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それは散り逝く者への子守唄(半リレー)

1レベッカ </b><font color=#FF0000>(udUg8lNk)</font><b>:2004/01/18(日) 14:58 ID:0uOxJwL6
半リレーとは…
まず普通のリレー小説は、皆さんが任意で参加できる。自由度の高い小説ですが。
  この半リレー小説というのは、基本は皆様が書いていらっしゃる。長編小説です。
  ではどこら辺が「半」なのかというと、上で書いてますが「小説書いてみたいけど…長編を書く自身無いよ〜」また「書こうと思うけど、ちょっと練習してみたい」
  など、ちょっと書いてみたい!という願望を叶えようというものです。つまりちょっと興味で書きたいと思ったら…。一言言っていただければ貴方も参加できるというわけです。
  簡単に言っちゃえば許可が必要か否か…の違いなのですが…。

※本人が学生のため更新が少し遅れてしまうかもしれませんがご了承ください。
※荒らし行為or他人様の名前を無断で使い悪事行為をされた方には遠慮しません。
 管理人様に即通告。場合によっては警察沙汰も辞さないつもりです。
※「小説書いてみたいけど…長編を書く自身無いよ〜」また「書こうと思うけど、ちょっと練習してみたい」など…。ちょっと参加してみたいという人は申し出ていただいて私が確認しましたら参加OKです!!

 京翔学院中学校3−1組生徒名簿
男子1番石田 琢磨  女子1番愛 姫
男子2番上原 瑞樹  女子2番青原 ナミ
男子3番架原 恭司  女子3番天美 奈津子
男子4番川上 健斗  女子4番上鶴 稚奈
男子5番川久保 一真 女子5番小平 月子
男子6番菅原 仁   女子6番澤野 花実
男子7番桐生 雅貴  女子7番高木 かりん
男子8番幻双 匠   女子8番高杉 賀子
男子9番高杉 未来  女子9番谷 朝香
男子10番月草 弘法  女子10番廿楽 澪
男子11番西島 雅樹  女子11番七海 きき
男子12番前田 優   女子12番成瀬 あすみ
男子13番水島 翔吾  女子13番花原 京香
男子14番如月 奈壱斗 女子14番伏吹 光
男子15番山師 達樹  女子15番眞鍋 柳子
男子16番山田 浩二  女子16番夜野 紫苑
           女子17番吉田 佳林

290レベッカ </b><font color=#FF0000>(db9uPG2s)</font><b>:2004/05/10(月) 23:23 ID:6xD/Oqsc
>エールさん

どうもです。ちょっと最後のシーンまでのまとめやその他本人の諸事情でですねちと遅れております。

291エール:2004/05/10(月) 23:53 ID:hW/fNWlM
なるほど。。
そっすよねぇ。
やっぱシナリオもある程度作る時間もいりますしね。。
んなら楽しみにおとなしく待っております。。
まぁ楽しみなんで頑張ってくだせぇ。。

292レベッカ </b><font color=#FF0000>(db9uPG2s)</font><b>:2004/05/11(火) 00:13 ID:6xD/Oqsc
106 迷い〜Perplexity〜

 優は、静まり返ったソノ場所で遠くを見ていた。
琢磨もそれからしばらくして戻ってきた。
イングラムは手に無かった。
それでいい・・・
そのほうがいい・・・

アイツのためにも、俺達は頑張らなきゃなぁ・・・

そして意を決したように立ち上がり。
「うっし!!円陣でも組みますか?」
「なんだそりゃ・・・」
未来は、すでに臨戦態勢だった。
眼が獲物を狙う狩人の如く

「まぁ〜まぁ〜いいじゃん円陣ぐらい」
達樹がなだめる。
「んじゃみんな集まって〜」


「マテ・・・なんで俺が中央に・・・」
「袋じゃ」「私刑じゃ」「なんでやねんっ!!!」
達樹と琢磨と健斗が馬鹿をやっている。
無論中央は達樹で・・・

そんな彼らを見て笑っていることが出来る余裕があった。

「さて冗談はいいとして・・・」
そう切り出したのは散々コントをやってからのこと
「猿人組みますか?」
「・・・・・・イントネーションが違ったような気がするけど組むか」
「ああ」

そして俺らは組んだ。


懐かしいな・・・大会の時も組んだよなぁ

負けちゃったけど


懐かしい・・・か


まだ一ヶ月も経ってないのにな


アレから


アノ幸せだった日々から


でも・・・俺達は還るんだ。アノ日常へと


もう修復は出来ない


けど


新たな日常がまたそこから生まれる。


だから願いを込めて――――





「いくぞーっ!!!!」

「おぉぉぉぉっ!!!!」



【残り18名】

293レベッカ </b><font color=#FF0000>(db9uPG2s)</font><b>:2004/05/11(火) 00:18 ID:6xD/Oqsc
>エールさん

はい。匿名掲示板の書き込みなどを見まして、もう一度考え直そうと思いましたのでちと・・・遅れてしまいました。

294レベッカ </b><font color=#FF0000>(db9uPG2s)</font><b>:2004/05/11(火) 21:46 ID:6xD/Oqsc
107 意思を持つもの〜Those which have intention〜

