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それは散り逝く者への子守唄(半リレー)

301レベッカ </b><font color=#FF0000>(db9uPG2s)</font><b>:2004/05/17(月) 22:44 ID:RttDxWSo
110 突撃の代償〜Compensation of charge〜

 考え無しに突撃したわけじゃない。
俺が貰った武器。
それは、火炎放射器。
そこそこにイイ武器だと思う。
だが、それだけだ。
それ以外には何もない。
軽油を見つけた時、咄嗟に思いついた。浅はかな作戦でしかない。
そして、液体水素ボンベを見つけたとき。さらに自分の背中を押した。

やってやろうじゃん

多分。成功したら爆音で気付くだろうしな

助けにも来てくれるだろうな・・・誰か・・・。

そんな何の根拠も無いその想い。
それが今の彼の原動力。

「うらぁぁっっっ!!!」
岸田は、突然の登場に少々混乱していたが冷静にすぐさま戻れた。

こちらに向かってくる相手に有効なのは圧倒的な弾丸で潰す。
これが有効な手段の一つである。
だが、相手が近すぎる場合。
これはあまり有効ではない。
銃の反動で隙が生まれやすいからだ。
特に岸田の持っているIMIウージーは反動がものすごい。
とてもじゃないが兵士を職としても扱うのは難しい。
ならばどうするか?
銃には近接距離の場合有効な攻撃手段がある。

それはなにか?

岸田は、両手でウージーをしっかり握り。


ボグッッッッ

即ち。鈍器として使うということ。
兵士と単なる中学生としての差がでた。

「うぐっ・・・」
吹っ飛ばされ悶える仁。
口の中に鉄の嫌な味を感じる。

立てねぇ・・・
息できねぇ・・・
こんなところで終わりかよ・・・

岸田は、静かにウージーを構え
「悪く思うな・・・少年。これも仕事だからな・・・」



終わった・・・




「そこで殺されても困るの☆縛って捕虜にしましょ☆」




え?




秋小路 夢がそこにいた――――



【残り18名】


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