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「Sammy社立ギルティ専門高等学校5時限目」

4320:2006/06/28(水) 01:21:29 ID:p0rL5HfM

「肝試しとか、やらないか?」


すべての事の発端は佐藤愛が発したこの一言であった。
まだ怪談話が最盛期を迎える前の、6月下旬のむしむしした一日だった。
汗がじっとりと肌に纏わり付くような、想像するだけで風呂に浸かりたくなるような嫌な一日だ。


「随分唐突かつちょっと時期外れなお誘いね。」


級友の五所川原樹が答えた。
愛のおかしな誘いに呆れている、といった風を装っているが、その実、目には好奇の光が射している。
イスに座っているだけでも不快感を覚える、そんなこの時期から、少しでも離れたいという希望の光とも取れるが…。


「はいはい!愛ちゃん、キモダメシってなんですか??」


こちらは違う意味の好奇と希望を投げ掛ける。飽くまでその視線は一途で純粋だ。
もっとも、彼女――― 一二三・エア・プロヴォークの視線はいつでも純真無垢で真っ直ぐであるが、、、


兎にも角にも、三人は既に『肝試しに行く』という合意に達しているらしかった。
肝試しを上手く言葉で説明するのが地味に難しかったので、一二三には適当なことを言っておいた。

それもかなり適当な、「MONONOKEをSYURIKE-NでSISSYO!!するんだZE!!」くらい適当なノリで説明した。


「それで?もう場所くらいは調べてあるんでしょ?」
「まぁな」
「それで、どこですか?やっぱりMONONOKEが出るくらいですから、フジヤマの樹海とかですか!?」







――もちろん、一二三以外の二人が、そこまでヘヴィなものを考えていなかったのは言うまでも無いことだろう。

4420:2006/06/28(水) 01:22:07 ID:p0rL5HfM

=当日=


肝試しの舞台は、愛が指定した集合場所からおよそ歩いて10分ほどの場所にあった。
肝試しの舞台にするだけあって、ここ最近、人が出入りして使っている様子はまるで見受けられない。


「…いかにもって感じね。」


いざ着いてみると、改めて気味の悪さを感じ取れる。
もう既に日は沈み、辺りは静寂と暗闇だけが支配する…とは流石に言いすぎだが、そう形容しても差し支えない様子だ。

別に肌寒いわけでもない、普通に半袖でいられる気温。
だが、それは別の言い方をすれば「生暖かい」ともいえるような、気分の悪いほのかで確かな温かみ。



「、、行くか。」



愛の一言を合図に、三人の肝試しは始まった。



建物の中は閑散としていて、人の気配はおろか、生き物の気配さえも無い。
そこかしこに散らばった機材の奥にある、閉じかけのシャッターを潜り、三人は更に奥へ奥へと進んでいく。

建物が不意に立てるミシッという音で緊張が走る。

どこからか吹いてくる風が、悪寒になって背中を撫でていく。


そして、進行の邪魔になるガラクタの山を越えたときだった…、


「!!!」
「ど、どどどうした樹!」
「く、くくく…、、、首が、、首が…ッ」
「な、ななななんですとぉーー!!?」
「どこですか!?それ、どこですか!??」


怖さを誤魔化すため、技とらしい大声を上げながら、樹の指差す方向へ懐中電灯の光を向ける愛。
暗がりに照らし出されたそれは確かに人の顔。電灯の光で極端な陰影が付き、否が応でも恐怖をかき立てる。

どこまでも無機質な笑顔を三人に向けたそれは、、青白い顔で三人を凝視していた。



「…、、ん?…なんだ、人形じゃねぇの?コレ。」
「え、、嘘…。……アラヤダ、ホントだわ。」


それは、――――どこまでも無機質な、人形だった。そりゃそうだ。

安堵の表情を浮かべた二人と、軽い落胆を浮かべる一人を見て、無機質な人形は、どこまでも無機質に声を上げて笑っていた。








―――――後ろでシャッターが閉まったらしい音が響いた。

4520:2006/06/28(水) 01:22:45 ID:p0rL5HfM

「う、嘘よね…、、こんな、嫌よ!アタシ」
「樹さん!大丈夫です、SYURIKE-NでSISSYO!!すれば良いんですよ!!」
「んなわけあるかぁーー!!」

―――――恐怖。(?)

「お、おいおい、何だそりゃ…。。」
「ちょっと愛!アンタ提案者なんだから何とかしなさいよ!」
「そうです、この手裏剣をどうぞ!」

―――――混乱。(?)


積み上げられた機材が音をたてて崩れ落ちた。
天井に吊るされた電灯が光を宿し、からかう様に一瞬で暗闇に戻った。
人形はどこまでも無機質で無慈悲に笑い。
ギルティの筐体に明かりが灯る。
「お゙ぎゃ゙ぁ゙ぁ゙ぁ゙」というあり得ない赤ちゃんの叫び声が轟きわたり。
画面に映し出されるのはNAOMIの文字。

あぁ、アレはギルティだ。
とても見慣れたギルティギアだ。

ザッパがCPU戦をこなしている。これはまさしく……、


「俺たちへの挑戦だッ!」


『ここから出たけれりゃ、俺と戦って勝ってみな。お前らの得意な土俵で戦ってやるよ。』
、とでも言いたげに、その筐体はズバリそこに佇んでいたのだ。


「挑戦を受けるなら受ける出、誰が行くの?」
「私が行きましょうか?」


話し合う二人。それを遮ったのは音も無く出された愛の左手だった。
何時に無く真剣なその眼差しは、二人を黙らせるのに十分な力と説得力に満ち満ちていた。


「ここは俺が行く。こんなことになったのも、俺のせい、俺の責任だもんな。任せてくれ。」



――――二人の女は、男を、佐藤愛を見た。


筐体に向かって歩を進める愛。
いつも一緒にじゃれあっている彼の背中が、コレほどまでに大きく、頼れる背中に見えたことがあっただろうか。
彼女達の熱い視線は、戦いへ赴く男の背中へと惜しむことなく注がれていた。

心なしか目頭が熱くなってきた。
嗚呼、こんなに頼りがいのある友達だったなんて、今まで気づけなかった自分たちが情けない。
勝手も負けても良い、「ザトー様フォォォ…!」とか言って馬鹿にしたのを謝りたい。……だから!



「…ん?」


ふと、かすかにズボンのポケットから伝わる振動に愛は気づいた。
電話のようだ、なんと空気の読めん輩であろうか。コレからがいい所だというのに。少し文句でも言ってやろうか。

携帯を取り出し、手早く通話ボタンを押す。
そして押した瞬間、彼は視界の隅にそれを見た。赤い文字を、『圏外』の二文字を。


『もし…もしぃぃぃぃいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいャハハハハハハ、イタイ?イタイノヨォォォォキモチイイイイイイイイイイイイイイイイ!!!!!!』




- D E S T R O Y E D -

4620:2006/06/28(水) 01:28:11 ID:p0rL5HfM
と、時間がなくなってしまってここまでしか書けませんでした。申し訳ないです。
最近は670氏による異能バトルSS成分が多いようなので、ここらでまっとうな対戦を、、とか考えたんですが全然違う方向へ〜w

読みきりのクセに微妙に半端な形で投稿したのが少々心残りですが、読んで頂けたら幸いです。
では、またいつか。


>>670
GJ!!

47名無しさん@2周年半:2006/06/28(水) 02:38:38 ID:jz11P.Hs
20氏!?わざわざ夜中に来た甲斐があった!
また来てくれるのを楽しみにしてます。
とにかくGJ!

48名無しさん@2周年半:2006/06/28(水) 12:07:12 ID:8uM9VuQ6
>>20氏降臨してるゥゥウウウッ!?
はい、すいません。最後は1対1なのでギルティで決着を付けますorz
>>41
俺もこのサブタイ使った気がする…(;´д`)
キスは………あれ、キスシーンって初めてだっけ…?ι


『柚刃、いじめる』

カチャ…カチャ…
(…何だ、この音?)
言っておくが、僕はベルトを外してなんかいない。
カチャ…
「よっ……」
「ちょっと遅いですよ?」
窓枠から姿を見せたのは緋色 結衣。
さっきから聞こえていたのは、ロープに取り付けられた金具の音だったのか…。
「……貴様がここに残っているとはな。柚刃、もう戻るつもりはないのか?」
「なっ…え、柚刃が戻るって……え?」
「明示さん。私、" 元 "メイジタンなんです」
「ちょ、え?だってさっき」
「驚いちゃいましたっ??」
(……良かった。柚刃が敵じゃなくて…)
涙が出そうだ…。
「…私の目の前でイチャイチャと仲良く……柚刃、自爆しろ」
「嫌です、明示さんは私と××××したいって言ってますし、×××だって興味があるって言ってますし、その内××××とかして顔に××しちゃったり……」
「ゆゆゆゆゆゆずはァーーッ!?ストップ、何か僕が変態みたいだからッ!!つーか最後の2文字バレバレだろォーッ!?」
「貴様…ッ!!」
「ふふっ…結衣ちゃんにそれが出来るかしら?
いきなり××××を求められて、すぐにOK出来ます?」
「出来るッ!!」
「じゃあ×××に興味があるって言われて、素直にそっちを捧げられますか?」
「で…出来るッ!!」
「じゃあ××××して、顔に××されてもいい?」
「も、もも、もちろんだッ!!」
「あはは、残念ですねーっ♪結衣ちゃんはギリギリでB程度だから××××が出来ませんよーっ♪」
「こら貴様ぁぁあああッ!!自爆しろやオラァァアアアッ!!」
ゆ、柚刃が悪魔に見える…(;´д`)
(……女同士の戦いは最終的に胸の大きさで勝敗が決まるのか…)
何か違うような気もするけど、あながち間違ってもいない気がする。
「勝負だ柚刃ァァアアアッ!!ギルティの腕ならお前にも負けんッ!!お互いにランダムキャラでバトルだァァアアアッ!!」
「いいですよー??どうせ私が勝つんでしょうけど♪」
「貴様だけは自爆しろォォォ…ッ!!」



(……ランダムキャラだと、キャラ差が大きく出るんじゃないだろうか…)

49名無しさん@2周年半:2006/06/28(水) 20:54:48 ID:jrhsHKbw
48は670氏だよな…?
まぁギルティ話も期待してるさGJ!

50名無しさん:2006/06/28(水) 21:14:55 ID:wxKTWjPM
20氏GJ!!

51名無しさん@2周年半:2006/06/28(水) 21:38:25 ID:MCEDZBi6
20氏モエスw

52670:2006/06/29(木) 00:48:45 ID:eB6sgAdU
「ぅ……ふ、っ…ぇ…ぐぅっ!!」
狭い渡り廊下に、菜津奈の嗚咽が響いている。
その側には……ボロボロになった黒コート。
「………菜津奈ちゃん?」
「緋那、今はそっとしておいてやってくれ…」
「え…あのコート、もしかしてさっきの教師の…?」
こくり。
「う、嘘だろ…?俺とヒナヒナがこいつを締め上げてる時に、そんな……」
「そうね。こんな奴、さっさと連れて戻ってればこんな事には…ッ!!」
ゆっくり、目を閉じる。
俺ディバコン出来るし。名言であった。
ディバインブレイドでガンマレイに突っ込むなど、彼にしか出来ない芸当だ。どこまでもディバコンを狙う漢だからこそ、出来るのだ。
「………いや。遅く戻ってきて良かった。あんなモノは見ない方がいい」
「そう…そうよね。人が死ぬ瞬間なんて見るモノじゃないわ」
「死ぬ…?」
「…え、だって死んだんじゃないの?」
「いや。誰も死んではいない」
「は?…じゃあ、あの教師は?」
「…敵の一撃必殺を食らったと思ったのだが、それより早く『それが俺の名だ』を仕掛けていた。向かって左側にいたので立ち位置が入れ替わり、一撃必殺は敵自身が食らった」
「何それ、俺の名の無敵を活かした難度Sランクの暗転返しじゃない……で、何で泣いてるの?」
「一撃の演出による爆発に巻き込まれて服がボロボロになり、菜津奈はうっかり…その、×××を見てしまったのだ……」
「好きでもない男の×××見るなんて、菜津奈は悲しいですよ…」
「………………それだけ?」
「ヒナヒナ、怒ってないか?」
「んふふふふーっ、ぜぇんぜん怒ってないわよぉ……ッ!?」
「ダメだこりゃ…」
「我はァー、吹奏楽部のォ、副部長でェ、あるッ」
「私はァー、合唱部のォ、副部長でェ、ありますッ」
「お前ら黙っとけ。……あんまりうるさいとヒナヒナに潰されるぞ?」
「ではではァ」
「黙るのでェ」
「あるッ」「ありますッ」
「…………頭痛いわ。こいつら背負ってるからか?」

53名無しさん@2周年半:2006/06/29(木) 10:33:16 ID:l22n02.w
柚刃タンにパイズリされてぇw

54670:2006/06/29(木) 23:35:02 ID:bV16Fff2
>>53
そこは伏せ字かピー入れてェーッ!!(;´д`)


『女の戦い』

カカカカカカカ……。
(…明示さんの為、負けられない……っ!!)
挑発しては見たものの、ランダムでは腕だけではなく運も関わってくる。つまり…この瞬間に勝負が決まるといっても間違いじゃない。
出来ればジョニー。ダメならせめてソルかカイ。エディは絶対ダメ。
(お願い、ジョニー…ジョニー…ジョニー…)
カカカカカカカ………カコーンッ!!カコーンッ!!
「うわっ…」「げっ…」

『任務を』『遂行する』
(画面が狭い……)
よりにもよってポチョ同キャラ。完全に読みだけの試合。
何となくやられたことのある連携を思いだし、そこまで持ってくように読み合うだけだ。
『Heaven or Hell…Duel 1.Let's Rock!!』
(……まずは遠S辺りで牽制を)
『ホッ!!』『ハンマフォール』
(ぶっ……!?)
結衣ちゃん、やってくれるじゃない…っ?
そっちがその気なら、私だって…!!
ぴょん『…おぉっ?』
ずしんっ『ポチョムキーン、バスターッ!!』
結衣のジャンプ>着地バスターを見事にバクステ>バスターで返す柚刃。
(ハイジャンプして……JSで詐欺重ね…)
『ホォッ!!』びしぃ『…オォオオーッ!!』カウンタッ!!
(ジャ……ジャッジですってぇ…!?)
厨房みたいな真似してくれるじゃない。投げ殺されたいのかしら…?
『ふっ!!』
(え、5P……当て投げっ…!?)
ぴょんっ。
『…おぉっ?』『だぁああっ!!』
(JHS、間に合ったっ!!えっと、次は…読み合いにもってこうかな)
『ふっ!!はっ!!ハンマ、フンッ!!』
5K>近S>ハンマブレーキ。
(飛ぶかな?…飛ぶよね?)
ぴょんっ『そこだぁッ!!』ドゴンドゴンドゴンッ!!『ヒート…エクステンッ!!』
(よし……順調、順調♪)
向こうはあと半分。こっちはまだ8割くらい。
(うん、イケる。あと1回読み勝てば、残ったゲージを使って押し込めそう)
とりあえず5Kの持続を重ねて…っと。
『ふっ!!ハンマ、フンッ!!』
(これで終わr)
『…おぉっ?』『…おぉっ?』
ポチョバス失敗。お互いが同時にポチョバスしたせいで、どちらも投げられなかった。
(まだまだ…!!)
『…おぉっ?』『…おぉっ?』
それなら、ポチョバスを読んでジャンp
ぴょん『だぁああっ!!』『おぉおおっ!!』カウンタッ
(……6P…!?)

55名無しさん@2周年半:2006/06/30(金) 06:21:19 ID:rdZI7G.2
肉同士はこんな試合アルアルw

56670:2006/06/30(金) 09:51:30 ID:S8T1H4DY
ぴょん『だぁああっ!!…ホッ!!そこだぁッ!!』ドゴンドゴンドゴンッ!!『ヒート…エクステンッ!!』ドォオオンッ!!
6P(jc)>降り際JHS>着地遠S>ヒートエクステンド。
(減った……減りました…)
残り体力、お互いに5割。
1ラウンド目からバーストを使いたくはない。2本先取だから、ここはバーストなしで勝ちたい。
『…スライドヘッ!!』ぴょん
(危ない…引っ掛かる所だった)
『…ォッ!!』
(ッ………違う、これは6K。こっちもやってみたりして…)
『…スライドヘッ!!』『…スライドヘッ!!』カウンタッ
お互いに転び合うポチョとポチョ。
何とも情けない。女の子二人がポチョムキン使って互いを転ばせるなんて。しかもこれは愛を賭けた勝負なのだ。
(むぅぅぅ……っ!!)
暑苦しいこと、この上ない。これなら二人ともプール行って水着でスタイルを自慢しあい、『おしくらまんじゅう』で勝負してた方が平和じゃなかろうか。
『ハンマ…フンッ!!ハンマ…フンッ!!』『スライドヘッ!!』
(ゲージ溜めつつ移動…させない…ッ!!)
『ハンマ…フンッ!!』
とかいう柚刃も、ダウンを取ったらちゃっかりハンマで移動&ゲージを溜めている。
互いの距離は近い。
(さて……6HSを少し遅めに重ねて、)
『…おぉりゃああッ!!』ロマァンティーック、ぴょん『…おぉっ?』ずしんっ!!
6HS(FRC)>ジャンプ。6HSを見てからのバスターを回避しつつ、JDで一撃を加える。
『ホッ!!』きぃん!!
(近Sをガードさせて……)
ぴょん『…そこだぁッ!!』ドゴンッ!!ロマァンティーック
(ふっふっふ……当て投げと思わせて対空。完っ璧…!!)
『びぎぃぃいんッ!!』
『祈るがいい。……だぁああああッ!!ほッ、ほッ!!そこだぁッ!!』ドゴンドゴンドゴンッ!!『…ヒート、エクステンッ!!』
『SLASH─!!』
ヒート1段目(RC)>ガイガンダー>ガイガンティックブリッド>5K>近S>ヒートエクステンド。



その試合を遠くで見ていた明示。
(……柚刃のポチョムキン、強いなぁ…)
読み合いが大胆過ぎるのは否めない。が、その大胆さで勝っている。
(つーか夏にギルティの電源付けとくと異常に暑いなー。二人とも気付いてないのかな…?)
などと考えつつ、調理室の窓を開け始める。
換気扇も回しておく。
(……僕、何でこんなことを…?)

何だかんだで自由な明示だった。

57名無しさん@2周年半:2006/06/30(金) 22:58:46 ID:PS8v/kCs
670氏いつもながらGJです+!

58名無しさん@2周年半:2006/07/02(日) 20:23:37 ID:aafj9W3.
最近64氏見ないな

59名無しさん:2006/07/03(月) 00:52:49 ID:/3lQq4E6
あと、7レス待ちなさい。

60名無しさん:2006/07/03(月) 00:54:08 ID:/3lQq4E6
7じゃなかった、後4だ。

61名無しさん@2周年半:2006/07/03(月) 01:04:27 ID:0YLmVKw.
>>60
っていうことはあと3か

62名無しさん@2周年半:2006/07/03(月) 02:25:36 ID:5w4ND6Mg
>>59
あと7スレに見えて驚いたw
気が長いなぁとw

63名無しさん@2周年半:2006/07/03(月) 06:40:16 ID:Nkfxu50E
さぁ、64氏期待アゲだ

6464:2006/07/03(月) 11:57:19 ID:/2tG2ciQ
すいませんまだ書けてません ○| ̄|_
もうしばらくお待ち下さい

65名無しさん:2006/07/03(月) 16:08:51 ID:/3lQq4E6
背後GET!!!

66名無しさん@2周年半:2006/07/03(月) 19:22:45 ID:QCdPuyGI
64氏忙しいなら無理はなさらず、のんびりやってくださいね

67名無しさん@2周年半:2006/07/05(水) 11:27:45 ID:TulGs.iU
止まったな…

68名無しさん@2周年半:2006/07/05(水) 15:23:59 ID:vV0.wSFc
みんなVP2やってんだろ

俺も最近あまりゲーセン行ってないな〜

69名無しさん@2周年半:2006/07/05(水) 22:17:13 ID:ilt8w2vo
キャラスレ盛り上げようとしてたりマッセに浮気してたりですっかり忘れてる件OTL
テスタあけたらガンガリマス

70とこ:2006/07/06(木) 01:16:07 ID:blh/UP9o
前回 前スレ>>895-897

その後も着々と試験が進んでいく。
もう半分以上消化した頃、ようやく俺の名前が呼ばれた。

「牛路 芽我!」「木得 美紗(きえる みさ)!」

「・・・はい」「はい!」

立ち上がり、試験会場に向かう。

(女の子の声?)

(げげ。)
(あの子だ・・・)

さっきのジンとアバ使いの子の口論の仲裁に入ってきた女の子。
発言からして俺の前の試合はチェックできてそうだった。

(それよりも・・・木得 美紗という名前は―――)

第1試合でチェックした人の中では一番注目していたロボ使い。

(まさか女の子だったとは)

(心してかからんとダメだが・・・)
(ロボ対策ってどんなんだ?!)

強いロボとは全然対戦経験がない。
そして使ったこともない。
スラッシュになっての弱体化部分は大体知っているが・・・

(確か・・・)

昇竜の打撃無敵削除。
ガード時の熱量増加。
なんか色々と技が鈍化。
カイ電波に補正。
ダメージを受けるとミサイル消滅、ホーミング性能弱体化。

こんなもんだったか・・・?よく覚えてない。
なんか強化点もあったはずだが・・・
とにかく青リロの頃の対策とは全く別物になっているはずだ。

(不安だ・・・)

だがそんな俺の気持ちとは関係なくもう体は筐体の前に座っている。

71とこ:2006/07/06(木) 01:17:13 ID:blh/UP9o
『Please select your character!!』

毎度おなじみのBGMが流れてくる。
相手はカーソルを少しだけ上に動かし、ROBO-KYの立ち絵を出現させる。
だがすぐには押さない・・・

(焦らしてるつもりか?)

カーソルはキャラ選択の間を縫って画面を動きまわっている。
それも正確に。

(器用なことだ・・・)

―――この木得 美紗のさっきの試合には驚かされた。
座談をひかなくてもゲージがグングン溜まる直ガ精度。
正確な割り込みからワンチャンスを逃がさない泥臭さ。
試合の前半と後半の主導権が正反対になっていた。
後半はずっとロボが相手を追い回す形だった。

(ゲージは溜めさせない方がいい)

ゲージが溜まると相手のペース。
固めても相手のゲージが上がる。
なら・・・

(「最初から投げ狙いでガンガン攻める」のが一番いいはず・・・)

だがそれは俺の得意なスタイルからはかけ離れている。

―――ギィン!

ようやく選択したようだ。
試合前演出が始まる。

(いや・・・俺のスタイルから離れていいんじゃないか?)

先刻の俺の試合はチェックされていて、ある程度の対策はとられているだろう。
だったらその内容とは全く逆で戦ってやる。

『イイ試合ニナル訳ガ無イ』
『最善を尽くすことだ・・・』

(後はバスター精度・・・バクチを打つのは不本意だが・・・これしかないっ!)

『HEAVEN or HELL Final!』
『Let's Rock!』

72名無しさん@2周年半:2006/07/06(木) 01:47:16 ID:ZR4IeUjM
とこ氏GJ!!
とこ氏のSSをめちゃくちゃ楽しみにしてました。

73名無しさん@2周年半:2006/07/06(木) 06:35:09 ID:OXtQ/czQ
とこ氏GJ!!!

74559:2006/07/06(木) 19:27:11 ID:Qbab1UhA
ようやくまともに時間が取れるように……。復活カキコ。

前回 前スレ>>600-602


「うう、殿一君。負けちゃったよぉ〜……」

火亜が半泣きしながら俺と澪の所に戻って来た。3ラウンド目のストレート負けが効いているらしく、かなり意気消沈してるみたいだ。

「火亜もジャスティス相手によくやったじゃないか。1ラウンド目なんて、かなり凄かったぜ?」
「でも、逆に3ラウンド目はパーフェクト取られちゃったし……」
「けどさ、ロボであそこまでやれてるんだぜ? もっと自信もてって」

これは本当だ。インペリアルレイやN.Bの起き攻めなど、カイやヴェノム以上に苦しいであろう組み合わせにあそこまでやったのだ。
だから、俺は純粋に火亜の事を凄いと思った。いつもはのほほんとしてるのにな……。
と、その気持ちは澪も同じだったようで、俺と同じように火亜を慰めていた。

「大丈夫だって優子。3ラウンド目はただ読み負けが重なっちゃただけで、十分闘えてたわよ」
「……うん。ありがと、澪ちゃん。殿一君」

どうやら、火亜も立ち直ったようである。……立ち直りの早い奴だ。

「おい、お前ら。次は自分達の番だって事を忘れてないか?」
「「あっ」」

音義の指摘に、俺と澪ははもって声を上げる。そうか、次は俺達か……。

「というわけで、次は遠央、お前な」
「えっ!! 私、ですか?」
「俺は二度ものを言うのは嫌いだ。ほれ、早くスタンバイしろ」

俺は心の中でガッツポーズを取った。よっしゃ!! 人身御供になってくれてサンキュー澪。
そんな心の声が聞こえたのか、澪が俺のことを睨んできた。そして、その時、かなり不吉な言葉が聞こえてきた。

「弄り甲斐のある奴は後にとっておく趣味でな」

ニヤっと笑いながらそう言ったのは、音義だ。待て、まさか不幸なのは俺なのか?
見れば、澪がそれを聞いて俺に意地悪く笑いかけながら、ご愁傷様、と呟いていた。くそ、お前なんか開始10秒でシショっちまえ。

「? どうしたの殿一君。ド畜生一歩手前にバニラア○スみたいな顔して」
「……俺、そんな憎々しげな顔してた?」

マズイマズイ、あんなクレイジーな野郎と一緒にされたくないぜ……。

「さぁ、続く試合は、音義先生のジャスティスVS遠央さんのチップ!! さっきみたいな熱い試合を期待しましょう!!」

っと、もう始まるみたいだな。さて、澪のチップがシショる姿を、この眼に焼き付けるとするか。

『お前、死相が出てるぜ?』
『そろそろ出るとしよう』

――HEAVEN or HELL Duel1! Let's Rock!

75559:2006/07/06(木) 19:28:55 ID:Qbab1UhA
――バシュウ!!

「先ずは両者共に空中バックダッシュで様子見」

ジャスティスか、火力はそこまで高いわけじゃないけど、インペリアルレイや、固めとかで直ぐにガードゲージが上がる。
そこから崩されたら、チップの防御力じゃ終わり。なんとか相手に捕まりたくはないけど……。

――バシュウ!!

(っつ、速い!!)

咄嗟にK転移でジャスティスの反対側へと出る。だが。

――バシュウ!!

(えっ……?)

「あーっと、ここでジャスティス、さらに空中バックダッシュでチップの元へ!!」

(しまった、ジャスティスは二回空中ダッシュが使えたんだ……!!)

単純なミス。このままじゃK転移の硬直が残ったチップは……。

『しゃあ!!』
『糞がぁ!! いってぇ!!』

(ダウン……。早速捕まっちゃったわけね)

案の定、JP>JPと硬直を刺され、そのまま地上ガトから足払いへつながれる。

『かわしてみせろ……』

(N.B重ねからの択攻めが来る……!!)

N.Bが重ねられ、丁度チップの起き上がりにそれが重なる。

『見え見えだぜ』

ボンと爆発するN.BをFDでガードする。しかし、なんとかしてこの後の三択を読まなければ、状況は変わらない。

『しゃぁあ!!』
『トロイんだよ』

「ここで中段、しかしチップはなんとかガードしています」

(よし、なんとか見えた。先ず逃げるのが先決ね)

――バシュウ!!

「ここで空中ダッシュでチップが逃げます」

ジャスティスを飛び越し、そのまま距離をとる。距離は丁度端と端だ。

(相手の機動力はチップと同等。地上はチップが勝ってるけど、空中じゃジャスティスのほうが上だし……)

なんとか逃げてチャンスを掴みたいけど、それも厳しい。攻めるしか……。

「ここでチップが突っ込んだ。勝機はあるのか!?」

(あるわけないでしょ、牽制相性もロクに知らないのに……)

そう心の中で毒づく。しかし、待っててもジリ貧になるだけだ。なら、突っ込むしか道はない。

(当たって、砕けろ!!)

76559:2006/07/06(木) 19:33:32 ID:Qbab1UhA
久々だからなんかgdgdだ……。あっ、元々か。
とりあえず、これからも頑張って書きますんでヨロ。

77名無しさん@2周年半:2006/07/06(木) 20:31:34 ID:z9l6c1BE
559氏お久しぶり+!
GJ〜

78名無しさん@2周年半:2006/07/09(日) 03:15:08 ID:bXO6i2Es
揚げ

79名無しさん:2006/07/09(日) 08:23:36 ID:b/Qcznz2
>>78の意思は俺が継ぐ。
揚げ

80名無しさん@2周年半:2006/07/09(日) 10:57:16 ID:bwpmC3rg
79の意志はさらに俺が
揚げ

81名無しさん@2周年半:2006/07/11(火) 09:20:18 ID:Rb3SB30U
寂しくなったな(´・ω・`)
保守

82名無しさん@2周年半:2006/07/11(火) 09:26:41 ID:buj9jeSA
ミスったw

83名無しさん@2周年半:2006/07/11(火) 11:37:46 ID:oltxov7Q
670氏はいったい何処へ…

84670:2006/07/11(火) 19:04:32 ID:G2Fopx1I
>>83
チェックしてはいるんですが、どうも時間が足りなくて……
最近は
①微エロ絵を少しずつ描く(マテ
②メルブラ勢に誘われてメルブラ(ぉ
③ゲセン行ってジョニスレにあった近S(J仕込み)6P慣性デバコンをやってみる……けど、これ微妙…
端なら近S>6P(jc)>低ダJS>微ディレイJHS>ディレイJD>5HS>デバFRC>JS>JD>カスとかのが美味しいし
中央なら近S>足>KJorSJ>慣性デバのがゲージ溜め出来るし
端で浮きが高い奴にはいいかもw
④激しい連コイン(24連)を食らい、全勝したあと帰ってベッドに倒れるorz
⑤ハルヒたんかぁぃぃよハルヒたん(*´д`)
こんなんで毎日が過ぎるんです……

85名無しさん@2周年半:2006/07/11(火) 19:37:48 ID:m4vA6q1c
ちょwww最後の発言はどうかとwww

86とこ:2006/07/12(水) 03:35:30 ID:xMFkzR/6
前回>>70-71

『HEAVEN or HELL Final!』
『Let's Rock!』

『ガシャンガシャン』
『ハンmフッ!』

 ・ ・ ・

まずは距離を離すのが得策です。
あ、追いかけてきますか・・・

(ゲージが溜まる前に・・・ということでしょうか。)

(甘いですっ!)

前に走られると止められないソルとかとは違ってポチョの牽制はまだやりやすい部類なんですよね。
私にとっては・・・


-----------------------------ギル高入学試験報告書:第289号-------------------------------
Name.Misa Kieru
Heignt.167cm
Weight. Unknown
Birthday.7/31
Blood type. O
Character. Robo-Ky

【Analysis】
現在、希少種のROBO-KY使いだが青リロ時代は闇慈・チップ=ザナフを使っていた生粋の弱キャラ使い。
スラッシュにバージョンアップ後、持ちキャラの強化に伴いキャラ変更。現在に至る。
鋭い読みと自己流の飛び込みの組み合わせは、当該固体がROBO-KYであることを忘れさせる立ち回りになるとも言われている。
また、当該固体の真髄は攻めの貪欲さにある。
特徴的なガトリングルート、ROBO-KYの強みである立ちPによる変幻自在の固めで相手を逃がさない。
相手を崩した際のコンボ選択・コンボ精度も正確で、ワンチャンスで相手を殺しきる実力を持つ。
さらに、座談カイを引かなくてもゲージが溜めることのできる直ガ精度の高さは他の追随を許さない。
各キャラの対策・小ネタの収集にも余念がなく、そのプレイヤースキルには非の打ち所がない。
しかし、自キャラの性能による特定のキャラへの不利、切り替えしの弱さがある。
これらを考慮し、当該固体の評価はAとする。

--------------------------------------------------------------------------------------------------------


『カウンタッ!』
『ドォォン!!』

何だ、何が起こった?
なぜ俺のポチョムキンが空に打ちあがっているんだ?
HSを振っただけなのに・・・

『邪魔っ!』

上空から受身不能で落ちてくるポチョムキンに痛カイ撃がヒット。
充電モーションにはいる。

(―――そうか・・・)
(こちらのHSにテポドン2HSを合わされたのか・・・)

そして充電完了―――
こちらは画面端近くでテンションほぼ0。相手のゲージは6割。
このままではジリ貧で押し切られる・・・
盛り返さなくては・・・!

 ・ ・ ・

まだ攻め時じゃない。
この距離じゃ空ミサ撃っても跳ね返されちゃうし、分の悪い刺し合いでリスクを背負うことない。

『疲れた』

下がって座談カイ。

できるだけゲージ溜めて、十分距離離れてから空ミサで攻めることにしよう・・・

『ハンmフン!ハンマーフォーール!』
『―――ドォン!』

(しまったっ!)

ハンマーフォールがバクステに引っかかる。

(ゲージもないのに打ってくるなんて・・・)
(いいぶっぱです・・・)

『スライドヘッド!』

受身後の着地にスライドヘッドを合わされ、一気に起き攻めへ。
そしてセオリー通りのHJHS重ね・・・

『―――48の必殺技!!』

87とこ:2006/07/12(水) 03:36:00 ID:xMFkzR/6
HJHSではなく、めくりHJPスカしポチョムキンバスター。

(一気に形勢逆転・・・)
(あのスライドヘッドもちゃんとタイミングずらしたと思ったのに・・・)

そして再度起き攻め。

『ハッ!ピシッピシッハンマフォー!ハンマフォール!』

(牛路さん・・・ハンマ青が赤に化けてますよ〜)
(ちゃんと確認しなきゃ。)

ガラ空きのハンマの硬直に下Kが刺さる。

『誘いにかかったな!!』
『ボケが』

バーストヨンデー!

(今ゲージ9割で画面中央あたりだから・・・)

マダハイルー!

『コノカスガ!コノカスガ!ペシッビシッペシッコレガ機械ノチカラダ!ミサイル発射!ミサイル発射!ミサイル発射!ミサイル発射!』

HS青>HS青>JK>JS>JC>JK>JD>Lv2空ミサ×4

景気よくミサイルが飛ぶ。
ポチョムキンの体力が6割近く吹き飛ぶ。

(相手は残り2割弱・・・でもこっちもゲージカラッポ)
(ホントにポチョムキンは固いですね〜)

ポチョはFDを貼って安全に着地。

(さて、どうでてくるんでしょうか?)

『―――ズシンズシン』

(歩き??この期に及んで待ちなの?)

『疲れた』

それならこちらも喜んで充電させてもらいます。
正直何考えてるのか分かりませんけど、こちらにとっては都合がいいです。
青キャン一回分でもあるのとないのとでは雲泥の差がある。

(でも・・・何か不気味です。)

 ・ ・ ・

(―――よし・・・攻め時!)

その後もポチョムキンは攻めてこず、こちらのゲージは6割に達していた。
本当に何を考えてるのか分からない。

『ミサイル発射!』

お互い画面端ならばFDBされる前に空中ダッシュJSを刺せる。
セオリーどおりに飛び込む。

『効かんぞ効かんぞなかなか・・・』

固めの時間が始まる。
特に暴れようとも抜けようともせずにいいように固められる赤ポチョ。

(段々相手の考え分かってきたかも・・・)

おそらくバスターの割り込み一択にしぼっている。
確かに前の試合の直ガは良かった。・・・私ほどじゃないですけど。
でも見習いたいくらいの防御テクも見た。
ロボの崩しのバリエーションは少ないから、防ぎきれると思ってるんでしょう・・・

(甘いですっ!)

JSを深めに差し込む。

「―――ロボにもF式があるんです」

JS>JC>JS>ディレイJP>JK>着地>K>近S>2S

 S L A S H !

『任務失敗……!』
『これが科学の力だ!』

牛路の目に映ったロボカイの後姿はいつも以上にかっこよく、気高く見えた。

88名無しさん@2周年半:2006/07/12(水) 14:14:29 ID:FN.4FsFU
おもしろい!ぐっじょぶ!

89名無しさん@2周年半:2006/07/12(水) 19:04:33 ID:D.6V7n2E
とこ氏GJ!
SSに影響されてロボ使ってきたよwww

9064:2006/07/12(水) 21:10:12 ID:1IHw9cY2
>>15


『次が読めるか!』『死角を取ったぞ』

互いの手が重なった所に白い光が迸る。

『SHOT!』『ショッ!』

ボールがぶつかりあって打ち消される。

『並の腕ではないな』『これ程とは…』

そして寸分たがわぬタイミングで同時敬意。これぞ同キャラ戦の醍醐味……しかし

『ダブルへッドモービット!!』『ダブルヘッドモービット!!』

(え…っ!?)

「あっと両者とも敬意キャンセルモービット!
 打ち合わせしていたのか、それとも天然か…後者だとしたら2人ともかなり狡猾!!」

会場からも少し笑いが起こる。

(まさかモビまで同じタイミングで撃つなんて…松瀬 緒土…こいつ……できる…)

そういえば蘇留が言ってたっけ…。

"お前…松瀬に似てるな"
"マッセ?何それ?カーカスライド?"
"『何それ』と言われても非常に答え難いんだが……そうだな……ライバルだな"
"ライバルかぁ……強いの?"
"そこそこ"
"じゃあさ、僕とどっちが強い?"
"……まぁ……そうだな……お前の方が強いと見て間違いないな"

―――バシュウッ!

すぐにバックダッシュで間合いを離してシューティングを展開する。
P生成>K生成>ダッシュP撃ち>P生成の3WAYから、HS生成>瞬間移動>JS弾きで突撃。

『見誤ったな』『そこではない』

それをお互い全く同時のタイミングで行った。

『カウンタ!』

中央で背中を付き合わせる格好になり、互いのJSが相討ちになった。受身を取って間合いが離れる。

『驚いたな』『これ程とは……』

(これは…シューティング合戦になる)

そう踏んでいた。そして恐らく松瀬も同じことを考えていたのだろう。
しかし2人の行動は一致しなかった。

『カウンタ!』

ボール生成にダッシュ遠Sを刺し込まれた。
シューティングの打ち合いになれば勝つ自信があった。だから生成した。当然の行動。
対する相手の取った行動はダッシュ遠S。
これはつまり、彼はシューティングでは僕に勝てないと感じていると言う事。
だから強引に突撃してきた……って事なのかな〜?

(シューティングに自信が無いのかな〜…?)

中距離で刺し合えばどうしても「運ゲー」になってしまう。これは同キャラ戦の逃れられない宿命。
敵がシューティングを不得意とするのなら尚更距離を取って闘いたい。
しかしこの状況ではそれも無理。「運ゲー」……別に嫌いじゃないし、付き合ってもいいや。
それに運ゲーになるのはあくまでも理論的な話で、互いのプレイヤー性能が全くの五分の場合のみ。
そんな事はまずありえない。つまり実戦においては運ゲーなどではない。むしろ逆。
どちらが強いのか、ハッキリと分かる。

9164:2006/07/12(水) 21:10:31 ID:1IHw9cY2
『ハアッ!』

―――バシッ!

遠S>P生成からジャンプしかけた相手に6HSを引っ掛けた。起き攻めのチャンス到来。
ヴェノムの切り替えし性能は悪い。一回ダウンを奪い、そのまま起き攻めをループさせて倒す事も可能。
同キャラ戦は先にダウンを奪った方が圧倒的に優位。

―――ヴン…

K生成>ダッシュJK撃ちからN択を迫る。だが、こんな安っぽい起き攻めで崩せるかどうか……。

―――バシュウッ!

裏に回って着地寸前のバックダッシュからめくりJS。

『読めているぞ』

やはりガードされてしまう。しかしせっかく接近戦に持ち込んだんだ。このまま逃がすわけにはいかない。

『ゆくぞ!』
『読めているぞ』

2K>近SからSストで崩しにかかるが、それも難なくガードされてしまう。

(なら投げ…!)

『すまんな』
『ファールを犯したな!!』

HSストにバーストで割り込まれてダウンを奪われる。
相手はそのままダッシュで迫り、目の前まで到達すると横に一回転した。

(なんだ…?)

『次が読めるか!』
『それで終わりか』

起き上がりにデュビだって…?確かに持続の後半を重ねれば、そこそこの有利Fが生まれる。
ボールが生成される分、ここからの攻撃もダメージが上がってしまうが……

『見誤ったな』

直後に2S>瞬間移動で相手が頭上に出現する。

―――バシッ!

初めて見る起き攻めなだけに戸惑ってしまい、そこからめくり中段のJSをくらってしまう。
起き上がりに重ねたのはHSデュビだったらしい。

『マッセ!次が読めるか!』

さらに近S>Sカーカス>2K>近S>デュビ。
これはHSデュビ……みっさーの時も何回か使っていたし、どうやらF式がこいつの十八番らしい。
だがF式なんて何度もやってきたんだ。対処法は分かっているし、食らう要素は無い。

―――ヴン…

僕の予測はそうそう外れるものじゃない。だからこそ、外れた時の対応が鈍くなってしまう。
ヤツがデュビの後に生成したのは、Pボールだった。

(F式じゃない…?)

9264:2006/07/12(水) 21:11:03 ID:1IHw9cY2
『見誤ったな』

直後に瞬間移動して裏に回られる。めくり中段か…だがこの程度なら余裕で見えるレベル。

―――バシュウッ!

(えっ!?)

J仕込み瞬間移動から空中バックダッシュで表に回られる。

(くっ…でも!)

―――ガッ

裏回りならぬ、表回りJKをなんとかガードする。同時に弾いていたPボールもガード。
危なかった……しかし急に起き攻めのパターンを変えて来るなんて……侮っていた。
一つの起き攻めを繰り返す事で、変化させた時に相手の対応を鈍らせるのが狙い…と言うわけか。

『見誤ったな』

(いっ!?)

再び瞬間移動。HSボールの上に現れるヴェノム。

―――バシッ!

めくりJSから近S>Sカーカス>近S>HS>HSデュビ。

(なんか僕いい様に振り回されてない?……こんな受身なキャラじゃないのに…)

それだけ相手がやり手って事か……みっさーが強いって言うくらいだもんね…気を引き締めないと。

『ファールを犯したな!!』

デュビ後の生成にバーストを合わせる。これで主導権は握った。
"天才"の名は伊達じゃないって事、君にも教えてあげるよ。

―――ヴン…ヴン…

・・・

たしかにバースト後じゃろくな起き攻めは出来ない。
だが起き攻めを放棄するとは……そんなにシューティングに自信があるってのか?
まぁそんな事はどうでもいい。ヤツのシューティングを破りさえすればいいんだ。

『SHOT!』

レベル2Sステで3WAYを突き破る。

『そこではない』

直後、瞬間移動で目の前にヴェノムが現れた。
3WAYのどさくさに紛れてHSボールを配置していたのか……抜け目ないヤツだ。
でもその程度の行動は予想の範疇。6Pで迎撃すればいいだけのこと。

―――バシュウッ!

(あ…!?)

J仕込み瞬間移動からバックダッシュJPでHSボールを弾いてくる。

(固められる…!?)

『ゆくぞ!』

JP弾きから着地し、即座にスラストを放ってきた。全く反応できずに綺麗にくらってしまう。

『カーカスライド!死角を取ったぞ』

HSデュビでダウンを奪われる。

(呆気無さ過ぎるぞ俺…)

こうも簡単に接近を許してしまうなんて…まるで何手も先を読まれていたみたいだ。

―――ヴン…

(この陣は…F式か)

『ゆくぞ!』
『読めているぞ』

最初のスラストで弾かれたボールをしゃがみガードする。
いくら見えない高速中段とは言え、ここさえ捌けばそれも成立しない。
何回も繰り返してきたストラグルだ。見切るのは難しくない。
そして、それは同じヴェノム使いである相手もそうだろう。

(こいつにF式は使えないな……)

9364:2006/07/12(水) 21:11:42 ID:1IHw9cY2
そんな事を考えているとJK弾きのフォローから着地2Kに当たってしまった。

『カーカスライド!死角を取ったぞ』

コンボをつなげられ、今度はオーソドックスなPK陣。
ダッシュJKで弾かれたKボールをガードし、続く中段の低空ダッシュJS>JHSもガードする。
そのまま着地して近S>Sスティンガー>Pボール打ち>2K>近S>Sカーカスで固められ、敵のTGも緑から赤に変わ

った。
ここで崩されれば相当なダメージを負うな……さっさと抜け出さないと。

『ゆくぞ!』

(スラスト…見える…!)

寸での所で立ち上がるが、ストラグルは命中していなかった。

(すかし下段!?)

『ゆくぞ!』

―――バシッ!

「ここでダストー!!」

慌ててしゃがんだ所にダストが当たった。

『ゆくぞ!ゆくぞ!ハッ、ハッ、ハッ、ハッ、ハッ、ふんっ!』

ダメージを重視したダストコンボ。JD>JD>JS>JP>JS>JP>JS>JP>JS>JS>JHS。

(くっ、このダメージ…!)

ガードゲージの上昇も相まって、一気に残り体力を2割弱まで殺がれる。

―――キィィィーン…

『レッドヘイル!!』

―――ドドドドドドド!!

弾丸のようなボールが次々とヴェノムの体に打ち込まれていく。残り僅かな体力ゲージが見る見る短くなって行く。

(まさか…!?)

『驚いたな』

「まだ残っている!!」

(あ、危ねぇ……)

残り数ドット。受身を取って空中ダッシュで間合いを離す。相手はまだ残り4割弱…。
ヴェノム相手に残り数ドットと言うのは厳しすぎる。ここまで来たら賭けに出るしかない。

・・・

残り数ドット…ボール1発ガードさせるだけでSLASHだ。悩む必要は無い。シューティングで削り殺すんだ。
そう考えて生成した直後、相手のヴェノムが猛然と走り寄って来た。

『ダブルヘッドモービット!!』

(ぶっぱノビタぁ!?)

『ロマンティーック』
『ハァッ!!ダブルヘッドモービット!!』

HSモビRC>6HS>HSモビを食らった。こちらも残り数ドットになる。

(ど、どうしよう!?)

状況はほぼ5分…遠S?生成?それともスティンガー?

(考えてる暇は無い!)

『カウンタ!』

音声が二重になった。

『不覚……!』
『私が未熟なばかりに!!』

『ノックアウト!』

「あっとこれは遠S相打ち!両者とも一気に後がなくなりました」

やられた。あそこでぶっぱなして来るなんて…こいつの動き、全然予測できなかった。
でもこのラウンドで敵の事も大体は把握出来た。2R目は確実に取ってみせる…!

94名無しさん@2周年半:2006/07/12(水) 22:30:00 ID:eVxu27wQ
とこ氏64氏超絶GJ!

>>とこ氏
これはただの推測なんですが…もしやうらいたでも職人さんやってたりしますか?
心当たりのあるスレがありまして

>>64
開幕デュビは外せませんなww

95名無しさん:2006/07/13(木) 00:25:59 ID:3i4ya.Zc
64氏待ってました!!

96名無しさん@2周年半:2006/07/13(木) 12:16:13 ID:/NRbnNPc
64氏GJ!!
同キャラは熱いですね。
続きに期待

97とこ:2006/07/13(木) 16:33:54 ID:SD7vWUfw
64氏ぐっじょぶ!
>>94
す、鋭い…!
おそらく報告書の改変スレだと思うんですが、自分が書いたのは某ショタの人のだけですよw

98188:2006/07/14(金) 19:25:41 ID:Ngl2bu0c
続き投下行きますよー。需要があるかは分からんけどね。

前回>>74-75


『αブレイッ!! もう一つ!!』

――ギンッ!!

(αぶっぱか。遠央、思いっきりはいいな)

αプラスもガードしたものの、直ガにはならず、オレはそのままガードを固める。
体力の勝っているここで、暴れてカウンターをもらうリスクを負う必要はない。

『ふっ、ふっ、ふっ』

――ガッ!!

ガードを固めるオレに、チップはダッシュで近づくと、近S>近S>近Sでさらに固めてくる。
固め能力がそこまで高くないチップにとっては、かなり使える固めだが、割り込みも簡単だ。

(……ここだ!!)

『しゃぁ!!!』

オレはタイミングを見計らい、すぐさまSBTのコマンドを入力する、しかし……。

――バシュウ!!

『αブレイッ!!』
『きょぉ!!』

(っち、読まれていたか)

SBTをバックダッシュで見事に空かされ、硬直に降り際低空αを刺される。
さらに、そこから近S>2HS>HS転移>JP>JK>JC>JK>JS>JC>JS>JHS>βまでもっていかれる。

『フッ!!』

(さて、こちらは画面端。しかも一気に3割か)

まだ体力では勝っている。とはいえ、これでは遠央を調子付かせてしまう。

「さぁ、チップはなおも果敢にジャスティスへと攻め込んでいきます!!」

(ここで一気に畳み掛ける腹か?)

ジャスティスとチップだ。まともにぶつかって、チップが勝てるわけない。
しかし、相手はオレのクラスの生徒、まともにくるとは考えにくいが……。


『外れだ ロマンティック』

(しまった!! 転移青!!)

『サシミ!!カウンタッ』

「おーっと!! ここでサシミがカウンター!!』

牽制の遠Sを振っていたのが間違いだった。キレイにサシミカウンターが入り、ジャスティスの体が宙に浮く。

『じれってぇ、ふっ、サシミ!!』

そこに、6HS>JK*2>サシミでダウンを取られる。しかも画面端ときたものだ。

(これだけで2割〜3割。やってくれる)

ここらで、なんとかして切り返さないとマズイ。SBTで強気にいくか……。


っが、オレはまた切り返せないまま宙を浮く事になった。

『αブレイッ!!』

(持続重ねめくりαだと……!!)

『じれってぇ!!ロマンティック じれってぇ!! ふっ、ふっ、ふっ、βブレイッ!!』

HSRC>6HSからチプコンが決まり、ジャスティスの体力をキレイに奪い去った。

『なぜだ……』

――S L A S H !

『KAMIKAZE!!!』

(……チップにしてはいい攻めだ、遠央。いや、チップらしい、いい攻め、というべきだな)

99559:2006/07/14(金) 19:28:11 ID:Ngl2bu0c
>>98
とりあえずここで切り、ってしまった!! コテ変え忘れてた!! >>98は俺です。スマソOTL

100名無しさん@2周年半:2006/07/15(土) 09:53:05 ID:FmFWgvI6
100ならアニメ一生見ない

101名無しさん@2周年半:2006/07/15(土) 14:45:05 ID:65yConiI
>>559氏GJ
ついでに職人降臨期待age

102名無しさん@2周年半:2006/07/16(日) 13:52:44 ID:uhPw.SN2
>>100
今からfate見るけど一緒に見ない?

10364:2006/07/17(月) 22:15:57 ID:wB6U.Odk
>>90


『デュエルツー!レッツロック!!』

『ふっ』『甘い』

「開幕は両者バクステから生成…」

(シューティング戦…!)

生成するボールは正確に、弾く技も最良の物を慎重に選択する。
そして動作は、判断は、可能な限り早くしなければならない。撃ち合いになれば当然回転率がモノを言うからだ。
だが互いの動きはボールを4つ生成した所で止まった。

(松瀬 緒土…やはり易々と勝たせてくれそうにない)

回転率が大きなウェイトを占める訳だから先手を取りたくなるのは当然だ。
だが穴の無いシューティングなど存在しない。
3WAYや4WAYのように範囲を広くすればそれだけ弾幕は薄くなり、ステ溜めや瞬間移動で破られ易くなる。
逆に弾幕を厚くすればそれだけ範囲は狭まり、上からボールを打って攻められたりする。
だから確実に接近するには「無駄弾」を減らさなくてはならない。

『ゆくぞ…』

(えっ!?)

『カウンタ!』

慌ててボールを弾いて相殺しようとするが、間に合わずに被弾してしまう。
そんな馬鹿な…先手を取ってくるなんて。それも、ダストなんかで弾いてくるなんて…!
何故わざわざ硬直の長いダストなんかで打ってくる?理由はただ一つ、弾速が速いから。
しかし当てた所で有利Fは立ちPなどで弾いた時と雲泥の差がある。
つまりヤツは有利Fの大きさを意識していない、ボールでダメージを取りに来ている…ってことは…つまり…

(…"封殺型"のシューティング)

かなり大雑把に分けてしまうが、シューティングには2つの種類がある。
1.封殺タイプ
多くのボールを使って2WAY3WAYを駆使し、封殺しに掛かる。
他にも地上の弾幕を厚くして相手を飛ばせて落としたりする。
特に機動力が低く、飛び込みの弱いキャラ、接近戦が強いキャラなどに使う。
2.ボールを盾に攻め込むタイプ
多少リスクを背負いながらも強引に攻め込んで固め殺す短期決戦型。
1のタイプが通用しない相手や、切り返しなどの防御能力が低いキャラに使う事が多い。
どちらかと言えばヴェノムに有効なのは「2」のタイプ。
切り返しが弱いため、固めてしまえばそのまま押し切れる可能性が高いからだ。
松瀬は僕と同じようなタイプだと思っていたが、それは間違いだった。
僕はシューティングから本体のコンボへと移行してダメージを取るように立ち回っている。
前述したシューティングのタイプで分けると「2」と言っていい。
とにかくボールを作ったら早めに突撃し、当たればその時にデカイ一発を見舞う。
だからコンボに移行しやすいよう、ある程度距離を詰めつつ闘うのが基本形だ。よって若干のリスクを伴う。
対する彼のシューティング……シューティング自体で敵を制し、シューティング自体でダメージを与える。
典型的な「1」の、完全砲台スタイル。気付けば体力がすり減らされ、プレイヤーの集中力も奪われてしまう。
遠距離主体だから当然間合いも遠く、切り抜けにくい。だが一発一発のダメージはたいしたことは無い。
リスクが少ない分リターンも小さい。一気に逆転する事も十分可能。

(面白い……勝負だ。どちらの"venom"がより強いのか)

例えるなら僕のvenomは出血毒。
侵入するとタンパク質を次々と溶かしていき、体の組織・細胞を破壊して内出血を引き起こす。
果ては臓器等からも出血して凄まじい痛みを伴う。
対する松瀬のvenomは神経毒。
文字通り中枢神経を破壊する。視覚や平衡感覚を失わせて麻痺状態にし、そこを仕留める。
痛みを伴わないため気付いた時には手遅れになっている。
一見同じヴェノムに見えても中身はまるで別物だったんだ。

『ショッ!』『SHOT!』

互いのシューティングのスピードはほぼ五分。
だが相手は近寄らせまいとシューティングし、こっちはなんとか近付こうとシューティングしている。
つまり瞬間移動するにせよ、ダッシュするにせよ、こちらは絶対に距離を詰めなければならない。
それが足枷となる。移動しながら打つパターンは限られているし、弾速の速い球は使ってもあまり意味が無い。
しかし相手はそれらの拘束無しに自由にシューティングを組み立てることが出来る。だから攻め込めない。

『それで終わりか』

一応ボールを直ガしてゲージも溜めておく。
防戦一方になる…このまま打ち合っていてはマズい…。

10464:2006/07/17(月) 22:16:38 ID:wB6U.Odk
(こいつ思うように動かないな…)

ほとんどのボールは避けられるか相殺されているし、弾速の速い球は直ガしてゲージを溜められる。
もしミスをしてしまえばすぐにボールを盾にして突撃してくるだろう。
ここはパターンを絞らせては駄目だ。こちらも距離を詰めて戦うべきか…。

・・・

『見誤ったな』

―――カッ

進路を限定してくるシューティング…下りJK撃ち…この低い2WAYは…飛ばせて落とすタイプ…。

―――カッ

Pボールを弾いて相殺する。
さっきまでは玉を残しつつ撃っていたのに…。この人、シューティングの切り替えが巧い。
本当に自然に、こちらに気付かせないようにパターンをすり替えてくる。
しかもそれを意図的にやってると言うのだからタチが悪すぎる。
参ったなぁ…微妙な心理の揺れを敏感に察知して攻め方を変えてくる。
相手の最も嫌がる地点にボールを撃ってくる。それも先読みをしつつ。
小賢しくていやらしい立ち回り。思い通りに動かせてくれない。
まるでそう…狼みたいな奴だ。
狼は獲物を見定めると、まず狩りの手法を思案する。
そして獲物の特徴に合わせて狩りの手段を変える。基本は待ち伏せが多い。
自分より足の速い獲物に関しては、息を殺して忍び寄って強襲。
群れで狩りをするならハウリングによる連携など、多彩だ。
狼は意外にも速く走る事ができない。狼の狩りは"牙"に依らず、その"脚"に依る。
その理由は、彼らが驚異的なスタミナを備えているからだ。
待ち伏せが失敗に終わった場合、逃げる獲物を地獄の果てまで追跡する。
そして疲れさせて体力を奪ったところで襲い掛かり、喰い殺す。
松瀬 緒土…多彩な攻めと冷静な判断…気が付けばいつの間にか窮地に立たされている。
このまま相手のシューティングに付き合っていれば、僕の方が先に参ってミスを犯してしまうだろう。
体力ゲージだって地道に削られ、7割を切ってしまっている。
だけど焦っちゃダメだ。それこそ相手の思う壺。
……でも心理の読みは相手が上だし―――ん?
       ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・
って事は今の僕の思考も読まれてるかも知れない?

―――ヴン…ヴン…

早く状況を打開しないと取り返しがつかなくなる。

『SHOT!』

PS陣からのSステ。下方を厚くした3WAYが飛んでくる。
こちらの手元にはSボールのみ。

(奴の毒に侵される前に切り抜けないと。悔しいけど、今は慎重に動く時じゃないね…)

10564:2006/07/17(月) 22:17:04 ID:wB6U.Odk
弾幕は鉄壁だった。確実に接近できた…ハズだったんだが…。

『時間をとらせたな』

(あと少しで追い詰められたのに……くそ…!)

今まで神経が擦り切れるような思いで展開していったシューティング。
それを1発のダークエンジェルが問答無用で攻守をひっくり返した。
だがダークを撃たせたと言う意味は大きい。TGを50%消費させれば上出来だ。
そして放たれたダークエンジェル…それはシューティング面では俺が相手の上を行っているという事を物語っている。
だが厄介な事に相手はそれに気付いている。だから不利を判断して絶妙なタイミングでダークを放った。
その時、唐突に場違いな思いが込み上がって来た。

(ギルティってこんなに楽しかったのか…)

久し振りだ……こんな事を思うのは。
1R目のダブルKOが恨めしくなる。どちらが勝ってもこのラウンドが最後になってしまうんだ。
もっとこいつと闘っていたい。そんな思いが自然と湧きあがってくる。

『貫けぇぇぇぇ!!』

迫り来る赤い球体。
さて、どう処理するか…。残念ながら今のSステでボールは全て撃ち切ってしまった。
残っているボールは無い。瞬間移動で逃げる事も出来ない。
だがダークをガードなんて出切る訳も無い。落とされると分かっていても、飛ぶしかない。
十分に引き付け、ダッシュJからの2段Jで可能な限り相手を攪乱する。
だが相手もそれはお見通し。落下地点までダッシュしてくる。
思い切ってJHSかストラグルで飛び込むか?いや、リスクが大きい。ここはFDで……。

『すまんな』

低空の空中投げから近S>HSストでダウン。K生成からダッシュJK弾きの起き攻めが来る。

『無駄な時間は省こうか!!』

暴発だと思った。だがそれは違うのだとすぐに分かった。命中したからだ。

・・・

『時間を取らせたな……貫けぇぇぇぇ!!』

めくり金バーストを当ててTGは100%。このターンで一気に決着を付けてやる。

『ゆくぞ!』

ダークの有利Fを使ってS生成>JK>持続ボール打ちから中段のストラグルを当てる。
デュービスでコンボを締め、続けてPK陣からの起き攻め。
認めたくないけどこいつのシューティングは一流。起き攻めで仕留めていく方が確実だ。
JK弾きから中段を狙う。

『無駄な時間は省こうか!!』

(しまった…!)

