:21:16 ID:U/S4YvTM0
おっぱい多いなw
このおっぱい星人どもめ!!支援!
137
:
名も無きAAのようです
:2012/12/18(火) 01:22:02 ID:HQCmBs2IO
(゚、 ゚トソン「とりあえずちぎれた部分を縫ってみました」
+(゚、 ゚トソン「裁縫は苦手ですが、頑張りました」
(゚、 ゚トソン「さて、早速そうちゃーく」
(゚、 ゚トソン「……うん問題なさそうですね」
(゚、 ゚トソン「よいしょっと」プチッ
(゚、 ゚トソン
(゚、 ゚トソン
(゚、 ゚トソン「たこ糸じゃ駄目でしたか」
(゚、 ゚トソン「私の数分を返せ」
138
:
名も無きAAのようです
:2012/12/18(火) 01:24:15 ID:HQCmBs2IO
(゚、 ゚トソン「今度は装着したあとに、ガムテープで固定してみます」
(゚、 ゚トソン「まずは装着」
(゚、 ゚トソン「ガムテープびーっ」
(゚、 ゚トソン「そしてちぎれた部分ぐるぐるーっ!」
+(゚、 ゚トソン「完成です」
(゚、 ゚トソン「ん、問題ないですね。歩いてもとれませんし」
(゚、 ゚トソン「よし。それでは会社に……」
(゚、 ゚;トソン「……」
(゚、 ゚;トソン「こ、これは……駄目です……」
(゚、 ゚;トソン「歩く度に……擦れる度に来る……」
(゚、 ゚;トソン「圧 倒 的 痒 み … … !」
(゚、 ゚;トソン「うああああああああああああかあああゆううういいいいいいいいいい!!!」
(゚、 ゚;トソン「助けてえええええええええええええええええええええ!!!!」
139
:
名も無きAAのようです
:2012/12/18(火) 01:25:16 ID:GnsIvqeo0
よくたこ糸で縫えたな…
140
:
名も無きAAのようです
:2012/12/18(火) 01:26:00 ID:HQCmBs2IO
(゚、 ゚トソン「痒みに殺されるところでした」
(゚、 ゚トソンゞ「いやあ、失敗失敗。トソンちゃん一つ学びました」
(゚、 ゚トソン「しかし、これは厄介ですね」
(゚、 ゚トソン「んー……何か他に手はないものか」
(゚、 ゚トソン
(゚、 ゚;トソン「嘘ぉ!? もうこんな時間!?」
(゚、 ゚;トソン「一時間近く余裕あると思ったのに!!」
(゚、 ゚;トソン「まだ何も解決してないよぉ……」
(゚、 ゚;トソン「……」
(゚、 ゚;トソン「……こうなったら」
141
:
名も無きAAのようです
:2012/12/18(火) 01:27:53 ID:HQCmBs2IO
〜会社〜
(゚、 ゚トソン「おはようございまーす」
( ´∀`)「おはようモナ、トソンちゃん。いつもより遅いモナね」
(゚、 ゚;トソン「ちょっと色々ありまして」
( ´∀`)「そうモナか。まぁ遅刻ではないから……」
( ;´∀`)「! ! ? ?」
(゚、 ゚トソン「? どうかしました、モナーさん?」
( ;´∀`)「い、いや、なんでもないモナ。早く仕事始めろモナ」
(゚、 ゚トソン「? はい、わかりました」
スタスタ
( ;´∀`)「(彼女に何があったモナ……?)」
(`・ω・´)「どうしました、部長」
142
:
名も無きAAのようです
:2012/12/18(火) 01:29:44 ID:HQCmBs2IO
( ;´∀`)「あ、ああ、シャキン君」
(`・ω・´)「何か鳩が豆大砲喰らったような顔してますよ」
( ;´∀`)σ「豆大砲って何モナ? あれ見たらこんな顔にもなるモナよ」
(`・ω・´)「あれ? トソン君になにか変なところでも?」
( ;´∀`)σ「指差してるところをよーく見るモナ」
(`・ω・´)「指差してるところって……」
(;`・ω・´)「! ! ? ?」
( ;´∀`)「ほら、なった」
(;`・ω・´)「ぶ、部長、彼女に何が」
( ;´∀`)「僕にも分からんモナ」
143
:
名も無きAAのようです
:2012/12/18(火) 01:30:27 ID:NEMlDRhk0
支援支援
144
:
名も無きAAのようです
:2012/12/18(火) 01:30:37 ID:arWQCkK60
ほら、なったwwwwwww
145
:
名も無きAAのようです
:2012/12/18(火) 01:31:44 ID:HQCmBs2IO
ミセ*゚ー゚)リ「おーう、おっはよトソちゃん」
ミ,,゚Д゚彡「珍しいな、俺達より遅いなんて」
(゚、 ゚トソン「そんな日だってありますよ」
ミセ*゚ー゚)リ「ふーん……」
(゚、 ゚トソン「あ、そういえばミセリ。この間話してたケーキバイキングなんですけど」
ミセ*゚ー゚)リ「あ、どうかし……」
ミセ;゚ー゚)リ「! ! ? ?」
(゚、 ゚トソン「……なので、今度の日曜日なんて」
(゚、 ゚トソン「って聞いてます?」
ミセ; ー )リ「ごめんトソちゃん、その話はまた今度」
(゚、 ゚;トソン「え? はぁ、わかりました」
146
:
名も無きAAのようです
:2012/12/18(火) 01:33:46 ID:GnsIvqeo0
どうなってるんだ…
147
:
名も無きAAのようです
:2012/12/18(火) 01:34:07 ID:HQCmBs2IO
ミ,,゚Д゚彡「おいミセリ、どうした。汗がすごいぞ」
ミセ; ー )リ「トソちゃん、一体何が……」
ミ,,゚Д゚彡「トソン? トソンがどうした」
ミセ; ー )リ「フサも見てみ……こうなるから」
ミ,,゚Д゚彡「んー、どれどr」
ミ,;゚Д゚彡「! ! ? ?」
(゚、 ゚トソン「あ、そういえばフサさん。この書類なんですが」
ミ,;゚Д゚彡「お、おう。いいぞ、これで」
(゚、 ゚;トソン「へ? いや、見てな」
ミ,;゚Д゚彡「ま、間違ってたら俺が悪いって言ってくれや。すまんが仕事が溜まってるんだ」
(゚、 ゚;トソン「あ、そうでしたか、すみません」
ミ,;゚Д゚彡「(……一体どうしたと言うんだ)」
148
:
名も無きAAのようです
:2012/12/18(火) 01:36:39 ID:HQCmBs2IO
〜ちょっと時間が経って〜
(゚、 ゚トソン「ちょっとトイレ行ってきますね」
ミセ*゚ー゚)リ「はいよー」
スタスタ
ミセ;゚ー゚)リ「……」
ミセ;゚ー゚)リ「ねぇ、フサ」
ミ,;゚Д゚彡「……おう」
ミセ;゚ー゚)リ「気付いたよね」
ミ,;゚Д゚彡「あぁ、もちろん」
―――――――――――――――――――
( ;´∀`)「正直、見間違いかと思ったモナ」
(;`・ω・´)「僕もです。まさかと思いました」
ミセ;゚ー゚)リ「トソちゃん(トソン)は……」ミ゚Д゚;,彡
( ;´∀`)「なんで……」(`・ω・´;)
149
:
名も無きAAのようです
:2012/12/18(火) 01:37:54 ID:HQCmBs2IO
ミセ;゚ー゚)リミ,;゚Д゚彡「「なんでブラジャーしてないんだ……!?」」(´∀`; )(`・ω・´;)
(゚、 ゚;トソン「ふぅ……バレてないですよね……大丈夫だよね……」
150
:
名も無きAAのようです
:2012/12/18(火) 01:40:06 ID:HQCmBs2IO
ミセ;゚ー゚)リ「本人はバレてないと思ってるだろうけど、完全にバレてるよね」
ミ,;゚Д゚彡「付け忘れてきたとかは……」
ミセ;゚ー゚)リ「あるわけないでしょうが」
ミ,;゚Д゚彡「……痴女に目覚めt」
ミセ;゚ー゚)リ三〇「ミセリちゃんパンチ」
三〇)Д゚彡∴:.「へぶぁ」
―――――――――――――――――――
( ;´∀`)「アレは流石にマズいモナ」
(;`・ω・´)「えぇ。もう完全に乳首浮き出てますしね」
( ;´∀`)「Tシャツいくらか着てるみたいだけど、意味をなしてないモナ」
(;`・ω・´)「自然と目がいってしまいますよ。男の性ってこわい」
( ´∀`)「妻も子供もいるのに、僕欲情しそう。というかした」
(`・ω・´)「アウト」
151
:
名も無きAAのようです
:2012/12/18(火) 01:42:24 ID:MSPfi8660
しえん
152
:
名も無きAAのようです
:2012/12/18(火) 01:42:34 ID:HQCmBs2IO
(゚、 ゚トソン「戻りましたー」
ミセ;゚ー゚)リ「……」
ミ,;゚Д゚彡「……」
( ;´∀`)「……」
(;`・ω・´)「……」
ミセ;゚ー゚)リ"ミ,;゚Д゚彡" コク "(´∀`; )"(`・ω・´;)
ミセ;゚ー゚)リ「トソちゃんトソちゃん」
(゚、 ゚トソン「どうしました、ミセリ」
ミセ;゚ー゚)リ「今日ちょっと顔色悪いよ」
(゚、 ゚トソン「へ? そうですか?」
(;`・ω・´)「おや、それは大変だね。早く帰ったらどうだい」
(゚、 ゚;トソン「シャキンさん! でも……」
153
:
名も無きAAのようです
:2012/12/18(火) 01:45:47 ID:HQCmBs2IO
ミ,;゚Д゚彡「仕事なら気にすんな。俺達が代わりにやっとくからよ」
(゚、 ゚;トソン「それは申し訳ないですよ! というか全然平気ですし」
( ;´∀`)「いや、辛そうモナよ? 何なら車で送ってあげるモナ」
(`・ω・´)「いやアンタは駄目だ」
(゚、 ゚;トソン「ぶ、部長まで」
ミセ;゚ー゚)リ「ほら、あたし車だから、あたしが送ってあげるよ! ほら!」
(゚、 ゚;トソン「は、はぁ……ありがとうございます」
ミセ;゚ー゚)リミ,;゚Д゚彡「「(よし!)」」(´∀`; )(`・ω・´;)
(゚、 ゚;トソン「(妙な一体感を感じますね)」
(゚、 ゚;トソン「それにしても、どうなさったんですか、皆さん? 変にお優しいですが」
ミセ;゚ー゚)リミ,;/Д/彡「「(仕事に集中出来ねぇんだよおおおおおォォォォォ!!!)」」(´∀`* )(`・ω・´*;)
154
:
名も無きAAのようです
:2012/12/18(火) 01:47:42 ID:HQCmBs2IO
〜夜〜
(゚、 ゚トソン「どうしたんでしょう、今日はみんなやけに優しかったです」
(゚、 ゚;トソン「まさかバレてたなんてことは……」
(゚、 ゚トソン「まぁないですよね」
(゚、 ゚トソン「新しいブラも注文したし、寝ましょうか」
ピロリロリン♪
(゚、 ゚トソン「おや? ……あ、ミセリからですね。なんだろう」
『明日からはサラシか何か巻いてきなよ』
(゚、 ゚トソン
(゚、 ゚トソン「バレとったんかい」
(゚、 ゚トソン
(゚、 ゚トソン「バレとったんかい」
155
:
名も無きAAのようです
:2012/12/18(火) 01:50:46 ID:HQCmBs2IO
〜一週間後〜
+(゚、 ゚トソン「新しいのが届きました」
(゚、 ゚*トソン「いやぁ、付け慣れたものは落ち着きますね」
(゚、 ゚トソン「……」
(゚、 ゚;トソン「どうも今日は体調が優れないですね……」
(゚、 ゚トソン「まぁそんなことも言ってられませんか」
(゚、 ゚トソン「さて、準備、じゅんびーっ……」
(゚o ゚;トソン「……ふぁ、ふぁ」
(>、 <トソン「へくちっ」
ぶちっ
(゚、 ゚トソン
(゚、 ゚トソン
(゚、 ゚トソン
おわり
156
:
名も無きAAのようです
:2012/12/18(火) 01:50:54 ID:byboAwBI0
バレるわい
157
:
名も無きAAのようです
:2012/12/18(火) 01:52:34 ID:byboAwBI0
乙〜
無限ループって怖いね
158
:
名も無きAAのようです
:2012/12/18(火) 01:52:44 ID:HQCmBs2IO
おわりー
支援ありがとうね
自分が出したお題は自分で消化したかったんや……
だいぶやっつけになってすまんかった
159
:
名も無きAAのようです
:2012/12/18(火) 01:56:58 ID:pzwX9izk0
おつ
豆大砲がくすっときた
サラシもいいよね
160
:
名も無きAAのようです
:2012/12/18(火) 01:59:36 ID:MSPfi8660
おつ
頑張れトソンというか周りの人たち
161
:
名も無きAAのようです
:2012/12/18(火) 02:04:17 ID:GnsIvqeo0
乙乙
せめてばんそうこう貼るとかなんとかして下さいトソンさん
162
:
名も無きAAのようです
:2012/12/18(火) 02:08:49 ID:U/S4YvTM0
水曜の6時までならなんとかいけそうだ
163
:
名も無きAAのようです
:2012/12/18(火) 02:47:54 ID:MtcAKDNU0
乙乙
シャキンがいい味出してるww
投下します!
164
:
名も無きAAのようです
:2012/12/18(火) 02:48:56 ID:MtcAKDNU0
( ^ω^)ピコーンピコーン ……。
('A`)ピコーンピコーン ……。
( ^ω^) なぁ、ドクオ?
('A`)ピコーンピコーン ……なんだよ
( ^ω^) 日曜日の昼下がりに寄り集まって、ゲームなんかしてるけれども……
( ^ω^) 僕達、何か忘れてないかお?
('A`) え? 俺達なんか予定あったっけ?
( ^ω^) うーん、僕も思い出せないんだけど、何か引っかかるというか……
('A`) 思い出せないんだったら、たいした用事じゃないだろ
('∀`) さっゲーム再開しようぜ
( *^ω^) おっお、そうだおね。するお、するお
165
:
名も無きAAのようです
:2012/12/18(火) 02:49:38 ID:MtcAKDNU0
――翌日 放課後
ζ(゚ー゚*ζ 内藤君、鬱田君、ちょっといいかなぁ?
( ^ω^) おっ? 何か用かお? 僕は構わんお
('A`) 俺もだ
ζ(^ー^*ζ 本当!?ありがとー
(´・( ^ω^) いやいや、全然良いお
(´・ω( ^ω^)
(´・ω・`)( ^ω^)
(;'A`) 危ない! ブーン、後ろ!
( ^ω)) え?
166
:
名も無きAAのようです
:2012/12/18(火) 02:50:23 ID:MtcAKDNU0
――三階 落語研究会部室
(;^ω^) ……。
(;'A`) ……。
('A`) なぁ、ブーン
( ^ω^) 何だお?
('A`) 何で俺達、床に転がされてんの?
( ^ω^) わからんお。
(´・ω・`) ふっふっふ。お目覚めのようだねぇ
('A`) 帰って漫画読みてぇ
( ^ω^)ロープが肉に食い込んで痛いお
(´・ω・`) これは出連さんの二人への復讐だよ……
('A`) 晩飯何かな?
( ^ω^) うちは今晩、コロッケだお
('A`) ブーン家のカーチャン、料理上手いよな。食いてー
( ^ω^) だお?
(´゚ω゚`) ちょおおっと待てや!
( ^ω^) ん?
('A`) 何だ?
(´゚ω゚`) てめぇ等今、のっぴきならない状態だろうが!
( ^ω^) そうなの?
('A`)シラネ
(´゚ω゚`) ショボン様を無視してんじゃねえぞおお
167
:
名も無きAAのようです
:2012/12/18(火) 02:51:14 ID:MtcAKDNU0
ζ(゚ー゚*ζガラッ そこまでよ、ショボン
(´・ω・`) これは、これは出連様
(;'A`) (おい、何か始まったぞ……)
(;^ω^) (しっ! とりあえず、二人を見守るお! )
ζ(゚ー゚*ζ これ以上卑怯な真似は、落語研究会の沽券に関わります
(´・ω・`) はっ! 出連様
( ^ω^) (ショボン、お前野球部だろ)
(;'A`) (茶番すぎる……)
ζ(゚ー゚*ζクルリ 今日、集まってもらったのは、ほかでもありません
(;'A`) (こっちに矛先が向いたぞ! )
(;^ω^) (ああいう手合いは、目を合わせちゃいけないんだお! )
ζ(゚、゚*ζ デレレレレ……
( ^ω^) (口でドラムロール奏でとる……)
('A`) (ブーン、もう何も言うな)
ζ(゚ー゚*ζ ジャーン!! 題して【爆発メランコリック】を開催します!
ζ(゚ー゚*ζ さあ、咎人よ。掛けなさい。
168
:
名も無きAAのようです
:2012/12/18(火) 02:51:56 ID:MtcAKDNU0
http://boonpict.run.buttobi.net/up/log/boonpic2_420.png
( ^ω^)('A`) ……。
(´・ω・`) ちなみにコレ、あと10分で爆発するから
(;゚ω゚)(;'A`) はぁ!!?
(´・ω・`) 君達には今から10分以内に、そろいのカードを当てて貰おうと思う
(´・ω・`) カードは二人同時にオープン。
同じ組を作れなくても、爆弾は爆発するよ
(´・ω・`)フフン 仲良しの君達のことだ、ガードを揃えるくらいわけないだろう?
( ^ω^)('A`) (ドヤ顔が死ぬほど腹立つ……)
(;゚ω゚)そ いやいやいや、何なのコレ!?
何でこんな恐ろしげなもんがあるのん!?
てか、何でわてら拉致られたん!?
(;'A`) 落ち着け、ブーン!!
テンパって関西弁になったって、自体は何一つ解決しない!
169
:
名も無きAAのようです
:2012/12/18(火) 02:52:41 ID:MtcAKDNU0
ζ(゚ー゚*ζ ふふふっ、さすがは鬱田君。冷静ね。
ζ(-、-*ζ ……。いいわ、あなた達に復讐するわけ、教えてあげる。
ζ(゚ー゚*ζ お姉ちゃーん!
ξ゚⊿゚)ξガラッ ……。
(;^ω^) ツン?
(;'A`) 何でこんな所に……
ξ#゚⊿゚)ξ ちくわ大明神
http://boonpict.run.buttobi.net/up/log/boonpic2_427.png
(;゚ω゚)そ こここ、これはぁ!??
(;'A`)そ すっげー怒ってんぞ!?
説明しよう!出連デレの双子の姉、出連ツンは怒りが頂点まで達すると、
ちくわ大明神としか喋らなくなるのだ!!!
170
:
名も無きAAのようです
:2012/12/18(火) 02:54:04 ID:U/S4YvTM0
どういうことだwww
171
:
名も無きAAのようです
:2012/12/18(火) 02:55:43 ID:MtcAKDNU0
ζ( ー *ζ ふふふっ……
ζ(^ー^*ζ 今頃気づいても遅いよ?
http://boonpict.run.buttobi.net/up/log/boonpic2_422.png
(;'A`) (何か思い当たる節はあるか、ブーン?)
(;^ω^) (出連さんが決め科白言ってるとこ悪いけど、何も思いつかんお)
ξ#゚⊿゚)ξ ちくわ大明神
(;^ω^)そ つつつ、ツンちゃーん!?
何かわからんけれども、ほんとごめんだお!
(;'A`) 俺の安っい土下座なら、何遍だってしてやる!
だから、許してくれ!
ξ゚⊿゚)ξ ちくわ……
ξ;⊿;)ξ だいみょ……
Σζ(゚Д゚;ζ お姉ちゃんが泣いたー!!
(´゚ω゚`) 出連さん落ち着いてえええ!!
(;゚ω゚)そ 様付け、かなぐり捨てやがったお!
設定作ったなら、最後まで突き通せやああ!!
(;'Д`) 爆発まであと、1分切ってるうう!!!
(;゚ω゚)(;'A`) 爆発するうう!!
白<ピッピッ……
172
:
名も無きAAのようです
:2012/12/18(火) 02:56:40 ID:MtcAKDNU0
白<シーン
( >ω^) ……あれ?
(;'A`) 爆発しない……
ζ(゚ー゚*ζ 当たり前だよ。それ、ただの目覚まし時計だもん
(´・ω・`)バーン 【ドッキリ大成功】
(;^ω^) ドッ……
(;'A`) キリ……?
173
:
名も無きAAのようです
:2012/12/18(火) 03:01:00 ID:Ax3lKThw0
('A`) なるほど。そういうことか
ζ(゚ー゚*ζ 1ヶ月前、お姉ちゃんが内藤君に勇気を出して映画に誘ったのに、
内藤君、忘れて鬱田君と遊んでたんだもん
(;^ω^) 1ヶ月も前じゃ誰だって忘れちまうお!
(;^ω^) 大体あの時は、『行きたいねー』くらいのノリだったお!
ζ(゚、゚*ζ それをきちんと覚えておくのが、男の子でしょ?
女の子の心を踏みにじった罪は重いの!
('A`) オレ、カンケイナクネ?
ζ(゚ー゚*ζ あっ、お姉ちゃんが内藤君を誘った時、鬱田君も隣にいて聞いてたから、同罪ね
(;'A`)そ ええー!!?
(´・ω・`) ツンさんが一人待ちぼうけを食らっていたときの、再現VTRがこれだ
http://boonpict.run.buttobi.net/up/log/boonpic2_426.jpg
(※画像はイメージです)
( ^ω^) お前一番関係ないだろ
('A`) 帰れ
(´・ω・`) 困っている出連さんとツンさんを放っておけなくてね!
(´・ω・`) 僕の粋な計らいってやつぅ?ちょっとした茶目っ気を出したのさっ!
http://blog-imgs-55.fc2.com/m/z/k/mzkzboon/boonpic2_422.png
( ^ω^)('A`) (果てしなくウゼぇ……)
こうして僕達はツンに誤って、何とか許してもらった。
174
:
名も無きAAのようです
:2012/12/18(火) 03:02:25 ID:Ax3lKThw0
――帰り道
ξ゚⊿゚)ξ ……。
( ^ω^) ツン、もう怒ってないかお?
ξ゚⊿゚)ξ 別にそこまで起こってたってわけじゃないの。
デレが騒いじゃったから、あんな大事になっちゃったけど……
( ^ω^) おっ……
( ^ω^) ツン、明日一緒にどっか行こうお!
ξ゚ー゚)ξ ……。
ξ^ー^)ξ うん!
HAPPYEND?
( ^ω^)('A`)しっちゃかめっちゃかのようですζ(゚ー゚*ζ(´・ω・`)
175
:
名も無きAAのようです
:2012/12/18(火) 03:03:16 ID:Ax3lKThw0
以上です!
ありがとうございましたー
176
:
名も無きAAのようです
:2012/12/18(火) 03:04:48 ID:Hc9W7z8MO
おつ リア充爆発しろ
絵も大分消化されたな
177
:
名も無きAAのようです
:2012/12/18(火) 03:52:27 ID:Ax3lKThw0
誤字脱字がああ
誤って→謝って
やっぱり慌てて書くもんじゃないな…
178
:
名も無きAAのようです
:2012/12/18(火) 15:13:16 ID:arcjc3/s0
VIPの方、落ちた?
179
:
名も無きAAのようです
:2012/12/18(火) 15:16:58 ID:tXgWdVOQ0
落ちたみたいだな
180
:
名も無きAAのようです
:2012/12/18(火) 19:31:34 ID:arWQCkK60
誰もいない予感・・・
('A`)
( )
. ||
いざ、さっくり作品投下へ!!
ヘ( 'A`)ノ
≡≡ (┐ノ
:。; /
181
:
名も無きAAのようです
:2012/12/18(火) 19:33:17 ID:JsFETB3E0
見てるよ支援
182
:
名も無きAAのようです
:2012/12/18(火) 19:33:23 ID:arWQCkK60
('A`)俺の姉ちゃんは練り物が好きだ
('A`)彼氏の脂肪を練るように揉むのも好きらしい
('A`)夕飯も姉ちゃんが作るとおかずは必ず
笹かまぼこのバター焼きとちくわの味噌汁だ
('A`)そんなある日、姉ちゃんはとち狂った事を言い出した
ξ゚⊿゚)ξちくわ大明神
http://boonpict.run.buttobi.net/up/log/boonpic2_427.png
('A`)え?
ξ゚⊿゚)ξちくわ大明神にお参りに行くわよ!ドクオ!
ξ゚⊿゚)ξ練り物ガール此処に在りのようです('A`)
183
:
名も無きAAのようです
:2012/12/18(火) 19:33:35 ID:Hc9W7z8MO
ところが居るんだな! 支援!
184
:
名も無きAAのようです
:2012/12/18(火) 19:34:17 ID:arWQCkK60
新幹線にて
( ^ω^)ドクオ君、ツンがトイレに行っている間に君には話しておきたいことがあるお
('A`)なんでしょうか?
( ^ω^)僕の脂肪の8割はツンに無理矢理食わされた練り物によるものなんだお
('A`)・・・すみません
( ^ω^)まあ、別に良いんだお。たまに食べる肉や野菜の美味さが格別になったから
( ;ω;)でもね・・・たまに普通だったあの頃のツンに戻って欲しくなるんだお
('A`)分かります、五年前の俺達の不要な発言でこのような事態を招いてしまった
( ^ω^)なんか太ったんじゃない?('A`)
('A`)姉はその後、練り物ダイエットを始め成功・・・今に至りました
( ;ω;)早く、早く練り物に飽きて欲しいお
('A`)内藤さん・・・それは無理そうです
185
:
名も無きAAのようです
:2012/12/18(火) 19:35:30 ID:arWQCkK60
後方から鮮麗されたメロディが流れてきた
ξ゚◎゚)ξプップップー♪プルル♪プルルルルルー♪
姉がちくわを吹きながら戻ってきたのだ
ξ゚⊿゚)ξくはーやっぱりちくわ笛は良い音色ねー
ξ゚⊿゚)ξ二人とも!後方車両でちくわのわさび味買ってきたわよ!
ξ゚⊿゚)ξモグモグパクパク
吹き終わったちくわを食べ始めた・・・周りの視線が痛い
( ;ω;)ドクオ君、わさびが沁みるおね
(;A;)ええ、何かパッケージに3倍わさびって書いてありますよ
186
:
名も無きAAのようです
:2012/12/18(火) 19:36:46 ID:arWQCkK60
島根県某所ちくわ大明神
('A`)出雲の国は何でもありだな
ξ゚⊿゚)ξさっ早く行きましょう!毎年限定2000万本の大明神ちくわが売り切れちゃうわ!
(;^ω^)(それは限定と言って良いのかお?)
ξ゚⊿゚)ξすみませーん!大明神ちくわ下さーい!
( ´∀`)残念!無念!また来年!つい先ほど今年の分は売り切れたモナ
(;'A`)嘘だろ!?
( ´∀`)可憐なお嬢さんが大型トレーラーを何台も引き連れて製品から
倉庫の材料、機材まで買い占められたモナー
テクテクテクテク川 ゚ -゚)
( ´∀`)ほら、其処をテクテク歩いているお嬢さんだモナ!
