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それは散り逝く者への子守唄(半リレー)

295レベッカ </b><font color=#FF0000>(db9uPG2s)</font><b>:2004/05/14(金) 23:06 ID:Hjv0Impk
108 誤解〜Misunderstanding〜

 「翔吾さん?」
ききは、信じられないようなモノを見るように呟いた。

いや

信じられないようなものを見ているのだ。

顔色がソレを物語った。

「水島?どーしたのよ?急に」
姫は状況が理解できないのか、
それとも
あえて理解しようとしていないのか・・・

「お前・・・この二人をどうしよってんだよ」
「知るか。テメーの知ったことかよ?あぁ?」

緊迫。

その一語で十分。

翔吾は静かに銃を構えた。

「ん?気に入らなければ殺すっていうのか?みずしまぁぁぁぁっ!!!」
「ああ・・・お前だけな。不良。落ちこぼれ。クズ」

いつもの翔吾からは考えられない暴言。

それもそうだ。

翔吾の妹は、数年前に雅貴とツルんでいた仲間に・・・怪我を負わされた。
頬は晴れ上がり・・・それは見るも無残だったと言う。
雅貴はその場に居たが関わっては居なかった。

見ているだけだった。


そう、見ているだけ


止めようともせずに



それが、許せなかった。


妹は全治2ヶ月だった。

だが・・・

心には、深い深い傷が残った。



それ以来。犯人を捜し続けた。


そして・・・判明したとき、驚きと共に自分とそして・・・目の前に居る奴に怒りが湧いた。

こんな奴と話していた自分に。
見ていただけのアイツに


それから、二人の仲は最悪だった。


一度同じクラスにするのは辞めようと学校側で会議になったほどだ。

それでも今は同じクラス。
何の因果かは知らないが・・・学校側の作為だろう。

それにこんなちょうど良い舞台もあることだ・・・ペテンに掛けて殺してやる。


償って貰おうか―――

アンタの未来でな・・・

Die demon!!

【残り18名】


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