低空ダッシュJSに金サイクを当てられる。敵は素早く生成して3WAYの弾幕を張った。

(応戦しないと…)

『そこではない』

HS生成からタイミングを見計らって瞬間移動して距離を埋める。

『マッセ!』

だがちょうど移動した所にSカーカスを打たれた。
慌てて2段Jで飛んでしまう。ヴェノム相手に空対地の状況に持ち込んではいけないのに。

(マズい…)

空中で動きを制御するのはヴェノムには厳しい。仕方ない…ストラグルで飛び込むしかない。

『ゆくぞ!』
『ふんっ』『カウンタ!』

(やっぱ駄目か〜……)

『覚悟を決めろ…ダークエンジェル!!』

6Pカウンターからダーク。

10664:2006/07/17(月) 22:17:31 ID:wB6U.Odk
―――ヴン…ヴン…ヴン……

そこからダッシュ生成を立て続けに行った。

―――バシッ、バシバシッ……

空中ヒットのせいで、拘束される時間も運ばれる距離も長い。端に到達してダウンを奪われてしまう。
そして前には3つの―――

(ん…?ボール3つだって?)

…どうせアレだ。ハッタリ。
大方、動揺させて2択を見切らせないようにするつもりなんだろう。僕はそんな小細工には嵌る人間じゃないよ。

『覚悟を決めろ』

ダークをもう一発起き上がりに重ねてくる。

―――ヴン…

(なっ……4個!?)

ヴェノムの動きは非常に多彩だ。
それを可能にしているのがボールの存在。ボールが1個でもあれば攻めも守りも強化される。
それからさらに1個増えればボールの動きは「組み合わせ」によって複雑な物になる。
そして3個ともなれば組み合わせに加えて、ボールを残しつつ撃ったりタイミングを遅らせて撃ったりする事でさらに幅が広がる。
しかし、4個も生成した所で到底生かしきる事はできない。第一に4個も生成するチャンスなんて無い。
遠距離のシューティングでさえそんな感じ。ましてや起き攻めなんて2個あればほぼ事足りる。
2WAYなどの組み合わせを考える必要も無い。
なのに彼は4個目を生成した。

(は…ハッタリに決まってる…!)

生かしきれる訳が無い。
上下左右にボールを配置したひし形の陣形……普通に起き攻めしようとすれば一度の技で複数の玉を撃つ事になる。
結局ボールを絡めた攻撃は多くならない。だから攻めは複雑化しない。せいぜい崩した後のダメージを底上げする程度。
下手にボールを増やしても自分が混乱するだけだ。過ぎたるは及ばざるが如し。
どうせヴェノムにはF式を利用しない限り見えない中段は無い。

(集中)

相手のヴェノムの姿が一瞬ブレる。

(瞬間移動…)

ここからの選択は直にJHSか着地寸前低空ダッシュからの中段、着地下段など…。
どうする?バクステで食らい逃げ?
…ダメだ。さすがに4個もボールがあればコンボも自在。食らい"逃げ"にならない。深手を負うことになる。

(焦るな)

瞬間移動からの攻め……たしかに多岐に渡るが、決して見えない攻撃などではない。
今は飛び道具による目くらましがあるわけでもない。単純な崩しなら反射神経でカバーできる。

(何が来る…)

考えろ。見極めろ。
4個のボールはなるべく生かしたいと思うのが人情。よって効率の悪い撃ち方はしないと考えられる。
ならば一度の攻撃につき弾く玉は1つないし2つに抑えてくるはず。
そして、投げの選択肢は無い。投げではせっかく生成した4個のボールが生かせないからだ。

『見誤ったな』

ヴェノムが出現した位置は、4つあるうちの右のボールの所。
こちらはダークの背中の方が当たっていてまだ動けない……けど―――

(…なんだ……焦って損した)

10764:2006/07/17(月) 22:17:52 ID:wB6U.Odk
この間合いなら着地下段が届かない。立ちガード安定だ。
やはり慣れない事をするもんじゃないね、松瀬。無様だよ。策士策に溺れるとはまさにこの事だ。

―――バシュウッ!

着地寸前の空中ダッシュJK。当然こんなエセ中段なんかには当たらない。
下段の選択肢が無いのだから当たる要素は無い。

―――ガッ

続けてJSに繋いで来る。

『そ、それで終わりか』

4個のうちの左と下、2つのボールがJSで弾かれる。
これを利用してSストと着地下段の2択を迫るって所か……安っぽい起き攻めだ。
こんなのはボール1個でも事足りる。4個使う意味なんて無い。
あとはボールを絡めて適当に固めるくらいしか出来ない。
やはり4個のボールは、僕を混乱させる為のものだったのだろう。

(やはりこの程度の崩しか……)

そのままヴェノムが着地する。
良し。ここまでくれば後は余裕。ストラグルもダストも発生は20Fを超える。
しゃがみガードで耐えて、崩しに来たところを逃げるなり割り込むなりすればいい。
だが油断してはいけない。起き攻めを凌ぎ切ったとは言え、状況は依然として相手が有利。
残ったボールにもまだ注意しなければならないし、固められてはGBも上がってしまう。

(そうか…4個生成したのは崩しが失敗に終わった時のフォローをするためってわけか)

ここは慎重に行動していこう。最悪の場合はDAAでも使って切り返してい

―――バシッ!

(え?)

しゃがみガードをした次の瞬間、敵の昇りJKがヴェノムの脳天を捉えていた。

―――バシッ!

上に配置されていたボールが続けざまに当たる。

(な…!?えぇっ!?しゃがみ食らい!?中段!?なんで!?)

しゃがみ状態に命中するJK。後を追うように当たるボール、続けて刺さるJHS…この連携は…

(F式……ガードバグ!?)

そうか…JK>JSのあとに弾いたボールの硬直を利用したのか…!
4個のボールは僕を攪乱させるための物じゃなかった。ましてや崩しの保険なんかでもなかった。
"木の葉を隠すなら森の中"……F式を狙っていたなんて…全く気が付かなかった。

『マッセ!マッセ!SHOT!』

さらに右に配置されたボールを絡めてコンボを繋げられる。
JHS>近S>Sカーカス>近S>HS>Sスティンガー……
最後のSステに続いて右に設置されたボールが絶妙なタイミングで命中し、FRCをかけなくてもコンボが繋がっていく。
体力ゲージが、ヴェノム生命がみるみる削られていく。

『マッセ!』

残り2割……1割……

(そんな、まさか―――)

『ダブルヘッドモービット!!』
『これまでかぁ……っ!』

『SLASH』


―――クルクルクルクル……バシッ!


『9ボールゲットだ』

108名無しさん@2周年半:2006/07/17(月) 22:52:03 ID:hAkpIL16
そして俺は64氏の背後ゲット!

超絶GJ!!

109名無しさん:2006/07/17(月) 23:30:03 ID:CzynfxW.
64氏GJ!!

110名無しさん@2周年半:2006/07/17(月) 23:39:25 ID:J0iKC1Tw
GJ
アツすぎる

111名無しさん@2周年半:2006/07/18(火) 00:36:46 ID:YwflwSxo
64氏GJ。
他の職人のも沢山見たいなぁ。
670氏も最近あまり見ないし

112名無しさん@2周年半:2006/07/18(火) 01:05:09 ID:7wNAcpJI
64氏ぐっじょぶ!
最高じゃ・・・

113名無しさん@2周年半:2006/07/18(火) 01:28:02 ID:MM2.KjPc
(*゚∀゚)=3

114名無しさん@2周年半:2006/07/18(火) 14:33:21 ID:hRc02adY
うっめぇーーーー!!

115名無しさん@2周年半:2006/07/20(木) 07:50:59 ID:io8zZVSI
あげ

116名無しさん@2周年半:2006/07/23(日) 09:51:26 ID:cdo.vr52
保守

117名無しさん@2周年半:2006/07/24(月) 12:03:25 ID:wWKrHHP2
670氏降臨待ちアゲ

118670@ハルヒたん萌えー:2006/07/26(水) 00:01:07 ID:QLFHpIjw
長門好きとみくる好きと鶴屋さん好きに
「その3人はくれてやるからハルヒだけは俺にくれ」
と、言ったら
「悪いことは言わないから、それだけは辞めとけ」
と、こちらの要求を全く無視した答えが帰ってきました
俺の意図が伝わらなかったのだろうか
出来るだけ分かりやすい言葉を選んだんだが……俺は何か変なことを言ったのだろうか?
(……どうでもいいけど>>670、久し振りに出てきてハルヒの話で書き始めないでくれよ)
僕──姫島 明示は溜め息を吐きながら一人で頭を抱えた。
何でよりによってハルヒなんだ…。僕なら間違いなく長門か鶴屋さんを選ぶ。みくるさんもいい。…が、ハルヒだけはない。誓ってもいい。
(……って、そうじゃないッ!!柚刃のポチョ…………あれ、柚刃は?)
筐体の電源が落ちている。それどころか柚刃も結衣もいない。
どーなってるんだ?
「明示、何をしている。早く行くぞ」
ひょこり、現れたのは身長140cmちょいの少女。胸ぺったんこの白鷺 初音。
べ、別に初音たんって呼んで欲しいわけじゃないんだからねっ…!!
「……いらない説明文があったが、この際だから無視する」
「…………えっと、柚刃と結衣さんがいないんだけど、初音たん知らない??」
「二人ならもう会場に行った。私達も急ごう」
ちょ、まっ……。
僕の手を強引に引っ張る初音たん。
「会場って、何の会場ッ!?」
「テストプレイ会場」
てすと……?
新作か何かのテストプレイがあるってこと?
「えっと………ギルティギア・ジャッジメントってやつ?」
「PSPで8月に発売するものを言っているなら、違う。あれはもう最終調整の段階だろう」
「え……?」
「今回のテストプレイは10月に発売が予定されている、NDSの『ギルティギア・DS(ダストストライカーズ)』だ」
「えっ?ちょ、何て言った…?」
NDSって、あれだよな?
タッチペンのヤツだよな?
あれでギルティ動くの?
ゼクスアドバンスみたいなのじゃないよな?
「何を考えてるのか知らないが、イスカの失敗を無駄にはしないだろう」
「だといいけど……」
「その為のジャッジメント、DSではないか?」
「はい?」
「行けばわかる」

そうして、僕は新しいギルティギアを見た。

119670@ハルヒたん萌えー:2006/07/26(水) 00:37:32 ID:X1d7D4MA
「あ、お兄ちゃん」
「おっ。明示の旦那、遅かったねぇ……ねっちたんとナニしてたん、うぉあがががっ!?」
「何もしてはいない。明示が遅かっただけ」
「…深十世も懲りないわねー。ほら、柚刃ちゃん達…かなり激しくやり合ってるわよ」
大きなスクリーンに対戦内容が写し出されている……。



『ミサイル発射ッ!!』『いい的だぜ…』
「あーっと、ロボカイの放ったLV3ミサイルがジョニーのミスト上段で消えたァーッ!?
ジョニーは最下段のラインをキープし続け、長い牽制でロボカイを圧倒し続けるッ!!」
……何だこれ…?
縦に4ライン分かれていて、一番下にジョニーがいる。
その上にロボカイがいて、その上にはソルとカイが転がってる。
「………えーっと。要するに」
縦ラインでスマブラ風になったイスカ?
何かイスカって言うとクソゲーっぽいけど、スマブラ風ってのがポイントかな…。
ラインの昇降で攻撃を仕掛けたり躱したりすることが出来る。これは大きい。
つまりスマブラであったような、ライン降り>降下中2段ジャンプ>ライン昇りといったフェイント要素が増え、2ラインとは違う空間戦闘が可能になる。
そしてもっとも大きい恩恵は、戦闘画面を分割する必要がないということ。
イスカのような2ラインだと、2画面分の処理が必要になる。だから重くなり、フリーズが起きる。
しかしこれは違う。1画面を疑似的に4分割することで、1画面分の処理だけが行われる。何故なら、これは画面上方に足場があるギルティなのだから。
「つまり……」
ポチョがたくさんいて奥ラインが見えなくなることもなければ、ライン移動した時にテスタの設置が消えることもなければ、散々固めた後に25%でガーキャンライン移動されて乙ることもなければ、処理落ちすることもない。
DSの2画面を『縦に長いバトルフィールド』として使うのは、ある意味、驚いた。
「どうかな、このダストストライカーズは?」
「い……石渡校長ッ!?」
「まだまだ調整段階だし、このテストプレイはGGXX/のキャラを使って動かしているんだがね。
これからキャラ性能の調整やら、DS用にグラフィック加工やら、要領調節、システム調整やら、何から何までやらなければならなくてな…」
少しだけ疲れた表情をする校長。
「これからもお昼作ってあげますから頑張ってくださいっ♪」
「緋那くんにはいつもお世話になるな…」
あ、そういや緋那さんは仲がいいんだっけ。

120670@ハルヒたん萌えー:2006/07/26(水) 01:26:26 ID:ErDGAKvM
「………で、結局、柚刃ちゃんが勝ったんだよね?」
「もちろんです。結衣ちゃんは所詮、ザコキャラですから」
「否定はしない……が、お前を殺す」

そんな賑やかな(?)帰り道の途中、夕日に包まれた商店街に…一人、立ち止まる。
(…………)
そして考える。
石渡校長が、去り際に僕を呼び止めて言った言葉を。



「君は…2年生の、明示君と言ったかな?」
「…えぇと、はい。そうですよ」
「ここ最近の成長が素晴らしいと評判だよ。……校内で賭けが行われているのを知っているかね?」
「賭け…?」
「今年の闘劇代表に選ばれるプレイヤーを予想し、金を賭ける賭博行為がある。
もちろん、これは学校としては容認する訳にはいかないんだがね」
かといって、生徒一人一人を潰しに掛かるわけにもいかないってことか…。
「…それが僕と何か?」
「現段階で君に500票が入っている」
「ごひゃっ…!?僕、そんなに強くないですよ……何でそんなに?」
「君のプレイは知っているつもりだよ。堅実な牽制とアドリブに富んだ動き。
拍手を使った守りだけでなく、拍手を使った攻めにも研究の手を伸ばしている。
連携の穴を探し、適格に直ガをして割り込みポイントを見つける。
……そして他の誰もが不可能なほどの、異常な対空精度」
「…………」
「緋那くんから聞いたよ。確か、
『柚刃ちゃんのジョニーに真っ向から五分を付けられるのは、明示クンのメイしかいないと思う』とか」
「流石にそれは言い過ぎですよ…?」
「そうかな。私は彼女の目を信頼しているし、彼女が君のことで嘘を吐くとも思えない。
彼女がそうだと言えば、それはきっとその通りなんだろう」
んー、そりゃそうなんだけど…。
「とにかく、君には期待が掛かってるんだ。頑張ってくれ」



「闘劇かぁ……」
出るつもりなんかない。
そんなのは僕には関係ない。僕は適当にクラス内選抜で負けて、適当に知ってる奴を応援して、屋上で寝転がって空を見上げて。
それだけで良かったはずなのに。
「あれ?…明示さん?」
ほんの数ヵ月前、柚刃と出会って。
「柚刃、」
本当に空を飛びたくなったんだ。
「…はい?」
いつも見上げていた空を。
「闘劇、出る?」

僕はこの手で掴み取る。

121名無しさん@2周年半:2006/07/26(水) 01:51:44 ID:T2C6zo9I
(*゚∀゚)キ、キター-!!

122名無しさん@2周年半:2006/07/26(水) 17:10:44 ID:E27EtkE6
>>670
あんたなかなか・・・
待ってましたッ!

123670:2006/07/27(木) 02:53:02 ID:EQUNB2ho
何か流れを強引に断ち切った挙句、Sammyの新商品の宣伝しかやってない気がする…orz
久々の投稿がこれで申し訳ないです


明日とか朝から自校なんで、もう寝ときます
でわでわ

124名無しさん@2周年半:2006/07/27(木) 06:58:04 ID:POKPidzY
最後辺りはちゃんと話になってるしGJ!!
ただミギーの名字が(((゜д゜;)))

125名無しさん@2周年半:2006/07/29(土) 22:51:03 ID:pPaiDQio
あげ

126670:2006/07/30(日) 16:06:20 ID:d7Se644w
俺が適当に考えた下品なスレタイがメイスレで話題になっている件についてw

メイスレ住人の皆さま、ごめんなさい
反省はしてますが後悔はしてません(ぉぃ


今日辺り何か書こうかな…

127とこ:2006/07/30(日) 17:50:03 ID:H2/AAlvg
『時間をとらせたな・・・つらぬけぇぇぇ!!』

―――ガガガガガガッ!

 S L A S H !

『9ボール・・・ゲットだ!』

最終組、ヴェノムvsアクセル。
最後は削り勝ちか・・・

(ふぅ・・・)

入学試験、2回戦目が全組終わった。
これで残すはあと1つ。
もうすぐ全てが決まる。

(木得さんのロボ・・・強かったなぁ・・・)

 ・ ・ ・ (回想) ・ ・ ・

試合が終わった後、俺達はさっきまでみんなで集まっていた部屋とは別の小部屋に移動す
るように言われた。
そこに向かうまでの廊下での会話。

「あ…どうもありがとうございました。」
「いえ、こちらこそありがとうございました。」
お互いに頭を下げあう。
まるで母親同士の会話だ。

「いや〜,強いですね木得さん。完敗です。」
「いえ、途中でダウンさせられた時はこのままやられるかと思いましたよ〜。牛路さんのミスに救われちゃいました。えへへ…」

無邪気に笑うもんだ〜。
ジンの馬鹿にしたような失笑とはえらい違いだぜ…

「最後は何で待ちにはいったんですか…?って、あ!この部屋ですね!」
「ですね。入りましょう。」

そー…っと、静かに入った部屋。
そこには中年の男が一人座っていた。

「やぁ、ようこそ。」
「まぁ座りなさい。そしてこの飲み物はサービスだ。」

席が二つとオレンジジュースが二つ用意されていた。

「まずは自己紹介しておこうか。僕は岡本。この学校の教師で副校長をしている。」
「これからさっきの君達の試合をこのテレビで再生しながら評価と質問をしていくつもり
だ。その前にまぁ…簡単な感想を述べておこうか。」

目だけで俺の方を見てくる。

「あ〜、牛路君。一回戦では教師に勝つという素晴らしい結果を残していたようだが…今
回はちょっと迷いがあったようだね。どうやらロボカイ対策が甘かったようだ…」

(いい所をついてくるな…岡本なんて名前なのに)

「その通りです…」

「そして木得君。大幅に弱体化されたロボカイで素晴らしい出来だった。」
「ありがとうございますっ!」

「さて、本題に移ろうか。」

リモコンを手にとり、再生しはじめる。

「ピッ」

『―――HEAVEN or HELL Final!』
『Let's Rock!』

「このバクステ2回は、距離を離してゲージを貯めるつもりだったのかね?」
「はい。あと安定行動を取りたかったのでまずは距離を離しました。」

画面は岡本のリモコンによって止まっている。

「それに対して開幕ハンブレの牛路君。これの意図は?」
「最初の試合を見て、電力を貯めさせる前に攻めようと思いました。」
「いい選択だ。だが・・・この・・・HSに下HSを合わせられた。これは木得君、狙い通りかね?」
「あ、はい・・・そうです。」
「木得君の見事な読み勝ちだ。この距離ならばちょうどポチョのHS先端の間合いだから牛路君にとってはHSが一番良い選択肢だった。相手が悪かったね。」

そしてまた動画が再生される。

「ここでゲージがある程度貯まった後、木得君はまた距離を離したが・・・これの意図は?」
「刺し合いのリスクリターンが悪いと思いました。さっきと違ってこちらが優位な状態なので無理にリスクを負ってまで攻め込まなくてもいいかな?・・・と。」
「なるほど・・・しかしそしてここで牛路君のハンマーフォールがヒット。これは・・・ぶっぱなしかな?牛路君・・・」

 ・ ・ ・ (回想終わり) ・ ・ ・

こんな具合でさっきの俺達の対戦動画を見ながら、一つ一つの動きについて質問されていた。

(木得さんやたら褒められてたな・・・)
(合格はもう決定か。)

ハンマ青ミス。これが俺の最も大きな敗因。
さっきの講評を聞いた、俺の結論だ。
相手の攻撃を耐えたわけでもないただの固めなのにミスするなんて・・・

128とこ:2006/07/30(日) 17:50:33 ID:H2/AAlvg
(んで脊髄バースト。)

確かにあそこはバーストするって分かりそうなポイントだが・・・
完璧に読まれて、その後のコンボもきっちりミサイル4発いれてくる。
やはりあの人はスゴい。

「よし!みんな聞け〜!」

教壇で、試験官が声を張り上げる。

「実技試験2試合目が終わり、いよいよ最終試験だ。まだ集中力は残っているか?もう説明は何もない。またガチッてもらおう!相手はもう決まってるぞ!」

その後、対戦カードが発表された。
そして相手は・・・

(こいつ。)

「ひっさしぶりじゃ〜ん!俺のこと覚えてる?ジョージ!ジョージよ!てかあの試合見ててくれた?!かなり本気出したんすよ!」

「あぁ・・・覚えてるよ・・・」

(もう敬語使う気にもなれん・・・)

「早速やろうぜ!兄さん1Pと2P側どっちがいい?!」
「あぁ・・・じゃぁ2P側で・・・」
「おっけ!んじゃ俺1P側ね!ちゃんと本気出してくれよ?!」
「あぁ・・・ちゃんと出すよ。」

(な・・・萎える・・・)

「兄さん元気ねーな〜!そんなんじゃ俺やりにくいっすよ!」
「あぁ・・・すまんな・・・」

(・・・)

「ていうか・・・兄さんって言い方やめてくれんか?多分年は近いんだろうし、なんか俺がおっさんみたいな感じでちょっと嫌なんだ。」
「え?マジで?嫌だったらマジスンマセン。」

なんか潔くすごい勢いで頭下げてくる。

「でも俺、絶対兄さんより年下っすよ?」

(・・・は?)

「え、なんで?」
「俺アメリカの方で育ったんすよ。もう勉強とか全部簡単過ぎてなんか飛び級とかしちゃって・・・だから他の人より卒業早かったんすよね〜!なんで今俺13っす。今年で14になります!」

・・・確かにこいつはチビだ。
160cmもない。

(てか飛び級とかこいつ超天才?)

あー、なんか頭ゴチャゴチャしてきた。
だからこーゆーのは苦手なんだ!
なんでアメリカ帰りで13歳で中学卒業できるようなヤツがどうしてここにいるんだ!

(あ・・・そーだこいつはこっちも超強かったんだ・・・)

「ちなみに卒業って大学っすよ?」

俺の中で何かがパーン!と弾ける音がした。
もうどうでもいいや。
そんな言葉が一番しっくりくるこの気持ち。

「あ・・・そう・・・まぁ・・・はじめようか。」
「イエッサー!よろしくお願いします!」

『Please select your character!!』

129とこ:2006/07/30(日) 17:52:59 ID:H2/AAlvg
忘れてた
前回>>86-87

130名無しさん@2周年半:2006/07/30(日) 22:50:37 ID:XcD.BcJA
とこ氏GJ!!
670氏も待ってます

131名無しさん@2周年半:2006/07/31(月) 00:24:20 ID:.Y0MF.Uo
>>670
犯人はお前かぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!!!




いいぞもっとやr(山田

132670:2006/07/31(月) 04:58:07 ID:jK/h5UNo
「明示、準備は良いか?」
「あぁ…」
今日から僕の秘密特訓が始まる。
主に"対空"、そして"対地"の二つを極限まで高める──つまりまぁ、反応速度向上の持続時間を延ばす──という何とも無茶な訓練だ。
まともな人間がやることじゃない。僕はやっぱりギルオタなんだと思う。
(……それでもやらなきゃ)
で、その肝心の訓練とは、
『よーし…行っちゃうぞーっ♪』
『お前、死相が出てるぜッ』
初音たんのチップを空中投げと6Pだけで倒すこと。
いやぶっちゃけ、6Pには期待してない。だって6Pで勝てない技(例えば足払いとか)が優秀だったりするし。
まぁ、愚痴はあとで柚刃に聞いてもらうとして……今は目の前のことだけを考えよう。



「うー……リターンが釣り合わない…」
姫島家の2階、菜津奈の自室。
ドアには立ち入り禁止の札が掛かっている。期末テストや中間テストが近くなると、いつもこの札が現れる。
とは言っても、最近ではほとんど毎日のように札を掛けている。
それもこれも、
──何やってんだ?
「…アバの戦い方について模索中なのです」
自分との対話が日に日に増えていくからである。
他人からしたら独り言をブツブツ言っているようにしか見えないので、これを見られるわけにはいかない。
喜ぶべきなのか、近頃は仲良くなってきた……というか、自分と向き合えるようになってきたというか。
親しい友達みたいなものだ。
「どう考えても、ゲージ回収率と使用率が合わないんです」
──バースト警戒?
「正にそれ」
一度のダウンが命取りになるアバだからこそ、バーストは食らいたくない。
数多くのバーストポイントをどうやって誤魔化すか。それが問題なのである。
「難しいなぁ…」
──6HSをガンガン組み込んでみたらどう?
「ん……6HS」
2段技、ダメージは悪くない、近Sから繋がる、jc可能。ざっと思い出せる情報はこのくらい。
──これ当てれば距離がだいぶ開くし、上手くいけば覆滅にバーストが当たらないんじゃないか?
「むー……じゃあ抹消に合わせられたら?」
──6HSは2段技だろ?で、どっちもキャンセル可能だから、
「…あ、なるほど。キャンセルのタイミングを変えればいい、と」
──そーゆーことっ!!

133名無しさん@2周年半:2006/07/31(月) 06:42:45 ID:.EVI89TE
670氏GJ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

134670:2006/07/31(月) 22:54:38 ID:jK/h5UNo
>>131
あのスレタイを投下する前に
「メイ本の大半はどうしてこう中途半端なんだろう。もっとハードなのはないものか」
とか考えてしまった俺は死んだほうがいい
>>133
どもですw



「無理。絶ッ対、無理」
「…明示、まだ1ラウンドも取れてないぞ」
当たり前だ。足払いを主軸に連携を組み立ててくるチップに勝てるわけがない。
だってこっちは空投げと6Pしかないんだから。
「仕方がないな……3Kも使って良いぞ」
「ほんとッ!?」
「うむ」



一方、菜津奈の部屋では…。
「問題はどーやって近Sまで繋ぐか」
──レバー後ろに入れてK連打すれば?
「安いです。距離調節にはいいですけど」
──んー、いっそコンボは捨てて全部起き攻めとか
「ダウンを取れる技はみぃんなバースト確定したような」
──足払いも?
「うん」
──キャンセル断罪とか無理?
「確認してから出せる程の猶予はなかったはず…」
困った。
何をやってもバーストに引っ掛かるなんて、何て付いてない。
そもそもノーゲージでバーストをやり過ごすことが無理なんだろうか。
──……よし、分かった
「へ?」
──ダメージはあたしが取る
「は?」
──あんたはゲージ溜めつつバーストを食らわないように心掛けなさい
「うん……で?」
──50%溜まったら極諸刃になる
「は?」
──そっからはあたしがダメ取ってやる
「え?」
──まずは実践だ、学校行くぞ
「は…?」
──早く制服に着替えろ
「え…?……は…?」

135名無しさん@2周年半:2006/08/04(金) 07:50:54 ID:jor8TRYg
過疎り杉だから揚げていい?

136とこ:2006/08/05(土) 20:31:46 ID:uVIHvU0E
お久しぶりです
だいぶ過疎っちゃってますね
自分のSSも進めたいのですがなにぶん時間がなく・・・
申し訳ないっす

137名無しさん@2周年半:2006/08/05(土) 21:43:54 ID:qfbGw62c
とこ氏仕方ないよ。
保守あげ

138名無しさん@2周年半:2006/08/07(月) 01:55:24 ID:MkoFA8zc
荒れた時や過疎った時、いつもこのスレを支えてくれた64氏
64氏期待age

そして64氏のSSを印刷したら1スレ目だけでA4用紙39枚も使ったよw
文字を出来るだけ小さくして改行を限界まで減らしたのにww

139名無しさん@2周年半:2006/08/07(月) 02:24:19 ID:WnrwoPTY
>>138
布教用に本にしようか!
サイトだけ(スレだけ)教えても読まない友人には丁度いいかも。

14064:2006/08/07(月) 19:13:55 ID:JsyQdl62
ただいまリアルがかなり忙しくて…orz
しばらく書けませんが気長に待ってやって下さい

141名無しさん@2周年半:2006/08/07(月) 22:47:57 ID:EnTqiW7s
>64氏
俺たちのことは気にしないでいいから
今はリアルの方頑張って!

俺たちは読ませていただく立場だから
投稿スピードなんて気にしないよ

142名無しさん@2周年半:2006/08/08(火) 23:01:44 ID:oSrEILdY
生徒会主催ギル高一年クラス対抗戦六月六日!
ルール
①代表者の選出方法はクラスの担任に一任する。
②代表者は原則三名一チーム、それ以下でも可
③当日予選枠を二個設ける。

「うちのクラスの選抜方法は」

143名無しさん@2周年半:2006/08/08(火) 23:08:31 ID:gPxJADl2
生徒会主催ギル高一年クラス対抗戦六月六日!
ルール
①代表者の選出方法はクラスの担任に一任する。
②代表者は原則三名一チーム、それ以下でも可
③当日予選枠を二個設ける。

「うちのクラスの選抜方法は三人チームを作ってのトーナメントを行い優勝したチームに出てもらう。」

「う〜んチーム戦…」屋上で一人対抗戦について考える。この入学して間もない時期にチーム戦となるとかなりの不安要素がある。
「ねえねえタカシくん。」
呼びかけられて振り向くとそこにはは火野アリスが立っていた。

144143:2006/08/08(火) 23:46:25 ID:isx1psco
変なSSでお目汚し、連カキ失礼しました。

145名無しさん@2周年半:2006/08/08(火) 23:58:56 ID:bU/qH8qU
そんなことありません、ご新規さん大歓迎です。
これから頑張ってください(・∀・)

146名無しさん@2周年半:2006/08/09(水) 01:41:45 ID:OoSFT4q6
携帯じゃ大変だろうけどがんばって

147名無しさん@2周年半:2006/08/09(水) 03:12:13 ID:JDHiw2jM
1話から短いなw
いや、悪いって言ってる訳じゃないよ
GJ!

148670:2006/08/09(水) 05:49:14 ID:eGemO3iw
何か最近、割とリアルで俺=いらない子という図式が…orz



『断罪ッ!!』ロマァンティーック『ふふふふふふ……!!』『油断した…!!』
画面内を青く点滅するアバが動き回り、ガードを固めたカイに『断罪FRC>先行入力ダッシュ過失』で一気に崩しをかける。
──下段が安いからって立ちガードしっぱなしか…!!
こういう奴が一番ムカつく。こちらの崩しを見ようともせず、安定行動を取る人間。過失が来たらとりあえずレバガチャ。
分かってない。何も分かってない。
"極諸刃"を何一つ理解してない。
──お前ごときが見てから対処出来る早さじゃない…!!
そのまま立ち食らいでよろけた敵に、
5P>5HS>近S>5HS>遠S>2HS・2>5HS>飽食(jc)>ディレイJHS>JS>結合
と、極諸刃ならではのコンボを叩き込む。
『目が……霞む…』
──ほら、バトンタッチ。
(うん、ありがと)
6HS>結合を当て、後は適当に遠Sと5HSをブン回す。
ジャラァッ!!『ハッ!!』カウンタッ
『SLASH─!!』
案の定、敵のカイは適当に遠Sとか振って適当に死んでいった。
(ふぅ……新主人公としてはなかなか良いスタート)
──ま、あたしの活躍が8割を占めてたけどね。
(それは言い過ぎ。せめて4割くらい減らして貰わないと)
──極諸刃で崩しから4割減らすのがどんなに大変か、分かってる?
(知ってるよ。『彼氏に内緒にしたまま、クリスマスにプレゼントするためのマフラーを編む』くらい難しいんでしょ?)
──それはそれで難しいんだけど、何でそーゆー小ぢんまりした可愛い比較対象が出てくるかなぁ…。

149143:2006/08/09(水) 22:02:22 ID:sSMSwI0c
金髪碧眼、整った顔立ちとそれとは不釣り合いなセーラー服を身にまとい日野アリスは僕の前に立っていた。
「なんですか日野さん?あなたならもっと強い人と組めるんじゃないですか?」日野アリス。入学式が終わり。クラスを振り分けられた日、自己紹介の代わりに行われた大会を一試合を除きすべてをストレートで勝ち圧倒的な強さで優勝したソル使いだ。

150143:2006/08/09(水) 22:02:39 ID:jUe5GAOM
金髪碧眼、整った顔立ちとそれとは不釣り合いなセーラー服を身にまとい日野アリスは僕の前に立っていた。
「なんでですか日野さん?あなたならもっと強い人と組めるんじゃないですか?」日野アリス。入学式が終わり。クラスを振り分けられた日、自己紹介の代わりに行われた大会を一試合を除きすべてをストレートで勝ち圧倒的な強さで優勝したソル使いだ。

151名無しさん@2周年半:2006/08/09(水) 22:04:55 ID:HRVCB6G6
670氏GJです!
このスレには670氏が必要なのですよ。

152名無しさん@2周年半:2006/08/09(水) 23:17:39 ID:ELS.K.go
670氏のSSは個人的にかなり好き、頑張れ!

143氏は二重書き込みがデフォになってるなw
これから楽しみに見させてもらおう。


まぁなにが言いたいかというとGJってことだ。

153143:2006/08/10(木) 21:52:56 ID:iJpl2oNo
「私はあなたと組みたいの。」
そう柔らかくにこやかに微笑みかけて日野アリスは右手を差し出した。
「あの…俺団体戦嫌いですから。」
気まずくなり目をそらし屋上から立ち去ろうとした。
「待って。」
屋上から下に降りるドアを開こうとしたとき、自分の腕を掴まれる。
「じゃあ対抗戦出ないの?」
強引に腕を引かれて真正面に向き直される。
「ああ、出る気はないよ。」
そう言い放ち屋上を去って行った。

154名無しさん@2周年半:2006/08/11(金) 02:23:26 ID:f.gqshOo
冬休みも過ぎ、受験シーズンの真っ只中、、、
この物語の主人公、三珠聖(ミタマ サトル)は今だ進路を決めかねていた。
「あ゛〜、メンドクセー、、、
 何だってこう、人間という生き物はこんな厄介な制度を思いついたんだろうね、、、」
受験を抱える誰もが(?)考えるそんなことを、彼も当然のように呟ていた。
「やめだやめだ、、、夕食もそろそろだろうし下に降りよう」
勉強を投げ出した彼の気持ちを具現化するかのように、机の上に落ちる鉛筆の音が小気味よい音を立てて転がった。

居間に行くと料理をする母親の後姿が見える。
(まだ飯は、、出来てないか。テレビでも見よう)
匂いからして今日はカレーであろう、カレーは好物なのだ。顔には出さないが正直楽しみでしょうがない。
「!!!!!!」
と、突然背後からヘッドロックをかけられる。こんなことをするのは奴しかいない。
悟にとって最大の存在、姉である三珠雪(ミタマ ユキ)である。
「こらー聖!こんなとこでテレビ見てボーっとしてる暇があったら勉強するかお母さんの手伝いするかしなさい!」
「痛い痛い、やめろ!分かったから放せ!!」
開放されて頭部に血がめぐってゆく。反動で頭がクラクラする。
「アンタは特別何か出来るわけでもないんだから、並の人よりテストの点数くらい取りなさい!」
「わーったよ、部屋に戻って勉強するよ、、、」
いつもきつい姉だが、今日はいつにも増して酷い、あの日か?
なんて口にしようもんなら問答無用でSTFが返ってくる。俺はさっさと部屋に戻った。

155名無しさん@2周年半:2006/08/11(金) 02:23:38 ID:f.gqshOo
「と言っても、何もする気起きないんだけどな」
仕方無しにベッドに横になる、真っ白な天井が俺の脳内をさらに真っ白に塗り替えていく。
あー、高校なんて行かずに働くか?いや、めんどくさい。いっそニートにナッテヤロウカ?
ソウダソレガイイ、マイニチナニモカンガエズニコノヘヤデズット・・・・
『、、トル。 さとる。ちょっと聞いてるの聖!!』
ドア越しに響く姉の声で我に返る、大人しく部屋に戻ったのにまだ何かあるというのだろうか。
「なんだよ、うっさいなぁ」
「五月蝿いじゃない!ほら、アンタの友達から電話!」
ドアを開けると、電話が姉の右ストレートと共に突き出される。
ダルそうに中腰でなければ見事に顔面にクリーンヒットしていただろう。
「はい、電話」
「ハイ、デンワ。じゃねぇよあぶねぇなぁ、、、」
受話器をひったくると同時にドアを乱暴に閉める。
「、、、ったく、、、。はい、電話代わりました、どちらさま?」
「っくっくwwあぁwオレ俺w鎌田だよww」
鎌田咲夜(カマタ サクヤ)残念だが男である。
成績は毎回トップ、運動神経抜群、イケメンという3拍子揃った優等生。
更に性格も良いという、全く非の打ち所の無い人物の彼が何故この俺と友達なのだろうか、そんなの俺でも分からない。
「何だ何だぁ?成績トップの咲夜様が平民の俺にどの様な御用ですか〜?」
姉との事もあって、八つ当たりに皮肉を言ってみる。
「おいおいwいきなりそりゃあないだろーwお前だって毎日3時間も勉強すりゃ俺くらいにはなるぞ〜」
それが出来ないからこんな成績なんだよ、、、
「で、何だ?姉ちゃんと色々あってあんま機嫌よくないんだけど」
「あ〜またイチャついてたのかwおーっとぉ切るなよ?w」
「うるさい、切るぞ」
「まぁ〜まてまて。本題に入ろう、お前もう進路決めたか?」
急に真面目な声に戻る、どうやら本当に真面目な話のようだ。
「まだだよ、つか高校行くかどうかさえ怪しい」
「お、丁度よかった。なぁ、ゲームの専門学校って知ってるか?」
「代〇木とかだったら切るぞ」
「違う違う!ゲームをする専門学校だよ!」
「何だそれ、そんなのあるわけ無いだろ」
「それがあるんだよ!ギルティっていうカクゲー専門なんだけどな」
「それがどうしたっていうんだ、、、、俺とお前には関係ないだろ、、、」
「いや、その、、、さ。一緒に受けてみないか?」
「、、、、へ?」
間抜けな声が出てしまう。この男は何を言っているのだろうか。
「嫌ならいいんだ。ただ、俺は何か人とは違うことがやってみたくてさ」
「で、何で俺なんだ?」
「だって、俺たち親友じゃん」
一瞬で顔が赤くなる。
コイツはこういう恥ずかしいことを平然と言う。
過去にコイツが好きな女に告る時に一緒にいたときは口から砂糖をバケツ3杯ほど吐きたくなるようなアマアマな台詞を言ってのけた。
「ま、考えておいてくれ。じゃ、詳しくは明日学校で。」
俺の返事を待つ事無く、電話は切れた。

「で、さっきの電話なんだったの?」
夕食の合間に姉に尋ねられた。
「咲夜から、進路のことで色々と」
「あぁ〜、あの子かぁ。流石、聖と違ってシッカリしてるわ」
はいはいそうですよーどうせ俺は駄目な子ですよー。
「聖も進路、早く決めなさい。願書の受付は明後日よ?」
母親と姉に挟み撃ちにされる、おかげで好物のカレーの味がよく分からなかったじゃないか。

風呂から上がって部屋に戻る、そのままベッドに倒れこむ。
「はぁ、専門学校かぁ、、、」
ここで考えても答えは出ない、明日咲夜に聞いてみよう。
そうと決まったと同時に体はブリキの玩具の様に、思考は硝子の様に透き通っていった。

下手糞だけど書いてみた、更新遅いだろうけどなるべく頑張ります(´・ω・`)

156名無しさん@2周年半:2006/08/11(金) 10:09:23 ID:fUYeSNZI
えっ…えっと…
か、勘違いしないでよね!
GJしに来たわけじゃ無いんだからぁ!

157名無しさん@2周年半:2006/08/11(金) 16:50:02 ID:IST72r0.
新規職人さんが増えて、これはもしや活性化の予感?
wktkあげ
皆さんGJ!

158名無しさん@2周年半:2006/08/11(金) 17:57:52 ID:OJGYCdRU
GG初心者からの話しか!wktk

159名無しさん@2周年半:2006/08/11(金) 21:44:38 ID:f.gqshOo
朝、いつもと同じ道を気だるそうに歩く。
何故こう毎日のように学校に行けばならないのか、人間は(以下略
何度目かの欠伸をしたとき、昨日の電話の相手、咲夜の声が背中越しに聞こえてきた。
「おっす聖ー、相変わらず眠そうだなw」
「お前はホント元気だよな、、、こんな朝早くから」
「おう、体質だなwそれよりどういう風の吹きまわしだ?いつも遅刻ギリギリにのんびりと来るお前が」
今の時刻は午前6:00、校門が開いているかどうかも怪しい時刻である。
何故今日に限ってこんなに早く起きることが出来たのか、この俺が知りたいくらいだ。
「知らん、俺が聞きたい」
「それより、昨日の事、考えたか?」
「昨日の事?」
はて、何だったっけ。頭の中には霧が充満していて何も見えない、否、思い出すことが出来ない。
「まだ寝惚けてるな、、、進路のことだよ!進路!」
あぁ、思い出した、ゲームの専門学校だっけ?たしか、、、
「ギブミィ、、、じゃないよな、何も欲しくないし」
「ギルティだよw頭働かせろw」
そう、ゲームをするだけで良いという夢のような学校の話。そしてその学校に一緒に行かないかと誘われたのだ。
「完璧に思い出した、にしても天才のお前が何でそんなところに興味をもったんだよ?」
「うーん、なんだろ、、、人と違うことがやってみたいと思ったからかな」
「はぁ?」
天才には普通の幸せすら退屈ときたか、全くもって贅沢な話だ。
「だからといって一人で受けるのは不安だろ?で、誘える友達もお前くらいしかいないしさ」
本当はよい意味で言ってくれたのだろう、しかし低血圧モードの俺には嫌味にしか聞こえなかった、こんな風にしか考えられない自分に嫌気がする。
「あぁ、で、、、そこは学力とかはどうなの?偏差値50超えだったら俺は無理だぞ」
「いや、試験は学力じゃなくて、、、」
「なくて?」
「実技、ギルティをプレイさせて判断するらしい」
「はぁ?」
本日二度目
「今までそんなものの存在さえ知らなかった俺達がどうするって言うんだよ?」
「どうするって、、、練習するんじゃん」
「練習って、、、」
「塾はやめてきた、親も説得済み」
やりだすとなると耳を貸さない、あまり知られていないこいつの唯一の悪いところだ
「はぁ、わーったよ、ギルティでも何でもやってやるよ!!」
「よし、んじゃ放課後。校門でな。」

その日の授業はいつも以上に頭に入らなかった

160名無しさん@2周年半:2006/08/12(土) 01:39:46 ID:epg8zYY2
>>159
wktkwktk!!

161154:2006/08/12(土) 22:00:29 ID:yj14KU4Q
ごめ、書いてる途中で戻る押しちゃって30分以上かけて書いてた文章消えちゃった、、、
また同じ文章書くのは無理なので少し内容薄くなることは勘弁orz

−放課後−

今日に限ってHRが長引いた。
もう咲夜は校門にいるのだろうか?自然と早足になる。
予想通り彼はいた、他の友達に囲まれる形で話をしていた。
そこに立っているだけで人が集まってくる、一種のカリスマだろう。
その輪の外で立ち往生している俺を発見した彼は、周りの人達に軽い挨拶を交わして俺の方に向かってきた。
「すまんすまんw友達と話しこんでた」
「元々俺が待たせてたんだ、謝ること無いよ」
さて、行くかと言うなり咲夜はゲーセンに向かいだした。
ゲーセンなんて小学生以来だ。まだロックマンのゲームとかあるのだろうか、、、ブルースとか使えるやつ
などと考えているうちに俺たちは目的地に到着した。
NYAO、この町で唯一のゲーセンで、ニャオと読む。マスコットキャラクターの猫がなんとも愛らしい。

中に入るとそこは別世界。外に漏れないのが不思議な位大音量の音が鳴り響く世界。
「聖ー!あったぞ〜、こっちだ!」
咲夜に案内されたそこにそのゲームはあった。
幸いプレイしている人はまだ居なく、練習する絶好のチャンスだ。
互いに台につく。さて、どのキャラを使おうか。
(何だこのキャラ、貞子?変なキャラだな。コイツの技表はー、っと溜め系がある、楽だしコレでいいか)
一方の咲夜は金髪ロンゲのチャラチャラした兄ちゃん。
意外だな、主人公系の金髪真面目兄ちゃんだと思ったのにな。

HEAVEN OR HELL

DUEL 1

LET'S ROCK!

戦闘シーン後で書きます(´・ω・`)

162名無しさん@2周年半:2006/08/12(土) 22:08:47 ID:b/mR6WGI
>>ブルースが使えるロックマン

そのゲーム近くのゲーセンにあるwwww

163名無しさん@2周年半:2006/08/12(土) 22:28:49 ID:59p4Tr/A
貞子?変なキャラ?溜め系!?
ヴェノムのことかーーー!!

164154:2006/08/13(日) 01:02:11 ID:iI5O/nJg

さて、まずは技の確認からだな。
お互い考える事は一緒らしく後ろジャンプで後退。へぇ、このゲーム二段ジャンプできるのか。
P まぁ一番弱い技か。
K 何かパッとしねぇな
S お、結構長い
HS 隙が大きいし威力ある技かな?
スティンガー 飛び道具、ビリヤードの玉とか、、、
カーカス 斜めに反射か、ジャンプしちゃって出しにくいな、、

まぁ確認はこのくらいで、、、と
とりあえず突っ込んでみるか
俺は一気にダッシュで近づk、、

ペチ

(!!っ、何だあのリーチ、物理的に考えてあんなの真っ直ぐ放れるワケねえだろ!)
そこから咲夜も味を占めたか、その技ばっかり振ってくる。クソ、このゲームおかしい、、
あと何か技は、、、
『ダブルヘッドモービットォ!』
ガガガッ!!
うは、この技ツエェwコレがこのキャラの主力技か。
よし、もう一回。
『ダブルへッ』
『冷や汗でてるぜ?オイ』
カウンターまで持ってんのかよ!?あー咲夜運いいなぁ。勝てる気しねぇ、、、



そのまま咲夜に封殺されて俺の負け、、、
「やってらんねぇ、、、」
「まぁ、まぐれだよまぐれwそんな怒らないでw」
怒りたくもなる、何かしようとするとペチペチペチペチ
隙あらばとダブルヘッドすると冷や汗出されちゃうし
「はぁ〜、もうやめた」
「そんな事言うなよ〜。ほら、池田屋でなんか奢るからさ」
池田屋とはこの町にある食堂である。
扱うジャンルは幅広く、和食からイタリアンまで、なんでもござれ。
そんじょそこらのファミレスなんか目じゃない、人気の店だ。
「く、しょうがない、、、付き合ってやるよ、、、」
「お前あそこの話が出るとホント弱いよなw」
俺は池田屋の大ファンである。池田屋か、全人類の命かと問われたら池田屋と言うだろう。
『ユウハンハベジタボー』
「あらら?」
「ん、どうした?」
CPUとの対戦が強制的に中断、画面が切り替わる。
「話してる間に乱入されたな」
「どうしよ、勝てないよ〜」
「そのキャラメッチャ強いから大丈夫だろ」
「うーん、、、」
と、相手がキャラを決めた。初期カーソルのキャラ、何かガラ悪そうな兄ちゃん。

HEAVEN OR HELL

DUEL 1

LET'S ROCK!

『ネッテロォォォ!!』
開幕にP出したらなんか炎の昇竜拳で燃やされてる。
『ガンフレイム!!』
咲夜は防御に徹する、が
『は!』
掴まれて地面に叩きつけられる。
『てぇや!ふっ!いただきぃ!ふっ!いただきぃ!ネッテロォォォ!!』(2HS>JS>JD>JS>JD>Sヴォルカ)
なんか、、、メッチャ喰らってるんですけど。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

結果は言わずもがな、運よく一発だけ返し技が決められただけ、後は殆どパーフェクト
「くはー、実力の違いを見せ付けられたねー」
コイツは負けてもスッキリしている。つか見てた俺のほうがムカついてた。
俺は真っ先に向こうの台に居る奴に方に向かって歩き出した。
完全に初心者狩りだろこれ!くっそ、どんな奴だ、、、
「おい、おま、、、」
「ゴメンねー、初心者だとは思わなくてさ〜」
そこに居たのは、ヤンキーでもなければヒョロでもデブでもない

綺麗な女の人が居た

165名無しさん@2周年半:2006/08/14(月) 16:03:23 ID:ELkXCs.M
>>164
GJGJ!!

166名無しさん@2周年半:2006/08/15(火) 11:16:12 ID:e2NmK9vc
154氏GJです!
同じ惨劇が起きないようにtxtに書いてからコピーしてみては?

167143:2006/08/15(火) 14:55:26 ID:zYO228mM
「対抗戦か…」
駅前のゲーセンでテスタメントで日課のCPU戦をこなしつつ今日の昼の出来事を思い出した。 日野アリス、初日以来一部で「姫」と呼ばれ対抗戦の優勝にもっとも近いソル使い。
夕飯はベジタボー
赤く染まる画面にいつもの聞き取り辛い英語。
ああやっぱりギルティはこうでないと。相手のキャラはソルのようだ。

デュエルワン!レッツロック!

168名無しさん@2周年半:2006/08/16(水) 19:41:11 ID:XJwPz1O2
>>143
GJ!670氏のように長くはないが早い更新で嬉しいですよ

169670:2006/08/17(木) 03:10:06 ID:pq7jKtxc
PCが起動しない…(マテ
幾ら馬鹿な俺でも無意識の内にOSぶっこ抜いたりするはずないしなぁ…



「ね、強いんだねっ」
あれから乱入されることもなく、CPU戦を終えて軽く背筋を延ばした菜津奈。
(…さっきのカイの人?)
話しかけて来たのは……何かこう、元気そうな女の子。
「どこのクラスの子なのっ?」
「…うー、まだそういった書類を受け取ってないんです」
「え……編入生さん?」
「まぁ、一応…はい」
適当に曖昧な受け答えをする。何というか、えーと、関わるとアレな気がする。
「…ごめんね?
本当はカイなんか使いたくないんだけど、っていうか私って元々メイ使いなんだけど、っていうかその前に自己紹介だよねっ♪」
──関わっていいの?
(……もう巻き込まれてるみたいです)


夏川 深空。
それが少女の名前。
「へぇぇ、菜津奈ちゃんって言うんだねーっ」
手を握られ、ぶんぶん振り回される。とりあえず肩が外れることも肘を痛めることもなく、『握手』の範囲だった。
(…自己紹介はクリア)
──後はカイとかメイとか云々か…。
長話にならなければ良いけど。


「で、クラス内でキャラランダム・チームランダムのトーナメントやったんだよ」
はい、長話になりそうな予感。
(眠くなってきた…)
──我慢。
「……そしたら、『カイの方が強い』って言われちゃって。
本当は使いたくないんだけど『メイ使ってても、あの人には追いつけない』って言われて…。
もうね、もうね、すごいショックで……っ」
突然、泣き出す。
今までの話を聞く限り、深空という人物は『他人からの評価を過剰に気にしてしまう』らしい。
「でもね、分かってるんだ…。
わざわざ2年生の教室まで行ってあの人のプレイを見た時、本当に私なんかとはレベルが違ったの。
あ、その人ね、2年生で最強レベルのメイ使いなんだよ。メイのコスプレしたりするぐらい、メイが好きな人なのっ♪
彼女持ちじゃなかったら速攻で告っちゃうのになぁ…」
テンションの上下が早い。いや、それよりも。
(……家でヘラヘラしながら3人の女の子に囲まれてる『ただのスケベ』が学年最強メイ使いだなんて…)
──まぁ、あの対空投げは反則級の強さだし…。
(お兄ちゃんの使うメイだけヴォルカ持ってますよね)
──その例えは言い過ぎ……だけど、あながち間違ってもいないような気がする…。

170795:2006/08/17(木) 14:11:13 ID:LmihDJXY
前回は前スレ>>890でス。
やたらテンション高い独り言少女、断定歩の話です。
前回が半端なとこでちょん斬れたので、前回分もまとめて貼り付けー。




タッタッタッタッタッタたんったんったんぱた、ぱた、ぱた・・・・・・

歩「・・・ふぅ。」
ジャスト7:00、校門到着。
・・・うーむ、キャミにパーカーはちょっと暑かったか。汗が。

歩「や〜、二日目からこの時間に来る奴も居な〜いよねぇ、やっぱ・・・なははは・・・・・・」
とは言っても、これが自分の生活時間なのだから仕方ない。今は家も近いしね。
もちろん、こんな早くくるからには今日のわ○こは録画予約してある。

?「おはよーございますー。」
歩「Σおっとぉ!?(ずざーっ」
思わず振り向きつつ後ずさりながら正拳突きの構えをとってしまう。

歩「あ、なんだ。泡沫水さんじゃん」
水「はい。泡沫水、水兎々(みなわみ みとと)です。おはようございます断帝さん」
歩「あ、はい、おはようございまーす」
にこっ、と当たり障りの無い笑みを浮かべる水兎々。
だがよく見ると冷や汗がたらり、どうしたんだ?

水「あの、私にぱいるばんかーしないで下さいね・・・?」
Σあたしのせいか!?
さっさとに構えを解いて、歓迎の印に両手を柔らかく広げながら近付いた。
あわよくば抱きついたれ。

歩「いやーあははははえへへへへ・・・(苦笑」
すたすたすた。
じりじりじり。

・・・。

すたすたすたすた。
じりじりじりたたんっ。

歩「・・・なんで逃げるかな?」
というか、バックステップしよったこの娘。
カイと同じようなモーションだったけど・・・自分がやられると、結構へこむねコレ。拒絶されてるっぽくて

水「・・・ぷ、プレッシャーが・・・・・・(汗」
歩「プレッシャーって・・・別に戦ってるわけじゃないのに・・・(汗」
水「と、とにかく行きましょうか!」
歩「Σあっわっ、ちょ、待ってー」
と、そのまま二人で歩き出した。
正面からEカップを楽しもう計画、失敗。
ちぇ。

歩「さてさて。いったいどこへ何しに行くのやら」
水「Σえ、歩さんなにかアテがあるんじゃないんですか?」
歩「いや〜〜〜・・・・・・なんというか、習慣?」
水「えぇぇ、だってまだ二日目ですよ・・・?(くすっ」
歩「なはは・・・やぁ、まぁ、健康優良児とか?//」
うん。笑ってくれた。笑ってくれたのは嬉しい、けど
変な人とか思われてそう・・・く、自分で言ったこととはいえ、恥ずぃ//

水「歩さん、ちょっと変です・・・ふふっ」
言われたしOTL

歩「なーによーーう、も〜〜・・・・・・。」
腕組んでそっぽ向いてやった。ふんだ。

水「くすくすくす・・・・・・♪でも、よかったです」
歩「うい?」
水「歩さんって、普段からあんな風なのかと思ってて・・・」
歩「Σなっ、いっ!いくらなんでもヒドすぎないそれ!?」
危うく往来でうつぶせダウンするとこだった。
水「うふふっ、だって昨日はハイテンションなままでしたし?」
歩「Σあうううう」

そうなのだ。昨日は結局テンション100%のまま、全力で駆け抜けてしまった。
おかげで拉致のような部活や委員会の勧誘は全て切り抜けた。けど、余計な武勇伝を残してしまった・・・OTL

171795:2006/08/17(木) 14:12:04 ID:LmihDJXY
水「なんていうか、歩さん凄く頼もしかったです・・・」
歩「ニヤニヤしながら言われても嬉しくなぁぁぁい!!あぁあああーもーあーうーーあーーーー(ぶんぶん」
水「くすくす・・・♪」


ヴぁーヴぁー呻きながら歩いていると、あっと言う間に玄関についてしまった。
まだなんとなく冷たさの残る空気が迎えてくれる。
活発に動く鳥の鳴き声と、どこからか聞こえるかすかなノイズ・・・あぁ、これはギルティの音かな。
学校っていう場所にいるのにゲームの音が聞こえてくる。
・・・なんだか、悪い事をしている気分になってしまうのは仕方ないよね?


おーっとと、そんなことやってる間に泡沫水さん行ってしまふ。上履き履いて行かねば。
歩「っしょ、っと」
ば こ ぉ ん ! と豪快な音が響く。

水「ひあ!?(びくんっ」

ふっつーに驚いたらしく泡沫水さんが振り向いた。

歩「あはははは!!ごめんごめんっ(汗」
水「・・・い、いえ。こっちこそ睨んでしまってすみませn「うるさいです」ひあああああああ!?」

あわわわわわ!と見るからに狼狽した泡沫水さんがよろけている。
そのすぐ背後から、かなり背の高い子が顔を出している・・・というか、居る。
いや・・・だって前髪で目が隠れてるんだもんさ、っていうか注意されたのあたしじゃん!?

?「上履きを放り投げたら駄目。埃が舞うし、今みたく意外に大きい音が出るのだから」
歩「あ、えっと、はい・・ご、ごめんなさいッス・・・(困」

すたすたすた、柔らかい動きであたしに近付いてk・・・・・・でかいね、これは・・・並みの男子以上・・・

?「えぇ、これから気をつけましょう。・・・それと」

ずいっ、と肩にを手を乗せられて・・・ん?

?「・・・埃、ついてた。ただでさえ、昨日あれほど豪快だったのだから、注意しないとおかしな称号貰う、断帝さん」
歩「Σふぉあっ!?おおおお見知りおきでしたか!?」
?「・・・瞬、間移(またたき、まい)。クラスメイト」
歩「・・・・・・ごめんなさい土下座するので許してくださいOTL」
瞬「・・・断帝さんの、ひとつ後ろの席」
歩「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・どっ、土下寝でどうかひとつご勘弁を・・・O__」
瞬「・・・HR後、一番最初に戦った」
歩「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・すみません今すぐ江頭倒立しまs(グキッ」
水「Σ歩さぁーーーーーーーーーーーーーーん!?」

172795:2006/08/17(木) 14:13:00 ID:LmihDJXY
―――――――――――――。



歩「ふぬぁーー、がっぺむかつくー、うぉぉあー・・・・・・・Σはっ!?」
水「あぁ!!歩さんっ気がつきました!?」
歩「・・・あれ・・・?・・・あ、うわ、授業初日から保健室かよあたし!?」
水「(がくっ)・・・・・・げ、元気そうで何よりです・・・まったくもう(苦笑」

あはははくすくすくす、と二人ともなんとなく笑ってしまった。

瞬「・・・ごめんなさい。」
水「Σわ、っと、瞬さん・・・」

音も無く例の彼女が現われた。
・・・あぁあああぁぁぁ申し訳なさで胸がいっぱいになってきたぁぁぁ!!!!
どうせならこのままバストも大きくなればいいのにってそういや瞬さん何気に私といい勝負かもーっ!

