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投稿するまでもないSSスレ 7/7

1名前が無い程度の能力:2008/03/20(木) 14:04:00 ID:oLnzbUDc0
創想話に投稿するまでもないSS用スレ。
理屈なんていらない、東方に熱い想いがあるというなら
とにかくそれをぶちまけろ! 長編・短編どちらもOKだ!

前スレ
投稿するまでもないSSスレ 6/6
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/computer/6306/1201010640/

関連サイト
プチ東方創想話ミニ
ttp://cgi.www5d.biglobe.ne.jp/~coolier2/sss/anthologys.cgi

SSを書いている人へ
なぜ自分が書いたSSが評価されないのか
どうしてイタイヤシと叩かれなければならないのか
U-1ってなに?って思ってる人
こうすれば、貴方のSSは生まれ変わる
『 メアリ・スー 』 テストで自己診断。これで皆は貴方のSSにメロメロだ!!
ttp://www.imasy.or.jp/~hir/hir/marysue/marysuefaq_j.html
ttp://iwatam-server.dyndns.org/column/marysue/

関連スレ
【夢夢嫁嫁】東方キャラとイチャつくスレ14【夢嫁嫁】
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/computer/6306/1205947173/l100
【こんなSS】 貴方に合うSSを探すスレ 第3話 【どうですか】
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/computer/6306/1205951152/l100
幻想郷のキャラをいぢめるスレ 8.1
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/computer/6306/1205947364/l100
SSの実力向上を目指すスレ スレ立て待ち

115名前が無い程度の能力:2008/03/30(日) 16:14:05 ID:dvtI7pKc0
そんな専ブラ窓から投げ捨てろ

116名前が無い程度の能力:2008/03/30(日) 16:15:39 ID:AwK4iTQo0
というかtxtを見れる専ブラがあったのが初耳

117名前が無い程度の能力:2008/03/30(日) 16:16:14 ID:CuD4eUWs0
SSですらないし

118名前が無い程度の能力:2008/03/30(日) 18:58:43 ID:cALrhJjg0
読者参加型にしたかったのが、ここに投下した最大の理由だろうな
読者側としては雑音挟まないように気を使って放置プレイだったが。
投稿前にその辺の「肝」含め宣言しておくべきだった。
まあ俺は上記の理由(連作中、気を使わないといけないのが煩わしい)で反対だが……

もの自体は悪くなかっただけに残念だ。
出来ることなら推敲まできっちり終わらせた完全版をクーリエで読みたかったぜ。

119名前が無い程度の能力:2008/03/30(日) 21:01:17 ID:fCZMYAGA0

 早苗の時が止まった。
 完全で瀟洒なメイドさんの仕業と思いたくなるが。

『○ーりん62』

 いかがわしい書物のせいであった。

「な、なんですかこの淫らな漫画は」

 児童ポルノ法改正により、幻想の産物と化したアレでアレ本達に、幻想郷住人は首ったけである。


『スペルカードマスター早苗』
 相棒のケロちゃんを引きずりまわしつつ、スペカ討伐!
 友達が盗撮してくるけど、今日も私は元気です。
 大きいお兄さんがターゲットの痛快魔法少女娯楽作品。

「何ですかこのパロ漫画は。頭クラっときてスランプになりそう。クランプだけに」

 早苗さんは時々上手い事を言う。



『てゐと/不貞night』
 えっちなゲームの殻を被った、正しい少年漫画。
 早苗さんのポジションは黒化するヒロイン。

「こんなパロ作品も有るんですか……。というかなんですか、私のポジションが黒化するヒロインって。怒りますよ。くうくうお腹鳴らしますよ?」



『スキマーウォーズ』
「神社こそ邪悪の権化!」
「そこまで腐ったかゆあきん!」


「……上のやりとりが書きたかっただけですよね?」


 外の世界の娯楽は、計り知れない。

120名前が無い程度の能力:2008/03/30(日) 21:37:51 ID:kvWEgSRw0
んと、結論は長すぎるのはアウト?
長すぎてごめんなさい…

私の場合はクーリエが最初から規制くらってて投稿できないからでして…
いずれネカフェからでも数点挙げる予定ですが、

私としては投稿するまでも無いスレですので、途中にコメント等雑音入れてもらっても
(読者側は嫌かもしれませんが)構わないので…

現在執筆中のもありますが自重しようかな…

121名前が無い程度の能力:2008/03/30(日) 21:47:48 ID:XeDhTezY0
長すぎるのはtxtにしてどこかにうpすればおk。

122名前が無い程度の能力:2008/03/30(日) 21:51:24 ID:kvWEgSRw0
長編の場合、txtにして うp ですね
鬱 と ネタでしたら…みなさんネタですか??
鬱ならいくらでもかけるのですが…

123名前が無い程度の能力:2008/03/30(日) 22:16:11 ID:G2h6aLBE0
>>122
鬱とギャグならもちろんギャグ。
物がよくても鬱話では読む事すらしたくない人の方が多いんじゃない?
東方の世界観とは真逆に位置するようなものだし。
いっその事最終手段としていじめスレに行った方が共感してもらえるかも知れない。

あと、個人的に言えば30レス超えるのは長いってレベルじゃない。それだけで読むのを諦めたから。
長くても精々10レスぐらいか。これぐらいで週間連載とかも昔はしてたみたいだが。

124名前が無い程度の能力:2008/03/30(日) 22:40:22 ID:CFzhR6uw0
まあ場所の特性からして、
読まないのは自由だけど、
投稿するな、って事は言えないし、言うべきじゃないしな。
長いから投稿するまでもないってのもあるだろし。

長くて邪魔ってのは良く分からないが、
メモ帳に書いて一気にコピペとかなら良いんじゃないかな?

125名前が無い程度の能力:2008/03/30(日) 23:50:53 ID:XeDhTezY0
いや、ただ単に長いと読みにくいってだけ。
読みやすさを考慮すると、25文字程度で改行して整えて貰わんと。

126名前が無い程度の能力:2008/03/31(月) 00:46:09 ID:Uo.LdCtk0
数行で終わるネタをわざわざ、ロングにしてみた。
ロングにしたせいで落ちが弱くなった。というか台無し。
本来シリアスというか鬱系に書いてたけど、ちょっとネタに走ってみた。
ギャグ系は酷く苦手です。表現がいい加減になる。
いや、ほんとに酷い。 9kbだが 厨臭くて嫌になるわ。
ttp://coolier.sytes.net:8080/th_up2/src/th2_9669.txt

127名前が無い程度の能力:2008/03/31(月) 00:55:55 ID:2cKlIolM0
黙って投下しろ
いらん事をごちゃごちゃ言うな

128名前が無い程度の能力:2008/03/31(月) 01:01:34 ID:Uo.LdCtk0
すまん

129名前が無い程度の能力:2008/03/31(月) 01:12:32 ID:kGdF0zrM0
名前が途中から変わってるな。焔髪灼眼の討ち手になってるぞ

130名前が無い程度の能力:2008/03/31(月) 01:14:21 ID:ualfbCBg0
名前のとこに 01/26 とか通し番号ついてるとまだ何とかなるかな
読みたくない人は飛ばせばいいし どのくらいの長さかも把握しやすいし
あと一旦完成させてから投稿するのがいいと思う
投稿するまでもないからって推敲しなくていいわけじゃないぜ

131名前が無い程度の能力:2008/03/31(月) 01:18:40 ID:Uo.LdCtk0
逆に自分の価値を下げるコメだと負反を買ってしまいますね
気をつけます。
シャナは素で誤爆ww間違えないよう注意していたのだが逆に(ry
だから言い訳はやめろと(ry

それでもアドバイスくれる方々、感謝します

132名前が無い程度の能力:2008/03/31(月) 19:09:28 ID:Uo.LdCtk0
鬱作品なら結構楽に作れる。で大体の流れを考えてストーリーだけ記してみた。
いつもはアリス派だが、詳しく設定をしらないみょんを起用してみた。

みょんみょん

myon

妖夢の半身、魂魄は、人間の形である妖夢の事をとても羨ましがっていた。
その喋ったり笑ったりする妖夢を見て、自分も人間の身体を欲しい衝動に駆られる
何より、半身なのに、刀も持てず、好きに振り回せない。
スペルを使うときのみ、分身として現れるのだが。
それでも不満が募る。一番近くにいて届かない存在。妬みが、憎しみが増していく。

妖夢は自分の手足の末端辺りが白くなっていることに気がついた。
対する魂魄は尾の先に白ではない肌色を僅かに帯びている。
日増しにその面積は増えていく。魂魄が妖夢である人間の身体をのっとり、
入れ替え始めたのだ。
ついに完璧に入れ替わってしまった。魂魄の性格は今まで表に出なかったのだが
妖夢の半身である。妖夢の真面目な性格とは逆の性格を露にしたのだ。
「ククク、人も何も斬らないんじゃ刀が泣いてるぜ?妖夢さんよぉ」
この刀を持った手がとても喜んでいる、血を吸いたがっている。
さぁ……いこうか、人里にでも……

私に切れるものは、殆どない!!!


