文化・学術・研究関連スレ その4
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歴史ある大阪の文化財や遺跡から、現代美術や文学。
大学や学術研究について。
そんな話題をここで。
文化・学術・研究関連スレ
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/travel/6501/1166335315/
文化・学術・研究関連スレ その2
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/travel/6501/1213182173/
文化・学術・研究関連スレ その3
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/travel/6501/1256051807/
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新スレ立ち上げありがとうございます。早速ですが「大阪ヨーロッパ映画祭」関連のニュースを。
走る「甘い生活」 写真展PRでベスパ56台 大阪
2010.11.14 02:41
http://sankei.jp.msn.com/region/kinki/osaka/101114/osk1011140242003-n1.htm
イタリアの名作映画「甘い生活」(フェデリコ・フェリーニ監督)に登場したベスパ製スクーター56台が13日、大阪市内をパレードし、道行く人を驚かせた。
「大阪ヨーロッパ映画祭」の関連イベントとして同市北区のイーマビルで開催されている写真展「ラ・ドルチェ・ヴィータ(甘い生活)の時代」に合わせて企画された。スクーターは、映画の中ではカメラマン役の名優マルチェロ・マストロヤンニがローマの町を疾走する乗り物として登場した。
愛好家でつくるベスパクラブ大阪のメンバーが、福島区からイーマビルまでの約5キロを駆け抜けた。
写真展は、今年が「甘い生活」の劇場公開50周年にあたることから開催されている。23日まで。22日には「甘い生活」の特別上映もある。問い合わせは同映画祭実行委員会((電)06・6882・6213)。
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その大阪ヨーロッパ映画祭ですが、大阪と神戸がロケされている可能性が高い映画が2本あります。
大阪でロケ?
http://www.oeff.jp/article4116.html
神戸でロケ?
http://www.oeff.jp/article4132.html
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ようやく立ったな
オンキョーがタブレット方携帯端末発売する。
ウィンドウズ対応なので以外に売れるかもしれないな
高速通信にも対応してるし。
サムスンのギャラクシータブレットってグーグル対応だっけ?
今、ウィンドウズ対応のスマートフォンやタブレット端末出遅れてるが
正確には、日本ではか北米ではブラックベリー売れてるしね
日本企業がグーグルのアンドロイド中心なのがどうなのって思ってるので
シャープやパナはウィンドウズ対応のスマートフォン出せばいいのにと思う。
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大阪ヨーロッパ映画祭開幕 日本未公開の新作上映
2010年11月19日
http://www.nnn.co.jp/dainichi/news/101119/20101119025.html
欧州の日本未公開新作を上映する「第17回大阪ヨーロッパ映画祭」(パトリス・ポワトー実行委員長)が18日、大阪市西区肥後橋のイシハラホールで開幕。オープニングセレモニーに今年の名誉委員長でポルトガル出身の俳優、ジョアキン・デ・アルメイダさん(53)と上映作品のスタッフ・キャストが大勢参加し「日ごろ見られない作品を楽しんで」とPRした。23日まで。
オープニング上映は昨年名誉委員長だったベルギーの俳優、ヤン・デクレールさんの来阪記念で全編大阪ロケされた『面影』(ベルギー・日本合作、万田邦敏監督)のワールドプレミア。デクレールさんがベルギーから大阪に家具職人の修業に来ていた息子を訪ねるストーリーだ。
19日はポルトガルの『闇を走れ』『美女とパパラッチ』の上映と関係者のトークショーが行われる。詳細スケジュールは電話06(6882)6213、事務局へ。
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大阪EV協議会、トヨタ・ダイハツなどが参加
http://www.nikkei.com/news/local/article/g=96958A9C93819890E3EAE2E0E48DE3EAE3E3E0E2E3E29E9693E2E2E2;p=F2F2F2F2F2F2F2F2F2F2F2F2F2F2;n=9694E3E4E3E0E0E2E2EBE0E0E4E5;o=F2F2F2F2F2F2F2F2F2F2F2F2F2F2
産学官で構成し、大阪府内で電気自動車(EV)を中心に産業を振興する「大阪EVアクション協議会」(会長=橋下徹大阪府知事)にトヨタ自動車、ダイハツ工業などが参加する。19日に大阪市内で第2回総会を開き、両社幹部が出席する予定。総会ではEV普及などに向けた工程表を決める。
協議会には日産自動車、三菱自動車、パナソニック、関西電力、大阪大学、大阪市など40社・団体・機関が参加している。企業がEV向け充電器の拡大などを図るチャデモ協議会(東京電力などが幹事)も参加する。
トヨタは2012年にEVを投入することなどから参加を申し入れたとみられる。ダイハツは府内の自動車メーカーであり、親会社のトヨタと合わせて参加を決めた。19日の総会にはトヨタの一丸陽一郎副社長、ダイハツの高橋昌弘専務執行役員が出席する予定。
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新「古書のまち」天神橋筋・中崎町 関大生がマップ作成
2010年11月19日
http://www.nnn.co.jp/dainichi/news/101119/20101119024.html
近年、古書店が相次いで開店している大阪市の天神橋筋2〜3丁目付近と中崎町かいわい。文庫本はもとより、美術書や演芸書などこだわりの一冊を置く店やカフェを併設する店など、新たな“古書のまち”として熱を帯びる中、関西大(吹田市)の学生たちが古書店の場所と情報を掲載した「天神橋筋・中崎町界隈(かいわい)古書店マップ」を作成した。今月から古書店で無料配布し、好評を得ている。
関西大がことし7月、天神橋筋商店街内にオープンした社会的信頼システム創生センター(STEP)が企画。住民からの聞き取り調査を基に地域社会の課題を解決に導こうと取り組む中、老舗古本屋の天牛書店天神橋店の平真希子店長(33)から「最近、古書店について尋ねてくる人が多い」と聞き、マップ作成を思いついた。
センターのアシスタントで同大学院生、松岡慧祐さん(28)と社会学部4回生の池田奈緒さん(23)、川辺陵司さん(22)が書店を訪ね歩いて調べた。
ことし開店10周年の平店長によると、開店当時は付近に古書店は3店しかなかったが、2006年に天満天神繁昌亭がオープンしたのを機に人の流れが変わり、増え始めた。新規店のほかに、梅田の阪急古書のまちから移転してきた店もある。
マップに掲載したのは29店。平店長は「あらためて書店の数にびっくりした。最近は“プチ神保町”といわれているが、それを実感した」と話す。
マップはB4判の両面刷りで、素朴な手書きの地図には、店主らのアドバイスもあり、付近の史跡も掲載。イラストを担当した池田さんは「周辺を回る人のことも考えて」と、地図に載っていない細い道も描いた。川辺さんは「史跡を知ることもできるのは、長い目で見ると効果が大きいと思う」と、古書店を基点としたまち歩きの楽しみの広がりにも期待を寄せる。
地図学を研究している松岡さんは「地図が変わればまちのイメージも変わる」と持論を展開。「人は地図に基づいて動いている。経験では把握できない情報を共有できる地図は可能性のあるメディア」と話し、他分野の地図作成にも意欲をみせている。
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高島屋/岡本太郎のタイル画を復刻
http://www.ryutsuu.biz/topix/c111912.html
高島屋は2011年3月に全館グランドオープンする郄島屋大阪店の新レストラン街「なんばダイニングメゾン」7階エントランスロビーに芸術家の岡本太郎氏が製作したタイルが「ダンス」を設置・公開する。
タイル画は1952年〜1969年ごろの戦後、郄島屋大阪店の大食堂に飾られていたと推定される作品で、郄島屋史料館が所在する郄島屋東別館(大阪市浪速区日本橋)1階に、木製パネルで覆われ、壁面に固定される形で保存されていたという。
郄島屋の社史や美術部史などの記述から、作品は1952年に制作されたものと考えられ、同時期に東京日本橋郄島屋の地下通路壁面に設置されたタイル画「創生」と対を成す作品と推定された。
2011年は岡本太郎生誕百年であり、郄島屋も創業180周年を迎える。郄島屋大阪店(大阪市中央区難波)は、1930年に大阪・なんばで開店して80年を迎え、現在、大規模な増床・改装計画が進行中で、2011年3月に全館グランドオープンする計画だ。
郄島屋は、岡本太郎の生誕百年を記念し実施される「TARO100祭」プロジェクトに参加し、タイル画「ダンス」の修復および郄島屋大阪店への蘇生プロジェクトを実行するという。
作品の修復は、当時制作に携わったINAX(当時社名:伊奈製陶)の協力により、愛知県常滑市にあるINAXライブミュージアムのものづくり工房で行う。
「当時、岡本太郎は、芸術の工業化の観点から、芸術はひろく一般の身辺にふれるものこそ価値がある。絵画も古い枠を打ち破って、真剣に大衆との結びつきを考えていかなければならないとして、新しい芸術表現の手法としてタイル画に取り組み始めていた」(同社)という。
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「消えるの惜しい」旧精華小校舎の勉強会…大阪
http://www.yomiuri.co.jp/kyoiku/news/20101118-OYT8T00507.htm
昭和初期のモダンなアーチ窓、手動エレベーター……。今は廃校となった大阪府大阪市中央区難波の旧市立精華小学校の校舎について、昭和初期の近代建築としての価値などについて考えようと、同小OB、OGらが勉強会を進めている。
ミナミの商業地の真ん中にあり、市は6年後までの売却を予定しているが、「このまま消え去るのは寂しい」と思い入れを持つ人も多い。喜劇俳優・藤山寛美さんも学んだ同小。27日には3回目の勉強会を開き、藤山さんの同級生だった男性が思い出などを話す。
同小は1873年(明治6年)に開校。現在の校舎は1929年(昭和4年)、地元の商人らが資金を出し合って建てられた地上4階、地下1階の鉄筋コンクリート造りの建造物。校舎の各窓や講堂のはりなどにアーチを使ったデザインが残り、手動エレベーターがあった。
広島・原爆ドーム近くの「広島市レストハウス」も手がけた建築家・増田清の設計で、同建物は被爆しても大きな被害を受けないほど頑丈な造り。同小も構造設計上の耐震強度は高いとみられるという。
戦後は各学年5〜6クラスあったが、店主が住まない商業地化が進んで児童数が減り、95年に廃校に。現在は学習ルームとして研修や会議などに使われており、市は2016年度末までの売却を予定している。
「構造設計上も素晴らしく美しい建物。人知れず消えていくのは寂しい」。同小卒業生らの間でそんな声が上がり、「精華小校舎愛好会」(分田よしこ代表)を作り、9月から毎月1回のペースで、同小を会場に勉強会を始めた。
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27日は藤山寛美さんと同小で同級生だった、同市中央区日本橋のカメラ店「トキワカメラ」会長・手島隆太郎さん(81)が思い出を話す。
手島さんによると、藤山さんは「役者の子」と呼ばれていたが、元気いっぱいに走り回って遊んでいたという。手動のエレベーターは、先生の運転で乗せてもらった。「幼き日の学びやの思い出は尽きない。多くの人に、ぜひもう一度校舎を見てほしい」と話す。
勉強会は午後1時30分〜4時、校舎内の精華学習ルーム304号室で。校舎の見学会も行う。無料。誰でも参加可能だが、事前申し込みが必要。希望者はメール(info@seika373.com)かファクス(020・4668・0277)に住所、氏名、電話番号、卒業生は卒業年を書いて申し込む。
(2010年11月18日 読売新聞)
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ペットも受動喫煙…専門学校生らが禁煙呼びかけ
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20101120-OYT1T00532.htm
たばこ値上げや健康など、禁煙の理由は数ある中で、大阪市内の専門学校生たちが、「ペットのための禁煙」を呼びかけている。
口コミで飼い主に禁煙を勧める地道な活動だが、応じて禁煙する人はいるという。ペットを家族と考える人は少なくなく、「ペットの健康」は、飼い主を動かす力があるようだ。取り組みは、同市内で開かれている動物臨床医学会で20日午後、報告される。
「大阪コミュニケーションアート専門学校」で民間資格「動物看護士」を目指す学生ら。講師の石丸昌子獣医師(56)が、「動物医療に携わる私たちも禁煙に取り組もう」と提案、活動が始まった。
動物の受動喫煙の研究では、米・マサチューセッツ大が行った調査で、家庭内で副流煙にさらされた猫が悪性リンパ腫になる危険性は、そうでない猫の2・4倍、5年以上続けば3・2倍という結果がある。石丸獣医師は「犬や猫の呼吸器の構造は人間と同じで、被害があると考えるのが自然」という。
学生らは禁煙外来の内科医の指導も受けてパンフレットを作成し、家族や友人ら身近な人に配布。昨年度は、パンフレットを配った飼い主64人のうち7人が禁煙に成功。36人が禁煙や分煙、減煙などを約束した。
(2010年11月20日20時35分 読売新聞)
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生き物について学ぼう
http://www.nhk.or.jp/lnews/osaka/2005337431.html
球上に住むさまざまな生き物を子どもたちに知ってもらおうという催しが大阪で開かれています。この催しは、大阪・北区の「キッズプラザ大阪」が国連が定めた「国際生物多様性年」にあわせて子どもたちにさまざまな動物や植物など生き物の存在を知ってもらおうと開いています。
会場には虫を食べる食虫植物を展示したコーナーや、熱帯雨林でとれる香辛料などの匂いをかぐコーナーが設けられ、子どもたちはふだん目にすることがない植物や香辛料の原料を興味深そうに見ていました。
また、自分で虫眼鏡をつくって生き物を観察するコーナーも設けられ、子どもたちは、発泡スチロールで思い思いの形をした虫眼鏡をつくり、さっそく展示されているアリやカタツムリなどを楽しそうに観察していました。
この催しは今月28日まで大阪・北区の「キッズプラザ大阪」で開かれています。
11月21日 12時30分
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「人間」撮った 初作品 故郷で凱旋公開 大阪芸大出身映画監督・松田さん
2010.11.21 02:37
http://sankei.jp.msn.com/region/kinki/osaka/101121/osk1011210239003-n1.htm
大阪市で生まれ育ち、大阪芸術大学出身という映画監督、松田健太郎さん(27)=川崎市=が撮った映画が、大阪市西区九条のシネ・ヌーヴォで公開中だ。「地元」での凱旋(がいせん)が実現した松田監督は「故郷で公開されることは感慨深い。自分の感性に近いものが伝えられれば…」と話している。
◇
初めての劇場公開作品という同映画は、愚かながらも懸命に生きる人々を描いた群像劇「憐(あわ)れみムマシカ」。同大学、大学院に在学中から温めていた「人間がこっけいに転がり落ちていく」企画を、未確認生物を捏造(ねつぞう)した男と家族、住民らが巻き起こす騒動というユーモアあふれる内容にアレンジし、人間の面白さやおかしさを浮かび上がらせた。
同大学は、映画の熊切和嘉監督や山下敦弘監督、アニメの庵野秀明監督ら個性的なクリエーターを輩出。松田監督も、在学中から自主製作映画を手掛けるなど注目されていた。
「大学出身者らの活躍は、自分の映画作りに励みになった」と松田監督。大学では映像表現について自由に取り組めたといい、自らも「映像にこだわるより、人を撮りたい、人を分かりたいという思いでカメラを回してきた」。
こうした学生時代の積み重ねが、今作で実を結んだ。実際、脚本作りから撮影、編集までを大学院在学中に行ったという。
「映画を始めて約8年。やっと普通の映画が撮れてほっとした。これからもいろんな人間を分かりたいと思うし、その方法として映画に取り組みたい」
問い合わせはシネ・ヌーヴォ((電)06・6582・1416)。
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大阪府大、リチウムイオン電池、ナトリウムで代替、輸入依存脱却へ。
2010/11/22
大阪府立大学の辰巳砂昌弘教授や林晃敏・助教は、電気自動車など向けのリチウムイオン電池に代わる新たな電池材料を開発した。食塩にも含まれる安価なナトリウムを使い、輸入に頼るリチウムが不要。充電池で一般的な液体材料も全廃し、固体材料だけで安全で安価な電池が作れる可能性がある。24日から仙台市で開く固体イオニクス討論会で発表する。
リチウムは産出国が限られ、資源リスクが高い。電気自動車の普及が期待され、安価な物質への代替が期待されていた。
硫化ナトリウムと硫化リンを破砕してガラス化し、加熱して結晶にした。従来の同様の材料よりも、ナトリウムイオンが約10倍流れやすく、電気を生む電解質という材料に使える。金属電極などを組み合わせれば、新型の全固体電池ができる。
現在のナトリウム硫黄電池は、電解質は固体材料だが液体のナトリウムを使うので、セ氏約300度に加熱が必要だ。
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電池ロボ「エボルタ」、東海道500キロを走破−三条大橋でゴール迎える
2010年11月22日
電池を動力にする小型ロボット「エボルタ」が11月20日、三条大橋でゴールを迎えた。
パナソニック(大阪市門真市)の充電式乾電池「EVOLTA(エボルタ)」の性能を実験・PRする同企画。同電池単3型12本を搭載した小型ロボット「エボルタ」が充電を繰り返しながら東京・日本橋〜京都・三条大橋の東海道五十三次、53カ所の宿場を走行する。走行の様子はユーストリームで生中継し、ツイッターのハッシュタグ「#EVOLTA」で検索するとタイムラインが確認できるようにしていた。
最も難所とされている「小田原」〜「箱根宿」間では残り3キロの地点でトラブルが発生。メンテナンスを施すも日没となり、ルールに従い翌日7日に残りを走破。箱根関所跡にゴールした。しかしスタッフの間で「東海道五十三次最大の難所である小田原〜箱根宿を1日でクリアしたい」と強い思いからリベンジするなど、その行程は過酷だった。
最後の宿場となった「大津宿」(大津市)を早朝6時に出発したエボルタは山場である九条山を迎える。「天下の嶮(けん)と呼ばれる箱根を1日で越えられなかったリベンジの思いをもって何とか走り切れた」とエボルタの生みの親である高橋智隆さん。13時過ぎには雨が降り出したためペースダウンしたが、15時40分に三条大橋に到着しゴールを迎えた。
ゴール後、リーダーの松居将司さんは「箱根や静岡でお会いした人がここにも来てもらってとてもうれしいし、ありがたい。残り5次になったころから『この旅を終わらせたくない』と思っていた。でもこうしてゴールに着いて、皆さんの顔を見ると本当にゴールできて良かった。ありがとうございます」とあいさつした。
ゴールの様子はCMに使われるという。
http://karasuma.keizai.biz/headline/1232/
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日本の旅館、輸出したら…清教学園高生、小論文で大賞
2010年11月22日
http://mytown.asahi.com/areanews/osaka/OSK201011210202.html
魅力ある日本の将来像を考える「NRI学生小論文コンテスト」(野村総合研究所主催)の高校生部門で、河内長野市の清教学園高校2年伏野里保さん(17)が、日本旅館を丸ごと海外に展開して「おもてなし」など日本文化の発信を提案し、744人の応募者の中から大賞を受賞した。23日に東京で開かれる表彰式で表彰される。
伏野さんが入る同校の大学連携コースでは、2年の夏休みに小論文を課題にしている。3年の三島知さん(18)も昨年、同コンテストで大賞を受賞している。
「世界の中で日本の魅力を高めるには」というテーマ(2500〜3千字)で、伏野さんが日本旅館の海外展開を思いついたのは、自身が海外に行った経験がないからだ。「日本に来られない外国人も日本文化に深く浸ることはできない。畳、布団、庭や女将(おかみ)のおもてなしの心など日本文化を丸ごと体験できるのが日本旅館」。実際に宿泊した経験は少ないが、昔ながらで居心地がいい福岡県の祖母の家をイメージして考えた。
さらに、論文では外国人入国者数などのデータも使い「宴会場で歌舞伎や浄瑠璃など伝統芸能を紹介して付加価値をつける」「日本流のおもてなしを押しつけず柔軟に対応する」といったアイデアで日本への関心を引きつけ、観光客数の増加が望めると主張した。
コンテストはジャーナリストの池上彰さんらが審査員を務め、今年で5回目となる。担当者は「日本旅館そのものをテーマパークとして輸出する発想がおもしろく、日本に来られる外国人が限られている現状に目を向け、きめ細かい提案がされている」と伏野さんの論文を評価する。
伏野さんは「論文を書いているうちにいろんな視点を持つようになり、日本の文化っていっぱい良いところがあるんだと気づきました」と受賞を喜んだ。(阪田隼人)
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2010年11月22日
目線の動きで不良品を検出 関大研究チーム開発
http://www.sankei-kansai.com/2010/11/22/20101122-046386.php
工場など生産現場で不良品を見つけるために製品の目視検査をする際、検査員が目線を動かすだけで不良品を製造ラインから取り除けるシステムを、関西大の研究チームが初めて開発した。手を使わないため衛生面のメリットがあり、医薬品や食品業界などで特にニーズが高いとみられる。中小規模の工場が集積する関西ものづくり業界から期待が集まるほか、介護の現場でも応用できる優れものという。
医薬、食品、介護にモノ言うシステム
開発したのは関大システム理工学部の小谷賢太郎教授の研究室。生産現場での製品の外観検査は目視に頼っているのが現状で、検査結果をコンピューターに入力する際に作業効率が落ちるうえ、入力装置に触れるため衛生面の課題があった。
入力に手を使わない「ハンズフリー」にするためにこれまでも音声入力や視線入力といった方法が各方面で試されたが、騒音に弱かったり、無意識に視線が動くことで誤入力したりする欠点を克服できず、実用化に至っていない。
そこで小谷教授は、人間が注意しながらある物から視線を動かすとき、眼球の動きが0・2秒ほど止まる「サッカード特性」に着目。製造ラインで検査員が不良品を発見後、視線をそらす場面を想定し、視線の動きを赤外線装置で追うことにした。この仕組みは、視線をそらす0・2秒前に見ていた製品を、コンピューターが不良品と判断し、ラインから取り除く。試作機では、コンベヤー上を流れる製品をカメラで撮影してモニターに映し、モニターの下に設置された赤外線装置が、モニターを観察する検査員の眼球の動きを検出する。
小谷教授はもともと眼球運動の検出法を長年研究しており、「視線の動きを追えば人の心が分かる」が持論。サッカード特性自体は知られていたが、産業分野への応用は今回が初めてという。医薬品、食品業界などが興味を示しており、大手電機メーカーからも、カーナビで画面の切り替えや地図の拡大などの操作をハンズフリーで行う応用例の提案があったという。一方で、視線を動かすのは、身体障害や寝たきりの状態でも機能が残りやすいことから、高齢者や障害者向けのコミュニケーション支援など、介護の現場でも応用できるという。
この研究成果は近畿総合通信局が18日に大阪市内で開いたセミナーで紹介され、参加者からさまざまな質問が出たという。小谷教授は「多くの民間企業から反響があり驚いた。社会貢献につながるよう、実用化に向け試作機の精度を上げていきたい」と話している。
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“町”と“人”との融合 中崎町でジャズイベント
2010年11月22日
http://www.nnn.co.jp/dainichi/news/101122/20101122027.html
梅田の真横に位置しながら今も古い長屋が多く残る下町、中崎町。レトロな町並みを生かしたカフェや古着屋なども点在し、若者の往来も多い。ここで23日、ジャズイベント「中崎ジャズジャンボリー」が開かれる。町と一体となってジャムセッションを楽しみ、「地域の新たな魅力の発見」につなげていく。
「安心・安全な社会づくり」「事業を通じた価値創造」などを柱とする、NTT西日本(大阪市中央区)のCSR活動の一環で初めて実施。ジャズの醍醐味(だいごみ)である即興的にかかわる演奏(ジャムセッション)によって、ミュージシャンだけでなく“町”と“人”との出会いや融合の場をつくっていく。「楽器だけではなく、声援や笑顔など、さまざまな方法で『ジャム』を行うことで、地域の新たな魅力を発見することにつながる」(同社広報室)と考える。
エリアを中崎町に選定したのは、地元住人らの「新しいことにチャレンジしていきたい」という気持ちが強く、「当社と一体となってイベントを作り上げていけると考えたから」という。
また、「新しいジャズの魅力」と「伝統的なジャズ」の融合をプログラムの根底に据えており、それが「大阪の古き良さと新しいセンスが行き交う町として認知されはじめた中崎町のイメージが非常に近いという点」も決め手となった。
演奏者は事前に募集し、中高年層向け、若年層向けに分けてそれぞれ現在活躍中のアーティストの中から選定。世界を舞台に活躍する矢野沙織さん(サックス)や土岐麻子さん(シンガー)らが、大阪能楽会館(中崎西2丁目)やクラブ「NOON」(同3丁目)、梅田クリスタルホール(同2丁目)などで演奏する。
また並行して、地域の大きな課題である違法駐輪問題解決に向けた啓発活動や、イベント終了後には参加者やスタッフがごみ拾いを実施。広報室は「将来的にはさまざまな分野間の交流、人と町との交流を生みだし、地域振興の新しい発信・交流・発展へとつながることを目指していく」と力をこめる。
イベントは午前11時〜午後7時。問い合わせは電話06(6446)1201、実行委員会イベント事務局へ。スケジュール・出演者はホームページを参照。アドレスは次の通り。
http://jazz−jamboree.jp/
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浜村節で魅力存分 大阪ヨーロッパ映画祭
2010年11月23日
http://www.nnn.co.jp/dainichi/news/101123/20101123022.html
パーソナリティーで映画評論家の浜村淳さんが22日、大阪市西区江戸堀1丁目のイシハラホールで開催中の「第17回大阪ヨーロッパ映画祭」の舞台で「イタリア映画講座」を開いた。フェデリコ・フェリーニ監督の名作「甘い生活」(1960年)劇場公開50周年の特別企画で、記念上映の前におなじみの浜村節でイタリア映画の魅力をたっぷり語った。
浜村さんは「イタリア映画といえば女性が強い。その典型が『ひまわり』などのソフィア・ローレンさん。何度かお会いしているがインタビュー中に大きな胸をのぞいて怒られた…」というエピソードで場内の笑いを誘った。
ゲストとしてイタリア文化会館・大阪館長のルイジ・ロマーニさん(59)も参加。「ローマの街は彫刻、噴水などが多く伝統美にあふれている。フェリーニの『甘い生活』にもそれが描かれている」と話し、2人はすっかり意気投合。欧州映画祭ならではの楽しい雰囲気に包まれていた。同映画祭は23日まで。
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7流派 美の共演 旭区いけばな展
2010年11月23日
http://www.nnn.co.jp/dainichi/news/101123/20101123023.html
「旭区いけばな展」が20、21日の2日間、旭区千林2丁目の千林くらしエール館で開かれ、華道愛好者らが日ごろのけいこの成果を発表、交流を深めた。
旭区いけばな協会が2年に1回開催。今回は池坊、小原流、御室流、華道日本未生、嵯峨御流、未生流、未生流笹岡の7流派から42人と山本正広区長が出展した。
作品は、ツバキなど木をメーンとする重厚な大作や色とりどり鮮やかな草花など多様。園児や学生らのジュニアコーナーや茶席も設けられ、家族連れなど大勢の来場者でにぎわった。
同協会の橋上主紀子会長は「流派を超えて旭区で集まることができる貴重な機会なので、若い人にもどんどん参加してもらい継続させていきたい」と話していた。
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不安バッサリ殺陣に学んだ
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/osaka/news/20101123-OYT8T00088.htm
地域行事参加 不登校経験者「自信つく」
時代劇の格闘場面で演じられる「殺陣(たて)」を授業に取り入れている通信制高校の技能連携校「アーツ・エンターテイメント学院高等部」(大阪市西区)の生徒らが、殺陣の演舞チーム「昇龍」を結成し、地域行事に出演するなどして披露している。多くは中学校時代に不登校を経験しながらも、声優や俳優になる夢を目指して学ぶ生徒ら。同校は「当初は対人関係に不安もあったが、次第に自信をつけてきている」と、効果に期待している。
同高等部は2006年に開校、生徒らは高校卒業の資格を取得するために通信制の高校の勉強をしながら、舞台や音楽などについて学ぶ。八木哲夫校長(62)の知人に、時代劇などで殺陣を指導する「殺陣師」がいたことから、「集中力や体力を高め、相手への思いやりも生まれる」として講師に招いた。
必修科目として取り組み、校内で成果を披露してきたが、「生徒らにもっと発表の場を与えたい」と、「昇龍」を4月に結成。興味を持った1、2年生数人が参加し、その後3年生数人も「思い出づくりに」と加わった。放課後に音楽に合わせて木刀を振ったり、仲間らと動きを合わせたりする練習に励んでいる。
5月に神戸市であった「神戸まつり」で初披露したのを手始めに、府内では、9月に大阪市天王寺区の高齢者施設を慰問したり、10月に同市住吉区の祭りに出演したりするなど、はかま姿で舞台に立ってきた。
中学生の時に不登校を経験した1年溝口一樹さん(16)は「思い切りやると、大きな拍手がもらえるのが快感。自信が出てきた」と喜ぶ。ほかにも複数の不登校経験者がいるが、楽しそうに元気に取り組んでいる。
八木校長は「子供たちの社会性が少しずつ高まってきている。演舞を通してさらに成長する姿を見てほしい」と話している。
(2010年11月23日 読売新聞)
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タイム・カプセルトーク:「はやぶさ」川口教授が特別講演−−大阪
http://mainichi.jp/kansai/news/20101124ddn041040005000c.html
「タイム・カプセルトーク2010−宇宙から見つめる私たちの地球」(毎日新聞社、パナソニック主催)が23日、大阪市中央区の松下IMPホールであった。約600人が参加。小惑星探査機「はやぶさ」のプロジェクトマネジャーの川口淳一郎・宇宙航空研究開発機構(JAXA)教授が特別講演した。
川口教授は「はやぶさの奇跡的帰還と玉手箱」と題して講演。「高い塔を建ててみなければ新たな水平線は見えてこない。むちゃをしてでも挑戦し続けることが大事」と話した。
シンポジウムでは、吉田憲司・国立民族学博物館教授、大村卓一・元松下テクノリサーチ取締役らが、万博当時の思い出やタイム・カプセルにまつわる秘話を披露した。(詳報は12月14日朝刊に掲載します)【林由紀子】
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2010年11月24日
小学生軍勝ったぞー 歴史体感の模擬合戦"戦果"
http://www.sankei-kansai.com/2010/11/24/20101124-046448.php
戦国武将らゆかりの地で行われる当時の合戦を再現した「模擬合戦」を体験型にし、小学生の歴史の授業や観光促進に役立てる試みが広がっている。歴史ブームが続く中、参加者には「地域の歴史遺産を再発見できた」などと好評で、地元住民の交流やまちおこしにつながる効果も。温故知新の取り組みが、着実な“戦果”を上げている。
河内長野 授業取り入れ
1332年に楠木正成が建てたとされる大阪府河内長野市の烏帽子形(えぼしがた)城跡。10月22日、地元の小学生軍130人と、阪南大学(同府松原市)の学生120人が初の模擬合戦を繰り広げた。
山城を守る子供たちは、新聞を丸めた「つぶて」を武器に、紙製の甲冑(かっちゅう)をまとった学生らとにらみ合う。相手の武器が体に当たれば退場というルールで、堀や土塁で行動範囲が制限された学生たちは、子供たちの攻勢に次々と退場。小学生軍が勝利を収め、児童らは「楽しかった」「お城の勉強になった」と笑みを浮かべた。
模擬合戦は、郷土史の授業の一環として、河内長野市教委が導入。摸擬合戦を通じた観光振興に着目していた阪南大の来村多加史教授(日本史)らから提案を受け、子供たちが楽しみながら地元の歴史を学べる好機になると判断した。
烏帽子形城跡には城壁などはなく、今は小高い里山が残るだけだ。
市教委の担当者は「見て回るだけでは分からない堀や土塁の役割を学んでほしかった」。
模擬合戦に参加した市立三日市小の角田雅彦校長は「私自身、今までは城跡と聞いてもピンと来なかったが、子供たちは模擬合戦を通じて、ここで戦いが行われたことを肌で感じたし、地元の歴史遺産を再発見できた」と話す。
「川中島」観光目玉に
一方、観光促進の分野では、長年続いた模擬合戦を「公開型」から「体感型」に切り替え、成功した例もある。
今年4月で32回目を迎えた山梨県笛吹(ふえふき)市の「川中島合戦戦国絵巻」。地元ゆかりのと上杉謙信の戦いを再現するイベントは、人手不足などを理由に、平成15年から1人3千円の参加料で兵の一般公募を始めたところ、県外を中心に希望者が殺到。定員は当初の150人から700人に拡大した。
同様に、約40年の歴史をもつ山形県米沢市の「米沢上杉まつり」、今年から始めた石川県小松市の「浅井畷合戦」(1600年)再現の模擬合戦でも一般公募を取り入れ、盛況を収めている。
体験型イベントに変わったことで、地元は大きな観光の目玉を手に入れた。今年の「川中島合戦戦国絵巻」では、参加者の家族を含め1千人以上が前夜から宿泊。
笛吹市の担当者は「当初は兵士役の確保が目的だったが、まちおこしの効果は計り知れない」と喜んでいる。
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ワッハ上方、吉本が運営
http://osaka.yomiuri.co.jp/e-news/20101125-OYO1T00216.htm?from=main4
大阪・ミナミの大阪府立上方演芸資料館(ワッハ上方)について、府は24日、ビルを所有する吉本興業を新たな運営主体に内定したと発表した。契約は2011年4月から2年間。
府によると、年間40万人以上の集客や、賃料約1億円などを条件とする公募に同社のみが応じた。在阪民放局などでつくるNPO法人との指定管理契約が今年末で切れるため、11年1〜3月はホール部分を除いて休館となる。
ワッハ上方を巡っては、橋下徹知事が年約4億円に上る賃料などを高すぎるとして移転方針を表明したが、吉本側が賃料を大幅圧縮する条件を示し、現地での存続を認めていた。
(2010年11月25日 読売新聞)
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>>24
ワッハホールがなくなるようで、いまいちよくわからないですね
展示品とライブラリだけが残るということかな。それだとあの場所に
ある意義はどうなんでしょうか
ホールは残らないし…小さい会場のは残るのか
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<削除>
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>>25 なくなるのではないですよ
ワッハホールに「baseよしもと」移転 元日から公演
http://www.asahi.com/kansai/entertainment/news/OSK201011250059.html
2010年11月25日
吉本興業グループは25日、大阪府立上方演芸資料館(ワッハ上方、大阪市中央区)の5階に、来年1月から若手お笑い芸人の拠点劇場「baseよしもと」を移転させる計画を発表した。吉本の所有ビルに入居するワッハ上方をめぐっては昨年、府が縮小移転案を打ち出したが、吉本と在阪放送局の反発で現地存続が決まり、ホールのある5階は吉本が自社運営していくことになっていた。
baseよしもと(233席)は同じ所有ビルの地下にある劇場で、ジャルジャルやモンスターエンジンらが出演している。吉本によると、12月3日で公演を終え、来年の元日から現在のワッハホール(307席)で劇場名を変えて新たにオープンさせる。
これまでワッハホールは公共の貸しホールとして、プロアマを問わず様々な事務所や団体などが利用してきた。吉本は「今後は吉本の専用劇場と考えているが、上方演芸の振興には寄与したいので、一部の公演をほかの吉本の劇場で引き受けることも検討したい」としている。(篠塚健一)
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子宮頸がん:除去し出産 28歳、妊娠15週−−阪大病院、国内初
http://mainichi.jp/kansai/news/20101125ddf001040005000c.html
子宮頸(けい)がんが見つかった妊婦の女性(28)の胎児を保護しながら、がんのある子宮頸部だけを除去する手術に、大阪大病院が成功した。女性は25日午前、帝王切開で女児を出産した。ごく早期のがんでの出産例はあるが、進行したがん患者のこの手術後の出産は海外で数例の報告があるものの国内では初めてという。通常は中絶後に子宮全部か頸部を摘出するが、再び妊娠できる確率は20%未満と低い。子宮頸がんは近年若い女性で増えており、この方法が普及すれば朗報となりそうだ。【野田武】
女性は大阪市在住で、別の病院で受けた妊娠8週の診察で、がんが見つかった。直径2センチ未満と小さかったため、妊娠15週の6月、阪大の榎本隆之准教授の手術を受けた。榎本准教授によると、胎児のいる子宮は血が集まっているため手術中の出血が多いことなどが難点という。また子宮の入り口にあたる頸部を除去するため、術後に胎児が感染症にかかりやすい。輸血をし、感染症防止などの術後管理を徹底して出産にこぎつけた。
女性のがんの進行度は、4段階のうち2段階目の初期。これより症状が進行してがんが2センチ以上になると、転移・再発の可能性が大きくなり、この手術は実施できない。また出産後まで除去手術を待つのも、症状が進んで危険という。
女性は出産前の取材に「がんと言われて最初はショックだったけれど、出産をあきらめかけた私と同じような人の励みになれば」と喜んでいた。榎本准教授は「せっかく妊娠した赤ちゃんを中絶せずに済むのが利点だが、まずは子宮頸がん検診を積極的に受けてできるだけ早くがんを見つけるのが大事」と話した。
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■ことば
◇子宮頸がん
性交渉によるヒトパピローマウイルス(HPV)への感染が主な原因。1年で約2500人が亡くなり、近年若い女性で増加している。成人は2年に1回の検診が推奨されるが、実際は妊娠後に分かる場合が多い。ウイルス感染を防ぐワクチンの接種で発症の可能性を約70%減らせるとされ、4万〜5万円かかる接種費用を自治体が助成する制度が広まりつつある。
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>>25
7F ワッハ上方/レッスンルーム
6F ワッハ上方/事務室
5F ワッハ上方/ワッハホール
4F ワッハ上方/展示室・小演芸場(上方亭)
こうなってるらしい、その記事によると5Fは吉本の
自主運営になるんだよね。7Fのレッスンルームとかは残るのかな。
賃貸㎡的には60%ぐらいに縮小かな3億の賃料が1億
運営委託費が1億から0、収益が2000万を越えた部分については
府に半額納める。
ワッハ上方ホールがなくなったとしても、それでもやっぱり
以前よりは経費削減になりお得なのかな。吉本がべらぼうに
譲歩したわけでもないと思う、まあ、それでも家賃が運営費込みだから
面積が減っても安いのかな。展示品物の在庫管理は6Fでやってるのかな。
妥協したがいらな言っちゃいらない施設だな。
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2010年11月26日
上方歌舞伎にぎわって候 「半世紀ぶり」9カ月連続公演
http://www.sankei-kansai.com/2010/11/26/20101126-046536.php
長らく低迷が続いていた関西の歌舞伎界に再興の風が吹いている。今年から来年にかけて関西での歌舞伎公演が激増、今年9月から来年5月まで9カ月連続で続く。「こんなことは記憶にない。半世紀ぶりぐらいではないか」と興行を行う松竹の関係者が驚くほどで、関係者もファンも活況にわいている。 (亀岡典子)
2劇場同時
9月、関西では歌舞伎公演が同時に2劇場で行われた。京都・南座は、市川海老蔵さんらの出演で「義経千本桜」が上演され、連日満員だった。その海老蔵さんは25日未明にトラブルで左ほおを骨折するなど重傷を負い、12月の南座の顔見世出演が危ぶまれている。
もう一つは上本町に移転した新歌舞伎座のこけらおとし公演。市川右近さんら花形が中心の華やかなオープニングとなった。
現在も大阪城西の丸庭園の「平成中村座」では中村勘三郎さんを座頭に、10、11月と2カ月連続で歌舞伎公演が行われ、こちらも連日のにぎわいぶり。
いずれも人気俳優の出演、大胆な演出、話題の舞台と、さまざまな要因が重なり、初めて歌舞伎を見る観客が多いのが目につく。「最近は、座長公演より歌舞伎の方が観客動員が多いことがよくある」と松竹の荒牧大四郎取締役。
年中“上演”
今年の関西は、歌舞伎が例年にまして多かった。1月の松竹座での上方式演出の「仮名手本忠臣蔵」を皮切りに、5月には市川團十郎さん、尾上菊五郎さんによる「團菊祭」が初めて関西で公演を行うなど本公演だけで9カ月を数えた。歌舞伎鑑賞教室などを含めると、ほぼ一年中関西のどこかで歌舞伎が上演されていたことになる。
来年も松竹座では1月に坂田藤十郎さん、2月に片岡仁左衛門さんと、上方を代表する俳優が座頭を勤める大歌舞伎をはじめ現段階で5公演が決定、南座や新歌舞伎座なども合わせると今年を上回る勢いだ。
若手が台頭
江戸時代以来、江戸歌舞伎と上方歌舞伎は両輪の輪のように栄え、昭和20年代は毎月のように関西でも歌舞伎が上演されていた。しかし経済や文化の東京一極集中などさまざまな理由から30年代以降、関西の公演は減少、年に2、3公演しか行われないことも。
今年関西で大幅に公演が増えた理由を、荒牧取締役は「東京の歌舞伎座が建て替えのため休館中ということが大きい。團菊祭が大阪で公演されたのは象徴的な出来事」と分析。さらに、「歌舞伎は難しい」との先入観もイヤホンガイドの普及などで払拭(ふっしょく)、海老蔵さんら若いスターが登場し歌舞伎自体に世間が注目した。それに伴い、上方の歌舞伎への興味関心も高まっている。上方の俳優だけでなく、市川染五郎さんや市川亀治郎さんら東京の俳優も「封印切」「女殺油地獄」など上方狂言を積極的に上演、そのドラマ性の高さに改めて注目が集まった。
松竹の安孫子正専務は「いまは関西で歌舞伎公演を定着させる時期。ファンのすそ野を広げることが関西の歌舞伎を活性化させ、ひいては歌舞伎全体の隆盛につながる」と話している。
「よりいい舞台を」
上方歌舞伎を代表する人間国宝、坂田藤十郎さんの話「上方のお芝居をやろうと思ってくれる後輩が増えているのは何よりうれしい。この時期を逃さず、わたしたちがよりいい舞台をお見せし、関西の歌舞伎公演がさらに増えていくことを願っている」
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大阪城ホールで記念ライブ−KANさん、スタレビなど4組が初の顔合わせ
http://kyobashi.keizai.biz/headline/834/
大阪城ホール(大阪市中央区大阪城3)で11月28日、関西でコンサートのプロモートを手がけるグリーンズコーポレーション(北区)の20周年記念ライブ「星屑の隙間に木村基博」が開催される。
出演は、KANさん、スキマスイッチ、スターダスト・レビュー、秦基博さんの4組。同社イベント担当の横井繁廣さんによると、このメンバーが一堂に会するのは同ライブが初めて。もともと同社となじみのあったKANさんを核に、KANさんのファンだというスキマスイッチ、事務所が同じだったりと気心の知れているスターダスト・レビュー、秦さんのコラボが実現したという。
オムニバス形式の構成は今年2月にはKANさんに相談。「KANさんの構想を基に、他の出演者のアイデアも盛り込み、単なるオムニバス出演ではないオリジナルの複雑なコラボレーションになっている」と横井さん。その練習のため、東京都内のリハーサルスタジオで何度も練習を重ねてきたという。当日、同ライブのために書き下ろされた新曲も披露する予定。
開場は17時30分、開演は18時30分。当日券(バック指定席5,500円)は会場窓口で17時30分より販売する(指定席は完売)。
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>>27
なるほど。ワッハホールが一応なくなるのですね。確か建設当時にかなり
費用を吉本自身が掛けたと聞きました。何か回収された感が…引き受ける
とは言ってますけど、どこまでの担保されてるかも微妙なので…
>>29
他の小ホールは残るんですね。にしても微妙ですね。確かに委託費として
かなり圧縮できたと思いますが、そこまでして続ける意味があるのかな
ホールを回収することであちらさんも圧縮してる感がありますし
まあ建物事態は所有だからでしょうけど。にしても複雑な…
現状とあまり変わらないでしょうし、変わったとしてもやはり自らの事務所
優先の展示にもなりかねないし、なくてもいいように思いますね
それよりむしろ国立上方演芸資料館を目指すべきかなと
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ゴックン、そのとき舌の動きは センサー開発 阪大
http://www.asahi.com/kansai/news/OSK201011270079.html
センサーで舌の動きを正確に調べる機器を、大阪大の小野高裕准教授らの研究グループが開発した。食べ物をのみ込むには舌の動きがカギ。脳卒中、舌がんなどの患者やお年寄りは舌がうまく動かせず、のみ込むのに苦労したり、誤って気管に入り肺炎を起こしたりするケースもある。こうした人たちの舌の動きが正確にわかれば、それぞれの症状に応じたリハビリテーションや特殊な入れ歯などの開発などに役立つという。
この機器は上あごに取り付ける。厚さ0.1ミリのセンサーが5カ所あり、舌が触れる際の圧力を測る。どこに、いつ、どのくらいの圧力で舌が上あごに触れるかを数値化し、飲食物をのみ込む際の舌の動きをとらえる。
国立循環器病研究センターに入院した64人の脳卒中患者を調べたところ、まひがあって物がうまくのみ込めない嚥下(えんげ)障害のある人は、舌が上あごを押す圧力が左右で均等でなく、舌と上あごが付く順番や圧力のかかり方がバラバラだった。高齢者(平均66.6歳)は舌で上あごに触れる圧力が高く、時間も約1秒と若い人(同26.9歳)の約0.7秒に比べ長かった。
これまで嚥下障害はかなり重症になるまでわからなかった。この機器を使えば早期にわかり、個々の症状に応じて、食事をのみ込みやすいメニューに変えたり、上あごの高さを左右で変えるなどして舌の働きを補助する特殊な装置や入れ歯を作ったりすることができる。
大阪大では手術で舌の一部を切除した舌がん患者の舌の動きをこの機器で測定し、その人に応じた装置を作っている。脳卒中のリハビリ法開発にも役に立つという。小野准教授は「60歳以上の4割が嚥下障害があるというデータもある。嚥下障害者の生活の質を高め、介護の負担を減らすためにも役に立つ」と話す。(坪谷英紀)
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ウフィツィ美術館展が開幕 大阪・国立国際美術館で
http://www.asahi.com/kansai/event/news/OSK201011270058.html
イタリアを代表する美の殿堂、ウフィツィ美術館から秘蔵のコレクションを初めて本格的に紹介する「ウフィツィ美術館自画像コレクション」展(朝日新聞社など主催)が27日、大阪・中之島の国立国際美術館で始まった。通常は一般公開されていない同コレクションから名品約70点が展示されている。
今回の展覧会を記念して新たに寄贈された草間彌生さんら日本人作家3人の新作も特別公開され、来場者は熱心に見入っていた。
2011年2月20日まで、一般1400円など。問い合わせは同館(06・6447・4680)へ。
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大阪で小野十三郎賞贈呈式 作家らの対談も
http://www.asahi.com/kansai/entertainment/news/OSK201011280017.html
優れた詩集や詩評論書に贈られる第12回小野十三郎賞(大阪文学協会主催、朝日新聞社共催)の贈呈式が27日、大阪市中央区の大阪文学学校で開かれた。詩集「青天の向こうがわ」を著した金沢市の三井喬子(たかこ)さん(69)に同賞が贈られ、詩評論書「山上の蜘蛛 神戸モダニズムと海港都市ノート」を著した神戸市の季村敏夫さん(62)には特別賞が贈られた。10冊目の詩集で受賞した三井さんは「生きるいとおしさを見つめる詩を書いていきたい」と話した。
この後、大阪文学協会理事の細見和之さんらを聞き手に、選考委員で作家の辻井喬さんが「私にとっての小説と詩」について語った。作家の小池昌代さんと詩評論家山田兼士さんの対談もあった。
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アラスカ先住民、「言霊」宿った神話語る 大阪で29日
2010年11月28日
http://mytown.asahi.com/areanews/osaka/OSK201011270183.html
アラスカ先住民の神話の語り部で、写真家の故星野道夫さんとも親交が深かったボブ・サムさん(56)が29日、大阪市福島区で神話を語る「ストーリーテリング」を開く。主催は、ボブさんと一緒に神話や伝統文化を考える活動を続ける写真家の赤阪友昭さん(47)=同区。赤阪さんは「ボブの神話には『言霊』の存在を感じる。言葉が軽んじられがちな現代に、その重みを味わってほしい」と話す。
赤阪さんによると、アラスカの先住民クリンギット族のボブさんは、長老たちから「声が独特だ」と認められ、語り部に選ばれた。口承で神話を覚え、「語り」を磨こうと欧州に赴いてボイストレーニングをした経験も持つ。神話のルーツを探って日本を訪れ、アジアとアラスカの民族的なつながりを感じた。また日本人の自然信仰に対して共感し、何度も来日している。
ボブさんの地元では100年前に伝染病がはやり、先住民が避難した際、欧米人が遺品や遺骨を持ち去って博物館などに保管されているという。ボブさんはこれらの返還を求める運動や、荒れ果てた祖先の墓地の清掃活動にも取り組んでいるという。
赤阪さんは親しかった星野さんの死後、星野さんから聞いていたボブさんに会おうとアラスカを訪問した。「ワタリガラス」が世界をつくり、生き物に魂を与えるという神話を語るボブさんの口調や、神話そのものに興味を持った。ボブさんと一緒に、クリンギット族とアイヌがお互いの神話を語って交流する催しを北海道で開いたり、星野さんの思いを次世代に引き継ぐためにアラスカにトーテムポールを建立するプロジェクトを進めたりしてきた。
赤阪さんは「ボブの語りは、演劇のようなパフォーマンスがあり、まるで一人芝居を見ているよう。彼の語る世界にどっぷり漬かってほしい」と話す。
午後7時から、赤阪さんが運営する大阪市福島区鷺洲2丁目の「フォトギャラリー・サイ」で。参加費2500円。事前予約が必要。問い合わせ、申し込みは同ギャラリー(info@photo-sai.com)へ。(染田屋竜太)
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大阪を映画ロケのまちに ”町内会映画”第2弾
2010年11月28日
http://www.nnn.co.jp/dainichi/news/101128/20101128024.html
大阪を“映画ロケのまち”として発信する「大阪スタジオプロジェクト」の第2弾映画「LLAMADA」(ジャマーダ)の試写会が21日、大阪氏北区のビジュアルアーツ専門学校で行われた。
同プロジェクトは、大阪を自主制作映画の“ハリウッド”にしようと、映像クリエーターのTOYOKIさん(42)が提唱。昨年第1弾映画を発表した。
第2弾映画は、TOYOKIさんが拠点を置く平野区がロケ地で、出演者やスタッフ、撮影場所などすべて一般の平野区民が協力した“町内会映画”として制作。ヤクザ社会を舞台に、複雑に絡み合う3人の男の心の葛藤(かっとう)と悲しい運命を描いた。
舞台あいさつでは、映画初出演となる平野区の住民らが「血まみれのシーンが多く大変だった」など撮影の裏話やお気に入りのシーンを紹介。試写会には撮影に協力した平野区民も訪れ、上映後には大きな拍手が送られた。
監督を務めたTOYOKIさんは「一般の人に映画制作の楽しさを知ってもらい、すそ野を広げることが狙い。これからも町内会や商店街単位で映画を作り、大阪が映画制作に理解のあるまちと思われるようになれば」と話していた。
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守り刀などの展覧会
http://www.nhk.or.jp/lnews/osaka/2005340371.html
子どもたちの健やかな成長を願ってつくられた守り刀や国宝の日本刀などを紹介する展覧会が大阪で開かれています。
この展覧会は、全国各地の刀鍛冶でつくる全日本刀匠会などが、伝統の工芸技術を広く知ってもらおうと、大阪・中央区の大阪歴史博物館で開いています。
会場には、古くから受け継がれてきた守り刀や国宝の日本刀、それに現代の名工が鍛えたコンクールの入賞作品など約100点が展示されています。
このうち、ことしのコンクールの総合の部で最優秀に輝いた和歌山県の安達貞茂さんの脇指は、龍が彫り込まれた刀身と漆が塗られたさやの組み合わせが高い評価を受けました。
また、南北朝時代につくられた国宝の「江雪左文字」は、小田原の北条家から秀吉へ、秀吉から徳川家へと、権力の象徴として受け継がれたということです。
会場近くでは、和服と守り刀をテーマにしたファッションショーも開かれ、訪れた人たちを楽しませていました。
この展覧会は来月26日まで開かれています。
11月28日 12時39分
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天神橋筋に古書店増えたで 関大生が29店のマップ作成
2010年11月29日
http://mytown.asahi.com/areanews/osaka/OSK201011280124.html
日本一長いことで知られる天神橋筋商店街(大阪市北区)周辺に近年、古書店が急増している。その実態を関西大学の学生らが調べ、リストアップした29店を手描きの地図にした。今後、地図をもとに古書店同士の横のつながりをつくっていきたいという。
地図を作ったのは、同大学の「社会的信頼システム創生センター地域研究・連携拠点」(同区天神橋3丁目)でリサーチアシスタントを務める同大学院生の松岡慧祐さん(28)と、社会学部4年の池田奈緒さん(23)、川辺陵司さん(22)。
3人は9月ごろ、同センター近くの老舗(しにせ)古書店「天牛書店」の主人に「この辺、古書店が増えたなあ。多いけど、どのぐらいあるのか、わからんわ」と聞き、興味を持った。42年前に同区黒崎町の青空書房が作った近隣古書店マップには、4〜6丁目の6店舗だけで1〜3丁目にはなかった。しかし今回、商店街と付近を歩いたところ29店を確認。調査票を作って聞き取りをした結果、経営者はみな初代で、最近10年に開店したところが多かった。
松岡さんは「古書店は、衣料品店や食料品店と違い、集積するほど、集客効果が上がる。寄席の繁昌(はんじょう)亭が出来て、人通りが増えたことも影響しているようだ」とみる。各店が「映画ポスター専門」「幻想・怪奇小説」「コミック」「近代美術」「演芸」などの得意分野を持ち、すみ分けていることもわかった。
近年の売り上げは景気の影響を受けて減少気味。売り上げの平均2割程度を、インターネット上での販売が占めるという。
地図は池田さんが古書店主らの意見を聞きながら手描きした。「緒方洪庵墓所」「川端康成生誕之地碑」などの史跡や川、橋、通りの名などを書き込み、地図を手に散歩も楽しめるよう心がけた。裏面には29店のコメントと営業日、電話番号を入れた。
3千部作り、無料配布している。問い合わせは同大学リサーチアトリエ(06・6940・4340)へ。(阿久沢悦子)
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■阪大病院 欧州の患者への心臓再生治療
http://www.mbs.jp/news/kansaiflash_GE101129172800410396.shtml
日本の最先端医療を受けるため、患者が来日です。
大阪大学付属病院が行う世界初の心臓再生治療のため、中東とヨーロッパからの男性2人が29日、入院しました。
来日したのはサウジアラビア人(58)とフランス人の患者(57)2人で、共に重い心臓病だということです。
阪大病院では3年前、弱った心臓に自分の足の筋肉細胞を培養してシート状にしたものを貼り付け、心機能を回復させる再生治療を世界で初めて成功させました。
2人はこの治療法を地元のテレビや新聞で知り、治療を受けたいと希望してきたということです。
「先生、日本語で。英語話せない」(通訳)
サウジアラビア人の男性が話すのはアラビア語のみ。
イスラム教徒のため食事にも気を遣います。
「豚肉の入っているのは一切だめ」(通訳)
「“だし”とかそういうのは?」(看護師)
「だめです」(通訳)
病院側も通訳をつけて男性の治療にあたるなど、万全の態勢で治療に臨みたいと話しています。
「日本で初めて発明した世界にない医療。いろんな国の人を助けていきたい」(心臓血管外科 澤芳樹教授)
男性らは12月1日水曜日に足の筋肉から細胞を採取して、培養が成功すれば再来日する予定で、治療費については大学が研究費として負担するということです。
(11/29 19:06)
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イーマで谷口智則さん絵本原画展−ワークショップやライブペインティングも
http://umeda.keizai.biz/headline/927/
梅田の商業施設「E〜ma(イーマ)」(大阪市北区梅田1、TEL 06-4796-6377)で11月26日、「2010 E〜ma’s Xmas Circus 谷口智則絵本原画展」が始まった。
今年9月、フランスの出版社・Le petit lezard社から出版された「PINOCCHIO MARIONNRTTE DE FER」(3,150円)と、11月にBNN新社から出版された「Animal Dreaming〜夢の遊園地〜」(2,520円)。同展では2冊の絵本の世界を「Xmas Circus」と題し、オブジェと原画で一つの世界観を作った。
「PINOCCHIO」は、体が鉄でできたピノキオが毎日操られ続け体がさびてしまい、芝居小屋を追い出される。森を抜け出したピノキオは1人で芸を練習し始める…というストーリー。「普通のピノキオは木でできているが鉄でできていて、操られているから体がさびていくということを表現したかった」(谷口さん)。「Animal Dreaming」は、地球温暖化や森林伐採により住む場所がなくなった8種の絶滅危惧種の動物が登場し、サンタクロースに「夢の遊園地」に連れて行ってもらうという作品。
同館1階南エントランスアトリウムには、ピノキオや動物たちが乗ったサーカスのパレードカーが登場。パレードカー内部には「Animal Dreaming」の原画を展示する。多目的ギャラリースペース「ディーバ」では、「PINOCCHIO」の原画と、操り人形ピノキオのオブジェを展示。27日・28日には、幅約5メートルの壁面を使いピノキオの絵本の一場面を公開制作した。
12月11日には、谷口さんのポストカードや古新聞などを再利用したサーカスフラッグ作りのワークショップを開く。参加費は1,000円で、定員30人。同日、来場者が願い事を書いた紙を貼り付け、巨大なスノーマンを作るワークショップも同時開催。展覧会でよくワークショップを開く谷口さんは「特に子どもは作るものが面白い」と話す。
同12日には、パレードカーの裏面壁を使い、来場者からリクエストされた動物を描き1枚の絵を完成させるライブペインティングも予定する。同23日には、谷口さんのポストカードを使い飛び出すカードを作るワークショップも。ポップアップカード作りは、参加費=1,000円、定員=30人。申し込みは「bookmark bibliotheque」(TEL 06-4799-1333)まで。
期間中、同館地下1階「cafe&books bibliotheque」と地下2階「bookmark bibliotheque」では、絵本やカレンダー、グッズなども販売する。
12月2日からは、香港最大のショッピングモール「ハーバーシティ」でも大規模な展覧会を開催する谷口さん。次回作については、「今年はハイペースだったので、次はゆっくり考えたい」。
開催時間は11時〜21時。12月26日まで
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■阪大病院 欧州の患者への心臓再生治療
http://www.mbs.jp/news/kansaiflash_GE101129172800410396.shtml
日本の最先端医療を受けるため、患者が来日です。
大阪大学付属病院が行う世界初の心臓再生治療のため、中東とヨーロッパからの男性2人が29日、入院しました。
来日したのはサウジアラビア人(58)とフランス人の患者(57)2人で、共に重い心臓病だということです。
阪大病院では3年前、弱った心臓に自分の足の筋肉細胞を培養してシート状にしたものを貼り付け、心機能を回復させる再生治療を世界で初めて成功させました。
2人はこの治療法を地元のテレビや新聞で知り、治療を受けたいと希望してきたということです。
「先生、日本語で。英語話せない」(通訳)
サウジアラビア人の男性が話すのはアラビア語のみ。
イスラム教徒のため食事にも気を遣います。
「豚肉の入っているのは一切だめ」(通訳)
「“だし”とかそういうのは?」(看護師)
「だめです」(通訳)
病院側も通訳をつけて男性の治療にあたるなど、万全の態勢で治療に臨みたいと話しています。
「日本で初めて発明した世界にない医療。いろんな国の人を助けていきたい」(心臓血管外科 澤芳樹教授)
男性らは12月1日水曜日に足の筋肉から細胞を採取して、培養が成功すれば再来日する予定で、治療費については大学が研究費として負担するということです。
(11/29 19:06)
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ジャズ:関西ジャズ界、今熱い 米音楽祭で好評若手5人、神戸で再集結ライブ /大阪
http://mainichi.jp/area/osaka/news/20101130ddlk27040399000c.html
◇きょう開催
不透明な時代に音楽で潤いを−−。関西ジャズ界は有能な若手が多く、彼らを支える動きも活発。今、シーンは結構熱いのだ。
ジャズ発祥の地・米ニューオーリンズでの4月の音楽祭。野外で関西在住の高橋知道さん(29)=サックス▽福代亮樹さん(24)=同▽大友孝彰さん(24)=ピアノ▽宮上啓仁さん(28)=ベース▽斎藤洋平さん(31)=ドラム=が演奏した。「繊細さがいい」と聴衆の米国人(26)。
彼らが再集結するライブが30日、神戸市中央区元町通1のカフェ萬屋宗兵衛で開かれる。主催者は、ハードバップを基調とした「GINGERBREAD BOYS」ベース、権上康志さん(25)。大友さんと斎藤さんもメンバーだ。
売れぬCD、聴衆の少ないライブ。権上さんは「若手が積極的に行動し、シーンを盛り上げたい」。高橋さんと宮上さんも加わる「石田ヒロキ&Friends」なども出演する。
高橋さんと権上さんたちは今年、レーベル「JAZZLAB.RECORDS」から全国デビューCDを発表した。同レーベルは関西唯一の無料ジャズガイド誌発行人の藤岡宇央さん(32)が運営。同世代の奮闘に心打たれ、「彼らの音を記録しよう」と思い立った。午後7時開演。問い合わせは078・332・1963。【河出伸】
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2010年11月30日
アジア太平洋研究所 下妻氏、来年4月設立に意欲
http://www.sankei-kansai.com/2010/11/30/20101130-046671.php
関西経済連合会会長を務める下妻博・住友金属工業会長らが設立を目指すシンクタンク「アジア太平洋研究所(API)」の推進協議会(下妻会長)は29日の臨時総会で、関西社会経済研究所など既存の機関との提携や統合も視野に入れて検討していく方針を確認した。来春に開く総会で、設立するかどうかを含めて最終的に判断する。
APIは当初、昨年秋に設立の可否を判断する計画だったが、今秋に延期した経緯がある。この日の臨時総会で再び判断の先送りを余儀なくされ、設立協議は難航が続いている。
臨時総会後、産経新聞などの取材に対し、下妻氏は「来年4月には設立したい」と不退転の決意を語った。一方で「類似の機能を持つ研究機関もある」「設立後の運営形態が不透明」などと、関経連副会長の中にも慎重論がある。
下妻氏は関西財界でつくる関西社会経済研究所をAPIと統合する構想を練る。あくまで設立にこだわる姿に「(来年5月の任期満了を前に)目に見える成果を残したい、との執念ではないか」(財界関係者)との声も上がっている。
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「ブルガリア映画見に来て」留学生がPR 大阪・西区九条で公開中
2010.11.28 01:48
http://sankei.jp.msn.com/region/kinki/osaka/101128/osk1011280149000-n1.htm
昨年の東京国際映画祭でグランプリなど3冠に輝いたブルガリア映画「ソフィアの夜明け」が大阪市西区九条のシネ・ヌーヴォで公開されており、吹田市の総合研究大学院大学の文化科学研究科(国立民族学博物館)で学ぶブルガリア人留学生、ヨトヴァ・マリアさん(32)が宣伝担当者とともに産経新聞大阪総局を訪れ「珍しいブルガリア映画を見にきて」とPRした。
ブルガリアの首都、ソフィアが舞台。孤独な青年芸術家が美しいトルコ人女性と出会い、希望をつかみとろうとする内容で、同国が抱える課題なども浮かび上がらせている。
ソフィア郊外出身のマリアさんは「ブルガリアといえば、ヨーグルトや大相撲の琴欧洲関くらいしか浮かばないかもしれないけど、人は親切で街も美しい」と強調、「映画でも困っている人を助けようという精神が描かれ、それが明日への希望につながるというメッセージが感動的です」とPRした。
問い合わせは、シネ・ヌーヴォ((電)06・6582・1416)。
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聴衆の出資でオーケストラ公演 小口で広く「大阪方式」
http://www.asahi.com/culture/news_culture/TKY201011290093.html
聴衆からチケット代程度の出資を広く募り、集まりが悪ければ「お流れ」もあり。そんなオーケストラ公演が大阪で始まった。銀行が資金集めの窓口を引き受ける。開催費用を小口に均等割りして募るこの試みを、発案した銀行は「大阪方式」と呼ぶ。楽団支援の新しい仕組みになる可能性もある。
◇
演奏会は来年2月2日に大阪市のいずみホールであり、関西フィルハーモニー管弦楽団を首席指揮者の藤岡幸夫さんが振る。資金集めの窓口は関西フィルのメーンバンク近畿大阪銀行(大阪市)だ。
出演料、ホール代など開催費400万円を座席数とほぼ同じ800口(1口5千円)に分けて10月に募集を開始。振込手数料はかからず、出資に応じて入場券がもらえる。出資のみで入場券不要という選択もできる。
法人・個人335人が応じ、約1カ月で完売した。大口は、50口引き受けた1社のみで、9割以上は1、2口。「支援は広く浅く」という狙いにほぼ沿う結果となった。「経済状況に左右されず文化活動を支える新しい仕組みとして定着させたい」と、近畿大阪銀行の桔梗芳人社長は説明する。
オーケストラ公演には1公演あたり数百万〜数千万円かかり、小口の出資でまかなうにも取りまとめが難しい。日本オーケストラ連盟も「聞いたことがない」と話す。
この企画は、同銀行を傘下に持つりそなホールディングス(HD)の地域貢献活動「リーナル」の一環。今年発足10周年を迎えた同銀行が、創立40周年の関西フィル、開館20周年のいずみホールに呼びかけた。銀行の取り分はゼロだが、「おもろいことをする銀行だから資金運用も任せよう」という新規顧客の獲得に向けた投資と位置づける。
http://www.asahi.com/culture/news_culture/TKY201011290093_01.html
曲目はまだ決まっていない。藤岡さんは「お金を出してくださった方の意見も反映させ、通常の演奏会と違うことを考えたい」という。関西フィルの西濱秀樹事務局長も「大勢の思いを結実させる演奏会にしたい」と語る。
多数の楽団員を抱えるオーケストラは人件費の塊。チケットの売り上げと、演奏を頼まれた時のギャラが収入の柱だが、福祉施設での演奏のように利益を見込めない場合もある。自前の稼ぎでは運営費をまかなえず、公的助成や民間寄付で赤字を埋めているのが実情だ。今回の試みは楽団にとって、公演の資金調達を無償で銀行に外注した形だ。
今回は無事資金が集まったが、同じ手法で企画した大阪交響楽団と関西二期会の歌手が出演する演奏会は、公演を延期した。りそな銀行を窓口に1口1万円で500口募集したが、応募はまだ約100口にとどまる。
同行は開催を優先して企業に100口、200口依頼することも考えたが、それでは従来のスポンサー獲得の仕組みと変わらないので踏みとどまった。「『大阪方式』を定着させるには、ここが我慢のしどころです」。発案した、りそな銀行法人ソリューション営業部の藤原明アドバイザーはそう話す。(星野学)
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展覧会:天王寺谷卓三、初の回顧展 洋画手法で日本の風景追求−−兵庫 /大阪
http://mainichi.jp/area/osaka/news/20101202ddlk27040391000c.html
◇5日まで、芦屋市立美術博物館
大阪市立美術館付設美術研究所で後進の育成に当たった洋画家、天王寺谷卓三(1919〜90)の初の回顧展が、兵庫県芦屋市伊勢町の芦屋市立美術博物館で開かれている。5日まで。
同市出身の天王寺谷は関西洋画壇で活躍する傍ら大阪市教育委員会に勤め、終戦直後から同研究所の開設に奔走した。研究所に通う研究生には写生の重要性を説き、日本各地への写生旅行に引率した。
この展覧会でも「近畿地方」「東北・北陸地方」など題材となった場所ごとに展示を構成。山並みや農山漁村を描いた作品は一見素朴だが、土地の空気や目の前にそびえる寺院の重量感が伝わってくる。ヨーロッパから入ってきた洋画の手法でいかに日本を表現するかを試行錯誤し、日本の風景の表現を追求した画家の生涯をたどることができる。【手塚さや香】
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学生音コン:全国大会 声楽部門大学・一般の部、林さん輝く1位 /大阪
http://mainichi.jp/area/osaka/news/20101202ddlk27040339000c.html
◇「自分の表現で感動を」
「信じられません」−−。横浜市の横浜みなとみらいホールで11月30日に開かれた第64回全日本学生音楽コンクール全国大会(毎日新聞社主催、同市共催、NHK後援、ANA・島村楽器・三菱商事協賛)の声楽部門大学・一般の部で、大阪音楽大4年の林佑子さん(22)=奈良県吉野町山口=が見事、1位に輝いた。
「これまでやってきたことをしっかり出そう」。この一念で舞台に上がった。「自分を信じてやりなさい」。前日、指導教官から届いた励ましのメールが支えだった。みなとみらいホールで歌うのは今夏にあった別のコンクールに続いて2度目。「よく響く会場なので、自然に任せようかな、と」
クラシック好きの父の影響で、幼稚園のころからCDを聴いて育った。小1からピアノを始めたが、声楽の道に入ったのは高校で合唱部に入ってから。当初は伴奏が目標だったが、「歌声の魅力に引かれました」という。24歳の姉と19歳の妹がいる。姉妹ともピアノを弾く。佑子さんの活動のよい理解者だ。
夢は、プロのオペラ歌手。歌詞が分からない人にも「自分の表現で感動してもらえるような、そんな歌手になりたいですね」。【三枝泰一】
◇「何度も結果見直した」バイオリン高校の部、1位の松岡さん喜び
一方、11月29日に同ホールで開かれたバイオリン部門高校の部は、大阪市の相愛高2年の松岡井菜(せいな)さん(17)=神戸市北区筑紫が丘=が1位に輝いた。
「(自分の名前は)ないだろう」と思っていたが、張り出しを見た父が遠くから人差し指を上げて知らせてくれた。「信じられなくて何度も(発表の用紙を)見直しました」と喜ぶ。
昨年は大阪大会3位で全国大会出場を逃したが、今年は1位で勝ち上がって初出場。いつか弾きたかったブルッフの「スコットランド幻想曲」を弾いた。「第1楽章に、ただ悲しいだけでなく哀愁や郷愁が濃く出ている。寒い朝の澄んだ空気の匂いがする曲で、先生も賛成してくれたから」。曲を深く読み込んでの選択だった。
将来の夢は「バイオリニスト兼指揮者」。「佐渡裕とスーパーキッズ・オーケストラ」のメンバーで、「バイオリンはメロディーばかりを弾くけど、音楽を作り上げる指揮者の仕事がより広い」と話す。音楽について語りながらキラリと目が輝いた。【藤田裕伸】
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ホルモン:「春を告げるホルモン」働き、マウスで解明−−理研・近畿大
http://mainichi.jp/kansai/news/20101203ddn002040016000c.html
◇統合失調症など治療ヒントにも
日が長くなることによる「春の到来」を知らせる動物体内のホルモンの働きを、理化学研究所発生・再生科学総合研究センター(神戸市)と近畿大が明らかにした。日照時間の変化は、うつ病に似た症状の季節性情動障害や、統合失調症などに関わるとされ、成果は病気の治療に役立つ可能性があるという。米科学誌「カレントバイオロジー」(電子版)に3日、論文が掲載された。
理研の上田泰己(ひろき)プロジェクトリーダーは08年、ウズラの下垂体の一部に日が長くなると作られるホルモンがあり、春に繁殖を活発にしていることを名古屋大と共同で見つけた。
今回は近大の升本宏平助教とともに、同じホルモンを持つマウスを、1日の日照時間が8時間のグループと16時間のグループに分けて2週間飼育。その後、秋・冬に当たる8時間グループのマウスに対し、夜になるはずの時間に光を当てて、ホルモンと関連した遺伝子の有無や機能を調べた。16時間グループでは活発ではないある種の遺伝子が活性化されてホルモンを作る引き金になり、他の複数の遺伝子が後押ししていることが分かった。
このホルモンはヒトにもあるとみられ、病気に関わっているらしい。上田さんは「日照時間を調節して遺伝子発現を抑えれば、症状を緩和できるかもしれない」と話している。【野田武】
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NMB48、元日に初公演 大阪・難波
2010年12月4日
人気女性アイドルグループ「AKB48」の大阪版「NMB48(エヌエムビーフォーティーエイト)」の初公演が来年1月1日から大阪・難波のNMB48劇場(シアター)で始まると、12月4日、発表された。12歳から18歳の25人が大阪市内のレッスン場で記者会見した。
NMB48は東京・秋葉原のAKB48、名古屋・栄のSKE48に続き、秋元康総合プロデューサーが手がける「会いに行けるアイドル」。オーディションへの7256通の応募から選ばれた第1期研究生25人が初公演を目指してレッスンを続けている。平均年齢は14.9歳。
本拠となる劇場は、ワッハ上方(大阪府立上方演芸資料館)の地下。現在の「base(ベース)よしもと」が移転した跡を転用する。「チームN」として舞台に立つ16人は公演初日に発表される。
ピンクのヒョウ柄の衣装で登場した研究生の山本彩(さやか)さん(17)は「平均年齢が若いので、フレッシュさを出していきたい」と話した。秋元総合プロデューサーは「みんな歌と踊りのスキルが高いので、難易度の高い公演にしました」とビデオでコメントを寄せた。(佐藤圭司)
http://www.asahi.com/kansai/entertainment/news/OSK201012040043.html
ワッハホール消滅の理由がこれですか
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人工網膜で視力回復
http://www.nhk.or.jp/lnews/osaka/2005651521.html
病気で失明した患者の目に人工の網膜を埋め込むことで視力を取り戻そうと進められている大阪大学の臨床試験で、患者が、光を感じ取り机の上に置いた物の位置を認識できるまでに視力を回復できたことがわかりました。
人工の網膜は、縦横7ミリほどの大きさの基盤に電流を流す電極を取り付けたもので、患者の目に埋め込んで使います。
目の代わりとなる小型カメラから、無線で映像を送ると、電極から微弱な電流が視神経に伝わり、患者には物の形を示す、光の点が見える仕組みです。
大阪大学の不二門尚教授らの研究グループでは、目の網膜の細胞が壊れる「網膜色素変性症」で視力を失った女性患者2人に、人工網膜を1か月間埋め込み、効果や安全性を調べました。
その結果、患者は、いずれも光を感じ取ることができるようになり1人は、机の上に置いた茶わんや箸箱の位置がわかるようになるまで視力を回復できたということです。
これまで、数時間だけ人工網膜を埋め込む試験で、光を認識できることは、確認されていましたが、人工網膜を装着したまま日常生活を送り、1か月にわたって効果と安全性を確認できたのは、国内で初めてです。
今回の研究成果について、不二門教授は、「2年後には、より性能の良い新型の人工網膜を使った試験を行う予定で、周囲の物の位置を認識し、つえ無しでも一人で歩けるようにしたい。」と話しています。
12月05日 12時28分
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骨を壊す細胞を制御 阪大、骨粗鬆症の新薬開発へ
2010年12月6日
骨を壊す細胞の動きを制御する新たな手法で骨粗鬆(こつそしょう)症のマウスを効果的に治療することに、大阪大免疫学フロンティア研究センターの石井優准教授らが成功した。新しい作用メカニズムを持つ骨粗鬆症治療薬の開発に道を開く成果で、製薬企業と共同で新薬開発を目指す。米医学専門誌に6日、論文が掲載された。
骨がもろくなる骨粗鬆症は、骨を破壊する働きがある「破骨細胞」が血液中から骨の表面に過剰に移動、接着することで起きる。
現在の主な治療薬は、骨に接着した後の破骨細胞を攻撃するタイプ。これに対し石井准教授らの研究チームは、骨に近づいてきた破骨細胞を血液中に追い返し、寄せ付けないようにする新手法を見いだした。
研究チームは、破骨細胞の動きを制御している特殊な脂質に着目。この脂質からの指令をブロックし、破骨細胞が骨に近づくのを防ぐ物質を骨粗鬆症のマウスに投与した。その結果、何も投与しない場合と比べて骨密度が5割増え、症状をかなり改善できることが分かった。
現在の治療薬は骨の表面に接着した破骨細胞を壊すので、その部分の骨が逆にもろくなることがあるが、こうした副作用も起きないという。異なるメカニズムの薬が登場すれば、新たな治療戦略が可能になる。
石井准教授は「現在の薬よりも早い段階で作用するので、高い効果と安全性が期待でき、画期的な治療法につながる可能性がある」と話している
http://sankei.jp.msn.com/life/trend/101207/trd1012070002000-n1.htm
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>>51
> ピンクのヒョウ柄の衣装で登場した研究生の山本彩(さやか)さん(17)は「平均年齢が若いので、フレッシュさを出していきたい」と話した。秋元総合プロデューサーは「みんな歌と踊りのスキルが高いので、難易度の高い公演にしました」とビデオでコメントを寄せた。(佐藤圭司)
秋元のような東京人はなんでヒョウ柄に固執するんだ?
間違った大阪人像を押し付けられるのはうんざり。
大阪を題材にした曲を作った秋元でさえこんな具合。
東京人の"ヒョウ柄馬鹿"は根深いと思う。
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これはいい名称ですね。
大学を出るまでに、専門科目の他に、英語、統計学などは必ず学んでほしいものです。
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/osaka/news/20101207-OYT8T00095.htm
「グローバルリーダーズ」
進学指導特色校に通称
府教委が来年度、進学実績の高い北野、天王寺など府立高校10校に開設する「進学指導特色校」の通称を「グローバルリーダーズハイスクール」とする方針を固めたことがわかった。橋下知事の意向を受け、進学指導だけでなく、各界のリーダーを育成する目標を強調した。17日の府教育委員会議で正式決定する。
10校に設置される「文理学科」(定員各160人)では、来春入試から府内全域の優秀な生徒を募集し、実験実習設備など最先端の教育環境を整備。共通の学力テスト実施や生徒の短期留学などを計画している。
11月上旬に府教育委員らと韓国の教育現場を視察した橋下知事は「『進学指導特色校』の名称では日本の大学に入ることだけが目標とのイメージがついてしまう。政治や科学技術、色々な分野のリーダーをしっかり養成していきたい」と話していた。
(2010年12月7日 読売新聞)
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ただ、文理学科のような選抜方式が優れているかはよくわかりません。
北野、天王寺、茨木などは、学力、内申点の両方が高い学区内の生徒を育て上げて、国公立大学に送り出してきたことが売りだったはず。
学力だけが高い学生を府内全域から集めて、進学実績が上がるのは当たり前なんだよね。
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>>56
>学力だけが高い学生を府内全域から集めて
その学生のレベルを今まで以上に高めて国際的に通用するようにしたいのでしょう。
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高島屋レストラン街に岡本太郎さんの巨大タイル画−来年3月に復活
http://namba.keizai.biz/headline/1615/
高島屋大阪店(大阪市中央区難波5、TEL 06-6631-1101)のレストラン街「なんばダイニングメゾン」7階エントランスロビーに来年3月、岡本太郎さんのタイル画「ダンス」が飾られることになった。
同作品は、高島屋資料館が所在する高島屋東別館(浪速区日本橋3)1階に、木製パネルで覆われ壁面に固定される形でひっそりと保存されていたモザイクタイル画。縦2メートル35センチ、横3メートル49センチの巨大なもので、38色のタイルを約5万7,400枚使用している。
高島屋大阪店の開業と同時にオープンし「東洋一」といわれた大食堂に飾られていた(1952年〜1969年と推定)もので、同時期に東京日本橋高島屋の地下通路壁面に設置されていたタイル画「創生」と対を成す作品。
2011年は岡本さんの生誕100年の節目で、同店は「TARO100祭」プロジェクトに参加。当時製作に携わったINAX(当時の社名は「伊奈製陶」)の協力を得、同タイル画の修復と蘇生に取り組んでいる。
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東大が天辺なんって変な風潮より、世界は広いんだって教えることは
いいことだよ、ローカルからグローバルが標準になればいい。
東京行ってドメスティック思考で人材が死ぬより
世界相手に勝負すれば、別に基盤はローカルでも何の問題もない事を
高校生に理解させるべきだ。
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2010年12月 8日
草稿や釣り道具...開高健生誕80年展 来年2月、なんばパークス
http://www.sankei-kansai.com/2010/12/08/20101208-046989.php
芥川賞受賞作「裸の王様」などで知られる作家、開高健さん(1930〜89年)の草稿や書簡などを集めた「生誕80年 大阪が生んだ開高健展」が来年2月、大阪市浪速区のなんばパークスで開かれる。開高さんが学んだ大阪市立大学が創立130周年記念として企画した。
大阪市大創立130周年記念で企画
開高さんは大阪市生まれ。大阪市立大卒業後、寿屋(現サントリー)で宣伝の仕事に携わり、昭和32年に芥川賞を受賞した。その後「ベトナム戦記」「オーパ!」などの作品を発表し、ルポや釣り文学などで新境地を開拓。平成元年に食道がんのため58歳で死去した。
同展の会期は2月11〜20日。なんばパークス7階のパークスホールで、草稿などのほか写真や釣り道具、映像資料など約200点を展示する。
初日は、同大の西澤良記学長らが出席するオープニングセレモニーのほか、趣味の釣りで開高さんにゆかりがある、釣り文化協会の來田仁成氏によるギャラリートークを予定。13日には、開高さんと旧制天王寺中学校で同級生だった作花済夫・京都大学名誉教授によるトークも行われる。
午前11時〜午後8時(最終日は午後6時)。入場料は一般・大学生300円。
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2010年12月 8日
タチウオ生態 1月下旬まで公開 海遊館
http://www.sankei-kansai.com/2010/12/08/20101208-047008.php
泳ぐ姿から命名されたともいわれる魚、タチウオ。飼育が難しいことから、実際に泳ぐ姿を見る機会は少ないが、海遊館(大阪市港区)で来年1月下旬まで、その貴重な生態が観賞できる。
公開されているのは、今年11月に和歌山県由良町沖の定置網で捕獲されたタチウオ約40匹。体長は70〜80センチで体色は銀白色。泳ぐスピードは遅く、長い背ビレを波打つように動かしながら“立ち泳ぎ”する姿は実にユーモラス。「体を立てて泳ぐ姿がまるで“剣(つるぎ)の舞”のようだ」と来館者の人気を集めている。
タチウオは食卓ではおなじみの魚だが、体にうろこがないため皮膚が傷つきやすく、長期飼育も難しいことから、水槽越しに観賞できる機会は全国的にも珍しいという。
タチウオは亜熱帯や温帯海域に生息。弱い皮膚とは対照的に歯は鋭く、エサを狙って頭を上にした状態で泳ぎ、通り過ぎる獲物を捕食する。遊泳する姿から「立魚」と呼ばれるが、太刀に似ていることから「太刀魚」とする説など、名の由来には諸説ある。
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2010年12月 7日
現代アートと知的財産 17日、大工大で公開シンポ
http://www.sankei-kansai.com/2010/12/07/20101207-046949.php
知的財産と表現の自由の共存の可能性を探る公開シンポジウム「現代アートと知的財産」が17日、大阪市北区の大阪工業大学大阪センター(梅田サテライトキャンパス)で開かれる。同大の学生が企画、運営するイベントで、一般の参加を呼びかけている。
一般の参加募る
高級ブランドの意匠を利用した作品「バッタもん」で知られる美術家の岡本光博氏と、芸術文化活動にかかわる人たちの自由な表現を支援する活動を行っている作田知樹氏が講演。その後、パネルディスカッションを行う。
当日は午後1時からのプレ企画に続いて、同2時からシンポジウム。同4時から岡本氏らを囲んでティーパーティーを開く。パーティーのみ有料(500円)。問い合わせは同大学知的財産学部事務室(電話06・6954・4425)へ。
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本番に向け最終調整 OSK日本歌劇団ミュージカル
2010年12月8日
http://www.nnn.co.jp/dainichi/news/101208/20101208025.html
昨年で姉妹都市提携30周年を迎えた大阪市とロシア・サンクトペテルブルクの交流事業として10日から上演されるOSK日本歌劇団(大阪市北区)のミュージカルロマン「女帝を愛した男?ポチョムキンとエカテリーナ?」の稽古場(同)に7日、在大阪ロシア連邦総領事館や大阪市の関係者が訪れ、劇団員を激励した。
同作品は小鉢誠治、矢田和也両氏の作、鈴木健之亮氏の演出。18世紀中ごろのサンクトペテルブルクを舞台に、ロシア軍の一兵士だったポチョムキンと女帝エカテリーナの愛の物語を描く。出演は桜花昇ぼる、高世麻央、朝香櫻子、桐生麻耶、緋波亜紀、牧名ことりら。
この日は約90分の作品を通し稽古し、本番に向けて最終調整を行った。同領事館のD・M・カレーニンさんは祖国を題材にした作品を「とても興味深い」といい、大阪市政策企画室理事の西宇正さんは「公演を通し両国の友好がよりいっそう深まるといい。大阪市をホームタウンとするOSKを心から応援している」と声援を送った。
公演は10日午後6時半、11日午前11時半・午後3時・同6時半、12日午前11時半・午後3時。会場は天王寺区の大阪国際交流センター大ホール。
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液晶制御、駆動電力を100分の1以下に 阪大が成功
2010年12月9日
http://www.asahi.com/kansai/sumai/news/OSK201012090044.html
液晶画面を制御する薄膜トランジスタ(TFT)の駆動電力を100分の1以下にすることに大阪大産業科学研究所などのチームが成功した。TFTの基板上にはる二酸化シリコンの膜を独自の手法で薄く均一にして、省電力を実現した。同じような構造をもつシリコン太陽電池の効率向上にもつながる技術という。
米国で開かれている国際電子デバイス会議(IEDM)で、現地時間の7日に発表した。
TFTはガラス基板の上にシリコン、二酸化シリコン、金属を層状に重ねた構造をもつ。シリコン層の上から二酸化シリコンを吹きつけて膜をつくるが、厚くてむらがある膜になり、内部に空洞ができる弱点もあった。
同研究所の小林光教授(半導体材料)らは基板上のシリコン層に高濃度(68%以上)の硝酸をかけ、表面を二酸化シリコンに直接変える方法を考案。厚さが従来の4分の1で、しかも均一な薄膜をつくりだすことに成功した。
TFTは二酸化シリコンの膜が薄いほど、低い電圧で動かせる。いまのTFTは12ボルトで動かしているが、小林さんらのTFTは1ボルトで駆動できた。消費電力は駆動電圧の2乗に比例するため、従来の144分の1に抑えられる。
新手法には120度という低温の条件下で膜をつくれる利点もある。小林さんは「熱に弱い素材で基板をつくれるるようになれば、基板の素材の幅が広がる」と話す。(木村俊介)
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登録有形文化財に「大阪難波のランドマーク」南海ビルなど209件
2010.12.10 16:13
http://sankei.jp.msn.com/life/trend/101210/trd1012101614010-n1.htm
文化審議会(西原鈴子会長)は10日、大阪市中心部にある南海電鉄難波駅のターミナルビル「南海ビル」や大津市の市旧大津公会堂など、28都府県の建造物209件を登録有形文化財にするよう高木義明文部科学相に答申した。登録数は計8348件となる。
南海ビルは昭和7年、大阪市中心部を南北に通る御堂筋の南端に建築。コリント式の壁付円柱とアーチが連続する外壁に、飾り壺などの装飾を配した華やかで格調高い外観が、難波のランドマークとなっている。
主な新規登録物はほかに、村野家住宅主屋など(東京都東久留米市)▽天竜浜名湖鉄道天竜川橋梁など(静岡県浜松市、湖西市、磐田市、袋井市、掛川市、森町)▽佛通寺(ぶっつうじ)多宝塔(広島県三原市)▽旧端出場(はでば)水力発電所(愛媛県新居浜市)−など。
登録有形文化財は、原則として建設後50年が経過し、歴史的景観に寄与していることなどを基準に登録される。
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阪大チーム、バイオ燃料植物の全遺伝子を解読…生産性向上に期待
http://osaka.yomiuri.co.jp/e-news/20101211-OYO1T00150.htm?from=top
環境にやさしいバイオ燃料として期待されている、中南米原産の植物「ナンヨウアブラギリ」の全遺伝子約4万1000個の解読に、大阪大の福井希一教授(遺伝子工学)らの研究チームが世界で初めて成功した。遺伝子の組み換えによる品種改良が可能になり、同燃料の生産性を向上させることができるという。13日の英国の科学誌「DNAリサーチ」電子版に掲載される。
バイオ燃料では、トウモロコシなど食用の作物も利用されているが、価格の高騰を招くという問題がある。チームは、ナンヨウアブラギリが脂質を多く含む一方、食用ではなく、自動車などの産業用油として使用されている点に着目。ただ、脂質の生産性は低く、生産性を上げるには全遺伝子の解読が必要だった。
チームは、レーザーなどでDNAの塩基配列を突き止め、脂質の合成にかかわる遺伝子の働きなどを明らかにした。福井教授は「半乾燥地域でも育ち、広い範囲で栽培できる。大きなエネルギー源になると思う」という。
(2010年12月11日 読売新聞)
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入学時の給付型奨学金制度を新設 大阪大学
http://www.asahi.com/kansai/sumai/news/OSK201012110027.html
大阪大学は2011年度以降の新入生を対象に、入学金にほぼ相当する25万円を給付する奨学金制度を新設すると発表した。対象は一般入試(前期日程)の合格者のうち、入試の成績が優秀で経済的な困難を抱える学生40人。09年5月に設立した「大阪大学未来基金」から拠出する。
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2010年12月12日
【こんにちは研究室 大阪大学】理学研究科宇宙地球科学専攻 土山明教授(56)
http://www.sankei-kansai.com/2010/12/12/20101212-047185.php
小惑星探査機「はやぶさ」が、6月に宇宙から持ち帰った微粒子の初期分析を担う研究チームのリーダー。地球が属する太陽系が生まれた瞬間や、惑星が形成されたプロセスで一体何が起きていたのか−。天文学と物質科学が、解明を目指すテーマだ。
イトカワの微粒子 分析進める
はやぶさは、地球から3億キロ離れた小惑星「イトカワ」に2回着陸、持ち帰った微粒子がイトカワのものであることが期待されていたが11月中旬、その夢が実現した。天体の表面で物質の採取に成功したのは、月以外では初めてといい、「ようやくわれわれの出番が来た」と武者震いする。
太陽系には、惑星になりきれなかった小天体が無数にあり、主に火星と木星の間に存在する小天体が小惑星と呼ばれている。天体は太陽系の初期の情報を残しているが、惑星のように大きくなると、物質はとけてしまう。一方、小惑星や彗星(すいせい)の物質は、隕石(いんせき)や1ミリより小さい宇宙塵となって地球に降ってくるという。
このため、小天体が、太陽系の経験した形成プロセスを知るほぼ唯一の手がかりといえる。「地球に落ちてきた物質だけを調べていても、地球上の酸素にさらされたり、動植物に汚染されたりしている可能性があり、限界がある」とし、「物を採取してきて比較しないといけない。はやぶさのような探査機の役割はいっそう大きくなる」と強調する。
微粒子の分析は、エックス線や電子線、イオンビームなどを当てて鉱物の種類や元素・同位体組成などを明らかにし、それらを天文データから推定される物質と比較していく。宇宙線の影響がみられたり、地球上の原子と同位体の比率が違ったりすれば、微粒子がイトカワ由来だと断定できる重要な手がかりになる。
米国や旧ソ連が月から石を持ち帰ったことで、月の表面はかつてマグマの大海だったことや、クレーターが隕石の衝突痕であることが分かるなどの大発見につながった。はやぶさによる微粒子採取と分析も、それらに匹敵する研究成果のもとになる可能性があり、期待は膨らむ。
冥王星が「惑星」でなくなり、「太陽系外縁天体」に“格下げ”されたのは記憶に新しい。「天体の分類は実はまだあやふや。われわれは太陽系のことすらよく知らないと気付かされる」
イトカワの微粒子の分析が進めば、少しでも太陽系への理解が深まるはずだ。(南昇平)
つちやま・あきら
昭和29年、京都府出身。東北大理学部卒、東京大大学院理学系研究科地質学専門課程博士課程修了。米航空宇宙局研究員、大阪大理学部助教授などを経て平成13年から大阪大大学院理学研究科教授。
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シンポジウム:「大阪万博40周年の検証」 大阪で開幕
http://mainichi.jp/kansai/news/20101213ddf041040028000c.html
シンポジウム「大阪万博40周年の検証」(大阪大学21世紀懐徳堂主催、大阪大学総合学術博物館協力、日本万国博覧会記念機構、毎日新聞社後援)が12日、大阪市北区の毎日新聞オーバルホールであった。市民ら約360人が参加。大阪万博(70年)から40年がたち、「大阪の街は進歩し、調和したか」をテーマに議論した。
万博テーマ館サブプロデューサーを務めた作家の小松左京さんが、インタビュー映像で開催までの経緯と大阪万博の意義を指摘。パネルディスカッションでは、大阪大の鷲田清一総長や万博マニアの歌手・嘉門達夫さんらが、意見を交わした。
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小児の心臓移植 国循と阪大病院タッグ 共同で医師団編成
http://www.sankei-kansai.com/2010/12/14/20101214-047255.php
2010年12月14日
7月の改正臓器移植法施行で15歳未満の小児の臓器提供が可能になったことを受け、国立循環器病研究センター(国循、大阪府吹田市)と大阪大付属病院(同市)は、小児の心臓移植を協力して行うことで合意した。どちらの施設で移植を行う場合でも、共同で医師団を編成して対応する。小児からの移植は国内でまだ例がなく、成人とは違う難しさもあるため、相互に連携して成功を目指す。
小児の心臓移植は、先天性心疾患の患者に行う場合は手術が複雑になり、高い専門性が要求される。また、移植後の免疫抑制剤の使用に伴う発がんの可能性が高いなど、術後の管理にも難しさがある。
国循は、小児の心臓病治療で国内有数の実績を持つ。一方、総合病院の阪大は心臓病だけでなく、がん治療などで幅広い経験がある。大阪大医学部付属病院
両施設は同市内の近接地に位置し、人的交流もあることから、協力態勢を敷いて臨むことにした。
小児の心臓移植を行う際には、両施設の心臓外科、小児科、移植部門の医師らが共同でチームを編成。移植施設側に医師を派遣し、最適な方法を協議するなどして、臓器摘出から移植手術、術後管理までを協力して行う。
国内で小児の心臓移植を実施できるのは国循、阪大病院、東大付属病院の3施設。現状では提供者が少なく、実施は年間数件にとどまると予想されており、国循と阪大病院は限られた経験を共有し、小児移植を軌道に乗せたい考えだ。
両施設は平成11年、臓器移植法に基づく国内初の脳死移植が行われた際、阪大病院での心臓移植手術に国循が協力し、成功した経緯がある。
国循の市川肇小児心臓外科部長は「より多くの目でチェックして、知恵を出し合い、ベストチームで臨みたい」、阪大病院の福嶌教偉(のりひで)移植医療部副部長は「スタッフや知識を補い合い、経験を深めることは大切だ」と話している。
小児の臓器移植 7月の改正臓器移植法全面施行で臓器提供の年齢制限が事実上撤廃され、15歳未満の小児からの脳死後の臓器提供が可能になった。移植で海外へ渡航せざるを得なかった重い心臓病の小児にとって、国内での移植に道が開かれた。だが大人と比べて提供者が少なく、移植待機中に必要な、小児用の補助人工心臓が国内で未承認など実現への課題は多い。虐待を受けた小児からの臓器提供は禁止されている。
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大阪進出 生き残りかけ立命攻勢 地元・茨木は全面支援
http://www.sankei-kansai.com/2010/12/16/20101216-047338.php2010年12月16日
立命館大学にとって初の大阪進出となる平成27年度の茨木新キャンパス開設をめぐり、関係先からさまざまな反応が見え始めている。街の活性化が見込める地元の自治体や経済界は「市をあげて歓迎したい」(野村宣一・茨木市長)と全面支援の意向を示す一方、近隣のライバル大学は動向に目を光らせつつ、当面静観の構えだ。進出の背景には、少子化時代の熾烈(しれつ)な学生獲得競争もうかがえ、専門家は「どれだけ新しい魅力をアピールできるかがカギ」とみている。
□双方にメリット
「関西の中心地へのアクセスの良さを生かし、ビジネスや行政と連携した研究活動が展開できる。近畿圏内から通学を希望する学生にとってもメリットが大きい」。11月26日、茨木市役所を訪問した学校法人立命館の川口清史総長は、大阪進出の意義を強調した。
「関関同立」の中で同志社とともに京都に拠点を置く立命館にとって、今回の進出には、大阪以西をはじめ近畿圏一帯からの学生獲得や、産学・官学連携強化への期待感がある。
迎える茨木市も「良好な協力関係を築き上げながら、魅力と活力ある都市づくりに取り組む」(野村市長)と表明。道路や近隣公園、市街地の整備など、関連事業として60億円規模の支援策を検討している。茨木商工会議所の木村正文専務理事は「建設事業や1万人規模の学生の消費などの直接的効果だけでなく、茨木のイメージアップにもつながる」と期待を込める。
□新イメージに成否
先進的な大学改革で知られる立命館だが、少子化の波は業界全体に容赦なく押し寄せている。志願者数は、16年度入試の約10万5千人に対し、22年度入試は約7万7千人に減った。
「大阪進出の成否は、いかに新たな魅力を創造できるかがカギだ」と、代々木ゼミナール大阪南校進学相談室の担当者。「立命館の知名度は全国区だが、京都にある大学というイメージは強い。新キャンパスの魅力のアピールとともに、地域との良好な連携も重要だ」とみている。
近隣ライバル大、当面静観
一方、近隣のライバル大学には大きな脅威となる。
関西大学は、立命館の進出予定地の南西に千里山キャンパス(吹田市)を構えるほか、今年4月には北東側の高槻市に、全国初の社会安全学部を擁する高槻ミューズキャンパスを開設。立命館を挟んで迎え撃つことになる。
関大は「今はまだ推移を見守る段階」(広報課)と、当面は静観する方針。ただ「他大学の動向よりも、高槻キャンパスで1〜4年生がそろい、2千人規模となる25年度に向け、地域へ根付くことを目指したい」とし、一歩先んじた地域密着の取り組みで地歩を固める構えだ。
「魅力高める経営努力が大事」
関西の私大がキャンパスや学部を相次ぎ新設する背景には、大学全入時代を迎え、生き残り競争が激化していることがある。
日本私立学校振興・共済事業団の志願動向調査によると、四年制私大の定員割れは、平成17年度まで全体の30%前後だったが、20年度は47%(266校)に増加。22年度は不況による高卒の就職難で志願者数が増えたことなどが影響し、38%(217校)に減ったものの、依然厳しい経営環境が続いている。
定員の充足率は、近畿では大阪、京都、兵庫は100%超だが、22年度の大阪は前年度と比べてやや低下した。各大学が拡大路線に走り、過当競争になりつつある様子がうかがえる。
同事業団の担当者は「学生のニーズに合った学部や利便性のいいキャンパスの新設など、大学の魅力を継続的に高めていく経営努力が大事」と話している。
立命館の大阪新キャンパス 立命館は、JR茨木駅から徒歩約5分のサッポロビール大阪工場跡地(茨木市岩倉町)約12・2ヘクタールを190億円で取得。既存学部を移設し、平成27年4月の開設を予定している。面積は衣笠キャンパス(京都市北区)とほぼ同規模で、具体的な使用学部は未定だが、学生数1万〜1万2千人の規模になるとみられている。
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2010年12月18日
大阪芸大生 精巧な「根付」 高円宮殿下記念コンペ内覧会
http://www.sankei-kansai.com/2010/12/18/20101218-047439.php
大阪芸術大学(河南町)のグループ校生が制作した根付作品を展示する「第2回高円宮殿下記念 根付コンペティション記念展」の内覧会が17日、高円宮妃久子さまをお迎えして、大阪市福島区の同大学ほたるまちキャンパスギャラリー(堂島リバーフォーラム3階)で開かれた。
根付は、江戸時代に印籠やたばこ入れなどの提げ物を腰帯からつるす際の留め具として普及。精巧な彫刻が施されているものが多く、木や牛の角、サンゴなどが素材として使われている。
久子さまは、亡くなられた高円宮憲仁さまとともに世界有数の根付コレクターとして知られ、同大の客員教授として学生を指導されている。今年はグループ校の学生56人から72作品の応募があり、11月1日に行われた審査会で、高円宮賞、学長賞、特別優秀賞など入選作品18点が選ばれた。
学生と歓談した久子さまは「手彫りの根付はときがたつほどぬくもりが出てきます」などと述べられた。
会場には、学生の応募作品のほか、久子さまの根付コレクション127点が特別展示されている。展覧会は24日まで。問い合わせは同キャンパス(電話06・6450・1515)。
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2010年12月18日
乳児異常心拍に カテーテル手術 大阪市立総合医療センター国内初
http://www.sankei-kansai.com/2010/12/18/20101218-047465.php
大阪市立総合医療センター(都島区)は18日、心拍数が異常に多い重症頻拍(先天性接合部頻拍)で入院していた生後6カ月の女児に、体内に入れたカテーテル(細い管)の熱で心臓の異常な筋組織を除く手術を行い、根本的に治療することに成功したと発表した。乳児に対するこの手術が成功したのは国内初で、世界的にも珍しいという。
重症頻拍は心臓を拍動させるのに必要な刺激が正常に伝わらず、心拍数が異常に多くなる不整脈の一種で、特に乳幼児は重篤化しやすい。治療方法は症状を抑制する薬物治療と根本的に治療するカテーテル手術に大別されるが、薬物は副作用を、手術は合併症を引き起こす危険性があるという。
会見した小児不整脈科の中村好秀部長は「乳児は血管が細く心臓も小さいため、カテーテル手術はほとんど行われていない。今回の成功は、将来的に大きな希望をもたらすと思う」と話した。
同センターによると、治療を受けたのは長野県駒ケ根市の塩澤茉莉ちゃん。母親の妊娠後期に重症頻拍と診断され、母体を通じて頻拍数を抑える薬物治療を受けた。出生後も抗不整脈薬を投与されていたが、血圧低下や心機能の悪化などが起き、根本的な治療が必要と判断され今月3日、長野県内の病院から同センターにヘリコプターで搬送されていた。
同センターで6日と10日に、太ももの付け根などから静脈にカテーテルを挿入し、その先端から高周波電流を流して心室と心房の間にある異常な筋組織を熱で除去する「カテーテル心筋焼灼(しょうしゃく)術(アブレーション治療)」を受けた。その後、再発や合併症はないという。
普通の生活 夢のよう 両親会見
「普通の生活をさせてあげられる。夢のようでうれしい」―。長女、茉莉ちゃんの退院に合わせて両親が18日、大阪市立総合医療センターで会見。母親の教員、綾乃さん(39)は腕に抱いた茉莉ちゃんを笑顔であやしながら喜びを語った。
綾乃さんは「おなかにいるときからよく動いていたので、病気だとは受け止められなかった」と振り返った。茉莉ちゃんは6月に2680グラムで出生し、心拍数は通常の倍近い200以上あった。出生後間もなく、投薬の副作用で血圧が急激に低下するショック症状も起きたという。
その後、治療を受けていた長野県内の病院の医師から、小児科でカテーテル手術を実施している同センターを紹介された。リスクを伴う乳児への手術。
父親の団体職員、真洋さん(35)は「心配はしたが、迷いはなかった。点滴を受け続けるのはかわいそうだったので、チャンスがあるならそれに託してみたいと思った」と言う。
困難な手術を乗り切ったわが子をみつめながら、綾乃さんは「この子が一番頑張ってきた。おりこうさんだねと声をかけたい」と語りかけた。
会見に同席した中村部長は「手術の成功は、安定した状態で早期の手術を決断したご両親の勇気と決断が大きかった」と話した。
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大阪府大に「宇宙科学技術研究センター」 小型衛星開発目指す
http://osaka.yomiuri.co.jp/e-news/20101216-OYO1T00727.htm?from=newslist
大阪の町工場が手がけた小型衛星「まいど1号」の設計・開発に協力した大阪府立大に、小型衛星の開発を目指して五つの研究分野が連携する「宇宙科学技術研究センター」が発足した。小型衛星開発に絞った全国初のユニークな学部横断組織で、関係者は「まいど1号が火をつけた関西の宇宙開発の機運をさらに盛り上げたい」と意気込んでいる。
同大学では、工学研究科の「小型宇宙機システム研究センター」が、まいど1号の設計や管制業務の一部を担当。その成功を受け、独自の小型衛星の開発に乗り出した。
新センターは、理学、工学、生命環境科学、総合教育研究、産学官連携の5分野で構成。細かい地形まで分析できる高性能カメラを搭載した小型衛星を開発し、洪水被害や海洋汚染、土地開発の現状などを調べ、衛星を持たないアジア諸国に情報を提供することなどを検討する。宇宙天文観測や地上の植生、災害などの監視、無重力下での生命科学実験なども目指す。17日に開所式典を開き、来年には市民講座も予定している。
センター長を務める大久保博志教授は「第一線の研究者が集結し、小型衛星の展望が一気に広がった。学外とも連携を深め、できるだけ早く開発計画を具体化したい」と話している。
(2010年12月16日 読売新聞)
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「ピピピッ」さえずるマウス、阪大教授ら遺伝子操作で作製
http://osaka.yomiuri.co.jp/e-news/20101221-OYO1T00180.htm
「ピピピッ」と小鳥のさえずりのような鳴き声を出すマウスを、大阪大生命機能研究科の八木健教授と内村有邦・特任研究員らのグループが作り出した。一緒に飼育すれば、普通のマウスの鳴き声が変化することも確認。言語の進化を探る新しい実験モデルとして期待される。
内村研究員らは、進化の過程を調べるため、突然変異が起こりやすいよう遺伝子操作したマウスを用いて実験。その3世代目で、小鳥のようにさえずるマウスが誕生し、「シンギングマウス」と名付けた。のどの一部がやや細く、同じ形質が子孫に引き継がれることも確かめた。
マウスは痛みを感じた時などに「チュウ」と鳴くが、通常は人に聞こえない超音波で鳴く。一方、このマウスの鳴き声は人に聞こえる音域に限られ、生後2〜6か月の思春期に最も頻繁に鳴くとわかった。人で方言がうつるように、このマウスと一緒に育つと、普通のマウスも超音波の鳴き声をあまり出さなくなった。
サルから人への進化では、のどの形が変わったことも言語獲得のうえで重要だったとされ、内村研究員は「新たな発声がどんな社会行動を伴うのか、周囲にどう影響するのかなどを解明できれば、哺乳類の言語の進化の手がかりをつかめるかも知れない」と話す。
(2010年12月21日 読売新聞)
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サントリーミュージアム 26日閉館 美術館の存続険し
http://www.sankei-kansai.com/2010/12/22/20101222-047638.php
2010年12月22日
現代アートから印象派まで、多彩な展覧会を開催してきたサントリーミュージアム「天保山」(大阪市港区)=写真=が26日閉館する。来館者数が減少し、運営費もかさんだため、サントリーホールディングスは閉館を決め、今年度末には大阪市に建物を寄贈する。ただ、大阪市立近代美術館の建設計画やコスト面の問題などから、建物が美術館として活用され続ける可能性は少なそうだ。
寄贈先・大阪市 コスト高懸念
「トリスを飲んでハワイへ行こう!」キャンペーンで最初のウイスキーブームをつくり、30年近くも減り続けてきたウイスキー需要を「ハイボール」で復活させたサントリー。現在、同ミュージアムで開催されている“最後の”展覧会「ポスター天国 サントリーコレクション展」で紹介されている500点からは、商品の価値をいかに消費者に訴求するかを考え続けてきたサントリーの強い思いが伝わってくる。
同ミュージアムのコレクション2万点はすべて大阪市に寄託され、大阪・中之島で平成28年度中の開館を目指す市立近代美術館での活用が決まった。だが、運営費などとしての7億円とともに、サントリーから寄贈される建物の活用は、市の公募によって決まる民間事業者のアイデア次第だ。
サントリーがミュージアムの閉館を決めたのは、当初年間150万人を見込んだ来館者が70万人程度にまで減少しているためで、年間数億円に上る赤字は大きな負担となっていた。
美術館の運営には収蔵品を劣化させないための空調管理や人件費などで出費がかさむ。来年早々に行われる建物活用のアイデア募集を前に「民間事業からの問い合わせはいくつかある」(大阪市臨海地域活性化室)。しかし、近代美術館の建設計画が進む中、経費のかかる美術館としての活用は「市に払う建物の使用料どころか、光熱費さえまかなえない」(関係者)可能性も指摘される。
市では家族連れの来館者が多い海遊館との相乗効果を考えており、「美術館としての活用にはこだわっていない」(臨海地域活性化室)。サントリー側が期待する、同ミュージアムが再び美術館として活用されることによる文化振興への寄与は難しそうな情勢だ。
サントリーミュージアム「天保山」 平成6年11月、サントリーが80億円をかけて開館。ギャラリーだけでなく、巨大な3Dシアター「IMAXシアター」などを備え、ピーク時の7年には101万人が訪れた。海にせり出すような建物は建築家、安藤忠雄氏の設計で、海遊館とともに天保山に独特な景観を築いている。24年度から大阪市立近代美術館が開館するまでは、ギャラリーの一部で同美術館用の収蔵作品が展示される。
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大阪大開発のがんワクチン治験へ…製薬2社が来月にも
http://osaka.yomiuri.co.jp/e-news/20101222-OYO1T00377.htm?from=newslist
大阪大などが開発したがんワクチンについて、大日本住友製薬(大阪市)と中外製薬(東京都)は21日、薬事法に基づいて安全性や効果を確認する治験(臨床試験)を来年1月にも始めると発表した。体の免疫機能を高めてがん細胞を攻撃させる治療法で、体への負担が軽く、副作用も少ないとされている。
がんワクチンは、杉山治夫・大阪大教授らが開発した「WT1」。がん細胞の表面だけで活性化しているたんぱく質WT1から、免疫細胞が攻撃対象として認識する部分をワクチンとして人工的に合成し、がん患者に注射する。杉山教授らは学内の倫理委員会の承認を得て2001年から臨床研究を実施。白血病や肺がんなどの患者約500人に投与した。
今回の治験は、病状が進むと白血病になる血液細胞のがん「骨髄異形成症候群」が対象で、数か所の医療機関で約60人にワクチンを投与する。両社は新薬承認を目指しており、「今後は他のがんにも治験の対象を広げたい」としている。
米国立がん研究所が昨年発表したがんワクチン研究の総合評価では、WT1が75種類の候補物質中第1位となった。
(2010年12月22日 読売新聞)
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骨壊す細胞、働き阻止する方法開発 阪大准教授ら
http://osaka.yomiuri.co.jp/e-news/20101224-OYO1T00827.htm
骨粗しょう症で過剰に働く破骨細胞を骨に寄せ付けなくして骨を守る方法を、大阪大の石井優・准教授らが開発した。副作用の少ない治療薬の開発が期待できるという。
破骨細胞は、骨に取り付いて古くなった骨を壊す働きがある。骨を作る骨芽細胞とのバランスが崩れると、骨粗しょう症になる。
研究チームは、破骨細胞が血管内と骨の間を行き来していて、「スフィンゴシン1リン酸(S1P)」という脂質が動きを調節していることに注目。マウスの骨を調べたところ、S1P濃度が高いと、破骨細胞の表面にあるスイッチが働いて骨に取り付くことがわかった。スイッチを働かなくする化合物を血液に入れると、骨に付かなくなり、骨粗しょう症のマウスでは骨密度が1・5倍に改善した。
現在は、骨に取り付いた破骨細胞を攻撃する薬が使われているが、骨自体がもろくなる副作用がある。研究チームは製薬会社と新薬の開発を進めており、「5〜10年後には治療できるようにしたい」としている。
(2010年12月24日 読売新聞)
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「地域文化に貢献」 サントリーミュージアム26日閉館
2010年12月25日
http://mytown.asahi.com/areanews/osaka/OSK201012240174.html
逆円錐(えんすい)形の特徴的な外観で知られるサントリーミュージアム「天保山」(大阪市港区)が26日、休館する。サントリー創業の地の大阪で1994年に開館し、来館者は延べ1149万人にのぼる。同館が果たした役割や美術館経営の難しさを、大森幸子支配人(57)に聞いた。
――26日で16年の歴史に幕を下ろします
「作品を見た後、展示室から見える大阪港に沈む夕日が好きだった」という声も多く、お客様に支えられた16年間に今は感謝するばかりです。建物は市に寄贈、2万点のポスターコレクションは市に寄託します。地域活性化につなげていただければと考えています。
――ミュージアムが果たした役割をどう考えますか
ポスター展のほか、絵画、工芸、写真などを集めた83の企画展を開きました。漫画家のアシスタントや現代アートの作家本人を招き、子どもに作品作りを教えるワークショップも開きました。地域の文化振興に貢献し、一定の評価をいただいたと思います。
――なぜ休館することになったのでしょうか
開館当初、年間入場者数を150万人と見込んでいましたが、今年は85万人。年間数億円の赤字でした。社会貢献活動に当てられる資源は限られていますので、今後は環境分野に力を注いでいこうという方針になりました。大阪のみなさんには、申し訳ないという思いです。
――全国的に美術館の運営は厳しいと言われます
美術館は公立であれ私立であれ、地域の理解と支援があって初めて充実します。どうしたら市民に喜んでもらえるかという「わが町の美術館」である意識も重要です。私たちは7、8年前から子ども向けのワークショップに力を入れ、その子どもが大人になることでファンを増やそうとしてきましたが、開館当初から取り組む必要があったかもしれません。(島脇健史)
◇
同館所蔵の「グランヴィル・コレクション」など約500点を展示した「ポスター天国 サントリーコレクション展」は26日までの午前10時半〜午後7時半(入場は同7時まで)。大学生以上500円。問い合わせは同館(06・6577・0001)へ。
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「にらみ鯛」取り付け 文楽劇場 迎春ムード
2010年12月25日
http://www.nnn.co.jp/dainichi/news/101225/20101225019.html
大阪市中央区日本橋1丁目の国立文楽劇場で24日、伝統の正月飾り「にらみ鯛(だい)」の取り付けが行われ、初春公演に向けて劇場内の迎春準備を整えた。
にらみ鯛は、戦前まで上方劇場の新春の風物詩として掲げられていたが、その風習は途絶えていた。1985年、同劇場が開館して初めて迎える正月に復活させた。
全長約3メートル、重さ約15キロの張り子のタイを劇場スタッフがワイヤーでつり上げ、2体を中央へ向いてにらみ合うように設置。真ん中には、今年鎮座1150年を迎えた石清水八幡宮(京都府八幡市)の田中恒清宮司が来年のえと「卯(う)」の1文字を揮毫(きごう)した大だこが据えられた。
初春公演初日の1月3日には、鏡開きに地元の黒門市場から本物のタイも運ばれ、初芝居を盛り上げる。
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サントリーは裏切り者
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住友は裏切り者
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阪大病院での腎肝同時移植手術が残念ながら失敗したようです。
今後、メディアや官僚などがタッグを組んで大阪批判を展開して来る可能性があります。
厳重に警戒してください。
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>>61
サントリーは大阪に美術館と美術品と数億円寄付したのに?
>>62
秘密のケンミンSHOWのスポンサーが住友生命なので、
私も住友は嫌い。
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>>63
私は中島みゆきのファイトのフレーズを思い出しました。
ファイト!闘う君の唄を
闘わない奴等が笑うだろう
ファイト!冷たい水の中を
ふるえながらのぼってゆけ
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>>84
サントリーは、天保山以上に赤字の東京のミュージアムを助ける為に
大阪のミュージアムを切り捨てたとの情報が以前出ていました。
真偽は不明ですが、東京のサントリーミュージアムが大阪以上に赤字らしいというのは事実のようです。
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凄いの見つけたww
http://ihp.lolipop.jp/
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>>84
閉館するとはいえ、そういう姿勢は素晴らしいと思いますね
そういや安藤氏はどう思ってらっしゃるのでしょうか。流石に閉館について
厳しいことを言ってなかったような…。是非、言って頂きたかったですが
おっしゃっていたら申し訳ありません
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サントリーの方を持つわけではないですが、サントリーミュージアムの閉館はやむを得ない面もあるかもしれません。
ただえさえ中ノ島の国立美術館に食われて年々入館者が減っている中に、
大阪市までもがその中ノ島に美術館の構想を発表したのですから。
中ノ島というより立地のいい場所に、公営の美術館を2つも作られてしまっては、
ベイエリアで民営では成り立たないと思われるのも無理もない話でしょう。
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亡くなられた女性にはお悔やみ申し上げます。
阪大はどうしてこういう事が起きたのか徹底的に調査して包み隠さず公表して欲しい。
それが亡くなられた女性へのせめてものお悔やみでしょうし、それが医学の発展に繋がると信じます。
「肝腎同時移植」患者、肝移植後に死亡 阪大病院
http://www.asahi.com/kansai/news/OSK201012270009.html
大阪大病院は26日、脳死による臓器提供では国内初の肝臓・腎臓同時移植となる予定だった患者が同日午前、肝臓を移植した後、腎臓移植をする前に死亡した、と発表した。
大阪大病院や日本臓器移植ネットワークによると、患者は生体肝移植後の肝不全と腎不全を患う10歳代の女性。肝臓と腎臓は藤田保健衛生大病院(愛知県)で脳死と判定された成人患者から25日に摘出され、大阪大病院に運ばれた。26日午前4時半ごろに肝臓移植手術が終了した。その後に容体が急変し腎臓移植を断念。患者は集中治療室に搬送されたが、同5時40分に死亡したという。
提供された腎臓は、改めて移植を受ける患者を選び直し、藤田保健衛生大病院の40歳代の女性に移植された。
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さよならサントリーミュージアム、16年の歴史に幕 建物は大阪市へ
http://osaka.yomiuri.co.jp/e-news/20101227-OYO1T00166.htm?from=newslist
ポスターや家具など生活に密着した芸術を発信してきた複合文化施設「サントリーミュージアム天保山」(大阪市港区)が26日閉館し、16年の歴史に幕を下ろした。来場者減少による採算悪化が原因で、建物は来春、大阪市に寄贈されるが、具体的な活用方法は決まっておらず、来場者からは惜しむ声が相次いだ。
1994年11月に開館。建築家の安藤忠雄さんが設計し、ポスター約2万点を所蔵。しかし、来場者は95年の101万人をピークに低迷し、昨年も約70万人で、年間数億円の赤字だった。
大阪市は来年3月以降、建設計画の進む市立近代美術館が完成するまでの間、所蔵品を展示する予定だが、そのほかは未定という。
ポスター展開催中のこの日は、普段の約3倍の約6000人が来場。堺市北区、同市職員永原達也さん(59)は「何度も足を運んだ。関西から文化の薫りが薄れてしまうようで残念」とさみしがっていた。
(2010年12月27日 読売新聞)
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2010年12月27日
【回顧2010】〈古典芸能〉 多彩な公演 歌舞伎ファン急増
http://www.sankei-kansai.com/2010/12/27/20101227-047796.php
関西の歌舞伎が本格的に再興の兆しを見せた今年。京阪でほぼ毎月のように歌舞伎が上演され、おおむね観客動員は好調。9月の南座「義経千本桜」のように海老蔵人気で立錐(りっすい)の余地もない大入り公演もあった。
原因はいくつか挙げられる。4月に東京の歌舞伎座が建て替えのため休館。「團菊祭」の松竹座での引っ越し公演に象徴されるように出演者が多彩となり、全国からファンが関西にやってきた。さらに海老蔵に代表されるスターの登場、大阪城を背景に行われた勘三郎の平成中村座公演など、従来のファン以外の人たちが歌舞伎に注目したことも大きい。7月には「関西・歌舞伎を愛する会」の30周年記念公演が松竹座で開催。歌舞伎低迷の時代から地道に活動を続けてきたことも実を結びつつある。
9月に上本町に新開場した新歌舞伎座でもこけらおとしは二十一世紀歌舞伎組の歌舞伎公演。来年9月にも勘三郎らの出演で歌舞伎が予定されている。
そんななか、師走の顔見世直前に起こった“海老蔵事件”は、歌舞伎のイメージダウンとなったことは否めない。しかし代役を勤めた仁左衛門、愛之助らの心意気こそ、歌舞伎を救うものとなった。
文楽は、平城遷都1300年にちなんで4月、国立文楽劇場で「妹背山婦女庭訓」を通しで上演。文楽の底力を感じさせる舞台であった。
能狂言では大阪の観世流シテ方の大槻文蔵が主宰する自主公演能が500回を迎えた。テーマ性を掲げた能の公演は画期的で、能の普及に大きな功績があった。一方、伝統の世界に革新と新風を吹き込んだ大蔵流狂言師、茂山千之丞さんが87歳で急逝。亡くなる直前まで舞台に立ち続けた見事な生涯であった。
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来年もツキますように 落語家ら繁昌亭前で餅つき大会
http://www.asahi.com/kansai/entertainment/news/OSK201012280051.html
来年もツキますようにとの願いを込め、上方落語協会の落語家らが28日、大阪市北区の天満天神繁昌(はんじょう)亭の前で餅つき大会を開いた。
「来年、嫌なことがありましてもツキ出そう。皆様方には運がツキますように。来年も繁昌亭がツキまくりますように」と会長の桂三枝さん(67)がにこやかにあいさつ。約60人が参加し、三味線や笛などが奏でるにぎやかなお囃子(はやし)の響く中、約40キロのもち米を交代でついた。つき上がった餅はかっぽう着姿の女性落語家たちが手際よくまるめ、ぜんざいやきなこ餅にして、集まった住民らにふるまった。
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妊婦OKの薬へ前進 高血圧症マウス開発 阪大
http://www.asahi.com/kansai/news/OSK201012280016.html
人の妊娠高血圧症候群に近いモデルのマウスづくりに、大阪大の医学部と微生物病研究所のチームが世界で初めて成功した。このマウスで、高脂血症の治療薬のスタチンが母マウスの血圧を下げることも確認した。妊婦に安全な治療薬探しにつながる成果だ。27日付の米科学アカデミー紀要(電子版)に論文が載る。
妊娠高血圧症候群は妊婦の約1割が患う。妊娠に伴って血圧が異常に高くなり、足がむくんだり血管が破れやすくなったりして、重症だと母子の命にかかわる。胎盤の血管がうまく育たないことが原因の一つとされる。
伊川正人准教授(実験動物学)らは胎盤の血管を育ちにくくする遺伝子を着床前のマウスの胚(はい)に入れ、人の妊娠高血圧症と同じ症状を起こすマウスをまずつくった。このマウスを妊娠させ、高血圧の発症前にスタチンを与えたら、血圧は妊娠中も正常の範囲にとどまった。胎盤の成長も2割ほどよくなった。赤ちゃんの体重も、スタチンを与えなかった母マウスの赤ちゃんと比べて15%重くなった。
スタチンは血液中のコレステロール値を下げる働きのほか、心筋梗塞(こうそく)や脳血管障害を起こしにくくすることが知られている。ただ、いまの市販薬は赤ちゃんに奇形が生じる可能性があるとして、妊婦には原則として使えない。
今回のマウスは妊婦に安全な薬を探すのに役立つ。伊川さんは「よりよい薬がみつかれば、日本だけでなく途上国でも周産期死亡を減らせるのではないか」と話す。(権敬淑)
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2010年12月29日
心臓移植40年 闘いの軌跡 国立循環器病研究センター 川島康生名誉総長
http://www.sankei-kansai.com/2010/12/29/20101229-047872.php
心臓移植の必要性を国内でいち早く訴え、実現に尽力した国立循環器病研究センター(大阪府吹田市)の川島康生(やすなる)名誉総長(80)が、「心臓移植を目指して―四十年の軌跡」(中央公論事業出版)を出版した。家族の承諾だけで臓器移植が可能になった7月の改正臓器移植法施行から5カ月。それまで年間5〜10例だったが、すでに30例を超えた。川島さんは普及に手応えを感じる一方、近年目立つ幼児虐待が子供の臓器移植の妨げになるという新たな課題も指摘する。
同書では、移植医療について、学界内の抵抗や国民の医師への不信など、さまざまな軋轢(あつれき)を含めて吐露。「闘いの記録」でもある。
臓器移植に関心をもったのは昭和39年に大阪大医学部在籍中の米留学がきっかけだった。チンパンジーの心臓を男性に移植するなど研究が本格化し「最先端の技術を持ち帰るのが役割」と精力的に学んだ。「日本での移植も遠くない」と考えたが、帰国後に大学の指導教官らの反応は思わしくなかったという。
医師の名誉欲、移植の先陣争い、金持ち優先の不平等な医療…。当時は国民の不信感も強かったが、「移植で救える命を救いたい。だれかが声を上げないと前に進まない」と移植反対集会にも出向いて理解を求めた。
法整備への啓発、医療機関の受け入れ態勢整備にも力を注いだ。脳死患者からの臓器移植を可能にした臓器移植法制定は平成9年。「移植の執刀第一号は川島さん」といわれるほど信頼が厚かったが、すでに現役を退いていた。11年に阪大で行われた初の心臓移植は後輩医師が担当し、自身は手術室で見守った。「ようやく日本で移植が実現し、涙が出た」と振り返る。
法改正後、気がかりなのは子供への臓器移植が進まないことという。幼児虐待の報告が多く、脳死とみられる子供がいても虐待の可能性もあり、移植への手続きができないためだ。
「外傷のある脳死の子供が現れても、虐待の可能性がないことを確認しなければならない。医師にとって極めて難しい判断」と懸念する。
ただ、「欧米に比べて移植例はまだまだ少ない」と話し、今後も重要性を説いていくという。
「心臓移植を目指して―四十年の軌跡」はA5判414ページ、4千円(税別)。
川島康生(やすなる)
昭和5年生まれ。大阪大医学部教授を経て、医学部付属病院院長、国立循環器病センター(当時)病院長、総長などを歴任。日本循環器学会会長などを務め、平成9年に紫綬褒章、19年に文化功労者に選ばれた。
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文楽:奈良・吉田文雀さん、初春公演の成功を祈願 /大阪
http://mainichi.jp/area/osaka/news/20101230ddlk27040146000c.html
来年1月の文楽初春公演を前に、人形遣いの吉田文雀さん(人間国宝)が、中将姫の人形を持ってゆかりの當麻寺(たいまでら)(奈良県葛城市)で公演の成功を祈願した。
公演第2部「中将姫雪責」は、姫が継母から雪上でせっかんされる。文雀さんは「寒さを強調するため、人形の指をあまり外へ出しません。色気を出さず、素直に品よく可愛らしく使います」と解説。中将姫の墓塔にも弟子の吉田和生さんとお参りして冥福を祈った。
初春公演は1月3〜23日、国立文楽劇場(大阪市中央区)で開催。第1部は「寿式三番叟(さんばそう)」など。14日から1、2部入れ替え。チケットセンター(0570・07・9900)。【宮辻政夫】
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文化勲章受章記念でDVD発売 桂米朝さん会見
http://www.kobe-np.co.jp/news/bunka/0003706595.shtml
落語家・桂米朝さん(尼崎市)の文化勲章受章を記念したDVD「桂米朝 らくごの世界」が発売された。読売テレビの落語番組「平成紅梅(こうばい)亭」で1995〜2002年に放送された6演目などを収録。会見では、弟子で長男の桂米團治さんが「落語家の手の内を見せるみたいで、発売がちょっとつらくなったほど素晴らしい」とPRした。
演目は、米朝さんが復活させた名作「算段の平兵衛」、上方落語屈指の大ネタ「らくだ」など。さらに米朝さん自身が語る落語論、上方落語の復活に挑む米朝を描いた再現ドラマ、一門の落語家や友人らが米朝さんについて語る映像なども収めた。
米團治さんによると、米朝さんは自宅で食事を忘れるほど熱心に見入っていたという。会見で感想を尋ねられた米朝さんが「まだ見てませんので…」と、とぼけた様子で語ると、米團治さんはすかさず「おととい見ましたやん」とツッコミを入れ、会場を沸かせた。
「桂米朝 らくごの世界」は3枚組、8400円。
(井原尚基)
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ぶらり作家ゆかりの地 大阪文学探訪マップ完成
2010年12月31日
http://www.nnn.co.jp/dainichi/news/101231/20101231023.html
大阪市住吉区を拠点に活動するNPO法人「かなえ会」(池田外美雄理事長)はこのほど、市内の文学と歴史をモチーフにした手作りによる「大阪文学探訪マップ」を完成させた。商店街、繁華街をベースにした「法善寺あたり」「空堀あたり」「王子町・北畠あたり」の3コースから成り、「歴史マップは多いが、“文学マップ”は珍しいのでは」という自信作だ。
同会は市立市民交流センターすみよし北(住吉区)を拠点に、生涯学習の一環として文学講義を続けている。今回の作品は、昨年9月から今年の2月まで開いた講座を基に作成され、市立中央図書館の高橋俊郎さん(57)が解説を加えている。
作品はA2判両面刷りで、作家の略年譜やまちの歴史のほか、ゆかりの記念碑などが記されたユニークな手書き様式の地図を掲載。また、裏には文豪のエピソードや作品内の一部分などが散りばめられている。
大阪のホットスポットと言えるミナミの法善寺周辺では、“織田作之助の足音が聞こえるまち”と紹介されており、代表作「夫婦善哉」にまつわる話題などを紹介。“直木三十五の青春が息づくまち”空堀周辺には、この地で生まれた直木の業績も振り返り、“梶井基次郎の夢がのこるまち”王子町ではかつてこの地に住んだ梶井の足跡もたどっている。また、空堀商店街が舞台で、映画化されたことでも話題となった万城目学の「プリンセス・トヨトミ」や大阪・ミナミが舞台の宮本輝「道頓堀川」など、現代文学にも目を向けているのも特徴の一つだ。
「文字文学は抽象的だが、作家の旧居や作中の場面、風景をイメージしながら巡ることができる。作品の景色やいろどりがだいぶ変わってくるのでは」と高橋さん。大阪が育んだ名作に思いをはせながら散策し、文学にふけるには最適だ。池田理事長(71)は「若い人にも知ってもらえたらという思いがある。地域の文化を一人一人の感性に訴えることは人間の豊かさ、街の活性化にもつながるのではないか」と話しており、大阪の地元文化を耕し、再確認するためのツールとして関係者らは大きな期待を寄せている。
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教育センター付属高 初開設へ
http://www.nhk.or.jp/lnews/osaka/2003145321.html
みずから課題を見つけ、解決方法を考える力を養うことなどを目指す、教育センターの付属高校がことし4月、全国で初めて大阪・住吉区に開設されます。
開設されるのは、「大阪府教育センター附属高校」です。
大阪・住吉区にある「大阪府教育センター」は授業内容の研究や教材の開発、それに教員の研修などを行っています。
付属高校は、隣接する府立大和川高校にことし4月に開設され、定員は240人です。
教育センターが開発した教材などを積極的に活用し、少人数学級や習熟度別の授業なども取り入れて学力の定着を目指します。
また週に2時間「探求ナビ」と名付けた独自の授業を設け、知識や情報を活用して問題を見つけたり、解決方法を考えたりする力を養います。
この授業では世代や国籍が違う人から話を聞いたり、ロールプレイを行ったりして異なった考え方に触れるほか、論理的に議論するディベートの時間も設けます。
そして培った知識や情報を活用し、パソコンなどを使って自分の考えを伝えるプレゼンテーション能力も養うということです。
教育センターは全国各地にありますが、付属の学校を併設するのは全国で初めてです。
大阪府教育センターでは「知識や情報を活用して自分で考えられる生徒を育てたい。学校としてもキャリア教育などを充実させ、生徒を支援したい」と話しています。
01月02日 05時59分
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イラン人小説家、芥川賞目指す−パナソニック勤務のネザマフィさん
http://www.bloomberg.co.jp/apps/news?pid=90920010&sid=a68CSwf0nzIQ
1月2日(ブルームバーグ):日本語で小説を書き、芥川賞候補に二度にわたってノミネートされたイラン人女性、シリン・ネザマフィさん(31)は、続いた落選にめげず次回作の構想を練っている。日本語での執筆にこだわり、日本純文学の登竜門である同賞を目指す。
ネザマフィさんは12月24日、現在居住しているドバイから日本語で電話取材に応じた。次回作について「まだしっかりした構成は考えていない」と前置きした上で、「会社の上司と部下の人間関係など小さなテーマについて書いてみたい」と語った。
ネザマフィさんはイラン・イラク戦争下の恋を描いた「白い紙」で非漢字語圏出身者として初めて文藝春秋社の「文學界新人賞」を受賞、09年上期の芥川賞候補6作品の一つに選ばれた。10年にも「拍動」で同賞候補になった。テヘラン出身で、99年に来日。神戸大大学院博士課程修了後、06年に松下電器産業(現パナソニック)入社。09年7月からドバイで勤務している。
深々とお辞儀をしたり、飲み会で若手社員が年配の上司のコップに酒をついで回ったり、朝の始業前にみんなで社歌を斉唱したり−−。日本の企業風土の中では当たり前に思える風景もネザマフィさんの目には興味深いものに映る。「作家は誰でもそうだが、自分で体験していることは頭の中に入っている」と話し、日本独特の企業文化を題材にした物語が書けないか構想を練っているという。
芥川賞は文藝春秋社が芥川龍之介の名を記念して1935年に創設、新聞や雑誌に発表された「無名または新進作家」による純文学の短編作品が対象となっている。受賞は年2回で、正賞は懐中時計、副賞は100万円。外国人では2008年下期に中国人女性の楊逸さんが「時が滲む時」で受賞したケースなどがある。
好きな作家は安部公房
中学時代に父親の仕事のために日本で生活していた友人の影響で、「脱いだ靴をきちんとそろえるなど日本人の細かく、きっちりしているところ」から日本に興味を持つようになったというネザマフィさん。好きな作家は安部公房で、最近では「悪人」の吉田修一も「かなりできあがった作家。小説の世界観がいい」と評価しているという。
イラン人にとって特に漢字を覚えるのは難しく、執筆しながら携帯電話の辞書機能で正しい用法をチェックすることもしばしば。それでも日本語に書くことにはこだわり続けたいと話す。
「日本語で、日本人に向けて書いている」ということを強く意識しているというシリンさん。芥川賞は「読まれる存在になりたいし、作家のオリンピックみたいなものなのでぜひ取れれば」と話した。
記事に関する記者への問い合わせ先:大阪 堀江政嗣 Masatsugu Horie mhorie3@bloomberg.net
更新日時: 2011/01/02 00:00 JST
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一筆に集中、子どもら「書き初め」 大阪天満宮
2011年1月3日
http://www.nnn.co.jp/dainichi/news/110103/20110103017.html
学問や書道の神様、菅原道真をまつる大阪市北区の大阪天満宮境内で、新春恒例の「書き初め」が行われている。子どもたちは、日ごろ鍛えた腕を振るって課題に挑戦している。3日まで。
書き初めは大阪天満宮境内の梅香学院で実施。幼稚園児から高校生まで、「うし」や「白梅の花」など、菅原道真にちなんだ課題が学年や立場ごとに設定されている。
2日には、午前中から家族連れらが訪れ、子どもらは真剣な表情で日ごろの練習の成果を発揮。友だちの影響で初めて挑戦したという吉田弥世ちゃん(9)=和歌山県=は「正月」の字に挑戦。「月の字の曲がるところが難しかったけど楽しく書けた」と喜んでいた。
作品は、大阪梅風会が主催する「第40回全国書き初め展覧会」にその場で応募できる。入賞作品約400点は24−31日まで大阪天満宮境内で展示する。
開場は午前10時−午後3時。問い合わせは電話06(6353)0025、大阪天満宮書き初め事務局へ。
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えと謎掛け披露 落語家ら、新年のあいさつ
2011年1月3日
http://www.nnn.co.jp/dainichi/news/110103/20110103016.html
新春公演が始まった上方落語の定席、天満天神繁昌亭(大阪市北区)で1日、高座を務める笑福亭仁智さんをはじめとする落語家らがファンを前に新年のあいさつを行い、天満天神繁昌亭のさらなる発展に向け、誓いを新たにした。
新年のあいさつではまず桂文三さんが、「若手も頑張っているので繁昌亭をよろしく」とアピール。引き続き桂文福さんは「ウサギと掛けまして、はなし家、芸人の人気と説きます。その心は月(ツキ)があれば跳ね上がる」とうさぎ年を迎え、ウサギにちなんだ謎掛けを披露。最後に笑福亭仁智さんが大阪締めを行い、天満天神繁昌亭への来場を呼び掛けた。
天満天神繁昌亭では3日まで新春公演として、1日3回の特別公演を行っている。
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藤十郎さん泣かせる舞台 「初春大歌舞伎」開幕
2011年1月3日
http://www.nnn.co.jp/dainichi/news/110103/20110103015.html
恒例の「初春大歌舞伎」公演が2日、大阪市中央区道頓堀の松竹座で開幕。人間国宝の坂田藤十郎さん(79)が名作「男の花道」(昼の部)で加賀屋歌右衛門を演じ場内をわかせている。道頓堀界わいは新年のにぎわいとともに華やかなムードに包まれている。
「男の花道」は上方歌舞伎役者の歌右衛門が、恩人の医者土生玄碩と交わした約束を守るために、舞台を中断してその人の元に駆け付けるという講談が元になった大衆歌舞伎。「櫓のお七」の舞いから藤十郎さんが場内に降りて玄碩の元に走る場面では「若い!」と大きな拍手とため息がもれる。玄碩を初役で演じた松本幸四郎さん(68)との熱い友情物語が涙を誘っている。
昼の部はほかに翫雀さんらの「土屋主税」。夜の部は片岡我當さん、秀太郎さんの「八陣守護城」、藤十郎さん、扇雀さんの「吉田屋」、幸四郎さん、染五郎さんの「明智小五郎と人間豹」。26日まで。
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住吉大社:晴れ着姿の若者らで大にぎわい
2011年1月2日 17時46分
http://mainichi.jp/select/today/news/20110103k0000m040012000c.html
新年を迎えた各地の神社や寺には大勢の初詣客が訪れ、新年の無事を祈った。
大阪市住吉区の住吉大社は、元日に続き2日も参道や境内は家族連れや晴れ着姿の若者らで大にぎわい。参拝客は思い思いに手を合わせ、家族の安全や商売繁盛を祈っていた。
IT関連の中小企業に勤める会社員男性(33)=大阪市西区=は「去年は売り上げも厳しかったが、今年は景気も上向いてもらって飛躍の年にしたい」と話していた。
住吉大社によると、三が日の人出は例年よりも多い約260万人と見込んでいる。【阿部弘賢】
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文楽人形 祝い酒ふるまう
http://www.nhk.or.jp/lnews/osaka/2005833881.html
正月3日のきょう、大阪の国立文楽劇場では伝統芸能、「人形浄瑠璃文楽」の人形が酒をふるまい新しい年を祝いました。
大阪・中央区の国立文楽劇場では毎年正月3日の新春公演の初日に1年の公演の成功を祈って文楽人形が祝い酒をふるまっています。劇場の前では文楽の人間国宝の5人が設置された舞台にそろい、語り手にあたる太夫の竹本住大夫さんが「厳しい景気が続いていますが、大阪で育った人形浄瑠璃を皆さんの手で盛り上げて頂くようお願いします」とあいさつしました。そして、きょうの演目の「寿式三番叟」に登場する華やかな衣装に包まれた2体の人形が木づちを手にして酒だるのふたを勢いよく割りました。
この後、人形によって酒がふるまわれ、朝から列をなした約500人の文楽ファンが升につがれた酒を飲んで新春の雰囲気を楽しんでいました。
文楽劇場の新春公演は今月23日まで行われます。
01月03日 13時14分
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桂米朝、一門会で元気にあいさつ
2011.1.3 11:03
http://www.sanspo.com/geino/news/110103/gnf1101031105001-n1.htm
新春恒例の「米朝一門会」が大阪・桜橋のサンケイホールブリーゼで開かれた。人間国宝の落語家、桂米朝(85)「ここへ上がって何かしゃべれる限り、やらせてもらおうと思ってます。もうしばらくでっさかいな、そんな長いことはないと思います」と言いつつ、元気に挨拶。
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日本棋院関西総本部で「打ち初め式」 新年の幕開け祝う
http://www.asahi.com/kansai/entertainment/news/OSK201101050047.html
囲碁のプロ棋士とファンが対局をして新年の幕開けを祝う「打ち初め式」が5日、大阪市北区の日本棋院関西総本部で開かれた。地元大阪出身で、昨年名人位を初防衛した井山裕太名人(21)も初めて参加し、紅白の碁石でファン約80人との連碁を楽しんだ。
今月13日から棋聖戦に初挑戦する井山名人は「いい内容の碁を打ち、今年は一つでもタイトルを増やせるように頑張ります」と活躍を誓った。
午後からは大阪市中央区の関西棋院でもあり、昨年、同棋院所属の棋士として29年ぶりに七大タイトルを獲得した坂井秀至(ひでゆき)碁聖(37)と結城聡天元(38)も参加した。
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2011年1月 5日
あすから「大阪を描こう展」 250点の入賞作品展示
http://www.sankei-kansai.com/2011/01/05/20110105-048004.php
大阪の魅力を絵筆に託して発信する公募展「大阪を描こう展」が6日から、大阪市天王寺区の大阪市立美術館・地下展覧会室で開かれる。10日まで。
同展は大阪天王寺ライオンズクラブの35周年事業としてスタート。第15回記念となる今回は「ノスタルジック大阪」と「大阪の風景・行事」をテーマに公募。20代から90代までの約350点の応募作品から選ばれた大賞「風と共に…」(写真、大阪市東住吉区・附野正晴さん)や大阪府知事賞の「北浜レトロ」(富田林市・川口泰子さん)など約250点の入賞作品を展示する。
「風と共に…」は、戦前戦後に洋画封切館としての歴史を刻んだ大阪市中央区道頓堀の松竹座を背景に「風と共に去りぬ」の映画ポスターを配し、昭和を感じさせる陰影のある女性を描き込んだ作品。
主催するNPO法人「天王寺21協議会・大阪を描こう会」常任理事代表の熊谷晃一さん(75)は「ノスタルジックというテーマは描き手だけでなく、鑑賞者の心にもさまざまなストーリーを語りかけてきます。作品に込められた物語を、ご自分の思い出と重ねてもらえたら」と話している。
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凍結細胞でマンモス再生へ、近大教授らがクローン技術で
http://osaka.yomiuri.co.jp/e-news/20110105-OYO1T00416.htm?from=newslist
約1万年前に絶滅したマンモスをクローン技術で復活させる計画を進める入谷(いりたに)明・近畿大生物理工学研究科教授(京都大名誉教授)らの研究グループが、今年から取り組みを本格化させる。凍結細胞から正常なDNAを取り出す技術を確立したほか、良質なマンモス組織が今夏、ロシアのマンモス研究所から入手できる見込み。入谷教授は「実現可能な体制がようやく整った」と自信をみせる。
計画では、核を抜いた象の卵子にマンモスの細胞の核を入れて、マンモスの遺伝子を持つクローン胚を作製。それを代理母となる象の子宮に移し、赤ちゃんマンモスを誕生させる。研究は1997年に始まり、3回のシベリア凍土の発掘調査でマンモスの皮膚や筋肉組織を得た。だが、細胞核の大半が氷の結晶で傷付いていて利用できず、計画はいったん頓挫した。
2008年、理化学研究所発生・再生科学総合研究センター(神戸市)の若山照彦博士が、16年間凍結保存したマウスの死体の細胞からクローンマウスを誕生させることに世界で初めて成功。入谷教授らはこの手法をベースに、解凍組織に2〜3%含まれている、状態の良い細胞核を、壊さずに取り出す技術を確立した。
また、大阪市天王寺動物園長を昨春退官し、近畿大教授に就任した宮下実さんをグループに迎え、全国の動物園に対し、メスの象が死んだ際にクローン胚作製に必要な卵子を提供してもらえるよう依頼してもらった。ロシアのマンモス研究所長と米国のアフリカ象研究者の2人も客員教授として近畿大に招き、日米露で共同研究を始めている。
マンモスのクローン胚作製に成功すれば、動物の体外受精に詳しい宮下さんや米研究者らが、代理母のアフリカ象への移植を手がける。順調にいけば今後5、6年でマンモスの赤ちゃん誕生が期待できるという。
入谷教授は「クローン胚ができれば、子宮に移植する前に、飼育や公開のあり方を議論する必要がある。誕生後は生態や遺伝子を詳しく調べ、絶滅理由などの研究を進めたい」と話す。
(2011年1月5日 読売新聞)
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ヴォーリズの建築、絵画に
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/osaka/news/20110106-OYT8T00065.htm
滋賀県近江八幡市を拠点に活動した米国人建築家ウィリアム・メレル・ヴォーリズ(1880〜1964)が設計した近代建築を描いた絵画展が5日、高槻市紺屋町の市立総合市民交流センターで始まった。同市古曽部町の洋画家、小阪謙造さん(78)が描いた約30点が並ぶ。
高槻市の大阪医科大にもヴォーリズの建物があり、幼い頃に見た小阪さんは「西洋の古城のよう」と強い印象を受けたという。2003年から全国各地に残るヴォーリズ設計の洋館を訪ね歩き、描いた。
関西学院大や同志社大に残る洋館や、煙突屋根に瓦がふかれている住宅の水彩画は、写実的に表現されている。小阪さんは「ヴォーリズの建物はここで育ったような居心地の良さを感じるのが魅力」と話している。10日まで。入場無料。
(2011年1月6日 読売新聞)
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業界に一石 創作落語「G&G」をデジタル映画化
2011年1月6日
http://www.nnn.co.jp/dainichi/news/110106/20110106033.html
大阪芸術大付属大阪美術専門学校(大阪市阿倍野区)の卒業生と学生らが、産学協同で取り組んだデジタルシネマ短編映画「G&G」が完成した。原作は、破天荒な初老の男性を主人公に桂雀三郎さんがギターで弾き語る同名の創作落語。落語の映像化や全編デジタル一眼レフカメラによる撮影など、新たな試みに挑んだ38分の意欲作だ。
映画は、売れない落語家「舌切亭雀右衛門」に扮(ふん)する雀三郎さんが、新世界の行きつけ串かつ店「やぐら」の友人らに支えられ、高座に上がる物語。生き別れた娘と店で同席するシーンや流れるブルースなど、笑いあり涙ありの作品に仕上げた。
延べ100人のスタッフによる撮影は、天満天神繁昌亭(北区)のほか、映画のモデルで同じ店名の「やぐら」(阿倍野区、山口勝也店長)などで行った。雀三郎さんは同店の常連。
地域の支援も大きく、「これしかできないけど」と言ってスタッフに1万円を手渡す人もいたという。エンドロールには、感謝の気持ちを込めて関係者の名前を列記した。
一方、撮影は全編デジタルで、フィルム撮影が主体の映画業界に一石を投じた。映像作家で撮影を担当した東陰地正喜さん(41)は「奥行きとボケの画(え)が出るようになった。画で人の気持ちを語るのが映画」と話す。
同専門学校教授の松井公一監督(62)は「多くの人の縁がこの映画を作った。(学生のスタッフ参加と落語の映画化、デジタル撮影の)3本の試みは成功した。いろんな人に見てもらうことで、大阪のおばちゃんだけでなく、おじちゃんも、みんなが元気になればいい」と語った。
映画の上映は2月26日の正雀市民ルーム(摂津市)の後、各地で順次行う。問い合わせは電話080(4025)0131、担当係へ。
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2011年1月 6日
大阪府庁に響く 荘厳な「高砂」 能楽合唱団が新春公演
http://www.sankei-kansai.com/2011/01/06/20110106-048044.php
能の魅力を体感してもらおうと5日、能の愛好家らでつくる能楽合唱団「『高砂』うたい隊」の新春公演が大阪市中央区の府庁舎本館正面玄関で開かれた=写真。
観世流能楽師の山本章弘さん(50)が「これまでの鑑賞する立場から、能を実演しながら楽しんでもらおう」と企画。12月に山本能楽堂で行われたワークショップに参加した“うたい隊”のメンバー約35人が、節の上がり下がりを記したオリジナルの「高砂読本」を使って練習を重ねてきた。
この日は、能「高砂」の解説のほか、「たかさごや〜」で始まる謡の練習や能装束の着付けの実演が行われた。その後、シテ(主役)の舞に合わせ「高砂」の地謡(合唱)の部分をうたい、荘厳な声が響きわたった。
最年少で参加した松原市の小学3年、岩本ほのかさん(9)は「能は難しい言葉が多いけど、大きな声を出してうたうと楽しい」と話していた。
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チャプリン幻の出演作、3月に日本で初上映
http://www.yomiuri.co.jp/entertainment/news/20110106-OYT1T00324.htm
喜劇王チャーリー・チャプリン(1889〜1977)の“幻の出演作”が今春、日本で初上映される。
デビュー当時、まだ無名だったチャプリンの姿を映した貴重な資料だ。
この作品は、1914年に撮影、公開された約10分の「A THIEF CATCHER(泥棒を捕まえる人)」。海外の映画研究家が骨董(こっとう)市で買ったフィルムの中から発見され、昨年7月、公表された。警官が大量に登場し、ドタバタ劇を繰り広げる「キーストン・コップス」と言われるシリーズの1作で、チャプリンはちょびヒゲの警官役として出演している。
チャプリンは14年に、このシリーズを制作したキーストン映画社に入社、すぐに頭角を現し、その年のうちに主演作を撮るほどになった。同社での出演作は、これまで35本とされてきた。
無声映画の研究をしている大阪市立大学講師で日本チャップリン協会の大野裕之会長(36)がフィルムを手に入れ、日本での上映準備を進めてきた。大阪・梅田のHEP HALLで、3月12日午後3時半から上映される。
(2011年1月6日16時25分 読売新聞)
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生態園をつくろう:11年度の観察校5校を選定 大阪から2校 /大阪
http://mainichi.jp/area/osaka/news/20110108ddlk27040324000c.html
◇大阪市立大開小「トンボ池で生き物に触れ自然の不思議さに気づく」
◇大阪市立北粉浜小「都会の中にこそオアシスを作りたい」
毎日新聞社と国際花と緑の博覧会記念協会は、学校の中に生物を呼び込む環境「生態園」をつくる2011年度観察校5校を選んだ。独自案に基づき3月までに整備を進める。観察や手入れを通じて、自然と生き物の関連性や「いのち」を理解する一助にしてもらう。
選ばれた学校とテーマは、奈良市立柳生中=湿地ビオトープの整備▽京都市立美豆小=美豆ビオトープ▽大阪市立大開小=トンボ池で生き物に触れ自然の不思議さに気づく▽大阪市立北粉浜小=都会の中にこそオアシスを作りたい▽神戸市立春日野小=虫も子どももみなくるランド。
各校の工事や観察の記録は、毎日新聞の紙面やホームページ「生態園をつくろう」で紹介する。問い合わせなどは花博記念協会(06・6915・4513)へ。【大島秀利】
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■「電子書籍」の閲覧サービス始まる〜大阪・堺市立図書館
http://www.mbs.jp/news/kansaiflash_GE110108113100421475.shtml
パソコンで読める電子書籍の提供サービスを、西日本で初めて大阪府堺市の図書館が始めました。
スマートフォンや専用端末の普及で最近見る機会が多くなった電子書籍。
通常はインターネットでダウンロードしなければなりませんが、堺市立図書館は8日からこうした電子書籍をパソコンで閲覧できるサービスを始めました。
自宅や図書館のパソコンにパスワードを入力すると、参考書や料理本、小説など1,147タイトルを無料で読むことができます。
これまで公立図書館で電子書籍の提供をしているのは東京都千代田区など全国3か所だけで、西日本では初めての試みです。
「なかなか外に出にくい、図書館を利用しにくい方に利用していただきたい」(堺市立中央図書館・白川咲子係長)
堺市は今後、電子書籍の数を増やしていきたいと話しています。 (01/08 12:15)
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錣囃子でお出迎え 上方演芸特選会が初日
2011年1月9日
http://www.nnn.co.jp/dainichi/news/110109/20110109024.html
大阪市中央区の国立文楽劇場は「上方演芸特選会」公演初日の8日、正月興業の大入りを祈願する「錣(しころ)」と呼ばれる大阪独自のお囃子(はやし)で入場客を出迎えた。
上方落語協会寄席囃子連中の桂雀五郎さん、桂ぽんぽ娘さん、笑福亭生寿さん、内海英華さん、吉崎律子さんの5人が劇場玄関前で太鼓や三味線、双盤などを打ち鳴らすと入場客や通行人がカメラ片手に列をつくり、にぎやかな演奏を楽しんだ。
演奏の合間には、公演でトリを務める漫才師の暁照夫・光夫さんの2人が「ウサギのようにぴょんぴょん跳ねる景気のいい年に」とあいさつし、「うーちましょ」と大阪締めで盛り上げた。
再び始まった錣の音色に迎えられて集まった客たちは劇場に入り、初日のサービスのぜんざいを振る舞われた。堺市の演芸ファンの男性(47)は「正月らしいし、気分も盛り上がる」と、満足そうに公演が行われるホールへ向かっていた。
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わが街ロケ 支え10年
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/osaka/news/20110109-OYT8T00656.htm
映画やドラマのロケを誘致し、撮影を支援する国内初のフィルムコミッション(FC)組織「大阪ロケーション・サービス協議会」(大阪市、大阪ロケ協)が、設立10周年を迎えた。これまでにビートたけし主演の「血と骨」(2004年)をはじめ、「沈まぬ太陽」(09年)や「おとうと」(10年)など260本以上の映画制作に協力。仲介で出演したエキストラは1万9000人を超える。(冨野洋平)
ごう音をあげて複数台のスポーツカーやパトカーが疾走する。2009年9月、アーチ形の泉大津大橋(泉大津市)を全面封鎖して行われた映画「交渉人 THE MOVIE」のロケ。上空には空撮用のヘリコプターが飛び交い、手に汗握るカーチェースシーンが生まれた。
全長175メートルの橋は、花卉(かき)類の卸売市場や港がある埋め立て地と市街地を結び、数十の業者が利用している。「すべての業者から同意書を得ること」。府警側がロケを許可する際につけた条件だった。
大阪ロケ協チーフコーディネーターの大野聡さん(30)は、映画制作会社幹部と約50業者を訪ね、1か月かけて同意を取り付けた。業者側も当日、配送時間を遅らせるなどして全面協力。大野さんは「設立当初は知名度も低く、見向きもされなかったが、府警との信頼関係を築いてようやくここまでこられた」と振り返る。
◎
FCは、アメリカで半世紀以上前に始まったとされる。観光振興や地域活性化のためにロケを誘致するだけでなく、警察や自治体へのロケの許可や届け出などを代行し、スタッフの宿泊施設の手配もこなす。
大阪ロケ協は00年2月、大阪商工会議所と府、大阪市が共同で設立。その後、全国各地にFCができ、全国組織「ジャパン・フィルムコミッション」(東京都中央区)に加盟するFCは現在、89団体。国内作品の8割以上にFCが協力しているといい、映像業界に不可欠な存在に成長した。
映像産業は東京への一極集中が続くが、「東京は規制が厳しく、業界では世界で一番撮影しにくいとの声もある」と大野さん。それだけに、道路封鎖など準備が大変なロケをいかに実現できるかが、各FCの腕の見せ所にもなっているという。
◎
法善寺横丁を舞台にした「夫婦善哉(ぜんざい)」(1955年)、「男はつらいよ 浪花の恋の寅次郎」(81年)、ハリウッド作品「ブラック・レイン」(89年)……。大阪はこれまで様々な映画の舞台となってきた。大阪ロケ協は2005年、主な41作品を紹介した「大阪ロケ地マップ」を作製。昨年11月からは簡易投稿サイト「ツイッター」を始め、撮影現場の裏話などもこまめに発信している。
大野さんは「ハリウッドや香港では撮影を市民レベルで楽しむ風習があり、大阪にもよく似た空気がある。大阪が映像産業の拠点になるよう、撮影を根付かせて雰囲気を盛り上げていきたい」と意気込んでいる。
(2011年1月10日 読売新聞)
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LL本 中央区で展示会
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/osaka/news/20110109-OYT8T00658.htm
大阪市中央区内久宝寺町の喫茶店「路地カフェ」で、知的障害や自閉症、読み書き障害などで本を読むことが難しい人たちのために編集された本「LLブック」の展示会が開かれている。
LLは「やさしく読みやすい」を意味するスウェーデン語の略語。写真を多用して漢字にルビをふり、誰もが楽しめる。LL本をPRしようと、「知的障害・自閉症児者のための読書活動を進める会」などが展示会を企画した。
会場には、グループホームでの暮らし方を紹介した本や、料理の作り方を案内する本などLLブック11冊が並ぶ。同会の吉田くすほみさんは「LLブックを知らない当事者や保護者も多い。一度、手にとって読書の楽しさを知ってほしい」と話す。
展示は2月10日までで土、日、祝日休み。午前10時〜午後5時。問い合わせは路地カフェ(06・6762・0323)。
(2011年1月10日 読売新聞)
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子規や漱石の句 26作品 書で表現
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/osaka/news/20110109-OYT8T00662.htm
明治の俳人・正岡子規をテーマにした、書家・梅原千鶴さん(63)(吹田市)の書展「子規最後の旅―漱石との交遊」が、吹田歴史文化まちづくりセンター「浜屋敷」(同市南高浜町)で開かれている=写真=。子規や、子規と交流があった夏目漱石らの句をしたためた作品26点が並ぶ。14日まで。
子規は1895年(明治28年)、日清戦争に記者として従軍後、愛媛・松山に帰郷。親友の漱石の下宿で静養し、連日句会を開いた。書展では、子規が松山城を詠んだ「松山や 秋より高き 天守閣」を力強い筆致でしたためた作品などを展示している。
会場には、子規の略年譜や写真も掲示しており、梅原さんは「書だけでなく、歴史に興味がある人にも楽しんでほしい」と話している。入場無料。問い合わせはアトリエ梅原(06・6381・2672)。
(2011年1月10日 読売新聞)
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織田作之助青春賞:香川さんが受賞
http://mainichi.jp/kansai/news/20110110ddm041040066000c.html
第27回織田作之助青春賞(大阪文学振興会、関西大学、毎日新聞社主催)の受賞作が9日発表された。同賞は会社員、香川みわさん(24)=大阪府豊中市=の「おっさん」、佳作にコールセンター勤務、森田弘輝さん(24)=埼玉県所沢市=の「逃げるやもりと追うやもり」が選ばれた。青春賞受賞作は月刊誌「本の時間」(毎日新聞社)に掲載される。
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2011年1月10日
昭和漂わせるレトロ家電 「三種の神器」など500点 くらしの今昔館
http://www.sankei-kansai.com/2011/01/10/20110110-048215.php
昭和30〜40年代の家電製品を中心に、看板や生活用品など約500点を集めた企画展「昭和レトロ家電−増田健一コレクション展」が、大阪市北区の大阪くらしの今昔館で開かれており、家族連れらでにぎわっている。2月11日まで。
展示されているのは枚方市の収集家、増田さんが約20年かけて全国各地から集めた“昭和の家電”。これまでホームページのみで公開されていたが「明日からの生活には役に立たないけれど、日本が元気だった時代のパワーを感じてほしい」と企画。コレクションの実物公開は初めて。
「三種の神器」と呼ばれた白黒テレビ、洗濯機、冷蔵庫のほか上下2段で別々の方向に送風する扇風機や、当時の軽自動車より高い39万円で販売された初期の電子計算機などが並ぶ。指でダイヤルを回す装置が2カ所についている電話機や、テレビの形をしたラジオなど珍品もあり、来館者を喜ばせている。
ユニークなのは内釜が4つに分割され、ごはんとみそ汁などが同時に調理できる電気釜。高度経済成長時代のアイデアを形にした商品とされ、シンプルで丸みを帯びたデザインはどこか懐かしい。
藤井寺市の高校2年、岡汐美さん(17)は「初めて見るものばかりですが、すごく面白い。がんばって便利にしていこうという時代の意気込みが感じられます」と話していた。
問い合わせは大阪くらしの今昔館(電話06・6242・1170)。
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皮膚細胞から軟骨作製=マウスで成功、関節の治療に−大阪大
http://www.jiji.com/jc/c?g=soc_30&k=2011011100010
マウスの皮膚細胞に3種類の遺伝子を入れるだけで軟骨を作ることに、大阪大の妻木範行准教授らの研究チームが成功した。3種類のうち2種類は、人工多能性幹細胞(iPS細胞)の作製に使用する遺伝子。妻木准教授は「皮膚細胞から軟骨を直接作るので、iPS細胞から作るより簡単にできる」と話している。成果は11日、米医学誌ジャーナル・オブ・クリニカルインベスティゲーション電子版に掲載された。
研究チームは、iPS細胞を作製する際に使用する4種類の遺伝子に着目。3〜6カ月のマウスの皮膚細胞で実験を行い、4種類のうちc−MycとKlf4に軟骨細胞の基となる遺伝子を組み合わせれば、皮膚細胞が軟骨を作る細胞に変わることを突き止めた。
妻木准教授によると、傷んだ軟骨がすり減って関節が痛む変形性関節症の患者は、日本だけで約700万人いるとみられる。妻木准教授は「軟骨の再生ができるようになれば、変形性関節症を根本から治療できる」としている。
一方、実験では皮膚細胞から作製した軟骨を作る細胞の半分に腫瘍ができることも判明。腫瘍が発生する仕組みは分かっておらず、妻木准教授は「発がん性があるc−Mycが原因となっている可能性もあるが、今後究明して人に移植できる安全な軟骨を作りたい」と話した。研究チームは既に、人間の皮膚細胞を使って軟骨を作る研究を始めているという。(2011/01/11-00:34)
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特別講演:プロジェクトXプロデューサー、今井さんが来月4日−−大阪・北区 /大阪
http://mainichi.jp/area/osaka/news/20110111ddlk27040145000c.html
社会現象にもなったNHKのテレビ番組「プロジェクトX 〜挑戦者たち〜」のプロデューサーを務めた今井彰さんによる特別講演会「日本人の底力 〜プロジェクトXに込めた想い〜」が2月4日(金)午後6時半、大阪市北区のブリーゼプラザ7階小ホールで開かれる。
大阪市の映像制作会社「アンテリジャン」(子守康範社長)が手がける、中小零細企業を経営者の視点で取材したDVD「ヒント!」の創刊2周年記念イベント。
当日は、今井さんが番組で紹介しきれなかったエピソードなどを語る。子守社長は「他社の事例から何を学ぶべきかなどについて考える機会にしていただけたら」と話す。
入場料2000円。申し込みはhttp://www.intelligentv.co.jp/kouenkaiから。問い合わせは、アンテリジャン講演会事務局(06・6457・1370)。
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マウス皮膚細胞から軟骨細胞
http://www.nhk.or.jp/lnews/osaka/2003371731.html
大阪大学の研究グループがマウスの皮膚の細胞から軟骨の細胞を直接、作り出すことに成功しました。関節の軟骨がすり減り、手足が痛みで曲げられない「変形性関節症」の患者は国内だけで700万人にものぼりますが、こうした患者の新たな治療法につながると注目されています。
この研究を行ったのは大阪大学の妻木範行准教授の研究グループです。
研究グループでは、iPS細胞を作る際に使われる4種類の遺伝子のうち、2種類に注目しました。そして軟骨の発生に関わる別の遺伝子と一緒にマウスの皮膚の細胞に入れたところ、iPS細胞を経由せずに直接、軟骨の細胞を作り出すことに成功したということです。
iPS細胞から軟骨の細胞を作り出す場合には、さまざまな種類の細胞が混ざった形で一緒に出来てしまいますが、今回の方法では、軟骨細胞だけを簡単にしかも効率的に作り出せるということで、再生医療の実用化に役立つと注目されています。
研究を行った妻木准教授は、「関節の軟骨がすり減り、手足が痛くて曲げられない変形性関節症の患者は、国内だけで700万人にものぼる。将来的には、こうした患者の再生医療の実用化に役立つと思う」と話しています。
01月13日 19時38分
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都心もシネコン激化…最後の直営映画館が幕 松竹・梅田ピカデリー
2011.1.14
http://sankei.jp.msn.com/economy/business/110114/biz1101141131008-n1.htm
http://sankei.jp.msn.com/economy/business/110114/biz1101141131008-n2.htm
“梅ピカ”の愛称で親しまれた大阪・梅田の映画館「梅田ピカデリー」が16日、31年の歴史に幕を下ろす。複合映画館(シネマコンプレックス=シネコン)の台頭で周辺の老舗映画館の閉館が相次ぐ中、唯一残る大手(松竹)直営館として根強い人気を集めていた。ピカデリーの閉館で梅田からは大手経営の映画館がすべて姿を消し、映画関係者は「シネコン競争がさらに激化する」とみる。
「愛着があるので残念だが、これも時代の流れ。近くのシネコンの勢いに押されていたことは否めない」
社歴20年のうち11年を梅田ピカデリーですごした平野弘支配人(46)は寂しそうに話す。
松竹の関西地区のメーン館として昭和55年3月に開業。10階建てビルに4スクリーン、計1918席を備え、57年公開の米映画「E.T.」で約36万7千人を動員するなど映画ファンに親しまれてきた。
今も“伝説”として語り継がれるのが平成6年3月、アイドル「SMAP」の主演映画の舞台あいさつ。前日夕方から詰めかけた徹夜組は早朝には500〜600メートルの大行列に。スタッフ総出で対応、4スクリーンすべてを開放した。
しかし近年シネコンの台頭により客足が減少。15億円前後を推移していた興行収入は、19年に10億円を割り込んだ。
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梅田では近年、老舗映画館が相次いで閉館、シネコンへと姿を変えている。
「北野劇場」(東宝)、「梅田東映会館」(東映)はともに14年に閉鎖、大型シネコンになった。19年には「OS劇場」「OS名画座」「三番街シネマ」も閉館となり、うち2館は隣接するシネコンが吸収した。
大阪興行協会(大阪府東大阪市)によると、13日現在で府内の映画館210スクリーンのうち160スクリーン(約76%)がシネコン。協会は「劇場の『ブランド』で映画を見る時代は終わった」とする。
また、映画ビジネスを研究する大阪府立大経済学部の荒木長照教授は「郊外型が中心だったシネコンは、近年都市部へと移っている」と指摘。「市場競争はさらに過熱する」とみる。
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松竹は今春から、JR大阪駅再開発ビル内に東宝、東映と大手3社で共同出店するシネコン「大阪ステーションシティシネマ」に経営資源を集中させる。関西最大級の12スクリーン、2500座席が設けられる予定で、「TOHOシネマズ梅田」や「梅田ブルク7」など近隣のシネコンと激しい集客争いが予想される。
平野支配人は「さまざまな選択の幅があるシネコンの開業は、消費者にとっては好ましいこと。老舗閉館という暗いニュースではなく、将来への明るいニュースとして受け止めてほしい」と話している。
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精華小劇場が3月末で閉館 大阪の小劇場演劇の拠点
2011年1月15日
http://www.asahi.com/kansai/entertainment/news/OSK201101150030.html
大阪の小劇場演劇の拠点、精華小劇場(大阪市中央区難波)が3月末で閉館することになり、演劇関係者が14日、記者会見を開いて劇場を通じて培ってきた文化や交流の場が失われることに懸念を示した。
同劇場は旧精華小学校の体育館を大阪市が約1億8千万円かけて最大200席の劇場に改修し、2004年10月にオープンした。近鉄劇場、扇町ミュージアムスクエアなど民間の劇場が相次いで消える中、演劇人らが「大阪のど真ん中に劇場を」と重ねた運動が下地になった。市と地元住民、劇団代表者らで構成する活用実行委員会が運営する珍しい態勢で、関西内外の劇団を集めた精華演劇祭などを毎年主催してきた。
しかし、昨年12月の委員会の場で、市は11年3月での閉館を伝えた。土地の売却準備が理由だった。
「閉館後も精華演劇祭の成果を継承し、発展させていけるような舞台芸術振興事業を検討していきたい」とする市に対し、記者会見で大阪現代舞台芸術協会理事長で劇団太陽族代表の岩崎正裕さんは「公的な施策できちんと文化を根付かせてほしい」と注文した。(岩本哲生)
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関大が留学生別科開設へ
http://www.sankei-kansai.com/2011/01/15/20110115-048446.php
2011年1月15日
関西大学は14日、国内の大学などへの進学を目指す外国人を対象とする「留学生別科」を来年4月に開設すると発表した。宿舎を備えた留学生向けの教育施設も大阪府吹田市に建設し、国際化を推進する。
留学生別科は日本語習得のほか、進学に必要な英語や数学などの基礎科目を学ぶ。定員は100人で、中国など主にアジアからの受け入れを見込んでいる。関西大は海外からの留学生を5年後に現在の約3倍の2千人に増やす計画で、同別科は留学生獲得に向けた環境整備の狙いもある。
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精華小劇場が3月末で閉館 大阪の小劇場演劇の拠点
http://www.asahi.com/kansai/entertainment/news/OSK201101150030.html
大阪の小劇場演劇の拠点、精華小劇場(大阪市中央区難波)が3月末で閉館することになり、演劇関係者が14日、記者会見を開いて劇場を通じて培ってきた文化や交流の場が失われることに懸念を示した。
同劇場は旧精華小学校の体育館を大阪市が約1億8千万円かけて最大200席の劇場に改修し、2004年10月にオープンした。近鉄劇場、扇町ミュージアムスクエアなど民間の劇場が相次いで消える中、演劇人らが「大阪のど真ん中に劇場を」と重ねた運動が下地になった。市と地元住民、劇団代表者らで構成する活用実行委員会が運営する珍しい態勢で、関西内外の劇団を集めた精華演劇祭などを毎年主催してきた。
しかし、昨年12月の委員会の場で、市は11年3月での閉館を伝えた。土地の売却準備が理由だった。
「閉館後も精華演劇祭の成果を継承し、発展させていけるような舞台芸術振興事業を検討していきたい」とする市に対し、記者会見で大阪現代舞台芸術協会理事長で劇団太陽族代表の岩崎正裕さんは「公的な施策できちんと文化を根付かせてほしい」と注文した。(岩本哲生)
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>>128
なんで平松は文化は会社だとかこれでは大阪の文化は衰退するって批判されないの?
不思議だ
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関西において何かにつけて思うのは情報流通のなさ。精華小劇場なんて99%以上の関西人は
知らなかったんじゃないですか? 無くなるとのニュースがあって初めて、へーそんなんあったんや、
と知った人が多いと思います。大阪の4つの交響楽団もそう。そいう類のものがたくさんあります。
関西には膨大なハード、ソフトが知られず、活かされず眠っています。放っておくと、そのうち死滅します。
関西のメディアは東京の情報ばっかり流さないでもっと身近な関西の情報を取り上げ、しかも面白おかしく、
受けてが興味を持つような内容にして流すべきだと思います。それが最も大きな地域振興につながると思います。
また情報の分断化も問題です。大阪人は知っていても京都人・神戸人は知らない。京都人は知っていても
大阪人・神戸人は知らない。神戸人は知っていても・・・。こういう状況もあると思います。
インターネットは誰でも情報発信できる素晴らしいシステムですが、逆にたくさんの人が思い思いに情報を
発信したのでは、受け取る側も混乱してしまいます。ですので、こういうあらゆる情報を一元化をして、
たとえば”関西チャネル”のようなメディアをつくってほしいと思います。ここにアクセスすれば、
関西のすべての情報、ニュースがわかるというものを。またそこで討論やシンポジウムを行うのもいいです。
関西広域連合にはこうような役割も期待します。
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>>129
精華小劇場の閉館について
http://seikatheatre.net/close.html
>しかし、平成19年に大阪市は未利用地の活用方針を策定し、その中で
>廃校跡地である、もと精華小学校は処分検討地として位置づけられたところです。
平松氏が大阪市長になったのは平成19年10月な。
ついでに言えばJR除く各線なんば駅徒歩3分のなんばマルイやビックカメラ裏の
とんでもない好立地が売れなかった状況が好転してきたってことだな。
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>>130
>ですので、こういうあらゆる情報を一元化をして、
>たとえば”関西チャネル”のようなメディアをつくってほしいと思います。
Kansai Windowのような関西の文化芸術のポータルサイトのようなものはいくつかあるんです。
おっしゃるような一元化はする必要はないと思いますが、いずれにしてもまずそのようなポータルサイト自体があまり知られていないというか、検索ならGoogleのように有名でないというか。
ここは古いメディアに頼るようですが、そのようなポータルサイトのいくつかをテレビでCMをうつなどすべきだと思います。
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日本文化、関西から発信 向上へ「中之島宣言」採択
2011年1月19日
http://www.nnn.co.jp/dainichi/news/110119/20110119030.html
日本の文化戦略と関西が果たすべき役割について考える「関西・大阪文化力会議」が18日、大阪市北区中之島の大阪国際会議場で開かれた。「成長する東アジアと日本の文化戦略」をテーマに講演や分科会を開催。日本文化を再認識し関西から発信することや、文化力向上の仕組みづくりなどを盛り込んだ「中之島宣言」を採択した。
会議では、主催者を代表して大阪21世紀協会の熊谷信昭会長が「国や地域が末永く繁栄し、世界から敬愛されるような名誉ある国家になるためには文化立国を目指さなければならない」とあいさつ。
基調講演にはハーバード大名誉教授のエズラ・ボーゲル氏と韓国初代文化部長官の李御寧氏が登壇し、企業家ら約400人が聴き入った。
ボーゲル氏は、研究を進めている故※(トウ)小平氏の歩みを通してこれまでの日中関係を説明し、「日本はどうしても中国との良い関係をつくらなければいけない」と強調。関西経済同友会とハーバード大の連携を例に挙げ、「知識人や経営者の交流、勉強も進めてほしい。いくらでもチャンスはある」と助言した。
講演後は分科会が開かれ、ボーゲル氏や大阪商工会議所の佐藤茂雄会頭らが「東アジアとともに進む日本の文化戦略を考える」、李氏や関西経済同友会の鳥井信吾常任幹事らが「関西の文化力向上と戦略的発言」をテーマに議論を深めた。
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生根神社境内に句碑 浜村淳さん奉納の俳句
2011年1月19日
http://www.nnn.co.jp/dainichi/news/110119/20110119032.html
パーソナリティーの浜村淳さんが30年以上にわたって夏祭りに参加している「生根神社」(大阪市西成区玉出西2丁目)の境内に、自身が奉納した俳句を刻んだ句碑が建てられた。
句は夏祭りの様子を詠んだ「いざうたえ だいがく音頭に 夏の月」
浜村さんと同神社との縁は、浜村さんが1974年に司会を努めた第2回「ふるさとの心日本の祭」の会場で、同神社に伝わり夏祭りに公開する山車の一種「だいがく」(府指定文化財)の存在を知った時から。
交流が始まり、翌年の夏祭り初日に参加。以来、ほぼ毎年参加している。関係者によると、74年に始まったラジオの長寿番組「ありがとう浜村淳です」の人気は、夏祭りへの参加以降に急上昇し「芸能の御利益もあるのでは」(浜村さん)と話していたという。
昨年末に除幕式が行われ、浜村さんは「番組はインターネットでヨーロッパやアメリカまで届くので、生根神社の名前が遠くまで広がっている」と話した。
例年、祭りが近づくと近隣住民から「ことしは浜村さんが来るのかな」と問い合わせが多く寄せられるといい、吉見友伸宮司(42)は「地元の人に愛されている方です。いつまでもお元気で来ていただきたい」と話していた。
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阪大生の恋の悩み、DJマユミに聞け! 名物講義に
http://www.asahi.com/kansai/news/OSK201101220027.html
大阪大学豊中キャンパスの全学共通科目「日本国憲法」は、180人が聴講する人気講義だ。学生のお目当ては、非常勤講師の谷口真由美さん(35)がラジオのディスク・ジョッキー(DJ)風に恋愛相談に乗る、冒頭15分の「DJマユミ」。阪大生の理想の恋人像を一刀両断する寸評を聴こうと、金曜1限の講義に遅刻する学生は、まずいない。
午前8時50分。谷口さんは出席カードの裏に書かせた学生の「理想の恋人」「理想のパートナー」を数人分、テンポよく読み上げ、コメントを加えていく。
「文学部男子。『僕の理想は、お菓子作りがうまい人』。だまされてる。人間、お菓子でおなかいっぱいになれへんもん」
「『おしとやかな人』。あんな、言うとくけど、おしとやかも装ってる人は多いで」
女子にも容赦ない。
「医学部女子。『何十年後も好きでいてくれる人』。好きでいてもらえるように、あんたががんばんなさい」
「『海外旅行に年何回か連れて行ってくれる人』。自分のお金で行きや」
2005年から阪大の教壇に立つ。金曜1限で遅刻が多いことを見越し、最初の15分を雑談にあてた。1年目の時事問題は、すぐにネタが尽きた。そこで2年目から始めたのが「DJマユミ」だ。
http://www.asahi.com/kansai/news/OSK201101220027_01.html
専門はジェンダー論。「データを蓄積したら研究論文のネタになるかも」との下心もあったが、「阪大に来たからには『DJマユミ』を」と言われる名物講義になった。
続けるうちに、阪大生の保守的な恋愛・結婚観がみえてきたという。「女子は専業主婦志向、男子は料理上手な女性が好き。恋愛経験が少なく、自分の両親しか結婚のモデルが思い浮かばないんやない?」。講義で「せっかく大学まで学んだんだから、女子も働け。働かないのは社会的損失です」と言ったら、男子学生に「働きたくない人は働かなくていいのが自由主義だ」と反論された。
「働いて生計を立てるという実感がないんやね」。自身は友人の紹介で出会った12歳年上の会社員と結婚し、5歳と2歳の子どもがいる。
恋愛相談から、憲法13条の「幸福追求権」、24条の「家族生活における個人の尊厳と両性の平等」を論じる事例がいくらでも出てくるという。講義は「難しい憲法を身近に感じられる」と、阪大の共通教育賞を4回も受賞した。今春で阪大との契約はいったん終了。「DJマユミ」も、残すところあと2回だ。(阿久沢悦子)
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巨星堕つ。
あの味のある優しい漫才は完全に過去のものになってしまった。
お悔やみ申し上げます。
しゃべくり漫才・ご意見番…喜味こいしさん死去
http://www.yomiuri.co.jp/entertainment/news/20110123-OYT1T00374.htm?from=main7
“いとこいさん”の愛称で親しまれ、兄の夢路いとしさんとのしゃべくり漫才で人気を集めた喜味(きみ)こいし(本名・篠原勲=しのはら・いさお)さんが、23日、肺がんのため亡くなった。83歳だった。
埼玉県生まれ。旅回り一座の家庭で、幼いころから2歳上のいとしさんと一緒に子役として舞台に立ち、1937年に上方漫才の草分け、荒川芳丸に入門。荒川芳博・芳坊の名で子供漫才を始め、48年に「夢路いとし・喜味こいし」と改名した。
庶民の生活を題材に大阪弁の豊かな表現を生かした「しゃべくり漫才」で、ラジオやテレビ、舞台で活躍した。
2003年にいとしさんが亡くなった後もテレビのコメンテーターを務めるなど、上方漫才界の“ご意見番”として活躍していた。
(2011年1月23日17時04分 読売新聞)
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兄のボケを楽々受け止める 高い技量に挑み名人芸に
2011.1.23 20:47
http://sankei.jp.msn.com/entertainments/news/110123/ent11012321060151-n1.htm
名コンビを組んだ兄の夢路いとしさんが、話を繰り広げつつ放り込む「ボケ」を、弟の喜味こいしさんは楽々と受け止めて「ツッコミ」を入れる。時にはボケ返し、ボケとツッコミが瞬時に入れ替わる。自在な呼吸は、まさに名人芸だった。
ひょうひょうと語る兄いとしさんと、ガラガラ声で受ける弟こいしさんの絶妙な間。ふくよかな大阪弁を生かしたしゃべくり漫才は、市井に生きる人たちの息遣いや、日常の中の無邪気な笑いを伝えた。簡単なようで、実は最もハイレベルな技量が要求される領域に挑んでいた。
2003年にいとしさんを失ってからの落胆は、はた目にも痛々しく、舞台に立つ姿は寂しげだった。
だが1人になっても大ベテランとして上方芸能を引っ張り、俳優や「ご意見番」としても、大きな存在感を持ち続けた。
浜村淳さん「品のある語り口のこいしさん亡くなり寂しい」
2011.1.23 20:46
http://sankei.jp.msn.com/entertainments/news/110123/ent11012321050150-n1.htm
■タレントの浜村淳さんの話 「穏やかな兄いとしさんと、やんちゃな弟こいしさんのキャラクターの違いを生かした漫才は絶品だった。派手さはなく、日常に起こり得ることを話しているのに、名人芸ともいえる話術と間の取り方にかかると、大爆笑が沸き起こった。ギラギラした漫才や話芸が多数を占める中で、品のある語り口のこいしさんが亡くなったことは非常に寂しい」
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酒のアテに書物を 玄月さんら、ミナミに文学バー
http://www.asahi.com/kansai/entertainment/news/OSK201101260006.html
2011年1月26日
グラスを傾けながら文学談議に花を咲かせ、読書を味わう「文学バー」が31日、大阪・ミナミにお目見えする。同市在住の芥川賞作家、玄月さん(45)がプロデュースし、関西の作家らが協力して共同経営。小説など文学書を中心に1万冊近い本で店を埋め尽くし、本好きのたまり場にする計画だ。
店の名は「リズール」。フランス語で読書家という意味だ。地下鉄心斎橋駅近くにあるビルの地下1階に、奥行きのある約60平方メートルのスペースを確保し、壁一面に本棚を設けた。カウンターにも書物を並べる。
「ちびちび飲みながら読んだり、お客さん同士で文学を語り合ったりする場にしてほしい」。そう話す玄月さんは東京にいたころ、作家や編集者が集う文壇バーに出入りした。だが、出版社が多くない大阪ではまず成り立たない。一般の本好きな人たちが気軽に文学を語れる場所をつくろうと思い立った。
単行本をはじめ、世界文学全集や詩集、画集などを文学関係者や友人に呼びかけて集めている。和歌山出身の辻原登さんや大阪在住の吉村萬壱さんら関西ゆかりの作家も協力した。
調理師の資格を持ち、レストランで働いたこともある玄月さん自らが時にはカウンターに立つ。スタッフは作家修業中の学生らだ。ウイスキーのボトルさながら、しおりに自分の名前を書いて読んでいる本に挟んでもらい、「キープ」できる趣向も。いずれ作家のサイン会や朗読会など文学イベントもしたいという。
昨年は電子書籍に注目が集まり、「元年」といわれた。その流れに水をさす気はない。「紙の本の手触りや、古い本のかびくさい匂いが好き。棚から本を取り、めくって読む。その楽しさを共有できる空間にしたい」
営業は午後6時〜午前2時。問い合わせは同店(06・6282・7260)へ。(河合真美江)
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2011年1月26日
200インチ 大迫力3D
http://www.sankei-kansai.com/2011/01/26/20110126-048836.php
特殊な眼鏡を使わずに裸眼で立体的な映像(3次元映像)を見ることができる200インチの大型ハイビジョンディスプレーの開発に独立行政法人・情報通信研究機構(NICT)などが世界で初めて成功し25日、けいはんな研究所(京都府精華町)で報道関係者に公開した。
ディスプレーは縦2・5メートル、横4・5メートル。50個以上の小型ハイビジョンプロジェクターを備え、特殊な拡散フィルムや集光レンズなどで構成される表示スクリーンに、裏側から同時に映像情報の光を照射する仕組み。
NICTでは5年前から立体表示技術の開発研究に取り組んでおり、この日は車やサメ、花とミツバチなどのCG画像が立体的に映し出された。
ただ、スクリーンの端では立体的に見ることができず、立体視が可能な視域は限定的でNICTは「より多くの人が立体的に鑑賞できるよう、今後、視域を広げる開発研究に取り組みたい」としている。
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故喜味こいしさん、最後の仕事を再放送
2011.1.26 11:05
http://www.sanspo.com/geino/news/110126/gnf1101261106000-n1.htm
NHK大阪放送局が、故喜味こいしさん(享年83)最後の仕事となった「上方演芸ホール『満員御礼!寄席芸ワールド』」を30日に再放送(後2・30)する。2月6日には追悼番組「上方演芸ホール特別企画『喜味こいしさんをしのんで』」(深夜0・00)も。ABCテレビは29日に「さようなら喜味こいしさん」(前10・25)、関西テレビも同日追悼番組(タイトル未定、後6・05)を放送。
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文化財、火災から守れ 博物館職員ら消防訓練
2011年1月26日
http://www.nnn.co.jp/dainichi/news/110126/20110126030.html
文化財防火デー(26日)を前に21日、大阪府豊中市の服部緑地にある日本民家集落博物館(中平正子館長)で、同市北消防署による消防訓練が行われた。同館には国や大阪府の指定文化財となっている民家が全国から集められており、消防職員や同館職員ら約30人が、初期消火や放水などの訓練に真剣な表情で取り組んだ。
文化財防火デーは1949年1月26日に、現存する世界最古の木造建造物である奈良の法隆寺で起きた火災をきっかけに、55年に国が指定した。毎年この時期に文化財を備えた建物などを対象に、各所で防火訓練が行われている。
訓練は国の重要文化財に指定されている「日向椎葉の民家」で火災が発生したとの想定でスタート。職員が119番通報や消火器による初期消火、屋外消火栓にホースをつないでの放水を行い、消防署からもタンク車などが出動し、本番さながらの放水作業を展開した。
同館職員の奥村直樹さんは「実際に消火器などを使った訓練を継続することで、職員の防火意識を高めていきたい」と話していた。
八坂神社でも
文化財防火デーを前に池田市神田4丁目の八坂神社(津田信幸宮司)で24日、同市消防署や市消防団神田分団などから25人が参加して消防訓練が行われた。
本殿から出火したとの想定で行われ、まず神社関係者が消防署へ119番通報し、非常持ち出し品を搬出。その後、拝殿正面に配置されたはしご車からの放水などが行われた。
同神社は1610年の再建。桃山時代の様式をよく残しているとして、国重要文化財に指定されている。
津田宮司は「今後も地元の人たちにも協力していただき、文化財の保護に努めていきたい」と話していた。
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さよなら こいしさん 喜味こいしさん葬儀に400人
http://www.asahi.com/kansai/entertainment/news/OSK201101270065.html
23日に83歳で亡くなった兄弟漫才コンビ「夢路(ゆめじ)いとし・喜味(きみ)こいし」の弟、喜味こいし(本名・篠原勲)さんの葬儀が27日、大阪市阿倍野区のやすらぎ天空館で営まれた。かしまし娘の正司歌江さんや上方落語協会会長の桂三枝さんら演芸・マスコミ関係者ら約500人が参列し、温かな笑いで広く愛された上方の名漫才師との別れを惜しんだ。
弔辞に立った西川きよしさんは「長い、長い漫才界の歴史の中で輝き続けた星を失いました。お会いするたびに先生の心の広さ、品の良さ、潔さ、優しさを学ばせて頂きました。数多くの名作漫才を残してくだって、本当にありがとうございます。天国で、いとし先生にもう会われたかもわかりませんね。積もる話をして下さい。長い間、本当にお疲れ様でございました」と声を詰まらせた。
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「読書自分と社会つなぐ」
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/osaka/news/20110130-OYT8T00069.htm
児童文学作家の梨屋アリエさんを迎えて、関西大の「読書への誘(いざな)い」講演会(読売新聞社、活字文化推進会議後援)が29日、吹田市の同大学で開かれ=写真=、同大学併設校の関西大第一中、同北陽中、同中等部の1年生の生徒ら約500人が参加した。
梨屋さんは「読書の楽しみを伝える」をテーマに講演。小学生時代は本が苦手だったが、中学に入ってから図書館に通うようになり、世の中のことに興味がわいて、読書が好きになったと話した。
「本には、他人の考えや体験が詰まっていて、自分の足りない部分を補うことが出来る。また、自分のペースで読めるなど、本は読む人自身に主体のあるメディアだ」と語り、「読書は自分がよりよく生きるためのものであり、社会とつながるものでもある。ぜひ、10代のうちに本が好きになるきっかけを作ってほしい」と訴えた。
(2011年1月30日 読売新聞)
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芸術家集い、育むまち 住吉区で版画家企画展
2011年1月28日
http://www.nnn.co.jp/dainichi/news/110128/20110128041.html
住吉区は、同区周辺で活躍している版画家、廣田雅久さんと、大阪を代表する版画家、故・前田藤四郎さんを中心にした企画展を、2月1日から同区民センターなどで開く。11日には廣田さんらを交えたトークショーなども予定。「地元の文化資産を再発見してもらいたい」とPRしている。
1925年、大阪は「大大阪」とも呼ばれ、市域拡張を行い、モダン都市としての姿を整えた。36年には天王寺に市立美術館が開館し、天王寺以南の住吉地域に多くの画家や芸術家が住むようになった。
前田さんもその中の一人。長崎堂(中央区)のパッケージデザインなども手掛け、90年に亡くなるまで関西を中心に活動した。阿倍野区北畠の自宅は周辺に住む芸術家のサロンにもなっていた。廣田さんは前田さんの勧めで銅版画を始めた経緯がある。
区は今回、「住吉の美術パワー発見!」と題してイベントを企画。「前田藤四郎と版画の世界展」(住吉図書館)には『屋上運動』などの作品を展示する。区民センターでは「廣田雅久銅版画展」として曽野綾子さんの本の表紙にもなった『青い月』などを展示する。
11日には同センターでトークショー「前田藤四郎と住吉の美術仲間たち」を開催。廣田さんや大阪出身の版画家、志野和男さんら前田さんゆかりの4人が功績や影響について話す予定。
企画した市立近代美術館建設準備室研究副主幹の菅谷富夫さんは「前田先生は日本の創作版画の創世期を代表する作家。周辺にはさまざまな芸術家が集っていた。地元の人が地域に残る芸術を育む土壌を再発見するきっかけになれば」と話している。
いずれも入場無料。11日のトークショーではバイオリンとピアノのミニコンサートも予定されている。展示会は27日まで。問い合わせは電話06(6694)9989、区民企画担当へ。
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2011年1月29日
一足早い春の香り 司馬遼太郎記念館で菜の花飾り付け
http://www.sankei-kansai.com/2011/01/29/20110129-049009.php
作家、司馬遼太郎さんの命日「菜の花忌」(2月12日)を前に、大阪府東大阪市の司馬遼太郎記念館で29日、菜の花の飾り付けが行われ、寒空の下に一足早い春の香りが運び込まれた。
飾り付けは司馬さんが生前、自宅の庭で菜の花を育てていたことにちなみ、平成14年から始まった。当初は館内に切り花を飾るだけだったが、記念館が地元住民らに呼びかけ、周辺の道路や民家の玄関前に花を飾る活動が広がっている。
この日は地元の高校生やボランティアが、プランターや鉢約200個を司馬さんの書斎前の庭などに設置。
府立布施高校3年の中矢朱璃(あかり)さん(18)は「いっぱいの花に囲まれた書斎で司馬さんがうらやましい。日当たりも良くて、寝てみたいな」と話していた。
今年は寒さの影響で開花が遅れ、見頃は2月中旬。4月上旬まで楽しめそうだという。
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2011年1月31日
生命の原材料 "故郷"を特定 太陽系有機物 阪大など共同チーム
http://www.sankei-kansai.com/2011/01/31/20110131-049038.php
生命の原材料である有機物が太陽系で最初に作られたとみられる場所を、大阪大大学院の橋爪光(こう)助教(惑星科学)と東大、九州大の共同研究チームが突き止めた。最も原始的なタイプの隕石(いんせき)に含まれる有機物を分析し、その“故郷”を原始太陽の周囲にあった星雲の表面と特定した。英科学誌「ネイチャー・ジオサイエンス」に31日、発表した。
有機物は約45億6700万年前の太陽系誕生から間もないころ、光化学反応で生成され、塵などと一緒に集まって小天体や惑星を形成した。一部は地球生命の材料になったともいわれるが、最初に生成された場所は分かっていなかった。
橋爪助教は「有機物の起源が分かったことで、生命が誕生可能な地球型惑星が宇宙にどの程度あるかを高い精度で予測できるようになる」と話している。
研究チームは、国立極地研究所が南極で採取し、原始太陽系の姿をとどめる約45億6千万年前の隕石から有機物を抽出。特殊な顕微鏡で酸素や炭素の同位体比率を詳細に分析し、有機物の生成に必要な温度や光などの条件を探った。
その結果、有機物は宇宙空間としてはやや高温のマイナス約210度以上の環境で作られたことが判明。原始太陽の周囲にあるガスや塵でできたドーナツ状の星雲のうち、太陽光を浴びてやや高温になる表面付近が生成場所と結論付けた。
太陽系の有機物は、宇宙と生命の関係を探る上で重要な研究対象。日本は小惑星探査機「はやぶさ」の後継機で有機物を含む岩石の回収を目指しており、今回の成果は回収試料の分析方法の検討などに役立ちそうだ。
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読み上げ瞬間 手動き札舞う 全国競技かるた大阪大会
2011年1月31日
http://www.nnn.co.jp/dainichi/news/110131/20110131031.html
百人一首日本一を競う「第92回全国競技かるた大阪大会」(全日本かるた協会主催)が30日、大阪市天王寺区の四天王寺本坊で開かれた。全国から364人が参加し、瞬きも許さない白熱した戦いを繰り広げた。
競技かるたを題材にした末次由紀さんの漫画「ちはやふる」(講談社)の人気もあり、参加人数は過去最多。大阪府かるた協会の山下迪子会長によると「昨年の秋から毎週のように新入会員が増え、練習時間を延長したりしている」という。今大会には、小学生から一般の有段者までが一堂に会し、A〜E級の5部門に分かれて覇を争った。
開会式ではA級(4段以上)の昨年度覇者、鋤納麻衣子さんが「日ごろの練習の成果を発揮し、正々堂々と戦うことを誓います」と選手宣誓を行った。試合では、読手(どくしゅ)が読み上げる声と同時に目にもとまらぬ早さで手が動き、札が舞った。
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HEP HALLで展覧会「愛の秘密工作室」−アーティスト7組が「愛」を工作
http://umeda.keizai.biz/headline/970/
HEP HALL(大阪市北区角田町、TEL 06-6366-3636)で1月29日、「愛」をテーマにした展覧会「7組のアーティストによる7つの愛のかたち『愛の秘密工作室』」が始まった。
「つくること」をエンターテインメント化してきたプロダクトデザイナー、コピーライター、雑貨デザイナー、駄美術作家など、さまざまな分野のアーティスト7組が「愛」をテーマに「工作」。2008年に同ホールで開催した「駄美術ミュージアム」の脱力アートユニット・現代美術二等兵に企画を持ち掛けたところ「面白い人がいっぱいいるから声をかけましょうか」と、バレンタインデーが近い時期に「愛」をテーマにした展覧会が実現した。
会場では、さまざまな形で「愛」を捉えた作品を展示。「現代美術二等兵」は、下着にグー、チョキー、パーを描いた「勝負パンツ」など、キヤノン・IXYDIGITALグッドデザイン賞など多くの受賞歴を持つプロダクトデザイナー・清水久和さんは井伊直弼や額田王をモチーフにしたミラーなどを展示。ワークショップやCDジャケット制作など多方面で活躍する吉澤久美子さんは男性用と女性用の白衣で、それぞれ「愛」を表現している。
あらゆる手法で美術の可能性を探る木内貴志さんは、勉強机を彫って刷った版画や積み重ねたVHSテープにデザインを施した作品、「こけしマッチ制作所」は「マッチでパロる愛の歴史」と題し、マッチ棒の先に顔を描き衣装を着させた作品を多数展示。大手広告代理店に勤めながら創作活動を続ける服部公太郎さんはライトを使った作品や立体作品を、コピーライターの乙幡啓子さんは、2つのペンダントを合わせると心臓になる「リアルハートのペアネックレス」などの作品を展示する。
会場にはミュージアムショップもあり、乙幡啓子さんのホッケそっくりのペンケース「ホッケース」(2,600円)や、通常は地域限定で販売するこけしマッチ「なるこマッチ」(210円)、「たばしおマッチ」(200円)、著書なども販売する。
同ホールプロデューサーの星川大輔さんは「全員がデザイナーという訳ではなく、人を楽しませることで活躍されているアーティストが集まった。普段アートに興味がない人でもフラッと寄って楽しんでもらえるのでは」と話す。
開催時間は11時〜20時。入場無料。2月13日まで。
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イサム・ノグチ作品 万博時の色に復元へ
2011年2月2日
http://www.nnn.co.jp/dainichi/news/110202/20110202025.html
“宇宙の夢”再び−。1970年の万国博覧会で制作され、現在も万博記念公園(吹田市)の「夢の池」に残る彫刻家イサム・ノグチ氏(1904〜88)の噴水モニュメントを当時の色に戻す作業が行われている。1月26日には、制作に携わった建築家の佐々木喬さん(76)を沖縄から招き、色の選定と制作意図などを仰いだ。
夢の池は、2万4500平方メートルの人工池に高さ33メートルの「彗星(すいせい)」や、ステンレスの「惑星」など宇宙をテーマにした6種9基(現在は5種6基)を設置したもの。噴水は万博終了とともに停止したが、噴水はモニュメントとして残されている。しかし、約20年前に腐食防止を理由に再塗装した際、「宇宙船」の黒が緑に、ステンレスの「惑星」は銀色に塗り替えられていた。
現地を訪れた佐々木さんは「当時と同じではなくても、見た人がイサムが使っている色だと納得できればいい」と、担当者と当時の写真とノグチ氏の作品集を見ながら、色を絞り込んだ。
「モニュメントが残るのは非常にうれしい」と佐々木さん。ただ、銀色に塗られた「惑星」については「塗装は避けてほしい」と強いこだわりを見せた。塗装は腐食防止のためだが、「当時は宇宙を漂っている惑星をイメージし、表面を削って荒々しさを出していた。ステンレスはさびて当然。それをいいと考えるか、どうかだ」と訴えた。
改修工事は3月末に完了予定。同機構は「万博の遺産としてできる限り復元したい」と話している。
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街への思い積むアート
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/osaka/news/20110206-OYT8T00044.htm
来年で100周年を迎える大阪・新世界を盛り上げようと、街中を舞台にしたアート展示や体験イベントを集めた「ツムテンカク」が5日、開幕した。デザイナーら約10人でつくる実行委が初めて企画。13日まで。
街に対する人々の思いを「積む」と、「通天閣」を掛け合わせて催しのタイトルにした。通天閣のメーン会場の4階展望台には、ひと味違った市街地の景色を楽しんでもらおうと、直径5〜60センチの紙筒を積み上げた高さ2・5メートル、幅4メートルの巨大オブジェ三つが登場。親子で遊びに来た横浜市中区の中学1年、田中芙果さん(13)は、街をのぞきながら、「大阪の街を切り取ったみたいで面白い」と喜んでいた。
期間中、観客も参加できるライブ(10、11日)や紙筒の上に乗って歩く「つつぽっくり」の遊び(11日)など計16の展示、催しが楽しめる。イベントの詳細は実行委のホームページ(http://www.tsumutenkaku.com)。
(2011年2月6日 読売新聞)
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即興落語風に40年 桂三枝「新婚さんいらっしゃい!」
http://www.asahi.com/showbiz/tv_radio/TKY201102040274.html
約40年前から、落語家とテレビ司会者の二足のわらじを履き続けている。両立は「全然難しくなかった」そうだ。「どの仕事も人前に出てお客さんに楽しんでもらうためにやるもの。一人で全部しゃべるか、相手にしゃべってもらうようにするかの違いだけでね」と、しみじみ語る。
司会を務めた番組の中でも「新婚さんいらっしゃい!」(朝日系、日曜午後)は「一番合っていた」。自らの創作落語との垣根が低いから。多彩な新婚さんたちに色濃く出る市民の生活や笑い。収録時は、即興的に創作落語をつくる感覚で臨んでいる。「話をこう持っていって、サゲはこの辺へ、と思うのも、落語をずっとやってきたからで」
逆にそこで見聞きした夫婦の出会いや癖、けんかの中身などは、高座の際に「財産」となって生きる。落語にすると「『そんなアホな』と、事実と思ってもらえないような」突拍子もない夫婦がいるのはご愛敬だ。
「日常の中で晩ご飯を食べ続けてきたような感じでね。毎週毎週楽しくしているうちに、知らない間に40年たってしまったという感じが強いですね」。今後50年、60年もいけますか。「そこまでは……。でも、やっぱり転べるうちは、いろんな新婚さんに会いたいなと思いますね」
いすから転げ落ちる名物のリアクションのことだ。「最近はこけさせるのを楽しみにしている新婚さんが結構いるので、何度か無理してこけてあげないと、という気遣いはありますなあ」。まだまだ体をはっていく覚悟のようだ。
(文・岩本哲生 写真・伊藤菜々子)
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非日常「積み上げ」 ツムテンカク始まる
2011年2月6日
http://www.nnn.co.jp/dainichi/news/110206/20110206022.html
大阪市浪速区の通天閣、新世界を舞台とするデザイン&アートイベント「ツムテンカク」が5日、始まった。「積み上げる」をテーマに、通天閣には紙の管を数千本積み上げたオブジェが展示され、市民らが非日常的な空間を楽しんだ。13日まで。
イベントは、デザイナーやイラストレーター、フォトグラファーなど11人が実行委員会を組織して実施。
通天閣4階の展望台には、直径数センチから1メートル近い紙の管数千本を積み上げたオブジェを展示。通天閣が大阪のまちと人の思いや文化、歴史を積み上げた「象徴」であるという思いが表現され、紙の管を通して普段とは違った視点や視界で通天閣からの景色を楽しむことができる。
新世界では、ビリケン像に隠されたキーワードを集めて合言葉を完成させるイベントが行われ、観光客らが楽しんでいた。
13日まで、ストリートパフォーマンスやアーティストの作品展示など、多彩なイベントが各所で行われる。
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>152
これはいい。
ステレオタイプな大阪像に利用される通天閣の中和剤となるだろう。
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■医師が縫合技術競うコンテスト〜阪大病院
http://www.mbs.jp/news/kansaiflash_GE110206144700429769.shtml
若手の医師が手術で皮膚を縫い合わせる技術を競う一風変わったコンテストが大阪で行われました。
真剣な表情でテーブルに向かう医師たち。
大阪大学附属病院が主催したコンテストの会場には、卒業後10年までの若手外科医90人が集まりました。
豚の皮を人間の皮膚に見立てて手術の際に傷を縫い合わせる技術を競います。
このコンテストは、若手外科医が競い合い評価される場をつくることでその技術やモチベーションを高めようと企画されました。
10分間で8針以上縫い、手の動きや姿勢、縫い目の間隔、縫い合わせた部分の盛り上がり方などを教授やベテラン医師が審査します。
同僚や先輩の視線が集まる中、緊張で手の震えが止まらない人も…。
「緊張しすぎてわけもわからず10分終わりました」
「みんなに見られている環境と豚の皮ということで、ふだんと全然ちがっていて緊張しました」
「皮膚を最後に縫い合わせるという技術の中には、外科医の基本的な手技が集結している。第三者に客観的に評価してもらうことは若い外科医にとって励みになる」(大阪大学大学院(消化器外科)伊藤壽記教授)
若手医師の切磋琢磨の場となるこのコンテスト、高得点を獲得した16人は、来月行われる決勝に進出し、優勝者には手術器具が贈られるということです。 (02/06 18:24)
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がんばれ阪大病院
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大阪府大 受験志願者数 V字回復 知事発言で急激
2011年2月 8日
http://www.sankei-kansai.com/2011/02/08/20110208-049408.php
大阪府の橋下徹知事から「存在意義は疑問」と批判された府立大学(堺市)が、知事の批判以前から取り組んでいる改革が成果を上げ、知事発言で急減した受験志願者数が今年、過去最高水準に回復したことがわかった。年1千万円の研究費を付与する国際公募の特別講師制度や、企業から講師を招いて「就活」に直結させる実践講義など人材育成に重点を置いた改革が、就職氷河期の受験生らに受け入れられたようだ。
府立大の受験志願者は微増傾向で、平成19年度が9144人、20年度が10037人、21年度は10266人に達し過去最高を記録した。ところが20年2月に就任した橋下知事が21年2月、「存在意義が十分理解されていない。廃止か大阪市立大学との統合を含めて検討する」と発言。大学存続を危ぶむ声が聞かれ、22年度は一気に9244人に落ち込んだ。
一方、改革は知事発言の前の20年度に着手された。
特別講師制度は、理学・工学研究科で実施され、若手研究者(教員)を国際公募。英語による模擬授業などで選考し、初年は1千万円の研究費を無条件で与えている。3年間で10人を採用したが、スイスとスウェーデンの大学で活動していた日本人も含まれ、流出した頭脳の還流にも貢献した。教授への道が開かれているのも魅力。春には中国人を含め2人が加わる。
博士後期課程の学生や博士号を取得しても就職先がない学内外の研究者を対象にした実践講義は、企業の経営者、研究者を講師として招き、インターンシップ(企業研修)も実施。3年間で123人が学び、31人が協力企業のパナソニックやシャープ、住友電工などに就職している。授業がそのまま就活になることから人気は高い。
これらの改革は文部科学省の科学技術振興調整費を使って行われ、文科省が今年度に行った事業評価で、ともに最高ランク(対象38事業のうち最高ランクは7事業)に位置づけられた。
広報にも力を入れ、こうした成果をアピール。この結果、今月3日に受け付けが締め切られた受験志願者数は10250人を超えるまでにV字回復した。また他校からも注目を集め、1日に行われた公立大学協会の会長選挙で、奥野武俊学長(兼理事長)が最多得票となり、選任された。
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大阪府立大学の理系のレベルは高い。橋下氏は府立大、市立大の実力を見誤っていないか。
緩慢な経営は批判されるべきだが、府立大、市大ともに十分に存在意義が見いだせることを理解してほしい。
国立の阪大と合わせて、北摂の阪大、市内の市大、堺の府立大。
大阪の高等教育はこの3つの大学が先導するのだ。
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阪大が米核兵器研究所で共同研究へ 超新星爆発を再現
2011年2月13日
http://www.asahi.com/science/update/0212/TKY201102120225.html
核兵器の維持管理を主目的に設立された米国の研究施設で、大阪大が来年にも共同研究を始める。世界一とされる強力なレーザーを使い、恒星が燃え尽きた最期に起きる「超新星爆発」を地上で再現し、しくみの解明に役立てる。
恒星の内部では、水素やヘリウムなどの軽い元素が融合して重い元素がつくられる「核融合」が起きている。星の最期には、重い元素が重力で収縮して超新星爆発が起きる。阪大の研究は、爆発の際に衝撃波や宇宙線が発生するしくみを、レーザーによって再現して確かめる。
エネルギー省の核兵器研究所「ローレンス・リバモア国立研究所」にある「国立点火施設」(NIF)が昨年、基礎物理の共同実験を国際公募。阪大の1件を含む12件が採択された。
NIFはラグビー場ほどの大きさの実験施設に192本のレーザーを備え、光を一点に集中させて水素などに照射して核融合を起こし(点火)、水爆と同じ状態を人為的に作り出すのが主目的で、約4千億円をかけて2009年に完成した。
主に経年劣化した核兵器の爆発性能を確かめる実験に使われ、1年半以内の「点火」実現を目指す。点火の必要のない基礎物理研究も行われる。NIFがつくる超高温、超高圧の状態は輝く星に近い環境とされる。
交渉に当たった阪大レーザーエネルギー学研究センターの疇地(あぜち)宏センター長は、「研究内容は軍事と無関係の基礎科学なので問題ないと判断した」と話す。採択したのはNIFの外部の人でつくる委員会で、透明性は高いという。
NIF側は今回、基礎研究だけでなく、点火を目的とした共同研究も日本に申し入れた。阪大側は前向きに検討したが、実験の所管がエネルギー省内の国家核安全保障局という軍事部門だったため、軍事研究に加担したととられかねず、断念したという。
http://www.asahi.com/science/update/0212/TKY201102120225_01.html
NIFが国際公募したのは、軍事研究費削減の圧力が強まる中、他国を取り込んで予算を確保しやすくする狙いがあるものと見られる。阪大も、40年前からレーザー核融合の研究を続けてきたが、研究費はかつての1割ほどになっている。(小宮山亮磨)
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2011年2月12日
若き日の宝500点 未公開「梅棹ワールド」再び
http://www.sankei-kansai.com/2011/02/12/20110212-049581.php
「知の探検家」といわれた日本の文化人類学の開拓者で、昨年7月に90歳で亡くなった故・梅棹忠夫さんの偉業を紹介する特別展「ウメサオタダオ展」が、3月10日から梅棹さんゆかりの国立民族学博物館(大阪府吹田市)で開かれる。現場を愛し、常にひたむきな探求心を持ち続けた梅棹さんが生前海外などで記した未公開の「フィールド・ノート」や直筆原稿など、同館所蔵の約500点を初公開。若き日の「梅棹ワールド」を今に伝える一級の資料で、関係者は「梅棹さんの先見性が改めてしのばれる」と話している。
梅棹さんが中国の調査旅行から持ち帰った内蒙古の地図。検閲への偽装のため、裏面にカバなどの絵が描かれていた
内蒙古地図 絵で偽装/京大型カードの原点資料
大正9年生まれの梅棹さんは、もともと動物学を専攻していたが、内蒙古の学術調査を通じて民族学、人類学に転じ、京大総合学術調査隊に加わるなどして“京都学派”を形成。昭和49年に創設された同博物館の初代館長も務めた。
「モゴール族探検紀」(昭和31年)や、カードを並べ替えて新たな発想を導くB6判の通称「京大型カード」の着想を書き込んだ「知的生産の技術」(44年)など多数の著作を発表。61年に視力を失う苦難に見舞われたが、「自分の足で歩いて確かめ、自分の頭で考える」姿勢を説き続け、新たな視点での発信や後進の育成に尽力した。
10〜40代に当たる昭和7年ごろから39年に記されたフィールド・ノートなどの膨大な研究資料は、同博物館に委ねられたが、「生前に公開する性格の資料ではない」として、これまで一般の目に触れる機会がなかった。梅棹さんの死後、同博物館の研究者が特別展の開催を企画。整理を進め、主に著作集に関連する資料を選んで公開されることになった。
展示品のうち、生活習慣などの調査のため戦中に訪れた中国から持ち帰った内蒙古の地図には、裏面にカバなど動物の絵が描かれている。昭和21年に帰国する際、検閲で軍事機密として没収されないようにするため、スケッチで偽装したといい、研究への情熱の一方、あまり知られていない“絵心”がうかがえる。
中国大陸などを訪れた際に記したノートは約50冊にのぼり、中には現地の鳥のさえずりを譜面にした記載も。中学時代の登山日記や、京大型カードの原点となる資料、読者からの手紙なども展示される予定で、知識欲あふれる梅棹さんの姿勢を再発見できる。
梅棹さんの影響も受け、特別展の実行委員長を務める同博物館の小長谷(こながや)有紀教授は「残された膨大な資料は『民博の正倉院』とも言える貴重なもの。特別展を通じ、梅棹さんの先見性がどう形成されたのかを見てもらえたら」と話している。
特別展は3月10日〜6月14日。問い合わせは国立民族学博物館(電話06・6876・2151)へ。
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大阪工大の学生ら、手作りの探査衛星で月に挑戦へ
http://osaka.yomiuri.co.jp/e-news/20110212-OYO1T00135.htm?from=newslist
大阪工業大(大阪市旭区)で宇宙工学を学ぶ学生約20人が、小型の月探査衛星の開発を進めている。小惑星の微粒子を持ち帰った探査機「はやぶさ」と同タイプのエンジンを搭載。1年半かけて38万キロ・メートル離れた月を目指す。実現すれば、月到達衛星としては世界最小になる見込み。学生たちは「僕たちにできることで日本の宇宙開発に貢献したい」と意気込んでいる。
学生による小型衛星の開発で月を目指すのは初めて。今年夏以降に環境観測用小型衛星「プロイテレス1号」(30センチ・メートル角、重さ10キロ・グラム)を打ち上げる田原弘一教授の研究室が計画した。高感度カメラを装備し、サイズは大阪の町工場が手がけた小型衛星「まいど1号」(50センチ・メートル角、重さ50キロ・グラム)と同程度になる。開発費は約4000万円。
はやぶさのエンジンと同様、キセノンガスをイオン化して高速噴射させるが、永久磁石で作った磁場の力を利用し、推進力を向上させる。はやぶさより燃費はやや劣るものの、推進力は1・5倍になる。
現在、エンジンの噴射実験を重ねているほか、勉強会を開き、上級生から下級生へ衛星作りの技術を伝授している。今後は、はやぶさの技術者の協力も得ながら、設計や燃料・電力の供給システム開発を行う。
早ければ3年後に国内外のロケットで他の衛星と相乗りで打ち上げ、高度400〜600キロ・メートルの宇宙空間に送り込む。衛星は地球を周回しながら、地球の重力圏を離れ、エンジンを噴射して自力で月へと向かう。最終的には月と地球の写真を撮影した後、月面に墜落させ、<足跡>を刻む。
学生リーダーの大学院生、尾崎淳一さん(23)は「最初は『無理ちゃうか』と思ったが、理論的に不可能ではなく、ぜひとも成功させたい」と話す。田原教授は「全国の若者に宇宙を身近に感じ、技術開発に興味を持ってもらう上で、大きな一歩になる」と強調する。
(2011年2月12日 読売新聞)
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2011年2月12日
「生誕80年 開高健」展開幕なんばパークス
http://www.sankei-kansai.com/2011/02/12/20110212-049569.php
「オーパ!」「輝ける闇」などで知られる作家、開高健さんの生涯を振り返る「生誕80年 大阪が生んだ開高健」展(産経新聞社など後援)が11日、大阪市浪速区のなんばパークスで開幕した。
昭和5年、大阪・天王寺に生まれ、28年に大阪市立大を卒業。寿屋(現サントリー)のコピーライターとして活躍する一方、33年に「裸の王様」で芥川賞を受賞。ベトナム戦争の従軍記者となったり、釣りで世界を駆け巡ったりと、行動する作家としても知られた。
同展は、母校の大阪市立大創立130周年を記念して開催。自筆原稿や釣り道具、旧自邸の模型など約200点の展示で、開高さんの人と作品に迫る。
この日、平松邦夫大阪市長らが参加してオープニング式典が行われ、西澤良記大阪市立大学長は「この展覧会で、開高さんのバイタリティーと大阪魂を思い出していただけたら」とあいさつした。同展は20日まで。入場料一般300円。
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南船場で英アーティスト初個展−坂本龍馬からエリザベス女王まで
http://namba.keizai.biz/headline/1698/
日本在住のイギリス人アーティスト、デヴィッド・ベイトマンさんの日本初個展「The Art of Procrastination」が現在、南船場のギャラリー「浜崎健立現代美術館」(大阪市中央区南船場4、TEL 06-6241-6048)で行われている。
1981(昭和56)年イギリス生まれのベイトマンさんは、2004年に美術学校Norwich School of Art and Designを卒業後、ロンドンを拠点にフリーランスのアーティストとして活動を開始した。2007年からは日本に拠点を移し、スプレーを使って描くグラフィティやシルクスクリーンの技術を応用したステンシルやコラージュを制作している。
今回、日本で初の個展を開催することについて、「かつては(いつ消されるか分からない)ロンドンの街路が作品発表の場所だった。今はギャラリーで色んな人に見てもらえるのが嬉しい」と話す。制作を実験の場と捉え、常に新しいスタイルを追求しているベイトマンさんは、同展に向けて準備を進めてきた半年の間にも「進化を続けてきた」という。
同展では、ステンシルやコラージュを中心に計18点を展示。「自分のルーツと作品を関連させたかった」というベイトマンさんの言葉通り、会場の1階には坂本龍馬や野口英世、エリザベス女王など日本とイギリスを象徴する人物を描いたカラフルで精巧なステンシル作品が並ぶ。「通常ステンシルといえば、ベタッと文字や数字を描いた平らなイメージが強い。でも自分の作品は、スプレーを傾けて色に変化をつけたり少しずつ重ねながら、奥行きのある『マルチレイヤー(多層構造)』な作品を目指している」と話す。
2階には、「Paris syndrome(パリ症候群)」や戦争、暴動など社会問題を扱ったコラージュ作品が並ぶ。「コラージュでは、ステンシルやドローイングではできなことを表現したい。メッセージ性が強い作品が多いのはそうした思いから。政治や音楽、ニュース、人の体などをテーマに、昔の雑誌や本から集めた素材を使って新しいイメージを構築していく。この作業そのものが心地良い」とベイトマンさん。「ポップなステンシル作品と、荒々しくレトロなコラージュ作品との対比を楽しんでもらえたら」とも。
営業時間は12時〜20時。第1〜第3水曜定休。入場無料。今月28日まで。
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B’z松本、ピアニスト内田氏ら受賞=レディ・アンテベラムが5冠−米グラミー賞
http://www.jiji.com/jc/c?g=soc_30&k=2011021400099
【ロサンゼルス時事】米音楽界最高の栄誉とされる第53回グラミー賞の授賞式が13日(日本時間14日)に当地で行われ、日本のロックグループB’zのギタリスト松本孝弘さん、英国を拠点に活動するクラシックのピアニスト内田光子さんら、日本人過去最多の4人が関わった作品が受賞した。
松本さんは、米ギタリストのラリー・カールトン氏と共作の「Take Your Pick(テイク・ユア・ピック)」で最優秀ポップ器楽アルバム賞を獲得。内田さんはクリーブランド管弦楽団と共演した「モーツァルト ピアノ協奏曲第23番・第24番」で最優秀器楽ソリスト演奏賞に輝いた。
このほか、静岡県出身のジャズピアニスト上原ひろみさんが参加したスタンリー・クラーク・バンドが最優秀コンテンポラリー・ジャズ・アルバム賞、大阪府出身の琴奏者松山夕貴子さんが関わったポール・ウィンター・コンソートの作品が最優秀ニューエージ・アルバム賞をそれぞれ獲得した。
松本さんは大阪府出身。1988年、ボーカリストの稲葉浩志さんとB’zを結成、数々の大ヒット曲を生んだが、最近はソロでの活動に力を入れている。
内田さんは静岡県出身。10代で渡欧後、60年代を中心に数々の国際ピアノ・コンクールに入賞。72年からロンドンを拠点に各国著名音楽祭などで精力的に演奏活動を行っている。
一方、全体ではカントリーにポップスやロックを融合した新星バンドのレディ・アンテベラム「ニード・ユー・ナウ〜いま君を愛してる」が最優秀楽曲賞、最優秀レコード賞の主要2部門を含む5冠に輝いた。2011/02/14
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開高健の足跡たどる 生誕80年で草稿など展示
2011年2月12日
http://www.nnn.co.jp/dainichi/news/110212/20110212029.html
大阪で生まれ育った作家、開高健の足跡をたどる「生誕80年 大阪が生んだ開高健展」が11日、大阪市浪速区のなんばパークス・パークスホールで始まった。開高ゆかりの品々や足跡をたどるパネルなど約200点が並ぶ。20日まで。
大阪に生まれ、就職した寿屋(現サントリー)で担当した宣伝コピーで才能を開花させ、「裸の王様」で第38回芥川賞を受賞した開高。母校である大阪市立大は創立130周年記念事業の一環として、開高の魅力を伝えようと今展を企画した。
会場には開高健記念会が所蔵する資料を中心に、草稿や書簡、写真、書籍、釣り具、実家模型など、開高の人となりが分かる品々を展示。兵庫県芦屋市から訪れた開高健の妹、野口順子さん(76)は「これほどファンがいるとはうれしい。兄とは仲が良かったので思い出は心の中にあるが、あらためて見ると懐かしい」と話していた。
午前11時〜午後8時(最終日は同6時)。一般・大学生300円、65歳以上・高校生以下無料。
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グラミー賞 大阪出身者が受賞
http://www.nhk.or.jp/lnews/osaka/2004032691.html
アメリカの音楽界で最も権威のあるグラミー賞の、最優秀ポップ・インストゥルメンタル・アルバム賞に、人気ロックバンドB’zのギタリスト松本孝弘さんとアメリカのギタリストによる共作アルバムが選ばれたのをはじめ、最優秀インストゥルメンタル・ソリスト演奏賞にはピアニストの内田光子さんが選ばれるなど日本人の受賞が相次ぎました。
B’zの松本さんはアメリカのギタリストラリー・カールトンさんとの共作アルバム「テイク・ユア・ピック」でポップ部門の楽器演奏で最も優れたアルバムに送られる最優秀ポップ・インストゥルメンタル・アルバム賞に選ばれました。
またクラシックのピアニスト、内田光子さんはオーケストラとの共演で最も優れた演奏をした楽器の演奏家を選ぶ最優秀インストゥルメンタル・ソリスト演奏賞に選ばれました。
このほか最優秀ニューエージアルバム賞には、大阪出身でカリフォルニア州在住の琴奏者、松山夕貴子さんが参加したポール・ウィンター・コンソートによるアルバム、「ミホ:ジャーニー・トゥ・ザ・マウンテン」が最優秀コンテンポラリー・ジャズ・アルバム賞には、静岡県出身のジャズピアニストで現在はアメリカで活躍する上原ひろみさんが参加したバンド、「スタンリー・クラーク・バンド」がそれぞれ選ばれています。
今年のグラミー賞は、様々な音楽ジャンルで活躍する4人の日本人が相次いで受賞する受賞ラッシュとなりました。
02月14日 19時13分
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西梅田で「クリエイティブエキスポ」−大阪のクリエーター作品を発信
http://umeda.keizai.biz/headline/979/
西梅田の複合商業施設「ブリーゼブリーゼ」(大阪市北区梅田2)で2月11日、大阪市内で活動するクリエーターの情報発信イベント「クリエイティブエキスポ」が始まった。
大阪市都市型産業振興センターが運営するクリエーター支援施設「メビック扇町」が開催する同イベント。クリエーター同士の顔が見える関係作り、自己発信のためのイベントとして、これまで「この街のクリエイター博覧会」として4回開催してきた。今回は、大阪市内で活動するクリエーターと産経新聞社、ブリーゼブリーゼとの共同主催で開く。
これまでは、同施設が入居していた大阪市水道局扇町庁舎で開いてきたが、初めて「一般の人に見ていただく場」での開催。ブリーゼブリーゼ内、2階〜6階のパブリックスペースを使い作品を展示する。2階では、老舗印刷会社の二代目らが注目し、「活版印刷」のぬくもりやアナログ感などの良さを伝える活動をする「活版EXPO 1」を開催。活字を使ったオリジナル商品や活版印刷の技術を用いて制作した作品を展示・販売する。19日・20日にはメッセージカードと「活版印刷切符」を購入すると12文字までのメッセージを印刷する手金活版印刷を体験できるワークショップも予定する。
同フロアで展開する「D+ こもらぼプロジェクト」は、鏡開きなどで使う「菰樽(こもだる)」を、よりモダンでカジュアルな贈り物としてつなげていきたいと始まったプロジェクト。グラフィックデザイナーチーム「D+(ディープラス)」の10人と、東京の4人が新しい菰樽を提案する。隣のスペースでは、チョウの標本とイラストがコラボレーションした「バタフライ・コンピレーション・コレクション2011」を展開する。
3階と6階では、和紙商、パッケージデザイナー、イラストレーター、グラフィックデザイナーが、和紙にカッティングを施したタペストリーアート「kon-gara展」を、3階〜6階では、大阪市内で活動するイラストレーター12人による作品展を行う。
今月25日には、7階のブリーゼホールで「クリエイティブトークセッション『生活を豊かにするデザイン』」を開催。グラフィックデザイナー2人とランドスケープデザイナー1人が「クリエーターだけでなく、デザインはもっと生活に身近にあるべきもの」というテーマに沿って、それぞれが分かりやすく話を展開した後、トークセッションを行う。開催時間は18時30分〜21時。参加無料。メビック扇町ホームページから事前の申し込が必要。
コーディネーターの増見浩一朗さんは「イラストレーターとチョウの標本の組み合わせや、伝統的な樽に新しいデザインをコラボすることで新しい魅力が表れているので、それを見ていただければ。必然性のない人たちが出会って、新たな価値が生まれている」と見どころを話す。
開催時間は11時〜21時(5階・6階は23時まで)。今月27日まで(21日は休館)。
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定説覆る!神経と筋肉同じ細胞から発生…阪大研究
http://osaka.yomiuri.co.jp/e-news/20110217-OYO1T00260.htm?from=top
受精卵から様々な器官がつくられる過程で、神経は筋肉や骨と共通の細胞から枝分かれすることを、大阪大の近藤寿人教授と竹本龍也助教らが明らかにした。これまでは神経と筋肉・骨は別々に発生するという理論が、90年間近くにわたって定説とされてきた。高校教科書の書き換えを迫る成果で、17日付の英科学誌ネイチャーに掲載される。
近藤教授らは、遺伝子操作で筋肉や骨をつくれないようにしたマウスの実験で、受精から10日前後の胚に、神経にも筋肉・骨にも成長する「体軸幹細胞」があるのを発見。これが首から下の脊髄や骨格などを作る大もとになることを、分子レベルで解明した。
定説では胚は、外側を覆う「外胚葉」、内部の「内胚葉」、中間にある「中胚葉」に分かれ、それぞれが特定の組織や臓器に成長。神経は外胚葉から、筋肉・骨は中胚葉から生じるため、縁が遠い組織とされてきた。高校「生物1」の教科書も、ウニやカエルの例を挙げて紹介している。
近藤教授によると、定説の基になったのは1920〜30年代の両生類の研究。その後、説明できない現象が相次いで発見され、議論になっていた。
佐々木洋・熊本大教授(発生医学)の話「我々の考え方を変えるインパクトの大きい成果だ。遠い存在とされた神経と筋肉が、実は最も近い存在だったとは驚きだ」
(2011年2月17日 読売新聞)
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上智大学・大阪サテライトキャンパスが、今春、開講するようですね。
http://www.sophia.ac.jp/jpn/admissions/c_college/com_application/com_executive_business_academy_moushikomi
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世界初!二足歩行ロボ、フルマラソン挑戦
2011年2月16日
二足歩行ロボットが42.195キロ完走を目指す世界初のロボットマラソン大会「ろぼまらフル」が今月24日に開催されることになり、出場ロボットたちが16日、レース会場となる大阪市住之江区のアジア太平洋トレードセンター(ATC)で、報道陣に公開された。
10月に行われる「第1回大阪マラソン」の応援企画として大阪府などが主催。地元企業や大阪工業大など5チームから、5体のロボットが参加する予定。
ロボットマラソンは、24日午前10時スタート。ATC内に設けられた1周100メートルのコースを422周し、4日以内での完走を目指す。バッテリー交換やメンテナンスの時間を除き、ロボットたちは、ずっと走り続けることになる。
この日のデモ走行では、頭部カメラでコースを識別し軽快な走りを見せるロボットもあれば、やや足取りの危ういロボットも。府の担当者は「大阪のものづくりへの興味、アピールにつなげたい」。
http://sankei.jp.msn.com/science/news/110216/scn11021612430002-n1.htm
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応神陵古墳立ち入りへ 24日に調査 古代天皇陵で初
2011年2月18日
http://www.asahi.com/kansai/entertainment/news/OSK201102180026.html
http://www.asahi.com/kansai/entertainment/news/OSK201102180026_01.html
宮内庁は17日、第15代応神天皇の陵墓に指定している応神陵(誉田御廟山〈こんだごびょうやま〉)古墳(大阪府羽曳野市)への立ち入り調査を、日本考古学協会など考古・歴史16学会に許可すると発表した。24日に実施される。学術調査の要望に応え、宮内庁では2008年の五社神(ごさし)古墳(神功皇后陵)から年1回の調査を許可してきたが、古代天皇陵への立ち入りを認めたのは初めて。
今回、調査が許可されたのは、墳丘本体を巡る濠(ほり)を取り囲む内堤部分。市教委などの資料によると、墳丘と内堤・外堤は葺(ふ)き石で覆われ、円筒埴輪(はにわ)列が配置されていたらしい。立ち入り調査で発掘や採集はできないが、推定約2キロの内堤を歩いて一周し、形状などを観察する。墳丘本体の立ち入りは「濠を渡るための安全性が確保できていない」として認められなかった。
応神陵古墳の推定築造は5世紀前半。墳丘部は全長425メートル、高さ36メートルの国内第2位の前方後円墳。墳丘の土の総量はダンプカー17万台分。表面積や体積では、世界最大級の墳墓とされる大山(仁徳陵)古墳(堺市、墳丘長486メートル)を抜き、国内最大になる。世界遺産暫定リスト入りした「百舌鳥(もず)・古市(ふるいち)古墳群」の一つ。被葬者とされる応神天皇は実在が濃厚な大王とされる。いわゆる河内王朝の始祖とみる説もある。
宮内庁は陵墓指定された古墳について「御霊の安寧と静謐(せいひつ)を守るため」として一般の立ち入りを禁止しており、学会側は05年に学術的に重要な陵墓11基を指定して要望。宮内庁は08年から許可を出し、これまで3回、計4基の陵墓・陵墓参考地への立ち入りが実施された。
古代学研究会の今尾文昭・奈良県立橿原考古学研究所総括研究員は「倭の五王の一人として有力な古墳を調査できる意義は大きい」とし、墳丘本体への立ち入りについても「粘り強く求めていきたい」と話している。宮内庁書陵部の福尾正彦・陵墓調査官は「安全の確保が確認できれば墳丘への許可も検討したい」としている。(大脇和明)
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手術の現場にも3D映像 国循、教育などに活用
http://www.asahi.com/kansai/sumai/news/OSK201102180041.html
手術の現場にも3D(立体)映像――。国立循環器病研究センター(大阪府吹田市)は、脳外科手術などを録画・中継し、3D映像として映し出す試みに取り組んでいる。細い血管や神経の複雑な位置関係も把握しやすい。若手医師の教育や手術内容の検証などに活用するという。
国循は昨年末、脳血管外科の手術に3Dビデオの撮影装置を導入した。手術で使う顕微鏡に左右二つのカメラを取り付けて撮影し、映像を組み合わせて3Dに変換。録画装置や手術室、医局に設置したモニターに送る。偏光眼鏡をつけると立体感のあるリアルな映像を見ることができる。
国循の飯原弘二脳血管部門長は、3D映像について「手術をする医師と共体験できるので、若手医師が初めて手術をする際に戸惑わなくて済む」。映像はDVDにすれば家庭用機器でも再生できるため、教材用として貸し出すことも検討している。装置の販売会社によると、北野病院(大阪市)や京大病院(京都市)の耳鼻科も導入している。(香取啓介)
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道草館:付属天王寺中にオープン 自然の中で読書 /大阪
http://mainichi.jp/area/osaka/news/20110218ddlk27100370000c.html
大阪教育大付属天王寺中学校(大阪市天王寺区)に17日、「自然の中で本を読み、想像力をふくらませてほしい」との願いを込めた「道草館」がオープンし、卒業生で俳優の辰巳琢郎さんが、お祝いに駆けつけた=写真左。「道草館」は「学びのもり」と呼ばれる校庭の一角にあり、図書棚を中心とした空間。辰巳さんが名付け、看板の字も書いた。
図書棚には、生徒たちが選んだ小説など約200冊を収蔵。棚には防水対策で屋根と扉が付いており、本が濡(ぬ)れないようにプラスチックの囲いも設けている。保護者らの協力で完成し、今後も蔵書を増やす予定だ。一般の利用は不可。
オープニング式典は、吹奏楽部のファンファーレで華やかに始まり、辰巳さんが「教室の勉強だけでなく、たくさんの本を読んで、人として成長してほしい。1年に100冊は読んで下さい」などとあいさつ。花の図鑑など2冊を、図書委員長の浜畑玲奈さん(3年)に贈呈した。式典後は、生徒たちがさっそく本を手にしていた。【矢島弓枝】
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大作641点ファン魅了
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/osaka/news/20110220-OYT8T00066.htm
大阪市立美術館で日展大阪展
大阪市天王寺区の市立美術館で19日開幕した「第42回日展大阪展」(同美術館、読売新聞大阪本社主催)。日本画、洋画、彫刻、工芸美術、書の5部門で計641点の大作が並び、大勢の美術ファンらでにぎわった。
午前中は、同展に出品している日本画家・山下彰一さんの色紙などが当たる抽選会があり、プレゼンターを務めた日本画の出品者、鍵谷節子さんは「重厚な日本画の世界だけでなく、各部門の個性あふれる作品をゆっくり楽しんでほしい」と話した。
抽選会は今後、3月21日までの会期中、毎週土曜(各日とも午前9時半の開館から先着150人対象)と、2月25日、3月1、15日(各日とも作品解説会参加者100人対象。午後1時半から同館内で受け付け)に行われる。
入場料は一般1000円、高大生700円、中学生以下無料。
(2011年2月20日 読売新聞)
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文化財の合成樹脂修復で被害
http://www.nhk.or.jp/lnews/kyoto/2014165002.html
古い絵の修復に使われた一部の合成樹脂が原因で、各地の文化財の絵に表面がはがれたり変色したりする被害が出ていて問題の合成樹脂が修復に使われた国宝や国の重要文化財が京都や奈良などで少なくとも50あまりあることが東京文化財研究所の調査でわかりました。
問題の合成樹脂は「ポリビニルアルコール」とよばれるもので古い絵を修復する用途で、昭和20年代から40年代にかけて各地で使われました。
しかし数十年たって細かいひびが入るなど劣化し各地の文化財では絵の表面がはがれて元どおりに修復できなくなったり変色したりする被害が相次いで報告されています。
東京文化財研究所の調査記録によりますとこの合成樹脂は国宝や国の重要文化財の修復にも使われその数は国宝が17、重要文化財が39のあわせて56にのぼっています。
地域別に見ると京都と奈良があわせて29と最も多くこのうち桃山時代の絵師、長谷川等伯らが描いた京都・智積院の国宝の障壁画では絵の一部が変色しているのが確認されています。
ほかの国宝や重要文化財の被害の程度は保管状況によって違っているということで研究所では今後、実態調査を進めることにしています。
02月20日 09時50分
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なぜ削除?
正論を述べたのだが。
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関経連 理工系の「絶滅危惧学科」の活性化に着手
2011.2.21 19:11
http://sankei.jp.msn.com/economy/news/110221/biz11022119120015-n1.htm
関西経済連合会は、ものづくりの基盤技術を担う一方、理工系学部で学生離れの著しい冶金(やきん)や鍛造(たんぞう)、土木などの不人気学科を「絶滅危惧学科」と位置づけ、大学などと連携して活性化に乗り出した。すでに会員企業を対象とした実態調査を行っており、企業の需要などを分析し、5月をメドに具体策をとりまとめる。
鉱石から金属を取り出して精製する冶金や、金属素材を加熱・成形する鍛造などは、新素材の開発・加工に寄与する技術。文部科学省によると近年は冶金や鍛造といった学科は「マテリアル学科」に名称を変更するケースも多い。
明確な志願者数などは分からないものの、全国で大学の工学関連学部の志願者数はピークだった平成4年の約89万人から20年には53万人に減少しているという。同省では「『絶滅危惧学科』とみなされる分野への志願者減少もあるはずだ」とみている。
関経連に加盟する関西学院大学も22年度の理工学部入試で、金属などを対象とする物理学科の競争率は2・4倍。最先端技術のロボット分野などを学ぶ人間システム工学科の競争率4・3倍を下回り、「材料関連の基礎分野は人気が低い」(同大広報)という。
関経連は昨年11月に発表した提言で、環境・エネルギーなどの先端技術分野に人材・予算が集中し、冶金や鍛造、土木などものづくりの基盤となる技術分野で人材育成がおろそかになっていると指摘。基盤技術分野を「絶滅危惧学科」と位置づけ、技術継承につながる仕組みづくりを進めることにした。
関経連で産業発展に関する施策を担当する産業委員会が昨年末、製造業など約100社を対象に冶金や鍛造などの人材確保に対する企業の採用意欲を問うアンケートを実施。結果を基に大学からも意見を聞き、今年5月にも具体的な対応策を策定する。
http://sankei.jp.msn.com/economy/news/110221/biz11022119120015-n2.htm
業界や団体が共同で大学に寄付講座を設けたり、企業の研修施設を活用した新しいカリキュラムを大学に導入したりする案があるという。関経連で同委員会を担当する森下俊三副会長(NTT西日本相談役)は「絶滅危惧学科は大学だけではなく産業界の問題でもある。産学で解決に向けて動き出す必要がある」と話している。
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国循、医工連携を強化 機器開発へ「基盤センター」
2011年2月24日
http://www.asahi.com/kansai/sumai/news/OSK201102240023.html
http://www.asahi.com/kansai/sumai/news/OSK201102240023_01.html
国立循環器病研究センター(国循、大阪府吹田市)が、新たな医療機器の開発を促すため、産業界との連携を強化する。昨年の独立行政法人化を機に、窓口となる研究開発基盤センターを新設。30年超の臨床研究から得た知的資産と国内の技術力を結び、早期に医療機器を事業化する態勢づくりを目指す。
「ポンプスピードを下げて」。1月下旬の土曜日、国循の手術室に執刀医の声が響いた。牛を使った訓練手術は2時間半を過ぎていた。体内に埋め込む国産の補助人工心臓としては、初めて製造・販売承認を受けたサンメディカル技術研究所(長野県諏訪市)の「エヴァハート」。執刀医が指示していた「ポンプスピード」は、テニスボール大のポンプ内にある羽根の1分間の回転数。指示を繰り返して、血液を送り出すポンプの機能を確かめていた。
動物を使った補助人工心臓の訓練手術ができる施設は国内に数カ所しかない。設備と経験を積んだ医師、看護師らスタッフが求められるためだ。国循には国内初の体外設置型の補助人工心臓を東洋紡と共同開発し、臨床応用の実績もある。新設されたトレーニングセンター長の武輪能明医師は「この訓練を引き受けられるのが国循の強み」と言う。今夏には新たな訓練棟が完成、施設外からの引き受け態勢を強化する。
企業との情報交換も進む。昨年12月上旬には、自動車部品大手デンソーの開発担当者が国循を訪問し、運転手の健康管理を測る技術などを紹介。医師や看護師からは医療現場が求める技術について質問が相次いだ。
医療現場の声をメーカーに伝える役割を担うのも、基盤センターの大きな役割だ。
妙中義之・基盤センター長らが模範とする米ミネソタ州ロチェスター市のメイヨー・クリニックには、世界各国から患者が訪れる。最先端、手厚い医療サービスを支えるのは、臨床現場のニーズをメーカー、関連企業に伝える専門スタッフの存在だ。同州では、メイヨーやミネソタ大学を中心に医療関連産業が数百社を数え、世界有数の集積地に成長している。
医学部付属病院を抱える国内の大学にも産学連携を促進する組織はある。だが、特許出願数、知的財産の管理を優先するあまり、市場性を踏まえた事業化にまで踏み込めていない。基盤センターは大阪大、大阪商工会議所などと連携して、医療機器に特化した知的財産の評価指標づくりを始めている。
基盤センターがビジネス化を模索するのは栄養士の活動領域にも及ぶ。3月には大阪ガスと組み、高血圧症などの患者向け減塩弁当の料理教室を開催する。妙中センター長は「外食産業、宅配サービスと提携すれば社会ニーズに応えられる」と語り、フィットネスクラブなどサービス産業との連携も検討中だ。
医療機器の分野では、欧米からの大幅な輸入超が常態化している。ようやく大手電機メーカーが関心を寄せ始めたが、医療現場と企業との壁は高い。製造物責任に対する過度な警戒心も小さくない。いかに国内の企業がもつ要素技術を医療に生かすか。国循の大きなテーマでもある。(編集委員・多賀谷克彦)
◇
〈国立循環器病研究センター〉 循環器病が専門の最先端医療機関。国立がん研究センター(東京・築地など)と同じ国立高度専門医療研究センターの一つとして1977年7月に設立された。研究機関を併設しているのが特徴。心臓移植の実施は35件に上り、国内の約3分の2を占める。人工心臓の開発は設立当初から始まり、90年に世界で初めて政府の承認を得て、補助人工心臓の製品化に成功した。現在も単2乾電池ほどの大きさで超小型の埋め込み型人工補助心臓を開発中だ。
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応神天皇陵:学者らが立ち入り調査…大阪・羽曳野
2011年2月24日
宮内庁が指定・管理する応神天皇陵(誉田御廟山=こんだごびょうやま=古墳、大阪府羽曳野市)について、日本考古学協会など考古学・歴史学関係16学会の代表者らが24日午後、立ち入り調査を始めた。古代の天皇の陵墓について、学会側の要望を受け宮内庁が立ち入り調査を認めたのは初めて。
調査が許可されたのは、墳丘を囲む内濠(うちぼり)の外にある内堤で、学会代表者らは周回し、遺物の確認などを目視でする予定。しかし、発掘や遺物の取り上げはできず、墳丘への立ち入りは認められていない。
応神陵は5世紀前半の築造とされる前方後円墳。墳丘は全長425メートルで全国2位。3段の段丘構造で、築造当初は二重の濠と堤に囲まれていたとみられる。応神天皇は中国の歴史書に出てくる「倭の五王」の一人の可能性が指摘されている。また、応神陵を含む「百舌鳥(もず)・古市古墳群」は世界遺産認定に向けた暫定リストに入っている。
宮内庁が指定した陵墓への立ち入りは、学会側が古代史研究に欠かせないとして要望。08年に神功(じんぐう)皇后陵(五社神=ごさし=古墳、奈良市)で初めて実現し、今回で5カ所目となる。山田邦和・同志社女子大教授(考古学)は「内堤に接して築かれた別の古墳や、地震による断層と推定されている段差などについて、新しい情報が得られればいい」と話している。【大森顕浩】
http://mainichi.jp/photo/news/20110224k0000e040059000c.html
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内堤に2列の円筒埴輪列 応神陵、初の立ち入り調査
2011年2月24日
国内2番目の巨大前方後円墳で世界文化遺産暫定リストに入っている大阪府羽曳野市の応神天皇陵(5世紀前半、全長約420メートル)で24日、日本考古学協会などの研究者が立ち入り調査を行った。古代の天皇陵では初めて。墳丘を囲む堤(内堤)には円筒埴輪列が2列にわたって築かれた可能性が高いことが分かった。
調査では、同協会などの考古学者ら16人が内堤部分を視察。内堤の前方部側で、円筒埴輪数本分の底部が築造当時に据えられた状態で1列に並んでいたのを確認した。
さらに、別の場所では円筒埴輪の破片が散らばった状態で見つかったことから、内堤には2列にわたって円筒埴輪が並べられた可能性が高いという。
天皇陵などの立ち入り調査は、宮内庁が平成20年から考古学者らを対象に許可。これまでに実施された神功皇后陵(奈良市)などでは、墳丘の縁辺部分まで入ることができたが、今回は墳丘に行くには水をたたえた周濠があるため、安全上の理由で内堤部分の調査となった。
調査を行った山田邦和同志社女子大教授(文化史学)は「古墳の巨大さを改めて実感した。今後、墳丘への立ち入りも期待したい」と話した。
http://sankei.jp.msn.com/life/news/110224/art11022420200007-n1.htm
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>>181-182
ややこしいからずっと不安だったけど、宮内庁…!
嬉しいニュースだ
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邪馬台国サミット:研究者3人が議論−−来月5日、大阪・本町 /大阪
http://mainichi.jp/area/osaka/news/20110225ddlk27040510000c.html
古代日本の中心は九州か畿内か山陰かをテーマに研究者3人が議論する「古代史(邪馬台国)サミット」が3月5日午後0時半から大阪市中央区本町橋の大阪商工会議所国際会議ホールで開かれる。
山陰の古代史愛好家などでつくる実行委員会が主催(毎日新聞社後援)。講師は邪馬台国九州説の奧野正男・元公立宮崎大教授、畿内説の松木武彦・岡山大文学部教授、山陰説の田中文也・島根県立大北東アジア地域研究センター市民研究員。講演とパネルディスカッションがある。
参加費2500円。チケット申し込みは毎日新聞旅行(ファクス06・6346・8781)。代表者氏名、住所、電話番号、ファクス番号、希望枚数を明記。問い合わせ電話は06・6346・8785=月〜金曜の午前10時〜午後5時。
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邪馬台国が山陰??
まさか半島由来にしたい勢力じゃないでしょうね、心配
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邪馬台国自体存在しない
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>>185
出雲大社があったりあの辺りの勢力と関連付けたいんじゃないですかね。
あと半島由来というか古代史でそんなの言ってたら何にも語れないですよ。
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>>185
古代史で日本と朝鮮半島及び中国のつながりをきちんと勉強汁。
特に大阪や京都、奈良など朝鮮半島や中国からもたらされた物や人も多い。
例えば奈良・東大寺の大仏の黄金を寄進した陸奥国国司でその功績を認められ
河内国国司を任命され、枚方に大規模な寺を建設した百済一族(ちなみに
この寺跡は昭和16年に国の史跡に認定),更にその子孫として桓武天皇の母君と
なられた方などなど渡来人の功績も大きいよ。
ちなみにこの話を小学校で習っていたので現天皇陛下の「「桓武天皇の生母が
百済の武寧王の子孫だと『続日本紀』に記録されているところを見ると、韓国との
深いつながりを感じる」と語られたのを「何を今更」と思っていたりしてたけどな。
ちなみにこの百済一族、故・ノムヒョン前韓国大統領だと「反日」指定になるな。
台湾よりはるかに親日w
後関係ないが太平洋戦争(なんなら大東亜戦争と読んでもいいがw)の開戦時と終戦時に
外務大臣を務められた故・東郷茂徳氏は秀吉の朝鮮出兵で連れて来られた朝鮮人陶工の
一族だったりする(茂徳氏、息子の故・文彦氏(元アメリカ大使)、孫の和彦氏
(元オランダ大使)と三代続けて外交官やってたりする。
ま、日本なんて昔からそんなもんだ。
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百済川なんてあったな…。
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>>185
>>188
日本と朝鮮半島の関係史を語るときに、朝鮮から日本に伝わったことを強調するのが
学会でも多いのが何とかなりませんかね?
