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「Sammy社立ギルティ専門高等学校5時限目」

22364:2006/09/10(日) 23:51:18 ID:WDpxvlgw
>>103

「勝ったのはE組の松瀬 緒土!」

「ごめ。負けちゃった」

苦笑いして(と言っても髪の毛のせいで口元しか見えないのだが)雹が戻ってくる。

「でも嬉しそうだな」
「え、そう?僕そんな顔してる?」
「キットカット腹いっぱい食ったような顔だ」

まさか雹まで負けてしまうとは……。
だがまぁ、考えようによっては私の手であのいけ好かない3人組と決着をつけられると言う事だ。
それにしても気に入らん…松瀬 緒土、江辻 聖、そして永園 翼。
私が最も嫌っている人間が3人、雁首揃えている。不愉快極まりない。
松瀬 緒土、いつもいつも私の邪魔ばかりする。
江辻 聖、こいつは生理的に受け付けない。それにあの海 葵夙(かい きすく)を髣髴とさせる。

「そ、そるぅ〜……顔怖いよ…」
「なんかやたら気合はいってんな…」

そして永園 翼、この野郎のせいでお兄ちゃんは……
思えばこの1年間はヤツを倒すことしか考えていなかった。だがそれも今日で終わりだ。

「続いてG組は大将の紙野 蘇留!もう後が無い崖っぷちです!!」

「頼んだよ〜そるぅ〜」
「暴れて来い蘇留」
「ああ」

ステージを登って筐体へ向かって行く。ついに決着をつける時が来たのだ。

「おいおい、蘇留が大将かよ。大丈夫か?」
「ふん、ぬかせ雑魚が」

「それでは先鋒大将戦…このまま快進撃を続けるか松瀬 緒土!それとも大将の紙野 蘇留がここで巻き返すか!?」

『君に用はないのだが…』
『めんどくせぇ…』

松瀬 緒土……ちょうどいい。お前は前菜にはちょうどいいぞ。
まずはこのスカした輩を血祭りに上げ、金髪女とDQNを引きずり出してくれる。
お前など眼中には無い…とは言え、あの亜麗寺と赤井を倒している訳だからな……油断は禁物か。

(とりあえず開幕は……)

『ヘヴンオアヘール!』

さて…亜麗寺 美里、赤井 雹、2人とも滅茶苦茶強かった。
そいつらと共に代表に選出された紙野 蘇留…どうやらこの1年の間に大きく成長したようだ。
ヤツはもう昔の、DループのDの字も知らなかった頃の蘇留ではない。全力で倒す。

(開幕は…やはり)

『デュエルワン!』

(ダッシュVV)(立ちK)

『レッツロック!!』

『ネッテロォー!!』

最大の失策はヤツの性格を考慮に入れていなかった事だろう。
あの蘇留が大会のプレッシャーのせいで慎重になるなんて事はありえなかったのだ。
だがまぁそれは今後注意を払えば良いとして―――
 ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・
(こいつは一体何をやっているんだ?)

「開幕は…ダッシュSVVー!?」


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