あれ?半身だからって・・・でも何かが切れるはずだ。何かが


…糞ッ、コンニャクかよ!蒟蒻かよ!!!悔しいビクビクッ

次の日にはいつもの妖夢に戻っていた。

133名前が無い程度の能力:2008/03/31(月) 21:20:19 ID:W6EXPRRc0
ギャグじゃねーかwww

134名前が無い程度の能力:2008/04/01(火) 02:35:54 ID:ZtjzZBps0
鬱系なら話がすいすい進む。だが○雨さんのような文才が欲しい。
いつもはマリアリメインだが、今回は霊夢と幽々子を書いてみた。
ちょっとグロテスク表現が含まれるかも。

『人ヲ食フモノ』


人が食べたい。人の肉が食べたい。生きた人の肉を……
幽々子は最近その考えが頭に浮かんでくる。今までいろんなものを食べてきた。
だが、どんなに食べても私を満たすものは未だ無かった。
既に調理されたものを食べる。
それは死んだものを食べるのと同じ。本来幽霊は生あるものを喰らう。
生で満ち溢れたものならば、私を満足させる事ができる。そう考えた。
今までにない充実感を求め、私は妖夢の静止を振り払って生きた肉を求めに行った。


食べたい。生きるために、力を得るために肉を食べたい。生きた肉を……
霊夢は最近になってその考えが頭をよぎる様になった。今までいろんな妖怪と戦ってきた。
だが打ち滅ぼすたびに、新しく沸いた敵が、過去最強の力を兼ねて襲ってくるのだ。
今まで通り退治する。
それではいずれ負けてしまう。本来博麗の巫女は最強でないといけない。力をつけないと。
だが、今までの食事では足りない。どうしても力が足りない。沸いてこない。
ならば直接、生きた肉を摂取すればいいのではと考えた。
今までにない気力を得て、私は魔理沙に肯定を促すと生きた肉を求めに行った。

二人が出会う。
「貴女、どこへ行くの?……そう、私は細くて美味しくないわ」と霊夢
「流石霊夢ね、鋭い勘だわ。でも一切れだけじゃ満足できないの。だからもっと別の場所。
逆に聞くけど貴女の目的は?」と@
「貴女と同じよ、力を貸すわ。私も大量の肉が欲しいの」
「うふふ、話が早いわね、じゃぁ行きましょう。大量の生きた肉を捕獲しに!!!」


霊夢&@「ちょっと輝夜を借りていきますね」
永琳「涎を拭いて来い。話はそれからだ」

霊夢&@「じゃぁ蓬莱の松坂牛でいいです」
永琳「腕を捲くれ、世界はこれからだ」

135名前が無い程度の能力:2008/04/01(火) 21:27:28 ID:xJVEe8cA0
やっぱりギャグじゃんかwww

ずいぶん前にどっかのスレで短編を連投してた人?

136名前が無い程度の能力:2008/04/01(火) 23:33:01 ID:ZtjzZBps0
違うぜ、何も違うぜ
長編鬱話と自虐コメントしかかけないアリススキーなんだが。
今執筆してるのはホラー。ネタ無し。

どっかのスレってどこだろう…呼んでみたい罠

137名前が無い程度の能力:2008/04/02(水) 00:56:18 ID:w6V4A0nM0
これは今執筆してるものとは違うもの
えっとまた大体のストーリーだけなので描写は省きます

幻想郷では、現在連続殺傷事件が進行中である。
第一の犠牲者は魔理沙。腹部、わき腹ともに深々と刃物を突き立てられ
アリスの迎撃、懸命な介護によって一命を取り留めるも、現在は昏睡状態である。
後にアリスは語る。
「今は魔理沙の介護が先なの…取材は後にして頂戴……」

第二の犠牲者は霊夢。顔見知りである相手に油断をしたのか、警戒していなかったのか
警報を鳴らす勘に気付く間もなく、左肩にパックリと傷口を縫われてしまった。
次なる刃身は身体を捻ってかわし、短針によるとっさの反撃でなんとか追い払うことはできたが
右頬にかすり傷を、右の太股には痛々しい傷跡を残してしまった。腋だけは無事だった。
それでも神事には影響が出たと見え、境内に座っているか傷口が開かないよう大人しく眠っているだけだった。
後に霊夢は語る。
「まさかあの人があんな事を……神事が出来なくなった事はとってもとっても残念だけど、
私は巫女。私怨を持っちゃいけないの……」

第三の犠牲者は氷精チルノであった。
身体の各部を殆ど貫かれた、無残な死体で発見された。
頭部には脳に達しているとも思われるほど深い傷跡も見つかった。
もうそれは完璧な殺人(精?)事件である。
魔理沙、霊夢に恨みを持つ犯行と思わせて実は無差別なのか、
犯人の意図が全くわからない事件なのである。
後にチルノは語る
「いきなりびっくりした。でもあたいはさいきょうだからこわくなかった」

目的はなんなのか、特に第三の犠牲者は今までのより一番酷い結果だった。
犯人は刃物をチラつかせるときも笑っていた、との証言も霊夢から得られたため
愉快犯である可能性が高い。
もし無差別であるならば新たな犠牲者を出さないためにも早急にこの事件を解決しなければならない。
犯人はわかっている。それは──

138名前が無い程度の能力:2008/04/02(水) 01:09:20 ID:yC0Q4yLA0
あのさ、完成させてから投下しろって奴。

139名前が無い程度の能力:2008/04/02(水) 01:14:52 ID:w6V4A0nM0
エラーでかけなかった。
落ちが失敗したかもしれない。

それは紅魔館の──

中「ちょ、ちょっと咲夜さん、落ち着いてください」
咲「あら、いつもと変わらないと思うけど?」
中「そんなもの刺さったら痛いですから、早くしまってくださいよ」
咲「うふふ、そうよね、痛いわよね………どのくらい痛いのか試していい?貴女の身体で」
この状況、最早いつもの…えっと…そう、チルノが言ってたおさけなさくやでは無い。
早く止めなくては!!第四の犠牲者をだしてはならない。いくら記事になろうとも、死んでしまった者の
事を書くのは非難を浴びるだけに過ぎない。止めなくては!!!

幻想郷最速である私の翼なら!!この距離なら間に合う──…えっ?
緑の中華風な服を纏う門番に、無数のナイフが一瞬の間に、いつのまにか、中華の身体を貫いていた
全身を余すことなく、向かい合って立っていたのに背中にも刺さっている。
催眠術とか超スピードとかのチャチなものではない。一瞬だった。
そして私のまばたきと共に、中華風な娘は糸が切れたように崩れ落ちる。
緑の帽子に深々と刺さったナイフ。
確実だ。あれは脳天を貫いているほど深い。

見てしまった。現場を。生々しいものを、この目で。
現場を見る、この手段ほど他者の証言のように曖昧でない真実を手に入れる方法は無い
だが、今回の場合ケースが悪かった。
顔も見られた……まずい、私の実力では抗えない。ならば逃げる、といっても相手は一瞬で移動してくる
追いつかれるに決まっている。どうする──

咲「ねぇ貴女、やっぱり刺されても普通平気よね?氷精の時もそうだったし……」
手に持ったナイフではなく、私に飛んできたのは苦笑交じりの同意を求める言葉だった。
(な、何を言っているのこの女は、普通刺されたら平気じゃすまない。貴女の目の前に既に無残な死体と
なった娘がいるのに何を…)

中「う、う〜ん、酷いですよ咲夜さん、痛いものは痛いんですから〜」
起き上がった!!!?なぜ?あの深さにあの量では……
帽子に刺さったナイフを抜き取りながら喋っている。不死身か?
咲「また昼寝していたでしょう?自業自得よ。あ、ナイフについた血は洗っておいてね」
中「ならはじめから投げないでくださいよ、もぅ……」
咲「で、そこの鴉、取材しにきたの?え、何?事件……?」

咲夜は語る
むしゃくしゃしてやった。中国ならしななかった。いくら刺しても平気だったから
そのノリで魔理沙、霊夢、チルノを刺した。チルノは平気だったから私の考えは間違ってはいない。

140名前が無い程度の能力:2008/04/02(水) 02:48:51 ID:DuxpihCw0
前にも出てたけど、「投稿するまでもない」ってのは「雑でもいい」って
意味じゃないからな?

141名前が無い程度の能力:2008/04/02(水) 03:25:03 ID:MQp.OV2w0
>>140
「雑なのはダメ」って意味でもないんだが。
いまひとつ練りこみが足りないから
ここに投稿してる作者もいるだろう。

142名前が無い程度の能力:2008/04/02(水) 03:27:09 ID:w6V4A0nM0
thx
そういう感想くれることでどの程度が雑とかわかるから
参考になるよ

143名前が無い程度の能力:2008/04/03(木) 00:14:20 ID:fsk.XD2U0
従者自慢?