その逆もまた真なり、ですから。
文明が伝播するルートは、中国大陸から朝鮮半島を経て日本に伝わるものもあれば
大陸から日本へダイレクトに入ってくるものもあります。
遣隋使・遣唐使は直接、海路で大陸に行ってますから。
その後、日本から朝鮮に伝わったものは古墳などさまざまです。
東アジアの関係史を見ると、朝鮮が日本の先輩とも言い切れません。
中国の正史をみる限り、現在の朝鮮の言語・農村制度の原型をなした新羅の成立は、
中国からの冊封を求めたのが374年であって、倭奴国王の使節遣漢57年より
300年も新しいのです。
任那の金一族と新羅の朴一族が通婚することによって成立したのが新羅王朝です。
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三枝まつり:文枝入門45年集大成 3月4日創作落語2席とフォークコーナー /大阪
http://mainichi.jp/area/osaka/archive/news/2011/02/26/20110226ddlk27200400000c.html
◇なんばグランド花月で
本紙連載「新・三枝の楽屋へいらっしゃ〜い!」(隔週金曜夕刊)でもおなじみ、上方落語協会会長の桂三枝さん(67)が、名前にちなんだ3月4日に恒例の落語バラエティーショー「三枝まつり」を大阪市中央区のなんばグランド花月で開く。
「(五代目桂)文枝師匠に入門して45年。(人気長寿番組の)『新婚さんいらっしゃい!』も40年。今年の三枝まつりはその集大成をお見せします」と三枝さん。
今回は懐かしい歌謡曲たっぷりの「涙をこらえてカラオケを」と、ウクレレでハワイアンも披露する「ハワイの夜」の創作落語2席。さらに、かつて共に活動したフォークグループ「ダボーズ」との共演によるフォークコーナーも。
公演を前にダボーズとの練習に取り組む三枝さんは「若い時から一緒にやってきた仲間みたいなもんですから懐かしい。当時の歌を聞くと純粋で切ない思いが伝わってきて、歌は私の青春そのもの」と、懐かしそうに話した。
午後7時開演。チケットよしもと(0570・036・912)。【油井雅和】
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54時間57分、ロボットマラソン完走 大阪で開催
http://www.asahi.com/kansai/entertainment/news/OSK201102270015.html
大阪で開催中の世界初の二足歩行ロボットによるフルマラソン大会「ろぼまらフル」で、ロボットベンチャー「ヴイストン」(大阪市西淀川区)の人型ロボットが26日夕、54時間57分50秒26のタイムでゴールした。30分おきのバッテリー交換を続けながら、42.195キロを時速0.7キロで「完走」した。
完走したのは人型ロボット「ロボビーPC」2体。トップでゴールしたロボットは小型カメラで進路を認識しながら歩を進めた。参加した大阪工業大と大阪労働協会のロボットもそれぞれ、レース終了の27日午後8時までのゴールを目指し走り続けるという。
ろぼまらフルは大阪府とヴイストンの共催。大阪市のアジア太平洋トレードセンターに設けられたコース(1周100メートル)をひたすら周回する。同社の大和信夫社長(47)は「24時間つきっきりで大変だったが、完走は大きな自信になった」と話した。
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最後の輝き 一生忘れない
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/osaka/news/20110227-OYT8T00133.htm
はやぶさカプセル回収に参加した 上田昌良さん 59 羽曳野市
「最初は夜空に薄暗い光の点が二つ浮かびました。次第にバラバラに激しく光り出し、無数の光線となって夜空に溶け込んでいきました」
小惑星探査機「はやぶさ」が豪州・ウーメラ砂漠に投下したカプセルの回収作業協力のため昨年6月、アマチュアとしてチームに加わった。カプセルと探査機が大気圏で燃え始めた瞬間のことを話すと、半年以上たった今も興奮気味になる。「ほんの30秒ほどでしたが、一生忘れられない時間です」
全国で流星を観測するグループ「SonotaCoネットワーク」のメンバーとして、光の軌道から落下地点を計測、現地で捜索活動を続けている。はやぶさは、帰還が予定より3年遅れ、カプセルの位置情報を示す発信器が作動しない可能性があった。そこで流星観測の活動が、宇宙航空研究開発機構の目に留まった。
砂漠内に3か所、夜空に向けてビデオカメラを設置し、「その時」を待った。「実際は観測と同時に解析作業に取りかからなければならず、余韻に浸る間はなかったんですが」と笑う。
10年前から、地元羽曳野市の「LICはびきの」で仲間とボランティアで天体観望会を開催。子供たちに「今見える光は、380年前に放たれたんだよ」と説明するとみんな目を丸くする。「天文少年だった私もそうだった。そんな子供たちが宇宙に興味を持ち、将来、はやぶさのようなプロジェクトに参加してくれたら」。そう言って目を細めた。
(冨野洋平)
(2011年2月27日 読売新聞)
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よみがえる「ダンス」 岡本太郎タイル画 40年ぶり公開
http://www.sankei-kansai.com/2011/03/01/20110301-050265.php
「太陽の塔」で知られる芸術家、岡本太郎(1911〜96年)が制作し、長らく人の目につかないまま保存されていたタイル画「ダンス」(縦2・4メートル、横3・5メートル)が修復され、高島屋大阪店(大阪市中央区)で1日、約40年ぶりに公開された=写真(鳥越瑞絵撮影)。
「ダンス」は昭和27年に制作され、同店大食堂を飾ったが、44年の大食堂の移転に伴い撤去された。以来、同社東別館(浪速区)で木枠に覆われて保存され、3日の新装オープンに合わせレストラン街に設置するため修復が行われてきた。
「ダンス」には約5万7千枚のタイルが使われ、岡本太郎は工場に約1カ月泊まり込んで制作したという。
修復過程では、岡本太郎がタイルの焼成具合の差も利用して100以上の色を使っていることが判明、繊細な色使いが明らかになった。
2011年3月 1日
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2011年3月 4日
黄金の顔 輝き再び
http://www.sankei-kansai.com/2011/03/04/20110304-050410.php
大阪府吹田市の万博記念公園で「太陽の塔黄金の顔展」が5日から開催されるのを前に4日、報道関係者向けの内覧会が行われた。
岡本太郎生誕100年を記念し、日本万国博覧会記念機構が企画。初公開となる「黄金の顔」=写真(門井聡撮影)=は、大阪万博の際に太陽の塔に取り付けられていた初代の実物。直径10・6メートル、鼻の高さ2・8メートルの巨大な顔を間近で見ることができる。
4月10日まで。同展ではこのほか、大改修の様子を撮影した映像や万博開催時の写真パネル、ホステスの制服のレプリカなど計約300点を展示する。問い合わせは同展会場(電話06・6877・4737)。
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動くヒト型の携帯電話開発へ 阪大など試作機
http://www.asahi.com/kansai/sumai/news/OSK201103040021.html
通話相手の話や動作に合わせて動くヒト型の携帯電話の開発を大阪大と国際電気通信基礎技術研究所(京都府)が始め、3日に試作機を発表した。今のところ通話機能しかないが、唇や頭、両手が動くタイプのものを5年間かけて開発する。
「妖精(エルフ)のようなもの」という意味から「エルフォイド」と名付けた。従来の携帯のように耳に押し当てることなく、手で持って話す。音声やカメラがとらえた相手の画像に連動して動くしくみ。まるで手の中に通話相手がいるように錯覚することで、互いの存在をリアルに感じることができる。離れて暮らす祖父母と孫や、恋人など親しい人同士での利用が考えられるという。
エルフォイドの「身長」は20センチほどで、老若男女のどれともとれるデザイン。衝撃吸収材などに使われるウレタンゲルという素材で全体を覆い、人間の肌のような柔らかい手触りを出した。通話先を選ぶ際には、声で指示できるようにするという。
大阪大大学院の石黒浩教授は「通話相手をリアルに感じられるのはテレビ電話と同じだが、不意に電話がかかってきたときでも、化粧を直したり服を着たりする必要がない」と話す。商品化については、メーカーと相談を始めたところだという。(小宮山亮磨)
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戦後を生きた子の姿、人形に 与勇輝展、高島屋大阪店で
2011年3月4日
http://mytown.asahi.com/areanews/osaka/OSK201103030169.html
人形作家、与勇輝(あたえ・ゆうき)さん(73)の作品を集めた「昭和・メモリアル 与勇輝展」(朝日新聞社など主催)が開幕した3日、与さんが会場の高島屋大阪店(大阪市中央区)を訪れた。
展示されているのは、戦中、戦後の苦しい時代をたくましく生きた子どもたちなどを表現した新作人形57点を含む約100点。自らの記憶に残る情景を人形にしたという与さんは「いつかは取り上げたいテーマだった。嫌な思い出だけれど、僕らが最後の世代。こうした人形を作り続け、伝えていきたい」と話した。
21日まで。一般800円ほか。与さんのサイン会を12、13、20、21日に開く。同展図録やDVDを購入した人を対象に、12、20両日は午後1時30分、3時、5時の3回、13、21両日は午前11時、午後1時30分、3時の3回、いずれも先着100人。問い合わせは、高島屋大阪店(06・6631・1101)へ。
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黒木瞳さん節句祝う 松竹座出演者があられまき
2011年3月4日
http://www.nnn.co.jp/dainichi/news/110304/20110304017.html
3日に幕を開けた大阪市中央区道頓堀の松竹座「取り立てやお春」公演の昼の部終演後、黒木瞳さんら出演者が、ひな祭りを祝って「あられまき」をした。黒木さんは宝塚歌劇出身で女性ファンが多く、黄色い声も飛んで場内はホットなムードに包まれた。
黒木さんは芸能生活30年の節目を迎え「私を育てていただいたのは関西。大阪は第二の故郷で帰って来たという気持ちです」とあいさつ。共演の石黒賢さん、錦織一清さん、中村隼人さん、地元の渋谷天外さんらと一緒に「芝居は楽しい人情喜劇。大阪に元気を」と笑顔を振りまいていた。公演は27日まで。
同座ロビーでは、題字を担当したダウン症の女流書家・金澤翔子さんの作品展も開かれている。「翔子さんの書のように、芝居を見た方に元気を与えられたら」と黒木さんが依頼。書展だけの無料拝観日も設けている。
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若手アート世界に 三越伊勢丹にギャラリー開設
2011年3月4日
http://www.nnn.co.jp/dainichi/news/110304/20110304020.html
FM802は3日、JR大阪駅ビルに5月4日開店する「JR大阪三越伊勢丹」3階に、同店との共同企画でアートギャラリー&ショップ「DMO ARTS」をオープンすると発表した。
同社の展開するアートプロジェクト「digmeout(ディグミーアウト)」事業の一環。同事業は若手アーティストの発掘・育成を目的に2000年から手掛けており、りそな銀行のキャッシュカードデザインなど、企業とのコラボ展開も行っている。
「美術の三越、ファッションの伊勢丹」とうたわれる両社が初めて「三越伊勢丹」として開店する大阪で、「ファッションと融合したアートを大阪から発信してほしい」と依頼を受けて企画した。
ギャラリーは約30平方メートルで、ファッションフロアに開設される。百貨店が監修する美術画廊とは別の空間となり、若手アーティストの個展を中心に大阪の現代美術ギャラリーと協力したアート展の開催やアート雑貨の販売を行う。八つ切りサイズの作品を300種全作9800円で販売し、アートを買ったことのない客の関心を引く「My First Art」なども展開する。
オープニング企画は、テヅカヤマギャラリーなど大阪が拠点の現代美術ギャラリーと組み、大阪の若手アーティストを紹介する「THE OSAKAN DREAMS」(5月17日まで)。18日から、個性的な画風が人気のCHIAKI KOHARAの初個展を開く。
「DMO ARTS」の谷口純弘ディレクターは「音楽シーンだけでなく、現代アートでも関西の中核を担い、大阪から世界にアートを発信したい」と話している。
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高島屋で「バラ」にこだわった企画展−巨大なフラワーアレンジメントも
http://namba.keizai.biz/headline/1725/
高島屋大阪店(大阪市中央区難波5、TEL 06-6631-1101)7階催事場で現在、全館リニューアルオープンを記念し、「バラ」をテーマにした企画展「ライフ・ウィズ・ローズ」が行われている。
高島屋のシンボルフラワーでもある「バラ」にこだわった同展。国内外のアーティストによるフラワーアレンジメントの展示や、バラをモチーフにした雑貨・スイーツの販売を行う。
メーンとなる展示は、パリで活躍するフランス人フローリスト、カール・フューシュさんによる350平方メートルに及ぶ巨大なインスタレーション。「春の庭」を表現した250平方メートルのフラワーアレンジメントと、「春のおもてなし」をテーマにした100平方メートルのパリ風のテーブルコーディネートを展示する。
そのほか、バラの形のチョコレートやフランス製の刺しゅうリボン、バラの柄のバッグや小物などを販売する「フラワーマルシェ」、250種類ものバラの展示コーナー、国内外のフローリストによるデモンストレーションを行うステージなども設ける。
営業時間は10時〜20時30分(最終日は17時まで)。今月7日まで。
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【ECO最先「探」】「淡水魚の聖地」でイタセンパラ復活へ
2011年3月5日
日本固有の淡水魚で国の天然記念物に指定されているイタセンパラ。数少ない生息地とされた大阪・淀川では5年前から野生の個体が確認されなくなり、絶滅の危機にひんしている。流域の環境悪化や外来魚の急増などが原因とされる。「淀川のシンボルフィッシュ」といわれた希少種の復活に向け、官民一体となった活動が求められている。(清宮真一)
大阪市旭区の住宅街にほど近い淀川河川敷に、樹木や水草で囲われた天然の「わんど」と呼ばれる池状のたまりがある。「城北わんど」。平日の昼下がりに、ゴム製の胴付き長靴姿の作業員10人が約30メートルの地引き網を引き上げていた。
「お、入ってる」
「(ブルー)ギル、上がったで」
作業員は平成21年末から城北わんどで、ブラックバスやブルーギルといった外来魚の駆除のほか、在来種の生息状況を期限つきで調査。この日はブルーギル約30匹などが網にかかった。
作業員のチームを束ねる府水生生物センター(寝屋川市)の主任研究員、上原一彦さん(41)は「外来魚はイタセンパラやその仲間の稚魚を食べる。このまま放置はできない」と危機感を募らせる。
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環境省などによると、イタセンパラはコイ科に属するタナゴの一種。寿命は1〜2年で淀川などの限られた水系でしか確認されていない。淡水魚で絶滅の危険性が最も高いとされる。
城北わんどは「淡水魚の聖地」とされ、かつては在来種が生息できる好条件がそろっていた。淀川の本流沿いに土砂がたまってできた水深約1メートルのわんどは流れも緩やか。適度な満ち引きもあり、砂地にはイタセンパラの仔魚(しぎょ)のゆりかごとなる二枚貝が豊富だった。
仔魚から成長した稚魚は平成13年には淀川流域で8千匹近くまで増えたが、その後激減し、18年にはとうとう野生の状態では確認されなくなってしまった。
その要因の一つが淀川大堰の建設だ。人為的な管理で水位がほとんど変動せず、水面を覆うほど水草が繁殖してプランクトンが減少。こうした環境を好む外来魚が急増し、冬には枯れた水草が川底に堆積、本来の砂地が失われていった。
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イタセンパラは「板鮮腹」と書くように、秋の繁殖期に雄は淡い赤紫色に染まる。雌はイシガイなど二枚貝に産卵管を伸ばし、卵は貝の体内で受精。約1週間で孵化(ふか)し、仔魚は貝の中で越冬するという。
「この種は水温が低い時期を半年ほど経験しないと成長しない。まさに日本の気候変化に適応して進化したのです」と上原さん。
センターでは昭和46年に淀川のイタセンパラ150匹を持ち帰り、数千匹規模で飼育を続けている。平成21年秋には初めて500匹を放流し、昨春に133匹の稚魚を確認した。さらに精子を凍結保存し、二枚貝の代わりにシャーレで人工授精した後、毎日の変化をチェックしている。
復活に向け課題もある。「淀川水系イタセンパラ研究会」(大阪市)の小川力也会長(48)は「イタセンパラは淀川のシンボル。復活には外来魚の駆除など、息の長い地道な活動が不可欠。自分たちの財産は自分たちで守るという意識で取り組む必要がある」と話している。
http://sankei.jp.msn.com/region/news/110305/osk11030518100005-n1.htm
http://sankei.jp.msn.com/region/news/110305/osk11030518100005-n2.htm
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放浪の風景画家・川端健太郎さん、府内描く
2011年3月6日
http://mytown.asahi.com/areanews/osaka/OSK201103050153.html
車で全国を巡り、風景画を描き続ける大阪市出身の画家川端健太郎さん(80)が、府内の里の風景を水彩画とエッセーで紹介する「放浪画家 里めぐり」が10日から大阪版で始まります。「にほんの里100選」(朝日新聞社、財団法人森林文化協会主催)に選ばれた枚方市穂谷地区と能勢町長谷地区をとりあげた後、読者から描いてほしい里の風景を募り、15カ所を選んで後日紹介します。原画17点は額入りで読者にプレゼントします。ご期待下さい。
川端さんが絵画に出あったのは10代前半の頃。訪れた石切神社(東大阪市)の自然に魅せられ、知り合いから借りた画材でその風景を描いた。すると、見知らぬ人が「なかなかうまいな」と絵を買ってくれ、米1升分のお金になった。「自分にはこの自然と絵がある」。独学で絵の勉強を始め、全国各地の風景画を描き、生計を立てる生活が始まった。次第に作品が認められるようになり、百貨店などで個展を開くほどになった。
仙台市に自宅があるが、車に寝泊まりしながら、北海道から九州まで放浪の旅を続けている。自然の風景を描いていると、土地の人から食材をもらうこともある。「知らない人との交流がまた楽しい」という。これまでは里山の風景を探しに田舎町を旅することが多かったため、府内に滞在して絵を描くのは初めての経験だ。「久しぶりに帰ってきて、大阪にも自然が多いことに気づいた。絵を描くことで、自然への恩返しをしたい」と話している。(藤橋一也)
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三枝、着ぐるみ従え登場「ようやるな〜」
2011.3.5 11:51
http://www.sanspo.com/geino/news/110305/gnf1103051153004-n1.htm
落語家、桂三枝(67)が4日、大阪市中央区のなんばグランド花月で落語バラエティーショー「三枝まつり」を開催、「さんし(3月4日)の日」から芸能生活45周年のスタートを切った。
公演前の会見に、着ぐるみのキャラクター「三枝くん」を従え登場。「自分でもようやるな〜」と多忙な芸能生活を自画自賛。「いつかは明かせないけど」としつつ、「着ぐるみでお出迎えします」と、今月22日から27日までの公演中、NGK入り口で「三枝くん」に“変身”して観客を迎えることを約束した。この日の「三枝まつり」ではフォークからハワイアンまで、創作落語に歌謡ショーを交えた出し物でファンを魅了した。
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道頓堀で体験型ミステリー演劇「刑事ボロンボ」−観客が参加し犯人を追いつめる
http://namba.keizai.biz/headline/1727/
大阪・道頓堀の中座くいだおれビル地下1階のイベントスペース「道頓堀ZAZA HOUSE」(大阪市中央区道頓堀1、TEL 06-6212-3005)で4月22日〜24日、体験型ミステリー演劇「刑事ボロンボ」が上演される。
同演劇は、道頓堀にあった食のテーマパーク「道頓堀極楽商店街」内でミュージカル活動していた劇団「極楽歌劇団」が、劇団「GOCK-LUCK」と改名して初めて上演するもの。スプリングパーティー会場で起こる事件の犯人を、刑事ボロンボが突き止めるというストーリー。
会場にはステージのほか、観客が4人ずつ座る丸テーブルが20卓ほど設置され、観客がパーティーの招待客となり演劇が進行する。観客には事前に「暗号カード」が手渡され、たまたまパーティーに招待されていた刑事ボロンボとともに暗号を解き、犯人を追いつめる。
上演時間は、4月22日=19時30分〜、23日=14時30分〜、18時30分〜、24日=13時〜、17時〜。チケットは3,000円(別途ドリンク代として500円が必要)で、同劇場やチケットぴあなどで販売中。
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「おおさかシネマフェスティバル」−授賞式でも大阪の話題で盛り上がる
http://kyobashi.keizai.biz/headline/880/
大阪歴史博物館で(大阪市中央区大手前4)で3月5日・6日、「おおさかシネマフェスティバル2011」が開催された。
同フェスは、関西の映画ファンによる映画イベントとして1976年から開催されてきた「おおさか映画祭」を2006年にリニューアルしたもの。2009年に「大阪アジアン映画祭」と統合し、その一部門として開催されている。今年で6回目。
初日の5日は、昨年12月に逝去した女優・高峰秀子さんの追悼企画として高峰さんの大阪ものの代表作「花みつ日記」、「大阪城天守閣復興80周年」を記念して大阪城を舞台にした映画「大坂城物語」、大坂城を挟んでバトルする活劇「大怪獣決闘 ガメラ対バルゴン」を上映。6日は大阪の映画関係者と映画ファンによって選ばれた作品ベストテンの中から「オカンの嫁入り」「孤高のメス」が上映された。
「オカンの嫁入り」上映後には監督の呉美保さん、健二役の桐谷健太さんが浜村淳さん交えてトークショーを開催。同作品のロケ地だった京阪電車「牧野駅」のエピソードに話が及ぶと、非公開のロケにもかかわらずホームの反対側に人が次々に集まって大変だったことや、同駅史上最高の利用者数を記録した話で盛り上がりをみせた。呉監督は「しかも切符ではなく入場券ばっかり売れたそうで。それが大阪らしい(笑)」と話し、浜村淳さんは「京阪電車もいいが、次は阪急電車(4月23日公開の映画タイトル)。その次は南海で近鉄…」と話題を広げ、それに対して桐谷さんがツッコミを入れるなどで会場を沸かした。
作品賞のほか、技量に加え「大阪または関西」にゆかりがある人物であることを大きな判断材料とする「個人賞」の表彰式も行われ、主演男優賞・堤真一さんをはじめ、主演女優賞・吹石一恵さん、助演男優賞・桐谷健太さん、助演女優賞・谷村美月さん、監督賞・三池崇史さん、脚本賞・呉美保さん、撮影賞・辻智彦さん、音楽賞・川井郁子さん、インデペンデント映画賞・真利子哲也さん、特別賞・福本清三さんらが登壇した。
天神橋6丁目出身の桐谷さんは「初めて助演男優賞を頂くが、自分が生まれ育った街で、大阪の映画祭で、大阪を舞台にした映画で受賞できたのがうれしい」と話した。
会見でも、「大阪のロケは、ほかに比べると大変。おい、ここ公道やぞ、とおっちゃんが絡んでくる(笑)」(堤真一さん)や、「あんただれ?何してんの?と聞いてくる。もっと名前を覚えられるように頑張ります(笑)」(吹石一恵さん)など、最後まで大阪の話題で盛り上がった。
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日本近代文学研究、谷沢永一さん死去
http://www.yomiuri.co.jp/national/culture/news/20110309-OYT1T00377.htm
日本近代文学研究者で、書誌学者の関西大学名誉教授、谷沢永一(たにざわ・えいいち)さんが8日午後11時22分、心不全のため亡くなった。
81歳だった。告別式は密葬で行う。
大阪市生まれ。関西大学文学部在学中の1950年、作家の開高健らとともに同人誌「えんぴつ」を出した。同大学教授だった69年には読売新聞大阪本社版で、本や著者にまつわる匿名のコラムの連載を始め、これをまとめた「完本 紙つぶて」が、80年のサントリー学芸賞を受賞した。
エッセー「人間通」(95年)はベストセラーに。明治時代の雑誌を読み込んで執筆した日本近代文学論争史「文豪たちの大喧嘩―鴎外・逍遥(しょうよう)・樗牛(ちょぎゅう)」は2004年の読売文学賞研究・翻訳賞を受賞。膨大な古書、雑書を収集する読書家で、「遊星群 時代を語る好書録 明治篇・大正篇」などに成果をまとめた。保守派の論客としても活動した。
2011年3月9日
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伝統工芸展 大阪で開幕
http://www.asahi.com/kansai/entertainment/news/OSK201103100018.html
伝統の技と美を競う公募展「第57回日本伝統工芸展」(朝日新聞社など主催)が10日、大阪市中央区の大丸心斎橋店(06・6271・1231)で始まった。
文部科学大臣賞を受賞した石橋裕史さん(京都府京丹波町)の「彩刻磁鉢(さいこくじはち)」(陶芸)などの入賞作や重要無形文化財保持者(人間国宝)の作品など約270点を展示している。15日まで。会期中無休。入場無料。
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バナナホール3年半ぶりに限定で復活 年内めどに常設へ
2011年3月11日
http://www.asahi.com/kansai/entertainment/news/OSK201103110038.html
3年半前に惜しまれつつ閉店した大阪・梅田の老舗ライブハウス「バナナホール」を経営していた男性が12日、ホールの営業を復活させる。今回はわずか2日間限定だが、年内をめどに常設のライブハウスを目指す。(長野佑介)
高木健至さん(61)は今、大阪市北区堂山町のビルの地下1階でホール再開の準備を進める。旧ホールとは目と鼻の先。旧ホールで客席とステージの間の柵代わりに使われていた木製のたる4個も運び込まれた。収容人数は立ち見で200人。以前の3分の1ほどだ。
旧ホールは1981年12月にオープンし、「BEGIN」や「コブクロ」も出演し、駆け出しミュージシャンから「いつかはバナナホールで」と言われるほどの名ホールになった。しかし、ビル所有会社が若者向けクラブへの改装を計画し、退去を求められたため、07年9月に閉店した。
高木さんはその後、経営する沖縄料理店で少人数でのライブを続けながら、復活の機会をうかがっていた。再開にあたって音響や照明を整えるためには数千万円の借金を背負う。知人には「なぜそこまで」と言われるが、目をかけたバンドにもっと大きな舞台で演奏させてやりたいという思いが勝った。
「大阪らしく飲み食いしながらわぁーって盛り上がる、そんな場所を残したい。じゃないと私の人生、幕引けないですよ」
12、13日の復活ライブのチケットは2千円。問い合わせは島バナナ(06・6361・2425)。
◇
沖縄・石垣島出身の3人組「BEGIN」のギター、島袋優さんの話 旧ホールに育ててもらったという気持ちがあったので、昨年のデビュー20周年記念ライブでは、名物のたるをお借りしてバナナホールを再現した。復活でまた帰れる場所ができる。これからも若手音楽家たちを盛り上げる場になってほしいと思います。
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街角にあふれるアート 大阪をカンバスに−初の試み あすから
2011年3月11日
http://www.sankei-kansai.com/2011/03/11/20110311-050706.php
大阪の街そのものをカンバスに見立て、府内の公園や公共施設に巨大なオブジェや彫刻などのアート作品を展示する「おおさかカンヴァス推進事業」が、12日から初開催される。高さ12メートルのバルーン製こけしや、人工的に虹をつくるプロジェクトなど個性豊かな作品が集まり、主催者や出展者は「今までにない大阪の違った魅力を伝えたい」「世界に発信したい」と意気込んでいる。
府内12エリア 巨大こけしや傘
同事業は、公共空間とアートのコラボレーションにより、大阪の新たな魅力を創造・発信するとともに、芸術家らに発表の場を提供しようと、府が今年度初めて企画した。公募で選ばれた23組の芸術家の作品が、万博公園(吹田市)や中之島(大阪市北区)、大阪城公園(同市中央区)、関西国際空港・国際線出発ロビー(田尻町)など、府内12エリアで展示される。
このうち、守口市を拠点とする3人組のアート集団「Yotta Groove(ヨッタ・グルーヴ)」は、中之島会場に巨大バルーンのこけし「花子」を出展。日本文化を取り入れたアートで世界に向けた情報発信を目指す同集団が、展開中の企画「イッテキマス NIPPON シリーズ」の一環として制作した。
「こけしのように、高度の技術を持つ職人の作品には、消えつつあるものが少なくない。そうした日本の伝統的な文化を後世に伝えていきたい」と、メンバーの木崎公隆さん(31)。見た目のインパクトに加え、こけしの産地の多くが温泉地であることにちなみ、「花子」の“足元”を囲むように、約25人が一度に利用できる円形の足湯をあしらい、コミュニティー空間も演出した。
「こけしで大阪らしいものを作ろうとしたらこうなった」と木崎さん。「足湯を楽しむだけでもいい」と来場を呼びかけている。
また、大阪市都島区の毛馬会場では、廃業した銭湯を利用し、煙突から人工的に雨を降らせて虹をかけるプロジェクトを実施。関空では、無数の小さな穴から “光の雨”が降る直径7メートルの巨大傘や、知的障害者通所施設「コルメナ」(高槻市)の通所男性がデザインした飛行機の巨大タペストリーなどが展示される。
事業を手がける大阪府立現代美術センターの寺浦薫主任研究員は「大阪の街に突如出没したアート作品で、これまでの都市の違った魅力を感じとってもらいたい」と話している。
12日午後1時から、大阪府咲洲庁舎(大阪市住之江区)でオープニングセレモニーを開催。会期は27日までだが、各会場の作品によって展示期間が異なる。入場無料で、一部有料のワークショップも企画。問い合わせは府文化課(電話06・6941・0351)へ。
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落語会:林家染二さん、6カ月連続 天満天神繁昌亭で19日から /大阪
http://mainichi.jp/area/osaka/news/20110315ddlk27200343000c.html
9月で50歳を迎える林家染二さんが、今月19日から6カ月連続の落語会「染二繁昌亭奮闘シリーズ KETEMU序章」を天満天神繁昌亭で開く。
落語会のタイトルにKETEMUとは珍しい。織田信長が好んだことでも知られる幸若舞(こうわかまい)の敦盛(あつもり)「人間五十年、化天(けてん)のうちを比ぶれば……」の化天から付けた。「ちょっと凝り過ぎました」。
初回は3月に合うネタを2席選んだ。「貧乏花見」とネタおろしの「紺屋(こうや)高尾」。「幾代餅(いくよもち)(同じ展開の古典ネタ)は桂文太師匠がやられますが、紺屋は(上方では)おられないようです。染丸の初代が染物屋だったので、できないかなあと思ってました」
午後6時開演。共演は笑福亭たまさん「火焔(かえん)太鼓」、わんだふる佳恵さんのマジック、林家市楼さん「ふぐ鍋」。SOMEJI(06・6355・4659)。【油井雅和】
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堺キャンパス 完成祝い式典
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/osaka/news/20110315-OYT8T00038.htm
関西大の堺キャンパス(堺市堺区)に新校舎が完成し、すべての施設が整ったことを記念する式典が14日、開かれた。
同キャンパスは昨春、旧堺市立商業高の跡地(約3ヘクタール)を活用して開設され、同時に新設された人間健康学部が使用している。新校舎は3階建て約4200平方メートル。7万冊を収容できる図書館や食堂、368人を収容できる大教室を二つ備えている。関西大は「日本の将来を担う人材がこのキャンパスから育ってほしい」と期待する。
式典では、東日本巨大地震の犠牲者への哀悼の意を込め、約200人の出席者が黙とうをささげた。
(2011年3月15日 読売新聞)
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2011年3月18日
大日本除虫菊に大阪広告協会賞
http://www.sankei-kansai.com/2011/03/18/20110318-050919.php
大阪府内で、広告界の活動に貢献した個人や団体を表彰する「第44回(平成22年度)大阪広告協会賞」(大阪広告協会主催)に大日本除虫菊が選ばれた。
大阪を意識したユニークなテレビCMや、サッカーJリーグのセレッソ大阪のスポンサー活動など、大阪を基盤とした積極的な広告活動の展開が受賞理由。
また、近畿2府4県に在住し、広告文化の向上に寄与した制作者やグループを対象とする「第44回(平成22年度)大阪広告協会佐治敬三賞」には、山中貴裕氏(大広コピーライター)と高橋俊臣氏(同アートディレクター)が選ばれた。いずれも贈賞式は4月14日、リーガロイヤルホテルで開催される。
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大阪城公園で「家をゆっくり引き起こす」アート−震災発生で企画変更
http://kyobashi.keizai.biz/headline/887/
大阪城公園内の広場(大阪市中央区大阪城1)で13日、鏡張りの大きな家を大勢で引き起こすアートプロジェクト「H.H.H.A(ホーム・ホテルズ・秀吉・アウェー)」が行われた。
同プロジェクトは大阪の街全体をカンバスに見立て、府内の公共空間にアート作品を展示公開する「おおさかカンヴァス推進事業」によるもので、公募によって選ばれた23作品の中の1つ。
同作品アーティストの加藤翼さんは2007年から「ハードコアコミュニケーション」と称して、東京都内で多くの人の手で巨大な構造物を動かすプロジェクトを実施してきた。参加者らが「協働」して構造物を転がすことで共有・共感が生まれ不思議な感覚になるという。今回は同プロジェクトに参加したスタッフ4人の部屋を実際に測り、組み合わせたものに大阪の風景が映り込むよう鏡張りにした構造物を用意した。
しかし実施予定の初日の12日は、前日に東日本大震災が発生した中で作品のモチーフが家となっている同プロジェクトを「行うべきか自粛するべきか」について加藤さんやスタッフ、参加希望者らで話し合ったものの結論が出ないまま中止とした。翌13日も「イベント実施現在検討中。御意見募集中」と書いた立て看板を設置し話し合いは続けられた。
予定時刻を過ぎたころ、集まった参加希望者を前に加藤さんが「東北の家が流されている状況下で家を動かすイベントはどうかとみんなで話し合ったが、今回はみんなで力を合わせて家を引き起こすイメージでやりましょう」とあいさつ。当初予定していた「引き倒す」パフォーマンスではなく、ゆっくりと「引き起こす」内容に変更して行うことにした。引き起こす際に構造物が滑らないよう左右・前方からロープを引く人員、後方でバランスを取る人員を配置しながら、構造物は大阪の風景を映しながら約1分半の時間をかけて、ゆっくりと引き起こされた。
都島から参加した鈴木理恵さんは「引き起こした後にみんなが笑顔になって散っていくのが良かった」と話していた。
加藤さんは「ゆっくりと引き起こした分、大変だったがその分共有時間は長く、新しい体験だった」と振り返った。
次回は今月20日、万博記念公園(吹田市)で行う予定。
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>>205
>浜村淳さんは「京阪電車もいいが、次は阪急電車(4月23日公開の映画タイトル)。
>その次は南海で近鉄…」と話題を広げ、
映画にかけた言い方ってのは分かるけど「(鉄道系雑誌以外では基本的に無視、放置の)京阪もいいが次は(マスコミ受けのいい)阪急や近鉄で」って京阪沿線民としては聞き捨てならん意見だなぁ……。
なんかあったら「阪急、阪神、近鉄などの私鉄各社……」ってどれだけ聞いたかヽ(`Д´)ノ
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たしかに京阪さんは影が薄い・・・と言ったら怒られてしまいますね。
でも関東在住の私が一番好きなのは京阪ですよ。
あの洗練さと落ち着きの絶妙なハーモニー、沿線の風景の素晴らしさ、どれをとっても最高です。
私の周辺の人間に大阪旅行を勧める時にはなるべく京阪へ乗車出来るようにプランを立ててあげるのですが、
みんな「京阪電車は素敵」とファンになって帰ってくる。
京阪電車のような電鉄は関東にはありませんからね、それも当然と言えば当然なのですが。
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京阪電車は元々関東系では?
大阪から見て鬼門なのに気にせず路線をひく
香里園の成田山は関東の神社
菊人形は江戸の文化
関西の私鉄にしてはラッピングが多い 特急車両にベタな京都絵巻など
ジューサーバーは主に関東に展開
いくらでも証拠がありますね
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球団を持とうとしなかったことも会社が元々関西でないことの一つかも
ただ2階建て特急車両などのサービス精神は関西ならでは。
もう関西の企業だとは思う。
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>>216
確かに渋沢栄一が設立に関わってるけれどもそれを言い出せば南海は東武を設立した根津嘉一郎(この人も山梨の人だな)によって設立されてますし。
>大阪から見て鬼門なのに気にせず路線をひく
官営鉄道が淀川右岸に先に設立されてたので。そもそも京都と大坂を結んでいたのは淀川左岸の京街道の方。右岸の西国街道は京都と西国(兵庫など)を結ぶ道。
>香里園の成田山は関東の神社
成田山と大坂の繋がりについては
http://www.osaka-naritasan.or.jp/about/index.html
参照のこと。
>天慶の昔、関東で起きた「平将門の乱」平定のおり、大本山成田山新勝寺の開祖:寛朝(かんちょう)大僧正が、
>ご本尊とともに、海路にて大阪の地を出発した事からはじまります。
だそうで大坂とも実はかかわりが深いという……。ちなみに寛朝大僧正は宇多天皇第8皇子の子。
>菊人形は江戸の文化
江戸で菊人形今やってないよなぁ……。
>関西の私鉄にしてはラッピングが多い
関東の私鉄でもラッピングはあまり見かけないようですが……。
>特急車両にベタな京都絵巻など
その京絵巻をまとっている(たの方がもうすぐ正しくなる)Wデッカー車は関西マスコミでも散々話題になった「豪華な阪急新型特急車両構想」にびびった京阪が「より多くの観光客に乗ってもらおう」と観光目的で作られたんだから。
阪急の西大阪や彩都などの開発失敗による経営不振や特急停車駅の大幅改正などで後だしで出てきたのが3扉セミクロス車で京阪ズコー状態だったけどw
>ジューサーバーは主に関東に展開
FC先がジェイアール東日本フードビジネスやジェイアール東日本都市開発だったからね。
出店閉店も多いけど。
言い出せば阪急阪神第一ホテルグループや近畿日本ツーリストなど関東にも展開の多い業態もありますがな。
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>>216-217
はぁ…????
ウィキペディアでもいいですから京阪のページを一度ご覧になってみては?
京阪が「関東系」でサービス精神旺盛だから今は「関西系」…?
わざと書いておられるのでなくれば、どんな思考回路しておられるのか正直理解できません。
ただの無知なのか分かってやってる煽りなのか…
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自転車喫茶:枚方にオープン 雑誌に小物類、デローザ社の完成車も /大阪
http://mainichi.jp/area/osaka/news/20110320ddlk27040240000c.html
ブームになっているサイクリング自転車の愛好家らの「たまり場」を目指す喫茶店「ヴェロカフェ」が19日、枚方市香里ケ丘3に新しくできたショッピングセンター「コノバ」の一角にオープンした。
自転車十数台分の駐輪スペースがあり、店内は32席。主要な自転車雑誌をそろえ、折りたたみ自転車で有名な米国・ダホン社や高速走行車で定評があるイタリア・デローザ社などの完成車を展示。ライトやヘルメット、スピードメーターなどの小物を販売するほか、工具類をそろえ、自転車の修理講習会やツアーの企画なども行う。飲食では真っ黒なチキンフライや特製カレーなどのユニークな軽食を提供する。
他の店と共用の80台の駐車場もあり、店では「サイクリングの起点や終点、中継点として利用し、サイクリング仲間の交流の場になれば」。電話は072・808・8266。【西村浩一】
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>>217
ビーバップハイヒール「関西鉄道ミステリー2」がおすすめです。
京阪は一番はじめに球団を持とうとした会社でした。
というかこの人の偏見は何なの?
京(阪)街道の存在も無視、成田山の歴史も無視…
何がしたいのかわからない。
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2011年3月21日
2件、国重文に答申 大阪府内から金剛寺「木造大日如来坐像」など
http://www.sankei-kansai.com/2011/03/21/20110321-050987.php
国の文化審議会に、大阪府内からは天野山金剛寺(河内長野市)にある多宝塔の本尊で、鎌倉時代の仏像「木造大日如来坐像」など重要文化財2件を含む計10件が答申された。
木造大日如来坐像は、平安時代の仏像にみられる柔らかな曲線を中心としながらも、随所に鎌倉時代の新様式が用いられている。作者不明だが、保存状態、技法へのこだわりが評価された。
同じく重要文化財に指定される大工頭中井家関係資料は、江戸幕府の大工頭の家系だった中井家が残した城郭や寺院の設計図や文書など計5195点。江戸時代の建築物を知ることができるほか、工事の工程や職人の管理なども書かれており、近世建築史を知る上で価値が高いとされた。
また、登録有形文化財には8件が答申され、土偶や埴輪の研究資料など1万8945点で構成される、関西大学博物館(吹田市)の「本山彦一蒐集考古資料の概要」や、伝統的な日本家屋と西洋建築様式を融合させた母屋を中心とした建物「寺田家住宅」などが指定される見通しとなった。
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東日本大震災:阪大で6139人が黙とうささげる−−卒業式
http://mainichi.jp/kansai/news/20110325ddf041040015000c.html
大阪大の卒業式と大学院の学位記授与式が25日、大阪市中央区の大阪城ホールであり、計6139人が巣立った。スーツや晴れ着姿の卒業生らは式の冒頭、東日本大震災の犠牲者に黙とうをささげた。例年は壇上のスクリーンにお祝いのメッセージを流すが、今年は代わりに「がんばろう日本」と大きく映し出した。各学部の代表者が壇上に上がり、鷲田清一学長から卒業証書にあたる学士記や、学位記を受け取った。【林田七恵】
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OSK日本歌劇団:らしさ前面に「春のおどり」−−大阪松竹座・来月3日から /大阪
http://mainichi.jp/area/osaka/news/20110325ddlk27200401000c.html
大阪の春を彩るOSK日本歌劇団のレビュー「春のおどり」が、4月3〜10日、大阪市中央区の大阪松竹座で上演される。
来年の創立90周年をにらみ、OSKらしさを前面に押し出した構成。トップスターの桜花昇(の)ぼるさんをはじめ総勢43人が出演する。
第1部は日本物レビュー「繚乱(りょうらん) さくら 桜 サクラ」(山村若作・演出・振り付け)。OSKのシンボル「桜」にちなみ、満開の桜や葉桜など、花のさまざまな表情をストーリー性のある日舞で見せる。第2部は洋物レビュー「STARS LEGEND〜DANCE DANCE DANCE〜」(大谷盛雄作・演出・振り付け)で、華やかなラインダンスなどを通して「踊りのOSK」の元気を届ける。1等席8000円、2等席4000円。チケットホン松竹(0570・000・489)。また今年は期間中、劇場近くの道頓堀や戎橋筋商店街の有名店が、「春のおどり」にちなむキャンペーンを初めて実施。特製弁当の販売、観劇券を持参した人への割り引きなどで街を活気づける。【畑律江】
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元阪神、嶋尾「関西の人も心を温かくして」
2011.3.25 12:09
http://www.sanspo.com/geino/news/110325/gnj1103251210016-n1.htm
元プロ野球阪神投手で俳優、嶋尾康史(42)が演出を手がける舞台「そこにヤマがあるからさ」「3ばかブラザーズ」が24日、大阪市北区のスタジオACTで開幕した。
劇団ACT21の主催舞台で“希望を捨てないで”がテーマ。28〜29日に予定していた東京公演は東日本大震災の影響で中止したが、大阪は開催することに。嶋尾は「舞台ができるだけで幸せ。大変な時で、関西の人も沈みがちだけど、笑って泣いて、心を温かくしてほしい」とPRした。震災では球界も開幕時期をめぐって揺れたが、古巣・阪神の今季については「優勝争いしてくれると思う」と“希望”した。
入場料の一部は被災者に寄付される。26日まで同所で。
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京阪電鉄は、守口や門真、寝屋川など大阪にとって重要な拠点都市にしっかり
貢献していると思う。
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ビジネスの中心 淀屋橋、
証券取引の中心 北浜
大阪府庁、大阪城の 天満橋
OBPと庶民の歓楽街 京橋
京阪が重要なのは当然。
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ガードナー国際賞:阪大の審良教授に
http://mainichi.jp/kansai/news/20110326ddn041040028000c.html
大阪大は24日、今年のガードナー国際賞受賞者に審良(あきら)静男・免疫学フロンティア研究センター教授(58)が選ばれたと発表した。同賞はカナダのガードナー財団が59年に創設し、毎年、医学分野で創造的な貢献をした研究者を顕彰している。歴代受賞者の約4人に1人がノーベル賞も受賞。今年は審良教授ら5人が受賞した。
審良教授は、生物が生まれつき、侵入した細菌やウイルスを幅広く感知し攻撃する「自然免疫」の仕組みを明らかにし、免疫機構の全体像解明に貢献した。
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大阪電通大:京阪寝屋川市駅前に新学舎が完成 /大阪
http://mainichi.jp/area/osaka/news/20110326ddlk27100374000c.html
大阪電気通信大学(福田國彌理事長)が寝屋川市早子町の京阪寝屋川市駅前に建設していた新学舎が完成し25日、関係者にお披露目された。
新学舎は、鉄筋7階建て延べ4720平方メートル。寝屋川市駅東地区の再開発地域で2009年から建設が進められてきた。総工費は約24億4000万円。資産運用の専門家を養成する金融経済学部アセット・マネジメント学科の学生が学ぶほか、駅前という立地を生かして社会人向けの公開講座にも使われる。
この日は大学の教職員らへの説明に続き、午後には寝屋川市や四條畷市などの関係者を招いた。福田理事長は「学生が行き来するので寝屋川市の活性化にもつながる。学生だけでなく、社会人にも開かれた大学として活用してほしい」と話していた。【伊藤雄一】
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アジアでの交流拠点 関西大が上海に開設 40人出席開所式
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/osaka/news/20110328-OYT8T00011.htm
関西大は27日、中国・上海の復旦大に開設した上海オフィスの開所式を復旦大日本研究センターで行い、約40人が出席した。関西大の外国拠点はベルギーに続いて2か所目。
上海オフィスは1月、同センター内に設置され、職員1人が常駐。中国の大学との教育研究での交流や、中国在住の関西大卒業生との連携に取り組む。
開所式で関西大の楠見晴重学長は「アジアでの関大の拠点として優秀な人材を集めたい」、復旦大の許征副学長は「協力して世界的に活躍できる人材を育てたい」と述べた。
(2011年3月28日 読売新聞)
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4月から民営化のセンチュリー響、年3億円不足で前途多難
http://osaka.yomiuri.co.jp/e-news/20110329-OYO1T00614.htm?from=newslist
大阪府の補助金が打ち切られた大阪センチュリー交響楽団が4月1日から民営化し、「日本センチュリー交響楽団」として再出発する。公演増や寄付獲得などで自立を目指すが、東日本巨大地震による景気停滞が懸念される中での船出となる。(持丸直子)
18日、大阪センチュリー響としては最後の定期演奏会。冒頭、仙台フィル首席客演指揮者も兼務する小泉和裕・音楽監督が「我々の仲間の仙台フィルは全員無事。被災地を音楽で励ましたいと言っており、ご支援願います」とあいさつ、終演後、ロビーで楽員たちが募金を呼びかけた。いつもなら自分たちへの支援を訴える場だが、この日は被災地の仲間を思いやった。
既に今月、内閣府から公益財団法人の認定を受け、楽団を設立した府から独立する。年間約7億円の運営費のうち、2008年度までは府から約4億円、09、10年度は約1億円の補助があった。現在の運営財団の基本財産20億円は新法人の運営財源となるが、常務理事の野崎明宏は「年3億円の不足が生じる。財源はなるべく取り崩さず、公務員的な考えを脱し、チケットを1枚でも多く売る工夫や努力を」と話す。楽員、事務局員は1年ごとの契約とし、給与体系も見直す。
収入増については、既に関西フィル、大阪交響楽団、大阪フィルの在阪楽団が地域密着型公演やスポンサー確保に力を入れており、割って入るのは難しい。そこで、寄付集めや営業担当者を置き、定期演奏会以外に、三重や福井、神戸のホールと提携した特別公演なども企画。中四国などへの広域化も視野に、従来の年約100公演を「あと20は増やしたい」という。
楽団の定員は56人だが、他への移籍などで今は47人。4月以降、オーディションで補充する予定だが、楽団は16年度をメドに「76人編成」を掲げる。内閣府に提出した今後の収支見込みでは同年度までに収支均衡を図る計画で、それは「大編成とし、レパートリーを拡大することで依頼公演も増える」ことを当て込んでいる。内部には、「現在の規模で演奏を充実させる方が良いのでは」との声もある。
震災の影響も大きい。野崎は「楽団への寄付どころではないかもしれないが、こんな時だからこそ、音楽の力をどう生かすのか。自分たちの存在意義を示したい」。楽員代表のコントラバス奏者、坂倉健は「20億円を食いつぶさずに立て直せ、という世間の目もある。厳しい状況を自覚して臨みたい」と決意を口にした。
(2011年3月29日 読売新聞)
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関西演劇支えたコミュニティー 「精華小劇場」今月末閉館
2011年3月29日
大阪の現代演劇の拠点として、数々の創造的な舞台を発信してきた大阪市の「精華小劇場」(大阪市中央区難波)が今月いっぱいで閉館する。財政難に苦しむ大阪市の売却方針によるものだが、ミナミの一等地にある廃校を利用した全国でもユニークな劇場だっただけに、「オープンして6年。成果が見えてきたところでの閉館に、じくじたるものがある」と演劇人らは唇をかみしめる。 (亀岡典子)
精華小劇場関係者らに大阪市から閉館が告げられたのは昨年12月。開館当初から“暫定10年の活用”という期限付きではあったが、「ここは小さくても可能性の大きな場所。大阪市の唯一の公立劇場であり、地面に直接建っている点も近寄りがたくなくてよかった」と精華演劇祭実行委員長の小堀純さん。
同劇場がオープンしたのは平成16年。大阪市が旧精華小学校の体育館を1億8000万円かけて改装、キャパシティーは約200。関西小劇場演劇の発信基地として機能してきた「扇町ミュージアムスクエア(OMS)」がその前年に閉館したため、ポストOMSとして理念や活動を引き継ぐ形でスタートした。
歴史ある小学校の体育館を利用した魅力的な劇空間、ミナミの真ん中という好立地、大阪市と地元と演劇関係者が共同で運営する独特のシステム、実行委員会方式による演劇祭形式の公演も大きな特徴で、関西の実力派、新進劇団はもとより、全国から力のある劇団が公演を行い、切磋琢磨(せっさたくま)しながら関西演劇界の活性化をうながしてきた。
昨年上演された「イキシマ」は、関西在住の岸田戯曲賞作家、松田正隆が書き下ろし、野外劇で海外でも活躍する松本雄吉が演出するという、精華だからこそ実現できた顔合わせ。計11ステージ、約1600人もの動員があった。
劇団太陽族主宰の岩崎正裕さんは「OMSが若者文化なら精華小劇場は関西小劇場の成熟期とリンクする。幅広い年代の演劇人の世代間交流ができたことは大きい」と総括。
小堀さんも「演劇を上演するだけの場でなく、情報交換したり、創造したりする関西演劇界の拠点だった。街とともに生きるコミュニティーとしての側面も持っていた。ここがなくなると、関西だけでなく演劇界全体へのダメージにもつながる」。
大阪市は「成果を継承し、さらに発展させていけるような舞台芸術振興事業を検討していきたい」としているが、具体的なプランはまだ示されていない。
岩崎さんらは今後は大阪にこだわらず、兵庫や京都でも積極的に公演していきたいという。「ただ、大阪だけドーナツのように文化や人材が抜け落ちてしまわないか心配です」
http://www.sankei-kansai.com/2011/03/29/20110329-051253.php
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大震災被災者を繁昌亭に招待
2011年3月29日
女性落語家の桂あやめがプロデュースする落語会「子連れでようこそ!繁昌亭」(4月2日午後5時半開演)は、東日本大震災で被災し子供連れで関西に避難している人を無料招待する。繁昌亭はいつもは未就学児の入場を断っているが、この会は赤ちゃん連れでもOK。希望者は茶臼山舞台電話06・6775・9745へ予約を。出演は、桂きん枝、あやめ、笑福亭鶴笑、桂春蝶、桂三扇。
http://www.sankei-kansai.com/2011/03/29/20110329-051252.php
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銭湯の上に虹を架ける−廃業した都島の銭湯でインスタレーション
http://kyobashi.keizai.biz/headline/893/
廃業した銭湯「生駒湯」(大阪市都島区毛馬町4)で3月26日・27日、おおさかカンヴァスプロジェクトに参加している作家・白石晃一さんのインスタレーション作品「群集浴場プロジェクト」が行われた。
同プロジェクトは大阪の街全体をカンバスに見立て、府内の公共空間にアート作品を展示公開する「おおさかカンヴァス推進事業」によるもので、公募によって選ばれた23作品の中の一つ。今は使われていない銭湯の煙突の上に人工的に雨を降らせ虹を架けるため、参加者らが協働で浴場内に設置された手動式のポンプを使い、虹の元となる水分を外の噴霧装置に供給し虹を作り出すという参加型の作品。
白石さんの最近の作品の多くは虹の要素を取り入れているが、大きな虹を見た時に感じた気分の高揚がきっかけだという。「いろいろな人が関わっていくことで予想しないことが起きる。それをプラスに楽しんでいる」と白石さん。作品の展示だけではなく制作過程も共有したいという思いから、制作現場の「生駒湯」を開放し誰でも見られるようにした。
これまでさまざまな装置のトラブルや、当初予定していた銭湯が今年1月末に急きょキャンセルとなるなど多くのトラブルに見舞われたが、いろいろな人との出会いもあったという。5年ほど前に廃業した「生駒湯」を営んでいた女性は「人が集まる場所になればいいから」と快く場所を提供してくれた。京都造形大の生徒らはのれんをデザインし 、友人が手ぬぐいを作ったほか、近所に住む小学生の濱田彩美ちゃん、佐保綾駿(あやとし)くん、寿美みのりちゃんはポスティングやビラ配りを手伝い、当日晴れるようにと「てるてる坊主」や「ポスター」を作成した。
初日は機械のトラブルの影響もあってか虹は架からなかったが、2日目には皆が集まって空を見上げる中、生駒湯の上空に虹が発生。おおさかカンヴァス推進事業ディレクターの古谷晃一郎さんは「大人も子どももみんなで同じ空を見上げている風景が印象に残っている」と振り返った。
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「部屋とアートのいい関係」−アメリカ村のギャラリーで企画展
http://namba.keizai.biz/headline/1773/
大阪・アメリカ村の現代美術ギャラリー「FUKUGAN GALLERY(フクガン・ギャラリー)」(大阪市中央区西心斎橋1、TEL 06-6253-3266)で現在、「部屋とアートのいい関係」をテーマにした企画展「in my room 3」が行われている。
3回目の開催となる同展は、オーナーの村田典子さんが「美大に通っていたころに少しずつ作品を購入するようになった。壁紙を変えた時と同じように、作品が自分の部屋の雰囲気を変えてくれることが新鮮だった」という自身の経験をもとに企画したもの。「ギャラリーでは白い壁に作品を展示することが多いので、『同じような環境がないから持って帰っても飾れない』という感想を残す人もいる。でも本当はそうじゃない、真っ白じゃない方がきれいに見えることもあるというのを伝えたかった。毎回ままごとみたいにして楽しみながら作品を並べている。こんな感じもあるよ、というレイアウトの一例として見てもらえたら」と村田さん。
緑や青、柄物など色とりどりの壁紙、ソファやフロアライトなどの家具を配し、部屋の中やアンティークショップのような雰囲気を持った会場に、若手の気鋭作家7人の作品を展示する。壁には「日々の生活で出会った」犬や園児をモチーフにした油彩(栗田咲子さん)や、家具や動物などのモチーフを小さなキャンバスに描いた油彩と水彩(羽部ちひろさん)、緑のある風景を撮影したプリント作品(原口佳子さん)、女性2人が手を取り合う姿を描いた水彩(三宅砂織さん)、窓の向こう側からのぞく猫や飼い主たちを描いたイラスト(田口美早紀さん)が。机の上には舟をかたどった白い小型の陶芸作品(西野詩織さん)、床にはほうきやコンセント、インクジェットプリンターなど部屋にまつわる身近な素材を使った作品(水内義人さん)が並ぶ。
7人7様の作風にもかかわらず、不思議な調和を保って同居している作品群。村田さんは「実際に部屋に飾るときには、ポスターがあったりスナップ写真があったり…購入した作品がほかのものと混ざるのは自然なこと。白い壁じゃないからこそうまくなじんだのかも」と話す。
開催時間は13時〜19時。入場無料。4月9日まで。2日にはレセプションを開催。「ギタレレ」を奏でるミュージシャン・中山双葉さんがライブを行うほか、村田さんと出展作家がパンやお菓子を持ち寄る予定。「友達の部屋でお茶しにいくような感覚で来てもらえたら」と村田さん。参加費は500円(ドリンク付き)。
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近鉄電車ロケに使って
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/osaka/news/20110401-OYT8T00051.htm
近畿日本鉄道(本社・大阪市)は、映画やテレビドラマなどのロケ地として駅や車両を貸し出す「近鉄ロケーションサービス」を1日から開始する。沿線の人口減少などで鉄道利用が落ち込む中、映像で多くの人に魅力を伝え、観光客の呼び込みにつなげる狙いだ。
映像撮影の基本料金は原則、1時間5万円だが、車両の貸し切り費用などが別途、必要。グループのバスや複合リゾート「志摩スペイン村」(三重県)なども撮影場所として提供する。
近鉄の担当者は「沿線の温泉や観光地とも連携を密にし、地域の魅力を発信する窓口のような役割を担いたい」と意気込んでいる。
関西では、JR西日本や南海電鉄が同様のサービスを実施。JR西は年間約200件のロケに協力し、PR効果も高いという。
問い合わせは近鉄ロケーションサービス(06・6775・3369)。
(2011年4月1日 読売新聞)
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咲くやこの花館で「花の切手」展−世界各国から6,000枚を収集
http://kyobashi.keizai.biz/headline/894/
花博記念公園鶴見緑地の「咲くやこの花館」(大阪市鶴見区緑地公園2、TEL 06-6912-0055)で4月1日、特別展「『花の切手』と描かれている植物たち」が始まった。
1枚の切手から見える各国の自然、風景、環境、思想などを楽しんでもらおうと企画された同展。世界219の国や地域の花・植物をモチーフにした切手約6,000枚を展示している。
世界最大の花「ラフレシア」を描いたもの(インドネシア)や、青いケシ(ブータン)、パラグアイオオオニバス(パラグアイ)などの珍しい品種が描かれたものや、立体的に見えるよう加工された切手、シート全体で一つのデザインとなっているものなど趣向を凝らした切手をそろえる。
花・植物以外にも、日本の建造物が描かれているショラレオネ共和国の切手や、長野オリンピックを祝ったアラブ首長国連邦の切手、さらには1990年に大阪で開催された「花博」を祝ったセイシェル共和国の切手など、日本に関連したモチーフを取り入れた切手も併せて展示している。
久山敦館長は「発展途上国の切手は先進国と比べてコレクターからの外貨を稼ぐ狙いもあるため凝っているものが多い」と話す。「展示している切手の中に当館でも育てている植物もあるので実物と併せて植物を楽しんでほしい」とも。
開館時間は10時〜17時。月曜休館。入館料は大人500円(中学生以下無料、証明書提示で大阪市内の65歳以上も無料)。5月8日まで。
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源大夫・藤蔵、親子ダブル襲名公演 大阪・文楽劇場
http://www.asahi.com/showbiz/stage/koten/OSK201104020033.html
国立文楽劇場(大阪市中央区)で2日に始まった文楽4月公演で、人間国宝の竹本綱大夫さん(79)が九代目竹本源大夫(げんだゆう)、長男で三味線奏者の鶴沢清二郎さん(46)が二代目鶴沢藤蔵(とうぞう)を、親子同時襲名した。
襲名披露口上では、人間国宝の竹本住大夫さんらがあいさつ。源大夫さん、藤蔵さんが深々と頭を下げると、客席から大きな拍手がわき起こった。
親子は「源平布引滝(げんぺいぬのびきのたき) 実盛(さねもり)物語の段」で共演予定だったが、源大夫さんは心臓手術を受けて間もないため休演。代わって豊竹英大夫さんが務める。公演は24日まで。期間中、ロビーには東日本大震災への義援金箱も設置。出演者らが募金を呼びかける。
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学費免除・生活費支給…大学、被災学生を支援
http://osaka.yomiuri.co.jp/e-news/20110402-OYO1T00489.htm?from=top
東日本大震災を受け、各地の大学が被災した学生や入学予定者に対し、新年度の学費を全額または半額免除したり、入学時期の延期を認めたりする支援策を打ち出している。日本学生支援機構(旧日本育英会)に寄せられた奨学金に関する相談は震災後の約2週間で約900件(昨年同期6件)に達しており、文部科学省は大学側に、さらにきめ細かい対応を求めている。
学生3人が地震による津波で亡くなった京都大(京都市)は授業料などの減免に加え、新入生への生活支援のため4月に10万円、5月以降は月5万円を最大1年間支給することを決めた。被災学生の奨学金などに充てるため、寄付金の募集も開始。担当者は「前例のない被害をもたらした災害。希望を持った新入生が勉学をあきらめてしまうことがないよう、踏み込んだ支援を決めた」と話す。
関西大(大阪府吹田市)は実家が全半壊した場合や世帯主が死亡・負傷した学生に対し、前期の学費の全額または半額を免除する。東京以北の在校生496人(3月時点)の中から、「福島第一原発から20キロ圏内に実家がある。親も避難していて仕事ができず、今後の収入に不安がある」などの相談が寄せられ、3人が減免を申請した。学生を支援する災害特別義援金も設け、今後、大学職員や卒業生に協力を求める。
被災し、入学が困難な学生向けに、立命館大(京都市)は就学時期の延期を受け付ける。在学生も半年か1年間の休学ができ、その間の在籍料は免除する。
学費支援に加え、新入生の下宿探しを支援する大学も。関西学院大(兵庫県西宮市)は大学の宿泊施設の提供を検討、同志社大(京都市)は学内の宿泊施設2か所を13日まで開放する。
東日本の大学も学生を支援。明治大(東京都千代田区)は保護者が被災した学生らに1年間のみ72万円を助成。国際基督教大(同三鷹市)も教職員などによる寄付金から、被災学生へ5万円または10万円を支給する。
文科省は各大学に対し、「各校にある奨学金制度など、支援策に関する情報提供を徹底してほしい」としている。
(2011年4月2日 読売新聞)
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<削除>
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「関西人にできるあらゆる支援を」 著名人らメッセージ
http://www.sankei-kansai.com/2011/04/05/20110405-051447.php
阪神大震災を経験した関西の著名な文化人、財界関係者ら計47人が東日本大震災の被災者にあてた緊急メッセージを作り、宮城県など被災自治体にメールやファクスで送付した。
「ささえよう日本 関西からできること」がスローガン。阪神大震災当時、全国から寄せられた励ましの声が復興の支えになったとして、神戸、大阪、京都の国立3大学の学長と、各商工会議所の会頭らが発起人となった。
3月下旬から賛同を呼びかけたところ、作家の田辺聖子さん、哲学者の梅原猛さん、建築家の安藤忠雄さん、ファッションデザイナーのコシノヒロコさんら各界の著名人が名を連ねた。
メッセージでは「こんどはわたしたちが声を送り、恩返しをする番です」とつづり、「西から東へ、精一杯の力を送らねばなりません」「『自粛』というより、むしろ普段の倍、がんばろうと思います」と決意を表明。「わたしたち関西人にできるあらゆる支援を続けるつもりです」としている。
メッセージにあわせて、日の丸をモチーフにしたロゴマークも作成した。
◇
【緊急メッセージ全文】
十六年前、わたしたちは阪神・淡路大震災に襲われました。多くの家族や親しい友人・知人を失い、家も失い、茫然(ぼうぜん)と立ちつくし、打ちのめされ、もはや立ち直れないかとおもわれました。それほど凄まじい災難でした。
そのとき、全国から、いたわりと応援の声をいっぱいいただきました。多くの人が救援に駆けつけてくれました。見守ってくれている人がいるという確かな感覚が、わたしたち関西人を支えました。そのおかげで、わたしたちはやがて笑顔を、そして元気を取り戻しました。関西人得意の「泣き笑い」もたっぷりまじえて、です。
東北の地はこのたび、阪神・淡路大震災をさらに上回る甚大な被害に見舞われました。こんどはわたしたちが声を送り、恩返しをする番です。この国の東北に、わたしたちは確かな支えの心を届けたいと思っています。
いま、わたしたちはそれぞれの場所から、物資と義援金を集め、途切れることなく被災地へ送り、急務のスタッフを派遣し、被災者の受け入れ体制を整え、やがて被災地から声がかかるときのために、ボランティアの組織づくりに全力を尽くしています。これをもっともっと力強くしたい。
この国の東半分が苦しみ、打ちひしがれているとき、この国の西半分がしっかりこの国を支えてゆかねばなりません。西から東へ、精一杯の力を送らねばなりません。そのために、さまざまな活動の「自粛」というより、むしろ普段の倍、がんばろうと思います。
居ても立ってもいられず、「おせっかい」を承知の上ですが、関西で文化活動・教育研究・経済活動に従事している者が、協働して、その結び役の一つを務めさせていただきます。東北の復興は途方もなく長い道のりになるでしょうが、復興のその日まで、わたしたち関西人にできるあらゆる支援を続けるつもりです。そしてそれと同時に、民間の知恵を集め、この国のどこかが危機に瀕(ひん)したときにはまわりのどこかがしっかり支える、そんなたくましい国と社会のあり方について、さまざまな提案をしてゆきます。
◇
<呼びかけ47人(敬称略)>
綾辻行人(作家)▽有栖川有栖(同)▽安藤忠雄(建築家)▽五百旗頭真(政治学者)▽池坊専永(華道家元)▽市田ひろみ(服飾研究家)▽井上八千代(京舞井上流家元)▽猪木武徳(経済学者)▽梅原猛(哲学者)▽鳳蘭(女優)▽大森一樹(映画監督)▽岡田節人(生物学者)▽片岡仁左衛門(歌舞伎俳優)▽桂三枝(落語家)▽玄月(作家)▽コシノヒロコ(ファッションデザイナー)▽後藤正治(作家)▽金剛育子(能楽金剛流家元)▽堺屋太一(作家)▽茂山七五三(狂言師)▽千玄室(茶道裏千家大宗匠)▽高村薫(作家)▽田辺聖子(同)▽中西進(国文学者)▽中西寛(政治学者)▽中野良子(女優)▽平尾誠二(神戸製鋼コベルコスティーラーズ総監督)▽平田オリザ(劇作家)▽藤本義一(作家)▽眉村卓(同)▽道浦母都子(歌人)▽もず唱平(作詞家)▽元永定正(画家)▽ 山折哲雄(宗教学者)▽山崎正和(劇作家)▽楽吉左右衛門(陶芸家)▽若一光司(作家)▽脇田修・晴子(歴史学者)▽松本紘(宇宙科学者)▽鷲田清一(哲学者)▽福田秀樹(工学者)▽下妻博(関西経済連合会会長)▽山中諄(関西経済同友会代表幹事)▽大竹伸一(同)▽立石義雄(京都商工会議所会頭)▽佐藤茂雄(大阪商工会議所会頭)▽大橋忠晴(神戸商工会議所会頭)
2011年4月 5日
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大阪城ジャズフェス:被災者救援アピール−−来月7・8日、大阪城野外音楽堂 /大阪
http://mainichi.jp/area/osaka/news/20110405ddlk27200349000c.html
ジャズで関西から東日本大震災救援をアピールする「第21回大阪城Jazz Festival」が5月7、8の両日、大阪市中央区の大阪城野外音楽堂で開かれる。関西の12大学の学生でつくる実行委員会が主催、毎日新聞大阪社会事業団などが後援する。【佐和宏士】
大学のジャズビッグバンドが舞台で競演する毎年恒例の催し。両日とも午後1時半開演、同5時半終演予定。出演順は、7日が大阪大▽関西学院大▽龍谷大▽各大学の女性によるセレクションバンド▽立命館大▽天理大▽ゲストのGINGERBREAD BOYS▽ジャズフェスOBバンドのDOUBLE FORCE JAZZ ORCHESTRA。8日が甲南大▽佛教大▽京都大▽大手前大▽同志社大▽神戸大▽関東の大学選抜セレクションバンド「濃い味バンド」▽関西セレクションバンド。司会は関西大が担当する。
入場券は当日会場で販売。大人500円。小学生以下と65歳以上、障害者は無料(証明書必要)。
会場内では東日本大震災救援募金を呼びかけ、毎日新聞大阪社会事業団を通じて現地に送られる。また、被災地へ向けてのメッセージ記入も呼びかける。
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◇入場券プレゼント
抽選で25組50人に入場券をプレゼントします。希望者は、はがきに郵便番号、住所、氏名、年齢を明記し、〒660−0892、兵庫県尼崎市東難波町3の3の7坂下様方「大阪城ジャズフェスティバルチケットプレゼント係」へ。20日必着。応募多数の場合は抽選。問い合わせは実行委員会(080・6162・8694)。
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講演会:大阪、アジアを元気に 安藤忠雄さん講演に3000人 /大阪
http://mainichi.jp/area/osaka/news/20110405ddlk27040365000c.html
◇大震災への思いも語る
建築家・安藤忠雄さん(69)の講演会「大阪を元気にする!」が3月31日、大阪市内で開かれ、3000人が参加した。
会は安藤さんの文化勲章受章を記念したもので、70年代以降国内外で手がけた建築を映像を交えて紹介。20代のころから大阪府や大阪市に提案してきたまちづくりのプランなども解説し「大阪に暮らす私たちは、大阪だけでなく日本、アジアがよくなるにはどうしたらよいのかを考えなくては」と力説した。
阪神大震災では遺児育英資金を募るなどさまざまな支援や復興に奔走した安藤さんは東日本大震災に触れ、「親を亡くした子どもたちの支援を、何らかの形で考えたい」と語った。
会には親交のある桂三枝さんらも駆けつけた。【手塚さや香】
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レッチリ、カエラ、ホルモンらサマソニ出演
2011.4.5 05:02
http://www.sanspo.com/geino/news/110405/gnj1104050503007-n1.htm
ロックバンド、X JAPANが8月13、14日に千葉と大阪で同時開催される日本最大級のロック・フェスティバル「サマーソニック」に初出演することが4日、分かった。同フェスの公式HPで発表された。
X JAPANは、すでに出演が発表されている世界的ロックバンド、レッド・ホット・チリ・ペッパーズ、ザ・ストロークス、ビーディ・アイに続き、主要出演者に決定。熱いパフォーマンスで海外の大物たちを迎え撃つ。ほかの日本勢は木村カエラ、マキシマム・ザ・ホルモンら。
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上方落語協会が新会館建設へ、安藤忠雄さん設計
http://osaka.yomiuri.co.jp/e-news/20110405-OYO1T00688.htm?from=newslist
上方落語協会(桂三枝会長)が、上方落語の定席・天満天神繁昌亭(大阪市北区)の近くに、世界的な建築家、安藤忠雄さん設計による「上方落語協会会館」(仮称)を建設することが5日、わかった。完成は来春を予定している。
現在、協会の事務室は天満天神繁昌亭の2階にあるが、手狭なため、会議室や落語関連の文献を保管する資料室などは別々のビルに分散している。三枝会長は4選を果たした昨年6月の記者会見で、「我々落語家の城として、事務所や稽古場などを備えた会館を作りたい」と話しており、予定地を探していた。協会などによると、建設予定地は繁昌亭の南東約150メートルで、敷地面積は約130平方メートル。近く所有者と正式に売買契約を交わす予定で、現在立っているビルを取り壊し、会館を新築する。
(2011年4月5日 読売新聞)
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上方落語協会、安藤忠雄さん設計の新会館建設へ
http://www.sponichi.co.jp/entertainment/news/2011/04/06/kiji/K20110406000572180.html
上方落語協会が大阪市北区の落語の定席・天満天神繁昌亭の南東約200メートルの場所に、建築家・安藤忠雄さん(69)設計で同協会の会館を建設することが5日、分かった。同協会によると「安藤さんにオファーを了承していただいた。来春の竣(しゅん)工を目指す」という。
予定地の敷地面積は約130平方メートル。4月中旬には所有者との売買契約が成立予定で、建っているビルを壊した後に新築する。現在の協会事務所は繁昌亭2階にあるが手狭で、桂三枝会長(67)はかねて「事務所や若手が稽古できる場所、資料の保管場所、サロンなどが一緒になった会館を造りたい。任期である2012年までに完成させたいね」と話していた。
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被災研究者 支援の動き広がる…東北大から理研受け入れ
京大、阪大…西日本で名乗り
http://osaka.yomiuri.co.jp/e-news/20110407-OYO1T00564.htm?from=top
東日本大震災で被災した大学などの研究者を受け入れて、科学研究を続けられるよう支援する動きが西日本で広がっている。生命科学など国際的な競争が激しい分野では、中断すれば取り残されてしまう。新たな環境へ移り、震災を乗り越えて成果を出そうと活動を再開した人も出てきた。
東北大医学系研究科の研究員、光永佳奈枝さん(38)は、パーキンソン病の再生医療に向けた全国の研究計画に加わり、サルの幹細胞から神経を作る作業を担当。研究室で細胞を培養中、震度6強の揺れに見舞われた。ボンベやタンクが転倒し、実験器具も落下。避難後に戻ると、壁は崩れ、苦労して作った細胞は培養液とともにこぼれ落ちていた。
2年後に計画全体の進み具合を発表する予定になっているが、光永さんの作業が滞るとすべてが止まる。計画に参加している理化学研究所の分子イメージング科学研究センター(神戸市)は3月15日に被害の報告を受けると、光永さんの受け入れを即断。実験場所を確保し、遠心分離器や顕微鏡などの器具は近隣の研究所から借りた。
「全体に迷惑をかける。研究費も削除されるのでは」と不安だった光永さんは、わずかに残った試薬をクーラーボックスに入れバスに飛び乗った。神戸に着くと、すぐに作業を再開。失った細胞を集め直すのに3か月以上かかりそうだが、「余震の恐怖もなく研究に打ち込める」と笑顔が戻った。理研の林拓也・副チームリーダーは「遠方にいた仲間がそばに来て、情報交換がスムーズになった」と予想外の効果を明かす。
東北大からはほかに、実験を急ぐ学生ら5人が京都大に移り研究を再開した。
被災した研究者の支援策として、神戸市はポートアイランドの貸研究室を1年間、無償で提供することなどを決定。▽計画停電でスーパーコンピューターが使えない▽実験動物の飼育や細胞の培養が続けられない――などの悩みを持つ関東の大学などから問い合わせが来ている。大阪大や奈良先端科学技術大学院大、岡山大、高知大なども受け入れ態勢を整えている。
(2011年4月7日 読売新聞)
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入学式:大阪大で 未来を考え行動
http://mainichi.jp/kansai/news/20110407ddn041100054000c.html
大阪大と同大大学院の入学式が6日、大阪市中央区の大阪城ホールであり、計約6500人が新生活をスタートさせた。東日本大震災の犠牲者のため全員で黙とうし、「ささえよう日本、関西からできること」のメッセージが壇上のスクリーンに流された。
薬学部の南園真哉さん(18)が「日本全体が混乱していますが、未来を考え行動すると誓います」と宣誓。鷲田清一学長はあいさつで「震災は、その復興過程で社会の変化に一気に棹(さお)さすでしょうが、あらゆる世代が力を合わせてこの変化に確実に対応しなければなりません」と述べた。【林田七恵】
入学式:虚無主義陥らず、ビジョン構想を−−京大
http://mainichi.jp/kansai/news/20110407ddf041100006000c.html
京都大の入学式が7日、京都市左京区の市勧業館みやこめっせであった。新入生は10学部計3031人。出席者全員で東日本大震災の被災者へ1分間の黙とうをささげた。
松本紘学長は式辞で震災に触れ「科学の限界ととらえ、虚無主義にとらわれてはいけない」と述べた。その上で「文明の在り方を再考する時期。歴史から過去を学び、現代の知識を組み合わせて将来の長期的なビジョンを構想できる人間にならなければならない」と呼び掛けた。【野宮珠里】
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歌川国芳回顧展:展示作業始まる−−12日から天王寺 /大阪
http://mainichi.jp/area/osaka/news/20110407ddlk27040396000c.html
幕末に活躍した浮世絵師、歌川国芳(1797〜1861)の回顧展「没後150年 歌川国芳展」(毎日新聞社など主催)が12日に開幕するのを前に、会場の大阪市立美術館(同市天王寺区)では、展示作業が進んでいる。6日は、表装された作品を実際に展示する本格的な作業が始まった。
作業員らは、躍動感あふれるクジラを描いた縦37センチ、横75センチの大型作品「宮本武蔵の鯨退治」などを、慎重に展示していた。今回の回顧展では、美人画や戯画など個性的でユーモアあふれる約400点を、前・後期に分けて公開する。
会期は12日〜6月5日。前期は5月8日まで、後期は同10日から。月曜休館。市立美術館(06・6771・4874)。【矢島弓枝】
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http://www.ktv.co.jp/news/date/main.html
チェルノブイリ原発事故絵画展
チェルノブイリ原発事故の悲惨さを知ってもらおうと事故の被災者が描いた絵の展示会が大阪で開かれています。
25年前、旧ソ連で起きたチェルノブイリの原発事故では原子炉が爆発し800万人以上が被ばくしました。
会場には、被災者の子どもが描いた絵や汚染された地域の写真など100点が展示されています。
被災した小学生は爆発した原子炉の上に悪魔のようなを煙を描き放射能の恐ろしさを表現しました。
また高校生は、目からこぼれ落ちる大きな涙や半分が凍り付いた顔を描き原発事故の前後で生活が大きく変わったことを表現しました。
主催した民間団体のチェルノブイリ・ヒバクシャ救援関西は、「チェルノブイリの問題を通じて福島の問題を考えていく材料にしてほしい」と話していました。
この展示会は、大阪駅前第2ビル5階で今月12日まで開かれています。
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落語:桂雀三郎さんら4人、入門40周年記念同期会−−あす天満天神繁昌亭で /大阪
http://mainichi.jp/area/osaka/news/20110408ddlk27200388000c.html
71年に入門し40周年を迎えた同期の落語家4人が9日、天満天神繁昌亭で記念の会「落語道百六十周年記念同期会」を開く。
4人は桂雀三郎さん(61)=枝雀一門、桂春駒さん(60)=春団治一門、桂文太さん(58)=文枝一門、笑福亭仁智(じんち)さん(58)=仁鶴一門。
戦後の上方落語を支えた四天王(六代目松鶴、米朝、三代目春団治、五代目文枝)にあこがれ、落語を選んだ4人。個性を大事にしながら精進してきた。
「若いころは『次の四天王になろう』と話したりもしましたがまだまだB級。でも、何とか少しでも近づこうと頑張ってきました。その集大成を見ていただければ」と春駒さん。
午後6時半開演。問い合わせは桂春駒の会(06・6945・4653)。【油井雅和】
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4万人驚かせ 10日閉幕 トリックアート展
2011年4月9日
http://www.nnn.co.jp/dainichi/news/110409/20110409033.html
先月12日に門真市三ツ島のなみはやドームで開幕した参加型の美術展「トリックアート」(週刊大阪日日新聞社主催、大阪日日新聞特別後援)は10日に閉幕する。9日現在、4万人超える来場者を迎え、盛況だ。
開幕前日の11日には東日本大震災が発生し、開幕についても協議されたが「大阪から届け!被災地への応援メッセージ」とのスローガンで開幕セレモニーを中止して始まった。会場内には義援金ボックスも設置し、来場者が気持ちを込めて募金を寄せている。
当初は震災の自粛ムードもあり客足は鈍かったが、「立体画法(だまし絵)に新しいアイデアを加えた3Dアート」との評判が広がり、カメラ持参の家族連れやカップルらで連日にぎわっている。
道田昌吾統括責任者は「あと土曜・日曜の2日間。お客さまにいい思い出をつくっていただけるようにスタッフ一同、最後まで頑張りたい」と気を引き締めている。
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海の小さな生き物たちを紹介
http://www.nhk.or.jp/lnews/osaka/2005179471.html
大阪・港区の水族館、海遊館で、体長2センチほどの魚など、海の中の小さな生き物たちを紹介する展示が行われています。
これは、厳しい自然の中で暮らす小さな生き物の生態について学んでもらおうと開かれているもので、会場には、小さく色鮮やかな魚や、アカウミガメの子どもなど、80種類が展示されています。
このうち体長2センチほどの「フウセンウオ」は、その名の通り風船のように丸い体が特徴で、流されないようお腹の吸盤で岩にくっついたり、愛らしい姿で泳いだりしています。
また熱帯の海で暮らす「シロボシアカモエビ」は、鮮やかな赤い体に星のような白い斑点があるのに加え、足の先の方が白いことから「ホワイトソックス」とも呼ばれています。
訪れた人たちは「泳いでいる姿が、すごくかわいい」などと話しながら、カメラで撮影していました。海遊館の飼育担当の川下貴史さんは「かわいらしい姿はもちろんですが、厳しい自然の中で生きていくために魚たちがどんな知恵を使い、どんな特徴を持っているのかを知って親しんでほしい」と話していました。
この展示は来年1月9日まで開かれています。
04月09日 12時53分
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2011年4月 9日
一宮千桃さん個展 「空と木のある風景」
http://www.sankei-kansai.com/2011/04/09/20110409-051573.php
身近な自然をテーマに写真を撮り続けている大阪市東淀川区の映画評論家、一宮千桃さんの個展「空と木のある風景 vol.3」が、大阪市北区の「ブックファースト梅田店」3階リビングカフェで開かれている。16日まで。
個展は4回目で、今回は新作のモノクロ写真20点を展示。いずれも一宮さんが、東淀川区周辺の散歩コースで見つけ、撮影した空や木、川など身近な風景のワンシーン=写真。
「なにげなく見過ごしてしまう日常の風景の中に美しさは潜んでいる」と一宮さん。「日々、同じ表情を見せることがない空と雲。厳しく孤高の姿を見せる冬の木。それらの姿になぐさめられたり、元気をもらったり、温かい気持ちになったり。忘れていた何かを思い出してもらえたら」と期待を込めている。
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関空でJALコラボ企画…飛行機王クイズやCAと記念撮影も
2011年3月29日(火) 11時14分
http://resemom.jp/article/2011/03/29/1747.html
関西国際空港では、「おおさかカンヴァス推進事業」の作品展示や日本航空とのコラボレーションによる「JALありがとうジャンボ in KIX」が開催されている。
おおさかカンヴァス推進事業は、まち全体をアーティストの発表の場としてカンヴァスに見立て、新たな都市の魅力を創造・発信していくプロジェクト。今回は、関空の旅客ターミナルビル内にアーティストの描いた絵を繋ぎ合わせた作品や未来に向けて躍進するポップな色のジェット機のタペストリー、巨大な黄色い傘から光の雨が降る作品などを展示している。
また関西国際空港と日本航空のコラボにより、3月で退役するJALのジャンボ機「ボーイング747」の40年にわたる歴史を振り返るイベントも同時に開催している。歴代ジャンボ機の大型模型や当時のポスターなどJAL秘蔵の貴重な資料を展示するギャラリーコーナーや、JALクルーによるトークショーなど、さまざまなイベントも予定されている。
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>>256の続き
◆おおさかカンヴァス推進事業作品展示
展示期間:3月12日(土)〜5月8日(日)
展示場所:旅客ターミナルビル4階中央 翼の広場
◆JALジャンボメモリーズギャラリー
日時:3月19日(土)〜5月15日(日)
場所:関空展望ホール「Sky View」メインホール4階「スカイビューカフェ」
料金:無料
◆「ありがとうジャンボ」記念ステッカープレゼントキャンペーン
期間中「スカイショップ」で500円以上の買い物または「レジェンド・オブ・コンコルド」「スカイビューカフェ」にて飲食した人に特別ステッカーをプレゼント。
日時:3月19日(土)〜5月15日(日)
営業時間:10:00〜18:00(土・日・祝は20:00まで)
◆集まれスカイキッズ!子ども飛行機王クイズ選手権
飛行機が好きな子どもに集まってもらい、飛行機に関するクイズに挑戦してもらう。
日時:調整中(開催日時が決定したらホームページで通知)
場所:関空展望ホール「Sky View」メインホール4階展望デッキ(雨天時は屋内に変更)
参加費:無料
募集人数:50名
◆JALグループの客室乗務員との記念撮影
日時:5月4日(水・祝)12:00〜13:00、15:00〜16:00
場所:関空展望ホール「Sky View」メインホール4階展望デッキ(雨天時は場所を屋内に変更して実施)
参加費:無料
参加方法:当日の来場者は誰でも参加可能
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フラワーカーペット:花絵ボランティア募集 鶴見緑地、29日から /大阪
http://mainichi.jp/area/osaka/news/20110409ddlk27040394000c.html
◇50平方メートル5面制作
国際花と緑の博覧会記念協会は29日〜5月1日、大阪市鶴見区の鶴見緑地で、12万本のチューリップの花びらで約50平方メートルの巨大な絵「フラワーカーペット」を5面つくりだす。期間中に花絵の制作や補修に参加するボランティアを募集している。
素材には、富山県花卉(かき)球根農業協同組合から、球根育成用に廃棄されるチューリップの花びらの提供を受ける。東日本大震災に対する復興支援もアピールする。ボランティアは小学生以上。記念品を贈呈する。詳しくは電話(06・6452・0401)か、ホームページ(http://expo90.jp/)で。【大島秀利】
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グラフィックデザイナーが「TV」テーマにポスター展−南船場のペーパーボイスで
http://namba.keizai.biz/headline/1788/
大阪・南船場のギャラリー「ペーパーボイス大阪」(大阪市中央区南船場2、TEL 06-6262-0902)で現在、「TV」を題材にしたポスター展「D+TV展」が開催されている。
同展は、関西を中心に活動するグラフィックデザインチーム「D+(ディープラス)」が企画、主催するもの。同チームはほぼ全員が30代という大垣ガクさん、カズ・オオモリさん、佐藤浩二さん、鈴木信輔さん、峠田充謙さん、タニオカシゲキさん、西村雄樹さん、樋口寛人さん、増永明子さんのグラフィックデザイナー9人に、「監督」の坊雅和さんを加えたメンバーで構成する。昨年10月に初めての展示会を行って以来、これまで2カ月に1回のペースで展示会を行ってきた。
会場には、16対9とテレビ画面と同じ縦横比で、デザイナー9人が自由にデザインしたポスター9点が並ぶ。坊さんは「9人それぞれが、『新しいTV像』をポスターとして表現した」と話す。会場にはそのほか、各ポスターをそれぞれ約20秒の動画にし、テレビ番組のようにして上映するコーナーも設けた。
同チームでは毎回、来場者に「誰の作品が良かったか」を投票してもらうなど「楽しみながら競い合える」ようにしており、展示会のロゴマークも各デザイナーが持ち寄った案から選んだ。同展のロゴマークに選ばれた樋口さんは、緑色の枠内に「D+」という緑色の文字を配置、「昔のテレビのチャンネル表示をイメージし、粗いドットで適当な位置に表示されるのを再現した」と話す。
前回の展示会からD+のメンバーとして加わった大垣さんは、「これまで関西にはこのようなチームはなかったと思う。大阪にD+というグラフィックデザインチームがあるんだという存在感を出していきたい」と意気込む。
開館時間は9時〜17時15分(最終日は15時まで)。4月15日まで。
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低音の幅広い魅力知って
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/osaka/news/20110410-OYT8T00088.htm
コントラバスだけのバンドリーダー 廣田昌世さん 40 堺市北区
ボンボンボン――。身長より大きな楽器の弦をはじくと、心地よい低音が響く。ジャズなどの演奏に欠かせないコントラバス(ベース)だけのバンド「ざ・低音一家」を5年前に結成した。「縁の下の力持ちというイメージがあるけど、ベースだけでもメロディーやハーモニーが奏でられることを知ってほしい」と話す。
堺市で生まれ育ち、高校時代、アーチェリーの腕前はインターハイに出るほど。「この時鍛えた強靱(きょうじん)な二の腕が、瞬発力のいる演奏に役立っています」と笑う。証券会社員になり、趣味でバンドを組み、モダンジャズのルーツを探るうち、木の温かみが響くようなコントラバスの奥深さのとりこに。クラシック界で活躍する仲間と3人で今のバンドをつくった。
京阪神を中心に2〜3か月に一度、ライブ演奏。最初、聴衆は「ベースだけ……」ととまどうが、ボディーを手でたたいたり弦の端をこすったりして、高音やカモメの鳴き声のような音を生む奏法を披露すると納得。昨年11月には、オリジナル全10曲を収めたセカンドアルバム「コロレアド」を発表した。
他のバンドに加わって活動し、大阪市の西成・あいりん地区の立ち飲み屋で奏でることも。「幅広くこの楽器にしか出せない音を駆使して音楽の世界を広げたい」と意気込む。
(中筋夏樹)
(2011年4月10日 読売新聞)
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大阪物療大:開学・入学式 田中学長「新時代の要請に応える人材を」−−堺市 /大阪
http://mainichi.jp/area/osaka/news/20110410ddlk27100247000c.html
大阪物療大(堺市西区、田中博司学長)の開学式と入学式が9日、西区の西文化会館で行われ、1期生84人と保護者、関係者ら計約200人が出席した。
大阪物療大は、保健医療学部診療放射線技術学科の単科大学。前身の大阪物療専門学校時代から診療放射線技師を養成している。
開学式で、田中学長が「新しい社会の要請に応える人材を育成します」と、開学宣言。続く入学式の式辞では、「(前身校の)約6500人の先輩が日本各地で活躍している。1期生と教職員が一丸となって、大学としての新たな一歩を踏み出そう」と呼びかけた。
新入生代表の藤井彩さん(18)と土山裕生さん(18)は「栄えある1期生として勉学に励み、自己研さんします」と緊張の面持ちで宣誓した。【大野境子】
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大阪View:府雇用創出事業 レトロなEV ものづくりから人づくり /大阪
http://mainichi.jp/area/osaka/news/20110410ddlk27040259000c.html
EV(電気自動車)の製作体験を通して新しい科学技術に関心を広げ、就職に生かしてもらう府の事業が、府立高専などの協力で行われた。参加者は見た目にも楽しいEVを作り上げた。3月22日に同高専内でお披露目イベントがあり、約100人が見守る中で車は平均時速26・4キロを記録した。
「3輪なのに4輪に見える車」をコンセプトに昨年12月、製作を開始。手書きで設計図を書きイメージを固め、必要な材料を発注していった。外装は鉄板や角パイプを切り出して溶接、塗装を施した。ほとんどの参加者は経験が無く、必要な技術を一つ一つ作業をしながら学び、約1カ月で春らしい桜色の車を完成させた。
設計などの指導をした同高専の土井智晴准教授(42)は「完成図からものを作り出すのはとても難しいこと。短期間だったが、物作りの流れは学べたはず」。グループリーダーの一和田公成さん(42)は「経験を少しでも就職活動につなげていければ」と話していた。【竹内紀臣】
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アメリカ村でトークイベント−「阪神大震災とゼロ年代の思想」テーマに
http://namba.keizai.biz/headline/1792/
大阪・アメリカ村の書店「スタンダードブックストア」(大阪市中央区西心斎橋2、TEL 06-6484-2239)地下1階のカフェスペースで4月9日、言論誌「思想地図β Vol.1」の発刊を記念しトークライブが行われた。
当日は、「思想地図β」を発行するコンテクチュアズ(東京都品川区)代表で批評家の東浩紀さんと、同社クリエイティブディレクターの浅子佳英さん、関西学院大学准教授で社会学者の鈴木謙介さん、文芸批評家の福嶋亮大さんが参加し、「阪神大震災とゼロ年代の思想」をテーマにトークが繰り広げられた。
トークライブ前のインタビューで、東さんは「思想や言論はここ10年で社会学、メディア論を巻き込み広がったが、東京に集中しているのは事実。東京以外の所での商品価値を探ろうと思っている」とイベントの狙いを話したほか、東日本大震災について、「言論は前に進むのではなく、失ったものをどう引き受けるかという所から出発する。95年の阪神大震災を乗り越えてきた関西の話を聞ければ」と話した。
トークライブの冒頭で、東さんは「ゼロ年代の思想は、世の中から『遊び』だと思われ、趣味としてしか生き残れなかったのが、戦後日本の帰結としてあった。だが震災後、言葉が求められるようになった。まず『復興の希望』としての言葉が求められているが、文学は単純に『日本頑張ろう』ではなく、『喪失』をどう引き受けるかを考えなければいけない」とコメント。
「ゼロ年代の思想」に話が及ぶと、鈴木さんは「合理性の外の部分は本来、宗教が担当していたが、オウム事件以降、宗教を思想界から追い出しきてた。最近、若い世代ではまじないや死後の世界を信じている人が増えている。ご遺体が見つからないままの人や、生死がわからないままの人について、きちんと弔うことができないまま復興していかなければならない」と震災の非合理についてコメント。東さんも「戦後の日本は、戦争をきちんと弔わないまま、死者を覚えている人が死ぬという形で解決してきた。喪失について何も考えてこなかった」と指摘。震災で失ったものをどう引き受けて行くのかということについて議論が交わされた。
今後の復興について、東さんは「震災前から日本は少子化と財政問題があり、震災後さらに加速した。若い人は転校するなど被災地から出て行く人も多く、誰が復興を担うのかが課題。少子高齢化の社会を変えるしかなく、外国人労働者を受け入れるしかない」と指摘。小松左京さんの小説「日本沈没」が示唆を与えてくれるとの紹介も。
「思想地図β」は7月に「1.5号(震災特別号)」を発行する予定。
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歌川国芳展:大阪市立美術館で開幕
http://mainichi.jp/kansai/news/20110412ddf041040009000c.html
奇想天外な発想と繊細な画風で幕末の人々を魅了した浮世絵師、歌川国芳(1797〜1861)の回顧展「没後150年 歌川国芳展」(毎日新聞社など主催)が12日、大阪市天王寺区の大阪市立美術館で開幕した。
国内初公開を含む約400点を、前・後期に分けて展示。額から飛び出しそうな迫力ある骸骨が描かれた「相馬の古内裏」や、さまざまなポーズの猫を組み合わせて文字をかたどった「猫の当字」など、ユニークな作品が並ぶ。
開館直後に訪れた大阪市淀川区の会社員、上田力さん(62)は「他の浮世絵とはひと味違った奇抜な画風が好き。深い血の色など、独特の色遣いが幕末の世相を反映していると感じる」と話した。
一般1300円、大高生900円、中学生以下は無料。前期は5月8日まで。後期は同10日〜6月5日。月曜休館(5月2日は開館)。入館は午前9時半〜午後4時半。市立美術館(06・6771・4874)。【矢島弓枝】
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”国内初”子どもの脳死臓器移植へ
http://www.ktv.co.jp/news/date/main.html#0367331
関東甲信越地方の病院に入院している10代前半の少年が、法的に脳死と判定されました。
15歳未満の子どもから初めて脳死での臓器提供が行われることになります。
【日本臓器移植ネットワークの会見】「家族の総意として、脳死での臓器提供を決断され、承諾されました」
法的に脳死と判定されたのは、関東甲信越地方の病院に入院中の10歳以上15歳未満の少年です。
日本臓器移植ネットワークによりますと、少年は交通事故で頭に重傷を負い、家族の承諾のもと、2回の脳死判定が行われ、死亡が確認されたということです。
去年7月に施行された改正臓器移植法では、家族の承諾があれば15歳未満の子どもからの脳死臓器移植が可能になりました。
今回、法改正後初めて子どもからの脳死移植が行われることになります。
【日本臓器移植ネットワークの会見】「(少年の家族は)『臓器提供があれば命をつなぐことができる人たちのために、彼の身体を役立てることが今、彼の願いに沿うことだと考えました』(とコメントしている)」
子どもからの初めての臓器提供を、移植が必要な患者の支援団体は「大きな第一歩」と受け止めています。
【日本移植者協議会・大久保通方理事長】「(ご家族は)心からお子さんを愛されて提供されるのだろうと思います。新しい時代が始まったと実感しています」
提供されるのは心臓、肺、肝臓、腎臓、すい臓、小腸で、13日午前5時ごろから摘出手術が始まり、心臓は大阪大学病院で重い心臓病の10代の少年に移植される予定です。
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富国生命ビルに「アサヒ ラボ・ガーデン」−双方向コミュニケーション拠点に
http://umeda.keizai.biz/headline/1025/
アサヒビール(東京都墨田区)は4月2日、大阪富国生命ビル(大阪市北区小松原町)4階の産学連携活動支援施設「まちラボ」内に「アサヒ ラボ・ガーデン」(TEL 06-6926-4070)を開設した。
「まちラボ」は、「植・食と健康に関する新しい産学連携をデザインする」をスローガンに、企業と大学、企業と消費者、大学と消費者を結び、社会へ情報発信する新プラットフォーム。「テラプロジェクト」がプロデュースし、テナント8社を迎え活動を開始した。
アサヒビールと大阪大学では、「産学連携では理系の研究が多いが、社会やコミュニケーションも研究する価値があるのでは。新たな産学連携の形を見いだしていきたい」(広報部の浅輪紀雄さん)と、「食」「健康」「ライフスタイル」「社会」「コミュニケーション」などをテーマとした産学連携協定を締結し、同スペースの運営に活用していくという。
「アサヒ ラボ・ガーデン」は、ブックカフェスタイルの「カフェゾーン」と、エンターテインメント性を持たせて食と酒にふれる「ラボゾーン」で構成。カフェゾーンでは、「食」と「伝える」、「食」と「触れる」などの切り口で、丸善のブックセレクターによるセレクトで同社グループ、酒、食に関する書籍700冊を集め、自由に閲覧できるようにした。
「ラボゾーン」では、テーブルに置かれている酒類と食材を選ぶと、300種類の中からその食材を使い選んだ酒に合うレシピを表示しプリントアウトできる「ズバうま!おつまみレシピ」テーブルや、酒に関するライフスタイルについて質問に答えるとおすすめの酒を診断する「お酒タイプ診断」、パソコンを使って缶のラベルをデザインできる「デザイン工房」、アンケートに携帯で答えるとノベルティーが無料で進呈される「サンプリングベンダー」、巨大なスーパードライの中で酒や食の音に関するクイズに答える「スーパードライ缶型ジュークボックス」などのコンテンツを用意。情報発信を行うと同時にアンケート結果などを受信し、研究開発に反映させていくという。
同スペースでは現在、平日のアフターファイブと土日にセミナーを開催。「シニア向け」「女性向け」「成人向け」「ママ向け」「ファミリー向け」でテーマを選び、研究員を中心とした講師が一般にわかりやすく説明する。8日に開催された「ビールの『香り』の秘密に迫る!」のセミナーに参加した八尾紀子さん(40)は「アサヒビールのメルマガでイベントを知った。先日吹田工場に行って楽しかったが話を聞くだけだったので、ここなら違う角度で話を聞けるのではと思った」といい、西山亜紀さん(39)は「のどごしやコクで宣伝しているので、香りについてそこまでしていると思っていなかった」と話す。
浅輪さんは「ビールのイメージが強いと思うがいろんなことをしているのを知ってもらいたい。来られた方に参加して楽しく学んでいただき、少しでも役に立つ情報を持って帰っていただければ」と話す。
営業時間は10時〜20時。木曜定休。入場無料。セミナの詳細や申込方法はホームページで確認できる。
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大阪城野音でゴスペルライブ「ウタのタネ」、一般参加シンガー200人募集
http://kyobashi.keizai.biz/headline/901/
聖歌隊「human note(ヒューマンノート)」が現在、5月21日に大阪城野外音楽堂(大阪市中央区大阪城3)で開催されるゴスペルライブ「ウタのタネ3」に参加する一般シンガーを募集している。
ヒューマンノートは、関西を中心に活動するシンガー・ソングライター・寺尾仁さんが、自身が主宰するゴスペル教室の生徒らに「歌う喜びを通して人間賛歌を届けたい」と呼びかけ、2007年に結成した聖歌隊。メンバーは府内のほか、滋賀、奈良、兵庫、東京在住の総勢約600人。関西一円の小中学校、高校などに歌を届ける「学校めぐり」をはじめ、ケニアやハイチに赴く「海外支援コンサート」などの活動を行っている。
年1回開く「ウタのタネ」は、今年で3回目を迎えるゴスペルライブ。ヒューマンノートがホストとなり、ゲストシンガーを迎える。今年は、女性レゲエシンガー・ソングライターのMetis(メティス)さんを迎える。エンディングでは、一般参加シンガーを交えた総勢800人でヒューマンノートのオリジナルソング「よろこびのうた」を合唱し、東日本大震災の被災地へ向け歌声を届けるという。
募集しているのは、このエンディングに参加する一般シンガー200人。参加条件は、4月16日・24日、5月7日・15日の練習のうち2回以上参加できること。参加費は5,000円。募集締め切りは4月20日。詳細はヒューマンノートのホームページで確認できる。参加費の一部は義援金として送るほか、会場に東日本大震災の募金箱も置く予定。
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まつゆう*さん、南船場「チャオパニック」でツイッター講座−UST配信も
http://namba.keizai.biz/headline/1793/
南船場のアパレルショップ「Ciaopanic(チャオパニック) 南船場店」(大阪市中央区南船場4)は4月16日、ブロガーやモデルなどとして活躍する、まつゆう*さんを招き、「ゆるゆるtwitter講座」を開く。
同ブランドは「SNSを使ってもっとファッションを楽しもう!」をコンセプトに、ツイッターやフェイスブックなどのソーシャルメディアを利用したイベント展開を予定しており、同イベントはその第1弾。4月16日〜5月15日に同店内で展開する、関西発のファッション誌「カジカジ」とのコラボストア「CAZIPANIC」のオープニングイベントにも位置づける。
まつゆう*さん(@matsuyou)は、2008年に米「wired.com」により「日本のセレブブロガー」の1人として紹介されたほか、ツイッターのフォロワーは20万人を超え、ツイッターに関する本も出版するなど、ソーシャルメディアを活用した活動で注目を集める。
開催時間は18時30分〜21時。イベント参加希望者は、同ブランドのツイッターアカウント(@Ciaopanic_PR)をフォローし、特定コメントをツイートすることで申し込む。申し込みは12日まで。詳しくは「Ciaopanic SNS LAB.」のホームページで確認できる。イベント当日の模様はユーストリームでも配信する。
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脳死判定、少年に心臓移植へ…国内初の子供同士
http://www.yomiuri.co.jp/science/news/20110412-OYT1T01094.htm?from=top
改正臓器移植法に基づき、12日朝に脳死と判定された10歳以上15歳未満の少年の臓器摘出は13日早朝から、入院中の関東甲信越の病院で始まる。
摘出される心臓や肺など5臓器は、大阪大病院など5病院で待機患者に移植される。
このうち心臓は、サイズがほぼ同じ10代の待機患者への移植が国内で初めて実現する見通し。従来は大人から心臓が提供されても、子供の患者にはサイズが大き過ぎることが多く、1億円前後の費用を工面して海外で移植するしかなかった。
日本臓器移植ネットワークによると、摘出手術は13日午前4時頃から始まる。摘出される心臓は大阪大病院で10代男性に、両肺は東北大病院で50代女性、肝臓は北海道大病院で20代男性、膵臓(すいぞう)と一方の腎臓は藤田保健衛生大病院で30代女性、もう一方の腎臓は新潟大医歯学総合病院で40代男性に、それぞれ移植される。家族が摘出を承諾していた小腸は、医学的理由から見送られた。
(2011年4月12日23時24分 読売新聞)
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>>265、>>269
男の子からの心臓移植手術終了
http://www.nhk.or.jp/lnews/osaka/2005264901.html
関東甲信越地方の病院で脳死と判定された10代前半の男の子から提供された心臓を同じ10代の男性に移植する国内で初めての手術が、大阪・吹田市の大阪大学附属病院で行われ、手術は無事終了しました。
関東甲信越地方の病院で脳死と判定された10代前半の男の子から提供された心臓は、13日午前7時半前、大阪・吹田市の大阪大学附属病院に到着しました。
病院では「拘束型心筋症」のため移植でしか助からないと診断された同じ10代の男性に心臓を移植する手術が5時間以上にわたって行われ、手術は無事終了しました。移植を受けた男性患者は、この後、集中治療室に移されることになっていて容態は安定しているということです。
男性は順調にいけば、1か月から2か月で退院できるということで病院によりますと、男性の家族は「移植が受けられて感謝しています。この感謝の気持ちをドナーのご家族に伝えたい。」と話しているということです。
脳死と判定された15歳未満の子どもから提供された心臓を移植する手術が行われたのは今回が国内で初めてです。
04月13日 14時27分
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ニュースタイトルにどこの大学病院で手術が行われたかがないね
まあいつものことですが
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東日本大震災:被災地へ響け、モーツァルトの鎮魂歌 中央区でコーラスめっせ /大阪
http://mainichi.jp/area/osaka/news/20110414ddlk27040402000c.html
◇仲間に贈る、連帯の歌声 コンサートや講習−−16、17日
関西から全国に新しい合唱文化を発信しようと、コンサートや講習会などを繰り広げる「コーラスめっせ」が16、17日、大阪市中央区のいずみホールなどで開かれる。コンサートでは作曲家、千原英喜さんが女声2部合唱に編曲したモーツァルトのレクイエムを初演、東日本大震災で亡くなった人に会場全体で祈りをささげる。
実行委員長の合唱指揮者、伊東恵司さんは「東京以北の合唱の仲間からも『まず関西からしっかり歌声を響かせて』と応援をもらっている。聴き合い、交流を深めることを重視した催し。仲間のために歌うことで連帯と想像力を取り戻し、音楽の力と役割を喚起したい」と話す。
アフリカ、北欧など多彩な選曲による「世界の歌」(16日午後2時半)▽レクイエムなどを歌う「新しく生まれた歌」(同午後6時半)▽実力派合唱団の競演による「咲くやこの花」(17日午後3時半)−−の3コンサート(各回2000円、セット券5000円)のほか、同ホール近くのTWIN21では両日正午と17日午後1時から無料コンサートがある。
このほか、「音楽を分かち合い、恐怖や悲しみを和らげ、気持ちを奮い立たせるのが私にできること」とメッセージを寄せた比国の作曲家、ジョン・オウガスト・パミントゥアンさんらを招いた講習会(500〜1000円)などもある。
問い合わせは、小宮さん(090・1125・0180)まで。【最上聡】
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>>272
キダ・タロー先生が指揮するのかと思った
いやそれでもいいかと思う
先生のCM曲は全国に知られてますので
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阪大病院「命つなぐ“道”前進」 心臓移植無事終了
2011.4.13 13:43
http://sankei.jp.msn.com/science/news/110413/scn11041313460002-n1.htm
「手術がスムーズに進み、命のリレーをつなぐことができた。小児心臓移植の道を大きく進めることができる」−。15歳未満で初めて脳死と判定された少年からの心臓移植手術を執刀した大阪大病院の澤芳樹・心臓血管外科長は13日、術後の記者会見で安堵(あんど)の表情を浮かべた。
澤外科長によると、移植を受けた患者は12日に大阪大病院に到着。医師団に「頑張ります」と話し、両親は「大変ありがたい」と感謝していたという。
同病院によると、患者は平成19年に拘束型心筋症を患い、昨年8月に移植登録。登録から237日目での臓器提供となった点について、澤外科長は「待機期間が非常に短かった」と評価。「提供者と移植患者の心臓の大きさが近く、マッチングしやすかった。患者は若く、回復も早いだろう」と述べた。
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子供の臓器提供 国内で移植を完結する一歩に(4月14日付・読売社説)
http://www.yomiuri.co.jp/editorial/news/20110414-OYT1T00011.htm
交通事故で頭部に重傷を負った10代前半の少年が脳死と判定され、心臓や肺などが5人に移植されることになった。
昨年7月に施行された改正臓器移植法にもとづき、15歳未満の子供が臓器提供者となる初のケースだ。心臓は同じ10代の少年に優先提供された。
外国に頼るしかなかった子供からの臓器移植が実現したことは、移植医療を国内で“完結”する第一歩になるだろう。
1997年にできた臓器移植法は、本人が意思表示カードなど書面で提供の意思を示していなければ、臓器移植を認めなかった。
法的に有効な意思表示ができるのは、民法で15歳以上とされ、それより幼い子供からの臓器提供は禁じられてきた。このため、小さな臓器を必要とする乳幼児などが脳死移植医療を受けるには、海外に行くしか方法がなかった。
国内は不可能だから外国で臓器提供を受ける、という在り方は、国際的な批判を浴びてきた。移植法改正に踏み切った背景には、世界保健機関(WHO)が「臓器移植は自国内で完結すべきだ」との指針採択に動いたことがある。
昨年施行の改正法は、欧米などと同様、本人が提供拒否の意思を示していない限り、年齢にかかわらず家族の判断で臓器提供を可能にした。今回の事例も、両親など家族の承諾によって脳死判定と臓器提供が行われた。
改正前の13年間で86例だった脳死移植は、改正後9か月で42例となった。10倍近いペースで“命のリレー”が行われている。
いずれは、もっと幼い子の臓器提供もあるだろう。子供の場合は大人より一段と厳格な脳死判定を行い、親からの虐待の有無なども慎重に見極めねばならない。
今回、こうした確認がきちんと行われた過程はある程度まで公表されているが、脳死と判定するまでの病院内での検討内容など、より詳細な情報公開が必要だ。
子供の脳死移植に対する信頼を培うために、厳密な検証作業を怠ってはなるまい。
前途ある我が子を失った親が、悲しみの中で決断した臓器提供の尊さを想(おも)わずにはいられない。
「息子は世の役に立つ大きな仕事をしたいと言っていた。臓器提供で命をつなぐことができる人たちのために彼の身体を役立てることが、彼の願いに沿う」。少年の両親が公表したコメントだ。
臓器提供者となった少年と家族の気持ちに応えるためにも、移植医療を着実に進めていきたい。
(2011年4月14日01時07分 読売新聞)
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>>274
「移植成功うれしい」 臓器提供少年の家族がコメント
http://www.asahi.com/health/news/TKY201104150175.html
脳死と判定された10代前半の少年から提供された臓器の移植手術が終わり、少年の家族が15日、日本臓器移植ネットワークを通じてコメントを発表した。全文は以下の通り。(「レシピエント」は移植を受けた患者)
◇
すべての移植手術が成功したことをお聞きして、うれしく思っています。
私たち家族の気持ちが、移植に携わった方々によって、レシピエントに伝えていただけたこともとてもうれしかったです。
そして、本当ならレシピエントのことについて直接は知ることのできない立場の私たちですが、テレビや新聞などを通じて、レシピエントのお気持ちを知ることができたのでよかったです。
また、これまでのテレビや新聞などの報道は、私たち家族の意向(匿名性)を十分に配慮していただいているので安心しております。
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おおさかカンヴァス推進事業:街中や公園、公共施設に巨大立体作品など展示 /大阪
http://mainichi.jp/area/osaka/news/20110417ddlk27040296000c.html
府内の街中や公園、公共施設を舞台にしたアートイベント「おおさかカンヴァス推進事業」が開催中(一部はすでに終了)だ。東日本大震災の影響で3月12日に予定していたオープニングセレモニーを中止、いくつかの作品は展示を変更・延期したが、各会場は週末を中心ににぎわっている。
「おおさかカンヴァス」は橋下徹知事の発案により府が主催。まち全体を発表の場=キャンバスに見立てて公園や公共施設で展示やワークショップなどのイベントが開催されている。
出品するアーティストは公募し、府内外172件の応募の中からアートユニット「淀川テクニック」や高橋匡太さんなど若手、中堅の作家21組が選ばれた。現在も展示が行われているのは関西国際空港旅客ターミナルビル(田尻町)、府咲洲(さきしま)庁舎(旧WTC、大阪市住之江区)などの約10作品。
大阪市住之江区の長屋を改装したスペース「KENYAKAGAYA」で8月末まで公開されているのは、美術作家の酒谷星子さん(22)の「フラミンゴ畑」。背丈より大きなフラミンゴ80体がぎっしりと密集して立っている。鮮やかなピンク色の毛がふわふわとしてかわいらしいが、鉄筋で骨組みを作り新聞紙とビニール袋で成形、フェイクファーで包んだという労作だ。
動物が好きでこれまでも絵画作品のモチーフにしてきた酒谷さん。今回の制作に当たって自費でケニアに行き、湖で羽を休める何百羽のフラミンゴを見てきたという。それぞれの部屋の全面に朝焼けと夜をイメージした壁画を描き、幻想的な空間に仕上げた。「震災で心を痛めている人が多いと思いますが、せめてここに来た時に楽しんでもらえたら」と酒谷さん。放課後や週末は近所の子どもたちの秘密基地のようになっている。
一方、咲洲庁舎1階にはレスラーが自動車にプロレス技をかけるというユーモアあふれる巨大な立体作品が登場。現代美術家の永井英男さんの「B−PROJECT へそで投げろ」・おおさかカンヴァス提供=だ(5月10日まで公開)。人間の精神力を表現したというこの作品は「人々に希望を与えるモニュメントに」という永井さんの思いが込められている。
関西国際空港の展示作品は場所柄、宗教や民族間の対立を乗り越えた平和などのテーマを親しみやすい方法で表現した作品が多い。
地図、スケジュールは公式サイト(http://osaka-canvas.jp/)に掲載されている。【手塚さや香】
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情報プラザ:みのおの野鳥観察と楽しい工作〜森の野鳥を観察… /大阪
http://mainichi.jp/area/osaka/news/20110417ddlk27040271000c.html
◇みのおの野鳥観察と楽しい工作〜森の野鳥を観察、小鳥の工作もしよう〜
5月8日(日)12時半〜15時ごろ、箕面市箕面の箕面ビジターセンターおよび周辺(阪急箕面駅徒歩90分)。双眼鏡で野鳥観察体験。小枝や木の実を使って小鳥などの工作にも挑戦。対象は小学生以上30人(小学生は保護者同伴)。当日現地で受け付け。参加費300円(材料費含む)。汚れてもいい服装で参加を。小雨決行。大阪府みどり公社(06・6266・1038、中止の場合は当日7時以降に案内メッセージが流れる)。
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文化への理解が深く寄付などが盛んと思われている米国でも、このようにオーケストラが経営破綻する事がある。
考えてみれば努力を怠れば、どんな世界でもそっぽを向かれるのは当然と言えば当然。
大阪をはじめ近畿圏のオーケストラは、しっかりと気を引き締めていかないといけない。
■ 米・名門オーケストラ、破産申請へ
http://www.mbs.jp/news/jnn_4702564_zen.shtml
世界でもトップクラスのオーケストラ、アメリカのフィラデルフィア管弦楽団が破産申請を行なうことが明らかになりました。
AP通信によりますと、申請の時期は明らかにされていませんが、管弦楽団の運営委員会は投資ファンドなどから資金援助を受けて、再建を目指したいとしています。
フィラデルフィア管弦楽団は、1900年、ペンシルバニア州フィラデルフィアを本拠地に設立され、1940年に制作されたディズニー・アニメ「ファンタジア」の音楽を演奏したことで知られています。
しかし、ここ5年あまりは観客動員数が激減。興行収入が減り、資金繰りにあえいでいました。
管弦楽団の関係者は、今後も予定されているコンサートは行なうとしています。
(17日13:28)
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情報プラザ:平成23年度春季特別展「倭人と文字の出会い」 /大阪
http://mainichi.jp/area/osaka/news/20110418ddlk27040357000c.html
23日(土)〜6月26日(日)10〜17時、河南町東山の府立近つ飛鳥博物館(近鉄喜志駅・富田林駅からバス阪南ネオポリス徒歩8分)。中国や朝鮮半島との交流の中で独自の文字世界を作り上げてきた倭人と文字の歴史を、発掘された土器、副葬品、木簡などの文字資料から考える。学芸員による展示解説や関連講演会、シンポジウムあり。入館料600円。65歳以上と高大生400円。中学生以下と障害者(介助者含む)無料。月曜休館(5月2日は開館)。同博物館(0721・93・8321)。
>倭人と文字の歴史
「倭人」という言葉は蔑称だと教わったのですが。
日本人自ら使っていい言葉なのかな?
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アバンザ・ランチタイム・コンサート:22日、テレマン木管五重奏団が演奏 /大阪
http://mainichi.jp/area/osaka/news/20110419ddlk27200362000c.html
第69回アバンザ・ランチタイム・コンサートが22日、大阪市北区堂島1の堂島アバンザ1階エントランスホールで開かれる。無料。
午後0時10〜40分。テレマン木管五重奏団「ターフェル・クインテット」による「木管五重奏のための3つのシャンティ」など。演奏は出口かよ子さん(フルート)、松本剛さん(オーボエ)、李胎蓮さん(クラリネット)、淡島宏枝さん(ファゴット)、木山明子さん(ホルン)。
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日本書芸院展が開幕…大阪国際会議場
http://osaka.yomiuri.co.jp/e-news/20110419-OYO1T00672.htm?from=newslist
日本を代表する書家の新作を紹介する「伝統と創意 ?日本書芸院展」(公益社団法人日本書芸院、読売新聞社主催)が19日、大阪市北区の大阪国際会議場3階特設会場で開幕した。24日まで。
同院は「伝統と創意」を理念に掲げる国内最大規模の書道団体で、今回の制作テーマは「自然の美しさ」。文化勲章受章者の杉岡華邨(かそん)氏ら役員386人の大作が四季を表現している。
約500人が出席した開会式では、中村仁・読売新聞大阪本社社長が東日本大震災を踏まえて、「自然の優しさや温かさ、厳しさに触れた作品もあり、様々な思いを起こさせてくれます」とあいさつ。杭迫(くいせこ)柏樹(はくじゅ)・同院理事長らとテープカットした。
入場無料。午前10時〜午後5時(入場は午後4時半まで)。震災被災者への義援金も募っている。
(2011年4月19日 読売新聞)
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大阪市立美術館で「没後150年 歌川国芳展」−400点超展示
http://abeno.keizai.biz/headline/37/
大阪市立美術館(天王寺区茶臼山町、TEL 06-6771-4874)で4月12日、「没後150年 歌川国芳展」が始まった。
没後150年を記念して行われる同展。作品はイタリアで発見されて初公開される「きん魚づくし ぼんぼん」、猫のことわざを題材にした「たとゑ尽の内」(三枚組は一点ずつ所蔵されているが、完全にそろった状態で初公開)など、代表的な作品、これまで未紹介の作品、新発見の商品を含む400点超を展示。ジャンルは武者絵、役者絵、美人画、風景画、戯画、時事報道画、子ども絵と幅広い。
歌川国芳は江戸末期の浮世絵師で、国際的に高い評価を受けている。2009年にロンドン、2010年にはニューヨークで「KUNIYOSHI」展が開催された。
開催期間は5月8日までの前期と、5月10日〜6月5日の後期に分かれ、展示替えがある。
開館時間は9時30分〜17時。月曜休館(5月2日は開館)。入場料は、一般=1,300円、高大生=900円、中学生以下無料。
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>>280
>「倭人」という言葉は蔑称だと教わったのですが。
>日本人自ら使っていい言葉なのかな?
当時同時に使われていた「韓人」が蔑称じゃなければ蔑称ではないって話。
どこぞのバカ共はちゃんと歴史勉強してないから「倭」を蔑称で使うけどな。
そもそも「倭国」と自称していたこともあるし(大体大宝律令の頃まで「倭国」としてたそうな。更に奈良時代あたりまで「大和国」(奈良県)のことを「大倭国」と書いてたそうな)それどころか特に蔑称の意味でもなかった(「中国の東方にある朝鮮半島じゃない国」のこと。台湾や琉球から来る海賊を「倭寇」と称していたことがある)という説すらある。
隋唐あたりになると当の中国人ですら由来が分からんかったらしいし「不詳が一番正しい」という人すらいる。
とWikipediaに書いてた。だから「倭人」と書いているのは間違いでないし「日本人」と書くと逆に歴史学者あたりに「間違ってね?」と指摘されるレベル。
そもそも蔑称に近い「蝦夷」を普通に使えて「倭人」が使えないのもおかしな話。
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「倭」で思い出したというか靴屋さんをふらっと回ってたらこんなブランドのシューズがあった。
倭ism | オリエンタルシューズ
http://www.oriental-shoes.co.jp/brand/10.html
奈良・大和郡山に本社を持つオリエンタルシューズ(株)が素材から生産まで一貫して日本製にこだわった製品ですな。
「倭(人・国)」を蔑称だと「思いこまされてる」のは自国の古い書物を読むために日本の書物を読まなければいけない国とかそもそも漢字すら忘れそうな状況だった国のバカ共(実際にはまともな方の方が遥かに多いでしょうが)とそれに追随するおバカさんのせいでした、本当にあ(ry
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2011年4月20日
お野菜 工場生産 大阪府大に研究センター
http://www.sankei-kansai.com/2011/04/20/20110420-051976.php
大阪府立大の中百舌鳥キャンパス(堺市中区)で20日、室内で光や温度を自動制御し、野菜や果物を人工栽培する技術を研究する「植物工場研究センター」が開設され、内部が関係者に公開された。
センターは2棟構成で延べ床面積は約2千平方メートル。太陽光を利用しない完全人工光型の研究施設としては国内最大規模となる。
8つの実験室からなる研究開発棟では、栽培コストの削減を目指した照明や空調、衛生管理などの技術を研究。別の棟では研究の実証実験の場として、レタス、ハーブ、葉物野菜のアイスプラント、緑化用のコケの4種を栽培する。
センターでの研究には共同研究企業として、食品メーカーや機械メーカーなど約100社が参加している。副センター長の村瀬治比古・府立大工学研究科教授は「ビジネスに直結する技術の研究の場になる。産学の連携で植物の工場生産を産業として飛躍させたい」と話した。
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■大阪府立大学 敷地内に“野菜工場”
http://www.mbs.jp/news/kansaiflash_GE110420114600449684.shtml
大阪府立大学は、太陽光に頼らず屋内の照明器具を使って野菜を育てる国内最大の栽培施設を開設しました。
20日、大阪府立大学に開設されたのは照明器具を使って野菜を育てる国内最大規模の屋内栽培施設で、レタスやハーブなど4品目が栽培されています。
この栽培方法は、植物の生育が早く環境を選ばず安全に育てられることから注目されていますが、露地栽培に比べコストがかかることが課題となっています。
そのため、ここではより効率的に栽培できるよう品種の選定や生育温度照明の研究が行われます。
「採算ペースにのっていないのがひとつの大きな課題でして、なんとかそれを30パーセントの縮減にしたい」(植物工場研究センター 安保正一研究長)
大学内にあるサンドウィッチ店では、栽培された野菜をたべることもできます。
(04/20 12:22)
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梅田で武田双雲さん10周年記念展−書作品集「絆」の原書を初公開
http://umeda.keizai.biz/headline/1032/
大丸梅田店15階にリニューアルオープンした「大丸ミュージアムUMEDA」(大阪市北区梅田3、TEL 06-6343-1231)で4月19日、書道家武田双雲 10周年記念展「絆」が始まった。
武田さんは1975年熊本生まれ。3歳のころより、母である書家・武田双葉さんに書をたたき込まれた。東京理科大学理工学部卒業後は民間企業に就職し営業職を経験。2001年に書道家として独立し、書道教室を始めた。その後はNHK大河ドラマ「天地人」などテレビ番組や映画の題字、企業広告や商品のロゴ、さまざまなアーティストとのコラボレーションなど、多岐にわたり活躍する。
大丸梅田店グランドオープン記念となる同展は、武田さんが昨年12月にリリースした4年ぶりとなる書作品集「絆」の原書作品46点を初公開するほか、代表作を展示。作品や関連書籍の販売も行う。
19日には、会場内でのギャラリートークや1階南ゲート広場でトークと書道パフォーマンスを行った武田さん。「母親からはちゃんとした書道を教えられていたが、僕が変な字を書き始めたのは小1の時。隣の子が変な字を書いていて、何だこれはと思ったのがきっかけ」「かすれたり割れたりしたときに、どう崩すかを考えるのが書道家」「左利きでも大丈夫ですかとよく質問を受けるが、両方で書けるとモテると答えている」など、書道にまつわる話から男女の法則まで、幅広い話題で会場を楽しませた。
個展タイトルの「絆」については、「昔は好きな言葉じゃなかった」というが、「どこか欠点がある『半』が好き。それが優しさや思いやり、愛などの糸でつながったときにすごい力になる。絆がいかにすごいか、絆で生きてきたと感じた」と話す。書道パフォーマンスでは東日本大震災に触れ、「どうやって大きなピンチを大チャンスに変えるかというときに、政治家や東電に文句や怒りをぶちまけないでほしい。それぞれができることをやればいいと思う」とし、その後黙とう。力強く「絆」と書いた。
入場時間は10時〜19時30分(最終日は17時30分まで)。入場料は、一般=600円、大高生=400円、中学生以下無料。5月1日まで。
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天満橋で「写真新世紀」展−グランプリ作品「だっぴがら」など展示
http://kyobashi.keizai.biz/headline/908/
新人写真家の発掘・教育・支援を目的とする「写真新世紀」の2010年優秀賞作品を展示する「写真新世紀 大阪展2010」が現在、「ARTCOURT Gallery(アートコートギャラリー)」(大阪市北区天満橋1)で開催されている。主催はキヤノン。
同展は、1991年に始まった公募展で、今回で33回目。過去にはオノデラユキさんや大森克己さん、佐内正史さん、蜷川実花さんなど、現在第一線で活躍する写真家を多数輩出し、若手写真家の登竜門としても知られる。審査員は大森克己さん、佐内正史さん、蜷川実花さんらをはじめ、写真評論家の清水穣さん、美術評論家、椹木(さわらぎ)野衣さんなど。
会場では、グランプリ受賞者・佐藤華連さんの作品「だっぴがら」、優秀賞を受賞した齋藤陽道さんの「同類」と谷口育美さんの「BEAT」など受賞者4人の作品と、昨年のグランプリ受賞者・クロダミサトさんの個展作品「家族の風景」などを展示している。
4月9日に開かれたトークショーでは、受賞者らがそれぞれ作品への思いを語った。「人と合わせることを考えて生きてきた」と語るのはグランプリの佐藤さん。自身が写っていない作品「だっぴがら」に「これは私自身のセルフポート」と話す。障害者プロレス団体「ドッグレッグス」の人たちなどを被写体にした「同類」で優秀賞を受賞した齋藤さんは「健常者と障害者をもっと広く、ひっくるめたような作品を作りたかった」と話した。
開館時間は10時〜19時。入場無料。今月27日まで。
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南堀江などで書体「秀英体」生誕100周年記念展−特別講演会も
http://namba.keizai.biz/headline/1808/
大日本印刷(東京新宿区)が運営するグラフィックギャラリー「dddギャラリー」(大阪市西区南堀江1、TEL 06-6110-4635)で現在、同社のオリジナル書体「秀英体」の生誕100周年を記念した企画展「秀英体100」が行われている。監修は日本デザインセンター・最高顧問を務めるグラフィックデザイナーの永井一正さん。
秀英体は、明治初期から自社で活字の開発に取り組んでいた秀英舎(大日本印刷の前身)が1912(明治45)年に完成させたオリジナル書体。豊富なバリエーションを誇る秀英体の中でも特に明朝体は高く評価され、先行していた築地体と並んで「明朝活字の二大潮流」と称されるまでに。2007年には、「秀英体の次の100年」を見据えたリニューアルプロジェクト「平成の大改刻」を開始し、最新の印刷・表示技術に最適な書体の開発を進めている。
書籍や広告、ポスター、開発資料などを通して、活版印刷からデジタル活用まで、時代とともに大きく変化を遂げてきた秀英体の100年の歴史をひもとく同展。今年1月に「ギンザ・グラフィック・ギャラリー」(東京都中央区)で行われた同展の大阪巡回展となる今回は、DTP用フォントなどの販売を手がけるメーカー「モリサワ」(浪速区)の本社ビル1階のエントランスと「dddギャラリー」の2会場で開催する。
会場には、貴重な資料に加え、秀英体の魅力を伝えようと25組のグラフィックデザイナーが「四季」をテーマに制作した新作ポスターが並ぶ。そのほか、モリサワ本社ビルでは秀英体をかたどったベンチや秀英体を使ったインタラクティブコンテンツ「写心機ver.2」、dddギャラリーでは活版印刷に使用される膨大な秀英体の活字を並べた「活字棚」も展示する。
dddギャラリー=11時〜19時(土曜は18時まで)、日曜・月曜・祝日定休。モリサワ本社ビル=10時〜17時、土曜・日曜・祝日定休。入場無料。5月11日まで。
22日には、モリサワ本社ビル4階で出展作家の一人・杉浦康平さんが講演を行う。当日は「文字と書物」に関するコレクションが並ぶショールームの見学も可能。開催時間は18時〜20時。参加無料。事前にdddギャラリーまで電話予約が必要。
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脳死心臓移植の男性 歩けるほど回復
http://www.ktv.co.jp/news/date/main.html#0368088
国内で初めて行われた15歳未満の脳死移植から約一週間。
大阪大学病院で心臓移植を受けた男性は、歩くことができるほど回復し、経過は順調だということです。
重い心臓病を患った10代後半の男性は、脳死と判定された10代前半の少年から心臓の提供を受け、今月13日、大阪大学病院で移植手術が行われました。
阪大病院によりますと、男性のその後の経過は順調で、点滴をつけながら歩くことができるほど回復しているということです。
また、ベッドの上では本を読んだり、テレビを見たりして過ごし、一日3食、通常の食事を摂っているということです。
男性には、免疫抑制剤や抗ウイルス剤の副作用と思われる腎機能障害がみられ、一時的に透析を行っていますが、予定通り1、2か月ほどで退院できる見通しです。
男性は「早く移植を受けられ感謝している」と話しているということです。
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燃料電池に人工光合成応用
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/osaka/news/20110422-OYT8T00081.htm
大阪市立大は21日、植物が行う光合成を模した「人工光合成」技術による燃料電池の研究開発プロジェクトを始める、と発表した。人工光合成は、光をエネルギー源に二酸化炭素を有機物に変換する次世代エネルギー技術で、化石燃料の代替エネルギーとして注目を集める。市大は民間企業とも連携し、2015年に燃料電池のモデル装置を完成させ、20年には製造技術を確立したいとしている。
プロジェクトは、市大複合先端研究機構の神谷信夫教授らのグループが、水を分解して酸素と水素を発生させる光合成の仕組みを解明した成果をもとに進められる。同じ化学構造の触媒を開発できれば、太陽光と水から燃料電池で使う水素を取り出すことが可能だ。別の触媒で二酸化炭素と反応させ、現在、天然ガスから製造しているメタノールを合成するのが目標だ。
プロジェクトチームは30人規模で、今後、国の補助も得て市大に国内初の人工光合成の研究センターを整備する予定で、エネルギー関連企業などと提携交渉も始めている。ただ、光合成に必要な構造を分子レベルで模倣する触媒の開発は容易ではなく、大量生産が可能な技術の確立までには課題が多く、商業化は30年頃になるという。
人工光合成が実用化すれば、空気中の二酸化炭素からメタノールが作れ、ガソリンに代わる燃料や家庭の自家発電機の燃料に使用できる。メタノールが燃焼してできる二酸化炭素を原料に再利用することで、二酸化炭素を出さないクリーンエネルギーの循環システムも構築できるという。
(2011年4月22日 読売新聞)
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今年も来ました。
大阪城で「星空コンサート」−芝生の上でオーケストラ鑑賞
http://kyobashi.keizai.biz/headline/909/
大阪城・西の丸庭園(大阪市中央区大阪城1)で4月23日、野外音楽イベント「星空コンサート」が開催される。
「音楽で大阪の街を元気に」と2006年から始まった「星空コンサート」は、今年で6回目を迎える。大阪城西の丸庭園に特設ステージを設置した一日限りの野外コンサートは、芝生のフリースペースで気軽にオーケストラを楽しめるということから家族で訪れる人も多く、昨年は約8,000人を動員した。
演奏は大阪フィルハーモニー交響楽団で、同楽団の音楽監督・大植英次さんが指揮を務める。曲目はコープランド「リンカーンの肖像」、J.コリーの「思い出のサンフランシスコ」など。
同コンサートでは毎年関西の優秀な小・中学生の演奏者を招き共演を行う。今年は中学2年生のバイオリニスト・林周雅(しゅうが)さんが登場し、ブラームス「バイオリン協奏曲・第3楽章」を独奏。ラストは大阪府淀川工科高校・近畿大学・箕面自由学園高校・明浄学院高校各校の吹奏楽部が参加し、チャイコフスキーの序曲「1812年」を演奏する。
当日は、来場者に西の丸庭園でゆったりと過ごしてもらうため10時に開場。13時からは大阪市立城陽中学校吹奏楽部が小長谷宗一の「グランドマーチ」などを演奏するプレコンサートも予定している。
開場10時、開演18時。入場料は1,000円(65歳以上は500円)。飲食自由。雨天時は翌日に順延。
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2011年4月22日
切手彩る6000の花々 咲くやこの花館で特別展鶴見
http://www.sankei-kansai.com/2011/04/22/20110422-052059.php
花や植物が色彩豊かに表現された世界の切手を集めた特別展「『花の切手』と描かれている植物たち」が、大阪市鶴見区の咲くやこの花館で開かれている。219の国と地域の花や植物の切手約6千枚を展示し、切手に描かれているランやバラなど同館で栽培している植物も合わせて見ることができる。5月8日まで。
アジア、ヨーロッパなど地域ごとに紹介している。インドネシアのラフレシアやブータンの青いケシなど国の代表的な植物を描いたものや、中国のボタンやウメなど原産地を示す切手も。熱帯の国の切手にはフルーツも多く登場するなど、地域の特色も楽しめる。
植物が立体的に見える珍しい切手や、平成2年に大阪で開催された「国際花と緑の博覧会」の各国の記念切手などもマニアの注目を集めている。
鶴見区の主婦、田保てるよさん(70)は「こんなに多くの花が切手になっているとは思っていなかった。趣味で花の絵を描いているので参考になります」と展示に見入っていた。
5月1日は午前11時と午後2時の2回、久山敦館長が花の切手と植物を解説する1時間の「特別便 花切手ツアー」も行われる。
入館料は高校生以上500円。午前10時〜午後5時(25日休館)。問い合わせは咲くやこの花館(電話06・6912・0055)。
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墨の濃淡で風景画 南画院展あすまで
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/osaka/news/20110423-OYT8T00078.htm
大阪市立美術館
第51回日本南画院展(読売新聞社など後援)が大阪市天王寺区の市立美術館で開かれている。墨の濃淡を生かして巧みに表現した風景画など約450点を展示する。高校生以上700円、中学生以下は無料。24日まで。
主な入賞者は次のみなさん。
▽文部科学大臣賞 綾佳子(寝屋川市)▽日本南画院賞 高垣抱月(奈良県香芝市)▽作家賞 長野利法(貝塚市)瀬良冲訓(神戸市)▽大阪府知事賞 増見美舟(兵庫県尼崎市)▽読売新聞大阪本社賞 柏原一彦(京都府宇治市)多賀恵子(高槻市)▽読売テレビ賞 沖玲子(交野市)井上惠美子(兵庫県宝塚市)
(2011年4月23日 読売新聞)
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光合成:中心分子を解明 メタノール生産に道−−大阪市大
http://mainichi.jp/kansai/news/20110422ddn012040061000c.html
植物が光エネルギーで酸素を発生させる光合成で中心的な機能を果たす分子の詳細な構造を、大阪市立大学の神谷信夫教授らが解明した。この構造を持つ物質を触媒に使った装置を作れば、空気中の二酸化炭素からメタノールなどが生産でき市立大は「石油や原子力に代わるクリーンエネルギーを生み出せる可能性がある」としている。市立大が21日、民間企業と連携して研究開発を始めると発表した。
光合成は、太陽光を受けた植物が二酸化炭素と水を分解し、炭水化物と酸素を生み出す反応。神谷教授らは、大型放射光施設「SPring−8」(兵庫県)で、植物内で反応の中心を担っている部分を解析。マンガンや酸素などの原子がねじれた椅子のような形に結合した複雑な構造を突き止めた。
これと同じ構造の触媒の開発を進めて人工光合成装置を作れば、水素と二酸化炭素を反応させてメタノールが生成できる。このメタノールを発電の燃料とし、排出される二酸化炭素を再び利用すれば、循環型のクリーンエネルギーを生む道が開けるという。市立大は2020年までに製造技術の確立を目指している。【平川哲也】
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また"たこ焼き" "キムチ"か。 流行ってもないし、捏造記事で国民から
金とんなよ、クソ産経
【大阪】「大阪名物いうたらやっぱりたこ焼や。ラムネになてもええやんか」…たこ焼風やキムチ風、“進化”し続けるラムネの魅力に迫る
大人から子供までになじみ深い炭酸飲料のラムネが“進化”し続けている。たこ焼風やキムチ風といった変わり種ラムネが続々
誕生、大阪名物の土産物店などで人気を呼んでいるのだ。懐かしくもあり、新しくもあるラムネの魅力に迫った。
「ナニ、コレ?」「なんか、おもしろそう」
なにわの名物品を集めた大阪・道頓堀の土産物店。ドリンクコーナーの前で10代とおぼしき女の子2人が興味深そうに変わり種
ラムネを手にしていた。
棚に並んでいたのはたこ焼風やキムチ風、カレー風、ラー油風ラムネなどで、いずれも大阪の地域限定品。250ミリリットル入りの
120円で、ラムネ瓶の形をしたペットボトルに入っている。もちろん、ビー玉付きだ。
この2人はあれこれ迷った末、結局買わなかったが、ラムネの棚には次から次に客が訪れ、品定めをしていた。
店員によると、変わり種ラムネはブログで広まったり、情報番組で取り上げられたりしたので、最近は地方の人にも知られてきたと
いう。主な購入層は若い女性や外国人、修学旅行生ら。一番よく売れているのは、独特のソースの香りがするたこ焼風だという。
ソース(MSN産経ニュース) http://sankei.jp.msn.com/life/news/110423/trd11042312010008-n1.htm
写真=たこ焼風にキムチ風、カレー風…。変わり種ラムネは大阪土産として人気だ
http://sankei.jp.msn.com/images/news/110423/trd11042312010008-p1.jpg
http://sankei.jp.msn.com/images/news/110423/trd11042312010008-p10.jpg
http://toki.2ch.net/test/read.cgi/wildplus/1303530777/
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力強く色鮮やか 自作の菩薩絵など奉納
2011年4月23日
http://www.nnn.co.jp/dainichi/news/110423/20110423039.html
大阪市平野区喜連3丁目のデザイナー、谷守さんが21日、平野区平野上町1丁目の大念仏寺に自作の菩薩(ぼさつ)絵など2点の絵を奉納した。約30人が出席して式典が行われ、色鮮やかな絵の前で僧侶が読経を響かせた。
融通念仏宗の総本山の大念仏寺では毎年5月、阿弥陀(あみだ)如来に随伴する25菩薩が練り歩く「万歩おねり」という法要を行っている。谷さんは8年前から菩薩絵を制作。これまでに7点の作品を奉納している。
今回は無辺身菩薩と17世紀の僧、大通上人の肖像の2点を1年がかりで制作。金色に輝く菩薩と穏やかな顔の上人の姿を力強いタッチで描いている。式典では、壇上の2作品の前で参列者が焼香し、仏前にささげた。
谷さんは「目標は25の菩薩全てを描くこと。まだ8作品しかできておらず、これからが本番と考えている。日夜、精進を重ね、全身全霊を込めて制作に努めていきたい」と意欲満々の様子だった。
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2011年4月23日
なにわ芸術祭 新人賞決まる
http://www.sankei-kansai.com/2011/04/23/20110423-052098.php
第48回なにわ芸術祭のクラシック音楽の新人コンクール「新進音楽家競演会」(産経新聞社など主催、大阪製紙、近鉄タクシー協賛)が21、22の両日、大阪・サンケイホールブリーゼで行われた。ピアノ・管弦打楽器の部に16人、声楽の部に10人が出演し、音楽評論家ら5人による審査で、新人賞と新人奨励賞の受賞者が次の通り決まった。
【新人賞】ピアノ・管弦打楽器の部=ピアノ、田中奈都江(25)=兵庫県川西市、大阪音楽大学大学院在学▽声楽の部=福井雅志(27)=大阪府富田林市、大阪芸術大学大学院在学
【新人奨励賞】ピアノ・管弦打楽器の部=マリンバ、小松加奈(22)=神戸市、大阪音楽大学卒業▽声楽の部=大西奈々(25)=神戸市、京都市立芸術大学大学院修了
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子の臓器提供 「瞳はチャームポイント」角膜残した母
http://www.asahi.com/national/update/0423/TKY201104230412.html
13日に実施された国内初の15歳未満の子どもの脳死後の臓器提供。家族はどうかかわったのか。関東甲信越地方の自治体の移植コーディネーターが朝日新聞の取材に応じ、家族全員で提供を決めた経緯などを初めて明らかにした。
事故で脳死状態となった10代前半の少年の両親は8日、主治医から「臓器提供」の選択肢があると聞いた。少年は事故前、移植を話題にしたことはなかった。両親や少年のきょうだいら家族12人が集まった。
両親は、判断のために移植の基本を知りたいと言い、病院から連絡を受けたコーディネーターが駆けつけた。両親は、臓器提供後に少年の体にどんな傷が残るのかなどと尋ねた。
両親にはこのまま火葬したくないという思いが強くあった。祖父は「あの子は世の中の役に立つ大きな仕事がしたいと言っていた」と発言。最終的に、みんなで臓器提供を決めた。
ただ角膜だけは母親が「瞳はあの子のチャームポイントだから」と残すことを希望し提供しなかった。
8日夜の家族会議の前には元気がなく、暗い表情だった両親は、9日朝には落ち着いた表情になっていたという。
両親は、時間が許す限り、集中治療室(ICU)の個室にいた少年に付き添った。2回の脳死判定の際も、そばにいた。
改正臓器移植法では、虐待があった場合、臓器提供はできない。コーディネーターによると、病院の虐待防止委員会は事前に作成していた、不自然な傷や骨折がないか、受傷時に目撃者がいたかなどのチェックリストに加え、厚生労働省研究班のリストも使って虐待の有無を調べた。児童相談所にも問い合わせ、「虐待はない」と判断した。
家族は、最初に摘出される心臓の手術が終わる直前に、手術室前の廊下のいすに座った。大阪大学付属病院の医師が手術室から出てきた。頭を下げ、「しっかりと預からせて頂きました」と言った。
http://www.asahi.com/national/update/0423/TKY201104230412_01.html
心臓が入ったクーラーボックスを見て、家族はお互いに確認するよう顔を見合わせた。「(手術の)成功を祈っています」と書かれた金色と銀色の2羽の折り鶴がついていた。少年の臓器を受け取る患者5人の手術が順調にいくように、と願う家族が全員で折り、メッセージを書き入れた上で、コーディネーターに託したものだった。
ICUの個室で、家族は、すべての臓器の摘出が終わった少年を迎えた。少年のベッドの高さを一番下まで下げ、少年を囲むように床の上に座った。少年の体に触れてお別れをした。
「あいつは最後にすごいことをやってくれた。えれえやつだ」。祖父はそう言いながら、部屋にいた主治医や看護師ら医療従事者全員と握手をして回った。家族も主治医たちもみんな泣いていた。主治医は深く、長く、お辞儀をした。
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古代史講座 存続ピンチ
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/osaka/news/20110424-OYT8T00071.htm
大阪市内で古代史の第一線の研究者による講座を開き、約40年の歴史を誇る市民団体「古代史ゼミナール史学舎」が、会員の減少や高齢化に悩んでいる。国内のほか中国の遺跡を巡るツアーを企画するなど多彩な活動を続けてきたが、会場費などを賄ってきた会員の受講料も減り、事務局は「このままでは消滅してしまう。若い人にもぜひ参加してほしい」と呼び掛けている。(原田和幸)
事務局によると、1973年頃、歴史に興味を持つ有志が集まって発足。大阪市内の公共施設などを借り、直木孝次郎・大阪市立大名誉教授、坂元義種・京都府立大名誉教授ら4人が、それぞれ月1回約3時間の講座を受け持った。
テーマは、奈良時代の政治史や正倉院文書など多彩で、一つのテーマを終えるのに7〜10年かかることもあり、充実した長期の歴史講座として知られた。
中国旅行では、陝西省の西安や河南省の洛陽など各地を訪れ、専門家でもあまり見たことがない遺跡を巡った。北朝鮮にも2回訪れ、古代の朝鮮半島にあった高句麗の古墳壁画などを見学した。
しかし、15年程前のピーク時には70〜80人だった受講者が、近年は約半数に減少。60〜70歳代が中心で顔ぶれもほとんど変わらず、旅行も2007年を最後に行われていない。
現在の講座は、大阪市中央区のエル・おおさかなどを借り、栄原永遠男・大阪市立大名誉教授が日本古代史、愛宕元・京都大名誉教授が中国史を担当。栄原名誉教授は「メモを取ったり、鋭い質問を投げかけてきたり、皆さん熱心に勉強している。長い歴史を持つ市民講座なので、なんとか存続させたい」と話す。
入会金は不要で、講座出席時に毎回3000円を支払う。問い合わせは代表の戸田育男さん(078・811・3408)。
(2011年4月24日 読売新聞)
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南堀江で気鋭アーティストが個展−「体操服姿の少年」モチーフに
http://namba.keizai.biz/headline/1813/
体操服姿の少年をモチーフにした立体作品で注目を集める大阪在住のアーティスト・大江慶之さんの個展「プレイ」が現在、南堀江の現代美術ギャラリー「TEZUKAYAMA GALLERY(テヅカヤマ・ギャラリー)」(大阪市西区南堀江1、TEL 06-6534-3993)で行われている。
1980(昭和55)年大阪生まれの大江さんは、2003年に成安造形短期大学造形芸術専攻科を卒業。もともとデザインや絵画など平面作品を手がけていた大江さんだが、「自画像ばかりを描いていた」という作風に行き詰まりを感じ、「フレッシュな気持ちを取り戻すため」にたまたま始めたのが立体作品だったという。
「知識のないままいきなり始めた」というものの、FRP(繊維強化プラスチック)を使った少年、本物と同じ素材を使った体操服や帽子、靴などの小物はすべて手作業で制作している。「当初はリハビリのような感じだったので、『これからは立体』と思って始めたわけではなかった。それが今では4年近くになる。今後はバランスを取りながら、立体と平面の両方を手がけていきたい」と話す。
同展では、制作に1年を費やしたという新作4点を含む立体作品7点・平面作品4点の計11点を展示。飛び縄を使って「電車ごっこ」をする4人の少年の頭を大量のガーベラで覆った「train」。少年の頭に骸骨を被せた「mask」。「カーブミラー」の頭を持つ「ミラー少年」。1匹のヤモリとそのしっぽを切り取った少年の手をかたどった「持ち主」など、「今回はあえて顔をふさいだ」という大江さんの言葉通り「顔のない」少年たちが並ぶ。
1年間、大江さんと話し合いながら準備を進めてきた同ギャラリー・オーナーの松尾良一さんは、「無垢な瞳で見つめる少年の評判がとても良かったので、大江さんから『顔のない作品で個展をしたい』と相談を受けたときは少し驚いた」と振り返る。「作品を気に入ってくれるのは本当に嬉しい。でも、作品は自分の生んだ子供のようなもの。結果的に期待を裏切ることになってしまったとしても、いつも自分の頭の中にあるものを形にしていきたい」と話す大江さん。
会場に入ると目に飛び込んでくる骸骨や花、飛び縄、しっぽのちぎれたヤモリ…。大江さんが生み出す無表情の少年たちは、そうした装飾を施して始めて完成する。「人が生きている姿をありのまま表現すること。それが作品づくりの大きなテーマ。そこに表情を加えると、物語の一部のようになってしまったり、ノスタルジックさが加わってしまう。それを避けたいので、表現したいことや自分の思いはオプション(付属品)に託している」と大江さん。例えば、花は「生命力を表すもの」、死を彷彿させる骸骨は「生きている限りみんなが持ち合わせているもの」、体操服は「日本人を象徴的に例えたもの」として少年に添えられている。「作品が鏡となって、自分との対話を生むきっかけになってくれれば」とも。
開催時間は11時〜19時。日曜・月曜・祝日定休。入場無料。4月30日まで。
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協定結び連携事業 大音大、短期大学部と桜塚高
2011年4月24日
http://www.nnn.co.jp/dainichi/news/110424/20110424018.html
大阪音楽大、同大短期大学部(豊中市庄内幸町1丁目、中村孝義学長)と府立桜塚高校(同市中桜塚4丁目、小山正辰校長)が、「高大連携事業に関する協定」を結んだ。桜塚高校で学生たちがミニコンサートを開いたり、クラブ活動の指導をしたりして相互に交流を深め、教育内容の充実を図る方針だ。
昨年4月、桜塚高に赴任した小山校長の「子どもたちが独自性と感受性を養える教育を推し進めたい」との考えに、PTA役員を務める上田一郎さん(54)が賛同。上田さんは音楽大の後援会長も務めており7月、大学側に連携事業を提案。話し合いが進み、協定を結ぶことになった。
協定には、高大連携事業の内容として、大学の教員による高校への出張授業▽大学祭、学園祭、課外活動などにおける交流活動▽学生による高校でのコンサート企画−などを盛り込んでいる。教員や学生、生徒、保護者同士の交流も予定している。
このほど同大学で関係者が出席して調印式が行われ、中村学長と小山校長が協定書に署名した。橋渡し役を務めた上田さんは「これからさまざまな方法で連携を図り、教育・文化都市の豊中にふさわしい教育を進めてほしい」と期待を込めた。
中村学長は「豊中市と協力し、市立小・中学校などで学生が生徒に音楽を教えるサウンドスクールを行っている。こういった輪の中に入っていただいて、新たな事業を展開していけたら」、小山校長は「同じ豊中市にある大学・高校が連携し、豊中の子どもたちの豊かな情操を育んでいきたい」と話していた。
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「大阪市の絵本」発表会 平松市長が朗読披露
2011年4月25日
http://www.nnn.co.jp/dainichi/news/110425/20110425026.html
市民の投票で「大阪市の絵本」を選ぶ「One Book One OSAKA」(大阪市教育委員会主催)の発表会が23日、西区北堀江4丁目の市立中央図書館で開かれ、『ぐりとぐら』(中川李枝子/作、大村百合子/絵)が今年の1冊に選ばれた。
同事業は、米国シカゴ市の事業を参考に、読書への関心、意欲を高めようと昨年スタート。子ども委員も含めた市民ボランティアによる運営委員会で投票を呼び掛け、今年は昨年を大きく上回る1万3012票の投票があり、約3千作が候補に挙がった。
この日は、平松邦夫市長が元アナウンサーの技術を生かして「ぼくらのなまえはぐりとぐら−」と、同書を朗読。子ども委員らの朗読とピアノの伴奏による読み聞かせも行われ、父母らが子どもたちを膝の上に乗せて静かに聞かせていた。
子ども運営委員長の谷川空君(13)は昨年1位だった『はらぺこあおむし』(エリック・カール作)が今年も1位だったことに触れ、「いろんな本を読んでもらいたいので、シリーズで1位だった『ぐりとぐら』を子ども委員会が提案して選ばれた。『はらぺこあおむし』は殿堂入り」と説明していた。
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あべのキューズモールにライブホールを備えた「ロックタウン」
http://abeno.keizai.biz/headline/48/
あべのキューズモール(阿倍野区阿倍野筋1)4階に4月26日、ライブホールを備えた複合施設「ROCKTOWN(ロックタウン)」がグランドオープンする。
同施設は1階・2階のメゾネット式。76席のライブステージを併設したレストラン、レンタルレコーディングスタジオを備える。ライブホールはスタンディング形式で音響、照明にこだわる。
4月26日〜5月8日はオープニングイベントを開催。Mr.オクチさん、ミゾンさんなどのパフォーマーによるマジック、ジャグリングや、ダンサーのショーが行われる。チャージは無料(飲食代別途要)。5月9日、16日、30日には1970年代の歌謡曲で踊る「歌謡dePOPディスコナイト」を開催。料金は、男性=2,500円、女性=2,000円(ドリンクまたはフード券2枚付き)。ライブスケジュールはホームページで確認できる。
レストランでは11時〜15時、ランチメニューも用意。ライブホールと併せ結婚式の2次会需要にも応えていく。
あべの付近は乗降客の多いターミナル駅でありながら、キタやミナミと比べライブホールが少なかった。
営業時間は11時〜23時。
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新人演奏会に府出身4人
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/osaka/news/20110426-OYT8T00049.htm
「第81回新人演奏会」(読売新聞社主催)が5月3、4日、東京・上野の東京文化会館大ホールで開かれる。プロの楽壇へのデビューとなる舞台で、全国の音楽大学・短大などを今春、優秀な成績で卒業した若手音楽家が成果を披露、府出身者では4人が3日に出演する。
新人演奏会は1930年創設。これまでに作曲家の團伊玖磨さんやバイオリニストの大谷康子さん、ソプラノ歌手の鮫島有美子さんら著名な音楽家が出演してきた。今年は全国35校の新卒生100人が演奏する。
府出身者は、相愛大卒の柳響麗さん(23)(大阪市東成区)、大阪芸術大卒の勝田愛さん(22)(大阪市阿倍野区)、大阪音楽大卒の吉永麻衣さん(22)(堺市南区)、愛知県立芸術大卒の中川麻梨子さん(22)(泉佐野市出身)。
秋にパリ留学を予定するバイオリン独奏の柳さんは「曲の持つ楽しさやなぐさめるようなメロディーなどを伝えられれば。出演を機に音楽の視野を広げたい」。トランペット独奏の勝田さんは「歴史ある演奏会に出演できてうれしい。中学1年から続ける楽器の演奏を精いっぱい頑張りたい」と意気込む。
同級生が独奏するコントラバスにピアノで伴奏する吉永さんは「4年間ずっと一緒にやってきたパートナーとの演奏が評価されて光栄。緊張するけど楽しみたい」。ソプラノ独唱でモーツァルトのオペラ曲などを歌う中川さんは「この演奏会を新たな出発点にして、大学院進学、そして外国留学と目標に向かって進んでいきたい」と語る。
開演は3日午前11時と午後5時、4日午前11時。入場料1000円(全席自由)。問い合わせは読売新聞東京本社文化事業部(03・3561・6346)。
(2011年4月26日 読売新聞)
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情報プラザ:四天王寺・春の大古本市 /大阪
http://mainichi.jp/area/osaka/news/20110426ddlk27040423000c.html
28日(木)〜5月3日(火・祝)10〜17時(最終日16時まで)、大阪市天王寺区の四天王寺境内。関西古書研究会など主催。東日本大震災の救援活動として、「全額義援金チャリティー販売コーナー」を設ける。
情報プラザ:舞洲陶芸館1日体験教室 /大阪
http://mainichi.jp/area/osaka/news/20110426ddlk27040424000c.html
月曜を除く毎日開催、此花区北港緑地2(JR桜島駅から舞洲アクティブバス)。陶芸手びねり体験教室=大阪湾の海底粘土を使用したやきもの「難波津焼」を手びねりの手法で。材料費2500円▽陶芸絵付け体験教室=海底粘土を使った素焼きに絵付け。材料費1000〜2000円。いずれの体験教室も火−金曜と日曜10時半と14時、土曜10時半と16時半開催(各1時間半)。作品の焼き上げには1カ月半〜2カ月。事前の申し込みが必要。同陶芸館(06・6463・7282)。
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斬新ファッション 若手デザイナーショー
2011年4月26日
http://www.nnn.co.jp/dainichi/news/110426/20110426027.html
インディーズの若手ファッションデザイナーによるショー「Future Wind FashionShow 2011」が24日、港区海岸通2丁目の海岸通ギャラリー・CASOで開かれた。斬新なファッションに身を包んだモデルたちが来場者の目をくぎ付けにした。会場では東日本大震災の被災者支援の募金も行われ、寄せられた募金は大阪日日新聞に寄託された。
「マロニエファッションデザイン専門学校」(北区)の講師で中央区南船場にデザイン工房「オスカーデザインオフィス」を構える若杉豊さん(64)が、若手デザイナーに発表の場を与え、プロへのステップにしてもらおうと企画。9回目を迎え、15アーティストが出品した。
ショーでは、カジュアルからロリータファッションまで個性豊かな作品が並んだ。終了後は即売・受注会が行われ、多くの人でにぎわった。若杉さんは「年々、規模が大きくなっていきている。今後もプロデザイナーになる手助けができれば」と話していた。
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「どっぷり、昭和町。」−登録文化財の長屋を中心に7会場で開催
http://abeno.keizai.biz/headline/49/
登録有形文化財「寺西家阿倍野長屋」(阿倍野区阪南町1)を中心とした7会場で4月29日、6回目となるイベント「どっぷり、昭和町。」が開催される。
「昭和町で昭和の日に昭和建築の文化財で昭和の文化を味わう」がコンセプトの同イベント。で毎年4月29日(昭和の日)に開催されている。
出演者と内容は、音楽家・小西康陽さんのDJ、朝日放送アナウンサー・三代澤康司さん、桂文太さん、桂ちょうばさん、中学1年生のりんりん亭りん吉さんの落語、フードコラムニスト・門上武司さんの講演、シャンソン歌手・奥田真祐美さんのライブ、プロレスリング紫焔の昭和プロレス、明浄学院吹奏楽部の演奏など。
そのほか、昭和の遊び広場(紙芝居、似顔絵、あめ細工など)、昭和の阿倍野写真展、なにわ伝統野菜の展示、ワークショップなども予定。
寺西家阿倍野長屋は地下鉄御堂筋線「昭和町」駅近く、長屋で初めて登録有形文化財に指定された建物で、4つの飲食店が営業。毎月第4土曜日には落語会を開いている。
同イベントは実行委員長の岸本勝好さんが企画。当初は大阪府知事、大阪市長に支援を求めようと直談判しに行ったが、会うことができなったという。今では大阪府、大阪市、大阪教育委員会などが後援している。「全国に99カ所あるといわれている昭和町と同時開催するのが目標」と岸本さん。
タイムスケジュールなどはホームページで確認できる。
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古書ファン至福 四天王寺で大古本祭り
2011年4月29日
http://www.nnn.co.jp/dainichi/news/110429/20110429024.html
大阪市天王寺区の和宗総本山四天王寺で28日、恒例の「第9回春の大古本祭り」(同寺、関西古書研究会主催)が始まった。境内に約30万冊の古書が並び、多くの来場者が“お宝本”を熱心に探していた。5月3日まで。
近畿を中心に31軒の古書店が参加し、小説をはじめ、美術書や歴史書、週刊誌などの多彩なジャンルの本を販売。価格は100円から10万円を超える高価な本までそろった。
今回は、東日本大震災の被災地へ義援金を送ろうと、チャリティーコーナーを設置。値段が付いてない本を並べ、気に入った本に来場者が値段を付けて義援金として支払うという仕組みだ。
同研究会の星野信昌会長(61)は「大きな支援を集める工夫の一つとして実験的にやってみた。今後も支援は続いていくものなので、少しでも多くの義援金を送りたい」と話し、協力を呼び掛けていた。
開催時間は午前10時〜午後5時(最終日は同4時まで)。
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“昭和の日”どっぷり昭和ムードを 大阪の「昭和町」
http://www.ktv.co.jp/news/date/main.html
4月29日は「昭和の日」です。
懐かしい昭和の娯楽を集めたイベントが、大阪市で開かれました。
大阪市阿倍野区の「昭和町」で、昭和の日にちなんだイベントが開催されました。
大人も子どもも楽しめる昭和の娯楽でいっぱいの会場は、大勢の人で賑わいました。
こちらは昭和の子どもたちが大好きだった紙芝居、平成の子どもたちも食い入るように見つめます。
こちらはゴム銃づくり。
おじさんに作り方を教わって、でき上がったらさっそく射撃大会です。
買ってもらったおもちゃとどちらが楽しいか、子どもたちに聞いてみると、「こっちの方が楽しい。自分で作ったから」と答えていました。
このイベントには、ほかにも昭和らしいものがあります。
公園には「リング」が登場。
去年旗揚げしたばかりの大阪のプロレス団体「紫焔(しえん)」が、国民的ヒーロー・力道山を彷彿とさせる「昭和スタイル」の試合を再現、会場のお父さんたちを沸かせました。
イベントの実行委員長・岸本勝好さんは、「全国には、数えただけで99ヵ所の“昭和町”がある。福島県にもあるというのはひとつの繋がりなので、大阪の昭和町から福島の昭和町へ、何かを届けたい。“昭和町の日”として、同じように元気が届けられたらいい」と話していました。
いつの日か、全国の「昭和町」での同時開催を夢見るこのイベント。
今夜は遅くまで、落語やジャズ歌謡など大人の時間が続きます。
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<大阪>「福島第一原発で起きていること」阪大でシンポ
http://webnews.asahi.co.jp/
(4/29 19:13)
関西でも関心が集まる福島第一原発の今後について、大阪大学が緊急のシンポジウムを開催し、実情を報告しました。
参加した人は、「今一番気になることだから」「ニュースでもわからないこと多いので」と話しました。緊急シンポジウム「震災のいまとこれから」では、関心が集まった事故を起こした、福島第一原発の今後について、「中の燃料は、1年後も大量の熱を出し続けるため、解決には、10年から数十年が必要だ」と報告。参加者からは、「東京電力まかせでいいのか」と質問が出されました。片岡勲・阪大教授は、「原子力安全委員会、もしくは政府が指示して、一番中身を知っている東電がやるのがいい」と話しました。大阪大学は、「言うべきことは言っていきたい」としています。
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東電は一極集中賛同企業。
東電の利権を守るために政治家マスゴミが必死。
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2011年4月30日
「WAY OUT WEST」創刊2周年
http://www.sankei-kansai.com/2011/04/30/20110430-052349.php
関西ジャズ界の動きを伝える月刊フリーペーパー「WAY OUT WEST(ウェイ・アウト・ウエスト)」(略称・WOW)が今月、創刊2周年を迎えた。編集・発行をひとりで手がける藤岡宇央(たかお)さん(32)=大阪市西区=は今後について「とにかく続けていくことです」と抱負を語った。
ジャズへの扉 開ける力を
平成21年4月に創刊された同誌は関西のジャズライブやイベント情報のほか国内外の有名奏者のインタビューなどで構成。京阪神を中心としたライブハウスやCD店などで配布されている。12ページ・7千部からスタートし現在は24ページ・1万部に成長。有料の定期購読サービスも行っており、読者は全国各地に広がっている。
藤岡さんはデザイン事務所に勤務していた25歳のころにトランペット奏者のマイルス・デイビスなどを聴いてジャズに目覚め、16年にはジャズのポータルサイト「ジャズやねん関西」(http://www.jazzyanen.com/)を開設。18年末にジャズ専門のグラフィックデザイン事務所「JAZGRA」を立ち上げてCDのレーベルも運営している。
そんな活動の集大成として生まれたのが同誌。藤岡さんは「ジャズにちなんだ映像や本などをテーマにした連載コラムも増やし、ジャズへの入り口を広げています。サイトだけで情報を発信していたときより読者との距離が縮まって紙の力を感じています」と話している。
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團菊祭五月大歌舞伎控え 先代の胸像披露
2011年4月30日
http://www.nnn.co.jp/dainichi/news/110430/20110430032.html
大阪市中央区道頓堀の大阪松竹座で5月2日から始まる「團菊祭五月大歌舞伎」(26日まで)を控えた29日、市川團十郎さんと尾上菊五郎さんが先代の胸像と特大写真パネルのお披露目を劇場前で行った。東京の歌舞伎座で1936年から始まった「團菊祭」が昨年、同座新築工事のため初めて大阪で行われ今年はその2回目。両雄は「こちらに根付くようにがんばりたい」と抱負を語った。
胸像は今日の歌舞伎隆盛の基礎をつくったといわれる九代目團十郎と五代目菊五郎で、彫塑家・朝倉文夫の作。一度東京の新橋演舞場に移されていたが5月公演のため再び道頓堀に帰って来た。当代團十郎さんが「関西のにぎやかさを東日本大震災でやや沈んでいる関東に持ち帰りたい」と言えば、当代菊五郎さんも「先代に見守ってもらっているのでいい芝居を」と誓った。
公演は團十郎さんが「極付幡随院長兵衛」、菊五郎さんが「弁天娘女男白浪」など十八番の演目を披露。中村時蔵さん、尾上菊之助さん、市川左團次さん、上方歌舞伎の坂田藤十郎さんなど東西スター大勢が出演する。胸像と特大パネルは公演中同座ロビーに展示される。
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2011年4月30日
なにわ芸術祭 日本舞踊新人賞に地歌の山村さん
http://www.sankei-kansai.com/2011/04/30/20110430-052333.php
関西の春を彩る舞台芸術の祭典「第48回なにわ芸術祭」の日本舞踊部門の新人コンクール「新進舞踊家競演会」(産経新聞社など主催、大阪製紙、近鉄タクシー協賛)が29日、大阪・サンケイホールブリーゼで開かれ、各流派から推薦された5人が出演、艶やかな舞を披露した。舞踊評論家らによる審査の結果、新人賞と新人奨励賞が決まった。
表彰式は7月22日に大阪市内のホテルで行われる。受賞者は次の通り。(敬称略)
【新人賞】地歌「越後獅子」山村楽風女=本名・土屋浩子(42)、名古屋市北区、山村楽女門下
【新人奨励賞】大和楽「四季の花」尾上菊見恵=本名・進智恵(37)、佐賀市、尾上菊見門下
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2011年4月30日
キッズプラザ大阪 入館者600万人達成
http://www.sankei-kansai.com/2011/04/30/20110430-052334.php
日本初の本格的な子供のための博物館として人気がある大阪・扇町の「キッズプラザ大阪」(大阪市北区)の来館者が600万人を突破した。
記念の入場者は茨木市の吉川治さん、友起子さん、はなちゃん(5)、清十郎君(3)。篠崎由紀子館長から記念品と花束を贈呈された。
「キッズプラザ大阪」は平成9年7月に開館した。入館者は11年4月に100万人達成、20年9月に500万人を達成した。
入館料は大人1200円、小中学生600円、3歳以上300円。
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平松市長ら170人協力 鶴見緑地フラワーカーペット
2011年4月30日
http://www.nnn.co.jp/dainichi/news/110430/20110430029.html
72万枚のチューリップの花びらを使った巨大花絵「鶴見緑地フラワーカーペット」(250平方メートル)が29日、大阪市鶴見区の花博記念公園鶴見緑地中央通りにお目見えした。ボランティア約170人の手により完成した巨大花絵に来場者たちも見入っていた。
フラワーカーペットは昨年、「国際花と緑の博覧会」(1990年開催)から20周年を記念して制作され、今年で2回目。球根育成のために廃棄される赤・白・黄・桃・紫の5色のチューリップを富山県花卉球根農協から12万本仕入れ、ボランティアが花びらをちぎって使用した。
50平方メートルを1面として5面を制作。デザイン画は地域から募集され、小学生と高校生の5点が選ばれた。また、同じくチューリップを使ったデコレーションボードには、東日本大震災の被災地を思い、「ガンバロウ日本」と復興支援メッセージが入れられた。
午前9時から始まった作業には、途中で平松邦夫大阪市長も参加。子どもからお年寄りまでが協力し、正午過ぎに完成した。大阪市中央区から参加した橋本由香利さん(48)は「みなさんの力があってできたこと。次回も参加したい」と完成作に満足そうだった。
フラワーカーペットは5月1日まで同所で公開される。
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「谷崎」を歩く ほれ込んだ芝居の街
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/osaka/news/20110430-OYT8T00894.htm
大阪・道頓堀
地震後、しばらく消えていたグリコのネオンが川面を照らした。夕刻、若者や会社員らの一群が心斎橋筋から戎橋に流れ込む。大阪・道頓堀。1枚の挿絵を頼りに、谷崎潤一郎がほれ込んだ芝居の街を探しに訪れた。
挿絵には、今も残る松竹座を背景に、和服やシルクハットの紳士、親子連れらが行き交う戎橋が描かれている。谷崎が1928年(昭和3年)に新聞連載を始めた小説「蓼喰(たでく)う虫」の冒頭、主人公の要と美佐子が文楽の観劇で道頓堀を歩く場面に添えられた。絵筆を執ったのは、大阪で生まれ育ち、活躍した洋画家・小出楢重(1887〜1931年)だ。
当時、この界隈(かいわい)は、弁天座、朝日座、角座、中座、浪花座といった芝居小屋が並ぶ「道頓堀五座」と呼ばれ、文楽や歌舞伎、寄席を楽しむ客でにぎわった。関東大震災で関西に逃れた谷崎も、文楽に魅せられて劇場通いを始めた。そんな頃、千日前のダンスホールで楢重と出会う。交流が深まるなか、二つの才能は互いに影響を与え合った。
「人物を詳細に描かず、読者のイメージに委ねる谷崎の手法は、楢重が挿絵や裸婦を描く時の特徴と重なる」と、楢重の孫、大阪芸術大の小出龍太郎教授(58)(フランス文学)は話す。
確かに、「蓼喰う虫」の美佐子やお久の顔立ちはほとんど触れられていない。谷崎は登場人物にこうも語らせる。
〈昔の人の理想とする美人は、容易に個性をあらわさない、慎み深い女であったのに違いないから、この人形でいい訳なので、これ以上に特徴があっては寧(むし)ろ妨げになる〉
谷崎は大阪で日本的な女性美を見いだす。ちょうど、関西とその文化に傾倒する時期とも重なる。
かつて頭から性に合わないと嫌った文楽について、小説のなかで〈独特であって、このくらいよく考えてあるものはない〉と称賛し、以前は〈人間の方はどうも喰ひ物(くいもの)ほど上等ではないや(よ)うである〉とこきおろしていた大阪も、〈生活の定式というものが今も一と通りは保存されている〉と評価するようになった。
「仮面の谷崎潤一郎」を著した作家・大谷晃一さん(87)は震災の影響を指摘する。「昔ながらの東京は地震でつぶれてしまった。復興したモダンな東京が嫌になった谷崎は、当時の大阪に、昔ながらの情緒を見つけたんでしょう」
だが、谷崎が好んだ道頓堀界隈もまた、戦災で失われる。五座の名を継いだ劇場は、戦後復活したものの、2008年にすべて消えた。
今、戎橋に立っても、谷崎が愛した情緒は見あたらない。手元の挿絵を模写した銘板が欄干に付けられているだけだ。地元商店主らが道頓堀の歴史を語り継ぐために寄贈したという。
橋から南に下り、千日前通を東へ。国立文楽劇場をのぞいた。太夫の語りと三味線の音色に合わせて、人形遣いが、きらびやかな衣装に身を包んだ文楽人形を自在に操る。
客席には和服が目立つ。白髪を整えた老夫婦や、上品に着飾った女性たち。劇場は時に笑いに包まれ、人情話には涙ぐむ。
谷崎が愛した芝居の街が、確かにそこにはあった。(坂木二郎)
重子は、谷崎の妻・松子の妹で「細雪」の三女雪子のモデルとなった。京都の平安神宮に花見に行った際に愛用した羽織。落ち着いた中にも華やかさが見られるデザインで、往時を彷彿(ほうふつ)とさせる。(井上勝博・芦屋市谷崎潤一郎記念館学芸員)
芦屋市谷崎潤一郎記念館(兵庫県芦屋市伊勢町12の15)で6月26日まで開催している春の特別展「四姉妹の昭和―よみがえる『細雪』の世界―」で展示
メモ
道頓堀五座は江戸時代初期、幕府から興行権を認められたのが始まり。明治以降も界隈は高級娯楽街として栄えた。文楽は現在、国立文楽劇場で上演される。6月10日〜23日には初心者向けの文楽鑑賞教室が開かれる。演目は牛若丸と弁慶が出会う「五条橋」と「仮名手本忠臣蔵」で字幕や解説付き。5月3日から予約開始。問い合わせは国立劇場チケットセンター(0570・07・9900)。
(2011年5月1日 読売新聞)
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自然史博物館、新標本ずらり 最近1年間の2万点紹介 大阪
2011.5.1 01:45
http://sankei.jp.msn.com/region/news/110501/osk11050101460003-n1.htm
大阪市立自然史博物館(大阪市東住吉区)で最近1年間に加わった標本を紹介する特別陳列「お披露目! 博物館に届いた新しい標本」が始まった。約2万点の標本が自然の不思議に誘っている。29日まで。
個人から寄贈された鳥類の剥製(はくせい)コレクション▼南アルプス鳳凰(ほうおう)山の甲虫類約3500点▼高槻市産の冬虫夏草菌標本▽昨年5月に堺泉北港に死んで漂着したマッコウクジラ(メス、体長9.1メートル)の胃の内容物と下顎の骨−など。
マッコウクジラからは、ダイオウイカをはじめとする7種群のイカ類の千数百個分の顎板(通称カラストンビ)が確認され、西日本海域のマッコウクジラの食性を知る上での貴重なデータという。
甲虫の標本には「ホウオウコメツキ」など約10年にわたる調査で新種として見つかったものも含まれている。同館は「寄贈された標本をそのまま展示しているので、市民コレクターの情熱を感じてもらえると思います。自然のデータベースを作り、後世に残すという博物館の標本収集活動の一端をのぞいてもらえれば」と話していた。
月曜休館(2日は開館)。常設展とも大人300円、高校・大学生200円、中学生以下無料。
天王寺動物園カレンダー原画展 3日から 大阪
2011.5.1 01:45
http://sankei.jp.msn.com/region/news/110501/osk11050101460004-n1.htm
■動物たち、ほのぼのと
3日から天王寺動物園(大阪市天王寺区)で始まる「佐藤邦雄 天王寺動物園カレンダー原画展」を前に30日、愛らしい動物たちを描いたカレンダーの原画14点が披露された。
天王寺動物園は平成10年から毎年、サイやキリン、シマウマ、カバ、ライオンなど動物をモチーフにしたオリジナルカレンダーを作製。これらの作品は翌年につながるように描かれ、横に並べるとひとつの絵画のように見えるのが特徴で、原画を一堂に公開するのは初めて。
作者の佐藤邦雄さん(71)は動物の擬人化で知られるイラストレーター。会場にはシロクマの親子を描いた今年のカレンダーまでずらりと並び、訪れた家族連れらが原画とカレンダーを見比べ、ほのぼのとしたタッチの作品に見入っていた。
原画展は15日までで、愛鳥週間にちなみ「平成23年度愛鳥週間用ポスター原画展」も同時開催する。午前9時半〜午後5時(土・日・祝日は午後6時まで)。
問い合わせは天王寺動植物公園事務所((電)06・6771・8401)。
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見せろ“アートの底力” 芸術祭「OASIS」
2011年5月1日
http://www.nnn.co.jp/dainichi/news/110501/20110501022.html
「アーティストからの発信」「アートを通した国際交流」を目指す芸術祭「OASIS」(オアシス実行委員会主催)が20〜22日、大阪市中央区のツイン21で開かれる。ことしは東日本大震災の復興支援のためのチャリティー展も併催し、“アートの底力”を見せる。
多忙な現代人の心を美術で潤し、多くの人に美術の素晴らしさを伝えたいという思いで1996年に始まった芸術祭。2005年からは「OASIS International」もスタートし、大阪を起点に韓国、マルタ、フランス、ベトナムなどで巡回展を行っている。
第16回のことしのメーンテーマは「もうひとつのジャポニスム」。19世紀のヨーロッパ文化に多大な影響を与えた日本美術の、200年の時を経た“今”を表現する。日本人のアイデンティティーを強く感じさせる210人のアーティストの作品を展示予定だ。
併せて、準備段階に起きた東日本大地震の未曽有の被害を踏まえ、サブテーマに設定していた「アートのそこぢから」に一層重きを置いて準備を進めている。ロサンゼルス在住の画家、工藤村正氏が創設したプロジェクト「アーティスト・スクランブル」と連動し、アートが持つ、人の心を揺さぶり元気づける力で復興を支援していく構えだ。
会場では工藤氏が被災者救済支援のために制作した「ジクレー版画」をはじめ、同プロジェクトによるインターネット上での作品寄付への呼び掛けに賛同した油彩などの若手作家が無償で作品を出展。さらに、先の210人のアーティストの中から有志が水彩画や水墨画、彫刻、書などを出展し、約100点が展示即売される。売上金は全額義援金に充てる。
実行委員長の野口和男氏(大阪市北区、麗人社社長)は「関西のわれわれ実行委員会にできる事をと考え、会場の一部をチャリティーブースに充てることにした。多くのアーティストが即座に反応してくれ、実りある3日間になると確信している」と話している。
ことしの海外展開催地は7月1〜3日、フランス・パリ。公募団体「フランス芸術家協会(ル・サロン)」との共催で、近年の彫師と刷師による21点の浮世絵や、日本を象徴する民芸品なども展示。チャリティー展も併催する。
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舞台の夢胸に OSK日本歌劇団、研修生9人入所式
2011年5月1日
http://www.nnn.co.jp/dainichi/news/110501/20110501023.html
OSK日本歌劇団研修所(奥山賀津子所長)の第89期生の入所式が4月30日、大阪市北区の研修所で行われた。試験に通った15〜22歳の9人の女性が真新しい制服に身を包み、「常に感謝の気持ちを忘れず精進する」と誓った。
研修は2年間(本科1年、研究科1年)で、声楽や演劇、洋舞、日舞、一般教養などを学ぶ。卒業後の入団試験に合格すればOSKの一員として舞台に立てる。現在研究科に88期生6人が在籍。
89期生を代表し、林田藍音さん(22)=東京都出身=が「入所式を迎えて喜びと希望に満ちあふれている。OSKの生徒であることに誇りを持ち、舞台人として一人の人間として大きく成長していけるよう努力していく」と述べた。
大阪出身者は2人。西本菜緒さん(18)は、「一人一人のエネルギーがすごくて、ジンジンと響いてくる」というOSKで男役として舞台に立つことを目指し、同じく男役志望の島田沙織さん(18)は「包容力のある男役になりたい」と目を輝かせた。
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熱帯アジアの動植物 眼前に 咲くやこの花館
2011年5月1日
http://www.nnn.co.jp/dainichi/news/110501/20110501026.html
大型連休に合わせ、熱帯アジアの動植物を集めた関西最大級のイベントが29日、大阪市鶴見区の植物館「咲くやこの花館」で始まった。珍しい動物約20頭や、100種類以上の植物が来場者を出迎えている。8日まで。
イベント「熱帯アジアの不思議な動植物展」では、普段目にすることができない動物が集結。約3メートルのビルマニシキヘビや日本最大級の白いスッポンなど珍しい生き物が並ぶ。迫力のある餌やりを公開する時間もある。
植物は、翡翠(ひすい)色の花を咲かせるつる性の植物「ヒスイカズラ」や、樹木の幹などに着生するラン科の「バンダ」など、同館ならではの多彩さで展示。マンゴーやパパイアといった熱帯フルーツも約20種類あり、実際に実がなっている姿で見られる。
約80センチのリクガメと記念撮影できるコーナーや、ウサギなどと触れ合えるスペースも設けている。
開場は午前10時〜午後5時。入館料は大人500円。問い合わせは電話06(6912)0055、同館へ。
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美の共演 長居植物園でバラと彫刻展
2011年5月2日
http://www.nnn.co.jp/dainichi/news/110502/20110502017.html
大阪市東住吉区の大阪市立長居植物園内「花と緑の自然の情報センター」で1日、「2011バラと彫刻展」が始まった。15日まで。
同展は今年で4回目。大阪彫刻家会議(生島豊昭会長)に所属するメンバーによる50作品がバラをはじめ、多種多様な植物と共存するように展示されている。しかし、今年はバラの開花が遅れており、現在はまだつぼみの状態。長居植物園の担当者は「ゴールデンウイーク中には咲くと思います」と話している。
入場無料。開館は午前9時半から午後5時まで(入館は午後4時半まで)。休館日は9日。問い合わせは電話072(471)7848、大阪彫刻家会議事務所へ。
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開幕前にロボットを公開
http://www.nhk.or.jp/lnews/osaka/2005448261.html
企業や大学が開発したロボットの動きの正確さや耐久性を競い合う大会が大阪で開幕するのを前に、大会に参加するロボットが2日、公開されました。
この大会は企業や大学でロボットを開発している技術者や大阪市などが主催して毎年、開いているものです。
3日開幕する今回の大会は大阪・住之江区のインテックス大阪を会場に国内外の企業や大学から約230のチームが参加して「サッカー」や「レスキュー」など4つの部門の計12種目で競技が行われます。
2日は開幕を前に競技に出場するロボットが公開され、センサーを使ってボールの位置を自ら確認し蹴ることができる2足歩行のロボットや遠隔操作で障害物を乗り越えながら被災者を探し、その様子をカメラの映像で伝えるレスキューロボットが自慢の動きを披露し、大会への意気込みを示していました。
主催者代表の大橋健さんは「ロボットが普段の力を発揮できるように参加者は調整に長い時間をかけている。そういう努力の積み重ねが家庭や一般社会で使える技術の開発につながると期待している」と話していました。
この大会「ロボカップジャパンオープン」は5月3日から3日間開かれ、主催者側は3万人の来場者を見込んでいます。
05月02日 19時15分
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2011年5月 1日
自然史博物館 新標本ずらり 最近1年間の2万点紹介
http://www.sankei-kansai.com/2011/05/01/20110501-052363.php
大阪市立自然史博物館(大阪市東住吉区)で最近1年間に加わった標本を紹介する特別陳列「お披露目! 博物館に届いた新しい標本」が始まった。約2万点の標本が自然の不思議に誘っている。29日まで。
個人から寄贈された鳥類の剥製(はくせい)コレクション▽南アルプス鳳凰(ほうおう)山の甲虫類約3500点▽高槻市産の冬虫夏草菌標本▽昨年5月に堺泉北港に死んで漂着したマッコウクジラ(メス、体長9・1メートル)の胃の内容物と下顎の骨−など。
マッコウクジラからは、ダイオウイカをはじめとする7種群のイカ類の千数百個分の顎板(通称カラストンビ)が確認され、西日本海域のマッコウクジラの食性を知る上での貴重なデータという。
甲虫の標本には「ホウオウコメツキ」など約10年にわたる調査で新種として見つかったものも含まれている。同館は「寄贈された標本をそのまま展示しているので、市民コレクターの情熱を感じてもらえると思います。自然のデータベースを作り、後世に残すという博物館の標本収集活動の一端をのぞいてもらえれば」と話していた。
月曜休館(2日は開館)。常設展とも大人300円、高校・大学生200円、中学生以下無料
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阪急メンズ館で「モダン大阪ミュージアム」−昭和12年の観光映画上映も
http://umeda.keizai.biz/headline/1044/
阪急百貨店メンズ館(大阪市北区角田町、TEL 06-6361-1381)で4月27日、「大大阪時代」に注目した「モダン大阪ミュージアム」フェアが始まった。
1925(大正14)年、市域の拡張を行い日本最大の都市となった大阪市。西洋文化が本格的に市民生活に浸透し、洋服や建築物、カルチャー、食文化など多方面に取り入れられ、中でも背広に帽子、革靴をまとったビジネスマンはモダンライフの象徴とされた。同館では、大阪の産業や文化が栄え「大大阪時代」と呼ばれた大正時代末期から昭和初期に注目し、「『装う』ことの魅力を再発見してほしい」と同フェアを企画した。
1階特設スペースでは、1937(昭和12)年に製作された大阪市指定文化財にも指定される観光映画「大大阪観光」を上映。大阪市電気局と産業部によって制作された同映画は、鉄道、車、船、飛行機で大阪に向かう様子で始まり、整備された御堂筋や地下鉄、観光船「水都」、復興した大阪城天守閣、建築物などとともに、当時のファッションが映し出されている。
地下1階と1階・3階ではパネル展「モダン大阪ミュージアム」を開催。地下1階には「大大阪時代の娯楽」と題し、新世界ルナパークや観光艇「水都」、道頓堀の夜景などを展示。1階には、「大大阪時代の街並み」「大大阪時代のファッション・風俗」として、当時の御堂筋とビル群、水晶橋と大阪控訴院、ロングスカートをはいた「モガ」や大阪歌舞伎座のアイススケート場の様子がわかるパネルを展示する。3階には、現存する大阪府立中之島図書館や綿業会館、泉布館の写真なども。パネルとバナー合わせて19点を展示する。
1階イベントスペースでは、1901(明治34)年創業の手縫いバッグ店「馬場万」(大阪市中央区)が期間限定で出店。版画家・棟方志功や第19代内閣総理大臣・原敬らが愛用した製品は、現在もタンニンなめし100%の素材を使い全て手縫いで作る。店内には、外遊先のイタリアでかばんを褒められ「ハナが高かった」と書かれた棟方志功からのはがきも展示。
期間中、「大大阪時代」を知るミニセミナーも開催。5日には大阪大学総合学術博物館教授・橋爪節也さんを招き、橋爪先生の解説とともに映画「大大阪観光」を楽しむセミナー、6日には「大大阪時代の船場と旦那衆」と題し、街をリードした社長らがどのように過ごしていたかを解説。7日には建築家・高岡伸一さんによる「モダン建築探訪」、8日には神戸ファッション美術館学芸員・百々徹さんによる「男性ファッションから考える大大阪」を開催する。各回先着20人。申し込みはホームページで受け付ける。ホームページ上には、大大阪時代の魅力と初夏のジャケットスタイルを紹介する「モダン大阪ミュージアム」のデジタルパンフレットも。
宣伝広報部の甲村美幸さんは「地元大阪に密着する百貨店として、ゴールデンウイークに遠方からいらっしゃる方にも大阪をより知ってもらえれば」と話す。
営業時間は、日曜〜火曜=10時〜20時、水曜〜土曜=10時〜21時。フェアは今月24日まで。
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大阪で浜崎健さんが個展「ピンチをピンクに!」−記念イベントも
http://namba.keizai.biz/headline/1822/
迷路を用いた作品や茶会パフォーマンスで知られる現代美術アーティスト・浜崎健さんの新作展「Dameyan Hmzk PINCH to PINK!」が5月4日から、南船場の「浜崎健立現代美術館」(大阪市中央区南船場4、TEL 06-6241-6048)で行われる。
毎年ゴールデンウィークに新作展を開催している浜崎さんは、1967(昭和42)年鳥取県生まれ。ルー・リードやアンディー・ウォーホールなどアーティストの肖像画から自画像まで、さまざまなモチーフを迷路で描いた「迷宮の絵画」、バラバラにしたパズルの各ピースを使った「パズルペインティング」などシリーズ作品の制作のほか、「日本の伝統的な茶道を現代風にアレンジした」という「お茶会パフォーマンス」を国内外で開催している。1992年には、東心斎橋に自らのトレードマークである赤を基調にしたギャラリー「KEN HAMAZAKI ART COLLECTION(RED GALLERY)」をオープン。1994年に同ギャラリーを南船場に移転し、1997年に美術館「浜崎健立現代美術館」を設立した。
2007年の金色、2010年の黄色など「ここ最近、色をテーマにしている」(浜崎さん)という同展。今年は「ポップな感じ」「バラ色の未来」をイメージして「ピンク」を採用した。「(東日本大震災に伴う)このような国難に立ち向かう中で、アートの存在というものの無力さを感じている。それでも、アーティストとしてこの『ピンチ』を新しい価値観としての『ピンク』に変えていこうと作品を制作した」と浜崎さん。
会場では、「ポジティブなドクロ」を題材にした版画など平面作品を約40点展示。「ずっと進化を続けている」という「迷宮の絵画」シリーズからは、ダイアモンドを使ってドクロの彫刻を制作した英国人アーティスト、ダミアン・ハーストさんの作品「For the Love of God」のポスターをキャンバスに貼り、上からピンク色のケーキ用「デコレーションペン」で縁取りするように迷路を描いた新作を披露する。そのほか、1つだけ当たりくじの入ったピンク色の床用クリーナーの展示販売も。
初日の4日には、会場でオープニングパーティーを開催。開催時間は17時〜20時。参加無料。ドレスコードはピンク。21時からは、アメリカ村のクラブ「GRAND Cafe Osaka」(西心斎橋2)で「浜崎健立現代美術館19周年祭『PINCH to PINK! ピンチをピンクにナイト!』」を開催。浜崎さんがお茶会パフォーマンスを披露するほか、電撃ネットワークの南部虎弾さんとダンナ小柳さん、浜崎さんの年に1度のユニット「ケン的ネットワーク a.k.a. OSAKA CHOT BOYS」などがパフォーマンスを行う。入場料は3,500円(1ドリンク、オリジナルタオル付き)。ドレスコードはピンク。
「微力ながらアートを通して出来ることをしていこうと思っている」と話す浜崎さん。同展のためにチャリティー作品を制作し、売り上げの半分を被災者への緊急救援・復興支援プロジェクト「HOPE FOR JAPAN」に寄付。4日のイベントでは、ロゼのシャンパンボトル(5,000円)を「チャリティーボトル」とし、売り上げの一部を同プロジェクトに寄付する。
新作展の開催時間は12時〜20時。第1・第3水曜定休。入場無料。5月31日まで。
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阪大の大学会館完成、記念式典
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/osaka/news/20110503-OYT8T00029.htm
大阪大豊中キャンパス(豊中市)で大学会館(鉄筋5階建て、延べ約4250平方メートル)が完成し、2日に記念式典が開かれた。創立80周年記念事業の一環として、阪大最古級の建物の「共通教育本館」を改修。教職員らの研究会や会議、国際交流イベントなどに利用される。
前身の旧制浪速高校校舎「イ号館」として1928年に建てられ、戦後は一般教養の授業などに使われていた。改修工事は昨秋から約半年かけて行い、総事業費は約14億円。講演会、国際会議に利用できるホール、講堂、セミナー室などを備える。
この日の式典には、教職員や卒業生ら約270人が出席。冒頭、東日本大震災の犠牲者に黙とうをささげた後、阪大同窓会連合会長を務める熊谷信昭・元大阪大学長が「大学の象徴と言える建物。学生や教職員、同窓生らの心のよりどころ、地域の憩いの場になってほしい」とあいさつした。
(2011年5月3日 読売新聞)
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ロボカップきょう開幕 各チーム、本番へ最終調整
2011年5月3日
http://www.nnn.co.jp/dainichi/news/110503/20110503033.html
自分で判断して動く「自律移動型ロボット」でサッカーや災害救助の技術を競う「ロボカップジャパンオープン2011大阪」(開催委員会主催)が3日、大阪市住之江区のインテックス大阪2号館で開幕するのを前に、報道関係者向け内覧会が2日、開かれた。
大会は、2050年までに人間のサッカーワールドカップ優勝チームに勝てるロボットの完成を目指す研究者や学生らが、研究成果を披露する場として毎年開かれている。今回は、国内外の大学や高校などから約240チーム、約840人が参加する。
ロボカップサッカーは、ミニカーほどの超小型ロボットやヒト型2足歩行ロボットなど最新技術を駆使したロボットがフィールドを駆け巡る。災害救助技術を競う「ロボカップレスキュー」は、倒壊した家屋を再現したフィールドで、ロボットが被災者を探査する。各チームはプログラムなどを調整し、本番に備えていた。
大会は5日まで。午前10時から午後6時(5日は午後4時半まで)。入場料は千円(中学生以下は無料)。
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2011年5月 3日
「春の唄」歌碑 母校で除幕式 堺出身の詩人・喜志邦三さん作詞
http://www.sankei-kansai.com/2011/05/03/20110503-052416.php
堺市出身の詩人で作詞家の喜志邦三さんが作詞した戦前の国民歌謡の名曲「春の唄」の歌碑が、喜志さんの出身校の熊野(ゆや)小学校(同市堺区)に建立され、2日に除幕式が行われた。
除幕式は、歌碑が建立された同校校門横で行われ、竹山修身市長、喜志さんに師事し、歌碑建立に尽力した作詞家のもず唱平さん、作家で堺市在住の難波利三さんらが出席、同校の児童らと一緒にひもを引くと、「春の唄」の歌詞が刻まれた歌碑が現れた。
続いて同校体育館で行われた式典では、児童らによる「春の唄」の合唱や、喜志さん作詩のヒット曲「お百度こいさん」などの歌が紹介された。
喜志さんは、明治31年3月に堺市で生まれ、同校を卒業後、府立堺中学(現三国丘高校)から早稲田大学に進み、三木露風に師事。教職につき、詩集を発刊したほか、「春の唄」など歌謡詞も多く手がけた。
記念式典のパネルディスカッションで、もずさんは「作詞家として先生に指導してもらった。『春の唄』を堺市民に愛唱してもらえればうれしい」。難波さんは「喜志さんの作品は、暗い時代に気持ちを明るくしてくれる不思議な力を持っている。皆さんで歌っていってほしい」と話していた。
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情報プラザ:大阪市立近代美術館展覧会「海と水のものがたり…」 /大阪
http://mainichi.jp/area/osaka/news/20110503ddlk27040351000c.html
◇大阪市立近代美術館展覧会「海と水のものがたり−シニャック、福田平八郎から杉本博司まで−」
6月19日(日)まで11〜19時(入館18時半まで)、大阪市中央区南船場3の市立近代美術館(仮称)心斎橋展示室(旧出光美術館大阪、地下鉄心斎橋駅徒歩5分)。同館コレクションを中心に国内外の作家による「水」を題材にした絵画、写真、彫刻、版画など約60点を展示。観覧料500円。高大生300円。市内の65歳以上・障害者・中学生以下無料。水曜休館(5月4日は開館)。市総合コールセンター(06・4301・7285)。
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ロボカップ ジャパンオープン2011
http://www.ktv.co.jp/news/date/main.html
自分で考えて動く賢いロボットたちが、サッカーなどの競技に挑む「ロボカップ」の全国大会が、大阪市内で開かれています。
この大会は、人間が操作することなく自ら考えて行動する「自律移動型ロボット」の技術を競うもので、開催は今年で12回目です。「ロボカップサッカー」は大きさと種類別に6つのリーグに分かれています。ロボットは顔などに搭載されたカメラのデータを認識しながら巧みにボールを操り、鮮やかなゴールが決まるたびに観客から歓声が上がりました。一方こちらは「ロボカップレスキュー」です。ガレキの中を進みながら、救助を待つ人を探します。東日本大震災によって、こうしたロボットの開発や普及に期待が高まっていて、会場でもひときわ注目を集めていました。
この大会は5日までで、成績の優秀なチームはトルコでの世界大会に臨みます。
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上品なことばに傾倒
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/osaka/news/20110505-OYT8T00023.htm
オフィス街からスーツ姿のビジネスマン、OLが消えた。大型連休を迎えた大阪・船場は、御堂筋のイチョウ並木が初夏の日差しに映える。
戦前・船場の商家で生まれ育った姉妹らの暖簾(のれん)への誇り、美意識、船場ことば。谷崎潤一郎の「細雪」を読み解く鍵がこのまちにあるはずだ。
「谷崎は船場に相当な思い入れがあったんでしょうな」。船場の出身で「谷崎潤一郎と大阪」の著書がある三島佑一さん(83)は、谷崎の随筆「東京をおもふ」の一節を挙げる。
〈私は船場や島の内あたりを歩いて、小ぢんまりした格子作りのしまうた家だの、昔風な土蔵作りの老舗の前を通つたりすると、昔の日本橋の町の様子や小学校時代の友達の家などを思ひ浮かべるのである〉
当時の船場は、土蔵作りの老舗店が並び、川に囲まれていた。谷崎は生まれ育った東京・日本橋界隈(かいわい)の光景と重ねていたのだろう。
「細雪」のほか、「春琴抄」でも「こいさん」という呼び方を使い、上品な響きを持つ船場ことばへの愛着がうかがわれる。
それでも、谷崎は「細雪」のなかでほとんど船場を描いていない。三島さんは「谷崎が描きたかったのは豊かな暮らしぶりで、いわば、店の奥、上がりかまちから上の女の世界。商売の競争がある表の世界には関心がなかったのだろう」と推測する。
船場の商家暮らしはどうだったのか。船場のラシャ問屋で育ち、芦屋で暮らす鷹岡和子さん(90)は「丁稚さんと番頭さんを合わせると50人ぐらいいましたなぁ。ちょっと外出する時も女中さんが付いてくるのが窮屈で」と振り返る。
父は「だんさん」、母が「御寮人(ごりょう)さん」、姉は「とうさん」で、自身は「こいさん」と呼ばれていた。「当時の番頭さんは最近まで私を『こいさん』と呼んでいました。船場ことばは美しくて柔らかい」
大正末期から昭和初期にかけて、日本一の人口に膨らんだ大阪市は「大大阪」と呼ばれ、船場はビジネスの中心地だった。築年数を重ねたモダンな洋風建築ビルが今も所々に威容をとどめる。
「細雪」のモデルになった松子が谷崎と結婚する前に嫁いでいた船場の根津商店の跡地を探した。本町通に面した丸紅大阪支社のビルがそびえる。谷崎の目にも映っただろうか、瓦屋根の商家は見あたらない。
「細雪」で、四女・妙子が舞を披露した高麗橋の三越も、2005年に閉鎖された。
きょうは、ほんまに温うて、ええお日和(ひより)さんでごあんなあ。
三越跡地の工事現場の塀に、06年秋から約2年、船場ことばが掲げられ、注目を集めた。
企画したのは、地元の市民グループ「北船場くらぶ」。船場のまちと文化を愛する商店主や会社員らが、消えつつある船場ことばを伝承する取り組みだった。
くらぶ代表で、両親が船場の商社に勤めていたという澤田充さん(50)は「船場ことばは絶滅危惧種。このまちの文化が根付いたことばを次世代につなぎたい」と言い、船場ことばをテーマにしたトークショーや朗読劇を続けている。
「細雪」をたどる糸は、まだ、途切れていない。(岡田健彦)
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>>334
◆メモ
船場は、土佐堀川、長堀通、東横堀川とかつての西横堀川に挟まれた地域だ。
「細雪」はこの地で名をはせた「蒔岡商店」の暖簾を「家来筋に当る同業の男に譲り」、蒔岡家が船場から引き揚げた後の物語で、土地の描写は少ない。計理士をする、次女・幸子の夫・貞之助の事務所が、三越近くの「堺筋今橋」にあると記されるなど、わずかな登場にとどまる。作品中、4姉妹やお手伝いさんが使うのは、「御寮人さん」などの「船場ことば」だ。
■ミシンと扇風機(昭和初期)
小説「細雪」の四女・妙子は、自立心旺盛で因習にとらわれない女性。洋裁留学を夢見てミシンを踏み、はだけた胸に扇風機で風を送る。重厚な鉄製のミシンと扇風機は、妙子という存在の実感を与えてくれる。芦屋市立美術博物館蔵。(井上勝博・芦屋市谷崎潤一郎記念館学芸員)
芦屋市谷崎潤一郎記念館(兵庫県芦屋市伊勢町12の15)で6月26日まで開催している春の特別展「四姉妹の昭和―よみがえる『細雪』の世界―」で展示
(2011年5月5日 読売新聞)
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「はやぶさすごい」
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/osaka/news/20110505-OYT8T00032.htm
小惑星「イトカワ」の微粒子を持ち帰った小惑星探査機「はやぶさ」のカプセルなどが、富田林市の文化会館「すばるホール」で公開されている=写真=。5日まで。無料。
宇宙航空研究開発機構による全国巡回の一環。2010年6月に豪州の砂漠に着地したカプセル本体の部品2点と搭載していた電子機器、パラシュートの計4点を展示している。
東京でもはやぶさのカプセルを見たという河内長野市立楠小3年谷垣内智哉君(8)は、「こんな小さな機体で宇宙を旅してきたなんてすごい。ますます宇宙飛行士になりたくなった」と話していた。
5日は午前9時半〜午後5時。問い合わせは同ホール(0721・25・0222)。
(2011年5月5日 読売新聞)
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トイカメラ駆使独特ぼかし風景 中央区、吹雪さん個展
2011年5月5日
http://www.nnn.co.jp/dainichi/news/110505/20110505079.html
大阪市中央区南船場2丁目のギャラリー・アビィ(吹雪大樹代表)で、トイカメラとして人気の高い中国製のホルガのカメラを使って吹雪代表が日常風景を撮影した写真展「ユージュアル ̄エブリデイ」が開かれている。独特のぼけた写りが特徴の、カメラ機能を駆使した作品が並ぶ。入場無料。8日まで。
吹雪代表は国内外で約2500人のメンバーがいるホルガカメラ専門サークル「ホルガ会」も主宰。今展は約10カ月にわたり撮影した2200枚の日常風景の写真から選んだ24枚を展示している。
自宅からの街並みをはじめ、雨の中で傘を差して路上の花びらを撮影した1枚など、カメラの特性を生かした雰囲気のある作品が並ぶ。
撮影中に病気を患ったことから「全体に暗めのトーンが多い」としながらも、闘病を支えた妻を写した写真も飾り、「いとしい人への気持ちを表した」と言う。
吹雪代表は「展示を通して暗い中にも明るい気持ちを探してもらい、見る人がいとしい人を思う気持ちを再発見してもらえたら」と話している。
正午から午後7時まで(6、7日は午後8時まで)。
問い合わせは電話06(6261)7383、同ギャラリーへ。
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歴史的建築物を公開する「オープン・アーキテクチャー」、難波でも開催へ
2011年5月6日
歴史的な建造物や、日頃中に入ることができない建築物などを公開するイベント「open! architecture(オープン・アーキテクチャー)」が5月20日から始まり、広域なんば圏でも「南海ビルディング」「なんばパークス」「大阪高島屋東別館」の見学会が行われる。
2011年9月に世界各国の建築関係者1万人が東京に集まる「UIA(国際建築家連合) 2011東京大会」の関連事業として、2008年から毎年行われている同イベント。あまり知られていなかった建築物や地域の魅力を再認識し、文化的遺産や都市スペースの有効的な活用を行うことなどを目的に行われる。4回目となる今回は、東京、大阪など延べ30カ所で建築物の見学イベントが行われるほか、建築物を解説付きで見る街歩きツアー(5回)や、建築家が自作を紹介するオープンハウス(3カ所)も行われる。
広域なんば圏での実施は昨年に引き続き2回目。「南海ビル・なんばパークスコース」は、南海電鉄の担当者とともに、南海ビル(大阪市中央区難波5)の外壁やなんばガレリア、屋上装飾塔、なんばパークス(浪速区難波中2)の屋上公園、菜園などを巡る約2時間のコース。「高島屋東別館コース」は、高島屋の担当者とともに、高島屋東別館(浪速区日本橋3)の外観やエレベーターホール、高島屋資料館などを見学する約1時間30分のコース。
開催日程は、南海ビル・なんばパークスコース=5月27日・28日(各日13時30分〜、17時〜)、高島屋東別館コース=5月21日・27日・28日と6月4日(各日10時30分〜12時、5月21日と6月4日は13時30分〜も実施)。
定員は先着20人で、現在参加申し込みを受け付けている。参加費は1,000円。詳細はホームページで確認できる。
http://namba.keizai.biz/headline/1826/
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2011年5月 8日
巨大リクガメに乗ろう 咲くやこの花館で熱帯アジアの動植物展
http://www.sankei-kansai.com/2011/05/08/20110508-052509.php
大阪市鶴見区の咲くやこの花館で、約300種類の熱帯植物を栽培展示しているという特性を生かした「熱帯アジアの不思議な動植物展」が開かれている。8日まで。
穏やかな五月晴れに恵まれた7日、館内は熱帯植物の展示場所やミニ知識を盛り込んだ地図を片手に散策する家族連れらでにぎわった。熱帯アジアに生息する動物などを集めた特設エリアでは、黄と白のマダラ模様が目を引く「ビルマニシキヘビ」などの爬虫(はちゅう)類や哺乳類など約20種類の生き物が展示。体長約80センチの巨大リクガメに乗る体験を楽しんだ大阪市旭区の小田愛莉ちゃん(6)は「甲羅(こうら)がごつごつしてちょっとお尻が痛いけど、乗ったまま歩くのが面白かった」と話していた=写真。
午前10時〜午後5時。高校生以上500円。中学生以下無料。
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2011年5月 7日
19日に大阪でキャリアアップセミナー
http://www.sankei-kansai.com/2011/05/07/20110507-052497.php
女性のキャリアアップをテーマに、関西学院大学梅田キャンパス(大阪市北区茶屋町、アプローズタワー内)で19日、「女性の働き方セミナー」が開かれる。
結婚・出産で退職した女性の再就職支援の実践・研究などを行っている大内章子・同大経営戦略研究科准教授や、プロクター・アンド・ギャンブル・ジャパン(P&G)でバイスプレジデントを務める野上麻理さんが、働く女性のあり方などについて話す。参加無料。定員100人。申し込みは同大経営戦略研究科のホームページで16日まで受け付ける。問い合わせは同科(電話0798・54・6572)へ。
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琴の魅力 日本人を体現 グラミー賞受賞の松山さん
2011年5月7日
http://www.nnn.co.jp/dainichi/news/110507/20110507033.html
今年2月、大阪狭山市出身の琴演奏者、松山夕貴子さん(49)が、米国音楽界で最高の栄誉とされるグラミー賞を受賞した。日本の伝統和楽器の音色が海外であらためて評価された形だ。ロサンゼルスに住み、和洋を問わず幅広い音楽のジャンルに挑戦し続ける松山さんに、琴の魅力や可能性について聞いた。
−受賞式にも参加されていましたが、受賞後の心境をお聞かせください。
「レッドカーペットや壇上でスピーチした時はものすごく緊張しましたが、その後は正直ピンときていませんでした。日本の友人のお祝いメッセージや取材などを受けているうちに実感が湧いてきました」
−世界的なサックス奏者、ポール・ウィンターさんのアルバムに参加しての受賞です。何が評価されたとお感じですか。
「私自身というより、やはりポール・ウィンターさんが素晴らしいんだと思います。ご本人の音楽、常に愛を感じます。ご家族の皆さんがそもそも、人にも物にも自然にも、愛を持って接する方々なのです。そんなポールさんの気持ちを音にしてみようと思ったこと、そこを評価されたとしたらうれしいですね」
−琴の音色はどのように受け止められたのでしょうか。
「ロサンゼルスでは、琴の音はハープに似て『ジャパニーズハープ』とも言われています。でも、音楽の間の取り方や欧米の音楽にはない音色は、日本人そのものだと思っている人も多いですよ。奥ゆかしさとか、品とか。良いように言い過ぎかな?」
−琴だからこそ表現できる音楽性についてどのようにお考えですか。
「日本人が持つ奥ゆかしさとかプライドとかが音に表わされていると思います。ただ、それだけではなく、欧米の音楽とも融合させた新しい音楽も創造していけると思っています」
−大阪では、伝統工芸品の大阪三味線の作り手が存亡の機に立たされるなど、国内で和楽器は一般的に広まっていません。今後の行く末をどのようにお感じですか。
「正直、これからまた琴ブームが来るかどうかはわかりませんが、逆に、どこに行っても琴の音が聴こえるというのも変な気がします。たまに癒やされたいと思っているときにスッと琴が流れている、そんなのもいいですね。もちろん日本人だけではなくインターナショナルに」
−今後の活動の抱負をお聞かせください。
「ライブをすると、ミュージシャンの兄との波長が一番合い、この秋からの日本ツアーは彼と回る予定です。やはり愛を伝えていきたいです」
プロフィル 母の勧めで9歳から琴を始め、24歳で師範免許を取得。この間、ミュージシャンの兄の影響で洋楽にも傾倒する。30歳で渡米後、和洋折衷の幅広い音楽活動を展開。ポール・ウィンターさんのアルバム「ミホ ジャーニー・トゥー・ザ・マウンテン」にソロ演奏やアンサンブルで参加し、グラミー賞の最優秀ニューエイジアルバム賞を受賞した。
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白日会関西展始まる
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/osaka/news/20110508-OYT8T00113.htm
日本美術界の中心として活動している「白日会」による「第87回白日会関西展」(読売新聞大阪本社など主催)が7日、大阪市阿倍野区の近鉄アート館(近鉄百貨店阿倍野店9階)で始まった=写真=。
1924年に結成された同会は、伝統を踏まえながらも新しい写実のあり方を追求し続け、毎年、約600人の会員らが技術を競い合う。今回は全国の幹部会員や関西在住者の絵画、彫刻計152点が並ぶ。会場を訪れた同市天王寺区の山口茂樹さん(77)は「写実的な作品ばかりで心が落ち着きます」と話していた。
10日まで。一般500円、中高大生300円。8日午前10時30分から、会場内で深澤孝哉・同会副会長による作品解説会が行われる。参加無料(ただし本展入場券が必要)。
(2011年5月8日 読売新聞)
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「医師か?マンガ家か?」 母校で手塚治虫企画展
2011年5月8日
http://www.nnn.co.jp/dainichi/news/110508/20110508022.html
漫画家の故手塚治虫さんの母校、大阪大学の豊中キャンパス(豊中市待兼山町)にある同大学総合学術博物館で、企画展「阪大生・手塚治虫−医師か?マンガ家か?−」が開かれている。同大学医学専門部に在学した手塚さんが、医師を志しながら学生漫画家として執筆に取り組む姿を、当時の直筆原稿や写真などで振り返っている。入場無料。6月30日まで。
同大学の創立80周年と、手塚さんの出身地である同市の市制施行75周年を記念して企画。手塚プロダクションなどの協力を得て開催に至った。関連資料約100点が集まった。
手塚さんは1928年同市に生まれ、45年、医師を志して大阪帝国大学付属医学専門部(現・大阪大学医学専門部)に入学。46年に4こま漫画「マアチャンの日記帳」で漫画家デビューを果たし、医学生と漫画家の二足のわらじで学生生活を過ごした。
会場には「ブラック・ジャック」の直筆原稿をはじめ手塚さんが愛用したベレー帽のほか、学生時代の写真や作品のパネルなども展示している。
同館の江口太郎館長(63)は、「展示から、学生と漫画家を両立するためのすさまじい集中力が感じ取れる。医学生時代の奮闘や、背景となった大阪の文化を知ってもらい、日本を元気にする活力の一端となれば」と話している。
開館時間は午前10時半〜午後5時。日曜、祝日は休館。問い合わせは電話06(6850)6284、同館へ。
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「ブラック・ジャック」に漂う虚無感は、日本に敗戦色が濃くなって来た時代に
学生であった手塚治虫の心情の反映だと思います。
旧制北野中学時代には、戦争激化のため4年で繰り上げ卒業となりました。
浪速高校の受験に失敗し、阪大附属医専に入学しますが、この時代の医専は、
慢性的に不足していた軍医養成所であり、卒業後は軍医として前線に配属される
運命にありました。
入学した年に戦争が終わり、手塚治虫は命を繋ぐことができました。彼が医専を
卒業したのは1951年です。この頃は既に漫画家として活動していたため、意図的
に留年しています。そして、この卒業の年に阪大附属医専は廃止されます。
なお、手塚治虫の医学博士の学位取得論文は「異形精子細胞における膜構造の
電子顕微鏡的研究」で、生物学分野での内容のものです。
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「水」テーマ絵画や彫刻 大阪市立近代美術館が企画展
2011年5月9日
http://www.nnn.co.jp/dainichi/news/110509/20110509022.html
大阪市立近代美術館(仮称)心斎橋展示室(中央区南船場3丁目)で「水」をテーマにした絵画や彫刻などの作品を集めた「海と水のものがたり」展が開かれている。木谷千種の絵画「浄瑠璃船」などが展示され、来場者は足を止めて作品に見入っている。6月19日まで。
同美術館が水都・大阪のシンボルといえる中之島で2016年度の完成を目指し整備計画を進めていることなどから企画。同館所蔵のコレクションを中心に19世紀から現代までの国内外の作家の作品約60点を展示。
会場は「全2章」で構成され、「第1章」では水面のきらめきなど水そのものの魅力に迫り、南仏の地中海沿岸の風景をとらえたポール・シニャックの「アンティーブ、朝」などを展示。「第2章」では江戸期の大坂の大川(旧・淀川)での夕涼みを描いた「浄瑠璃船」など、生活の場としての水の風景を紹介している。
同館建設準備室の菅谷富夫研究副主幹は「(東日本大震災があり)海や水といえば怖いと思う人もいると思うが、一方で人は長い間、海や水と親しんできた。作家らがどう描いてきたかを見ていただきたい」と話している。
一般500円、高校・大学生300円。水曜休館。問い合わせは電話06(4301)7285、大阪市総合コールセンターへ(午前8時〜午後10時)。
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恒例「帝塚山音楽祭」、出演アーティスト会場決まる−28日・29日開催へ
http://abeno.keizai.biz/headline/61/
5月28日・29日に阿倍野区・住吉区の帝塚山一帯で開催されるイベント「第25回帝塚山音楽祭」の出演アーティスト、会場が決定した。
1987(昭和62)年から続く恒例の同音楽祭。万代池公園会場(3ステージ)のほか、ライブストリートと名付けた18の会場(阪堺電車、ライブハウス、整骨院、バー、レストランなど)でロック、フォーク、ジャズ、クラシックなどさまざまなジャンルのライブが行われ、フリーマーケット、あめ細工、トランポリンなどが20のコミュニティー会場で催される。通年は約5万人の観客を動員。帝塚山音楽祭実行委員会がまちおこしを目的に開催している。
出演アーティストは、桑名正博 with Friends、伝兵・PONTAプロジェクト、KAJAさん、the MOST、市川恵子さん、ザ・たこさん、かとうかなこ with キングコロンビア・コンボなど80組超。
アーティスト、会場、スケジュールはホームページと無料で配布されるパンフレットで確認できる。
入場料は、万代池会場、コミュニティー会場=無料、ライブストリート各1日券=前売り2,500円・当日3,000円。ライブストリート参加店で販売している。
併せて、ボランティアスタッフも募集している。
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2011年5月 9日
【四季彩々 劇団四季】(16)「アイーダ」大阪公演
http://www.sankei-kansai.com/2011/05/09/20110509-052498.php
4日、全面リニューアルしたばかりのJR大阪駅。そこから目と鼻の先にあるのが関西四季のもう一つの拠点―大阪四季劇場です。
京都劇場と同様、アクセス抜群なこの劇場では、現在、ミュージカル『アイーダ』の公演が行われています。
古代エジプトを舞台に、おのおのの敵国に引き裂かれていく悲しき恋人たちを描いた世界最古のラブストーリー「アイーダ」。これまでも多くの芸術家が魅了され、このモチーフからさまざまな作品が創作されてきました。
特製スイーツも人気
中でも有名なのは、イタリアの巨匠ヴェルディのオペラでしょう。「凱旋(がいせん)行進曲」をはじめ壮大なスケールと美しい旋律が魅力的な作品といえます。
では四季が上演しているミュージカル『アイーダ』は?というと、この有名なストーリーラインを、現代の観客にフィットするよう再構築されたものです。
楽曲は、世界のミュージカル界を牽引(けんいん)するエルトン・ジョン(作曲)とティム・ライス(作詞)が担当。2000年にブロードウェーで初演され、その年のトニー賞4部門、翌年のグラミー賞最優秀ミュージカルアルバム賞を受賞しています。
四季による日本公演は、平成15(2003)年に大阪で開幕。これほどの大型ロングラン作品を関西地区から発信することは、日本演劇史上初めてのことで、大きな話題となりました。
以来、各地で上演が重ねられ、総公演回数は1300回を超えています。
さて今回、凱旋を果たした大阪公演。劇場には、この永遠の愛の物語に触れようと、実に多くのお客さまが足を運ばれていらっしゃいますが、そのような方々に人気を博している劇場オリジナルのスイーツの存在をご存じでしょうか。その名も「堂島ロール 大阪四季劇場特別バージョン」です。
テーマは、ずばり「愛」。チョコレートを練りこんだ生地に、堂島ロールの特徴である「純白」の生クリームと、フランボワーズの「真紅(しんく)」のゼリーが包み込まれています。
情熱的で濃厚な愛模様を求む大人のスイーツ。ご観劇の幕あいにぜひご賞味ください。
メモ
ミュージカル『アイーダ』大阪公演は、大阪四季劇場(梅田・ハービスPLAZAENT7階)で上演中。チケットは現在、7月3日(日)公演分まで発売。なお同月31日(日)までの延長も決定。一般発売は今月28日(土)より。問い合わせは、劇団四季関西公演本部(電話06・4796・6600)。
「堂島ロール大阪四季劇場特別バージョン」は、劇場内飲食売店にて販売。価格400円(5分の1カット)。モンシュシュ堂島本店と肥後橋店でも販売している(ロール販売のみ、1本2100円)。
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水彩、文で阿倍野区の名所紹介 市立図書館
2011年5月10日
http://www.nnn.co.jp/dainichi/news/110510/20110510019.html
地元の名所を絵画と文章で紹介する企画展「阿倍野の歴史と風景画シリーズ」が、大阪市阿倍野区阿倍野筋4丁目の市立阿倍野図書館で開かれている。旧跡や文化財など区内のスポットを水彩画とエピソードで紹介しており、来館者が足を止めて見入っている。6月15日まで。
同館では2009年夏から毎月1点を展示しており、今展で全作品をまとめた。絵を同区在住の画家、池田杏花さん、文章は郷土史家の難波りんごさんが担当している。
前半(5月18日まで)は「建築家・村野藤吾と南大阪教会」など、松虫通から北の地域を扱った10作品を展示。村野はダイビル本館や綿業会館などの設計を手掛けた日本を代表する建築家で、同教会は1928年に建てられた初期の作品だ。
ほかにも、飛鳥時代に創建された阿倍寺の跡推定地、大阪初の洋画塾「天彩画塾跡」などが、柔らかいタッチで色彩豊かに描かれている。
企画者の池田外美雄さんは「阿倍野を知ってもらえれば」と来場を呼び掛けている。
展示場は、同区民センター3階の図書館エントランス付近。開館は火〜金曜日が午前10時〜午後7時、土・日曜日と祝日は午前10時〜午後5時。休館は月曜と第3木曜。
問い合わせは電話06(6656)1009、同図書館へ。
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2011年5月10日
猫アート展 好きな18ギャラリー 趣向こらし
http://www.sankei-kansai.com/2011/05/10/20110510-052576.php
猫をテーマに独創的なアート展を順次、展開するユニークなイベント「猫ふんじゃったなギャラリーたち」が31日まで、大阪市北区や中央区など市内18軒のギャラリーで開かれている。
平成15年、中央区平野町の「10W(テンワット)ギャラリー」の飼い猫、クーが客の人気を集め、“猫のいるギャラリー”としてうわさになったことから、「ひとつ、猫展でもやろうか」と始まったのがきっかけ。イベントは今年で9回目を迎えた。
当初は1軒のみでの開催だったが、市内の猫好きのギャラリーに声をかけたところ、年々、参加が増え、18軒にまで増えたという。
クーが“接待担当”として常駐している同ギャラリーでは、全国から写真や絵画、オブジェなどの作家55人が出展(22日まで)。
また、中央区の仲野金太郎商店では「写メねこ展」(15日まで)、北区のギャラリーびー玉では「ネコ科の6人の女とオス猫」(18日まで)など、さまざまな趣向で各ギャラリーが“猫の魅力”を競って展示している。
開催スケジュールと各ギャラリーの地図などの情報は「10Wギャラリー」のホームページで。
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HEPHALLで川島小鳥さん写真展「未来ちゃん」−250点超を展示
http://umeda.keizai.biz/headline/1052/
HEP HALL(大阪市北区角田町、TEL 06-6366-3636)で5月10日、川島小鳥さんの写真展「未来ちゃん」が始まった。
川島さんは1980(昭和55)年東京生まれ。早稲田大学第一文学部仏文科を卒業後、沼田元氣さんに師事。高校のころから写真を撮り始め、大学時代には2006年に「第10回 新風舎平間至写真賞」大賞を受賞した、一人の少女を4年間撮り続けた作品「BABY BABY」の撮影を始めていた。2007年には同名写真集を刊行し、2010年には自主制作で写真集「未来ちゃん」を発売。「未来ちゃん」は反響を呼び、雑誌「BRUTUS」昨年12月15日号では表紙を飾り、さらに注目を集めた。今年3月には、自主制作版に新たに撮り下ろした作品を加えた「未来ちゃん」(A5判204ページ、2,100円)をナナロク社より発売。3万部を超す人気を見せている。
2009年、松岡一哲さんに二人展の話を持ちかけられた川島さんは「松岡さんは子どもの写真を撮っていて、全然違うモチーフを飾っても面白くないだろう」と、これまで撮ったことのない子どもを被写体に「未来ちゃん」という作品にしようと決定。「友人から素朴な子どもがいるから撮りにおいでと言われ、娘さんが強烈だった」ことから、「未来ちゃん」のモデルが決まり、2009年12月から1年間にわたり、四季の移り変わりとともに「未来ちゃん」を撮影し続けた。
川島さんは毎月1週間程度、友人の家で一緒に暮らしながら撮影。「仕事の写真を含め、被写体はカメラを意識するのが当たり前だったが今回は全くなく、それが新鮮だった。新しい写真が撮れるんじゃないかと面白かった」と振り返る。
同展では写真集の写真に加え、大阪やフランスで撮影した写真集未収録の作品も展示する。会場では写真集のほか、写真集に収録していない写真を使った2012年カレンダー「未来ちゃん」(1,260円)、ポストカード(各157円)などの関連グッズも販売。
開催時間は11時〜20時。入場料は、一般=300円、学生=200円、小学生以下無料。今月17日まで。
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書庫で活躍 三輪車
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/osaka/news/20110510-OYT8T00087.htm
屋内で三輪車に乗ってもいいの――?
約200万冊を所蔵する府立中央図書館(東大阪市荒本北)の地下書庫では、直線距離が最大で縦横各100メートルと広いことから、スタッフが三輪車に乗って本を探しに出かける=写真=。
カウンターから閲覧請求がファクスで送られてくると、すぐさま所蔵位置を確認して三輪車に乗車。書架の切れ目となる“交差点”では「交通事故」防止にベルを鳴らす。本を見つけると、後ろのかごに入れて急いで戻り、エレベーターでカウンターに届ける。
開館初年度から導入しているが、スタッフは「『遅い』と言われないよう、できるだけ早く届けたい」と、最大所要時間の目標を10分と定める。「いらち」の人が多い大阪の図書館ならではの光景かもしれない。(生)
(2011年5月10日 読売新聞)
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>>344
>「ブラック・ジャック」に漂う虚無感は、日本に敗戦色が濃くなって来た時代に
>学生であった手塚治虫の心情の反映だと思います。
ちなみに、「ヤング ブラック・ジャック」にはそれがありません。
(原作が持つペーソスがゼロの様な・・)
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ハイブリッド人工神経 傷治す…大阪市大・中村教授ら マウス実験成功
http://osaka.yomiuri.co.jp/e-news/20110510-OYO1T00343.htm?from=newslist
iPS細胞と高分子化合物製のチューブ組み合わせ
様々な組織の細胞に変化できるiPS細胞(新型万能細胞)と、高分子化合物製のチューブとを組み合わせた「ハイブリッド(複合)型人工神経」で、マウスの脚の神経線維を再生させることに、大阪市立大の中村博亮教授と奈良県立医科大の筏(いかだ)義人教授らが成功した。けがや病気で傷ついた手足の神経の新たな治療法として期待される。
手術用縫合糸の材料になる高分子化合物を加工、表面は頑丈で内側はスポンジ状の2層構造のチューブ(直径2ミリ)を作製。スポンジ層にマウスのiPS細胞から作った神経系細胞を染み込ませた。
後ろ脚の神経が5ミリ欠損したマウスに、この人工神経を移植したところ、3か月後には生活にほとんど影響がないまでに歩行能力が改善した。スポンジ層に神経系細胞を染み込ませなかった場合は回復しにくく、何も移植しないと脚がまひしたままだった。
中枢神経から手足に向かって長く伸びた神経線維は、いったん切れると自然には再生しない。しかし、切断部に道を作るようにチューブを補うと内側を伝ってわずかに伸びるようになる。高分子化合物のチューブは、体内で分解・吸収されるため、安全性が高いとして海外ではすでに実用化されている。ただ、それだけでは再生力が乏しく、大きな傷には対応できなかった。
ハイブリッド型は、スポンジ層に根付いた神経系細胞が成長や成熟にかかわる物質を分泌するため、より再生を促すと考えられる。今後はイヌやサルで効果と安全性を確認し、将来の製品化を目指す。
大阪市立大の上村卓也医員は「手足の神経を切断した場合、1センチ以上は別の部位の神経を切り取って移植する必要があった。この人工神経なら、他の神経を犠牲にしないですむ」と話す。
(2011年5月10日 読売新聞)
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自然素材の独創的空間 中之島デザインミュージアム
2011年5月11日
http://www.nnn.co.jp/dainichi/news/110511/20110511027.html
大阪市北区中之島5丁目に開館した中之島デザインミュージアム〈designde〉(デザインで)で開館記念展「野井成正の表現−外から内へ/内から外へ」が行われている。7月3日まで。入場無料。
同館はジャンルを越えた創造的活動を支援する場所としてオープン。大阪出身の空間デザイナーとして知られる野井氏を開館記念展のアーティストとして起用した。
1階は「水のインスタレーション」と題し、間伐材を活用した独創的な仮設インテリア空間を表現。傷がつかずリサイクル可能な木材の組み立てシステムを使って新たなインテリアのあり方を探った。2階の「竹のインスタレーション」は、天井からつり下げた無数の竹で、自然の竹林で過ごしている感覚を起こす奇抜な試みを表現。
ほかに、これまで手掛けてきたショップやバーなどのインテリアデザインをはじめ、絵画、写真、模型など野井氏の関わった仕事を振り返っている。来場者は、水辺に新しくできたミュージアムの雰囲気を楽しみながら、間伐材や竹など自然素材を使った展示を楽しんでいる。
正午〜午後7時。
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>>346
帝塚山音楽祭プレイベント「帝塚山ソウルビート」−地元高校生バンドが競演
http://abeno.keizai.biz/headline/63/
大阪市立市民交流センターすみよし北(住吉区帝塚山東5)で5月8日、帝塚山音楽祭のプレイベント「帝塚山Soul Beat(ソウルビート)」が開催された。
開催は昨年に続き2回目で、同祭実行委員会の若手メンバーが中心となり企画。入場は無料で、開催費用は地元企業などの協賛で賄っている。
当日は約200人の観客を前に、阿倍野高校、港南造形高校、住吉高校、天王寺高校、阪南高校のバンド9組が帝塚山音楽祭の出場権を懸けてライブを披露。ジャンルはロック、ポップスなど。ライブが始まると観客がステージ前に集まり、大きな盛り上がりを見せた。
併せて、阿倍野区在住の芸術家・WOODFIELDさんと港南造形高校の生徒6人による、「元気で明るい」をテーマにしたライブペインティングも行われた。
同委員会が審査を行った結果、「Joseph.(ジョセフ)」(阿倍野高校)と「無添加オムライズ」(港南造形高校)が出場権を獲得した。
選ばれた2つのバンドは今月28日・29日に開催される「帝塚山音楽祭」の万代池公園会場メーンステージでライブを行う(28日のみ)。
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市内18ギャラリーで「猫展」合同開催−猫詣でスタンプラリーも
http://umeda.keizai.biz/headline/1053/
大阪市内の18ギャラリーで現在、猫をテーマにした作品展「猫ふんじゃったなギャラリーたち」が開かれている。
今年で9回目を迎えた「10W gallery(テンワットギャラリー)」(大阪市中央区平野町1、TEL 06-4704-4356)の「猫ふんじゃったなギャラリー9」。「ギャラリーに猫がいるから猫展をしようかと始めたが、こんなに大きなイベントになるとは思っていなかった」と話すのは、オーナーの酒井章子さん。周辺のギャラリーに呼び掛け、2009年は4店、昨年は7店のギャラリーと合同で開催し、今年は18店での開催になった。
ホームページで出品者を募り、同ギャラリーでは55人の作家が出品。アクセサリー、写真、絵画、猫用おもちゃ、食品などバリエーションが豊富で、「アートが好き、雑貨が好きな人、猫好きはもちろん十分楽しんでもらえる内容になった。それぞれの作家さんが得意な技法で、一番かわいいと思う猫を作っている」と話す。同ギャラリーでは現在、黒子猫の里親も募集中。同展初日に1匹が引き取られ、あと2匹は引き続き募集しているという。
広域梅田圏では、「ギャラリーびー玉」(北区紅梅町)、「乙画廊」(西天満2)、「カフェ&ギャラリー閑花」(東天満1)、「ワン プラス ワン ギャラリー」(中崎3)、「雑貨店カナリア」(西天満4)、「ラ・メゾン・デュ・シャノワール ル・サロン」(中央区道修町1)、「フレイムハウス」(淡路町)が参加。
各ギャラリーの情報をまとめたパンフレットも作成し、抽選で「猫福袋」を進呈する「猫詣でスタンプラリー」も企画した。パンフレットでは、ギャラリーで飼っている猫や、猫に関するニュースも掲載する。酒井さんは「ギャラリーに足を運ぶ機会が減っているので、『ギャラリーはこんなに楽しいよ』というきっかけづくりになれば」と話す。
来年で10年を迎える同展。「来年はほかのイベントとも組みたい。『猫に優しい街、大阪』にしていきたい」と意欲を見せる。
開催期間・時間は各ギャラリーで異なる。
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発行43年 よう育てた
http://www.asahi.com/kansai/entertainment/beichou/OSK201105110067.html
木津川計さんが発行人を務めている雑誌「上方芸能」。創刊から43年、180号を数えたんやて。「こんなに続くとは思いませんでした」。えらいもんや。
第1号は、大阪で開いていた「上方落語をきく会」の会報として発行した。B4の紙を二つ折りにして、7ページで創刊。最後のページは白紙やった。落語会の後、ロビーでお客さんに頭を下げていると、その会報をだれかが落とし、別のだれかが踏んでいく。「落とさんでもええやないかい、踏まんでもええやないかい」。終演後、ぼやきながら、小さなすし屋で酒を飲んでると、店の主人に叱咤(しった)されたんやそうな。「踏まれんものをこしらえんかい!」
これが、あの雑誌の原点なんや。「何でもそうですが、草創期は歓迎されへんほうがええと思います」。ほかの世界でも同じでしょうなあ。私かて、若いころは失敗しましたよ。試行錯誤というが、誤ってたことは確かにあった。その時は一生懸命やさかい、わからへん。そんなことはしょっちゅうありました。
それから、ある大作家のところに原稿を取りに行き、こう言われたのを木津川さんは今も忘れていない。「上方芸能という雑誌の名前が大き過ぎるやないかい」。じっと頭を下げながらも、「いつか必ず、上方芸能の名前にふさわしい雑誌にしてやる」という闘志がふつふつとわいてきたそうな。
実は、この雑誌の発行を始めた翌月に、小さな印刷所を経営していた木津川さんのお父さんは負債を抱えて、睡眠薬を飲んで自殺してしもたんや。当時なら家が2軒建つほどの大きな借金を背負った。それを12年かけてコツコツと返済しながら、雑誌を育ててきたんや。長い、長い道のりを経た結果、今があるんやなあ。
「上方芸能」が出たときは、うれしかったで。東京の友達にも紹介したもんや。私も残さなアカンと思ったことを、そこのコラムで好き勝手に書いてきた。それが、「上方落語ノート」として本にもなりました。ただ、こういう雑誌はまったくカネにはならん。私らには分からん、ご苦労が山ほどあったことでしょう。木津川さん、ホンマによう続けてきはりましたなあ。
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>>358は、>歴史ある大阪の文化財や遺跡から、現代美術や文学。大学や学術研究について。というスレの趣旨から著しく逸脱しておりますので削除し、近畿百科ニュースのスレに移します。
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フォーラム:世界遺産を考える 河瀬直美さんら迎え、浪速区で /大阪
http://mainichi.jp/area/osaka/news/20110511ddlk27040396000c.html
奈良出身の映画監督、河瀬直美さんらを迎えたフォーラム「吉野・高野・熊野から世界遺産を考える」が10日、大阪市浪速区のパークスホールであった。
04年に世界遺産に登録された「紀伊山地の霊場と参詣(さんけい)道」にある3霊場の社寺で構成する「紀伊山地三霊場会議」の主催。地域と宗派の違いを越え、3霊場の保存と活性化を図る狙いがある。
古里の奈良を舞台に作品を撮り続ける河瀬さんに、吉野大峰の金峯山修験本宗宗務総長、田中利典▽高野山真言宗教学部長、村上保壽▽熊野本宮大社宮司、九鬼家隆−−の3氏を加えて意見交換した。河瀬さんはかつて奈良の森に入り、風が吹いて木々を揺らすだけで涙が止まらなかった体験を紹介。「言葉ではない何かで自然と通じている感動があった。作品で描きたいのは(万物の関係は)対等であるということ」と述べた。【渡辺亮一】
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障害児教育 先進の大阪
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/osaka/news/20110512-OYT8T00089.htm
河野さん 8年かけ研究書
重度の脳性マヒで体が不自由な大阪市阿倍野区の河野勝行さん(66)が、全国に先駆けて大阪が障害児教育に力を入れてきたことを示す歴史資料を分析した研究書「肢体不自由教育の出発」を8年がかりで完成させた。河野さんは、1956年に全国初の公立の肢体不自由養護学校として設立された府立養護学校(現・府立堺支援学校)の1期生で、同校誕生の経緯を調べる中で発見した様々な事実と意義を同書に盛り込んだ。河野さんは「大阪の障害児教育の重要な一面を知ってほしい」と話している。(原田和幸)
河野さんは子どもの頃から歴史に興味があり、「新三国志」や「真田十勇士」などの小説に親しんだ。高等部3年の時、熱心に勉強する姿に感心した同校教諭の紹介で、大阪市内で開かれていた古代史の研究会に通い始めた。同校卒業後、研究会のメンバーだった大阪市立大の直木孝次郎・助教授(現・名誉教授)の研究室に通い、80年には、5年かけて佛教大文学部(京都市)の通信教育部を卒業。論文やリポートは、頭の中で組み立てた原稿を読み上げ、他の学生に記録してもらっていたという。
障害者の歴史についても関心を深め、8年前、出身校の成り立ちなどを説明する関連文献を読み、大阪の近現代における障害児教育の研究に没頭。わずかに動く左足の指にはさんだペンでパソコンのキーボードをたたき、調べた内容を原稿用紙1200枚にまとめ上げた。
江戸時代の大阪では寺子屋75校中7校が障害児を受け入れていたとされ、河野さんが関連文献を調べたところ、大阪で活躍した浄瑠璃作家・竹田出雲の作品に寺子屋での障害児の克明な描写があることがわかった。この描写からは、障害児と健常児が共に学ぶ姿が当時の市民にも知られていたことがうかがわれるという。
また、大正時代、大阪の学校には当時としては全国的に珍しい病弱・虚弱児の特別学級が複数あったことから、子どもたちの健康状態が他の地域と比べて悪かった可能性があると分析。「このことが結果として障害児教育の発展につながったのでは」と推測している。その後、肢体の不自由な児童を受け入れる学校を建設する動きがあったが、戦時体制の中で実現しなかったことも判明。河野さんは「戦争の激化は障害児にも多くの苦難をもたらした」と指摘している。
河野さんは「研究は生きがい。今後も障害者の歴史を調べ続けていきたい」と話している。研究書は、A4判297ページ。3000円(税込み)。送料は1冊340円。問い合わせは光陽印刷(06・6799・3087)へ。
(2011年5月12日 読売新聞)
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一心寺シアター倶楽で「つかこうへい追悼企画」−6作品を公演
http://abeno.keizai.biz/headline/64/
一心寺シアター倶楽(天王寺区逢阪2、TEL 06−6774−4002)で6月3日〜26日、「つかこうへい追悼企画」として6作品の公演が行われる。
同企画は、昨年7月に亡くなった劇作家・つかこうへいさんが手掛けた数々の脚本の中から6作品を選び上演するもの。
演目と公演スケジュールは、石原正一ショーの「熱海殺人事件」(3日〜5日)、劇団大穴の「ストリッパー物語」(7日・8日)、ステージタイガーの「リングリングリング」(10日〜12日)、VAG asobeenoの「初級革命講座 飛龍伝」(14日・15日)、伊藤えん魔プロデュースの「蒲田行進曲」(17日〜20日)、一心寺シアター倶楽プロデュースの「飛龍伝」(23日〜26日)。ロビーでは歴代のポスター展示やビデオ上演を予定。
公演の詳細や料金はホームページで確認できる。
同劇場は1993年11月、井原西鶴生誕300年記念事業「オランダ西鶴」上演のための仮設劇場として旧「一心寺シアター」が誕生。2000年3月まで劇場施設として使用された後、2年間の工事を経て2002年6月に「一心寺シアター倶楽」としてリニューアルオープンした。客席数は230席。
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2011年5月13日
安藤忠雄さん設計で上方落語協会会館建設 大阪・北区
http://www.sankei-kansai.com/2011/05/13/20110513-052746.php
上方落語協会(桂三枝会長)は13日、建築家の安藤忠雄さん設計による「上方落語協会会館」を大阪市北区に建設すると発表した。総工費7千万円で、来年3月に完成予定という。
敷地は同区の大阪天満宮南東側の約129平方メートル。今年4月に購入した。コンクリート3階建てで、天満天神繁昌亭内の事務所や、近くのビルに分散していた資料室や稽古場などの機能を1カ所にまとめる。建設にあたり、三枝会長は親交の厚い安藤さんに設計を依頼。快諾を得た。
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万博公園で在来タンポポ健闘 5割超すエリアも
2011年5月13日
http://mytown.asahi.com/areanews/osaka/OSK201105120168.html
都市化によって減少傾向にある在来種のタンポポが、大阪府吹田市の万博記念公園内でひそかに幅をきかせている。独立行政法人・日本万国博覧会記念機構が初めて調査したところ、一部のエリアでは在来種が5割を超えた。約40年前に人工地盤の上に造成された公園に「自然」が復元されつつある。
4月26〜28日に同機構が敷地内の自然文化園地区約130ヘクタールに自生する約1万株を調査。カンサイタンポポなど在来種の割合は、全体では17%だったが、自然再生に力を入れ、樹林や沼地が混在する西側エリア(約30ヘクタール)では52.4%と高かった。
セイヨウタンポポなどの外来種は受粉しなくても種ができ、アスファルトのすき間など乾燥した土でも生き残ることが出来る。一方、在来種は昆虫が媒介して他の株から受粉しないと種ができず、湿り気のある軟らかい土地を好むため、都市化とともに駆逐される傾向にある。
2009〜10年に府内のタンポポ約6500株を調査した大阪自然環境保全協会理事の高畠耕一郎さん(61)=吹田市=によると、在来種のタンポポは全体の31.1%。1975年は63.8%だったという。高畠さんは万博記念公園西側で在来種の比率が高いことに「自然環境度が高い証し」と話す。
万博記念公園は、パビリオンが立っていたアスファルトの上に71年から順次盛り土をして植樹し、自然再生に取り組んできた。今回の調査を実施した同機構自立した森再生センターの池口直樹センター長は「適切に人の手を加えれば40年で十分な自然がよみがえることがわかった。人と自然とのかかわりについてぜひ、園内を歩いて見て感じてほしい」と話す。(石田貴子)
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〈在来種と外来種の見分け方〉
在来種は花びらの根元を包む緑色の部分がまっすぐ上を向いているが、明治以降に外国から入ってきた外来種は外側へ反り返っている。今回の調査では在来種と外来種の交雑種は外来種に含めた。
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安藤流 遊び心いっぱい…上方落語協会会館の概要発表
http://osaka.yomiuri.co.jp/e-news/20110513-OYO1T00780.htm?from=newslist
上方落語協会が天満天神繁昌亭(大阪市北区)近くに建設する「上方落語協会会館」について、同協会の桂三枝会長、設計を担当する建築家の安藤忠雄さんらが13日、大阪天満宮で記者会見し、概要を発表した。鉄筋3階建てで、外壁はコンクリート打ち放し。前面左側に上方の「上」をかたどった細長い窓をあしらい、内部の階段の幅は広くなったり狭くなったり。天井や背面には三角形の窓を配すなど、随所に〈安藤流〉の遊び心がうかがえる。
安藤さんは、親交のあった三枝会長から頼まれて設計料無料で引き受けたといい、「落語は日本の誇る文化。会館づくりには非常に意義がある。喜怒哀楽を表現する落語に合わせ、〈人生いろいろ〉の迷路のような建築にした」。三枝会長は「100年先の噺(はなし)家にも残せる施設を持ててうれしい」と話した。
延べ床面積は約250平方メートル。総工費約7000万円の見込みで、7月に着工し、来年3月完成の予定。
(2011年5月13日 読売新聞)
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iPS細胞なのに拒絶反応 再生医療応用に課題
http://www.asahi.com/science/update/0513/TKY201105130652.html
さまざまな臓器の細胞にすることができ再生医療の切り札と期待されるiPS細胞(人工多能性幹細胞)の応用に新たな課題が見つかった。従来は患者の細胞から作れば、移植で戻しても免疫拒絶反応は起きないと見られていたが、拒絶反応を起こす可能性があることが米カリフォルニア大研究チームによるマウスの実験でわかった。
14日付の科学誌ネイチャー電子版に掲載される。
研究チームは、マウスの胎児の線維芽細胞から作ったiPS細胞を、まったく同じ遺伝情報になるよう操作したマウスの背中に皮下注射した。遺伝情報が同じなら体が「異物」とみなして免疫拒絶反応を起こすことはないはずだ。ところが、実験では移植した複数のマウスで拒絶反応が起きたという。
iPS細胞の分析では免疫反応に関係する遺伝子が作製の過程で活性化された可能性があるという。
iPS細胞は京都大の山中伸弥教授が開発した。皮膚などの体細胞にウイルスを使って遺伝子を入れる手法で細胞が神経や心臓などさまざまな臓器・組織になり得る状態にリセットできることを示した。治療への応用に向け、目的の臓器・組織にできるかや、効果や安全性の確認が課題になっている。(大岩ゆり)
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2011年5月13日
「野井成正の表現」 新たな空間創造
http://www.sankei-kansai.com/2011/05/13/20110513-052735.php
創造活動の実験空間を掲げて先月26日、大阪市北区の中之島バンクスにオープンした「中之島デザインミュージアム de sign de(デザインで)」で、開館記念展「野井成正の表現―外から内へ/内から外へ」が開かれ、斬新な展示が話題を呼んでいる。7月3日まで。
野井成正さん(66)は、大阪出身の空間デザイナー。会場では、長さ2メートルの竹330本を天井からつるし、通り抜けるときの音を楽しむ“場”や、持ち運び可能な間伐材のシステムキット・インテリアなど従来の枠組みとは異なる空間のあり方を表現。同時に、野井さんがこれまでデザインしてきた椅子(いす)などの実物を含めた資料も展示、多彩な活動を振り返る。
また会期中、野井さんを囲んでクリエーターが集う「たまり場」や、トークやディスカッションを行う「きづき場」なども開き、芸術領域を超えた出会いを図る。
野井さんは「商業の中心地であった大阪は本来、デザインに関しては革新的な街。アイデアを生かす方法も進歩していた。その高い意識を、若い人たちと共有したい」と話していた。
正午〜午後7時。無料。月曜休館。「たまり場」などの日程は同ミュージアムのホームページで。
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林家染丸さん「寄席囃子の世界」 研究集大成を出版
2011年5月15日
http://www.nnn.co.jp/dainichi/news/110515/20110515026.html
「子どものころから寄席ばやしが大好きだった」と、おはやしに対する並々ならぬ情熱を持ち、三味線や踊りなどにも精通する落語家、林家染丸さんが、その研究成果をまとめた『上方落語 寄席囃子(ばやし)の世界』を出版した。
歌舞伎や寄席に幼少期から親しみ「気が付くとおはやしに魅了されていた」という染丸さん。落語と並行して三味線などの稽古にも通い、腕を磨いてきた。
鳴り物入りの演目「はめもの」の存在など、上方落語とおはやしは切っても切れない間柄。「落語や落語家に関する書籍は多いが、自分が演奏できないことや、大したものではないという誤った見方で、誰も触れたがらなかった」という、上方落語とともに発展してきた寄席ばやしを研究し、まとめることを決めた。
同書では、歴史や譜面、音源などを網羅し、後世へ寄席ばやしを継承できるよう努めた。三味線譜やCD4枚に収めた音源、解説などの3分冊で、おはやし文化が深く理解できる内容に仕上がっている。
「おはやしに無関心なのは、上方落語の衰退につながる。落語とともにおはやし文化も愛してという気持ちを詰め込んだ」と胸を張る。「落語家ならではの目線で読み物としても楽しめるし、楽器をたしなむ人なら楽譜を見て三味線も弾ける。CDで寄席の雰囲気も楽しめる」と見どころを訴える。
創元社刊。B5判、上製、3分冊、箱入り(分売不可)。解説192ページ、譜面192ページ、CD計5時間半。定価1万8900円。同書の出版を記念し、よしもと祇園花月(京都市東山区)で初の落語会「よしもと祇園花月落語競演会」を29日に開催する。
問い合わせはナビダイヤル(0570)036912、チケットよしもとへ。
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■大阪大学 新入生にマイ○○○配布
http://www.mbs.jp/news/kansaiflash_GE110516175700456619.shtml
大阪大学では、環境を意識した取り組みの一環として新入生たちにある「モノ」が配られました。
ごみを減らすだけでなく、お金の節約もできるというそのモノとは?
