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ミニラノベ祭りのようです
272
:
名も無きAAのようです
:2012/12/19(水) 00:30:03 ID:px2jPo6w0
猫は雪が降り積もった大きな町に来ていました。
大きな時計台も立派な噴水も、白銀に包まれています。
ξ゚⊿゚)ξ「あら、猫さん。寒そうね」
公園を歩いていると金髪の女の子が話し掛けてきました。
猫は知らんぷりで通り過ぎようとしましたが、目に入った女の子の表情があまりにも寂しかったので立ち止まってしまいました。
ξ゚⊿゚)ξ「猫さん、寒そうだからこれをあげるわ」
金髪の女の子はしゃがみ込み、猫の首に青いマフラーをかけてあげました。
しかしそのマフラーは人間用のため、猫にとって大きすぎます。
ξ゚⊿゚)ξ「本当はね、そのマフラーはわたしの好きな人に贈る予定だったの」
そこで猫は気付きました。
青いマフラーと女の子の赤いマフラーはお揃いになっていることに。
ξ゚⊿゚)ξ「今日はクリスマスだから、その人に会いたくて…」
ξ゚⊿゚)ξ「でも、わたし素直じゃないから…会いたいって直接言えなくて…」
ξ;⊿;)ξ「手の込んだメッセージしか送れなくて…」
ξ;⊿;)ξ「もう五時間待ったけど、彼は来ないの」
ξ;⊿;)ξ「当たり前よね、あんな分かりにくいことしたんだもん」
ξ;⊿;)ξ「わたし…ほんと、馬鹿なんだから…」
http://blog-imgs-55.fc2.com/m/z/k/mzkzboon/boonpic2_426.jpg
女の子は大粒の涙を流します。
その涙は、猫の艶のある毛に落ちました。
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