「やっぱり、うちの咲夜こそが幻想郷一の従者ね」
今日も今日とて開かれている宴会の席で、幼きデーモンロードが愛する従者を自慢する。
「わたしの命令なら、死さえ厭わないわ。ねえ、咲夜?」
「はい、お嬢様」
微笑を浮かべて、瀟洒な従者は主の問いに答える。


「あら、うちの従者も私が命じれば生命の一つや二つ投げ出すわ。ねえ、藍?」
「ほら、橙、あーんして」
「あぁーん」
「美味しいかい?」
「はい!藍さま!」
「あの……、藍?」
満面の笑みを浮かべて、幻想郷一の親馬鹿は主の問いを無視する。
式がプログラムを超えて母性愛を最優先事項と認識した、感動の名場面である。


「いくら出来の良い式神だからって、紫は放って置き過ぎなのよ。妖夢は私のお願いなら何でも聞いてくれるわよね?」
「業務に支障の無い範囲でしたら」
微笑も浮かべず真顔で、未熟な庭師は主の問いに妙にビジネスライクに答える。
「あの……、妖夢?」
「幽々子様、ひょっとして私のこと従者だと思ってます?」
「えっ!違うの?!」
「私の任務は白玉楼の庭の管理と、白玉楼管理者である幽々子様の警護。剣術指南は祖父の趣味を継いだだけです」
「え、でも春を集めてくれたじゃない。戦ってもくれたし」
「あれは、庭師として妖怪桜の管理上、興味があっただけです。あと白玉楼に侵入した賊が幽々子様を狙うというなら、命を懸けてお守りもします」
「でも、代々魂魄家は西行寺家に仕えてくれてるんじゃ……」
「でも、お給金もらってませんよ?西行寺家からは。白玉楼付の職員として是非曲直庁からは出てますけど」
今明かされる衝撃の事実。そういや賃金払ったこと無かったっけ。
「知らなかった……」
「給与明細見ます?小町さんと同じ書式ですよ?」
「いやぁ、金額見せてもらってびっくりだよ。さすが管理職」
「そのかわり、残業代出ませんけどね」
そう言って死神と談笑。ひょっとして妖夢って高給取り?そういえば白玉楼のNo2だっけ、この子。

144名前が無い程度の能力:2008/04/03(木) 00:14:50 ID:fsk.XD2U0
「まったく、うち以外ろくな従者がいないわね。月の姫、あなたの所はどうなのよ?」
「だめだめ、全然逆らえないもの」
苦笑を浮かべて、永遠の姫君は吸血姫の問いに答える。
「財布も指揮権も全部永琳が握ってるのよ?プロバイダ契約切られそうになった時は土下座して謝ったわよ」
私は名誉会長で、代表権を持った取締役はあっち、と輝夜は永琳を指差す。
「じゃあ、あのへにょ耳ウサギはどうなのよ?あれは薬師の弟子なんでしょう?」
「格闘家じゃあるまいし、薬学の先生と生徒でなんで命の掛け合いするのよ」
ドライに答える薬師。
「それに私は姫のペットですから」
仮にも人型の存在が口にするには問題がありそうなことを、月ウサギがさらりと言う。
「じゃあ、そのお姫様のためなら命をなげうつの?」
「犬じゃあるまいし、ウサギにそんなこと期待する?」
馬鹿馬鹿しい、と月の姫。


「じゃ、じゃあやっぱり幻想郷一の従者はうちの咲夜で決まりね!」
「消去法っぽいけどね」
百年来の友人に茶々を入れられる吸血姫。まあ、勝ちは勝ちでいいじゃない。

「そういえば、お前はちゃんと給料貰えているのか?」
「私は取締役の一人よ?利益が出なきゃ報酬なんて無いわ」
居合わせた黒白の魔法使いの問いに、メイドが答える。あれ、なんかうちも怪しい雲行き?
「生産性皆無の居候は新書の費用を請求してくるし、強行突破してくる不法侵入者から受ける被害も馬鹿にならないし」
そのうえ、主は見えっ張りだから遊興費もかさむし、と紅魔館三大支出を一睨み。
「門番自慢の菜園が無ければ、今ごろ会社更生法のお世話になってるわね」
ああ、ヒエラルキーが音を立てて崩れて行く。まさか実は美鈴にも頭が上がらなかったなんて。
「お嬢様は紅魔館の頭首なんですから、どうぞ御気になさらず」
「は、はい。アリガトウゴザイマス……」

権力闘争とも階級闘争とも無縁の幻想郷。
そんなものは、まだしばらく幻想入りはしそうにないのです。

145名前が無い程度の能力:2008/04/03(木) 00:49:46 ID:tJ.vPGIE0
藍の母性愛に全俺が歓喜した
紫は泣いた

ラストを読み返すとまた深い

146名前が無い程度の能力:2008/04/03(木) 02:31:59 ID:ev2TBrWE0
妖夢のポジションの新解釈が良いですねw
是非曲直庁はしっかりしてそうだからなあ……

147名前が無い程度の能力:2008/04/03(木) 14:43:44 ID:2VVFRQDM0
極一部の善意に支えられてるw ワロタw

148名前が無い程度の能力:2008/04/04(金) 10:39:40 ID:N9b5BZpA0
フランス革命もはるか昔の話なのに、いまだ概念は幻想郷入りせず。かw
面白いわ、これw

149名前が無い程度の能力:2008/04/05(土) 11:06:07 ID:iPsx4z.c0
紅魔館に一つの白黒い陰
それに立ちはだかる門番

魔「おっす、今日も通してもらうぜ!!」
美「今日という今日は通しませんよ!!」
「と言って何回目かしら?」
美「へ?あぁ!咲夜さん!!」
咲「あなたの言葉、信用ならないのよ。それでね、今日は別のルールで戦ってみては
 どうかしら?」
美「別のルール?」
咲「これよ」
一瞬の間で魔理沙と中国の前それぞれに、小さな机とその上にたっぷりと水を注がれた容器が現れた
魔「ん…これってあれか?どっちが長く息が続くかって言う奴か?」
咲「そうよ、私が審判を務めるわ。さぁ準備して頂戴」
魔「面白そうだ、乗ったぜ!!」
美「了解(流石咲夜さんです、私がこういうの得意だと知ってていらしたんですね
   私の記録は幻想郷でも5本の指に入るとか入らないとか。咲夜さんありがとう!!)

咲「始めるわ、よーい」
魔、美(スゥウウウウ)
「ドン」
と同時に中国は顔を水の中に突っ込む、魔理沙も………?
魔理沙は顔をつける振りだけしてつけてはない

結構な時間経過

美「ゴポゴポ(ふふふ、相手は小さな人間、もうとっくに顔を出している所でしょう
 だがな魔理沙、酸素を持て余す)

さらに結構な時間経過

美「ゴポポ(このぐらい長ければ咲夜さんも尊敬してくれるでしょう、すごいわ美鈴なんていわれちゃったりとか
  美鈴様これからは私になんなりとご注文をとか肩をおもみいたしましょうだとかやだな咲夜さん私に惚れないで
 くださいよ付き合って欲しいそんなこまりまs………っとそろそろきつくなってきたわ……もう十分よね)

魔「おい、咲夜、それは酷いんじゃないか?」

美「ゴポ(ん、魔理沙の声…て事はもうギブアップですか、なら私も顔をあげると………あれ?あがらない
  なんか頭に違和感が…gggg、ちょ・・やばいって酸素が、ぶぶぐぐぐぶぐgぶggぶgぶgぶg
…………g………………)」

咲「良い子は真似しちゃだめよ」

150名前が無い程度の能力:2008/04/12(土) 01:37:41 ID:Gx45Aqe60
貼っておくべ。管理スレより。
この板、アンビリカルケーブル外れてるみたいよ。

872 :凜  ◆Wpuzura65A:2008/04/12(土) 01:02:16 ID:vnbT/JnI0
流石に、自分で取っておいて、管理は他の人に丸投げとか非道過ぎるでしょう。
てなわけで、腰を上げてくれた人には申し訳ないけれど、板の移動以外は今まで通りで。
管理人も続けさせて頂きます。

まあ、こちらとあちらで 少しばかり差は有るんですが、
その辺はこう……板が違うって事で。


このスレ使い終わったら諏訪子様も新しい幻想郷へ!
http://jbbs.livedoor.jp/game/42679/

151名前が無い程度の能力:2008/04/12(土) 04:38:36 ID:R4htJnKE0
追記:向こうに立てるのは話し合って適切な時期で。隙間落ちする可能性があるので。

152名前が無い程度の能力:2008/04/16(水) 01:03:37 ID:VDprGaI.0
保守!

153名前が無い程度の能力:2008/04/19(土) 01:46:29 ID:NsYRkccQ0
スレタイに真っ向から反するけど、ここって保管の需要ある?

