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「Sammy社立ギルティ専門高等学校5時限目」

1スレ建て記者θ四国スレ:2006/06/19(月) 10:09:55 ID:CJmM/KN6
「ォゥァー!」
「イタダキー!」
 さわやかな朝の挨拶が、澄み切った青空にこだまする。
 右渡様のお庭に集うギルオタたちが、今日も機械のような正確な動きで、
教室の筐体にコマンドを入力していく。
 1ドットでも諦めを知らない心身を包むのは、深い色の制服。
 キャラ別コンボの精度を乱さないように、リバサヴォルカはスカらせないように、
ゆっくりとコマンド入力するのがここでのたしなみ。
 もちろん、タイムアップギリギリでドラゴンインストールするなどといった、
はしたない生徒など存在していようはずもない。
 社立ギルオタ学園。
 平成四年創立のこの学園は、もとは初代GGプレイヤーのためにつくられたという、
伝統あるギルティ系オタク学校である。

・ここはssを楽しむスレです。マターリ進行で職人にねぎらいのGJを忘れずに。

前スレ
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/game/15721/1131226354/

1スレ目
http://jbbs.livedoor.jp/game/772/storage/1101664264.html

2スレ目
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/game/15721/1112603465/l100

3スレ目
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/game/15721/1119648953/


まとめサイト
http://kage.zombie.jp/ggxx_shool/index.htm

74559:2006/07/06(木) 19:27:11 ID:Qbab1UhA
ようやくまともに時間が取れるように……。復活カキコ。

前回 前スレ>>600-602


「うう、殿一君。負けちゃったよぉ〜……」

火亜が半泣きしながら俺と澪の所に戻って来た。3ラウンド目のストレート負けが効いているらしく、かなり意気消沈してるみたいだ。

「火亜もジャスティス相手によくやったじゃないか。1ラウンド目なんて、かなり凄かったぜ?」
「でも、逆に3ラウンド目はパーフェクト取られちゃったし……」
「けどさ、ロボであそこまでやれてるんだぜ? もっと自信もてって」

これは本当だ。インペリアルレイやN.Bの起き攻めなど、カイやヴェノム以上に苦しいであろう組み合わせにあそこまでやったのだ。
だから、俺は純粋に火亜の事を凄いと思った。いつもはのほほんとしてるのにな……。
と、その気持ちは澪も同じだったようで、俺と同じように火亜を慰めていた。

「大丈夫だって優子。3ラウンド目はただ読み負けが重なっちゃただけで、十分闘えてたわよ」
「……うん。ありがと、澪ちゃん。殿一君」

どうやら、火亜も立ち直ったようである。……立ち直りの早い奴だ。

「おい、お前ら。次は自分達の番だって事を忘れてないか?」
「「あっ」」

音義の指摘に、俺と澪ははもって声を上げる。そうか、次は俺達か……。

「というわけで、次は遠央、お前な」
「えっ!! 私、ですか?」
「俺は二度ものを言うのは嫌いだ。ほれ、早くスタンバイしろ」

俺は心の中でガッツポーズを取った。よっしゃ!! 人身御供になってくれてサンキュー澪。
そんな心の声が聞こえたのか、澪が俺のことを睨んできた。そして、その時、かなり不吉な言葉が聞こえてきた。

「弄り甲斐のある奴は後にとっておく趣味でな」

ニヤっと笑いながらそう言ったのは、音義だ。待て、まさか不幸なのは俺なのか?
見れば、澪がそれを聞いて俺に意地悪く笑いかけながら、ご愁傷様、と呟いていた。くそ、お前なんか開始10秒でシショっちまえ。

「? どうしたの殿一君。ド畜生一歩手前にバニラア○スみたいな顔して」
「……俺、そんな憎々しげな顔してた?」

マズイマズイ、あんなクレイジーな野郎と一緒にされたくないぜ……。

「さぁ、続く試合は、音義先生のジャスティスVS遠央さんのチップ!! さっきみたいな熱い試合を期待しましょう!!」

っと、もう始まるみたいだな。さて、澪のチップがシショる姿を、この眼に焼き付けるとするか。

『お前、死相が出てるぜ?』
『そろそろ出るとしよう』

――HEAVEN or HELL Duel1! Let's Rock!

75559:2006/07/06(木) 19:28:55 ID:Qbab1UhA
――バシュウ!!

「先ずは両者共に空中バックダッシュで様子見」

ジャスティスか、火力はそこまで高いわけじゃないけど、インペリアルレイや、固めとかで直ぐにガードゲージが上がる。
そこから崩されたら、チップの防御力じゃ終わり。なんとか相手に捕まりたくはないけど……。

――バシュウ!!

(っつ、速い!!)

咄嗟にK転移でジャスティスの反対側へと出る。だが。

――バシュウ!!

(えっ……?)

「あーっと、ここでジャスティス、さらに空中バックダッシュでチップの元へ!!」

(しまった、ジャスティスは二回空中ダッシュが使えたんだ……!!)

単純なミス。このままじゃK転移の硬直が残ったチップは……。

『しゃあ!!』
『糞がぁ!! いってぇ!!』

(ダウン……。早速捕まっちゃったわけね)

案の定、JP>JPと硬直を刺され、そのまま地上ガトから足払いへつながれる。

『かわしてみせろ……』

(N.B重ねからの択攻めが来る……!!)

N.Bが重ねられ、丁度チップの起き上がりにそれが重なる。

『見え見えだぜ』

ボンと爆発するN.BをFDでガードする。しかし、なんとかしてこの後の三択を読まなければ、状況は変わらない。

『しゃぁあ!!』
『トロイんだよ』

「ここで中段、しかしチップはなんとかガードしています」

(よし、なんとか見えた。先ず逃げるのが先決ね)

――バシュウ!!

「ここで空中ダッシュでチップが逃げます」

ジャスティスを飛び越し、そのまま距離をとる。距離は丁度端と端だ。

(相手の機動力はチップと同等。地上はチップが勝ってるけど、空中じゃジャスティスのほうが上だし……)

なんとか逃げてチャンスを掴みたいけど、それも厳しい。攻めるしか……。

「ここでチップが突っ込んだ。勝機はあるのか!?」

(あるわけないでしょ、牽制相性もロクに知らないのに……)

そう心の中で毒づく。しかし、待っててもジリ貧になるだけだ。なら、突っ込むしか道はない。

(当たって、砕けろ!!)


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