ξ゚⊿゚)ξつ川;゚ -゚)ガシッ
(;^ω^)(これは不味いお、相手はちくわ大好きな大金持ち)
(;'A`)(一方此方は練り物狂の変人)
(;^ω^)(何かしらのケミストリーが起きる!!)('A`;)
187
:
名も無きAAのようです
:2012/12/18(火) 19:38:23 ID:arWQCkK60
ξ゚⊿゚)ξちょっと貴女、ちくわでおでんの汁を飲んだ経験は?
川 ゚ -゚)無論、ある
ξ゚⊿゚)ξちくわでYMOを演奏した経験は?
川*゚ -゚)勿論!ある
ξ゚⊿゚)ξ最後に!
(;^ω^)ゴクリッ('A`;)
ξ*゚⊿゚)ξオススメの笹かまぼこの食べ方は?
川*゚ -゚)素材そのままの味を楽しんでから後はお好みで!ξ(゚⊿゚*ξ
川*゚ -゚)ああ、これが運命か!練り物占いでちくわ大明神の大明神ちくわを
買い占めれば友に出会うと出たので早速買い占めてみればこれだ!
ξ*゚⊿゚)ξなんて事!私もよ!練り物占いはやっぱり奇跡の占いね!
(#^ω^)#'A`)占い師の野郎!!!
188
:
名も無きAAのようです
:2012/12/18(火) 19:40:03 ID:arWQCkK60
川 ゚ -゚)それからどうした(´∀` )
ξ*゚⊿゚)ξいやー!一本一万円の大明神ちくわを四本も譲って貰えるなんて!
メルアドも交換出来たし、流石お金持ち、流石練り物占いね!
(;^ω^)そんなにするのかお
ξ゚⊿゚)ξ当たり前よ、最高級オキギス100%だもの
('A`)なあ、姉ちゃんそろそろ止めにしないか?
ξ゚⊿゚)ξ何をよ?
('A`)練り物好きという体の良い俺らへの復讐
ξ゚◎゚)ξフガッフ?(私は本当に練り物が好きなだけよ?愛してさえいるわ)
(#'A`)だったら!内藤さんに練り物を強制するのは止めろよ!!
( ^◎^)フガッフガッ!(ドクオ君、いいんだお!僕も好き好んで食べているだけなんだお)
(#'A`)畜生!こんなもの!
(#'A`)つ 三 (三◎
ポチャン!
189
:
名も無きAAのようです
:2012/12/18(火) 19:41:16 ID:arWQCkK60
ξ;゚◎゚)ξフガッフー!!(大明神ちくわが池に落ちゃったああ!!!)
(;^◎^)フッフガー!!(一本一万円がああああ!!)
('A`)これで良いんだ、これで
ゴゴゴゴゴゴゴゴ
(;'A`)な、なんだ池が・・・
ぴょこん!
(´・ω・`)やあ、ちくわの神様だよ!誰だい?こんなオナホールみたいなちくわをお供えしたのは?
理由も述べないと今以上に時間を止めてぶち殺すぞ
(;'A`)すみません、僕です。実はカクカクしかじかで
(´・ω・`)なるほど、ちくわが原因とあっちゃ僕も黙っちゃいられないな
(´・ω・`)ほい!
(‘_L’)ちくわ大明神
ξ;゚⊿゚)ξ誰よ、今の?
( ^ω^)お?なんだお、このオナホールみたいなちくわの食いかけは・・・
ξ゚⊿゚)ξ流石に無いわね〜
190
:
名も無きAAのようです
:2012/12/18(火) 19:42:49 ID:arWQCkK60
('A`)姉・・・ちゃん?内藤さん?
(二人とも普通のちくわ好きに戻してあげたから安心しな)
('∀`)ありがとう!神様!
ξ;゚⊿゚)ξあんた、何大声で神様とか言ってんの!恥ずかしいから止めなさい!
( ^ω^)おっ?帰りの新幹線の時間が近づいてきたお!
ξ゚⊿゚)ξさっ帰るわよ、お土産の練り物もたくさん買った事だし
('A`)え?
(僕、ちくわの専門で練り物全般は専門外なんだよね〜すまんこ)
('A`)え?
その日の夕飯はかまぼこと秋刀魚のつみれ汁だった
完
191
:
名も無きAAのようです
:2012/12/18(火) 19:45:35 ID:arWQCkK60
以上になります
明日までにもう一本書けるかな〜
192
:
名も無きAAのようです
:2012/12/18(火) 19:49:17 ID:xTrj54dE0
おつ
これからもドクオの受難は続くのか……
193
:
名も無きAAのようです
:2012/12/18(火) 19:49:59 ID:arcjc3/s0
乙乙
腹いてえwwwwww
194
:
名も無きAAのようです
:2012/12/18(火) 19:59:22 ID:U/S4YvTM0
乙www
ちくわ大明神がここまで広がるとは
195
:
名も無きAAのようです
:2012/12/18(火) 20:14:37 ID:HQCmBs2IO
投下しマウス
196
:
名も無きAAのようです
:2012/12/18(火) 20:15:55 ID:JzuOaAKk0
支援
197
:
名も無きAAのようです
:2012/12/18(火) 20:17:00 ID:HQCmBs2IO
街の至るところに工場が偏在する。
ロボットが街を闊歩する。
人造人間も数知れず。
それが、機械に支配された街、ニューソクだ。
( ´_ゝ`)ガラクタの街のようです
http://vippic.mine.nu/up/img/vp102080.jpg
198
:
名も無きAAのようです
:2012/12/18(火) 20:18:32 ID:HQCmBs2IO
ここ数年、機械化が急速に進んだニューソクでは、
大抵のものは機械で賄われるようになったせいか、
次第に人間の居場所が無くなっていった。
ふいに、轟音が鳴り響き、建物の一角が爆発した。
爆風ともに、一人の男が転がってきた。
( ´_ゝ`)「いちち……ったくもー」
おどけた風に、男は呟く。
この男、ぱっと見普通の人間だが、
右手右足が改造され、ところどころ配線がはみ出ている。
この街で改造された人間だ。
( ´_ゝ`)「なーんで俺なのかねぇ」
男は、自分が飛ばされてきた方向を見据えながら、肩を竦めた。
199
:
名も無きAAのようです
:2012/12/18(火) 20:19:18 ID:HQCmBs2IO
瓦礫の中から、ロボットが現れる。
人型で、男よりも少し大きい。
( ´_ゝ`)「どうして俺を狙うんだ」
男はロボットに問い掛ける。
「……」
ロボットは答えない。
( ´_ゝ`)「だんまりか。ま、当たり前だわな」
男はロボットに届くくらいの声で呟き、更にまた、口を開くが、
それが声にならないうちに、ロボットが男に飛び掛かった。
( ;´_ゝ`)「うおっ」
突き出された右手を間一髪でかわす。
ロボットは、男の後ろの壁に右手ごと突っ込んでいった。
( ;´_ゝ`)「あっぶね」
後ろ姿のロボットを見ながら、男は考える。
今の力任せのパンチを見るに、恐らく細かい動きは出来ないだろう。
それならば。
200
:
名も無きAAのようです
:2012/12/18(火) 20:20:26 ID:HQCmBs2IO
ロボットが再び男に向き直り、パンチの構えをとり、駆け出した。
( ´_ゝ`)「人の話は、」
向かってくる右腕を受け流し、強く踏み込む。
( #´_ゝ`)「最後まで聞くもんだ!!」
機械の右手で、鳩尾部分を穿つ。
が、思ったより装甲が固い。
ダメージは通ってないようだ。
( ;´_ゝ`)「うおぉ!?」
引っ込めることを忘れた右腕を掴まれ、振り回される。
( ;´_ゝ`)「おわあああああああああ!?」
そしてそのまま、すぐそばの工場に投げつけられ、
男は壁にたたき付けられた。
外壁は崩れ、男に瓦礫が降り注ぐ。
201
:
名も無きAAのようです
:2012/12/18(火) 20:21:54 ID:HQCmBs2IO
( ;´_ゝ`)「いってぇ……今のは効いたわ……」
数十秒後、瓦礫を押しのけ、男が姿を現した。
右足の部品はところどころ外れており、
右手は配線が切れている部分がある。
男は、右手、右足の順に少し動かした。
ちゃんと動作するか、チェックをする。
( ´_ゝ`)「……ん、まだ大丈夫だな」
男が再び身構える。
( ´_ゝ`)「……お。いいもんあるじゃん」
しかし、すぐに意識が他のものに向けられた。
男は、地面を見る。
そこには、工具と部品が一つずつあり、男は両方拾いあげた。
( ´_ゝ`)「さて、ラウンド2といきますか」
機械の右手には顔くらいの大きさの歯車。
生身の左手にはチェーンソー。
両手に持って、再度構えた。
202
:
名も無きAAのようです
:2012/12/18(火) 20:23:28 ID:HQCmBs2IO
先に動いたのは男だ。
チェーンソーを振りかざし、駆ける。
あまりにあからさまな特効過ぎた故、ロボットは攻撃を避けようと、体を動かした。
ロボットが足を浮かせた瞬間、
( #´_ゝ`)「せやああああああ!」
右手の歯車をフリスビーのように投擲し、同時にロボットに突撃した。
歯車が直撃したロボットは、バランスを崩す。
追い打ちをかけるように男がタックルをかまし、男がロボットに覆いかぶさるように倒れ込んだ。
チェーンソーを右手に持ち替え、電源を入れた。
そして、刃が回転し始めたチェーンソーを、ロボットの首元に押し付ける。
金属が擦れあう、不快な音が響いた。
( ;´_ゝ`)「うぐ……」
ロボットの抵抗も激しいが、男は耐える。
203
:
名も無きAAのようです
:2012/12/18(火) 20:24:18 ID:arWQCkK60
支援といこう
204
:
名も無きAAのようです
:2012/12/18(火) 20:24:46 ID:HQCmBs2IO
しばらく当てつづけると、首元の金属が赤く光り始めた。
摩擦熱により、高熱を持ったのだ。
( ;´_ゝ`)「!!」
今が好機。
そう思った男は、チェーンソーの電源を切り、左手に持ち替える。
そして、赤熱した部分を右手でえぐる。
思ったよりも金属は薄く、すぐに内部の配線が隙間から姿を現した。
( #´_ゝ`)「くたばれっ!!」
作った隙間にチェーンソーを深く突き刺す。
そして再び、電源を入れた。
刃が回りだす。
さっきよりも甲高い音。
ロボットの抵抗も更に激しくなった。
が、男は既にロボットの上にはいなかった。
数メートルほど離れたところで、跳ね回るロボットを見ていた。
205
:
名も無きAAのようです
:2012/12/18(火) 20:25:53 ID:HQCmBs2IO
しばらくロボットはのたうち回っていたが、
やがて、その動きを止めた。
完全に止まったことを確認して、男は近寄り、チェーンソーの電源を切った。
男は、ふと右手を見た。
( ´_ゝ`)「うげ」
指先が溶けてしまっている。
赤熱した金属を長時間触ってしまったせいだろう。
( ´_ゝ`)「修理してもらわないとな。まーたハカセに怒られるな」
そう呟きながら、ロボットに向き直る。
( ´_ゝ`)「言っておくが」
そして、口を開いた。
( ´_ゝ`)「この街では、俺は最弱なんで。本当に。だから――」
206
:
名も無きAAのようです
:2012/12/18(火) 20:26:52 ID:HQCmBs2IO
――俺達が簡単にやられると思うな。
動かなくなったガラクタの塊に向けて、そう啖呵を切った。
男はそのガラクタから背を向け、空気の淀んだ街の中心に歩きだした。
( ´_ゝ`)ガラクタの街のようです
Fin.
207
:
名も無きAAのようです
:2012/12/18(火) 20:28:24 ID:HQCmBs2IO
おわりー
支援ありがとでした
もひとつ書き溜めてくるぜぃ
208
:
名も無きAAのようです
:2012/12/18(火) 20:33:42 ID:arWQCkK60
乙!
209
:
名も無きAAのようです
:2012/12/18(火) 21:07:15 ID:JzuOaAKk0
落ちる兄者の絵を描いたものです
>>56
さん
>>75
さん、ほんとありがとうございました!
>>56
スカートから覗く神秘、のようです
http://i.imgur.com/lhTP4.jpg
>>75
ζ(゚ー゚*ζ傍にいるようです( ´_ゝ`)
一応グロ注意
http://i.imgur.com/fOaqM.jpg
210
:
名も無きAAのようです
:2012/12/18(火) 21:08:36 ID:iyblDBwI0
乙乙 バトルかっこいいぜ
211
:
名も無きAAのようです
:2012/12/18(火) 21:15:04 ID:iyblDBwI0
よし、こっちも投下行きます
212
:
(,,゚Д゚)春をさがすようです
:2012/12/18(火) 21:16:52 ID:iyblDBwI0
むかしむかしというほど、むかしではない時。
あるところに女の子と、猫がいました。
ξ゚⊿゚)ξ「どうしたの? いじめられたの?」
(;д;,,)ニヤー
二人が出会ったのは、まだほんの小さな時。
女の子は泣いていた猫に、名前と、赤い首輪と、暖かいお家をくれました。
ξ゚⊿゚)ξ「ほら、きょうからあんたはうちのこよ」
(・д・*,) …
女の子の名前はツン。猫の名前はギコ。
二人はいつも一緒で、一番の仲良しでした。
.
213
:
(,,゚Д゚)春をさがすようです
:2012/12/18(火) 21:18:08 ID:iyblDBwI0
ξ*゚⊿゚)ξ「ひっさーつ、猫じゃらし!」
(,,゚Д゚)+
それはツンが学校にあがっても。
ギコが人間の言葉を覚えるくらい大きくなっても、ずっと変わりませんでした。
ξ*゚⊿゚)ξ「ほらギコ見て、これ家庭科の授業でつくったの!」
(,,*゚Д゚)「ふくろ! 入っていい? ペシペシしていい?」
ξ;゚⊿゚)ξ「あー! ダメにしちゃった。いいわ、それギコにあげる」
ギコの言葉はツンには通じません。
それでも、ツンとギコはたくさんのおしゃべりをして遊びました。
ξ゚⊿゚)ξ「ギコ、今日はねブーンといっしょに遊んだのよ」
(,,゚Д゚)「よかったな!」
ξ*゚⊿゚)ξ「ギコ、今日はねぇ……」
.
214
:
名も無きAAのようです
:2012/12/18(火) 21:18:12 ID:arWQCkK60
しえ・・・ん?
215
:
(,,゚Д゚)春をさがすようです
:2012/12/18(火) 21:19:31 ID:iyblDBwI0
...(,,゚Д゚)
ξ゚⊿゚)ξ「……パパ、本当に行っちゃうの?」
( ´∀`)「そうモナ」
ξ;゚⊿゚)ξ「……」
(;´∀`)「ほらほら、そんな顔しちゃだめモナ。
そう、春になれば! 春になれば、ちゃんとパパは帰ってくるモナ」
ξ゚⊿゚)ξ「まだ、秋だよ」
( ´∀`)「だから、それまで頑張れるモナ?」
ξ ⊿ )ξ「……うん」
ξ;⊿;)ξ「ばいばい、パパ」
....(,,゚Д゚) ?
.
216
:
(,,゚Д゚)春をさがすようです
:2012/12/18(火) 21:20:35 ID:iyblDBwI0
だけどもある日から、ツンの元気がなくなってしまいました。
いつものようにギコと遊んだり、お話をしてくれることもなくなりました。
(,,*゚Д゚)「ツン、遊べ!」
ξ ⊿ )ξ「……」
(,,;゚Д゚)「ツン、ツンー」
ギコがいくら話しても、ツンはしょんぼりとしたまま。ずっと悲しそうな顔をしています。
お家のなかもなんだか、いつもよりもしんとしているようです。
ξ゚⊿゚)ξ「……春、か」
(,,゚Д゚) !
ξ゚⊿゚)ξ「春になれば、……か」
(,,*゚Д゚)「ツン! 遊ぶか! 遊ぶのか?!」
毎日のようにツンは「春になれば」と、言います。
それから、窓の外を見るとため息を一つつくのです。
ギコはツンの悲しそうな顔を見るたびに、しょんぼりとしてしまいました。
.
217
:
(,,゚Д゚)春をさがすようです
:2012/12/18(火) 21:21:28 ID:iyblDBwI0
(,,-Д-)
そんな日々が続いたある日、ギコはあることに気づきました。
ツンがしょんぼりしているのはきっと春じゃないからだ、そう思ったのです。
(,,゚Д゚)「――よしっ、春になればいいんだな!」
ギコは、ツンが昔つくってくれた袋を口にくわえました。
そして、お家の扉をカリカリとひっかきました。
ξ゚⊿゚)ξ「ギコ、どうしたの?」
(,,#゚Д゚)「春ー! どこだぁぁぁ!!!」
ξ;゚⊿゚)ξ「え、何? どうしたの?」
(,,゚Д゚)「外、出るぞ!」
ギコは扉をひっかくのをやめません。
ずっと扉をひっかくギコに、ツンは小さくため息をつきました。
ξ゚⊿゚)ξ「ちゃんと、帰ってくるのよ?」
.
218
:
(,,゚Д゚)春をさがすようです
:2012/12/18(火) 21:22:36 ID:iyblDBwI0
(,,*゚Д゚)「行くぞ、ゴルァ」
青色の毛並みをフサフサと揺らして、ギコはツンのあけた扉から外に出ました。
トンっと塀の上に上り、屋根をひょいっと上り、テクテクと歩いていきます。
(,,*゚Д゚)「どこだー、春!」
(゚、゚;トソン「誰っ!?」
ギコがひらひらとした白いカーテンに興奮して飛びつくと、そこには毛皮を脱いだ女の人がいました。
人間には毛皮がありません。だから、本当は服を脱いでいるだけなのですが、ギコにはそんなことはわかりません。
(゚、゚トソン「何だ、猫さんですか」
(,,゚Д゚)「春、知らないか!」
(゚、゚*トソン「おいでー、猫さんー。こんなところで、どうしたのー?」
女の人はいきなり現れたギコにビックリしましたが、にっこりと笑いました。
着替え中の服はそのままで、窓際にあらわれたギコの元へやってきました。
.
219
:
(,,゚Д゚)春をさがすようです
:2012/12/18(火) 21:23:26 ID:iyblDBwI0
(,,゚Д゚)「春にしたいんだ! どうすればいい?」
ギコは女の人にたずねました。
でも、ギコの声は女の人にはニャオニャオとしか聞こえません。
クシュン (>、<トソン
(゚、゚;トソン「……風邪?」
(,,*゚Д゚)「風だな! ありがと!」
窓の向こうからやってくる冷たい風に、女の人はくしゃみを一つ。
風邪かなと思い顔を上げた時には、ギコはひらりと窓の外へと跳んでいました。
(゚、゚;トソン「あーあ、行っちゃいましたか」
白いカーテン、小さな鉢植え、お気に入りの置物。
女の人がどれだけ見渡してもそこにはもう、ギコの姿は見えませんでした。
.
220
:
(,,゚Д゚)春をさがすようです
:2012/12/18(火) 21:24:10 ID:iyblDBwI0
(,,゚Д゚)「風! 風! 風があればいいんだな!」
塀をぴょんぴょんと跳び下りながら、ギコは走ります。
人ではなかなか入れない道を通り、猫にしか見えない道を通り、ギコは春のあるほうへと進みます。
(,,゚Д゚)「どーこーだー」
今にも人が落ちそうな、高いビルを通り。
なんだかよくわからない生き物と、機械の人のそばを通り。
難しい顔をした二人の男がいるテーブルの下を通り。
変なポーズを決めたおじさんの横を通ります。
(,,-Д-) ぐぅ
疲れたら休んで、水を飲みます。
目が覚めたらすぐに出発。ぐうぐうとお腹がすけば、ご飯を探します。
川*゚ 々゚)「ぬこー、ぬこー」
ご飯が落ちていないかなぁと思いながら、道を歩いていたギコは箱に入った女の子を見つけました。
でも、春でもご飯でもツンでもないので、ギコはがっかりしました。
.
221
:
(,,゚Д゚)春をさがすようです
:2012/12/18(火) 21:25:21 ID:iyblDBwI0
o川*゚ 々゚)o「くるうのおうちはいるですか?」
(,,゚Д゚)「やだ」
がっかりしているギコに、箱のなかの女の子は言いました。
そして、ギコの返事を聞くと、女の子は首をかしげて、また言いました。
川 ゚ 々゚)「くるうぬこすきです」
(,,゚Д゚)「オレはメシのほうが好きだ!
でも、ツンのほうがもっと好きだ!」
ギコの返事に女の子はんーとうなると、箱のなかをごそごそと動きました。
それから顔を上げると、女の子の手にはほかほかとしたご飯がありました。
ご飯の上にはニボシさんがのっていて、ギコの大好きなカツブシさんもいっしょにのっています。
川*゚ 々゚)「くるうのごはんなりますか?」
(,,*゚Д゚)「メシ!」
.
222
:
(,,゚Д゚)春をさがすようです
:2012/12/18(火) 21:26:30 ID:iyblDBwI0
ご飯を食べたギコは、箱のなかの女の子と別れました。
お腹がいっぱいで、元気もいっぱい。
ギコはどんどんと先に進んでいきます。
(,,゚Д゚)「春ー、風ー」
泣いている女の子と、男の子のそばを通り。
ギコみたいな耳の生えた男が、小さな男の子を慰めている横を通り。
羽の生えた生き物と、変な二人組の間を通り。
(,,゚Д゚)「春風はどこだー」
ツンそっくりな女の子からは、ちくわをご飯にもらいました。
ちょっと悲しそうな笑顔の女の子は、ギコの袋に枝をつけて尻尾に持たせてくれました。
朝になれば休み。
昼になればご飯を食べ。
夜になれば歩く。
ギコはずっと歩き続けて、小さな魔女のもとにたどり着きました。
ttp://boonpict.run.buttobi.net/up/log/boonpic2_424.jpg
.
223
:
(,,゚Д゚)春をさがすようです
:2012/12/18(火) 21:27:39 ID:iyblDBwI0
川 ゚ -゚)「おや、これは随分と変わった世界からのお客様だな。
……ふむ。猫の道を使って、ここまでたどり着いたのか」
とんがりボウシに、ひらひらと伸びたマント。体の大きさはギコより小さいくらい。
だけど、魔女の小さな体にはすごい力があることが、ギコにはわかりました。
すぐそばにいるだけで髭がピクピク動き、毛並みがブワッと逆立つのです。
こいつはすごいやつだと思い、ギコは小さな魔女に言いました。
(,,゚Д゚)「春風が欲しいんだ」
川 ゚ -゚)「どうして、春風がほしいんだ?」
どうしてだっけ、とギコは首をひねって。
ギコは自分の頭のなかに、ぴったりな答えを見つけました。
(,,゚Д゚)「春風をつかまえて、それを持っていけばきっと春になるはずだ」
だから、オレは春風をつかまえてこのふくろに入れるんだとギコは言いました。
ギコは自分の思いつきのすごさにシッポをブンブンとふりました。
しかし、小さな魔女はギコの言葉に首を横に振りました。
川 ゚ -゚)「帰れ。春を探して持って帰っても無駄だ。
お前の願い事はそんなものじゃない」
.
224
:
名も無きAAのようです
:2012/12/18(火) 21:27:49 ID:xTrj54dE0
しえん
225
:
(,,゚Д゚)春をさがすようです
:2012/12/18(火) 21:29:24 ID:iyblDBwI0
――――‐―‐‐‐‐‐‐‐
ギコはとぼとぼと、歩いていました。
どこをどう歩いてきたのか、はっきりと思い出せません。
それくらい、ギコはしょんぼりとしていました。
そんな落ち込んだギコを抱き上げたのは、ひろってくだちぃ。と書かれた箱に入った女の子でした。
ttp://imepic.jp/20121217/033540
o川*゚ 々゚)o「ぬこーくるうといっしょですー」
女の子はぎゅっとギコを抱きしめます。
ギコは逃げようとして、しっぽをふくらませ抵抗しますが、逃げられませんでした。
川 ゚ 々゚)「どうしたですか?」
(,, Д )「春を探して持って帰っても無駄だって。帰れって、言われた」
川*゚ 々゚)「じゃあくるうといっしょしますか?」
(,, Д )「やだ」
ギコの首ががくりとたれ、首輪についた鈴がチリンと音を立てました。
それは、とても大切にされていることがわかる古い首輪でした。
.
226
:
(,,゚Д゚)春をさがすようです
:2012/12/18(火) 21:31:08 ID:iyblDBwI0
川 - 々-)「ぬこ。くるうといっしょちがうです」
女の子は、ギコの首輪をじぃぃっと見つめ、言いました。
ギコの首輪と自分の入っている箱を見比べて、ケタケタと笑います。
川 ゚ 々゚)「ぬこにはおうちあるです。いくです」
(,,;Д;)「でも、オレは春を――」
川 ゚ 々゚)つ=|二フ
川#゚ 々゚)「うそつきしゃみせんさんずのかわ!
うそうそうそ嘘嘘嘘ウソウソわかってないわかってないぃ!!!」
(,,;゚Д゚)「――っ!!!」
箱のなかの女の子が取り出した、ギラギラと光るものにギコは驚いて飛び上がりました。
何が何だかわからないままに、まっすぐに続く道を飛び、駆け上がり、ギコはひたすら逃げます。
箱のなかの女の子が見えなくなっても、ただまっすぐにギコは走り続けました。
.
227
:
(,,゚Д゚)春をさがすようです
:2012/12/18(火) 21:32:03 ID:iyblDBwI0
おじさんはちょとした茶目っ気だと笑い。
難しい顔をしていた二人は笑い合い。
機械の体の人のそばには、そっくりな顔の男の人が。
落ちたかと思った人は、痛くなかったよと笑う。
そんなよくわからない世界をひたすら走り回るうちにギコは――、白いカーテンを見つけました。
(゚、゚#トソン「誰っ!?」
窓と小さな鉢植えと、白いカーテン。
ギコのよく知るツンのお家とよく似た、普通の部屋。
そこにいた女の人は服を着ようとしていた腕を止め、その顔に笑顔を浮かべました。
(゚、゚トソン「あら、久しぶり。この前の猫さんですね。
ちゃんと覚えてますよー、青い毛並みの猫さんは珍しいですからね」
(,,゚Д゚)「……」
(゚、゚;トソン「……、いくら話しかけても反応はなし」
http://boonpict.run.buttobi.net/up/log/boonpic2_418.jpg
.
228
:
(,,゚Д゚)春をさがすようです
:2012/12/18(火) 21:33:04 ID:iyblDBwI0
ギコはびっくりしていました。
あわてて走ってついた先は、ツンの家のすぐそばにあるお家。
空は暗く曇り、今にも雪がふりそうです。
(゚、゚トソン「猫さん、猫さん。どうしたんですか?」
(,,゚Д゚)「ここは?」
(゚、゚*トソン「あ、鳴いてくれましたね」
女の人はカラカラと窓を開け、ギコに話しかけます。
ギコは女の人が毛皮を着ていないことに驚き、それからお部屋のなかにあるものにもう一度びっくりしました。
窓のそばにある小さな鉢植え。そこには春のように、白い花が咲いています。
(,,*゚Д゚)「春だ」
(゚、゚トソン「あら、もしかして。このお花がほしいんですか?」
ギコの視線に気づいた女の人は、小さく笑うと白い花を一つ摘みました。
ギコのそばに落ちていた袋に花をそっと入れると、首輪に結びつけました
(゚ー゚トソン「……はい、どうぞ」
.