154名前が無い程度の能力:2008/04/19(土) 01:50:24 ID:m2c6hcps0
需要はあるだろうけど、
逆に保管されたくないって人も居そうな気はする。

155名前が無い程度の能力:2008/04/20(日) 19:39:36 ID:xRilGFkY0
昔あった、紅魔館の下っ端メイドが咲夜さんに告って仕事をクビ・・・
ってやつが好きだったな

156名前が無い程度の能力:2008/04/20(日) 23:04:08 ID:G6dG4mlk0
http://jbbs.livedoor.jp/computer/6306/storage/1152798704.html#674
これか
さっきゅんマジ瀟洒

157名前が無い程度の能力:2008/04/20(日) 23:08:16 ID:Aj./1oXk0
改めて読むとやっぱり上手いなぁ

158名前が無い程度の能力:2008/04/26(土) 22:26:51 ID:lnmqP3RE0
まさにショートショートだな、すばらしい

159名前が無い程度の能力:2008/04/28(月) 06:31:47 ID:78m9z6mM0
居間でちゃぶ台を囲んでいた昼下がり。
「早苗、こっちいらっしゃい」
胡坐をかいた神奈子様が、自分の膝を叩いた。

ちょっと辺りを見回し、人の目がないか確かめる。
大丈夫だ。
正座のまま、膝とつま先を交互に浮かせて、神奈子様の隣にすりよる。

「で、では失礼します」
背中から、神奈子様に重さがかからないように。お尻がちょうど胡坐の中に入るように。
前のように足を組めず、体育座りの格好で、神奈子様の脚の中に納まった。
「なぁに、失礼しますって。昔からご飯のときはこうやって食べてたのに。」
「それは中学生までです。今はちゃんと普通に食べてます。」
「早苗大きくなったもんね」
両脇から腕を回され、緩く抱きしめられる。
「本当に大きくなった」
後ろから聞こえる囁くような声と、触れているところから伝わる体温に、気恥ずかしくなった。
やっぱり、この年ですることじゃないな、と少し後悔し始める。
「早苗」
「はい」
「友達できた?」
「昨日1人できました。アリスさんという魔法使いの人」
「そう、よかった」
「はい」
それきり、話は途切れてしまった。
神奈子様は変わらず、腕を軽く交差させて抱きとめている。
なんとなく、腕の中から出るのが名残惜しくなった。
そして、そのまま神奈子さまの緩やかな呼吸を聞いているうち、うとうとしてしまった。
ふと外に目をやると、日は赤みを帯びている。
もう秋も終わりだもんなあ。
寒くなったら、神奈子さまに、またこうしてもらおう。

160名前が無い程度の能力:2008/04/28(月) 18:26:07 ID:3G.Xw2b60
なんという慈愛の母

この後ケロちゃんが帰ってきて早苗をサンドイッチするんですね

161名前が無い程度の能力:2008/05/05(月) 00:03:36 ID:UXOcSIg60
チルノ「性格にナンありっていいことだわ」
魔理沙「この妖精、またなんか言い出したぜ」
チルノ「ナンって食べ物なんでしょ?
     性格にナンすらないやつは、まるで食えない奴、ってことじゃない」
魔理沙「……なるほど」

162第2回月都万象展:2008/05/19(月) 00:43:37 ID:7yZ/NGi60
輝「えーりんえーりん、また万象展やるわよ!」
永「それは構いませんが何を展示するんです? 前回あらかた展示してしまって特に目新しい物はありませんが」
輝「だいじょーぶよ。巷で流行ってる(?)儚月抄がらみで、いつぞやの月面侵略戦争んときのアレがあるじゃない」
永「ひ、姫。まさかアレを展示なさるつもりですか!?」
輝「そうよ。何か問題でも?」
永「問題も何も、あんな物引っ張り出したら妖怪連中に黙っていませんよ!」
輝「その点は心配ないわ。その分の儲けは折半することで話はつけてあるから。――ねぇ、てゐ?」
て「うん。ぬかりないよ」
輝「というわけだから、早速準備にかかってちょーだい♪」



【永遠亭はあるよ。ここにあるよ】でおなじみ、永遠亭で第2回目となる月都万象展が開催されている。


前回好評だった『兎の餅つきショー〜月と地球の競演〜』には再び長い列が出来ているが、
それを上回る勢いで長蛇の列を築いているのが今回の目玉展示『月面戦車凸型』だ。
これは先の月面侵攻戦争で月軍が使用した物で、古参妖怪の中には忌まわしい記憶として覚えている方もあるだろう。
しかしあれから長い歳月が過ぎ、新しく生まれた妖怪や外来の妖怪、


更には人間が増えた今日では異文化の技術(戦争という負の産物だが)は目新しい娯楽の種であることは否めない。
また、本展示には件の戦争を模した遊具(これまた古参妖怪には苦々しい限りだが)が併せて展示されており、
これが大行列の呼び水となっている。
遊具は『侵略者』という名前で、隊列を組んで蟹歩きで攻撃してくる敵(妖怪か?)を
月面戦車凸型を操作して迎撃するもので、手軽に弾幕ごっこのごっこが出来るため大変な人気を博している。


他にも特別企画として里の戦車工房『久利須亭(ある戦車技師の名前がモチーフ)』から
戦車技師の里香さんを講師として迎え、「月面戦車凸型とその系譜」と題した講演も行われた。
講演会では最新鋭の『スペースボンバー凸型』のデモンストレーションが行われ、
ドリルアームが次々と標的を(点やPやBアイテムごと)破壊して、圧倒的破壊力を見せつけ聴衆をわかせた。


                                    〜文々。新聞より抜粋〜



こうして第2回月都万象展は幻想郷中でコインが不足する程度に賑わったという……。

163名前が無い程度の能力:2008/06/10(火) 19:55:36 ID:XOJrzam60
>>161
なんだか、某所の4コマみたいだ。

164名前が無い程度の能力:2008/06/10(火) 21:10:49 ID:ghNryi1o0
殺される。

萃香は、目の前の霊夢を見てそう思った。霊夢はまったく何の表情も浮かべていない。それがひたすら怖い。
唯一感情があるのは目だ。怒りでも憎しみでも、侮蔑でもない。養豚場の豚を見るような目。
あんな目で見られるならば、憎悪を叩き付けられる方がマシだった。
「……萃香」
謝らなくては。だが、なんと言って? 自分が霊夢の立場だったら、許せないだろう。
「……れ」
す、と霊夢が手のひらを萃香に向けた。
「ご、ごめ」
「そう、自分の罪を認めるのね」
「うん。わたしが、悪かった」
「でも、もう遅いわ。たとえあんたを八つ裂きにしたところで、手遅れよ」
「う……」














「あれだけ、用を足してから寝ろって言ったのに!! またババして!!! しかも私の布団で!!」
「うわ〜ん! ごめんなさいぃぃっ」
「酒を飲むなとは言わないわ!! でも、おねしょするまで飲むのは許せない!!」
「だって、飲みたかったんだもん!!」
「おかげで! みなさいこの新聞!! 『博麗の巫女、おねしょ癖発覚!!』 幻想郷中の笑いものよ!!」
「あ、あ、文を連れてくるよ! 事情を説明して……」
「あの覗き野郎ならさっき永琳の所に入院させたわよ。半年は出てこれないくらいにしてね!!
あんたは一年は出てこれなくしてやるわ! それとも病院すっ飛ばして説教屋のところが良いかしら!?」
「ギエーーー!?」

165名前が無い程度の能力:2008/06/10(火) 21:12:20 ID:yd93Ae5.0
すいかのおちっこと聞いて飛んできました

166名前が無い程度の能力:2008/06/10(火) 22:20:35 ID:47fdSUl.0
\ぺどゐ/

167香川平定:2008/06/10(火) 23:47:26 ID:WB0uMyUA0
お宅キモイよ
http://ameblo.jp/tikyuusaisei48dengeki

168名前が無い程度の能力:2008/06/11(水) 20:20:57 ID:/9I1becQ0
ババって俺の地元じゃウンコなんだが
まあ聖属性のアイテムである事には変わりはない

169名前が無い程度の能力:2008/06/11(水) 21:22:54 ID:e7/LlJOw0
「ふんふーん。私はミスティアー。ナイトバードなのー。今日も人間をー。惑わせるのよー」
「夜雀見っけ」
「た、食べられるーーー!!!」
「あら、食べないわよ」
「ほ、本当?」
「生で食べるとお腹壊すでしょう?」
「助けてーー!へるぷ!へるぷみー!」
「あらあら」
「そろそろ黙らないと本当に食べちゃうわよ?」
「…!」
「そうそう、いい子ね。ところであなた。ちょっと鳴いてみてくれるかしら?」
「…?」
「早く鳴きなさい?」
「ち、ちんちん…」
「もっと大きな声で」
「チンチンチンチン!」
「ふふふ。良く出来ました」
「な、なに?」
「ちょっと一緒に付き合ってもらおうかしら」

ここまでの文で俺の考えてるオチが分かったら作者名公開する

170名前が無い程度の能力:2008/06/11(水) 21:24:23 ID:ZqPR3SIU0
公衆の面前でひたすらチンチン言わせるんですね

171名前が無い程度の能力:2008/06/11(水) 21:37:29 ID:l/C1y.L20
妖夢に羞恥プレイじゃないのん?
みすちーは別に恥ずかしかないだろうし

172名前が無い程度の能力:2008/06/11(水) 21:57:06 ID:e7/LlJOw0
>>170-171
違うな。残念だ。しかし俺の中の妖夢虐め魂に火がついた
妖夢に羞恥プレイはぜひSSにして投稿しよう

173名前が無い程度の能力:2008/06/12(木) 03:25:26 ID:eZub3zfQO
>>164
その後霊夢が一人で寝てうっかり本当におねしょしちゃうのが見えた

174名前が無い程度の能力:2008/06/16(月) 00:01:21 ID:8.iUVhPs0
反重力光線『デストロイド・カイザー』を操り、
怪獣軍団主力のギドラ部隊の長のカイザーギドラ。
かつて地球の伝説の領域に存在し、古代文明に封印されて以来
文明を憎むようになった古代獣、バガン。
2体の怪獣を従え、怪獣達の前に立つ彼らの総大将。
最強の命を手に入れた生物。神々さえも裁けず、しばし眠らせるだけがやっとの、
生命力。
天からも、地獄からも見放された生物。故に、ただ隠され続けた存在。
今、彼は自分の世界を作るために動き出した。多くの配下を従えて。
『完全生命体』デストロイアの始動であった――。