 沈黙。
もう10分経ったかもしれないし
もしかしたら1分も経ってないかもしれない

とにかくこの嫌な雰囲気は時間感覚を鈍らせる

早く始末しないと…アイツが、松野が来てしまう。
仲間を大事にするやつだからな・・・

だが、アイツを戦わせるわけには行かない。
父親になるアイツは…絶対に

そう絶対に

コレから子育てをする者が銃なんて持っちゃいけない。

IMIウージーの銃口がが常に茂みを睨んでいる。

ウージーを扱える自信は無い。けど彼らよりかは扱える自信がある。

それにたとえ上手く扱えなかったとしてもだ。

私の胸ポケットには、ブローニングハイパワー、腰にはコルトパイソンがある。

この2丁で軽く殺せるだろう。


さぁ出て来い・・・勇気ある若者よ


もう何分経っただろうか
10分経ったかもしれないし
まだ1分も経ってないかもしれない

それは分からない。



そして沈黙は破られた―――


ヒュュッ

石だ。

投石?なめたマネを

石の来た方向に身体を向けた瞬間

今度は反対の方向から石が飛んできた。

は?何?何故?


岸田の動きが止まった。
それは混乱によるもの。


「覚悟ぉぉぉぉぉぉっ!!」
仁は右手に石を持ち茂みから飛び出した。

【残り18名】

295レベッカ </b><font color=#FF0000>(db9uPG2s)</font><b>:2004/05/14(金) 23:06 ID:Hjv0Impk
108 誤解〜Misunderstanding〜

 「翔吾さん?」
ききは、信じられないようなモノを見るように呟いた。

いや

信じられないようなものを見ているのだ。

顔色がソレを物語った。

「水島?どーしたのよ?急に」
姫は状況が理解できないのか、
それとも
あえて理解しようとしていないのか・・・

「お前・・・この二人をどうしよってんだよ」
「知るか。テメーの知ったことかよ?あぁ?」

緊迫。

その一語で十分。

翔吾は静かに銃を構えた。

「ん?気に入らなければ殺すっていうのか?みずしまぁぁぁぁっ!!!」
「ああ・・・お前だけな。不良。落ちこぼれ。クズ」

いつもの翔吾からは考えられない暴言。

それもそうだ。

翔吾の妹は、数年前に雅貴とツルんでいた仲間に・・・怪我を負わされた。
頬は晴れ上がり・・・それは見るも無残だったと言う。
雅貴はその場に居たが関わっては居なかった。

見ているだけだった。


そう、見ているだけ


止めようともせずに



それが、許せなかった。


妹は全治2ヶ月だった。

だが・・・

心には、深い深い傷が残った。



それ以来。犯人を捜し続けた。


そして・・・判明したとき、驚きと共に自分とそして・・・目の前に居る奴に怒りが湧いた。

こんな奴と話していた自分に。
見ていただけのアイツに


それから、二人の仲は最悪だった。


一度同じクラスにするのは辞めようと学校側で会議になったほどだ。

それでも今は同じクラス。
何の因果かは知らないが・・・学校側の作為だろう。

それにこんなちょうど良い舞台もあることだ・・・ペテンに掛けて殺してやる。


償って貰おうか―――

アンタの未来でな・・・

Die demon!!

【残り18名】

296コンドル:2004/05/15(土) 17:07 ID:alrxspe6
頑張ってくらさい!

297レベッカ </b><font color=#FF0000>(db9uPG2s)</font><b>:2004/05/15(土) 22:06 ID:IqU46lbA
>コンドルさん

頑張ります!!!!

298ベンじいちゃん:2004/05/15(土) 23:42 ID:g7mUgL8M
壁】д・)いいよ!いいよ〜!!完結してくださいな!!

299レベッカ </b><font color=#FF0000>(db9uPG2s)</font><b>:2004/05/16(日) 00:48 ID:IqU46lbA
>ベンじいちゃんさん

はい!!完結させちゃいます

300レベッカ </b><font color=#FF0000>(db9uPG2s)</font><b>:2004/05/16(日) 01:29 ID:IqU46lbA
109 旅立ちの日〜sailing day〜

 「それじゃあ、いってくるよ」
優は、幼子に本を読み聞かせるような優しい声で・・・
だが、その声に含まれるのは決意。

人を殺すという決意。

脱出するという決意。


「あ、そういえば未来」
「なんだ?優?」
「小麦粉持ったか?」
「ああ。持ったけど何に使うんだ?」
「ん?そりゃ向こうの基地にはエレベーターくらいあるだろうから」
「???」
「ちと・・・爆炎地獄を見せてやろうじゃん」
「はぁ?」
「ま、持っててくれればいいよ」
「りょーかい」
「紫苑・稚奈も頼むな?」
「今更どうしたの?」
「そーだよ」
「いや・・・一応な」
「帰ろうね。絶対に」
「ああ、そうだな」

そこには同じ志を持った仲間が居る。
信頼できる仲間が居る。
絶対に帰ろう。

精一杯 運命に抵抗。

いい言葉だと思う。

結局賀子は民家に残した。
それが最善手だと思ったから。



「行ったな〜」
健斗が遠くを、小さくなってゆくその背中を見ながら呟いた。
それは、この場から去ろうとしている
その男に発したのかもしれない。
「何処にいくんだ?奈壱斗」
「え?」
琢磨が驚いて振り返る。
確かにさっきまで外で彼等を見送ったはずなのに・・・俺の隣に居たはずなのに