229
:
(,,゚Д゚)春をさがすようです
:2012/12/18(火) 21:34:20 ID:iyblDBwI0
――――‐―‐‐‐‐‐‐‐
(,,゚Д゚)「春だ。ツンが遊んでくれる!」
ギコはウキウキした気持ちで、歩いていました。
屋根を進み塀を飛び降り、ツンとギコのお家へと向かいます。
空からふわふわと冷たい雪が降って来ましたが、ギコの心はぽかぽかと暖かくなっていました。
(,,*゚Д゚)「ツン! ツン!」
見慣れたお家を見つけ駆け寄りますが、扉はあいていません。
窓はどこも閉まっていますし、お家のなかも暗いままです。
カリカリと扉をひっかいても、誰も開けてくれません。
(,,;゚Д゚)「ツンー! ツンー!!」
誰もない。そのことに暖かかったはずのギコの体が、ぶるりと震えました。
ツンはどこだろう? 春を持ってきたのに、ツンは笑ってくれるはずなのに。
そのツンが、どこにもいない。
(,,;Д;)「……ツン」
.
230
:
(,,゚Д゚)春をさがすようです
:2012/12/18(火) 21:35:14 ID:iyblDBwI0
ギコはカリカリと扉をひっかきました。
爪が痛くなっても、カリカリ、カリカリとひっかき続けます。
(,,;Д;)「ツンーツンー!!! ツン!!」
ご飯にカツブシさんがかかってなくても、ちゃんと食べるから。
遊んでくれなくてもいいから。お話してくれなくてもいいから。
お布団に入れてくれなくても、髪の毛ひっかかないから。
(,,;Д;)「ツンに、あいたい」
ξ# ⊿ )ξ「この馬鹿猫っ!! 一体、いままで何処に行ってたのよ!!」
その時、大きな大きな怒鳴り声が響きました。
ギコが毛を逆立てながら振り返ると、そこにはギコが大好きな女の子がいました。
くるくるに巻いた金の髪。ひっぱると楽しい黒いリボン。
体の上には暖かそうな毛皮に、ついつい毛づくろいしたくなる赤いマフラー。
ξ゚⊿゚)ξ 「…ほんと、馬鹿なんだから…」
ttp://blog-imgs-55-origin.fc2.com/m/z/k/mzkzboon/boonpic2_426.jpg
.
231
:
(,,゚Д゚)春をさがすようです
:2012/12/18(火) 21:36:43 ID:iyblDBwI0
ツンの目からぽろりと涙がこぼれました。
涙は次から次へとあふれて、ツンのかわいらしい表情をぬらしていきます。
(,,;゚Д゚)「ツン! 花だぞ、春だぞ! 何で泣くんだ?!」
ξ ⊿ )ξ「……いままで、どこに行ってたのよ」
ツンはギコの首輪に、昔つくった袋が結び付けられていることに気づきました。
そして、その袋に飾るように入れられた白い花を見つけました。
ξ ⊿ )ξ「……私が、春になればなんて、言っていたから?
だから、ギコはいなくなったの?」
(,,*゚Д゚)「そうだぞ。だから、笑って!」
ギコの言葉はツンにはわかりません。
だけど、ツンにはギコがいなくなった理由がわかりました。
ξ ⊿ )ξ「……私は」
ツンの言葉が途切れました。
ギコの体を抱えると、ぎゅっと抱きしめます。
ξ;⊿;)ξ「ギコがいれば……それでよかったのに」
,
232
:
(,,゚Д゚)春をさがすようです
:2012/12/18(火) 21:37:26 ID:iyblDBwI0
――――‐―‐‐‐‐‐‐‐
(,,-Д-)ゴルァ
ξ゚⊿゚)ξ「ママやめて! それはパパのよ!」
ノハ ⊿ )「でも、もういらない」
ξ;゚⊿゚)ξ「でも、パパは」
ノハ ⊿ )「パパはもういない。
こんなもの置いといても意味ないし、もう見たくない」
ξ#゚⊿゚)ξ「ちがう。パパは帰ってくる!
だって、パパは。パパは言ったもの!!」
ノハ ⊿ )「……ツン。母さんの気持ち、わかって」
ξ;゚⊿゚)ξ「……」
‐‐
‐
ξ;⊿;)ξ「春になれば……、春になればきっとパパが……」
(,,-Д-).。oO
233
:
(,,゚Д゚)春をさがすようです
:2012/12/18(火) 21:39:42 ID:iyblDBwI0
――――‐―‐‐‐‐‐‐‐
ギコは何もわからなかったけれど、ツンは本当は知っていました。
ツンはまだ大人じゃないけど、ずっと気づいていました。
春が来たらっていうのは、パパがついた嘘で、
本当はパパとママは「りこん」というものをして、とっくの昔におしまいとなってしまったということに……。
(,,;゚Д゚)「ツン。痛いのか?」
ギコを抱きしめるツンの体は、とても冷たくなっていました。
いなくなったギコを、ツンが探していたからです。
ξ;⊿;)ξ「……ギコ、もういなくならないで」
(,,゚Д゚)「……ツン」
ツンはギコがいなくなってからはじめて、自分がしばらくギコとお話をしていなかったことに気がつきました。
そして、ギコがどれだけ大切な友達だったのか、気づいたのです。
パパはもう家にはもどってこないけど、ギコは帰ってくる。
だから、ツンは毎日一生懸命ギコを探したのです。
ξ;⊿;)ξ「ギコ」
.
234
:
(,,゚Д゚)春をさがすようです
:2012/12/18(火) 21:40:27 ID:iyblDBwI0
(,,;Д;)「ツン。ツン泣かないで」
そして、ギコも気づきました。
ギコが欲しかったのは、探していたのは、春でも春風でもなかったことに。
川 ゚ -゚)「帰れ。春を探して持って帰っても無駄だ。
お前の願い事はそんなものじゃない」
小さな魔女がギコに入った言葉。
あの時はわからなかったその言葉の意味が、今のギコにはわかります。
ξ ⊿ )ξ「……なんで、ギコが泣くのよ」
(,,;Д;)「だって」
ξ ― )ξ「……」
そして、そんなギコにツンはじっと目を向け。
涙を拭うと、口元を上へと上げました。
.
235
:
(,,゚Д゚)春をさがすようです
:2012/12/18(火) 21:41:33 ID:iyblDBwI0
ξ*゚ー゚)ξ「……ありがとう、ギコ。
帰ってきてくれて。それから、私とずっと一緒にいてくれて」
(,,゚Д゚)「!」
ギコはニャァと声をあげて、ツンの腕に体を擦り付けました。
ツンの腕の中はとてもあったかくて、ギコはすごく幸せな気持ちになりました。
ξ*^ー^)ξ「ギコはずっと私のお友達よ」
(,,*゚Д゚)「うん!! ツンは俺のいちばんのトモダチだ!」
春風よりも、春よりもずっとずっと大切な――ギコの願い事。
ずっとずっと探していたツンの笑顔に、ギコはようやくたどりつたのでした。
∧∧
ξ*^ー^)ξ(゚Д゚*,,)
.
236
:
(,,゚Д゚)春をさがすようです
:2012/12/18(火) 21:43:19 ID:iyblDBwI0
――――‐―‐‐‐‐‐‐‐
―――‐―‐‐‐‐‐‐‐
―‐―‐‐‐‐‐‐‐
それから、時は流れました。
むかしむかしというほどむかしではない時から時間は流れ、そして今。
ζ(゚ー゚*ζ「ただいまー、もう疲れちゃったよぉー。
あれ、お母さん何してるの?」
動物にひっかかれた跡のある古い扉を、若い娘が開けました。
その娘は雪の日に猫を抱えて泣いていた女の子に、とても良く似ていました。
ξ )ξ「ちょっと、アルバムの整理をね」
ζ(゚ー゚*ζ「あ、お母さんかわいい! すごく若い!
えーと、これはお父さんで。あ、私とお兄ちゃんもいる!!」
母親がテーブルに広げた写真を見て、娘ははしゃいだ声を上げました。
そこに写っているのはどれも、娘にとっては懐かしい写真たちです。
http://blog-imgs-55-origin.fc2.com/m/z/k/mzkzboon/GwB5xhcmso.jpg
娘は大喜びでテーブルに近づくと、乗っていた花瓶をどかして写真を机いっぱいに広げました。
今年の写真。娘が1歳の時の写真。母親と父親の結婚式の写真。母親が学生の時の写真。
そこには家族の幸せな思い出たちが、たくさん並べられています。
.
237
:
(,,゚Д゚)春をさがすようです
:2012/12/18(火) 21:44:14 ID:iyblDBwI0
ζ(゚ー゚*ζ「あれ、この写真は……」
テーブルの上に広げられた、たくさんの思い出の写真。
その写真の一番下。そこに娘は見慣れない写真を見つけました。
ζ(゚、゚*ζ「お母さんと。えっと、青い猫?」
ξ )ξ「ああ、これは……」
青い猫と、それを抱え微笑む小さな女の子。
女の子の名前はツン。猫の名前はギコ。
二人はいつも一緒で、一番の仲良し。
それは、ギコの命が終わってしまっても何も変わりません。
ξ*^ー^)ξ「私の大切なお友達よ」
季節は春。
暖かい家のテーブルに飾られているのは、いつかギコが持ってきた白い花にとても似ていました。
.
238
:
(,,゚Д゚)春をさがすようです
:2012/12/18(火) 21:45:19 ID:iyblDBwI0
ξ゚⊿゚)ξ春をさがすようです 了 (,,゚Д゚)
.
239
:
名も無きAAのようです
:2012/12/18(火) 21:48:00 ID:iyblDBwI0
以上。
使用イラストは、No.8、No.4、No.3、No.11、No.13
それから、URLをつけていないけど他にもたくさんのイラストを使わせていただきました!
支援ありがとう
240
:
名も無きAAのようです
:2012/12/18(火) 21:50:43 ID:xTrj54dE0
おつ!
あの絵だなこの絵だな、って分かってにやにやしたよ
すっごい和んだ話だった
241
:
名も無きAAのようです
:2012/12/18(火) 21:51:01 ID:JzuOaAKk0
乙!
童話調で楽しみました
242
:
名も無きAAのようです
:2012/12/18(火) 21:56:26 ID:OnBiVeio0
乙!!
とってもかわいかった!
243
:
名も無きAAのようです
:2012/12/18(火) 22:12:14 ID:AHOTzCyw0
>>239
乙です!くるぅいい味出してる!
みんな可愛かったー
続いて投下します
244
:
名も無きAAのようです
:2012/12/18(火) 22:12:55 ID:AHOTzCyw0
小学生のころ、幼なじみと遊んでいる時に同級生に冷やかされたことがある。
少しぐらい年が離れているだけで、性別が違うだけで。
悲しくて悔しくて、帰り道の公園で幼なじみを見つけたとき、思わず胸に飛び込んだ。
( ФωФ)「どうしたのであるか」
(*ぅー;)「みんなが、みんなが、休みの日にロマといるのはおかしいって
私とロマじゃ年が違うのに、遊んでるなんておかしいっていうの」
http://boonpict.run.buttobi.net/up/log/boonpic2_425.jpg
しぃはロマネスクのコートに顔をうずめて泣いている。しゃくりあげるその頭を大事そうになでて、ロマネスクは笑う。
( ФωФ)「おかしくなんてないのであるよ。しぃと吾輩は、友達なのだから」
(*ぅー゚)「撿撿うん、」
ともだち、と呟いてロマネスクを見上げる。
ロマネスクのピンと立った耳にふわりと、雪が乗っている。街灯に照らされたそれがとても綺麗で、しぃは微笑んだ。
245
:
名も無きAAのようです
:2012/12/18(火) 22:13:49 ID:AHOTzCyw0
( ФωФ)「うんうん、それがいいである」
(*゚ー゚)「?」
( ФωФ)「笑ってる顔が、一番似合うのである」
そう言ってくれたから、しぃはずっとロマネスクが好きだ。友達なのだ。
しぃのピンク色の毛並みを手で梳いて、ロマネスクが行こうかと声をかける。当然のように手をつないで二人は歩き出す。
隣の家に住むロマネスク。生まれてからずっと一緒だ。
しぃはロマネスクが読んでいる本を読み、ロマネスクが行くところには興味を持った。
ロマネスクと遊んでいることはしぃにとっては自然なことで、冷やかされたときにはとても悲しかった。
そんな風にみえるのかと。
ロリコン?ロマネスクはそんなんじゃない。そう言ってやりたかった。
友達なんだ、幼なじみなんだ。その仲を疑うなんて下世話だ。
そう思ったのに。
事実、しぃはロマネスクに惹かれていた。あの時の同級生が言った言葉を否定していたくせに、現に。
しぃは高校生になった。ロマネスクはとうに社会人だ。
246
:
名も無きAAのようです
:2012/12/18(火) 22:16:16 ID:AHOTzCyw0
(*゚ー゚)「8歳かぁ」
ζ(゚ー゚*ζ「どうしたのー、そんな遠く見つめちゃってー」
(*゚ー゚)「デレ...年上ってどう思う?」
ζ(゚ー゚*ζ「デレよくわかんない」
うふ、と笑って同級生のデレが首をかしげる。金髪の巻髪が揺れる。
デレは高校に入ってから出会った友達で、ロマネスクのことは知らない。
ζ(^ー^*ζ「でもぉ、そのくらいで諦めちゃう恋ならやめちゃえば?」
http://boonpict.run.buttobi.net/up/log/boonpic2_422.png
ふわりと微笑み、グサリと刺す。
デレの鋭さに、言い返すことも出来ずしぃは胸を抑えて笑った。
ζ(゚ー゚*ζ「あ、移動教室だよー」
(;*゚ー゚)「そ、そうだね」
デレは何もなかったかのように立ち上がって教科書を抱えた。しぃもそのあとに続く。
ざわつく廊下で、唐突にデレがしぃの耳元に口を寄せた。
ζ(゚ー゚*ζ「でも、うまく行ったならデレにも教えてよね」
応援するんだから、と微笑みながら言われて、しぃは思わず吹き出してしまった。
ζ(゚ー゚*ζ「???」
(*゚ー゚)「デレって、そーゆーとこ面白い」
グサリと刺したその口で、応援するという。どちらも本心なんだろう、その友人の言葉にいつも励まされてしまうのだ。
(*゚ー゚)「そうだよねぇ、諦める理由にはならないものね」
しぃは小さくガッツポーズをして、気合を入れる。思い立ったが吉日だ、そう思った。
247
:
名も無きAAのようです
:2012/12/18(火) 22:17:07 ID:AHOTzCyw0
('A`)「先輩、なんなんでしょうね、恋って 」
ドクオが情けない声でつぶやく。ロマネスクは失恋を重ねる後輩に同情してしまう。
( ФωФ)「耐えることである」
パソコンのモニターから目をはなさずにロマネスクが答える。
('A`)「耐える、ねぇ...大人ですよね」
( ФωФ)「まだまだてある。身悶えることも多いのである」
口元だけで笑って、仕事するのである、とドクオを叱る。ふかふかとした毛並みを乱暴にかき混ぜて、ため息をついた。
( ФωФ)「若造なのであるよ」
隣の家の可愛い女の子。幼なじみで、ひよこのようにロマネスクになついている。
ロマネスクも年上とはいえ男。しぃが年を重ねるにつれて、女の子らしく成長する様にいつの間にか心を奪われていた。
しぃに嫌われていない自信はあるが、幼なじみ以上の気持ちがあるか聞かれれば頷ききれない。
( ФωФ)「でも諦めるには、理由が足りないのであるよ」
248
:
名も無きAAのようです
:2012/12/18(火) 22:19:21 ID:AHOTzCyw0
恋に落ちる理由なら、いくつもあるのに。そんなことを思って、苦笑いをした。
その日の夜、しぃを初めて抱きしめた夜のように雪が舞った。
仕事を終えたロマネスクが頭の上に雪を積もらせながら公園を通り抜けようとすると、街灯の下に小さな影があった。
(*゚ー゚)
制服にコートを着て、マフラーを巻いたしぃの姿だった。ロマネスクは小走りにそこへ向かった。
( ФωФ)「こんな、寒い中何してるであるか!こんな遅くに危ないであるよ!」
つい大きな声を出したロマネスクに、少し首をすくめてしぃが笑う。
(*゚ー゚)「ごめんなさい。でも私、どうしても伝えたいことができたの」
私ね、としぃの言葉を最後まで聞いたロマネスクは目を見開く。
そして、すっかり冷えたしぃの体を抱きしめた。
( ФωФ)片思い相互通行のようです(*゚ー゚)
249
:
名も無きAAのようです
:2012/12/18(火) 22:21:07 ID:iyblDBwI0
乙
すごくかわいい。二人とも幸せになれ!
デレもいいキャラしてるなぁ
250
:
名も無きAAのようです
:2012/12/18(火) 22:21:21 ID:AHOTzCyw0
以上です。二枚の絵を使わせていただきました。ありがとうございました!
少女漫画風ラノベ?を目指したんだけど、楽しんでもらえたら嬉しいです
251
:
名も無きAAのようです
:2012/12/18(火) 22:37:32 ID:U/S4YvTM0
うはああああ!ニヤけてしまうわ。乙!
252
:
名も無きAAのようです
:2012/12/18(火) 22:38:10 ID:oktzSy/E0
ジャンルは何でも可とありますがマジキチも可なんでしょうか
253
:
名も無きAAのようです
:2012/12/18(火) 22:40:59 ID:GnsIvqeo0
良いんじゃない
254
:
名も無きAAのようです
:2012/12/18(火) 22:41:37 ID:arWQCkK60
良いかも(*´・ω・)(・ω・`*)ネー
255
:
名も無きAAのようです
:2012/12/18(火) 22:45:06 ID:iyblDBwI0
いいと思うけど、あんまりアレそうなら閲覧注意とかつけてくれるとありがたいんだぜ
256
:
名も無きAAのようです
:2012/12/18(火) 22:58:17 ID:oktzSy/E0
>>253-255
了解です
ありがとうございます
257
:
名も無きAAのようです
:2012/12/18(火) 23:43:09 ID:2qH0v3V20
vipのほうで投下があったお話のお礼ってここでしてもいいんでしょうか?
258
:
名も無きAAのようです
:2012/12/18(火) 23:51:01 ID:iyblDBwI0
どんとこい!
259
:
名も無きAAのようです
:2012/12/18(火) 23:54:09 ID:U/S4YvTM0
またお礼絵とか描くのか……すごいなぁ
260
:
名も無きAAのようです
:2012/12/19(水) 00:05:59 ID:IeoPuTWo0
ブーン系ミニラノベ祭りのようです の
>>278-281
「( ΦωΦ)は出会ったようです」
絵を使っていただきありがとうございました
まさか使っていただけるとは思っていなかったのですごく嬉しいです
切ない終わり方がとても素敵でした 乙です!
http://boonpict.run.buttobi.net/up/log/boonpic2_432.jpg
261
:
名も無きAAのようです
:2012/12/19(水) 00:16:49 ID:px2jPo6w0
かなり被っちゃったけど、投下します
262
:
名も無きAAのようです
:2012/12/19(水) 00:18:33 ID:px2jPo6w0
それはまだ神々が地上にいて多くの種族がいた頃のおはなし。
"春風"を探すようです
263
:
名も無きAAのようです
:2012/12/19(水) 00:19:34 ID:px2jPo6w0
一匹の猫が森の中を歩いていました。
その猫は青い毛とすらりとした尻尾を持っており、その尻尾は荷物を結びつけた木の棒を器用に掴み、ゆらゆらと揺らしています。
(,,゚Д゚)「ここいらに小人はいないか」
木々の間を抜けると開けた場所にでました。
猫は誰もいない、その場所で声を張り上げます。
「おや、これは珍しい。こんなところに誰かがやってくるとは」
誰もいなかったはずの場所に、猫以外の声が降ってきました。
川 ゚ -゚)「なにか用か?」
猫から一番近い木の根元に、猫よりも小さな小人がいました。
その小人は頭に被ったとんがり帽子を直しながら猫に近づきます。
(,,゚Д゚)「この世界で一番の物知りな小人族に、聞きたいことがあって来た」
(,,゚Д゚)「"春風"が欲しいんだ。どこに行けば手に入れられる?」
http://blog-imgs-55.fc2.com/m/z/k/mzkzboon/boonpic2_424.jpg
川 ゚ -゚)「まさにわたしは、この世界でもっとも知識を持った小人族だ。
そんなわたしが答えよう。
"春風"はどこにでもあるし、どこにもないことを」
(,,゚Д゚)「矛盾しているじゃないか。はっきりと言ってくれ」
川 ゚ -゚)「はっきりもなにも、今のが答えさ」
(,,゚Д゚)「ふざけたことを抜かすな。貴様の頭を噛み千切るぞ」
川 ゚ -゚)「ふむ、痛いのは好みではないな。
しかたない、"春風"に辿りつく方法を教えてやろう」
川 ゚ -゚)「ここからずっと南へ進むと良い。
そうすれば、お前の求めているものが見つかるだろう」
猫は小人に礼を告げることもなく南へ向かいました。
264
:
名も無きAAのようです
:2012/12/19(水) 00:20:44 ID:px2jPo6w0
猫は小さな町にやってきました。
その町は小さいなりにも、賑わいを見せています。
そんな中、段ボールに入った少女を見つけました。
川 ゚ 々゚)
http://blog-imgs-55.fc2.com/m/z/k/mzkzboon/033540.jpg
少女は道行く人を眺めては、声をかけようとしています。
しかし話すことが出来ないのか、全く声は出ていません。
猫は、少女を嘲笑う目つきで眺めます。
(,,゚Д゚)(馬鹿な子供だ。誰があんな薄汚い子供を拾うものか)
少女はいつからそこにいるのか、髪はボサボサで服は所々擦り切れています。
ろくに食べ物も食べていないのでしょう、頬はこけていました。
それから何時間経ったのでしょうか。
少女はなおも、人に声をかけようとしています。
猫も内心馬鹿にしながら、その様子を飽きもせずに見ていました。
265
:
名も無きAAのようです
:2012/12/19(水) 00:22:46 ID:9tbBprJw0
しえ
266
:
名も無きAAのようです
:2012/12/19(水) 00:23:22 ID:px2jPo6w0
('、`*川「あなた、昨日もここにいたわね」
一人の女性が少女の前で立ち止まりました。
('、`*川「一昨日もその前もいたわね」
('、`*川「親に捨てられたの?」
女性はいくつも言葉を投げかけます。
しかし少女はおろおろとするばかり。
('、`*川「あなた、話せないのかしら?」
('、`*川「わたし、この道を毎日通るのだけれど、正直あなたって目障りなのよ」
川 ;々゚)
少女は言われている言葉の意味は理解できるようで、女性の言葉に目を潤ませてしまいました。
('、`*川「あなた、ここで野垂れ死にたいの?」
川 ;々;)
少女はぶんぶんと首を横に振ります。
267
:
名も無きAAのようです
:2012/12/19(水) 00:24:21 ID:px2jPo6w0
('、`*川「じゃあ、あなたはどうするの?今までみたいにしてたら本当に野垂れ死ぬわよ」
少女は戸惑い、時々手を戻しながらも女性に手を伸ばしました。
その小さな手がしっかりと女性の服を掴みます。
川 ;々;))
声は出ません。
しかし、少女は何かを必死に伝えます。
川 ;々;)) わ た し を ひ ろっ て く だ さ い
('、`*川「あーあ…また変の拾っちゃったなあ」
女性はぼやくと箱の中の少女を抱きかかえました。
('、`*川「うちの孤児院でよければ歓迎するわ」
女性と少女がその場を去った後、猫もその場を後にしました。
268
:
名も無きAAのようです
:2012/12/19(水) 00:25:40 ID:px2jPo6w0
猫はまた南へ進み、海沿いの町に来ていました。
潮風が猫の青い毛を撫でます。
海岸沿いを歩いていると、空から白が落ちてきました。
真っ白な雪でした。
(,,゚Д゚)(これは寒いはずだ、先を急ごう)
猫は歩みを進めていきます。
269
:
名も無きAAのようです
:2012/12/19(水) 00:27:39 ID:FkOfLKIc0
複数枚使いか
支援
270
:
名も無きAAのようです
:2012/12/19(水) 00:28:13 ID:px2jPo6w0
(#゚;;-゚)「待って!おにいちゃん!」
猫の後方から叫ぶ声が聞こえます。
振り返るとマフラーを巻いた女の子が走っていました。
女の子は大きな耳を揺らし、息を切らしています。
( ФωФ)「でぃ!着いてきてはダメなのである」
女の子が一人の男に飛びつきました。
男は抱きついた女の子を離そうとしますが、コートを握りしめているためなかなか上手くいきません。
( ФωФ)「おにいちゃんとの約束を忘れたであるか?」
男の言葉に女の子は首を横に振ります。
(#゚;;-゚)「行っちゃ、やだ」
( ФωФ)「そういうわけにはいかないのである」
(#;;;-;)「いやだいやだ!