175名前が無い程度の能力:2008/06/26(木) 22:51:29 ID:uoiOBcP20
あまり濃くならないようにしたが所々で暴走しちまってたようだ。まいいや。
中途半端に長い上にくどいので注意。


今日も霊夢は一人ぶつぶつ呟きながら幻想卿内を飛んでいた。

霊「はぁ〜人里まで食料の買出しに行くだけなのに今日はやけに疲れるわ〜」

前方にチルノらしき妖精がこちらを見て仁王立ちしてたのが見えたが、
霊夢は無視して避けて通過した。

チ「こ、こら、無視するな〜」

霊夢の目の前に来て先を阻むチルノ

霊「もう。また何の用よ(こんな時にまた面倒なのに会っちゃったわ・・)」
チ「ここで会ったが100年目!弾幕しょーぶよ!今度こそ負けないからね!」

霊「あ〜チルノ?今日は忙しいからパス、そういうわけで、じゃあね♪」
チ「あ、こら、待ちなさいよ!」

霊「もーついで来ないでってばー」
チ「今日は何が何でも勝負してもらうよ!いつも負けっぱなしはヤだもん!」
霊「にーげーるーがー勝ーちーよー」

1時間以上に及ぶ追いかけっこが行われた。それでもチルノはしつこく追ってくる。

霊「(あ〜もう、しょうがないわねえ・・)」
霊「わかったわかった、相手してあげるからもう追ってこないでよ・・」

チ「ハァ、ハァ・・そ、そうこなくっちゃ」
霊「・・・あんた、休憩してからにしたら?待ってる間に逃げるけど。」
チ「へーきだよ!さあ、かかって来なさい」

やれやれと、ため息をつく霊夢

チ「こないならこっちから行くよ!くらえ!アイシクルフォール!」
チ「ふっふーん、あたいの氷の矢で踊りなさ・・」

ひゅん!

チ「い!?」

突然チルノの目の前に現れた霊夢は、また溜息をこぼしながら哀れみを込めて言う。

霊「だから何でEasyにするのよ・・あんた」

チルノは慌てて一歩後ろに下がる

チ「あたいの技を見切るなんてさすがれいむね!」
霊「・・・・学習能力皆無ね。」

176名前が無い程度の能力:2008/06/26(木) 22:52:20 ID:uoiOBcP20

霊「じゃあ今度はこっちからいくわよ、夢想封印〜(※ややめんどくさそうに)」
チ「う、いきなりこれなの・・」

霊「ほらほら、私のところまでこれるかしら?」
チ「ふ、ふん、やってやるわ!こんなの飛んで火に入る夏のリグルよ!」
霊「・・・それは私が言うべきセリフよ。」

チ「よーし見てろ〜。こんなの無傷で突破してやるんだから!」

ガッガッガッガッガッ

霊「・・ちょっとあんた、いくら何でもいきなり喰らいすぎよ!」

チ「大丈夫、これくらいなんてこ・・と」
霊「(・・いつもよりかなり抑えてるはずなのに・・)」

霊夢はこれ以上は無理と思い、スペルを解いた

霊「まったく、自動殴打装置のAAでも貼ろうかと思ったわ」
霊「それより、あれだけ自信たっぷりに挑んできた割には、いつもより動き悪いわよ?」

チ「はあ・・はあ・・そんな事・・ないよ、あたいはいつもどおり・・」
霊「バカねえ。だから休憩してからにしなさいって言ったのに。汗びっしょりじゃないの」

霊「・・とにかく勝負は私の勝ちね、じゃあ私はもう行くから」
霊「・・って聞いてる?」

チルノは息を荒げながらうつむいている。

チ「はぁ・・はぁ・・・・・」

そして気を失い、そのまま落下していった。

霊「ちょっと・・チルノ!?」

霊夢は落下するチルノを慌てて追いかけ、手を掴み、抱きかかえた。

霊「・・気が失う程戦って・・って、ちょっとあんた、すごい熱じゃない!」

チルノは常に冷気を帯びているはずだった、確かに今も冷気を帯びてはいるが
霊夢はその冷気の奥から熱が伝わる不思議な感覚に驚いた。

チ「うぅ・・あつ・・い・・・・」

霊夢はハッと気づいて空を見上げ、太陽がギラギラと照っているのを確認した。

霊「そうか・・この地域、陰が全く無く、気温も高いから・・」

チルノが勝手についてきたとはいえ、この地域にまで連れた自分のせいでもあると
責任を感じた霊夢はチルノを抱え、とにかくこの暑い地帯から離れようと
移動をはじめるが・・

177名前が無い程度の能力:2008/06/26(木) 22:53:56 ID:uoiOBcP20

霊「まずいわ・・どんどん身体の冷気が消えていく・・
  早くしないとチルノが・・どこか・・どこか涼しい場所・・」

チ「うぅ・・・」
霊「・・待ってて、絶対助けるから」

辺りを見渡すと、山頂付近に雪が積もっている高い山があった。

霊「そうだわ、ここからだと、あそこが良さそうね、・・すごく高いけど」

霊夢は目にした山頂を目指してひたすら上へ上へとチルノを抱えて上る

ヒュォォォォォ

霊「・・って、さすがにちょっと上まで来すぎたかしら・・でもここなら大丈夫ね」

雪をチルノにかぶせて意識が戻るのを待つ霊夢

霊「ふぅ・・それにしても、高いだけあってほんっと寒いわね(特に腋辺り)
  それも酸素も薄いし・・はぁ、抱えて一気に駆け上がったから疲れちゃった・・」


・・・

数時間後


チ「ん・・うーん・・こ、ここは?確かあたいは・・暑さで気を失って・」

チルノが目を覚ました。
横には霊夢が体育座りで自分の体を抱えるようにしてうつむいてる霊夢が居た

チ「れいむ、起きて、起きてよー」
霊「・・・・」

しかし霊夢に反応が無い。
人間がこの場所に長時間居るのは自殺行為に等しいくらい気温が低く、酸素も薄い事は
チルノでも分かるくらいであった。

チ「れいむ・・顔あげてよ!」

チルノが霊夢を揺すると、身体をぶるぶる震わせながら小さな声で呟く

霊「・・よかった、良くなったのね・・」

そう言うと再び気を失う霊夢。

チ「れいむ!ちょっと・・!」
チ「・・とにかく、ここから降りないと・・」

今度はチルノが霊夢を抱えて、下へと運んでいく

178名前が無い程度の能力:2008/06/26(木) 22:57:25 ID:uoiOBcP20

チ「・・う・・重いよ・・れいむ」

体格が小さいチルノには霊夢を運ぶのは無理があるが、
ゆっくり降下するだけなので、何とか霊夢をおぶって下へと下へと運んでいく。
下へ降りていく内に気温が少しずつ上がっていき、徐々に酸素も濃くなっていくと
霊夢は、チルノにおぶられたまま虚ろながら意識は戻っていた。

霊「・・ごめんね。助けるつもりが逆に助けられたわね・・」
チ「ううん、これでおあいこだよ。ごめんね・・れいむ」

チ「でもどうしてすぐ山を降りなかったの・・?人間がそんな格好であんな所に長く居たら・・」
霊「あんたがちゃんと目を覚ますの確認しないと安心出来ないじゃない・・責任も感じてたし
  それに、あれで良くなる保障もなかったしね・・。」

チ「・・・そんな事で・・バカだよ・・れいむ」
霊「・・ふふ、まさかあんたにバカって言われる日が来ようとはね・・」

霊「ま、今回は私のバカでいいよ。ありがとう・・チルノ。」

おわり。

SS書いた事無かった上に、やっぱ普段小説まったく読まないせいもあるのか、
どうも語りの部分がダメだな特に。

179名前が無い程度の能力:2008/06/30(月) 00:17:42 ID:8ZJy9cQY0
>>175
GJと言わせていただこう!
こういうのは好きだよ。心に来るものがある。今回は温まった。
技術云々よりもそっちが重要だと思うんだぜ。えらそうですまん。

180175:2008/07/01(火) 22:20:05 ID:AstbrAOI0
>>179
そいつぁヨカッタ。
一人でもそう言ってくれる人が居てくれて助かったよw
チルノネタで温まるというのもアレだが(氷キャラ的な意味で
あえてそういうのもいいかなと思ってついカッとなってな。

181 ◆n0X/C6ZNOM:2008/07/06(日) 20:52:05 ID:sxNouENY0
         _______
         ̄二つ )、_
      _,. -'"      `ヽ、____
     ,.'"           <
    , ' γ   、    -、  、  `,
   .,'  ノ_  ハ ハヽ、ヽ i ハ  i ゝ
   i'  く レ イ,.--=.、ハノ_イ、ハノイ´
   i   i ヘイハ'゜ _ノ⌒i Lォ.!ハ>
  ノ    ハ |  ̄  、`ー-'l |   僕の名前は森近霖之助。
   |,.イ  λ ゝ.   -_-   ハ リ   魔法の森の近くで古道具屋「香霖堂」を開いている者だ。
     レヘハ イiヽ、   /iノ     この幻想郷という地には、人間をはじめ、妖怪から神様まで
    __,.-.イ V L_ゝ、ニT´、!/       色々な存在がいるわけだが、なかなかどうして、魅力的な子も多い。
  γ    ヽ> \ \_ _/ / i `゙r、     僕も普段は表にださないものの、持て余すものがないわけでもない。
 /      i〉  \ y' /  |/  _.〉_     そう…色々とね…
 i  _,,...--...,,ヽ   / /  /|   Y  
 ',.      ,.イ、 / /  / .|、  ',   
  ハ!     ._ヽ!イ__イ____/___yゝ、ヽ,
   ',    r> '"´  `', ', ',  ヽ!
   i,   ,.イ       l  l l   i
   |ハ      .........:::::::::|  | |   イ