いつのまにか・・・
「いわなくても・・・分かるだろう?」
「そうだな」
「なら止めるな・・・」
「ダメだな」
「っ・・・」
「生きて帰るんだ、自分だけ匠達とともに死のうなんて考えんじゃねぇよ」
「えっ・・・」
健斗の言葉にあすみが小さく反応した。そして続けた。
「行かせて・・・あげてほしいの」
「なっ?」
賀子もその言葉に驚きを隠せないようだった。
「だけどよ・・・」
「分かってるよ?それがどんな事か・・・でも3人一緒っていうのが日常だと思うんだ。生きて帰る。それも大事だけど・・・。ううんそれが一番大事、私達にとっては」
「違うって言うのか?」
「うん。日常のカタチって・・・いろいろとあると思うんだ。だから・・・行かせてあげて。」
「・・・攻めてこないとは限らないぞ?」
「それでもいいんじゃない?」


それが・・・彼等の日常のカタチなのだから―――


ハッキリとその言葉は聞こえた。



もう、奈壱斗の姿は無かった。


健斗は、苦笑いしていた。



ま・・・そんなのもあるか―――


【残り18名】

301レベッカ </b><font color=#FF0000>(db9uPG2s)</font><b>:2004/05/17(月) 22:44 ID:RttDxWSo
110 突撃の代償〜Compensation of charge〜

 考え無しに突撃したわけじゃない。
俺が貰った武器。
それは、火炎放射器。
そこそこにイイ武器だと思う。
だが、それだけだ。
それ以外には何もない。
軽油を見つけた時、咄嗟に思いついた。浅はかな作戦でしかない。
そして、液体水素ボンベを見つけたとき。さらに自分の背中を押した。

やってやろうじゃん

多分。成功したら爆音で気付くだろうしな

助けにも来てくれるだろうな・・・誰か・・・。

そんな何の根拠も無いその想い。
それが今の彼の原動力。

「うらぁぁっっっ!!!」
岸田は、突然の登場に少々混乱していたが冷静にすぐさま戻れた。

こちらに向かってくる相手に有効なのは圧倒的な弾丸で潰す。
これが有効な手段の一つである。
だが、相手が近すぎる場合。
これはあまり有効ではない。
銃の反動で隙が生まれやすいからだ。
特に岸田の持っているIMIウージーは反動がものすごい。
とてもじゃないが兵士を職としても扱うのは難しい。
ならばどうするか?
銃には近接距離の場合有効な攻撃手段がある。

それはなにか?

岸田は、両手でウージーをしっかり握り。


ボグッッッッ

即ち。鈍器として使うということ。
兵士と単なる中学生としての差がでた。

「うぐっ・・・」
吹っ飛ばされ悶える仁。
口の中に鉄の嫌な味を感じる。

立てねぇ・・・
息できねぇ・・・
こんなところで終わりかよ・・・

岸田は、静かにウージーを構え
「悪く思うな・・・少年。これも仕事だからな・・・」



終わった・・・




「そこで殺されても困るの☆縛って捕虜にしましょ☆」




え?




秋小路 夢がそこにいた――――



【残り18名】

302レベッカ </b><font color=#FF0000>(db9uPG2s)</font><b>:2004/05/18(火) 23:55 ID:RttDxWSo
111 ふたり一緒に〜Two people together〜

 匠は、振り向かずにただひたすらに走っていた。
右手は左腕を、左手は右腕をそれぞれ庇いながら。

くそっ、くそっ、くそぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉっ!!

誤算だった。イングラムがあれほどまでに扱い難い物だったとは

イングラムが扱いにくいことは知っていた。だがあれほどまでとは・・・完全になめていた・・・。

手首が痛い。

幸い奴等は追いかけてこないみたいだな

馬鹿者達だな

奈津子にすこし手当てしてもらうかな?
それにしてもわざわざ置いてくることもなかった、あの場には一緒に行かせないとしても、近くに待機させておいても良かったか・・・
まぁ後悔しても仕方がないのだがな・・・

ちっ・・・


ズキズキと痛む手首を押さえ、さらに走る。




奈津子は、隠れてとある現場を見ていた。


そこに居るのは


雅貴と翔吾・・・

それから

ちょっと離れたところに

姫とききがいる。

雅貴と翔吾が言い争っているのだろうか?