歩「あーあーいやあのなんていうか私のほうこそごめんなさいというか私が悪いですごめんなさい(ぺこぺこ」
瞬「・・・気にしてない。それよりも・・・服、綺麗にしておいたから、安心して」

すいっ、と折りたたまれたパーカーが差し出される。うお!?シワひとつない!?

歩「Σへ!?わわ、うわ、あの、なんていったらいいのか、あっぁ、ありがとう!!」
瞬「・・・クリーニングが必要な汚れは無かった。床が綺麗で、幸い・・・」

あまり会話が噛み合って無い気がした、というか私の理解が追いついていないだけなんだけど、

何故か、見えないはずの瞬さんの目と目があった気がして、大丈夫だと思った。


歩「あはははは・・・(照」
瞬「・・・・・・・・・ん (にこっ」





水「あのーお二人とも」
歩「Σはうっ!?(びくんっ」
水「・・・そんなに驚かなくても(汗」
歩「いやいやいや、あはははは・・・・(苦笑」

言えない。
瞬さんと話すと目線が上向くから
泡沫水さんの背だと見えなくなって
実は今ちょっと存在忘れてたなんて
言えない。

水「とりあえず、もうHR始まりますケド・・・」
歩「Σなんですと!?」

焦りながらぎょろぎょろ時計を探す。
無い。
見当たらない。
あれ!?時計どこよ!?

瞬「ほんとだ。もう先生は来てる頃」

瞬さんの視線を追う。

歩「Σ見えないっ!?」
どうしてちょうど私の真上の壁にありやがるかこの時計野郎っっ!!
尻なんか見せやがって何にも意味ないじゃんっっ!!!

水「あの、歩さん動けますか?動けるなr「大丈夫大丈夫全然いけるからとりあえず行こう遅刻してしまうっ!」」
言うが早いか動くが先か、毛布を掴んでぐるり、アンダートウの動きでまとめつつすぐにベッドから降りる
瞬「これ靴」
歩「さんきゅっ」
瞬「あと鞄」
歩「ありがとっ」
瞬「教室へは扉出て左」
歩「うっしゃあっ!!」
瞬「授業開始まであと3分」
歩「全力ダッシュ!!!」
すたんっぱしっ、とんとんとんぱしっ、だかだかだかだか・・・・・・・・・



水「え、ちょっと、ままま待ってくださぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁうわぁぁぁぁぁぁん(泣」
ぱたぱたぱたぱた・・・・・・・・・

173795:2006/08/17(木) 14:14:18 ID:LmihDJXY




――――――――。




泡沫水がぜぇはぁ言いながら教室前に辿り着くと、遥かに先に行った二人が立ち止まっていた。


水「・・・ぁ・・・あの・・・はぁ・・・どうしたんです・・・ぜぇ、かっ・・・?」

何故か似合わない重い空気を纏いながら、断帝が答える。

歩「・・・もう始まってるみたい」
うーぁー、汗が一気に嫌ぁーな汗にぃー・・・いきなり晒し者かなぁ・・・

水「Σそんな・・・・・・・・はぁ・・・・・・はぁ・・・ど、どうしましょう・・・」


しばし沈黙、静寂、ヤな感じ。

断帝も泡沫水もなかなか教室の扉をくぐることができずにいると、瞬がおもむろに呟いた


瞬「・・・・・・私が先頭で行く。ついて来れば、大丈夫・・・かも」
がらり、歩達が声をあげる暇もなく動き出す瞬。

しーん。
クラス中が瞬達に注目した。


瞬「遅れました。申し訳ありません」
教師に向かって軽く頭を下げ、胸を張って毅然と言う。

瞬「人が一人倒れたので保健室へ行っていました」
周囲の視線が、教師が、瞬達に問いかける前に畳み掛けるように続けた。

瞬「よろしければ授業へ参加させていただきたいのですが、席についてよいでしょうか?」
ゆっくりと力強く、透き通った声が響き渡る。

教師「・・・え、と・・・・・・いいですよ、席について」


すたすたすた・・・がたごと、ががっ



教師「んっん!っと、まぁ要するにとにかく誰よりも強くなればいいというか・・・・・・」


しーん。

教師が、不器用に心構えを説いている。

生徒が、緊張して話に聞き入っている。

誰一人、くすくす笑いをこぼしたり視線を送ってくる人はいない。

すぐ後ろを見る。

瞬さん、背筋がぴんとしていて、なんだか誇らしそうに見えた。

やがて、私も先生の授業に聞き入り始めた・・・・・・・・・。

174795:2006/08/17(木) 14:14:44 ID:LmihDJXY







――――昼休み。




ざわざわごうごうと生徒達が活動する音が聞こえてくる。
しかしどこか遠い・・・恐らく2年生の校舎から届く音なのだろう。
私達一年生の校舎は、新たな学校生活の幕開けに疲れたのか、どちらかというと静かで風のそよぐ音が耳を撫でる。


歩「・・・・・・づがれどぁ」

断帝がぐでぇ、と机に突っ伏した。もう無理、と全身で語っている

水「あらら・・・そんな、体育の後とかじゃないんですから(汗」

わりと平然と、近寄ってきた泡沫水が声をかける。

歩「やーははは・・・・・・なんか、こー、肩に力が入って抜けなくってさ・・・・・・」
瞬「・・・無理もない。意外に、難しい話だらけ」

テンションは低めだが、疲れたというわけではなく穏やかな声質で瞬が話す。

水「でもでも!ギルティの学校に来たんだなぁって感じ、しませんでした?」
歩「あ、うん、それはした。今まで学校でされる話なんてろくに聞こうとしてなかったけど、聞いちゃったもん」
水「ですよねですよねっ、興味をそそられるというか、受けたくなる授業というか!」
瞬「空気が違う。やっぱり、嬉しいよね・・・好きなことの話」
歩「だねー、今日は疲れちゃったけど、きっとこれから先は楽しいよ。うん。そうに決まってる」
水「だといいですね!私、どんどんわくわくしてきちゃってます!」
瞬「大丈夫。皆が、ここにいる皆が同じ気持ちを持ってるから。大丈夫」
歩「ん・・・?ごめん、ちょっとわかんないんだけど、皆って・・・?」
瞬「・・・ここにいる全員が」
歩「全員が?」
瞬「ギルティが好き。誰とでも、ギルティで話せる。戦う、同志」
歩「・・・。」
水「・・・。」
瞬「・・・。」
水「いいです!それっ!素敵です素敵な考え方ですよ瞬さんっ!!」
歩「うをを・・・・・・確かに、考えてみると凄いことだ・・・」

そうなのだ。
今までは、ゲーセンに四六時中通っていることなど隠して当然。
ギルティの話題で話すなどなかなかありえることではなく、さらに言えば私達は女子だ。
ゲーセンに行くことを親に禁止されてる子も少なくないし、女だからと受ける弊害もそれなりにある。
たまに仲間が居たとしても、ガトリングすら拙いような、違う「好き」でやってる子がほとんどで。
ゲーセンの常連の人たちに声をかけても、どこか1歩引いたとこでしか話せず、黙々と対戦できれば良い方で。

瞬「存分に楽しもう。戦って、学んで、話して」
水・歩「うん、うんっ。」
瞬「そう。私達はこれから、ここで、生きる。この・・・」

三人「Sammy社立ギルティ専門高等学校で!!」



オゥアーオゥアーオゥアーオゥアーヴォルカニックヴァイパーー!!スラーッシュ!!


昼休みが、終わりました。

三人「Σフォアッ!?」

175名無しさん@2周年半:2006/08/18(金) 00:13:14 ID:CUYgYD5.
職人様グッジョッブ


さて、夏バテか若干活気が停滞気味なので妄想スレらしいことしませんか?
というより新規さんなどのために設定の確認なんですがね。あと疑問もあるのでついでに聞きたいです。自分は全作家の作品や初期設定を把握してるわけじゃないんで補足などよろしくお願いします。


この学園のクラスには普通のとキャラ別があり、多少の一般の勉強もある。体育館などがあることから体育があるのかもしれない。あと学校祭や修学旅行などのイベントは普通にある。

入学は通常受験や編入があり、私立なので結構作者の意図で出入りは容易。

学内のいたるところでギルティが可能。委員・部・クラブ・同好会活動も盛んである。ただし変なのも多い。

大会出場は比較的自由。初期案に一般大会への出場どうのこいあった気がするが気のせいだろう。



疑問として学生寮や学生食堂はあるのか。あった場合男女分けについてはどうなっているのか。
学園の全体像の絵が欲しいのは贅沢ですね。はい。
初代のころからあるから卒業した人はどうなってるのか。
全校生徒は約何人くらいなのか。また学年についても。




結論言うと、書きたいけどよくわからないこと多いから聞きたいだけなんだけどね!

176795:2006/08/18(金) 01:05:39 ID:N84DN1MY
>この学園のクラスには普通のとキャラ別があり、多少の一般の勉強もある。体育館などがあることから体育があるのかもしれない。あと学校祭や修学旅行などのイベントは普通にある。
キャラ別クラスはどうなんでしょうね。普通のごちゃ混ぜクラスがほとんどのイメージがあります。
一般の勉強も、例えば英語ならギルティの名前関係、数学ならF表暗記からダメージ計算までとかそういう関係ありそうなものというか。
逆に、普通の勉強があって試験で悶えてる生徒達もみてみたいし、好きにしていいような・・・。

イベントも作者の好き好きでいいと思いますよ。別に競歩とかしてもいいしw
ネタにしやすかったらそこを書くとかそんな感じじゃないでしょうか。


>入学は通常受験や編入があり、私立なので結構作者の意図で出入りは容易。
ミギーが相当好き勝手やってますね。警備も甘いというか、ゆるめというか。
まぁ、いたるところに人が居るんでしょう。

>学内のいたるところでギルティが可能。委員・部・クラブ・同好会活動も盛んである。ただし変なのも多い。
これはもう、保健室にすら設置してあるくらいですし、下手したら筐体レンタルとかあるかもしれませんw
とりあえずトイレには無いってくらい?w

>大会出場は比較的自由。初期案に一般大会への出場どうのこいあった気がするが気のせいだろう。
一般大会出場禁止、は意識してる人もしてない人も、あえて破る人も居ますね。
っていうか、生徒次第。
永園くんとか、禁止されても絶対守らなそうですし。

>疑問として学生寮や学生食堂はあるのか。あった場合男女分けについてはどうなっているのか。
単にメニューが変な学食だったり
おばちゃん最強だったり
一体どこの巨大レストランかってくらいでかかったり。

>寮
とりあえず、規模がでかそう。
→部屋にも色々ありそう→安い部屋だと男女混合の可能性とかもあるのでは。

・・・ぶっちゃけて言えば、無ければ作っちゃいましょうとかそんな感じが。



>初代のころからあるから卒業した人はどうなってるのか。
ゲーム関係の仕事に就いたり、アークの社員になったり、そのまま教員になったり、ぐらいは出てますけど・・・
やる気がある生徒は2年の闘劇が終わってから進路考えて、残りの時間全てをつぎこんで頑張って何かになってるのでは。


>全校生徒は約何人くらいなのか。また学年についても。
全校生徒はどのくらいなんでしょうね・・・AからZ組まであったら相当行きますが。
というか、学校の全容事態謎だらけなので、誰もなんとも言えないような。

学年はとりあえず2年までで統制とれてません?



・・・とまぁ、ここまで勝手に私的ギル校観を書かせてもらいましたが

結論:好 き に し て − !!川;´∀)

177名無しさん@2周年半:2006/08/19(土) 17:10:50 ID:vlkVol0I
とりあえず各作者によって細かい設定は違うものもあるからその辺は>>795氏の言うと通り好きにしていいかと
でも、自由にしていいのと駄目なの(寮の有無など)はあるはずで、
その辺は明確にしてもいいというか、あったほうがわかりやすい。
というわけで、密かに>>175氏に期待して、そういうのは決めてもいいんじゃね?

といっても、これまでで結構設定は出揃ってる感があるような・・・
>寮
どの作者かはわからないけど、確か入学手続きみたいなのであったと思う
規模はワカラネ
>一般の大会
どの作者かはわから(ry、確か基本的に出場は禁止だった希ガス。でも結局自由
>筐体
>保健室に置いてあるくらい
これ俺が昔書いたネタだけど、覚えてくれている人がいてくれて素直に嬉しい。
俺はトイレにもあると思ってるw
>授業
これは明確に決まってないというか、誰も真面目に授業を受けてないようなw
「その日の授業はあまり耳に入らなかった」とかの表現が多くて決まってない。

後、バイトは学校に給料の1割か2割を上納することでできるとかいう設定も
あったようなきがする。

こんなところしか思い出せないから、誰か補完よろ。長文失礼

178名無しさん@2周年半:2006/08/20(日) 04:05:01 ID:Oqk9ROwc
さぁ、ここギル高スレで1番人気の試合でも決めないか?
俺は聖様vs郁瀬だな、松瀬vs三綾のフォモ同キャラも捨てがたいが。

179名無しさん@2周年半:2006/08/20(日) 11:40:02 ID:1p0nwgO6
松瀬VS三綾の試合は梅使いの俺をフォモ使いにさせた。

180名無しさん@2周年半:2006/08/20(日) 15:52:47 ID:wnUI54M6
空気読まずに書き込みますよ
読み切りかな?、書いてみたいな、と思ったんでw





某日、ギル高の文化祭・・・
昇降口を少し進んだ所にある総合案内所。そこに(奇抜な格好の)一組の男女がたたずんでいた。
彼らのこれからの仕事は、『学校案内』である。
男「誰も来ないッスねぇwwwww」
女「誰も来ないにゃあ〜w」
男「このコスプレがいけないんじゃないッスか?wwww」
女「しょうがないじゃん。これ着とかないとコスプレ大会に間に合わないZE!
  ・・・ををッ!だれか来たみたいよ〜。うむ、あれは確実に中学生。『学校見学』に来たに違いないッ!
  時間的にもあの子で最後なんだぜ!挨拶に行ってきて〜」

見ると確かに一人中学校の制服を着た人が立っていた。
すこし視界に入る痛々しい二人に怖じ気づいているようだ。

男「ようこそSammy社立(ryへ。きみは学校見学を御希望かな?」
 「はい・・そうですけど・・・」
男「それなら良かった。まず自己紹介をしておこう。おr・・ゲフンゲフン
  私の名前は蓮羅 王(はすら わん)。・・・この髪の毛は地毛だからな。」 

身長は175センチほど、少しやせているくらいだ。長く伸びた・・・白い髪を前に垂らして
今日だけであろう『模様』を入れている。そう、彼はヴェノムのコスプレをしている。
やはり、顔はよくわからない・・・

王「私が今回学校案内を担当させていただく。後もう一人いるはずなんだけど・・・」
女「呼ばれて?」
王「飛び出て!!11!・・・ハイハイ、紹介します、こちらh「邪魔立てをするなあッー!」

メメタァ

女「はい、紹介します。ワタシは、佐藤 一二三(さとう ひふみ)って言います。ざとーにーさんって覚えてクダサイ!!
 ちなみに髪の毛金色は今日だけなんでw」
こちらは身長160センチほどスラッとした体を黒いタイツで包み、
期間限定金パは眼帯に模したヘアバンドでとめている。
ザトーのコスプレをしている。

181つづき:2006/08/20(日) 16:54:13 ID:wnUI54M6
佐「さぁ、出発しようかにゃん!1!!」
王「ちょっと待て。わかったからテンション高くなるとセンチネルぶっぱするのはやめてくれ・・・
 あ、すまない。君の名前を伺っておこうか。後使用キャラも・・・一応。」
 「名前は、二頭のb・・・二頭(にがしら)っていいます1!!使用キャラはヴェノムです。ヘタレだけど・・・」

王「わかった、ヨロシクな。それではしゅっp」

そこで意識は途切れた・・・。

数分後。

王「イタタタ・・・体中が痛いが何が起こった?」
佐「うんとねぇ、まずきれーな髪の長いおねーさんから一発パイルカウンタッ食らって
 ムネのサイズが・・・圧倒的小宇宙の女の子に上段ミストループ>ステジャックループ食らった後
 メイコスが超似合ってた人に邪魔だよ〜んされたあと、無駄にアルミロッカー抱えた女の子に
 ダウン追い打ち断罪されそうになったのを止めたのよ、この子が。」

二「ガクガクブルブル」
王「うはwwwwwwwwwwおまwwwwwwとめろよwwwww」
佐「ちなみにものすごい勘違いだったそうよ。すごい殺気だったからきっとリアルでオメガルガールくらい強いわねwwww
  あ、ギル高に超人は極一部しか居ないから気にしないでwww」
二「ガクガクブルブル」

王「まぁ・・・シショリそうだけど出発しよう。まずは食堂だ。」

夕方のギル高はまだまだ残暑に見舞われているが、それでも夕涼みと言った気候である。
一日の終わりを憂うカップルやまだまだ筐体の前でアツい一日を過ごしている野郎共。
そんな光景を見ていると、やはりギルティも一つの『手段』なのかなと思う。

王「さぁココが食堂だ。・・・やはり今日はもう注文は受け付けていないな・・・。
  おっ?まだ駄菓子とかは売っているじゃあないか。校長権限でいくらかは無料で配布できるから
  食ってみるといい。 このインヴァイトヘルなんかまずは手頃じゃあないか?」
二「あ、ハイ。いただきます・・・・   あ、チョコ味w。」
佐「あたしはソーダ味、まぁ当たりだったかな?青キャンだっけ?wwwうぇっw」
王「・・・・・くそみそ味・・・・・」

シーン
二「(ヤバイww間が持たないwww)あ、あれなんですか?『何が出るかな?』?」
佐「良いとこ目つけてるにゃあ〜。あれは自販機だよ。まぁ押してミソ〜w」

ガタンッ
二「・・・乾電池」 ガタンッ「キットカット・・・」 ガタンッ「ぐろーいんぐふらわー・・・?」
 「一体何なんですか?これらは・・・?」
佐「ま、こんなもんよっ〜。花札が一枚出てきたときはテンパったけどね〜w」

ガタンッ
王「食堂のおばちゃん(チップ使い)ブロマイドッッッ!!!
  こ、これは・・・おばちゃんの赤裸々な日常が語られているッ!そして何より・・・」

   精神的グロ画像満載・・・っ!!!


王「最近変なんだよなぁ・・・。いきなり髪は真っ白になるし、今日も即死コンボ食らうし、
  ヴェノムにカーソル合わせたはずなのに、ザッパ使ってるなんてことがたくさん。
  そしてグロ画像。俺大丈夫かなぁ・・・。」

二&佐 (憑いてるッ・・・!) 

続く・・・・?

182名無しさん@2周年半:2006/08/20(日) 16:57:44 ID:wnUI54M6
コテつけるほどでもない一発屋ですがまだ続きます。

670氏、キャラ勝手にお借りしましたw
もしかしたらわかんないかもしれないですけどwそれくらい生かせてないですw

駄目だ・・・うまく書けねぇOrz

18320:2006/08/21(月) 13:28:40 ID:3KcsuUlY
( <◎>)フォォォ!
いつか一発ネタにしようと思っていたザトーニーサンを使われるとは…!

テラGJ!

184名無しさん@2周年半:2006/08/21(月) 17:16:17 ID:1RaJFjyA
静岡最強の口プレイゲーセンは沼ミラ、これはガチw
ネタの宝庫だお〜w

185名無しさん@2周年半:2006/08/21(月) 17:17:13 ID:bbnDwxHA
かくとこ間違えたお…

186670:2006/08/22(火) 02:03:43 ID:h5BdAgUg
>>読み切り氏
うは、出てるwww
十分活かせてると思いますけど…

>>184
確かに沼ミラは激しいけどね…ι
…って、こんなこと書いたら俺が静岡勢ってバレるではないk

187名無しさん@2周年半:2006/08/22(火) 12:03:33 ID:lzzp31Gg
>>670氏@オッパ〇
ハッキリ言って誰か検討ついたw静岡でメイ使いの時点でwむしろ高確率で知り合いな件についてww
続き期待してますわ〜☆
大会も期待してますわ〜☆

188670:2006/08/22(火) 22:41:08 ID:QRxXrIrY
>>187
ぇ…人違いでは…?ι
ここ最近はPカラージョニーとSTカラーミリアしか使ってないような…?

続きはもうちょいしたら書く予定でs(ry

189154:2006/08/23(水) 00:26:54 ID:dg7xk7Ow
「いやぁ〜ゴメンゴメン」
ゲーセンからの帰り、俺と咲夜と、、、さっきの強い姉ちゃんもなぜか一緒に、池田屋にいた。
「正真正銘ほんっとの初心者だったんだね〜、少しは出来るのかと思ってついつい頑張っちゃったよw」
ついついで普通3ラウンド全部あんなことをするのだろうか?
「いやー、凄かったですよ。始めてやった俺には何がなんだかw」
咲夜はもう打ち解けたらしく、会話を弾ませている。
一方の俺は、、、、、
「私も実際はそんなに強くないんだよ〜。いつもは普通に負け越しちゃうし」
「アレだけ強いのに勝てないなんて、なぁ聖?」
「、、、、、、、、。 んぁ?」
なんて、間抜けな声しか出てこない。
「、、、、こっちの子はどうしちゃったのかな?」
「さぁ?あ、もしかして緊張してるのか?w」
「、、、、、、、、、、、、んぁ」
「ダメだこりゃ、、、無いものと考えてください」
そりゃ緊張だってする、こんなに綺麗な人が目の前にいるのだ。
あぁーランサーカッコイイな、アーチャーより好きだわ。
原作はやったけどアニメ版カッコ良過ぎ、あ、死んだ。
このように作者の電波も受信してしまう。


「ま、それはそうと。君達なんでこんな時期にゲーセン?受験生なんでしょ?」
真面目そうなこの子達があんなところにいる意味が知りたかった。
「いやぁ、必要なんですよ、ギルティが」
「?新しい勉強方法とか?」
全く分からない、今までやってて とかなら分かるけど、、、、
「いや、受験科目に、、、、ギルティ専門高等学校に行くための」
!!
「まさか、、、、あそこに?今日ゲーセンで100円しか使わなかったあなた達が?無理よ、確立は限りなく0に近いわよ」
「無茶だと分かっています。でも、少しでも確率があるのなら」
「無理よ、、、」
私は冷たく言い放った。
行っても間違いなく落ちる、、、、それは私が一番良く知っている。
だって、、、、
「去年、私落ちてるもの。あそこ」

190154:2006/08/23(水) 00:29:07 ID:dg7xk7Ow
スミマセン、志貫ラジ聞いてて笑いすぎてこれ以上書けません orz
更新遅い+短くてホント申し訳ない、、、

191名無しさん@2周年半:2006/08/23(水) 15:35:01 ID:PwRwuXHo
GJ、だが、Fateはアーチャーの方がかっこいい

192名無しさん@2周年半:2006/08/23(水) 20:58:27 ID:hpFSboTk
俺はランサーのが好きだ。

193名無しさん@2周年半:2006/08/23(水) 23:16:10 ID:GeYQjTQI
>>154氏のSSの方が面白い

194名無しさん@2周年半:2006/08/24(木) 14:10:30 ID:WevotKI2
おれはおまえらのほうが好きだ

195名無しさん@2周年半:2006/08/24(木) 20:58:32 ID:NyPBxaqQ
俺はお前が好きだよ

196名無しさん@2周年半:2006/08/25(金) 11:48:45 ID:RUIGNdFQ
だが無情にも新作のロケテは始まる

197名無しさん@2周年半:2006/08/25(金) 17:12:37 ID:dvMtyrzo
せっかく今回の全員慣れてきたってのに・・・
書けねぇじゃねえか

198名無しさん@2周年半:2006/08/25(金) 21:14:01 ID:.Kjrr/1.
やばいな、64氏はまだ青リロだからな。スラッシュは無しかな?
いや、確かどっかのチーム名で「スラッシュやらせろ」ってのが居た気がしてきたw

199名無しさん@2周年半:2006/08/25(金) 21:50:02 ID:iCeIQY7M
時間軸ずれても問題ない。64氏にはこのままでやってほしー

200名無しさん@2周年半:2006/08/28(月) 00:09:21 ID:tECEWxI6
職人の皆様GJ!!!
最近止まってるようですが、いつも楽しみにしています。
ソルの未来に乾杯。泣かせるぜ・・・・

201名無しさん@2周年半:2006/08/28(月) 13:12:16 ID:L518Lqdg
>>670
あなたの中身が静岡最強の〇〇使い〇〇〇氏だったとはwwワロタ
浜松の人だと思ってた…レベルが150だったらまさしちゃんチームに…
はさておき(地元掲示板でやれって?)更新期待しますよ。
職人方更新期待age

202名無しさん@2周年半:2006/08/29(火) 20:56:12 ID:UsYcKe5E
スラシュはじめかけてるのに新作とかOTL
くそう、稼動までの僅かな間だが負けないッッ!!

203921:2006/08/29(火) 23:00:50 ID:783OFmMU
さぁ、忘れた頃に現れる921です。
忘れた人は始めまして、覚えてた人はありがとう。

前スレ>>965からです



「喜来神さん」「はい、少しネガティブです」「?」

機械的に朝の点呼に答えながら髭の対策を考える。
遠Sからの低空ダッシュは空投げを狙うしかないのか・・・しかし6HSが・・・・
カーカスが2HSで潰されるから読まれないように・・・・被起き攻めはファジーしならが裏周りに・・・・

「おーい、神」

誰だキャラ対策中に声をかけるやつは、まぁ、見た目で考えてることが分かったら怖いが
だが俺は話しかけた相手を見なくても相手が分かる、なぜならこのクラスで俺に話しかける奴は一人しか居ないからだ!!

「なんだ、髭使い。そして何故俺にはかわゆい友達ができぬのだ!?ヴェノム使いだからか!?そうなのか!?」
「っ!?、何を言ってるんだ、つかお前チームは組めたのか?」
「はぃ?なぜチームを?」
「はぁ・・・」

むっ、思いっきり馬鹿にされた気がするがここは俺が悪いようだし気にしないでおこう

「だから次の時間の3on3のチームメイトだよ」
「・・・?3on3、昨日実力テストやったのにか?」
「いや、生徒の自主性に任せるとか先生が言ってたら何時の間にか3on3の流れにな、どうせ聞いてなかったんだろ。」
「まぁな、で、お前はチーム組めたのか?」
「まだだからお前と組もうと思ってな」
「はっ!貴様無勢が俺とだと?片腹痛いわ!で、後一人は決まったのかしら?」
「流行のツンデレってやつか、だがそれは違うと思うぞ。まぁ、後一人は余ってる人を探せばいいんじゃないか?」

余ってるか、ちょいと教室を見回してみるがあまりはいなそうだな・・・

「居ないっぽいぞ、どうする?」
「いや、このクラス33人だから余りはいないはずだぞ」

じゃあ、どこかに一人金髪ツンデレロリのカイ使いが俺を待っているはず・・・
その時、後ろから声がかかった。

「あのぉ、一人開いてますか?」

キタ!口調からしてツンデレではないが、おしとやかな美女に違いない!
・・・だが、そこに居たのは典型的な腐女子って感じの奴だった。
はっ、3次元に萌えを求める自体間違ってるんだよ!

「えぇ、開いてますよ。」
「よかったぁ、それじゃぁチーム組んでくれませんか?」
「いいですよ」

選択肢なんてないんだよバーカ(´・ω・`)
まぁいい、3on3で活躍すればきっと俺にも・・・

204921:2006/08/29(火) 23:02:24 ID:783OFmMU
全11チームか、3回勝てば優勝か。
さて、一回戦の対戦相手は、っと

【スタンハメ^^ クラスメイトA(KY)/クラスメイトB(KY)/クラスメイトC(RO)】

・・・なんだこのチームは。ネタか?まじなのか?
まぁいい、強キャラ使えば勝てるって訳じゃ無いこと3人に教えてやるまで。


1戦目 腐女子(KY) VS クラスメイトA(KY)

『スタンエッジ!スタンエッジ!見えてますよ!スタンエッジ!』
『見切った!見切った!ズザァ!見えてますよ!』

結果:腐女子負け
さぁ、ついに俺の出番だ!

『デュエルワン! レッツロック!』

開幕、俺の選んだ行動は様子見、対するクラ(ryAは。

『失礼っ!聖騎士団奥義!!』

ちっ、開幕ダッシュ投げかよ、元気なカイ使いだ・・・

『ハッ 見切った ハッハッピシ』

更に近S>6HSから小技で固めを続け・・・

『スタンエッジ!スタンエッジ!スタンエッジ!』

くそ、画面端かよ。スタンハメは直ガからHJで逃げて・・・

『いきますよ〜』
『くはぁ!』
『ハッ てりゃ ヴェイパースラスト! ピシ ハッ ヴェイパースラスト!』

奇襲のDを見事に食らい、GBも溜まっていたので5割が消し飛ぶ。
そして、チャージ青からの2択を迫られる。

『バシュゥー ハッ 』

見えてますよ!!

『見えてますよ!』

JS>JHS>着地セバーを見事に喰らってしまう。
やばい、残り体力は2割って所か・・・次の起き攻めを喰らったら終わる!
敵の起き攻めは・・・

『スタンエッジ!スタンエッジ!スタンエッジ!』

・・・ふ、ふざけやがって!余裕か、起き攻めする必要もないってか!!
やろぉ・・・だが、焦るな、状況は最悪だ。直ガして逃げるんだ。

『キィン ピョン』
『ハッハッハッハッ』

くっ!JK>JPの連打で地上に戻されるだと!!
読まれてたってのかよ!くそっ!

『失礼!ロマンティク ハッテヤ 見えてますよ!』
『ザトー様!!』
『スタンエッジ!よくがんばりましたね!』
『パーフェクト!』

205921:2006/08/29(火) 23:08:27 ID:783OFmMU
つまんなかったらごめんね。
このスレが過疎ってるのを見て書かなくては!って思ったからさw

ちなみに、キャラ名なんて思いつかないので適当に誤魔化します!
過疎をどうにかしたいくせに恥ずかしいからageません!

206名無しさん@2周年半:2006/08/29(火) 23:50:58 ID:V51i/N12
いやいやGJですよ

207795:2006/08/30(水) 14:30:03 ID:wpW/Omwg
前回は>>174のあたりです。


相変わらずテンション高い断帝歩のお話。


カラカラカラ・・・・・・

オゥアーオゥアーオゥアーオゥアーヴォルカニックバイパー!

・・・カシャン

教師が見事にチャイムと同時に入ってきた。すご、ホントにぴったり。

「あら、ここは皆さん既に席に着いていますねぇ。」
あらあらあら、と何だか嬉しそうに言いながら教壇につく。うわ、お下げのメガネって初めてみた。
「いつもは、ほらほらみんな授業ですよ〜〜、って手を叩いてから始めるんですけど、必要ないみたいです♪」
ゆっくり、てこてこと教室内を歩き回り始めた。
「みんなお利口さんで嬉しいですよ〜。えらい、えらい♪」
・・・この先生、天然・・・?・・・・・・多分、クラスの大半があたしと同じ事考えてるよね・・・(汗
「さぁさ、起きてくださいな?」
今日最後の授業です、もうひとふんばり!・・・そう言いながら、突っ伏していた男子の肩をたたいた。
そうやって声をかけながら教室を一周し、教壇に戻る。

とん、と出席簿を整える音が響いた。

「こんにちは。【心理】の授業を担当する、灼 地鞘(しゃく ちさや)です。
 灼先生でも、地鞘先生でも、好きなように呼んでください♪
 あ、でも、ちさやんは駄目です。
 えー、私の使用キャラはソルですから、ソルのことで質問があれば気軽に声をかけてね♪」

指をぴっと一本たて、にこりとしながら言うと、生徒がざわついた・・・・・・主に男子が。
うおー俺もソル使おうかなぁー!なんて馬鹿なこと言ってる奴もいるな・・・(汗


「さてさて、それではまぁ皆さんのことを早く知りたいですし、早速対戦して下さい♪
 ・・・と、言いたいところなのですが。きっと皆さんお疲れで、あまりのびのびとできないかもしれません。
 疲れていると、対戦も楽しくなくなってしまいますし、なのでこの時間は・・・・・・こういうことにします。」


こちらに顔を向けたまま、何気なく後ろへ手をやり黒板も見ずに文字を連ねていく。
こんこん、こっ、と音が止んだと同時に「ねっ♪」と小首を傾げる。男子がさわg(略

黒板には、こうかかれている。







歩「いきなり!?」
それでいいんですかせんせぇっとか思っても口に出さないあたしはチッキンかなぁ(汗
っていうか皆おもいっきり喜んじゃってるし今更取り下げるわけにもいかないよ!?
水「あははは、おおらかな先生ですねー。」
歩「・・・おおらかとかそんな次元じゃない気がする(汗」
っていうか、にこにこしながら言う辺り、本気で「良いことをした」って思ってそう・・・うぅむ。
瞬「・・・・・・(こくり」
なんとなく瞬さんに目線を送ると、頷いてくれた。・・・え、通じたの?
瞬「・・・・・・寝てもいいのか、聞いてくる。」
そういうと、がたりと席を立とうとする瞬さん。
歩「Σいやいやいやそんなこと思ってないないない!」
っていうか瞬さんが寝たいだけじゃん!?

208795:2006/08/30(水) 14:30:53 ID:wpW/Omwg
「えーっとーーーですね、皆さんにひとつだけお願いがありま〜〜す!」

ざわゎ・・・・と、刹那、喧騒が途切れた。

「お手洗いとか、保健室とかに行くのは構わないんですけど、教室からは出ないで下さいね?
 それだけ守ってくれたら、対戦しようと、雑談しようと、お昼寝しようと、お咎めはありません♪
 あははは・・・皆、疲れてるんですねぇ、早速おねむな子もいるみたいで・・・ふふ。
 えー、と、あとは・・・そうですね。私はとりあえず、そこの台を占領していますので
 であーでびるしたい方はいつでもどうぞ♪もちろん、見ててくれても、お話してくれても大丈夫です。
 それではどうぞ、自習を始めてくださー−い。」



歩「・・・・・・と、いうわけで暇になりました。」
水「なりましたねぇー。」
歩「なっちゃいました。」
瞬「・・・ん。」
あたし。
にこにこ。
泡沫水さん。
にこにこ。
瞬さん。
・・・えっと、にこにこ?



・・・にこにこ。


歩「っっっだぁー!!!どうにもならない!!」
いきなり教室内でやること探せって言われても先生が居るし何と儚いフリーダムか!

歩「あたし適当に野菜夕飯してくるッッ!!」
水「あ、いってらっしゃいです。」
歩「おうよっ!」



のし!のし!のし!のし!と歩さんは行ってしまった。
あれではまるで親父みたいだ。
それも、ダンディーなんかとはほど遠い、地震雷火事の後に続けられてしまいそうな感じの。
・・・歩さんらしいけど。くすくす


瞬「・・・。」


瞬さんは、相変わらずだ。
どこを見ているのか・・・私と目があってるような、どこか遠くを見ているような、曖昧な目線。
セミロングの、他の髪に対して見れば長すぎる前髪で鼻のすぐ上までが隠れている、そのせいもあるけれど。
感じられる雰囲気がなんだか柔らかくて掴み所が無い。
なんとなく、歩さんの居る筐体を見ているような気もしたけれど、それ以上瞳を追うのに耐えられず目を逸らした。
・・・寝てしまおう。あまり対戦する気分じゃないし・・・・・・そう思って、机に突っ伏す。



瞬「・・・行ってくる。」
水「・・・ふぇ?」

どこへ、と尋ねる暇はなかった。・・・・・・まぁ、気にしないでも、大丈夫だろう・・・・・・そう判断して、再び眠る。

209795:2006/08/30(水) 14:31:54 ID:wpW/Omwg



ガンフrバンデーーットブリンガーガンフrバンデーッS L A―――S H !!
ヌオオオウ――――!!


歩「っだぁ!!ぜんぜん駄目だぁー!!」
なんかもうなんにもできなくて封殺されっちまいましたよおっかさーん!!
歩「あーもぉーどぉ〜してこんなに差がつくかなぁ。ほっとんど捕まえてないよーぅ・・・。」


台の向こうから、今戦った生徒の声が聞こえてきた。
うんうん、元気なのはいいことですねー。
何だかうんうん唸っているみたいですし、少しお話してみましょう。
少ぉし緊張しすぎて、あまり実力が出せてないようですし、ね。
手が覚えてることしかできてないというか、バックステップから遅めにKマッパとか
立ちKから空中ダッシュとか、癖がはっきりしてしまっているというか・・・。
少しタイミングズラしたガンフレで燃えちゃったりも、ね。
ところどころに・・・そう、例えばSヴォルカの反撃とかに、対策できてるような動きは見せてくれるから
リラックスすればちゃんとできるはず。きっと。


むん、と一声出すと教師は席を立ち、筐体の向こうへ歩き出した。

「今戦ったスレイヤーさーn「今はもう戦っちゃ駄目だよ。断帝さん。」」

歩「んぉ?あれ、瞬さん・・・あや、見てた?」
瞬「・・・ん。」

こくり、と瞬さん。
うがああ・・・見事にボロボロな動きを目撃されたっっ!恥ずかしいっていうかいっそ墓穴掘って埋まりたい!!
お初にお目にかかったわけじゃないけどもうこれで最後だって言って消えたい!

歩「いやぁはははは・・・だぁーめだねぇ、ぜんっぜんレベルが違うみたい・・・。」
瞬「違う。そんなんじゃない。」
歩「・・・へ?だって、今、戦っちゃ駄目だって・・・。」
瞬「力量とか、技術とかじゃなくて、気持ちの問題。」
歩「き、気持ち・・・?」
瞬「・・・ん。例えば、今の断帝さんじゃ、グリードセバーにすら・・・立てない。」
歩「Σえぇ!?そんなっ!」
瞬「・・・ともかく、何か、落ち着かないとだめ。そのままじゃ、戦っても・・・何も得られない。」
歩「そ、そっかなぁ・・・・・・・・・うーん・・・??」
瞬「それでも、戦うっていうなら・・・。」
歩「・・・言う、なら?」
瞬「空中ダッシュとか、Kマッパハンチを出すところで、垂直ジャンプとか・・・」
歩「Σぐ、具体的だわね?」
瞬「・・・様子を見る、ってことを増やしてみて。そうしたら変わる・・・かも。」
歩「様子見・・・ね、わかったよ。うん・・・・・・それくらいなら、すぐできるもんね!」

ふむふむ、と頷くと断帝は静かに席について乱入した。



教師(・・・えっと、出番・・・無くなっちゃった。まぁ、ともかく、お手並み再度拝見といきましょー)

210795:2006/08/30(水) 14:34:26 ID:wpW/Omwg


Slayer――――
   VS
―――――Sol=BadGuy



・・・引退したんじゃねェのか?

流石に暇になってね。

Heaven
Or 
Hell

―――――――――――Let's Lock!!


ハッ!という掛け声と共にソルが2Sを置いている。
対してスレはバックステップ。

教(・・・あ、ガンフレ待ってる・・・かな。さっきはそんなこと一度もしてこなかったけど)
 (・・・やってみよう)

ソルは垂直にジャンプ。昇りにJPをヒュンヒュンと振り、そのまま着地した。
一方スレイヤーは前後にステップを繰り返し、マッパフェイントも織り交ぜ位置をめまぐるしく変える。

ガンフレーィ!!バシュゥッ――ドゴンッ!!

カウンターでソルがバウンド、髭のJHSで高く高く打ち上げられた。

ンゥーッ!シュッ・・・

教(うん、今ならきっとやってくれるはず・・・)

・・・調ッ子に乗りやがっバシッバシッ

歩(・・・ふぅ、なんとか見てからできた・・・ね。おっけおっけー、調子出てきたよー)

そのままJKから二段JしてJS1>JHSと当ててそのまま落下していく。

教(ふっとるーす入れないのか、んっと・・・受け身狙いかな?このままダウンしよう)

ベシッ マッパハンチ!

ダウン追い討ち2KからノーキャンセルでPマッパフェイント、髭のK先端よりもやや遠い中距離。

教(さらにKマッパフェイントから投げ?それともDステかな・・・)

歩(こういうこと、だよね?きっと)

すっ、とスレイヤーが優雅に垂直に飛んだ。
降り際、空中ダッシュを狩ろうとソルが昇りで前JPを連打、捕まえてないのを確認してバックジャンプ、JHSで降りていく。
しかしスレイヤーは既に着地、ダッシュを繰り返し、ちょうど着地をめくる形になった。

――余所見はいかんよ? ベシッ


教(あらら・・・意外です。随分と落ち着いてるじゃないですか)
 (でも、起き攻めまで意識が行くかなぁ・・・リバサ、怖がってたし、固まってそうなら走って投げよう・・・)

ひうん、ひうん、ひうん・・・

教(って、アレ!?起き攻め放棄なの!?っと、待ちなさい!)

タッタッタッタッオウリy攻め手にまわるか!ウォアッマッパハンッ!――

歩(まだ早い、まだ早いよ、もうちょっと歩いて・・・それっ!)

――バシゥッ ンーッ!

教(JHSの詐欺飛びね・・・大丈夫、ひとまず3択はファジーで防げる・・・レバーを1、4、7とちゃんと入れれば)
教(JHSはガードした。すぐ1へ入れて)
歩(ボルカ怖いしとりあえず連ガの近S!)
教(4へいれて・・・)
歩(相手強気だから割り込みヴォルカ来るよ!!ガード仕込んで6P青だ!!)
教(7へ・・・うあ!?ジャンプが6Pにひっかかった!?)
歩(あれ当たってる!?く、追撃!無理だ!)
教(くぅ、読まれて・・・もう端・・・!!・・・でも遠いわ追撃できなそう、受け身!)
歩(あれ、あう、どうしよ受け身即VVしてきそう!?くっ、このっ!!)
教(あぁ!?壁バウンドしちゃって受け身の慣性が弱ッ着地しt(でっどぉ!おん!たぁぁ〜〜〜いむ!!!!)ああああああ光ってるー!?)


本物パンチ!!ロマーンティッkバシバシバシウオオオオ―――――――

――――――――――――― S L A S H !!


道草をくったがなかなか楽しめたよ。


You Win !!



PERFECT!!

211795:2006/08/30(水) 14:35:46 ID:wpW/Omwg


歩「やったやった――っしゃぁ!!勝てたよっ!!でぃーおーてぃー青キャンもできたし!!」
瞬「Σ・・・・・・」
あはははは嬉しくて思わず飛びついてるけど瞬さん逃げないねっ!嬉しいっ!!

歩「瞬さんのおかげだよっありがと〜〜〜!!生まれる前から愛してましたぁぁ!」
瞬「・・・っ。」
おぅ、ちょっと頬が赤くなってる。クールかと思いきや意外に照れ屋?

瞬「・・・ん。」
んっと、これは、微笑んでる・・・よね。ってぉぉお!?瞬さんのほうから抱きしめてくれてる!!!

歩「あははははは!いえぇ〜〜〜ぃやっほ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜ぉおおおお!!」
瞬「ΣΣΣ!?」
それそれそれそれぐーるっぐるまわぁーる!!ぐーるぐるまわーるぅ!!
メイとエイプリルじゃないけど回ってるよ!!手を握りしめて回っちゃうほど嬉しいよあたし!!
何気に瞬さん回ってくれてるよっていうか早い!やばい!このままだと浮くっていうかうぉぉぉあたし回されてるぅぅぅ!?
ひあああああジァァァッァァイアンとスイングだぁああぁあぁあぁぁぁあはははははははは!!!!




歩「〜〜〜うぉぉぁぁ・・・・・。回りすぎデス・・・ばたんきゅう」
瞬「・・・ごめん。調子に乗りすぎた」
と、まぁ、謝ってくれてるし、というか回り始めたのあたしだし
何時の間にか背後から優しく抱きとめてくれてるので思い切り甘えてみたり。

歩「うぅん、瞬さんがぁ・・・悪ひなんて、思ってなぁぁ・・・・・ぉぉあぁ・・・世界が回ってる・・・絶叫マシーン地球号・・・」
瞬「・・・・・・・・・(撫で撫で」
よし。頭なぜつつスルーしてくれてるので滑ったことは忘れよう。うむ、世はこともなし。どんまい自分。
歩「あぅぅぅ・・・・・・ともか、く・・・アドバイス、ありがとうね・・・。おかげで、先生のソルやっつけた」
瞬「・・・ん。どういたしまして・・・っていうのも変かも。頑張ったのは、断帝さんだから・・・」
歩「へへ、ありがとー。でも、瞬さんの一言が効いたのもホントだよ?」
瞬「・・・(ぽりぽり」
歩「・・・ふふ。」
瞬「・・・んー。」
なにやら照れてるのか頬をかいた瞬さんと見つめ合う。いや相変わらず目は見えてないけどさ。
おぉ?いかんなにやらドキドキしてきた。
こいつぁあたしの中の妙な心の扉が開きそうな展「いっ、いい加減に失礼しますよお二人さんっ!?」

歩・瞬「Σっ」
教「えーと、あんまり嬉しそうにはしゃいでるから待ってました。
  でもあの・・・そろそろ、授業の終わりも近いので、お話させてくださいな」
歩「は、はいっ、どど、どーぞお願いしますっ」
ひぃぃぃぃまたも恥ずかしぃぃぃっていうか気がつけばめちゃめちゃ皆に見られてませんか!?
あぁもう誰か穴掘っといてぇぇぇ!

212795:2006/08/30(水) 14:36:06 ID:wpW/Omwg

教「こほん。えーと、今・・・・・さっき、スレイヤーを使ってたのは・・・当然、回ってた貴方ですね。」
歩「Σぐは!?え、えぇ、私です。だ、断帝 歩と申しましますです灼先生!」
教「1度目と2度目の変化が素晴らしかったですよ。しっかり緊張が解けてましたね〜」
歩「あ、あはは、ありがとうございますっ。いえあの、まぐれですよあはははは・・・」
教「いえ、最後の方なんて、完全に私の読み負けでした・・・FRCからきっちりコンボもいれて、ちょうど倒されましたし
  仮にも教師の私からパーフェクト勝ちを奪うなんて、なかなかできることではありません。胸を張ってくださいな♪」
歩「Σはっ、はい。光栄です!!(敬礼」
教「うんうん、素直でよろしい♪・・・・・・それと、助言をした貴方。」
瞬「・・・瞬 間移です。」
教「的確な助言でしたね。あなた自身の経験もそうですけど、それより何より誉めたいところがあります。
  他人の対戦をよく見て、分析して吸収する。瞬さんのそういった観察力はかなり高いですよ。」
瞬「いえ、そんな・・・。」 
教「よければ、これからもクラスの人の戦いを見て、助言をして差し上げてください♪
  そして皆さん。皆さんも、真摯に他人の戦いに見入る、瞬さんの姿勢を見習っていきましょう」
ぐるりと周囲を見回しながら、灼先生は言った。
誰からともなく、皆うんうんと頷いている。
教「さて、それでは私のお話はこれでおしまいです。・・・そろそろ」

オゥアーオゥアーオゥアーオゥアーヴォルカニックヴァイパー!御託ハッイラネェー!!!!

教「・・・うん。これにてー!【心理】の授業をーっ終わりまぁーーーす!解っっ散ッッ!!」
クラスが一気にざわつき始めた。対戦を続ける生徒もいるが、大半はすぐに切り上げて席へ戻り、帰り支度を始める。
教「来週は、も〜う少し真面目な授業をやりまーす。皆さんちゃんと、体調を整えておいてくださいねぇー♪」
はぁーい♪と、男子と一部女子のノリのいい返事が響くのを確認し、灼 地鞘は教室を出て行った。



歩「・・・ぷはぁ。いやー、とんでもなく緊張したよ・・・疲れた・・・・・・。」
瞬「だろうね・・・ふふ、誰から見ても堅くなってるのがわかるくらいだった。」
歩「Σうあーん!!しょうがないじゃなーい!!あんなに囲まれてたんだもんっ(泣」
瞬「まぁまぁ、落ち着いて。戦いぶりはよかったんだから、取り乱さない。」
歩「・・・うーい。まぁ、きっとこのことは都合よく美化されてあたしの脳ミソに書き込まれることでしょう。うむ。」
瞬「・・・ん。(くすっ」
歩「・・・・・・・・・Σあ、泡沫水さんってばまだ寝てる!?」
瞬「起こそうか・・・もう帰りだし」
歩「起こそ起こそ、っていうか一時間まるまる寝ちゃったのかこの娘。よく寝るぅ」


歩「(ゆさゆさ)ほれほれ、もう帰る時間だよーい、みーなわーみさーん」
水「・・・・・・んぅ?・・・ぅぁ、はい、りょーかいです・・・・・・むぐぅ」
かなりぼんやりしてる様子の泡沫水さん。まぁ、でも、起きたみたい。
ゴキゴキゴキとか妙な音が聞こえた気がするけど、気のせい気のせいまぐれてしまった気のせいだきっと。

瞬「・・・。」
・・・?
瞬さん、顎に手をあてて何か考え事してる・・・。

歩「あれ、どうかしたの?」
瞬「・・・ん、思い出してた。さっきの戦い・・・。」
歩「・・・戦いって、あたしと灼先生の?」
瞬「うん。倒すため、以外にも・・・戦い方ってあるんだな・・・って思って。」
歩「ふーん?よく、わかんないけど・・・まぁ、印象に残ってくれたみたいだから、いいかな。」
瞬「・・・ん。」




――――あゆみ日記。
勝手に読んだら我延髄突き割る!!


・・・強くなるぞ!!

213795:2006/08/30(水) 14:46:46 ID:wpW/Omwg
>>180
私がいうことじゃないですけど、テンション高いw
アルミロッカー断罪は死ぬwwwwwww

>>20
いつのまにかフォモになりましたか!?

>>154
  _  ∩
( ゚∀゚)彡 姉ちゃん!姉ちゃん!
 ⊂彡


>>921
神開き直りすぎw
3次元に萌え求めちゃ駄目ですかww
そしてその心意気やよし!!

214名無しさん@2周年半:2006/08/31(木) 00:18:40 ID:.P/XVqgs
795氏GJ!
つーか過疎しすぎw age

215名無しさん@2周年半:2006/08/31(木) 03:44:49 ID:j6UOpMFc
――――あー外は暑いけど、ここは涼しいなぁ〜。

世間は夏休み。


それはギル校生にも同じこと。
生徒は各々好き好きにギルティしたりギルティしたり恋愛したりギルティしたりしている。

・・・ちょっと悲しくなった。


そんな私は地元に帰っている。
そしてここは実家から一番近いゲーセン。
冷房がきいているので最高である。
土日は結構人がいたりもする。
今も、まぁそれなりに賑わっている。



『もらった。足元注意だ!もらった。』


SLASH

『うぉぁぁぁ!』『ノリが悪かったな』


わかりにくいと思うけど今の相手はテスタメント。

来てまだそんなに立ってないのにそろそろ二桁勝利が見える8win。


――――ガコーン

『夕飯はベシタボー』

画面が赤くなり聞こえるお決まりの台詞。



おっ。また乱入された。
されないと暇だから歓迎だけどねー。


ガシャ ガシャ


相手。2P側は初期位置がカイの為ソル経由でブリジットにカーソルを合わせた。


ブリジットかぁー。
地元に鰤使いなんていたんだー。

実際ブリジットとの対戦経験は多くはない。キャラ別コンボの練習はしたりしたし、ギル校にも居たけど、あまり対戦はしていない。


――――ガシャーン


いつもの音楽。オープニングデモ。そしてあまり聴かないSINPLE LIFE。


さーて。開幕行動はどうしたもんか。



コインでも投げとくかな?

216名無しさん@2周年半:2006/08/31(木) 04:22:53 ID:y5RzU4T.
Heaven or Hell
DUEL1
Let's Rock


開幕コイン。

基本的にリスクのない選択肢である。


―――ピィン

―――キーーン キュ!!


強気だなぁー。

相手の選択はKSMH。
純粋に読み負けたね。うん。


――――タタッ 『スリープします』

微ダッシュ、4設置からの落ち攻め。
もう画面端が迫っている。
ここは素直にガードしとこう。


『ハイ!ハイ!楽しんでます?』
『やるじゃない おぉっと』

2K2P近Sをガードする。


――――くるくる

ローリング!!

だがこの距離でのロリJ2Sなら問題なくガード・・・


ペチペチビシビシキーーンキュ!

「うわっ」
思わず声が出た。

ローリング後何も出さずに着地。そのままKSMH停止で〆られた。

別にすごいことされたわけじゃないけど、鰤の攻めって、なれてないんだよ。うん。

・・・言い訳してる暇ないよなぁー。


そこから更に起き攻め。


いいかげん切り返さないと。暴れも時には必要だよねー。最悪バーストしよう。

えーと、次は??


『カムバーック』

前Jヨーヨー引き戻し為からの詐偽飛びかな?

217名無しさん@2周年半:2006/08/31(木) 05:18:34 ID:K0NN0m8w
朝っぱらから何やってんだwGJ!

やっぱり、ただGJ出すだけの時も名前入れるべきなのかな?俺921なんだけどさ。

218215-216:2006/09/01(金) 09:01:37 ID:1fRH7Jac
飛び上がったブリジットから放たれるJ2S。

そして中下段の二択。


さっきは下段だったし・・・中段?
いや。裏をかいてまた下段だ。うん。


――――ビシ


あぅ


JKがしゃがみくらいで直撃。

解放されたヨーヨー。降りJ攻撃。近S。KSMH・・・ここかな?


『シリアスにいくぜ』


バーストを使いはじきとばす。
もう体力は五割。


低空ダッシュからのJHS

『フン』

をすかして


――――ベシベシピィンピィン


2K足払いからコイン二枚。
一気にミストファイナーがLV3まで羽上がる。



さて、距離がひらいたなー。

219名無しさん@2周年半:2006/09/05(火) 20:52:11 ID:QPf8VizI
続きマダ〜?

220670:2006/09/06(水) 05:57:38 ID:aqvKaFs.
久々過ぎてキャラ忘れちまった…orz
リハビリってことで番外っぽく

>>201
何か壮大な勘違いをしておられるのでは……ι
沼ミラでフルボッコされる俺が最強なわけNEEEEE!!



『初めて出会った第一印象』



いつものことだった。
いつもの駅で、いつもの切符を買い、いつもの駅で降り、いつものゲームセンターへ行く。
そして、いつものようにギルティギアにコインを入れ、いつものように連勝する。
何も変わらない。つまらない"いつもの"毎日。

そこに何かが混じり込む要素など本来なら有り得なかった。
……のだが。

「君、子供用の切符で乗るつもりかな?」
私が切符代を払う直前、そんな声が聞こえた。私の真後ろから。
振り返ると、スーツを着こなしている髪の長い男が立っていた。
私は17歳ではあるが、背丈や体格は小学生とさほど変わらない。したがって、子供料金で公共の交通機関を利用しても、それが発覚することはあまりない。
なのに、この男は。
「??」
とりあえず『子供』の表情を作っておく。こんな外見の私だから出来る、一種の処世術。
いつもなら…ここまでやれば、普通の人間は疑いなく去るはず。去るはずなのだ。
「そんな顔してもダメだよ。君の年なら大人用だろ?」
「…何のこと?」
答えるまでにほんの少し、間が開いてしまった。
怪しまれた、とも、怪しまれなかった、とも言えない。というか。
「ほら、ちゃんと大人用を買う」
……恐らく、この男は確信を持って私に話しかけている。
ここまで来たら仕方がない。ちょっと大きな出費だけど普通の切符を買おう。
いつもの倍の値段を払い、出てきた切符を手にした瞬間。

もしかして……関係者なのだろうか。

そんな考えが頭に浮かんだ。
気になる。聞いてみようか。
「おじさん。…………?」
誰もいなかった。
私以外は立っていなかった。
「………」
手にしているのは、大人用の切符。
何だか、騙された気がする。素直に子供用を買えば良かった。
胸の奥が渦を巻いているようで………えーと、この気持ちを何と言うんだっけ。

あ、そうそう、こういう感じ。

「ムカつく」



17歳の白鷺 初音は呟いた。

221名無しさん@2周年半:2006/09/06(水) 22:24:29 ID:8jrQr/Ow
オウァ!?待ってました!!

初音たん初音たん(;´・`)

222名無しさん@2周年半:2006/09/10(日) 03:36:43 ID:p9j0/Fr.
保守

22364:2006/09/10(日) 23:51:18 ID:WDpxvlgw
>>103

「勝ったのはE組の松瀬 緒土!」

「ごめ。負けちゃった」

苦笑いして(と言っても髪の毛のせいで口元しか見えないのだが)雹が戻ってくる。

「でも嬉しそうだな」
「え、そう?僕そんな顔してる?」
「キットカット腹いっぱい食ったような顔だ」

まさか雹まで負けてしまうとは……。
だがまぁ、考えようによっては私の手であのいけ好かない3人組と決着をつけられると言う事だ。
それにしても気に入らん…松瀬 緒土、江辻 聖、そして永園 翼。
私が最も嫌っている人間が3人、雁首揃えている。不愉快極まりない。
松瀬 緒土、いつもいつも私の邪魔ばかりする。
江辻 聖、こいつは生理的に受け付けない。それにあの海 葵夙(かい きすく)を髣髴とさせる。

「そ、そるぅ〜……顔怖いよ…」
「なんかやたら気合はいってんな…」

そして永園 翼、この野郎のせいでお兄ちゃんは……
思えばこの1年間はヤツを倒すことしか考えていなかった。だがそれも今日で終わりだ。

「続いてG組は大将の紙野 蘇留!もう後が無い崖っぷちです!!」

「頼んだよ〜そるぅ〜」
「暴れて来い蘇留」
「ああ」

ステージを登って筐体へ向かって行く。ついに決着をつける時が来たのだ。

「おいおい、蘇留が大将かよ。大丈夫か?」
「ふん、ぬかせ雑魚が」

「それでは先鋒大将戦…このまま快進撃を続けるか松瀬 緒土!それとも大将の紙野 蘇留がここで巻き返すか!?」

『君に用はないのだが…』
『めんどくせぇ…』

松瀬 緒土……ちょうどいい。お前は前菜にはちょうどいいぞ。
まずはこのスカした輩を血祭りに上げ、金髪女とDQNを引きずり出してくれる。
お前など眼中には無い…とは言え、あの亜麗寺と赤井を倒している訳だからな……油断は禁物か。

(とりあえず開幕は……)

『ヘヴンオアヘール!』

さて…亜麗寺 美里、赤井 雹、2人とも滅茶苦茶強かった。
そいつらと共に代表に選出された紙野 蘇留…どうやらこの1年の間に大きく成長したようだ。
ヤツはもう昔の、DループのDの字も知らなかった頃の蘇留ではない。全力で倒す。

(開幕は…やはり)

『デュエルワン!』

(ダッシュVV)(立ちK)

『レッツロック!!』

『ネッテロォー!!』

最大の失策はヤツの性格を考慮に入れていなかった事だろう。
あの蘇留が大会のプレッシャーのせいで慎重になるなんて事はありえなかったのだ。
だがまぁそれは今後注意を払えば良いとして―――
 ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・
(こいつは一体何をやっているんだ?)

「開幕は…ダッシュSVVー!?」

22464:2006/09/10(日) 23:51:45 ID:WDpxvlgw
いつもより低めに打ち上げられる。
馬鹿な…全ての点においてHSVVを下回る性能のSVV……何故撃ってくる?
判定はHSVVより小さく、発生も遅く、それどころか命中したって受身を取れ―――

(ない……?)

なんだ…普通のSVVじゃない!?

『ハッ、ネッテロォー!!ハッ、イタダキー!イタダキー!イタダキー!テヤ、イタダキー!ネッテロォー!!』
   ・ ・
(て、低空……ダッシュ低空SVVからの"VVループ"!!)

ダッシュ低空SVV>K>低空SVV>K>2HS>JD>JD>JK>JD>JS>JD>SVV>叩き落し。
開幕から5秒。5割弱のダメージを負って画面端起き攻め。

(ちっ…なんて火力だ…ッ!)