182 ◆n0X/C6ZNOM:2008/07/06(日) 20:56:53 ID:sxNouENY0
|    /`iー、、
|    〉/;;;;;||\
|   ,//;;;;;〃;;;;;;\
|  //;;;;;〃;;;;;;;;;;;;;;\
|. 〈〈;;;;;〃;;;;;;;;;;__>、´`ー、r -――n-,-'ア
|   |.|;;;ヾ、,.:'.:´.:.:.:.:.:.:.:.:.:.: ̄ ` ー - 、;;;;;;;;||;;| /
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|//、:::::l.:.:!、 つ;;;;;゚l .ソ'"´'"__ l`/ハ l.:..:.:.:.l
|/::/冫:ハヾ、ヽヒ;;;;;/ン    イっ::ハ/::::ll.:.:.:/l:l
|::::/ノ:::/;;;;、;;;;;l  ̄´     ヒ;;::/,,ノ,:::::〃.:/!/
|::/ノ:::/;;;;;;;_ l、      '   ̄ イ"k'"´'";;;;;l      こんにちは、霖之助さん。
|/ノ:::/>"エオ` ト、  ` −   _イ;;;;;l 'ヽ;;:::::;;;;;\     調子はどう?
|ノ:::/ノ, '´l.:.:.:ヽ<>-,― ' ´l_,ェェ、l  \:;;;;;;::::\
|:::/ノ l.:.:.:ll.:.:.:.:l \_,イ::`ー 、 l,z=ェ、l    ヽ、;;;:::::::ヽ、
|:/ノ/ ヾ、ヾ、.:.:ト、 l-ヽ、::::: l::.:.:.:.:l       \;;::::::::\
|'ノ   //、´゛'l`゛ l'´ ̄ヽ、::l.:!.:.:i.:l`、       ヽ;;:::::::::ヽ、
|'   //;,;,;,;,ヾ=l  ll:,:,:,:,ヽ:,:,`'、"'´'l l         \:::::::::ヾ、
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| ./;;;;;;;;;,;,;,;,;,;,;,ヾ,! l;;;l:,:,:,:,:,:,;:ヽ、:,:,、l ヽェ="/      );;:::》l
|/;;;;;;;;;;;;;,;,;,;,;,;,;,;,ヾk;;,;l:,:,:,:,:,:,:,:,;/l:,:,:,:,\ l: l       /;;;;;//
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|ヽ;;;;;;;;;;;;;;;;;,;,;,;,;,;,;,;,;,;,;,;,ノ`' ";;;;;;;;;  ::ノ/:: l      `'"
| ヽ;;;;;;;;;;;ヾ、;;;_,;,;_;;´;;,;,;,;,;,;,;,;, ̄;,;,;,,〉::: l

183 ◆n0X/C6ZNOM:2008/07/06(日) 21:08:43 ID:sxNouENY0
         _______
         ̄二つ )、_
      _,. -'"      `ヽ、____
     ,.'"           <
    , ' γ   、    -、  、  `,
   .,'  ノ_  ハ ハヽ、ヽ i ハ  i ゝ
   i'  く レ イ,.--=.、ハノ_イ、ハノイ´ .。oO(博霊霊夢。博霊神社の巫女…)
   i   i ヘイハ'゜ _ノ⌒i Lォ.!ハ>      (彼女はとてもフランクな性格で、誰にでも人当たりがいい。)
  ノ    ハ |  ̄  、`ー-'l |        (誰かに好意を持っているのかどうかも分かりにくいわけだが…)
   |,.イ  λ ゝ.   -_-   ハ リ        (僕に芽はあるのかな…?)
     レヘハ イiヽ、   /iノ      
    __,.-.イ V L_ゝ、ニT´、!/      
  γ    ヽ> \ \_ _/ / i `゙r、   
 /      i〉  \ y' /  |/  _.〉_

184名前が無い程度の能力:2008/07/07(月) 02:03:59 ID:K7xEGimQ0
>>183
AAでもSSでも一通り完成させてから書こうぜ

185名前が無い程度の能力:2008/07/07(月) 02:04:49 ID:DRY7SlF20
それ以前の問題だと思う

186名前が無い程度の能力:2008/07/07(月) 18:50:33 ID:WMV3lG3.0
こんなこーりん嫌です

187名前が無い程度の能力:2008/07/07(月) 23:26:03 ID:Fy9itEnc0
その日も空は青かった。
とんてん、かんてん。
谷に掘った洞窟。穴から聞こえてくる。
鉄を叩く音。叩く音。
「こんなもんかね。大体」
碧い妖怪が、胡瓜を齧り、呟いた。
――全自動卵割り機。
鶏卵を設置すれば自動で割ってくれる機械。
白身と黄身の分離機能も付属。お菓子作りにも役立つ予定。
「全く。見た目通りというか、見た目に似合わずというか」
モノクロの魔法使いからの依頼。
――卵を綺麗に割れる道具があればなぁ。
何気ない一言。盟友の為に、少女は槌を振るう。
とんてん、かんてん。きり、きり、きり、きり。
ロゴプレートの螺旋を締められて。機械は完成した。
帽子を脱ぎ、髪留めを外し。
汗を拭いて、またすぐに帽子を被るはずだった。
「にとりー、遊びに来たぞー。なんだ、いないのか。
 あー?なんだこの面白そうな機械は。せっかくだから貰って行くぜー」
突然の声に驚き隠れ。影から出る前に白黒は再び加速を始めて。
機械の傍に置かれた帽子は。機械と共に持ち去られて。
被るもののなくなった少女は。
「おーい何をするのかねぇ!返してええええ!!」
鍋を被って走り出していた。
「お?なんだあの怪しげな鍋は。とりあえず撃っておこうか!」
閃光が幾筋も放たれる中で。少女はそれでも立ち止まれず。
「おおおお!のっびーるアーンムッ!!」
背負った鞄から伸びる腕、腕、腕。
しかし。箒は尽く機械の指から逃れ。
「じゃあなー」
少女は空の彼方の星と消えた。

魔法の森の小さな家。壁には蔦がうねり、看板の下には茸が芽吹く。
焦り、河童は力の限り走り。そして辿り着いた。
がちゃり。扉が開く。
「おっ、と。どうした盟友、そんな鍋を被って。帽子でもなくしたか」
飄々と告げる。
「返してよ。私の帽子。さもなきゃ、弾幕で勝負させてもらうよ」
淡々と告げる。
二人は、口だけを微かに歪めた。

大波のような青白の弾幕。その中を掻い潜り閃光を放つ。
最低限の動きで白をかわし、無数の腕を伸ばす。
隙間に陣取り、星をばら撒く。
鞄にかすり。服を破り。鍋に当たり。それでも、左右から波を流す。
魔女は焦り前に出て。光学迷彩に隠された腕に掴まれた。
高い空を見つめて。魔法使いは落ちていった。

「あー、負けた負けた。今日のところは引き分けにしといてやるぜ」
「どういう理屈よ。さ、帽子は返してもらうわ」
肩を上下させ、碧い妖怪は手を突き出した。
「ああ、帽子は返すぜ。って機械はいい、の、か……」
白黒の魔法使いは被っていた帽子を脱ぎ。
中から緑の帽子を取り出し。
固まった。
「お前、帽子の下は。成程、そうなってたのか。道理で」
急ぎ、鍋に手を当て。不自然な突起に触れ。それが破れた鉄板だと気づいて。
「きやぁあぁ!?」
河童の絶叫が幻想郷にいつまでも響いていた。
その日も空は青かった。

188名前が無い程度の能力:2008/07/11(金) 19:55:28 ID:q9Yh0qqk0
びっくりした
何がびっくりしたって
新参の私にはまだこの幻想卿に住処がないわけよ。
んでしばらくは一番最初に目に入った廃れた神社に住むことにしたの
そこを拠点に私の家を探そうって訳。
どうみても人が住んでいなさそうだし、
例え廃れていても屋根の下で寝たいじゃない?