翔吾の方は、銃を構えている。

姫達が止めようとしているがあえて雅貴がそれを制している様だ。

どうしよう・・・

最初にそう思った。

止めなきゃ・・・

そうとも思った。


でも動けなかった。

その場に流れる圧倒的な殺しの雰囲気。

それが足を石へと変えた。


早く来て・・・匠・・・


奈津子は静かにそう願った。


【残り18名】

303レベッカ </b><font color=#FF0000>(db9uPG2s)</font><b>:2004/05/20(木) 21:32 ID:rUBcT/GE
112 捕虜〜Captive〜

 「はい☆ここに居てね〜☆」
そう言われ連れて来られたのは大きなモニターのある部屋だった。
兵士達がいろいろと作業をしている。

どうやら・・・このゲームの中枢。
管理システムのある部屋に連れて来られたみたいだ。

「で・・・俺に何をしろと?」
「おっ☆よっくわかってるね〜☆おねーさん賢い子好きよ〜☆」
「・・・・・・」
「そうね。ちっちゃと説明しちゃうね☆よろしく☆」
そう言い、、夢は一人の兵士を促した。
「説明させてもらう。ちなみに先に言っておく、貴様には拒否権はない」
「はいはい・・・」
「実は、まだ原因調査中なのだが、一人だけ首輪の爆発機能が発動していない人間がいてな」
「それマジか?」
「ああ・・・誠なり」
「って・・・ことは極論脱出も・・・」
「ああ。無論可能だ。」
「・・・・・・という事はそいつをここにつれて来いと・・・」
「うむ。その理解力の速さたいしたものだ。無論、一緒に脱出を企てたり他の不可解な行動をとった場合命はない。いいな?」
「はぁ・・・で誰だ?」
「男子9番高杉 未来だ」
「え、未来?」
「聞こえなかったか?男子9番高杉 未来だ」

時が止まったように思った。
「ちなみに殺しても構わないぞ?」
「・・・・・・・・・・・・」
「武器などは、残念だが支給は出来ない。ルールだからな」
「・・・・・・・・・・・・」
兵士の言葉などもう耳には入ってなかった。
「では、行きたまえ」
「ああ・・・・・・」
「さっさと行けっ!!!!!」
「へ、あ。ああ・・・」

言われるがままに仁は管理施設を飛び出していた―――

【残り18名】

304レベッカ </b><font color=#FF0000>(db9uPG2s)</font><b>:2004/05/23(日) 01:11 ID:tEEoZc7Q
113 親友として〜As a best friend〜

 奈壱斗は、走っていた。

まったく・・・あいつ等のために走るのはもう何度目だ?

『正』の字で数えていっても結構な数の『正』が完成しそうだ・・・。

まぁそんな愚痴をこぼしていても結局あいつ等との付き合いはやめなかった。

匠と奈津子と出会ったあの日から・・・10年以上か。

10年は長い。途轍もなく長い。日数に直したら3652日・・・時間にして87648時間。分なら5258880分。秒ならば315532800秒・・・。もう実感が沸かない。

まぁとりあえずそれだけ長く付き合ってきたというわけだ。

無論。喧嘩もした。小学校の時なんか、誕生日パーティーで喧嘩をしたこともある。
何度「お前とは絶交だ!!」と言い合ったか・・・。
「ふっ・・・」
懐かしくて・・・苦笑する。

とりあえず今は走っている。

無論、何処に行けばあいつ等に会えるかなんてわからない。

分からないけど走っている。

とりあえず俺は走る。

終焉を・・・迎えるために―――

散るときは一緒だ。


それまで死ぬなよ・・・匠・・・奈津子・・・。


【残り18名】

305レベッカ </b><font color=#FF0000>(db9uPG2s)</font><b>:2004/05/23(日) 01:12 ID:tEEoZc7Q
とりあえず次の更新は26日の夜か27日になります。
ちと学校の行事で出かけます

306レベッカ </b><font color=#FF0000>(db9uPG2s)</font><b>:2004/05/23(日) 01:12 ID:tEEoZc7Q
とりあえず次の更新は26日の夜か27日になります。
ちと学校の行事で出かけます

307毒車:2004/05/23(日) 20:43 ID:VwsqBZSY
修学旅行っすかぁ。いいっすねぇ。
次回更新お待ちしてまっす。

308レベッカ </b><font color=#FF0000>(db9uPG2s)</font><b>:2004/05/26(水) 21:05 ID:htkmNk.o
>毒車さん
はい〜♪楽しんできましたよ〜。ええ、むちゃくちゃに久しぶりに羽目を外しましたよ。
そして・・・プログラム無くてよかった(え゛)

309レベッカ </b><font color=#FF0000>(db9uPG2s)</font><b>:2004/05/26(水) 23:07 ID:htkmNk.o
114 それぞれの思案〜Thought of each one〜

 紫苑と稚奈は、優、未来、達樹の3人から一歩下がったところを歩いていた。
女性だから・・・という理由もあるだろう。
だが、それだけでもない。
一応、銃も彼らは持っている。
イングラムのようにそれこそ兵隊でも扱い難い代物・・・ではない。
両手で撃てば女性でも扱える代物だ。
しかし・・・問題はそこではない。

物理的な問題ではない・・・精神的な問題である。


そう。


咄嗟に人を殺せるか?


問題はそこだった―――


「俺たちはもう覚悟ができている・・・だから、な?」
そう切り出した。
「だからって・・・『もしもの時は逃げてくれって』そんなの無いんじゃないかなぁ・・・」
「なら・・・撃てるか?」
納得いかない、と頬を膨らませている稚奈に優は続けた。
「銃なんて撃てるよ!!」
「そう?人・・・殺せるかい?」
「っ!!」
灯台で匠達の襲撃の事を思い出していた。

あの時自分はなにをしていた?

戦闘は未来に任せて自分は屋上に隠れていたんじゃないのか?

それなのに・・・銃が撃てる?

