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ミニラノベ祭りのようです
284
:
名も無きAAのようです
:2012/12/19(水) 00:50:24 ID:FkOfLKIc0
(´<_` )「アニー、もう、家にお入りよ」
しばらくすると、単調な声が聞こえた。
現れたのは、顔も、毛並みも、瞳の色も。
階段脇に座るその子とそっくり同じ、瓜二つの子供。
マフラーこそしていないが、質のしっかりしたコートを身に纏っている。
アニーと呼ばれたその子は、自分と同じ顔を見上げて困ったような表情を浮かべた。
( ´_ゝ`)「でも……でも……、おかあさんがいない」
(´<_` )「……家にいるよ。だから、早く。ほら立って」
( ФωФ)「あ、おい」
(´<_` )
-――なんて冷たい瞳だろう。
同じグレーの瞳でも、こちらは無機質で鋭いナイフの色だった。
二の句を告げる隙を与えぬ、氷の眼差しでこちらを睨みつけると
未だ戸惑いを見せるその子の腕をぐいと掴みあげ、立たせてそそくさと歩み去ってしまった。
遠くなる後姿に、はっきりとは聞こえないが、一方的な言葉の端々が聞こえてくる。
「知らない奴と話するんじゃない」
「また母さんに叱られる」
そんなことを言い聞かせているようだった。
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