日が落ちて周囲は暗くなり……
あー遠まわしな言い方めんどくさいから、夜よ。夜になったの。
んで今日はもう寝ようかと思ったとき、何か気配がするの。
こんな廃れた神社に私以外の気配ってあれしかないわよね、うん。
お化けよお化け。足払い喰らわせようとして空振りしたのだから間違いないわ。絶対お化けよ。

流石に祟られるのもあれだから床下、境内の下かしら、暗かったんでよくわからないけど
逃げ込んだの。
逃げ込んだのはいいけれど、そこにも何かいたのよ……
ヌルッとして気持ち悪かったわ。人間じゃなかったわね。爬虫類かなにか。
蹴り飛ばしてもとても硬い鱗をお持ちのようで、激痛で一瞬足の感覚が無くなったわよ。

食べられたらたまったものじゃないと、今度は屋根裏に逃げ込んだの、そこなら安全…
かと思いきや、幼女が寝ていたのよ。
なんだ、人が住んでいたのか、という一瞬の安堵の後、あることに気づき、冷汗が止まらなかったわね。
この頭から生えている2本の鋭い角のようなものは……
鬼です!鬼なんです!!知っていますよそれぐらい……

なんなんですかこの神社は……
怖気づいた私は逃げましたね。こんな所で一晩明かしたら、もう二度と太陽を拝めなくなるかもしれない。
一目散にその神社から離れました。途中木々には藁人形が張り付けてあったりと、もう恐怖で泣きそうでした。


もっと早く気付くべきだった。あの神社の廃れ具合は兎も角、畳、襖、障子、あらゆるものに歯型のようなものが付いていたことに
不気味だ。不気味すぎる。あんな神社は潰したほうが良いかも知れない。神社を潰すなんて……とは思うが、物の怪の住処となっては
逆に潰してあげたほうがいい筈だ。
私の力なら可能。局地地震を起こすことなど朝飯前だ。むしろこれは私に授けられた命なのかもしれない。
やるしかない。



そぉい!
地震「先憂後楽の剣」


後日、自称神社の住人である破廉恥腋巫女にフルボッコされたのは言うまでもない。

  * * * * * * * * *
駄作ですまない。神社が潰れたら亀(げんじー)とかどうなったんだろうな と思っただけだ。
天子の話だ。

189名前が無い程度の能力:2008/07/11(金) 21:24:12 ID:.yUmJTMc0
歯形は玄爺のものなのかそれとも…
霊夢、飯でもおごろうか?

190名前が無い程度の能力:2008/07/12(土) 03:03:57 ID:6FBdadzk0
もう一本

「霊夢、食事の支度ができたぜ。今日はスッポン鍋だ」
「あら、どこで取ってきたの? あの湖にいたかしら」
「いや、境内の下にいたぜ」
「げんじーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!」

191名前が無い程度の能力:2008/07/29(火) 21:40:46 ID:fA0j2Kbw0
サー!保守!サー!

192名前が無い程度の能力:2008/08/04(月) 00:10:55 ID:XJq/0FvM0
あげお

193名前が無い程度の能力:2008/08/05(火) 21:17:37 ID:nCVxUBcg0
このペースで一目に触れず消えてしまう前に
新板に移行した方が良い気がするんだが

194名前が無い程度の能力:2008/08/07(木) 19:25:35 ID:KIMdn/E.0
確かに移行した方がいいかもしれないな

195sera:2008/08/11(月) 21:40:52 ID:gUMmA3.E0
女性の視点から作ってみました。
ブログも見てくださいね

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、<title>アラビアンナイト</title>

196言葉のアヤ 1/3:2008/08/14(木) 23:23:32 ID:VOAp2EKI0
正味のところあの中国人はどのくらい強いんでしょうか
通りすがりの狐に聞いてみましょう

「ん?あの門番かい?」
ぶっちゃけあなたより強いってことはないですよね?
「さあ。勝負は時の運ともいうからね。」
そんな歯切れの悪いことを
「少なくとも私ならスペルカード以外で勝負挑むことはしない」
決着がはやいからですね
「いや、死ぬわけにはいかないからだ」
またまた、あんな中国もどきがあなたを殺せるわけないじゃないですか
「無駄な殺生を好んでいるようにも見えないしな」
なんか話が噛み合ってませんね
「ふ・・・まあ君も戦闘になるようなら気をつけたほうがいい」
私がですか。イマイチ笑えない冗談ですね。
「いや、冗談などではないよ。くれぐれもスペルカード以外で勝負しないことだ」

197言葉のアヤ 2/3:2008/08/14(木) 23:24:54 ID:VOAp2EKI0
いやはや私が気をつけた方がいいとは
エコノキックスに脳をやられているのですね
中国人の実力やいかに。ここは紅魔館と交流の深い魔理沙に聞いてみるのが得策でしょう

「そんなこと魔理沙にでも聞きなさいよ」
そう思ったんですけどねぇ。神社にいないとなるとどこにいるものやら
「大体誰?紅魔館の門番って」
あなた一度あってますよ?(この人間も脳が・・・)
「なんか思った?」
そうそうそうそう、八雲藍氏に伺ったところ弾幕ごっこ以外で勝負するなと仰っていてですねハイ
「それはアレよ。あの狐勝手に戦うと紫に折檻されるから」
あーはいはい。以前にそんな事を取材したような気がします。
死にたくないからとも言ってました。
「あははは、それだ」
あげくに私にも気をつけろなどと
「ほお、あんた程度の妖怪にか・・・・ああ思い出した。緑のあいつね」
強かったですか
「いんにゃさっぱり。ただなぁ・・・うん、弾幕ごっこね」
あの、一人で納得していないで教えてくれません?
「あんた功夫って分かる?」
くんふうですか
「平たく言うと修行の成果。稽古、修行、鍛錬。あんたら妖怪には一生縁がないものね」
全くですね。
「あいつからは功夫を感じるのよね」
そうですか。それがなにか関係が?
「解らんか。功夫を積んだ人間はそうじゃない人間と天と地ほどの差が出ることがあるのよ」
「霊力もなく、魔力を持たない人間故に道具なしでは魔法一つ使えない」
「徒々その身の功夫に寄り最強級の妖怪とも渡り合う人間がいるわね」
まさかぁ、あなたじゃあるまいし
「なに言ってる。あんたもよく知ってるやつよ」
あ・・・
「徒の道具屋の一人娘をそこまで強くする。それが人間のもつ功夫というものよ」
「功夫の本質を解りえない妖怪には持ち得ない物の一つね」
それをあの中国もどきがもっていると
「それも人間できるの何倍もの密度で何倍もの期間研鑽していたとしたら」
ごくり。そ、それでも私より強いって言うのはいくらなんでも言いすぎじゃ
「知らんそんな事。魔理沙が見つからないなら。本人にでも聞きなさいよ」

198言葉のアヤ 3/3:2008/08/14(木) 23:26:14 ID:VOAp2EKI0
「強い?私が?あははは!!」
実際どうなんです?私、がぜん興味沸いてまして。
「そんな、紫様の式さんに勝てるくらいならこんなところで門番なんてしてませんて」
ですよね〜。以外と謎が多いもんですから勘ぐっちゃいましたよ
「そ、それは影が薄いと暗に言っているわけですね」
そうとも言いますね
「ひどい」
藍氏は私にも気をつけろと忠告を
「え?えええ!?そ、そんな勝負になりませんよ!大体あなたと勝負する理由なんてないじゃないですか!」
彼女一流の冗談なんでしょうか。やるなら弾幕ごっこで挑めと。
「あ、弾幕ごっこですか。それならいつでもお相手しますよ。負けちゃうでしょうけどね。あはははは」
そうそう、ここのメイド長にいつもぼっこぼこにされているとは聞いてます
「ええ、しょっちゅうですね。お嬢様と殺し合いした時もぼっこぼこでしたから」
そりゃそうでしょうねぇ。
「手加減してくれないんだもんなぁ」
なるほど、なるほど、、、っと。よし。わざわざ今日はありがとうございました。
「あ、もう行っちゃうんですね。なにもお構いできませんで」
いえいえこちらこそ、記事になったら最初にお持ちしますよ
「そりゃわざわざどうも」


なんだ。やっぱり徒のエセ中国でした。
やはり最初から本人に聞くべきした。
記事に華を持たせようと遠回りしてしまいまたね。


・・・あれ?なんか引っかかりますね。


(手加減してくれないんだもんなぁ)

ん?

(お嬢様と殺し合いした時も・・・)

殺し合い?レミリア・スカーレットと?本気の?


言葉のアヤですね。
巫女が変なこと言うから気になってるだけです。

(勝負になりませんよ!)

誰が誰に対して?

(弾幕ごっこですか。それならいつでもお相手しますよ)

・・・・・・・・・・・。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。

言葉のアヤ、言葉のアヤ・・・。

199名前が無い程度の能力:2008/08/15(金) 16:00:40 ID:w5uVPh6I0
めーりんは中国人風の妖怪だぞ

200名前が無い程度の能力:2008/08/15(金) 17:01:52 ID:z7fw9u0A0
>>199
お前は何を言っているんだ。

201名前が無い程度の能力:2008/08/15(金) 17:10:28 ID:w5uVPh6I0
だから分かりやすく説明するとな?

めーりんは中国人風の妖怪なんだよ!

202名前が無い程度の能力:2008/08/15(金) 17:13:59 ID:z7fw9u0A0
>>201
…まさか「書いた人が美鈴を人間だと勘違いしている」なんて勘違いをしてるんじゃないだろうな?

203名前が無い程度の能力:2008/08/15(金) 17:15:54 ID:w5uVPh6I0
すまん
思いっきりしてる

204名前が無い程度の能力:2008/08/15(金) 17:22:41 ID:z7fw9u0A0
2/3の下から三行目が一番分かりやすいかな。
人間と比較してる文章だから。

205名前が無い程度の能力:2008/08/15(金) 17:30:34 ID:KbgPp9560
私は、私が貴方を疑っていることを、貴方が気づいていることに気づいていました。
を彷彿とさせる流れ

206名前が無い程度の能力:2008/08/15(金) 17:31:58 ID:w5uVPh6I0
ホントだ
見落としてたわ

二番目の
> (この人間も脳が・・・)ってとこがみょんに印象に残ってた
すまん

207名前が無い程度の能力:2008/08/17(日) 01:51:28 ID:SQHiCSTU0
スレ引越しどうしよう

208名前が無い程度の能力:2008/08/17(日) 02:01:00 ID:ZgTqBjOw0
してみるのも良いんじゃないかな

209名前が無い程度の能力:2008/08/17(日) 02:03:14 ID:qqkCRb.Y0
このスレもう必要とされてないんじゃないか?