何を言ってるの私は?

「・・・・・・」
稚奈は黙ったままであった。
「私は撃てるけど?」
そんな稚奈の横には紫苑。
彼女の瞳は決意が溢れていた。
だが。
だめだ―――
優は首を縦には振らなかった。その一言を残して・・・彼は歩き出していた。



そして今に至る。
紫苑は、納得がいかないと思っていたが、それを顔には出していなかった。
稚奈は、自分の存在意義というものに悩まされていた。無論同じく顔には出していなかったが・・・。



そして・・・それが亀裂の始まりだったのかもしれない。




【残り18名】

310レベッカ </b><font color=#FF0000>(db9uPG2s)</font><b>:2004/05/29(土) 23:29 ID:hfx8yGCs
115 想うこと〜〜

 銃の重みというのを、今俺は感じている。
それは物理的な重さではない。精神的な重さだ。
銃には、人の命が詰まっている。
銃は簡単に人を殺めることが出来るからだ。
だが、
やらねばならぬ時もある。


それが今だ―――


静かだ・・・・・・。
雅貴は素直にそう思った。

此処には圧倒的なまでの“死"が張り巡らされている。それにも関わらず静かだ・・・・・・。

相手も・・・翔吾も・・・銃。

どちらが迅いか・・・それで勝負は決まる。


引き金を引けば勝てる。


たったそれだけのことだ。だが・・・それが出来ない。いや・・・『たったそれだけ』というのもいささか可笑しい。

人の命を『たつたそれだけ』と・・・

「ふっ・・・」

自分の愚かさに苦笑する。

翔吾はそんな雅貴に、さらに銃を強く握った。
だが・・・向こうも同じく・・・撃てない。

撃つことなど出来ない。


今更こんな状況にしておいてなに甘えたことを考えてるんだ・・・。
幾ら自己嫌悪に陥ったとしても・・・あと一手が出来ない。

同じく翔吾も・・・笑っていた。

嘲笑・・・。まさにそれだった。





「「なにやってんだろうな・・・」」



ハモった。素晴らしく綺麗に・・・いや奇麗に。




「・・・・・・・・・・・・・・・降ろせ」
「お前からな・・・」
「・・・・・・ちっ」
雅貴は静かに銃を降ろした。




今なら信用できるかもしれない―――




何故か分からないがそう思えた。


















「やめて!!二人とも!!!」
それから奈津子が出てきたのはそんなに時間が過ぎては居なかった。



気づいたときには雅貴の銃は火を噴いていた。


そして遅れて聞こえてくる轟音。





倒れる奈津子を見るのは・・・時間を要さなかった。



【残り18名】

311レベッカ </b><font color=#FF0000>(db9uPG2s)</font><b>:2004/05/29(土) 23:30 ID:hfx8yGCs
【訂正】
115 想うこと〜Think〜
です。

312レベッカ </b><font color=#FF0000>(db9uPG2s)</font><b>:2004/06/02(水) 22:21 ID:hfx8yGCs
116 激昂〜Excitement〜
 
 匠が来たのはそんなに時間がかからなかった。
「・・・・・・・・・・・・」
匠は、黙ってその状況を見ていた。
いや黙って見ているしかなかった。

血塗れのその人。

そして、唖然としている翔吾。

黙ったまま俯いている雅貴。

姫たちもただただ、その状況を見ているしかなかった。

―――コロセ―――

―――コロセコロセコロセ―――

本能が訴えている。

―――コロセナケレバ・・・コロサレル―――

雅貴は銃を構えている。

―――ウテウテウテ!!!ナニヲシテイルンダ!!サッサトコロセ!!―――

雅貴は、顔を上げた。

・・・・・・だが、匠が居なかった。

いや、居ないのではない。

「殺す・・・」

居た。

目算で間合いは10m

匠は鎌を構えている。

撃てば勝ち。

撃てば勝てる。



「・・・・・・いくぞ」
雅貴はにやりと笑った。

今の彼に・・・翔吾が見えていなかった。

【残り18名】

313蒸し器:2004/06/05(土) 15:28 ID:PS0nMs.g
sugoku omoroi

314ぶぅ:2004/06/05(土) 18:46 ID:2lF.6QM.
I think so,too.

315レベッカ </b><font color=#FF0000>(db9uPG2s)</font><b>:2004/06/05(土) 20:06 ID:JH8TtgZM
>蒸し器さん
お褒めの言葉ありがとうございまーす!!!

>ぶぅさん
英語でどうもっす!!!

316レベッカ </b><font color=#FF0000>(db9uPG2s)</font><b>:2004/06/06(日) 00:11 ID:JH8TtgZM
117 残った者たち〜The people who remain〜

 賀子は格段に風通しの良くなったリビングの掃除をしていた。
無論スリッパは装備済みである。
右手にホウキ。左手にちりとり。
まさに標準装備である。

何故そんなものを持っているか?

理由はひとつ。

掃除するため。当然である。

ガラスを片付けながらふぅ――とため息を一つ。

「とりあえず・・・どうしましょうか・・・ガラス」
「そうだなぁ」
健斗はう〜ん、とあごに手を当て考えはじめる。

とりあえず風が入るので涼しい。だが・・・夜になったら悲惨だろう・・・。


夜を想像してみよう!!