新入生がひっきりなしに引き換えにやってくるのは…
大阪大学のロゴが入ったオリジナルのステンレスボトル。
大阪大学の豊中キャンパスでは、この春入学した学生を対象に水筒を無料で配布するキャンペーンが行われました。
この水筒を「マイボトル」として使ってもらい、学生たちに環境への意識を高めてもらおうという狙いで大学側が去年から始めた取り組みです。
この水筒を持っていると、食堂にある通常30円のミネラルウォーターが無料で飲み放題に。
来月18日までですが、学生からは人気のようです。
「こっちのほうが安くてゴミも出ないんでいいですね」(男子新入生)
「ペットボトルを毎日買うより経済的かな。冷たいままとか温かいまま持ち運べるんで重宝しています」(女子新入生)
大学側が学生を対象に行なったアンケートによりますと、水筒を配布してからペットボトルの購入量が減少する傾向がみられたということで、阪大は来年以降も続けていきたいとしています。
(05/16 19:08)
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2011年5月16日
【四季彩々 劇団四季】(17)クレイジー・フォー・ユー
http://www.sankei-kansai.com/2011/05/16/20110516-052821.php
日本全国に演劇の感動を届けたい―。四季が創立以来掲げる理念です。そして、それを体言する活動が、全国ツアー公演。北海道から沖縄まで、街々の公共ホールにお邪魔し、公演を行っています。
お待ちかね!超人気作品
昨年は、6作品、合計800回以上の上演を実施しました。年間公演回数(全国公演分+四季専用劇場10カ所分の総計)は約3700回、全体の2割以上を占める計算です。
一都市一都市を巡るツアーは、ロングラン体制を敷く各地拠点劇場の公演に比べて、物理的な制約が大きいもの。ですから、その公演スタイルで、これだけの回数を重ねるためには、複数の作品を同時並行で、かつ断続的に上演しなくてはならないのです。
日本では、日々、必ずどこかで四季の公演がある。そう思っていただいて間違いはありません。
さて現在の全国公演は、ミュージカル2作品。今回はその一方、6月に関西地区上演も控える『クレイジー・フォー・ユー』をご紹介させていただきます。
この作品は、数ある四季のレパートリーの中でも、「最高にハッピーなミュージカル」との呼び声が高いブロードウェー作品です。
1992年初演時には、「ロンドン発信の作品に押されていたブロードウェー(当時は『キャッツ』や『オペラ座の怪人』に代表されるロンドン産ミュージカルの勢力に押されていました)に、本場の威信を取り戻した起死回生の作品」とも言われ、そのパワーたるや圧倒的なものがあります。
ストーリーはずばり、古き良き時代のアメリカを舞台にした「ボーイ・ミーツ・ガール」。そこに、「アメリカ音楽の魂」であるガーシュウィンの名曲と、タップダンスを中心とした斬新なダンスナンバーが加わります。まさにミュージカルの醍醐味(だいごみ)が存分に詰まった作品といえるでしょう。
関西地区では、6月下旬に、大阪狭山(大阪)、姫路(兵庫)、近江八幡(滋賀)の3都市で上演が行われます。ご覧いただければ、必ず幸せな気持ちに。そして、明日を生きる力が湧いてきます。ぜひお近くの劇場に足をお運びください。(劇団四季広報担当)
メモ
『クレイジー・フォー・ユー』は1992年ブロードウェー初演。四季初演は93(平成5)年で、人気レパートリーのひとつとなっている。現在、全国巡演中。関西地区公演は以下の通り。大阪狭山(SAYAKAホール大ホール 電話072・365・8700)6月23日(木)午後6時半。姫路(姫路市文化センター大ホール 電話079・298・8014)6月26日(土)午後6時半。近江八幡(近江八幡市文化会館大ホール電話0748・33・8111)6月26日(日)午後6時。料金は各地で異なる。詳細は、各会館まで。
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31日から大阪府大公開講座
http://www.sankei-kansai.com/2011/05/16/20110516-052810.php
大阪府立大学は31日〜7月1日に公開講座を中之島サテライト(大阪市北区、中之島図書館別館)で開講する。公開講座は「英詩の世界へようこそ―夏の歌」(31日、6月7、14、21、28日)と「江戸期庶民家族の生と死と」(6月3、10、17、24日、7月1日)の2講座(各5回)。時間はいずれも午後2時〜3時半。定員60人。受講料は1講座2千円。
申し込みは(1)講座名(2)名前(ふりがな)年齢(3)郵便番号・住所(4)電話番号―を書いて往復はがきかEメールで〒599―8531 堺市中区学園町1番1号、大阪府立大学地域連携研究機構生涯教育センター「中之島サテライト公開講座」係(電話072・254・9942)へ。20日必着。
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北浜のカフェバー、中央公会堂で「ウクレレ・ピアノ発表会」−教室生徒が出演
http://umeda.keizai.biz/headline/1057/
北浜のビジネス街に店を構えるアンソリットギャルリー&カフェバー「フレイムハウス」(大阪市中央区淡路町1、TEL 06-6226-0107)が主催する「ウクレレ・ピアノ発表会」が5月15日、大阪市中央公会堂(北区中之島1)で行われた。
アンティークな家具や昭和のポスターなどで飾る1階でカフェバーを営業、2階のフリースペースではウクレレ・ピアノ教室や個展などを開いている同店。店主の岩崎ミサ子さんが「ウクレレを弾けるようになりたかった」ことから、客として来店していた音楽事務所「スウィートストリングス」代表の松井朝敬さんに講師を依頼。2000年にウクレレ教室が始まり、現在は約20クラスになるまで生徒が増えた。
教室には20〜70代の幅広い層が通い、3〜10人のグループレッスンをそれぞれ月2回行う。「講師はプロの演奏家で、ウクレレといえばハワイアンだが、ジャズ、ポップス、ラテン、クラシックなどバラエティーに富んだ選曲やアレンジが、ほかにない魅力では」と岩崎さん。ピアノはハモンドオルガン・ピアノ奏者の建部さと子さんが受け持ち、月1回のレッスンを行う。
発表会当日、2005年から会場として使っている大阪市中央公会堂では延べ116人が出演。落語家・桂蝶六さん司会の下、そろいの衣装や振り付けなどそれぞれが趣向を凝らしたアットホームな発表会を繰り広げ、最後は初心者の課題曲「L-O-V-E」を全員で演奏した。
2回目の出場で、男性8人でグループサウンズメドレーを演奏したチェリーボーイズリーダーの金升忠男さん(48)は「メンバーの休みが合わず、全員で集まることができなくて演奏の仕方や振り付けを共有するのが難しかった。前日に決めた振り付けをやりこなすのが精いっぱいで、本番の演奏はあまり覚えていない」と振り返る。発表会を終えた岩崎さんは「皆さんに喜んでもらってよかった。昔習っていた人が見に来てくれるなど、同窓会的なイベントにもなっていて意義がある」と話す。
初心者クラスは年4回募集。次回は7月から始まる水曜18時〜、21時〜の2クラスで、20人を募集する。受講料は全6回で1万7,000円。問い合わせは同店まで。
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2011年5月16日
洋舞部門の新人賞決まる なにわ芸術祭
http://www.sankei-kansai.com/2011/05/16/20110516-052832.php
第48回なにわ芸術祭の洋舞部門の新人コンクールを兼ねる「全日本洋舞協会合同公演」(産経新聞社など主催)が15日、大阪市北区のサンケイホールブリーゼで行われた。バレエとモダンダンスの融合を目指す協会所属の15団体が、創造性あふれるダンスを披露した。新人賞の受賞者は次の通り。(敬称略)
舞踊作家部門=堤靖子(48)=奈良市西登美ケ丘▽ダンサー部門=森田玲子(24)=神戸市中央区
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2011年5月17日
関西外大短大部 50歳からの留学コース新設
http://www.sankei-kansai.com/2011/05/17/20110517-052860.php
大阪府枚方市の関西外国語大学短大部は、平成24年度特別入試に50歳以上(4月1日現在)を対象にした「50歳からの留学コース」を新設する。
入学試験は書類選考、面接、小論文。日程は特別入試前期日程(10月)と一般入試後期日程(3月)の2回。学費は半額免除で61万円。希望者は短期海外留学に参加できる。
資料請求、問い合わせは入試部(電話072・805・2850)。
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医療の現場は綺麗事だけではない大変に厳しい現場でしょうが、しっかりと励んで頂きたいものです。
39人、厳粛に戴帽式 豊中看護専門学校
2011年5月18日
http://www.nnn.co.jp/dainichi/news/110518/20110518020.html
大阪府豊中市上野坂2丁目の豊中看護専門学校(清原久和校長)で12日、1年間の基礎学習を終えた看護学科の2年生39人の戴帽式が行われた。厳粛な雰囲気の中、学生たちが看護師の象徴である看護帽をかぶせてもらい、ナイチンゲール像から火を受け取り、誓いの言葉を述べた。
式は、これから医療現場などで実習を行う2年生を対象に、あらためて看護の意味を考えてもらうために行われる伝統行事。近代看護教育の生みの親であるフローレンス・ナイチンゲール(1820〜1910)の誕生日(5月12日)にあたる「看護の日」の時期に合わせて毎年行っている。
式では高さ約1メートルのナイチンゲール像が持つろうそくに火がともされ、学生たちが同校の柏戸弘子副学長らから真新しい看護帽をかぶせてもらった。続いてナイチンゲール像からそれぞれが持つ燭台(しょくだい)のろうそくに「愛の灯」を移し、全員で「誓いの言葉」を述べた。
増田千紘さん(19)は「小さいころに憧れた優しい看護師になれるよう、これからも努力したい」と話していた。
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2011年5月18日
大阪府内33人予選通過 産経民謡大賞茨木会場
http://www.sankei-kansai.com/2011/05/18/20110518-052904.php
7月30、31の両日にサンケイホールブリーゼ(大阪市北区梅田)で開かれる「第46回産経民謡大賞」の出場権をかけた予選会(茨木会場)が、茨木市の福祉文化会館・オークシアターで開かれ、大賞、壮年、健声、少年少女の各部門で48人が予選を通過した。府内の予選通過者は次の通り。(敬称略)
【大賞の部】酒井典子、中島豊、山内久子、大黒恵子(以上大阪市)吉田美樹(東大阪市)小林成芳(大東市)松田美枝(門真市)口野楓奈(大阪狭山市)
【壮年の部】吉見武志、小南ヨシ子、小越吉枝、門脇もと恵、直井千鶴子、藤井たつ子(以上大阪市)水野好明(堺市)野村麗子(八尾市)楠谷早苗(守口市)藤野芳子(東大阪市)西野ひとみ(寝屋川市)池田通代(豊中市)中山しげ子(吹田市)
【健声の部】酒井一馬(大阪市)奥野安子(八尾市)岡田昭美(守口市)福本信子(交野市)荒崎晄一、三宅尚義(以上柏原市)
【少年少女の部】湊範章、古谷彩夏、内田明里、森一真、上甲弓華、折島悠月(以上大阪市)
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新・三枝の楽屋へいらっしゃ〜い!:笑いの迷路へご案内
http://mainichi.jp/kansai/sanshi/news/20110520ddf012070034000c.html
「お久しぶりに楽屋にいらっしゃーい!」
再開です。まだまだ東日本大震災の復旧・復興は先の話です。福島第1原発は収束どころか、ますます危ない状況になっている感じですし、それに呼応してか最近やたら暗いニュースが多いです。
周りにも「なんだか最近眠れない」って人増えました。
久しぶりに再開したのをきっかけに、私のコラムは今までと雰囲気を変えて笑っていただける面白い話満載で行こうかと。ちょっとでも、皆様に笑いで元気になっていただきたいのです。
先日、念願だった上方落語協会会館建設の記者会見がありました。設計は日本で、いや世界で最も多忙な建築家、安藤忠雄先生です。記者から「何部屋ですか?」と聞かれて先生「何部屋か……分からんなあ、一つにつながってるからなあ、とにかくビルの中で道に迷うような設計にしました。落語家って、みんな、迷ってるからねえ」。
これはお見事でした。少なくとも私はああだ、こうだと迷いながら創作落語に到達し、今でも迷いながら演じているのですから。
最近の若い人は敬語、丁寧語が苦手です。先日、私の一番若い弟子が「師匠、エレベーターが来られました」と言ったので、「アホ、エレベーターに敬語を使うな! もう一度言い直し!」
「はい、師匠、エレベーターが来たで!」
怒る気も失(う)せてしまいました。
ある会館で独演会があった時、最寄りの駅から乗ったタクシーの運転手さんが、私が乗ってると知らずに「今日、落語会で三枝が来るんだよ」と言ったので、私が「運転手さんも行くんですか?」と聞けば、運転手さん即座に「興味ねえ!」。あっさり、言われました。(上方落語協会会長)=隔週金曜に掲載します
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医療ツーリズム 阪大が通訳養成
http://osaka.yomiuri.co.jp/e-news/20110520-OYO1T00652.htm?from=newslist
先端医療で外国人旅行者を呼び込む医療ツーリズムが注目される中、大阪大は、外国人患者が診断や治療の正確な情報を得る手助けをする医療通訳養成コースを今春、始めた。大学が医療通訳の教育に本格的に取り組むのは全国初だ。
外国人に安心を
対象は英語と中国語で、大学院の各研究科が協力して設置。外国人が日本で医療を受ける場合の問題点などの総論をはじめ、医学や意思の伝達法など専門知識を幅広く学ぶ。各研究科の単位として認定され、コースの修了書が発行される。
必修選択科目には医学系研究科の「がんの病態生理学」や「臨床医学概論」、言語文化研究科の「通訳翻訳学」などが並ぶ。秋には、全米医療通訳協議会から専門講師を招いた5日間の集中講座を実施。外国人患者の民族的背景や倫理規定を学び、発言を区切りながら通訳する能力を磨く。実際の場面を想定して行う訓練など実践的な教育を行う。
初年度は25人程度が受講する。修士1年の鹿島実夢(みむ)さん(24)は「ペルーへの留学から帰国し、日本語ができない国内の日系ペルー人に何か支援ができないかと考え、医療通訳に興味を持った。精神的な不安や経済的な問題にも対応することが必要だと思う」と話す。
現在、医療通訳には公的な資格はなく、民間の語学学校やNGOで養成講座などを受けた人らがボランティアや低額の報酬で行っている。大学では、経済産業省が昨秋、東京外国語大に委託して4か月間、一般向けの養成講座を開催。愛知県立大は在日ブラジル人労働者らを助ける目的で社会人向け講座を開いている。
取り組みについて、経産省は「命にかかわる場面もあるだけに、外国人患者と医師の仲介は重要な仕事。実践訓練もあり総括的なコースで画期的だ」としている。
NGOなどでつくる医療通訳士協議会会長も務める中村安秀・阪大教授(国際協力学)は「各分野のプロが講義を提供できるのは、総合大学だからこその利点。質の高い医療通訳を育てたい」と抱負を語る。
(2011年5月20日 読売新聞)
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本が好きな大阪、教養溢れる大阪らしいニュースです。
2011年5月20日
キタの書店進化中 カフェで グッズで 戦って
http://www.sankei-kansai.com/2011/05/20/20110520-053026.php
日本最大の書店が昨年オープンするなど、書店“激戦区”の大阪・梅田で、ユニークなアイデアで客を取り込もうとする店舗が相次いでいる。隣接のスターバックスコーヒーで購入前の本が読める書店や、本に紹介されたグッズを雑貨店のように陳列した店…。書店の“進化”はどこまで続くのか―。(横山由紀子)
今月、大阪ステーションシティに開業した専門店街「ルクア」には、三省堂書店とスターバックスコーヒージャパンが連携した「ブック&カフェ」が登場。コーヒーを飲みながら、購入前の書籍を3冊まで持ち込むことができ、専用の返却台も用意。「ゆっくり本を選べるスペースを提供することで、特色を出しています」と、同書店ルクア大阪店の加納淳一店長。
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フライパンにソース、自転車…。先月オープンした商業施設「NU chayamachiプラス」内の書店、スタンダードブックストア茶屋町は雑貨店のようだ。本の中身とリンクする商品を並べて売り上げの相乗効果を狙う。同店は全国最大の売り場面積約6800平方メートルを誇るMARUZEN&ジュンク堂書店梅田店のすぐそばにあり、徹底した差別化で対抗する。
三省堂書店ルクア大阪店でも宝島社の提案で、ミリオンセラーのブランドムック(付録付き本)のアイテムを、洋品店のように演出した「書店内書店」がお目見え。ローラアシュレイなどの付録バッグを飾り付け、大型ミラーも用意している。
「女性たちがバッグを見るために立ち寄って、本体の書店にも足を運んでもらっています」と、宝島社マーケティング本部広報課の宮部ゆかりさん。全国の書店から“出店”の依頼が殺到しているという。
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「この一冊で人生が変わりました」―。読者が、観客の前で本の魅力を熱く語り、その観客が読みたい本を選ぶ書評合戦「ビブリオバトル」。ゲーム性を取り入れた新しい書評スタイルで、21日に紀伊國屋書店梅田本店で開催される。
ビブリオバトルの考案者は、立命館大学情報理工学部准教授の谷口忠大さん。研究室の輪読会に閉塞(へいそく)感を感じ、「いい本に出合える仕組みを」と、学生たちとの間で生まれた。
谷口さんは、「人前で本の魅力をプレゼンテーションすることで、人とコミュニケーションを図り絆を強めることもできる」と話す。
こうした書店の変化について関西ウォーカーの玉置泰紀編集長は「店舗数が増え、さまざまな趣向を凝らした書店が登場することは客側にとって本へのアプローチがしやすくプラスになる。書店がサロンのように交流の場、文化発信の場として進化していくことも意義深い」としている。
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売却が決まった精華小学校で校舎見学会−田中公平さんの音楽ライブも
http://namba.keizai.biz/headline/1842/
売却準備のため、3月末をもって一般への供用が終了した、なんば駅近くの旧・精華小学校(大阪市中央区難波3)で5月22日〜24日、「校舎見学会」が行なわれる。
同見学会は、同小学校の卒業生で建築士の分田よしこさん(STUDIO WAKEDA代表)が中心となり運営する「精華小校舎愛好会」(南船場2)の主催。1929(昭和4)年に竣工し、1995年に廃校となった同校舎について、昨年9月から今年3月まで月1回のペースで、建築の専門家や同校の卒業生などを招き、勉強会を行ってきたほか、不定期に校舎見学会を開いてきた。
校舎見学会では、小学校の講堂や、併設されていた幼稚園の遊戯室などを分田さんの説明とともに見学する。22日の見学会のみ、難波・心斎橋かいわいを歩く「まち歩きツアー」の一部として行なわれる。
開催時間は22日=9時45分〜11時45分、23日・24日=14時30分〜16時。定員は各40人で、参加費は22日=1,000円、23日・24日=500円。事前申し込みが必要で、氏名、住所、電話番号、卒業年(同校卒業生の場合)、希望の見学日を書き、info@seika373.comまたはFAX 020-4668-0277まで。
22日には、同小学校の卒業生で「アニソン界の巨匠」として知られる作曲家の田中公平さんの音楽ライブ「田中公平 ライブ・イン・ミナミ」も行なわれる。田中さんは大阪ミナミの戎橋出身で、「キン肉マン」「ドラゴンボール」「機動武闘伝Gガンダム」「ONE PIECE」などの音楽を手がける。
当日はジャズアレンジしたアニメソングを披露する。会場は「グランドキャバレー・ミス大阪」(千日前2)。開催時間は14時〜。料金は前売り=4,500円、当日=5,000円。詳細は精華小校舎愛好会のホームページで確認できる。
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2011年5月20日
墨の濃淡生み出す美 「日本の書展関西展」始まる
http://www.sankei-kansai.com/2011/05/20/20110520-053009.php
団体や会派を超えて、巨匠から新進作家まで全国の書家の作品を集めた「第39回日本の書展関西展」(全国書美術振興会、産経新聞社主催、日本書芸院協賛)が19日、大阪市北区中之島の大阪国際会議場3階イベントホールで始まり、訪れた書道ファンが、墨の濃淡や巧みな筆遣いが生み出す美を堪能した=写真。22日まで。
関西展では、文化勲章受章者で日本芸術院会員の杉岡華邨氏や、文化功労者の高木聖鶴氏のほか、今井凌雪氏、尾崎邑鵬氏ら現代書壇の巨匠をはじめ、近畿、中国、四国在住の新鋭作家まで計1242点の作品を展示。このあと名古屋、東京、福岡を巡回する。
入場無料。午前10時〜午後5時(最終日の22日は午後4時まで)。
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第16回OASIS(オアシス)
http://www.reijinsha.com/event/oasis.html
第16回 OASIS 2011
名 称 大阪 第16回オアシス2011
パリ OASIS in Paris 2011
会 期 大阪 2011年5月20日〜22日
パリ 2011年7月1日〜3日
会 場 大阪 OBPツイン21アトリウム (大阪・京橋)
パリ パレ・デ・コングレ/ パリ・ホール
(パリ・ポルトマイヨー)
主 催 オアシス実行委員会
共 催 パリ フランス芸術家協会(ル・サロン)
後援予定 大阪 文化庁/大阪府/大阪市/NHK/在京都フランス総領事館/モナコ政府観光会議局/
大阪ユネスコ協会/ユネスコ公認国際美術連盟モナコ公国委員会/
アンバサド・アンテルナショナル・デザール/A.M.S.C.(申請中含む)
パリ ユネスコ・パリ本部/テーラー財団/A.M.S.C.(申請中含む)
運 営 株式会社 麗人社
総合監修 クリスチャン・ビエ
ミッシェル・キング
アルフォンソ・ゴンサレス=カレーロ・ゴンサレス
長谷川栄
中野中
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2011年5月21日
「童謡画展」で復興支援 大阪・天王寺区のギャラリー
http://www.sankei-kansai.com/2011/05/21/20110521-053044.php
画家や書家、音楽家、童話作家ら全国の芸術家が童謡をテーマに創作した絵画や自著などを持ち寄って販売し、その収益金を東日本大震災の復興支援にあてようという「童謡画展」が大阪市天王寺区のギャラリー・ピネで開かれている。31日まで。
全国の芸術家と「大阪を描こう会」メンバー
ハーモニカ奏者で上本町童謡サロン代表のもり・けんさん(60)が、「大阪を描こう会」代表の熊谷晃一さん(76)に相談し、今秋の絵本原画展の開催に向け準備を進めていたところ、震災が発生。「復興支援に何かしたい」という絵本作家らの声を受け、もりさんが全国に呼びかけたところ、約80人が、童謡「ぞうさん」などをテーマにしたオリジナル作品を提供。また「大阪を描こう会」のメンバー25人も参加し、計140点が集まった。
もりさんは「子供たちの心の復興に、懐かしく、楽しい童謡が果たす役割は大きいと思います」と話している。収益金は全額、義援金として寄付される。
22日午後2時からはもりさんのハーモニカと琵琶演奏のジョイントコンサート、27日午後2時から童謡コンサートを開く。入場無料。午前11時から午後6時半(最終日は午後5時)。水曜定休。問い合わせは大阪を描こう会事務局(電話06・6772・0879)へ。
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2011年5月21日
大阪市立大 「上方文化講座」の受講者募集
http://www.sankei-kansai.com/2011/05/21/20110521-053042.php
大阪市立大学は、文楽「生写朝顔話(しょううつしあさがおばなし)」を3日間の集中講座で研究する「上方文化講座」の受講者70人を募集する。
講義は8月24〜26日の午前9時半〜午後4時に大阪市立大学学術情報総合センター(大阪市住吉区、JR杉本町駅下車)で行う。
申し込みは住所、氏名、電話番号、受講の動機(400字程度)と返信用はがき(住所、氏名を記入)を封書で、〒558−8585(住所不要)大阪市立大学文学部事務室「上方文化講座」係へ。7月26日必着。
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オリジナルの世界へ 「全大阪きりえ美術展」開幕
2011年5月21日
http://www.nnn.co.jp/dainichi/news/110521/20110521022.html
府内外の切り絵愛好者の作品を一堂に集めた「第34回全大阪きりえ美術展」が20日、大阪市中央区のエル・おおさか9階ギャラリーで始まった。25日まで。
約100点の作品を展示。山村の民家や国内の観光地をはじめ、スイスなど海外の町並みを切り取った作品が並ぶ。オーソドックスな白黒2色のほか、和紙を使ったカラフルな作品も多い。
1970年代後半から、子育てを終えた女性を中心に一般的な趣味として広がってきたとされる切り絵。主催した全大阪きりえ連絡会には府内10サークルが加盟し、個人も含めて愛好家は約200人とされる。会場を訪れた人たちは「きれい。まるで版画のよう」と感心した様子で見入っていた。
全大阪きりえ連絡会の近藤好幸さんは「切り絵は誰でも手軽にできる。出来上がった時の意外性が面白いし、制約がないので自分オリジナルの世界で作れる」と切り絵の魅力を話していた。
入場無料。午前10時〜午後6時(最終日は午後3時まで)。
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役者は地域住民 “町内会映画”を上映
2011年5月21日
http://www.nnn.co.jp/dainichi/news/110521/20110521023.html
地域住民が製作の全てに参加する“町内会映画”の作品「ジャマーダ」が、地元・平野で一般公開された。東日本大震災の義援金を集めようと開かれ、提案した同作品監督のTOYOKIさん(43)=大阪市平野区=は「町の人が作ったからこそ人が来てくれる」と、住民参加型映画から広がるさまざまな可能性を実感している。
TOYOKIさんは、“草の根”から大阪を映画製作のまちとして発信していこうと活動。「ジャマーダ」もその一環で、“町内会映画”と銘打ち、昨年にはNPO法人主催のイベントで試写上映した。
今回は、東日本大震災の被害を踏まえ、「作品を通して何かできるのでは」と関係者で検討。追加撮影や再編集を経た公開版を用意し、入場料を全額義援金に充てることにした。
平野区平野本町4丁目の全興寺で行われた上映会には、次々と住民らが来場。出演者やロケ地の店舗関係者らも訪れた。「バーのママ」役で出演した歯科医師の福井輝子さん(50)は「映画に出られるのは恥ずかしいけどうれしかった」と愛着たっぷりに上映会を楽しんでいた。
TOYOKIさんは「上映会で人を集めようと思えば、通常は有名な監督が呼び掛けないとなかなか難しい。自分たちで作ったからこそ来てくれる」と、住民参加型映画による社会貢献を喜んでいた。
ジャマーダは、闇社会にまきこまれる3人の男の悲哀を描き、ロケ地と内容との関連性はなかったが、「いずれは平野の町を舞台にした作品を撮りたい」とTOYOKIさん。
住民参加型映画で広がる可能性の一つに「人とのつながりづくり」があり、映画製作を通して年齢性別を問わず友人の輪が広がっているという。「人と関われるのも映画製作の楽しさ。今後もさまざまな可能性に挑戦していきたい」と意欲を見せていた。
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南堀江のギャラリーで戦後日本の現代美術展−「具体美術」中心人物の作品も
http://namba.keizai.biz/headline/1841/
南堀江の現代美術ギャラリー「TEZUKAYAMA GALLERY(テヅカヤマ・ギャラリー)」(大阪市西区南堀江1、TEL 06-6534-3993)で5月17日、企画展「Made in Japan −日本の現代美術−」が始まった。
同展は、同ギャラリーが保有するコレクションの中から、戦後日本の現代美術に焦点を絞ったもの。白髪一雄さん、元永定正さん、吉原治良さん、山田正亮さん、草間彌生さん、村上隆さん、奈良美智さん、ヤノベケンジさん、名和晃平さん、森山大道さん、杉本博司さんの作品、17点を展示・販売する。
1960年代〜70年代にかけて大阪で起こった美術活動である「具体美術」の中心人物だった吉原さんの作品「円」や、吉原さんに影響を受けた白髪さん、元永さんの作品はいずれも抽象的なもので、「ここ5年ぐらいで再評価されているが、かなりの作品がヨーロッパなど海外に出て行ってしまっている」(同ギャラリー・オーナーの松尾良一さん)という。
森山さんの作品は、モノクロ写真をキャンバスにシルクスクリーン印刷し、ダイヤモンドダストを貼り付けた珍しいもの。そのほかヤノベさんの「ミニ - トらやん」や、奈良さんの作品など、現在も精力的に活動を続ける作家の作品も展示する。
松尾さんは「表現スタイルのオリジナル性が確立されており、その時代ごとに評価されている人の作品を選んだ。良いものは古びないし、日本からこれだけ良い作品が出ていたんだということを見てほしい」と話す。
営業時間は11時〜19時。日曜・月曜定休。入場無料。6月24日まで。
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http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/osaka/event/
◆山本恭子日本画展
25日まで、高槻市紺屋町、大丸松坂屋高槻店4階美術画廊(072・684・6627)。繊細な感性で描いた花や小動物約30点
◆今井康夫写真展「それぞれの道〜俳優座養成所卒業生たちのいま〜」
27日まで(24日休廊)、大阪市北区梅田3、キヤノンギャラリー梅田(06・4795・9942)。俳優座養成所卒業生の仕事場や暮らしの現場を訪ね、卒業生たちの“いま”を撮影したモノクロ写真約120点
◆澤田勝行展「紀伊国小夜曲(キノクニセレナーデ)」
27日まで、大阪市北区梅田2、ヒルトンプラザウエスト・オフィスタワー13階 大阪ニコンサロン(06・6348・9698)。紀伊半島の町、駅や電車、そこで暮らす人のモノクロ写真約40点
◆隣人たち
28日まで(24日休廊)、大阪市中央区大手通1、The14th.moon(06・6943・5892)。アクリル画、陶による立体作品約40点
◆こころに春の花開く ウスルングイ彩墨展
25〜30日、大阪市北区西天満2、マサゴ画廊(06・6361・2255)。約30点
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コンサート情報
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/osaka/event/
◆NESSO“WITH”コンサート
大阪市北区、曽根崎署地階の府警コミュニティープラザ。カッコ内は出演者(敬称略)。 ◇24日午後4時、ピアノ(西野純一)◇25日午後3時、ピアノと歌(ソアーヴェ)◇27日午後4時、安全・安心まちづくりミニコンサート(府警音楽隊)◇28日午後2時半、童謡・唱歌(NESSO歌声広場)。同日午後2時10分、府警・生活安全指導班による防犯教室も
◆神奈川馬匠和太鼓コンサート「森羅万象〜木火土金水〜」
23日午後6時半、一心寺シアター倶楽(JR天王寺駅)。日本の風景・自然・歴史をテーマにした演奏と映像との合作コンサート。当日4000円。申し込みは、一心寺シアター倶楽(06・6774・4002)
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大学発特許の「権利移転」、大阪大が首位 医療・素材など事業化意欲強く
共同出願は東北大、トヨタが首位 特許分析会社が初調査
http://www.nikkei.com/tech/trend/article/g=96958A90889DE0EAEAEBEAE3E6E2E0E2E2E7E0E2E3E3E2E2E2E2E2E2;p=9694E0E2E2E6E0E2E3E3E3EBE7E6
(1/2ページ) 2011/5/21 7:00
特許分析を手がけるパテント・リザルト(東京・台東、白山隆社長)が大学や技術移転機関(TLO)を対象に算出した「名義変更・権利移転ランキング」で、大阪大学が首位となった。特許の審査過程で出願人の名義が大学から他者に変更されたり、特許権利化後に権利移転(技術移転)が行われた件数を集計したもので、大学が生み出した技術が産業界で活用されている度合いの目安となる。私立大学では10位に慶応義塾大学が入った。大学と企業が特許を共同出願するケースも多く、大学では東北大学、企業ではトヨタ自動車が最も活発に取り組んでいた。
1993年以降に公開された特許を調べた。同ランキングの作成は初めて。1位の大阪大学はこれまで109件の特許を企業などに名義変更したり、権利移転した。他者(企業、団体など)から大阪大学への名義変更や権利移転は11件だった。
大阪大学の特許出願件数は1443件で、東北大学の2023件、東京工業大学の1923件などに比べて少ないが、大学が創出した技術を企業などが取得し、事業化に活用されていることが分かる。
パテント・リザルトは「名義変更や権利移転された特許の中身を詳しく見ると、阪大は審査請求に至る前に申請を取り下げたり、審査で新規性がないとして拒絶査定になったりした件数が非常に少ない」(荒木則夫執行役員)と指摘する。取り下げとは、いったん申請したものの技術が活用される見込みが少ないと判断し、費用を要する審査請求をあえて行わないケースを指す。阪大の場合は、大学側の権利化意欲の強さや、技術の中身の質の高さがうかがえる。
109件の技術分野を特許庁の技術単位ごとに見ると「生命・環境部門」の「医療」が18件、「物理部門」の「材料分析」が12件などだった。例えば医療分野では「リンパ管新生促進剤」に関する特許を、大阪大学寄付講座教授が創業したベンチャーで東証マザーズ上場の遺伝子医薬品研究開発、アンジェスMGに権利移転している。
また「半導体機器」(9件)や「有機化学」(8件)分野では「(電力制御用のパワー半導体デバイスとしても用いられる)チタンシリコンカーバイド基板上のオーミック電極形成方法」や、排ガス浄化用触媒に応用できる「アミジン―カルボン酸錯体」に関する複数の特許がトヨタ自動車に名義変更されている。
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http://www.nikkei.com/tech/trend/article/g=96958A90889DE0EAEAEBEAE3E6E2E0E2E2E7E0E2E3E3E2E2E2E2E2E2;df=2;p=9694E0E2E2E6E0E2E3E3E3EBE7E6
3位には東京工業大学が入った。「半導体機器」(12件)や「無機化学」(9件)、「有機化学」(8件)分野でキヤノンや東洋紡、旭化成せんい、東レ、ユニチカなど多くの企業に名義変更や権利移転を行っている。
研究資金が豊富な国立大が上位を占めるなか、私大の最高ランクは慶応義塾大学の10位だった。「材料分析」(8件)などの分野で大学発の技術が事業化に生かされている。
大学やTLOからの名義変更や権利移転先として件数が多い企業上位3位は、がん治療薬開発で東証マザーズ上場のオンコセラピー・サイエンス、パナソニック、トヨタ自動車の順だった。
またパテント・リザルトは大学やTLOが企業と行う共同出願の状況についても初めて分析した。
それによると企業との共同出願が最も多いのは東北大学で、2位が東京大学、3位は京都大学と続いた。企業側ではトヨタ自動車が549件でトップ。2位はNTTの266件、3位は三菱化学で242件だった。
パテント社によると、京都大学はNTTと移動無線通信の分野での共同出願が多い。また有機EL関連技術や強化プラスチック材料などに関しても共同出願が目立つ。東大の場合は車両用のサスペンションや電気自動車、ナビゲーションなどについてトヨタ自動車と共同出願しているほか、日産自動車とは自動車向け塗料やコーティング材に関する共同出願が多い。
文部科学省によると、大学や高等専門学校などの特許出願件数は2009年度に前年度比7%減少した。大学と民間企業との産学連携は、ライフサイエンスやナノテクノロジー・材料、環境の各分野で伸びが目立つものの、リーマン・ショック後の経済不況を受け停滞気味だ。経費の見直しや削減を急ぐ企業は、大学発の研究成果や特許などの知的財産権を活用した事業化においてもプロジェクトを厳選する傾向を強めている。
大学は必ずしもビジネスに直結したテーマのみを扱っている訳ではないが、エネルギーや環境、生命工学など中長期的な時間軸で社会の課題解決につながる研究も多い。これらの研究成果を企業や社会のニーズに合った形でどう生かしていくのか、大学にはこれまで以上に技術移転と事業化を進めるための知恵が求められている。
【調査の方法】1993年以降に公開された特許公報を基に「公報発行時の出願人」と「経過情報に基づいた権利者(出願人)」の変動分を調査した。「各大学・TLOから他者(社)へ」および「他者(社)から各大学・TLOへ」と名義変更・権利移転した件数を集計した。TLOに関しては、名義変更や権利移転の対象が大学や研究機関というケースが全体の3割程度を占める。
共同出願状況は、大学と企業や個人の共同出願人数の総数を算出、ランキング化した。
(産業部 高橋香織)
画像:医療分野では多くの特許が企業に権利移転している(移転先企業首位のがん治療薬開発会社、オンコセラピー・サイエンス)
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金属のギター部品発明 伸びやかで 力強い音実現
2011年5月22日
http://www.nnn.co.jp/dainichi/news/110522/20110522038.html
銅板や真ちゅう板を使ってオブジェなどを制作している東住吉区のメタルアーティスト、アキコ伊達さんが、アコースティックギターの音色を力強く伸びやかにする部品「オーロラウェーブサドル」を発明した。
あまり使ったことのなかった種類の金属について勉強しようと、昨年3月に「金属材料工学セミナー」に参加。東北大の教授による金属ガラスをテーマにした講演を聞き、「電球がつくように」ギターの部品を金属でつくることをひらめいた。
製作したのは、ギターのボディーの部分にあり、弦の高さを調節するとともに弦の振動をボディーに伝える「サドル」という部品。ガット弦から金属製のスチール弦が中心となったギターだが、プラスチックや牛骨など、スチール弦と親和性の低いものがサドルに使われていた。
金属ガラスの製法特許を同大が持っているため協力を仰ぎ、まずは金属ガラスに近い特性を持つ第11属金属の合金でサドルを作った。ギターの専門家には驚かれたが、「音が美しくよく伸びる」と、演奏家からの評判は上々だ。
同大の協力を受けて製作する予定だった金属ガラス製サドルの開発は、同大が東日本大震災で被災したため中断しているが、いずれ実現する予定だ。
「音は感性によって好き嫌いがあるので拒否反応を示す人もいるが、音響の科学的なデータからも、音の伸びの良さや力強さが証明されている」という伊達さん。「今の音に満足していない演奏家にぜひ使ってもらいたい」と訴える。
6月1日から受注を受け付ける。問い合わせはファクス、06(4700)3288へ。詳しくはアキコ伊達さんのホームページを参照。アドレスは次の通り。
http://www.akiko―date.com/Invention/index.html
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天王寺区芸術祭 歌や踊りを披露
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/osaka/news/20110523-OYT8T00076.htm
大阪市天王寺区の在住・在勤者らが集う「天王寺区芸術祭」(大阪夕陽丘ライオンズクラブ主催)が22日、同区のクレオ大阪中央で開かれ、約350人が歌や踊りなどを披露した=写真=。
区民のふれ合いを大切にしようと同ライオンズクラブが初めて企画。29団体がホールでフラダンスや大正琴、人形劇などを披露し、訪れた人たちから大きな拍手を受けていた。絵画やパッチワークなどの手芸品などの制作に取り組む12団体の作品も展示された。
会場では東日本大震災の募金箱も設置。芸術祭の運営にかかわった同ライオンズクラブの斎藤春雄さん(64)は「震災で日本全体が傷ついているが、区民の皆さんがこうして発表することで互いに元気づけられれば」と話していた。
(2011年5月23日 読売新聞)
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2011年5月23日
【小・中学校将棋団体戦】寺内小Aと五条小が西日本大会へ
http://www.sankei-kansai.com/2011/05/23/20110523-053104.php
「文部科学大臣杯第7回小・中学校将棋団体戦」(日本将棋連盟、産経新聞社主催)の小学校の部の大阪府大会が22日、大阪市淀川区の区民センターで行われ、豊中市立寺内小Aと、大阪市立五条小が7月29日に大阪市で開かれる西日本大会への出場を決めた。
団体戦は、同じ小学校の児童3人のチームで対戦する方式で、府大会には7校9チームが参加した。保護者らが見守るなか、子供たちは将棋盤をはさんで向かい合い「お願いします」とあいさつを交わし、真剣な表情で対局を開始、会場では駒の音が勢いよく響いていた。
代表校に決まった寺内小6年の田窪智輝さん(11)は「楽しかった。次の西日本大会で勝って、全国大会に行きたい」。五条小6年の阪井悠樹さん(11)は「もう少しがんばれたかも。西日本大会でも勝ちたい」と意気込んでいた。
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社会人落語:日本一決定戦 9月17・18日、池田で開催 /大阪
http://mainichi.jp/area/osaka/news/20110524ddlk27040437000c.html
アマチュア落語家のナンバーワンを決める「社会人落語日本一決定戦」が9月17、18日、池田市の市民文化会館で開かれる。演目を収録したビデオで事前審査し、150人が全国から出場。応募締めきりは7月10日。
池田は「牛ほめ」「池田の猪(しし)買い」といった古典落語の舞台で、上方落語に縁が深い。「落語みゅーじあむ」(市立上方落語資料展示館)も07年にオープンした。
決定戦は同市などの主催で、今年で3回目。審査委員長は上方落語協会会長の桂三枝さん。三遊亭円楽さんら多くの落語家が審査員に加わる。
参加資格は社会人。主婦、フリーター、定年退職者も含める。学生は不可。大会で披露する演目をCDやビデオに収めて応募する。7月末〜8月上旬、予選(9月17日)出場者が通知される。決勝戦(9月18日)には約10人が進出し、1位の人には、賞金50万円などが贈られる。出場、観覧とも無料。
桂三枝さんは「落語がどういうものか分からなくても、自分の思いの丈をぶつけてほしい」と期待する。問い合わせは大会事務局(072・753・4443)。【熊谷豪】
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2011年5月24日
朝鮮陶磁器紹介 日韓の懸け橋に 東洋陶磁美術館で浅川兄弟特別展
http://www.sankei-kansai.com/2011/05/24/20110524-053144.php
朝鮮時代の陶磁器や工芸を愛し、日韓の懸け橋となった浅川巧(たくみ)の生誕120年を記念した特別展「浅川伯教(のりたか)・巧兄弟の心と眼―朝鮮時代の美―」が、大阪市北区の市立東洋陶磁美術館で開かれている=写真。7月24日まで。
浅川巧は明治生まれの陶磁器の研究家。兄、伯教を追って植民地政策下の朝鮮半島へ渡り、大正13(1924)年、朝鮮民族美術館を京城(現・ソウル)に設立するなど、1920年代以降、陶磁器や木工品などに朝鮮民族文化の美を見いだし、民芸運動を起こした柳宗悦に大きな影響を与えたという。
会場には、浅川兄弟らが選び抜いたコレクションや伯教作の絵画や資料、陶芸作品、柳自筆の原稿など約200点が展示され、兄弟の業績を体系的にうかがい知ることができる。
開館時間は午前9時半〜午後5時。料金は大人千円、高大生600円、中学生以下無料。月曜日休館(7月18日は開館、7月19日は休館)。問い合わせは同館(電話06・6223・0055)まで。
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2011年5月24日
ハラハラドキドキ集大成「クーザ」大阪公演8月4日開幕
http://www.sankei-kansai.com/2011/05/24/20110524-053136.php
夢のスーパーサーカス第6弾「クーザ」大阪公演の発表が23日、応援団長のキャスター、小倉智昭さんとスペシャルサポーターの女優、松下奈緒さんが出席して、大阪市北区の関西テレビで行われた。
世界的エンターテインメント集団「シルク・ドゥ・ソレイユ」による「クーザ」は現在、東京公演中で、大阪は中之島ビッグトップの特設会場で8月4日に開幕。すでに10月10日までのチケットは発売中だが、開幕前に早くも11月6日までの追加公演が小倉さんから発表された。
「公演はいつもハラハラドキドキして、パワーも芸術性もすばらしいが、今回はその集大成で格別にすごい」と小倉さん。「ライブ感あふれる音楽もステキで、自然と歓声をあげてしまうほど感動的です」と松下さん。発表会場では、7本のフープを操る「フープ・マニピュレーション」のパフォーマンスも披露された。
関西テレビでは29日午後1時54分から、大阪公演の特別番組を放送する。
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「はなやか関西」スタート 文化首都圏目指す
2011年5月25日
http://www.nnn.co.jp/dainichi/news/110525/20110525027.html
日本の文化の源泉が集まる関西を「文化首都圏」と位置付け、毎年度テーマを決めて官民一体でイベントなどを展開する運動「はなやか関西〜文化首都年」が本年度から始まった。初年度のテーマは「茶の文化」。24日には一般参加者らを招いた会合が大阪市内で開かれ、関係者が関西ブランドの創造に向けて士気を高めた。
同運動は、関西各地で継承される文化の取り組みをテーマごとにくくり、内外に発信。日本を先導する「文化首都圏・関西」の形成を目指す。初年度は、茶道具や茶室など関西生まれの「茶の文化」を選んだ。
民間団体や自治体など約40団体で実行委員会を設立。11月に大阪城で開く総合イベントをはじめ、関西15カ所から3カ所を選ぶスタンプラリーや、普段非公開の茶室めぐりなど多彩なイベントを展開する。
この日は、大阪市中央区の大阪迎賓館で、参加団体による事業紹介や関西の茶の試飲などを実施。実行委員会アドバイザーの寺本益英・関西学院大経済学部教授は「行政と茶業界が連携しながら広域的な取り組みを打ち出したのは画期的。消費者をお茶に引き寄せるのに個別の茶業者の努力だけでは限界があった」と取り組みの意義を指摘した。
参加団体を代表し、茶製造販売会社「福寿園」の福井正憲社長が「関西の中に必要なのは自信。世界をターゲットに茶の文化を育てたい」と意欲を示し、実行委員長の堀井良殷・大阪21世紀協会理事長は「ソフト面における文化の国土軸の拠点づくりができれば」と抱負を語った。
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水彩画など241点 関西東光展始まる
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/osaka/news/20110525-OYT8T00073.htm
大阪市立美術館
風景や人物などを描いた油彩、水彩画と版画を紹介する関西東光展(読売新聞社など後援)が24日、大阪市天王寺区の市立美術館で始まった。主催する東光会関西支部の会員らによる241点の作品を展示している=写真=。29日まで。一般800円、大学・高校生500円、中学生以下は無料。主な入賞者は次のみなさん。
▽東光会関西支部賞 植村隆久(奈良県葛城市)▽大阪市長賞 上田素久(兵庫県芦屋市)▽同市教育委員長賞 疋田正樹(大阪市)▽読売新聞大阪本社賞 南郷幸子(堺市)▽読売テレビ賞 安田幸子(同)▽読売賞 貫井慶子(同)村田葵(高石市)村上美千代(兵庫県高砂市)
(2011年5月25日 読売新聞)
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2011年5月26日
【被災地支援 関西からできること】歌舞伎俳優 坂田藤十郎さん
http://www.sankei-kansai.com/2011/05/26/20110526-053249.php
東日本大震災で、大変残念でしたのは、主宰する「近松座」の30周年公演で7月に東日本各地を回らせていただく予定が中止になったことです。被災された方々のことを思いますとやむを得ないのですが、みなさまに歌舞伎を楽しんでいただこうと思っていましたので非常に残念です。
中止の舞台 来年こそ
ただ、「来年、待ってますよ」という声をいただきました。私の気持ちとしましては、ぜひ、みなさまにお目にかかって、上方の歌舞伎をごらんになって喜んでいただきたい。まだ来年の予定は決まっていないのですが、この巡業を最優先して、今年の分まで倍、いい舞台をお見せできればと考えています。
平成7年の阪神大震災のときは大阪の中座で公演中でした。地震が起こったのは、「曽根崎心中」のお初を演じて通算千回の翌朝。休演になるかなと覚悟していましたら、劇場から電話で「百人以上のお客さまが来てくださっていますのでやりましょう」と。そのときは舞台とお客さまの間に家族のような一体感が生まれたのを覚えています。もし来年、被災された地域で歌舞伎を上演することができましたらこれほどうれしいことはありません。 (談)
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「リオちゃん」お帰り…岡本太郎さん作の看板、江坂に
2011年5月26日
http://mytown.asahi.com/areanews/osaka/OSK201105250189.html
芸術家の岡本太郎さん(1911〜96)がデザインした直径5メートルの大型看板が25日、地下鉄江坂駅に近い大阪府吹田市豊津町の豊津公園にお目見えした。
看板は、岡本さんが制作した万博記念公園(同市)の「太陽の塔」の顔を思わせる表情。もともと、江坂駅近くにあったレストラン「カーニバルプラザ」(同市芳野町)に掲げられていたが、07年に閉店した後は市が譲り受け、市立博物館(同市岸部北4丁目)の敷地内に移設。「リオのカーニバル」にちなんで「リオちゃん」の愛称で親しまれていたという。
地元住民らの働きかけで、4年ぶりの「里帰り」が実現。近くの主婦谷村由子さん(43)は「カーニバルプラザは人がたくさん集まって子どもの憧れの場所だった。リオちゃんが江坂のシンボルになれば」と懐かしんでいた。(石田貴子)
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2011年5月26日
大阪と上海 万博資料紹介 吹田市立博物館
http://www.sankei-kansai.com/2011/05/26/20110526-053225.php
大阪・吹田市立博物館(吹田市岸部北)で、昭和45年の大阪万博と昨年開かれた上海万博の資料を展示する「万博市民展 千里から上海へ」が開かれている。7月3日まで。
大阪万博が上海万博までどう引き継がれたのか、展示品から理解してもらおうと企画。
市民から寄贈された大阪万博のパンフレット、看板のほか、大阪・上海両万博のピンバッチが付けられたタレント、嘉門達夫さんのジャケットなど約500点を展示。上海万博の日本産業館で壁をよじ登る姿が人気を集めたロボット「夢ROBO」も見ることができる。
同市元町の旅館経営、畑忠芳さん(70)は「当時知らなかったものもあり、新たな発見があった」と話していた。
午前9時半から午後5時15分。月曜休館。一般200円、高・大学生100円、小・中学生50円。問い合わせは同館(電話06・6338・5500)。
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32団体ハイレベル演奏 大阪国際室内楽コンクール
2011年5月26日
http://www.nnn.co.jp/dainichi/news/110526/20110526017.html
17日から大阪市中央区のいずみホールで行われていた第7回「大阪国際室内楽コンクール&フェスタ」(日本室内楽振興財団主催)が25日、入賞団体の披露演奏会で幕を閉じた。東日本大震災の影響で海外の13団体がキャンセルした中、32団体が高レベルな演奏で、真“音”勝負に挑んだ。
3年に1度の国際的な室内楽の祭典。16〜35歳が対象の「コンクール」(第1部門=弦楽四重奏、第2部門=管楽アンサンブル)と、年齢制限や課題曲のない聴衆参加型の「フェスタ」の2部門に計211団体の応募があり、予備審査で出場団体を決定した。
「コンクール」には16団体が参加し、第1部門はアタッカ・クァルテット(米国)、第2部門はモーフィン・クァルテット(フランス)がそれぞれ第1位に輝いた。フェスタには16団体が参加し、メニューイン金賞はトリオ「国境なきクラシック」(ロシア)が勝ち取った。
各団体は「みなレベルが高く1位と聞いて心からうれしかった」「素晴らしい経験になった」「誇り高い気持ち」と喜んだ。コンクール審査委員長の堤剛氏は「それぞれの表現方法で素晴らしい演奏を披露してくれた。ここ大阪での経験を基にさらに大きく羽ばたいてほしい」と総括した。
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なんば高島屋でアフリカン現代アート「ティンガティンガ」原画展
http://namba.keizai.biz/headline/1849/
高島屋大阪店(大阪市中央区難波5、TEL 06-6631-1101)7階特設会場で5月25日、アフリカン現代アート「ティンガティンガ」の原画展が始まった。
同展は、アフリカ製品を輸入・販売を手掛け、昨年12月に谷町9丁目にティンガティンガ専門のギャラリーをオープンしたバラカ(中央区)が企画・運営を手掛ける。ティンガティンガは、1960年代末にタンザニアのダルエスサラーム郊外で、工事現場で働いていたEdward Saidi Tingatingaさんが、大判の板にペンキで描き始めた絵画スタイル。
現在では、現地の「ティンガティンガ村」と呼ばれる製作工房に約80人のアーティストが所属し、動物や鳥、サバンナの風景、人々の暮らし、「シャターニ」と呼ばれる心の精霊などを6色のエナメルペンキで描く、アフリカを代表する現代アートとして知られる。
同展では、ティンガティンガ村に所属する約35人の作品100点以上を展示・販売する。販売価格は、1万2,600円〜7万3,500円。そのほか、コースター(525円)、タンブラー(1,575円)、ビーズネックレス(1,575〜2,625円)など、アフリカに関連した雑貨も販売する。期間中、繊細なタッチと美しい色使いで人気のMustapha Abdallaさんが来場し、ライブペインティングも行う。
営業時間は10時〜20時。
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振りかけるだけでiPS細胞 ウイルス使わずリスク低減
2011年5月27日
http://www.asahi.com/science/update/0526/OSK201105260103.html
振りかけるだけで、さまざまな細胞になりうるiPS細胞(人工多能性幹細胞)を作ることに大阪大の森正樹教授(消化器外科)らのチームが成功した。振りかけるのは、遺伝子の働きを制御する分子「リボ核酸(RNA)」の断片。ウイルスを使う遺伝子組み換え技術に頼る従来の手法と違い、がん化の危険性は低く、手軽で安全性の高い作製法になると期待される。
26日付の米科学誌「セル・ステムセル」(電子版)で発表する。チームはマウスの細胞を調べ、何の細胞になるのか決まる前段階の「幹細胞」だけにあるRNA断片六十数個を発見。うち特定の3種を組み合わせると一部の細胞が幹細胞に変わることを突き止めた。
できあがった幹細胞はiPS細胞とほぼ同じ性質を持っていた。さらに、ヒトの細胞でも同じ組み合わせでiPS細胞が作れることを確認。「mi―iPS(ミップス)細胞」と名付け、特許も申請した。
従来のウイルスを運び屋にして遺伝子を組み込む方法と比べて細胞内の遺伝子を傷つける心配がなく、がん化のリスクは低い。断片を含む溶液を細胞にかけるだけでいいため、将来はiPS細胞を簡単に作る試薬の開発なども期待できる。
iPS細胞の作製法は、今回とは別のRNAを使ったり、がん化のリスクの少ないウイルスを使ったりするなど国内外で激しい開発競争が続いている。今回の手法はiPS細胞が得られる効率が1%未満と低いが、森教授は「現時点で世界で最も安全にiPS細胞を作る方法といえる。効率を上げて臨床応用に活用したい」と話す。(小林哲)
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2011年5月27日
簡単・安全にiPS細胞 阪大、ウイルス使わず作製
http://www.sankei-kansai.com/2011/05/27/20110527-053278.php
さまざまな細胞に変化する人工多能性幹細胞(iPS細胞)を、がん化の危険性のあるウイルスを使用せず「マイクロRNA」という物質を使って簡単、安全に作る方法を、大阪大学大学院医学系研究科の森正樹教授らの研究チームが発見し、26日付米科学誌「セル・ステム・セル」の電子版に発表した。再生医療への応用が期待されるという。
京都大の山中伸弥教授が開発した従来の作製方法では、iPS細胞を作るために必要な遺伝子を体細胞に運ぶ運び屋(ベクター)としてウイルスを用いるが、遺伝情報を傷つけiPS細胞ががん化する危険性があった。これに対し、今回の方法はウイルスを使わないのが特徴で、細胞はがんになりにくいという。研究チームは作製した細胞を「mi―iPS(ミップス)細胞」と名付けた。
マイクロRNAは、RNA(リボ核酸)の一種で数千種類あるとみられ、遺伝子の働きの調整に関与すると考えられている。
研究チームは、iPS細胞や胚性幹細胞(ES細胞)で多く検出される約60種類を抽出。このうち「200C」「302」「369」の3種類を組み合わせ、脂肪細胞に振り掛けた際にiPS細胞ができることを突き止めた。
森教授は「細胞にマイクロRNAを振り掛けるだけでiPS細胞の作製が可能。現時点では世界で最も安全で簡単な方法で、臓器、組織の再生も視野に入れることができる」と話している。臨床応用に向けては、作製効率の改善が次の課題になるという。
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生態園をつくろう:池改築し生物観察 自然触れ感情豊か−−住之江・北粉浜小 /大阪
http://mainichi.jp/area/osaka/news/20110527ddlk27040407000c.html
◇全児童で石除去、土手作り
学校内に生物が集まりやすい「生態園」の整備を進めていた大阪市住之江区の市立北粉浜小学校(村上正弘校長、児童数218人)で、このほど改築作業が完了した。近く、児童の手で池にメダカが放される。【山田尚弘】
同校は、01年に生態空間をつくるため、池(約20平方メートル)を設置。周囲にクワやクヌギを植え、メダカを飼った。しかし、運動場からの土砂が流れ込んで底が浅くなり、夏の猛暑で藻が繁殖したほか、高さ2メートルほどのガマが池の中に茂った。結果的に、生物観察には不向きな状態になったという。
昨年10月から全校児童で池の底の石を取り除いたり、粘土で川の土手を作るなど環境改善を進めてきた。
毎日新聞社と国際花と緑の博覧会記念協会が、学校での生態園づくりを支援する事業を行っており、今回、同校が支援対象校に選ばれた。これにより、同校はこれまでの池を、川(長さ約11メートル、幅約2メートル)と池(約15平方メートル)に改築。川に水流をつくるポンプを備えたほか、セリやイグサなどの水草を増やしてアメンボやミジンコなど小さな生き物が生息できる環境を整えた。
同校の伊豆蔵ゆり教頭は「学校が町の中心にあり、児童が自然と接する機会は少ない。自然に触れ、感情豊かな子どもに育ってもらいたい」と話している。
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レンコン状の穴で放熱 スパコン冷却期待…阪大教授開発
http://osaka.yomiuri.co.jp/e-news/20110528-OYO1T00498.htm?from=newslist
電子機器などの熱を効率良く冷やすため、大阪大の中嶋英雄教授(金属材料)が、レンコンのように多数の穴が開いた金属製の放熱器を開発した。従来型の約10倍の冷却効果があり、除熱に大電力が必要なスーパーコンピューターの冷却などで大きな節電効果も期待できそうだ。
コンピューターは、性能が上がるとともに集積回路から発生する熱が増大し、さらなる性能向上の妨げになっていた。そのため、効率の高い放熱器の開発が求められていた。
現在は、板状のアルミニウムに複数の溝がある放熱器を使い、空気や水で冷やしている。中嶋教授は、板状のアルミニウム3枚(1枚あたり2〜3センチ四方、厚さ1ミリ)を重ね、多数の穴を開けた放熱器を製作。放熱器の表面積が大幅に大きくなった。
(2011年5月28日 読売新聞)
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2011年5月28日
サウジとの交渉に尽力 深谷元通産相が体験談 中東経済寄付講座
http://www.sankei-kansai.com/2011/05/28/20110528-053334.php
関西大学(大阪府吹田市)で4月に開講した「中東経済寄付講座」(産経新聞社など協力)の特別公開講座が27日開かれ、深谷隆司元通産相がサウジアラビア政府と油田の権益交渉に当たった経験談などを交えながら、約300人を前に日本のエネルギー政策のあり方などについて講演した=写真。
深谷氏は平成11年に通産相(現経済産業相)に就任。アラビア石油が有していたペルシャ湾の海底油田(カフジ油田)の権益延長を目指し、政府間交渉の前面に立った。サウジ訪問の甲斐なく、アラ石は12年に権益を失ったが、深谷氏は「(交渉の条件となった)サウジ政府からの鉄道建設の要求に、国民の血税をつぎ込むことはできなかった」と述べた。
日本は今でも世界一の産油国であるサウジから原油の3割を輸入しており、「交渉の不調は日サ間の友好関係を決して損なわなかった」と強調した。
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新フェスティバルホール、音響模型見学会に60人 大阪
http://www.asahi.com/showbiz/music/OSK201105280055.html
2013年春に改築、再オープンするフェスティバルホール(大阪市北区中之島)の音響設計模型の見学会が28日、朝日新聞大阪本社で開かれた。定員の15倍の申し込みがあり、抽選で約60人が参加。音響実験に使われた実物の10分の1の模型を見学した。
旧ホールは1958年に開業した日本初の本格的音楽ホールで、その響きは指揮者カラヤンら名音楽家に愛された。新ホール(2700席)は建設が進む「中之島フェスティバルタワー」の2〜7階部分に入り、音響や内装は旧ホールの「伝統の継承と進化」を掲げてデザインされた。
模型は、コンピューターシミュレーションではとらえきれない反射音などを人間の耳で確かめ、響きを調整するために使われた。見学会では設計担当者の説明や、旧ホール50年間の歴史の紹介もあった。こけら落とし公演は13年4月の予定。
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震災復興 豊能から力を
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/osaka/news/20110528-OYT8T00107.htm
豊能町出身の国際的なピアニスト、関本昌平さん(26)が27日、母校の町立東ときわ台小学校を訪れ、4年生以上の児童113人を前に演奏を披露した。
関本さんは2005年のフレデリック・ショパン国際ピアノコンクールで日本人最高の4位に入賞。現在はニューヨークに住み、世界各地でリサイタルを開いている。東日本大震災を受け、各国の人々が復興を願って募金などの支援活動をしている姿を目にし、「故郷を舞台にして何か力になりたい」と28日、チャリティーコンサートを開くことにした。
コンサートを翌日に控えたこの日、関本さんは児童らに「好きなことに熱中することが大事」とあいさつ。ショパンの「英雄ポロネーズ」など2曲を繊細なタッチで演奏すると、児童らは指の動きをのぞき込むように聞き入った。4歳からピアノを習っているという6年高地瞳さん(11)は「関本さんみたいに迫力のある音が出せるようになりたい」と話していた。
チャリティーコンサートは関本さんと音楽仲間の計5人が出演。町立ユーベルホールで午後2時に開演する。全席指定で2000円。収益は全額、日本赤十字社を通じて被災地へ送られる。関本さんは「被災地を思い、観客と一体になれる演奏がしたい」と意気込んでいる。
(2011年5月28日 読売新聞)
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鳥を学ぼう 12日に大阪初の「愛好家の集い」
2011年5月29日
http://www.nnn.co.jp/dainichi/news/110529/20110529017.html
鳥愛好家の集い「TSUBASAシンポジウム&とりッずフェア in 関西」(主催/TSUBASA=埼玉)が6月12日、初めて大阪で開催される(大阪市大正区、アゼリア大正ホール)。鳥類専門の獣医師やコンパニオンバードに携わる人による講演などを通し、鳥に関する知識の拡充、愛好家同士の交流の場をつくる。
同シンポジウムは2000年に始まり、今年で第10回。これまで主に東京、札幌、京都で開催してきたが、記念すべき第10回は初めて大阪を会場とする。鳥をモチーフにした作品を作るサークルなどが集い作品を展示・販売する「とりッずフェア in 関西」も今回関西初進出となる。
講演するのは、主にオセアニア地区のバードウオッチングツアーを担当する松井淳さん(chiemomo代表)。「オーストラリアのオウム・インコ」と題して、オーストラリアに暮らす約60種のオウム・インコが広大な自然の中でどのような暮らしをしているのか、撮りためた写真で紹介する。
またフォーゲル動物病院(神戸市)の獣医師、上田亜希子さんは「こんなに違う鳥のからだのしくみ」と題して、鳥の体と人間や動物との違いを挙げながら鳥の病気について話す。最後に鳥に関する多数の著書を持つ磯崎哲也さんが「生きがいとは何か?」と題して、鳥の幸福な暮らしを実現するための具体的な方策を探る。
シンポジウムはすでに予約で満席となり受け付けを終了しているが、「とりッずフェア」は来場可能。入場無料で、午前10時〜午後1時開場(最終入場は同12時半)し、来場者多数の場合は整理券を配布する。参加クリエーターは26、出展ブースは34。インコ、オウム、フィンチをモチーフにした写真や樹脂粘土製フィギュア、チャーム、ポストカード、便箋、あみぐるみ、木工作品、陶芸作品、Tシャツ、トートバッグ、アクセサリーなどが並ぶ。
主催のTSUBASAは鳥類の適正飼養に関する啓発、動物愛護と公衆衛生についての正しい知識の普及、鳥類保護と野生環境保護に関する調査研究・教育活動を行う団体。代表の松本壯志さんは「全国の愛鳥家に新しい情報を提供するための学びの場。ただの勉強の場ではなく、エンターテインメント性のあるステージのようなもの。ぜひ楽しんでほしい」と話している。
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大阪View:書画 自由だからこそ楽しさ 創作活動に取り組む今宮高校 /大阪
http://mainichi.jp/area/osaka/news/20110529ddlk27040213000c.html
書と絵を組み合わせた「書画」。府立今宮高校(大阪市浪速区)書画部はこれまでの「書」のイメージとは、かけ離れた創作活動に取り組んでいる。手本はなく、モットーは自由だ。【大西岳彦】
全員が女子部員の19人は、頭に浮かぶイメージで筆を執る。筆は時にはクレヨンにも変わる。作品にする言葉は携帯音楽プレーヤーの歌詞表示機能から探したり、絵は携帯電話で検索した画像を参考にすることもある。顧問の早崎公男教諭(61)は「生徒たちの想像力はすごい」と目を見張る。15年ほど前までは早崎教諭も手本を使った「書道」を指導していた。ところが、授業中にある男子生徒が墨で自由に絵を描く姿を見て驚いた。これまでにない目の輝きで楽しそうにしていたからだ。以降は授業も部活でも、創作の書を中心に取り組んでいる。
5月8日には「御堂筋オープンフェスタ」で、巨大な半紙を使った「書画パフォーマンス」を披露。東日本大震災被災者支援のイベントにも参加している。彼女たちの創造力と活動のステージは、際限なく広がっていく。
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2011年5月30日
豊中出身のロックバンド「OUTER−TRIBE」 6月11日、千里中央でデビュー記念ライブ
http://www.sankei-kansai.com/2011/05/30/20110530-053362.php
昨年11月にメジャーデビューした豊中市出身のロックバンド「OUTER−TRIBE(アウター・トライブ)」が6月11日、同市千里東町の千里セルシー広場で、デビュー記念と、故郷への恩返しの思いを込めた“凱旋(がいせん)ライブ”を行う。ボーカルの生田達志さん(27)は「生まれ育った豊中で、夢をかなえたことを報告したい」と意気込んでいる。
メジャーの夢かなえ凱旋
ロックバンドは5人組。今年1月にリリースしたシングル「いつか君と見た夜空」がTBS系バラエティー番組「アッコにおまかせ!」のエンディングテーマに採用、今後の活躍が期待されている。
結成はメンバーたちが高校生のとき。同じ市立中学の出身5人が平成14年にバンド「Five Star」を結成、地元のライブハウスで7年間活動した。だが、ヒット曲に恵まれず、同21年に解散した。
生田さんも将来を考えて迷ったというが、「歌うことが一番自分らしい生き方」と決意を新たに、残った3人で音楽活動を継続。21年冬に新メンバー2人を加えてバンドを再結成し、昨年11月、メジャーデビューをつかみとった。
25日には初のバラード曲「WEDDING SONG」をリリース。6月11日の初めての地元での凱旋ライブに続き、7月31日には大阪市中央区の心斎橋BIGSTEP内にある「BIGCAT」で単独ライブを行う。
生田さんは「いつか“自分の出身地は豊中”と胸を張りたいと思い活動してきた。これからも大阪を足場に地元密着で活動していきたい」と話している。千里セルシー広場でのライブは午後1時から。入場無料。
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情報プラザ:水江東穹彩墨画展 /大阪
http://mainichi.jp/area/osaka/news/20110531ddlk27040380000c.html
6月1日(水)〜7日(火)、大阪市中央区難波5の高島屋大阪店6階美術画廊(同店06・6631・1101)。「良寛と野仏」を題材にした彩墨画の額装作品や掛け軸、びょうぶなど新作40点を展示販売。
情報プラザ:田村仁美日本画展 /大阪
http://mainichi.jp/area/osaka/news/20110531ddlk27040382000c.html
6月2日(木)〜8日(水)、守口市河原町8の京阪百貨店守口店6階京阪美術画廊(同店06・6994・1313)。「美しい日本の四季を花鳥で描く」をテーマに新作の日本画約30点を展示販売。
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新選組血風録展 司馬記念館
2011年05月31日
http://mytown.asahi.com/osaka/news.php?k_id=28000001105310001
司馬遼太郎記念館(東大阪市下小阪3丁目)は31日から企画展「『新選組血風録』展」=写真=を開く。小説「新選組血風録」の中で隊士が活動した場所を記した幕末京都の大型地図や司馬さんのエッセーの自筆原稿など約50点を展示する。
企画展では、司馬さんが「新選組血風録」を執筆した際に参考にした1864(元治元)年の京都市街地図や今回新たに作成した大型地図(縦2・3メートル、横8メートル)を初公開。このほか、司馬さんが新選組について考察したエッセーの自筆原稿も初めて公開する。上村洋行館長は「幕末の変革期に生きた組織人の姿を思い浮かべ、これから我々がどう生きるべきか考える参考になれば」と話している。
10月30日まで。入館料は大人500円、中高生300円、小学生200円。特別資料整理期間(9月1〜10日)と月曜(祝日の場合は翌日)休館。7月30日には落語家桂春蝶(しゅんちょう)さんと講談師旭堂南青さんが「新選組血風録」に着想を得た落語と講談を初披露する。申し込みは同館(06・6726・3860)へ。
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2011年5月31日
薬わかりやすく解説 阪大教養書シリーズ出版
http://www.sankei-kansai.com/2011/05/31/20110531-053418.php
大阪大学の教授らが専門領域をわかりやすく解説する教養書シリーズ、阪大リーブルから、薬をテーマにした「セルフメディケーションのためのくすりの話」(大阪大学出版会刊、1155円)が出版された=写真。
著者は、同大大学院薬学研究科の那須正夫教授。専門の衛生薬学、環境薬学の視点から、薬の基本的な知識や日焼け止め、虫よけ、サプリメントとの付き合い方などを分かりやすく説明。経験を科学で裏付けた生薬や、最近話題のジェネリック医薬品から個人輸入の問題まで、実例をもとにさまざまな切り口で“薬”を分析、紹介している。
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>>415
音響が素晴らしさから評価の高かった旧ホールのクオリティーを維持できているのかが気になるところですね。
更なる進化をしていることを期待しています。
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音響空間ですが多少のエージングがいるかも?
どんどん国内外の上質な音楽を連続して響かせたい。
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2011年6月 1日
心臓移植の少年退院へ 15歳未満提供「ドナーの分も生きる」
http://www.sankei-kansai.com/2011/06/01/20110601-053496.php
15歳未満で初めて法的に脳死と判定された少年からの臓器移植で、大阪大病院(大阪府吹田市)の医師らが1日、記者会見し、心臓移植を受けた10代後半の少年が3日に退院すると明らかにした。少年は「元気になり、本当に感謝している。ドナーの方の分まで頑張って生きたい」と話しているという。
会見した執刀医の澤芳樹・心臓血管外科長らによると、少年は4月13日の手術後一時、免疫抑制剤などの副作用とみられる腎機能障害が発生し透析治療を受けたが、その後、順調に回復。現在は、院内を自由に歩けるほど元気になったという。澤外科長は「小児心臓移植が非常にスムーズな形でスタートできよかった。今後も発展させたい」と話した。
また、手術に際してドナー家族から贈られた「手術が無事成功するようお祈りします」というメッセージつきの金色と銀色の折り鶴については「生きてきた証しの一つとして大切にしたい」と話しているといい、現在は少年の母親が母子手帳とペースメーカー手帳とともに保管しているという。
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病に負けずガラスアート 箕面で記念展
2011年06月01日
http://mytown.asahi.com/osaka/news.php?k_id=28000001106010003
手描き友禅の技法を応用し、ガラスにアクリル絵の具で絵を描く「ガラスアート」を手がける箕面市半町2丁目の中井芳夫さん(66)、アツコさん(53)夫妻が創作活動25年を迎え、1日、自宅ギャラリーで記念の展覧会を開く。夫は16年前に重いリウマチを患ったが、妻の介護に支えられた。
手描き友禅はガラスの上に下絵、絹織物を重ね、下から光を当てて浮かび上がった下絵を筆でなぞっていく。
芳夫さんは彩色師として京都で手描き友禅の仕事をしていた1985年ごろ、「ガラスにじかに絵を描けば失敗しても拭いてやり直せる。僕のように細かい配色が苦手な人でも楽しめる」と考えて「ガラスアート」を考案。86年に仕事をやめ、同じ彩色師だったアツコさんを誘って創作活動を始めた。
樹脂などを独自に配合した「糸目剤(いとめざい)」を筒紙から搾り出して縁取りし、その中に赤、青、黄、白、黒、銀の6色のアクリル絵の具を竹串で流し込み、抽象画や箕面の滝などの風景画、草花の絵などを描く。
絵の具は自然に混ざり合い、色彩は無限に広がる。光が当たるとガラスの向こう側に色みを帯びた影が映る。「色遊びと、生み出される光と影が面白い」と芳夫さんは魅力を語る。
2人は93年に結婚。展覧会を開き、アート教室を開くようになったが、95年、芳夫さんがリウマチを発症した。腕や肩に激痛が走り、足首や手指の関節は変形した。2002年には最も重い1級の身体障害者手帳を取得した。
一時は自力で起き上がることもできず、アツコさんが食事や排泄(はいせつ)の世話をした。教室で指導することもできなくなったが、指先だけを使うガラスアートは続けられた。「人との交流を持ってほしい」というアツコさんの考えで、99年に自宅でギャラリーを開いた。自宅を訪れて教えを請う生徒も現れた。
毎月1〜5日は夫婦の作品を飾る展覧会を開く。芳夫さんが初めて公募展に作品を出した86年6月から25周年となる今月は、夫婦の代表作37点を飾る。
芳夫さんは「よくここまで続けられたと妻や生徒に感謝している。いろんな人にガラスアートを見て、遊んでもらいたい」と話す。5日まで。問い合わせはギャラリー「ガラスアートナカイ」(072・722・7854)へ。
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2011年6月 1日
6月のWOWはラジオに注目!
http://www.sankei-kansai.com/2011/06/01/20110601-053391.php
関西ジャズ情報を発信している月刊フリーペーパー「WAY OUT WEST」(略称:WOW)の6月号が発行された。京阪神を中心にジャズスポットなどで配布中。配布場所の詳細は関西ジャズのポータルサイト「ジャズやねん関西」(http://www.jazzyanen.com/)で。
6月は「関西で聞けるジャズラジオ番組」を特集。FM COCOLOの「ワールドジャズウェアハウス」のDJ、クリスさんから選曲へのこだわりなどを聞いているほかラジオ関西「黒木研三のジャズライブラリー」など4番組の特徴を解説している。このほか東京制作も含めて関西で聞ける5番組を紹介。今年で13年目を迎えたという「ワールドジャズウェアハウス」のクリスさんは「ラジオで聴いた曲、知った曲がライブでどのように演奏されるかを味わってほしい」と話している。
京都の「古書・善行堂」を営む山本善行さんの連載「本の中の、ジャズの話。」が取り上げた「今月の一冊」は『植草甚一ジャズエッセイ』。49歳になってジャズを聴き始めたという植草さんの数多いジャズ本の中でもお薦めという。
また今春、国際ジャズヴォイス・コンペティションのセミファイナリストに選ばれ開催地のリトアニアに行ってきたジャズボーカリスト、東かおるさんによるレポートも掲載している。
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2011年6月 1日
日本の原風景に思いはせ 洋画家の中島さんが個展
http://www.sankei-kansai.com/2011/06/01/20110601-053486.php
「光と影」をテーマに風景画を描く洋画家、中島裕司さん(58)=大阪府南河内郡河南町在住=が、「近つ飛鳥」(羽曳野市飛鳥)と「遠つ飛鳥」(奈良県明日香村飛鳥)の風景を描いた新作など30点を集めた個展「二つの飛鳥」を、府立近つ飛鳥博物館(河南町東山)で開いている。6月22日からは、奈良県明日香村平田の「画廊飛鳥」でも開催予定で、訪れた人たちは“日本の原風景”に思いをはせている。
「近つ飛鳥」「遠つ飛鳥」描いた30点
近つ飛鳥、遠つ飛鳥の名称の由来について、古事記にこう記述されている。
履中天皇の弟(反正天皇)が難波から石上神宮(奈良県天理市)を訪れる道中で宿泊した2つの場所を、難波に近いほうを「近つ」、遠いほうを「遠つ」と名付けた―。
中島さんは大阪市出身。5歳で油絵を始め、大阪芸術大大学院に進み、博士号を取得。現在、同大で非常勤講師を務めている。油絵のほか、唐招提寺(奈良市)のうちわ絵や蟻通神社(泉佐野市)の本殿の板絵なども手がけている。
会場には、2つの飛鳥を描いた作品のほか、地元・河南町の田園風景をテーマにした「春風」なども出展。中島さんは「古代に発展した2つの飛鳥は、日本のふるさとのような場所。田舎の風景が残っていて、なんだか落ち着く。この空気感を作品で伝えられれば」と話している。
府立近つ飛鳥博物館(電話0721・93・8321)は6月19日まで。画廊「飛鳥」(電話0744・54・5533)は22〜26日。
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2011年6月 1日
「暮らしによりそう手仕事」 12日に天王寺でフォーラム
http://www.sankei-kansai.com/2011/06/01/20110601-053469.php
仕事とまちづくりの在り方などについて考えるフォーラム「暮らしによりそう手仕事・ものづくり・まちづくり」(大阪ガスエネルギー・文化研究所主催)が6月12日午後2時から、大阪市天王寺区の大阪ガス実験集合住宅NEXT21ホールで開催される。
同会場で6月30日まで開催中のイベント「上町台地 まちなかのプロフェッショナル」の一環として企画。“まちなかのプロフェッショナル”として紹介されているのは、上町台地で営業する眼鏡店、チョコレート店、帽子店、印刷店、豆腐店など13業者の店主ら。
フォーラムでは、展示に合わせて作製した「上町台地手仕事・ものづくり・なりわいマップ」を紹介。大阪城天守閣研究主幹の北川央さんによる講演「引札にみる大阪の賑(にぎ)わい」や、眼鏡店やボタン店、ガス機器店の店主らまちなかのプロフェッショナルたちが「まちと暮らしを持続させる〝知恵〟を探る」と題してトーク・セッションを行う。
定員50人、参加無料。申し込みは、氏名、所属、連絡先を書いてファクス06・6205・3512、大阪ガスエネルギー・文化研究所の弘本さん(電話06・6205・3518)。
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昭和町の有形文化財の町家で「田辺寄席」−桂文太さんが落語披露
http://abeno.keizai.biz/headline/80/
登録有形文化財の寺西家住宅(阿倍野区阪南町1)で5月28日、落語会「田辺寄席in寺西家」が開かれた。
毎月第4土曜日に開かれている落語会。2007年に始まり、現在まで約50回開かれている。当日は、桂文太さん・桂雀松さん・桂小鯛さんが落語を披露した。
会場の寺西家住宅は1926(大正15)年に建築された戸建て住宅。毎年4月29日に開催されているイベント「どっぷり、昭和町。」の開催場所にもなっている。
田辺寄席は1974(昭和49)年から37年続き、毎月第3土曜日・翌日曜日に桃ヶ池公園市民活動センター(桃ケ池町1)でも開かれている。桂文太さんは第1回から出演し、病気で目が不自由になった現在でも、演目以外に「開口0番」(文太の前話)を開演10分前に行い元気な姿を見せている。東日本大震災で関西に避難した被災者を招待する活動も行っている。
主催している田辺寄席世話人会は地元住民らで運営。第1回から携わっている大久保敏さんは「観客は遠方からの人が多いので、もっと地元の人に見てもらいたい」と話す。
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細川元首相多彩な美 陶器や書130点
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/osaka/news/20110602-OYT8T00086.htm
元首相の細川護煕さん(73)が手がけた工芸作品などを紹介する「細川護煕 美の軌跡展」(読売新聞社など主催)が1日、大阪市北区のJR大阪三越伊勢丹10階催物場で始まった。
政界引退後に制作してきた陶芸や書、漆芸作品など約130点を展示。自邸にある茶室「一夜亭」の再現や、生花が盛られた花器など、多彩な作品を堪能できる。
会場内では、細川氏によるギャラリートークも行われ、制作活動の変遷や作品にかける思いなどが紹介された。
夫婦でギャラリートークに参加した兵庫県尼崎市の飯山捷治さん(66)は「ご自分で表装までされることに感心した。どの作品も極められており素晴らしい」と話した。
6日まで。入場料は一般800円、大学・高校生600円、中学生以下無料。問い合わせはJR大阪三越伊勢丹(06・4301・3880)。
(2011年6月2日 読売新聞)
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府大植物工場産のレタス初出荷 学内のサンドイッチ店に登場 大阪
2011.6.2 02:16
http://sankei.jp.msn.com/region/news/110602/osk11060202160000-n1.htm
■「みずみずしく色もいい」
植物工場産レタスはいかが−。大阪府立大の中百舌鳥キャンパス(堺市中区)で今年4月に開設された「植物工場研究センター」で1日、初めて収穫されたレタスが学内のサンドイッチ店に出荷された。店は学外の一般客でも利用でき、同センターは「植物工場の野菜に親しむきっかけにしてほしい」と話している。
◇
同センターは、室内で光や温度を自動制御し、野菜や果物を人工栽培する「植物工場」を研究する施設として誕生。太陽光を利用しない完全人工光型の研究施設としては、国内最大規模とされている。
共同研究企業として民間企業も参画しており、サンドイッチ・チェーン「サブウェイ」を展開している日本サブウェイは、大学内に「野菜ラボ大阪府立大学店」を4月に開設。これまでは、別の植物工場のレタスを使っていたが、1日から学内産レタスに切り替えた。
同センターでは、レタスは約144平方メートルで栽培。温度は夜18度、昼25度に設定し、窒素やリン酸などを加えた養液を肥料にしながら、蛍光灯の光で約半月間育てた。
初出荷されたレタスは、柘植広史・日本サブウェイ大阪支店長が試食し、「みずみずしさも色もいい」と太鼓判を押した。そして、「学産学消をテーマに、今後も植物工場研究センターと共同してメニュー開発に取り組んでいきたい」と話した。
今後、同大学店は、サンドイッチメニュー16種で使用する1日約5キロのレタスを、すべて同センターで調達するとしている。
同大学店は、平日は午前9時〜午後8時、土曜日は午前10時〜午後5時、日曜・祝日は休み。問い合わせは日本サブウェイ(フリーダイヤル0120・019・010)。
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JR大阪駅構内で本格コンサート センチュリー交響楽団
2011年6月 2日
http://www.sankei-kansai.com/2011/06/02/20110602-053519.php
5月4日に建て替えを終えたJR大阪駅構内の「時空(とき)の広場」で3日、日本センチュリー交響楽団(大阪府豊中市)によるコンサートが開かれる。交響楽団による本格的なコンサートは「9年ぶり」(JR西日本)だという。来年3月までほぼ毎月1回、開催する計画だ。「センチュリー・エキコン」と題したこのコンサートは、3日午後7時と8時の2回開催。入場は無料。
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そろばんで数字身近に 園児ら15級に挑戦
2011年6月2日
http://www.nnn.co.jp/dainichi/news/110602/20110602021.html
大阪府羽曳野市古市7丁目の高屋保育園の5歳クラスに通う園児28人がそろばんに挑戦し、卒園するまでに15級検定の合格を目指している。出張授業でそろばんの楽しさを教える全国珠算教育連盟大阪府支部の桜井行雄支部長は「全員合格して賞状を渡せるようにしたい」と意気込む。
同園はことし4月からそろばんを授業に取り入れている。1年で30時間の授業を予定しており、そろばんの上達はもちろんだが「就学前の子どもたちが45分間姿勢を正して取り組む習慣を、そろばんを通して身に付けてもらいたい」と山本佳世副園長は狙いを話す。
「授業はつかみが大切」と桜井支部長。珍しいそろばんを持参し、面白おかしく話術を駆使して園児の心をしっかりとつかむことから始まる。「園児をひきつけるのは難しいが、興味を持たせるように」と、子どもたちの興味をそろばんに向けさせる。
「ねがいましては」。計算が始まると子どもたちは小さな手でパチパチとそろばんを弾き、頭と指を懸命に動かす。そして「ごめいさん」と正解を導き出す。「30時間指導すると、小学1年の算数の授業が理解できるようになる。数字に親しんで、算数の授業に楽しく入れる」と桜井支部長はそろばん授業の効果を挙げる。
同園では「体力をつけて小学校に行けるように」とスポーツにも積極的に取り組み、民間の保育園が集まって行う運動会やサッカー大会で優勝するなど成果を上げている。
そこに新しい試みとしてそろばんを組み込み、「文武両道」の子どもたちを育もうという考え。「さまざまな取り組みの中から自分の興味のあるものを見つけてほしい」と山本副園長は話す。
桜井支部長は「そろばんに親しんで、卒園してからも地域のそろばん教室に通ってもらえたら。親御さんにもそろばんの良さを分かってもらえたら普及にもつながる」と園児の元気な声と向き合っている。
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米倉さんら意気込み 舞台「風と共に去りぬ」きょう開幕
2011年6月3日
http://www.nnn.co.jp/dainichi/news/110603/20110603020.html
マーガレット・ミッチェルの長編小説を舞台化した作品「風と共に去りぬ」(3〜12日、梅田芸術劇場メインホール)の開幕を前に2日、同ホールロビーでスカーレット役の米倉涼子さんらが「現代にも通じる人間ドラマを、豪華な衣装や迫力の舞台装置とともに楽しんでほしい」と来場を呼び掛けた。
南北戦争下の米国南部を舞台に、激動の時代に翻弄(ほんろう)されながらも力強く生きた一人の女性の半生を描いた不朽の名作。ビビアン・リーとクラーク・ゲーブル主演の映画や、東宝や宝塚歌劇などによって幾度となく舞台化されている。
今作は菊田一夫脚本、堀越真潤色、山田和也演出。東京公演を前に大阪で初日を迎えるにあたり米倉さんやバトラー役の寺脇康文さんらは「大阪の皆さんの厳しい目にかなうよう頑張りたい」と意気込んだ。
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2011年6月 3日
歯を健康に。広がる虫歯予防の取り組み
http://www.sankei-kansai.com/2011/06/03/20110603-053577.php
64(ムシ)のごろ合わせで、6月4日から一週間は「歯の衛生週間」として各地で様々な虫歯予防の啓蒙活動が行われる。
メーカーからも虫歯予防につながる様々なデンタルケア商品が販売されているが、その中でも順調に販売量を伸ばしているのが歯垢の除去に効果的な「歯間ブラシ」だ。
国内トップの3割のシェアを持つジャックスによると、1990年から2009年の間に、歯間ブラシの販売量は約10倍に伸びたという。
その理由として、同社米田隆文さんは、「もともと日本にはつまようじ文化があるので、歯間ブラシが海外よりも受け入れられやすく、最新の生産技術の導入で価格が下がったことで一気に需要が広がったからではないか」と語るが、同社の顧客視点に立った対応も市場拡大に大きく貢献している。
歯間プラシは自分に合ったサイズを選ぶことが重要になるため、同社では無料のサイズ交換のサービスを行っており、1996年から2010年10月までで交換した商品は3万8000件にのぼるという。
予防歯科に力をいれる大阪の歯の花クリニックでは、6月4日より企業向けに「出張デンタルカフェ」サービスをスタートする。
デンタルカフェは虫歯予防についての正しい知識を楽しく身につけてもらうことを目的に、2008年から同クリニックで開催されている予防歯科啓蒙イベントで、今回スタートする企業向けサービスでは、参加者の虫歯リスク検査を行い、効果的な虫歯予防方法を説明する「ひとりひとりの虫歯予防」など企業のニーズに合わせて3つのプランが用意されている。
歯の花クリニック院長の米畑さんは、企業向け出張サービスを始めた理由として、「歯の健康を保つことで、日々気持ちよく働くことができ、他の病気の予防にもつながります。それは従業員にとっても、会社にとっても大きなメリットになります。また歯の健康を一緒に考えることで、社員のコミュニケーションの機会になればと思っています」と語る。
問い合わせは(株式会社ジャックス 電話072・920・6077)
同社ホームページ http://www.jacks.co.jp
問い合わせは(歯の花クリニック 電話06・6777・2848)
同社ホームページ http://www.hanohana.com
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府「歯の保健」図画・ポスターコン:府歯科医師会、来月25日まで作品募集 /大阪
http://mainichi.jp/area/osaka/news/20110603ddlk27040381000c.html
子どもたちに正しい歯や歯ぐきの衛生知識を持ってもらおうと、府歯科医師会は「第48回大阪府<歯の保健>図画・ポスターコンクール」(毎日新聞社など後援)を開催、7月25日まで作品を募集している。
日本歯科医師会は、80歳になっても20本以上の自分の歯を保つ「8020運動」を推進。府歯科医師会では、小さいころから正しい歯の磨き方など、歯や歯ぐきの健康づくりを知ってもらおうと、毎年コンクールに取り組んでいる。
府内の幼稚園、小学校、中学校、支援学校などに通学する子どもらが対象。応募は1人1点で四つ切り画用紙(38センチ×54センチ)を使用。11月3日に表彰式、受賞作品は11月初旬に「歯の絵画移動美術館」としてJR大阪環状線の車両を貸し切った「8020号」車内に展示される。
詳しい応募要領・問い合わせは、〒543−0033 大阪市天王寺区堂ケ芝1の3の27、大阪府歯科医師会学術地域保健課(06・6772・8886)へ。
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ファミリーミュージカル:「ルドルフとイッパイアッテナ」 1900人招待 /大阪
http://mainichi.jp/area/osaka/news/20110603ddlk27040397000c.html
◇コカ・コーラウエスト 猫たちが繰り広げる知恵や勇気、友情−−来月27日、大阪・北区茶屋町の梅田芸術劇場
親子で楽しめる「さわやかファミリーミュージカル ルドルフとイッパイアッテナ」が7月27日、大阪市北区茶屋町の梅田芸術劇場で上演される。主催のコカ・コーラウエスト(本社・福岡市)は、1900人を無料招待する。【八重樫裕一】
原作は同名の児童書。猫たちが繰り広げる物語を通じ、知恵や勇気、友情の大切さを描く。
出演は「ミュージカルカンパニー イッツフォーリーズ」。午後1時から座席引き換え、2時開場、3時開演。コカ・コーラウエストが夏休みの時期に、社会貢献活動で開催するミュージカルとして28回目となる。
申し込みは、はがきに希望者全員の氏名(ふりがなも)、年齢、職業と代表者の郵便番号、住所を記入し、〒810−0001 福岡市中央区天神2の4の12、NASAコーポレーション「さわやかファミリーミュージカル 大阪公演」M係へ。はがき1枚につき4人まで応募でき、6歳未満は不可。募集期間は22日まで(消印有効)。ホームページ(http://www.ccwest.co.jp/)でも受け付ける。抽選結果は、はがきで通知する。
問い合わせは、企画制作のNASAコーポレーション(092・714・2727)。
情報プラザ:第11回豊中和太鼓まつり /大阪
http://mainichi.jp/area/osaka/news/20110603ddlk27040404000c.html
5日(日)14時〜16時半、豊中市の服部緑地野外音楽堂。豊中を中心に活動する七つの和太鼓サークルと吹田のサークルがそれぞれ演奏し、合同演奏も。無料、雨天決行。豊中和太鼓サークル連絡会(090・5012・2514)。
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咲くやこの花館で「ハワイ・花と文化展」−絶滅危惧種なども展示
http://kyobashi.keizai.biz/headline/930/
花博記念公園鶴見緑地の「咲くやこの花館」(大阪市鶴見区緑地公園2、TEL 06-6912-0055)で現在、特別展「ハワイ・花と文化展」が開催されている。
孤立した生育環境の下で独自の進化を遂げたハワイの植物を知ってもらおうと6年前から毎年企画されている同展。前回のマウイ島に続き、今年はモロカイ島やラナイ島、カホオラヴェ島をメーンに島々の歴史とハワイ独特の植物体系を紹介する。
外見が珍しい「アルダ」や明かりの燃料として使われる「ククイ」など、絶滅が危惧される種の展示も行う。植物室ではハワイの高山植物で固有種「ギンケンソウ」などをはじめ、ハワイと関わりの深い植物も展示している。
同館プロモーション課の原田陽子さんは「ハワイの失われつつある原種、自然環境、歴史などを見てもらい、花博のテーマである『人と自然の共生』をあらためて訴えていければ」と話す。
6月5日・12日には男性フラダンサーによるフラや和製ハワイアンミュージック、モロカイ島の伝統曲などのステージライブなども行う。
開館時間は10時〜17時。月曜休館。入館料は大人500円(中学生以下無料、証明書提示で大阪市内の65歳以上も無料)。今月12日まで。
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“血縁”と“家族”問う 宮本輝氏の企画展
2011年6月4日
http://www.nnn.co.jp/dainichi/news/110604/20110604025.html
作家の宮本輝氏が卒業した茨木市西安威の追手門学院大で、宮本氏著『骸骨ビルの庭』(2009年発行)の企画展が始まった。血のつながらない“家族”の絆を描いた同作品に、東日本大震災の震災孤児を支える社会の在り方を重ね合わす読者の声が寄せられている。
物語の舞台は大阪キタの十三。大阪大空襲でも残った堅牢(けんろう)なビルに居座る“住人”を立ち退かせるため、派遣された管理人が住人の思いに耳を傾ける。そのビルは戦災孤児になって住み着いた住人と彼、彼女を育てた2人の青年が、庭で野菜を育てて共に生き抜いた場所だったという設定で展開する。
同大付属図書館の宮本輝ミュージアムが企画展に先立って感想文を募ったところ、府内を中心に20〜50代の男女11人から13点が寄せられた。
「平和で物があふれる今でも必要な、生きるために大切なことが描かれている」と戦後の混乱期を通して現代に思いをめぐらす声のほか、「子どもたちを優しく支え立派に育てる社会であるかどうかが問われてくる」と、震災で両親を失った子どもたちの将来について自問自答する読者も。
震災後の企画展だけに「人間関係が希薄な現代こそ血縁よりももっと密接な信頼関係を持つ“家族”が必要になってくる」との意見も寄せられている。
作品に登場する戦災孤児と育ての親である青年の関係について、同図書館司書の阿部良子さん(44)は「血はつながっていなくても“家族”だった。読者は今回の震災で家族を失った人たちの気持ちとリンクさせ、家族の大切さをあらためて感じたのでは」と話す。
宮本氏は1966年4月創立の追手門学院大第1期卒業生。大学生活を基にした『青が散る』や『泥の河』『優駿』などの作品があり、『骸骨ビルの庭』は司馬遼太郎賞受賞作。
ミュージアムは2005年5月開設し、毎年2回企画展を開催。今回は作品の舞台になった大阪・十三の写真パネルや宮本氏へのインタビュー記事を展示し、来館者の関心に応えている。9月8日まで。休館日あり。
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寝屋川の特養で 千住さんがバイオリン演奏
2011年06月04日
http://mytown.asahi.com/osaka/news.php?k_id=28000001106040001
バイオリニストの千住真理子さんが3日、朝日新聞厚生文化事業団の高齢者施設訪問プログラム「ゆうゆうビジット」で寝屋川市石津中町の特別養護老人ホーム「寝屋川石津園」を訪れ、入所者ら約130人に演奏を披露した=写真。
千住さんは「リラックスして、生のバイオリンの音の振動を体中で味わって下さい」と話した後、曲の背景などを解説しながら「アヴェマリア」「ツィゴイネルワイゼン」など計7曲を演奏。途中、千住さんの呼びかけで入所者が演奏に合わせて「ふるさと」を合唱した。10年以上前から千住さんのファンという半辺秀子さん(87)は「あっという間に音に引き込まれ、夢を見ているようでした」と話した。
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中村勘三郎「九月松竹大歌舞伎」に出演
2011.6.4 10:49
http://www.sanspo.com/geino/news/110604/gnj1106041051008-n1.htm
病気療養のため休演している歌舞伎俳優、中村勘三郎(56)が、大阪・新歌舞伎座の「九月松竹大歌舞伎」(9月2〜26日)に出演することが3日、分かった。
昼の部の「人情噺文七元結」、夜の部の「お祭り」に主演する。勘三郎は7月、長野県松本市で開催される舞踊公演で、舞台復帰する予定。
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川辺をゆらゆら、ホタルの舞 万博記念公園
2011年6月4日
http://mytown.asahi.com/areanews/osaka/OSK201106030150.html
庭園内で自然に発生したホタルを観賞する「蛍の夕べ」が大阪府吹田市の万博記念公園内の日本庭園で開かれている。ホタルは午後8時ごろ最も活発に光るという。
日本庭園の西地区にある川沿いに設けられた歩行観賞コース(約1キロ)に、ホタルの淡い光がともり出すと、入園者から「今光った」「初めて見た」の声が上がった。奈良市から来た西田和彦さん(30)は「川の奥の暗がりで光っている風景がいい」と話した。
12日まで(8日は休み)で、入園は午後9時まで。入園料は大人250円、小中学生70円。荒天で中止の場合は日本万国博覧会記念機構のホームページに掲載される。問い合わせは万博公園総合案内所(06・6877・7387)へ。(吉川喬)
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2011年6月 4日
企業人と有識者 交流の場 うめきた「木曜サロン」開催
http://www.sankei-kansai.com/2011/06/04/20110604-053616.php
JR大阪駅北側の再開発地域(梅田北ヤード・うめきた)に、平成25年春開業の産学官連携施設を運営するナレッジ・キャピタル・マネジメント(KMO、大阪市北区)は、6月から「ナレッジキャピタル木曜サロン」を開催している。施設開業前から企業人と有識者との交流の場を設けることで技術革新の創出につなげるのが狙い。
2日に開かれた第1回のサロン=写真=には約100人が参加。前大阪大学総長でアジア太平洋研究所の宮原秀夫所長が研究者の視点でゴルフの醍醐味(だいごみ)を解説した。
サロンは毎週木曜日午後7時から、JR大阪駅近くの新阪急ビル9階のKMO本社で開催。参加料は1人千円。問い合わせは電話06・6342・8976。
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<大阪>大阪湾の生き物を一斉調査
http://webnews.asahi.co.jp/
(6/4 18:07)
市民や研究者らが身近な海洋生物を調べる「大阪湾生き物一斉調査」が、大阪府などの沿岸で行われました。
大阪府泉南市の男里川河口には、干潮時間にあわせて市民や高校生ら30人あまりが集まりました。この調査は、大阪湾への関心と理解を深めてもらおうと企画されたもので、今回で4回目です。去年の調査では、17地点で474種を確認。環境省などに絶滅危惧種として登録されている生物も48種見つかっています。参加者のひとりは、「(初めてだが)楽しい。いるんな生き物がいるのが確かめられるし」と話していました。参加者は名前や種類などを確認しながら調査票に記入したあと、生き物を元の棲み家に戻していました。調査は別の地域で5日も行われる予定です。
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■大阪 動物愛護法の改善求めるシンポジウム
http://www.mbs.jp/news/kansaiflash_GE110604174700462251.shtml
来年にも改正される動物愛護管理法について改善を求めるシンポジウムが大阪で開かれました。
このシンポジウムは、関西の弁護士などで作る団体が開いたものです。
現在の動物愛護管理法では、行政は所有者から求められた時は犬や猫を引き取らなければならないと定められていて、日本では年におよそ30万匹の犬や猫が殺処分されています。
このため、この団体は行政が引き取りを拒否できる規定を法律に盛り込むよう求めています。
「行政は動物を愛護する、業者は無責任な販売はしない、飼い主は(ペットの)命に対する責任を持ってほしい」(ペット法塾代表世話人・植田勝博弁護士)
団体は今後、賛同する署名を集め、国会に提出したいとしています。
(06/04 18:07)
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2011年6月 4日
13流派参加 いけばななにわ展 御堂会館
http://www.sankei-kansai.com/2011/06/04/20110604-053623.php
「いけばな なにわ会」(会長、新居哲甫・未生流大阪家元)の展覧会「いけばな なにわ展―花で満たそう ガンバレ日本―」(4〜5日)の開催を前に、大阪市中央区の御堂会館(南御堂・難波別院)で3日、各流派のいけばな作家らによる生け込みが行われた=写真。
同会は、草花などの自然素材を用い、伝統的な型のいけばなを追求する「正調華道」を掲げて活動。今回の展覧会には、13流派から約170人が参加し、花の自然なままの姿を生かした古典的ないけばなを披露する。
出品流派は池坊峰月流、華道円真花、華道紫粋会、近代挿花草風古流、広円流、甲州流、生真流、泉槇未生流、二葉流、未生流大阪、未生流(庵家)、未生斑鳩流、未生御流。
開場時間は午前10時〜午後5時(5日は午後4時まで)。入場無料。
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2011年6月 4日
全国唯一の歯科医師会夜間緊急診療 もしもの時に有効利用を
http://www.sankei-kansai.com/2011/06/04/20110604-053621.php
全国の都道府県の歯科医師会で唯一、夜間緊急診療を行っている大阪府歯科医師会。平成16年に夜間緊急歯科診療を開始以来、今月で8年目を迎えた。これまでの利用者は4万2千人を突破。当初の想定を大幅に上回る利用があるという。関係者は「せっかくの仕組みなので、必要な人にはきちんと利用してもらいたい」と話している。4日から、歯の衛生週間が始まる。
夜間診療は大阪市天王寺区の夜間緊急診療所で、午後9時から午前3時まで行われており、毎日、2〜3人の歯科医師が交代で診察にあたっている。「夜中に急に歯が痛くなった」といった急患に対応するほか、交通事故などで口をけがした外傷患者が運び込まれることも。出張中や旅行中などで、大阪を訪れている人の診察にもあたっている。
夜間診療を始めたのは、府や大阪市からの要請がきっかけ。当初は1日10人程度の利用を見込んでいたが、年末年始やゴールデンウイークなどの大型連休には50人ほどの患者が訪れることもあるという。
歯科医師会の担当者は「夜間診察が行われていること自体を知らない人もいるが、せっかくの仕組みなので、診察が必要な患者さんにはきちんと利用してもらいたい。あくまで応急措置になりますが、利用する際には事前に電話をしてもらえるとスムーズです」と話している。
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中国料理のお供に辞典
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/osaka/news/20110605-OYT8T00085.htm
料理研究所主幹 福冨さん出版
中国料理店で、漢字の並んだメニューに戸惑った経験は誰にもあるはず――。大阪市阿倍野区の辻静雄料理教育研究所の研究主幹、福冨奈津子さん(57)=写真=が、旅行に携帯するのに便利な「中国料理小辞典」(柴田書店、税別2800円)を出版した。
福冨さんは大阪外国語大で中国語を専攻。地方によって同じ食材でも呼び名が違う中国料理に興味を持ち、30年前から中国各地の料理や、魚介類や野菜などの食材、香辛料や調味料のほか、宴席でのマナーの違いなどについても調べてきた。
小辞典は「メニューを見ただけで、どんな調理法なのか、食材は何なのかがわかったら、中華料理をもっと楽しめるのに」といった、友人らの声を聞いて執筆を決意。1年半をかけて仕上げた。
四六判、384ページ。料理や茶、酒、料理店など25項目にジャンル分けし、「点心」「烏龍(ウーロン)茶」など2700語を収録した。索引は中国語の発音を表すピンイン、画数の2通りで分類。中国で広く使われる簡体字のほか、カタカナも併記し、簡潔な解説も添えた。福冨さんは「この一冊で中国料理を堪能してもらえたらうれしい」と話す。
(2011年6月5日 読売新聞)
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2011年6月 5日
子供ら 避難所作りに苦闘 交野で防災教育活動
http://www.sankei-kansai.com/2011/06/05/20110605-053643.php
子供たちに防災意識を高めてもらおうと、避難所生活などを体験する「チャレンジ! Katanoキッズプロジェクト」が4日、大阪府交野市私部の市役所別館で始まった。市内の小学4年〜中学1年36人が非常食の食べ方や自動体外式除細動器(AED)の使い方などを学んだ。
1泊2日の日程で、5日は、自然災害が発生したとの想定で災害図上訓練(災害シミュレーション)などが行われる。
プロジェクトは、摂南大学(寝屋川市)が、中田仁公・交野市長の提案に基づき取り組んでいる防災教育活動の一環。災害時に中心となって活動できる将来の青少年リーダーを育成するのがねらい。
体験会は子供たちと同大学「ボランティア・スタッフズ」の学生が6つのグループに分かれ、キャンプ形式で実施。4日は、アルファ米(炊いて乾燥させたご飯)などの非常食を食べた後、子供たちが約800個の段ボール箱を使って避難所作りに挑戦した。実際にけが人を運ぼうとすると入り口が狭かったり、壁が崩れたりして、避難所作りは悪戦苦闘。子供たちは、欠点を踏まえて作り直すなどしていた。
同大学の浅野英一教授(53)は「体験を通して、避難所では何を優先すべきかや命の大切さ、普段の食事のありがたさなどを気付いてほしい」と話していた。
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2011年6月 5日
大阪湾 生き物いっぱい 高石・高師浜など一斉調査
http://www.sankei-kansai.com/2011/06/05/20110605-053642.php
大阪湾の水環境を把握するための「大阪湾生き物一斉調査」が4日、沿岸11カ所で行われ、大勢の市民が参加した。高石市の高師浜では、近くの「浜寺公園自然の会」の子供や親子連れら約30人が参加し、フジツボや貝、カニなどを採取した=写真。
国や府、兵庫県などでつくる「大阪湾環境再生連絡会」が、湾再生に向けて環境への関心、理解を深めてもらおうと企画。平成20年度から毎年6月に湾内十数カ所で実施し、9月に調査結果を公表している。
高師浜では、講師を務めた大阪湾海岸生物研究会のメンバーから「カキは手を切るので軍手をする」「絶対にはだしにならない」などと注意を受けたあと調査開始。子供たちは石をどけたり砂を掘ったりして、貝やカニなどを見つけては歓声を上げていた。
昨年の一斉調査では、環境省など指定のレッドデータ種(絶滅の恐れのある野生生物種)48種を含む474種の生物が確認されたという。
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屋外で不思議学ぼう
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/osaka/news/20110605-OYT8T00837.htm
吹田市の万博記念公園で5日、「サイエンス・フェスタ 理科実験野外教室」(大阪市立科学館、読売新聞大阪本社など後援)が開かれ、親子連れらが様々な自然科学の実験に挑戦した。
子どもたちに屋外で科学の不思議や楽しさを体験してもらおうと開催しており、4回目。関西の中学・高校の理科教諭や科学教室の講師、科学部に所属する中高生らが11ブースを設置した。参加した子どもたちは、シャボン玉を作って光の屈折を学んだり、木炭作りや火おこしを体験したりした。
中でも、大量のクギの上にあおむけになった人の腹に載せたコンクリートブロックをハンマーでたたき割る実験では、大勢の子どもたちがこわごわ見学。担当者から「ブロックが割れることでエネルギーが消耗され、人に力が伝わらない」「クギの本数が多いために力が分散され、人に刺さらない」などの説明を受けた。
同市立南山田小4年の柏木希一君(9)は「一瞬、血が出るかも、と心配したけど、ブロックが力を吸収したことがわかり、すごいなと思った」と感心していた。
(2011年6月6日 読売新聞)
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大阪の街中で芸術”作品募集
http://www.nhk.or.jp/lnews/osaka/2003294781.html
大阪のまち全体をアーティストに発表の場として提供することで都市の魅力を創造しようという大阪府の事業がきょうから今年度の作品募集を始め、橋下知事もPRに参加しました。
「おおさかカンヴァス推進事業」と名づけられたこの事業は大阪府が昨年度から始め、府が公園や公共施設などを発表の場として提供するとともに、制作費の一部も負担して、まちなかで府民に身近に芸術作品に触れてもらう試みです。今年度もきょうから作品の募集が始まり、大阪・住之江区にある府の咲洲庁舎では、事業にかかわるアーティストや橋下知事が参加してイベントが行われました。
橋下知事は「府の職員と作家が議論しながら来年、再来年につながるようなイベントにしたいのでどんどん応募してほしい」と呼びかけました。
会場には昨年度の入選作品の高さ13メートルのこけしや直径7メートルの黄色い傘など巨大なオブジェも展示され、訪れた人たちが見上げていました。
作品の募集はきょうから来月22日まででことし10月下旬からは府内各地で展示が始まる予定です。
NHKニュース06月06日
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仏教文化講演会のお知らせ
開催日 2011年6月18日(土)
時間 午後2時 〜 午後4時
会場 四天王寺 本坊客殿
主題 大化改新をめぐる人々
講師 須原 祥二(すはら しょうじ) 先生
四天王寺大学 人文社会学部 准教授
http://www.shitennoji.or.jp/
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小児がん施設:「当たり前の日常」闘病中も NPOが建設予定図を披露 /大阪
http://mainichi.jp/area/osaka/news/20110606ddlk27040176000c.html
◇明るい室内、親や兄弟も過ごせる空間 継続的な協力訴え
神戸市のポートアイランドで小児がん治療専門施設の着工準備を進めるNPO法人チャイルド・ケモ・ハウス(事務局・茨木市)が5日、ポートアイランド内の臨床研究情報センター(神戸市中央区港島南町1)でキックオフシンポジウムを開き、約200人が参加。今秋着工、13年春開業のスケジュールを報告し、建設予定図も披露された。
大阪府内も含めて候補地を探してきたが、近くに高度な医療施設が充実し、予定地の貸与協力も得られた現地で最終的に決まった。
シンポジウムでは、「おうちに帰りたい」という闘病中の子どもたちの声を原点に始まった約5年間の活動を説明。建築家の手塚貴晴さんが建設予定図を披露した。どの部屋からも外を眺められる明るい病室、親や兄弟も過ごせる空間、医師らが子どもの様子を確認しやすい病室配置など、それぞれの立場に配慮。「家族が近くにいるという当たり前の日常を、闘病する子どもたちにつくってあげたい」と語った。
また、パネルディスカッションもあり、河敬世(けいせい)・大阪府赤十字血液センター所長は「こうした施設は、先端医療が提供できる地域に一つずつ欲しい。最初となる神戸でうまく運営できるよう、支援が欠かせない」と継続的な協力を訴えた。【青木絵美】
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桂こごろうさん二代目「南天」襲名へ 40年ぶり復活
http://www.asahi.com/kansai/entertainment/news/OSK201106060033.html
落語家の桂こごろうさん(43)が来年4月に二代目桂南天(なんてん)を襲名すると、所属の米朝事務所が6日、発表した。人間国宝の桂米朝さん(85)もネタを受け継いだ故・南天は「諸芸十八般」と称した多芸家で、40年ぶりの復活となる。披露公演を大阪、京都、東京、名古屋などで開く。
1972年に亡くなった南天は「アニメのルーツ」とも呼ばれる錦影絵や滑稽手品、寄席の踊り「ずぼら」などの珍しい芸を持ち、60年代にはテレビ番組にも出演。錦影絵は米朝一門の若手らが継承している。こごろうさんは大阪府枚方市出身で91年に南光さん(59)に弟子入り、工夫の光る高座で注目株の一人だ。「優しさや、人をうれしくさせる気持ちを継いでいきたい」。米朝さんはひ孫弟子の襲名について、「(初代は)誠に欲のない、飄々(ひょうひょう)という言葉がぴったりの人でした。もう、継ぐ人はおらんやろと思ってた」と笑顔で話した。(篠塚健一)
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2011年6月 6日
【産創館レポート】日本橋に生まれた"アイドル小屋"
http://www.sankei-kansai.com/2011/06/06/20110606-053667.php
2010年9月、大阪に新しい小屋が産声を上げた。
その名は「Love Com Theater」。芸能・モデルのプロダクション会社、ファンタスター(大阪市浪速区)が、自社アイドルユニット“ファンタ☆ピース”のホームシアターとして、西のオタク文化の聖地・日本橋にオープンさせた劇場だ。
一般的にタレントとファンとの距離は遠い。しかし、代表取締役の中澄善彦氏は社屋の1階に劇場を作り、タレントとファンの距離を縮めることに注力した。「タレントたちは、この世界で成功しようと必死に頑張ります。そのけなげな姿を1メートルの近さで見るファンも頑張る姿にインスパイアされます」と中澄氏は話す。その上で「けなげで、純粋な心を持つタレントの成長を通して、日本橋に集まるファンたちも一緒に、健全に育っていってほしい。その拠点がこの劇場なのです」と熱く語る。
そして、この空間にはもうひとつの側面がある。ビジネスモデルの創出だ。テレビやCMはハードルが高くても、オタクの世界において芸能プロダクションは群雄割拠で、チャンスは少なくない。
オタク市場は国内で4000億円前後、世界では数兆円といわれる。この分野で受け入れられるタレントを育てることができれば、巨大市場を狙えるというわけだ。しかも、日本のオタク文化は「クールジャパン」として海外にも認知されている。
「日本橋のコアなファンが火をつけ、さまざまなオタク要素を吸収しながら大きくしていければ、クールジャパンの総合文化として発信できる可能性を秘めています」(中澄氏)。その皮切りが、身近に触れることのできる“ファンタ☆ピース”という。
すでに、ここではコアなファンを獲得しつつあり、劇場とアイドルを掛け合わせた事業としては「もう他と肩を並べていると思っています」と中澄氏は自信をみせる。
今後の課題は、メディアへの露出とともに、インターネット配信や会員組織の構築などアイデアを凝らしてビジネスを磐石なものすること。若い世代の育成と、新ビジネスの展開、そしてその先にある文化の発信。日本橋の小屋を出発点とする中澄氏の夢は膨らむばかりだ。
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震災の詩、米英で支援呼ぶ 大阪の詩人の4編
2011年6月6日
http://mytown.asahi.com/areanews/osaka/OSK201106050140.html
大阪の詩人が、東日本大震災にまつわる4編の詩を詠んだ。詩はメールで国境を越え、日本語を学ぶ各国の生徒に伝わり、被災者を支援する動きが広がっていった。
詩人は大阪府枚方市の高木いさおさん(57)。詩を書き始めたのは、いじめや児童虐待など苦しみの中で生きる子どもに伝えたいことがあったからだ。自身も小学校の時に結核になり、死を意識する中で自宅での療養生活を送った。苦しみの中でも未来に希望を持とう。そんな思いでつづった詩は、海外で日本語を学ぶ生徒のスピーチコンテスト課題作になったこともある。
そして、東日本大震災。高木さんはテレビに映し出される被災地の映像から目が離せなくなった。子どもも大人も、すべての人が想像を絶する苦しみの中にいる。自分にできることなんてあるのか。
だが避難所を無邪気に走り回る子どもの映像に、けなげに生きている人たちの深い心の傷が見えた気がした。胸が焼け付くような思いで、4日間で4編を書き上げた。技巧をこらすのではなく、見たまま、感じたままを書きつづった。
「涙する人」
抱き締め合って/「生きているだけでよかった 会えてよかった」/と涙する人 抱き締め合いたい人を求めて/「生きていると信じています」と涙する人/テレビの前で/よかったなあと流れだした涙が/何とか生きていますように/と流れ落ちました
この痛みを世界の人にも知って欲しい。米テキサス州の日本語教師らに詩をメールで送った。送信先の一人、クリークビュー高校とニューマンスミス高校で教える真田和子さん(63)は授業で詩を紹介。生徒たちはすぐ反応した。募金袋を持ってクラスを回り、両校で1500ドル(約12万円)以上が集まった。ウッドランズ高校でもリード真澄さん(55)が日本語の授業で高木さんの詩を取り上げ、募金やメッセージを送る動きが広がった。
英・ロンドンの高校で日本語を教える英国人教師からも「授業であなたの詩を生徒に紹介した」というメールが高木さんに届いた。日本語教師が登録するメーリングリストで紹介されているのを見たといい、同校では義援金を募るイベントが開かれた。
高木さんは「未曽有の災害から立ち上がる上で何より大事なのは心の連帯。詩が人の心をつなぐことに役立てばうれしい」と話す。(阪本輝昭)
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動物とふれあい写生 大阪成蹊大に親子1500人
2011年6月6日
http://www.nnn.co.jp/dainichi/news/110606/20110606025.html
大阪成蹊大芸術学部は5日、大阪市東淀川区の相川キャンパスで「動物とふれあう写生会」を開催した。1500人を超える親子連れが参加し、キャンパスに現れた1日だけの動物園を楽しんだ。
滋賀県守山市の堀井動物園からフラミンゴやアカハナグマなど約40種類の動物がキャンパスに集合。大阪成蹊大、大阪成蹊短大、大阪成蹊女子高の生徒約75人が授業の一環として運営をサポートした。付属のこみち幼稚園のコーナーでは、未就園児らと画用紙で動物のかんむりを作った。子どもらはポニーに乗ったり、大きなトカゲに驚いたりする一方で、真剣な表情で色彩豊かに動物たちを描いていた。
息子の創一朗ちゃん(5)、慶次朗ちゃん(2)を連れてきた同区の井田正幸さん、直子さん夫妻は「動物を写生する機会が少なく、親が見られるのもいい」と喜んでいた。
門脇英純・同学部教授総合教育研究支援センター長は「地域貢献を重視しており、今回はテストケースだが多くの人に集まってもらえた。今後の企画に生かしたい」と話している。
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京都大学だから首にならなかったが、東大だったら首になっていただろう
http://hiroakikoide.wordpress.com/2011/06/02/tvasahi-jun2/
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メダカが貝を育てる→貝が道頓堀川を浄化→ビオトープも"再生" 寝屋川の小学生が循環に一役
2011年6月7日
絶滅危惧種の真珠貝・イケチョウガイの養殖に、大阪府内の小学校のビオトープで育てたクロメダカを活用する試みが6日、大津市内の養殖場で始まった。成功すれば4年後には、クロメダカに育てられたイケチョウガイが大阪・道頓堀などの川を浄化する。
ビオトープは、本来「野生生物の生息空間」という意味のドイツ語(造語)だが、教育現場では、学校内に池や小川などを設け、人工的に自然生態系を再生した空間を指すことが多い。
大阪市内の川の浄化を進めているNPO法人「大阪・水かいどう808」(本部・大阪市)が実施。イケチョウガイは淡水に生息する国内最大の二枚貝で、琵琶湖水系の固有種。同法人は平成15年に大阪・ミナミの道頓堀川でイケチョウガイを母貝とした真珠養殖に挑み、話題を呼んだ。
だが、近年イケチョウガイの幼生が寄生する魚の確保が困難に。代用魚を探していた際、クロメダカが活用できる可能性が高いことが分かった。
一方、大阪府寝屋川市立点野小学校(寝屋川市点野)では、13年に整備したビオトープが21年に破損。修復工事は終えたが、維持費が課題となっていた。同法人はビオトープで育てられたクロメダカを定期的に買い取り、維持費に充てることを提案。この日、児童18人が池からクロメダカを採取し、同法人が大津市の養殖場へ運んだ。
今後、クロメダカにイケチョウガイの幼生が寄生、養殖が成功すれば、同法人では4年後にもクロメダカに育てられたイケチョウガイを大阪・道頓堀などの川に移す予定。イケチョウガイは水中の窒素などを含む植物性プランクトンを食べ、1日でドラム缶1本分(200リットル)を浄化するとされ、同小6年生の内海悠花さん(11)は「私たちが育てたメダカが川をきれいにする手助けになればうれしい」と話していた。
http://www.sankei-kansai.com/2011/06/07/20110607-053719.php
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巨大こけしが作品募集PR おおさかカンヴァス
2011年6月7日
http://mytown.asahi.com/areanews/osaka/OSK201106060148.html
大阪の街中に現代アートの作品を展示する「おおさかカンヴァス」事業の今年度の作品募集が6日、始まった。府咲洲庁舎(大阪市住之江区)では記念イベントがあり、前回展示された高さ13メートルの巨大こけしが再び登場した。
若手アーティストらを応援しようと府が昨年度から始めた「橋下流文化施策」の柱の一つ。イベントに出席した橋下知事は「一般の人にもアートの魅力を広げられる良い機会。今年もどんどん応募して欲しい」とPRした。今回は10月から来年2月ごろまで、前回の2倍の約40点を河川敷や公園などに展示する予定。
締め切りは7月22日。応募用紙は公式サイト(http://osaka-canvas.jp/)で入手できる。(京谷奈帆子)
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親子料理教室:19日の「父の日」「食育の日」 淀屋橋などで−−大阪ガス /大阪
http://mainichi.jp/area/osaka/news/20110607ddlk27100422000c.html
大阪ガスは「父の日」と「食育の日」に当たる19日、大阪ガスクッキングスクールで親子料理教室「チャリティファミリークッキング/関西からの応援〜思いが届きますように」を開く。参加費の全額を東日本大震災の義援金とする。
当日は鍋でごはんを炊いておにぎりを作るほか、アジのムニエル、レタスとベーコンのスープ、はちみつレモンケーキなどを作る。地元野菜を用い、地産地消やエコな料理法、朝ご飯の重要性なども学習する。
府内の会場は、淀屋橋(大阪市中央区)▽堺(堺市堺区)▽千里(豊中市)−−の各校。いずれも午前10時〜午後0時半と午後2時〜4時半の2回。対象は小学4〜6年生と保護者計約360人。参加費はペア3000円。申し込みはフリーダイヤル(0120・254・255=午前9時〜午後5時半)。【最上聡】
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大阪の「津波・高潮ステーション」 来場者大幅増加中
http://www.ktv.co.jp/news/date/main.html
津波の恐ろしさを体験できる施設「津波・高潮ステーション」の来場者が東日本大震災以降、大幅に増えています。
7日も、地元・大阪の小学生が訪れ防災の知識を深めました。
大阪市西区にある「津波・高潮ステーション」は、府民の防災意識を高めようと大阪府がおととしオープンしました。
施設には、台風で被害を受けた大阪の街の様子を映像でみることができるほか、津波や高潮を防ぐ鉄の扉を実際に閉めることもできます。
また津波災害体感シアターでは、迫力のある映像や振動で津波の恐ろしさを体感することができます。
7日は、地元の小学生50人が訪れ、東南海・南海地震が起きた際、最大で3メートルの津波が大阪を襲うことなどを学びました。
小学生は、「津波ってこわいと思った、南海・東南海地震に備えるためまず避難ということを知りました」と話していました。
東日本大震災以降、来場者は、大幅に増えていて先月は、前の年の2.3倍の3400人が訪れました。
大阪府西大阪治水事務所は、「地震・津波がわが身と感じられて目的意識を持って来館する方々が増えている」と話していました。
また屋上にある畑では、小学生が、災害時の非常食となる「サツマイモ」の植え付けを体験しました。
団体の予約は、来月上旬までほば一杯ですが、個人は、予約せずに入場できます。
電話06−6541−7799 10時〜16時 入場料無料 水曜日休館
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>>460
>京都大学だから首にならなかったが、東大だったら首になっていただろう
>http://hiroakikoide.wordpress.com/2011/06/02/tvasahi-jun2/
かの地では事実に基づいた科学的思考より人の都合が優先されますからね。
ページ中の反骨精神で教授が発言した云々もそれと変わらない。
(原発賛成か反対かの方向が違うだけ)
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同じようなことは新型インフルエンザのときでも。
その地では感染が報道されないから安全。
実は検査をしないことで感染の発覚を遅らせただけ。
県境でインフルエンザが防げるわけがない。
しかし、かの地では人の都合が全てに優先されるため、事実に即さないとんでもない決定が行われがち。
メルトダウンした原発への注水を中止する命令が出たのは最たるもの。
とにかく、人の都合や希望的観測で事実に合わない決定が行われるのは日本全体が危険になる。
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小説「泥の河」石碑完成 土佐堀橋たもとで除幕式
2011年6月8日
http://www.nnn.co.jp/dainichi/news/110608/20110608024.html
作家・宮本輝さんのデビュー作『泥の河』の舞台になった大阪市西区の土佐堀川に架かる橋のたもとに、作品を紹介する石碑が完成し、5日に除幕式が行われた。水上生活者の一家を描いた作品の時代設定は1955(昭和30)年。幼少時の思い出が物語のベースにあるという宮本さんは、川沿いに林立する高層ビルを前に「今は様変わりだ」と当時を懐かしんだ。
除幕式の発起人は、宮本さんが第1期生として卒業した追手門学院大の同窓生や地元の江戸堀連合振興町会長。石碑が立つ土佐堀橋南詰めに旅客航路・渡船運航会社を構える同大2期生の一本松伸さんは「地域ににぎわいをつくりたい」と期待を寄せた。
式に出席した宮本さんは「当時はこの辺りに水上生活者がいらっしゃった。貧しい無名の人たちが苦労して戦後を生きていた。そういうものを書きたいと思った」とあいさつ。現在64歳の宮本さんは4歳から小学4年まで当地で暮らし、実際に水上生活者との交流があったという。
『泥の河』は、川辺に暮らす少年と、水上生活する一家の姉弟との短い交友が描かれ、映画にもなった。1977年の太宰治賞受賞作。石碑には物語の一節が刻まれている。
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温かみ伝わる絵手紙 「コスモス」5周年の記念展
2011年6月8日
http://www.nnn.co.jp/dainichi/news/110608/20110608027.html
絵手紙を通じて地域で活動するNPO法人ふれあい広場「コスモス」(山内教子理事長)の設立5周年を記念した展示「大阪のおばちゃんおっちゃんも頑張ってまっせ!!」が、大阪市北区天満橋のOAPタワー1階エントランスホールで開かれている。季節を感じさせる1枚や東日本大震災の復興を願う作品が会場を飾っている。入場無料。12日まで。
同法人は2006年の設立。府内で約30の教室があり、昨年9月にはフランス・パリで作品展を開き、盛況だった。
今展には、教室の生徒らが約1400点を寄せた。夏を間近に控え、パイナップルのイラストに「南国の太陽浴び味よく香りいっぱい」の言葉を添えた1枚、東日本大震災の発生を受け、野菜を描き「被災地に一日も早く緑が戻ってきますように」と書いた作品など、多彩で温かみを感じさせる絵手紙が並ぶ。
山内理事長は「みんなのおかげで5周年を迎えられた。勢いで頑張ってきたが、絵手紙の力はすごいと思う」と話していた。
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2011年6月 8日
非常時の"知恵"集結 「地域防災防犯展」 9、10日 インテックス大阪
http://www.sankei-kansai.com/2011/06/08/20110608-053769.php
東日本大震災の発生により市民の防災意識が高まるなか「第5回地域防災防犯展」(大阪国際見本市委員会主催)が9、10の両日、大阪市住之江区のインテックス大阪で開かれる。
防犯と防災に焦点を絞った展示会で、今年は東日本大震災を受け、164社・団体が安否確認システムや災害トイレ、燃料電池などを出展。火を使わずに化学反応で温まるカレーや牛丼のパック、高齢者や子供たちも食べられるやわらかい缶詰パンなどの非常食試食体験コーナーも設ける。
また、通常はまちづくりや防犯の視点から、LED照明などがつけられている公園などの広域避難場所の案内表示やハザードマップに、バールやジャッキなど非常時に役立つ工具を備え付ける工夫や、高層住宅でエレベーターが止まったとき女性1人でも階段を使って高齢者を避難させることができる輸送装置なども紹介する。
同時に“声かけ”運動を広げ、地域で安否確認ができる自主防災組織を築いている堺市の新檜尾台校区の取り組みなどを報告する各種セミナーも開かれる。
無料。9日は午前10時〜午後5時、10日は午前10時〜午後4時。問い合わせは同展事務局(電話03・5775・2855)。
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2011年6月 8日
【勝手にランキング】「学習塾」比率1位 池田市 高校立地や交通の便、子供の数...要因が複合
http://www.sankei-kansai.com/2011/06/08/20110608-053772.php
“東高西低”といわれた「お受験」も今は昔。関西でも有名私立大が相次いで付属小学校を開校し、大阪でも受験戦争に欠かせない学習塾が勢いを増しているが、どうも地域によって偏在している傾向がうかがえる。そこで、府内の自治体別に人口当たりの学習塾の数を比較してみた。 (白岩賢太、植木芳和)
■小6で3割強
日本の私塾の歴史は古く、鎌倉時代までさかのぼるという人もいるが、大阪では江戸時代の蘭学者、緒方洪庵が開設した「適塾」が有名。この時代には庶民向けの施設として「寺子屋」も普及しており、日本の教育水準を高める上で欠かせない存在だった。
戦後は高度経済成長とともに偏差値重視の受験戦争が激化し、都市部を中心に学習塾が乱立。文部科学省の調査(平成15年)によると、通塾率は小学6年で35・6%、中学3年で62・5%に上った。
「学習塾」といっても幼児教室や語学教室などもありさまざまで、今回の調査では、主に受験対策を目的とした進学塾や予備校などに限定して調べた。
■大阪市は7位
1位は池田市。大阪では一般的に北摂エリアが「教育熱心」という人も多いが、ランキングをみると、2〜5位は北摂以外の地域の自治体が占めた。
他の自治体と比べ、塾の数がけた違いに多い大阪市は7位。どのエリアの自治体もまんべんなくランクインしているように見えるが、自治体関係者や教育関係者はこの結果をどう分析するのか。
池田市教委の担当者は「おひざ元に大阪大があるという点が一番の要因では。阪大生が塾講師としてアルバイト勤務するケースが多く、学習意欲の高い児童生徒にも自然と人気が集まる」と指摘。同市内の中でも塾や予備校などが集中する阪急石橋駅は、北摂エリアの拠点ターミナルとして交通アクセスが良く、「学生も県境を超えて交流しているケースが多い」という。
大阪市教委の担当者は「公立の学校教育に最も力を入れているので、民間企業の動向についてはコメントしにくい」としながらも「大阪市内には有名私立高校が多く、交通の便も良いため、(ランキング上位は)当然といえば当然」と話す。
有名校の立地や交通至便、受験を控えた子供の数なども背景にあるようだが、塾を経営する側に尋ねると、こんな意見が返ってきた。
関西一円で進学塾を展開する「浜学園」本部の営業企画室は「公立高校に対する受験ニーズはどこの自治体もそう変わらないが、生徒が将来的に進学を目指す有名校が大阪では北部に集中しており、その比率が進学塾の数にも反映しているのではないか」と指摘する。
また、フリープロデューサーの木村政雄さんは、ランキングを鉄道の沿線別から比較し、「阪急宝塚線が走る池田市や豊中市はやっぱり上位。南海高野線沿いの大阪狭山市や河内長野市も、ベッドタウンとして栄えており、若いサラリーマン家庭で教育熱心なイメージが強い」と独自の視点で分析した。
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>>470
■生き抜く力
文科省は一昨年、保護者の年収が高い世帯ほど子供の学力が高いとする調査結果を報告したことがある。全国学力テストの結果と年収の相関関係を裏付けるデータの公表は初めてだったが、この調査では学校外の教育費支出についても調べており、「月5万円以上」の家庭と「支出なし」の家庭では、応用力を問う「算数B」の正答率で26・8ポイントの差があったことが明らかになっている。
「教育熱心な家庭は総じて、情報にも敏感。富裕層が多い地域に塾や予備校が集中するのは、保護者と塾側の双方の利害が一致した自然の流れともいえる」。こう指摘するのは中学受験に詳しい森上教育研究所の森上展安所長。「読み書き、計算に必要な反復学習も含め学習塾が補う役割は大きくなるばかりで、家庭の収入と学力格差が結びつく一因になっているのでは」と話す。
ただ、木村さんはこんな見方も示した。
「富裕層が多く住む街に学習塾が集中するのは自然な現象だが、大阪も他の大都市と同じ傾向になったと思うとちょっとがっかりする。やはり大阪は、机の上でモノを暗記する勉強よりも、賢く生き抜く生活力を重視する街やと思うんですが、こんな考え方はあきまへんか?」
調査方法
NTTのタウンページに今年4月末時点で「塾・予備校」として掲載されている件数を、総務省が公表した平成22年4月1日現在の住民基本台帳に基づく市町村別人口で割り、人口1万人当たりの比率を算出した。
>大阪も他の大都市と同じ傾向になったと思うとちょっとがっかりする。やはり大阪は、机の上でモノを暗記する勉強よりも、賢く生き抜く生活力を重視する街やと思うんですが、こんな考え方はあきまへんか?
あかんのとちゃいますか。
大阪の人たちが勉強熱心だからこそ大都市となりえたのですから。
机の上での勉強を否定してはいけませんね。
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大阪を浪花節だと未だに信じているどうしようもない人だと思う
逆に道理に合わないことは一番嫌う
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>>467
「泥の河」に出てくる運河は名古屋の運河を撮影したものらしいです。
映画ができた1982年当時、ビルが建ち並び、大阪にはすでに映画の時代設定、昭和30年頃にふさわしい風景はなかったのかもしれません。
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http://blhrri.org/topics/topics_0043.html
>471 平松と阪大総長と内田樹ともう1人による談話本で、「大阪は非イデオロギーの町ゆえ学問が育った」なる章がおましたが、
残念なことに、戦後とりわけ高度成長期以降から人権というイデオロギーに支配されて学問不毛化したのは上のURLに出てる奴かその舎兄の仕業と言わざるをおまへん。
生きる力云々を親方日の丸でしか生きられん連中がいうのはチャンチャラ可笑しゅうて。
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>>467 宮本氏といえば、25年以上前笑っていいともテレフォンショッキングで円広志から大学の先輩ということで紹介を受けて出演し、
その際幼少期に借金取りが家に押し掛けてきたことを、クールに淡々と語ってタモリや観客をドン引きさせてた記憶がありますが、
文章表現できなくて申し訳オまへんが、ああいうキャラの人物が当時はテレビに結構出てたのに。
アホ面の芸(NO)人どもによってあれが大阪の代表と見做されるのが物悲しい。(キム某が京都の代表ヅラしてくれるのはむしろ好都合)
宮本氏の近影を見たら、当時と変わり果てたおっさんになって今表に出られてもどうか・・・・
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今日日の芸人や一般人には見られない?、ニヒルというべき嘲笑的な口調と形容すべきか。
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くどいけど、冷笑的というのか
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ベルリン金熊賞のトルコ映画 阪大生が字幕翻訳
http://osaka.yomiuri.co.jp/e-news/20110609-OYO1T00735.htm?from=top
昨年のベルリン国際映画祭で最高賞の金熊賞に輝いたトルコ映画「蜂蜜」の字幕翻訳を、大阪の大学生グループが完成させた。トルコ在住の監督らと直接交渉して許可を受け、映画を100回以上見て、5か月余りかけて仕上げた労作だ。興行映画の字幕は通常、プロが手がけており、学生の翻訳は極めて珍しい。「芸術性が高く深みのある作品。僕たちの感動を一緒に味わって」。大学生たちの思いをのせて7月2日から全国で劇場公開される。
大阪大外国語学部4年、矢内(やない)達也さん(21)(大阪府箕面市)ら3人。
「蜂蜜」は、トルコ映画界を代表するセミフ・カプランオール監督が、養蜂家の父、母と暮らす少年の成長を描いた佳品だが、トルコ語専攻の矢内さんが受賞を知った昨春、国内で公開予定はなかったという。
「最高の賞を得たのに、トルコ語がマイナーだからか」。悔しくて、自分で字幕を付けて上映会を開こうと思い立った。教授らの支援を受け、監督と、版権を持つドイツの配給会社に手紙やメールで連絡。学術研究用を条件に翻訳と上映の許可を得た。
昨年7月、DVDと脚本が届き、同級生の古賀有さん(23)、伊東祥明さん(21)に声をかけて翻訳作業を始めた。ところが10月に入って、東京の配給会社が国内の配給権を獲得したことがわかった。続行を危ぶんだ矢内さんは東京に出向き、「僕たちにやらせて」と担当者に直談判。劇場用の字幕翻訳の了承を取り付けた。
作業は難航した。難解な表現が多く、行き詰まっては本やインターネットで調べた。いくつかの言葉はコーランや仏詩人ランボーの詩からの引用だった。
昨年12月には、疑問点を直接聞こうとトルコまでカプランオール監督を訪ね、こう求められた。「僕の映画は、龍安寺の石庭であり、松尾芭蕉の俳句。風景、せりふ、音のすべてが調和して一つの作品になっている。字幕も調和を大切に」
帰国後、場面の調和を重視して全体を見直したところ、初めて意味の分かるせりふがいくつも出て修正を重ね、完成にこぎつけた。
「試行錯誤するうちに、理解が深まった」と矢内さん。配給会社は「プロと遜色ないレベル。彼らの熱意が作品に新たな息吹を吹き込み、観客にも伝わるのでは」としている。
蜂蜜 幻想的な森を舞台に、6歳の少年の心の動きを追うこの作品は、詩人となった彼の壮年期を描く「卵」(2007年)、青年期の「ミルク」(08年)に続く3部作の完結編。音楽を使わず、鳥の鳴き声など自然界の音だけがバックに流れる映像は、「映画芸術の最高峰」と評された。
(2011年6月9日 読売新聞)
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2011年6月 9日
脳波計 宇宙実験に提供 大阪の「スリープウェル」
8日午前に打ち上げられたロシアの宇宙船「ソユーズ」。日本人宇宙飛行士、古川聡さんとともに、大阪のベンチャー企業の手がけた製品が宇宙に飛び立った。小型脳波計を製造・販売するベンチャー、スリープウェル(大阪市北区)は、国際宇宙ステーションの日本実験棟「きぼう」で行われるプロジェクトに小型脳波計を提供した。宇宙に長期滞在する古川さんの睡眠時の脳波測定などに活用される。
睡眠 手軽に計測
同社が提供した小型脳波計(重さ約120グラム)は一対の電極を装着するだけという手軽さが特徴。睡眠の深さや寝付き、覚醒の頻度など終夜の睡眠データを、医療機関向けの製品と同等の精度で計測できる。
この脳波計を使い、医師でもある古川さんが宇宙に約5カ月半滞在する間、睡眠時の脳波データの収集を行う。宇宙で質の良い睡眠をとるための条件を探るほか、宇宙飛行士の健康管理にも役立てる。
同社は現在、同様の小型脳波計を「夢眠計」の商品名で製造販売している。吉田政樹社長らは、平成19年から科学技術振興機構の委託研究として開発を始め、昨年4月に同社を設立した。現在30カ所以上の大学・研究機関や企業に製品を提供しており、南極越冬隊が環境変化による睡眠への影響を測る際にも使用されているという。
吉田社長は「看護師や警察官など、昼夜交代制の勤務の適正なあり方を探ることにもつながっていけば」と話している。
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被災地で活躍 防災製品展示
http://www.nhk.or.jp/lnews/osaka/2003225521.html
災害時に役立つ製品や技術を一堂に集めた展示会がきょう大阪で開幕し、東日本大震災で被災者を支えた関西の製品も紹介されています。
大阪・住之江区で開かれている展示会には、約160の企業や団体が参加し、今回は、東日本大震災の被災地で実際に使われた製品も展示されています。
このうち和歌山県田辺市のメーカーが福島県いわき市の避難所に持ち込んだ大型の照明は、通常、観光地や商業施設のライトアップに使う製品ですが、避難所では広い範囲を明るく照らし、夜間の移動や治安の確保に役立ったということです。
また岩手県釜石市の避難所に提供された太陽光パネルとバッテリーを組み合わせた装置は、仮設のトイレの明かりなどに利用されたということです。
震災直後とあって、会場には自治体や企業の防災担当者などが訪れ、熱心に見学していました。
この「地域防災防犯展」は大阪・住之江区のインテックス大阪であすまで開かれています。
06月09日 15時36分
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2011年6月 9日
展示作の水景巡りを 学芸員手製マップ好評 大阪市立近代美術館建設準備室
http://www.sankei-kansai.com/2011/06/09/20110609-053817.php
“水”をテーマにした展覧会「海と水のものがたり」を開催している大阪市立近代美術館(仮称)心斎橋展示室(中央区)は、出品作ゆかりの場所を記したアート&ウオーキングマップを作製し、観覧者に配布している。「今と昔の風景を比較しながら街歩きが楽しめる」と好評だ。19日まで。
マップは近代美術館建設準備室学芸員の清原佐知子さんの手作り。当初は作品解説の補足資料として地図を付けるつもりだったが、展示作品の中には京町堀川や西横堀川など戦後に埋め立てられ姿を消した水辺の風景がいくつかあることから「作品を見た後で実際に街を歩いたらおもしろいのでは」とウオーキングマップを作ることに。
通勤や出張の帰りなどに作品の舞台を訪ね「この絵はどの方角から描かれたのか」「顕彰碑は建っているか」など実際に歩いて調べ、以前の展覧会で大阪の橋を紹介したパネルを作った経験を生かし、地図を仕上げた。
マップはA3判カラー刷り。洋画家の佐伯祐三の「汽船」や版画家の織田一磨の「京町橋」など水都大阪の面影を残す大阪を描いた12作品を掲載。北大江公園に建っていたハリストス正教会や阪神高速が開通する前の本町橋など作品ごとの解説のほか、昔と今の地図にそれぞれ絵が描かれた場所をアルファベットで記し、紹介している。
清原さんは「今回の展覧会は水にちなんだ名作を展示することが目的ですが、地図を持って街を歩き、作家がどんな気持ちで描いたかなど興味をもってもらえたら」と話している。
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2011年6月 9日
「将来担う若者を」 奥島理事長が決意 大阪繊維学園創立50年
http://www.sankei-kansai.com/2011/06/09/20110609-053818.php
学校法人大阪繊維学園(大阪府茨木市、奥島孝康理事長)の「創立50周年式典」が8日、大阪市北区のホテルで開かれ、森喜朗・元首相や西村康稔・衆院議員、鎌田薫・早稲田大学総長らが出席した。
同学園は昭和37年、大阪繊維工業高校(全寮制)として設立した。42年、向陽台高校を発足。49年、校名を摂陵高校に変更し、60年には摂陵中学校を開設。平成20年、早大系属校となり校名も早稲田摂陵中学、高校と変更した。
同学園の奥島理事長は「大阪商人の魂が宿った本学園に早稲田の精神を注入。知性と野性を兼ね備えた、将来の日本を担う若者を育てていきたい」と決意を語った。
式典に先立ち茨木市の同学園で森元首相が在校生ら約800人に記念講演を行い「国際社会で活躍するには、日本人としての誇りを持つことが大切。そのためには国歌や国旗にきちんと敬意を表せる人間になってほしい」などと熱弁をふるった。
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大阪大の次期総長に平野俊夫教授
http://www.asahi.com/national/update/0610/OSK201106100076.html
大阪大学は10日、任期満了を迎える鷲田清一(わしだ・きよかず)総長(61)の後任となる第17代総長に、平野俊夫・大学院生命機能研究科教授(64)=免疫学=を選出した。任期は8月26日から4年間。
平野氏は1972年に阪大医学部を卒業後、医学部付属動物実験施設長、大学院生命機能研究科長、医学部長などを経て、昨年4月から1年間、大学の経営協議会委員を務めた。
2009年にはスウェーデン王立科学アカデミーが優れた研究業績を表彰する「クラフォード賞」を日本人として初めて、岸本忠三・阪大元総長とともに受賞した。
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2011年6月10日
妊婦未健診は「胎児虐待」 26%が低体重で出生 大阪産婦人科医会まとめ
http://www.sankei-kansai.com/2011/06/10/20110610-053853.php
妊婦健診をほとんど受けずに出産するケースについて、平成22年の大阪府内の状況を調査した大阪産婦人科医会が「乳幼児虐待につながるリスクが高い」とする報告書をまとめ、9日発表した。未受診を胎児に対する虐待ととらえる一方、未受診の女性自身が虐待や家庭内暴力の被害者だったケースもあり、同医会は児童相談所の迅速な介入を求めている。
調査は、大阪府内で分娩(ぶんべん)を取り扱う約160施設を対象に実施。妊婦健診の受診回数が3回以下か、最終受診から3カ月以上受診していなかった22年中の未受診妊婦148人のケースを調べた。妊婦の年齢は15〜44歳で、平均28・6歳、未成年は22人で、40%が初産、69%が未婚だった。
調査の結果、子供の26%は低体重で生まれ、27%は何らかの合併症で新生児集中治療室に入院。死産も4例あった。適切な健診や医療で防げたケースもあり、報告書は未受診を「胎児虐待」ととらえるべきだと指摘している。
また、児童虐待を受けて育った妊婦が7人、家庭内暴力の被害者という妊婦が8人いた。妊婦の96%、パートナーの82%は無職か非正規雇用で、生活保護受給率は38%に達した。11人に精神疾患があり、7人が薬物依存症だった。こうした未受診妊婦の家庭・成育環境は児童虐待が起こる家庭と類似しているという。妊婦健診は、出産までに14回程度受けることが望ましいとされる。
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2011年6月10日
観賞魚見て リラックス ジェックス実証
http://www.sankei-kansai.com/2011/06/10/20110610-053857.php
観賞魚用品大手のジェックス(大阪府東大阪市)は、パソコンを使った後の人や高齢者らに観賞魚をみてもらった結果、観賞魚には人を癒やす効果が明らかになったと発表した。今後も子供などへの効果を検証するという。
パソコンの使用者に対しては、観賞魚が泳いでいる水槽のある空間とない空間などを使って実験。30人中、10分間の休憩時間中、7分以上水槽を見つめていた人はストレスの多寡を示す心拍変動の数値が下がり、リラックスしたことがわかった。
水槽ありとなしの人では、唾液アミラーゼというストレス度合いを示す物質が有意に違い、「水槽あり」の方がくつろぎを感じていることを示した。
高齢者施設で行った調査では、モニター画面に魚を映した疑似水槽と、本物の水槽とを設置。どちらを眺める時間が長いかを調べたところ、疑似水槽の13・2秒に対し、本物の水槽は40・8秒となり、本物の方がより好奇心をかき立てることがわかった。実験はジェックス社と岐阜大学を中心とする研究チームが実施した。これまでは心理学・生理学的に観賞魚の効果を示すデータは少なかったが、今回の実験結果は「癒やし効果」を明らかにしたとしている。
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よみうり写真大賞、入賞作品展始まる…大阪・中央区
http://osaka.yomiuri.co.jp/e-news/20110610-OYO1T00769.htm?from=newslist
「第32回よみうり写真大賞入賞作品発表展」が10日、大阪市中央区備後町3の「富士フイルムフォトサロン」で始まった=写真=。
約3万点の応募作から選ばれた91点を展示。昨年10月に奄美大島を襲った集中豪雨の被害を撮影し、ニュース&ドキュメンタリー部門大賞に輝いた興(おき)克樹さん(鹿児島県奄美市)の作品や、お祭りを楽しむ法被姿の男児の表情をとらえ、ファミリー部門大賞を受けた泉健一さん(奈良県生駒市)の「曳(ひ)きたいなぁー」などの力作が並び、写真ファンらが熱心に見入った。
16日まで。午前10時〜午後7時(最終日は午後2時まで)。入場無料。問い合わせは同サロン(06・6205・8000)へ。
(2011年6月10日 読売新聞)
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2011年6月10日
浪漫飛行楽しんで グライダー部復活へ 布施工科高OB奔走
http://www.sankei-kansai.com/2011/06/10/20110610-053890.php
関西初の航空工業高校として昭和14年に創立された大阪府立布施工科高校(東大阪市)で、休止状態のグライダー部のOBたちが部の復活に向けて奔走している。同校で見つかった戦前の設計図を基に復元した機体が経済産業省の「近代化産業遺産」に認定され、今年5月には校舎玄関に展示スペースを完成させた。高校生のグライダー部は全国でも珍しく、OBたちは「今の生徒に空を飛ぶロマンを味わってもらいたい」と熱い思いを寄せる。
同校の滑空班(グライダー部)は創立後間もなく発足。戦時中は戦闘機などを操縦するパイロット候補の養成のための滑空訓練も行っていた。しかし戦後、GHQ(連合国軍総司令部)の航空禁止令によって一般の工業高校となり、部は活動休止となった。
その後、27年にグライダー部として復活。28年には、生駒山上空で9時間を超える滑空を達成するなど学生グライダー界でも一目置かれる存在で、一時は約30人の部員が八尾空港を拠点に活動した。
しかし、40年代に八尾空港での滑空が禁止されたこともあって部員が減り、45年前後から休止状態に。その後、部復活に向けた動きは何度かあったものの、生徒たちの関心を集めることはできなかった。
そんななか、平成元年になって同校の倉庫から「昭和15年作製」と書かれたグライダー「文部省Ⅰ型初級滑空機」の設計図約20枚が見つかった。平成6年、その設計図を基にOBらが2カ月かけて機体を忠実に復元。11年には長野県で500メートルの滑空も成功させた。
経産省はその功績を認め21年2月、「産業近代化を支えた技術者教育の歩みを物語る」として「近代化産業遺産」に認定した。
これを機に、再び部復活に向け機運を高めたOBたちは、学校と協力して機体の展示を計画。倉庫に保管されていた機体を整備し直すとともに、復元の様子などを撮影した写真でパネルも作り、今年5月、校舎の玄関に展示スペースを完成させた。「先輩が残した技術に、まず興味をもってもらいたい」と生徒たちの反応に期待する。
部OBで東大阪市の自営業、岩粼靖璋さん(69)は「悠然と滑空しながら地上を見下ろす体験は、グライダーならではの醍醐味(だいごみ)。ぜひとも伝統ある部を復活させ、今の生徒に空のロマンを伝えたい」と話している。
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2011年6月10日
縁日でECO楽しもう 「生き生き地球館」 あすからイベント
http://www.sankei-kansai.com/2011/06/10/20110610-053861.php
環境をテーマにした工作体験や歌のステージ、大阪の特産品市などが楽しめる「ECO縁日―自分たちができること」が11、12の両日、大阪市鶴見区の「生き生き地球館」で開催される。入場無料。
同館主催で14回目。今回は、市が取り組む環境施策「おおさか環境ビジョン」の内容に沿って、企業や行政、市民団体などが展示・体験ブースを展開。環境について、楽しみながら学ぶ。
会場では、鳥の観察会をはじめ、ソーラー調理器でのクッキング、建築端材などを使ったロボット製作や落ち葉を使った染め物など約40ブースが出展、歌や落語、楽器演奏などのステージイベントも行われる。
また、大阪の特産品を集めた「地球館マルシェ」も初開催。タマネギなど旬の農産物から、イチジクなどを使った加工品まで地産地消にこだわった食品を扱う12店舗が登場する。
両日とも午前11時〜午後4時(小雨決行)。問い合わせは生き生き地球館(電話06・6915・5801)。
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人工光で野菜生産 大阪府立大に国内最大級の植物工場
http://www.asahi.com/kansai/sumai/news/OSK201106110041.html
人工の光だけで野菜を栽培する植物工場研究センターが大阪府立大(堺市中区)に完成し、本格的な生産を始めた。総面積約2千平方メートル。人工光だけで栽培する研究施設としては国内最大規模という。
植物工場は4月に稼働。LEDや蛍光灯で照らして野菜を栽培している。レタスの棚は15段。成長に応じて1段ずつ下ろし、下まで来たら収穫する。苗の時期を含め約40日で成長し、露地物の半分に短縮できる。
栽培する棚を積み上げることで面積あたりの収量を上げ、品質や大きさがそろった野菜を作りやすい一方、コストが露地物より3割ほど高いのが課題だ。今年度中に露地物と同じコストで栽培できる手法を確立する方針。LEDや蛍光灯の改良で、2015年ごろには大規模な工場で商業ベースに乗ると見ている。
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大阪View:情熱、蔵のフラメンコ 漆喰壁に響く音−−帝塚山スタジオ /大阪
http://mainichi.jp/area/osaka/news/20110612ddlk27040193000c.html
築100年を超える蔵の重い扉を開くと別世界が広がっていた。鋭い手拍子と床を踏みつける複雑な音。8人の踊り手が放つ熱気が大鏡を曇らせた。大阪市住吉区の住宅街にある帝塚山スタジオは舞踊家の市川惠子さん(56)が主宰する「市川惠子フラメンコ舞踊研究所」の本校。老朽化が進んでいた自宅の土蔵を88年にスタジオとして再生した。【小松雄介】
市川さんと舞踊の出会いは約40年前。モダンダンス界の草分け、故江口乙矢さんに師事し、踊りに明け暮れた。東京で就職後、ふと見たフラメンコのライブに衝撃を受け、魅力にとりつかれた。スペインで一流の舞踊手らに学び、「多くの人に出会ってフラメンコの深さを知り、ひたすら踊る中でスタイルが確立できた」と話す。
蔵のスタジオは漆喰の壁に囲まれた音の響きが、こだわりの床の感触とあいまって独特の空気を生む。本場のアーティストたちも訪れ、壁には賛辞を込めた無数のサインが残る。
生徒は幅広い年代の約250人。毎年劇場でフェスティバルを開催し、帝塚山音楽祭では蔵でのライブが好評を博している。市川さんは「フラメンコの感動を伝えたい」と心斎橋のライブハウス「タブラオ・ミ・ヴィダ」で踊りを披露している。
見学や体験レッスンの問い合わせは06・6678・2323まで。
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アメ村の書店でアート集団「Chim↑Pom」がトーク−「3.11以降」テーマの巡回展も
http://namba.keizai.biz/headline/1867/
アメリカ村の書店「スタンダードブックストア」(大阪市中央区西心斎橋2、TEL 06-6484-2239)地下1階のカフェスペースで6月19日、アーティスト集団「Chim↑Pom(チンポム)」が参加しトークイベント「BOMBNUICATION」が行われる。
2005年、リーダーの卯城竜太さん、「紅一点」のエリイさんなど6人で結成されたChim↑Pomは、渋谷センター街のネズミをはく製にした「スーパー☆ラット」(2006年)や、広島上空に飛行機で描いた「ピカッ」という文字(2008年)で物議を醸すなどのパフォーマンスで知られる。今年5月には、渋谷駅構内にある岡本太郎さんの壁画「明日の神話」の一部分に、原発事故を想起させる絵を取り付け、騒ぎになった。
イベントでは、Chim↑Pomの6人ほか、DJ MAARさん、ブランドデザイナーのRyujiro Tamakiさんが参加し、「コレからのMade in JAPANのあり方について」「震災、原発問題の影響が少ない関西地方のコレからについて」「3.11以降の日本地図のみかたについて」などをテーマに話す。
開催時間は19時〜22時。事前予約が必要で、チケットは1,500円で1ドリンクが付く。
同カフェでは20日〜27日、福島第一原発など「3.11以降」をテーマにした、新作映像を中心とするChim↑Pomの巡回展「REAL TIMES」が行われる。入場料は800円で1ドリンクと限定CDが付く。
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中高生が医療現場を体験
http://www.nhk.or.jp/lnews/osaka/2003390711.html
中学生や高校生に看護や手術などの体験を通して医療の現場を知ってもらおうというイベントが大阪で開かれました。
このイベントは、大阪・中央区の大阪医療センターが中学生や高校生を対象に毎年開いていて、ことしも看護や手術の体験など16のコーナーが設けられました。
このうち、大規模災害が起こったときに、被災地に入り医療活動を行う「DMAT」のコーナーではけがの程度に応じて治療の優先順位をつける「トリアージ」を体験しました。
参加者は東日本大震災の被災地でも活動した看護師などに教えてもらいながら患者役の職員に声をかけてけがの程度を把握し、識別用のタグを取り付けていました。
また、看護のコーナーでは、採血を体験することができ、参加者は看護師から血管の位置などを教わりながら腕の模型に注射器の針を入れていました。
参加した高校生は、「実際に体験すると大変だったけど、充実した仕事だと感じた」などと話していました。
06月12日 12時30分
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おかあさんコーラス 2団体が全国大会へ
2011年06月12日
第34回全日本おかあさんコーラス関西支部大阪大会(府合唱連盟、朝日新聞社など主催、キユーピー協賛)が11日、大阪狭山市の市文化会館で開かれた。38団体の中から女声合唱団Maiとコーロ・シレーヌが、8月に福岡市で開かれる全国大会に出場することが決まった。
女声合唱団Maiの中村由紀代表(59)=写真左=は「全国大会では日本語を大事にして歌いたい」、コーロ・シレーヌの北川正恵代表(46)=同右=は「大阪代表として全力でぶつかるのみ」と話した。
ほかの優秀団体は次の通り。
女声合唱団コール・ブリランテ▽カンティ・サクレ▽女声合唱団かがやき▽コール・ポコ▽女声合唱団コカリナ&ママンコールあぶやま▽エコーきさらぎ▽女声合唱団エヴァ・コール▽女声合唱アモーレ▽女声アンサンブルアトリエ
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同会館ではこの日、第48回府合唱祭(府合唱連盟、朝日新聞社主催)も開幕した。12日は同会館で、25、26両日は池田市民文化会館であり、4日間で計197団体の約4900人がステージに立つ。
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本日の午後10時よりNHKで放送されるディープピープル「人型ロボット開発者」に、最先端のロボット開発者の一人として大阪大学の石黒教授が出演します。
《番組内容》
“ロボット大国”日本をリードする3人の『人型ロボット』開発者がトークバトルを展開!二足歩行、人間そっくりのアンドロイド…、最先端の人型ロボットとは?
《詳細》
「ロボット大国」日本。なかでも世界に先んじているといわれるのが「人型ロボット」開発だ。「アトム」「鉄人28号」「ガンダム」。数多くのロボットヒーローを生み、子どもがまるで身近な友だちのようにロボットに親しんできた日本は、現実でも「ロボット先進国」。人型ロボット開発をリードする開発者3人が、熱いトークバトルを展開。最新の人型ロボットとは、いかなるものか。最先端のロボット開発の裏側が明らかに!
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北畠で築60年の古民家を再生−リフォーム会社とデザインチームがコラボ
http://abeno.keizai.biz/headline/95/
古民家(阿倍野区北畠2)をリノベーションして販売する「ゆいプロジェクト」の改装前見学会が6月18日・19日に開かれる。主催は「住空間創造ゆいまーるClub」(北区東天満1、TEL 06-6354-5151)。
同社が購入した古民家を一般公開した後に、デザイン提案やヒアリングを重ねて最終的に契約を交わす予定。デザインは店舗設計などを手掛ける大阪芸術大学出身の4人組「モンキーデザインチーム」が行う。用途は住居や店舗などで契約者の希望に沿うという。
建物は平屋(67.38平方メートル)と2階建て(1階31.2平方メートル・2階29.21平方メートル)の2棟が連なった築60年の古民家。立地は帝塚山地域に連なる高級住宅地。
「若い世代を中心に、中古住宅を買って自分らしいリノベーションがはやってきている」と加藤栄代表。「これまで古い家は汚いなどマイナスイメージしか持たれていなかったが、正しい改築工事を施せば安全でデザインによってかっこ良く暮らせることもできる」とも。
開催時間は10時〜17時。詳細はホームページで確認できる。
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立命館大:経営学部移転へ最終調整 15年、大阪・茨木に /滋賀
http://mainichi.jp/area/shiga/news/20110614ddlk25100568000c.html
◇BKCと衣笠、手狭で再編 4000人“引っ越し”「寂しい」
学校法人立命館(京都市)は、立命館大びわこ・くさつキャンパス(BKC、草津市)にある経営学部を、大阪府茨木市に2015年に開設予定の新キャンパスへ移転する方向で最終調整に入った。約4000人の“引っ越し”となるが、地元では「寂しいが、仕方ない」などと冷静な声が聞かれた。【柴崎達矢、前本麻有】
「学生減少は、今に始まったことではないですから」。草津市の賃貸マンション管理会社「レック」は、管理物件のうち約2400戸に立命館大生が入居。石澤正義社長は「学部移転に伴う入居者減は、仕方がない」と受け止めた。不景気で数年前から1人暮らしの学生が減り続け、さらに今年3月、JR南草津駅への新快速停車で、自宅通学への切り替えが増えたという。石澤社長は「立命館だけに頼っていてはいけない。新たな賃貸を展開していく」と話した。
元々、BKCの学生数は、94年開設時には理工学部の約5000人のみだったが、現在は経営学部などを含め約1万8000人に膨らんだ。周辺にはマンションや飲食店が増加し、“学生の街”として様変わりした。同法人の今村正治・総合企画部長は「地域に支えられ、ともに発展してきた」と自負する。
今回の再編は、BKCと衣笠キャンパス(京都市)が共に手狭になったことが背景の一つだ。BKCの場合、通学バスが込み合うほか、学内の食堂も混雑している。一方で、BKC近くのパナソニック社に通勤する米原市の中村秀司さん(45)のように「せっかく新快速停車で便利になったのに、若者が街から減るとは」と寂しがる人もいる。
草津市の橋川渉市長は「互いの連携は変わらない」、嘉田由紀子知事も「単に人数の問題ではない。(理工系などで計画中の)大学院強化は歓迎できる」と冷静に受け止めた。一方、移転後の“姿”はまだ見えない。同市の昼間人口の1割以上を占めるBKCの動きに今後も注目が集まりそうだ。
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阪大とジュネーブ大、トキソプラズマ症の発症メカニズム解明
http://www.nikkei.com/news/category/article/g=96958A9C93819695E3E1E2E7E68DE3E1E2E4E0E2E3E39180EAE2E2E2;at=DGXZZO0195579008122009000000
大阪大学の竹田潔教授と山本雅裕准教授は13日、免疫力が落ちたがん患者らがかかる「トキソプラズマ症」の発症メカニズムを解明したと発表した。原虫の分泌するたんぱく質が免疫機能にかかわるたんぱく質を分解していた。新たな治療法の開発に役立つ成果という。
スイスのジュネーブ大学との共同成果。
世界の人口の約3分の1が原虫のトキソプラズマに感染しているとみられるが、健常者だと何の問題もない。がん患者らは免疫が弱ると「トキソプラズマ症」を発症し、脳症などを引き起こす。十分に加熱していない肉を食べたり、猫と接触したりして感染するが、詳しい発症の仕組みは不明だった。
研究チームは原虫が宿主の細胞に感染した際に放出するたんぱく質「ROP18」に着目。細胞内にある免疫機能にかかわるたんぱく質を分解していることをみつけた。
遺伝子組み換えでROP18のできない原虫をつくりマウスに感染させた。通常ならばほとんどのマウスで起こる急性のトキソプラズマ症が起きなかった。
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岡山大と阪大が急上昇「2010年度 大学・研究機関 特許資産規模ランキング」
2011年6月6日(月) 15時15分
http://resemom.jp/article/2011/06/06/2698.html
特許分析・経営分析を行うパテント・リザルトは6月6日、「2010年度 大学・研究機関 特許資産の規模ランキング」の集計結果を発表した。
同ランキングでは、2011年3月末時点で公開されている権利継続中の登録特許を対象に、それらの特許1件ごとの注目度を評価する「パテントスコア」によりそれぞれの特許の重み付けをしたうえで、失効までの残存期間を掛け合わて得点化。機関ごとの合計得点により、各大学や研究機関が保有する特許資産を、質と量の両面から総合的に評価するものとなっている。
パテントスコアでは、特許出願後の審査プロセスや競合出願人によるけん制行為などの経過情報を指数化することで、それぞれの特許の注目度を客観的に測定しているという。
集計の結果、トップ3には「産業技術総合研究所(産総研)」、「科学技術振興機構(JST)」「農業・食品産業技術総合研究機構」がランクインした。
同日発表されたランキング上位20位までのうち大学は、5位に慶應義塾、8位に名古屋大学、9位に岡山大学、11位に東京工業大学、12位に東京大学、13位に東北大学、14位に九州大学、17位に広島大学、18位に大阪大学の9機関がランク入り。
中でも前年18位から9位と大きく順位を上げた岡山大学は、「権利化への意欲の高さ」の観点から高得点をあげており、他者に比べ早期に権利化されている点も特徴だという。技術分野別では、生命工学や環境化学などに強みを持っているという。
また、大阪大学も前年27位から18位へと大きく順位を上げており、前年に比べ登録件数が大きく伸びた点や、「権利化への意欲の高さ」「他者からの注目度の高さ」の観点で得点をあげているという。技術分野別では、生命工学や触媒などの分野に強みを持っているとしている。
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大学発特許の「権利移転」、大阪大が首位 医療・素材など事業化意欲強く
共同出願は東北大、トヨタが首位 特許分析会社が初調査
http://www.nikkei.com/tech/trend/article/g=96958A90889DE0EAEAEBEAE3E6E2E0E2E2E7E0E2E3E3E2E2E2E2E2E2;p=9694E0E2E2E6E0E2E3E3E3EBE7E6
特許分析を手がけるパテント・リザルト(東京・台東、白山隆社長)が大学や技術移転機関(TLO)を対象に算出した「名義変更・権利移転ランキング」で、大阪大学が首位となった。特許の審査過程で出願人の名義が大学から他者に変更されたり、特許権利化後に権利移転(技術移転)が行われた件数を集計したもので、大学が生み出した技術が産業界で活用されている度合いの目安となる。私立大学では10位に慶応義塾大学が入った。大学と企業が特許を共同出願するケースも多く、大学では東北大学、企業ではトヨタ自動車が最も活発に取り組んでいた。
1993年以降に公開された特許を調べた。同ランキングの作成は初めて。1位の大阪大学はこれまで109件の特許を企業などに名義変更したり、権利移転した。他者(企業、団体など)から大阪大学への名義変更や権利移転は11件だった。
大阪大学の特許出願件数は1443件で、東北大学の2023件、東京工業大学の1923件などに比べて少ないが、大学が創出した技術を企業などが取得し、事業化に活用されていることが分かる。
パテント・リザルトは「名義変更や権利移転された特許の中身を詳しく見ると、阪大は審査請求に至る前に申請を取り下げたり、審査で新規性がないとして拒絶査定になったりした件数が非常に少ない」(荒木則夫執行役員)と指摘する。取り下げとは、いったん申請したものの技術が活用される見込みが少ないと判断し、費用を要する審査請求をあえて行わないケースを指す。阪大の場合は、大学側の権利化意欲の強さや、技術の中身の質の高さがうかがえる。
109件の技術分野を特許庁の技術単位ごとに見ると「生命・環境部門」の「医療」が18件、「物理部門」の「材料分析」が12件などだった。例えば医療分野では「リンパ管新生促進剤」に関する特許を、大阪大学寄付講座教授が創業したベンチャーで東証マザーズ上場の遺伝子医薬品研究開発、アンジェスMGに権利移転している。
また「半導体機器」(9件)や「有機化学」(8件)分野では「(電力制御用のパワー半導体デバイスとしても用いられる)チタンシリコンカーバイド基板上のオーミック電極形成方法」や、排ガス浄化用触媒に応用できる「アミジン―カルボン酸錯体」に関する複数の特許がトヨタ自動車に名義変更されている。
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>>499
http://www.nikkei.com/tech/trend/article/g=96958A90889DE0EAEAEBEAE3E6E2E0E2E2E7E0E2E3E3E2E2E2E2E2E2;df=2;p=9694E0E2E2E6E0E2E3E3E3EBE7E6
3位には東京工業大学が入った。「半導体機器」(12件)や「無機化学」(9件)、「有機化学」(8件)分野でキヤノンや東洋紡、旭化成せんい、東レ、ユニチカなど多くの企業に名義変更や権利移転を行っている。
研究資金が豊富な国立大が上位を占めるなか、私大の最高ランクは慶応義塾大学の10位だった。「材料分析」(8件)などの分野で大学発の技術が事業化に生かされている。
大学やTLOからの名義変更や権利移転先として件数が多い企業上位3位は、がん治療薬開発で東証マザーズ上場のオンコセラピー・サイエンス、パナソニック、トヨタ自動車の順だった。
またパテント・リザルトは大学やTLOが企業と行う共同出願の状況についても初めて分析した。
それによると企業との共同出願が最も多いのは東北大学で、2位が東京大学、3位は京都大学と続いた。企業側ではトヨタ自動車が549件でトップ。2位はNTTの266件、3位は三菱化学で242件だった。
パテント社によると、京都大学はNTTと移動無線通信の分野での共同出願が多い。また有機EL/async/async.do/ae=P_LK_ILTERM;g=96958A90889DE2E6E3E5E3E5EAE2E3E4E2E1E0E2E3E29BE0E2E2E2E2;dv=pc;sv=NX関連技術や強化プラスチック材料などに関しても共同出願が目立つ。東大の場合は車両用のサスペンションや電気自動車/async/async.do/ae=P_LK_ILTERM;g=96958A90889DE2E6E3E4E7E2E7E2E3E4E2E1E0E2E3E29BE0E2E2E2E2;dv=pc;sv=NX、ナビゲーションなどについてトヨタ自動車と共同出願しているほか、日産自動車とは自動車向け塗料やコーティング材に関する共同出願が多い。
文部科学省によると、大学や高等専門学校などの特許出願件数は2009年度に前年度比7%減少した。大学と民間企業との産学連携は、ライフサイエンスやナノテクノロジー/async/async.do/ae=P_LK_ILTERM;g=96958A90889DE2E6E5E2E3E2E6E2E0E4E2E1E0E2E3E29BE0E2E2E2E2;dv=pc;sv=NX・材料、環境の各分野で伸びが目立つものの、リーマン・ショック後の経済不況を受け停滞気味だ。経費の見直しや削減を急ぐ企業は、大学発の研究成果や特許などの知的財産権を活用した事業化においてもプロジェクトを厳選する傾向を強めている。
大学は必ずしもビジネスに直結したテーマのみを扱っている訳ではないが、エネルギーや環境、生命工学など中長期的な時間軸で社会の課題解決につながる研究も多い。これらの研究成果を企業や社会のニーズに合った形でどう生かしていくのか、大学にはこれまで以上に技術移転と事業化を進めるための知恵が求められている。
【調査の方法】1993年以降に公開された特許公報を基に「公報発行時の出願人」と「経過情報に基づいた権利者(出願人)」の変動分を調査した。「各大学・TLOから他者(社)へ」および「他者(社)から各大学・TLOへ」と名義変更・権利移転した件数を集計した。TLOに関しては、名義変更や権利移転の対象が大学や研究機関というケースが全体の3割程度を占める。
共同出願状況は、大学と企業や個人の共同出願人数の総数を算出、ランキング化した。
(産業部 高橋香織)
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落語:桂塩鯛さん独演会 17日、ブリーゼで襲名後初 /大阪
http://mainichi.jp/area/osaka/news/20110615ddlk27200450000c.html
落語家、桂塩鯛さん(56)の独演会が17日午後6時半、大阪市北区のサンケイホールブリーゼで開かれる。昨年の都丸改め四代目塩鯛襲名披露後、ブリーゼでは初の独演会となる。
塩鯛さんは桂三枝さん作の「読書の時間」と、大ネタ「百年目」、そして「天狗裁き」の3席。他に桂団朝さん、桂吉の丞さんが出演する。
問い合わせはブリーゼチケットセンター(06・6341・8888)。【油井雅和】
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春の褒章 121人と3団体
http://www.nhk.or.jp/lnews/osaka/2003497701.html
長年にわたって、その道一筋に打ち込んできた人や学問や芸術の分野で功績のあった人などに贈られる「春の褒章」の受章者が発表され、関西からは121人と3つの団体が受章することになりました。このうち、黄綬褒章を受章する大阪・門真市の尾崎滋さんは64歳。昭和37年に日本料理の世界に入って以降、老舗の料亭・旅館などで料理長を務め、平成12年からは大阪・ミナミの日本料理店の代表を務めています。
尾崎さんは、柔らかい素材の煮崩れを防ぐ調理の方法などを開発したほか、神事などで奉納される儀式包丁の最高勲位の称号を受けるなど、食文化の保存と普及にも力を尽くしてきました。
尾崎さんは、「東日本大震災で多くの方が被害に遭われて大変な中の受章で、恐縮しています。受章は、自分ひとりの力ではなく、皆さんからいただいたと感じています。これをきっかけに業界のための人材育成や、食育などで、少しでも多くの方の役に立ちたい」と話していました。
同じく黄綬褒章を受章する奈良市の橋本賢治さんは73歳。
中学卒業後すぐに、屋根ふき職人の父親に弟子入りして以来、50年以上にわたり、一般住宅から東大寺大仏殿など歴史的な建造物まで、多くの屋根瓦のふき替えを手がけてきました。
また、橋本さんは古い瓦を再利用するとき、瓦の形を精密に測定して用途別に選別する器具を独自に考案し、多くの現場で活用されているほか昭和57年には職人が技術を競い合う第1回技能グランプリで全国2位となりました。
橋本さんは、「私より腕のいい職人がたくさんいるので申し訳ないような気もするが、これまで支えてくれた周りの人たちに感謝したい。今後は後進の育成にさらにとりくんでいきたい」と話していました。
褒章の伝達式は今月から来月にかけて、各省庁や各地の府庁・県庁で行われます。
06月15日 12時34分
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登絖社展大阪展:書と家具がコラボ−−あすから /大阪
http://mainichi.jp/area/osaka/news/20110616ddlk27040386000c.html
「第5回登絖社展大阪展」(毎日新聞社後援)が17〜19日、大阪市中央区本町1の大阪産業創造館3階で開かれる。毎日書道展審査会員で登絖社会長の原田凍谷さんの作品をはじめ、同審査会員の大前幽香、同会員の岩倉笙風、田中梅香、手島祥雪、寺前聴香、正木桃香、山本桃溪の各氏ら71人が、家具を配置した会場で近代詩文書の小作品などによる「書と家具のコラボレーション」を展開する。入場無料。
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2011年6月16日
大阪市大がノーベル物理学賞の南部博士に「特別栄誉教授」
http://www.sankei-kansai.com/2011/06/16/20110616-054076.php
大阪市立大は15日、素粒子物理学の研究で平成20(2008)年にノーベル物理学賞を受賞した米シカゴ大名誉教授の南部陽一郎博士(90)に「特別栄誉教授」の称号を授与すると正式に発表した。南部博士は、過去に大阪市立大で助教授や教授を歴任しており、現在は名誉教授。今回授与する特別栄誉教授は、大阪市立大が今年4月に創設した最上級の称号で、南部博士が第1号となる。20日に同大で南部博士を招いた称号贈呈式を行う。
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南部博士と言えば
アレとしか思えません
5人の隊員を使って・・
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「盲導犬啓発宣隊」 イベントなどで仕事ぶりをPR 大阪
2011.6.16 01:35
http://sankei.jp.msn.com/region/news/110616/osk11061601360000-n1.htm
■「デモ犬ジャー」人気上昇中
視覚障害者らの支援活動を続けている「日本ライトハウス」(大阪市鶴見区)の創立40周年イベントで昨年12月にデビューした“盲導犬啓発宣隊 デモ犬ジャー”が好評だ。イベントなどで仕事ぶりをPRしながら、癒やし系「宣隊」として人気も上昇、関係者も盲導犬への理解につながればと期待している。
◇
デモ犬ジャーのメンバーは、デモレッド「フローレン」(7歳、メス)をリーダーに、デモブルー「ジップ」(4歳、オス)▽デモグリーン「レオ」(3歳、オス)▽デモピンク「ティオ」(3歳、メス)▽デモイエロー「ポーシャ」(10歳、メス)の5頭。種類は、ラブラドル3頭と、ラブラドルとゴールデンレトリバーの雑種(F1)2頭。
千早赤阪村にある日本ライトハウス盲導犬訓練所で盲導犬として育成された中から環境の変化に強く、だれとでも対応できる犬が選ばれている。普段は、ボランティアの個人宅で過ごしており、日本ライトハウスが西日本各地で開く啓発イベントに、訓練士とともに出動している。
「仕事は、ステージで服従訓練やハーネス(胴輪)をつけての誘導訓練などの実演と、一般の人や視覚障害者との体験歩行。利用者の手に渡った盲導犬は、1人のパートナーですが、デモ犬は複数の人に対応できる能力が必要です」と同訓練所の●木(くわき)雄介主任(33)。
2、3頭で活動することが多く、5頭がそろって出動したのは、日本ライトハウスの40周年イベントを合わせて4回。次回の勢ぞろいは7月になる予定だ。
現在、訓練士がデモ犬ジャーをイラスト化したステッカーやランチバッグなども製品化、訓練所やイベント会場などで販売している。「5頭そろったのでデモ犬ジャーを結成したら、好評だった。今後もイベントなどを通じて盲導犬への関心が高まれば」と●木さんは話している。
●=十の下にくさかんむり、その下に木
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asahi.com
http://www.asahi.com/kansai/entertainment/news/OSK201106180038.html
旧厚生年金会館、来春開業 新名称「オリックス劇場」
オリックス不動産(本社・東京)は17日、旧大阪厚生年金会館大ホール(大阪市西区)の改修工事を行い、来年4月8日に開業すると発表した。新名称は「オリックス劇場」で、大阪文化の発信拠点として生まれ変わる。
地元住民から親しまれてきたタイル張りの外観は改修して残した。耐震補強や空調設備などの工事も行い、西側を一部増築した。
2400席の客席数は維持しながら、クラシック音楽に対応した音響設備を入れ、要望が多かったエレベーターも設置した。運営は「京セラドーム大阪」と同じ大阪シティドーム(本社・大阪市)が手がける。
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毎日jp
http://mainichi.jp/area/osaka/news/20110618ddlk27070470000c.html
まなびやの宝:/55 シミュレーター実習室 国土交通省航空保安大学校 /大阪
◇判断刻々、管制官育てる
薄暗い実習室の中に足を踏み入れると、壁一面の360度スクリーンに巨大な飛行場の映像が広がる。「フレンドシップ空港」と名付けられた仮想の空港。管制塔から見える風景を再現した管制訓練用のシミュレーターだ。ひっきりなしに離着陸する航空機に向け、学生たちがてきぱきと指示を出す。
国土交通省航空保安大学校(泉佐野市りんくう往来南)は管制官をはじめ、レーダーや無線施設を管理する航空管制技術官、洋上の航空機との通信を担当する航空管制通信官など航空保安業務のあらゆる職種を養成する教育機関。360度スクリーンを備えた飛行場実習室は自慢の施設。管制官役とパイロット役に分かれ、実際のフライトを想定して機体を誘導する。シナリオには緊急着陸や滑走路閉鎖などのトラブルが織り込まれ、慣れないうちは大汗をかきながらの訓練だ。
母体は1959年に羽田空港に開設された航空職員訓練所。08年にりんくうタウンに移転した。全寮制で、航空管制官基礎研修課程(1年間)▽航空情報科(2年間)▽航空電子科(同)の3課程で150人が学ぶ。講義は1日に100分が4コマ。座学、実習が並行して進み、予習、復習は欠かせない。
昨年10月に入校した荘野宏一さん(30)=基礎研修課程=は関西国際空港で働いた経験もあり、管制官に憧れて採用試験を受けた。状況の変化に応じて次々と判断を求められるシミュレーター訓練は「大変だったがやりがいがある。空の安全を守るという管制官の心構えを学べた」。今秋の卒業を前に、仕上げの訓練に励む。【山田泰正】
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YOMIURI ONLINE
http://osaka.yomiuri.co.jp/e-news/20110618-OYO1T00460.htm?from=main1
「無人張り込み機」大阪府警など開発、特許取得
周囲の明るさに左右されず、動く物体を検知するシステムを大阪府警と電気機器メーカー「オムロン」(京都市)が共同開発し、特許を取得した。カメラにつなげば〈無人張り込み機〉として捜査員の負担軽減につながる、と関係者の期待が膨らんでいる。府警が特許を取得するのは初めて。
府警の担当者は、刑事総務課主任の池田正隆さん(36)と、警察庁に出向中の小林伸司警部(52)。池田さんは、交通管制システムの構築などの仕事をしてきたが、5年前、国際捜査課に勤務したとき、外国人犯罪が相次ぎ、人員のやりくりに苦心する刑事らの姿を目にして開発を思い立った。
動作を検知する技術はすでにあったが、明暗の変化に対応できず、映像はしばしば不鮮明になった。
そこで、池田さんらは、時刻による明るさの変化を予測し、直前5分間の明るさを分析して、環境に最適な設定に切り替わる仕組みを作った。
曇天や早朝など何パターンもの日照状況を野外調査で収集してはプログラミングする作業を繰り返し、1年かけて完成させた。
特許は今年4月22日に取得。府とオムロンが権利を50%ずつ持つ。防犯カメラや警報装置、店舗の来客数調査などへの応用も期待できる。警視庁や他の道府県警などが使う場合は特許費用を免除するという。
現場での実践利用の計画はまだないが、交代要員も含めて1か所最低3人が必要とされる張り込みポイントを減らすことが可能になりそうだ。池田さんは「今後も捜査に役立つ発明を続けたい」と話す。
(2011年6月18日 読売新聞)
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英語学びたい79歳の1年生
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/osaka/news/20110619-OYT8T00090.htm
大阪女学院大(大阪市中央区)の国際・英語学部に今春、79歳の女性が入学し、孫のような同級生と机を並べて学んでいる。同大学では最高齢の「新入生」で、授業の大半は英語という英語漬けの日々だが、「いつか世界中の人たちとコミュニケーションを取り、日本の魅力を紹介したい」と話す。
大阪市天王寺区の藤木満寿子(ますこ)さん。英語の基礎を学ぶ授業では、「丘の上で怪物のようなウサギが人間を追いかけている」という絵の内容を英語で隣の学生に説明し、同じ絵を描いてもらう課題に挑んでいた。藤木さんは、「A big rabbit like a monster is on the hill」と訳したが、「追いかける」という訳語が浮かばず、教員に助言を求めた。同級生の中谷茉歩(まほ)さん(18)は「藤木さんは一つひとつの課題に非常に熱心。見習うことばかりです」と話す。
中国・上海で生まれた藤木さんは旧制高等女学校在学中に終戦を迎え、戦後初めて英語に触れた。「今まで知らなかった欧米の生活や文化を知り、自分の世界が広がると思った」。外国にあこがれを抱き、大学で英語を学びたいと思った。
しかし、経済的な理由で進学できず、その後も結婚、子育てや病気になった夫の世話などで本格的に学ぶ機会は遠ざかった。
夫の世話が一段落するなどして余裕ができた2008年春、「もう一度英語を学びたい」と決意し、通信制高校で学んだ。そして、論文や面接などで選抜する大阪女学院大の入試に合格した。
週6日、授業があり、英文や英会話などの予習や復習は必須だが、「難しい英語を聞き取れた瞬間が最高の喜び。何歳になっても好きなことは必ず身につくと信じて学び続けたい」と目を輝かせる。
(2011年6月19日 読売新聞)
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>>507
「オリックス劇場」来年4月オープンへ−旧大阪厚生年金会館大ホール
http://namba.keizai.biz/headline/1880/
オリックス不動産(東京都港区)は2012年4月8日、昨年3月末に閉館した旧「大阪厚生年金会館大ホール(以下、旧大ホール)」を「オリックス劇場」(大阪市西区新町1)としてリニューアルオープンする。
1968(昭和43)年4月に開業した旧大ホールは、多目的ホールとしてさまざまな用途に用いられてきたが、昨年3月28日の公演をもって閉館。2009年10月に大阪厚生年金会館を落札した同社が、旧大ホール部分について2011年秋の再オープンを目指して準備を進めてきた。
リニューアルオープンにあたり、耐震改修工事を行い建物の安全性を向上する一方で、特徴的な備前焼の陶板打ち込みタイルを使用した外壁は、ひび割れ、浮きの点検・補修後、全面セラミックコーティングを施し残す。
ホール内は、クラシック音楽に対応するため、天井の形状を変更し反射板を更新、空調機の消音対策として空調ダクトも全面更新する。座席数は従来と変わらず、1階=1255席、2階=383席、3階=762席の計2400席。プレミアム席(57席)、VIP席(10席)も設ける。プレミアム席はシートピッチを45センチから54センチに広げる。舞台設備も改修、音響・照明を最新の設備に置き換える。
そのほか、エレベーター3基を新設するほか、女性用トイレや多目的トイレの増新設、ホワイエの内装の更新など全面的に設備をリニューアルする。建築面積は3517平方メートル、延べ床面積は1万1194平方メートル。地下1階、地上5階建て。
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「第2回辻静雄文化賞」−辻調理師専門学校で贈賞式
http://abeno.keizai.biz/headline/99/
辻調グループ校・創立50周年記念事業「第2回辻静雄文化賞」贈賞式が6月15日、辻調理師専門学校(阿倍野区松崎町3)で開催された。
同賞は、創設者である故・辻静雄さんの食文化普及の活動を記念し、「食」に関する目覚しい活躍、新しい世界を築きあげた作品と作者に賞を贈るもの。昨年創設され、選考方法は全国の報道機関などから推薦された作品から中間選考を経て、石毛直道委員長(国立民族学博物館名誉教授)のほか6人で構成された同選考委員会が決定する。
同賞には、「茶懐石に学ぶ日日の料理」の後藤加寿子さんと、「家族の勝手でしょ!−写真274枚でみる食卓の喜劇−」の岩村暢子さんが選ばれた。
「茶懐石に学ぶ日日の料理」は、家庭でできる心づくしのもてなしこそが懐石料理の本来の姿だというメッセージを静かに強く打ち出した茶懐石の入門料理書。料理写真は茶室の暗さそのままを取り入れ、空間のイメージを感じさせる。
「家族の勝手でしょ!−写真274枚でみる食卓の喜劇−」は、首都圏の子どものいる家族の食卓を1998年から調査し、対象者の日記や料理写真などで現代の食文化を伝える問題作。お菓子で朝食、赤ちゃんの一人食べ、みそ汁の回し飲みなど、さまざまな事例を挙げ、食文化にとどまらず社会や家族の問題にも踏み込んでいる。
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淀川に在来魚が復活 外来魚駆除でタナゴ7倍に
http://www.asahi.com/kansai/sumai/news/OSK201106200055.html
日本固有の淡水魚を復活させようと、大阪府が2年前から始めた外来魚の駆除作戦が効果を上げている。小魚が生息しやすい場所で外来のブルーギルなど5万匹超を捕獲したところ、今春はタナゴなどの在来種が前年の約7倍に増える成果を上げた。絶滅の恐れがある国の天然記念物「イタセンパラ」の復活も期待されている。
府が駆除作戦を続けているのは、かつてイタセンパラの最大生息地だった城北ワンド群(大阪市旭区)。ワンドは水の流れがほとんどない入り江状の地形で、小魚や水生生物が多く生息するが、近年はブルーギルなどの外来魚が繁殖し、在来魚が減り続けていた。
特に「淀川のシンボルフィッシュ」と呼ばれるイタセンパラは、環境省のレッドデータブックの絶滅危惧1A類に指定され、淀川水系以外では愛知や富山にしか生息していない。府の調査では、淀川では1984年に1369匹が確認されたが、93年は155匹に激減。2004年の6匹を最後に見つかっていない。
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2011年6月20日
「中原淳一の世界」展 茨木・川端康成文学館
http://www.sankei-kansai.com/2011/06/20/20110620-054260.php
ノーベル文学賞受賞作家、川端康成(1899〜1972年)の生誕月を記念する企画展「乙女たちとの再会 中原淳一の世界」が、川端康成ゆかりの大阪・茨木市にある川端康成文学館で開かれている=写真。
中原淳一(1913〜83年)は昭和初期に雑誌「少女の友」の挿絵画家としてデビュー。昭和12年、川端康成の小説「乙女の港」の挿絵画家に起用され、人気を博した。戦後、中原は雑誌「ひまわり」を創刊、川端の作品「歌劇学校」をコンビで連載、かれんな挿絵に少女たちはあこがれた。
企画展では、「歌劇学校」の直筆原稿に並び、中原が担当した挿絵(水彩画、ペン画)の数々のほか、雑誌「少女の友」「ひまわり」や平成21年の復刻版「乙女の港」などが展示されている。
30日まで(火曜日休館)。25日午後2時から同館で関連講座がある。問い合わせは、同文学館(電話072・625・5978)。
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2011年6月18日
医療ボランティア 来月から養成講座 NPO法人、受講者募集
http://www.sankei-kansai.com/2011/06/18/20110618-054186.php
大阪市北区のNPO法人「ささえあい医療人権センター COML」が7月から「医療で活躍するボランティア養成講座」を開講する。患者の自立支援や医療の改善などにつながるボランティアを養成するのがねらいで、参加者を募集している。
「医療相談の実際」や「コミュニケーション能力を高める」などをテーマにした全7回の講座で、COMLの事務所で開催する。平日、土・日、夏期の3コース(いずれも午後2時から)を設けている。
定員は各コース25人。参加費は2万円。1講座(3千円)単位での受講もできるが、初回の受講が必須。問い合わせは、COML(電話06・6314・1652)へ。
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富田林市と大阪芸大 連携協定結ぶ
2011年06月21日
http://mytown.asahi.com/osaka/news.php?k_id=28000001106210002
富田林市と大阪芸術大(河南町東山)は20日、協力して地域振興を進める連携協定を結んだ。大阪芸大の教員や学生はこれまで、富田林の地場産業「大阪金剛すだれ」(国伝統的工芸品)のデザインや近鉄・喜志駅前通り商店街でのアートイベント、文化財調査など個別の事案に協力してきたが、今後、富田林の伝統工芸品や観光地PR、情報誌作りなどで一層連携していくという。
同大であった調印式に出席した多田利喜市長は「芸大の持つノウハウを江戸時代の町並みが残る寺内町(じないまち)など富田林の魅力発信に生かしてもらいたい」。塚本邦彦学長は「地域住民との連携が学生の将来性を育て、進路に良い影響を与えることを期待している」と話した。
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2011年6月21日
体内スイスイ"泳ぐ"内視鏡 大阪医科大など撮影成功 磁力で自走、全消化管検査に道
http://www.sankei-kansai.com/2011/06/21/20110621-054320.php
遠隔操作で体内を泳ぐように自在に動かせる「自走式カプセル内視鏡」を大阪医科大(大阪府高槻市)や龍谷大理工学部(大津市)などのチームが開発し、人間の胃と大腸の撮影に成功したと21日、発表した。従来のカプセル内視鏡は自在に動かせず、チームは「全消化管の内視鏡検査に道を開くことができる画期的な成果」としている。
チームによると、自走式のカプセル内視鏡で大腸を撮影したのは世界初。5月に米国・シカゴで開かれた国際会議で学術発表した。
この自走式内視鏡は市販のカプセル内視鏡にヒレと磁石をつけており、直径約1センチ、長さ約4・5〜6・5センチ。胃を撮影する際は口からのみ込み、大腸の撮影時は尻から入れる。
検査の際は、あらかじめ専用装置で体内に磁場を発生させた上で、医師が画面を見ながらリモコンで操作。磁場に反応した磁石の振動でヒレが動き、魚が泳ぐように駆動する。
チームは「検査時の患者の苦痛を減らせる上、内視鏡の向きや場所を精密に制御でき、正確な診断につながる。将来的には数時間で食道から大腸までを観察するのが目標」としている。
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2011年6月21日
南部博士、大阪市大は"出発点" 「特別栄誉教授」贈呈式
http://www.sankei-kansai.com/2011/06/21/20110621-054291.php
素粒子物理学の研究で2008年にノーベル物理学賞を受賞した米シカゴ大名誉教授の南部陽一郎博士(90)=写真(鳥越瑞絵撮影)=が20日、かつて教壇に立った大阪市立大で「特別栄誉教授」の称号の贈呈式に臨み、講演した。
南部氏は、昭和24年に赴任し、約3年間の研究生活を送った。「市立大は初めて就職したところで、私の経歴の始まり。自由に仕事ができて非常に楽しい時代だった」と振り返った。夏に冷房の効いた映画館にこもっていたことがばれたエピソードも披露し、笑いを誘った。
式典後、物理学などを志す学生らと懇談。「研究に行き詰まったときはどうするか」との質問には、「一日中考え続け、ちょっとした思いつきがあって少し前に進む。そのくり返しで、固定観念を一度疑ってみることが大切」と助言した。
また市立大は、新たな奨学金制度として「南部基金(仮称)」を設けることや、大学構内に新たに整備される道に「南部ストリート(仮称)」と名付けることも明らかにした。
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小型カプセル型内視鏡 開発
http://www.nhk.or.jp/lnews/osaka/2003593541.html
体の中を魚が泳ぎまわるように動ける小型のカプセル型内視鏡を大阪医科大学などの研究グループが開発し、胃と大腸の内部を撮影することに成功しました。患者の負担を減らし、がんなどの早期発見につながるのではないかと期待されています。
このカプセル型内視鏡は直径約1センチ、長さ約4.5センチで、カメラを内蔵した円筒形の胴体に魚のひれのような部品が付いています。口から飲み込んだあと、体の外から磁力をあてるとひれが動いて前に進むほか、磁力のあて方によって左右に向きを変えることもできます。開発を行った大阪医科大学と京都の龍谷大学の研究グループでは、実際にカプセルを人に飲み込んでもらったところ、胃や大腸の中を自由に動いて、内部の様子を撮影するのを確認できたということです。大阪医科大学の樋口和秀教授は「カプセルを遠隔操作できれば、検査が必要な場所を的確に撮影できる。食道から大腸まで数時間で調べることが出来るほか、患者の負担も少ないので、がんなどの早期発見につながると思う」と話しています。
06月21日 21時27分
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口笛コンクール 国際化へ一歩
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/osaka/news/20110622-OYT8T00076.htm
大東市のNPO法人日本口笛音楽協会は、11月に「第5回日本オープンくちぶえ音楽コンクール」を開き、参加者を募集している。今年は5回の記念大会として友好関係のある中国口哨協会からの選抜者も初めて参加するなど、国際大会への第一歩を踏み出す。
コンクールは「口笛の素晴らしさを広めよう」と2006年から実施。今回は第1次テープ審査の通過者40人による予選大会が8月28日にあり、勝ち上がった15人と中国からの選抜者5人を含む20人で、守口市のエナジーホールで決勝大会を行う。
決勝大会のある11月26日と27日は約450人で口笛を5分間吹き、ギネス世界記録に挑戦するなど、さまざまな口笛にまつわるイベントも開催される。
コンクールは参加無料で、口笛を愛する人であればだれでも応募できる。第1次テープ審査の応募受け付けは30日までで、同協会くちぶえ音楽コンクール事務局応募係(〒574・0034 大東市朋来2の5の35の520)へ申し込む。問い合わせは同協会(072・873・8174)へ。
(2011年6月22日 読売新聞)
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2011年6月23日
水族館&動物園 悩ましい夏 「生き物の生命にかかわる」 飼育法など根本見直しも
http://www.sankei-kansai.com/2011/06/23/20110623-054407.php
関西電力からの15%程度の節電要請を受け、関西の自治体や企業などで節電の動きが本格化している。一方で、夏休みに家族連れや子供たちでにぎわう水族館や動物園は、「飼育」と「節電」の両立に今から頭を悩ませている。「節電やむなし」として飼育方法自体、根本からの見直しを検討する施設があるのに対し、「生き物の生命にかかわる」などと慎重な姿勢をみせる施設もあり、試行錯誤の夏になりそうだ。
神戸市立須磨海浜水族園(神戸市須磨区)のラッコ館。2匹のラッコが飼育される館内は、生息地域に近い環境を保つため、電力を用いて水温約13度、室温約15度、湿度約65%になるよう、自動コントロールされている。
ラッコは輸入の規制が厳しく、近年、国内の個体数は減少傾向にある。飼育担当者は「水温変化に弱く、繁殖能力も低い生き物。種の保存の観点からも、(水温が上がってしまう)節電は難しい」と話す。
水族園の昨年度の年間電力消費量は約660万キロワット時で、一般家庭の約1500世帯分にあたる。そのうち約8割が、水温調節や水の濾過(ろか)・循環のための電動ポンプ使用など生き物の管理にかかわる電力だ。既存の設備で15%の節電を達成するには、施設の空調や照明の節減だけでは難しい。
このため水族園は、飼育する約600種、1万3千匹の生物の飼育・展示方法の見直しを始めた。水温変化に比較的強く、大規模な水槽に多種類で飼育されている生物を対象に、低温や常温などの温度ごとに小規模な水槽に分けて飼育し、電力効率を上げることを検討するなど、知恵を絞っている。
経営企画室の職員は「無駄な電力消費を点検する良い機会と考えたい。生物に負担をかけずに節電するノウハウを獲得するきっかけになれば」と話す。
一方、約580種、3万匹を飼育する海遊館(大阪市港区)は「生き物に影響が出る分野での節電は考えられない」(広報チーム)と慎重な姿勢。ただ同館は、もともと年間電力消費量の約4割を自家発電していることから、今のところ設備面での整備は予定していない。当面は、6月22日から8月31日まで夜間の建物のライトアップを中止することで、電力消費を抑えるという。
節電要請に頭を抱える現状は動物園も同じ。
神戸市立王子動物園(神戸市灘区)も、「15%も節電するとなると、バックヤードの照明や空調の調節だけでは難しい」(広報担当)とし、獣舎の冷暖房の設定温度を変更することを含めて対策を検討中だ。しかし「獣舎の温度を上げた前例がないだけに、動物の体調変化が読みづらい」と不安ものぞかせる。
ある職員は「これから夏場を迎えるだけに、動物が熱中症にならないよう気を配らなければならない。市とも相談しながら対策を急ぎたい」と話している。
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国内でホール初リサイタル バイオリニスト・富永さん
2011年6月23日
http://www.nnn.co.jp/dainichi/news/110623/20110623021.html
大阪府豊中市出身で英国を拠点に活躍するバイオリニスト、富永伊津子さん(29)が8月3日、大阪市北区西天満4丁目のザ・フェニックスホールで、日本では初めてホール・リサイタルを開く。研究を続けるシューマンのバイオリン・ソナタ全曲を披露、「演奏される機会の少ない晩年の曲を通し、シューマンと彼の作品により興味を持ってもらいたい」と張り切っている。
同ホールが公演企画を公募し、審査で選出したアーティストにホールと付帯設備を無償で提供、公演をサポートする演奏会「エヴォリューション・シリーズ」の一環。富永さんは高校卒業後英国へ渡り、英国王立音楽院、英国王立北部音楽大学で学ぶ。ロンドンをはじめ数々の都市でソリストとして、また室内楽の演奏に精力的に取り組んでいる。
本格的にシューマンの研究に力を入れ始めたのは、修士論文のテーマを考えた時。「幸せなとき苦しいときそれぞれの心情がよく表れた曲から、人間的な部分を感じた。法律家を目指していて途中から音楽家になったその経歴も、神童と呼ばれていたほかの音楽家たちとは違って親しみを持てる」といい、現在も博士課程で研究を進めている。
今回演奏するソナタ第1〜3番のうち、3番は特に演奏されることが少ない。「現在残っているシューマンの最後の作品で、人生の回帰とこれからの人生への希望、そして音楽に対する思いが詰まった曲」という。直筆の楽譜は残っていないため、現在の楽譜を出版した研究者に会うためにドイツに出向くなどして自分なりの解釈を深めた。
日本での初めての演奏に「シューマンの深い内面をくみ出していくのが難しく、それがきちんと伝わるか不安はある」と言うも、「試してみる価値はある」と言い切る。「埋もれた名曲を掘り出し、現代の人たちに披露する」ことに使命感を持ち、「これからもどんどん新しいものを見つけて自分の幅を広げていきたい」と目を輝かせる。
リサイタルは午後7時開演。問い合わせは電話06(6363)7999、同ホールへ。
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2011年6月23日
大大阪時代の響きを歴史博物館で 来月17日に「うえまちコンサート」
http://www.sankei-kansai.com/2011/06/23/20110623-054389.php
大正から昭和にかけて大阪が最も華やいだ時代とされる「大大阪」をテーマにした演奏会「うえまちコンサート」が来月17日午後2時から、大阪市中央区の大阪歴史博物館で開かれる。
上町台地の活性化を目指すNPO法人「まち・すまいづくり」の主催。今回14回目となるが、同館の創立10周年を記念し、企画された。
当時、流行したモーツァルトの「アイネ・クライネ・ナハトムジーク」やクライスラーの「愛の喜び」など約10曲を演奏するほか、ソプラノ歌手、高見さなえさんの指導による合唱も予定されている。
会場では大大阪時代の映像を使いながら、日本テレマン協会代表の音楽監督、延原武春さんと同館の近代史担当の学芸員、船越幹央さんが音楽や歴史をテーマに対談する。
定員200人。小学生以上2500円。要予約。問い合わせは「うえまちコンサート運営委員会」(電話06・6779・7222)へ。
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http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/osaka/news/20110625-OYT8T00063.htm
ネットで資金 学校に絵寄贈
大阪市中央区の現代画家・イマリイノウエさん(21)が、インターネットのスポンサー募集サイトを使って、自作の絵を小、中学校など30校に寄贈する計画に挑戦している。
絵は、歴史上の偉人の中からエジソンやナイチンゲールら13人を題材に選び、苦労した過去と成功した未来を地中のありの巣のような迷路の世界に描いた。「土の中を掘り進む様子でチャレンジすることの大切さを子どもたちに伝えたい」とイノウエさん。集まった資金で30枚の複製を作り額装する。
サイト名は「READY FOR?」(https://readyfor.jp/)。ネットを通じて趣旨に賛同した不特定の個人が、少額の資金を提供するもので、ソーシャル資金調達サービスと呼ばれる。イノウエさんは、7月15日までに、目標の30万円を集めることにしている。目標額に1円でも達しないときは、賛同者からの資金は提供されず、募集は不成立になる。
イノウエさんは「若手の画家は発表の機会も少ないので、こういう形で作品を知ってもらい、同時に子どもたちには、偉人のようにくじけない心を養ってほしい。寄贈先の学校も募っています」と話している。
(2011年6月25日 読売新聞)
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社会課題解決ヒント デザイナーらが展覧会
http://www.nnn.co.jp/dainichi/news/110626/20110626026.html
社会で生じるさまざまな課題に対し、デザイナーやクリエーターが創造性を生かして解決法を提案する展覧会「Social Propose」が大阪市北区扇町2丁目のメビック扇町で開かれている。入場無料。30日まで。
「ソーシャルビジネス」や「ソーシャルデザイン」といった言葉が注目を集める中、デザイナーが社会の課題に対して積極的に提案することでデザインと社会の新しい関係や可能性を探ろうという「Cream Design Project OSAKA」の企画。
会場には大阪を拠点に国内外で活躍するデザイングループを中心とした総勢50人以上のデザイナーが考えた、食や教育など社会の課題解決提案が並ぶ。
「Project 629」のブースでは、34組のデザイナーやコピーライター、写真家が、出身地や居住地など縁のある町を独自の視点で紹介、表現した「マチオモイ帖(ちょう)」を展示している。
「得体の知れないモンスターのように巨大化した社会でなく、自分たちの足元を社会として見つめ直し、今後行動するきっかけになれば」と、同プロジェクトを主催するデザイン業、一八八のコピーライター、村上美香さん。各制作者の思いが込められた「世界で一冊のノート」が並ぶ。
同展ディレクターの清水柾行さんは「ソーシャルデザインとは何かを一般の人が知るきっかけや、社会の課題解決のヒントになれば」と来場を呼び掛けている。午前10時〜午後8時。会期中毎日トークセッションも行う。26日は休館。
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2011年6月22日
谷村新司さんら"ココロの先生"に 大阪国際学園でトーク&ライブ
http://www.sankei-kansai.com/2011/06/22/20110622-054345.php
「サライ」などの楽曲で知られるミュージシャン、谷村新司さんが全国で展開している生涯学習プログラム「トーク&ライブ支援キャラバン ココロの学校〜今伝えたい〜」が21日、大阪国際学園(守口市藤田町)で開かれ、学園関係者や市民ら約700人が谷村さんの歌声に聞き入った。
「みんなで支えあうことが大切」
このプログラムは“谷村校長”と各分野の有識者らが“ココロの先生”となって特別授業を行い、観客が生徒として講義を受け、音楽を楽しむユニークなイベント。
平成19年から全国で開催しているが、今年は東日本大震災の被災地支援の意味を込め、収益の一部を被災地で行う無料ライブの運営費などに充てている。
この日は、谷村さんと娘の詩織さんがトークショーを披露。学生時代に芸術の道を志していた詩織さんが進路を変更し、父と同じ音楽の道を歩むことを決めた思いなどについて語った。
谷村さんは「昴―すばる―」「サライ」などを披露し、大阪国際滝井高校の吹奏楽部員らとともに「いい日旅立ち」を合唱。場内から大きな拍手が湧き起こった。
谷村さんは東日本大震災を受けて「いま、自分にできることを考えたとき、歌でできることをやりたいと考えています。みんなで支えあうことが大切な時代になったのだと強く思います」などと観客に訴えた。
また、谷村さんは20日、馬に触れ合うことで心を癒やすホースセラピーに取り組んでいる枚方市のNPO法人「ホース・フレンズ」を訪れ、「アリス」と名付けた馬を1頭、寄贈した。
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2011年6月24日
子供にも弁当づくりを 大阪ガス、食育推進セミナー開催
http://www.sankei-kansai.com/2011/06/24/20110624-054445.php
子供に弁当をつくらせる「弁当の日」をテーマにした食育推進セミナー(産経新聞社など後援)が23日、大阪ガス生活誕生館「ディリパ」(吹田市千里万博公園)で開かれ、保護者や学校教諭ら約200人が参加した=写真。
同社北東部リビング営業部コミュニティ室が主催。弁当を通じて家族の絆や子育ての楽しさを感じてもらおうと、元中学校長で、食育活動を実践してきた香川県の竹下和男さん(62)が講演した。
竹下さんは、子供に弁当をつくらせる「弁当の日」を導入した取り組みを紹介し、「自分でつくった弁当を見せ合うことで、子供は刺激し合い、育っていく。つくってくれた人に感謝の気持ちも持てるようになる」などと話した。
参加した大阪市東淀川区の大学4年、安達彩香さん(22)は「親になったら、子供が小さいときから一緒に料理づくりを楽しみたい」と話していた。
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2011年6月26日
【大阪府立高校 文理学科始動】(1)茨木高校 文武「あえて二兎追う」
http://www.sankei-kansai.com/2011/06/26/20110626-054525.php
「ファイト!」「そこ、もう一度!」。放課後の校内に元気な声が響く。リズムに合わせてステップを踏むダンス部員、ローラーの付いた板で走り抜けるスキー部員、グラウンドには、時に激しく体をぶつけあう先輩を見つめる下級生サッカー部員が陣取っていた。
茨木高校(大阪府茨木市)は、生徒の部活動加入率が府下トップの“文武両道”の進学校。普通科に文理学科が併置された今年の新入生320人のうち、部活に参加していないのは7人のみ。男子は圧倒的に運動部系が多い。
「(生徒は)あえて二兎、三兎を追う」
山口禎校長(58)は、同校の指導方針を明快に示す。昨年5月の学校説明会では「文理学科に入ったら部活は?」との質問に「知識を使いこなす力をつけていくために行うのが部活であり、学校行事」と説明、文武両道の伝統を強調した。
■ ■ □
文理学科について、私立高校の「特進コース」のイメージを重ねる保護者が少なくない。だが、山口校長は「普通科と文理学科の違いばかりを保護者は気にされるが、茨木高校全体が進学指導特色校(キーワード参照)に指定されたという認識をまず生徒、保護者と共有したい」と強調する。
1年の学級編成では、普通科と文理学科(各160人)の各4学級を普通科は奇数、文理学科を偶数クラスとし、体育など2クラス合同で行う授業では両科の生徒が混ざり合うよう配慮している。
カリキュラムでの普通科との相違は、難関大学受験を視野に入れた「理科」「数学」「英語」の学習内容の高度化や、2年の後期で生徒の好奇心に応じた課題研究「IBARAMA(イバラマ)Ⅲ」に取り組む点だ。
IBARAMAは「視点」という意味を含むギリシャ語の接尾辞「rama」を茨木高校の校名につけた造語。生徒が「調べる・まとめる・発表する」の共同作業を通して、主体的・創造的な学問研究の方法論を身につけることを目標に掲げる。大学教授や専門家の助言を得ることも想定し、その成果は校内の発表会や進学指導特色校10校の「課題研究発表会」で報告。プレゼンテーション能力も身につけさせる。
「といっても、普通科の理科、数学や英語も文理学科の内容を一部取り入れる。両科の一番の違いを挙げるなら科目選択のあり方だろう」と山口校長。
同校では、普通科は3年時に「文系」「理系」の類型に分かれるのに対し、文理学科は1年の後半で「文科」と「理科」の小学科のいずれかを選択、2年になると同時に進路を決める。
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>>528
5月に大阪高校春季大会でベスト16に入ったサッカー部。「小、中とサッカーをやってきて、茨高(いばこう)に入って、サッカー部に入るのが目標だった」「先輩たちは明るく楽しくクラブも勉強も極めている」。熱いまなざしで先輩のプレーを追う1年生26人に普通科、文理学科の垣根はない。
山口校長は「普通科、文理学科の2学科併置でも、学校としての教育目標は同じ。茨高の校風を大切に、学校として一体感を持った教育を行っていく」と話す。
関西の難関大とされる京都大、大阪大、神戸大への昨年度の現役合格者数は76人。山口校長は、これを23年度80人、24年度90人、25年度には100人に増やす方針を示す。「文理学科と普通科との切磋琢磨(せっさたくま)を醸成し、全体のレベルアップを図れば、数字はついてくる」。山口校長は、そう自信をみせた。
(服部素子)
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教育関係者をはじめ受験生や父母の大きな関心を集める文理学科。新たな「エリートコース」誕生で府立高校はどう変わるのか。文理学科を新設した高校を紹介する。 (毎月1回掲載)
【文理学科を読み解く10のキーワード】
(1)進学指導特色校(グローバル・リーダーズ・ハイスクール)
文理学科が設置された公立エリート校の総称。142の府立高校の中から、かつて9学区制だった時代に各学区のトップ校だった北野、茨木、大手前、四條畷、高津、天王寺、生野、三国丘、岸和田の9校と豊中を加えた10校が指定された。
難関大学への受験指導が基本だが「進学だけでなく次世代のリーダー養成に力を入れたい」とする橋下徹知事の方針で「豊かな感性と幅広い教養を身につけ、社会に貢献する志を持つグローバル社会をリードする人材の育成」を掲げるため、通称「グローバル・リーダーズ・ハイスクール」(GLH)とも呼ばれる。
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>>529
横槍を入れるようですみません。
エリート校を育成するのも良いと思いますが、実業系高校にも目を向けてやって下さい・・・・・
特に大阪南部の某工科高校は就職率も良く、大阪の経済発展に大いに貢献していると思います。
ここで書いても無駄かもしれませんが、もうちょっと実業系高校にも目を向けていただけたら良いな、と思った次第で・・・・
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高次脳機能障害者の作業所、工房「羅針盤」2カ所目のオープンへ 大阪府豊中市
2011.6.25 11:56
http://sankei.jp.msn.com/region/news/110625/osk11062513270008-n1.htm
高次脳機能障害など人生半ばで障害を負った中途障害者を支える大阪府豊中市の作業所、工房「羅針盤」が7月、念願の第2工房を市内にオープンさせる。今月26日には開所式が行われる予定で、利用者や家族らが「見えない障害」への苦悩や、作業所で居場所を見つけた喜びなど率直な思いを語る。
羅針盤は平成10年4月に開設。わずか約20平方メートルのスペースに、7人の利用者でスタートした。「当時、高次脳機能障害など中途障害への認知度はほとんどなく、不安と戸惑いの中、手探り状態で始めた」と施設長の山河正裕さん(44)。せんべいやケーキなどの菓子作り、木工品の製作など少しずつ作業内容の幅を広げ、最近はアロマキャンドル作りにも挑戦している。
だが、高次脳機能障害の人々を取り巻く環境は依然厳しく、障害の特徴が周囲に理解されず、居場所がなくて家に閉じこもっている人も多いという。数少ない受け入れ先の羅針盤には、通所希望が相次ぎ、これまで3回の移転拡張を重ねたが、現在地は大阪府や兵庫県から19〜81歳の70人が通い、すでに手狭。待機者も6人おり、「これ以上人数が増えると、利用者にもスタッフにも、ストレスがたまる」として、作業所の新設は急務だった。
http://sankei.jp.msn.com/region/news/110625/osk11062513270008-n2.htm
資金を工面してようやくオープンにこぎつけた第2工房は、現在地から車で約20分程離れた場所に建つ4階建てのビル。ここで木工製品のほか、新たにオリジナルの焼きドーナツや無添加ジャム作りに取り組むといい、山河さんは「人生半ばで障害を負った人には、働いていた経験がある人も多い。以前と同じようには働けなくても、知識や経験、技術があり、それを引き出して再就職につなげていければ」と話す。
開所式は、利用者や家族の思いを直接伝える場にする。あいさつに立つ小川和子さん(66)は、亡くなった夫が設立当初の利用者の1人で、現在はボランティアとしてかかわっている。「夫は羅針盤で自分の居場所を見いだし、生きがいを取り戻した。どん底だった我が家にも笑顔が戻った。2カ所目の開所を、亡き夫も喜んでいるはず」などと感謝の気持ちを話すつもりという。
「新たな出発点と位置づけて頑張りたい」と意気込む山河さん。その言葉通り、すでに次の目標を見据えており、「『親亡き後』の問題は障害者、家族にとって切実。生活の場となるグループホームの設立を目指したい」と話している。
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高次脳機能障害者支援の課題は…支援拡充に大阪府が実態調査へ
2011.6.25 11:54
http://sankei.jp.msn.com/region/news/110625/osk11062513270009-n1.htm
交通事故や病気などで脳に損傷を負い、記憶や思考などの機能が著しく低下する「高次脳機能障害」について、大阪府が実態調査に乗り出すことが25日、分かった。必要な支援策や課題を把握することで、社会から孤立しがちな障害者を受け入れる福祉事業所や、診断や相談などができる医療機関を増やすのがねらい。
調査は、脳神経外科やリハビリテーション科など、高次脳機能障害に関係する診療科のある府内約7千の医療機関と、作業所など約2600の福祉サービス事業所を対象に、8月頃から実施。当事者団体などからのヒアリングも行う。
年度内に報告書をまとめる予定で、担当者は「調査結果をもとに、政策提言につなげたい」としている。
高次脳機能障害は、外見からは症状がわかりにくいことから「見えない障害」とも呼ばれ、周囲からの理解を得にくい状況がある。そのため、就労に壁があり、障害者は家に閉じこもりがちという。
府はこれまでに、障害者や家族を支援する医療機関や作業所などの福祉サービス事業所のネットワークづくりを進めているが、登録数は医療機関が49、福祉サービス事業所が108と、「数がまったく足りない」(地域生活支援課)のが実情。そこで府は、ネットワークへの参画を阻む要因などを把握し、それを取り除く対策が必要と判断した。
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阪大、学内に企業研究所OK カネカなど利用決定
日本経済新聞 - 7時間前
大阪大学は学内に企業の研究所を設置できる新制度を設けた。企業が社員を常駐させ、将来、阪大と共同で取り組む可能性があるテーマを研究する。共同研究に進む前でも、企業は大学の専門家と交流しながら独自テーマに単独で取り組める。
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http://www.nnn.co.jp/dainichi/news/110627/20110627020.html
「建学の精神」読み解く 大阪音楽大学が記念事業
2011年6月27日
「世界音楽並ニ音楽ニ関連セル諸般ノ芸術ハ 之ノ学校ニヨッテ統一サレ 新音楽新歌劇ノ発生地タランコトヲ祈願スルモノナリ」−。1915年、現在の大阪市中央区南船場に大阪音楽大学を創設した鳥取県出身の音楽教育者、永井幸次氏(1874〜1965年)は「建学の精神」としてこう記した。2015年、100周年を迎える同大はこの「建学の精神」を読み解くことを記念事業の柱とし、さらなるステージへの門出を飾る。
関西唯一の音楽専門大学で、1954年に現校地の豊中市庄内幸町1丁目に移転。クラシック、ジャズ、ポピュラー、邦楽などの専攻・コースを設け、大阪出身の指揮者、西本智実さんら世界を舞台に活躍する人材を多数輩出している。
89年には創立70周年記念事業の一環として「ザ・カレッジ・オペラハウス」を竣工(しゅんこう)。日本で初めて専属の管弦楽団と合唱団を持ったオペラハウスで、モーツァルト作品、公演機会の少ない名作、コンサート・オペラなどを主催公演している。
記念すべき100周年に向け、まずことしは「建学の精神」の出だしにある「世界音楽」に着目し、世界表現としての音楽の現代的可能性を考えていく。7月初めには台湾で行われる「世界吹奏楽大会(WASBE)」に管・打楽器専攻の4年生で編成する吹奏楽団が出場する。日本代表として、同大とゆかりの深い作曲家の曲を中心に披露する予定だ。
オペラ公演は7月8、10日にモーツァルト「魔笛」、10月14、16日にブリテン「ねじの回転」を上演。秋には同大の中村孝義学長と、大阪大の鷲田清一総長との対談やシンポジウムを計画する。
12年は「アートと音楽」、13年は「音楽の創造性」、14年は「現代オペラの可能性」、そして15年は「音楽の未来形」がテーマ。それぞれに見合ったオペラ公演や記念演奏会などを展開していく。ほか、地域の自治体や学校、企業などとの連携事業や卒業生ネットワークの構築などにも力を入れる。
これまで毎年2本のオペラを上演してきたが、来年からは1本に。オペラハウスの改修工事や厳しい経済状況を受けての決断だが、中村学長は「2本分のエネルギーを1本にまとめ、より充実させていく」と約束する。15年にはヴェルディ「ファルスタッフ」を予定。華々しく100周年を迎える予定だ。
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>>530さんが書いておられることはもっともですね。
実業高校だけではなく、定時制高校への目配りを忘れてはいけません。
大阪の公立高校は、上下格差の激しい典型的なピラミッド型です。
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府 府立高校33校の空調設置設計 7月上旬に委託(6/21)
大阪府教育委員会は、府立高校の特別教室への空調設備設置事業を開始する。33校について、7月上旬に設備設計を委託。9月中旬に完了し、順次工事発注する。
府内の私立学校では、ほぼ全校で特別教室を含めた全教室に空調設備が設置されている。しかし、府立学校では普通教室のみに空調設備が設置されている状況。
今回の事業では、一部の特別教室などに空調設備を設置し、公私間の教育環境の格差の是正に努める。2011年度の新規事業で、期間は15年度までの5カ年。
空調設置は、1校当たり3教室を限度とする。
33校の設計は6件に分けて委託。対象校は次の通り。
▽茨木支援学校(茨木市)▽東大阪支援(東大阪市)▽岸和田支援(岸和田市)▽藤井寺支援(藤井寺市)▽交野支援(交野市)▽堺聴覚支援(堺市北区)
▽咲洲高校(大阪市住之江区)▽西成高校(大阪市西成区)▽成美高校(堺市南区)▽福泉高校(堺市西区)▽美原高校(堺市美原区)
▽西淀川高校(大阪市西淀川区)▽泉尾高校(大阪市大正区)▽布施北高校(東大阪市)▽茨田高校(大阪市鶴見区)▽大正高校(大阪市大正区)▽北淀高校(大阪市東淀川区)
▽東住吉総合高校(大阪市平野区)▽桃谷高校(大阪市生野区)▽長吉高校(大阪市平野区)▽勝山高校(大阪市生野区)▽柏原東高校(柏原市)▽平野高校(大阪市平野区)
▽箕面東高校(箕面市)▽池田北高校(池田市)▽島本高校(島本町)▽野崎高校(大東市)▽寝屋川高校(寝屋川市)
▽和泉総合高校(和泉市)▽岬高校(岬町)▽泉鳥取高校(阪南市)▽長野北高校(河内長野市)▽伯太高校(和泉市)
http://www.kentsu.co.jp/osaka/news/p01404.html
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http://www.nnn.co.jp/dainichi/news/110701/20110701021.html
紳士服オーダーメード職人 ショーに向け準備着々
2011年7月1日
オーダーメードの紳士服に携わる“職人さん”らによるファッションショー「第46回西部技団紳士服技術ゼミナール」が10日、大阪市都島区中野町5丁目の大阪リバーサイドホテルで開かれる。今回は8月にイタリアで開かれる「注文洋服世界大会」の出展作品も参加し、にぎわいを見せる。
同イベントは「西日本紳士服技術者団体連合会」(岡本富一会長)が互いの技術を発表し、研さんを目的に1965年から年に1度開いており、制作者自身がモデルになるなど個性的な運営で知られている。
今回は同連合会から30点の作品が出展。さらに後半には「全日本紳士服デザイナー協会西部支部」(青木勝会長)の会員らも参加し、世界大会出展作品8点を含む26点がお披露目される。
同連合会の前会長で同協会の専務理事でもある関根璋治さん(70)は「連合会のショーは普通の人が着る服をいかに作るかという技術を見せるのが主眼。協会はプロモデルが着るファッション性を追求した服を作る。オーダーメードの違う切り口が見えて、とても興味深いショーになると思う」と期待を寄せている。
ショーは午後0時半から午後5時まで。入場料は1500円。問い合わせは電話06(6943)4014、同連合会へ。
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「再生エネ開発拠点」 市立大の申請不採択 大阪
2011.7.2 02:11
http://sankei.jp.msn.com/region/news/110702/osk11070202110003-n1.htm
大阪市立大は1日、経済産業省所管の整備事業に申請していた「人工光合成による再生可能エネルギーの研究開発拠点の設置」が不採択になったと発表した。
総額約8億円の事業で、採択された場合、約5億円の補助金が出る予定だった。経産省は「他の事業が相対的に優れていた」と説明、市立大は「実用化の時期を『平成42年ごろ』としたのが遅すぎ、採否に影響したのでは」とみている。
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2011年7月 1日
阪大と大阪発明協会などが協定 子供科学イベント共催検討
http://www.sankei-kansai.com/2011/07/01/20110701-054731.php
大阪大学は、発明の奨励や知的財産権の啓蒙(けいもう)を行ってきた発明協会(東京都港区)、大阪発明協会(大阪市北区)の両団体と、知的財産に関する教育や研究など各分野で連携協力する協定を結んだ。今後、市民講座やセミナーの開催、児童などを対象にしたイベントの共同開催などに取り組む。
大学の教育機能を生かし、両団体の知的財産権に関するノウハウを児童から社会人まで幅広い年代に知ってもらうのが狙い。特に社会貢献の分野では、両団体が全国240カ所で開催している児童向けの科学イベント「少年少女発明クラブ」について、大阪での共同開催などを検討している。
調印式で、大阪大学の鷲田清一総長は「今回の協定で、知的財産への意識が市民、産業界、大学の学生へと広がることを強く期待している」と話した。
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復活古典、名調子 御霊神社で落語の会
2011年7月2日
http://www.nnn.co.jp/dainichi/news/110702/20110702032.html
江戸期の小話を現代によみがえらせて楽しむ催し「第4回超古典落語の会」(超古典落語会主催)が、大阪市中央区淡路町4丁目の御霊(ごりょう)神社(園文夫宮司)であった。落語作家の小佐田定雄さん、くまざわあかねさんや学者の荻田清さんが、絶えてしまった演目や断片的にしか記録がない演目を脚色して復活。自前募集の約200人が来場し、演者4人の名調子とともに古典落語を堪能した。
2009年から開かれており、今回は落語作家の元祖・月亭生瀬(いくせ)の特集として、桂九雀さん、笑福亭三喬さん、林家花丸さん、桂ちょうばさんが出演した。小佐田さん脚色の「山おろち」では、桂九雀さんが、不仲の兄弟が大蛇にのみ込まれ、腹の中でけんかする様子などを演じて客席の笑いを誘った。
作家、学者、演者の全員が登場する大座談会では、脚色や演じ方といった苦労話が次々と“暴露”され、場内は再び大きな笑いに包まれた。小佐田さんは「皆さんに種がまかれた瞬間を見ていただいた。これからも古典落語がひとつでも増えたらという気持ちで取り組みたい」と話していた。
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仕事を知る −大阪のキャリア教育−
(1)大阪府立西成高校 大阪市西成区
2011年6月29日
http://www.nnn.co.jp/dainichi/rensai/careeredu2011/110629/20110629064.html
福祉分野の生徒がけん引 早期体験早期指導…就職内定率100%に
大阪府立西成高校(大阪市西成区)は、ここ3年で卒業時の進路未定者が4人に1人から10人に1人に激減。「超氷河期」とも呼ばれる就職難の中、2010年度の就職希望者の内定率は4月で100%に達した。1年から進路を考え、職場体験させる指導を推進。生徒間の刺激の与え合いを促し、結果につなげている。
引っ張る力
「おやつはおいしかったですか」。介護施設「まちかどホームすずらん」(同区)の入居者に同校生徒が元気よく呼び掛ける。耳が遠い高齢者には字を書いて提示。積極的にコミュニケーションを図る。
同校は普通科総合選択制で「人文・理数」「IT・キャリア」など六つのエリアを設置。同施設で実習に取り組むのは、ホームヘルパー2級の資格を取得した「福祉・人間」エリアの3年生らだ。
「病気の母を支えよう」と福祉分野を選んだ中村莉沙さんは、実習について「マニュアル通りにはいかず、勉強になる」と研さんを積む。
同校広報企画部長の内田正俊首席は、同エリアの生徒について「進路について明確な動機のある生徒は多い」と指摘。資格が武器となり、早々に就職や進学を決める生徒も少なくないという。こうした生徒らが「周りを引っ張る力になる」。
「チャレンジ」
同校では、総合学習の時間(1、2年は週2時間、3年は週1時間)を「チャレンジ」と名付け、キャリア教育と人権教育を中心に展開。1年の1学期から将来の仕事を考える時間を設け、夏休みにはインターンシップ(就業体験)を勧める。
10年度は早期指導の成果が顕著に表れた。当時3年の154人のうち82人が就職を希望し、就職内定率は10月末時点で81%。同時期の全国平均は57%、中でも普通科平均は42%の中で、同校の実績は突出していた。
積極的に動く生徒が就職などの結果を出し始めると、周りで触発される生徒が出てくるのだという。当然、3年の秋ごろに焦り始める生徒もいるが、早々に進路が決まっている人がいる分、教諭が時間を割いて対応。結果的に内定率100%につながった。
点火すれば飛べる
生徒の就職への意欲を高められた背景として内田首席は「働かなければ食べていけない家庭環境にいる」点に着目。「ロケットブースターに点火すれば飛べる生徒ばかり」と言い切る。
「点火」に向けた「仕掛け」は多岐にわたる。
遅刻など、就職後に必須の生活態度の向上には明確なルールを設けて対応。学力については学び直し策を推し進める。
反貧困の学習を展開しているのも特徴。貧困に陥る仕組みやそうならないための対策を教え、より良い将来設計につなげてもらうのが狙いだ。
進路指導部長の坪庭徳久教諭は「生徒が10年後に幸せな人生を送っているための指導をしていければ」と将来を見据える。
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カフェやバー 演劇公演の拠点に…劇場閉鎖続く大阪市内
http://osaka.yomiuri.co.jp/e-news/20110702-OYO1T00550.htm?from=top
劇場の閉館が相次ぐ大阪市内で、カフェやバーが新たな演劇公演の拠点となっている。「演劇文化を守りたい」というオーナーが採算度外視で運営するケースが多い。100席未満の小空間でグラス片手に芝居を見る。そんな観劇スタイルが広がりつつある。
西成区のカフェ「ジャン・トゥトゥクー」。平日の夜、若手俳優たちが集まり、せりふの応酬が始まった。新作公演に向けた稽古だ。
約150平方メートルの店内は、テーブルの一部を取り払った奥の空間が「ステージ」に。民間劇場の3分の1以下の料金で利用でき、週末ごとに公演が開かれる。
稽古中の新作を同店で9月に上演する劇作家、棚瀬美幸さん(35)は「大阪は劇場が減っているので、若手劇団が安い費用で公演できるカフェをつくってもらい助かっている」と話す。
1980年代の小劇場演劇ブームが去った後、大阪市内では2003年に「扇町ミュージアムスクエア」、翌年には近鉄小劇場が閉場。市の施設でも、昨年12月には劇場として使われた倉庫「ウルトラマーケット」(中央区)が防災拠点に転用され、市立精華小劇場(同)も今年3月で廃止されるなど、小劇場が次々に姿を消した。
その穴を埋めるように増えてきたのが、飲食店の一部を舞台として開放し、芝居を上演する公演形態だ。
4月から本格的に劇団への貸し出しを始めた「ジャン・トゥトゥクー」の経営者で女優の出口弥生さん(35)は、「実験的な芸術表現の場にしたい。ここから将来の演劇文化の担い手が育ってくれれば」と話す。
阿倍野区のバー「ステージプラス」にも同じ思いがこもっている。演劇好きが高じて07年、店内にステージや照明、楽屋を新設した経営者の高木市郎さん(45)は「演劇のともしびを消さないようバックアップしていきたい」。
利用する劇団「演劇空間無限軌道」主宰の鷹矢恭司さん(37)は「客席との一体感が魅力。実験作も打ち出していける」と意気込む。
観劇に訪れた神戸市の専門学校生、道上詩帆さん(18)は「役者が間近に見られて迫力があった。店内の和やかな雰囲気も楽しい」と満足した様子だった。
演劇評論家・九鬼葉子さんの話「関東や兵庫、京都では行政主導の劇場文化が根付く一方、大阪の環境は財政難もあって年々厳しくなっている。行政による劇場整備が望まれるが、手弁当で劇団を支える民間の経営者がいるのも大阪の力。こうした場の意義は大きい」
(2011年7月2日 読売新聞)
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チャリティー小品展:森本・北辰書道会長、ロシア訪問控え“旅立ち直前展” /大阪
http://mainichi.jp/area/osaka/news/20110702ddlk27040458000c.html
北辰書道会会長の森本龍石・毎日書道会参事(70)=大東市灰塚=が、「チャリティー小品展」を、大阪市中央区千日前2、ギャラリー「NAMIYA・」(06・6641・5561)で開催中だ。3日まで。入場無料。森本参事は10月にロシア・サンクトペテルブルクのプーシキンドームで個展「書の世界」を開くが、その“旅立ち直前展”。
サンクトペテルブルクの個展は、決闘死した作家プーシキンの代表的小説「エヴゲーニィ・オネーギン」の主人公オネーギンとタチヤーナの「恋」が、メーンテーマ。妻の子星さん(60)=毎日書道展審査会員=とともに、80点を出品する。
小品展には、サンクトペテルブルク個展に出品する言葉のひとつ「心」を中心に、大小73点を展示。森本さんは「展示作品の販売売り上げのすべてをプーシキンドームに寄付します。収蔵作品修復などに役立ててもらえれば」と話している。
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改正臓器移植法1年を前に…移植について学ぶ
http://www.ktv.co.jp/news/date/main.html
改正臓器移植法が施行されてから1年となるのを前に、大阪で臓器移植について学ぶ催しが開かれました。
この催しは、臓器移植への理解を広めようと、全ての臓器の移植を行っている大阪大学病院などが開いたものです。去年7月に施行された改正臓器移植法では、家族の承諾で脳死での臓器提供が可能になり、法改正後の臓器提供は54件と、大幅に増えています。会場では臓器移植に関する問題が配られ、参加した人は法改正の内容や移植を待っている患者の数などについて学んでいました。
【参加した女性】「自分は移植を受けられて本当によかったと思っているので、そう思える方がたくさん増えればいいなと」
【大阪大学病院・南正人教授】「ご自身や身内の方に(移植が)必要になることもあるので、できるだけいろんな知識を持って判断できるきっかけになれば」
参加した人は移植や臓器提供について日頃から考えておくことの大切さを感じていました。
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化石900点、生命の歴史 大阪市立自然史博物館
2011.7.3 02:10
http://sankei.jp.msn.com/region/news/110703/osk11070302100001-n1.htm
さまざまな化石の魅力を紹介する「来て! 見て! 感激! 大化石展」が2日、大阪市東住吉区の市立自然史博物館で始まった。8月28日まで。
全長7・6メートルもあるコウガゾウ(黄河象)の全身骨格や恐竜の化石、琥珀(こはく)に閉じこめられた小さな昆虫の化石、アンモナイトなど約900点の化石が展示されている。
なかにはゾウの足跡、マンモスの毛、石になった木など「これも化石?」と思うものも。同館の塚腰実主任学芸員(52)は「化石本来の意味は『過去の生物の体または、生活の痕跡』。過去のものなら石のように硬くなっていなくてもいいんです」。
約2億3千万年前の巨大樹木化石にさわることもでき、アンモナイト標本の型で消しゴムを作る子供向けワークショップなども開かれる。月曜休館(祝日の場合は翌日)。観覧料は大人500円、高校・大学生300円、中学生以下無料。
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青いバラ開発の道のり振り返る
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/osaka/news/20110703-OYT8T00063.htm
ものづくりの大切さや面白さを伝える泉大津市主催の文化フォーラムが2日、同市旭町のテクスピア大阪で開かれた。読売農学賞受賞者でサントリー植物科学研究所長の田中良和さんが「夢の『青いバラ』の開発」と題して、世界初の青いバラを開発した道のりを振り返った。
市民ら150人で埋まった会場で田中さんは、「花の女王」と呼ばれるバラに青色は存在せず「(思いきって挑戦する創業精神を表す)サントリーの『やってみなはれ』の象徴として1990年に開発がスタートした」と説明。試行錯誤の末にパンジーの青色遺伝子を取り入れて成功するまで14年かかったという。
2009年からアプローズ(喝采)の名で販売しているといい、「花言葉は『夢かなう』。作ったのも世の中に夢を提供したかったから」と、挑戦を続ける大切さを訴えた。
次回の文化フォーラムは10日午後2時から。京都・東山の高台寺などで造園を手がける庭師の北山安夫さんが講師を務める。問い合わせは泉大津市(0725・33・9413)。
(2011年7月3日 読売新聞)
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森山大道さん写真作品語る
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/osaka/news/20110703-OYT8T00061.htm
「オン・ザ・ロード 森山大道(だいどう)写真展」(読売新聞社など主催)が開かれている国立国際美術館(大阪市北区)で2日、写真家・森山大道さん(72)のギャラリートークが行われ、写真愛好家ら約380人が集まった。
東京や大阪などで半世紀近く、路上スナップ写真を撮り続けている森山さん。街頭にこだわる理由を「街の中には無数の人や物が混在するからおもしろい。ひたすら歩いて撮ることで偶然が向かってくる」と説明。鋭い目をしてうろつく犬の姿をとらえた代表作「野良犬」(1971年)は「ホテルの前にいたのでとっさに撮っただけ。本当にいい犬に出会った。今好きなのは猫だけど」と話し、会場をわかせた。
大阪市都島区の会社員富永一さん(29)は「作品の意外さが楽しかった。僕も小型カメラを持ち歩き、たくさん撮ることから始めたい」と話していた。
約500点を展示した写真展は9月19日まで。8月6日午後2時から森山さんの講演会があり、同日午前10時から先着130人に整理券を配布する。問い合わせは同館(06・6447・4680)。
(2011年7月3日 読売新聞)
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毎日書道展:武本さん「会員賞」 /大阪
http://mainichi.jp/area/osaka/news/20110704ddlk27040196000c.html
第63回毎日書道展(毎日新聞社、毎日書道会主催)の「大字書の部」で、貝塚市脇浜の書家、武本蘭石(らんせき)さん(56)=本名・武本幸依(さちよ)さん=が会員賞に選ばれた。出品したのは3・5尺×4・5尺の大ぶりの半紙に描いた「浪」の1字。東日本大震災の津波で亡くなった大勢の人たちへの鎮魂の思いを込めた作品だ。【山田泰正】
◇「無欲で書いた」−−大字書の部・武本蘭石さん=貝塚市脇浜
会員賞は「グランプリ」とも呼ばれ、会員2861人のうち3回以上の出品歴があり、30歳以上であることなどが条件。今回の受賞者は各部門合わせて26人で、大字書の部では武本さんを含め2人だけ。「なかなか取れる賞ではないと思っていたのでびっくりした。無欲で書いたのが良かったのかも」と喜びを話す。
書道を始めたのは小学生から。書道教師を目指して大東文化大に進み、卒業後は府内の中学校、高校で指導した。現在も自宅の離れを教室にし、子供から社会人まで幅広い世代の生徒を受け持つ。
自身の稽古(けいこ)は、教室の指導や家事の合間を縫って。中国の古典などを題材に、2〜3時間集中的に半紙に向かう。「普段通りの生活を送れ、普段通り書道に取り組めることがいかにありがたいことか。感謝の気持ちを忘れず、制作に励みたい」と抱負を語った。
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ものづくり教室:小4〜中3対象−−阪大、来月2日から /大阪
http://mainichi.jp/area/osaka/news/20110704ddlk27100208000c.html
大阪大学産業科学研究所は8月2〜4日の午前10時〜午後4時、吹田キャンパスの同研究所で、小学4年〜中学3年が対象のものづくり教室・ナノテク理科教室を開く。
金属加工(オリジナルプレート作り)定員各日6人▽ガラス工作(浮沈子作り)定員各日6人▽電子回路(はんだごてを使って電子回路作り)定員各日10人▽微細加工(ナノ加工技術を使ってオリジナルカード作り)定員各日6人−−の4コース。無料だが傷害保険料100円が必要。微細加工は中学生向け。
4日からメール(monodukuri2011@sanken.osaka-u.ac.jp)で申し込みを受け付け、定員に達し次第締め切る。メールは希望者1人につき1通で、希望コースと希望日、郵便番号、住所、氏名(ふりがなも)、電話番号、学校・学年、メールアドレスを明記する。
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航保大キャンパス見学会:管制シミュレーター体験−−24日 /大阪
http://mainichi.jp/area/osaka/news/20110704ddlk27100206000c.html
航空管制官など航空保安業務に従事する職員を養成する国土交通省航空保安大学校(泉佐野市りんくう往来南)が24日、キャンパス見学会を開く。学校紹介、受験相談などのコーナーを設け、教官や在校生が質問に答える。管制用シミュレーターの実習も体験できる。
航保大は08年に羽田空港からりんくうタウンに移転。来年度は航空管制官基礎研修課程約80人▽航空情報科約25人▽航空電子科約30人−−の採用が予定され、19日から受験申し込みが始まる。見学会当日はレーダーや無線通信、飛行場灯火など、さまざまな保安施設の操作を学ぶ実習室を開放する。
航空管制の実習体験のみ事前申し込みが必要。住所、氏名、生年月日、メールアドレスを記入し、6日までに同校(opencampus@kouho-dai.ac.jp)へ。A=ターミナルレーダー管制(午前10時半〜11時45分)▽B=同(午後1時45分〜3時)▽C=飛行場管制(午前10時半〜正午)▽D=同(午後1時半〜3時)▽E=航空路レーダー管制(午前10時半〜正午)▽F=同(午後1時半〜3時)の希望も明記する。
問い合わせは同校教務課(072・458・3917)。【山田泰正】
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2011年7月 4日
ジャンル超え議論白熱 日本人の無常観に思い 司馬講演会
http://www.sankei-kansai.com/2011/07/04/20110704-054833.php
大阪大学大学院生命機能研究科特任教授の柳田敏雄氏と元国際日本文化研究センター所長の山折哲雄氏を招いて3日、大阪市北区のサンケイホールブリーゼで開かれた「司馬遼太郎記念学術講演会」。気鋭の生物物理学者と日本を代表する宗教学者が戦わせる議論は、理系・文系の枠を超えた宇宙論にも発展し、会場をわかせた。
柳田、山折両氏の講演に続いて行われた対談は「生命(いのち)について」がテーマ。柳田氏は「山折さんによれば釈迦の考えた無常の三原則について、命あるものは死に向かうということだったが私もそう思う。科学的にも生あるものは崩壊に向かい、理論においても、ものは平均として崩壊に向かうということが示されている」と科学的立場からの「いのち」を解説した。
一方、山折氏は「たとえば太陽は50億年後に燃え尽きるそうだが、それも仏教では一瞬のこと。はじめも終わりもなく、永遠に続くとするのが無常観だ」とし、「今回の原発事故に際し(物理学者の)寺田寅彦が述べた不安定な自然と付き合う中での日本人の自然観、天然の無常というものを思った」と語った。
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2011年7月 5日
わくわく 仕掛け絵本 梅田の紀伊國屋書店に千点
http://www.sankei-kansai.com/2011/07/05/20110705-054895.php
本を開くと絵が飛び出したり、動いたりする国内外の絵本を一堂に集めた「しかけえほんの世界」が、大阪市北区の紀伊國屋書店梅田本店で開かれ、親子連れらでにぎわっている。11日まで。
仕掛け絵本は、細部に至るまで作り込んだ精巧な造りが魅力で、子供用としてだけでなくアートやインテリアとしても人気が高い。通常は児童書のコーナーに置かれているが、より多くの人たちに見てもらおうと企画された。
仕掛け絵本の第一人者、米国のロバート・サブダさんらによる「不思議の国のアリス」などファンタジー絵本のほか、恐竜や昆虫、サメの生態などを紹介したものまで465種約千点を展示・販売19世紀に発行された珍しい仕掛け絵本の復刻作品や、制作過程が見て取れる試作品なども並んでいる。
会場では男性客の姿も目立ち、見本の絵本を開いたり、閉じたりして絵の動きを楽しんでいた。営業時間は午前10時〜午後10時(最終日は午後8時まで)。入場無料。
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アーティスト大集合 ”似顔絵”の世界大会
http://www.ktv.co.jp/news/date/main.html
観光地などで似顔絵を描いてもらった経験がある方も多いのではないでしょうか。その国際大会が、大阪で開かれています。
アメリカやシンガポールなど7カ国から集まったアーティストたちの、個性あふれる世界です。
同じ人物を描いても、描き手によってまったく感じの違う絵になる「似顔絵」。
作者の個性が、見る人を楽しませます。
そんな似顔絵を描くアーティストが、大阪府立大学のホールに集まりました。
日本のほか、アメリカ、シンガポールなど7カ国、およそ100人の似顔絵作家が一堂に会し、腕を競う国際大会の開幕です。
この大会を全面的にサポートしているのが、観光や都市の賑わいづくりを研究している橋爪紳也教授です。
橋爪教授・・・「観光地に必ず似顔絵のプロがいて絵を描いています。お客様とコミュニケーション取りながらやっている賑わいづくりに欠かせない人たちなんですね。賑わいづくりのプロたちのお互いの技術を高め合う大会を大学としても応援したい」
アメリカ人参加者は・・・「なぜ描くかって?面白い顔を見ると書きたくなるんだよ、彼みたいな、ははは!描くことは幸せを運ぶってこと。世界に幸せを届けたいのさ」
シンガポール人参加者・・・「この仕事で一番いいのは女の子がこっちを見て微笑んでくれるところさ」
アメリカ人参加者・・・「んー、それはどうかな?君の顔がおかしいからじゃない?」
参加者たちは、会場で相手を探して似顔絵を描きます。
最終日までに各自、自信作を展示して、参加者みんなで投票し、優勝作品を決めます。
会場は24時間オープンで競技は3日間。
本人を目の前に鉛筆を走らせる人もいれば、パソコンを使う人も。
それぞれのスタイルで気ままに描き続けます。
記者がアーティストにインタビューをしていると似顔絵を描いてくれました。
「インタビュー中に絵を描かれるの初めて。観察されているかと思うと不思議です」(記者)そして競技最終日の6日。
3日間かけて描き続けた似顔絵も、最終仕上げの段階です。
描き終えてリラックスする人もいれば、終了ギリギリまで頑張る人もいます。
参加者「いまはドキドキ。タイムリミットがあるんで…いいものをって気持ちはみんな一緒で、疲れよりも、終わったら乾杯ってなると思う」そして協議終了のカウントダウン。
展示を見た参加者は・・・「このひげの感じがそっくり。自分って分かるね」「これ、人じゃないですね。怖い?嬉しいのかな…」普段は1人で仕事をする似顔絵作家にとって、この大会は互いに刺激し合える貴重な機会となったようです。
参加者全員の投票で決まる優勝作品は、7日の閉会式で発表されることになっています。
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大阪城音楽堂で「たそがれコンサート」−「復興」テーマに演奏
http://kyobashi.keizai.biz/headline/945/
大阪城音楽堂(大阪市中央区大阪城)で毎週金曜日、夏の恒例イベント「たそがれコンサート」が開かれている。
「夏の宵のひと時を心地よい音楽でくつろいでもらおう」と1950年(昭和25年)から始まった同コンサート。毎年、大阪市音楽団を中心に、陸上・海上自衛隊の音楽隊、大阪府警察音楽隊、中・高・大学などの吹奏楽部などが出演し、クラシックやポピュラー音楽を中心に演奏を行う。
今年は、東日本大震災を受け「復興支援」をテーマに掲げ、「大阪城音楽堂から被災地に向けて元気を発信しよう」という思いを込めて開催。復興支援関連楽曲として「上を向いて歩こう」、「ありがとう」やイギリスの作曲家フィリップ・スパーク氏が被災者の追悼・支援のために作曲した楽曲「陽はまた昇る(The Sun Will Rise Again)」などを演奏。そのほか、「情熱大陸」「てっぱん」のテーマ曲、AKB48などの曲も披露を予定する。
同コンサートはユーストリームでも配信するほか、会場では「東日本大震災義援金」の受け付けも行う。
広報担当の橋本多喜男さんは「クラシックやポピュラー音楽まで皆が楽しめる内容になっているので、夏のひと時を音楽でくつろいでもらえれば」と話す。
開催は8月26日までの毎週金曜日。18時30分〜20時。雨天中止。
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大阪市立美術館で「全関西美術展」始まる−800点展示
http://abeno.keizai.biz/headline/120/
大阪市立美術館(天王寺区茶臼山町)で7月5日、「第57回全関西美術展」が始まった。
同展は1941(昭和16)年に公募作品を展示する「大阪市展」から始まり、「関西総合美術展」「関西展」と移り変わり、1972(昭和47)年には現在の「全関西美術展」になり近畿地方を中心に1,000点以上の応募作品が集まる。会場では選ばれた約500点と招待作家等の作品約300点を展示する。
ジャンルは日本画、洋画・版画、彫刻、工芸、書。
開館時間は9時30分〜17時。
観覧料は、一般=700円、高大生=500円、中学生以下無料。今月18日まで。休館日は今月11日。
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阪大理学部入試に理数系超難問の「特別枠」
国際科学オリンピック出場者には試験免除も
http://osaka.yomiuri.co.jp/e-news/20110708-OYO1T00155.htm?from=top
挑戦枠は、理学部の定員255人のうち、3学科と1コースで計37人以内。1日目は一般枠と同様に数学、理科、外国語(配点計700点)、2日目は各学科・コースが求める専門科目(配点300点)の試験を受ける。数学科志望者は専門数学、物理学科は専門理科の物理、化学科は専門理科の化学、生物科学科生命理学コースは物理か化学のどちらかに取り組む。
合否判定はまず挑戦枠から行い、各学科・コースの挑戦枠の募集定員をみたすまで高得点者順に合格とする。ただし、専門科目が150点に達しない場合は不合格となる。
不合格となっても救済措置があり、一般枠の受験生として、一般科目の得点で改めて合否判定される。
また、高校時代に科学に関するコンテストで優秀な成績を収めた学生を計16人選抜する「研究奨励AO入試」を、理学部で導入。理、工、基礎工の3学部では、国際数学オリンピックなど六つの国際科学オリンピックのいずれかに日本代表として出場した経験を持つ学生を、大学入試センター試験や2次試験を免除して面接で選ぶAO入試も始める。
こうした制度の導入に伴い、理、基礎工の2学部は後期日程の募集をやめる。
大阪大は7日、2013年度入試の2次試験(前期日程)で、通常の試験科目に加えて難易度の高い数学・理科の試験を課する「挑戦枠」を理学部に設けると発表した。専門知識が豊富で、理数系の思考能力が高い学生を優先的に獲得することが狙い。与えられた知識の吸収だけで満足せず、自分なりに考えて、粘り強く学問に取り組む「チャレンジ精神」が旺盛な受験生ほど、有利になるという。
(2011年7月8日 読売新聞)
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2011年7月 8日
乳幼児の心不全治療に光 脈調節のタンパク質発見 国立循環器病研究センター
http://www.sankei-kansai.com/2011/07/08/20110708-055016.php
未発達な乳幼児の心臓で、脈を打つ動きを調節するタンパク質を、国立循環器病研究センター(大阪府吹田市)分子生理部の若林繁夫部長ら研究グループが発見し、8日の米心臓協会学会誌電子版に掲載された。このタンパク質は、成人の心肥大の原因の一つでもあるとみられ、心肥大と乳幼児の心不全の診断や治療への応用が期待される。
センターによると、心臓は細胞内のカルシウム濃度を増減させて脈を打つが、生後間もないマウスは濃度を増減させるためにあるカルシウム貯蔵庫のカルシウムの出入り口が未発達で、大人のマウスのように機能していない。これは人間の乳幼児でも同じという。
チームは、生後約2週間をピークにマウスの心臓で働くタンパク質「NCS―1」に着目。このタンパク質を除去したところ、心臓の収縮力が、正常なマウスの約半分となった。その結果、このタンパク質がカルシウム貯蔵庫の機能を活性化させることが分かった。一方、大人のマウスで実験したところ、このタンパク質を除去すると、心肥大になりにくいことも判明。心臓が肥大化する原因の一つであるカルシウムが減少したことが要因という。
昨年7月に改正臓器移植法が施行され、15歳未満の子供からの臓器提供が可能になったが、実際の手術例は今年4月の1件しかないなど、ドナー不足は依然深刻だ。チームではこのタンパク質を増減させることで、心肥大のほか、乳幼児の心不全の診断や治療に役立てたい考えだ。
心不全と心肥大 心不全は、心臓の収縮力が低下して、全身が必要とするだけの量の血液が、心臓から供給されない病状。心肥大は、心臓自体が大きくなる一方で、心臓を覆う血管は増えないため、心臓全体に血液が行き渡らなくなる病状。心臓の筋肉が厚くなるケースと、全体の容積が増すケースがあり、心臓発作の原因となりやすい。
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英語教育柱に連携 大工大と神田外大が協定
2011年7月9日
http://www.nnn.co.jp/dainichi/news/110709/20110709029.html
大阪工業大(大阪市旭区)は、神田外語大(千葉市)と英語教育を柱とした「大学教育の協力に関する基本協定」を締結した。8日、大阪工業大で両大の学長が出席して調印式が行われた。神田外語大が推進する「大学間教育連携」(ACI)に基づくもので、関西圏の大学との連携は初めてとなる。
大阪工業大では「理工系グローバル人材の育成」を最重要課題の一つと捉えており、実践的なコミュニケーション能力の育成を特長とした英語教育を展開している神田外語大と、英語教育で連携を図ることになった。
調印式では、大阪工業大の井上正崇学長と神田外語大の酒井邦弥学長が協定文書に署名。井上学長は「日本が大きく変わろうという転換期。グローバル人材の育成は避けて通れない」と協定締結の意義を強調。酒井学長は「語学力、コミュニケーション能力の一翼を担いたい」と述べた。
協定の締結を受け、今夏から大阪工業大では大学院生、大学院進学を目指す4年生を対象に神田外語大独自の教育内容を一体化した「実践講座」を開講。学生の能力とニーズに合わせた英語によるコミュニケーション能力の向上などを図っていく。
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まなびやの宝:/58 創意工夫センター 大阪市立都島工業高校 /大阪
http://mainichi.jp/area/osaka/news/20110709ddlk27070426000c.html
◇発明アイデア、作品に
「面倒ならば工夫せよ」
府内最大のマンモス校・大阪市立都島工業高校(吉田豊治校長、1165人)では毎年夏、こんなポスターが張り出される。府内の小中高生が参加し、今年で41年目となる「大阪府生徒児童・教職員発明くふう展」(毎日新聞社など主催)への参加を呼びかける内容だ。毎年上位入賞する同校では、全校から集まった発明アイデアを実際に製作に移す教室「創意工夫センター」が工夫の象徴になっているという。
工業高校でも半数以上が進学し、就職志望者も内定率100%を誇る同校は代々、「創意工夫」の教育を重視する。90年の新校舎建設時、2教室分の128平方メートルを使って設置した同センターはその活躍の場。各種工作機械のほか、歯みがき粉などのチューブを最後までしぼり出すローラー付きペンチや、段差を軽々越えられるカートの車輪など過去の受賞作も並ぶ。40年前から少しずつ改訂を重ね、毎年新入生に配布する「創意工夫テキスト」には、発想のコツも蓄積されている。71年の第1回くふう展で最高賞の知事賞を獲得し、今は別の工業高で教壇に立つ卒業生の山崎一博さん(57)は「次々とアイデアが浮かんだ当時のことは今もはっきり覚えている。今後の日本は工夫がますます重要になってくるはず」と語る。
校内の発明アイデアを審査する「創意工夫委員会」には毎年、600件ほどの応募が寄せられる。委員長の山畑勝義教諭(54)は「ネタの数には全く困らない。今年も目からうろこの落ちるようなアイデアを期待したい」と話す。【稲生陽】
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南堀江で「写真の可能性」探る企画展−気鋭作家4人が出展
http://namba.keizai.biz/headline/1906/
南堀江のギャラリー「TEZUKAYAMA GALLERY(テヅカヤマ・ギャラリー)」(大阪市西区南堀江1、TEL 06-6534-3993)で現在、企画展「Shashin?(シャシン)」が開催されている。
「私自身、もともと写真が好きでいつか企画展を開催したいという思いがあった。スナップ写真よりも、オリジナリティを持って制作している作家を扱いたかった」と同ギャラリーオーナーの松尾良一さん。4人の新進気鋭作家を紹介する。
100号サイズの作品2点を展示するのは、「コンプレックス」をテーマに作品を制作する栗棟美里(くりむね・みさと)さん。「目を背けたいが、見られることを意識している」、人がコンプレックスに対して抱くそうした思いを表現するため、被写体のコンプレックスに焦点を当てた(モノクロ)写真の上からファンデーションやボディーパウダー、パステルで「化粧」を施している。「美と醜は表裏一体」と語る栗棟さん。「作品を通じて人が心に抱える傷を消化することができたら」と願いを込める。
「ものが崩れかける瞬間に惹かれる」という来田猛(ころだ・たける)さんは、ストライプ状の線がプリントされた用紙を使って「崩れかける瞬間」を表現した作品4点を展示。米航空宇宙局(NASA)がホームページで公開している宇宙の画像を引き延ばし、A4やL版用紙に1枚ずつプリントしたものを積み重ねることで、側面に画像を浮かび上がらせている。「何でもないように見える紙に実は何か情報(1ピクセルの画像)が入っている。情報ってそれだけ儚(はかな)いもの。でもそうしたわずかな情報が重なって画像になっていく。存在していないけど存在している、という相反するイメージの共存を楽しんでもらえたら」と来田さん。
「Existence(存在)」をテーマにした作品の制作やパフォーマンスを行う藤井まり子さんの作品は、カメラと被写体の間にディフュージョンシート(半透明のシート)を挟んで撮影したもの。被写体同士の距離を離して「人と人との距離」に焦点を当てた作品4点と、鑑賞者の姿をぼんやりと反射する鏡の作品を展示する。
もともと油絵を専攻していた田口健太さんは、印画紙の上に直接絵を描いて感光させる技法で作品を制作している。同展では、いしいしんじさんの小説「みずうみ」(河出書房新社)に着想を得て描いたという「溺れる森」と「森」の2点、ポートレートが中心の絵画的な新作9点を展示する。「見たことのない新しい世界を見せてくれるものがアートだと思う。現実の世界をそのまま写し出す写真とイメージの世界を描いた絵画を組み合わせることで、現実と非現実の狭間にあるような『奇妙なリアリティ』をつくりだしていきたい」と話す。
松尾さんは、「写真の手法を使ってそれぞれの表現を追求する4人の作家たちは、アートをカテゴリー分けすることに本当に意味があるのか、という疑問を私たちに投げかけてくれる。今回の企画展が写真の表現とは何か?アートとは何か?ということを見つめ直すきっかけになれば」と期待を寄せる。
開催時間は11時〜19時。日曜・祝日定休。今月23日まで。
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2011年7月10日
井山十段と山田九段 タイトル獲得を祝う
http://www.sankei-kansai.com/2011/07/10/20110710-055105.php
今春行われた産経新聞社主催の囲碁タイトル戦「十段戦」で張栩(ちょうう)棋聖を破って二冠となった井山裕太十段(名人)と、山田規三生九段のNHK杯戦初優勝を祝う披露祝賀会が9日、大阪市北区のホテル阪急インターナショナルで開かれ、関係者や一般の囲碁ファンら150人以上が集まった。
井山十段は、十段戦の熱戦を「運が良かった」と謙虚に振り返り、次の目標については「天元戦」をあげ、「(関西棋院の)結城聡天元との関西勢同士の対決で盛り上げたい」。一方、山田九段は「久しぶりのタイトル。連覇を目指して頑張りたい」と抱負を語ったほか、後輩にあたる井山十段とともに「関西の囲碁界を盛り上げたい」と話した。
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結城さんも天元になってたのか。
もともと期待されてたし、もっとビッグなタイトルも取ってほしいね。
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2011年7月12日
資産運用のプロ育成 大阪電通大
http://www.sankei-kansai.com/2011/07/12/20110712-055167.php
大阪電気通信大学(大阪府寝屋川市)に日本で初めて開設された「アセット・マネジメント学科」が注目されている。CSR(社会貢献活動)を重視する金融機関やメーカーの協力を得て、金融機関から講師を招いたり、メーカーでのインターンシップを実施。資産運用の専門家育成に力を入れる。
金融機関から講師/信託銀で特別授業
大阪市中央区の住友信託銀行本店で6月下旬、同学科の1、2回生約50人が集まり、大手資産運用会社、JPモルガン・アセット・マネジメントが受け持つ講義枠の特別授業が行われた。
講師は住友信託銀本店営業部の行員ら。「もし銀行がなかったら何が困るか」といった質問で、学生が銀行の役割をイメージできるよう誘導。財務コンサルタントは公正証書遺言について解説し、「遺書と違い、遺言は書いた後、みな精神的に元気になる」と、実体験を交えて話した。
若い学生にとって遺言はひとごとになりがちだが、「たまに相続ということを考えると面白いよ。これも経済なんだ」と、その重要性を指摘していた。
講義の後は、一時期東洋一の大きさを誇った地下の貸し金庫室を見学。重量7トンの大扉が開けられ、担当者が「規定の範囲内なら何を保管してもらっても構わないし、銀行は中身をチェックしない」と説明した。
学生は「テロが起きても壊れないか」などと質問。1回生の安住勇紀さんは「銀行は人と人の間に立つ大切な組織。特に信託という業務は社会貢献なんだと分かった」と話した。
アセット・マネジメント学科は平成21年4月に新設され、現在は1〜3回生計105人が在籍。1〜3年次に基礎知識とともに専門知識を学び、2年からはインターンも行う。4年次には計量経済学や行動ファイナンス論、不動産投資論など実社会に直結する授業が組まれ、証券アナリストやファイナンシャル・プランナー(FP)、公認会計士、税理士、簿記検定などの取得を目指す。
松尾邦子准教授は「実業界から来てもらっている教員は多い。ネットワークで培ったことを講義で学生へ還元してくれる」と話す。
8月には京都の大手部品メーカーや、東京のJPモルガン・アセット・マネジメントなどでインターンを行う予定だ。
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西成の吉川さんに大賞 滴仙会書法展「感激でいっぱい」
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/osaka/news/20110712-OYT8T00125.htm
全国の書道愛好家らでつくる「滴仙会」(大重?石会長)の第9回書法展(読売新聞大阪本社など後援)の授賞式が10日、神戸市内のホテルであり、入賞した約240人が表彰を受けた。
応募総数は2579点で、学生、一般両部で午前と午後に分かれて表彰。
一般では、大阪市西成区、会社員吉川桂堂さん(58)が最優秀の滴仙大賞を受賞。吉川さんは20年前、知人の勧めで書道教室を見学したことをきっかけに筆を執るようになった。受賞者を前に「驚きと感激でいっぱい。これからも精進していきたい」とあいさつした。府内の主な入賞者は次の皆さん。
◇一般の部▽府知事賞 久保爽純(大阪市東住吉区)▽大阪市会議長賞 田島碧山(同市平野区)▽府教委賞 村上晴美(高槻市)▽大阪市教委賞 平井智子(茨木市)▽読売新聞社賞 三橋菁葩(和泉市)▽サンテレビ賞 出口美鶴(大阪市平野区)▽滴仙会賞 大西碧泉(和泉市)宮地紅華(同)
◇高校生の部・創作▽滴仙準大賞 伊藤愛(三国丘高2年)
◇高校生の部・臨書▽滴仙準大賞 宝崎沙耶(帝塚山学院高1年)
◇小・中学生の部▽大阪市会議長賞 藤川真悠子(和泉市立南池田中2年)▽読売新聞社賞 小山清華(大谷中2年)▽神戸新聞社賞 石上明日香(同市立国府小6年)
(2011年7月12日 読売新聞)
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中之島「graf」で太陽がテーマの企画展−リビングワールドと共同で
http://umeda.keizai.biz/headline/1104/
大阪のデザイン集団「graf」の活動拠点「graf.bld」(大阪市北区中之島4)1階で7月9日、太陽をテーマにした企画展「『Touch the Sun!』grafとLiving Worldによる夏休みの自由研究」が始まった。
ショップ、ショールーム、カフェ、企画フロアで構成する同ビルの1階は今年1月、「grafのニュースをお客さまに伝えるPR機能を持つフロア」(広報の小坂逸雄さん)として再編。名称を「graf mouth」とし、製品紹介や企画展を通じて「切り口を与えて提案していく場所」として展開する。
企画展は、grafが製品開発とデザインで協力している京セミ(京都市伏見区)のスフェラーランタンを紹介する機会を作りたいと思ったことがきっかけ。パネルと違い、太陽の角度が変わっても充電量を確保できる球状の太陽電池を使ったランタンは「太陽を感じるランタン」として現在開発中で、会場ではピンホールカメラで撮影した前日の太陽の観測写真と共に展示。太陽の軌跡を見ながら、その太陽で充電したランタンをともすことができる。「前日の太陽の光をどうやって伝えるのがいいか」と考えていたとき、リビングワールドの西村佳哲さんが感光紙を使って太陽の軌跡を写すアイデアを出し、grafがピンホールの穴の大きさなどを調整しながら、2週間ほどかけて展示の形を作り出した。
期間中、太陽の観測写真を毎日撮影したものを壁面に展示。「梅雨が明けた8日はきれいな軌跡を描いている。グラフィックとしてもきれい」と小坂さん。西村さんは「エネルギーをソーラーパネルで作って使っていこうじゃなく、毎日の太陽の動きを知って暮らすと違ってくるのでは?と企画した」と話す。
リビングワールドの企画では、「太陽は夜になるとどうなるか」と5歳〜9歳の子どもたちに投げかけた回答を展示。ウェブサイトなどで募集した約200枚を展示する。「正解が何かより、自分で考えてみること、親や大人とのやりとりが大切。正解しないといけないとは考えないので、バイアスがかかっていなくて楽しい」と西村さん。ラグマットなどで制作した「星の大きさ」は、太陽をラグマットで表現し、「パッと見て太陽と太陽系の惑星の大きさの違いがわかるようにした」。「時間虫めがね」は、時間倍率を上げて植物の動きを再生。「光を求めて光合成する動きを見ることができ、植物と太陽の関係を時間倍率を上げることで見えるようにした」
太陽電池を使って音を鳴らす「Sound of the solar」は、太陽が海を照らし、水蒸気が雲となって山に雨を降らし、水が川に戻るという一連の音を表現。木の当たる音や水の落ちる音、川が岩を削っているような音で「会場のBGMにもなっている」(小坂さん)。そのほか、リビングワールドの「太陽から放たれた光が地球に届くまでの時間」を計る砂時計も展示する。
今月16日には、「太陽はどうやって最後を迎えるか」をテーマにした西村さんのトークや、子どもたちのアンケートをアカデミックな視点を加えて報告する勉強報告「太陽!」を、8月6日は、ワークショップ「太陽観測装置を作ろう!」を開催。21日には、期間中に思いついたことやデザインのスキルを使って太陽のことを考え、デザインの使い方を再提案する座談会を予定する。西村さんは「太陽を楽しみにきてほしい」、小坂さんは「デザインと何かの組み合わせをみなさんに感じてもらえるいい展覧会なので、ぜひ足を運んでほしい」と話す。
開催時間は11時30分〜20時。月曜と7月19日・31日は休み。入場無料。
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2011年7月14日
「現代水彩画展」知事賞に林さん 大阪市立美術館で18日まで
http://www.sankei-kansai.com/2011/07/14/20110714-055281.php
「第30回現代水彩画展」(現代水彩画会主催、産経新聞社など後援)が大阪市天王寺区の市立美術館で開かれている。入場無料。18日まで。
会員や一般応募の作品、114点を展示。画集の売り上げ全額は東日本大震災の被災地へ寄付する。
特別賞は奈良県大和郡山市の三本哲夫さん、産経新聞社賞は兵庫県西宮市の吉野幸代さんが受賞した。
他の主な受賞者は次の通り。(敬称略)
大阪府知事賞=林喜和江(河内長野市)▽大阪市長賞=下田悦子(住吉区)▽大阪市立美術館長奨励賞=稲谷薫(同)▽第30回特別記念賞=長岡房男(吹田市)▽大阪市教委委員長賞=上田恭子(高槻市)▽大阪21世紀協会賞=松島正代(住吉区)▽現代水彩画優秀賞=北山悟(兵庫県三田市)古瀬康治(池田市)
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酔客にも笑顔絶やさぬ若い女性接客係、正体は…
http://www.yomiuri.co.jp/science/news/20110715-OYT1T00699.htm?from=main5
若い女性を模した遠隔操作型アンドロイド(人間型ロボット)「ジェミノイドF」が、大阪市中央区のカフェバーで接客係に挑戦している。
開発した研究機関「ATR」(京都府精華町)の石黒浩・大阪大教授のチームが企画した。
アンドロイドが人とコミュニケーションを上手に取れるかを確認する実験で、客の声を別室で聞いた女性スタッフの表情をコンピューターで読み取り、客の前にいるアンドロイドが再現する仕組み。声はスタッフのものがそのまま流れる。
アンドロイドは注文を取り、酔客の質問にも笑顔を絶やさず、答えた。「話し方も表情も人間そのもので、お酒の場が盛り上がった」と客の評価も上々。
(2011年7月15日14時56分 読売新聞)
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エネルギーブース新設 大阪科学技術館
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/osaka/news/20110715-OYT8T00064.htm
最先端の科学技術を展示などで分かりやすく紹介する大阪科学技術館(大阪市西区)が2年ぶりに改装され、14日、地元の小学生を招いた披露式があった。情報通信やエネルギーにかかわるブースが新たに加わり、実物や模型、ゲームなどで科学の魅力を伝える。
「科学技術でひらこう、地球のあした」をテーマに、30ブースの4割を改装。光ファイバーの仕組みを解説するコーナーが新設されたほか、専用メガネを使わず裸眼で見える3D画像の体験コーナーや、節電で注目される発光ダイオード(LED)照明の展示が加わった。太陽光発電パネルや、小惑星探査機「はやぶさ」に使われた機械部品に関する展示などもある。
一般公開は15日から。同館の古寺雅晴・普及広報委員長は「節電が求められる今夏、家のエアコンは消して、学びながら涼める科学技術館に来て」としている。
8月末まで、盆休み(8月12〜16日)以外は毎日開館。専門家が科学の不思議を教えるショーや工作教室も開く。7月30日には、宇宙飛行士の若田光一さんが「国際宇宙ステーション長期滞在」と題して話す。
平日、土曜は午前10時〜午後5時、日曜は午前10時〜午後4時半。無料。問い合わせは電話06・6441・0915へ。
(2011年7月15日 読売新聞)
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ドラえもんの道具できた? 大阪で科学みらい展始まる
http://www.asahi.com/national/update/0716/OSK201107160128.html
タケコプターや透明マントなど、ドラえもんの「未来の道具」がいまの技術でどこまで実現できているのかを紹介する「ドラえもんの科学みらい展」が16日、大阪市北区の新梅田シティ・新梅田スカイビルタワーイースト5階の特設会場で始まった。日本科学未来館(東京)が監修し、朝日放送とキョードー大阪が主催。
「タケコプター」に近いのは一人乗り小型ヘリコプター。背景を映し出す特殊な布を使った「透明マント」を身につければ、まるで透けて見えるようだ。話しかけると英語、中国語、韓国語に自動的に翻訳されてスピーカーから声が出る機器はまさに「ほんやくコンニャク」……。
午前10時の開場30分前から並んだ大津市の小学5年野方美咲さん(10)は、タイムマシンが一番ほしいという。「未来の自分がどうなっているのか見に行きたい」。8月31日まで。午前10時〜午後5時(8月6日は午後7時半まで)。当日券は小中高生500円、大人千円。問い合わせは同展事務局(06・7732・8882)。(木村俊介)
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梅田スカイビルで「ドラえもんの科学みらい展」−ひみつ道具を科学技術で体験
http://umeda.keizai.biz/headline/1108/
梅田スカイビル(大阪市北区大淀中1)タワーイースト5階で7月16日、ドラえもんのひみつ道具が現在の科学技術でどこまで実現されているかを紹介する「ドラえもんの科学のみらい展」が始まった。
「ドラえもんには、空を自由に飛びたい、小さくなれたら、変身したい、遠くに行けたらなど、古今東西、人間が描き続けてきた夢が描かれている」と話すのは、日本科学未来館キュレーターの荻田麻子さん。同展では、ドラえもんに登場するひみつ道具をテーマに、最先端の科学技術の取り組みを紹介する。
「ドラえもんとくらす未来」では、二足歩行ロボットなどの映像に合わせて一緒に歩行する体験ができるコーナーや、会話に合わせてうなずくひまわり型のロボット、会話ができるロボットなどを紹介。「変身したい」では、「透明マント」のようにマントを身にまとえば背景が透けてみえる投影技術の紹介や、手袋をはめると怪力の持ち主になる「スーパー手袋」のように、最大200キロの力が加わる「マンマシンシナジーエフェクタ」を展示。ボタンを押すと勝手に動くのではなく、指の力を何百倍にも増幅させ、スーパーボールを破壊することもできる。
コミュニケーションに関する技術では、「ほんやくコンニャク」のように日本語で話すと韓国語、英語、中国語に翻訳するものや、「エスパーぼうし」で念力が使えるように、脳の状態を信号で送ることで何かを動かすことができないか、を研究しているものを紹介する。
「タケコプター」のように、自由に空を飛びたいという夢を実現した1人乗りヘリコプター「GEN H-4」は、ギネスにも登録されている世界最小のヘリコプター。乗り込んで記念撮影もできる。「タイムマシン」と「どこでもドア」をテーマにしたコーナーでは、タイムマシンの作り方紹介や、空の箱を触っているのに何かが入っている感覚を再現した、触覚のバーチャルリアリティーを体験できるコーナーなどを用意した。会期中は、会場でドラえもんが来場者を出迎える。
荻田さんは「夢を持つことの大切さ、夢を見ることが未来を変えるきっかけになるんだということを感じてもらえれば」と話す。
開催時間は10時〜17時。入場料は、当日大人=1,000円、小・中・高生=500円。8月31日まで。
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心斎橋で子どもと大人が一緒に楽しむ展覧会−「人」テーマに50作品
http://namba.keizai.biz/headline/1916/
大阪市立近代美術館(仮称)心斎橋展示室(大阪市中央区南船場3、TEL 06-4301-7285)で7月16日、子どもと大人が一緒に楽しむ夏休み展示企画「いつの人? どこの人? どんな人?」が始まった。
同企画は、同美術館が所有する美術作品を中心に、絵画、彫刻、写真、コラージュなど35作家の約50作品を展示するもので、大阪市小学校教育研究会図画工作部の先生方が協力し、子どもの視点に立った見せ方、体験学習ができるようにした。
いくつかの作品の横には、子ども向けに質問プレートを設置、人物が描かれた作品には、「この人に名前をつけてみよう」「年れいはどれぐらい?」「男?女?」といった質問を用意するほか、入り口でワークシートを受け取り、展示されている6つの作品についての質問に回答したり、抽象的な作品に自分なりの絵を書き足すなどの体験ができる。
学芸員の三井知行さんは「子どもの方が作品を見るのがうまい。特に抽象絵画は子どもの独壇場。大人目線で見るのをやめ、大人も子ども目線で見ることが大切」と話し、「例えば抽象的な作品を見て、大人が子どもに『これはよく分からないね』と言ってしまうと、子どもの芽を摘んでしまうことになる」と指摘する。
7月16日・17日には、就実短期大学(岡山市)教授で、同展にも作品を出展する柴川敏之さんがワークショップ「2000年後の“いま”を発掘しよう!」を行う。布の下に隠された、現代を象徴するさまざまなものを、塗料を付けたローラーで布をなぞることで「発掘」できる。13時〜17時に随時開催。柴川さんは「2000年後から見た現代社会」をテーマにした作品を製作しており、携帯電話やペットボトル、おもちゃなど、現代のさまざまな物が41世紀に発掘されたと想定した作品を展示する。
入場料は一般=500円、大学・高校生=300円、中学生以下無料。営業時間は11時〜19時。水曜定休(ただし8月10日・17日は営業)。8月30日まで。
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孝太郎&愛之助が「播州皿屋敷」PR…大阪松竹座「七月大歌舞伎」
http://hochi.yomiuri.co.jp/osaka/entertainment/news/20110716-OHO1T00092.htm
大阪松竹座公演「七月大歌舞伎」昼の部の演目「播州皿屋敷」に出演している片岡孝太郎(43)、片岡愛之助(39)が15日、大阪・中央区の大阪松竹座で同演目のPR会見を行った。
1741年のこの日に大阪・豊竹座で人形浄瑠璃として同演目が上演されてから270年。当初は一般的によく知られている江戸を舞台にした「番町皿屋敷」を上演する予定だったが、関西での興行とあって姫路が舞台の「播州―」に変更した。愛之助は「よく間違われるので『番町―』に負けないくらい有名にしたい」と話した。27日まで上演。
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科学コン優秀者、阪大へどうぞ 2013年度AO導入
http://www.asahi.com/national/update/0715/OSK201107150001.html
高校生向けの科学コンテストの成績優秀者を対象にした「研究奨励AO(アドミッション・オフィス)入試」を、2013年度から大阪大理学部が導入することになった。暗記型ではなく、自分の頭で考える力を問うのが狙い。東島清学部長は14日の会見で「学生の画一化を排し、受験学力ではなく、研究意欲をみたい」と話した。
初のAO(定員16)は12年12月に実施する。ジャパン・サイエンス&エンジニアリング・チャレンジ(朝日新聞社主催)などの科学コンテストで最終選考に残った生徒を書類と口頭試問で選抜。そのうえで、基礎学力をみるため、13年1月のセンター試験で合計点の75%以上を得点すれば最終的に合格とする。
また、理学部は工学部と合同で「国際科学オリンピックAO入試」を始める。理数系の国際オリンピックの日本代表を面接だけで入学できるようにし、初年度授業料を免除する。
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「手塚治虫文庫」オープン 豊中市
2011年07月17日
http://mytown.asahi.com/osaka/news.php?k_id=28000001107190001
豊中市は20日、市制75周年の記念事業として、市立岡町図書館(同市岡町北3丁目)に「手塚治虫文庫」をオープンさせる。豊中ゆかりの漫画家・手塚治虫の作品約1千冊を集め、一般の本と同様に貸し出す。来年3月31日まで。
市内の9図書館で計約750冊の手塚作品があったが、岡町図書館にそのうち約200冊を集め、新たに買った約800冊を加えた。2階の一角に本棚6架で手塚コーナーを設け、「火の鳥」や「ジャングル大帝」「リボンの騎士」などを並べる。
手塚は1928年に豊中町(現豊中市)に生まれ、5歳で兵庫県小浜村(現宝塚市)に転居するまで、現在の阪急宝塚線豊中駅近くに住んでいた。7月19〜24日には市民ギャラリー(豊中市本町1丁目)で、宝塚市立手塚治虫記念館から借りたカラー版画約50点を飾る展覧会も開く。
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「大阪の街をブチ壊す許可をくれ!」さすがマイケル・ベイ、次回作で大阪爆破を笑顔で約束
『トランスフォーマー/ダークサイド・ムーン』のキャンペーンで来日を果たしたマイケル・ベイ監督、
主演のシャイア・ラブーフ、新ヒロインのロージー・ハンティントン=ホワイトリーの3人が、
昼に行われた来日記者会見に続いて大阪市長・平松邦夫氏を表敬訪問。集まった無数のファンに
手を振りながら庁舎前に敷かれたレッドカーペットを歩いた。
ワールド・ツアー最終地、日本に降り立った『トランスフォーマー』一行は、来日記者会見の直後から
100を超える媒体の取材をこなした後、休む間もなく大阪市役所(大阪市北区)を訪問。庁舎前に
それぞれ3台の高級車で乗り付け、庁舎前に敷かれたレッドカーペットを歩いた。
出迎えた平松市長から花束を受け取った3人が、疲れ知らずの爽やかな笑顔で感謝の意を表明すると、
平松市長は、「日本で唯一のプレミアを、ここ大阪で開いていただいたこと、映画ファンの1人として
心から感謝します」大歓迎モードで一行にあいさつ。
続けて「大阪で素晴らしい映画を撮っていただきたい」とベイ監督に直訴すると、ベイ監督は、
「大阪の街をブチ壊す許可をいただければ撮りますよ(笑)」と次回作で大阪壊滅を笑顔で約束した。
http://news.livedoor.com/article/detail/5719231/
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大阪・新町のデザイン・ホステルで初の絵画展−客室にも作品展示
http://namba.keizai.biz/headline/1918/
大阪・新町のデザイン・ホステル「HOSTEL 64 Osaka(ホステルロクヨン大阪)」(大阪市西区新町3、TEL 06-6556-6586)で現在、関西を拠点に活躍する画家・黒瀬正剛さんの絵画展「Kula」が開催されている。
今年3月に開業1周年を記念して写真展「Oh SAKA!」を開催した同ホステルが手掛ける初の絵画展。「展示が始まる数日前まで制作していた」(黒瀬さん)という最新作を含めた100点以上の作品が並ぶ。今回は黒瀬さんたっての希望で、ロビーやバーラウンジ、廊下などの共用空間に加え、ドミトリーや各個室(和室6室、洋室3室)にも作品を展示する。
1978(昭和53)年大阪生まれの黒瀬さんは、成安造形短期大学造形芸術学部イラストレーション学科卒業。日常の中で出会う「人や風景、生物、事象」をさまざまな素材を用いて表現している。黒瀬さんにとって、「やり場のない気持ちを吐き出せる場所」という制作過程を経て生み出される作品は、時に人や動物のようで、建物や文字のようでもあり、見る人によって解釈が異なるもの。「鑑賞者の目を通して新たな解釈が加えられたとき、初めて絵はその人にとって価値を持つ」と黒瀬さん。
同展のタイトル「Kula」は、パプア・ニューギニアの部族間で行われている「特殊な交易」を指す言葉。小さな島々からなる同国の物理的に離れた民族たちを結びつける役割も担ってきたという。黒瀬さんは「交換する品物そのものではなく、お互いに行き来して品物を交換することで生まれる『やりとり』を重視する」Kulaが、「(見に行って初めて価値が生まれる)絵と鑑賞者との関係」に似ていることからタイトルに選んだという。
ホステルという初の宿泊施設を使った展示は、ギャラリーと比べると「いくつか制限はあった」としながらも、あるものを使って準備を進めるうちに「新しい実験的なことができて、たくさん学びがあった」と黒瀬さんは振り返る。何より「絵を見に行く場所」のギャラリーとは異なり、くつろぎの空間で「作品を自由に感じてもらいやすい」点に魅力を感じているという。同展を企画したホステルスタッフの酒井直美さんは「期間中、宿泊者は24時間作品を見ることができる。各部屋に合わせた展示になっているので、ぜひ作品をじっくり眺めに泊まりに来ていただけたら」と期待を寄せる。
鑑賞時間は15時〜22時(金曜・土曜のみ24時まで)。各部屋の作品は宿泊者のみ鑑賞可能。8月8日まで。
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阿倍野で国際児童青少年芸術フェス「タクト フェスティバル」−4会場で公演
http://abeno.keizai.biz/headline/132/
阿倍野区・天王寺区の4会場で8月9日〜14日、国際児童青少年芸術フェスティバル「TACT/FESTIVAL(タクトフェスティバル)」が開催される。会場は、大阪市立阿倍野区民センター、大阪市立阿倍野図書館、天王寺ミオ(12階MIOホール)、LOXODONTA BLACK(ロクソドンタ ブラック)。
演劇・音楽・ダンスなどさまざまな舞台作品を上演する同フェスは、「子どもたちに世界の演劇と舞台芸術を楽しんでほしい」と大阪で2007年に始まった。今年は東京・長野・新潟・滋賀でも行われる。
作品は、カナダの劇団・コープスのパフォーマンス「ひつじ」「飛行隊」、高校生ジャグラー・松田功己さんとアメリカ人サウンドアーティストのジェリー・ゴードンさんがコラボする「ポン!ピン!」、阿倍野を拠点とする劇団キオの演劇「きつね」「卵をとるのはだあれ?」「ゾウの休日」、日韓スイス共同制作の演劇「わたしにさよなら−青春編−」、インドネシアのガムラングループ・ハナ★ジョスの影絵「ビモ・ボトッ」、子供のためのシェイクスピアカンパニーの演劇「冬物語」など約20作品。「ひつじ」は昨年も上演され大きな話題になった作品。
チケットは、1公演=一般2,000円・4歳〜18歳500円、フリーパス=一般4,000円・4歳〜18歳2,000円。「冬物語」は別料金が必要。
演劇・影絵・音楽などを学ぶワークショップも開く。各一律500円。
スケジュールなどの詳細はホームページで確認できる。
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阪大 工学部も2次入試「後期」募集停止へ
http://osaka.yomiuri.co.jp/e-news/20110721-OYO1T00274.htm?from=newslist
大阪大は20日、2012年度入試から工学部(募集人員820人)の2次試験で後期日程の募集を停止し、前期日程(2月25〜26日)に一本化すると発表した。同学部は今年度、前期654人、後期166人を募集。12年度からは、大学入試センター試験と2次試験の合計点による従来の合否判定のほか、2次試験の理科や数学の成績を重視した判定も行う。
理学部(同255人)と基礎工学部(同435人)も13年度から後期日程の募集停止を決めている。
(2011年7月21日 読売新聞)
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>575
せっかくだから東京一極集中をぶち壊してくれ。
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>578
阪大はいい加減に農学部をつくれ。
工学系の男臭い集団に人数を割きすぎだ。
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>>575
>「大阪の街をブチ壊す許可をくれ!」さすがマイケル・ベイ、次回作で大阪爆破を笑顔で約束
どこぞの都県の人がいっぱい見に来そうだな
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王将祭:「三吉公の闘志継承」−−大阪・浪速区 /大阪
http://mainichi.jp/area/osaka/news/20110724ddlk27040175000c.html
将棋界の鬼才、坂田三吉(1870〜1946年)の命日にあたる23日、三吉や将棋関係者をしのぶ「王将祭」が大阪市浪速区の通天閣下にある王将碑前で開かれた。同祭は三吉の十七回忌に始まり、今年で50回目。
堺市に生まれた三吉は、少年時代から将棋に打ち込み、多くの名勝負を演じた。新世界周辺で腕を磨き、通天閣を見上げては闘志を燃やしたといわれる。その生き様は「大阪人のど根性」の象徴とされる。
この日の神事には、主催する通天閣観光や新世界町会連合会の関係者ら約15人が参加。通天閣観光の西上雅章社長は「三吉公の闘志を長く語り継ぎ、新世界発展の一助になれば」とあいさつした。三吉のひ孫弟子にあたる東和男・日本将棋連盟常務理事は「連盟としても新世界のまちづくりにかかわっていきたい」と話した。【林由紀子】
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ドラえもんの道具実現!? 最先端の技術紹介
2011年7月24日
http://www.nnn.co.jp/dainichi/news/110724/20110724023.html
夢見たドラえもんの「ひみつ道具」に、今の科学技術はどれくらい近づいているのか−。夢いっぱいのドラえもんの世界を通じて最先端の科学技術を紹介する「ドラえもんの科学みらい展」が、大阪市北区大淀中1丁目の新梅田シティ梅田スカイビルファンファンプラザ5階特設会場で開かれている。8月31日まで。
「ドラえもん」は、1970年に連載開始。世代や国を超えて約40年にわたり、夢が広がる「ひみつ道具」で読者を魅了し続けている。
会場には、透明人間になれる「透明マント」を実現できる、光の仕組みを利用した再帰性反射材という布を使った「再帰性投影技術」や、何百倍の力を発揮できる「スーパー手袋」のような「マン・マシン・シナジー・エフェクター」など、最新技術の研究を分かりやすく展示。家族連れなどで楽しめる内容になっている。
監修した日本科学未来館の学芸員は「ドラえもんと科学技術の夢をつなぐことで、夢を持つことの大切さや夢が未来を変えるきっかけになることを感じてもらえたら」と話している。
午前10時〜午後5時。当日券大人千円、18歳以下500円、未就学児は無料。
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浪花の映画大特集 2011年7月23日(土)〜9月2日(金)シネ・ヌーヴォ
http://www.cinenouveau.com/sakuhin/naniwa/naniwatop.html
◆大阪・南地演舞場で日本で初めて映画が一般公開されたのは1897(明治30)年2月15日。以来、110年あまりにわたって、内外からたくさんの映画が大阪で上映されてきた。一方で、大阪を舞台に様々な映画が製作されている。それは実に多彩で、様々なジャンルの映画が大阪を背景に作られ、またそこに多様な大阪が映し出されてきた。それらの作品は、映画としての魅力はもとより、大阪の街の記憶として後世に伝えるべき文化そのものといえる。2011年は大阪城天守閣復興80周年、2012年は大阪のシンボル・通天閣と新世界の街が誕生して100周年を迎える。この近代大阪誕生から100年を記念し、かつてない規模で「浪花の映画大特集」を開催!!