210名前が無い程度の能力:2008/08/18(月) 21:47:00 ID:/ztvyZww0
たまに投稿してるぞ。

211夜明けまで一マイル 1/2:2008/08/21(木) 02:05:36 ID:ui8zGIlA0
 書きなぐった挙句、めんどくさくなった過去作が発掘されたので投げこんでみるテスト。
 適当に罵倒していただけたりすると幸い。

―――――――――――――――――――――――――――

「夜が…焦げていく……」

 その小さな声は、大きさに反し、狂おしいまでの慟哭だった。

 お願いだ。神よ、もし貴方が居るのなら。何もかも救える力を、抱きとめることの出来る御身をお持ちだと言うのなら、全てを赦す程の心をお持ちだと言うのなら、ほんの一刻、遅らせてくれるだけでいい――

「どうか…夜空を焦がさないで……」
 今だけは、世界を光で照らさないで。貴方に慈悲があるのなら。どうか、お願いです。
 私はまだ、何一つ伝えていない。

 お願い…。
 もう……これ以上、私から大切なものを奪わないで。



 衣服も髪も乱れ、覗く腕と足には擦り傷だらけ。顔は、とうの昔に止まらない涙でしわくちゃだ。
 そこに、瀟洒と呼ばれた少女の姿は無い。
 薄汚れたメイド、無力なだけの、歳相応の少女が居た。
「どうか…どうか……お願いです…」

 ようやく…ようやく見つけたのだ。自分の居場所を。
『貴方が必要だわ』
 そう、言ってくれた。例え、それが使い勝手のいいだけの、行き場所の無い憐れな自分に向けられただけのものだとしても。

『そんなに心を覆わなくても、誰も貴女を怖がったり、拒絶したりしませんよ』
 その言葉を、向けられた笑顔を、暖かいと思ったのだ。この場所が、光の差し込まない闇の揺り篭なのだとしても。

「だから…お願い」
 声は嗚咽。息遣いは見苦しいほどに乱れ、土に塗れた顔も見るに堪えない。
 それでも、真摯に、月と闇に請い願う。
 ここが居場所だ。自分の帰る場所だ。私の家だ。
 私の、大切な家族皆が住む場所だ、生きていく場所だ。
 どんなに里の人間たちに、笑われようと、蔑まれようと、構わない。惨めで、情けなくて構わない。瀟洒でなんかない、みすぼらしくて愚かだと認めます。だから――

「どうか…夜よ。まだ明けないで――」

 悪魔の主人に仕える人間が、どんな思いで神に縋り、祈りの言葉を紡ぐのか。
 神を信じてなど居ない。どんなに願い、叫ぼうとも、自分を救ってはくれなかったから。信じ、願い、どんなに請おうとも、応えてなどくれなかったから。居たとしても、この世には、信じるものすら救わない神々ばかりだから。世界が優しいというのなら、自分はそもそも此処には居ない。
 けれど、願わずには居られない。
 長くも無い、綺麗な爪を地面に突き立てて、土と砂を握り締める。
 爪の隙間に入り込んだ砂が爪をこじ開け、痛みを訴える。けれど、それがなんだろう。無力に歯噛みし、唇は深く切れ紅に染まっている。力強く握りすぎて、爪が食い込んだ手の平は、とっくの昔に血を流し始めている。
 肉体が訴える痛みなど、些細なことではないか。
 白み始めかけた夜空で、弱い月光を浴びて輝く羽を持つ少女が言う。
「ねぇ、覚えてる?」
 やめて…欲しい。
 そんな、静かな声音で。大切な思い出を思い返すように、まるで、お別れをするみたいに言わないで欲しい。

212夜明けまで一マイル 2/2:2008/08/21(木) 02:06:16 ID:ui8zGIlA0
 ナイフもフォークも知らなくて、当然使い方なんて分からなくて。出されたケーキを手掴みで食べた私を、咲夜は叱ってくれたね。
 なんで怒られるのか分からなくて、むくれる私に、一生懸命、何度も何度も、ナイフとフォークの使い方を、手を取って教えてくれたね。咲夜は、私の手の冷たさに驚いて、私は咲夜の手は暖かい、なんて言って笑ったっけ。

「嬉しかったよ」
 どうして、泣きそうな顔をなさるのですか?
 まだ、これからじゃありませんか。お嬢様。咲夜には、分かりません。

「ありがとう。自分の為に、誰かが怒ってくれることも――」
 泣いてくれるなんてことも、夢にだって見なかった。
 ふわりと、まるで宝石をあしらったような輝く翼を瞬かせ、私の眼前に降りてくると、優しく、そっと目尻を拭ってくれた。
 違う、違うのです、お嬢様。
 私は本当は、ただ貴女を恐れていただけ。家族だなんだと言っておきながら、心の奥底で貴女を恐れ、怯えていただけ。全て、仮初なのです。
 貴女は、私をこんなにも愛してくれていたのに――



「もう、お止めになってください、お嬢様!」
 そんなことで、例えこの場所が守られてとしても、それでは意味が無いではないですか。
 そんな、誰もが鼻で笑ってしまえそうな、そんな思い出なんかの為に。
「たったそれだけ。そう、たったそれだけなんだよ」
 でもそれが、私にとって世界の全てなの。
 曇りの無い、澄んだ瞳で告げる。
 これが、狂気に愛された少女の姿だと言うのなら、自分は今の今まで、何を見ていたのかと思い知らされる。
「何か一つでも欠けるのがイヤ。私の断り無しに、壊されるのがイヤ。家族を、友達を傷つけられるのがイヤ。もし、私が、この力を持って生まれてきたことに意味があるのなら、この為だったんだよ」
 だから、泣かないで。何一つ、恐れることはないのだから。貴女の身に、塵一つほどの災厄だって降り注がせはしないから。
 貴女はこの場所で、館に住む皆と、美鈴とパチェと小悪魔と。お姉様と、いつまでも瀟洒に微笑んでいて。

 額に口付けを。
 泣きそうな声で、最後のお別れを。

「大好きだよ、咲夜――」

213名前が無い程度の能力:2008/08/26(火) 13:24:48 ID:8EG7ev0s0
age

214お借りします:1/2:2008/08/28(木) 12:27:05 ID:Mo6VRUPk0
雛スレ(東方幻想板)4スレ目の872から脱線したIFのお話。
雛以外がでるため勝手にコッチに投下。
======================================
--------------------------------------
(直前あらすじ:雛スレ)
ある日の夕刻、雛は里のハズレで泣いている少年をみつける。
話を聞くと、お人形遊びを咎められたとのこと。
人形を思ってくれるその気持ちがうれしかった雛は、
少年と遊ぼうと『約束』する。

しかし、その遊びは…
(雛スレ872ではそのまま終了。)
(この脱線区間は最後の一行に到達する前の出来事として作成)
------------------------------------------------------------

<そこまでよ!>な行為をされてる最中、その少年が突然苦しみだした。
誰にも許したことのない純潔を奪われる直前まで展開が進み、半分意識がとびかけてた雛は我に返る。

 なぜこの少年は苦しんでいるの?--厄は返してきた後だから私の体には残ってないはず--

そこに声が響く
「「人形」になにやってるの!」
その声に振り向くと、雛に近い服装の…見た目でも人形とわかるその人物がいた。
「やっぱり人間はそういう目でしか人形をみてないんだ!そんな人間なんか、しんじゃえ!」

理解した。その人物は確か、メディスン・メランコリー。毒でできてる「人形」。
人間に嫌悪を抱き、人形解放をうたう妖怪…

--少年が苦しんでる理由、それは、「毒」
厄を扱う体質であるため毒には強い雛。そのためすぐに気づくことはできなかった。
…犯される寸前で意識の混乱(抵抗と約束の狭間)があったのも事実。

「やめなさい!里の人間には手をだしちゃいけない約束でしょ!」
「なにいってるの!おねーさんないてたでしょ!いぢめられてたんでしょ!?」
「それは…!」
自ら犯した過ち、してしまった約束…
言葉がつまったのを気にメディスンが続ける。

「おねーさんはお人形の神様、っていうのはさっき聞いた。約束も聞いた、
 でもその約束はそこの人間とおねーさんが関係する約束、私には関係ないわ!
 私は憎き人間が人形を乱暴に扱うのをみてられなかった!おねーさんを助けたかった!
 人間なんてしんじゃえばいいんだ!」

このままでは少年が毒で死んでしまう、しかし苦しんでる少年が体から離れてくれないのでメディスンを
力づくでとめることができない

少年に話しかける。
「お願いだから一旦離れて、でないと死んでしまうわ!」
「雛おねぇちゃんは、ぼくの・・・」
まだこんなことを言うのか、方向性がすこしアレだけどよっぽど人形がすきなのか。

「おねーさんは、人間、人形、どちらの味方なの!?」
「いっちゃ…やだ…」




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