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「Sammy社立ギルティ専門高等学校5時限目」

250795:2006/09/13(水) 15:14:23 ID:SNSvJM96

―――しばらくして。

ほんわかほんわかとそのまま眠りそうなくらい惚けてた私を腹の虫が一喝。
お腹空いたね、と苦笑いして見つめ合いつつこうして一緒に出かけることになった次第。
ってゆーかすっかり暗くて、夕御飯の時間はだいぶ前に過ぎてた。トゥレイ。

今「パイル!」って思った人、重度のギルオタだねm9(・∀・)

てけてけスニーカーで歩くあたしと、かつかつローファーで歩く瞬さん。
蜜柑色のパーカーのフードを揺らしつつ歩くあたしと、グレーのタートルネックをもこもこさせてる瞬さん。
サバイバルっぽいショートパンツでバンデーットリボルバー!できそうなあたしと、赤黒チェックのフレアスカートでホウキに乗れそうな瞬さん。
体格も全然違うし、やる気がねえなら帰んなってくらい共通点が見当たらない。
でもどうしてだかこうやって一緒に御飯食べに行くわけで。
不思議なもんだよねーとか言ってみるも相変わらず「・・・ん。」と返事が返ってくるだけ。
心なしか、前よりも口元が緩んでる気はするけど、ね。ふふふ。


そんなあたし達が向かったのは、「味安」という看板をかかげた「みーあん」ってゆー定食屋。
醤油と油の熱気がこもる、けど禁煙の大衆食堂。
店の面積の4割を占める巨大な厨房でおばちゃん大軍団がわっせわっせと料理を作る変な店。
お酒とかおつまみとかも出すけど、色々と定食とかお腹いっぱいになる一品モノとかが700円前後で
夜3時くらいまでばたばた営業してるから若者にもなにかと便利。
大通りに面してるせいか、長距離トラックのおっちゃんとか
大きなバイクに乗ったライダースーツの人とかいろいろ居て、一人で来ても話し相手にはこと欠かない。
いやまぁ、そんな時間に女子供が来るとか何事だって話は置いといて。


歩「瞬さん、注文決まった?」
メニューを読んでる瞬さんに聞いてみる。
いやぁ、座敷ってイイよね。足伸ばせるし机広いし腕ついて突っ伏せるし。

瞬「・・・ゃきそば。」
お姉さん座りを組み直しつつ、どうやら決まったらしく教えてくれる。でもなんか今、発音変だったような。

歩「ん。単品でいいの?確かにここ、量は多いけど・・・瞬さんくらい身体大きいと沢山食べるでしょ?」
瞬「大丈夫。食べる量は、人より多いけど、少しだけ。」
具体的にはしゃもじで軽くひとすくいらしい。・・・わからないって

歩「すみませぇーーーん!!唐揚げ定食ひとつー!あと焼きそば単品ん〜〜っ!!」
ぅあーいよぉ〜〜〜カラテイとヤキソバ一丁7テーブルぅ!っていうオバちゃんの雄たけびが聞こえた。
なんとはなしに窓から外を見てたら道路歩いてる人がこっち向いたんだけど。聞こえてる?(汗

瞬「・・・意外。」
くすっと笑いながら言われた。・・・のがわかるあたり、瞳が見えないのに慣れてきちゃったみたいだねあたし。

歩「う?何がー?」
瞬「こーゆーとこ、来るんだなって。断帝さんならもっと、今風な所だと。」
歩「え?あぁ、いやははははオヤジくさいとこでごめんねー。そだねー、確かにあたしはマックとかっぽいかぁ。」
瞬「・・・だね。ファミリーレストランとか、そういう感じ。」
歩「たはは、誘われれば行くんだけどねー?あーゆーお店は、さっさと出て行かなきゃお邪魔かなーとか思っちゃうの。」
瞬「あぁ・・・わかる、人が沢山入れ替わる。居づらい。」
歩「そそ、なんてゆーか流れ作業〜〜とかそんな感じでさ、キレイなんだけど腰が落ち着かなくてそわそわする。」
瞬「・・・。(くすっ」
歩「こーゆー大雑把なとこのほうが、こうどっかり座り込んで食べて話してられるし好きなんだー♪」
瞬「・・・確かに、そっちのほうが断帝さんらしい。そわそわというか、まごまごしてるのが思い浮かぶ・・・ふふっ。」
歩「Σんぁ、なーんかひどいこと言われてるような気がしないでもない。」
瞬「んーん、断帝さんておもしろいなーって思っただけ。」
歩「Σやっぱりひどい気がするよ!?」
瞬「気のせい。けなしたりしてはない。」
歩「・・・そう?まぁ、瞬さんがそういうなr「・・・・・・褒めてもないけど。」ってこらぁ!やっぱりじゃん!!」
「「・・・あっははははははは!」」


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