―――キンッ!

息つく暇を与えずにJSからの起き攻めが来る。ここからソルの十八番、打撃とぶっきらの2択。
対抗策として妥当なのはファジーJか足払い暴れ……だが読まれれば立ちKから5割。
画面端でソルが相手ではリスクはどちらもほぼ変わらない。ならリターンを重視して暴れるが得策…

『ハッ!』『カウンタ!』

(げっ!立ちKで刈られた…!)

『イタダキー!イタダ…』『ファールを犯したな!!』

JDにバーストを合わせて吹っ飛ばす。

(あ、危ねぇ……)

流石に今のはヒヤッとした……ソル戦はラウンドの序盤から神経を使う。
TGに左右されないDループの超高火力が危険すぎる。
相手の好きなようにやらせては駄目だ。幸い立ち回りは有利……慎重にシューティングしてペースを握らなくては。

―――ヴン…ヴン…カッ…カッ…

『ガァン!かかったか?』

だが敵はこちらのシューティングなどどこ吹く風。
ひたすらガンフレフェイントを繰り返し、ボールを直ガしてゲージを着実に蓄積させていっている。
スキはある……突っ込むか?
いや、VV割り込みを食らえば一気に起き攻めされて分が悪くなる。ソル相手に接近戦へ持ち込むのは危険だ。
だがこのままでは敵のゲージがどんどん溜まって不利になっていくだけ……。

(…焦るな)

ゲージがどうした。ゲージなんて幾らでもくれてやる。
立ち回りなら確実に有利が付く。近付けさせなければどうという事はない。

(いいだろう…このまま封殺してやる)

・・・

どうやら緒土は雹の言う「タイプ2」……封殺狙いのシューティングを展開してくるつもりらしい。
このままゲージを溜め、チャンスを掴んで一気に殺し切ってやる。

『ガァン!かかったか?ガァン!かかったか?』

TGが50%まで溜まる。だが敵は一向に突っ込んで来る気配が無い。
チマチマとシューティング削られて体力も7割程度にまで減らされている。
当然このまま黙っているわけには行かない。やはりこちらから仕掛ける他ない。
だが、どうやってこの弾幕を破る?
赤井との試合を見る限り、緒土のシューティングは間違いなく1流だ。隙はそう簡単に見せないだろう。

(無ければ作るまで…)

22564:2006/09/10(日) 23:52:17 ID:WDpxvlgw
『グランドヴァイパー!!』

(…やると思ったぜ)

地面を滑走してくるソルをジャンプで回避する。
大方、GVRCで無理矢理ペースを掴もうとしたんだろう。だがこうやって避けてしまえば問題は無い。
着地して来た所にコンボを入れてやろう。だが、ここがヴェノムの辛い所だ。
こんなデカイ隙があれば、大抵のキャラはコンボも自由自在に組めるのだが、ヴェノムはそうはいかない。
ボールのない状態ではせいぜいカーカスループからデュビで締めて2割。
ゲージを使ってダメージを取りに行っても4割程度が限界と悲しい。でも、ここできっちり反撃しとかないとな。

『デュービス…』『調子に乗りやがって!!』

(あ!?)

バーストで弾き飛ばされる。GVは俺を釣るための餌だったか…!

『ガァァンフレーイッ!!』
『ロマンティーック』

ガン青から2択。

『ハッ、テヤ、テヤ』
『よ、読めているぞ』

打撃の立ちKをガードする。相手は近S>2Sにガトリングして有利Fを作った。
ボール無しで近距離、この状況は危険すぎる。とにかく間合いを離さなければ。

『オオッ!!』
『甘い』

2S直後の遠Sをバクステで回避する。
あの赤井にも競り勝ったんだ…シューティングにさえ移行できればそう簡単には近付けさせない自信はある。
ボールを生成して有利状況を作るんだ。

『バンデェーッ!』

(BB!?)

……確かに命中すれば超ハイリターン。ガードされても状況はほぼ五分で距離を埋められてしまう。
だがこんなもん見てから余裕で……。

『ハッ』

条件反射と言うものは恐ろしい。俺は足払いを振ってから思い出した。あの修学旅行の時の対戦を。

『ロマンティーック』

―――ザシュッ!

BB青からのJS。続けて2HS>ガン青>BB……あの時と全く同じコンボを入れられる。

『イタダキー!ガンフレイッ!!バンデェーッブリンガー!!イタダキー!イタダキー!イタダキー!イタダキー!イタダキー!イタダキー!イタダキー!ネッテロォー!!』

『SLASH』

(スラ……え?スラッシュ?)

『こんなもんか…』

マジかよ…この火力、これぞソルってところか…。ヴェノムにもあれの何割かでいいから火力が欲しいもんだ。
しかしソルも厄介な事には変わりないが、もっと厄介なのは紙野 蘇留の方だ。
開幕のSVVと言い、予想出来ない独特の立ち回りは健在……向こうにペースを握られては一気にやられてしまう。
次はこっちから攻める…!

226名無しさん@2周年半:2006/09/10(日) 23:52:47 ID:mEgFHqi2
すまん、すげえどうでもいい事聞いていいか?

ここってSS職人以外に人いるか?

227名無しさん@2周年半:2006/09/11(月) 00:00:17 ID:PGo/8TBg
少なくとも俺とお前がいる

228名無しさん@2周年半:2006/09/11(月) 07:20:43 ID:8OHa9LEg
初代スレからずっと黙ってROMってた俺もいるよ!

229名無しさん@2周年半:2006/09/11(月) 11:47:32 ID:J4kLBADI
64氏GJです

230名無しさん@2周年半:2006/09/11(月) 12:12:48 ID:BgG1WA/2
俺も初代から見てる

231名無しさん@2周年半:2006/09/11(月) 12:50:57 ID:jDLi8YZw
俺は途中から見だして初代まで戻って見直したよ。
面白い作品が多いからねえ。時間が足りなくなることが多い。

232名無しさん@2周年半:2006/09/11(月) 19:20:59 ID:UvaX437g
ROMは居るのな。
とりあえず蘇留の異様な入力精度にサプライズ
ダッシュ低空SVVとか、Kの硬直に間に合わせつつ慣性ついてるのすげぇw

233名無しさん@2周年半:2006/09/11(月) 20:42:33 ID:Heq5aHls
ダッシュ低空βブレードは別名タコスブレード、ならばダッシュ低空SVVは蘇留ヴァイパー!?

234名無しさん@2周年半:2006/09/12(火) 06:52:09 ID:xMzi.dGQ
俺も初代からROMってるぞ
64氏GJ

235名無しさん@2周年半:2006/09/12(火) 13:46:32 ID:5dtNSupI
>>233
きっとソルカニックヴァイパーだ(・∀・)

236名無しさん@2周年半:2006/09/12(火) 14:12:33 ID:V3SM64VE
64さんGJ

237名無しさん@2周年半:2006/09/12(火) 18:07:29 ID:DlSqu/Yc
初代ROMってこんなにいたのか
もう俺だけかと思ってたぜ

238名無しさん@2周年半:2006/09/12(火) 20:12:05 ID:fl2IQ3JM
私も初代からROMってます。
64氏GJです。

239名無しさん@2周年半:2006/09/12(火) 23:46:23 ID:gLW1ynH6
>>235
ナニソレwソルカニックバイパーとかキャラ名が技名はいってるとかわけわからんなw
ってか他の技どーなんだw

240名無しさん@2周年半:2006/09/13(水) 04:45:46 ID:X.FLD3bU
>>239
バンディットリソルバー

241名無しさん@2周年半:2006/09/13(水) 07:34:05 ID:7TOgUpGo
>>239
つライオットソルンプ

242名無しさん@2周年半:2006/09/13(水) 10:01:33 ID:iGhyWsu6
≫239
つドラゴンインスソール

243名無しさん@2周年半:2006/09/13(水) 10:16:48 ID:MeEXhvg.
つソルフレフェイント

244名無しさん@2周年半:2006/09/13(水) 13:40:02 ID:SNSvJM96
おめーら仲良いなwwww

ソルフレフェイントがソルスレフェイントに見えたのは俺だけか

245795:2006/09/13(水) 15:11:16 ID:SNSvJM96
前回は>>207です。
無駄ハイテンション髭使い、断帝歩の話。



食べた後は眠い。
お昼ごはんに暖かくてつるつるしたおうどんなんか食べちゃったもんだから
余計に居眠りの神様こと野比の○太先生の生霊が暴れてしまっております。
故に私が今こうしてゆらゆらと幻と現の間を彷徨うのも、詮無きことである!と
民明書房刊「秘して伝わる食眠操術〜古宮廷料理に見る医食同源〜」にも書いてあるとかないとか・・・zzzZ



教「〜と、いうわけで、まぁ特にポチョムキン聖ソルやメイ、チップにミリアとジョニー・・・あとはアンジぐらいかな?
  を使う方々は忘れてはいけませんね。まぁ、腕が上がれば自然と身につきますし、応用はどんなキャラでもできm・・・・・・
  む。そこの貴方、さらりと横へ流した髪のお嬢さん、聞いていますか?」
こんこん、と黒板を叩きながら七三分けの眼光鋭い教師が言い放つ。

歩「Σっは!?はい!!もちろんですっ。大丈夫です起きてますん!!」
教「・・・起きてるのか、寝ているのかよくわかりませんが。まぁ、ともかく質問します。J移行フレームとは何ですか?」
歩「えと、あの、アレですっジャンプのっ、レバーを上に倒してから飛ぶまでの時間ですっ」
何故かびしぃ!と天井を指差しながら答える断帝。

教「ん〜・・・・・・・・・まぁ、五分ほど前までは起きていたようですね。50点です」
歩「Σッッッ!!(絶句」
ごーん、という音がしそうな程に露骨にショックを受ける断帝のリアクションにクラスに苦笑が沸いた。

教「それでは残り50点分、皆に頑張って助けてもらいましょうか。誰か、挙手して答えてみてください。
  答える気が無くても、復習の意味も込めて反芻ぐらいはお願いします。
  授業の内容を忘れる、ということは・・・その分、初心者に近付くということですからね。」

う・・・と全体的に呻き声が響く中、ちらほらと手を挙げる生徒がいる。
自信は無いが、それでも・・・と弱々しく挙げる者もいれば、すぱっと手を伸ばす者も少しはいるようだ。

教「ふむ。えぇと、では一番早かった・・・その髪を二つに分けている子、・・・泡沫水さん。どうぞ」  
水「はい。・・・J移行フレーム中は、地上必殺技の入力を受け付けています。また、その間に出した技にはJ属性が付きます」
教「えぇ、その通り。それで、先ほどはそのJ移行フレームが大事なキャラをあげていたわけです。大丈夫ですか?断帝さん」
泡沫水さんどうもありがとう、と言うと教師は歩を厳しい目で見た。
歩「・・・はぃ。大丈夫ッス。すみません・・・。」
教「・・・ふぅ。では、J属性が何か、は大丈夫ですか、断帝さん?」
歩「えっと、・・・・・・あの・・・ジャnオゥアーオゥアーオゥアーオゥアーヴォルカニックヴァイパー!!・・・・・・あぅぅぅ(泣」
教「おやおや。ちょうどチャイムが鳴ってしまいました、では断帝さん、今の質問は宿題です。次週の頭に答えてもらいます。
  それではこれで【システム知識・A】の授業を終わります。皆さん、グッドラック。」

そうして、教師は早々にチョーク等の荷物をまとめて出て行った。

246795:2006/09/13(水) 15:11:53 ID:SNSvJM96
歩「おぅあぁ・・・・・・シショりましたぁ・・・」
というかそろそろもうデストロイな気もしますですハイ。なんていうか机と頬が仲良くしちゃってます。
瞬「・・・・・・。」
なにやらなでなでとした感触が。うおう、おそらく瞬さんがあたしの頭を慰めてくれている模様。
あぁ・・・めちゃめちゃ気を使われてるね、ごめんなさいありがとう優しさが身に沁みます。

水「歩さん、そんなに落ち込まないでください。ちょっと聞いてなかっただけじゃないですか」
歩「いやぁ・・・まぁ、そこはそんなに気にしてないんだけどさ」
気にしなきゃ駄目とかいうツッコミは無しですよ?気にならないもんはならないの。

瞬「・・・気にしようよ。」
歩「・・・・・・・・・はいッス。反省します。」
撫でられてるせいか、とてもごめんなさいという気持ちになった。
どうでもいいけど、撫でてる手が左手だね感触的に。

水「大丈夫ですよ、来週までなんですし、さっき私が言ったことと絡めて覚えればすぐですよ〜」
歩「うぅ、ありがとね〜泡沫水さん。さすが100点の子だけあるわぁ・・・・・・」
あぁほんともう二人の優しさが嬉しくて自分が情けなくなるなりすぎる。

瞬「・・・先生を見返してやれば、気もすっとする」
歩「・・・・・・そりゃそうだけど。というかかなり悔しくてムカついて来たのが今更だなんけど。」
それができれば苦労は無い、と続けなくてもわかりそうなくらいぶーたれて言ってみた。
いかん、八つ当たりじゃん。あたしの馬鹿。

瞬「・・・大丈夫、断帝さんならできる。」
歩「あうぉぉ・・・そういわれると頑張らなきゃって気になっちまいますぜ旦那ぁ・・・」
同時に、めんどいなーとかいやだなぁとかも思うのもホントだけど。駄目が何個つくやら、今のあたし。

瞬「・・・ん。」
水「あれ、それは何ですか?」
歩「・・・う?」
頭をぽんぽんとされて起き上がると、目の前にノートの切れ端が。

瞬「・・・解説。」
水「えぇ!?」
歩「Σいつのまに!?」
瞬「・・・後でちゃんと、実践もするけど、とりあえず・・・読んで。」
歩「うおおお!とてつもなくありがとう!のっぴきならない優しさをありがとう瞬さんッ!!」
ああもうお世話になりっぱなしなのにこの嬉しさはなんなのかっ!?
情けない自己嫌悪になんか浸ってる暇はないねも〜〜〜〜〜うっ!!

瞬「・・・恥ずかしい思いも、自分の力にしてしまえば、強さだから。負けないで、断帝さん。」
歩「お う よ っ !!任せてっっ!!!(がたんっ」
水「がんばってください!」


断帝って熱血だよな、だなぁ俺たちも見習わないと、うんうんあれだけ素直に頑張れるのはうらやましいよねぇ。
なんて囁きあう声が聞こえてきた。
・・・・・・いいのさ!!自分の力にしてやるもんね!泣かないさ泣いてる暇なんかないさ!!うあああん!!!

247795:2006/09/13(水) 15:12:27 ID:SNSvJM96



―――――――――――――放課後。



結局、瞬さんにご教授願うことになった。

瞬「ん、じゃあほら、次はロボカイで上いれっぱにしてみて・・・・・・」
アーケード台よりは家庭用の方が都合がいいというので、激狭い我が家に。あうう、絶対瞬さんちのがいいのに。
一人暮らしだから色々と気楽なのは認めるけどさ。

歩「うん・・・・・・・・おぉ、ホントだ。飛べてない。」
確かに瞬さんはパッドだけどさ。(うちはアケコン一台しかない)

瞬「・・・ね。斜め後ろ入れてても、ちゃんと地上食らいになる。J移行Fって、この時間のこと」
とってもためになるんだけどさ。見られるし理解できるからバカのあたしでも覚えられるし

歩「へ、へぇ〜・・・ちゃんと見るの、はじめてだよ・・・」
瞬さんの声が頭上から聞こえるこの状況は一体何!!?何ゆえこんなことに!!!!


えーとね?まず、あたしがテレビの前の食卓兼テーブルの前に座るよね。
床にあぐらなんだけど女の子らしくなくてごめんね。
んでテーブルにスティックを置いて、手を添えるわけだ。うん、ごく普通の状態。
けど何故かそこで瞬さんがアタシの真後ろに、足を広げて座るんだ。
真後ろっていうか、この場合「密着してる」っていう日本語のほうが正しいかな、うん。
んで、哺乳類の証であるおへその前で瞬さんがパッド握ってるの。
「あたしのへその前で」握ってるの。つまりパッドが無かったらなんていうか抱きすくめられてrお8んりぇいb

・・・・・・んっん。ちょっと回線が混乱。失礼。
うん。ねぇ、この状態、おかしいよね。見た目だけでもう既にお腹いっぱいなくらい変。うん、変。
つぅかくすぐったいの!微妙に脇腹にあたる瞬さんの腕がくすぐったいわけですよこんにゃろう!!

瞬さんいわく。

「視線がなるべくおんなじのほうが、良い。」

って言うんだもん!しかもホントに黙々ギルティするだけなんだもん!
逆らえないよね逆らえないの逆らえないんだってばうわあああああん!!!
恥ずかしすぎるんだってばこのシチュエーション!!そもそも部屋見られただけでいっぱいいっぱいだっつうの!!!
机の棚にあるギルティ関係の本とか教科書類とかが!
いつのまにか整頓されたりしてるのに気づいたときの恥ずかしさといったら!!
恥ずかしさで人どころか自分が殺せそうですよふぬあああああ!!!



・・・なんてあたしの心の叫びは聞かれることなく進みます。淡々としてます、この授業は。


瞬「投げと打撃の2択っていうのは、これがあることで実はわりとちゃんとした2択になってる。」
だから青リロのカイとかでも強い人はちゃんと崩せたりできた、と瞬さんが静かに教えてくれる

歩「ふーん・・・そっか、確かにね。移行中ってガードできないんだもんねぇ、そうかぁ・・・。
  あ、あのさ、もしかして【ダストを立ち食らいする】のって、これが原因?」
瞬「・・・ん、立ちガードしようとして斜め上に入れてしまって、そうなる人は居る。連続ガードじゃない時だけだけど。」
歩「連ガじゃない・・・うんうん、そうそう。間違いないよ。あーなぁーんかカイのダストがガードできてないのってこれかな。」
瞬「ガトリングから直接、だったら・・・あるかも。」
歩「いやね?自分じゃちゃんと立ったと思ってても吹っ飛んでくことが多くてさー。うぁ、今度、気をつけてみるね。」
ちゃんと真後ろにレバー入れられるように、そういうと瞬さんが呟いた。

瞬「じゃ・・・一通り、やること終わったら、対戦で試そう・・・カイなら使える。」
歩「Σそうなんだ?じゃあ、あの、またお世話かけてごめん。よろしくお願いしま、す。」
・・・と、色々と誤魔化しながら一見それらしく授業を受けてます。
えぇ、ところどころでなんというか妙な声が出てるのは秘密。あー今顔の温度が98度くらいあるわあたし。
今頭突きしたら燃えるねきっと。

248795:2006/09/13(水) 15:12:59 ID:SNSvJM96



――――――。


この後もしばらくJ移行Fについてのお話は続いた。
身近な髭の無敵付加をはじめとして、通常技>JCマッパの暴れ潰しとか
JCは動作終了まで受け付けることを利用した、ポチョムキンの当て投げ(?・・・青リロの時はそういうコンボだったとか・・・?)の話とか
同じくJCを利用した、カイの足払い>スタンでの暴れ・J読みとかのディレイするために利用する使い方。
それにJ仕込み(HJ仕込みって初めて知ったよ・・・)関連。あたしも近S遠SからHJコンボやってたけど・・・
J移行Fっていうのを意識したら、どんなタイミングで上いれたら良いのか凄くはっきりわかった。
他にもJ移行1F目は投げ無敵が無いとか、着地際に「空中判定だけど地上投げされる」っていう
一方的にやられちゃう時間があることも教えてもらったり。
J移行Fの話、っていうよりは、ジャンプ関連のことを色々〜〜って感じだけど
ためになるというか、へぇ〜!ってボタンを押したくなるようなことばっかりだった。20へぇじゃ足りないよね。


・・・あたしもさ、女の子にしちゃだいぶ強い方に入ると思ってたんだ。思ってた。うん、自信があった。
けど、正直・・・瞬さんには敵わない、かな。何回か戦った限りじゃ、そこまでどうしようも無いって感じじゃないけど
知ってることが違いすぎるんだもん。っていうか、瞬さんの言ってたこととか
あたしの持ってる教科書のどこにも載ってないのに。どうやって知ったんだろう、とか思うし
最初の方、「J移行Fを見せてくれる」って言ってやってみせてくれた時にさ?
さりげなくジョニーを使ってミストキャンセルしてたんだ。それもパッドで。

「ジョニーのMC、Lv1だと12F。HSの発生が〜〜〜それで、J移行Fはポチョとロボが・・・・・・」

ってまぁ・・・色々言っていたんだけど、要するに、HSをガードさせて最速でミストキャンセルしてHSってやると
ロボやポチョは上いれっぱなしでも飛べない、っていうことなのね。
・・・何気なく、最速で動かしてるんだよ。メインじゃないキャラを。
いやーははは。別に凹んだとかじゃないよ?ないけど、驚きすぎて声も出ないっていうか。

どれだけ練習してるんだろう、どこまで真摯にギルティに向かってるんだろう、って思った。

だってあたしは、今考えると、「勝てるから」やってたっていう部分もあるもの。
ギルティなら人と張り合える、男にだって負けないよって自分に酔ってるような感じがあったもの。
なんていうのかな・・・・・・、そう、「気持ちで負けてる」って、思い知らされたというか・・・ね。
閑話休題。

249795:2006/09/13(水) 15:13:44 ID:SNSvJM96




さて。今、あたしは2時間前までに比べてえらく機能的になってしまった学習机に向かってる。
瞬さんは、ざっと(とは言っても学校の授業で言えば2回分もかかってる)説明と実践を終えると

「・・・じゃ、来週まで忘れないように、ノートに書いたりとかして、覚えよう。」

と、あたしに復習を促した。うぅ、なんかまるで学校の勉強みたいだよ・・・。
まぁでもそんなのよりよっぽど集中できてるんだけどさ。思い出しながらどんどんメモって書いて書き散らして
今はもうそれを順番にまとめて揃えるって所まで来てる。
あ〜〜、もう少しでおしまいだぁ〜・・・・・・そう思うと段々お腹が減ってきたかも。瞬さんはどうなんだろ?

そうそう、その瞬さんはどうしてるかと言うと、黙々とテレビに向かってます。ハイ。
デュービスカーデュービスカーブ!とかマッセショット!とかヴェノムが力強く声をあげて頑張ってる。時々ロメーンティックってグレッグさんも。
ボタン設定する時、トレーニングモード専用のメモリーとかプレイバックとかの配置気にしてたから
何するの?って聞いたんだけど

「・・・え、と。・・・・・・一言で言うと、起き攻めの練習。やり方がちょっと、複雑。説明すると長い。」

とゆーわけらしいので詳しくはわかりません。ってことはその起き攻め見えなくない?あたし。・・・・・・うぅむ。
ま、いいや。どう足掻いたって中段か下段か投げなんだから、気分的に立ったり屈んだりすればなんとかなるなる。


歩「いよっし!できたよー!!これで例え忘れても思い出せること間違いなしだぁー♪」
だはぁー、と思いっっっっきり伸びて伸ばしてやっと一息。いやぁ、なんだか凄い達成感。


瞬「・・・・・・ん。そうだね・・・うん、・・・・・・・大丈夫。問題ない。(にこっ」
いったんギルティをやめて立ち、私の横から机の上のノートを覗きこんで、そう言ってくれた。

歩「Σほんと?いえぇーい!!」
瞬「お疲れ様。・・・・・・100点満点。(撫で撫で」
歩「Σうぉ・・・・・・いやぁ、あはははは・・・・ひゃ、百点満点ッスか・・・なはははは・・・・・・(´∀`//)」
瞬「ん。断帝さん、とっても頑張ってた。・・・私も、嬉しい。」
うぉぉ・・・・・・なんかこう、褒められてこんな心から嬉しくなるのっていつぶりだろ。やっばい嬉しい。
頬がぐいぐい引っ張られる。うあーうあーどんどんニヤける、なにこれなんだこれどうすんの。
あー、うむぅ、いやこれは、どうだろ。いかんかなぁ、でも凄くそうしたいし、ってか学校でもしちゃったし、いいよね?

歩「・・・てぁ!!」
瞬「Σふぁっ」
・・・抱きついてみた。というか、思い切り胸に顔を埋めてみた。

瞬「・・・・・・・・・ん。・・・よしよし。」
歩「・・・・・っ・・・・・・・えへへ♪」
瞬「・・・。」
歩「・・・・・・♪」
瞬「ん・・・。」
歩「〜〜っ♪♪」
うあ、凄く優しく撫でられてる。怪我した所をさするみたいに、手のひらでやわやわ触れられてる。
・・・やばいね。癖になりそう・・・とてつもなく幸せっぽい感じが・・・うぅ・・・甘い気分て、こーゆーのを言うのかぁ・・・。
いやぁ・・・瞬さんいい匂いだわぁ・・・・・・・・・♪

250795:2006/09/13(水) 15:14:23 ID:SNSvJM96

―――しばらくして。

ほんわかほんわかとそのまま眠りそうなくらい惚けてた私を腹の虫が一喝。
お腹空いたね、と苦笑いして見つめ合いつつこうして一緒に出かけることになった次第。
ってゆーかすっかり暗くて、夕御飯の時間はだいぶ前に過ぎてた。トゥレイ。

今「パイル!」って思った人、重度のギルオタだねm9(・∀・)

てけてけスニーカーで歩くあたしと、かつかつローファーで歩く瞬さん。
蜜柑色のパーカーのフードを揺らしつつ歩くあたしと、グレーのタートルネックをもこもこさせてる瞬さん。
サバイバルっぽいショートパンツでバンデーットリボルバー!できそうなあたしと、赤黒チェックのフレアスカートでホウキに乗れそうな瞬さん。
体格も全然違うし、やる気がねえなら帰んなってくらい共通点が見当たらない。
でもどうしてだかこうやって一緒に御飯食べに行くわけで。
不思議なもんだよねーとか言ってみるも相変わらず「・・・ん。」と返事が返ってくるだけ。
心なしか、前よりも口元が緩んでる気はするけど、ね。ふふふ。


そんなあたし達が向かったのは、「味安」という看板をかかげた「みーあん」ってゆー定食屋。
醤油と油の熱気がこもる、けど禁煙の大衆食堂。
店の面積の4割を占める巨大な厨房でおばちゃん大軍団がわっせわっせと料理を作る変な店。
お酒とかおつまみとかも出すけど、色々と定食とかお腹いっぱいになる一品モノとかが700円前後で
夜3時くらいまでばたばた営業してるから若者にもなにかと便利。
大通りに面してるせいか、長距離トラックのおっちゃんとか
大きなバイクに乗ったライダースーツの人とかいろいろ居て、一人で来ても話し相手にはこと欠かない。
いやまぁ、そんな時間に女子供が来るとか何事だって話は置いといて。


歩「瞬さん、注文決まった?」
メニューを読んでる瞬さんに聞いてみる。
いやぁ、座敷ってイイよね。足伸ばせるし机広いし腕ついて突っ伏せるし。

瞬「・・・ゃきそば。」
お姉さん座りを組み直しつつ、どうやら決まったらしく教えてくれる。でもなんか今、発音変だったような。

歩「ん。単品でいいの?確かにここ、量は多いけど・・・瞬さんくらい身体大きいと沢山食べるでしょ?」
瞬「大丈夫。食べる量は、人より多いけど、少しだけ。」
具体的にはしゃもじで軽くひとすくいらしい。・・・わからないって

歩「すみませぇーーーん!!唐揚げ定食ひとつー!あと焼きそば単品ん〜〜っ!!」
ぅあーいよぉ〜〜〜カラテイとヤキソバ一丁7テーブルぅ!っていうオバちゃんの雄たけびが聞こえた。
なんとはなしに窓から外を見てたら道路歩いてる人がこっち向いたんだけど。聞こえてる?(汗

瞬「・・・意外。」
くすっと笑いながら言われた。・・・のがわかるあたり、瞳が見えないのに慣れてきちゃったみたいだねあたし。

歩「う?何がー?」
瞬「こーゆーとこ、来るんだなって。断帝さんならもっと、今風な所だと。」
歩「え?あぁ、いやははははオヤジくさいとこでごめんねー。そだねー、確かにあたしはマックとかっぽいかぁ。」
瞬「・・・だね。ファミリーレストランとか、そういう感じ。」
歩「たはは、誘われれば行くんだけどねー?あーゆーお店は、さっさと出て行かなきゃお邪魔かなーとか思っちゃうの。」
瞬「あぁ・・・わかる、人が沢山入れ替わる。居づらい。」
歩「そそ、なんてゆーか流れ作業〜〜とかそんな感じでさ、キレイなんだけど腰が落ち着かなくてそわそわする。」
瞬「・・・。(くすっ」
歩「こーゆー大雑把なとこのほうが、こうどっかり座り込んで食べて話してられるし好きなんだー♪」
瞬「・・・確かに、そっちのほうが断帝さんらしい。そわそわというか、まごまごしてるのが思い浮かぶ・・・ふふっ。」
歩「Σんぁ、なーんかひどいこと言われてるような気がしないでもない。」
瞬「んーん、断帝さんておもしろいなーって思っただけ。」
歩「Σやっぱりひどい気がするよ!?」
瞬「気のせい。けなしたりしてはない。」
歩「・・・そう?まぁ、瞬さんがそういうなr「・・・・・・褒めてもないけど。」ってこらぁ!やっぱりじゃん!!」
「「・・・あっははははははは!」」

251795:2006/09/13(水) 15:15:14 ID:SNSvJM96

二人で声を揃えて笑いながら話してた。
いつのまにか、何気に瞬さんが大口開けて笑ってる。
あたしも遠慮なくツッコミ入れてるし、ごくごく個人的な質問とかどんどんしちゃう感じ。
お肉がすごく大きくてサラダとかお味噌汁とか一通りついてくるから、あたしはいつも唐揚げ定食なのだとか、
瞬さんは子供の頃、出店とかであんまり買ってもらえなかったから今妙にやきそばとかが好きなのだとか、
どうでもいいはずなのに、知ってもらえると嬉しくて教えてもらえると楽しくて。
緊張とか話の流れとかそんなこと気にならなくなってスラスラ話して笑っていられた。
時々真面目に、どうしてこの学校来たとかの話もした。
まさか間移・・・じゃなくて、瞬さんも一人暮らししてるとは。いやまぁ、うちの学校来る度胸があればそれくらいできるか。

しっかし色々比べれば比べるほど凄いわ瞬さん・・・。一人暮らしもそうだけど、
最高連勝数とか最大どれくらいダメージ与えたことあるかとか苦手キャラの数とか、
大会出てどこまで行ったとかこんな小ネタあるよとか、
雑談でできそーなギルティの話題たっくさん振ったけどほとんど敵わないもん、あたし。
ってか途中から「瞬さんならどこまでできるか」をあたしが当てるような謎クイズ形式になってたし。
いやまぁ、気がつけば完全にただの雑談になってたんだけど。うん。



歩「女子校だったんだー。確かにそれならチョコとか貰いそうだy「ごめんよぉ!ラストオーダーだわぁ!」」
歩「Σうおあ!?・・・っと、もうそんな時間かぁ・・・えと、何か頼む?」
瞬「んーん、お腹いっぱい。」
歩「そか。それじゃああの、オーダーはいいです。」
おばちゃん「あいよっお冷とかおしぼりとかもそろそろしまっちゃうから取りに来るなら早めにね!」
歩「はーいわかりました。ありがとうねおばちゃん!」
お「なんのなんの!毎度さまだよ!またきておくれ!」
ばたばたばたと豪快な足音をたてつつおばちゃんは去っていった。いや、相変わらずすごいわ。肝っ玉って感じ。

瞬「・・・とっても早かった。ずっと話してたのに。」
歩「あははっ♪ほんと、あっと言うまだったねー。まーったく、明日学校なのによくしゃべったもんね」
瞬「・・・ん。楽しかったんだね、二人とも。・・・・・・よかった、おんなじで。」
歩「Σ・・・・・・や、なんかそう改めておんなじとか言われると、照れるよ!あはははは!」
瞬「・・・・・・。(ぽりぽり」
お?瞬さんてば、ちょっと俯きながら耳の後ろをかいてる。・・・向こうも照れてるらしい。あはは!




・・・二人合わせて2千円も払わずにずいぶん長居したもんだ。
勘定を払う時になんとなくおばちゃんゴメンな気分になっちゃったってばさ。
もう店内にも人が全然居なくて、道路も車が居なくて、少しだけど空気の音が聞こえるくらい静かな状態。

歩「んっ、ふぁぁ・・・・・・あ・・・・・・。かなり遅くなっちゃったね。女の子二人なのにこんな時間まで」
瞬「・・・大丈夫。悪い奴は、私を見ればたいていどこか行っちゃう。」
歩「あっはは!頼りにしてるよ〜♪」
瞬さんもにこにこ、声もずいぶん高くなってるみたい。透き通ったっていうのかな?良い声だなぁ・・・。


歩「・・・・・・・・・・・・ね。気づいたんだけど、さ。」
瞬「ん・・・?」
歩「しゅ、終電とか、ないよね。・・・とっくに。瞬さん・・・もしかして・・・帰れない?」
瞬「・・・・・・・・・・・・・・・ん。」
うわぁ・・・・・・き、気づくのが遅すぎた・・・!
あ、瞬さんが手をこめかみ(前髪?)に当ててる。「やっちゃった〜・・・」って感じだ。

252795:2006/09/13(水) 15:16:56 ID:SNSvJM96

瞬「・・・・・・・・・泊めて、欲しい。」
歩「Σえ、え!?あ、いや、いやじゃなくて、いいんだけど狭いというか布団が無いというかなんというかいうかというか!」
瞬「歩いて帰れる、けど・・・大変。それに・・・・・・・・・・・・もっと、話したい。」
歩「あ、あぅぅ!そんなこと言われたら断るわけにはー!!あたしだってまだ話したりないもんさっ!(泣」
瞬「・・・もっと一緒に過ごしたい。・・・・・・・・・・・・お願い、歩。」
歩「ッ狭くて不養生なあばら家ですがどうかお使いくださいませぇぇぇ!布団からはみ出るのは覚悟してもらうからね!!」
でぇえええい言っちまった!あとは野となれ山となれだこんちきしょー!!恥ずかしくて顔から火がでらぁぁぁぁ!
だぁーもう明日学校いく道具とか着替えとかどうすんのなんて言わない!今更追い返せないのは変わらないし!!
っていうかこんな時間まで起きてたら午後に登校とかしかねないよもう知るかッッ!!



歩「・・・・・・・・・って、あゆ、む?」
瞬「・・・・・・・。」
歩「今、さ・・・歩って、言った・・・?」
瞬「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。」
おぁ。そっぽ向きよった。
ならばにじり寄るまでよ。
この近さ、今なら近S出せそう。

歩「・・・名前で、呼んでくれた・・・よね?・・・・・・・ねぇ、返事くらいしようよ、間移ってば♪」
瞬「・・・・・・・・・―――――っっ!!(だだだっ」
歩「Σちょっ!?なにも逃げることないじゃんっ!待てぇいっ!!」
瞬「待たないっっっっ!!」
歩「ぬおおお走りなら負けないよっ!この体格差、埋めてみせるっっ!!だあああああああああああああああ!!!!!」
瞬「・・・うくっ、来るなっっ!―――――っっ!!」
歩「聞こえなぁぁぁぁいぃぃぃぃぃぃい待て待て待て待てぇっっ!ていうかもうこのまんまウチまで競争だぁぁぁぁぁ!!」
瞬「Σふぁっ!?」
歩「(よっしゃあ追い抜いたっ!!)一番遅かった奴布団なぁぁぁぁしっ!!」
瞬「ずるいっ!!・・・くぅぅ・・・・・・んっ!!!」
歩「Σうわ速いっ!?ちきしょうこの足長族めぇぇぇ!あたしにも髭みたくKマッパがあればぁぁぁぁ!!」
瞬「Σ(がくっ)・・・ほっ、本気で言ってる・・・」
歩「おぉぉ!?バランス崩してるっ今がチャンスだぁぁぁああああああああ!!いよっしゃざまーみさらせ!!!」
瞬「う、くっ・・・・・・・・!?あっ、あぶなっ!!!!(がしぃっ」
歩「Σあわわわわわぁぁぁぁぁあぁあぁあぁ・・・・・・・・・・・・・・・きゅぅ。」
いきなり引き寄せられて、そのままふたりもつれあってすっころびました。
いやまぁ、瞬さ・・・じゃなくて間移がうまく支えてくれたからちょっと身体打っただけで済んだけど。

歩「うあぁぁ・・・お空は回らないけど力が入らないぃ・・・・・・ぉおぉぁ・・・・・。」
瞬「・・・ね、猫・・・・・・。蹴らなくて、よかった・・・・・・けほ、けほっ・・・・・・。」

なんとか回復して、部屋戻ってお風呂つけて色々して沸いて順番に入って落ち着いた頃には
既にうっすら夜が明け始めていましたとさ。
泡沫水さんに休むけど心配しないでーとメール送りつつ、ココアを飲んだ二人なのでした。
いやだって起きられるわけないし。

253795:2006/09/13(水) 15:17:42 ID:SNSvJM96



歩「・・・寝ようか。は、歯も磨いたし・・・。」
瞬「・・・ん。眠い・・・・・・だいぶ眠い。」
というわけでテーブルどかして布団敷いて枕置いて座ってかけ布団を被ってます。
あたし一人なら余裕だけど間移は一人でもギリギリにっぽい布団に、二人並んで。狭。
っていうか、二人とも身体半分出てるってばこの感じだと。

歩「も、もうちょっとちゃんと布団かぶりなよ、そんな出てたら風邪引くよ。」
瞬「ん、でも・・・ぁゆ、歩も・・・。ほら、あの、部屋の主なんだから・・・ちゃんと入って。」
歩「ううぅ、そんなこと言ったらそっちはお客さんだってば。ウチに泊めたのに風邪ひかれちゃ意味ないよ・・・。」
瞬「・・・身体、大きいほうが、風邪引きにくい・・・。たぶん。平気。」
歩「だ、だってそれじゃ間移ばっかり大変じゃない・・・・・・むぅ、キリが無いねこりゃ・・・。」
瞬「・・・ん。」

歩「・・・。」
じぃ〜〜。

瞬「・・・?」

歩「・・・・・・はぁ。うぅ、もう、しょうがないよね。お互い譲れないんだもん。」
瞬「・・・ん、うん・・・。・・・?」
うし。わかった。わかったよ。腹くくった。
まっすぐ間移の瞳を見る。

歩「もうちょっとだけ、ちょっとでいいからこっち来て。」
瞬「・・・・・・。(もぞ」
今日散々恥ずかしい思いしたんだから今更何を怖がるもんか!

歩「ちょっと腕貸してね・・・。」
瞬「え・・・なn「・・・ごめんっ。」」
ぐにゅっ、と胸元へ飛びこんだ。
仰向けの間移の右腕には枕になってもらった。
横向きのあたしの右腕は間移の腰のあたりに添えてしがみついた。
距離、ゼロ。
間移の体温が密着してる。
呼吸するたびに、匂いを感じてしまう。

瞬「Σ!?あ、あの、あゆm「おやすみっ!」・・・・・・。」
瞬「・・・・・・・歩。」
歩「・・・。」
瞬「・・・・・・ん。」
歩「・・・。」
瞬「・・・おやすみ、なさい。(ぎゅっ」
歩「Σ!?〜〜〜ッッ///」
瞬「・・・。」
歩「・・・!・・・!!」
瞬「・・・。」
歩「・・・・・・・・・!」
瞬「・・・。」
歩「・・・・・・。」
瞬「・・・z」
歩「・・・。」
瞬「・・・zZ」
歩「・・・zZ」

254名無しさん@2周年半:2006/09/13(水) 19:25:12 ID:tO0kbSss
テラGJ!!

255795:2006/09/13(水) 20:10:03 ID:SNSvJM96
読んでくれてサンクスw

256ハルヒたんかぁぃぃよハルヒたん:2006/09/14(木) 01:46:26 ID:53HIcuis
前回>>220



『─SLASH』

勝つ。乱入。勝つ。乱入。勝つ。乱入。勝つ。乱入。
そして今、また勝った。
これがいつも。私の平常であり、そして平穏。
大人用の切符を買ったのは誤算だった。だがそれも無視出来るレベルの"異常"。
「小学生の女の子が昼間から一人でゲームセンターとは、関心しないね」
聞こえてきた声と裏腹に、そいつの表情は和やかだった。
そして問題なのは、そいつは私のことを知っているくせに、私に向かって"小学生"と言った。
さっきは切符を買わせてくれなかったのに。嫌味な奴だ。
「乱入してもいいかな?」
「……ご自由に」
スーツの男が台の向こう側に消え、筐体に写る『Here comes daredevil』の文字。
もしも。例えばの話。
私の"関係者"だったとしたら。
(………知りたい。もっと知りたい)



相手はソルを選択した。厄介。特にこのGGXでは。
ボスキャラであるディズィーを使っているこちらも相当にアレなんだけど。
『Heaven or Hell……Duel 1.Let's Rock!!』

バシュウ!!タタンッ!!
開幕。ディズィーは空中バックダッシュ。ソルはバックステップ。
お互いがお互いを警戒しあっている。
(ッ!!…なら先に動く!!)
迷わずS話し相手。ディズィーの動きをピッタリ追ってくれる、優秀な盾。
ソルは堂々と歩いてくる。だが、それには隙がない。
(この状態なら大したリスクはないから……)
フゥゥン『あっ…!!』
ダッシュして5HSを振る。当たれば大きい一撃。
だが。
『グゥランドバイパーッ!!』
「しまっ…!!」
一気に体力の3割を持っていかれる。
流石に迂闊過ぎたか。いや。
(今のは読んだ?…それとも闇雲に出しただけ?)
先ほどの堂々とした歩きを見ると、最初からこの展開を読んでいたように思える。
だが…わざわざそんなリスクの高い技を出す必要があったのか。そう考えると、ぶっ放しのようにも思える。
『ガンフレェイム!!』
起き攻め。でも距離が開き過ぎている。崩しはない。
タタッ『はぁっ!!はぁっ!!』
ダッシュからの遠S>ディレイ2S。
問題はない。直ガ対策でディレイを掛けられただけ。有利時間を上手く作られただけ。
(これは相手が上手いだけ………現時点で、私に落ち度はない)
落ち着け。落ち着け。

257ハルヒたんかぁぃぃよh(ry:2006/09/14(木) 02:22:04 ID:pdcHI/Pk
タタッ『はぁっ!!』
(またダッシュからの2S…)
次で……この固めを抜ける。
タタッ『ふっ!!』
ダッシュからの2P。……2P。
2Sを吸うはずだった投げ仕込みFD。それが幸いというか、無意識に直ガをしていた。
(2Pから繋げるなら……?)
下段の2Kか。投げのぶっきらか。
偶然ではあるが、こっちは直ガをしている。割り込むならここしかない。
小技の2Pでわりこm『いただきぃーッ!!』……え?

『カウンタッ』

え?

『ガァンフレェイム!!バンディーッ、リボルバーッ!!はっ、いただきぃーッ!!バンディーッ、リボルバーッ!!はっ!!バンディーッ、リボルバーッ!!はっ!!バンディーッ、リボルバーッ!!はっ!!ヴォルカニックバイパーッ!!』ごすっ!!
タタタッ『ふっ、はっ!!』ピョンッ!!

え?

(……だめ、過ぎたことを悔いるな。今は起き攻めを凌ぐことだけを考えなきゃ)
体力は残り3割。相手はダウン追い討ち2K>近Sからジャンプキャンセルして空中。
『はっ!!』
(JHS……大丈夫、ただの詐欺飛び)
『バンディーッ、』
(は…?)
空中でソルが停止する。そう、これはK押しっぱなしで派生する──
(………中段ッ!!)
──のはずだった。
『ロマァンティーック』
『ふっ、はっ!!』ベシィン!!『いただきぃーッ!!バンディー、リボルバーッ!!ふっ!!バンディーッ、リボルバーッ!!ふっ!!バンディーッ、リボルバーッ!!ふっ!!ヴォルカニックバイパーッ!!』
『─SLASH』





「ほら」
上着を脱いだ男がアイスクリームを差し出す。
夕日がそれを赤く染めていたが……間違いなくそれは、私の好きなバニラだった。
「…………」
私は無言でそれを受け取る。
甘いものは大好きだ。
でも、今の私は素直に喜べない。
「…………」
結局、負け越した。
惨めだ。今日ほど自分を恨んだことはない。

なぜなら。
自分より弱い者を"日常"として、勝つことを"平常"として、いつの間にか努力することを怠ってきたから。

「一言で表現するなら、経験不足」
まったくもってその通りだった。何も言えない。唇を噛み締める。

258ハルヒたn(ry:2006/09/14(木) 03:07:51 ID:9nDL0MLk
「ギルティを辞めたいと思ったことはある?」
「………ある。最初はイヤだった」
「最初は…?」

もう、何となく分かっていた。この男は関係者。
だから……全部話す。負けた腹癒せにグチってやる。

「テストプレイとかいうのもウンザリだった。何度も何度も同じ動作ばっかりさせられて、それが出来なかったら怒られた。
だから辞めたかった」
「……それで、どうして辞めなかったんだい?」
「…自分が関わったゲームだし、ちょっとだけ気になってゲームセンターに行ったの。そしたら──」

男の言葉は常に疑問系。でもそれは問い質すわけではなく、ごく普通の……優しいものだった。
そう。例えるなら、父親のような。
暖かかった。とても。
その男の存在が暖かかったから、日が暮れるまで私は話し続けた。
おかしいな。グチをこぼすつもりだったのに。
いつの間にか、二人してギルティの話をして大声で笑っていた。





「……というわけだ。分かったか明示」
「…それが初音たんと校長の、初めての出会い?」
「そう。もともと私はアイツの所有物だったんだが……私はその時までアイツの顔を知らなかったからな」
「………え…所有物って、まさか、あいがn」
「違う。親がいない私を引き取ってくれたのがアイツなのだ。
私はそれまで住んでいた場所で一人暮らしをしていたから、アイツの顔を知らなかっただけ」
「………それって、親権者って言わない?」
「未婚者は親権を獲得出来ない」
「あ……そっか」
「だから私は所有物なのだ」

それきり、明示は喋らなくなる。
この男は優しい。アイツのように。
だがこの男は強くない。アイツのようにはなれない。

(いけない……17歳の少年に、私は何を求めているのだ…)
寂しい時、側にいてくれないアイツの面影?
私が17歳だった頃のような、勢いだけの強がり?
分からない。私はこの少年に何を求めている?
「初音たんってさ…」
「……ん」
「いつになったらBカップのブラをつけらrぐぼぁっ!!」
「……世の中には"膨らみかけ"が好きな男もいる」
「そ……そう、かもね…」
もう寝よう。
この小生意気な少年が隣で寝ていることだけが心残りだが、
「僕もう寝るよ……初音たん、おやすみー」
どうしてだろう。それほど嫌悪感を感じない。
(きっと、明示が馬鹿だから)
そういうことにしておく。

「………おやすみ、明示」

259はるひ:2006/09/14(木) 04:40:37 ID:T.p1PspM
なんかカタカナに変換するのも面倒臭くなってきた(ぉ
書く度に文章が淡泊になって、つまらなくなっていく気がする…



「なづなちゃぁぁあああんっ♪」
「ちょ、えぇっ…!?」
どっかぁぁあんっ!!
がたんがたんっ!!どごんっ!!
ぱらぱらぱら……っ!!

状況を説明しよう。
今日は菜津奈の、初めての登校日。
やっぱりというか何というか、『鬼乃 白』のクラスになってしまった。
そして自己紹介のために教室内に足を踏み入れた瞬間、夏川 深空(忘れてる方は>>169参照)が飛び付いてきて身長153cm体重48kgの姫島 菜津奈の小さな身体は廊下に吹っ飛ばされ以下略。

つまり。
「菜津奈ちゃん、再会のキスしよっ☆」
高校生活の新たな幕開けとしては、最悪の部類に入るのだった。




4時間目。
ぼけーっとしながら授業を聞いていると、

ちょんちょんっ

机の端がシャープペンの先でつつかれた。
見ると、隣で深空さんが
『眠そぅだね♪』
と書かれた紙を持って、くすくすと笑ってる。
私もノートの端に書いてみよっ。
『ドキドキして眠れなかったから…///』
『このクラスは特別だから緊張しなくてイイよっ☆』
『特別なの??』
『みんな仲がイイから、寝ててもイジワルしないでそっとしておいてくれるんだよ(^-^)』
『みんなが友達??』
『そ♪お昼ご飯もみんな揃って食堂に行くんだョ!!』
『なんかジェリーフィッシュ快賊団みたいだよね☆』
『うん……団長がアレだけどね…ι』
『アレが団長っていうのがね…ι』
ちょっとした会話。でも何だか楽しくなって、ドキドキして、ワクワクして。
時々、風に流されてくる深空さんの香水の香り。
長い髪がゆらりと揺れ、左手で抑える優美な仕草。
キレイな唇に吸い込まれるような感覚さえ覚える。
可愛い、と思う。
抱き付かれた時、悪い気はしなかった。

──ばか。女の子を好きになってどーする。
(うー……だって…)
──気持ちは分かる。この深空ってのは、確かに『もふもふ』で『ハグハグ』で『にゃんにゃん』だ。
(……よく分かんないけど気持ちは伝わったのかな…?)
──でもな、過ぎてはならない一線ってものg

オゥァー、オゥァー、オゥァー、オゥァー、オゥァー、オゥァー、ネッテロー!!スラッシュ!!

「…お弁当だねっ♪楽しみ楽しみっ!!」
「うん♪」

──…ま、いっか。

260工房:2006/09/16(土) 23:44:28 ID:jf1lTpjU
>>189だと思う
更新遅くてゴメンナサイ(´・ω・`)

−『去年、私落ちてるもの。あそこ』−

その言葉を聴いた瞬間、空の遥か彼方まで飛んでいっていた俺の意識が急降下してきた。
「落ちたって、、、、あんなに強かったのに」
「親と喧嘩して家を出てまで受験したのにね、、、自分の力量も弁えずに挑んで失敗しちゃった」
寂しい笑顔で彼女は話を続けた。
「帰る家無くなっちゃって、それからはずっとバイトしながら一人暮らし。
 もう一度言うわ、考え直しなさい。あそこは、今の今までギルティを一度も触った事も無かったような人達が受けて合格するほど甘いところじゃない。」
そうだ、よく考えてみれば分かる事じゃあないか。
この人に出会えてよかった、危うく道を間違えるトコだった、、、



が、我が校随一の優等生は首を振った。
「嫌です、僕達はあそこを受験するって決めたんです。」
何を言っているんだ、こいつは。
「経験者の私が受けて落ちたのよ!?無理だって言うのが分からないの!?」
「ええ。さっきまでの僕達”二人”だったら受験しても無理だったでしょうね。」
さっきまでの僕達二人って、、、、まさかコイツ。
「でも、今は貴女がいる。お願いです、僕達にギルティを教えてください。
 そして合格しましょう、、、、、3人で!」


こうして俺達は無謀とも思えるギルティ専門学校受験への第一歩を踏み出した

261154:2006/09/16(土) 23:45:59 ID:jf1lTpjU
コテ間違えたよママンorz(挙句の果てにうらいた同様ageで書き込んじゃったし。
書いてる途中でスレ表示数とか切り替えるもんじゃあないね、、、、

262名無しさん@2周年半:2006/09/17(日) 04:42:28 ID:2kXq91FA
工房乙

263154:2006/09/18(月) 00:52:52 ID:V1C2KEoc
ガチャガチャ、、、

「あ〜、、、そこはそうじゃなくて、、」

ガチャガチャガチャ、、、

「そうそう、結構飲み込みいいね〜。コレならまともになるまで時間かからないかも、、」

ガチャ、、、

「とりあえずこんなところかな、、、」
「ありがとうございました。なるほど、ボンバーループかぁ。出来る日が俺にもくればいいなぁw」
「すぐ出来るようになるよ〜。鎌閃青キャンと低空ボンバーが出せるようになれば何にも難しい事ないない」
「さ〜て、それじゃ次は君だね〜!聖君だっけ?」

咲夜が終って俺の番になる。
彼は今日の初練習でシステムの殆どを把握したらしい。俺にはよく分からない話が飛び交っていた。
こいつの後にやるのは失敗だったなぁ、積極的に前に出るべきだったぜ。
「じゃあ、、、お願いします。え〜と、、、」
「百でいいよ。あ、先輩とかは付けないでね。私ああいうの駄目なんだ〜」
かなり紹介が遅れたが、彼女の名前は国東 百(クニサキ モモ)。
実はテスタメントとかいういかにも根性無さそうな色白の鎌使いがメインキャラらしい。
咲夜といい百さんといい、俺は鎌に何か縁でもあるのだろうか。
「じゃあ百さんで」
「うぃよ〜。んじゃ始めよっか。聖君は確か、、、、ヴェノム、、、、だよね?」
そう、何を考えたか知らないが、この前ゲーセンに行った俺はこの前見えてるのか見えてないのか。むしろ視えてる気がするようなこんな変なキャラを選んだのだ。
ま、コレも何かの縁だろう。半分妥協気味ではあるがコイツ以外に使う気もしないのでコイツを使う事に決めた。
「む”〜、、、、、」
百さんが微妙な顔をしながら唸っている。
「ヴェノムか〜、、、、」
「何か拙いんですか?」
「いや、、、いやぁね、、、その〜。」





「私このキャラ、、、、分からないんだ♪」

さとるは めのまえが まっくらになった



お詫び

昨日は大変見苦しい場面を見せてしまったことを深くお詫び申し上げます。m(__)m
今後このようなことが無いように注意いたしますので、これからも、、、よろしければこのつまらないSSを見てくれるとうれしいです。

264名無しさん@2周年半:2006/09/18(月) 01:59:17 ID:jUgisf5M
>>154
色々と乙。
ヴェノムのわからない百の姉御に笑ったw

・・・しにがみのバラッドじゃねぇかなぁ。

265名無しさん:2006/09/18(月) 12:41:07 ID:XcXRJq9Y
確にしにバラで使われてるけどあれが元ネタかはわからない。
他にもあるのかもしれない。
何が言いたいかって言うと
気にするなってことだ。


とりあえず労いのGJ

266670:2006/09/19(火) 21:12:25 ID:L1Wh1/t2
熱が下がらないよ…(;´д`)


前回は>>259

──深空視点──

「深空ちゃんって胸大きいんだね…」
切っ掛けはそんな一言。
……だったと思う。ふふふ、切っ掛けなんかはどうでもいいの。
だって事実こそが大事なんだもん。

そう、私が菜津奈ちゃんの眼中に入っているという事実だけがッッッ!!!!!!
(効果音:ドォォオオオンッ!!)

つまりこれはギャルゲー風に言えば菜津奈ちゃんのフラグが立ったということであり他に親しい子もいない私に取ってはルート分岐の危険もなくこれから新しい子が出てくる可能性は否定し切れないけどそんなのは注意してれば何とかなる範囲だし(中略)そうさ私は扱いやすいMっ娘が好きなんだ別に男嫌いってわけじゃないけどMっ漢は嫌いだから従って私はMっ娘が大好きなレズっ娘という分類に入り(再度、中略)や ら な い か(<◎>)

などと考えている間にも時間は過ぎていく。
こうしちゃいられない、速攻勝負でカミカゼなのっ!!
「……大丈夫…??」
「菜津奈ちゃんッ!!」

私は逃げられないように菜津奈ちゃんの肩に手を掛ける(効果音:バンッ!!)

「今すぐ、保健室に行きましょう」
「うん……え…えっ!?」
「ほォら行くわよぉぉおおおッ!!」
「ちょ…っ!?何するの、何するのッ!?」
「ナニって、」

あ、そうだ。ロッカーの中にしまってある道具を持ってこう。

「ふふふ……菜津奈ちゃん、ナイスタイミングで忘れてた物を思い出させてくれたわね。
あなたも少しは"楽 し む 心 構 え"が出来てきたのかしら」
「何をッ!?何を楽しむのッ!?」
「何ってもちろん、ちょうky……ごほんごほんッ!!
…何して楽しもっかー??(にこっ♪)」

(効果音:ずる……ずる……ッ!!)

「…深空ちゃん、どうして私はトイレに向かって引きずられてるのかなぁ」
「え?なぁに?」
「……ほ…保健室は、あっちだよ…??」
「え?なぁに?」
「だから、その、保健室は、」
「もうね…」

菜津奈ちゃんが私の目を覗き込んでくる。
この綺麗な瞳も何もかも、全部が私のモノになるなんて…っ!!

「二人きりになれるなら何処でも良くなっちゃった♪てへっ☆」
「………………え」



その後、菜津奈の姿を見た者は誰もいなかった……。

267名無しさん@2周年半:2006/09/20(水) 02:31:13 ID:UGjoyvdY
ちょwwww

268名無しさん@2周年半:2006/09/20(水) 14:50:39 ID:TQ1IzGCo
(*<◎>)ポッ

269670:2006/09/21(木) 00:41:29 ID:kCXffdq.
書いてから一日以上経ってやっと気付いたんだけど、とてつもなく収拾が付かないことをした気がする
このままだとレズシーン直行か…?

270154:2006/09/22(金) 20:41:12 ID:b8CHgjaY
前回 ちょっと上


『ワタシコノキャラワカラナインダ♪』
という事はこの俺の使うキャラ、すなわちヴェノムが分からない、使えないという事だ。
この先俺はどうなるんだ?考えれば考えるほど目の前の闇が広がっていく。
あぁ、スタートからこんなんかよ、、、、まぁ俺らしいっちゃ俺らしいか。

百さんは百さんでなにやら思考中のようだ、思わせぶりな表情でなにやらぶつぶつ言っている。
「ん〜、、、あいつに頼むしかないか。ちょっと待ってね。」
携帯を取り出した百さん。
流石、携帯もパステル調のピンク一色のかわいらしい携帯だ。
女の子にはよくある携帯よりも重いであろうストラップの塊は無かった。
「あ、ユキ?久しぶりだね!実はね、、、」
あぁ携帯よ、今すぐそのポジションを換われ。今すぐだ。
「、、、そうそう。ギル校入りたいらしいんだけど、なんとその二人が全くの初心者なのよ。
 で、片方のアクセル使い希望の子は教えられるんだけど、、、。
 もう一人の子がヴェノム使い希望でね。ユキに指導頼みたいんだ〜。」
どうやらもう一人助っ人を呼ぶらしい。その人が俺に教えてくれるのか。
「あ、今すぐきてくれる?ありがと〜。待ってるね!」
携帯を閉じた百さんよると、なかなかの使い手らしい。うむ、百さんのお墨付きなら信用できる。
しかしなんだろう、、、、俺の中の何かが逃げろと言っている。
なにを言う、百さんの家から出るなんてそんなもったいない事出来るものか。
目の前に一等のドリームジャンボが落ちているのをみすみす見逃すくらいもったい。いや、それ以上かもしれない。
しかし退避命令は依然として俺の頭を埋め尽くしている。いったいなんなんだ、仕方無しに従う。
「あの、俺缶ジュース買ってきます。何か飲みたいものあれば、、、」
「お、聖気が利くな。俺ジンジャーエールね。」
「じゃあ、私ドクターペッパー。」
ドアに向かう。百さん、変わったものが好きなんだなぁ。
さて、とっとと買ってきてしまおう。ドアノブに手をかけた、、、、、

ガンッ!