◆上映するのは、1936年の名作『浪華悲歌』から、大阪を舞台に作られた全50本の浪花映画。溝口健二、伊藤大輔、川島雄三、豊田四郎、吉村公三郎から今村昌平、小栗康平、大森一樹、阪本順治まで多種多様な作品群。古くは近松門左衛門から、谷崎潤一郎、織田作之助、山崎豊子らが描いてきた独自の華やかな文化と、意地を貫く情熱の世界が映画にも生き続けている。煌めく日本映画の名匠たちがこぞって描き続けてきた浪花の街と、そこに生きるバイタリティ溢れる人々の姿。この夏、浪花の映画50本、一挙上映!!
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道修町復活へ 阪大と21社挑戦 新薬開発プロジェクト
2011年7月26日
http://www.asahi.com/kansai/sumai/news/OSK201107260113.html
日本発の医薬品・機器の開発を狙う国家プロジェクトの拠点に選ばれた大阪大病院が26日午前に会見、くすりの町「道修町(どしょうまち)」の復活を目指す考えを表明した。
道修町は大阪市中央区にあり、江戸時代に栄え、多くの大手製薬会社を生んだ薬の町として知られる。今も製薬会社が多く存在するが、新薬開発のグローバル化の流れの中で空洞化が懸念されている。 厚生労働省が今年度から5年計画で進める全国5拠点のうち、阪大は脳・心臓血管分野の医薬品開発を担うことになった。阪大はすでに、心筋梗塞(こうそく)の患部にだけ届く物質や血管を再生する化合物など15種類の基礎研究が進んでいる。在阪の製薬企業など21社と連携、新薬の開発をめざす。
米田悦啓医学部長は「基礎研究で眠っている『宝』を薬にする流れを作りたい」と抱負を述べた。 同じ脳・心臓血管分野の医療機器開発については、国立循環器病研究センターが担う。各拠点に年間約5億円が補助される予定。(権敬淑)
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道修町復活へ 阪大と21社挑戦 新薬開発プロジェクト
日本発の医薬品・機器の開発を狙う国家プロジェクトの拠点に選ばれた大阪大病院が26日午前に会見、くすりの町「道修町(どしょうまち)」の復活を目指す考えを表明した。
道修町は大阪市中央区にあり、江戸時代に栄え、多くの大手製薬会社を生んだ薬の町として知られる。今も製薬会社が多く存在するが、新薬開発のグローバル化の流れの中で空洞化が懸念されている。 厚生労働省が今年度から5年計画で進める全国5拠点のうち、阪大は脳・心臓血管分野の医薬品開発を担うことになった。阪大はすでに、心筋梗塞(こうそく)の患部にだけ届く物質や血管を再生する化合物など15種類の基礎研究が進んでいる。在阪の製薬企業など21社と連携、新薬の開発をめざす。
米田悦啓医学部長は「基礎研究で眠っている『宝』を薬にする流れを作りたい」と抱負を述べた。 同じ脳・心臓血管分野の医療機器開発については、国立循環器病研究センターが担う。各拠点に年間約5億円が補助される予定。(権敬淑)
http://www.asahi.com/kansai/sumai/news/OSK201107260113.html
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2011年7月28日
医療機器開発拠点へ 国循センターが整備
国立循環器病研究センター(大阪府吹田市)は27日、厚生労働省の「早期・探索的臨床試験拠点」に選定されたことを受け、脳や心臓血管疾患分野の医療機器の開発拠点となる組織を整備すると発表した。同センターの研究所と病院、研究開発基盤センターが一体となって運営する。
臨床試験拠点は日本発の医薬品、医療機器の創出を目的に全国で5カ所を選定。国立循環器病研究センターによると、新たな組織では3機関が協力して研究から臨床試験、製品化までを担う仕組みを構築する。
大阪大(同)も26日、開発拠点に選定されたことを受け、脳・心血管分野の医薬品開発を推進する拠点を整備すると発表していた。
http://www.sankei-kansai.com/2011/07/28/20110728-055818.php
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地震・津波、今こそ考えよう 自然史博物館でパネル展 大阪
2011.7.30 02:25
「日本で暮らす限り、地震や津波を忘れてはならない」−。東日本大震災が再認識させたその事実を正しく理解し、万一の際に生かしてもらおうと、大阪市東住吉区の市立自然史博物館がパネル展「今 地震・津波を考える」を開いている。8月28日まで。
展示は、平成20年に同館で開かれた特別展「地震展2008」で使ったパネル約30枚による地震や津波の被害についての解説と、今回の地震で被災した陸前高田市立博物館(岩手県)の依頼で手がけた“標本レスキュー”の様子を伝える2部構成。
パネル展示では、南海地震が起きた場合の津波到達時刻の予測や、大阪市浪速区にある「大地震両川口津浪記」の碑が伝える教訓などを紹介。標本レスキューのコーナーでは、自然史博物館側が修復を手がけた昆虫や植物などの標本840点を展示し、泥や水をかぶったり、羽がとれたりした修復前のチョウ標本の写真も並べて見比べてもらう。
企画した中条武司学芸員(41)は「地震に遭遇したとき、正しい知識があれば風評に惑わされず対処できる。また、標本レスキューは初めての挑戦で手探りだったが、自然の証である標本の意義を感じてもらえたら」と話している。
入館料は大人300円、高校・大学生200円、中学生以下無料。月曜休館。
http://sankei.jp.msn.com/region/news/110730/osk11073002250001-n1.htm
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「堂島リバービエンナーレ」が開幕−アーティストと建築家がコラボ
http://umeda.keizai.biz/headline/1114/
堂島リバーフォーラム(大阪市福島区福島1、TEL 06-6341-0115)で7月23日、展覧会「堂島リバービエンナーレ2011 『ECOSOPHIA(エコソフィア)』〜アートと建築〜」が始まった。
2009年、森美術館館長・南條史生さんをアートディレクターに迎え「リフレクション:アートに見る世界の今」を開催した同展。2回目となる今回は、青森県立美術館チーフキュレーターの飯田高誉さんをアーティスティックディレクターに迎え、「ECOSOPHIA」と題した展示を行う。「エコソフィア」は、エコロジーとフィロソフィアを組み合わせた造語。東日本大震災を受け止め、フランスの哲学者フェリックス・ガタリが「三つのエコロジー」で提唱する「自然との共生」「心理状態」「社会情勢」の3方向から、これからの地球のあり方をアーティスト、建築家の作品を通じて考察する場とした。
作品は、それぞれアーティストと建築家がコラボレーションしたもので、「気圏」「水圏」「地圏」の3エリアに分類。「会場全体で未来に向けての地球のビジョン、新たな自然観、世界像を見せたい」と、プロデューサーの古久保ひかりさん。空間構成を担当したJTQ谷川じゅんじさんは「レゾナンス(共鳴)をテーマにパワフルな作家が集まっている。どのような状態で共存しているかを見てもらいたい」と話す。会場には、坂本龍一さんが同展のために書き下ろしたオリジナル曲が流れる。
会場中央には、飯田さんが「何とか日本に持っていき紹介したいと思っていた」というアニッシュ・カプーアの建築プロジェクト「PLACE/NO PLACE」の建築マケット(模型)31点が点在。「気圏」では、アーティスト・森万里子さんと建築家・隅研吾さんによる「ホワイトホール」を展示。ブラックホールにのみ込まれた星がホワイトホールによって再生されていく事象を作品化したもので、森さんは「再生していく状態を映像化した。この時期に一つのメッセージを持って、再生に向かってエネルギーを出して行けたら」と話す。
「水圏」では、アーティスト・杉本博司さんの作品「海景」シリーズのイメージを基にした映像作品を、3トンものガラスを使った空間で上映。杉本さんは「1分間に40〜50枚の写真を連鎖させ、イリュージョンを表現したかった」、永山さんは「会場全体に水平線を作れれば」と話す。「地圏」では、原発問題で避難している人たちのための街「リトルフクシマ」を設計したという藤村龍至さんの模型や、4月20日に浪江町で撮影した映像に音を付けた「Namie0420」を展示。渋谷慶一郎さんは「ほぼ唯一の動きである黄色信号の点滅に同期させた音、撮影時に収録した音を入れた」、新津保建秀さんは「住人がいなくなって、2万人弱の街から人がいなくなった時の無音状態の不気味さを感じた」と話す。
同展には16組が作品を出品。ホール1階、2階、エントランス、4階にも作品を展示する。
開館時間は11時〜20時。入場料は、一般=1,000円、高校・大学生=700円、小中学生=500円。8月21日まで。
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なんばCITYのカフェで「モールアート」ワークショップ−作品展示も
http://namba.keizai.biz/headline/1928/
なんばCITY(大阪市中央区難波5、TEL 06-6633-4344)本館1階のカフェ「shakers cafe lounge +(シェーカーズカフェラウンジ・プラス)」で8月4日から、モールアートのワークショップが行われる。
同ワークショップは、モールアート普及のためのワークショップ開催や、指導者の育成を行う「日本知育モールアート協会」(滋賀県草津市)が行うもの。モールアートは、手芸用モールを手で曲げたり巻きつけたりして立体作品を作るもので、昆虫や犬、恐竜などを作ることができるという。
同協会のキタナカアツシさんは、「モール素材のポテンシャルの高さに奥の深さを実感」し、2009年夏から本格的にモールを使ったアーティスト活動を始めた。「アメリカではモールのことを『パイプクリーナー』、ヨーロッパでは『セニールステム』といい、アーティスト活動をしている人もいるようだが、日本ではまだ数人しかいない」とキタナカさんは話す。
ワークショップでは、同協会の講師とともに、昆虫や犬、指輪などのモールアートを作る。開催日は8月4日・10日・17日で、各日とも10時30分〜=子ども向けワークショップ、14時30分〜=カフェタイムワークショップ、18時〜=大人向けワークショップ。所要時間は各1時間。参加費は1,800〜2,200円で、1ドリンクが付く。現在ホームページで申し込みを受け付けている。
同カフェでは現在、モールアート作家のフジサキタクマさんの作品展示も行われている。今月16日まで。
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2011年7月29日
阪大産研がテクノサロン参加者募集 テーマは「高機能・安全・安心を目指した新技術開発と連携推進」
http://www.sankei-kansai.com/2011/07/29/20110729-055901.php
大阪大学産業科学研究所は8月5日(金)、「高機能・安全・安心を目指した新技術開発と連携推進」をテーマに産研テクノサロンを同研究所(大阪府茨木市美穂ヶ丘8-1)で開催する。
阪大産研は産学交流の場となる産研テクノサロンを継続的に開催している。今回は高機能・安全・安心を目指した新技術開発に関連して、企業と大学、企業と企業等の新たな協力・連携の機会を提供する。
午後1時15分から午後6時45分まで。ナチュラ・テクノロジーや新コスモス電機、近計システムなどが画期的な新技術や新事業を発表。プレゼン企業・大学の個別相談会や交流会もある。
参加無料。参加申し込みはメール(air−office@sanken.osaka−u.ac.jp)かファックス(06−6879−8509)で阪大産研まで。詳しい内容は阪大産研のHP(http://www.sanken.osaka−u.ac.jp/labs/air/techno_salon/2011FY.html)で。
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戦争と命テーマに 映画8作品を特集上映
2011年7月31日
http://www.nnn.co.jp/dainichi/news/110731/20110731021.html
大阪市淀川区十三本町の淀川文化創造館シアターセブンで「戦争の悲劇と命の尊さを語り継ぐために」というテーマを掲げた映画の特集上映会が行われている。9月2日まで。作品はドキュメンタリー映画「戦没画学生慰霊美術館/無言館」(宮本辰夫監督)など8作品。
「無言館」は長野県上田市の田園地帯にひっそりたたずんでいる。扉を押すと、志を果たすことなく戦場に散った画学生たちの声が聞こえてくるようだ。「彼らが生きた証しを守ることで命の大切さを戦争を知らない世代に伝えていかねば」(窪島誠一郎館主)。9月2日まで連続上映。
ほかの作品は次の通り。「ひめゆり」(柴田昌平監督)=ひめゆり学徒隊生存者による証言を基にしたドキュメンタリー=5日まで▽「夕凪の街・桜の国」(佐々部清監督)=広島を舞台に2人の女性の生き方を描いた劇映画。田中麗奈、麻生久美子主演=6〜12日▽「氷雪の門」(村山三男監督)=終戦時に樺太で起こった9人の女性たちの悲劇。二木てるみ主演=13〜19日▽「陽の当たる場所」(米映画。モンゴメリー・クリフト主演)▽「地上より永遠に」(米映画、バート・ランカスター主演)=20〜26日▽「ムッちゃんの詩」(堀川弘通監督)=横浜大空襲で孤児となった12歳の少女の戦争体験をつづる=27〜9月2日。
ほかに20日に劇団シアターOMの「火のことば」上演とトークショー。23、24日に元シベリア強制抑留体験者3人によるインタビュー記録「帰還証言」上映とトークショー。
詳報と問い合わせは電話06(4862)7733、劇場へ。
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自然史博物館で大化石展
http://www.nhk.or.jp/lnews/osaka/2005828101.html
250万年前のゾウの全身骨格のレプリカやアンモナイトの化石など約900点を集めた展覧会が、大阪・東住吉区の自然史博物館で開かれています。
この展覧会は生き物の進化の過程を知ってもらおうと、大阪・東住吉区の自然史博物館が開いているもので動物や植物の化石など約900点が展示されています。
このうち、250万年前の中国に生息していたという「コウガゾウ」の全身骨格のレプリカは高さ3.8メートル全長7.6メートルあり、同じ時代に日本で住んでいたアケボノゾウの2倍の大きさです。また、アンモナイトの化石を集めたコーナーでは立体的にうずを巻いたものやS字型のものなど様々な形をしたものがあり、時代とともに進化したことがわかります。大阪市立自然史博物館の塚腰実学芸員は「化石というと石ばかりだと思うかもしれませんが、実際は毛や葉なども含まれます。タイムトンネルをくぐるように楽しんでいただいて、お気に入りの化石を見つけて欲しいです」。
と話していました。
この展覧会は8月28日まで開かれています。
07月31日 14時32分
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大阪医科大と大阪薬科大が経営統合へ 独立系私立で初
2011.8.3 14:23
http://sankei.jp.msn.com/economy/news/110803/biz11080314260011-n1.htm
http://sankei.jp.msn.com/economy/news/110803/biz11080314260011-n2.htm
http://sankei.jp.msn.com/economy/news/110803/biz11080314260011-n3.htm
関西の歴史ある独立医療系大学の大阪医科大学(大阪府高槻市)と大阪薬科大学(同市)をそれぞれ経営する学校法人が、平成26年度中の統合に向けて協議を進めていることが3日、関係者への取材で分かった。文部科学省によると、医科と薬科の大学を運営する私立の学校法人同士が経営統合されれば、戦後初になるという。少子化による「大学全入時代」を迎えた中、比較的経営が安定している医療系大学も激しい競争にさらされており、両大学は、他大学に先駆けた統合で、教育環境と経営基盤の強化を狙う。
■キム・ヘギョンさんのDNAも鑑定
両大学は明治〜昭和初期にそれぞれ創立した老舗の医療系。ともに高槻市にあることなどから、平成16年4月に学術交流の協定を締結するなど、かねて幅広い分野で交流している。
関係者によると、両経営法人の統合協議は昨年末から本格化。法人を一本化する一方、両大学については名称を変更せずにそれぞれ存続させる方向で検討しており、新しい法人名は「大阪医科薬科大学」という名称が浮上しているという。
医療系大学の中でも比較的経営状況は安定している両大学が経営統合に動き出した背景には、少子化や薬学系の制度改正を受けた経営環境の変化がある。
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薬学部をめぐっては、臨床現場に強い薬剤師を育成するためとして16年に薬剤師法が改正され、18年度から薬学部が4年制から6年制にほぼ延長された。
これに伴って学費が増加し、比較的学費の安い国公立大と私大の競争が激化。加えて、全国の私大が設置する薬学部数は、17年度の50から22年度は57に増えており、私大間の競争も激しくなっている。
日本私立学校振興・共済事業団などによると、全国の私大薬学部の志願倍率は、17年度の13・57倍に対し、22年度は6・31倍に低下。大阪薬科大も、20年には300人の募集定員に対して2762人だった志願者数が、22年度には2437人に減少した。
文科省の担当者は、医大についても「少子化の影響で学生獲得競争が厳しくなってきており、経営が安定している大学でも、経営力を高めるため、今後、全国的に再編が進む可能性がある」と指摘している。
私立の薬科大をめぐっては、20年4月に当時の共立薬科大(東京都港区)が慶応大(同)と合併。関西では、21年4月に関西学院大(兵庫県西宮市)と聖和大(同)が合併したが、独立系の医科大と薬科大の経営統合は、戦後初めてとなる。
取材に対し、大阪医科大は「まだ決まった話でないのでコメントできない」、大阪薬科大も「協議中の話についてはコメントできない」としている。
【用語解説】大阪医科大学
昭和2年、大阪市東淀川区で「大阪高等医学専門学校」として創立。昭和5年、高槻市に移転し、同市内で付属病院も運営している。大学・大学院の学生数は、今年5月現在で計約970人。北朝鮮による日本人拉致事件では韓国人の拉致被害者家族と横田めぐみさんの娘、キム・ヘギョンさんのDNA鑑定を実施した。
【用語解説】大阪薬科大学
明治37年、現在の大阪市中央区で「大阪道修(どしょう)薬学校」として創立。平成8年に高槻市へ移転した。大学・大学院の学生数は今年5月現在で計約1900人。大学によると、平成22年度の学生の就職率は99%、21年度の薬剤師の国家試験合格率は94.8%で、いずれも全国トップクラス。
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具象絵画 力作200点
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/osaka/news/20110803-OYT8T00086.htm
大阪市立美術館で日洋展
具象絵画に取り組んでいる美術団体「日洋会」が主催する第25回日洋展(読売新聞社など後援)が2日、大阪市天王寺区の市立美術館で始まった=写真=。7日まで。
風景や人物などを題材に、公募と会員が描いた作品を中心に約200点を展示。読売新聞大阪本社賞に選ばれた辻川信孝さんの「孤影」をはじめ、鮮やかな色遣いや大胆な筆致で描いた大作がそろった。入場料は高校生以上800円。
(2011年8月3日 読売新聞)
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多数の建物跡 貴族の邸宅群か
http://www.nhk.or.jp/lnews/osaka/2004695011.html
大阪・枚方市の遺跡で奈良時代から平安時代にかけての建物跡が、50棟余り見つかりました。
当時、辺りを支配していた百済王氏に関連する一族の邸宅群の可能性があり、古代の貴族の宅地造営を知る上で貴重な資料として注目されます。
建物跡が見つかったのは枚方市の禁野本町遺跡です。
市民病院の整備に伴って市の文化財研究調査会が発掘調査を行ったところ奈良時代後半から平安時代中期にかけての建物跡が52棟見つかりました。
建物跡は、最も大きいもので80平方メートル近くあり柱を据える穴が大きく、柱と柱の間隔も広いことなどから当時の貴族の邸宅の跡と見られています。
この地域は、奈良時代から平安時代中期には古代の貴族百済王氏が活躍しこれまでの調査で遺跡の南側で百済王氏の氏寺の跡なども見つかっています。
このため、今回見つかった建物跡は百済王氏に関連する一族の邸宅群の可能性があるとみて、古代の貴族の宅地造営を知る上で貴重な資料として注目されます。
枚方市文化財研究調査会では、あす、現地で説明会を開くことにしています。
08月05日 08時16分
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きょうからラテンフェスタ 大阪
2011.8.7 02:28
http://sankei.jp.msn.com/region/news/110807/osk11080702290002-n1.htm
ラテン系のダンス、音楽やグルメなどが楽しめる「ラテンフェスタ2011」が、大阪市北区のJR大阪駅直結の商業施設「大阪ステーションシティ」で7日から14日まで開かれる。
ステージイベントでは、イタリア人タレントのパンツェッタ・ジローラモさんや女優の杉本彩さん、フラメンコダンサーの小松原庸子さんらが日替わりで登場し、「ラテン」をテーマにしたトークショーやダンスショーなどを繰り広げる。
また、ラテン系フードが味わえるコーナーのほか、化石発掘体験や恐竜ペーパークラフト教室などのコーナーも。午前10時〜午後9時(曜日、イベントによって異なる)。問い合わせは大阪ターミナルビル((電)06・6346・1637)。
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「ノーモア広島」写真で訴え
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/osaka/news/20110807-OYT8T00056.htm
被爆地の広島を撮り続ける写真家、土田ヒロミさん(71)の作品展が大阪市福島区のラッズギャラリーで開かれている。
焼け焦げた弁当箱や原爆が投下された8時15分で止まったままの時計など、広島平和記念資料館に収蔵、寄託された被爆資料の写真17点が展示されている。
また、日本の土俗性をテーマに各地の人々の生々しい姿をとらえた初期の代表作、「俗神」の25点も併せて展示され、来場者は真剣な表情で見入っている。
14日まで(8日休廊)で、正午〜午後7時(最終日は午後5時まで)。無料。問い合わせは同ギャラリー(06・6453・5706)。
(2011年8月7日 読売新聞)
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驚き楽しみ学んで きょうから「あべの科学博」
2011年8月9日
http://www.nnn.co.jp/dainichi/news/110809/20110809019.html
親子で科学を楽しめるイベント「あべの科学博2011」(9〜16日、大阪科学振興協会主催)の内覧会が8日、大阪市阿倍野区の近鉄百貨店で開かれた。光の不思議や3D映像の宇宙を体感できるコーナーなど、多彩な仕掛けが用意されている。
科学の面白さを実感してもらおうと「光」をテーマに実施。ナトリウムランプによる光で物体の色が分からなくなる部屋や、飛ばした紙が虹色に光るスペースなどがある「ひかりの迷宮」を開設している。
3D映像で宇宙を“観光旅行”しながら専門家の説明を楽しめる会場も設置。小惑星探査機「はやぶさ」の軌跡や、カプセルの重さを体験できるコーナーもある。
目の錯覚を利用したアートの展示や、大阪市立科学館で行っているサイエンスショーなども展開。市立科学館の担当者は「驚いて楽しんで勉強してもらえれば」と来場を呼び掛けている。
開場は午前10時〜午後8時(10日は一部午後5時まで、最終日は同5時まで)。入場料は小中学生300円、一般500円。
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堂島で「夏の甲子園」広告展−10年分のポスターや新聞広告を一堂に
http://umeda.keizai.biz/headline/1126/
堂島の「ギャラリー アルテ スパーツィオ」(大阪市北区曽根崎新地2、TEL 06-6344-4885)で8月9日、「夏の甲子園『広告』展」が始まった。
広告代理店の大広(大阪市北区中之島2)が2002年から2011年までに制作した朝日放送の高校野球中継広告10年分を展示する同展。2010年、2011年のデザインを担当したHOMERUN DESIGN(西区靭本町)が「ちょうど10年間なので、高校野球開催中に作品をまとめて展示してみては」と企画した。
人工芝を敷いた会場には野球ボールを置き、壁面には新聞広告、駅貼りポスター、車内中づり広告など31点を展示。「年ごとにテーマも違い、その年のニュースなども盛り込まれている」と、クリエーティブディレクションとコピーライトを担当する大広の山中貴裕さん。「コピーライターで10年同じ対象の広告を作り続けることは少ない。高校野球という一つのテーマを、いろいろな切り口で書いてきた。いろいろ作ったなと味わっていただけるのでは」と話す。
展示する広告では、球児が港から出発し、それを地元の人が見送っている様子を描いた作品や、球児を取り巻くさまざまな年齢、職業の人たちの高校野球に対する思いをコピーで表現したものなどが並ぶ。南海電車1編成をジャックしたという広告も展示し、「掲出時はうれしくて電車に乗りに行った」と当時を振り返る。
「高校野球ファンはもちろん、ファンじゃない人にも来ていただいて高校野球に興味を持ってもらいたい」と山中さん。「コピーにこだわってやってきたので、コピーライター志望の方や広告に興味のある若い人にも来てもらい、仕事を見てもらいたい」とも。
開催時間は11時〜19時(最終日は17時まで、12日〜15日は休館)。入場無料。今月21日まで。
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なんば高島屋で障害あるアーティストの商品販売−被災地の仕事復興に
http://namba.keizai.biz/headline/1940/
高島屋大阪店(大阪市中央区難波5、TEL 06-6631-1101)1階のイベントスペース「グッドショックプレイス」で現在、障害のあるアーティストが描いた絵をモチーフにしたTシャツなどが販売されている。
障害のある人のアートを社会に発信し仕事につなげる活動を行う、中間支援組織エイブルアート・カンパニー(本部=奈良県奈良市)が行う東日本大震災の復興支援プログラム「タイヨウプロジェクト」の一環。同プロジェクトは、宮城県など被災地の福祉作業所やアトエなどで働く、障害のある人の「仕事の復興」を支援するもの。
エイブルアート・カンパニーの登録作家32人が「タイヨウ」をテーマに描いた作品81点をプリントしたTシャツ(3,360〜5,880円)のほか、トートバッグ(1,890〜3,360円)、缶バッジ(210〜420円)、チャーム(840円)、ポストカード(157円)などを販売する。
売り上げの10%を使い、製品の開発、パッケージなどのデザイン改良、アトリエ活動の支援、専門家の派遣など、被災地で働く障害のある人に、ノウハウの提供や商品販売の機会の提供という形で支援する。宮城県の2施設に対して支援を予定しており、今後、支援先を公募し活動を広げる予定。
営業時間は10時〜20時。1階での販売は今月16日まで。17日〜23日は6階「マピエス」コーナーで販売する。
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若いミュージシャンに夢を、バナナホール復活へ…大阪
シャ乱Q・はたけさん、「ぜひもう一度」
http://osaka.yomiuri.co.jp/e-news/20110810-OYO1T00729.htm?from=main1
多くのミュージシャンを世に送り出し、4年前に閉店した大阪・梅田の老舗ライブハウス「バナナホール」が、復活に向けて動き出した。すでに旧ホール近くのビルの1室を借りるめども立ち、元経営者の高木健至さん(62)は現在、運営資金集めに奔走中だ。待ち望むミュージシャンやファンも多く、高木さんは、年内の営業再開を目指している。
旧ホールは1981年12月に開店。ポップスやロックのほか、ジャズ、ブルース、民族音楽など幅広い音楽を受け入れ、月50〜60組が出演し、年間約4万5000人が訪れた。アマチュアミュージシャンの登竜門として知られ、シャ乱Q、コブクロ、BEGINなどもステージに立った。
土地建物を所有する親会社の経営不振で2005年8月、別の会社に売却。その後も賃貸してライブは続けられたが、新たな音楽施設に改装される計画が持ち上がり、07年9月、26年の歴史に幕を下ろした。
高木さんは「『バナナ』の名を残したい」と不動産会社を何軒も回った。約1年半後、旧ホールの東約60メートルにあるビル所有者から「一緒にやりませんか」と打診を受けた。現在は近くで沖縄料理店を経営しながら、内装費や音響機材費など4000万円以上を確保するため融資先を探している。
高木さんは3月、再開予定のビルで2日間の限定ライブを開催。ビールケースに平板を敷いた簡易ステージをつくり、旧ホールで客席とステージを隔てるために使っていた名物の木製タル4個も持ち込んだ。計18組が出演し、両日ともほぼ満員の約200人が入る盛況ぶりだった。高木さんは「若いミュージシャンが夢を持って舞台に立ち、観客がお気に入りのバンドを見つけられる、そんな音楽の出会いを演出する場所にしたい」と話している。
シャ乱Qのリーダーでギタリストのはたけさん(42)は「22年前に初ライブをした僕たちの原点。インターネットなどで簡単に曲が聴ける時代だが、バナナホールはミュージシャンが本物の音楽を伝えられる場所。ぜひもう一度ステージに立ちたい」と期待を寄せる。
(2011年8月10日 読売新聞)
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世界報道写真展
http://www.ktv.co.jp/news/date/main.html
世界中の報道カメラマンが撮影した写真を集めた「世界報道写真展」が、大阪で開催されています。
力強い視線をカメラに向ける1人の女性。
この女性は、アフガニスタンの反政府武装勢力タリバンに命令された夫によって耳と鼻を切り落とされました。
今年で54回目となるこの写真展は、「世界報道写真コンテスト」の受賞作で構成されていて、10万8千点を超える応募から選ばれたおよそ160点が展示されています。
訪れた人は、
「人に感動を与えられる写真を撮れるってすごいなと思いました。」
「直視してシャッターを押すというのはすごいことやと思います。今日はなんか持って帰りたいなという感じです。」と感想を話し、写真家たちの強いメッセージを感じ取るように見ていました。
この写真展は、大阪梅田のハービスホールで8月18日まで開催されています。 .
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http://www.sankei-kansai.com/2011/08/11/20110811-056434.php
2011年8月11日
河内の魅力再発見 八尾で美術展開幕
「第8回ビエンナーレ河内を描く美術展」(藤田尚保実行委員長、産経新聞社など後援)が10日、八尾市光町の西武八尾店8階の西武ホールで始まった=写真。入場無料。18日まで。
ふるさとの風景を通して河内の魅力を再発見する展覧会として平成9年から隔年で実施。八尾、枚方、松原など大阪東部の19市町村とその近郊在住の作家の作品約100点を展示している。
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東西医療の融合目指す 「森ノ宮医療大」荻原学長に聞く
2011年8月11日
http://www.nnn.co.jp/dainichi/news/110811/20110811015.html
「伝統医療」から「最新医療」まで東西医療にまたがる医療教育を実践している森ノ宮医療大学(大阪市住之江区南港北1丁目)。鍼灸(しんきゅう)学科・理学療法学科に加え、本年度看護学科を新設。大学院保健医療学研究科(修士課程)も設置し、多様な医療が習得できる魅力ある医療大学へと進化している。4月に新学長に就任した荻原俊男氏に森ノ宮医療大学の今後を語ってもらった。
−新学長としての抱負をお聞かせください。
伝統ある森ノ宮医療学園を基盤として2007年に設立された森ノ宮医療大学もいよいよ第1期の卒業生を輩出することができ、さらなる発展に向かおうとしています。2学科に加え看護学科を新設し、高度専門医療職の養成、幅広い知識・教養・多様性を有し思いやり豊かな医療人を輩出するため、更なる教育環境の充実を図ります。
研究面でも大学院保健医療学研究科が新たに設置され、教育と研究の両輪が動き出そうとしています。新生森ノ宮医療大学の発展に寄与できる喜びと重責を感じています。
−「伝統医療」から「最新医療」まで学ぶことができます。
本学には、東西医療の融合という大きな教育的目標とそれを実現し得る環境的な特色があります。東洋医学の領域では現代医学を取り入れたEBM(科学的根拠に基づく医療)を有する補完・代替医療の可能性を探り、従来の伝統的経験医療を超えた、いわば進化する伝統を目指すことができます。
西洋医学領域では、日進月歩である現代医学の最新事象と知見を学び、東洋医学的概念にも触れることで学生は幅広い視点を持つことができます。
−学びの厚みが増しました。
看護学科が開設されたことで、鍼灸学科・理学療法学科と合わせ、三つの分野が縦横に絡み合い、これまで以上に幅広い多様な学修を目指しています。大学院では、保健医療の研究はもとより、広く国際舞台で活躍できる高度な医療専門職業人や教育者・研究者の育成を目指しています。
−実習先病院も充実しているそうですね。
大阪府内の中核病院、例えば住友病院、北野病院、済生会中津病院を中心に、多彩な連携病院を確保しています。学生にとってさまざまな学外臨床実習施設で研究できることは、職業人として重要な経験となります。さらに大阪府立急性期・総合医療センター、千里中央病院とは相互連携協定を締結しており、今後、医学教育・研究分野において、さまざまな形で協力関係を構築し、保健医療・健康増進・福祉の更なる発展に寄与することが期待されます。
−2012年度入試制度が変更されるそうですが、どのような受験生を希望しますか?
例えば、看護学科入試においてもAO入試を実施したり、社会人入試は従来から実施していますが、さらにその進学を促すため鍼灸学科では「キャリア活用社会人」といった給付型奨学金を用意しています。多様な医療への学びの意欲を持ち、人間味あふれる医療人を目指す皆さまの入学を心よりお待ちしています。
【メモ】
大阪市住之江区南港北1の26の16
電話06(6616)6911
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一心寺シアター倶楽で「ダンスセレクション」−40代女性主宰の公演3作品
http://abeno.keizai.biz/headline/154/
心寺シアター倶楽(大阪市天王寺区逢坂2)で9月2日〜25日、40代女性が主宰する3団体の公演「isshinji theater KURA dance selection2011」が開催される。
40代女性が主宰し、ダンスを主体とする団体を選んだ同企画。半円形舞台で客席がひな壇式の同劇場は、演技する足元も見えやすいことからダンス公演向きだという。
「イージーリバー48」(9月2日・3日)は50分にわたり、安川昌子さんのコミカルなソロダンスが繰り広げられる。安川さんは1991年に自身の作品を発表するプロジェクト「akick pop dance project」を立ち上げ、2003年からソロダンスに移行した。
「The Rose Garden(ザ・ローズガーデン)」(9月17日・18日)は、飯干未奈さんが主宰する「BLUE ROSE Dance Project」がバラをテーマにストーリー仕立てに展開していくダンス公演。飯干さんは女性美を追求した「セクシーアートダンス」に日本舞踊なども取り入れている。
「DRAWING −我々ハ 空間ヲ 描キ踊ルモノ ナリ−」(9月22日〜25日)は、尾沢奈津子さんが1998年に立ち上げた「N-Trance Fish」が「描く」をテーマに異なるジャンルのパフォーマーとのコラボでダンスを表現する。尾沢さんはさまざまな劇団の振付も担当している。
公演スケジュール、料金などはホームページで確認できる。
※一心寺シアター倶楽
http://www.officeb1.net/kura/home.htm
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書展:大阪城の魅力を書に表現30作品−−梅花女子大書道部 /大阪
http://mainichi.jp/area/osaka/news/20110812ddlk27040337000c.html
梅花女子大(茨木市宿久庄2)書道部の書展「大阪城の魅力」が11日、阪急茨木市駅・ロサヴィア2階の茨木市立ギャラリーで始まった。天守閣復興80周年にちなみ、大阪城からさまざまにイメージした作品約30点が並ぶ。16日まで。
「大坂夏の陣」「太閤」などと書いた作品のほか、石垣を描いたり、信長、秀吉、家康の性格を表すとされるホトトギスの句を題材にした作品など。毎日書道展審査会員で梅花女子大教授の久保田心耀さんは「学生手作りの作品展。同じテーマでそれぞれに考え、取り組んだ跡を見てほしい」と話した。午前10時〜午後7時(最終日は午後5時まで)。無料。【八重樫裕一】
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米美術館所蔵の太刀など、仁徳陵出土に疑問符
読売新聞 8月13日(土)21時30分配信
米ボストン美術館が所蔵する、世界最大級の墳墓・大山古墳(仁徳天皇陵、5世紀中ごろ、堺市)の出土品と伝わる獣帯鏡(じゅうたいきょう)や
環頭大刀(かんとうたち)など5点の考古遺物が、6世紀第1四半期のものとみられることが、宮内庁書陵部の調査で分かった。
古墳の築造時期とずれがあり、大山古墳の出土品である可能性は低くなった。
調査成果は同庁の「書陵部紀要」に発表された。それによると、同庁研究官がボストン美術館の考古遺物を実見し、国内外の同類の遺物と比較して、
その実年代を検討した結果、同一古墳からの出土品であることを前提とすると、いずれも
「6世紀の第1四半期を中心とした時期であるとすることが最も妥当」と判断した。
またこれらの遺物は、同美術館に勤務していた美術家・岡倉天心が1906年6月に、京都で購入した可能性が高いことも分かった。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110813-00000656-yom-soci
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(2)心感じるロボット演劇「人と対等に演じる」「笑わすのは得意」
2011.8.14 07:00
http://sankei.jp.msn.com/entertainments/news/110814/ent11081407000002-n1.htm
http://sankei.jp.msn.com/entertainments/news/110814/ent11081407000002-n2.htm
客席を埋めた約150人の観客は、息をつめてステージを見つめていた。2月19日、神奈川芸術劇場(横浜市中区)で開催された大阪大学のロボット演劇の公演。舞台に立つのは2人の俳優と2体のロボット。人間のように会話をし、愛らしいしぐさで演技するロボットに驚きの声がもれた。
上演作品の「働く私」は、働く意欲を失った家事ロボット、タケオをめぐる物語。苦悩するタケオと、人間とタケオに挟まれて気遣いをするロボット、モモコの心が、“人間ドラマ”として描かれている。
演じるロボットは三菱重工製の「wakamaru(ワカマル)」という。愛らしいイエローの樹脂製のボディに、真っ黒なまん丸の目。人間と自然な会話もすれば、身振り手振りのような微妙な動きによって感情表現もできるコミュニケーションロボットだ。
ロボット演劇に携わる世界的なロボット研究者で大阪大大学院基礎工学研究科の石黒浩教授(47)は「観客はロボットの言葉や動きに人間のような心を感じるはず。演劇の中であれば、ロボットはまさに意思を持っていると思う」と語った。
× × ×
ロボット演劇は、大阪大学改革プロジェクトの一環として3年前からスタート。ロボット工学の分野では国内最高峰の研究機関とされる阪大のテクノロジーと、劇作家で演出家、そして阪大コミュニケーションデザイン・センター教授でもある平田オリザさん(48)の発想や演出が融合した。
現在は「働く私」をはじめ計3作品が完成。公演回数はのべ約25回を数える。昨年から有料公演を始めたが、チケットが完売する人気ぶりだ。国内公演のほか、来年からは本格的な海外進出も検討しているという。
「アーティストとして最初の領域を作ってみたかった。最初から阪大と大阪の『キラーコンテンツ』として世界から注目されることを目指していた。博覧会などに展示されるロボットと違い、演技ができ、人に感動を与えられる。ロボットは人と対等に演じていると思う」。平田さんは自信をみせる。
とはいえ、ロボットの演技はプログラム化されたもので、アドリブができるわけではない。しぐさや受け答えで観客を笑わせることはできるが、もちろんロボット自体が面白がっているわけではない。平田さんも「人を笑わすのは得意だが、リアルな笑いを伝えるのは不得手」という。
× × ×
ロボットの人工知能や対話能力が人のレベルに達するにはまだまだ時間がかかるといわれている。一方で、5〜10年後には介護の現場などでロボットが導入される可能性もある。
ロボット演劇は、近い将来訪れるであろうロボットと人との関わりを見据え、舞台上で人間のように振る舞っているロボットを人間がどうとらえるかを探ることで、現状のロボットの問題点、改良点を研究する目的もあるという。
神奈川芸術劇場ではこの日、もうひとつ「さようなら」という作品が上演された。主役は、人間の女性そっくりのアンドロイド型ロボット「ジェミノイドF」。死を目の前にした人に詩を読み続けるアンドロイドとひとりの少女のコミュニケーションを描いたストーリーだ。
「ジェミノイドF」は石黒教授らが昨年開発したロボットで、外観の重要性を研究する中で生まれたという。“彼女”は、オペレーターの遠隔操作ながら、“しかめ面”や“きれいな笑顔”など、ロボットとは思えないような豊かな表情を示す。ジェミノイドFは、wakamaruとは別の意味で、ロボットと日常的に暮らす近未来を想像させずにはおかない。
人を笑わせたり、感動させたりできるのに、自分自身は面白がったり感動したりすることないロボット。彼らの演技を見ていると、人間の心とは何か、という永遠の問題を改めて考えてしまう。
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「遊びの原風景」体験 キッズプラザ大阪で企画展
2011年8月13日
http://www.nnn.co.jp/dainichi/news/110813/20110813021.html
遊びを通してさまざまなことが学べる施設「キッズプラザ大阪」(大阪市北区)で、夏の企画展「キッズ☆アソビワークショップ2011 はらっぱの教室〜みんなともだち 夏やすみのクラスメイト〜」が開かれている。28日まで。
空き地やはらっぱで日が暮れるまで遊んだ古き良き時代にならい、現代の子どもたちにも懐かしい遊びや自然などに触れてもらおうと企画。「遊びの原風景」をテーマに、自然や科学、アートなどの切り口から新しい遊び場空間「はらっぱ」を提供している。
虫、音、影、昔をテーマにした各ブースで、昆虫探しや影絵、ベーゴマ、工作などが楽しめる。影絵のコーナーでは、親子連れが手や体を使って動物を表現するシンプルな遊びに興じ「難しいけど面白い」と笑顔。
また、昆虫探しコーナーでは、子どもたちが熱心にセミなどの標本に見入り、都会では触れにくい自然の世界を満喫している。
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外国籍中学生の学習支援 阪大生ボランティア
2011年8月13日
http://www.nnn.co.jp/dainichi/news/110813/20110813018.html
日本語を母語としない中学生を支援しようと、大阪大の学生ボランティアが夏休みの宿題などをサポートする「外国にルーツをもつ中学生のためのサマースクール」が、大阪府吹田市山田西4丁目の同市立子育て青少年拠点「夢つながり未来館」で開かれている。
外国で生まれ育ち、日本語を母語としない中学生らが高校進学に向けて学力を向上させ、将来に希望を持って日本で暮らしていけるようにと吹田市国際交流協会(SIFA)が今年初めて企画した。
日常会話はできても、学校の授業内容についていけないとの声が以前から同協会に寄せられていたことから、同協会が大阪大グローバルコラボレーションセンターの宮原暁准教授に協力を要請。宮原准教授の呼び掛けに、同大外国語学部を中心に10人の学生ボランティアが集まった。
学生たちは同スクール開講に向けて、やさしい日本語の教え方や学習計画の立て方についての勉強会を開き、準備を進めてきた。
9日午後、同施設の多目的会議室には、市内の公立中学校に通うロシア国籍の兄弟2人と、中国籍の1人が集まり、それぞれ学校で出された夏休みの宿題に取り組んだ。古典の宿題では、中学生が「翁(おきな)」の読み方や、「嘆く」の意味を大学生にたずねていた。
参加した同大外国語学部フィリピン語学科3回生の岡田麻美さん(20)は「最初は外国人の中学生とどう接したらよいか悩んだが、実際に話してみると普通に接するだけでいいことが分かった。少しでも役に立てたらうれしい」と話していた。
同スクールは24日、26日、30日の午後3時半〜同6時にも開講される。
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2011年8月12日
江戸期の子ども手当失敗 人口増につながらず 関大教授調査
http://www.sankei-kansai.com/2011/08/12/20110812-056496.php
江戸時代、現代の「子ども手当」にあたる「赤子養育仕法(あかごよういくしほう)」が東北を中心に約25の藩で行われ、人口増に結び付かなかったことが関西大学経済学部の浜野潔教授(日本経済史)の調査でわかった。迷走を続け、今年度で事実上廃止となることになった民主党の目玉施策「子ども手当」。浜野教授は「現金をいくら支給しても出生率は上げられないということを江戸時代の教訓から学ぶことができる」と話している。
▽ 米や現金支給
この赤子養育仕法は「児童手当」時代から歴史人口学者らが研究しており、昨年の「子ども手当」施行後、浜野教授がこれらの研究をもとに調査を進めた。
江戸時代の天明2(1782)年から同7(1787)年までの「天明の大飢饉(ききん)」で東北・北関東で深刻な食糧不足が起こり、流行病が蔓延(まんえん)。堕胎や間引きが行われ、人口の急激な減少が起こったため、東北や北関東を中心に約20の藩で導入され、子育て家庭に米や現金を支給した。それまで実施していたごく一部の藩でも制度を拡充した。
▽ 原資十分なく
例えば、二本松藩(現福島県二本松市)では子供が2人になると年に米0・5石(こく)(米1石は大人1人が1年間に食べる量の目安)、3、4人では1・8石、5人以上になると2・7石が支給されたという。当時の藩財政は困窮していたので、手当の原資が十分でなく豪商からの献金などでその不足を補い、長期的に持続可能な制度が構築されていたという。
しかし、同藩の下守屋村の「人別改帳(にんべつあらためちょう)」という史料によれば、人口増加率は1776〜1800年でマイナス8・1%、1801〜1825年でマイナス9・2%と、この施策を実施した18世紀末から19世紀初頭にかけてマイナスが続いている。堕胎や間引きといった出生の人為的制限もなくならず、人口の回復はみられなかったという。
▽ 「多くの教訓」
浜野教授は、「『赤子養育仕法』は、所得制限がないという点で現在の『子ども手当』に似ている。ただ少子化というのは複合的な要因が多く、経済的な理由だけでは解決できない。米や現金をいくら支給しようと出生率の引き上げ効果はあまりないという理屈は江戸時代であれ現代であれ、変わることはない」と分析。「藩政府の財政を悪化させることなく、貯蓄の多い商業部門からの所得再分配によって経済を活性化させるという効果はあった。また、天明飢饉を契機に福祉的施策が一斉に始まったことに意義があると思う。東日本大震災の復興とも合わせ、手当について改めて考える際、多くの教訓がある」と話している。
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阪大チーム開発のマラリアワクチン、子どもの免疫強化に卓効
http://osaka.yomiuri.co.jp/e-news/20110813-OYO1T00501.htm?from=newslist
大阪大微生物病研究所の堀井俊宏教授らが開発したマラリアワクチンは、子ども(6〜10歳)に接種した場合、血液中で病原体のマラリア原虫を攻撃する免疫物質(抗体)を大量に増やすことが、アフリカ・ウガンダで行った臨床試験で確認された。マラリアで死亡する患者の9割は子どもで占められる。堀井教授らは安全性や効果を確認する試験を行った上で、子どもの発症を防ぐワクチンの世界初の実用化を目指す。
試験は、最大規模のマラリア流行地のウガンダで昨年5月から実施。ワクチンの安全性を確認するために、6〜40歳の140人に接種した。抗体も測ったところ、11歳以上ではほとんど増えなかったが、6〜10歳では、11人中8人で接種前の2・5〜60倍に増えた。
堀井教授らは、来年にも乳幼児(0〜5歳)で安全性と効果を確認する臨床試験をウガンダで始める予定。
11歳以上で抗体が増えないのは、幼少期からの感染の繰り返しで、免疫が反応しなくなったとみられる。
堀井教授は「感染歴の少ない子どもでこれほど抗体が増えたのは朗報。接種と自然感染の相乗作用でより強い効果が期待できる」と話している。
マラリア ハマダラカに刺されることで原虫に感染し、発症する。高熱や吐き気などの症状がある。アフリカや中南米などで年間3億〜5億人が感染、150万〜270万人が死亡するとされる。国内での感染は1960年以降ほとんどないが、毎年、渡航者ら約100人が発症している。
(2011年8月13日 読売新聞)
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戦時中の動物園展
http://www.ktv.co.jp/news/date/20110813.html#0377552
第2次世界大戦中に殺処分された動物の剥製などを展示する「戦時中の動物園展」が大阪の天王寺動物園で行われています。
会場ではライオンやトラの剥製のほか、当時の様子を伝える貴重な写真などが展示されています。
戦争が始まった当時、年間200万人近い入園者数を誇っていた天王寺動物園。なかでも竹馬に乗ったり、ナイフやフォークを器用に使ったりするチンパンジーの「リタ」は、一番の人気者でした。
防空演習に参加しているかの様に撮られた、ガスマスクを被ったリタの写真。
軍は戦争の士気高揚に度々リタを利用しました。
さらに戦況の悪化が動物にも暗い影を落とします。展示されている剥製は空襲の際、逃げ出す恐れがあるとして殺処分された動物なのです。
剥製となったヒョウもエサに混ぜた毒で殺される予定でしたが食べるのを嫌がり、小さい時から親代わりに育ててきた飼育員に首に縄をかけられその後殺されました。
【訪れた男性】「動物まで犠牲になったことを目の前で見て、何かジーンときた」
【子ども】「悲しかった。(戦争は)よくないことだと思います」
「戦時中の動物園展」は15日まで大阪市天王寺区の天王寺動物園で開かれています。
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科学の不思議に子どもたち驚き あべの科学博16日まで
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/osaka/news/20110813-OYT8T00885.htm
身近なサイエンスを親子で楽しむ「あべの科学博」(大阪科学振興協会主催、読売新聞大阪本社など後援)が、大阪市阿倍野区の近鉄百貨店阿倍野店9階・近鉄アート館で開かれている=写真=。
会場には、光の不思議を六つのコーナーで学ぶ「ひかりの迷宮」をはじめ、3Dメガネで見る立体宇宙映像、目の錯覚を利用したマジックアート、小惑星探査機「はやぶさ」の紹介パネルなどを展示。白い塗料などにあてると光って見えるブラックライトの体験ゾーンに参加した富田林市甲田、市立川西小2年上田玲央音(れおと)君(8)は「自分の服も光ってびっくり。夏休みのいい思い出になった」と楽しそうに話した。
16日まで。入場料は一般500円、小中学生300円(別途、参加料が必要なイベントあり)。問い合わせは同百貨店(06・6624・1111)。
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また、20日と21日には、大阪市北区のハービスホールで、約80の工作教室や実験ブースを展開する「サイエンス・フェスタ」(読売新聞社など主催、入場無料)が開かれる。
(2011年8月14日 読売新聞)
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167中高参加 きょうまで私立学校展 志望校選びの参考に 大阪
2011.8.14 02:03
http://sankei.jp.msn.com/region/news/110814/osk11081402040003-n1.htm
私立学校を紹介する関西最大規模のイベント「大阪私立学校展」(大阪私立中学校高等学校連合会主催、産経新聞社など後援)が13日、大阪市中央区大手前のOMMビルで始まり、受験を控えた小中学生や保護者ら約1万4千人が訪れた。14日まで。
府内すべての私立中学65校、高校102校が参加。来場者らは熱心に志望校の説明に聞き入っていたほか、制服展示コーナーなども設けられた。入場無料。午前10時〜午後5時(進学相談コーナーは午後4時まで)。
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「音楽のある風景」写真投稿サイトを開設 阪神コンテンツリンク
2011.8.12 20:28
http://sankei.jp.msn.com/region/news/110812/osk11081220500009-n1.htm
阪神電気鉄道の子会社で音楽事業などを手がける阪神コンテンツリンク(大阪市)は、インターネット上で写真の投稿を受け付けるギャラリーサイトを開設した。
同社が運営するライブハウス「ビルボード ライブ」の関連サイトに、写真ギャラリー「ビルボード ライフ」を設置。利用者が「音楽のある風景」をテーマに撮影した写真を、ツイッターで投稿すると同サイトに掲載される。
閲覧は直近の100枚で、投稿順に古いものから削除される仕組み。投稿者には抽選でTシャツなどが当たる。
同社は「音楽にあふれる日常を紹介し、東日本大震災の影響で落ち込みがちなムードを盛り上げたい」としている。同サイトの開設期間は9月末まで。
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2011年8月13日
軽音の"甲子園"予選会スタート
http://www.sankei-kansai.com/2011/08/13/20110813-056537.php
軽音楽系クラブに所属する高校・中学校のクラブコンテスト「We are Sneaker Ages」(産経新聞社、三木楽器主催、大阪芸術大学グループ特別協賛)の予選会が12日、大阪市中央区の松下IMPホールで始まった=写真。
同コンテストは「数ある部活動の中から音楽を選んだ子供たちに、ステージでの発表の場を与えたい」とのコンセプトで昭和54年にスタート。32回目を迎えた今年のテーマは「tomodachi」で、134校(うち中学校14校)がエントリーしている。
初日のステージには15組が出場し、多くの仲間や父母らの熱い応援を受けながら、規定と自由の2曲を演奏した。
予選会は、21日まで行われ、勝ち抜いた20組が12月25日に大阪市此花区の舞洲(まいしま)アリーナで行われるグランプリ大会に出場する。
(2011年8月13日 08:43)
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アメ村の書店で「編集長の集い」−関西カルチャー誌と学生フリペ
http://namba.keizai.biz/headline/1947/
アメリカ村の書店「スタンダードブックストア」(大阪市中央区西心斎橋2、TEL 06-6484-2239)地下1階のカフェで8月4日、雑誌「Meets Regional」(京阪神エルマガジン社)と「IN/SECTS」(青幻舎)の編集長、フリーペーパーの学生編集長を迎えたトークイベント「透明な梯子VOL.1『関西カルチャー誌をつくっている人』」が行われ、約120人が会場に詰め掛けた。
同イベントは、中崎町でZINE・リトルプレスの専門店「Books DANTALION」(北区)を営む堺達朗さんが、学生とクリエイターの間に横たわる「目に見えない梯子」を明らかにしていこうと企画したもの。トークショーと懇親会で構成するシリーズ企画として、今後も隔月ペースで続けていく予定だという。
第1回目のゲストは、「Meets Regional」編集長の蔵均さんと、「IN/SECTS」編集長の松村貴樹さん、関西の美大生・芸大生のファッションスナップを紹介する「Untitle」編集長の村山恵さん、つながりをテーマに掲げる「Lily’s lab」編集長の針崎浩平さん、芸術に興味がある人をターゲットにした「GEIJUTSU BAKA」編集部の中岩結加さん(編集長の代理)の計5人。
堺さんが司会を務めたトークショーでは、編集会議から取材、販売ルートに至るまで「実際にどうやって雑誌・フリペを作っているか」といった具体的な制作の話から、ターゲットやコンセプト、編集長という仕事のやりがいについてトークを展開。そのほか、プロの編集長から学生編集長に「デザイン・企画・1ページずつのクオリティは高いけど、全体の流れがちょっと雑かな」(蔵さん)や「真面目に作ってるなという印象を受けた。もっと変てこなページがあったり、学生の勢いが出ててもいいのでは」(松村さん)とアドバイスをする場面も。
初めて本格的に学割を導入した今回は、一般6割・学生4割と「通常のイベントより学生の姿が目立った」(同店スタッフ)という。トークショー後に行われた懇親会では、出演者に自作のフリーペーパーを手渡しする学生など、自分から積極的に話しかける光景も見られた。堺さんは「これは懇親会が主役のイベント。(学生にとって)クリエイターの仕事は目に見える部分と見えない部分がある。生の声を聞くことで、それが少しでも見えるようになれば」と話した。
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恐竜に乗ろう 夏休み特別展 東大阪
2011.8.14 02:02
http://sankei.jp.msn.com/region/news/110814/osk11081402030000-n1.htm
東大阪市松原南の市立児童文化スポーツセンター「ドリーム21」で、開館20周年記念夏休み特別展「恐竜がやってきた!」が開かれており、親子連れらでにぎわっている。31日まで(月曜休館)。
恐竜の資料約150点を展示。触ることができる「アンモナイト」の化石のほか、恐竜のシルエットとの背比べやクイズのコーナーなどもあり、恐竜について学びながら楽しめる。
中でも実物大の「パラサウロロフス」は背中に乗ることができ、人気を集めている。午前9時半〜午後5時(入場は午後4時半まで)。入場無料。問い合わせはドリーム21((電)072・962・0211)。
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喜界島に咲く「特攻花」の写真展
http://www.ktv.co.jp/news/date/main.html
第2次大戦末期、特攻隊の中継基地があった奄美諸島の喜界島に咲く「特攻花」を撮った写真展が大阪で開かれています。
展示されたおよそ60点の写真は、写真家の仲田千穂さんが奄美諸島の喜界島で撮影し続けているものです。
第2次大戦末期、九州各地から特攻隊として出撃する際、隊員に贈られた天人菊。しかし、隊員が持って行くのは忍びないと途中、中継基地である喜界島に残しそれが自生したことから「特攻花」と呼ばれています。
最初は花だけを撮影していた仲田さんですが、次第に戦争体験者に話を聞いたりすることで撮影するものも変わっていったといいます。
【仲田千穂さん】
「私自身、戦争を知らなかったが、特攻花を通じて知ることができた。特攻花をきっかけに、何か(戦争について)知ってもらえるきっかけになればと思います」
この写真展は16日まで、大阪市中央区のクリスタ長堀ギャラリーで開かれています。 .
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本職顔負け「日本一!」 松尾塾子供歌舞伎大阪公演
2011年8月14日
http://www.nnn.co.jp/dainichi/news/110814/20110814062.html
子ども役者たちのヒノキ舞台「第23回松尾塾子供歌舞伎」大阪公演の初日が13日、大阪市中央区日本橋の国立文楽劇場で開かれた。出演した5歳から14歳までの子どもたちは、見事な芸達者ぶりを披露。本職顔負けの熱演に、満席の会場からは「日本一!」の声が飛ぶなど大盛況だった。
同塾は「日本人の精神文化を後世に伝えていくことで、情操教育に役立てば」と、1989(平成元)年から公演活動を続けており、大阪のほか、東京でも毎年公演。海外公演も2回行っており、2006年には厚生省の推薦文化財の指定を受けている。
今年の演目は名作「神霊矢口渡(しんれいやぐちのわたし)」「傾城阿波の鳴門(けいせいあわのなると)」と歌舞伎舞踊「釣女(つりおんな)」。「傾城阿波の鳴門」では、わが子が目の前にいながら母と名乗ることができないつらさを情感たっぷりに演じるなど、確かな演技に会場は大きな拍手に包まれた。
きょう15日の最終日は、正午から同じ演目で上演される。
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低コストで土砂災害予測ピタリ 阪大など開発
http://osaka.yomiuri.co.jp/e-news/20110816-OYO1T00269.htm?from=newslist
土中の水分量などを測る小型センサーで土砂災害の危険性を精度よく予測するシステムを大阪大などが開発し、福井県で試験的に監視を始めた。従来のシステムに比べて10分の1以下の費用で製作でき、より多くの場所を監視できる。早期の避難や道路の通行止めにつながると期待される。
雨量計や傾斜計など各種の観測機器を設置して、基地局まで配線でつなぐシステムが実用化されているが、設置に1000万〜2000万円かかるうえ、動物が配線に触れて誤報となるケースも多い。
阪大の小泉圭吾助教(地盤工学)らは、地盤の水圧や水分量、斜面の傾きを一つの装置で測定できる小型センサー(縦横12センチ、奥行き8センチ)を開発。斜面にたくさん配置して、たまった水分が一定量を超えれば「注意情報」、斜面の傾きが少しでも変われば「危険情報」をセンサーが自動的に無線で発信し、基地局を経由して自治体や道路管理者などへ伝える。
リチウム電池を使ったバッテリーで動く簡易な仕組みで3年以上連続して観測できるので、低コストだ。
試験監視は舞鶴若狭自動車道沿いの斜面で実施。研究に参加している西日本高速道路エンジニアリング関西(大阪府茨木市)は「複数のセンサーにより高い精度で危険が判断できる。事前に安全対策を取れるので効果は大きい」としている。
(2011年8月16日 読売新聞)
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環境の守護神!? 咲くやこの花館で植物エコ紹介
2011年8月16日
http://www.nnn.co.jp/dainichi/news/110816/20110816025.html
節電の夏を迎え、省エネ生活が注目される中、植物の力を見直すイベントが、大阪市鶴見区緑地公園の植物園「咲くやこの花館」で開かれている。植物が素材の生活用品や木材で作られる段ボールの魅力を紹介。人気アニメ「ダンボール戦機」に登場するキャラクター「アキレス」の約5メートルに及ぶ段ボール製巨大模型も展示され、来場者を出迎えている。21日まで。
イベント「みんなの生活を支える植物グッズ大集合!」は、環境に配慮した生活に注目が集まる中、昔から人の生活を支える植物の力を知ってもらおうと実施。
蚊よけになるだけでなく湿気を吸い取る麻の蚊帳や、ツル性植物をすだれ状にした緑のカーテンが暑さを和らげることなどを実物と共に紹介している。また、アニメキャラクターの巨大模型や実物大の2階建てモデルルームを段ボールで“建設”し、幅広い用途に活用できることを知らせている。
同館担当者は「植物の力を体感し、子どもたちの夏休みの研究課題にも使ってもらえれば」と来館を呼び掛けている。
開場は午前10時〜午後5時。入館料は大人500円。中学生以下無料。問い合わせは電話06(6912)0055、同館へ。
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光と鏡で見える「真空の世界」…阪大教授らが新理論
http://osaka.yomiuri.co.jp/e-news/20110817-OYO1T00676.htm?from=newslist
強い光と特殊な鏡を使って、真空の世界をのぞき見るための新しい理論を児玉了祐・大阪大教授らが考案し、米国物理学会誌の電子版に発表した。観察できる確率が、これまで提案された手法より約1000万倍高くなると言う。
真空というと何もない空間と思われるが、瞬間的には、物質と、電気的に反対の性質を持つ「反物質」が現れてはぶつかり合って消えているとされている。
強い光を当てれば、生まれたての物質が消える前に相互作用して観察できると考えられるが、効率のよい手法は提案されていなかった。児玉教授らは、プラズマを用いて、強い光に耐えられる鏡を独自に開発。レーザー光を様々な角度から真空に当てると、相互作用する確率が飛躍的に高まることを理論的に突き止めた。
欧州で2017年に完成する世界最高のレーザー光装置にこの手法を応用すれば、観察できる可能性が高いという。児玉教授は「真空から宇宙が生まれたビッグバンの研究にもつながる」と話している。
(2011年8月17日 読売新聞)
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大化石展:夏休みの題材に来てみれば…ナント2万人目!! /大阪
http://mainichi.jp/area/osaka/news/20110817ddlk27040254000c.html
◇中学2年の藤本君
大阪市立自然史博物館ネイチャーホール(大阪市東住吉区)で開催中の特別展「来て!見て!感激! 大化石展」の来場者が16日、2万人を突破した。同館主催展では、最速のペース。
2万人目の来場者は、両親と訪れた泉大津市の中学2年、藤本拓也君(13)。アンモナイトがプリントされたTシャツなどの記念品を受け取り「夏休みの課題レポートの題材にしようと思って、化石展に来ました。地球の歴史や生物について学びたい」と話した。
同展では、ゾウやアンモナイト、植物などの化石約900点を展示。滋賀県で見つかったゾウやシカの足跡など、近畿地方の化石もあり身近な印象を覚える。28日まで。問い合わせは同ホール(06・6697・6221)。【矢島弓枝】
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来年にも大阪に専門劇場 松竹芸能・井上社長
http://www.kobe-np.co.jp/news/bunka/0004377537.shtml
松竹芸能(大阪市)が2012年にも、お笑い専門の劇場を大阪に新設する。現在は候補地を選定中で、井上貴弘社長は「原点の道頓堀に劇場を、との思いが強い」と話す。今年5月に東京でオープンした「新宿角座」と合わせ、若手育成やファンのすそ野拡大に力を入れる拠点とする。
大阪では現在、土日限定で漫才や落語を新世界の劇場で興行しているが、人材育成のノウハウを蓄積するには常設の劇場が必要と判断した。
井上社長は1968年、神戸市生まれ。阪急電鉄を経て松竹に入社し、今年5月に松竹芸能社長に就任した。
かつて道頓堀にあった「角座」は60〜70年代に人気を博した演芸場。「新宿角座」では若手に加え、笑福亭鶴瓶ら人気タレントも出演し、行政や商店街との連携も進めている。「大阪でも地域の活性化に役立てたい」と強調する。
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2011年8月17日
地震や竜巻 わかりやすく解説 きょうから「夏休みミニ気象台」 大阪市立科学館
http://www.sankei-kansai.com/2011/08/17/20110817-056630.php
夏休み中の子供たちを対象にした「ミニ気象台」が17、18の両日、大阪市北区の市立科学館に“開設”される。気象や地震などについて分かりやすく学んだり、工作を楽しんだりできる。入場無料。
防災に関する知識の普及や気象業務のPRをねらいに、大阪管区気象台が同館の協力を得て開催する夏休みの恒例企画。同気象台から、雨量計や風速計の模型、竜巻発生装置などを持ち込み、計器の仕組みや計測方法、竜巻などが起こるメカニズムなどを専門家が解説する。
地震をテーマにしたコーナーでは、津波の実験装置を用意。地震に伴って起こる津波と台風などによる大波のエネルギーの違いなどを説明する。
また、紫外線に反応するビーズでアクセサリーを作ったり、温暖化の進行予測をビジュアル化したペーパークラフトの地球儀などを作る工作コーナーもある。
開設時間は、17日=午前11時〜午後4時半▽18日=午前9時半〜午後3時―で事前の申し込みは不要。問い合わせは同気象台業務課(電話06・6949・6302)。
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キッズプラザ大阪で昭和30年代イメージ
2011.8.18 01:40
http://sankei.jp.msn.com/region/news/110818/osk11081801400003-n1.htm
■のびのび遊べる“はらっぱ”に歓声
子供にとっての自由空間“はらっぱ”の魅力を集めた夏の企画展「はらっぱの教室」が、大阪市北区のキッズプラザ大阪で開かれている。東日本大震災以降、子供たちの遊びがさまざまな形で制約されていることも踏まえ、秘密基地や滑り台、遊びの達人によるワークショップなどを展開、子供たちの笑顔を引き出している。28日まで。
イメージは昭和30年代の子供の世界。段ボールで作った山や基地、土管が設置されたはらっぱ広場では、登ったり、潜り込んだり、隠れたりする子供たちの歓声が響く。
絵本作家など遊びの達人によるワークショップも随時開催。24日は箕面公園昆虫館の久留飛克明館長が「昆虫のヒミツ」と題して話す。郵便事業近畿支社・大阪支店と共催で100枚のはがきを毎日来場者に書いてもらい、東日本大震災の被災地へ届けようという「手がみの木 ガンバレター」も実施している。
小学2年生と1歳6カ月の息子と東京から大阪に帰省中という服部慶子さん(37)は「子供がのびのびと遊んでいるのを安心して見ていられる。わたしはけん玉が懐かしかったです」と笑顔で話していた。
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女性化学賞受賞を報告
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/osaka/news/20110818-OYT8T00064.htm
化学の発展に貢献した世界の女性研究者を顕彰する「女性化学賞」を受賞した神戸大特別顧問の相馬芳枝さん(69)(茨木市)が17日、茨木市役所を訪れ、野村宣一市長に受賞を報告した。市は触媒化学の分野で活躍している相馬さんに市民栄誉賞を贈ることを検討している。
野村市長が「市民を代表してお祝い申し上げます。市としても誇りに思います」と花束を贈呈。相馬さんは「受賞の知らせを聞いたときはびっくりしました。今後は女子中高生に科学を広め、理屈でなく実験を通じて感動を与えていきたい」と話した。
キュリー夫人のノーベル化学賞受賞から100年にあたる今年、研究者の世界組織「国際純正・応用化学連合」が女性化学者23人を顕彰。相馬さんは日本からただ一人選ばれた。
(2011年8月18日 読売新聞)
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ロボカップ 先輩に続け 旭東中・科学技術工作部
2011年8月18日
http://www.nnn.co.jp/dainichi/news/110818/20110818015.html
大阪市旭区の旭東中学校。夏休みで静まり返った校舎の一角からモーターの駆動音とともに生き生きとした声が聞こえてくる。科学技術工作部、通称“ロボット部”の部員たちだ。OBの高校生は自律型ロボットで競う「ロボカップ世界大会」で活躍。先輩たちと同じ世界の舞台を目指して部員たちは奮闘している。
■アトムの精神
ロボット部は2002年に同好会として発足。当時技術科を担当していた村上浩徳教諭(48)が顧問として全校朝礼で入部を呼び掛け、1年生1人、2年生1人の計2人でスタートした。
自主的な学びを重視し、生徒たちは学んだことを後輩に伝えながら互いに成長。創造アイデアロボットコンテスト(中学生ロボコン)の全国大会に8年間で7回出場した。
村上教諭は「僕にとってロボットといえば鉄腕アトム。『人のために』というアトムの精神は日本人として引き継いでいかないといけない」と熱っぽく語る。
■OBがエール
シンガポールで昨年開かれたロボカップ世界大会では、同中OBでいずれも1年生だった府立工業高専の堀川由人君と府立淀川工科高の坂元智希君のコンビがサッカーA部門で勝ち進み、同部門を制した。
今年もOB4人でつくる高校生チームが日本代表として、トルコ・イスタンブールで開かれたロボカップ世界大会・サッカーB部門に出場した。大会前には同中で調整作業を進め、現在、歌島中(西淀川区)で教壇に立つ村上教諭も駆け付けバックアップ。在校生にとっても大きな刺激となった。
大会では決勝進出はならなかったが「学生の間にどれだけ経験を積み、学べるかが重要。将来はものづくりに携わっていきたい」と同チームで府立大工業高専の山野龍佑君(3年)。同じく府立大手前高の吉田直哉君(3年)は「自分が面白いと思うことは失敗しながらも続けてほしい。それが次につながる」と後輩にエールを送る。
■「僕らも世界へ」
クラブは今年3年生がおらず、2年生2人と1年生の新入部員11人というフレッシュな陣容。生徒それぞれが自律制御型のロボットを所有し、中学生も参加可能なロボカップ・サッカー部門に向け、パソコンのプログラムを学びながら、さまざまな場面に反応できるよう改良を加える。
「ロボカップなら高校、大学と続けていける。生徒には職業の選択肢の一つとして“ものづくり”を持っていてほしい」と顧問の上田裕教諭(35)。手とり足とりの指導ではなく、気付きを与えるようなアドバイスを心掛けている。
夏休みのパソコン室で、生徒たちはロボットがボールを捜し追いかけるようにキーボードをたたく。プログラムに絶対の答えはなく、アプローチの方法は生徒それぞれ。入力作業を終えると生徒たちは動作を確認しながら意見を出し合い、切磋琢磨している。
小学生のころからパソコン操作が好きでソフトウエアの開発にも取り組んでいるという部長の杉村青空君(2年)は「先輩たちの活躍を誇りに思うし、憧れでもある。僕らも世界の舞台に立てるように頑張りたい」と意気込んでいる。
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国際児童青少年芸術フェス「タクトフェス」、あべの・天王寺周辺で開催
http://abeno.keizai.biz/headline/156/
阿倍野区・天王寺区の4会場で8月9日〜14日、国際児童青少年芸術フェスティバル「TACT/FESTIVAL(タクトフェスティバル)2011」が開催された。
子どもから楽しめる演劇・音楽・ダンスなどさまざまな舞台作品が公演された同イベント。今年は震災の影響で開催が危ぶまれていたが、プログラムを変更するなどして開催にこぎ着けた。
最終日には阿倍野区民センターで「変わりゆくあべの・天王寺の可能性」と題したオープンフォーラムが行われ、五島朋子さん(鳥取大学地域学部附属芸術文化センター准教授)、中立公平さん(TACT/FESTプログラムディレクター、劇団KIO芸術監督)、山田宗司さん(天王寺SC開発株式会社社長)、和田一義さん(阿倍野筋1丁目東商店会会長)が登壇。五島さんはフェスの事例を紹介したほか、中立さんはタクトフェスティバルについて、山田さん・和田さんはこれからの天王寺・阿倍野地区の方向性などについて、それぞれ熱く語った。
併せて、「イフ ブランク」(石川県)によるペーパーワークショップなども催され、子どもなどが参加して紙の家を製作。デザイナーが製作した通天閣と大阪城も展示した。
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「科学の祭典」が開幕…大阪・梅田
http://osaka.yomiuri.co.jp/e-news/20110820-OYO1T00481.htm?from=newslist
関西最大規模の科学イベント「青少年のための科学の祭典 サイエンス・フェスタ」(読売新聞社など主催)が20日、大阪・梅田のハービスHALLで開幕し、家族連れらが約80の実験や工作を楽しんだ。21日まで。入場無料。
キュリー夫人のノーベル化学賞受賞から100年にあたる今年は、国連が定めた「世界化学年」の記念大会として開催。水素と酸素から電気を作り出す燃料電池の実験ブースなどが設けられている。このほか、3Dプラネタリウムの体験やアンモナイトのレプリカ作り、カブトムシなど里山の生き物の展示コーナーもある。21日は午前10時〜午後5時。
(2011年8月20日 読売新聞)
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時代超えた素晴らしさ 「奥の細道」題材に展示会
2011年8月20日
http://www.nnn.co.jp/dainichi/news/110820/20110820036.html
松尾芭蕉の「奥の細道」を題材にした展示会「風雅の旅」が、大阪府河南町の近つ飛鳥博物館で開かれている。芭蕉の句をモチーフにした清水国治さんの「俳画」の作品など約30点が展示されている。入場無料。9月4日まで。
豊中市在住で小唄の流派「和敬会」の会長、和敬由三郎さん(58)が企画。和敬さんは約10年前から芭蕉の句を小唄のリズムに乗せた「俳句小唄」を作り俳句の良さを広める活動をしている。俳人でもある清水さんと活動の中で知り合い、絵の制作を依頼した。
昨年、和敬さんが芭蕉をモチーフにした音楽劇「風雅の旅」を作った。清水さんの作品群も完成していたことから、NPO法人大阪生涯学習インストラクターの会(一井真理子会長)の主催で展示会を開くこととなった。
展示された清水さんの俳画は、「奥の細道」に詠まれた俳句に合わせたイメージを鮮やかに、幻想的に表現。全52句の旅を巡る約15メートルの絵巻も展示されている。和敬さんの朗読も会場のBGMに使われている。
日本文化に親しんでもらおうと、邦楽の楽器も展示。20日午後2時からは和敬さんによる「俳句小唄」の解説を含めたミニコンサートも行われる予定だ。
和敬さんは「奥の細道は古典文学ではあるが、決して古いものではなく今にマッチしたもの。読むだけでなく、映像を見て、音声を聞くことで、時代を超えた俳句の素晴らしさを感じてもらえれば」と話している。
開館時間は午前9時45分〜午後5時。月曜日が休館日。問い合わせは電話0721(93)8321、同博物館へ。
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日本書道芸術院展:大阪市立美術館で、30日から /大阪
http://mainichi.jp/area/osaka/news/20110820ddlk27040270000c.html
第51回全国公募「日本書道芸術院展」が30日〜9月4日、大阪市天王寺区茶臼山町1の市立美術館地下展覧会室で開かれる。
会長で毎日書道展審査会員の前川隆央さんの作品「サミエル・ウルマンの詩から」をはじめ、同審査会員の福田松丘、同会員の吉田耕示、吉田雨耕、山下芳春、堂河内春翠、秋田恵月、村上南隆、柳本栖鳳の各氏ら役員の作品など約3500点を展示。役員作家らの小作品を紹介する第12回連合個展も併催する。
入場無料。毎日新聞社など後援。問い合わせは同展事務局(06・6752・4978)。
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科学の楽しさ 家族連れ満喫
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/osaka/news/20110821-OYT8T00106.htm
サイエンス・フェスタ
大阪・梅田のハービスホールで20日に開幕した関西最大規模の科学イベント「青少年のための科学の祭典 サイエンス・フェスタ」(読売新聞社など主催)では、企業や学校、研究所などが約80のブースを出展し、多くの家族連れらでにぎわった。
岩谷産業(大阪市中央区)のブースでは、地球温暖化の原因になる二酸化炭素を出さない「水素」によるエネルギー社会を提案。子供たちが発電用の自転車に挑戦し、こぐ力で作られた電気で水槽の中の水を分解=写真=。できた水素を風船にため、燃料電池に供給しておもちゃの電車や楽器を動かした。
大阪市東淀川区の市立淡路小6年宮坂天裕君(12)は「自転車をこぐのは力が必要で大変だったけど、水素ができる仕組みがわかっておもしろかった」と話していた。
21日まで。入場無料。午前10時〜午後5時。
(2011年8月21日 読売新聞)
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夜の交通科学館、楽しんで 「納涼ミュージアム」開催 大阪
2011.8.21 01:57
http://sankei.jp.msn.com/region/news/110821/osk11082101580000-n1.htm
博物館から日本に元気を送りたい−。大阪市港区の交通科学博物館で20日、夜間開館「納涼ミュージアム」が開かれた。通常は午後5時までの入館を同7時半まで延長、館内に射的やヨーヨー釣り、輪投げなどの「こうはく縁日」コーナーを設けてお祭り気分を演出。資料映像の特別公開も行っている。21日も開催。
同館の夜間開館は一昨年に続いて2回目。21日も午後5時以降に浴衣や甚平を着て入館すると大人400円、子供100円の入館料が無料になる。
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「ナレッジキャピタル」 人集う感性・技術拠点
2011年8月21日
http://www.nnn.co.jp/dainichi/news/110821/20110821037.html
「都心に残された最後の一等地」として開発が進められている大阪駅北地区「うめきた」(約24ヘクタール)の先行開発区域として「グランフロント大阪」(約7ヘクタール)が2013年春に誕生する。中核施設である「ナレッジキャピタル」も名称は浸透しつつあるが、その中身はあまり知られていない。初めての一般市民をターゲットとしたトライアルイベントを前に、ナレッジキャピタルの機能や役割を紹介する。
■四つの機能
ナレッジキャピタルは「あつまる」「つくる」「みせる」「まじわる」の四つの機能とその機能を具現化するための施設を持っている。
「あつまる」機能としては企業、研究者、クリエーターといった人材が交流する会員制サロン「ナレッジサロン」(1500平方メートル)が用意され、「つくる」をコンセプトとする「ナレッジオフィス」(約1万1千平方メートル)では多様なタイプのオフィスを提供する。
約380席の多目的シアター「ナレッジシアター」(約2100平方メートル)、未来生活の提案の場である「フューチャーライフショールーム」(約2万1千平方メートル)、展示・発信拠点の「The Lab.みんなで世界一研究所[project name]」(約3100平方メートル)が提示する機能は「みせる」。
「まじわる」機能は屋内型イベントホール「ナレッジプラザ」(約1200平方メートル)や最大3千人を収容する「コンベンションセンター」(約5760平方メートル)が担う。
■人材や商品生み出す
四つの機能を一体化して提供することで、目指すのは「感性」と「技術」の融合による「新たな知的価値」の創造。ナレッジキャピタルが完成すれば、世界に羽ばたく「人材、ノウハウ、サービス、商品を生み出す環境がワンストップで整う」と話すのはナレッジキャピタルの企画運営会社「ナレッジ・キャピタル・マネジメント(KMO)」の高橋豊典・マネージングディレクターだ。
コンテンツを提供する専門家と一般の人との交流の場としての期待も集める。例えば、「The Lab.みんなで世界一研究所[project name]」は、企業や研究機関などに所属する専門家と来館した一般の人をつなぐ「コミュニケーター」を配置する。「グランフロント大阪」を散歩していれば、「世界的な科学者と主婦や学生が語らう場面を日常生活として見ることができるかもしれない」と高橋マネージングディレクター。
■未来のまちへ
「ナレッジキャピタル」を体感してもらうイベント「ナレッジキャピタルトライアル2011」が26日から28日まで、大阪市福島区の堂島リバーフォーラムやABCホールなど「ほたるまち」で開催される。入場無料。ロボット演劇・アンドロイド演劇、スイーツとウエディングのコラボによるファッションショー、ロボットによる塀づくりなど、楽しみながら最先端の技術に触れることができる多彩なコンテンツが用意されている。参加方法や問い合わせはKMOのホームページで。
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笑い届けて5周年 繁昌亭が「爆笑歌舞伎」
2011年8月21日
http://www.nnn.co.jp/dainichi/news/110821/20110821035.html
9月15日に開業5周年を迎える上方落語の定席、天満天神繁昌亭(大阪市北区天神橋2丁目)。同日行われる5周年記念公演では、例年好評を博している、落語家が演じる歌舞伎「爆笑歌舞伎」をはじめ、豪華な出演陣で節目を祝う。
趣向を凝らした公演をしようと一昨年から始めた爆笑歌舞伎。今年は勧進帳を題材にした「滑稽安宅の関」を演じる。一芸を披露しないと関所を通過できないという設定で、落語家が自慢の諸芸を披露する。武蔵坊弁慶を上方落語協会の桂三枝会長が、富樫左衛門を月亭八方さんが、源義経を林家染丸さんが演じる。
三枝会長は「5年はあっという間だった。お客さんの支えがあってこそやってこられた」と回顧。染丸さんは「所属事務所の枠を超えて活動できるようになったのは大きい。ここから新たなスターが誕生してくれれば」とさらなる期待を寄せる。
午前11時、午後2時半、同6時開演の3回公演で、爆笑歌舞伎は全回で上演する。順に、染丸さん、三枝さん、笑福亭鶴瓶さんがトリを務める。前売り2500円、当日3千円。問い合わせは繁昌亭窓口、電話06(6352)4874。
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大阪ええトコ再発見
コンペイトウ・プチ・ミュージアム堺
2011年8月21日
http://www.nnn.co.jp/dainichi/rensai/eetoko/110821/20110821042.html
“角”の秘密が明らかに
八尾市の菓子メーカー「大阪糖菓」が運営する「コンペイトウ・プチ・ミュージアム堺」(堺市堺区)は、ポルトガルから伝来したコンペイトーの歴史や、代名詞の「角」ができる仕組みを「見て、聞いて、作れる体験型空間」。大人には「懐かしい」、子どもには「新しい」と見学者が絶えない。
コンペイトーは、ポルトガルのお菓子の総称「コンフェイト」が語源。同ミュージアムは、コンペイトーの製造工程や南蛮文化を伝えようと2003年にオープンした。
一番人気の「こんぺいとう工房」は、コンペイトーの色付けと味付けを体験できる。黄や緑など五つの色とレモンやピーチなど九つの味から自由に選べ、好きな青色と夏らしいサイダー味をチョイス。専用の釜の中で回る真っ白なコンペイトーに色と味を付けた蜜を注ぎ、徐々に色づく「マイコンペイトー」。出来たてはとても柔らかく「シャリッ」と口の中で溶けた。
ところで、角はどうやってできるのか。コンペイトーは、一粒のグラニュー糖が芯になり、釜をゆっくりと回しながら蜜かけと乾燥を繰り返して大きくなるが、この過程で丸くなったグラニュー糖同士がぶつかると角ができるという。釜の傾斜や回転数も角の成長を左右する。角の数は最初50個ほどあるが、物理的な法則で最終的には24個前後に落ち着くというから不思議だ。
コンペイトーは1日1ミリしか大きくならず、「大輪」と呼ばれる直径1・5センチサイズのものは完成まで2週間もかかる。職人歴25年の同社統括部長、麻生直孝さん(59)は「子どもを育てるのと同じ。優しく、根気よく」と目を細めていた。
【メモ】 堺市堺区南島町4−148−12。南海線「七道駅」下車、西へ600メートル。「こんぺいとう工房」は1人800円(2歳以上)で予約が必要。問い合わせは072(282)2790へ。
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能面 表情豊か 豊中で新作展
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/osaka/news/20110821-OYT8T00826.htm
全国から寄せられた新作の能面を集めた「島熊山能面祭」が21日、豊中市緑丘の豊中不動尊で開かれ、大勢の愛好家が訪れた。
新作面の発掘や能面制作の技術向上が目的で5回目。「能楽師が舞いたくなるような能面・狂言面」をテーマに全国131人から計206面の応募があり、梅若玄祥さんや大槻文蔵さんら能楽師7人が審査した。
会場では応募者が能楽師に直接、どんな能面が舞台に映え、使いやすいかを聞くことができ、「彩色に工夫を」「まぶたで表情を出して」などのアドバイスを受けていた。
入賞作品約60点は26〜28日にエル・おおさか(大阪市中央区)、9月3〜5日に大阪(伊丹)空港でも展示される。観覧無料。
(2011年8月22日 読売新聞)
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"金の頭脳"争奪参戦 阪大、東大に挑戦状
2011年8月23日
http://www.sankei-kansai.com/2011/08/23/20110823-056859.php
世界の中高生が数学や物理などの科学分野で難問に挑む「国際科学オリンピック」をめぐり、出場した生徒の獲得競争が大学間で熱を帯びつつある。例年多くの出場者が入学する東京大に対し、大阪大は平成25年度入試から出場者の筆記試験を免除し、面接のみで合否を判定すると発表。大胆な優遇措置の導入で劣勢を挽回し、世界に通じる“金の卵”を獲得していく構えだ。
科学五輪出場者 25年度から筆記免除
「彼らはトップレベルの頭脳を持ち、自ら考え、解決する力を持っている。ぜひ、うちに来てほしい」。7月14日、記者会見に臨んだ阪大理学部の東島清・学部長は、こう力を込めた。
この日の会見で発表された25年度入試概要の目玉は、理、工、基礎工学部の計14学科で導入される「国際科学オリンピックAO入試」。
7分野ある国際科学五輪のうち、数学▽物理▽化学▽情報▽生物学▽地学―のいずれかに日本代表として出場した経験をもつ受験生については面接のみで合否判定を行い、初年度の授業料も無条件で免除とする“破格”の内容だ。
科学五輪出場者の獲得をめぐり、阪大の当面の最大のライバルとなるのは、国内の大学の頂点にある東大だ。
東大は特に科学五輪出場者への優遇措置をとっているわけではないが、出場者が在籍している高校の多くは、灘高(神戸市)、開成高(東京都)、筑波大学付属駒場高(同)といった全国でも指折りの進学校。“一芸”だけでなく総合的な学力も高く、科学五輪の中で出場枠が6人と最も多い数学分野の出場者の大半は、例年、東大に進学する傾向にあるという。これに対し、過去の科学五輪出場者で阪大に進学したのは1人だけだ。
東大に大きく水を開けられている現状について、阪大は「研究では決して東大に後れをとっているとは思っていない」としながらも、「大学名など種々の理由から、東大へ入学する学生は実際に多い」と劣勢を認める。だからこそ、「有利な条件を設定し、研究にも励める環境を用意した」という。
実際、ひと足早く20年度入試に科学五輪出場者への特別入試を導入した筑波大学には、東大には及ばないものの、物理や化学分野の出場者が進学するようになった。筑波大は「従来のペーパー入試だけで評価することの問題点も多い。学生の意欲を重視する体制を整えていきたい」としている。
阪大も、「意欲のある学生を獲得し、入学後の活動をサポートすることで、研究をリードする若者を育てていく環境に変えていきたい」と話している。
国際科学オリンピック 若者の科学的才能を伸ばすことを目的として、中高生を対象に毎年行われている国際的なコンテスト。最も歴史が長い国際数学オリンピックは1959年から開催。その後、物理、化学、情報、生物学、地理、地学も加わって計7分野で行われるようになった。各国は4〜6人の代表チームを選んで出場し、成績順に一定の割合で金、銀、銅のメダルが授与される。
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地学教諭の「星景写真」展26日から
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/osaka/news/20110823-OYT8T00041.htm
星空と地上の風景を同時に収めた「星景写真」の撮影を続けている大阪市立汎愛高校の地学教諭・佐々木隆さん(59)が、写真展「銀河浴の世界」を富士フイルムフォトサロン大阪(同市中央区)で26日から開く。
佐々木さんは子供の頃から天体観察を続け、現在も年間150日以上、天体写真の撮影に出かける。近年は「地球が宇宙の中に存在していることを実感できる」と、星空だけでなく山並みや花など地上の風景もとらえた「星景写真」をライフワークとして取り組む。
写真展では、射手座の銀河を背景に闇に浮かぶ又兵衛(またべえ)桜(奈良県宇陀市)=写真=など40点を展示する。
佐々木さんは「大宇宙の中の人間の小ささを写真から感じ取ってもらえれば」と話している。
9月1日まで。入場無料。午前10時〜午後7時(最終日は午後2時まで)。
(2011年8月23日 読売新聞)
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中央図書館で「災害」シンポジウム−東日本大震災の救援活動報告会も
http://namba.keizai.biz/headline/1951/
大阪市立中央図書館(大阪市西区北堀江4、TEL 06-6539-3326)5階大会議室で8月27日、シンポジウム「大阪発・明日の災害を考える 〜歴史から・現場から〜」が開催される。
同シンポジウムでは、東日本大震災の発生を受け、歴史に残る大阪の災害についての基調講演と、東日本大震災に派遣された隊員による活動報告会を行うもの。
「史料に見る大阪の大災害 〜安政の大津波など〜」と題する基調講演では、大阪市史編さん所長の堀田暁生さんが、同館に残る史料・資料を基に、現在も大正橋のたもとに石碑が残る、1854(安政元)年に起こった安政の大地震とその大津波、1885(明治18)年大水害など、大阪で起こった災害を解説する。
東日本大震災の救援・救助活動に関西から派遣された消防署・自衛隊・海上保安庁の隊員による活動報告会「東日本大震災・大津波の現場から」では、大阪市西消防署長の石井孝義さん、陸上自衛隊第36普通科連隊第5中隊長の石橋孝幸さん、第五管区海上保安本部警備救難部次長の黒石積さんが、現地での救援活動について報告する。
開催時間は14時〜16時。入場無料。定員は当日先着300人。
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>646
頭でっかちな理論屋ばかり集めても何の意味もない。
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>>649
人を妬むのは良くない事です。
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下町 1万枚撮ってん
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/osaka/news/20110824-OYT8T00066.htm
ほれた!人情てんこ盛り
大阪の下町に魅せられて写真撮影を続けているスイス人舞台芸術家、ヤン・ベッカーさん(39)(大阪市阿倍野区)が撮りためた“おっちゃん”や“おばちゃん”の作品が、来日約1年で約1万枚に上った。「人情いっぱいの人たちと、写真を通してコミュニケーションするのは本当に面白い」とベッカーさん。休日ごとにカメラを手に街に繰り出し、写真集「大阪物語」にまとめたいと考えている。(辻田秀樹)
ヨーロッパ各地で照明やコンピューターグラフィックスなど舞台芸術で活躍してきたベッカーさんは、浮世絵や日本映画に興味を持ち、2008年12月〜09年1月、初めて日本を旅行。大阪、京都などを回ったが、憧れていた古風な日本とは違う、大阪の下町にこれまで経験したことのない温かい印象を受けた。「多くの人が、外国人相手でも自然と話しかけてくれた」と振り返る。
6歳から趣味で続けてきた写真で、この下町を切り取りたいと同年5月に再訪。旅の途中、創作児童演劇を披露する「劇団キオ」(大阪市阿倍野区)のメンバーと出会った。話すうちにキオの舞台を手伝いたくなり、昨年4月から定住、舞台芸術家として働き出した。
一方で、下町への関心は高まるばかりだ。休日には一眼レフカメラを持って街を歩いて撮影。天下茶屋かいわいの立ち飲み屋や、友人が薦めてくれた十三の飲食店、鶴橋の魚類販売店などが好きで、よくシャッターを切っているという。
まだ十分に話せない日本語ながら、身ぶりや英語を交えて意思疎通。行きつけになった西成区の立ち飲み店には、「大阪の父」と慕う男性もいる。男性から日本のことや、おいしい酒の飲み方などを教わった。店先でグラス酒をかたむける姿にカメラを向けると、男性は自然な笑顔を見せてくれる。
ベッカーさんは「大好きになった大阪で出会った人たちを撮った楽しい写真を本にしたい。資金面などで支援してくれる人がいたら、うれしい」と話す。
問い合わせは劇団キオ(06・4398・1800)へ。
(2011年8月24日 読売新聞)
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サントリー地域文化賞:気仙沼の環境団体など5団体に
http://mainichi.jp/life/today/news/20110825k0000m040044000c.html
サントリー文化財団は24日、「第33回サントリー地域文化賞」の受賞者を発表した。東日本大震災で被災後も環境保全活動を続ける宮城県気仙沼市の「森は海の恋人運動」など5団体。また特別賞を、同じく被災地の岩手県陸前高田市の「全国太鼓フェスティバル」と福島県川俣町の音楽祭典「コスキン・エン・ハポン」の2団体が受賞した。
この他の地域文化賞の受賞者は次の通り。茨城県桜川市「真壁 伝統ともてなしのまちづくり」▽三重県多気町「県立相可(おうか)高校『調理クラブ』」▽大阪市「今宮戎 宝恵駕(ほえかご)行列」▽北九州市「福岡県立北九州高校『魚部(ぎょぶ)』」
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トイレットぺーパーに女子大生の視点キラリ
2011年08月24日
http://mytown.asahi.com/osaka/news.php?k_id=28000001108240003
近畿大学文芸学部芸術学科でデザインを学ぶ女子学生4人が開発に参加したトイレットペーパー「hanauta(ハナウタ)」が発売された。同大の産学連携プロジェクトの一環。「女性が持ち歩いても恥ずかしくない、かわいい商品を」との狙いでパッケージを花柄で埋め尽くすなど、学生ならではの斬新なアイデアで作られた。
家庭紙メーカーの西日本衛材(兵庫県たつの市)と同大4年生の森口亜紀子さん(22)、樋上万里子さん(21)、中山理佐さん(21)、川端茜さん(22)=写真、左から=の4人らによる開発チームは昨年5月に発足。4人は量販店の店頭で客のニーズを探ったり製造工場を見学したりして、約20種類のデザインを考案した。
中山さんによると、コストを抑え、製造するにあたって無理のないデザインを考え出すのに苦労したという。「お客さんや、一緒に商品を開発・製造する人たちの気持ちをすごく考えた。勉強になり、自信につながりました」
新商品は、パッケージが赤とピンク、緑と青の2種類の花柄。芯にはそれぞれハチミツ、バニラオレンジの香料を吹き付けた。「女性が鼻歌を歌いながら持ち運べるように」という願いと「花柄」をかけ、商品名を決めたという。7日には大阪市中央区で発売イベントがあり、4人は訪れた人たちに試供品を配った。
西日本衛材営業部の杉田歩美さん(30)は「女性ならでは、学生ならではの視点で作られた商品。当社の代表的な商品の一つにしたいです」と話していた。
商品は12個入りでオープン価格。関西や中国・四国の量販店などで販売されている。問い合わせは同社(0791・63・1181)へ。
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府内の2人入賞@第58回日本伝統工芸展
2011年08月24日
http://mytown.asahi.com/osaka/news.php?k_id=28000001108240002
第58回日本伝統工芸展(日本工芸会、朝日新聞社など主催)の入賞・入選者が24日付で発表され、府内から24人が入選した。このうち堺市の春木均夫さんの「木芯桐塑木目込(もくしんとうそきめこみ)『寝た子』」=写真上=がNHK会長賞、寝屋川市の塩坂栄子さんの「木芯桐塑紙貼(もくしんとうそかみばり)『朝稽古』」=写真下=が日本工芸会新人賞を受賞した。同展は10月12日から17日まで京都高島屋、19日から24日までJR大阪三越伊勢丹で開催される。
府内の入選者は次の通り。(敬称略)
【陶芸】中原幸治(大阪市)吉川光太郎(堺市)壼井義統(富田林市)古野勢児、古野幸治(阪南市)多賀井正夫(岬町)
【染織】今村妙子、武部由紀子(大阪市)小路美智(羽曳野市)
【金工】酒井博行、土堤内靖(大阪市)上田稔(忠岡町)
【木竹工】藤嵜一正(大阪市)田辺小竹(堺市)
【人形】春木均夫(堺市)藤田美智子(八尾市)柴田徳子(富田林市)塩坂栄子(寝屋川市)秋山信子、浅井秀子、小西朋子(河内長野市)
【諸工芸】中村佳睦、安田公子(大阪市)三木敏枝(豊中市)
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戦時徴用船の“最期”克明に 海の時空館で記録画展
2011年8月24日
http://www.nnn.co.jp/dainichi/news/110824/20110824023.html
太平洋戦争中に輸送船として使われた「戦時徴用船」の“最期”の姿を描いた「戦時徴用船遭難の記録画展」が大阪市住之江区のなにわの海の時空館で開かれている。魚雷攻撃を受けて炎に包まれる船の姿などが描かれ、戦争の悲惨さを伝えている。9月4日まで。
戦時徴用船は、戦局の悪化とともに攻撃対象となり、7千隻を超える船舶を失い、約6万人が犠牲になったとされる。
船舶画家の大久保一郎氏(1889〜1976)が、負傷生還した船員たちから状況を聞き取り忠実に描いた。戦争中は負け戦を暗示する絵を描くことはタブーとされ、一般の目に触れることはなかったが、1982年に発見修復され、歴史の証人としてよみがえった。
船尾を上げて沈みゆく関西丸や沈没寸前に日の丸を掲げる瑞穂丸のほか、サメと闘う漂流中の乗組員など油彩画37点を展示。非武装の病院船が空爆を受けて沈没する絵も並ぶ。
主催した日本殉職船員顕彰会の上野朝雄常務理事は「攻撃を受けた徴用船の写真はない。戦争を知らない世代に悲惨さを伝える唯一の手段です」と語り、来場した小林俊次さん(82)=同市中央区=は「実際にこんなにもやられているとは夢にも思わなかった」と話していた。
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珍しい貨幣に興味津々 造幣博物館特別展
2011年8月24日
http://www.nnn.co.jp/dainichi/news/110824/20110824022.html
大阪市北区天満1丁目の造幣局内にある造幣博物館で、特別展「江戸時代の珍しい収蔵品 手本金と玩賞貨幣」が開かれている。子どもたちに貨幣について興味を持ってもらう狙い。めったに見られない貨幣などが来場者の興味を誘っている。31日まで。
玩賞貨幣は元禄年間に古銭愛好趣味が流行した際に貨幣を模して造られたもので、手本金は江戸幕府が新たに貨幣を造る際の見本。期間中は土・日曜日も特別開館しており、勲章製造作業の一部である七宝の盛り付け作業を体験できる。
特別展の他に常設展(土・日・祝日、年末年始休館)もあり、地方自治法60周年記念カラーコインや天正菱大判などさまざまな貨幣が展示されている。
九州から里帰りして22日に家族や親戚5人と来館した森岡淳子さん(39)は「日ごろ使っているお金の知らないことがたくさん分かった」と満足した様子だった。
両展ともに、開館時間は午前9時〜午後4時45分(入館は同4時まで)で入館無料。問い合わせは、電話06(6351)8509、同博物館へ。
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「宝恵駕行列」選定 サントリー地域文化賞
2011年8月25日
http://www.nnn.co.jp/dainichi/news/110825/20110825026.html
地域文化の発展に貢献した個人・団体を顕彰する「サントリー地域文化賞」が24日、発表された。全国5地域の活動が受賞し、大阪府内からは「今宮戎(えびす) 宝恵駕(ほえかご)行列」が選ばれた。また、東日本大震災の被災地で地域文化活動を通じて復興を目指す2件の活動に特別賞が贈られた。
同賞は1979年に創設され、今年で33回目。音楽、伝統継承、コミュニティー活動などを対象とし、本年度の5件を含め、これまでに179件が受賞している。
江戸時代から続く大阪商人と花街の祭りだった宝恵駕行列は、今では今宮戎神社(大阪市浪速区)の新春を彩る「十日戎」で福娘らを載せてミナミのまちを練り歩く。戦後に花街の衰退に伴い一時途絶えたが、地元商店街が協力して保存会(現・宝恵駕振興会)を結成し復活。庶民の祭りとして定着させるとともに、商店街が団結して地域活性化に取り組む点が評価された。
大阪市北区のサントリー文化財団で行われた発表には、宝恵駕振興会実行委員会の野杁育郎前会長や同財団の山崎正和副理事長らが出席。
野杁前会長は「単に宝恵駕の継承ではなく、ミナミ全体の活性化や環境浄化のきっかけになった。大阪を代表する伝統行事にしていきたい」と受賞を喜び、山崎副理事長は「ミナミをにぎやかにしようという地域づくりの視点を持っている」と評価した。
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2011年8月25日
観光の仕事かっこいい 専門学校で小学生100人体験
http://www.sankei-kansai.com/2011/08/25/20110825-056925.php
子供たちがいろいろな仕事を体験する「ホスピタリティキッズパーク」が24日、大阪市西区の専門学校で開かれ、小学生約100人が電車運転士やキャビンアテンダントなどあこがれの職業に挑戦した。
企画したのは観光業界の人材を育成する「ホスピタリティツーリズム専門学校大阪・大阪ブライダル専門学校」。子供たちに職業体験を通して観光業界の仕事を体感してもらおうと、毎年夏休みに実施している。
子供たちはスカーフを首に巻いて機内サービスをしたり、ベルボーイの制服を着て接客をしたりして仕事の楽しさや大変さを学んだ。
バーテンダーに挑戦した大阪市城東区の小学3年、笹田陽太君(8)は「運転士と迷ったけど、かっこよかったのでバーテンダーにした。シェーカーを振るとき冷たかった」と話していた。
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「太陽の塔 第四の顔」再現、岡本太郎生誕100年記念
http://www.asahi.com/kansai/entertainment/news/OSK201108270034.html
1970年の大阪万博で岡本太郎(1911〜96年)が「太陽の顔」などと並んで制作した第四の顔が41年ぶりに出現――。閉幕後に行方不明となった「地底の太陽」が原寸大の立体パネルで再現され、27日から、大阪府吹田市の万博記念公園で公開されている。
地底の太陽は、太陽の塔南側の地下展示室にあった。金色の強化プラスチック製。人間の祈りや心の源を表し、直径3メートルの顔の左右に全長13メートルのコロナが伸びていた。太陽の塔の頂部にあり未来を象徴する「黄金の顔」(直径10.6メートル)、現在を象徴する胴体の「太陽の顔」(同11.5メートル)、過去を表す背面の「黒い太陽」(同8メートル)に続く四つ目の顔とされる。
しかし、閉幕後の混乱のなか兵庫県内で行方不明になり、日本万国博覧会記念機構が現在も探している。
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大阪文化祭賞:大阪コレギウム・ムジクム、グランプリに輝く /大阪
大阪文化祭賞:大阪コレギウム・ムジクム、グランプリに輝く /大阪
今年度の「大阪文化祭」(5〜6月、大阪府・大阪市・大阪21世紀協会主催)で優れた成果をあげた演者に贈られる「大阪文化祭賞」の贈呈式が26日、大阪市都島区の大阪市公館で行われた。
全体のグランプリに輝いたのは、室内オーケストラと合唱団からなる音楽団体「大阪コレギウム・ムジクム」。演奏会での「混声合唱のための『ラプソディー・イン・チカマツ』」が、近松門左衛門の辞世文などを生かした独創的な舞台として高く評価された。同団体の中橋陽子さんは「地に足をつけ、大阪の誇りとなるような活動を続けたい」と喜びの言葉を述べた。他の受賞者は次の通り。
【大阪文化祭賞】善竹隆司・善竹隆平(狂言)▽京山幸枝若(浪曲)【同奨励賞】吉田幸助(文楽・人形遣い)▽打打打団天鼓(だだだだんてんこ)(和太鼓グループ)▽井上綾乃(ピアノ)▽浦田恵子(声楽)【畑律江】
今年度の「大阪文化祭」(5〜6月、大阪府・大阪市・大阪21世紀協会主催)で優れた成果をあげた演者に贈られる「大阪文化祭賞」の贈呈式が26日、大阪市都島区の大阪市公館で行われた。
全体のグランプリに輝いたのは、室内オーケストラと合唱団からなる音楽団体「大阪コレギウム・ムジクム」。演奏会での「混声合唱のための『ラプソディー・イン・チカマツ』」が、近松門左衛門の辞世文などを生かした独創的な舞台として高く評価された。同団体の中橋陽子さんは「地に足をつけ、大阪の誇りとなるような活動を続けたい」と喜びの言葉を述べた。他の受賞者は次の通り。
【大阪文化祭賞】善竹隆司・善竹隆平(狂言)▽京山幸枝若(浪曲)【同奨励賞】吉田幸助(文楽・人形遣い)▽打打打団天鼓(だだだだんてんこ)(和太鼓グループ)▽井上綾乃(ピアノ)▽浦田恵子(声楽)【畑律江】
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大阪コレギウム・ムジクム受賞 大阪文化祭賞グランプリ
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/osaka/news/20110827-OYT8T00061.htm
府、大阪市、大阪21世紀協会は、今年度の大阪文化祭賞グランプリに、音楽団体「大阪コレギウム・ムジクム」を選び、26日、大阪市都島区の市公館で贈呈式を行った。
5、6月に府内で行われた同文化祭の参加公演55件について審査した。
大阪コレギウム・ムジクムは、室内オーケストラと合唱団で構成。今回は、劇作家の近松門左衛門を題材にした合唱曲を、踊りながら歌った独創性が高く評価された。贈呈式では、合唱団代表の中橋陽子さんが「最高の栄誉。地に足をつけ、大阪を土台に全国、世界に広がる活動をしていきたい」とあいさつし、ベートーベンの「第九」の一部などを披露した。
ほかの受賞者・団体は次の通り。(敬称略)
◇大阪文化祭賞▽善竹隆司(ぜんちく・たかし)・善竹隆平(りゅうへい)(狂言)▽二代目京山幸枝若(きょうやま・こうしわか)(浪曲)
◇奨励賞▽吉田幸助(こうすけ)(文楽)▽打打打団天鼓(だだだだんてんこ)(和太鼓)▽井上綾乃(ピアノ)▽浦田恵子(声楽)
(2011年8月27日 読売新聞)
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加美南中に知事賞 府合唱コンクール
2011年08月29日
http://mytown.asahi.com/osaka/news.php?k_id=28000001108290003
府合唱コンクール(府合唱連盟、朝日新聞社主催)が28日、貝塚市のコスモスシアター(市民文化会館)で開かれ、中学の部に13団体、高校の部に8団体が出場した。計10団体が金賞を受賞し、このうち中学混声は孔舎衙、中学同声は加美南(知事賞)、中百舌鳥、白鷺、桜台、高校Aは大阪信愛女学院(知事賞)、淀川工科、清教学園、高校Bは清水谷女声が府代表に決まった。9月23日に京都府の八幡市文化センターで開かれる関西合唱コンクールに出場する。
5年連続で関西大会出場を決めた孔舎衙。三澄幸子部長(15)は「女子だけでは代表はとれなかった。男子がうまくなってくれた」と、ソフトテニス部と兼任する男子部員14人をねぎらった。そのうえで「一人一人もっと上手になり、全国にいける金をとりたい」。
2004年創部の中百舌鳥は初めての府代表。部員から「すごく厳しい」と言われるという西岡未紗部長(15)は「お客さんから上手だったねと言われるのが一番うれしい。関西大会に向け、ビシバシやる。次はもっとのびやかに歌いたい」と意気込んだ。
4年連続府代表の大阪信愛女学院は、大会直前に伸び悩んだという。顧問の佐藤謙蔵教諭(44)からオーケストラ演奏を聴かせてもらい「人を楽しませる演奏を聴き、やる気が出た」と大庭千鶴部長(17)。「関西では、一人一人が歌う喜びを表現したい」
清教学園は4年ぶりの府代表となった。尾崎莉菜部長(17)は「課題曲で失敗してしまい、選ばれると思っていなかった。発表後みんなで泣きました」と大喜び。「経験が浅い部員が多くて不安だったが、気合を入れ直した。次は明るい表情で歌いたい」と話した。
ほかの結果は次の通り。
【中学混声】銀賞=天王寺
【中学同声】金賞=久米田▽銀賞=大淀、取石、山直▽銅賞=阪南、郷荘、南花台
【高校A(32人以下)】銀賞=清水谷混声▽銅賞=池田北、大阪学芸中等教育
【高校B(33人以上)】銀賞=関西創価
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2011年8月30日
【リポート大阪 2011】東日本大震災から大阪の防災を考える 大阪市大原口准教授に聞く
http://www.sankei-kansai.com/2011/08/30/20110830-057107.php
東日本大震災の発生からまもなく半年。進まない被災地の復興に、大津波被害の深刻さが改めて浮かびあがる。大阪でも「南海地震津波」がカウントダウンに入ったとされる。9月1日の「防災の日」を前に、震災の津波被害調査を行った大阪市立大大学院理学研究科の原口強准教授(地質工学)に、大津波の危険から生き抜くため、大阪で今すべきことを聞いた。(服部素子)
「被災地で、大阪の参考になるのは宮城県の石巻市です。河口付近に市街地が発達し、大阪と同じように沿岸部には港と工場地帯があり、土地が低く水路や運河が広がっています」
今回の地震では同市の海沿いの集落を高さ6〜8メートルの津波が襲い、川沿いに約5キロ奥の内陸部まで遡上(そじょう)、船が流され街を破壊した。国土交通省によると、同市の市街地のうち約7割が浸水。建造物の多くが全壊・流出した地域は1182ヘクタールにのぼった。
一方、大阪は―。南海地震が発生すると、まず震度6の大きな地震動が大阪を襲うとされる。市街地のいたるところで大規模な液状化が起こり、1時間半後、沿岸に津波が到達し、川や運河を遡上。港に停泊していたすべての船が流され、橋や堤防、水門を破壊する―と原口准教授はみる。
「津波は渋滞した多数の車も流し、大量のがれきを含んで街を破壊します。そして引き波が、がれきとともに人々も沖合へ一気に持ち去る。その後半日以上にわたって何度も津波が街を襲う。東日本大震災ではこれが現実となりました」
低地に市街地が広がる大阪で津波や水害から身を守るために何ができるのか。すぐにできることとして原口准教授は、自分の住む地域の地形や標高を「表示」として視覚化することを提案する。
◇
表示するのは、住まいの近くにある川の洪水時や大阪港の満潮の水位。行政が町内会やNPOなどに委託し、地域の大学や地元の小中高校生らも巻き込んで製作。だれもがわかるようなステッカーにして、すべての電柱に毎年の防災の日、住民の手で新しいものに張りかえる。町全体で取り組むことで、津波や豪雨、高潮などの際、どこに逃げればいいか住民が意識するようになる、というわけだ。
同時に、高層ビルのいくつかを「津波避難ビル」に決め、企業などが避難者を支援できるよう、水や食料などを備蓄する仕組みづくりも不可欠という。
「堤防や水門などハード面で守れるものには限界がある。自分や家族の命を守るには、居住地の地形を知る。そして防災訓練で災害の進展を適切にイメージできる能力を身につけること」と話す。
◇
原口准教授は、宮城県気仙沼市の要請を受け、3月下旬に気仙沼湾内の被害実態調査を行った。その後約2カ月をかけ、青森県から千葉県まで走行距離約8千キロに及ぶ現地踏査を実施。福島原発事故での立ち入り禁止区域以外の津波浸水域を明らかにし、現地の救援・復旧活動に活用されている。その調査結果をまとめた「東日本大震災津波詳細地図」が9月中旬出版される。
「浸水域を地図上で“面”として認識することで、東日本大震災の被害の甚大さがより分かる」と原口准教授は力を込めた。
南海地震
国の地震調査委員会によると南海地震の発生確率は平成23年1月1日を起点として30年以内が60%、50年以内が90%程度で、マグニチュードは8・4前後。東南海地震との同時発生で同8・5前後と評価。また中央防災会議によると大阪府域の震度は4〜6弱程度。津波の第一波は地震発生から60分〜120分で沿岸に到達すると想定されている。
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大学コンソーシアム大阪が無料公開講座
2011.9.3 02:19
http://sankei.jp.msn.com/region/news/110903/osk11090302200000-n1.htm
大学コンソーシアム大阪では、大阪経済法科大(八尾市)で12〜16日に開く無料公開講座「リスク社会と保険」の受講者を募集している。
授業時間は各日午前10時40分〜午後4時10分(2、3、4限)で、「リスクとリスクマネジメントの基礎知識」「保険の基礎知識」などをテーマに講義を行い、最終日に試験を実施する。講師は深瀬澄・同大学教授、八頭司彰久・同大学客員教授ほか。定員20人(先着順)。
申し込みは、9日までに同大学の深瀬教授((電)072・941・8211)。
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竹扇会書展:意欲作品、ずらり 大阪くらしの今昔館企画展示室で15〜19日 /大阪
http://mainichi.jp/area/osaka/news/20110902ddlk27040411000c.html
「第47回竹扇会書展」(毎日新聞社など後援)が15〜19日、大阪市北区天神橋6の大阪くらしの今昔館企画展示室(市立住まい情報センター8階、06・6462・1166)で開かれる。
毎日書道展名誉会員の小伏竹村・竹扇会会長の作品「飛羅倶(ひらく)」をはじめ、同審査会員の小伏小扇、萩原香扇、同会員の吹田紅扇、新堂葉扇、下村春香、松浦錦扇、有野〓扇の各氏ら約60人が「開く」をテーマに意欲作品を展示。推薦作家による大作展や篆(てん)刻(こく)作品展も併設する。入場無料。
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関西書道協会俊英展:意欲作品、ずらり 大阪・戎橋画廊で9〜14日 /大阪
http://mainichi.jp/area/osaka/news/20110902ddlk27040415000c.html
「関西書道協会俊英展」が9〜14日、大阪市中央区道頓堀1の戎橋画廊2階で開かれる。
毎日書道展審査会員の砂本杏花さんの作品「坂村真民のことば」をはじめ、同審査会員の田中梨梢、同会員の大西春雪、小出花雪、稗田花渓、山崎掃雪の各氏ら13人が「祈り」をテーマに14作品を紹介する。毎日新聞社後援。入場無料。問い合わせは事務局(072・265・5843)。
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墨墨社書作展:意欲作品、ずらり 大阪産業創造館で9〜11日 /大阪
http://mainichi.jp/area/osaka/news/20110902ddlk27040416000c.html
「第7回墨墨社書作展・併設 松本聖園喜寿展」が9〜11日、大阪市中央区本町1の大阪産業創造館3階で開かれる。
毎日書道展審査会員で墨墨社代表の向井三聖さんの作品「岩佐東一郎の詩」をはじめ、同会員の谷口草琴さんら49人が漢字、近代詩文書作品を中心に大作からはがきサイズまでの作品を展示。同会員の松本聖園さんは喜寿の記念に15作品を紹介する。毎日新聞社後援。入場無料。
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おもてなしテーマ 討論
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/osaka/news/20110903-OYT8T00062.htm
大手前短大60周年 北区で300人参加
大手前短期大(兵庫県伊丹市、福井有学長)の創立60周年記念フォーラムが2日、大阪市北区のリーガロイヤルホテルで開かれ、「おもてなし」をテーマにしたパネルディスカッションなどに、約300人が聞き入った。
次代を担う若者に求められる力について、全国のリゾート再生事業を手掛ける星野リゾートの星野佳路(よしはる)社長は「日本人ならではの謙遜文化や我慢強さは大切にしながらも、『このままでは日本が衰退してしまう』と奮起できるのは若い力だけ」と期待を込めた。
茶道・武者小路千家の15代家元後嗣、千宗屋(せんそうおく)さんは「日本が今後誇っていけるのは、価値観や文化といった無形のものだと思う。日本の良さを改めて真摯(しんし)に見つめ直す時期に来ている」。
タレントでエッセイストの岡部まりさんは「日本人は、しなやかで豊かな思いやりを持っている。それを形にできる若者が多く出てきてほしい」と訴えた。
(2011年9月3日 読売新聞)
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42年続く浪速高校美術部OBの作品展、天王寺の画廊で開催
http://abeno.keizai.biz/headline/169/
天王寺公園近くの茶臼山画廊(大阪市天王寺区茶臼山、TEL 06-7502-1055)で8月30日、浪速高校(住吉区)美術部OBの作品展「NACK42回展」が始まった。
同展は年1回開催され、42年続いている。今回は18人の絵画、陶芸などの作品約40点を展示。作者の年代は20代から70代と幅広い。
ポルトガル在住の画家・武本比登志さんや谷口英幸さんらの作品を展示する。
同部からは画家、漫画家などとして活躍している人が多いという。
会場ではOB同士が旧交を温める様子も見られる。
開催時間は12時〜19時(最終日は17時まで)。入場無料。9月4日まで。
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恩田雅和の日日是繁昌
創作落語アレンジの春駒
2011年9月3日
http://www.nnn.co.jp/dainichi/rensai/hibihanjo/110903/20110903045.html
来週の昼席は、浪速の爆笑王・笑福亭福笑が1週間トリをとる。また中トリは、桂枝女太とあやめが3日ずつ、文喬が8日の1日だけ務め、五代目桂文枝の直弟子たちが交互出演する。今日3日、明日4日と生國魂神社境内で上方落語家勢揃(ぞろ)いの彦八まつりが開催されるが、明後日からはまた関西唯一の定席繁昌亭で、熱演が繰り広げられることになる。
5日からの昼席で、今春還暦を迎えた桂春駒=写真=が通しで顔を見せる。桂春団治門に入ってこの12月で丸40年となるベテラン春駒は、一門ではやや異色の存在にみえる。その最たるところは、兄弟弟子が手掛けたことのなかった桂三枝の創作落語に挑んでいることであろう。
これまでに繁昌亭昼席では、「お忘れ物承り所」と「神様のご臨終」の三枝作2本をすでにかけているが、春駒が演じると、また違った噺(はなし)のように聞こえるのがおもしろい。春駒自身も「違って聞こえるように工夫している」そうで、新しいギャグを考えたり、サゲが分かりにくいなら「多少替えることもある」とのことだ。
これは三枝作のネタだけでなく、「鴻池の犬」や「代り目」などの古典落語にも施したことがあり、本人の言葉によると、古典の「デジタル化」であり、「リニューアル」なのだ。そのような観点から三枝作もほかに「良心」などいくつかを持ちネタにしていて、やがて繁昌亭でも披露してくれることだろう。
その桂三枝は、6日夜席の「創作落語の会」で「天王寺の母」をトリで発表する。この会は「自作ネタ下ろし」が原則で、中トリでは笑福亭福笑が原発を題材にした「大統領の陰謀」を初演する。
(天満天神繁昌亭 支配人)
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>>692
【5日〜11日の出演者】
■朝席(10時)■
10日=壱之輔、福丸、治門、咲之輔
11日=石松、鶴二、学光、鶴志
■昼席(13時)■
呂竹、三弥(6、11日染太、10日竹丸代演)、出丸(10日古今亭菊之丞、11日春雨代演)、マジック・ビックリ!ツカサ、団朝、枝女太(6、7、9日あやめ、8日文喬代演)、立体紙芝居・桂米平、春駒、喬楽、福笑
■夜席(18時半ほか)■
5日=三金、雀喜、生喬、遊方、あやめ、梅団治、他
6日=由瓶、枝會丸、あやめ、福笑、仁智、三枝
7日=ぽんぽ娘、そめすけ、団四郎、文福、福郎
8日=団姫、坊枝、狂言(森五六九、安東伸元、寺西将惺)、蝶六
9日=生寿、染雀、三象、鶴笑、文福、円笑
10日=佐ん吉、古今亭菊之丞、銀瓶
11日=雀太、出丸、雀三郎
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「咲くやこの花芸術祭」、今年も開催へ−桂南光さんらが会見
http://umeda.keizai.biz/headline/1140/
新進芸術家プロモート事業実行委員会は8月26日、これまでの「咲くやこの花賞」受賞者の公演やワークショップを体感できる「咲くやこの花芸術祭2011」を10月21日〜23日、大阪市中央公会堂、大阪市役所(大阪市北区中之島1)で開催すると発表した。
「咲くやこの花賞」は、将来の大阪を担う若手芸術家を対象に大阪市が表彰するもので、1983(昭和58)年に第1回を実施。「美術」「音楽」「演劇・舞踊」「大衆芸能」「文芸その他」の5部門で、140組以上が受賞してきた。
昨年から始まった「咲くやこの花芸術祭」は、「受賞者の豪華さはもちろん、身近に接するワークショップが特徴」(実行委員長の中川喜彦さん)で、今年はエリアを拡大し、大阪市中央公会堂全館、大阪市役所を使い多彩なプログラムを開催。21日は、大阪市立扇町総合高等学校吹奏楽部による市役所正面入口から中央公会堂までのオープニングパレードで始まり、オープニングコンサートでは「振り返るだけではなく、音楽で元気、力を与えるようなプログラムを構成した」と「レクイエム」をテーマに演奏を行う。
22日には、昨年好評を博した講談師・旭堂南海さんと中央公会堂の館内を巡る「公会堂五十三次 美のツボ探検ツアー」や、講談「岩本栄之助物語〜中央公会堂を作った男〜」を実施。クラシックバレエの法村圭緒さんとジャズピアニスト・松永貴志さんのコラボレーション、作家・有栖川有栖さんと文化プロデューサー・河内厚郎さんの対談なども。阪神・淡路大震災を経験し、定期的にボランティアに参加する松永さんは、被災地で出会った岩手県のシンガー・佐々木由香利さんともコラボレーションし、復興への思いを込めたプログラムを披露する。
23日には、バイオリニスト・幸田さと子さん、のこぎり奏者・サキタハヂメさん、ピアニスト・山下憲治さんによる、乳幼児でも入場できるコンサート「こどもも おとなも 楽しいおんがく」などを行い、笑福亭たまさん、桂歌之助さん、旭堂南海さん、桂南光さんによる「咲くやこの花寄席」で締めくくる。
期間中、松永さんが中高生にジャズを教える「中高生のためのジャズ」、日本舞踊や素浄瑠璃、落語などのワークショップ、若手作家・金氏徹平さん、伊藤存さん、パラモデルによるアート・トークセッション、森村泰昌さん、ヤノベケンジさん、束芋さんらによる「『大阪観考』のススメ」スペシャルトークなども実施。ロビーや野外ステージでは随時、ミニコンサートも開かれる。
会見に出席した大トリを務める桂南光さんは「若いときにこの賞をもらって励みになった」と振り返り、サキタハヂメさんは「ミュージシャンなのに大衆芸能での受賞で、『横山ホットブラザーズさんと間違えられてしまう』と、そこから音楽を頑張った。今はオーケストラとの共演やCDも出すことができ、いろいろなきっかけをもらったのがこの賞」と会場を沸かせた。クラシックバレエの法村圭緒さんは「日本を代表する著名な方と名前を並べさせてもらえてうれしい。松永さんとのコラボは、まだ会っていないがなんとなくイメージができている。楽しみにしてほしい」などとそれぞれ同賞への思いを話した。昨年は6000人が入場、今年は1万人の入場を目指す。
チケットは、一般前売り=500円〜1,500円(プログラムにより異なる)。ワークショップ=各500円。問い合わせは同祭事務局(TEL 06-6377-6031)まで。
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旧ソ連の核実験場を写真で紹介@スカイビル
2011年09月02日
http://mytown.asahi.com/osaka/news.php?k_id=28000001109020002
旧ソ連時代の1949年から約40年間使用されたカザフスタン・セミパラチンスク核実験場の写真などを展示した「核実験に反対する国際デー」記念写真展が、大阪市北区の梅田スカイビルで開かれている。
国連が2009年に定めた「核実験に反対する国際デー」の8月29日に合わせ、在大阪カザフスタン共和国名誉領事館が開いた。核実験でできた「原子の湖」や、186本のトンネルを掘って作った地下核実験場の写真などを25枚のパネルで展示している。
同国大使館によると、セミパラチンスク核実験場は1991年に閉鎖されるまで42年間で約450回の核実験が繰り返され、周辺住民に深刻な放射線被害を及ぼした。兵庫県尼崎市の主婦鈴木和美さん(66)は展示を見て「子どものころ、テレビで見た核実験は遠い国のことだったけど、今は日本の状況と重なる。狭い日本の国土を汚染するのは絶対だめ」と力を込めた。
5日まで。問い合わせは同領事館(06・6130・2106)へ。
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大阪ええトコ再発見
大阪狭山市文化会館
2011年9月4日
http://www.nnn.co.jp/dainichi/rensai/eetoko/110904/20110904021.html
地元密着運営ドラマも
年間延べ約24万人が利用する大阪狭山市文化会館(SAYAKAホール)。ガラス張りのスタイリッシュな外観と、充実した多目的ホールで地域の拠点施設になっている。
敷地面積は8480平方メートルで、延べ床面積は1万3618平方メートル。鉄筋コンクリート造り、地上4階地下1階の建物で、1994年にオープンした。
演劇などに適した大ホールは1208席、音楽などに合った小ホールは368席を備え、ほかにも多彩なスペースを用意。舞台や音楽、映画などの各種イベントが実施され、劇団四季らによる定番公演は根強い人気を誇る。
プロと地元団体などによる地域参加型事業も展開。住民らが足を運びやすい企画も展開する。
地元密着の運営の中でさまざまなドラマも生まれる。今年4月には、米音楽界で最高の栄誉とされるグラミー賞の受賞作品に参加した同市出身の琴演奏家、松山夕貴子さんが凱旋(がいせん)コンサートを実施。立ち見がでるほどの市民が集まり、松山さんは「感謝の思いでいっぱい」と目に涙を浮かべながら語った。
大阪狭山市文化振興事業団が管理運営。担当者は「さまざまな催しや、目的に応じたホールがあるので利用してほしい」と呼び掛けている。
(おわり)
【メモ】大阪府大阪狭山市狭山1の875の1。南海高野線大阪狭山市駅から徒歩5分。開館時間は午前9時〜午後10時。火曜休館。問い合わせは電話072(365)8700、同館へ。
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若手芸術家の傑作集結 咲くやこの花芸術祭
2011年9月4日
http://www.nnn.co.jp/dainichi/news/110904/20110904014.html
将来の大阪文化を担う若手芸術家に対して大阪市が贈呈している「咲くやこの花賞」の成果を生かそうと、同賞受賞者を集め、多彩な芸術を3日間にわたって楽しめるイベント「咲くやこの花芸術祭2011」が今年も10月21日から23日までの3日間、大阪市中央公会堂や大阪市役所など、大阪市北区の中之島エリアを中心に行われる。
大阪市が1983年度から、40歳以下の若手芸術家に対し「美術」「音楽」「演劇・舞踊」「大衆芸能」「文芸その他」の5部門で贈呈している同賞。これまでの受賞者は140組にのぼり、国内外で活躍するアーティストも多いが、その「財産」を生かし切れていなかった。
そこで、昨年初めて、受賞者を集め、質の高い芸術文化を気軽に鑑賞する機会を市民に提供しようと同祭を企画。主催の新進芸術家プロモート事業実行委員会(大阪市、経済団体等で構成)によると、「公演内容のイメージがわきにくかったためか残席もあったが、総入場者数は6千人で、初回にしてはにぎわいを見せた」と言い、「今年は1万人を動員したい」と意気込む。
2回目となる今年は、クラシック音楽やジャズのコンサート、バレエ公演、舞踊と歌劇のコラボレーション、作家対談といった14公演を実施。また、出演者によるワークショップや中央公会堂探索ツアーなど6講座を開講する。
「大阪を代表する歴史的建築物である中央公会堂をもっと知ってもらいたい」という目的で昨年行われ好評を博した、中央公会堂の歴史を語り継ぐ講談「岩本栄之助物語〜中央公会堂を作った男〜」を今年も旭堂南海さんが披露(22日午前11時半)。また、バレエダンサーの法村圭緒さんによる「法村圭緒 華麗なるバレエの世界〜ソロを踊る〜」(22日午後1時半)は、ジャズピアニストの松永貴志さんが競演。
のこぎり音楽家として知られるサキタハヂメさんは、地歌・筝曲の菊央雄司さんと二人会「のこぎりと邦楽の音の交叉点」(23日午後4時)と題した異色のコラボ公演を行うなど、一流の芸術家による夢の組み合わせも実現する。
「咲くやこの花寄席」(23日午後5時半)で大トリを務める落語家、桂南光さんは「大阪という大好きな街から、こんな賞があると発信し、芸術家が世界へ羽ばたく。受賞者も大阪のためにもっとたくさん集まり、さらに長い会期でできるようになれば」と呼び掛ける。
問い合わせは電話06(6377)6031、同委員会事務局へ。
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街中に響く美しい音色 大阪クラシック始まる
2011年9月5日
http://www.nnn.co.jp/dainichi/news/110905/20110905021.html
御堂筋や中之島周辺のオフィスビルロビーやカフェなどで連日クラシック演奏を繰り広げる「大阪クラシック〜街にあふれる音楽〜」が4日、始まった。初日は6会場で13の公演が繰り広げられ、市民らがうっとりと聴き入った。10日まで。
気軽に音楽に親しんでもらい、にぎわいを創出しようと、大阪フィルハーモニー交響楽団や大阪市などでつくる実行委員会が2006年から毎年実施。同楽団の大植英次音楽監督がプロデュース。昨年は延べ入場者数約5万人を数えた。
ことしは梅田阪急ビルオフィスタワースカイロビーや本町ガーデンシティなど6会場が新たに加わり、全28会場で計83公演(無料70、有料13)が予定されている。
オープニング公演は中央区北浜4丁目の三菱東京UFJ銀行大阪東銀ビルであり、大植監督指揮、大阪フィルと大阪音楽大、相愛学園による合同オーケストラが演奏。午前8時半の整理券配布に4時間前から並ぶ人もいたという。
オーケストラは立ち見を含む800人の来場者を前に、ベートーベンの「運命」などアンコール曲を含め4曲を披露。来場者は最後は総立ちに手拍子と、大盛り上がりだった。
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2011年9月 6日
「オオサカプリ」スカラシップ受賞 京都の西口さん 露へバレエ留学
http://www.sankei-kansai.com/2011/09/06/20110906-057350.php
大阪市とロシア・サンクトペテルブルク市の姉妹都市親善事業の一環として今年3月に大阪国際会議場で開かれた「オオサカプリ第12回クラシックバレエ・コンクール」(産経新聞社など主催)で、スカラシップを受賞した京都府宇治市の西口瑠美さん(16)が6日、ロシアでの1年間のバレエ留学のため、サンクトペテルブルク市に向けて出発する。
出発を前に西口さんは「今は早くバレエの本場の空気を味わいたい気持ちでいっぱい。少し不安な語学も多くの友達を作って克服したい」と心境を語った。
オオサカプリクラシックバレエ・コンクールは、世界にはばたく若者の育成を目指し、毎年春に開催。次回大会は同会議場で来年2月18、19日と3月10、11日の4日間の日程で開かれる。問い合わせは、同コンクール事務局(電話06・6633・6849)。
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2011年9月 6日
プロ野球チケット「いくらがいい?」経済学ぶ摂南大生、球場で調査
http://www.sankei-kansai.com/2011/09/06/20110906-057349.php
プロ野球オリックスバファローズの球団経営を通して経済の仕組みを学んでいる摂南大(大阪府寝屋川市)の経済学部の学生たちが、プロ野球公式戦「オリックス―日本ハム」戦が行われた京セラドーム大阪球場で、観戦チケットの価格設定などに関するアンケートを実施した。学生たちは熱戦に見入る観客に声をかけては、調査への協力を求めていた。
「プロ野球の観戦チケットの価格はいくらが望ましいのか」。観客の“生”の声を参考にして、その答えを導き出すのがねらい。経済学部の学生ら21人が、アンケート用紙を約5千部用意し、観戦に訪れた家族連れやグループなどに手渡していた。
学生たちは調査内容を9月中に集計し、10月8日に球団幹部らの前で行われる単位認定試験を兼ねたプレゼンテーションに臨む。
調査を行った経済学部2年の米倉史章さん(20)は「対面で得た貴重な意見を、ぜひ発表で生かしていきたい」と話していた。
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「街道をゆく」彩る挿絵原画
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/osaka/news/20110906-OYT8T00065.htm
須田剋太さん 111点展示 守口
作家・司馬遼太郎さん(1923〜96年)の紀行文集の挿絵に使われた原画を紹介する「須田剋太『街道をゆく』挿絵原画展―近畿の名所」が守口市現代南画美術館(守口市大宮通)で開かれている。19日まで。
司馬さんが1945年頃から十数年、同市に在住していたことから、同美術館が企画。司馬さんの取材旅行に同行し、挿絵を描いた洋画家・須田剋太さん(1906〜90年)の原画1858点のうち、近畿地方の風景や建築を描いた111点を展示している。
京都の禅寺の威容を荒々しい線で描いた「大徳寺山門」や、黒い山を背景に赤や黄、銀色の紙を貼って神戸の夜景を表現した「ポートピアホテルより」など独特の作風の絵が並ぶ。引き締まった表情が特徴の「阿修羅」に見入っていた門真市の自治会役員石井亀市さん(70)は「素朴で、どこか懐かしいような雰囲気が魅力」と話していた。
月曜休館(19日は開館)。大人300円、高校・大学生200円、小中学生100円。問い合わせは同美術館(06・6998・7570)。
(2011年9月6日 読売新聞)
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サイパン島戦争遺跡の写真展 10日まで
2011年09月09日
http://mytown.asahi.com/osaka/news.php?k_id=28000001109090002
太平洋戦争で多くの日本兵と在留邦人が犠牲になったサイパン島(米自治領)の戦争遺跡をテーマにした写真展が、大阪市中央区瓦町3丁目の「平岡珈琲(コーヒー)店」で開かれている。
日本人が投身自殺した島北端の岬「バンザイ・クリフ」や野戦病院跡などの約20枚を展示している。奈良県川上村迫の団体職員栗山美和さん(33)が昨年2月から今年7月にかけて現地を訪れ、カメラに収めた。
栗山さんは、サイパン島で高射砲部隊に所属していた祖父寅三さん(90)から2年前、当時の悲惨な体験を詳しく聞き「自分の目で確かめたい」と島を訪れるようになった。寅三さんが自決しようとしたときに岬付近で見たという赤い色の美しい花「フレームツリー」も撮影した。栗山さんは「日本を命がけで守ってくれた人たちがいたことを伝えたい」と話している。
10日まで。問い合わせは平岡珈琲店(06・6231・6020)へ。
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ランチパックオムライス風:大阪芸大学生考案 山崎製パン、来月限定販売 /大阪
http://mainichi.jp/area/osaka/news/20110909ddlk27100337000c.html
山崎製パンが大阪芸術大学(河南町東山)にコラボレーションを提案し、産学協同で企画した「ランチパックオムライス風」が10月1〜31日の期間限定で販売される。同大学の学生らが8日、発表した。パンにケチャップライスと卵を挟んだ商品で、学生6人が具材やパッケージ、プロモーションなどの案を出し合った。【宮武祐希】
「ランチパック」は山崎製パンが84年から発売。食パンにさまざまな具材を詰めている。現在では約70種類をそろえ、B級グルメの「富士宮やきそば風」など、多彩な味を手軽に素早く味わえるとサラリーマンなどに人気だ。今回は「芸大生らしさ」をテーマに「今までにない具材を挟もう」と会議や試食を重ね、カレー、チャーハンなどの候補の中から色合いの良さでオムライスを選んだ。
開発に参加した大森美季さん(4年)らは「試食を繰り返し、どんな具材のものよりも味に自信があります。ぜひ一度試してみてください」と自信にあふれた笑みでPRした。1袋2個入りで160円。近畿2府4県と三重県の一部のコンビニエンスストアなどで販売する。
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2011年9月 9日
都山流尺八演奏会に小中学生50人を招待
http://www.sankei-kansai.com/2011/09/09/20110909-057525.php
大阪で発祥した国内最大の尺八流派「都山(とざん)流尺八楽会」の府支部第43回定期演奏会(産経新聞社後援)が25日、大阪市淀川区のメルパルクホールで開かれる。
会員をはじめ、各種コンクール入賞者、箏(こと)や三弦などの和楽器奏者ら約500人が全28曲を披露する。
府支部は、日本伝統文化の一つである邦楽に親しんでもらおうと、府内の小・中学生50人を演奏会に招待する。希望者ははがきに、郵便番号、住所、氏名、年齢、電話番号を記入し、〒567−0887 茨木市西中条町8の19、檜山佳山さんへ。
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■私の部屋を生中継中です(笑) → http://bit.ly/pIYPXh
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「ピースおおさか」リニューアル検討 「府民感覚」展示に反映
2011年9月13日
http://www.sankei-kansai.com/2011/09/13/20110913-057659.php
戦争と平和の調査研究と展示を目的に、大阪府と大阪市が出資して設立した施設「大阪国際平和センター」(ピースおおさか)=大阪市中央区=が、平成3年の開館以来初めて、展示の大幅リニューアルを検討していることが13日、分かった。同施設は自虐史観に基づく展示だとして批判の声も出ていたが、橋下徹知事は「議会での議論を通じ府民の意思を反映すべきだ」と9月府議会での議論を指示。公共施設の歴史展示のあり方について、議会での議論を首長が促すのは異例だ。
維新議員団 午後視察へ
知事が代表を務める地域政党「大阪維新の会」の府議と大阪市議らは同日午後、合同でピースおおさかを視察する。ピースおおさかの現在の展示は「A 大阪空襲と人々の生活」「B 15年戦争」「C 平和の希求」の3部構成で、来館者は6〜7割が小中学生や高校生。主に課外学習に利用されている。B展示では、中国大陸や朝鮮半島で旧日本軍が行った加害行為について、ナチスのアウシュビッツ強制収容所とともに展示、解説している。府人権室は「自国の加害の歴史に正面から向き合っていると評価を得てきた」とするが、南京事件などの加害行為には、さまざまな見解があり「展示内容は一方的」という批判も寄せられている。
リニューアルでは、子供が理解しやすいよう、難解な表現を平易に改めるなどの変更を検討。学習指導要領に準拠し、学校での勉強を復習したり、理解を深めたりできる展示を目指す。実物大の防空壕(ごう)など体験型展示の増設も検討。来年の2月府議会に予算案を提出し、25年4月にリニューアルオープンしたい考えだ。
一方、維新は、リニューアルを前に府議団と大阪市議団で議論して意見を集約することを決定。維新府議団の一人は「税金が投入された施設にもかかわらず、自虐史観に基づいた展示になっており、内容に踏み込んで見直すべきだ」と話した。産経新聞の取材に橋下知事は「公金が入る以上、(リニューアルの内容を)ピースおおさかだけに任せず、議会でチェックするのは当然」と話している。
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歴史論争にならない
著書『博物館の歴史』(法政大学出版局)で平成22年度全日本博物館学会賞を受賞した高橋雄造氏の話「公共の展示施設は歴史的にみて、設置母体の正当性を主張する政治的な存在であり続けてきた。府議会での議論は政治闘争になり、純粋な歴史論争にはならないだろう。戦後60年余りが経過し、戦争の記憶が薄れていくなか、(リニューアルにより)世間の注目を集めることで、新たな史実を発掘するきっかけとなることを期待したい」
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議会での議論は良いこと
日中歴史共同研究近現代史分科会で委員を務めた坂元一哉大阪大教授(国際政治学・外交史)の話「どうすれば子供に分かりやすい展示になるか―というような展示手法を、府議会で議論されるのは良いと思う。多様な歴史観がある状況を、客観的に説明する展示になれば面白い。ただ近現代史は学術的に整理されていない部分が多いので、歴史の内容について踏み込んだ議論をするのは、専門家に任せるべきだ」
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南画協会展200点出品
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/osaka/news/20110914-OYT8T00044.htm
きょうから
第27回現代南画協会展(読売新聞社など後援)が14〜19日、大阪市天王寺区の市立美術館で開かれる。墨の濃淡を生かして風景や人物を描いた約200点を展示する。入場料は一般500円、高校生以下無料。主な入賞者は次のみなさん。
▽現代南画協会賞 岡本はるみ(交野市)▽府知事賞 小林朝雄(堺市)▽府市長会会長賞 甲村月華(奈良県香芝市)▽大阪市長賞 水野義則(大阪市)▽守口市長賞 山田滋子(兵庫県芦屋市)▽府教委賞 吉岡初美(交野市)▽大阪市教委委員長賞 芦田恵子(高槻市)▽読売新聞大阪本社賞 野口抱英(堺市)▽読売テレビ賞 石川圭一(八尾市)
(2011年9月14日 読売新聞)
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経済・経営球場で学習
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/osaka/news/20110913-OYT8T00061.htm
摂南大 プロ野球球団と提携授業
摂南大学経済学部(寝屋川市)が、プロ野球オリックス・バファローズと共同で、球団経営を例に経済学の理論を教える「ベースボールエコノミックス」というユニークな授業を行っている。教育機関とプロ野球球団による授業で、単位を取得できるのは全国で初めてという。学生たちは球場で入場券の価格について観客にアンケートを実施。摂南大は「経済学は理論を学ぶ座学が中心になりがちだが、経済社会の動きを学生が体験できる機会になる」としている。(斎藤剛)
4日、オリックス・バファローズと北海道日本ハムファイターズの公式戦があった京セラドーム大阪(大阪市西区)。同大学で「ベースボールエコノミックス」を受講する2年生約20人が試合前に観客席などを巡り、「調査にご協力ください」と声を掛けて回った。
外野自由席は1700円、内野自由席は2400円で、アンケートには「次回来場する際はいくらまで支払う意思があるか」などの質問が12項目並ぶ。価格を下げれば需要がどの程度の割合で増えるのかを調べるのが目的だ。約2時間で約2000人から回答を集めた。
参加した江夏(こうか)美保子さん(20)は「価格をどれぐらい下げればお客さんが増えることになるのか、興味がある」。福原俊文さん(19)は「今までアンケートをした経験がなかった。大学外での活動が新鮮」と話した。
◇
経済学部は2010年度に開設され、主に観光や地域の経済などを研究する。知的資源を地域貢献に結びつけたいという大学側と、地域に密着し、ファン目線を重視したいとする球団側の思いが一致し、今年3月に両者で教育に関する協定を結んだ。
7月には、講義が計4回あり、球団事業本部の三上尚弘部長が経営状況などについて説明。球団には入場券、グッズ・飲食販売、スポンサー広告、放映権の4大収入があるとし、「中でも、入場券販売は球団の成績に大きく左右される。試合で勝ち続ければ入場者は増えていく」などと語った。
三上本部長は「学生には阪神ファンが多いようだが、授業を通してオリックス・バファローズにも関心を持ってもらうきっかけになれば」と期待している。
◇
授業では今後、学生たちが3班に分かれ、集計されたアンケート結果から傾向をまとめ、来月、価格などについての考えを球団側に提案する。
指導する持永政人教授は「アンケートでは値頃感について聞いており、価格についてのおもしろい提言を球団にしていきたい」と話す。今年度の授業は2年生だけが対象だが、来年度は3年生にも広げ、プロ野球ビジネスを題材にした実地調査を行う予定だ。
(2011年9月13日 読売新聞)
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エコ資格者を育成、ベトナムで成果 大学唯一の大阪府立大
2011.9.14 14:28
http://sankei.jp.msn.com/region/news/110914/osk11091414400012-n1.htm
http://sankei.jp.msn.com/region/news/110914/osk11091414400012-n2.htm
大阪府立大が、新設される環境問題の専門資格「カーボンマネジャー」の育成機関に大学として唯一選ばれた。ベトナムの世界遺産、ハロン湾の水質浄化に協力するなど環境に関する研究・教育活動の成果が認められた。
カーボンマネジャーは、省エネや温室効果ガスの排出抑制に関する専門知識や技術を客観的に評価し、市場の拡大が期待される環境ビジネスで活躍できる人材育成を目指す制度。内閣府が実践キャリア・アップ戦略の一つとして新設するもので、今秋から実証事業を開始し、来年度以降に導入される予定だ。
知識や技術によって、地域や家庭で助言を行えるものから、有料で高度なサービスを提供、海外で活躍できるものまで7つのレベルが設けられる。
育成機関(事業主体)として全国で7つの団体が選ばれたが、府立大を除く6団体はこの分野を専門とする関東の社団法人や企業。府立大は大学で唯一、西日本で唯一の事業主体に決まった。
府立大は環境学に力を入れ、大学院生を対象にした国際環境活動プログラムでは、ベトナム・ハロン湾の環境改善に取り組んでいる。湾は切り立った奇岩と緑色の海面が美しく、世界遺産に登録されているものの、観光開発などで水質の悪化が進む。府立大の環境改善プロジェクトは、国際協力機構の支援を受けた3カ年計画で、今年8月に地元と協力して5千本のマングローブを植樹したほか、9月には現地で水質調査や環境教育などを行う。
府立大が育成するカーボンマネジャーは比較的初歩のレベル2。企業や自治体などから11人の応募があり研修を開始した。講義のほか連携する堺市の関連企業で体験実習も計画している。
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岸和田市立産業高:高校生が食べたいメニュー開発 近畿のコンビニで限定販売 /大阪
http://mainichi.jp/area/osaka/news/20110914ddlk27100328000c.html
◇アイデアいっぱい 弁当など3品、26日まで
高校生のアイデアが詰まった食品いかが? 岸和田市立産業高校(同市別所町)の生徒たちがメニュー開発に携わった弁当やパン3品が、大手コンビニチェーン「ローソン」の近畿2府4県の1900店舗で、26日までの期間限定で販売中。生徒による商品発表会が12日、同校であり、野口聖市長らが参加して試食した。
3品はこんな−−。「ごっつう! まんぷくDON!」(498円、販売予定20万食)は、ご飯の上に、焼き肉、卵焼き、カレーなどをたっぷり載せたボリュームたっぷりの丼。大阪産ブドウジャムを使ったパン「ブドウジャム&ホイップクリームROLL」(130円、同40万本)は米粉を使ったあっさりした仕上がりで、おやつにもぴったり。さらに、微炭酸のスポーツ飲料「元気DEスポドリ」(155円、同5万本)は、クラブ活動の後などに疲れが取れるよう甘めに仕上げた。
NHKの連ドラ「カーネーション」の放映を前に、市とローソンが企画。同高家庭科部の生徒ら16人が「高校生が食べたいメニュー」をコンセプトにミーティングを重ね、ローソン側に提案した。
発表会では同校情報科2年、屋名池崇志(たかゆき)さん(17)が「自分たちが考えた商品が店頭に並ぶことになり、どきどきしています」とあいさつ。野口市長は「私はよく食べる方ですが、量も多く、味も良かった」と感想を話した。【山田泰正】
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御堂筋でデザインイベント 「赤い服」騒動で注目
2011.9.12 21:30
http://sankei.jp.msn.com/region/news/110912/osk11091222100003-n1.htm
http://sankei.jp.msn.com/region/news/110912/osk11091222100003-n2.htm
大阪のメーンストリート・御堂筋を舞台にしたデザインイベント「御堂筋デザインストリート2011」が12日、8日間の日程で開幕した。御堂筋の管理が来年度、国から大阪市に移管されることが決まり、彫刻群の「赤い服」騒動などで御堂筋に注目が集まる中、市などが初めて企画した。デザイン専門学校生やショップ店員から公募した衣装作品への人気投票を呼びかけており、18日に市役所内で開催するファッションショーで結果を公表、“大阪スタイル”の最優秀作品を決定する。
市は御堂筋の国からの移管方針が8月に決定したことなどを受け、デザインを通じた御堂筋のブランド力強化に乗り出しており、クリエーターや学識経験者などでつくる協議会を設置。今回のデザインイベントも初めて企画した。
7月に御堂筋の彫刻群で突然、赤い服が着せられた騒動では、芸術家集団による“同時多発犯行”説なども浮上。平松邦夫市長は「何か表現したいという意思を感じるほど丁寧。御堂筋デザインストリートに協力していただくような動きにつながれば」と参加を呼びかけていた。
いまも“犯人”は名乗り出ていないが、市はイベントを若手デザイナーを育てる起爆剤と位置づけている。市や大阪商工会議所などでつくる実行委員会はイベントの期間中、プロのファッション・クリエーターやショップ店員、専門学校生がデザインの技能を競う「OSAKA STYLING EXPO 2011」を実施する。
衣装を対象にしたファッション部門では、6〜7月に公募し、書類選考などを通過した40作品を実行委のホームページで公開している。17日までネットなどを通じ、「大阪的なファッション」を選ぶ人気投票を呼びかけている。
18日には市役所1階の正面玄関ホールを舞台に、40作品をプロのモデルが着こなして一堂に披露するファッションショーも開催。人気モデルの加藤夏希さんも登場予定で、人気投票の結果が公表される。
実行委は投票結果をファッション業界などにも提案し、「御堂筋発」のファッションとして情報発信していく。
実行委は「イベントを将来的には『御堂筋コレクション』のような形で世界的に有名なファッションイベントに発展させたい」と期待をこめる。
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>>712
これはねー、この戦中戦後の歴史っていうのは、
社会科の教員を目指す身としては何とも扱いにくいテーマなんですよ。
私が生徒の時代(といっても10年ほど前ですが)でも、
歴史の授業は言っても大正デモクラシー、短ければ江戸時代末期か明治維新くらいで終わって、
公民の授業は現代だけか、せいぜい高度成長時代くらいから始まるので、
第2次大戦が扱われることはありませんでしたし。
まさに「触らぬ神にたたりなし」な状態です。
そんな中での、今回の国際平和センターのリニューアルですから、
これはどのように変わってもいろんな議論を巻き起こすでしょうね・・・
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歴史は立場や考え方でどんな風にも考えられるからね
同じ事でも右翼的にも左翼的にも捉えることができる
だから両論併記がいいんだけどね
日本の場合は左翼的なものが多いみたいだけど
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>>719
大手マスコミからして左翼っぽいから困り者ですがね。
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2011年9月15日
繁昌亭5周年 三枝さんら式典
http://www.sankei-kansai.com/2011/09/15/20110915-057777.php
上方落語の定席「天満天神繁昌亭」(大阪市北区)の開設5周年の記念式典が15日、同正面玄関前で行われ、上方落語協会会長の桂三枝さんや、地元の天神橋筋商店街の関係者らが鏡開きをして祝った=写真。
繁昌亭は、上方落語60年ぶりの定席として平成18年9月にオープン。落語ブームにも乗り、今年8月末現在で総入場者数75万人を突破するなど、上方落語界の顔としてだけでなく、大阪の新名所として定着した。
式典の後、記念特別公演を朝、昼、夕の3回開催。林家染丸さんや笑福亭鶴瓶さんら人気者の落語のほか、三枝さんらが「爆笑歌舞伎」に挑戦。三枝さんは「無事に5年を迎えられたが、これから我々の本当の勝負が始まります」と話した。
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上方落語の繁昌亭5周年 桂三枝さんら鏡開きで祝う
http://www.asahi.com/national/update/0915/OSK201109150066.html
大阪・天神橋にある落語の天満天神繁昌亭(216席)が15日、オープン5周年を迎え、上方落語協会の桂三枝会長やNPO法人「上方落語支援の会」の盛岡淑郎理事長らが鏡開きで節目を祝った。
繁昌亭は2006年、戦後初の上方落語の定席として誕生。翌年始まった女性落語家がヒロインのNHK連続テレビ小説「ちりとてちん」効果などで連日、大入りのフィーバーが起きた。上方落語協会によると、14日までの総入場者は75万4604人にのぼる。
しかし、今年度の客足は月約1万人に落ち着き、前売り券の売り切れる公演も少なくなっている。この日、祝い酒を振る舞った三枝さんは「これから、我々の本当の勝負が始まるんだと思っています。どうか熱い声援を送って頂きたい。6年目、7年目とこれから先に一生懸命がんばることを皆様にお誓いしたい」と決意を述べた。(篠塚健一)
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魂引き出す墨の魅力 市立美術館現代南画展
2011年9月15日
http://www.nnn.co.jp/dainichi/news/110915/20110915023.html
東洋美術の水墨画・墨彩画が並ぶ「第27回現代南画展」(現代南画協会主催)が14日、大阪市天王寺区の市立美術館地下展覧会室で始まった。関西在住の作家らから公募した人物画や風景画、東日本大震災を描いた作品など192点を展示している。19日まで。
南画は、墨によって対象の持つ精神性を引き出す画風を特徴にし、風景画が多い。
会場には、協会賞の岡本はるみさん(交野市)の「刻(とき)」や大阪府知事賞の小林朝雄さん(堺市)の「山の辺の道」をはじめ、被災地で救助を行う人々を描いた「がんばれ東北」(守山友幸さん)、自画像の「米寿」(梅田秀さん)など、奥深い作品の数々が展示され、来場者を引き付けている。
同協会の竹内胤勝副理事長(69)は「墨の持つ魅力を感じてもらいたい。今後は、次世代の育成にも力を入れていきたい」と話していた。入場料は一般500円、高校生以下は無料。17日午前11時から竹内副理事長によるギャラリートークを行う。問い合わせは電話06(6771)4874、同館へ。
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48時間で短編を撮ってカンヌを目指そう 大阪で大会
2011年9月16日
http://www.asahi.com/kansai/entertainment/news/OSK201109160025.html
48時間以内に与えられたお題に沿った短編映画を製作し、内容を競う「48Hour Film Project」が、大阪で10月に開かれる。2001年に米国で始まった企画で、今年は世界約100都市で開催されるが、日本では今回の大阪大会が初。各都市の1位の中から選ばれた優秀10作品は、来年のカンヌ国際映画祭で上映される。
大阪大会は10月7日午後7時から9日午後7時まで。参加者は競技直前に大阪市内に集まり、抽選でコメディー、サスペンスなどのジャンル、劇中に登場させなくてはならないキャラクター、小道具、セリフなどを割り振られる。大阪の風景を必ず入れることも条件。脚本から撮影、編集までを48時間以内にすませ、4分間〜7分間の短編を仕上げる。
10月15、16日に大阪市港区の海遊館ホールで完成作品を上映、同月下旬には審査結果が発表される予定だ。
大阪大会のプロデューサーで映像作家の森亮太さん(39)は「48時間という制限を設けることで、映画製作の創造性や技術の向上を図ろうと始まった企画です。プロもアマも多くの人に挑戦して欲しい」と語る。
9月27日に大阪市旭区の大阪市立芸術創造館で説明会がある。詳細はホームページ(www.48hourfilm.com/osaka)。問い合わせは、メール(osaka@48hourfilm.com)、電話(06・4800・4900=事務局)。(長谷川千尋)
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社会人落語、水戸の高校教師が日本一に 大阪で決勝戦
http://www.asahi.com/culture/update/0918/OSK201109180057.html
全国のアマチュア社会人落語家のチャンピオンを決める「社会人落語日本一決定戦」(実行委員長=倉田薫・大阪府池田市長)の決勝戦が18日、池田市で開かれ、「二松亭ちゃん平」の高座名で出場した水戸市の高校教師斎須博さん(44)が3代目名人の栄誉に輝いた。斎須さんは不登校の生徒へのクラスメートの思いやりを描いた創作落語「学校へ行こう」を演じた。大会は3回目。302人の応募があり、この日は予選を通った10人で決勝を争った。
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「絵巻」展:躍動感ある30点 池田・逸翁美術館、きょうから /大阪
http://mainichi.jp/area/osaka/archive/news/2011/09/17/20110917ddlk27040384000c.html
阪急東宝グループの創業者、小林一三(雅号・逸翁)の絵巻コレクションなどを展示する「絵巻−大江山酒呑童子・芦引絵の世界」(毎日新聞社、逸翁美術館主催)の開催を前に16日、池田市栄本町の逸翁美術館で内覧会が開かれた。会期は、前期が17日〜10月23日、後期が10月25日〜12月4日。(展示入れ替えあり)
会場には、ともに重要文化財に指定されている「大江山絵詞」や「芦引絵」など躍動感あふれる絵巻約30点が並ぶ。前期では、酒呑童子を退治する物語の絵巻を、大江山を舞台にした同美術館所蔵のものと、伊吹山を舞台にしたサントリー美術館所蔵のものを同時展示しており、二つの絵巻の対比が楽しめる。阪急文化財団の弥谷忠二郎事務局長は「興味深い内容の絵巻を、じっくり堪能してください」とあいさつした。
午前10時〜午後4時半。月曜休館(祝日の場合は開館、翌日が休館)。入館料は一般1000円、大学・高校生600円、中学生以下無料。問い合わせは、逸翁美術館(072・751・3865)へ。【矢島弓枝】
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「正倉院展」高まる期待
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/osaka/news/20110918-OYT8T00065.htm
大阪市でフォーラム
大阪市中央区の松下IMPホールで17日開かれた「正倉院フォーラム2011大阪」(読売新聞社、NHK大阪放送局主催)。10月29日に開幕する第63回正倉院展に出展される宝物の紹介や、正倉院と春日大社とのつながりなどを語った対談があり、約700人が聞き入った。
基調講演では、スクリーンに今回出展される正倉院宝物の画像が映し出された。毎年のように正倉院展を訪れているという兵庫県芦屋市の元日本語教師、尾崎静江さん(82)は「予備知識があると、正倉院展に足を運んだ時に楽しみ方が増える。織田信長や足利義政が切った香木の蘭奢待(らんじゃたい)をじっくり見てみたい」と笑顔で話していた。
また、対談について摂津市の会社員、笹川亮さん(46)は「春日大社にも正倉院と同じように古代の貴重な優れた宝物が伝わっていると知り、驚いた。正倉院展を訪れた際に春日大社の宝物も見るのが楽しみ」と声を弾ませた。
(2011年9月18日 読売新聞)
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2011年9月19日
「大阪的」をテーマにファッションショー
http://www.sankei-kansai.com/2011/09/19/20110919-057892.php
大阪市役所の正面玄関ホールを舞台にしたファッションショーが18日、開催。人気モデルの加藤夏希さんらプロのモデルが次々と登場した=写真(大塚聡彦撮影)。
「御堂筋デザインストリート2011」の関連イベントで、大阪商工会議所など実行委員会が「大阪的」をテーマに公募した40作品が紹介された。
作品の衣装をモデルたちが着こなし、次々に登場すると、会場の市役所は普段の“お堅い”イメージとは一転、華やかな雰囲気に包まれた。
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さわやかウインド・フェス開幕 「市音」演奏に魅了
2011年9月19日
http://www.nnn.co.jp/dainichi/news/110919/20110919037.html
吹奏楽によるエンターテインメント「さわやかウインド・フェスティバル2011」(大阪市など主催)が18日から2日間の日程で、大阪市住吉区の区民センターで始まった。大阪市音楽団が演奏を披露し、約500人の聴衆を魅了した。
地域密着や子育て支援をテーマに掲げた吹奏楽によるイベントで、今回で3回目。同楽団は、1923年の誕生以来、「市音」の愛称で親しまれている交響吹奏楽団。
演奏は、東日本大震災の被災者のために作られた「陽はまた昇る」(フィリップ・スパーク作曲)でスタート。チェコやベルギーなどヨーロッパ5カ国の行進曲の演奏では、それぞれのお国柄が感じられるメロディーが流れ、映画やドラマの音楽など、なじみのある曲の演奏も繰り広げた。
19日は、子育て中の母親による「ママさんブラス」の体験やシンポジウム、中学生バンドの公開練習など、子育てしながら音楽を楽しむためのイベントが開かれる。
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関西マーチングコンテスト 23日開催
2011年09月19日
第39回関西マーチングコンテストを開催します。近畿6府県の代表48団体が、11月20日に大阪城ホールである全国大会を目指します。前半の高校以上の部と後半の中学校の部で入れ替えがありますので、それぞれ入場券が必要です。
◇9月23日(金・祝)高校以上=午前10時、中学校=午後2時、大阪市港区の大阪市中央体育館(06・6576・0800、地下鉄中央線、朝潮橋駅下車)
【高校以上の部】
滋賀=大津商高、八幡高、河瀬高▽京都=京都すばる高、京都橘高▽大阪=箕面市青少年吹奏楽団、精華高、早稲田摂陵高、扇町総合高、淀川工科高、箕面自由学園高▽兵庫=市立尼崎高、県立西宮高、滝川第二高▽奈良=添上高、郡山高▽特別演奏=大阪桐蔭高
【中学校の部】
滋賀=城山▽京都=修学院、宇治、向島、勧修▽大阪=箕面市立五、蒲生、摂津市立三、三原台、箕面市立一、城陽、一丘、山直、曙川南、龍華、菫、富田林市立二、鯰江▽兵庫=平岡、塩屋、上甲子園、有馬、富士、上野、尼崎中央、西神、玉津、北神戸▽奈良=榛原、片桐▽和歌山=打田、高野口
◇座席指定券1500(前売り1500)円、自由席券千(同800)円。チケットぴあ(Pコード147―410)などで21日まで発売
◇問い合わせ 関西吹奏楽連盟(06・6231・0131内線6065、平日・午後1〜4時)
主催 関西吹奏楽連盟、朝日新聞社
後援 大阪府教育委員会など
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2011年9月20日
舞台版いざ出陣 「戦国BASARA」 来月、大阪で初上演
http://www.sankei-kansai.com/2011/09/20/20110920-057917.php
戦国武将をコンピューターゲームに登場させ、「歴女」(歴史好きの女性)という言葉を生みだした“大阪発のゲーム”の舞台版「戦国BASARA3」が来月、初めて大阪で上演される。計6千人分のチケットは完売に迫る勢いといい、人気ぶりが話題になっている。
このゲームは、大阪市中央区のゲームソフトメーカー「カプコン」が平成17年、第1作を発表。伊達政宗や真田幸村を主人公に、独特の世界観と魅力的なキャラクターでアクションゲームに女性ファンを引き込んだとされる。
ゆかりの地を訪ねる歴女も急増。旅行代理店がツアーを企画したところ、参加者の多くを若い女性が占めるなどブームになった。
複数メディアにまたがる戦略として、ゲームの舞台版も展開。「女性に嫌われない」というゲームのコンセプトを舞台にも生かし、出演者は〝イケメン〟を起用、戦闘場面をスマートに表現するよう工夫も。今作では、政宗や幸村に加え、徳川家康、石田三成も主役として登場する。
ゲームのシリーズプロデューサー、小林裕幸さん(39)は「“お膝元”での舞台なのでうれしい。女性だけでなくだれもが楽しめるほか、グッズや映画、舞台などの複合的な展開がファン増につながっている」と話す。大阪公演は10月14〜16日、大阪市中央区の「シアターBRAVA!」で。
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情報プラザ:和泉の国ジャズストリート2011 /大阪
http://mainichi.jp/area/osaka/news/20110922ddlk27040325000c.html
24日(土)、25日(日)、和泉市内で。計82バンド、約550人のミュージシャンが参加予定。
前夜祭の24日は、和泉シティプラザ弥生の風ホールで14〜16時、桑名正博さんのスペシャルライブがある。自由席で前売り3000円(当日3500円)。小学生以下は入場不可。15時25分〜20時は、泉北高速鉄道和泉中央駅で8バンドがライブをする。
25日12〜13時に開会式典。13〜19時に11会場でライブが繰り広げられる。桑名さんのライブのチケット購入を含め、問い合わせは主催の実行委(090・8537・6906)。
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劇団「TEAM☆RETRIEVERS」 旗揚げ公演
2011年9月21日
http://www.nnn.co.jp/dainichi/news/110921/20110921033.html
大阪を中心に活動をしている劇団「TEAM☆RETRIEVERS(チームレトリバー)」が、21日から大阪市中央区東心斎橋2丁目のウイングフィールドで新作「Time After Time」を上演する。今公演から劇団としての活動を本始動する。
同劇団は2009年に演出家の宮口よしふみさんが知人などに声をかけて設立。当初、1回限りの活動だったが、翌年にも第2回公演を実施。好評で、宮口さんを主宰に劇団として正式に活動を始めることにした。
上演作は宮口さんによるオリジナル劇。結婚を意識し始めた男女を中心に、さまざまな世代、環境の恋愛模様を描いている。出演する田中覚さん(33)は「テーマは記憶、時間、出会い。見た人と何かつながるものがあれば」と話す。
主役を演じる梅本和弥さん(23)は「本番に向けて気持ちを盛り上げている。過去2回以上にいいものにしたい」と張り切り、ヒロインの近藤綾香さん(23)も「お客さんに少しでも感動してもらえるように必死のパッチです」と気合を込める。
“旗揚げ”公演に、事務や製作などの裏方を充実させたほか、期間も5日間7回に増やした。田中さんは「何か良いもの、温かいものを持ち帰ってもらえる劇団になれば」と話している。
公演は25日まで。チケットは2500円(前売り2300円)。23、24日には公演後にトークショーが行われる。詳しくは同劇団公式ブログで。http://ameblo.jp/retrievers/
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大阪科学賞の受賞者発表 木本氏と山下氏
2011年9月22日
http://www.nnn.co.jp/dainichi/news/110922/20110922020.html
大阪市と大阪府、大阪科学技術センターは21日、本年度の「大阪科学賞」の受賞者に、京都大大学院工学研究科電子工学専攻の木本恒暢教授(47)と、大阪大大学院医学系研究科分子神経科学の山下俊英教授(46)の2人を選んだと発表した。
同賞は、創造的科学技術の振興を図ることなどを目的に1983年度に創設され、今回で29回目。科学技術の研究、開発に貢献した研究者を表彰している。
受賞対象研究は、木本教授が「炭化ケイ素パワー半導体に関する先駆的研究」で、半導体材料として炭化ケイ素を研究し、学術的基盤を確立。山下教授は「損傷中枢神経回路の再生を制御する分子機構の解明と分子標的治療法の開発」で、神経回路の再生を抑制する分子機構を世界に先駆けて明らかにした。
表彰式は11月2日午後3時から大阪市西区靭本町1丁目の大阪科学技術センターで行われ、記念講演ある。
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■万博公園でアートイベント 岡本太郎 生誕100年祝う
http://www.mbs.jp/news/kansaiflash_GE110924160100497722.shtml
大阪府吹田市の万博公園では芸術家・岡本太郎さんの生誕100年を記念したアートイベントが行われました。
吹田市の万博公園。
『太陽の塔ワン・ハンドレッドアート』と名付けられたイベントには多くの家族連れが集まりました。
Q岡本太郎って知ってる?
「知らなーい。」(参加した子ども)
Qあの塔見てどうですか?
「おもしろい、顔が2つある」
今年生誕100年を迎えた岡本さんを祝い「かざぐるま」を並べて記念の文字を作ろうというもので子どもたちは次々と「かざぐるま」を芝生にさしていきました。
「やったー!できたねー」(参加した人)
そして・・。
浮かび上がったのは、「TARO100」の文字。
ひんやりとした秋の風に吹かれて、くるくる回る「かざぐるま」を太陽の塔が見守っていました。
(09/24 18:17)
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2011年9月22日
山下氏&木本氏 大阪科学賞
http://www.sankei-kansai.com/2011/09/22/20110922-057992.php
優れた業績をあげた研究者に贈る「大阪科学賞」(大阪府、大阪市、大阪科学技術センター主催)の今年度の受賞者が21日発表され、京都大大学院工学研究科の木本恒暢教授(47)=写真上=と、大阪大大学院医学研究科の山下俊英教授(46)=同下=が選ばれた。
木本氏−電気機器の省エネに貢献 山下氏−脳・脊髄疾患の薬剤研究
木本氏は新しい半導体材料の炭化ケイ素の研究に取り組み、電力変換に用いる半導体デバイスを開発。変換の際に起きる電力ロスを抑え、電気機器の省エネ・小型化に貢献した。
山下氏は中枢神経が損なわれた後、再生を妨げる分子機構を解明。脳や脊髄の疾患に伴う神経症状を回復する薬剤の研究を行っており、臨床応用が期待できると評価された。
11月2日に大阪市西区の大阪科学技術センターで表彰式と記念講演が行われる。
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奥深い伝統医療 「はりきゅうミュージアム」一般公開
2011年9月25日
http://www.nnn.co.jp/dainichi/news/110925/20110925039.html
日本の伝統医療のルーツをたどる「はりきゅうミュージアム」が大阪市東成区中本4丁目の森ノ宮医療学園専門学校本校3階で一般公開されている。はり・きゅう、柔道整復、漢方などの伝統医療に関心を持つ人たちが訪れている。
同学園が創立以来、約30年にわたって収集してきた鍼灸(しんきゅう)の資料展示を通じて、伝統医学への理解を深めてもらおうと開設した。
国内に現存する日本語の医学書としては最古とされる平安時代の「医心方」を執筆した鍼灸学校の先生「丹波康頼像」や松本藩中村家に伝わる「銅人形」(2体セット)が出迎える。
鍼灸で用いるエネルギー(気・血)のルートである経路や気・血の流れを調整するポイント、経穴(ツボ)を記した人形(銅人形)を中心に展示。鍼灸・漢方・柔道整復にまつわる道具や鍼灸院の看板、母親が子どもの手に鍼灸治療をしている浮世絵などを紹介している。
また日本で初めて麻酔手術を行った華岡青洲の乳がん手術の図や松本藩の殿様が愛用していた灸箱、古代に使われていたはりなど貴重な品も展示している。
同専門学校教務部主任で学術研究員の横山浩之さんは「伝統医学の奥深さ、おもしろさを実感していただければ」と話している。
開館時間は午後1時半〜同6時半。入場無料。電話で予約が必要。問い合わせは電話06(6976)6889、森ノ宮医療学園へ。
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「都山流尺八楽会」の大阪府支部が定期演奏会
2011.9.26 02:01
http://sankei.jp.msn.com/region/news/110926/osk11092602020001-n1.htm
大阪が発祥で国内最大の尺八流派「都山流尺八楽会」の府支部定期演奏会(産経新聞社後援)が25日、大阪市淀川区のメルパルクホールで開かれた。
会員をはじめ、コンクールの入賞者、同流派の昇格者のほか、箏や三弦などの奏者も加わり、約500人が計28曲を披露。入場者らは和楽器の風情ある響きに聴き入っていた。
同演奏会は昭和41年に第1回が御堂会館(同市中央区)で開かれて以来、今年で43回目。檜山佳山・府支部長は「日頃、接する機会のない和楽器の良さを若い人たちに知っていただくとともに、広く伝統文化・芸術の創造と振興に寄与したい」と話していた。
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さわやかクラシックコンサート 11月21日、1700人招待
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/osaka/news/20110926-OYT8T00022.htm
コカ・コーラウエスト(本社・福岡市)は11月21日、大阪市北区のザ・シンフォニーホールで開催する「さわやかクラシックコンサート フランツ・リスト室内管弦楽団&幸田浩子(ソプラノ)」に抽選で1700人を無料招待する。
同社の地域社会貢献活動の一環で、1989年から続けており、77回目。
今回は、今年がハンガリー出身の作曲家・リストの生誕200年にあたるのを記念して、同国からフランツ・リスト室内管弦楽団を招待。国際的に活躍しているソプラノ歌手の幸田浩子さんも出演する。プログラムは、リスト「愛の夢第3番」「ハンガリー狂詩曲第2番嬰(えい)ハ短調」など。
午後6時30分開演。希望者は、はがきに郵便番号、住所、氏名、年齢、職業を明記し、〒810・0001福岡市中央区天神2の4の12NASAコーポレーション「さわやかクラシックコンサート」Y係へ。締め切りは10月17日(消印有効)。申し込みははがき1枚につき1人。問い合わせは、NASAコーポレーション(092・714・2727)。
(2011年9月26日 読売新聞)
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はやぶさ2に一役 定時制高校科学部の名案、宇宙に飛躍
2011年9月27日
http://www.asahi.com/kansai/entertainment/news/OSK201109270028.html
2014年に打ち上げが決まっている小惑星探査機「はやぶさ2」の試料採取のミッションに、大阪府立春日丘高校(茨木市)の定時制の生徒たちが作った微小重力装置が一役買うことになった。「なんちゅうことない装置だけど、なるほどこれだ!」と科学者の目を引いた高校生のアイデアが宇宙へつながっていく。
◇
はやぶさは60億キロの宇宙の旅をし、去年小惑星イトカワから微粒子を持ち帰ったが、石や砂を飛び散らせる弾丸が発射されず、期待した大きさの粒子が回収できなかった。はやぶさ2では、より確実に砂が回収できる装置の開発が進む。開発には、小惑星と同じ微小重力の環境が必要だ。
春日丘高校定時制の科学部員が作ったのは、地球の重力の1千分の1という微小重力環境をつくる実験装置。二重にしたカプセルを1.8メートルの高さから落とすと、内側のカプセル内は空気抵抗が抑えられ、微小重力になる。落下時間は0.5秒だ。
通常、微小重力を実現するには落下施設を使ったり航空機実験をしたりと、費用も時間もかかる。だが、この装置は量販店で買ったクリアケースを使い、手軽に微小重力環境が作れる。
この実験装置は、5月に千葉市で開かれた日本地球惑星科学連合2011年大会の高校生プログラムで生徒たちが披露し、優秀賞を受賞した。審査員の1人、東京大学大学院地球惑星科学専攻の橘省吾助教(38)はすぐ生徒に声をかけた。「よければ、このコンセプトをはやぶさ2の技術開発に使わせて欲しい」。橘助教は試料回収チームの科学面のとりまとめ役だ。
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弁膜症の専門外来を開設…国立循環器病研究センター
http://osaka.yomiuri.co.jp/e-news/20110927-OYO1T00275.htm?from=newslist
国立循環器病研究センター(大阪府吹田市)は26日、心臓の弁が正常に開閉できなくなる弁膜症患者の専門外来「弁膜症クリニック」を10月上旬に開設すると発表した。同センターによると、こうした専門外来は、全国で初めてという。
心臓弁膜症には、僧帽弁や大動脈弁などが開きにくくなる「狭窄(きょうさく)」と、完全には閉じない「閉鎖不全」があり、胸痛や呼吸困難などの症状を伴う。推定患者数は約200万人で、軽症患者は薬で治療するが、年間約1万人は、弁の形を整えたり、人工弁と置き換えたりする手術が必要になる。
クリニックでは、様々な検査で病状を見極めた上で、薬物療法や開胸手術、カテーテル(細い管)などの治療法の提案を外科と内科の専門医が連携して行う。診察日は毎週月、水、金曜日の午前9〜11時を予定している。問い合わせは同センター(06・6833・5012)へ。
(2011年9月27日 読売新聞)
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愛珠幼稚園舎を一般公開 国内最古の「現役」
http://www.sankei-kansai.com/2011/09/27/20110927-058101.php
国内最古の“現役”幼稚園施設で国重要文化財の大阪市立愛珠(あいしゅ)幼稚園・園舎(同市中央区)が10月22日、一般公開される。学芸員による建物解説や明治期に製造されたドイツ製ピアノの演奏などが行われる。
来月22日、建物解説やピアノ演奏
愛珠幼稚園は、明治13年に船場北部の連合町会が創設。22年に市立園となり、34年に現在地へ移転。園舎もその際に建てられた。
敷地の周囲に瓦ぶきの高塀を巡らせ、園舎は大屋根を持つ御殿風の木造建築。内部は、保母らが設計に携わり、採光や通風を良くしたり園児がけがをしないような配慮をしたりと、保育者ならではの工夫が随所にみられる。
明治42年、“世界最高級”との評価を受けていた独・イルムラー社製のグランドピアノを購入。老朽化が進んだため近年、修復されて往時の音色を取り戻した、という。
当日は午後1〜4時の間、開放。30分に1回、市教委の学芸員が建物を解説し、幼稚園教諭がピアノ演奏を披露する。入場無料で、事前の申し込みなどは不要。問い合わせは、市教委生涯学習部文化財保護担当(電話06・6208・9030)。
2011年9月27日
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2011年9月28日
関西プレスクラブ 平野・阪大総長が講演 「夢忘れず進むこと重要」
http://www.sankei-kansai.com/2011/09/28/20110928-058132.php
免疫学の権威で8月に大阪大の第17代総長に就任した平野俊夫氏が27日、大阪市北区のホテルで開かれた関西プレスクラブ定例会で「インターロイキン6発見物語・目の前の山を登りきる」と題して講演した=写真。
講演で平野氏は、免疫機能で重要な役割を担う物質「インターロイキン6」の発見にたどり着くまでの道のりを披露。「多くの困難があろうとも目の前の山を登りきることで見えてくることがある。夢を忘れず目指した方向へ進むことが重要だ」と話した。また、大阪大の研究・教育については、「将来に花を咲かせるためには、基礎研究を充実させることが大切」と指摘。大学の国際化に触れ、「アジアなどから多様な人材を受け入れ、阪大を世界のトップブランドに」と抱負を語った。
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南沢奈央、浅野温子らにズバズバいく
2011.9.29 10:35
http://www.sanspo.com/geino/news/110929/gnj1109291039013-n1.htm
女優、南沢奈央(21)が28日、大阪市内で会見し、来年1月7日から大阪・森ノ宮ピロティホールで上演する舞台「8人の女たち」(9日まで)への意気込みを語った。
邸宅で起きた殺人事件をめぐる、8人の女性の壮絶なバトルを描く。破天荒な娘役の南沢は、浅野温子(50)、加賀まりこ(67)、大地真央(55)らとの共演について、「大先輩に囲まれても遠慮せずにぶつかっていきたい。ズバズバいきますよ」と宣言した。
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心斎橋クアトロ、梅田へ 若手登竜門、ウルフルズらも
2011年9月30日
http://www.asahi.com/kansai/entertainment/news/OSK201109300056.html
若手ミュージシャンの登竜門として有名なライブハウス「心斎橋クラブクアトロ」が30日夜、閉店する。約20年、心斎橋パルコ8階(大阪市中央区心斎橋筋1丁目)で営業してきたが、老朽化したビルの建て替えに伴い、移転する。新生「梅田クラブクアトロ」(大阪市北区太融寺町)は来年4月14日、オープンの予定だ。
株式会社パルコが、心斎橋のほか東京・渋谷、名古屋、広島でライブハウスを運営している。「心斎橋」は1991年5月にオープン。移転先は、今年1月に閉館した映画館「梅田ピカデリー1」があった場所だ。
心斎橋クラブクアトロでのライブは約6500本にのぼる。矢沢永吉ら大物アーティストだけでなく多くの新人アーティストにも開放し、ステップアップの場となってきた。
ポルノグラフィティ(広島県出身)は97年のワンマンライブを節目に上京、99年にデビューを果たした。関西出身のウルフルズも、92年のデビュー前年の7月にライブを打っている。兵庫県川西市出身の植村花菜は「心斎橋クラブクアトロでのワンマンライブが忘れられない」と関係者に話しているという。
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咲くやこの花芸術祭:南光さんら出演、来月21〜23日 /大阪
http://mainichi.jp/area/osaka/news/20110930ddlk27040385000c.html
「咲くやこの花芸術祭2011〜多彩な芸術を体感する3日間〜」が10月21〜23日、大阪市北区中之島1の市中央公会堂と市役所で開かれる。
将来の大阪文化を担う若手芸術家を対象に、音楽や美術など5部門で贈呈される大阪市の「咲くやこの花賞」歴代受賞者が集まり、音楽やバレエ、文楽、落語などの公演▽美術展示▽ワークショップ−−などを開催する。主な出演者は桂南光さん(落語)、法村圭緒さん(バレエ)、松永貴志さん(ジャズピアノ)ら。
全公演自由席で前売り500〜1500円。予約方法など詳細はホームページ(http://www.sakuya−konohana.com/)で。問い合わせ先は、新進芸術家プロモート事業実行委員会事務局(06・6377・6031)。
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「都市と健康」テーマ 関前大阪市長が講演
2011.9.30 02:25
http://sankei.jp.msn.com/region/news/110930/osk11093002260001-n1.htm
大阪市環境保健協会が主催する市民健康講座が29日、同市阿倍野区の区民センターで開かれ、前市長で日本WHO協会理事長の関淳一氏が「都市と健康」をテーマに講演した。
関氏は、大阪市が結核対策などに率先して取り組んできた実例などを紹介。また、海外都市の例などを引用しながら「都市全体で平均を取るのではなく、都市の中にも格差があることを踏まえて対策を取る必要がある」と述べた。
さらに、健康調査の必要性も指摘。「地方自治体には次にどの手段を取るべきかというデータを読み取る力が必要だ」と語った。
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原子見分ける顕微鏡 阪大・理研など開発
http://osaka.yomiuri.co.jp/e-news/20110929-OYO1T00435.htm?from=newslist
大型放射光施設「SPring―8(スプリング8)」(兵庫県佐用町)で発生させたX線を用いて、物質を構成する原子の種類や分布を識別できる顕微鏡を大阪大や理化学研究所などのグループが開発し、28日付米科学誌電子版に発表した。新薬や新素材の研究開発などへの応用が期待できるという。
阪大工学研究科の高橋幸生准教授らは、X線を特殊な鏡で集めて光を強めることで、解像度を10ナノ・メートル(ナノは10億分の1)まで向上。さらに、X線が原子内の電子に共鳴してエネルギーが分散する特徴を利用し、エネルギーの強弱によって原子の種類を識別できるようにした。
金と銀が混ざった微粒子にエネルギーの強さを変えながらX線を当て、金の原子が含まれる範囲を精密に特定することに成功した。
(2011年9月29日 読売新聞)
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燃料電池車:公道走れるよ 大産大生製作、メーカー以外で国内初の認可 /大阪
http://mainichi.jp/area/osaka/news/20111001ddlk27040364000c.html
◇「夢と希望」 連続走行平均200キロ
大阪産業大(大東市中垣内3)は30日、学生主体の教育プロジェクトで製作した燃料電池車が、自動車メーカー以外で国内初の公道走行認可を得たと発表した。【高橋隆輔】
同大学は02年に燃料電池車の研究を開始。05年からは学生主体のプロジェクトで、延べ約50人の学生が関わりながら試作を重ね、今年8月31日、4代目に当たる「OSU−T4」が国交省近畿運輸局からナンバーの交付を受けた。
車両は2人乗りで全長3メートル83センチ、重量が720キロ。平均200キロの連続走行が可能で、最高時速は80キロ。特徴は燃料電池の出力が7・5キロワットと、自動車メーカーが市販する燃料電池車の10分の1以下であること。燃料電池は大型になると高価なため、バッテリーで足りない出力を補うシステムを採用して小型化することに成功した。
指導教官の山田修教授は「夢と希望をもってやってきた学生の力だ」と感動気味。プロジェクトリーダーの工学部3年生、西峯弘泰さん(20)は「英語で書かれた燃料電池の説明書を翻訳してくれたことなど、先輩の努力の積み重ねと感謝しています」と話した。
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講演:演劇とロボット、最先端研究語る 平田オリザさんら、豊中で16日 /大阪
http://mainichi.jp/area/osaka/news/20111001ddlk27040374000c.html
アンドロイド(人間そっくりのロボット)を用いた劇作家、平田オリザさん脚本・演出の演劇と、ロボットの最先端の研究についての講演が16日、豊中市立伝統芸能館(岡町北1)である。平田さんが大阪大教授を務めることから同市が初めて主催する。入場無料。
死を前にした少女とロボットとの約20分の会話劇。上演後、平田さんとこのロボットの製作を手がけた石黒浩・大阪大大学院教授が、演劇とロボットの関係について語る。
午後2時〜3時20分。定員90人で、事前申し込みは3日午前9時から、市都市活力創造室(06・6858・2863)が電話で受け付ける。【熊谷豪】
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よみがえる軍艦「エ号の記憶」展:遺物に見る120年の絆 4日から来月6日 /大阪
http://mainichi.jp/area/osaka/news/20111002ddlk27040202000c.html
◇日ト交流の歴史 菊花紋章の磁器や3D映像も−−なにわの海の時空館
1890(明治23)年に和歌山県串本町沖で遭難したトルコ軍艦「エルトゥールル号」の遺物などを展示する企画展「よみがえる軍艦 エルトゥールル号の記憶〜日本とトルコの絆〜」が4日、大阪市立海洋博物館なにわの海の時空館(住之江区南港北)で始まる。07年から約3年間の発掘調査で引き揚げられたものが並び、120年前の日本とトルコの交流を感じる会場となりそうだ。11月6日まで。
親善使節として日本に派遣されたエ号は1890年9月、帰国途中に台風の暴風雨に巻き込まれて遭難。乗組員587人が犠牲となったが、駆けつけた地元町民が69人を救出した。これが、日本とトルコの絆を堅くしたとされている。
発掘調査はトルコ人と地元串本町のダイバーらが調査団を作って実施。07年1月にスタートし、各年に2カ月程度行う形で10年2月にいったん終了。当時のイギリスの金貨や日本の銀貨、横浜港の開港とともに誕生した陶器「横浜焼」などが発掘された。
企画展ではこのほか、乗組員の持ち物とみられるクラリネットの一部や、皇室を表す菊花紋章が刻まれた磁器など計約800点を展示。発掘調査が行われていた同町沖やトルコの海中の様子を3D映像などで体感できるコーナーもある。
午前10時〜午後5時(入館は午後4時半まで)、毎週月曜日休館(10月10日は開館し、同11日に休館)。入館料は高校生以上600円、中学生以下無料。問い合わせは同館(06・4703・2900)。【小林慎】
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ライバルの審良・阪大教授もノーベル賞祝福
http://www.yomiuri.co.jp/science/news/20111003-OYT1T01238.htm
今回のノーベル生理学・医学賞の対象となった自然免疫の研究では、大阪大学の審良(あきら)静男教授(58)も、有力候補の一人といわれていた。
今月27日には世界的に権威のある「ガードナー国際賞」を、ホフマン氏と共同で受賞する。また、2004年にはホフマン、ボイトラー両氏と「ロベルト・コッホ賞」を受賞している。審良教授は「3博士は尊敬すべき科学者で、ライバルでもあります。お祝いのメールをさしあげたところです」とコメントを発表した。
(2011年10月3日22時03分 読売新聞)
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「上司小剣」知って 相愛大公開講座で魅力や活躍紹介
2011年10月2日
http://www.nnn.co.jp/dainichi/news/111002/20111002026.html
大阪の道頓堀を舞台にした小説『鱧の皮』の著者、上司小剣(かみつかさしょうけん)(1874〜1947年)にスポットを当てる相愛大学の公開講座が1日、大阪市住之江区の同大学南港学舎で開かれた。非常勤講師の荒井真理亜氏が「今日では読まれなくなった作家だが、当時活躍していた上司小剣を知ってほしい」と呼び掛けた。
荒井氏は、上司が『鱧の皮』を発表した1914年に文壇の重鎮だった田山花袋が「大阪らしい気分が十分にはっきりと出ていて…」と同作品を絶賛した事例を披露。大阪人の倹約精神を背景に生まれた食文化としての「鱧の皮」は上司が小説化したことで全国に知られた経緯も説き、上司の活躍ぶりを強調した。
作品に登場する料理屋を営む「お文」と家出した道楽者の夫「福造」について、荒井氏は「夫婦関係の機微を“皮”で具象化した」と物語の魅力を語り、『鱧の皮』が2009年春に岩波文庫から復刊されたことも紹介した。
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都心の夜の芸術祭 8日、坐摩神社が舞台に
2011年10月4日
http://www.nnn.co.jp/dainichi/news/111004/20111004018.html
大阪市中央区久太郎町4丁目の坐摩(いかすり)神社境内で8日、「せんば鎮守の杜(もり)芸術祭」(同実行委員会主催)が開催される。
第1部「音楽団体・文化団体によるえん結び」(午後1時〜、入場無料)では、地元で活動するバンドやコーラス、ダンスなど約15のグループが出演。第2部は同6時から「震災チャリティーコンサート・とどけ愛の歌♪」(同5時半開場、入場料3千円)を開演する。松田昌恵さん、西影純枝さん、那知上亜美さん(ソプラノ)、竹内直紀さん(テノール)、田中由也さん(バリトン)、矢崎真理さん(ピアノ)の出演で、「日本歌曲」「オペラアリアと2重奏」を披露。都心の夜の境内に優美な歌声を響かせる。
雨天の場合は境内・坐摩会館内で開催。問い合わせは電話06(6251)4792、カフェアンドールまたは06(6243)0584、同神社広報事務局へ。
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演劇:随所に竹内ワールド展開 劇団DRY BONES、7〜10日新作上演 /大阪
http://mainichi.jp/area/osaka/news/20111004ddlk27200399000c.html
◇「心臓破り−手品師の恋」上演−−大阪・中央区
現代演劇を代表する劇作家の一人で、近畿大教授、竹内銃一郎さんが同大学の学生と旗揚げした劇団DRY BONESが、新作「心臓破り−手品師の恋」(竹内さん作・演出)を7〜10日、大阪市中央区のウィングフィールド(06・6211・8427)で上演する。
地方の大学の奇術研究会部室が舞台。東日本大震災のボランティアへ行こう、という計画が持ち上がる。部室に突然来て突然いなくなる、エリザベスと名乗るヘンなおじさん。弟を海で水死させたというトラウマを持つ女性講師、学生らが絡んで竹内ワールドが展開する。宮沢賢治作「風の又三郎」を換骨奪胎したという。
DRY BONESは3年前に結成。今回が5回目の公演。竹内さんは「創立メンバーは卒業し、いまの劇団員はぼくの方法論だけで演劇を学んできた学生です。(他劇団の俳優と比べても)遜色ない。手応えを感じています」と話す。奇術を取り上げたのは「芝居も奇術のように幻惑する力がほしい、と思ったから」と言う。保(たもつ)さん(兵庫県立ピッコロ劇団)らが客演。【宮辻政夫】
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無形文化遺産の研究拠点
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/osaka/news/20111004-OYT8T00074.htm
国連教育・科学・文化機関(ユネスコ)の「アジア太平洋無形文化遺産研究センター」が堺市博物館(堺市堺区)に開設され、3日、式典が行われた。文化の継承や後継者問題などの課題を抱える無形文化遺産の保護を通じた国際協力拠点として、アジア、太平洋地域の伝統的な踊りや祭りなどの研究にあたる。
センターのスタッフは11人。中国、韓国にも設置される同様のセンターと共同で、データベース整備や継承者の発掘・育成なども手がける。今年度中には、国立民族学博物館や大阪外国語大、東京外国語大などと協力し、ミャンマーの伝統芸能を中心にした調査に入る。
式典には、ユネスコや文化庁、外務省、中韓両国の関係者らが出席。ユネスコのティモシー・カーティス事務局長代理は「無形文化財の科学的研究を発展させてほしい」と期待を込めた。
堺市では、市博物館を一部改修し、センターに無償提供。今後、センターと連携して、国際シンポジウムや展示会の開催などを通じて研究を支援する。竹山修身市長は「歴史、文化のある堺の素晴らしさを世界に発信していきたい」と意気込んでいた。
(2011年10月4日 読売新聞)
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司馬遼太郎記念館に司馬作品の翻訳本コーナー
2011.10.3 20:36
http://sankei.jp.msn.com/region/news/111003/osk11100321170005-n1.htm
司馬遼太郎記念館(大阪府東大阪市)で3日、司馬作品の翻訳本コーナーが新たに設置され、報道陣に公開された。これまで翻訳本は、一般の司馬作品と一緒に展示していたが、今回独立させ63冊の翻訳本を中国語、モンゴル語、英語、フランス語など言語別に紹介している。
司馬作品は、司馬さんの生前に翻訳がほとんどされなかったが、最近は韓国や中国、台湾などで翻訳が相次ぎファンも増えている。一番多く翻訳されているのは徳川幕府の終
焉(しゅうえん)を描いた『最後の将軍』で8言語。現在、『坂の上の雲』の英語による翻訳作業が進行中で、来年末に刊行予定という。
上村洋行館長は、「記念館には外国人の来場者も多いので、翻訳本コーナーの設置でベストな環境が整った。司馬作品を通して日本という国を理解してもらえれば」と話している。
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大阪天満宮で「天神さんの古本まつり」−100円均一本コーナーも
http://umeda.keizai.biz/headline/1171/
大阪天満宮(大阪市北区天神橋2)境内で10月7日〜11日、青空古本市「第14回天神さんの古本まつり」が開催される。主催は大阪、奈良の古書店11店が加盟する大阪古書研究会。
学問の神様として知られる菅原道真を祭る大阪天満宮で開く古書即売会。江戸時代までは上方の出版物が全て献本されていたといわれる、書物にゆかりのある同天満宮で行う同イベントは、大阪で最も歴史のある屋外での古書即売会として今年で14回目を迎える。古書ファンやビジネスマン、参拝に来た学生、隣接する「天満天神繁昌亭」の来場者など、昨年は期間中約5000人が来場した。
今年は関西以外にも名古屋や岡山の書店などが加わり、昨年より2店多い26店が参加。約8万冊が並ぶ。「それぞれの書店が特色を出し出店するので、書店が変わると販売する本のジャンルも変わる」と、同研究会会長で汎書店の船橋栄日さん。古いデザイン書や写真集など美術系の書物がそろっているといい、絵はがき、古地図、古写真、風俗写真、郷土資料など、書物以外も販売するという。
今年も実施する「100円均一本コーナー」では、文庫、漫画、専門書、辞典、児童書など、さまざまなジャンルの商品を販売。「このコーナーを目当てに来る人も多い」といい、「毎年、初日の開場と同時に古書ファンや研究員が駆け込んでくる」という。
8日〜10日には、絵本アート同好会による子ども向けイベント「たにまちこどもアート」を開催。活字離れと言われる昨今、「子どもたちに幼い時から本に親しんでもらいたい」と、親子で本に触れる機会をつくることを目的に絵本の読み聞かせや展示即売も行う。
船橋さんは「特定のジャンルに限定していないので、いろいろなニーズに応えることができる。探せば何か見つかるイベント」と来場を呼び掛ける。会場では、手荷物一時預かりサービス、宅配便荷造りサービスも提供する。
開催時間は10時〜17時(最終日は16時まで)。「たにまちこどもアート」のみ雨天中止。
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20世紀〜現代の絵画展
http://www.nhk.or.jp/lnews/osaka/2005651251.html
20世紀を代表する画家の作品や現代絵画を紹介する展覧会が大阪・中之島の国立国際美術館で開かれています。
会場には国立国際美術館と、平成29年度の開館を目指して整備を進めている大阪市立近代美術館が所蔵するピカソなどの作品、約60点が展示されています。
このうち、20世紀初頭に活躍したモディリアニの作品、「髪をほどいた横たわる裸婦」(1917)は微妙な色彩で輝くように描かれた女性の体と、正面を見据えた大きな目が印象的です。
大阪出身の画家「佐伯祐三」の作品「街角の広告」(1927)は暗いパリの街並みに、鮮やかな広告が対照的に描かれています。
国立国際美術館の学芸員、橋本梓さんは「20世紀の100年間には様々な画家が描いた多様な作品があるので、お気に入りの1枚を選んでほしいです」。
と話していました。
この展覧会は12月11日まで開かれています。
10月05日 15時35分
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多彩なジャンル 船上ライブも 「天満音楽祭」9日開催 大阪
2011.10.7 02:28
http://sankei.jp.msn.com/region/news/111007/osk11100702280000-n1.htm
大阪・天満界隈(かいわい)をさまざまなジャンルの音楽で彩る「天満音楽祭」が9日、大阪市北区のOAPタワーを主会場にして開かれる。今回はJR大阪駅もサテライト会場として加わるなど過去最多の28カ所で、計250組1600人が自慢の旋律を街に響かせる。
「音づくり、仲間づくり、街づくり」をスローガンに音楽好きの住民有志が手作りでスタートし、今年で12回目。タワー周辺の社寺や商店街、公共施設などをライブ会場として活用、ポップスやジャズ、ゴスペル、クラシックなどさまざまなジャンルの演奏を無料で楽しんでもらう。大阪水上バスでの「船上アコースティックライブ」のみ有料(2回運航)。
当日は午前10時から午後7時まで。問い合わせは同音楽祭実行委((電)06・6351・3450)。
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市民フォーラム:阪大歯学部60周年 再生歯科医療テーマに−−15日・北区 /大阪
http://mainichi.jp/area/osaka/news/20111007ddlk27040381000c.html
大阪大学歯学部付属病院は15日午後1時、大阪市北区梅田3の毎日新聞ビル地下1階オーバルホールで、大阪大歯学部60周年を記念する第9回市民フォーラム(毎日新聞社など後援)を開く。入場無料。
総合テーマは「再生歯科医療」。同大学院の教授ら5人が「歯茎から作れる万能細胞〜iPS細胞で夢の再生医療へ〜」などと題し、歯科医療の最先端研究などについて講演する。
参加希望者は郵便番号、住所、氏名、年齢、職業、電話番号を記入し、ファクスか電話で、大阪大学大学院歯学研究科総務課庶務係「第9回市民フォーラム事務局」(ファクス兼用・06・6875・8300)へ。Eメール(9sanka@dent.osaka-u.ac.jp)でも受け付けている。11日(火)必着。
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「哲学の秋」テーマに 四天王寺境内で古本市 大阪
2011.10.7 02:33
http://sankei.jp.msn.com/region/news/111007/osk11100702340004-n1.htm
■復興支援コーナーも
関西の古書店29店が出品する「秋の大古本祭り」が6日、大阪市天王寺区の四天王寺境内で始まり、熱心な愛好家らでにぎわっている。11日まで。
大阪や奈良、兵庫の古書店主らでつくる関西古書研究会が春と秋に開催している古本市。今回は「哲学の秋」をテーマに特集が組まれたほか、東日本大震災の復興支援を目的としたチャリティーコーナーも設けられた。
会場にはテント張りのブースがずらりと並び、文学や美術、歴史、仏教、絵本といったさまざまなジャンルの古書や古本など約5万冊が勢ぞろい。戦前のヨーロッパのファッション誌や昔の絵はがき、鉄道関係本、ポスターなどマニア垂涎(すいぜん)の“お宝”も多く、来場者の中には買いあさった本の束を持って帰れずに郵送する人も。毎年訪れるという大阪市浪速区の女性(42)は「今では手に入らないものが見つかるのが古本市の魅力。昔の人がどんな本を読んでいたのか知るのも楽しい」と話していた。
午前10時〜午後5時(最終日は午後4時まで)。
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「ミナミホイール」開催迫る−20会場で300組以上がライブ
http://namba.keizai.biz/headline/2014/
FM802が主催する音楽イベント「MINAMI WHEEL(ミナミホイール) 2011」が10月14日〜16日の3日間にわたり、大阪ミナミ一帯のライブハウスで開催される。これに合わせて14日・15日、深夜ライブ「MINAMI WHEEL 2011 EXTRA−MIDNIGHT EDITION−」が行われる。
同イベントは、テキサス州オースティンで行われている音楽を中心としたフェスティバル「SXSW(south by southwest)」をモデルに、1999年からミナミ一帯を舞台に開催されているライブ・フェスティバル。13回目を迎える今回は、今後、音楽シーンでの活躍が期待される新人・中堅のアーティストを中心に、300組以上が20会場でライブを行う。
アメリカ村の商業施設「BIG STEP(ビッグステップ)」(大阪市中央区西心斎橋1)に本部機能としてインフォメーションを開設。東心斎橋、心斎橋、アメリカ村、堀江、南船場の各ライブハウス、ホールで同時多発的にライブを行う。パスを購入すれば、すべての会場に出入り可能となる。
全会場共通の前売りチケットは、3日間通し券=6,500円、金曜限定1日券=2,500円、土曜限定1日券・日曜限定1日券=各3,500円。販売中。
深夜ライブは「MINAMI WHEEL」の連動イベントとして2002年から始まったもので、今年は「なんばHatch」(大阪市浪速区湊町1)で行われる。会場で発売する当日券は、1日券=2,000円(ドリンク別)。「MINAMI WHEEL 2011」のチケットを持っている場合は、ドリンク代の500円のみで入場できる。深夜イベントのため18 歳未満入場不可。
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築港赤レンガ倉庫でファッションショー 10日開催
2011年10月8日
http://www.nnn.co.jp/dainichi/news/111008/20111008039.html
大阪市港区海岸通2丁目の築港赤レンガ倉庫で10日、若手デザイナーによるファッションショーが初めて開催される。同倉庫は耐久性の問題から通常は敷地内への立ち入りが禁止されているが、同日に開かれる「天保山まつり」に合わせて特別に開放される。観覧無料。
ショーを企画したのは兵庫県在住のデザイナー、柏龍太さん(23)。ことし6月、専門学校時代の恩師の紹介で、同倉庫のイベント担当者から開催を打診された。「街中で、しかも通常立ち入りできない赤レンガ倉庫で開くことに大きな魅力を感じ、二つ返事で了承した」と話す。
参加するのは柏さんをはじめ、若手デザイナー4組。「歴史的建造物が舞台だが、あえて意識せず、各自の個性を生かしたものをつくるつもり。倉庫の雰囲気はどんな服でも受け止めてくれる深みがある」と柏さん。
当日は出展する服を着たモデルらが午前11時から海遊館など倉庫の周辺を練り歩いた後、午後4時から敷地内で開催する。倉庫前にはアクセサリーや雑貨、飲食のブースなども設けられる予定だ。
柏さんは「普段関わることの少ない年齢層の人にも見てもらうことを楽しみにしている。街中を歩くときにはテーマパークの着ぐるみのように、祭り全体を盛り上げる一助になればと考えている」と話している。
ショーについての問い合わせは電話090(7488)1293、メールアドレスgai.tumtum@gmail.com、柏さんへ。
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劉生のエピソード披露
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/osaka/news/20111009-OYT8T00053.htm
篠・大阪市立美術館長が講演
「生誕120周年記念 岸田劉生展」(読売新聞社、読売テレビなど主催)が開かれている大阪市立美術館(天王寺区)で8日、篠雅廣・同館長が講演し、劉生の傑作にまつわるエピソードや独自の見解を披露した。
同展で公開中の重要文化財「道路と土手と塀(切通之写生)」は大正時代、宅地開発が始まった東京郊外を描いた代表作。道の先行きが見えない構図は異端視された劉生の思いを表しているなどと様々に解釈されている。
篠館長は、画面左の白壁は開発が進む近代を、自然が残る右側は前近代を表現していると解説。「その間の坂道の下に私たちがいる。この先、どう歩んでいくのか、そんな問いかけが込められているのではないか」と話した。
同展は11月23日まで。月曜休館(10日は開館し、翌11日休み)。
(2011年10月9日 読売新聞)
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>>760
秋の街彩る、多彩な演奏 天満音楽祭 大阪
2011.10.10 01:59
http://sankei.jp.msn.com/region/news/111010/osk11101002000000-n1.htm
大阪・天満界隈(かいわい)をさまざまな旋律で包み込む「天満音楽祭」が9日、大阪市北区のOAPタワーを主会場にして開かれた。
音楽好きの有志による手作りのまちおこしイベント。タワーをはじめ、商店街の一角や社寺の境内、学校の広場など、街のあちこちがライブ会場となり、プロ・アマ約250組がポップスやジャズ、クラシックなど多彩な演奏を披露。観光客や買い物客、地元住民らは足を止めて聴き入ったり、お目当てのバンドを探して会場を“ハシゴ”したりして、休日の楽しいひとときを過ごしていた。
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おしゃれで性能高く 船場ロボットファッションコン
2011年10月10日
http://www.nnn.co.jp/dainichi/news/111010/20111010070.html
ロボットに着せた衣装と、ロボットの動作を競う「船場ロボットファッションコンテスト」が9日、大阪市中央区の南御堂同朋会館で開かれ、「クレオパトラゴールド」が総合グランプリ賞に輝いた。
大阪から発信する次世代ロボットと、船場の伝統的産業であるファッションとのコラボで新しい船場の魅力を作り出そうと昨年スタート。船場の魅力を訴える「船場まつり」の一環として開かれている。
今年は14チームが参加。ロボットに似せたスタイリッシュでシンプルな衣装や、細部までデザインを凝らした華やかな衣装、絶妙なバランスによる愛嬌(あいきょう)ある動作に、来場者からは「かわいい」と拍手や声援が送られた。
「現代的なスフィンクス」をテーマに、滑らかな動きと細かく作り込まれた衣装でグランプリに輝いたチーム「クレオパトラゴールド」の舩登美帆さん(上田安子服飾専門学校)は「すごくこだわったのでグランプリがとれて本当に良かった」と喜びをあらわにしていた。
その他、ロボット部門優秀賞に「M−ROB」、コシノヒロコ賞に「フィナンシェ」、船場賞に「COCORO」が選ばれ、5チームに審査員特別賞が贈られた。
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りそな合唱団全国大会へ 関西合唱コン
2011年10月10日
http://mytown.asahi.com/osaka/news.php?k_id=28000001110110006
第66回関西合唱コンクール(関西合唱連盟、朝日新聞社主催)が9日、兵庫県伊丹市の市立文化会館いたみホールであった。職場B(33人以上)と一般B(同)、一般A(32人以下)の3部門に計34団体が参加。職場Bでりそな合唱団(大阪)が11月19、20日に青森市文化会館で開かれる全国大会への出場を決めた。また、シード権を得ている住友金属混声とパナソニック(いずれも大阪)も全国大会に出場する。
10日も同ホールで一般A(おかあさんの部)と大学A、B部門があり、計32団体が出場。一般AとB、大学AとBの全国大会への出場団体が決まる。
9日のその他の結果は次の通り。
【職場B】銀賞=日本生命混声
【一般B】金賞=豊中混声、淀川混声▽銀賞=大阪メールクワィアー、ことのは▽銅賞=エヴォリュエ、創価学会関西男声
【一般A】▽銀賞=キアーラ、貝掛混声、ル・ヴァン エレガンテ
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淀屋橋でアートプロジェクトコーディネーター育成講座−文化財ビルを会場に
http://umeda.keizai.biz/headline/1176/
アートと地域をつなぐコーディネーターの育成を目指す芸術創造活動支援事業実行委員会は10月22日より、初心者向けアートイベントコーディネーター育成講座「アートのつなぎ手講座」を開講する。
企画は、近代建築・登録有形文化財の保存・活用に関するコンサルティングや学習会、アートプロジェクトのコーディネートなどの活動を展開するNPO法人銀聲舎(ぎんせいしゃ)。近代建築の保存・活用に関心を持つ近畿在住の社会人、学生ら約25人で構成し、各地のアートイベントに関わる中で「アーティスト、ディレクター、地域の皆さんとともに、『アートのつなぎ手』となるコーディネーターが重要だと説いており、日本ではこうしたコーディネーターを育成する大学・学科がないことから育成講座を企画した」(銀聲舎代表世話人の松尾寛さん)という。
対象は「アートに関心があるが、何をすればいいかわからない人」で、アートに関する知識は必要ない。第1回講座は「アートプロジェクトの最前線からみる『地域』」と題し、1日目の10月22日は国登録有形文化財の芝川ビル(大阪市中央区伏見町)で、BIWAKOビエンナーレディレクター・中田洋子さん、「まちかど映画祭」を企画した映像コーディネーター・中里佳世さんを招き、今年開催されたベネチアビエンナーレや日本各地で開催されるアートプロジェクトの展望と課題について概観し、2日目の30日には大阪市内で開催中のアートプロジェクトの現地視察を行う。
11月には、第2回「たのしいパフォーマンス&フィールドワーク実践演習」、第3回「『書く』アートプロジェクト」を開講。第2回は、「パフォーマンスアート」「地域資源」をテーマとした実践演習、第3回はプロフィールやプレスリリースの書き方をテーマにしたワークショップ・講義を行う。講座では「地域の皆さんとの付き合い方、ミュージシャンを呼んだときにいつ謝金をお支払いすればいいのか、助成金の申請書をどのように書けばいいのか、といったところまで言及する」という。講座は各回2日で構成。
松尾さんは「アートは『わけのわからないもの』ではなく人の心を豊かにするためのさまざまな表現。自らの住むまちが心豊かになるアートで包まれていけば、私たちはこれからの時代をそんなに悲観する必要はないと思う。『アートと地域のつなぎ手』をテーマに、最低限必要となる知識・技能をパッケージングしたプログラムを提供するのでご参加いただければ」と話す。
参加費は各回500円。定員は各20人。詳細はホームページで確認できる。
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道頓堀で体験型ミステリー劇−「演劇の記者会見」で起こる出来事を演劇化
http://namba.keizai.biz/headline/2015/
道頓堀の中座くいだおれビル地下1階のイベントスペース「道頓堀ZAZA HOUSE」(大阪市中央区道頓堀1、TEL 06-6212-3005)で10月28日〜30日、体験型ミステリー演劇「記者会見! 大阪城落城事件」が上演される。
同演劇は、道頓堀にあった食のテーマパーク「道頓堀極楽商店街」内でミュージカル活動していた劇団「極楽歌劇団」が、劇団「GOCK-LUCK」と改名して上演する2作目となるもの。今年4月に上演された1作目の体験型ミステリー劇「刑事ボロンボ」が好評だったことから、2作目の上演が決まった。
大阪城落城400年を数年後に控え、道頓堀の老舗劇場「御座(ござ)」では、落城の歴史を描く「OSAKAハムレット」を制作することになった。主演の豊臣秀頼役を演じる浅尾菊次郎は、数日前に起こったある暴力事件に関与しているとうわさされており、異様な雰囲気で制作記者会見が始まる、というストーリー。
同イベントスペースを会見場に見立て、ステージに「OSAKAハムレット」に出演する役者や劇場関係者、演出家などが上がり、客席が記者席となる。記者席には一般の観客のほか、記者や刑事に扮(ふん)した役者が混じり、客席を巻き込んだ形でストーリーが展開する。
開演は、10月28日=19時30分、29日・30日=13時・17時。チケットは3,000円(別途ドリンク代として500円が必要)。同劇場やチケットぴあなどで販売中。
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大阪・南船場に小劇場オープン こだわりの25席
2011.10.11
http://sankei.jp.msn.com/west/west_life/news/111011/wlf11101122550009-n1.htm
「誰でも気軽に足を運んでもらえる劇場に」と話す船場サザンシアター代表の当麻英始さん
「誰でも気軽に足を運んでもらえる劇場に」と話す船場サザンシアター代表の当麻英始さん
大阪・南船場に11日、座席数25席という小劇場「船場サザンシアター」がオープンした。「仕事帰りにでも気軽に足を運んでもらおう」と、平日の開演時刻を午後8時半にするなど、新たな劇場文化の発信基地を目指している。
劇場を作ったのは、平成20年まで劇団大阪新撰組を主宰していた元小学校教諭の当麻英始さん(50)=大阪市東住吉区。劇場を持つ夢は以前からあったが、昨年1月、目の手術で約1カ月入院した際に「元気な間にやりたいことを」と決意。今年3月に28年間勤めた学校を退職し、劇場の開場準備に入った。
新劇場は、昼はサラリーマン、夜はカップルや若い人たちでにぎわう南船場のビルの地下1階にあり、間口約4メートル、奥行き約2・5メートル、高さ約2・3メートルの舞台が設けられている。
一番のこだわりは客席のイス。小劇場といえば、桟敷席や折りたたみイスなど詰め込んで座るイメージがあるが、こちらは固定のソファシート。空調の効いた客席でゆっくり芝居を見てもらいたいと決断した。
今春、大阪の小劇場演劇の拠点だった大阪・ミナミの「精華小劇場」が閉館するなど、関西の演劇界は厳しい状況。当麻さんは「船場サザンシアターへ行ったらいつも何かやっていると思われるよう公演数を増やし、あまり芝居を見ない人にも来てもらえる劇場にしたい」と話している。
こけら落とし公演は同劇場の自主企画で、16日まで別役実作の二人芝居「招待されなかった客」を上演。当日2300円。問い合わせは船場サザンシアター((電)06・6484・6175)。
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テーマは「沈黙」 大阪と仙台の劇団15日から公演
2011年10月12日
http://www.nnn.co.jp/dainichi/news/111012/20111012020.html
大阪の劇団「A級Missing Link」と、仙台の劇団「三角フラスコ」は15日から18日まで、大阪市中央区東心斎橋2丁目のウイングフィールドで合同公演「限定解除、今は何も語れない」+「あと少し待って」を上演する。東日本大震災を受けた「沈黙」がテーマだ。
約5年前から交流があり、互いの拠点を行き来して公演を行うなどしてきた。今回の企画は、それぞれ約1時間の中編を作り、2本立て上演しようと2年前からあたためていた。詳細を詰めようとやり取りしていたところ、3月に大震災が起きた。
「A級−」で作・演出を手掛ける土橋淳志さんは、4月末に大阪の演劇仲間と仙台に向かい、「三角−」の作・演出を手掛ける生田恵さんに会った。「大阪の劇団も仙台に来てほしいし、自分たちも大阪でやりたい」という声に、「それが大阪の劇団としてできる支援になるなら」と決めた。
ただ、仙台では公共施設などの修繕予算が不足し、多くの劇場が被災後運営できなくなっている。今回も仙台公演を予定していたが、結局会場が決まらず延期という形になっている。
互いの気持ちを語り合った際、「言葉がない、言葉にできない」という共通の思いがあり、テーマを「沈黙」とした。土橋さんは「昔は演劇もメディアの役割を持っていた。今はなくなったかと思っていたが、現地を見て、演劇なりのやり方で伝えることがあるのではと自分も生田さんも感じている」と公演に懸ける意欲を見せている。
各日午後3時、同7時半開演(16日は午後3時のみ)の計7公演。前売り2300円、当日2800円。問い合わせは電話090(3944)9902、尾崎商店へ。(山本聖子)
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淀川・豊中混声 全国へ 関西合唱コン
2011年10月12日
http://mytown.asahi.com/osaka/news.php?k_id=28000001110120003
第66回関西合唱コンクール(関西合唱連盟、朝日新聞社主催)が10日、兵庫県伊丹市立文化会館いたみホールであり、一般A(おかあさんの部)と大学A、B部門に計32団体が出場した。大学A、Bから武庫川女子大(兵庫)と同志社グリークラブ(京都)、シード権を得ている関西学院グリークラブ(兵庫)が全国大会に出場する。一般A、Bからは、いずれも9日に出場した豊中混声と淀川混声(いずれも大阪)と「クール シェンヌ」(奈良)が選ばれた。全国大会は11月に青森市で開かれる。
「クール シェンヌ」は、9月に開かれた関西合唱コンクール中学・高校部門を含めた全部門から選ばれる全日本合唱連盟理事長賞を受賞した。関西の合唱界の発展に貢献した個人、団体に贈られる長井賞には、奈良県合唱連盟の山本寿太郎会長が選ばれた。
10日のその他の府関係の入賞は次の通り。
【一般A(おかあさんの部)】金賞=コール・ブリランテ▽銀賞=キルシェ、ハミング・バード
【大学A】▽銀賞=大阪経済大グリー、近畿大文化会グリー
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モニュメント:右手に希望 ヤノベケンジさん、万博公園で公開−−22・23日
http://mainichi.jp/kansai/news/20111015ddf041040018000c.html
原子力や放射能の脅威をテーマに制作を続ける現代美術家、ヤノベケンジさん(45)=大阪府高槻市=が福島第1原発事故からの日本再生への願いを込めたモニュメント「Sun Child」を22日、万博記念公園(大阪府吹田市)の「太陽の塔」前で初公開する。
Sun Childは高さ6・2メートルのプラスチック製。ヤノベさんの作品には、1997年に原発事故後の旧ソ連・チェルノブイリを訪れた際に身につけ、度々登場する放射線防護服「アトムスーツ」がある。そのスーツを着た少年がマスクを脱ぎ、力強いまなざしで上方を見つめている構図だ。右手のひらの太陽は、希望と未来を象徴する。ヤノベさんは、「防護服を脱いでも生きていける世界や、傷ついても立ち上がれる人間の姿を少年の像に託した」と語る。ヤノベさんは京都造形芸術大教授も務める。
作品は23日まで万博公園で公開。28日〜来年2月26日は東京都港区の岡本太郎記念館で開かれるヤノベさんの個展「太陽の子・太郎の子」で展示後、大阪モノレールの南茨木駅前に恒久設置される。【手塚さや香】
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四代徳田八十吉展:九谷焼窯元、当代襲名記念−−高島屋大阪店 /大阪
http://mainichi.jp/area/osaka/news/20111015ddlk27040355000c.html
石川県の九谷焼を代表する窯元、徳田家の当代の襲名を記念した「四代徳田八十吉展」が、大阪市中央区の高島屋大阪店美術画廊で開かれている。
10年3月に襲名した四代は、人間国宝の三代徳田八十吉(09年死去)の長女で、20年来、作陶に打ち込んできた。
三代は釉薬(ゆうやく)の研究を重ねてさまざまな新しい色彩を生んだが、四代は今回の襲名記念展で、父も使わなかった柔らかい赤を使った香炉などを出品している。赤や黄色の濃淡が華やかな作品が多い一方、三代への鎮魂の思いを込めたシリーズでは紺一色で文様の美しさが際立っている。四代は「伝統と新しさの両方をそなえた作品を作っていきたい」と決意を語っている。出品は約50点。18日まで。無料。【手塚さや香】
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大阪ミナミ映画祭:篠田正浩監督が講演−−きょうから中央区で /大阪
http://mainichi.jp/area/osaka/news/20111015ddlk27200340000c.html
◇「鑓の権三」も上映
第7回大阪ミナミ映画祭が、15日から22日まで繰り広げられる。
15日は午後2時から大阪市中央区島之内2の市立中央会館で篠田正浩監督の講演「近松の大坂」に続き、近松門左衛門原作で篠田監督の「鑓(やり)の権三」(86年・郷ひろみさん、岩下志麻さんほか)が上映される。
最終日の22日は午後3時と6時から千日前のトリイホールで伊藤大輔監督のサイレント作品「御誂次郎吉格子(おあつらえじろきちこうし)」(1931年)を、浪曲師の春野恵子さんが弁士(曲師・一風亭初月)を務め上映する。
問い合わせは実行委(06・6211・2506)。詳しくはホームページ(http://osaka-minamieigasai.com/)。【油井雅和】
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「事実正確に」「津波を後世へ」 大阪で新聞週間の集い
http://www.asahi.com/national/update/1015/OSK201110150126.html
市民と一緒に報道のあり方を考えようと、今年で64回目となる新聞週間(15〜21日)の「記念の集い」(日本新聞協会、朝日新聞大阪本社など主催)が15日、大阪市中央区の朝日生命ホールで開かれた。東日本大震災をめぐる報道を主なテーマに講演やパネルディスカッションがあり、約310人が参加した。
英語指導助手として山形県で暮らした経験のあるタレントのダニエル・カールさんは「東日本大震災〜東北への思い」と題して講演した。大震災直後、日本に住む外国人に正確な情報を伝えるため、ツイッターを使って発信を続けた経験などを語った。
「東日本大震災〜復興とメディアの役割」と題したパネルディスカッションでは、カールさんに加え、大震災直後に手書きの壁新聞を発行した石巻日日(ひび)新聞の近江弘一社長、NIE(教育に新聞を)教育コンサルタントの渡邉裕子さん、朝日新聞仙台総局南三陸駐在の三浦英之記者らが意見を交わした。
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NHK新人演芸大賞:落語部門は桂まん我さん
http://mainichi.jp/enta/geinou/news/20111016k0000m040048000c.html
NHK新人演芸大賞落語部門の発表が15日、大阪市中央区のNHK大阪ホールであり、「三十石」を演じた桂まん我さん(39)が大賞を受賞した。まん我さんは神戸市出身。99年、桂文我さんに入門した。
予選には東西から82人が参加した。本選の模様は22日午後4時20分からNHK総合テレビで放送される。
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脳科学の最新研究紹介 シンポに180人参加 大阪科学技術センター
2011.10.16 02:34
http://sankei.jp.msn.com/region/news/111016/osk11101602350001-n1.htm
脳科学の最新研究を紹介するシンポジウム「脳科学から広がる新しい世界」が15日、大阪市西区靱本町の大阪科学技術センターで開かれた。会場には脳の電気信号をとらえて動くロボットなどが展示され、来場者らの関心を集めていた。
運動まひの患者の治療など各分野で研究が進む脳科学の可能性を知ってもらおうと、文部科学省「脳科学研究戦略推進プログラム」が主催。4回目の今回は約180人が参加した。講演では、国内大学などの研究者の説明で、脳と機械をつなぐ最先端の技術などが紹介された。実用に向けた研究については、脳内に埋め込んだ電極による刺激で、体のふるえを伴う症状などの改善が可能との研究成果が発表された。
会場に設けられた体験展示コーナーでは、筋肉の信号を読み取り動くロボットアームの実演などが行われ、来場者らは「どこまで複雑な動きが可能ですか」などと興味深そうに担当者に質問していた。
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ノーベル物理学賞 南部さんに豊中市名誉市民称号贈呈 大阪
2011.10.16 02:35
http://sankei.jp.msn.com/region/news/111016/osk11101602350004-n1.htm
ノーベル物理学賞(2008年)受賞者で大阪大学特別栄誉教授の南部陽一郎さん(90)=米シカゴ市在住=に15日、豊中市から名誉市民称号が贈られた。
南部さんは、大阪市立大学の教員時代の昭和24年から3年間、豊中市内の自宅から通勤。渡米後も、帰国の際は豊中の自宅で過ごしているという。
また、大阪大学豊中キャンパスにも研究室を構え、若者らに「大きな夢を抱き、朗らかに生きよう」とエールをおくるなど豊中との縁は深い。
今年、市制施行75周年を迎えた豊中市はこの日、記念式典を市内で開き、南部さんの功績をたたえようと、市の名誉市民(第1号)に選び、称号を贈呈した。
浅利敬一郎市長からメダルを贈られた南部さんは「豊中は第二の故郷。これからも、豊中市民の役に立つことがあれば尽力したい」と喜びを語った。
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立命館大、2学部2大学院を大阪・茨木に移転
2011.10.12 20:08
http://sankei.jp.msn.com/region/news/111012/kyt11101220530006-n1.htm
立命館大は12日、びわこ・くさつキャンパス(滋賀県草津市)の経営学部(約3900人)と経営学研究科(約110人)、衣笠キャンパス(京都市北区)の政策科学部(約1700人)と政策科学研究科(約90人)の2学部・2大学院を平成27年春に大阪府茨木市に開設する「大阪・茨木新キャンパス(仮称)」に移転すると発表した。
びわこ・くさつキャンパスでは今後、理系大学院の新設に加え、既に設置した薬学部とスポーツ健康科学部の学生数の増加が見込まれ、衣笠キャンパスも手狭になっていた。
立命館大は昨年11月、茨木市内のサッポロビール大阪工場跡地に新キャンパスの予定地を購入。「経営学部は商都・大阪に設置することが望ましいと考えた。今後も大学全体の教育の質向上に向けた検討を重ねていきたい」としている。
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講演会:コスモス国際賞受賞の米委委員長「自然と共生、実現重要」 /大阪
http://mainichi.jp/area/osaka/news/20111017ddlk27040200000c.html
国際花と緑の博覧会記念協会は16日、大阪歴史博物館(大阪市中央区)で、今年の花の万博記念「コスモス国際賞」に選ばれた米国の海洋生物センサス科学推進委員会の記念講演会を開いた。委員長のイアン・ポイナー博士は「調査により、海には想像以上にさまざまな生物がいることが分かった。それを意識することは、私たちの生き方にも影響してくる」と述べた。
同委員会は、海洋生物の多様性や分布、生息数の変化を調査し、将来を予想する「海洋生物センサス」を主導したことが評価された。調査は2000年から10年間実施され、80カ国から約2700人の研究者が参加。成果は学術論文だけでなく、音楽や映画にも活用されているという。
講演では、デンマークで1945年ごろ、相当数のクロマグロが取れたが、現在は全く取れないことを紹介。「人類は海洋生物の種に急速に大きな変化を起こしうる」と語った。そして「日本も海によって世界と結びついていることを意識し、自然との共生を実現することが重要」と訴えた。【田中博子】
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江崎玲於奈賞:河田・阪大大学院教授が受賞 分子観察可能な顕微鏡開発で /大阪
http://mainichi.jp/area/osaka/news/20111017ddlk27040205000c.html
極微な世界を探究するナノサイエンス(ナノは10億分の1)の顕著な業績をたたえる第8回江崎玲於奈賞などの授賞式と受賞記念講演会(茨城県科学技術振興財団主催)が13日、茨城県つくば市のつくば国際会議場であり、大阪大大学院の河田聡教授(60)に江崎玲於奈賞が授与された。
河田教授は、分子レベルで観察できる独自の光学顕微鏡を開発。講演で「分解能をもう一けた上げて、細胞の内部を見たい」と語った。財団の江崎玲於奈理事長(73年ノーベル物理学賞)から賞状が、協賛企業「関彰商事」(本社・同県筑西市)の関正夫会長から副賞1000万円が贈られた。【安味伸一】
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ワールドダンスフェスティバル:服装自由で気軽、男女150人−−堺 /大阪
http://mainichi.jp/area/osaka/news/20111017ddlk27040197000c.html
気軽な服装でダンスを楽しむ「第4回ワールドダンスフェスティバル」(AJDT/IDC国際ダンス本部関西総局主催)が16日、堺市立東文化会館(同市東区)であった。中高年を中心に男女約150人が華やかな雰囲気のなか、音楽に合わせて踊りを披露した。
誰でも気軽にダンスを楽しんでもらおうと企画された。モットーは技術が優れた「ナンバーワン」ではなく、楽しく踊って「オンリーワン」を目指すこと。服装も自由で、そろいの衣装を着たチームやネクタイ姿の男性らが参加。「マンボ・サルサ部門」では軽快な音楽に乗って、体を動かしていた。
自身もダンスを披露した、同本部関西総局の谷口啓二総局長は「カジュアルな雰囲気で誰でも踊れる大会なので、多くの方に参加してもらい、ダンスの魅力を広めたい」と話していた。【石戸諭】
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近大「一」の音色 全日本吹奏楽コンに出場
2011年10月18日
http://mytown.asahi.com/osaka/news.php?k_id=28000001110180003
青森市で29日に開かれる第59回全日本吹奏楽コンクール(全日本吹奏楽連盟、朝日新聞社主催)の大学の部に、近畿大吹奏楽部が出場する。100人を超える部員は、今年の部のモットー「一(いち)」を胸に、2008年以来の金賞を目指し、心を一つにして練習に励む。
「ンンンンンンンンンー」。近畿大本部キャンパス(東大阪市)の吹奏楽部練習場で13日夜、部員たちは三つの輪になり、互いの顔を見つめながらハミングしていた。4年生の加賀山修平主将(21)は「楽器を演奏する前に出したい音を頭と体に焼き付けるんです」。コンクールに向けた新しい取り組みだ。
1967年に創部し、コンクールには特別演奏も含めて28回出場した伝統校。練習場には毎日常に部員がいて、思い思いに練習している。中学、高校からの経験者も多いが、コンクールに出場できるのは55人までだ。
出場できない部員たちは8月、出場メンバーを前に演奏を披露した。学内の演奏会向けに練習してきた快活で元気な曲。全国大会を目指す仲間へのエールのつもりだった。大会に出場する4年生の小野崇さん(21)はうれしくて号泣した。「相手も涙をこらえていた。『ありがとう』という気持ちになった」。モットー通り、全員が「一」つにまとまった瞬間だった。
コンクールで演奏する自由曲は「地の精のバラード」(レスピーギ作曲)。加賀山主将は「関東の大学はきれいでちみつなサウンド。私たちは鳥肌が立つような圧倒的なサウンドで金賞を狙います」と力を込めた。
全日本吹奏楽コンクールには府内からこのほか、22日の中学の部に豊中市立第十一中、23日の高校の部に大阪桐蔭、淀川工科、明浄学院の3校、30日の職場・一般の部に創価学会関西吹奏楽団がそれぞれ出場する。中学、高校の部は東京都杉並区の普門館で、大学、職場・一般の部は青森市文化会館である。
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おいしく食べ疲労回復 入賞レシピ表彰、試食も
2011年10月18日
http://www.nnn.co.jp/dainichi/news/111018/20111018021.html
疲労回復をテーマにした企業の商品開発をサポートする「『おいしく元気に疲労回復!』レシピ開発プロジェクト」(大阪市、大阪産業創造館主催)にグランプリ入賞したレシピの表彰式が17日、大阪市中央区本町1丁目の大阪産業創造館で催された。入賞者をはじめ平松邦夫大阪市長、疲労克服研究の第一人者の渡辺恭良大阪市立大教授らが参加し、入賞メニューの試食も行った。
同開発プロジェクトは市立大医学研究科抗疲労研究チームの研究成果に裏打ちされた疲労・回復に効果的な栄養素を含む指定食材を使うルールで一般公募。レシピ274点の応募の中から「味覚」「オリジナル性」「ビジュアル」「抗疲労の効果が期待」の4点から審査し、4部門でグランプリレシピ4点を決定した。
各部門のグランプリは、主菜=上村昌輝さん(三重県)▽副菜=本間光さん(大阪府)▽主食=石塚香さん(新潟県)▽デザート=垣内徳子さん(大阪府)。
グランプリレシピは阪急・阪神沿線を中心に展開するコンビニエンスストア「アズナス」で弁当やおにぎりなどとして販売する。
入賞メニューの特別ランチの試食会で平松市長は、“激務が続き”「疲れています」とジョークを交えながら完食。「完食したのできょう1日は元気いっぱい」と笑顔を浮かべた。表彰式では「抗疲労関連のビジネス規模は2020年に12兆円産業に拡大する。大阪を産業創造の『知の集積地』に育てたい」と意欲を示した。
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「今昔館」龍宮城に 開館10周年記念特別展
2011年10月18日
http://www.nnn.co.jp/dainichi/news/111018/20111018023.html
大阪市北区天神橋6丁目の大阪くらしの今昔館で、開館10周年記念特別企画展「大つくりもの 浦島太郎と龍宮城」が開かれている。江戸時代の大坂で神社の建て替えなどの祝い事の際に表通りや屋根の上に飾った「つくりもの」が物語仕立てで展示され、来場者でにぎわっている。11月20日まで。
1831(天保2)年、大坂三丁目にある「安住大明神」の遷宮を祝って、街中につくりものを飾る−ところから物語は始まる。
大坂三丁目の入り口に龍宮門が設置され、その頭上には浦島太郎が亀に乗って乙姫を目指している。いつもの薬屋は「乙姫御殿」に変わり、呉服屋からは「龍王」が顔を出す。天井からタイやアジがつるされ、まるで海中にいるよう。見学に訪れた小学生は「スゲー」と歓声を上げていた。
場内には、着物のレンタルコーナーがあり、特に外国人客に人気。係の人に着付けてもらい、自由に場内を見学できる。龍宮門や乙姫などのつくりものや街並みを背景に記念撮影できるところが、ウケているようだ。
現存する資料によると、つくりものには「富士山」や「伊勢の二見が浦の日の出」があった。今回のテーマが「浦島太郎と龍宮城」となったのは、3月の東日本大震災がきっかけだ。岐阜県関市で毎年4月に開催される関まつり内の「あんどんみこしコンクール」が中止に。そこで、つくりものの企画をしていた大阪くらしの今昔館が、同コンクールに向けて準備されていた「龍宮門」と「龍王」を提供してもらうことにした。
テーマが浦島太郎というだけに、職員の曽我誠さんは「国内外問わずあらゆる世代に楽しんでもらえたら」と話している。
問い合わせは電話06(6242)1170、大阪くらしの今昔館へ。
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こみまる展:古民家で現代アート 15人と1組の作品展示−−31日から吹田 /大阪
http://mainichi.jp/area/osaka/news/20111018ddlk27040437000c.html
古民家を舞台に全国から公募された現代アート作品を展示する「こみまる展2011」が31日から11月12日まで、吹田市南高浜町の吹田歴史文化まちづくりセンター「浜屋敷」で開かれる。
江戸末期の庄屋屋敷を再生した和空間で、現代アートを楽しもうというユニークな公募展で今回が9回目。15人と1組の作品が並ぶ。入場無料。また、開幕前日の30日午後3時からオープニングレセプションとして「美術にまつわるマネジメント」と題してトークショーがある。パネリストは、インデペンデント・キュレーターの加藤義夫さん▽BBプラザ美術館顧問の坂上義太郎さん▽アサヒビール大山崎山荘美術館学芸員の山城淳一さん▽ベネチアビエンナーレ出品2回の藤本由紀夫さん−−の4人。
参加費は1000円。問い合わせは吹田歴史文化まちづくり協会事務局(06・4860・9731)へ。
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適塾事業に朝日新聞文化財団の助成決まる
2011年10月18日
http://mytown.asahi.com/osaka/news.php?k_id=28000001110180002
大阪大が進めている適塾(大阪市中央区北浜3丁目)の歴史資料や展示環境の整備事業が来年度、朝日新聞文化財団の文化財保護助成を受けることが決まった。
助成を受けて実施するのは、江戸末期に適塾を開いた蘭(らん)学者の緒方洪庵が、医師の義務を記した掛け軸「扶氏医戒大略ならびに洪庵像」(縦116・8センチ、横41・4センチ)の仕立て直し▽塾生の子供が所蔵していた蘭和辞典「ヅーフ辞書」の修復▽主な歴史資料のレプリカ作成――など。適塾での展示を充実させ、老朽化した展示ケースや解説パネルもリニューアルする予定だ。
国の重要文化財に指定されている適塾の建物は戦前、阪大の前身の大阪帝国大に寄贈され、阪大が建物や歴史資料を管理している。4月に発足した阪大適塾記念センターの廣川和花准教授(医学史)は「多くの人が適塾を訪れ、建物の雰囲気を楽しんでいる。資料も修復して大阪、日本の歴史遺産として守らないといけない」と話した。
文化財団は府内でこのほか、観心寺(河内長野市)の木造宝生如来坐像(ほうしょうにょらいざぞう)保存修理と、野中古墳(藤井寺市)出土の甲冑(かっちゅう)の保存修復に助成する。
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商都に新タイプの学校 3大学と連携、来春開校
2011年10月19日
http://www.nnn.co.jp/dainichi/news/111019/20111019018.html
大阪市立大阪ビジネスフロンティア高校(OBF)が来春、同市天王寺区烏ケ辻2丁目に開校する。実学的なビジネスを学べ、「商都・大阪」の復活を担う新しいタイプのビジネス校。大阪市立大学など3大学と連携し、高・大7年間を見据えた教育を行う。昨春、府立高10校に開設された文理学科と同じように、受験生の注目を集めそうだ。
■市立3商高が母体
同高校は天王寺商、市岡商、東商の市立3商業高が発展的に合併し、現在の天王寺商高の地に誕生する。
新校舎は4階建て普通教室棟、7階建て特別教室棟。玄関ホールは吹き抜けで1学年320人収容できる。情報化社会にふさわしいインターネットなど情報ブースや専門図書が充実した学校図書館を整備する。
校区は府内全域で、入学定員は各学年8クラス、1学年320人を予定。主に商学部や経営学部、情報系学部、外国語系学部などへの進学を目的とする。
■7ステップのプログラム
最大の特色は高校・大学の7年間を見通したプログラム。高校1年から2年(ステップ1〜2)は、言語力の育成と「英語」「情報」「会計」の三つのスキルで高いレベルの資格取得を目指す。
授業には企業のマネジメント・財務部門の専門家、公認会計士・税理士、大学教授、高校教員を招き時代を見据えた実践教育を行う。
ステップ3(高3)では夢の実現のため一人一人の進路希望に応じた「選択科目」でビジネスのテーマ別学習を行う。
高校3年間で一定の学習成績を修め、「英語」「情報」「会計」などの分野で実用英語技能検定(STEP)、ITパスポート、日商簿記検定などのラインセンスを取得することなどによって、大阪市立大商学部、関西大商学部、関西外国語大国際言語学部の三つの連携大学への特別枠や推薦入試での入学につなげる。
■ビジネススペシャリストの育成
大学入学後(ステップ4〜7)は連携大学ごとの「高大接続」教育や高度な専門教育のための特別プログラム、ゼミナールによる人材の育成に努める。
注目は旧商科大として伝統のある市立大商学部に推薦入試で進学できるようになること。全国初の公立高と公立大との「高大連携」で、全国的にも注目を集めそうだ。
学校説明会を行っている天王寺商高の木口誠一校長は「カリキュラムも充実している。大阪の新産業創造に貢献し、起業精神にあふれ国際ビジネス社会で活躍できる人材が育ってほしい」と将来を展望する。
大阪の受験事情に詳しい民間教育連盟会長の森本一さんも「首都圏や関西圏では、これまで大学の進学上位校はほとんど私立高校。昨春の府立高校の文理学科同様、私立中高一貫校への“公立校の逆襲”。受験生の目玉となる」と話している。
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生き物への関心深めて 海遊館と天王寺動物園共通入場券 大阪
2011.10.19 02:12
http://sankei.jp.msn.com/region/news/111019/osk11101902120001-n1.htm
海遊館(大阪市港区)と天王寺動物園(同市天王寺区)の入場券をセットにした「特別共通入場券」(大人券のみ)が18日、発売された。両施設で販売し、両端がそれぞれの半券。来年9月30日まで利用できる。
共通入場券は、両施設を見学することでさらに生き物や自然への関心を深めてもらおうと企画された。価格は2200円で、両施設の通常入場料(海遊館2千円、天王寺動物園500円)を合わせた金額より300円お得。販売期間は来年3月31日まで。
また、特別共通入場券の発売を記念して23日午後1時半から海遊館ホールで、海遊館館長と天王寺動物園園長によるイベント「進化する動物園と水族館〜もっとワクワク! もっと感動!」を行う。参加無料。
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あすから作品展示 カンヴァス推進事業
2011年10月21日
http://www.nnn.co.jp/dainichi/news/111021/20111021028.html
大阪の街をカンバスに見立て、アーティストの発表の場として活用する大阪府の本年度「おおさかカンヴァス推進事業」で、審査を経て選ばれた43作品の展示が22日から府内各所で行われる。
大阪市北区の中之島では水都大阪フェス2011とコラボレーション。公衆電話ボックスを巨大な水槽に改造し、無数の金魚を泳がせるオブジェなどを展示(多くが22〜30日)。同市中央区の大阪城公園青屋門前では、大阪ゆかりのオブジェを大型クレーンで数十メートルの高さからつり下げるプロジェクトを予定している(22、23日)。
吹田市の万博記念公園太陽の広場では、アーティストのヤノベケンジ氏が岡本太郎生誕100年企画展のために制作した初公開のオブジェ「Sun Child」が展示される(22、23日)。
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ジャズウオーク:ジャズで彩る大阪・ミナミ プロ、アマ40組出演−−23日 /大阪
http://mainichi.jp/area/osaka/news/20111021ddlk27200374000c.html
大阪・ミナミをジャズで彩る「ミナミジャズウオーク2011」が、23日正午〜午後9時に開かれる。今年で12回目。拠点としてきた「精華小劇場」の閉館もあって10会場に分かれることになったが、新たに心斎橋もエリアとなるなど、ジャズとともに「街歩き」もより楽しめそうだ。
プロ、アマ40組が出演する。有料会場は、劇場やパブ、バーなどを活用し道頓堀エリア3カ所、御堂筋エリア2カ所、心斎橋エリア3カ所。道頓堀は若手やビッグバンド、御堂筋はボーカル中心、心斎橋はトラディショナルなどと、大まかにジャンル分けをし、好みのジャズが聴ける会場を分かりやすくした。
また、無料会場となる「とんぼりリバーウォーク」では、公募して結成したビッグバンドが出演し、大阪市立扇町総合高校吹奏楽部の生徒たちと即興の合同演奏も披露する。同じ無料会場の「心斎橋BIG STEP」では、学生やアマチュアのビッグバンドが登場する。
ミナミまち育てネットワーク主催、ミナミジャズウオーク実行委員会運営。全会場に入場できるチケットパスは前売り2500円で、ローソンチケットで発売中。当日は3000円で各有料会場で販売する。
詳細はホームページ(www.minami−jazz.jp)か、事務局(06・6946・7761)。【八重樫裕一】
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加藤登紀子「ほろ酔い」でギネス申請!?
