[
板情報
|
カテゴリランキング
]
したらばTOP
■掲示板に戻る■
全部
1-100
最新50
|
1-
101-
201-
301-
この機能を使うにはJavaScriptを有効にしてください
|
それは散り逝く者への子守唄(半リレー)
302
:
レベッカ </b><font color=#FF0000>(db9uPG2s)</font><b>
:2004/05/18(火) 23:55 ID:RttDxWSo
111 ふたり一緒に〜Two people together〜
匠は、振り向かずにただひたすらに走っていた。
右手は左腕を、左手は右腕をそれぞれ庇いながら。
くそっ、くそっ、くそぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉっ!!
誤算だった。イングラムがあれほどまでに扱い難い物だったとは
イングラムが扱いにくいことは知っていた。だがあれほどまでとは・・・完全になめていた・・・。
手首が痛い。
幸い奴等は追いかけてこないみたいだな
馬鹿者達だな
奈津子にすこし手当てしてもらうかな?
それにしてもわざわざ置いてくることもなかった、あの場には一緒に行かせないとしても、近くに待機させておいても良かったか・・・
まぁ後悔しても仕方がないのだがな・・・
ちっ・・・
ズキズキと痛む手首を押さえ、さらに走る。
奈津子は、隠れてとある現場を見ていた。
そこに居るのは
雅貴と翔吾・・・
それから
ちょっと離れたところに
姫とききがいる。
雅貴と翔吾が言い争っているのだろうか?
翔吾の方は、銃を構えている。
姫達が止めようとしているがあえて雅貴がそれを制している様だ。
どうしよう・・・
最初にそう思った。
止めなきゃ・・・
そうとも思った。
でも動けなかった。
その場に流れる圧倒的な殺しの雰囲気。
それが足を石へと変えた。
早く来て・・・匠・・・
奈津子は静かにそう願った。
【残り18名】
新着レスの表示
名前:
E-mail
(省略可)
:
※書き込む際の注意事項は
こちら
※画像アップローダーは
こちら
(画像を表示できるのは「画像リンクのサムネイル表示」がオンの掲示板に限ります)
スマートフォン版
掲示板管理者へ連絡
無料レンタル掲示板