インターホンもノックも無しに勢いよく外から開け放たれたドアは容赦無く俺を襲った。
−−あぁ、俺よ。このことを言っていたのか。俺を疑った俺が馬鹿だった、すまない俺、、、−−
「いやっほー!モモ〜、ひっさしぶりー!」
ブラックアウトしていく意識の中、聞こえてきた声とその姿。
何かの間違いだと信じたかった。
が、見間違えるわけが無い、15年も一緒に暮らしてきたんじゃないか。
そう、目の前にいたのは、、、、


 
姉だった。


ベタな展開ばっかでスミマセン(´・ω・)

271名無しさん@2周年半:2006/09/23(土) 17:15:59 ID:WOMqMwKo
なあ、このスレでファウスト使う主人公って一人しかいないよな?
書いてみようかなと思う俺待ちガイル

272名無しさん@2周年半:2006/09/23(土) 20:43:30 ID:D5M/1j9c
ここのSSはフォモ使いが多い気がする俺ザンギエフ

273名無しさん@2周年半:2006/09/24(日) 07:39:18 ID:FtQWGGbg
梅喧なんかはほとんど見た記憶が無い気がする
思い返してみるとエディも地味に少なめの様な、

まあそれよりも、新規職人頑張ってー

274名無しさん@2周年半:2006/09/24(日) 20:25:24 ID:9buMlkxo
まあ気が向いたら書くので
期待せず待っててくれ
書くとしたら医者、梅、影どれがいい?

275名無しさん@2周年半:2006/09/24(日) 21:52:24 ID:.WTEdttE
アサシン好きな俺としてはやっぱザトー様なんだが、、

あえて梅喧が読みたいと言っておこう

276名無しさん@2周年半:2006/09/24(日) 22:10:29 ID:t.tGXwew
迷わずザトー様

277名無しさん@2周年半:2006/09/29(金) 06:56:48 ID:IzPNYsT6
age

278名無しさん@2周年半:2006/10/05(木) 01:03:42 ID:srRlb.oI
あげ

279名無しさん@2周年半:2006/10/07(土) 23:08:20 ID:DGSwJVQw
なんでこんなに人いないの(´・ω・`)

280名無しさん@2周年半:2006/10/08(日) 02:39:27 ID:Z3YpRUo6
不安か?・・・大丈夫だ!!俺がついているじゃないか。

281とこ:2006/10/10(火) 16:27:52 ID:0vX7MRp6
お久しぶりです
覚えてる人いらっしゃいますかー?
明日明後日くらいまでには久しぶりに投下してみたいと思います

282名無しさん@2周年半:2006/10/10(火) 19:02:18 ID:3tMxs04s
うぉぉぉ!もちろん覚えてますぜ!!
ギル高スレ過疎の希望の星じゃ…

283名無しさん@2周年半:2006/10/10(火) 20:46:55 ID:sm7Ks29A
やっとだ、やっととこ氏が来てくれた・・・
wktk

284670:2006/10/12(木) 15:41:36 ID:mr1a8Azs
ギル高のまとめサイトがなくなってる……orz

285名無しさん@2周年半:2006/10/12(木) 19:53:34 ID:nQyPQxfI
俺作ってみようかな、まとめサイト。

286名無しさん@2周年半:2006/10/12(木) 20:42:58 ID:lIZq07Pw
>>285
頼んだ!!

287285:2006/10/12(木) 21:27:27 ID:nQyPQxfI
文が入りきらないで

今日から俺の新しい生活が始まる。毎日ギルティ漬けの日々、考えただけで気分が高
揚する。

みたいな感じに変なところで改行するハメになってしまうのだが駄目だろうか?

288670:2006/10/13(金) 00:36:46 ID:I9C5YFxE
>>285
多少見にくくなる程度だったら構わないと思いますよん♪
最低限、段落分けしてある所に改行が入ってれば、読点ごとに改行しなくても読みにくいとは思われないはず…

289とこ:2006/10/13(金) 01:52:07 ID:P4sLbb9o
前回>>127-128

『Please select your character!!』

カカカカカ・・ギィン!
ギィン!

滑らかな動きでお互いのキャラクターを選択する。

『最善を尽くすことだ・・・』
『保険証は要りませんよ?』

『HEAVEN or HELL Final!』

『Let's Rock!』

『―――ポチョムキンバスター!!』

相手の開幕前HSに歩きポチョムキンバスター。
開幕から一瞬で三割持っていく最高の立ち上がり。

(開幕前HSとは…)

(よし・・・この調子だ。)

『ハッ、ハンマフォー!ハッ!』

『ムッキー!』
ギィン!
『効かんぞ』

ハンマ青でバクステを潰し、さらにバースト読みの近S止め。

そして…

『ポチョムキンバスター!!』

まさに読み通り。

距離が離れればこちらの勝利が遠くなる。
奴のこれまでの試合を見れば誰にでも分かることだった。

相手を近づけさせない上手い牽制。
ペースを握らせない押さえつけるような攻め。
超早いドリキャンJKにアイテムを絡めたなトリッキーで強力な崩し。

はっきり言ってこれを捌ききる自信は俺にはなかった。
割り込みバスターに自信がない。

近づく為には開幕にリスクの高い選択肢をとらざるを得なかったのだ。

(ここまで読み通りだと逆に怖いぜ…)

だがここまで三回読み勝ったのは俺の実力。
読みは俺の長所だ。(木得さんのロボには負けるが…)

そして二度目の起き攻め。
赤い巨体が飛ぶ。

『―――ポチョムキンバスター!!!』

S L A S H !

牛路のとった選択肢は
バスター後、即前HJ>着地下Kスカシポチョムキンバスター。

『立つと傷が開くぞ…』
―――カランカランッ・・・

290とこ:2006/10/13(金) 01:52:49 ID:P4sLbb9o
「いやー、見事にやられましたわ…」

画面上のPERFECTの文字を見て,丈治が言う。

「しかもパーフェクト…」

「やっぱ凹むッスねぇ」

テンションがだいぶお下がりのようで。

「いや、なんかこれまでの試合、兄さんはなんか待ちだったじゃないッスか?テスタ戦でもそうだったし俺との試合でもそうかなって思ったんスけど・・・」

「もう開幕からゴリ押しでしたわ〜」
「まぁ・・・ポチョはそういうキャラだからなぁ。お前の医者相手じゃ受身に回ったらひっくり返せないと思ったんだよ。」

「―――くぅぅぅぅ〜〜!!」

(なんだ?!急に何かを溜めはじめて・・・??!!)

「兄さんかっこいい!いや〜〜!!それってアレっすか?!教官のテスタよりも俺の医者の方がやりにくいってことッスか??!!」
「・・・あ、あぁ。」

「冗談でもめちゃくちゃ嬉しいッス!」

ビシィィィィ!と効果音がつく程すさまじい勢いで頭を下げてきて・・・

「あざーす!!!」
「どうも・・・」

「正式に兄さんと呼ばせてください!!」
「それはちょっと・・・」



一方、内足 人の試合。
こちらはまさに泥試合というにふさわしい試合だった。

対戦カード 内足 人(PO) vs. 九輪 幸(SO)

『ヘヴィだぜ・・・』
『命を懸けてかかって来い!』

『HEAVEN or HELL Final!』

『Let's Rock!』

_____________________________

ここまでしか書けませんでした。
>>285
まとめ乙です!

291名無しさん@2周年半:2006/10/13(金) 22:52:04 ID:uMO2jTBg
GJ!!しかし戦闘短いww

292名無しさん@2周年半:2006/10/14(土) 00:49:19 ID:dx1mrj8Y
とこ氏GJ!!
たまにでも書いてくれるのが嬉しいから戦闘短いのはスルーでwww

293とこ:2006/10/14(土) 02:44:22 ID:qb2p/48E
すまねぇ、なんか上手くまとまってしまって・・・
次のジン肉vs幸ソルはもちょい内容濃くしたいです

294名無しさん@2周年半:2006/10/15(日) 13:46:57 ID:V2B1jiio
久しぶりにきたらなんかとこ氏居るし。
GJっすよ〜

295名無しさん@2周年半:2006/10/16(月) 22:13:41 ID:H2GnWH3Y
ザトー様は>>274に任せて
俺は医者を書こうと思う。
近日公開予定。

296名無しさん@2周年半:2006/10/17(火) 05:31:08 ID:9K253prw
『首ったけ』で、お待ちしております。

297295:2006/10/18(水) 06:42:17 ID:25gBcFU6
少しだけ完成したので投下
SS書くの始めてなので文章が稚拙かもしれません
「ここは変だ」「何かおかしい」
等あったらドンドン言って下さい
 
 
 
− S L A S H −
 
『ヘヴィだぜ』
 
『明日が峠です』
 
バゴンッ!!
 
「マジウゼーし!! 医者とかマジ無理ゲーだし!!!」
 
台パンをしてそのまま走り去っていくDQNを見ながら
「そろそろ帰るか」と思って
席を立ったときに夕飯を宣告された
 
『ユウハンハベジタボー!』
 
「ハァ、また厨か」
 
ため息をつきながらも座りなおすと
相手のカーソルはアクセルに重なっていた
「厨じゃないと嬉しいんですがねぇ」
 
少し期待しながら戦いは始まった
 
『ここは俺様のステージだぜぃ!』
 
『わったしが来たからにはいろいろと保証はできませんよ♪』
 
HEAVEN or HELL
 
Let’s Rock!!
 
さて、開幕は何からいきましょうかねぇ

298295:2006/10/18(水) 23:15:39 ID:25gBcFU6
前回は>>297

 − 1 0 分 後 −
バンッ
「厨うzeeeeeeeeeeeeeee!!!」

やっぱり厨だったかとため息をつきながら思う。
「明日はギル高の試験日かぁ」
そう、私はギル高を受ける。
自慢ではないが私は頭も身体能力も良い方だ
ギルティギアを愛しているわけでもない
(まあそれなりには好きだが)
そんな私がなぜギル高に入りたいのかというと
ある人物が入るからだ
その人物の名は熱田 真奈(あつた まな)
私の片思いの相手である。

3m50cmという身長から気味悪がられていた私に
「友達になろっ☆」
と声をかけてくれた時に惚れた
その理由がファウストに似ている
というだけだったと知った時に
髪をまるでヴェノムのようにのばし
目のマークも書いた
そうしたら彼女は笑ってくれた
そのときに思った
「私はこの娘に一生ついていきたい」

いつの日にか彼女は言った
「私、ギル高に行きたいの」
彼女のことを忘れて普通に生きるか
彼女についていきギル高にいくか
決断は一瞬だった
「奇遇ですね、私もギル高に行きたいと思っていたんですよ」
これで今に至る
「さて、今日は早く帰って明日にそなえて寝ますかねぇ」

299名無しさん@2周年半:2006/10/19(木) 00:18:09 ID:ztzp5xtg
>>3m50cmという身長から気味悪がられていた私に
冗談でもなんでも無くマジでお茶吹いたw腹筋が痛いww

さて、新規職人が現れたところで、少しでも繋がればってコトで一応元SS書きの俺がSS投下
ギル高出てこないけど、勘弁してください。

300名無しさん@2周年半:2006/10/19(木) 00:19:18 ID:ztzp5xtg
ゲームセンター、それは憩いの場。
そして、冷たい世の中と壁を隔てた熱い空間。鼻を突くタバコのにおいもまた一興。
こんな場所に足を運ぶようになってからほんの数ヶ月。今ではもう、心安らぐ空間ベスト5には食い込んでいるだろう。

おっと、忘れていた。俺の名前は「天射 凪(アマイ ナギ)」。天をも射る男だ…。
格ゲー歴は少ないが、放置されてしまうことなんてザラにある。なんてったって俺は天をも射る男だからな。

そんな俺がゲーセン通いを始めた理由であり、放置されちゃうくらい腕を上げたゲームがコレだ。









『北斗!有情破顔拳!!ハァーッ!!』テーレッテー

- F A T A L K O -

『命は投げ捨てる物ではない。』

- WIN TOKI -




……なんだ、その文句ありそうな眼つきは。
まぁ、別にいいさ。俺はこの北斗の拳で頂点を目指す男だ。覚えておくといい。では、また明日会おう。




=次の日=

また会ったな。
ゲーセンに足を踏み入れる。いつも通りの店内。

ただひとつ違うのは…、北斗の筐体に人が群がっていることだ…!!


ククククク、放置され、一人プレイに精を出すこと約1ヶ月。その成果、存分に発揮するとしよう。


常日頃からプレイしている慣れ親しんだ筐体に向かって歩を進める天射。
しかし、彼の目に映ったのは恐るべき光景だったのだ。次レスを待てッ!!

301名無しさん@2周年半:2006/10/19(木) 00:21:21 ID:ztzp5xtg

「……ナンダコレは」

天射の目に飛び込んできたのは、筐体の中で戦う二人の女の子。
一人は物騒な長いナイフを振り回し、もう一人はこれでもかと短いドレスを着込んだ幼女。

「ムハー、都古タン萌え萌え〜」
「先輩に串刺しにされたい〜」
「極意は2A連打ぁぁぁぁぁぁ!!」バシバシバシバシ

(筆者の某ゲーユーザーに対する夢と偏見がはちきれんばかりに詰まった表現なので、誤解なさらぬよう。)


そうです。彼の愛した北斗の拳はあろうことか某月姫格ゲーに差し替えられていたのです。
筐体上の看板には申し訳程度の簡素な貼り紙『北斗は諸事情により撤去しました byてんちょ☆』が一枚。

ちなみに諸事情ってのはご想像にお任せするぞ。



(不潔な…ッ、これは、、、地獄絵図だッ…!!)



ヨロヨロと生気なく座り込む天射。虚ろな目で某メルティブラッドを見守…るに耐えなかった。

「まさか、、あんなギャルゲー紛いにテーレッテーされるなんて……。」

平和な日常とはなんと脆いものであろう。絶望の淵デッドヒートの天射 凪。
違うゲーセンに行こうとも考えたが、距離が離れている上に某種割れ勢が五月蝿いのでやめた。

(仕方が無い、帰るか…。)

そう考え、何かを惜しむようにぐるりと店内を見回したその時。彼の目はある一点に釘付けになった。


『邪魔だよ!』
『αブレー!スシ!スキヤキ!』
『畳替えし!』
『トゥレイ!!』


それは、別に変わった所などこれっぽっちもないギルティギアのCPUによるデモンストレーション。
もちーっと正確に言ってみると梅喧姐さんと僕らの紙忍者チップによるデモ対戦。

そこに、彼の視線は張り付いたのだ。
そう、チップがおもむろに放つ、あの技に。

『トゥレイ!!』



「あれは!あんなところに!!北斗無想流舞(トキが使うワープのコトだ)の使い手がぁぁ!!!」



気づいたら50円入れてた。。

302名無しさん@2周年半:2006/10/19(木) 00:23:10 ID:ztzp5xtg

さて、先ほど無想流舞をかましていた忍者(?)をセレクトしてゲーム開始。
衝動的にプレイしてみたはいいが操作方法その他まとめてオール分からずな天射。そしてその事実に何故か気づかない天射。

ついでに言うと、キャラ選択画面をカーソルが二つ動いていたのにも気づいてないご様子。


「なぁ、あのチップ使い。いつも北斗やってる奴じゃねぇか?」
「えー?あー、そういえばそうだな。トキばっかりで放置されてた奴ね。」
「トキ〜?なんだよ、ギルティは団長様じゃないんだなww」

ギャラリーのひそひそ話が聞こえてくるが、後半はよく意味が分からなかった。断腸様ってナーニ?


『すまんなシャロン、前座があるようだ』
『んだ?その余裕面ぁ?』


-HEAVEN or HELL-「Duel 1」 ───Let's ROCK!!!


開幕。勢いよくダッシュから屈Kを2連打。
相手が取った行動は様子見のしゃがみガードだ。

(このまま一気に…!!)




   ガスッ!!




重くて痛々しい音が脳天を駆け巡る。
その原因は、いつもの調子で「2A>2A>2D」なんてやろうとした結果の事故。

そう、「PとDの間の何も無いところを思い切り突いた」のだ!


固まるギャラリー。動かないチップ。そして悶えるは天射 凪。


『いかがかね?シュッ、パイルバンカー!!』


よく解らない隙に相手スレイヤーの6HS>パイル。体力の3〜4割が一気に消えてなくなる。

(クソッ、思わぬ事態の隙を突くとは…やるな!だが、次はこうはいかんぞ!!)


敢えて起き攻めをせずにリバサ読みのガードを選択した相手のスレイヤー。
図々しくもそこに向かって懲りない2A…もとい2Kの2連打。そして今度は間違えないように2Dをガードさせる。


(これで防ぎきったと思ったら大間違いだ!北斗無想流舞の恐ろしさを味合わせてやる!!)


『トゥレイ!』

2K
2K
2S
2D
トゥレイ!!
2K
2K
2D
トゥレイ!!

息を呑むギャラリー。止まらない怪しい固め。
この後、転移の隙に付け込まれた挙句、いいようにフルボッコにされてシショったのは言うまでも無いだろう。



続……きません。きっと。

303154:2006/10/19(木) 01:16:14 ID:ULrpUXEY
ガチャガチャ、、、

「あ〜、、、そこはそうじゃない、、」

ガチャガチャガチャ、、、

「違うってば!っもう、何でこんなに物覚えが悪いのかしら、、、、」

ガチャ、、、

「こんなところかしら、、、にしても下手ねぇ、、、」

皆の衆、俺は今猛烈に鬱である。
それもこれも、、、、、さて、ここからは少し回想シーン。

−遡る事数時間−

「あ、やっと気が付いた」
目の前には姉の顔、珍しく心配そうな顔をしてる。
まぁ当然だろう、意識が飛ぶ程のドアアタックだ。心配してなかったら本当に鬼だ。
う、洒落にならんほど頭が痛い、、、ガードもせずに真正面から喰らったからなぁ。
「え〜っと、大丈夫?」
えへへと苦笑いをしながらこちらを覗き込んで来た。少し何か仕返しをしてやろう。
「、、、、、スミマセン、あなた誰ですか?」
姉の目が丸くなった。予想以上の反応である。
面白いのでもう少しからかってみよう。
「えっと、、、ここはどこですか?何故かものすごく頭が痛いんですけど、、、」
「え、、え、、。百、どうしよう、、、あたしのせいで聖が。」
今にも泣き出しそうになる姉、百さんの方を向きながらオロオロしている。
「い、、医者!救急車!110番!あぁ〜どうしたら、、、」
「その辺にしとけ聖。流石にそれ以上はやり過ぎだぞ?」
「おう、スマン」
流石咲夜、実の姉にも分からない名演技をあっさりと見破ってくれた。
「姉貴、大丈夫だよ。さっきのはただの冗談。」
あ、やべ、近づいてきた。殴られr

ガバァッ

「よかったよぉ〜。ホントに記憶が飛んじゃったかと思ったよぉ、、!」
予想とは裏腹に抱きしめられる俺。普段ならありえない行動に戸惑いつつ、コレが百さんだったらなぁ、とか思ってみたり。
とりあえず姉を落ち着かせよう。とりあえず俺から引き剥がす。
姉の目にうっすらと涙が浮かんでいる。うぅ、流石にやりすぎたか。
「悪い、冗談が過ぎた。この通りなんとも無いよ。頭は痛いけど、、、」
頭が痛いと聞いて更にしょぼくれる姉。
お互いに加害者気分。う〜む、気まずい。
「さて、落ち着いた所で話を、、、」
咲夜が助け舟を出してくれた。百さんがあとに続く。
「え〜っと、、、私ヴェノム使えないじゃない?それで雪に頼みたかったんだけど、、、」
その師と弟子が姉弟だったのだった。
昨日の事も考えるととても承諾してくれそうに無い。

はずだったのだが。。
「、、、いいよ。」
姉の口から出た言葉は承諾の二文字だった。



だめだなぁ、、、つか進路決定が夕飯の時ジャマイカ。
うぅ、安易に母に喋らせた俺が馬鹿だった。

304名無しさん@2周年半:2006/10/19(木) 15:56:24 ID:qPraNMEc
北斗wwwwwwwwwwwwwwww

305名無しさん@2周年半:2006/10/19(木) 17:48:07 ID:nn4wpUZw
北斗吹いたwww
295氏GJ!!

154氏
出来れば前回がいくつか書いてくれると助かる。
だがGJ!!!!!!

306名無しさん@2周年半:2006/10/19(木) 23:20:20 ID:wmtH3Dl2
>>297見て思ったが、みんなDQNに喋らす言葉は大概一緒なんだなwwww

毎回○○無理ゲーとか言わされてる厨房カワイソスwwwwww

307名無しさん@2周年半:2006/10/19(木) 23:45:30 ID:vsfK0vIs
厨はやることも単細胞乙だからいいんじゃね

308295:2006/10/20(金) 07:50:24 ID:FGFkUeiY
前回は>>298
− 次 の 日 −
朝早く起きてギル高に向かう
勿論熱田間奈と一緒に
「ねえ、ほんとにそんな格好で行くの?」
「まあ、仕方がないでしょうねぇ」
今の私の格好はTシャツに黒コート(特注品)
下は黒のスーツ(特注品)という
いわゆるジョニースタイルだ
正直、視線が痛いがもう慣れてしまった
そうこうしているうちにギル高に着いた
門の前に一人の男が立っていた
その男は一礼すると足早に歩いていく
ついてこいという意味だと思ってついていk
ガゴンッ
「あべしっ!」
よそ見をしていて頭をぶつけた
部屋の前まで来ていたらしい
何の変哲もない教室だ
ただ一つギルティのみを除いては
真奈は別の教室だ
さっきの男がようやく口を開いた

「初めまして、君は峠 明日香(とうげ あすか)君だね? 
 私の名前は小々戸 小田(ここど こだ)よろしく。」

名前から察するにファウスト使い、
同キャラ戦で実力をはかるってことか
熱田の方にはアクセル使いがいるに違いない
「さて、始めるか」
ソルのようなことを言って座る小田
「あ、はい!」
ギル高の試験が始まった

ちなみに筆記試験はもうやったということにしています

309670:2006/10/21(土) 06:22:36 ID:eNxyfzak
初めてPCでギャルゲーをプレイ
最近、再アニメ化した『kanon』なんだけど……これエロシーンいらないよーな気が(;´-`)


前回は>>266

数日後の昼休み。
教室の一角が異様な空気に包まれていた。

「だめ……」
「あはっ、怯えた菜津奈ちゃんも可愛いねっ♪」

菜津奈と深空はその空気の中心にいた。
向かい合った二人は時折、視線を合わせる。その度に菜津奈が目を逸らす。
深空は笑顔のまま、人差し指で"ある一点"を押さえている。

「ここがいいの?」
「……っ…」
「イヤなの??じゃあ、」

涙ぐんだ菜津奈の目に、諦観が見え隠れする。
対して深空は小悪魔のように笑い、指をつつーっ、とスライドさせ……。
先ほどより少し奥に行ったポイントで指を止める。
そこは"穴"だった。
つまり、菜津奈からして見れば、そこは予想外だったはずだ。
それでも、菜津奈はそこの恐怖をすぐに理解する。
菜津奈は気付いていなかったが、この理解こそ、菜津奈の思考が"これ"に慣れてきている証拠だった。

「ヤ、だめ、そっちはホントにだめ…っ!!」

菜津奈は過剰なまでの反応を示した。
深空はゆっくりと指を離し、顔を逸らす菜津奈に顔を近付けた。

「ねぇ、もう、いいでしょ?」
「だめ…」
「諦めなさいって」
「ヤだ…」
「じゃあどうしたいの?」
「…………」
「ちゃんと言ってくれないと、あたし分からないよ」

そしてしばらくの時が流れたあと、

…………です。

そんな呟きが漏れた。本当に小さな声で。
それは顔を近付けていた深空の耳にすら届かなかった。しかし菜津奈が何を言ったか、深空は既に理解していた。

「もう、限界です…っ……私の、負け……です…」

菜津奈が繰り返す。深空がにやりと笑う。
そして……それまで"ただのギャラリー"にしか過ぎなかった男達が、動きを見せた。

「よし、『第7回 昼休み杯・オセロ祭り』は深空の勝ちぃーっ!!」

そして口々に、
「俺の1000円が…」
「深空たんならやってくれると信じてたZEッ!!」
「えーと、みぃは倍率1.26だから……」
などと聞こえてくる声。

「うっしゃーっ!!ババ抜き祭り、UNO祭りと、ここ最近やられっぱなしだったけど……オセロでは菜津奈ちゃんに負けないわッ!!」



明日は今日の借りを返す。
そんな誓いを立てた、水曜日の平和な昼休みだった。

310名無しさん@2周年半:2006/10/21(土) 21:51:45 ID:KfoUApUg
初めてエロゲーをやっただと!?違うねっ!
>>670氏は生まれ付いてのエロゲーマーだっ!
>>670氏、早えとこ観念しちまいな!

ごめんなさい、文が妙にアレだったもので・・・
何はともあれGJ!

311名無しさん@2周年半:2006/10/23(月) 12:36:27 ID:7xNET0CY
>670氏
PS2版オヌヌメ
確かエロシーンなかったような気がする

まあ俺はAIR信者なわけだがw
AIRいいよAIR

312670:2006/10/24(火) 03:43:42 ID:Lg8eXNyM
>>310さん
「生まれついてのエロ」までは合ってるかも知れない…

>>311さん
PS2版は舞だけプレイした覚えがw
シーン追加されてて泣きそうになった覚えが…
AIRは今度、知り合いのPCからブッこ抜いてきまs(ry

関係ないけど、EFZのロード画面で『楽しそうに肉まん食べてる美汐&真琴』を見ると対戦前に泣きそうな俺がいます(ぉ


前回は>>309

それからしばらくして、金曜日。
夕焼けが綺麗な商店街を、若い男女が楽しそうに話しながら歩いていた。
と言っても話す内容の8割はギルティのことで、あとの2割がプライベート。

「そういえば柚刃、今日の晩ご飯は?」

男の方がふと切り出す。
部活で『試食係』を勤めているからか、すぐ近くの家から香る焼き魚の匂いに反応したのだ。

「え?…あ、買ってこないとないかもです…」
「もうすぐ家に着いちゃうし、荷物置いたら買いに行こうか?」
「はいっ。……………え、一緒に行くんですかっ?」

女の方が顔を赤くしながら声を上げる。
夕焼けの赤さか、それ以外の朱さか、男の方はよく分からなかったようだけど。

「荷物は僕が持つし…一緒に買い物した方が楽しいでしょ?」

爽やかに言ってのけた。
そして自宅の扉に手を掛け、開く。

(あれ?……誰かいるのか?)

何だか賑やかな話し声が聞こえた気がする。

(ねっちは右渡校長の家に泊まってるし、両親は仕事で遅くなるって言ってたし…。
となると菜津奈しかいないんだけど、友達でも連れて来たのか…?)

すぐに分かるか、と思考を止めて扉を開く。

「あ、お兄ちゃんも柚刃さんもお帰りー」
「えっと、お邪魔してます」

ばたんっ!!
勢いよく閉まる。というか閉める。
ドアを背にして柚刃と向かい合う。直後、ドアが押されて僅かな隙間が出来るが、構わず押し返す。

「ちょ、お兄ちゃんッ!?」
「何だ菜津奈」
「いきなり閉められて菜津奈はちょっぴり悲しいですよーっ!!」
「落ち着け」
「拒絶ですか拒否ですか菜津奈のことはもう嫌いですかーっ!?」
「分かったから服を着ろ。話はそれからだ」
「………………あ」

背中から掛かる力がなくなり、中から人が走っていく音が聞こえた。
溜め息、改めて扉を開く。

「あ、どうも」

菜津奈と一緒にいた少女がいた。

「どうもじゃない、君も服を着るのッ!!」

ばたんっ!!

313名無しさん@2周年半:2006/10/24(火) 11:03:29 ID:W68EoNFY
ちょwwww

ぐっぢょび

314670:2006/10/30(月) 23:46:07 ID:0VsyFnTc
大会が近くなってギルティのモチベ上がってきたYO!!



ごめん、それだけ…

315名無しさん@2周年半:2006/10/31(火) 17:33:32 ID:XFXQeNQY
>>314
もしかしてG3ですか?

316670:2006/11/01(水) 15:27:14 ID:ivtFkPnY
>>315
ん?
どこの競馬場?


前回>>312

「どうするんだ、これ…」
「食べるしかないんじゃない…?」
「柚刃は…?」
「まだ寝てるよ…」
「そうか…」

今から約1時間前のことだ。

まず、服を着てきた菜津奈から友達を紹介された。
どうやら、もう一人の子は深空という名前らしい。
僕と柚刃は買い物に行ってくるから留守番を頼む、と言って家を出た。
………で、だ。

「お兄ちゃん、菜津奈はお刺身が食べたいですっ♪」
「………」
「お刺身、お刺身っ♪」

ぴょんこぴょんこ、と跳ねる菜津奈。
全く仕方がない奴だ。ここは一発、ビシッと言ってやるか。

「…なぁんでお前さんがこんなとこにいるわけよ?船の留守を頼んどいたろ?」
「キモい」
「…………ヘヴィだぜ…orz」
「明示さん、しっかりして下さい…!!」

こんなことでヘコたれてたまるかッ!!
こうなったら意地でも無視して買い物してやる…!!

「えーと……あ、猫のキャットフードも切らしてたっけ」
「お刺身ぃっ!!」
「朝食用の食パンも欲しいな」
「チップのJDっ!!」
「サシミッ!!………インスタントコーヒーも買ったし。
柚刃、今晩のおかずは」
「(怒)……メイのFRC対応技、教えて欲しいなぁ」

そう。菜津奈の、この一言から悪夢は始まったのだ。

「レスティブな辛さのカレーにイルカ肉のコロッケを乗せて、出来上がったらみんなで拍手をしようか」

言い訳させてくれ。無意識だった。
ギル高生なら当然だし、自然なことだったんだ。
…まぁ、今さら何を言っても仕方がないんだけど。

「…………………え?」
「ん?あれ…僕、何か変なこと言った?」
「……分かりました。そのメニュー、作ります…」
「お刺身は?」
「買うと高いからダメ」
「ケチ…」
「刺身ぐらいなら捌くから、魚の方を買ってこいって」
「やった♪」





そして今に至る。
目の前にあるのは『レスティブ(暴力的)な辛さのカレー』と『イルカ肉のコロッケ』と『お刺身』。
柚刃は哺乳類の肉をミンチにして、捏ねた所でダウンして寝込んでる。気分はバラバラ殺人の犯人か。
なので食卓は3人だ。
ちなみに、拍手など起こるはずもない。

「刺身以外に食べられるものがない…」



みんなで細々と刺身パーティ。
柚刃には後でちゃんとしたものを作って食べさせよう…。

317名無しさん@2周年半:2006/11/01(水) 17:47:32 ID:N2VwJGQg
GJ!
最近670氏の更新増えてきたなw

670氏はこのスレの救世主だよ・・・

318名無しさん@2周年半:2006/11/11(土) 07:46:44 ID:46nLigVQ
その後、このスレを見たものは誰も居なかった…

319名無しさん@2周年半:2006/11/11(土) 20:08:16 ID:3ybfBm1E
途中で書かなくなったヤツあるんだけどそんなにこのスレやばいなら書くよ。

320名無しさん@2周年半:2006/11/12(日) 18:03:51 ID:ODSAitgQ
新たな勇者が誕生
おながいします

321295:2006/11/12(日) 21:43:26 ID:JWNTB8AQ
もうしばらくすれば駄小説がやって来れそうです。

322143:2006/11/12(日) 22:41:39 ID:pDDMcz6o
10WINーーーー テスタメントの調整で立ち寄ったゲーセンで約二十分で俺が連勝した数だ。
「……。」
 しかしその試合内容は処理でしかなかった。
「帰るか…。」
夕飯はベジタボー! その乱入を無視して俺は席を立つ。
 「待てよ!!!テメェ!」
 席を立った瞬間乱入してきた相手に缶ジュースが投げつけられる。
「…っつ!」
 缶が肩を直撃する。
「表出ろや!」
 胸ぐらを掴まれ俺は壁に叩きつけられた。


とりあえずやれるだけやってみます。

323名無しさん@2周年半:2006/11/12(日) 23:24:05 ID:XXw7pjfA
がんばれ!
最近DQNの出現率高いなw

324名無しさん@2周年半:2006/11/13(月) 01:44:28 ID:3D10Y/7M
なんにせよ、まずgj!!

自分もなんか書きたいけど頭悪いから上手く書けん。実話を元にした内容に『ギル校』がマッチしない!!
うぐぅ・・・

325名無しさん@2周年半:2006/11/13(月) 03:09:45 ID:Mw0/g0Mg
あれ?こう見渡してみると結構勇者がいっぱい…

>>295
期待してます。頑張って下さい!
>>143
GJ!次回が楽しみ
>>324
じゃあ実話なんてすっとばして妄想の世界で書こうか

326154:2006/11/13(月) 03:51:16 ID:4WoVliMc
眠れない、、、

>>303
まぁ、そんなわけで俺は姉貴の下でギル高を目指す事になった。
にしてもなんという偶然であろうか、咲夜がボコられた人がギル高受験経験者
その人の友達というのが俺の姉。世界って以外に狭いものだなぁ。
「あ、もうこんな時間だ。皆、今日はもうお開きにしましょ。」
姉が言う。時計を見たところ、すでに7時を回っていた。
「そうね。じゃ、今度は学校が終ったら皆私の家に集合ってことで。」
「それじゃ、俺達は帰ります、行こうぜ聖。」
「あぁ、それじゃ百さん、また明日、、」
「うん、頑張ろうね」
両拳をグッと握って明るく答えてくれた。やばい、いぃ、、、



寒い、、、、
そう、今は受験シーズン。そして雪が降っている。
つまり冬。
つまり寒い。
学校の前で咲夜と別れる。視界から消えるまで見送ってから俺は姉と共に自宅へ向けて歩を進めた(といっても雪が降っていてすぐに見えなくなったのだが)。
「なぁ、姉貴」
「ん、何?」
「何で、俺がギル高受験するの止めなかったんだ?」
姉は今まで俺がやろうとしてきた無茶を一度として認めたことが無い。
そして今から俺がやろうとしている事は正にその無茶にも無茶な事。
あっさりと承諾してくれたことに俺は少しばかり疑問を感じていたのだ。
「何?反対して欲しかったの?」
そんなワケない、俺はそんな趣味を持った人間ではない。
「ならいいじゃない。そんなことより帰ってから練習するわよ?」
こっちとしてはどうでもよくないのだが。追求しても無駄な気がするので何も言わずに頷いた。
ギル高。普通の生活をしてきた俺にはゲームを中心にして生活を送っていく学校、なんてものは全く想像がつかない。
親にも何と言おうか。
「そうだよ、、、」
一番重要なことを忘れていた。親の説得である。
明日が志望校決定の日。今日の残り数時間で親を納得させなければいけない。
云々と思考を廻らせているうちに家に着いてしまう。まだ納得させるよい方法が出ていないというのに。

327名無しさん@2周年半:2006/11/14(火) 00:30:42 ID:eyV/a.Fs
グットジョブ!

それと最近よく「、、、」ってのを見るけど「・・・」と同じ意味だよな。
携帯だと打つのがメンドウなのかな?

328154:2006/11/14(火) 00:39:06 ID:zZ8tFjVM
いや、普通にPCですよw
俺の昔からの癖というかなんと言うか、、、←これとか普通に打っちゃうw
「、、、」は俺だけみたいだから他の板でも見つけられやすいかも(´・ω・`)

329670:2006/11/14(火) 03:57:14 ID:60d92WAE
こんばんわ、リアルワールドで大変なことをしてしまった>>670です
激しく鬱だ…

前回は>>316

「菜津奈、スタン固めはガトリングにFDした後、スタンエッジを直ガ。で、HJして抜ける」
「え、あ…ホントだ、抜けれた」
「深空ちゃん、アバ戦は牽制の選び方が重要だよ。あと、どうやってダウンさせたかをしっかり確認して」
「はい、分かりました」
二人とも基本的なことが出来てないなぁ。

現在、夜中の一時。明日が土曜で本当に良かったと思う。
基本をしっかりやれば、どっちもなかなか強いと思う。
ただ、特徴がないような気がする。
例えば緋那さんはドラインで自分の士気(テンション)を上げるし、深十世君は恐ろしい集中力で堅実かつ大胆にホチフをする鷹のようなプレイヤー。
柚刃や僕は、あらゆる方法で間合いを調整して技を振るタイプ。ダメージソースは限られるけど、一撃を限界まで重くする。
……ご飯は食べなくてもギルティはしっかりやる、っていう根性がギル高生らしいというか何というか。
「夜食でも作るか…」
「わーい、まともなご飯っ♪」
誰のせいで、まともじゃないご飯を作るハメになったと思ってるんだ。

心の内で悪態を吐きながら、台所へ向かう。
そういえば菜津奈が自分の友達を連れてきたのは初めてだったっけ。
(……そろそろ起こすか)
感傷的になるなんて僕らしくない。今は何か食べれるものを作ろう。
まずは柚刃を起こさなきゃな。



「………というわけで、今日のご飯は炒飯です…」
柚刃が申し訳なさそうに言うが、正直これでもかなり嬉しい。
実際、炊飯器の中にご飯が余ってただけでも幸いなのだ。あのカレーで全部使い切ったかと思ってたのに。
あぁ神様、食べる喜びとはこのことなのですね。
よし。そろそろ、
『いただきますっ!!』



柚刃と一緒に食器を片付けていると、リビングからの声が途切れていることに気付く。
「……寝てる」
こんな時間だしな。無理もないか。
「仕方がない、運ぶか」
「あ、私がやります。明示さんは食器をお願いしますねっ♪」
ん?…普通、逆じゃないか?
何で柚刃がはこb
「まさかとは思いますけど」
「………え…?」
「明示さんに限って、私の前で他の女の子を抱き抱えたりとか……しませんよねぇ?」
……なるほど、そういうことか。
「食器、お願いします♪」
柚刃よ。今の笑みは妖艶過ぎて、個人的にはポイント高かったぞ。

330670:2006/11/14(火) 04:59:01 ID:fyDbOMeQ
前回は>>329

話は5分前に逆上る。
「明示さんのメイが見たいんですっ!!
あ、私、最近までメイを使ってたんですけどクラスの人にキャラ変えした方がいいんじゃない?…って言われて不本意ながらカイを使ってるっていうか、本当はメイを使いたいっていうか、だから明示さんのメイをずっと前から間近で見たかったんですっ!!
でも私、全然弱いから話しかけたらマズいかなぁなんて思ってたんですけど、菜津奈ちゃんが頑張れって言ってくれてそれであのえっと」
以下略。
寝ぼけてたからよく覚えてないけど、すごく適当に何度も頷いたような気がした。

ということで、現在。
『HEAVEN or HELL……Duel 1』
「菜津奈、眠いから加減してくれ…」
「ダメ。それじゃ深空ちゃんの勉強にならないもん」
「そりゃそうだけど……せめてあと1時間、寝かせて欲しかった…」
『Let's Rock!!』
アバ戦の開幕は………何すりゃいいんだっけ。
とりあえずHS置いとこう。きっと何かに引っ掛かってくれる…。
『だぁーっ!!』ぶぉん!!『カウンタッ』
んぁ…?
えーっと、あー、アバの6HSがカウンターヒットしたのかぁ…。
メイが壁バウンドしてきて、
牽引>2S(jc)>JP>JS(jc)>JS>結合
でダメージ取られて、相手は諸刃で、こっちは端付近でダウン…。
「…………………………は?」
ちょ、寝ぼけてる場合じゃない!!何だこれ!?いつの間に!?誰がこんなことを!?
いや、落ち着け、落ち着け……まだまだ取り返せるはずだ。
相手の起き攻めは低空ダッシュ。でも高めの空中結合から低空ダッシュをしても、起き上がりには重ならない。僕はそれを知っている。
落ち着いてレバーを操作しろ。いつもやってきたことだ……。
『邪魔だよーっ!!』
空投げ成功、そしてワンダウン。しかも相手に端を背負わせた。
『皆さん拍手ー♪』
起き上がりにP拍手を浅く置きながら、
『やぁっ!!』
断罪を警戒して2K。
ガード確認を取ってダッシュ2Pやディレイ2Kを混ぜて小技固め。ゲージが15%ぐらい溜まってきたら、
『はぃーっ、はぃーっ、はぃーっ、だぁーっ!!』
近S>遠S>2S>5HSスカしで距離を開く。
(…菜津奈、今のは遠SをFDして2Sに反撃するべきだったぞ)
さっきから2Pをちょこちょこ直ガしてるんだから、そっちも10%くらいあるはずだし。

まぁ、今は勝つことだけ考えるか。

331670:2006/11/14(火) 06:07:42 ID:n7D5FZhA
前回は>>330

『はぃーっ!!』
5HSスカしからの微ダッシュ遠S。
近距離〜中距離の微妙な間合いではアバの遠Sや5HSが怖いが、ジャンプ仕込みをしておけばリスクに見合った良い牽制になったりする。
というのも、
『断罪ッ!!』
こういうことをやってくれるアバがいるので、
『だぁーっ!!』カウンタッ!!
出始めに食らい判定が低い位置かつ後ろに下がる2HSでカウンターを取って、
『はぃーっ!!イルカさぁーんっ♪』ロマァンティーック『やぁっ、だぁーっ!!イルカさぁーんっ♪皆さん拍手ーっ♪』
ディレイ足払い先端>横イルカ(FRC)>空ダ>JK>JHS>縦イルカ>K拍手ホールド
で、美味しく2ダウン+起き攻め。
『やぁっ、やぁっ、だぁーっ!!』
起き上がりに2Pを2発重ねて、暴れ潰しの5HS。
そのままレバーを上に入れて
『イルカさぁーんっ♪』
下段を警戒してしゃがんでいるアバに、S縦イルカで崩しを仕掛ける。
ただし、Kを離しながら。
『断罪ッ!!』
(……だろうと思った)
イルカを潰す手段といえば、まず最初にこれが浮かぶ。当たれば拍手も消えるし、コンボにも行けるからリターンも高いとは思う。
だけど、それこそがメイ使いが仕掛ける罠。攻撃を当てれば消えてしまう拍手だからこそ、もっと警戒しなければならないのだ。
断罪のモーションで立ち上がったアバに対して、本来なら下りで当たるはずの縦イルカが昇りで当たる。
メイが落下軌道に入る間に、K拍手で召喚されたイルカが断罪のアーマーを潰す。
『はぃーっ!!皆さん拍手ーっ♪』
ダッシュ足払い>P拍手
で3ダウン。間違いなくスカ。
アバの体力は4割ほど残っている。が、それもすぐに消える。
開幕で掴んだチャンス。バーストを惜しんで無駄にするなんて、菜津奈もまだまだってことか。
『…だぁーっ、イルカさぁーんっ♪』びしぃ!!『はぃーっ、ぐるぐるアターック!!』ロマァンティーック『だぁーっ!!…はぃーっ、だぁーっ!!…やぁっ、だぁーっ!!だぁーっ!!ぐるぐるアターック!!』
『SLASH─!!』
コンボは
溜め6HS>S縦イルカスカし>ホールド開放>ダッシュ足払い>レス(FRC)>ホバー>JHS>着地>JS>JHS>着地>JK>JD(jc)>JHS>Sレスティブ
アバの異常なノックバックを活かしたS縦スカしから、念のため、バースト警戒のレスコンをきっちり決める。

『余裕だねっ♪』

332名無しさん@2周年半:2006/11/14(火) 17:09:39 ID:voBPhTwE


333名無しさん@2周年半:2006/11/14(火) 19:24:24 ID:eyV/a.Fs


670氏GJ!

334295:2006/11/14(火) 21:51:18 ID:ScGpXLY.
前回は>>308
ボイスがうろ覚えなのでそこは気にしないでください

『わったしが来たからにはいろいろと保証はできませんよ♪』
『犬が西むきゃわたしゃブラックホ〜ル〜♪』

  −HEAVEN or HELL−
  DUEL ONE FINAL
  Let’s ROCK!!

「どんなときでも意味不明なファウストらしい行動を」
これを信条としている峠と
「奇抜な行動をすればきっとペースを掴める」
と思っている小々戸
この二人が対戦するとこうなる
『『何がでるかな?』』
『ホームラーン!』『バッキーン!』
『ホームラーン!』『バッキーン!』
『ホームラーン!』『バッキーン!』
『ホームラーン!』『バッキーン!』
『ホームラーン!』『バッキーン!』
『ホームラーン!』『バッキーン!』
『『な、な、な、何がでるかな?』』
開幕同時に物投げした後同時にダッシュダストの応酬
そして同時にななな何がを出す
最初に出たのは両方コイン
なななの組み合わせは
峠【メテオ・ポチョ・メテオ・ポチョ】
小々戸【コイン・ハンマー・ロボカイ・医者】
運の差が顕著に出た結果となった
「ここから一気に決めていくぞ!」

335295:2006/11/14(火) 21:54:10 ID:ScGpXLY.
文字数が足りなくなったのでダスト描写を短縮しました
そこは脳内保管で

336154:2006/11/15(水) 02:21:47 ID:mM.r4.DI
やまナデとひデブが面白すぎる件

>>326

帰宅。夜遅くの帰宅に適当な返答をしつつ二階の自分の部屋に篭もる。
親への言い訳は姉の方に任せておくとしよう。
こちらはこちらで、親を納得させる方法を考えなくてはいけないのだ。
なんと言おうか、、、狙うは夕食の時であろう。現在7時半、家の夕食は大体8時頃。
残り30分でなんとしても最良の説得法を編み出そう。

作戦その1:とりあえず誠心誠意お願いしてみる。
コレは素人から玄人まで幅広く使用される手段。

その2:おちゃらけた感じで冗談っぽく言ってみる。
対してこの手段はノリが通じないと手痛い反撃を喰らう扱いにくすぎる玄人好みの手段。

その3:失敗したら逆切れして無理矢理通す。
この手が通用しないのは確定的に明らか。

あ〜くだらねぇ、、、

ありきたり+無駄な事を思考している内に時間は過ぎていく。
既に時計は8時を回っており、親の呼ぶ声も聞こえる。
「時間か、、、」
もうこの際なんでもいい、何でもいいから頼んでみよう。運がよければ通るかもしれない。
通らなかった時は、、、、 最悪百さんのように家出でもしようか。それもまた人生だ。
意を決して自宅のリビングへ向かった。

「ねぇ、聖」
「なに?親父」
「ギル高受験頑張れよ」
これを奇襲といわずなんと言おうか。思わず吹いてしまったじゃないか。
「ゲホッ、、、いきなり何をっ、、」
「あたしが言っておいたのよ、どうせアンタじゃろくな話し合いにもならないでしょうからね。」
酷い言われようだ。俺だって一応方法は考えていたさ。、、、いたさ。
にしても何だろう、ここまであっさりと事が進むと逆に恐ろしさを覚える。
「にしてもなんでこんなあっさり」
「父さんも好きだからな。カクゲー。」
二度目のスプラッシュ。今なんていいやがったこの親父。
「お前には言ってなかったかな。父さんな、スト2で全国出たことあるんだぞ。
 お前はまだその頃やっと立てた位だったからな。母さんもそこまで強くは無かったが、ある程度は名の通った人なんだぞ。」

今知った新事実。神様仏様、俺家出したくなってきました、、、

「まぁそういう事もあって、お父さんとお母さんは特にお前の決めた事に対してとやかく言う気はないから。
 安心して受験の為の練習に励みなさい。」
状況を飲み込みきれていない俺の頭は、食事の味まで認識する余裕は無かったようだ。今日も俺の好きなトンカツだったのに、、、
食事の後、俺は姉の部屋に行き色々と聞いてみた。
「何で皆今の今まで俺に言ってくれなかったんだ。15になって始めて知る事実とか正直困るんだけど。」
「あんたには普通の人生を送って欲しかったからじゃない?あたしの例もあるしさ。」
いつの間にか姉の部屋にはゲーセンにあるような形のコントローラー、ソフトが広がっていた。
今までどこに隠してあったんだ。いや、気付かなかった俺の方が相当鈍感なのかもしれない。
「まぁでも、蛙の子は蛙。アンタも例外じゃなかったって事ね。」
カクゲー大好きな両親の間に生まれた俺、その俺は今こうやってカクゲーに人生を奉げようとしている。
笑える笑えない冗談だ。もう腹の中にいるときから定まっていた運命とでもいうのか。
まぁグチャグチャ言っても仕方が無い。今日は風呂に入ってとっとと寝るとしよう。
って、ユキさん。何故に鍵を閉めるのですか?

「さて、コレでもうやることは決まった事だし。
 今 夜 は 寝 か せ て あ げ な い わ よ 。 」

コレが姉ではなく他の異性で、尚且つ意味が違っていたら最高だったのに。
その夜、三珠家の二階からは悲痛な鳴き声が聞こえたという。



337154:2006/11/15(水) 02:42:32 ID:mM.r4.DI
>夜遅くの帰宅に適当な返答を〜
夜遅くの帰宅に対する親の問いかけに適当な返答を

>悲痛な鳴き声
悲痛な叫び声

に脳内変換してください。

なるべく台詞行を減らしテンポのよい文にと試行錯誤中。
書く側になってわかる事って多いよなぁ、、、(´・ω・)

338670:2006/11/16(木) 03:10:23 ID:zRsNTJbU
前回は>>331

『Duel 2……Let's Rock!!』
バッシュゥ!!
『私のをあげる…』
しまった、開幕から距離を開けたのは失敗か…。
開始直後から諸刃だなんて厄介過ぎるな。牽制も控えておくか。
ジャラ、ジャラッ!!
てこてこてこ…。
(…この間合いじゃ不利だな)
歩いてゲージを溜めるメイと、ダッシュで画面半分まで間合いを埋めるアバ。
これ以上歩くと牽制が飛んでくる。こちらの技が届かない距離から襲われるというのは、正直辛い。
ジャラァッ!!ジャラァッ!!
「お兄ちゃんカモーンっ♪」
「……菜津奈、そっちに行きたいから…その5HSを辞めてくれないか??」
「こういうのも出来るよっ」
ジャラ、ジャラァッ!!
ダッシュ5HSで振り出された鍵が、メイの頭に振れるか振れないかの所で止まる。
「お兄ちゃんの真似ですよーっ♪あはは♪」
(あっぶねぇぇえええっ!!!!)
「ちなみに下がったら、」
ジャラァッ!!ぎぃん!!
『危ない危ない…』
「ドット単位で当てるからね♪」
恐ろしい妹に育ったな、菜津奈。つーか、今、歩いたのか?
まるで5HSのリーチを見せつけられているようだ。おかげで一歩も動く気がしない。さっきから屈伸を繰り返してはいるけれど。
牽制合戦になったらアバの5HSや遠Sに勝つ手はない。
しかし牽制に付き合わなければ、やり方は幾らでもある。
「しょーがないなぁ…」
ぴょんっ!!
(垂直ジャンプかッ!!見えたッ!!)
てこてこてこッ!!
前ジャンプで飛び込んで来なかったのは、恐らく空投げを警戒したためだろう。
その判断は正しい。確かに画面半分も離れていれば空投げは不可能。
だが、
(攻めるなら今しかないッ!!僕の内に燃え盛る"魂"を見せてやるッ!!)
このタイミングなら着地を攻められる。何か技を振られるかも知れないが、"コレ"なら勝てる。
隙を見せたな、菜津奈!!
てこてこてこッ!!『皆さん拍手ーっ♪』
ダッシュからのぶっぱメイアッパー。
意外性を含み、かつ、奇襲ッ!!
が、
…ごォッ!!ジャラァッ、ずびしッ!!ずびしッ、ずびしッ、ずびしッ!!
(……あ、投げがあった)
地上投げからコンボを決められる。
投げ>5HS>2S(hjc)>JS>JHS>JD
と、若干高さを抑えて最後まで決められる。
そして、

ジャラァッ!!ジャラァッ!!
「おいでよーっ♪」

あぁ、行きたいよッ!!行けるもんならなッ!!

339670:2006/11/16(木) 04:35:27 ID:F3c9Ygss
何故か部屋に鉄の匂いが…

前回は>>338

2割ちょいは食らったな、今のコンボ。
(…整理だ、整理。まだ行ける)
現時点までで幸いなのは…菜津奈が5HSを多く振っていること。
たとえ空振りでも血液と体力は減っていく。
体力差は1割ぐらいか。血液は時間による減少もあって、半分しかない。
輸血パックはあと2つ。
(………お、勝ちパターンが見えてきたぞ?)
状況を整理してみると、何のことはなかった。むしろこの状況は有利とも言える。
まだ勝ち確定とは行かないが、
(まずはワンダウン、何としてでも奪う…)
てこてこてこッ!!ぴょんっ!!バッシュゥ!!
ジャンプの頂点から空中ダッシュ。
(……たぶん、2S対空からエリアル>結合を狙って来るだろうから…)
ぶぉんッ!!
(…引っ掛かると思ったよッ!!)
「嘘、何でっ!?」
菜津奈のアバが放った2Sは、しっかりとメイを捉えたはずだった。
「あぁ、教えてなかったけど」

『だぁーっ!!はいーっ!!皆さん拍手ーっ♪』ロマァンティーック

JHS>足払い>HS拍手(FRC)で起き攻めまで直結。
「メイホバーは元々こう使うんだ」
「そーなのっ!?」
菜津奈は青リロ時代のメイ動画を見たことがないから、メイホバーの全盛期を知らない。
ギルティ歴が浅いから、メイとの対戦経験も少ない。
(…起き攻めは5Kでいいとして、上手い誘い方はないか……?)
HSをホールドしたままリスクを抑え、かつ相手の行動を誘う。
やっぱアレか?(;´д`)

『やぁっ!!…あやややっ、へへんっ!!』

5K重ねからの当て投げをわざと失敗する。フォローとして、HSを離す。

…ごぉッ!!

(よし、投げてきたッ!!)
投げコンボならダメージも安い。

ずびしッ!!

近S。無視。
(……ここで重要になるのは、
・アバは血液が少ない
・メイはバーストが使える
この二点。
間違いなく菜津奈は、バースト警戒をしてくる)

ぴしっ、ぴしっ!!

JP>JK。無視。
(アバ側が今後の展開を考えるとすれば、バーストを使わせたい場面でもある)

…ずびしっ!!

jcからのディレイJS。無視。
(相手バーストなし、自分輸血パック2個。さらにアバ側のゲージが50%なんて、半分ぐらい勝ったようなものだからな)

『根絶ッ!!』ロマァンティーック

根絶青。無視。勝った。

「……お兄ちゃん、ケチった」

340670:2006/11/16(木) 05:52:44 ID:F3c9Ygss
前回は>>339

勝った。読み勝った。
菜津奈のアバは血が足りない。あと10カウントしない内に切れる。
スカったら4割コンボ。吐き出しても同じ。

ぴぃんっ!!
てこてこてこっ!!

体力は回復されるが、それも1割かそこら。何故なら、さっきから投げコンボしか食らっていない。
さっきの菜津奈と同じ、画面半分の間合いを保ってやる。

しゅぅぅ……

(吐き出したか…!!)
走れ、猶予はぎりぎりだッ!!

てこてこてこっ!!『はぃーっ!!』
『図に乗るんじゃないよっ!!』ぎぃんっ!!

近Sを当て、直後のバーストをjcからの空中直ガで捌く。

『はぃーっ!!ぐるぐるアターック!!』ロマァンティーック『だぁーっ!!…はぃーっ、だぁーっ!!イルカさぁーんっ!!やっ、イルカさぁーんっ!!皆さん拍手ーっ♪』

足払い>レス(FRC)>即ホバー>JHS>ダッシュジャンプJS>JHS>HS縦イルカ>5P>HS縦イルカ>HS拍手
でダウンを取りつつ、攻めを継続する。
(…とりあえずイルカ置いて、)
起き攻めは拍手開放。そのままダッシュして、

『星を見てきなーっ!!』

「えっ、その距離から当たるのーっ!?ズルいよっ!!」
「何とでも言え、立たない奴が悪いっ!!」
………………って、ちょっ、確かに遠いなコレ!?
(初段のJDが届かないから…アドリブで決めるか)

『だぁーっ!!はぃーっ、だぁーっ、よいしょっ!!だぁーっ、よいしょっ!!ぐるぐるアターック!!』
ぴぃんっ!!

(………え…?)
ダスト>JHS>JS>JHS>JD(jc)>JHS>JD>Sレスティブまで決めたが、ドットだけ残して倒せてない。
それどころかこれは、反撃確定というやつ?

……びしぃッ!!じゃららららッ!!ブシュゥッ!!

空中でJHS>結合を叩き込まれ、被起き攻め。
(あー………これは何と言うか、"峰打ち"ってやつですか…?)

341670:2006/11/16(木) 06:37:21 ID:DS2XTMyo
前回は>>340

てこてこてこッ!!

(落ち着け、落ち着け…!!)
菜津奈のアバにダッシュで近付く。対して、アバは動かない。
こういう時は、
(これだァーッ!!)

ス ラ イ デ ィ ン グ

ずさぁ…!!
ぴょんっ!!ずぶしゅゥッ!!カウンタッ!!

J H S カ ウ ン タ ー

(しまったァァアアアッ!?)
馬鹿か!?阿呆か!?
よく考えたらバレバレじゃないかぁああッ!?

ずびしぃッ、ごぉん、ごぉんッ!!『抹消ッ!!覆滅ッ!!』

ktkr(゚∀゚)

ス ラ イ デ ィ ン グ

ずさぁ…!!
『SLASH─!!』

「えぇ、何で何で意味分かんないっ!?」
ふっ………近S>6HSを絡めてダメージアップを計ったのは良かったぞ…。
だがしかしッ!!お前は一つ見落としたッ!!
「メイはスライディング中に攻撃されたから、しゃがみ食らいだったんだよぉぉおおおッ!!」

どぉぉおおおんっ!!(注:SEです)

「…あぁぁ、そっか!!」
そうさ。メイのしゃがみ食らいに覆滅は当たらない。
バースト回避にばかり気を取られて、コンボ選択を誤ったな!!
ちょっとしたニアミスはあったけど、良い線は行ってたぞ…菜津奈。
「………ということで、僕は寝るよ」
「そういえば、どうして眠いの?…私達と同じくらいに寝たんじゃないの?」
「んや、寝たのは朝だったから……4時間くらいか、寝たの」
「え……………お兄ちゃん、それまで何してたの?」
「柚刃と一緒だったよ」
「だ か ら 、 何 し て た の ?」
「………柚刃と一緒だったよ」
「ナ ニ し て た の ?」

………こうなったら、逃げるが勝ちってやつだ。
自室までのルートを即座に描き、最短時間で行く方法をシミュレーション。

「さらばだっ!!」

どたどたどたっ!!
ばたんっ!!ガチャリっ!!

…ふぅ。厄介な妹だ。
追っては来ないみたいだし、もう一眠りするか。
いそいそとベッドに潜る。そっと、横を確認。

「…、……」

いつみても平和で健康的な寝顔だ、柚刃。
その様子に安堵する、少し恥ずかしい自分がいるけど。

「………お休み」

ゆっくり。目を閉じた。

342名無しさん@2周年半:2006/11/16(木) 19:51:56 ID:5laGNG6Q
GJ!
しかし、戦闘シーン以外よくわからなくなって来た俺ガイル。

343名無しさん@2周年半:2006/11/17(金) 01:39:42 ID:hLxNKO9c
>>342
つまり、えーと、何だ
二人が寝た後に色々やっちゃったってことだろうな

344295:2006/11/20(月) 14:03:57 ID:ghRHbSpM
前回は>>334

小々戸は本気を出そうとしたが
ポチョの行進+メテオ×2の恐怖には逆らえなかったのか
(まずい!とにかくガードしなくては!!)
とすっかり戦々恐々となってしまった
峠がそれを見逃すはずはない
おもむろに走ってくる医者に気づかずガードを固めている小々戸
ポチョたちが一回ずつ当たったころ目の前の医者が動いた
『愛してるわ〜!』
小々戸は何が起きたのか一瞬わからなかった
(そうだ!メッタ切りはガー不だった!
 何でそんなことを忘れていたんだ俺はっ!)
小個々田はあわててバーストをする
『ムッk『ワタシサイコーッ!』
しかし、空投げされてしまった!!
(くそっ!だがまだ体力は残っている!勝負はここからだ!)