行かないでよ…おにいちゃん…」
271
:
名も無きAAのようです
:2012/12/19(水) 00:29:13 ID:px2jPo6w0
( ФωФ)「でぃとまた二人で暮らすためには、仕事を探さないといけないのである」
(#;;;-;)「分かってる…分かってるけど…」
( ФωФ)「この町には吾輩の就ける職がないのだ」
( ФωФ)「仕事を見つけたら必ず迎えに行く。
それまで叔父の家で待っててほしい」
(#;;;-;)「うぅ…ひぐっ」
( ФωФ)「我が輩とてでぃと離れるのは寂しいのである」
( ФωФ)「だからこそ。笑顔で見送ってほしい」
http://blog-imgs-55.fc2.com/m/z/k/mzkzboon/boonpic2_425.jpg
( ФωФ)「そうすれば、我が輩はでぃの笑顔を思い出して頑張れるのである」
(#;;;-;)「約束だよ?絶対、お迎えにきてね?」
( ФωФ)「我が輩は嘘をつかん!絶対に迎えに行く」
(#う;;-;)
(#゚;;-゚)
(#^;;-^)「おにいちゃん、いってらっしゃい!待ってるから!」
( *ФωФ)「行ってきますなのである!」
女の子は目を赤く腫らしながらも、にこりと笑いました。
男は女の子の頭をぐりぐりと撫でると踵を返します。
猫は暫く、その小さくなっていく背中を見ていました。
272
:
名も無きAAのようです
:2012/12/19(水) 00:30:03 ID:px2jPo6w0
猫は雪が降り積もった大きな町に来ていました。
大きな時計台も立派な噴水も、白銀に包まれています。
ξ゚⊿゚)ξ「あら、猫さん。寒そうね」
公園を歩いていると金髪の女の子が話し掛けてきました。
猫は知らんぷりで通り過ぎようとしましたが、目に入った女の子の表情があまりにも寂しかったので立ち止まってしまいました。
ξ゚⊿゚)ξ「猫さん、寒そうだからこれをあげるわ」
金髪の女の子はしゃがみ込み、猫の首に青いマフラーをかけてあげました。
しかしそのマフラーは人間用のため、猫にとって大きすぎます。
ξ゚⊿゚)ξ「本当はね、そのマフラーはわたしの好きな人に贈る予定だったの」
そこで猫は気付きました。
青いマフラーと女の子の赤いマフラーはお揃いになっていることに。
ξ゚⊿゚)ξ「今日はクリスマスだから、その人に会いたくて…」
ξ゚⊿゚)ξ「でも、わたし素直じゃないから…会いたいって直接言えなくて…」
ξ;⊿;)ξ「手の込んだメッセージしか送れなくて…」
ξ;⊿;)ξ「もう五時間待ったけど、彼は来ないの」
ξ;⊿;)ξ「当たり前よね、あんな分かりにくいことしたんだもん」
ξ;⊿;)ξ「わたし…ほんと、馬鹿なんだから…」
http://blog-imgs-55.fc2.com/m/z/k/mzkzboon/boonpic2_426.jpg
女の子は大粒の涙を流します。
その涙は、猫の艶のある毛に落ちました。
273
:
名も無きAAのようです
:2012/12/19(水) 00:31:00 ID:px2jPo6w0
(;^ω^)「ツーン!!!!!!」
大声が公園に響きました。
(;^ω^)「またせてごめんだお!暗号解くのに時間かかちゃったんだお!」
ξ;⊿;)ξ「ブー…ン?」
(;^ω^)「おーん、ツンのお鼻が真っ赤になってるお!」
男の子は女の子に駆け寄ると、女の子の頬を両手で包みます。
(;^ω^)「頬っぺたもこんなに冷たくなって…」
ξ;⊿;)ξ「ブーン…来て…くれたんだ…」
( ^ω^)「当たり前だお!僕がツンの誘いを断るはずがないお」
(;^ω^)「でも今回の暗号は難しくてショボンにも手伝ってもらったんだお」
ξ;⊿;)ξ「う、うえええぇぇぇ」
女の子は更に泣いてしまいました。
男の子は困ったように、女の子の頭を撫でます。
ξ;⊿;)ξ「ブーン…ありがと」
女の子は消え入りそうな声で呟きました。
猫は青いマフラーをそっと雪の上に置き、南へ向かいました。
274
:
名も無きAAのようです
:2012/12/19(水) 00:32:18 ID:px2jPo6w0
猫は原っぱに来ていました。
風がそよそよと吹いています。
小人から南へ行けと言われてからどれだけ歩いてきたのでしょうか。
猫は今までのことを振り返ります。
捨てられた子供とそれを拾った女性
別れを惜しむ妹と旅立つ兄
素直になれない女と彼女を愛する男
どれも猫にとっては理解できないものでした。
利益も無いのに子供を拾う女性も
駄々をこねる子供に笑ってと言った男も
面倒な女を見限ることなく約束の場所に来た男も。
みんなみんな猫には理解出来ませんでした。
275
:
名も無きAAのようです
:2012/12/19(水) 00:33:14 ID:px2jPo6w0
でも、一つだけ。
そう一つだけ分かったことがありました。
どれも温かかったのです。
それぞれ二人が織りなす空間は温かさで満ちていました。
今まで知りもしなかった心の温もりに猫は驚きました。
そして気付いてしまったのです。
"春風"の正体を。
原っぱには一人の男が立っています。
彼は、まるで"春風"のように優しく温かな温もりを確かに心に感じたのでした。
276
:
名も無きAAのようです
:2012/12/19(水) 00:34:23 ID:px2jPo6w0
あるところに傍若無人な男がいました。
彼は強さだけを求め、人との関わりを持ちませんでした。
そんな彼に心を痛めた愛の女神は言いました。
「あなたは愛を知っていますか」
男は答えます。
「そんなものは知らない。そんなものはいらない」
女神は悲しげに尋ねます。
「あなたは誰かを憐れ慈しむことも支えたいと思うこともないのですね」
「俺に必要なものは強さだけだ」
それならば、と女神は言います。
「愛の温もりを知らないあなたに、愛を教えてあげましょう」
「さあ、探しなさい。あなたが"春風"を見つけたとき…愛を知った時、あなたは心を知るはずです」
これはまだ神々が地上にいて、多くの種族がいた頃のおはなし。
そしてある男が愛を知るおはなし。
"春風"を探すようです 終わり
277
:
名も無きAAのようです
:2012/12/19(水) 00:36:21 ID:9tbBprJw0
乙
春風の解釈がとてもいいな
278
:
名も無きAAのようです
:2012/12/19(水) 00:38:11 ID:px2jPo6w0
以上です。四枚の絵を使わせていただきました!
>>209
スカート神秘書いた者ですが、
_
( ゚∀゚)o彡゜デレの黒パン黒パン!!!!
279
:
名も無きAAのようです
:2012/12/19(水) 00:44:45 ID:FkOfLKIc0
>>278
乙!締め括り方が素敵だ
自分も投下しま。軽く残虐表現注意
280
:
名も無きAAのようです
:2012/12/19(水) 00:45:59 ID:FkOfLKIc0
曇天の空のようなくすんだ瞳に、冷たい灰色の街を映して
沈んだ色彩達の中に溶け込む暗色のように、その子はそこにいた。
北に位置するこの国の、今のこの時期、路傍で見るにはあまりに軽装。
ついで、遥か遠くを眺め見るような、あるいは何処も見ていないかのような
儚げな表情と瞳に映る、何処とも知れぬ世界が気になって。
ほんの気まぐれに生じた、感情と好奇心が足を動かす。
吐息は白くわだかまって、紡ぐ言葉と共に空に溶け込んでいった。
( ФωФ) 痕 のようです
.
281
:
名も無きAAのようです
:2012/12/19(水) 00:47:07 ID:FkOfLKIc0
( ФωФ)「寒くないのか?そんな薄着で」
( ´_ゝ`)
くるり。
ゆっくりとこちらを向いたその顔は白く、痩せていて
些か栄養失調気味のようにも見えた。
( ФωФ)「……誰かを待っているのであるか?」
( ´_ゝ`)
( ´_ゝ`)「けもの」
( ФωФ)「うん?」
( ´_ゝ`)「けもの、いなくなるの待ってる」
思いがけない単語に虚を突かれ、次の言葉を見失う。
こちらへ向けられたその顔はひどく儚げで、白昼の幻のようにさえ思えた。
このまま霞んで消えてしまう前にと、じっとその瞳を覗き込む。
冬枯れの景色によく合う、柔らかな灰白色だった。
282
:
名も無きAAのようです
:2012/12/19(水) 00:48:21 ID:FkOfLKIc0
( ´_ゝ`)「寒くなんかないよ」
( ФωФ)
(*´_ゝ`)「おかあさんのくれたマフラーがあるもの」
( ФωФ)「あ……ああ。そうか」
数秒の間を置いて、それが
先程自分の投げかけた、疑問に対する応えなのだと気がつき、曖昧に返事をする。
首に巻かれた暗い色のそれは、マフラーとは名ばかりで、粗末なボロ布にしか見えなかった。
(*´_ゝ`)
言葉とは裏腹に、カチカチと歯を鳴らして震えながら
にへら。と、無垢な笑みを浮かべたその顔は青白く。
僅かに覗いた前歯は欠けていて、どこか間が抜けて見えた。
283
:
名も無きAAのようです
:2012/12/19(水) 00:49:06 ID:FkOfLKIc0
( ФωФ)「……ここに1人か?お母さんはどこにいる?」
( ´_ゝ`)「どこかなぁ。さっきまでパイを作ってたんだけど。いなくなっちゃった」
( ФωФ)「ここで待ってるように言われたのであるか?」
( ´_ゝ`)「ううん。ここが好きなんだよ。けものから逃げられるから」
ぽつり、ぽつりと言葉を交わすものの、先程の不可解な単語同様
いまひとつ、要領を得る言葉はその口から為されない。
どうやら、年端のいかないその子の頭は
すこぅし、他より遅れているようだった。
284
:
名も無きAAのようです
:2012/12/19(水) 00:50:24 ID:FkOfLKIc0
(´<_` )「アニー、もう、家にお入りよ」
しばらくすると、単調な声が聞こえた。
現れたのは、顔も、毛並みも、瞳の色も。
階段脇に座るその子とそっくり同じ、瓜二つの子供。
マフラーこそしていないが、質のしっかりしたコートを身に纏っている。
アニーと呼ばれたその子は、自分と同じ顔を見上げて困ったような表情を浮かべた。
( ´_ゝ`)「でも……でも……、おかあさんがいない」
(´<_` )「……家にいるよ。だから、早く。ほら立って」
( ФωФ)「あ、おい」
(´<_` )
-――なんて冷たい瞳だろう。
同じグレーの瞳でも、こちらは無機質で鋭いナイフの色だった。
二の句を告げる隙を与えぬ、氷の眼差しでこちらを睨みつけると
未だ戸惑いを見せるその子の腕をぐいと掴みあげ、立たせてそそくさと歩み去ってしまった。
遠くなる後姿に、はっきりとは聞こえないが、一方的な言葉の端々が聞こえてくる。
「知らない奴と話するんじゃない」
「また母さんに叱られる」
そんなことを言い聞かせているようだった。
285
:
名も無きAAのようです
:2012/12/19(水) 00:50:37 ID:px2jPo6w0
支援支援
286
:
名も無きAAのようです
:2012/12/19(水) 00:52:25 ID:FkOfLKIc0
次にアニーに会った時。
同じように青い顔をして、暗い路地の階段脇に座る彼は
前とは違って手袋をつけていた。
それも片方、右手にだけに。
( ´_ゝ`)「ロマネスクは兵隊さん」
( ФωФ)「ああ」
( ´_ゝ`)「おとうさんと一緒だねー」
( ФωФ)「……アニーの父さんも、軍人なのであるか」
( ´_ゝ`)「うん。もうすぐ帰ってくる」
( ФωФ)「何故そう思う?」
( ´_ゝ`)「おかあさんが、ごちそう作って待ってるからね」
父の帰還を待ち侘びる風でもなく、ただ淡々と無感情に。
くすんだ瞳に何も映さず呟く、霧のようなその子の隣で
ロマネスクはそっと目を伏せた。
母親がどんなに美味しいご馳走をこさえて、帰りを待ち侘びていたとしても
その男はもう帰ってこないことを知っていたからだ。
287
:
名も無きAAのようです
:2012/12/19(水) 00:56:42 ID:FkOfLKIc0
そのまた次に会った時。
今度は、ロマネスクと同じ、種族特有の大きな耳に
粗末な編み物が当てがわれていた。
そしてそれもまた、片方にだけ。
じっと座り続ける彼と同じように、冷えきった石段に腰を降ろして尋ねる。
( ФωФ)「それも母さんがつけてくれたのか?」
( ´_ゝ`)「ん……これ」
すると、毛糸で覆われた方の耳を ひょい、と器用に動かし、前歯の抜けた白い歯を覗かせて
あのどこか人懐っこい、間の抜けた笑みを浮かべるのだった。
(*´_ゝ`)「そうだよ。外に出る時はこれつけなきゃだめ、て」
( ФωФ)「ふむ。この寒さだから当然だな。
……まぁ、両方揃っていたら、なお良いのだがな」
( ´_ゝ`)「―――嫌」
返ってきた声の思いがけぬ冷たさに、ロマネスクはそちらを見た。
288
:
名も無きAAのようです
:2012/12/19(水) 00:57:43 ID:FkOfLKIc0
( ´_ゝ`)「かたっぽでいい。おれ、かたっぽだけがいい」
( ФωФ)「?どうしてだ?そのままだと、残ったもう片方が冷えるだろうに」
( ´_ゝ`)「嫌。嫌!どっちもは嫌だ」
そう言って、何かを恐れるかのように体を縮こめ
毛糸で覆われていない方の耳を、ぎゅっと押さえてうずくまった。
彼が青冷め震えているのは、寒さのせいだけだったのだろうか。
( ФωФ)「……おかしな子であるな、アニーは」
ぽつりと口に出してみると、確かにおかしい。ちぐはぐな防寒着だけではなく、頭のことでもない。
この寒空の下、いつも外で所在無さげに座り込んで、一体何をしているのだろう?
( ФωФ)「……確かこの前も聞いたが。
アニーは、いつも外で何をしているのだ?誰かを待っているのか?」
( ´_ゝ`)「うん。おかあさん。戻ってくるの待ってる」
( ФωФ)「母さんか。なるほどな。外に働きに出ているのだな」
( ´_ゝ`)「ううん。家にいるよ。だから外で待ってるんだよ」
( ФωФ)「……??」
( ´_ゝ`)「けものくさくて嫌なんだ。早く戻ってこないかな」
柔らかな灰白の瞳にモノトーンの街並みを映しながら、彼は無感情にそう呟くのだった。
289
:
名も無きAAのようです
:2012/12/19(水) 00:58:39 ID:FkOfLKIc0
( ФωФ)「そういえば前も言っていたな。『けもの』ってなんのことなんだ?アニー」
その言葉を口にすると、遠くを眺めていたその顔に、仄かに暗い影が差したような気がした。
( ´_ゝ`)「けものがくるよ。こわい、ロマネスク……」
( ФωФ)「え?」
(;´_ゝ`)「あ」
途端、はっと表情を変え、口を噤む。
ロマネスクも同様、冷たい視線を感じて顔をあげた。
(´<_` )
曲がり角の影で、アニーと瓜二つなあの顔がこちらを睨んでいた。
(;´_ゝ`)
アニーが泣きそうな顔をする。
「知らない奴とは話をするな」と言いつけられたのに
それを破ったのを知られてしまったから、焦っているのだろう。
( ФωФ)「……またな。アニー」
急に低くなった温度と、動揺する彼の様子を見て
短い別れの言葉を告げ、すっとその傍を離れた。
冷たい煉瓦の壁に背を預けながら
この前と同じ、手を引き引かれて、家の方角へと向かう2人の子供の後姿を見送った。
290
:
名も無きAAのようです
:2012/12/19(水) 01:00:51 ID:FkOfLKIc0
数日経って、またアニーに会った時。
今度はもう片方の耳も、あの粗末な耳当てで覆われていた。
―――それなのに、彼は顔を歪めて泣いていた。
( ;_ゝ;)
( ФωФ)「どうした?」
何があったのか尋ねても、幼い子供は泣きじゃくるばかり。
( ФωФ)「……おいで」
その姿がいたたまれなくて。でも、どうしたらいいのか分からなくて。
片腕を伸ばし、少々乱暴に抱き寄せると、自らの胸元にぎゅっと押し付けた。
ロマネスクの羽織る分厚いコートの裾に、白くか細い手が縋りつき、震えた。
291
:
名も無きAAのようです
:2012/12/19(水) 01:02:36 ID:FkOfLKIc0
::( ;_ゝ;)::「夜になったらけものがくる。こわいよ、ロマネスク」
( ФωФ)「……獣ってなんだ?」
::( ;_ゝ;)::「けもの……。けもの、くる、こわい」
分からない。けものとは何を意味し、この子が何を恐れているのか。
その言葉の意味も、元より、子供の慰め方など皆目分からない。
ただ心の動かすまま、その無骨な大きい手で
コートに顔をうずめ震える子供を、その貧相な毛並を不器用に撫でた。
( ФωФ)
その時―――フと、今日に限って両方揃っている、粗末な耳当てが気になった。
何がどうという理由は無いが、得体の知れない違和感を覚え、そっと手を伸ばす。
粗末な編み物は、軽く摘むだけで簡単に取り外すことが出来た。
292
:
名も無きAAのようです
:2012/12/19(水) 01:03:36 ID:FkOfLKIc0
次の瞬間、ロマネスクは目を見開いた。
(;ФωФ)「な……!」
隠されていた右耳の、その表面は
焼け焦げた火傷の痣が広がり、痛々しい水膨れを起こしていた。
左耳の方は、まるで大きな鋏を入れたかのような、数本の切り傷が走り
そこからは赤黒い肉が垣間見え、一目見て化膿しているのが分かる酷い状態だった
視線を下げる。
コートを強く掴み震える手の、手袋の指先からは
赤黒い血が滲んで染みを作っていた。
293
:
名も無きAAのようです
:2012/12/19(水) 01:06:16 ID:FkOfLKIc0
( ФωФ)「……」
http://blog-imgs-55-origin.fc2.com/m/z/k/mzkzboon/boonpic2_425.jpg
-――すぅ、と。驚く程の急激さで、心は温度を失い。
冷えきった心で、目の前のその惨状を遠く見つめた。
体を冷やしてはいけないから。そんな、母から子へと与えられるべき当然の温もりは。
知恵の遅れた哀れな子が信じた、心優しい母の思いやりなど、幸せなどそこには無かった。
そっと、初めて会った時から首に巻かれたままの、暗い色のマフラーに手をかける。
泣き続けるアニーは びく、と体を震わせた。
( _ゝ)「だめ!」
( _ゝ)「外に出る時は、絶対、外しちゃいけないって、おかあさんが」
……しゅる
マフラーとは名ばかりの、薄汚れた布きれがあっけなく地面に落ちる。
隠されていたその下には、白い首にきつく絡みつく、細い指の痕が
禍々しく、はっきりと残されていた。
294
:
名も無きAAのようです
:2012/12/19(水) 01:07:29 ID:FkOfLKIc0
『夜になったらけものがくる』
父親の出て行った家の中、優しい母がフとした瞬間、狂人のようになって暴力を振るう。
まるで悪魔に憑かれた何者かへと変わるその姿が
幼く無垢なその目には、愛する母親ではなく、恐ろしい獣に映ったのだろう。
ロマネスクは無意識にポケットに手をいれ、もう何年も開かない、金のロケットを固く握った。
その中には、双子の赤ん坊を抱き、幸せそうな笑みを浮かべる女の写真が収められている。
::( ;_ゝ;)::
遠い昔に捨て去った家で 自らが残した歪な傷痕が
腕の中で震え 悲痛な泣き声をあげていた。
最低な父親の胸を締め付ける、灰色の憂いが零れ落ちて
煉瓦敷きの地面へ降り積もる雪と共に しんしんと溶け込んでいった。
キズアト
( ФωФ) 痕 のようです 了.
.
295
:
名も無きAAのようです
:2012/12/19(水) 01:09:08 ID:FkOfLKIc0
終わりッス!
絵から話を考えるのって面白いな
296
:
名も無きAAのようです
:2012/12/19(水) 01:11:08 ID:YVAlsiSI0
乙!
ロマネスク・・・今からでも遅くないから帰ってやってくれ・・・
297
:
名も無きAAのようです
:2012/12/19(水) 01:23:41 ID:hU1631s6O
おおおお乙!虐待つれぇ・・・・
298
:
名も無きAAのようです
:2012/12/19(水) 01:43:51 ID:dWTyvpXA0
乙
299
:
名も無きAAのようです
:2012/12/19(水) 03:12:15 ID:uAhlUA660
長々と投下する
300
:
名も無きAAのようです
:2012/12/19(水) 03:13:58 ID:uAhlUA660
学校へ向かう途中、ツンは唐突に言った。
,, - 、
{::. }’ノノ' ヽノ: }
..{::. }リ、゚゚〉:: } 「ちくわ大明神」
{ンr‐'、_,く゛'ン´
ttp://blog-imgs-55.fc2.com/m/z/k/mzkzboon/boonpic2_427.png
( ^ω^)「…は?」
ξ゚゚)ξ「知らないの?その単語を聞くと地獄に落ちる呪いの呪文よ」
(
301
:
名も無きAAのようです
:2012/12/19(水) 03:18:05 ID:uAhlUA660
学校へ向かう途中、ツンは唐突に言った。
,, -― 、
{::. }’ノノ' ヽノ: }
..{::. }リ、゚⊿゚〉:: } 「ちくわ大明神」
{ンr‐'、_,く゛'ン´
ttp://blog-imgs-55.fc2.com/m/z/k/mzkzboon/boonpic2_427.png
( ^ω^)「…は?」
ξ゚⊿゚)ξ「知らないの?その単語を聞くと地獄に落ちる呪いの呪文よ」
( ;^ω^)「えー?!なんで?なんで?そんな不吉なこと幼馴染に言っちゃうんだお?」
ξ゚⊿゚)ξ「だって、私だって無理矢理聞かされたんだもーん」
戯けたようにくるくると回る。誤魔化す時はいつもこうだ。
ξ゚⊿゚)ξ「ほら、あんたも誰かに聞かせればいいのよ。そしたら呪い解除よ」
( ;^ω^)「本当かお…んー」
お別れの交差点。呑気に手を振りながらツンは言う。
ξ゚⊿゚)ξ「じゃあ、また放課後…まあ、あなたが12時間後までに呪いを解除出来たらだけど!」
( ;^ω^)「しかも期限付きかお?!」
自分と違い進学校の女子高に向かう幼馴染を見送りながら僕は叫んだ。
只今7:00 期限19:00
302
:
名も無きAAのようです
:2012/12/19(水) 03:20:37 ID:uAhlUA660
( ;^ω^)「…やばいお…結局部活の時間が来てしまったお…」
只今15:00。部活の時間。
誰に唱えても「知ってるし」と帰ってくる問答もいい加減飽きてしまった。
( ^ω^)「まてお…ドクオなら…」
部活仲間のドクオはあまり社交的では無く、友達も少ない。
運がよければ…いける!