2011.10.21 11:08
http://www.sanspo.com/geino/news/111021/gnj1110211110017-n1.htm
歌手、加藤登紀子(67)が「ほろ酔いコンサート2011」を12月10、11日に梅田芸術劇場で開催。日本酒を飲みながらのライブは今年で大阪は34回目。「ほろ酔いがあるから歌手を辞められなくなった。来年はギネス(申請)もいいね」と意気軒昂だ。
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府内の高校代表がトリプル金 吹奏楽コン
2011年10月24日
http://mytown.asahi.com/osaka/news.php?k_id=28000001110240004
東京都杉並区の普門館で23日に開かれた第59回全日本吹奏楽コンクール(全日本吹奏楽連盟、朝日新聞社主催)高校の部に関西支部代表として府内から3校が出場。大阪桐蔭は3年連続の金賞に輝き、淀川工科も明浄学院も金賞を受賞した。大阪の吹奏楽のレベルの高さを全国にアピールした。
大阪桐蔭は3年連続5回目の全国大会出場。自由曲はワーグナー作曲の「楽劇『ワルキューレ』より」を選び、情感豊かに演奏した。北岡佑弥部長(3年)は「支えてくれた方々に感謝の気持ちでいっぱいです。みんなの思いが一つになって、伝える演奏ができた」とにっこり。指揮者の梅田隆司教諭は「光栄です。プレッシャーはあったが、本当によく頑張った」と部員たちをたたえた。
3年連続出場の休み明けで普門館に戻ってきた淀川工科。本番に強い同校だけに堂々とした演奏で、大きな拍手を受けた。2人いる部長の1人、原田勝大(まひろ)部長(3年)は「今までやって来たことを全部出し切れました。一番、楽しく演奏できました。金賞、本当にうれしいです」と話した。
明浄学院は銀賞だった昨年に続き9回目の出場。高校の部の最後に登場した。中橋愛生作曲の「科戸(しなと)の鵲巣(じゃくそう)―吹奏楽のための祝典序曲」を自由曲に取り上げた。澤谷萌(めぐみ)部長(3年)は「出番を待つ間、緊張したが、できることはやり切った。吹奏楽をやってきて本当によかった」、指揮者の小野川昭博さんも「楽しく演奏してくれてよかった」と笑顔で話した。
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学生音コン:大阪本選 ピアノで1位・水本さん「音楽で人に希望を」 /大阪
http://mainichi.jp/area/osaka/news/20111024ddlk27040200000c.html
大阪市北区のザ・フェニックスホールで23日開かれた第65回全日本学生音楽コンクール(毎日新聞社主催)大阪大会本選ピアノ部門の高校の部で、四天王寺高3年、水本明莉(あかり)さん(18)=奈良市=が1位に輝いた。12月2日、横浜市で開かれる全国大会に出場する。
水本さんは、ショパンの「バラード第4番」を演奏した。小さいころからあこがれていた曲で、1年前から練習を重ねていたという。「切なくて、悲しいような旋律で、この曲を弾くと胸が苦しくなる。でも、これはピアノを弾いているからこそ経験できる感情で、音楽をやっていて良かったと思いました」と語る。
ピアノ講師の母の影響で、3歳からピアノを習い始めた。「将来は音楽に関わる仕事をしたい。音楽で人に希望を与えられたらうれしい」と夢を語る。
「全国大会では心の奥底から湧き立つエネルギーを表現したい」と意気込んでいた。【出水奈美】
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太陽電池の発電状態の可視化に成功 発電効率向上へ 阪大・大日本スクリーン
2011.10.25 14:56
http://sankei.jp.msn.com/economy/news/111025/biz11102514560010-n1.htm
電子機器大手「大日本スクリーン製造」(京都市)と大阪大学は25日、光と電波の中間の波長をもつ電磁波「テラヘルツ波」を使って、太陽電池の発電状態を画像化する技術を世界で初めて開発したと発表した。発電量など性能が評価できるため、太陽電池の発電効率向上につながると期待されており、実用化に向けて研究を進める。
太陽電池にごく短時間のレーザー光を照射し、テラヘルツ波を発生させる。そのテラヘルツ波を計測、画像処理することで1兆分の1秒という間隔で、太陽電池の発電状況を画像化することができる。
一般の太陽電池の発電効率は10〜20%程度に留まり、太陽電池内部で発電効率にはばらつきがあるため、性能向上が大きな課題になっている。この技術を応用して局所的な発電状態を把握することで、生産の早い段階で発電効率の低い部品を識別して取り除くことが可能になるという。
同社は「太陽電池では理論値と商品で大きな差があるが、生産段階で不具合を見つけることで、理論値に近い高効率の商品の生産につながる」と期待している。
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外国語学部の非常勤講師3年でゼロ 阪大、リストラ提案
http://www.asahi.com/kansai/news/OSK201110250043.html
4年前に大阪外国語大学が統合されてできた大阪大学外国語学部で、教育担当理事から、同学部の非常勤講師を3年でゼロにするリストラの提案が出された。講師が担ってきた年間900コマ以上の授業がなくなることになり、教職員組合は「教育の質が維持できない」と反発を強めている。
大阪大の東島清副学長兼理事が19日に提案した。外国語学部は、モンゴル語やインドネシア語など25の専攻語を使ってその国の歴史や文化を学べるのが特色で、そのほとんどと英語の授業を非常勤講師が担い、今年度は915コマの授業を行ってきた。だが大阪大は2004年の法人化以降、一般教養に当たる全学共通教育科目以外では原則として非常勤講師は雇用していないことから、「基準にならい、非常勤講師は3年をめどにゼロにしたい」と提案した。
これに対し、教職員組合は24日、「外国語学部は各言語10〜40人の少人数編成で、非常勤講師なしでは運営できない」などとする抗議声明を出した。削減計画を知った学生にも動揺が広がる。1年の女子学生は「マイナーな言語をしっかり学べる大学は全国にもほとんどない。非常勤講師の持つ少人数の授業がなくなれば、ここを受験した意味がなくなってしまう」と心配する。
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落語会:「ちよだ南光亭」 大阪千代田短大の学生が運営 来月5日・河内長野 /大阪
http://mainichi.jp/area/osaka/news/20111025ddlk27040499000c.html
大阪千代田短大の観光コースの学生(9人)が運営する落語会「ちよだ南光亭」が11月5日午後1時半、河内長野市西代町のラブリーホールで開催される。
寄席運営を通してホスピタリティーを学んだり社会性を身に着けるのが目的で、今年で3回目。米朝事務所の関係者に客席の設営や出演者や入場者との応対などを学び、当日に備える。現在はチケット販売に汗を流しており、2年の鈴木知紗さん(20)は「同世代の若い人たちにも来てもらえるように、クレープ屋さんやつけめん屋さんなどにもチラシを置かせてもらってます」と話す。
出演は桂南光さん、桂こごろうさん、桂紅雀さん、桂佐ん吉さん。前売り2000円。ラブリーホールで販売中。郵送希望は李ゼミ(06・6353・0029)に申し込む(火曜を除く午後1〜4時)。【松井宏員】
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自己修復する新材料 阪大教授ら開発
http://osaka.yomiuri.co.jp/e-news/20111026-OYO1T00668.htm?from=main3
簡単な化学反応を利用して、自在にくっついたり離れたりでき、切られても自分の力で修復してくっつく材料を、原田明・大阪大教授らが開発した。工業から医療まで、幅広い分野での応用が期待される。25日付の科学誌ネイチャー・コミュニケーションズ電子版に発表した。
長いひも状の分子に、鍵と鍵穴の役割を果たす物質をそれぞれ付けた2種類の有機化合物を合成。水に溶かして混ぜると鍵穴に鍵が入って、数秒でゲルというゼリー状の物質に固まった。
この塊を切り、切断面を合わせて1日置くと、いったん外れた鍵が再び鍵穴に入って接着し、切った跡が消えて元に戻った。
切断面に酸化剤を塗ればくっつきにくくなり、還元剤を塗ると接着力を取り戻して自己修復力が高まることもわかり、自在に操れる可能性がある。
原田教授によると▽体内にできた腫瘍の近くにある血管に、この物質で塊を作って血流を止め死滅させる薬▽傷が自然に直る自動車の被膜塗料――といった応用が考えられる。
(2011年10月26日 読売新聞)
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「団結」の歌声 全日本合唱コン・孔舎衙中
2011年10月26日
http://mytown.asahi.com/osaka/news.php?k_id=28000001110260003
東京都府中市で30日に開かれる第64回全日本合唱コンクール全国大会(全日本合唱連盟、朝日新聞社主催)の中学部門混声に、東大阪市立孔舎衙(くさか)が出場する。合唱部の男子部員は14人全員がソフトテニス部との掛け持ち。25人の女子部員と組む「ダブルス」の息のあった歌声で、初の金賞を目指す。
21日夕、音楽室にきりりとした女声と力強い男声が響いた。「エネルギーが弱い」。顧問の前川成美教諭と酒井奈緒教諭のアドバイスを受け、部員たちは短い小節を何度も繰り返し歌った。
男子部員は歴代、ソフトテニス部の有志が加わる。大勢の人前で歌う経験が、コートの中での堂々としたプレーにつながるからだという。平日の練習時間は女子の3分の1の30分間。その分、練習に集中してハーモニーの美しさを追求してきた。3年生の新家朋哉さん(15)は「練習時間は少しでも、女子を引っ張れるぐらいうまくなろうという気持ちで取り組んだ」と話す。
練習で男子部員がザワザワしていると「うるさいで!」と一喝することもあるという部長の3年生、三澄幸子さん(15)は、9月の関西大会の前日、男子部員たちにメールを送った。「今までこられたのは男子のおかげ。あとちょっと女子を支えて」。息の合った歌声で、2008年以来2回目となる全国大会出場を決めた。
30日は、思春期の中学生の心情を表現した谷川俊太郎作詞の「さようなら」と、工藤直子作詞の「あいたくて」を披露する。三澄さんは「下手に聞こえてもいい。私たちの一致団結の心を伝えたい」と意気込む。
全国大会には府内からこのほか、30日の中学部門同声に岸和田市立桜台、11月20日の職場部門に住友金属混声、りそな、パナソニック、同日の一般部門Bに豊中混声、淀川混声がそれぞれ出場する。中学部門は府中の森芸術劇場で、職場、一般部門は青森市文化会館で開かれる。
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玄風書道会展関西展:漢字、かななど100点並ぶ−−28日から /大阪
http://mainichi.jp/area/osaka/news/20111026ddlk27040347000c.html
第4回玄風書道会展関西展(毎日新聞社後援)が28〜30日、大阪市北区天神橋6の大阪くらしの今昔館企画展示室(市立住まい情報センター8階、06・6242・1170)で開かれる。
毎日書道展審査会員の角谷天樓さんの作品「命の光」をはじめ、同会員の山脇華月さんら約90人が漢字、かな、近代詩文書などの作品を中心に約100点を展示。入場無料。
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京阪なにわ橋駅で「鉄道芸術祭」−西野達さん関西初個展
http://umeda.keizai.biz/headline/1188/
京阪電車なにわ橋駅地下1階コンコースの「アートエリアB1」(大阪市北区中之島1、TEL 06-6226-4006)で10月22日、「鉄道芸術祭vol.1 西野トラベラーズ−行き先はどこだ?−」が始まった。
京阪電気鉄道、大阪大学、NPO法人ダンスボックスが開設し、対話プログラム、ダンスパフォーマンス、アートプロジェクトなど多彩な活動を展開する同施設。駅のコンコースにある施設として、「鉄道の創造性に着目したプログラムができないか」と昨年、キックオフイベント「鉄道芸術祭vol.0」を企画し、京阪電車をテーマにした展覧会を開催した。
本格始動となる今回は、ドイツ在住のアーティスト・西野達さんと共同で企画。同施設での西野さんの関西初となる個展とともに、沿線のアートスペースでの展覧会やイベントを通じ、「鉄道で巡るアートの旅」を提案する。
「笑い、暴力、セクシー」をテーマに、屋外彫刻や街灯を囲みホテルの部屋や居住スペースを作るプロジェクトを多数展開する西野さんは、イベントのベースステーションとなる同施設でオブジェやインスタレーション、写真作品を展示。同イベントのメーンビジュアルにも使う、電車のドアが家のドアになっているものや、なにわ橋駅改札で女性が頭に巨大なオブジェを載せた写真作品、街灯にスーツケース、自転車、洗濯機、タンスなどの日用品を串刺しにした立体作品、リンゴで人をかたどった、リンゴジュースを出す「アップルマン」のオブジェなどを展示する。
壁面には、京阪の沿線図を描いた20メートル×3.5メートルの巨大絵画を展示。「vol.0」開催時に鳥瞰(ちょうかん)図絵師・吉田初三郎氏の鉄道図絵が拡大展示されていたことから西野さん流の沿線図を描いたといい、7月初旬から全駅をリサーチし、各駅にちなんだモチーフを描いた。会場では、リサーチこぼれ話やインタビュー記事を掲載したプログラムも300円で販売する。会場奥には、4つのインターネットルーム作品も展示し、作品内のPCから展覧会特設サイトへ沿線駅情報を投稿することもできる。
期間中、中之島バンクス(中之島)では、「横山裕一 トラベル展」を開催。漫画と美術で活躍する横山さんのセリフや効果音の無い漫画「トラベル」の原画を展示する。なにわ橋駅地上出入り口壁面にも拡大した作品を展示した。11月6日には、中之島バンクスで横山さんと西野さんのトークイベント、12月上旬には、しりあがり寿さんのトークイベントを予定する。
アートエリアB1の開館時間は12時〜19時。月曜休館。入場無料。12月25日まで。
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「日本沈没」の創作メモ、小松左京さん宅で発見
http://www.yomiuri.co.jp/national/culture/news/20111027-OYT1T01256.htm?from=top
7月に80歳で亡くなったSF作家、小松左京さんが、社会現象となった1973年の代表作「日本沈没」用に書いたと見られる創作メモが見つかった。
地殻変動で日本列島が水没するという小説「日本沈没」は、オイルショック後の社会に衝撃を与えた400万部のベストセラー。小松さんの死後、大阪府内の自宅に、原稿用紙などに走り書きした日本列島や地殻の図などの創作メモが残されているのが分かった。
沈没を事前に予見した科学者・田所博士と政界の黒幕・渡老人が、国土を失った日本人の試練を語りあうエピローグの名場面の草稿6ページ分もあった。関西で育った仏教的観念と関東の武家政権のリアリズムの対比で日本人の精神史を考察するなど、完成稿とは異なる。そうした思索を経て、日本の風土への愛情を告白し民族の成長を促す発表原稿へと至ったことがうかがえる。
(2011年10月28日03時05分 読売新聞)
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http://mainichi.jp/area/osaka/news/20111101ddlk27200423000c.html
博燦会:観世流能楽師・山本博通さん、弁慶の「安宅」披露−−5日、中央区 /大阪
観世流能楽師、山本博通さん(50)の自主公演「博燦(はくさん)会」が5日午後2時、大阪市中央区上町の大槻能楽堂で開かれる。山本さんがシテ・武蔵坊弁慶をつとめて、大曲「安宅」を披露する。
兄・頼朝に追われ、山伏に身をやつして加賀国安宅関に差し掛かった義経一行。関守に素性を怪しまれるが、偽の勧進帳を読み上げ、義経をつえで打ちすえる弁慶の機転で九死に一生を得る。勧進帳の読み上げや総勢10人の山伏が関守に詰め寄る場面、弁慶の舞など見どころ尽くしの一曲。歌舞伎「勧進帳」の原曲としても知られる。
「初心に帰って芸道を磨く場」として昨年、この会を開始した山本さんは「自分にとっては、体格的にも技量的にも難しい曲だが、どんな曲でも舞える役者を目指して挑戦したい」と話している。
落語家の桂吉坊さんの案内で能楽師、梅若玄祥さんと舞踊家、藤間勘十郎さんの親子対談がある他、勘十郎さんの舞踊「新高砂」も上演される。一般7000円(前売り6000円)、学生3500円(同3000円)。大槻能楽堂(06・6761・8055)。【澤木政輝】
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>798
これは絶対に許されない。
阪大まで東京メディアの策略に加担するのか?
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阪大外国語学部、非常勤講師ゼロ案を取り下げ24%削減
http://www.asahi.com/kansai/news/OSK201110260012.html
学部独自で雇用する場合を除き、大阪大が外国語学部の非常勤講師を3年間でゼロにするリストラ提案をした問題で25日、教育担当の東島清理事と高階美行・外国語学部長が話し合い、外国語学部側が提案した、4年間で24%削減する案で合意した。非常勤講師の受け持つ授業は、現在の年915コマが2015年度に年701コマになる見込みという。
リストラを提案した東島理事は、「どうしても必要な科目を残したいという説明を受けて、教育の質を低下させてはいけないと判断した」と話している。
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映画「けいおん!」の“聖地”を巡ろう JALとコラボしたフィンランド&ロンドン5日間ツアー
JAL(日本航空)は12月3日(土)から、12月公開予定のアニメ映画「けいおん!」とコラボレーションした海外ツアーを実施します。登場人物の別荘があるというフィンランドと、卒業旅行で訪れる設定のロンドンを巡ります。基本価格は18万9900円〜30万9900円(燃油サーチャージ込)です。JALのサイトでは受け付けを開始しています。
▽ JAL海外ツアー-けいおん!!紬ゆかりのフィンランドとロンドン5日間-海外旅行・ツアーならJALパック
▽ 映画けいおん!公式ホームページ|TBSテレビ
「けいおん!!紬ゆかりのフィンランドとロンドン5日間」は、作中のバンド「放課後ティータイム」のメンバー「琴吹紬」の別荘があるフィンランドと、映画で卒業旅行として訪れるロンドンを巡るツアーです。フィンランドでは、首都のヘルシンキに宿泊します。ロンドンでは、中心エリアのオックスフォード・サーカスまで地下鉄で25分程度のホテルに宿泊するとのこと。オプショナルツアーの「ロンドン半日市内観光」(別料金)に参加すると、バッキンガム宮殿をはじめとするロンドン市内の観光スポットが巡れるそうです。
出発日は、12月3日(土)から2012年3月31日(土)までの間で毎日設定できます。ただし、12月23日(金)と12月31日(土)は選べません。出発地は、東京の成田国際空港、大阪の関西国際空港と大阪国際空港(伊丹空港)、愛知の中部国際空港、北海道の新千歳空港、福岡の福岡空港から選べます。
http://b.hatena.ne.jp/articles/201111/6433
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>>808
この映画けいおん!ツアー。対象となる都市が5つと空港か6つあります
東京(成田)
大阪(関空)
大阪(伊丹)
名古屋(中部)
札幌(新千歳)
福岡
なぜか大阪だけ関空と伊丹の二つあります
(大阪(伊丹)は成田からの国際線を利用させるのに欠かせないためとかか)
・JAL海外ツアー-けいおん!!紬ゆかりのフィンランドとロンドン5日間-海外旅行・ツアーならJALパック
http://www.jal.co.jp/intltour/eur/k-on/
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>>811
フィンランドへの直行便なんてフィンランド航空1社だけで
関空にも入っているのですから伊丹を入れる必要は無いと思うんですがね。
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脳波でロボット動く…ALS患者支援に道
http://www.yomiuri.co.jp/science/news/20111103-OYT1T00172.htm
運動まひのある患者の脳表面の脳波から運動の意図を読み取り、ロボットの手や腕を動かすことに、大阪大学の吉峰俊樹教授(脳神経外科)などのチームが世界で初めて成功した。
筋肉を動かすことのできない筋萎縮性側索硬化症(ALS)の患者の運動や意思伝達を手助けする装置の開発につながると期待される。米国の神経科学専門誌に3日発表する。
研究チームは、難治性てんかんなどの治療のため、脳表面に電極を置く手術を受けた13〜66歳の12人の患者の承諾を得て、手を握ったり、肘を曲げたりする時の脳波を計測。運動の開始時に、脳中央部にある中心溝内の脳波の高周波成分が増加し、そのパターンが運動の種類によって異なることを発見した。患者ごとに脳波の特徴的なパターンをコンピューターに記憶、学習させることで、患者の運動を60〜90%の精度で推定することができた。神経を損傷して腕が5年間動かせなかった患者でも、運動をイメージすることで、その意図を推定できた。
軽い運動まひのある患者を含む4人で、脳波を使ってロボットの手と腕を動かすことに成功した。
(2011年11月3日09時06分 読売新聞)
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レス先:
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/travel/6501/1309587553/n816-817
興味深いこと教えていただき、どうも。矢部博士(東工大)の開発したエネルギーリサイクルには、複数の技術が結びついてますね。
特許出願した太陽光励起レーザーには新素子(非公開)が使われ、淡水化技術とマグネシウム抽出が結びつき、
さらにマグネシウム再生技術。資源は際限なくありコストはゼロ、排ガスによる汚染もゼロ、エネルギー効率も悪くなく、
リサイクル可能と、ほぼパーファクトな代替エネルギー。
装置一式の制作費に2〜4億円くらいでしょうか?
どこかが100億円さえ投資すれば十分市場化できるはずですが、日本企業はなぜ消極的なのか考えさせられます。
シナやUSAが狙っているのは確実。
矢部博士のマグネシウム機関のポイントは、二大生命源(太陽と海)の関係をレーザー技術によって極限化することにあると見ます。
また海水にはマグネシウムのほかにもっと有効な元素があるはずです。
矢部博士の発明は、代替エネルギーの開発方向が、レーザー−太陽光−海中元素に集約されてゆくことを示唆しているのでは?
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メタンハイドレードはいわば海底LNGです。海底ポンプで採取して通常の火力発電の燃料にするだけ。漁船音波探知機で発見するので、
漁民に併業させれば、地方経済のテコ入れにもなります。ところが、資源既得権者の妨害のほかに海外の侵略という阻害要因があるそうで:
田母神俊雄&青山繁晴 メタンハイドレート
http://www.youtube.com/watch?v=TtVb_SglvdU
http://www.youtube.com/watch?v=jjBQ3dyHbxE&feature=related
http://www.youtube.com/watch?v=5Ljhk06x0so&feature=related
日本における代替エネルギー開発の阻害要因は、石油精錬とタンカー業者です。彼らは既得権防衛のために、
新エネルギー開発に冷淡であるばかりか、妨害さえしてきました。彼らの背後には欧米の石油メジャー。この依存構造は戦後から固定しています。
ただし産油国依存がない電力供給業者は研究に投資する自由があるはずです。
供給業者は地域経済と結びつきが強いので、商社と政府に対して物言える地方首長が必要です。
だから、橋下氏の関電へのエネルギー政策提言は、ある方向性を暗示しているように思えました。
願わくば、代替エネルギー開発まで進むことを。
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>もしもレーザー技術がより発達してミサイル防衛に現実に使えるようになれば
ロナルド・レーガンが提唱したSDIのことですね。
ソ連の譲歩と崩壊により、この計画の目標が消滅したことと、レーザーによる対ミサイル戦略防衛は危険だとする学者の声を入れ、表向きは開発中止になったそうです。1980年代後半〜90年代、日本の技術が
USAを追い抜き最先端にあったと認められています。その後、マスコミは話題にしなくなりましたが、自由電子レーザーの研究は
以後も続けられ、遥かに進んでいるはずです。
人工衛星から放射して対ミサイル防衛、海水水素分離や淡水化に転用することは、SFの世界ではありません。数年内に可能と見られてます。
でも国防への転用は公開しないでしょう(ただでさえ諸外国が虎視眈々と監視しているのに)。スパイ防止法が必要。
大阪大学大学院工学研究科自由電子レーザー研究施設(阪大レーザー研とは別の施設)
http://www.fel.eng.osaka-u.ac.jp/index.html
日本はレーザーなど優れた技術を持っているにもかかわらず、ソフトバンクの孫の「メガソーラーパネル」構想を持ち上げる
マスコミや政府はバカとしか言いようがありません。
レーザーで集光増幅されてない、自然太陽エネルギーは効率性が低いだけでなく、安定性も劣り、
先進工業国の必要条件である安定供給を満たしません。
孫はそれを知っているからこそ提唱しているのです。
彼の言う脱原発も、日本の電力源を韓国原発に掌握させ、日本を隷属しようとする陰謀です。
こういう連中とは戦わねばなりません。
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反原発を裏で主導しているのは反日勢力。
団塊左翼(死語?)はいいかげん目を覚ましてほしい。
アメリカやフランスは日本がどちらに向かうにしてもある程度商売できるのでしょう。
韓国に電力依存なんてありえないですね。
先だっての停電も国家危機直前だったらしいじゃないですか。
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>>818
>反原発を裏で主導しているのは反日勢力。
実際に反原発デモの主催者を見てみると、と〜ても香ばしい面々が揃っています。
>韓国に電力依存なんてありえないですね。
そうですね。
あの国は『ケンチャナヨ』気質の国なので、まともな電力供給が期待しがたいと思います。
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>>815
矢部博士のマグネシウム文明論の最大のキーは、おそらく
電気に変換が容易なエネルギーの貯蔵に、欠点の多い水素ではなく固体の金属を使う点でしょうね。
それに太陽光、レーザー、淡水化、海洋資源と取り出しを組み合わせられるとは、
天才っていらっしゃるのだなあと思います。
> 矢部博士の発明は、代替エネルギーの開発方向が、レーザー−太陽光−海中元素に集約されてゆくことを示唆しているのでは?
この表現は完結で説得力がありとても美しい表現ですね。
日本は「海の国」であり「太陽(あるいは山)の国」です。
日本人の祖先はアラビア半島南部から、氷河期で海面が低く常春だったユーラシア南縁の
海沿いを太陽の昇る東へ火山の多い地域をずっと移動してきた種族の末裔なのが、
最新のDNA分析では判ってきています。
この国の男子や女子は、日子(太陽の子)、日女(太陽の娘)と呼ばれ、
古くから地中の洞穴よりも、陽の当たる高床式の住居を好み、食事は菜食や魚食を中心にしてきました。
中でも大阪平野はこのような植物・海洋型の文明の極致、歴史的中心と言える都市です。
こうした発明が21世紀に日本人の手でなされようとしているのは、素晴らしい話ですね。
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>>817
現行の太陽光発電では、経済性や発電量で日本の電力源の主力にするのは、
無理があるのは確かでしょうね。
代替エネルギーの中でもこれに集中して高い補助金が付いてきたのは、
ピーク時(夏場の日中)の出力が高く、出力調整が苦手な原子力の補完として
期待されてきたからだと考えられます。(つまりあくまでも原子力推進政策の一環)
メガソーラーを唱える韓国人の意図は、御指摘のように原子力産業での
韓国優位の確保なのが見え見えです。
私の考えですが、これを逆手にとって、彼ら朝鮮を原子力依存国家へ誘導して、
日本は早期に原子力に依存しない次世代型国家へ移行してしまうのが有効と考えます。
いきなりにこの時代は来ませんが、それまでの移行期間は、軍事的には日米同盟が重要です。
せっかく4丁目の案山子さんへのレスなので、隠さずに書いてしまいますが、
オランダ覇権時代以降、どの時代の文明でも、エネルギーの主力技術と
軍事での中心的な技術は驚くほど強くシンクロしてきました。
次の時代のエネルギーにレーザーがどうも重要な役割を担いそうな可能性が強い。
そうであれば、軍事的にもレーザービームによる防空システムが決定的な要素になる可能性が高い。
そしてこの強力な防空システムは、何よりもミサイルと相性の良い核兵器にとっての本質的な天敵となる。
(核爆弾を搭載した爆撃機への防空にも当然使える。)
あとは内部に侵入するテロ工作員を断てば、対核兵器の脅威は根絶できますが、
これは特別永住権制度の撤廃や、4丁目の案山子さんの仰るスパイ防止法が必要になるでしょう。
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>821補足
天才ロナルド・レーガンが米国内のマスコミを含む反対派(隠れ親ソ派)などの妨害)や技術的未成熟もあって、
理想通りには完成されなかった(しかし冷戦を終わらせるくらいの効果はあった)SDI構想ですが、
この理想であったレーザービームによるミサイル防衛システム実現時に、
これのメリットをより大きく受けるのは、21世紀では米国よりも日本、東日本よりも大阪など西日本、
より直線距離で近い位置からの核兵器の脅威を受けている地域です。
20世紀は陸や海よりも空の軍事力が圧倒的に優位だった時代ですが(引き金は日本の空母機動部隊)、
空に対する防衛技術が高まっていけば、日本を含む島嶼国(&準島嶼国)勢力にとっては、
例えば朝鮮半島のようなリムランド(大陸周辺ベルト)への無理なコミット、前方展開が必要なくなります。
日本(日米同盟)にとっては、日本海・対馬海峡・東シナ海を防衛ラインにできることになります。
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6日まで阪大で大学祭 震災考える企画展も
2011年11月5日
http://www.nnn.co.jp/dainichi/news/111105/20111105034.html
大阪大学豊中キャンパス(豊中市待兼山町)で4日、大学祭「第52回まちかね祭」が始まった。コンサートなどのステージ企画をはじめ、発生から約8カ月が経過した東日本大震災について考える催しなどが行われている。6日まで。
テーマは「阪大、∞(はんだい、むげんだい)」。創立80周年を迎え、日本の復興に、世界の発展に寄与していく大阪大とその学生が、無限大に羽ばたくようにとの願いを込めた。
初日、キャンパスでは各サークルなどによる模擬店に多くの人が集まり、ステージではバンド演奏などが行われ、にぎわいを見せた。
同大公認サークル「人権哲学研究会」は、東日本大震災の被災地に思いをはせようと「被災地は、今。」と題して部員たちが現地で撮影した震災後の街の風景写真とともに、復興に向けて尽力する人たちを紹介した記事などを展示している。
同会の浅井亮博副委員長は「展示を通じて心の中に何かをとどめてもらえたら」と話していた。
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目指せ「食育王」 近畿代表に咲くやこの花高生
2011年11月6日
http://www.nnn.co.jp/dainichi/news/111106/20111106021.html
インターネット申し込みによるWEB予選には全国から159チーム(3人一組)が参加し、食育の知識を問う4択方式のクイズと作文の審査を通して10チームが本戦の出場切符を得た。
近畿代表に選ばれた咲くやこの花高食物文化科1年の本間莉虹さん(16)、三浦優泉さん(16)、杉木楓さん(15)の3人はクイズで40点満点を獲得。近畿ブロックには満点チームがほかにもあったが、作文に「家族」との食事の必要性を強調し、代表の座を射止めた。
本戦の審査項目はクイズ、魚のさばき方、野菜の切り方に加え、自ら創造する鉄板料理の技術や内容も審査の対象になり、お好み焼きをベースに具材を検討する咲くやこの花高の3人は「やるからには中途半端は嫌」と準備に余念がない。
もともと、3人が学ぶ食物文化科は府内の高校で唯一調理師免許を取得可能な学科で、「将来は食に関係する仕事に就きたい」と三浦さん。父親が調理師である杉木さんは「一緒に料理した私に『センスがある』と父は言ってくれた」と進学先として同科を選択。4人きょうだいで長女の本間さんは「お母さんの手伝いをして料理に興味があった」と言う。
食育王選手権は3人にとって実践を積む機会になり、指導する同校首席の北村由賀さん(45)は「選手権で学んだことを食育に生かしてほしい」と期待を寄せている。
食育王選手権会場の福井市は、「化学的食養長寿論」の発表を通して日本で最初に「食育」の言葉を使った医師、石塚左玄(1851〜1909年)の出身地。「食を選択する力」を高校生に身に付けてもらおうと、福井県は2007年から毎年、同選手権を開いている。
食育活動が盛んな福井県で20日に開かれる「全国高校生食育王選手権大会」の近畿代表に、大阪市此花区の咲くやこの花高の女子生徒3人が決まった。「独りでおとなしく食べるよりも家族でワイワイ話しながら食べる方がおいしい」との思いをまとめた作文が予選突破の決め手。本戦で競う創作料理では「お好み焼き」を選び、郷土色を前面に出す。
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名前を付けて 天王寺動物園のケープハイラックス
2011年11月6日
http://www.nnn.co.jp/dainichi/news/111106/20111106025.html
あべのマーケットパークキューズモール(大阪市阿倍野区)は、天王寺動物園(同市天王寺区)で12月中旬に一般公開予定の有袋類小動物「ケープハイラックス」の名前を募集している。20日まで。
同モールは今年4月の開業から地域還元施策「天王寺動物園プロジェクト」に取り組み、ケープハイラックス3匹(雄1匹、雌2匹)を天王寺動物園へ寄贈した。ケープハイラックスはアフリカに生息する草食動物でウサギくらいの大きさ。
採用された人にはプレゼントが贈られる。応募用紙と応募ボックスは、キューズモール地下1階インフォメーションと天王寺動物園アフリカサバンナゾーンに設置されている。
問い合わせは電話06(6771)8401、天王寺動植物公園事務所へ。
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入賞作85点決まる 本の帯創作コンクール
2011年11月05日
http://mytown.asahi.com/osaka/news.php?k_id=28000001111050001
児童書の装丁に彩りを添える「帯」を小学生がデザインする第7回大阪子ども「本の帯創作コンクール」(大阪読書推進会、朝日新聞大阪本社主催)の入賞作85点が決まった。課題図書部門で最優秀の府知事賞や朝日新聞社賞、大阪国際児童文学館賞を受賞した計9作品は実際に本の帯として印刷され、府書店商業組合加盟の書店に並ぶ。
34市町村の183校から計9790点の作品が寄せられた。低、中、高学年それぞれに6点ずつある課題図書の部門と、自由に本を選ぶ自由図書部門があり、デザインが装丁と合っているか、本の内容を表しているかなどを審査した。
表彰式は12日午後1時から、大阪市中央区北浜東のエル・おおさか2階の大ホールで。入賞作を含む優秀作品は、この日正午から午後4時まで、10階宴会場に展示される。問い合わせは府書店商業組合内、大阪読書推進会事務局(06・6361・5577)へ。
(以下略)
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>>820-822
教えて欲しいのですが、槌田敦博士は矢部博士のマグネシウム文明論に対して、どのような評価を述べてますか?
資源の未来に対して好対照な学者です(槌田氏は悲観的、矢部氏は楽天的)。
槌田博士は日本で最初にCO2温暖化説への懐疑論を提出した学者として尊敬しています。でも、「リサイクルは無駄使い」
「すべての代替エネルギーは、その製造に投入される物質・燃料が膨大なため意味がない」「化石燃料が最も効率的エネルギー」
といった彼の説に接すると鬱陶しくも感じてました。
彼の立脚点は、エントロピー論の延長で、エネルギーと物質を同系列に一元化してしまう。確かに物質はすべて、最終的にはエネルギーへ転化して放散するものです。しかし、彼のエネルギー収支はあまりにもマクロ的。
また、化石燃料が最ももっとも効率的で安全と断言できるのでしょうか?彼には重水素やマグネシウムなど海中元素への視点がないようです。
レーザー製造・稼動のための物質+投入エネルギーは膨大ではないはずですが。
常温核融合に至っては、彼の説ではまったく不可能なはずなのに、追試で実証されています(データ反復性が乏しいとは言え)。
たーたんさんは、槌田エントロピー論と矢部マグネシウム文明論との問題を、どのように考えられるだろうか?
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>>827
「エントロピーは増え続ける。密度の高いエネルギーが減って、熱が増えていく。」
といった熱力学第二法則は、カルノーサイクルなどで説明はされますけれども、
厳密な意味で完全な「証明」がなされている法則ではなく、
私は遅かれ早かれ(人類が無事に発展できればですが)将来、崩れるだろうと確信しています。
理由ですが、マクスウェルの悪魔は、ナノテクが将来、今と比べ用もなく進めば、
どんな形かはともかく、あっけないほど簡単に実現すると考えるのが当然と思われるからです。
ミクロな形でいえば、自然界でも熱から光へのエネルギー変換などは普通に起きています。
すごい疎らに偶発的に起きているだけなので使用できないだけですね。
槌田博士の本は、10年くらい前に一度読んだ記憶があるだけですが、
仰るように、リサイクルで結構エネルギーが消費されることが大きいから、
却ってエネルギーの節約のためにはならないということを強調されていて、
なるほどと思ったことがあります。
まあ「これまでの」人類の文明の歴史は、エネルギーの制約が決定的に大きかったので、
暗いけど非常に真面目な論考だとは感じますね。
他の人で大阪に縁が深い人だと、堺屋太一さんが昔の本で、こういう視点が多かったような。
繰り返すと、私の個人的な勘ではこの問に関しては将来的に超楽観的です。
上手く時間的かもしくは空間的に集約してしまえば、自然状態での疎らなエネルギーが
実用的なレベルで高密度になるというのも、一つの答えではないでしょうか。
(私は整序するような別の方法で将来、エントロピー増大則が破られるのかもとなんとなく昔に想像してましたが。)
物理法則や哲学的な話ではなくて、純粋に技術的な課題の話だとは思っています。
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>>828
>私は遅かれ早かれ(人類が無事に発展できればですが)将来、崩れるだろうと確信しています。
第二法則は、世の中の物理法則で唯一絶対的な法則、他の法則によって打ち破られるような暫定法則ではない唯一の法則だったのではないでしょうか?
>理由ですが、マクスウェルの悪魔は、ナノテクが将来、今と比べ用もなく進めば、
>どんな形かはともかく、あっけないほど簡単に実現すると考えるのが当然と思われるからです。
マックスウェルの悪魔はだいぶ前に、そのパラドックスが解消されたんではなかったでしたっけ?
まあ、科学は不確実性が伴いますから、将来どうなるかはわかりませんけどね。
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>>829
>まあ、科学は不確実性が伴いますから、将来どうなるかはわかりませんけどね。
私もそう思えます。「マクスウェルの悪魔」の思考実験は分子レベルの話です。
しかし、素粒子レベルではどうなるか? 現在の研究水準では完全に否認することも完全に肯定することもできません。
分子の動きによるエントロピー増大と観察による情報量の増大は相関関係にあることが発見され、以降、熱理学第二法則は情報理論に発展しました(ある分子を識別したことによって得られる情報量=1ビット)。
ここで私が関心あるのは、
情 報 量 の 増 大 は、「 時 間 の 非 対 称 性 」(時間の不可逆性)を 絶 対 的 な 前 提 と し て い る こ と。
観察前と観察後の情報量の差が増大分であり、それは時系列の増大に還元できるからです。
さらに言うと、
永 久 機 関(マックスウエルの悪魔)の 否 認 は、「 時 間 の 非 対 称 性 」と い う 物 理 学 に と っ て 致 命 的 な 限 界 を 前 提 と し て い る の で は?
ところが数年前、ジュネーブからイタリア中部まで、光とニュートリノを放射させて、ニュートリノが1億分の6秒早かったという結果が出ました(まだ観測誤差に注文をつける学者もいますが)。
この結果をそのまま受け入れたとして、
相対性理論によると、ニュートリノは時間を逆行することになります(相対性理論自体が見なおされる可能性もあり)。
ここから、「時間の非対象性」という物理学にとって致命的な壁は崩れるかも知れないのです。
つまり「 ニ ュ ー ト リ ノ 時 間 」は、情 報 量 を 増 大 さ せ る こ と な く、分 子 を再 配 分 で き る 時 間 系 列 に な り 得 る の で は ?
たーたんさんの「ナノテクが将来・・」という永久機関への楽観論を、私流に言い直すと、このようになります。
あと形而上学的な問題になりますが、
エントロピー論の弱点は、空間(宇宙)も時間も共に「有限」である、という形而上学的提言命令を無言のうちに前提としていることでは?
エントロピーは増大するばかりで止めようがない。すべての物質は熱(高エントロピー)に転化して、
宇宙はやがて消滅するという宿命論です。
槌田博士の悲観論は、「有限」という形而上学的概念を非反省的に物理現象へ導入して、しかも、そのことに無自覚である
ことに由来するのでは?
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府外の活動を拡大 日本センチュリー交響楽団
2011年11月7日
http://www.nnn.co.jp/dainichi/news/111107/20111107014.html
公益財団法人日本センチュリー交響楽団(旧大阪センチュリー交響楽団)は来年度の公演概要を発表した。本年度から始めた大阪府外の演奏会の開催地を増やし、NHK大阪ホールでの平日昼間のコンサートにもチャレンジ。日中国交正常化40周年を記念し中国公演も予定しており、さらなる知名度アップとスポンサー確保に努めていく。
大阪センチュリーは1989年に府によって設立され、補助金のもとで運営してきた。しかし2009年度からその補助金が大幅に減り、本年度以降は廃止が決定。それを受け、事業収支の増加、国・民間・団体からの助成の確保、寄付金の確保に取り組んできた。
ことし4月からは、寄付についての税制上の優遇措置のある公益財団法人として再スタートを切った。これまで通り大阪を拠点にしながらも、日本、世界を視野に活動を展開していこうと名称も“日本−”に変更した。
10年度の収入は7億400万円で、支出は7億1千万円。不足分は特定資産を取り崩して充当した。11年度予算は収入が7億500万円、支出は7億6400万円。10年度にはあった府の公的支援1億1千万円がカットされた分、特定資産の取り崩し額が増えた。2億6千万円を取り崩す見込みだ。
民間支援額は、10年度の950万円から11年度は大幅増の6千万円を見込んでいる。この内訳はオフィシャルサポーターのゴールド協賛(500万円)1人、ボランティア協賛(100万円)3団体▽法人賛助会員54社▽個人賛助会員75人など。
公益財団法人化したメリットを生かして、さらなる支援協力を求めていく。また、演奏活動の拡大にも力を入れ、本年度新たにスタートした三重、福井、神戸での特別演奏会を来年度はさらに増やして福山、高松でも予定している。
NHK大阪ホールでの年4回の「四季コンサート」も好評で、来年度はうち2回を平日昼間に持っていき新たな客層開拓を試みる。来年5月には上海交響楽団との合同で上海・蘇州・杭州での演奏会を計画中だ。楽団理事長の水野武夫氏は「ビジョンの一つは『交流・平和』。世界の人たちと交流し世界平和に少しでも貢献したい」という。
10回の定期演奏会では音楽監督の小泉和裕氏の指揮でオルフ「世俗的カンタータ『カルミナ・ブラーナ』」(12年4月)や、ブルックナー「交響曲第1番」(同7月)と「第7番」(13年3月)などを演奏予定。小泉監督は「大阪だけでなく外でも評価を得たら励みになり、成功すれば成果になり身になっていく。僕の使命はいい演奏をすること。来年度が勝負だと思っている」と力を込めた。
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千日前でインディーズアイドル主演の短編映画祭−20作品がエントリー
http://namba.keizai.biz/headline/2051/
千日前の味園ビル(大阪市中央区千日前2)2階のライブシアター「なんば紅鶴」で12月4日、関西を中心に活動するインディーズアイドルを主人公にした短編映画を上映する「10minutes映画祭」が行われる。
ライブハウス「難波ベアーズ」(浪速区難波中3)で定期的に行われている「地下アイドル」発掘イベント「10minutes(テンミニッツ)」の関連イベントとして行われる同映画祭。10minutesは、元モダンチョキチョキズのメンバーで、アーティストの保山ひャンさんが企画し、昨年8月に1回目を開催。1〜2カ月に1回のペースで予選会を行うほか、今年3月には第1シーズンのグランプリ大会も行われた。現在は第2シーズンとして予選会が行われている。
映画祭には、関西を中心に活動する映画監督やミュージシャンなど20人がエントリー。10minutesに出演したインディーズアイドルを主演に、10分以内の短編映画を自主制作し、上映する。
同映画祭を企画する長江将史さんは「グランプリを獲っても何かあるというわけではないが、監督自身がアイドルを使って作品を作ることで新たな発見をしてくれれば」と意図を話す。「『アイドル』と『映画』はよく知られているが、『地下アイドル』や『自主制作映画』を知らない人は多い。(映画祭として実施することで)知らない世界を一緒に見てもらうことができ、相乗効果が得られれば」とも。
映画に出演する野中ひゆさんは「10minutesに出演している人は、アイドルを目指していたり、自分を出したり、表現できる場が欲しい人が多い。(1人で演じる)ステージと違い映画の場合は企画書があり、他の人やとりとりをしながら、監督が求めているものを出していければ」と意気込む。
開催時間は18時〜。入場料は1,000円で、別途ワンドリンクの注文が必要。
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空きアパート、創造空間に 西成に現代アート発信基地 大阪
2011.11.8 02:03
http://sankei.jp.msn.com/region/news/111108/osk11110802030004-n1.htm
■12日オープン
大阪・新世界を拠点に芸術活動を推進する組織が、西成区の空きアパートを借り受け、新しいアートの発信基地として12日にオープンさせる。住人のいなくなった築60年の建物を“まち”とつながる創造の場として再生させる試みで、地元の現代アート作家、梅田哲也さん(32)がこの建物自体を作品化した展覧会「小さなものが大きくみえる」で開幕を飾る。
この組織は「ブレーカープロジェクト実行委員会」。大阪市の文化事業として平成15年に活動を始め、これまで新世界などを題材に、さまざまなアートプロジェクトを展開してきた。
新たな拠点は、元のアパート名にちなみ「新・福寿荘」と命名。活動の中で出会った建物の所有者に「戦後の歴史が刻まれた地域資源として使ってほしい」と請われ、借り受けた。「数年前まで住人がいた21の部屋と木の廊下などに残る生活感、さび止めだけを塗った赤い外観が魅力的だった」といい、ギャラリーやアトリエなどとして活用していく考えだ。
プロジェクトの企画立案を担当する大阪市立大特任講師の雨森信さん(42)は「高層マンションや大型モールが出現し、再開発が進むこのエリアで、実験的な創造の場にしたい」と意気込む。
開幕展を担当する梅田さんは「お化け屋敷のような屋根裏や木の階段があったりする廃虚のような空間に光や音を交錯させ、“見えたもの”を作品として感じてほしい」と話している。
開幕展は12月4日まで(火曜休)。入場料300円。期間中、夜間限定公開の作品を1人で楽しめる1泊プログラム「寝・福寿荘」(別料金)などの関連行事も。問い合わせは、同委員会事務局((電)070・5046・8667)。
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書店:街の本屋さん奮闘 定期購読契約数、全国上位に大阪の4店
http://mainichi.jp/kansai/news/20111108ddf041040024000c.html
◇大阪流、武器はコミュニケーションと機動力
全国の書店を対象にした雑誌の定期購読の契約獲得ランキングで、大阪市の小さな書店が今年も上位を独占した。大阪流の武器は、顧客とのコミュニケーションと手元まで本を届ける機動力。特に梅田かいわいは、大型店の進出で全国有数の激戦区とされるなど逆風は強まるばかりだが、大阪が誇る「街の本屋さん」は奮闘している。【近藤希実】
日本雑誌協会(東京)は02年から毎年、雑誌の定期購読の予約件数(7〜9月)を書店別にまとめている。このキャンペーンには全国の書店の約3分の1に当たる5000店以上が参加し、大阪勢が毎年、上位を占める。
特に、08年以降は福島書店(西区)▽カペラ書店(北区)▽まや書店(同)▽隆祥館(りゅうしょうかん)書店(中央区)−−の4店で1〜4位を占めている=順不同。今年も571件の契約を獲得した福島書店が首位で、他の3店が続いた。いずれも、本を配達する「外商」にこだわる小さな書店だ。
大阪市北区西天満2のオフィスビル地下1階の「カペラ書店」。従業員らは毎朝、約70平方メートルの店内で数百冊の雑誌を仕分けする。その後、バイクや自転車で経営者の事務所や企業の部署まで届ける。
戦後すぐの創業で、09年まで北区堂島浜1の新ダイビル(建て替え中)に店を構えた老舗。売り上げの大半が「外商」で、法人を中心に約3000の顧客を抱える。秋末勝代表(67)は「手元まで届けることで、お客さんの細かい要望をつかんでいる」。長年の顧客で財団法人理事の相模正三さん(64)は「配達に来た秋末さんと音楽や文化の話をするのが楽しみ」と語る。
09年から3年連続1位の福島書店は、大企業などの法人需要を積極的に開拓してきた。福島浩一社長(58)は「企業の経費削減などで書店には厳しい時代だが、降参するわけにはいかない。地域に愛される書店を目指す」。日本雑誌協会は「東京と比べ、大阪の書店は外商が盛ん。人と人の距離が近い気風が『街の本屋さん』を支えているのではないか」とみている。
◇書店大型化 不況に電子書籍…減り続ける店舗
大型書店の増加や出版業界の不況を映し、書店数は減り続けている。出版社「アルメディア」(東京)によると、全国の書店は01年の約2万900店から、今年(5月1日時点)は約1万5000店にまで少なくなった。全書店の半数は売り場面積が70坪未満の小さな書店だ。500坪を超える大型店は3%に過ぎない。しかし、売り場面積に限ると、大型店が全体の2割を占め、小さな書店の約1・6倍に上っている。
ただ、深刻な出版不況で大型店も安泰ではいられない。出版科学研究所(東京)によると、書籍と雑誌の販売額は、96年の2兆6500億円をピークに下がり続けており、09年には21年ぶりに2兆円を割り込んだ。
アルメディアは「電子書籍の普及も予想されており、規模にかかわらず厳しい状況だ。今後も書店の減少傾向は続くだろう」と分析している。
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「大阪ヨーロッパ映画祭」開幕−世界初アート系3D作品上映も
http://umeda.keizai.biz/headline/1195/
未公開のヨーロッパ映画を初上映する「ヨーロッパ最新映画初上映」をメーンイベントに据える「第18回大阪ヨーロッパ映画祭」が11月3日に始まり、約1カ月間、梅田周辺で関連イベントが開催される。
関連イベントも含め、昨年は6万人超を動員した同イベント。今年も多彩なプログラムを展開する。
今月18日〜23日に開催される「ヨーロッパ最新映画初上映」では、18日のオープニングで「Pina/ピナ・バウシュ 踊り続けるいのち」を上映。2009年に他界したドイツの天才振り付け家・ピナ・バウシュの作品をヴィム・ヴェンダース監督が3Dで撮ったダンス作品で、アート系の3D作品は世界初。会場は梅田ブルク7(大阪市北区梅田1、イーマビル7階)。今月9日〜23日には、イーマ1階多目的ギャラリースペース「ディーバ」で、同作品の上映を記念した写真展も行われる。
19日〜23日は、ホテルエルセラーン大阪(堂島1)のホールやバンケットを会場に約30作品を上映。ヨーロッパで大ヒットを記録したドリス・ドリエ監督の「ヘアドレッサー(仮題)」、ハリウッド俳優が出演するサスペンスコメディー「アイルランドの事件簿(仮題)」など、日本で公開予定のない話題作を上映する。19日・20日・23日には、子どもたちが遊びながら映画の仕組みを体感できるプログラムを用意。「お父さま、お母さまに、子どもを預けて優雅に鑑賞していただけるようにした」(広報の新美摩衣さん)。
同会場では、大阪・ミラノ姉妹都市提携30周年、イタリア統一150周年を記念し、ミラノに関する作品も特集。無声短編映画にイ・ソリスティ・ロンバルティ楽団所属のデュオが生演奏を合わせる世界初公演も予定。22日には、食文化、石油製品、電気エネルギー、原発などをテーマにする映画を上映する環境特集も。日欧の専門家を招聘(しょうへい)したシンポジウムも開く。
「ヨーロッパの『今』を堪能していただけるイベント盛りだくさんの映画祭が開幕。ぜひご家族連れでお越しください」と新美さん。上映スケジュール、チケット情報は、公式ホームページで確認できる。
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16日から「名作・心中天網島−」 市民講座参加者を募集 大阪
2011.11.9 02:18
http://sankei.jp.msn.com/region/news/111109/osk11110902190002-n1.htm
近松門左衛門の「心中天網島(しんじゅうてんのあみじま)」を題材にした市民講座「名作・心中天網島のおんな達」が、16日〜12月14日の毎水曜(23日を除く)午後1時から大阪市で開かれる。主催のNPO法人まちかど探検クラブは12日まで参加者を募集している。
16日は、市立総合生涯学習センターで映画「心中天網島」の上映や、「心中天網島と近松文学」と題した講演などが行われる。30日と12月7、14日はまち歩き。大長寺や八軒屋など“小春・治兵衛”ゆかりの地をたどる。雨天決行。
参加費は4回分1500円。定員先着40人。申し込みは往復はがきかファクスで講座名と住所、氏名、性別、年齢、電話・ファクス番号、メールアドレスを書き、〒530−0001大阪市北区梅田1の2の2の500、大阪市立総合生涯学習センターネットワーク・ラボL7「まちかど探検クラブ」(ファクス06・6345・5306)。問い合わせは同クラブ代表の奥谷博さん((電)06・6877・1975)。
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壘土舎展:11日から大阪市中央区 /大阪
http://mainichi.jp/area/osaka/news/20111109ddlk27040386000c.html
第5回壘(るい)土舎展(毎日新聞社後援)が11〜13日、大阪市中央区本町1の大阪産業創造館3階マーケットプラザで開かれる。
毎日書道展審査会員の前田龍雲さんの作品「艸」をはじめ、同審査会員の神田浩山、西森翠香、同会員の荒金申子、石川玄石、上平梅径、奥村章、川邉艸笛、木村皇雲、小竹正高、澤山翠篁、白井佳象、田面遙華、谷川ゆかり、中尾琴麗、仁井田小丘、松浦錦扇、八木花海、安木莫雲の各氏ら新進作家24人が書の美を求めて集う。
入場無料。問い合わせは同展事務局(06・6628・1810)。
馬酔木会書展:あすから中央区 /大阪
http://mainichi.jp/area/osaka/news/20111109ddlk27040387000c.html
第33回馬酔木(あしび)会書展(毎日新聞社など後援)が10〜12日、大阪市中央区心斎橋筋1のピルゼンギャラリー3階(06・6251・8561)で開かれる。
毎日書道展名誉会員の成田翠洋さんをはじめ、同会員の池辺和州、幸田翠溪、杉山秋月、中村雅子、安澤翠菖の各氏ら約20人が力作を展示する。入場無料。
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「大阪の自転車を考え展」 アサコムホール
2011年11月09日
http://mytown.asahi.com/osaka/news.php?k_id=28000001111090001
関西を中心に活動するデザイナーや映像作家らでつくる大阪クリエイターズ協会による「大阪の自転車を考え展」が、大阪市北区の朝日新聞大阪本社1階アサコムホールで開かれている。自転車をテーマにした協会の会員らの作品約20点を展示している。
放置自転車問題を改善するアイデアや子供たちが考える未来の自転車を表現したオブジェや映像、パネルと多種多様の作品が並ぶ。自転車のまま乗り入れる「バイシクルカフェ」のイメージを形にした京都府八幡市の内山田朗(あきら)さん(48)は「展覧会が自転車で大阪の街をこうしたい、と考えるきっかけになれば」。
17日までの午前10時〜午後6時(17日は午後3時まで)。土、日曜は休み。無料。問い合わせは同ホール(06・6201・8034)へ。
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山本能楽堂に博報賞
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/osaka/news/20111109-OYT8T00074.htm
参加型公演や模型作りなど 子供らへの興味に工夫
子供たちの豊かな人間性を育む教育に貢献した学校や団体を顕彰する「第42回博報賞」(博報児童教育振興会主催)の日本文化理解教育部門に、大阪市中央区の公益財団法人「山本能楽堂」が選ばれた。能を紙芝居で紹介するなど、日本を代表する古典芸能の魅力を小学生にも楽しめるユニークな方法で伝える取り組みが評価された。11日、東京で贈呈式が行われる。
山本能楽堂は1927年に設立。戦災で焼失し、現在の建物は50年に再建された。桟敷席があり、国の登録有形文化財。
山本能楽堂では20年以上前から親子に能を鑑賞してもらう教室が開かれていたが、能楽師で代表理事の山本章弘さん(51)が子供たちの表情を見て「窮屈そう」と感じ、2007年に教室の内容を一新した。能を大成した世阿弥の命日(8月8日)を含む年1、2回、小学生対象の体験型教室を開催。子供たちが能を描いた紙芝居を見たり、冠や舞台の模型など能にちなんだ小物を作ったりしている。
また、参加者の興味の段階に合わせて、知識をより深める連続講座を企画。謡を練習した子供たちが舞台に加わる参加型公演も行っている。山本さんは「能は難しいと思われがちだが、子供たちが笑顔になった時、魅力が伝わったと手応えを感じる」と話す。
こうした活動について、賞の審査委員らは「伝統芸能の普及活動に取り組む他団体に、多くの示唆を与えてくれる」と評価した。山本さんは「無我夢中で模索してきた方法が評価されてうれしい。社会的な責任を改めて感じている。能を伝えていくために、これからも工夫を凝らしていきたい」と話している。
(2011年11月9日 読売新聞)
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大阪医科大と大阪薬科大の両法人が合併協議
2011.11.9 19:17
http://sankei.jp.msn.com/region/news/111109/osk11110920130013-n1.htm
大阪医科大(大阪府高槻市)と大阪薬科大(同市)をそれぞれ経営する学校法人は9日、両法人を合併し、法人名を改称する方向で協議を始めると発表した。
医師、看護師、薬剤師の養成を一つの法人のもとで行うことで教育、研究、医療の総合医療教育の推進を図る。文部科学省によると、医科と薬科の単科大を経営する法人が統合するのは戦後に始まった現制度では初めて。
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アメリカ村の書店でアイヌ文化体験イベント−パネル展から衣・食・舞まで
http://namba.keizai.biz/headline/2055/
大阪・アメリカ村の書店「スタンダードブックストア」(大阪市中央区西心斎橋2、TEL 06-6484-2239)地下1階のカフェで11月19日、アイヌ文化を体験する参加型イベント「アイヌ文化に触れよう!一緒に歌って踊って、秋の味覚付!」が行われる。
アイヌ民族博物館(北海道白老町)が今月20日、大阪では初となる移動博物館「アイヌミュージアムフェア in 大阪」を中央公会堂(北区中之島)で開催するのに先立ち開く同イベント。同館学芸員による講話、伝統舞踊、竹製の伝統楽器「ムックリ(口琴)」演奏体験のほか、ビームス創造研究所・クリエーティブディレクターの赤田義郎さんと同社関西プレス担当の谷篤人さんがアイヌの民族衣装について語る「ファッション解説」のコーナーも予定する。
アイヌ民族博物館は2009年、「白老から世界へアイヌ文化を発信」しようと同フェアを開始。道外での開催は昨年の横浜に続き2回目となる。主催は「アイヌ文化とともに地域再生推進協議会」。来年3月には仙台市でも同フェアを予定する。
同館伝承課の山丸郁夫課長は「カフェのような場所で行うのは今回が初めて。文化を発信する側がオープンになって、アイヌの文化を知ってもらうきっかけ作りをしなければ。まずは気軽に来て体験してほしい」と話す。同店の中川和彦代表は「たくさんの人が北海道に出向いたり、博物館を訪れたりするきっかけになれば」と期待を寄せる。
開催時間は19時30分〜21時30分(予定)。参加費は700円で、ムックリと北海道産のサケを使った限定メニューが付く。事前予約が必要。店頭・電話・メールで予約を受け付けている。
同カフェでは現在、大正時代のアイヌ民族の姿を捉えた貴重な写真資料を紹介するパネル展「水面に映るコタンの記憶」が開かれている。アイヌ民族博物館所蔵のパネル9枚のほか、儀式で使われる敷物などを展示。期間中、北海道産のサケとイクラを使った「親子丼」とスープ「チャプオハウ」のセット(700円)を1日10食限定で販売する。
開催時間は11時〜22時30分。入場無料。
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橋下氏は、脱原発と送電システムの自由化を提唱すると公約に掲げましたが、以下の報道は示唆的です:
都心に次世代電力網、災害時も首都機能維持
読売新聞 11月7日(月)3時4分配信
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20111106-00000891-yom-soci
スマートグリッドはITを活用して、電力会社や再生可能エネルギー、蓄電池など複数の電源の中から最も効率のいいものを選択する送電システム。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20111106-00000891-yom-soci.view-000
いま問題になっている東電は脱原発に迫られています。スマートグリッドを送電システムの中枢にすると、
多元的なエネルギー源を併用するので、安定供給にかかるコスト軽減も目指せます。さらに代替エネルギー開発への弾みにもなります。
橋下氏の掲げる送電事業自由化は、スマートグリッドを避けて通れないでしょう。
アメリカでスマートグリッドが試験導入され、IT管理導入とともに、旧来の銅線に代えて超伝導体を導入も試みたとのこと。
伝導素材を冷却し電気抵抗ゼロに近つけて、送電ロスを抑える方法です。
超伝導体技術は日本がトップですが、伝導素材が常温でも電気抵抗を低く保つ技術はまだ開発中とのこと。
最新情報をご存知の方は、実用可能性について教えてください。
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旅を味わい歴史知る 拓本愛好家グループ作品展
2011年11月12日
http://www.nnn.co.jp/dainichi/news/111112/20111112027.html
大阪府吹田市内で活動する拓本愛好家のグループが、全国各地を訪ね歩いて収集した拓本作品などの展示が、吹田市泉町2丁目の市文化会館メイシアター展示室で行われている。13日まで。入場無料。
本年度秋季市民文化祭(市教委など主催)参加行事の一つ。「吹田市拓本会」が1年間の活動の成果を広く市民に見てもらおうと毎年開催しており、31回目になる。「なにわ拓本研究会」(上野隆造代表)と「吹田市拓本クラブ」(久藤昭太郎代表)の2グループが会期を前後半に分けて出展している。
「なにわ拓本研究会」のメンバーは年2、3回の採拓会で、関西のほか、岐阜県や岡山県など全国各地を訪ね歩いて拓本を集め、「龍となれ雲おのずと来る 九十歳実篤」と彫られた武者小路実篤の句碑の拓本など47点を並べた。
11日からは「吹田市拓本クラブ」の展示となり、メンバーが「治水」をテーマに採拓した淀川や大和川の石碑などの拓本を展示している。
上野代表は「拓本には旅を味わいながら採拓し、歴史を知る楽しさがある。メンバーそれぞれに採拓の仕方や表装が異なるのが見どころなので、それぞれの個性の違いを楽しんでもらえれば」と話していた。
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梅田で古見きゅうさん写真展 16日まで
2011年11月12日
http://mytown.asahi.com/osaka/news.php?k_id=28000001111120002
水中写真家の古見きゅうさんの写真展「GALAPAGOS 僕たちが特別ではなくなる場所」が、大阪市北区梅田3丁目のキヤノンギャラリー梅田で開かれている。古見さんが南米エクアドルの世界遺産・ガラパゴス諸島で撮影した作品37点を鑑賞することができる。16日まで。
古見さんは和歌山県串本町でダイビングガイドとして活動した後、水中写真家として独立した。14〜16日にギャラリーに滞在する予定だ。開館は午前10時〜午後6時(16日は午後3時)。日曜休館。入場無料。問い合わせは同ギャラリー(06・4795・9942)へ。
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大阪View:コスプレで日本元気に 震災復興にも一役 /大阪
http://mainichi.jp/area/osaka/news/20111113ddlk27050235000c.html
アニメやゲームのキャラクターに扮した若者たちが純和風の趣ある大邸宅に集い異空間を演出する。「コスプレ」は国際的にも注目を集める日本のポップカルチャーの一つだ。
コスプレを通して東日本大震災からの復興に一役買おうとコスプレ愛好家(コスプレーヤー)らでつくる「復興支援コスプレ委員会」(大阪市北区、杉本真依委員長)が今年5月に設立され、観光庁からの後援も受けて活動を始めている。
歴史的建造物など公共性が高く個人での貸切が難しい会場を使用した撮影会を企画し、収益の一部を義援金として震災被災地に寄付する。また今後、被災地訪問を計画するなど、「コスプレ」という国際的な観光資源を武器に「日本を元気にする」を目標にしている。
「コスプレ」とはコスチューム・プレーの略。コスプレイベントは東京や大阪など大都市を中心に開かれており、主催する組織も数十団体はあるという。
現在、同委員会の委員登録者は、関西を中心に約300人を数え、初年度目標は国内外合わせて1万5000人。委員に登録すると割引料金でイベントに参加できるなどのメリットがある。
事務局長を務める〓村(まつむら)崇さん(39)は「(コスプレを見ると)アニメから飛び出てきたようで、子供たちにも喜んでもらえると思います。来春には被災地に行って、子供たちをアニメやゲームのキャラクターに変身させてあげたいです」。
問い合わせは同委員会(06・6348・3366。http://www.jpcc.jp/)。【宮間俊樹】
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国循センター・小久保医師 論文賞金を吹田市に寄付 大阪
2011.11.12 02:16
http://sankei.jp.msn.com/region/news/111112/osk11111202160000-n1.htm
■「研究の恩返し市民に還元」
国立循環器病研究センター(吹田市藤白台)予防健診部医長の小久保喜弘医師(48)が11日、獲得した論文の賞金30万円全額を吹田市に寄付した。
NPO法人「日本高血圧学会」の学会誌に採用された小久保医師の論文が、10月21日に宇都宮市で開かれた同学会の第34回総会で最優秀論文賞を受賞した。
「吹田研究」と題した論文は、平成元年に30〜79歳の吹田市民から無作為に選んだ男女5321人を、17年末まで平均11・7年間にわたって追跡調査した結果をまとめた。
データを解析した小久保医師によると、「血圧が高めだけれども高血圧でない血糖境界型(血圧・血糖ちょい悪コンビ)」が吹田市民の成人で1割存在し、これらの人が脳卒中や心筋梗塞などの循環器病を起こすリスクが2倍に高まるという。研究成果は日頃の保健指導や予防事業にも役立つと考えられている。
この日市役所を訪れた小久保医師は「『吹田研究』の研究成果でもらった賞金なので吹田市民に還元し、研究協力者の皆さんに少しでも恩返ししたい」と話した。井上哲也市長は「研究の成果が今後ますます広まっていくよう期待します」と感謝状を渡した。
市は「地域福祉基金」に納入し、市民福祉の向上や健康づくりの推進に関する事業などに活用する。
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プラネタリウムの試写会にペア200組招待 大阪市立科学館
2011.11.12 02:16
http://sankei.jp.msn.com/region/news/111112/osk11111202170003-n1.htm
■リニューアルオープン記念
プラネタリウムのプロジェクターを更新し12月11日にリニューアルオープンする大阪市立科学館(大阪市中央区)は、オープン前日の10日に記念試写会を開催することになり、ペア200組400人の招待客を募集している。
プロジェクターの更新は8年ぶり。画素数がこれまでの機材の1・7倍となり、映像が明るく色のコントラストがより鮮明になるという。担当者は「より高精細の映像で、臨場感を持ってその場にいるような雰囲気が味わえます」とアピールしている。
記念試写会の対象は小学1年生以上。往復はがきで申し込む。11月30日必着。近年相次いで発見された太陽系外惑星を解説する「さがせ!第2の地球」か、オーロラの神秘的な光を再現した「オーロラの世界」のいずれかのプログラムを選択する。問い合わせは同館((電)06・6444・5656)。
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児童85人を表彰 本の帯創作コンクール
2011年11月15日
http://mytown.asahi.com/osaka/news.php?k_id=28000001111150001
児童書を飾る帯を小学生がデザインする第7回大阪子ども「本の帯創作コンクール」(大阪読書推進会、朝日新聞大阪本社主催)の表彰式が12日、大阪市中央区のエル・おおさかであった。入賞した85人のうち78人と家族ら計約250人が出席した。
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右脳と左脳のつなぎ役発見 大阪のバイオ研
http://osaka.yomiuri.co.jp/e-news/20111116-OYO1T00682.htm?from=newslist
右と左の脳をつなぐ神経回路が作られる際に中心的な役割を担う物質を、大阪バイオサイエンス研究所の榎本和生研究部長らがショウジョウバエで見つけた。人でこの回路に異常が出ると、認知機能の低下などの神経疾患を招くとされ、疾患の解明に役立つことが期待される。米科学アカデミー紀要電子版に掲載された。
人の左脳は論理的思考、右脳は感覚的思考をつかさどる。目で得た視覚情報などを左右の脳をつなぐ神経回路「脳梁(のうりょう)」などを通じてやりとりし、処理する。
この回路の構造が人と似ているのがショウジョウバエで、榎本部長はAsapというたんぱく質が、回路の細胞群にたくさん現れていることを発見。Asapを作れないようにすると、脳の左右をつなぐ神経細胞の一部が延ばせず、回路をうまく形成できなかった。
Asapの遺伝子は、人の遺伝性精神遅滞疾患「オピッツ症候群」の原因遺伝子と同じ機能を持つ。榎本部長は「これらの遺伝子の機能解明が進めば、精神遅滞疾患の解明にも役立つ」とみている。
(2011年11月16日 読売新聞)
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BKラジオドラマ脚本賞 最優秀に西村さん
2011年11月17日
http://www.nnn.co.jp/dainichi/news/111117/20111117022.html
NHK大阪放送局(通称BK)主催の2011年度第32回BKラジオドラマ脚本賞の審査結果が発表され、大阪府堺市出身の主婦、西村有加さん(40)=川崎市=の「りっちゃんのこと」が最優秀賞に選ばれた。
ドラマ脚本家の登竜門となっている同賞。放送時間50分に相当するラジオドラマ用脚本で、関西に関わりのある未発表作品を募集していた。今回は17〜84歳まで、82編が寄せられ、鶉野昭彦氏、森脇京子氏ら脚本家やBKのディレクターらが審査した。
「りっちゃんのこと」は、音信不通になっていた大学時代の親友、理津子の娘から、大阪の病院で危篤になっている理津子に会ってほしいという連絡を受けた東京の主婦、葵が主人公。互いを親友と認めながら、徐々にすれ違い決裂してしまった女性2人の交流をみずみずしい筆致で描いた点が評価された。
「実体験をもとに人の絆は消えることがないという思いで書いた」という西村さんは「佳作入賞の経験はあったが、初めての1位でうれしい。これからも頑張ってシナリオを書いていきたい」と話していた。
同作は来年1月7日午後10時からNHK−FM「FMシアター」で全国放送される。佳作には「渡れない橋」(西尾成さん)、「杉本春夫 初めての日」(福田弥生さん)が選ばれた。
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彩都サンデーサイエンス:理科好きになって 実験など多彩に−−20日 /大阪
http://mainichi.jp/area/osaka/news/20111117ddlk27040370000c.html
第5回科学技術の文化祭「彩都サンデーサイエンス2011」(彩都科学技術理解増進プロジェクトチーム、毎日新聞社、毎日新聞大阪開発主催)が20日、茨木市立彩都西小学校(茨木市彩都あさぎ)と、今春開校した箕面市立彩都の丘学園(箕面市彩都粟生北)で開かれる。子どもたちに理科を好きになってもらうのが目的で、実験や工作、講演、演奏など多彩なイベントが楽しめる。参加無料。
「ふしぎ発見ゾーン」の彩都西小体育館では、人気のお天気キャスター、正木明さんが気象の世界を楽しく紹介する。二足歩行ロボットのサッカー世界大会に出場したロボットのデモンストレーションや、巨大空気砲も登場するサイエンスショー、電子楽器「テルミン」の演奏もある。
「ふしぎ体験ゾーン」の彩都の丘学園体育館では、大学、高校、NPO、企業などが多彩な科学実験や工作を展開。体育館横の広場に移動式のプラネタリウムを設置し、彩都の冬の夜空を投影する。
両会場とも午前10時〜午後4時。大阪モノレール彩都西駅前と両会場を巡回する無料バスを運行する。問い合わせは、毎日新聞大阪開発事業グループ(06・6346・8787)。
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大阪工大:知的財産に関し、実務専門家講義 21日から一般公開 /大阪
http://mainichi.jp/area/osaka/news/20111117ddlk27100373000c.html
大阪工業大学大学院知的財産研究科(専門職大学院)は21日から12月2日まで、大阪市北区梅田3、毎日インテシオ3階の梅田サテライトキャンパスで講義の一部を一般公開する。主に午後6時40分から。聴講無料。
企業の法務部門担当者などのほか、知的財産に関心のある一般の人や学生向けで、公開されるのは「不正競争防止法特論」など11科目。実務の専門家である教授陣が講義する。
申し込みは開講日、科目などを大阪工業大のホームページ(http://www.oit.ac.jp/)で確認の上、聴講希望日・科目(1人2科目まで)、所属・氏名、連絡先メールアドレスを記入し、大阪工業大大学院知的財産研究科事務室(chizai2@ofc.oit.ac.jp)へメールで。各科目とも先着10人まで。問い合わせは同事務室(06・6954・4425)。
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エストニアの文化名誉領事から学ぶ
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/osaka/news/20111117-OYT8T00097.htm
広島市立可部(かべ)中学校の2年生6人が16日、修学旅行を利用し、大阪市中央区本町の在大阪エストニア名誉領事館を訪問。名誉領事を務める菓子製造会社「千鳥屋宗家」社長の原田太七郎さん(69)からエストニアの文化などを学んだ。
同中が、国際理解の学習に役立てようと関西にある各国の領事館に受け入れを打診し、この日、2年生約170人がグループごとに分かれて訪問した。
エストニアは欧州北東部にあるバルト3国の一つ。原田さんは経済人として欧州との交流も深く、昨年12月に名誉領事に就任し、今年10月、同社大阪本店があるビルの3階を改装して名誉領事館を設けた。
生徒らから文化や日本との関係などを問われた原田さんは、「料理の味付けは塩とコショウで、砂糖は使わない。大相撲の把瑠都関の出身国として有名です」と説明し、「街には古い建築物が多くて景観も良く、観光客が多い」と話した。
岩本康介君(14)は「話を聞いて、想像が膨らんだ。将来、国際交流の力になることができたら」と話した。
(2011年11月17日 読売新聞)
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「ガードナー国際賞」を受賞 審良教授に市長賞
2011年11月18日
http://www.nnn.co.jp/dainichi/news/111118/20111118019.html
自然免疫の中核を担うタンパク質を発見し「ガードナー国際賞」を受賞した大阪大免疫学フロンティア研究センター拠点長の審良(あきら)静男教授(58)に、大阪府吹田市が「吹田市長賞」を贈った。
同賞は、スポーツや文化の分野で優秀な成績を収めた市民や市に関係の深い人・団体に贈られる。1992年の創設以来、2000年にシドニー五輪女子マラソンで優勝した高橋尚子選手ら13人・1団体が受賞している。
ガードナー国際賞はカナダのガードナー財団によって1959年に創設された。ラスカー賞と並んで医学・生命科学分野で最も権威のある賞の一つ。審良教授は、体内に初めて侵入した病原体を異物と認識して攻撃する自然免疫の仕組みの解明に貢献したとして、今年3月に受賞が決まった。
贈呈式は9日に市役所で行われ、井上哲也市長が「吹田市民に深い感銘と喜びを与えてくださるとともに、吹田市の名声を高めていただきありがとうございます。免疫学の世界的権威として、今後のご活躍を心から祈念申し上げます」と功績をたたえ、賞状と記念品を手渡した。
審良教授は「今後もさらに大阪大学のある吹田市から世界に向けて優れた研究成果を発表していきたい」と話していた。
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一水会展 風景画など250点
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/osaka/news/20111118-OYT8T00108.htm
20日まで大阪市立美術館
美術団体の一水会が主催する「第73回一水会大阪展」(読売新聞社など後援)が大阪市天王寺区の市立美術館で開かれている。写実性を追求した風景、人物画など約250点を展示している。一般800円、高校・大学生600円、中学生以下無料。20日まで。主な入賞者は次のみなさん。
▽読売新聞大阪本社賞 山下審也、鮎川功、池田誠史、岡田三千代▽読売テレビ賞 藤目尚江、吉田淳子
(2011年11月18日 読売新聞)
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リアルさびっくり! ラッキードラゴン常設展示始まる
2011年11月19日
http://www.nnn.co.jp/dainichi/news/111119/20111119033.html
現代芸術家ヤノベケンジ氏制作の「ラッキードラゴン」の常設展示が大阪市住之江区のなにわの海の時空館で始まった。常設展示に合わせた企画展「ヤノベケンジ作品展」(12月4日まで)も開かれており、ラッキードラゴンの原画などを展示し、制作を紹介する映像を放映している。
ラッキードラゴンは、水都大阪2009への出品に合わせて作られた作品で、遊覧船を改造した巨大彫刻。アルミニウムなどでできており、高さは約10メートル。同館で、頭と首の部分を展示している。
銀色のボディに赤い目が光るラッキードラゴンに、16日訪れた男子中学生は「リアル」、外国人女性は「ゴジラかと思った」と印象を話していた。
26、27の両日にはヤノベケンジ氏のサイン会や同氏がディレクターを務める京都造形芸術大ウルトラ・ファクトリーのメンバーによるワークショップがある。
両日は「関西文化の日」で入館無料となる。問い合わせは電話06(4703)2900、なにわの海の時空館へ。
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ペンギンの生態学ぼう 「海遊館」で特別企画展 大阪
2011.11.19 02:07
http://sankei.jp.msn.com/region/news/111119/osk11111902070000-n1.htm
大阪市港区の「海遊館」で18日、同館の人気者・ペンギンの生態を実物標本や映像などで紹介する特別企画展「ふしぎ?いっぱい!ペンギン展」が始まった。来年1月16日まで。
館内では、3種類約40羽のペンギンを飼育。愛らしい姿などから来館者の人気を集めているが、あまり知られていない生態や能力などを知ってもらおうと企画した。
会場では、「ペンギン」という名前の由来や生息地など、ペンギンに関するさまざまな情報を、イラストを交えたパネルで分かりやすく解説。卵の大きさや重さ、羽の感触などを触れて理解できる“体験型”の展示物も設置している。
また、ペンギンの短い脚は、実は長い脚を折りたたんでいるため短くみえるという“秘密”を骨格標本で説明。南極で撮影されたペンギンの子育ての様子や水中での行動を記録した貴重な映像なども上映されている。
羽の感触を確かめていた愛知県豊田市の森田伊織ちゃん(4)は「おなかより背中の方がふわふわしてる」と興味深げ。同館は「愛らしいペンギンの姿をじっくり観察したあと、企画展でペンギンの知識をあれこれ学び“ペンギン博士”を目指してください」と話している。問い合わせは海遊館((電)06・6576・5501)。
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大型店激戦区・大阪でミニ書店が相次ぎ登場
http://osaka.yomiuri.co.jp/e-news/20111119-OYO1T00541.htm?from=newslist
大型書店がしのぎを削る大阪市内に、個性豊かなミニ書店が次々と登場している。客自身も気付かなかった好みの本を教える“提案型”、他の書店に並ばない本だけを集めた“特化型”と、品ぞろえだけでは測れない魅力をアピール。ネット検索では巡り合えない一冊を紹介する場として、存在感を示しつつある。
「食べ歩きが好きならこの時代小説は?」。古着屋やカフェが並ぶ北区中崎町かいわい。古民家の6畳間で書物談議が盛り上がる。昨夏に開業した「本は人生のおやつです!!」の店主、坂上友紀さん(32)の売りは〈読書カウンセリング〉だ。
趣味や好きなテレビ番組などを尋ね、数冊を紹介する。店内はわずか10平方メートル。だが、「本が多過ぎると選び切れないという方もいますから」と坂上さん。2年間の書店勤務を経て独立した経験も生かし、月ごとに「昭和レトロ」「雨」などのテーマで棚を入れ替え、来店者を飽きさせない工夫をする。
近くのビルで1月にオープンした「ブックス ダンタリオン」は自作本の専門店。16平方メートル余りの店内には、詩や写真をコピーし、とじて作る「ZINE(ジン)」と呼ばれる小冊子など、約300種をそろえた。
店主の堺達朗さん(29)も大手書店勤務経験者。他店と一線を画した棚作りを狙い、「どんな書店にも並んでいない本ばかりのはず」と胸を張る。
ネット販売の隆盛や電子書籍の登場に押され、全国の書店数はこの10年で約6000店減少。大阪府内では1618店から1103店と、3分の1近くが消えた(アルメディア調べ)。その一方で、大型化も目立ち、大阪・梅田近辺は500坪(約1650平方メートル)を超える大型書店が5店も集中する指折りの激戦区に。影響は周辺の中堅書店にも及び、ミニ書店の形態で活路を探る動きも出てきている。
中央区の「心斎橋アセンス」は6月、隣の自社ビル1、2階に絵本専門店「アーダ」(延べ約60平方メートル)を開業。木のおもちゃや雑貨もそろえた。客の要望に応じ、店員のセンスで絵本と雑貨を組み合わせるギフトセットが好評だといい、金子和代店長は「書店の店員は受け身になりがちだが、実は提案を望んでいるお客さんも多い。気軽に声をかけてもらえる雰囲気を大切にしたい」と話している。
(2011年11月19日 読売新聞)
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中学の部で8校が金賞 全日本マーチングコンテスト
http://www.asahi.com/national/update/1120/OSK201111200019.html
第24回全日本マーチングコンテスト(全日本吹奏楽連盟、朝日新聞社主催)が20日、大阪市中央区の大阪城ホールであり、前半は中学の部に全国11支部の代表25校が出場。アリーナいっぱいに元気あふれる行進と多彩な演奏を披露し、8校が金賞に輝いた。
審査結果は次の通り。
【金賞】東広島市立黒瀬(広島)、三田市立富士(兵庫)、神戸市立有馬、大村市立西大村(長崎)、神戸市立玉津、久喜市立久喜東(埼玉)、北九州市立木屋瀬、松戸市立和名ケ谷(千葉)
【銀賞】大津町立大津(熊本)、加古川市立平岡(兵庫)、南砺市立福野(富山)、広島市立安佐、船橋市立法田(千葉)、久喜市立栗橋東(埼玉)、宜野湾市立真志喜(沖縄)、藤崎町立藤崎(青森)、横手市立平鹿(秋田)、徳島市加茂名
【銅賞】習志野市立第二(千葉)、西宮市立上甲子園(兵庫)、佐久市立浅間(長野)、調布市立第三(東京)、北見市立北(北海道)、愛西市立佐織西(愛知)、板橋区立桜川(東京)
この日の後半は高校以上の部があり、次の団体が出場する。
淀川工科(大阪)、大分東明、岡山東商、東京農大第二(群馬)、木曽川(愛知)、習志野(千葉)、北筑(福岡)、京都橘、土佐女子(高知)、箕面自由学園(大阪)、浦和学院(埼玉)、釧路北陽(北海道)、市立船橋(千葉)、高岡商(富山)、高知学芸、愛工大名電(愛知)、精華女子(福岡)、秋田商、遠軽(北海道)、出雲北陵(島根)、創価シャイニングスピリッツ(東京)、安城学園(愛知)、市立柏(千葉)、玉名女子(熊本)、専修大北上(岩手)
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仏の神々しさ伝える 中村さんがガラス絵展
2011年11月20日
http://www.nnn.co.jp/dainichi/news/111120/20111120017.html
ガラスの裏側から絵の具を塗り重ねて制作するガラス絵の画家、中村啓子さん(64)=大阪府豊中市上野東2丁目=の個展が、北区芝田1丁目の阪急古書のまち内「リーチアートギャラリー」で開かれている。仏画を中心に約40点を展示。ガラスならではの光沢や、金箔(きんぱく)を多用する独自の技法を生かし、仏の神々しさを伝えている。22日まで。入場無料。
ガラス絵は、ガラスの裏側から描いて表から見えるようにするため、左右を逆にして、手前から背景へと描き進めて完成させる。ガラスのつやが作品に反映されたり、表面が色あせないといった魅力がある。中村さんは、ガラスの質感を生かすため金箔を効果的に使い、作品の存在感を際立たせている。
個展では、ボストン美術館の弥勒菩薩(ぼさつ)像や、法隆寺の救世観音像といった仏画を表現力豊かに描写。伊勢物語の一場面や花魁(おいらん)など、「和」にちなんだ作品が並ぶ。
昨年に父を亡くした中村さん。大きな仏の手を前に少女がたたずむ作品には、父への感謝の思いがあふれ、「見る人が感謝の念を抱く人を思い浮かべ、あったかい気持ちになってほしい」と願う。あまり知られていないガラス絵を通し「未知の世界に出合ってもらえれば」と来場を呼び掛けている。
開場は午前11時〜午後8時(最終日は同5時)。問い合わせは電話06(6373)1117、同ギャラリーへ。
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家元継承を記念 岸和田・浪切ホールで「生真流」が花展 大阪
2011.11.20 02:07
http://sankei.jp.msn.com/region/news/111120/osk11112002080001-n1.htm
岸和田市を拠点に活動する華道「生真(しょうしん)流」の川岸慎園さんの四世家元継承を記念した花展が19日、同市港緑町の市立浪切ホールで始まった。伝統、現代感覚などを取り入れた約150点が展示されている。20日まで。
生真流は、明治20(1887)年に創流した。慎園さんは母の三世家元、香園さんが一昨年9月に他界したため四世家元を襲名。香園さんの三回忌を済ませ、今回の花展を開いた。
会場は、三世家元の恩徳をしのぶ「温故の園」と、継承をテーマにした「知新の逓」に分かれ、それぞれに松、竹、梅などを華やかに配した作品が並んだ。「知新の逓」には、古木に五葉松を配した横7メートルの慎園さんの大作が飾られ、注目を集めていた。
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パナソニック2年連続で大臣賞 合唱コン
2011年11月21日
http://mytown.asahi.com/osaka/news.php?k_id=28000001111210002
青森市文化会館で20日開かれた第64回全日本合唱コンクール全国大会(全日本合唱連盟、朝日新聞社主催)に、関西支部代表として府内から5団体が出場。職場部門で、パナソニックが金賞と部門1位の厚生労働大臣賞、住友金属混声も金賞で部門2位の青森市長賞を受賞。ともに来年の全国大会に出場するシード権も獲得した。りそなは銅賞。一般部門B(33人以上)では淀川混声が銀賞、豊中混声が銅賞だった。
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夢や希望与えたい マリア役の笠松さんに聞く
2011年11月27日
http://www.nnn.co.jp/dainichi/news/111127/20111127020.html
大阪四季劇場(大阪市北区)でロングラン公演中の「サウンド・オブ・ミュージック」で大阪出身の笠松はるさんが主演のマリアを務めている。ミュージカルの王道作品の誰もが憧れる大役を射止め、「素晴らしい本の世界を大切に、愛のあふれるマリアを演じていきたい」と大きな瞳を輝かせる。
5歳からクラシックバレエのレッスンに通い、歌は声楽家の母親のアドバイスで、声変わりした後から本格的に勉強を始める。四季を目指すきっかけになったのは高校生の時に見た「ソング&ダンス」。「実力が高く、カンパニー全体のパワーもすごかった。この人たちみたいになりたいと思った」
四季で活躍する俳優に東京芸術大出身者が多くいたため、「四季に入るために」と上京。同大大学院を修了し、オーディションを経て2007年、「ユタと不思議な仲間たち」で初舞台を踏む。
同作は命の大切さや思いやりの心などを舞台を通して子どもたちに伝えていくプロジェクト「こころの劇場」の公演で、小夜子役に臨んだ。「稽古の初日にはそれぞれが自分の役を高めていて、そのプロ意識がすがすがしく気持ちがよかった。初めての舞台は怖かったし緊張もしたけれど、ここまで来たという喜びが大きかった」
半年後には「ウエストサイド物語」のヒロイン、マリア役に抜てきされる。「修士論文はバーンスタインを取り上げたので、彼の作品をやれるなんてすごくうれしかった」。しかし、大役にひるみ本番直前まで泣いていたこともあったという。「そうそうたるダンサーがそろう中で、何で自分が真ん中にいるんだろうって怖くなった」。回を重ねるうちに、自信をつけていく。
「オペラ座の怪人」のクリスティーヌ、「赤毛のアン」のアン、そして同団が満を持して臨む「サウンド・オブ・ミュージック」でもヒロインに。同作は見習修道女のマリアが、7人の子どもを軍隊のように厳しく育てるトラップ大佐家の家庭教師になり、歌を通して本当の家族になっていく物語。
「マリアは不幸な生い立ちに卑屈にならず、自分で自分の機嫌を取りながら一生懸命に苦難を乗り越えていく。映画を見て、“無敵のパワーウーマン”という印象だったけれど、一人の傷つきやすい女の子。くじけたり不安になったりする面も大事に演じたい」
憧れの舞台に立って4年半。「人生の夢を与え、実現させてくれた大切な劇団。今度は私が、見てくださる人に夢や希望を与えられるよう、少しでも幸せを感じてもらえるよう頑張っていきたい」。真っすぐで明るいマリアは、まさにはまり役である。
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漢方薬カンゾウの医薬成分の人工生産に成功 阪大など
http://www.asahi.com/kansai/sumai/news/OSK201111260034.html
漢方薬や天然の甘味料として多く使われているマメ科の植物カンゾウ(甘草)について、大阪大や理化学研究所など国内の研究グループがその医薬成分をつくる遺伝子を発見し、酵母を使って人工的に生産することに成功した。米科学誌に掲載される。
カンゾウの根に含まれる医薬成分グリチルリチンは肝機能補強や抗ウイルス作用があり、医薬品や化粧品などに利用され、国内で処方される210種の漢方薬の約70%に使われている。
研究グループは、多くの植物にある物質をグリチルリチンに変えるのに必要な酵素のうち、2種類目の遺伝子を発見。この遺伝子などを酵母に導入して、グリチルリチンに近い物質ができることを確認した。
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講義情報手軽に入手 関学生がスマホアプリ開発
http://osaka.yomiuri.co.jp/e-news/20111127-OYO1T00160.htm?from=newslist
大学が公式ソフトに採用
関西学院大の学生が、大学生活に必要な休講や補講などの情報を手軽に入手できるスマートフォン対応の専用アプリ(応用ソフト)を開発、大学が公式採用し、学生に利用を呼びかけている。開発した学生は、ソフト会社を経営する起業家でもあり、「注文があれば他大学の分も手がけたい」と意気込んでいる。
理工学部4年で、ソフト会社「SibaService」代表の芝辻裕太さん(21)と、友人の渡辺翔大さん(21)が、アプリ「KGPortal(ケージーポータル)」を開発した。時間割や教室変更の確認、成績の参照なども簡単な操作で素早くできる。
これらの情報は、大学の公式ホームページにも掲載されているが、閲覧の手順が煩雑で、表記スタイルもパソコン向け。このため、スマートフォンを利用する学生からは「文字が小さく、見にくい」など不満の声が上がっていた。芝辻さんらは友人の意見を聞きながら、2か月で完成させたという。
学生の開発ソフトを大学が採用するのは異例といい、今回は関学大がソフト費として50万円を芝辻さんらに支払った。同大学高等教育推進センターの澤谷敏行次長(60)は「利用者が限られ、採算を重視する企業が手がけない分野だけに貴重な開発。情報もよく整理されており、使いやすい」と評価。芝辻さんは「学生の視点にこだわった。今後も改良を続けたい」と話している。
アプリは、アップル社のネット上のショップ「iTunes(アイチューンズ)ストア」を通じ、無料でダウンロードできる。
(2011年11月27日 読売新聞)
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このことがニュースになっただけでも
50万円の元は取れた様な
番組クヮンガクッよりも関西学院大学を世間にPRできそう
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HEP FIVEにM/M(Paris)デザインのツリー、復興への祈り込める
http://umeda.keizai.biz/headline/1208/
HEP FIVE(大阪市北区角田町)前に11月18日、フランスのマルチデザインユニットM/M(Paris)が手掛けたクリスマスツリーが登場した。
1992年、マティアス・オグスティニアックさんとミカエル・アムザラグさんにより発足したM/M(Paris)。マドンナのアルバムカバーやビョークのミュージックビデオ、ヴォーグ パリのデザイン、ファッションブランドとの仕事など、幅広く世界で活躍する。
過去、東京に来た際「日本にはグラフィックオブジェがたくさんある。ランドスケープが複雑に絡み合っていて引きつけられる」との印象を持ったというマティアスさん。来阪は初めだが、「大阪は水の街」と作品に水を使い表現した。
マティアスさんは「ツリーは上から光が降りてくるものだが、下から上がってくる力を合わせ、被災して困っている人に元気を与えるようなオブジェを作った」といい、「地球の裏側から突き抜けてきて、大阪の大地から生まれる希望の光の泉を表現した」と話す。「エネルギーで突き上がった」と、フランスのホテルで採用されているシャンデリアも地面から生えてきたように水面から逆さに立てた。
ツリー本体は、アルファベットを組み合わせて「TREE」の文字になるように作り、中央上のシンボルは「震災を見て日本を元気づけたい、日本が好きなので頑張ってほしい」と考えた。「クリスマスは1年の間にあったことを振り返る時期。被災した人には楽になってほしい」との思いも込める。
若者が集まる場所に設置したオブジェ。「若い人たちに楽しんでもらって、将来についてもいろいろ考えてもらいたい」とメッセージを送る。
展示は12月25日まで。
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マティアス・オグスティニアックさんとミカエル・アムザラグさんありがとうございます!!
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ダ・ヴィンチを探せ 入選・入賞者決まる 大阪芸大で授賞式
2011.11.28 02:16
http://sankei.jp.msn.com/region/news/111128/osk11112802170000-n1.htm
多彩な芸術ジャンルで若い感性を競い合う「世紀のダ・ヴィンチを探せ! 高校生アートコンペティション2011」(主催・大阪芸術大学グループ)の入選・入賞者が決まり、27日、大阪芸術大学(大阪府河南町)で授賞式が行われた。
イタリア・ルネサンス期に芸術など多分野で活躍したレオナルド・ダ・ヴィンチになぞらえ、新しい表現に挑戦する若者を発掘しようと平成19年から始まり、今年で5回目。今回からCMを制作する放送が新たに加わり、美術、ファッションデザイン、建築、写真、映画、文芸など計15分野に全国47都道府県から2054点の作品が寄せられた。この中から134点の入選・入賞作が選ばれ、ダ・ヴィンチ大賞、金賞、銀賞、銅賞、審査委員長賞の各受賞者が決定。
授賞式では、美術作品「scrap(スクラップ)2011」でダ・ヴィンチ大賞に選ばれた和歌山県立神島高校3年の横井里美さん(18)らが、同大の塚本邦彦理事長から表彰状とトロフィーを受け取った。入賞作品は12月17日まで、同大芸術情報センターで展示される。
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「璞社書展」始まる
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/osaka/news/20111130-OYT8T00081.htm
「第51回璞社書展」(書道研究璞社主催、読売新聞大阪本社など後援)が29日、大阪市天王寺区の市立美術館で始まった。
読売書法会常任理事で璞社会長の江口大象氏が、唐時代の詩人・白居易による「長恨歌」の一節を書いた作品は、縦約1・2メートル、横5・5メートルの大作。
このほか、同会役員や一般・小中学生の入賞作など約2000点を展示している。12月4日まで。入場無料。
(2011年11月30日 読売新聞)
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アメリカ村の書店で写真家・藤代冥砂さんがトーク−サイン会も
http://namba.keizai.biz/headline/2086/
アメリカ村の書店「スタンダードブックストア」(大阪市中央区西心斎橋2、TEL 06-6484-2239)地下1階のカフェで12月1日より、写真家・藤代冥砂(めいさ)さんの作品展「もう、家に帰ろう2」が開催される。
藤代さんは1967(昭和42)年千葉県生まれ。明治大学商学部商学科を卒業後、五味彬さんのアシスタントを経て独立。ファッション、風景、グラビアなど幅広いジャンルで活躍し、手掛けた写真集は70冊に及ぶ。代表作に「ライドライドライド」(スイッチ・パブリッシング)、「肉」(集英社)、「旭山動物園写真集」(朝日出版社)など。2003年、第34回講談社出版文化賞写真賞受賞。小説家としても活動しており、著書に「クレーターと巨乳」(スイッチ・パブリッシング)、「ドライブ」(宝島社)がある。
今年6月に発売された写真集「もう、家に帰ろう2」(ロッキング・オン)は、妻でモデルの田辺あゆみさんとの結婚生活を写真と文章でつづった「もう、家に帰ろう」(同、2004年4月発売)に続くシリーズ第2弾。田辺さんの妊娠がわかってから、長男・龍之介君が誕生し、昨年七五三を迎えるまでの、約5年間にわたる藤代さん一家の移り変わりが収められている。「お客さんの中にも藤代さんファンが多い」(同店代表の中川和彦さん)という同店で約2週間にわたって開催する同展では、同書の中から35点を展示する。
開催時間は11時〜22時30分。入場無料。12月15日まで。
12月3日には、藤代さんを迎えたトークイベントを開催。当日は、スライドに合わせて藤代さんが文章を朗読する「スライド朗読会」を開くほか、トークやサイン会も予定。開催時間は12時〜14時。前売り券=700円、当日券=1,000円(共に1ドリンク付き)。前売り券は2日までに受け付けた予約分のみ。店頭・電話・メールで予約を受け付けている。
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「教育学部を新設」 府・市大を一体化で 松井知事方針
2011年12月3日
http://www.asahi.com/kansai/sumai/news/OSK201112030021.html
大阪府の松井一郎知事は2日夜、NHKの番組で、府立大と大阪市立大を将来は一体的に運営し、両大学にはない教育学部を新設する方針を示した。番組後、報道陣に教育学部の新設をめざす狙いについて「教育の質の向上。統合本部で議論する」と説明した。
両大学には府市が年間で計200億円超の運営費交付金を支出。大阪維新の会はダブル選の公約で「大阪都公立大学法人」を設立し、両大学の学部を整理して一体運営するとしていた。
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青少年読書感想文全国コンクール:府審査、49人を表彰 /大阪
http://mainichi.jp/area/osaka/news/20111204ddlk27040218000c.html
第57回青少年読書感想文全国コンクール(全国学校図書館協議会、毎日新聞社主催)の府審査表彰式が3日、大阪市都島区の府私学教育文化会館であり、特選、優秀、佳作に選ばれた49人が表彰された。特選の15人は中央審査に進む。
大阪市を除く府内の小中学校、高校計882校から19万8295編の応募があった。特選受賞者15人を代表し、茨木市立山手台小2年、三田村龍志君▽追手門学院小3年、朝野翠さん▽泉大津市立条南小5年、中野麻里さん▽大阪教育大付属天王寺中2年、田島由理さん▽大阪女学院高2年、臼井ももこさん−−の5人が受賞作品を朗読。高齢者や夢を実現した人の姿などを通して、家族や命などについて考えたことをまとめた感想を発表し、大きな拍手が送られた。
府学校図書館協議会の宮本純子副会長は「これからも良い本に出会って、すばらしい感性を磨いてください」と受賞をたたえた。【宮武祐希】
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入場者200万人達成 大阪四季劇場
2011年12月3日
http://www.nnn.co.jp/dainichi/news/111203/20111203028.html
ミュージカル「サウンド・オブ・ミュージック」を上演中の大阪四季劇場(大阪市北区)の総入場者数が2日、200万人に達した。カーテンコール後にキャストが報告すると客席は拍手で沸き返り、栄えある200万人目となった観客に記念品が贈られた。
2005年1月にミュージカル「マンマ・ミーア!」で開場し、以来、「オペラ座の怪人」「ウィキッド」「アイーダ」など7作品を通算2019回上演。100万人は08年4月に達し、これまで順調に観客動員を記録している。
200万人目の観客、丹晋介さん(35)=兵庫県西宮市=と清水あす香さん(24)=大阪市福島区=はマリア役の笠松はるさん、トラップ大佐役の芝清道さんらから花束などを贈られ、「きれいな歌声、かわいい子どもたちに感動した。大好きな劇場で観劇できることをこれからも楽しみにしている」と喜びをあらわにしていた。
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ワッハ上方どうする 年40万人条件、半年で7万人
http://osaka.yomiuri.co.jp/e-news/20111205-OYO1T00781.htm?from=main1
新世界の通天閣(大阪市浪速区)への移転の是非で揺れ、「年40万人の来場」を条件に現地存続となった大阪府立上方演芸資料館(ワッハ上方、同市中央区)の入館者数が、4月に吉本興業グループの運営で再出発してから半年で、約7万3500人にとどまったことが分かった。橋下徹・前知事の掲げた存続条件の半分に満たないペースで、存廃や移転問題が再浮上する可能性が出ており、橋下氏の後を受けた松井一郎知事の判断が注目される。
「なんばグランド花月(NGK)を見に来て下さった方は、(ワッハの)入場料は無料。ぜひぜひ、遊びに来てください」
ワッハの目の前に立ち、年80万人が訪れる劇場・NGK。漫才が始まる前、ステージのスクリーンに、吉本新喜劇のタレントらがワッハをアピールする映像が流れた。座席には「世界で唯一のお笑いミュージアム」と記してワッハを紹介。無料招待券も置かれている。吉本側の担当者は「NGKの客はお笑いに興味がある人ばかり。ワッハに呼び込み、入館者増につなげたい」と意気込む。
お笑い界を巻き込んだ大論争の末、在阪放送局で作るNPOから運営権を引き継いで吉本側が指定管理者になり、現地で再出発したワッハ。橋下氏が2008年、賃料など府の負担額年約4億円を問題視したのが論争のきっかけだった。
橋下氏は一時、府の負担が4分の1になる通天閣への移転方針を表明。しかし、ワッハの入るビルを所有する吉本側が、年約5万人の来場者を40万人に増やす目標を掲げ、府の負担を賃料1億円だけに減額する案を示したことから、橋下氏は現地での継続を認めた。その際、橋下氏は「目標人数に届かなければ即、閉館」とも話していた。
入場者数8倍増の厳しいノルマを突きつけられた吉本側は、近隣飲食店でのポスターの掲示や、年間パスポートの発行、民放各局と連携してテレビ番組でのワッハの宣伝なども行った。その結果、9月までの6か月間の入館者数は前年(約2万人)の3倍超の約7万3500人に増加したが、10月末でも約8万8600人にとどまり、40万人ペースには遠く及ばない。
府と結んだ指定管理者契約は11、12年度にまたがっており、吉本側はその間に今後のワッハのあり方を検討する方針で、「40万人達成は意地。ただ、すぐ来館者が増えるわけはなく、助走期間が必要」としている。
松井知事は5日、読売新聞の取材に、「2年間は吉本側に任せるが、(目標が達成できないなら)その後については考えていかなければならない」と話した。
(2011年12月5日 読売新聞)
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>>872 学長は和田秀樹か、田母神俊雄閣下をおいて他にない。朴一や、イムになった村越ナニガシの弟子の排除は言うに及ばず、
大教大や悪のイッシュー阪大人間科学部から招へいするなど言語道断!
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http://d.hatena.ne.jp/seijotcp/20070206/p1
http://ameblo.jp/henmamo
こういったコンセプトを導入希望。
週刊ポストで出てた国旗国歌反対教員の総廃棄の後に。
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国旗・国歌に対してどう思うかは自由ですが、反対の意志を態度に表すのは良く
ありません。起立だけはすべきです。国歌に関しては、歌わずとも起立だけは
すべきですね。
国旗・国歌の濫用もいけません。粗末に扱う「愛国者」が目立ちます。
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阪大、留学で2つの修士号 欧州3大学と共通課程
http://osaka.yomiuri.co.jp/e-news/20111205-OYO1T00842.htm?from=main4
大阪大は、半年間の留学で海外の大学と大阪大両方の修士号を取得できる制度を創設した。欧州連合(EU)が進める国際的な大学間交流計画に基づく取り組みで、全国的にも珍しいという。
ベルリン工科大などドイツ、イギリス、イタリアの3大学と、光通信工学の分野で共通の修士課程プログラムを導入。留学生は2年間の修士課程のうち、最初の1年を欧州の大学、2年目の前半を阪大で学ぶ。「第1期生」5人の留学生を10月から受け入れている。
留学生はEUから授業料などを支給されるが、阪大では通常の半分の期間で必要な単位を取り、修士論文の審査もパスする必要がある。高橋明副学長(国際交流担当)は「大学院の活性化にもつながる。今後、一層の国際交流を図りたい」としている。
(2011年12月5日 読売新聞)
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大阪市立大、府立大 経営統合議論本格化へ
2011.12.6
http://sankei.jp.msn.com/west/west_affairs/news/111206/waf11120612190017-n1.htm
http://sankei.jp.msn.com/west/west_affairs/news/111206/waf11120612190017-n2.htm
大阪府と大阪市の広域行政の一元化を目指し、松井一郎知事と橋下徹次期大阪市長が設置する府市統合本部で、大阪府立大(堺市中区)と大阪市立大(大阪市住吉区)の一体経営に向けた検討が始まる。松井知事は8日、府立大を所管する府の担当課から現状説明を受ける予定で、経営統合に向けた検討を本格化させる方針。統合後の大学での教育学部新設なども検討する予定だが、教員確保や費用面などの課題も少なくなく、府市協調の試金石として成り行きが注目される。
「大阪全体で優秀な人材を育てたい」。松井知事は6日、両大学の経営統合後の教育学部設置について、府市統合本部で検討していく考えを改めて示した。
新生大学での教育内容については「専門家を交えて議論していくことになる」と述べるにとどめたが、「(大阪維新の会が掲げる)教育基本条例案の精神、価値観を反映したものになる」と話した。
維新は知事選と市長選の公約で、両大学の一体経営により重複した学部を整理することを明記。学校マネジメントを学ぶことができる教育学部や、高付加価値分野の理工系、医学系の学部を設置し、教育、研究機能を集中強化するとした。維新幹部は「経営は統合して合理化を目指すが、キャンパスは複数あるイメージだ」と話す。
明治13年に創立された大阪商業講習所が前身の大阪市立大は昭和3年、旧大阪商科大として開学。当時の関一市長は「大学は都市とともにあり、都市は大学とともにある」と開学の精神を唱えた。現在も公立大では最大規模だが、教育学部が設置されたことはない。
府立大では、昭和24年に前身の浪速大学が開学した際に教育学部があったが、30年に府立大となった際、教養部に、平成17年に大阪女子大、府立看護大と統合された後は総合科学部に再編されており、現在は教育学部はない。
こうした経緯について、大学関係者は「国立の教育大が各府県に存在し、必要性が薄かったためではないか」と説明する。
橋下氏は知事在職当時の平成21年2月、府立大について「発展を目指さなければ存続はありえない」として、存廃を含めた改革に乗り出す方針を表明。府立大側は、来年度から現在の7学部を理系を中心とした4学域に再編し、文理を融合した新しい枠を設ける予定になっている。
ただ、教育学部の設置には「相当数の専任教員が必要」(大学関係者)で、費用面の増大が懸念され、経営統合を含め、今後の検討課題となりそうだ。
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講談社「おはなし隊」、大阪府内巡回 城東、住吉など
2011.12.6 02:11
http://sankei.jp.msn.com/region/news/111206/osk11120602110004-n1.htm
■紙芝居や絵本、子供たち熱中
講談社が展開する「本とあそぼう全国訪問おはなし隊」の府内巡回が5日始まり、絵本や児童書を載せたキャラバンカーが堺市東区の初芝保育園と同市南区の市立御池台小学校を訪問。子供たちは本を読んだり読み聞かせを聞いたりして楽しい時を過ごした。「おはなし隊」は今月28日までに府内44カ所を訪問する。
子供向け読書推進事業の一環で平成11年にスタートし、府内の巡回は7回目。キャラバンカーには約550冊の絵本や児童書を載せ、希望のあった小学校、幼稚園、保育園、図書館などを訪問。本の閲覧のほか、同社スタッフや地元のボランティアたちによる紙芝居や絵本の読み聞かせを行う。
初芝保育園では、2〜5歳児クラスの約100人が参加。スタッフたちが絵本や紙芝居の読み聞かせを行うと、園児たちは目を輝かせて見入っていた。またキャラバンカーでは園児たちが好みの絵本を手に取り、友達同士で歓声を上げながら見せ合うなどしていた。上條恵大(うえじょう・けいた)君(6)は「面白い紙芝居や絵本を読んでもらった。楽しかった」と話していた。
一般参観可能な会場の日程は次の通り。(午前は10時から、午後は2時か2時半から各約1時間)。問い合わせは同社おはなし隊事務局((電)03・5395・1152)。
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アメ村の書店で電子書籍読書会−「プリンセス・トヨトミ」万城目さんが自著朗読
http://namba.keizai.biz/headline/2091/
アメリカ村の書店「スタンダードブックストア」(大阪市中央区西心斎橋2、TEL 06-6484-2239)地下1階のカフェで12月16日、作家の万城目(まきめ)学さんを招き、電子書籍の読書会が開かれる。
「本の雑誌社」(東京都中野区)の「WEB本の雑誌」編集部が主催する同イベント。今年11月に東京と名古屋で作家の角田光代さんをゲストに同様のイベントを開きり、好評を博したという。大阪での開催にあたり、大阪を舞台にした映画「プリンセストヨトミ」の原作の著者で、大阪出身の小説家、万城目さんをゲストに迎える。
当日は、万城目さん自身が著書「プリンセス・トヨトミ」の一部分を朗読する様子を、参加者が電子書籍リーダーを手に聞く。作品について万城目さんに質問したり、感想を伝えたりする時間も設ける。
開催時間は19時〜20時。参加無料。ホームページからの事前申し込みが必要。締め切りは12月8日。応募者多数の場合は抽選。
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アメ村の書店で電子書籍読書会−「プリンセス・トヨトミ」万城目さんが自著朗読
http://namba.keizai.biz/headline/2091/
アメリカ村の書店「スタンダードブックストア」(大阪市中央区西心斎橋2、TEL 06-6484-2239)地下1階のカフェで12月16日、作家の万城目(まきめ)学さんを招き、電子書籍の読書会が開かれる。
「本の雑誌社」(東京都中野区)の「WEB本の雑誌」編集部が主催する同イベント。今年11月に東京と名古屋で作家の角田光代さんをゲストに同様のイベントを開きり、好評を博したという。大阪での開催にあたり、大阪を舞台にした映画「プリンセストヨトミ」の原作の著者で、大阪出身の小説家、万城目さんをゲストに迎える。
当日は、万城目さん自身が著書「プリンセス・トヨトミ」の一部分を朗読する様子を、参加者が電子書籍リーダーを手に聞く。作品について万城目さんに質問したり、感想を伝えたりする時間も設ける。
開催時間は19時〜20時。参加無料。ホームページからの事前申し込みが必要。締め切りは12月8日。応募者多数の場合は抽選。
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「かんでんコラボ・アート21」 梅田で授賞式 大阪
2011.12.7 02:25
http://sankei.jp.msn.com/region/news/111207/osk11120702250004-n1.htm
■強い線と明快な色彩
障害者が制作を手がけた立体や絵画の作品展「かんでんコラボ・アート21」の授賞式が6日、大阪市北区の梅田スカイビル・空中庭園展望台ギャラリーで開かれた。入賞作品30点は、11日まで同ギャラリーで展示される。
平成13年から毎年開かれ、11回目。子供たちによる学校での創作作品から、アート活動に長年取り組む人たちの力作まで、971点の応募があった。
最優秀賞に選ばれた平野喜靖さん(泉佐野市)の作品「サーバル」は、ネコ科の動物・サーバルキャットが画用紙いっぱいに油性ペンで描かれ、強い線と明快な色彩が評価された。
入賞作品を中心とした応募作品は、来年3月下旬にかけ、関西と福井県の計9会場で巡回展示される。
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大阪市立近代美術館 白紙…橋下・新市長が表明
http://osaka.yomiuri.co.jp/e-news/20111208-OYO1T00169.htm?from=top
大阪市の橋下徹・新市長は7日、市が2017年度の開館を予定している市立近代美術館の建設計画について、「美術館でいいのか、コンサートホールがふさわしいのか。大阪に何が必要で、いくらのお金を投じなければならないのか議論する」と述べ、事実上の白紙に戻す考えを明らかにした。市内で報道陣に語った。
同美術館は、1983年に構想が発表され、市は北区中之島の大阪大医学部跡地を購入したが、財政難で凍結に。市は10年11月、延べ床面積を2万4000平方メートルから1万6000平方メートルに縮小し、建設費も280億円から122億円に圧縮する方針を発表。市の行政評価委員会は今年5月、建設費をさらに1割削減することで着工を認め、今年度中に基本計画を策定、14年度着工の予定だった。
(2011年12月8日 読売新聞)
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大フィル、ピンチ!橋下氏、文化団体補助金の全額カット含む大幅見直し指示
2011.12.8
http://sankei.jp.msn.com/west/west_affairs/news/111208/waf11120807030000-n1.htm
橋下徹・次期大阪市長が、大阪フィルハーモニー交響楽団(大フィル)や文楽協会などの文化団体に対する市の補助金について、全額カットも含めた大幅見直しを指示したことが7日、分かった。橋下氏は大阪府知事当時も府の同種補助金を打ち切っており、大フィルは、楽団の存亡にかかわる相次ぐ補助金カットの危機に「継続を訴える」と反発している。
関係者によると、橋下氏は7日の市ゆとりとみどり振興局との協議で、知事だった平成21年度以降、大フィルへの府の補助金(年約6300万円)を全額打ち切ったことに触れ、市でも大幅な見直しを行うよう指示したという。
市は、文化団体への運営費や活動費の補助として、今年度は大フィルに約1億1千万円、文楽協会に約5200万円を拠出。このほか、小規模劇団や音楽グループが市内の施設で有料イベントを開く場合、会場費などとして1団体あたり原則20万円助成しており、昨年度は計約1600万円を拠出した。こうした補助金が今後、見直しの対象となる。
これに対し、団体側の危機感は大きい。大フィルは「公的助成がなければ健全な経営は困難」などとして、ブログなどを通じて補助金継続の必要性を強く主張している。
21年度に府の補助金を打ち切られ、その後は市の補助金で細々と運営。現在はチケット料金の値上げや一部会員への会費増額、新規公演の営業活動強化などに取り組んでいる。しかし、事業収入が全体の5割なのに対し、公的助成は2〜3割を占めており、補助金削減は致命的な打撃となりかねない。
大フィルの佐々木楠雄常務理事は「大阪の成長戦略に、文化芸術の分野で確実に貢献できるスキルとノウハウを備えている。事業収入の比率を少しでも上げるよう営業努力は続ける」とし、補助金継続への理解を求める一方、今回の大幅見直し指示を受けて「来年度の補助金について早急に市側と話をしないと」と危機感をつのらせている。
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>887
N響は莫大な受信料で養われてますから別格ですね。
大フィル、関西フィル、センチュリー、大響(旧シンフォニカ)の4つでしょ。
いまある4つがこれからも大阪で頑張ってほしいです。
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原発事故で「電考節夏」 住友生命の創作四字熟語
2011年12月8日 17:45
http://www.nnn.co.jp/dainichi/knews/111208/20111208067.html
東日本大震災で首都圏は「帰路騒然」(理路整然)、原発事故の影響から節電を迫られた家庭や企業は「電考節夏」(電光石火)に―。住友生命保険は8日、ことしの世相を4文字で表現する「創作四字熟語」の優秀、入選計50作品を発表した。優秀作の10作品のうち、震災関連はこの2作品のほか「天威無法」(天衣無縫)、「愛円義援」(合縁奇縁)、「一松懸命」(一生懸命)と計5作品に上った。
政治の分野では、毎年のように首相が代わる事態を皮肉った「年々宰宰」(年々歳々)が優秀作に。捲土重来を期す野田政権を表現した「賢泥鰌(どじょう)来」も入選した。
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放送芸術学院と大阪アニメーションスクールの新校舎 大阪・天満橋に完成 来年4月から専門学校としてスタート
2011.12.7 20:37
http://sankei.jp.msn.com/region/news/111207/osk11120722150010-n1.htm
テレビ業界などに進む人材の養成校として25年の歴史を持つ滋慶学園グループ(浮舟邦彦総長)の放送芸術学院(大阪市西区)と大阪アニメーションスクール(同)の新校舎が7日、大阪市北区天満橋に完成した。両校とも来年4月から、専門学校として新たなスタートを切る。
新校舎は鉄筋8階建て。1階に最新機器を備えた本格的なテレビスタジオをはじめ、ダンススタジオ4室や完全防音のレコーディングスタジオのほか、6台のテレビカメラの映像を一挙に処理できる新編集システムを備えた編集ルームなど、本格的な設備がそろっている。
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「悠々と」開高健 しのぶ会
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/osaka/news/20111208-OYT8T00057.htm
あす、大阪・東住吉で 肉声テープの公開も
ベトナム戦争を従軍取材し、食通としても知られる芥川賞作家・開高健(1930〜89年)の命日の9日、青春時代を過ごした大阪市東住吉区北田辺かいわいで、地元有志による「悠々忌」が営まれる。肉声テープが公開されるほか、大好物だった「開高丼」も再現。五感を研ぎ澄まし、20世紀という戦争の時代を描いた作家をしのぶ。
大阪・天王寺生まれで、7歳から21歳まで北田辺に住んだ。自伝小説「耳の物語」には、10代で経験した大阪大空襲と戦中戦後の飢餓感をつづっている。
地元有志が今年、開高のサントリー時代の宣伝コピーから名付けた「『人間らしくやりたいナ』大阪・開高健の会」を結成。生前の座右の銘「悠々として急げ」にちなみ、命日の顕彰を企画した。
当日は午後3時半から第1部として近鉄北田辺駅構内にある「耳の物語」の文学碑前で献花。午後5時からの第2部は友愛センター北田辺で、釣り紀行「オーパ!」の旅に同行した調理師・谷口博之さんが私的な会話を録音した肉声テープを公開する。福井県のなじみの旅館で必ず注文したというセコガニを盛った開高丼の試食もある。
第2部は先着50人で会費3000円。問い合わせは、同会世話人の吉村直樹さん(090・8750・4961)。
(2011年12月8日 読売新聞)
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■橋下次期市長 大阪市立近代美術館計画を白紙へ
http://www.mbs.jp/news/kansaiflash_GE111208112100520517.shtml
大阪市の橋下徹次期市長は、建設が予定されていた市立近代美術館について計画を白紙に戻す考えを明らかにしました。
市立近代美術館は大阪市が28年前に建設を計画し、財政難で一旦凍結したものの総額153億円の美術品をすでに購入しています。
これまで市は建設費を当初より削減し、2014年度から着工する予定でした。
しかし、橋下次期市長は7日、担当部局からヒアリングを行い「費用が妥当なのかいっさい考えられていない」などとして、計画を事実上白紙に戻す考えを明らかにしました。
「近代美術館はまずじっくり考えましょう、御用学者を使って形式的な審議会を開いてやっているような今のような文化行政ではだめだと思います」(大阪市 橋下徹次期市長)
橋下次期市長は今後、建設費の負担を大阪府にも求めるかどうかなどについて、府市統合本部で検討していくということです。
(12/08 12:28)
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心斎橋のホテルで「アラスカ」写真展−オーロラや自然の神秘を撮影
http://namba.keizai.biz/headline/2095/
ニューオーサカホテル心斎橋(大阪市中央区西心斎橋1、TEL 06-6121-5555)1階ロビーで現在、写真家・金本孔俊さんが撮影したアラスカの写真を展示する「神秘の大地アラスカ」が行われている。
1954(昭和29)年兵庫県生まれの金本さんは、1994年に「死ぬまでに一度はオーロラを見てみたい」とアラスカを初めて訪れた。以来、北極圏の「広大で凍りつくような」(金本さん)大自然の神秘に魅力を感じ、定期的にアラスカで写真撮影を行っている。写真展では、これまで30回のアラスカ訪問で撮影したオーロラの写真や、大自然の写真を選び展示する。
「誰かと一緒ではなく、一人の方が集中できる」という金本さん。アラスカでは自ら車を運転し、北極圏での撮影を行う。フェアバンクスから北に延びる「ダルトンハイウエー」の景色が好きという。1回の渡航で約3週間滞在するが、「いい写真が撮れるのは、ぎりぎりの限界で撮影したとき。創作した写真ではなく、自分が本当に感動しないと、いい写真は撮れない」という。
展示する写真は全て販売が可能で、写真集やポストカードも販売する。12月15日〜20日に神戸の「デュオぎゃらりー」で開く個展で展示した作品も、22日以降に同ホテルに持ち込む予定。来年1月14日まで。
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大阪フィルハーモニー交響楽団:危機感 「補助金見直し」法人会員離れも深刻…
http://mainichi.jp/kansai/news/20111209ddf041040008000c.html
大阪市の橋下徹・新市長が、文化事業への補助金支出を全面的に見直すと表明していることに対し、運営補助金を受けている大阪フィルハーモニー交響楽団(事務局・同市西成区)が危機感を強めている。市の補助金は楽団の年間予算の1割を超える1億1000万円。楽団は人件費削減や会員企業への会費増額要請に取り組んでいるが、自助努力には限界があり「何とか補助金を維持してもらいたい」と訴えている。【出水奈美、原田啓之】
大阪府と大阪市による大阪フィルへの補助金は1960年度に始まった。ところが、橋下氏が知事時代に文化行政を見直し、計1億2300万円あった府の補助金と貸付金が08年度末で廃止された。府が運営していた大阪センチュリー交響楽団(現日本センチュリー交響楽団)も運営補助金を打ち切られ、民営化の道を歩んでいる。
橋下氏は市長選当選後も、これまでの文化行政を「補助金を出す先の評価もなく、今まで出していたから出すというだけ」と批判しており、大阪フィルを含む文化団体などへの運営費補助を全廃して事業ごとの補助に切り替える方針。新たな会議「アートカウンシル」を設置し、文化行政での公金投入の在り方を検証する予定だ。
大阪フィルの年間予算は約10億円。府の補助金などの廃止を受けて、支出全体の5割を占める人件費の削減に着手しており、楽団員の平均年収は約500万円(平均年齢45歳)となっている。
一方、法人会員離れは深刻。92年には373社あったが、関西企業の本社機能移転や円高、東日本大震災の影響を受け現在は207社にとどまる。チケットを値上げしたが、14年まで続く府の貸付金と利子の返済が経営を圧迫しており、昨年度末現在で楽団の累積赤字は約6400万円となっている。
鈴木貞治・楽団事務局長は「60年余り大阪で官民一体で育ててもらった。何とか補助金を維持して、今後も大阪の文化として成長させてほしい」と話している。
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■ことば
◇大阪フィルハーモニー交響楽団
指揮者の故朝比奈隆氏が戦後間もない1947年に創設した大阪初のプロオーケストラ。規模も在阪楽団最大の楽団員72人を有する。創設以来、朝比奈氏の太いパイプによって政財界の支援を受けてきた。
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二足ロボットのフルマラソン、46時間で「完走」
http://www.asahi.com/national/update/1211/OSK201112110005.html
二足歩行のロボット6台が68時間以内のフルマラソン走破をめざす大会が大阪市住之江区であり、先頭のロボが10日、約46時間で完走した。
大阪府とロボ製造会社共催のもの作りPR企画。身長20〜60センチ、体重5キロ以下、自力で立ち上がれることが出場条件で、1周100メートルを約422周する。
終盤は疲れが出たか、転倒したり体(モーター)を冷やしたりの過酷なレース展開に。テープを切った優勝ロボがガッツポーズすると大きな拍手がわいた。
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織田作之助賞に津村さん 働く30代男女の現実描く
2011年12月13日
http://www.nnn.co.jp/dainichi/news/111213/20111213020.html
2010年11月1日〜11年10月31日までに刊行された単行本で、新鋭・気鋭の小説に贈呈する「第28回織田作之助賞」の選考が12日、大阪市内で行われ、津村記久子さん(33)の「ワーカーズ・ダイジェスト」(集英社)が選ばれた。贈呈式は3月9日、同市中央区の綿業会館で行われる。
津村さんは大阪出身、在住。2009年「ポトスライムの舟」で第140回芥川賞を受賞している。
「ワーカーズ・ダイジェスト」は、大阪を舞台に同姓で同年月日生まれの男女の日常を交互につづり、現代日本で働く30代の現実を描いた物語。
推薦人28人から寄せられた61点から最終候補5作品に絞られ、作家の稲葉真弓さんや玄月さん、辻原登さん、文芸評論家の田中和生さん、河田悌一前関西大学長が選考した。
「湿っぽさのない文章に2人の生き方が表現されている」(稲葉さん)、「日常の小さな喜びが丁寧に描かれている」(田中さん)といった点が評価された。
織田作之助賞は、大阪市、大阪文学振興会、関西大などで構成する織田作之助賞実行委員会の主催。
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近代美術館「練り直し」 橋下氏、府と共同整備も視野
2011年12月14日
http://www.asahi.com/kansai/news/OSK201112140013.html
大阪市の橋下徹新市長は13日、平松邦夫市長が建設をめざしていた市立近代美術館について、報道陣の取材に「一から構想を練り直す」と表明した。大阪府と共同で施設整備したり、音楽ホールを併設したりすることも含めて施設のあり方を再検討し、27日に発足する府市統合本部で議論する方針を示した。
市立近代美術館は、財政難を理由に建設費を当初の280億円から122億円に減らし、2014年度に着工の予定だった。橋下氏は「しょぼい美術館を建てても誰も来ない。もしやるなら国内外から人が集まるものを造らなくては。(建てるために)経費節減とか言うのは本末転倒だ」と主張。「コンサートホールを併設するなど、アーティストが集まる施設にできないか。府と市の共同で造れば、大阪都構想の象徴になる」とも述べた。
一方、仮に施設整備を見送る場合には、市が約153億円で購入した美術品約千点と、寄贈された3400点(評価額103億円)を「売らざるを得ない」とも述べた。
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天王寺美術館の充実で元足りるはず。でもあの近辺の浄化の方に余計ゼニかかっちゃ洒落にならんな。
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佐伯祐三はちゃんと残しておくように。
サントリーミュージアムの用途もちゃんと見当してね。
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>900
天王寺付近に自衛隊を派遣すべき。
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http://mainichi.jp/area/osaka/news/20111214ddlk27040386000c.html
◇OSAKA光のルネサンス2011記念プラネタリウム「オーロラの世界」特別投影
17日(土)、18日(日)と23日(金・祝)〜25日(日)17時、北区中之島4の市立科学館(京阪渡辺橋駅徒歩5分)。不思議な光オーロラを体験。当日先着300人。観覧料600円。高大生450円、中学生以下300円。同館(06・6444・5656)。
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http://mainichi.jp/area/osaka/news/20111214ddlk27040386000c.html
◇初心者のための上方伝統芸能ナイト100回記念シリーズ 第104回大好評!恒例「大晦日!年越しスペシャル」編
31日(土)21時半〜24時半、中央区徳井町1の山本能楽堂(地下鉄谷町四丁目駅徒歩5分)。能、狂言や落語など8演目の上演。バーコーナーや終演後の鏡開きと振る舞い酒を楽しめる。定員200人。入場料5500〜4500円。同能楽堂(06・6943・9454)。
◇自然史オープンセミナー「都市で繁殖する鳥」
17日(土)15時〜16時半、東住吉区長居公園1の市立自然史博物館(地下鉄長居駅徒歩10分)。コゲラの進出やスズメの減少など変化する都市の鳥について紹介。予約不要。参加無料(入館料別途)。同館(06・6697・6221)。
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大阪万博、「幻」の近畿分散開催案 有力閣僚が提示
http://www.asahi.com/national/update/1214/TKY201112140751.html
1970年に大阪で開かれた日本万国博覧会の開催地選びをめぐり、当時の佐藤栄作内閣の「有力閣僚」が、近畿で分散開催する私案を提示していたことが、14日に外務省が公開した外交文書で明らかになった。パリの博覧会国際事務局が難色を示し、結果として大阪単独開催に落ち着いた。
万博会場には大阪府のほか神戸市と滋賀県が立候補し、一本化が難航。65年3月の外務省から駐仏大使あての文書によると、「ある有力閣僚は、外国の参加展示はひとつの会場で行い、国内関係の展示は他の会場(場合によっては複数会場)においても展示することとしてはどうかとの私案を提示している」として、博覧会事務局に可否を問い合わせるよう求めた。
駐仏大使は返信で、事務局長が「博覧会は常に一体のものとして構成されなければならない」「会場を分散すると成功は難しい」と回答したことを挙げ、椎名悦三郎外相に「(会場を1カ所に)しぼれない事情があれば、むしろ博覧会の70年開催を延期すべきと思料する」と報告した。
別の文書には「河野大臣」が複数地開催に触れたことを示す記述もあった。「有力閣僚」は、自民党で党人派の代表格とされた河野一郎国務相だった可能性がある。(比屋根麻里乃)
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大阪経法大が「八尾駅前キャンパス」新設
2011年12月15日
http://mytown.asahi.com/osaka/news.php?k_id=28000001112150002
大阪経済法科大学(八尾市)は来春、八尾市北本町2丁目に「八尾駅前キャンパス」(約2721平方メートル)を開設する。12階建ての校舎(延べ約8274平方メートル)が今月完成し、25日には大学受験生に内部を公開する「クリスマスオープンキャンパス」を開く。
新キャンパスは近鉄八尾駅から徒歩5分。将来の新学部創設や学生数増も視野に入れ、2007年2月に閉店した大手スーパー「サティ」跡地の一部に建設した。同市楽音寺6丁目の花岡キャンパスに続く2カ所目のキャンパスとなる。
主に3、4年生が学び、就職活動や資格取得を意識した少人数、対話型の「キャリア形成教育」に力を入れる。校舎には無線LANや電子黒板などを設置した。
オープンキャンパスは25日正午から午後4時まで。ゲームやクイズを通して経済・法律を学ぶ体験授業やキャンパスツアーなどがある。申し込み不要。問い合わせは入試課(072・943・7760)へ。
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大阪府大や香川大などの小型衛星、2013年度に宇宙へ
http://osaka.yomiuri.co.jp/e-news/20111215-OYO1T00164.htm?from=newslist
宇宙航空研究開発機構は14日、2013年度にH2Aロケットで打ち上げる予定の地球観測衛星に、大阪府立大や香川大などによる7基の小型衛星を相乗りさせると発表した。
大阪府大は、大阪府東大阪市の町工場が中心になって開発し、09年に打ち上げられた小型衛星「まいど1号」の設計などに携わったノウハウを生かして衛星「オプサット」を開発。10センチ四方の箱形という手のひらサイズの超小型衛星で、重さは1キロ・グラムと、7基の中で最軽量だ。
香川大は二つの衛星をひもなどでつなぎ、姿勢を制御する実験を行う。
(2011年12月15日 読売新聞)
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大阪府庁を3時間「封鎖」 赤いコーン3000個並ぶ
http://www.asahi.com/national/update/1217/OSK201112170080.html
大阪市中央区の大阪府庁前が17日、3千個の赤いコーンで3時間「封鎖」された。街をキャンバスに見立て、公募のアートを展示する府の事業という。
発案した会社員ら10人が1時間半かけてコーンを並べると、見慣れた風景が一変。「わあキレイ」「何かの規制?」と通行人も興味津々で写真をパチリ。
府庁はトップの知事が交代したばかりの話題の場所。それだけに制作意図が気になるが、「見た人に好きに解釈してもらえば」と会社員らはニヤリ。
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ことわざ能力検定協会、「2011年のことわざ」募集
http://umeda.keizai.biz/headline/1225/
ことわざ能力検定協会(大阪市北区芝田2)は現在、今年の世相を表す「2011年のことわざ」を募集している。
今年8月に始まった「ことわざ検定」。ミュージシャンで事務局長の向井隆昭さんが作詞をする際にことわざ辞典をめくり、「ことわざは簡潔に思いを伝える言葉の芸術。日本に昔からある素晴らしいことわざを勉強する機会をもってもらいたい」と検定を実施する協会を設立した。8月に行われた第1回検定では6級、5級、4級を実施。約300人が受検し8割が合格した。今月には、iPhone、アンドロイド対応の「こと検アプリ」も発売。2012年には公式本の下巻を出版し、3級の検定も行う。
日本漢字能力検定協会が毎年12月に実施する「今年の漢字」は冬の風物詩として定着しているが、「ことわざでも、その役割を担えるのでは」と、同協会では今年の世相を表す「2011年のことわざ」を企画。「今年はこんな年だった」という内容を既存のことわざに置き換えたものを募集し、一番多かったものを「2011年のことわざ」として保存する。
向井さんは「『今年は骨折り損の草臥れ儲けやったなぁ』『なんやかんやいうて今年は棚から牡丹餅やったで』などの会話が街中から聞こえてくるように育て上げたい。これを機会に、ことわざ辞典を開いて新しいことわざを知るきっかけになれば」と話す。
「2011年のことわざ」は、ホームページ上の応募フォーム、はがき、ファクス、ツイッターで応募をい受け付ける。締め切りは今月26日。今月30日にホームページ上で発表する。
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茨木市と立命館 協定締結
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/osaka/news/20111221-OYT8T00086.htm
新キャンパス 新学部設置も検討
茨木市と学校法人立命館(京都市中京区)は20日、立命館大の新キャンパスを2015年4月に同市岩倉町のサッポロビール大阪工場跡地(約12ヘクタール)に開設する基本協定書を締結した。政策科学部を衣笠キャンパス(京都市北区)から、経営学部をびわこ・くさつキャンパス(滋賀県草津市)から移転させる。立命館によると、両学部と関連する研究科の学生は約6000人で、新学部の設置についても検討するという。
協定書などによると、跡地のうちJR茨木駅に近い北側に学舎ゾーン、南側にスポーツゾーンを設ける。東側の3ヘクタールは市が買い取り、うち1・5ヘクタールを立命館に無償貸与し、立命館が図書館やホールなどの市民開放施設を建設。残りの1・5ヘクタールは一時避難所となる防災公園を市が整備する。
立命館の長田豊臣理事長と、茨木市の野村宣一市長が同市役所で協定書を締結。長田理事長は「地域に愛されるキャンパスにしていきたい」と語り、野村市長は「新キャンパスの開設への市民の期待は大きい」と述べた。
(2011年12月21日 読売新聞)
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キッズプラザ大阪、リニューアル 五感で遊び学べる空間充実
2011.12.22 02:01
http://sankei.jp.msn.com/region/news/111222/osk11122202010000-n1.htm
■わくわく感アップ
子供のための博物館「キッズプラザ大阪」(大阪市北区)のコンピューター工房と文化コーナーが4年ぶりにリニューアルされ、同工房は23日から、同コーナーは来年1月3日からオープンする。子供たちの新たな“わくわく”スポットとなりそうだ。
同工房の主な改装は、幅5メートル、高さ120センチ、教育施設としては国内最大級となる200インチ大型タッチスクリーンの新設。子供たちがパソコンで作ったキャラクターを集約し、タッチスクリーン上で動かしたり、触ると音が出たりするなどし、体と五感を使い、遊んで学べる空間を目指した。
一方、文化コーナーは「世界の家」をテーマに、ペルーの草の家やイタリアのとんがり帽子の家など、さまざまな素材でできた7軒の家と、そこに暮らす人々を約50分の1のスケール、縦横各約3メートルのジオラマで表現した。
同館は「コンピューター工房では、普段の生活で体験できない先端技術を知り、文化コーナーでは世界の人種やさまざまな暮らしを知る。そこに私たちもいるということのより深い理解につながれば」と話す。
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今東光の業績たどる あすから八尾で原作映画展 大阪
2011.12.23 02:07
http://sankei.jp.msn.com/region/news/111223/osk11122302070004-n1.htm
八尾市ゆかりの直木賞作家、今東光(1898〜1977年)が原作を手がけた映画作品を紹介する展示会が24〜28日、同市北本町の近鉄八尾駅・市民サービスコーナーで開かれる。
大正時代に作家活動を始め、その後同市にある天台院の住職に就き、20年以上八尾に拠点を置いて執筆を続けた。
展示会は、今の業績を顕彰する地元のグループ「今東光を語る会」が、映画化された今作品に焦点を当てて企画した。
「八尾に住んで、書いた直木賞作家『今東光原作映画』がいっぱい展」と題し、大正14年公開の「異人娘と武士」(井上金太郎監督)から平成13年公開の「悪名 蘇る大和魂」(和泉聖治監督)まで、約50作分の映画のポスターや台本、パンフ、原作本などを並べ、それぞれの時代を振り返る。入場無料。問い合わせは同コーナー((電)072・997・6226)。
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「公と私」テーマに 摂南大で最先端フォーラム
2011年12月21日
http://www.nnn.co.jp/dainichi/news/111221/20111221017.html
摂南大学は17日、大阪府寝屋川市池田中町の同大寝屋川キャンパスで「公と私」をテーマに最先端研究フォーラムを開いた。語学、経営学、法学の教員が研究成果を発表し、問題を提起した。
個人としての「私」の側面と、地域社会の一員としての「公」の境界が揺らいでいるといわれている。フォーラムは、最先端研究の発表とともに、専門用語を使わず参加者と相互議論する“最先端”の発表方法で、新たな発見に結び付ける機会にしようと開いた。
外国語学部、経営学部、法学部の教授が研究を発表。このうち三成美保教授(法学部)は児童虐待を通して「公と私」に迫った。
三成教授は、2000年以降に児童虐待防止法やDV防止法が成立し、他者関係(公的関係)を規律していた法律が、家族や恋人などの親密関係(私的関係)に介入するようになったと、「公と私」をめぐる法の変化を紹介。児童虐待を防ぐには、最も重要だがもろい「個人の尊厳」を家族や地域、国家が補うことが大切−とまとめた。
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教員独自に養成 大阪市・府立大統合で教育学部新設構想
2011年12月24日
http://www.asahi.com/kansai/news/OSK201112240050.html
大阪の教員は大阪で養成する――大阪府の松井一郎知事と大阪市の橋下徹市長が提案した構想が波紋を広げている。大阪には既に国立の大阪教育大があるが、「国に教員を養成してもらおうという発想が中央集権的」(橋下市長)。大阪市立大と府立大の統合後に教育学部を新設するという。攻め込まれる形の大阪教育大は戸惑いを隠せない。
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教育学部構想は、府立大と市立大の一体経営をダブル選の公約に掲げた大阪維新の会の松井知事が、2日のテレビ番組で突然、明かした。橋下市長も就任前の13日、「教員養成が目的。この点で僕と知事は一致している」と話した。
2大学の統合は、重複学部などを整理し、府と市の交付金を減らすのが狙いだ。だが教育学部を新設するとなれば小・中・高の各教科を担当する教員が必要で、年数億円以上の人件費がかかる可能性が高い。
それでも学力低下を問題視する橋下市長は、「やる価値はある」とこだわりを見せた。「僕や知事が関与することができないまんま国立大で教員が輩出されて、それが教育の現状を招いた。大阪にとって必要な教員をしっかり養成する必要がある」
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教員の養成も必要なのは確かだが、まずは偏向マスゴミカスメディアと東京一極集中問題を
子供たちに教えることが大事だ。
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正月飾りで迎春ムード 文楽劇場に「にらみ鯛」
2011年12月26日
http://www.nnn.co.jp/dainichi/news/111226/20111226013.html
大阪市中央区の国立文楽劇場で25日、新春の風物詩として親しまれている正月飾り「にらみ鯛(だい)」の設置作業が行われた。真っ赤な張り子の鯛2体が舞台上部につり上げられ、初春公演に向け劇場に彩りを添えた。
同劇場によると、にらみ鯛は新春の縁起物として戦前まで関西各地の劇場で飾られていた。時代の流れとともに途絶えたが、同劇場は1985年、開館して初めて迎える正月に復活させたという。
張り子(全長約3メートル、重さ約15キロ)の鯛は向かい合うように設置。その中央には、初春公演の演目にちなみ、壺阪寺の常盤勝範住職が来年のえと「辰」の文字を揮毫(きごう)した大だこを掲げた。
初春公演初日の1月3日には文楽人形による鏡開きがあり、客らへたる酒をふるまう。
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「第九」の歌声高らか
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/osaka/news/20111226-OYT8T00020.htm
吹田市民と関西フィル
「吹田市民の第九2011」が25日、吹田市泉町の市文化会館メイシアターで開かれた。関西フィルハーモニー管弦楽団の演奏に合わせ、公募で選ばれた市民ら約300人がベートーベンの交響曲第9番を合唱した。
06年から続く年末恒例の行事で、客席は約1200人で埋まった。最初に、英国の作曲家フィリップ・スパークさんが東日本大震災の被災者にささげて作った曲「陽はまた昇る」を、同楽団と、市内の3中学校の吹奏楽部員が演奏した。
この後、「第九」が演奏され、同楽団の藤岡幸夫首席指揮者の指揮に導かれ、市民らが美しい歌声を響かせた。中学生20人も参加し、市立高野台中2年の川村優さん(13)は「プロのオーケストラの演奏に合わせてしっかり歌えて気持ちよかった」と話していた。
(2011年12月26日 読売新聞)
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大フィル「第九」演奏、30日で国内最多の700回
http://osaka.yomiuri.co.jp/e-news/20111226-OYO1T00741.htm?from=top
N響、日本フィル上回る
年末の風物詩ともなったベートーベンの交響曲第9番、通称「第九」。この曲を60年余りにわたって毎年披露してきた大阪フィルハーモニー交響楽団の演奏回数が、30日に大阪市北区のザ・シンフォニーホールで開く公演で700回に達する。国内のオーケストラでは最多とみられ、関西の「第九ファン」を広げる役割も果たしている。
第九は四つの楽章で構成される。特に最終の第4楽章で、オーケストラに4人の独唱と多人数の合唱が加わり、シラーの歓喜の詩を歌い上げるのが特徴だ。
国内では、大フィルより歴史の古いNHK交響楽団(創設1926年)が350回強、やや後発の日本フィルハーモニー交響楽団(同56年)が約550回演奏。これらを大きく上回っており、日本オーケストラ連盟(東京)の加納民夫事務局長は「700回は驚嘆すべき数字だ」と話す。
47年誕生の大フィルが初演したのは、48年の1月。創設者の1人である朝比奈隆さん(1908〜2001)の指揮だった。楽団顧問の小野寺昭爾さん(76)が演奏記録を調べたところ、65年前後に「12月の第九」が定着していたという。
演奏回数が多い理由を、小野寺さんは「大フィル創設からしばらくの間、関西では大編成のオケが他になく、鑑賞団体の公演依頼が集中した。それに加え、朝比奈さんの十八番でもあった」と分析する。
(2011年12月26日 読売新聞)
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>>915
小学生に大阪の正しい歴史教育が必要。
大阪は昔から部落や朝鮮などの差別教育には熱心だったが
古来、難波宮時代や攝津の国、天下の台所、大大阪など
地元に誇りが持てる歴史をどれだけ正しく伝えてきたかというと
お粗末としか言えない。
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公立大学って色いろ制約あるんだね、阪大につぐ国立並の大学が出来るかも
あとは英語で授業する小中高つくってくれないかな、がないと
外国の企業は来てくれない。
統合:大阪府立大と大阪市立大 年明けに協議会設置へ
大阪府立大(堺市中区)と大阪市立大(大阪市住吉区)は、一体経営を議論するため、年明けに協議会を設置する方針を固めた。両大学を巡っては、27日発足した府と市の行政組織「大阪府市統合本部」が来秋以降に統合案をまとめる予定で、協議会の設置は現場の意見を反映させる狙いがある。一方、大阪市の橋下徹市長は一体化後に両大学にはない教育学部を新設する方針だが、法律上困難な見通しになっている。
橋下市長と大阪府の松井一郎知事は、府立大と市立大を一体経営する方針を示している。両大学には府市で年間約250億円の交付金が支出されており、橋下市長は「交付金をまとめ、重なる学部を再編すれば投資効果が最大になる」と統合の意義を説明する。
これに対し、大学側は「統合は『大阪都』になってからと思っていた」(市立大)と驚きを見せるものの、前向きに検討を始めた。市立大は今月12日に法人統合戦略本部を設置し、理工▽医療▽教育▽事務部門−−の分会で課題を議論する。西沢良記・市立大学長は「規模拡大で研究施設の整備もしやすくなる。うまく融合していきたい」と意欲的だ。府立大も今月に検討会議を発足させた。船野智加枝・府立大総合調整室長は「事務部門をまとめれば経費削減が可能だ」と評価した。両大は情報交換も始めており、協議会を設置する方向で調整している。
経費削減以外の効果を生む可能性を期待する声もある。両大学のような公立大学法人は国立大学と異なり、長期の借入金やベンチャー企業への投資が認められないなど制約が多い。西沢学長は「統合で発言力が増せば、状況を変えられるのでは」と語る。
一方、橋下市長らが掲げた教育学部の設置には壁がある。文部科学省によると、教員を養成する教育学部を設立するには付属学校が必要。しかし、両大は地方独立行政法人であるため、法律上は付属学校を設置できないという。橋下市長は「公立大でも付属学校を設置できたらいいわけで、こんなバカな話はない。文科省がとんちんかんな回答をしている」と批判。大阪教育大(大阪府柏原市)との競合も予想されるが、「国立では知事や市長の意向が反映されない。大阪にとって必要な教員を養成する」と“強行突破”の構えだ。
【原田啓之】
http://mainichi.jp/life/edu/news/20111228k0000m040086000c.html
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愛郷心、郷土愛等を育む教育が必要ですね。
胸を張って誇れる大阪の歴史を伝えていくのは大変重要だと思います。
メディアの都合のいい刷り込みに負けない心を育てて頂きたいものです。
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地方の首長が、真にその地方に必要な教育を行うから、
地方立大学に教育学部、ですか・・・
どんな大学でいかなる教育を受けてきた学生でも、教壇に立ってしまえば
「学習指導要領」というルールに縛られることにはなりますが、
その指導要領さえ守っていれば、後はどんな授業内容にしてもある程度教員の自由裁量になりますから、
悪い話ではないかと。
特に皆さんおっしゃるように、社会科の教員を通じてメディア報道の現状を子供たちに伝えるのは、
教育という基礎的な社会基盤で、メディアのゆがんだ報道体制に対抗するための手段として、
やってみる価値はあろうかと思いますね。
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>>919
挙げ句の果てに、ワッソなる偽歴史を定着させ様とする始末
大阪の歴史を正しく教えなかったのはこういうこともするためだったのか、と思いました
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学校マネジメントを中心にした校長とかの人材を育成したいらしいよ
普通の教育学部とはちょっと毛色が違うことになるかも。
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教育行政にはおかしな事が沢山ある事が明らかになりつつあるのは良い事だと思います。
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歳末餅つき大会:落語ファンへ感謝−−大阪・繁昌亭
http://mainichi.jp/kansai/news/20111228ddf041200009000c.html
落語ファンへの感謝と来年の大入りを願い、上方落語協会(桂三枝会長)による歳末餅つき大会が28日、大阪市北区の天満天神繁昌亭であった。
三枝会長が「来年は繁昌亭も6年目に入る年。皆さんにとっても、よい年でありますように」とあいさつ。お囃子(はやし)の鳴り響く中、桂文福さん、桂米団治さんらが杵(きね)と臼で餅をつき、露の都さんらが丸めて、集まったファンらに振る舞った。【細川貴代】
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福助人形ずらり、幸せ招く 堺の山口家住宅で展示 7日から
2011.12.30 02:01
http://sankei.jp.msn.com/region/news/111230/osk11123002020003-n1.htm
堺市堺区錦之町東の市立町家歴史館山口家住宅で来年1月7日から「新春福助人形展」が開かれる。江戸時代から幸せを招く縁起物として全国各地でつくられてきた福助人形約40点が展示される。30日まで。
昨冬に続き2回目。平成16年に市に寄贈のあった約1700点の中から、整理ができたものを展示する。高さ約4センチの手のひらサイズのものから、高さ40センチを超える大型のものまで多彩な作品が並ぶ。
期間中の休館日は17日と24日。開館は午前10時〜午後4時。入館料は一般200円、中学生以下や65歳以上などは無料。また期間中は、市立町家歴史館清学院▽市立文化館▽市博物館▽市立中央図書館▽堺伝統産業会館▽堺東観光案内所−の堺区にある各施設でも、福助人形を数点から十数点展示する。休館日、開館時間は施設によって異なり、有料の施設もある。
「新春まちなか七福助めぐり」と題し、各施設を巡るスタンプラリーも実施。山口家住宅を含む7カ所中5カ所のスタンプを集めればもれなくプレゼントがあり、7カ所すべてのスタンプを集めると抽選で30人に記念品が当たる。問い合わせは市文化課((電)072・228・7143)。
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チア世界選手権で金 梅花女子大・梅花高メンバー
2011年12月31日
http://www.nnn.co.jp/dainichi/news/111231/20111231016.html
香港コロシアムで開催された「第6回チアリーディング世界選手権香港大会」(11月26、27日)で、日本代表として選抜された梅花女子大チアリーディング部レイダースのメンバーが、オールフィーメール(女子部門)で金メダルを獲得した。グループスタンツ女子部門でも梅花高1年生5人が金メダルの快挙。それぞれが世界の舞台で輝きを放った。
オールフィーメール部門の日本代表18人のうち、同部からは11人が選出された。日本代表の主将を務めた海島裕妃さん(4年)は金メダルに「うれしかった。やってきて良かった」と喜びの笑顔。副主将の馬場仁美さん(3年)も「すごいうれしかった」と声を弾ませ、「チームを一つにまとめるのがうまかった」と主将のキャプテンシーに脱帽していた。
本番までの練習期間はわずか3カ月。その短い期間で2分30秒の世界のチアを完成させた。最初は「1回覚えたことがすぐに抜けてしまって継続することができず、難しかった」と海島さんは悩んだ。プログラムはハードで「しんど過ぎて死にそうだった」とも。
しかし、3度の合宿で「18人でいる時間が長く、遅くまでミーティングができた。意見を出し合って方向性を見つけることができた」と2カ月すぎからチームとして機能し、仲間の絆とともに技の完成度を高めていった。
今大会には同部門で6連覇が懸かっていた。「プレッシャーはありました」と海島さんは振り返った。しかし「成功させれば大丈夫」と臨んだ初日の演技で難度の高い技を決めるなど手応え十分のチアを披露。今までの世界選手権で一番高い得点をたたき出した。「2日目はミスしてしまった」とはにかんだ。
梅花高1年5人組も負けじとノーミスの演技で世界の頂点に上り詰めた。「演技に入る前は緊張していたけど、楽しかった」と世界の大舞台で強心臓ぶりを発揮。「すごいうれしかった」とはちきれんばかりの笑顔で声をそろえた。
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英語話せないオレに言えた義理じゃないけど、
英語より日本語の方が大事だろ。
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光でくっついたり離れたり 阪大教授ら物質開発
http://osaka.yomiuri.co.jp/e-news/20120104-OYO1T00234.htm?from=newslist
手を触れることなく、光を当てるだけで、くっついたり、離れたりするゼリー状の物質の開発に大阪大理学研究科の原田明教授らが成功した。プラスチック加工などへの応用が期待される。4日の科学誌「ネイチャー・コミュニケーションズ」電子版に発表する。
染料などに使われる物質、アゾベンゼンと、ブドウ糖がリング状につながったオリゴ糖の性質を利用。アゾベンゼンは、可視光を当てるとまっすぐに伸び、水溶液中でオリゴ糖内に取り込まれ、紫外線を当てると折れ曲がって飛び出ることが知られている。
原田教授らはアゾベンゼンを「鍵」、オリゴ糖を「鍵穴」とする2種類のゼリー状物質を開発。実験で、それぞれを水中でいったんくっつけた後、紫外線を当てるとオリゴ糖の鍵穴からアゾベンゼンの鍵が抜けて、バラバラになった。紫外線よりも波長の長い可視光線をあてると、鍵が鍵穴に入ったことを確認した。
原田教授は「水中や手の届かない場所でも、光によって物質を切り貼りできる。光でスイッチが切り替わる回路などにも応用できるだろう」と話した。
(2012年1月4日 読売新聞)
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国立国際美術館で草間彌生さん展覧会−世界初公開作品を多数展示
http://umeda.keizai.biz/headline/1231/
国立国際美術館(大阪市北区中之島4、TEL 06-6447-4680)で1月7日より、草間彌生さんの新しい絵画シリーズを日本初公開する展覧会「草間彌生 永遠の永遠の永遠」が開催される。
草間さんは1929(昭和4)年、長野県松本市生まれ。10歳ごろから水玉と編模様をモチーフにした絵を描き始め、1957(昭和32)年の渡米後は、巨大な平面作品、ソフトスカルプチャー、鏡や電飾を使った環境彫刻を発表。1960年代後半にはボディーペインティング、ファッションショー、反戦運動などを行いながら、映画や新聞などのメディアを使った表現にも着目。1973(昭和48)年の帰国後は美術作品の制作発表を続けながら、小説、詩集も多数発表した。
同展では、草間さんが2009年から創作意欲を傾注してきたという新しい絵画シリーズ「わが永遠の魂」の中から47点を展示。同絵画シリーズの展示はこれまで海外ではされてきたが、同展で展示する作品は世界初公開。色彩豊かな作品で、「圧倒的な迫力をもつこれまで見たことのないような絵画シリーズ」(同館広報担当の西村紗恵子さん)という。
同シリーズと対照的にモノクロの線画で表現された連作作品「愛はとこしえ」は50点から成る作品。2004年から3年間で描き上げたドローイングを元にシルクスクリーン作品へと仕上げたもので、無限に湧き出る連鎖的イメージを描き出したものだという。
同展では平面作品に加え、初公開となる彫刻作品「南瓜」や、光と水と鏡によるインスタレーション「魂の灯(ともしび)」も展示。西村さんは「驚異的な創作意欲を持つ草間さんの最先端の挑戦を見ることができる」と話す。期間中、記念講演会やギャラリートーク、映画会など、さまざまな関連イベントも開く。
観覧料は、一般=1,400円、大学生=1,000円、高校生=700円。開館時間は10時〜17時(金曜は19時まで)。月曜休館(祝日の場合は翌日休館)。4月8日まで。
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名人誕生400年 将棋の「指し初め式」
http://www.asahi.com/kansai/entertainment/news/OSK201201050073.html
プロ将棋界の新春恒例の行事「指し初め式」が5日、大阪市福島区の関西将棋会館であり、日本将棋連盟関西本部に所属する谷川浩司九段(49)や久保利明二冠(36)=棋王・王将=らがリレー形式の模擬対局を楽しんだ。
今年は初代名人・大橋宗桂が将棋名人を名乗ることを許された1612年から数えて400年という節目。対局室には将棋盤と駒が数組用意され、棋士たちはにこやかな表情で数手ずつ指し手を進め、次のペアと交代していった。
囲碁界の新年の幕開けを告げる「打ち初め式」も5日、大阪市北区の日本棋院関西総本部で催され、大阪出身の井山裕太天元(22)とファン約80人が連碁に興じた。午後からは大阪市中央区の関西棋院でも開かれ、プロ棋士とファンが対局をして新春を祝った。
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「なまけもの」の原型か…若き開高健の未発表作
http://osaka.yomiuri.co.jp/e-news/20120105-OYO1T00271.htm?from=newslist
芥川賞作家で、戦争ルポや釣りの紀行でも人気を集めた開高健(かいこうたけし)(1930〜89年)が、1950年代に執筆したとみられる未発表小説の一部が見つかった。戦後の混乱期を、自らの生き方を探しながら必死に過ごす苦学生を描いた自伝的な物語で、「芥川賞受賞後第1作の『なまけもの』(58年)の原型となった作品では」とする専門家もいる。7日発売の文芸誌「文学界」2月号に掲載される。
「食卓と寝台」と題した作品の「第二章」で、一般財団法人「開高健記念会」が昨年1月、東京・神田の古書店で400字詰め57枚の自筆原稿を入手した。文芸誌「新日本文学」の編集者宛ての手紙が添えられていたことから同誌への掲載を検討した原稿とみられる。
終戦直後の、東京を思わせる都市が舞台。主人公「私」の一家は元々は都会で暮らしていたが、父が亡くなり、母と弟は今は東北の寒村に住んでいる。中学卒業を機に寄宿先の叔父の家から村に戻るよう促される「私」だが、無断で進学を決め、物置小屋で友人と同居しながら高校に通う。
帰省用の旅費を入学金につぎ込み、糧のために屈強な男らに交じって職業安定所で仕事を探し、イカの塩辛を煮て昼餉(ひるげ)の総菜にする友人の姿に落ち込む――。
ぎりぎりの生活に思い悩む「私」の姿とともに、当時の雑然とした日本の様子が、粗削りではあるが、生き生きとつづられる。
「文学界」2月号には、開高が無名時代から親しくしていた評論家の谷沢永一(1929〜2011)や向井敏(さとし)(1930〜2002)に送った未発表書簡計41通も掲載される。
(2012年1月5日 読売新聞)
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リーガロイヤルホテルに草間彌生さん彫刻作品−記念「水玉メニュー」も
http://umeda.keizai.biz/headline/1232/
リーガロイヤルホテル(大阪市北区中之島5、TEL 06-6448-1121)ロビーに現在、草間彌生さんの初公開彫刻作品「明日咲く花」が展示されている。
同作品は、1月7日より国立国際美術館(中之島4)で開催される展覧会「草間彌生 永遠の永遠の永遠」の特別展示として展示するもので、425×200×200センチの大型彫刻作品。草間さんの作品に象徴される、色鮮やかな水玉モチーフの作品を間近で見ることができる。
同ホテルでは展覧会期間中、記念フェアを開催。ウエストウイング1階の「オールデイダイニング リモネ」では、ブラックオリーブやソースで水玉模様をあしらった「水玉オムライス」(1,700円)、アネックス7階の「イタリアンレストラン ベラ コスタ」では、木イチゴとマンゴーのソースで水玉模様を彩ったデザート「ビアンコマンジャーレと木イチゴのドットソース」(800円)、ウエストウイング1階の「リーチバー」では、ブラックオリーブを入れたロングカクテル「愛はとこしえ」、レッドチェリーを入れたノンアルコールカクテル「明日咲く花」(各1,386円)を用意するなど、館内のレストランやバーで特別メニューを提供する。同展開催期間中、鑑賞券の半券を提示すると、直営レストラン、バー、ラウンジで10%引で優待する。
同展鑑賞券付き宿泊プランでは、特典として草間彌生さんデザインのオリジナルエコバッグが付く。文化教室「エコール ド ロイヤル」では、国立国際美術館 学芸課 主任研究員の安來正博さんが草間芸術の見どころを解説する公開講座「美への招待 草間彌生の不思議な世界」を2月3日に開く。
リーガロイヤルホテルグループマーケティング部の古澤由美子さんは「国立国際美術館までは徒歩5分とアクセスも便利。素晴らしい作品を鑑賞された後は、リーガロイヤルホテルでゆっくりと余韻を楽しんでほしい」と話す。
作品の特別展示、記念フェアは4月8日まで。
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南船場に小劇場「船場サザンシアター」−座席にこだわり、元教師が開く
http://namba.keizai.biz/headline/2119/
長堀橋駅近くに2011年10月11日、小劇場「船場サザンシアター」(大阪市中央区南船場2、TEL 06-6484-6175)がオープンした。
大阪を中心に活動する劇団「大阪新選組」を2008年まで22年間主宰していた、元小学校教師の当麻英始さんがオープンした同劇場。「以前から劇場を運営したいと思っていたが、2010年1月に目の手術を受けたとき、『できるうちにやりたいことをしよう』と決意した」と当麻さん。2011年3月に小学校を退職後、劇場オープンに向けて行動を始めた。
「大阪らしい『船場』という地名と、『サザンシアター』という名前を入れたかった」(当麻さん)ことから南船場にこだわって物件を探し、長堀橋駅近くのビルの地下1階に場所を見つけた。2人芝居などに適した12平方メートルの舞台のほか、28平方メートルの客席スペースには25席を備える。見やすさにこだわり、座席は全てソファシートにした。「関西の小劇場は折り畳み椅子が多い。劇団を育てることのほか、演劇を見る人を増やすことが大切だと考え、ゆったり座れる椅子にこだわった」という。
これまで2公演を行い、来場者の男女比は半々、50〜60代が多いという。当面は自主公演を行い劇場の存在をアピールするほか、文化的なイベントも実施していく。次回のイベントは尺八家・石川利光さんの「尺八の世界」。2月23日・24日=20時30分〜、25日=14時〜、18時30分〜、26日=14時〜。前売り=2,000円、当日=2,300円。
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市立大と府立大が合同会議を開く
2012年01月06日
http://mytown.asahi.com/osaka/news.php?k_id=28000001201060002
大阪市立大と府立大の事務担当者7人が5日、堺市中区学園町の府立大で初の合同会議を開き、府市統合に伴う両大学のあり方について話し合った。月内にも、両大学の理事らでつくる法人統合検討協議会を設置。1法人2大学を基本とし、教職員の労働条件統一などの課題を詰める。
大学は、府市統合本部が6月までに統合の最終案策定を目指す事業の一つだ。昨年末、橋下徹・大阪市長は「大学独自の案を待ちつつ、法人統合という形がいいのかどうか、本部でも別途、話し合う」とした。
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大賞出ずも全体レベル向上 上方落語台本大賞
2012年1月6日
http://www.nnn.co.jp/dainichi/news/120106/20120106023.html
全国から繁昌亭に参加できるよう上方落語協会が創設した「第4回上方落語台本大賞」。3年連続で今回も大賞は出なかったが「全体のレベルは上がっている」といわれ、2月1日夜席(午後6時半開演)で選考委員を務めた落語家たちが入選作を演じる「第4回上方落語台本入選作発表落語会」が開かれる。
優秀賞に「カレーライス」(奈良県生駒市、石山悦子さん作)、「容疑者田中」(大阪市西区、今井洋之さん作)、佳作に「結婚いろは」(同市淀川区、モリワキナオシさん作)、「面接」(川崎市、水野亮作さん作)の4作が入選。石山さんは第2回優秀賞、今井さんは第3回で佳作の入選経験がある。
本年度は300編が寄せられ、応募者の約6割が関西圏在住。北海道から大分まで、オランダ在住の日本人女性からも応募があった。
選考委員を務めた落語家たちは「全体的にレベルが上がっているが、動きがなく言葉遊びに終始したり登場人物が多すぎたり、内容は面白くても落語としてどう演じるかまで練り切れていない、あと一息という作品が多かった」と講評。「このまま眠らせるのはもったいない台本も多かった。今後も落語に親しんでくれる人が全国に増えるよう続けていきたい」と話していた。
同落語会では表彰式と選評を行い、三枝会長らが出演、入選作を演じる。
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織田作之助青春賞:柊さんの「コンシャス・デイズ」が受賞
http://mainichi.jp/enta/book/news/20120107k0000m040012000c.html
第28回織田作之助青春賞(大阪市、大阪文学振興会、関西大学、毎日新聞社主催)の受賞作が6日発表された。同賞は岡山県倉敷市の柊(ひいらぎ)さん(24)=ペンネーム=の「コンシャス・デイズ」、佳作に千葉県市川市の大学3年、中野沙羅さん(20)の「フリーク」が選ばれた。青春賞受賞作は月刊誌「本の時間」(毎日新聞社)に掲載される。
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身近な大阪、カンバスに 市立美術館で「描こう展」開幕
2012.1.6 02:10
http://sankei.jp.msn.com/region/news/120106/osk12010602100002-n1.htm
大阪の魅力を絵筆に託して−をキャッチフレーズにした新春恒例の公募展「大阪を描こう展」が5日、大阪市天王寺区の市立美術館地下展覧会室で開幕。天神祭や路面電車など身近なモチーフを描いた作品に、来場者は「ここ、知ってる」などと言いながら見入っていた。無料、9日まで。
16回目となる今年のテーマは「上町台地」。40歳代を中心に、80歳代までの幅広い年代から約350点が寄せられた。
会場にはこのうち、赤を基調に天神祭のにぎわいをダイナミックに描いて大賞に輝いた鈴木滋さん(兵庫県西宮市)の「天神祭 催(もよおし)太鼓」や、知事賞を獲得した岩本信子さん(東大阪市)の「夜のコンビナート」、大阪市長賞の新子(あたらし)隆さん(八尾市)の「変わりゆく街in路面電車」をはじめとする入賞・入選作266点を展示している。
主催するNPO法人天王寺21協議会・大阪を描こう会常任委員の福井孝司さん(62)は「身近な風景が描かれ、絵の前で昔を懐かしんだり語らったりする来場者が多い。作品のレベルが高まり、見応えのある展覧会になっています」と話していた。
また、19日〜2月7日には「アンコール展」をギャラリー・ピネ(天王寺区)で開催する。
問い合わせは同会事務局((電)06・6772・0879)。
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無限の美 草間彌生展開幕 大阪・国立国際美術館
http://www.asahi.com/kansai/entertainment/news/OSK201201070051.html
想像力の限りない広がりを感じさせる国際的美術家、草間彌生さん(82)の近作を中心にした個展「草間彌生 永遠の永遠の永遠」(国立国際美術館、朝日新聞社主催)が7日、大阪・中之島の国立国際美術館で開幕した。大阪では初となる大がかりな個展に、初日から多くの入場者が見入った。
今も描き続けている絵画の連作「わが永遠の魂」や、草間さんの国民的人気を高めた水玉模様の巨大な南瓜(かぼちゃ)のオブジェなど約100点が出展されている。ただ、草間さんにとって絵画や立体といったジャンル分けは意味をなさない。会場に足を踏み入れた途端、幻の空間に迷い込んだような思いにさせるのが、草間ワールドのすごみだ。
新作の絵画には、金、銀の色彩や鏡などの輝きに満ちた素材が使われ、神秘を宿したかのような境地を切り開きつつある。草間さんが「芸術を通して社会に貢献したい」と話すように、絶妙のバランスで自身の創作の世界と現実とを結びつけている。
体感型作品「魂の灯」に衝撃を受けたという京都府宇治市の会社員江川鉄兵さん(32)は「見たことのない世界に鳥肌が立ちました」と興奮気味だった。
4月8日まで。月曜休み(1月9日は開館し、翌10日は休館)。一般1400円、大学生千円、高校生700円。中学生以下無料。問い合わせは国立国際美術館(06・6447・4680)へ。
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柳宗悦の日用品展
http://www.nhk.or.jp/lnews/osaka/2005070481.html
明治の末から昭和にかけて活躍した、思想家の柳宗悦が集めた日用品の展示会が大阪・中央区の大阪歴史博物館で開かれています。
思想家の柳宗悦は、無名の職人が作った日用品の中にこそ「美しさ」が宿っていると考え、こうした品々を収集しました。
会場には、皿や着物などおよそ350点が展示されているほか、自宅の応接室が再現されていて、収集したカップや焼き物で知人をもてなした宗悦の日常生活をうかがい知ることができます。
また、「鉄絵緑差竹文甕」は18世紀に作られた水がめで、宗悦が所有する前からかけた部分が金属で補修されてあったということで、当時の人々のつつましい生活をあらわしています。
大阪歴史博物館学芸課の伊藤ジュンさんは「日常的に使われている品々に美があると考えていた柳宗悦のコレクションを通して今は失われてしまった昔の日本の生活を発見することができる」と話していました。
展示会は来月29日まで開かれます。
01月08日 12時29分
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1月9日シンポジウム『大阪の転機に、アーツカウンシルを』
■シンポジウム『大阪の転機に、アーツカウンシルを』
昨年12月、橋下徹大阪市長が言及した、「文化行政での公金投入の在り方を検討する」「アーツカウンシルの導入を指示」という新聞報道を受け、先進諸国で導入され、さらに東京都が4月に準備会を設立するアーツカウンシルについて紹介。その役割と成果を報告するとともに、大阪で活躍する文化関係者によるシンポジウムを開催します。(※企画趣旨詳細は最後尾にて)
日 時:2012年1月9日(月・祝) 18:30〜20:30
会 場:大阪市中央公会堂 小集会室(大阪市北区中之島1-1-27 ☎06-6208-2002)
料 金:無料
主 催:大阪でアーツカウンシルをつくる会
共 催:NPO法人アートNPOリンク
http://osakaac.exblog.jp/17177811/
ーピンチはチャンス!大阪の転機に、アーツカウンシルをー
大阪市では2007年4月、今後の都市経営の基本戦略として「大阪市創造都市戦略Ver.1.0」がとりまとめられ、創造性に富んだ市民や企業が活発に活動し、その活動に惹かれてさらに人や企業が集まり、新たな都市活力創出の好循環を生み出す大阪独自の「創造都市」の方向が示されていたものの、残念ながら、民間の立場から見てみれば、そのような都市となった実感を抱くには至っていません。そのため、さまざまな分野の文化活動に携わる私たちは、2007年より「大阪でアーツカウンシルをつくる会」を設立し、公民協働で芸術文化政策を協議する組織の実現に努めてきましたが、むしろ他地域からの関心ばかりが高まり、特に大阪市域での実現に対しては決して明るくない見通ししか抱くことができませんでした。とはいえ、今回の大阪市戦略会議によって、「大阪市芸術文化振興プラン」(2011年3月)が大幅に見直されるとすれば、橋下市長の知事時代に大阪府が策定した「大阪文化振興新戦略」(2010年3月)との接合も図られることと思われます。これにより、中長期的な視点に立つ「アウトカム指標」の活用などにより、定量的な評価に基づく経済性・効率性の評価と、定性的な評価に基づく有効性や妥当性の評価などにより、地域の文化を育み、人々が働きがい、住み応えを実感できる社会の創造が展望できるでしょう。
そこで私たちは、新春早々ではありますが、現在の大阪における民間による芸術文化活動の状況を見つめ、これからの大阪における芸術文化の可能性を見据えるべく、小さな集いの機会を設けることにいたしました。そして、その可能性を広げる存在がアーツカウンシルであるという前提に立ち、地域に根ざした芸術文化基盤の創造の好機を逃さぬよう、緊張感のある議論を行いたいと考えています。既に確認されている「文化団体への助成を一括して審査、評価する第三者機関」というアーツカウンシルについて、実際に「行政から一定の距離を置き、芸術の専門からが助成を審査し、事後評価も行う」こと、それが果たして、大阪の新戦略の中核の一つとなりうるのかどうか。誰もが「心豊かな活力ある社会の形成」(2001年・文化芸術振興基本法)の担い手の一人となりうる存在であるという自覚を携えていくためにも、本件についてご関心をいただけることを願っております。
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隠し芸や書初め楽しむ アミティ舞洲で「新年の集い」
2012年1月9日
http://www.nnn.co.jp/dainichi/news/120109/20120109022.html
大阪市此花区の市舞洲障害者スポーツセンター「アミティ舞洲」で8日、新年の集いがあり、大阪府や兵庫県内の障害者、家族、介護士らが餅つきや隠し芸、書き初めなどを楽しんだ。
学生ボランティアも参加した恒例イベントで、今年は約1100人が来場。昨年の東日本大震災を受け、書き初めの展示会場には「復興」「元気」「絆」などの言葉が並んだ。
「隠し芸は出演者がいなければできませんし、餅つきには協力が必要」とアミティ舞洲スポーツ指導員の古谷和之さん(33)はイベントを通して共生の大切さを説き、「力を合わせれば大きいことができる」。
隠し芸では出演者のダンスや楽器演奏に合わせた客席の手拍子が広がり、一体感を醸し出していた。
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ジャンル超えた表現世界 草間彌生さん展覧会
2012年1月9日
http://www.nnn.co.jp/dainichi/news/120109/20120109020.html
大阪市北区の国立国際美術館で、82歳になった今もなお精力的に創作活動を行い、世界的に知られる現代美術家、草間彌生さんの最新の創作活動を紹介する「草間彌生 永遠の永遠の永遠」展が開かれている。大阪での本格的な展覧会は初めてで、館内だけでなく中之島エリア一帯でコラボレーション企画が行われている。4月8日まで。
草間さんは長野県松本市出身。幼いころから幻覚を体験し、絵を描き始めた。1957年、単身渡米し、「ハプニング」と題したパフォーマンスなどで前衛芸術家として名をはせる。豊かな色彩と、水玉と網模様をモチーフにした幻想的な世界観が特徴で、絵画だけでなく立体造形、小説、詩など、あらゆる分野で作品を生み出している。
今回は、初公開となる彫刻「大いなる巨大な南瓜(カボチャ)」や白地に赤い水玉模様をあしらった「チューリップに愛をこめて、永遠に祈る」、鏡と水張りの部屋に電球を飾り付けた幻想的なインスタレーション「魂の灯」など立体作品を展示。
ほかに、2004年から3年間で描き上げたモノクロ作品50点の連作「愛はとこしえ」、無限にわき出るイメージを即興的に描き、色彩を用いて視覚に訴える、現在も制作中のシリーズ「わが永遠の魂」の47点、自画像3点など、計106点が並ぶ。
草間さんは「人生最後まで素晴らしい作品を残したい。作品を通じ、自分の人生に対する姿勢を知ってもらい、見た人も自分たちの人生をもっと華やかにし、人生と戦おうという気持ちを持ってもらいたい」と訴える。企画した同館の安来正博主任研究員は「圧倒的な創作意欲とジャンルの枠を超えた壮大な表現の世界を堪能して」と呼び掛けている。
また、リーガロイヤルホテル(同区)では立体作品「明日咲く花」を特別展示(無料)。「堂島ロール」で知られる「パティシェリーモンシュシュ」の堂島本店、肥後橋店では期間中、同展とコラボし、草間ドットをモチーフにしたロールケーキ「草間ロール」(1680円)を限定販売。中之島エリア一帯で、同展を盛り上げる。
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http://www.yomiuri.co.jp/national/culture/news/20120109-OYT1T00287.htm?from=yoltop
川端康成の書斎再現、万年筆で文章書く体験も
1968年にノーベル文学賞を受賞した川端康成(1899〜1972年)の関連資料を展示する大阪府茨木市立川端康成文学館に、書斎を再現したコーナーが新設された。
用意された原稿用紙に万年筆で文章を書く体験もでき、同館は「作家になった気分が味わえる」とPRしている。
川端康成は3歳で大阪市から茨木市に引っ越し、旧制茨木中学校(現茨木高校)で学び、18歳で東京に移った。ゆかりの地である茨木市が85年に同館をオープンさせ、原稿や書簡、写真などを展示している。
書斎は、神奈川県鎌倉市の川端邸(非公開)を模して作り、和室にレプリカのランプや机、筆などが置かれている。庭の眺めも写真で再現されている。
30日までは康成が知人に送った年賀状や墨書などを展示している。無料。火曜休館。問い合わせは同館(072・625・5978)。
(2012年1月9日17時45分 読売新聞)
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http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2012&d=0107&f=national_0107_089.shtml
大阪産大開発の水素で走る自動車13日公道走行
大阪産業大学が水素エネルギーを利用して走行する燃料電池自動車を組み立て、自動車メーカー以外では日本で初めてナンバープレートを取得。公道走行が認められたことを受け、この自動車を13日正午過ぎから都内・文部科学省前で披露するとともに、一般の希望者に試乗してもらうイベントが文部科学省の企画として実施される。当日は中川正春文部科学大臣も試乗する。
開発された車は「OSU−T4」。2人乗りで最高時速80キロメートル。航続走行距離は平均で200キロメートルという。最大出力は7.5キロワット。ブラシレスDCモーターを利用している。車両重量は720キログラム。
当日会場で開発経緯や車両性能などについても大阪産業大学から紹介がある。(編集担当:福角忠夫)
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生態園をつくろう:ビオトープの生物紹介 観察へポスターで53種 /大阪
http://mainichi.jp/area/osaka/news/20120110ddlk27040151000c.html
◇希望校に郵送
国際花と緑の博覧会記念協会と毎日新聞社が、学校ビオトープに集まる53種類の生物を示した「生態園観察ポスター」を作った。両者が共催する生態園(学校ビオトープ)作りに取り組んできた学校のほか、希望する学校関係者にも無料で郵送する。
ポスターのテーマは「どんな生きものが見つかるかな?」。9年前から取り組んできた生態園での観察記録などを基に、学校空間に現れやすいチョウ、トンボ・ヤゴ、バッタ、カエルなどをリストアップした。「林」「花壇・草地」「池」の環境ごとに分類して、生物を写真付きで紹介している。体の模様など見分け方のポイントや体の長さを説明しているほか、チョウは、幼虫の写真を付けたものも。危険なハチやイラガ類は、注意喚起もしている。A1判(縦59・4センチ、横84・1センチ)カラー。提供を希望する教職員やPTA関係者は、学校名、住所、担当者名、電話を明記し、電子メール(mitani@expo-cosmos.or.jp)かファクス(06・6915・4524)で花博記念協会へ。【大島秀利】
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貝で描いた「東海道」の作品展 11日まで
2012年01月09日
http://mytown.asahi.com/osaka/news.php?k_id=28000001201100002
白や銀色などの貝殻を使って絵を立体的に浮かび上がらせる独自の技法の貝工芸家、水田博幸さん(74)=枚方市茄子作2丁目=の作品展「貝工芸でめぐる“完全版”東海道五十七次 水田博幸展」が、枚方市楠葉花園町のくずはアートギャラリーで開かれている。11日まで。
歌川広重の「東海道五十三次」を貝で描いた55点のほか、枚方や守口など京街道の宿場町4カ所と大阪・京橋の計5点を加えた「東海道五十七次」を展示している。
水田さんは祖父の代から続く貝工芸家だ。13歳のころ、祖父の教えでこの道に入った。普段は百貨店などの注文を受け、ブローチやペンダントなどのアクセサリーを作る。
1996年に工芸作家の作品展に出展する作品を考えていたとき、父・末吉さんが持っていた27年の朝日新聞の付録の東海道五十三次画集を思い出した。「人の動きが面白く、籠や船などの乗り物も登場して物語がある。貝で描けば面白いはず」と制作を始めた。年5点ほどのペースで作り続け、2008年に五十三次が完成する。その後、「地元の枚方宿も加えよう」と、広重風の京街道をイメージした作品を加え、五十七次が出来上がった。
貝は旋盤や電動ヤスリを使って削る。完成まで6カ月かかった「藤枝 人馬継立」は、馬のたてがみや綱、人足のふんどしやはちまきなどの一つ一つが数ミリのパーツからなる。真珠貝の「シロチョウ貝」や虹色の「クジャクアワビ」など7〜8種類の貝を使っている。京都の三条大橋は、欄干の曲線や橋桁を交互に重ねて組むことで、橋が浮かび上がって見えるように工夫している。
水田さんは「作品には雪や雨、霧とさまざまな天候の場面があり、四季も異なる。貝で表現したそれらの風景も味わって」と話す。
午前10時〜午後6時(11日のみ午後5時まで)。入場無料。問い合わせは同ギャラリー(072・866・3490)へ。
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>>946
>http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2012&d=0107&f=national_0107_089.shtml
>大阪産大開発の水素で走る自動車13日公道走行
>公道走行が認められたことを受け、この自動車を13日正午過ぎから都内・文部科学省前で披露するとともに、一般の希望者に試乗してもらうイベントが文部科学省の企画として実施される。
この内容をサーチナなどの海外メディアで知るなんて
「大阪産業大学 燃料電池」でグーグルニュースを検索すると
マイナビニュース
財経新聞
文部科学省
だけ
ほとんどのマスコミが報道しないので、
文科省などから出る一次情報を直接見聞きするか、
海外メディアを参考にするしかないのが現状
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東京都内で行われる政府のイベントを告知できないなら、
同じ東京にある多くのマスコミは本社を置く意味が全くありません
都内で行われるイベントでさえ取材できていないのですから
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「現代書道二十人展」 大阪・難波で開幕
http://www.asahi.com/kansai/entertainment/news/OSK201201110061.html
現代書壇を代表する書家20人が新作を発表する「現代書道二十人展」(朝日新聞社主催)が11日、大阪・難波の高島屋大阪店7階グランドホールで始まった。今年は新たに角元正燦(かくもとせいさん)、高木厚人の両氏が加わり、漢字、かな、篆刻(てんこく)約90点を展示する。17日まで。一般700円、大学・高校生500円。問い合わせは同店(06・6631・1101)。
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浪華紙魚百景 大商大商業史博だより
大阪学者の意気と粋
2012年1月11日
http://www.nnn.co.jp/dainichi/rensai/naniwashimi/120111/20120111029.html
佐古慶三の『希有』
1976年10月19日、道頓堀訴訟が結審した。鑑定人として大阪商業大学教授佐古慶三がその任に当たった。この裁判は双方が古文書をもって自説の展開を図ったため、「古文書裁判」とも言われた。
佐古は大阪高商(現・大阪市立大学)在学中から道頓堀開削者・安井道頓説に疑念を持っていた。その後、東京高商(現・一橋大学)時代には地誌類をたくさん買い込み、その史料の中に平野道頓の名前が出てくるのでおかしいと気付いた。
その後の地道な研究の結果、成安道頓説を展開するまでになり、裁判の始まる40年も前にこの説を発表している。この裁判で佐古慶三の説が認められ大阪市が勝訴した。
24年、佐古は『希有(けう)』第1号をまとめ、無有庵書屋より私家版として刊行した。27年7月25日から翌年1月25日までのわずか半年の間に、『祭の大阪』『大阪橋名考付陽台地名考』『千日前聞書』『続大阪町名考』『艶容雪月花』『北細見考』『朱唇吐虹』『商人のお正月』『狂歌大阪志』『長柄橋由来書』の10冊が発行された。これらの豆本は史料提供者などに配布し、残部は糸でかがり、後に『がふほんけふ(合本希有)』として出版された。
27年ごろは『南区志』の編さんを拝命し、史料を探しながら旺盛な執筆活動を展開していた時期である。28年『南区志』が発行され、時期を同じくして『希有』も終了する。『南区志』に所収された「商人のお正月」は『希有』から生まれたものである。
まれに古書目録に佐古慶三の旧蔵書が掲載される時がある。古書店主は蔵書印で判断する。佐古いわく、「変わった蔵書印で、Oは大阪を表し、下位部分のSACCOは佐古を示し、中の字は希有三(けうぞう)を戯体化し、大阪にもこんな希(まれ)なやつがおる(有)ぞォ(三)」。「希有三」はペンネームだが、由来はここにある。
蔵書は増える一方で、面倒くさくなりいつしか押印をやめた。当人は勉強が終われば史料は不必要なので売却し、たまに古書目録に出るのは、その名残である。佐古が手元に残したものが大阪商業大学商業史博物館の所蔵資料の核となった。
(大阪商業大学商業史博物館元学芸員・小田忠)
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梅田ロフトで「ポップなこけし」展覧会−こけしの楽しみ方紹介
http://umeda.keizai.biz/headline/1234/
梅田ロフト(大阪市北区茶屋町、TEL 06-6359-0111)7階「ロフトフォーラム」で現在、「ポップでカワイイこけしの世界 kokeshi pop」が開催されている。
「こけしといえば、おばあちゃんの家の片隅にある古い民芸品というイメージがあると思うが、こけしは日本のポップ・アイコン」と、こけしの楽しみ方を提案する同展。伝統こけしを中心に、さまざまなこけしと「知る」「作る」「撮る」「集める」など楽しみ方を紹介する。
伝統こけしは、青森、秋田、岩手、山形、宮城、福島の東北6県が主な産地で、木の盆や器を作る職人が子どもの玩具として作ったことが始まり。その土地ごとに姿、形の特徴があり、大きく11の体系に分けられる。会場ではそれぞれのこけしを展示し、それぞれの特徴を解説する。「こんなに細かい分類があったんだと驚く人が多い。工人さんそれぞれの個性が出ていて、好きな顔を探す楽しみがある。自分に似た顔を探す人も多い」と販売促進スタッフの林貴美さん。
こけしを集める楽しみを紹介するコーナーでは、軸原ヨウスケさん、武田美貴さんによるデザインユニット・cochae(こちゃえ)さんのコレクションを紹介。東北復興プロジェクト「KOKESHIEN!」を立ち上げるなど、東北の伝統こけしの魅力を伝える活動をするcochaeさんの収集したこけしを一堂に展示する。併せて、「ミッフィーこけし」も展示。
こけしを作る楽しみを紹介するコーナーでは、著名人が絵付けしたこけしを展示。浅生ハルミンさん、安齋肇さん、川村エミコさんら11人が絵付けした作品を展示する。撮る楽しみを伝えるコーナーでは、さまざまなアングルで撮影したこけしのパネルを展示。こけしコレクターで「コドモノクニ」の童画で知られる武井武雄さんの作品を特別展示するコーナーも設ける。
販売コーナーでは、新品こけしとリサイクルこけしの2種を販売。刺しゅうブローチ(2種各1,050円)、オリジナルクリアファイル(2柄各315円)の展覧会オリジナルグッズや、ハンカチ(525円)、ポチ袋(5枚入り368円)、手拭いバッグ(2,100円)など、ポップなこけし雑貨や書籍を販売する。
林さんは「今まで知らなかったこけしの世界がギュッと詰まったスペース。タイトル通りポップな感じを紹介しているので多くの人に見ていただければ」と話す。
営業時間は10時30分〜21時(最終日は17時まで)。入場無料。1月17日まで。
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「絽刺し」の作品200点 アサコムホール
2012年01月12日
http://mytown.asahi.com/osaka/news.php?k_id=28000001201120001
透き目のある織物に絹糸で刺繍(ししゅう)を施した「絽(ろ)刺し」の作品を集めた作品展が、大阪市北区の朝日新聞大阪本社1階アサコムホールで開かれている。
刺繍で松やショウブ、着物を着た女性などを描いた約200点を展示。うち175点は京都市左京区で工房を営む久保悟さん(62)と妻万里さん(61)が制作した。絽刺しで飾った名刺入れや、木製の花台やついたての一部に絽刺しをはめ込んだ作品もある。万里さんは「どんな物を見ても、絽刺しを使えないか考えるんです」。
19日までの午前10時〜午後6時(19日は午後5時まで)。土、日曜は休み。無料。問い合わせはアサコムホール(06・6201・8034)へ。
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多彩な世界、墨と絵の具で表現 リーガロイヤルホテルで作品展 大阪
2012.1.12 02:05
http://sankei.jp.msn.com/region/news/120112/osk12011202050000-n1.htm
水墨画家・澁谷玉麗さん(大阪市都島区)が主宰する水墨・墨彩画教室の作品展「第17回玉麗会展〜墨(すみ)と彩(いろどり)〜」が大阪市北区のリーガロイヤルホテルで開かれている。15日まで。
墨と絵の具(顔彩)で描いた梅の花や竜など約70点。水鳥が浮かぶ水面の波紋までを細かい筆遣いで再現した作品や、子鬼と竜の戯れる姿がかわいいメルヘン風の作品など、自由な表現が目をひく。
澁谷さんは「水墨画の魅力は一筆の線の中に濃淡やかすれ、にじみが一体化した奥行きの深さ。その線の美しさをぜひ見ていただきたい」と話した。
絵はがきなどをチャリティー販売し、収益は東日本大震災の被災地に送る。
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毎日現代書関西代表作家展:府内作家作品紹介/下 /大阪
http://mainichi.jp/area/osaka/news/20120112ddlk27040401000c.html
◇17日まで、近鉄阿倍野店
【会期】12日(木)〜17日(火)。入館は10時〜18時半。ただし14、17日は16時半まで。前期(14日まで)と後期(15〜17日)で作品の入れ替えがあります【会場】近鉄アート館(近鉄百貨店阿倍野店9階)【入場料】一般500円、大高中生400円。小学生以下無料【作品解説会】毎日11時【席上揮毫(きごう)会】14日を除く毎日14時【特別陳列作品解説会】12日15時【国際交流デー】14日13時
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「世界対がんデー」 来月4日公開シンポ 参加者を募集 大阪
2012.1.13 02:06
http://sankei.jp.msn.com/region/news/120113/osk12011302060003-n1.htm
2月4日の「世界対がんデー」にちなんだ公開シンポジウムが同日、大阪市北区の大阪国際会議場で開かれる。主催のUICC(国際対がん連合)日本委員会や日本癌(がん)治療学会などが参加者を募集している。
同学会学術集会のサテライトシンポジウムとして開催。「がんの痛みからの解放−先進国の水準を目指して」のテーマで、患者の痛みを軽減するための環境づくりについて話し合う。
当日は午後2時〜5時。要町病院(東京都豊島区)の吉沢明孝副院長が基調講演。続いて医師や薬剤師、患者遺族ら5人が講演し、同じメンバーでパネルディスカッションを行う。参加無料で定員350人(先着順)。締め切りは今月20日。問い合わせは事務局((電)06・6229・2555)。
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ミュージカル:古田新太さん主演「ロッキー・ホラー・ショー」 シアターBRAVA!で上演中 /大阪
http://mainichi.jp/area/osaka/news/20120114ddlk27200384000c.html
ロンドン初演以来、根強いファンを持つミュージカル「ロッキー・ホラー・ショー」が、古田新太(あらた)さん主演で大阪市中央区城見のイオン化粧品シアターBRAVA!で上演されている。
日本上演は11年ぶり。「ストーリーはどうでもいい話。でもそれを知らない人が見ても楽しい。演劇にストーリーなんていらないんじゃないかと教えてくれた作品です」と古田さん。
「小学生の時、劇団四季の『ふたりのロッテ』を見てミュージカルにあこがれ、中2の時、神戸の映画館で見た『ロッキー・ホラー・ショー』で全てが合致したんです。ミュージカルって美しいものだと思っていたけど、チープで、げすでもいいんだと気づかせてくれた作品です。(所属する)劇団☆新感線でつくれないかと思ってきましたが、ああ、できないと(笑い)。その再確認に来ていただきたい。ミュージカルって楽しきゃいいんだと。意外にほろりとするところもあります」
過去に主演のフランク・フルターを演じた藤木孝さん、ROLLYさんや、岡本健一さん、笹本玲奈さんらが共演。22日まで(16日休演)。キョードーインフォメーション(06・7732・8888)。【油井雅和】
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プロ写真家 自信の1枚 JPS関西展
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/osaka/news/20120114-OYT8T00073.htm
報道、広告、芸術など様々な分野で活躍する日本写真家協会(JPS)会員の作品を集めた、第32回関西メンバーズ展「関西のプロ写真家〜心のメッセージ〜」が13日、大阪市中央区備後町3の「富士フイルムフォトサロン大阪」で始まった。19日まで。入場無料。
会場には、オレンジ色に染まる空を背に、幻想的に浮かび上がった琵琶湖・竹生島の風景など個性的な作品102点が並んでいる。
今回は東日本大震災の復興を願って、来場者に一口500円で寄付を募り、お礼として出展された作品のポストカードセットが渡される。集まった義援金は日本ユニセフ協会を通じて、被災地の子どもたちの支援に全額充てられる。問い合わせは同サロン(06・6205・8000)へ。
(2012年1月14日 読売新聞)
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大阪フィルハーモニー交響楽団:首席コンマス、長原さん退団へ
http://mainichi.jp/kansai/news/20120115ddn041040013000c.html
大阪フィルハーモニー交響楽団は14日、首席コンサートマスターを務めるバイオリニストの長原幸太さん(30)が3月末日で退団すると発表した。ソリストとして世界的に活動するため関東に拠点を移すという。
長原さんは広島県呉市出身。98年「日本音楽コンクール」バイオリンの部で優勝した。04年9月に大阪フィルの首席客演コンマス、06年4月に首席コンマスに就任。07年6月に大阪市で開かれた演奏会では、体調不良で休演した指揮者の代役を急きょ務め、指揮をしながら演奏して話題を集めた。昨年5月には毎日新聞社主催の東日本大震災・復興支援チャリティーコンサートにも出演した。
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なつかしの生活道具 豆炭あんか、回転こたつ… 今昔館で企画展 大阪
2012.1.15 02:38
http://sankei.jp.msn.com/region/news/120115/osk12011502380001-n1.htm
生活道具の変遷を通じて昔の暮らしを考える企画展「なつかしい道具には知恵がある」が14日、大阪市北区の大阪くらしの今昔館で始まった。豆炭あんかや回転こたつ、蚊帳(かや)など、見る機会が少なくなった道具がずらりと並び、来館者らの関心を集めている。
展示されているのは、明治期から昭和40年代にかけての生活道具など約150点。多くが市民から寄せられ、実際に使われていたという。
注目は、節電グッズとして最近脚光を浴びている扇風機。時代とともに、金属製の4枚羽根からプラスチック製の3枚羽根へと移行したことが分かるほか、アイロンも、洗濯物のしわをのばすために使われた「ひのし」から、こて、炭アイロン、電気アイロンと実物を並べながら変遷を紹介している。
また、遠心力で汚れを落とすという手動洗濯器も展示。宇宙開発が注目された昭和30年代の商品で、形もまるで宇宙船。当時、30万台超を販売するヒット商品だったという。
企画展前期は2月19日まで、一部の展示品を入れ替える後期は3月10日〜4月8日。入館料は、企画展のみ200円。
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大阪府庁本館を近代美術館に転用 松井知事が検討
2012.1.15 18:49
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/120115/lcl12011518500001-n1.htm
大阪府庁本館(大阪市中央区)について、松井一郎知事は15日、大阪市が建設予定の近代美術館に転用する検討を始めたことを明らかにした。ただ、耐震に問題がある咲洲庁舎(同市住之江区、旧WTCビル)への全面移転が前提となるため、松井知事は「庁舎移転が可能かどうか(国の防災指針などを)見極めたうえで、本格的に検討したい」としている。
府庁本館(地上6階、地下1階)は大正15年に完成し、全国の都道府県庁舎で最古。映画の撮影に使用されるなど「登録文化財級」とされる。一方、咲洲庁舎は、橋下徹大阪市長が知事時代に全面移転を計画したが、専門家から巨大地震に対する安全性に疑問を示され、断念した経緯がある。
近代美術館建設計画をめぐっては、平松邦夫前市長が市制100周年記念事業として、同市北区中之島に平成29年度のオープンを目指していたが、事業費が122億円かかることなどから、昨年末に就任した橋下市長が計画を白紙にする方針を示している。
こうした現状を踏まえ、府庁本館の美術館転用は、橋下市長も賛同しているといい、今後「府市統合本部」で具体的に検討する。
松井知事は「府庁本館は歴史的価値が高い。ただ残すだけでなく、日本中から足を運んでもらえる観光スポットにしたい」と述べた。
松井知事、大阪府庁「美術館転用」に改めて意欲
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20120115-OYT1T00536.htm?from=main2
大阪府の松井一郎知事は15日、府庁本館(大阪市中央区)の活用策として、「歴史的価値のある建造物なので、美術品を展示し、建物と両方観賞してもらえる観光スポットとして使いたい」と述べ、大阪市が計画する近代美術館への転用に改めて意欲を示した。
転用の前提となる咲洲(さきしま)庁舎(同市住之江区、旧WTCビル)への移転については、「国の中央防災会議の結果を見て決定する」としつつ、橋下徹知事時代に否決された全面移転条例案の府議会への再提案を検討することを明らかにした。
美術館への改修費については、「(府と大阪市の)2つの役所で予算を足したら、200億円プラスアルファで非常にいい整備ができる」と、府市共同で負担するアイデアを披露した。
(2012年1月15日19時42分 読売新聞)
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豊中の民家博物館、家族連れでにぎわう 大阪
2012.1.15 02:38
http://sankei.jp.msn.com/region/news/120115/osk12011502390004-n1.htm
■いろり囲み、雑煮に舌鼓
豊中市服部緑地の日本民家集落博物館で14日、「ふるさとのお雑煮会」が開かれ、家族連れやグループ客らでにぎわった。
会場は、岐阜県飛騨白川郷から移築された合掌(がっしょう)造り民家。白川地方でとれたトチの実などでつくられた餅(もち)と「堅豆腐(かたどうふ)」にほうれん草が添えられ、すまし汁で食べる「トチ餅雑煮」が用意された。
ボランティアが前日から仕込んだといい、素朴な味わいの中にふるさとを思い起こさせる香りが周囲に漂い、親子らがいろりを囲んで舌鼓を打った。
吹田市から4人で来たという家族は「おいしい。全身がぽかぽかしてきた」と喜んでいた。
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ザ・プレゼント:逸翁美術館早春展「呉春の俳画と写生画」の招待券 /大阪
http://mainichi.jp/area/osaka/news/20120116ddlk27040221000c.html
◇逸翁(いつおう)美術館早春展「呉春の俳画と写生画」の招待券を10組20人に。
逸翁美術館(池田市栄本町12、電話072・751・3865)の誇る、呉春(1752〜1811)の傑作「白梅図屏風」(国重文)が2年ぶりに特別公開されます。あわせて与謝蕪村に学んだ俳画や南画なども紹介します。会期は3月4日(日)まで(月曜休館)。入館は午前10時〜午後4時半。入館料は一般1000円、大高生600円、中学生以下無料。
招待券の応募は、はがきに住所、氏名を記入し、〒530−8251 毎日新聞大阪本社事業部「呉春展」係へ。今月25日(水)必着。発表は発送をもって代えます。
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色鮮やかな花々40点 フォトコン入賞作展示
2012年1月16日
http://www.nnn.co.jp/dainichi/news/120116/20120116020.html
大阪市鶴見区緑地公園の「咲くやこの花館」で、国内外の植物を写真に収めた「咲くやフォトコンテスト」の入賞作品を集めた展示会が開かれている。カメラマンが捉えた色鮮やかな花々が、来館者の目を楽しませている。29日まで。
今回で15回目を迎える同館の恒例行事。花と緑をテーマに同館または海外いずれかで撮影した2部門に566点の応募があり、会場にはこのうち入賞作品の約40点を展示している。
同館内で撮影された作品の部門では、「大阪市スポーツ・みどり振興協会 大阪ガスビジネスクリエイト賞」を受賞した坂上あいさんの、ハスの花びらや葉の様子を生き生きと捉えた1枚をはじめ、「咲くやこの花館賞」を獲得した道端幸雄さんのエケベリアの花びらを収めた作品などが会場を飾り、訪れた人の目を引いている。
同館の担当者は「写真ならではの表現の魅力を感じてもらい、次回のコンテストに参加してもらえたら」と話している。
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俳句でエコ考える 優秀作を表彰
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/osaka/news/20120115-OYT8T00852.htm
俳句を通じて環境問題を身近に感じてもらう「第6回子どもエコ俳句大賞」の表彰式が15日、大阪市西区の市立こども文化センターであり、受賞した子どもと保護者ら約500人が出席した。
住友生命社会福祉事業団とシニア自然大学校が2006年から実施。今回は過去最多の約6万1000句の応募があった。式では、低学年(小学1、2年)と中学年(同3、4年)、高学年(同5、6年)の各部で入賞した106句が紹介され、子どもたちに賞状が手渡された。
最優秀にあたる各部の特選作品と、受賞者は次のみなさん。
▽低学年 「パパのてが うちわだったら いいのにな」=聖母被昇天学院小1年、阪口和佳子(7)(高槻市)▽中学年 「とぎじるで おいしくできた 夏野菜」=京都女子大付属小4年、植村莉江(10)(京都府八幡市)▽高学年 「草むしり おばあちゃんちで 一仕事」=中野小6年、松原ゆら(11)(大阪市都島区)
(2012年1月16日 読売新聞)
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大阪府庁本庁舎を美術館に”
http://www.nhk.or.jp/lnews/osaka/2005297061.html
大阪府の松井知事は府の本庁舎の機能を咲洲庁舎に全面移転し、現在の本庁舎については大阪市が建設する予定だった近代美術館として活用を目指す考えを明らかにしました。
大阪市の近代美術館の建設を巡っては平松前市長が大阪・中之島に平成29年度の開館を目指して計画を立てていましたが、建設に約122億円かかることなどから、橋下市長は計画を白紙に戻しています。
これについて松井知事は記者団に対し、「府と市には、いい絵がいっぱいある。展示して、しっかり観てもらうには大阪府庁が一番適している。歴史的価値を最初から備えている美術館は、まさに大阪文化の象徴になると思う」と述べ、現在の本庁舎を市が建設する予定だった近代美術館として活用を目指す考えを明らかにしました。
しかし、府の本庁舎を美術館として活用するためには本庁舎の機能を東日本大震災で被害が出た咲洲庁舎に全面移転することが前提となります。
松井知事は「安全性の確保が一番の問題だ。国の中央防災会議の結論を待って、高層ビルとして、咲洲庁舎が十分安全だとはっきりすれば、しっかり使っていきたい」と述べ、全面移転を進めるかどうかは国の中央防災会議の結論を踏まえ、咲洲庁舎の安全性を確認した上で、判断する考えを示しました。
01月16日 19時09分
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■松井知事 府庁本館を近代美術館に
http://www.mbs.jp/news/kansaiflash_GE120116113300530369.shtml
大阪府の松井知事が、府庁本館を近代美術館にする計画の検討を始めました。
橋下市長は、計画を評価しながらも府庁の咲洲移転が前提となるだけに、慎重な構えです。
大阪市は元々、中之島に近代美術館の建設を計画していましたが、橋下市長が120億円もの建設費がかかる上、コンセプトも曖昧などとして計画を白紙に戻しました。
これに対し松井知事は、建築物としての価値も高い大阪府庁本館を近代美術館に転用する案の検討を始めたということです。
「松井知事のアイデアは素晴らしいと思いますよ。それは大阪府庁舎の本館の方がすごいいいハードであることは間違いないですからね」(大阪市 橋下徹市長)
府庁本館を近代美術館に転用するには、耐震性の問題が指摘される咲洲庁舎への移転が前提となり、秋までに出される国の中央防災会議の結果、再度検討されることになります。
(01/16 12:13)
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大阪府庁庁舎を近代美術館に?!実現すれば庁舎は咲洲移転?
http://www.ktv.co.jp/news/date/main.html
大阪府の松井知事は府庁本館を近代美術館として活用したい意向を明らかにしました。
その場合、府庁機能は咲洲庁舎に移すということです。
86年前に完成し、現在も重厚な趣を保つ大阪府庁本館。
松井知事が明らかにしたのは、この庁舎を近代美術館として活用するプランです。
【大阪府・松井一郎知事】
「大阪にあるストックの中で観光スポットを作っていきたい」
近代美術館をめぐっては、大阪市が153億円をかけて美術品を集め、256億円で建設予定地を購入しました。
しかし財政難もあり、橋下市長は就任後、計画を白紙に戻す考えを示していました。
【大阪市・橋下徹市長】
「オルセー美術館だって昔の駅を美術館にした。しょぼい美術館を作るより府庁本館の方がいいハードであることは間違いない」
松井知事は、美術館として活用する場合、府庁機能を咲洲庁舎に移す意向ですが、咲洲庁舎は、耐震性に問題があるとされ、橋下市長が知事時代に全面移転を断念しています。
松井知事は、耐震性について、国の中央防災会議が判断するのを待つということですが、庁舎移転問題がまたしても議論を呼ぶかもしれません。 .
>オルセー美術館だって昔の駅を美術館にした。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AA%E3%83%AB%E3%82%BB%E3%83%BC%E7%BE%8E%E8%A1%93%E9%A4%A8
>オルセー美術館の建物はもともと1900年のパリ万国博覧会開催に合わせて、オルレアン鉄道によって建設されたオルセー駅の鉄道駅舎兼ホテルであった。
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関西外国語大が小学校教員養成へ 外大で初、13年度から
http://www.kobe-np.co.jp/knews/0004747536.shtml
関西外国語大(大阪府枚方市)は16日、小学校教員の養成コースを2013年4月に開設すると発表した。同大によると、外国語大が小学校教員養成に本格的に取り組むのは全国初。
小学校では11年度から5、6年生で英語の授業を開始。教育関係者から英語の使える教員を求める声が高まったのを受け、同大が開設を決めた。
同大によると、コースは1学年30人で、外国語学部英米語学科に置く。専任教員9人が学習指導要領で定められた全教科を指導。免許取得を卒業要件とした。
文部科学省に12年7月、コース設置を申請する予定。
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大阪市立図書館、電子書籍サービスを開始へ
http://current.ndl.go.jp/node/19936
大阪市立図書館は、2012年1月20日から電子書籍サービスを開始すると発表しています。スタート時には、専門書を中心とした和図書約350タイトルを提供し、その後、著作権フリーの英語図書約3,500タイトルを追加するとのことです。和図書には、歴史史料、大阪に関する資料、資格取得・ビジネス知識の本等が含まれるようです。
電子書籍サービスを開始します(大阪市立図書館のお知らせ)
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司馬遼太郎:「坂の上の雲」メモに「翔ぶが如く」の構想
http://mainichi.jp/enta/art/news/20120118k0000e040167000c.html
作家、司馬遼太郎(1923〜96)が明治・日露戦争を舞台にした「坂の上の雲」を練ったメモ書きの中に、明治維新と西郷隆盛らを描いた「翔ぶが如く」についても思案している記述が見つかった。メモを保管する司馬遼太郎記念館(東大阪市)が17日、発表した。二つは時期が重なる新聞連載小説で、並行して構想を巡らせた司馬の多忙ぶりがうかがえる。
「坂の上の雲」は産経新聞に68〜72年、「翔ぶが如く」は毎日新聞に72〜76年、それぞれ連載。72年1〜8月は同時連載していた。
二つの小説について記されていたのは、原稿用紙を使ったメモ約30枚のうち1枚。いずれも「坂の上の雲」のメモと思われていたが、東郷平八郎が連合艦隊の指揮を執る場面を記した原稿用紙には、右下に西郷隆盛が東京・渋谷に身を寄せる「翔ぶが如く」の場面が書かれてあった。「西郷の思想というのは分かりにくい」などと感想も記している。
上村洋行館長は「当時の司馬は常識外れの忙しさ。東郷を書きつつ、同郷(鹿児島市)で縁の深い西郷を連想して、次々書き留めていったのでは」と話している。
メモなどは同館の企画展「『坂の上の雲』に描かれた日本海海戦」で、18日から5月27日まで展示されている。【稲生陽】
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大学秋入学:京大、大阪大も検討へ
http://mainichi.jp/life/today/news/20120119k0000m040039000c.html
東大の懇談会が秋入学への全面移行を積極的に検討すべきだとの中間報告をまとめたことについて、京都大と大阪大は18日、秋入学導入を慎重に検討する方針を明らかにした。神戸大も「情報を集める」としており、関西でも影響が広がりそうだ。
大阪大は、教育担当の東島清副学長を中心に、秋入学の導入に伴う入学時期のずれの問題や就職への影響を検討する予定。平野俊夫学長はこれまでに「国際化の手段の一つだが、目的ではない」との考えを示していた。
日比謙一郎総務課長は「社会的な影響が大きく、1大学だけでやれるものではない。慎重に検討したい」としている。(共同)
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府庁本館「正庁」25日から一般公開
2012年01月18日
http://mytown.asahi.com/osaka/news.php?k_id=28000001201180003
府庁本館(大阪市中央区)の式典会場「正庁(せいちょう)」が大正時代の姿に復元改修され、25日から一般公開される。大正モダニズムの先駆けとなるデザインがちりばめられた壮麗な広間がよみがえり、松井一郎知事は「十分モディリアーニを展示できる」。本館を美術館にする構想に改めて意欲を示した。
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壘土舎:若手書家集団、堺で作品展示 22日まで・会派超え /大阪
http://mainichi.jp/area/osaka/news/20120119ddlk27040335000c.html
会派を超えた関西の若手書家集団「壘土舎(るいどしゃ)」の作品が、ABCハウジング中百舌鳥住宅公園(堺市北区中百舌鳥町3丁)の住宅展示場に飾られ、話題を呼んでいる。22日まで。
タイトルは「インテリアを楽しむ書のある家」。ゲートハウスをはじめ、16のモデルハウス内に、縦2メートル×横2・5メートルの大作から縦35センチ×横17センチの小品まで65点を展示している。
ゲートハウスに作品「Life」を展示した、壘土舎発起人の1人、前田龍雲さんは「壘土舎初のコラボレーションです。東日本大震災の地に新しい生活が根付くことを願って書きました」と話している。
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「龍」の字に新春ムード 宮田さん書道展
2012年1月20日
http://www.nnn.co.jp/dainichi/news/120120/20120120038.html
書道家・宮田天風さん(49)=大阪市住吉区=の個展が19日、同市阿倍野区の近鉄百貨店阿倍野店8階の美術画廊で始まった。今年のえとにちなんだ「龍」の文字などが並び、新春の雰囲気を盛り上げている。入場無料。25日まで。
宮田さんは書道教室「墨庵(ぼくあん)」を主宰し指導しているほか、精力的に作品づくりに取り組んでいる。書道の振興を目的とした日本書道技術師認定協会の理事長も務め、テレビ番組のタイトルの揮毫(きごう)も数多く手掛けている。
同百貨店では初となる個展には約40点を出展。草書体で書いた「龍」や勘亭流で書いた文字を金属に施した作品が並び、来場者を引き付けている。
宮田さんは「日本の伝統の良いところを再発見してもらえたら」と話している。
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近代美術館、こんな感じ?…大阪府庁本館に名画展示
http://osaka.yomiuri.co.jp/e-news/20120120-OYO1T00242.htm?from=newslist
絵画が飾られた「正庁の間」(19日午後、大阪市中央区の大阪府庁で)
http://osaka.yomiuri.co.jp/zoom/20120120-OYO9I00236.htm
大阪府は、庁舎本館の大広間「正庁(せいちょう)の間」を、完成当時の大正時代の内装で復元し、昭和の代表的洋画家・小磯良平(1903〜88年)の油絵など府所有の8枚を展示した。25日から一般公開する。
正庁の間は本館5、6階の吹き抜け構造で、約250平方メートル。昨年6月から4200万円をかけ、国内最大級の天井ステンドグラスや、シャンデリア、壁上の天使のレリーフなどを完成当時(1926年)の姿に戻した。
一方、展示した絵画は小磯の「晩秋の御堂筋」や、洋画家、田村孝之介(1903〜86年)の「夏の道頓堀夜景」など、いずれも大阪の風景を題材にした作品。
松井一郎知事は、本館を大阪市の近代美術館に転用する構想を明かしている。府は今後、同市が所蔵する美術品の展示も検討するといい、「正庁の間の壮麗さと美術品は調和するはず」とアピールしている。
(2012年1月20日 読売新聞)
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染五郎、愛之助、獅童、人気花形揃い踏み。大阪松竹座「二月花形歌舞伎」
http://ticket-news.pia.jp/pia/news.do?newsCd=201201200009
大阪松竹座「二月花形歌舞伎」の製作発表が1月17日都内で行われ、出演者の市川染五郎、片岡愛之助、中村獅童が出席した。
次代の歌舞伎を担う人気花形役者による、古典の名作から新作歌舞伎まで、多彩な演目を揃える今回の舞台。3人は口々に本公演にかける意気込みを熱く語った。
染五郎「今回の公演は四演目ございますが、全てに愛之助さん、獅童さんと共に出演いたします。昼の部はほぼ新作、夜の部は古典の名作、上演が途絶えていた作品と、かなりアグレッシブな作品の気がいたします。アグレッシブなエネルギーに乗っかりまして、それをパワーアップさせて、舞台上で暴れることが出来ればと思っています。『大當り伏見の富くじ』は、十年以上前からこの作品がやりたいと思っておりまして、それがやっと実現することにすごく興奮を覚えております。“歌舞伎でやったことのないことをやる、やったことのあるものはあえてやらない”ということを目標に徹底した喜劇を作りたいと思っています。2月は話題の舞台が多いですけれども、どこよりも目立つ公演を目指したいと思います」
愛之助「一つ目の『慶安の狼』では野中小弥太というお役ですけども、獅童さん演じる丸橋忠弥とその時代を生き抜いていく二人の青春群像劇で、熱く演じたいと思います。『富くじ』では、傳七という侠客を、かっこよく演じたいと思います。そして夜の部の『すし屋』の権太は浅草で勤めさせて頂いて二度目でございますが、二度目というのは怖いものでございまして、うちの伯父の仁左衛門に手取り足取り教わりました。初心に返って勤めたいと思います。そして『研辰』は、初役の九市郎でございます。二月は染五郎さんが仰ったように、話題の舞台がたくさん開いておりますので負けないように、また外の寒さにも負けないように熱い舞台を繰り広げたいと思いますので、どうぞ千秋楽までよろしくお願いいたします」
獅童「昼の部はまず、新国劇の作品であった丸橋忠弥を勤めさせて頂きます。『富くじ』は黒住平馬という役を勤めますが、どうやら禿げてる人で、カツラをかぶっている人という…途中でかつらがとれたり、とんでもない芝居になりそうです(笑)。大阪ですので、笑いにも厳しいですし、関西の芝居ですので、気をひきしめて劇場の皆様に楽しんでいただける芝居になれば、と思っています。『すし屋』では梶原平三をやらせて頂きますが、これは三度目でございます。『研辰』も皆で色々と相談しながら、野田版とは違った魅力の作品になればなと思います。こういった普段やらない演目ですとか、歴史上に残るといった公演で大役を勤めさせて頂くのは嬉しいことで、ゼロから作り上げていくということは大変な反面、喜びもありますし、わくわくする気持ちもあります。エネルギーと熱意と情熱とで、良い芝居を作りたいと思います」
同世代の3人とあって、終始笑顔の絶えない会見。カメラマンの求めに応じ、照れながらもポーズを決め互いにツッコみあう様子に、3人の息の合った姿が垣間見えた。公演は2月2日(木)から26日(日)まで。
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大阪市役所で「伝書鳩フォーラム」−関西の若手表現者が一堂に
http://umeda.keizai.biz/headline/1242/
芸術創造活動支援事業実行委員会(アートインフォメーション&サポートセンター 中之島4117・大阪市北区)は1月21日・22日、若手表現者34組の活動を紹介する「伝書鳩フォーラム vol.2〜未来を考える〜」を開催する。
表現活動を通じて未来をよりよい方向に変えていこうと活躍する若手表現者の取り組みにスポットを当て、「伝書バトのように正確に伝えていくこと」を目的とする同フォーラム。昨年1月22日・23日に第1回を開催した。
会場には3つのブースを設け、同時にそれぞれの活動をプレゼンテーションする。「同時にプレゼンテーションすることによって、お互いを高め合うようになる」と企画を担当する輪音プロジェクトの田面遙華さん。参加する34人は芸術家だけではなく、衣装デザイナー、落語会プロデューサー、画廊運営者、インテリアデザイナー、家具職人、まちづくりに携わる人など、幅広い表現者たちで「いい活動をしているのにあまり知られていない人、今後伸びそうな人を中心に選んだ」。
会場中央では、各日3組の「クロストーク」を開催。21日には、古新聞を使って巨大作品を作る「新聞女」こと西沢みゆきさん、アートプロデューサーの三村康仁さん、サブカルチャー/美術評論家の樋口ヒロユキさんが登場。22日には美術家の小山田徹さん、アーティストの小出淳也さん、ランドスケープアーティスト・俳優・大学准教授のハナムラチカヒロさんが登場し、大阪の表現活動の未来について対談する。
「大阪にはこんなにたくさんの活動的な若手表現者がいると紹介できるいいチャンス。話を聞くだけでなく意見交換もできる場なので、ぜひ来場していただければ」と話す。会場の様子はソーシャルネットワーク大阪がユーストリーム配信する。
開催時間は10時〜18時。参加費500円。定員は各日100人。問い合わせ・申し込み方法は伝書鳩プロジェクトのホームページで確認できる。
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特急、黒電話…懐かしい 交通科学博物館で50周年記念展 大阪
2012.1.22 02:00
http://sankei.jp.msn.com/region/news/120122/osk12012202000001-n1.htm
■“三丁目の夕日”思い出す?
開館50周年を迎えた交通科学博物館(大阪市港区)で21日、オープン当時(昭和30〜40年代)の交通にスポットをあてた記念展「コウハク家の歴史〜昭和レトロの暮らしと、のりもの物語〜」が始まった。5月27日まで。
架空の家族「コウハク(交博)家」の目線で、マイカーが増えたり、新幹線が開業したりするなどの交通の発展や暮らしぶりを紹介。時代ごとに乗り物と人々の生活の関連性を取り上げ、「思い出しながら見てもらえるよう、当時の再現に努めた」と担当者。
会場には、ビジネスマンの出張時に愛用された30年代の特急の模型、木造家屋が並ぶ40年代の街のジオラマ(情景模型)などが展示され、当時の一般家庭の居間なども再現。円形のちゃぶ台や黒電話に「家にあったなあ」と、懐かしそうな入館者も。
同館は、昭和37(1962)年1月21日、旧国鉄の大阪環状線の開通を記念して開館。乗り物全般の資料がそろい、実物保存車両を含めた収蔵品数は約6万点。開館以来の入館者数は21日現在で1733万3935人に達している。午前10時〜午後5時半、毎週月曜日休館。入館料は大人400円、子供100円。
懐かしさ再現 交通科学博物館50周年
http://osaka.yomiuri.co.jp/e-news/20120121-OYO1T00518.htm?from=newslist
JR西日本の「交通科学博物館」(大阪市港区)が21日、開館50周年を迎え、昭和30〜40年代の交通事情や家庭の暮らしを紹介する記念展「コウハク(交博)家の歴史〜昭和レトロの暮らしと、のりもの物語」が始まった。5月27日まで。
同館は1962年1月21日、旧国鉄が大阪環状線の開通を記念して弁天町駅の高架下にオープン。初代新幹線「0系」や明治期の蒸気機関車「義経号」などを保存、展示している。
記念展では、蒸気機関車などが走っていた当時の駅の様子を模型で再現。58年に運行開始した大阪―東京間の電車特急「こだま」の写真のほか、家庭のお茶の間も紹介している。大阪市住吉区の波多江学さん(34)は「父親の世代が乗っていた電車の様子がよくわかり、楽しい」と話していた。
(2012年1月21日 読売新聞)
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なつかしい道具展
http://www.nhk.or.jp/lnews/osaka/2005257951.html
明治時代以降、暮らしの中で使われた炭火のアイロンや、ミシンといった懐かしい道具の展示会が大阪で開かれています。
会場には、明治時代から昭和40年代にかけて家庭生活で使われた道具、約150点が展示されています。
このうち、「ひのし」や「炭火アイロン」と呼ばれた道具は、炭を使って衣類のしわを伸ばすもので、電気アイロンが普及する昭和20年代から30年代ごろまで使われていたということです。
また、昭和30年代から40年代にかけて発売された電化製品の展示コーナーもあります。
電子レンジの価格は30万円近くで、当時の高卒の国家公務員の初任給の17倍と、庶民には高根の花でした。
会場には足踏みミシンや湯たんぽなども並んでいて、訪れた人たちが懐かしそう見ていました。
男性客の1人は「当時の道具は使うのに手間や時間がかかりましたが、それだけに思い出に残りますね」と話していました。
展示会は、大阪・北区の「大阪くらしの今昔館」で一部の期間を除いてことし4月8日まで開かれています。
01月22日 12時29分
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白血病にワクチン治療 阪大など年内に臨床研究 国内初
2012.1.22 20:01
http://sankei.jp.msn.com/life/news/120122/bdy12012220030001-n1.htm
ウイルスに感染し発症すると全身の免疫力が失われて感染症を引き起こす血液がん「成人T細胞白血病(ATL)」をワクチンで治療する国内初の臨床研究を、大阪大免疫学フロンティア研究センターと大阪大病院が計画していることが22日、分かった。2月にも学内の倫理審査委員会に申請する。
白血病の治療法は骨髄移植が有効だが、体の負担が大きいことや、拒絶反応が起きないドナー(提供者)の選定が難しく、大半のATL患者が移植を受けられないでいる。ワクチン治療が確立されれば、国内に百万人以上、世界中に1千万人以上とされるATL感染者の有効な治療法として期待される。
同センターの坂口志文(しもん)教授らが計画。坂口教授らは、免疫を担う細胞「T細胞」がウイルスに感染してがん化した場合に、T細胞が作り出すタンパク質を分析。肺がんなど他のがん細胞に共通して存在する3種類のタンパク質を見つけた。
がん化した細胞は通常、異物と認識されず、免疫細胞の攻撃を受けにくいが、その3種類のうち「NY−ESO−1」というタンパク質を持つ細胞は、正常な免疫細胞に「標的」と認識され攻撃される特性があることに注目。ATL患者から採取した血液にこのタンパク質を加えて培養したところ、正常な免疫細胞ががん化したT細胞を異物と認識、これらを攻撃するために免疫細胞が活発に増えたことを確認した。
坂口教授は「NY−ESO−1をワクチンとして注射することで、患者の治療や感染者の発症予防が期待できる」としている。
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府庁本館美術館構想 安藤忠雄氏が賛同、無償で監修協力
http://www.asahi.com/kansai/entertainment/news/OSK201201260031.html
大阪府の松井一郎知事は26日、大阪府庁本館(大阪市中央区)を近代美術館に転用する構想について、建築家の安藤忠雄氏から「すごくいいアイデア。無償で監修しよう」と伝えられたと明らかにした。
松井氏や府によると、安藤氏は25日午後に府庁で知事と会談し、建設当時の大正時代の姿に復元された式典会場「正庁」を見学した。安藤氏は「なんでも協力する」と申し出たうえで、庁舎の美術館化について「ほとんど改装しなくていい」と助言したという。
近代美術館をめぐっては、橋下徹大阪市長が大阪・中之島に建設する計画を見直す方針を示し、これを受けて松井氏が咲洲(さきしま)庁舎(同市住之江区)に庁舎を全面移転して、府庁本館を近代美術館とする構想を打ち出している。(京谷奈帆子)
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加藤拓川華麗なる交流 府立弥生文化博物館で展示会
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/osaka/news/20120125-OYT8T00052.htm
秋山好古、犬養毅・・・絵はがきや書簡560点
明治の俳人・正岡子規の叔父で、外交官として活躍した加藤拓川(恒忠、1859〜1923)が残した書簡や絵はがき、写真など約560点を集めた展覧会が、府立弥生文化博物館(和泉市池上町)で開かれている。加藤と政治家や軍人、芸術家らとの交遊や、当時の世相がうかがえる。29日まで。
子規の子孫、正岡明さん(奈良市)の所蔵品で、ほとんどが未公開。加藤の姉で、子規の母・八重に宛てた年賀状や、松山藩の藩校「明教館」で加藤の同期にあたる軍人・秋山好古からの絵はがきなどを展示している。
他にも、第29代総理大臣・犬養毅や、新聞「日本」を創刊した陸羯南ら歴史を彩った人々にかかわる書簡が多数あり、加藤の交流の幅広さが感じられる。
また、ロンドン留学中の夏目漱石から子規宛てのクリスマスカードもあり、漱石が下宿で勉強に励む様子がわかる。
28日午後2時からは、同館1階ホールで講演会があり、経営史研究家の大塚融さんが「拓川と関西財界人」をテーマに話す。問い合わせは同館(0725・46・2162)。
(2012年1月25日 読売新聞)
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国立循環器病研究センター、脳動脈瘤の新治療法を開発
http://osaka.yomiuri.co.jp/e-news/20120127-OYO1T00667.htm?from=newslist
3年後の臨床試験目指す
くも膜下出血の原因になる「脳動脈瘤(りゅう)」の新しい治療法を、国立循環器病研究センター(大阪府吹田市)の中山泰秀研究所室長らが開発した。脳の動脈にできる小さなコブの内側に、特殊な筒を挿入してコブへの血液の流入を遮断、破裂を防ぐ。既存の治療法と比べて安全性が高いなど利点が多く、3年後、臨床試験(治験)を目指す。
同センターでは、心筋梗塞などの治療で、詰まった血管を内側から広げるステント(金属製の筒)治療に実績がある。今回、中山室長らは複雑に曲がりくねった脳の動脈内でも固定できる、伸縮性の高いポリウレタン製フィルムで覆われたステントを開発した。
サイズは直径3〜6ミリ、長さ2〜3センチで、患部に応じて12種類ある。直径1ミリの棒状にし、脚の血管からコブのある血管まで送り込んでステントを拡張。フィルムで、コブへの血液流入を止める。人工的に脳動脈瘤にしたウサギの実験では約50匹すべてで、コブが完全にしぼんで消えた。
脳動脈瘤は、国内の患者数は約500万人と推定、くも膜下出血が起きると半数が亡くなるとされる。現在はコブの根元を金属製のクリップで留める外科手術か、白金コイルをコブの中に詰め込む治療があるが、破裂などに至るケースがいずれも2〜3%ある。今回のステントは、コブに直接触れないため安全性が高い。
(2012年1月27日 読売新聞)
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「ツタンカーメン展」特別内覧会 大阪
2012.1.27 02:03
http://sankei.jp.msn.com/region/news/120127/osk12012702040003-n1.htm
■キラキラ 小学生が目輝かせ
大阪市港区の大阪天保山特設ギャラリー(旧サントリーミュージアム)で3月17日に開幕する「ツタンカーメン展〜黄金の秘宝と少年王の真実」を前に26日、地元の小学生が特別内覧会に招待され、子供たちは一足先に古代エジプトのきらびやかな像や装飾品などに見入っていた。
特別内覧会は、エジプト政府から「子供たちにもエジプト文化に触れてほしい」という要望があり、一般公開に先立って行われた。招待されたのは同区内の市立築港小と市立八幡屋小の児童約280人。
会場には、ツタンカーメンの墓から見つかった副葬品約50点をはじめ、エジプト考古学博物館(カイロ博物館)が所蔵する122点を展示。児童らは、ツタンカーメンの内臓が保管されていた器「黄金のカノポス」や王墓の宝庫で発見された「有翼スカラベ付き胸飾り」などを興味深そうに眺め、黄金に彩られた展示物に目を丸くしていた。
八幡屋小6年の本田裕一君(12)は「ツタンカーメンのひいおばあちゃんの人型棺が面白かった。あんなに大きいとは思わなかった」と驚いていた。
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ハエトリグモ、ピンぼけ度で距離測る 大阪市立大チーム
http://www.asahi.com/kansai/entertainment/news/OSK201201270025.html
ピンぼけの度合いから距離を測るという最新のデジカメにも使われている技術を、ハエトリグモが実践していることが大阪市立大チームの研究でわかった。狙ったハエがどの程度ぼけて見えるかで距離を判断しているらしい。カメラのようにピントを合わせたり、ヒトのように左右の目の視差から計算したりする労力や時間がなくてすむという。
大阪市立大大学院理学研究科の小柳光正准教授らは7年にわたってハエトリグモの目を研究し、仕組みを解明した。レンズと網膜の間にピンぼけ像を映す別の網膜があり、対象が遠いほど小さくくっきり、近いほど大きくぼやけて映る。
ハエトリグモは巣を作らず、ジャンプしてハエをとらえる。赤い光の中だと、ジャンプする距離が狙いよりも1割短くなった。赤い光はあまり屈折しないため、ほかの色よりピンぼけ像は大きく映る。そのため、ハエがもっと近くにいると判断したらしい。
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菜の花忌:飾り付け、寒風に黄色鮮やか 司馬遼しのぶ−−東大阪 /大阪
http://mainichi.jp/area/osaka/news/20120129ddlk27040201000c.html
作家、司馬遼太郎の命日「菜の花忌」(2月12日)を前に、東大阪市下小阪3の司馬遼太郎記念館で28日、約200鉢の菜の花による飾り付けが始まった。29日には記念館周辺のプランター(約1300個)や花壇(15カ所)などに植え付けられる。寒さで例年より生育が遅いが、命日ごろには鮮やかな黄色の花が満開になる見通し。
菜の花忌は司馬が野に咲く花を好んだことや、作品「菜の花の沖」にちなむ。飾り付けは01年に同館が呼びかけ、今では地元住民や高校生なども参加している。飾り付けに参加した樟蔭東高1年、成田進之介さん(16)は「売られている花でなく、大地に根を張って伸び続ける野の花のたくましさに司馬さんもひかれたのでは」と花を見つめていた。
4月まで楽しめる見込み。【稲生陽】
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主演男優賞に豊川さん おおさかシネフェス2012
2012年1月31日
http://www.nnn.co.jp/dainichi/news/120131/20120131024.html
「おおさかシネマフェスティバル2012/映画ファンのための映画まつり」の邦・洋画ベストテンと個人賞が30日、同実行委員会から発表された。2011年度に関西で公開された作品が対象で主演男優賞に「一枚のハガキ」(新藤兼人監督)の豊川悦司さん、同女優賞に「デンデラ」(天願大介監督)の浅丘ルリ子さんが選ばれた。
関西在住の熱心な映画ファンが選び運営する同映画祭は今年で7回目。八尾市出身の豊川さんは「僕の中でとても大きな映画になりました。新藤監督やスタッフ、キャストの全員に感謝いたします」と喜んでいる。旧満州生まれのベテラン女優、浅丘さんは「困難に向かって生きるということをあらためて考えさせてくれる作品でした。これに参加できたことを光栄に思います」とコメントした。
日本映画第1位は「大鹿村騒動記」(故原田芳雄さん主演)で監督賞も同作品の阪本順治さん(堺市出身)。助演男女優賞は「小川の辺」の片岡愛之助さん(同)と「冷たい熱帯魚」「恋の罪」の神楽坂恵さん(岡山県出身)。ほかに新人賞=杉野希妃、まえだまえだ▽脚本賞=新藤兼人▽撮影賞=北信康▽音楽賞=安川午朗▽新人監督賞=三宅喜重▽特別賞=故原田芳雄、故森田芳光−の各氏。
ベストテン次位=(2)八日目の蝉(3)一枚のハガキ(4)冷たい熱帯魚(5)奇跡(6)デンデラ(7)小川の辺(8)RAILWAYS 愛を伝えられない大人たちへ(8)阪急電車〜片道15分の奇跡〜(10)海炭市叙景。
受賞者を迎えての授賞式と1位「大鹿村騒動記」の記念上映は3月4日午後1時から大阪歴史博物館4階講堂(大阪市中央区)で行われる。ナビゲーターは浜村淳さん。また特別賞の故森田芳光監督の遺作となった「僕達急行 A列車で行こう」(東映系3月24日公開)の追悼プレミア先行上映も同午前10時から。通し前売り券2800円。同当日券3千円。問い合わせは電話06(6373)1211、同実行委へ。
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国際高校生選抜書展:書の甲子園、きょう開幕−−大阪市立美術館 /大阪
http://mainichi.jp/area/osaka/news/20120131ddlk27040325000c.html
書の普及や国際化などを目的に、国内外の高校生らの作品を審査し展示する「第20回記念国際高校生選抜書展」が31日、大阪市天王寺区の大阪市立美術館で始まる。開催を前に30日、作品の陳列作業があった。
今年は14の国・地域から過去最高の1万6714件の応募があり、入賞入選した2134人の書が展示される。この日は、職員らが古典などを手本にした臨書などの作品を丁寧に陳列していた。
陳列部長の向井三聖さん(62)は「来場者が見やすい配置になるよう気を付けています。今年は大きな作品が多くて展示スペースを考えるのが難しいですね」と話していた。【宮武祐希】
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オオサンショウウオ 外来種も並べて公開 大阪・海遊館
2012.2.1 02:27
http://sankei.jp.msn.com/region/news/120201/osk12020102270003-n1.htm
大阪市港区の海遊館で、国の特別天然記念物「オオサンショウウオ」を展示している水槽に、新たに外来種の「チュウゴクオオサンショウウオ」がお目見え。同館でオオサンショウウオの在来種と外来種を並べて公開するのは初めてで、注目を集めている。
オオサンショウウオは日本だけに生息する固有の在来種。一方、チュウゴクオオサンショウウオは中国から食用やペットとして持ち込まれ、日本の自然界に広がったとみられる。
同館では、オープン当初からオオサンショウウオを展示してきた。しかし近年、野生化したチュウゴクオオサンショウウオとの交雑種が確認されていることなどから「固有種の保存の問題に関心をもってもらおう」と、双方を並べて展示することにしたという。
公開場所は、身近な森林の生態系を再現した「日本の森」。水槽の中央部を仕切り、それぞれを見比べられるよう工夫した。展示されている在来種は全長73センチ、外来種は120センチだが外見だけでは区別が難しく、「交雑により種の存続が危ぶまれている」とパネルで解説している。
担当者は「チュウゴクオオサンショウウオを見てもらい、改めて日本固有種のオオサンショウウオにも興味を持ってほしい」と話している。
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公演の成功祈願 二代目桂南天襲名のこごろうさん
2012年2月1日
http://www.nnn.co.jp/dainichi/news/120201/20120201026.html
二代目桂南天の襲名を4月に控える落語家の桂こごろうさんが31日、師匠の桂南光さん、米朝一門の桂ざこばさんら関係者とともに、大阪市北区の露天神社(お初天神)で襲名披露公演の成功祈願を行った。
同神社は、こごろうさんが10年以上前から勉強会を行っている場所。緊張した面持ちで師匠や所属する米朝事務所関係者らと、公演の成功を祈願した。
南光さんは「とても控えめだが情熱のある男。自分より落ち着いていて尊敬している。好きなように南天の名を大きくしてほしい」とエール。こごろうさんは「先代がひょうひょうとした人と聞いており、名前もかわいらしく軽やかで襲名はとても光栄。らくだや百年目といった大ネタを意外とやっていないので、『自分なりの大ネタ』をやりたい」と、意気込んだ。
襲名披露公演は4月15日のサンケイホールブリーゼ(同区)を皮切りに、全国12会場で行う。
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■世界初 阪大「免疫細胞の侵入口」解明
http://www.mbs.jp/news/kansaiflash_GE120203002600536384.shtml
脳やせき髄にがんや難病を引き起こす病原性の細胞が、どのようなメカニズムで血管から侵入するかを、世界で初めて大阪大学の研究チームが突き止めました。難病の予防や治療につながるということです。
大阪大学生命機能研究科の村上正晃准教授らのグループは、しびれやマヒを引き起こす
中枢神経系の難病を発症させたマウスを使った実験で、血管内に病原性の細胞を注入したところ、背中の第五腰ついの血管から脊髄に入ることを、世界で初めて突き止めたということです。
脳や脊髄にはウイルスが感染したり、がんや難病の多発性硬化症などが発症したりしますが、これまで病原性の細胞がどのようなメカニズムで中枢神経系の血管を通過するかわかっていませんでした。
研究チームでは今回の実験で今後、中枢神経系の感染やがん、難病の予防や治療に
つながっていくと話しています。 (02/03 07:19)
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低音の魅力伝える コントラバスバンド
http://osaka.yomiuri.co.jp/e-news/20120204-OYO1T00202.htm?from=newslist
大阪を拠点に活動する、日本では珍しいコントラバス(ベース)だけのバンド「BassBassBassざ・低音一家」が、生音にこだわったCDを発表したり、親子で楽しめるコンサートを開いたりして、コントラバスの音の魅力を広める活動を続けている。
5年前に結成した低音一家は、リーダーで、ジャズベース奏者の廣田昌世さん(40)(堺市)と、クラシックベース奏者・岡田亜矢子さん(37)(吹田市)のプロ2人が中心。関西の奏者との3人編成や、全国のベーシストとのライブ・コンサート活動を関西や東京など各地で行う。
「ジャズとクラシックの二つの世界の壁を越え、融合した新しい音楽を作り、コントラバスの可能性を広げたい」と廣田さん。ステージでは、大きな楽器とダンスをするように、ゆっくりと体を揺らして弦をはじく。
曲は宮沢賢治の童話をモチーフにするなどユニーク。疾走感あるテンポの速い曲や、低音のリズムに高音を重ねて重層感を醸し出した曲もある。遠くから迫るような低音は、まるで違う時代にいざなうかのように奏でられる。
ライブで耳を澄ました神戸市の砂山勉さん(62)は「次にどんな音が響くのかなというスリルがある。ベースだけで表現しようとの思いが伝わるのが魅力」と話す。
約1年前には2枚目のCDを発表。堺市などでは楽器に触れて、大きさや音を体験できる親子向けのワークショップも開く。1月21日には堺市内で開かれた男女共同参画イベントに中島教秀さん(53)(兵庫県川西市)と組んで出演し、5曲を奏でた。
廣田さんは「子どもから年配の方まで幅広く、音楽の基礎を築く楽器だけでアンサンブルが成り立つことを知って楽しんでほしい」と語る。
次回のコンサートは4月28日午後6時から、大東市の市立文化情報センターである。詳細は低音一家のホームページ(http://bass3teion3icca.web.fc2.com/)か廣田さん(072・251・3557)へ。
(2012年2月4日 読売新聞)
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府大・市大、統合本部の方向性に沿い協議
2012年02月04日
http://mytown.asahi.com/osaka/news.php?k_id=28000001202040002
府立大と大阪市立大は、両大学の統合について協議した第1回法人統合検討協議会の内容を3日、明らかにした。府市統合本部が大学統合のあり方について方向性を示した後、両大学が具体的な協議に入ることを確認。統合のメリットとして広域の産学連携や地域貢献ができるとする一方、人事・給与体系や経営審議会(府立大は経営会議)の外部委員の共通化などを課題に挙げた。
協議会は1日、市立大で開かれ、府立大の奥野武俊理事長、市立大の西澤良記理事長と両大学の理事8人が出席した。
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花形俳優 鬼退治 大阪松竹座
2012年2月4日
http://www.nnn.co.jp/dainichi/news/120204/20120204036.html
節分の3日、大阪市中央区道頓堀の大阪松竹座で、「二月花形歌舞伎」公演に出演中の市川染五郎さん、片岡愛之助さん、中村獅童さんが、舞台の合間のステージで豆まきを行った。出演者が扮(ふん)した鬼に豆をぶつけて“退治”し、客席にも福が来るよう豆をまいた。
今をときめく花形歌舞伎俳優3人は昼の部「慶安の狼(オオカミ)」「大當(あた)り伏見の富くじ」、夜の部「義経千本桜/すし屋」「研辰(とぎたつ)の討たれ」の4演目全てに出演中。昼の部終演直後に舞台衣装のまま3人は登場した。
片岡さんは「外は寒いけど、舞台は熱い」とあいさつし、他の出演者とともに赤鬼、青鬼を追いかけて“鬼退治”。客席では福をつかもうと豆が入った袋に手を伸ばす観客で熱気を帯び、ファンとの楽しい交流の場となった。公演は26日まで。
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幻の能“経盛” 新たな形で上演
2月5日 8時33分
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20120205/t10015785611000.html
平清盛の弟を主人公にし、600年もの間、上演が途絶えていたと言われる能の演目、「経盛」が、大阪の能楽師たちによって新たな形でよみがえり、4日、上演されました。
「経盛」は、平清盛の弟・経盛とその妻を主人公に、源氏との戦で息子を失った2人の悲嘆が描かれた能で、能楽を大成した世阿弥のことばを伝えるおよそ600年前の室町時代の書物に記述がありますが、その後、上演された記録がありません。せりふが記された「謡本」などを手がかりに、能楽師の大槻文藏さんが大阪大学名誉教授の天野文雄さんと協力して曲や舞を独自に考えて新たな形でよみがえらせ、4日、初めて大阪で上演されました。舞台では、経盛夫婦が息子の死を伝える手紙を読み上げながら悲しみにくれる姿が静かに演じられました。鑑賞した男性は、「能は初めてですが、鼓や謡の迫力でどんどん舞台に引き込まれていきました」と話していました。大槻さんは、「能の特徴である華やかな舞を抑えたことで、一味違う舞台に仕上がった。新しい魅力を感じてもらえればうれしい」と話していました。
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草間彌生展、入場5万人超す 大阪・国立国際美術館
http://www.asahi.com/kansai/entertainment/news/OSK201202070055.html
大阪・中之島の国立国際美術館で開催中の「草間彌生(やよい) 永遠の永遠の永遠」(朝日新聞社など主催)の入場者が7日、5万人を超えた。
5万人目は、兵庫県西宮市の会社員宮地広志さん(28)。休みを利用し、草間ファンの妻・夏海さん(27)と訪れた。「共に香川県出身。直島の美術館にも草間作品を見に行きました。今日はどんな作品を目にすることが出来るか楽しみです」と話した。宮地さんには山梨俊夫館長から記念品が贈られた。
草間さんの作品は水玉や網目模様などで知られ、国際的に高い評価を得ている。同展では色彩鮮やかな絵画や、巨大な南瓜(かぼちゃ)のオブジェなど、初公開を含む約100点が並ぶ。4月8日まで。月曜休み。一般1400円、大学生千円、高校生700円。中学生以下無料。
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何をやってるんだ・・・
学生側からすればとんだとばっちりですな
必修科目が欠落…1級建築士「受験できず」 大阪市大が講座ミス
http://sankei.jp.msn.com/west/west_life/news/120313/wlf12031319580016-n1.htm
大阪市立大(大阪市住吉区)は13日、工学部の都市基盤工学科に平成17〜20年度に入学した卒業生や在学生70人が、
大学側のカリキュラムのミスにより一級建築士の受験資格を取得できていない状態にあると発表した。受験申し込みした卒業生の指摘で判明した。
同大学によると、影響を受けるのは同学科の卒業生42人と在校生28人の計70人。
17年度に土木工学科から同学科に名称変更した際、国土交通省が改訂した運用基準に合わせて新たに集合住宅などの設計製図の科目を必修とする必要があったが、
大学はカリキュラムに盛り込んでいなかったという。
23年6月に卒業生が受験申し込みしたが認められなかったため、同大学に連絡したところ判明。
同大学は「学部の名称を変更しても、従来通り認定されるものと判断していた」と話している。
集中講義など対策も、卒業生は認定されず
大学は、在校生について必要科目の集中講義を開講するなどの対応をしているが、
卒業生は追加で講義を受けても認定されないため、資格取得に必要な学習をサポートするなどの措置を取るとしている。
同学科は、上下水道や電力などの都市基盤施設を維持管理するために必要な技術を学ぶ場として発足。
2年間の実務経験を経た後に一級建築士の受験資格を取得することが可能な学科として、大学案内などに記載されていた。
平成21年度に再度、学科の再編があり建築学科と都市学科になった。
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甘粛省博物館と大阪市立東洋陶磁美術館が提携
http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2012&d=0528&f=national_0528_099.shtml
甘粛省博物館と大阪市立東洋陶磁美術館はこのほど、「国際友好館」協議を締結し、調印式を北京で行った。28日付で中国国際放送局が報じた。
甘粛省博物館は特色のある収蔵品が多く、大阪市立東洋陶磁美術館は日中韓の陶磁器の保護と展示を行っている。両館は収蔵の相似点も多く、いずれも「陶磁器芸術の保存と発展」を目標に置いていることから友好協力関係の提携はスムーズに行われた。
今年は日中国交正常化40周年にあたり、甘粛省博物館は3月に国内6つの博物館および大阪市立東洋陶磁美術館と協力して、「清磁雅韵 日本江戸伊万里著名陶磁器展」を開催し、大きな反響を得た。今回の展覧会開催をもとに、甘粛省博物館と大阪市立東洋陶磁美術館は国際友好館協議を締結し、今後も協力範囲が徐々に拡大していく方針だ。(編集担当:村山健二)
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■大阪大学 お茶飲んでエコ意識UP
http://www.mbs.jp/news/kansaiflash_GE120528181000572649.shtml
学生たちに環境に対する意識を高めてもらおうと、ステンレスボトルを無料で配布している大阪大学が、今年はさらなる楽しみ方を提案しています。
新入生を対象にステンレスボトルを無料で配るキャンペーンは、ペットボトルなどを買わずゴミを出さないライフスタイルを提案しようと2年前から行われています。
「今3回生なんですけど、1回生の時にもらいにいって使ってます」(女子学生)
「下宿生なんで、ペットボトルとかにお金かけたくない」(女子学生)
下宿中の学生にとって水筒はすでに必需品のようですが、今回はさらに日本茶離れが進む若者にお茶に親しんでもらおうと、水筒で簡単に抹茶が作れる体験コーナーなどを設置。
記者も作り方を教えてもらいました。
「抹茶を入れてください。水と氷を入れていただいて、何度も降る」(指導する担当者)
「本格的な抹茶がこんなに手軽にできるんです」(記者)
「うまいっす、おいしいっす」(男子学生)
(Q.簡単につくれてどう?)