雨が降ってきた!!うわっ。暴風だ!!家の中が悲惨なことに!!


「・・・・・・うわぁ」
「?どうしたんですか?」
「いや・・・なんでもないです。うん・・・」
「?」
「とりあえず・・・ガラスは武器になりますから取っておきますか」
「そうですね」
健斗の提案に素直に首を縦に振る。

とりあえずは・・・まだまだ平和であった。

【残り18名】

317蒸し器:2004/06/10(木) 10:41 ID:PS0nMs.g
age

318レベッカ </b><font color=#FF0000>(db9uPG2s)</font><b>:2004/06/10(木) 20:57 ID:JH8TtgZM
>蒸し器さん
アゲどうもです

319レベッカ </b><font color=#FF0000>(db9uPG2s)</font><b>:2004/06/10(木) 23:20 ID:JH8TtgZM
118 心に巣食う魔物〜The demon which lives in heart〜

 風を斬りながら走る、一つの影。
彼の走って来た方向には白い建物が聳えていた。

俺は…
自分の命のために友を……
友を……


最悪の場合殺されるだろう。


そう―――俺は友を売った。
正確に言えば売る事を決意した。
そりゃ……悪い――とは思ってる。だが、それだけだ。
偽善者を気取るつもりはない。
まさに今の俺の状態はブラックの一色。

自分の命を最優先に考えた、まさに最善の一手だ。

いや…最善ではないかな?
ま…もう決めちまったしなぁ―――
というか…俺も『悪』だなぁ……
ふぅ――自分の命が天秤に乗せられた時。迷わず俺は、俺は友を売る事を決意したんだからな…いやはや人間とは残酷な生命体だ。

あ〜やめやめ


こんな事考えるのは俺の性に合わない。


さって。何処に居るやら・・・未来君。

できれば一人で居て欲しいんだよねぇ……。

戦闘になりたくないし……

あ〜でも、施設の入り口んとこであんな事やっといて・・・それもないか?

「ったく…何処に居るやら・・・・マジでよぉ・・・。それにアレだよな。なんだよ人に頼んでおいて、武器ぐらい貸してくれてもいいじゃねぇかよ」
一人で愚痴る。

見つからない事へのストレスと…管理者たちへの不満―――


それが爆発寸前であった。


本来彼はそんなにキレやすい性格ではない。

むしろ逆である。

だがこの島の緊張感というか…雰囲気が彼を侵食し、そして、捕まった時…弾けた。

自分でも気づかないぐらいゆっくりとした侵食。

だがそれは着実に大切な何かを蝕み、そして壊した。

心に巣食う魔物・・・まさにソレだった。

ソレは。日常に居れば決して現れることは無い……。

だが、ソレはどんな人間も平等に等しく心に飼っている

そして・・・日常からは考えられない・・・非現実的な何かが起こったとき。

それは目覚める――

何か・・・は人によって違う。

家族が殺されたとき。かもしれないし、誰かに虐められた時かもしれない・・・。

一度、魔物が眼を覚ました時―――

人は…犯してはならない過ちを犯す。


そして・・・菅原 仁。いや・・・今は菅原 仁であり、菅原 仁では無かった。

彼の魔物が目覚めていた。

心で蠢く。

それは・・・悪魔の囁きを呟いている―――

【残り18名】

320秋菜:2004/06/11(金) 16:28 ID:ywXJreAo
お久しぶりです。生徒達、動き出しましたねぇ!
確認組の生徒達もどこか内心食い違っているし、奈津子ちゃんは撃たれるちゃうし。
匠君と雅貴君の戦闘も激しいものになりそうですね><
私的に仁君がどう絡んでくるのかが密かに楽しみだったりします^^;
自分のペースで頑張って下さい!応援しています。

321レベッカ </b><font color=#FF0000>(db9uPG2s)</font><b>:2004/06/12(土) 18:13 ID:sajNvpOg
>秋菜さん

どうも〜♪いつもいつも同じことしか書けなくて申し訳ないです。
楽しみにしていただいて本当に嬉しい限りでございますよ♪
ではガンバリマスので今後ともよろしくお願いいたします

322レベッカ </b><font color=#FF0000>(db9uPG2s)</font><b>:2004/06/13(日) 22:53 ID:YTYwXmtA
119 その選択が示すもの〜Those which the selection shows〜

 体に途轍もない緊張感が走る。
ここまで緊張した事なんか・・・多分ほとんど無いだろう。

ふぅ。あと数秒後にはどちらかが死んでるんだよな・・・・・・
なんで俺・・・こんなに冷静なんだろ・・・。

チャッ―――

銃口を向ける。

相手との間合いはまだある―――

まだ・・・な


引き金に力が篭る



照準―――OK!

イケる・・・勝った、クタバレ匠!!!