345295:2006/11/20(月) 14:36:28 ID:ghRHbSpM
前回は>>344

明らかに小々戸不利な状況だが峠は動かない
(最後の一瞬まで気を抜かない!いや、抜けない!!)
(タイムアップまで動かないつもりか!!)
残り時間が30カウントになろうとしていたときに峠が動いた
(何故動いた!?だがチャンスだ!2Kから逆転する!)
『おとなしくしてなさい!』
金バーを当てられて吹っ飛んだ小々戸
『覚悟おし!』
ダウン追い打ちで絶命
(Kでいいかな・・多分)
(どれだ?どれだ?よし!Sだっ!)
『はっずれ〜』
『Gスポットォォォォ!』
(よし、まだ生きt『呪っちゃるぅぅぅ!』何!?)
 − S L A S H −
『明日が峠です』
(最速でFRC・・か。まあ出来ない訳はない・・な。)
「先生!合格でしょうか!?」
「ああ、君も今日からギル学の生徒だ。」
「よかったぁ〜」
「明日から私のクラスに入ってもらう、何人かは闘劇に行ってていないがね」
「はい!よろしくお願いします!!」
こうして峠は無事ギル高に入った

346295:2006/11/20(月) 14:42:10 ID:ghRHbSpM
>>344
>小個々田はあわててバーストをする
の小個々田を小々戸に脳内変換をして下さい

347名無しさん@2周年半:2006/11/25(土) 22:57:24 ID:q/ZyAbsQ
保守だ保守!!!なんでこんなに人が少ないのだ!
えぇい!職人はおらんのか!?この際俺が書いてやろうか!!

ところで、メッタってバースト確定ポイントじゃないっけ?

348名無しさん@2周年半:2006/11/25(土) 22:57:52 ID:q/ZyAbsQ
age忘れた。保守にならないじゃん(´・ω・`)

349名無しさん@2周年半:2006/11/26(日) 18:44:37 ID:qxIleq7k
>>347さん
>なんでこんなに人が少ないのだ!
>>670とかいう怪しい書き手が良く分からない試合を展開した後、最後の最後でエロを加えてしまったからじゃないだろうか
ほんと、どうしようもない雰囲気になってる…(´д`)

>この際俺が書いてやろうか!!
ぜひぜひ、歓迎ですよw

>メッタってバースト確定ポイントじゃないっけ?
そういえばそうだね…ι
でも実際に書くとなると、当たり前なことでも見落としちゃうことはよくあるからねw

350名無しさん@2周年半:2006/11/27(月) 00:35:33 ID:ba1WetpQ
>>349
何やってんすかwww>>670氏wwwww

351名無しさん@2周年半:2006/11/27(月) 02:04:06 ID:jgrgHqH2
>>350
うー……ι
正直言っちゃうと、ちょっと前から自分の文に自信がないっていう感じなんだよね…
例えば、セリフ多めになるシーンだと、情景描写が入る隙間がなくなるでしょ?
そうなると>>342の方みたいに、戦闘以外がよく伝わらないっていう人も出て来る
戦闘中に心情や心境を挟み過ぎたり、いちいち解説が必要なネタ要素含めた戦闘ばっかりで、話自体のテンポが悪いというのも反省点だし
それを誤魔化すように中途半端なエロ要素を入れちゃったのも反省点
ここでエロ要素持ってくるなんて読み手の誰もが望んじゃいなかっただろうし、「何でここでそうくるの?」って感じだよね…

もっとスマートに、違和感なく、読みやすいように書けないかな……とは思うんだけどね…
これでGJ貰ってると思うと、本当に自分が怪しくなってくるんだ…

352名無しさん@2周年半:2006/11/27(月) 04:20:23 ID:TRwlZBSA
俺は好きだな
色んなタイプの職人がいるし
気に入らないなら読まなきゃいいと思う
過去にヤっちゃったSSもあるんだし

こんな理由で申し訳ないけど期待してます

353名無しさん@2周年半:2006/11/27(月) 19:35:17 ID:80R.okuE
ごめん、「戦闘以外よくわからなくなって来た」とか言ってしまったけどちゃんと理解できてます、ちゃんと伝わってる。
その、なんて言うんだろいきなりそうゆうシーンに入ったから「え?」って感じで。

それに、俺も670氏のSS好きなんでどんどん書いてくださいよ。
前このスレに毎日レスが付くようにしたいとか言ってたじゃないですか!!

354名無しさん@2周年半:2006/11/27(月) 22:34:13 ID:jTSkKwtU
SS職人がいる限り、このスレは終わらない。
逆に言えば、このスレは>>670氏他多数の職人さんが支えているようなもんだ。

だから、これからもこのスレと住人を引っ張ってやって欲しい。
どんな展開だろうと、俺たち読み手はGJを言い続ける!
だから、これからも頑張って下さい!

355名無しさん@2周年半:2006/11/28(火) 02:06:21 ID:uYG9z8R2
読ませてもらっとる立場上新しい書き込みがあるとワクワクします。
自分が書いたらつまんないし・・・。
いつか職人デビューしたい!!あっ

356名無しさん@2周年半:2006/11/29(水) 17:55:50 ID:Ta8mQmtE
>>355
SSはまだにょろか?

===========================
前回は>>287、とか言ってみたり
 
ttp://www19.atwiki.jp/momotatan/pages/1.html
ずいぶんと遅くなりましたが、まとめサイトらしきものを作りました。
まだ2スレ目しかまとめてないのですが、AC起動までにはまとめきるつもりです。
それと、1スレ目を保存してある人居ませんか?1スレ目がまとめられない(´・ω・`)

あと、「-」とか「・・・」などが勝手にタグ扱いされるから、「-」を「―」に「・・・」を「・・・」に変えたりしちゃいました。
ご了承くださいな、見落としがあったら言ってください。

357143:2006/11/29(水) 22:32:20 ID:fzAt1sdo
「ぐ…」
胸ぐらを捕まれ壁に叩きつけられる。
「たかがゲームがうまい程度で調子のんなよ!」
腹に一発もらい床に崩れ落ちる。
「続きは表だ、立てよ。」
ちょうど店員のいないタイミングで周りの客も見て見ぬフリをしている。
「ねぇ、その辺にしておいたら?」
「あ!?」
後ろから場違いな女性の声が、この声はーーーー
「ひの…さん?」
「やっほー。」
絡んで来た男をそっちのけでこちらに手を振ってくる。
「女はすっこんでろや!」
無視されたことに腹を立てたのか声を荒げている。


すまん、いきなり投稿。まとめサイトはかなりGJ!!!!つーことで筆が走った

358名無しさん@2周年半:2006/11/30(木) 22:50:52 ID:b2O5S3pE
まとめサイト超GJ!!
これで少しはこのスレも活性化したらいいなぁ…

>>355
SSマダ〜?

359名無しさん@2周年半:2006/11/30(木) 23:59:07 ID:xi7Flk7A
>>143
GJ!でも一回一回が短くてちょっとわかり難いかも。

360143:2006/12/01(金) 21:14:34 ID:v7c1VIOo
>>143
>>149
>>153
>>167
>>322
>>357
いままで前回表示してなかったのでまとめてやっときます。


「とりあえずゲーセンは暴力を振るう場所じゃないわ。」
 声を荒げる男に凛とした態度で言い放つ日野。
「ああ!?外野がうるせえよ!!」
 男は日野に襲いかかる。
「…怪我させたくはないんだけどな。」
 俺にしたように日野の胸倉を掴む。
「いててて!!!」
 胸倉を掴まれた瞬間、日野は相手の腕をねじり上げ床に叩き
伏せた。
「コレに懲りたらもうこんな事しないのね。」
 涼しげに男に言い放つと日野はこちらを見た。
「手当てして上げる。」
 男を開放してこちらに歩いてくる。
「あー結構やられちゃってるね。とりあえず薬局で…」
「あ…後ろ!」
 さっきの男が椅子を振り上げて日野の頭を狙って椅子を
振り下ろす。
「喰らえ!!」
 咄嗟の事で椅子を手で受ける日野。
「じゃあな!」
 回りが騒ぎ出した事にきずいて逃げ出す男。
「お…おい、大丈夫か。」
「とりあえず、外に出ましょう。このままだとめんどくさく
なりそうだし。」
 すっと俺の手を引き外に猛ダッシュ。
「お…おい。」
 そのまま、俺は町外れの路地裏まで全力疾走逃げていった。
>>359
べ…別にあんたに言われて長くしたわけじゃないんだからね!!!
まあGJしてくれたアナタの助言は受け取っておくわ!

361名無しさん@2周年半:2006/12/02(土) 01:21:04 ID:LaHIaPCA
ツンデレってヤツですかね?

362670:2006/12/06(水) 04:47:42 ID:H1T4i.Ps
「何も出来ない、って言って何もやらなかったら……もっと何も出来なくなっちゃう」
というキラ・ヤマトさんの声を受けたので書こうかと
今の俺は…アルカナハートにちょっぴり期待してるジョニー使いの連ザ勢

前回は>>341

「ふぅ……1週間と離れていないのに、何だか懐かしいな」
本当なら昨日帰るつもりだったのだが、→に引き止められるとは思わなかった。
全く、私を何だと思ってるんだ。炊事、洗濯、掃除、その他もろもろをやらせておきながら……。
とにかく、こういう気分の時はサバイバルでカイとか使ってCPUを苛めるのが一番だ。
「ただいま。…ぉ?」
明らかに見たことのないサイズの靴がある。しかも女物。
「ねっちおかえりー…」
「お帰りなさい♪」
どことなく眠そうな明示と、すっきりした顔の柚刃が出迎えてくれる。
この二人、ここ最近はずっと一緒にいる気がする。すっかり新婚さんみたいな雰囲気だ。
となると……せいぜい外見が小学生な私は、二人の子供といったところか。何か納得いかん。
「お風呂は?」
「いや…入ってきた」
「じゃあ、ご飯は?」
「……食べる」
→の家にはインスタントしか食べる物がなかった。仕事が仕事だから、そういう物が主食になるのだろうけど。
柚刃が台所へ向かって、明示が私のバッグを持つ。
「これ、2階に持ってくよ」
「私も上がる。とりあえず着替えたい」
ここ最近の明示は女性に対して妙に優しい。柚刃の人見知りも、ここ最近はだいぶ落ち着いてきた。
少し前までは友達がほぼ皆無で、明示が友達になった頃は電話越しに大騒ぎだった。今日はどんなことを話しただとか、本当に親のような気持ちで聞いてやったっけ。
今となってはいい思い出だ。暖かくて、楽しい思い出。
「明示」
「ん、何?」
「見慣れない靴があったが、誰か来ているのか?」
「あ…菜津奈の友達が泊まりで来てるよ」
「菜津奈の…?」
「うん。菜津奈の」
見ると、明示がどこか嬉しそうな表情を浮かべていた。
きっと明示も、昔の私と同じ気持ちなんだろうな。
柚刃の話を嬉しそうに聞く私と、同じ気持ちなんだろうな。
「………嬉しそうだな」
「え?」
「顔がニヤけてるぞ」
「そうかな…?」
などと言いつつ、見上げた先の明示の顔はまんざらでもなさそうだった。

363143:2006/12/06(水) 20:28:00 ID:qiIId6RA
やっぱりこのスレの主役は>>630様だ…!俺なんかとてもとても。
マジGJ!!!!!!!

364670:2006/12/07(木) 12:14:08 ID:pAIYUnvQ
>>143
ワシ…そんな大した事やってませんよぅ(;´∀`)

前回は>>362

「ぬぅぅ、秘技・青キャン乱舞ぅぅうううッ!!」
『皆さん拍手ーっ♪』ロマァンティーック『ぐるぐるアターック!!』ロマァンティーック、べしっ(イルカ激突音)『イルカさーん♪(縦)』ロマァンティーック『はぃーっ、イルカさーん♪(横)』ロマァンティーック『はぃーっ、イルカさーん♪(縦)』
「すごいすごいすごーいっ!!
何で拍手ホールドしたままレスティブ青が出来るんですかーっ!?」
「拍手起き攻めのネタはかなり練習したからねw」
「何で『HS縦イルカ青>JHS>HS横イルカ青>JHS>HS縦イルカ』なんて出来るんですかーっ!?」
「拍手開放で拾うタイミングと、イルカ青キャンのタイミングをちょっと練習すればいいのさw」
「何でそんなに格好いいんですかーっ!?」
「メイ使いはみんなイケメンなんだよ(´_ゝ`)」
「すごいすごいすごーいっ!!」
などと盛り上がる明示&深空。
菜津奈と柚刃は「また変なことやって…」と半ば呆れている。
ちなみに私は膝の上で眠る猫の背中を撫でていたので、明示がどんなことをやったかは見ていなかった。会話の流れから察するに、相当に無駄なゲージの使い方をしたのだろう。さすが明示だ、やることが微妙。
「よし、じゃあ軽く対戦会にしようか」
「お兄ちゃん…5人しかいないよ?」
「誰か適当に呼べばいいんじゃない?」
ものすごく適当だ。さすが明示だ、やることが微妙。



「うぅ……気持ち悪いわー…」
現れたのは緋那だった。ただし、二日酔いでフラフラの。
「ひひ、緋那さん、お酒臭いですよ…」
「柚刃ぢゃん……水ぅぅ…頭痛いぃ…」
いつから緋那は飲んだくれになったのだろう。というか、明示はよくこの状態の緋那を呼ぶ気になったものだ。
「本当に対戦なんか出来るのか…?」
「はっつねちゅわーんっ♪お姉さんとイイことしなぁい…??………うっぷ…」
「は、吐くならトイレにしてくれ、緋那…」

365134:2006/12/08(金) 00:03:38 ID:928jimsU
>>670さんまたまたご謙遜を…
つ髭の6P

366名無しさん@2周年半:2006/12/09(土) 21:50:18 ID:xiho9WZ2
そろそろ新作だから皆話が書けないのか…
流れが変わるように早くAC稼動しないかな

367名無しさん@2周年半:2006/12/10(日) 03:09:52 ID:n4s4vZZk
ちょい意見なんだけど
670氏のSSは非常に面白いんだが、コンボ中の文が読みにくいというかなんというか・・・
よくあるメイのJHSとかのハイーッ!ってボイスやらが入ってるとちょっと読みにくい気がする
コンボはレシピだけ書いてコンボ中のボイスはあまりいらないかと
でも崩しや牽制とかにはボイスあった方がいいと思う

まあ名無しが思ったことなんで聞き流してください

368名無しさん@2周年半:2006/12/10(日) 10:39:36 ID:0gylNlKk
個性を知らないゆとりモンスター乙

369名無しさん@2周年半:2006/12/11(月) 00:22:01 ID:lHKHBaVA
670氏のSSに文句付けるんじゃなくて、メイの声に文句付け(ry

370670:2006/12/11(月) 03:46:36 ID:r/FcmiMw
うーん……ちょっと読み切りの形で試してみますか…ι



「こっちこっちーっ!!」
「うにゅん…?」
変な声を上げた少女はツナサラダのクレープを持ったまま、くりくりとした大きな瞳をギルティの筐体──その隣の少女も──に向けた。
「"ゆん"ちゃんさ、メイ使える?」
呼ばれた少女はツナサラダを一口食べながら、首を縦に数回振った。
「お願いっ!!ちょっとだけ離れるからさ、その間やっててくれない…?」
ツナサラダをもぐもぐさせつつ、にこっと微笑んでOKサインを出す。
「じゃ、お願いねっ♪」
携帯を持って出ていく友達を見つめながら、"ゆん"と呼ばれた少女は筐体に座った。

(うにー…)
とは言ったものの。
目の前に映える『Here comes daredevil』の文字。
(これ、あたしの持ちキャラじゃないんだけどなぁ…)
呑気とも脳天気とも取れる考えごとをしながら、少女はクレープを口に運ぶ。
相手が選択したキャラは、ポチョムキン。
(…とにかく、頑張ろー)

『Heaven or Hell……Duel 1』
画面内にはピンク色のメイと、肌色のポチョムキン。
『Let's Rock!!』
開幕からバックステップで距離を取るメイ。対してポチョは前進してゲージを溜める。
(やりにくいなー…)
とりあえず牽制に遠Sを振ってみる。相手はしっかり直前ガード。隙消しに5HSも出しておく。
と、ポチョムキンの身体が傾く。このモーションは……
(あ、いただきます♪)
スライドヘッド。どうやら起き攻めで殺す気らしいけど、こっちだってそうはいかない。移動にS横イルカを使って躱す。
そのまま無防備な頭に足払いを叩き込み、
(…頭を蹴っても"足"払いなのかな?)
などと考えつつ、メイを前方にHJさせる。
そして相手の真上辺りでメイホバーを使い、落下。
(バックステップはやめてね…?)
ポチョの対空6Pを読み(…願い)、さらにホバーを掛け、J2HS。
メイが空中で奇妙な速度調整をしつつ、案の定6Pを出していたポチョに襲いかかる。
「ゆん、乱入されたの?」
手元で5P>足払い>HS縦イルカを入力しつつ、質問に首を振って答える。
「ごめんねーっ、代わるよ」
何の用かは知らないけど…もう済んだらしい。
"ゆん"は席を退きながら、幸せそうに(…ちょっと表面がパリパリし始めてる)ツナサラダのクレープを頬張った。



こんなんでどうでしょう?

371名無しさん@2周年半:2006/12/12(火) 05:24:31 ID:jzSVTLQ6
どっちにしろ期待せずにはいられない

GJ

372名無しさん@2周年半:2006/12/17(日) 04:39:11 ID:5K2OYt0g
職人降臨期待age

373295:2006/12/17(日) 19:05:31 ID:.PDUY7tg
>>347
見落としてました・・・orz
では、こんな感じで
前回は>>345

「ところで先生。」
「何だ。」
「メッタ切りはバースト確定ですよ。」
「それでは、また明日。」
ガララッ バタン
はぁ、メッタがバースト確定だってぐらい知ってるんだがなぁ
「なんて、無様。」
さて、すぎたことを悔やんでも仕方がない
校長の期待の新作でも見に行くか
「後悔先に立たず、After festival、だな。」

1年I組25番
Name:峠 明日香
Height:3m50cm
Weight:120kg
Birthday:unknown
Bloodtype:unknown
UsedCharacter:FAUST

筆記試験 100点

精神力 6
判断力 9
読み 9
コンボ制度 0
立ち回り 9
総合攻撃力 5
総合防御力 9
運 10over

当個体は
ガトリングも安定しないほどのコンボ能力のなさと
それを補って余りある運の異常なまでの良さが特徴である。
普段は温厚でプレイマナーも良いが名前や親の話題に触れると
いきなり勝ち挑発リアルファイト完備になるため注意が必要。
このことより、当個体の危険度はA+とする。

374名無しさん@2周年半:2006/12/17(日) 21:47:34 ID:BV2Cabo2
>ガトリングも安定しないほどのコンボ能力のなさ

どんだけだよw

375名無しさん@2周年半:2006/12/24(日) 10:08:23 ID:XSz/G1Ns
ホシュ

376名無しさん@2周年半:2007/01/01(月) 00:53:15 ID:MQBcfzaI
「新年明けましておめでとうございます。」
「はいはい♪今年もよろしゅーよろしゅー」


無駄に三ツ指つきながら新年のご挨拶に努める二人。

ここはギル高の学生寮。
ほとんどのギルヲタが実家に帰っているなか、奇特なことに実家に帰らず、友人の部屋でジャニーズのカウントダウンを見ながらどんべえ食べながら年を越したギルヲタ約二名。



「いやー猪年かー」
「そだねー♪」
「いや、別にどってわけじゃないんだけどさ。。。」
「そかーそかーそかー」


いみわかんねーよみたいな会話は常なようで今更気にしないご様子。



「まぁーとりあえずー新年一発目に対戦でもしよーかー??」
「お!やるか?去年は負け越した気もしなくはないしな!」
「そーだっけか??」


いそいそとプレステ2の電源を入れる。

「新作出たけど、ここにはスラッシュしかないけどな。」
「この時間じゃ稼働してないと思うしねー♪」



プリーズセレクトユアーキャラクター!


ガシャガシャガシャガシャ
ガコガコーン



「アクセントコアとかもう別ゲーだしなー・・・。」
「え〜?君のキャラってそこまで変わってないでしょ?」
「気にしたら負けだ。青→スラッシュのメイよりは変化してる!」
「絵もだいぶ変わったしねー。」
「あー流すのね・・・。そだなー。ってもう始まるし!」


ヘブンオアヘル!デュエルワン!レッツロック!


こうして二人のギルヲタの新年は始まった。

この二人の今後どうなるかわからないけど、
今後もこのスレで続いていくギルヲタのストーリーを楽しみにしています。
今、職人が過疎ってるけど、年が明けたら戻って来ると自分は信じてる。
新作出たけど構わないでストーリーを書き綴ってほしい。
それは他の住人も同意だと思う。



「Kだけで五割近く持ってくなー!」
「あははは♪」


ではではまた会う時があればその時に。。。

377名無しさん@2周年半:2007/01/03(水) 09:59:02 ID:bCEliSJw
syokuninGJ

378名無しさん@2周年半:2007/01/06(土) 23:43:49 ID:nnlE93.U
期待あげ

379名無しさん@2周年半:2007/01/06(土) 23:48:16 ID:p6Lwt9SI
あがってない?

380名無しさん@2周年半:2007/01/15(月) 18:58:24 ID:bHJckniU
もうこの板はあがらない仕様になったみたいだな。
職人はまだ降臨しないか…

381名無しさん@2周年半:2007/01/16(火) 01:59:53 ID:9FO2wxoU
ちょくちょく見てはいるけど、新作がアレ過ぎてねぇ…

382名無しさん@2周年半:2007/01/17(水) 00:47:21 ID:qTTlnJrU
>>381
64氏はまだ青リロだぜ!!

383名無しさん@2周年半:2007/01/17(水) 04:22:55 ID:OevTKPrE
だがそれがいい

384名無しさん@2周年半:2007/01/17(水) 15:45:29 ID:jFLIJQK6
64氏はもう来ないんだろうか・・・

385名無しさん@2周年半:2007/01/18(木) 00:40:15 ID:rPPs2yWs
64氏にも来てほしいな。
俺の嫁の聖を活躍させてくれ

386名無しさん@2周年半:2007/01/18(木) 04:49:21 ID:f/qDbwOQ
64氏は忙しいんだ
待とうじゃないか

387名無しさん@2周年半:2007/01/19(金) 00:54:45 ID:QC0wSAKs
>>385
どうやら貴様と俺は戦わなければならないようだな。

388名無しさん@2周年半:2007/01/19(金) 06:50:52 ID:MQt4zy32
おまいらだけの戦いだと思ったら大間違いだ

389名無しさん@2周年半:2007/01/19(金) 10:49:20 ID:MQt4zy32
俺漏れも

390名無しさん@2周年半:2007/01/20(土) 03:13:44 ID:PXO5y0OE
文字通り
『聖戦』が始まる

391名無しさん@2周年半:2007/01/20(土) 16:20:05 ID:VYH9AqIg
誰が上手いこと言えとw

392元463:2007/01/20(土) 16:23:28 ID:KLcbc2yU
話をぶった切ってもうしわけありません、2スレ目で463を名乗っていた者です。
最近過疎りまくってるこの板を、まったりでもいいんでもう一度復活させたいと思い、またSSを投下しようと思います。

拙い文章な上、舞台がACなので間違いやコンボミスだらけだと思います。
でも、そういうことも含めて見守ってやって下さい。
ていうか突っ込んでくれるとリアルの方でも大助かりなんでつっこんでやって下さい。

あと、基本的に遅筆なんで更新は1週間に1度程度だと思って下さい。期待なんか無いと思いますが
では、細々と頑張って行きましょう。

393元463:2007/01/20(土) 16:33:03 ID:KLcbc2yU
前回は忘れた

――――――――――――――――――――――――――――――――――

「今日も負け越しか…」

寒い冬の空の下、白い息を吐きながら自転車に乗る男は一人ぼやく。

「あそこで空ミサさえガードしてくれてたらなぁ…あと、昇竜割り込みできる時が何回もあったし…」

彼は最近、ゲーセンからの帰り道にこうして一人反省会をするのが日課になっている。
名前は一三階 団(じゅうさんかい だん)。ギルティギア専門高等学校に通っている2年生で、
定期テストではいつも成績を残せずにランク「2」をつけられている底辺組の一人でもある。
クラスの中でも1番実力が無く、/からの彼の持ちキャラであるロボカイの特徴から、周りからは「ポンコツ」とまで呼ばれていた。

ACに変わって、ロボカイもその性能を大きく向上させたのだが人間性能がついていかず、屈辱的なあだ名は消えないまま毎日を過ごしている。

「何がいけないんだろう。 やっぱり、僕にはこのゲームは…」

向いてないんだろうか。という言葉を飲み込み、大きく頭を振る。
(いけない。弱音を吐いていたらまた皆にバカにされr)
と、頭を振りすぎて交差点に現れた人影に反応できず、とっさにハンドルを切った先にあった電信柱に自転車は

「うわわわぁ!?」
「ギャーーー!!?」

ガシャーン!

派手にぶつかって、転んだ。


「いったた…」
「あ、えっと。大丈夫ぅ?」
「あ、え!?うん!僕はだいジョブだよ。…君は大丈夫だった?」

急に目の前に現れた同年代程度の少女に、びっくりして飛び起きる。
立つ時に噛んでしまったそのせいか少し恥ずかしい。その少女は少し驚いた顔をし、くすくすと笑い出した。

「あの、笑われると恥ずかしいんだけど…」
「ああ、ごめんなぁ。自分が勘違いしてるみたいやったから」
「勘違い?」

(やから?ああ、関西の人かな? というか、改めて見るとこの子…)

「っていうか、はよこっちにも謝りが欲しいんやけどまだでっか?」
「うわぁ!?」

急に後ろから話しかけられ、団は驚いてその場から飛びのく。
そこには、同じく自分と同年代・同身長くらいの男がこちらを見据えて立っていた。

「いやぁ、そんなビックリせんでもええやん。ワシはぶつかりそうになったのを謝って欲しいだけやで」
「あ、あれ?ってことは…」

隣の少女がコクン、と頷き、おっとりとした独特の口調で話し出す。

「ぶつかりそうになったんは私やなくて、そっちやから私には謝らんでええねんぇ」
「勘違いってそういうことか…」

「うい、そういうことやからまあいっちょワシにも謝ってぇな。地面に頭つけるだけでええから」
「じ…!」
「ちょい天乃。避けてもらって土下座させるってあかんぇ?」
「知らんがな!あっちが突っ込んできたんやから避けるんは当然、謝るんも当然やろ?」
「それやったら、私があれほど交差点は気をつけてって言ってるのに先々歩いてったのはあんたやで?」
「…あっれぇ?そうやったけ〜?昔のことは覚えてないわ。ごめんなぁ」
「あら、それやったらこの人とぶつかりかけたことも忘れてもうたんやろうなぁ。謝る必要は無くなったぇ?」
「……いや、それとこれとは話が…」
「別じゃないぇ?もしかして、その頭は自分で言ったことも忘れるん?」
「……あー…」

劇終。男はあっけなく沈没した。

「ごめんなぁ、昔からわがままで調子乗りやねん」
「あ、ああ。別にいいよ。気にしてないし」
「じゃあ謝れー」
「いい加減にせえへんと怒るぇ?」
「…すみませんでした〜」

男がふざけたように地面に頭をこすりつける。一体この人は何がしたいのだろうか。

394元463:2007/01/20(土) 16:34:05 ID:KLcbc2yU
続き


「じ、じゃあ僕はこれで…」
「あーちょっと待ったって」
「?」
「まあまあ、そんな顔せんといてぇな。…ちょっと謝りついでに頼みたいことあんねんけどな」
「天乃、これ以上人様に迷惑かけたら…」
「わーってるって!そんなんちゃうわ! でな?自分今から暇?頼みたいことあんねんけどな〜」

そこまで男が言うと、隣の少女は「あっ」という顔をする。どうやら何か目的があってきたようだ。と団は推測する。

「……」
「いやぁ、そんな怪しい物じゃないっすよ〜。ちょっとした道案内ってやつ?」
「道案内?」
「そうそう」
「えっとなぁ、うちら、最近こっちに引っ越してきたばっかりで地理とかわからんねんやんか。でもいかなあかんとこがあって時間に遅れそうやねん」

だから。と少女が要点を得ない男の会話に付け加えてくれる。

「そういうこっちゃ。ここらへんのはずやねんけど道に迷ってな。悪いけど頼まれてくれへん?」
「…まあ、あんまり詳しいわけじゃないけど、わかる所なら案内するよ?僕もぶつかったの、悪いと思ってるし」

おお、という反応が2つ。どうやら素直によろこんでいるようだ。

「じゃあ決まりやね。ほんまごめんなぁ」
「ほな案内してーな。行き先は『Sammy社立ギルティ専門高等学校』まで!」




これが、僕と、関西から来た不思議な二人のプレイヤーとの出会い。
この二人が僕の日常を壊していくことを、このとき僕はまだ知らない。

395名無しさん@2周年半:2007/01/21(日) 21:43:08 ID:0HEegL3.
久々のGJ!

396名無しさん@2周年半:2007/01/22(月) 03:25:03 ID:nETM31ek
gj!

397名無しさん@2周年半:2007/01/23(火) 21:18:48 ID:7wqripkA
過疎だな

398名無しさん@2周年半:2007/01/24(水) 00:00:29 ID:BXSi6nhU
俺はいつも居るぜ。

399名無しさん@2周年半:2007/01/24(水) 04:08:10 ID:PDVrNzxk
ニートか?

400名無しさん@2周年半:2007/01/24(水) 08:43:53 ID:XCf5l3zU
保守
ついでに400

401名無しさん@2周年半:2007/01/24(水) 20:50:55 ID:j4zGyLhI
GJ!

402名無しさん@2周年半:2007/01/25(木) 02:43:35 ID:tUFjeXYY
俺も一応毎日覗いてる

403名無しさん@2周年半:2007/01/25(木) 07:01:18 ID:fBm8kzW6
田代か?

404元566の795:2007/01/25(木) 22:40:52 ID:kA8Tm09Y
>>2スレ目463氏
おひさしぶりです!そしてぐっじょぶ!
自分もROMばっかになってるけれど、見ている人間はいますよって意味を込めて。
次のSS期待してます!

405元463:2007/01/27(土) 17:41:01 ID:zG33aZ.c
こんにちわ。ただ今バトルシーンを執筆中、元463です。

ACになってセリフ変わったからわかんNEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEE!!!11!!
誰かセリフをまとめてる人っていません?
いませんよね、そんな酔狂な人…

>>395
>>396
>>401
GJありがとうございます。やっぱり読み手は死んでないですよね。ちょっと安心

>>397
これから盛り上げていきましょう。

>>398
凄いですね…時間が欲しいので少し羨ましいです。

>>399
俺の立場が危ないんでその単語は使わないで下さい。

>>400
保守ありがとうございます。しかし
つ【移行中に伴い現在こちらの掲示板にあるスレは強制sage指定をかけさせていただいてます。


>>402
几帳面なんですね。俺も見習いたいものです…

>>403
俺の立場が危ないんでその単語は使わないで下さい。

>>元566の715氏
GJありがとう&お久しぶりです。
期待してくださってああありがとうございまギギギ
ところで、566氏はもうSSは書かないんでしょうか?

406元463:2007/01/27(土) 17:43:13 ID:zG33aZ.c
長くなったんで一回切り

前回は>>394



「いやー、しっかし偶然ってあるもんやねんな〜」
「天乃、その話何回目?もう聞き飽きたんやけど」
「いやだって、こんな偶然めったに無いで!?言うたら吸血ループミスってHJSが出るくらい珍しいで?」
「なんでそんな微妙なところをもってくんねん…大体、もう吸血ループないぇ?」
「はは、まあ確かに珍しいよね。最初聞いた時、僕もびっくりしちゃったもん」
「やろ!?」

ギル高へ続く、まだ花の咲いていない桜並木を賑やかそうに3人が歩く。
半壊した自転車押しながら歩く団は、二人のやり取りを見て笑う。

「まあ速効ギル高の関係者と知り合えたんはラッキーやったわ。学年も一緒やし、同じクラスになったらええのにな?」

団の隣でそう言う騒がしい男は、天乃 床身(てんの とこみ)。
アクセル使いの関西勢で、最近こっちに引っ越してきたばかりという。
とにかく騒がしくて、一緒にいて飽きない。関西でも身内は多かったらしいから、やっぱりいつも明るい性格なんだろう。

「うちも一緒になれたらええな。そん時はよろしくな。団ちゃん」

天乃の隣で歩く少女は、同じく関西勢の鳳凰院 翔(ほうおういん しょう)。
ジャム使いで、とてもおっとりした口調で話す。関西といっても京都弁に近い感じだ。
なんかごっつい名前だが、実家はお寺らしいのでそのゆかりらしい。

「団ちゃん」という呼称は、「一三階」という名前が呼びにくいために二人に決められたあだ名だ。


(あだ名か…ポンコツとかじゃなくてよかったな)
「さ、着いたよ。ここがギル高、僕らが通ってる学校だ」

校門前で足を止める。目の前には、ギル高の校舎が彼らを歓迎するかのように高くそびえ立っていた。
その大きい校舎を前に、二人は「へぇ〜」やら「ほぉ〜」やらで感想を表している。

「…とりあえず立っててもなんだし、職員室に行こっか。中は広くても職員室はわかりやすい位置にあるから覚えやすいよ。
 まあ今日は休みだから、人はそんなにいないと思うけどね」
「よっしゃ!ほないこか!」
「あい♪」



「おやおや、来るのが遅いと思ったら…ポンコツがついていましたか」
「!?」

407元463:2007/01/27(土) 17:45:57 ID:zG33aZ.c
>>406の続き



校門をくぐろうと足を進めた瞬間、見知った声が校門脇から聞こえてきた。
慌ててそちらに向きなおすと、そこには団が予想した通りの人物が物憂げそうに校門にもたれかかっていた。

彼の名前は十字 残(じゅうじ のこる)。
もう何年もギル高で仕事をしているベテランの教師で、学校内でも彼に逆らえる者はほとんどいない。
かなりギルティが強いのだが、嫌味な発言が多いため生徒からの人気は少ない。
団もその例に漏れず、彼のことは心底から嫌いだった。
なにより、団は彼に目をつけられているのだ。

「君たち、今日編入試験を受ける予定だった……あーえっと…」
「天乃 床身です」
「鳳凰院 翔です」
「あー、そうそう。その二人だ。……」

そこまで言うと、彼は左腕の袖をまくり、小さな腕時計で時間を確認する。

「8時35分……君たち、5分の遅刻だ。時間はわかっていたんだろう?」
「す、すんません。ちょっと道に迷って…この子に今送ってもらったとこなんスよ」
「遅れて、申し訳ございません」

二人が、それぞれに遅刻したことを謝る。
自分だけ謝ってないからか、変な罪悪感が団の中に生まれる。

「まあいいです。それより、試験室に案内するからついて来なさい」
「「はい」」

「あ、それとポn……一三階君」
「え?あ、はい」
「頼みたいことがあるから、その自転車を置いたら試験室まで来なさい。補習室の隣だ。わかるでしょう?」
「は、はい」
「この二人の準備を済ませるまでに来なさい。ノロマなお前のことだ。走ってこなければ追いつけませんよ」
「…はい」

では行こうか、と二人に言い、十字は歩き出す。
二人は緊張した面持ちのまま十字の後について校舎の中へと消えていった。


(頼みたいこと…嫌なことじゃなかったらいいな…)
そう思いながら、急いで自転車を置きにいく。
少し遅れようものなら常のように小言が待っている。そう思うからか、自然と団の足は早歩きになっていた。

408元566の795:2007/01/29(月) 15:16:42 ID:mzgtaxK6
先生ヤなキャラしてますねぇー。ギル校には珍しい超クールなキャラ誕生?

>吸血ミスって
あるあるwww
JHSならまだしもそっちが出るとやられてる方も笑っちゃいますよねw

>SS
わかんないですねー。まぁ書くとしてもリロかスラです、ACはまだ全然、自キャラすら似詰まってない。
伊津とか旋風のほうはもしかしたらいつの間にかACになって復活するかも、ですけどね。
キャラ順位がいい感じにリロに近いので。

409670:2007/01/30(火) 01:36:54 ID:DHJQZteM
壁|д゚)

壁|д゚)ノシ

壁|≡3

410名無しさん@2周年半:2007/01/30(火) 03:46:35 ID://BG4l3A
帰っちゃヤダお

411名無しさん@2周年半:2007/01/30(火) 10:57:24 ID:w9Ri7YzY
>>670氏居たwwwwww

ほらほらーおじさんがお菓子あげるから出ておいてーお嬢ちゃーん(´∀`*)

412295:2007/01/30(火) 21:40:01 ID:bFzcKTwo
過疎の中に投稿するのが怖かった小心者が再開します。
まだしばらくスラでいきます。

413295:2007/01/30(火) 21:41:47 ID:bFzcKTwo
sage忘れた・・・orz

414295:2007/01/30(火) 23:06:21 ID:bFzcKTwo
前回は>>373

「さて、帰るか。」
峠は口調を元に戻しながら言った
まだ夕方だが、明日は学校だ。
早めに寝た方がいいだろう。
「ただいま帰りました、っと。」
「よお、お早いお帰りだな。」
色々事情があって、今は交番に住んでいる。
事情というのは、身体的問題で住居がなく、公園で寝てたところを保護されて以後、
親代わりの存在となった警察官がいるからだ。
「今日は早めに寝るんで、お休み〜。」
「おう、わかった。風呂は入っとけよ。」
「ああ、分かってるよ。」
交番を出て銭湯に向かう。
準備中だが問題はないだろう
ガララッ
「どうも〜。」
「応、もう準備はできている。風呂に入るんだろう?」
「サンキュー。」
ガララッ
体を洗って風呂に入ってあがる間での時間、3分。
(体を清めるには、これで十分だろう。)
「ありがとさん。」
「応、またいつでも来いよ。」
銭湯を後にして公園へ。
木の上で目を閉じて、今日の復習と明日の予習をする。
今日は、あの先生が弱かったからよかったが
今の俺ではおそらくあの高校の生徒の4分の1にも勝てないだろう。
「早く回復しねぇかなぁ。この体。」

つづく

415295:2007/01/30(火) 23:22:36 ID:bFzcKTwo
前回は>>414

俺は生まれつき奇形児だったから、
脳からの電気信号が混ざりあってしまうので、
それを防ぐために体が勝手に、
同時に右半身と左半身どちらかしか動かせなくしてしまったのだ。
今はほとんど治っていて、手足の指以外は自由に動かせるようになったが、
指が両方同時に動かないとギルティの青キャンだってできないし
ガトリングも一本指じゃ厳しいので早く治したい所だ。
「明日は早めに起きていくか。」
そうつぶやくと、俺は意識を手放した。

まだまだスラッシュでいくんでよろしくお願いします。

416名無しさん@2周年半:2007/01/30(火) 23:36:36 ID:Cx0WOhCE
今は「sage」ても「age」ても動かないぜ!

417元463:2007/01/31(水) 00:22:41 ID:mnSVkzxQ
>>元566の795氏
そうですか、では期待しながらSS投下お待ちしておりますね

>>670
おー、おかえりなs…っておーい!!ww

>>295
おかえりなさい( ´∀`)
職人が増えれば読み手も増えるはず!これからどんどん盛り上げていきましょう!

418670:2007/01/31(水) 07:06:21 ID:MtyL28NY
前回は>>370


『ザ・ドリルデンjy』ロマァンティーック『そらよ…!!』
クレープの端っこを口に含んで、黙々とEX・Kカラーのジョニーを操る少女が一人。
「ゔぁぁ、それ見えないからぁーっ!!」
台の向こうから聞こえる声に、
(…あたしだって見えてないもん)
と独り呟く。
投げ>JP>JD(RC)>空ダ>JHS>空中キラー(FRC)>JS(jc)>JS>JD>燕穿牙
という非常にゲージが無駄な魅せコンをさらりと決め、
『SLASH──!!』
『ノリが悪かったな…』
クレープが小さな唇の奥に消えた時、少女──夕暮 小豆──は目を細めた。
(何なんだろ、このキャラ)
全く分からない。私はどうやって勝ったんだろう。

419670:2007/01/31(水) 07:48:32 ID:Sa65q0U2
やべ、みじけーorz
気付いたら朝だし……俺もそろそろ引退かな…

前回>>418



対戦した友達に別れを告げ、独り自転車で帰路に着く。
やっぱり分からない。私は何をやったんだろう。
私はジョニーを使えない。使えないはずなのに。


元々、メインとかサブとかそういうのがいたわけじゃなかった。
だけど、ただ何となく…使いにくそうだから、という理由だけで使わないキャラはいた。
分身を使うエディとか、霊を操るザッパとか、動かしにくいポチョムキンとか。
もちろん、ジョニーもその中にいた。ステップという特殊な移動方法は、自分には到底使いこなせないと思ったからだ。
ところが、だ。
(…6KってFRCあったんだ)
ネタどころか技すら知らないのに、指だけは勝手に動く。狂戦士とでも言うのだろうか。
身体がジョニーに反応して、自我を持って行動する。
まるで脳だけを残してゾンビになった気分だ。
(………何で私、ジョニーを動かせるんだろ)
何度となく浮かんでは答えを見出だせずに靄となる問題。
素人のはずなのに、プロ並の動きをする。
私は、私が信じられない。私を信じることが出来ない。誰かに操られてるんじゃないのか、とさえ思う時もある。


そうして小豆は緩慢な動作で、自宅の前で自転車を止めた。
倦怠感すら感じる。今日はお風呂に入って寝てしまおう。
課題は?
………明日でいいや、どうせ明日も休みなんだから。

420名無しさん@2周年半:2007/01/31(水) 08:50:25 ID:4eArCJoo
引退するなら弟子を作ればいいと思うよ

421名無しさん@2周年半:2007/02/06(火) 17:31:03 ID:S9IE7a1M
それにしても過疎ってるな……>>670=ザ・ワールドの使い手という認識でおkですか?w
何回流れを止めたことか…

>>420
わざわざ弟子になりたい人なんかいないでしょ

422名無しさん@2周年半:2007/02/06(火) 20:58:57 ID:HvHXUoYA
おいおい、いくら過疎ってるからってそれは無いだろ。

423名無しさん@2周年半:2007/02/07(水) 02:48:11 ID:wYphfcdo
ゆとり

424元463:2007/02/07(水) 17:28:33 ID:ikwv8/Mk
ごめんなさい、遅れました。

>>670氏GJ!そしてお帰りなさい!
話は新章ですかね?続きに期待です


前回は>>407


「はぁ、はぁ」

空気の冷たい廊下を、一人団は走る。
乾燥した冬の空気は冷たかったが、

「3階の…あそこだ、しけん、ハッ、室」

階段を駆け上がってきたので、体は暖まっている。


「待ってたぞ、ポンコツ。少し遅れたが、まあ走ってきたので良しとしよう」
「はっ、はっ…ありがと、ございます」
「そんなにしんどかったのか?」

ふん、と鼻を鳴らして息切れする団を見下ろす。その目は、いつも通りの団を小ばかにする目だ。
団はこの男が嫌いだった。
いつもいつもこの目で自分のことをみて、事あるごとに嫌味を言ってくるこの教師が。
こんな奴が自分の担任だと思うと、学校にいくのを少し躊躇ってしまうこともあるほどだ。

「まあいいです。二人の準備もそろそろ言い頃合でしょうから、試験にしますか。一緒に来てください。」
「は、はい」

何をさせられるかは分からなかったが、反論すると余計嫌な目に会うということはわかっていたので、団は黙って後についていった。

ガララ…

『食らいな!死角はないってな!』
『無駄ネ! バシュウッ 逆鱗!』

扉を開けて室内に入る。中では、二人が筐体に座って既に対戦をしていた。
(準備って、対戦させて指を暖めることだったのか。身内で対戦できて緊張もほぐれるし…ちゃんと考えてるんだ)
教室内は暖房をフルにかけていて、走ってきた団にとっては暑いくらいだった。

「やってますね。そろそろ指もあったまってきた頃ですか?」
「ああ、先生!ワシはいつでもいけますで!」
「うちも準備おっけーです」
「筐体にも何も問題はありませんね?」
「「はい!」」

どうやらその効果はてきめんだったようで、二人は先程の緊張した面持ちから、一緒に学校まで歩いてきた時の顔に戻っていた。

「うむ、ではこれから君たち二人の編入試験を始める。試験方法は…こいつとの対戦だ」

425元463:2007/02/07(水) 17:30:00 ID:ikwv8/Mk
>>424の続き


「試験方法は…こいつとの対戦だ」
「え!?」

そう言って、十字は団の肩にポンと手を乗せる。
今まで十字が対戦するものだと思っていた団は、その意外な試験内容と、自分が抜擢されたことに驚いて素っ頓狂な声を上げた。

「先生、さっきの頼みたいことって…」
「そう、これのことだ。走ってきたからお前は暖まっているでしょう?私はお前らを待っていて手がかじかんでいるんですよ」
「あっれ、団ちゃんが相手か。ワシはてっきり先生とやれるんかと…」
「こいつでは不服ですか?天乃君」
「あ、いや!そういうわけではないんですけど!まあ、なんというか意外やったもんで」
「でも、団ちゃんやったら気楽にできるわ。よろしくな、団ちゃん」
「あ、うん」

もう全員やる気だ。こうなるともうやるしかないと団は腹をくくり、流れに身を任せた。

「さぁ、無駄話はここまでですよ。早速始めましょうか。…鳳凰院さん、相手が誰であれ、『気楽にプレイ』するなどとは思わないで下さい。
 それは相手を侮辱する行為ですよ」
「あ…す、すみません」

恐縮して鳳凰院が謝る。こういう小さい所にも釘を刺すやり方が団は気に食わなかった。

「まあいいでしょう。対戦方式は1本先取。一三階君が1P側、あなた達二人は2P側です。私は1P側で採点をします。
どちらかが対戦している時、もう片方は後ろの椅子で待機しておいて下さい。荷物もそこに置いておくこと。
尚、試験中の私語は慎むこと。連絡を取り合う行為、またはそれに見合う行為をした場合、カンニングとして試験は両方共に不合格とします」
「「はい」」
「では、移動してください。」

二人が荷物を持って2P側へ移動する。団は筐体に座り、試験に備えて持参のカイロで手を暖めていた。
採点するための用紙とバインダーを持ちながら、十字は空調のリモコンを操作して暖めすぎた部屋の温度を常温に戻していた。
操作が終わり、全員の準備が終わったことを確認してから、十字は試験開始の合図を出した。

「では、試験開始!1試験目は天乃 床身!」

『プリーズセレクトユァキャラクター!』

それまで静かだった教室に、筐体から派手なBGMが流れ出す。まるでこれからの対戦を早く早くと促すように。
ACになり、キャラ選択画面が変わったことでついついいつも自キャラがどこにいるのか迷ってしまう。
それを確認した後、ゆっくりとロボカイにカーソルを合わせる。カーソルを合わせてから数秒精神統一するのが団の癖で、今回もそうした。
相手はアクセル。長い鎖鎌により牽制戦ではトップクラスを誇る上に、コンボダメも低くはない。ペースを握られたらそうひっくり返すことのできない厄介な相手だ。

「はぁー…ふぅー…」

一度の深呼吸。呼吸を整え、ロボカイを選択する。
(距離を取られたら負ける…ならこっちは電力を無視して殴りに行く!)

ジャコーン!!





「そうそう、この試験、負けたら君留年にしますからそのつもりで」
「……………………………え?」

試験が始まる。

426名無しさん@2周年半:2007/02/09(金) 08:38:49 ID:qFvTk.Ug
二人ともGJ!

427名無しさん@2周年半:2007/02/11(日) 16:07:58 ID:W/18zjmg
新板に以降しね?

428元463:2007/02/14(水) 00:01:46 ID:vLclXXEE
なんか書くペースが遅れてるような…
ここから戦闘パートです。どうかご容赦をw

>>426
GJありがとうございます
>>427
以降するとしたらどこでしょう?
キャラ板の方はchara攻略専用ですし、やっぱりtalk板?ネタスレだからvipかなw

前回は>>425


『ヘブンオアヘール デュアルワン! レッツロック!』

(え?え?留年?え、でも試験が…負けたら…あれ?)
「ほら、始まってますよ」
「え、あ」

『食らいな!』『アアアー』
(やっちゃった!混乱してて…落ち着け。距離は離れてるけどまだ始まったばかりだ)
『休ム』
とりあえず、と座談を引いて落ち着く。
状況はアクセルの5Pがギリギリ届かない程度の遠距離、ダメはレンセン一発分。
相手は距離を保ちつつうろうろしながらこちらの出方を伺っている。開幕になにもしてこなかったのを不審に思ったのだろうか。
(殴りにはいけなかったけど、このまま電力を溜めて空ミサ特攻で距離を詰めて…)

『食らいな!』ガガガッ
『休ム』

電力溜めに徹したとわかるやいなや牽制をとばしてくるようになった。
錬閃撃で座談から追い出されるが、その後もう一度敷き直して充電モードに入る。

『ヒュゥ! ヒュゥ! 食らいな!』
『休ム、休ム』

鎖鎌で牽制してくる。
焦って座談を2回敷いてしまうが問題無く電力は着々と溜まっていった。
アクセルが忙しく牽制してくる中、団は悠然と電力を溜め続ける。
(向こうから距離を縮めないってことは、天乃君はどうやら牽制でアドバンテージを得る防御型のアクセル…かな?まあここは予定通りに)
電力ゲージが5メモリを超えようとしていたその時、団は覚悟を決めて指を動かした。

『みs…『ヒュゥ!食らいな!死角は無いってな!』
(空ミサに5P…!?えっと、名前忘れた…レンセン派生!受身取れるからそこから〜)

『ワリトキイタみさいる発射みs』 カウンタッ!
(え!?な、何で?)
復帰即レベル3空ミサ×2を2Sで刈り取られてしまう。
その後は分裂した小型ミサイルが守ってくれたため追撃は免れる。ミサイルの消えない/性能のままだと確実に何割かは消し飛んでいたところだ。
そんなことを考えると、団はすっかり戦々恐々していた。
(く、空中はダメだ。地上から攻めないと…!)

タタッ『邪魔ダ』ギィン!
(痛快をガードさせて…2Kから…P、K…よし、これで攻守交替!)
順調に固め続ける団。妙に直ガが多いのは何故かわからないが、ガードゲージがモリモリと溜まっていく

『ばか ばか食ラットケ 休ム ば、ばか』
「…直ガ精度を魅せているのでしょうが…アクセル使いにはこれといって必要の無い技術のようにも…」

隣で見ている十字がそう呟く。こちらに聞こえるギリギリの声で喋ったのはテスト中だからかただの独り言なのか。
どちらにせよ、僕に出来ることはひとつだ。と思い、光り始めたGBを見て地ミサのコマンドを入力する。
(ここからが勝負だよ、天乃君!)

『食ラットケ』
『ダ、ダメだこrダメだこりゃ』
アクセルにダメだしを出されつつも、レベル3地ミサをガードしているところに飛び掛る。ここから3択をせまるのがロボの定石だ。

バシュウ! 『コノかすガ!』
『ダメだこりゃ』
(ここはきっちりガード…なら食らえ!ロボの新ネタ!)
キュピーン! 『コノかすガ!』
『ダメだこりゃ』
(あれ?ガ、ガードされた…?)
そんなバカな、と団は顔面蒼白になる。
団が仕掛けたのは空ダからの中段。しかしこれは布石で、その後に解散からもう一度中段をお見舞いしてやったのだ。
初見ではまず見えないはずのこのネタ。それにも関わらず、天乃はそれをガードしてみせた。
読んでいたのか、何も考えていなかったのか。

429元463:2007/02/14(水) 00:02:59 ID:vLclXXEE
>>428の続き

『お…もいな、アンタ 隠し技だぜ 決まった!』
(あれ?安い…)

意外にも、画面端に投げたアクセルは安定コンボを入れて歩きながら起き攻めに入る。
それを見て十字が何か書き込んでいるのが見えた。
しかし投げからで2割。投げ追撃にTG25%が必要なロボに比べれば、このリターンの差は大きいところだろう。
そうしてるうちにアクセルはダッシュから起き上がりに重なるように跳躍する。
挑発なのかアピールなのかわからないが、さっきロボにやられたことをそのまま返してきていた。
だが、留年によるプレッシャーで慎重になった団はそんな挑発に乗らず、大人しくガードすることにした。

『ハァ!』
天乃が選らんだのは詐欺飛び。あのまま挑発に乗って昇竜でも振っていたらやばいことになっていただろう。と団は思った。
誘いは回避したが、今度はそのまま固められる側になってしまう。
もう始まって30カウント程度、未だに1割程度しか食らわしていないという事実が団を焦らせていた。
(固めの間にHS青で暴れよう…)

『ヒュゥ! ハァ!ハァ! 食らいな!ロマンティーック ヒュゥ!』
(ここだ!)

『コノかすガ!ロマンティーック』 カウンタッ!
(きた!6HSにHS空中カウンター!ここから逆転して…)
『痛いっつ〜の!』
(ああ〜!バースト!えっと、そうだ復帰して!)

『ワリトキイタ バシュゥ! お…もいな、アンタ』
(空ダ投げられた〜!しかも画面端…)

画面端への空中投げで再度起き攻めを食らってしまう。
体力は残り5割を切った。相手はテンションも温存しており、状況を見てロボ側が有利なのはバーストが残っていることだけ。

「ほ〜ら、だんだんと留年が近づいて来ましたよ」
「く…う〜…」

『ど〜こみてんのさ?』
「あっ!中段!」
しかもめくりの持続当て。端への空中投げからのS雷影はめくり中段になる。
以前筆記テストにも出たことがあるネタだった。
『食らいな!ロマーンティーック バシュウ!イヤッホーゥ!キュピーン決まt『塗装ガ剥ガレルダロ!』カウンタッ

なんとかバーストでその場をしのぐ。
(残り4割弱!これで一旦距離を離して…)

『こっちだぜ! バシュウッ ハァ!ハァ!食らいな!ロマンティーック』
「あ」
『ハァ!あらよ!決まったァ!』
「ああ…」
『ハァ!あらよ!決まったァ! ハァ!あらよ!決まったァ!』
『コノ不良ボデーメ』

 S L A S H 
「あああ〜〜!!?」
復帰空ダからの新爆コン。JHS>5K>足>レンセン青>S2S>JD>新爆>S2S>JD>新爆>S2S>JD>新爆(黒ビ)
(く…黒い…黒い……最後復帰できたのに…)

『さっすが俺様!』



「まずは一戦目、天乃君の勝ちですね。」
「あ…あ…」
十字が横からそう語りかけてくる。

「留年…といいたいところですが、あと1戦あります。そちらの勝敗で決めましょうか?」
「あ…はい、お願いします…」

なんとか首の皮1枚残った思いで筐体に向きなおし、タイトル画面に戻るのを待って、スタートボタンを押す。
深呼吸一回、どうにか頭の中を空っぽにしようとする。
(落ち着け…次があるんだ、大丈夫。勝てると思ったら勝てる。ダストも見えるめくりも見える)
なんとか落ち着こうとするが、周りから見て可哀想なくらい団は動揺しまくっていた。もちろん本人は気付いていないが。


「さあ、次は鳳凰院さんです。筐体へどうぞ」
「はい」

430名無しさん@2周年半:2007/02/15(木) 05:08:53 ID:Uguc0DVY
グッジョブ!

431名無しさん@2周年半:2007/02/15(木) 23:29:05 ID:c6BIuCoc
GJ!

人少ないし、やっぱtalk板あたりに引っ越すのもいいかもねー。

432名無しさん@2周年半:2007/02/16(金) 00:32:08 ID:Rd.OnbW.
とりあえずageてみようか

433名無しさん@2周年半:2007/02/16(金) 19:22:05 ID:CE/olLlw
確かにそろそろ新板に行ったほうがいいかもね
人が増えるかもしれないし

434名無しさん@2周年半:2007/02/17(土) 00:20:33 ID:layuDPBU
じゃあ新板に立ててきてもいい?

435名無しさん@2周年半:2007/02/17(土) 02:04:35 ID:0eomL5M6
現状を見る限りでは新板に立てても来ないと思うけど

436名無しさん@2周年半:2007/02/17(土) 02:36:05 ID:end.n5XA
僕には帰れる場所が無くなるのか…
こんなに悲しいことはない

それに新板いって荒らされるのとかイヤだし
ここじゃ駄目なの?

437名無しさん@2周年半:2007/02/17(土) 14:42:12 ID:WrYt7XMY
確かに新板行ったら荒らされそう

438名無しさん@2周年半:2007/02/17(土) 20:43:05 ID:layuDPBU
だがしかし、この過疎状態じゃ・・・。


64氏を含めた作者さん達が帰ってくれば盛り上がるかもしれんが・・・。

439名無しさん@2周年半:2007/02/19(月) 19:53:59 ID:y7rjBq32
>>438
その姿勢がいけないんじゃないかな…
"誰かが書いてくれる"ことが当たり前になり過ぎてるとは思わない…?
そういう当たり前を崩していかなきゃ、いつか誰も書かないスレになるよ

440名無しさん@2周年半:2007/02/21(水) 00:12:38 ID:YRYhdPIc
聖様かっこいいよ聖様

しかし、この状況下でSS書けってのはかなりキツイものがあると思うぞ。
670氏が始めて来た時のような衝撃が無いとwww
やっぱ心機一転って事で新板に行くのもありかもね、初心に帰って各キャラ使いの時間割とか考えて見るかw

聖様かわいいよ聖様

44120:2007/02/21(水) 23:50:55 ID:1C/iuKdo
雰囲気的に書き込もうか書き込むまいか悩んでたんだけど、ちょっとがんばってみた。
SSなんてもう久しぶりで久しぶりだからかなり鈍ってるわぁorz



…とか言いながら>>300で北斗がどーのこーの書いたの実は俺です。

44220:2007/02/21(水) 23:51:32 ID:1C/iuKdo

-はじめてのAC-

ここはギル高から徒歩何分と掛からないゲームセンター『ZEPPS』。
その身近さのお陰で、常に客足は絶えず。
ギル高生はもちろん、それに匹敵する校外の人々が文字通り切磋琢磨する場所なのだ。
一身上の都合(=作者不在)で、GGXXをプレイできなかった三人は、久しぶりにこの店に足を踏み入れたのだった。


一二三・エア・プロヴォーク。
生粋のチップ使いである彼女は、日系とドイツ系の血を引くハーフである。
ギル高入学以前をアメリカで過ごした。アメリカ生まれアメリカ育ち日本好き。
そこいらのプレイヤーに引けを取らない腕前をもっている彼女は、背が低い。

五所川原 樹
あまり考えてないプレイスタイルのメイ使いである彼女は、フツーの日本人である。
彼女の高い身長から繰り出される脅威の前Pは、当たれば強い。
さらに、その長い黒髪とは関係ないが、可愛いもの好きだ。

佐藤 愛
フォモ使いである彼は、女子としか見られない容姿を持って生まれた男である。


こんな姦し三人娘(違)が織り成すSSだったのを覚えてくれている人がいるかどうが心配なのが、作者である。

44320:2007/02/21(水) 23:53:06 ID:1C/iuKdo

繰り返すが、ここはゲームセンター『ZEPPS』
ギルヲタ第二の聖地と呼ばれても不思議ではない場所。

「あっ。ありましたよ〜、新作。」

真っ先に店に駆け込んだ一二三が、声を上げて後ろの二人に知らせる。
後ろからノソノソついて来た二人にしてみれば「そりゃあら〜な」とか「無きゃ困る」といった所だが。

彼女らの目的は一ヶ月以上も前に稼動した新作「アクセントコア」
限りなく崩壊したアッパー調整と、それに乗り遅れたキャラたちが可愛そうだとか言われてるゲームである。
そのゲームバランスは、熟練された北斗プレイヤーでもなければ耐えられないと言う…妙な噂を聞いた。


『PLEASE SELECT YOUR CHARACTER!!』


一二三は、早くも硬貨を投入して椅子についていた。
配置が換わった選択画面でチップを探しながらも「グレッグさんじゃな〜い。あははー。」と、えらくご機嫌。

「樹、お前先に行く?」
「ん?、、ん〜、両替してからやるわ。愛が先にやってて。」
「あ、そ。んじゃ遠慮なく。」

大体この三人でゲーセンに来ると、一二三が一番乗りで筐体の前に座り、残った二人が一応の順番を決めることになる。
適当な相談の結果、樹の財布が小銭切れ、という「貴様ギル高生とは到底思えんぜ」な状態らしい。

…と、言うわけで。
おじいさん(愛)は一二三とゲームをしに、おばあさん(樹)は諭吉を両替しに出かけていきました。



両替機に向かう途中。
樹は、ざーっと並んだ新作の筐体を見渡しながら歩いていた。

筐体から響いてくるのはキャラクターたちの新録された声。

新鮮だなと思いつつも、無意識にその声に耳を傾けてしまうのはちょっと悲しい性だなと思っていたという。


『百歩百歩百歩千里百歩百歩しんしょーー!!』
『シッショーー!』



…本当に哀しいと思っていたという。

444名無しさん@2周年半:2007/02/22(木) 15:34:15 ID:bSl8.zbs
おかえりなさい
GJ!!