そんな期待をしながら部室の扉を開ける。
部室の表札は【カードゲーム部】
303
:
名も無きAAのようです
:2012/12/19(水) 03:23:44 ID:uAhlUA660
('A`) 「ふふふ、待ってたぞ、ブーン。今日はお待ちかねの…『爆発メランコリック』の日だ」
( *^ω^)「待ちくたびれたお!」
爆発メランコリック。
それはとあるどマイナーカードゲーム。
その名の通り憂鬱を爆発させるほどの面白さ。
しかしそのマイナーっぷりはこのゲームのルールに由来するだろう。
なんと、試合時間10秒。
絵一つ描けやしない。
ttp://blog-imgs-55.fc2.com/m/z/k/mzkzboon/boonpic2_420.png
シ ノノヾゝ
{cソ 'A`〕 「へーいBOON!聞いてくれよー」
r‐'、_ケヽ
,,... 、_
/´ ,,ノヽ〉
〈、シ ^ω^) 「oh、ドクゥオ。どうしたんだい?」
r‐'ヾ\ソ-、
何戦かを繰り返して外もいい夕暮れ時。
('A`) 「…お前にいいたいことがあるんだ」
( ^ω^)「…実は僕もだお」
( ^ω^)('A`)
( ^ω^)「ちくわ大明神!!!」('A`)
( ;^ω^)「……」('A`;)
('A`) 「お前もかよ…」
( ;^ω^)「正直ドクオにそんなこと言い合うような友達がいるとは思わなかったお…」
('A`) 「…カアチャン」
( ;^ω^)(;A;)
只今16:00 期限19:00
304
:
名も無きAAのようです
:2012/12/19(水) 03:25:59 ID:uAhlUA660
(
305
:
名も無きAAのようです
:2012/12/19(水) 03:26:59 ID:uAhlUA660
( ;^ω^)「ちっ…アテが外れたお!急いで商店街の誰かを当たるお!」
('A`) 「それいい!商店街なら一人くらい知らないヤツがいるかも!あっ…でも教室に忘れ物しちまった…」
( ;^ω^)「ええい!こうなりゃ僕たちは運命共同体だお!ついてくお!」
('A`) 「ありがとう」
バタバタと急いで教室に向かう。
残っているのは図書室勉強組と部室で部活組。
教室方面から音は聞こえない。
ガラリと教室独特の引き戸を開ける。
('A`) 「よし、さっさと取って行…」
しかし、教室には
( ・∀・)「乗るっきゃねえ…!このビックウェーブに!」
女を押し倒しているイケメンと
(////トソン「は、早く…乗ってください!!ガマンできません!私を乗りこなしてください!!!」
ブラとパンツ一枚の女。
( ^ω^)('A`)
( ・∀・)(゚、゚トソン
(゚、 ゚トソン「これは厄介ですね」
ttp://blog-imgs-55.fc2.com/m/z/k/mzkzboon/boonpic2_418.jpg
僕たちは絶叫した。
306
:
名も無きAAのようです
:2012/12/19(水) 03:29:31 ID:uAhlUA660
ブラとパンツだけの女って略してブラパンだなぁと思いながら遠くから聞こえるブラバンの演奏を聞きながら思う。
ちなみにそんなブラパンさんとイケメンは僕たちの絶叫に駆けつけてくださった教職員から詰問されています。まあ先生方も3人も来なくともよかろうに。
てかブラパンちゃんに服ぐらい着せてやれよ、ブラのホック取れてるし。
( ;・∀・)「いや、誤解なんだ!!ただちょっとトソンがちょっと女性器の調子が悪いから見てって…」
ミセ;゚ー゚)リ「いやいや、それはない」
从 ゚∀从「お前って馬鹿なんだなぁ」
( ゚д゚ )「もうすぐで校長も来るから」
( ;∀;)「いやああああ!!」
|ω;`) 「そんなに僕嫌われてる感じ?」
( ;∀;)「来たあああ!!」
307
:
名も無きAAのようです
:2012/12/19(水) 03:32:00 ID:uAhlUA660
ttp://blog-imgs-55.fc2.com/m/z/k/mzkzboon/boonpic2_421.png
v(´・ω・`)> 「呼ばれて飛び出てじゃじゃじゃじゃーん」
( ゚д゚; )「校長!いたなら普通に来てくださいよ!」
(´・ω・`)「ちょっとした茶目っ気さ」
本当に思う、なぜお前が校長だ、と。
(´・ω・`) 「さて、お二人さん。我が校では不純異性交遊は禁止で、退学となっていますが…」
(´・ω・`) 「ま、二人には該当しませんね、だって、二人は不純同性交遊だもん」
( ^ω^)「え」
( ・∀・)(^ω^ )チラ
( ^ω^)「女かよ!…いや、ちょっと、まじかお」
( #・∀・)「いえ!校長!心は立派な男です!」
(´・ω・`) 「なら退学になる?」
(;、;トソン「嫌です!彼のいない学校なんて!」
(´・ω・`) 「めんどくさいなぁ、どうする?ミンナ君?」
(;゚д゚ )「俺にどうしろと!?」
( ;^ω^)「はあ、なんか疲れたお…」
('A`;) 「そうだ、ブーン!時間!」
( ^ω^)「あ」
只今18:59 期限19:00
(( ; ゚ω ゚))(('A`;))
無情にも分針が、真上に行った。
308
:
名も無きAAのようです
:2012/12/19(水) 03:36:08 ID:uAhlUA660
( -ω-)「ん…ん?」
( ^ω^)「ここ…は…」
( ´_ゝ`)「おはよう」
( ;^ω^)そ「わわわ!!」
いきなり遭遇した見慣れぬ景色と男に僕は面食らってしまった。
( ;^ω^)「ここは…」
( ´_ゝ`)「地獄」
( ;^ω^)「まさか本当だったなんて…」
今まで散々馬鹿騒ぎしていたがそれは頭のどこかではこれがただの遊びだと知っていたからだ。
それが、まさか本当だなんて。
( ´_ゝ`)「やっと会えた」
( ^ω^)「へ…?」
( ´_ゝ`)「探してたの、一緒に閻魔様の所に行ってくれる人」
( ;^ω^)「??」
( ´_ゝ`)「俺への罰は、自分の辛い過去を人に話すこと。話したく無いことも全部」
( ^ω^)「う、うん…」
( ´_ゝ`)「君の生前の罪に身合う罰は閻魔様が教えてくれるよ、さあ、行こうか」
( ^ω^)「……」
309
:
名も無きAAのようです
:2012/12/19(水) 03:41:49 ID:uAhlUA660
('A-) 「ん…ん…ここは…」
('A`) 「はっ!ブーン!!」
川 ゚ -゚)「おそらく、そのブーンとやらはここには居ない」
(;'A`) そ「わわわ!」
突然現れた女に驚く。誰だよ。
川 ゚ -゚)「私はクー。お前は?」
あ、よく見ればなんか可愛い。白いワンピースが似合っ…
川 ゚ -゚)「おい!!!」
( ゚A ゚) 「くぁwせdrftgyふじこlp」
あまりの驚きに変な声が出る。目の前の女が溜息を吐く。
川 ゚ -゚)「とんだ気狂いを拾ったみたいだな」
気狂い…って俺かよ…
('A`;) 「し、失敬な!俺はちゃんとしてる!」
川 ゚ -゚)「ふむ、ちゃんとした人はそのようなことを言わないがな」
最もだ。
川 ゚ -゚)「さて、お前を閻魔様のところへお連れしよう。そこでお前は自分の罪と罰を知るがいい」
('A`) 「あ、お前は閻魔じゃないんだ」
川 ゚ -゚)「私はただの案内人だ」
('A`) 「え、そんなんあるの?働くの辛くない?」
川 ゚ -゚)「辛くはない、なぜならこれは私の閻魔様へのお礼なのだから」
('A`) 「お礼?」
川 ゚ -゚)「こいつのな」
そういって女は肩に乗った魔女の格好をした小人らしき生命体を見せる。
川 ゚ 々゚) 「くるぅー!」
('A`) 「おお、ちっこい…」
川* ゚ -゚)「だろう?」
('A`) 「しかし、また…どうしてこんな可愛い子を…」
川 ゚ -゚)「それを説明するにはちょっと昔話が…」
('∀`) 「教えてくれよ嫌じゃなければ」
310
:
名も無きAAのようです
:2012/12/19(水) 03:45:27 ID:uAhlUA660
あれは私がまだ人間の浮遊霊だった頃の話だ。
なぜ一人で泣いてたのかは今でもわからない。生前の記憶もなかった。周りに誰もいなかった。
無い無い尽くしのその状態はまだ幼かった私を涙させるには十分だったようだ。
まるで生まれてくる子どものようだ。
生まれた時孤独な新生児は医師に、助産師に、看護師に、母に、父に、親戚に抱かれるうちに孤独感が薄れ、泣き止む。私にとって閻魔様はそんな存在だった。
川; -;)「うっうっうっ…」
「どうしたのであるか?」
頭上から声が聞こえた。
それでも私はまだ泣いている。
「仕方が無いである…えいやっ!」
シュルルルルという不思議な音がした。
するとすぐに。
( ФωФ)「大丈夫であるか?」
頭上から聞こえたはずの声が目の前から聞こえてきた。
ttp://blog-imgs-55.fc2.com/m/z/k/mzkzboon/boonpic2_423.jpg
( ФωФ)「怖いものを見たのであるか?」
男は不思議そうに首を傾げる。
川;-;)「ひとりぼっちで寂しいの」
( ФωФ)「そうか…」
目の前の小さな大人は私に手を翳す。
( ФωФ)「ちょっと待つである…」
するとまたシュルリと何処かへ行った。
311
:
名も無きAAのようです
:2012/12/19(水) 03:48:29 ID:uAhlUA660
( *ФωФ)「見つかったである!」
またもシュルリと現れた閻魔様の手には段ボールに入った、後にくるうちゃんと呼ばれる生命体だった。
ttp://blog-imgs-55.fc2.com/m/z/k/mzkzboon/033540.jpg
川 ゚ 々゚) 「くるぅー!」
川* ゚ -゚)「可愛い!」
( ФωФ)「…もう未練は無いかな…さ、これから成仏して天国で生まれ変わるである。もちろん、その子と一緒でいいある」
川* ゚ -゚)「…ううん、まだあなたにお礼してない……」
( ;ФωФ)「え?」
川* ゚ -゚)「私、あなたの部下になって手助けする!」
( ;ФωФ)「えー?!折角成仏手続きの変更してきたのに!!!」
川* ゚ -゚)「…という」
('A`) 「今のエピソードでは役に立つどころか迷惑がってるように見えるが」
川 ゚ 々゚) 「くるぅ!」
312
:
名も無きAAのようです
:2012/12/19(水) 03:51:37 ID:uAhlUA660
( ´_ゝ`)「なるほど、幼馴染が大切なんだ」
歩きながら僕らは話す。
( ^ω^)「うん…悪戯っ子だけど…憎めないんだお」
( ´_ゝ`)「じゃあ案外君の罰は始まってるかもね」
( ^ω^)「え…?」
( ´_ゝ`)「大切な人と会えない罰。罰って嫌なことさせるか好きなことさせないことだろ?」
( ^ω^)「ああ…」
( ´_ゝ`)「ほら、向こうを見てご覧よ」
男の指差す方向を見る。
そこには多量の菓子パンに埋まっている女がいた。
lw;´‐ _‐ノv「お米お米お米OKOME!!!!!米が欲しいよおおおおおおおおおおおお!!!!!」
…とても苦しそうだ。
( ´_ゝ`)「あの子、生前に米騒動とか打ちこわしとかした米泥棒だったらしいよ」
( ;^ω^)「あ、はい…」
納得した。
( ´_ゝ`)「…じゃあそろそろ、俺への罰を始めようかな」
313
:
名も無きAAのようです
:2012/12/19(水) 03:55:20 ID:uAhlUA660
俺はなぜか親がいなくて園で孤児たちと一緒にいたんだ。
そこでの日々はいつも楽しかった。
兄弟のような同い年の子どもと一緒にいられたんだもの。
でも俺一人だけ突然閻魔様に連れてかれたんだ、泣き泣き園を出たさ。
園から目的地は遠いらしく俺と閻魔様は宿を泊まり泊まり道を進んで行った。
でもある日園の夢を見ちゃって泣き泣き外に出たんだ。
閻魔様が毎朝外の空気吸いに外に出るって知ってたから。
( ;_ゝ;)「うわあああん!」
俺は閻魔様に飛びついた。
( ФωФ)「怖いものを見たのであるか?」
ttp://blog-imgs-55.fc2.com/m/z/k/mzkzboon/boonpic2_425.jpg
( ;_ゝ;)「うわあああん!嫌だよ!!園に帰りたいよおおお!なんで俺だけ連れてかれちゃうんだよおおお」
( ;ФωФ)「だから!君が優秀な死神の血統だから訓練が必要で…」
( ;_ゝ;)「いやだよおおおおお!園に帰りたい!帰りたい!!」
( ;ФωФ)「……」
314
:
名も無きAAのようです
:2012/12/19(水) 03:59:02 ID:uAhlUA660
俺は紙に指につけた墨で絵を描く。
( ´_ゝ`)σ/
( ФωФ)「何を描いているのだ?」
( ´_ゝ`)「弟者だよ」
( ФωФ)「…園のお友達であるか?」
( ´_ゝ`)「ううん、弟者はここにいるよ」
俺は落書いた紙を指で弾く。
( ´_ゝ`)「弟者は偉いんだよ。俺のどんなくだらない話にも相づち打ってくれて、いつも一緒にいてくれるの」
( _ゝ )「…でも紙からはどうしても出てきてくれないんだよ」
( ;_ゝ;)「俺がちゃんと描けてないから怒ってるのかな?…もっと練習するから…出てきて欲しいなぁ…ううう…さみしいよ…さみしいよ…」
( ФωФ)「……ちょっと待つである」
閻魔様はシュルリと何処かへ行った。
ーーー
( ФωФ)「待たせたである」
( う_ゝ`)「どうしたの?閻魔様」
泣き腫らした目を擦っていると閻魔様は帰ってきた。
不思議なことに着ていたコートは膨らんでいた。
( ФωФ)「…我輩の仕事、閻魔業は全ての世界の人間を死後の世界に連れて来て、裁くこと…世界は一つではないのである」
( ;ФωФ)「ふう、やれやれ…お前の『世界』から…連れて来てしまったである」
コートの下には俺の描いた『世界』がいた。
( *´_ゝ`)「……弟者…!?」
315
:
名も無きAAのようです
:2012/12/19(水) 04:03:17 ID:uAhlUA660
( ФωФ)「死後の世界に連れてきた時点でお前はこの子の支配権は失ったのだ。お前の『世界』のその子のようにこの子が生きる訳ではない。
気をつけるがいい」
( *´_ゝ`)「わかってるって!わーい!わーい!」
( ;ФωФ)「ちゃんと死神修行もするであるよ?!」
そんなうちに俺達は目的地に着いて俺の死神修行も始まった。
死神っていうのは悪霊化した浮遊霊の魂を閻魔様に裁いてもらうために狩って地獄に落とさなきゃいけないんだけどな、それがなかなか難しい。
ーーー
人に在らずモノが、
あらゆる街のゴミ箱を倒し、
建造物に落書きし、
見えないことをいいことに人の耳元で呪いの言葉を囁き、
街の雰囲気を暗くしていた。
曇り空、活気の無い商店街。
_
( ゚∀゚)「あームカつく…なんで死んじまったんだろう…畜生、あの女…子ども殺したからって道連れしてまで反撃するか…フツー…」
「どんな理由があれど人を殺すのはフツーじゃないと思うよ」
_
( ゚∀゚)「あ…?てめぇ誰だよ…」
( ´_ゝ`)「死神だよん、貴方の魂、いただきます」
316
:
名も無きAAのようです
:2012/12/19(水) 04:07:03 ID:uAhlUA660
_
( ゚∀゚)「死ね、ゴミムシ」
チッと舌打ちをする悪霊、なんか感じ悪いなぁ。
なんて考えてたら突然鎌を振るわれた。
_
( ゚∀゚)「ぶち殺しけってーい」
( ;∩_ゝ∩)「ぎゃあ!先端怖い!!」
(´<_` )「目を逸らすな」
弟者の野次が聞こえる。
わかってますよ…。わかってるって…。
ttp://blog-imgs-55.fc2.com/m/z/k/mzkzboon/boonpic2_419.jpg
_
(; ゚∀゚)「なんだよ…死神の癖に先端恐怖症かよ…変なヤツ…」
( ´_ゝ`)「オレは最弱なんで。いや本当に」
先代の女性は最恐と謳われていた聞きますが。と付け加える。
_
( ゚∀゚)「てっきり死神って鎌で狩るんだと…お前はどうやるんだよ」
( ´_ゝ`)「俺?俺はね?」
次の瞬間、そいつの直下にあったはずのコンクリをばっこりと凹ませてやった。
ごめんね、コンクリ。
317
:
名も無きAAのようです
:2012/12/19(水) 04:10:26 ID:uAhlUA660
_
( ゚∀゚)「へー、結構なお手々じゃねーか」
「手だけじゃないよ」
右足が地を蹴る。
もっと高くもっと高く跳びたい。
( ´_ゝ`)「うりゃ!」
カキンと俺の右足が悪霊の鎌に当たる。
_
( ゚∀゚)「ほほう、右手には強固なガントレット、右足には改造ジャンピング・スティルトか」
ジャンピング・スティルト。ジャンプする目的で足に装着する西洋竹馬。
よくご存知で。
( *´_ゝ`)「俺がデザインしたら閻魔様が職人さんに正確に造ってくれたのー!いいでしょ?いいでしょ?」
(´<_` )「ただし指と墨で描いたハチャメチャなデザイン…」
シーッ!
318
:
名も無きAAのようです
:2012/12/19(水) 04:16:07 ID:uAhlUA660
少し経って。
_
(; ゚∀゚)「くっ…なんだよ…この馬鹿力…げほっ」
遥か彼方へ蹴飛ばした鎌さえなければもう大丈夫。怖くない怖くない。
( ´_ゝ`)「羽はとうに千切っちゃったしね」
追い込んで、柵も無いビルの屋上。
_
( ∀ )「いやだ…地獄はいやだ…」
( ´_ゝ`)「大丈夫、罪を知って罰を受ければ、そんなに怖くないよ」
_
(:::д:::)「いヤダ…いやだああああああ!!」
( ;´_ゝ`)「ヤバ…悪化しちゃった」
時間が経った悪霊は生前の姿すら忘れて、暴走する。
怖いな、時間って、大切なことまで忘れちゃうから。
「ジジジ…ジジジ…」
生前の姿も、記憶も、心も、言葉も、全て捨てたそれはとても見ていられない物だった。
醜い茶色のような赤褐色なボディー、目なんだかカメラのレンズだかわからない物が頭部に付いてて、極め付けに体の至る所から生えてる刃物。
刃物。
刃物?
( ;_ゝ;)「ぎいやあああ!!尖ってる!!!」
瞬間、ビルの屋上から悪霊に突き飛ばされた。
319
:
名も無きAAのようです
:2012/12/19(水) 04:18:01 ID:uAhlUA660
( ´_ゝ`)「いててて…」
奇跡的に街路樹がクッションになってアスファルト直撃は免れたようだ。
追撃の為落ちてくる悪霊。
不安定な街路樹に立って跳ぶ準備をしてみる。
多分ね、君が思ってるほど地獄は怖くないよ。
少なくとも俺にはね。
落ちてくる悪霊よりも高く飛んで、地面に蹴り落とす。
ボコボコになった地面。
ま、閻魔様ならちょちょいと直してくれるんだろうな。
壊れかけの悪霊さんに座ってみる。
「ジジジ…ジジジ…ジャナイ…」
( ´_ゝ`)「へ?」
「サイジャク…ジャナイ…ジジジ…」
憶えてた、人語も、俺との会話の記憶も。
嬉しくなって答える。
( ´_ゝ`)「オレは最弱なんで。いや本当に」
ttp://blog-imgs-55.fc2.com/m/z/k/mzkzboon/vp102080.jpg
320
:
名も無きAAのようです
:2012/12/19(水) 04:21:04 ID:uAhlUA660
( ´_ゝ`)「OK.魂ゲット」
(´<_` )「おかえり」
( ´_ゝ`)「よし、お仕事終わったし。帰るか」
(´<_` )「んー、もうちょっとここに残りたい」
( ´_ゝ`)「えー…また?」
(´<_` )「…じゃあいいよ、俺だけちょっと観光するから」
( ´_ゝ`)「…そ。じゃあ2時間以内で帰って来いよ」
(´<_`# )「なんでいつもそう決められなきゃいけないんだ、観光ぐらい自由にさせろ!この『世界』にはもう二度と来れないかもしれないだろ?!」
( ´_ゝ`)「他にもいっぱい似たような『世界』あるじゃん…わかった、すぐ帰って来いよ」
ーーー
( ´_ゝ`)「おそい」
( ´_ゝ`)「おそい」
( ´_ゝ`)「おそい」
あんまりにも遅い。
待ってる間に地獄で一番高いオブジェ、昇りきっちゃったし。
ふんだ、あいつなんて自前の足で昇って息切れすればいい。
(´<_`; )「…ハァ…ただいま」
( #´_ゝ`)「遅い!」
(´<_`# )「なんだよ、開口一番…ウザイ」
( #´_ゝ`)「ほら!あんな寂れた『世界』に長々いるから口まで悪くなって!」
(´<_`# )「寂…なんだよ、ウザイ奴にウザイって言って何が悪いんだよ…」
( #´_ゝ`)
ああ可愛くない。
紙の中の弟者はあんなにもいうことを聞いてくれたのに。
あんなにも一緒にいたのに。
もう一回紙になればいいのに。
(´<_`; )「…おい、冗談はやめろよ…足場が…」
( ´_ゝ`)「大丈夫」
俺があのビルから落ちた時は。
ttp://blog-imgs-55.fc2.com/m/z/k/mzkzboon/3m8XK.jpg
( ´_ゝ`)「そんなに痛くなかったよ」
ああ、紙のように、ペラペラ。
321
:
名も無きAAのようです
:2012/12/19(水) 04:23:28 ID:uAhlUA660
クーに案内されながら歩く。
不意に足元に不思議な感じがして、足元を見る。
(,,゚Д゚) 「よお、くるう」
川 ゚ 々゚) 「くるぅー!」
いつの間にクーの肩から降りたくるうと…
ttp://blog-imgs-55.fc2.com/m/z/k/mzkzboon/boonpic2_424.jpg
('A`;) 「ね、ね、猫が喋った!!」
川 ゚ -゚)「おお、ギコ、お前は案内終わったのか?」
(,,゚Д゚) 「まあな」
('A`;) 「ね、猫が喋るなんて…」
川 ゚ -゚)「魔法みたいだろう?」
(,,゚Д゚) 「そんなに引きずるなよ…話しづらい…とっとと受け入れろよ!」
川 ゚ -゚)「そんな簡単に受け入れられるわけないだろ」
ーーー
(,,゚Д゚) 「そうだ、くるう、お前の魔法で出して欲しい物がある」
川 ゚ 々゚) 「くるぅー?」
(,,゚Д゚)「春風が欲しいんだ」
('A`*) 「なんか、かっこいい…」
川 ゚ -゚)「騙されるな、ドクオ、この場合の『春風』は酒の名前だ」
('A`iii) 「…なんだ」
ギコハハハと奇怪に猫は笑う。
(,,゚Д゚)「まぁ、歩きながらでも一杯やろうや」
川 ゚ -゚)「断る」
('A`) 「俺も」
川 ゚ 々゚) 「くるうー?」
くるうが猫の持つ袋を突つく。
(,,゚Д゚;) 「こら!これは閻魔様のお使いだ!メッ!」
川 ゚ 々゚) 「くるぅ…」
川# ゚ -゚)「くるうを虐めるな!」
やれやれ、厄介な御一行だ。
322
:
名も無きAAのようです
:2012/12/19(水) 04:29:56 ID:uAhlUA660
( ´_ゝ`)「俺の話はおしまい。罰も終わったかな」
( ;^ω^)「…その後…弟者さんは…」
( ´_ゝ`)「知らない」
( ´_ゝ`)「閻魔様は弟者をどこかに持って行く時に言ったんだあの場所で待ってろ、誰かが迷い込んだら道案内する、そして辛い過去の話をする」
( ´_ゝ`)「地獄は広いんだ。あんなピンポイントに人が迷い込むなんてあり得ないと思った…でも、君は来てくれたね」
( ´_ゝ`)「おかしいな、最初にあんなにも言われたのに…弟者の支配権は俺に無いって」
( ;_ゝ;)「またひとりぼっちだ…閻魔様も…弟者も…俺のことなんか嫌いなんだ…」
( ;^ω^)「……」
僕は口を金魚のようにパクパクさせた。
自業自得だろ、クズが。
多分今も好きだよ。
弟者は多分生きてるよ。
あたりでカーソルが上下するだけだった。
( う_ゝ`)「…着いたよ、閻魔様はいないっぽいけど」
全ての道が繋がった中央に大きな机があった。
上の名札には『閻 櫓魔』。
読み方はエン ロマ でいいのだろうか。
('A`)そ「…ブーン!」
( ;^ω^)そ「あ!!ドクオ!!」
323
:
名も無きAAのようです
:2012/12/19(水) 04:31:04 ID:uAhlUA660
川 ゚ -゚)「ふむ、お前がブーンか
。私はクー」
(,,゚Д゚) 「ギコだ」
川 ゚ 々゚) 「くるぅー!」
('A`) 「だそうだ、そちらのお連れ様は?」
( ^ω^)「えーっと、兄者です」
( ´_ゝ`)「…どうも」
川 ゚ -゚)「しかし、閻魔様はどこに…」
するとシュルルルと音が聞こえる。
先ほどの大きな机の上に黒のような、紫のような、竜巻ができている。
「むむ!?兄者とクーとギコにくるうとお客様二名であるか?!どの姿をとれば…」
川 ゚ -゚)「…どんなすがたでもいいですよ閻魔様」
(,,゚Д゚) 「俺もだ」
川 ゚ 々゚) 「くるぅー!」
( ´_ゝ`)「…俺は、今は久々の閻魔様に会いたいな」
「…了解した」
竜巻はこの中で言えば兄者に一番近い形態をとった。
( ФωФ)「…久々だな、兄者」
( ;_ゝ;)「ひさ、し、ぶり…」
( ;^ω^)「……」
('A`;) 「お、おい、ブーン、なんであいつ泣いてんだ?!」
( ;^ω^)「それが、いろいろあって…」
( ФωФ)「…久々にお前の絵が見たい、ギコ、袋の物を出しなさい」
(,,゚Д゚) 「はい」
ギコの袋が開かれる。
324
:
名も無きAAのようです
:2012/12/19(水) 04:33:26 ID:uAhlUA660
( ´_ゝ`)「緑の絵の具とスケッチブック…」
( ФωФ)「好きな物を、描きなさい」
( ´_ゝ`)「好きな…もの?」
兄者はスケッチブックを開き、緑の絵の具チューブをグニャリと曲げる。
出てきた緑を指に付け、迷うこと無くスケッチブックに線を引く。
( ´_ゝ`)「俺に似てて」
( ´_ゝ`)「俺の言うこと聞かなくて」
( ´_ゝ`)「俺のことウザイとか言っちゃって」
( ;_ゝ;)「一期一会な『世界』観光が大好きな!」
紙に描かれた弟者は最初に閻魔に見せた弟者ではなく。
紛れもない彼が一緒に歩んで来た弟者だった。
325
:
名も無きAAのようです
:2012/12/19(水) 04:36:10 ID:uAhlUA660
閻魔が再びシュルルルと竜巻になったと思えばまたシュルルルと戻ってきた。
( ФωФ)「…これっきりである」
背にはおそらく、兄者の新しい『世界』から連れられた弟者がいた。
(う<_- )「ん…?」
( ;_ゝ;)「弟者!!ごめん!ごめん!痛かったよね?ごめんね!ごめんね!」
(´<_` )「兄者…俺こそごめん…言葉遣い…気をつけるから」
( ´_ゝ`)「ううん、いい。弟者は弟者らしく行きたい『世界』行って俺のことウザがってて。それが弟者だから」
(´<_` )「…そう?じゃあ今度一緒に観光しよう、『世界』。兄者のへったくそなスケッチ旅行も兼ねて」
( ´_ゝ`)「…早速酷い」
(,,゚Д゚) 「とりあえず、俺の功績でハッピーエンドか」
川 ゚ -゚)「よくわからんが私にはお前がただのパシリに見えたが」
川 ゚ 々゚) 「くるぅー」
326
:
名も無きAAのようです
:2012/12/19(水) 04:37:30 ID:uAhlUA660
( ФωФ)「…では、そこの二人、罪と罰の時間である!!!」
閻魔が僕らに手を翳す。
( ;^ω^)「ひえええ!パンに埋もれるのは嫌だお!!」
(;'A`)「死んでもいいって思ったらなんでも出来る気がしてきた!」
ばっちこい!とドクオが自分の胸を叩く。
てか地獄にいる時点で死んでるんじゃ…あれ?
( ;ФωФ)「お、おかしいである!二人が死んだ記録がどの『世界』にも無いである!!」
(´<_` )「え、そんなことあり得るの?」
( ;ФωФ)「むむ…確かイケナイ言葉とかイケナイ場所に行くとかイケナイ行動することで自動的に地獄に落とされる強制システムはあったであるが…そんな行為をしてるわけでもないし…」
川 ゚ -゚)「システムを確認してはいかがですか?」
( ;ФωФ)「うう、まあ、念には念を入れてやってみるである」
ピピピと大きな机の上にあるコンピュータを閻魔は弄る。
( ;ФωФ)「…は?」
閻魔の操作によるものか、スクリーンのように空中にコンピュータの画面が映し出される。
そこに出された文字は忘れもしない。
『強制地獄送信システム
ワード:ちくわ大明神
猶予:12時間以内に他者に口語伝達(ただし一個体一度のみにしか効果無い)』
327
:
名も無きAAのようです
:2012/12/19(水) 04:39:07 ID:uAhlUA660
( #ФωФ)「…誰である…こんなことを…」
(,,゚Д゚;) 「あ…俺『春風』でいい感じに酔った時にちくわ食べたくて…弄っちゃったかも」
( #ФωФ)「ギコ…お前へ罰を下す!『春風』はしばらく禁止!!」
(,,;д;) 「そ、そんなぁ…!」
( ;^ω^)「そ!そんなことより僕らですお!!現世に戻れるかお?!」
( ;ФωФ)「申し訳ない…大丈夫である…今手続きを取ったである!!」
閻魔は竜巻になり僕らの周りを旋回する。
( ´_ゝ`)ノシ(´<_` )ノシ
(,,;д;) ノシ川 ゚ -゚)ノシ川 ゚ 々゚) ノシ
( ^ω^)ノシ('A`)ノシ
短い間だけど、ありがとう、楽しかったよ。
みんなの口が同じように、同じ時、同じ場所で動いた気がした。
328
:
名も無きAAのようです
:2012/12/19(水) 04:40:57 ID:uAhlUA660
( -ω-)「ん…」
( ^ω^)「…おっ?」
目を開けると白い天井。
辺りは全体的に、白い。
('A`) 「病院だ」
( ^ω^)「!ドクオ!!」
('A`) 「しっ」
ドクオは指を口に当てた。
ふとドクオの横を見ると彼の母親がベッドに突っ伏して寝ている。
一人息子が地獄に行ったんだ、心配です離れられないに違いない。
('A`) 「どの先生だろうな、救急車呼んだの」
そういえば、現世の記憶は教室が最後。普通に考えれば教室で唐突に倒れた僕らは救急車に運ばれ、生死危うい状況で寝せられていたのかもしれない。
('A`)「誰そ彼時、ってな」
( ^ω^)「へ?」
('A`) 「この時間帯だよ」
窓を見る。確かに明け方だ。
不意にツンに会いたくなった。
( ^ω^)「…行ってくるお」
ドクオはどこに、とも、やめろ、とも言わなかった。
('∀`) 「…いってこい」
こういう時、こいつと友達で良かったなぁと思う。
329
:
名も無きAAのようです
:2012/12/19(水) 04:43:04 ID:uAhlUA660
ツンの家まで来ると僕は途端に緊張してしまった。
走って来たから暑いけど冬に入院着一枚だった。
こんな時間に突然来るなんて、しかも今日土曜だから休みだ。
もしかしたら爆睡中かもしれない。
( ;^ω^)「うう〜」
いまいちチャイムを押すタイミングが掴めないでいたまま玄関ドアの前でウロウロ。
すると。
ガチャリ。
ξ゚⊿゚)ξ「あ…」
( ;^ω^)そ「……!!!」
扉は開かれてしまった。
ーーー
「近くの公園に行きましょう」
ツンはそういって入院着の裾を引っ張りながら僕を近くの公園まで引きずる。
目印の時計が見えた。
只今AM7:00。僕にとって、休みの日のこの時間はかなりの早起きだ。
目印の時計の前で立ち止まり、ツンは振り向いた。
ξ゚⊿゚)ξ 「…ほんと、馬鹿なんだから…」
ポタポタとツンの目から涙が落ちた。
ttp://blog-imgs-55.fc2.com/m/z/k/mzkzboon/boonpic2_426.jpg
ξ;ー;)ξ「私の変な呪いのせいで、あんたが死んだと思ったら……」
雪が舞う。
そして僕も泣いた。
ξ;ー;)ξ「…どうしたの?ブーン?何か悲しいの?」
( ;ω;)「悲しいわけじゃないお、嬉しいんだお」
僕をこんなにも想っている人がいる。
そして、僕もその人のことを想っている。
それだけで、それだけで。
ξ゚⊿゚)ξ「…ばーか」
ピンクのマフラーの僕の幼馴染は泣き顔で僕に抱きついた。
330
:
名も無きAAのようです
:2012/12/19(水) 04:45:47 ID:uAhlUA660
ーーー
ーー
ー
アルバムと両親の日記を読む。
見られるようなところに置いている方が悪いと大人気もなく思ってみる。
私もいい大人なのにね。
ttp://blog-imgs-55.fc2.com/m/z/k/mzkzboon/GwB5xhcmso.jpg
| ^o^ |「どうしましたか、ねえさん」
ζ(゚ー゚*ζ「あら、ぶうむ。丁度いいところに」
| ^o^ |「?」
ζ(゚ー゚*ζ「ちくわ大明神」
| ^o^ |「??」
そういって私はアルバムと日記を出しっ放しで部屋を出た。
数時間後。
| ^o^# |「姉さん!!」
ttp://blog-imgs-55.fc2.com/m/z/k/mzkzboon/boonpic2_422.png
ζ(゚ー゚*ζ「今頃気づいても遅いよ?」
ξ゚⊿゚;)ξ「ちょっと!またデレはぶうむを虐めて!」
( ;^ω^)「ああ!僕の日記が!!」
| ^o^# |「ぼくが じごくに おちたりでも したら!!」
ζ(゚ー゚*ζ「大丈夫よ、そんなシステムぐらい消去したはずよ」
他人事のように知らんぷり。
弟が姿を消したのはそれから12時間後のことだった。
331
:
名も無きAAのようです
:2012/12/19(水) 04:48:14 ID:uAhlUA660
「ここは どこですか?」
「ん?弟者ーなんかこいつ見たことある気がしない?」
「…ブーンに似てる」
「ぶーんは ぼくの ちちです」
「おお!ブーンの子どもか!ドクオは元気か?」
「どくお おじさんは げんきです」
「…ふむ、そうか、しかし閻魔様、システム残してたんですね」
「…あの二人がまた来ないかなって思ったのである」
「くるぅー!」
ζ(゚ー゚;ζ「…遅いわね」
( ^ω^)「大丈夫だお、ちょっと居心地がいいだけだお」
ξ゚⊿゚)ξ「って、ブーンも言ってるし、大丈夫なのよ」
ζ(゚ー゚;ζ「母さんは地獄知らないんでしょ?」
ξ゚⊿゚)ξ「ブーンが言うんだから安全よ」
( *^ω^)「おっおっ」
この『世界』には大好きな君と罰と罪と呪いがある。
君罰罪呪のようです
おわり
332
:
名も無きAAのようです
:2012/12/19(水) 04:55:08 ID:FYZWb.1I0
乙
全使用か、凄いし面白かった
333
:
名も無きAAのようです
:2012/12/19(水) 15:28:31 ID:W/hJH7zg0
最後の最後でほっこりしたよ
乙乙
334
:
名も無きAAのようです
:2012/12/19(水) 15:28:52 ID:CfpygESM0
今度こそ誰もいない予感・・・
('A`)
( )
. ||
いざ、さっくり作品投下へ!!
