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それは散り逝く者への子守唄(半リレー)

324レベッカ </b><font color=#FF0000>(db9uPG2s)</font><b>:2004/06/16(水) 00:30 ID:TrTOgLeA
121 信じぬ強さ〜The strength which it does not believe〜

 ふと・・・脚を止めた。

俺って・・・やっぱり裏切り者なんだよなぁ・・・・・・。

裏切り者・・・

「ふぅ―――」

いやはや・・・結構グサっとくるな・・・
でもよ・・・結局皆も俺みたいな状況になったら多分この選択をするだろうよ。
優やききだって・・・あんな偽善な奴等だってどうせ・・・心の深層はエゴに決まっている。


何が・・・―――俺は皆を信じてるからな―――だよ。結局、最後は自分だけ還ろうと思ってるんだろ?アイツも・・・

ふん・・・。俺は信じねぇ・・・。

ニヤリ―――まさにそんな風に笑っていた。


信じぬ者の強さ。だがそれは悲しき強さでもある。

友を裏切ったという罪悪感・・・そして・・・心に巣食うアノ存在―――

一度・・・俯く


「決めた・・・俺は・・・今この瞬間、全てを敵に回す。覚悟はいいか?菅原 仁よ・・・。俺は今からマーダーになる。それでも後悔はしないな?」


そして・・・小さく頷く。


一度眼を閉じ・・・そして開く。


眼が違った―――


決意の宿った・・・綺麗な瞳


悲しい・・・決意の宿った。その・・・眼。



「俺は生きて還る・・・文句ないな?皆―――」


無論。返答は無い。
しかし、それでも満足そうに一度首を縦に

そして、再び歩き始める。

今度は先ほどの様に速い足取りではなく

一歩一歩・・・確実に

その足跡には自信と殺気の二つの色があった。


清々しい気分だ・・・すげぇ気持ちいい・・・この気分ならイケるな

さっさと未来を拉致って

俺は・・・他の奴を処分と


あ・・・いや未来を殺しても良かったはず・・・

う〜んどーすっかなぁ

しかし・・・未来がどうなるか興味もある。

殺すのは惜しいなぁ・・・

う〜む・・・



いや・・・ちょっとマテよ

そういや・・・俺闇雲に走ってきたが・・・

もしかしたら・・・さっきの爆発で向かっているかもしれない


っていうかそんな事ぐらい気づけよ俺・・・


くるっと180°方向転換。

そして・・・




ダッシュ


それはもちろん待ち伏せのため。



心に巣食う魔物はちとおっちょこちょいであった。


【残り17名】


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