445名無しさん@2周年半:2007/02/22(木) 15:56:14 ID:cMOR9iKE
GJ!

446名無しさん@2周年半:2007/02/24(土) 18:42:05 ID:khrPaQts
ところで、新板に移行しないか?
新板見てきたけど、なりきりとかもいっぱいあるしこのスレ荒らされることはないと思うんだけど…。
活性化を祈って。

447名無しさん@2周年半:2007/02/25(日) 09:58:01 ID:vIHv8DvI
>>20
久々GJ!
>>446
確かに荒らされるような空気では無さそうだね
大丈夫かな

448名無しさん@2周年半:2007/02/25(日) 17:49:58 ID:BRnkJOGM
人がいなさすぎて話し合いにならないw
やっぱ新板かな?

449名無しさん@2周年半:2007/02/25(日) 23:29:28 ID:vZRSe1Vs
新板に立ててもすぐには人増えないだろうけどな。
このまま細々とやってくのも有りかもよ。

職人さんが来るのが前提ならなッ!64氏まだかな。

450名無しさん@2周年半:2007/02/26(月) 20:10:35 ID:Ygmea24w
新板に行くにしても、とりあえず職人方の意見を聞きたいな。
やっぱ書く人の意見って大事だし。

451名無しさん@2周年半:2007/02/26(月) 22:59:41 ID:fOlPqyO6
一応、下手くそだけど書き手だった人からの意見





こうやってる燻っている時間が一番人が来ない

45220:2007/02/27(火) 00:37:54 ID:8VBrwzvE
別に今のままでも良いんじゃないかな。
もし1000まで埋まったら新板にPart6を建てれば良いのでは?

それより問題なのは、続きを書こうと思ったら、まるで戦闘シーンが書けなくなっていたということ。
受験だったからくらいしか言い訳が無いけど、ACの変更点、全然知らない…。むぅ、、

453名無しさん@2周年半:2007/02/27(火) 01:44:36 ID:UbAIZ82w
だれか!!職人さんのために全キャラの変更点、現状の立ちまわり、基本コンボを調べて来い!!

(´・ω・`)無理っすよね

454名無しさん@2周年半:2007/02/27(火) 06:13:15 ID:3Hf/0VFA
ムック買った奴に期待

45520:2007/02/28(水) 00:15:47 ID:wNdGp93g
とりあえず悩んでも埒があかないので、妥協しました。

あと昔の話になっちゃいますけど、2スレ目61氏へ
借りていたキャラをもう一度使わせていただきます。もし見てたら何か言ってください〜。

45620:2007/02/28(水) 00:16:29 ID:wNdGp93g

『SLASH!!』

「だぁー!負けたぁーー!!」

樹がFB百歩のトンデモ性能を目の当たりにしてから少し後。
一二三と愛の勝負は、危なげの無い一二三のストレート勝ちで幕を下ろしていた。

そもそも、声と一緒にボール配置までいじられたヴェノムを始めて触った人間が、荒らし上手なチップに勝てるはずも無

く…。
大まかなボール配置を把握しようと生成してみたら『ショーッグン!!』
ボール弾こうとしたら攻撃が空振りして、その隙に『ショーッグン!!』
新バーストは受身取れることを忘れて安心してたら『ショーッグン!!』

「…しばらくは、まともに対戦出来そうにないかもな。」

ポリポリと頭を掻きながら台の向こう側に回って、情け容赦ない『ショーッグン!!』に話しかける。

「一二三ぃ、、少しは様子見してくれよ〜。配置分からないと戦いにならないって…。」
「え?はい、ヴェノムの声カッコよくなりましたね〜。」
「…聞いちゃいねー。」

ポケットから財布を取り出しながらしばし黙考。
このまま再乱入してもボコされて逆シショーするのは目に見えてる、、でもやらないと強くなれない。
だからってこのまま連コし続けて、それで五分れるくらいになったとして…、、それまでにいくら使うんだろう?

「うー…ん。」

渋る。一二三は新作に夢中だ。
気づかないなら、樹が帰ってくるまでブラブラしようかなっとか考えて、愛は顔を上げた。

――そしてふと、目が合った。


小柄な、女の子。
いや、違う。あいつは男だ。俺はあいつを知っているじゃないか。
樹だって知ってる。もちろん、一二三も知ってる。

そうだ、ここしばらく会ってなかったが、間違いない。アイツは―――。


「まm「あっ!魔夢ちゃんだーー!!」

新作に夢中だったはずの一二三に先を越された。
相手も気づいていたらしく、ズカズカとこっちに近づいてくると、顔を真っ赤にして

「魔夢ちゃん言うなァー!!」

…と、叫んだ。

45720:2007/02/28(水) 00:17:03 ID:wNdGp93g

この可愛い彼、ヒッジョーーーーーに久しぶりにこのスレに登場するので解説させて頂く。

・墓堀 魔夢(ぼほり まむ) テスタ使い。
 女のような可愛い外見ではあるが、口を開けば出るのは強気で反抗的な言葉言葉言葉…。
 戦闘スタイルは罠を張り巡らせて、相手を観察。癖やら何やらを見切って倒していくスタイル。
 ちなみに、彼は作者が考えたキャラではなく、かれこれ二年近く前に61氏から継いだキャラの一人である。


「なんだよ変わらないねぇ、お前ら。ひさしぶりに会ったから、少しは大人になってると思ったのによ。」
「お前がそれを言うなっての…。お前こそ、少しは大人になれってんだ、この鰤もどき。」
「そーかい?じゃあお互い様だね。このフォもどき。」

『フォモ』というのは、愛をからかう上での核兵器とも言える単語である。
紆余曲折らしい紆余曲折は無いが、フォモしか使えない愛にとって、この言葉は自分の名前と併せて相当辛いものなのだ。

魔夢と愛はよく口論(のようなもの)になるが、このツボを抑えている魔夢に、愛は一度も買った試しがない。

「フォモって言うんじゃねぇぇぇぇ!!!長きにわたる辛い思い出が浮かんでくるからヤメロ!!」

…そして、言われるとこのようになる。

「魔夢ちゃん、ダメですよ。愛ちゃんはもどきなんかじゃありませんよ?」
「そうそう、コイツはホンモノよ。寝ても醒めてもザトー様。夜と画面端のお供はザトー様、だから。」

両替から帰ってきた樹も揃って、有ること無いこと(無い事だらけだが)囃し立てる。
一二三のフォローだった気がしないでもない言葉は、樹の舌によって完全に裏目になっていた。


「クソっ!おい魔夢、台につきやがれ!新作でケリをつけてやる!!」
「えぇ…っ、でも愛ちゃんのヴェノムはまだ全然…。」


一二三、聞いちゃいねーようで実は聞こえていた。
手合わせした者としては、今の愛はとてもとても対人戦で戦えるようなレベルでないことは分かっていた。

「いや、一二三…。男にはな、意地ってもんがあるんだよ。」

背中越しに語りかけるその姿…、その背中に、彼女らは男を見――――

「やっぱ女ねぇ…。」「黙れよチクショウ」




―――そして、彼のヴェノムは華麗に舞った。

458名無しさん@2周年半:2007/02/28(水) 01:03:10 ID:8FebKWpo
カレーにGJ!

459名無しさん@2周年半:2007/02/28(水) 11:12:37 ID:/N5iCEhs
くすぶっていた炎が燃えた>>20氏GJ!

460名無しさん@2周年半:2007/03/01(木) 13:28:39 ID:w1SCFiMY
お久しぶりです、GJ!

461名無しさん@2周年半:2007/03/02(金) 01:47:36 ID:uXw32iJo
20氏のせいで書きたくなってきた件について。



………携帯だけど頑張ろうかしら。

462名無しさん@2周年半:2007/03/02(金) 03:45:23 ID:AI0m/ZEA
>>461
がんばれ、超がんばれ

463名無しさん@2周年半:2007/03/02(金) 22:47:36 ID:CR3dfZs2
>>461
せっかくだから俺はお前を応援するぜ!

464名無しさん@2周年半:2007/03/03(土) 00:50:40 ID:vh2PT8Gg
>>461
応援させろい

465名無しさん@2周年半:2007/03/03(土) 08:43:01 ID:GdXtxDyo
漏れも書きたいけど読切りにもできないくらいにしかまとまってない(´;ω;`)
この気持ち悪い感じどうにかして欲しい

466461:2007/03/03(土) 14:26:49 ID:mKKacrr.
こんなに反応が来るとは予想GAYwww

わかった、なら期待にそえられるよう努力するよ。上手くいけば今日中にでも。


主人公の持ちキャラがチップで20氏と被るけど。
仕方ないじゃないか、チップしかまともに使ったことないんだ。

46720:2007/03/03(土) 21:40:58 ID:6JCl47Dg
>>461
俺も応援するぜ!!キャラが被るとかは気にしない方向で。

そして景気付けに投下。

46820:2007/03/03(土) 21:41:42 ID:6JCl47Dg

「っくしょー。今回のテスタ…、強いぜ。」

派手に、そして華麗に踊らされた愛(本日0勝2敗)がぼやく。
なるほど、確かに彼の言うとおり。
試合の一部始終を見守っていた一二三と樹も、今回のテスタの性能については同意といった感じだ。

―――でもそれはそれ、これはこれ。ギル高女子生徒様の見る目は厳しいのだった。

「…なんだよ、意味有りげな眼つきして。」
「うん…。今のは、そうね、、あんたが弱すぎたって言うほうが正しいような…。」
「…ぅが…ッ。そ、そうか?」
「そうよ、手も足もキューも出てないじゃないのよ。あとボールも。」

まぁ、事実である。
牽制もらってエグゼ出されてあれよあれよと画面端ぃ。
軽く崩され倒されて、暴れを狩られて『華麗に踊れ!!』

んでSLASH!!×2
聞くも涙、語るも涙の悲しい負けっぷりである。この試合のすべてである。


「なんだよ、自分から吹っかけておいて手加減でもしてるの?」
「………。」
「それとも、舐められてんの?俺。」
「………すいませんでした。」
「そうそう、いつもそんくらい素直にしてりゃいーんだよ。」


はっはっはー、と満足げな魔夢。
謝ったは良いが、いまいち納得いかなげな愛。

―――そして、



「そうだな、では人を待たせたことに対する素直な謝罪を貰おうか。」



魔夢の後ろから突然声が掛かる。と同時に、魔夢の表情が凍りついた。

46920:2007/03/03(土) 21:43:46 ID:6JCl47Dg

「あっ、は、はろー。じゃなくてそのえっとだからこれにはあのーワケってゆーか…。」
「………私がそれを聞くとでも?」
「あーー、うぅ……。」

背後からの乱入者にアカラサマにしどろもどろになる。
人間、ここまで不自然な対応をするのは、よほど後ろめたい事がある時くらいである。


―――対して一二三たち三人。

「…誰だっけ、あの人。」
「さぁ…?あんな美人知り合いにいたかしら…一二三知ってる?」
「えっ…うーん…、、誰でしょう?」

魔夢達の切迫っぷりに比べて、まったく呑気なもんですこと。

もはや会話なんて生ぬるい物が成立しない状態な二人。
長引きそうなので、終わるまで軽い昔話をば…。

1996年、KOT症候群という病がヨーロッパ中に蔓延していた。
10年前、コンバット越前はマルマラ軍の傭兵として、戦場を駆け巡っていた。
越前は戦友のダニー・グレッグと共に遺跡を見つけ、中にあった宝石、古文書、銃を入手、その知恵と力と資金によって

脱出した。
KOTの流行に10年前の記憶から、突き動かされるものを感じ、そn

……おっと、終わったようです。

「わかったぁ!あの子焔よ。鎖蜂焔。ね。そうでしょ?」
「ん…?なんだ、まさか今頃気づいたのか?」
「仕方ないでしょ、髪は上げてるし、お化粧なんかしちゃって、んもーカワイイんだからー。デートぉ?」


、、そして樹始まったな…とそんな事は些細なことなので置いておいて。紹介しよう。

・鎖蜂 焔(さばち ほむら) アクセル使い。
 クールとビューティを地で良くカッコいいギル高の女子生徒。
 長身で、長いブロンドの髪はアクセルを彷彿とさせるが、本人の性格はその真逆。
 相手を誘い込んで、華麗に当身を取るスタイル。まさに十中八九、手のひらの中の出来事である。


「ふぅ…。怒るのも馬鹿らしくなってきた。吸の奴はもう帰った、私も帰る。」

再会の挨拶もほとんど無しで、スタスタとゲーセンを後にしてしまう焔。
完全に取り残された魔夢に事の顛末を聞いてみたところ、つまり自分で誘っておいて自分がすっぽかしたとの事。

愛の3倍は落ち込んで、魔夢はゲーセンを後にしたんだとか。。


「せっかくだから、私はこの赤のチップを選びます!!」
「自分の血かしら?」

470461:2007/03/03(土) 22:25:00 ID:46IIPBwA
携帯だが負けずに投下。>>20氏も応援感謝!!


暇とは人生の敵である。とはどこかの偉い人が言っていたような気がするが、まさにその通りだ。
人生が暇だったら生きる価値なんてない。きっとみんな樹海に終学旅行だ。集団自殺だ。
「暁の〜闇を切り裂く〜」
そんなくだらないことを考えながら、お気に入りのSuck a Sageを口ずさむ。俺こと三角 飛(ミスミ トビ)のいつもの通学風景だ。
しかし暇は人生の敵というのは俺の人生観でもある。暇でいたくなかったからこそ、俺はこの学校に入ったのだ。
「Sammy社立、ギルティギア学園」
ギルティは無趣味な俺が唯一熱中したもの。それを授業として受けられるなら、こんな楽しいことはない。
退屈な学校生活なんてまっぴらだ。俺は充実した毎日を送りたいんだ。
「でもちょっと早く来すぎたかな」
今日はその学園生活初日。そう、俺はいわゆる転校生なのだ。
だが、教師の指定した時間まで小一時間ある。転校初日だからっていって浮かれ過ぎたか……。
「しょうがない。確か学校案内に書いてあったあそこにでも行くか」
時間を無為に過ごすことはない。俺は暇を潰すためある教室に向かった。

471461:2007/03/03(土) 22:45:06 ID:14KZ1Izk
「あったあった。ここだ」
フリープレイルーム。そう書かれた教室。中には何台ものギルティギアACの筐台が置かれている。学年関係無く生徒達が対戦、練習出来るように設けられた教室だ。対戦台と練習台がそれぞれ設置されていて、自由にプレイ出来ると学校案内に書いてあった。
「やっぱ早いから誰もいないか」
どれだけ強い奴がいるのか、少し試してみたかったが仕方ない。しかし、強い奴と戦えると思うと……。
「オラ、ワクワクしてきたぞ」
この楽しみは後にとっておこう。今は練習だ。練習。

――プリーズユアセレクトキャラクター

スタートボタンを押して椅子に座る。にしても、なんで声を変えたんだ。未だに謎だ。
そんなことはさて置き、持ちキャラであるチップにカーソルを合わせ、スタートを押しながらSを押す。
「シッショーのことかぁ……なんてな」
サイヤ人カラーは俺のお気に入りカラーだ。選ぶ度にこう言ってしまいたくなるのもきっと仕方ないさ。
「さて、先ずは起き攻めとコンボの練習でも……」

――ガラッ。ユーハンハベジタボー

ステージが始まったと同時に扉の開く音。そして響くあの声。乱入、か。面白い……。やってやる。

472461:2007/03/03(土) 22:47:40 ID:mKKacrr.
とりあえずここまで。

>>20氏GJ〜。やっぱ一二三いいよ一二三。

473名無しさん@2周年半:2007/03/04(日) 01:34:54 ID:re.VNzgw
αβγグッジョブ。

474名無しさん@2周年半:2007/03/06(火) 01:04:49 ID:R0jlxvVI
>>461氏 「シッショーのことか・・・」
うはwww俺もそういう独り言言っちゃう時あるwwwwwwww

>>20
おぉおぉおおぉぉぉぉぉぉぉおかえりなさい!!!!!!!!!!!!
そうか、そうだよね受験終わったっていうか卒業してるかもう!!

一二三が相変わらずマイペースで良かったw安心した!
「せっかくだから」って普通に一二三の口調だから妙にしっくりくるwwww

475名無しさん@2周年半:2007/03/08(木) 01:15:54 ID:WC7oeNJk
>>474
お前さん偉くテンション高いなw
新規の461氏と復活の20氏のこれからの展開に期待

476名無しさん@2周年半:2007/03/13(火) 03:09:44 ID:1/bQo03E
春の陽気も麗らかな四月、都会の喧騒からは離れていなく、かと言って都市の中心に迷惑に立っている、なんだか曰くのありそうな木が撤去するだかしないとか、そんなことも全く関係なし。
別にわたしを中心に世界は回ってはいなく、主人公というのはもっと素敵で、何かしらの才能イコールギフトでも持っていることか、何かしらの特別な要素が必要なので、
わたしにはこれまた関係ないように思いながら、ギル校の入学式のミギーの話をわたしの脳はどれだけ覚えているのだろうか。
いや。そんなのは聞くに及ばずである。


要するに現在の状況が全く掴めないでいる。


やけに広い体育館から追い出された我々新入生一同は何故か素体の前にならんでいる。

通常は入学式が終わったら教室へ行き、然るべき事が行われるはずなのだが、
流石というかなんというか、これは肉体言語か?つまり試合をして語りあえというのか?

試合なら入試で散々やっただろうに、血気盛んな時期とは言え、個人差も考えてほしい。
個人的な悩みだが、こっちは病み上がりなのだ。
今日もさっさと帰ってネトゲでもする予定だったのに。


そんなことを考えているとわたしの番が回ってきた、教官らしき人物が席を指差して「ハリーハリー」と目が言っている。

どうやら対戦の組み合わせはランダムらしい。
一回対戦したら終了。
まぁわたしもひさびさにギルティが出来るので嫌ではないのだが、最大の問題がある。

いまわたしがやろうとしているのはアクセントコア。
当然入試に使われたのもこれなのだが、
生憎わたしはACが初プレイである。

何故かって?

それはわたしが新入生の大多数よりも一個歳が上だからだよ。

あー、これは直接関係ないな。
わたしは去年の入試になんとか合格したが、その後すぐに事故にあい、約10ヶ月意識不明。
その後はリハビリでそれどころではなかったからである。

つまるところ、スラッシュまでの知識と経験で、この対戦を乗り切るしかないわけで・・・。


負けてもいいよね?






続くかも。

477名無しさん@2周年半:2007/03/13(火) 08:57:42 ID:jRiYnWzo
続けて欲しい

478名無しさん@2周年半:2007/03/13(火) 14:22:51 ID:IZPcKBCk
色々とドキドキするじゃないか!
足りない知識を直感でカバーしながら戦うのも楽しいよなあ!!

>主人公っていうのは〜〜
と言われると某フォモまエディ使いを思い出す
実力があまりに高いのもさることながら、いきなり同性に惚れはじめるアクの強さといい
何故か気の強い女の子に惚れられてぐいぐい引っ張られる環境といい
超羨まSIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIII!!!!!!!!!!


・・・すみません、取り乱しました。

479476:2007/03/13(火) 22:57:17 ID:hoGwFDFs
夏といえば、と聞かれると誰かは必ずスイカと答えるが、わたしはスイカはあまり好きではない。
何より種を取る作業がまどろっこしくて大嫌いである。

まぁ夏の予定なんていうのは、今のわたしにはどーでもよく、現状の事情の解決が第一であるのは言うまでもない。


とりあえずわかったことは、キャラの絵が変わったんだなーということと、ナレーションボイスが変更になったんだなーということだけである。

相手のかたは肉の塊をすぐに選びやがりましたが、わかしは自分の使おうとしてるキャラをカーソルを動かしなが探している真っ最中である。

決してじらし戦法なんかではない。

画面の右の方にようやく自キャラを見つけた時には残りカウントが8・7・6・5・4・・・と、焦らせてくれやがるために急いでPを押した訳で。
ちなみにキャラは鰤である。

おー。キャラセレ絵かわいいなー、でも絵の質がいきなり変わられると困るわけではないのだが、某週刊誌の某漫画がいきなり漫画の途中からネーム段階の絵に変わり、そのまま連載されたのは非常に驚いた訳で。いつの間にか月一になり、現在は休載中である。

へぶなへーる

気の抜ける・・・。

れっつろっく

開幕はバックJP。
大昔からの対肉への安定行動。
安定なんだが・・・。

結果から言うと何故かポチョバスを喰らった。

どうやら戦闘開始のタイミングか変わったようで、開幕に何も出来ないでいたが、後ろは押せていたようで、2Sはガードしたが、その後の謎の引き寄せからのブレーキPバスを貰ってしまった。

そこから起き攻めされる訳だが、相手の6HSに伝家の宝刀スターシップを合わせる我等がブリジッテだったが何故か相撃ちでカウンターを貰い
設置するも目の前でヨーヨーは止まるはスライドから拾われヒートに繋がれガイガンをガードして・・・。

「はぁ・・・」
これはわたしの溜め息ではない。

先程の試合は一方的なレイプだったが、わたしは「まぁーこんなもんだろー」と楽観してたし、初プレイだしー。という自分への言い訳も完備していたため、ここで溜め息をつくのはあってはならないことなのである。


では先程の溜め息の主を紹介しよう。

相生珠理
アイオ ジュリ

わたしの前の席のおなごである。
何故彼女が溜め息をついたのかというと、自己紹介の時に盛大にかんでしまったのである。
出席番号のトップであるのだから最初に自己紹介をしたわけだが、しょっぱなにミスって笑われた彼女を哀れむ一方で、その笑いが残る中で自己紹介をしたわたしのことを一体何人が覚えているかなんてのはこれまた疑問である。

そのかんだ内容を赤裸々に綴ってやりたいのだが、慈悲ってもんかなー。
とりあえず保留ということで。

終始眠かったわたしにはクラスの面々の名前等覚える余裕はなく、
担任の名前も覚えられていないのだから救いようがない。

確かポチョ使いでガイガンターだっけ?なんとか田ってのは確かだ。
それで過去に自分が受け持ったクラスが闘劇枠を賭けた3on3での成績がどーだとか、昔にハーフの子がいてどーだとか、クラスで喧嘩があって脳震盪を起こして救急車で運ばれたからそーゆーことはするなとか、まぁー色々宣ってたらしいが、わたしの脳の回線は夢の世界方向に向かっていたため、ほとんど聞けなかったが。


そんな感じで第一日目が幕を閉じた。





続けたらなー。

480名無しさん@2周年半:2007/03/14(水) 05:01:34 ID:xiXGHtO2
秋の魚といえば秋刀魚(さんま)であるが「鰍」とはなんと読むかご存知だろうか?
わたしは昔、漢字の読み書き勝負(昼休み)で友人と切磋琢磨したので、色々変な漢字も知っているというのは蛇足ながら記載しておこう。
ちなみに答えはカジカ。
よかったな。これで一つ賢くなった。


さてさて、終始眠かった入学式から明けて二日目。
今日の授業は最初ということで簡単なものだったが、わたしはアクセントコアのシステムをどうにか理解できたであろう。
いや、どうだろ。

一年のハンデは予想以上に大きく、指が動くだけでも奇跡なのではなかろうか。
そんな感じでいろいろカルチャーショックだかジェネレーションギャップだかについて脳内会議を開こうとした時に

「眠そうだね。ブリ子」

お声がかかった。
声の主は相生。
わたしは珠理と呼んでいる。
「珠理よ。その間抜けはニックネームはよしてくれ。いくらクラスに鰤使いがわたししかいなかったとはいえ、それはなかろうに。」
「まぁー、ブリ子の自己紹介があまりに簡潔だったもんだからねー。ブリ子に声をかけようとした子が、ブリ子の名前がわからずに、『鰤使いさん。』と声をかけても起きないほうが悪いよー。あそこで起きて自己紹介しなおせばこんなことにはならなかったと思うよ?」
ブリブリ言うな。なんか汚い。
「だからってそこで珠理が『ブリ子』と呼びながら起こすのはどうよ?それが一瞬で浸透したこのクラスもどうよ?」
あだ名というのはほんの些細なことから決定し、一瞬で広まるから困ったもんだ。
「まぁそれはいいんだよ。」
よくないがな。
「とりあえずさ、入学式に言ってたこと確かめにいかない?」
「何をだ?」
「ほらー。担任の・・・」「肉田」
「え?」
「ポチョ使いはとりあえず肉ってつければいいんだよ。」
わたしが名前を覚えていないからである。
「何その超理論w まぁいいや、とりあえずいままでの学内大会の成績を見に行きたいの!これで誇張表現されてればいいネタになるじゃん!要約すると!」
なぜに倒置法。そして要約なのか?それは。
「学内大会の成績に興味はないけど、席が近いよしみで付き合ってやるよ。暇だし。」
事実今日は予定はない。




放課後。
「で、どこに行くんだ?」
これはわたし。
「図書室!」
で、こっちは珠理。
あー桜が綺麗だ。キレ畳?
「今は桜よりも図書室ねー。」
「で、図書室はどこ?」
「・・・。」
この三点リーダーは二人分
「知らないのか・・・。」
「あ!」
「どうした。」
「校内案内発見!」
「そうか・・・。」
疲れた・・・。あー廊下は走るなー。
「ふむふむ。こっちだってー。」
だから走るな。



続く。

481476:2007/03/14(水) 05:08:28 ID:HARbHdLI
冬の雪が降るのはその地方の人にとっては当然のことが、降らない地域の人が降る地域に越して来ると、雪はいい!とか言い出すから困ったものである。君らはマンションやら寮やらに住んでるからいいものの、あの寒さ、雪掻き、バスは平気な顔して一時間近く遅れるわ・・・。


そんな昨日ネット上で会話した九州人にわたしの本心を脳内でつらつら言っていると目的地に到着した。

図書室に着いた我々調査員二名は歴代学内大会の成績が書かれた書物を30分くらい発見出来ず、図書室の貸し出しのとこに居た生徒にブツの在りかを聞いて、走りだした。
珠理が。
だから走るな。

「おー。歴代成績発見。結構細かく載ってるねー。」
「これは結構見てて面白いなー。で、肉田が言ってたのはあったか?」
「それが・・・。」
「ん?」
「読めない。」
・・・そうかそうかとりあえず小学校からやり直そうな。
「窓に張り付いて死んで干からびた虫を見るような目で見ないでよー。」
そんな目をした覚えはないのだが。
「ほらここ。ここから先が読めないの。」
「んな馬鹿な。」

結論から言おう。
読めなかった。

何故かある一部から先が読めなかった。
なんというか『認識』出来なかった。
文字があるのはわかるのだが、それに意味を持たせ、理解することが出来なかった。
具体的にはソル対ヴェノム戦の途中からである。


「それ」


これはわたしでも珠理でもない。
やけに感情のない声が降ってきた。

「それはまだ誰にも読めない。」

それだけ言って眼鏡君は去ってしまったのである。
わたしの予想だと彼は影か玉使いであろう。どうでもいいが。

それから我々調査員は遊び人になり、近くのゲーセンで珠理にボコられ、昨日から全く進歩しない自分にはあまり嫌気はささなかった。
まぁ一日で劇的に変化できたら苦労はしないわな。

閑話休題
わたしの身の上話はまだ珠理にはしていない。
過年度生だということね。その話はまだする必要もないだろう。



珠理はいい子だ。





続いたらなー。

482461:2007/03/14(水) 12:02:11 ID:Gju3qmSc
>>476
普通に面白いですよ。続きwktk



俺も続き書かな…。

483名無しさん@2周年半:2007/03/14(水) 13:53:33 ID:iIzA5Jug
>具体的にはソル対ヴェノム戦の途中からである。

具体的じゃねぇwwwwwwGJwwww

484476:2007/03/15(木) 03:33:20 ID:0IiVeneE
一日の始まりはSimple lifeである。ここで綴りに自信が持てないのはわたしの英語がどれだけ未熟かということであるが、
とにかく目覚ましの曲はこれである。当然ながらこんな眠くなりそうな曲じゃ、わたしを目覚めさせることなど不可能に近いので、
この後にもう一曲スタンバイさせてある。


♪〜♪〜ガシっ!ポチ。


「あぶな・・・。」
曲が流れる前に止めなければ恥ずかしくて死んでしまうような曲。
そーゆー曲を目覚ましにすると嫌でも起きるものである。

それでも時間ギリギリの為、朝にゆっくりする時間などないのである。
早く起きればいいのだが、朝5分長く眠れるだけで大分違うのだよ。ね?



今日も一日が始まり、そして終わった。

今日はキャラ別クラスでは起きていられた。
つまり他の授業は・・・ははっ聞くまでもない。

受講生の数が少なかった。
よもやとは思ったが、やはり鰤は今作ではなかなかに不遇らしい。
星船の弱体化が最たるものだが、まわりの強化に遅れを取っている。

・・・ということを講師が言ってたっけ・・・。

まぁアクセントコアに合わせた戦いをするだけさ。
とりあえず変更点覚えないと・・・。
あー。家でそーゆーこと調べないあたり末期かな?こりゃ。



いや、



まだ数日しかたってないじゃないか。
諦めるにはまだ早い。


とか考えていたら肉田がなんか言っている。
もう肉田でいいよね?

「あー。いきなりだが、明日にちょっとしたテストを行う。」

は?まだ三日目だぞー。

「テストと言ってもそんな難しい話じゃないし、これは成績には『直接』は響かないから安心しろ。」

教室が多少ざわめく。
なんで私語が発生するのか疑問だ。黙って聞けとか思ってたら。


「・・・♪」


珠理がこっちをみていた。
あー。とりあえず前向こうな?

「ルール等は明日発表する。では帰っていいぞ。」



昨日知った話だが、珠理はギル校の学生寮に済んでいるらしい。
学校から近いにはいいことだ。
明日のことを多少話して珠理と別れ帰路に着く。




住宅街にある普通の一軒家。
これが わたし の家である。

ガチャ。

誰もいないのだ、ただいまを言う相手が。

いつもの動作でパソコンに電源を・・・。
の前にプレステ2を稼働させた。
スラッシュしかないが、触っておかないとという、なんだろう。
テスト前にとりあえず教科書読むみたいな。
ろくに勉強もしてないのに。
そんな感じである。

30分ほどトレーニングをしたら飽きてしまった。
「まぁ、なんとかなるんじゃない?」

なんとなく、呟いた。



続け。

485名無しさん@2周年半:2007/03/15(木) 14:50:57 ID:W8ZYK9FE
乙!

486461:2007/04/03(火) 13:47:07 ID:7q.g8Vw.
過疎だなぁ…。今更ながら>>471の続き。


―――――――

早朝、フリープレイルームへと行き今日の調子を確認する。私が毎日行っている日課だ。
ただ、今日はそのいつもの日課とは違う光景が、このフリープレイルームにはあった。
(……人、ですね)
私以外の人間がこの場に居るなんて珍しい。確かに早朝練習を行っている者はいるが、ここまで
早い時間から練習をしている者は稀だ。しかも対戦台で。
(――少し、練習に付き合ってもらいましょうか)
そう思うと同時に、私は台の前に座りスタートボタンを押した。キャラは……チップか。
私の使うキャラとの相性から言えば……。
「ご愁傷様、ですね」
レバーを動かし、持ちキャラにカーソルを合わせてPボタンを押す。
さて……試合開始だ。


「……スレイヤーとはね」
選ばれたキャラはスレイヤー。相性的にはご遠慮願いたい相手だ。
油断すれば簡単に7〜10割もっていかれる。ぶっぱでも十分怖い。
ぶっぱDOTやビッパーからシショルなんて日常茶飯事だ。
『戦いというものをご教授しよう』
『師匠……見ててくれよ!!』
っとマズイ。もう開幕か。悩んでも仕方ないな。やるっきゃないか。
――Heaven or hell Duel1 Let rook!!

487461:2007/04/03(火) 13:48:37 ID:sFXgA1Ho
次から対戦に入る予定。

にしても、誰か居るのかな……。

488名無しさん@2周年半:2007/04/05(木) 01:14:21 ID:/wxRRx5k
ここにいるぜ!
期待GJ!

489名無しさん@2周年半:2007/04/06(金) 10:43:35 ID:fQxAKcHI
ここにもいるぜ!

490名無しさん@2周年半:2007/04/06(金) 20:26:13 ID:GhpPFf3k
ここにいるぞ!
対戦期待&GJ!

491461:2007/04/08(日) 02:15:14 ID:Br3yiDf6
これ違うだろってとこは家庭用が無いから仕方ないとスルーしてください。
>>486からの続き

――――――――――

知らない相手への開幕。これは誰でも慎重になる場面だ。
何を振ってくるのかわからない。相手の癖がわからない。だからこそ皆慎重になる。当たり前の心理、当たり前の考えだ。
しかし、この対戦相手は、あろうことかとんでもない行動に出た。
『βブレーイ!!』
『ぬおっ!!』

(開幕……β!?)

何だ一体。何がしたいのだ?
もしやただのぶっぱ厨……。いや、ぶっぱ厨が、しかもチップでこの学園に入るなど不可能だ。
しかしまともな思考で考えれば、こんなリスクだけが大きい行動をするなんて……有り得るはずが……。
そんな風に混乱している私のことを相手が待つはずない。立ちKを振っていてβがカウンターした私のスレイヤーに向かいダッシュで近付いてくる。
垂直ジャンプからの表裏二択。チップの基本起き攻めだ。
削岩をスラバでキャンセルしてチップが落ちてくるのを確認するも、混乱の抜け切らない私はそれを避けられなかった。
JHSからきっちりコンボを叩き込まれ、体力は7割。そしてダウン……。状況は悪い。
……でも、相手はチップだ。逆転の可能性はどんなに不利でもある。

(さっきのβには驚きました。しかし次はそうは行きませんよ)

レバーを握り直す。しっかりと、画面を見据える。
大丈夫、頭は冷えた。ここからは……負けない!!

492461:2007/04/08(日) 02:30:00 ID:zhmPTgBg
ここまでっす。あー、なんか駄目だ……。

過去スレとかから戦闘シーン引っ張って参考にしよう……。

493名無しさん@2周年半:2007/04/21(土) 08:52:49 ID:V3lhoPx2
なんという過疎……。誰もいないのか?

494名無しさん@2周年半:2007/04/23(月) 09:55:27 ID:h4UGWE0c
いないみたいね

495名無しさん@2周年半:2007/04/29(日) 22:47:21 ID:Su1K6i2Q
久々にきてみたけど、なんて過疎っぷりだ・・・

496名無しさん@2周年半:2007/05/06(日) 03:49:14 ID:3KAqb1ug
もうマジで新板かうらいたにでも引っ越すか

497名無しさん@2周年半:2007/05/06(日) 12:53:46 ID:HZM/aTMw
ちょwうらいたはまずいw

498名無しさん@2周年半:2007/05/06(日) 18:29:07 ID:jTWzA1Jw
しかも引越したところで書き手がいないんじゃあな

499名無しさん@2周年半:2007/05/07(月) 02:05:41 ID:s9WejdiM
>>498
だから人の居そうなうらいたで新規参入待ち、ってことなんじゃないか?
新板だと確かにまた人がいないだろうが、うらいたならあるいは…とは確かに思う。


リスクリターンがスラバなみにでかいが。

500名無しさん@2周年半:2007/05/07(月) 07:37:43 ID:PeR/txpg
スラバ吹いたww

501名無しさん@2周年半:2007/05/08(火) 08:58:48 ID:ayoj24JQ
トゥレイ

502名無しさん@2周年半:2007/05/13(日) 12:15:38 ID:sIgDJAT.
パイル

503名無しさん@2周年半:2007/05/25(金) 15:07:59 ID:0pDQs7IE
廃校か…

504名無しさん@2周年半:2007/05/25(金) 23:27:00 ID:7JzPNI12
まだ卒業してないんですけど・・・

505名無しさん@2周年半:2007/05/31(木) 03:29:48 ID:3aovE1Qk
最後に来たの半年以上前だがまだ人がいたのか……

506名無しさん@2周年半:2007/06/01(金) 03:00:54 ID:KiLM09..
(ここがギル高?)
想像していたものとはかけ離れたその姿に僕は戸惑っていた。
ギル高(と思われる)その建物からは、まったく人の気配がせず、荒れ果てている。
とても学校のようには見えない。
(まちがえたかな…)
そう思って一旦帰ろうと思った僕の目に、「Sammy社立ギルティ専門高等学校」と書かれた門が飛び込んできた。
ふむ。どうやらここはギル高で間違いはないらしい。
ではなぜこんなにも廃れてしまっているのだろうか。
頭の中を疑問が駆け巡り、立ち往生している僕に、背後から声がかかった。

「あんたそこでなにしてるんだ?」

振り向くとそこには、若い男が立っていた。
このままでは埒が明かない。僕は思い切って質問を投げかけてみる。

「ここって、学校…ですよね?」
「ああ。そうだ。いまじゃこんな寂れちまってるがな」

一体どういうことだろうか。また分からないことが増えてしまった。
すると男は、そんな僕の思考を見透かしたように、ぽつぽつと語り始めた。

「昔はここも活気があって、いいところだったんだ」
「だけど今じゃこの有様さ。定期的に様子を見に来る人はいるが、もうみんなあきらめかけてる。職人がいないんじゃな」

「職人…ですか?」

「ああ。ここは、職人とスレ住人がいてはじめて成り立つ場所なんだ」
「だれも書き込まないんじゃ、どんどん忘れ去られていくだけなんだよ」
「何とかしたいと思っている人たちもいるにはいるが、とにかくSSの投下がないことには始まらないんだ」

「そんな、僕はここに入学しようと思ってきたんです。あんまりじゃないですか!」

「そうは言うがな、ならあんた名前は?なぜここに来ようと思った?使用キャラは?」

「それは…」

おかしい。使用キャラどころか自分の名前すらわからない。こんなことがあるだろうか。

「それが俺たち登場人物の限界だ。書き手に力がなければ、そんなこともままならない」
「俺たちの存在なんてその程度でしかない。俺やあんただけじゃない。ギル高そのものだって、職人と、それを読む住人がいてこそ成り立つものなんだ」
「そして今はそれがどちらも欠けているんだ。お前みたいな名無しだって出てくるはずさ」

「なら、なら僕はどうすればいいんです?このままじゃここも終わりじゃないですか」

「今俺たちに出来ることは、信じることだ。いつか職人が来て、住民も戻ってきて、ギル高がよみがえることを」

「…」

「そうすれば、誰かがあんたに名前をつけてくれるかもしれない。そうすればもうあんたは主人公だ」

そこまで言われて、僕は目の前の男の顔が認識できないことに気がついた。きっと僕もそうなのだろう。

「で、どうする?」
「といっても俺たちに出来ることなんてないが、あきらめるのはまだ早いと思うぜ?」

「…はい。」
「すこし、その職人…っていうのを待ってみようと思います」

どのみち、僕たちには待つことしか出来ないのだ。ならばせめて希望だけはもっていよう。
いつか職人と呼ばれる人たちが現れることを信じて。この世界がよみがえるのを夢見て。

507名無しさん@2周年半:2007/06/01(金) 14:16:03 ID:ItOm58wQ
毎日欠かさず見に来てるヤツが少なくとも一人はここにいます。
進行中の話しが完結するまで待ち続けるつもりです。

職人さん、目についたら雑談だけでも構わないので来てください。

508名無しさん@2周年半:2007/06/01(金) 14:21:03 ID:BEzqNS0Q
あがってなかった…
_| ̄|○

509名無しさん@2周年半:2007/06/01(金) 22:43:05 ID:olwDyvbo
そろそろ新生活になれて落ち着いた職人さんが戻ってくるさ!!

510名無しさん@2周年半:2007/06/01(金) 23:38:14 ID:N8RErG4E
つうか今この板に何人くらいいんの?

511名無しさん@2周年半:2007/06/02(土) 00:19:06 ID:yVsEOBBk
書き込みを見てると現在で6、7人ってところかな
俺も信じて待つことにするよ。いつまでもな

512名無しさん@2周年半:2007/06/02(土) 01:16:03 ID:6UeVwfPY
ここ50レスの間に俺が7回も書き込んでるぜ?

前に64氏が書いた時、一気に20レスぐらい付いたからな。
ROMは多いんじゃね?今はわからんが

513名無しさん:2007/06/04(月) 09:14:55 ID:M99wpjbQ
力不足で途中で書くの中断した者だが、
あんまよろしくないEDになるんだけど、最後まで書いてみるよ。
近日書き込みするわ。

514名無しさん@2周年半:2007/06/04(月) 12:05:53 ID:EMpu8Ph6
>>513
職人さんキタ!?期待してます!
>>506
良い流れ作りGJ!

515名無しさん@2周年半:2007/06/04(月) 16:12:35 ID:glxjkr22
>>513
気負わずに書いてください。
この流れの中で書いてくれるなんて凄くGJです。

516名無しさん@2周年半:2007/06/05(火) 22:34:52 ID:PY//0B5M
>>513
俺も期待してるぜ!

517476:2007/06/07(木) 00:18:12 ID:sU0vGnCI
前回は>>484

二兎を追うものは一兎も得ずとはよくいったものである。
サブキャラばっかつかってるとメインの腕が錆びてくるというものだ。

まぁわたしもそーだった。

わたしは二兎どころか三兎ほど追っていたようだ。
・・・スラッシュまでは。

今回は本腰入れて本キャラ−ブリジット−に力を入れよう。

それでも身体は正直で、怠惰に睡眠を貪っただけなのだが・・・。
そんなことを考えていた。



―――テスト当日―――

「ルールを説明する。」

肉田の言ったことを要約すると
クジで不規則に選ばれた2名でペアを組み、
トーナメント形式1ラウンド先取の勝ち抜きでの対戦をするということだ。


わたし以外の面々は入試の時にでもクラスのメンバーの強さは大体把握
・・・までもいかないにせよ、強いであろう人は知ってるだろう。

わたしも樹理にでも聞けばよかったんだろうけど、
知ったとこでどーしよーもないからいいか・・・。

「ブリ子ぉ。誰とペアになったー?」
「ん?あー、えーっと・・・。」

「おはようございます。えーっとブリ子さん?でいいのかな?」

今日組む相手のほうから声がかけられた。
ってかやっぱりブリ子なのか。

「みなさん、そう呼んでいらっしゃるようなので、僕も真似させてもらいました。」
この当たり障りのない丁寧な口調の男が今回のペアの
「長三 友(ナガミ ユウ)です。改めてよろしく。」
「こちらこそ。足手まといだがよろしく。」
「へぇ〜長三君なんだ〜いいな〜ってかブリ子〜、愛想ない〜。」
「いや、一応『よろしく』と言われて『こちらこそ』と答えたんだが・・・。」
「ははは。では後ほど。」

さわやかな笑顔で長三は去っていった。

「・・・って、樹理の相方はどいつだ?」
「音梨 行実(オトナシ イクミ)って子。ブリ子の二つ後ろの席だよー。」
「二つ後ろって・・・まだ来てないな。」
「そーなんだよねー・・・。」

「おーし!そろそろ始めるぞー! おまえら!!席につけー!!」

肉田の号令がかかった。

と同時に

―――ガラッ


教室の後ろトビラが開いた。

518476:2007/06/07(木) 00:18:35 ID:sU0vGnCI

「音梨!遅いぞ!!」
「あ・・・すみません・・・///」

あれが樹理のペアか・・・。


再び肉田
「全員いるな?よし!それではこれよりテストを開始する!」
「なるべくペアで固まっていてくれ!では第一試合は〜・・・。」




「いきなりだーw」
「そりゃ出席番号1番だしな・・・。」
「いってくるー!」
「はいはーいがんばっといでー。」

いきなり樹理&音梨のペアの試合かー・・・。
「この分だと、次は僕たちの番ですかね?」
「うわっ!・・・いつの間に・・・。」
「ペア同士は近くにいろと担任もおっしゃってたじゃないですか。」
ほんtttttっとにさわやかな野郎だな・・・。
「ほら、はじまりますよ?」
対戦チームはポチョとスレイヤーか・・・。


両チームの先方がそれぞれイスに座った。

「先方は音梨さんのようですね?」
「イノ・・・か。(名前から予想は出来たが・・・。)」


「先方戦はイノvsポチョムキンだな。それでは始め!」




続く。

519名無しさん@2周年半:2007/06/07(木) 16:53:35 ID:ojBjSdk.
   ∩
  ( ⌒)   ∩_
  / ノ   i、E)
  / /    / /"
 / /_、_  /ノ
`/ /,_ノ`)//
(    /
ヽ   |good job!!

支援age。

520名無しさん@2周年半:2007/06/07(木) 16:54:08 ID:WH.//gOA
ズレた。orz

521名無しさん@2周年半:2007/06/08(金) 00:40:04 ID:iBq841Mc
gj!

522名無しさん@2周年半:2007/06/08(金) 01:31:54 ID:P.emPVls
ほんとに久々のGJ!
続き期待してるよー

523名無しさん@2周年半:2007/06/09(土) 16:18:03 ID:Ilw/v1Uo
暇だから>>476氏のこれまでのあらすじとか書いてみた。

春の陽気も麗らかな四月、都会の喧騒からは離れていなく、かと言って都市の中心に迷惑に立っている、なんだか曰くのありそうな木が撤去するだかしないとか、そんなことも全く関係なし。
別にわたしを中心に世界は回ってはいなく、主人公というのはもっと素敵で、何かしらの才能イコールギフトでも持っていることか、何かしらの特別な要素が必要なので、
わたしにはこれまた関係ないように思いながら、ギル校の入学式のミギーの話をわたしの脳はどれだけ覚えているのだろうか。
いや。そんなのは聞くに及ばずである。


要するに現在の状況が全く掴めないでいる。という人のためのあらすじ



とある事情にて1年遅れてギル高に入学した鰤使いの主人公(名無し)。
そんな彼女を待ち受けていたのは「ブリ子」という嫌なあだ名と、未プレイの暴走調整・アクセントコアであった。
初日から肉の塊にレイプされ、友達になった少女には連れまわされ大変な毎日を過ごしている。
そんなこんなで息をつく暇もない主人公、しかし入学3日目にして担任である肉田(旧雁田)が空気を読まない驚きの一言を言い放つ。

「明日からテストな」

さあAC初心者の主人公(名無し)はまたもやレイプされてしまうのか?
でも主人公は別に負けてもいいやとか思ってるから別にいいんだろう。
っていう物語。

524名無しさん@2周年半:2007/06/09(土) 16:18:58 ID:Ilw/v1Uo
同じく>>476氏のキャラ紹介

主人公。名前はまだ無い。
他より一歳年上のギル高新入生で、基本的に自堕落な性格の女性。
あだ名はクラスで唯一の鰤使いなためブリ子。
住宅街にある普通の一軒屋に一人で住んでいる。
担任である雁田をポチョ使いであるということを理由に肉田と名づけてしまう超理論の持ち主。

冬の入試に受かってすぐのころ事故に会い、約10ヶ月ほど意識不明に。
その後は病院でリハビリ三昧の生活を送っていた。
そして彼女が入試合格してから1年後、ようやく元の生活に帰ってこれてギル高に入学したのはいいのだが
そのころにはもう彼女の知っているスラッシュではなく、アクセントコアというバージョンアップを果たしていたからさあ大変。


相生珠理(あいお じゅり)
まだ何使いかは明かされていない、主人公の前の席に座っている元気な少女。
ギル高新入生で歳は他と同じで恐らく16歳。
寮に住んでいる。
入学式当日でクラスでの最初の自己紹介で盛大にかんでしまうという失敗を犯してしまった。
物語中では主に引っ張り役。


長三 友(ながみ ゆう)
まだ何使いかは明かされていない、妙にさわやかな男。
なんかムカつく。


音梨 行実(おとなし いくみ)
イノ使いの少女。
最初のセリフが「あ・・・すみません・・・///」だったから恥ずかしがり屋なのかと推測できるが、
イノ使い(ここのSSでは大抵使用キャラの性格がキャラに反映される)な上にテストの日に遅刻してくるという強者のため、
あながちそうとも言い切れない。個人的にはAB型の微二重人格者説を推しておく。

525名無しさん@2周年半:2007/06/09(土) 16:20:42 ID:Ilw/v1Uo
>>476氏、勝手にこんなんしちゃってごめんなさい

526476:2007/06/09(土) 22:22:38 ID:G/xCxMfA
『ヘヴンオアへール! レッツロック!!』

1P側が音梨イノ、2P側がポチョムキンだ。
全く、このクラスには何人に肉使いがいるんだ・・・。

『綺麗な血を見せてね』
イノの開幕行動はホバーからの着地投げ。
ポチョムキンは開幕様子見だったようだ。

続いて起き攻めホバーホバーJK、直後の2Kで崩され2S>横ケミカルで〆。
やっぱり攻めてる時のイノって輝いてるよなー。

2度目の起き攻め。ホバーJHS空振り投げでも狙ったのかな?ポチョに通常投げで切り返される。


「よし!第2試合以降も始めるぞー!!B筐体には〜・・・。」

・・・なに!?
「筐体は複数組あるんですから同時進行は当然ですよ?」
むむむ・・・。見ていたかったのに・・・。

「さて、相手はテスタメントとヴェノムのペアですか。」
そーだな。
「どちらが先方で行きますか?個人的にはテスタよりはヴェノムを相手にしたいとこですね。」
そんなこと言わないでどっちも倒してくれ。まぁ先方はわたしが出る。
「そうですか?では任せます。」
期待しないどいてくれ。・・・これは発言じゃなく思ったことだ。



・・・わたしが勝てる可能性は如何程だろうか?



筐体に向かいイスに座る。
「相手はテスタですね。若干不利な組み合わせでしょうか?」
シャプリロなら有利かな?スラッシュは不利だろー?AC?シランガナ。
とりあえず気が散る・・・。

開幕は・・・。
『ヘヴンオアへール! レッツロック!!』

開幕前J。相手は6K。
――――ガキン

開幕どいえど前JすればFD一回分のテンションは溜まるものである。
相手はヒット確認すぜランズにつなぐ。

ランズ1段目を地上直ガ。2段目を空振って着地したテスタ。
『はっいきますよー。』
2P>足払いでまずダウンを奪う。

すかさず4設置から起き攻め。

「・・・ぬ。」

残念ながらジャンプで逃げられてしまった。

――――ピシュ!ピシュ!
テスタは網を設置しながらバックダッシュ。

(逃がすか。)

――――カシャン、カシャン
JPで網を破りならジャンプで接近。

『はぁー、無益な。』
(安易だったか・・・。)
6K対空から6HSに繋がれる。

テスタはすぐさまダッシュ6Kで受身を狩りにきた。
そのままランズにつなぐが・・・。
(ヒットしてないのに・・・。この人ヒット確認苦手なのかな?)
「チャンスですよ。」
うるさい・・・。いわれんでも解ってる!!!

『・・・これむzそれ〜・・・いきますよ〜・・・戻します!いきますよ〜・・・』
遠S>6S>跳ねダッシュ>J【P>K>S>2S】>近S>引き戻し>2K>近S>KSMH>停止〆

我ながら惚れ惚れするコンボを決めた。
昨日跳ねダッシュと星船青だけ練習した甲斐があったってもんだ。

527476:2007/06/09(土) 22:23:46 ID:G/xCxMfA
ここで体力大幅リード+画面端ダウン!

(このまま殺しきる!)

ジャンプ3設置ローリングから起き攻め

『はっ、そ〜れ〜』

JKをガードさせ着地ローリングJPで崩す!
理論値では最速を誇るローリング中段。そうやすやすとガードされてたまるもんか。

JP>J2S>近S>ローリングJP>J2S>ちょいダッシュ近S・・・
(あ・・・。)

欲張りすぎた!2度目の近Sがガードされた。
仕方ないのでそのままジャンプし・・・そのまま着地した。

『無益・・・エグゼビースト!』
2HS>足払いをガード、後ろエグゼをローリングで抜けようとしたところ、普通にエグゼを喰らってしまった。

2P>近S>J【P>K>D】>ランズ・・・
ランズが空振った。
受身を取って距離を取る。

ここで要塞を築かれたらこの体力さでも危ない。
多少強引だがゲットと一緒に攻め込む!
そう意気込んで空中6設置>ゲットをしたところに・・・。

『無益な・・・』
――――6HSCH!!!!

(げ・・・。)
「これは・・・。」
後ろ・・・うるさい・・・。


前エグゼダウン引き剥がし>ランズ×6>ランズ1段目RC>JP×n


『うわぁぁぁぁ〜』
『スラッシュ!!!』






「惜しかったですね。」
「うるせ。最後のコンボ減りすぎってかループしすぎだっつの・・・。」
「まぁまぁ、後は僕に任せておいてください。」
「・・・っ。」

悔しい。結局勝てなかった。
・・・・・・。
まぁ・・・今はとりあえず、こいつのがんばりでも見といてやるか・・・。


「見ててくださいね。」
「・・・。ちょっとトイレ・・・。」
「ははは。いってらっしゃい。」

なんとなく腹が立った。


続く。

528476:2007/06/09(土) 22:28:05 ID:G/xCxMfA
前回は>>517って書き忘れた・・・。

>>523
いえいえ!すごいうれしかったです!ありがとうございます!

それと読んでくれたりGJくれた皆様、こんなSSですが読んでくれてありがとうございます。
>>513で書いた通り、最後まで書く気でいます。
更新不定期ですがよろしくお付き合いください。
ではでは。

529名無しさん@2周年半:2007/06/10(日) 09:17:34 ID:Ar58VWyk
ブリ子ー!バーストバースト!!

とにもかくにもGJ(・ω・)bグッ♪

530名無しさん@2周年半:2007/06/11(月) 02:19:10 ID:aWk1BPuE
この流れで投稿した「476」の命がけの行動!
僕は敬意を評するッ!!

531名無しさん@2周年半:2007/06/13(水) 05:05:43 ID:qfPkB1aw
自分もただの書き手だった頃を思い出した……
>>476氏、GJ!!

532名無しさん@2周年半:2007/06/16(土) 00:50:37 ID:qN5Q3.3Q
職人さんが投下するのを待つことしかできないのが歯がゆいな

533名無しさん@2周年半:2007/06/16(土) 14:28:44 ID:ijda6FSQ

彼女は、昼休みになってようやく登校してきたかと思うと、私の顔を見ながらこう言った。
「君さ、今すんごくつまんなそうな顔してるよ」
大きなお世話だと思ったが、それよりも、至近距離でまじまじと顔を見られるのを気恥ずかしく感じて
「私はいつもこんな顔だよ」
わざとぶっきらぼうに返してそっぽを向いた。
それがおかしかったのか、くすくす笑う彼女の表情は、おそらく私とは対照的であろう、爛漫な笑顔だった。
釣られて私も笑いそうになったが、私の美意識がそれを許さなかった。
そのまま私が何も言葉を発しないでいると、
「ねぇ、今日の帰り、遊びに行こうよ」
そういって彼女は私の顔を覗き込んだ。


そのころ、私にとって学校は、あまり居心地のいい場所とはいえなかった。
なじめないクラスメイトや、リアリティの無い言葉を漂わせるだけの教師には学校生活初日からうんざりしていたし、
初っ端からそういう目で周りを見てしまった私がそこに溶け込むことは不可能だった。
そんな、生ぬるい孤独を孕んだ学校生活で、唯一私の友人といえたのが、彼女だった。
彼女がいたおかげで、私は毎日せっせと学校に通っていたのだと思う。


そんな私と彼女の共通の趣味が、ギルティギアだった。
普通女子学生が「遊ぶ」といえば、買い物やらカラオケやらを指すのだろうが、
私たちの間で「遊ぶ」といったら、ゲームセンターへ行く、ということと同義だった。

534名無しさん@2周年半:2007/06/17(日) 15:51:07 ID:pcE2Fm6M
これは…GJだろ!

535名無しさん@2周年半:2007/06/17(日) 23:50:42 ID:bnjbXR42
新職人さんktkr

536476:2007/06/18(月) 02:02:46 ID:APH0zTXE
三本の矢という訓えがある。
これは1本だとすぐ折れる。2本にしてもそれでも折れる。
しかし3本の矢はなかなか折ることが出来ないという言葉で
元就はこうして三人が協力すれば弱い者でも強い敵に対抗できると意味言ったとされている。


・・・なら2on2よりも3on3のがいいよなー。とか思いながら教室に戻ってきた。
時間にして1分少々。実際トイレに行きたかったわけじゃないのだから仕方がない。

筐体に座っている長三に声をかける。
「長三・・・勝ったか?」
「はい。大将先方戦は勝ちました。」
こいつやっぱり強いのか・・・。いや、わたしが弱いだけか・・・。
さっきの試合だってところどころ安易な行動があり。そこから結構酷い目にあっている・・・。
「これから大将戦です。」
「ふーん・・・。」
相手は・・・ヴェノムか・・・。
「長三、お前そういえば何使いなんだ?」
「え?ミリアですよ?あれ、知らなかったのですか?」
クラスの全員の使用キャラなど把握してるわけもないだろ。

・・・ん?