「びっくりです」(女子学生)
大学側は、来年以降もいろんな利用法を提案しながら、水筒の普及を進めていきたいとしています。
(05/28 19:11)
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大阪府立大と市立大、統合へ有識者会議 府市統合本部
2012/5/28 14:02
http://www.nikkei.com/article/DGXNASHC2801L_Y2A520C1000000/
大阪府立大(堺市中区)と大阪市立大(大阪市住吉区)の経営統合に絡み、府市の二重行政解消などを目指す府市統合本部が、統合促進のための外部有識者会議を設置することが28日、市幹部への取材で分かった。メンバーに元公立大学協会会長の矢田俊文氏(元北九州市立大学長)らが内定。第三者の観点からあるべき将来の統合ビジョンなどを策定する。
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http://mainichi.jp/select/news/20120609k0000m040158000c.html
老化の原因:大阪大などタンパク質特定 がん予防に期待
毎日新聞 2012年06月09日 02時11分(最終更新 06月09日 03時06分)
老化の原因となるタンパク質を大阪大や北海道大、千葉大などのチームがマウスで特定し、8日付の米科学誌セル電子版に発表した。高齢マウスの血液中や臓器で幼小マウスよりも増加しており、このタンパク質を作れなくすると動脈硬化などが起きにくくなった。
このタンパク質はヒトにもあり、働きを抑える老化防止薬ができれば、これらの病気の予防や治療につながる可能性がある。だが、体内に侵入した細菌やウイルスを撃退する免疫を担う物質でもあり、新薬開発には課題も多い。
チームの小室一成大阪大教授は「実用化のハードルは高いが、老化を防ぐ人類の夢に一歩近づく成果」としている。(共同)
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2011年11月号の日経サイエンスの特集記事、「世界を変えた日本の頭脳」によると、ノーベル賞に近い人たちは以下の人たちのようです。(括弧内は、生年、出身地、現所属)
●山中伸弥(1962、大阪、京都大学)
●審良静夫(1952、大阪、大阪大学)
●小川誠二(1934、東京、東北福祉大学)
●岸本忠光(1939、大阪、大阪大学)
●平野俊夫(1947、大阪、大阪大学)
●長田重一(1949、石川、京都大学)
●遠藤章(1933、秋田、東北大学)
●小泉英明(1946、東京、日立製作所)
以上、8名です。
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阪大接合研、アジア接合研究C構想具体化へ
http://www.sanpo-pub.co.jp/topnews/2012/0607012795.html
大阪大学接合科学研究所(中田一博所長)は、アジア接合研究センターの設立に乗り出した。阪大が海外に持つ拠点を軸に東アジアの接合研究連携拠点ネットワークを形成。アジア各国における溶接研究の中核拠点と協定を締結し学術交流や技術サポート、人材交流を行っていく。これら活動を通じアジアに進出した日系企業の開発サポートも行う考えで、現地仕様の溶接技術の研究開発に携わる現地スタッフ育成にも注力する。
ネットワーク形成については、このほど阪大総長の裁量で使用できる戦略的経費を今年度から3年間投じることが可能となった。このため、年度中にネットワークの大枠を固め来年度にはアジア研究センターを設立したい考え。阪大が中心となってアジア各国の大学や技術研究所と提携を結び、学術面から現地日系企業をサポート。阪大接合研が持つ技術ノウハウをベースに現地に適した溶接技術を開発したり、日系企業が力を入れる現地での研究開発を手がける人材を育成・教育していく。
阪大は欧米、中国、アセアンに研究センターを配置し東南アジアはタイが拠点となっている。このほど、タイにおける溶接技術研究の最高峰・チュラロンコン大学と、連携拠点を設け学術交流を促進する協定を締結した。同大学内に阪大のオフィスを置き特任教授を招へい。今後は大学院生の受け入れも実施していく予定で、人的交流を活発化させるとともに研究開発面でも全面支援していく。同様の協定をインド、ミャンマー、マレーシア、シンガポール、インドネシア、ベトナム、フィリピンのアジア各国とも締結していく。さらに、ロシア極東や中東からもオファーが寄せられていることから、これらの地域でも協定締結に向けた動きを加速させる方針だ。
日系企業のアジア進出は加速しており、最近は現地仕様の技術を開発したり現地向け製品を日本でなく現地で開発する傾向が強まっている。このため進出企業は人材も含め現地での開発インフラ整備に力を入れている。阪大接合研がアジアでの学術ネットワークを構築すれば日本の高度な技術力を生かした現地仕様の技術を開発しやすくなる。
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NEC、コンピューター構成を拡張する技術「ExpEther」を用いた3製品を発売
NEC、世界初の技術「ExpEther」を用いた製品を発売
〜大阪大学に導入決定 〜
http://release.nikkei.co.jp/detail.cfm?relID=310370&lindID=1
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>>1004
残念ながら長田さんや審良教授は難しい
同じような研究で既にノーベル賞が出てるから
同一業種で二度のノーベル賞はない。
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>>1004
このなかで最も可能性が高いのはやはり山中教授でしょうね。
IPS細胞でしたっけ、世界の医療を変えたとまで言われるらしいですからねあれ。
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>>1004
>>1004は、医学・生理学分野でした。
続いて物理学です。
●外村彰(1942、兵庫、日立製作所)
●飯島澄男(1939、埼玉、産業技術総合研究所)
●鈴木厚人(1946、新潟、高エネルギー加速器研究機構)
●村山斉(1964、東京、カリフォルニア大学バークレイ校)
●佐藤勝彦(1945、香川、自然科学研究機構)
●樽茶清悟(1953、愛媛、東京大学)
●細野秀雄(1953、埼玉、東京工業大学)
●近藤淳(1930、東京、産業技術総合研究所)
●西沢潤一(1926、宮城、首都大学東京)
●赤崎勇(1929、鹿児島、名古屋大学)
●中村修二(1954、愛媛、カリフォルニア大学サンタバーバラ校)
●吉野彰(1948、大阪、旭化成)
●藤嶋昭(1942、東京、東京理科大学)
以上13名です。
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<削除>
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人工光合成の実用化へ研究会
http://www.nhk.or.jp/lnews/osaka/2005279581.html
植物の光合成の原理を応用して新たなエネルギー資源を生み出す人工光合成の実用化を目指し、大阪市立大学などでは、企業とともに、研究会を設置することになりました。
人工光合成は、植物の光合成のように、光のエネルギーを使って水と二酸化炭素から石油に代わる新たな燃料を生み出そうというものです。
その実用化を目指し、大阪市立大学と大阪市の財団法人「大阪市都市型産業振興センター」では企業とともに研究会を設置することになり、きょう研究内容を説明するセミナーを開きました。
大阪市立大学などの研究チームは、植物の光合成で中心的な役割を果たすたんぱく質の構造を世界で初めて原子レベルで解明するなど、人工光合成の最先端の研究を進めています。
この成果は、小惑星の微粒子を持ち帰ることに成功した日本の探査機「はやぶさ」とともに去年、世界で最も権威ある科学雑誌のひとつ「サイエンス」で、10の画期的な成果のひとつに選ばれました。セミナーで研究チームの神谷信夫教授は「同様の研究開発は世界各国ですでに始まっている。私たちとしても、今回の成果をもとに企業にも研究開発に加わってもらい、一刻も早く実用化にこぎ着けたい」と研究会への参加を呼びかけました。
セミナーには家電や繊維・化粧品などさまざまな分野の企業、200社余りや研究機関などから当初の予想を上回る300人の参加申し込みがあり、主催者側は急きょ、別室にモニターを設けて対応しました。
大学などでは、ことし秋に研究会を立ち上げ、企業との共同研究を拡充することで2030年ごろまでに人工光合成を実用化させたいとしています。
06月13日 17時28分
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「セルフ屋敷」にようこそ 一軒家まるごとアートに 大阪
2012.6.13 02:01
http://sankei.jp.msn.com/region/news/120613/osk12061302010001-n1.htm
■住之江の異空間演出家、5年かけ完成
原色の絵の具をぶちまけたような壁と、目玉のようなオブジェに埋め尽くされた家−。大阪市住之江区在住の画家で異空間演出家のコタケマンさん(32)が約5年間をかけて4階建ての一軒家をまるごとキャンバスにしたアート作品が完成。「セルフ屋敷 4階建て/11空間/一軒家まるごと展」と題し、公開されている。17日まで。
コタケマンさんは、高校時代から本格的に絵を描き始め、アトリエにしていた元青果商の自宅を、住みながら作品化することを約5年前に決意した。「2、3カ月で完成するだろうと思っていたんですが、壁に絵の具が飛んだら、そこに目を描きたくなったりして、どんどん絵が細かくなっていって…」と振り返る。
1階の天井、壁、床のすべてに、アクリル絵の具やスプレー、ペンなどさまざまな画材を使って絵を描き込む一方、卵の殻やCD、ぬいぐるみなどをつるしたりして2階、3階と次々とアートで埋めていった。完成を迎え、「この『祭り』のような絵が一軒の家から町全体に広がっていけば」と話している。
開館は午前11時から午後9時ごろまで。無料。問い合わせはeメール(self.yashiki@gmail.com)。
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>>1012
2030年か、まあ夢の技術だしな人工光合成なんか
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大阪府立大とシャープ、タブレット端末を活用した電子教科書の実証実験を開始
http://release.nikkei.co.jp/detail.cfm?relID=312040&lindID=1
ICTを活用した先進的教育・学習環境の構築に向けて
タブレット端末を活用した電子教科書の実証実験を共同で開始
公立大学法人大阪府立大学(以下、大阪府立大学)とシャープ株式会社(以下シャープ)は、大学の先進的教育・学習環境の構築に向けた共同事業の一環として、大阪府立大学総合リハビリテーション学部の4年次生を対象に、タブレット端末を活用した電子教科書の実証実験を5月より試験的に導入、6月から本格的に開始しました。
本実験の対象学生は、臨床実習の際に多くの教科書・参考書籍を持ち歩く必要があります。今回、これらの教科書・参考書を電子化して収録したシャープ製のタブレット端末を学生に貸与し、臨床実習において積極的に活用します。
本実験では、教科書の閲覧したい頁をすばやく表示したり、重要な箇所にマーカーやしおりを挿入できるなど、電子教科書ならではの特徴を体験できると同時に、活用における問題点なども幅広く検証し、今後の取り組みに向けてあらゆる可能性を検討してまいります。
■実証実験の概要
○実験期間:2012年5月〜2012年11月(予定)
○利用対象者(総合リハビリテーション学部 各専攻4年次生および教員) 合計90名
理学療法学専攻 21名、作業療法学専攻 28名、栄養療法学専攻 31名、教員 10名
○電子化対象教科書、参考書籍
理学療法学専攻教科書 9冊(2社)、作業療法学専攻教科書 15冊(3社)、栄養療法学専攻教科書 12冊(4社)
各学科作成の「実習の手引き」、日本食品標準成分表2010 文部科学省のHP公表参考資料、日本人の食事摂取基準(2010年版)厚生労働省のHP公表参考資料
○利用端末
シャープ製タブレット端末(Android(TM) 2.3、タッチパネル対応10.1型液晶)
○電子書籍フォーマット
対象教科書などを、XMDF方式で収録
○実験結果の取りまとめ
株式会社日本総合研究所が主催する「スマートキャンパスライフ研究会」(大阪府立大学、シャープ、出版社、流通事業者などの異業種で構成)において結果を集約し、課題検討を行う予定。
※記載されている商品名・サービス名は各社の登録商標、または商標です。
● 関連リンク
大阪府立大学 ホームページ
シャープ(株) ホームページ
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最年少の心臓移植、無事終了 脳死男児から女児に 改正臓器移植法に基づき6歳未満として初めて脳死と判定された男児が提供した心臓を、拡張型心筋症の女児へ移植する手術が大阪大病院(大阪府吹田市)で15日実施され、無事終了した。国内では2000年に、8歳の男児が20代女性から心臓移植を受けたケースがある。今回の女児は「10歳未満」としか公表されていないが、大阪大病院などによると男児を下回り最年少。
http://www.chugoku-np.co.jp/News/Sp201206150164.html
澤芳樹さわ・よしき副病院長は記者会見で「心臓の動きは大変良い」と説明。女児は2、3カ月で退院できる見通しという。
肝臓は国立成育医療研究センター(東京都)で10歳未満の肝不全の女児に、両方の腎臓は富山県立中央病院(富山市)で慢性糸球体腎炎の60代女性に、それぞれ移植。すべての手術が終わるのは16日未明の見通し。
脳死になった男児からの臓器摘出は、富山大病院(富山市)で15日正午すぎに始まり、午後3時47分に終了した。
心臓を摘出した大阪大チームは午後1時40分ごろ富山大病院を出発、空路で大阪入りし、午後3時5分に大阪大病院に到着した。心臓は、血流が止まってから再開までの虚血時間は4時間が限度とされ、今回は3時間29分だった。
心臓移植を受けた女児は、発症から2年が経過。手術後、執刀医が女児の両親に終了したことを伝えると、両親は「ありがとうございました」と安心した様子だったという。澤副病院長は「スムーズに手術をすることができた。安堵あんどとともに今後への大きな期待を感じる」と感想を述べた。
日本臓器移植ネットワークと富山大病院によると、脳死になった男児は事故による心肺停止で低酸素性脳症になり、今月初旬に別の病院で治療を受けた後、転院してきた。脳死になった7日に主治医が家族に「重い脳障害」と説明。10日には脳死状態と診断され、家族と親族から臓器提供の承諾を得て、14日午後、改正法に基づき脳死と判定された。
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大阪府立大とシャープが電子教科書の実証実験を開始
http://jp.ibtimes.com/articles/31931/20120615/1339725600.htm
大阪府立大学とシャープが、タブレット端末を活用した電子教科書の実証実験を5月より試験的に導入、6月から本格的に開始したと発表。合計90名を対象に11月まで実施する。
今回の実証実験は、大学の先進的教育・学習環境の構築に向けた共同事業の一環として、臨床実習の際に多くの教科書・参考書籍を持ち歩く必要のある大阪府立大学総合リハビリテーション学部の4年次生を対象に実施。対象書籍は理学療法学専攻教科書9冊(2社)、作業療法学専攻教科書15冊(3社)、栄養療法学専攻教科書12冊(4社)に加え、各学科作成の「実習の手引き」、日本食品標準成分表2010 文部科学省のHP公表参考資料、日本人の食事摂取基準(2010年版)厚生労働省のHP公表参考資料などで、これらの教科書・参考書を電子化して収録したシャープ製のタブレット端末を学生に貸与し、臨床実習において活用するという。
実証実験では、教科書の閲覧したい頁をすばやく表示したり、重要な箇所にマーカーやしおりを挿入できるなど、電子教科書ならではの特徴を体験すると同時に、活用における問題点なども検証し、今後の取り組みに向けてあらゆる可能性を検討。結果は、日本総合研究所が主催し、大阪府立大学・シャープ・出版社・流通事業者などの異業種で構成される「スマートキャンパスライフ研究会」で集約し、課題検討を行う。
矢野経済研究所によると、2011年度の市場規模が723億円と予想される電子書籍市場は、2014年には1197億円、2015年には1500億円と予測されるなど、市場拡大が著しい。教科書についても、2015年までに全ての小中学生がデジタル教科書・教材を持つ環境を実現すべくデジタル教科書教材協議会が設立されるなど、普及に向けた地盤作りが進んでいる。小中学生だけでなく、書籍の持ち歩きが多い学生にとって電子書籍は、そのメリットを体感しやすいものであろう。今回の実証実験は、マーケティングや販売促進活動といった要素の強いものと言えるのかもしれない。
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ラグビーの大畑氏が客員教授に 追手門学院、チームづくりを支援
http://www.nishinippon.co.jp/nsp/item/307873
ラグビー元日本代表の大畑大介氏(36)が大阪府の学校法人、追手門学院が設立した「地域文化創造機構」の客員特別教授に就任し、大阪市で15日、記者会見した。同法人運営の追手門学院大は来年度に女子ラグビー部が発足予定で、チームづくりをサポートする大畑氏は「オリンピックを目指す人の受け皿になりたい」と抱負を語った。
2016年リオデジャネイロ五輪から男女の7人制ラグビーが実施される。1日付で就任した大畑氏は発足への準備作業に携わるほか、現場での指導も行う予定で「オリンピックに一人でも多くの選手を輩出したい」と話した。
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阪大、再生医療の臨床研究4件に着手
2012/6/11 22:57
http://www.nikkei.com/article/DGXNASGG11029_R10C12A6TJM000/
大阪大学は11日、骨や皮膚といった特定の細胞のもとになる体性幹細胞を使う再生医療の臨床研究を新たに4件始めると発表した。脂肪に含まれる幹細胞などを使い、遺伝子の異常による難病や、歯周病などの治療法の開発を目指す。
7月から順次始める研究は遺伝子の異常で皮膚がはがれる表皮水疱(すいほう)症、消化器がんの手術の合併症による皮膚ろうの治療、軟骨と歯周組織それぞれの再生の合計4件。1件ごとに10人前後の患者が対象となる。安全性や有効性を確かめて実用化する。
表皮水疱症は皮膚の組織を接着するたんぱく質ができず、水ぶくれやただれが生じる疾患。国内患者数は1000人弱。有効な治療法がない。臨床研究では、健常な家族から採取した幹細胞を患者に投与する。投与後1年間経過を観察する。
皮膚ろうの治療は従来、傷を洗ったり筋肉組織を移植したりしていたが、患者の負担が大きく効果も不安定だった。臨床研究では患者の脂肪から採取した幹細胞をすぐに投与するため、再手術などが不要で負担を軽減できるという。
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>>1016
心臓移植、東京で一回失敗してから阪大ばっかりだね
で阪大で臨床実績ばかりが積み上がるからこれからも阪大だね。
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患者を実績の踏み台にするのはやめてほしい。
あくまで医療だ。
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>>1021
それも含めて医療だよ
名医も若いころ実際の手術で訓練受けて育っていく
患者を助けるだけでなく医者も育てるのが大学病院だよ
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>患者を助けるだけでなく医者も育てるのが大学病院だよ
その通りですね
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写真に隠れた“変身”探せ 国際美術館で「こどもびじゅつあー」 大阪
2012.6.17 02:01
http://sankei.jp.msn.com/region/news/120617/osk12061702010003-n1.htm
子供たちが美術に親しめるようにと、美術館の専門家と子供たちが話をしながら作品を鑑賞する「こどもびじゅつあー」が16日、大阪市北区の国立国際美術館で行われた。
美術館では、小さいころから作品を見る楽しみを知ってもらうため、小・中学生を対象に月1回のペースでこの催しを実施。この日は、館内で開催中の35周年記念展「コレクションの誘惑」で紹介されている現代写真の展示作品を、藤吉祐子研究員らの案内で子供たちが見て回った。
「変身」をキーワードに、子供たちが作品の中に隠れている「変身」を探したり、登場人物になった気分で感じたことを話したりして、芸術作品の楽しみ方を学んだ。
参加した堺市堺区の小学3年生、山本ミモザちゃん(8)は「よく見るといろんな変身があって面白かった。自分でも作品を作ってみたい」と話していた。
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司馬さんの遺徳しのび、国のあり方を考察 大阪で講演会
2012.6.17 00:24
http://sankei.jp.msn.com/life/news/120617/art12061700270000-n1.htm
作家、司馬遼太郎さんの遺徳をしのび、国のあり方を考える「司馬遼太郎記念学術講演会」(大阪大学主催、産経新聞社/関西2100委員会共催)が16日、大阪市北区のサンケイホールブリーゼで開かれ、作家・評論家の関川夏央氏と大阪大学社会経済研究所教授の大竹文雄氏が「近代日本の歩みと未来への構図」をテーマに講演、対談を行った。
関川氏は司馬さんの代表作「坂の上の雲」などを題材に、「時代の持つ空気そのものを主題として執筆することで社会を把握しようとした。司馬作品について“高度成長の応援歌”や“英雄史観の表れ”といった批判は当たらない」と指摘。ベトナム戦争のさなかに中国やベトナムを批判した勇気に対し称賛した。
一方、大竹氏は競争社会や合理主義の中で、勤勉に働く日本人の資本主義観を司馬さんが高く評価した経緯を紹介。しかし1980年代のバブル経済を通じ、不動産価格が高騰して土地長者が生まれ、現在も「勤勉よりも運やコネが大切」と考える日本人が41%にのぼる実情に、「司馬さんが存命ならば憂えたはず」と懸念を示した。
対談では関西テレビ放送の関純子アナウンサーが司会を務め、司馬さんの経済観などに議論を深めた。
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6歳未満脳死:心臓移植受けた女児 経過順調 大阪大病院
毎日新聞 2012年06月18日 13時59分(最終更新 06月18日 14時17分)
http://mainichi.jp/select/news/20120618k0000e040172000c.html
脳死と判定された6歳未満男児からの臓器移植で、大阪大病院(大阪府吹田市)は18日、心臓移植を受けた10歳未満の女児の状態について、「食事を取り始め、順調に経過している」と明らかにした。また「今回、(提供の)決断をされた家族のことを思っている。『ありがとう』以外に適切な言葉が見つからない」などとした女児の両親のコメントを公表した。
同病院によると、女児は15日に移植手術を受け、状態が安定していることを確認して16日午後3時ごろ、人工呼吸器を外した。直後に母親と面会し、「お母ちゃん」「(手術した部位が)いたい」などと話したという。食事は17日夜から取り始めた。
同病院には一般市民などから女児を励ます声が多く寄せられたといい、女児の両親は「(提供された)ご両親の思いをしっかりと受けとめ、私達の子どもの一部として長く生き続けられるよう、精一杯(せいいっぱい)の愛情とともに我が子を育みたい」とコメントで心境を明らかにした。
今後は拒絶反応に注意しながら1週間ほど集中治療室で過ごし、早ければ約2カ月後には退院できる見通し。【江口一、畠山哲郎】
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心臓移植の女児 順調に回復
http://www.nhk.or.jp/lnews/osaka/2005899961.html
大阪大学附属病院で、脳死と判定された男の子の心臓を移植する手術を受けた10歳未満の女の子について病院が、18日会見し、順調に回復していると述べるとともに、両親が書いた「『ありがとう』以外に言葉が見つかりません。今回の決断がどれほど深い悲しみの中でなされたかを思うとき、心の底から敬意を表したい」という手紙を紹介しました。
乳幼児としては初めて脳死と判定された男の子から心臓を提供され、今月15日大阪大学附属病院で心移植の手術を受けた10歳未満の女の子は現在、集中治療室に移り、拒絶反応と感染症に注意しながら慎重に治療が続けられています。18日会見した心臓血管外科の上野高義医師は女の子の容体について「人工呼吸器を外し、食事もとれるほど回復している」と説明しました。
女の子は両親と面会し「がんばったね」などと声をかけてもらっていたということです。
そのうえで「『ありがとう』以外に言葉が見つかりません。今回の決断が、どれほど辛く深い悲しみの中でなされたかを思うとき、子を持つ親として、勇気ある決断に心の底から敬意を表したいと思います」という両親の手紙を紹介しました。
女の子は順調にいけば、数日後に一般病棟に移り、8月中旬頃、退院できる見通しだということです。
06月18日 14時25分
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大阪市立大、文・理系の4コースで高校生向け先端科学研修8/4
2012年6月19日(火) 13時15分
http://resemom.jp/article/2012/06/19/8242.html
大阪市立大学では、「高校生のための大阪市立大学先端科学研修〜化学・考古学の世界に触れる〜」を8月4日に学術情報総合センター他にて開催する。
当日は、大阪市立大学理学部化学科ほかの教員が、高校生向けに化学や考古学について、いつもとは違った角度からわかりやすく解説する。理系コースと文系コースの計4コースが予定されている。
理系では、さまざまな元素に関しての「身の周りにある元素の話」、分子をよく観察して温度や熱といった化学の基本的概念を理解する「体操する分子」、脳神経機能を制御する化合物について学ぶ「脳神経機能を探る化合物」の3コース。高校2年生向けの内容だが、高校1年生・3年生のほか、化学担当の先生の参加も可能。
文系では、大阪市立大学日本史研究室で実施している前方後円墳や横穴式石室などの先端的な研究の一端を紹介する「考古学における3次元計測など先端科学の導入」が行われる。また、希望者には研修後に学術情報総合センターの見学会も実施される。
受講料は無料。申し込みは、往復はがき・FAX・メールで7月27日まで受け付けている。
◆高校生のための大阪市立大学先端科学研修
開催日:8月4日(土)
場所:大阪市立大学 杉本キャンパス 学術情報総合センター1F 文化交流室
アクセス:JR阪和線「杉本町(大阪市立大学前)駅」徒歩10分、地下鉄御堂筋線「あびこ駅」徒歩20分
申込方法:往復はがき・FAX・メール
送付先:〒558-8585 大阪市住吉区杉本3-3-138
大阪市立大学 学務企画課 地域貢献担当
締切:7月27日(金)
受講料:無料
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大阪フィルの運営補助、大幅カット見送りへ 大阪市
http://www.asahi.com/showbiz/music/OSK201206200112.html
大阪市は、今年度予算で予定していた大阪フィルハーモニー協会(大フィル)向けの運営補助金の大幅カットを見送り、7月編成の本格予算案に、前年度の9割にあたる9900万円の予算額を計上する方針を固めた。来年度以降については、8月に新設する芸術・文化についての第三者評価機関「アーツカウンシル」で助成策を検討する。
大フィル協会をめぐっては、橋下徹市長が「漫然と補助金を受け取っていた当事者の意識改革が必要」などと主張し、今年度の当初予算では補助金計上を凍結。これを踏まえて市の市政改革室は4月、2012〜14年度に前年度比25%ずつ補助金を減額する案を担当部局側に提示した。その後、部局側は専門家との協議も踏まえ、前年度比10%減の予算を要求していた。
その後、橋下氏は文化担当の市特別顧問や特別参与とも議論を重ね、協会の運営や人材育成の抜本見直しに向け、一定の時間をかけて再検討することで一致した。このため市は今年度からの補助カットを事実上見送る方針を固めた。
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大阪産業大学を拠点とした総合型地域スポーツクラブ「いきいき大東スポーツクラブ」に文科省幹部らが視察
http://www.u-presscenter.jp/modules/bulletin/index.php?page=article&storyid=4139
大阪産業大学では、スポーツの振興はもちろん、地域住民との交流や豊かなまちづくりのため、Wellness2008の施設を利用して、総合型地域スポーツクラブ「いきいき大東スポーツクラブ」を運営している。6月5日(火)には文部科学省幹部らがクラブを訪れ、同大理事長、学長らと意見や情報を交わした。
「いきいき大東スポーツクラブ」とは、大阪産業大学Wellness2008の施設を使った総合型地域スポーツクラブである。当クラブの活動を通して、スポーツの振興はもちろん、地域の連帯感の結束、世代間の交流、高齢社会への対応、地域住民の健康・体力の保持増進、地域の教育力の回復など、新たなまちづくりに貢献することを目指している。
また、同大のスポーツ健康学科の学生が中心となって活動している「慢性疾患患者をスポーツで支えるプロジェクト」では、野崎徳洲会病院との連携の元、心疾患患者を対象にしたスポーツコミュニティ「いきいきハートクラブ」を展開している。2012年6月からは、同クラブの患者さんや「いきいき大東スポーツクラブ」の会員にご利用いただける駅前談話室「いきいきホットステーション」も住道駅前に開設した。スポーツで元気になった患者さんの前向きな力をまちなかの活性化につなげるものとして、注目されている。
こうした中、6月5日(火)には文部科学省スポーツ・青少年局長の久保公人氏ら幹部が同クラブの施設・教室を視察。大阪産業大学の土橋芳邦理事長、重里政司事務局長、本山美彦学長らと意見や情報を交わした。
◎「いきいき大東スポーツクラブ」における文部科学省との関係
(1)平成21年2月22日
文部科学省が推進する総合型地域スポーツクラブとして、大阪産業大学、地域住民、大東市教育委員会が連携し、「いきいき大東スポーツクラブ」を設立
(2) 平成22年12月
いきいき大東スポーツクラブの活動内容が評価され、その内容が「文部科学時報(文部科学省が発行する情報誌)」にて取り上げられる。
(3) 平成23年3月11日
菊池信太郎氏(文部科学省 スポーツ・青少年局 生涯スポーツ課 企画係長)らが、Wellness2008での「いきいき大東スポーツクラブ」の視察に訪れる。
(4)平成24年4月28日
同大スポーツ健康学科完成記念館講演会において、西井智紀氏(文部科学省 スポーツ・青少年局 スポーツ・青少年企画課 スポーツ政策企画室長)が講演を行い、Wellness2008も見学。
※文部科学省が推進する総合型地域スポーツクラブにおいて、同大の「いきいき大東スポーツクラブ」の取り組みは、大学、地域、地元自治体が上手く連携し活動している点において、文部科学省からも評価されている。
(参考)大阪産業大学 Wellness2008
2008年度に完成した総合フィットネス健康施設。アクアルーム、フィットネススタジオ、トレーニングジムなどを装備。スポーツ健康学科の実践活動の場であるほか、地域住民にも広く開放し、リハビリやフィットネスの指導などが行われている。実践を通じて社会貢献し、大学が地域と交流をはかるユニークな新施設である。
▼本件に関する問い合わせ先
大阪産業大学 入試センター 入試課
〒574-8530 大阪府大東市中垣内3-1-1
TEL: 072-875-3001
FAX: 072-871-9765
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国内初、「肥大型心筋症」の手術に成功 国立循環器病センター
2012.6.21 20:21
http://sankei.jp.msn.com/west/west_life/news/120621/wlf12062120240014-n1.htm
心臓の筋肉が厚くなり、息切れや呼吸困難が起きる難病「肥大型心筋症」に不整脈を併発した重症患者から、余分な心筋を切り取る新手術に成功したと国立循環器病研究センター(大阪府吹田市)が21日、発表した。
心臓の外側から穴を開け、心筋を切除する。患者の負担が軽く、不整脈も治療できた。同センターによると、実施は国内初とみられ、根本的な治療法になる可能性がある。
患者は、心筋が厚くなり左心室が約半分に狭くなった奈良県の40代男性。5月下旬、肥大型心筋症が原因とみられる不整脈により同センターに運ばれ、翌日、手術を受けた。
手術では左心室下部を長さ約6センチにわたり切開。心筋約32グラムを切り取った上、不整脈を引き起こす細胞を凍らせて取り除いた。
従来の方法は左心房に穴を開けるもので、心臓の弁も切り取って人工弁に置き換えるため、血が固まらないようにする薬剤を一生飲む必要がある。不整脈は、植え込み型除細動器で突然死を防ぐ治療が大半だった。執刀した小林順二郎・心臓血管外科部門長は「多くの患者さんに広がってほしい」としている。
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129大学一斉講義 多彩研究、高校生が体感
2012年6月24日
http://www.nnn.co.jp/dainichi/news/120624/20120624018.html
129大学が一堂に会して一斉に講義を開き、高校生らに各校の魅力を伝える進学支援イベント「夢ナビライブ2012」(フロムページ主催)が23日、大阪市住之江区のインテックス大阪で開かれた。多くの来場者が訪れ、真剣な表情で講演に耳を傾けていた。
偏差値やイメージなどではなく、大学の研究内容の面白さを体感して高校生が進路選択できるように実施。会場では30のステージを用意して行った。
講義時間は30分で、東京ディズニーリゾートに学ぶマーケティングなど実社会を意識した講義や、マンモス復活の展望といった専門分野の話など多彩な175講義が行われた。
災害などに対する安全、安心をテーマに講義した関西大学社会安全学部の土田昭司教授は、目などから得た情報は脳が誤った認識をすることもあるため、安全のためには数量などに置き換えられる物理的現実を「よく理解して」などと強調。受講した松永真輝君(16)は「大学の講義を知るとてもいい機会になった」と喜んでいた。
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関大−商店街連携のシンボル 巨大ちょうちん設置
2012年6月24日
http://www.nnn.co.jp/dainichi/news/120624/20120624017.html
関西大学の研究施設「関西大学リサーチ・アトリエ」と天神橋筋商店連合会は23日、大阪市北区の天神橋筋商店街内で開設している同施設前に縦2メートル強の巨大ちょうちんを設置した。関係者らは、大学と地域の連携のシンボルになるよう思いを込めていた。
巨大ちょうちんは、縦2・2メートル、直径1・8メートル、重さ約15キロ。地元のちょうちん作りの老舗「かわい」が約2カ月かけて制作した。
同施設は2010年、同大が研究や社会連携の拠点として、全国初の商店街内の大学研究施設として開設。研究成果を学外の人にも発表するセミナーの場としても親しまれている。
周辺には同施設への案内標識が十分ではなかったため、街の風景に溶け込みつつ、分かりやすい目印として巨大ちょうちんを企画。表面には大学名や校章が大きく書かれている。
オープニングセレモニーでは、同大の楠見晴重学長が「これを機に今後もより多くの成果を上げ、大学と商店街の連携手法として全国に広がるモデルケースにしていければ」と抱負を述べ、同連合会の土居年樹会長は「大学とますます連携を深め、地域に貢献する商店街の機能を発揮していきたい」と意欲を示していた。
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外国人と一緒に英語落語楽しもう 30日に国際交流の会 大阪
2012.6.24 02:02
http://sankei.jp.msn.com/region/news/120624/osk12062402030002-n1.htm
日本の文化を外国人と楽しむ「English落語&国際交流の会」が30日、大阪市中央区谷町の国際生涯学習文化センターで開かれる。
海外公演を数多く手がける落語家、桂あさ吉さんによる英語落語の後、おにぎりなどの軽食をとりながら、さまざまな国の人たちとの会話や交流を楽しむ。
午後6時半開演。一般1800円、外国人1500円。要予約。問い合わせは国際生涯学習文化センター((電)06・6764・1282)。
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シリーズ 阪大と大阪外大
http://www.unn-news.com/handai-post/article/201206303815
① 外語オケの苦悩
大阪大にはオーケストラが2つある。大阪大学交響楽団(以下阪大オケ)と、大阪大学外国語学部管弦楽団(以下外語オケ)である。今回取材した外語オケは元大阪外国語大のオケで、今も外国語学部のオケとして箕面キャンパスで活動を続けている。しかし、大阪外大と阪大との合併以降、その活動には多くの困難を伴っている。
【6月30日 大阪大学POST=UNN】
前身である大阪外大管弦楽団は、大学合併の際、阪大にもともとあった阪大オケとの統合はせずに「外大オケとしての伝統を守りたい」と、学部公認のサークルとして残ることを選んだ。しかし、大学公認ではないために、大学からの予算が下りて来ない。また、練習場所を使える時間も合併前は夜10時までだったのが、阪大学生部によって8時に変更されてしまったという。大学公認を目指して、資金集めなどを行い大学側に働きかけをしているが、なかなか動いてもらえないというのが実情らしい。
また、1年生が豊中キャンパスで授業を受けるために、箕面キャンパスで練習を行うのは移動が困難という事情もあって、なかなか部員が集まらない。どのパートも慢性的な人手不足で、演奏会もOB、OGや阪大オケからのエキストラの力を借りて行わざるを得ない状況だ。
しかし、そんな中でも部員たちは演奏会に向けて日々練習に励み、できる限りいい演奏を行うべく努力している。6月30日には箕面市メイプルホールでサマーコンサートを行う予定で、現在練習が大詰めを迎えている。
課外活動を管理する学生センターに取材したところ、「基本的に大学は一種類の活動に対し複数の公認を行うことはない」とのことだった。しかし、活動内容に明確な違いを見い出せたり、理屈では説明できない感情的な部分があったりと、そのあたりの情状は考慮する用意がある、との答えも得られた。相応の働きかけがあれば、柔軟に対応する姿勢を取っていくという。
取材をして分かったのは、双方の公認に対する認識に隔たりがあるということだ。外語オケに限らず、大学公認を目指す、あるいは待遇改善を望む団体は、まずどんな働きかけを行えば大学側が動いてくれるのかを把握する努力をすることが、現状打開に向けての足がかりとなるかもしれない。
【瀧澤実帆】
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スロバキア大統領が大阪大で講演
http://www.asahi.com/national/update/0629/OSK201206290140.html
スロバキアのガスパロビッチ大統領が29日、大阪大学豊中キャンパス(大阪府豊中市待兼山町)を訪れ、阪大や神戸大の学生ら約300人を前に「ヨーロッパにおけるスロバキア―責任ある社会、持続可能な成長」と題して講演した。
大統領は旧チェコスロバキアからスロバキアとなった後の経緯に触れ、「知名度の高くない国がEU(欧州連合)などの加盟国になるまで回復できるとはほとんど誰も思っていなかった」と語った。最近の欧州の混乱への解決策として必要なのは「政治的な意志、責任感、共通の解決策と若年層との積極的な協力だ」と述べた。
東日本大震災について「日本国民が見せた責任感、勇敢さと冷静さに大変な感銘を受けた」とたたえた。(高野裕介)
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http://www.unn-news.com/handai-post/article/201206303816
教室から現場へ
アジアの現状を見る留学
大阪大を含む国内4大学と海外の5大学とで共営する「アジアの平和と人間の安全保障」が、アジアの諸問題を学生がじかに学べる留学プログラムとして昨年始動した。日本からの派遣先は、タイ、フィリピンなど5カ国5大学。それぞれの国が紛争や貧困、災害復興といった問題を抱えている。こうした深刻な現場に学生が赴く留学プログラムは、今までにない試みだ。今春、プログラムとして初めてタイへの短期留学が実施された。
【6月30日 大阪大学POST=UNN】
タイへの短期留学は、3月15日から約2週間の日程で行われた。阪大で派遣対象となったのは、国際公共政策研究科所属の大学院生。当初、派遣人数は国内4大学合わせて12人の予定だったが、応募者数が企画側の予想を上回り、最終的には16人の学生が参加した。阪大からの参加者は6人で、これは国内4大学で随一の数だ。
16人の参加者は、まず現地大学で東南アジアの現状について講義を受けた。そしてプログラムの後半では、ミャンマーとタイとの国境付近でのフィールドトリップへ赴き、そこに暮らす難民キャンプの人々やNGOなどと交流した。
参加者の多くはこれらの体験を経て、恵まれない人々を「助ける」のではなく、彼らと「一緒に働く」という考え方に目を開いたという。プログラムの責任者である松野明久教授(国際公共政策研究科)は、そうした学生の間にも強い仲間意識が生じていたと語った。このプログラムでは、留学で得た仲間意識や留学体験をその場限りとしないよう、留学終了後もインターネット上で意見を交換し合える場を参加者に提供するといった工夫もなされている。
現行のプログラムは2015年までという年限付きで実施され、派遣の対象となる学生も限定的となっている。しかし、このプログラムは実際に学生の意識を変えつつあり、タイへの短期留学を機に今夏から半期を通しての長期留学へ応募を決めた学生もいるという。松野教授は「平和や安全保障の問題は机上で議論されがち。可能な限り現場に行けば、学んだ理論を何に使うかが見えてくる」とプログラムの意義を強調し、派遣する学生や派遣先を拡充したい胸の内を明かした。
【野田真生】
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http://www.unn-news.com/handai-post/article/201206303811
節目を迎え、新たな時代へ
阪大生協 50周年アニバーサリー
大阪大学生活協同組合が、2012年5月30日に創業50周年を迎えた。大学を様々な面でサポートする阪大生協は、今新しい時代を迎えようとしている。
【6月30日 大阪大学POST=UNN】
阪大生協は、高度経済成長期の只中にある1962年に設立された。学生や教職員の力に支えられながら、学生運動の混乱や大阪外語大との合併による組織改変などを経て現在に至る。
常務理事の岡田さんは、50年という節目を迎えた今、「設立趣意書に書かれている、創設者たちの熱意に立ち返るべき」と語る。“大学のために”という熱意はそのままに、生協の業務を再定義。勉強や研究だけでなく、キャンパスライフそのものを充実させていくために、地域との連携を強めながら学生の生活全般を支援していくとのことだ。
岡田さんは最後に「今までの50年とこれからの50年は、間違いなく違ったものになる」と語った。留学生が増えているため、多文化受容のために食堂で外国の料理を提供するなど、生協が担うべき役割も変化している。
50年に渡り大学を支えてきた阪大生協。よりよい大学生活のため、また新しい時代を進んでいく。
【田添聖史】
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大阪にマエストロがいた時代
2012.7.4 08:04
http://sankei.jp.msn.com/entertainments/news/120704/ent12070408050001-n1.htm
http://sankei.jp.msn.com/entertainments/news/120704/ent12070408050001-n2.htm
もう20年以上になる。大阪フェスティバルホールにベートーベンの「第九」を聞きに行った。指揮は巨匠、朝比奈隆氏、演奏は関西が誇る名門、大阪フィルハーモニー交響楽団。時代はバブル経済の絶頂期。クラシック音楽の何たるかも知らず、ぜいたくな気分を味わいたかった。恥ずかしながら窮屈な座席で1時間を超える“苦行”に耐えたことしか記憶にない。
時は流れ、朝比奈氏が亡くなって10年余。朝比奈氏が戦後すぐに設立、55年にわたり率いた大フィルが今、存亡の危機にある。橋下徹大阪市長が補助金をカット、経営の自立を求めているからだ。
朝比奈氏は旧制東京高等学校、京都帝国大学出身。両校のOBで名だたる大企業のトップが大フィルの経営を支えた。住友銀行、アサヒビール、阪急電鉄…。特に東京高の同窓生だった住銀頭取、伊部恭之助氏が大フィルの役員を務めたころには、寄付の半分が住友系企業で占められたという。そのあたりのことは『オーケストラ、それは我なり 朝比奈隆 四つの試練』(中丸美繪著)に詳しい。
スポンサーは大フィルではなく、朝比奈氏についてきたのである。大フィルは朝比奈氏の“個人商店”だったといえる。今も大フィルの役員には大阪ゆかりの大企業の役員らが名を連ねている。しかし、朝比奈氏の死後、長引く不況も後押しして支援は細り、行政への依存度を深めていったのは至極当然といえよう。
朝比奈氏の大フィルは観客を呼べた。レコード、CDもよく売れた。クラシック音楽の本場、欧州にも演奏旅行にたびたび出かけた。朝比奈氏の十八番はブルックナーの交響曲。今も名演奏として語り継がれるのはブルックナーゆかりの聖フローリアン教会(オーストリア・リンツ)で指揮した交響曲第7番である。「日本人にここまでできるのか」と現地で評判になった。しかも、そのオケの名に記された文字は「TOKYO」「KYOTO」ではなく「OSAKA」。なんとも誇らしい気持ちになる話ではないか。
ベルリンフィルやウィーンフィルを持ち出すまでもなく、欧米の都市には代名詞ともいえるオケがある。橋下氏はアジアでの都市間競争に勝ちたい、大阪にヒト、モノ、カネを呼び込みたいという。ならば、世界に通用する実力を持つオケは、都市の魅力を高める有効な武器にならないだろうか。
一人の大阪人として、大フィルの復活を願う。(大阪社会部長 安東義隆)
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太っているだけで肝炎に 大阪大などが解明
2012.7.4 19:42
http://sankei.jp.msn.com/west/west_life/news/120704/wlf12070419450022-n1.htm
横浜市立大や大阪大などの研究チームは4日、飲酒しなくても発症する非アルコール性脂肪性肝炎(NASH)について、太っている人の肝臓が腸内細菌に過敏に反応することで肝炎を発症するメカニズムを初めて突き止めたと発表した。
研究チームによると、NASH患者はメタボリック症候群に該当する人を中心に全国で200万人以上に上るが、原因などが分からず有効な治療法がなかった。今回の研究成果で治療薬開発などが進みそうだ。
研究チームは、肥満になると脂肪細胞から多量に分泌される食欲抑制ホルモンのレプチンの影響で、肝臓が血液中の腸内細菌毒素リポポリサッカライド(LPS)に過敏に反応し、肝炎を発症することをマウスの実験で確認したという。
チーム長の中島淳横浜市立大教授(消化器内科)は「花粉症患者のように肥満者が細菌に過敏反応することが分かった。治療法や診断法の開発に役立てたい」と話している。
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どんな人か知って 16日、小松左京さん追悼イベント
2012年7月5日
http://www.nnn.co.jp/dainichi/news/120705/20120705020.html
大阪出身のSF作家、小松左京さんの一周忌に合わせ、お別れ会をしていなかった関西でも追悼イベントをしようと「宇宙の知性と融合したうかれ小松左京に出会う会〜映画『さよならジュピター』を見る〜」が16日、大阪市北区梅田2丁目のサンケイホールブリーゼで開かれる。
小松さんと生前ゆかりのあった人たちで実行委員会を組織。「内輪で集まるパーティーでなく、小松さんを知らない若者にも、時代にとって小松さんがどんな人だったかを知ってもらいたい」と企画した。
当日は、小松さんが3本柱としていた「文明とは何か」、「宇宙にとって人間とは」、「科学とは何か」を中心にしたシンポジウム「さよなら小松左京〜未来に向けて小松左京が提起したもの〜」を第1部で開催。
小松さんと親交の深かった小樽商科大の澤田芳郎教授が講演し、パネリストとして桂米朝さん(体調の都合で欠席の可能性あり)、桂米團治さん、分子生物学者の下村健樹さん、小松左京事務所の乙部順子さん、澤田さんが登場する。
第2部は、小松さんが製作、原作、脚本、総監督を務めた映画「さよならジュピター」を観賞する。
実行委員長を務める元国立民族学博物館館長の石毛直道さんは「反骨精神とユーモアがあり、中学時代は『うかれ』のあだ名で親しまれていた小松さんを、重苦しく追悼するのでなく、身近に感じてもらえれば。若い人にも分かりやすいシンポにしたい」と話している。
午後1時開演。大人千円、学生500円。問い合わせは電話06(6372)6998、リアライズへ。
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>>1041
ちなみに、記事にあるリアライズに問い合わせてもチケットは取れません
イベントを取り仕切っている会社だから
(HPで会場でのバイト等も募集している)
チケットはLoppiやチケットぴあ等で
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星に願いを…第33回大阪大学夏まつり
http://www.minoh.net/minohnow/log.php?date=201207071916
七夕の今日、箕面市内ではさまざまなイベントが行われましたが、粟生間谷東にある大阪大学箕面キャンパスでは今年も大阪大学夏まつりが行われました。前日の雷雨の影響で屋外での開催が危ぶまれていましたが、実行委員の願いが通じたのか、当日は予定通りの開催となりました。
中庭とグラウンドの2ヶ所にステージが設けられ、民族衣装のパフォーマンスやベリーダンス、ジャズの演奏などが行われました。グラウンドを取り囲んでいたのは、学生グループが出店する模擬店。各国の民族料理からおなじみのかき氷や焼そばなど、多種多様な料理が楽しめます。
夕方からは毎年恒例となっている盆踊りもあり、日が暮れるにつれ盛り上がりが増す大阪大学箕面キャンパスでした。
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三谷幸喜による戸田恵子の一人芝居「なにわバタフライ」開幕 : 演劇 : 舞台・伝統芸 : エンタメ : YOMIURI ONLINE(読売新聞)
http://www.yomiuri.co.jp/entertainment/stage/theater/20120705-OYT8T00897.htm
三谷幸喜作・演出による戸田恵子の一人芝居「なにわバタフライ N.V」が5日、大阪で全国ツアー初日を迎え、三谷と戸田がコメントを発表した。
作品は、2004年に「一人芝居のイメージを塗り替えた」と絶賛された作品のニューバージョン。浪花の喜劇女優、ミヤコ蝶々を主題に、仕事に、恋に生きた、一人の女性の生涯と、彼女を取り巻く人々との物語。三谷は、「戸田恵子が50年演じ続けられる本(台本)にしたい」との思いから、2010年に台本を練り直し、タイトルも「なにわバタフライN.V」に変更した。今回のツアーでは、蝶々もたびたび舞台に立ったという福岡・嘉穂劇場でのゴールに向け、大阪、東京など全国9都市をめぐる。
三谷は、「あまり僕は再演をやりませんが、この『なにわバタフライ』に関してはたくさんの人に観(み)ていただきたいのと、観たいというたくさんの声をいただいて、再演が決まりました。この作品は一人の女芸人の人生を描くのと同時に、戸田恵子さんの人生を観る芝居でもあり、もうひとつは、観てくださる皆様も自分の人生を振り返り、今まで自分の人生で会ってきた人たちや、別れてきた人たちを思い出す、そういう時間なんだなと改めて感じました」という。
一方の戸田。「段取りや心情など、より掘り下げて、稽古を進められました。行間に書かれていることを埋めていくなど、細かい作業を三谷さんと集中して行えて、自分にとっても、とても意義のある再演だと思います」と位置づける。さらに、一人芝居はモノローグ(独白)形式が多い中、「この芝居は、見えない相手とのダイアローグ(対話)も見所になっていますが、それにプラスして、物語をつないでいく女の心情という部分も、私自身も年を重ねた分、生きてくるのではないか」と胸を張り、2時間の舞台を1人で務めることから、「気負わずに出来たらいいなと思っています」としている。
(2012年7月5日 読売新聞)
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桂三枝さん、「文枝」看板に感慨
2012.7.9 15:47
http://sankei.jp.msn.com/west/west_life/news/120709/wlf12070915580006-n1.htm
人気上方落語家の桂三枝さん(68)が、16日に六代目として襲名する大名跡「桂文枝」の看板が9日、吉本興業の本拠地「なんばグランド花月」(大阪市中央区)で一足早くお披露目された。
石川県の伝統工芸「山中漆器」の技を生かして作られ、漆塗りの黒地に金箔の「桂文枝」の字が映える意匠。文枝の看板に三枝さんは「いよいよこの名前になると思うと感慨深い。申し分のない最高のデザインですね」と顔をほころばせた。
吉本興業は創業100周年を記念して、各地の伝統工芸による出演者名の看板を、4月から劇場正面に掲げている。この日登場した山中漆器は第2弾で、桂文枝の看板は16日に掲げられる。
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関大の太陽光発電で水素が出来る仕組みって、本当ならなにげにすごくないか。
太陽電池変換効率、京大、40%超に改善。
2012/07/10
太陽光から効率よくエネルギーを取り出す技術を京都大学や関西大学が相次いで開発した。家庭に普及する太陽電池は10〜20%ほどしか電気エネルギーに変換できていないが、新技術では2倍以上のエネルギーを取り出せる。両大学はそれぞれ共同研究先の企業を募り、早期の実用化を目指す。
京大の野田進教授らは、幅広い波長の太陽光を太陽光発電に使いやすい特定の波長に変える。
加熱すると特定の波長の光だけを出す半導体と、光を閉じ込めたり増幅したりする「フォトニック結晶」を組み合わせた材料を開発した。太陽光をレンズで集めて新材料を加熱すれば、太陽電池に適した波長の光だけ出せる。エネルギーの変換効率は40%以上になる計算。研究成果は科学誌ネイチャー・フォトニクス(電子版)に報告した。
関西大の佐伯拓准教授らは、太陽光をレーザーに変換できる結晶を開発した。出てきたレーザーは、鉄やアルミニウムの酸化物の粒子に照射する。セ氏4700度と超高温になって酸素が抜けた金属粒子ができる。この金属粒子は水と反応して水素ができる仕組み。一連の反応が進むことを確かめた。水素は燃料に使える。
太陽光をレーザーに変換する効率は60%程度で、レーザーから水素をつくる工程を考えても今の太陽電池の発電効率よりは高いという。
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水素は家庭用燃料電池にそのまま使えそう
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野菜から食事 血糖値変動抑制…大阪府立大調査
http://osaka.yomiuri.co.jp/e-news/20120711-OYO1T00763.htm?from=main2
食事の時に野菜から食べ始めると、糖尿病の症状の有無にかかわらず、食後の血糖値の変動を抑える効果があることが、大阪府立大の今井佐恵子教授らの詳細な計測でわかった。血糖値の変動が大きいと動脈硬化や脳卒中、心筋梗塞などになりやすいとされており、野菜を先に食べる習慣が病気の予防や症状の改善につながりそうだ。
糖尿病患者19人と健康な人21人を2組ずつに分け、同じメニューの食事を指定した順に食べてもらい、特殊な装置を使って血糖値を5分間隔で4日間、連続で計測した。
その結果、ご飯など炭水化物から食べ始めた患者は、食後2時間経過しても、血糖値が血液1デシ・リットル中、平均195ミリ・グラムと高いのに対し、野菜から食べ始めると160ミリ・グラムに下がり、変動幅が小さくなった。健康な人も野菜から食べ始めた方が、血糖値の変動幅が抑えられた。
野菜の繊維質によって、血糖値を上げる炭水化物の吸収が緩やかになり、血糖値変動を抑えるホルモンの働きも強まるらしい。今井教授は「長期的な予防効果が期待できるので、健康な人も野菜から食べるよう心がけて」と話す。
(2012年7月11日 読売新聞)
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デジタル教科書教材協議会が平野文科相に提言、教育情報化に橋下大阪市長も前向き
2012/07/11
http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/NEWS/20120711/408621/
デジタル教科書教材協議会(DiTT)は2012年7月11日、文部科学省の平野博文大臣、および高井美穂副大臣とそれぞれ面会し、学校教育の情報化推進を目的とした「DiTT政策提言2012」を申し入れた。大臣、副大臣からはそれぞれ「財源措置も含め、前向きな返事をいただけた」(DiTT事務局長の中村伊知哉 慶応義塾大学メディアデザイン研究科 教授)という。
DiTTでは2015年度中の「超高速無線LANの整備率100%、全小中学生への端末配布、全教科のデジタル教科書教材の用意」達成を目指し、実証実験や政策提言を行っている。「2015年度中」という目標スケジュールの現実味について中村事務局長は本誌の質問に答え「まだ目標の旗は降ろさない。大阪市の橋下徹市長からも一緒に推進しようという話を受けている。大阪市はモデル校の実証実験を今年から始めて、2015年には全市で展開するというスケジュールを検討していると聞いている。これから速いテンポで進める自治体も出てくるのではないか」と述べた。
また実証実験の進め方については「積極的に取り組みたいという熱意のある自治体から先行するのが現実的ではないか。政府全体として現在の実証実験校20校を100校とか200校に拡大して、先行地域をもっと増やして欲しい」、端末普及のコスト負担に対しては「DiTTで準備している提案では国の負担としているが、本格的な議論はこれから。韓国では端末を親が負担するという議論が盛り上がっている。ウルグアイは国庫で全端末を負担した。ポルトガルは周波数オークションの収入で端末を導入した。アイデアはいろいろ出てくるのではないか」とコメントした。
DiTT政策提言2012は協議会が4月に発表したもので、「デジタル教科書実現のための制度改正」「デジタル教科書普及のための財政措置」「教育の情報化総合計画の策定・実行」の3点から成る。制度改正に関しては、各種施策を推進するための支援法策定と、デジタル教科書を教科用図書とするための制度改正を求めている。
財政措置については、教育の情報化対策に関する地方財政措置1673億円の実施措置率100%達成、デジタル教科書整備向けに年額約3000億円の長期的な予算措置と財源確保の検討、教育の情報化/電源確保/災害対策を自治体が実現するための予算制度(特交措置、補助金など)の創設検討を挙げている。このほか、無線LAN整備/端末配布/全教科のデジタル教材用意について、計画を策定し実行することを総合計画として提言している。
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大阪医療センターで液晶ペンタブレットを活用した電子カルテシステムが稼動
http://news.mynavi.jp/news/2012/07/13/058/
国立病院機構 大阪医療センター(大阪府中央区)はこのほど、ワコムの液晶ペンタブレット「DTK-2100」を活用した最先端の電子カルテシステムを稼動させた。
同センターは、院内基幹システムとして富士通の電子カルテシステム「HOPE/EGMAIN-GX」を採用し、他のシステムと連携させながら全組織で利用するシステムを構築。電子カルテは、第1期として2000年より産科、循環器科、総合内科で稼動を開始し、2006年には第2期として全診療科へ展開している。
ワコムの液晶ペンタブレットは、一部の診療科入力デバイスとして第1期から採用。第3期となる今回は、手書き入力機能を含めたシステム機能の大幅な改良に伴い、21.3型液晶ディスプレイと最新の描画性能を搭載するDTK-2100を119台導入して運用を始めている。
DTK-2100を使用した手書き入力・操作機能は「スケッチすることで症状を正確に描写・説明できる」「患部の炎症の程度をペンの筆圧を効かせながら色の濃さを変えて説明できる」「色とペンの太さ、描画タッチなどを医師の好みに合わせて使用できる」といった評価を医師らに受けているとのこと。
ワコムでは、同システム概要を東京ビッグサイトで18日から開催される「国際モダンホスピタルショウ2012」の同社展示ブースで紹介する予定。
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“怪しくクスッと”駄美術展
http://www.nhk.or.jp/lnews/osaka/2005999441.html
こけしや学生服などを使ったユニークな現代美術の作品を紹介する展覧会が大阪・梅田で13日から始まりました。
この展覧会は大阪出身の芸術家のコンビ「現代美術二等兵」が日常にあるものに楽しさを感じてもらおうと、自分たちの作品を「駄美術」と名付けて開いたもので、会場には約150点の作品が展示されています。
このうち、ミロのビーナスをモチーフにした作品9点を並べたコーナーではケースの中で狭そうに体を曲げているビーナスや坂本龍馬の服をまとったビーナスなど、9点が展示されています。
また「ナスカの夏、ペルーの夏」はナスカの地上絵を蚊取り線香に見立てて作ったものです。
現代美術二等兵のふじわらかつひとさんは「駄美術とは駄菓子のような作品のことです。高尚な芸術品ではないので、見た人がクスっと笑って、楽しい気分になってもらえたらうれしいです」と話していました。
この「駄美術大博覧会」は大阪・梅田のHEP HALLで今月25日まで開かれています。
07月13日 21時08分
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授業にタブレット生かせ 府内小中高校が活用法模索
2012年7月13日
http://www.nnn.co.jp/dainichi/news/120713/20120713021.html
近年、子どもたちの自立に必要な力を育むため、グループ学習などの能動的な学習が重視され、情報通信技術(ICT)の積極的な活用が求められている。中でも橋下徹大阪市長が市内全市立小中学校への導入を主導するなど、画面に触れて操作できるタブレット型パソコン(PC)の注目度は高い。どう活用していくかが問われる中、効果的に活用している実践を追った。
■「なじみやすい」
「You have no choice but to go to America(お客さまはもうアメリカに行くしかないでしょう)!」
旅行会社社員に扮(ふん)した高校生が、ディズニーランドやグランドキャニオンの画像を多機能端末「iPad(アイパッド)」に次々と映し出し、各地の魅力を英語で紹介した。
府立東百舌鳥高校(堺市中区)の3年の英語の授業で6月に行われたプレゼンテーションの一幕。1人1台割り当てられたiPadで、生徒自身が作成したプレゼン資料を使い、2人一組や教室全体への発表などの複数のパターンで進められた。
全体投票で最も優秀な発表者に選ばれた安場望さん(17)は「普段からiPhone(アイフォーン)を使っているのでなじみ深く使いやすかった。手元の操作がホワイトボードに反映されるなど、多彩な機能が便利」と話す。
同校は、府教育委員会の事業などを活用し、ICT導入を推進。この授業では「情報活用能力」と「英語によるコミュニケーション力」の向上を図っている。
授業を担当する橋本昌代教諭は「楽しく資料を作成し、持ち歩きながらいろんな相手にプレゼンできるところが素晴らしい」と考え、授業に組み込んだという。
■個別支援でも力
6月に大阪市内で開かれた教育関連イベントでは、箕面市立止々呂美小学校の3年生1クラスの公開授業が行われた。
1人1台タブレット型パソコンを割り当て、算数の授業を実施。児童らは、画面上にあるいくつもの三角形を自分なりの視点で分類し、画面を見せながらその理由を隣の人に説明するなどの内容に取り組んだ。
指導した吉村淳史教諭は「児童がどのように仲間分けしたのか電子データとして記録でき、一人一人の理解度が確認できる」点を利便性の一つに挙げる。授業ではワークシートを使い、書く作業も重視。自分の考えの整理やまとめる力などにつながると考えるためだ。
授業後は関係者がタブレット型PC活用のポイントを議論。同校などに配置されるICTに詳しい支援員と連携する重要性などが解説された。
教育現場でのICTの実践に詳しい園田学園女子大の堀田博史教授は、タブレット型PCの効果的な運用として「教科書や資料集のようにいつも子どもが使えるようにし、普段から使うことで有効な場面が見えてくる」使い方を重視。「その場面を教諭間で共有しつつ、ノートとタブレット型PCをバランスよく用いながら指導していくことが学力向上につながる」と強調する。
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37度以上で病原体攻撃…大阪大が解明
http://www.nikkansports.com/general/news/f-gn-tp0-20120715-983856.html
風邪やインフルエンザで37度以上の熱が出ると、病原体を攻撃する「活性酸素」が大量に作られるとみられることを大阪大のチームが解明し、英オンライン科学誌ネイチャーコミュニケーションズに発表した。
チームは、37度以上になると、体内で特定のタンパク質の構造が変化し、白血球が活性酸素を作り出すとみている。藤原祐一郎大阪大助教は「タンパク質を詳しく調べることで、感染症の新しい薬を開発できるかもしれない」としている。
チームによると、このタンパク質は、水素イオンの通り道となる「水素イオンチャネル」。白血球は水素イオンを放出することで活性酸素を作り、病原体を攻撃し死滅させようとするため、チームは水素イオンの放出経路に着目した。
マウスの水素イオンチャネルの構造を、大型放射光施設「スプリング8」(兵庫県)で調べたところ、水素イオンが通る穴と、白血球内に突き出た、らせん状の棒のような部分からできていた。
普段は棒部分が絡み合って2つ1組となっているが、37度以上になるとほぐれてばらばらになり、水素イオンが通りやすくなって、活性酸素が大量に作られていた。(共同)
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川端康成の未発表短編、大阪で確認 海外戯曲もとに22枚分
2012/7/14 21:40
http://www.nikkei.com/article/DGXNASDG1401Z_U2A710C1CR8000/
大阪府茨木市立川端康成文学館が所蔵する川端康成の直筆短編「星を盗んだ父」が未発表作品であることが14日、同館への取材で分かった。ハンガリーの劇作家モルナール・フェレンツの戯曲「リリオム」を翻訳して仕立て直した内容で、21日から文学館で展示する。
川端の研究家で和洋九段女子中学・高校(東京)の深沢晴美教諭が調べ、第三者が校正した痕跡がないことから未発表と判断。筆跡や「フェレンク・モルナー」という原作者名が使われていた時期から1922〜27年の作品と推定している。
川端が大学を卒業し本格的に作家としての道を歩み始めたころで、「伊豆の踊子」を発表した26年前後にあたる。発表されなかった経緯は分かっていないが、英訳本を基に作品を構成し直したとみられる。
短編は400字詰め原稿用紙で22枚分。リリオムの登場人物と構成に手を加え、娘のために盗みを計画して死んだ父親が天の星を盗んで娘に渡そうとする場面を描いた。
文学館によると95年に同館が東京の古書店から買い取った。田中洋子館長は「作中の斬新な表現に新感覚派の川端らしさが出ており、幼少時に相次いで肉親を亡くした悲しみも感じられる」と話している。
大阪市で生まれた川端は幼少期から旧制中学を卒業するまで茨木市で暮らし、文学への志を深めた。〔共同〕
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天満天神繁昌亭:夏割引、家族でお出かけ節電キャンペーン /大阪
毎日新聞 2012年07月15日 地方版
http://mainichi.jp/area/osaka/news/20120715ddlk27040184000c.html
上方落語の定席、天満天神繁昌亭(大阪市北区天神橋)は、電力消費の多い夏の日中に落語を楽しみつつ節電に参加してもらおうと、府などが取り組む「家族でお出かけ節電キャンペーン」に参加し入場料金を割引する。
割引は9月7日までの平日午後1〜4時の昼席公演(特別公演を除く)で、当日料金(一般2500円)が前売り料金(2000円)になる。ただし、クーポン券を府のホームページからプリントして持参すること(「家族でお出かけ節電キャンペーン」で検索)。
また、17日からは、昨年も好評だった水を霧状に噴射し気化熱で気温を下げる「ドライミスト」を玄関に設置する=写真は一昨年。問い合わせは、上方落語協会(06・6354・7727)。【油井雅和】
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桂三枝さん、六代目「文枝」襲名 大阪で披露公演
東西の名人祝福 2012/7/16 22:05
http://www.nikkei.com/article/DGXNASDG1601J_W2A710C1CR8000/
落語家の桂三枝さん(69)が16日、上方落語の大名跡「桂文枝」の六代目を襲名し、なんばグランド花月(大阪市中央区)で襲名披露公演がスタートした。
文枝さんは「皆さんに育てていただいた三枝を胸に、今日から文枝としてやっていきます」と決意を語り、満員の客席から大きな拍手が沸き起こった。襲名披露公演は来年にかけて全国各地で開く予定だ。
この日は桂春団治さんや笑福亭仁鶴さんのほか、江戸落語の三遊亭円歌さんや桂歌丸さんら東西の名人が勢ぞろい。「口上」で歌丸さんは「(文枝さん作の)創作落語は東京でも盛んに演じられる。大名跡を継いで、ますます磨きをかけてほしい」と祝福した。
トリで高座に上がった文枝さんは228作目となる新作の創作落語「さよならサニー」を初披露。愛犬との別れを描いた人情噺(にんじょうばなし)で、三枝の名に別れを告げる意味を込めたという。
文枝は「桂」の亭号を名乗る落語家の最高位の名跡とされ、2005年に新・文枝の師匠だった五代目文枝が死去してから7年ぶりの復活となる。
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水の都・大阪も再現 レゴ®で作る世界遺産展
2012年7月15日
http://www.nnn.co.jp/dainichi/news/120715/20120715028.html
中国の「万里の長城」やスペインの「サグラダファミリア」、アメリカの「自由の女神」など世界20カ国の世界遺産26物件をレゴブロックで制作し展示するチャリティーアートエキシビション「PIECE of PEACE『レゴ®』で作った世界遺産展−part2」が22日〜8月26日、大阪市福島区の大阪・堂島リバーフォーラムで開かれる。2008年夏に続く2回目で、今回は水の都・大阪の風景も再現し、来場者とともに“身近な宝物”をつくり上げていく。
登場する世界遺産はほかに、イタリアのピサのドゥオモ広場やデンマークのロスキレ大聖堂、チリのラパ・ヌイ国立公園、ネパールのカトマンズの谷、そして日本からは京都の金閣寺や奈良の法隆寺など。中でも「サグラダファミリア」はレゴブロックを2万5千ピース使用し、レゴモデルビルダーの直江和由さんが25日かけて制作した大作だ。
さらに今回は、レゴブロックの日本上陸50周年を記念し、「水の都・大阪の水辺を、みんなでつくろう!」と題した特別企画を予定している。琵琶湖から堂島川を通り、大阪湾をつなぐ「水の道」を設置。全長10メートルを超える「水の道」に、来場者が白いレゴブロックで作る「水辺の生き物たち」を浮かべていく。日を追うごとに“生き物”が増え、生き生きとした水辺の風景が広がるだろう。
また、国内外のアーティストが「未来に残したい、私のたからもの」というテーマで制作した作品も並ぶ。大阪出身者ではイラストレーターの黒田征太郎さん、現代美術家の嶋本昭三さん、ボイスアクターのLARRYさん、友禅図案家の今井淳裕さんらが参加予定だ。
PIECE OF PEACE実行委員会の梶原たけしプロデューサーは「展覧会のキャッチフレーズには『ピースは多い方がいい』というメッセージが込められている。皆さんそれぞれのピースな思いをぜひ会場まで届けてほしい」と話している。
入場料は大人300円、小学生100円、小学生未満無料。入場料とグッズ売り上げの一部は、日本ユネスコ協会連盟が行う世界遺産活動に寄付される。問い合わせは電話06(6341)0115、堂島リバーフォーラムへ。
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歴代2位! 93万人迎え有終 「ツタンカーメン展」が閉幕
2012.7.16 20:23
http://sankei.jp.msn.com/west/west_life/news/120716/wlf12071620240013-n1.htm
大阪天保山特設ギャラリー(大阪市港区)で3月17日から開催していた「ツタンカーメン展〜黄金の秘宝と少年王の真実〜」(関西テレビ、フジテレビ、産経新聞社など主催)が16日閉幕した。同展大阪事務局によると、来場者数は93万3130人に上り、関西の美術展では、昭和40年に開かれた「ツタンカーメン展」(京都市美術館、来場者数107万4500人)に次ぐ第2位の記録となった。
ツタンカーメン王墓の副葬品などエジプト考古学博物館所蔵の宝物122点を展示した同展は、開幕から人気。休日の来場者は1万人を超すことも多く、当初の会期を約1カ月半延長して開催していた。昭和39年の「ミロのヴィーナス展」(同、同89万1094人)が従来の第2位だったが、今月11日に突破した。
「ツタンカーメン展〜黄金の秘宝と少年王の真実〜」は8月4日から、上野の森美術館(東京都台東区)に巡回する。
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「その辺でまだ生きてるような」…小松左京さん一周忌で追悼イベント
2012.7.16 20:12
http://sankei.jp.msn.com/west/west_life/news/120716/wlf12071620150012-n1.htm
昨年7月に80歳で亡くなったSF作家、小松左京さんの一周忌追悼イベント「宇宙の知性と融合した“うかれ”小松左京に出会う会」が16日、大阪市北区のサンケイホールブリーゼで開かれた。約700人が参加し、小松さんの作品やユーモアあふれる人柄、宇宙観に思いをはせた。
まず、小樽商科大の澤田芳郎教授が「小松左京の3つの問い」と題して基調講演。その3つは、(1)文明とは何か(2)宇宙にとって人間とは何か(3)科学とは何か−だったとし、「科学技術と人間社会との間の矛盾や葛藤を引き受け、大きな物語にしたのが小松さんだった」と振り返った。
続いて行われたシンポジウムには、昭和39〜44年に小松さんとラジオ番組で共演した人間国宝の落語家、桂米朝さんが登場。番組前後に酒を酌み交わしたエピソードに触れ、「その辺でまだ生きているような気がする」としのんだ。
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近大英字新聞 コツコツ250号 創刊57年
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/osaka/news/20120717-OYT8T00081.htm
近畿大(東大阪市)で1955年に創刊された英字新聞「The Kinki Times(ザ・キンキ・タイムズ)」が今春、250号の節目を迎えた。編集メンバーらは「英語に親しんでもらいながら、大学についてもっと知ってもらえるような紙面作りを続けたい」と、決意を新たにしている。(安田弘司)
発行するのは、学生団体「英字新聞会」で、部員は50人。同大学には、日本語の新聞を発行する近畿大学新聞会もあるが、学生が英語を気軽に読む機会を増やそうと、57年前に設立された。現在は年4回、各6000部発行し、学内で無料で配っている。
紙面はタブロイド判の4ページ。学内行事やインタビューのほか、大阪の歴史特集やコラム、学生の間で流行する話題など原則計8本を掲載。記事の内容は、発行日の3か月以上前から、部員らで編集会議を開き、アイデアを出し合って決める。各部員が取材し、日本語で記事を書いた後、部員同士でわかりやすい表現について意見を出し合いながら翻訳する。
4月に発行した250号では、同大学OBの音楽プロデューサーつんく♂さんにインタビュー。昨年12月、つんく♂さんが同大学で一日客員教授として講義を行った後に、部員3人が聞いた。新入生に送る言葉を問うと、「これまでは両親がしっかりと面倒を見てくれたと思うが、これからは自分で道を切り開けるよう、この大学でしっかり頑張って」との答えが返ってきた。「He sent students encouraging message(つんく♂さんは学生に励ましのメッセージを送った)」の見出しとともに、インタビューの内容を英訳した。
昨年の東日本大震災では、「私たちにできることは」と話し合い、号外を発行。学内で募金活動を行った学生代表に取材し、「(被災地に対して)どんなことでもやれることをやってほしい」と、学生に訴える言葉を載せた。
創刊当時はモノクロだったが、近年は見出しなどにカラーを多用。なるべく写真を多くし、レイアウトを工夫する。取っつきやすいようにと、各記事の和文要約と重要単語リストを作り、中刷りとして付けている。今月9日には新たな一歩となる251号を発行した。
編集長で理工学部3年の滝隆浩さん(20)は「誰でも抵抗感なく読める英文に翻訳するのは難しく、締め切り前には深夜になる。毎号発行できるか、プレッシャーはあるが、達成感も大きい」。つんく♂さんの取材もした、同会代表で、文芸学部4年の山田菜摘さん(21)は、「インタビューは緊張するが、さまざまな人に会えて楽しい。もっと楽しい紙面になるように工夫を重ねたい」と力を込めた。
(2012年7月17日 読売新聞)
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大阪府立大学と産業技術総合研究所との連携・協力に関する協定の締結について
http://www.aist.go.jp/aist_j/press_release/pr2012/pr20120717/pr20120717.html
公立大学法人 大阪府立大学【理事長 奥野 武俊】(以下、「大阪府立大学」という)と独立行政法人 産業技術総合研究所【理事長 野間口 有】(以下、「産総研」という)は、2012年7月17日(火)、大阪府立大学 中百舌鳥キャンパス 学術交流会館 多目的ホールにて、連携・協力に関する協定を締結し、記念シンポジウムを開催します。
大阪府立大学は2005年4月に、それまでの大阪府立大学、大阪女子大学、大阪府立看護大学の再編・統合と同時に公立大学法人となり、“高度研究型大学 ―世界に翔く地域の信頼拠点―”を基本理念に、「大学の構成員すべてが世界水準の研究を目指す高い志を持ちつつ、社会の牽引役となる有為な人材を高度な研究の場を通して教育し輩出する大学」を目指すとともに、教育研究の成果を社会に還元するため、産学官連携・地域連携を推進しています。
一方、産総研は1882年に創立された地質調査所をはじめとする産業技術系の旧国立研究所群を統合して2001年に発足した研究機関で、「持続的発展可能な社会の構築、技術を社会へ」という理念のもとに、産業競争力強化・産業技術政策の地域展開への貢献を目的に、基礎研究から製品化研究まで幅広い連続した研究を実施しています。
大阪府立大学と産総研は、これまでにも共同研究等により各種研究プロジェクトを推進するなど、先端的研究・教育を連携して進めてきました。今般、両機関が連携・協力協定を締結することにより、相互の研究開発能力や人材を活かしてさらに総合力を発揮し、その成果の社会還元を通して産業技術の振興や社会の諸問題の解決に貢献します。
1.協定の目的
(1)教育研究や産学官連携にそれぞれ取り組んできた大阪府立大学と産総研の連携による相乗効果で、研究成果を活用した社会への貢献をさらに加速させます。
(2)公立大学法人と独立行政法人という異なる基盤とその特色を生かし、研究・教育内容の充実、学術・文化の発展、および科学技術の高度化を図ります。
(3)バイオメディカル分野、植物工場分野、ナノ分野における研究協力、産学官連携による産業振興、人材育成事業への相互協力を通して、研究・教育・社会貢献の推進を図ります。
2.主な連携内容
(1)研究分野における協力
1)バイオメディカル分野における協力
最近のゲノム研究及びポストゲノム研究の進展により、ヒトゲノム配列が解読され、さらに疾患に関連するタンパク質等が解明されていることから、数百ある創薬ターゲットの数は10 倍以上に増加すると期待されています。現在、タンパク質の立体構造を基にした薬物設計や化合物スクリーニングが盛んに行われています。両機関は、それぞれが所有する分子ライブラリーやバイオテクノロジーのノウハウを相互に利用して、バイオ医薬品を含めた新しい創薬手法の基盤技術の開発を連携して推進します。
2)植物工場分野における協力
新しい植物の栽培体系として植物工場が注目されています。産総研では、主として医薬品などの高付加価値物質を生産する遺伝子組換え植物の産業利用に向けて完全閉鎖型植物工場システムを用いた研究を行っています。一方、大阪府立大学では、主として食品目的の野菜などを同様に完全閉鎖型植物工場で自動化多段式栽培設備を用いて大規模に効率よく生産する研究に加え、植物工場の管理運営に関する人材育成も行っています。両機関の交流により、完全閉鎖型植物工場の産業化に向けたソフト面・ハード面での連携体制を構築します。
3)ナノ分野における協力
我が国が低炭素化社会の加速やエネルギー利用の高効率化を目指して力を入れてきた研究分野のひとつがナノ科学・材料研究分野です。大阪府立大学と産総研は、それぞれのポテンシャルを活用し、相互協力することにより、超伝導などを利用した超高感度センサー技術、カーボンナノ構造体を用いたナノ電子デバイス、新機能を持った材料の計算機シミュレーション、電池・熱電デバイスの開発、有機物を含む分子レベルの磁性の応用に関する連携を推進します。
(2)産官学連携・人材育成等における協力
両機関は、人材交流・人材育成を行うとともに、優れた人材の供給という視点から、産業界の協力を得ながら効果的な共同事業を実施していきます。
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大阪産業創造館、人工光合成でフォーラム−産業利用狙い産学で設立
http://www.nikkan.co.jp/news/nkx1420120717hmac.html
大阪産業創造館(大阪市中央区)は、植物を介さずに光合成してエネルギーを生み出す「人工光合成」の産業利用を目指し、大阪市立大学と企業によるフォーラムを10月に立ち上げる。
関西企業のほか関東でも参加企業を募るため7月26日に東京でセミナーを開催。大阪産業創造館が関東で企業の参加を募るのは珍しい。フォーラムには50社程度の参加を見込んでおり、2013年3月まで勉強会や意見交換会を開催する予定だ。
大阪市立大学は植物の構造解析を行い、光合成を行うたんぱく質複合体の構造を解明。現在は植物のたんぱく質複合体と同じ構造を持つ触媒を使いつつ、最小のエネルギーでエタノールを生み出す研究を進めている。専用研究拠点として人工光合成研究センターも建設中だ。13年6月の開所に合わせ産学連携での研究を加速するため、フォーラムの立ち上げを決めた。
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維新派「夕顔のはなしろきゆふぐれ」 大阪の叙事詩、絵画的に描く
http://www.nikkei.com/article/DGXBZO43822890X10C12A7000001/
極めて絵画的な色合いの強い不思議な舞台だ。大掛かりな野外劇で知られる大阪の劇団「維新派」は久しぶりの関西公演で、新作「夕顔のはなしろきゆふぐれ」(松本雄吉構成・演出)の上演会場に屋内ホールを選んだ。舞台セットは遠近法を用いて描かれた絵を立体化した感じに組まれ、俳優たちは照明が当たると絵の中の人物が現れ出たかのような印象を醸し出した。そして全12シーンの約2時間の舞台でつづったのは大阪という街の叙事詩だ。
今回の会場は屋内とはいえ、維新派らしく大規模な舞台セットを白一色で組んでいる。その間口約14メートル・奥行き約30メートルの舞台セットを階段状に設けられた観客席から見下ろすと、どこかで目にしたような感覚にとらわれた。両側に無機質な高層建築が立ち並ぶ通りを想起させる舞台のつくり。「さて、さて」と記憶をたどっていて「キリコ」と松本から聞き、既視感を抱いた謎が解けた。イタリアの画家デ・キリコの絵画「通りの神秘と憂愁」の構図と似ているのだ。
奥行き約30メートルという実際の距離以上に遠近感のある舞台セットに目を凝らしていると場内が暗転、イントロが流れるや4人の俳優が照明に照らし出されて物語は始まった。俳優たちは「タック タック チック タック」と時計が時を刻むような擬音語を口にしたのを皮切りに、「たこ焼き」「パチンコセンター」「上町台地が岬のように海に浮かんでいるだけ……」といった言葉をラップ調や独特のリズムに乗せて発していった。一見脈絡のない切れ切れの言葉。だが、物語が進むとそれは大阪の街でいま目にしているもの、もしくは太古以来の大阪の姿が語られていることが分かってきた。
出演俳優32人は全員、顔を白粉(おしろい)で塗るという維新派おなじみのメイクで登場。時に舞台の前面と奥手に、時に左右の高層建築のセット際に別れて同時多発的に手を上げ下げしながら首を振ったり、中腰になって歩を進めたりと機械仕掛けのようなしぐさを繰り返した。照明は大部分のシーンで白色を用いているが、同じ白色でも蛍光灯のような色合いや裸電球の色合いを使い分け、シーンや場面ごとに違った彩りを生み出した。そして、舞台セットが白一色で組まれているからこそ、壁や床に映る俳優の影や俳優が手にした窓枠などの小道具のシルエットが印象的。特に、青色の照明の用い方は絶妙で、真ん中をくりぬいた青色の枠を作り出し、その枠内で白のセットを背景に女優たちが自分たちの影を伴いながら機械的なしぐさを繰り返すシーンの青と白と黒のコントラストは抜群だった。
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>>1063
http://www.nikkei.com/article/DGXBZO43822890X10C12A7000001/?df=2
そうこうするうちに舞台にイスが整然と並べられて映画館のシーンに転換、映写機の音に続いて大阪の地名、歴史、人々の営みの一場面を断片的に語る音声が流された。恐らく大阪という街が計画的に作り上げられたというよりは自己増殖的に肥大してできたことや、朝鮮半島や沖縄・九州・四国など様々な地域から来訪した人々によって形成されていることを語ろうとしたのだろう。ここに至って途中に挟み込まれた男優たちがキャッチボールをするシーンの意味が、人から人への記憶の受け渡しの比喩のように思えてきた。
今回の舞台は明確なストーリーをもとに展開する芝居ではなく、シーンごとの音響と視覚的な印象を楽しみながら観客がそれぞれに解釈すべきなのだろう。そうした意味で極めて絵画的な色彩の強い舞台だ。とはいえ、松本が訴えんとしたことは確実に舞台に現れていた。それは大阪の街は影の部分も含めて語られるべきありで、見慣れた見飽きた風景と思われる中に実は街の記憶が眠っており、その記憶に目を向けると街の違った姿が見えてくるということだ。
(編集委員 小橋弘之)
神戸市のデザイン・クリエイティブセンター神戸(旧神戸生糸検査所)で7月29日まで。
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生存を掛けて死に物狂いの取り組みが始まったようです。
どうも多くの日本人は「文化」というと『高貴で、優雅で、競争とは無縁で、穏やかで、清らかなで、涼やかなもの』と思っている。
だから補助金を出すのが当然、文化への補助金をカットするなどとんでもない、となる。
冗談じゃない。
「文化」とは『激情で、苦しみで、凄まじい生存競争で、葛藤で、泥臭く、惨めで、熱いもの』です。
毎年、決まった補助金を受け取って、ノンビリとやるものではない。優雅にやるものではない。
些か、ノンビリとしていた文楽が、その本来持っていた荒々しさ、逞しさを取り戻すなら、補助金カット騒動は大いに意味があるのです。
あともう一つ。
こういう文化行政が問題になるとメディアは「文化を大事にしろ」と大合唱するのですが、ではあなた達自身はどうですか
もう何年もほぼ毎日、大阪のニュースをチェックしている私ですが、文楽の公演が前日にニュースになったのを目にしたのは、これが初めてです。
もう少し在阪のメディアは『文化を大事』にした方がいいですね。
あなた方が取り上げると多くの人に知ってもらえるわけで、それが集客数にも直結しますのでね。
■文楽演者が公演PR
http://www.mbs.jp/news/kansaiflash_GE120720000100591132.shtml
大阪市の橋下市長が文楽協会への補助金凍結を表明する中、文楽の演者らが夏の特別公演に向けPRを行いました。
JR大阪駅におよそ20人の文楽の演者らが人形を手に集まりました。
21日から始まる特別公演のPRイベントです。
文楽協会の補助金削減に関する意見交換をめぐっては橋下市長と文楽側で対立。
橋下市長は「公開で応じない場合は補助金全額を凍結する」としています。
「いろんな問題があるが、いいきっかけになって文楽を宣伝できれば」(文楽の演者)
夏の特別公演は来月7日まで開催される予定です。
(07/20 00:24)
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お時間がある方は是非、足を運ばれて下さい。あなたを伝統芸能の素晴らしい世界へお連れします。
※参考資料
国立文楽劇場
http://www.ntj.jac.go.jp/bunraku/
伝統芸能文楽あすから大阪公演
http://www.nhk.or.jp/lnews/osaka/2003509701.html
大阪の伝統芸能・文楽の運営団体に対する補助金の見直しが進められる中、21日から始まる文楽の公演で人気の演目である「曾根崎心中」が5年ぶりに上演されることになり、舞台の通し稽古が行われました。
21日からの公演では文楽の演目の中で最も人気の高い作品の1つである近松門左衛門作の「曾根崎心中」が大阪では5年ぶりに上演されます。
「曾根崎心中」は醤油屋の手代・徳兵衛と新地の遊女・お初の悲恋を描いた物語で、今回はお初の人形を人間国宝の吉田簑助さんが徳兵衛の人形を桐竹勘十郎さんが遣います。
文楽は浄瑠璃語りと三味線弾き、それに人形遣いの三者が一体となった伝統芸能でユネスコの「世界無形文化遺産」に選ばれていますが大阪市の橋下市長が、補助金を支給する前提として、文楽協会に対し、観客を増やすための取り組みを進めるよう求めています。
人形遣いの桐竹勘十郎さんは「文楽にとっては、いま、いろんな意味で大変な時期ですが、1人でも多くの方に公演を見に来ていただいて、文楽のおもしろさを見たり、聞いたり、肌で感じていただきたい」と話しています。
文楽の夏休み特別公演は大阪・中央区の国立文楽劇場で、21日から来月7日まで行われる予定です。
07月20日 20時06分
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「三枝」封印!6代桂文枝「晴れ晴れと」
http://www.nikkansports.com/entertainment/news/p-et-tp0-20120717-984586.html
6代桂文枝襲名披露興行が16日、大阪・なんばグランド花月でスタートし、三枝改め6代桂文枝(69)が誕生した。新・文枝の初公演は三枝作「さよならサニー」。228本目の創作落語のネタ下ろしが、6代文枝の第1歩となった。上方の爆笑王、桂枝雀さん(享年59)に対抗すべく、創作の道を歩んできた6代文枝は、襲名しても失敗を恐れず三枝流を貫く。69歳の誕生日から始まった興行は、海外も含め1年半をかけて全国約100公演を行う。
肩の荷が下りたような笑顔で言った。「晴れ晴れと文枝になったなあと」。
約1年かけて、襲名へ向けての準備を進めてきた。当初は、時代の区切りを象徴する意味も込め、95年に作った「神様の御臨終」を演じるつもりだった。しかし、1カ月前のこと。真由美夫人が「どうせなら新しいのやったらええやん」と言い出した。
父親を生後11カ月で亡くし、母親が旅館に住み込んで育てくれた。女性のたくましさ、優しさを身をもって感じてきた。文枝にとって夫人は妻であり母でもあった。ハッパに応えるべく「30日あったんで10日ずつに分け、まずはネタ作って、練習して、仕上げた」。大名跡を継ぐ襲名興行の初日。新作を演じたのは「新しい文枝を切り開く」決意の表れだ。
それでも、日々緊張感を強めた。そんな文枝に夫人は痛烈な一撃を加えた。「気楽に2年半ほど(文枝で)やって、しんどかったら、三枝に戻ったらええやん」。拍子抜けする激励に、緊張感を楽しむ余裕が生まれた。
その文枝初高座。舞台を降りると、待っていた夫人は「まあ、あんなもんやろ」。文枝はただ苦笑いするしかなかった。
文枝になったとはいえ、三枝時代と変わりはない。おなじみの「いらっしゃーい」も「やって言われたらやる」と言い、「『新婚さんいらっしゃい!』でもこける」。
枝雀さんと別の道で大成しようと古典を離れて進んだ創作落語の道。既に228本作っているネタは、将来的に300本を目標にする。「三枝がプロデューサーに回るというか、三枝がパワーアップした文枝になりたい」と決意表明した。【村上久美子】
◆桂文枝(かつら・ぶんし)本名・河村静也。1943年(昭18)7月16日、大阪府生まれ。66年に桂小文枝(5代目文枝)に入門。ラジオ「歌え! MBSヤングタウン」やテレビ「ヤングおー!おー!」などで人気者に。72年に真由美夫人と結婚。1男1女をもうける。03年に上方落語協会会長就任。06年に紫綬褒章を受章、07年に菊池寛賞などを受賞。血液型O。
[2012年7月17日7時27分 紙面から]
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■節電キャンペーン 国立民族学博物館 きょうから無料に
http://www.mbs.jp/news/kansaiflash_GE120721121900591614.shtml
家庭の外出を促して節電につなげてもらおうと、大阪の国立民族学博物館では21日から観覧料を無料にしています。
国立民族学博物館では、21日から観覧料が無料になっています。
これは、大阪府が「節電キャンペーン」として行っているもので、家族そろっての外出を促し、エアコンの使用など家庭での電力消費を減らすのが狙いです。
Q.無料は知っていた?
「偶然です。ラッキーという感じ。昼間は暑いから、ゆっくりいろいろ見ながら過ごせるのはありがたい」(来場者)
大阪府ではほかの施設でも入場料金の割引や無料開放を行っていて、府のホームページで確認することができます。
(07/21 13:01)
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「コスモス国際賞」にアリ研究のウィルソン博士
2012.7.23 20:26
http://sankei.jp.msn.com/west/west_life/news/120723/wlf12072320370017-n1.htm
国際花と緑の博覧会記念協会(大阪市)は23日、自然と人間の共生に貢献した研究者に贈る花の万博記念「コスモス国際賞」の今年の受賞者に、米ハーバード大名誉教授のエドワード・オズボーン・ウィルソン博士(83)を選んだと発表した。
アリの生態や行動の研究を通して社会生物学という新しい学問を創始したことに加え、生物多様性を訴える活動などが評価された。
授賞式は10月29日に大阪市内で行われ、賞状のほか副賞4千万円が贈られる。
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「南部ストリート」誕生 大学の新たな顔に
2012年7月23日
http://www.nnn.co.jp/dainichi/news/120723/20120723027.html
大阪市住吉区の大阪市立大学構内に、ノーベル物理学賞受賞者の南部陽一郎・同大特別栄誉教授の名前を冠した通りが誕生した。市民団体の尽力で大学の最寄り駅に「開かずの踏切」対策となる改札口ができたのを機に、新改札と構内をスムーズに移動できるようにと大学が整備。市民運動が新たな展開へとつながっている。
これまで大学に隣接するJR杉本町駅には、大学と反対側の西側にしか改札がなく、多くの利用者は遮断時間が1時間に最大40分程度の「開かずの踏切」の通行を強いられていた。2007年に一部の大学関係者が東側の改札設置運動を大阪市やJR西日本に対して開始。地域住民や障害者団体らとともに市民団体を立ち上げて展開し、今年3月にようやく新設された。
ただ、新改札口から大学構内までには歩道幅2メートル程度の市道を歩く必要があったため、混雑の解消やバリアフリーの観点なども踏まえて大学側が新通路を計画。4〜6月に工事を行い、改札を出てすぐのところに北西門、そこから幅12〜14メートル、長さ110メートルの通りを新設した。
高さ9メートルを超えるクスノキ並木を生かしつつ、国の登録有形文化財の校舎「1号館」の趣向を門のデザインに取り入れたり、周りの建物に調和するようグレーや茶色を交ぜたれんがで道を造るなど細部にこだわったという。
大学にとっての励みにしようと、南部特別栄誉教授の承諾を得て「南部ストリート」と命名し、顕彰プレートなども設置。門の名称は、学生や教職員から寄せられたものの中から選ぶという。
工学部の大学院生(22)は「広い道で歩きやすく安全になった。おしゃれなのもいい」と笑顔。市民団体「JR杉本町駅東口設置推進の会」代表を務めた村田惠三・同大教授は「今回の通路は、大学の教職員有志、地元、障害者団体が一丸となって関係機関を動かし、駅に東口が設置されたことを受けた大学の対応」と語っていた。
大学一帯をめぐっては、理系学舎の建て替えやそれに伴う緑化構想が進むほか、関係機関の連携で駅東側の南北通路の整備も行われる。景観や利便性の向上が図られる予定で、同大は「南部ストリートを大学の新たな顔にしていければ」と思いを込めている。
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大阪、節電・夏の陣――ここまで来た使った電力の「見える化」と「見せる化」
http://www.itmedia.co.jp/enterprise/articles/1207/24/news010.html
今年も全国各地で節電が呼び掛けられている。無理なく取り組むには、まず実際の使用電力を知ることから始めるのがポイント。大阪大学が2010年から進める電力可視化の取り組み「CMCグリーンITプロジェクト」の現状を取材した。
猛暑の夏が本格的にスタートした日本列島。震災や原発事故をきっかけにひっ迫する電力事情から、昨年は東京電力管内で15%、今年は関西電力管内で10%の節電目標が掲げられた。節電では使用頻度の少ない電気機器をオフにするといったことが身近だが、実際にどれだけの効果があるのかが分からないと、続けていくのはひと苦労だ。無理な節電はかえって負担にもなる。節電の成果を数字で知ることができれば、無理のない節電を継続できるかもしれない。
大阪大学(阪大)のサイバーメディアセンター(CMC)は、2010年から大学で消費するエネルギー量の可視化を目指す実証実験「CMCグリーンITプロジェクト」を日本マイクロソフトと共同で進めている。無理のない節電行動を促すためには何ができるか――CMCの中核拠点であり、実証実験が行われている豊中キャンパス(大阪府豊中市)を訪ねた。
CMCグリーンITプロジェクトは元々、マイクロソフトの社会貢献施策の一環としてスタート。ITをどう社会に役立てていくかというテーマの1つにグリーンITが挙がり、さまざまな事業所の中で電力消費に起因する二酸化炭素の排出が非常に多いのが大学であったため、大学での電力消費の“見える化”が採択された。その実証実験をCMC情報メディア教育研究部門の竹村治雄教授の研究室と行っている。
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>>1071
画一的な節電が難しい大学の研究室 CMCグリーンITプロジェクトの舞台となる豊中教育研究棟 実証実験の舞台であるCMCの豊中教育研究棟は、阪大における情報システムの中枢の一つ。建物は地下1階、地上7階建て。学生の情報処理教育や国際言語学習のためのシステム、計算機工学などの研究設備があるほか、阪大のスーパーコンピュータシステムの運用拠点でもあり、キャンパス内では最も電力を使用する施設だ。
政府などが掲げる節電目標は、社会インフラを担う施設を除いて、原則的には事業所や一般家庭など大きな枠での実施が呼び掛けられている。節電の取り組みは個々の事情を考慮しながらも、組織全体としては目標を達成すべきというのが世情だろう。
CMCグリーンITプロジェクトを担当する情報メディア教育研究部門の間下以大助教は、「大学の研究室は中小企業みたいなもの。先生の研究テーマによって電力事情は大きく異なるので、画一的に節電を求めるのは難しい」と話す。
例えば、コンピュータシステムの研究では多数のサーバを稼働させる必要があるため、節電を理由に全てのサーバや冷却用のエアコンを停止させるのは難しい。研究で使用される機器の消費電力もさまざま。大学などの研究機関には加速器のような大電力を必要とする機器やシステムが多数存在するなどの特殊な事情がある。
また立場によって、「環境に貢献したい」「電気代を抑えたい」と協力する人もいれば、「協力したいけど、もう限界……」「興味ない」と節電に対する意識もさまざまだ。
このため実証実験は、「計測」「分析(見える化)」「共有(見せる化)」「意識・行動パターン分析」「削減アクション」の5つのプロセスで進められている。まず電力消費の実態を把握する。蓄積した電力消費のデータから実際の使われ方を分析する。その情報を関係者と共有することで節電意識への影響を探る。節電意識が実際の節電行動につながるかを検証する――最終的には無理のない最適な節電行動パターンを明らかにするのがゴールだという。
http://www.itmedia.co.jp/enterprise/articles/1207/24/news010_2.html
最初のプロセス「計測」は消費電力の把握だ。実証実験では豊中教育研究棟の各フロアにある主分電盤に、エコパワーメータや多回路エネルギーモニターを取り付け、計測したデータをLAN経由でデータベースに蓄積する。計測ポイントは全部で90カ所。計測範囲はフロアごとに異なるが、学生の情報教育や語学教育の教室があるフロアでは概ね教室単位でデータを収集できるよう3〜4カ所、電力消費量の多いマシンルームがあるフロアは17カ所、竹村教授の研究室などがある5階には最多の45カ所、その他の研究室がある6、7階には4〜5カ所ある。
計測は10分ごとに行われ、1日当たりの計測データは約13万件になる。実証実験は2010年12月に始まり、現在まで数千万件のデータを蓄積している。
「分析(見える化)」のプロセスでは、この蓄積したデータを竹村教授や研究室のメンバーが分析し、グラフを使って時間帯別、日時、月次、年次、フロア別、研究室別、照明器具や空調など主要機器別といったいろいろな指標で使用電力量を比較できるようにした。
現在は「共有(見せる化)」のプロセスをほぼ終えたところ。使用電力量や比較結果などのグラフに、節電のワンポイントアドバイスやメッセージ、クイズといったコンテンツを組み合わせて、CMC内のポータルサイトと豊中教育研究棟内に設置したデジタルサイネージに情報を配信している。研究室に所属する学生がWindowsガジェットも作成し、PCのデスクトップ上で電力の最新の使用状況いつでも確認できるようにした。
節電情報の提供は、「プル型(ポータルサイト)」と「プッシュ型(デジタルサイネージやデスクトップガジェット)」とに分けて行うことで、CMCを利用する人々の節電意識にどう影響するかを調べる。プル型は詳しい情報を提供できるが、利用者にアクセスしてもらう必要がある。プッシュ型は利用者にアクセスしてもらうという手間が無い半面、提供できる情報が限られたり、シーンによっては利用者の作業を妨げてしまったりする点が課題。
「プッシュ型の取り組みで一定時間ごとにメールを配信することも試みましたが、あまりに大量のメールが届いてほかの作業ができなくなってしまい、仕方なく断念しました」(間下氏)と、苦労した点も少なくなかったようだ。
竹村教授の研究室では昨年と今年に、CMCの利用者へこうした情報提供手段の利用状況や節電に対する意識についてアンケート調査を行った。
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>>1071、>>1072
http://www.itmedia.co.jp/enterprise/articles/1207/24/news010_3.html
2011年のアンケート調査ではポータルサイトの利用状況と意識や行動の変化について尋ねた。
まずアクセス頻度は、53%が「一度だけ見た」、9%が「一度も見ていない」だった。頻度が高い「月に一度程度」(29%)や「週一度程度」(9%)にとどまった。職員や教員に比べて学生のアクセス頻度が低い傾向にあることも分かった。
2012年のアンケートではポータルサイトとデスクトップガジェットの効果などを調べている。使いやすさの点では「ガジェットの方が使いやすい」「どちらかと言えばガジェット」を合わせて74%。情報の取得のしやすさの点では79%がガジェット、どちらを使いたいかという点でも89%がガジェットを挙げ、プッシュ型の情報に軍配が上がった。
節電意識を維持できるか(5段階評価)では「4」および「5」の回答がポータルサイトで6%、デスクトップガジェットで43%、デジタルサイネージで53%に上り、ここでもプッシュ型の情報が優位だった。
「東日本大震災のことを考慮しても、節電に対する意識は変わったようです。プッシュ型の情報提供が有効であることも分かりました。しかし、行動にまで移せるようになった人は少ない状況でした」と間下氏。今後のプロセス(「意識・行動パターン分析」や「削減アクション」)に向けては、「もっと多くのデータを蓄積する必要があると考えています。情報提供についても、もっと良い方法を検討していきたい」と話している。
なお、阪大ではCMCグリーンITプロジェクトをきっかけに、全学規模で電力消費を“見える化”する取り組みを2011年4月に始めた。こちらは大学の環境エネルギー管理部が中心となり、キャンパス内の施設ごとに使用電力を計測。CMCと連携して、例えば学部間での使用電力の違いやキャンパス間での違いなどの情報を学内ポータルで公開している。
竹村教授によれば、CMCグリーンITプロジェクトのような研究は東京大学や京都大学、静岡大学、海外ではカリフォルニア大学サンディエゴ校などでも実施されており、電力消費の削減に向けた研究は世界規模で広がりつつあるという。
企業での“見える化”活動
節電への取り組みは企業にも求められている。CMCグリーンITプロジェクトに参加する日本マイクロソフトでも震災以前から節電を進めてきたといい、2011年に移転した東京・品川の本社オフィスでは阪大で構築したのとほぼ同様のシステムで、使用電力の可視化と節電への取り組みを行っている。
企業向けには数多くの電力可視化ソリューションがITベンダーなどから提供されているが、気になるのは投資対効果の点。企業にとって節電は社会的責任という観点もあるが、電力コストの削減という直接的な効果も無視できない。
マイクロソフト側でCMCグリーンITプロジェクトを担当するエンタープライズマーケティング本部 第三グループ 担当部長の熊野和久氏によれば、オフィスのフロア単位で使用電力を可視化する最小構成のシステムなら、投資コストは200〜300万円ほど。「企業は大学に比べて全社一律の節電アクションが取りやすいので、電力の削減効果は平均でも2〜3割になります。年間に支払う電気料金が多い企業なら、1年以内に投資コストを回収できるでしょう」(熊野氏)
マイクロソフトはIT機器の節電を支援するソフトウェアを無償提供している。計測センサーなどを別途購入する必要はあるものの、電力の“見える化”に必要な投資コストを抑えられるようにすることで、節電を支援したいという。
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大阪松竹座七月大歌舞伎 又五郎・歌昇襲名の掉尾、吉右衛門・仁左衛門ら奮闘
2012/7/26 6:30
http://www.nikkei.com/article/DGXBZO44087380U2A720C1000001/
三代目中村又五郎と四代目中村歌昇の親子襲名披露。その掉尾(とうび)を飾る大阪松竹座の七月大歌舞伎は播磨屋一門を束ねる中村吉右衛門をはじめ、上方の片岡仁左衛門らが花を添えて大阪らしい襲名披露の舞台を届けた。
昼の部は「双蝶々曲輪日記(ふたつちょうちょうくるわにっき)」の「引窓(ひきまど)」で幕開け。中秋の名月の前夜、大坂で殺人を犯した力士の濡髪長五郎(片岡我当)が逃亡の途中に訪ねた京都・石清水八幡宮に近い生家が舞台。母お幸(中村東蔵)らは再会を喜ぶのもつかの間、地元の代官となった義理の息子の南方十次兵衛(中村梅玉)から長五郎がお尋ね者となっていることを知る。母と子、そして義理の子の情愛が激しく揺れ動く場面だ。
地元が舞台とあって関西での上演は多く、一昨年7月の松竹座、昨年9月の大阪・新歌舞伎座、11月の永楽館(兵庫県豊岡市)と、最近3年間で4回目となる人気演目。また母お幸は先代又五郎の当たり役の一つだった。かつて共演している我当は「慈愛に満ちた素晴らしいお幸だった」と振り返る。
続いては又五郎の襲名披露演目となる狂言舞踊の「棒しばり」。主の大名(中村錦之助)の留守中にいつも酒を盗み飲んでいる次郎冠者(又五郎)と太郎冠者(市川染五郎)だが、ある日、外出する大名が用心のため2人を棒などで縛り上げてしまう。それでもあの手この手で器用に酒を酌み交わした揚げ句に「ひとしお酒がうまいようでごじゃる」とご満悦。帰ってきて怒る大名に棒術をまねて逃げ去るという痛快さで客席を沸かせる。襲名演目に舞踊作品の多い又五郎は「亡くなった中村富十郎さんに教えてもらった。(能・狂言を題材にした)松羽目物らしく、品格を保って勤めたい」と話す。
そして昼の終幕は仁左衛門と吉右衛門が顔を合わせた「江戸絵両国八景 荒川の佐吉」。真山青果の脚本で、大工の棟梁(とうりょう)からやくざの子分になった佐吉(仁左衛門)の忠義と親心、男の友情を描いた世話物だ。「棟梁がその立場を捨ててやくざの子分になるが、なかなか板に付かない面がある。そこが芝居の面白み。子育てというテーマもあり、娯楽作品として良くできている」(仁左衛門)。約2時間で4幕8場とテンポの良い構成。「分かりやすく、泣けて、気持ちの良い作品だが、体力的には疲れる。いつまでもやれる役ではない。舞台は一期一会。これで最後になるのかなという意気込みで臨んでいる」(同)。
夜の部は吉右衛門が主演する「義経千本桜 渡海屋(とかいや)・大物浦(だいもつがうら)」から。源義経一行に追いつめられた平知盛(吉右衛門)が碇の縄を体に巻き付けて勇壮に海に身を投げるラストシーンが有名な一幕だ。前半は海辺の船宿を舞台に一見のどかに物語が始まるが、そこには武蔵坊弁慶(中村歌六)ら源平の武将たちが身分を隠して出入りしている。その伏線から後半一気に合戦物の世界に舞台が一変する。吉右衛門の知盛は2009年10月の東京・歌舞伎座公演以来。当たり役の一つだが、こちらも「なかなか大変になってきた。最期の落ち方がみっともなくなるといけないので、これで最後かもしれない」と話す。知盛の最期は満身の嘆きとともに背中から海に落ち、両足を上げて岩陰に消えて行った。
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>>1074
http://www.nikkei.com/article/DGXBZO44087380U2A720C1000001/?df=2
続く「襲名披露口上」では座頭の吉右衛門が「ただいま海から上がって戻って参りました」と客席を和ませて口火を切り、又五郎と歌昇を囲んで列座した幹部俳優が襲名の祝辞を述べる。子役時代の思い出や楽屋での横顔が垣間見えるファンには楽しみなひとときとなった。
夜の襲名披露演目は「道行初音旅(みちゆきはつねのたび) 吉野山」。「義経千本桜」の一場面だが、桜が満開の吉野山を舞台にした華やかな舞踊劇として人気がある。又五郎の忠信に中村芝雀の静御前。そして道化役の三枚目、早見藤太に仁左衛門が出演するのが襲名演目ならではだ。仁左衛門は「若い頃にみた中村松若さんの藤太が好きだった。その系統でやる。花道で何とかして時間を稼ごうとする感じなど、面白さを強調できる。関西にいて松若さんの舞台を見ていたのは幸い」と笑う。
終幕は「天衣紛上野初花(くもにまごううえののはつはな) 河内山」。河竹黙阿弥作の長編のうち悪徳僧侶の河内山が暗躍するストーリーで、河内山宗俊の染五郎と松江出雲守の歌昇がともに初役で対決した。歌昇は「これまでやってきたことのない役。しっかり基本を身に付けて演じたい」と意気込む。また襲名について「父(又五郎)や吉右衛門さんの役をいつかやらせていただけるように」と思いを語り、吉右衛門は歌昇に「もっともっとやってもらいたい。早くひとかどの役者になってもらうことが私の役目」と話している。
(大阪・文化担当 小山雄嗣)
7月27日まで。大阪松竹座
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米朝さんアンドロイド 開発の石黒大阪大教授に聞く
http://www.kobe-np.co.jp/news/bunka/0005243402.shtml
人間国宝の落語家、桂米朝さん(86)=姫路市出身、尼崎市在住=そっくりに高座を務める人間型ロボット「米朝アンドロイド」が8月1〜9日、大阪・梅田のブリーゼプラザ小ホールで公開される。開発したのは、世界的なロボット工学者で「アンドロイド演劇」などに取り組んできた大阪大の石黒浩教授(48)ら。上方落語最高峰の芸を機械で再現するという挑戦の意義や苦心した点を聞いた。(金川 篤)
‐アンドロイド製作の企画を聞いて。
「素晴らしいと思った。ここ10年ほど、世界的に文化財のデジタルアーカイブ化が盛んで、日本でも文部科学省が力を入れている。古い美術品や歴史的な建築のデータをコンピューターに取り込み、誰でも閲覧できる仕組みだ。肉眼より詳細に見たり、制作当初の色を再現したりもできる」
「無形の文化財を対象にした動きもある。日本では京都の舞妓(まいこ)の踊りを保存する試みがあったと聞くが、問題は2次元のディスプレーでは魅力が伝わらないこと。人間国宝の芸、生々しい人間らしさや迫力は、アンドロイドで保存する方が後世に伝承できるはずだ」
‐だが、前例がない。
「米朝さんのDVDやテレビ映像を参考資料にしたが、どの時点を再現するか、悩んだ。弟子であり息子の桂米団治さん(53)と話し合い、大勢の人がテレビなどで親しんだ50〜60歳代の話芸を再現しようと決めた」
「ご本人を機械でスキャンして立体的に採寸し、あらゆる角度から写真を撮った。ただし、今回は約10年前の容姿を再現するので、それらは骨格を作る際の参考にした。今後、人間国宝になりそうな人は、早めにデータを保存する必要があるかもしれない」
‐ハリウッド映画で活躍する特殊メークアーティスト遠藤慎也さん(29)=神戸市中央区=が協力した。
「DVDなどを参考に、容姿を作り上げてくれた。彼は単なる技術者ではなくアーティスト。アンドロイドは、写真の単純なコピーでは本物に似せられない。人間の外見は刻一刻と変化しており、その中から特徴をとらえる必要がある。才能が必要な仕事だ」
‐動きや声はどのように再現したのか。
「米朝さんの映像を見ながら米団治さんに落語を演じてもらい、モーションキャプチャー(体の動きをデジタルデータで記録する技術)でプログラムを組んだ。モノマネ芸人も検討したが、父から直接教えを受け、その芸を受け継ぐ存在である息子の方が適役だと考えた。機械の構造上、激しい動きはできず、時間の制限もあるので『看板の一(ぴん)』など二つのネタに絞った。音声は、米朝さんの声をDVDから録音した」
「私は落語の専門家ではないが、米朝さんは手の動きに特徴があると気づいた。今回のアンドロイドは、左右を交互に見ながら話す『上下(かみしも)』など、落語特有の動作もきちんと踏まえている」
‐そこで完成?
「難しいのはそこから。モーションキャプチャーで組んだプログラムのままだと、とてもぎこちなくなる。目の動きまでは再現できない上、特定の部分が動きにくいといった機械の“癖”が出るからだ。そうした点を、映像を参考に一つ一つ修正し、細部を詰めてきた」
‐米朝さんの芸をつぶさに見て感じたことは。
「滋賀県出身なので、落語家イコール(上方のトップである)米朝さん、という環境で育った。上品なたたずまいや人間国宝の芸を再現する仕事ができて光栄だ」
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前へ出よう。とにかく前へ。
動こう、とにかく。動かなければ何も始まらない。
必死になって前へ出て、動くからこそ届くものがあり、見えるものがある。
かつての文楽は、もっと必死だった、もっとアグレッシブだったのですから。
天神祭で文楽の夏休み公演PR 技芸員らが技を披露
2012.7.25 20:40
http://sankei.jp.msn.com/west/west_life/news/120725/wlf12072520440009-n1.htm
大阪市の橋下徹市長による文楽協会への補助金凍結問題で揺れる文楽の技芸員らが25日、天神祭でにぎわう道頓堀(大阪市中央区)で国立文楽劇場で開催中の夏休み公演をPRした。
人形遣いの豊松清十郎さん(53)が、現在、上演中の「西遊記」の主人公、孫悟空の人形を遣いながら練り歩き、道行く人々の興味を引いていた。
その後、恒例の「文楽船」を仕立てて天神祭の船渡御に参加。文楽の技芸員らが浴衣姿で乗船し、船上でにぎやかに五穀豊穣(ごこくほうじょう)を祈る「三番叟(さんばそう)」を上演し、祭りを盛り上げた。
橋下市長は26日夜、国立文楽劇場で、「曽根崎心中」を観劇し、終演後、技芸員らと面会する予定。清十郎さんは「市長にもう一度、見ていただけるのはうれしい。市民のみなさんの応援もありがたく思っています」と話した。
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■大阪で学会 抗がん剤の最新治療を話し合う
http://www.mbs.jp/news/kansaiflash_GE120726164800593376.shtml
抗がん剤の治療にかかわる全国の医師や薬剤師が、最新の情報について話し合う学会が大阪で始まりました。
10周年となる今回は、患者や家族も参加できるプログラムが組まれています。
日本臨床腫瘍学会は抗がん剤治療に取り組む内科の医師たちが中心になって設立された学会で、年々、新しい薬が開発、承認されるがん治療の最新情報を共有するのが狙いです。
10周年を迎える今年は、医療従事者以外の人でも参加できるプログラムが多数組まれていて、初日の26日は公開シンポジウムも行われました。
「一般の市民、患者さんに参加して頂いて、一緒にふれあう場、意見交換をする場をセッティングしました」(近畿大学 中川和彦教授)
学会では、がん医療を取り巻く様々な課題について、専門家だけでなく患者や家族も共に考えていきたいとしていて、28日、土曜日の夕方には、大阪・中之島の国際会議場で「がんのチーム医療」という市民公開講座も行われます。
(07/26 19:15)
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関西の「新舞踊」群像
天羽会桐流家元 桐彩華
2012年7月21日
http://www.nnn.co.jp/dainichi/rensai/sinbuyou/120721/20120721092.html
発表会売り上げを市に寄贈
「新舞踊」が熱い。古典舞踊は難解である、との反省に立って、楽しく分かりやすい舞踊を目指す「新舞踊」が生まれて久しい。
歌謡曲や民謡などで誰もが知っている曲に乗って踊る新しい舞踊を支える人々の汗と涙を綴(つづ)る。
そのトップバッターは、豊中市を中心に20教室以上の稽古場を飛び回る、天羽(あもう)会桐(きり)流の家元桐彩華(さいか)である。
6歳で舞踊を習い始め、古典舞踊音羽流の名取になる。1974年、小学2年生の女児だった1人の弟子を取ってから、38年かけて300人以上の一門に膨れ上がった軌跡はズシリと重い。
「踊りの基礎は心です。弟子それぞれを尊重し、人の輪、人との和を大切にしてやってきたことが、よかったのでしょうね」と家元は、これまでを振り返る。
1週間後の28日に豊中市立アクア文化ホールで、10月8日には吹田市のよみうり文化ホールで、それぞれ一門の発表会を開く。10月の分で通算50回を数えるが全てチャリティー公演と銘打ち、売り上げの一部を豊中市に寄贈してきた。
舞踊を社会に還元させたいとする家元の信条の発露だ。だからたくさんの人が寄ってきて天羽会はますます大きくなっていく。毎年1月6日開催の新年会の顔ぶれが多彩なのが、その証拠である。
10月6日には、大阪市の国立文楽劇場大ホールで、二代目家元の襲名披露も予定されている。
このような1年を通じて幾つもの会を柱とし、海外公演やたくさんの教室をこなす。
多忙を極めるが、好きな舞踊に向き合う毎日が「充実していて楽しい」と74歳の年齢を感じさせないエネルギッシュな顔で微笑(ほほえ)んだ。
連絡先は電話06(6853)2691、天羽会へ。
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「大阪の夢二」に脚光 宇崎スミカズと大阪出版文化
2012.7.27 15:36
http://sankei.jp.msn.com/life/news/120727/art12072715400005-n1.htm
http://sankei.jp.msn.com/life/news/120727/art12072715400005-n2.htm
□堺市立文化館与謝野晶子文芸館
◆軽やか「大阪の夢二」に脚光
大正ロマンを感じさせる画風で“大阪の夢二”といわれた宇崎純一(1889〜1954年)を回顧する「宇崎スミカズと華やかな大阪出版文化」が、堺市立文化館与謝野晶子文芸館(同市堺区)で開催中だ。雑誌の表紙絵、絵はがきなどで活躍し大阪の出版文化を彩った、知られざる画家に脚光を当てている。
黒目がちの大きな目に、なよっとした柳腰−。宇崎が描いた絵はがきを前にすると、竹久夢二が描く「夢二式美人」についての常套(じょうとう)句が思い出される。大きく結った黒髪やモダンな着物も夢二風だ。郵便法改正を機に明治に起きた絵はがきブーム。大阪の書店が版元となった、宇崎の絵による絵はがきセット「スミカズカード」は、明治末から毎月、少なくとも92集が出されたという。
夢二は宇崎より5年早い生まれで、夢二の絵はがきも当時人気だった。
夢二に似る宇崎の絵について「時代の好み、様式。大衆向けの美術は夢二風という時代だったのではないか」と同館の林茂郎学芸員はいう。
宇崎は現在の兵庫県小野市生まれ。大阪ミナミの千日前で弟が営む波屋書房を拠点に制作した。同店が出版、若き日の藤沢桓夫らが作品を寄せた文芸誌「辻馬車」にも絵を提供している。主に出版に関する仕事で活躍し、少女雑誌「女学生画報」では叙情あふれる表紙絵を描いた。
その女性像もやはり夢二風だ。しかし同じ様式であるため、宇崎と夢二の違いが際立つ部分もある。
「宇崎の描く人物は、夢二のように物憂げではなく軽やかで優しい」(林学芸員)。同じ柳腰の美人でも表情に愁いはなく、はつらつとした明るさすら感じさせる作品が少なくない。まさに、“大阪の夢二”なのだ。
昭和に入る頃には、宇崎は夢二的な描法を離れ、対象を冷静に見、正統的に描いた絵画を残した。
全約80件の展示品の中には、美術好きに大評判となった絵手本や、大阪の洋画の大家、赤松麟作(りんさく)とのコラボレーション作品などもあり、大阪の出版文化における宇崎のステータスを物語る。今は忘れられた大阪の画家を振り返る好機となっている。9月9日まで。(S)
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特別展「大阪万博とはやぶさ物語」にアストロデザインが4Kで協力
http://www.pronews.jp/news/1207271640.html
アストロデザイン株式会社は、8月18日(土)〜10月21日(日)の期間中に万博記念公園内EXPO'70パビリオン(大阪府吹田市)で開催される特別展「大阪万博とはやぶさ物語」にて4KCG・機材の展示協力を行うと発表した。同社製56インチ4Kモニター4台、4Kレコーダ2台、4KCGの編集を提供する。
会場では、本邦初公開となる最新スペックの「はやぶさ2」ミッションCGを、アストロデザインの4Kモニターで上映。制作には「はやぶさ」のイラストを手掛けたJAXA公式アーティストの池下章裕氏が担当。今回は、この展示に向けた特別書き下ろし作品を予定しているという。実寸大のはやぶさレプリカも展示予定だ。イベントの詳細は以下より。
会 場:万博記念公園内EXPO'70パビリオン
会 期:平成24年8月18日(土)〜10月21日(日)10時〜17時 (入場16時30分まで)
主 催:一般社団法人 関西環境開発センター
共 催:株式会社シティライフNEW
助 成:独立行政法人日本万国博覧会記念機構
後 援:独立行政法人宇宙航空研究開発機構(JAXA)/大阪府/吹田市/大阪府教育委員会/関西テレビ放送株式会社
企画制作:株式会社エムズプランニングオフィス/株式会社クオラス
CG制作:スペースアートクリエイター 池下章裕
協 力:アストロデザイン株式会社 / 伊那市創造館 / NPOたけとよ / 株式会社ビクセン /和歌山大学
公式ホームページ http://hayabusa.citylife-new.com/
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川岸じろう写真展「敗戦の記憶」(ニコンサロンbis大阪)
http://dc.watch.impress.co.jp/docs/news/20120726_549125.html
昭和20年8月15日正午に昭和天皇の玉音放送があり、日本は敗戦国となった。当時作者は8歳で、父親は満州に出征しており、母親は玉音放送を聞いて「これでお父さんが帰ってくる」と涙を浮かべながら言った。
7月ごろから米軍の空襲がはげしくなった。その都度防空壕へ逃げ込んだ。防空頭巾と乾パンと水はいつも枕元に用意してあった。
B29から落とされる焼夷弾で大阪市内は丸焼けになった。この光景は作者の脳裏に焼き付いて離れなかった。
戦後は食糧難で、芋のつるやイナゴを捕って食べた。父親はシベリアから最後の引揚船で帰ってきた。
あれから68年経って、日本は経済成長のもと、平和で豊かな国になったが、戦後生まれの人のなかには、戦争があったことすら知らない現状がある。
作者は、あの戦争を風化してはいけないという思いから戦争遺跡を巡り、写真に記録する旅に出た。広島、長崎、沖縄など激戦地を回り、敗戦の記録を撮影した。
戦争遺跡は敗戦の無言の証明である。これらを通じて今の世代の人たちに戦争の悲惨さを作者は伝えたいと思っている。カラー10点・モノクロ35点 (写真展情報より引用)
名称:川岸じろう写真展「敗戦の記憶」
会場:ニコンサロンbis大阪
住所:大阪市北区梅田2-2-2 ヒルトンプラザウエスト・オフィスタワー13階
会期:2012年8月9日〜2012年8月22日
時間:10時30分〜18時30分(最終日は15時まで)
休館:8月18日、8月19日
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市大の「顔」 住民も笑顔 “開かずの踏切”回避の道 大阪
2012.7.28 02:00
http://sankei.jp.msn.com/region/news/120728/osk12072802000000-n1.htm
■JR新改札→杉本門→南部ストリート
大阪市立大学・杉本キャンパス(大阪市住吉区)の最寄り駅で、“開かずの踏切”が学生や住民らを悩ませてきたJR杉本町駅に新たな改札口が設けられたのに伴い、同キャンパスにもそれにつながる新しい校門と通路が完成した。大学側は、これらを地域に開かれた大学の新しい顔にしようと、大学ゆかりのノーベル物理学者、南部陽一郎・特別栄誉教授にちなんで通路を「南部ストリート」と名付けた。
杉本町駅はかつて東側に改札口があったが、戦後西側に移されたという。しかしキャンパスは駅の東側にあるため、学生たちはラッシュ時には40分以上も遮断機があがらない踏切で待たされる上、踏切事故も多発していた。
事態を重く見た地域住民、障害者団体などに大学教職員有志も協力し、平成19年から東側にも改札口を設けるよう求める運動に取り組んできた。これが実を結び、長年の“悲願”だった東改札口が今年3月に設置された。
これを受けて大学は4月、近くなった改札と大学構内を直結させるルートの整備を始め、れんがを敷き詰めた幅12〜14メートル、長さ110メートルの通路が6月下旬に完成。これを「南部ストリート」と命名した。門については、学内公募でこのほど「杉本門」に決まった。
門と通路の完成で、通学時に学生が車道にまであふれていた問題も解消されたといい、西澤良記学長は「本学に新しい『顔』が生まれた。通路沿いの木陰にベンチなども置いて地元の人にも利用してもらい、地域に開かれた都市の大学としての役割をより一層果たしたい」と話している。
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大阪市大、人工光合成に挑む――産学連携の芽育成(テクノトレンド)
2012/07/27 日経産業新聞
30年に商業利用 技術確立目指す
大阪市立大学が産学連携による「人工光合成」の研究開発事業を独自に立ち上げた。世界各地で国が取り組む大テーマに、地方の公立大が果敢に挑む。2030年にアルコール系燃料の商業生産にメドを付けるのが目標だ。「無謀だ」との指摘があるなか、どう実を結ばせるのか。ある程度の見通しもあるようだ。
杉本キャンパス(大阪市)で6月、新しい研究棟の建設が始まった。3階建てで延べ床面積1500平方メートルと、やや小ぶりながら人工光合成研究の拠点となる。13年3月に完成し、同6月から利用を開始する。
1階に核磁気共鳴装置(NMR)など最先端の分析機器を据え付け、2〜3階に研究室や実験室などを配置する。約8億9000万円の総事業費は大阪市が全額負担した。パナソニック出身で産学連携担当の安本吉雄理事は「研究費を拠出する企業に提供して産学連携の芽を育てていきたい」と抱負を話す。
光合成に関係する研究者がもともと大阪市大にそろっていた。神谷信夫教授は岡山大学の沈建仁教授らとともに光合成たんぱく質の詳細な構造を解明。米サイエンス誌が11年の「10大ブレークスルー」に取り上げた。橋本秀樹教授は太陽光エネルギーを効率よく捕集する材料を、木下勇教授は化学合成に使う触媒を研究し、連携して大学の特色を打ち出せると考えていた。
事業費捻出のため、経済産業省の「技術の橋渡し拠点整備事業」に応募したが落選。うまく平松邦夫・前大阪市長の目に留まり、市の11年度補正予算に盛り込まれた。ところが直後の市長選で橋下徹市長に交代。事業見直しの懸念が取りざたされたが、補正予算は議会で承認され、しぶとく残ってきた経緯があった。
目標は野心的だ。13年度に早速、太陽光を捕集・伝達する色素材料と、光合成を模した酸素と水素を発生させる技術の開発に着手する。これらを組み合わせた人工光合成のための部品をまず試作。並行してメタノールなどアルコール系燃料の合成に必要な新規触媒を開発し、部品と一体化した「ハイブリッド光合成モジュール」を19年度末までに完成させる。次の10年間を使って商業利用に向けた生産技術を確立する。
太陽光を活用し水と二酸化炭素(CO2)から糖と酸素を作り出す光合成は、前世紀から多くの科学者が人工的にまねをしようと、長い間夢見てきた。簡単に実現できないというのが共通認識だ。安本理事は「この計画は無謀ですね、とよく言われた」と苦笑する。
神谷教授は「いつまでも夢の技術にしていてはいけない」と強調する。技術的に難しい問題はたくさんある。例えば、植物や藻類は光合成の中核となる部分を30分ごとに入れ替え、続けて光合成できるようにしている。これに代わる長期の安定動作を可能にする方法があるのか、手探りの状態だ。「それでも30年までに実用化しようと旗を振らないと、技術開発を促せない」(神谷教授)と説く。
大阪市大はノーベル物理学賞を受賞した南部陽一郎博士がかつて在籍するなど理学研究に強みをもつ。そこに工学系の研究者も集めて層を厚くしようと考えている。挑戦的な研究テーマを掲げ支援する姿勢を示さないと、優秀な研究者は大学に来ない。その点、人工光合成は格好のテーマだ。
人工光合成研究を通じて他分野に派生する新技術も期待している。すでに機能性食品を開発する産学連携を推進中。繊維や建材向けの新規素材や化粧品なども有望とみている。優秀な研究者が集まれば、外部の競争的資金も獲得できる。人工光合成を30年までに実現する目標を達成できなくても、この挑戦から得られるものは多いと踏んでいる。
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パナソニック、人工光合成を植物並み高効率に
http://www.nikkei.com/article/DGXNASDD2707P_Y2A720C1MM8000/
日本経済新聞 - 18 時間前
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大阪の涌田さん〝実質1位〟の銀賞 ブルガリアの国際バレエコンクール
2012.7.29 17:47
http://sankei.jp.msn.com/west/west_life/news/120729/wlf12072917530014-n1.htm
ブルガリア東部バルナで開催された世界屈指のバレエコンクール、バルナ国際バレエコンクールで28日、大阪市の涌田美紀さん(21)=女性シニア部門=と福井市の宮川新大(あらた)さん(20)=男性シニア部門=がそれぞれ銀賞(2位)を受賞することが決まった。授賞式は29日。
同コンクールは隔年開催。森下洋子さんが1974年に金賞を受賞し、日本のバレエ水準の高さを世界に知らせるきっかけになった。今回、女性シニア部門の金賞(1位)は該当者なしだった。
涌田さんは米サンノゼ・バレエ団所属で、「受賞は考えず、リラックスして踊ることができた」と話している。宮川さんは福井市の坪田バレエ団に所属し、昨年はロシアの名門、モスクワ音楽劇場バレエ団で活躍した。
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>>1086
こういうところに自治体もお金をだしてあげればいい。
国際大会で活躍した選手を輩出したスクールやクラブや部に。
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日本代表が「金」2「銀」2…国際化学五輪
http://www.yomiuri.co.jp/science/news/20120730-OYT1T01113.htm
文部科学省は30日、米国で開かれた国際化学五輪に参加した日本代表の成績を発表した。
72か国・地域の283人が参加、日本代表4人のうち、副島智大さん(17)(立教池袋高3年=東京都)と山角拓也さん(18)(灘高3年=兵庫県)が金メダル、加藤雄大さん(17)(筑波大付属駒場高3年=東京都)と渋谷亮太さん(18)(大阪教育大付属高天王寺校舎3年)が銀メダルを受賞した。
「金」は参加者の約1割、「銀」は約2割に授与される。副島さんの「金」は2年連続、山角さんは実験試験で1位の成績だった。
(2012年7月30日18時23分 読売新聞)
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植物並みの人工光合成 パナソニックが技術開発
2012.7.30 19:47
http://sankei.jp.msn.com/west/west_economy/news/120730/wec12073019480003-n1.htm
パナソニックは30日、自然の植物とほぼ同じ効率で光合成ができる、人工光合成の新技術を開発したと発表した。太陽光のエネルギーと水を使って二酸化炭素(CO2)を吸収し、有機物をつくり出すもので、人工光合成の効率は世界最高。平成27年度に自動車や発電の燃料として利用できるエタノールを同じ効率で生成することを目指す。
地球温暖化と化石燃料の枯渇を解決する新たな手段と位置付けて開発。発光ダイオード(LED)に使われる光を吸収する半導体を利用し、希少金属の一種を触媒に使用した。従来の技術より効率が約5倍になった。
エタノールはバイオ燃料として利用が進んでいるが、植物から生成するのは栽培や運搬で手間やコストが必要。実用化すれば、エタノールが労力を掛けずに生産できるようになる。
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「ひびきの街」演奏で祝福 大阪市西区
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/osaka/news/20120730-OYT8T00063.htm
大阪市西区の再開発地区「大阪ひびきの街」の誕生を記念し、旧厚生年金会館を改修した「オリックス劇場」と隣接する新町北公園で29日、市民参加のコンサートが開かれた。
音楽家の久石譲さんが特別に作曲した交響曲を、同劇場内で久石さんが指揮し、日本センチュリー交響楽団が演奏。その様子が公園に設置された大型画面に映し出され、公募で集まった市民楽団約500人が演奏に加わった。
本番前に久石さんが市民らの前に姿を現し、「頑張りましょう」と激励。チューバを奏でた市立扇町総合高3年岩田祐佳さん(17)は「難しい曲で一生懸命、練習してきた。世界的な指揮者に会えて感激」と話していた。
同地区は、オリックス不動産が開発。劇場横には地上53階、888戸の超高層マンションが建設される。
(2012年7月30日 読売新聞)
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阪大、文科省の専門人材育成事業で採択
12/07/30
http://www.sanpo-pub.co.jp/topnews/2012/0730013086.html
大阪大学は、このほど文部科学省が行う平成24年度「リサーチ・アドミニストレーター を育成・確保するシステムの整備」 (リサーチ・アドミニストレーションシステムの整備)事業に採択されたと発表した。
同事業は、大学等が研究開発に知見のある人材などを「リサーチ・アドミニストレーター」として活用・育成するとともに、専門性の高い職種として定着を図ることをもって、大学などにおける研究推進体制・機能の充実強化に資することを目的とするもの。
事業期間は3年間で、「世界的研究拠点整備」、「専門分野強化」、「地域貢献・産学官連携強化」の3つの類型で公募が行われ、阪大は「世界的研究拠点整備」事業タイプに応募し、全国4件のうちの1件として採択された。
阪大ではこれまで大型教育研究プロジェクト支援室を設置し、教職(教員と事務職員)協働による研究支援を行うなどリサーチ・アドミニストレーション活動の推進を行ってきたが、本事業の獲得によってさらなる活動の拡大や制度の強化・定着を図っていくとしている。
制度面においては、URA活動の周知・啓発、人材の発掘・育成およびキャリアパスの整備などを行い、実務面においては従来の研究プロジェクト支援にとどまらず、教育プロジェクトや国際対応の支援業務を行っていく方針。
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節電意識を高めるのにデスクトップガジェットが効果
〜大阪大学とマイクロソフトが1年以上に渡る実証実験の成果を発表
http://kaden.watch.impress.co.jp/docs/news/20120730_550046.html
日本マイクロソフトと国立大学法人大阪大学サイバーメディアセンターは、2010年12月にスタートした「大阪大学CMC(サイバーメディアセンター)グリーンITプロジェクト」の実証実験の結果について発表した。
大阪大学CMCグリーンITプロジェクトは、ITを活用し、大学におけるエネルギー消費の可視化に向けた実証実験で、2010年12月1日から、大阪大 学サイバーメディアセンターを対象に、ITを活用した効果的なエネルギーマネジメントに関する研究および検証を行なった。
同実験は、大学施設における節電に関するプロジェクトとして東日本大震災前から開始。当初は約半年間の実験期間だったが、その後の節電に対する関心の高まりを背景に、2012年3月まで期間を延長。その成果を検証した。今後は、大学の節電への取り組みのほかにも、企業や家庭などの節電に対する取り組み提案の1つとして活用される可能性もありそうだ。
プロジェクトでは、地下1階、地上7階の大阪大学サイバーメディアセンターの各フロアの分電盤に、パナソニック製のエコパワーメータを設置。また、実験を推進する同センター長・竹村治雄教授の研究室がある5階フロアに関しては、より詳細に電気使用量を管理できる多回路エネルギーモニタを設置。個別回路ごとの電気使用量を計測した。
計測に関しては、実証実験が開始される2010年9月から実施し、計測ポイントは、同センター全体で85カ所にのぼる。
これらで計測された情報は、ユビテックのUBITEQ GREEN SERVICE(旧BX-Office)で収集。Windows Server 2008 R2およびSQL Server 2008 R2に蓄積、集計されるとともに、SharePoint Server 2010を通じて、ポータルサイトやデジタルサイネージ配信。図表の作成には、Visio Premium 2010やExcel 2010などが用いられている。
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>>1092
今回の実証実験では、こうした見える化、見せる化の活動を通じて、学生や教職員の意識や行動の変化を分析し、今後の消費電力の削減の取り組みに生かすという狙いもある。
一般的に大学組織は、企業や住宅に比べてCO2排出量が高いといわれている。大阪大学では、CO2排出量の78%が空調、照明、コンピュータなどの電力消費に起因したものであり、とくに理工系の研究室では、実験設備などに電力を消費するといったことが多いという。また、教育機関においては、もともと電力消費削減に対する意識が低いという指摘もあるように、省エネ化への取り組みが遅れていた背景もあった。
そうした観点からも、ITを活用して可視化した電力消費データを共有することで、電力消費に対する意識を向上させ、大学における効果的なエネルギーマネジメントの実現に寄与するといった狙いもあった。
大阪大学サイバーメディアセンター情報メディア教育研究部門・間下以大助教は、「サイバーメディアセンターは、文系および理系の5つの研究室が入り、教室のほかにも、サーバールームや事務室を持つなど、大学の『縮図』として捉えるには最適な環境だった。電力消費を、照明、空調といった物理的な属性と、研究室ごとの動きや行動時間帯などのユーザー属性に合わせて、柔軟に可視化できる情報システムを構築することで、サイバーメディアセンターの教員、職員、学生が、電力消費の状況をポータルサイトやデジタルサイネージなどを通じて共有するようにしている」と語る。
今回の実験では、可視化のパターンとして、ポータルサイトの閲覧をユーザーの自主性に任せた場合や、デジタルサイネージによって電力消費量を公共の場に掲示した場合、個人のPCに常に表示できるガジェットを通じて、積極的に消費電力の削減を訴えた場合などについて、電力削減効果の検証を比較分析している。
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>>1092、>>1093
これによると、第1次の調査結果として、2011年7月に実施したアンケートでは、34人が回答。ポータルサイトを閲覧した利用者のうち、5割が省エネを意識するようになったとしたものの、実際に行動に移した人は約3割に留まったことがわかった。
また、ポータイルサイトへのアクセスは、一度だけ見たという人が53%、月一度が29%、週一度が9%と少ないことも浮き彫りになった。
「アンケートに回答した人自身が節電意識が高いということを考慮すれば、全体では節電行動に移した人は2割程度に留まっているのではないか」としている。
一方で、2012年1月に実施した第2次調査では、デスクトップ上で利用できるガジェットと、ポータルサイトの利用による、省エネに対する意識の違いについて調査した。
これによると、使いやすさでは「ガジェットの方が使いやすい」とした回答者が62%、「どちらかといえばガジェットの方が使いやすい」の回答が12%と、約3分の2がガジェットを評価。また、情報の取得のしやすさでは「ガジェットの方がよい」が78%、「どちらかといえばガジェットの方がよい」という回答が11%と、ほとんどの回答者がガジェットを選んだ。
さらに節電意識の維持についての調査では、ポータルサイトでは維持できたとした回答者は6%だったのに対して、デスクトップガジェットでは43%、デジタルサイネージでは53%が維持できたと回答しており、「ポータルサイトは多くの情報を提供できるものの、節電意識を高めるという点では、ガジェットやサイネージといったプッシュ型の情報提供手段の方が効果につながる」との結論を導き出した。
また、学生よりは、教職員の意識の方が高いという結果も浮き彫りになった。
だが、その一方で、「今回の実証実験では、途中で東日本大震災が発生し、原発が停止することでの節電意識が世の中全体で高まったという背景もあり、単純に情報共有による成果とは言い切れない部分もある。今後も継続的に実証実験を継続し、検証していくことが必要であろう」としている。
なお、日本マイクロソフトでは、この仕組みを東京・品川の本社ビルで活用しているほか、ユビテックと日本マイクロソフトとの協業により、「電力消費可視化ソリューション」として、2011年4月から販売しているという実績もある。
また、大阪大学サイバーメディアセンターでは、今後、得られたノウハウの大阪大学学内での活用を推進するとともに、他の大学や企業で展開することを目的に、シンポジウムやセミナーなどを通じて普及活動を行なっていくほか、「研究室単位での実験成果は、中小規模の事業所や家庭などへの一部応用といったことも考えられる。さらに継続的に実験を続け、さらに、節電意識の変化を捉えていきたい」などとしている。
意識・行動パターンの分析や電力削減アクションへとつなげることを狙っており、「電力消費の傾向と行動パターンから、各ユーザーにとって、もっとも効果的な削減方法を提示していく考え」だ。
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ナカシマメディカルと阪大、次世代型インプラント開発−溝に沿い骨成長しやすく
http://www.nikkan.co.jp/news/nkx1020120727eaab.html
ナカシマメディカル(岡山市東区、中島義雄社長、086・279・6278)は、大阪大学大学院工学研究科の中野貴由教授と同大学院医学系研究科の吉川秀樹教授らと共同で、健全な骨の再現を促進する機能を持つインプラントを開発した。
インプラント側面につけた溝に沿って骨が成長する仕組み。回復に伴い、骨の主成分となるアパタイトとコラーゲンが“やぐら”を組めるような配向性(並ぶ方向)を持たせた。薬事申請が承認され次第、来春をめどに本格販売に入る計画だ。
骨の再生には適度な負荷を与えることが必要になる。ただ、アパタイトとコラーゲンの配向性は体内の応力と関係が深いため、回復途上にある骨の配向性がインプラントにうまく絡み合わないと、骨とインプラントの間にすき間が生じてしまう。とくに骨盤と下腿(かたい)骨を連結する役目を果たす大腿(だいたい)骨は、成長を促進するインプラントが必要になる。
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>>1090
>「ひびきの街」演奏で祝福 大阪市西区
>http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/osaka/news/20120730-OYT8T00063.htm
>
> 大阪市西区の再開発地区「大阪ひびきの街」の誕生を記念し、旧厚生年金会館を改修した「オリックス劇場」と隣接する新町北公園で29日、市民参加のコンサートが開かれた。
>
> 音楽家の久石譲さんが特別に作曲した交響曲を、同劇場内で久石さんが指揮し、日本センチュリー交響楽団が演奏。その様子が公園に設置された大型画面に映し出され、公募で集まった市民楽団約500人が演奏に加わった。
この日本センチュリー交響楽団というのは、以前大阪センチュリー交響楽団だったところ
頑張っている様ですね
あと、この"街"が成功したらオリックスさんには次もお願いしたいです
次は「かなでの街」かな? (「こだまの街」は勘弁で)
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大阪府内科医会会長に聞く。かかりつけ医って何ですか?
http://news.mynavi.jp/c_career/level1/yoko/2012/08/post_2029.html
最近、「かかりつけ医」という言葉をよく耳にします。何やら「気楽に行けそうな近くの診療所」という響きですが、「意外にどういう存在か知られていない」と言うのは、大阪府内科医会(大阪府下の内科診療所の医師が集まる団体)会長で、糖尿病専門医の福田正博(ふくだ・まさひろ)先生。医療の連携システムなども含め、詳しいお話を伺いました。
■かかりつけ医の紹介だと、大病院での検査や入院の予約が早い
――「かかりつけ医」とは、何をする医師なのでしょうか。
福田先生 「大病院志向」と言って、どんな病気でも大きな病院の方が安心だという風潮があります。しかし大病院では、「待ち時間があまりに長い」、「いつの間にか担当の医師が変わっていた」、「3時間待って診察は3分だ」などのデメリットも少なくありません。
また大病院とは、より重症の、より専門的な治療を必要とする入院患者さんに対応することが本来の役割ですが、軽症の外来患者さんが多いと業務に支障をきたします。
それをできるだけ解消しようと、現在は国の施策で医療機関の機能分担が進み、「病院は入院診療を受け持ち、外来の診療は診療所が受け持つ。その上で、病院と診療所が連携してネットワークを整える」というシステムができつつあります。
日ごろは近所のかかりつけ医で健康の管理をしてもらい、検査や入院が必要なときは、どの科の専門医に受診するのがよいのか、どの専門病院、総合病院が良いのかが相談でき、紹介してもらえるというわけです。
病院での検査や入院が終了すれば、またかかりつけ医で診療や薬の処方、管理を行います。
――それは便利ですね。何かがあれば、まずは、かかりつけ医に駆け込むことによるメリットはたくさんありそうです。
福田先生 風邪をひいて熱がある、じんましんが出た、胃の不調が続く、不眠症かも? ねんざをしたなど、いろいろな体調不良のときにまず相談できるのがかかりつけ医だと考えてください。
それに、街の開業医であるかかりつけ医は、待ち時間が少ない、医師とのコミュニケーションが成り立ちやすい、過去のいろいろな症状を把握されているなど、患者さんにとって安心、便利な点は多いでしょう。
入院や検査が必要となった場合でも、かかりつけ医からの紹介で大きな病院へ行くほうが、その病院に直接行くよりも早く予約が入る、待ち時間が少ないということも多いようです。
これはよく不思議に思われますが、「医療連携システム」上、連携している診療所からの紹介の場合は、予約の枠が別に設定してあり、通常より早くなることが多いのです。
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>>1097
――かかりつけ医の上手な探し方を教えてください。
福田先生 家族や近所、周囲の人が通っている診療所の評判を聞く、いわゆる口コミ情報で探されるのが一番手軽でよいでしょう。
しかし注意点が一つ、やはり医師と患者さんにも相性というものがありますので、その点は一度訪れてみて、ご自分で確かめることが大切です。
病気でないとき、例えばインフルエンザの予防注射や健康診断などで受診してみるというのもいいでしょう。
ポイントは、その医師が自分にとって話しやすいこと、話を聞いてくれること、丁寧に説明してくれることでしょう。ただし、にこにこと優しいだけでは不十分です。
医師は患者さんのためにならないときは厳しく指導しないといけないこともあります。
ご自分の健康にとって、本質的に良いアドバイスをくれる医師かどうかが重要でしょう。
一方で、かかりつけ医が何でもできるスーパードクターである必要はありません。それよりも、健康管理について何でも相談に乗ってくれる、守備範囲以外の症状を発見した場合はすぐに適切な専門機関を紹介してくれる医師が理想です。
また、大阪府内科医会では、会が市民の皆さまに推薦できる医師を認定する「大阪府内科医会推薦医」の制度を独自に設けていて、ホームページに一覧を掲載しています。そういう活動をしている地域もあると思いますので、インターネットなどを活用し、積極的に情報を探してください。
――ありがとうございました。
体調が悪いなと思ったときは家族や友人に相談しますが、その延長で、健康管理や薬について専門的な相談をすることができる、いざ病気というときに頼りになるのがかかりつけ医のようです。早速探してみてはいかがでしょうか。
監修:福田正博氏。大阪府内科医会会長。医学博士。糖尿病専門医。ふくだ内科クリニック(大阪市淀川区)院長。名医として数々のメディアで紹介され、著書に『糖尿病は「腹やせ」で治せ!』(アスキー新書)、『専門医が教える 糖尿病ウォーキング!』(扶桑社新書)、『専門医が教える5つの法則 「腹やせ」が糖尿病に効く!』(マガジンハウス)、最新刊の『専門医が教える 糖尿病食で健康ダイエット』(アスキー新書)は、一般の人対象のヘルシーダイエットの実践法が分かりやすく述べられていて話題になっている。
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田辺聖子が見た夢(2)ファン垂涎の原点 「十七のころ」生原稿
2012.8.2 16:30
http://sankei.jp.msn.com/west/west_life/news/120802/wlf12080216300012-n1.htm
田辺聖子文学館は大阪樟蔭女子大学小阪キャンパス(大阪府東大阪市)の図書館内に2007(平成19)年にオープンした。
田辺聖子は1944(昭和19)年から1947年まで、同大学の前身・樟蔭女子専門学校国文科に学んだ。文学館は卒業生である田辺の文学的偉業をたたえ作品世界を紹介しよう、と大学創立90周年を記念して作られた。本人から自筆原稿や書籍、愛用品など大量の寄託を受け、一般にも開放された文学館として運営されている。この6月で開館5周年、この間に約5万人の来館者を迎えた。
司馬遼記念館の真向かい
近鉄奈良線河内小阪駅を下りてすぐ。同じ駅の反対側に出ると、司馬遼太郎記念館に通じる。どえらい駅なのだ。
文学館は図書館1階全体を占める充実したスペース。入り口では樟蔭の正門前に立つ若きお聖さんが、等身大パネルの制服姿で出迎えてくれる。樟蔭に入学したのは国文科の評判がよかったことと通学スタイルへのあこがれだった、と書いている。
「樟蔭は船場・島の内の嬢(いと)はんのいく上級学校と思われ、銘仙の着物にグリーンの袴(はかま)。しかもはきものは踵(かかと)の、そう高くない革靴に絹靴下。まるでそのかみの明治女学生といった、優婉(ゆうえん)なおもむき」(『田辺写真館が見た昭和』)。
体を少しななめに構え、しっかりとこちらを見据える姿が初々しい。館内には幼いころの写真や少女時代の手作りの文集や作文など田辺の乙女ワールドがたっぷり。壁面にズラリと並んだ本が壮観だ。自宅の書斎を再現したブース、愛蔵品を集めたコーナーなど、田辺ファン垂涎(すいぜん)の品々も多い。
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>>1099
http://sankei.jp.msn.com/west/west_life/news/120802/wlf12080216300012-n2.htm
見学もそこそこに3階の一室に急いだ。実はこの日、卒業生らで作る「田辺文学を読む会」の月1回の例会なのだが、話題の未発表作品「十七のころ」を同大の中周子教授が解説する特別講演会にもなっているのだ。往年のファンらしい男女合わせて30人が参加。
「十七のころ」は四百字詰め原稿用紙にして24枚ほどの短編小説。文字通り、17歳のころに書かれたものだ。田辺聖子文学館の手で発見され、ことし3月、大阪樟蔭女子大国語国文学会の研究誌「樟蔭国文学」に全文が掲載され、新聞のニュースにもなった。
田辺が少女時代から物語を作り、それを原稿用紙に書いて自分で装丁したり、文集にして友達に読ませたりしていたことはよく知られている。文学館には、しゃれた絵を表紙に施した作品がたくさん並んでいる。小さいころから絵を習っていた田辺の腕は確か。モダンで緻密(ちみつ)。田辺のイメージが変わる。
そんな中にあって、この生原稿が持つ意味について、中教授の解説が興味深かった。中教授は古典が専門だが文学館の副館長を務めており、田辺文学の数少ない研究者でもある。その中教授が「まるで田辺文学の原点を見る思い」という。
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>>1099 、>>1100
http://sankei.jp.msn.com/west/west_life/news/120802/wlf12080216300012-n3.htm
http://sankei.jp.msn.com/west/west_life/news/120802/wlf12080216300012-n4.htm
発見の経緯は、偶然だった。田辺聖子の伊丹市の自宅書庫には、未整理の資料やメモが入った段ボールが山積されている。文学館に寄託されたそれらの資料を整理していたとき、このノートの断片が出てきた。B5判のルーズリーフ5枚の表裏にびっしりとペン書きされた生原稿。「十七のころ」とタイトルも振ってある。
関係者がドキンとしたのはその作品が、すでに存在が知られていたものだったから。
田辺は50歳を迎えるころ、2冊の自伝的作品を発表している。少女時代を回想した『欲しがりません勝つまでは 私の終戦まで』(ポプラ社1977年)、続編ともいえる『しんこ細工の猿や雉』(文芸春秋1978年)。とりわけ『しんこ細工』は樟蔭女専時代から芥川賞受賞まで、作家への歩みをつづった文学的自伝で、田辺文学研究に欠かせない。その中に「十七のころ」が登場する。
「私は女学生のころから、本を書くのを夢みていた」
と本は始まる。それは作家になるという夢でなく、自作の文章にきれいな表紙をつける本ごっこ、著者ごっこに過ぎなかったが、戦後、樟蔭で立ち上げられた文芸部の部長を押しつけられ、機関誌『青い壺』に文章を書くことになる。小説がないと格好がつかないということでそこに短編を書く。それが「十七のころ」。
「17歳の泉という口数の少ない、おとなしい夢みがちな女の子と、俗物の代表のような両親との対比をねらった小説で、それだけのものである」
ところが、学校に残る「青い壺」に掲載されているのは「ゆみ子」という作品。20歳の主人公の淡い恋愛模様を描いた作品だ。
『しんこ細工』はあくまで小説。「十七のころ」は幻の作品と関係者の胸に刻まれていたが「本当にあったのだ」と感激した。
では、この作品のどこが「原点」なのか。
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1位は「郵便配達夫」 ザ・大阪ベストアート展
http://osaka.yomiuri.co.jp/e-news/20120804-OYO1T00557.htm?from=main4
大阪市と大阪府が誇る珠玉の美術コレクションから一般の投票で展示作品を決めるユニークな展覧会、「ザ・大阪ベストアート展」(市、府、読売新聞社主催)の、投票結果が3日発表された。第1位は大阪生まれの洋画家、佐伯祐三の代表作「郵便配達夫」で、得票数の上位作品を中心に来月15日から市立近代美術館(仮称)心斎橋展示室で50点を展示する。
市と府が所蔵する計約1万2000点から100点の候補作を決め、4月下旬から先月末まではがきやネットで投票を受け付けた。1人3点まで選べることから、8371人から2万779票が集まった。
佐伯は候補作の3点が1位、3位、12位に選ばれる人気ぶりで、10位内の日本人画家はいずれも関西にゆかりのある面々となった。
上位50点はホームページ(http://www.city.osaka.lg.jp/contents/wdu120/artrip/)で紹介中。展覧会は11月25日まで。問い合わせは市総合コールセンター(06・4301・7285)へ。
(2012年8月4日 読売新聞)
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夢の大海原進め 中学生が海王丸で大阪湾航海
2012年8月4日
http://www.nnn.co.jp/dainichi/news/120804/20120804055.html
「海の貴婦人」と称される大型帆船「海王丸」に中学生が乗り込み、航海しながら船乗りの仕事を体験するイベント「動く海洋教室」(国土交通省近畿運輸局など主催)が7月21日、大阪湾で初めて行われた。海原を行く貴重な体験を経て生徒たちにはどんな思いが芽生えるのか。共に乗船して取材した。
■「かっこいい」
「ごーきげーんよー」
4本のマストの高さは水面上から最大約50メートルと12階建てのビル並み。そこに組まれた帆桁に約80人が立ち並び、ありったけの声でこのあいさつを三唱する。マストの合間にいると空気の振動が伝わってくるようだ。
「登檣礼(とうしょうれい)」と呼ばれ、出港時に行う「帆船の最高の礼」なのだという。見学した中西美裕さん(13)=神戸市東灘区=は「叫ぶ姿がかっこ良かった」と感激した様子。午前9時、約40人の中学生を乗せて大阪港を出港した。
海王丸は海技教育財団の所属で航海訓練所が運航。船乗りの“卵”たちの訓練に使われ、登檣礼を披露したのも全国を航海中の海上技術学校の実習生だ。
■それぞれの体験
午前中、中学生は3グループに分かれ、指導員の案内で船橋や無線室などを巡ったほか、ロープの結び方などを学習。昼食には特製カレーを頬張った。緊張した面持ちの生徒が多かったものの、「ロープで知らない結び方ができてうれしかった」(中1男子)など、それぞれが心に残る経験をしていたようだ。
湾内は晴れ渡り、揺れもほとんど感じない穏やかな海だが、日差しが強い。大阪の最高気温は30度を超え、少し動くだけで汗が流れる。そんな中、安全な航海のために働く船員の姿を各所で見掛けた。船乗りが働く姿を間近で見られるのは「動く海洋教室」ならではの魅力だろう。
■一丸となって
ヤマ場は午後の最初。帆を広げる体験だ。海王丸には計36枚の帆があり、最大で1枚約185平方メートル。訓練生が主要な帆を広げた後、中学生3グループはそれぞれ小さめの帆に挑戦する。
「せーの」「わっしょい」。大声とまではいかないが、大人たちの掛け声とともに一斉に一本のロープを引く。一定の場所まで下がった生徒は先頭まで走っていってまた後ろに引いていく。この作業を繰り返すと帆はみるみるうちに広がっていった。高沢友希君(13)=大阪市港区=は「帆とロープが連動しているところが面白い」と感じ入っていた。
■ハートを鍛える
エンジンでも船を動かせるこの時代になぜ帆船なのか。仲間同士の連帯感やリーダシップの育成など「ハートを鍛えるのが目的の一つ」と関係者の言。
帆を開くと風の力だけで神戸方向に進む。約1ノット(時速1・85キロ)とゆっくりだが、西川優希さん(13)=神戸市東灘区=は「これだけ大きな船が風で動くのはすごい。また乗れたらうれしい」。
神戸港に到着後、午後4時半ごろに甲板上で閉会式。出港前に「いっぱい『はてな』を見つけて」と呼び掛けていた渡辺兼人船長は「興味を持つことが夢を実現させるエネルギーになる」と説明し、生徒たちを激励した。
近年、就労の問題など若者をめぐる社会環境は厳しい。未来を担う子どもたちがこれからも学校の外の刺激をたくさん吸収しながら成長していくことを願って港を後にした。
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「落語みゅーじあむにいらっしゃ〜い」入館者が20万人突破 文枝名誉館長も歓迎
2012.8.6 21:09
http://sankei.jp.msn.com/west/west_life/news/120806/wlf12080621110018-n1.htm
「池田の猪買い」「池田の牛ほめ」など古典落語の舞台として知られる大阪府池田市で平成19年に開館した「落語みゅーじあむ」(市立上方落語資料展示館)の入館者が6日、20万人を突破。20万人目となった兵庫県川西市の宮嶋禎造さん(68)に「落語みゅーじあむ寄席」1年分の招待券(1万8千円相当)などが贈られた。
宮嶋さんは妻の紀久子さんと一緒に同館を訪れたところ、出ばやしとスタッフの拍手で出迎えられた。「まさか20万人目になるとは…。とてもうれしいです」と、紀久子さんと顔を見合わせながらにこやかに語った。
同館では、名誉館長を務める桂文枝さんの襲名にちなみ、「三枝から六代文枝の世界へ」と題し、襲名披露の際の記念品や直筆の色紙などが展示されている。問い合わせは同館((電)072・753・4440)。
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大阪の66歳名物教諭・丸谷明夫、エイベックスからデビュー
http://www.oricon.co.jp/news/music/2015420/full/
大阪の高校吹奏楽部の名物先生・丸谷明夫が、66歳にしてエイベックスから発売されたアルバム『マルタニズム』(8日発売)で指揮者デビューした。
日本吹奏楽界で人気・知名度ナンバーワン指導者として名高い丸谷は、大阪府立淀川工業高等学校(現:淀川工科高等学校)吹奏楽部の顧問として200名近くの部員を3グループに分け、独特の指導と運営によって活気に満ちた部活動を展開。「全日本吹奏楽コンクール」に30回以上出場(特別演奏、特別表彰含む)し、全国最多の金賞受賞歴を誇る。
全日本高校選抜吹奏楽団の指揮者としてアメリカやメキシコ、ヨーロッパ各地へ遠征も行っているほか、毎年1月に大阪で開催される『淀工グリーンコンサート』では1万人を超す音楽ファンを動員する。
デビュー作『マルタニズム』は、「吹奏楽の甲子園」と称される東京・杉並区のホール「普門館」で今年4月に指揮を執った東京佼成ウインドオーケストラの演奏を収録した。今月29日には『マルタニズム 完全版』と題したDVDとBlu-ray Discも発売される。
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阪大など、マラリア原虫の全遺伝情報解読
2012/8/6 19:29
http://www.nikkei.com/article/DGXNASGG0301H_W2A800C1TJM000/
大阪大学は京都大学、米ニューヨーク大学と共同で、サルに感染するタイプのマラリア原虫の全遺伝情報(ゲノム)を解読し、マラリアの治療法を開発する際の目標になる遺伝子を特定した。ヒトへの感染を防ぐ方法が探しやすくなるという。米科学誌ネイチャー・ジェネティクス(電子版)に6日掲載された。
解読したのはマラリア原虫の一種「サイノモルジー原虫」のゲノム。解読済みのヒトに感染するタイプ「三日熱マラリア原虫」のゲノムなどと比較した。約5000個の遺伝子のうち9割は共通していたが、残り1割には機能は同じでも配列が一部異なる遺伝子群があった。この中には原虫の赤血球への侵入にかかわる遺伝子群があり、ヒトやサルなど種ごとの感染の違いを決めている可能性がある。
ヒトに感染する三日熱マラリア原虫は培養できず、治療法の研究が難しかった。
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文楽、お客を増やす挑戦と、増えれば技芸員が潤う仕組みつくりから
http://business.nikkeibp.co.jp/article/interview/20120803/235291/?P=1
これ読んだら面白かった
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科学も経済も学べる料理教室! 大ガス、小学生ら向けに開講 阪大、りそな銀とコラボで
2012.8.10 18:16
http://sankei.jp.msn.com/west/west_economy/news/120810/wec12081018200003-n1.htm
http://sankei.jp.msn.com/west/west_economy/news/120810/wec12081018200003-n2.htm
多くの学校が夏休みに入る中、大阪ガスは大阪大学、りそな銀行と協力した親子向けの料理教室を開いている。次世代教育の一環で、料理を通じて小学生に学問の面白さに触れたり、お金の大切さを知ってもらったりするのが目的だ。食育による社会貢献だけでなく、ガス利用者の拡大につなげる効果も狙う。
古くから料理教室を通じて、ガス機器の普及や食育に取り組んできた大ガスは平成22年10月から阪大と協力し、クッキングスクール千里(大阪府豊中市)で市民向け講座シリーズ「アカデミクッキング」を毎月1回開講。
医学、科学、文化、芸術といった分野の研究者による講義と、そのテーマにちなんだ課題料理の調理と試食を行う企画で、これまでに大人、子供合わせて約500人が参加。大ガスの担当者は「学問を通じて、これまで接点のなかった客層にも最新ガス機器などをPRできるようになった」と手応えを示す。
昨年からは、小学4〜6年生の児童と保護者向けの夏休み特別講座「ようこそ! たんぱく質ワンダーランド」も始め、今年も8月8日に開催。阪大蛋白質研究所の栗栖源嗣教授が、タンパク質の働きや形について講義を行った後、親子でタンパク質の性質を生かした「ワンダービビンバ」「ふわふわたまごとわかめのスープ」「シュワシュワサイダーゼリー」といった料理に挑戦した。
また、大ガスは昨年夏から、りそな銀と協力した夏休み特別講座「学ぼう! マネー&クッキング 食のチカラ×お金のチカラ」もスタートした。
こちらも小学4〜6年生の児童と保護者が対象。児童は架空のお金「1千りそな」で肉や野菜といった食材を買い、実際にカレーを作る。今年も24日までの間に、関西の計10カ所で開講する。大ガスは「経済観念を養いつつ、食の大切さと料理の楽しさを実感できる」としている。
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阪大病院に未来医療開発部…施設使用など有料化
http://osaka.yomiuri.co.jp/e-news/20120811-OYO1T00621.htm?from=newslist
大阪大病院(大阪府吹田市)は、再生医療などの基礎研究と、医薬品開発などを目的とした臨床試験(治験)を手掛ける「未来医療開発部」を発足させた。臨床試験を行う際の書類作成の手助け、高度な研究施設の使用などを有料化し、“もうける”セクションに育てていきたいとしている。文部科学省によると、大学病院でこうした試みは珍しい。
阪大病院によると、未来医療開発部は、再生医療やワクチン療法などの先端研究を支援する「未来医療センター」と、企業の依頼を受けて治験を行う「臨床試験部」という院内の2機関を統合し、1日付で設置。看護部や薬剤部と並ぶ「部」へ昇格させた。
両機関はこれまで、治験計画の作成やデータの解析、高額な維持費がかかる実験施設の運営などを担っていたが、収入は治験を依頼する企業からだけで、“赤字”続き。国の補助金(年間約2億円)や、人件費を病院負担とすることなどで存続してきた。
未来医療開発部では、製薬企業による臨床試験の計画書作成を支援する場合は54万円、完全滅菌で人の細胞を培養する施設の使用料は1室1日6万円などと、料金を設定。料金は、学外研究者からは企業の半額程度を、これまでは無料だった学内研究者からも同3分の1程度を徴収する。同部長に就任した澤芳樹副院長は「有料化によって、基礎研究から臨床応用までを担う部として自立を図り、組織を発展させたい」としている。
(2012年8月11日 読売新聞)
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女装の貴公子いたかも… 大阪で古代の装身具展
2012.8.11 20:54
http://sankei.jp.msn.com/west/west_life/news/120811/wlf12081120580023-n1.htm
男か女かわかりますか−。古墳から出土した装身具で、古代の男女の装いを解き明かす企画展が大阪府立近つ飛鳥博物館(同府河南町)で開かれている。9月2日まで。
装身具から古墳の被葬者の性別を推測、在りし日のいでたちを探ろうという内容で、武具なら男性、アクセサリーなら女性と推測できるという。
中には男でありながら手足に玉飾りを身につけた“女装の貴公子”という珍しい例もあり、同館は「夏休みの子供たちにも見にきてほしい」。
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脱原発を目指すうえで鍵となりそうな技術の一つです。直ぐに実用化出来るわけではありませんが、30年〜50年と長い期間を考えれば夢物語ではない。
また30年〜50年という期間は、日本が脱原発を無理なく進められる時間軸ともマッチする。
阪大発の技術が日本を救う。
阪大・浜ホト・トヨタが挑む「夢の発電設備」 レーザー核融合
2011/9/6 7:00
http://www.nikkei.com/article/DGXNASDD260A0_W1A820C1000000/
3月11日に発生した東日本大震災と原子力発電所事故は、世界のエネルギー政策に大きな影響を与えつつある。特に欧州では反原発の動きが広がり、風力や太陽光など再生可能エネルギーの需要が増える可能性が出てきた。ただ、こうした状況の中で、遠い将来をにらんだ「夢の発電設備」として「レーザー核融合」の研究も進められている。核融合と言っても、原子力ではなく、光を増幅させて強力なレーザー光線を作り、そこで生じるエネルギーを取り出す発電技術だ。核分裂反応を利用する原発よりも安全性が圧倒的に高いとされ、米国のオバマ政権も力を入れている。この分野では日本も負けていない。実は浜松ホトニクス、トヨタ自動車、大阪大学などが次世代技術の開発を急いでいる。
まず、レーザー核融合の仕組みについて説明したい。これは、重水素などで構成する燃料に強力なレーザーを照射して一気に圧縮させ、原子核同士が融合する際に発生するエネルギーを取り出す。技術的に説明するのは難しいが、簡単に言えば、太陽のエネルギーと同じ仕組みだ。それゆえ、「地上に太陽を」を合言葉に、人類未踏のエネルギーの獲得に向け、世界のレーザー研究者たちが研究に取り組んでいる。
世界的に知られるのが核兵器開発の拠点として知られる米ローレンス・リバモア国立研究所(カリフォルニア州)だ。2009年に、レーザー核融合を研究する新たな施設が加わった。米政府が約4000億円を投じて建設した「国立点火施設(NIF)」だ。オバマ政権も新エネルギー戦略に沿ったものとして、その後も強力に後押ししてきた。
NIFでは12年に計画する「点火」へのカウントダウンが始まっている。192本のレーザービームを直径数ミリの燃料に注ぎ込み、太陽の中心部分と同じように核融合を発生させる。
実現すれば史上初の快挙となる。取り出したエネルギーを熱に変換し、蒸気タービンを回せば発電への道が開けてくる。原発と違って核分裂反応が起きないため、臨界状態になって暴走する危険がないという。レーザーを止めれば核融合の反応もすぐに止まるので、地震に対する安全性も高いとされる。発生する放射線量も微量という。
まさに「究極のエネルギー」と言え、米国では2030年をメドにレーザー核融合炉を商用化するロードマップを描く。ただ、実用化には解決すべき課題も多い。
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>>1111
http://www.nikkei.com/article/DGXNASDD260A0_W1A820C1000000/?df=2
NIFのレーザーは「中心点火」という方式を採用し、一度の照射で点火に導くのが特徴だ。そのため高出力のレーザーを発生させる巨大な設備が必要で、NIFでは建屋面積がサッカーコート3つ分ほどと大きい。発電用に実現するには大きすぎるとの見方がある。
こうした課題の解決策となりそうなのが、日本のレーザー核融合研究の総本山である大阪大学が中心になって研究する「高速点火」という技術だ。「中心点火」に比べて使用するエネルギーが小さいため、設備を10分の1程度に小型化できるという。
阪大レーザーエネルギー学研究センターの疇地宏センター長は「発電コストを1キロワット当たり10円以下に抑え、経済的な核融合炉の開発を目指したい」と意気込む。もちろん、高速点火を実現するには課題もあったが、浜松ホトニクスが中心となって、大阪大学などと協力、世界を驚かす成果をいくつも出してきた。
浜松ホトニクスはレーザーなど光分野の技術では世界でも突出した存在だ。創業者の昼馬輝夫会長が企業理念とする「未知未踏を追求せよ」という掛け声のもと、レーザー核融合分野の研究も進めてきた。阪大の研究を支援するだけでなく、2005年には自ら私財を出し、浜松市内に光産業創成大学院大学を設立した。阪大のレーザー研から北川米喜教授らを招いた。そして、トヨタ自動車も研究に参加している。
これまで最大の課題の1つは、連続照射に耐えられるレーザーの光源だった。従来はフラッシュランプを使っていたが、照射するたびに熱を取る時間を要し、繰り返し照射するのに不向きだった。浜松ホトニクスが半導体レーザーを独自開発し、一気に連続照射への弾みがついた。レーザーを励起する「媒質」についても、神島化学工業がセラミック結晶を開発。従来のレーザーガラスに対して熱伝導度を数百倍に高め、冷却性能が大きく向上したという。
浜松ホトニクスの菅博文取締役(開発本部大出力レーザー開発部長)は「レーザーを照射し、そこで(核融合エネルギーの源となる)中性子を連続して発生させることには成功している。世界でも例はなく、そのために必要なレーザー関連技術などを蓄積してきた」と胸を張る。米国のNIFでの実験が注目されているが、「それが成功すれば、実用化への動きが加速する。我々の(レーザーなどの)研究成果が生かされる可能性がある」とも指摘している。
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>>1111、>>1112
http://www.nikkei.com/article/DGXNASDD260A0_W1A820C1000000/?df=3
また、トヨタがレーザー核融合の研究に参加しているのは意外と受け止める向きもある。ただ、トヨタの藤根学・先端材料技術部長は「どこまで研究をやるのかは決めてはいない」としながらも、「核融合はクリーンで将来のエネルギーになる可能性はある。自動車メーカーとしてサステナブルモビリティを目指しており、その一環として研究を進めたい」と強調する。トヨタは、核融合の研究で学んだ技術が水素をエネルギーとする自動車などの開発にも役立つと見ている。
もちろん、レーザー核融合を使った発電技術の確立には長い時間がかかる。光産業創成大学院大学の北川教授は「今の技術を組み合わせても、発電は可能だろうが、20〜30年かけて効率を上げる技術などを確立し、しっかり実用化したい。原発の安全性が疑問視され、再生可能エネルギーの活用が必要とされているが、やはり経済性を考えれば、将来的にレーザー核融合が日本経済を助けるはず」と指摘する。
阪大の疇地センター長は6月、全米科学アカデミーのレーザー核融合の検討委員会に出席し、日本の取り組み状況を説明した。およそ20人の委員全員から熱心な質問攻めにされ、米国も日本の技術に注目を示しているという。
もっとも、日本の研究体制は十分とは言えない。国内での核融合研究は「磁場とじ込め核融合」という方式が主流で、レーザー方式を研究するのは阪大などに限られている。研究予算も限られている。中国もNIF並みの研究拠点の建設を進めているとされ、急速に追い上げつつある。
国内でレーザー核融合発電を実用化するにも、学術研究が目的である大学の範ちゅうを超える。来年のNIFの点火実験が成功すれば実用化に大きく前進するだけに、「国内でもレーザー核融合に力を入れるべきだ」と、疇地センター長は強調する。
レーザー核融合は確かに遠い未来の話かもしれないが、浜松ホトやトヨタのような日本を代表する企業が参加し、世界でも注目される研究成果を出してきた。こうした流れをどこまで政府レベルで支援できるのか。究極のエネルギーであることは間違いなく、日本にとっては負けられない分野だと言えそうだ。
(浜松支局長 大西穣、産業部 牛込俊介)
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正答率依然、全国と差 学力テスト結果
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/osaka/news/20120808-OYT8T01665.htm
文部科学省が8日に発表した2012年度の「全国学力・学習状況調査」(全国学力テスト)の結果で、府内の小・中学校ともに学力の向上傾向は続く一方、中学校では全国平均との差が依然として大きかった。府教委は「各学校の取り組みの成果が少しずつ出ているが、知識の活用力などでまだまだ課題がある」としている。(原田和幸)
調査は小6、中3を対象に行われ、抽出校は小学校135校(13・2%)、中学校142校(30・1%)だった。
学力調査の正答率は、基礎知識を問う小6の算数Aで全国平均を0・9ポイント上回ったものの、ほかの全ての教科で下回った。下回った教科でも、応用力を問う小6の国語Bで、全国との差が前回(2010年度)比で0・1ポイント広がったほかは、差が縮まった。ただ、その差は中3の国語Bで4・2ポイント、数学Bで3・4ポイントと大きかった。
今回初めて実施された理科の正答率は、小6が57・8%(全国平均60・9%)、中3が47・8%(同51・0%)で、いずれも全国平均を大きく下回った。
学習状況調査では、「授業以外で1日に何時間勉強するか」の質問に、「2時間以上」が小6で26・1%(全国平均25・6%)、中3が39・7%(同35・3%)だった。一方、「30分以下」が小6で22・6%(同14・3%)、中3が21・8%(同16・6%)と、ともに全国平均を上回り、勉強時間の二極化の傾向が前回に続いて明らかになった。
「理科が好きか」という質問に「好き」と答えたのは小6で42・7%(全国平均51・5%)、中3で25・4%(同29・4%)とともに全国平均を下回った。正答率も下回っていることから、府教委は「授業方法などの検討が必要」としている。
結果について、松井知事は「ちょっとずつ良くなっているが、安心して見ていられるレベルではない。努力が必要だ」とした。知事時代から学力向上を掲げていた橋下大阪市長は「自分の目指す目標からすると、全然ダメ。教育委員会に全責任がある」と話した。
(2012年8月9日 読売新聞)
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医学研究は関東より関西が進んでるのか
2012/8/11 6:30
http://www.nikkei.com/article/DGXZZO44791060Q2A810C1000000/
「医学分野の研究では関西が日本をリードしているからね」。取材先の研究者の指摘に記者は興味を持った。確かにiPS細胞の研究で有名な山中伸弥教授は京都大学を拠点にしているし、6月に初の幼児脳死移植が実施されたのは大阪大病院だった。ほかにも思いつく例はあり、あながち根拠のない話ではなさそう。医学研究の「西高東低」は本当か、探ってみた。
医学研究で功績のあった人物に与えられる世界的な賞の受賞実績を調べた。それだけが評価の決め手ではないが、物差しにはなると考えた。
最も権威があるとされるノーベル生理学・医学賞を受賞したのは利根川進氏。1987年の受賞時は米マサチューセッツ工科大教授だったが、卒業は京都大理学部だ。ただ日本人受賞者は同氏1人だけで、比較の手掛かりにはならない。
そこで医学界では有名な米国の「ラスカー賞」、イスラエルの「ウルフ賞医学部門」、カナダの「ガードナー国際賞」に対象を広げた。これらはノーベル賞の登竜門とされ、後にノーベル賞を受賞した人も多い。
◇ ◇
3賞受賞は延べ18人いて、出身大学別で1位は京大の8人。大阪大と神戸大の3人が続き、東大の2人を上回る。特にウルフ賞(3人)は関西勢が独占。3賞すべてを受賞したのは神戸大出身の山中氏と、京大出身で神戸大学長を務めた西塚泰美氏(故人)の2人だ。
米調査会社トムソン・ロイターのノーベル賞受賞者予測も調べてみた。学術論文の引用件数などを基に独自に受賞候補者を選び、2002年の公表以来、世界で162人の研究者の名前を挙げている。このうち26人が受賞の栄誉に浴した。候補になった日本人は13人。生理学・医学は4人で、うち3人が関西の大学出身だ。東大出身者の多い物理、化学、経済学分野との違いが目立つ。
これらで医学の「西高東低」は裏付けられたとみていい。理由を聞きに先端医療振興財団(神戸市)の井村裕夫理事長を訪ねた。同氏は京大医学部長、総長、政府の総合科学技術会議(議長は首相)の議員を務めた経験がある。
「政府のお膝元にある東大と、距離のあった京大。その差が大きかった」。井村理事長は説明してくれた。近代国家への脱皮を目指して設立された東大は研究者も政府の仕事を兼務し、多忙だった。一方、京大は東京から離れていたおかげで研究に専念できたというわけだ。
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>>1115
http://www.nikkei.com/article/DGXZZO44791060Q2A810C1000000/?df=2
では、なぜ医学分野が際立って強いのか。もう一度聞くと、井村理事長は「ビッグサイエンス」「スモールサイエンス」というキーワードを挙げた。
ビッグサイエンスとは、多額の資金がかかる研究分野のこと。「ヒッグス粒子」の解明に大型の加速器を必要とした物理学などがあたる。これに比べ医学は割に予算が少なくて済むスモールサイエンス。官僚や政治家との接点が多い東大は研究予算獲得の面で有利とされ、実際に研究費が最も潤沢だ。ハンディを背負った関西勢はお金のかからない分野で勝負しようと意気込み、医学系の研究活動が盛んになったと分析する。
◇ ◇
日本の近代医学の祖とされる緒方洪庵が江戸時代の大阪に「適塾」を開いた点も見逃せない。当時は天然痘やコレラなど感染症の予防が重要課題だった。その系譜を継いだのが大阪大医学部。ウイルスなど外敵から体を守る免疫学にいち早く取り組み、今では世界的な研究拠点として名高い。
適塾には最新の学問である蘭学の習得を志す人材が集まった。「新しい学問、優秀な人材を受け入れる器の大きさは今に続く」(平野俊夫総長)。年功序列にこだわらず、他大で「教授には若すぎる」とされた臓器移植の専門家を抜てきした実績もある。同じ構図は京大にもあり、50年代には阪大出身で「外様」の早石修氏が教授に就任する異例の人事を断行。後に医学部長になった早石氏は多くの弟子を育て、前出の西塚氏らを輩出した。
ノーベル賞受賞者の発表は例年10月で、生理学・医学賞が先陣を切る。25年ぶりの日本人受賞者が関西から出るか、今から楽しみだ。
(大阪経済部 新井重徳)
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パナソニック、阪大の「協働研究所」を本格稼働へエネルギー・ハーベスティングなどの材料デバイスの開発を推進
http://techon.nikkeibp.co.jp/article/NEWS/20120809/233327/
パナソニックは、大阪大学に「大阪大学 パナソニック材料デバイス基盤協働研究所」(以下、協働研究所)を設立し、本格稼働を開始すると発表した。同研究所は、材料およびデバイスに関する革新的な基盤技術を創造することを目的に2012年4月1日に大阪大学 吹田キャンパスのテクノアライアンス棟に開設したもので、同年8月8日に開所式を行った。
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大阪府豊中市でオーケストラによる野外コンサート
http://news.mynavi.jp/news/2012/08/13/117/
今回で第17回となる「星空ファミリーコンサート」が25日と26日、服部緑地野外音楽堂で開催される。演奏は日本センチュリー交響楽団、合唱は大阪センチュリー合唱団、大阪音楽大学有志、共演はセンチュリー・ユースオーケストラ。
両日とも19時30分開演(18時30分開場)。雨天で中止の場合は、当日18時15分に発表がある。また、25日が雨天中止の場合、翌26日のプログラムが変更される可能性がある。
「星空ファミリーコンサート」の演目は、25日はヴェルディの歌劇「運命の力」序曲、「トロヴァトーレ」"朝の光がさしてきた"、「椿姫」"ああ、そはかの人か"、"花から花へ"。クイズコーナーを挟み、復刻アニメメドレー、ボロディンの歌劇「イーゴリ公」"ダッタン人の踊り"となる。
26日はJ.シュトラウスの喜歌劇「こうもり」より序曲、"侯爵様、あなたのようなお方は"、"田舎娘の姿で"と続いて指揮体験コーナーがある。その後、復刻アニメメドレー、ボロディンの歌劇「イーゴリ公」"ダッタン人の踊り"でフィナーレだ。
日本センチュリー交響楽団は大阪センチュリー交響楽団として1989年に活動を開始し、2011年に現在の名称に変更、今年で23年となる。同楽団は、「優れた演奏により地域の力を発信する」、「オーケストラによる感動と癒しを提供する」、「優れた才能の発掘を次世代の育成に寄与する」、「国際相互理解や平和に積極的に貢献する」という4つの理念に基づいて演奏活動を行っている。
古典から現代音楽に至るまで演奏の幅は広く、高い演奏能力においても評価が高い。演奏会だけではなく、「タッチ・ジ・オーケストラ」と言われる青少年のためのオーケストラ体感コンサートや、特別支援学校コンサート、病院での室内楽コンサートなど音楽の普及や教育にも力を入れている。
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大阪成蹊大学×地元・相川町会 地域おこしでタッグ
2012.8.14 02:01
http://sankei.jp.msn.com/region/news/120814/osk12081402010000-n1.htm
■のぼり ワークショップで製作→設置
大阪成蹊大学(大阪市東淀川区)と地元の相川町会がタッグを組み、地域おこしに取り組んでいる。同大学の美術学科は染色のワークショップを開き、参加した住民がのぼり作りに挑戦。そこでできたのぼりを地元に並べ、活性化に結びつけるねらいだという。
同大学では、京都府長岡京市にあった芸術学部キャンパスが今年4月、現在地に移転。これを機に、大学を地域に開放し、交流の場にしてもらおうと、さまざまな取り組みを始めた。
同学部美術学科では初の試みとして、阿部緑教授(染色)らが「相川の街を染めよう」と題した染め物ののぼりを作るワークショップを企画し、相川町会が協力。今月8日に学内で開かれ、相川の子供や高齢者らが参加した。
住民らは、教員や学生のアドバイスを受けながら、縦1・5メートル、横45センチの布地に思い思いの絵を描き、染色に挑戦。山江雄人君(8)と一真君(6)の兄弟は「初めて見に行った花火が楽しかったから」と、今月4日の淀川花火大会を題材に絵を描いていた。
のぼりは約40本完成。24日から約10日間、地区内に設置することにしている。
相川町会の元賀円治会長(66)は「交流の場を相川の魅力作りに生かしたい」と、大学との連携に期待。大学側も、今後もさまざまな共同事業を計画している。
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農具でひもとく弥生社会 和泉の弥生文化博物館で特別展始まる 大阪
2012.8.15 02:01
http://sankei.jp.msn.com/region/news/120815/osk12081502010003-n1.htm
弥生時代を象徴する農耕文化を農具の面から紹介した夏季特別展「穂落とし神の足跡−農具でひもとく弥生社会−」が14日、和泉市の府立弥生文化博物館で始まった。10月14日まで。
時代や場所によって形を変える農具は、その時々や地域の人々の暮らしを考える上で貴重な資料。会場には、国内各地の遺跡から出土した、重要文化財12点を含む弥生時代の農具約190点が並び、考古学ファンらが真剣なまなざしを向けている。
会期中、さまざまなセミナーや子供向けのワークショップなど多彩な催しが開かれる。
午前9時半〜午後5時。月曜休館(祝日の場合は翌日)。入館料は一般600円、65歳以上と高校・大学生400円、中学生以下無料。8月24〜31日は入館無料。問い合わせは府立弥生文化博物館((電)0725・46・2162)。
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バケツだって楽器です!? 大フィルが吉本とお笑いに挑戦
http://sankei.jp.msn.com/west/west_life/news/120816/wlf12081622440019-n1.htm
http://sankei.jp.msn.com/west/west_life/news/120816/wlf12081622440019-n2.htm
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脳神経つなぐたんぱく質、阪大グループが特定
http://osaka.yomiuri.co.jp/e-news/20120818-OYO1T00653.htm?from=newslist
記憶などの仕組みに関係
脳の神経回路の構築に欠かせない重要なたんぱく質を、大阪大の八木健教授らの研究グループが、マウスの実験で突き止めた。記憶などと関わっており、人の個性や、統合失調症などを発症する仕組みの解明につながる可能性がある。
神経回路ができる時には、細胞同士をつなぐたんぱく質「カドヘリン」が働く。マウスの染色体にはカドヘリンを作る遺伝子が58種類も並んでいるが、1個の神経細胞で働くのは、このうち10〜15種類とされる。
研究グループは、58種類のカドヘリン遺伝子すべてにくっついている「CTCF」というたんぱく質に着目。生後まもないマウスで、記憶をつかさどる脳の海馬と大脳皮質でCTCFが働かないようにする実験を行ったところ、マウスは離乳後、「餌を探して食べる」といった基礎的な行動ができないまま、生後1か月以内に栄養失調で死んだ。正常な神経回路が形成されなかったためとみられる。
成果は米科学誌に発表。八木教授は「CTCFが、神経回路の形成に必要なカドヘリン遺伝子の組み合わせを決める司令塔の役割を果たしているようだ」と話している。
(2012年8月18日 読売新聞)
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AO受験希望者に「特別学習」 大阪女学院大
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/osaka/news/20120820-OYT8T00063.htm
大阪女学院大(大阪市中央区)は19日、学科試験がなく面接や作文などで合否を決めるAO(アドミッション・オフィス)入試の受験予定者を対象に、同市内の史跡などを巡る学習会を開いた。
同大学は2008年から、「テスト勉強とは違う観点で学問への問題意識を持ってもらおう」と、AO入試受験予定者の入学前学習に取り組む。学習に関するリポートを提出すると出願資格が得られる。
10月に受験予定の高校3年生15人が参加。同大学アドミッションセンター長の落谷正教さん(59)の案内で、淀屋屋敷跡(同市中央区)や大阪市中央公会堂(同市北区)などを巡った。落谷さんが「淀屋は幕府でさえコントロールできないほど巨大な財を築いた」などと説明すると、生徒たちは熱心に聞き入っていた。
和歌山県紀の川市の県立那賀高3年尾上ありささん(17)は「大学で物事を考える力を養い、英語を生かした仕事に就きたい」と話した。
(2012年8月20日 読売新聞)
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片岡愛之助:「春琴抄」朗読 「大阪ことば」を鈴木美智子と
毎日新聞 2012年08月20日 東京夕刊
http://mainichi.jp/feature/news/20120820dde012040066000c.html
歌舞伎俳優の片岡愛之助と、ラジオパーソナリティーの鈴木美智子が谷崎潤一郎の小説「春琴抄」の朗読芝居に挑む。ともに大阪人の2人。鈴木は「希少価値になろうとしている、美しい大阪のことばに注目してほしい」と話す。
文豪の作品世界を朗読を通して見つめる「美智子の語り」シリーズの第10回で、初の東京開催だ。幼い頃に失明した大阪の薬種商の次女春琴と世話係の佐助との究極の愛を描く「春琴抄」。
鈴木は「谷崎の愛した関西の風土や文化の香りを、大阪ことばの響きで感じとっていただければ」。一方、佐助を演じる愛之助は「いろいろな作品の中で、谷崎の世界が大好きで、なかでも『春琴抄』は舞台でも拝見していて、心に残る名作と思っていた。朗読芝居という形で舞台に立たせていただき、役者の私にとってこのような喜びはありません。大先輩の胸をお借りして楽しんで務めたい」と意気込む。
羽野暢脚色・演出、奥村英樹・ビオラ演奏。31日午後3時と同6時半の2回。東京・紀尾井小ホール。問い合わせは06・6941・8781へ。【濱田元子】
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大阪府勢が代表独占 吹奏楽コン関西大会高校A
http://www.asahi.com/edu/news/OSK201208220100.html
第62回関西吹奏楽コンクール(関西吹奏楽連盟、朝日新聞社主催)の「高校の部A」が21日、兵庫県尼崎市の市総合文化センターであった。近畿6府県の大会の代表とシード校の計22校が課題曲と自由曲を演奏した。
審査の結果、7校が金賞を受賞し、このうち明浄学院(大阪)と淀川工科(同)、近大付(同)の3校が代表に選ばれた。11月1日に名古屋市である全日本吹奏楽コンクールに出場する。
また、3年連続で全国大会に出場し、規定により今年はコンクールに出場できない大阪桐蔭(大阪)の特別演奏もあった。ほかの結果は次のとおり。
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【金賞(代表以外)】大阪=関西創価、東海大仰星▽兵庫=琴丘▽奈良=天理【銀賞】大阪=早稲田摂陵、箕面自由学園▽兵庫=滝川第二、三田学園中・高、県立兵庫、市立尼崎▽京都=京都すばる▽奈良=高円▽滋賀=河瀬▽和歌山=星林、向陽中・高【銅賞】京都=同志社国際、紫野▽奈良=郡山▽滋賀=石山
■「団結のおかげ」
金賞の賞状を受け取った関西創価の部長森下歌穂さん(3年)は、部員たちのもとに駆け寄り、賞状を両手で掲げて跳びはねた。「みんな家族のような存在。金賞受賞は団結力のおかげ」。演奏中、観客席は満員だった。「たくさんの人が応援してくれると思って、緊張も不安もなくなった。精いっぱいの演奏ができた」と喜んだ。
■「反復で一つに」
金賞を受賞した東海大仰星。自由曲は明るく元気のよい3年生に合わせて、テンポが速く、力強い曲を選んだ。山村智咲部長(3年)は「最初は不安定だったけど、同じ箇所を反復練習して、一つのメロディーを奏でられるようになった」。目標の全国大会出場は逃したが「練習通りに演奏できたので悔いはない」と胸を張った。
■「成長し続けて」
昨年、全国大会で3年連続の金賞を受賞した大阪桐蔭は、特別演奏という形で参加した。
「府大会での特別演奏よりもいい演奏ができました」と上舘結(かみたて・ゆい)部長(3年)は満足げ。「毎年成長し続けて、伝統を引き継いでいってほしい」と後輩にエールを送った。
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大阪代表・近大が全国切符 吹奏楽コン関西大会
http://www.asahi.com/edu/news/OSK201208230138.html
第62回関西吹奏楽コンクール(関西吹奏楽連盟、朝日新聞社主催)の中学の部小編成と大学の部が22日、兵庫県尼崎市の市総合文化センターであった。近畿6府県から18中学と8大学が出場し、練習の成果を披露。4日間の日程を終えた。
審査の結果、中学の部小編成では真住(大阪)、成南(同)、東海大仰星(同)、平岡南(兵庫)、吉田(同)、布引(同)、生駒市立上(奈良)の計7校が金賞を受賞した。
大学の部は4大学が金賞に選ばれ、このうち近畿大(大阪)と龍谷大(京都)が代表に選ばれた。10月27日に宇都宮市である第60回全日本吹奏楽コンクールに出場する。
ほかの結果は次の通り。☆はきらめき賞。
【中学の部小編成】銀賞=三原(兵庫)、御所(奈良)、打田(和歌山)、精華(京都)、☆千早赤阪村立(大阪)▽銅賞=彦根市立西(滋賀)、新堂(同)、水口東(同)、隅田(和歌山)、四条(京都)
※双葉(兵庫)はタイムオーバーで審査対象外
【大学の部】金賞(代表以外)=立命館(京都)、関西学院(兵庫)▽銀賞=関西外国語(大阪)、関西(同)▽銅賞=滋賀(滋賀)、和歌山(和歌山)
■「感動の演奏を」
関西代表に選ばれた近畿大。昨年の全国大会金賞に満足せず、さらにレベルを高めようと練習を重ねてきた。自由曲はアルメニアを舞台にした難曲を選び、どう雰囲気を出すか部員間で意見を出し合った。主将の黒木陽平さん(4年)は「全国大会ではさらに気持ちを入れて、観客を感動させる演奏をしたい」。
■「感謝の気持ちで」
金賞を受賞した真住の顧問、椎木江梨奈教諭(33)は大会前日の練習の際、「気持ちが大切。私はみんなのために指揮棒を振ります」と呼びかけた。野津まりや部長(3年)は「支えてくれた方々への感謝の気持ちを持って大会に臨んだ。金賞はすごくうれしく、保護者や先生のおかげでここまで来ることができた」と笑顔で語った。
■「日々の成果出た」
金賞を受賞した成南は、会場へ移動するバスの中で励ましのメッセージを書いた手紙を渡し合った。部長の谷口友希さん(3年)が受け取った手紙の一つには「会場にもっと音を響かせちゃって」という内容が書かれていた。「今までで一番うまくひこう」と谷口さんは心に決めた。
演奏中、緊張でハープのペダルを踏めないことがあった。それでもソロの部分では「ゆったりとしたところはきれいに弾けたと思います」と振り返った。
「本番ではミスがそれぞれあったので自信はなかったけれど、トップを目指して日々練習してきた成果が出てうれしいです」と笑顔でしめくくった。
■「練習重ねて自信」
みんなが楽しんで演奏することを心がけてきた東海大仰星は金賞を受賞。赤木宏穂部長(3年)は「練習を重ねていくうちに自信がついて、この舞台に立つことができた。一体感のある演奏ができて、関西大会は楽しかった。みんなには『ついてきてくれてありがとう』と言いたいです」と笑顔で語った。
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大阪 心臓移植受けた女児が退院
8月24日 13時11分
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20120824/k10014505031000.html
ことし6月、乳幼児で初めて脳死と判定された男の子から心臓を提供され、大阪大学附属病院で移植手術を受けた10歳未満の女の子が24日、無事に退院しました。
退院したのは、ことし6月、乳幼児で初めて脳死と判定された6歳未満の男の子から心臓を提供され、大阪大学附属病院で移植手術を受けた10歳未満の女の子です。
記者会見した医師団によりますと、女の子は、先月初め頃から歌を歌ったり、ベッドの上で元気に体を動かしたりできるようになり、歩行訓練をするなど順調に回復してきたということです。
また、会見では、両親が書いた手紙も紹介され、この中で両親は、「日に日に元気になっていくわが子の姿を見ていますと、私たち夫婦に大きな希望の光を与えていただいたと、本当にうれしく思っています。頂いた命を大切にし、ドナーのお子様の分まで、わが子を末永く健やかに育てていきたい」と、感謝の気持ちを述べていました。
治療に当たった澤芳樹副病院長は「今後も重い心臓病の子どもに臓器の提供者が現れるのは難しい状況が続くと思うが、今回のケースがはずみとなって、子どもの移植医療が発展することを期待したい」と話していました。
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中央公論文芸賞に東野圭吾さん
http://www.yomiuri.co.jp/national/culture/news/20120824-OYT1T01325.htm
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第7回中央公論文芸賞(中央公論新社主催)の選考会が24日行われ、東野圭吾さん(54)の「ナミヤ雑貨店の奇蹟(きせき)」(角川書店)に決まった。
副賞100万円。
受賞作は、今は廃屋となった雑貨店に逃げ込んだ男3人が、時空を超えて届いた「悩み相談」の手紙に回答するファンタジー。選考会では、「読者の心をつかんでは外すテクニックが素晴らしく、なるべくして流行作家になった人。新しい世代のための知的な小説」と評価された。
贈呈式は10月19日、東京・丸の内のパレスホテル東京。
(2012年8月24日22時41分 読売新聞)
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照明の調節で仕事の効率低下防げる パナソニック
2012.8.27 21:33
http://sankei.jp.msn.com/west/west_economy/news/120827/wec12082721340009-n1.htm
パナソニックは27日、省エネのために照明の照度を下げても、自然の光のように時間帯に合わせて照明の色などを適切に調整すれば、仕事の効率低下が防げると発表した。同社が九州大学と共同で行った実験で確認した。今後、発光ダイオード(LED)照明の開発に反映する方針。
九大の学生らを対象に行った実験では、オフィスに必要な明るさの約半分にした場合、作業の効率が低下し、睡眠にも悪影響があることが判明。照明の過度な節電により、生産性などが低下することがわかった。
ただ、午前中は太陽光に近い青白い光、午後から夕方は夕暮れに近い光にし、自然のサイクルに応じた照明技術を使うと、作業効率を維持できた。さらに、安眠に関わるとされるホルモンも、多く分泌されたという。
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この記事を見た時、「えっ」、と正直ちょっと引きましたが、こういう「えっ」という事の積み重ねが科学を進歩させてきたわけで、しっかりと研究して成果を出して欲しいものです。
ALS患者の脳に電極 大阪大、臨床研究を承認
http://www.47news.jp/CN/201208/CN2012082801002362.html
大阪大(大阪府吹田市)は28日、全身の筋肉が動かなくなる難病の筋萎縮性側索硬化症(ALS)などの患者の脳に電極を付けて脳波を読み取り、パソコンやロボットアームを操作させる臨床研究を、大学の医学倫理委員会が承認したと発表した。承認は22日付。
臨床研究が実施されれば国内初とみられる。本年度中に1人目を実施し、2年間で計3人を予定する。
責任者の吉峰俊樹脳神経外科教授は「実用化すれば、意思疎通にも苦労しているALS患者らの大きな助けになる。臨床研究に参加する患者は感染症の危険もあるが、将来の患者のために協力してほしい」と話している。
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>>1130
人工網膜も電極埋めるみたい
人工網膜で視力回復 阪大、14年度にも臨床試験
日本経済新聞 - 23 時間前
http://www.nikkei.com/article/DGXNASGG26016_X20C12A8TJM000/
血液1滴で病気特定、物質100種を同時分析 医薬基盤研など
日本経済新聞 - 10 時間前
http://www.nikkei.com/article/DGXNASGG2703G_Y2A820C1MM0000/
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大仏さんの“アンチエイジング”の謎に迫る 大阪大でシンポ開催へ
2012.8.30 11:27 [学校・教育]
http://sankei.jp.msn.com/west/west_life/news/120830/wlf12083011270005-n1.htm
造立から長年を経ても表面の酸化などが少ない奈良・東大寺の大仏の“若さ”の謎を最新研究から解くシンポジウムが9月、大阪大で開かれる。
高湿度の日本にありながら銅の酸化の進行が遅く、現在でも像の表面は顕著な劣化が少ないとされる東大寺の大仏を、化学などの学術分野から迫る。
合金の酸化反応の研究に取り組む大阪大の笠井俊夫名誉教授や美術史の専門家などが講演。大仏さんをお手本に、人間のお肌でも実践できるかもしれない。
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「最大最強の公立大を」 大商新大学構想で意見書
2012年8月29日
http://www.nnn.co.jp/dainichi/news/120829/20120829028.html
大阪商工会議所は28日、府市統合本部・新大学構想会議で検討が進んでいる府立大と市立大の再編に関する意見を取りまとめ、同会議委員らに再編を契機として地元企業と連携を深め「全国最大、最強の公立大学として飛躍してほしい」を要望した。
意見書では、産業界が必要する「工学、生命環境科学、商学、法学など」の維持拡大や、インターンシップの積極運用などによる「地元企業とのパイプの強化」、国際化の推進、地元企業や経済団体との意見交換の場を「学長直属で常設すること」などを要望。
市役所で開かれた意見交換会には同商議所常議員からサンリット産業の小池俊二会長とサラヤの更家悠介社長、ユニオンの立野純三社長が出席。小池会長は「府市統合で強い都市が生まれるならば、強い大学が必要」と強調。新大学構想会議の矢田俊文座長は「今が半世紀に一度の改革のチャンス。(経済団体とも)聞く耳を持って議論していきたい」と答えた。
上山信一特別顧問が「公立大の経営を役所側がするというのが最大のチャレンジ。だらしない役所をぜひ経済界の皆さんに監視してもらいたい」と求めると、更家社長は「(役所側の)ガバナンス能力も上げていかないと、中途半端なところで介入すると混乱が生じる」と話した。
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基盤技術の人材育てる 関経連と大学機関連携
2012年8月29日
http://www.nnn.co.jp/dainichi/news/120829/20120829027.html
金属工学や電気工学などの基盤技術分野で人材減少といった課題が指摘される中、関西経済連合会と大学関係機関が産学連携による人材育成の仕組みづくりに乗りだす。金属・材料工学を体系的に学べる社会人向けのプログラムを10月から展開。大学の垣根を越えて研究者らが講義する。将来的には関西広域連合と連携した人材育成の場づくりを目指すという。
地味な分野
基盤技術分野をめぐっては、関経連が研究活動の縮小や人材減少などの兆候を問題視。産業基盤を脆弱(ぜいじゃく)化させるとの懸念を提言などで示してきた。同分野の人材が増えない背景として関経連の森下俊三副会長は「地味な分野で就職しづらく、若い人たちにとって魅力に乏しい」と分析。「最先端の分野をやる人は増えるが、基盤の技術があるからこそ最先端にいける」と基盤技術の重要性を指摘する。
体系的プログラム
そこで今回、関経連と、大学などが金属系ものづくり企業の研究開発を支援する「大阪ベイエリア金属系新素材コンソーシアム」が連携。理工系の大学学部か大学院を卒業し、研究・開発や生産業務の現場を経験した入社3〜10年目の若手を対象に、金属・材料工学を体系的に学んでもらうプログラムを企画した。
プログラムは関経連の会員企業と大学教授が共同開発。レベルは大学3、4年に大学前期課程を加えた程度で、鉄鋼の製錬や熱力学、腐食・防食工学など計12回を10月2日〜12月18日に行う。5大学の研究者ら10人が講師として参加。募集人数は講師陣との活発な議論を期待して30人に限定した。同分野の基礎を体系的に学べるプログラムとしては関経連初の取り組みで、国内でも先駆的な実践という。
28日に大阪市内で開かれた説明会で森下副会長は、個人的な思いとして同プログラムの展望を提示。将来的には関西広域連合の中に同様の人材育成の場をつくるなどし、学生が参加して就職に結び付いたり、企業の若手人材の育成に役立てるなど「今回の結果を検証して次のステップを議論したい」と意欲を示した。関西広域連合は同プログラムの後援で名を連ねる。
同席した同コンソーシアム代表の中平敦・大阪府立大学教授は「意外と基礎を学んできていない人は多い。もう一度学んでより深く理解し、基礎学力の充実を図ってほしい」と強調。今後は大学間の単位互換の手法などを視野に入れ、学びの場の振興を目指すという。
募集は9月24日まで。受講費用は5万円。申し込みは関経連のホームページから申込書をダウンロードして行う。問い合わせは電話06(6441)0106、関経連へ。
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最近、日本国内でもかなりの被害をもたらす大きな竜巻が発生していますから、このレーダーは大きな意味を持つのではないでしょうか。
竜巻捉える高性能気象レーダー
http://www.nhk.or.jp/lnews/osaka/2004622171.html
ゲリラ豪雨や竜巻の出現をほぼリアルタイムで捉えることが出来る高性能の気象レーダーの開発に大阪大学などの研究グループが成功し、これまで以上に迅速な警戒が可能になると注目を集めています。高性能の気象レーダーを開発したのは、大阪大学と情報通信研究機構、それに東芝でつくる研究グループです。
円筒型の気象レーダーの内部には、128の電波受信装置を持つアンテナが設置されていて、アンテナが1回転する10秒から30秒ほどの間に半径60キロ、高さ14キロの空間で雨や風の流れを立体的に捉えることができます。
このためアンテナを連続して回転させると積乱雲が急速に発達し、ゲリラ豪雨となる一連の状況をほぼリアルタイムで捉えたり竜巻の出現や移動方向を予測することもできるようになるということです。大阪大学によりますと、これまでの気象レーダーでは、雨や風を立体的に観測するのに5分以上かかっていたということで研究グループでは、ゲリラ豪雨や竜巻への警戒がこれまで以上に迅速に出来るようになるとしています。
大阪大学の牛尾知雄准教授は「6月から実験を重ねているが、かなり精度が高く局地的な気象の変化もつかむことができている。こうしたレーダーを普及させれば、より的確に警戒してもらえるようになる」と話しています。
08月31日 19時35分
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オーストリア楽団 演奏会に1700人招待
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/osaka/news/20120902-OYT8T00073.htm
コカ・コーラウエスト(本社・福岡市)は、11月5日に大阪市北区のザ・シンフォニーホールで開く「コカ・コーラウエスト クラシックコンサート『ハンスイェルク・シェレンベルガー&カメラータ・ザルツブルク』」に、抽選で1700人を無料招待する。
コンサートは、地域社会への貢献活動の一環として1989年から行っており、80回目。元ベルリン・フィルの首席オーボエ奏者のハンスイェルク・シェレンベルガーの指揮で、モーツァルトの生誕地オーストリア・ザルツブルクを拠点に活動する「カメラータ・ザルツブルク」が、モーツァルトの交響曲第39番と同40番、同41番「ジュピター」を演奏する。
午後6時30分開演。希望者は3日から24日(消印有効)までに、はがきに郵便番号、住所、氏名(フリガナ)、年齢、職業を明記し、〒810・0001 福岡市中央区天神2の4の12、NASAコーポレーション「コカ・コーラウエスト クラシックコンサート大阪公演」Y係へ。コカ・コーラウエストのホームページ(http://www.ccwest.co.jp/)でも受け付ける。
申し込みははがき1枚につき1人(6歳未満不可)。問い合わせはNASAコーポレーション(092・714・2727)。
(2012年9月2日 読売新聞)
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オーストリア楽団 演奏会に1700人招待
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/osaka/news/20120902-OYT8T00073.htm
コカ・コーラウエスト(本社・福岡市)は、11月5日に大阪市北区のザ・シンフォニーホールで開く「コカ・コーラウエスト クラシックコンサート『ハンスイェルク・シェレンベルガー&カメラータ・ザルツブルク』」に、抽選で1700人を無料招待する。
コンサートは、地域社会への貢献活動の一環として1989年から行っており、80回目。元ベルリン・フィルの首席オーボエ奏者のハンスイェルク・シェレンベルガーの指揮で、モーツァルトの生誕地オーストリア・ザルツブルクを拠点に活動する「カメラータ・ザルツブルク」が、モーツァルトの交響曲第39番と同40番、同41番「ジュピター」を演奏する。
午後6時30分開演。希望者は3日から24日(消印有効)までに、はがきに郵便番号、住所、氏名(フリガナ)、年齢、職業を明記し、〒810・0001 福岡市中央区天神2の4の12、NASAコーポレーション「コカ・コーラウエスト クラシックコンサート大阪公演」Y係へ。コカ・コーラウエストのホームページ(http://www.ccwest.co.jp/)でも受け付ける。
申し込みははがき1枚につき1人(6歳未満不可)。問い合わせはNASAコーポレーション(092・714・2727)。
(2012年9月2日 読売新聞)
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>コンサートの終わりには大植さんがエルガーの「威風堂々」を指揮。
>客席は総立ちとなって、盛り上がった。
これ良いなぁ、見れた人羨ましいなぁ。
私が大好きな曲で、大阪を一言で表すと『威風堂々』だと思っているので。
そしてこの曲は実に大阪に合う。
橋下市長にブーイングと拍手 大阪クラシック開幕
2012.9.2 18:54
http://sankei.jp.msn.com/west/west_life/news/120902/wlf12090218580018-n1.htm
大阪・御堂筋と中之島の街角でクラシック音楽の公演を行うイベント「大阪クラシック」が2日、始まった。大阪市中央公会堂(同市北区)で開かれたオープニングコンサートには橋下徹大阪市長も駆け付け「クラシック音楽も大阪を発展させるための貴重なツール」と、集まった音楽家や音楽愛好家に訴えかけた。
「大阪クラシック」は大阪フィルハーモニー交響楽団の桂冠指揮者、大植英次さんが提唱し、大フィルと大阪市の共催で平成18年から始めたイベントで、今年7回目を迎えた。これまで出演は大フィル中心だったが「文化行政は平等にチャンスを与える」という橋下改革を受け、今年からは関西フィルハーモニー管弦楽団など他の在阪オーケストラにも参加を求め、より多くの音楽家で作る音楽イベントとして開催された。
中央公会堂で開かれたコンサートでは大植さんが指揮し、大フィルと相愛大学オーケストラの合同オーケストラが880人の聴衆を前にワーグナーの勇壮な楽曲などを演奏した。
大植さんに誘われてステージに上がった橋下市長は「ここに集まられたクラシック愛好家は文楽も愛好していると思います。僕は文化の破壊者といわれていますが、言い訳させてください」と、先日、文楽への補助金打ち切りを決めたことを受けて話しだし、「これまで行政の文化への補助金は審査という観点が抜け落ちていた。また、チャンスを平等に与えることもして、しっかり文化を促進していきたい」と続けた。
橋下市長が話し出すとブーイングが起きたり、「こんなのを聞きに来たのではない」といった声が客席から上がったが、市長が「クラシックは大阪を発展させる上での貴重なツールですのでよろしくお願いします」と話すと、多くの聴衆から拍手がわき起こった。
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>>1138
http://sankei.jp.msn.com/west/west_life/news/120902/wlf12090218580018-n2.htm
一方、大植さんは「橋下市長が来てくださってうれしい。市長は府の長と市の長を両方経験されているので、語呂を合わせて不死鳥(ふしちょう)を持ってきました」と、不死鳥をかたどったプラモデルなどをプレゼント。市長は「よく府と市を合わせて不幸せといわれるが、不死鳥とはすばらしい」と喜んでいた。
コンサートの終わりには大植さんがエルガーの「威風堂々」を指揮。客席は総立ちとなって、盛り上がった。
大阪クラシックは8日まで、無料の73公演を含む計90公演が行われる。今年のテーマは「大阪」。大阪府出身の作曲家、貴志康一を取り上げた演目が行われるほか、8日午後7時半から中央公会堂で開かれる最終公演では、新世界・通天閣100周年を祝し、ドボルザークの交響曲第九番「新世界より」を演奏する。
また、大フィルの管楽器トップ奏者らが結集してモーツァルトの「グラン・パルティータ」を聞かせるコンサート(6日午後1時からザ・シンフォニーホールで。全席指定1500円)など注目公演が続く。
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「大阪クラシック」開幕 今年から多彩な楽団参加 8日まで計90公演
2012.9.3 02:02
http://sankei.jp.msn.com/region/news/120903/osk12090302030002-n1.htm
御堂筋、中之島など大阪の都心をクラシック音楽で彩る音楽の祭典「大阪クラシック」が2日始まった。大阪市北区の市中央公会堂で開かれたオープニングコンサートには橋下徹市長も駆け付け、「クラシック音楽も大阪を発展させる貴重なツール」と音楽家や音楽ファンらに訴えかけた。
大阪クラシックは大阪フィルハーモニー交響楽団の桂冠指揮者、大植英次さんが提唱。大フィルと市の共催で平成18年から毎年開いている。これまで出演は大フィル中心だったが、今年から関西フィルハーモニー管弦楽団など他の在阪楽団も加わり、より多彩な顔ぶれのイベントとなった。
オープニングコンサートでは、大植さんが大フィルと相愛大オーケストラの合同オーケストラを指揮し、ワーグナーの勇壮な楽曲などを演奏した。8日まで、無料の73公演を含む計90公演が行われる。
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【ソウル時事】世界基督教統一神霊協会(統一教会)の創始者である文鮮明氏が3日、京畿道加平郡の病院で病気のため死去した。92歳だった。統一教会が同日、確認した。風邪と肺炎による合併症で8月から入院していた。
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ご当地アイドルが集結 大阪で初の「ロコドルサミット」
http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2012&d=0903&f=business_0903_133.shtml
地域の観光PRや地元活性化に活躍する全国各地のご当地アイドル(ロコドル)が9月15―17日、大阪・道頓堀に集結する。「ロコドルサミット2012」と題して14組のロコドルやご当地キャラのミニライブ、観光PRを特設ステージで行うほか、ロコドルなどの地域コンテンツを生かした観光活性化について意見を交わすシンポジウムを開催する。
サミットは、AKB48以降に地域発アイドルが次々と登場し”B級グルメ”や”ゆるきゃら”と並ぶ有望な地域コンテンツであることをアピール。既存のご当地アイドルコンテストと異なり、地域の観光PRを前面に打ち出し地域活性化を目指す。
初開催となる今回は16−17日に、大阪市浪速区の湊町リバープレイスをメーン会場に道頓堀一帯で、各地のロコドルらがパフォーマンスを展開する。現在出演予定なのは、りんご娘(青森県)▽八重隊(福島県)▽チームしゃちほこ(愛知県)▽JuRias(三重県)▽KT0771−(京都府)▽NEPシスターズ(大阪府)▽神戸・清盛隊(兵庫県)▽Fun×Fam(和歌山県)▽SakuLove(岡山県)▽バードプリンセス(鳥取県)▽しまねっこwithこねっこ隊(島根県)▽Babydolls(徳島県)▽湯けむり忍者隊葉隠一族(佐賀県)▽MKM−ZERO(宮崎県)―の14グループ。大阪・弁天町のロコドル「弁天R.シスターズ」や来年開催する広島菓子博のPR大使「ひろしまスイーツレディー」、ご当地ヒーローなども登場する。
初日の15日には、13時から大阪市浪速区のホテル一栄でロコドルサミット会議も実施する。関西ウォーカーの玉置泰紀編集長や日本総研の東博暢さん、日本旅行西日本MICE営業部の関昌博部長が基調講演を行う。次いで、各氏がパネラーを務めて「ロコドルなどポップカルチャーコンテンツを活用した観光活性化の方策を見る」と題し参加団体関係者も交えながらディスカッションする。
いずれも入場は無料。
サミット後は、日本旅行や近畿日本ツーリストなどが協力し、ロコドルがもてなすツアーの実施なども予定している。(情報提供:トラベルニュース)
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どこで学ぶかより、何を学ぶか。大阪で覚えた英語で、いつかはハリウッドへ - 角田信朗さん
http://news.mynavi.jp/articles/2012/09/03/kakuta/
正道会館最高師範の空手家で、世界的格闘技イベントのK-1では競技統括プロデューサーを務めた角田信朗さん。歌手、俳優、タレントとしても多彩に活動しており、お茶の間でもおなじみの存在ではないでしょうか。
そんな角田さんですが、実は関西外国語大学外国語学部英米語学科卒で、英語科の教員免許も取得している一面もあります。しかしながら、英語留学経験は一切ないとのこと。では、どのように英語力を身に付けられたのか、格闘家としてのエピソードも併せてお話を伺いました。
英語は大阪で習いました
――まず、角田さんが最初に英語に興味を持ったきっかけを教えてください。
小学生のころ、僕はすごいいじめにあっていて、強さに対するあこがれを人一倍持っていました。そんな時、当時はやっていたブルース・リーの映画を見ました。よく聞けばブルース・リーは、本当の武術家であり役者で、32歳の若さでたった4本の作品を残して亡くなった、と。
僕はファンになって、何回も何回も、お小遣いをはたいて映画を見に行きました。映画館を出ると「アチョー! アチョー!」とブルース・リーのまねをする子供がたくさんいたのですが、僕もご多分に漏れずまねをしていました。
学校で始めて英語の教科書を開いたばかりの中学生のころ、もっとブルース・リーに近づきたいからと、親に頼んで映画のサウンドトラックのLPを買ってもらったんです。
サウンドトラックに入っていた映像のないドラマの音声を聞いて、付属のスクリプトを読んで、ブルース・リーのせりふやシーンを再現したり、次第にテーマ曲を覚えたりもしました。
そうして、英語の授業で教科書を読まされると、先生に「なかなかうまいね」と言われます。褒められると嬉しいから、また家に帰ったらLPを聞いて……と繰り返していました。
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>>1143
――英語は得意科目だったようですね。
大事なのは、「どこに行くかより、何を学ぶか」だと思います。英語に興味があって行った関西外国語大学を卒業するまで、僕は海外旅行すら行ったことがありませんでした。「留学されていたんですか」とよく聞かれますが、「いえ、英語は大阪20+ 件で習いました」と答えています。
大学生のころ、キャンパスにいる留学生を捕まえて「空手を教えてやるから」と、一緒に飯を食いに行き、そこで覚えた生の英語が、一番役に立っていますね。
英語を話せたからこその「カクタンディ」
――英語を好きになるためにはどうしたらよいでしょうか。
日本人はアクションを起こすのが下手なんです。例えば、「on」と書くところを「to」と書いたら「×」とされ、「話しても通じないのでは」と考える人も出てくる。でも、そんなこと気にせず、僕が大学生のころにやったように、街やバーにいる外国人の方を捕まえればいいわけです。
ほかにも、今は映画のDVDも「字幕付き」「字幕なし」を選べます。最初は「日本語字幕付き」でストーリーを頭に入れ、次は「英語字幕つき」で何を言っているのかを聞き、最後は「字幕なし」で見るというトレーニングは効果あると思います。僕もよくやっていますが、好きな映画なら退屈はしません。
――「英語が話せてよかった」と感じたのはどんな時でしたか。海外の格闘家とのエピソードも聞かせてください。
K-1の競技統括担当の立場では、大会前日のルールレビューも英語で行ったり、正道会館を海外に広めたいという方とも、コミュニケーションを取ったりしています。関西外国語大学で身に付けた英語は、こんなところで役立つんだなぁという感覚です。
あとこんなエピソードもあります。
かつて日本人に愛され、今年で13回忌を迎えるアンディ・フグという選手がいました。ドイツ語圏の彼でしたが、ハリウッドスターになりたいという夢もあって英語を一生懸命勉強していました。
僕が英語を話せたこともあって、アンディは「カクタ、マイフレンド」と慕ってくれました。一緒にバラエティー番組に出ることもありました。通訳だったら普通に訳すところを、僕はアンディの言葉をバラエティーに慣れた人間としてアレンジするんです。
例えば、とんねるずの番組で出演者が「ゲームに勝ったらアンディと戦いたい」と言って、アンディが「Good Spirits!」と返した時、「よい精神ですね」というのを、僕が「見上げた野郎だ」と訳すとウケるわけですよ。
そうしたらアンディは「カクタとテレビに出る時は通訳はいらない。カクタンディだ」と喜んでくれたんです。
そういった関係から、アンディに子どもが生まれた時は「日本語に聞こえる名前をつけてくれ」と言われました。「セイヤ」という名前をつけましたが、友達関係以上の厚い信頼を感じました。
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>>1143、>>1144
影響を受けた人を思い、ハリウッドも視野に入れる
――これから角田さんが、英語を使ってチャレンジしたいことはありますか。
海外で試合をやる時は、必ず現地の言葉でスピーチをしていました。こういった外国語でのパフォーマンスは今後もいろいろとやっていきたいです。
あるいは、サッカーの国際試合で「君が代」を歌わせていただいたことがありましたが、そんな職業ありませんが、色んな国の国歌を歌う「国歌斉唱請負人」という職業を作って、やってみるのも面白そうです。
あとは、これまではあまり考えていなかったけど、ハリウッドも視野に入れています。語学とリンクしたことでやりたいことを考えると、ハリウッドが出てくるんですね。そのため、最近錆び付き気味の英語力をもっと高度にするために、ネイティブスピーカーとのプライベートレッスンにも取り組んでいます。お金を出して学べば、それだけ真剣味も増しますし(笑)
――最後に、英語を学ぶ人にメッセージをお願いします。
さっきも言いましたけど、「どこに行くかより何を学ぶか」なんです。海外に半年おっても英語を全く話せない人がいる反面、大阪におっても英語を話せる人もいます。
また、強くなりたいからと空手を始めた自分の可能性が、今はこんなに広がっているのは、英語を話せたことも理由にあります。
皆さんも、英語を身に付けることで可能性を広げるチャンスをつかめるかもしれません。
■お話を伺った人
角田信朗さん。大阪府出身。関西外国語大学英米語学科卒業 英語教員免許取得(中学1級、高校2級)。正道会館空手最高師範。空手家としてだけでなく、俳優、声優だけでなく、国歌斉唱を行うなど歌手としても活躍。多彩な才能を持つ。ギネスブック認定バット折り世界記録保持者でもある。
■著書
「悔しかったらやってみぃ!!」(幻冬舎)
「角田信朗のフルコンタクト英会話」(講談社)
「角田信朗のボディトレーニング」(日本文芸社)
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観光・産業振興で連携…大阪・千早赤阪村と阪南大
http://www.yomiuri.co.jp/kyoiku/news/20120904-OYT8T00537.htm
地域資源を村の活性化につなげるため、千早赤阪村と阪南大(松原市)が、観光産業や地域文化の分野で連携協定を結んだ。過疎化が深刻で、若者を呼び込みたい府内唯一の村が、西日本で初めて国際観光学科を設立した同大学と手を携え、官学一体で村おこしに取り組む。同村が大学と協定を取り交わすのは初めて。
「大学の貴重な人的資源と村の自然資源・歴史遺産が融合することで、更なる地域振興につなげたい」
7月に行われた調印式で、松本昌親村長は協定締結に期待を込めた。
同村の人口は1980年代をピークに減少。特に最近10年では1000人近く減り、5月末現在で6050人。65歳以上の割合は府内市町村で最も高い31・2%(2010年)で、高齢化も深刻になっている。
こうした状況を受け、村は昨年、「交流人口増加プロジェクト」と銘打ち、地域活力の低下に歯止めをかけようと対応策を検討。同大学国際観光学部の教授が村の文化財保護審議会委員を務めている縁で、大学側に連携や協力を打診し、今回の協定締結に至った。
協定書では、▽教育・文化の向上▽人材育成▽学術研究や観光・産業振興――などの分野で連携することを確認。今後、観光学の専門家の多い大学側が、村民大学講座への講師派遣や学生による村内の史跡調査などを行い、観光分野を中心に村側を支援していく。
一方、大学側も地域が抱えている課題を実践の場で研究できる利点がある。村内には、府内最高峰の金剛山や南北朝時代の武将・楠木正成ゆかりの城跡、日本の棚田百選に選ばれた「下赤阪の棚田」などがあり、辰巳浅嗣学長も「村内でフィールドワークや研究活動を行うことで、より血肉になる学問が可能になる」と期待を寄せる。
3月には、学生らが山里の散策ルートを開拓するための実地調査を行ったり、4月の「山の春まつりin金剛山」に学生10人がボランティア参加したりするなど交流も深まっている。
谷口広之・国際観光学部長は「大学の持つ専門知識を村づくりに役立てる一方、学生たちは村の資源を生かした貴重な経験が出来る。双方が活性化できる関係にしたい」と話している。(安田弘司)
(2012年9月4日 読売新聞)
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国公立大入試要項まとまる 阪大が「挑戦枠」新設
2012.9.5 21:11 [westナビ]
http://sankei.jp.msn.com/west/west_life/news/120905/wlf12090521120014-n1.htm
国立大82校と公立大80校の平成25年度入試要項がまとまった。大手予備校などによると、神戸大経済学部など12大学の学部、学科で後期日程試験を廃止。一方で、前期日程の募集定員は大幅に増える。大阪大は理学部の一般入試の前期日程で、通常の受験科目に加え、難易度の高い問題で考察力を試す「専門数学」か「専門理科」を課す「挑戦枠」を新設する。
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大阪府大、光誘起力の「揺らぎ」利用しナノ粒子分離抽出
掲載日 2012年09月06日
http://www.nikkan.co.jp/news/nkx0720120906eaah.html
大阪府立大学21世紀科学研究機構ナノ科学・材料研究センターの飯田琢也講師らの研究グループは、光の対称性と強弱が変化する状況をつくれば、その「揺らぎ」を利用して、特定のナノメートルサイズ(ナノは10億分の1)の微小な粒子を選択して取り出せることを明らかにした。
研究グループは光が物質に及ぼす力「光誘起力」に着目した。レーザー光の強弱を調整して空間的な対称性の変化をつくれば、周囲の水分子の揺らぎ効果で、輸送効率を高めることができるという。直径100ナノメートル(ナノは10億分の1)以下のナノ粒子から、10ナノメートル以下に抑えて抽出できることをシミュレーションで確認した。
ナノ粒子のサイズや形、品質をそろえる技術は多くの分野で必要とされている。将来的にこのナノ粒子の分離抽出技術を用いて、医薬品や生体分子用マーカーの高純度化や、金属ナノ粒子を表面に集積した高効率太陽電池の開発などへの応用を目指す。
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大阪市立科学館で渋川春海企画展−映画「天地明察」の撮影道具も
http://umeda.keizai.biz/headline/1410/
大阪市立科学館(大阪市北区中之島4、TEL 06-6444-5656)で9月4日、日本で初めて国産の暦を作り上げた天文学者・渋川春海の業績を紹介する企画展「渋川春海と江戸時代の天文学 −『天地明察』の時代−」が始まった。
日本では、中国暦の宣明暦(せんみょうれき)を862年に採用して以降改暦を行っていなかったが、約800年たった江戸時代、暦と実際の日付にずれが生じていた。幕府碁方を勤める傍ら、幼いころから天文に興味を持っていた安井算哲(のちに渋川春海に改名)は1673年、幕府に対し中国の授時暦に基づいた改暦を上表。十数年かけ、3度目の請願で独自の工夫を加えた「大和暦」への改暦が宣下され、貞享暦(じょうきょうれき)の名で1685(貞享2)年、国産初の暦が施行された。
2010年本屋大賞を受賞した冲方丁さん原作「天地明察」の映画化で「知る人ぞ知る天文学者である渋川春海が注目を集めてうれしい」と、国内でも少ないという江戸時代の天文学を研究する同館学芸員の嘉数次人さんが企画した同展。4階の通常展示「江戸時代の天文学」に35点の資料を加え、渋川春海の業績を紹介する。
会場には、現存する最古の肖像画や碁打ちとして活動していた時代の棋譜、暦の計算法を記した資料や貞享暦施行期の暦などを展示。見どころは渋川春海が刊行した「天象列次之図」「天文分野之図」「天文成象」の3枚の星図。「3点が同時に展示されるのは初めて」と嘉数さん。大阪歴史博物館(中央区)では、連携展示として「町人天文学者 間重富の天文観測と暦」も開催する。
今月15日には、岡田准一さんが主人公・安井算哲を演じる映画「天地明察」が公開。同作の撮影に使われた象限儀(しょうげんぎ)や圭表(けいひょう)、算額などの道具類も展示する。嘉数さんは「当時の天文学は、月の満ち欠けと天文占いの科学と非科学が入り交じった国家のための学問。映画や原作でファンも多いと思うので江戸時代の科学がどういうものだったか興味を持っていただければ」と話す。
開館時間は9時30分〜17時。観覧料は、大人=400円、高・大生=300円、中学生以下無料。月曜休館。10月21日まで。
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大阪工大の小型人工衛星搭載のロケット、打ち上げ成功
2012.9.9 14:52 [宇宙・天文]
http://sankei.jp.msn.com/west/west_life/news/120909/wlf12090914550015-n1.htm
大阪工業大(大阪市旭区)の学生らが製作した小型人工衛星「PROITERES(プロイテレス)」などを搭載したインドのロケットが9日、インドの宇宙センターから打ち上げられた。ロケットは、人工衛星を軌道に乗せることに成功したもよう。
同大学などによると、ロケットは、インド南部アンドラ・プラデシュ州スリハリコタから、9日午前9時50分ごろ(日本時間同日午後1時20分ごろ)に発射。順調に高度を上げ、プロイテレスの切り離しに成功したとみられるという。
大学では、人工衛星の製作に携わった学生ら約50人が集まり、打ち上げ中継を見守った。ロケット打ち上げ成功の一報が入ると、学生らからは「よくやった」などと歓声が上がった。
工学部の4年、松岡孝明さん(21)は「やっとここまで来ることができたが、これからが本番。不安もあるが、楽しみだ」と話した。
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太陽の謎を宇宙から探る 大阪でセミナー
2012.9.9 02:15
http://sankei.jp.msn.com/region/news/120909/osk12090902150002-n1.htm
JAXA(宇宙航空研究開発機構)が進める人工衛星「ひので」を使った太陽観測について学ぶセミナー「宇宙から探る太陽の謎」(NPO法人新現役ネット主催、産経新聞社後援)が8日、大阪市中央区の武藤記念ホールで開かれ、「ひので」プロジェクトマネジャーでJAXA宇宙科学研究所の坂尾太郎・准教授が講演した。
坂尾准教授は「太陽の表面温度は6千〜1万度なのに対し、コロナは100万度もある」と説明。太陽フレアの高エネルギー粒子線などの影響を避けるため、宇宙天気の観測の必要性を強調した。
また、「ひので」について「人の目なら『視力300』に相当する可視光磁場望遠鏡やX線望遠鏡などを備えている」と紹介。コロナに浮かぶプロミネンスなどの画像を示し「太陽の新しい姿が解明されている。データは世界一」と締めくくった。
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特集:「紅型 琉球王朝のいろとかたち」 大阪市立美術館、11日開幕
毎日新聞 2012年09月08日 大阪朝刊
http://mainichi.jp/feature/news/20120908ddn010040050000c.html
琉球王朝時代の沖縄で考案された染色技法、紅型(びんがた)の魅力を紹介する「紅型 琉球王朝のいろとかたち」が11日、大阪市立美術館で開幕する。沖縄復帰40周年を記念し、琉球国王尚家(しょうけ)に伝えられた国宝の衣装から、風呂敷、裂地(きれじ)、型紙など約240点で構成。生命力にあふれ、繊細な美意識を感じさせる色彩と模様の世界が広がる。【渡辺亮一】
◇生命力と美意識に満ちて
紅型は、型紙を使ってのりで防染した後、顔料や染料をはけですり込んで彩色し、模様を表すタイプ(型染紅型)と、筒のり(筒から絞り出したのり)で防染し、フリーハンドで彩色して模様を出すタイプ(筒描き染紅型)に大別される。前者は主に衣装、後者は風呂敷や幕などに用いられる。明治の廃藩置県で琉球王朝が崩壊すると、紅型は王朝の後ろ盾を無くして廃れ、衣装の多くは本土のコレクターや研究者へと渡った。沖縄に現存する品は極めて少ない。
本展で公開される品の大半は衣装。中でも、琉球国王尚家に伝わる衣装10点は、完成度の高さが際立つ。王府の管理下で製作が行われ、図案には絵師が関わり、士族の資格を持つ紺屋が染色を担当した。素材の布地や顔料は最上のものを厳選。いわば極上のアートである。「黄色地鳳凰蝙蝠宝尽(きいろじほうおうこうもりたからづ)くし青海立波模様衣裳(せいがいたつなみもよういしょう)」(18〜19世紀、那覇市歴史博物館蔵)は、少年用の冬物の袷(あわせ)衣装。王族だけが着用できる黄色地で、中国では福を表す蝙蝠や吉祥の鳳凰など、おめでたい模様が随所に施されている。左右対称の意匠は華やかだが、装飾過多に陥ることなく、適度に抑制的。格調と品位を備え、時代と地域を超越した美を誇る。
戦後初公開となる松坂屋コレクションの衣装(58点)も見逃せない。その多くは、文化勲章を受けた洋画家、岡田三郎助(1869〜1939)が収集したものだ。
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自立模索、ワンコイン演奏会 大阪市音楽団
2012年09月08日
http://mytown.asahi.com/osaka/news.php?k_id=28000001209080003
全国唯一の公立吹奏楽団である大阪市音楽団が7日、同市中央区の大阪城公園にある練習場を会場に、入場料500円の「ワンコインコンサート」を開いた。同楽団は市政改革で存続の危機にあり、自立化に向けた試みとして初めて企画された。
36人の団員が出演し、「星条旗よ永遠なれ」「威風堂々」など10曲を披露。1回目のコンサートには147人の観客が入り、演奏後、「がんばって」などと声援も飛んだ。25日午前11時、午後3時にも開かれる予定。問い合わせは同楽団(06・6947・1195)。
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東京の大学だと、マスゴミは
狂ったように、宣伝するのにな。
【科学】大阪工大の学生らが制作した小型 人工衛星搭載のロケット、インド宇宙セン ターで打ち上げ成功
http://anago.2ch.net/test/read.cgi/wildplus/1347247871/l50
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狂ったように、ではなくて
もともと狂ってるんだよ。
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インド100回目のロケット発射 大阪工業大が開発した衛星を搭載
2012.9.9 21:02
http://sankei.jp.msn.com/science/news/120909/scn12090921030000-n1.htm
【ニューデリー=岩田智雄】インド南部アンドラプラデシュ州のサティシュダワン宇宙センターで9日、大阪工業大学(大阪市)の学生が中心となって製作した小型衛星などを載せたロケットがインド宇宙研究機構(ISRO)によって打ち上げられた。今回の打ち上げは、インドの宇宙ミッションとしては記念の100回目という。大阪工大は10日、衛星が無事、軌道に乗ったと明らかにした。
打ち上げは、インドのシン首相や学生らが現地入りして見守る中で行われた。大阪工大の西川出教授によると、搭載された小型衛星「プロイテレス」は、一辺約30センチの立方体。電気エネルギーを使う「電気推進ロケットエンジン」を搭載している。50キロ以下の人工衛星にこうしたエンジンを搭載するのは世界初の試みだという。約3週間後から電気推進ロケットエンジンの実験、カメラ撮影などを行う予定だ。
インドのロケットを選んだのは、日本のロケットでは、順番待ちで時間がかかるため。西川教授は10日、産経新聞の電話取材に「9日深夜に衛星のビーコンが衛星の生きている証を送ってくれた。ISROのスケジュールの変更で、打ち上げは予定より約2年半遅れたが、苦労がようやく報われた」と話した。
ロケットには、重さが720キロあるフランスの地球観測衛星も搭載された。宇宙開発に積極的なインドは来年、火星探査機の打ち上げも予定している。
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用途多彩なギャラリー誕生 中央区のOMMビル
2012年9月12日
http://www.nnn.co.jp/dainichi/news/120912/20120912017.html
大阪マーチャンダイズマート(OMM)は、大阪市中央区の天満橋OMMビル地下2階にアーティストのための展示ギャラリー「ART Lab OMM」をオープンした。作品展示以外にも、アート雑貨の販売や音楽イベントの開催など、幅広い展開を仕掛けていく。
同ビルは、1969年に日本初の本格的卸センタービルとして西日本の高層ビルのトップを切って誕生し、ファッション産業の拠点、発信場所としての役割を担ってきた。空きスペースを、アート系の空間として開放することを提案。京阪電鉄とタッグを組んだ展覧会や、フリーペーパーの出版などを行う「art yard」(滝本章雄代表)が企画・運営する。
オープニング展示の「Birdricねいちゃー、くりーちゃー」(17日まで)を手掛けたのは、鳥をモチーフにしたオブジェをニットなどで制作している豊島舞さん。ミュージックビデオでバンド「少年ナイフ」とコラボするなど、音楽とのかかわりも深い。
ニットを用いた作品は、ファッション産業の拠点でもある同ビルのギャラリーと親和性があり、滝本代表は「いい幕開けになった。アートヤードも、音楽関係のインタビューフリーペーパーを制作しており、音楽とアートを結びつける仕事が多い」と話す。
作品を使って雑貨商品の開発・即売や、音楽関係のイベント企画などを検討しており「アーティストにとっても、ビルに入る企業や訪れる人にとっても広がりやつながりの生まれる場になれば」と話している。
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「こどもホスピス」11月開設 淀川キリスト教病院
2012年9月12日
http://www.nnn.co.jp/dainichi/news/120912/20120912019.html
淀川キリスト教病院(大阪市東淀川区)は、小児がんや難病の子どもが家庭的な環境の中で治療を受けられる国内初の「こどもホスピス」を11月に開設する。子どもらに生きる希望を持ってもらうとともに、家族らの介護疲れを癒やす場としても活用してもらう方針だ。
新病院移転に伴ってスペースが空いた分院(同区)を活用。子ども用の12床を、大人用の15床と合わせ「ホスピス・こどもホスピス病院」(計27床)として開設する。
4人部屋だったのを1人部屋にするため、30〜40平方メートルと広く、家族らも泊まれるのが特徴。授業を受けられる「がっこう」や、体を動かす「おそと」などの部屋も設ける予定だ。
椋棒(むくぼう)正昌総長は「子ども同士で遊べ、大人もいるため、社会のようなものがつくれる。子どもたちが家族や仲間とともに過ごし、癒やしと生きる希望を見つけてほしい」と話す。
また「こどもホスピス」では、入院しなくても短期間預けられる枠も設ける。つきっきりで看病する家族の負担軽減に貢献する構え。椋棒総長は「短期間の旅行や困ったときに利用してもらうなど、一時的にでも家族を解放してあげられれば」と思いを込める。
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大阪は文化に冷たい、と言う人がいますが果たしてそうなのでしょうか?
