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それは散り逝く者への子守唄(半リレー)

312レベッカ </b><font color=#FF0000>(db9uPG2s)</font><b>:2004/06/02(水) 22:21 ID:hfx8yGCs
116 激昂〜Excitement〜
 
 匠が来たのはそんなに時間がかからなかった。
「・・・・・・・・・・・・」
匠は、黙ってその状況を見ていた。
いや黙って見ているしかなかった。

血塗れのその人。

そして、唖然としている翔吾。

黙ったまま俯いている雅貴。

姫たちもただただ、その状況を見ているしかなかった。

―――コロセ―――

―――コロセコロセコロセ―――

本能が訴えている。

―――コロセナケレバ・・・コロサレル―――

雅貴は銃を構えている。

―――ウテウテウテ!!!ナニヲシテイルンダ!!サッサトコロセ!!―――

雅貴は、顔を上げた。

・・・・・・だが、匠が居なかった。

いや、居ないのではない。

「殺す・・・」

居た。

目算で間合いは10m

匠は鎌を構えている。

撃てば勝ち。

撃てば勝てる。



「・・・・・・いくぞ」
雅貴はにやりと笑った。

今の彼に・・・翔吾が見えていなかった。

【残り18名】


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