ヘ( 'A`)ノ
≡≡ (┐ノ
:。; /
335
:
なんだぁ・・・居たのかぁ・・・
:2012/12/19(水) 15:30:06 ID:CfpygESM0
('A`)なあ、どう思う?
(´゚ω゚`)なんくるないさー!
川 ゚ -゚)さてね、何処に居るんだろうな?ギコちゃんとしぃちゃん
(´゚ω゚`)アビドス!アビドス!チャナッカレ!
('A`)猫だもんな〜それに発情期の季節だから二匹でランデブーして
今頃子宝に恵まれてるんじゃね?
川 ゚ -゚)厄介だな、依頼書にも子宝に恵まれる前に見つけてくれと書いてある
(´゚ω゚`)アドヴァース!アドヴァース!アグリーメント!
('A`)めんどくせ、これ幾らの仕事だっけ?
川 ゚ -゚)社長、依頼料前金だけで幾らでしたっけ?
(´・ω・`)100万円です・・・
(*'A`)なんと!?で、成功報酬は!
(´;ω;`)1000万円です・・・
(´・ω・`)ショボン探偵事務所のようです
336
:
名も無きAAのようです
:2012/12/19(水) 15:31:55 ID:CfpygESM0
(´・ω・`)やあ、僕の名前は諸星梵太。皆からはショボンとか社長って呼ばれてるよ
(*'A`)ギコちゃ〜ん!しぃちゃ〜ん!出ておいで〜!
(´・ω・`)さっきのはちょっとした茶目っ気さ
ttp://blog-imgs-55.fc2.com/m/z/k/mzkzboon/boonpic2_421.png
川*゚ -゚)ドクオ!何なら役所に許可取って罠でも仕掛けようか?
(´・ω・`)今日も優秀な部下二人と依頼をこなしているんだ!
('A`)いや、このまま探そう!罠には猫よりハクビシンとかアライグマがかかるから非効率だ
(´・ω・`)探偵と言ってもバーローみたいに殺人事件とかじゃなく人探しやペット探しが
川 ゚ -゚)じゃあ仕方ない、軍事衛星ハックしてみるか
('A`)ああ、それなら俺はNシステム使って近辺探ってみるわ
(´;ω;`)主な仕事の筈なんだ・・・
川*゚ -゚)おっ!そっくりな猫ちゃん発見!
('A`)こっちもだ!だがトラックの運転手に拾われてる模様・・・
(´;ω;`)うっ・・・うっ・・・
337
:
名も無きAAのようです
:2012/12/19(水) 15:32:51 ID:CfpygESM0
数日後
ξ*゚⊿゚)ξ本当にありがとうございました!ほら二人とも挨拶しなさい!
(,,゚Д゚)*゚ー゚)にゃあー!
川 ゚ -゚)2匹でいるとばかり思っていたのですが、しぃちゃんがトラックの運転手さんに
拾われていました
('A`)いやートラックの運転手を追いかけるのは苦労しましたよ
予定よりも三日かかりました
ξ゚⊿゚)ξあら、じゃあ報酬を弾ませていただきますわ
(;´・ω・`)あの・・・ただでさえ良い報sy
川*゚ -゚) *'A`)本当ですか!!!
ξ゚⊿゚)ξ母の教えですの、「他人には苦労に見合った報酬を払え」と
川*゚ -゚)ありがとうございます!!!!('A`*)
(´・ω・`)・・・ありがとうございます
338
:
名も無きAAのようです
:2012/12/19(水) 15:33:55 ID:CfpygESM0
(´・ω・`)ねえ、ちょっと君達!
川 ゚ -゚)何ですか?社長、先日のキチガイの振りなら上出来でしたよ
(´・ω・`;)気付いていたのかい!?じゃあ何か突っ込んでよ!
('A`)すみません、手元に棒状のものが何も無かったもので
(´・ω・`;)違うよ!それじゃあ僕が変態みたいじゃないか!
川 ゚ -゚)え?違うんですか?('A`)
(´;ω;`)違いますぅ・・・朝青龍と白鳳ぐらい違いますぅ・・・
(´;ω;`)君達が依頼をこなしている時、いっつも僕を無視するから
仕方が無くやってみたんですぅ・・・
川 ゚ -゚)(だって忙しくて邪魔なんだもの)('A`)
(´;ω;`)うぐっ・・・うっ・・・
('A`)社長の努力は認めます、大体今回の件も社長の報酬を一番多くしています
川 ゚ -゚)何故だか分かりますか?
(´;ω;`)僕が社長だから?
339
:
名も無きAAのようです
:2012/12/19(水) 15:34:49 ID:CfpygESM0
('A`)はい、そうです(本当は・・・)
川 ゚ -゚)だからしゃんとしてください(本当は・・・)
(´つω;`)・・・
(´^ω^`)うん!頑張る!
川 ゚ -゚) (捕まる時はあんたが主犯になるように仕立て上げてあるから)('A`)
(´^ω^`)僕が社長かぁ!そうだ!僕が社長なんだ!
(´^ω^`)・・・
(´・ω・`)報酬つり上げた事を説教しようと思ってたのに、何してんだ僕は
完
340
:
名も無きAAのようです
:2012/12/19(水) 15:35:52 ID:CfpygESM0
以上になります
いやあ楽しかった!
341
:
名も無きAAのようです
:2012/12/19(水) 15:57:34 ID:2HazhmywO
いいトリオだww
おつ!
342
:
名も無きAAのようです
:2012/12/19(水) 17:25:21 ID:X1WwyAJA0
よし、ギリギリ間に合ったな
いざ投下せん
使用絵
ttp://blog-imgs-55.fc2.com/m/z/k/mzkzboon/boonpic2_427.png
343
:
ξ゚⊿゚)ξ「ちくわ大明神」
:2012/12/19(水) 17:26:36 ID:X1WwyAJA0
lw´‐ _‐ノv「煙草吸ってもよろしいですか?」
ζ(゚ー゚*ζ「どうぞ。ところで一日に何本くらいお吸いに?」
lw´‐ _‐ノv「ふた箱くらいですね」
ζ(゚ー゚*ζ「喫煙年数はどれくらいですか?」
lw´‐ _‐ノv「30年くらいですね」
ζ(゚ー゚*ζ「なるほど。あそこにベンツが停まってますね」
lw´‐ _‐ノv「停まってますね」
ζ(゚ー゚*ζ「もしあなたが煙草を吸わなければ、」
[]゚⊿゚)[]「ちくわ大明神」
ζ(゚ー゚*ζ「あれくらい買えたんですよ」
lw´‐ _‐ノv「あれは私のコシヒカリですけど」
ζ(゚ー゚*ζ「ちょっと待って」
344
:
名も無きAAのようです
:2012/12/19(水) 17:28:33 ID:CfpygESM0
いざ支援
345
:
ξ゚⊿゚)ξ「ちくわ大明神」
:2012/12/19(水) 17:28:42 ID:X1WwyAJA0
ζ(゚ー゚;ζ「もー……何度言ったらわかるのー…?ベンツだよベンツ。お米の品種なんて聞いてないよー…」
lw´‐ _‐ノv「コシヒカリを愚弄する輩、不届き千万。烏有に帰すがいい」
ζ(゚ー゚;ζ「辛辣すぎるでしょ…。みんなの前で漫才でもして盛り上げようって言い出したの、シューちゃんなんだからね?」
lw´‐ _‐ノv「承知の事実。しかしどうすれば皆が哄笑するようなネタになるのか、思索しながら試行している故」
[]゚⊿゚)[]
ζ(゚ー゚*ζ「そう…。でもさ、とりあえずはベンツでいこう?ほら、せっかく一度は完成したネタなんだしさ」
lw´‐ _‐ノv「ふむ、相分った」
ζ(゚ー゚*ζ「じゃあ、もう一回シューちゃんの最初のセリフからね。よーい…アクション!」
346
:
ξ゚⊿゚)ξ「ちくわ大明神」
:2012/12/19(水) 17:29:57 ID:X1WwyAJA0
lw´‐ _‐ノv「煙草吸ってもよろしいですか?」
ζ(゚ー゚*ζ「どうぞ。ところで一日に何本くらいお吸いに?」
lw´‐ _‐ノv「ふた箱くらいですね」
ζ(゚ー゚*ζ「喫煙年数はどれくらいですか?」
lw´‐ _‐ノv「30年くらいですね」
ζ(゚ー゚*ζ「なるほど。あそこにベンツが停まってますね」
lw´‐ _‐ノv「停まってますね」
ζ(゚ー゚*ζ「もしあなたが煙草を吸わなければ、」
[]゚⊿゚)[]「ちくわ大明神」
ζ(゚ー゚*ζ「ちょっと待って誰だお前」
lw´‐ _‐ノv「あれは私のコシヒカリですけど」
ζ(゚ー゚;ζ「!!?」
347
:
ξ゚⊿゚)ξ「ちくわ大明神」
:2012/12/19(水) 17:30:48 ID:X1WwyAJA0
ζ(゚ー゚;ζ「えっ……ちょっと待ってちょっと待ってちょっと待って?……あれは、私の?」
lw´‐ _‐ノv「コシヒカリですけど?」
ζ(゚ー゚;ζ「だからなんでベンツって言わないんだよ!!いや、じゃなくて!」
ζ(゚ー゚;ζ「何?シューちゃんの知り合い!?っていうか彼女は何、シューちゃん持参のお米なの!?」
lw´‐ _‐ノv「人間がお米と同一の存在であるはずは無し」
ζ(゚ー゚*ζ「だ、だよねー…。いや、なんか彼女=コシヒカリみたいに聞こえちゃったからさぁ…」
lw´‐ _‐ノv「ある意味ではそれも真実」
[]゚⊿゚)[]
ζ(゚ー゚*ζ「で、ええと…あなたは…?」
[]゚⊿゚)[]「ち…」
ζ(゚ー゚;ζ「…ち?」
[]゚⊿゚)[]「ちくわ大明神」
ζ(゚ー゚*ζ「まさか名前だったとは」
348
:
ξ゚⊿゚)ξ「ちくわ大明神」
:2012/12/19(水) 17:32:01 ID:X1WwyAJA0
ζ(゚ー゚;ζ「えぇー…聞いたことないよー…。AAテンプレにもそんな名前載ってないよー…」
lw´‐ _‐ノv「というかお主、推考するに、よもやツンではあるまいな?」
ζ(゚ー゚*ζ「えっ、ツン!?」
[]゚⊿゚)[]
ζ(゚ー゚*ζ「うわー……本当だ。よーく見たらツンだ。何で気が付かなかったんだろう…」
lw´‐ _‐ノv「恐らく、彼女の巻き髪の双方共に、ちくわが装着されていることが原因であるな」
[]←ちくわ
ζ(゚ー゚*ζ「うわー……本当だ。でっけーちくわ……」
349
:
ξ゚⊿゚)ξ「ちくわ大明神」
:2012/12/19(水) 17:33:17 ID:X1WwyAJA0
ζ(゚ー゚;ζ「ていうかなんでだよ!!」
ζ(゚ー゚;ζ「なんでツンが自慢の巻き髪にちくわを装着して平然と立ってるんだよ!!」
[]゚⊿゚)[]「ちくわ大明神」
ζ(゚ー゚;ζ「なんでちくわ大明神しか言葉を発さないんだよ!!」
lw´‐ _‐ノv「奇異もこの上なき…。然し…」
lw´‐ _‐ノv「ふむ、然るに其の奇怪面妖なちくわが、ツンを変質させたことに因由していると見るが…」
ζ(゚ー゚*ζ「それってつまり、ちくわを外せば元に戻るってこと?」
lw´‐ _‐ノv「応」
ζ(゚ー゚*ζ「うーん、じゃあやってみるけど…」
ζ(゚ー゚*ζ「ちょっとごめんよツンー」
[];゚⊿゚)[]「ちくわ大明神!ちくわ大明神!」イヤイヤ!
ζ(゚ー゚;ζ「ちょ!暴れないで!そんなにこのちくわ気に入ってんの!?」
350
:
ξ゚⊿゚)ξ「ちくわ大明神」
:2012/12/19(水) 17:34:36 ID:X1WwyAJA0
( ・∀・)「おーう、2人してなーんで反復横跳びなんてやってんだー?」
lw´- _-ノv「複雑怪奇なちくわに周章狼狽。但し今、盤石の陣は整った…」
( ・∀・)「もうちょっと解りやすく」
lw´‐ _‐ノv「ツンの巻き髪にちくわが。取ってほしい。ちくわ大明神」
( ・∀・)「OK。ってか何その状況…。……ちくわ大明神?」
[];゚⊿゚)三[];゚⊿゚)[]「ちくわ大明神!ちくわ大明神!」バッバッ!
ζ(゚ー゚;ζ三(゚ー゚;ζ「あーもー!ちょこまかとっ!大人しく…しなさいっ!」バッバッ!
(;・∀・)[][]「おら」ポンッ
ξ゚⊿゚)ξ「!」
ζ(゚ー゚;ζ「……後ろからとは……卑怯だぞモララー…!」
(;・∀・)「ひ、卑怯とか…。いいじゃねーか取れたんだから……」
351
:
ξ゚⊿゚)ξ「ちくわ大明神」
:2012/12/19(水) 17:35:56 ID:X1WwyAJA0
( ・∀・)「…で、一体どういう状況なの?」
ζ(゚ー゚*ζ「えーっと…それは」
ξ゚⊿゚)ξ「…ちくわ大明神」ビシッ
( ・∀・)「……へ?」
lw´‐ _‐ノv「治っていない…だと…?」
ζ(゚ー゚;ζ「…ていうか、何かモララーの方を指差してない…?」
(;・∀・)「俺はちくわ大明神なんかじゃないぞ…?」
ξ゚⊿゚)ξ「ちくわ大明神」ビシッ!
ξ゚⊿゚)ξ「ちくわ大明神!」ビシッ!
ξ゚⊿゚)ξ「ちくわ大明神!!」ビシッ!
( ・∀・)(……な…何だ………?)
ξ゚⊿゚)ξ「ちくわ大明神!!」ビシッ!
( ∀ )(う…っ頭が……ぐ………いて…ぇ……)
ζ(゚ー゚;ζ「……モララー?」
352
:
ξ゚⊿゚)ξ「ちくわ大明神」
:2012/12/19(水) 17:36:53 ID:X1WwyAJA0
ξ゚⊿゚)ξ「 ち く わ 大 明 神 ! ! 」ビシィィッ!!
( ∀ )「ぐっ、うわあああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!」
lw´;‐ _‐ノv「!!」
ζ(゚ー゚;ζ「モラ…ラー……?」
( ∀ )
( ∀ )「………ちくわ」
( ・∀・)「ちくわ大明神」ビシィッ!
ζ(゚ー゚;ζ「なっ…!」
lw´;‐ _‐ノv「どういうことだ…!」
( ・∀・)「ちくわ大明神!」ビシッ!
( ・∀・)「ちくわ大明神!」ビシッ!
( ・∀・)「ちくわ大明神んん!」ビッシィィッッ!
lw´;‐ _‐ノv「な…何かがおかしい…!とにかく、ここから逃げようぞ!」
ζ(゚ー゚;ζ「あ、う、うん!」
353
:
ξ゚⊿゚)ξ「ちくわ大明神」
:2012/12/19(水) 17:38:25 ID:X1WwyAJA0
〜そして〜
ξ゚⊿゚)ξ「ちくわ大明神!」ビシッ!
(;><)「うああああああああああああああああああ!!!」
( ・∀・)「ちくわ大明神!」ビシィッ!
ミ,,; Д 彡「おああああああああああああああああああああああ!!!」
从; ∀从「あああああああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!」
ξ゚⊿゚)ξ「ちくわ大明神!!」ビシビシィィッ!!
(;´ _ゝ `)「ぐっがあああああああああぁぁぁぁぁぁぁああ!!!?」
(;<〇><〇>)「がぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁあああああああああああ!!!!」
ザッザッ(´・_ゝ・`)( ><)从 ゚∀从ξ゚⊿゚)ξ「「 ち く わ 大 明 神 」」(・∀・ )ミ゚Д゚,,彡(<●><●> )ザッザッ
…
354
:
ξ゚⊿゚)ξ「ちくわ大明神」
:2012/12/19(水) 17:39:29 ID:X1WwyAJA0
〜とある場所〜
「ふふふ、よく集まってくれた諸君」
「これ程の人数が集ってくれるとは…ふふ、私は今歓喜に満ちているぞ!!」
「目的達成の日は近い。さぁ…これから更に勢力を…洗脳を拡大させ、そして私を頂きへと導くのだ!!」
('e')「【全おでんの具ちくわ化計画】のためにっっ!!!」
ちくわ('e')
薩摩揚げ(´・_ゝ・`)
はんぺん( ><)
厚揚げ从 ゚∀从 「「ちくわ大明神」」
ごぼう巻きξ゚⊿゚)ξ
(・∀・ )がんもどき
「「ちくわ大明神」」 ミ゚Д゚,,彡つみれ
(<●><●> )もち巾着
355
:
ξ゚⊿゚)ξ「ちくわ大明神」
:2012/12/19(水) 17:40:34 ID:X1WwyAJA0
('e')「さぁ!再度ゆくのだ精鋭達よ!!ちくわ大明神の名の元に、他のおでんの具たちも洗脳してしまえ!!」
('e')「『自分はちくわだ』と思い込ませるのだぁぁぁぁぁぁああ!!!」
ザッザッ(´・_ゝ・`)( ><)从 ゚∀从
(・∀・ )ミ゚Д゚,,彡(<●><●> )ザッザッ
ξ゚⊿゚)ξ「……」
('e')「ふっふっふっ……。……む?ツンよ、お前もゆくのだ。さぁ、早く」
ξ゚⊿゚)ξ「……」
ξ゚⊿゚)ξ「………あれ?ここは……」
(;'e')(ッ!?…もしや、洗脳が解けた…!?)
(;'e')「ちっ、ちくわ大明神!ちくわ大明神!!」ビシビシィッッ!!
_,
ξ゚⊿゚)ξ「?」
(;'e')(くっ、駄目か…!!)
356
:
ξ゚⊿゚)ξ「ちくわ大明神」
:2012/12/19(水) 17:41:28 ID:X1WwyAJA0
ξ゚⊿゚)ξ「……あー…全部思い出したわ…セント!!」
('e')「……ふっ、そうか。洗脳が解けたのなら仕方がない。どうした?ごぼう巻き」
ξ゚⊿゚)ξ「…あんた何やってんのよ」
('e')「愚問だな。見ればわかるだろう。洗脳だ。お前ら自分たちのことを、ちくわだと思い込ませてるんだよ!」
ξ゚⊿゚)ξ「何でそんなことしてんのかって聞いてんのよ!!」
('e')「ふっ…、聞きたいか?ならば教えてやろう…。その前に」
('e')「止まれ!ちくわ大明神!!」
ピタッ(´・_ゝ・`)( ><)从 ゚∀从
(・∀・ )ミ゚Д゚,,彡(<●><●> )ピタッ
('e')「ツンを囲め」
ザッ ザザッ
ξ゚⊿゚)ξ「……」
('e')「ふふふ…。悪く思うなよ?」
357
:
名も無きAAのようです
:2012/12/19(水) 17:42:00 ID:CfpygESM0
なんだ、ちくわだったのか
358
:
ξ゚⊿゚)ξ「ちくわ大明神」
:2012/12/19(水) 17:42:23 ID:X1WwyAJA0
ξ゚⊿゚)ξ「ふん。どうでもいいわよ。で?何でそんな馬鹿げたことをしてるの?」
('e')「簡単さ。自分の力を、誇示したいだけさ」
ξ゚⊿゚)ξ「はぁ?ますます分からないわね。こんな狭い鍋の中で、力なんて見せつけてどうすんのよ」
('e')「わからないだろうなぁ、所詮ごぼう巻きには!あゝごぼう巻きごぼう巻き!」
ξ#゚⊿゚)ξ「チッ!ざけやがってちくわ野郎がぁぁぁああ!!」
('e')「おっとぉ!いいのか戦っても?こっちには6人の部下がいるんだぜ?」
ξ#゚⊿゚)ξ「ッ…この魚クズ野郎……」
('e')「ふっふっ、まぁ聞けよ。確かにこんな狭い鍋の中だ。ただ力を誇示したって意味がない…」
('e')「でもなぁ、はっきりと上下関係ができちゃってるのは事実なんだよなぁ」
('e')「いつだって強いのは大根のシュールさ!ヤツはおでんの具不動の人気No1!大人は勿論子供にも人気がある!」
('e')「そんな人気No1の座に、一度は就いてみたいじゃないか!なぁ!」
ξ゚⊿゚)ξ「……」
359
:
ξ゚⊿゚)ξ「ちくわ大明神」
:2012/12/19(水) 17:43:18 ID:X1WwyAJA0
('e')「そこで俺は考えた。どうすればちくわの俺が人気No1の座を勝ち取れるかを…。そうして辿り着いたのが、洗脳という手段さ!」
('e')「まずは全おでんの具に『自分はちくわだ』と思い込ませる。そうすれば自己暗示効果で、自然とそいつはちくわ味になる!」
('e')「人間たちは驚くだろう…。鍋には大根を入れたはずなのに、そいつがちくわ味になってるんだからな…!」
('e')「全てちくわ味になれば、ちくわがNo1となる。当然の帰結だよな。だってその鍋にはちくわしか入っていないんだから」
('e')「ふっ、そしていつしか人間たちはおでんが話題になったときに、こう言ってくれるだろう。『おでんの中ではちくわが一番』と…」
('e')「こうして人伝いにちくわは全国に波及していき、俺は全国的におでんの具人気No1を勝ち取れるってわけさ!!」
('e')「ふっははははははは!!お前はそのための礎に過ぎないんだよ!ごぼう巻き!!」
ξ゚⊿゚)ξ「……」
ξ゚⊿゚)ξ「ハッ、くだらないわね……」
('e')「なにぃ?」
360
:
ξ゚⊿゚)ξ「ちくわ大明神」
:2012/12/19(水) 17:44:49 ID:X1WwyAJA0
ξ゚⊿゚)ξ「誰が人気No1かなんて、どうでもいいことじゃない」
ξ゚⊿゚)ξ「色んな具があってこそのおでん。ちくわしか入ってないような鍋なんて、食べる気にもなれないわ」
ξ゚⊿゚)ξ「それにちくわは、そんなことしなくったって既に人気あるじゃないの馬鹿馬鹿しい…」
('e')「……既に人気があるだってぇ……?」
('e')「そうさ。人気はあるさ。俺はおでんではもう大手と言っていいくらいの地位は築いているつもりだ」
ξ゚⊿゚)ξ「…じゃあどうして」
(#'e')「つってもなぁ、その主な消費者は子供なンだよ!子供!ガキ!」
(#'e')「まだ味覚が完全に開花していないガキなんかに美味い美味いって言われても、こっちは満足しねーんだ!クソッ!!」
(#'e')「大人の人間は大抵、ちくわなんて脇役としか見てねー!下手したら入れられないことも多い!」
(#'e')「しかし大根はどの世代でも必ず入れる…。俺だって…、ちくわだってそんな風になりたいんだ…っ」
(#'e')「お前は……それでも俺のこの考えが馬鹿馬鹿しいとでも言うのか!!」
361
:
ξ゚⊿゚)ξ「ちくわ大明神」
:2012/12/19(水) 17:45:55 ID:X1WwyAJA0
ξ-⊿-)ξ「……思わないわね」
('e')「ケッ…、じゃあ黙って見てろやごぼう巻き」
ξ゚⊿゚)ξ「でもあんたのやり方を、黙って見過ごすワケにはいかないわ」
('e')「…そうかよ。俺より人気のないお前なら、分かってくれると思ったんだけどな。致し方ない」
('e')「ちくわ大明神!ツンを洗脳し直せ!!」
ザザッ!(´・_ゝ・`)( ><)从 ゚∀从
(・∀・ )ミ゚Д゚,,彡(<●><●> )ザザッ!