私は常々疑問に感じています。
こういうイベントを開けば何万という人が集まる。大フィルの星空コンサートも毎回大盛況。
お祭りも文化ですが日本三大祭で一番人が集まるのが大阪の天神祭。
しかもあまり対外的に宣伝せずにこの結果ですから、如何に大阪の人たちが天神祭を大事にしているかということです。
もう少し大阪と文化の関係を調べてみる必要があるのではないでしょうかね。
大阪クラシック:5万人動員し閉幕
毎日新聞 2012年09月12日 大阪夕刊
http://mainichi.jp/feature/news/20120912ddf012040007000c.html
2日に始まった大阪・キタの音楽祭「大阪クラシック」は8日に全90公演を終えて閉幕、5万600人を動員した。
大阪市北区の中央公会堂での開幕公演には、大植英次・大阪フィルハーモニー交響楽団桂冠指揮者=写真・左から2人目=に誘われ、橋下徹大阪市長も登場=同・中央。橋下市長が「クラシックの愛好者は文楽の愛好者と共通していると思います。僕は文化の破壊者と言われ続けていますが文化を否定しているわけではありません」と切り出し、「アーツカウンシルで文楽にも落語にもチャンスを平等に与えて大阪の文化を発展させたい。大阪の四つの楽団も平等にしたい。クラシックも大阪の発展のための貴重なツールです」と語った。昨年まで大阪クラシックは大フィルだけが参加していたが、今年から在阪4楽団すべてが参加する方式に改められた。
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阪大病院 研究から創薬まで一体化 未来医療開発部を新設
産経新聞 9月13日(木)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120913-00000123-san-soci
大阪大学病院は13日、大学などが行っている医学的基礎研究を、創薬など治療法開発に直結させる「未来医療開発部」(部長・澤芳樹副病院長)を病院に新設した、と発表した。設置は8月1日付。
阪大病院によると、これまで病院の「未来医療センター」と臨床試験部でそれぞれ臨床試験を行っていたため、両部門を同部に統合。また、臨床試験結果の信頼性向上のため、電子カルテなどのデータを一括収集して統計処理する「データセンター」を部内に設置した。さらに、大阪府内をはじめ、西日本の大学や研究所ともネットワークを構築することとなった。
担当者は「(カルテの個人情報漏洩(ろうえい)などのリスクに配慮しながらも)他施設から効率的にデータを送受信する仕組みを構築し、運用したい」としている。同部では今後、製薬会社などとも連携して医薬品などの開発に取り組む。
これまでは、基礎研究の成果が多くても、創薬など新治療法開発までの流れがシステム化されていなかったため、実用化に直結しない問題が指摘されていた。
澤部長は「組織をまとめたことにより、研究から創薬までの流れが1つにつながった」と話している。
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>>1159
90公演で5万人程度では大したもんではないね。針小棒大なこと言ってても仕方ないだろう。
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一週間で90公演て凄いな。
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がん守る細胞、取り除く療法治験 東大・阪大など計画
http://www.asahi.com/science/update/0914/OSK201209130222.html
がんの防御役となっている細胞を取り除いて攻撃しやすくする新タイプの免疫療法を、東京大や大阪大、名古屋市立大などが初の臨床試験(治験)として来年1月にも始める。進行性の肺がんや食道がんなど、いまは治療が難しいがんに挑めるようにする目的だ。
病原体から体を守る免疫は、異物であるがんも攻撃する。がん治療で研究されている免疫療法は、免疫の「矛」の力を高めてがんを攻撃するのが基本。ただ、現状ではすべての患者に効果があるわけではない。
最近の研究で、がんの周囲には免疫にブレーキをかける「制御性T細胞」と呼ばれる細胞が集まり、「盾」となって攻撃のじゃまをしていることが分かってきた。盾をなくせば、免疫本来の力が発揮しやすくなると考えられる。がん細胞の種類によっては、除去で広がりを抑えられたとするマウスの実験結果もある。
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大阪ニュース
「関西拠点さらに発信」 大阪文化祭賞贈呈式
2012年9月15日
http://www.nnn.co.jp/dainichi/news/120915/20120915027.html
今年で49回目を数える大阪文化祭賞の本年度贈呈式が14日、大阪市中央区の綿業会館で行われた。
今年の受賞者は、グランプリに第1部門(伝統芸能・邦舞・邦楽)から日本舞踊藤間流師範・藤間良太郎さんと第3部門(洋舞・洋楽)から関西オーケストラプロジェクト実行委員会(中村茂隆、中西覚、七ツ矢博資、鈴木英明の4作曲家)。奨励賞に第1部門から地歌箏曲家・菊央雄司さん、第2部門(現代演劇・大衆芸能)から劇団大阪、第3部門から地主薫バレー団団長・地主薫さん、同団員・奥村康祐さんがそれぞれ選ばれた。
主催者を代表して、関西・大阪21世紀協会の堀井良殷理事長が「毎年5、6月に府内で行われる公演を対象に審査し、今年は54公演が参加していただいた。この賞を受けられた後に世界的に活躍されている人も多くおられます」と説明。
各受賞者があいさつし、藤間良太郎さんは「受賞を励みに、関西を拠点にさらに文化の発信をしていきたい」と決意を述べ、記念の踊りを披露した。
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ウクライナ至宝展:大阪歴史博物館で開幕
毎日新聞 2012年09月15日 大阪夕刊
http://mainichi.jp/feature/news/20120915ddf041040012000c.html
日本とウクライナの国交20周年を記念した特別展「ウクライナの至宝 スキタイ黄金美術の煌(きら)めき」(毎日新聞社など主催)が15日、大阪市中央区の大阪歴史博物館で開幕した。
スキタイは紀元前7〜同3世紀、黒海沿岸を中心に勢力を持った騎馬遊牧民。巨大な古墳を築き、写実的で躍動感にあふれた動物文様が特徴的な黄金製品を多数副葬した。来場者は、ワシとライオンが合体した空想上の動物「グリフィン」が刻まれた武具や装飾品など、約220点の展示品を興味深そうに眺めていた。
11月25日まで(火曜休館)。観覧料は大人1200円、高校・大学生800円、中学生以下無料。同博物館(06・6946・5728)。
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天満天神繁昌亭 染丸さんら開設6周年祝う 大阪
2012.9.16 02:01
http://sankei.jp.msn.com/region/news/120916/osk12091602010002-n1.htm
■もっと繁昌させまっせ
上方落語の定席「天満天神繁昌亭」(大阪市北区)の開設6周年の記念式典が15日行われ、上方落語協会幹事長の桂春之輔さんや教育長の林家染丸さんら幹部をはじめ関係者らが鏡開きをして祝った。
繁昌亭は、上方落語60年ぶりの定席として平成18年にオープン。落語ブームにも乗り、今年8月末現在で総入場者数87万人を突破するなど、大阪の新名所としてすっかり定着した。
この日は式典の後、記念特別公演を朝、昼、夜の3回行い、笑福亭鶴瓶さんや月亭八方さんらの落語や大喜利に、客席は終日笑いに包まれた。
桂春之輔さんは「地元や落語ファンの皆さんのおかげでここまでくることができました。先を見据えて芸に精進したい」と話していた。
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香りテーマのツアー人気 咲くやこの花館
2012年9月17日
http://www.nnn.co.jp/dainichi/news/120917/20120917019.html
常時約300種の花が咲く大阪市鶴見区の植物園「咲くやこの花館」は、1年間を12宮の星座で分類し、各時期の旬の植物の香りを楽しむ企画「香りの植物モーニングツアーFlavorful Lives(フレイバーフル・ライブス)」を開き、人気を集めている。世界中の植物を展示する同館ならではの取り組みで、参加者を癒やしの世界へと誘っている。
地球上の植物を環境に合わせて栽培、展示する同館の魅力を楽しく伝えようと企画。子どもから大人まで植物の世界に入りやすい香りに着目した。嗅覚が鋭い時間帯に香りを体内に取り込んでもらおうと午前中に館内を回り、アロマオイルを調合する香り水作りなども行う。
ことし7月から毎月第2水曜日に実施。実際に栽培されている植物で、香りをテーマに毎月ツアーをするのは国内の植物園でも珍しいという。材料なども必要なため定員は10人。毎回定員以上の応募がある人気ぶりだ。
今月12日に開かれた処女宮(おとめ座)の期間をテーマにした回では、カレーのスパイスなどで知られるカルダモンをピックアップ。乾いた甘い香りがする葉などスパイスのイメージとは違う姿を実物で伝えていた。
ツアーではフルーティーな香りのカトレヤなどさまざまな旬の植物を紹介。企画や案内役を担う同館スタッフの坂上那智さんは「鼻先で香りを嗅ぐのではなく、呼吸で取り込んでみて」とアドバイスしていた。
香り水作りでは、気持ちをリラックスさせるクラリセージなどをベースにした作り方を紹介し、参加者は好みの香りを楽しみながら制作。子ども連れで参加した武中典子さん(37)=寝屋川市=は「説明を聞くだけでなく、香りを体験し、調合もできてとても楽しかった」と喜んでいた。
坂上さんは、社会の閉塞(へいそく)感が強まる昨今、癒やしなどとして植物の香りが注目されている点を踏まえ、「人は昔から植物に助けられて生きている。子どもから大人まで生活の中に生きた植物を取り入れてもらえれば」と呼び掛けている。
ツアーの申し込みは実施日の1カ月前からできる。先着順。香り水の材料費などを含め参加費は1500円(入館料は別途必要)。問い合わせは電話06(6912)0055、同館へ。
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金星の一酸化炭素濃度が減少、太陽活動低下確認
http://osaka.yomiuri.co.jp/e-news/20120920-OYO1T00817.htm?from=newslist
金星上空の大気に含まれる、一酸化炭素の濃度が減少していることが、電波望遠鏡を使った大阪府立大の観測で確認された。太陽の活動低下に伴う、紫外線の放射量減少が一因とみられ、同大学では「太陽活動の低下が、ほかの惑星の大気の観測から、うかがえた、まれな発見」としている。大分市で21日に開かれる日本天文学会で発表する。
同大学は、国立天文台野辺山宇宙電波観測所の電波望遠鏡を改良し、昨年12月から今年6月までのほぼ毎日、金星の大気状況を観測。その結果、高度約80キロでの一酸化炭素の濃度は、10〜50ppmと、この数十年で最低レベルだった。
金星の大気の大半を占める二酸化炭素は、太陽からの紫外線で分解され、一酸化炭素が生成される。海外での観測データでは太陽活動の前々回ピークの1991年頃は約140ppm、前回ピークの2002年頃は約90ppmだった。
太陽の活動はここ20年低下傾向にあるとされ、寒冷化など地球への影響も懸念されている。次のピークは来年とされるが、依然低い水準で、前沢裕之准教授(宇宙物理)は「観測を継続し、太陽が地球や、ほかの惑星に与える影響の理解につなげたい」としている。
(2012年9月20日 読売新聞)
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ペルーの遺跡から黄金リング 紀元前、宗教のリーダーか 大阪・民博が発表
2012.9.21 10:48
http://sankei.jp.msn.com/west/west_life/news/120921/wlf12092110510007-n1.htm
南米ペルーのパコパンパ遺跡の神殿基壇跡から、紀元前700年ごろの墓や黄金のリングが見つかり、国立民族学博物館(大阪府吹田市)の関雄二教授が20日発表した。
関教授によると、遺跡は紀元前800〜紀元前500年のパコパンパIIという時期のもので、この時期は比較的平等な社会だったとされる。この時期の金製品は珍しく「被葬者は神殿を利用した宗教的なリーダーではないか。社会的地位の差が生まれ始めていたことを示す」としている。
ペルーのサンマルコス大と合同で調査し、18日に墓を発見。広場の北側にある神殿とみられる基壇に掘られ、楕円(だえん)形の穴に手足を縮めた屈葬の状態で埋葬されていた。
黄金のリングは直径約2センチで、重さ1・1グラム。あごの下付近から出土した。青い石のアクセサリーなども副葬されていた。
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若手建築家による展覧会、大阪・住之江のATCで10月6日まで開催
2012.9.21 19:06
http://sankei.jp.msn.com/west/west_economy/news/120921/wec12092119080009-n1.htm
30歳以下の若手建築家による展覧会「U−30 Under30 Architects exhibition2012」がATC(大阪市住之江区)で開かれている。10月6日まで。
活動を始めて間もない建築家7組が出展。ルーフテラスを兼ねた屋根のある住宅や、コミュニティーの場を設けた墓地など、模型や映像などで表現した20点以上の作品が展示されている。
29日には40歳前後のゲスト建築家6人を招き、これからの日本の建築のあり方を探る記念シンポジウムも行う。
展覧会、記念シンポジウムの入場料は各千円。問い合わせは、アートアンドアーキテクトフェスタ(info@aaf.ac)。
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大同生命がロビーコンサート 25日、フルート四重奏
2012.9.21 18:54
http://sankei.jp.msn.com/west/west_economy/news/120921/wec12092118560008-n1.htm
大同生命保険は創業110周年を記念して25日午後5時半から約1時間、大阪市西区の大阪本社でロビーコンサートを開く。神戸女学院大音楽学部の学生によるフルート四重奏で「アイネクライネナハトムジーク」や「ジュピター」などクラシックの名曲や「ふるさと」など親しみやすい曲を演奏する予定。事前予約が必要。予約は同社広報部(電)06・6447・6258。
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20周年華麗な演技 梅花女子大チア部
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/osaka/news/20120923-OYT8T00019.htm
. 創部20周年を迎えた梅花女子大学(茨木市)のチアリーディング部「レイダース」の記念公演が22日、箕面市西小路の市立市民会館で開かれた。部員たちは約1000人の観客を前に、華麗な演技を披露した。
レイダースは1992年11月に創部。当時、2人のメンバーが中心になって、部員約30人を集めてスタートした。学生主体で猛練習に励み、98年に日本選手権で初優勝。その後、同選手権で4回優勝し、アジア大会でも3連覇を果たした。現在は、梅花学園の幼稚園、中学校、高校などでもチアリーディング部がある。
記念公演では今年8月の同選手権で優勝した大学生チームや中学生チームのほか、OGや幼稚園児らも演技を披露。音楽に合わせて、メンバーを上へ押し上げて作る「ピラミッド」などの技が決まると、観客席から大きな拍手が送られた。
池田市立北豊島中2年、藤本真心さん(14)は「技に迫力と安定感があって、すごかった。私もレイダースに入って演技したい」と話していた。
(2012年9月23日 読売新聞)
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府文化財解除:大阪市内最古の民家解体へ
毎日新聞 2012年09月24日 13時42分
http://mainichi.jp/select/news/20120924k0000e040182000c.html
http://mainichi.jp/select/news/20120924k0000e040182000c2.html
大阪市内で最古とされ、大阪府の文化財に指定されていた江戸時代初期の民家「渡辺邸」(同市淀川区)が近く解体される。所有者が多額の相続税を払えないという理由で建物の解体と土地売却を希望。府の古い規則に基づく指定だったため、府の文化財保護条例などと違い、所有者の申請だけで4月に指定が解除された。古い規則に基づく文化財は他に27件あり、府は今後も同様の事態が生じかねないと懸念している。
府教委によると、渡辺邸は平安時代の武将、渡辺綱(わたなべのつな)の子孫の家と伝えられる。敷地約2560平方メートルに母屋や土蔵など6棟が建つ。17世紀初頭に建てられたと推定される。府教委は1965年、「府古文化紀念物等保存顕彰規則」(1949年施行)に基づく重要美術品(文化財)に指定。住居として使用されていた。
ところが一人で住んでいた前所有者の女性が10年5月に死亡。唯一の相続人の女性は昨年12月、府教委に文化財指定の解除を申請した。府教委は土地の買い取りを検討したが、5億円以上かかるため断念。相続人に寄贈を勧めたが理解を得られなかったという。
文化庁などによると、文化財保護法(1950年施行)や同法に基づく文化財保護条例では、指定文化財の所有者に保存義務を課し、所有者の申請では指定を解除できない。しかし、同法や同条例よりも前に施行された府の規則では、所有者に保存義務はなく、所有者の申請で指定解除できる。
府は同規則による指定から、府文化財保護条例(1969年施行)による指定への変更を進めているが、文化財478件のうち27件が、所有者の意向などで規則指定のままだ。
相続人の女性は取材に「全ての相続税を払うには渡辺邸の土地を売る必要がある。遅れれば延滞税もかなりの額に上る」と話している。関係者によると、既に土地を購入する不動産会社との契約も済んでいるという。
こうした動きに対し、地元住民らは保存会を設立し、市に歴史公園として活用するよう求めて署名活動をしている。世話人で前所有者の遠縁にあたる山本憲作さん(40)は「貴重な歴史財産なのに、解体に向かっているのは寂しい気持ちでいっぱいだ」と話している。【小林慎】
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日本初の子供ホスピス開設、大阪市立総合医療センター、USJが協力
2012.9.24 22:58
http://sankei.jp.msn.com/west/west_affairs/news/120924/waf12092423000022-n1.htm
小児がん患者の治療で知られる大阪市立総合医療センター(都島区)で24日、末期がんの子供たちの苦痛を少しでも和らげ、家族とともに穏やかなケアが受けられる専用病室(ホスピス)が開設された。子供向けホスピスは全国初。
厚生労働省によると、国内の小児がん発症者は年2000〜2500人。子供専用のホスピスは、地域住民の寄付が潤沢な英国では40以上の施設あるが、日本ではまだ普及していない。
同センターのホスピスは「ユニバーサルスタジオジャパン」(USJ、同市此花区)と協賛39社の寄付金で開設。室内の壁には「スヌーピー」や「セサミストリート」のキャラクターが描かれている。
責任者の小児科医、多田羅竜平さんは「子供たちがつらい治療を頑張るだけでなく、家族や友達と楽しんで過ごす選択肢ができてよかった」と話した。
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USJ世界再現 大阪市立総合医療センター
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/osaka/news/20120925-OYT8T00141.htm
大阪市立総合医療センター(同市都島区)に24日、米映画テーマパーク「ユニバーサル・スタジオ・ジャパン(USJ)」(同市此花区)の世界を再現した子ども専用の緩和ケア病室が完成した。末期がんなど難病の子どもたちが、少しでも楽しい雰囲気のなかで残された時間を過ごせるようにと、USJ側が改装費約330万円を全額寄付。この日はエルモなどのキャラクターも訪れ、完成を祝った。
「ユニバーサル・ワンダー・ルーム」と名付けられた病室は40平方メートルで、完治が困難な難病患者のための緩和ケア病棟(24床)に設けられた。壁には青空やUSJの人気キャラクターのビッグバードなどが描かれ、ベッドにはスヌーピーのぬいぐるみもある。
難病の小児患者を無料招待するなどしてきたUSJが、センター側に子ども専用の緩和ケア病室の設置を働きかけた。完成セレモニーに出席した病棟責任者の多田羅竜平医師は「きっと子どもたちに喜んでもらえるはず」と話している。
(2012年9月25日 読売新聞)
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西大和学園が大阪・吹田に大学新設へ
http://osaka.yomiuri.co.jp/e-news/20120925-OYO1T00553.htm?from=main3
進学校として知られる奈良県河合町の西大和学園中学・高校を運営する学校法人「西大和学園」(田野瀬太樹理事長)は24日、大阪府吹田市片山町にあるJR西日本の社宅跡地に、4年制大学「大和(やまと)大学(仮称)」を新設すると発表した。2014年4月の開学を目指す。
教育、保健医療の2学部の3学科(教育、看護、総合リハビリテーション)。1学年400人程度を想定し、保育士や小中高校の教員志願者のほか、看護師、理学療法士などの国家資格取得を目指す学生を育てる。
予定地はJR吹田駅に近い約2万3000平方メートルで、同学園がJR西から借りる。この日、吹田市役所で記者会見した同学園の松本伸司・同大学設置準備室長は「交通の便が良く、周囲に文教施設も多い。将来的には学部・学科数を拡大し、専門知識に秀でた人材を育てたい」と話している。
(2012年9月25日 読売新聞)
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「モヤモヤ病」って何? 国循に来月から難病外来
2012.9.25 13:11
http://sankei.jp.msn.com/west/west_life/news/120925/wlf12092513130004-n1.htm
国立循環器病研究センター(大阪府吹田市)は24日、脳内の細い血管が異常に増える難病「モヤモヤ病」の専門外来を設置すると発表した。センターによると、モヤモヤ病の専門外来設置は全国的にも珍しいという。開設は10月1日付で、毎週水曜日に診察日を設ける。
モヤモヤ病は、脳の太い動脈が細くなったり、詰まったりして脳に流れる血液の量が減少して起こる病気。脳血管の造影検査をすると、血管が煙のように「モヤモヤ」と見えることから名付けられた。国内の推定患者数は約7500人。原因は不明で、治療法も確立されていない。幅広い年代で発症し、病気にかかると脳梗塞や脳出血の症状が起き、重症の場合は死に至ることもあるという。
センターの中川原譲二・脳卒中統合イメージングセンター部長は「脳ドックでモヤモヤ病が見つかる例が増えており、患者の受け皿になるようにしたい。患者を長期的にフォローして社会的支援にもつなげたい」としている。
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「大阪都」大学、16年度開校…府立・市立統合
http://osaka.yomiuri.co.jp/e-news/20120926-OYO1T00282.htm?from=newslist
大阪府と大阪市が進める府立大(堺市中区)と市立大(大阪市住吉区)の統合に向け、府市は両大学を統合した新大学を創設し、2016年度に開校する方針を固めた。府市が「大阪都」移行を目指す15年度に両大学の運営法人をまず統合し、新大学の学生募集を始める。
統合を巡っては、両大学を運営する公立大学法人のみ統合し、大学は二つのままとする「1法人2大学」案もあったが、理系分野が強い府立大と、文系や医学系の評価が高い市立大の組織を統合し、「1法人1大学」にして競争力の強化を目指す。
統合は、松井一郎知事と橋下徹市長が「アジアの大学間競争に打ち勝つ」として推進。府市統合本部の作業部会で統合の手法や時期を協議してきた。
府によると、14年度に両大学の事務局を一つにし、理事長も兼職にして統合の旗振り役を担ってもらうという。両大学のキャンパス内にある施設の建て替えや再配置などは、新大学の開業後に検討する。
府立大は、工学部にあたる「工学域」など4学域と大学院7研究科があり、学生数は8110人(11年度)。市立大は、法学部など8学部と大学院10研究科を置き、8820人(同)。統合後は、学生数で首都大学東京の1・8倍の規模になる。また、新大学の学部編成案は、有識者らの検討会議で策定中で、年内に府市統合本部で決定する。
地方独立行政法人法には法人統合の規定がなく、運営法人の統合には法改正が必要だが、橋下市長らは都構想実現に必要とされる約200の関連法改正の一つと位置づけ、国に実現を迫る考えだ。
(2012年9月26日 読売新聞)
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実現したら凄いな。
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大芸大が産学協同TVドラマ サンテレビで11月から
2012年9月26日
http://www.nnn.co.jp/dainichi/news/120926/20120926026.html
学生の制作実習授業で実際のテレビドラマ作りを実践している大阪芸術大(大阪・河南町)は、「スニーカージェネレーション」の制作発表を25日、大阪市福島区の同大学ほたるまちキャンパスで行った。
演出監修を担当した映画監督、大森一樹・映像学科長(教授)は「出演者は学内オーディションで200人の応募者から選んだ。テレビの地デジ化移行初の本格ドラマ制作で、クオリティーは映画と同等。テレビは30分枠6話完結だが、再編集し、産学協同作品としては初の劇場用映画として来春一般公開したい」と自信十分。
作品は、音楽に青春を燃やす高校生たちが学校の軽音楽部を再建、コンテストを目指して頑張る姿を縦糸に、彼らの親世代の人間ドラマを横糸に絡め描いている。実際の学生以外の出演者には、大杉漣、木下ほうか、妹尾和夫さんらのベテラン陣に加え、同大学演奏学科ポピュラー音楽コース准教授のプロ歌手・森川美穂さん、同大学舞台芸術学科長(教授)の俳優・浜畑賢吉さんらが顔を出している。
大学を代表し塚本英邦学長補佐は「映像学科の学生による授業の一環としてスタートし今年で8回目。プロの方々に支えられ、関西と関東のテレビ4局で実際に放映、多くの方に見ていただくのが一番の成果」と話している。
大阪・兵庫ではサンテレビで、11月7日スタートで毎週水曜午後6時から6週連続で放映される。
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>>1179
出来れば大阪の都心部にそれなりの規模の大学が欲しいところなんですが・・・。
まァ統合してもしばらくは従来のキャンパスを使用し続けるでしょうね。
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市立大が市外にある矛盾もなくなりますね
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劇団四季:京都継続公演を打ち切りへ
毎日新聞 2012年09月27日 18時00分(最終更新 09月27日 18時19分)
http://mainichi.jp/select/news/20120928k0000m040010000c.html
劇団四季は27日、JR京都駅ビル内にある京都劇場で10年間続けた継続公演を、上演中の「桃次郎の冒険」(10月8日まで)で打ち切ると発表した。今後、関西で劇団四季の公演を常時見られるのは、大阪市北区の大阪四季劇場のみとなる。
京都劇場は、オーナーのJR西日本から同劇団が借りて、事実上の専用劇場としてきた。2002年1月1日から延べ39作品を計3126回連続で上演し、約230万人を動員してきた。
劇団四季20+件関西公演本部は「観客動員数は減っておらず、今回の決定とは関係ない。打ち切りは、10年を区切りとして新しい公演形態を考えた結果だ」としている。今後も、京都劇場で単発の公演はするとしている。【鈴木英生】
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>>1184
>関西で劇団四季の公演を常時見られるのは、大阪市北区の大阪四季劇場のみとなる。
劇団四季の佐々木典夫会長「大阪型スキームが成功の秘訣」
2012.9.19 17:59
http://sankei.jp.msn.com/west/west_economy/news/120919/wec12091918010002-n1.htm
http://sankei.jp.msn.com/west/west_economy/news/120919/wec12091918010002-n2.htm
劇団四季は、10月28日から大阪四季劇場(大阪市北区)で大ヒットミュージカル『ライオンキング』を上演する。このほど前売り券が発売され、来年2月末までの公演チケットがは発売4日で完売した。「大阪で“最強作品”のロングランにチャレンジしたい」と意気込む同劇団の佐々木典夫会長に、大阪での事業戦略や今後の経営ビジョンなどを聞いた。
(香西広豊)
経済界と連携し地域活性化
−−『ライオンキング』大阪公演の前評判が非常に高い
「来年2月28日までの計113回分の公演チケット約12万席はすでに完売した。大阪、関西のお客さまの作品に対する期待の高さを感じる。そのため、来年3月1日から5月31日までの延長公演(計86回)を早々に決定した」
−−作品の人気の秘密は
「作品では普遍的な“輪廻(りんね)転生”というテーマがしっかりと描かれている。さらに音楽も素晴らしく、視覚的にはクリエーティブで意外性のある舞台も特徴だ。完成度の高い作品だ」
−−大阪での事業戦略は。地元企業の支援も手厚いと聞いている
「大阪の企業は強力にサポートしてくれる。これは東京とはまったく違う。大阪の企業は『関西、大阪で育ててもらった』という意識が強く、『大阪の役に立つことはぜひ応援したい』という声が多い。東京の企業は企業戦略的なサポートで『東京のために』とサポートすることはない。四季の作品が東京以外の全国で成功してきたのは、地元経済界などと連携して地域活性化を図る大阪型スキームが基本的事業戦略になっているからだ」
−−劇団の今後の経営ビジョンは
「経済と芸術は表裏一体。つまり四季にとって経営をきっちりと組み立てながら、舞台をしっかりと作っていくのが理念だ。さらに、今後の成長には商品価値の高い作品づくりも進めなければならない。一人一人の俳優やスタッフのレベルアップ、営業・宣伝部隊の強化が必須で、そのためには関係者の理念の共有化が不可欠だ」
−−一方、社会貢献活動にも熱心だ
「昨年、全国の児童生徒を劇場に招待する『こころの劇場』プロジェクトをスタート、これまでに約56万人を招待した。企業も76社が参加しており、社会運動として展開している」
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>市立大が市外にある矛盾もなくなりますね
何を言われているのか?全然判りません。
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市の外れというニュアンスで言われたのでは。
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武田医学賞に立命館大客員教授の三品氏と理研の笹井氏
2012.9.28 16:50
http://sankei.jp.msn.com/west/west_life/news/120928/wlf12092816520012-n1.htm
武田科学振興財団(大阪市淀川区)は28日、平成24年度の「武田医学賞」を、立命館大客員教授の三品昌美東京大名誉教授(65)と、理化学研究所発生・再生科学総合研究センター(神戸市)の笹井芳樹グループディレクター(50)に贈ると発表した。副賞は1500万円。
三品名誉教授は、脳の記憶や学習における神経伝達物質受容体などの分子の働きを明らかにした。笹井グループディレクターは、さまざまな組織になれる胚性幹細胞(ES細胞)から立体網膜や大脳皮質を試験管内で作り出すことに成功した。
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世相映す四字熟語を募集 審査員は俵万智さん 住友生命保険
2012.9.27 16:53
http://sankei.jp.msn.com/west/west_life/news/120927/wlf12092716580021-n1.htm
住友生命保険は、今年1年の世相を漢字4文字で表現する恒例の「創作四字熟語」の作品を募集している。今年で23回目。歌人の俵万智さんが審査員を務め、優秀作10編、入選作40編を選び、図書カードや住生グッズ、入選作品集を贈る。
昨年は東日本大震災や原発事故を反映した「帰路騒然」(理路整然)や「電考節夏」(電光石火)、サッカー女子ワールドカップ(W杯)で優勝した日本代表「なでしこジャパン」にちなんだ「才足兼美」(才色兼備)などが優秀作に選ばれた。
はがきか、住生のホームページから応募できる。締め切りは11月5日必着で、審査結果は12月中旬に発表する。
問い合わせは住生大阪広報センター、電話06(6937)1707。
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都心の境内から新文化 坐摩神社でオペラ公演
2012年9月28日
http://www.nnn.co.jp/dainichi/news/120928/20120928027.html
「大阪の中心地・船場から新たな芸術文化の発信」を合言葉に10月6日、大阪市中央区久太郎町の坐摩(いかすり)神社(渡邉紘一宮司)境内を舞台にした恒例のオペラ公演が開催される。手さぐりから始まった公演は地元船場の町衆に支えらながら8年目に突入。有志でつくる実行委員会は1週間後に本番を控えて最終調整に余念がない。
「せんば鎮守の杜芸術祭」と銘打った公演は、2005年秋に初開催。古来、神社は人々が集う場所であるとともに心のよりどころであったという原点に立ち返り、地元有志が「船場地区に元気を取り戻そう」と一念発起した。静寂な都心の夜の境内で日本と西洋の魅力の再認識、再発見を狙う構成。幻想的なかがり火の中、プロ声楽家が美声を響かせて客席を魅了する。こうした動きに呼応するかのように2009年から船場地区の商業団体が手掛ける催し「船場まつり」がスタート。同芸術祭は同まつりの大きな関連イベントとして位置付けられ、より多くの商店主や住民に知られるようになった。
芸術家を育成するという趣旨で、毎年昼の部(午後1時開演、入場無料)を設けて、音楽・文化芸術活動に取り組む市民が出演しているのも特徴。ことしは若手声楽家による競演など発表の場としても注目されている。
2年目から実行委員長を務める佐久本昇さん(73)は「『3年目までは勢い』と言われるが、4年目以降も関係者の理解と協力を得て継続できた。初公演に掲げた目標に一歩ずつ近づいた手応えを感じながら皆さんと感動を共有したい」と意気込みを語る。
当日は名古屋二期会の西影純枝さん(ソプラノ)ら6人の声楽家が出演し「オペラアリアと重奏」などを披露。午後6時開演(同5時半開場)。入場料3千円。問い合わせは電話06(6251)4792、同神社広報事務局へ。
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近代日本画の祖・横山大観のさまざまな「富士」を大阪・山王美術館で
2012.9.28 20:49
http://sankei.jp.msn.com/west/west_life/news/120928/wlf12092820530017-n1.htm
http://sankei.jp.msn.com/west/west_life/news/120928/wlf12092820530017-n2.htm
近代日本画の基礎を築いたと評される横山大観の画業をたどる展覧会が、大阪市浪速区のホテルモントレグラスミア大阪22階にある山王美術館・日本画展示室で開かれている。館所蔵の21点を展示し、明治後期から戦後にかけて大観が描き出していった世界をじっくり味わうことができる。
「富士を描くことは自分自身を描くこと」と言い、富士山を生涯のモチーフとした大観。自身の活動初期(明治38年)に描いた「不二霊峰」や昭和24年制作の「三保の霊峰」など富士山を描いた作品6点が紹介され、作風の違いを見比べるのも興味深いという。
また、当時は墨の線で描くことが主流だった日本画に、洋画のような「空気感」を取り込もうとした大観の試みも、それぞれの作品から見て取れる。
「こうした画法は『朦朧(もうろう)体』と呼ばれ、当初は揶揄(やゆ)の対象とされてまったく受け入れられなかった」と獅子堂恵信学芸員(64)。「それでも大観が挑戦し続けたことで、現在私たちが目にしている日本画の世界がある」と話す。
会期中の第2、3金曜には、展覧会の鑑賞とホテル内のランチを楽しむツアーが開催されている。
午前10時半〜11時=学芸員の解説を交えた鑑賞ツアー▽11時〜11時半=自由鑑賞▽11時半〜=レストランでランチ
各回先着12人で参加費は4800円(中学生以下4300円)。
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秋・冬季収蔵品展2012「横山大観展」は、来年1月27日までの木〜日曜。山王美術館は日本画展示室のほか洋画、陶磁器の各展示室がある。開館時間は午前11時〜午後5時。入館料は大人千円、高校・大学生500円。問い合わせは山王美術館((電)06・6645・7111)。
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大阪大:「ナノテク新産業」産学共同で 10年先の実用化へ、来月から勉強会 /大阪
毎日新聞 2012年09月28日 地方版
http://mainichi.jp/area/osaka/news/20120928ddlk27040434000c.html
大阪大は10月から、ナノテクノロジー(ナノは10億分の1)を生かして新しい産業をつくることを目指す長期展望の産学共同の勉強会を開始する。企業が自由に参加し、討議する形で10年先の実用化を念頭に、最長で約1年半かけて研究開発ロードマップを描くのが目的だ。
勉強会は、ナノテク研究者らで構成する「大阪大学ナノ理工学人材育成産学コンソーシアム」が主催。取り上げるテーマは、▽機能性酸化物による新奇ナノエレクトロニクス創製(田中秀和教授)▽創製4族元素を用いた新しいスピントロニクス・純スピン流エレクトロニクス(白石誠司教授)▽希土類元素を極める〜「希土類添加半導体」を題材として(藤原康文教授)−−の3分野。
具体的には、「新奇ナノ」では、現状より大幅に性能が高いメモリーやセンサーの開発などが期待される。「新しいスピントロニクス」では、消費電力ゼロで情報処理を可能にすることなどが議論できる。「希土類」では、ハイブリッドカーなどに欠かせないレアアース(希土類)について、「省レアアース」「脱レアアース」を可能にする糸口を探る。
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豊中市、センチュリー楽団と連携協定
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/osaka/news/20120929-OYT8T00091.htm
豊中市は28日、同市服部緑地を拠点に活動する「日本センチュリー交響楽団」と、音楽事業に関する連携協定を結んだ。11月に教会や寺院、店舗などを会場に市内各地でコンサートを開催するほか、楽団の定期演奏に市民を無料招待するなどで、互いに「音楽のあふれる街」の推進を図る。
同市では29日〜11月30日を「とよなか音楽月間」と題し、市内の大学や市民グループなど70団体が参加して、31回の音楽イベントを開催。日本センチュリー交響楽団はこのうちの「豊中まちなかクラシック」(11月3、4、10、14日)で計10公演を行う。
この日、市役所であった締結式では、浅利敬一郎市長と楽団の水野武夫理事長が協定書にサインした。同楽団は、昨年4月に府の補助金が打ち切られ、公設の「大阪センチュリー交響楽団」から移行した民営オーケストラで、水野理事長は「楽団も幅広く活動していかなければならず、ぜひ本拠地の豊中を盛り上げたい」と話した。
(2012年9月29日 読売新聞)
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カナダで100人展開催「作家に自信を」
2012年09月29日
http://mytown.asahi.com/osaka/news.php?k_id=28000001209290002
大阪市中央区でギャラリーを経営する女性が10月、関西を中心とした100人の美術作家らの展示会をカナダで開く。「海外で展示されることで、自信をつけてほしい」と企画し、得意ではない英語を使ってカナダのギャラリーと交渉し、開催にこぎつけた。
大西恵子さん(61)は、2003年に市営地下鉄谷町六丁目駅近くでギャラリー「そら」を開いた。仕事の傍らで絵を描いていた当時25歳の長男が「ギャラリーに出展したい」と言ったのをきっかけに、「うちでやればいいやん」と自宅の1階を改装した。
大西さんは専門学校生など、学生作家の展示も受け入れた。開業から10年近くなり、学生だった作家も30歳前後に。しかし、芸術の仕事だけで食べていけるのは、一握りの人だけで、「不安定な収入で家族を守れるのか」「結婚や子育てと両立できるのか」と悩みを相談されるようになった。
「この仕事を通して色んな人に出会えた。作家さんにお返しをしたい」と、高校生の長女が留学しているカナダでの展示を思いついた。「日本で認められなくても、海外で成功する人もいる。個人だと挑戦しにくいことを、私がまとめてやろう」
昨年8月、日本での展示の資料をまとめたファイル3冊を手に、カナダに渡った。英語は得意ではないが、ギャラリーを回って自ら交渉し、バンクーバーのショッピングモールの中にあるギャラリーでの開催が決まった。
「ANOTHER(アナザー) SKY(スカイ) 100人展」と題し、1日から14日まで開く。展示するのは、これまでにそらで個展を開いた作家を中心に集まった絵画、染め物、ステンドグラスなどだ。
大西さんは「大変なことだと思っていたけど、交渉するのは日本も海外も同じこと。作家さんが、海外に出るきっかけになれば」と話している。問い合わせはメール(soraco0819@yahoo.co.jp)で。
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細胞補修のHSP、バイオラバーで発現
2012年9月29日
http://www.nnn.co.jp/dainichi/news/120929/20120929025.html
傷付いた細胞の補修機能を持つとされる熱ショックタンパク質(HSP)をめぐり、複合素材メーカーの山本化学工業(大阪市生野区)は28日、HSPを発現させるために体温を上げて行う温熱療法とほぼ同等の効果を、同社のバイオラバー素材を使えば常温で得られるとする実験結果を発表した。
同社によると、HSPは、ストレスや紫外線などの要因で傷付いた細胞を修復して再生。発現させるには、病院などで体温を40度以上に上げる温熱療法が使われてきたという。
一方、バイオラバーは、特殊な素材と構造を用いて赤外線を常温で出す素材。
今回、加熱も電気も使わず、体にあてて1度以内の体温上昇しかない中で、HSPが発現することを確認した。
マウスを使った実験では、バイオラバーで全身温熱療法を行ったマウスは、正常細胞の活性化などに役立つ数種類のHSPが1・5〜1・75倍に増え、これは温熱療法とほぼ同等の効果という。
現在、臨床試験を実施中。その結果を受けて医療機器としての承認も目指す。家庭で使える製品開発に力を入れていく考え。
大阪市北区のホテルで会見した山本富造社長は「高齢化社会で医療費や保険料が高騰する中、病気になりにくい環境づくりに役立てていけるのでは」と抱負を語っていた。
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ザ・大阪ベストアート展:近現代の「大阪ベストアート」50点 佐伯祐三、ヤノベケンジ作品など−−大阪・心斎橋
毎日新聞 2012年09月26日 大阪夕刊
http://mainichi.jp/feature/news/20120926ddf012040005000c.html
大阪府と大阪市が所蔵する近現代の美術品の中から、一般投票で選ばれた約50点を展示する「ザ・大阪ベストアート展」が、大阪市中央区南船場の市立近代美術館(仮称)心斎橋展示室で開かれている(展示替えあり)。
事前に100作品をリストアップし、「ホンモノを見てみたい、私の好きな作品」をネットなどを通じ募集(4月28日〜7月31日)したところ、延べ8371人から2万779票が集まった。上位5作品は(1)佐伯祐三「郵便配達夫」(2)アメデオ・モディリアーニ「髪をほどいた横たわる裸婦」(3)佐伯祐三「レストラン(オテル・デュ・マルシェ)」(4)アンドレ・ボーシャン「果物棚」(5)小磯良平「コスチューム」−−と、近代の油彩が独占。日本画では、上村松園「汐(しお)くみ」が6位、福田平八郎「漣(さざなみ)」が10位に入った。
本展はランク順ではなく、▽西洋近代(油彩、彫刻など)▽日本画▽デザイン▽日本近代(油彩)▽現代(油彩、版画、立体など)−−の五つにグループ分けし、作品を展示している。
点数は多くないが、現代美術にも力作がそろう。ヤノベケンジのインスタレーション「アトム・スーツ・プロジェクト−大地のアンテナ−」(00年)もその一つ。アトム・スーツ(防護服)をまとい、作家自身を模した彫刻は京都・六波羅蜜寺の空也上人像のパロディーで、口からはアトム・スーツ姿のミニ彫刻が飛び出す。彫刻の周囲にも同型のおびただしい数のフィギュアが配され、そのうちの一部には放射線量をチェックする機器が付く。12年前の作だが、福島原発事故を経て、新たなメッセージを見る者に投げかける。
11月25日まで。大阪市総合コールセンター(06・4301・7285)。【渡辺亮一】
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ネット出願で受験料お得に…近大など来春から
http://osaka.yomiuri.co.jp/e-news/20121002-OYO1T00466.htm
近畿大(大阪府東大阪市)は1日、インターネットで出願すると受験料を割り引く制度を、来春の入試から始めると発表した。受験生の経済的負担を減らすとともに、紙の願書を節約したいという。関西では、京都産業大(京都市)や龍谷大(同)も来春入試から同様の制度の導入を決めており、今後さらに広がりそうだ。
近畿大は、一般入試や一般公募推薦にネット出願した場合、受験料3万5000円を3000円割り引く。大学入試センター試験を利用する入試では、2学部を併願すると3万円の受験料が2万円になる。
近大は4年前から、ネットでの出願を受け付け始めたが、今年度の利用率は約3%にとどまっている。ネット出願だと入力業務の経費が削減できるため、それを割引分に充てるという。入試広報課は「70%の利用率を目指し、次年度以降は紙の願書を廃止したい」という。
京都産業大もネット出願で1出願ごとに受験料を5000円引き下げ、龍谷大も原則、5000円安くする。
同様の割引制度を2年前に始めた中京大(名古屋市)では、制度の導入前に1割程度だった利用率が今年度は98%に上昇した。
(2012年10月2日 読売新聞)
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関係者700人盛大に祝う 大経大創立80周年
2012年10月2日
http://www.nnn.co.jp/dainichi/news/121002/20121002018.html
大阪経済大(大阪市東淀川区大隅2丁目・徳永光俊学長)は1日、大阪市内のホテルで「創立80周年記念式典」を行い、会場に詰め掛けた関係者約700人が創立80周年を盛大に祝った。
同大は1932(昭和7)年に前身である浪華高等商業学校として創立。49年に大阪経済大となり、今までに約8万7千人の卒業生を輩出してきた。
9月30日で“80歳”を迎えた同大の勝田泰久理事長は「学生一人一人の主体性、自主性を引き出す教育を提供していきたい。教育力、研究力の強化を目指す」とあいさつした。
「大阪を元気にするために」と題した記念講演では、大阪商工会議所の佐藤茂雄会頭が「東京のまねをして良くしようと思ったら関西はだめになる。大阪の底力を出さないといけない」と強調。
徳永学長は「20年後の100周年には経済、経営の大学として日本ナンバーワンを目指したい」とさらなる飛躍を誓った。
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鉄道模型見比べて 3大学の鉄研、船場に集結 12〜14日 大阪
2012.10.3 02:00
http://sankei.jp.msn.com/region/news/121003/osk12100302010004-n1.htm
■模擬運転体験できる展示など
関西にある3大学の“鉄研”が競演−。関西大と大阪市立大、同志社大の鉄道研究団体が自慢の鉄道模型を持ち寄って一堂に展示する「船場鉄道フェスティバル」が12〜14日、大阪市中央区の船場センタービル10号館で開催される。複数大学の鉄研が合同で模型展示を行うのは珍しい試みといい、学生らは「ぜひ見比べて楽しんで」とアピールしている。
船場センタービルをメーン会場に同期間、開かれる「船場まつり」(産経新聞社特別後援)の一環。同ビルが地下鉄3路線の計4駅と直結していることから、「鉄道に関連するイベントを」と計画。関西の各大学鉄研に呼びかけ、3団体が応じた。
同ビル1階の空き店舗スペース3軒分を使い、各団体がそれぞれ趣向を凝らして展示する。関西大は模擬運転が体験できる展示で、市大は登山鉄道や路面列車など変化に富んだレイアウトを披露、同志社大は各地の珍しい車両の模型を多数並べる。
「船場という大阪の中心部で出展できることは光栄」と関西大の嶋本聡さん(21)。市大の山口晴生さん(20)は「模型には力を入れているので楽しんでもらえると思う。この機会に他大学の鉄研からも学び、吸収したい」と意気込んでいる。
入場無料。鉄道グッズなどの販売も行う。問い合わせは船場まつり推進協議会事務局((電)06・6281・4518)。
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大阪観光のプロデューサー育てたい 大阪府立大大学院に「観光」の専攻新設へ
2012.10.3 12:06 [学校・教育]
http://sankei.jp.msn.com/west/west_life/news/121003/wlf12100312090005-n1.htm
大阪を魅力的な観光都市にプロデュースできる人材を育てようと、大阪府立大は来春、大学院経済学研究科に「観光・地域創造専攻」を開設する。実務経験者を中心とした社会人が対象。大阪市浪速区に建設中の南海なんば第1ビル内に開設を計画しているサテライトキャンパスを拠点に、教育・研究活動を展開する。新設準備を進める橋爪紳也特別教授(都市文化論)は「大阪の活性化に結びつけたい」と期待している。
観光・地域創造専攻の新設は、「地域文化プロデュース」ができる人材育成がねらい。学内の21世紀科学研究機構に「観光産業戦略研究所」を設けて新設準備を進め、文部科学省に設置を届け出て、今月から募集を始めた。
新たな専攻では、「新たな価値を創造し、人が集まる都市をつくる」をテーマにすえ、「観光資源や景観のマネジメント」「地域全体のマーケティング」「生活文化のデザイン」の3分野を中心的な課題とする。まちづくりコンサルタントや自治体の観光・まちづくり関連部署担当職員、文化芸術関連NPO主宰者などの育成を想定している。
将来は、大阪ならではの食文化をさらに盛り上げたり、レジャーや宿泊を兼ね備えた統合型リゾートなどの大型集客施設を誘致したりするほか、外国人観光客が日本語を理解できなくても楽しめる能楽などの伝統芸能を生かした新たな日本文化のソフトウエアを創造するような活動に発展させたい考え。橋爪教授は「10年後の大阪を、生涯に一度は訪れたいと世界の人々があこがれる『文化とエンターテインメントの都』にしたい」と期待する。
同大学によると、大学院に観光学系の専攻を設けているのは北海道大、和歌山大など6大学。「観光先進国に比べて少ない。現状では観光学を専攻しようと訪れたアジア諸国の留学生の受け皿がなく、その機能も果たしたい」と橋爪教授。奥野武俊学長は「地域の創造に特化した専攻を設け、難波からまちを変えていきたい」と話している。
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豊中の教会でアンネ・フランク展 5日から
2012年10月03日
http://mytown.asahi.com/osaka/news.php?k_id=28000001210030001
第2次世界大戦中にナチスの強制収容所で亡くなったユダヤ人少女のアンネ・フランクの生涯をたどる「アンネ・フランク展」が5日から、豊中市本町9丁目の聖イエス会しののめ教会で始まる。8日まで。
世界各地で紛争が絶えないなか、若い世代に平和の大切さを学んでほしいと企画された。アンネの生涯を振り返る写真約100点や、アンネの家で使っていたヘアブラシなどを展示する。また、ユダヤ人への迫害から逃れて隠れて暮らした「アンネの部屋」を実物の7割の大きさで再現した=写真。子どもたちにも理解してもらうため、アンネの生涯を描いた漫画や、絵本の読み聞かせもある。
7日午前10時半からは、イスラエル国立ホロコースト記念館の理事が、ユダヤ人迫害についての体験を語る。無料。問い合わせは、同展豊中実行委員会(06・6854・0230)。
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リバティ大阪、寄付金で存続模索 橋下市長の補助金打ち切り表明で
2012.10.4
http://sankei.jp.msn.com/west/west_affairs/news/121004/waf12100417530034-n1.htm
橋下徹大阪市長が来年度以降の補助金打ち切りを表明し存続の危機にある大阪人権博物館(通称リバティおおさか)が4日、記者会見し企業や個人などから寄付金を募ると発表した。
企業や各種団体は1口100万円と10万円の2種類、個人は1口6千円。4日から始め、年間1億1千万円を目指す。
同館には大阪府も補助金を支出。平成23年度の府市の合計額は約1億2300万円で、運営費の8割以上を占める。橋下市長は「展示内容が暗く子どもが夢を持てない」と全面打ち切りを表明、松井一郎大阪府知事も同調している。
同館は今も橋下市長らに撤回を求めているが、打ち切られた場合を想定。その上で成山治彦理事長は「現実にある差別や人権問題から目をそらすことはできない」と博物館の存続を訴えた。
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アノニマス?データ流出 大阪市立大にも不正アクセス
2012.10.4 12:57
http://sankei.jp.msn.com/west/west_affairs/news/121004/waf12100412590023-n1.htm
大学側「個人情報につながる流出ない」
ハッカー集団を名乗るサイトへのデータ流出が指摘された問題で、大阪市立大(大阪市住吉区)は4日、大学院創造都市研究科のサーバーに不正アクセスがあり、同研究科の紀要に掲載されている論文タイトルや著者、所属などがのぞかれた形跡があることを明らかにした。
同大学によると、3日午前、インターネットのセキュリティー管理を調査している団体から連絡があり判明した。不正アクセスされたデータはホームページに公開されているものといい、大学は「メールアドレスなど個人情報につながるデータが流出した形跡はない」としている。
警察庁によるとハッカー集団は「アノニマス」の一員を名乗っている。
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ジュニアアスリートの食と成長考える 吹田市でセミナー
2012年10月4日
http://www.nnn.co.jp/dainichi/news/121004/20121004040.html
ジュニアアスリートにとって最も重要な食と成長について知ってもらおうと、スポーツ健康セミナー「食のトレーニングは先手必勝〜ジュニアアスリートの食べ方・飲み方」が9月29日、大阪府吹田市千里万博公園の生活誕生館ディリパで行われ、指導者や保護者などが熱心に耳を傾けた。
食と健康、スポーツに関する情報発信を連携して行っている大阪ガスと立命館大スポーツ健康科学部が共催するセミナーの第3弾。同学部教授で日本オリンピック委員会強化スタッフのスポーツ栄養学の専門家、海老久美子さんが講演した。
海老教授は「成長期アスリートの栄養と食事」と題し講演。「基礎体力という土台があるからこそ元気に運動でき、成長できる。食べない、休まない強化はありえない。生活習慣でどう培うかが大事」と訴えた。
パネルディスカッションでは、カヌー選手の鈴木祐美子さん、女子相撲選手の山中未久さん、彦根東高野球部前監督の今井義尚教諭を迎え「ジュニアアスリートの食を考える」をテーマに討論。「やらされているのでなく、自らやっていると意識できる選手は強くなる。目的意識を持てるよう選手を指導することが大事」と声をそろえた。
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四天王寺境内で秋の大古本祭り 4日から9日まで
2012年10月4日
http://www.nnn.co.jp/dainichi/news/121004/20121004041.html
大阪市天王寺区の和宗総本山四天王寺で4〜9日に「第12回・四天王寺秋の大古本祭り」(同寺、関西古書研究会主催)が開かれる。午前10時〜午後5時(最終日は同4時)。
会期中は境内に約30の参加店がブースを設け、文学や美術、歴史のほか幅広い分野の古書を販売する。毎回異なる統一テーマに沿って各店が関連商品を取りそろえる特集は「東洋史・今!亜細亜が熱い」。スタンプラリーや送料500円均一の発送サービスも行われる。
問い合わせは電話072(994)8852同研究会事務局(大仙堂書店)へ。
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今も現役紙芝居 原画を間近に展示
2012年10月04日
http://mytown.asahi.com/osaka/news.php?k_id=28000001210040003
今も使われている紙芝居の作品を集めた「塩崎源一郎生誕100周年記念 ほんまもんの街頭紙芝居原画展」が、大阪市北区の朝日新聞大阪本社1階アサコムホールで開かれている。
「白馬童子」や「黄金バット」といった代表的作品のほか、コミカルな「お笑い三人組」など、25巻(1巻10枚)が会場いっぱいに並んでいる。作者やジャンルによる絵のタッチの違いや、絵の劣化を防ぐために表面に塗られたラッカーの輝きなども、間近に見ることができる。
作品はいずれも、長野県出身の故・塩崎源一郎さんが大阪で設立した紙芝居の絵元「三邑会(さんゆうかい)」が制作したもので、塩崎さんの自宅を改造した「塩崎おとぎ紙芝居博物館」(大阪市西成区花園南1丁目)の所蔵。主に昭和20年代後半〜30年代制作で、現在も実際に使われている。
5、9日の午後4時からは、会員による実演がある。
12日までの午前10時〜午後6時(12日は午後3時まで)。土日祝日は休み。無料。問い合わせはアサコムホール(06・6201・8034)。
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大阪市立大11年度 業務実績「順調に進捗」
2012年10月6日
http://www.nnn.co.jp/dainichi/news/121006/20121006030.html
大阪市公立大学法人評価委員会の松岡博委員長(大阪大名誉教授)は5日、大阪市立大の2011年度業務実績を「順調に進捗(しんちょく)」、第1期中期目標期間(06年度〜11年度)を「全体として良好」とする評価結果を橋下徹市長に提出した。
同大の取り組みに対して一定の評価をする松岡委員長に対し、大阪府立大との統合の方針を示している橋下市長は「府立大と市立大を合わせた視点で、大阪の公立大として評価してほしい」と求めた。
第1期中期目標の評価結果によると、教育に関する取り組み目標69項目のうち2項目で「計画を大きく上回った」、67項目で「十分に実施した」と判断。業務運営の改善についても教育や研究、地域貢献など五つの推進本部による「全学的な大学運営体制」や「計画的な人件費の縮減」を高く評価した。
松岡委員長は、12年度からの取り組みについて「外部資金の獲得などの自助努力にさらに努め、事業の取り組みも選択、集中する必要がある」と強調。また長期的な視点で「新しい市立大でも統合されるにしろ、大学を大阪の中心部に置き、若い人を集めるのが大事」と提案すると、橋下市長も「環状線の中にないというのがおかしい」と答えた。
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展覧会:「紅型 琉球王朝のいろとかたち」 大阪市立美術館で「琉球舞踊」記念公演 /大阪
毎日新聞 2012年10月07日 地方版
http://mainichi.jp/feature/news/20121007ddlk27040226000c.html
琉球王朝時代の沖縄で発展した染色技法、紅型(びんがた)の世界を紹介する展覧会「紅型 琉球王朝のいろとかたち」(毎日新聞社など主催)の関連行事として6日、会場の大阪市立美術館(天王寺区)で琉球舞踊の記念公演があった。
舞踊を披露したのは「玉城流康舞会 金城康子琉舞道場」。午後1時から始まった公演では、定員100人を上回る約300人の観客が押し寄せ、立ち見客も出た。12日と19日に追加公演が開かれる予定。問い合わせは同美術館(06・6771・4874)。同展は21日まで。【石戸諭】
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〜 学校法人大阪安達学園 大阪デザイナー専門学校 開校50周年 〜 50周年記念フェスティバル 10月25日(木)・大阪市中央公会堂にて開催
2012.10.5 17:38
http://www.sankeibiz.jp/business/news/121005/prl1210051738046-n1.htm
学校法人大阪安達学園 大阪デザイナー専門学校(所在地:大阪市北区、校長:青山 直)は、本年2012年に開校50周年を迎えたことを受け、10月25(木)に大阪市中之島にある大阪市中央公会堂にて、開校50周年記念フェスティバルを開催いたします。
イベント詳細: http://www.atpress.ne.jp/releases/30274/1_1.jpg
当日は、本学園卒業生で、カンヌ国際映画祭でグランプリを受賞した、映画監督河瀬 直美氏の講演やJR西日本と本校学生との企画「JR大阪環状線新企画提案プレゼンマラソン」等のイベントを実施する予定です。
つきましては、下記の通り開催しますので、お知らせいたします。
■50周年記念フェスティバル概要
日時:2012年10月25日(木)
10:00〜18:00(9:30開場)
場所:大阪市中央公会堂
(大集会室・中集会室・小集会室)
【各イベント詳細】
●50周年特別企画 JR大阪環状線新企画提案プレゼンマラソン
開催時間:10:10〜12:30
開催場所:大集会室
テーマ :大阪環状線と沿線地域の発展(環状線50周年記念)
大阪デザイナー専門学校の学生達がテーマを元に企画を提案し、最優秀賞を決定します。学生ならでは、学科ならではの新しい発想が大阪の発展に向けて始動します。
●河瀬 直美氏講演会
開催時間:13:15〜15:15
開催場所:大集会室
テーマ :映画を撮ること、生きること
『映画を撮ること、生きること』と題し、意欲的に活動を続ける同氏が、劇場映画からCM、PVなど形は違っても、自らの思いや生きることに正直に向き合い映画表現を行うことについて語ります。また講演後は、東日本大震災に寄せて、なら国際映画祭と河瀬 直美監督が世界の映像作家に呼びかけ制作した3分11秒の短編作品集を上映します。
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>>1209
●森本 晃司氏講演会
開催時間:16:00〜16:45
開催場所:大集会室
テーマ :未来NEWS企画発表&未来NEWSを通じて未来を語る
アニメーションスタジオ『sutudio4℃』創設メンバーである、同氏監修「未来NEWS」の企画を発表いたします。講演では、現在に至る経緯、現在の仕事にかける想い、そして、ご自身の今後の活動への想い、未来のクリエイターとして必要である大切な事をエールとして伝えて頂きます。
●新村 則人氏講演会
開催時間:16:45〜17:30
開催場所:大集会室
テーマ :好きなものを、作り続けよう
「資生堂」「無印良品キャンプ場」などの広告を手がける同氏が、クリエイターとして、在学中や卒業後、そして現在に至るまでのご自身のお考えについてお話頂きます。講演中には同氏に制作頂いた、本校50周年記念ポスターの発表も行います。
●ODC×OBC×OIT ファッションコラボレーションショー
開催時間:14:30〜15:30
開催場所:中集会室
「過去」「現在」「未来」と題して本校学生達が「ファッション」をテーマにファッションショーを行います。
●DAWコンテスト
開催時間:10:00〜12:30
開催場所:小集会室
ビジュアルアーツ専門学校、ミュージシャン学科、音響芸術学科学生たちによるオリジナル音曲コンテストを行います。
●VAOライブステージ
開催時間:16:00〜17:30
開催場所:小集会室
「それいけ!アンパンマン(バタコ役)」「魔女の宅急便(黒猫ジジ役)」などテレビアニメーションで吹き替えを担当する、声優の佐久間 レイ氏など、計3名のアーティストが白熱のライブを展開します。
※内容・スケジュールは都合により変更する場合があります。予めご了承下さい。
名称 : 学校法人大阪安達学園 大阪デザイナー専門学校
所在地: 〒530-0003 大阪府大阪市北区堂島2-3-20
創立 : 1962年(昭和37年)4月
代表者: 校長 青山 直
URL : http://oag.ac.jp/50th/
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肺難病の鍵になる物質発見 大阪大
2012年10月6日 16時29分
http://www.chunichi.co.jp/s/article/2012100601001458.html
炎症などにより肺が硬くなって破壊され、呼吸が困難になることもある「特発性肺線維症」の発症に、特定のタンパク質の量の低下が関わっていることを大阪大などのチームがマウスで突き止め、米医学誌に発表した。
チームによると、同症は難病の特発性間質性肺炎の一種で、推定患者は国内で1万数千人とされる。せきや息切れなどの症状で発症し、数年で急激に悪化。呼吸不全などで死亡することもある。武田吉人大阪大助教は「原因の解明や新しい治療薬の開発につながる」としている。
間質性肺炎は1989年に亡くなった歌手の美空ひばりさんが患ったことでも知られる。
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すいませんが、スレ違いなので上記の記事は近畿百科の方に移します。
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山中教授は大阪のお生まれでありますが、今は京都大学の教授でありますので、近畿百科でお願いします。
まことにめでたい出来事ですから、今日の近畿百科は山中教授おめでとうございます祭り、としましょう。
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日本一超高層ビルと文化の組み合わせ。これぞ大阪。
ハルカス背に熱い舞台 アカペラ&ダンス「アベテン’12」
2012年10月8日
http://www.nnn.co.jp/dainichi/news/121008/20121008027.html
アカペラとダンスで「アベノ・天王寺」を盛り上げる「ABETEN BEAT PASSION 2012〜情熱のアカペラ&ダンスフェス〜」が7日、大阪市阿倍野区のあべのマーケットパークキューズモール東側特設会場で開かれた。多くの買い物客や通行人が足を止め、華麗なステップや美声を堪能した。8日も開催する。午前11時〜午後4時15分。入場無料。
JR西日本、近畿日本鉄道、東急不動産でつくる「Welcoming アベノ・天王寺キャンペーン」事務局が昨年に続き開催。ことしは新たにダンスを加えてさらなる盛り上げを図った。
背景に建設中の超高層ビル「あべのハルカス」を望むステージに2日間で計38組のアマチュア、プロが出演する。
この日は府内で活動する小学生から高校生までのアマチュアグループ10組がハウスやヒップホップ、ワックといった多彩なジャンルのダンスを披露してオープニングを飾った。続いてプロダンスチームが会場を沸かせ、午後はアカペラグループがステージを務め多くの観客を魅了した。
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きしわだ自然資料館で市制90周年特別展 大阪
2012.10.8 02:00
http://sankei.jp.msn.com/region/news/121008/osk12100802000000-n1.htm
岸和田市内の自然環境が大正時代から昭和、平成にかけてどう変わったかを探る特別展「岸和田の自然・90年の物語」が、同市堺町のきしわだ自然資料館で開かれている。市制施行90周年事業の一つとして同館が企画。岸和田の自然が市制施行以来どのように変遷していったかを市民に知ってもらうねらい。
12月2日まで。入館料は400円(中学生以下無料)。問い合わせは同資料館((電)072・423・8100)。
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阪大とパナソニック、共同で材料研究所開設
12/10/05
http://www.sanpo-pub.co.jp/topnews/2012/1005013400.html
パナソニックと大阪大学は、このほど材料とデバイスに関する革新的な基盤技術開発することを目的とした「大阪大学パナソニック材料デバイス基盤協働研究所」を稼働した。
同研究所は、大阪大学吹田キャンパスのテクノアライアンス棟に開設されたもの。パナソニックは、2003年12月に大阪大学と「連携推進に関する協定書」を締結して以来、組織的な産学連携により共同研究を推進するための共同研究講座を開設し、研究開発の加速を図ってきた。
共同研究講座をさらに発展させた同研究所では、従来の取り組みに加え材料デバイスの新たな基盤技術の創造と、技術人材の育成を目指していくとしている。
研究所のスタッフは研究所長に阪大の瀬恒謙太郎教授、副研究所長にパナソニックの上野山雄氏が就任。このほか大阪大学から兼任教員7人、特任教授2人、パナソニックからは招へい研究員7人の陣容となっている。
研究テーマとしては、生活環境に存在する振動、光、熱、電波などのエネルギーを効率よく収集・蓄積する技術研究などを実施する「エネルギーハーベスティング」などを手がけていく方針だ。
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阪大、難病で傷ついた神経の再生法解明
2012/10/8 21:41
http://www.nikkei.com/article/DGXNASGG0502P_Y2A001C1TJM000/
大阪大学の山下俊英教授や望月秀樹教授、村松里衣子助教、国立病院機構の刀根山病院などは、有効な治療法がない神経難病の多発性硬化症で傷ついた神経が再生する仕組みをマウスを使った実験で解明した。血管の内側にある細胞から出る「プロスタサイクリン」と呼ぶ物質が神経細胞の成長を促していた。
多発性硬化症の患者は約1万2000人とされる。神経細胞から伸びる「軸索」と呼ぶ部分を覆う「髄鞘(ずいしょう)」が炎症によって壊れて神経が傷つき、手足がまひしたり、物が見えにくくなったりする。
似た病気のマウスの患部に、プロスタサイクリンの働きを高める物質を注射すると、軸索の再生が進んだ。普通は1カ月かかるところを2週間あまりで回復し、手足のまひの症状も軽くなった。人間でも同様の仕組みがあれば、治療薬の開発に役立つという。
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2012.10.09
大阪樟蔭女子大学、国内大学院初の「化粧ファッション学専攻」を2013年4月に開設
http://www.syogyo.jp/news/2012/10/post_004665.php
化粧ファッションを学問として体系づけ、研究者を増やすことで業界の発展、ひいては豊かな社会生活の実現に寄与したい――。この思いから、大阪樟蔭女子大学(本部=大阪府)は、2013年4月に、大学院に共学制の「化粧ファッション学専攻(修士課程)」を開設する。化粧学とファッション学を研究できる国内初の大学院であり、専攻長には同分野における第一人者の北山晴一教授を迎え、化粧を含めた「よそおい」に関する学問体系の確立を目指す。
大学院では、文化的背景や心理学、医学など様々な側面から化粧ファッション学にアプローチしていく。主なターゲットを社会人に据えており、特に美容専門学校の講師などに働きかけていく。社会人対応のため、昼夜間開講制をとった。
「技術的に優れた専門学校の先生でも、文化的背景や科学的根拠などの知識を習得して、自分の技術力を深めたいという方も増えている。院で研究することで、技術と知識を身につけたエキスパートになっていただきたい」(北尾和信教授)
研究の大きな柱は、衣類や化粧品具などの「モノ」、着衣、メーク、美容などの「よそおい行為」、身体や心について考える「人間」の3つ。そこから産業、文化芸術、福祉といった様々な領域に研究を発展させている。
「化粧ファッションは今まで注目されてこなかったが、人間生活そのもの、社会全体を網羅する大きな広がりを持つ学問だ。研究を深めることで業界のみならず、社会の発展にも寄与できると考えている」(川野佐江子講師)
同大の学部では、開学以来90年以上の長きにわたって化粧とファッションをトータルに学ぶ被服学科を展開してきた。学科は被服学専攻と化粧学専攻の2専攻に分かれ、さらに化粧学専攻では化粧文化コースと美容コースに分けて専門性の高い人材の育成に注力している。
「少子高齢化が進む日本は、今後、QOL(生活の質)の向上や、福祉のあり方について考えていかなければならない。社会全体と関わりがある化粧ファッション学が、ここにきてようやく日の目を見ることになると期待している」(北尾教授)
観念的要素が多いこの学問は、確固たる研究の土台づくりを進めている途中段階にある。さらに、大学院の開設は全国初ということもあり、研究の可能性は未知数だという。
「社会人の方の場合、教員にはない経験も積んで来られた。互いの知識を共有することで、化学反応が起き、新しい切り口から研究が生まれるかもしれない」(川野氏)
日本顔学会や乳房文化研究会などの学会に所属し、最近では化粧文化研究者ネットワークを立ち上げた北山教授を通じて、今後は化粧、ファッション領域の研究者や業界との繋がりをさらに深め、研究成果を社会にフィードバックできる体制も構築していく。
■化粧ファッション学専攻説明会
10月25日(木)18時〜20時(全体説明〔1回目:18時〜/2回目:19時〜〕)
説明会では、化粧ファッション学専攻での研究内容や入試のことなどについて、個別相談の時間を設けるなどして詳しく説明する。(電話:06-6723-8274)
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港区のギャラリーで日本・ポーランド交流展 互いに刺激 現代アート競演 大阪
2012.10.10 02:01
http://sankei.jp.msn.com/region/news/121010/osk12101002010002-n1.htm
日本とポーランドの現代アートが競演する「日本・ポーランド交流展」が9日、大阪市港区の海岸通ギャラリーCASOで始まった。グラフィックアートや油彩、写真など両国の現代アートの“今”を映し出した作品が並んでいる。14日まで。入場無料。
海外の作家を日本に紹介するとともに、アジアから現代アートの風を巻き起こそう−と平成12年に設立された芸術団体「A−21国際美術展」(松田富雄代表)が主催。4回目となる今回は、日本とポーランドの美術交流を目指し、両国から約100点が出品された。
ポーランドのマルチンコフスキーさんは、グラスの中に入れた茶葉を描いたグラフィックアートで茶道を表現。「異文化の感性に接することで自国文化への興味も深まる。『茶道』に対する私のイメージが日本の人たちにどう受け止められるか楽しみだ」と話す。
また、自身も現代アート作家の松田代表は「ポーランドの現代アートに数多く触れられる珍しい機会。多彩な分野の作品からそれぞれのメッセージを感じてほしい」と期待している。
午前11時〜午後7時。問い合わせはCASO((電)06・6576・3633)。来年の夏と秋には、ポーランドとドイツで日本人作家の巡回展を開く。
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エル・グレコ大作、大阪に 国立国際美術館で16日から
http://www.asahi.com/culture/update/1009/OSK201210090085.html
スペイン絵画史に大きな足跡を残した画家エル・グレコ(1541〜1614)の業績を振り返る「エル・グレコ展」(朝日新聞社など主催)が、大阪・中之島の国立国際美術館で16日から開かれる。開催が迫った8日、展示作業が始まり、大作「無原罪(むげんざい)のお宿(やど)り」が据え付けられた。
「無原罪のお宿り」は最晩年の祭壇画で高さ347センチ、横174センチ。日本では初公開だ。スペインから同行したスタッフの指導で、6人の作業員が3時間近くかけ、展示会場の壁に固定した。展覧会ではほかに、フランス、アメリカなどから集めた油彩画の代表作50点以上を紹介する。
12月24日まで。一般1500円(前売り1300円)。問い合わせは国立国際美術館(06・6447・4680)へ。
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文化の魅力 多くの人に 咲くやこの花芸術祭2012
2012年10月10日
http://www.nnn.co.jp/dainichi/news/121010/20121010018.html
大阪市が1983年度から、将来の大阪文化を担うべき40歳以下の若手芸術家に対して贈呈している「咲くやこの花賞」。同賞受賞者が勢ぞろいし、大阪の文化力で市民を魅了する「咲くやこの花芸術祭2012」が19〜21の3日間、大阪市中央公会堂(大阪市北区)などを中心に開かれる。
大阪市や大阪商工会議所などでつくる新進芸術家プロモート事業実行委員会が主催。「美術」「音楽」「演劇・舞踊」「大衆芸能」「文芸その他」の5部門で受賞者が145組にのぼり、多くが日本のみならず海外で活躍している。もっと同賞と、活躍している若手芸術家を知ってもらうことが目的だ。
第3回となる今年は、公会堂、市役所に加え大阪府立中之島図書館や京阪電鉄なにわ橋駅アートエリアB1などにも会場を拡大。学生によるミニコンサートなども交え、秋の中之島一帯を盛り上げる。
「中村壱太郎 舞踊と邦楽の世界」(20日午前10時半、中央公会堂大ホール)に出演する中村壱太郎さんは「上方歌舞伎の家として認めてもらえ、大変うれしいし、励みになる」と笑顔。「ぜひこの機会に、手ごろな価格で歌舞伎に触れて」と呼び掛ける。
また、「片岡リサ 筝&歌コンサート」(20日午後4時半、中央公会堂)に出演する片岡さんは「大阪生まれ大阪育ちとして、受賞はとてもありがたい。琴は敷居の高い楽器と思われがちだが、ワークショップなども通じて魅力を伝え、聞いてくれる人が1人でも増えてくれれば」と話している。
詳細は公式ホームページ(http://www.sakuya-konohana.com/)で。問い合わせは電話06(6372)6707、同事務局へ。
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バーナード・リーチ展が大阪で開幕 22日まで
http://www.asahi.com/kansai/entertainment/news/OSK201210100044.html
日本を愛した英国の陶芸家を紹介するバーナード・リーチ展(朝日新聞社主催)が10日、大阪・難波の大阪高島屋7階グランドホール(06・6631・1101)で開幕した。生誕125年記念展で陶芸や素描・版画約120点を展示している。22日まで。一般800円など。31日からは京都高島屋で開催する。
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虐待防ぐ特別授業
http://www.nhk.or.jp/lnews/osaka/2005138231.html?t=1349956441421
大阪・堺市の関西大学で大学生たちが、子育ての楽しみや悩みを母親から直接聞くことで虐待を予防しようという特別授業が行われました。
この特別授業は、おととし、大阪・西区のマンションで幼い子ども2人が母親に置き去りにされ、死亡した事件をきっかけに、虐待を防ごうと活動している大阪の母親たちのグループが企画しました。関西大学の堺キャンパスで行われた授業では、担当の教授から赤ちゃんが泣く原因などを学んだ後、大学生と母親たちあわせて50人が、出産の時にかけて欲しい言葉や、子育ての悩みなどを話し合いました。
参加した女子大学生は「将来母親になって行き詰まったとき、どう対処すればよいのかわかって良かったです」と話していました。
また25歳の母親は、「自分の育児方法が少しでも若い世代の人に役立つのならうれしいです」と話していました。
授業を企画した母親のグループの代表吉澤有香里さんは、「これから親になっていく大学生たちに、不安な事があっても居場所はあるから安心してもらい、子育てにも頑張ってもらいたいです」と話していました。
10月11日 20時06分
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職人の技に触れる 高島屋大阪店で民芸展
2012.10.12 02:04
http://sankei.jp.msn.com/region/news/121012/osk12101202040004-n1.htm
大分県日田市の小鹿田(おんた)焼や兵庫県豊岡市の杞柳(きりゅう)細工など、日本各地の民芸品を一堂に集めた「民芸展〜用の美とこころ〜」が、大阪市中央区の高島屋大阪店で開かれている。15日まで。
民芸は大正末期に提唱された民衆的工芸を表現した造語。催しは民芸の精神をベースに日本の手仕事の魅力を紹介しようと企画され、会場には南部鉄器や熊野筆、琉球ガラスなど地域色豊かな品々が並ぶ。なかには和歌山県の棕櫚箒(しゅろほうき)や奈良県の栗木細工のように職人が1人で作っているものもあり、買い物客らが興味深そうに眺めていた。
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ハナムラさんにDSA空間デザイン大賞 大阪
2012.10.12 02:03
http://sankei.jp.msn.com/region/news/121012/osk12101202040002-n1.htm
■「不安の先にある希望」 病院の吹き抜けで表現
■雪やシャボン玉で「対話の場」ねらう
病院を舞台にした珍しいインスタレーション(空間演出)で、ランドスケープアーティストのハナムラチカヒロさん(36)=大阪市東成区=が今年度のDSA空間デザイン大賞(日本空間デザイン協会主催)を受賞。12月の授賞式を前にインタビューに応じ、「患者と医師、看護師らの壁を取り払い、対話の場を作りたかった」と意義を語った。
◇
ハナムラさんは、1〜2月の8日間、大阪市天王寺区の大阪赤十字病院の6〜13階の吹き抜けを使い、雪やシャボン玉、霧を使ったインスタレーション「霧はれて光きたる春」を演出。入院生活の不安や、先にある希望を表現した。
これまで京阪電車の駅や箕面市にある山を舞台にしてきたが、病院は2回目。ハナムラさんは「インスタレーションで、その場を希望のもてる場に変えたかった」と説明し、「生死にかかわる最も厳しい空間である病院で対話できたら、どこでも可能になる。病院ではみんなが“空を見上げる人”になり、対話をもたらす場になっていた」と振り返った。
入院患者らも「共有をもたらした」「体に元気を与えてくれた」などと感想を語り、病院側の窓口となった大阪赤十字病院業務部の枷場(はさば)博文さん(38)も「日常と違う風景を見せることは、患者と職員の両方にとって大切」。こうした取り組みが評価され、国内外877作品の中から大賞に選ばれた。
ハナムラさんは「(インスタレーションにより)人は深いところでつながれる」と話しており、医療環境の向上の一助となるよう今後も病院での取り組みを続けていきたいという。
11月2日に大阪市中央区の大阪歴史博物館で記念講演、12月4日に東京都港区のアクシスギャラリーで授賞式が行われる。
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“大阪の夢二”宇崎純一特集 「大阪春秋」秋号
2012年10月13日
http://www.nnn.co.jp/dainichi/news/121013/20121013037.html
大阪の歴史と文化産業を発信する雑誌「大阪春秋」秋号(通巻148号)=写真=がこのほど新風書房(大阪市天王寺区)から発刊された。今号の特集は「大正ロマンの画家・宇崎純一」。“大阪の夢二”として人気を集めながらも、戦後忘れ去られたまぼろしの画家の足跡を貴重な作品とともに紹介している。
「スミカズと家村文翫堂(ぶんがんどう)」では堺歴史史料研究会会員の大浦一郎氏が、宇崎作品の絵はがき(スミカズカード)などを発行していた家村文翫堂について解説。このほか▽スミカズと与謝野晶子の邂逅(かいこう)▽対象の小さな総合芸術 宇崎純一のカード・絵葉書(はがき)など。
巻頭対談は橋爪紳也氏(大阪府立大学教授)と甲賀雅章氏(大阪府立江之子島文化芸術創造センター館長)。付録は宇崎純一画・幼年雑誌フタバ「世界旅行双六(すごろく)」(1924年発行)の複製。定価1050円。問い合わせは06(6768)4600、新風書房へ。
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[おおさか写真散歩]キャンバスに飛び込もう!
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/osaka/news/20121014-OYT8T00136.htm
ビルの谷間に巨大こけしが出現――。街中をキャンバスに見立て、アート作品を展示する「おおさかカンヴァス推進事業2012」(府主催)が13日、大阪市北区の中之島公園を中心に始まった。国内外から11組の芸術家が体験型作品などを発表している。21日まで。
「暮らしの中にアートが根付く街」を発信しようと、2010年に始まり、今年で3回目。
「花子」と命名されたバルーンこけしは高さ13メートル。こけしが温泉地の土産として人気だったことにちなみ、足元に足湯が設けられ、靴を脱いで楽しむ人も。公園の公衆トイレを宿泊できる「中之島ホテル」に改装した、ベルリン在住の西野達さん(52)は「日本は公共空間での作品展示が難しい国だが、このイベントでアートが様々な年代の人に浸透すれば」。
問い合わせは、平日午前9時〜午後6時、府民文化部都市魅力創造局文化課(06・6941・0351)へ。(写真部 原田拓未、吉野拓也)
(2012年10月14日 読売新聞)
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大阪信金と芸大 手帳デザイン優秀学生表彰
2012年10月13日
http://www.nnn.co.jp/dainichi/news/121013/20121013038.html
大阪信用金庫と大阪芸術大学は12日、同大学デザイン学科室の学生を対象に募集した通帳型スケジュールノートのデザインの優秀作品を決定し、同大学で表彰式を行った。
両者はデザインを主体にした連携協定を2005年に結び、通帳やポスターのデザインなどで連携してきた。
最優秀賞には、新世界の風景を浮世絵のタッチで描いた吉田ゆりさん(22)の作品が選ばれた。また優秀賞には、同信金のイメージカラーの青を海に見たて、大阪のおばちゃんの「あめちゃん」を浮かべて、顧客との切っても切れない間柄を表現した米田朱里さん(21)の作品が、努力賞には同信金本店と大阪城を融合させた八尾晃代さん(20)の作品が選ばれた。
同信金は、3つのデザインの手帳を1万4400冊作成し、来年正月の顧客向け粗品として使用する予定。
吉田さんは「作業が朝4時ごろまでかかったが、好きな浮世絵をイメージしデザインしたので頑張れた。頑張りを認めてもらえてうれしい」と受賞の喜びを話した。
同学科の江尻幹子助教授は「学生らしく元気で視点の違うものができた」とし、同信金の森田健二副理事長は「みなさんのポテンシャルが引き出される機会になれば」と話した。
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長年の夢、専属合唱団 関西フィルが設立発表
2012年10月14日
http://www.nnn.co.jp/dainichi/news/121014/20121014067.html
関西フィルハーモニー管弦楽団(大阪市港区)はこのほど、合唱団の設立を発表した。合唱付きの名曲を高い水準で演奏することを目的に、初めて専属の合唱団を持つことになる。団員はオーディションで選抜し、11月19日から練習をスタート。来年6月14日、ザ・シンフォニーホール(北区)での定期演奏会でデビューする。
同楽団はこれまで、合唱付きの曲を演奏する時は外部の合唱団に出演を依頼し競演してきた。専属の合唱団を持つことは長年の夢だったが、運営・管理に人手が回らないことなどから実現されなかった。そんな楽団に手を差し伸べたのは、雑貨の輸入輸出卸売業「元林」(西区)の元林昌三会長(65)だった。
元林さんは同志社学生混声合唱団の卒業生による「同志社CCDアルマ・マータ」の指揮などを務め、在阪の合唱団などに所属。長年にわたり合唱に携わってきた。そんな中、「関西フィルが専属の合唱団を持っていないのはもったいない。ぜひ設立して、関西の音楽界を活性化させたい」という思いから、楽団に相談を持ちかけた。
練習場の確保や事務作業などは元林さんが一手に引き受け、合唱指導はテノール歌手として世界を舞台に活躍し後進の育成に力を注ぐ畑儀文さん(57)が務めることに。楽団にとっては好条件で設立にこぎつけ、関西フィル桂冠名誉指揮者の飯守泰次郎さんは「専属の合唱団と一つの組織として責任を分かち合い、響きを一緒につくり発展していくことをずっと望んでいた」と喜ぶ。
旗揚げとなる来年6月の演奏会では、ブラームス作曲の「ドイツ・レクイエム」を選曲。「初めは無難な曲を持ってきがちだが、われわれは最初に水準を決めてしまおうと大曲に挑戦する。入団する方にも覚悟が必要で、苦労は多いと思うが共にいい響きをつくっていきたい」と飯守氏。
70〜80人規模の合唱団を目指し、年1回程度、楽団の定期演奏会に出演。練習は月曜夕方、西区の堀江アルテで行う。畑さんは「意識、意志、意味、注意の四つの“意”を大切にする『意に充ちた歌声』をコンセプトに掲げ、四つの意すべてが満ちた歌声を目指したい」と張り切っている。
入団費は千円、月会費は3千円。オーディションは11月3、4、10日に関西フィル練習場で予定している。希望者はメールで(1)氏名、年齢、住所、電話番号、携帯電話番号、PCメールアドレス、携帯メールアドレス(2)希望パート(3)合唱経歴(年数も)(4)希望のオーディション日を明記して応募。追ってオーディションの要領を知らせる。送付先メールアドレスは次の通り。mottoccd3881@silk.plala.or.jp
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エル・グレコ展きょう開幕 日本初上陸含む51作品
2012年10月16日
http://www.nnn.co.jp/dainichi/news/121016/20121016025.html
16〜17世紀のスペイン美術黄金時代に活躍し、スペイン三大画家の一人として知られるエル・グレコの作品を集めた、国内最大規模の回顧展「エル・グレコ展」(16日開幕)が15日、大阪市北区の国立国際美術館で関係者に公開された。12月24日まで。
ギリシャのクレタ島に生まれたエル・グレコ(本名ドメニコス・テオトコプーロス)は、ベネチアやローマでの修業を経てスペインにたどり着いた。揺れる炎のように引き伸ばされ独特の雰囲気をたたえた人物が印象的な肖像画や宗教画などが圧倒的な支持を得、20世紀に入ってからもピカソらから高い評価を受けている。
エル・グレコの本格展は、日本では25年ぶり。高さ3メートルを超える、祭壇画の最高傑作とされる「無原罪のお宿り」をはじめ、日本初上陸の作品を含む51点の油彩がそろい、来年1月の東京に先駆けて大阪で初開催される。
同館学芸員は「時系列でなくテーマに沿った展示なので、初めての方にも内容や背景を含め、奥深さを知ってもらえるはず」と来場を呼び掛けている。
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民話の切り絵と影絵展 中之島図書館で
2012年10月18日
http://mytown.asahi.com/osaka/news.php?k_id=28000001210180001
大阪市北区中之島の府立中之島図書館で、大阪ゆかりの民話を題材にした切り絵や影絵を展示するアート展「ミンハメグリ」が開かれている。
京都市西京区の美術作家、谷澤紗和子さん(29)が制作したインスタレーション作品。一寸法師や鉢かづき姫など、民話からイメージした大きな切り絵や影絵が、国重要文化財の図書館本館の中央ホールなどに展示されている。20日午後2時には、谷澤さんのアーティストトークなどの関連イベントもある。27日まで(日曜休館。文芸ホールの展示は20日まで)。入場無料。
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大阪樟蔭女子大、関屋キャンパス撤退へ
2012.10.19 02:01
http://sankei.jp.msn.com/region/news/121019/osk12101902010000-n1.htm
大阪樟蔭女子大(本部・東大阪市)は、平成27年4月をめどに奈良県香芝市の関屋キャンパスを東大阪市小阪の小阪キャンパスに統合させる方針を決めた。同大学は「29年の創立100周年に向けた再整備の一環で決断した」と説明。跡地は売却を検討している。
同大学は、4年制の3学部と短期大学部(2年制)からなり、関屋キャンパスには心理学部、児童学部、短期大学部の計約800人が在籍している。
運営する学校法人樟蔭学園は「心理、児童学部の1年生が4年生になる際に移転する予定。不利益がないようサポートする」としている。
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懺悔文など63点 一光書法会展 中之島で
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/osaka/news/20121017-OYT8T00089.htm
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第21回一光書法会展が16日、大阪・中之島のリーガロイヤルホテル1階・リーガロイヤルギャラリーで始まった。入場無料。21日まで。
一光書法会は、読売書法会理事・小林逸光(いっこう)さん(54)主宰の書道団体。同展では、小林さんが、新作の28文字のお経「懺悔文(さんげもん)」など3点を出品するほか、会員が好きな言葉を扇や色紙に記した作品など60点を展示している=写真=。
18日と20日には同ホテルで、小林さんが講師となった書道講座も開かれる。同講座は前日までの申し込みが必要。問い合わせは同ホテル(06・6441・2938)へ。
(2012年10月17日 読売新聞)
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公衆トイレが高級ホテルに!? 大阪・中之島公園で21日まで
2012.10.19 18:40
http://sankei.jp.msn.com/west/west_life/news/121019/wlf12101918430025-n1.htm
http://sankei.jp.msn.com/west/west_life/news/121019/wlf12101918430025-n2.htm
大阪市北区の中之島公園周辺で開催されているアートイベント「おおさかカンヴァス」で、同公園内のトイレが「中之島ホテル」として“開業”、事前の応募で当選した希望者が宿泊を楽しんでいる。
おおさかカンヴァスは、大阪の街をカンバスに見立て、さまざまな芸術作品を発表する場とするアートイベント。今回は124点の応募があり、その中から選ばれた10作品などが中之島公園を中心に披露されている。
このうち、中之島ホテルを制作したのは、ベルリン在住のアーティスト、西野達さん(52)。「中之島の真ん中でロケーションもよく、きれいなトイレだったので…」と制作の動機を話す。
床を磨いたり臭いを減らしたりしたほか、防音設備を整えるなどして1週間をかけて、トイレの一部をホテルに“改装”。設置した家具は全てヨーロッパ製で、宿泊者が使うタオルは「泉州タオル」と“大阪産(もん)”にこだわった。各備品には、西野さんがデザインした「中之島ホテル」のオリジナルロゴを入れた。
また、案内役は、リーガロイヤルホテル大阪(大阪市北区)で研修を受けた大阪観光大(熊取町)の学生が担当している。
宿泊の事前募集には42人が応募し、当選した人たちが21日までの期間中、1日1組ずつ宿泊。13日に宿泊した大阪市北区の会社員、森克典さん(53)は「おもしろそうだったので応募した。部屋はスタイリッシュで、特に何の問題もなくぐっすり眠れた」と話していた。
期間中の午前10時〜午後6時、ホテル内を無料で見学できる。問い合わせは大阪府文化課((電)06・6210・9305)。
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大阪都大学構想
森本 一
民間教育連盟全国会会長、教育ネット
プロダクションMERIC代表取締役
2012年10月19日
http://www.nnn.co.jp/dainichi/rensai/miotukusi/121019/20121019032.html
橋下徹大阪市長は2016年より大阪府立大と大阪市立大を統合した新大学を開校すると発表した。大歓迎であり、素晴らしい構想である。
かつて橋下市長は大阪に大阪大、大阪府立大、大阪市立大と三つの国公立大学があるのは無意味であると提言して大阪府立大などの反発を招いていた。
大学が独立行政法人化して経済的に自立が求められている時、一大学で年間経費が100億を超える学校運営は少子化の今日、現状のままでは認められないのは明白であり、この新大学は維新の会の大阪都構想の目玉としてぜひ成功させてもらいたい。
ただ、民ではなく官の統合だけに、ややもすれば無難すぎてインパクトに欠け面白くなくなる恐れもある。
過去に東京で誕生した都立大を中心とする首都大学東京や、兵庫県で誕生した神戸商大と姫路工大が統合された兵庫県立大も、どちらかといえば成功と言えず、むしろ統合前の都立大や神戸商大、姫路工大の方が存在感があって良かったような気がするし現実に大学ランクも下降気味である。
兵庫県立大の場合、なぜ全国ブランドの神戸という名称を使わなかったのかも疑問に思う。兵庫というローカルの名称はハイカラな国際都市には似合わないし特に若者は受け入れられにくい。これは横浜を神奈川と変えるのと同じである。
このことを神戸商大のOBである私が大学当局に質問すると、姫路工大は神戸市にはないから無理だと言う。確かにそうではあるが、それは小さな正論であってネーミングの重要性を分かっていない官の杓子(しゃくし)定規な貧困な発想である。OBとしては、県立の神戸商大と市立の神戸市外大の統合が理想であったが、県と市という行政の壁があって実現できなかった。
今回の大阪の新大学は、府と市の壁が取れる夢の実現にふさわしいものであってほしいので、私としては次の提言をしたい。
(1)名称は大阪都構想を象徴する大阪都大学とする。
(2)新学長はインパクトのある日本維新の会顧問の堺屋太一氏か竹中平蔵氏を抜擢する。(※兵庫県立大の場合は前大阪大学総長の熊谷信昭氏であったが、公務員の天下りの感が強く、発言力もなかった)
(3)短期間で一流大学の仲間入りをした秋田県立国際教養大のように国際化に対応したオール英語の講義形式の新しい学部(仮称、国際ビジネス教養学部)を設置する。
(4)その学部、またはサテライト校を300メートルの日本一のノッポビルとして完成するあべのハルカスに設ける。あべのハルカスは大阪の北に対抗する南の新名所として話題のビルであるが、大阪市立大、大阪府立大ともに大阪の南に位置するのでピッタリである。
(5)兵庫県立大には付属高校があるが、今春スタートした三高校(天王寺商業、市岡商業、東商業)統合の大阪ビジネスフロンティア高校(OBF)を大阪都大学の付属高校とし、高校在学中から英語力はもちろん、国際感覚を身に付けた優秀な生徒を養成する。
(6)石原慎太郎東京都知事が率いる首都大学東京と、橋下大阪市長が率いる大阪都大学が提携して都大学交流を開始する。
(もりもと・はじめ 大阪市北区)
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「約100人の本棚展」 あすまで展示即売 大阪
2012.10.20 02:06
http://sankei.jp.msn.com/region/news/121020/osk12102002060002-n1.htm
読み終えた本などを本棚に見立てて販売する「約100人の本棚展」が19日、大阪市西区の府立江之子島文化芸術創造センターで始まった。21日まで。
イラストレーターやダンサー、医師など約100人がそれぞれ1棚分の本を持ち寄る古本イベント。読書の秋に合わせ大阪市内の古書店の3店主が企画した。
会場には、出品者が思い思いに装飾した“本棚”がずらり。訪れた人たちは本棚をのぞき込みながら本選びを楽しんでいた。
同じフロアで「阿波座エノコジマ古書ノ市」も開催。ともに午前11時〜午後9時(最終日は午後6時まで)。問い合わせは駒鳥文庫((電)090・9872・3930)。
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[小耳大耳]大阪の新フェスティバルホール、いよいよ来春始動!
http://www.mde.co.jp/topics/121019_16674.html
大阪の中之島に建設がすすめられていた「中之島フェスティバルタワー」がこの10月末に竣工。この37階建ての高層ビルには、オフィス、レストランなど商業施設が入り、4階から8階に新「フェスティバルホール」がオープンする。同ホールは客席数2700(旧・ホールと同一)という国内最大規模を誇り、また「クリアで艶のある」音響設計に広いステージと、オペラの上演も可能な充実した舞台機構を持ち、まさに関西地区の“音楽の殿堂”にふさわしいつくりである。
開業式典は2013年4月3日。つづいて、第51回大阪国際フェスティバルの一環でもある豪華なオープニング公演が、4月10日よりスタートする。内容は次の通り。
◎フェニーチェ歌劇場来日公演
★4/10(水)、4/11(木)、4/13(土)
巨匠チョン・ミョンフン指揮でヴェルディ《オテロ》(4/11)、ガラ・コンサート(4/10)、特別コンサート(4/13)の3公演を予定。特別コンサートも《リゴレット》第3幕と《椿姫》第2幕を演奏会形式で行うもので、2013年のヴェルディ・イヤーにふさわしいプログラムとなっている。《オテロ》のヤーゴ役を歌う予定のルーチョ・ガッロのインタビューは11月号本誌32ページに掲載。
◎ミュンヘン・フィルハーモニー管弦楽団
★4/16(火)
鬼才ロリン・マゼール指揮で、2013年に生誕200周年を迎えるワーグナーの《タンホイザー》序曲〜ヴェヌスベルクの音楽、《トリスタンとイゾルデ》前奏曲と「愛の死」、そしてブルックナーの交響曲第3番という、オーケストラ・ファン垂涎の重量級演目が魅力。
◎大阪フィルハーモニー交響楽団
★4/26(金)
世界的に活躍中の指揮者、大植英次がタクトをとってマーラーの交響曲第2番「復活」を演奏する。大植は2003年に大阪フィルの音楽監督に就任し、現在は桂冠指揮者のポストにある。独唱はスザンネ・ベルンハート(ソプラノ)とアネリー・ペーボ(アルト)。合唱はフェスティバルホール〈復活〉祝祭合唱団(大阪フィル合唱団ほか)。
上記公演のチケットは発売中。
なお、大阪国際フェスティバル提携公演として、佐渡裕指揮BBCフィルハーモニックの公演も4/17(水)、4/18(木)に辻井伸行(ピアノ)を迎えて行われる。こちらの公演のチケットは10/28(日)発売。
問:フェスティバルホール 06-6231-2221
http://www.festivalhall.jp
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大阪樟蔭女子大、キャンパスを移転・統合
http://www.yomiuri.co.jp/kyoiku/news/20121019-OYT8T00902.htm
大阪樟蔭女子大は、奈良県香芝市関屋の関屋キャンパスを2015年4月をめどに、本部のある小阪キャンパス(大阪府東大阪市)に移転、統合することを決めた。
大学と連携協定を結び、協力する香芝市側は困惑している。
関屋キャンパスは、1987年に樟蔭女子短大(現・大阪樟蔭女子大短期大学部)として開学。01年に4年制の人間科学部を設置し、その後、学部改編で心理、児童の2学部になった。学生数は現在、約800人。
しかし、少子化などの影響で短大は12年度の募集を停止。定員割れの学部もあり、昨年から移転の検討を始め、8月の理事会で決まった。小阪キャンパスに新校舎を建設し、全学部を集約する。大学を運営する樟蔭学園広報室によると、跡地は他の学校法人などへの売却を検討しているという。
香芝市の吉田弘明市長は「移転について、正式な話は聞いておらず、驚いている。現在、学園側からの説明を待っているところだ」と話した。
(2012年10月21日 読売新聞)
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大阪府立大 観光系の大学院課程新設
2012.10.22 18:38
http://sankei.jp.msn.com/west/west_life/news/121022/wlf12102218410020-n1.htm
大阪府立大(堺市中区)は22日、大学院経済学研究科に、社会人を対象とした観光系のスペシャリストを育成する課程「観光・地域創造専攻」を来年度に新設すると発表した。地域経済の再生や都市文化のプロデュースなどをテーマに世界に通用する人材育成を目指す。同大学によると、社会人を対象とした観光系の大学院課程が新設されるのは西日本で初という。
講義は大阪市浪速区のサテライト教室で行う予定で、初年度は博士前期課程で5人を募集する。出願期間は11月13〜19日。
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学びの成果紹介 府内高校が大阪産業教育フェア
2012年10月22日
http://www.nnn.co.jp/dainichi/news/121022/20121022028.html
大阪府内の高等学校が取り組む産業教育の成果を展示する「第20回大阪産業教育フェア」が20、21の両日、大阪市港区の弁天町ORC200で開かれた。
普通科志向による工業や商業などの高校への進学者数の減少に歯止めをかけようと1992年に始まった同フェアも20年目を迎えた。府内の商工業など実業系、総合学科、支援学校など44校の全日制と定時制あわせて60課程が参加した。
授業での取り組みを紹介するパネルや製作した作品を展示するほか、溶接による文鎮づくりやバーナーでのとんぼ玉づくりなどの体験コーナーも用意された。また中学生を対象に、バルサ材で橋の模型を作り、美しさと耐久性を競うブリッジコンテストも開かれた。
中学生の娘と訪れた母親からは「たくさんの学校を参考にできてよかった」との声が聞かれた。同フェア実行委員会の会長を務める府立今宮工科高校の高嶋保校長は「自分たちが学ぶことを見ていただけるので、生徒たちも一生懸命取り組んでいる。体験などで各校の雰囲気も分かってもらえるのではないか。実業教育を知ってもらえるチャンスなので、しっかりと続けていきたい」と話していた。
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国際美術館入館者1000万人
http://www.nhk.or.jp/lnews/osaka/2005817491.html?t=1351001389421
大阪・中之島にある国立国際美術館は開館から35年経ち、きょう入館者の数が1000万人に達しました。
国立国際美術館は大阪万博の際に建設された美術館を活用して昭和52年、大阪・吹田に開館しました。
その後、老朽化が進んだことから平成16年に大阪・北区の中之島に移され、開館から35年で、きょう入館者の数が1000万人に達しました。
記念の入館者は現在、美術館で開かれているエル・グレコの展覧会に訪れた大阪・和泉市の主婦、宮武尚子さん(69)で、山梨俊夫館長からエル・グレコの複製画などの記念品が贈られました。
宮武さんは「1000万人目と聞いてびっくりしました。美術館は街中にあって便利なので、また来たいです」と話していました。
国立国際美術館は中之島に移転してからの8年間で700万人が訪れ、来館者が増えているということです。
山梨館長は「1000万人というのは膨大な数で感謝の気持ちでいっぱいです。これからも幅広い人たちに親しまれるようさまざまな活動を展開していきたいと思います」と話していました。
10月23日 19時50分
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外国人の問診を翻訳 阪大、ミウラが16カ国語対応ガイドを開発
2012.10.23 16:15
http://sankei.jp.msn.com/west/west_economy/news/121023/wec12102316180010-n1.htm
http://sankei.jp.msn.com/west/west_economy/news/121023/wec12102316180010-n2.htm
外国人が日本で医療機関を受診する際に、症状などを聞く問診を多言語で行うソフトを医療・半導体設備製造メーカーのミウラ(広島市中区)と大阪大学医学部が共同で開発した。ミウラは29日から大阪市で開かれる国際金融会議「サイボス」で来日する外国人出席者らに4カ国語のソフトを無償で提供する。
提供するソフトは問診翻訳ガイド「マルチQ」で、16カ国語の文字や音声に対応している。画面に表示される質問項目に沿ってタッチパネルで回答すると、医師の診断に必要な情報をまとめる。
質問項目は、保険証の有無や支払い方法など病院の窓口で必要な内容のほか、異状がある部位や具体的な症状など計28項目に及ぶ。文字や音声のほかアニメーションも使い、タブレット端末やスマートフォン(高機能携帯電話)などのタッチパネルで簡単に操作できるようにした。
同ソフトは医療・教育機関と企業との連携を進める「臨床医工情報学コンソーシアム関西」の呼びかけで商品化したもの。開発を提案した千里金蘭大学看護学部の岩佐真也(まや)講師は「医療現場で通訳と患者のケアの両方を担う看護師の負担軽減に役立つ」と話した。
一般向けには11月1日から発売するが、サイボスの出席者はインターネットの特設ページから無料でダウンロードでき、訪日中に医療機関を受診する際に利用できる。
同コンソーシアムの宮原秀夫会長は「外国人が安心して医療機関を受診できるソフトとして、医療や言語など学問を越えた連携の成果だ」と意義を強調した。
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心臓ホルモン製剤、がん転移阻む働き 国循・阪大が発見
2012年10月24日
http://digital.asahi.com/articles/OSK201210230184.html
【権敬淑】心不全に広く使われる心臓ホルモンの製剤に、がん細胞を転移させづらくする働きがあることを、国立循環器病研究センターと大阪大などの研究チームが見つけた。このホルモンを使うと肺がんの再発が減り、ほかのがんにも効果があることを動物で確認しており、幅広いがんの転移予防薬になる可能性がある。
心臓にはがんが転移しづらいことから、チームは心臓に特有なANPというホルモンに着目。2009年から非小細胞肺がん患者の再発の有無を観察して552人の最新データを調べたところ、がん手術中から心不全治療などでホルモンを点滴した人の2年後の再発率は4.5%、使わなかった人は19.2%と、明らかな差を確認した。がんの進行度は関係なかった。
ヒトのがん細胞を移植したマウスの実験でも、ホルモンを使った方が、そうでない方に比べて、血管転移のがん細胞数が、肺腺がんで約5分の1、肺の大細胞がん・大腸がん・乳がんで約3分の1と少なかった。ホルモンが、血管の内壁を守って、がん細胞を漏らしづらくしている仕組みも確かめた。
このホルモンは、同センターの寒川(かんがわ)賢治研究所長らが1984年にヒトで報告し、利尿作用がある急性心不全治療の薬として国内で広く使われている。
研究した野尻崇(たかし)医師は「がんにも適用が拡大できれば、幅広いがんで転移予防ができそうだ」と話す。現在、がんにも使えるよう阪大が臨床試験を準備中。研究結果は、25日からの日本癌(がん)治療学会で発表する。
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府大に観光大学院 27日説明会
2012年10月25日
http://mytown.asahi.com/osaka/news.php?k_id=28000001210250003
大阪府立大が来年4月、社会人を対象とした観光専門の大学院を大阪・難波に開設する。南海難波駅の南側に建設中のビルにキャンパスを置く。大学は「広い視野で観光に取り組みたい人に来てほしい」と呼びかけている。
大学院経済学研究科に新設されるのは修士課程の観光・地域創造専攻と、博士課程の観光・地域創造分野。初年度は修士課程5人、博士課程若干名を募集する。
大学は観光業に携わる人や自治体職員らの受講を想定。各地に眠る観光資源を発掘し、長期的な集客につなげる研究に力を注ぐ方針だ。
講師を務める橋爪紳也教授は「自分たちがかかわる地域の問題を持ち込んでもらい、研究してもらうのも大歓迎」と話す。
27日午前10時半から、大阪市浪速区難波中2丁目のなんばパークスタワー7階の府立大サテライト教室で説明会を開く。要予約。問い合わせは府立大教育推進課入試室(072・254・9601)。
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「吹奏楽のカリスマ」大阪・淀川工科高 丸谷さんに聞く
http://www.asahi.com/edu/news/OSK201210250065.html
第60回全日本吹奏楽コンクール(全日本吹奏楽連盟、朝日新聞社主催)の中学・高校の部が31日と11月1日、名古屋国際会議場で開かれ、奈良県内から生駒市の生駒中学校が出場する。大会を前に、全日本で24回の金賞を受賞し、「吹奏楽指導のカリスマ」とも呼ばれる大阪府立淀川工科高校名誉教諭の丸谷明夫さん(67)にコンクールの魅力や臨み方を聞いた。
――丸谷さんにとって、吹奏楽コンクールとは、どんな場ですか
演奏会と同じで、自分たちの活動の集大成を見せる大きな舞台の一つです。音楽の本質ではないですが、コンクールという競争があることで一生懸命になれることもあります。必死に上手になろうとするので、生徒たちも成長するんですね。
――今回も淀工を率いて34回目の出場をします。練習はどんな感じですか
生徒は朝から夜遅くまで練習しています。これ以上できないところまでやるだけのことはやった、という思いがあれば本番で大きな自信につながるからです。努力している人は上手になるし、結果もついてきます。だから、生徒には「日本一の努力をしよう」「心を込めて必死になって吹くのがいいんだ」といつも言っています。私自身は年々自信がなくなり、練習を振り返って反省してばかり。のたうち回ってますよ。
――どうやって生徒をひきつけてきたんでしょう
全日本に出場しても、なかなか金賞がとれない時期がありました。「賞のことは考えずに、自分たちのやりたいようにやろう」と臨んだら、金賞でした。生徒たちが上手になるには、自分が楽しむこと。ただ指導者がそれを教えるのは難しい。ありとあらゆる失敗をしてきましたが、自分も一緒に楽しんで「あの先生、何が面白いんやろ」と、子どもたちが思う以外に手はありません。
――コンクールでは、どんな思いで演奏に臨んでほしいですか
出場した生徒自身に楽しんでもらいたいですね。ただ、自分の技術を見せようとか、感動を与えようとしなくていい。楽譜と向き合って、演奏を通じて自分の思いを伝えようとすること。それが何より大切なことだと思います。(聞き手・樋口彩子)
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大阪府、SSH中心に公立高校生徒による科学研究発表会
10月27日
http://www.rbbtoday.com/article/2012/10/23/96475.html
大阪府、SSH中心に公立高校生徒による科学研究発表会10/27開催
大阪府教育委員会は10月27日、大阪府内15校のスーパーサイエンスハイスクール関係校を中心とした府内の公立高校生徒による、科学に関する研究発表会を実施する。午前の部は大阪府立大学Uホールで10校が発表し、午後の部は大阪府立天王寺高校で16校が発表する。
スーパーサイエンスハイスクール(SSH)とは、高校での先進的な理数教育を実施するとともに、大学との共同研究や国際性を育むための取組みを推進するために、文部科学省によって指定され支援される理数重点校。2002年度から実施され、現在全国で計178校が指定されている。
今回は「大阪サイエンスデイ」として、大阪府内のSSH14校とSSH経験校1校が一堂に会して科学に関する研究をもちより、プレゼンテーションやポスターセッションによる発表会を実施する。
午前の部では、京都大学総長松本紘氏によるサイエンスに関する基調講演と、SSH関係校による生徒研究発表会。午後の部では、府内の府立・国立・市立高校の生徒が各校で取り組む理科(物理、化学、生物、地学)や数学、情報分野の研究を、オーラルセッションやポスターセッション形式で成果を発表する。
◆2012年度大阪府生徒研究発表会(大阪サイエンスデイ)
日時:10月27日(土)9:30〜12:30、14:00〜16:30
会場:
午前の部 大阪府立大学Uホール(大阪府堺市中区学園町1‐1)
午後の部 大阪府立天王寺高等学校(大阪府大阪市阿倍野区三明町2‐4‐23)
入場料:午前の部、午後の部ともに無料
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阪大、「辛味」認知が大脳島皮質の自律機能を賦活化するメカニズムを発見
http://news.mynavi.jp/news/2012/10/23/120/
大阪大学(阪大)と森永製菓は、ラットの脳のスライス標本への唐辛子の辛味成分である「カプサイシン」の投与により、大脳の「島皮質」と呼ばれる領域の前部にある味覚の認知を行なう「味覚野」の電気刺激によって生じた神経活動は、味覚野後部に隣接する内臓機能を制御する「自律機能関連領野」へと拡がり、島皮質の前部と後部の神経細胞集団の間に4〜8Hzの「シータリズム(シータ波)」で同期化した神経ネットワーク活動が生じることを明らかにしたと共同で発表した。
こうした神経活動により、カプサイシンを含む食品を摂取した際に見られる発汗や心臓血管系の活性化などの身体反応が引き起こされている可能性が高いことを示した形だ。
成果は、阪大大学院 歯学研究科の姜英男教授と森永製菓の共同研究グループによるもの。研究の詳細な内容は、9月26日付けで北米神経科学学会雑誌「The Journal of Neuroscience」32巻39号に掲載された。
島皮質の味覚野と自律機能関連領野は、冒頭で述べたように前後に隣接して存在してる(画像1・2)。しかし、その両者の神経活動が協調するか否かについては問われたことがなかった。
ヒトは唐辛子を含む食品を摂取すると、顔に汗をかいたり、唾液が出たり、血行が促進されるなどの身体反応が生じる。これらの反応は、摂取したカプサイシンが胃腸管の粘膜中にある「痛覚神経線維」終末のカプサイシン受容体を活性化し、内臓-内臓間の自律神経反射を引き起こした結果生じるものと考えられてきた。しかし、その厳密な神経経路は不明なままであり、その真偽も明らかではなかったのである。
カプサイシン受容体は、痛みの情報を伝える神経経路に広く認められるが、舌や口腔粘膜、そして島皮質味覚野の神経細胞にも存在することが知られていた。また、米国エール大学の研究グループは、ヒト被験者がカプサイシンを摂取すると島皮質味覚野に神経活動が生じることを、機能的脳核磁気共鳴撮像装置(fMRI)を用いた実験により最近明らかにしている。
このことは、カプサイシンが口腔内のカプサイシン受容体を活性化し、その信号が味覚野に伝達されて「熱くて辛い」味覚として認知されていることを示すものだ。
今回の研究では、ラットの島皮質のスライス標本を作成し、味覚野の神経細胞を刺激し、生じた興奮がどのように島皮質の中を伝播していくのかを、「膜電位感受性色素」を用いる方法で観察された(画像3・4)。
スライス標本を(カプサイシンを含まない)通常の溶液に浸した状態では、電気刺激によって生じた神経細胞の活動は味覚野内部に止まり短時間で消失した。しかし、スライス標本をカプサイシンの溶液に浸し、カプサイシン受容体が働いている条件下で、同様に味覚野へ電気刺激を与えると(画像5)、味覚野に生じた神経活動は後方に隣接する自律機能関連領野へ拡がり、シータリズムの周期的神経活動が島皮質の両領域間で同期化することが観察された(画像6・7)。
また、このシータリズムの周期的神経活動は、島皮質の浅い層と深い層にある神経細胞がそれぞれ4Hzおよび8Hzで活動した結果もたらされることも明らかにした(画像8)。
今回の研究では、カプサイシンを含有する食物を摂取した際に生じる「辛味」という味覚の認知が、自律機能関連領野を活性化し、全身の内臓機能ひいては全身の健康状態に影響を与える可能性を初めて明らかにした形だ。大脳島皮質における味覚認知領域と内臓機能制御領域間の神経ネットワーク連関が、「医食同源」の概念の新たな基盤となり得ると考えられるという。
また、さまざまな脳機能は脳の異なる領野間の機能協関の結果生じるものと考えられている。そうした機能協関は「ある周波数の周期的神経活動による神経細胞群間の同期化」によりもたらされることが、「細胞外記録法」(局所フィールド記録法・単一/マルチユニット記録法など)の結果から想定されてきた。
今回の研究は、異なる領野間の神経ネットワークにおいて生じたシータリズム同期化現象の時空間的パターンを、光学的膜電位測定法を用いることで初めて可視化したものであり、高次脳情報処理機構の理解に大いに貢献すると考えられ、その学術的意義は極めて高いといえると、研究グループは述べている。
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阪大、粉末冶金で高強度のチタンを米陸軍と開発
http://www.nikkan.co.jp/news/nkx0720121011aaaw.html
大阪大学接合科学研究所の近藤勝義教授と三本嵩哲大学院生らは米国陸軍研究所(メリーランド州)と共同で、高強度で伸び率を維持したチタンの作製に成功した。純チタンに酸素を固溶体で入れて金属粉末を成形したうえで焼結する粉末冶金(やきん)法を用いた。
汎用で使うチタン合金より強度、伸び率はともに高く、製造工程に溶解がないためコストを抑えられるメリットがある。医療機器や化学プラントの構造体材料などでの利用が想定できるという。
成果は日本時間11日に米アトランタで開催の「チタン国際会議」で発表する。今年の同会議で研究成果を報告する日本人グループは、阪大が唯一になる。純チタンは強度が弱く、バナジウムやニオブデンなどのレアメタルを入れたチタン合金は伸びが弱い。開発したチタン材は純チタンに酸素添加量が一グラム当たり1・5%の酸化チタンを粉末冶金で混合した。
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大阪大学、太陽光で発電する紙を開発、軽くて折りたたみ可能
http://www.kankyo-business.jp/news/003311.php
大阪大学産業科学研究所の研究グループは、太陽光で発電する紙を世界で初めて開発した。この紙は、木材パルプ繊維から作った透明な紙の上に、銀ナノワイヤ透明導電膜と有機太陽電池素子を搭載しており、世界最高の変換効率・軽くて折りたためる・低温プロセスという3つの特徴を有する。この紙を折りたたんで持ち歩けば、いつでも、どこでも太陽光で発電することができる。
透明な紙の製造方法は以下の通り。紙の原料である木材パルプの繊維を機械的にダウンサイズして通常の1,000分の1にあたる幅15nmのセルロースナノファイバーを作る。そのナノファイバー水懸濁液を乾燥すると、透明な紙ができる。セルロースナノファイバーを使っているため、処分も容易で環境への影響も小さい。透明な紙の上に幅100nmときわめて細い銀ナノワイヤを塗布すると、透明でありながら電気の流れる基盤が完成する。その性能は、ITO透明電導膜に匹敵する。
この透明な紙と透明な銀ナノワイヤ導電膜の開発と、それらのアセンブリ技術によって、この紙は光電変換効率3%を達成した。この値は、紙ベースの有機太陽電池としては世界最高値である、ガラス基板とITO(酸化インジウムスズ)透明電導膜を用いた従来の有機太陽電池と同等となっている。
また、この紙の太陽電池は、印刷技術で作るため50度以下の低温で製造できる。そのため、消費エネルギーが少なく設備規模も小さく製造できる。これまでの有機太陽電池の作製法は、製造時に300度以上の高い温度をかけなければならなかった。
さらに、今回、セルロースナノファイバーへ導電性材料を印刷して、電子回路やアンテナ配線を作成する技術も開発した。アンテナを印刷したペーパーアンテナは、既存のアンテナより高感度であるため、画像や動画といった大容量のデジタル情報を素早く送受信できる。これらの技術が完成すると、太陽光で充電しながら、情報を送受信する、軽くて折りたたみ可能な「ペーパースマートフォン」が実現できる。
現在の太陽電池は、光を取り込む透明なガラスに、透明電極や発電層を積み重ねて作製されるため、重くて割れやすいという欠点がある。さらに、セ氏300〜500度という非常に高い温度をかけながらガラス基板の上に製造するため、太陽電池を製造する際に膨大なエネルギーが必要である。
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不可視を描く神秘的な世界 「エル・グレコ展」 国立国際美術館
2012.10.26 17:01
http://sankei.jp.msn.com/west/west_life/news/121026/wlf12102617010016-n1.htm
http://sankei.jp.msn.com/west/west_life/news/121026/wlf12102617010016-n2.htm
http://sankei.jp.msn.com/west/west_life/news/121026/wlf12102617010016-n3.htm
■ 「ギリシャ人」を意味するあだ名で呼ばれる画家エル・グレコ(1541〜1614年)。ベラスケス、ゴヤと並びスペイン三大画家とたたえられる一方、生涯は謎が多い。奇抜な構図、長く伸びた人体表現などから単に“奇人”ではともいわれてきた。国立国際美術館(大阪市北区)で始まった「エル・グレコ展」では、新たな研究で見えてきた素顔を明らかにしている。
ドメニコス・テオトコプーロス。エル・グレコの本名だ。同展出品51点のうち最初期のイコン(聖像画)「聖母を描く聖ルカ」(1563〜65年頃)には「ドメニコスの手になる」との署名がある。同展を監修したフェルナンド・マリーアス・マドリード自治大教授は「エル・グレコはイタリアやスペインでもギリシャ名で署名した。自分が外国人であることにこだわりがあった」と言う。
地中海のクレタ島(現ギリシャ)で生まれ、イコン作家として画業についたエル・グレコは20代半ば、同島を支配していたヴェネツィアに渡り、その後ローマに滞在する。ギリシャの絵画の基礎の上に、ヴェネツィア派の色使いなど当時の本流といえる技法や理論を吸収し、芸術家として急速に洗練されていく。
「受胎告知」(76年頃)を描いたのはイタリアからスペインに移る直前とされる。マリアと、中空から声をかける大天使ガブリエル。両者を対角線上に配した安定感ある構図で、それぞれの衣装が美しい色対比を見せる。画家としての熟成が分かる重要な一枚だ。
実はエル・グレコがいつ何のためスペインに移ったのかは、まだよく分かっていない。ただスペイン宮廷の外国人画家の重用もあり、イタリアの画家らがたくさんスペインに渡った時期のことではあった。76年末までにはマドリードに着いたとみられ、旅する芸術家はトレドに定住する。
「目に見えないものを、いかに目に見えるように描くか。独自の表現が整ったのがこの時代」とマリーアス教授は言う。トレド内外の修道院や聖堂のための大掛かりな祭壇画、個人が祈りをささげる祈念画などに、神の啓示といった不可視のものを想像力豊かに描き、神秘的な表現世界を築き上げた。
「無原罪のお宿り」(1607〜13年)は祭壇画の傑作の一つとされる。マリアが原罪を免れて生まれた、カトリックの教義を描く。高さ3メートル47センチもある大画面を会場で見上げれば、人体を細長く引き伸ばしたデフォルメ効果もあって、天に引き込まれそうな強い上昇性が感じられる。礼拝堂ではさらに見上げるように設置され、敬虔(けいけん)の念を引き出したに違いない。
しかしエル・グレコの絵画は追随者を生まず、19世紀以降、印象派の画家らに再評価されるまで忘れられてしまう。先進のイタリアで習得した芸術を下敷きに奔放な表現に踏み込んだ異邦人は、自分の出自と芸術に誇りを持ち、当時のスペインで特異な存在となった。視覚的効果を重視した創作は今、近代絵画の展開を先駆けた、とも評価される。強い個性を放つ才能に興味が引かれる展覧会だ。12月24日まで。(坂下芳樹)
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遺伝子分配の仕組み解明=細胞分裂、低温顕微鏡で観察−大阪大など
http://www.jiji.com/jc/c?g=soc_30&k=2012102600071
大腸菌などの細菌が細胞分裂する際に、遺伝情報を持ったDNA分子を、分裂後の細胞に均等に分配する仕組みを、大阪大大学院生命機能研究科の難波啓一教授ら日英の共同研究グループが解明した。米科学誌サイエンスの電子版で25日発表した。
研究グループは高性能の低温電子顕微鏡で、細菌の遺伝情報を格納したDNA分子「プラスミド」を観察した。
細胞内で複製されたプラスミドは、それぞれ「ParM(パーエム)」と呼ばれるたんぱく質繊維と結合。ParM繊維同士が接近することでプラスミドは互いに逆を向く。平行に近づいた2本のParM繊維はスライドしながら伸びていき、プラスミドを細胞の両端に送り届ける。(2012/10/26-04:53)
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織田作ワールド満喫 生誕100年控えイベント 大阪・天王寺
2012.10.28 02:08
http://sankei.jp.msn.com/region/news/121028/osk12102802090004-n1.htm
「夫婦善哉」などの名作で知られる大阪の作家、織田作之助が来年生誕100年を迎えるのを前に、生誕の地・大阪市天王寺区で27日、文学散歩とトークのイベント「織田作之助の生まれた町で」(産経新聞社など後援、サトレストランシステムズ協賛)が開かれ、計約450人が「織田作」の人物と作品を振り返った。
クレオ大阪中央で開かれたトークには作家、辻原登さん、玉岡かおるさん、難波利三さんが登壇。難波さんが「20代で出合い、むさぼるように読んだのが作家を目指したきっかけ」と語れば、玉岡さんは「あれほど女性の心情をうまく描けている男性作家はいない」と称賛した。
文学散歩には約170人が参加。同区のボランティアガイドの案内で、生誕の地をはじめ、文学碑の建つ口縄坂などゆかりの地を巡った。また、森繁久彌、淡島千景が主演の映画「夫婦善哉」も上映され、織田作ワールドを満喫した。
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大胆構図 北斎を堪能 特別展開会式
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/osaka/news/20121030-OYT8T00120.htm
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大阪市天王寺区の市立美術館で29日、開会式が行われた特別展「北斎―風景・美人・奇想―」(読売新聞社、読売テレビなど主催)。浮世絵師・葛飾北斎(1760〜1849年)の初期から晩年までの作品約380点を集めた多彩な世界に、招待客らは魅了されていた。
晴れた日の早朝に赤く染まって見える富士を描いたとされる「冨嶽三十六景 凱風快晴」は、世界的に知られた作品。大阪市住吉区の洋画家徳善正さん(72)は「幻想的な雰囲気で大胆な構図が気に入った。いずれの作品からも好奇心旺盛な北斎の姿勢が伝わってきた」と話していた。
重要文化財の「潮干狩図」を見つめていた京都市西京区の主婦久故輝子さん(65)は「女性の描写が生き生きとしていて、色遣いも繊細。私は写真が趣味で、遠近法の使い方が参考になる」と感激した様子だった。
(2012年10月30日 読売新聞)
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30日から司馬遼太郎記念館で「連載・出版50年『竜馬がゆく』展」
2012.10.29 22:10
http://sankei.jp.msn.com/west/west_life/news/121029/wlf12102922150018-n1.htm
作家、司馬遼太郎さんの長編時代小説「竜馬がゆく」の産経新聞夕刊での連載が昭和37年に始まり、今年50年を迎えるのを記念した企画展「連載・出版50年『竜馬がゆく』展」が30日、司馬遼太郎記念館(大阪府東大阪市)で開幕する。同館で29日、内覧会が開かれた。
「竜馬がゆく」は同年6月から約4年間連載され、単行本、文庫本はロングセラーに。また、これまで何度もテレビドラマ化や舞台化されてきた。会場には、司馬さんが同作を書くきっかけになったという竜馬が姉、乙女にあてた手紙や、新政府の基本方針を記した「新政府綱領八策」(いずれも複製)の他、夕刊連載時、挿絵として使用した岩田専太郎氏の原画などを展示。懐に手を入れる竜馬の癖などをメモした司馬さんの取材ノートなども並べ、創作の原点に迫る。
上村洋行館長は「手紙や資料などから竜馬をどうとらえ、表現したのかを浮かび上がらせることで現代人へ、司馬さんからのメッセージを伝えたい」と話している。来年6月9日まで(月曜休館)。
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「乃木坂46」の若月佑美さんも入選、秋の「二科展」始まる 大阪市立美術館
2012.10.30 11:58
http://sankei.jp.msn.com/west/west_life/news/121030/wlf12103012010008-n1.htm
秋恒例の「二科展」(二科会、産経新聞社主催、コカ・コーラウエスト協力)が30日、大阪市天王寺区の大阪市立美術館で始まった。
二科会は日本洋画壇の隆盛を担ってきた美術団体で、同展は今年で97回目。今回は、絵画、彫刻、デザイン、写真の4部門から約700点が展示され、デザイン部では女性アイドルグループ「乃木坂46」の若月佑美さんが、芸能人として初めて入選を果たして話題となっている。
また、中学生以下の子供を対象にした公募展「こども二科展」と、はがき大で創造性を競う「ポストカードデザイン大賞」も同時開催され、入選作品が展示されている。11月11日まで(5日休館)。
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葛飾北斎の世界堪能を…大阪市立美術館で特別展
http://www.yomiuri.co.jp/kyoiku/news/20121030-OYT8T00741.htm
モネやゴッホら印象派の画家にも多大な影響を与えた浮世絵師・葛飾北斎(1760〜1849年)の作品を紹介する特別展「北斎―風景・美人・奇想―」(読売新聞社、読売テレビなど主催)の開会式が29日、大阪市天王寺区の市立美術館であった。
一般公開は30日から12月9日まで。
読売新聞大阪発刊60周年記念の特別展で、雄大な赤富士を描いた「冨嶽三十六景 凱風快晴」のほか、重要文化財の「潮干狩図」、「二美人図」など約380点を集めた。
開会式には、篠雅廣・同美術館長、太田宏・読売新聞大阪本社社長らが出席。太田社長は「世界的に有名な北斎の作品の集大成。今後も大阪の文化振興に力を入れたい」とあいさつし、その後、招待客約500人が作品を鑑賞した。
(2012年10月30日 読売新聞)
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直木賞作家の藤本義一さん死去 「11PM」司会でも人気
2012.10.31
http://sankei.jp.msn.com/life/news/121031/art12103101160000-n1.htm
直木賞作家でテレビ番組「11PM」の司会でも知られた藤本義一(ふじもと・ぎいち、本名=藤本義一=ふじもと・よしかず)さんが30日午後、肺がんのため亡くなった。79歳だった。
大阪府堺市出身。大阪府立大学経済学部在学中からシナリオなどを手掛け、ラジオドラマ「つばくろの歌」で昭和32年度芸術祭文部大臣賞を受賞。卒業後は宝塚映画に入り、シナリオを執筆。映画監督、川島雄三に師事し、37年から放送作家として独立して「法善寺横丁」などを執筆した。40年から読売テレビ系の深夜番組「11PM」の司会者を務め、平成2年の最終回まで25年、2520回にわたって出演した。
昭和44年から大阪弁と上方的な発想を生かした軽妙な作風の小説を発表し、49年に「鬼の詩」で第71回直木賞を受賞。また、漫才集団「笑の会」を主宰し、上方の若手漫才師や漫才作家の育成にあたった。その一方、平成7年の阪神大震災で親を亡くした遺児の心のケアにも取り組み、11年、兵庫県芦屋市にケア施設「浜風の家」をオープンし、理事長を務めた。
他の主な著作に「生きいそぎの記」「元禄流行作家−わが西鶴」「殺られ」「白い血が流れる」「はぐれ刑事」「贋芸人抄」など。日本放送作家協会関西支部長も務めた。
藤本さんは数年前からがんを患っていたが、容体が悪化。約1カ月前から西宮市内の病院に入院していたが、30日朝に急変したという。
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大阪市音楽団:1年ぶり定演 リハーサル無料公開、自立控えPR
毎日新聞 2012年10月31日 大阪夕刊
http://mainichi.jp/feature/news/20121031ddf012040011000c.html
橋下徹大阪市長の行政改革により、14年度で同市からの自立を迫られている大阪市音楽団(市音)が11月7日午後7時、同市北区のザ・シンフォニーホールで1年ぶりの定期演奏会を開く。定期は年2回開催してきたが、今年6月は見送っていた。
今回初めて演奏会の命名権を公募した。楽譜出版や写譜を業務とする「東京ハッスルコピー」が50万円で応札し、楽譜提供やチラシ印刷なども同社が行うことが決定。演奏会名は「ハッスルコピー プレゼンツ 大阪市音楽団第104回定期演奏会」となった。
演奏曲は全曲邦人作品。吹奏楽コンクールでも人気の真島俊夫の「三つのジャポニスム」や三善晃の吹奏楽のための「クロス・バイ・マーチ」、三枝成彰の交響組曲「機動戦士Zガンダム」(編曲・長生淳)ほか。指揮は飯森範親。
市音は自立化に向けた準備も進めており、特に力を入れているのがPR活動。今月2日には大阪市中央区の大阪城野外音楽堂で無料の公開リハーサルと現状報告会を開催。指揮の宮川彬良が「この音を絶やさないよう、市音の演奏を聴きに行ってください」と市民に呼びかけた。新たに練習場でワンコインコンサートも始めた。辻浩二楽団長は「近く社団法人の設立準備室を設置して、自立後は全国で活動したい。今後も年2回の定期は死守したい」と話す。市音(06・6947・1195)。【出水奈美】
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学生にとって使いやすい大学サイトは…大阪府立大が第1位に
2012年10月31日(水) 13時21分
http://www.rbbtoday.com/article/2012/10/31/96957.html
日経BPコンサルティングは10月31日、全国大学サイト・ユーザビリティ調査2013の結果を発表した。ランキング1位は2年連続「大阪府立大学」で、総合スコアは2位と4ポイント以上引き離した。
同調査は、2012年7月20日〜9月20日に全国211の国立大学と私立大学の公式ホームページをチェックし、サイトの使いやすさを同一の基準で評価したもの。評価は、米国のForrester Research Inc.が開発したサイトのユーザビリティ診断ツール「ウエブサイト・スコアカード」をベースに「受験生などが知りたい情報にすばやくアクセスできるか?」や「視覚障害者などを含めた、すべての人に使いやすいサイトであるか?」などについて評価したという。
ランキング1位は2年連続「大阪府立大学」で、総合スコアは2位と4ポイント以上引き離し96.78だった。次いで、2位「福岡工業大学」92.29、3位「電気通信大学」92、4位「富山大学」91.01、5位「岡山大学」88.71が続いた。
全体の傾向として、平均スコアが前回の55.68点から56.57点へと約1ポイント上がっており、大学サイトのユーザビリティは着実に向上しているという。また同調査では、ユーザビリティのほか、動画の掲載やSNS、スマートフォンへの対応状況についても実態調査した。
大学紹介ビデオは全体の42.7%の大学で掲載している。国公立57.1%に対し、私立は33.1%にとどまった。
SNSのアカウントを取得している大学は、Facebookが全体の21.8%(国公立20.2%、私立22.8%)、Twitterが全体の24.2%(国公立20.2%、私立26.8%)で、どちらも私立大学の方が多かった。
スマートフォンへの対応したページを用意している大学は全体の16.6%にとどまった。国公立6.0%に対し、私立は23.6%と大きく差をつけた。
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児童も鑑賞…大阪で「ベストアート展」開催中
http://www.yomiuri.co.jp/kyoiku/news/20121101-OYT8T00677.htm
一般からの投票で展示作品を選んだ「ザ・大阪ベストアート展」(読売新聞社など主催)を開催中の大阪市中央区南船場の市立近代美術館(仮称)心斎橋展示室で31日、好きな作品を投票した同市立明治小学校(西区)の6年生約50人が鑑賞した。
投票時に見た写真と実際の作品を見比べて、美術に触れる授業として行われた。4位のアンドレ・ボーシャンの「果物棚」に投票した佐々木陽向さん(11)は「細かい色遣いがよくわかった」と話し、竹内栖鳳の「惜春」(36位)が気に入ったという村上柚香さん(12)は「想像していた通り。ふんわりと優しい感じが良かった」と見入っていた。
25日まで。午前11時〜午後7時。水曜休館。同市総合コールセンター(06・4301・7285)。
(2012年11月1日 読売新聞)
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吹奏楽コンクール 淀川工科高 25回目金
2012年11月02日
http://mytown.asahi.com/osaka/news.php?k_id=28000001211020001
名古屋国際会議場で1日に開かれた第60回全日本吹奏楽コンクール(全日本吹奏楽連盟、朝日新聞社主催)高校の部で、関西支部代表として府内から3校が出場した。淀川工科は25回目の金賞に輝き、明浄学院と近畿大付属はいずれも銀賞を受けた。
淀川工科は2年連続、特別演奏も含め34回目の出場。自由曲は「ダフニスとクロエ」。根強い人気があるバレエ音楽だ。終盤に盛り上がる聴かせどころは、淀工らしい、美しく迫力のあるサウンドで観客を魅了した。
「日本一の努力をしよう」と厳しい練習を毎日重ねてきた部員たち。部長は2人おり、川口桂樹くん(3年)は「音楽のことを考える時間は、どこよりも長かったと思います。今日もぎりぎりまで練習していました。今まで努力してきたことを精いっぱいやりました」。大野裕太郎くん(3年)も「難しい曲でしたが、みんな楽しくやれたのが何よりも良かったです」。
指揮者で顧問の丸谷明夫さん(67)は「金賞をとれて、正直うれしいわ。練習に費やせる時間はすべてやった」と話した。
明浄学院は3年連続10回目の出場。自由曲は「ウインドオーケストラのためのマインドスケープ」。朝一番の演奏だったが、早朝から練習に励み、繊細で美しいハーモニーを披露した。部長の藤田さや加さん(3年)は「納得のいく演奏ができました。女子校ですが、力強さも出せていたと思います」。
初出場の近畿大付属。部員たちはのびのびと、息のあった音を奏でた。バレエ組曲「エスタンシア」を演奏し終えると、観客から「ブラボー」の声があがった。指揮者の小谷康夫さん(51)は「いつも以上におおらかに、豊かに、いい音楽を聴かせてくれました。感激しました」と笑顔を見せた。
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看板娘はアンドロイド「ミナミ」 大阪市・高島屋
2012年11月02日
高島屋大阪店(大阪市中央区)に最新鋭の人型ロボット(アンドロイド)が2日に登場した。同店が13日まで実施している大阪の地場産品をテーマにしたイベントの企画として設置。「ミナミ」と命名され、期間中、同店の“看板娘”として活躍する。
大阪大学の石黒浩教授が開発したこのロボットは、20代女性をモデルにしたもの。タッチパネルを通じて呼びかけると、ロボットが自らの判断でしぐさを交えながら会話ができる。今年2月に高島屋新宿店(東京都渋谷区)でも展示されたが、この時はまだ会話ができなかった。
午前10時に開かれた会見には、海外出張中の石黒教授に代わって、教授をモデルにしたロボットが登場し、ミナミにエールをおくった。
http://sankei.jp.msn.com/west/west_economy/news/121102/wec12110213110001-n1.htm
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【文化勲章】皇居で親授式 ノーベル賞の山中さん「国民として一番光栄な瞬間」
2012年11月3日
文化勲章の親授式が3日、皇居・宮殿「松の間」で行われた。天皇陛下が、映画監督の山田洋次さん(81)、ノーベル医学・生理学賞が決まった幹細胞生物学の山中伸弥さん(50)ら今年度の受章者6人に直接、勲章を授与された。
他の受章者は、国際法学の小田滋(しげる)さん(88)、美術評論家の高階秀爾(たかしな・しゅうじ)さん(80)、日本画家の松尾敏男さん(86)、植物分子細胞生物学・植物バイオテクノロジーの山田康之さん(81)。
代表して、小田さんが「それぞれの分野において一層精進を重ねる決意でございます」とあいさつ。天皇陛下は「皆さんが努力を重ね、学問、芸術の上で大きな成果を収められ、文化の向上に尽くされたことを誠に喜ばしく思います」とお祝いを述べられた。
その後の記者会見で、山中さんは「科学者にとっては、ノーベル賞はとても光栄な賞かもしれないが、日本国民の一人としては、きょうこの日が一番光栄な瞬間」と話した。山田洋次さんは代表作「男はつらいよ」の主人公、車寅次郎に受章を報告したときのことを想像して、「『天皇陛下から勲章からもらったんだ』といっても、『冗談ばかり言いやがって』と言われるんでしょうね」と喜びを語った。
http://sankei.jp.msn.com/life/news/121103/trd12110310560004-n1.htm
今回、文化勲章を受け取った内では山田洋次氏、山田康之氏、山中伸弥氏の御三方が大阪出身です。
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北斎展来場者に特選カード贈呈
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/osaka/news/20121104-OYT8T00066.htm
. 大阪市天王寺区の市立美術館で開催されている特別展「北斎―風景・美人・奇想―」(読売新聞社、読売テレビなど主催)で3日、文化の日に合わせて来場者全員に特選メッセージカードがプレゼントされた。
カードは名刺大(縦5・6センチ、横9センチ)で、浮世絵師・葛飾北斎(1760〜1849年)の作品12種類から、来場者が気に入った1枚を受け取った。熊取町、会社員上田正之さん(57)は「ダイナミックな構図が素晴らしい」と、「冨嶽三十六景 神奈川沖浪裏」を選んだ。
今後、6日以降の平日、先着1000人に週替わりで2種類から1枚を贈る。同展は12月9日まで(カード配布は同7日まで)。月曜休館。午前9時30分〜午後5時(入場は午後4時30分まで)。問い合わせは同美術館(06・6771・4874)。
(2012年11月4日 読売新聞)
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田中泰子氏にロシアがメダル 児童文学など多数翻訳
2012年11月5日 19時08分
http://www.chunichi.co.jp/s/article/2012110501001845.html
【モスクワ共同】ロシアのプーチン大統領はクレムリンで4日、ロシア文学者の田中泰子大阪外国語大(現大阪大)名誉教授=京都市=に、ロシア文化振興への貢献をたたえるプーシキン・メダルを贈った。
田中氏は、ロシアの児童文学や絵本などを多数翻訳し、日本に伝えるなどした実績が評価された。プーシキン・メダルはこれまで日本人ではロシア文学者の亀山郁夫東京外国語大学長や元NHK記者の小林和男氏らが受章している。
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大学ウェブサイト、1位は2年連続大阪府立大学
http://eduon.jp/news/universities/20121105-003064.html
日経BPコンサルティングが、全国の大学のウェブサイトのユーザビリティ調査を行ったところ、ランキングは大阪府立大学が2年連続で第1位となった。また、Facebook、twitterへの対応は2割強だったことがわかった。
ランキング1位は大阪府立大学(公立)で、昨年に引き続きトップの座を保った。これに2位福岡工業大学(私立)、3位電気通信大学(国立)が続く。前回28位から新たにベスト10入りした愛知教育大学(国立)は7位に付けた。
今回、国立・公立・私立の211大学サイトを調査対象とした。全体の傾向をみると、平均スコアは前回の55.68点から56.57点へと約1ポイント上がっており、大学サイトのユーザビリティは着実に向上している。
一方で、個々の診断項目のなかにはユーザビリティが悪化している項目もあった。特に今回、目立ったのはトップページに「動く要素」を置くサイトが増えたことだ。動く要素があると視線が奪われて、ナビゲーションの妨げになってしまうのだが、この傾向はここ数年加速しており、今回は、動き・点滅・スクロールのある要素を掲載しているサイトが6割を超えた。
また今回の調査では、ユーザビリティに加えて、動画の掲載状況やSNS、スマートフォンへの対応についても調査した。大学はこれまでの情報発信にとどまらず、もっと受験生にアピールするメディアや、学生とのつながりを密にできるチャネルを探しているといわれている。その実態を調べた。
動画については、大学紹介ビデオ、キャンパス紹介ビデオ、クラブ活動ビデオ――などに分けて掲載状況を調べた。大学紹介ビデオは国公立大学と私立大学で大きな差があった。私立大学の掲載率が3割強にとどまっているのに対して、国公立大学は6割弱と高い。一方、キャンパス紹介やクラブ活動は私立の掲載率が高かった。
SNSのアカウントを取得している大学は、Facebookが全体の21.8%、twitterが全体の24.2%だった。国公立と私立では、私立がやや積極的だ。発信している情報を見るとニュースリリースと同じ内容である場合が多いのだが、一方で工夫を凝らしている大学もある。Facebookでは、関西学院大学、上智大学、早稲田大学、慶應義塾大学、立命館大学、立教大学などが写真を使ってクラブの試合やイベントの様子を伝え、独自の情報発信をしていた。これらの大学では4000以上の「いいね!」を獲得している。
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双子50組が大集合、3世代続く一家も 阪大の研究参加
http://www.asahi.com/national/update/1105/OSK201211050003.html
大阪大学が4日、大阪市内で第1回ふたごの集いを開き、50組が参加した。静岡県掛川市から、3世代続いた双子の家族6人が顔をそろえた。
斎藤松太郎さん(68)と間渕祥二郎さん。松太郎さんの娘の徳増紀美子さん(33)と斎藤結美子さん。そして孫の斎藤茉奈子(まなこ)ちゃん(3)と華奈子(かなこ)ちゃん。
集いは、双子の健康状態を比べ、病気の環境因子を解明するのが狙い。6人には学会誌の表紙写真の依頼も。松太郎さんは「家族で社会貢献できればうれしい」。
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「イタリア留学」多彩に紹介 中之島 関西初、11日フェア
http://www.kyoto-np.co.jp/sightseeing/article/20121104000104
語学や文化、ファッション、料理などイタリアでの学びを紹介する「イタリア留学フェア」が11日に大阪市北区中之島のイタリア文化会館大阪で開かれる。関西では初開催。
イタリア各地の大学と専門学校計22校がブースを並べ、ソムリエや皮革、宝石、家具、陶芸など取得できる資格や技術、観光も楽しめる短期留学について説明。留学プランや準備の相談に応じる。
会場にはピザなどの飲食コーナーもあり、特産品の即売も行う。「大学生だけでなく、幅広い年代の方に来ていただきたい。ブースを回れば、イタリアの地域や文化を知ることができるので、一日楽しんでもらいたい」(同会館)という。
午前10時〜午後7時。当日受け付けで入場無料。詳細はイタリア文化会館大阪のホームページ。
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がん転移防ぐ物質 開発に期待
http://www.nhk.or.jp/lnews/osaka/2003250961.html?t=1352197633500
心臓から分泌されるホルモンに、がんの転移を抑える働きがあることを国立循環器病研究センターのグループが突き止め、がんによる死亡の重要な原因となっている「転移」を防ぐ新たな治療法の開発につながると期待されています。国立循環器病研究センターのグループでは、さまざまな臓器にできるがんが心臓には出来ないことに注目し詳しく調べました。
その結果、心臓から分泌される「ANP」というホルモンが血管の内側の組織を保護し、血液の中に入った小さながん細胞が、血管の壁を抜けて、心臓に転移するのを防いでいたことがわかったとういことです。
実際に肺がんの患者で手術の際にANPを投与した場合としなかった場合で比較したところ▼投与した患者では、2年後の再発率が4.5%だったのに対し、▼投与しなかった患者では、19.8%と4倍以上の差が出たということです。
がんの転移を予防する薬はこれまでなく研究グループでは来年にも臨床治験を行い、ひろくがんの転移を防ぐ薬として医療現場で使えるようにしたいとしています。
国立循環器病研究センターの寒川賢治研究所長は「ANPはがんの種類にかかわらず働く可能性があるので、患者さんが抱える転移への不安の解消につながるのではないか」と話していました。
11月06日 07時13分
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音がいのち、舞台の変身 新しいフェスティバルホール
http://www.asahi.com/special/festivaltower/OSK201211060062.html
新しくなったフェスティバルホールは来年4月10日にオープンする。旧ホールの特色だった「天井から音が降り注ぐ」とたたえられた音響、深紅を基調とした内装を継承しつつ、さらに華やぎある空間に進化した。
オーケストラやピアノといったクラシック演奏の際は、舞台の上手と下手、上部をそれぞれ音響反射板でふさぐ。天井や壁との隙間をなくして、舞台の音を逃さず客席に伝える音響を実現した。反射板の凹凸は一つひとつの形や向きが異なる。音を様々な角度に反射させ、客席にまんべんなく響かせる工夫だ。
舞台装置の出し入れが伴うオペラやバレエでは、反射板を背景幕の裏に退かせ、4メートル持ち上げて収納。舞台両袖のパネルもスライドし、間口を24.5〜30メートルに変えられる。客席最前部から5列を地下に収め、床面を下げるとオーケストラピットに。床を上げれば、このスペースを舞台面としても使える。
舞台の材質は神奈川県産のヒノキ、木目の美しい反射板はカナダ産の米栂(べいつが)、客席床は落ち着いた茶色のインドネシア産ローズウッドを使った。世界の木々が奏でる温かみのあるハーモニーが新ホールを包み込む。
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203回目の聖地、新たなときめき さだまさしさん語る
http://www.asahi.com/special/festivaltower/OSK201211060023.html
フェスティバルホールは僕らにとって、高校球児があこがれる甲子園みたいなところがあるんです。
建て替えのため2008年12月に閉館しましたが、取り壊しの前日まで行き、自分でたくさん写真を撮りました。あのような素晴らしいホールは二度と現れないと思ったからです。今でも目を閉じるとステージの上からの風景が焼き付いています。それからまもなく4年。あっという間ですね。
1978年3月に初めてソロコンサートでそのステージに立ってから、出演は202回。演じ手をその気にさせてくれる、本当に好きなホールでした。マッチ箱を立てたように、奥行きがなく、横に広く、高さがある。お客さんの拍手が天井から降ってくる。「神様が造ったホール」だったと思います。
新しいホールも、フェスティバルホールという名前をもつ以上はきっと素晴らしい。何しろ(新ビルの名称は)「フェスティバルタワー」ですからね。関係者がどれほどホールを誇りに思っていたかの証明でしょう。
中之島かいわいは地下の飲み屋街などをよくうろうろしました。東京で言えば丸の内のようなイメージでオフィス街なんだけど、川があり、船が通り、大阪らしいところ。そんな街の中心に素晴らしいホールがあるのを見るだけで、音楽ってものが体のすぐそばにあることがわかる。大阪の文化って良いですよね。
ホールは文化財だと思うんです。残念ながら無駄な箱モノという印象があるようで、いまや2700席も満席にできる歌謡曲の歌手は少ないでしょう。オーケストラだからいっぱいになるものでもない。そういう意味では存在自体が難しい。だからこそ、フェスティバルホールは「文化の殿堂」だと思います。
今年10月からデビュー40周年に入りました。その記念ツアー中に、新しいフェスができるわけです。オープニングの4月には公演を予定しています。今度も良いホールであることを切実に願いつつ、最初のステージをドキドキしながら待っている状態ですね。ああ、楽しみだなあ。
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一体感が味わえる空間に フェスティバルホールを公開
2012.11.6 20:51
http://sankei.jp.msn.com/west/west_life/news/121106/wlf12110620540019-n1.htm
来年4月に新装オープンする「フェスティバルホール」(大阪市北区)の内覧会が6日行われ、報道陣らに公開された。客席は旧ホールを踏襲した2700席で、従来通りの赤い椅子が印象的な空間になった。
ステージはセットの大型化に対応するため奥行きを深く取ったことから、広さは旧ホールの2倍の約1580平方メートル。
客席は旧ホールの2階構造から3階構造にしたが、ステージまでの距離は旧ホールの2階最後部より新ホール3階最後部からの方が近く、より一体感が味わえる作りになっている。
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>>1275
心臓って不思議な事に癌にならないんだよなw
血液でも癌(白血病)になるのに人体の不思議だな。
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そういや心臓がんという言葉は聞いたことがないですね。
なんでも心臓というのは、その鼓動を始めた時から完成している点で他の臓器とは違うのだとか。
私のような素人には分からぬ生命の神秘ですね。
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新生“音楽の殿堂” フェスティバルホール公開
2012年11月7日
http://www.nnn.co.jp/dainichi/news/121107/20121107026.html
「中之島フェスティバルタワー」(大阪市北区中之島)が6日竣工(しゅんこう)し、タワー2〜7階に位置するフェスティバルホール(2013年4月開業)の内部が報道陣に公開された。内装などに旧ホールの特徴を継承しつつ最新設備を備えた新生“音楽の殿堂”の誕生に、期待が高まった。
旧ホールと同じ2700席を有し、その席は一回り大きくなり前後間隔も広げてゆとりある鑑賞空間を実現。舞台間口は旧の固定式から、30〜25メートルの可動式に変わった。舞台は奥行きや袖舞台の幅が広がり、総面積1580平方メートルと倍増。大道具などをつるバトンも33本から54本になり、より迫力ある演出が可能となった。
内覧会では国内最大級の重さ120トンの音響反射板を実際に移動させる様子も披露。ホール支配人の西部宏志氏は「舞台と客席の一体感が高まり、演じやすく、見聞きしやすいホールになった。4月の開業に向かって、舞台機構を調整し、係員のトレーニングを重ねていく」と話した。
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大阪市市民表彰決まりましたね
また荒れるとあれなのでソースは避けますが
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大阪歴史博物館で「ウクライナの至宝-スキタイ黄金美術の煌めき-」
http://www.shakai-kengaku.com/news_aFjntAp54s.html
外交関係樹立20周年記念として公開
大阪歴史博物館において、特別展「ウクライナの至宝-スキタイ黄金美術の煌めき-」が開催されている。開催期間は2012年11月25日まで。
ウクライナは日本から約8,000キロメートル西に位置しており、東側ではロシア連邦、西側ではポーランドに接し、黒海をはさんだ南側にはトルコ共和国が存在。昨年、独立20周年を迎えている。
日本との関係においては、今年で外交関係樹立20周年となることから、これを記念して、ウクライナ国立歴史博物館およびウクライナ歴史宝物館所蔵の国宝級の資料が、本特別展で展示公開となっている。
資料約220点を一挙公開
紀元前8世紀頃に遊牧民戦士として恐れられたキンメリオイや、そのキンメリオイを倒して紀元前7世紀から3世紀に勢力をもったスキタイ、ロシア帝国時代のウクライナなど、本特別展では時代・民族・文化ごとの特徴的な資料約220点を一堂に展示。
ユーラシア大陸における東西文化が行き交いながら形成された、ウクライナ独自の歴史や文化を堪能してみてはどうだろうか。
大阪歴史博物館
大阪府大阪市中央区大手前4丁目1-32
休館日:毎週火曜日
開館時間:9時30分から17時まで、金曜日は20時まで
(入館は閉館30分前まで)
観覧料:
大人1,200円、高大生800円(特別展のみの場合)
大人1,680円、高大生1,120円(常設展+特別展の場合)
中学生以下は無料
大阪歴史博物館 特別展 ウクライナの至宝-スキタイ黄金美術の煌めき-
http://www.mus-his.city.osaka.jp/news/2012/ukraine.html
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東大阪の名建築「樟徳館」4年ぶり一般公開
2012.11.9
http://sankei.jp.msn.com/west/west_life/news/121109/wlf12110909540003-n1.htm
学校法人樟蔭学園(大阪府東大阪市)は運営する大阪樟蔭女子大の南約1キロにある国の登録有形文化財「樟徳館(しょうとくかん)」を、10、11の両日に一般公開する。公開は4年ぶり。樟徳館を起点に同大学の学生が周辺を案内する町歩きも行われる。
樟徳館は、学園の創立者で大阪有数の材木商だった森平蔵が私邸として建築。全国から銘木を集め、約7年かけて昭和14年に完成した。外観は純和風で、内部に和洋折衷の細工が施されている。巨大なクスノキの一枚板など、現在は入手不可能とされる銘木が随所に使われている。
一般公開は両日とも午前10時〜午後4時。町歩きは午前11時と午後1時半の2回行い、参加者は当日先着20人を受け付ける。いずれも無料。問い合わせは学園広報室(?06・6723・8152)。
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「ワッハ上方」移転?縮小? 府検討
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/osaka/news/20121109-OYT8T00164.htm
. 府は8日、入場者の低迷が続く府立上方演芸資料館(ワッハ上方、大阪市中央区)について、大阪市内の別の場所への移転や、展示スペースの縮小を検討していることを明らかにした。
ワッハは、2009年に橋下知事(当時)が「年間40万人入場」を条件に現地存続を認めたが、11年度は約16万3200人、12年度も10月末までに約8万6800人で、条件達成が難しい情勢だ。
(2012年11月9日 読売新聞)
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近大マグロ JR大阪駅北側に出店へ
http://osaka.yomiuri.co.jp/e-news/20121110-OYO1T00651.htm
JR大阪駅北側に来年4月に開業する「グランフロント大阪」の中核施設「ナレッジキャピタル」に、世界で初めてクロマグロの完全養殖に成功した近畿大学が養殖魚の専門料理店を出店する。国内外で高く評価されている近大の養殖技術を世界に発信する。
養殖マグロなどを販売する大学発ベンチャー「アーマリン近大」(和歌山県白浜町)が、外部委託して運営する。店舗名は「近畿大学水産研究所」とする案が有力だ。白浜町に本部を置く研究所と同じ名称で、研究成果を示す場と位置付けて通常の飲食店と一線を画すという。
店では、クロマグロ、ヒラメ、イシダイ、クエ、トラフグなど研究所で完全養殖に成功した18種類の養殖魚を中心に提供する。近大の農場で生産した肉や野菜、果物や、和歌山の地酒などの特産品も扱う。
農学部の学生や、経営、建築、陶芸を専攻する学生も店作りに参加させて「実学の場」とするほか、来店者の評価を品質改良に生かすなどの相乗効果も期待する。年間売上高は2億5000万円を目指す。
近大の養殖は約60年の研究実績を持つ。特に、2002年に卵からの完全養殖に成功したクロマグロは、成魚になるまで給餌を正確に管理できるため味が良く、大阪や東京の百貨店で「近大マグロ」として販売されている。
入居するナレッジキャピタルは、多数の企業や大学が進出を決めている。研究者と市民の交流を促し、市場ニーズに素早く対応した商品の開発につながるとして、「うめきた」の目玉施設として注目されている。
(2012年11月10日 読売新聞)
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ワッハ上方 移転含め見直し
http://www.nhk.or.jp/lnews/osaka/2003493981.html?t=1352966516031
大阪・中央区にある、府立上方演芸資料館、「ワッハ上方」について、府は、入館者が目標を下回るなど現状のままの存続は難しいとして施設の移転も含めて、本格的な検討に入ることにしています。平成8年に、上方演芸の発祥の地とされる難波・千日前のビルにオープンした「ワッハ上方」をめぐっては、府の年間の負担額が高すぎるなどとして、規模を縮小して、通天閣に移転させる案などが検討された経緯があります。
ことし夏からは、府が有識者会議を設けて、施設のあり方などについて検討を続け、近く、「いまの形態のままで現地に存続することは困難だ」などとする提言を、府に提出する見通しとなっています。こうした中で、松井知事は、きのうの記者会見で、「年間40万人という入館者の目標を大きく下回っており、このまま税金を投入して、現状のまま存続することは厳しい状況だ」と述べました。
府では、来年度以降、「ワッハ上方」を現在の場所から、移転させることも含めて、最善の方法を決定したいとしていて、今後、本格的な検討に入ることにしています。
11月15日 05時53分
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シンポジウム:大阪で芽生えた前衛を探る−−阪大中之島センター
毎日新聞 2012年11月14日 大阪夕刊
http://mainichi.jp/feature/news/20121114ddf012040016000c.html#_methods=onPlusOne%2C_ready%2C_close%2C_open%2C_resizeMe%2C_renderstart%2Concircled%2Conload&id=I0_1352979379375&parent=http%3A%2F%2Fmainichi.jp
大阪大学総合学術博物館創立10周年記念シンポジウムが25日、大阪市北区の同大学中之島センター10階佐治敬三メモリアルホールである。題して「オオサカがとんがっていた時代 大阪のアヴァンギャルド芸術−焼け跡から万博前夜まで−」。1950〜60年代の大阪で行われていた芸術分野の実験的な試みの、全体像に迫る。
午後1時半開会。第1部(午後1時40分〜同3時)は「戦後大阪の美術とグタイピナコテカ」がテーマ。高橋亨(美術評論家、大阪芸術大学名誉教授)▽向井修二(イメージプロデューサー、元具体美術協会会員)▽加藤瑞穂(同博物館招へい准教授)−−がかつて中之島に建ち、具体美術協会の活動拠点だった「グタイピナコテカ」の役割を再検討する。
第2部(午後3時15分〜同5時)のテーマは「大阪のアヴァンギャルド芸術とは何だったか−美術・デザイン・舞台・音楽−」。熊田司(和歌山県立近代美術館長)▽竹内幸絵(大阪10+件市立大非常勤講師/サントリーホールディングス)▽永田靖(大阪大大学院文学研究科長)▽上野正章(同科招へい研究員)−−が大阪のアバンギャルド(前衛)芸術について語り合う。1・2部とも、司会は橋爪節也(同博物館長、同大学院文学研究科教授兼任)。
定員150人(先着順)。事前の申し込み不要。同博物館(06・6850・6715)。
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興味深い昔の著書を掲載してみる
どうやら昔から東京人は快く思われていなかった
明治時代には現在とほぼ同様な気質を生み出す土地となっていたようだ
イヤモウ、東京(とうけい)の町住ひは火事場か戦場に居ると同じで雑踏(ごたつき)を極めま
すより、折角のお出(いで)の砌(みぎ)りもお搆ひ申さず、兎角東京人(とうけいじん)は
情(じやう)が薄く在所の方(かた)の情の厚い御目から驚ろきなさるほどでござりませう、
へゝへゝと空笑(そらわら)ひ、自分に当つけられた事を東京人(とうけいじん)一般へ押し
塗(なす)ツて自分の荷を軽(かろ)くする分別
饗庭篁村『当世商人気質』アーカイブ36ページ
只居食ひでは気の毒なりト云ツて、拭掃除の働らきも狭き家なれば用といふほどにはならず、
是では寧(いツ)そ奉公をと口を尋ねても、東京者(とうけいもの)で中年と来てハ何か仔細が
有る奴と危ぶみて、固い家(うち)では否(いや)がりて目見えもさせねば、腕を見せて取込まう
といふ場合もなく、空しく半月ばかりを送くりしが
饗庭篁村『当世商人気質』アーカイブ38ページ
http://kindai.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/887398
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>どうやら昔から東京人は快く思われていなかった
誰からですか?
個人の感想ですか?
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資料を読み取った感想じゃない?
私はその内容が古過ぎてよく分からなかったけど
当時でも東京者と言われていたことぐらいは分かったが
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>>1296
明治東京異聞〜トウケイかトウキョウか〜東京の読み方
http://www.soumu.metro.tokyo.jp/01soumu/archives/0715tokei.htm
江戸は東京と称することとなったが、そこに振りがながあるわけでもなく、読み方について「トウキョウ」「トウケイ」のどちらを採用すべきかについては、根拠となるような法令が出たわけでもなかった。
ここで、明治初年の小説に「東京」が登場する場合、そこに付された振り仮名に注目すると、「トウキョウ」読み「トウケイ」読みとも、それぞれ次の諸例をあげることができる。
★「トウキョウ」読み
昨日の手紙の中に書いてあつた東京(とうきやう)の景況(あんべい)を見ちやア(総生寛『西洋道中膝栗毛』明治三〜九年)
大江戸(おほえど)の。都(みやこ)もいつか東京(とうきやう)と。(坪内逍遙『当世書生気質』明治十八年)
此四方四里余りの東京(とうきやう)ハ一面に煉瓦の高楼となり(末広鉄腸『雪中梅』明治十九年)
★「トウケイ」読み
今東京(とうけい)へ帰つてきて見ると(仮名垣魯文『安愚楽鍋』明治四〜五年)
文三だけは東京(とうけい)に居る叔父の許へ引取られる事になり(二葉亭四迷『浮雲』明治二十年)
あゝ今の東京(トウケイ)、昔の武蔵野。(山田美妙『武蔵野』明治二十一年)
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>>1294の饗庭篁村『当世商人気質』は東京で相場に失敗し、大阪に流れついた男の話である。「トウケイ」読みとともに、当時の「東京人」がどのように見られていたか、その一端がうかがえる話である。
この作品のほかにも、「トウケイ」読みを多用する作者である饗庭篁村は、安政二年(一八五五)江戸下谷竜泉寺の質屋の五男に生まれた。少年時代、見習いとして住み込んだ日本橋の質屋は、二階が貸本屋であったためその本を読みあさり、雑学の基礎を築いたという。その後、読売新聞の日就社へ入社し、編集記者として活動する。明治二十年代に入ると、根岸に居をかまえ、根岸派の重鎮となっていく。根岸派とは、明治二十年代、東京の根岸付近に在住した旧派文人たちの一団のことで、一時期、幸田露伴なども参加していたという。
このように、明治初年から二十年代頃までは、「トウキョウ」読みも「トウケイ」読みも混在しており、小説家のなかには、積極的に「トウケイ」読みを採用するものがあったことがうかがえる。
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>>1296
「トウケイ」をめぐる証言
http://www.soumu.metro.tokyo.jp/01soumu/archives/0715tokei.htm
江戸風俗考証の分野で足跡を残した三田村鳶魚は、「トウケイ」読みについて、次のように触れている。
「明治二十年頃までは、頑強にトウケイという老輩が多かった。さすがに幕府が瓦解して、江戸が吹き飛んだあとへ、遠国他国から来た人間ばかりが幅をする東京が出来たのは、感慨に堪えなかったろう。京の字をケイと読んで、京都の京の音を逃げる、ケフと読んでもキョウと読んでも上方臭い、そこを嫌ってトウケイ、無理にもそう読んで、鬱憤を霽らすのだったろう。」
(『人物談義江戸の流行っ子』昭和十八年)
これは、明治の戯作者・南新二について、「東ケイといった中の一人に相違ない」と評している文章の一節である。鳶魚の説明によれば、南新二とは南新堀二丁目に住居したことによるペンネームで、本名は谷村要助という。幕府の御数寄屋坊主の家に生まれて柳営の御茶道を勤めたのち、戊辰戦争にも参戦したという経歴の持ち主である。こうした、江戸に対する執着、旧幕府への追慕の情から、「京=キョウ」という上方風を嫌い、「京=ケイ」と読む、頑強な「ご老輩」が存在したことを記している。
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饗庭篁村(あえば こうそん)は江戸の下谷龍泉寺町生まれ。
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どうでもいい話
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>>1294
>どうやら昔から東京人は快く思われていなかった
>明治時代には現在とほぼ同様な気質を生み出す土地となっていたようだ
面白そうな文なので饗庭篁村『当世商人気質』が収録された本を図書館から借りてきてざっと目を通してみました。しかし、東京人は快く思われていなかった、というような他所からの視点は特に感じませんでした。いくつか東京についての言及箇所を拾ってみます。
★千太郎が北海道で一旗上げようとしたときにパトロンがその心意気や良し、と援助を申し出たときのセリフ
(饗庭篁村『当世商人気質』アーカイブ29ページ)
「兎角東京の人は心弱くして儲かることが目の先きにチラ付いていても土地を離るることを否がりて 足は東京の外の土地を踏まず 恰かも水瓶の中の錦魚が互いに泡を呑みあツて漸く生てゐるやうな狭い了見 其処を飛び離れて北海道へとのお志ざし 天晴れ・・・」
・・・これは確かに東京人批判ではあります。セコい、というわけですね。
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>>1294
★商売に失敗して大坂へ逃げる覚悟の為吉が、千葉の親戚のところへ無心に訪れたシーンで、
私が以前東京であなたを尋ねた時は邪険に扱って田舎者の世間知らず扱いしたくせに、困ったときは調子よく無心にくるのですか?と言われたときに言い訳したセリフ
(饗庭篁村『当世商人気質』アーカイブ36ページ)
「商売に忙しく追れて心の外の失礼 イヤモウ東京の町住ひは火事場か戦場に居ると同じで雑踏を極めますより、折角のお出の砌りもお搆ひ申さず、兎角東京人は情が薄く在所の方の情の厚い御目から驚ろきなさるほどでござりませう、へゝへゝ」と空笑ひ、自分に当つけられた事を東京人一般へ押し 塗ツて自分の荷を軽くする分別・・・
・・・東京人は冷たい、という“自己批判”ですが、寧ろそれを逆に言い訳に使っている為吉の「お調子者」という性格が表現されています。
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>>1294
★為吉が大坂の知り合いの家に厄介になるときの態度
(饗庭篁村『当世商人気質』アーカイブ38ページ)
「どうせ厄介になるなら悪い顔を見せるも損とよく合点しての挨拶 上方の人は声がらさへが柔和やかなり、またの名を内宝とも崇める如く他人の家の閾を跨ぎて・・・」
・・・居候先をおだてています。お調子者だから(笑)
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>>1294
★為吉が大坂で運良く当地の娘と結婚してその家でまた商売を始めようとするときのセリフ
(饗庭篁村『当世商人気質』アーカイブ43ページ)
「御當地は何事も東京を賞美されるを幸ひ私し東京調の辯をふるひ諸客の愛嬌を取らんこと覚えの中に在り・・・」
・・・調子に乗って景気のいいことぶちまけます。それを聞いている大坂のパトロンたちは「こりゃ驚いた。諸葛孔明の生まれ変わりか」と大いに褒め称えます。
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結果としては為吉は「此家の品でなければ東京でないとの評判」を得て大繁盛、商人として大坂で大成功するのです。
つまり、私が読んだところこの作品は東京のことをそんなに悪く書いていないように思われました。
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「御當地は何事も東京を賞美されるを幸ひ私し東京調の辯をふるひ諸客の愛嬌を取らんこと覚えの中に在り・・・」
大坂では東京のもの、人が大好きだから東京スタイルを押し出したら商売は成功します、というのです。
果たしてこのセリフをどう取れば良いのでしょうね?
ちょっと東京持ち上げすぎのような気もしますし、為吉というお調子者のいいそうなセリフではありますが「大坂のことも知らずに何言ってるんだこの田舎者は」と馬鹿にする意図なら最後に成功する筋にはしないと思うので、よくわからないですよね。
大坂でこういうことを言う「勘違い東京人」は当時珍しくなかったのでしょうか?
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どこまで人間に似るか? 大阪大学がアンドロイドを公開
2012年11月12日
大阪大学 教授でATRフェローでもある石黒浩氏は、2012年11月8〜9日に開催された「ATRオープンハウス」で、研究開発中の各種アンドロイド(人形ロボット)を公開した。さらに、同年11月13日まで、大阪高島屋で「ジェミノイドF」と呼ぶ女性型アンドロイドを展示している(展示開始は11月2日)。
石黒氏が、石黒氏自身をモデルとしたアンドロイド「ジェミノイド」を開発したのは2006年。その後、ジェミノイドFも開発した。「人間に似せることを追求することで、逆に人間らしさとは何かが分かる」(石黒研究室のメンバー)という立場での開発だった。
ただし、単に人間に似せるということだけが狙いではなく、将来的には「自分の分身」として使うことを目指した開発でもある。分身が経験したことはすべて、本人の感覚になることを目指しているため、人工知能や音声認識などを開発のポイントにはしていない。ジェミノイドに話しかけると、アンドロイドの近くに設置されたカメラやスピーカーを介して、離れた場所にいる人間が話をする。アンドロイドはその話に合わせて口を開く。カメラは実際に話をする人にも向けられており、人が首を傾けるとそれを画像認識で把握し、アンドロイドの首を傾ける。「我々がこれを『アバター』と呼ばないのは、アンドロイドが仮想現実ではなく実在するもので、手で触れることが重要だと考えているから」(石黒研究室)。
一方、実在の女性をモデルにしたジェミノイドFでは自律性を高めるため、内蔵のプログラムで動作を自動制御し、事前に録音した内容を話すようにした。ちなみにジェミノイドFの職業は「大阪を中心に活躍する歌手&モデル&女優」。実際、いくつかの演劇に出演したほか、2012年2月には新宿タカシマヤで一般公開された。新宿タカシマヤでの公開は、動くマネキンという位置付けで、アクリル板の仕切りに囲われていたが、今回の大阪高島屋での一般公開では「ミナミちゃん」という名前が付いた上に仕切りはなく、タッチ・パネルを介してさまざまな質問ができる状態にした。
2012年11月10日、石黒氏は大阪高島屋の展示会場で、ミナミちゃんや現代美術作家のやなぎみわ氏と「対談」した。「ジェミノイドFを作ろうとした当初、30人ほどの人の顔の平均をとる方法で顔を作ったらあまり人間らしくならなかった。そのため、一人の女性に瓜二つになるように顔を作った。何が人間らしさになっているのかまだ分かっていない」(石黒氏)と述べた。
石黒氏の研究室は、人間に瓜二つになるように製作したアンドロイドの他に、余計な見かけをできるだけ捨象し、人間らしさのエッセンスだけを残す目的で製作した赤ん坊型アンドロイド「テレノイド(Telenoid)」。さらには、テレノイドをさらに小型化し、テレビ電話機能付きの携帯電話機として使えるようにした「エルフォイド(ELFOID)」、さらには、単に抱くだけのぬいぐるみ「ハグビー」(一部は心拍機能あり)、などを開発した。
テレノイドは、耳の部分のマイク、そして胸にスピーカーを埋め込み、電源も内蔵することで完全にワイヤレスになり、抱きかかえることができる。「デンマークでは、高齢者を癒す方法を調べる国家プロジェクトの一環として、200台のテレノイドが使われている」(石黒研究室)。
エルフォイドは、手のひら大で、Bluetoothの通信モジュールを実装してあり、携帯電話機のBluetooth対応ヘッドセットの代わりとして利用できる。現在、このエルフォイドにカメラを組み込んで画像認識機能を実現する研究や、表情を色で表現する研究をしているという。
(野澤 哲生=日経エレクトロニクス、Tech-On!掲載)
http://techon.nikkeibp.co.jp/article/NEWS/20121112/250580/
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20121113-00000000-techon-sci
>分身が経験したことはすべて、本人の感覚になることを目指している
まるで「パーマン」のコピーロボットのようですね。
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アンドロイド研究って産業と言うよりは精神哲学の領域なんだよな
ロボットって機械が人間のような姿をしている時、人間はそのロボットに
どんな感情を持つのか、その実験を通じて人間の精神構造に視覚や
関係性はどのような影響を与えるか研究するみたいな。
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旧家とアートの遭遇 堺で陶芸展
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/osaka/news/20121119-OYT8T00135.htm
江戸時代初期に建設された国の重要文化財「山口家住宅」(堺市堺区錦之町東1)で、堺市を拠点に世界で活躍する陶芸家の昼馬(ひるま)和代さん(65)の個展「時空・流れゆく風景」(堺市主催)が開かれている。25日まで。
住宅内にオブジェや花器、茶道具など約30点を展示。中でも、地球の営みを表した作品「水分に関する記憶」は、畳敷きの居間に、土を薄くのばして積み重ねた18センチ四方のブロック36個を並べ、来場者の目を引きつけている=写真=。24日午前10時30分からは、昼馬さんの代表作を題材に、その工程を体験する講習会がある。午前10時から午後4時まで。火曜休館。入館料200円。問い合わせは堺市文化課(072・228・7143)へ。
(2012年11月19日 読売新聞)
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20遺跡の580点を紹介 堺市博物館
2012年11月18日
http://mytown.asahi.com/osaka/news.php?k_id=28000001211190001
国内の遺跡の調査成果を紹介する速報展「発掘された日本列島2012」(文化庁など主催、朝日新聞社など協力)が17日、堺市堺区の市博物館で始まった。20遺跡で出土した約580点を集めた。
鎌倉時代の元寇(げんこう)で沈没した船が見つかり、海底遺跡として今年初めて国史跡になった長崎県松浦市の「鷹島神崎(こうざき)遺跡」から出土したいかりや兵士のかぶとや、佐賀県唐津市の仁田埴輪(はにわ)窯跡(5世紀)で出土したユーモラスな表情の犬形埴輪などを展示している。この日は文化庁記念物課の近江俊秀文化財調査官が会場で展示品を解説した。
12月24日まで。11月26日と12月10、17日は休館。一般500円、高校・大学生250円、小・中学生50円。65歳以上と障害のある人、堺市在住か在学の小中学生は無料。問い合わせは市博物館(072・245・6201)。
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元大阪大総長の金森順次郎さん死去
http://www.asahi.com/obituaries/update/1119/OSK201211190056.html
金森順次郎さん(かなもり・じゅんじろう=大阪大元総長・物性理論)が13日、胆管がんで死去、82歳。葬儀は親族で行った。
磁気理論の研究で知られる。1962年、「磁性体の理論的研究」で朝日賞を共同受賞。96年に「遷移金属合金の強磁性理論」で日本学士院賞を受賞した。91〜97年に大阪大総長。96年の入学式では地下鉄サリン事件にふれ、「容疑者たちのしたことは研究の名に値しない。科学者は未知のものを追求し、厳しい倫理観を持つべきだ」と述べた。2001〜09年に国際高等研究所(京都府木津川市)の所長を務めた。
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脊髄損傷に再生治療、神経移植とロボット介助で 阪大など
2012/11/20 14:00 情報元 日本経済新聞 電子版
http://www.nikkei.com/article/DGXNASGG1000C_Q2A121C1MM0000/
脊髄を損傷して足が全く動かなくなった患者を対象に、大阪大学医学部は患者の鼻の神経組織を移植して傷ついた部分を再生する治療を、来年3月にも先進医療として始める。治療効果を高めるため、移植後に筑波大学発ベンチャー企業の装着型ロボット「HAL」を使ったリハビリテーションを行う。将来、自分で足が動かせるように回復させることを目指す。
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市民が展示作品選ぶ 江之子島文化芸術創造センター
2012年11月21日
http://www.nnn.co.jp/dainichi/news/121121/20121121027.html
膨大な府所蔵美術品の中から、テーマを持った一般選者によりピックアップされた作品約70点を展示する「市民キュレーターによるミニ展覧会」が20日、大阪市西区の府立江之子島文化芸術創造センターで始まった。
石材店経営者は石の素材にこだわり、吉原英雄作品を中心に石版画14点を展開。空や人など思い思いのテーマに添って計5人が約12点ずつを選んで、コーナーごとに展示して独特の世界観を描いている。
府は、府庁本館近くで府立現代美術センターを持っていたが今春閉館。戦前から工業奨励館などとして長い歴史を持ち、2000年から空いていた同館を全面改装し、今年10月に同センターとしてグランドオープンにこぎつけた。
23日午後2時からは、同会場に選者全員が集まり、来場者にその意図を説明するプレゼンテーションを1人約10分で実施。質疑応答もある。担当者は「貸館機能も充実しているが、まだ知名度が低い。地下鉄阿波座駅のすぐ近くなので、ぜひ一度足を運んでほしい」と話している。
いずれも入場無料。25日まで。問い合わせは電話06(6441)8050、同センター。
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大阪ヨーロッパ映画祭:欧州作品集め−−あすから /大阪
毎日新聞 2012年11月21日 地方版
http://mainichi.jp/area/osaka/news/20121121ddlk27200348000c.html
欧州社会をさまざまな視点から眺められる「第19回大阪ヨーロッパ映画祭」が22〜26日、大阪市北区堂島1のエルセラーンホール(ホテルエルセラーン大阪10+件5階)などで開かれる。
新作長編は10本。「ずっと二人で」(10年、独・スイス)は名優ブルーノ・ガンツが主演。裕福な夫婦が病や老いに直面し、選択を迫られていく。「ファイナル・カット」(12年、ハンガリー)は映画史上に残る450本の断片をつなぎ合わせて一つの恋愛物語に仕上げた一作だ。前売り指定席1500円ほか。
さらにブルーノ・ガンツ特集として、地下要塞(ようさい)にこもる独裁者を描く「ヒトラー〜最期の12日間〜」(04年、独・オーストリア・伊)など。当日自由席500円。問い合わせは事務局(06・6882・6211)。【鶴谷真】
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難波宮の規模が大幅に変わるかもしれない遺構発見ですね
どうなるかな
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23日からモンゴル恐竜化石展 大阪市立自然史博物館
2012年11月23日
http://www.nnn.co.jp/dainichi/news/121123/20121123023.html
大阪市立自然史博物館(大阪市東住吉区)の特別展「発掘!モンゴルの恐竜化石展」(23日〜2013年6月2日)の開幕を前に22日、現地で内覧会が開かれた。世界有数の恐竜化石の産地、モンゴル・ゴビ砂漠で日本とモンゴルの共同調査隊が発掘したティラノサウルス科の幼体の化石としては世界で最も保存状態がよい「子どものタルボサウルス」などの標本を展示する。
同展は両国の外交関係樹立40周年、恐竜の共同調査20周年を記念し、モンゴル科学アカデミー古生物学センター、同博物館などの主催。
展示品のうち、プロトケラトプスの集団幼体化石をはじめ約230点の標本のうち9割以上が実物で、半数以上が日本初公開。ゴビ砂漠での調査隊の発掘の様子も紹介している。
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塩分2グラム未満 健康弁当 国循が開発
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/osaka/news/20121123-OYT8T00103.htm
吹田市の国立循環器病研究センターが、病院食をアレンジして開発した減塩食の「国循弁当」=写真=の売れ行きが好調だ。塩分を2グラム未満に抑える一方、味付けなどを工夫し、「おいしくて健康的な弁当」と評判を呼んでいる。
同センターの病院食は、塩分摂取量を1日3食で計6グラム以下に設定。薄味になりすぎないよう時間をかけてだしをおかずに染み込ませているほか、おかずを花形に切るなど見栄えの華やかさにもこだわっている。
患者から「懐石料理みたい」「病院食と思えない」と好評で、同市の食品会社と提携し、5月から同センターの食堂で一般向けに弁当(1食700円)として販売。1日20〜30食売れており、同市や豊中、箕面、池田各市で宅配もしている。
同センター知的資産部の巽英介部長は「ボリュームがあるのにカロリーや塩分は低く、循環器系疾患の要因になる高血圧の予防になる。健康増進のため市民に広げたい」と話している。
(2012年11月23日 読売新聞)
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トンボ絵画コンクール 小学生2人が最高賞
2012年11月21日
http://mytown.asahi.com/osaka/news.php?k_id=28000001211210002
第27回「WE LOVE トンボ」絵画コンクール(朝日新聞社、朝日学生新聞社共催)で、最高賞の環境大臣賞と文部科学大臣賞(いずれも小・中・高校生の部で計8作品)に、府内の小学生2人が選ばれた。コンクールは高知県四万十市で進められている「トンボ王国」づくりに協賛し、自然を守る運動の一環として1986年に始まった。今回は全国から過去最高の17万1458作品が寄せられ、224人が入賞した。
●コスモス鮮やか・岩下さん 環境大臣賞
環境大臣賞に輝いた大阪市立中本小6年の岩下明日香さんは、画面いっぱいに咲いたコスモスの上をトンボたちが群れ飛んでいるさまを色彩豊かに表現。「コスモスの色に魅せられる作品です」と評価された。
夏休みの宿題で応募した。花の絵を描くのが好きで、今回も想像力をふくらませ、好きなコスモスの花畑にトンボを重ねた。花びらの輪郭やトンボの羽模様は、インターネットで画像を検索して丹念に描き込んだ。毎日3時間かけて色を塗り足し、1週間かけて完成させた。
数年前、家族で三重県の山にバーベキューに行ったとき、水辺にトンボが集まって羽をきらきら輝かせていたのを覚えている。受賞に、「自分が行った自然をイメージしながら書きました」と笑顔を見せた。
●曽祖母らに思い・浪岡さん 文科大臣賞
文部科学大臣賞を受賞した大阪市立大宮西小6年の浪岡優花さんは、稲刈りをしている田んぼを、たくさんの赤トンボが飛び交う風景を描いた。「秋の自然と田んぼの実りの季節感を写実的にていねいに描いた」と評価された。
描かれた場所は、香川県まんのう町の田んぼ。浪岡さんの曽祖母らが農作業をしている風景だ。浪岡さんも、春休みや夏休みには、農作業を手伝いに行っている。夏の終わりごろ、赤トンボがたくさん飛んでいたのを思い出しながら描いた。「虫は苦手だけど、トンボはまだ大丈夫」。いきいきとしたトンボは、図鑑なども参考にして、じっくり正確に描いた。浪岡さんは「屋根の瓦の色を変えたり、背景の山をきれいにぼかしたりするのが難しかった」と、はにかみながら話した。
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人気ミュージカル「ライオンキング」を支える大阪企業の“ワザ”
2012.11.24 18:00
http://sankei.jp.msn.com/west/west_economy/news/121124/wec12112418000002-n1.htm
http://sankei.jp.msn.com/west/west_economy/news/121124/wec12112418000002-n2.htm
ライオンの子がたくましく成長する劇団四季の人気ミュージカル「ライオンキング」は、内容もさることながら、広大なサバンナをダイナミックに演出した大道具や舞台機構、動物の躍動感を表現する小道具なども見どころの一つとなっている。これらの大道具、小道具のほとんどを大阪の大企業、中小企業が手掛けていることは意外と知られていない。ナニワの企業が誇る“技”が世界的なミュージカルを支えている。
ミリ単位で制御
「舞台上の大道具や小道具のほとんどが大阪企業のモノですよ」
劇団四季で舞台装置担当チーフを務める河村励起さんは、大阪の企業が「ライオンキング」を支えていることをこう説明する。
大阪市北区の大阪四季劇場で公演中の「ライオンキング」。数ある大道具や小道具の中でも観客の目を引くのが高さ約4メートル、重さ約1・5トンの巨大な岩場「プライドロック」だ。
ライオンの王が誕生したばかりの子ライオンを披露する場面や、成長した子ライオンが王位を継承する場面など、このプライドロックは同作品の“象徴物”となっている。
その製作を手掛けたのが各種舞台装置などを手掛ける、つむら工芸(大阪市西区)だ。プライドロックは舞台下の深さ約4メートルの空間に収納されており、舞台上に出すときはプライドロックそのものが床下から回転しながらせり上がる。
プライドロックは舞台下のレールを自走するが、ここではミリ単位の精度が要求される。正確に自走しないと、「摩擦による不快音が劇場に響き渡り、最悪の場合はプライドロックが停止し、舞台が中断する危険性もはらんでいる」(河村氏)という。
つむら工芸は、プライドロックを設計からわずか3カ月で製作。通常、同等のの大道具は設計から完成までに「半年はかかる」(河村氏)とされており、その技術力の高さを示した。
プライドロックのスムーズな動きを支えるレール敷設は、舞台製作設備製造のナウ・オオサカ(大阪府豊中市)が手掛けており、この大阪2社がタッグを組んで複雑な舞台機構を支えている。
見えないところにも“ワザ”
一方、小道具にも大阪に本社を置く企業の技術が生かされている。この作品では、舞台上の俳優が「パペット」と呼ばれるマスクなどを身につけて動物世界が演じられる。なかでも父ライオンと叔父ライオンは感情が細かく表現できるようにパペットが電動仕掛けになっている。
この特別なパペットを安全に作動させるための小型バッテリーを提供しているのが電池製造のコスモ・エナジー(堺市堺区)。俳優は衣装の内側に小型バッテリーを装着した状態で激しい演技をするため、軽量で動きやすい形状のバッテリーを提供している。
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>>1322
http://sankei.jp.msn.com/west/west_economy/news/121124/wec12112418000002-n3.htm
また、パペットの激しく複雑な動きに耐えうるバネ部品は、大日本スプリング製作所(大阪府摂津市)が開発。熟練の技をもとに俳優一人一人に合わせたオーダーメード品を用意した。
舞台進化へアンテナ
このコスモ・エナジーと大日本スプリング製作所にとっては、今回の「ライオンキング」大阪公演が四季作品への初参加となる。劇団四季は「常に新しい素材や技術、アイデアを持つ企業を見つけるアンテナを張っている」(河村氏)としており、この2社もそのお眼鏡にかなったというわけだ。
現在、劇団四季は東京でも「ライオンキング」を上演しており、その舞台でも“大阪発”の同じ大道具や舞台機構、小道具が使われている。厳しいオーディションを勝ち抜いた俳優だけでなく、高い技術力で選ばれた大阪の企業にとっても「ライオンキング」は晴れ舞台となっている。
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三輪電気自動車できた 成城高生5人が製作
2012年11月25日
http://www.nnn.co.jp/dainichi/news/121125/20121125022.html
府立成城高校の生徒たちが昨年9月から製作に取り組んできた三輪電気自動車が完成した。10月3日には公道を走行するためのナンバープレートも取得。同校がある大阪市城東区内のイベントなどで披露され話題となっている。
製作したのは同校工学研究部の藤生大輝部長、前原天君、中川卓哉君、河野雄希君、下雄紀君の5人。電気自動車「Meguru」の開発を手掛けた淀川製作所やモノづくり企業経営者らで組織する高井田まちづくり協議会の会員企業の協力を得て、デザイン画やデザイン模型の作製から材料の確保、製作に至るまですべて自分たちで行った。
もっとも苦労した点は、全員が「デザイン」と口をそろえる。藤生君が製作のコンセプトを「環境を考え、和の文化を取り入れたものを造りたかった」と話す通り、当初はボディー全体を竹で製作する計画を立てた。
結果は根本から手直し。デザインが確立するまでに3カ月以上を要し、その後も強度不足を指摘され、設計変更するなど試行錯誤を極めた。前原君は「授業で溶接やCADでの図面ひきなどはあったが、デザインは勉強してなくて大変だった」と振り返る。
12月には部員全員でボディー材料の竹の確保へ。都市近郊の森を育てる会などの協力で4回にわたって交野市の山林へ出向き、竹の切り出しから「授業で絶対に経験しない」という竹の油抜きまでもを経験した。
ボディー製作では、高井田まちづくり協議会の双葉塗装に出向き、塗装作業を行った。工学研究部顧問で生徒たちの製作を見守った上田勲教諭と永田宏行教諭は「実際にものづくりの現場に出向いて作業するなど、苦労も多かったがいい経験になったと思う」と話す。
同校の谷尾益明教頭も「まわりの企業と連携できたのは生徒にも学校にとっても大きい。名前は知っていたが、どんなことをしているか分かったのも良かった」と取り組みに手応えを感じている。
完成した電気自動車は城東区内のイベント「SARUGAKU祭」などで披露され、細井敦子城東区長から「災害時にも対応できるような車に」との要望も受けた。
製作全般を振り返り「達成感はあるけど、『もういいや』って感じ」「やり切った感じ」などと口をそろえる生徒たちだが、細井区長の要望への対応について「ソーラーを付けてみようか」と話すなど、今後もマイナーチェンジを続け、進化させていく予定だ。
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医師の傍ら創作活動、宋さんに賞状 小野十三郎賞
2012年11月25日
http://www.nnn.co.jp/dainichi/news/121125/20121125026.html
「第十四回小野十三郎賞」の贈呈式が24日、大阪市中央区の大阪文学学校であり、詩集「真心を差し出されて その包装を開いてゆく処」(青土社)で受賞した鳥取県倉吉市出身の宋敏鎬(ソンミンホ)さん(49)=前橋市=に賞状と賞金50万円が贈られた。
宋さんは精神科・心臓血管外科医として働く傍ら、詩人として創作活動を展開。受賞作は9年ぶりの新作で、医師の経験を生かし心臓と心を主題に書いた。
式典では最終選考で座長を務めた詩人の小池昌代さんが「心臓と心を粘り強く往復しながら詩を紡ぐその手法に目を見張らされた」と評価。作家で同賞実行委の葉山郁生副委員長が宋さんに賞状を手渡し、受賞をたたえた。
宋さんは「光栄な気持ちでいっぱい。命の尊さや心、頭は自分にとって重大なテーマであり、今後も僕でしか書けない現実を書いていきたい」と意気込みを新たにしていた。
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大阪フィルハーモニー交響楽団 公開リハーサルご招待
http://enq.digital.asahi.com/member/entry/VIEW_MTM1MzQwNjYyNC4yNjQ0.html
2013年4月開業の新生フェスティバルホールの公開リハーサルに、朝日新聞デジタル有料会員を抽選でペア200組400名ご招待いたします。演奏は大阪フィルハーモニー交響楽団。
「天井から音が降る」と称された音響特性はそのままに、最新の設備を備えたフェスティバルホールに響き渡る音色を、ひと足早くお聴きいただけるチャンスです。
※当選された方には入場整理券をお送りいたします。当日、入場券とお引き替えください
朝日新聞デジタル登録者(有料会員)が当選の対象となりますので、あらかじめご了承ください。
大阪フィルハーモニー交響楽団 公開リハーサル
募集要項
賞品 大阪フィルハーモニー交響楽団 公開リハーサル
募集人数 200組400名
応募方法 末尾の「応募する」ボタンから必要事項を入力のうえ、ご応募ください。発表は、当選者へ入場引替券の発送をもってかえさせていただきます。
応募締め切り 12月5日(水)
注意事項 当選された場合の発送先は、ご登録いただいている住所になります。
会員情報の確認・変更はこちら
※応募は国内在住の方に限らせていただきます。
お問い合わせ 朝日新聞社お客様オフィス
電話番号:0120−383−636
受付時間:9時〜18時(日・祝日休み)
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府勢、充実の歌声 全国合唱コンクール
2012年11月26日
http://mytown.asahi.com/osaka/news.php?k_id=28000001211260005
富山市芸術文化ホールで25日にあった第65回全日本合唱コンクール全国大会(全日本合唱連盟、朝日新聞社主催)で関西支部代表として府内5団体が出場。職場部門の新日鉄住金混声は26年連続の金賞で部門1位の厚生労働大臣賞、パナソニックは16年連続の金賞で部門2位の富山市長賞、りそなは銀賞を受けた。一般部門B(33人以上)の淀川混声は銀賞、「ことのは」は銅賞に選ばれた。
新日鉄住金混声は26年連続43回目の出場。今年、新日本製鉄と住友金属工業が合併し、住友金属混声から名称を変えた。自由曲はアルフレート・シュニトケ作曲「合唱のための協奏曲・第2楽章」。ロシア語で力強く美しいハーモニーを披露した。運営委員長の有安望さん(46)は「ロシア語の発音を学んで練習しました。広大なイメージを出すのに苦労しましたが、練習してきたことは存分に出せました」。
パナソニックは25年連続28回目の出場。自由曲は、北原白秋作詩の「混声合唱のための天草雅歌〈第二集〉―東方への道―」から「(ろ)を抜けよ(―旅の終わり―)」。第二集は作曲家千原英喜さんへの委嘱作品で、9月の定期演奏会で全曲初演した。団長の渡辺純一さん(40)は「今年も全国の素晴らしい舞台に立てたことに感謝や喜びの気持ちを込めて歌いました」。
今年創立60周年のりそなは2年連続47回目の出場。今後も仲間と一緒に歌い続けたいという思いから、自由曲は「くちびるに歌を」を33人で歌った。幹事長の堀伸夫さん(53)は「(来年からの部門再編で)職場部門としての出場は最後なので、力いっぱい、心を合わせて歌いました」。指揮者の太田務さん(50)は「気分さっぱり最高」と笑顔で話した。
淀川混声は2年連続6回目の出場。自由曲は、世界平和への祈りがこもる「混声合唱のための Agnus Dei=空海・真言・絶唱」。団長の林和之さん(56)は「やれることはやりました。気持ちよく歌うことができた」。
「ことのは」は「言葉を大切に」という思いに由来する。自由曲は金子光晴作詩「混声合唱とピアノのための感傷的な二つの奏鳴曲(ソナタ)」から「落下傘」を歌った。団長の前川成美さん(62)は「すてきな詩を、しっかり会場に届けることができました」。
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「ダ・ヴィンチを探せ!」 大阪芸大で授賞式
2012.11.26 02:29
http://sankei.jp.msn.com/region/news/121126/osk12112602290004-n1.htm
多彩な芸術分野で若い感性を競う「世紀のダ・ヴィンチを探せ! 高校生アートコンペティション2012」(主催・大阪芸術大グループ)の入選・入賞者の授賞式が25日、同大学(河南町)で行われた。
コンペは、芸術をはじめさまざまな分野で活躍したレオナルド・ダ・ヴィンチになぞらえ、新しい表現に挑戦する若者を発掘しようと平成19年に開始。美術や建築、映画など計15分野に全国45都道府県から1956点の作品が寄せられた。この中からダ・ヴィンチ大賞をはじめ、金・銀・銅賞や審査委員長賞など入選・入賞作156点が決まった。
授賞式では、美術作品「母よ」で大賞に選ばれた京都府立福知山高校3年の高本夏実さん(18)らが、塚本英邦・同大学理事長補佐から表彰状とトロフィーを受け取った。
入選・入賞作品は12月15日まで、同大学の芸術情報センターで展示される。
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学校法人大阪産業大学と提携し、「セディナ学費ローン」の取扱開始
http://www.zaikei.co.jp/releases/75918/
三井住友フィナンシャルグループの株式会社セディナ(代表取締役社長 山下 一、以下「セディナ」)と学校法人大阪産業大学(大阪府大東市、理事長 土橋芳邦 以下「大阪産業大学」)はこのほど提携し、大阪産業大学の学費納入者を対象にした「セディナ学費ローン」の取扱いを開始することになりましたので、お知らせいたします。
このたび、取扱いを開始する「セディナ学費ローン」は、入学金や授業料などの学校生活に必要な資金をセディナが学費納入者に代わって大学に立て替え払いし、学費納入者はセディナに毎月分割で返済するものです。返済方法は元利均等分割返済と、在学期間中、金利のみのお支払いとなる据置型分割返済をご利用いただけます。
学校法人大阪産業大学は、創立者・瀬島源三郎が昭和3年に大阪鉄道学校を設立して以来、80余年の歴史を誇り、現在では、中学校から大学院にいたるまで、学生生徒総数約1万5千人を擁する総合的教育機関へと成長いたしました。
建学の精神「偉大なる平凡人たれ」は、功利を離れた教育の場をつくるということと、それが国全体の文化向上への大前提という創立者の考えであり、偉人になるとか、学者になるとか、名誉や地位の高い人間になるとか、金持ちになるとか等の、小乗的な功利主義的な考えを捨てて、いざとなれば、自らを犠牲にして人間社会に貢献する人材育成を目的としています。
大学においては、大学院、文系3学部、理系2学部の総合大学として、これまで40余年の歴史の中で既に8万人を超える卒業生が社会に巣立っております。
一方、セディナは、三井住友フィナンシャルグループにおいて、個人のお客様に安全で利便性の高い支払手段を提供する総合決済ファイナンスカンパニーとして、学費ローンを利用される学費納入者の様々なニーズにお応えすることで、お客様・加盟校様・セディナの全てが良好な関係になることを目指しております。
大阪産業大学とセディナは本提携をすることにより、今後とも大阪産業大学の学生の皆様の利便性向上と、充実したキャンパスライフのサポートをおこなってまいります。
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縦2.7メートル大作も 璞社書展開幕 来月2日まで
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/osaka/news/20121128-OYT8T00151.htm
「第52回璞社書展」(書道研究璞社主催、読売新聞大阪本社など後援)が27日、大阪市天王寺区の市立美術館で始まった。12月2日まで。入場無料。
璞社会長で読売書法会常任理事の江口大象氏は、弟の進氏が描いた壇ノ浦の風景に「平家物語」の一節を書いた縦約2・72メートル、横2・8メートルの大作を出品。役員による新作や、公募した一般・小中学生の入賞作など計約2000点を展示している。
(2012年11月28日 読売新聞)
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渡欧100年 晶子の旅たどる 堺の文芸館で没後70年展
2012.11.28 02:02
http://sankei.jp.msn.com/region/news/121128/osk12112802020003-n1.htm
地元出身の歌人、与謝野晶子の業績をたたえる堺市堺区の市立文化館与謝野晶子文芸館で、晶子の没後70年記念特別展「与謝野晶子と旅」が開かれている。大正から昭和にかけて晶子が旅先から出した手紙や旅の歌を収録した歌集、旅の際に使ったハンドバッグや着用した着物など約70点を展示している。来年1月14日まで。
今年は晶子の渡欧100年にも当たることから、同館が晶子の「旅」にスポットを当てた展示を企画。旅先での直筆資料や歌集などを通じて、晶子が旅に何を求めたのかなどを紹介している。
12月8日午後1時半からは、近くのサンスクエア堺で関連イベントのシンポジウム「女将さんサミット」が開かれる。晶子夫妻が訪れた国内各地の老舗旅館の女将たちを招き、伝えられている当時のエピソードなどを語ってもらう。参加費500円(与謝野晶子文芸館の観覧もできる)で事前申し込みが必要。
文芸館は午前9時半〜午後5時15分(入館は午後4時半まで)。休館は月曜と年末年始(12月29日〜1月4日)など。観覧料は一般500円、高校・大学生300円、小中学生100円。シンポジウムの申し込み方法も含めた問い合わせは市立文化館((電)072・222・5533)。
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大阪府庁「正庁の間」で上方舞を上演へ、大正ロマンと伝統芸能が融合
2012.11.29 14:24
http://sankei.jp.msn.com/west/west_life/news/121129/wlf12112914270007-n1.htm
大正時代の壮麗な雰囲気が漂う府庁「正庁の間」で12月1日、200年あまりの歴史をもつ上方舞を上演する初のイベント「上方舞の華」が催される。山村流のベテランで旭日小綬章受章者の山村若佐紀さん一門が出演。天井にステンドグラスがあしらわれたハイカラな空間で、なにわの伝統芸能が融合するユニークな試みで、府の担当者は「貴重な機会。大勢の方に見てもらえれば」と話している。
正庁の間は、府庁本館建造の大正15年に完成した大広間。5〜6階の吹き抜け構造で、かつては式典会場などとして使われた。20年ほど前から執務室に転用されていたのを府が復元に乗り出し、今年1月に輝きを取り戻した。
今回出演するのは、コンクールで受賞歴のある期待のホープら。山村若悠紀(わかゆうき)さんが「神楽初め」▽若藤紀(わかふじき)さんが「正月(まさづき)」▽若隼紀(わかはやき)さんが「江戸土産」▽若葵紀(わかあおき)さんが「鐘ケ岬」▽若加紀(わかますき)さんが「雪」−を舞う。若佐紀さんの妹で大阪文化祭賞受賞3回の若乃さんが後見を務め、若佐紀さんの上方舞に関する解説もある。
若佐紀さんは「伝統ある場所で舞えることにみな感激している。上方舞を多くの方に知ってもらう機会になれば」と話している。
1日午後2時開演。入場無料、事前の申し込み不要。問い合わせは府文化課((電)06・6210・9306)へ。
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ド迫力、11カ国の海の野生 大阪の海遊館で写真展
http://www.asahi.com/area/osaka/articles/OSK201211280185.html
大阪市港区の海遊館で、水中写真家の鍵井靖章さん(41)の写真展が開かれている。大きな口を開けて威嚇するウミガメの巨大写真(縦約2.6メートル、横約4メートル)など約50点が展示されている。
鍵井さんは、大学生のときに見た水中写真展をきっかけに水中写真家を志した。日本写真協会新人賞などの受賞歴もあり、2011年4月には、東日本大震災後の太平洋で生息する生物を撮影するなど国内外で活動してきた。
写真展では、日本を含む11カ国で撮影した写真を展示。ニューカレドニアのクマノミや、メキシコのハリセンボンなど小さな魚から、フィリピンのジンベエザメやオニイトマキエイ(マンタ)の写真もある。鍵井さんは「水族館では見られない表情を写した。来館者と共有したい」と話している。
来年2月5日までで、海遊館への入館料(大人2千円、小中学生900円)が必要。問い合わせは同館(06・6576・5501)。(小林孝也)
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こども二科展 松原・星の光幼稚園にコカ・コーラウエスト賞 大阪
2012.11.30 02:09
http://sankei.jp.msn.com/region/news/121130/osk12113002090001-n1.htm
園児や児童を対象にした絵画の公募展「第61回こども二科展」(産経新聞社など主催)で多くの作品が入選した松原市の星の光幼稚園(小林都代園長)に29日、優秀団体賞「コカ・コーラウエスト賞」が贈られた。
同展は先月30日〜11月11日に大阪市立美術館で開催され、今年は2万4608点の応募があり、同幼稚園からは20人が入選を果たした。
この日、同幼稚園で行われた表彰式では、協力社のコカ・コーラウエストの樋田哲也さんが子供たちに賞状や清涼飲料水などを贈った。小林園長は「子供たちが一生懸命描いた絵を評価していただき、大変うれしい。素晴らしい賞を頂き光栄です」と喜びを語っていた。
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立命館大、大阪の新キャンパスに心理系総合学部
http://www.yomiuri.co.jp/kyoiku/news/20121201-OYT8T00737.htm?from=yoltop
学校法人立命館(京都市)は1日、大阪府茨木市のサッポロビール大阪工場跡地に2015年4月開設予定の立命館大新キャンパスに、「心理系総合学部」(仮称)を、16年春に新設することを明らかにした。
現在、衣笠キャンパス(京都市)にある文学部心理学域(学生数150人)の学問領域を拡大し、教育や労働現場で心理的ケアに従事できる人材を育てる考え。入学定員は数百人規模を想定している。
新キャンパスには、衣笠キャンパスから政策科学部、びわこ・くさつキャンパス(滋賀県草津市)から経営学部をそれぞれ移転する方針で、総学生数は6000人になる見込み。
(2012年12月1日 読売新聞)
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「サントリー1万人の第九」、威風堂々たる大阪の象徴の一つ、大阪の凄みの一つだと思います。
「1万人の第九」が30回目 大阪と東北で「歓喜の歌」 平原綾香さん、槙原敬之さんらゲスト参加
2012.12.2 18:51
http://sankei.jp.msn.com/west/west_life/news/121202/wlf12120218530012-n1.htm
世界最大規模とされる年末恒例の合唱コンサート「サントリー1万人の第九」が2日、大阪市中央区の大阪城ホールで開かれた。昭和58年に始まり、今年で30回目。昨年に続き、東北会場(宮城県名取市)と中継で結び、東日本大震災の被災者らと一緒に「歓喜の歌」を高らかに響かせた。
ピアニストの辻井伸行さんや歌手の平原綾香さん、槙原敬之さんらがゲスト参加。小学生から92歳まで、公募で集まった大阪会場の約1万人と東北会場の宮城、岩手、福島3県の約300人が、佐渡裕さんの指揮でベートーベンの交響曲第9番を力強く歌い上げた。
30回連続で合唱指導した清原浩斗大阪府合唱連盟理事長は「(延べ)30万人の合唱仲間に助けられてやってきた。当初よりもレベルは非常に高くなった」と話した。
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教育支援で包括協定 大学コンソーシアム大阪と府教委
2012年12月4日
http://www.nnn.co.jp/dainichi/news/121204/20121204032.html
大学が連携してつくるNPO法人大学コンソーシアム大阪(大阪市)と大阪府教育委員会は3日、教職員の資質向上や子どもらの教育活動への支援などを推進しようと、連携協力に関する包括協定を締結した。
両者はこれまで、高校生のための大学紹介イベントや、夏季冬季の教職員自主研究支援、中学生への学習支援などで連携。今後はさらに同法人が取り組む地域社会への貢献や産官学連携、国際交流などについて連携を深めるため、基盤を整備しようと締結を決めた。
連携内容は、府内の学校に在籍する教職員や生徒の資質向上の機会の提供▽教育や研究、地域社会貢献などの連携協力の推進−など。
連携を効果的に進めるため、両者がそれぞれ窓口を設置し、必要な連絡調整を行う。
本年度は大学の留学生を小学校の授業に派遣する試みもスタート。府教委担当者は「子どもにとって、目標となる大学生と接する機会をつくるのは重要」などと位置付け、連携の推進に意欲を示している。
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古民家生かしアート活動…大阪府立大准教授ら「ワンパーミル オオサカ」
2012.12.4 15:15
http://sankei.jp.msn.com/west/west_life/news/121204/wlf12120415170009-n1.htm
http://sankei.jp.msn.com/west/west_life/news/121204/wlf12120415170009-n2.htm
古民家を改修したゲストハウスやギャラリー、スタジオなどの創造的な活動の拠点となっている施設同士が交流を深め、新たな発想と可能性を探るユニークな活動「ワンパーミル オオサカ クリエイティブツアー」が、大阪市内で開かれた。
企画するのは府立大観光産業戦略研究所准教授で、空間デザインなども手がける花村周寛さん(36)らでつくる実行委。
大阪市内には、ギャラリー、スタジオなどさまざまな活動の拠点が約200カ所あるというが、「こうした施設には市民のたった千分の1程度の人しか関わっていないのかもしれない」と花村さん。今後、クリエーターや市民らが他の地域の拠点と交流することで創造性や表現を追求していこうと「ワンパーミル」(千分の1)にちなんだ名前を付けたという。
手始めに、実行委や一般参加者が点在する拠点をめぐる「ツアー」を開催。11月下旬から12月1日にかけて「ヒガシ」「キタ」「ナンバ」など7つの地区で行われた。
「ヒガシ」を中心にめぐったコースには、学生や市民ら17人が参加。アートの企画展やイベントも開催する異文化交流のゲストハウス「カルペディエム」(城東区)や、活版印刷工場を改装した花村さんのアトリエ「♭(フラット)」(東成区)など4カ所を訪問。それぞれの建築物の特徴や芸術家、草間彌生さんのインスタレーションなどこれまで行われた活動のエピソードなどが披露され、参加者たちは熱心に耳を傾けていた。
花村さんは「互いの感性や創造性の違いを楽しむことで、一人では生み出せないものが生まれる。『クリエーティブシェア』について大阪全体で考えていければ」と話している。
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今まで色々な芸能関係の方々の訃報を見聞きしてきた。
しかし今度のほど衝撃を受けたことはない。
信じられない。信じたくない。嘘であってほしい。
五十七歳。あまりに若過ぎる。残念無念。
日本国はかけがえのない至宝を失ってしまった。
「4分の1は大阪人」と言った勘三郎さん(12月5日)
2012.12.5 15:12
http://sankei.jp.msn.com/west/west_life/news/121205/wlf12120515130003-n1.htm
一昨年の秋、平成中村座の大阪公演を観た。大阪城西の丸庭園に小屋を立て「まさに“芝居”です」と中村勘三郎さん。昼の部の「紅葉狩」で、平維茂(たいらのこれもち)が更科姫に化けた鬼女と激しい立ち回りをするフィナーレは、背景が一瞬に扉のように開いて、天守閣が姿を見せた。息をのむ美しさだった。
▼夜の部の「太閤桜」も同じ仕掛けで、公演のパンフレットに「なんてったって、大阪城が見える場所で秀吉の芝居をやるわけですから、これはいいと思いますよ」。「おじいさんの三代目中村歌六は大阪の人間だったので、私も4分の1は大阪人」という勘三郎さんの念願だった。
▼立川談志さんの「『何という爽やかな、ほどのいい若者だろう』というのが第一印象であった」という評につきる。2人で飲み明かし、翌日の落語会を欠席した談志さんに代わって勘三郎さんが「今晩家元が喋れないのは私の責任で…」。客席から「イヨォ、中村屋ァ」。今ごろ、あちらで飲み直しだろうか。
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根付記念展始まる 久子さま収集品も
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/osaka/news/20121205-OYT8T00159.htm
大阪芸術大グループの学生が制作した根付(ねつけ)を展示する「第4回高円宮殿下記念根付コンペティション記念展」が4日、大阪市福島区の同大学ほたるまちキャンパスギャラリーで始まった。
根付はたばこ入れや印籠、小型のかばんを帯からつるすための留め具で、江戸時代、粋なアクセサリーとして流行した。
会場では、学生83人が木、ガラス、金属などを素材にして作った99点と、収集家として知られる同大学客員教授、高円宮妃久子さまのコレクション約120点を展示している。
記念展の開会に先立ち、コンペティションの入賞作20点の表彰式が行われた。最優秀の高円宮賞に選ばれ、久子さまから表彰状を贈られた同大学大学院の道浦正人さん(24)は「根付の手触りがよくなるように表面をやすりで微妙に削った。将来は根付の作者として活動したい」と話していた。
記念展は17日まで、午前11時〜午後7時(入場は午後6時30分まで)。入場無料。
(2012年12月5日 読売新聞)
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破天荒こそ伝統、生涯かけて貫く
2012.12.5 20:16
http://sankei.jp.msn.com/west/west_life/news/121205/wlf12120520190007-n1.htm
http://sankei.jp.msn.com/west/west_life/news/121205/wlf12120520190007-n2.htm
57歳という若さで5日亡くなった中村勘三郎さん。歌舞伎という伝統芸能に新しい時代の風を吹き込み、現代に生きる芸能として、多くの人に歌舞伎の楽しさ、魅力を伝えた。
現代歌舞伎の“創造者”ともいえる勘三郎さんだが、発する言葉はいつも「伝統と、もっと伝統です」だった。平成22年秋、大阪城公園・西の丸庭園で行われた「平成中村座」公演の際、勘三郎さんはきっぱりとそう言い切った。
「平成中村座」は12年、江戸時代の芝居小屋を現代によみがえらせた劇場として開場。もともと勘三郎家は江戸三座のひとつ「中村座」の座元。先祖の芝居小屋をよみがえらせた「平成中村座」は、座布団に座る桟敷席を再現するなど、随所に勘三郎さんの思いがこもった芝居小屋であった。それは勘三郎さんの夢の結晶でもあり、この小屋でさまざまな新しい試みを行った。
大坂の下町の片隅に生きるしがない侠客の姿を描いた「夏祭浪花鑑(なつまつりなにわかがみ)」では、ラストで舞台の背景が開く仕組みに。勘三郎さん扮する団七と中村橋之助さん扮する徳兵衛の2人が舞台から飛び出して、大都会に向かって全速力で逃げていくという外の空間を使う大胆な演出で喝采を浴びた。
また、東京・渋谷の劇場「シアターコクーン」で行ったコクーン歌舞伎では現代演劇の演出家が演出、椎名林檎さんらポップミュージシャンの曲を起用するなど評判となった。
これほど新しい試みに挑戦し、革新的な舞台を創造した勘三郎さんなのになぜ、「伝統」という言葉にこだわり、重んじたのか。
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>>1341
http://sankei.jp.msn.com/west/west_life/news/121205/wlf12120520190007-n3.htm
勘三郎さんが生涯かけて追求したのは、歌舞伎の原点ともいえる破天荒さ、そして懐の深い江戸歌舞伎を現代に生きる歌舞伎としてよみがえらせることであった。
それは歌舞伎が時代とともに洗練されるにつれ、置き忘れてきたものかもしれない。
大阪との相性は抜群で、若いとき、「東海道四谷怪談」のお岩をはじめ道頓堀・中座で大役に挑み続け、「僕は大阪に育てられた」と口にして、「大阪はラテンの血。僕と一緒」とこよなく大阪を愛し続けた。
現在、京都・南座で長男、勘九郎さんの襲名披露の真っ最中で、どれほど心残りだっただろうか。
来年4月、東京に新装開場する新しい歌舞伎座の舞台に立つことなく勘三郎さんは逝ってしまった。
歌舞伎界ばかりでなく、日本の芸能界全体にとっても、その損失は計り知れない。
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市川猿之助、市川中車が揃って会見。大阪・松竹座での襲名披露興行に意欲
http://news.mynavi.jp/c_cobs/news/pia/2012/12/post-1541.html
歌舞伎俳優の市川猿之助と市川中車が12月4日、都内で会見を開き、来年1月の大阪・松竹座「壽初春大歌舞伎」への意気込みを語った。
大阪・松竹座「壽初春大歌舞伎」チケット情報
今年6月、7月に東京・新橋演舞場で襲名披露興行が行われたが、来年からいよいよ大阪を皮切りに全国を回るツアーがスタートする。大阪・道頓堀で元旦から歌舞伎の幕が開くのは実に50年ぶり。四代目を襲名した猿之助は「襲名と正月のおめでたさを味わっていただきたい」とコメント。俳優・香川照之として活動しながら九代目を襲名した中車は「無事に初舞台を勤めることができましたのも四代目(猿之助)のおかげ。引き続き、精進していくことに変わりはございません」と歌舞伎俳優としての決意を語った。
昼の部の『吉野山』、夜の部の『義経千本桜』(「四の切」)で狐忠信を演じる猿之助は「三代目(猿之助)の『四の切』は神業に近いと思っているので、それをやらせていただくことは非常にありがたいです。ただ、考えてみたら襲名で人間の役をひとつもやっていない。鬼か狐か鳥か」と笑わせ、「どこまでこの役を深めていけるか挑戦したいです」と意欲を見せた。
中車は昼の部『楼門五三桐』で石川五右衛門役に挑戦する。同演目は7月の新橋演舞場で市川猿翁の真柴久吉、市川海老蔵の五右衛門で上演されたばかり。そのときは、父・猿翁の後ろで黒子として付いていた中車だが「海老蔵さんのハリのある声を後ろで聞いていたわけですが、まさか自分があそこに立つとは。いま、稽古をしながら古典の壁の高さを感じています。本当に未熟ではございますが、なんとか頑張っていま勉強している最中です」と心境を明かした。また猿翁との初共演については「いざそうなってみるとそういうことかという感覚ですね。大本にある役者としての感情は、6・7月の舞台や稽古を通して父と確認しあいました」と話していた。
襲名興行だけにチケットの売れ行きを気にする猿之助は、中車が演じる五右衛門のセリフ“絶景かな”にひっかけ、「空席があると“絶景かな”とはなかなか言いにくいのですから、宣伝をよろしくお願いします」とマスコミに依頼する場面も。一方で、多くの観客に歌舞伎を見て欲しいという気持ちから「若者向けの芝居も必要。いろんな公演の形態があってもいい」と話す猿之助。映像の仕事が多かった中車は「(歌舞伎の舞台に立って)初めて舞台が面白いと思いました。猿之助の美しさとこの細いからだで背負っているものの大きさ。そういったものを見ると理屈でなく感動します」と歌舞伎の面白さをアピールしていた。
公演は1月1日(火・祝) から1月26日(土)まで。チケットは発売中。
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母国での就職支援 辻調グループセミナー開催
2012年12月7日
http://www.nnn.co.jp/dainichi/news/121207/20121207029.html
「辻調グループ」(大阪市阿倍野区、辻芳樹校長)の辻調理師専門学校と辻製菓専門学校で学ぶ台湾の留学生を対象にした、母国での就職を支援するセミナーが4、5の両日、同区の辻調理師専門学校で行われた。留学生らは担当者から母国の飲食業界の就職情報などの説明に、真剣な表情で聞き入っていた。
両校には106人の留学生が在籍し、このうち24人が台湾からの留学生。現在、国内の専門学校の留学生には「就労ビザ」が下りず、日本料理などを学びながら働くことができない。このため同グループでは留学生に卒業後、母国での就職サポートを目的としたセミナーを昨年から開いている。
セミナーでは、アジアを拠点に料理学校などの教育機関のサポートを手掛けるアスノバ(東京)の担当者が講師を務め、外食が盛んな台湾ではヘルシーな日本食が好まれている傾向を紹介。
台湾への観光客が増加していることもあり、面接の際のポイントとして「日本に来て学び、日本語ができるのも一つの強み」と話し、仕事に対するビジョンを持つことの大切さなど、就職活動に当たってのアドバイスを送った。
同グループでは3日にも韓国人留学生を対象にしたセミナーを開いており、同グループコミュニケーション本部企画部企画グループの尾藤環マネジャーは「日本で学んだ留学生らが母国に帰った時、日本料理店をはじめ評価の高い店で働き、キャリアを積んでもらえる道を示してあげられれば」と話している。
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ギリシャ遺跡など 中央区で日本画個展
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/osaka/news/20121206-OYT8T00170.htm
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吹田市在住の日本画家で日展評議員、大阪芸術大教授を務める村居正之さん(65)の個展「深化する視線―村居正之展」が5日、大阪市中央区の高島屋大阪店6階美術画廊で始まった=写真=。
古代ギリシャ遺跡を群青の明暗を用いて描いた大作のほか、季節感あふれる平等院や法隆寺などの近作を加えた約40点を展示。村居さんは「ギリシャに魅せられて20年。今後も遺跡の数々をライフワークとして表現していきたい」と話している。11日まで。入場無料。
(2012年12月6日 読売新聞)
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桂文枝さん パリで襲名披露
http://www.nhk.or.jp/lnews/osaka/2003832931.html?t=1354966985453
長年、名乗ってきた桂三枝を改め、上方落語の大名跡を襲名した桂文枝さんがフランスのパリで襲名披露公演を行い、会場は大きな笑いに包まれるなど、フランス人の反応は上々でした。
桂文枝さんは、ことし7月、長年、名乗ってきた桂三枝を改め、「六代桂文枝」を襲名し、襲名披露興行の一環として7日、パリで公演を行いました。
会場には日本の著名な落語家の公演を一目見ようとフランス人やパリに住む日本人など270人を超える観客が詰めかけました。
文枝さんは、まず「ボンソワール。いらっしゃい」とあいさつしたあと、フランス語で「私の名前は文枝です。大阪から来ました。ありがとうございます」と自己紹介し、間髪を入れずに「これが精一杯です…」と言うと、会場は早くも笑いに包まれました。
公演で、文枝さんが処分されることが決まった動物園のワニをめぐる創作落語を披露すると、舞台の上に特別に用意されたスクリーンにフランス語の字幕が映し出され、会場を訪れたフランス人からも大きな笑いを誘っていました。
公演後、フランス人の観客からは「おもしろい上に詩的な世界が広がり、とても気に入った」とか「機会があれば、ぜひまた落語を見たい」といった声が聞かれ、反応は上々でした。
文枝さんは「日本には、こういう芸能もあると知ってもらいたい。いずれフランス人の弟子ができるといい」と話していました。
12月08日 15時04分
盛況だったようで何よりです。
それと共に一抹の寂しさも。
故中村勘三郎さんにもパリで公演して欲しかったなぁ、と。
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猿之助と中車、大阪での襲名披露に意欲
http://www.yomiuri.co.jp/entertainment/stage/trad/20121207-OYT8T01037.htm
歌舞伎俳優の市川猿之助と市川中車が4日、都内で会見を開き、来年1月の大阪・松竹座「壽初春大歌舞伎」への意気込みを語った。
今年6月、7月に東京・新橋演舞場で襲名披露興行が行われたが、来年からいよいよ大阪から全国を回るツアーがスタートする。大阪・道頓堀で元旦から歌舞伎の幕が開くのは50年ぶりだ。
四代目を襲名した猿之助は「襲名と正月のおめでたさを味わっていただきたい」とコメント。俳優・香川照之として活動しながら九代目を襲名した中車は「無事に初舞台を勤めることができましたのも四代目(猿之助)のおかげ。引き続き、精進していくことに変わりはございません」と歌舞伎俳優としての決意を語った。
昼の部の「吉野山」、夜の部の「義経千本桜」(「四の切」)で狐忠信を演じる猿之助は「三代目(猿之助)の『四の切』は神業に近いと思っているので、それをやらせていただくことは非常にありがたいです。ただ、考えてみたら襲名で人間の役をひとつもやっていない。鬼か狐か鳥か」と笑わせ、「どこまでこの役を深めていけるか挑戦したい」と意欲を見せた。
中車は昼の部「楼門五三桐」で石川五右衛門役に挑戦する。7月の新橋演舞場で市川猿翁の真柴久吉、市川海老蔵の五右衛門で上演されたばかりだが、そのときは、父・猿翁の後ろで黒子として付いていた。「海老蔵さんのハリのある声を後ろで聞いていたわけですが、まさか自分があそこに立つとは。いま、稽古をしながら古典の壁の高さを感じています。本当に未熟ではございます。勉強している最中です」と語った。また、猿翁との初共演については「いざそうなってみるとそういうことかという感覚ですね。大本にある役者としての感情は、6・7月の舞台や稽古を通して父と確認しあいました」と話していた。
襲名興行だけにチケットの売れ行きを気にする猿之助は、中車が演じる五右衛門のセリフ「絶景かな」にひっかけ、「空席があると、絶景かな、とはなかなか言いにくいのですから、宣伝をよろしくお願いします」と語るとともに、「(歌舞伎の舞台に立って)初めて舞台が面白いと思いました。猿之助の美しさとこの細いからだで背負っているものの大きさ。そういったものを見ると理屈でなく感動します」と歌舞伎の面白さをアピールしていた。
公演は1月1日から同26日まで。
(2012年12月9日 読売新聞)
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■統合医療を考えるシンポジウム〜大阪
http://www.mbs.jp/news/kansaiflash_GE121208104400637750.shtml
西洋医学に東洋医学を取り入れる「統合医療」をテーマにしたシンポジウムが、大阪で開かれました。
統合医療は、西洋医学に鍼灸や漢方などの東洋医学を取り入れる取り組みで、アメリカやヨーロッパでも注目されています。
大阪大学では8日から2日間、統合医療の最新情報を集めた学会が開かれていて、8日は「災害と統合医療」をテーマにシンポジウムが開かれました。
アメリカ空軍に所属するリチャード・ニムツォフ医師は、戦場や災害現場で兵士や被災者のさまざまな痛みを和らげるために、鍼治療を行っている実例などを報告。
また、統合医療が西洋医学に比べ、治療費を抑える効果があることなどを話しました。
9日は作家の五木寛之さんの講演も予定されていて、主催者側は多くの人に統合医療を知ってほしいと話しています。
(12/08 12:30)
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小学生向け「副読本」好評 在阪企業が協力
2012年12月9日
http://www.nnn.co.jp/dainichi/news/121209/20121209087.html
日本教育研究センター(大阪市中央区、岩田弘之社長)が小学生向けの教育教材として企画、制作している「副読本」が好評だ。教育に関わる社会貢献事業を行う企業の協力を得て、社会や理科などの学習に役立つ冊子を無料で提供し、ワークシートや教師用の指導の手引なども用意。本年度は約500校が活用しているという。
「未来を担う健全な子どもたちのための良質な教育図書作り」を企業理念とする同センターは、1997年から副読本の制作を本格的に開始。在阪の大手企業の協力を得て、エネルギーや環境、森と農業用水、住環境などをテーマとした冊子を制作してきた。
毎年、近畿2府4県の小学校に見本を送り、リクエストがあった学校に必要数を無料で配布している。本年度は農業機械などの産業機械メーカー、クボタ(同市浪速区)の協力を得て、「水田のめぐみ」を制作した。写真やイラストを多用したオールカラーの16ページ立てで、北俊夫・国士舘大教授が監修。
「米をつくる」「全国の米づくり」「水田の生き物」「水田が人間の生活にはたす役わり」「豊かな食をはぐくむ」「豊かな文化をはぐくむ」の六つの項目で、それぞれに関連する教科と学年を明記。クボタのホームページ「くぼたのたんぼ」の内容をベースとし、米づくりの変遷や水田が環境に及ぼす効果、日本米の品種や生産量など農業学習を補充できる内容となっている。
10月末現在で、想定していた部数を大幅に上回る492校から4万冊以上の配布のリクエストがあり、活用した学校の担当教師からは「教科書と併用して使うことにより、子どもたちの米づくりに対する興味が深まった」「米づくりの様子がカラー写真でよく分かった」などの声が寄せられた。中には「指導の手引があればさらにいい」などの要望も。
現場の声を大切にし、協力企業と連携しながら今後の改定時の参考にしていくという。同センターの岩田社長は「これからも子どもたちと企業・団体を結ぶパイプ役として、学校現場のニーズに合った良質な教材の提供に努めたい」と話している。
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織田作之助賞 いしいしんじさんの『ある一日』
2012.12.10 19:33
http://sankei.jp.msn.com/west/west_life/news/121210/wlf12121019380012-n1.htm
第29回織田作之助賞(同賞実行委員会主催)は10日、大阪市内で選考会が行われ、いしいしんじさん(46)の『ある一日』(新潮社)に決まった。賞金100万円。贈呈式は来年3月6日、大阪市中央区の綿業会館で行われる。
いしいさんは大阪市生まれ。『ある一日』は京都に住む40代の夫婦に待ちに待った子供が誕生する一日を克明に描いた小説。選考委員で文芸評論家の田中和生さんは、「男性の作家が女性の出産を妻の内面から描くという困難に挑戦し、成功した作品」と評価した。
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「咲くやこの花賞」 円城塔さんら5人 大阪
2012.12.11 02:01
http://sankei.jp.msn.com/region/news/121211/osk12121102020003-n1.htm
大阪市は10日、創造的な芸術活動を通じて大阪文化の振興に貢献した人を対象にした「咲くやこの花賞」の平成24年度の受賞者を発表した。芥川賞作家の円城塔さん(40)=文芸その他部門=や、関西フィルハーモニー管弦楽団コンサートマスターを務めるバイオリニストの岩谷祐之(すけゆき)さん(35)=音楽部門=ら5人が選ばれた。
同賞はおおむね40歳以下の若手を対象に、今後の飛躍の期待を込めて昭和58年から同市が贈っている。今年度で受賞者は150組を数えた。
その他の受賞者は、美術部門で画家の後藤靖香さん(30)▽演劇・舞踊部門で狂言師の善竹隆司さん(39)▽大衆芸能部門で浪曲師の春野恵子さん。
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養殖クロマグロ自然界で生存
http://www.nhk.or.jp/lnews/osaka/2004105731.html?t=1355404115712
クロマグロの養殖に取り組んでいる近畿大学水産研究所は和歌山県串本町から放流した稚魚を1か月以上たったあと、海で捕獲することに成功したと発表しました。近畿大学は養殖したクロマグロが自然界で生存できることが確認されたとして、数を増やす取り組みに力を入れることにしています。
近畿大学水産研究所は、ことし10月、和歌山県串本町からクロマグロの稚魚約1900尾を海に放流し、35日後に、三重県紀北町の沖合で1尾、45日後に和歌山県串本町の沖合で1尾、それぞれ捕獲することに成功したと発表しました。
近畿大学によりますと、養殖されたクロマグロが、放流から1か月以上たったあと、海で捕獲されたのは初めてで、自然界で生存できることが確認されたとして、今後、数を増やす取り組みに力を入れることにしています。
近畿大学水産研究所は平成14年に、クロマグロを専用の生けすで成魚まで育てる完全養殖に世界で初めて成功しています。
近畿大学水産研究所の坂本亘教授は「マグロを多く食べる日本人の食を支えるため、研究を進めていきたい」と話していました。
12月13日 19時22分
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最高の歌声を 市民と関フィルが「第九」共演
2012年12月13日
http://www.nnn.co.jp/dainichi/news/121213/20121213031.html
大阪府の吹田市文化振興事業団は歓喜の歌で市民とともに1年を締めくくろうと22日、同市文化会館メイシアター・大ホール(泉町2丁目)で、恒例の「吹田市民の『第九』2012」スペシャル・コンサートを開く。公募市民で結成した合唱団が「関西フィルハーモニー管弦楽団」の首席指揮者・藤岡幸夫さん指揮のもと、同楽団の演奏に合わせてベートーベン作「交響曲第9番」を熱唱する。
コンサートは1985年、メイシアターの落成を記念し、市民合唱団を中心にオーケストラなど総勢600人で演奏したのが始まり。2005年に開館20周年記念事業で復活してからは毎年開かれており、06年からは同楽団との共演が好評を博している。
「第九」合唱の出演者は、一般公募で同市を中心に近隣市などから集まった12〜93歳の227人で結成した「メイシアター・ハレ合唱団」と、同市立第一、高野台の2中学校の合唱部15人。本番に向け、ことし8月からプロの声楽家による指導を受けて練習に励んでおり、歌詞をより深く理解するため、これまでにドイツ語の講習会も行った。
11月26日には藤岡さんがメイシアターを訪れ、合唱団を直接指導した。「喜びを体全体にみなぎらせて」「客席の一番後ろまで届けるように」と声を掛けながら、音程が取りづらいパートの練習や全員の息を合わせる練習を繰り返した。
藤岡さんは「関西で一番良い第九を歌う合唱団を目指してきて、毎年レベルが上がっている。参加者も気合が入っているので楽しみ。吹田のコンサートをきっかけに第九の魅力に触れてもらえれば」と話す。
合唱でバスを担当し、今回で7回目の参加となる川西秀治さん(60)=同市山田東1丁目=は「プロのオーケストラとの共演はとても充実感がある。ことしはドイツ語の講習を受けたので、第九の言葉が持っている感情を表現できるように歌いたい」と意気込んでいる。
当日はプログラムの初めに、同市立第一、西山田、古江台の3中学校の吹奏楽部76人で構成する合奏団「メイシアター・ジュニア・ブラス・アンサンブル」と、同楽団の金管メンバーが、ケネス・J・アルフォードの「ナイルの守り」などの演奏による共演もある。
当日は午後5時から。チケットは、前売り2200円、当日2500円。全席指定。
問い合わせは電話06(6380)2221、メイシアターへ。
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がん細胞光って知らせるたんぱく質を利用…阪大
http://osaka.yomiuri.co.jp/e-news/20121214-OYO1T00847.htm?from=main1
大阪大の永井健治(たけはる)教授らの研究チームは、ウミシイタケというクラゲの仲間が持つ「発光たんぱく質」から、自力で光るたんぱく質を開発し、マウスのがん細胞を肉眼で観察することに世界で初めて成功したと発表した。従来は紫外線などをあてないと、光らせることはできなかった。極微小ながん細胞の検出技術の開発につながる成果という。科学誌ネイチャー・コミュニケーションズ電子版に掲載された。
生きた細胞中のたんぱく質の動きを観察する目印としては、ノーベル化学賞を受賞した下村脩博士がオワンクラゲから発見した「蛍光たんぱく質」が、医療現場などで用いられている。ただし、光らせるには、エネルギーが高い光を当てる必要があった。チームは、ウミシイタケの自力で弱く光る「発光たんぱく質」に着目。蛍光たんぱく質と結合させ、明るい光を放つ新たなたんぱく質を開発した。このたんぱく質を組み込んだがん細胞をマウスに移植し、暗闇で運動させると、がん細胞だけが緑色に光り、肉眼ではっきり判別できた。
(2012年12月14日 読売新聞)
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OSK日本歌劇団を「文化財産」に 支援組織設立
2012年12月15日
http://www.nnn.co.jp/dainichi/news/121215/20121215032.html
大阪で生まれ、90年の歴史を刻んできたOSK日本歌劇団を“われらが誇る文化財産”として盛り上げていこうと、大阪ゆかりの経済人らが集結して「OSK日本歌劇団支援委員会」(佐藤茂雄会長=京阪電気鉄道取締役相談役)を設立した。現在会員は83人で、集客や広告宣伝などに協力していく。
佐藤会長はユアサM&B(大阪市中央区)の松田憲二社長の誘いでOSKの舞台を見るようになり、「自助努力で懸命に頑張っている劇団員たち」に感銘を受けたという。大阪で生まれ育った文化を経済界でもサポートし、ひいては大阪の活性化につなげていこうと12月1日付で支援委員会の発足にこぎ着けた。
このほど開かれた設立記念パーティーの席で、佐藤会長は「大大阪時代の先陣を切ったOSK。OSKを通し元気な大阪を築かなければならない」とあいさつ。松田社長は「会員500人を目標にし、100周年に向けて常設館の設置を目指していきたい」と気炎を上げた。
長年OSKを支えてきた共栄法律事務所の弁護士、木村圭二郎さんは会員らを前に「支援の見本をお見せしたい」と、男役全員分(13人)の黒えんびの目録をトップスターの桜花昇ぼるさんに手渡した。現在の黒えんびは長年着古したもので、来年4月の東京・日生劇場公演には新しいえんびで臨んでほしいという思いで贈呈を決めたという。
また、90周年の記念誌「桜咲く国で〜OSKレビューの90年〜」の制作に有志で携わった編集委員への感謝状の贈呈式も行われた。登壇した編集委員代表の岡本澄さんは「劇団の歴史そのものに力があり、いつの時代も劇団員のひたむきさと努力が未来を切り開いてきた。われわれはそれを文章にしたにすぎない。オールカラーで写真もふんだんに使い、とてもいい本ができた」と喜んだ。
桜花さんは「多くの方々が支えてくださり、OGの方々も喜んでくださっている。経済界の方々とのご縁も大切にしていきたい」と感無量の様子だった。パーティーは全劇団員による「桜咲く国」の合唱で締めくくられた。
支援委員会の会費は年間5万円で、事務局は劇団が務める。
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前の記事ですがまだ開催期間中なので。
ものづくり・上方“酒”ばなし展:阪大総合学術博物館・創立10周年記念展 /大阪
毎日新聞 2012年11月25日 地方版
http://mainichi.jp/area/osaka/news/20121125ddlk27040216000c.html
さまざまな酒を上方、大阪がリードしてきた歴史を知ってもらおうと、「ものづくり 上方“酒”ばなし」展が、豊中市待兼山町の大阪大学10+件総合学術博物館で、来年1月19日まで開かれている。
江戸時代に池田、伊丹、灘の日本酒が日本の中心を担ったほか、鳥井信治郎がサントリーにつながる「鳥井商店」を明治32(1899)年、大阪市西区で創業。国内初の醸造科が誕生した大阪工業学校(後の阪大工学部)の卒業生として、河内源一郎が白こうじを発見して本格焼酎を飛躍的に向上▽花岡正庸が吟醸酒で秋田を名醸地に押し上げ▽ニッカウヰスキー創業者の竹鶴政孝がスコッチ製法を伝達−−といった業績を残している。
同館創立10周年の企画展では、先人の軌跡・資料のほか、酒にまつわる平城京の木簡や豊臣秀吉の朱印状、日本人の手による初の近代的ビール工場として明治24(1891)年に完成した吹田村醸造所(現アサヒビール吹田工場)の図類、寿屋(サントリーの前身)が大正11(1922)年に出した日本初のヌードポスターや「トリス」グッズなど、約120点を展示している。
松永和浩・同館助教は「酒好きの人々に、大阪が築いた歴史の背景を知ってもらい、文化的にも飲んでほしい」と話している。
午前10時半〜午後5時で、日祝日と年末年始休館、入場無料。希少な日本酒、焼酎も飲める。12月8、15日、1月12、19日午後2時から、関連講座も開く。問い合わせは同館(06・6850・6284)。【嶋谷泰典】
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意外なところで阪大の名前が出ています。
CA(キャビンアテンダント)に強い大学 外国語系学部の設置は必須
2012.12.14
http://www.zakzak.co.jp/society/domestic/news/20121214/dms1212140710002-n1.htm
年末年始、帰省や海外旅行で飛行機を利用する機会が増える。そこで、今回は「CA(キャビンアテンダント)に強い大学」ランキングを紹介したい。
トップは関西外国語大の36人で、青山学院、同志社大…と続いた。教育ジャーナリストの小林哲夫さんは「関西の女子生徒の間では『CAになるなら関西外国語大か、その短大に進学』が浸透しています。CAになった卒業生が母校に戻って話をし、関西外国語大出身だとわかり、高校の先生から広がったようです。青学はもともと文学部の英文学科や女子短大出身者がCAになる人が多かったことから、志望者が多いようです」と話す。
CA就職は、女子大が強いイメージがあるが、ベスト10には同志社女子大しかない。それより目立つのが、外国語系の学部を設置している大学。関西外国語大には英語キャリア、外国語、国際言語学部があり、南山大、獨協大、神田外語大には外国語学部が設置されている。
ベスト10は、すべて私立大だが、11位には難関で知られる国立の大阪大が入った。小林さんは「大阪大が大阪外国語大と合併して、大阪大に外国語学部ができたことが理由でしょう」と話す。受験生には外国語学部より国際系学部が人気だが、CAになるには外国語学部が強いようだ。
また、ランクには、同志社大、中央大、日本大も出てくる。これは各大学で女子学生が増加し、CA志望者が増えたのが理由とみられる。
小林さんによると、「今のところ、大学にCA養成の学科やコースはない。サポートといってもOGがCAを目指す学生に話をするぐらい」という。大学関係者も「コースなどを作ってCA育成の予備校化するのは抵抗がある」と話す。
CAになるにはハードルが高い。世界で活躍するわけだから外国語の能力はもちろんのこと、コミュニケーション能力や教養が求められ、競争も激しい。
CAは、女子が子供の頃から憧れる職業。子供がCAになりたいのなら、別表に出てくるような実績のある大学を目指すのも方法か。
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「党奔政争」「税途多難」… 住友生命が今年の創作四字熟語を発表
2012.12.18 21:05
http://sankei.jp.msn.com/west/west_economy/news/121218/wec12121821110009-n1.htm
「党奔政争」(とうほんせいそう=東奔西走)する政界は「税途多難」(ぜいとたなん=前途多難)−。住友生命保険は18日、今年の世相を表す「創作四字熟語」の優秀、入選50作品を発表した。今年は政治に注目が集まり、応募作品の約3割を占めた。
全国から、1万1138作品が寄せられた。優秀作10作品には、冒頭の2語のほか、京都大の山中伸弥教授のノーベル賞受賞を称える「伸弥万称」(しんやばんしょう=森羅万象)▽国内で格安航空会社の就航が相次いだことから「安価航路(あんかこうろ=暗夜行路)▽日本中が注目した金環日食について「衆金環視」(しゅうきんかんし=衆人環視)など明るいニュースもテーマになった。
審査員の歌人、俵万智さんは「選挙はまさに『党奔政争』。同音異義の使い方が効果的」と評した。入選作品は住友生命のホームページに掲載している。
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こどものがんを考える
http://www3.nhk.or.jp/kansai-news/20121219/4034551.html
小児がんで闘病生活を続ける子どもたちやその家族への支援のあり方を考えようというシンポジウムが大阪・西成区で開かれました。このシンポジウムは、子どもたちとがんを取り巻く問題について考えてもらおうと開かれたもので大阪・西成区の会場には、小児がんの子どもを持つ親や医療関係者など約300人が集まりました。
シンポジウムではまず、緩和医療にとりくむ医師らが、日本では、小児がんの子どもが親と一緒に過ごしながら安心して医療を受けられる場所が少なく、もっと施設を充実させる必要性があると指摘しました。
また「親ががんになった場合に子どもをどう支援するか」についても話し合われ親が病気を隠しても子どもたちは敏感に感じとってしまうため病状を丁寧に説明し子どもの不安を和らげていくことが大切だといった意見が出されていました。
大阪市立総合医療センター緩和医療科の多田羅竜平医師は「治療は進歩して、多くの子どもたちががんを克服しているが、社会のサポートはまだまだでこの問題にもっと関心をもってもらえるようになれば」と話していました。
12月19日 21時22分
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「第九」一体感見せる! 市民ら練習に熱 阪南で24日コンサート 大阪
2012.12.21 02:03
http://sankei.jp.msn.com/region/news/121221/osk12122102030004-n1.htm
■小学生から90代まで
阪南市尾崎町の市立文化センター(サラダホール)で24日に開催される「みんなで歌おう第九 クリスマスコンサート」に向け、出演する市民らが練習を重ねている。コンサートは同日午後2時開演で、入場無料。
同市では市民公募で毎年、クリスマスに合わせてベートーベンの「歓喜の歌」(交響曲第九番)のコンサートを開催。今年も実行委をつくって募集したところ、小学生から90代まで約160人が集まった。学校教諭、釜田仁さん(60)が指揮者兼指導者を務め、今年9月から同センターのロビーなどで練習を始めた。
参加者の多くは仕事や学校があるため、練習は午後7時ごろから。男声はテノール、女声はソプラノなど各パートに分かれて挑戦。長い曲であるうえ、ドイツ語の歌詞も難しいため、仮名を付けて練習している人も多いという。
釜田さんは「第九は、聴衆だけでなく参加者も達成感で感動する音楽。ステージと客席が一体となるような素晴らしいコンサートにしたい」と意気込んでいる。
問い合わせは、同市教委生涯学習推進室((電)072・471・5678)。
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「国際俳句蕪村賞」記念 ウメの木植樹プレート設置
2012年12月21日
http://www.nnn.co.jp/dainichi/news/121221/20121221027.html
江戸時代の俳人、与謝蕪村の顕彰活動に取り組む「NPO法人近畿フォーラム21」(池尻一寛理事長)のメンバーらが20日、大阪市都島区の蕪村公園で、同団体が主催する蕪村顕彰俳句大学がことしから始めた「国際俳句蕪村賞」を記念した植樹とプレートを設置し、大阪市に寄贈した。
同団体は現在の同区毛馬町で生まれた与謝蕪村の顕彰活動を通じ、俳句文化の振興につなげようと2009年に市民講座として同大学を立ち上げた。2016年の与謝蕪村生誕300年を控え、同賞を設けことし9月、フランス、ウクライナ、台湾からの応募者の中から優秀句を選出した。
この日は、弁護士で同大学の学長を務める川原俊明さん(64)ら関係者約10人が参加。ウメの木を植樹するとともに、同賞創設の祝句が記された記念プレートを設置した。川原さんは「与謝蕪村が大阪で生まれたことをあまり知らない人が多い。日本が誇る俳句を通して世界で心の交流を広げていきたい」と話した。
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歌会始 瀬利さん輝く 明浄学院高2年連続
2012年12月21日
http://www.nnn.co.jp/dainichi/news/121221/20121221028.html
来年1月に皇居で執り行われる「歌会始の儀」の入選者に私立明浄学院高(大阪市阿倍野区、瑠東東治校長)の2年、瀬利由貴乃さん(17)が選出された。会見で瀬利さんは「選出されるとは思ってもなかったのでうれしい」と初々しい笑顔を見せた。
入選作で詠んだのは、日本中が金環日食に沸いた今年5月21日の朝のことで、歌会始の儀で披露される。「いつもは前しか向いてないのに、どの人も空を見上げていた。同じ時間に同じものを見ていることがすてきだと思った」と、いつもの朝とは違う通学路の情景をみずみずしい感性で表現した。
「国語が一番苦手」と苦笑する瀬利さんだが、入選作については「自分の中の出来はいつもよりよかった」と手応えがあったことも明かした。
同校では授業科目に和歌を設けており、独自に「和歌披講会」を校内で開いている。入選者は2年連続6人目の選出。瑠東校長は「小学校からの英語教育などが取り上げられるが、日本の古くからの文化を素地として持っておかないと、国際化の習得はむずかしい」と、あらためて和歌教育の重要性を強調した。
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子どもの英検受験者急増 5歳で2級合格も
http://osaka.yomiuri.co.jp/e-news/20121221-OYO1T01021.htm
英語能力を判定する実用英語技能検定(英検)を受験する小学生や未就学児がここ10年、急増している。“英才教育”を施す保育園に通い、高校卒業レベルの2級に難なく合格する5歳児も。小学生向けに英検対策専門のコースを設ける教室も登場、受験熱はヒートアップするばかりだ。小学校での英語必修化や、「グローバル人材」が求められる就職事情を背景に、「我が子には英語で苦労をさせまい」との親心が働いているようだ。
10年で6倍
日本英語検定協会によると、英検の志願者総数はここ数年、少子化の影響で減少傾向にあり、年間約230万人で推移。しかし、年代別にみると、2002年度に約11万5000人だった小学生は、06年度に15万人を突破し、昨年度は約19万人を記録。未就学児(1〜5歳)も02年度は約400人だったが、昨年度は6倍の約2400人に達した。
堺市の有田尚央(なお)ちゃん(6)は今年7月、5歳で2級に合格した。これまで1級や準1級に5歳以下の合格者はおらず、2級合格者で5人目の最年少記録だ。
尚央ちゃんは、外国人スタッフらが英語で保育を行う保育園に1歳から通う。園内では日本語は原則使わず、子ども同士の会話も英語。母の三智(みち)さん(36)は「初対面の人と会話する面接試験はまだ恥ずかしがるけど、今は伸び盛り。努力が形になる英検で向上心を育めれば」と期待する。
英会話スクールも
外国人講師と英会話を楽しみながら学ぶ子どもたち(大阪市東淀川区のマック英会話教室で)=前田尚紀撮影
「How is the weather today?(今日の天気はどうですか)」「It is sunny.(晴れです)」。アメリカ人講師の質問に元気に答えた幼児は、「グッジョブ(よくできました)」と褒められ、笑顔で講師とハイタッチを交わした。
大阪市にあるマック英会話教室が2年前に設けた「ベビークラス」。1〜3歳児約10人が家庭的な雰囲気の教室で、ゲームや歌、ダンスなどで遊びながら、自然に英会話を身につける。同教室に通う5歳以下の生徒はここ3年で5倍の約20人に増えた。小学生クラス(約40人)では例年8割超が英検に挑む。
長男(6)と長女(5)を通わせる広海涼子さん(38)は「これからの時代、仕事で英語は必須。小さい頃から耳を慣らしてあげたい」と将来を見据える。
子ども向け教室を全国に約1万教室展開するECC(大阪市)は来春、小学生対象の英検対策コースを始める。ECC総合教育研究所の太田敦子副所長は「英会話で苦労した経験から、我が子には同じ思いをさせまいと、親の間で早期教育への関心が高まっている」とみる。
行政も本腰
文部科学省が新学習指導要領で昨年度から小学校5、6年で英語を必修とするなど、行政も英語力向上に力を入れ始めている。
大阪市は来年度からの教育施策の基本方針「教育振興基本計画」の素案に、「グローバル人材の育成」を打ち出し、小学1年から英語を教える重点校を指定、小学校卒業時に英検3〜5級の語学力の習得を目指すことを盛り込んだ。全市立小中学校で、英語を母国語とする外国人による授業を従来の倍以上に増やす方針だ。
橋下徹市長は「今の英語教育ではだれも英語をしゃべることができない。やるなら、とことんやりたい」と意欲的だ。
実用英語技能検定 1963年から公益財団法人「日本英語検定協会」が年3回開催。中高生を中心に、例年計約230万人が受験する国内最大規模の英語テスト。簡単な方から順に5級、4級、3級、準2級、2級、準1級、1級の7段階に分かれ、筆記、リスニング、面接などで合否を判定する。
(2012年12月21日 読売新聞)
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全国高校オーケストラフェスタ 高津高アンサンブル部が初
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/osaka/news/20121222-OYT8T00137.htm
. 全国の高校生オーケストラや管弦楽グループが集う「第19回全国高等学校オーケストラフェスタ」(全日本高等学校オーケストラ連盟、日本青年館主催、読売新聞社など後援)が26〜28日、東京都新宿区の日本青年館で開かれる。府内からは大阪市天王寺区の府立高津高アンサンブル部が初出場を決め、「初めての大舞台だが、高津高らしい、明るく楽しい演奏をしたい」と意気込んでいる。
同部は、部員54人で、今回のフェスタには1、2年生部員37人が出演する。バイオリン、ビオラ、チェロ、コントラバスの弦楽器のみで構成され、オーケストラのような打楽器や管楽器は含まれない。
弦楽器は小中学生になじみが薄く、部員の中にも経験者はいなかった。当初は音を出すことにも四苦八苦したが、「みんなで楽しく」をモットーに部員同士で指導し合い、1、2か月で簡単な曲が弾けるようになったという。
吹奏楽部が音楽室を使うため、主な練習場所は書道教室。週5日の平日、放課後に1時間半〜2時間半、土曜日には4時間練習し、着実に実力をつけてきた。指導する真野則子教諭(53)は「切り替えと集中力の高さが、うちの自慢。初心者でも、こんなに演奏できるようになるんだ、という点を見てほしい」と話す。
フェスタでは、昨年から練習しているラターの「弦楽のための組曲」を披露する。選曲は部員自身で行った。部長の岩本麻初さん(2年)は「明るい曲調で、部の雰囲気に合っている。今までに出場したことのない大きな大会なので、みんなの好きな曲を演奏したいと思い、決めた。いつも通りの力を出し切れるよう、本番まで練習に励みたい」と話していた。
(2012年12月22日 読売新聞)
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ホキ美術館名品展:写実絵画専門館、初の巡回展 主要作品60点−−阪急うめだ本店
毎日新聞 2012年12月19日 大阪夕刊
http://mainichi.jp/feature/news/20121219ddf012040022000c.html
「ホキ美術館名品展」が、阪急うめだ本店9階阪急うめだギャラリー(大阪市北区)で開かれている。
10年秋、日本初の写実絵画専門美術館としてオープンした「ホキ美術館」(千葉市緑区)の収蔵品約350点の中から、油彩60点を選んだ初の巡回展。コレクション第1号となった森本草介「横になるポーズ」(98年)をはじめ、▽藤原秀一「ひまわり畑」(06年)▽五味文彦「レモンのある静物」(09年)−−など、同館の代表作を網羅する。
確かなデッサン力に支えられた表現が光るが、徹底して写真の再現にこだわるスーパーリアリズムとは趣が異なる。例えば、卯野(うの)和宏(78年生まれ)の「雲を追う」(11年)は、後ろ姿の男性と自然を描く。人物は画家自身がモデル。人物の顔が分からない分、多様なイメージを喚起する。30日まで。一般800円。阪急10+件うめだ本店(06・6361・1381)。【渡辺亮一】
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美声は“七色” 大阪市の美香さんがCDリリース
2012年12月23日
http://www.nnn.co.jp/dainichi/news/121223/20121223014.html
大阪市在住のソプラノ歌手、美香さん(45)がオペラアリアから叙情歌、ジャズ、シャンソン、ボサノヴァ、ミュージカルナンバー、昭和歌謡など曲調に合わせて音色を変えて歌い、1枚のCDに収めた。待望の録音に「わたしのすべてをささげ、歌いきった」と晴れやかな表情を見せる。
相愛大で声楽を学び、卒業後は関西二期会に所属。舞台活動と並行して、ボイストレーナーとして指導にあたってきた。全身ストレッチや筋肉トレーニングを取り入れた独自の指導法を考案し、大阪市内や堺市、八尾市などに教室を持つ。
長年の指導を通し、「ひと声聞くと、その人がどう声を出しているかが分かるようになった」という。発声法を研究しているうちに、オペラアリア以外のジャンルの曲をそれぞれの発声法で歌ってみたいという思いを強めた。しかし瞬時に発声を変えるのは難しいため、舞台ではなくCD制作で挑戦しようと準備を始めた。
1年ほど前からジャズ、シャンソンはプロのもとで練習を積み、ことし7月からレコーディングを開始。ジャズナンバーはジャズのピアニストに伴奏を頼み、ほかバンドや自身のピアノ弾き語りなどで収録、このほど完成した。「納得がいくまで何度も録り直した曲もある。きりがなく、折り合いをつけるのが難しかった」というが、「とても楽しい作業だった」と満足げだ。
真骨頂であるオペラ「蝶々夫人」の「可愛い坊や」に始まり、新たにレッスンを積んだ「Fry me to the moon」や、何年も歌っているというミュージカル「マイ・フェア・レディ」の「踊り明かそう」など11曲。叙情歌「朧月夜」や昭和歌謡「りんご追分」は、「オペラを歌う人は何を歌ってもオペラ調になるが、その曲に即した発声で」と、別人のような声を響かせている。
「年齢を重ねて少し余裕ができた今がCD制作にベストな時期だったと思う。お世話になった人たちに心からの感謝の気持ちをお伝えできるといい」と美香さん。「お客さんの目を見て一体感を持って表現するのが音楽。冒険にはなるが、CDの曲を舞台で歌ってみたいという思いを強くした」と話している。
CDは希望者に配布している。ホームページアドレスは次の通り。http://www.voice.zaq.jp/brillante/
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看護の未来考えるシンポ 3月、参加者募集
2012年12月23日
http://www.nnn.co.jp/dainichi/news/121223/20121223017.html
大阪市立大大学院看護学研究科(大阪市阿倍野区)は2013年3月2日に、これからの看護の考え方について考えるシンポジウムを開く。参加無料。
当日は午後1時から同4時半まで。「市民とともに考える看護の展望」をテーマに、同大の在宅看護学の河野あゆみ教授や同大医学部付属病院の井内郁代副看護部長ら3人によるシンポジウムのほか、聖路加看護大看護学研究科で看護学部長の菱沼典子教授による基調講演も開かれる。
定員は150人で先着順。
申し込みは、電話のほか、ファクス、電子メールで。問い合わせは電話06(6645)3511、同研究科事務室へ。
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歌会始に大阪の高校生
http://www3.nhk.or.jp/kansai-news/20121225/4415171.html?t=1356435711921
新春に皇居で行われる「歌会始」の入選者に、大阪の高校2年生が選ばれました。
今回の歌会始のお題は「立」で、全国と海外からおよそ1万8千首の短歌が寄せられ、関西からは東大阪市の瀬利由貴乃さん(17歳)が選ばれました。
瀬利さんは大阪・阿倍野の明浄学院高校の2年生で、入選作は家族と一緒に見たことし5月の「金環日食」の際の思いを詠んだものです。
瀬利さんは、いつもは足早に前だけ向いて歩き去る人たちが、金環日食の朝は立ち止まって空を仰いでいる姿を見て、みんなで同じ時間に1つのものを見上げている姿がとてもいいなと感動し思いを歌に込めたということです。
入選の知らせを聞いた瀬利さんは「選ばれたことが信じられず驚いています。自分が思ったことをありのまま歌に託したのが良かったのかなと思います」と話していました。
また、明浄学院高校は、授業の一環として、全校生徒が折りあるごとに和歌を作っていて、生徒が入選するのは去年に続き、2年連続となります。
これについて瑠東東治校長は「大変名誉に思っている。三十一文字のなかにいろんな思いや情景を盛り込む和歌を通して感性豊かな生徒に育って欲しい」と話していました。
瀬利さんの歌は、来月16日に皇居宮殿で開かれる歌会始で、天皇皇后両陛下や皇族方の歌とともに披露されることになっています。
12月25日 16時05分
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「練習の成果を出し切った」門真なみはや高が初栄冠 高校・中学校軽音楽系クラブコンテスト
2012.12.24 21:47
http://sankei.jp.msn.com/west/west_life/news/121224/wlf12122421570012-n1.htm
高校・中学校軽音楽系クラブコンテスト「We are Sneaker Ages」(産経新聞社、三木楽器主催、大阪芸術大学グループ特別協賛、廣済堂出版特別協力)のグランプリ大会が24日、大阪市此花区の舞洲(まいしま)アリーナで行われ、グランプリ校賞に初出場の門真なみはや高校ロック研究部が選ばれた。
33回目の今回は全国から高校119校、中学校11校の計130校が予選会に参加。うち20校がグランプリ大会の出場を果たした。
各校メンバーらは鮮やかな衣装に身を包み、若さあふれる演奏を披露。門真なみはや高のリーダー、西恵理華さん(18)=3年=は「メンバーと『楽しもう』と話し合い、練習の成果を出し切った。本当にうれしい」と話した。また、選考員特別賞の大阪芸術大学賞には和歌山県立星林高校軽音楽部が決まった。
他の入賞校は次の通り。
【準グランプリ校賞】近畿大学付属高校E.S.S.S.▽同志社香里高校軽音楽部【大阪府知事賞】京都光華高校軽音楽部【大阪府教育委員会賞】帝塚山学院高校軽音楽部【ベストサポーター校賞】同志社香里高校軽音楽部
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学生音コン:大阪大会の入賞者演奏会 ザ・フェニックスホールで来月
毎日新聞 2012年12月26日 大阪夕刊
http://mainichi.jp/feature/news/20121226ddf012040009000c.html
今年秋に開かれた全日本学生音楽コンクール(毎日新聞社主催)の大阪大会入賞者による発表演奏会が1月13日、大阪市北区のザ・フェニックスホールである。全国大会で1位に輝いたバイオリン部門中学校の部の吉田南さん=奈良・天理中2年、同部門高校の部の内尾文香さん=大阪府立北千里高1年、声楽部門大学の部の野々村彩乃さん=大阪10+件音大3年=らが得意曲を披露する。3部制で各部1500円(当日2000円)。毎日新聞事業部(06・6346・8391)。開演時間と部門は次の通り。
<第1部・11時〜>ピアノ小学校、バイオリン中学校、フルート高校<第2部・14時半〜>バイオリン小学校、フルート中学校、ピアノ高校、声楽高校<第3部・18時〜>ピアノ中学校、バイオリン高校、声楽大学
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清涼飲料で脳梗塞リスク増 女性で1・8倍と大阪大
2012.12.26 12:48
http://sankei.jp.msn.com/west/west_life/news/121226/wlf12122612500013-n1.htm
清涼飲料水をほぼ毎日飲む女性は、ほとんど飲まない女性に比べ、脳梗塞になる危険性が1・8倍高いとの研究結果を、大阪大の磯博康教授(公衆衛生学)らが26日発表した。甘味料入りの清涼飲料水を飲みすぎると、血糖やインスリンの濃度が上昇し、糖尿病になるなどし脳梗塞の危険が高まると考えられるという。
男性では危険性は上がらなかった。磯教授は「一般に女性は男性に比べ筋肉や運動の量が少なく、過剰摂取で血中の脂質が増えたり、血糖値が正常に戻りにくくなったりするようだ」と話している。
100%の果汁ジュースを除き、コーラ飲料など甘味料が添加されてカロリーのある飲み物250ミリリットルを、どれぐらいの頻度で飲むか聞いた。「ほとんど飲まない」「週に1〜2回」など頻度に応じて4グループに分けると、「ほぼ毎日飲む」と回答した女性のグループでは、ほとんど飲まないグループに比べ、脳梗塞の発症リスクが1・8倍高かった。
国内の清涼飲料水メーカーが加盟する「全国清涼飲料工業会」の渡辺健介技術部長は、「今回の研究は、相関関係があるかどうかについての疫学研究で、科学的に因果関係が示されたものではないと受け止めている。消費者は、清涼飲料の栄養成分表示を参考に、それぞれの生活習慣に合わせて上手に利用してほしい」と話している。
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清涼飲料水飲み過ぎ 女性に脳梗塞リスク…阪大
http://osaka.yomiuri.co.jp/e-news/20121226-OYO1T00762.htm?from=newslist
清涼飲料水を飲む回数が多い女性ほど脳梗塞になるケースが多いことが、約18年間に及ぶ国内約4万人の追跡調査データをもとにした磯博康・大阪大学教授(公衆衛生学)の分析でわかった。
岩手、秋田、東京、長野、沖縄の5都県で、1990年に40〜59歳だった男女計3万9786人を対象に、生活習慣を調べた国立がん研究センターのデータを分析に用いた。磯教授が2008年まで追跡調査し、コーラや果汁飲料など、糖分を加えた清涼飲料水(果汁100%ジュースは除く)と循環器病の発症との関連を調べた。
脳梗塞になったのは1047人(男性670人、女性377人)。清涼飲料水を飲む回数について、「ほとんど飲まない」から「ほぼ毎日飲む」まで4グループに分けたところ、回数の多い女性ほど脳梗塞になるケースが増え、「ほぼ毎日飲む」という人の発症率は「ほとんど飲まない」という人の1・83倍になっていた。男性ではこの傾向は見られなかった。男女差についての詳しい理由は不明という。
三浦克之・滋賀医科大教授(公衆衛生学)は「甘い清涼飲料水を飲む量が増えると糖尿病や肥満につながり、循環器疾患への影響も出る。日本人の場合、循環器疾患で最も発症率の高い脳梗塞との関連が表れたと考えられる」と話している。
(2012年12月26日 読売新聞)
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地球未来理工学部を新設…大阪府大・市大再編案
http://osaka.yomiuri.co.jp/e-news/20121227-OYO1T00400.htm?from=newslist
大阪府立大(堺市中区)と大阪市立大(大阪市住吉区)を統合して2016年度の開校を目指す新大学について、有識者会議「大阪府市新大学構想会議」(会長=矢田俊文・北九州市立大前学長)の学部再編案が判明した。両大学で重なる部分が多い工学系と理学系の組織の一部を統合して「地球未来理工学部」(仮称)を創設し、関西の公立大で初の獣医学部を新設。これらに重点投資して競争力を高める。27日、府庁で開く会合で提示する。
府立大には現在、学部にあたる「学域」四つと大学院7研究科、市立大には8学部10研究科がある。原案ではこれを、9学部4学域と12の研究科に再編する。
地球未来理工学部は、建築、土木、防災などすでにある分野のほか、創薬、ナノテクノロジー(超微細技術)など将来性の見込める分野を拡充する。
教育関係も目玉の一つで、現職教員や一般の社会人が学校運営などを学ぶ教育系大学院を新設。一方で、橋下徹大阪市長と松井一郎知事が意欲を示していた教育学部設置は、文部科学省令で必要とされている付属校設置のめどが立たないことなどから見送る。
府立大の地域保健学域と、市立大の生活科学部を再編し、リハビリテーションや福祉を学ぶ「人間科学域」(仮称)を新設。両大学の看護学類・学科は看護学部に格上げし、看護学の研究者も育成する。
このほか、地域経済発展への貢献を目指し、商学部に地域経営学科、経済学部に国際経済学科をそれぞれ新設。両大学の社会人向け大学院を統合し、大阪市中心部に「都市経営研究科」(仮称)を設置する。
運営面では、理事長・学長の下に人事委員会を置き、人事を一元化。どこにどの学部を置くかは、統合後に検討する、としている。
同会議は来年1月にも最終案を取りまとめ、府市に提言する。
(2012年12月27日 読売新聞)
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地球未来理工学部を新設へ 大阪新大学構想
2012.12.27 13:45
http://sankei.jp.msn.com/life/news/121227/edc12122713470000-n1.htm
大阪府立大と大阪市立大の統合を話し合う「新大学構想会議」が27日、府庁で開かれ、両大学の理学、工学分野を合わせた「地球未来理工学部」の新設を盛り込んだ提言案が示された。
統合は橋下徹大阪市長が方針を打ち出していた。2016年度の新大学設置を目指す。
提言案は、獣医学部や看護学部の開設、教育系大学院の新設などを示し、研究組織と教育組織の分離や、理事長と学長の権限強化も盛り込んだ。
橋下市長は教育学部設置を目玉と位置付けている。設置には文部科学省の省令で小学校や中学などの付属校の設置が必要。だが両大学のような公立大学法人は付属校を設置できないため、提言には盛り込まれなかった。
松井一郎大阪府知事は府庁で記者団の質問に答え、教育学部について「国立大と私立大は(設置が)できて、公立大ができないのはおかしい」と疑問を呈した。
大阪府立大と市立大、16年度に統合 公立で最大規模
2012/12/27 13:32
http://www.nikkei.com/article/DGXNASDG2701R_X21C12A2CC0000/
大阪府立大と大阪市立大の統合形態を議論する新大学構想会議が27日開かれ、両大学の学部を再編したうえで2016年度に1つの大学にとして開校する案を示した。現在の学生数を合計すると約1万7000人で、首都大学東京を上回る最大規模の公立大になる。
15年度に法人を統合し、16年度に大学も統合する。大学に獣医学部や看護学部を新設するほか、社会人向け大学院に観光や企業経営を学ぶ「都市経営研究科」を設ける。
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防空壕体験設備新設…「ピースおおさか」刷新案
http://osaka.yomiuri.co.jp/e-news/20121227-OYO1T00952.htm?from=main1
戦争と平和に関する展示追悼施設「大阪国際平和センター」(ピースおおさか、大阪市中央区)が、戦後70年の2015年に向けて刷新する展示内容の素案が判明した。橋下徹大阪市長が目指す日本の近現代史を学ぶ新施設と内容が重複しないよう、テーマを大阪空襲に特化。実物大の防空壕(ごう)の疑似体験設備などを新設する。総事業費約3億3000万円は大阪府と大阪市で折半する。
素案は、施設を運営する府・市共同出資の財団法人が作成。入館者の6〜7割を小中学生が占めることから、大阪空襲を通して、戦争の悲惨さを子どもたちに学んでもらう。府・市の来年度予算案に設計費など計約3000万円を計上する見通し。
実物大の防空壕は、10人程度の見学者が実際に入り、空襲警報や爆弾の破裂音、炎の光などを体験できる。爆撃機の一部などの模型を新たに展示し、映像とともに紹介する。満州事変以降の近現代史を学ぶコーナーは撤去や縮小する。
ピースおおさかは1991年9月に開館。南京大虐殺の展示内容などを巡り、府・市の一部議員から「自虐的だ」との批判が出て、橋下市長が展示を大阪空襲に絞るよう指示していた。
一方、近現代史を学ぶ新施設については、橋下市長が別に整備する方針を示しており、市は来年度当初予算案に調査費約800万円を計上し、基本構想をまとめる方針。ただ財源などを巡り、実現性は不透明だ。
(2012年12月27日 読売新聞)
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プレ協が大阪で環境シンポ、スマートな環境配慮やコミュニティ形成を、「街づくり」の視点重要
http://www.housenews.jp/?p=6581
(社)プレハブ建築協会住宅部会の環境分科会は、『2012環境シンポジウム』を開催した。
大阪大学大学院工学研究科の加賀有津子教授が「スマートシティと街づくり」と題する特別講演を行い、「今のスマートハウスはハード重視。ハコモノを作って魂入れずという状況になりかねない」と懸念を表明。また、各社の事例もスマートハウス化が進む中で、エネルギーマネジメントに加え環境への配慮や住民によるコミュニティ形成の観点からの先進的な取り組み紹介が中心となった。
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阪大、沈砂洗浄装置でセシウム汚染土壌を効率減容
掲載日 2012年12月24日
http://www.nikkan.co.jp/news/nkx0720121224eaam.html
大阪大学大学院工学研究科の西嶋茂宏教授らの研究グループは、沈砂洗浄装置を用いて放射性セシウムの汚染土壌を減容化する方法を考案した。セシウムは土壌表面の粘土に吸着し、結合する。土壌から効率的に粘土を分離して洗浄することで、通常の水洗浄では除去しきれない汚染を除去できるという。
西嶋教授は今後、セシウムが吸着した粘土を減容化したうえで分離するメカニズムについても研究を急ぐ。研究事業は2012年度の環境省の環境研究総合推進費に採択された。
セシウムは粒子径の小さな粘土や粒子径の大きな砂利表面に付着していると考えられる。そこで洗浄装置は水処理メーカーのサンエイ(大阪市西区)の沈砂洗浄装置「サンドクリーン」を改良。
サンドクリーンは通常、下水処理場やポンプ場に流入した沈砂を洗浄する。臭気の高い汚物を含む沈砂を揚砂ポンプで装置内に入れ、洗浄ボールで沈砂と汚物を撹拌・洗浄する仕組み。
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阪大や東大ら、世界最強のX線レーザービームを実現
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/news/20121217_579085.html
公益財団法人高輝度光化学研究センター、国立大学法人大阪大学、国立大学法人東京大学および独立行政法人理化学研究所は共同で17日、X線自由電子レーザー(XFEL:X-ray Free Electron Laser)施設であるSACLA(サクラ)において、世界で最も強いX線レーザーμビームの実現に成功したと発表した。
SACLAでは2011年10月に世界最短波長のXFELを実現。その応用範囲の拡大には、XFELの強烈な照明下で安定し、かつ集光効率の高い光学素子が必要だったが、これまで存在していなかった。
今回本研究グループは、理化学研究所が開発したELID(Electrolytic In-process Dressing)研削法と、大阪大学が開発したEEM(Elastic Emission Machining)加工法を駆使し、反射面が楕円状で、原子レベルの表面形状精度を持つ420mm長の大型鏡を作成。これにより、縦1.2μm、横0.95μmという理論通りの集光サイズを持つXFELマイクロビームを実現し、世界で最も高い6×10^17W/平方cmという集光強度を達成した。
同グループでは、今回の成果により、X線集光鏡の開発において、今まで以上に日本が世界を大きくリードすることになり、今後は今回のマイクロビームより1万倍強いナノビームの研究を進めるとしている。将来的には、動いているタンパク質分子の原子構成を瞬時に観察できる顕微鏡などの開発へとつなげる。
URL
独立行政法人科学技術振興機構のホームページ
http://www.jst.go.jp/
ニュースリリース
http://www.jst.go.jp/pr/announce/20121217/
(若杉 紀彦)
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天王寺の画廊で「戦国」テーマに企画展−真田の抜け穴オブジェも
http://abeno.keizai.biz/headline/695/
天王寺公園近くの画廊「Nano Galley(ナノギャラリー)」(大阪市天王寺区茶臼山町)で戦国をテーマにした芸術作品を展示する企画展「戦国!真田抜け穴パラダイス」が開かれている。
同展では、イラスト、写真、フィギュア、漫画などの作品を展示。今回の企画は「三文アートcafeそらのまめ」(同区空清町)との共同企画で3回目。同ギャラリーのある茶臼山とカフェ近くの真田山は共に真田幸村の抜け穴伝説があり、2つの抜け穴がつながった趣旨で企画。それぞれギャラリー内に抜け穴をイメージしたオブジェも用意。展示している作家17組の作品は年末年始で、相互に入れ替える。
会場周辺エリアでは真田幸村が掘った大阪城から真田山、大阪城から茶臼山などのルートの抜け穴があったとする伝説があり、三光神社(同区玉造本町)には真田の抜け穴跡が存在する。
開廊時間は14時〜19時。12月29日〜1月5日は休廊。そらのまめは火曜・水曜定休。2013年1月13日まで。
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欧州の「移民」を考える 12日、民博で解説付き映画上映会 大阪
2013.1.3 02:00
http://sankei.jp.msn.com/region/news/130103/osk13010302000000-n1.htm
国立民族学博物館(吹田市)が開いている解説付きの映画上映会「みんぱく映画会」が12日、同館講堂である。今回はカンヌ国際映画祭の最高賞に輝いたフランス映画「パリ20区、僕たちのクラス」(2008年)が上映される。
5日〜3月23日の催し「やっぱりヨーロッパ−春のみんぱくフォーラム2013」の関連行事。同館のヨーロッパ展示を知ってもらおうと多様なイベントを計画、欧州のパンに関するセミナーや各国の現状を知るみんぱくゼミナール、展示場にちなむクイズなどが予定されている。
みんぱく映画会では、欧州の今日的なテーマの「労働者」と「移民」を扱った作品を選んだ。「パリ20区−」は、移民の多い地域にある中学校のクラスを描写しながら、人々の心情や行動の意味をあぶり出す。司会、解説は庄司博司・同館民族社会研究部教授。
定員450人。無料。事前申し込みは不要。
問い合わせなどは、同館広報企画室企画連携係((電)06・6878・8210)。
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ん!?おや…?立体に見える不思議な絵画 大阪・あべのでトリックアート展始まる
2013.1.3 20:50
http://sankei.jp.msn.com/west/west_life/news/130103/wlf13010320570012-n1.htm
立体に見えるおもしろ絵画が集まった「トリックアート展」(産経新聞社主催)が3日、大阪市阿倍野区の近鉄百貨店阿倍野店で始まり、会場は多くの親子連れらでにぎわった。15日まで。
トリックアートとは、壁や床に描かれた絵画が、目の錯覚で立体に見えるもので、見る人を驚かせたり、楽しませたりする。会場は写真撮影も可能で、飛び出して見えるティラノサウルスやメデューサなどの絵の前で、入場者らはツーショット写真を撮って楽しんでいた。
午前10時〜午後8時(最終日は午後5時まで)。中学生以上600円、4歳〜小学生300円、3歳以下無料。問い合わせは同店((電)06・6624・1111)。
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認知症の原因物質を無毒化 阪大と同大、治療に期待
2013.1.4 08:02
http://sankei.jp.msn.com/west/west_life/news/130104/wlf13010408030001-n1.htm
アルツハイマー病の原因とされる物質をつくる酵素が、一方でこの原因物質を無毒化していることを大阪大の武田雅俊教授らと同志社大のチームが突き止めた。3日付の米科学誌セル・リポーツ電子版に掲載された。
チームの大河内正康大阪大講師は「この酵素はこれまで、発症に関わるとして悪者扱いされてきたが、働きを活発にすれば予防や治療につながるかもしれない」と話している。
酵素は「ガンマセクレターゼ」。アルツハイマー病患者の脳では、この酵素によってつくられるタンパク質「アミロイドベータ(Aβ)42」などが蓄積し、老人斑(はん)と呼ばれる特徴的な病変ができる。
チームは、細胞にあるガンマセクレターゼがAβ42をつくった後、それを切断し、無毒なAβ38に変換することを発見。ガンマセクレターゼはAβ38への変換までが本来の働きとみられるが、変換前にガンマセクレターゼからAβ42が離れ、細胞の外に漏れ出ると老人斑になるという。
遺伝性の家族性アルツハイマー病では、ガンマセクレターゼの遺伝子に異常がある例もある。その場合は、ガンマセクレターゼからAβ42が離れやすくなり、無毒なAβ38への変換能力が落ちていることもあった。
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大阪市の旧サントリーミュージアム貸し出し、オリックス不動産が落札
2013.1.5 07:30
http://sankei.jp.msn.com/west/west_affairs/news/130105/waf13010507300002-n1.htm
平成22年12月に閉館し、大阪市に寄贈された旧美術館「サントリーミュージアム『天保山』」(同市港区)について、市が今年4月から10年間の貸出先を決める民間事業者対象の入札を行った結果、不動産会社「オリックス不動産」(東京都港区)が落札していたことが4日、分かった。
市は今月内に正式な賃貸契約を結ぶ予定。来客数が伸び悩み閉館した施設が新たな集客施設として生まれ変わるか注目される。
旧ミュージアムは地上9階、地下1階建て。建築家、安藤忠雄氏の設計でサントリーが6年にオープンしたが、来場者数の低迷から閉館し、大阪市に無償譲渡された。
市は旧ミュージアムについて、隣接する水族館「海遊館」などと観光面で相乗効果が期待できる施設に転換する方針を示し、集客施設への活用を前提に事業者を公募。入札参加業者は同社1社しかなかったが、最低価格を上回る月額賃貸借料166万6千円で落札した。
施設の活用方法について、オリックス不動産広報担当は「市と正式な契約を結んだ後に構想を発表したい」としているが、市によると大規模改装の後、新たなイベントや展示が行われる施設として活用される見通し。
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【目覚めよ 日本力】〈地域力を生かせ〉なるか日本のピッツバーグ、関西の医療都市への挑戦
2013年1月6日
関西が得意とする再生医療などの最先端技術を生かして、「医療都市」づくりを目指す機運が高まっている。大阪府市統合本部は傘下に、先端医療の集積や、海外から患者を呼び込む医療ツーリズムの実現を目指す有識者会議の設置を検討している。iPS細胞(人工多能性幹細胞)を開発した京都大の山中伸弥教授のノーベル医学・生理学賞受賞も弾みとなり、関西経済を浮上させる“特効薬”になると期待されている。
平成23年2月、50代のサウジアラビア人男性が大阪大病院(大阪府吹田市)を退院した。重い拡張型心筋症を患っていた男性は、足の筋肉細胞を使って心臓機能を回復させる最先端の再生医療の手術を受けた。男性は「阪大病院なら(治る)可能性がある」と主治医の紹介で来日していた。
退院時の会見で、男性は「昼夜を問わず尽くしてくれた。何万人もの患者を助ける素晴らしい治療だ」と感謝の言葉を述べた。英語に堪能なスタッフをつけるなど、海外からの患者に配慮した態勢で臨んだ取り組みは「医療ツーリズム」の先駆けとして注目された。阪大病院の澤芳樹教授は「日本の医療技術の高さを知ってもらい、先端技術を国際医療貢献に生かすことにもなる」と強調する。
「大阪は世界のどの都市にも負けない医療資源を持つことを確信した」。昨年10月、大阪出身の山中教授のノーベル賞受賞決定を受け、大阪府の松井一郎知事はこう強調。大阪市との府市統合本部の傘下に、有識者会議「医療戦略会議」の設置を検討していることを表明した。
関西では医療や創薬の研究機関などが集まる神戸医療産業都市をはじめ、バイオ科学研究を進める長浜バイオ大学(滋賀県長浜市)など、各地に先端技術を牽引(けんいん)する拠点が形成されている。これらが協力して医療産業分野でアジアで主導権を握る構想が進んでいる。
医療都市の形成に向けて街づくりも進む。南海電気鉄道は31年に完成する大阪市中央区の本社ビルに先進的な医療施設を開設し、「関西国際空港からアクセスの良い大阪・ミナミで、訪日客に質の高い医療を提供できる」と意気込む。
医療都市を目指す澤教授らがモデルに位置づけるのは米ピッツバーグだ。かつて鉄鋼の街として栄えたが衰退。しかし、都市再生に向け地元財界や大学、病院が協力して先端技術や医療に集中投資した結果、米国有数の医療産業都市として復活。今では「米国で最も住みやすい街」といわれるまでに変貌した。
澤教授は「多くの先端医療機関が集まる関西が手を組めば、ピッツバーグのような都市を築く可能性が高い」と話している。(秋山紀浩)
http://www.sankeibiz.jp/compliance/news/130106/cpd1301060701000-n1.htm
http://www.sankeibiz.jp/compliance/news/130106/cpd1301060701000-n2.htm
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大阪府・市新設の「アーツカウンシル」概要判明
http://osaka.yomiuri.co.jp/e-news/20130108-OYO1T00279.htm?from=top
大阪府・市が、文化・芸術団体への補助金支給の可否を決めるため新年度設置する評価機関「大阪アーツカウンシル」の概要が分かった。
美術や音楽などの専門家が活動を評価し、補助金の透明性を高める。専門家の人選を進めて4月の発足を目指す。東京に次いで2例目となる新たな評価方式に、団体側は文化・芸術の底上げにつながると期待しているが、「政治的な意向を排除できるのか」と不安ものぞかせる。
大阪府・市が今年度、文化・芸術団体などに支出した補助金は1億7000万円。これまで補助金は事実上、行政の担当職員が配分を決めており、前年踏襲が多く、橋下徹大阪市長が「漫然と金を出し続けている」と批判していた。特に文楽協会(大阪市)に対し、一時補助金を凍結するなどの騒動が起きたことから、府・市は評価機関の設置を急ぎ、検討を続けていた。
大阪アーツカウンシルでは、〈1〉補助金の配分決定や事業チェックを行う「評価部会」〈2〉府・市の文化施策を立案する「企画部会」〈3〉芸術の最新情報を収集する「シンクタンク部会」――を置く。中核となる評価部会では、文化・芸術の専門委員が、「府市の活性化に貢献できるか」や「将来性」などを評価基準に、補助金の支給を決める。
評価部会では、各分野の一線で活躍する芸術家やプロデューサーらも「アーツマネジャー」に任命し、専門委員と共に助成対象団体への指導、助言を行う。
評価を担当する専門家の選考は、東京は公募方式で行っており、大阪も検討する。アーツカウンシルの判断を二重にチェックするため、別に専門家で作る「文化施策審議会」も設ける。
(2013年1月8日 読売新聞)
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研究実用化へ、国が東大などに1800億円出資
http://www.yomiuri.co.jp/atmoney/news/20130108-OYT1T01680.htm?from=main8
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政府は、大学での基礎的な科学研究成果の実用化を促すため、国立大学や私立大学向けに計1800億円の資金を拠出する方針を決めた。
民間企業の資金も呼び込み、産学連携で基礎研究を具体的なビジネスに発展させ、経済活性化につなげる狙いがある。安倍政権が掲げる経済再生の柱として、11日にとりまとめる緊急経済対策に盛り込む。
具体的には、東京大、京都大、大阪大、東北大などの国立大に対し、年度内に計1200億円を出資する。
また、慶応大などの私大向けにも、独立行政法人の科学技術振興機構を通じて600億円を拠出する。
各大学は、政府の資金拠出を呼び水として、事業化のノウハウや資金力が豊富な民間企業、金融機関からの資金も受け入れる。これらの資金を使って大学の研究設備を整えたり、企業に研究者を雇ってもらったりして、産学共同で基礎技術の実用化を目指す。新たな商品やサービスを生み出し、一定の利益が得られれば、その一部を国に納める。
(2013年1月9日03時03分 読売新聞)
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「ワッハ上方」規模縮小へ
http://www3.nhk.or.jp/kansai-news/20130110/4693771.html?t=1357813252328
大阪府は府立上方演芸資料館、「ワッハ上方」について、入館者が目標を下回る中、いまのままの規模で、存続させるのは財政的にも難しいとして、今年4月からは規模を縮小させることになりました。平成8年に、上方演芸の発祥の地とされる難波・千日前のビルにオープンした「ワッハ上方」をめぐって、大阪府の松井知事は府の年間の負担額が高すぎるなどとして、今のまま施設を存続させるのは難しいという考えを示していました。そして、きょう、松井知事と府の幹部が今後の施設のあり方を協議した結果、入館者が目標を大きく下回る中、年間約1億円の賃料を引き続き、府が負担するのは難しいとして、ことし4月から2年間、上方演芸にかかわる資料の展示などに利用するフロアの規模を縮小させることを決めました。
これによって、府は賃料がこれまでの半額の5000万円程度に抑えられるとしていて、今後も効率的な運営に向けて検証する方針です。
01月10日 15時18分
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カルチャーインサイド:大阪の2団体、ともに30周年 大阪女性文芸協会、大阪文学振興会
毎日新聞 2013年01月10日 大阪朝刊
http://mainichi.jp/feature/news/20130110ddn013040033000c.html
<おおさか発・プラスα 文化>
◇大阪女性文芸協会、挑戦の門戸開くために
◇大阪文学振興会、文芸の土壌耕し続けて
気鋭の小説家を発掘、育成し、関西の文学土壌を豊かにしようと長年活動を続ける団体がある。全国公募の「大阪女性文芸賞」を主催する大阪女性文芸協会(尾川裕子代表、会員約300人)と、月1回の関西文学散歩と「織田作之助賞」などの事務を担う大阪10+件文学振興会(辻原登会長、同約520人)。共に、83年の設立から30年。両団体の道のりや役割を振り返ってみた。【有本忠浩】
大阪女性文芸協会の主な活動は、賞の主催に加え、年1回、受賞作を載せた機関誌『鐘』の発行▽作家らを招き講演会を実施−−すること。選考委員は20回目まで作家の河野多惠子さんと文芸評論家の秋山駿さんが、21回目以降を作家の津島佑子さんと黒井千次さんが務める豪華な布陣だ。3月16日には第30回の贈呈式(受賞作は津川有香子(ゆかこ)さんの「雛(ひな)を弔う」)を控えている。
同協会はなぜ、「女性」にこだわったのだろう。代表の尾川さんによれば、協会の設立前後のほかの文学賞選考評などを見ると、作品に出てくる女性像や心情、心境を含め女性を巡る表現や取り巻く環境に対し、偏った見方、意見がしばしばあった、と言う。
当時の文学賞を取り巻く環境といえば−−芥川賞の選考委員に初めて女性が登用されたのが87年。かつて、同賞を受賞した大庭みな子と河野さんの2人。まして文芸誌の新人賞などは、男性選考委員ばかりが当たり前だった。尾川さんは「作品中の女性の身体感覚や感情について、同性だから十全に推し量ることができる、と単純には言えません。でも、圧倒的に男性優位だった時代、作中に性に関わる女性の本音がのぞいただけで、作品が一段低く見られる傾向が一部にあった」。
思えば、78年に『情事』でデビューし、80年代にブームを起こした森瑶子(ようこ)も、その作品は女性が描く秘め事としてセンセーショナルに扱われた。
そして今。選考委員も女性作家らの活躍も隔世の感がある。「女性」限定の賞の意義はまだあるのか。尾川さんは「子育てを終え、書く意欲はあるが年も年だし、と中央文壇が催す賞に二の足を踏む人も多い。そんな人たちのためにも門戸を開いておきたい」と語る。
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「経済学の原点」一堂に 大商大で特別展示
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/osaka/news/20130111-OYT8T00191.htm
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大阪商業大(東大阪市御厨栄町)は15日から、所蔵するイギリス経済学者アダム・スミス(1723〜90年)の著書「国富論」や、同J・S・ミル(1806〜73年)の書簡など英古典派経済学の希少資料36点を、同大学商業史博物館で特別展示する。初版のほか、重版や外国語版まで収集した名著を一堂に集めるのは珍しく、同大学は「経済学の原点を振り返り、今を考えるきっかけになれば」としている。入場無料。26日まで。
スミスの「国富論」は1776年の初版のほか、重版、フランス語などの外国語版を展示。生前から死後にかけて何度も増刷、複数言語に訳されており、当時、多くの人に読まれたことがわかる。ミルが知人に宛てた自筆書簡は、カナダ・トロント大がまとめた「ミル著作集」に未収録の珍しいものもある。
ほかに、スミスが道徳哲学の教授として著した59年の「道徳感情論」の初版や重版、外国語版、ミルの「論理学体系」(1843年)、「経済学原理」(48年)の初版本も並べる。
監修した井上琢智・関西学院大学長(イギリス経済思想史)によると、スミスは哲学者であり、ミルは昆虫学者アンリ・ファーブルと友人だった自然愛好家。ともに「経済学者」と呼ばれることを嫌った。井上学長は「彼らの著書は今なお多くの示唆を与えてくれる。現代社会が抱える諸問題を考える契機にしてほしい」としている。
開館時間は午前10時〜午後4時30分で、19、20日は休館。特別展示最終日の26日午後2時からは「経済学の古典に学ぶ〜スミスの世界とミルの世界」と題し、井上学長が記念講演する(要申し込み)。問い合わせは大阪商業大図書館(06・6781・5280)。
(2013年1月11日 読売新聞)
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コケで屋上緑化 僕らが効果検証 堺工科高
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/osaka/news/20130111-OYT8T00135.htm
. コケの一種、スナゴケを使った屋上緑化の効果を調べる研究に、環境技術などを学ぶ府立堺工科高校(堺市堺区)の生徒たちが取り組んでいる。校舎の屋上で育て、今夏から効果を検証する。数年前から研究機関や企業でスナゴケを活用した屋上緑化の動きが目立っており、「研究結果が普及に役立てば」と意気込む。(中筋夏樹)
3階建ての同校実習棟の屋上。プラスチック製の苗箱160箱が並び、川砂や腐葉土などを混ぜた厚さ1センチほどの土の中で新潟産のスナゴケが育つ。昨年12月中旬、同校環境化学システム系の3年約15人が寒風吹きすさぶ中、植え付けた。
「コケがきちんと成長して緑化がうまくいってほしい」と辻井翔太郎さん(18)。春以降の研究は2年生に引き継ぐ。
屋上緑化は、建物が重さに耐えられず、大量の土を置けないという課題がある。コケは古木や岩石などの表面に生え、土をあまり必要としないが、湿気を好み、太陽の日差しを浴びる屋上では育ちにくい。ただ、スナゴケは日当たりの良い場所でも枯れない特性があり、栽培することにした。
7月頃、屋上緑化の断熱効果を調査する予定で、コケを並べた直下の室内温度と、コケを置いていないエリアの下にある室内の温度を測定し、温度差を確認する。指導する小寺雅仁教諭は「効果を実証できれば、栽培量を増やし、堺工産のスナゴケとして地域に配り、屋上緑化を広げたい」と話す。
取り組みを支援する同校出身で、農芸・環境新技術研究コンサルタントの中村務さん(77)は「長期的に研究できれば、夏に太陽光を遮る断熱効果や、冬の保温効果を調べられる。効果がはっきりすれば、屋上緑化の普及に役立つ」と意義を語る。
<屋上緑化> 都市部のヒートアイランド現象の緩和や、潤いのある空間づくりに役立つとして広がった。国土交通省によると、2000年から12年間で少なくとも約330ヘクタールが整備された。府や東京都など大型新築ビルでの設置を義務づける自治体もある。堺市は09年から屋上緑化する市民や自治会などへ1平方メートルあたり2万円を補助している。
◆スナゴケ手入れ簡単、関心高まる
近年、スナゴケを用いた屋上緑化への関心が高まっている。府立環境農林水産総合研究所の高井雄一郎研究員によると、環境ビジネスの各企業がスナゴケを育成するマットやシートを売り出している。「芝生に比べて水やりなどの手入れが少なくて済むのがメリット。乾燥に強く、使い勝手がよい」と話す。
兵庫県三木市の兵庫スナゴケ技術研究所の山田幸四郎さんは、約10年前からスナゴケを販売し、年々販売量が増加。1年前から普及に向けて車の屋根にスナゴケを載せた「スナゴケ緑化カー」=写真、同研究所提供=を走らせる。「車内の温度を測定したことはないが、夏のエアコンを以前よりも弱められるようになった」と話す。
府立大の村瀬治比古教授(生物環境工学)は「省エネ緑化が今後の大事なキーワード。スナゴケは建物や工場の屋根や壁面で手軽に育てることができ、適している」と指摘している。
(2013年1月11日 読売新聞)
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オダサク周遊:大阪らしさ 西鶴以来の聡明な強さ
毎日新聞 2013年01月10日 大阪夕刊
http://mainichi.jp/feature/news/20130110ddf012040006000c.html
http://mainichi.jp/feature/news/20130110ddf012040006000c2.html
「大阪らしさ」とは何だろうか。織田作之助(1913〜47)は、評論「大阪論」の中で、大阪の文化や風土について、文学、文楽、落語、将棋などを媒介にしながら独自の解釈を試みている。それらの底に共通して脈打つものは、生きることへの飽くなき執着心やいかなる事態にも適応するたくましさ、強さ、融通性なのだ。【有本忠浩】
オダサクは「大阪的」な作家として、例えば、宇野浩二、梶井基次郎、川端康成、武田麟太郎(りんたろう)、藤沢桓夫(たけお)らを、更に井原西鶴も俎上(そじょう)に載せる。
梶井について、小説「瀬山の話」を取り上げ、<(この作品の)抒情(じょじょう)の底に根強く流れている不逞不逞(ふてぶて)しいばかりの勁(つよ)さ>を指摘する。川端に対しても梶井同様、神経が繊細で鋭敏だが、<やはり大阪生れと思うせいか、執拗(しつよう)なまでに逞(たくま)しいところがある>。そして、川端の小説「浅草紅団(くれないだん)」に描かれる粘着性と簡潔さ、宇野の作品「水すまし」に漂う“枯れ方”に西鶴の伝統を見て取るのだ。その伝統とは、芭蕉のように、<全く枯れ切ってしまわずに、(西鶴、宇野は)あくまで小説家としての洒落気(しゃれっけ)と俗気と浮世への関心を残している>ことだ。
更にオダサクは、<宇野、川端、梶井の三氏よりも、いや、現代作家中もっとも大阪的な勁さをもつ作家>として武田を挙げ、これまた、<このひとの聡明(そうめい)は、西鶴のそれに似ている>と書く。その聡明とは、<(泉)鏡花は「西鶴は幽霊を計算ずくで扱うから、いやだ」と言ったそうであるが、武田氏の「伝説」以後の作品にあらわれる幽霊もまた、聡明な頭脳で緻密に計算されたものである>と記す。
オダサクが敬愛した武田の作品といえば、記者は『日本三文オペラ』を思い浮かべる。同時に、やはり大阪出身の開高健が、武田の27年後に書いた同名小説を思い出す。
言うまでもなく、ドイツの劇作家、ブレヒトの芝居『三文オペラ』から取った。1920年代末のドイツ、ヒトラーが政権を掌握するワイマール共和国末期のブルジョア社会の道徳や偽善を、泥棒らの姿を借りて風刺した。
武田の作品は、昭和の初期、東京・浅草の公園裏の安アパートに住む庶民の悲哀に満ちた生活図絵を、雑草のごときたくましさとともに活写する。片や、戦後に書かれた開高作品には、かつて東洋一の軍需工場だった大阪砲兵工廠(こうしょう)の跡地(現在の大阪城公園一帯)に眠る鉄材を狙う無頼集団のわい雑で放らつなエネルギーのさまが、冗舌な大阪弁を伴いながら描かれる。
. 武田、開高が時を隔てて、このタイトルに感応したのは興味深い。おそらくは、オダサクがいう「大阪的なるもの」、つまりは、生きることへの飽くなき欲求とそこから生じる庶民の悲哀や笑い、現世への痛烈なアフォリズム(警句)ともいうべきもの。2人の関心もそこに向いていたのではないか。
夕刻、小雪がちらつく大阪の天王寺動物園や通天閣のたもと「新世界」の一帯を歩いた。オダサク作品はもとより、開高の『日本三文オペラ』の舞台にもなった。男女の酔態、いかがわしい店、擦り切れた毛布を片手に街をさまよう初老の姿……現代版の『世間胸算用』の世界に迷い込んだような気になったものだ。
(文中の引用は『世相・競馬』(講談社文芸文庫)中の「大阪論」などから)=次回は2月14日掲載
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◇開高健(かいこう・たけし)
1930〜89。大阪10+件市生まれ。寿屋(現サントリー)宣伝部でPR誌『洋酒天国』の編集に携わる。「裸の王様」で芥川賞。主著に、ベトナム戦争を題材にした『輝ける闇』『夏の闇』など。釣り師としても有名。
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留学高校生 滑らか日本語
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/osaka/news/20130113-OYT8T00048.htm
府内の高校で学ぶ留学生のスピーチ大会「第20回高校留学生の日本語による体験発表会」(府高等学校国際教育研究会主催、読売新聞大阪本社など後援)が12日、大阪市淀川区の府立北野高で開かれ、府立7校に通う留学生13人が、文化や風習の違いなどを滑らかな日本語で発表した。
留学生同士の親睦や日本の高校生との交流を目的に1994年から開催している。箕面高1年のアンドレ・マルコ・レイテさん(16)(米国)は、「日本の友達は本当の気持ちを言わないが、不安が増すだけ。なんでやねん」と関西弁を交えて発表。住吉高2年のゴ・ツ・タインさん(17)(ベトナム)は、音を立ててラーメンを食べる日本の風習を捉え、「最初は驚いたが、静かに食べるよりおいしかった。郷に入れば郷に従え。帰国の時まで僕もがんばって音を立てます」と語り、会場の笑いを誘った。
審査員3人が発表内容や日本語のうまさ、表現力を評価した結果、優秀賞にはアンドレさんに加え、箕面高1年ジョン・ソミンさん(17)(韓国)、能勢高2年ディリーマ・マドウシャニ・サマラビーラさん(18)(スリランカ)が選ばれた。
(2013年1月13日 読売新聞)
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「経済学の原点」一堂に…大阪商業大
http://www.yomiuri.co.jp/kyoiku/news/20130111-OYT8T00988.htm
大阪商業大(大阪府東大阪市御厨栄町)は15日から、所蔵するイギリス経済学者アダム・スミス(1723〜90年)の著書「国富論」や、同J・S・ミル(1806〜73年)の書簡など英古典派経済学の希少資料36点を、同大学商業史博物館で特別展示する。初版のほか、重版や外国語版まで収集した名著を一堂に集めるのは珍しく、同大学は「経済学の原点を振り返り、今を考えるきっかけになれば」としている。入場無料。26日まで。
スミスの「国富論」は1776年の初版のほか、重版、フランス語などの外国語版を展示。生前から死後にかけて何度も増刷、複数言語に訳されており、当時、多くの人に読まれたことがわかる。ミルが知人に宛てた自筆書簡は、カナダ・トロント大がまとめた「ミル著作集」に未収録の珍しいものもある。
ほかに、スミスが道徳哲学の教授として著した59年の「道徳感情論」の初版や重版、外国語版、ミルの「論理学体系」(1843年)、「経済学原理」(48年)の初版本も並べる。
監修した井上琢智・関西学院大学長(イギリス経済思想史)によると、スミスは哲学者であり、ミルは昆虫学者アンリ・ファーブルと友人だった自然愛好家。ともに「経済学者」と呼ばれることを嫌った。井上学長は「彼らの著書は今なお多くの示唆を与えてくれる。現代社会が抱える諸問題を考える契機にしてほしい」としている。
開館時間は午前10時〜午後4時30分で、19、20日は休館。特別展示最終日の26日午後2時からは「経済学の古典に学ぶ〜スミスの世界とミルの世界」と題し、井上学長が記念講演する(要申し込み)。問い合わせは大阪商業大図書館(06・6781・5280)。
(2013年1月13日 読売新聞)
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新出生前診断を倫理委承認 大阪大「適切運用目指す」
2013.1.15 14:53
http://sankei.jp.msn.com/science/news/130115/scn13011514530003-n1.htm
大阪大は15日、妊婦の血液で胎児のダウン症など3種類の染色体異常を調べる新しい出生前診断の実施を大学の医学倫理委員会が承認したと発表した。国立成育医療研究センター(東京都)を中心とした研究の一環で、承認は8日付。
木村正大阪大教授は「体制が整わないまま、簡単だからと新診断法が広がることに大きな懸念がある。出生後の養育も含めたカウンセリングのための基礎資料を作り、適切な運用につなげたい」としている。
大阪大によると対象は、35歳以上など胎児の染色体異常のリスクが比較的高い、妊娠10週以降の妊婦。血液を20ミリリットル採取して米企業に送り、三つの染色体について異常がないかを調べる。診断で陽性となった場合は、より正確な羊水検査が必要。大阪大では2014年末までに50例を予定している。
阪大が新型出生前診断を承認
http://www3.nhk.or.jp/kansai-news/20130115/4815851.html?t=1358257534218
妊婦の血液を調べ、胎児に染色体の異常があるかどうか判定する新しい出生前検査について、大阪大学医学部の倫理委員会は、臨床研究の実施を認めたと発表しました。新しい出生前検査は、妊婦の血液を調べることで胎児にダウン症などを引き起こす染色体の異常があるかどうか判定するもので、採血だけで簡単に検査ができますが異常がみつかれば、人工妊娠中絶にもつながるため検査前後のカウンセリングなどの態勢を整えていくことが課題となっています。
この検査について大阪大学医学部の倫理委員会は、15日臨床試験として行うことを認めたと発表しました。
臨床試験は、東京の国立成育医療研究センターを中心に全国20の医療機関が参加する共同研究の一環として行われるということで来年末までに50人について実施し、検査前後にどのようなカウンセリングが必要となるのかなど研究を行うということです。
新しい出生前検査をめぐっては、日本産科婦人科学会が安易な実施は慎むべきだとして去年12月、専門のカウンセリング態勢が整った施設に限り、妊婦が35歳以上か、生まれてくる子どもに染色体異常の可能性がある場合に実施するとした指針案を発表しています。
01月15日 21時42分
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独自のエンタメ創造 大阪ガスの語りべ活動20年
2013年1月15日
http://www.nnn.co.jp/dainichi/news/130115/20130115015.html
音楽や写真、イラスト、語りなどで大阪の文化や歴史を魅力的に語り継ぐ「なにわの語りべ活動」。大阪ガスのエネルギー・文化研究所が継続的に取り組んでおり、来年には開始から20年を迎える。最終目標は「大阪独自のエンタメ化」だ。
地域密着事業を主とする同社にとって、安心・安全なまちづくりやにぎわい創出、住みよい社会づくりは重要課題。「B級グルメやお笑いなどステレオタイプの偏ったイメージでしか語られてこなかったが、大阪には御堂筋開通のエピソードや、近代建築が多くモダニズム文化の発信地となった心斎橋など、まちに豊穣(ほうじょう)な文化がある」と同研究所主席研究員の栗本智代さん。
そういった魅力を見直し、大阪の価値を向上させようと、音楽効果をまじえスライド語りを披露した「なにわの語り部養成講座」で1994年に同活動をスタート。飽きずに見てもらえるようさまざまな演出の工夫を加え、テーマごとにショートストーリーを編み、街の魅力を楽しく、分かりやすく伝えてきた。
8日に大阪ガスビル本社のホールで行われた2012年度新作公演「通天閣ものがたり」では、ピアノ、パーカッション、バイオリンの音楽演奏とともに、イラストや写真を紹介。栗本さんの語りを乗せ、100周年を迎えた通天閣ができるまでの歴史を振り返った。
今後の展望について栗本さんは「20年ほど続けてきて、研究成果の発信という意味ではそろそろ一つの区切り。さらに次のステップに持ち上げるには、近畿一円で地元の歴史や伝統を語る人が増え、活性化につながることがベスト」。また、「多くのまち物語を発掘し、いかに裾野を広げ担い手を作り出していけるか」を課題にあげる。
ゆくゆくは「大阪独自の名物エンターテインメントになり、週末には必ずどこかで発信されているのが理想。作品とノウハウが世代を超えて受け継がれ、地域の活動として展開する日が来れば」と、一企業の活動にとどまらない取り組みになることを願う。
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阪大などが異常タンパク質の形成に成功 20種類超の疾患に関与
2013.1.21 14:32
http://sankei.jp.msn.com/west/west_life/news/130121/wlf13012114370013-n1.htm
アルツハイマー病やパーキンソン病など、治療が困難とされる20種類以上の疾患に関与しているとされるタンパク質の異常な集まり「アミロイド線維」を、超音波を使って作ることに大阪大と福井大のチームが成功した。
不明だったアミロイド線維の形成過程も明らかにしており、成果は米科学アカデミー紀要に掲載された。血液に超音波を当て、形成される線維の量を測定できれば各疾患にどれぐらいかかりやすいのかを把握できる可能性があるとしている。
アミロイド線維は幅10ナノメートル(ナノは10億分の1)、長さ数マイクロメートル(マイクロは100万分の1)の針状のタンパク質の固まり。この線維が関わる疾患はアミロイド病と総称され、疾患によりタンパク質の種類や沈着場所が異なる。
チームは、線維の形が均一で整っているため、結晶のように生成できると予測。タンパク質「ベータ2ミクログロブリン」が過剰に溶けた液体に特定の超音波を当て、アミロイド線維を作ることに成功した。この線維は人工透析を受ける患者に起きる透析アミロイドーシスの原因とされる。
アルツハイマー病で見られるアミロイドベータ、パーキンソン病で見られるアルファシヌクレインという二つのタンパク質でも、同様の方法でアミロイド線維を作った。
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田辺聖子、玄月さんら学んだ大阪文学学校の魅力
http://osaka.yomiuri.co.jp/e-news/20130123-OYO1T00938.htm?from=main1
半世紀余り前に創設され、若き日の田辺聖子さんや玄月さんらが小説の書き方を学んだ「大阪文学学校」(大阪市中央区)。今も500人が学び、22日には修了生、光本正記さん(34)のデビュー作が新潮社から出版された。ネットを媒介とした作品発表や批評、投稿が拡大する中、何が作家の卵らをひきつけるのか。
土曜の昼下がり、谷町筋沿いの雑居ビルの一室で20歳代から60歳代の男女11人が原稿用紙のコピーの束を手に熱心に議論していた。
「情景が目に浮かんでくるようやね」「主人公の反応が、ちょっと淡泊すぎるんやないか」――。
“文校(ぶんこう)”名物の合評ゼミだ。1クラス十数人が作品を順番に持ち寄り、1回2作品を自由に、徹底的に批評し合う。時間制限はなく、4時間に及ぶこともある。
受講料は年12万円。カルチャースクールのような懇切丁寧な指導はない。退職後の楽しみでつづる人から仕事を辞めて作家の夢を追い求める人まで、ごちゃ混ぜになって卓を囲む、このゼミこそが学校の要諦だ。
「在校生は19歳から92歳まで。学歴、職業はばらばらで価値観は全く違う。筆が独りよがりになるのを防げるのです」と、講師の津木林洋さん(61)は言う。若い労働者が自らの意見をきちんとまとめられるよう仕事の現場の記録をつづり、評し合ったのが元々の学校の始まりで、ゼミは当時の理念を受け継いだものだ。
20歳代の頃、映画の自主製作などに没頭した光本さんは、「映像は資金が不可欠。文学なら筆1本で同じ感動を表現できる」と2010年から1年間学んだ。
今回刊行した「紅葉街駅前自殺センター」は昨年、新潮エンターテインメント大賞に輝いた「白い夢」を改題した作品で、冒頭100枚をゼミに出した際のやり取りを、今でも鮮明に覚えているという。
3年前入学したフリーライター、木下昌輝さん(38)は昨年、時代小説「宇喜多の捨て嫁」でオール読物新人賞(文芸春秋)を受賞した。「第1作の合評の際、先生が『直木賞取れるよ』と。すっかりその気になった」と笑う。「皆アマチュアだから持ち寄る作品は当然面白くない。自分ならどう書くかと考えるからこそ勉強になるのです」
ごまかし利かない
1994〜95年、在籍した玄月さんの話「合評は、表情や話し方で読み込みの具合が分かり、ごまかしは利かない。ネットでも多くの反響は来るだろうけど、本当に腕を磨くなら生身の人間が一番なのでしょう」
大阪文学学校 1954年創立の市民講座で現在は社団法人大阪文学協会が運営。初代校長は詩人の小野十三郎さん。過去に眉村卓さんらが講師を務めた。医師や弁護士、日雇いの労働者ら、受講者の累計は1万2000人に上る。修了生に朝井まかてさんや藤岡陽子さんらがいる。
(2013年1月23日 読売新聞)
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羽曳野市と阪南大が協定 観光振興などで連携
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/osaka/news/20130124-OYT8T00082.htm
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羽曳野市と阪南大(松原市)は、地域の活性化や産業育成を目的とした連携協定を結んだ。同大学は国際観光学部があり、同市の名産・ワインを用いた観光振興や、世界遺産への登録を目指す「百舌鳥(もず)・古市古墳群」関連のイベントなどに協力して取り組む予定。
市が生涯学習の場として設けた「はびきの市民大学」に阪南大から講師の派遣や、スマートフォン(高機能携帯電話)を利用した古墳の案内「みささぎナビ」の開発に協力してもらったつながりで、さらに連携を強化することになった。
協定では▽共同事業の実施▽調査研究▽人材の交流や育成、産業振興を行うこと――などを申し合わせた。同市などの自治体が計画する日本最古の官道「竹内街道・横大路」が、整備されてから今年で1400年を迎えるのを記念したイベントに学生が参加してもらうことも想定している。
羽曳野市役所で行われた調印式には、北川嗣雄市長と辰巳浅嗣学長が出席。協定書にサインした。辰巳学長は「学生たちが積極的に活動できるようにしていきたい」と述べ、北川市長は「若い学生の発想力や学術的な成果から羽曳野の魅力を掘り起こしたい」と話していた。
(2013年1月24日 読売新聞)
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大阪の文化財守ろう 「防火デー」前に消防訓練
2013年1月26日
http://www.nnn.co.jp/dainichi/news/130126/20130126045.html
26日の「文化財防火デー」を前に大阪市消防局(千福好伸局長)は25日、大阪城天守閣(大阪市中央区)で消防総合訓練を実施した。消防職員のほか天守閣自衛消防隊など関係者約100人が参加。かけがえのない文化財を後世に残そうと、防火意識の高揚と各消防組織のさらなる技術向上に努めた。
文化財防火デーは1949年1月26日に奈良・法隆寺金堂の火災で壁画12面が焼損したことを受け、当時の文部省が55年に制定した。
訓練は開館中の天守閣3階で出火、上部の階へ延焼中という想定で行われた。自衛消防隊は通報に続いて、入館者の避難誘導や文化財に見立てた荷物を搬出したほか、初期消火や応急処置にも挑んだ。この後14台の消防車両とともに到着した消防職員が模擬負傷者の救助、搬送にあたり、50メートル級はしご車などが天守閣へ一斉放水を行った。
中央消防署の今井常弘署長は「自衛消防隊の規律ある活動を見て心強く感じた。大阪市内に多く残る文化財を守るため、われわれも訓練や火災予防啓発に努めていきたい」と講評した。
登録有形文化財である同天守閣(31年建設)には約1万点に上る各種文化財が収蔵されている。
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[写真散歩]能の世界 気軽に一歩
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/osaka/news/20130127-OYT8T00066.htm
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市民に気軽に能に親しんでもらおうと、大阪市中央区徳井町の山本能楽堂で、月1回、講座「まっちゃまちサロン」が開かれている。家族連れや会社員らが解説を聞いたり、舞台に上がって能を体験したりする。
1月は「子どもと能」がテーマで、小中学生と母親ら約30人が参加。住之江区の中学2年宮武那月君(14)が舞台衣装を着て、恐る恐る能面を掛けると、他の参加者が興味深げにのぞき込んだ。扇を手に舞の手ほどきを受けた宮武君は「重たい布の束を担いでるみたい。視界もとても狭かった。顔の角度で感情を表す能楽師の技はすごい」。
講座では能の上演はなく、講師の観世流能楽師の山本章弘さん(52)が「能の公演もリラックスした雰囲気なので、堅苦しいものだと思わず来てください。居眠りしても大丈夫。起こさないように演じますから」と説明し、会場の空気が和んだ。講座の参加費は1000円。問い合わせは山本能楽堂(06・6943・9454)。
(写真部 近藤誠)
(2013年1月27日 読売新聞)
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精神科医 自殺予防へ対処法解説
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/osaka/news/20130127-OYT8T00049.htm
自殺について考える自殺予防対策講座「気づき、つないで、支えるいのち」(枚方市主催)が26日、枚方市市民会館で開かれ、市民ら約50人が参加した。
講座は、大津市で男子中学生が自殺した事件などで、自殺予防に対する関心が高まっているとして、枚方市が市民向けに企画。府立精神医療センターの医務局長で精神科医の野田哲朗さん(56)が「自殺を思い詰めるに至る心の動き」と題して講演し、自殺の原因になるストレスや、対処法などについて説明した=写真=。
野田さんは「ストレスで追いつめられると、脳が機能不全に陥り、自殺を考えるようになる」と指摘。近年、いじめや、就職活動の失敗などで、10〜20歳代の自殺者が増加していることなどを紹介し、「背景には、うつ病などの精神疾患がある場合も多い。不眠も多く、様子がおかしければ、『眠れてますか』と聞くことも効果がある」と説明した。
同市内の会社員女性(50)は「自殺前のサインを見抜くことは難しいが、日頃から話を聞くなどして、周りの人に気を配りたい」と話していた。
(2013年1月27日 読売新聞)
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三種三様 個性際立つ三番叟
2013.1.27 13:07
http://sankei.jp.msn.com/west/west_life/news/130127/wlf13012713070016-n1.htm
http://sankei.jp.msn.com/west/west_life/news/130127/wlf13012713070016-n2.htm
「三番叟」は天下太平、五穀豊穣(ほうじょう)を祝うめでたい舞。能や歌舞伎の舞台だけでなく、式典の祝いや劇場のこけら落としなどで披露されることも多い。この舞について初めて知ったのは新聞社に入ってすぐのころ。どこかの開所式の式次第に書いてあり、どう読むのか分からず先輩に聞いたときだった。
「サンバソウも知らんのか」、物知らずの代表のように言われてショックだった。そうか、サンバソウは社会常識なのか。
以来、三番叟は特別な響きをもち、何度か見る機会もあったが、今年はとりわけ感慨深かった。能、文楽、歌舞伎。年明けの大阪で行われた舞台で、相次いで三種三様の三番叟を見る機会を得たからだ。
いくら私が遊興好きでも、いつもいつも能よ歌舞伎よと観劇ざんまいの日々を送っているわけではないが、今月はたまたま話題の舞台が重なり、違う友人に誘われた。
能は、昨年も足を運んで感激した大槻能楽堂の新春能。文楽は住大夫の半年ぶりの復帰舞台となった国立文楽劇場の新春公演、歌舞伎は松竹座で行われた4代目市川猿之助襲名披露公演だ。それぞれ新年最初の舞台だからかかるのは珍しくないらしいが、こうして続けてみると、それぞれの個性が際だって興味深い。
三番叟はもともとは能の「翁」に登場する役名。能では翁の厳粛な舞に続いて狂言師がりりしく演じる。
文楽の「寿式三番叟」はこの「翁」を人形浄瑠璃にうつしたもの。踊り手が2人になり、ダンダンダンと床を打ち鳴らしながら陽気に舞う。動きが激しく途中で人形がひと休憩というひと幕もあり、儀式色の強い能とは違ってコミカルな味わいだ。
一方、歌舞伎の舞踊劇「操り三番叟」はさらにひねりが効かせてある。操り人形が三番叟を舞うという設定で、後見役の踊り手と人形とが息の合った動きを見せたかと思えば、糸がからんで大騒ぎ。見せ場の多い舞踊だ。
人の心のありようを示す能。庶民の元気の源、文楽。芝居心をくすぐる歌舞伎。どれも捨てがたい魅力にあふれている。欲深く味わえる上方の幸せを思いながら、ことしもわが財布のひもはゆるみがちで恐ろしい。
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NTTや阪大、世界初の「ゆらぎアルゴリズム」を利用したネットワーク制御
http://news.mynavi.jp/news/2013/01/24/187/
NTTは、大阪大学、電気通信大学と共同で、生物学の知見に着想を得た「ゆらぎアルゴリズム」を仮想ネットワーク制御へ適用する事に世界で初めて成功したと発表した。
この技術を用いる事で、仮想ネットワークが環境変化を察知し自律的かつ適切に経路を選択することが可能となり、トラヒック量の急激な増減や大規模災害が発生した場合においても、状況に応じた最適化・ネットワーク復旧を実現できる事を実証したという。
生体はノイズを利用して複雑なシステムを頑強かつ低消費エネルギーで動かしている。その仕組みを「ゆらぎ」と呼び、生体ゆらぎを人工物に応用してイノベーションにつなげる「ゆらぎアルゴリズム」の試みが、大阪大学を中心に展開されている。
「ゆらぎアルゴリズム」を用いた仮想ネットワークの制御技術である「管理型自己組織化制御技術」では、環境変化に適応した最適トポロジーを各仮想ネットワークで独立に計算するため、既存の最適化技術より計算時間が短く、環境変化への迅速な対応が可能となるという。
今回は、大阪大学が生体ゆらぎの知見に基づき、主導的に理論面の検討・評価や基本アルゴリズムの開発などを行い、NTTが実ネットワークへの適用に向けた制御アルゴリズムの改善、制御サーバ開発、技術実証などを行ったという。
また、仮想ネットワーク上でICT機器のリソース競合が発生した場合、迅速に調停して性能回復を実現するリソース制御技術である仮想ネットワーク調停技術については、大阪大学が仮想ネットワーク同士で状態をフィードバックし制御を安定化する仕組みを開発し、NTTが特定の仮想ネットワークを隔離するリソースアクセス制御の仕組みを開発した。
そのほか、電気通信大学が開発した仮想ネットワーク上でネットワークトポロジー最適化に必要なトラヒック情報を効率的に収集する通信プロトコルである「経路制御情報広告方式」を利用して、ネットワーク全体ではなく、隣同士の機器とトラヒックの情報を交換しながら、輻輳が発生している機器の情報のみを選択的に情報収集することで抜本的に情報収集の負荷を削減するという。
なお、独立行政法人情報通信研究機構(以下、NICT)が2月5日〜7日の期間に開催するJGN-X広域実験イベントにて本制御技術を利用した輻輳解消実験を行う予定で、今後は、JGN-X広域実験イベントでの輻輳解消実験から得られた知見などを踏まえ、実運用に必要な機能拡充や多様な条件での技術の実証を行っていく予定だという。そして、2020年の実用化を目指して研究開発を進めていくという。
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文化予算で専門家会議設立へ
http://www3.nhk.or.jp/kansai-news/20130128/5001781.html?t=1359375675515
大阪府は、芸術や文化に対する予算の配分などを検証するため、新年度、できるだけ早い時期に、専門家による委員会、「アーツカウンシル」を大阪市と共同で、設置することになりました。
芸術や文化への予算をめぐって、大阪府と大阪市は、「使い道の透明化などが不十分だ」として、伝統芸能「文楽」の運営団体への補助金など、予算の見直しを進めています。
こうした中で、大阪府は、きょうの文化振興会議で、芸術や文化に対する予算のあり方などについて協議しました。
その結果、美術、音楽、映画、伝統芸能など7つの分野について、事業そのものを評価し、それに対する予算の配分などを検証する必要があるという認識で一致しました。
そして、新年度、できるだけ早い時期に、専門家による委員会、「アーツカウンシル」を大阪市と共同で設置することになり、今後、事業の評価などを公平に行うことができる専門家を公募することを決めました。
「アーツカウンシル」について、大阪市の橋下市長は、かねてから必要性を強調していて、おととい行われた、予算関連のヒアリングの席でも、専門的な視点から、補助金の金額の評価にとどまらず廃止も含めて検討する組織にするよう求めています。
01月28日 19時25分
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天王寺の市立美術館閉鎖、中之島に新設・統合へ
http://osaka.yomiuri.co.jp/e-news/20130130-OYO1T00278.htm?from=top
大阪市が、老朽化した市立美術館(天王寺区)を閉鎖し、北区中之島に計画中の新たな美術館との統合を検討していることがわかった。建設予定地は国から購入しており、契約上、3月末までに美術館を建設しなければ、市は国に最大48億円の違約金を支払うことになり、2月の幹部会議で最終判断する。
橋下徹市長が29日、記者団に「美術館を持つことは全否定していない。二つを併存させるわけにはいかず、一本化の検討が必要」と述べ、移転統合を担当部局に検討するよう指示したことを明らかにした。
市立美術館は1936年に開館し、尾形光琳や葛飾北斎の日本画など約8000点を収蔵。年約60万人が来館しているが、老朽化が進み、補修対策が課題だった。中之島への所蔵品の移転が決まれば、同美術館は閉鎖される。
市は83年、近代美術館の建設構想を発表。国から、中之島の大阪大医学部跡を「美術館を建設する」との条件で、入札を経ずに約160億円で購入し、モディリアーニや佐伯祐三らの洋画など約4400点を収蔵する予定だった。
しかし、その後、財政難で頓挫し、一昨年12月に就任した橋下市長が計画を白紙に戻し、再検討を指示。昨年12月、市は中之島エリアを観光拠点化する「中之島ミュージアムアイランド構想」を進めることを決め、新美術館の整備の検討を始めた。
契約によると、美術館が建設できなければ48億円の違約金が発生し、今年3月末に完成しない場合は16億円を支払う内容で、市は建設を決めた場合、国に建設期限の延長を申し入れる方針だ。
(2013年1月30日 読売新聞)
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>>1417
これどうなんですかね。
近代美術と古典的美術の両方を同時に一つの建物の中にというのは、私はちょっとイメージが沸かない。
また、あの素晴らしい市立美術館を無くすのは惜しい気もするし、跡地利用はどうするのかという不安もある。
しかし反面、面白そうだな、楽しそうだな、という直感もある。
一つ、一つ、小規模なものを存続させるより、大きな目立つものを一つというのも理解は出来る。
古典的美術と現代的美術を同時に見れる事により、より美術に対する理解度が深まり、考察が鋭くなるという効果もあるのかなとは思いますが。
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大阪府所蔵作品も展示検討 中之島新美術館で府市
2013/1/30 2:01 情報元
http://www.nikkei.com/article/DGXNASHC29035_Z20C13A1AC8000/
大阪市が北区中之島に建設する方針を固めた新美術館に、大阪府立江之子島文化芸術創造センター(同市西区)が所蔵する現代美術作品約7800点(評価額約45億円)も展示する方向で府市の担当者が検討していることが29日、分かった。府市一体で新美術館の展示を充実させ、美術館などが集まる中之島地域の活性化につなげる。
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大阪市、中之島に新美術館 19年度メド「近代美術館」用地に
2013/1/29 2:13
http://www.nikkei.com/article/DGXNASHC2803B_Y3A120C1AC8000/
大阪市は、市立美術館(天王寺区)を閉館し、構想中だった市立近代美術館と統合して新たな美術館「大阪美術館」(仮称)を建設する方針を固めた。建設地は北区中之島の一角で、建設費は200億円程度になる見込み。2019年度の開館を目指す。市は美術館などが集積する中之島地区を「中之島ミュージアムアイランド」と名付け、観光拠点として整備したい考えだ。
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ルーブルやボストン、その他欧米の名だたる美術館のように世界の人が誰でも知っていて、見に来たくなるような展示物(中には戦利品まがいのものまで数多くある)がたくさんあるのならまだしも、美術通くらいしか名が知られていないようなものをいくら集めても、それが目当てで訪れる人は少ないだろうと思う。
日本の美術館は所蔵品で訪問を当てにするのではなく、いかにすぐれた企画を行なうのかが命。モノではなく、スペースをどう利用するのかが重要。
それよりも、橋下市長、最近はコストの話ばかりで、府知事になったころの「世界に冠たる大阪」、「アジアの都市間競争に勝ち抜く大阪」などの威勢のいい話はどこにいったのかなんと残念に思う。
既存の美術館の一つや二つ維持できないで、シンガポールや上海に互角に対当できるのか。
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ES細胞、宇宙へ 放射線影響探る、大阪市大
http://www.47news.jp/CN/201301/CN2013013001001811.html
大阪市立大や宇宙航空研究開発機構(茨城県つくば市)は30日、マウスの胚性幹細胞(ES細胞)を、国際宇宙ステーションの日本実験棟「きぼう」で半年〜3年間冷凍保存し、宇宙放射線が細胞に与える影響を調べると発表した。
人類が宇宙に長期滞在する際の影響を予測する。世界初の試みで、3月上旬に米スペースX社のドラゴン宇宙船で打ち上げる。ES細胞は体のさまざまな細胞に成長でき、地上へ回収後、受精卵に移植しマウスが誕生するかも確かめる。
大阪市大によると、宇宙には陽子線や重粒子線などの宇宙放射線が飛び交い、国際宇宙ステーションの放射線量は地上の約100倍。
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天王寺の跡地がラブホになるのは後任者次第であり得る?
