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「Sammy社立ギルティ専門高等学校5時限目」

155名無しさん@2周年半:2006/08/11(金) 02:23:38 ID:f.gqshOo
「と言っても、何もする気起きないんだけどな」
仕方無しにベッドに横になる、真っ白な天井が俺の脳内をさらに真っ白に塗り替えていく。
あー、高校なんて行かずに働くか?いや、めんどくさい。いっそニートにナッテヤロウカ?
ソウダソレガイイ、マイニチナニモカンガエズニコノヘヤデズット・・・・
『、、トル。 さとる。ちょっと聞いてるの聖!!』
ドア越しに響く姉の声で我に返る、大人しく部屋に戻ったのにまだ何かあるというのだろうか。
「なんだよ、うっさいなぁ」
「五月蝿いじゃない!ほら、アンタの友達から電話!」
ドアを開けると、電話が姉の右ストレートと共に突き出される。
ダルそうに中腰でなければ見事に顔面にクリーンヒットしていただろう。
「はい、電話」
「ハイ、デンワ。じゃねぇよあぶねぇなぁ、、、」
受話器をひったくると同時にドアを乱暴に閉める。
「、、、ったく、、、。はい、電話代わりました、どちらさま?」
「っくっくwwあぁwオレ俺w鎌田だよww」
鎌田咲夜(カマタ サクヤ)残念だが男である。
成績は毎回トップ、運動神経抜群、イケメンという3拍子揃った優等生。
更に性格も良いという、全く非の打ち所の無い人物の彼が何故この俺と友達なのだろうか、そんなの俺でも分からない。
「何だ何だぁ?成績トップの咲夜様が平民の俺にどの様な御用ですか〜?」
姉との事もあって、八つ当たりに皮肉を言ってみる。
「おいおいwいきなりそりゃあないだろーwお前だって毎日3時間も勉強すりゃ俺くらいにはなるぞ〜」
それが出来ないからこんな成績なんだよ、、、
「で、何だ?姉ちゃんと色々あってあんま機嫌よくないんだけど」
「あ〜またイチャついてたのかwおーっとぉ切るなよ?w」
「うるさい、切るぞ」
「まぁ〜まてまて。本題に入ろう、お前もう進路決めたか?」
急に真面目な声に戻る、どうやら本当に真面目な話のようだ。
「まだだよ、つか高校行くかどうかさえ怪しい」
「お、丁度よかった。なぁ、ゲームの専門学校って知ってるか?」
「代〇木とかだったら切るぞ」
「違う違う!ゲームをする専門学校だよ!」
「何だそれ、そんなのあるわけ無いだろ」
「それがあるんだよ!ギルティっていうカクゲー専門なんだけどな」
「それがどうしたっていうんだ、、、、俺とお前には関係ないだろ、、、」
「いや、その、、、さ。一緒に受けてみないか?」
「、、、、へ?」
間抜けな声が出てしまう。この男は何を言っているのだろうか。
「嫌ならいいんだ。ただ、俺は何か人とは違うことがやってみたくてさ」
「で、何で俺なんだ?」
「だって、俺たち親友じゃん」
一瞬で顔が赤くなる。
コイツはこういう恥ずかしいことを平然と言う。
過去にコイツが好きな女に告る時に一緒にいたときは口から砂糖をバケツ3杯ほど吐きたくなるようなアマアマな台詞を言ってのけた。
「ま、考えておいてくれ。じゃ、詳しくは明日学校で。」
俺の返事を待つ事無く、電話は切れた。

「で、さっきの電話なんだったの?」
夕食の合間に姉に尋ねられた。
「咲夜から、進路のことで色々と」
「あぁ〜、あの子かぁ。流石、聖と違ってシッカリしてるわ」
はいはいそうですよーどうせ俺は駄目な子ですよー。
「聖も進路、早く決めなさい。願書の受付は明後日よ?」
母親と姉に挟み撃ちにされる、おかげで好物のカレーの味がよく分からなかったじゃないか。

風呂から上がって部屋に戻る、そのままベッドに倒れこむ。
「はぁ、専門学校かぁ、、、」
ここで考えても答えは出ない、明日咲夜に聞いてみよう。
そうと決まったと同時に体はブリキの玩具の様に、思考は硝子の様に透き通っていった。

下手糞だけど書いてみた、更新遅いだろうけどなるべく頑張ります(´・ω・`)


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