ξ゚⊿゚)ξ「…無駄よ。もうちくわ大明神なんて、変な呪文で惑わされたりはしないわ」
('e')「ああ、お前には呪文を言っただけじゃあ洗脳はできない…」
('e')[][]「ただし、これを使えば話は別だがなぁ!!」
ξ;゚⊿゚)ξ「それは…巨大ちくわ!?」
362
:
ξ゚⊿゚)ξ「ちくわ大明神」
:2012/12/19(水) 17:46:45 ID:X1WwyAJA0
('e')「ふっふっふっ。そう、これは洗脳効果を強めてくれる特殊アイテムだ」
('e')「俺はまず、練り物や揚げ物などの加工品から洗脳をし始めた!ちくわと同じ加工品なら、洗脳にもかかりやすいからだ」
('e')「しかしお前、ごぼう巻きは、ごぼうという野菜が入っている!これでは洗脳は容易ではない…」
('e')「だから呪文の他にアイテムを使うことで、洗脳を完璧にできた。つまりこれを再びお前に嵌められれば…!」
ξ;゚⊿゚)ξ「また洗脳にかかってしまう…!」
('e')「そういうことだ!ゆけっ!しもべたちよ!!」
( ・∀・)[]「ちくわ大明神っ!」グワァッ!
从 ゚∀从[]「ちくわ大明神っ!」グワワァッ!
ξ;゚⊿゚)ξ「ぐっ……」ガシガシィッ!
('e')「ふははははははは!!素直に洗脳されたほうが楽だぞっ!?」
363
:
ξ゚⊿゚)ξ「ちくわ大明神」
:2012/12/19(水) 17:47:36 ID:X1WwyAJA0
ξ;゚⊿゚)ξ「誰が…大人しく洗脳なんか……ッ!モララー!!」グググッ
( ・∀・)[]「ちくわ大明神っ」グググッ
ξ;゚⊿゚)ξ「思い出して!自分の味を…!がんもを思い出すのよ!!」
( ・∀・)[]「ちくわ大明神っ!」グッグッ
('e')「はっ、無駄無駄ぁーーーー!!今のモララーは、ち・く・わ!なんだからなぁー!!」
( ・∀・)[]「ちくわ…大明神ーっ!」バッッ!
ξ;゚⊿゚)ξ「きゃっ!?」
ドタァッッ!!
ξ;-⊿゚)ξ「イっツツ……ちっくしょ…」
( ・∀・)[]「ちくわ…大明神…」ザッザッ
ξ;゚⊿゚)ξ(呼びかけはダメか…まるで聞こえていない…)
ξ゚⊿゚)ξ(でも…今モララーの腕が鼻先を掠めた時…確かにがんもどきの匂いがした…)
ξ゚⊿゚)ξ(まだ完全にちくわになったわけじゃない……それならっ!!)
364
:
名も無きAAのようです
:2012/12/19(水) 17:48:22 ID:FkOfLKIc0
腹減ってきたぞ畜生www
支援!
365
:
ξ゚⊿゚)ξ「ちくわ大明神」
:2012/12/19(水) 17:48:31 ID:X1WwyAJA0
( ・∀・)[]「ちくわ大明神!」バッッ!
ξ;゚⊿゚)ξ「ぐっ!」ガシィッ!
('e')「クックッ……もう諦めたらどうだぁ?所詮、女の力じゃ男には勝てん」
ξ;゚⊿゚)ξ「ええそうね…。でも、最後の悪あがきくらいさせてちょうだい」
('e')「全く、無駄だということがわからないのか…。これだからエセ薩摩揚げは…」
ξ#゚⊿゚)ξ「うっせぇぇぇぇぇええ!!これでも食らええぇぇぇぇぇぇえええ!!!」
(;・〜・)[]「ちく…がもがっ!?」ズボォ!!
(;'e')「なっ!?モララー自身の腕を…食わせた!!?」
ξ゚⊿゚)ξ「思い出して!!あなたはまだ完全にちくわになったわけじゃない!!」
ξ゚⊿゚)ξ「自分の味を…がんもどきを思い出すのよ!!モララー!!!」
(;・〜・)「がもっ…がががぐっ……」モグモグッ
ξ;゚⊿゚)ξ「うおおおおおおおおおおおおおおおお!!」グイグイ!
(; 〜 )「ぐもっ……ぐ…ぐ」モグ…モグ…
(; 〜 )「………ンーー!……ンーー!!」
ξ;゚⊿゚)ξ「ハッ!?」ズボアァァ!!
366
:
名も無きAAのようです
:2012/12/19(水) 17:49:19 ID:CfpygESM0
がんもはぎっしりした奴より安くてクタクタになる奴のほうが好きなんだ
支援
367
:
ξ゚⊿゚)ξ「ちくわ大明神」
:2012/12/19(水) 17:49:42 ID:X1WwyAJA0
(; ∀ )「ブハーーーーーッ!!ゲホッ!ゴホッ!ガホッ!」スーハースーハー
ξ;゚⊿゚)ξ「……モララー?」
(;・∀・)「あー……思い出させてくれて、ありがとうよ…」ゲホッ
ξ*゚⊿゚)ξ「戻った!!」
(;'e')「なっ……にぃぃぃぃぃいいーーーーーーーー!!!?」
(;・∀・)「ちっくしょー…。もっと優しい方法は無かったのかよー…。自分の腕食わせるってお前……」
ξ;゚⊿゚)ξ「だって仕方ないじゃない!呼びかけてもダメだったんだから!!」
( ・∀・)「まぁ戻れたからいいけどよ…。……さて、他の奴らも元に戻しますか。強引だけど」
ξ゚⊿゚)ξ「りょうかいっ!!」
(;'e')「くっ…!し、しもべたち!やってしまえ!!ちくわ大明神!!」
(´・_ゝ・`)( ><)从 ゚∀从「「ちくわだい―――…」」ミ゚Д゚,,彡(<●><●> )
368
:
ξ゚⊿゚)ξ「ちくわ大明神」
:2012/12/19(水) 17:50:37 ID:X1WwyAJA0
(;´・ ゝ・`)「モガッ!?」
从;゚〜从「ガモモッ!?」
(;><)「ぐっむ!?」
(;<●><●>)「モグッ!?」
ミ,,;゚〜゚彡「ゴモッ!?」
( ・∀・)「おらぁ!さっさと起きろお前ら!!」グイグイ
ξ゚⊿゚)ξ「ちくわじゃない!自分の味を!思い出してっ!」グイグイ
(;'e')「なっっ……」
(;´・_ゝ・`)「ハッ…!」
从;゚∀从「……あっれ…?」
(;><)「ココどこなんです?わかんないんです!」
( <●><●>)「……私には…全てわかっています…」
ミ,,;゚Д゚彡「絶対分かってないだろお前……」
(;'e')「にぃぃぃぃいいいいいいいいいいいいいいい!!!??」
369
:
ξ゚⊿゚)ξ「ちくわ大明神」
:2012/12/19(水) 17:51:30 ID:X1WwyAJA0
ξ゚⊿゚)ξ「これで洗脳は全て解けたわ。あんたの目論見も、これで終わりよ!」
( ・∀・)「まー観念しなってこった」
(;'e')「み…認めんぞ……。俺は…ちくわが…一番なんだ……っ!」
( ・∀・)「そんなのは人間たちが決めるこったろーて。具である俺たちが、とやかく言う話じゃ…」
ξ゚⊿゚)ξ「待って」
( ・∀・)「んあ?」
ξ゚⊿゚)ξ「そんなに自分が人気がないと思うのなら…、子供にしかウケないと思っているのなら、聞いてみればいいじゃない」
(;'e')「……聞く?」
ξ゚⊿゚)ξ「私たちが鍋に入れられて、暫く経つわ…」
ξ゚⊿゚)ξ「そろそろ、鍋が開くはずよ…」
370
:
名も無きAAのようです
:2012/12/19(水) 17:51:52 ID:Lj6zfFwA0
間に合わんから支援に回ろう
お腹減ったよ
371
:
ξ゚⊿゚)ξ「ちくわ大明神」
:2012/12/19(水) 17:52:21 ID:X1WwyAJA0
〜内藤家の食卓〜
(*^ω^)「それでは、オープンだお!!」
カパッ!
(*'A`)「うおーーー!!うまそーーーーっ!!!」
(*´・ω・`)「いい煮え具合だね。ダシ汁が香しく食欲をそそる」
(*^ω^)「昨日から仕込んでたから、ダシはしっかり染み込んでいるはずだお!!」
(*'A`)「もう我慢できない!食おう食おう!」
(´・ω・`)「おでんはアツアツが一番おいしいからね」
( ^ω^)「では手を合わせてください!」
(*'A`)人 (*´・ω・`)人「「いただきまーす!!」」人(^ω^*)
372
:
ξ゚⊿゚)ξ「ちくわ大明神」
:2012/12/19(水) 17:53:19 ID:X1WwyAJA0
(*'A`)「ホフホフッ!…うっまいいい!!」
(*´・ω・`)「うーん、やっぱりおでんの大根は最強だね。大根を一番美味しく頂ける」
(*^ω^)「だおね。大根をこれ以上美味く調理するのは至難の業だお」
(*'A`)「ねぇ、大根は勿論美味いんだけどさ。みんなは何の具が一番好き?俺はがんも!」
(*^ω^)「がんもいいおね〜。あれをひと噛みすれば、ダシ汁がこぼれそうになるほど口の中で溢れてたまらんお!」
(*^ω^)「ブーンは大根も捨てがたいけど、僅差でこんにゃくがトップだおね。こんにゃくを大量に食えるのはおでんだからこそだお!」
(´・ω・`)「確かにこんにゃくも、おでんに入ると途端に頬張れるくらい美味しくなるよね」
(*´・ω・`)「僕のNo1は、ちくわかなぁ。がんもに負けず劣らずダシ汁を吸うし、何より大きくなるんだよね。焼いたりするより、お得感が出て好きだなぁ」
(*^ω^)「練り物ならごぼう巻きだって負けてないお!ごぼうと練り物の組み合わせは、もはや奇跡だお…!」
ワイノ(*'A`)(*´・ω・`)(^ω^*)ワイノ
373
:
ξ゚⊿゚)ξ「ちくわ大明神」
:2012/12/19(水) 17:54:33 ID:X1WwyAJA0
〜鍋の中〜
('e')「………」
ξ゚⊿゚)ξ「ちゃんといたじゃない。大人でも、理解してくれる人が」
('e')「……一人だけだ。例外は、いくらでもいる……」
( ・∀・)「そいつらにさえ分かってもらえば、いいじゃねぇか。俺は満足だぜ」
ξ゚⊿゚)ξ「それでも納得できないっていうのなら、今度は姑息な手段なんかじゃなく、純粋に味で勝負することね」
ξ゚⊿゚)ξ「自己暗示効果が本当にあるのなら、そうね…自分は美味しいんだって思えば、そうなるはずじゃないかしら」
('e')「……」
('e')「ごぼう巻きだって負けてない……か……」
ξ゚⊿゚)ξ「え?」
('e')「いや……なんでもない………」
('e')(それも、そうかもしれんな……)
374
:
ξ゚⊿゚)ξ「ちくわ大明神」
:2012/12/19(水) 17:55:24 ID:X1WwyAJA0
( ・∀・)「お、お玉がきたぞ」
ξ゚⊿゚)ξ「行ってらっしゃいな」
('e')「ああ……」
('e')「……」
('e')「ありがとう……」ボソッ
ξ゚⊿゚)ξb d(・∀・ )
375
:
ξ゚⊿゚)ξ「ちくわ大明神」
:2012/12/19(水) 17:56:21 ID:X1WwyAJA0
〜内藤家の食卓〜
(*'A`)「ちょっとお玉貸して。そろそろがんも欲しい」
(*^ω^)「お〜。じゃあブーンはごぼう巻き貰おうかお〜」
(*´・ω・`)(ちくわ美味しい…)
('e')「…」
(*-e-)「…」
おわり
376
:
名も無きAAのようです
:2012/12/19(水) 17:56:25 ID:FkOfLKIc0
具が全部齧られてる件wwwww
377
:
名も無きAAのようです
:2012/12/19(水) 17:57:54 ID:FkOfLKIc0
おつー!ほっこりわろた
378
:
名も無きAAのようです
:2012/12/19(水) 17:58:16 ID:CfpygESM0
乙!
>>376
逆に考えるんだ、煮崩れしちゃったと考えるんだ
379
:
名も無きAAのようです
:2012/12/19(水) 18:00:58 ID:X1WwyAJA0
冬ですね
冬はやっぱりコタツでおでんですよね
かなり速足で詰め込んだ感ありまくりですけど、とりあえず書き終われてよかったです
みんな、おでん食おうぜ
補足すると、ζ(゚ー゚*ζはたまごです
あと('e')の参謀役でちくわぶの*('')*を出そうともしましたが、やめました
ごめんねヘリカル
380
:
司会者
:2012/12/19(水) 18:01:16 ID:u9MvURcE0
18:00だよー!
とりあえずミニラノベ祭りの投下の部はここまで!
十分絵祭りは21:00からVIPでやる予定!
皆よろしくー!
381
:
名も無きAAのようです
:2012/12/19(水) 18:03:06 ID:X1WwyAJA0
あ、あと自分もがんもはくったくたの汁吸い込みまくりのが好きです
>>366
とはいいおでんが食えそう
支援ありがとうございました!
382
:
名も無きAAのようです
:2012/12/19(水) 18:05:09 ID:FkOfLKIc0
お、VIPか!おっけー!
383
:
名も無きAAのようです
:2012/12/19(水) 18:07:05 ID:igXUNcSM0
お、またやるのか
とりあえず皆お疲れ
384
:
名も無きAAのようです
:2012/12/19(水) 18:07:15 ID:Lj6zfFwA0
[]゚⊿゚)[]←かわいい
汁たっぷり吸ったちくわ食べたいなー
乙乙
385
:
名も無きAAのようです
:2012/12/19(水) 18:09:05 ID:X1WwyAJA0
今日もうやるのか!
これは楽しみ!
386
:
名も無きAAのようです
:2012/12/19(水) 18:38:10 ID:FkOfLKIc0
VIPでやるのは賛成だけどこっちのスレはどうする?
387
:
名も無きAAのようです
:2012/12/19(水) 18:40:47 ID:uAhlUA660
規制組が使うとかかね?
388
:
名も無きAAのようです
:2012/12/19(水) 18:50:22 ID:L7.ftPoM0
総合のレス消費を気にする必要がなくなるな
こっちに投下された絵や感想をVIPにばんばん配達したらいいんじゃね
389
:
名も無きAAのようです
:2012/12/19(水) 19:02:00 ID:VJfAlJa60
祭りおつ! 十分絵祭りwktk
>>209
75です っていうか思わず叫びそうになったじゃないかああああ(´;ω;`)
ありがとうございます!!
>>260
書いた者です
ロマにしか影がないとか、透き通った感じとか、ハート撃ち抜かれます
ありがとうございます!!
390
:
司会者
:2012/12/19(水) 19:25:51 ID:u9MvURcE0
速報、というかおしらせ
時間の都合で、十分絵祭りは22時開始になりんす。
それまでに英気を養い鉛筆を尖らせておいてくれ!
391
:
名も無きAAのようです
:2012/12/19(水) 19:39:55 ID:FkOfLKIc0
おおおっけー!!!
むしろ好都合!
392
:
名も無きAAのようです
:2012/12/19(水) 19:50:58 ID:uAhlUA660
なんという好都合
楽しみだ
393
:
名も無きAAのようです
:2012/12/19(水) 20:13:54 ID:SPPPDYt60
あからさマーケティングの時間です?
394
:
名も無きAAのようです
:2012/12/19(水) 20:59:31 ID:WlcZzeRk0
ちゃんと書き溜めたのに締め切りすっかり忘れてたわ
やっちまったぜ
395
:
名も無きAAのようです
:2012/12/19(水) 21:00:07 ID:FN91kXR20
きたー!
396
:
司会者
:2012/12/19(水) 21:01:00 ID:rF5D724w0
えー、なんだそりゃああ
>>394
は罰として今から投下なー
397
:
司会者
:2012/12/19(水) 21:01:42 ID:rF5D724w0
あ、でもあれだぞ、十分絵祭り始まるまでに済ませろよ?
398
:
名も無きAAのようです
:2012/12/19(水) 21:11:49 ID:CfpygESM0
|扉|<衛生兵、応答するモナ!
399
:
名も無きAAのようです
:2012/12/19(水) 21:12:43 ID:WlcZzeRk0
俺がうっかりしていたばっかりに・・・すまねぇ・・・
ではありがたく投下させてもらおう
,,... 、_
/´ ,,ノヽ〉
〈シ ^ω^ ) 「覚悟しろよ!」
r‐'ヾ\ソ-、
400
:
名も無きAAのようです
:2012/12/19(水) 21:14:25 ID:WlcZzeRk0
,,... 、_
/´ ,,ノヽ〉
〈、シ ^ω^) 「おーいみんな! 見てくれお!」
r‐'ヾ\ソ-、
http://blog-imgs-55-origin.fc2.com/m/z/k/mzkzboon/033540.jpg
/
川 ゚ 々゚)? ─ キャルーン!!
つと \
,,... 、_
/´ ,,ノヽ〉
〈、シ ^ω^) 「何かよく分からない生物ひろったお!!」
r‐'ヾ\ソ-、
,,... 、_
/´ ,,ノヽ〉
〈、シ ^ω^) 「これが中々かわゆいお!! 萌ゆる! これなんて生物だお!?」
r‐'ヾ\ソ-、
,, -― 、
{::. }’ノノ' ヽノ: }
..{::. }リ、゚⊿゚】^) 「もしもし、警察ですか?」
{ンr‐'、_,ぐ//
,,... 、_
Σ/´ ,,ノヽ〉
〈、シ ^ω^) 「うわあ!! この人、間髪容れず少女誘拐で通報しようとしてるー!!?」
r‐'ヾ\ソ-、ガーン!!
401
:
名も無きAAのようです
:2012/12/19(水) 21:15:06 ID:WlcZzeRk0
シ ノノヾゝ
{cソ 'A`〕 「いやこれはどう見ても幼女ですよ」
r‐'、_ケヽ
,,-― 、
/ ノヘノヾ)
|ルノ゚ -゚ノリ 「完璧にアウトだな、キミがそんな奴だとは思わなかったぞブーン」
ヘiリ'、_,ドミi
,,... 、_
/´ ,,ノヽ〉
〈、シ ^ω^) 「いや誤解だお! 確かに幼女みたいな見てくれをしてるけど!!
r‐'ヾ\ソ-、 断じて人間ではないお!! ほら、頭身とか違うから!!」
,, -― 、
{::. }’ノノ' ヽノ: }
..{::. }リ、゚⊿゚〉:: } 「人間じゃなくとも、やましい事を考えて連れてきたに違いないわ」
{ンr‐'、_,く゛'ン´
,,-― 、
/ ノヘノヾ)
|ルノ゚ -゚ノリ 「穴さえあれば何でもいいという事か、見損なったぞブーン」
ヘiリ'、_,ドミi
,,... 、_
/´ ,,ノヽ〉
〈、シ ^ω^) 「違えお!! そこに断じてよこしまな感情は無いお!!? 信じて!!」
r‐'ヾ\ソ-、
,,... 、_
/´ ,,ノヽ〉
〈、シ ^ω^) 「そこの公園に捨てられてたんだお!!
r‐'ヾ\ソ-、 『ひろってくだちい』って書いてあったから拾っただけだお!!」
402
:
名も無きAAのようです
:2012/12/19(水) 21:15:46 ID:WlcZzeRk0
シ ノノヾゝ
{cソ 'A`〕 「人間じゃないなら、こいつはいったい何なんだ?」
r‐'、_ケヽ
,,... 、_
/´ ,,ノヽ〉
〈、シ ^ω^) 「分からんお! 誰か何か知らないかお!?」
r‐'ヾ\ソ-、
シ ノノヾゝ
{cソ 'A`〕 「うーん……俺は知らねえなあ」
r‐'、_ケヽ
,, -― 、
{::. }’ノノ' ヽノ: }
..{::. }リ、゚⊿゚〉:: } 「こんな生き物見たことも無いわ」
{ンr‐'、_,く゛'ン´
川 ゚ 々゚) 「ちくわ大明神」
,,-― 、
/ ノヘノヾ)
|ルノ゚ -゚ノリ 「IQ250の私でも分からないな」
ヘiリ'、_,ドミi
,,... 、_
Σ/´ ,,ノヽ〉
〈、シ ^ω^) 「喋った!!!!??」
r‐'ヾ\ソ-、
403
:
名も無きAAのようです
:2012/12/19(水) 21:16:41 ID:WlcZzeRk0
,,... 、_
/´ ,,ノヽ〉
〈、シ ^ω^) 「喋れたんだ!! 意味は分からないけど! ちくわ大明神って何!?」
r‐'ヾ\ソ-、
,,-― 、
/ ノヘノヾ)
|ルノ゚ -゚ノリ 「ちくわ大明神……ま、まさか!」
ヘiリ'、_,ドミi
,,... 、_
/´ ,,ノヽ〉
〈、シ ^ω^) 「知っているのかおクー!!」
r‐'ヾ\ソ-、
,, -― 、
{::. }’ノノ' ヽノ: }
..{::. }リ、゚⊿゚〉:: } 「わ、私も聞いたことがあるわ……!」
{ンr‐'、_,く゛'ン´
,,... 、_
/´ ,,ノヽ〉
〈、シ ^ω^) 「ツンもかお!? いったいこの生き物はなんなんだお!?」
r‐'ヾ\ソ-、
シ ノノヾゝ
{cソ 'A`〕 「俺は知らねえなあ」
r‐'、_ケヽ
,,... 、_
/´ ,,ノヽ〉
〈、シ ^ω^) 「それは言わなくていいお……それで、ちくわ大明神ってどういう意味なんだお!!? 教えてくれお!」
r‐'ヾ\ソ-、
404
:
名も無きAAのようです
:2012/12/19(水) 21:17:29 ID:CfpygESM0
中型AAを使うその勇気!努力!支援!
405
:
名も無きAAのようです
:2012/12/19(水) 21:17:29 ID:WlcZzeRk0
http://blog-imgs-55-origin.fc2.com/m/z/k/mzkzboon/boonpic2_427s.png
,, -― 、
{::. }’ノノ' ヽノ: }
..{::. }リ、゚⊿゚〉:: } 「ちくわ大明神」
{ンr‐'、_,く゛rァ ビシッ
,, -― 、
{::. }’ノノ' ヽノ: }
..{::. }リ、゚⊿゚〉:: } 「それがこの生物の名前よ」
{ンr‐'、_,く゛'ン´
,,... 、_
/´ ,,ノヽ〉
〈、シ ^ω^) 「ま、まさかの名前そのまんまかお!? あれ自分の名前だったのかお!?」
r‐'ヾ\ソ-、
,,-― 、
/ ノヘノヾ)
|ルノ゚ -゚ノリ 「ああ……ちくわ大明神、この地方に伝わる妖怪だ」
ヘiリ'、_,ドミi
,,... 、_
/´ ,,ノヽ〉
〈、シ ^ω^) 「妖怪なの!? 大明神って名前にあるのに!!」
r‐'ヾ\ソ-、
,, -― 、
{::. }’ノノ' ヽノ: }
..{::. }リ、゚⊿゚〉:: } 「え? 精霊でしょ?」
{ンr‐'、_,く゛'ン´
,,... 、_
/´ ,,ノヽ〉
〈、シ ^ω^) 「どっち!!? どっちにしても大明神ではないのかお!!?」
r‐'ヾ\ソ-、
406
:
名も無きAAのようです
:2012/12/19(水) 21:18:22 ID:VJfAlJa60
しえんだー
407
:
名も無きAAのようです
:2012/12/19(水) 21:18:37 ID:WlcZzeRk0
シ ノノヾゝ
{cソ 'A`〕 「で、ちくわ大明神ってのはどんな奴なんだ?」
r‐'、_ケヽ
,,-― 、
/ ノヘノヾ)
|ルノ゚ -゚ノリ 「ああ、なんでも……ちくわ大明神にちくわを渡すと生涯ちくわに恵まれるらしい」
ヘiリ'、_,ドミi
,,... 、_
/´ ,,ノヽ〉
〈、シ ^ω^) 「何そのよく分からんけど微妙な恩恵は!?」
r‐'ヾ\ソ-、
,,-― 、
/ ノヘノヾ)
|ルノ゚ -゚ノリ 「逆にちくわを渡さないと、ちくわのようにされて死ぬ」
ヘiリ'、_,ドミi
,,... 、_
/´ ,,ノヽ〉
〈、シ ^ω^) 「死ぬの!!? ちくわのようにって何!!?」
r‐'ヾ\ソ-、
川 ゚ 々゚)つ)) 「ちくわ大明神」
,,-― 、
/ ノヘノヾ)
|ルノ゚ -゚ノリ 「見ろ、これがちくわ要求のポーズだ、無視していれば程なく人が死ぬ」
ヘiリ'、_,ドミi
,,... 、_
/´ ,,ノヽ〉
〈、シ ^ω^) 「ちょっと!!!? 今から人が死ぬの!?」
r‐'ヾ\ソ-、
408
:
名も無きAAのようです
:2012/12/19(水) 21:19:24 ID:WlcZzeRk0
シ ノノヾゝ
{cソ 'A`〕 「あっ」
r‐'、_ケヽ
シ ノノヾゝ.∴:
{cソ '●・∵:・ 「ぐわあああああああああああ」
r‐'、_ケヽ グシャア
,,... 、_
Σ/´ ,,ノヽ〉
〈、シ ^ω^) 「ドクオオオオオオオオオオオオオ!!??」
r‐'ヾ\ソ-、
,,... 、_
/´ ,,ノヽ〉
〈、シ ^ω^) 「うわあああ!! いきなり顔面に風穴が開いて死んだ!!? ちくわのように!!」
r‐'ヾ\ソ-、
,,... 、_
/´ ,,ノヽ〉
〈、シ ^ω^) 「存外恐ろしい感じだった!! 怖!!」
r‐'ヾ\ソ-、
,, -― 、
{::. }’ノノ' ヽノ: }
..{::. }リ、゚⊿゚〉:: } 「大変! このままじゃみんな殺されちゃう!!」
{ンr‐'、_,く゛'ン´
,,-― 、
/ ノヘノヾ)
|ルノ゚ -゚ノリ 「とんだ気狂いを拾ったみたいだな」
ヘiリ'、_,ドミi キッ
409
:
名も無きAAのようです
:2012/12/19(水) 21:20:15 ID:WlcZzeRk0
川 ゚ 々゚)つ)) 「ちくわ大明神」
,,... 、_
/´ ,,ノヽ〉
〈、シ ^ω^) 「うひい! ちくわなんて持ってるわけないお、普通!! どうすればいいんだお!?」
r‐'ヾ\ソ-、
,, -― 、
{::. }’ノノ' ヽノ: }
..{::. }リ、゚⊿゚〉:: } 「!! 待って、ブーンのポケットに入ってる、それはまさか……」
{ンr‐'、_,く゛'ン´
,,... 、_
/´ ,,ノヽ〉
〈、シ ^ω^) 「!!? 何を言って……」
r‐'ヾ\ソ-、
,,... 、_
/´ ,,ノヽ〉 ._
〈、シ ^ω^) |:|、 ←ちくわ
r‐'ヾ\ソ-、 .ミ )
,,... 、_
:/´ ,,ノヽ〉:. _
:〈、シ ^ω^): |:|、 「お、おおおおおおおおおお、おおお!!!?」
:r‐'ヾ\ソ-、:. ミ )
410
:
名も無きAAのようです
:2012/12/19(水) 21:20:24 ID:tt59eL5g0
このAAを使ってきたか!支援だ
411
:
名も無きAAのようです
:2012/12/19(水) 21:21:08 ID:WlcZzeRk0
,,... 、_
:/´ ,,ノヽ〉:. _
:〈、シ ^ω^): |:|、 「ち、ちくわが!! ポケットにちくわが入ってたお!!??」
:r‐'ヾ\ソ-、:. ミ )
,, -― 、
{::. }’ノノ' ヽノ: }
..{::. }リ、゚⊿゚〉:: } 「ブーン……まさかちくわをやましい事に使おうと……」
{ンr‐'、_,く゛'ン´
,,-― 、
/ ノヘノヾ)
|ルノ゚ -゚ノリ 「穴さえあれば何でもいいという事か、見損なったぞブーン」
ヘiリ'、_,ドミi
,,... 、_
:/´ ,,ノヽ〉:. _
:〈、シ ^ω^): |:|、 「違えお!! なんでだお!!