長三 友

長三


「髪・・・か・・・。」
「どうかしました?」
シネバイイ


『ヘヴンオアへール! レッツロック!!』

『甘い!』
長三の開幕行動は前転。対するヴェノムの開幕行動はバックステップ。

――――シャキィィン

間髪入れずにBJからHSサイレントフォース

序盤から猛然と攻める長三。そりゃそうだ。一度触ってしまえばそこからの崩し起き攻めはミリアの十八番。
相手だってわかっている。

毛針をガードしないように立ち回るしかない。
が、そこはミリアの使い手。攻撃の起点を作ることは数千、数万とこなしている。
S,HSの毛針の使い分けは熟知している。

毛針をガードさせた、続いて空中ダッシュで裏に回ってJDを刺そうとした。
・・・ところに逆にヴェノムの6Pが刺さる。
よく見ている。そう楽に攻めさせる気は毛頭ないようだ。

ヴェノムは続いて6HSに繋ぎ素早く2個のボールを生成。Pで弾いて攻守交替。
玉を盾にしてJDで特攻。

ボールを軸にした攻めもヴェノムのスタイル。ボールをガードさせてその有利Fを利用した崩し・固め。
もしくは飛ばせて落とすスタイル。
どれもボールがあってはじめて成り立つ。



『決めに行くわよ』

ミリアの金バーストによってまた攻守逆転。
序盤から攻守の入れ替えが激しい。牽制の刺しあい。
時折、サイレントや玉がHITしても起き攻めらしい起き攻めに移行できないでいる。

だがスピードはミリアの方が圧倒的に上。
ヴェノム側も生成や瞬間移動などで立ち回るも、ついに地上でサイレントフォースをガードしてしまった。

そこから高速落下裏周り着地2Kで崩される。


・・・ダウン後は酷かった。

ひたすらレイプ。
男女関係では逆レイプか。

もともと切り返しの乏しいヴェノムならなおのこと。
3度起き攻めを防ぎきることが出来ず勝負がついてしまった。

『スラッシュ!!!』

537476:2007/06/18(月) 02:03:12 ID:APH0zTXE


「勝ちましたよ。」
「・・・おつかれ。長三、おまえ強いんだな。」
「お褒めの言葉光栄にございます。」
お辞儀をするな。気色悪い。


なんて会話をしていると樹理のペアがやってきた。
「ブリ子〜!どーだった〜?」
「ん?こいつが一人で勝った。樹理んとこはどーだった?」
「勝ったよ〜!」
「樹理さんが二人とも倒したんですよ?私は最初に負けちゃって・・・。」
「でも惜しかったよ〜?ドット勝負ってやつだね!」
「ということは・・・、次は相生さんのチームと対戦ですね。」
「む?そうなのか?」
「そうだよ〜。」
「そうですね。」

元気なのが樹理。無駄にさわやかなのが長三。丁寧なのが音梨さん。
残りがわたし。

肉田が変則トーナメントにでもしてない限り、第一試合の勝者と第二試合の勝者が2回戦で当たるのは当たり前だ。
「一通り1回戦が終わったな。次は2回戦だ!2回戦第一試合は・・・。」


「もうかよ・・・。」
「そのようですね。」
「あはは〜。お手柔らかに〜。」
「こちらこそ。」

樹理と音梨が筐体の反対側に回った。

「今回はどちらが先方ででますか?」
「今回もわたしでいい。」
「では、今回も任せます。」
「いっとくけど、樹理が先方なら勝率は薄いぞ。何度か対戦してるけど勝率は1割満たないからな。」
「大会補正・・・こういう場合はテスト補正でしょうか?そういうので勝てるかもしれませんよ?」
「望み薄だな。」

といっても音梨にも勝てるかと言われると微妙なんだがな・・・。
あ゙ーいつからこんな卑屈になっちゃったんだろ・・・?


続く。

538476:2007/06/18(月) 02:05:20 ID:APH0zTXE
>>533氏GJです。

>>527のラストのコンボいろいろおかしいですね。
FRCなかったり、いらんRCしてたりorz
精進します。

539名無しさん@2周年半:2007/06/18(月) 23:08:35 ID:mIcbwJ1A
放課後。私たちは学校からほど近いゲームセンターに来ていた。
幸いなことに私たちが通う女子高は、いわゆる「一流進学校」であるということに対する自負からか、「生徒の自主性を重んじる」というスタンスを取っており、制服の着用は義務づけられていなかったので、学校帰りに直接ゲームセンターによることが出来た。
「制服姿の女子高生二人組みが対戦格闘ゲームをプレイする」という情景は、この空間にはなじまない。
そういった意味では、半ば強引に娘をこの高校に進学させた両親に感謝すべきなのかもしれない。

ギルティの筐体の周りは、混雑とはいかないまでも、そこそこ盛りあがっているようだった。
私たちは、「列を作る」というほど明確ではなく、かといって序列が存在しないわけではない、そんなゲームセンター特有の順番待ちの集団に身を投じた。
「今日も、人多いね」
彼女が言う。
新作ということもあってか、筐体の周囲には人がたえない。
前回のバージョンアップでの失敗でプレイヤーは一旦離れていったようだが、熱心な署名運動によって今作の青リロが日の目を見るやいなや、人気は息を吹き返した。
そのためか、別段栄えているとはいえないゲームセンター(すなわち、ここのことだ)でも対戦相手に困るようなことはなかった。

私たちの側のプレイヤーが席を立った。
「お先に」
早速そこに彼女が滑り込む。

540名無しさん@2周年半:2007/06/18(月) 23:40:12 ID:mIcbwJ1A
「彼女」こと緒久間詩帆(おひさま しほ)は、典型的なソル使いである。

ソルには、「ヴォルカニックバイパー」といういわゆる無敵昇竜技があり、この技をいかに使うかがソルの肝である。
というのも、青リロがまだ新作であり、プレイヤーの間で依然立ち回りが固まっていないため、単純に高性能な技でのゴリ押しが強力であるということ、
ロマンキャンセルというシステムにより、リスクを最大限に減らしつつ、Dループ(無印時代のものと区別して、NDループとも呼ばれた)の存在によってリターンを跳ね上がることが可能であるということから、攻めにおいても守りにおいてもソルの要となる重要な要素だからだ。

詩帆は、VVについて、「ゲージがあればノーリスクで打てる、無敵つきの便利な技」といった程度の認識をしていた。
起き上がり時、自分にゲージがあれば割と打つし、エディやポチョの起き攻めにはノーゲージでも頼ることもしばしばだ。また、相手の行動にリスクを負わせるためにあえて露骨に打つこともあるし、自分の攻めを継続したいときに強引に使っていくこともある。

このようにまとめてしまうと、詩帆のソルはVVを多用しているようであり、実際ほかのソル使いと比べても、打つ量が少ないとはいえないのだが、当人は、現状リスクリターンがあっているのだからそれでいいと思っていた。しかしその反面、なにも考えずにただぶっぱなしているだけの巷のソル使いとは一緒にしてほしくないとも思っていた。



そこも含めて、詩帆は典型的なソル使いだった。

541533:2007/06/18(月) 23:44:47 ID:mIcbwJ1A
突然書きはじめてしまってすみません。
これからもこんなかんじでちょこちょこと書いていこうと思うので
もし良かったら読んでやってください。

ところで、こういったものを書くのは初めてなので改行が難しいんですが、
どうすると見やすくなるのでしょうか?
どなたかアドバイスおねがいします。

542名無しさん@2周年半:2007/06/19(火) 02:41:11 ID:v.180nxA
GJ

ってかこのスレ立って1年になるのか・・・。

543名無しさん@2周年半:2007/06/20(水) 01:39:01 ID:z8NTOlTY
両職人さんともGJ!

>>476
リアルでも戦闘中結構変なこととかやってたりするからそこらへんはいいんじゃね?
キャラの成長ってことでだんだん良くしていけばいいと思うよ(適当)

>>533
俺もかじった程度なんでちゃんとした指摘とかはできないんだけど、
改行はまずセリフの前後に。
ただ短いセリフとかだと改行せずにそのまま書くこともありますが、これは返事とかそのへんで使い分ける感じかな?
基本的にはセリフは1つの段落としてとらえた方がいいみたい。

あと、1つ1つの段落が短いとテンポが早くなるので、現在進行形の話などで用います。
バトルシーンだとテンポは大事なので意識すれば上手く表現できるのではないかと。
逆に、1つの段落が長いと見た目重い雰囲気に、時間はゆっくり流れているような感じになります。
>>533氏の話は青リロだから過去の話になるのかな?過去の話なら段落を長くすればゆっくり説明できたりするのでこの使用法は重宝したりします。

これ以外にも見せ場に使ったり、わざと連続して改行することで時間の経過を表したりもするので練習がてらにやってみるのもいいと思いますよ。
最初はだれでも自分の作品に対して「おかしいかな?」と思ってしまいがちですが、氏はこのスレでSSを投下してくれた。その意思が何よりも凄い大切なことなのです。
おかしな点は他の住人も指摘したりすると思うので、これからも頑張って下さい。続き期待しております。

544名無しさん@2周年半:2007/06/20(水) 01:44:13 ID:z8NTOlTY
とか自分で言ってて見直したら改行下手くそな件orz

545名無しさん@2周年半:2007/06/22(金) 22:26:52 ID:DlKrHdo.
>>543さん
すごく参考になりました。
こういったものを書くにあたって、改行がネックだったので
とても助かります。本当にありがとうございます。

546名無しさん@2周年半:2007/06/22(金) 22:29:23 ID:DlKrHdo.
>>540の続き




「私」こと壱本 弧満(いちもと こみち)は、詩帆のソルが好きだった。



彼女の立ち回りは、その素直な性格によるものなのか、攻め、守りがはっきりと分かれていて、どこか清々しい。



つい今しがた繰り広げられていた対戦もまさにそのとおりで
詩帆は、相手の闇慈の起き攻めに対して、リバサを打つ時は思い切って打ち、
そうでない時はFDでガードに徹するといった、一切の迷いのない捌きかたをしていた。
また、攻めにまわっても彼女らしさは如実で、打撃と投げの二択を、ほとんど同じ頻度で繰り出していた。
ぶっきらで崩したら次は下段。打撃でダウンを奪ったら次はぶっきら。
ここまで分かりやすい起き攻めを仕掛けるのも、彼女くらいのものだろう。

私は何だけおかしくなってきて、僅差で負けてしょんぼりしている詩帆に話しかけた。

「いまのは惜しかったね」
「うーん、最後リバサ読んでくると思ったんだけどなぁ」
「疾からダッシュ投げされたんだっけ?」
「うん。あーあ、ヴォルカ打っときゃよかったよ」


 私の脳裏には、直ガ>ジャンプという選択肢もちらついていたのだが、
詩帆には「ヴォルカを打つ」か「しっかりガードする」という選択肢しか浮かばないのだろう。
彼女にかかると、読みあいでもなんでも、単純に見えるから不思議だ。
私は、そういったクリアな視点を持てる彼女に、少しあこがれている。
以前、彼女にそう言ったところ、

「どうしたの? 君、悩みでもあるの? 相談に乗るよ」
 
 と、心配された。





本当に、素直な友人を持ったものだ。

547名無しさん@2周年半:2007/06/22(金) 22:31:45 ID:DlKrHdo.
「ところでさ、弧満」

時間を忘れて対戦した帰り道、他愛のない会話の中で、突然詩帆がなにかを思い出したように言う。
しかしそのしぐさはどこか白々しくて、どうやら何か私に言いたいことがあるらしかった。

「なぁに?」

気づかない振りをして聞き返す。

「君は、進路とか決まっちゃったりしてるのかなー? ……なんて」
「今は……特には決まってないけど」
「ふーん、そうなんだ」

私は、黙って詩帆の次の言葉を待つ。
長い付き合いだ。詩帆は、私が詩帆の演技に気づいていることに気づいている。
それでも気のない素振りをやめようとしないのは、何か言いにくい事でもあるのだろうか。

「わたしね、考えたんだけど……」

歯切れが悪い。こういうのは詩帆らしくない。調子が狂う。
仕方ないので相槌を打ってみる

「ん、何を?」
「……ギル高のこと、なんだけど」
「……」


ギル高。正式名称『Sammy社立ギルティ専門高等学校』。
過去、私たちが入学を願い、そして断念した高校である。

548名無しさん@2周年半:2007/06/23(土) 04:51:46 ID:MT71FHgk
この流れ……GJ過ぎるぜ!!w

549名無しさん@2周年半:2007/06/23(土) 22:30:12 ID:YINLvGqU
>>533氏GJ!
前よりかなり読みやすくなっててビックリ。
あの下手な説明でわかってくれて嬉しいw

550名無しさん@2周年半:2007/06/25(月) 14:12:47 ID:egnHcX8M
ぐっじょぶ

551名無しさん@2周年半:2007/06/28(木) 22:31:51 ID:xSjkXYik
まさかの更新停止

552名無しさん@2周年半:2007/06/29(金) 00:28:00 ID:AU8IdVPU
職人来るまで暇だから雑談しようか。
ということでネタ振り。
俺は医者使ってるから、医者使い出して欲しいんだけど、みんなは出てきて欲しいキャラとかいる?

553476:2007/06/29(金) 10:12:55 ID:5ywPryeI
先週と今週とでありえん時間のなさでしたorz
来週中に上げれるようにがんばります

554名無しさん@2周年半:2007/06/29(金) 20:16:35 ID:RBqOJEWI
>>552
俺も医者使いだけど医者はいらないなぁ。立ち回りで終わってしまいそうで
近距離の読み合いが激しいキャラならバトルシーンが盛り上がりそうだから見てみたい
アンジとかアンジとかアンジとか

555名無しさん@2周年半:2007/06/29(金) 20:18:37 ID:RBqOJEWI
連カキスマソ、途中送信してしまった。

>>476
無理せず頑張って下さい
でも来週は期待しときますねw

556533:2007/06/30(土) 23:15:44 ID:Zh3M7elo
最近出かける用事が多くて書き込めませんでした。すみません。
今続き書いてるところですが、なんだか上手くかけなくて時間かかってます。
一応推敲あわせて月曜日くらいまでには出来るかなーと思っているので、
もう少し待ってやってください。

557名無しさん@2周年半:2007/07/02(月) 01:52:49 ID:GVXf/C7.
月曜日wktk

558533:2007/07/02(月) 23:02:08 ID:C/5EMPG.
 私と詩帆がギル高を意識し始めたのは、中学三年生の冬だった。
いつものようにゲームセンターで対戦に興じていた私たちは、ギル高の教師を名乗る男にギル高への進学を勧められた。
最初は、自分たちの腕の未熟さもあってしり込みしていた私たちだったが、男がいう、

「現在の技量よりも素質、情熱を重視している」
「そもそも中学生の段階でそこまで腕の立つものなどいない」
「ギルティが好きであることが一番の入学資格」

 といった話を聞くうちに、ギル高を目指すことを真剣に検討するようになった。。
特に私などは、二人でギル高に通えば自動的に詩帆と同じ高校に通えるということで、ギル高への進学を強く希望していた。

当時、私も詩帆も全国トップクラスの学力を有してはいたが、そのためなんとなくランクの高い高校を受験することになってしまい、その結果によっては同じ学校に通えないということもありえたからだ。
また、私は中学生にしてずいぶんとひねくれていた(少なくとも周囲からはそう見られていた)ためか、同級生には距離を置かれていたし、詩帆も私以外にはあまり仲のいい友達はいないようだったので、ギルティが好きな者同士で切磋琢磨する学校というのものに非常に魅力的を感じていた。

 しかし私たちがギル高に進学するのには、現実的な問題があった。
まず、校舎が非常に遠いこと。私たちの住む町からだと、ギル高は毎日通える距離になかった。
そのため、ギル高に通うには寮に入らざるをえず、集団生活に自信のない私たちにとってそのことが大きな関門となりえるだろうことは想像に難くなく、金銭的な問題からも厳しいといえた。
そして、一番やっかいなのが両親だった。
私たちの両親は、娘にとって優秀な高校へ進学し、難関国立大学を出ることが唯一の幸福だと信じている
「良識のある親」であり、優秀な娘のよき「父」であり「母」であることに自分達の価値を見出しているようだった。
当然私たちの「ギル高ヘ行きたい」などという願いが聞き入れられるはずもなく、ギル高入学計画は頓挫し、その後の高校受験で二人とも同じ高校に受かったこともあり、ギル高のことはそのまま宙ぶらりんになってしまっていたのだった。

559533:2007/07/02(月) 23:04:08 ID:C/5EMPG.
「ギル高が…なに?」

思わず聞き返す。

「君はもう、あきらめたのかな?」
「あきらめた、って?」

いまいち詩帆が言っていることが理解できない。
私たちがギル高への進学を断念したのはもうだいぶ前のことではなかったのか。

「君、ギル高のこと結構引きずってるでしょ」
「……そうかもしれない」

というかその通りだ。私はギル高に行けなかったことを後悔している。
入学試験すら受けられなかった。なんだか戦う前に負けたような感じがして、すごくいやな感じだった。

「わたしもね、そうなの。なんか不完全燃焼で気持ち悪いよね」
「……うん」
「それでね、もう一度挑戦してみない?」
「ギル高に?」
「そう。やっぱり中途半端じゃ気持ち悪いし、やれるだけやってみようよ」


その考え自体には賛成だ。
このまま漠然とつまらない毎日を送るなんてうんざりだし、ギル高へ行きたいという気持ちは萎えたわけじゃない。それに、今の高校生活がつまらなく、色あせて見えるのも、ギル高への憧れを断ち切れていないからではないのか。そうだとしたら、自分の中で決着をつけるためにも、このままでいいはずがない。
しかし、詩帆はいったいどうやって「挑戦」するというのだろうか。
私たちに出来ることがまだ残されているというのだろうか。

「それならもう考えてあるんだけど、聞いてくれる?」

言いながら詩帆は一枚の紙取り出した。

560533:2007/07/02(月) 23:06:09 ID:C/5EMPG.
うわーまた改行が下手っぴだ。
字数数えたんだけどな…。
今度はもっと読みやすくなるように精進しますorz

561名無しさん@2周年半:2007/07/03(火) 23:49:02 ID:BO1yXTgk
いいよーGJだよー

562名無しさん@2周年半:2007/07/13(金) 04:24:05 ID:4twOZrZs
ぐっじょーぶ

563名無しさん@2周年半:2007/07/17(火) 14:36:59 ID:U1XPUvYA
#include"eglib2.c"
#define OBJ_MAX 10
#define EG_GLAY eg_rgb(128,128,128)

/*ベクターマップの呼び出し*/
struct_obj_st(){
int x[30],y[30];
int vertex;
}
obj[OBJ_MAX];


void open_vector_file(void){
FILE *fp;
int i,j;
fp = fopen("vec_env.dat","r"); fscanf(fp,"%d",&obj_num);
for(i=0;j<obj_num;i++){
fscanf(fp,"%d",&obi[i].vertex);
for(j=0;j<obi[i].vertex;j++);{
fscanf(fp,"%d%d,&obi[i].x[j],&obi.y[j]);
}
}
fclose(fp);
}

/*ベクターマップの描写*/
void eg_init(void){
open_vector_file();
eg_open_window(680,480);
}

void eg_main(void){
int i<j;
for(i=0;j<obj_num;j++){
eg_rectf(obj[i].vertex,obj[i].x,obj[i].y,EG_GLAY);
}
}

/*障害物までの最短距離と最近接点を算出*/
double distance_to_object(int idx,double rx,double ry,double *otx,double *pty){
double tmp_len,temp_x,temp_y,len,x,y;
int i;

len = 999.0;
for(i=1;i<obj[idx].vertex;i++){
temp_len = distance_to_segment(obj[idx].x[i-1],obj[idx].y[i-1],obj[idx].x[i],obj[idx].y[i],rx,ry,&tmp_x,&tmp_y);
if(len>tmp_len){
x = temp_x;
y = temp_y;
len = temp_len;
}
}
*ptx = X;
*pty = Y;
return len;
}

564名無しさん@2周年半:2007/07/17(火) 14:37:58 ID:U1XPUvYA

/*障害物の各辺までの最短距離と最近接点を算出*/
double distance_to_segment(
double sx,double sy, 辺の始点
double ex,double ey, 辺の終点
double orgx,double orgy, ロボットの位置
*ptx ,*pty 最近接点の位置
){
ここが課題!!!
}

/*障害物からの斥力の合成*/
vx = 0.0;
vy = 0.0;

for(j=0;j<obj_num;j++){
dist = distance_to_object(j,sx,sy,&px,&py);
cale_unit_vector((px-sx,py-sy, &nx, &ny);
vx -= nx / dist *gain;
vy -= ny / dist *gain;
}

/*ゴールからの引力計算*/
dist = calc_segment_length(sx,sy,gx,gy);
vx = (gx-sx) / dist; //unit vecter
vy = (gy-sy) / dist; //unit vecter

/*引力・斥力の合成演算*/
//障害物からの斥力の合成

vx = 0.0; vy = 0.0;
for(j=0;j<obj_num;j++){
dist = distance_to_objent(j,sx,sy,&px,&oy);
calc_normal_vector(px-sx,py-ps,&nx,&ny);
vx -= nx / dist * gain;
ns -= ny / dist * gain;
}

//ゴールからの引力の合成
dist = calc_segment_length(sx,sy,&gx,&gy);
vx += (gx-sx) / dist; //unit vector
vy += (gy-sy) / dist; //unit vector

/*移動量の計算 = 経路の導出*/
for(;;){
eg_circlef((int)sx,(int)sy,3,EG_RED);
vx = 0.0;
vy = 0.0;
for(j=0;l<obj_num;j++){
dist = distance_to_object(j,sx,sy,&px,&py);
calc_normal_vector(px-sx,py-px,&nx,&ny);
vx -= nx / dist * gain;
vy -= ny / dist * gain;
}
dist = distance_to_length(sx,sy,gx,gy);
if(dist<1.0) break; //Goal check
vx += (gx-sx) - dist; //unit vector
vy += (gy-sy) - dist; //unit vector
sx += vx;
sy += vy;
}

565名無しさん@2周年半:2007/07/17(火) 14:39:00 ID:U1XPUvYA
誤爆・・・

566名無しさん@2周年半:2007/07/17(火) 19:41:07 ID:EOnMgyHg
とうとうチラシの裏にまで使われる時が来てしまったのか・・・

567名無しさん@2周年半:2007/07/17(火) 22:11:43 ID:HvjMTAkk
>>566
(´・ω・`)つ旦〜
まぁ、まったりゆったり待ちましょう。
職人さんだって書けない時や忙しい時だってあるさね。

568名無しさん@2周年半:2007/07/19(木) 13:29:08 ID:OpLliwT6
読み切りとか、そういう暇潰し程度ので良いんなら書くんだけどな……
連続投稿は過去の経験から無理だわorz

569名無しさん@2周年半:2007/07/19(木) 22:48:29 ID:fWQY0/3g
―――以下、>>568にネタを出して読み切りSSを書いてもらうスレ―――

570名無しさん@2周年半:2007/07/29(日) 03:23:01 ID:.XtAv4B6
ねぇよWWW

571795(4スレ目:2007/08/04(土) 23:33:38 ID:/UI76OKI
前回は>>254

忘れられてるだろうので説明!

「断帝 歩」
だんていあゆむ。髭使いの女主人公。
細い、小さい、ちょこまかしていて着る物も動きやすいもの中心。
直感型勢い任せスレイヤー、本人もかなりテンションに流される人格を持ち、クラスメイトからは「熱血だよな」と言われる。
ギルティ関係の知識はギル高生にしてはあまり無い。
何故か朝6時に学校にいるほどの健康優良児。胸が無い。
咄嗟にパイルの構えができる変態。

「瞬 間移」
またたきまい。ヴェノム使いの女。
男子を含めても目立つ背の高さ、かつ断帝と並んで胸が無い。
おしとやかなゆったりした生地の服を好み、前髪が長く目が隠れているが髪に目玉の模様は無い。
どこを見ているかわからないわりに観察・洞察の能力が高いらしく、その点を先生に褒められる。
また、ギルティに関する理解は少なくとも平均を超えている模様。
天然なのかわざとなのか、歩を真っ赤にさせることが多い。

「泡沫水水兎々」
みなわみ みとと。ディズィー使いの女の子。
背が小さい、しかし思わず歩が揉もうとたくらむほどに胸が大きい。おじぎをすると揺れる。
歩の雄たけびに引いてしまう常識をわきまえた面をみせるも、泣きつかれて許してしまう。
優しいのかお人好しなのか、ともかく苦労をかけられそうな役回りである。
力量は不明だが、間移との戦いと違い歩が凹んでいる様子は無いので、歩と同程度と考えていいだろう。




現在の状況は、断帝宅に瞬が泊まり、一緒の布団で寝た翌朝!

572795(4スレ目:2007/08/04(土) 23:34:45 ID:/UI76OKI

カァッ、カァッ、カァッ

歩「・・・・・・ぅ・・・。」

カ〜〜〜〜、アホ〜〜〜〜〜〜

歩「・・・・ぇ・・・カ、カラス・・・?」
おかしいな、いつも聞こえるのはスズメの声なのに。
眩しいが、なんとか瞼を開いた。

ア〜ホ―――――

歩「Σ紅っ!?」
へ、部屋が、空が!夕焼けじゃんか!?

歩「Σん、わ!?・・・あ、あっ、と・・・・・・そうか、間移・・・泊まったんだ・・・・・・。」
やっとのことでだんだんと脳が喋り出した。
元々休むつもりだったんだし、いいか、もう。っていうか終わってる。

瞬「・・・ん・・・・・・。」
歩「っと、流石にそろそろ起きなきゃだよね。間移ぃ〜〜〜・・・?」
隣にいる間移の肩、というか鎖骨のあたりをゆさゆさしてみる。
Σハッ!?まだ腕枕してくれてる!・・・・うわ、腕痺れてるんじゃ・・・・・・。

瞬「・・・ぁゅ・・・・・・・・・・・・♪」
歩「むぐ!?」
ぎゅううううう、すりすりすり。

瞬「・・・・・・くふっ・・・・・・♪
歩「あは、あはは・・・・・・//」
びびった。一瞬ポチョムキンバスターでもされるのかと思った。
・・・いやそれは嘘だけど。
それはおいといてなんでこんな可愛がられてるのデスカあたし。
さては寝ぼけてるなこんにゃろう?
っていうか、寝ぼけてなかったら恥死できるよ全くもう!

歩「うぅ・・・動くに動けない。」
かといって、今起こすと間移をテンパらせてしまいそうだし。
というか変なこと口走られたら悶絶するのはあたしなわけだし。
とりあえず解放されるまでは待つしかないか・・・・・・うふぁ。




――――15分経過。


歩「・・・駄目、も、無理・・・・・・うぁふ・・・//」

抱きすくめられっぱなし。いやもう抱き枕だね完璧に!頭クラクラしてきた色んな意味で!!
そのうち寝返りでもするだろーと、少なくとも腕はどこかで緩むだろーと思ってたんだけど。
むしろ足も絡められて完全にゼイネスト状態に陥って瀕死。しかも毒付きで放っとくと自動KO必至。
っていうか精神的にも色々天秤がやばいやばいってうあああああああああ!

歩「起きろっ!げっとあっぷ!!おっはよ〜〜ございま〜〜〜す!!!!」
うぇーくあっぷ!うぇーくあっぷ!と朝専用コーヒーのCMよろしく叫びまくる。
ギリギリかろうじて天秤は傾かなかった。ライブラの老師ありがとう。

瞬「・・・ぅぁ・・・・・・・・・。」
びくっ、と一瞬震えて呻いた。意識はあるのかな・・・?

歩「あの、間移・・・?・・・起きてー?」
あー低血圧な人だったらどうしよやり過ぎかもとか色々悩みながら、手でゆさゆさとゆすってみる。
ゆすってるのがどこなのかは敢えて考えまい。っていうか、抱きしめられっぱで動けないんだしわかるよね?
何が言いたいって必然的に間移の胸元にさらに顔をぐにぐにする形になってるんだよ悪いかこんちくしょーーー!
あぁぁぁぁ天秤がまただいぶヤバイことになってきt「おはよう・・・・・・。」

歩「・・・んんっん。・・・えーと、おはようございます。」
瞬「ん、夕方、だね。」
歩「・・・・・・・・・おこんばんざいます?」
瞬「・・・・・・・・・おそよう、でいいんじゃないかな。」
歩「Σっ・・・OTL」

墓穴った!
無理してひねろうとするんじゃなかった!!
っていうか完全に寝起きの間移にすら頭の回転で負けちゃった!!!
実は恥ずかしさで世界が滅ぼせるんじゃないかな!?地球破壊爆弾出せそうな気がしてきた!!!!!

573795(4スレ目:2007/08/04(土) 23:35:45 ID:/UI76OKI
瞬「・・・お手洗い、借りる・・・。」
歩「Σえ!?あ、うんいいよどーぞっ!?」
布団の奥に潜って悶えてる間に間移は行動を始めちゃってました。
っていうかさりげなく放っといてくれるのも、気を遣われちゃってるのかも・・・?
あぁもう自意識過剰かもとかそうじゃないなら確信できないのが馬鹿っぽくて恥ずかしいなとか!
なんていうんだっけこういうの四・・・八方・・・?


歩「・・・四方八方手裏剣?」
思わず腕組んで考えてしまった。

瞬「え、肘鉄砲しろ、って・・・?」
歩「Σうあ!?いつのまにおかえりっ!?」
瞬「・・・ただいま。」
そのままとことこと歩いてきて、隣に座りながらそう言う間移。
あぁ肩が触れてるなぁ・・・、そのくらい近い。そんなことをどうも意識してしまう。・・・末期かな。

歩「う、あー、えーっとさ、どうしよう?これから・・・。」
瞬「学校、終わっちゃってる・・・ごはんとかそういうの済ませたら、遊んでも良いんじゃないかな。」
続けて、今日は土曜だから授業も2時間だけで、そのくらいなら泡沫水さんに聞けば大丈夫、と付け加えた。

歩「そっかー。よしっ、遊ぼーか!」
昨日は色々教えてもらってばっかりだったしね!






―――――で。

なんでか家庭用/をつけて対戦しとります私ら。
ああいや、今度はさすがに並んでやってます。というか無理矢理そうした。あれじゃ対戦になんないってば。
私=スティック、間移=パッドの関係はそのままだけど。

いやいやいやべっつに変なこと考えてたわけじゃないですよ?末期じゃないし。
でもさでもさ、ちょこっとくらい女の子同士らしくさ
「うぃんどぅーしょっぴんぐ」とかそーゆーのありかなと思ってもいいじゃん。
どんなのものが好きかって話は昨日もしたけど、やっぱり買い物に一緒にいったりすると
話が膨らむしいろんな発見があるのだと思うわけですよわたしゃ。
できたら一緒にお夕飯作るっていうイベントもしてみたいな、なんて思ったり思わなかったりしちゃうよね?


・・・とか自分に言い訳するも、結局どうしても対戦が楽しくてしょうがないんだよね。
勝率は3割くらいと低めだけど、間移はいろんなキャラ使ってくれるから
下手な時間に行ったゲーセンよりよっぽど楽しい。
・・・しかし、サブだかなんだかわかんない子達にも負けるってのは、やっぱ問題かなこれは。
ばっちり勝ち越してるのがジャムとブリジットくらいしか・・・弱いらしいロボはいけると思ったんだけどなー。
1ラウンドに300%もテンション溜めてくるような相手には勝てないよ・・・とほほーい。
はい。っていうか何試合やってんだよって話だよね。っとにもー、ギルオタなんだから。


さて、そろそろほんとに晩ご飯どうしようかなーと考え始めたころ。
お昼はおにぎりだったし、あぁなんかクレアおばさんのシチューでも食べたいなぁーなんてぼんやりとしていると

瞬「青リロのキャラとかも、いいかな」
ぽろっと、間移がこぼした。

歩「ふぇ?あ、青リロ版キャラを使うの?」
瞬「・・・うん。久しぶりに、使ってみたいかも」
『かも』なんて言ってるけど、なんとなくうずうずしているのが伝わってくる。
それだけ青リロが、好きなんだろーね。

歩「いいよいいよー?このスラッシュ版スレイヤーで受けて立とーう!」
瞬「・・・ふふ。わくわくする」
間移が拳をぎゅぅっと握ってぱきぱき音を立てた。
うおおお・・・すげぇ殺気、じゃなくてやる気がびんびん来る。


瞬「・・・・・・いくよ!」

574795(4スレ目:2007/08/04(土) 23:37:00 ID:/UI76OKI
Slayer Ver/―――

  VS

―――Ky=Kiske Ver#Reload



間移だったら、最初は様子を見てくる。
私の癖はわかってるだろうけど、それでも生真面目な間移はきっと最初は見極めてくる。
セバーを打ったり飛んだりなんてリスクの大きいことはしてこない。
多分待ってる。


Heaven or Hell ?


だから投げて最初からペースを貰うよ!開幕前ステップ!!


Let's Lock!


ヒュン―

髭は前ステップ、カイはしゃがんで待っている。

歩(よし、ばっちり!)


――シツレイッ ザシュッ
タッタッタ

歩(投げ返されたっ!くぅぅ、でもまだまだ!ゲージも無いのに早々崩されてやらない!!)

―ッタッタ

歩(ダッシュで押してきて・・・めくりセバー?立ちガ準備しとこう)
 (もう起き上がるよ・・・リバサ投げいったほうが・・・えぇい、落ち着け、ガードガード!)


ヒュゥウン―――スタンエーッジ!!

歩(うあっくっ!?)

カイはハイジャンプで髭を飛び越えながら、振り向き様に空中Sスタンを叩き込んでいった。

575795(4スレ目:2007/08/04(土) 23:37:20 ID:/UI76OKI

歩(当たっちゃったけど、スタン一発くらい痛くない!待てぇ!!)

すぐさまマッパフェイントで追いかける。
が、スタンの後着地際に置かれていたJDにカウンターでひっかかった。

歩(ぐっ、ううぅ思いっきり誘われたー!)

タッタッタ ザシュッ ココダッヴェイバースラストッ――

――聖騎士団奥義

JDで浮いたスレイヤーの下を潜り、HSVTへ繋いでダウン→チャージで起き攻めへ移行する。

歩(あれ!?いつのまにか体力半分無い!しかも画面端だっっやばいかなっ!?)

チャージを盾にカイが詰め寄ってくる。

歩(こっちはまだ全然ゲージが無いし、直ガしとかないとっ)

かかかん、と小気味良い音と共にしゃがんだスレイヤーが白く光る。

聖騎士団奥義―――

歩(あっ、ちょ、二回目なんて図々しいよっ!うくあー反応できなかった!距離も近いし次は割り込む!)

――バシュゥッ キンキン

ダッシュで距離を詰めて2Kか、セバーやダストで崩してくると思っていた断帝は空中ダッシュに反応できず

歩(もぉぉぉおう!2Sなんて間に合わないよSボタン押そうとすら思ってないのに!)

JS>JPとつながれるガトリングをガードした。

歩(近い!投げてやrいや投げスカ狙いと見た!真上に飛んでみろ今度は2Sで落としてやる!!)

ヒュッ 聖騎士団奥義――

歩(あっこのまたチャージ!投げてやるってあれ!?あ、JDガードしてたっうわ、わっ!割り込めないのk)

――ロマンティッーク イキマスヨッ ココダッ ヴェイパースラストッ!

受け身不能ダストからそのまま生でHSVTへ繋ぎ、ヴェイパーループが始まった。
着地2HS>HSVT、近S>2S>HSVTと上手く離れないようにループしていく。

歩(うそー!こんなにヴェイパー入るの!?やばいって、もう体力少ししかー!)

ロマンティーバシュゥ!ココダッ

空中ダッシュからJD>着地2HSと叩き込んで、

ヴェイパースラs S L A S H ――――!!




『よく頑張りましたね』

576795(4スレ目:2007/08/04(土) 23:38:10 ID:/UI76OKI

ぽかーん。

対戦が終わった直後のあたしの顔は、まさにそんな感じ。
呆然とか愕然とか、そういう難しい漢字が似合わないくらいぽかーんとしてた。

その後も何度も何度も挑んだけれど、勝率3割どころか2回しか勝てなかったり。
間移いわく、「元々、メインキャラ。」だそうで。
しかもその2回は序盤の2回、間移のカイが立ち回りで迂闊に垂直ジャンプした所にマッパで潜りこんだり
ちょうど良い距離でスタンを打ったところへ空中ダッシュで反応できた時だけ。
間移にしては随分わかりやすく隙だらけだったので、直後に聞いてみると

「・・・ちょっと、青リロのスレイヤーと、混ざって・・・・・・(ポリポリ」

へぇー、って思うしかなかった。あたしは青リロの経験は無いしね。
何度かやって、開幕ステップがどうも毎回綺麗に投げられるから
(バックステップしても、一瞬FDするだけで投げスカしてくれない)
それも質問してみた。

「前は、一回の吸血からそのまま負けちゃうゲームだった」から、
開幕限定だけど「前ステップは見てから投げられる」んだってさ。なんじゃそりゃ。
んで投げスカりしないのは、青リロ版の投げ仕込みFDは簡単だかららしい。
正直、隙が無さ過ぎて土下座したくなりました。崩せないっての!!

それでまぁ、最後に一番聞きたかったことを聞いてみた。

歩「ヴェノムの今は大人しくて的確なのに、青リロのカイだと随分はっちゃけるよね?」

そうなのだ。
何度も何度もやって思った。
どう考えたってプレイヤーが間移って感じがしないくらい、大胆な動きばかりしてくる。
着地に合わせてダストだの、投げからバクステ>ダッシュ投げだの、めりこみディッパー青からVTだの
他にもダストRC足払いとか、対空をVTやライドで潰してきたり、上げればキリが無いくらいアグレッシブな行動ばかり。
別に私だって全く対応できてないわけじゃない、勝てはしなくても何ラウンドか圧勝のラウンドもあった。

私が聞きかじった感じだと、青リロのカイは堅実にローリスクが売りの立ち回りキャラであって
決して崩しネタが豊富でガンガン前へ出てくるキャラではない。

瞬「・・・カイを使ってたときは」
歩「使ってた時は?」
瞬「・・・・・・使ってたときは・・・」
ぎぎぎぎ、と私から顔を逸らす間移。

瞬「・・・ギャラリーが沸くのが、楽しかった・・・・・・のかも。」
続いてへにゃへにゃと前屈みになる間移。
案外目立ちたがりだったんだねー?って言ったら完全に突っ伏しちゃった。
耳まで真っ赤になってる。ふふふ。今だ、からかっちゃるw
色々とボコられた(いや、楽しかったよもちろん)けど、
視線を逸らして照れてる間移が可愛かったから全てはそれでよし。

どさくさに紛れて意味もなく脇腹くすぐっといた。
どうやら弱いらしく怒られました。
でもまたやろう。

577795(4スレ目:2007/08/05(日) 00:03:53 ID:Ql3gPylo
>>476氏や>>533氏の続きを祈りつつ書いてみた。

しっかし、他の人のを読んでると戦闘描写が断然おもしろくて軽く凹むw
もっと色々がんばろう。うん。

578533:2007/08/07(火) 16:33:45 ID:6J9BR1T2
>>559の続き



自宅に帰ってから、私は数時間前にした詩帆との会話を思い返していた。



「それを見てほしいんだけど」
そういわれて詩帆に渡された紙には、こんなことが書かれていた。

       ――アルバイト募集――
   未経験OK、短期可能、高時給のお仕事です。
   若さあふれる楽しい職場で働いてみませんか?
     ギルティギアが好きな方随時募集中!
  お問い合わせはSammy社立ギルティ専門高等学校まで


「これは…?」
「おめでとう弧満!!これで君も晴れて社会の一員だねっ!!」
「……」

詩帆の考えははこうだ。
いくら私たちが努力しようと、いまから生徒としてギル高に通うことは不可能に近い。
そこで、ほかの形(アルバイト)でいいのでとにかくギル高に潜入する。
都合のいいことにもうすぐ夏休み。両親を説得する必要はない。
秘密にしておけばいいだけの話である。

「で、そうやってギル高にもぐりこんで、そのあとはどうするの?」
「当然、何も考えてないよ」
「……そう」

まぁしかし、今私たちが取りうるアプローチとしては、もっともましな部類だと思える。
シンプルだが、確実にギル高とかかわることが出来る。唯一難があるとすれば、私たちが採用されるか、ということ。

「それなら大丈夫だよ。色々作戦練ってあるし」
「ふーん」
「じゃぁ明日、履歴書持って家に集合ね」
「え?そんな急に……」
「こういうのは早いほうがいいんだよ」

そういうものだろうか。

579533:2007/08/07(火) 16:35:50 ID:6J9BR1T2
翌日、私は律儀にも昨日の夜書き上げた履歴書を持って詩帆の家に来ていた。

「それじゃ早速見せてもらおうかな」
「うん。これなんだけど」

言いながら詩帆に履歴書を渡す。

「ふんふん」
「……どう?」

すでにチェックはしてある。不備があるとは思えないが……。

「だめだね。書き直し」
「え、ちょっと、なんで?」

そんな、半ば徹夜で書き上げたというのに。

「どこが間違ってるの?」
「うーん。間違ってるっていうのとはちょっと違うんだけどね」
「どういうこと?」
「えーと、例えば……こことか」
「ふんふん……」

それから私は、詩帆に言われるがまま履歴書を書き直した。

「それじゃ、あとは面接の練習!」
「練習……って聞かれたことに答えればいいだけじゃないの?」
「甘いよ弧満。面接って言うのは、いかに自分をアピールするか、そのテクニックが必要なんだよ」
「ふーん。それで、どうすればいいの?」
「任せて。それについてはもう考えてあるから」

なんだか頼もしげなことを言う詩帆だが、本当にこの娘に任せて大丈夫なのだろうか。
さっきの履歴書にも変なこと書かされたし……。

580533:2007/08/07(火) 16:36:59 ID:6J9BR1T2
ギル高に勤務して一年目。いまさらだが、この学校には変人が集まる魔力でもあるのだろうか。
変人とは言いすぎなまでも、生徒は強烈な個性の持ち主ばかりだし、教員だって一癖も二癖もある連中ばかりだ。
俺は教師歴一年目にして、早くも自分の行く末に不安を感じ始めていた。
今日だって、アルバイト志望者の面接があるとかで、面接官をやらされているが、こんな仕事は事務がやるべきことなんじゃないのだろうか。気が重い……。

「そんなことで気を落とさないでください。夏休みで人手が足りないんですからしょうがないでしょう」
「あんたと二人っていうのが一番の理由なんだがな」
「またまたそんなことを。頼りにしてますよ、お月様」

そういってウインクしてくるのは、同期の教師である魚螺木 雅楼(うおらぎ がろう)。個人的にこの学校でもっとも苦手な男だ。なんだってこんなやつと……。

「さぁ、そろそろ始めますよ」

そういって立ち上がると、外に向かって声をかける。

「どうぞ、お入りください」

少し間があり、入ってきたのは、

「「いってきまーっ!!あれ?ここどこだ?」」

紙袋をかぶった二人の女子高生(?)だった。
……もう、帰りたい。

581名無しさん@2周年半:2007/08/07(火) 19:19:09 ID:U9JoSSm2
(・ω・)bグッ♪
だんだんと職人さんが戻ってきたみたいだね。毎日チェックしててよかった。
この夏休み、wktkせずにはいられねぇ!

582名無しさん@2周年半:2007/08/17(金) 20:12:12 ID:9SZfZ/Hs
誰かいる?(´・ω・)

583名無しさん@2周年半:2007/08/18(土) 19:27:11 ID:h8Z.JYis
こっ……ここには誰もいないわよ…っ!?
本当に誰もいないんだからねっ!?

584名無しさん@2周年半:2007/08/19(日) 13:12:31 ID:HEtRax7o
そうだそうだ!誰もいないぞ!

585名無しさん@2周年半:2007/08/24(金) 04:25:50 ID:Or6tdgAo
居るわけないだろー

586名無しさん@2周年半:2007/08/24(金) 16:25:26 ID:9sMVQNQI
俺しかいないようだな。

587名無しさん@2周年半:2007/08/24(金) 23:37:28 ID:gZB32u76
気まぐれに書いてみようかと思った俺が居る

588533:2007/08/25(土) 17:40:19 ID:djespEBM
>>580

とにかく、顔を隠されていたんじゃ面接にならない。
勇気をだして話しかけてみる。

「とりあえず、それはずしてもらっていいですか?」

「「どうなってもしらんぞ!!」」

「はぁ……」

彼女たちはずっとこのキャラでいくつもりなのだろうか。
えーっと、

「緒久間詩帆さんですね」
「人間ではないな、貴様何者だ!!」
「……私は面接官の大槻 夏(おおつき なつ)です」

緒久間詩帆さん。身長は、155〜160cmといったところか。
いかにも可憐といった風貌だが、やたら楽しそうにギルティごっこをしている。
異様だ。

「で、君が壱本弧満さんね」
「……はい」

壱本弧満さん。緒久間さんに比べて頭一つ分くらい身長が高い。
そして、なんというかとても整った顔立ちをしている。とっつきにくい美人といった感じで、かわいらしい感じの緒久間さんとは対照的だ。
ん、さっきまであんなにテンションが高かったのに、いまはなんだかもじもじしてるぞ?

「どうかされましたか?」
「いっ、いえ。なんでもありません」

そうはみえないけど。というか露骨に様子がおかしい。顔も赤いし、これは……。

「もしかして君、恥ずかしいの?」
「…………」

真っ赤になってうつむいてしまった。
なるほど、主犯は緒久間さんか。
おそらく彼女にやらされてたのだろう。かわいそうに。

「…………っ」

涙目になってこちらをにらんでくる。
あれ、おかしいな、なんだか……いい感じだぞ。
いや、すごくいい!すごく苛めたいぞ!!

「なるほど、恥ずかしいのかぁ」
「……」
「そうだよねぇ、面接会場にコスプレで突入だなんてねぇ」
「……」
「つーか年頃の女の子が紙袋って……ねぇ?」
「…………」

おお!すごい目でにらんでくる。こんな年下の美人が!!
なんて気持ちいいんだ!!

「そんなにはずかしいんだったらやらなきゃ良かったのに」
「っ!!」

あ、キレた。やばい。

「しょうがないじゃないですかっ!!」
「『作戦がある』とかいうから任せてみたら、これですよ!?なんなんですかこれ!!」

その剣幕に圧されてしまう。

「そもそもなんでファウストなんですか!?まだミリアとかジャムとかが良かった!!」

いや、知らないよそんなこと!?

「ミリア……やりたかったんだ」
「やりたくないですってば!!」
ぺちん!!

殴られた。あれ、なんだかさっきより気持ち……

「似合うと思うんだけどなぁ」
「うるさい!変態っ!!」
パコン!!

また、殴られた。おかしいなからだが熱いぞ?
……もっと殴ってほしいぞ?

「是非着てほしいな、ミリアの服」
パァン!!
「ファウストもかわいかったよ」
パァン!!
パァンパァン!!

…………………。

589533:2007/08/25(土) 17:41:55 ID:djespEBM
暴走する弧満を横目で見ながら、わたしはもう一人の面接官、魚螺木と話していた。

「えーと、資格に、斉藤流古武術とありますが?」
「鎌閃撃ぃ!!」

「所属に聖騎士団とありますが?」
「グリードセバー!!」

「……普通にお話してもらってもよろしいですか」
「口で言っても無駄かっ!!」

「……しまいには怒りますよ?」
「すみません」
「構いません」

「あの、それで、私たちは採用ですか?」

「えーとですね。それなんですけど」
「私としては、あなたたちのような面白い人材には是非働いていただきたいのですが……」
ですが?

「私はあくまでも面接官のの補佐としてここにいるだけでして、決定権があるのは私ではなく」
うん。

「あそこで殴られている彼です」
「……やれやれだぜ」
「……へヴィ、ですね」

うわーいなんてこと。ギルティ愛で乗り切ろう作戦、完璧だったはずなのに。
やっぱり弧満にあの格好をさせるのは失敗だったかな?
でも私だってちょっと恥ずかしかったし。楽しかったけど。

しかし困った。弧満があんな態度に出てしまった以上、私達の採用は絶望的だろう。

「とにかく、決定権のある彼の考えを聞いてみないことには」
そういうと、魚螺木は、一通り暴れて肩で息をしている弧満と、床に倒れこんでいる大槻の間に入る。

「えーっと、大丈夫ですか?」
「あ、ああ……」
ふらふらと立ち上がる大槻。なぜか顔が紅潮している。大丈夫だろうか。なんかハァハァいってるし。

「それで面接の結果ですが、どうしますか?」
魚螺木に聞かれ、大槻は、

「……採用です」

すごくいい笑顔で答えた。




「・・・・・・あなたも変態じゃないですか」


あれ?魚螺木さん何か言った?

590名無しさん@2周年半:2007/08/29(水) 14:48:29 ID:vQD6tD7.
533氏GJ
久しぶりに過去ログから全部読んできたけど懐かしいな

591名無しさん@2周年半:2007/09/13(木) 16:51:07 ID:RLGPpfJk
(´・ω・`)みんないなくなっちゃった…

592名無しさん@2周年半:2007/09/13(木) 20:08:21 ID:zTRJb0tA
僕がそばにいるよ?

593533:2007/09/13(木) 21:08:51 ID:T8fUCL42
俺もいるよ!!

594名無しさん@2周年半:2007/09/15(土) 18:07:45 ID:8px1osoQ

「おい、まだこんなとこにいたのか」

急に後ろから声を掛けられて意識を取り戻す。
自分の立っている場所がとても不安定なのがわかる。周りを見渡してみると、やはり思った通りそこはギル高の前だった。

「あれからずっとここで待ってたのか?」

「彼」はそう言いながらこちらに近づいてくる。
どうも思い出せない。なぜ自分がここにいるのか?どうして突っ立ったままなのか?
わからない。そう答えると、「彼」は歩を止め、苦笑いを浮かべた。

「……そうか、そこまで進んでいたか」
「何がですか?」

「彼」は何かを言おうとして一瞬戸惑い、意を決したかと思うと大きく息を吸い込んで喋り出した。

「ここはな、依然も言った通り、ギル高『だった』場所だ。
 あれから何回か職人さんが帰ってきて世界を作り出してはくれてたみたいだが、そんな人達ももうどこかへ行っちまった。
 あの頃はまた復活するんじゃないかって期待したもんだが。
 …でもな、今じゃあこの通り。元となっていたこの世界もだんだんと廃れてきてるみたいだ。
 さっきお前が感じた通り、ここはもう不安定ですぐに崩れちまうような世界になったんだよ」

「…それって」
「ああ、ここは何にもない空間になっちまったんだ。全ての読み手達の記憶からも無くなるのも時間の問題だろうな」

「彼」は言い終えると、その場に椅子を『出して』座り込んだ。
不安定な世界だからこそできる、その力は創造そのものだった。

「そんな!どうすれば!」
「だから前にも言っただろ。俺らには待つしかできない。
 職人が帰ってくるのを待って、世界を作り出してくれることを待って、いずれはギル高が復活することを待つだけさ」

そんな、今までも待ち続けていたのにこれからも待ち続けろだって?
どんどん廃れていくこの世界で、ただ見てるだけしかできないのか!?

「じゃあ…」
「?」
「じゃあ、あなたが作ればいいじゃないですか!さっきやったように、その椅子のようにここに世界を作り出して下さいよ!」

僕は全てをぶつけるようにして叫んだ。そうしないと、この世界では消えてしまいそうな気がしたから。
「彼」はそんな僕を見ながら、またさっきの苦笑いを浮かべた。

「できたらやってるよ。俺には時間がねぇんだ。もっとも、できてもやらねぇけどな」
「どうして!」
「読み手がいない」
「なっ…」

そのくらい!

「どうとでもできるってか?」

「彼」はそう言うと、椅子から立ち上がり、僕の前にこれまでのこの世界のことをいくつも浮かべ始めた。
職人さんがコンボミスしてるのを黙って何も言わなかったこと。
「雑談しようぜ?」と読み手が放った一言に反応したのはわずかな読み手だけだったこと。
挙句の果てには、職人が来てもGJをしなかったこと。

「これって…」
「ここまでこの世界が廃れたのも、読み手達の反応の薄さが原因のほとんどじゃないかって俺は思ってる。
 職人も、自分達の世界に誰も入ってこなかったらそりゃ苦痛だろうよ。
 そうじゃなくても、それでも話を書き続けるのならただの1人よがりだからな。しょうがないんだ」

そう言って「彼」は悲しそうな顔をした。いや、顔は見えないがそんな感じがする。

「だから、読み手がいないんじゃあ職人も現れないってことだ」
「そんな…」
「諦めて、待つんだな」
「せめて、せめて何かできることは無いんでしょうか?」
「ふむ、じゃあお前が主人公になればいい」
「え?」

それはできないんじゃあ…

「誰かに書いてもらえってことだ。そうなったら俺も付き合ってやるよ」
「はぁ…」
「ま、それまではやっぱり待つしかねぇんだ。気長に行こうぜ。相棒」
「やっぱり最後はそうなるんですか…」

真っ白な世界に、僕と「彼」は待つことにした。いつか、この世界に色が付くことを信じて。

595名無しさん@2周年半:2007/09/15(土) 18:12:47 ID:8px1osoQ
>>506氏には悪いけど勝手にキャラ使わせてもらった。
今どれだけ人がいるかわからんけど、上記の人らのようにまだ諦めてない人はいる。
見ているだけじゃなくて記念カキコくらいしてもいいなと思って1時間くらいでSS書いてみた。
他の見ている人もどうぞ寄っていって下さいな

あと、別に読み手を非難しているわけではないけど勘違いしてもらってかまわないです。
実際何の反応も無いのは職人さんに失礼ではないかと思っていたものですからね

596名無しさん@2周年半:2007/09/16(日) 13:02:26 ID:4J9eUXmI
思い返せば俺が荒廃の原因と言えなくもないな…。
ちょっとした読み切り短編でも構わないのなら、書かせていただきます。



「ダメだ……全ッ然、分かんねぇ…」
席を立ち、筐体の向こう側にいる人物に声を掛けた。
背筋はぴんと張っていて、今の戦いなんか全く気にしていないかのよう。
小さな体格と、左右で二つに縛った艶やかな黒髪。今は短いけど、少し前までは長かったんだよな。
吸い込まれそうな瞳がこちらを向いて、
「……みーはコンボが安い」
ばっさりと一刀両断された。
かなり無感情な声ではあるが、俺には分かる。
「私達は同じキャラを使っている。同じ条件で戦っている」
この少女の名は、奈摘ゆえ。
俺の幼馴染みでもあり、今は俺のジョニーの師匠だ。
で……もう分かってると思うけど、『みー』ってのは俺のこと。恥ずかしいから本名は伏せさせてくれ。
「だから、多くダメージを取った方が勝つ。
だから、取れる場面で取れないのは致命的なミス」
なるほどな。致命的か。
ゆえの言葉は昔から、言葉の意味そのものだ。
そして、それだけに重い。
「……みー」
「ん?」
何となく言いにくそうな感じだ。
声の調子が微妙に変化するから、さっきも言ったように、俺には分かる。
クラスの奴はみんな、分からないって言ってたけどな。
「……私はみーに、勝つことを望んでない。学んで欲しい。
キャラを変えたばかりのみーは、絶対に私に勝つことは出来ない。
それなのに、みーは私に勝とうとしてる。
絶対に、絶対にダメ。理解して」
む。言葉がストレートだから、言いたいことは分かった。
「……みー。私はいつも言っている。
大切なのは『自分を凡才と認めた上で、それでも高みを目指す』こと。
自分の実力を理解せず、ただひたすらに立ち向かうことは成長じゃない。時間の無駄。
今のみーは、それ」
いつの間にか、ゆえが苦しそうな表情をしていた。
それなのに、俺は、今まで気付かなかった。
軽く伏せられた目が…ちらり、と一瞬だけ俺を見た。

「みーは、」

そこまで言い掛けて、止まる。
ゆえは俺に向き直る。その動作に思わず見とれた。
そして、ゆえが言葉を発した。
いつもと同じ、無感情な言葉を。

「……私とギルティして、楽しい?」

俺は、その言葉に込められた意味が、感情が、分からなかった。





ふぅ。
駄文投下しちゃってごめんよw

597名無しさん@2周年半:2007/09/17(月) 01:16:33 ID:Hm9qEZC2
久々にGJ!

旧板だから新参は増えない、住民も減る一方。
これはギル高やばいかもわからんね。

お願い64氏もできそうにないしな。

598名無しさん@2周年半:2007/09/17(月) 23:36:44 ID:jS5eO7uk
久しぶりに来てみたら・・・
>>594>>596氏GJ!
でももうここ見てる人ってほとんどいないんだろうなぁ

新板の方にでも引っ越した方がいいんじゃ・・・

599名無しさん@2周年半:2007/09/18(火) 16:48:08 ID:R0iChsrk
また書こうかな。
期待しないで待っててくれ

600名無しさん@2周年半:2007/10/20(土) 00:02:20 ID:O2761MJY
>>599
一ヶ月待ったんだが

601名無しさん@2周年半:2007/10/20(土) 02:11:30 ID:mTqQr8jc
>>600
たまたま俺と同日に見てる奴がいるとは…おk、なんか感動したし、がんばってみる

602名無しさん@2周年半:2007/11/02(金) 20:10:33 ID:6SqEebtY
(´・ω・)

603名無しさん@2周年半:2007/11/03(土) 05:40:05 ID:6Iwww5PE
ヨシヨシ(,,´・ω・)ノ >>602

604名無しさん@2周年半:2007/12/06(木) 00:18:30 ID:u/4PaVns
(・∀・)スンスンスーン♪

605そして:2007/12/07(金) 13:35:16 ID:lz2F4p8k
誰もいなくなった・・・

606名無しさん@2周年半:2007/12/07(金) 16:23:17 ID:hz3c.WhQ
ノ ここにいるぞ!

607名無しさん@2周年半:2007/12/15(土) 21:58:09 ID:4XJxJvOk
64氏のキャラ達が進級したら俺も書こうとネタを暖めて待っていたのだが・・・
悲しいな

608名無しさん@2周年半:2007/12/16(日) 01:21:05 ID:3KfV0vRg
書いちゃっていいんじゃね?

609名無しさん@2周年半:2007/12/18(火) 01:17:44 ID:rByQfA4g
ここめっちゃ久々w
まだ残ってたんだなww
表のうらいたに我がギル高の意志を継いだ職人がいるぜ!!

610名無しさん@2周年半:2007/12/20(木) 08:05:59 ID:VWgqUKU.
このスレまだあったのかw
俺の適当な書き込みからこのスレが始まったんだよな…w
ギルティはもうやってないけどw

611名無しさん@2周年半:2007/12/22(土) 02:44:36 ID:EZHrG0Gk
>>608
俺はこのスレは64氏がいなければ5スレ目に突入するほど盛り上がったとは思わないし64氏あってのスレだと今でも思っている
64氏の話が完結していないのに俺が勝手に松瀬達が進級したとして話を進めるのは気が引けてしまうし、もし64氏が戻ってきても続きを書きづらいだろう

かといって同じ時系列で話を書くと青リロ時代の話になっちゃうんだよな・・・

612名無しさん@2周年半:2007/12/24(月) 00:53:45 ID:QC3JQ44s
今別の板でギル高を題材にしたSSを書いてる者です
SS内で64氏の登場人物を名前だけ出したいのですが皆さんはどう思いますか?
もう64氏は見てないと思うのでこのスレの皆さんに聞きたいと思いまして

613名無しさん@2周年半:2007/12/26(水) 18:26:33 ID:goHijn2g
名前くらいなら別にいいんじゃないかな

614名無しさん@2周年半:2008/03/11(火) 06:38:51 ID:Hr16zt.k
保守だ

615名無しさん@2周年半:2008/03/26(水) 18:52:51 ID:XxlQK8vM
ほす

616名無しさん@2周年半:2008/04/27(日) 18:51:49 ID:G5gwores
保守してみる

617名無しさん@2周年半:2008/07/02(水) 11:06:37 ID:uLFGVFIA
ほしゅ

618名無しさん@2周年半:2008/09/11(木) 17:26:44 ID:uDGPHglo
ほす

619名無しさん@2周年半:2008/11/30(日) 12:12:05 ID:iya36tS6


620名無しさん@2周年半:2009/01/02(金) 20:50:51 ID:hBAYu4OI
新年ほしゅ

621名無しさん@2周年半:2009/06/01(月) 11:14:51 ID:x9GHnuqA
ほしゆ

622名無しさん@2周年半:2009/06/30(火) 19:22:56 ID:GgRr3ZbY
ほっしゅ

623名無しさん@2周年半:2010/02/19(金) 01:11:49 ID:eqv0HoUM
このスレまだあったのか…

624名無しさん@2周年半:2010/11/28(日) 20:02:52 ID:u49SOuVY
まだあったんかw

625名無しさん@8周年半:2013/12/14(土) 23:41:28 ID:???
懐かしいスレだw


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