カッ―――

パァァァァン・・・・・・カンッ

「っあ。え・・・」


「・・・すまんな。雅貴・・・俺。お前の事・・・やっぱり信用できないや」
銃があったその場所に・・・つま先があった。
翔吾は、体がとても柔らかい。それ故、ある程度の身長差があっても・・・かかと落としが決められるのだった。


「・・・くっ」
殺気を感じ。咄嗟に身を引く
次の瞬間―――鎌が掠めた。
「っ・・・」
「逃げろ!!!」
それは姫達に向けたもの―――
だが・・・彼女らは動けなかった。

死を感じているのだろう。

匠からでる圧倒的な死―――

「ちっ・・・」
思考しているヒマは無かった。直感で全てを感じ・・・直感で避けなければ・・・

だが―――

ザグシュッッ―――ドサッッッ

「あぐ・・・」
翔吾の銃を蹴り飛ばした、その脚が落ちた。

「あ・・・あう・・・あうあうあう・・・」
匠は笑っていた。
「あうあうあう・・・ああああああああああああああああああああああああああしあしあしあしあし・・・返・・・せああああ」
ザシュ―――
「死ね・・・」
右胸に一回
「ああ゛・・・う・・・・・・あ」
ザシュ―――
左胸に一回
「・・・・あ・・・」

そのまま・・・バランスを崩した肉人形は後ろに倒れた。



それを見ているだけだった―――




まずい・・・




そう思ったのは・・・遅すぎた

匠はすでに・・・鎌をこちらに向けていた。


「・・・ちっ」
雅貴は自分を呪った。


【残り17名 男子13番水島 翔吾 死亡】

323レベッカ </b><font color=#FF0000>(db9uPG2s)</font><b>:2004/06/14(月) 22:38 ID:BxZACSNo
120 勝利の神〜God of victory〜

 立ち止まっている暇は無かった。
立ち止まったら鎌の餌食である。

「ちっ・・・」

シュッッ―――

鎌の空を切る音が嫌でも耳に入る。

今のところ避けてはいる。

何度も姫達に・・・逃げろ―――と目配せをしているのだが動けないでいる、まぁそれは無理もないと思う。

だが・・・そろそろ他人の心配をしている暇もなくなってきた。
「ちっ・・・」






ドッ・・・ドッ・・・ドッ・・・ドッ・・・ドッ・・・ドッ・・・ドッ・・・ドッ・・・ドッ・・・・

心臓音が聞こえる・・・

あれ?私・・・どうしたんだっけ?

腰の辺りに・・・なにかヌルりとしたものが・・・・・・ん〜なんだろ?

っっっ!!!えっ?血?
手に付着したその紅き液体に驚く。
だが不思議な事に・・・そんなに痛くない・・・

痛くない?


なんで?


そう思い。体を起こそうとするが動かない・・・それだけでなく体に走る痛み。

「っぁ・・・」




フュッッッ――
風を斬る音。
音のする方向に顔だけを向ける。

「あ・・・れ?匠?」

自然と笑みがこぼれた。
「匠・・・」







銃まで遠い。誤算だった・・・。
ヒュッ――

ヂュシュ―――

「くぁっ」
掠った。右手を押さえる。

だが!!それよりも



体が動いた





「っ・・・」




まずい・・・




っ・・・これだけはしたくなかったが・・・



今しかないか・・・言うなら・・・








                               ―――頼むぞ―――





             


                                 「撃てっ・・・きき!!!」






チャキッ―――

パン・・・

「あっ・・・」

ドスッ――



匠は、一瞬富和工業64式小銃を持っているききを見て、顔をこわばらせたが・・・

今は・・・




笑っていた。





「ざまぁないな・・・」


本来連射式の銃だが・・・

女子である彼女に打てる代物ではない。

テニス部で活躍している。かりんでさえ・・・木に引っ掛けて撃っていたというのに・・・

帰宅部の彼女が撃てるわけないである。



「チェックメイトだ。雅貴」

いつのまにか逃げられない間合いまで来ていた。


「・・・終わりか」







「まて!!!匠!!!」




彼の声が聞こえたのは・・・そんな時だった。



【残り17名】

324レベッカ </b><font color=#FF0000>(db9uPG2s)</font><b>:2004/06/16(水) 00:30 ID:TrTOgLeA
121 信じぬ強さ〜The strength which it does not believe〜

 ふと・・・脚を止めた。

俺って・・・やっぱり裏切り者なんだよなぁ・・・・・・。

裏切り者・・・

「ふぅ―――」

いやはや・・・結構グサっとくるな・・・
でもよ・・・結局皆も俺みたいな状況になったら多分この選択をするだろうよ。
優やききだって・・・あんな偽善な奴等だってどうせ・・・心の深層はエゴに決まっている。