:r‐'ヾ\ソ-、:. ミ ) し、しかし、いったいどうしてちくわが!!?」
「ふっふっふ……ブーンのポケットにちくわを入れたのは……」
,,..
,彡ノノ ヾゝ
リ´・ω・`リ 「このショボン様さ!!」
r‐'<V>ー、
,,... 、_
:/´ ,,ノヽ〉:. _
:〈、シ ^ω^): |:|、 「ショ、ショボーーーン!! そのフレーズ懐かしーい!!」
:r‐'ヾ\ソ-、:. ミ )
412
:
名も無きAAのようです
:2012/12/19(水) 21:21:52 ID:WlcZzeRk0
,,... 、_
:/´ ,,ノヽ〉:. _
:〈、シ ^ω^): |:|、 「で、でも、何故ショボンがちくわを!?」
:r‐'ヾ\ソ-、:. ミ )
,,..
,彡ノノ ヾゝ
リ´・ω・`リ ∇ 「まあまあ、このテキーラはサービスだから飲んで落ち着いてほしい」
r‐'<V>ー、〈`)、 スッ
,,... 、_
:/´ ,,ノヽ〉:. _
.:∇、シ ^ω^): |:|、 「いらねえお!!」
,(´〉‐'ヾ\ソ-、:. ミ )
,,..
,彡ノノ ヾゝ
リ´・ω・`リ 「いやね……ナニに使おうと買っておいたんだが、こんな所で約に立つとは……」
r‐'<V>ー、
,,... 、_
:/´ ,,ノヽ〉:. _
.∇、シ ^ω^): |:|、 「ナニって何だお!!? やましい事かお、おい!!?」
,(´〉‐'ヾ\ソ-、:. ミ )
,, -― 、
{::. }’ノノ' ヽノ: }
..{::. }リ、゚⊿゚〉:: } 「まあいいじゃない! これで何事も無く全員助かるわ!!」
{ンr‐'、_,く゛'ン´
,,... 、_
:/´ ,,ノヽ〉:. _
.:∇、シ ^ω^): |:|、 「もう犠牲者出てるけどね!!?」
,(´〉‐'ヾ\ソ-、:. ミ )
413
:
名も無きAAのようです
:2012/12/19(水) 21:22:17 ID:CfpygESM0
懐かしいえん
414
:
名も無きAAのようです
:2012/12/19(水) 21:22:35 ID:WlcZzeRk0
川 ゚ 々゚)つ)) 「ちくわ大明神ー」
,,... 、_
/´ ,,ノヽ〉 ._
〈、シ ^ω^) |:|、 「ま、まあいいお……とにかく、これを与えればいいんだお!?」
r‐'ヾ\ソ-、 .ミ )
,,-― 、
/ ノヘノヾ)
|ルノ゚ -゚ノリ 「きゅうりを詰めたほうがいいんじゃないか?」
ヘiリ'、_,ドミi
,,... 、_
/´ ,,ノヽ〉. _
〈、シ ^ω^) |:|、 「そうなの!? 後からそんな情報出されても知らねーお!!
r‐'ヾ\ソ-、. ミ ) そこまで面倒見ないといけないの!!?」
,, -― 、
{::. }’ノノ' ヽノ: }
..{::. }リ、゚⊿゚〉:: } 「磯辺揚げにしても美味しいわよ」
{ンr‐'、_,く゛'ン´
,,..
,彡ノノ ヾゝ
リ´・ω・`リ 「ところでカレーにちくわ入れる奴ってなんなんだろうな」
r‐'<V>ー、
,,... 、_
/´ ,,ノヽ〉 ._
〈、シ ^ω^) |:|、 「ええい!! どうでもいいわ!! このまま渡すお!!」
r‐'ヾ\ソ-、 .ミ )
415
:
名も無きAAのようです
:2012/12/19(水) 21:23:32 ID:WlcZzeRk0
,,... 、_ 、
/´ ,,ノヽ〉ミ_ )
〈、シ ^ω^)ノ ノミミ 「そらあああああああ!! ちくわだおおおおおおお!!」
r―'ヾ\〉 イミミ ポーイ
Σ川 ゚ 々゚) 「ちくわ大明神!!」
, 、
==≡≡/:/ ヒューン
`
ε=ヽ川 ゚ 々゚)ノ 「ちくわ大明神〜!」
,,... 、_
/´ ,,ノヽ〉
〈、シ ^ω^) 「ハア……ハア……これでいいのかお……」
r‐'ヾ\ソ-、
,,-― 、
/ ノヘノヾ)
|ルノ゚ ー゚ノリ 「ああ……よくやったぞブーン」
ヘiリ'、_,ドミi
,, -― 、
{::. }’ノノ' ヽノ: }
..{::. }リ、゚⊿゚〉:: } 「今更だけどなんでブーンの髪型七三なの?」
{ンr‐'、_,く゛'ン´
,,... 、_
/´ ,,ノヽ〉
〈、シ ^ω^) 「今更!!!! ホント今更!!!!!」
r‐'ヾ\ソ-、
416
:
名も無きAAのようです
:2012/12/19(水) 21:24:14 ID:WlcZzeRk0
こうして危機は去った……が
,,... 、_
/´ ,,ノヽ〉
〈、シ ^ω^) 「カーチャン!! またちくわカレーかお!! やってらんないお!!」
r‐'ヾ\ソ-、
,,... 、_
/´ ,,ノヽ〉
〈、シ ^ω^) 「なんで懸賞でちくわなんか当てたんだお!! いらねえお!!」
r‐'ヾ\ソ-、
これからブーンは、ちくわに恵まれ、悩まされ、
ちくわと共に人生を歩むこととなるのだが……
,,... 、_
/´ ,,ノヽ〉
〈、シ ^ω^) 「えっ!! あなた苗字が竹輪なんですか!!?」
r‐'ヾ\ソ-、
,,... 、_
/´ ,,ノヽ〉
〈、シ ^ω^) 「うわああ!! 家の前でちくわを運んでいたトラックが横転して惨事だお!!」
r‐'ヾ\ソ-、
それはまた、別のお話──
完!
417
:
名も無きAAのようです
:2012/12/19(水) 21:24:41 ID:tt59eL5g0
乙!
418
:
名も無きAAのようです
:2012/12/19(水) 21:24:57 ID:WlcZzeRk0
★特別付録★
ここでは、作ったはいいが使わなかったAA達を紹介するぞ!
,, ―-.、
<人ノ ハヾフ
リ、´_ゝ`り' 「オレは最弱なんで。いや本当に」
rヘ=シ ⌒i
謙虚な台詞を吐く兄者のAAだ!
ケモミミ属性まで付いていてその手の人達にはたまらない仕上がりだぞ!
ヘ rノ)_ ノ)
::::\ゞ、゚∀゚)' /\ 「ぶち殺しけってーい」
::、:/´,`ヽyス /⌒ヽ
物騒な台詞を吐く悪魔ジョルジュくんのAAだ!
ツノを付けて悪魔感アゲアゲだ! けっこう楽に作れたぞ!
,,.. ..、
ソハヾ ヘy
リ゚、゚;トソン 「これは厄介ですね」
r':y:::く,\
下着姿で困り顔なトソンのAAだ!
目の保養になるね! でも残念ながらトソンは貧乳が正義だよね!
419
:
名も無きAAのようです
:2012/12/19(水) 21:25:41 ID:WlcZzeRk0
★特別付録・2ページ目★
)) 〈ゞ ''くi
((,,_,,;' ,,゚Д゚)
i;: ..`¨゚〈 「春風が欲しいんだ」
〈_/´〈_i''{ノ
リアルぬこなギコ猫のAAだ!
技術不足により別の生き物に見えるかもだけど気にしてはいけないんだ! どうせボツだしね!
,, ―-.、
<人ノ ハヾフ
リ´<_` りソ 「目を逸らすな」
rヘ=シ ⌒i
なんだか既視感のある弟者のAAだ!
実際に兄者AAは目を逸らしているぞ! うまく台詞を消化したね!
/ ̄\
| ^o^ | 「うつまつりの さくひんは かけてますか」
\_/
ブーム君のAAだ!
みんなー! 鬱祭りの締め切りはあと一週間くらいしか無いんだって!
このAA達は著作権フリーだ!
みんなもこのAA達を使って他の作者に差を付けられよう! 完!
420
:
名も無きAAのようです
:2012/12/19(水) 21:26:49 ID:WlcZzeRk0
終わり、スレ汚しサーセン
421
:
司会者
:2012/12/19(水) 21:26:58 ID:rF5D724w0
そんなん作ってる暇あったなら締切間に合ったろうがよww
422
:
名も無きAAのようです
:2012/12/19(水) 21:27:37 ID:CfpygESM0
乙!
トソンは私の中では未だ巨乳である
423
:
名も無きAAのようです
:2012/12/19(水) 21:29:18 ID:XPMc5P0U0
>みんなもこのAA達を使って他の作者に差を付けられよう!
>差を付けられよう!
oh...
424
:
名も無きAAのようです
:2012/12/19(水) 21:29:26 ID:L7.ftPoM0
ブームてめぇ……オレに何の恨みが……
425
:
名も無きAAのようです
:2012/12/19(水) 21:29:32 ID:tt59eL5g0
>>421
いや、わからんぞ・・・
俺だって書き溜めはしたけど切符買い忘れて投下に間に合わなかったし
426
:
名も無きAAのようです
:2012/12/19(水) 21:29:53 ID:VJfAlJa60
おつ
ジョルジュとギコ使いたいぜ
427
:
名も無きAAのようです
:2012/12/19(水) 21:33:54 ID:AUnMbySI0
AAすげぇ! おつです!
今からまとめる!
これまでの投下作品リスト
http://mzkzboon.blog.fc2.com/blog-entry-319.html
VIPの( ФωФ)(#゚;;-゚) 作品タイトルが見当たらなかったので無題になってます!
今からでもつけて!
あと( ФωФ)が滑るあたり文字化けっぽい\マークが見られました!
そして片思い相互通行の
>>244
絵のあとの(*゚ー゚)のセリフが文字化けしているようです!
修正あったら言ってください!
大量更新はじめてなのでミスしてる可能性高いです。
見つけたら報告ください。
他にも直してほしいところとかあったら遠慮なくどうぞ! 長々失礼!
428
:
司会者
:2012/12/19(水) 21:35:39 ID:rF5D724w0
さすがまぜこぜさんやでえ
仕事が早い
皆、お礼にまとめ先のブログに迷惑なコメントたくさん書いてやろうぜ!
429
:
名も無きAAのようです
:2012/12/19(水) 21:36:47 ID:L7.ftPoM0
まぜこぜ愛してるー
430
:
名も無きAAのようです
:2012/12/19(水) 21:41:44 ID:VJfAlJa60
まとめさん超おつ
431
:
名も無きAAのようです
:2012/12/19(水) 21:42:55 ID:CfpygESM0
この感動!乙と言わざるを得ない!!
432
:
名も無きAAのようです
:2012/12/19(水) 21:45:32 ID:m9czQk7w0
>>427
乙です!
>>244
ですが、文字化け部分はダッシュ記号二つにしていただけますか?
433
:
司会者
:2012/12/19(水) 21:46:50 ID:rF5D724w0
( ^ω^)ブーン系十分絵祭りのようです
http://hayabusa.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1355921140/
スレ立てたヨー
434
:
名も無きAAのようです
:2012/12/19(水) 21:56:11 ID:FkOfLKIc0
まぜこぜさんと司会者乙うううう!!
435
:
名も無きAAのようです
:2012/12/19(水) 22:02:04 ID:igXUNcSM0
>>427
わざわざすんません
タイトルは『( ΦωΦ)真っ白だったようです(#゚;;-゚)』
それから文字化けの部分は『ヽ』これでお願いします
436
:
名も無きAAのようです
:2012/12/19(水) 22:12:40 ID:73GdsfZ.0
作品あげようと思ったら規制されたでござる…届けて欲しいが遅いかな…
( ´_ゝ`)VIP所属最弱の男のようです
春風を探すようです
走るようです
437
:
名も無きAAのようです
:2012/12/19(水) 22:13:12 ID:CfpygESM0
任されよ
438
:
名も無きAAのようです
:2012/12/19(水) 22:16:58 ID:73GdsfZ.0
まじでありがとう!好きなんだよなあこの作品
439
:
名も無きAAのようです
:2012/12/19(水) 22:23:00 ID:AUnMbySI0
遅刻のあなたもタイトルが見当たらぬー
書いてもらえれば拾います
まとめたけど携帯さんお断り感がヤバいです
私の力不足です申し訳ねぇ…
>>432
>>435
ありがとう! これで反映出来たはず!
440
:
名も無きAAのようです
:2012/12/19(水) 22:25:14 ID:lsNwZz0M0
届けていただけますか……
痕 のようです
http://boonpict.run.buttobi.net/up/log/boonpic2_438.jpg
441
:
名も無きAAのようです
:2012/12/19(水) 22:25:27 ID:L7.ftPoM0
いく
442
:
司会者
:2012/12/19(水) 22:25:53 ID:rF5D724w0
>>440
任せろ
443
:
名も無きAAのようです
:2012/12/19(水) 22:26:01 ID:CfpygESM0
任されよ
444
:
名も無きAAのようです
:2012/12/19(水) 22:26:30 ID:L7.ftPoM0
何かごめん……
445
:
名も無きAAのようです
:2012/12/19(水) 22:26:48 ID:CfpygESM0
あ、いえいえ
446
:
名も無きAAのようです
:2012/12/19(水) 22:27:08 ID:uAhlUA660
スカートから覗く神秘、のようです
http://i.imgur.com/HbFrY.jpg
いいなぁ…黒レース…
447
:
名も無きAAのようです
:2012/12/19(水) 22:27:38 ID:lsNwZz0M0
みなさんありがとうございました
448
:
名も無きAAのようです
:2012/12/19(水) 22:27:49 ID:L7.ftPoM0
いくぞー
449
:
名も無きAAのようです
:2012/12/19(水) 22:28:31 ID:L7.ftPoM0
あれっ代理してよかったよね?
450
:
名も無きAAのようです
:2012/12/19(水) 22:31:23 ID:uAhlUA660
書き忘れてましたがそうです…
遅れましたがありがとうございます
451
:
名も無きAAのようです
:2012/12/19(水) 22:31:49 ID:WlcZzeRk0
>>439
タイトル書いてませんでしたね
タイトルは『〈、シ ^ω^)ちくわファンタジー物語』です
嘘です、今考えました、でも無題よりは良いかと思うのでこれでいいです
452
:
名も無きAAのようです
:2012/12/19(水) 22:37:12 ID:lsNwZz0M0
このタイミングでいうのもあれなんですけど……
>>301
使っていただきありがとうございました
あなたが猛者か
http://boonpict.run.buttobi.net/up/log/boonpic2_443.jpg
みなさんのくるうが可愛くてたまらぬ
453
:
名も無きAAのようです
:2012/12/19(水) 22:42:13 ID:uAhlUA660
>>452
ありがとうございます
こんな可愛い絵にしていただけて光栄です
おかげでくるう萌えに目覚めそうです
454
:
名も無きAAのようです
:2012/12/19(水) 22:59:28 ID:px2jPo6w0
VIPに届けてはくれまいか…
>>70
テンプレートのこと気づいてくれて嬉しかった!
455
:
名も無きAAのようです
:2012/12/19(水) 23:00:03 ID:dWTyvpXA0
任せろい
456
:
名も無きAAのようです
:2012/12/19(水) 23:02:06 ID:px2jPo6w0
>>455
イケメン、ありがと!
457
:
名も無きAAのようです
:2012/12/19(水) 23:24:40 ID:lsNwZz0M0
おとどけおねがいします……
ちくわファンタジー物語
http://boonpict.run.buttobi.net/up/log/boonpic2_445.jpg
458
:
名も無きAAのようです
:2012/12/19(水) 23:25:17 ID:VJfAlJa60
いってくる
459
:
名も無きAAのようです
:2012/12/19(水) 23:27:57 ID:daBckdas0
規制頂いちゃった。どなたか代理お願いします
妙な兄妹のようです
http://boonpict.run.buttobi.net/up/log/boonpic2_446.jpg
460
:
名も無きAAのようです
:2012/12/19(水) 23:29:28 ID:dWTyvpXA0
任されたし
461
:
名も無きAAのようです
:2012/12/19(水) 23:32:12 ID:daBckdas0
速達ありがとう!ありがとう!
462
:
名も無きAAのようです
:2012/12/19(水) 23:34:21 ID:uAhlUA660
遅くなりましたが代理お願いします
( ФωФ)片思い相互通行のようです(*゚ー゚)
http://i.imgur.com/HMy4m.jpg
卒業しちゃえば八歳差とか普通っすよ。
頑張れ二人。
悶えてしまった作品
>>82
お題消化に気づいてもらった…だと…ありがとうございます
ここまで代理お願いします
463
:
名も無きAAのようです
:2012/12/19(水) 23:34:44 ID:dWTyvpXA0
ほいさ
464
:
名も無きAAのようです
:2012/12/19(水) 23:57:03 ID:Sm0d32G60
遅いですが代理ありがとうございました
465
:
司会者
:2012/12/20(木) 00:24:09 ID:BO59DP9s0
さるった(´・ω・`)
466
:
名も無きAAのようです
:2012/12/20(木) 00:25:08 ID:T7dgFbzo0
はしゃぎ過ぎだwww
467
:
司会者
:2012/12/20(木) 00:25:45 ID:BO59DP9s0
だ、だってここではしゃがないと他のスレじゃはしゃげないんだもん!!
468
:
名も無きAAのようです
:2012/12/20(木) 00:35:27 ID:6gk5L7G.0
届けていただけますか……!
お題 卵売り
http://boonpict.run.buttobi.net/up/log/boonpic2_457.jpg
くるうちゃんです 一応……
469
:
名も無きAAのようです
:2012/12/20(木) 00:35:36 ID:FPrpqu..0
o川*゚ー゚)o「結局みんな、かわいい女の子が見たいんだ・・・・・!」
http://n2.upup.be/gbvhMpaNhl
代理お願いします
470
:
名も無きAAのようです
:2012/12/20(木) 00:37:00 ID:09hjwDDE0
>>468
>>469
いってきまーす
471
:
名も無きAAのようです
:2012/12/20(木) 00:38:42 ID:FPrpqu..0
擬人化と書き忘れていた…
有難う御座います
472
:
名も無きAAのようです
:2012/12/20(木) 00:39:53 ID:Lrnvx1UQ0
代理お願いします
( ´_ゝ`)「そのポンポンの部分、実は俺の尻尾なんだよ……」
http://i.imgur.com/WmWG4.jpg
(’e’)「この中に裏切り者がいる件について」
http://i.imgur.com/KFGqo.jpg
473
:
名も無きAAのようです
:2012/12/20(木) 00:42:13 ID:nk/me1Qs0
配達してくるわ
474
:
名も無きAAのようです
:2012/12/20(木) 00:43:20 ID:nk/me1Qs0
配達してきた
475
:
名も無きAAのようです
:2012/12/20(木) 00:45:43 ID:Lrnvx1UQ0
ありがとうです
476
:
司会者
:2012/12/20(木) 01:04:36 ID:BO59DP9s0
さるった(´;ω;`)
477
:
名も無きAAのようです
:2012/12/20(木) 01:22:19 ID:nk/me1Qs0
泣くな。お前はものすごく頑張ったよ。
超乙
478
:
名も無きAAのようです
:2012/12/21(金) 00:01:53 ID:Z6vJbcn60
遅くなりましたが…
絵を使っていただいてありがとうございました!
お礼絵を描かさせて頂きましたので投下をば
ζ(゚ー゚*ζ傍にいるようです( ´_ゝ`)
http://boonpict.run.buttobi.net/up/log/boonpic2_464.png
スカートから覗く神秘、のようです
http://boonpict.run.buttobi.net/up/log/boonpic2_465.png
(´・ω・`)ショボン探偵事務所のようです
http://boonpict.run.buttobi.net/up/log/boonpic2_466.png
自分の絵が作品になるって幸せ…
他の方も、絵を使っていただき本当に有難うございました!
479
:
名も無きAAのようです
:2012/12/21(金) 20:25:37 ID:ZuhafaNM0
>>478
こちらこそありがとうございました!
傍に……うわああまた叫ぶかと思ったうわあああ
480
:
名も無きAAのようです
:2012/12/22(土) 23:16:51 ID:nZoGD3S20
遅くなりましたがお礼を…!
使って下さり本当にありがとうございました。
バトル大好きなので読んでいてとてもわくわくしてました!
( ´_ゝ`)VIP所属最弱の男のようです
http://vippic.mine.nu/up/img/vp102159.jpg
※以前VIPで投下したものですが一応サルベージ
走るようです
http://vippic.mine.nu/up/img/vp102651.jpg
Templaterのようです
http://vippic.mine.nu/up/img/vp102652.jpg
( ´_ゝ`)ガラクタの街のようです
http://vippic.mine.nu/up/img/vp102654.jpg
メインで使って下さった小説の漫画になります。
ありがとうございましたー!!
481
:
名も無きAAのようです
:2012/12/23(日) 00:00:40 ID:vq2k5Qi20
>>480
すげぇ、どの兄者もかっこいいなぁ
ガラクタの作者です!
絵使わせていただいて、さらにお礼絵まで……
本当にありがとうございました!
482
:
名も無きAAのようです
:2012/12/23(日) 00:02:12 ID:KOx8JTT.0
>>480
Templaterを書いたものです。
うめええええええ!!そしてFMVたんかっけえええええ!!!!
嬉しくて鼻水でた
改めて、絵を使わせていただきありがとうございました!!!
483
:
名も無きAAのようです
:2012/12/23(日) 00:02:46 ID:I9LbLcTo0
どれもこれもかっけー!
流石だな!
Templaterの兄者の優しい表情が何故かツボに入ったww
484
:
名も無きAAのようです
:2012/12/23(日) 20:32:40 ID:uBHMVXsk0
>>480
うますぎだろww
485
:
名も無きAAのようです
:2012/12/23(日) 20:46:52 ID:5I2E49vE0
>>480
走るようですの者です。
兄者かっけぇええええ!!
自分の小説を絵にされるってめちゃくちゃ嬉しいなぁ
486
:
名も無きAAのようです
:2012/12/23(日) 21:42:22 ID:yS2XmTXg0
次の作品に行き詰って来てみれば・・・
>>478
更にお礼絵が来てるなんて・・・ありがとうございます!
探偵事務所を書かせて頂いた者です
>>480
そして、うひゃあwwwクオリティ半端無いな!
さて、年明けの投下目指して頑張るか!
487
:
名も無きAAのようです
:2012/12/25(火) 23:47:33 ID:rIFzez5A0
遅ればせながらイラスト使っていただいてありがとうございました。
ミニラノベ投下作品とてもおもしろかったです。
ttp://boonpict.run.buttobi.net/up/log/boonpic2_476.jpg
( ´_ゝ`)VIP所属最弱の男のようです
開幕早々の6枚イラスト消化。ほんとうにお見事でした。
バトルもギャグもほのぼのも全部詰め込まれていて楽しかったです。
続きが、続きが是非とも見たいです!!!
ttp://boonpict.run.buttobi.net/up/log/boonpic2_475.jpg
君罰罪呪のようです
全イラスト&お題消化すばらしかったです。あなたが神か!
キャラがみんな楽しそうに動き回っていて、笑ったり、いやされたりしました。
ハッピーエンド万歳!
488
:
名も無きAAのようです
:2012/12/26(水) 11:28:21 ID:R5n84Xvc0
>>487
キャラが詰め込まれてるのを見ると楽しくなるわ
たくさん描くのも大変だろうにおつー
流石兄弟を見てるとFlash思い出す
489
:
名も無きAAのようです
:2012/12/28(金) 22:49:21 ID:.bJp.wjw0
遅くなりましたがお礼絵です
使ってくれてありがとう
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄∨ ̄ ̄ ̄λ
、 , ,/ ノ
)) 〈ゞ ''くi ⊂、__´ゝ
((,,_,,;' ,,゚Д゚) (゚リ川ヾ
i;: ..`¨゚〈 ヌ ''' \
〈_/´〈_i''{ノ 〈λ〜~
>>419
のギコAAが可愛すぎるので早速使ったよ!ありがとう!
ついでに小人も作ったけど慣れないことはするもんじゃないね。
これで他の絵師に差を付けられたよ!(経過時間的な意味で)やったね!
白い世界のようです。(VIPで投下したものと同じです)
http://boonpict.run.buttobi.net/up/log/boonpic2_454.jpg
終末の雰囲気が好きです。
でぃがどうなるのか気になるんですが連載する気はありませんか……!
(,,゚Д゚)旅路を往くようです(゚ー゚*)
http://boonpict.run.buttobi.net/up/log/boonpic2_483.jpg
登場人物も文体もほのぼのかわいい。
猫と小人の異種間恋愛とか大好物ですありがとうございます。
(,,゚Д゚)春をさがすようです
http://boonpict.run.buttobi.net/up/log/boonpic2_484.jpg
ギコのしゃべり方やちょっとお馬鹿なところが猫らしくて可愛い。
地味に良いキャラしてるくるうが好きです。
"春風"を探すようです
http://boonpict.run.buttobi.net/up/log/boonpic2_485.jpg
春風の解釈が素敵です。
ギコ=男だと判断して絵を描いたんですが間違ってたらごめんなさい。
君罰罪呪のようです
http://boonpict.run.buttobi.net/up/log/boonpic2_486.jpg
絵だけでなくセリフお題まで大量消化して内容も面白いなんてマジイケメン
この春風の解釈も好きです。そうくるとは思わなかった。
とても楽しいお祭りでした。
司会者さんをはじめ参加した皆さんありがとうございました!
490
:
名も無きAAのようです
:2012/12/28(金) 23:04:12 ID:YVnwuxvMO
乙です。イラストすごく綺麗
まさか自作品でイラスト描いてもらえるとは思ってなかったので、すごく嬉しかったです!
ありがとうございました
491
:
名も無きAAのようです
:2012/12/28(金) 23:12:19 ID:Lck8f0rQ0
即保存しましたひゃっふー
旅路の者です、躍動感はんぱない、そして綺麗
こちらこそありがとうございました!
492
:
名も無きAAのようです
:2012/12/29(土) 00:18:25 ID:kqU0rB460
かわいくてきれいなイラスト、乙です。
白い世界のようですを書いた者です。
VIPに投下されていたんですね。気づけなくて申し訳ないです。
連載してほしいという感想をいただいて嬉しいのですが、残念ながらこの話を連載するつもりはありません。ごめんなさい。
ただ、気分次第では、その後の話を短編として書くかもしれません。
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