何が・・・―――俺は皆を信じてるからな―――だよ。結局、最後は自分だけ還ろうと思ってるんだろ?アイツも・・・

ふん・・・。俺は信じねぇ・・・。

ニヤリ―――まさにそんな風に笑っていた。


信じぬ者の強さ。だがそれは悲しき強さでもある。

友を裏切ったという罪悪感・・・そして・・・心に巣食うアノ存在―――

一度・・・俯く


「決めた・・・俺は・・・今この瞬間、全てを敵に回す。覚悟はいいか?菅原 仁よ・・・。俺は今からマーダーになる。それでも後悔はしないな?」


そして・・・小さく頷く。


一度眼を閉じ・・・そして開く。


眼が違った―――


決意の宿った・・・綺麗な瞳


悲しい・・・決意の宿った。その・・・眼。



「俺は生きて還る・・・文句ないな?皆―――」


無論。返答は無い。
しかし、それでも満足そうに一度首を縦に

そして、再び歩き始める。

今度は先ほどの様に速い足取りではなく

一歩一歩・・・確実に

その足跡には自信と殺気の二つの色があった。


清々しい気分だ・・・すげぇ気持ちいい・・・この気分ならイケるな

さっさと未来を拉致って

俺は・・・他の奴を処分と


あ・・・いや未来を殺しても良かったはず・・・

う〜んどーすっかなぁ

しかし・・・未来がどうなるか興味もある。

殺すのは惜しいなぁ・・・

う〜む・・・



いや・・・ちょっとマテよ

そういや・・・俺闇雲に走ってきたが・・・

もしかしたら・・・さっきの爆発で向かっているかもしれない


っていうかそんな事ぐらい気づけよ俺・・・


くるっと180°方向転換。

そして・・・




ダッシュ


それはもちろん待ち伏せのため。



心に巣食う魔物はちとおっちょこちょいであった。


【残り17名】

325ケツの穴レンタル屋:2004/06/21(月) 13:05 ID:Jp0Bmgu6
ageとこっと

326レベッカ </b><font color=#FF0000>(db9uPG2s)</font><b>:2004/06/23(水) 22:26 ID:WSbqsTnA
>ケツの穴レンタル屋さん

どうもageありがとうございます

327レベッカ </b><font color=#FF0000>(db9uPG2s)</font><b>:2004/06/24(木) 00:26 ID:WSbqsTnA
122 三人一緒に1〜Three people togetherⅠ〜

 そこに彼は立っていた。
その眼差しは、一度血塗れの少女を捕らえ、そしてすぐさま今にも人を殺しそうな彼を……。

「……何しに来た?」

「もうお前を止めはしない……死ぬときは三人一緒だ。」

「……勝手にしろ」
いつもの冷たい口調で匠は呟いた。

 雅貴は、静かに様子を伺っていたが、もう襲ってこないだろうとすると。
匠に背を向け、姫たちの方へと向かっていった。

邪魔するわけにはいかないからな……

そう思いながら、一歩ずつ。


―――あいつらは、もう……―――

「姫、きき。離れるぞ、さっさと」
「え?あ、うん・・・・・・でも」
「いいんだ。あいつ等は、あれで」
「……そうですね。行きましょう?姫」



 「そんなことよりも奈津子は大丈夫か!!!」
「だい・・・じょうぶ・・・だよ?」
掠れた声で奈津子は確かに呟いた。
「ごめんね・・・」
「謝るな」
匠は、本当に悔しそうに俯きながら返した。


そして―――

「生きろよ」
自分に背を向け、歩き出している男に一言。

「当然だ。生きて還るさ、お前達の分も生きてやるよ」
その男はそんな事を言い残して、去っていった。


 「奈津子・・・痛いだろ?痛いなら・・・今すぐに・・・」
「ううん。いいよ、最期まで見ていたいし」
「相変わらずお前等はアツいな」
「ハッ、言っとけ」
木に寄りかかっている奈津子、その近くに腰を下ろして話す匠と奈壱斗。

そこにあるのはいつもの3人だった。
「さて・・・俺達もさっさと覚悟を決めるか」
「ああ、そうだな」
さっと、取り出したのは鎌。
「刺せ」

匠は、軽くそう言い出した。


【残り17名】

328datumoushou:2004/07/02(金) 21:04 ID:6N2Ht/hk
この人やる気ないっしょ

329datumoushou:2004/07/02(金) 21:04 ID:6N2Ht/hk
どーせカオスしてばっか

330datumoushou:2004/07/05(月) 21:14 ID:6N2Ht/hk
せっかく唯一おもろかったのに・・・放置すんなら始めから書くなカス

331betray:2004/07/05(月) 21:37 ID:SxiXzQiE
カスはテメーだ、おもしろかったんなら貶すなボケ

332datumoushou:2004/07/28(水) 21:30 ID:Pf1ai1vE
死ね。
中途半端野朗。

333町子:2004/10/09(土) 12:29 ID:STusIzus
これ、また書いてほしいなー。

334柚摩:2004/10/11(月) 02:35 ID:gK4qD1yc
本当にこの作品面白いです。
いつか、この続きが読めるの楽しみにしてます。

335納豆ごはん:2004/10/24(日) 02:26 ID:Eal75xtg
じゃあ僕が続きを書きます!

しかし匠はあることを思いついた!それは・・・

あ、やっぱり思いつかないんでこの物語は終わり!
長い間ありがとね!んじゃまた今度!

336シン:2005/02/25(金) 22:17:20 ID:9AcAz2hs
これの続きおねげいします

337ラクス:2009/11/17(火) 06:37:40 ID:jastVcjA
この作家は無断転載を繰り返していると発覚しました
キャラクター絵、BGMは全部他所のサイトのパクリです

338T:2009/11/19(木) 15:20:41 ID:VmjOBs46
終わらせ屋懐かしいwww

339カガリ:2012/06/18(月) 22:31:07 ID:OOovDmqk
ニトロプラスの方から正式に抗議ありました
ゲーム会社のCGを無断転載するなんてどうかしてるよ
厚かましい


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