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>>1421
それじゃ前任者が作った120億円の美術館新設して近代美術館と
大阪市立美術館を併存させますか?
>>1423
公園法があるので無理、その改正が必要。
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美術や教育をカネの問題にしようとする奴らに何を言ってもムダ。
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ES細胞、初の宇宙実験へ…放射線の影響調べる
http://www.yomiuri.co.jp/science/news/20130131-OYT1T00370.htm?from=ylist
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大阪市立大の研究チームは30日、様々な細胞に変化できるマウスのES細胞(胚性幹細胞)をロケットで宇宙に運び、宇宙放射線が動物の細胞に与える影響を調べる世界初の実験を3月に始めると発表した。
宇宙で長期間飼うのが難しい動物の「代役」で、一定期間ごとに地球に戻して変化を分析。人類が宇宙に長期間滞在した際の影響を検討する基礎データを得る。
同大医学研究科の森田隆教授らによると、3月上旬に打ち上げられる米国の民間ロケットに、凍結させたマウスのES細胞が約200万個ずつ入った試験管500本を搭載。上空400キロ・メートルの国際宇宙ステーション(ISS)の日本実験棟「きぼう」に運び、冷凍庫で3年間保存する。
半年〜1年ごとに地球へ帰還する宇宙船にのせて100本ずつ回収。ES細胞の生存率や遺伝子の異常の発生率などを調べる。さらに、回収したES細胞をマウスの受精卵に組み込み、代理母マウスに移植。子どもを産ませ、健康に育つかどうかなどを見る。
(2013年1月31日17時41分 読売新聞)
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本スレage
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ES細胞、宇宙放射線影響探る 大阪市大などISSで冷凍保存実験
2013.2.4 12:04
http://sankei.jp.msn.com/science/news/130204/scn13020412060002-n1.htm
大阪市立大と宇宙航空研究開発機構(JAXA)は、マウスの胚性幹細胞(ES細胞)を国際宇宙ステーション(ISS)の日本実験棟「きぼう」で半年〜3年間冷凍保存し、宇宙放射線が細胞に与える影響を調べると発表した。
人類が宇宙に長期滞在する際の影響を予測する。世界初の試みで、3月上旬に米スペースX社のドラゴン宇宙船で打ち上げる。ES細胞は体のさまざまな細胞に成長でき、地上へ回収後、受精卵に移植しマウスが誕生するかも確かめる。
大阪市大によると、宇宙には陽子線や重粒子線などの宇宙放射線が飛び交い、ISSの放射線量は地上の約100倍。DNAを切断するなど、生物への影響が大きい放射線も多い。
計画では、ES細胞が入った試験管500本をきぼうに設置された冷凍庫で保存。半年、1年、1年半、2年、3年の時点で100本ずつ地球に戻す。
回収したES細胞を解凍し、細胞の生存率やDNA損傷、染色体異常などを解析。生まれたマウスに異常がないかも調べる。放射線とがん化の関連も検討する予定だ。
森田隆大阪市大教授は「地上で宇宙放射線の影響を調べるのは難しい。放射線への抵抗性を高める方法の開発につながるかもしれない」と話した。
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橋下市長、きょう市立美術館視察 館長に〝閉鎖〟の是非を問う?
2013.2.4 09:10 [westセレクト]
http://sankei.jp.msn.com/west/west_affairs/news/130204/waf13020409150002-n1.htm
大阪市の橋下徹市長は4日午後、大阪・中之島で構想中の市立近代美術館との統廃合が検討されている市立美術館(天王寺区)を視察する。施設の老朽化の状況を実際に見たうえで、統廃合の判断材料にする狙いがある。
市立美術館は、天王寺公園内にある。昭和11年に開館。葛飾北斎の日本画や中国の絵画・彫刻などを中心に約8千点を収蔵している。
市は、大阪大学医学部跡地(北区中之島)に、新たに市立近代美術館を建設着工する予定だった。が、平成23年12月に就任した橋下市長が費用(約122億円)などに難色を示し、建設計画の凍結・見直しを表明していた。
橋下市長は昭和11年に開館し、全国有数の歴史を誇る市立美術館の老朽化を問題視。近代美術館構想を見直す過程で、市立美術館を閉鎖した上で近代美術館への一本化を検討するよう担当部局に指示した。
2つの美術館が統合されれば、管理費用の圧縮が図れる。重要文化財を含む所蔵品の総評価額もアジアトップクラスで、集客効果も期待できるという。
ただ、歴史ある美術館の閉鎖には地元住民の反発も予想されている。市は月内の幹部会議で最終判断する予定だ。
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>>1429の結果
そして実際に見に行って・・・
市立美術館の機能残す可能性も
http://www3.nhk.or.jp/kansai-news/20130204/5234041.html?t=1359973479875
大阪市の橋下市長は、閉館を検討している天王寺区の「市立美術館」を視察し、記者団に対し、「収蔵や保管の重要性について僕の認識の中で欠けていた部分もある」などと述べ、収蔵施設として、市立美術館の機能の一部を残す可能性があるという認識を示しました。大阪市は、市立美術館について、開館から80年近くたち老朽化が進んでいることなどから、閉館した上で、北区中之島に新設を構想中の「市立近代美術館」と統合する案を検討していて、橋下市長は、今月中にも正式に決める意向を示しています。
こうした中、橋下市長はきょう市立美術館を視察に訪れ、篠雅廣館長から施設や展示品について、およそ1時間半にわたって説明を受けました。
視察のあと、橋下市長は記者団に対し、「歴史的な建造物として風格もあり非常にいい建物だが大阪全体の都市経営を考えれば美術館は1つにまとめるべきだと思う」と述べました。
一方、市立美術館には東洋の古美術など、定評のある8000点以上のコレクションが収蔵されていることについては、「これまで、収蔵や保管の重要性について僕の認識の中で欠けていた部分もあり、外部の有識者の意見を聞きながら、考えを整理したい」と述べて、収蔵施設として、機能の一部を残す可能性があるという認識を示しました。
02月04日 19時02分
私は中之島に新しい美術館を造って、そこへ天王寺の市立美術館も統合する、というアイディアには見るべきものがあると思います。
しかし、
>「これまで、収蔵や保管の重要性について僕の認識の中で欠けていた部分もあり、
>外部の有識者の意見を聞きながら、考えを整理したい」と述べて、収蔵施設として、機能の一部を残す可能性があるという認識を示しました。
これは・・・、さすがにこれはないでしょう。
市長たる者がこういう重要な部分を知らずに市の施設を廃止しますと言っては拙いでしょう。
機能と役割を知った上でなければ軽々しく廃止などと言ってはいけないと思います。
少し拙速に過ぎたのではないでしょうか。
物事を進めるのはスピースドも大事ですが、あまりに見境がないと、それは単なる暴走になってしまう。
橋下市長は、もう少し落ち着かれた方がよい。焦りすぎない方がよい。
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カネカネカネにはもううんざり。
体罰の件に関してもそうだ。確かに桜宮高校には改善すべき点が沢山あるが、予算を人質にとるのは言語道断。
そんなに美術が嫌いなら外国へ売ってしまえ。カネになるよ(笑)
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>>1431
ご苦労さまです(笑)
要するに橋下市長が嫌いなんでしょ?
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>>1432
何故そう決めつけるんですか?
私は橋下氏の文化・教育関連の政治手法に納得がいかないだけです。
あなたは「橋下アンチアレルギー」ですね。
少しでも橋下市長の政策に異を唱える人がいたら全員アンチ認定してませんか?
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>>1433
>>1432の書き方が悪かったようですね。失礼・・・・・
決して、あなたを「橋下アンチ」とは決めつけた訳ではありません。
ただ一つ聞きたいことがあります。
「橋下市長についてどう思っていますか?」
率直な思いをどうぞ。
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橋下市長「都市戦略考えれば一つに」 市立美術館視察
2013.2.4 20:52 [westセレクト]
http://sankei.jp.msn.com/west/west_affairs/news/130204/waf13020420540011-n1.htm
大阪・中之島で構想中の市立近代美術館との統廃合が検討されている市立美術館(大阪市天王寺区)について、橋下徹市長は4日、「大阪の都市戦略を考えると、一つにまとめていくべき」と述べ、統合への意欲を示した。ただ、美術品の保管のあり方や寄託者の意向も課題だとし、外部有識者の意見も聞いて最終判断する方針。同日の市立美術館視察後、記者団の取材に応じた。
橋下市長はこの日、篠雅廣館長から館内の案内を受け、収蔵庫などを中心に視察。市立美術館を信頼して寄託している人がいる点に触れ「非常に貴重な文化財をほかの場所でも保管できるのかという壁にぶつかる。(寄託者の)ヒアリングも必要だ」と述べた。
また、年間約3億5千万円以上の運営関連経費などについては「広域自治体での管理運営になるのではないか」とし、基礎自治体の市が運営するには財政規模が大きすぎるとの認識も示した。
市立美術館は天王寺公園内にあり、昭和11年に開館。葛飾北斎の日本画や中国の絵画・彫刻などを中心に約8千点を収蔵している。しかし老朽化が問題視されており、橋下市長が近代美術館との一本化を検討するよう担当部局に指示していた。
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>>1434
いくら財政難とはいえ、文化や教育にもう少し感心を持って配慮すべきだと思いますよ。
政治家を好きとか嫌いとかで判断すべきではないと思います。
嫌いな人でも良い政策を実行する場合もあるし、好きな人でも悪い政策を実行する場合もあります。
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失礼、「関心」でした。
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>>1434
ここは橋下信仰掲示板ではありませんよ。
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亡くなった市川團十郎も大阪の言葉を愛した人でした
267 名前:名無す [sage] :2013/02/05(火) 13:20:07.61 ID:5wwljquA
えらいこっちゃ
最近亡くなったの市川團十郎のビデオで
息子が海老蔵を襲名するときの会見
「今度息子が團十郎を襲名・・」
「(言い間違えたのに気付き)いや息子が團十郎が引き継いだら私はどないなりますのやろ」
「えらいこっちゃ」
京か大阪の言葉のはず
なぜ江戸歌舞伎の市川流の家元が?
ちなみに、その映像が流れていたのは2/5の日本テレビ・スッキリでした
・価格.com - 「スッキリ!!」2013年2月5日(火)放送内容 | テレビ紹介情報
http://kakaku.com/tv/channel=4/programID=4941/episodeID=621295/
“大きな愛”海老蔵さん語る團十郎さん…父子の絆
團十郎復活
そして、海老蔵
市川海老蔵にとって、市川團十郎が父親から師匠に変わったのは3歳の頃。市川海老蔵はその事について「そして、海老蔵」の中で「歌舞伎をやるか質問したという事は3歳の子供の人格を認めているという事で、親父はやっぱりすごい」と語っている。市川團十郎が一際顔を綻ばせたのが2006年に息子が海老蔵を襲名した時の事で、「團十郎復活〜六十兆の細胞に生かされて〜」の中で「息子が海老蔵を襲名するのは父として師として感慨深い」と語っている。
この息子が海老蔵の名を継く会見のときでした
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以前、中村勘三郎が亡くなったときもでも同様に感じました
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/travel/6501/1256051807/1035
1035 :名無しさん:2012/12/12(水) 14:49:44 ID:bHEvCEqo0
>>146
>東京の役者が演じる上方歌舞伎って、どうなんやろ?
>言葉出来へんし、上方の雰囲気全然感じんけど。
>東京で評価される、勘三郎の『夏祭浪花鑑』なんか、訛り気になって仕方なかった。
>逆に、江戸の芝居を上方訛りで演じたら、絶対評価対象外のはず。
>上方文化・芸能は、完全に江戸より低く見られてる証拠、なめられてる。
>関西の客・メディアは満足してるの?
最近亡くなった中村勘三郎氏は、祖父が大阪の人で、本人も大阪の言葉をできるだけ使う様に心掛けてましたよ
例えば、亡くなったときの去のVTRにて、当時3歳の息子が舞台裏でふざけたとき、「ここから出て行けアホウ!」と叱ってました
バカではなくアホウと
氏は歌舞伎の世界で共通語はダメだということを分かっていたはずです
>>146は2010年書き込みですが、そうしたことが分かったのは勘三郎が亡くなった2012年のときのVTRや報道でした
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「大阪文化館・天保山」に名称変更 旧サントリーミュージアム
2013.2.9 00:31
http://sankei.jp.msn.com/west/west_life/news/130209/wlf13020900350000-n1.htm
オリックス不動産は8日、大阪市から賃借する旧サントリーミュージアム「天保山」(大阪市港区)の新名称を「大阪文化館・天保山」にすると発表した。5月11日から歌手の長渕剛さんの詩画展を開く。
ギャラリー部分はオリックス不動産のグループ会社が運営する。立体映像シアターやレストランとして使われていた部分の活用策は今後詰める。
旧サントリーミュージアムは来場客数が伸びず、平成22年12月に閉館。サントリーホールディングスから譲渡を受けた大阪市が、オリックス不動産に貸し出すことになった。
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>>1395
>片や、戦後に書かれた開高作品には、かつて東洋一の軍需工場だった大阪砲兵工廠(こうしょう)の跡地(現在の大阪城公園一帯)に眠る鉄材を狙う無頼集団のわい雑で放らつなエネルギーのさまが、冗舌な大阪弁を伴いながら描かれる。
これが大阪らしさに入るなら、小松左京の作品も対象にしなきゃ
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大阪府立大・大阪市立大:統合し16年に新大学設立
毎日新聞 2013年02月09日
http://mainichi.jp/feature/news/20130209ddm012100061000c.html
大阪府市統合本部の会合が8日開かれ、大阪府立大(堺市中区)と大阪市立大(大阪市住吉区)を統合し、16年度に新大学を設立することを決めた。首都大学東京を抜き、学生数や財政規模で全国トップの公立大学が誕生する。14年度に両大の理事長など人事・組織を一本化し、15年度に法人を統合する。新大学は、新設する地球未来理工学部、獣医学部、看護学部など9学部、4学域で構成する。
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大阪府立産技研・阪大、有機トランジスタ開発−PET樹脂に高速応答
http://www.nikkan.co.jp/news/nkx0320130211eaaa.html
大阪府立産業技術総合研究所の宇野真由美主任研究員、大阪大学産業科学研究所の竹谷純一教授らは、8・3メガヘルツ(メガは100万)の高速応答性を持つ、3次元有機電界効果トランジスタを作製した。PET樹脂に1マイクロメートル(マイクロは100万分の1)以下の微細構造を作り、チャネル長(ソース・ドレイン間の距離)を短くすることで実現した。高速応答性は、大気中で安定な有機トランジスタとしては最高レベルという。
トランジスタ基板は、まず凹凸構造を持つシリコンの型を作製。紫外線(UV)インプリント法という転写技術を使い、微細な凹凸構造をPET樹脂に作り込む。
表面にゲート電極、絶縁膜を形成後、凸の側面に大気中で安定で半導体特性に優れたジナフトチエノチオフェン(DNTT)を蒸着し、有機半導体のチャネル層を形成。ソース・ドレイン電極を構造体の真上から蒸着する。凸部分の高さは0・9マイクロメートル。
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菜の花忌:大阪でシンポ
毎日新聞 2013年02月10日 大阪朝刊
http://mainichi.jp/feature/news/20130210ddn041040029000c.html
作家の司馬遼太郎さんをしのぶ「第17回菜の花忌」(司馬遼太郎記念財団主催)が9日、大阪市中央区のNHK大阪ホールで開かれた。
司馬さんの好きだった菜の花で彩られた壇上で司馬遼太郎賞の贈賞式があり、「東京プリズン」(河出書房新社)を著した作家、赤坂真理さんと、「未完のファシズム−−『持たざる国』日本の運命」(新潮社)の著者で慶応大法学部准教授、片山杜秀さんに懐中時計と副賞100万円が贈られた。続くシンポジウム「混沌(こんとん)の時代に−−『竜馬がゆく』出版50年」には、東大名誉教授、芳賀徹さん▽建築家、安藤忠雄さん▽神戸女学院大名誉教授、内田樹(たつる)さん▽女優、真野響子さん−−が参加し、各人が思い描く竜馬像を語り合った。
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>>1443
阪大に並ぶ巨大大学誕生かな、頑張って欲しい。
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>>1446
大学統合しただけで偏差値がグンと上がるのか、すごいな。
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てか何で統合する必要あるの?
大阪都になっても別に大学二つあってもいいじゃん。
競争好きの市長らしくないね。
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>>1448
競争するにも理系の研究機器やポスドク雇うにも
金が無いといい研究ができないのは事実。
元々、京大や阪大など国立しかも有力校と比べると
公立大学の予算はただでさえ少ない。
だから同じ研究を少ない予算で2カ所でやるより
集約化して大きな研究費でやった方がいいのは確か。
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予算の有効活用やね
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>>1447
もともとレベル高いから。
>>1448
税金の無駄ってこと。
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ぬるま湯にぬるま湯をいくら混ぜても熱湯にはならない。
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大阪府立大と大阪市立大をぬるま湯と言う人に大阪を語る資格無し
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京大阪大が熱湯なら府大市大はぬるま湯だろ
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府大と市大をよく知らないのがいるな
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自分では上手く例えられた!と思っているのだろうが、大学の学力を
ぬるま湯や熱湯に例えるアホさ加減が、少し離れた場所から見ていて
可哀想に思う。京大阪大が「熱湯」?
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市大から朴一やの他にホットケになった村越ナニガシの弟子を、
府大から西田芳正|検索|⇐に代表されるトンデモ電波を廃棄せずんば、何の意味もねえ!
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学長にふさわしい人物は?
1)竹内洋
2)佐伯啓思
3)井村雅代
4)西村和雄
糞、理系の人物が思い浮かばん。山中教授はまだまだ現役でやってもらいたいから。
今んとここれぐらいしか出て来ねえ。
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全国へ 大阪府勢3団体 関西アンサンブルコン
http://www.asahi.com/edu/articles/OSK201302130037.html
3〜8人の小編成で演奏する第39回関西アンサンブルコンテスト(関西吹奏楽連盟、朝日新聞社主催)が11日、滋賀県守山市の市民ホールで開かれた。21団体が金賞に輝き、この中から兵庫・加古川市立浜の宮中(クラリネット4重奏)、兵庫・姫路市立大白書中(同3重奏)、姫路市立琴丘高(同8重奏)、大阪・東海大付属仰星高(同4重奏)、京都・龍谷大(同4重奏)、大阪・箕面市青少年吹奏楽団(サクソフォン4重奏)、大阪・創価学会関西吹奏楽団(クラリネット4重奏)の7団体が関西代表に選ばれた。3月20日に盛岡市で開かれる全国大会に出場する。
コンテストには近畿2府4県から、小学校の部に5団体、中学校の部に23団体、高校の部に18団体、大学の部に5団体、職場・一般の部に8団体の計59団体が出場した。
関西代表以外の府勢の結果は次の通り。(数字は重奏の数)
【小学校】金賞=向丘(打楽器7)
【中学校】金賞=東海大仰星(打楽器3)、菫(金管8)、放出(木管8)▽銀賞=墨江丘(クラリネット6)
【高校】金賞=精華(管打8)、大阪桐蔭(サクソフォン4)▽銀賞=明星(クラリネット4)
【大学】銀賞=関西(金管8)
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理化学研究所と大阪大学、生物内部の高速・高精細なイメージングを可能とする装置を開発
http://www.nikkan.co.jp/newrls/rls20130212o-09.html
2013年2月12日
理化学研究所(野依良治理事長)と大阪大学(平野俊夫総長)は、生物個体や組織など、厚みがある試料内部の高速・高精細に蛍光イメージングを可能とする装置を開発しました。これは、理研発生・再生科学総合研究センター(理研CDB 竹市雅俊センター長)光学イメージング解析ユニットの清末優子ユニットリーダー、下澤東吾研究員と、大阪大学大学院工学研究科の藤田克昌准教授、大阪大学微生物病研究所の山縣一夫特任准教授、理研CDBの形態形成シグナル研究グループの近藤武史基礎科学特別研究員、非対称細胞分裂研究グループの下向敦範専門職研究員、今野大治郎研究員、理研生命システム研究センター(柳田敏雄センター長)発生動態研究チームのサ��R順特別研究員、先端バイオイメージング研究チームの渡邉朋信チームリーダー、横河電機株式会社の共同研究グループ、およびコヒレント・ジャパン株式会社の協力による成果です。
生物を詳細に観察するライフサイエンスの研究には、生体分子や細胞の挙動を可視化するイメージング技術が欠かせません。しかし、細胞内で活発に素早く動き回る分子の挙動を見る技術は進歩しましたが、生物の深部でとらえる十分な手段はほとんどありませんでした。そこで共同研究グループは、既存の装置を改良した新たなイメージング装置の開発に挑みました。
今回、多点共焦点顕微鏡法の一種で、高速撮影が可能なスピニングディスク型共焦点顕微鏡※1に二光子励起法※2を適用した装置を開発しました。実際に、緑色蛍光タンパク質(GFP)を融合したタンパク質を導入して細胞内構造を可視化した生きたマウスやショウジョウバエなどの胚や卵を観察し、装置の性能評価を行いました。その結果、試料の100マイクロメートル(μm)深部において、従来に比べコントラスト比で30倍以上の改善を達成、ショウジョウバエ胚25μm深部にある、細胞の形態維持や変形に必要な微小管(直径25ナノメートル:nm)の伸長の様子のライブイメージングに成功し、生物深部の高速・高精細イメージングが可能なことを実証しました。今後、この装置は、基礎研究だけでなく応用研究や医療など幅広いライフサイエンス研究分野の発展に貢献すると期待できます。
本研究は、「最先端・次世代研究開発支援プログラム」により日本学術振興会を通して助成された研究課題「形態形成における微小管細胞骨格の役割の解析」等の一環として行われたもので、本研究成果は、米国の科学アカデミー紀要『Proceedings of the National Academy of Sciences of the United States of America(PNAS)』に2月11日の週に掲載されます。
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「大阪文化館・天保山」という施設の名称だが、企業メセナが大阪に今でも健在ということを示すためにも、「サントリーミュージアム」に準じてここは「オリックス」の名前を冠しておくべきだった。
サントリーミュージアムの時代同様、尖ったアート展示イベントを実施運営していってもらいたい。
↓↓↓↓↓↓
オリックス不動産、旧サントリーミュージアム天保山を「大阪文化館・天保山」として4月より運営開始 大阪府大阪市
http://yutosoken.com/2013/02/post_1393.html
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でも、この伊豆蔵教頭計画性が全くないので、今は草ぼうぼうで水も干上がり見る影もないです。
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オリックス不動産、旧サントリーミュージアム天保山を「大阪文化館・天保山」として4月より運営開始 大阪府大阪市
2013.02.12
http://yutosoken.com/2013/02/post_1393.html
オリックス不動産株式会社(東京都港区、山谷佳之社長)は、築港地区活性化事業施設(旧サントリーミュージアム天保山、大阪市港区)について、1月31日付で大阪市と定期建物賃貸借契約をした。今後は新名称「大阪文化館・天保山(Osaka Culturarium at Tempozan)」として4月1日より運営を開始する。
また、旧大阪天保山特設ギャラリーとして運営されていたギャラリー部分については、「京セラドーム大阪」「オリックス劇場」を運営する株式会社大阪シティドーム(大阪府大阪市、西海三男社長)が運営を行うという。
旧ギャラリーは、1994年11月に開業以来、多くの人に親しまれ、近年では「ツタンカーメン展」や「ONE PIECE 展」など、話題の催事を行ってきた。
「大阪文化館・天保山」は、これまでの歴史を継承しながら、「海遊館」や「天保山マーケットプレース」などの天保山ハーバービレッジ各施設との連携を通じ、地域の活性化に貢献し、これまで以上に快適に利用できる施設を目指すとしている。
「大阪文化館・天保山(Osaka Culturarium at Tempozan)」の所在地は大阪府大阪市港区海岸通一丁目5番10号。延床面積は10,737.41㎡、階数は地上9階地下1階。設計監理は安藤忠雄建築研究所、施工は竹中工務店・大林組共同企業体。
ギャラリー部分の概要は、ギャラリー展示床が1,000㎡(4階550㎡、5階450㎡)、レクチャールームが72㎡(5階)、収蔵庫が190㎡(1階)、写真室が88㎡(1階)。その他、メインロビー(2階)が635㎡、ミュージアムショップ(2階)が89 ㎡と136㎡の2区画、レストラン施設(2階)が445㎡。シアター施設(4・5階)の客席数は446席。運営開始日は4月1日。
日時: 2013年02月12日 12:00
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阪大、「網膜色素変性症」の新たな発症メカニズムを発見
http://news.mynavi.jp/news/2013/02/07/175/
大阪大学(阪大)は1月30日、緑内障、糖尿病性網膜症と並ぶ後天性の3大失明原因の1つである「網膜色素変性症」の新たな発症メカニズムを発見したと発表した。
成果は、阪大大学院 医学系研究科の野島聡 助教、同・豊福利彦准教授、同・熊ノ郷淳教授(免疫学フロンティア研究センター兼任)、神戸理研CDBの高橋政代プロジェクトリーダー、大阪大学蛋白室研究所の高木淳一 教授らによるもの。研究の詳細な内容は、日本時間1月30日付けで英国科学誌「Nature Communications」に掲載された。
網膜色素変性症は代表的な網膜変性疾患であり、網膜視細胞の進行性の変性を来す眼科疾患で、後天性の3大失明原因の1つとされ、成人の失明の原因として上位を占める重大な疾患であるものの、有効な治療法は現在まで確立されていない。病気の原因としては、いくつかの原因遺伝子が報告されているものの、それらの異常による症例は網膜色素変性症全体の中ではごく一部であり、新たな疾患発症メカニズムの解明と治療法の確立が課題となっている。
研究グループは、これまでの網膜色素上皮に発現するタンパク質「セマフォリン4A(Sema4A)」を欠損させたSema4A遺伝子欠損マウスを用いた研究より、Sema4A欠損下で重度の網膜の視細胞変性を来すことを明らかにしてきたほか、パキスタンの研究グループから、ヒト網膜色素変性症の患者においてSema4Aタンパク質に1アミノ酸変異を有する家系の存在が示唆されていたが、実際にSema4Aタンパク質の1つのアミノ酸の変異で網膜色素変成症が発症するのかどうかは不明のままであった。
研究グループは今回、これらの点突然変異による疾患発症の有無、発症の解明、さらにSema4Aを標的とした疾患治療の有効性の検討を行うことで、こうした課題の解明に挑んだ。
具体的には最初に3種類の点突然変異、「Sema4AD345H」、「Sema4AF350C」、「Sema4A R713Q」が網膜色素変性症の原因となり得るかどうかの検証のために、これらの遺伝子異常を有する遺伝子改変マウス(ノックインマウス)を作成して調査を行った。その結果、変異Sema4AF350Cを有する遺伝子改変マウスが、Sema4A欠損マウスと同程度の重度の視細胞の変性を示したほか、変異Sema4AF350Cが網膜色素変性症の原因となり得ることが動物モデルからも証明された(残る2種類の点突然変異Sema4AD345H、Sema4AR713Qについては、病原性が認められなかったという)。
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阪大とパデュー大、レーザーと磁場核融合炉に関する5カ年の共同研究を開始
http://news.mynavi.jp/news/2013/02/04/160/
大阪大学(阪大)と米パデュー大学は1月29日、「レーザーおよび磁場核融合炉に関する極限重相状態の科学」に関する共同研究を本格的に始動させることを発表した。また、米国時間1月28日、同共同研究のキックオフ会議をパデュー大において米国国立科学財団(NSF)からの担当者も参加する形でワークショップ開催として実施したという。
今回の共同研究の日本側の代表は阪大大学院 工学研究科 電気電子情報工学専攻 高強度レーザー工学領域の羽原英明准教授で、米国側代表はパデュー大のAhmed Hassanein教授。日本学術振興会が国際共同研究教育パートナーシッププログラム(PIREプログラム)として採択した研究の1つ。PIREプログラムは学術研究活動のグローバルな展開に対応するために、海外の学術振興機関との連携のもと、日本の大学などの優れた研究者が海外の研究者と協力して行う共同研究を推進するための事業であり、かつ国際的研鑽機会の充実を通じた若手研究者および大学院生の育成を目的とした国際共同研究事業である。今回の共同研究は日米双方の研究者が集い5年間(2012-2017)にわたって実施される計画で、日本側は日本学術振興会が、米国側はNSFがそれぞれ支援を行う形で実施される。また、米国側はロシア、アイルランド、ドイツの大学および研究機関との共同研究を含む形で研究を進めていくことから、極限状態における核エネルギーシステムと材料に関する教育・研究に関する一大国際共同研究教育パートナーシップが構成されることとなる。
核融合炉の内部の壁や宇宙船の外壁は、プラズマ状態に曝された極限状態となる。こうした材料の耐力向上は、設計上の重要要因となるため、今回の共同研究では、そうした極限状態をさまざまなレーザー装置を用いて研究を進めることで、材料システムとしての耐力向上の条件を確立することを目指そうというもの。これにより、レーザーの高機能性を十分に活用することができ、格段の進展を図ることが可能となるという。
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府市新大学構想を提言 市内新キャンパスも
2013/1/21 大阪
http://www.kentsu.co.jp/webnews/html_top/130118700050.html
大阪府市新大学構想会議(会長・矢田俊文北九州市立大学前学長)は18日、大阪府立・市立大学の統合による新大学構想を提言した。各キャンパスをカテゴリー別に特徴付け、地球未来理工学部などの新学部を設置。
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大阪・中之島新美術館「18日に決定」 橋下市長
2013/2/16 1:59
http://www.nikkei.com/article/DGXNASHC15040_V10C13A2AC8000/
大阪市の橋下徹市長は15日、北区中之島に新美術館を建設する方針を18日の市幹部会議で正式決定する意向を明らかにした。橋下市長が新美術館との統合検討を指示していた市立美術館(天王寺区)については、統合して閉鎖するか一部併存させるかを含めた基本構想を半年から1年かけて策定するという。市役所で記者団に語った。
橋下市長は15日、中之島に当初予定された近代美術館構想には市立美術館とすみ分ける考えがなかったと改めて批判。「全体図を議論する必要があるのに、不十分だった」と指摘。基本構想では「天王寺はやめて完全統合するのか、東洋と西洋で分けるなど機能分化をするのか。世界の潮流に合うか考える」と述べた。
統合再編の結果、市立美術館の機能を一部残す可能性もあるが「(2館の)完全併存の形はやめる」と強調。市の収蔵品については「第三者的な評価が不十分」として再評価する。
新美術館を巡っては、今年3月までに建設を決めなければ国に違約金を支払う必要があり、正式決定が急務だった。
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中之島に美術館 週明け決定
http://www3.nhk.or.jp/kansai-news/20130215/5524031.html?t=1360973446130
大阪市の橋下市長は記者団に対し、北区中之島への新たな美術館の建設を週明けに、決定する方針を示す一方で、天王寺区の市立美術館の扱いについては、今後、半年程度かけて、検討したいという考えを示しました。
大阪市は、開館から80年近くがたつ天王寺区の市立美術館を老朽化などを理由に閉館した上で、北区中之島に、新たな美術館を建設して、双方を統合する案を検討していました。
これについて、橋下市長は記者団に対し「北区中之島に美術館的なるものを作るということは週明けにきちんと固めたい」と述べ、今月18日に開かれる市の戦略会議で建設を決定する方針を示しました。
一方で、橋下市長は新たな美術館と市立美術館の統合については、「単純に、美術館2つを併存させるという発想はやめる」としたうえで「『市立美術館が東洋美術で新しい美術館は西洋美術』というように、機能を分けて、美術館を持っておくべきではないかなどさまざまな議論が出ている。市立美術館のあり方も含めて基本構想を考えたい」と述べ、市立美術館の扱いについては今後、半年程度かけて検討したいという考えを示しました。
02月15日 21時10分
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関西文学つれづれ:「『大阪女性文芸賞』30周年記念 贈呈式&トークイベント」
毎日新聞 2013年02月14日 大阪夕刊
http://mainichi.jp/feature/news/20130214ddf012040004000c.html
◇「『大阪女性文芸賞』30周年記念 贈呈式&トークイベント」(大阪女性文芸協会主催)
3月16日(土)午後1時から、大阪市北区芝田2の大阪弥生会館(電話06・6373・1841、JR大阪駅から徒歩5分)。
第1部=贈呈式。受賞作は『バロット』(『雛(ひな)を弔う』改題)の津川有香子さん、佳作は『女子会をいたしましょう』のひわきゆりこさん。第2部=鼎談(ていだん)形式の記念トーク「大阪と文学」。作家で同賞選考委員の黒井千次さん、同、津島佑子さん、同協会代表の尾川裕子さん。
参加費無料(要申し込み・先着100人)。詳細・申し込みは同協会(午後から受け付け電話072・922・2839)まで。
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>>1469
なぜ「関西」文学となるの?
内容からしても大阪文学にするのが自然。
なんでもいい話題での「大阪」は排除するルールがマスコミには
あるようだな。
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>>1470
>なんでもいい話題
ちょっと句読点がなくわかりずらかったですね。
なんでも(かんでも)、いい話題での・・・
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>>1468
新美術館建設決まりましたね
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大阪・中之島に新美術館建設決定 市立美術館の存廃は5 月までに (産経ニュース 2013年2月18日)
http://sankei.jp.msn.com/west/west_affairs/news/130218/waf13021820450022-n1.htm
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大阪・中之島に新美術館建設決定 市立美術館の存廃は5月までに
2013.2.18 20:43
http://sankei.jp.msn.com/west/west_affairs/news/130218/waf13021820450022-n1.htm
大阪市北区中之島で建設構想中の近代美術館について、市は18日の幹部会議で、建設用地に新美術館を建設する方針を正式決定した。統合を検討していた市立美術館(同市天王寺区)については、収蔵品を新美術館に集約して閉鎖するか、併存させて中之島を近現代美術、天王寺を東洋古美術専門型に整備するかなどを5月までに決める方針。
会議では、府所蔵の現在美術品も加え、世界から注目を集める美術館の方向性を目指すことを確認。具体的な整備方針では、2館を一本化する総合型か、併存させて収蔵品ごとに特色を打ち出す専門型とするかなどを外部の専門家らの意見を聴きながら3〜5月までに決める方針が示された。
規模やコストなどの試算を行い、パブリックコメントや市議会での議論をへて来年3月までに基本計画を策定させる。
橋下市長は「集約型と分散型を検討する委員の人選をしっかりやってほしい」と注文を付けた。
近代美術館構想をめぐっては、平成23年12月に就任した橋下市長が費用面などに難色を示し、建設計画の凍結・見直しを表明。その後、老朽化が問題視されている市立美術館との統合を検討するよう担当部局に指示していたが、今月4日に同美術館を視察後、統合に慎重姿勢を示していた。
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「大阪が首都になっていたかもしれない」
「信長学」で激論 岐阜市で研究者らフォーラム
岐阜市ゆかりの戦国武将織田信長について考える「信長学フォーラム」(市主催)が17日、
同市橋本町のじゅうろくプラザで開かれ、作家や研究者らが「本能寺の変の真実に迫る」をテーマに意見を戦わせた。
信長に学ぶまちづくりを目指す市が毎年開催しており、今年で5回目。
パネルディスカッションでは、歴史小説「信長の棺」などの著者加藤廣さん、小和田哲男静岡大学名誉教授、
細江茂光市長をパネリストに迎え、謀反を起こした部下明智光秀と信長との関係、謀反の理由などについて議論した。
3人は、「謀反は光秀の単独説か黒幕関与説か」をめぐり、「唆す人はいただろうが、光秀の思い付きの行動では」
「信長は生涯で10万近くの人を殺している。これ以上、人殺しをさせないための謀反」などと持論を展開。
本能寺の変がなかった場合の世の中については、「国内を平定したら海外に侵出しただろう」「大阪が首都になっていたかもしれない」
などと語り合っていた。
http://www.gifu-np.co.jp/news/kennai/20130218/201302181128_19370.shtml
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大阪市、中之島に新美術館建設を決定
2013/2/19 2:24
http://www.nikkei.com/article/DGXNASHC1802T_Y3A210C1AC8000/
大阪市は18日、市幹部会議を開き、北区中之島に新美術館を建設する方針を正式決定した。橋下徹市長が当初、新美術館との統合検討を指示していた市立美術館(天王寺区)の存廃を巡っては、統合案と併存案を併記し結論は出さなかった。市は5月までに存廃を最終判断した上で、来年度中に新美術館の基本構想をまとめる。
橋下市長は同日、「市立美術館を含めて新美術館(のあり方)を考えてこなかったことが問題。コレクションの評価も含めて専門家に議論してもらう」と述べた。
市は美術館について「総合型」と「専門型」の2パターンを例示。総合型は市立美術館の収蔵品や展示機能の大半を新美術館に移転する。専門型は2美術館を併存させ、新美術館が近現代美術を、市立美術館が東洋古美術をコンセプトにしてすみ分ける。
市は今後、コレクションの価値などを再評価。外部有識者らの意見も聞きながら、5月までに方針を決め、11月までにコスト試算なども含めた基本計画案を作成する。
新美術館を巡っては、国との契約で3月末までに建設を決めなければ、最大約48億円の違約金が発生するため、市は文部科学省に期限の延長を申し入れる。
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若手芸術家らに発表の場を提供 大阪駅前第4ビルに無料展示ルーム
2013.2.19 02:00
http://sankei.jp.msn.com/region/news/130219/osk13021902010003-n1.htm
若手芸術家や芸術家を志す学生のほか、趣味の作品を発表したい人たちに無料で展示スペースを提供するアートルーム「ワインレッド」が、大阪市北区の大阪駅前第4ビルに誕生した。「作品を発表したい人たちの手助けになり、また地域活性化にもつながれば」と井上幸久店長(25)。一般の来場者が写真、絵画、映像などを鑑賞しながら飲食できる一風変わったギャラリーになっている。
誰でも気軽に芸術に触れてもらおうと、印刷会社「オリエント製版」(同市中央区)の片上雄太社長(72)が、若い頃からなじみのあった同ビルの地下1階にオープンさせた。
白を基調とした店内は広さ約30平方メートル。主に壁面が展示スペースで、壁に向かうように座るテーブルといす10脚が並ぶ。現在は、日本写真映像専門学校(同市東住吉区)の生徒たちの写真作品約50点が展示されている。3月10日まで。
出展者側は、展示料金のほか、スポットやワイヤなどの設備使用も無料。作品を見にきた人に対し、ドリンク(ジュース、ワイン、ビールなど)と料理(ソーセージ、ミニステーキ、チーズなど)をいずれも1品300円で販売する(ドリンクと料理のセット料金は500円)。
午前11時〜午後10時(火曜は午後5時から)。月曜休み。問い合わせはワインレッド((電)06・6347・1884)。
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阪大に共同講座 陽進堂、バイオ医薬品で
http://www.hokkoku.co.jp/subpage/K20130219302.htm
陽進堂(富山市)と大阪大は18日までに、バイオ医薬品の研究開発を行う「核酸制御(陽進堂)共同研究講座」を設置した。大阪大大学院工学研究科生命先端工学専攻内で活動し、将来的には、新薬開発を主業務とするベンチャー企業の設立を目指す。
陽進堂が蓄積した基礎実験のデータと、渡邉肇大阪大大学院教授が専門とする「遺伝子発現プロファインリング」を組み合わせて、がんや免疫異常などの疾病を引き起こす遺伝子の探索や、遺伝子を標的とする医薬品の開発に取り組む。
陽進堂から和田忠士顧問が特任教授に着任して講座長を務める。招へい教員として真門剛毅研究員が出向、渡邉教授は大学内の調整や研究の指導助言を行う「メンター教授」に就く。設置期間は2018(平成30)年1月までの5年間。
陽進堂は2010(平成22)年から横浜市立大とバイオ医薬品開発の共同研究を進めてきた。今回の講座は、同研究の終了に伴い、成果を引き継ぎ発展させる形で設置された。
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陽進堂と大阪大、バイオベンチャー設立へ 新薬開発で共同研究
2013/2/19 23:31
http://www.nikkei.com/article/DGXNZO51908770Z10C13A2LB0000/
陽進堂と大阪大学はバイオベンチャーの設立を目指し、新薬開発の共同研究を始めた。陽進堂が資金を提供し、両者が研究に取り組む「共同研究講座」をこのほど大阪大学に開設した。期間は2018年1月までの5年間。病気の原因となる遺伝子に直接作用して遺伝子の機能を抑制する医薬品「核酸医薬」の開発を進め、ベンチャー設立につなげる。
陽進堂は人の免疫機能を生かしたバイオ医薬品の研究開発を進めており核酸医薬は10年から横浜市立大学と連携して研究を進めてきた。既に同社と横浜市立大は核となる疾病の遺伝子機能を抑制する主要特許の一部は出願を済ませている。
相乗効果が見込める研究が大阪大内で進められていることから、今後は研究拠点を大阪大に移す。陽進堂は自社の研究員を共同研究講座に派遣する。5年で特許の出願を進め、マウスを使った実証事例を集める。5年間の研究開発費は明らかにしていない。
設立を目指すバイオベンチャーは陽進堂以外の医薬品メーカーからも出資を受け、研究開発を進める構想が有力だ。
大阪大は大学側と出資する企業が共通の課題について、柔軟に活動できるよう共同研究講座を開設している。医学関連では大塚製薬と開設したがん免疫学の共同研究講座などがある。
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さわれるいん石 人気
http://www3.nhk.or.jp/kansai-news/20130221/5641631.html?t=1361449757578
ロシアにいん石が落下したことを受けて、いん石への関心が高まり大阪市立科学館では展示中の触れるいん石が改めて人気を集めています。
大阪・北区の大阪市立科学館には世界中から集めたいん石、約20点が常時展示されていますが、今月15日にロシアのチェリャビンスク州にいん石が落下したあと、いん石のコーナーに来る人が急に増えているということです。
科学館1階のアトリウムに設けられたコーナーにはアフリカのナミビアで19世紀に発見された「ギベオンいん石」が展示されていて自由に触ることができます。
このいん石は41キロあり、見学に訪れた子供たちが順番に触ったり3人がかりで持ち上げたりして本物のいん石の感触や匂いを確かめていました。
いん石を触った小学5年生の男の子は「地球に、いん石がいっぱい落ちてるんだなとびっくりしました。すごく硬くて重かったです」と話していました。
大阪市立科学館の飯山青海学芸員は「いん石を触ると熱で表面が溶けてなめらかになっているのがわかります。是非、目の前にある本物のいん石をじっくり観察してほしい」と話しています。
02月21日 19時15分
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道頓堀の演芸場「角座」復活へ
2月23日 4時15分
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20130223/k10015725651000.html
江戸時代に作られ、戦後、大阪のお笑い文化を支えた道頓堀の演芸場「角座」が、閉館から5年ぶりに、ことし7月、復活することになりました。
大阪・道頓堀の「角座」は、江戸時代に作られた芝居小屋が発祥で、戦後は、多くの漫才師や落語家が活躍する演芸場として、大阪のお笑い文化を支えてきました。
しかし、客の減少で、一時映画館に姿を変えたあと、5年前に閉館されましたが、大阪の芸能プロダクション「松竹芸能」が演芸場として復活させることになりました。
新しい「角座」は、かつてあったのと同じ場所に、ことし7月末にオープンする予定で、126席の劇場のほか、周辺の広場には飲食店やタレントが常駐する観光案内所なども作る予定です。
「松竹芸能」の井上貴弘社長は「原点である道頓堀で角座を復活できることを非常にうれしく思っています。少しでも地域の活性化に貢献したいと思っています」と話しています。
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電子書籍サービス開始1年 大阪市立図書館
2013年2月22日
http://www.nnn.co.jp/dainichi/news/130222/20130222035.html
大阪市立図書館が電子書籍サービスを開始して1年が経過した。自宅のパソコンなどで資料閲覧ができ、読書や調査研究の新しいスタイルを生み出す可能性が期待されている。しかし、コンテンツ不足などで普及は進んでおらず、日本図書館協会(東京)によると、同サービスを導入している公立図書館は全国でわずか13館にとどまっている。同図書館の取り組みから見えてきた同サービスの成果と課題を取材した。
■専門書に特化■
同館は「知識創造型図書館」を実践する一環として昨年1月、同サービスを開始。大阪府内では、堺市立図書館に次ぐ取り組みだ。
大阪市立図書館の場合、ニーズが高いとされる小説や実用書ではなく、調査研究の支援に重点を置くため学術書や専門書に特化し、大学図書館向けに開発されたシステムを採用。コンテンツへのアクセス権を購入し、和書850タイトル、洋書3500タイトルを提供している。
同館ホームページ(HP)から専用サイトにアクセスし、登録番号とパスワードを入力してログインすれば無料で閲覧できる。一部に制限はあるが本文の印刷も可能。また、館内の専用端末であればパスワードがなくても閲覧できる。
■活用PRを■
同館企画・情報担当の岡本泰子係長は同サービスについて、「貸し出し禁止の専門書を外部で閲覧できるほか、探している特定の文章や言葉などが書籍のどこにあるかをすぐ検索できる。研究調査を目的とする利用者にとって課題解決の間口が広がった」と成果を強調する。
しかし、導入1年目である2012年に閲覧まで至ったのは約1万9千件。ログインページへのアクセス数は約7万2千件と、同館HPへの年間アクセス数の2・5%程度にとどまっている。岡本係長は「HP利用者をできるだけ多く引き込んでいきたい」と認知度の向上を課題に挙げ、活用方法のPRを強化する考えだ。
■今は過渡期■
提供可能なコンテンツが不足していることも大きな課題だ。ベストセラー小説やハウツー本など商業的価値が高い書籍は、出版社側が公立図書館向けにほとんど提供していない。このため同サービスの導入を見送る自治体は全国的に多く、普及が進まない一因となっている。
コンピューターシステムのリニューアルを予定している鳥取県の鳥取市立図書館も二の足を踏む。新システムは電子書籍サービスに対応可能だが、同館は「小説など利用者ニーズの高いコンテンツが少ない。経費を考えるとサービス開始には当面踏み切れない」としている。
こうした現状について、大阪市立図書館の利用サービス担当の石田智子係長は「今は過渡期」と指摘した上で、「出版社側が図書館をマーケットと捉えるようになれば、今後大きな転換がある」と、将来のコンテンツ増加に期待を込める。
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>>1475 大阪呑気大事典(宝島文庫)にそんな記述があったな。西洋ナイズしたハイカラな街になってたのに、秀吉が貧相な街にしたとか?
そうしたのは徳川幕府だろうが、下層とされた商人とナンタラカンタラをかき集めて卑下して。
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松竹芸能 大阪・道頓堀に新劇場!今秋のオープン目指す
http://www.sponichi.co.jp/entertainment/news/2013/02/23/kiji/K20130223005256630.html
松竹芸能が大阪・道頓堀に新劇場を建設する計画を進めていることが22日、分かった。場所は2008年5月に閉館した道頓堀角座の跡地。ベテランから若手まで出演する150人規模の演芸場で、今秋までのオープンを目指すという。
道頓堀に、角座の名物だった赤の大提灯(ちょうちん)が帰ってくる。客席が1100席あったかつての旧劇場に比べると、規模は小さいが“笑いの殿堂”復活に関係者も喜びを隠せない。間もなく着工し、開館は8月から9月ごろとみられる。劇場としては「かなりポップなデザイン」(関係者)で、客席は150人程度を予定している。
角座といえば、江戸時代に建築され、350年以上の歴史を誇っていた。昭和初期には中座や浪花座とともに「道頓堀五座」と呼ばれ、芝居小屋として栄えた。1958年以降は“演芸の角座”として、お笑いブームをけん引。だが80年代に入り、集客の減少に歯止めがかからず84年、演芸場は閉鎖された。86年には映画館や飲食店が入る複合施設としてリニューアル・オープン。04年には地下1階に演芸場「B1角座」を復活させたが、4年後に廃座した。
角座の演芸場が閉鎖した84年以降、松竹芸人は約600人を収容する「演芸の浪花座」に活動の場を移したが02年に閉館。その後は「ミナミのど真ん中ホール」「B1角座」と小規模の拠点劇場を転々としてきた。現在は通天閣の地下にある劇場「TENGEKI」で毎週土、日曜に興行している。角座復活の朗報にベテラン芸人らは「やっと道頓堀に劇場が戻ってくる。本当にありがたい」「若手からベテランまで出られると聞いてる。楽しみですわ」と感激しているという。
松竹芸能はピン芸人日本一決定戦「R―1ぐらんぷり」でキンタロー。(31)、雷ジャクソン高本(37)が決勝に進出。昨年の漫才師の頂点を決める大会「THE MANZAI」ではオジンオズボーンがファイナリストになるなど若手も伸びている。
横山たかし・ひろし、海原はるか・かなたらベテランとともに勢いのある若手らがミナミのど真ん中から笑いを発信。角座名物の赤提灯を新劇場でもトレードマークとして採用すれば、新名所として盛り上がるのは間違いない。
▽松竹芸能 1956年に創業。所属する芸能人には「レツゴー三匹」「横山たかし・ひろし」「海原はるか・かなた」正司敏江、落語家の桂春団治、桂福団治、笑福亭鶴光、笑福亭鶴瓶。タレントでは「よゐこ」「ますだおかだ」「TKO」「オセロ」、若手には「オジンオズボーン」「チキチキジョニー」「なすなかにし」らがいる
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中之島にホール誘致検討 大阪市、新美術館の隣接地
http://www.asahi.com/culture/update/0222/OSK201302210213.html
大阪市は、北区・中之島地区の市有地(8300平方メートル)にコンサートホールを誘致する検討に入った。新年度予算案に調査費200万円を計上。市が計画する新美術館の予定地に隣接しており、周辺の国立国際美術館や市立科学館などとの相乗効果で集客を目指す。
同じ中之島地区で4月に新装開業する「フェスティバルホール」は最新の音響設備を備え、クラシックやオペラの公演も予定されている。これに対し市は、特色の異なる多目的ホールなどを想定。新年度はホールの建設と運営を担う民間事業者の誘致条件などを調査する。
橋下徹市長は21日の記者会見で「大阪は大都市なのにホールが少ない。フェスティバルホールなどは(予約)満杯の状況が続いていると聞いている。需要があるなら絶対につくるべきだ」と意欲を見せた。
誘致予定地では1990年代、高さ約200メートルのビルを建てて「舞台芸術総合センター」を設ける構想があったが、市の財政難で立ち消えになっていた。
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過剰な免疫反応、メタボと関連…阪大グループ
http://osaka.yomiuri.co.jp/e-news/20130224-OYO1T00249.htm
体内で免疫反応が過剰に働くことが、慢性関節リウマチといった自己免疫疾患だけでなく、メタボリック症候群やアルツハイマー病など幅広い病気の発症に関わっている可能性があると、大阪大の平野俊夫学長、村上正晃・准教授らの研究グループが、米科学誌セル・リポーツに発表した。新しい治療法の開発につながる成果という。
細胞はウイルスや細菌に感染すると、インターロイキン6(IL6)というたんぱく質を放出し、病原体と戦う免疫細胞を呼び集める。本来は一時的な反応だが、IL6の放出が止まらず、正常な細胞まで攻撃させる場合があり、それが自己免疫疾患につながると考えられている。
グループはマウスの培養細胞を使って、全遺伝子の7割にあたる約1万6000個の遺伝子の機能を一つずつ停止し、どの遺伝子がIL6を活性化するのかを調べる実験を行い、約1000個が関与していることを発見した。これらを人間の遺伝子データベースと照合した結果、人とマウス共通の約800個が、糖尿病などにつながるメタボリック症候群やアルツハイマー病、多発性硬化症などの発症に関与していた。
平野学長は「病気の仕組みを総合的に理解し、効果的で副作用が少ない治療法を開発するきっかけになるだろう」と話している。
(2013年2月24日 読売新聞)
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道頓堀に角座復活へ…新劇場、タレント養成も
http://osaka.yomiuri.co.jp/e-news/20130223-OYO1T00597.htm?from=newslist
※2013年夏にオープンする予定の「道頓堀角座」の完成イメージ図(松竹芸能提供)
http://osaka.yomiuri.co.jp/zoom/20130223-OYO9I00589.htm
松竹芸能(大阪市)は23日、大阪・道頓堀の「角座ビル」跡地に今夏、新劇場「道頓堀角座」をオープンすると発表した。江戸時代以来の伝統を誇り、戦後は多くのお笑いファンに親しまれてきた〈演芸の角座〉が、5年ぶりに復活する。
同社によると、現在は更地になっている跡地に、2階建ての施設を建設。126席の新劇場に加え、同社の大阪本社事務所やタレントスクールなどを集約する。7月末に開業の予定。
敷地内に約800平方メートルの広場を整備し、飲食店のほか、同社所属のタレントが常駐する観光案内所などを設置。様々なイベントを開催し観光客をも呼び込む空間作りを目指すという。
角座は、江戸時代に歌舞伎劇場として創建され、中座や浪花座などとともに、一帯のにぎわいの中心となった「道頓堀五座」の一つ。1911年に松竹直営となり、関西新派、新国劇なども上演された。戦災を経て47年に新築され、58年からは約1100席の大演芸場に。「かしまし娘」らの活躍の場となった。
86年には映画館を核とした複合施設・角座ビルに建て替わり、2004年には地下1階に演芸場「B1角座」も復活。しかしこれも、08年5月末に閉館した。
現在、松竹芸能は大阪・新世界の通天閣地下の劇場で「通天閣劇場TENGEKI」として、週末を中心に公演中。一方、東京では2011年に常設劇場「新宿角座」を開業し、新たなお笑いファンを開拓しているが、本拠地・道頓堀での角座復活が悲願だった。
同社の井上貴弘社長は「新宿角座と連携し、お笑い界のスターを育成したい。お笑いを通じて道頓堀地区の活性化にも貢献していきたい」と話している。
(2013年2月23日 読売新聞)
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第2の藤山寛美は生まれるか?でも新人類・バブル世代が1人前になった頃から芸人、テレビ番組から幼稚化したというか、大人の粋(すい)を感じさせなくなった。
http://h1beta.hatena.ne.jp/touch/keyword/%E7%9B%AE%E5%85%88%E3%81%AE%E6%90%8D%E5%BE%97%E5%8B%98%E5%AE%9A%E3%81%97%E3%81%8B%E3%81%A7%E3%81%8D%E3%81%AA%E3%81%84%E4%BA%BA%E3%81%9F%E3%81%A1
>>古典文化が滅びる→文化的な教養が著しく低下する→現代文化・サブカルチャーが貧相なものになる→コンテンツ産業が衰退する(国際競争力を失う)
かくいう自分もかなり大きくなるまで松竹新喜劇の良さがわからなかったが。吉本が面白いと思ってたのは小学生の頃だけ。(リニューアルのだいぶ前)
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触れる隕石を展示=大阪〔地域〕
http://www.jiji.com/jc/c?g=soc_30&k=2013022700320
大阪市北区の大阪市立科学館に展示されている「触れる」隕石(いんせき)が注目を浴びている。「ロシアでの隕石落下を受け、一般の人から問い合わせが増えた」(企画広報グループ)といい、多くの人に触りに来てほしいとアピール中だ。
同科学館地下1階には、1836年にアフリカのナミビア共和国で発見されたギベオン隕石が置いてあり、自由に持つことも可能。主成分は鉄なため、重さは約41キログラムと見た目以上に重い。飯山青海学芸員によると、「子どもが持ち上げようとすると、数人がかり」という。
ほかにも、4階の展示場に、小惑星イトカワ由来の隕石やアメリカで発見されたオデッサ隕石など10点以上を常設。飯山学芸員は「実際に触ることで、科学に興味を持ってもらえるとうれしい」と話している。(2013/02/27-11:10)
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>>1480
>さわれるいん石 人気
>http://www3.nhk.or.jp/kansai-news/20130221/5641631.html?t=1361449757578
これ私も触りました
あひるちゃんのイベントで大阪を訪れた時
その期間中に、市立科学館ではやぶさの映画が上映しているのが分かってので行きました
隕石を触ったのはその映画を見終わった後
本当に手で触れてしかも持ち上げられる
しかも紐や鎖などは付いてなくて
結構高価なはずなのにこんな管理でいいのかなと思ったほど
こうした展示を大阪市がしているのは本当に驚きました
もっとPRしても良いのにとも思いました
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大阪市読書感想画コンクール:受賞者に賞状と盾 8291点応募−−表彰式 /大阪
毎日新聞 2013年02月28日 地方版
http://mainichi.jp/feature/news/20130228ddlk27040388000c.html
本の感想を絵画で表現する「第30回大阪市読書感想画コンクール」(大阪市学校図書館協議会主催、毎日新聞社後援)の表彰式が27日、大阪市西区の市立中央図書館であった。小・中・高計8291点の応募作品から、優秀賞16人、優良賞34人が選ばれ、受賞者が大阪市学校図書館協議会の桐山茂会長らから賞状と盾を受け取った。
桐山会長は「さまざまな感性で表現し、本のすばらしさや感動が絵を通じて伝わってきました」と受賞をたたえた。
受賞者を代表して優秀賞の大阪市立鶴橋小1年の高山大輝君(7)が「ぼくがきょうりゅうだったとき」を読んで描いた作品の感想を発表。高山君は「丁寧に色を塗ることを頑張りました。赤ちゃん恐竜が可愛く描けてうれしかった」と喜びを語った。【向畑泰司】
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クールベ展:写実の巨匠 大阪・大丸梅田店で開幕
毎日新聞 2013年03月01日 大阪夕刊
http://mainichi.jp/feature/news/20130301ddf041040018000c.html
大丸梅田店開店30周年記念「クールベ展」(毎日新聞社主催)が1日、大阪市北区の大丸ミュージアム<梅田>(大丸梅田店15階)で始まった。11日まで。
19世紀フランスを代表する写実主義の巨匠、ギュスターヴ・クールベ(1819〜77年)による初公開を含む油彩、素描、版画など約110点を展示。来場者は厳格なタッチで表された風景画などの作品世界に、じっくりと見入っていた。会場には愛用のパレットやデスマスクなどの資料も並び、ファンの関心を集めている。
入場は午前10時〜午後7時半(最終日は午後5時半まで)。一般900円、大高生700円、中学生以下無料。問い合わせは大丸梅田店(06・6343・1231)。【渡辺亮一】
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第8回大阪アジアン映画祭、3月8日から開催!中国・香港・台湾から日本初上演作品が多数出品
http://topics.jp.msn.com/entertainment/china/article.aspx?articleid=1702568
2013年3月1日、「大阪発。日本全国、そしてアジアへ!」を合言葉に、今年で8回目を迎える大阪アジアン映画祭。オープニングでは香港映画界の巨匠ジョニー・トー監督の最新作「毒戦」、クロージングでは中国の新世代を代表するリー・ユー監督の最新作「二重露光〜Double Xposure〜」をそれぞれ日本初上映。全作品44本のうち、中国、香港、台湾作品が14本(合作を含む)となっている。
同映画祭では、昨年「香港映画祭」を開催したのに引き続き、今回も特集「Special Focus on Hong Kong」を開催。4年連続の参加となる巨匠ジョニー・トーから、現在の香港映画界若手筆頭格のパン・ホーチョン、これからの香港映画界を担うことになるだろう新鋭まで、映画界を構成する幅広い世代の才能による多様な香港映画の現在を浮き彫りにする。
また、中国の新世代監督として脚光を浴び始めたリー・ユー(李玉)監督の小特集もある。近年は常に中国トップ女優ファン・ビンビンとコンビを組んでいることが特徴の一つだが、今回もこのコンビの最新作「二重露光〜Double Xposure〜」を含む3作品が上映。監督の才気はもちろんのこと、リー・ユー監督と組んだ時にのみ発露されるファン・ビンビンのすご味を帯びた演技にも注目だ。
さらに、映画祭の本開催に先立ち、3月4日に2012年の観客賞受賞作「セデック・バレ」の第1部「セデック・バレ 太陽旗」を特別上映。ウェイ・ダーション監督の舞台挨拶も予定されている。映画祭は3月8〜17日、大阪市内5カ所の会場で開催される。(編集/ENE)
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ドラゴン宇宙船が基地に到着 大阪市立大の実験器材運ぶ
2013年3月3日 20時47分
http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2013030301001737.html
【ワシントン共同】国際宇宙ステーションに物資を無人輸送する米宇宙ベンチャー・スペースX社のドラゴン宇宙船が3日、ステーションに到着した。マウスの胚性幹細胞(ES細胞)に宇宙放射線が与える影響を調べるための大阪市立大の実験器材などが積まれている。
当初は2日に到着予定だったが、1日の打ち上げ直後にドラゴンの噴射装置にトラブルが発生。回復して軌道制御できる状態になったが、米航空宇宙局(NASA)は安全確認のためドッキングを延期していた。
大阪市立大の実験は、人が宇宙に長期滞在する際の影響を予測する目的で行われる。
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安藤さん「周辺梅でいっぱいに」 近つ飛鳥博物館
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/osaka/news/20130303-OYT8T00053.htm
建築家の安藤忠雄さん(71)が、自ら設計した府立近つ飛鳥博物館(河南町東山)周辺で行う梅の植樹について語る講演会が2日、同館で開かれ、自然保護に関心のある約500人が安藤さんの植樹への思いに耳を傾けた。
同館周辺の敏達、用明など五つの陵墓が梅の花びらになぞらえて「梅鉢御陵」と呼ばれていることなどから、安藤さんが呼びかけ、来館者らからの寄付で、紅梅や白梅など400本近くを植えている。
「近つ飛鳥を梅いっぱいに」と題された講演会では、安藤さんがこれまでの経緯を振り返り、「建築家は建物だけでなく、その周辺の環境もつくっている。自分のできることをするのが大切で、博物館周辺を日本でも指折りの梅の名所にしたい」とさらなる植樹活動へ意欲を見せた。
同館周辺の梅はまだ咲き始めで、今月いっぱいは楽しめるといい、白石太一郎館長は「数年前から新聞の梅だよりにも取り上げられ、近畿の梅の名所が一つ増えた。安藤さんは代表作の一つと考えてこの博物館を大切にしてくれている」と感謝していた。
(2013年3月3日 読売新聞)
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米の民間宇宙船、国際基地に到着 大阪市立大の器材運ぶ
2013/3/4 12:19
http://www.nikkei.com/article/DGXNASDG03024_U3A300C1CR0000/
【ワシントン=共同】国際宇宙ステーションに物資を無人輸送する米宇宙ベンチャー・スペースX社のドラゴン宇宙船が3日、ステーションに到着した。マウスの胚性幹細胞(ES細胞)に宇宙放射線が与える影響を調べるための大阪市立大の実験器材などが積まれている。
当初は2日に到着予定だったが、1日の打ち上げ直後にドラゴンの噴射装置にトラブルが発生。回復して軌道制御できる状態になったが、米航空宇宙局(NASA)は安全確認のためドッキングを延期していた。
大阪市立大の実験は、人が宇宙に長期滞在する際の影響を予測する目的。冷凍されたマウスのES細胞を半年から3年間、日本実験棟「きぼう」で保存し、地球に持ち帰って遺伝子異常などを分析する。受精卵に移植して正常なマウスが生まれるかどうかも調べる計画だ。
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老廃物の掃除物質 生成解明
http://www3.nhk.or.jp/kansai-news/20130304/5881421.html?t=1362391168593
体内の老廃物を掃除する役割を担い、アルツハイマー病やがんの発症にも関係するといわれる物質「オートファゴソーム」が細胞内のどこで作られているのか特定することに、大阪大学の研究グループが世界で初めて成功しました。
病気の予防や治療につながる可能性があると注目されています。
この研究を行ったのは、大阪大学大学院生命機能研究科の吉森保教授らの研究グループです。
細胞の中には、侵入してきた病原体やたまった老廃物を分解し掃除する役割を担う「オートファゴソーム」という特殊な物質があることが50年前から知られていますが、どこで作られているのかは謎でした。
吉森教授らのグループは、細胞内の物質に色をつける特殊な技術を使い、顕微鏡で「オートファゴソーム」が作られる場所を調べました。
その結果、細胞内でエネルギーを作る「ミトコンドリア」とタンパク質を作る「小胞体」が接する場所で、「オートファゴソーム」が作られるのを世界で初めて特定したということです。
吉森教授は「オートファゴソームはがんやアルツハイマー病、それに生活習慣病などを抑えることがわかっている。体内でオートファゴソームの量を増やせるような薬ができれば、病気の治療や予防に使えるのではないか」と話しています。
03月04日 06時57分
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喜びをかみしめて おおさかシネマフェス表彰式
2013年3月4日
http://www.nnn.co.jp/dainichi/news/130304/20130304015.html
「おおさかシネマフェスティバル2013〜映画ファンのための映画まつり〜」(大阪映像文化振興事業実行委員会など主催)は3日、大阪市中央区の大阪歴史博物館でメーンの表彰式が開かれ、主演女優賞の高橋恵子さん、助演女優賞の松原智恵子さんが着物姿で参加し、花を添えた。
関西の映画ファン、ジャーナリストが選んだ12年度の映画ベストテン、個人賞を表彰する恒例のイベント。日本映画第1位「かぞくのくに」で監督賞を受賞した大阪出身のヤン・ヨンヒ監督は「地元のみなさんに選んでいただき光栄です」とにっこり。同作記念上映後、主演男優賞の井浦新さんと一緒に浜村淳さん司会のトークショーに臨み会場から大きな拍手を受けた。
23年ぶりの映画主演作「カミハテ商店」で受賞の高橋さんは「初心に帰って演じた。女優として新たなスタートを切ったような作品」と言えば、松原さんも「生涯一女優を貫きたい」と共に感激の面持ちで喜びを語った。助演男優賞の青木崇高さん(八尾市出身)も地元ファンの前であらためて喜びをかみしめ、新人男優賞の五十嵐信次郎(ミッキー・カーチス)さんは会場に駆けつけた映画「ロボジー」のロボットに祝福され「うれしい」と顔をほころばせていた。
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社会人基礎力育成グランプリ、大阪工業大が大賞
2013/3/4 20:49
http://www.nikkei.com/article/DGXNASDG04057_U3A300C1CR8000/
社会人に求められる能力を大学生がどれだけ伸ばせたかを競う「社会人基礎力育成グランプリ2013」(日本経済新聞社主催)の決勝大会が4日、東京・大手町の日経ホールで開かれ、大賞に大阪工業大学工学部が選ばれた。準大賞は石川県立看護大学看護学部と日本大学工学部、会場の投票で選ぶ会場特別賞は多摩大学経営情報学部に授与された。
グランプリには全国92大学から109の学生チームが参加した。全国6地区の予選を勝ち抜いた8チームが決勝に進み、ゼミなどの取り組みを発表、企業の人事担当者や大学教授らが審査した。
大阪工業大のチームは、ものづくりの厳しさを経験したエンジニアとしての挑戦や、何度も問題を乗り越えて成長した姿などが評価された。
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萬斎、和の感覚満載 「マクベス」「ボレロ」関西初登場
http://www.asahi.com/culture/update/0305/OSK201303050059.html
春の大阪で、狂言師の野村萬斎がヨーロッパ文化を「和」の感覚と様式で表現する二つの舞台を披露する。今月8、9日のシェークスピア悲劇「マクベス」と、来月21日の「MANSAIボレロ」。ともに緊張感と簡潔な美で見せる関西初登場の作品だ。
「マクベス」は、河合祥一郎翻訳の台本を萬斎が大胆に構成・演出。2010年に東京で初演した舞台を今回大幅に改訂した。物語をマクベスの野心と破滅の軌跡に絞り、登場するのはマクベス(萬斎)と夫人(秋山菜津子)、3人の魔女の計5人だけ。魔女たちが様々に変身して、マクベス夫妻と観客を導く。
魔女は寺山修司が主宰した「演劇実験室◎天井桟敷」出身の高田恵篤、福士惠二、小林桂太が演じている。萬斎は魔女に、人間の欲望や畏敬(いけい)すべき自然、森羅万象を映し出す鏡など多様な意味を託した。
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織田作之助賞:いしいしんじさんら出席し贈呈式…大阪
毎日新聞 2013年03月06日 18時46分(最終更新 03月06日 18時58分)
http://mainichi.jp/select/news/20130307k0000m040026000c.html
第29回織田作之助賞(大阪市・大阪文学振興会・関西大学・毎日新聞社主催、一心寺など協賛)の贈呈式が6日、大阪市中央区の綿業会館で開かれた。小説「ある一日」(新潮社)で受賞した、いしいしんじさん(47)、織田作之助青春賞の滝口浩平さん(23)、同佳作の未来谷今芥(みらたに・いまぁく)さん(23)に賞状と副賞(織田作之助賞100万円、織田作之助青春賞30万円、佳作5万円)が贈られた。
織田作之助賞は、新鋭・気鋭の作家の小説(単行本)を対象にした候補作5点から選ばれた。受賞作は作家自らの体験を踏まえ、40代で初めて新しい命を授かった夫婦の出産の一日を濃密に描く。
いしいさんは京都市在住。03年「麦ふみクーツェ」で坪田譲治文学賞。今回の受賞に、「到底いただけるとは思っていなかった。受賞作は(人が)生まれる話。全ての皆さんのお父さん、お母さんに『ありがとう』と言いたい」と喜びを語った。【渡辺亮一】
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クールベの展覧会
http://www3.nhk.or.jp/kansai-news/20130307/3000081.html?t=1362648620218
19世紀にフランスで活躍した画家、ギュスターヴ・クールベの展覧会が、大阪・北区のデパートで開かれています。
ギュスターヴ・クールベは、19世紀にフランスで花開いた写実主義を代表する画家です。
大阪・北区のデパートの会場には、クールベ自身の作品や彼を慕う画家たちが描いた肖像画などあわせて114点が展示されています。このうち「オルナンの城」という油絵は、生まれ育ったフランス東部の街を題材にした作品です。
中世の城や渓谷など、クールベが愛した風景を描いたもので、この構図の絵を何度も作製しています。また、「犬に襲われる鹿」という作品は、ほかの画家のために作製したデッサンです。
方眼紙に木炭と鉛筆を使って描いたもので、紙にマス目を書いて構図を決めるなど創作過程がうかがえます。
会場には、愛用したパレットやパイプなども展示されていて訪れた人たちが一つ一つをじっくりと眺めていました。
大丸梅田店の井口昌也さんは「今回は彼を慕う画家たちが描いた肖像画なども展示しています。様々な角度からクールベのことを知ってもらいたい」と話していました。この展覧会は今月11日まで開かれています。
03月07日 12時29分
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在日コリアンの苦悩描いた演劇 ソウルで再上演へ
在日コリアンのシンガーソングライター、趙博氏の歌「百年節」を素材に、在日コリアンの100年の
歴史を描いた演劇「百年 風の仲間たち」が再び韓国で上演される。
斗山アートセンターは8日、2011年に上演し好評だった同作品を今月9〜16日までソウル・
鍾路区にある同センター内の「スペース111」で上演すると明らかにした。同作品は趙氏が脚本を
手掛け、同じく在日コリアンの金守珍氏が演出を務めた。
韓日併合100年を迎えた2010年を舞台に、在日コリアンが多く住む大阪・玉造の居酒屋「風まかせ
人まかせ」に集う在日コリアンたちの苦労の人生を涙と笑いで描いた。
http://japanese.yonhapnews.co.kr/society/2013/03/08/0800000000AJP20130308003900882.HTML
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なんばで本持ち寄る「植本祭」―「まちライブラリー@大阪府立大学」始動で
http://namba.keizai.biz/headline/2476/
今年4月にオープンする「まちライブラリー@大阪府立大学」(大阪市浪速区敷津東2)のプレオープニングイベント「第1回植本祭」が3月9日に催され、パネリストのトークやグループセッションが行われた。
「まちライブラリー@大阪府立大学」は、人々が交流し新たな活動を生み出す場をつくることを目的に、今年4月になんばエリアに開設される。これまで大阪や東京で設置されてきた「まち塾ライブラリー」の拠点となるべく、大阪府立大学観光産業戦略研究所との連携で準備が進められてきた。「ゼロ冊からライブラリーをつくる」を合言葉に、多くの人から本の寄贈を募集。空から始まった本棚に人が本を持ち寄り、「本を植えて育てていく」ことから、「植本祭」と名付けられた。
「まち塾ライブラリー」推進者で「まちライブラリー@大阪府立大学」の総合プロデューサー磯井純充さんは、「これからのシェアの形として、お互い持ち寄った本とその体験を共有してほしい。今は権威のある人から面白いものを提供されるのではなく、他の人が興味を持ったものをお互いに交換する時代になってきている」と話す。すでに多くの人が本を寄贈したほか、今回の「第1回植本祭」でも参加費をお金でなく「1人本1冊」とするなど、たくさんの本が集まってきているという。磯井さんは「本が集まることが最終目標ではない。集まった本を使い、多くの人が交流し、新しいイベントやアイデアがどんどん生まれる場所になれば」と期待を寄せている。
プレオープニングイベントでは、最初に磯井さんや大阪府立大学大学院教授の橋爪紳也さんら、同プロジェクトの発起人たちが「まちライブラリー」の趣旨について解説。その後2日間で計48のグループに分かれ、グループセッションを行った。セッションのテーマは、アートや食、映画、観光、旅行などさまざま。多くの人が自身の好きなジャンルの本を持ち寄り、それぞれの話に耳を傾けた。
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「電気は熊より怖い!?」大阪市大生が教科書「電気基礎」を発行 教科書検定を通過 個人では59年ぶり?
2013.3.12
http://sankei.jp.msn.com/west/west_life/news/130312/wlf13031211150015-n1.htm
http://sankei.jp.msn.com/west/west_life/news/130312/wlf13031211150015-n2.htm
http://sankei.jp.msn.com/west/west_life/news/130312/wlf13031211150015-n3.htm
工業高校で使用される教科書「電気基礎」の教科書検定で、大阪市立大学の学生1人で自費作成した教科書が合格し、新年度から北海道の高校で使用されることが決まった。文部科学省によると、出版社ではなく個人名で教科書が発行されるのは昭和29年度以来、59年ぶりになるという。作成したのは、大阪市立大工学部4年の山下明さん(22)=大阪市港区=。4月から大阪府立の工業系高校の教員となることが決まっており、「いつか自分の教科書で生徒に教えられたら」と期待を膨らませている。
小学生時代から大阪の電気街・日本橋に通い、ラジオを自作するなど、電気機器に興味のあった山下さん。市内の工業高校に進学したものの、教科書は不必要な説明が続き、内容も多いと感じていた。就職希望だったが、2年生の時に尊敬できる部活の顧問に出会い、教員を目指して市立大の門をくぐった。
執筆を始めたのは大学2年だった平成22年春。印刷物作りに使われる電子組版ソフトウエアの扱いが得意で「分かりにくかった電気の教科書を学生目線で作ってみよう」と思い立った。
過去に発行された教科書を熟読し、教科の内容を定めた学習指導要領に合わせて目次を作り、書ける部分から順次、執筆していった。図版も自作した。説明文は必要最低限に押さえ、一般的な教科書では600ページほどある分量を4分の1の153ページに絞り込んだ。
文章には「ですます調」を使い、電力の計測を考える際は、月ごとの電気料金の精算方法を演習問題に取り上げるなど、分かりやすさにこだわった。前書きには「電気は『熊』よりも危険。性質を理解して扱わなければいけない」と、教科書らしからぬ言葉で電気基礎を学ぶ意味を記した。
執筆開始から半年後の10月に文科省の教科書検定に申請。検定意見による101カ所の修正を経て、24年1月に合格した。自費で800冊印刷した見本を全国の教育委員会や工業高校に送ったところ、北海道立旭川工業高で採択。文科省によると、昭和22年に現在の教科書検定制度が始まって以降、個人名で作られた教科書は5例あるが、担当者は「個人名で発行された教科書が教科書目録に並ぶのは約59年ぶり。非常に珍しい」という。
印刷や検定料などで約80万円かかったものの、山下さんは教科書作りを「楽しかった。電気は目に見えなくても、世の中を支えていることを知ってほしくて夢中だった」と振り返る。
4月からは念願の教壇に立つ。「自分が教える立場に立つという使命感と責任感で胃が痛くなる。それでも、これからも別の教科の教科書を作ってみたい」と話した。
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海で五感を楽しんで 大阪・海遊館に「新・体感エリア」オープンへ アザラシも仲良く
2013.3.12 11:54 [いきもの万歳]
http://sankei.jp.msn.com/west/west_life/news/130312/wlf13031212020017-n1.htm
平成2年の開館以来最大規模のリニューアルを13日に控えた海遊館(大阪市港区)の「新・体感エリア」が12日、報道陣に公開され、新設されたドーム型水槽などがお披露目された。
ドーム型水槽は天井部分から好奇心旺盛なワモンアザラシが顔をのぞかせる目玉スポット。また、ペンギンなどの展示では、仕切りのアクリルパネルをぎりぎりまで減らし、臭いや室内の寒さまで体感可能だ。
サメやエイに触れられるコーナーもある新・体感エリア。西田清徳館長は「来場者の五感に訴えたい」とPRしていた。
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久しぶりに海遊館行きたいなあ。でも時間がないんだよなあ。
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小松左京さん「日本沈没」の生原稿やメモ、電子書籍化 阪神大震災リポートも
2013.3.18 00:04
http://sankei.jp.msn.com/west/west_life/news/130318/wlf13031800100000-n1.htm
SF作家小松左京さんの代表作で、19日に発刊40周年を迎える「日本沈没」の生原稿が、図書館向けに電子書籍化されることになった。小松さんの事務所イオが17日発表。「生原稿の電子書籍化は珍しく、創作過程を多くの人が再考する貴重な資料になると思う」としている。既に秋田県立図書館が購入。今後、各地の図書館に販売する予定で、東日本大震災との関連で再び注目されている作品に新たな光が当たりそうだ。
電子書籍化されるのは「日本沈没」の原稿全1225枚のうち、紛失した29枚を除く1196枚。出版社に渡した原稿で、多くの推敲や校正の跡がある。創作メモには、日本列島と地殻の動きを書いた図など、作品をつくる過程の多くのアイデアがあるという。
ほかに、不採用となった草稿、阪神大震災を詳細にリポートした書籍の生原稿も収録している。
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脂肪蓄積調整する遺伝子を発見…阪大グループ
http://osaka.yomiuri.co.jp/e-news/20130321-OYO1T00424.htm?from=newslist
脂肪の蓄積を体内で調整することに関わっている遺伝子をマウスの実験で発見したと、大阪大の審良(あきら)静男教授(免疫学)らの研究グループが21日、英科学誌ネイチャー電子版で発表する。この遺伝子が働かないマウスは、人間で言う「メタボリックシンドローム(内臓脂肪症候群)」の症状を示した。メタボを改善する薬剤の開発などに生かせる可能性があるとしている。
グループは、肝臓や脾臓(ひぞう)などで働く免疫細胞「マクロファージ」を研究する過程で、この細胞が骨髄から作られる際に、「Trib1」という遺伝子が「生成指令」を出すことを突き止めた。
この細胞は免疫だけでなく、脂肪の蓄積をコントロールする役割を果たすことも確認。Trib1が働かないようにしたマウスは、内臓脂肪の細胞に脂肪をため込めなくなった。このため、脂肪が血液中に流れ出したり、臓器の周りに蓄積したりするようになり、高脂肪の食事を与えると糖尿病を発症したほか、血液中のコレステロールや中性脂肪の濃度も、正常なマウスに比べて高くなった。
グループの佐藤荘(たかし)・阪大特任助教は「人も同じ遺伝子を持っており、免疫細胞によって脂肪の蓄積が調整される仕組みは共通しているはずだ。免疫細胞の具体的な働きを調べることで、薬剤候補物質の絞り込みにつなげたい」と話している。
(2013年3月21日 読売新聞)
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iPSで角膜上皮シート…阪大チーム
http://osaka.yomiuri.co.jp/e-news/20130324-OYO1T00275.htm?from=newslist
様々な細胞に変化できる人のiPS細胞(人工多能性幹細胞)を用いて、角膜の一部「角膜上皮」の構造や機能を再現した細胞シートを作製したと、大阪大の西田幸二教授、林竜平助教らの研究チームが23日、横浜市で開かれた日本再生医療学会で発表した。将来的には、角膜上皮が傷ついて視力が低下する病気「スティーブンス・ジョンソン症候群」などの治療につながる可能性があるとしている。
角膜は「黒目」の部分にあたる透明な組織で、光を目の中に取り入れる役割がある。その表面を覆う薄い組織が角膜上皮で、細菌などの侵入を防ぐ“バリア機能”を持つ。
チームは、人のiPS細胞に、細胞の変化を促す特殊なたんぱく質などを加え、見た目の構造が角膜上皮とよく似た細胞シートを作った。試薬をかけると、角膜上皮の特徴を示す反応があった。シートをウサギの目に移植する実験では、バリア機能も確認した。
角膜上皮の治療では、構造が似ている口内の粘膜の細胞を培養したシートを移植する方法などの研究が進んでいるが、透明性が保てず、視力が十分に改善しないケースもあるという。林助教は「iPS細胞を使えば、角膜上皮により近いシートが作れる。多くの人を治療できる可能性がある」と話す。
角膜の再生医療に詳しい木下茂・京都府立医科大教授(眼科学)の話「臨床応用に向けた大きな一歩と言える。安全性の確保やシートの品質向上が課題だ」
(2013年3月24日 読売新聞)
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痛風発症の仕組み解明…阪大グループ
http://osaka.yomiuri.co.jp/e-news/20130322-OYO1T00862.htm?from=newslist
痛風やじん肺を発症するメカニズムを細胞レベルで解明したと、大阪大の審良(あきら)静男教授(免疫学)らの研究グループが、科学誌ネイチャー・イムノロジー電子版に発表した。中皮腫や動脈硬化も、ほぼ同じ仕組みで発症すると考えられ、幅広い病気の治療法開発に役立つことが期待される。
痛風やじん肺は、過剰な栄養摂取によって、分解できない尿酸が体内に蓄積して結晶化したり、土ぼこりなどに含まれるケイ素の結晶を大量に吸い込んだりして発症するが、詳細な仕組みは不明だった。
グループの齊藤達哉・特任准教授らは、マウスの細胞に尿酸やケイ素の結晶を取り込ませ、内部の変化を詳細に調査。鋭くとがった結晶が細胞内の構造を破壊すると、これが刺激となって多数のたんぱく質が細胞内の1か所に集中し、炎症の連鎖反応を起こす「インフラマソーム」という複合体ができ、強い症状につながることを突き止めた。従来の痛風の薬にはインフラマソームをできにくくする作用があることも確かめた。
体内の結晶が原因で発症する病気には、他にもアスベストによる中皮腫や、コレステロールが血管に蓄積する動脈硬化などがあり、同様の仕組みで炎症の連鎖が起きるらしい。
藤田尚志(たかし)・京都大教授(分子遺伝学)の話「インフラマソームができる仕組みを突き止めた意味は大きい。発症の早い段階でインフラマソームの形成を止める薬を開発すれば、効果的な治療法になる可能性がある」
(2013年3月22日 読売新聞)
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16年度開学、構想具体化へ 府・市立統合新大学
2013年3月25日
http://www.nnn.co.jp/dainichi/news/130325/20130325023.html
大阪府と大阪市が進める府立大と市立大の統合、再編について、2016年度に新大学としてスタートする方針が固まり、府と市は現在、具体的な概要固めの段階に入っている。2月8日の府市統合本部会議で示された大阪府市新大学構想会議委員らの提言をもとに、両大学への意見聴取や府市両議会での議論を踏まえ4月をメドに新大学ビジョン(案)の策定を進めている。
■「3本柱」提言
矢田俊文会長(北九州市立大学前学長)はじめ大阪府市新大学構想会議委員らによる新大学構想の概要をまとめた提言によると、(1)新たな教学体制の導入(2)選択と集中による教育組織の再編(3)大学運営システムの抜本的改革−を改革の3本柱と位置付けている。
両大学の重複分野を見直し、その資源を戦略的分野に投入するなど選択と集中による再編で、日本の国公立大学のモデルとなる大学経営システムの改革実現を目指す。
体制としては、旧来からの8学部制をとる市立大と4学域制をとる府立大のシステムの違いをどう統一するかが課題だが、提言では新大学の学士課程で学部と学域を併存し、重複分野を統合するとしている。
■「強み」を生かす
両大学の工学の強みである建築や土木、海洋、航空、新エネルギーなどを統合し、大学統合のシンボルとして打ち出すのに加え、ナノ、創薬など未来分野を充実し、理学・工学分野を融合した未来志向の新学部「地域未来理工学部(仮称)」を設置。また地域保健学域(府大)と生活科学部(市大)を再編し、栄養、リハビリ、福祉など人間のトータルサポートをめざす新学域「人間科学域(仮称)」などを新設し、新大学の目玉とする。
さらに現在、公立大学で府大に唯一設置されている獣医学科を新大学では「獣医学部」とするほか、経済・経営系の学部では国際的人材育成や大阪の成長戦略への貢献を期待し国際経済、地域経営の新学科を設置するなどの案が示されている。 キャンパスイメージとしては、両大学の現有キャンパスをそれぞれ医療系や学術系、学際系など特徴を出しながら活用するほか、新学域の設置などを念頭に新キャンパスを大阪市中心部に新設する案なども盛り込まれている。
■来月ビジョン案
府市が4月に新大学ビジョン案を、府市と両大学の4者で構成するタスクフォースが8月までに具体的な新大学案を策定する。教育研究の分野においては両大学による「新大学推進会議」(仮称)を設置し、具体的な検討を進める。
14年度中に理事長の一本化や法人事務局の統合など組織の実質統合を行い、15年度には両法人を統合(1法人2大学化)、16年度からは大学も統合し、新大学を開校する予定にしている。
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スタンプラリーに挑戦 大阪市立自然史博物館で催し
2013.3.24 02:01
http://sankei.jp.msn.com/region/news/130324/osk13032402010000-n1.htm
博物館の魅力を知ってもらおうと、学生ボランティアスタッフと一緒に楽しむ「こどもまつり」が23日、大阪市東住吉区の市立自然史博物館で開かれ、多くの家族連れが訪れた。
同館で子供向けワークショップのボランティアをしている大学生約20人が1年間の活動の集大成として企画、運営する手作りイベント。昔の人がどんなものを食べていたかなどを学ぶ「おいしいごはんくらべっこ」や「大阪の化石」、「チョウの模様」の3コーナーで構成され、子供たちがスタンプラリー形式で参加。ナウマンゾウの骨格標本を見てクイズに答えたり、チョウの絵を描いたりして楽しんだ。
箕面市の小学2年、神垣周太郎君(8)は「大阪が昔、海だったとか知らないことがたくさんあって面白かった」と話していた。
同イベントは24日も行われる。受け付けは午前10時50分〜午後3時。参加費は200円(高校生以上は入館料が必要)。
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大阪新劇フェス、40周年記念公演は「血脈」
http://www.asahi.com/culture/articles/OSK201303260075.html
大阪に拠点を置く新劇の劇団による合同公演「血脈」が29〜31日、大阪市中央区のドーンセンターである。大阪新劇団協議会(加盟13劇団)が毎年開いている大阪新劇フェスティバルの40周年記念だ。
佐藤愛子の自伝的小説「血脈」を舞台化する。大正、昭和の激動期を生きる佐藤一族の物語で、菊池寛賞も受賞した。馬場千恵が脚本、井之上淳が演出を手がけ、13劇団から37人が出演する。
今回の公演で制作を担う劇団大阪の堀江ひろゆきは「いま大阪では中小の劇場がなくなり、演劇が低迷している」と危機感を募らせる。「東京に負けたくない気持ちは強い。大阪からの発信を強め、存在感を示したい」と意気込む。
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演技派ロボと「銀河鉄道の夜」 大阪で稽古の様子公開
http://www.asahi.com/culture/update/0327/OSK201303270064.html
JR大阪駅北側の「うめきた」にできる劇場「ナレッジシアター」。5月2〜12日に催されるロボット演劇「銀河鉄道の夜」がこけら落とし公演になる。稽古の様子が26日、公開され、出演するロボットと俳優が、せりふや間合いで息の合ったやり取りをみせた。
大阪大教授で劇作家の平田オリザさんが脚本・演出。知能ロボットを研究する石黒浩・阪大教授が開発した「ロボビー」が、宝塚歌劇団出身の愛純(あいずみ)もえりさんらと共演する。
平田さんは「ロボットの技術をただ見せるのでなく、演劇を通じて感動を届けたい」と意気込みを語った。
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大教大、近畿大が連合教職大学院設置へ
http://osaka.yomiuri.co.jp/e-news/20130328-OYO1T00933.htm?from=newslist
大阪教育大(大阪府柏原市)と近畿大(同府東大阪市)は28日、2015年春に連合教職大学院を設置する方針を発表した。国立大と私立大による連合教職大学院は、京都教育大(京都市)など国私立8大学の連合教職大学院に次いで2例目。
定員30人で、大教大の天王寺キャンパス(大阪市天王寺区)で教える。小学校教員の養成に実績がある大教大と中学・高校教員の免許取得者が多い近大が協力し、教育効果を高める。設置までに他の大学が合流する可能性もあるという。
教職大学院は08年度以降、25大学で設置。全国11の国立の教育大学のうち、大教大だけ教職大学院がない。文部科学相の諮問機関、中央教育審議会は昨年8月の答申で、教職大学院のない府県に設置を求めていた。
(2013年3月28日 読売新聞)
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新型出生前診断に阪大など15施設 4月に臨床研究スタート
2013.3.30 07:48
http://sankei.jp.msn.com/west/west_life/news/130330/wlf13033007480001-n1.htm
妊婦の血液からダウン症など3種類の胎児の染色体異常を高い精度で調べる新しい出生前診断をめぐり、日本医学会や日本産科婦人科学会(日産婦)などが大阪大学医学部付属病院(大阪府)や昭和大病院(東京都)、国立成育医療センター(同)など15施設を実施施設として認定したことが29日、分かった。昭和大病院では4月1日、阪大も4月上旬から臨床研究を始めるという。
日産婦によると26日の会議で15施設の認定を決定。28日に通知書を発送した。15施設の具体名は日本医学会のホームページで4月1日に公表される見通しだ。
昭和大病院の産婦人科は1日以降、検査の内容や精度についての説明や、実際に受診するかどうかの相談を行う遺伝カウンセリングの申し込みを受け付ける。阪大も4月上旬から申し込み受け付ける予定だ。
日産婦は今月9日、検査対象を高齢妊娠や染色体異常の子供の妊娠歴がある妊婦などに限るとした実施指針を公表していた。
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お腹の赤ちゃん診断、阪大病院など準備 「よく考えて決めて」の声も
2013.3.30 15:37
http://sankei.jp.msn.com/west/west_life/news/130330/wlf13033015370014-n1.htm
http://sankei.jp.msn.com/west/west_life/news/130330/wlf13033015370014-n2.htm
http://sankei.jp.msn.com/west/west_life/news/130330/wlf13033015370014-n3.htm
新しい出生前診断の実施施設として認定を受けた大阪大学医学部付属病院(大阪府吹田市)が、4月上旬からの診断実施に向けて準備を進めている。ダウン症などの染色体異常を高い精度で調べる新診断には生命倫理上の問題を指摘する声もあり、妊婦らからは「母親の判断を支える態勢は整っているのか」などと戸惑いの声も上がる。医療関係者は「検査を受けるかどうかも、よく考えて決めてほしい」と呼び掛けている。
新診断をめぐっては、日本医学会や日本産科婦人科学会(日産婦)などが、阪大病院など全国15施設を実施施設として認定した。
阪大病院では1月、産婦人科と遺伝子診療部でつくる医療チームが発足。臨床遺伝専門医や染色体異常の子供の診断経験があるベテラン医師、カウンセラーら約10人で構成される。同病院では4月上旬から2年間で、50人を目標に検査を実施する予定だ。
出生前診断は、これまで母体血清マーカー検査などが行われてきたが、精度は6〜8割だった。精度の高い羊水検査は流産のリスクがあり、敬遠する人も少なくなかった。
新診断は、血液検査だけのためリスクが低く、高精度だが、出生前の人工中絶など「命の選別につながる」という懸念もある。阪大医療チームの金川武助教は「陽性だったとしても子供に障害がない可能性もあり、確定検査が必要だ」と説明する。
新診断の導入を控え、妊婦らの思いはさまざまだ。
4月に出産予定の東京都目黒区の40代主婦は「自分の妊娠判明時にこの検査があれば受けていた」と話す。この主婦は昨年11月、母体血清マーカー検査を受けた。その結果、ダウン症の確率は主婦の年齢を考慮しても高いものではなかったが「検査をきっかけに夫と『子供に障害があったらどうするか』と真剣に話し合った」と振り返る。
別の妊婦は「(障害のある子を)産もうと決めた妊婦へのケアがまだまだ不十分ではないか」と戸惑う。
中絶には妊婦の負担も大きい。出生前診断について詳しい立命館大先端総合学術研究科の立岩真也教授は「障害の有無で出産、中絶の選択を迷うかもしれないと思うなら、検査を受けるべきでない」と指摘する。日産婦は、新診断について、検査対象を高齢妊娠や染色体異常の子供の妊娠歴がある妊婦などに限るとする実施指針を決めている。
阪大病院の場合、検査希望者に対し、新診断や染色体異常について丁寧な説明を行うだけでなく、1週間の再考期間も設ける。陽性の場合はその後も診察を継続しケアを続ける方針だ。
金川助教は「診断は赤ちゃんの命に関わる問題。受ける前にしっかり考えてほしい」と話している。
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■新出生前診断
妊娠10週以降の妊婦の血液を採取し、血液中の胎児のDNA情報から胎児のダウン症など3種類の染色体異常を調べる検査。自己負担の費用は約21万円で、従来の出生前診断よりも早い妊娠10週から検査できる。従来診断より精度が高く、陰性の的中率は99%。ただし陽性の場合は年齢などの条件によって確率が異なるため、羊水検査などが別途必要となる。日本産科婦人科学会は今月、検査対象を高齢出産などに限定するとした指針を発表した。
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大阪市の近現代史館 旧市立博物館有力
http://osaka.yomiuri.co.jp/e-news/20130330-OYO1T00323.htm?from=newslist
大阪市の橋下徹市長が設置を目指す、近現代史をテーマにした学習施設の候補地として、2001年に閉館した旧市立博物館(大阪市中央区)が有力になっていることがわかった。既存の展示施設を活用することで事業費が数十億円に抑えられる。市は29日、新施設の基本構想を監修する市特別顧問に北岡伸一・政策研究大学院大教授(日本政治外交史)が4月1日付で就任すると発表した。新年度から2年間で展示内容や規模を決め、15年度中に一部オープン、20年度に完成させる方針だ。
旧市立博物館は大阪城公園内にあり、1931年に完成した旧陸軍第4師団司令部庁舎(地上3階、地下1階)が前身。戦災を免れ、市に移管後の60年から、大阪歴史博物館が開館する2001年まで、博物館として利用された。
市は、建物の展示機能を活用すれば、事業費や準備期間を圧縮できるうえ、建物の歴史が展示テーマに適しているとして、旧市立博物館を軸に、新年度中に候補地を絞り込む。
他に、市有地のNHK大阪放送局跡地(同市中央区)、市立美術館(同市天王寺区)、今月閉館した市立海洋博物館「なにわの海の時空館」(同市住之江区)、「アジア太平洋トレードセンター(ATC)」(同)などが候補地になっている。
展示内容は、北岡氏が中心となり、市の担当チームと協議して構想をまとめる。周辺諸国との間で歴史観が異なる問題も含め、戦前・戦後史を展示する。
北岡氏は「日本人は歴史認識が甘い一方、中韓は日本への反発が強い。歴史の多様さをバランス良く理解してもらうのは難しいが、協力したい」と話す。
橋下市長は、竹島や尖閣諸島など、中韓両国との領有権問題などについて、「なぜ、韓国、中国から批判を受けるのか日本人はわかっていない。教育不足だからだ」として、新施設の構想を提唱した。橋下市長は29日、市役所で記者団に対し、新施設について、「国家が(施設整備を)やるとややこしくなる。自治体だからこそできる」と語った。
国内外の歴史博物館に詳しい佐々木隆爾・東京都立大名誉教授(日本近現代史)の話「近現代史をきちんと学んでほしいという橋下市長の考えは分かるが、歴史認識が異なる内容を公平に展示することは難しく、かえって溝を深める恐れもある。実現するには十分な検討が必要だ」
(2013年3月30日 読売新聞)
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新出生前検査 関西で2施設
http://www3.nhk.or.jp/kansai-news/20130331/6181331.html
妊婦の血液を分析して胎児に染色体の病気があるかどうか判定する新しい出生前検査について、日本医学会は関西で2つの医療機関実施施設として認定しました。
あす(1日)以降、検査が始まることになりました。
新しい出生前検査は、妊婦の血液を分析して胎児にダウン症など3つの染色体の病気があるかどうか判定するもので、専門の学会が指針を作って▼実施施設や▼対象となる妊婦の条件を示しています。日本医学会の施設認定・登録部会が今月中旬までに申請のあった全国15の医療機関について最初の審査を行った結果、いずれもカウンセリング態勢が整うなど、指針を満たすとして、実施施設に認定したことが分かりました。
関西で認定されたのは、▼大阪大学附属病院▼大阪市立総合医療センターの2つの施設です。
それぞれの施設は、あす以降、希望する妊婦に専門のカウンセリングを行って検査の精度や判定できる病気の特徴などを詳しく説明し、アメリカの検査会社に妊婦の血液を送って検査を実施することにしています。
日本医学会はあす以降、ホームページで実施施設を公表することにしています。
03月31日 10時22分
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中之島の新美術館計画、違約金の支払い1年再延長 大阪市
2013.3.30 02:27
http://sankei.jp.msn.com/region/news/130330/osk13033002270001-n1.htm
大阪市は29日、北区中之島地区に建設を計画している新美術館をめぐり、完成が目標時期より遅れた場合に生じる違約金の支払期限について、文部科学省から平成26年3月末までの1年間の再延長を認められたと発表した。市によると、基本計画策定に向けた検討期間として認められたという。新美術館をめぐっては、市は国から建設用地を取得する際、24年3月末までに必要な工事を完了しなければ最高48億円の違約金を払うとする契約を締結。その後就任した橋下徹市長が財政難などから建設着工に難色を示し、違約金の支払い延長を要望、今年3月末までの延期が認められていた。
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大阪国際室内楽コンクール&フェスタ 参加募集開始
2013年4月1日
http://www.nnn.co.jp/dainichi/news/130401/20130401018.html
大阪発の世界的音楽コンクール「大阪国際室内楽コンクール&フェスタ」の第8回が来年5月、大阪市中央区のいずみホールで行われる。主催の日本室内楽振興財団(大阪市中央区)は概要を発表し、参加団体の募集を開始した。全世界の優秀な演奏家が集い、大阪の街全体が室内楽でにぎわう9日間になることを期待している。
♪世界への登竜門
同財団は1992年の設立以来、「音楽の原点」と言われる室内楽の振興に務めており、そのメーン事業として3年ごとに「−コンクール&フェスタ」を開催。コンクール部門は2部門からなり、第1部門は「弦楽四重奏」、第2部門は毎回対象とする編成が変わる。
出演資格は16〜35歳の演奏者で編成したアンサンブル。これまでの入賞団体には、国際的なキャリアを積み毎年のように来日している「ヘンシェル四重奏団」(ドイツ)や次々と新譜を発表しながら世界ツアーに飛び回る「ベルチャ・クァルテット」(イギリス)など、長きにわたり活躍している弦楽四重奏団も多い。
第8回の第2部門は「ピアノ三重奏およびピアノ四重奏」。賞金は両部門とも1位300万円、2位150万円、3位100万円で、海外からの参加者には往復エアチケットや宿を提供するなどの経済的支援も充実させている。
課題曲には古典から現代の作曲家までさまざまな曲を用意し、1次予選、2次予選、本選それぞれ2曲ずつ選択して競い合う。本選には日本の現代作曲家の作品が必ず入っている。審査員は各国の室内楽に造詣の深い音楽家9人。
審査委員長の堤剛氏は「音楽の基本であるコミュニケーションを大事にし、団体の発するメッセージや独自性を抽出して審査したい」という。
♪様式、楽器自由
年齢制限なし、課題曲なし、楽曲の様式や楽器の種類も自由な、もう一つのコンクールが「フェスタ部門」だ。審査員は一般聴衆約100人が務め、世界各国からユニークな団体(2〜6人)が会場を盛り上る。これまでに打楽器アンサンブル「バックビート」(イギリス)や民族楽器とピアノを使い演奏する「モスクワ・クァルテット」(ロシア)などが金賞に輝いている。
賞金は金賞200万円、銀賞100万円、銅賞60万円、フォークロア特別賞30万円。予選と本選用に二つのプログラムを準備して臨むことが必要で、演奏時間は30分以内。フェスタ審査委員長の日下部吉彦氏は「国際的にも大変ユニークな部門を大阪でスタートできたことに誇りを持っている。コンクールは神聖なもので競争の場でしかないと思われがちだが、むしろコミュニケーションの場。そういった発信の根源地にしたい」と意気込む。
応募方法などは、一新したホームページを参照。アドレスは次の通り。http://www.jcmf.or.jp/competition
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垂ぜん「和の至宝」一堂 ボストン美収蔵品展
2013年4月2日
http://www.nnn.co.jp/dainichi/news/130402/20130402022.html
10万点以上の日本美術を収蔵し、東洋美術の殿堂と称される米ボストン美術館のコレクションから、修復された未公開作品を含む70点の名品を集めた特別展「ボストン美術館 日本美術の至宝」が2日の開幕を前に1日、大阪市天王寺区の市立美術館で関係者に公開された。
会場には、幕末以降の情勢急変によって美術市場へ放出されて海を渡った、遣唐使、吉備真備の活躍をユーモラスに描いた「吉備大臣入唐絵巻」と、平治の乱をダイナミックに描いた「平治物語絵巻」の“在外二大絵巻”をはじめ、日本に残っていれば国宝や重要文化財の指定を受けていたとされる“幻の国宝”級の、奈良〜鎌倉時代までの仏画や仏像、修復後世界初公開の「雲龍図」(曽我蕭白)など、見応えたっぷりの作品が並ぶ。
同館学芸員は「140年の歴史を持ち、質・量ともに群を抜いているボストン美術館の作品が通史で楽しめる。海を渡った幻の国宝を楽しんでほしい」と訴えている。
6月16日まで。一般当日1500円、高・大生千円。
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脳卒中後の痛み 磁気で軽減…阪大特任教授ら
http://osaka.yomiuri.co.jp/e-news/20130401-OYO1T00234.htm?from=newslist
脳を磁気で刺激する方法で、脳卒中の治療後に手足に表れる激しい痛みを和らげることに、大阪大の斎藤洋一・特任教授(脳神経外科)らが成功した。国際疼痛(とうつう)学会誌に近く発表する。
脳や脊髄の神経が傷つくと、手や足にやけどや針で刺した時のような激痛(神経障害性疼痛)が続くことがあり、脳卒中患者の約3%にこの症状が表れる。
研究チームは、治療薬の効果がみられない20歳以上の61人の患者を対象に、手や足の動きを制御する脳の部位を強い磁気で1日10分間ずつ10日間刺激し、痛みの変化を自己評価してもらった。その結果、最も痛い場合を100点とすると平均75・6点だった痛みが、磁気刺激後は平均4・9点下がった。患者の2割では痛みが1割以上改善された。
磁気刺激で脳内に微弱な電流が流れ、痛みの認知機構が修正されると考えられるという。阪大では2013年度から磁気刺激装置の臨床試験を計画している。
(2013年4月1日 読売新聞)
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謎の哺乳類「デスモスチルス」海で生活 大阪の自然史博物館分析
2013.4.3 15:25
http://sankei.jp.msn.com/science/news/130403/scn13040315270001-n1.htm
日本や北米西海岸などの沿岸に3千万〜1千万年前ごろに生息、生態が謎の哺乳類の一種「デスモスチルス」が海で生活していたとする研究結果を大阪市立自然史博物館の林昭次学芸員らのチームがまとめ、3日付の米オンライン科学誌プロスワンに掲載された。
主な生息場所が陸上か海中か見解が分かれていた。チームは化石で見つかった骨が密度の低いスポンジ状になっていることを突き止め、「体重が軽くなるように進化することで、上手に泳ぐ能力を獲得した」と分析している。
デスモスチルスは、のり巻き状の柱を束ねたような歯が特徴的な束柱類の一種。チームは陸生と海生の代表的な63種類の哺乳類について、上腕骨や肋骨、背骨の内部構造が陸と海とでどう異なるかを解析した。
その上で、デスモスチルスは、クジラやゾウアザラシと似たスポンジ状の骨を持ち、海中で活発に泳ぐのに適していると判明した。
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いよいよ、いよいよです。
日本の音楽の殿堂とも言えるフェスティバルホールが生まれ変わる日が直ぐそこまできました。
音楽の殿堂 新装祝う フェスティバルホールで式典
2013年4月4日
http://www.nnn.co.jp/dainichi/news/130404/20130404027.html
10日に開業する大阪・中之島の音楽の殿堂、フェスティバルホールで3日、開業記念式典が行われた。府立淀川工科高吹奏楽部によるファンファーレで幕を開け、能楽やオーケストラ演奏などでいよいよ迫った開業を祝った。
2008年末にいったん閉館し、新たに中之島フェスティバルタワー(大阪市北区中之島)の2〜7階に開業する同ホール。旧ホールの特徴を継承した内装で、設備は最新のものを備える。舞台間口30メートル、2700人収容。大掛かりな舞台セットにも対応できる。
式典では、旧ホールで202回公演したという歌手のさだまさしさんが「ホールは文化そのもの。新しいホールはどんな音がするのか、じっくり向かい合える本番(22日〜)を楽しみにしている」とあいさつ。能楽師の梅若玄祥さん、大槻文藏さんらは祝言の曲「猩々乱(しょうじょうみだれ)」を披露し、下野竜也さん指揮により大阪フィルハーモニー交響楽団はベートーベン「献堂式」序曲など新しい門出を祝う作品などを演奏した。
こけら落とし公演はフェニーチェ歌劇場によるガラ・コンサート(チケットは完売)。
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六重奏:長原幸太、若手5人と 11日、大阪でシェーンベルク
毎日新聞 2013年04月03日 大阪夕刊
http://mainichi.jp/feature/news/20130403ddf012040020000c.html
元大阪フィルハーモニー交響楽団首席コンサートマスターの長原幸太(32)が11日午後7時、大阪市中央区のいずみホールで、同世代の音楽仲間5人とともに、室内楽の名曲を披露する。
題して「若き名手たちによる室内楽の極み−長原幸太withフレンズ」。メンバーは、新日本フィルハーモニー交響楽団コンサートマスター、西江辰郎▽読売日本交響楽団ソロ首席ビオラ奏者、鈴木康浩▽全国の楽団で首席ビオラ奏者として客演する大島亮▽日本音楽コンクール1位のチェロ奏者、上森祥平▽ミュンヘン国際音楽コンクール弦楽四重奏部門3位のチェロ奏者、富岡廉太郎。11年からこのメンバーらで「東京・春・音楽祭」に出演してきた。大阪は初登場。
今回演奏するのは、シェーンベルク「浄められた夜」の弦楽六重奏版。「当初から演奏してみたかった。オーケストラ版は演奏されても弦楽六重奏版は珍しい。管楽器がなくても豊かな色彩が楽しめる曲」と長原。
大フィルを離れて1年。東京に拠点を移し、ソロ、室内楽、オーケストラの客演コンサートマスターなどの活動をしてきた。「大阪での演奏機会は少なくなったが、今回は気心がしれた男同士だからこそ出せる色を楽しんでほしい」と話す。
ほかにモーツァルト「ディベルティメント」(長原、鈴木、上森)。
同ホール(06・6944・1188)。【出水奈美】
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本通じ人つながり交流 難波に「まちライブラリー」
2013年4月5日
http://www.nnn.co.jp/dainichi/news/130405/20130405018.html
利用者の寄贈によって蔵書を充実させるというユニークな図書館「まちライブラリー@大阪府立大学」が1日、大阪市浪速区の南海電鉄本社ビルに入居する同大学のサテライトキャンパス「I−siteなんば」内に開設された。通常の図書館と違い、本を通じて人がつながり、交流する仕掛けが施されている。公立大学の図書館としては全国的に例のない試みとして注目を集めそうだ。
■使用料は本
同館は同ビル3階の約230平方メートルのスペースに開設され、同じ階にある観光産業戦略研究所(橋爪紳也所長)が社会実験プロジェクトとして運営している。
蔵書ゼロからスタートし、館内で開くイベントに参加した個人や団体に使用料として本を寄贈してもらって蔵書を増やす仕組み。本に添付された「感想カード」には、寄贈者の名前とメッセージ、そしてツイッターやフェイスブックのアカウントを記す欄が設けられるなど「相手の顔が見える」工夫がされている。
開館までに集まった蔵書数は約3千冊。多くは3月9、10の両日に開いた「植本祭」と呼ばれるイベントの際に寄贈された。植本祭は今後も講演会やワークショップなどの形で定期的に開くという。
利用には会員登録が必要。申込時に2500円のデポジット(預かり金)を支払えば、ICカードの鍵が渡される。蔵書整理が完了する6月には貸し出しを開始する予定。
■大阪から挑戦
同様の取り組みはすでに「まちライブラリー」と呼ばれる文化活動として2012年秋に大阪市中央区にオープンした「ISまちライブラリー」をはじめ全国40カ所で展開。理念と手法を共有しながら、民家や飲食店、寺院などさまざまな場を活用し、地域に合った形で行われている。
まちライブラリーの提唱者であり、同館の総合プロデュースを担当した所長補佐の磯井純充さん(55)は「誰かと分かち合いたいと思う本を持ち寄り、本を通して互いの人柄や趣味を知ることで心理的距離が近くなり、交流が生まれる」と、活動の意義を強調。これまでで最大規模となる同館を「この活動を広める“総本山”。大阪から挑戦していきたい」と位置付ける。
■逆転の発想
同館には事務局担当者1人が常駐。司書などの専任職員は配置せず、蔵書整理やイベント企画などの実務は主に「サポーター」と呼ばれる会員から募ったボランティアスタッフが行う。現在150人余りが登録しているという。
昨年12月からサポーターとして活動している山路由花さん(24)は、過去に勤務していた兵庫県内の公立図書館と比較して「雰囲気が全然違う。いろんなバックグラウンドを持つ人が集まるので自分の世界が広がる」と話していた。
磯井さんによると、当面は1万冊を目途に蔵書を集めるという。「市民が育てる図書館という逆転の発想。行政や企業が設置するのと同等のものがつくれるだろう」との見通しを示していた。
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高階さん「喜びひとしお」 三好達治賞贈呈式
2013年4月6日
http://www.nnn.co.jp/dainichi/news/130406/20130406037.html
大阪市出身の詩人、三好達治(1900〜64年)の命日にあたる5日、「第八回三好達治賞」の贈呈式が市公館で開かれ、詩集「いつか別れの日のために」で受賞した高階杞一さん(61)=神戸市=に賞状と賞金100万円が贈られた。
同賞は、昭和を代表する詩人、三好達治を顕彰し芸術文化への意識を高めようと大阪市が主催。8回目となる今回は全国から156点の応募があり、詩人の中村稔さんや新川和江さんらが選考に当たった。
式典では選考委員長を務めた中村さんが「一見したところ平凡に見える言葉に潜む心の奥の暗黒、さりげなくよどみない調べなどからみて三好達治賞にふさわしい」と説明。岸本孝之・市経済戦略局文化部長が高階さんに賞状などを手渡した。
高階さんは「三好達治は私にとって詩の出発点。高校1年の春休み、次の学年の教科書で『甃(いし)のうへ』という詩を読み、すごく感動した」と振り返った。同賞には第1回と第4回に応募も落選したことを明かし「今回落ちたら止めようと思っていたので喜びもひとしお」と顔をほころばせていた。
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関西6美術館の欧米作品一堂に 国立国際美術館
2013年4月6日
http://www.nnn.co.jp/dainichi/news/130406/20130406035.html
関西の美術館が収蔵する美術作品を一堂に集めた展覧会「美の響演 関西コレクションズ」(6日〜7月15日、国立国際美術館)の記者発表が5日、大阪市北区の国立国際美術館で行われた。
美術作品は、同館や大阪市立近代美術館建設準備室、京都国立近代美術館など関西の6国公立美術館から、主に20世紀以降の欧米作品約80点を集めた。20世紀初頭のピカソやマチスの名品から、現在活躍する画家リヒターの絵画作品などを展示している。
山梨俊夫館長は「驚くほど質の高い展覧会になった。欧米の美術史的な観点と日本の美術館がこれまでどのようなコレクションを築き、歴史をつくってきたかという視点で見てもらい、地域の美術館の実力を知ってもらえたら」と自信をのぞかせた。
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「住民や学生が本で交流」大阪府大が新発想の拠点
2013/4/7 6:30
http://www.nikkei.com/article/DGXNASFK0503J_V00C13A4000000/
大阪府立大学観光産業戦略研究所は、会員の寄贈によって蔵書を増やしながら地域住民や学生が交流するスペース「まちライブラリー@大阪府立大学」を2013年4月1日にオープンした。同研究所が社会実験プロジェクトとして運営する。
まちライブラリー@大阪府立大学は、大阪市浪速区の南海なんば第1ビルに同時オープンする大阪府大のサテライトキャンパス「I-site(アイ・サイト)なんば」内に併設される。内装は大林組、内田洋行。家具はgrafが担当した。南海なんば第1ビルは、南海電気鉄道が難波駅周辺の再開発の一環として建設、2013年2月から同社の本社が入居している。
まちライブラリー@大阪府立大学では、本を“参加費”とするイベントやワークショップを開催。各イベントのテーマに沿った本を参加者に寄付してもらうことで、蔵書ゼロから書棚を充実させていく。学生、府民、地域住民など様々な「本を持ち寄る人」「本にまつわる人」が交流し、新たな活動を生み出す場となることを目指す。
■新しい知の生産現場に
大阪府立大学教授で同研究所所長を務める橋爪紳也氏は、「従来の図書館は、本を借りる場所、読む場所として特化しすぎていた。このため、本に興味のある人しか来なかった。例えば、ダンスの本があるライブラリーでダンスを踊ってもいいし、食べ物の本があるならそのレシピで料理教室をやってもいいはずだ。ここは“本”という知のストックを生かした、新しい知の生産現場にしたい」とまちライブラリーの狙いを語った。
まちライブラリーは、森ビル在籍時に「アーク都市塾」「六本木アカデミーヒルズ」などの事業に携わった森記念財団の礒井純充氏が提唱する概念だ。カフェ、ギャラリー、自宅、オフィスなど様々な場所に設置された本棚にメッセージを付けた本を置き、本を通じて人との出会いや学び合いの場をつくろうというもの。「まち塾@まちライブラリー」として全国40カ所以上で活動を展開している。
まちライブラリー@大阪府立大学は、全国のまちライブラリーの総本山としての位置付けとなる。礒井氏は同研究所の所長補佐も務める。
(日経アーキテクチュア 黒田隆明)
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阪大病院で新型出生前診断受け付け開始
2013.4.8 23:25
http://sankei.jp.msn.com/west/west_life/news/130408/wlf13040823270018-n1.htm
大阪大学医学部付属病院(大阪府吹田市)は8日、妊婦の血液からダウン症など3種類の胎児の染色体異常を高い精度で調べる新しい出生前診断の前に受けるカウンセリングの予約受け付けを始めた。同病院の産婦人科を受診している妊婦が対象で、この日は10人から申し込みがあった。
病院によると、一般からの予約は受け付けていないが、他院の30人近くから、産婦人科を受診するための申し込みがあるという。カウンセリングは11日から1週間に2組ずつ実施していく予定。
同産婦人科の金川武司医師は「検査が万能ではないことを知り、受けるのを考え直す人も多い。ホームページなどを見て診断に関する情報を集めて来ている人が多い」と話していた。
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ビタミンDが骨を守る仕組み解明…阪大チーム
http://osaka.yomiuri.co.jp/e-news/20130409-OYO1T00322.htm?from=newslist
骨を強くする栄養素として知られるビタミンDが、骨の破壊を抑える詳しい仕組みを解明したと、石井優・大阪大教授らの研究チームが発表した。骨を壊す破骨細胞が骨に近づかないように働きかけていたとしている。骨がもろくなる骨粗しょう症の新薬開発などにつながる成果で、米科学アカデミー紀要電子版に8日、掲載された。
ビタミンDは魚肉やキノコ類に多く含まれ、欠乏すると骨がもろくなりがちになることなどから、アンチエイジング(抗加齢)効果が注目されている。骨粗しょう症の治療薬にも利用されているが、骨を守る仕組みは不明だった。
チームは、ビタミンDと破骨細胞の関係に着目。正常な破骨細胞は、不要な骨だけを壊して骨の量を調節しているが、作用バランスが崩れると、必要な骨も壊してしまい、骨粗しょう症などにつながる。チームは試験管内の実験で、マウスの破骨細胞にビタミンDを投与した場合と、しない場合での細胞の動きを観察。投与した場合は、骨から離れる方向へ動く細胞の割合が多いことがわかった。
骨粗しょう症のマウスにビタミンDを投与して症状が改善した後、破骨細胞を採取して調べると、細胞表面で骨に近づくセンサーとして働くたんぱく質の割合が、普通の破骨細胞と比べて2割ほど減っていた。
これらの結果から、ビタミンDは、破骨細胞が骨に近づくのに必要なたんぱく質を減らすことで、骨から破骨細胞を遠ざけ、守っていると結論づけた。
骨の働きに詳しい高柳広・東京大教授の話「ビタミンDの作用は不明点が多かっただけに、今回の成果は、今後の治療薬の開発や改良の有益な情報になる」
(2013年4月9日 読売新聞)
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大阪経済大学で「通商政策講座」 国際ビジネスの課題について講義
2013.4.11 22:16
http://sankei.jp.msn.com/west/west_economy/news/130411/wec13041122190012-n1.htm
貿易投資の自由化をはじめ、資源エネルギーをめぐる外交、国際ビジネスなど通商課題について幅広く学ぶ「通商政策講座」(産経新聞社協力)が11日、大阪市東淀川区の大阪経済大学で開講した。
7月まで計15回のリレー形式の講座で、深谷隆司元通産相のほか経済産業省や外務省、農林水産省の各幹部が講義を担当。日本貿易振興機構(ジェトロ)、国際協力銀行なども講師を派遣する。
この日は、「世界経済の動向」をテーマにジェトロの梶田朗・国際経済研究課長が講義。世界の貿易投資について「企業の合併・買収など直接投資が増えており、そうした国際ルールを決めるのが世界貿易機関(WTO)だ」などと説明した。
今後、環太平洋戦略的経済連携協定(TPP)をはじめとする通商案件は、日本経済に大きな影響を及ぼすことから、同大学では通商問題に明るい人材の育成が必要と判断、同講座の開設を決めた。経済学部生約120人が履修する。
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学生の家業承継支援講座 関学などが開講
2013.4.15 17:52
http://sankei.jp.msn.com/west/west_economy/news/130415/wec13041517540007-n1.htm
大阪市の中小企業支援拠点「大阪産業創造館」(産創館、大阪市中央区)と関西学院大学(本部・兵庫県西宮市)が、実家が事業を営んでいる学生を対象にした「事業承継連携講座」を関学大キャンパスで開講した。実際に家業を継いだ中小企業経営者らを講師に迎え、経験談を交えながら学生が家業に向き合うのをサポートするのが狙い。中小企業の「事業承継」問題がクローズアップされる中、今回の取り組みは経済界からも注目を集めそうだ。
講座は7月12日までの約3カ月間、毎週金曜日(全14回)に開かれる。実家が事業を営む関学の2年生以上が対象で、学部・学科は問わない。
講師陣は産創館が人選する。産創館の山野千枝チーフプロデューサーは「(講師の方には)経営者になるのは大変な覚悟が必要ということを伝えてほしいとお願いしている」と説明。単なる成功談ではなく、失敗や葛藤、悔しさなどのエピソードを織り込むことを要望しているという。
12日には初回講座が開かれ、学生約20人が出席。鋼管加工などを手がける日建産業(大阪市西区)の濱口健宏社長が講師を務め、社業を継ぐ覚悟を決めた経緯や親の会社を継ぐ苦労について語った。受講した学生は「自分と同じような境遇の学生とこのような形で講座を受けるのは、とても貴重な体験になる」と語った。
受講者には毎回リポート提出が課せられる。このリポート提出率や出席率、全講座終了後に提出する最終リポートの内容が成績の評価対象になる。
同講座が開講したのは、産創館から関学に呼びかけた。中小企業を支援する活動の中で、家族間の事業承継に悩む経営者の声が多かったのがきっかけという。山野チーフプロデューサーは「学生に家業を継ぐことを決断してもらうための講座ではない。あくまで社会人になるまでに、家業についてしっかり考える機会を提供するのが目的」としている。
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市民活動の新拠点「CANVAS谷町」開所 寄付で実現
2013年4月14日
http://www.nnn.co.jp/dainichi/news/130414/20130414091.html
3月末に大阪府が廃止した大阪NPOプラザ(大阪市福島区)に代わるNPOなど市民活動の新たな支援施設「CANVAS谷町」が12日、大阪市中央区谷町2丁目にオープンした。12、13の両日はオープニングイベントとしてボランティア活動についてのシンポジウムなどが行われ、新たな船出を祝った。
大阪NPOプラザは施設の老朽化などを理由に11年間の歴史を閉じた。その後、運営を受託していた社会福祉法人大阪ボランティア協会が全国から寄付を募ったところ、約950万円が集まり自主開設に至った。
新拠点は谷町筋沿いに建つビルの2階フロア全体で広さは約290平方メートル。定員54人の会議室のほか、仮事務所のような役割を果たすフレックスデスクやロッカーを備える。
13日には、東日本大震災の支援を目的とした「ふんばろう東日本支援プロジェクト」代表の西條剛央さん(39)が講演。プロジェクト設立の経緯と、活動する上で多発する対人関係のトラブルを専門である心理学の観点から解説。出席者らは熱心に聞き入った。
水谷綾事務局長(44)は「大通りに面し、人の流れが多い立地を生かし、潜在的にボランティアに関心がある20〜30代を掘り起こしたい」と意欲を語った。
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有識者 市立美術館は存続を
http://www3.nhk.or.jp/kansai-news/20130418/3956271.html?t=1366292559046
施設の老朽化が進んでいる大阪・天王寺区の市立美術館のあり方について、大阪市は、きょう、有識者から、意見を聞いた結果、市立美術館が所蔵する東洋の古美術品をいかした美術館として存続させるべきだという意見が大勢を占めました。
天王寺区にある市立美術館は、開館から80年近くがたって老朽化が進んでいることから、大阪市では、閉館した上で、北区・中之島に新たに建設する近現代の美術品が中心の美術館に統合することも検討していて、きょうは、美術館を運営した経験がある有識者などを招いて意見を聞きました。
この中で、有識者からは、「市立美術館には東洋美術の豊富な収蔵品があり施設の改修などを行えば、集客施設として十分に活性化できる」といった意見や、「新たに建設される美術館は川に近く、大雨による洪水などで、水害のリスクもあり、膨大な美術品の保管には問題がある」などといった指摘が出されました。
そして、所蔵する東洋の古美術品をいかした美術館として市立美術館を存続させるべきだという意見が大勢を占めました。
市では、きょうの有識者の意見も踏まえて、市立美術館の今後のあり方ついて、来月、最終的に決定する方針です。
04月18日 22時30分
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子どもの心臓に細胞シート 大阪大の再生医療を承認
http://www.47news.jp/CN/201304/CN2013041801001790.html
厚生労働省科学技術部会は18日、心臓病の子どもを対象に、ふくらはぎから筋肉のもとになる細胞を採取してシート状に成形、心臓に移植する再生医療の臨床研究を承認した。大人に対する臨床試験(治験)を実施している大阪大の澤芳樹教授(心臓血管外科)のチームが申請していた。澤教授は「この秋にも開始したい」としている。
対象は重い心筋症で薬物治療などの効果が期待できない18歳以下の患者。現在、根本的な治療は心臓移植しかないが、子どもの場合は提供者が少ないことから待機期間の長期化が問題になっている。
今回の治療法が確立すれば待機期間をより安全に過ごせるという
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近大出願、ネットに完全移行…全国初
http://osaka.yomiuri.co.jp/e-news/20130417-OYO1T00269.htm?from=newslist
近畿大(大阪府東大阪市)は16日、受験生による紙の出願を来春の入試から全廃し、インターネットによる出願に切り替えると発表した。紙の節約と事務作業の省力化が狙いで、出願の「完全ネット化」は全国で初めてという。
近大は紙の願書と並行して5年前からネット出願の受け付けを始めた。しかし、利用率は低迷し、今春の入試からネット出願で、受験料3万5千円を3000円割り引く制度を導入すると、前年の3%から64%に急増した。全面移行するための目標70%には届かなかったが、受験生に十分浸透したと判断した。割引は来春以降も続ける。ネットを利用できない受験生にはコールセンターを設け、入力を代行する方法を検討しているが、受験料は紙と同じ、3万5千円になるという。近大広報部は「全国の大学に広まれば紙資源の保護にもつながる」と話している。
(2013年4月17日 読売新聞)
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小児の心臓再生 阪大臨床研究
http://www3.nhk.or.jp/kansai-news/20130418/3978211.html
病気で傷ついた子どもの心臓に足のふくらはぎから採った細胞を薄いシート状にして貼り付け、心臓の働きを再生させる新たな臨床研究を大阪大学のグループが来月末にも始めることになりました。
子どもの心臓を再生させる新たな臨床研究を始めるのは、大阪大学の澤芳樹教授らのグループです。研究グループでは、重症の心筋症など移植手術でしか助かる見込みのない重い心臓病の子どもを対象に子ども自身のふくらはぎから採った細胞を薄いシート状に培養して心臓の表面に貼り付けその働きを再生させる計画です。
この治療は、大人ではこれまで22人に行われ、寝たきりだった患者が、日常生活が出来るまでに回復したケースもあるということで研究チームが子どもでの臨床研究の実施を厚生労働省に申請し、18日、認められました。
研究グループでは、来月末にも臨床研究をはじめる予定で今後、3年間で10人ほどの子どもに治療を行い、安全性と効果について検証していくことにしています。
澤教授は「子どものドナーからの心臓移植はまだ3例しかなくいまでもやむを得ず渡航移植をされる方もいる。1人でも多くの子どもが元気になってもらえるような治療にしていきたい」と話しています。
04月18日 19時18分
口の形成促す遺伝子発見 阪大研究グループ、「口蓋裂」予防などに期待
2013.4.18 23:43
http://sankei.jp.msn.com/west/west_life/news/130418/wlf13041823450020-n1.htm
胎児の時に細胞同士を接着させ口の形成を促す働きを持つ遺伝子を、大阪大大学院歯学研究科の阪井丘芳教授(歯学)の研究グループが発見し、17日付の米科学誌「プロスワン」に発表した。唇や上あごに生まれつき裂け目が生じる「口唇裂・口蓋裂」と呼ばれる難病の治療や予防に役立つと期待されている。
口と顔の中心部は胎生期に「口蓋突起」と呼ばれる顔の左右両端の突起が接着することで形成される。
研究では、マウスの口の形成過程で、突起が接着する部分にどのような遺伝子が関与しているのかを調べた結果、細胞を接着させる作用をもつ遺伝子「CEACAM1」が、口の形成時にも細胞接着因子として働くことを突き止め、この遺伝子の働きを抑制すると細胞の接着が阻害されることなどが確認された。
「口唇裂・口蓋裂」は、約600人に1人の割合で発症する難病。口蓋突起が完全に接着されないことで引き起こされ、言葉や摂食に障害が起き、手術しか治療方法がないという。
阪井教授は「CEACAM1の働きを維持することで口蓋突起が接着し、形成異常の予防につながる可能性もある」としている。
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大阪市立美術館「存続」で一致…有識者検討会
http://osaka.yomiuri.co.jp/e-news/20130419-OYO1T00628.htm?from=main4
大阪市立美術館(大阪市天王寺区)の存廃問題に関する市の検討会が18日、市役所で開かれ、6人の外部有識者は「貴重なコレクションを活用するべきだ」などとして、全員一致で同美術館の存続を求めた。市が北区中之島に建設予定の新美術館との統合案も浮上していたが、有識者らは水害のリスクなどから反対し、2館併存を主張した。
市は5月に正式に方針を決めるが、2館併存での整備が進められる見通し。
検討会は非公開で、終了後に記者会見した市幹部や有識者によると、東洋美術の名品がそろう市立美術館の所蔵・寄託品を活用し、隣接の日本庭園「慶沢園」との一体的な管理を求める声が相次いだ。近現代の美術品を多く所蔵する新美術館とは「すみ分け」をする考えでまとまったという。
検討会は今後、コスト面の課題などを協議する。
橋下徹市長は同日、記者団に「これまで市立美術館の活用が不十分で、慶沢園との一体運用などは市役所があまり考えてこなかった。色んなやり方があると思う」と述べ、引き続き有識者の意見を聞く意向を示した。
(2013年4月19日 読売新聞)
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墨で無限の色表現 日本南画院展始まる
2013年4月17日
http://www.nnn.co.jp/dainichi/news/130417/20130417026.html
墨の濃淡で無限の色を表現し、対象物の奥深い精神性を描く水墨画、墨彩画を集めた公募展「第53回日本南画院展」が16日、大阪市天王寺区の市立美術館地下展覧会室で始まった。21日まで。
日本画、西洋画の写生手法を取り入れつつ墨を主体とする水墨画、表現を補うため彩色する墨彩画に取り組む同団体。今回は、被災地で力強く復興に乗り出す人々や、雄大な自然、身近な家族、旅先の風景などを描いた約450点が並ぶ。
「聖韻」と名付け、滋賀県湖南市の常楽寺を描き、大阪府知事賞を受賞した堺市在住の石岡巖さん(82)は「何を省略し、強調し、空気感や空間を描くかがポイントで、風景にほれこまなければ描けない。墨の色は見飽きることがなく、しっとりとして落ち着く。これまで描いてきた塔の中で一番の出来なので受賞は光栄」と話していた。
午前9時半〜午後4時半。大人700円、高校生以下無料。
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「フィンランド・デザイン」展、大阪市立東洋陶磁美術館で ガラスと陶磁器約400点を展示
http://b.hatena.ne.jp/articles/201304/13754
大阪市立東洋陶磁美術館(大阪・中之島)は4月20日(土)〜7月28日(日)、特別展「森と湖の国 フィンランド・デザイン」を開催します。カイ・フランクやアルヴァル・アールトなどの作品約150件(400点)を展示します。
▽ 特別展:「森と湖の国 フィンランド・デザイン」
18世紀後半〜現代に発表されたガラスと陶磁器から、フィンランドのデザインの魅力を紹介します。主な展示作品は、Arabiaやiittalaなどでデザイナーを務めたカイ・フランクの「KILTA」(後のTeema)、建築家としても知られるアルヴァル・アールトの花瓶などです。
休館日は月曜日(祝日は開館)と5月7日(火)、7月16日(火)です。開館時間は午前9時30分〜午後5時、入館は閉館30分前まで。観覧料は一般が1,000円、高大生が600円です。公式サイトで割引券を配布しています。
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ミナミ創造新拠点 大阪府立大「アイサイトなんば」開設
2013年4月16日
http://www.nnn.co.jp/dainichi/news/130416/20130416020.html
大阪府立大学は、ミナミの南海電鉄本社ビル(大阪市浪速区)内に同大学の新拠点「I−site(アイサイト)なんば」を開設した。大学院や研究所、ライブラリー、カンファレンスルームなどの機能を備えた施設で、同大学は難波を観光や文化、地域プロデュースの発信拠点とし、知的活動を展開する場(サイト)にすることを目指す。
同大学と南海電鉄は、難波、南大阪エリア活性化の連携推進を目的に「地域活性化連携に関する協定」を2011年2月に締結。同施設は協定に基づく連携事業の一環で、ミナミからの学術発信や知的創造に加え、周辺施設とも連携しながら文化、観光の拠点として活性化させようとしている。
正式名称は「なんばセンター」だが、地域に密着し、地域の人に愛着を持ってもらおうと、同大学の教職員や学生、卒業生などから愛称を募集。応募約100点の中から選考し、最終的に上位2点を組み合わせてアレンジした「I−siteなんば」に決まった。
I−siteの“I”には「Integrate」(統合する)、「Inspire」(感激させる)、「Initiate」(始める)の三つの“I”があり、同大学が発信するさまざまな情報を「統合する」ことで互いに「感激」し合い、新しいものを「始める」場にしたいという思いが込められている。
同施設の目玉は西日本初の観光系社会人大学院。今春11人が入学し、授業がスタート。住民参加型の図書館「まちライブラリー@大阪府立大学」もさっそく利用者が訪れ、事務局の担当者は「利用者から『すごく落ち着く』と言っていただいている」と順調な滑り出しをアピールする。
同大学と地域住民との“つなぎ役”としての役割が期待される同施設。久保田順一事務所長は「出会いから新たなコミュニケーションが生まれる場所にしていきたい」と力強く話した。
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マウス実験:不安と恐怖は別の神経回路 大阪の研究所発見
毎日新聞 2013年04月19日 02時00分(最終更新 04月19日 02時03分)
http://mainichi.jp/select/news/20130419k0000m040114000c.html
大阪バイオサイエンス研究所(大阪府吹田市)の中西重忠所長(脳科学)のチームは、不安と恐怖の感情が別々の神経回路で働いていることをマウスの実験で発見した、と発表した。ヒトでも仕組みは同じとみられるという。二つの感情は統合失調症や不安障害とも深く関係しており、今回の成果はそのメカニズム解明や新たな治療法の開発に役立つ可能性がある。18日付の米科学誌「ニューロン」電子版に掲載された。
不安や恐怖が脳内で信号として伝わる経路としては、大脳内側の海馬(かいば)や扁桃体(へんとうたい)から中隔核などを通る経路が知られていたが、不安と恐怖で同じ経路なのか、異なるのか、分かっていなかった。
中西所長らは、中隔核の一部で神経細胞が集まる三角中隔核(さんかくちゅうかくかく)と前交連床核(ぜんこうれんしょうかく)に注目。それぞれが働かないマウスを使い、反応をみた。その結果、三角中隔核が働かないマウスは、通常のマウスより不安を表す行動が少なかったが、恐怖に対する反応は通常に示していた。一方、前交連床核が働かないマウスは、恐怖を強く表現したが、不安に対する反応は通常と変わらなかった。
これらから、不安は三角中隔核の経路で、恐怖は前交連床核の経路で、それぞれ働いていると結論付けた。中西所長は「心理学で違う感情とされてきた不安と恐怖が生物学的にも異なることを確認できた」と話している。【吉田卓矢】
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坂東竹三郎 傘寿公演を8月に大阪で2013年4月24日
http://www.daily.co.jp/newsflash/gossip/2013/04/24/0005927479.shtml
歌舞伎俳優、坂東竹三郎(80)が傘寿を記念した自主公演「坂東竹三郎の会」(8月10、11日 大阪・国立文楽劇場)で行うことになり24日、大阪市内で会見した。
「上方歌舞伎の火を消すまいとやってきた。年齢のこともあり今回が集大成。命がけでやります」と意気込みを語った。市川猿之助(37)も出演して花を添える。竹三郎は「猿之助は私のことを『竹バァ』と呼んで。でもかわいいんですよ」とニッコリ。「夏姿女團七」と「東海道四谷怪談」を上演する。また、同公演は師匠である四世尾上菊次郎の33回忌追善も兼ねている。
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元国立民族学博物館館長・佐々木高明氏をしのぶ会
2013.4.25 19:36
http://sankei.jp.msn.com/west/west_affairs/news/130425/waf13042519370030-n1.htm
故佐々木高明氏(元国立民族学博物館館長)をしのぶ会 6月12日午後1時半から大阪府吹田市千里万博公園10の1、国立民族学博物館で。しのぶ会委員長は同館館長の須藤健一氏。
遺族の意向で式典などは行わず、献花のみ。会場に故人の写真や映像を展示予定。
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履正社が大学新設へ 大阪府などと基本協定
2013.4.25 22:47
http://sankei.jp.msn.com/west/west_life/news/130425/wlf13042522490023-n1.htm
大阪府内で中学校や高校などを運営する学校法人履正社(大阪市淀川区)は25日、同府箕面市にスポーツ教育系の大学を新設することで府と箕面市の3者で基本協定を結んだ。
府などによると、キャンパスの予定地は箕面市のニュータウンで通称「箕面森町」にある府の土地区画整理事業地。平成27年4月をめどに履正社が四年制大学の開設を目指し、3者で協議する。
履正社の大学開設準備室は「スポーツ系の大学は広い土地が必要。新しい開発地区でこそ用地確保が可能で、自治体と目的が一致した」と説明している。
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大阪市大・府大統合問題 大阪市がビジョン示す
http://www.mbs.jp/news/kansaiflash_GE000000000000000810.shtml
大阪市立大学と府立大学の2016年の統合を目指す大阪市は、新大学の理念として、研究でアジアの拠点となる大学を目指すなどのビジョンをまとめました。
大阪市立大学と府立大学の統合を検討する、大阪市と府の外部有識者による会議は、これまでに2016年に大学を統合する案を答申しています。
これを受け、大阪市の幹部会議は24日、統合した新しい大学のビジョンについて、「研究でアジアの拠点を目指す」ことや「日本最大の公立大学としてのブランドの確立に努める」などとする、4つの理念をまとめました。
「企業やヒト・モノ・カネを集積させるための要素にならないかという視点で、大学を考えなおしたい。大阪の都市経営の重要な要素になるのは間違いない」(橋下徹・大阪市長)
大阪市と府と2つの大学の4者は、今年8月をめどに、新大学案をまとめる方針です。 (04/25 06:48)
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大阪府・大阪歴史博物館で「幽霊・妖怪画大全集」開催 -歌川国芳作品なども
http://news.mynavi.jp/news/2013/04/26/307/index.html
大阪歴史博物館は6月9日まで、同館6階特別展示室において、特別展「幽霊・妖怪画大全集」を開催している。
幽霊・妖怪画の優品を多数紹介する特別展
幽霊や妖怪は古来より想像され、江戸時代以降は特に文学や芸術において盛んに取り上げられ、多様な作品が作り出された。それらを精力的にコレクションしたのが、日本画家の吉川観方(よしかわかんぽう)(1894〜1979)だった。観方は服飾の歴史や時代風俗の研究家としても知られ、研究の途上において日本の幽霊や妖怪にも関心を持ち、資料の収集に没頭したという。
同展は、現在は福岡市博物館に所蔵される観方の収集品から、江戸時代に活躍した伊藤若冲(いとうじゃくちゅう)や円山応挙(まるやまおうきょ)らの著名な絵師をはじめ、個性的な浮世絵師として人気のある歌川国芳(うたがわくによし)とその一門が描いた幽霊や妖怪画の優品を多数紹介。また、大阪10+ 件ゆかりの幽霊や妖怪にまつわる歴史的な資料も展示し、人々が未知の世界に対してどのような観念を持ち、表現したのかを観覧することができる。
開催日時は、4月20日〜6月9日 9時30分〜17時(金曜日は20時まで)。入館は閉館の30分前まで。毎週火曜日休館(ただし、4月30日は臨時開館)。会場は、大阪歴史博物館6階 特別展示室(大阪府大阪市中央区大手前4-1-32)。観覧料は、特別展のみ大人1,200円、高大生800円。常設展との共通券は、大人1,680円、高大生1,120円など。その他、詳細は同館Webページにて確認できる。
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(記者有論)大衆演劇 旅芝居よ、負けるな! 小泉信一
2013年4月30日
http://digital.asahi.com/articles/OSK201304290131.html?ref=comkiji_txt_end_s_kjid_OSK201304290131
新しい歌舞伎座でにぎわう東京に負けじとばかり、大阪では大衆演劇(旅芝居)の常設劇場が相次いでオープンしている。5月1日には中心地の梅田に浪花の街並みを再現した「梅田呉服座」が進出する。府全域でみると14館目。全国の3分の1の旅芝居一座の劇場が集まることになる。
各劇場を訪ねると、おばちゃんたちが前方に陣取り、ペンライトを振って声援を送っている。役者と観客との距離がない。こういうコミュニケーションが成り立つ劇場が日本にどれだけ残っているだろう。歌舞伎に比べ、「格下」に見られることがあるが、劇場の熱気は負けてはいない。
旅から旅への役者人生。庶民の哀歓を泥臭く演じるのも大衆演劇の魅力だろう。先日亡くなった俳優の三国連太郎さんが言っていた。
「ドロドロした世界で暮らしている民衆の生きざまが投影されていない芝居は、やはりダメですよ」(『「芸能と差別」の深層』)
それにしてもなぜ大阪に集まっているのか。観劇歴40年の大衆演劇評論家、橋本正樹さん(66)は指摘する。
「旅芝居の本質は徹頭徹尾の娯楽性。オモロイものはオモロイという大阪人の気質が人気を支えている」
震災の影響もあるようだ。劇場と劇団の仲介をする業者は「3・11の影響で東日本では温浴施設やホテルが続々閉館に追い込まれた。活動の場を求め、旅芝居一座が大阪に集まってきた」と話す。
大阪の劇場は、照明や音響設備が充実している。若い女性客を取り込もうと、清潔な館内を心がけている。一方、東京の常設劇場は2館。「大阪に負けるな」と言いたい。
業界全体が生き残っていくためには料金体系の見直しが必要だろう。観劇料は1千円台が多い。だが「低料金イコール低級」と見られがちだ。マイナーイメージを払拭(ふっしょく)するためにも、もう少し料金を上げてもいいのではないか。ちなみに旅役者の月給は現在5万円が相場という。祝儀があるとはいえ、薄給である。
役者にも意識改革を求めたい。健康ランドや小さな劇場だけに甘んぜず、大舞台に立って勝負すべきときもある。
ベテラン興行主が言っていた。「身も震えるような役者が少なくなった」。そんな役者を発掘するためにも「旅芝居のアカデミー賞」のようなものを設けられないか。歌舞伎に負けてたまるかと、新しい時代のヒーローを狙う旅役者が出てくると私は信じる。
(こいずみしんいち 編集委員)
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ナレッジシアターでロボット演劇
2013.5.1 23:45
http://sankei.jp.msn.com/west/west_life/news/130501/wlf13050123480022-n1.htm
JR大阪駅北側の複合ビル群「グランフロント大阪」内の多目的劇場「ナレッジシアター」で1日、こけら落とし公演のリハーサルが行われた。
2日に開幕するロボット演劇「銀河鉄道の夜」(12日まで)の役者は、大阪大学で開発したロボットと吉本興業の芸人たちだ。ジョバンニ少年の親友を演じるのはロボット研究者、石黒浩阪大教授が開発した「ロボビー」=写真。劇作家、平田オリザさんも満足の“熱演”を披露した。
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パリと大阪が育んだ芸術家 大丸梅田で展覧会
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/osaka/news/20130501-OYT8T01728.htm
. 二つの街が育んだ個性あふれる芸術を紹介する展覧会「パリ―大阪 街と芸術をめぐる物語」(読売新聞社など主催)が1日、大阪市北区の大丸梅田店15階、大丸ミュージアム〈梅田〉で始まった。13日まで。無休。
展示されているのは同区中之島に整備が決まった「大阪新美術館」のコレクションが中心。パリの街を飾ったロートレックやミュシャのポスターに加え、パリの街角を描いた佐伯祐三や、大阪の風景を描いた小出楢重、池田遙邨(ようそん)らの作品60点が並んでいる。
一般900円、大学・高校生700円、中学生以下無料。会期中、平日は午後4時、土日曜日と祝日は午前11時と午後4時の2回、同館建設準備室の学芸員によるギャラリートークが開かれる。問い合わせは同店(06・6343・1231)へ。
(2013年5月2日 読売新聞)
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>>1617
歌舞伎は東京で大衆演劇は大阪みたいな内容ですね
大体、歌舞伎の題目は畿内であることが多いのか江戸であることが多いのか、どっちでしょう?
文化的にも気になります
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ご当地「かるしおレシピ」募集
http://www3.nhk.or.jp/kansai-news/20130504/4147761.html
塩分が少なめでも美味しい食事のレシピ「かるしおレシピ」で心筋梗塞や脳卒中の予防に取り組んでいる大阪・吹田市の国立循環器病研究センターは、各地の特産品を使った新たな「かるしおレシピ」を募集し、その出来映えを競う全国大会を開くことになりました。国立循環器病研究センターは、塩分を減らしながらうまみを引き出す調理法「かるしおレシピ」で心筋梗塞や脳卒中を予防する取り組みを続けていて、レシピを掲載した本が25万部以上売れるなど、関心が高まっています。
これを受け、センターでは、取り組みを各地方でも広げようと、自治体や栄養士会などを対象に地元の特産品を使った新たな「かるしおレシピ」の募集を来月から始めることにしました。
応募の条件は、地元の特産品などを使い塩分を抑えた「かるしおレシピ」であること、応募者が地域ぐるみで栄養指導などの活動が展開できることなどで、認定されれば、国立循環器病研究センターの「かるしおレシピ」として、次に出版する本に掲載したいとしています。
また、来年の冬には、認定された「かるしおレシピ」の出来映えを競い合う全国大会を大阪で開くということで、国立循環器病研究センター・三石博之局長は「ご当地の『かるしおレシピ』を誕生させ、健康推進とともに地域おこしにもつなげてもらいたい」と話しています。
05月04日 06時32分
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近大 出願はネットのみに
http://www3.nhk.or.jp/kansai-news/20130505/4147721.html
近畿大学は来年度の入試から紙の願書による出願をすべて廃止し、インターネットでの出願のみにすることを決めました。
近畿大学は、例年志願者が10万人を超え、紙の願書も13万部を用意していましたが5年前に始めたインターネットでの出願が定着し昨年度は志願者の6割が利用しました。
このため大学では来年度から紙の願書を全面的に廃止することにしたもので積み上げると東京スカイツリー3本分になるおよそ100トンの紙と印刷費用など5000万円が節約できるとしています。近畿大学入学センターの中岡敬さんは「インターネット出願は記入漏れなどもコンピューターでチェックできるので受験生の利便性も高くなる。こうした動きが全国の大学に広がれば大きな資源の削減につながるのではないか」と話しています。
05月05日 06時22分
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春団治さんら会場を魅了 なにわ芸術祭「上方落語名人会」
2013.5.4 20:32
http://sankei.jp.msn.com/west/west_life/news/130504/wlf13050420380020-n1.htm
半世紀に渡り開催されているなにわ芸術祭の名物企画「上方落語名人会」(産経新聞社など主催、上方落語協会提供)が4日、大阪市北区のサンケイホールブリーゼで行われた。
豪華な顔ぶれから“上方落語の顔見世”として人気の落語会で今年で50回目。桂文三さん、笑福亭三喬さんの後、桂春団治さんが「親子茶屋」を披露。上方落語界の重鎮らしい話芸で会場を魅了した。
中入り後は、笑福亭仁智さん、トリは桂米団治さんが「質屋芝居」を熱演し、満員の観客を沸かしていた。
また、今年1月に開催した新進落語家競演会で新人賞を受賞した笑福亭鉄瓶さんは「四人癖」を披露した。
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広がれ「再生アート」 「ガラスおこし」大阪から発信
2013年5月6日
http://www.nnn.co.jp/dainichi/news/130506/20130506080.html
ペットボトルの利用が増えても、生活の中に瓶は欠かせない。だが、リサイクルが盛んに叫ばれる今も、色つきのガラス瓶のほとんどはリサイクルできず、埋め立て処分されているのが現状という。そんな廃ガラスを使い、「ガラスおこし」という工芸を大阪から発信する取り組みが始まっている。
茶色と透明のガラス以外は、色合いが微妙に異なるため、リサイクルが難しい。ガラスでオブジェを制作するアーティストとして活躍し、大阪工業大客員教授、大阪府立大客員研究員を務める岡本覚さんは、何とかして廃ガラスを再利用できないか考えていた。
そこで開発したのが「ガラスおこし」だ。ガラス瓶を割り、細かく砕いてふるいにかけ、特殊な溶剤を混ぜ、手で触っても傷つかないよう、砂粒ほどの細かさにする。溶剤の効果で吸水・吸湿性が優れ、砂絵のような感覚で、タイルなど身の回りで使えるグッズに生まれ変わらせることが可能になった。
「ガラスおこし」の名は、大阪名物の「あわおこし」と同じようなガラス粒の質感から岡本さんが名付けた。現在、東大阪市で古民家を利用し、ガラスおこしの教室などを開いている工房「アルクヴェール」の尾合恭代代表とともに、普及を目指している。
「ガラス瓶のリサイクルや分別にも興味を持ってもらえるし、自分でものづくりができるのが楽しい。タイルやせっけん皿など、身近に使えるものを楽しく手作りすることで、リサイクルや環境保全に興味をもってもらいたい」という。
「総合学習を取り入れた学校教育現場などで、卒業制作に使ったり、学校周りの道の舗装などに生かしてもらえれば、環境学習にもなり、街おこしもできる。道路が美しくなれば街の美化も進むはず」と尾合さん。また「ガラス瓶を生産しているメーカーなども、環境のための貢献活動として興味を持ってもらえれば」と訴える。
現在は、関西大リサーチアトリエで2カ月に1度体験教室を実施。商業施設などからの引き合いもだんだんと増えているという。「現在はまだ最後の焼きの工程が専門の窯でないとできないので、今後はオーブンなど身の回りにあるもので気軽にできる素材を開発したい。ガラス発祥の街である大阪から発信したい」と意気込む。
次回、関西大リサーチアトリエでの教室開催は25日。問い合わせは関西大社会的信頼システム創生センター、電話06(6368)1845へ。
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統括責任者、応募ゼロ 府市文化振興会議
2013年5月8日
http://www.nnn.co.jp/dainichi/news/130508/20130508026.html
大阪府と大阪市が条例に基づき共同設置した大阪府市文化振興会議が7日、大阪府庁で初会合を開き、今後の同会議や同会議の下に設置される芸術文化の審査・評価機関「アーツカウンシル部会」のあり方について意見を交わした。
昨年度まで府が開いていた文化振興会議と同じく、会長には橋爪紳也氏(大阪府立大特別教授、大阪市立大都市研究プラザ特任教授)が、副会長には中川幾郎氏(帝塚山大法学部教授)が就任した。
会議では、現在公募中のアーツカウンシル統括責任者の書類選考や面接を行う選考部会の設置を決め、選考基準などを話し合った。
16日の締め切りを前に公募の現状について事務局は、応募がゼロであることを明らかにした。これについて橋爪会長は「先行事例と違う取り組みに関心が広まっている。それでも誰も手を挙げないというのは、大阪の文化に関する専門家たちの気概の欠落」と苦言を述べた。
また桂米團治委員が70歳未満とする応募規定を指摘し、「70歳を超えてすごい人はたくさんいる。文化を考える上で年齢を決めたらあかん」と上限撤廃を求める場面も見られた。
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通天閣劇場 来月閉鎖へ
http://osaka.yomiuri.co.jp/e-news/20130509-OYO1T00320.htm?from=top
大阪・新世界の通天閣(大阪市浪速区)の地下劇場(196席)が、6月末で閉鎖される見通しとなった。1989年に「通天閣歌謡劇場」としてオープン。客と歌い手が間近で接するスタイルで「通天閣の歌姫」と呼ばれた演歌歌手・叶麗子さん(50)らが活躍し、日雇い労働者らを中心とした中高年層の熱狂的な支持を集めた。近年は客が高齢化し、若者を意識したお笑いライブも行われていたが、より広い客層を呼べる用途を模索することになった。
通天閣の運営会社「通天閣観光」によると、地下劇場「STUDIO210」で歌謡ショー(週1日)と、お笑いライブ(同2日)を開催している松竹芸能(大阪市)との契約が6月末で終了。松竹芸能は、お笑いについては、今夏ミナミにオープンする「道頓堀角座」に移す方針という。
同社は、「歌謡劇場はファンに愛されており、1日2回の公演で7、8割の集客がある」と、土日2日間に拡大する形で今後の使用を希望。しかし、通天閣側は「歌謡ショーだけでは客の減少を止められない」として、劇場閉鎖の方向で調整を始めた。
7月〜9月はお化け屋敷として使用、その後は商業施設などとしての利用を検討している。
通天閣観光の西上雅章社長(62)は「私自身、劇場への思い入れは人一倍あるが、より広く親しんでもらうにはどうすればいいかを考えている」と話した。
(2013年5月9日 読売新聞)
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「元気届ける」 音楽劇「ザ・オダサク」9日開幕
2013年5月9日
http://www.nnn.co.jp/dainichi/news/130509/20130509039.html
大阪が生んだ作家、織田作之助の半生を描いた青春音楽劇「ザ・オダサク」(金秀吉作、錦織一清演出)が9日から大阪市中央区道頓堀の松竹座で開幕するのを前に、8日午後に内博貴さんら出演者が「地元発の元気を多くの人に届けたい」と会見し抱負を語った。
「夫婦善哉」などで有名な織田作(オダサク)は自作の舞台にもなった昭和の道頓堀、千日前、法善寺などの下町を愛し、33歳で亡くなるまでここで生活した。地元出身の映画監督の金さんが彼と妻の一枝と、その周辺の人たちの青春をドラマ化し、俳優でもある錦織さんが演出にあたっている。
元関西ジャニーズjrで地元出身の内さんは「8年半ぶりの松竹座の舞台。帰って来られたという感じ」と感慨深げ。「昭和の話ですが笑いもある錦織演出で楽しい舞台になっています」と力が入る。元宝塚の陽月華さんと姿月あさとさんが主人公の妻と姉役で「みなさんと充実した時間を」と声を掛けあえば、夫婦役の曾我廼家寛太郎さんと山崎静代さんが「笑いは任せて」とにっこり。20日まで。
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日本センチュリー交響楽団の首席指揮者に飯盛氏
2013.5.9 19:28
http://sankei.jp.msn.com/west/west_life/news/130509/wlf13050919300031-n1.htm
日本センチュリー交響楽団(大阪府豊中市)は9日、首席指揮者に飯森範親さん(49)が就任することを発表した。飯森さんは、来年3月に任期を終える音楽監督の小泉和裕さん(63)の後任として就任、音楽監督は空席のままとする。
飯森さんは桐朋学園大卒業。現在、東京交響楽団正指揮者、山形交響楽団音楽監督、いずみシンフォニエッタ大阪常任指揮者などを務めている。
同交響楽団は平成元年に大阪府によって設立。23年に府から独立し、名称をそれまでの大阪センチュリー交響楽団から変更して活動している。
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社会貢献に重点 ザ・フェニックスホール主催公演
2013年5月11日
http://www.nnn.co.jp/dainichi/news/130511/20130511027.html
あいおいニッセイ同和損保の芸術・文化発信基地、大阪市北区のザ・フェニックスホール(岡崎真雄館長)はこのほど、本年度主催公演の概要を発表した。新たに「日本補助犬協会支援チャリティーコンサート」(11月15日)を盛り込み、関西の芸術文化発展への寄与とともに社会貢献活動に力を入れる。
同ホールは同社の前身会社の一つ、旧同和火災海上保険の創立50周年を記念し1995年に旧大阪本社内に開設。客席数301の小ホールの特性を生かした「ハイグレードな室内楽ホール」として自主企画公演も積極的に行っている。
本年度は全14公演を予定。音楽アドバイザーの今井信子さん(ビオラ奏者)は、10代の俊英で結成する「エール弦楽四重奏団」や若き実力派ソリストと自身も共演する「スーパー・ピアノ・カルテット」などの演奏会を企画・構成。「日本補助犬協会支援チャリティーコンサート」でも演奏する。
同じくアドバイザーの伊東信宏さん(大阪大音楽学教授)は映画に使われている音楽に注目したレクチャーコンサート「映画は音楽に嫉妬する」シリーズを企画・構成。歴史に埋もれた作曲家や作品の発掘に力を注ぐピアニスト、金澤攝(をさむ)さんを招いての演奏会も予定している。
ほか、関西ゆかりの優れたアーティストにスポットを当てた「関西ソロイスツ&アンサンブルズ」シリーズには、ギターの福田進一さん、打楽器の中村功さんが“仲間”と共に演奏。人気の公開講座やリハーサルの公開も。
また、弦楽四重奏団「ジャパン・ストリング・クヮルテット」を講師に迎え、公募・審査で選ばれた若手の弦楽四重奏団を指導・育成、あわせて聴衆の育成・拡大も図る教育・啓発事業「Phoenix OSAQA」を本年度も実施(7回目)。最終日には「修了コンサート」を公開することによって聴衆の前で指導の成果を確かめる機会を設ける。受講生の募集は7月ごろ。
ホールが公演を企画し、審査で選ばれた国内外のアーティスト(プロ・アマ不問)にホールや付帯施設を無料で提供する「フェニックス・エヴォリューション・シリーズ」の募集は6月24日(必着)まで。
岡崎館長は「これまで17年間で530の自主公演を行い、来場者数は貸し館公演含めて約80万人。ことしも関西の人たちに少しでも喜んでいただける内容で公演していきたい」と話している。
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箕面に多文化センター開設 国際交流の場に
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/osaka/news/20130512-OYT8T00048.htm
. 国際交流に役立ててもらおうと、箕面市小野原西に11日、多文化交流センターがオープンした。語学講座やイベントを開くスペースに加え、世界の家庭料理を日替わりで楽しめるカフェもあり、初日は行列ができる盛況ぶりだった。
市が4億9500万円で建設し、指定管理者の市国際交流協会が管理運営する。建物には、市立小野原図書館も入る。
カフェでは、同市やその周辺に住む外国人が、母国の家庭料理の腕を振るう。ランチタイムには、各国料理を日替わり(20食限定、800円)で準備する。
初日はメニューのお披露目も兼ね、様々な国の料理が提供され、モンゴルの揚げギョーザやロシアのボルシチ、モロッコの春巻きなどが並んだ。ベトナムの汁ビーフン「ブンボーフェ」を食べた市立豊川北小5年、西下生真君(10)は「辛いけどおいしい」と喜んでいた。
センターは月曜休館。問い合わせはセンター(072・734・6258)へ。
(2013年5月12日 読売新聞)
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大阪府 工科高校3校に進学科
http://www3.nhk.or.jp/kansai-news/20130514/4524731.html
大阪府教育委員会は高度な技術者を養成するとして大阪府立の9校ある工科高校のうち3校に来年度から大学進学を目指す学科を新設することになりました。
大阪府教育委員会が新たな学科を新設するのは茨木工科高校と淀川工科高校、それに、今宮工科高校の3校です。
この3校に高度な技術者を養成するとして工学部系の大学進学を目指す定員40人の学科をそれぞれ新設します。
大阪府の教育委員会ではこのほかの6校の工科高校については▽企業の技術者を招いた授業などを通じて高度な職業資格を取ることを目指す高校、そして▽ものづくり現場のリーダーとなる人材を育てるため地域の企業で実習などを行い、地元での就職を目指す高校などとして来年度からそれぞれ特色ある授業を行っていくということです。
大阪府教育委員会ではものづくりに関する職業を目指す子どもたちに対し、従来よりも個性や希望に応じた教育をしたいとしています。
05月14日 07時03分
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リウマチ発症の物質発見 大阪大、京都大など 治療薬に期待
2013.5.14 14:51
http://sankei.jp.msn.com/west/west_life/news/130514/wlf13051414520024-n1.htm
関節リウマチなどの自己免疫疾患を起こすインターロイキン6(IL6)という物質の過剰生産に関与するタンパク質を、大阪大や京都大などのチームが発見し、13日付の米科学アカデミー紀要電子版に発表した。
タンパク質は「Arid5a」で、この働きを阻害して治療することを狙っており、チームの岸本忠三大阪大教授は「作製に手間のかからない安価な治療薬の開発につながる可能性がある」と話している。
自己免疫疾患の患者の血液中ではIL6が著しく増えている。チームは、Arid5aが細胞内で、IL6を作るのに必要なメッセンジャーRNA(mRNA)と結合し、mRNAが分解されないようにしていることを突き止めた。
通常、作られた直後のmRNAは、酵素によって破壊されるが、Arid5aは分解酵素の作用を阻害しており、IL6が過剰に作られる異常が起きていた。
マウスの実験でArid5aを働かなくすると、IL6の生産を促す毒素を投与しても、IL6の量は普通のマウスより少なくなった。また、自己免疫疾患と考えられている多発性硬化症になるようにしたマウスでは、感覚障害や運動まひなどさまざまな症状が抑制された。
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西日本最大級総合芸術祭 「オアシス’13」17日開幕
2013年5月14日
http://www.nnn.co.jp/dainichi/news/130514/20130514033.html
西日本最大級の総合芸術祭「第18回オアシス2013」が17日から、大阪市中央区城見の大阪ビジネスパーク内のツイン21で開催される。19日まで。入場無料。
国内外からさまざまなジャンルの絵画や書など約200点を展示する。2005年からは海外でも開催しており、今年の開催地はトルコ・イスタンブールで6月に実施する。
トルコ開催にちなんで大阪の会場でも、トルコ伝統のアラビア書道や、イスタンブールでの展示用に「友情」をテーマにクレヨン画を描くワークショップを行う(参加無料)。
また、東日本大震災復興支援を目的としたチャリティー展も実施される。
初日は午前11時からオープニングセレモニーを行い、イベント終了は午後5時。土日は午前10時〜午後6時。問い合わせは電話06(6345)9950、同実行委員会へ。
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山下達郎、大阪で「ええお客さん」と特別ライブ
http://www.yomiuri.co.jp/entertainment/music/mnews/20130513-OYT8T00843.htm
大阪・フェスティバルホールのリニューアルオープンを記念して、3、4日、山下達郎の2デイズスペシャル公演が開催された。
同ホールは彼にとって東京の中野サンプラザと並んで思い入れの深い会場。1980年5月のツアー以来、何度も訪れ、数多くの伝説的パフォーマンスを生み出してきた。
1976年にソロ・シンガーとしてアルバムでデビューした達郎は、79年1月にリリースした「LET’S DANCE BABY」までシングルのリリースをしていなかった。そのB面に収録されていた「BOMBER」が大阪のディスコを中心に流れるようになり、初のヒット曲が生まれ、キャリアをつなげられたという。大阪は彼にとってそんな土地だ。
「こんばんは、大阪! 新しいフェスティバルホールへようこそ!」
そんな第一声で始まったコンサート。観客もステージ上の達郎も、オープニングから早くもテンションは最高潮。「せっかくだから普段やりたくてもやれない曲を」と20年、30年ぶりに演奏されるナンバーもたっぷり。観客からのノリのいい声援に、達郎も大阪弁で「ええお客さんや!」「おおきに!」と応じる。久しぶりに親友と再会して軽口をたたき合うような、大阪ならではのアットホームな雰囲気だった。
今年2月に還暦を迎えた。しかし、そのパワフルな活動は衰えを知らない。8月からは全国ツアーがスタート、秋には同じメンバーを率いて戻ってくることを約束してコンサートは幕を閉じた。
山下達郎 PERFORMANCE 2013は、8月27日の埼玉・戸田市文化会館公演から、12月24日の東京・中野サンプラザホールまで、全49公演行われる。
取材・文:能地祐子
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回顧展:ユトリロ「最大級」や「日本初」など多彩に 大阪市内で開催中
毎日新聞 2013年05月15日 大阪夕刊
http://mainichi.jp/feature/news/20130515ddf012040022000c.html
生誕130年を迎えたパリの画家、モーリス・ユトリロ(1883〜1955年)の回顧展が、大阪市中央区の2会場で開催中。傑作がそろう初期の「白の時代」(1910〜14年ごろ)から「色彩の時代」(1920〜55年ごろ)まで、詩情あふれる風景画が楽しめる。
大阪高島屋7階グランドホール(大阪市中央区、06・6631・1101)は、油彩や素描など約70点で構成。死の2日前に描かれた未完の絶筆「コルト通り、モンマルトル」(55年)など、40点以上が日本初公開となる。20日まで。一般1000円。
ギャルリーためなが(大阪市中央区、06・6949・3434)では油彩約30点を展示。「モンマルトルのトレネ袋小路」(31年ごろ)は縦123センチ、横175センチの大作で、生涯描いた約6000点の中で最大級とされる。6月2日まで。無料。【清水有香】
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http://www.youtube.com/watch?v=r-O6p8kUxAY
http://www.shinchosha.co.jp/shukanshincho/newest/
「犯罪者の保身」と「人権派弁護士」を許さなかった犯罪精神医学の草分け「小田晋」教授への弔辞
氏は生まれが大阪で、帝塚山学院大で教壇に立ってたこともあり、たかじん委員会に時々出てたかし、
新潮の記事によると少年法改正に布石を強いてくれたから、「非行は宝」なんてほざいてきた、
大阪を毒し続けてきた人権屋の廃絶に力を貸していただきたかった。号泣。ご冥福を祈ります。
某俳優がお隠れになられた件もいいけど、テレビは小田氏の業績をシカトしやがったな。
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帝塚山に小田氏と香山リカが同時期にいたらしいが、バトルはあったんかいな?
他に大阪学の大谷某やら橋下にいちゃもんをつける薬師院とかいうのとか。
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ボストン美術館展10万人に
http://www3.nhk.or.jp/kansai-news/20130516/4568121.html
大阪市立美術館で開かれているアメリカのボストン美術館所蔵の日本のすぐれた美術品を紹介する特別展の入場者が、16日10万人に達しました。
特別展は大阪・天王寺区の大阪市立美術館で開かれていて、アメリカのボストン美術館が所蔵する日本の美術品のうち、ふすま絵や絵巻など70点が展示されています。海外にある日本美術のコレクションでは世界随一の規模と内容を誇るだけに、先月2日からの入場者数が16日10万人に達しました。10万人目となった大阪・東淀川区の藤井眞実子さん(63)と娘の実緒さん(38)には館長から図録と記念品が手渡されました。実緒さんは「アメリカにある日本のすばらしい文化を一目見たくて来ました」と話していました。
美術館には、16日も大勢の人が訪れ、江戸時代の画家、曽我ショウ白が描いた横幅10メートルを超えるふすま絵「雲龍図」など数々の日本の美術品に見入っていました。
「ボストン美術館日本美術の至宝」の特別展は来月16日まで開かれています。
05月16日 19時11分
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代の美 ヒロエグリフ取り入れ 天白さんアート展
2013年5月16日
http://www.nnn.co.jp/dainichi/news/130516/20130516032.html
古代エジプトで使われていた文字、ヒエログリフを取り入れた絵画「ヒエログリフアート」を創作する天白松嵐(てんぱくしょうらん)さん(58)=京都府長岡京市=の作品展が15日、大阪市中央区の大阪府立男女共同参画・青少年センター(ドーンセンター)で始まり、大勢の人が訪れた。17日まで。
ヒエログリフアートは、染色家である天白さんが友禅染の技法を用いて絹地にヒエログリフを描く作品。アルファベットに対応するヒエログリフを並べ、「ありがとう」「がんばるぞ」などとメッセージを表している。
会場には約60点の作品を展示。ナイル川に見立てた長さ約13メートル、幅約1メートルの作品「アルファべット数え歌」には、アルファベット26文字に対応するヒエログリフを描いている。
天白さんは「(ローマ字のように書ける)ヒエログリフは、子どもからお年寄りまで誰でも書ける文字。5千年前の古代文明に触れて、世界とつながる楽しさを感じてもらえたら」と話していた。
16日午後7時から、ベリーダンスショーを開く。入場無料。
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エコー画像 5分で立体化…循環器病センター
http://osaka.yomiuri.co.jp/e-news/20130517-OYO1T00311.htm?from=newslist
国立循環器病研究センター(大阪府吹田市)は16日、超音波検査(エコー)の画像をもとに、心臓や血管の構造を立体的な画像で再現できるシステムを開発したと発表した。生まれつき心臓に異常のある患者や家族に病態をわかりやすく説明することに利用できるほか、医療関係者間で正確なイメージを共有することにも役立つとしている。
先天性の心臓病患者の心臓は、血管の位置がずれているなど複雑な構造をしていることが多く、患者や家族に理解してもらえるように図示するのは難しかった。
システムは、心臓や血管の横断面をとらえた4〜5枚のエコー画像をもとに、血管の位置や太さなどのデータをコンピューターに入力すると、心室や心房、大動脈などが色分けされた立体画像が作成できる。入力は5分ほどで済むという。開発担当の原口亮・情報基盤開発室長は「多くの症例を画像化して蓄積し、データベースとしても活用したい」と話している。
(2013年5月17日 読売新聞)
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ワッハ上方、25日にリニューアルオープン
2013.5.18 17:30
http://sankei.jp.msn.com/west/west_life/news/130518/wlf13051817300024-n1.htm
大阪府は17日、府立上方演芸資料館(ワッハ上方、大阪市中央区)を25日にリニューアルオープンすると発表した。借りているスペースを大幅に縮小し、展示室などを閉鎖した。
過去にテレビやラジオで放送された演芸番組約3千本などを視聴できるブースや、上方演芸に関する約3千冊の書籍を備えた閲覧コーナーは、これまで通り無料で利用できる。約6万2千点の収蔵資料は、館外の施設で展示することを検討している。
ワッハ上方は慢性的な入場者不足で資金難が続き、今年1月に府が規模を縮小させる方針を決めた。
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西日本最大級の芸術祭 「オアシス2013」開幕
2013年5月18日
http://www.nnn.co.jp/dainichi/news/130518/20130518033.html
西日本最大級の芸術祭「第18回オアシス2013」(オアシス実行委員会主催)が17日、大阪市中央区の大阪ビジネスパーク内ツイン21アトリウムで始まった。19日まで。入場無料。
同祭は1996年にスタート。毎年5月に開催され、大阪の春の芸術祭を代表するものになっている。会場には、国内とトルコ、スペイン、フランス、モナコからの50作品を含む約200点が展示されている。
2005年からは海外巡回展を行っており、今年は6月14日からトルコ・イスタンブールで初開催。会期中には、同国伝統のアラビア書道や、トルコの子どもたちに向けて「友情(友達)」をテーマに絵を描くワークショップが行われる。
また、会場内には東日本大震災のチャリティーイベント「Artist Scramble」のコーナーが併設され、各作家が作品を販売。サイズにより千円、2千円、4千円に分けられ、売り上げは全額「みやぎこども育英基金」に寄付される。
同祭の野口和男実行委員長は「芸術は親しみやすいものだと社会に根付くことを祈っている」と話していた。
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すばらしい。こんなたいしたことないことをここまで大げさに表現できるとは。これは才能だ。
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石井○はあほのくせにでしゃばりすぎだな、業績たりずにコネで飯台京授になれたくせに。これからも2光子顕○鏡を使った捏造といかさまメディア戦略で第×内科同志とともに業績をあげてゆけばきっと大丈夫だ。
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さらに人間らしく 米朝アンドロイド「初高座」 “落語電脳対決”に歓声
2013.5.19 20:13 [westライフ]
http://sankei.jp.msn.com/west/west_life/news/130519/wlf13051920190031-n1.htm
落語家で人間国宝、桂米朝さん(87)のそっくりロボット「米朝アンドロイド」が19日、大阪市北区の再開発地域「うめきた」にあるナレッジシアターで開かれた「米朝一門会」に登場、約400人を前に小噺(こばなし)を披露した。昨年8月のお披露目以来、落語会に出るのは初めて。
アンドロイドは、桂ざこばさん(65)や桂米團治さん(54)らが演じた後、最後に登場。「筍」などの小噺を約10分間披露した。
昨年の展示で不自然だった目の動きや米朝さんの音声が出る位置を改良。さらに“人間らしく”なったアンドロイドの身ぶり手ぶりに、客席からどよめきと笑いが起きた。
今回の“落語電脳対決”について、米團治さんは「最先端の場所で披露するのは、ロボット業界の活性化にとっても有意義」と話していた。
アンドロイドは、同シアターが入居するナレッジキャピタル・イベントラボ3階の「みんなで世界一研究所」で6月16日まで特別展示されている。入場無料。
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阪大 500円コンサート1周年
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/osaka/news/20130522-OYT8T00079.htm
500円で一流の音楽を楽しみませんか――。大阪大豊中キャンパス(豊中市待兼山町)の大阪大学会館でほぼ毎月開かれている「ワンコイン市民コンサート」が今月、開始から1年を迎えた。海外で活躍する演奏家や新進気鋭の若手らが毎回異なるテーマで演奏を披露。格安で聴ける気軽さもあって、繰り返し足を運ぶ音楽ファンが多い。1周年を記念して26日には、ピアニストで文筆家の青柳(あおやぎ)いづみこさんを招き、19世紀末のパリを舞台にしたクロード・ドビュッシーの世界に迫る。(渡辺彩香)
同大学名誉教授で、理学博士、ピアニストでもある荻原哲(おぎはらさとし)さん(64)が「音楽を通して、地域と大学とがつながれば」と、昨年5月に始めた。出演者選びやテーマ構成、パンフレット作りまで全てをこなす。「演奏家とテーマを練り、プログラムを完成させる。本番では演奏家のトークにも注目して」と語る。
会場は、同会館2階講堂で、バルコニー席を含めて460席。1920年にウィーンで製作された世界3大ピアノの一つ、ベーゼンドルファーを常設し、「当時の作曲家らが求めた音色がそのまま再現される」と好評だ。これまでに延べ2300人が来場した。
17日には12回目として、チェリスト・平野玲音さんのリサイタルが開かれた。ピアノにウィーン国立音大教授のペーター・バルツァバさんを招き、ヒンデミットの「幻想小品」など4曲を共演。近くに住む女性(75)は「夫と校内を散歩しながら、普段着で来られるところがうれしい」。箕面市から母親と訪れた女子高生(17)は「目の前で素晴らしい生演奏が聴けて感激した」と喜んでいた。
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26日は午後3時からで、テーマは「『黒猫』詩人たちとドビュッシー」。パリの文学キャバレー「黒猫」の常連だったドビュッシー(1862〜1918)が、そこに集まる作曲家や詩人、画家との交遊の中で生み出した作品を、ピアノや歌で表現する。
青柳さんは今年の「ラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャパン〈熱狂の日〉音楽祭」にも出演したピアニストで、ドビュッシー研究家。「黒猫は最先端の文化の発信地だったが、気取ったところがなかった。演奏会もクラシックやフランス文学と構えず、気軽に笑いに来てほしい」と話す。
申し込みは「ワンコイン市民コンサートシリーズ実行委員会」のホームページ(https://sites.google.com/site/concertb252/)へ。当日入場も受け付ける。
◆大阪大学会館
1928年に旧制浪速高校の校舎として建てられ、その後、大阪大に移管。「イ号館」と呼ばれ、講義などに使われたが、2011年の大学創立80周年を機に全面改装され、現在の名称に。上にとがった窓などネオゴシック風の外観意匠に特徴があり、国の登録有形文化財に指定されている。
(2013年5月22日 読売新聞)
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>>1656
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産官学民で大阪湾再生 回収アオサの活用研究
http://digital.asahi.com/area/osaka/articles/OSK201305270095.html?ref=comkiji_txt_end_s_kjid_OSK201305270095
【佐藤達弥】堺市や府立大などが27日、初の産官学民による連携組織「大阪湾環境再生研究・国際人材育成コンソーシアム」を設立した。高度成長期の開発で悪化した大阪湾の環境を再生する手法を研究し、企業や行政に事業化してもらうという。
大阪湾の海底には、各所に土砂採取でできたくぼ地がある。水の流れが滞りやすく、たまったプランクトンの死骸などを微生物が分解する際に猛毒の硫化水素が発生し、生物大量死の原因となっている。数多い埋め立て地も湾内の潮流を阻害し、川から流れ込む窒素やリンなど栄養塩が滞留し、アオサの大量繁茂につながりやすい。
コンソーシアムでは、堺市堺区のシャープ工場北側にある海底のくぼ地について、低コストで底上げする手法を検討する。また、アオサを回収して発酵させ、発生するメタンガスを燃料として利用できないか探る。
コンソーシアムの特徴は行政単独で税金を投入するのと異なり、大学のノウハウを生かして企業も利益が得られる形で環境再生を進めることだ。府立大、阪大、神戸大など海洋環境の研究者がいる7大学と、臨海工業地帯に事業所を置く企業など29社が参加している。
27日の設立記念シンポジウムでは理事の大塚耕司・府立大大学院教授(海洋環境工学)が基調講演し、「なにわの豊かな海を取り戻したい。様々な機関がセットになることで1足す1が2・5にも3にもなる」と強調した。
設立のきっかけを作ったのは横山隆司・堺市参与(66)。府港湾局OBで、1995年に堺市沖の干潟造成を計画したが、着工から完成まで13年かかった。一方、2002年、関西電力が堺市臨海部に液化天然ガスの備蓄基地を造る際、大型船停泊用に海底を掘り下げた土を再利用して干潟を整備するよう頼み込むと、干潟は2年で完成。「環境再生も行政だけではだめだ」と痛感した。
市民向け生物調査会や清掃活動イベントも開く予定で、横山さんは「海をきれいにして子どもが再び生き物に親しみ、命の大切さを学べるようにしたい」と話す。個人でも入会でき、会費は年3千円。問い合わせはコンソーシアム事務局(072・267・4880)。
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大阪掲示板
http://jbbs.livedoor.jp/travel/10234/
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マラリア予防に新ワクチン 大阪大開発「高い効果」
http://www.47news.jp/CN/201305/CN2013052901001737.html
熱帯や亜熱帯地域で流行する感染症「熱帯熱マラリア」の発症予防に、高い効果があるワクチンを、大阪大微生物病研究所(大阪府吹田市)が開発し、米オンライン科学誌プロスワンに29日発表した。
同研究所によると、アフリカでの臨床試験で、接種したグループでは発症リスクを約7割下げることができた。これまで報告されているマラリアワクチンの中で最も効果が高い。
アフリカなどで年間の感染者は約2億人、乳幼児を中心に年間の死亡者は約120万人と推計される犠牲者の大幅な減少が期待できる。
マラリア原虫が寄生したハマダラカに刺されると、感染する
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音楽界を震撼させた、Napalm Deathの出現から、早くも十余年が過ぎ去ろうとしている。超高速ノイズ・ハードコア・バンド。超人的で超高速な演奏と、聞き取り不可能なLoud Voice。Napalm Deathは、現在の音楽シーンに確実に影響を及ぼした。あるいは音楽を変革した。更に言えば、音楽を終焉へと導いた。
この伝説のバンド、Napalm Deathに決定的な影響を与えたバンドこそ、日本のSxOxBである。1986年、大阪で結成され、当初から世界最高速を誇っていた。いちはやく海外に紹介され、SxOxBの音楽スタイルはグラインド・ハードコアと呼ばれるExtream(究極)なバンド形態を確立し、多くのバンドを乱立させた。SxOxBこそ、音楽で日本が世界に誇れる唯一のバンドであり、世界に影響を与えた唯一のバンドである。YMOや少年ナイフは単に話題になっただけで、音楽シーンに決定的に影響を及ぼした形跡はない。しかし、SxOxBは、その音楽性、演奏スタイル、あるいはパフォーマンスにおいて、確実に影響を及ぼした。
そのSxOxBのボーカル、TOTTSUAN(トッツァン)こと鈴木義智こそ、世界に誇れる大阪のカリスマである。原始人が踊るようなTOTTSUANのマイク・パフォーマンスと、地獄から聞こえる叫び声、あるいは煉獄から轟く重低音のうなり声。またTOTTSUANの何かにとり憑かれたような目つきは、どうしても金八先生PARTⅡの加藤優を想い起こさせる。
しかし、その異様な目つきの奥に見えるのは、TOTTSUANの生真面目さだ。バンド初期の破壊的で破滅的なライブ・パフォーマンスにおいても、TOTTSUANのキレ方は尋常ではないが、何かしら生真面目すぎてキレている様相を呈している。その後、破壊的な要素を除外したライブでも、その威風堂々とした風格の中に、TOTTSUANの生真面目さが伝わってくる。生真面目ゆえに、危険とさえ感じられた。
その生真面目さは違ったかたちで証明された。1995年6月22日、TOTTSUANは大阪の八尾駅で、電車に飛び込み自殺した。享年29歳。薬物をめぐるトラブルが原因で、生真面目なTOTTSUANは、死を選んだ。彼の死は全くメディア取り上げられなかった。音楽雑誌のほんの片隅にたった数文字、記されただけが彼の死の全てだ。ほとんど世間的には無名のまま、この世を自ら去ったTOTTSUAN。彼の功績もほとんど認知されることなく、ただ世間から良心の呵責だけで死んでいったTOTTSUAN。
マスメディアでは、尾崎豊やらHideやらが、大々的に取り上げられ、世間はそれを涙ぐんだり回顧したり。しかし、尾崎やHide等は何を残したというのだろう。何も残さなかった。単なるセンチメンタルだけではないか。それに比べ、SxOxBのVo.TSTTSUANは全世界に確実に足跡を残し、スタイルを確立して、消えていった。TOTTSUANこそはオリジナルであった。だが、世間では誰も彼を顧みることなく、それどころか知られることさえない。
TOTTSUANは確実にこの大地に傷跡を残して去っていった。TOTTSUAN、俺も後に続くから地獄で待っていてくれ。SxOxB。
http://www.eonet.ne.jp/~radical/yousetu04.htm
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軽音楽系クラブコンテスト「We are Sneaker Ages」出場順決まる
2013.6.2 21:53
http://sankei.jp.msn.com/west/west_life/news/130602/wlf13060221570035-n1.htm
中学校と高校の軽音楽系クラブコンテスト「We are Sneaker Ages」(産経新聞社、三木楽器主催、大阪芸術大学グループ特別協賛)の参加校説明会が2日、大阪府河南町の大阪芸術大学・芸術劇場で行われ、8月に10日間にわたって行われる予選会の出場日と出場順が決まった。
「君が明日になる 君が夢になる」をコンセプトに昭和54年から開催。今年は高校120、中学10の計130校がエントリーした。
予選会は規定曲と自由曲の審査で、各日の上位2校が12月のグランプリ大会に出場できるため、各校の代表者は緊張した表情でくじを引いていた。また、この日は今年の規定曲、いきものがかりの「今走り出せば」などを大阪芸大の学生が参考演奏として披露した。
予選会は8月9〜18日、大阪市中央区の松下IMPホールで。グランプリ大会は12月23日、大阪市此花区の舞洲アリーナで行われ、予選を勝ち抜いた20校が出場する。
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箕面有力から一転、国立循環器病研究センター移転先…吹田市軸に最終調整、旧国鉄操車場跡地へ
2013.6.3 14:01
http://sankei.jp.msn.com/west/west_life/news/130603/wlf13060314060019-n1.htm
施設の老朽化に伴って建て替え移転先の選定を進めている国立循環器病研究センター(国循)が、大阪府吹田市芝田町の旧国鉄操車場跡地への選定を軸に最終調整していることが3日、関係者の話で分かった。新施設は平成29年度のオープンを目指しており、4日に開かれる国循の定例理事会で最終検討に入る見通し。一時は箕面市への移転も有力視されたが、用地確保の課題などから、吹田市案が浮上しているという。
国循移転をめぐっては平成23年8月、移転先の募集を受け、吹田市のほか、箕面市、茨木市、池田市の4市が移転先の候補として誘致を表明。その後、池田市と茨木市が誘致断念を明らかにしている。
国循が設置した移転先検討委員会は昨年2月、アクセスの良さや周辺企業との連携が見込めるとして、「箕面市の大阪船場繊維卸商団地への移転が望ましい」とする報告書をまとめ、箕面市の移転が有力視されていた。
しかし、移転先の候補地に、別の商業施設が営業中で、土地所有者との交渉が思うように進まず、用地確保が難航していた。
一方、吹田市は昨年11月、国循の移転候補地としている旧国鉄操車場跡地の隣に市民病院の移転を決定。
病床数は国循の550床と合わせて約千床になるほか、同市は一帯への医療関係機関誘致を目指して特区申請する方針で、大阪府北部の一大医療拠点となることが期待される。
隣接する摂津市も、操車場東隣の土地に研究機関や医療関連企業の誘致を検討しており、大きなスケールメリットがあることも吹田市への移転に有利に働いたとみられる。
国循に対しては、厚生労働省の移転計画への補助金支出が決まっており、当初は平成24年度中に候補地を決める予定だった。
関係者は「最終的な判断は理事会メンバーが決めることになるが、箕面市の用地問題が解決していない以上、事態が大きく変わらなければ、吹田市が有力だ」と指摘している。
吹田市など受け入れ側も、誘致決定に備えた関係機関との調整など準備を始めているという。
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「名神吹田」に新インター 国循移転で吹田市と大阪府協議
2013.6.5 16:02
http://sankei.jp.msn.com/west/west_affairs/news/130605/waf13060516080009-n1.htm
http://sankei.jp.msn.com/west/west_affairs/news/130605/waf13060516080009-n2.htm
国立循環器病研究センター(国循、大阪府吹田市)の移転構想をめぐり、名神高速吹田サービスエリア(SA)に新たにスマートインターチェンジ(IC)を設置することを、地元吹田市が大阪府と具体的協議に入ったことが5日、分かった。府を通じ西日本高速道路に提案する。国循は高度医療研究センターとして国内外から訪れる人も多く、市は高速道路からのアクセスを改善することで医療拠点としての利便性を向上させたい考えだ。
国循は、老朽化に伴う建て替え移転先を4日の理事会で最終検討。候補先となっている吹田市芝田町の旧国鉄操車場跡地への移転に向けて最終調整を進めており、近く移転についての正式協定を締結する見通し。
市などによると、旧国鉄操車場跡地の最寄りの高速道路ICは約3・1キロ離れた吹田IC。周辺の幹線道路の慢性的な渋滞などもあり、ICから移転候補地まで、場合によっては30分以上かかることもあることが懸案だった。
市は移転構想にあわせ、吹田SAにETC専用のスマートICを設置することを提案。吹田SAから移転候補地は直線距離で約1・3キロで車での所要時間は約5分と想定している。
スマートICの設置案は今年4月、国循移転の誘致策のひとつとして国循側に提示。大阪府と実現に向けた協議を始めており、府を通じて西日本高速道路とも交渉を進め、国循がオープンを予定する平成29年度までの設置を目指すという。
吹田市は国循移転候補地の隣に市民病院の移転を決めているほか、候補地一帯を医療関連企業などを税制上優遇する特区とすることを求める申請を近く国に行う方針で、周辺を「医療の街」としたい考え。市の担当者は「国循には全国、海外からも多くの患者が訪れるためアクセス向上は必須。国内有数の医療拠点に育てたい」と話している。
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吉野作造賞:秋田茂・大阪大教授に決まる
毎日新聞 2013年06月05日 07時23分(最終更新 06月05日 09時23分)
http://mainichi.jp/feature/news/20130605k0000e040176000c.html
第14回読売・吉野作造賞(読売新聞社・中央公論新社主催)が、秋田茂・大阪大教授の「イギリス帝国の歴史」(中央公論新社)に決まった。秋田さんは1958年、広島県生まれ。大阪外国語大助教授などを経て2003年から現職。専門はイギリス帝国史、グローバルヒストリー。副賞は300万円。
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イレブンガールズのアート
http://www3.nhk.or.jp/kansai-news/20130605/4652781.html
駆け出しの若手の女性芸術家11人が絵画や彫刻などの作品を紹介する作品展が大阪・梅田で開かれています。
「イレブンガールズアートコレクション」と名付けられたこの作品展は、駆け出しの若手の芸術家たちをひろく知ってもらおうと開かれたもので、大阪・梅田のデパートの会場には絵画や彫刻などの作品、100点が展示されています。東京出身の洋画家妃香利さんの作品、「アンダルシアン」は、公園で馬に乗る青年たちを描いた作品で、紫やピンク色の柔らかい色彩で暖かな日ざしを表現しています。沖縄出身の中原亜梨沙さんの作品、「夢のかけら」は、夜の暗闇の中にたたずむ少女の姿を描いた作品で、少女の凛とした表情と黒髪の中に輝く星を描くことで希望や未来を表現しています。
作品展を企画した画家の興倉豪さんは、「日本では若手のアーティストがデパートで個展を開くのは難しく、今回の作品展を今後のチャンスにつなげて欲しい」と話していました。
この作品展は、今月11日まで阪神梅田本店で開かれています。
06月05日 12時24分
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山下達郎が大阪で「ええお客さん」と、特別ライブ
2013年5月11日
http://www.asahi.com/and_M/interest/entertainment/AUT201305110015.html
1976年にソロ・シンガーとしてアルバムでデビューした山下達郎は、1979年の1月にリリースした「LET’S DANCE BABY」までシングルのリリースをしていなかった。そのB面に収録されていた「BOMBER」が大阪のディスコを中心に流れるようになり、自身初の“ヒット曲が生まれ、キャリアを繋げられたという。大阪は彼にとってそんなゆかりの地だ。
「こんばんは、大阪! 新しいフェスティバルホールへようこそ!」
そんな第一声で始まったコンサート。超プラチナ・チケットを手にした幸運な観客もステージ上の達郎も、オープニングから早くもテンションは最高潮。「せっかくだから普段やりたくてもやれない曲を」と20年、30年ぶりに演奏されるレア・ナンバーもたっぷり。観客からのノリのいい声援に、山下達郎も大阪弁で「ええお客さんや!」「おおきに!」と応える。久しぶりに親友と再会して軽口をたたき合うような、大阪ならではのアットホームな雰囲気も最高だった。
今年2月、山下達郎もいよいよ還暦を迎えた。しかし、そのパワフルな活動は衰えを知らない。8月からは全国ツアーがスタート、秋には同じメンバーを率いてフェスのステージに戻ってくることを約束してコンサートは幕を閉じた。
本公演のライブレポートとセットリストは、チケットぴあにて公開中だ。”山下達郎 PERFORMANCE 2013”は、8月27日(火)埼玉・戸田市文化会館公演から、12月24日(火)東京・中野サンプラザホールまで全49公演行われる。チケットは、8・9・10月公演が7月27日(土)午前10時より、11・12月公演は9月28日(土)午前10時より、チケットぴあにて発売開始。
取材・文:能地祐子
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司馬さんの「遊牧民の目」と「農耕民の視点」 司馬遼太郎記念学術講演会
2013.6.8 20:44
http://sankei.jp.msn.com/west/west_life/news/130608/wlf13060820500019-n1.htm
作家、司馬遼太郎さんの功績を顕彰する「司馬遼太郎記念学術講演会」(大阪大学主催、産経新聞社/関西2100委員会共催)が8日、大阪市北区のサンケイホールブリーゼで開かれ、文芸評論家の三浦雅士氏と国際日本文化研究センター所長の小松和彦氏が講演と対談を行った。テーマは「越境する知と日本人のこころ」。今年は司馬さんの生誕90年にあたり、参加者はいまは亡き作家の作品と人柄をしのんだ。
三浦氏は日本の踊りとバレエを題材に、身体論の立場から農耕民と遊牧民がそれぞれ培ってきた文化の違いを解説。司馬さんの作品が遊牧民の目と農耕民の視点をあわせ持っていることを強調した。
小松氏は司馬さんの作品「梟の城」を引き合いに、司馬さんが忍者という“異人”を登場させることにより権力の外から見た世界を巧妙に描いたと解説。自身の「異人論」と司馬文学を関連づけた。
また、司馬さんと親交のあった上田正昭・京都大名誉教授もビデオメッセージで思い出を語り、対談では司馬さんの歴史観や文学表現などについて議論した。
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アーツカウンシル統括責任者が着任あいさつ
2013年6月8日
http://www.nnn.co.jp/dainichi/news/130608/20130608037.html
大阪府市の文化事業を評価、審査する「大阪アーツカウンシル」の統括責任者に就任したフリージャーナリストで元朝日新聞社記者の佐藤千晴さん(50)が7日、大阪市役所を訪れ、橋下徹市長に着任のあいさつをした。大阪府市の文化行政の立て直しは重要な市政改革の一つ。「大阪全体の文化行政を引っ張ってほしい」と橋下市長からエールを受けた佐藤氏は、応募の経緯や抱負について記者団の質問に答えた。
−応募した理由は
「いったん記者を辞めて、また違う仕事のスタイルをつくろうかと思っていたところ、募集を知った。文化のフィールドでずっと仕事をしてきたので、大阪の文化のために役に立てるのであればやってみたいと思った」
−橋下市長の文化行政についての評価は
「今の段階では判断できない。ただ個人的には補助金を削らないでほしいという思いで今まで見てきた。が、事業を評価、予算をチェックする立場になると別の観点から(各種文化団体などに)ものを言わなければならないだろう」
−大阪の文化行政についてはどのように考えるか
「地方自治体の文化行政は市民、府民のためにある。また大阪には文楽など都市の魅力になり得る資産がまだまだ眠っていると思うので、都市の魅力になる文化も振興していきたい」
−魅力を発揮しきれていない文化。具体的には
「大阪の吹奏楽は大変レベルが高いが教育の分野にとどまっているケースが多くて、それとオーケストラ文化がリンクすればもっと豊かな音楽文化がつくれるのではないだろうか」
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貴重な蔵書に驚き 大阪・中之島図書館で書庫ツアー
http://www.asahi.com/area/osaka/articles/OSK201306080124.html
【染田屋竜太】大阪市北区の府立中之島図書館で8日、普段は入れない書庫を巡る「ツアー」が開かれた。1904(明治37)年の設立以来、同館が集めてきた貴重な蔵書を広く知ってもらおうと企画した。
参加者は、岡部朗副館長の説明をききながら、作家織田作之助の実姉が寄贈した夫婦善哉(めおとぜんざい)の草稿(複写したもの)や、朝日新聞大阪本社が創立90年を記念して贈った近世の文芸書などを実際に手にとっていた。大阪市北区の谷池洋さん(64)は「図書館自体はよく利用するが、こんなに古い資料があったとは知らず、勉強になった」。
ツアーは7月6日にも開かれる。問い合わせは同館(06・6203・0474)。
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司馬さんの自筆原稿発見 宗教記者時代振り返ったエッセー
2013.6.10 19:18
http://sankei.jp.msn.com/west/west_life/news/130610/wlf13061019260016-n1.htm
作家の司馬遼太郎さんが宗教記者だった時代を振り返ったエッセーの自筆原稿が、浄土真宗本願寺派(本山・西本願寺、京都市下京区)内の京都宗教記者会事務所で見つかり、同派が10日、発表した。
司馬さんは産経新聞京都支局(当時)の記者だった昭和20年代に宗教を担当。エッセーは京都宗教記者会が54年に発刊した記録誌に「そのころ」と題して寄稿したもので、すでに「坂の上の雲」など数々の代表作を発表し、作家として大成していた。
原稿は、左下に「司馬」と印刷された愛用の原稿用紙5枚に青インクで手書きされ、推敲(すいこう)を重ねた跡もあった。宗教記者時代を「雲間から陽ざしの落ちる美しい盆地をふりかえっているような印象がある」などと回顧。最後の1枚を書簡にして「きたない文字ですみません。福田定一」などと本名で記されていた。
事務所の書棚に保管されてあったのを同派が発見。記録誌発刊に携わった同派元職員、三上章道さん(68)は「原稿が残っているとは思っておらず、驚いた。当時の記者たちが寄稿を喜んでいたことが思いだされる」と話した。
上村洋行・司馬遼太郎記念館館長の話 「京都での記者時代は作家を志す原点。市販する予定のない原稿でも、全力を尽くした律義な性格がうかがえる」
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国立循環器病研究センター移転先が吹田市に正式決定 箕面市は「プロセスが不透明」と抗議
2013.6.11 20:50
http://sankei.jp.msn.com/west/west_affairs/news/130611/waf13061120500047-n1.htm
老朽化による建て替え移転を目指している国立循環器病研究センター(国循、大阪府吹田市)は11日、吹田市が候補地としていた同市芝田町の旧国鉄操車場跡地への移転を正式決定し、誘致を進めていた吹田市と同府箕面市に通知した。落選した箕面市は同日、「プロセスが不透明」として、国循と厚生労働省に抗議文を発送した。
操車場跡地はJR東海道線岸辺駅北側の約3ヘクタールの空き地。候補地上に商業施設が建つ箕面市と比べ用地確保が確実な点に加え、吹田市が周辺に医療関連企業の誘致計画を進めていることなどが決め手になったという。今後、国循は吹田市などと協定を締結し、平成29年度中のオープンを目指して移転作業を急ぐ。
国循は16年から現地での建て替えか移転かの検討を開始。20年に建て替えを断念し、23年に近隣自治体に誘致の意向があるかを確認した。この日会見した箕面市の倉田哲郎市長は、この意向確認の際、国循側から「移転先は吹田市で決まっており、確認は形式的なもの」と説明されたことを明らかにした上で、「国には何度も公正な決定を要望した。出来レースだ」と批判した。
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コンサートと講演会 7月、イイ文化サロンが「集い」
2013年6月11日
http://www.nnn.co.jp/dainichi/news/130611/20130611030.html
NPO法人「イイ文化サロン」(端信行会長)主催の「第3回講演と交歓の集い」は7月6日、大阪市北区中之島5丁目のリーガロイヤルホテルでチベット声楽家、バイマーヤンジンさんと大阪音大理事長、中村孝義氏を招いて開催する。
同文化サロンはグローバル時代を迎え関西、大阪をより良い故郷にしていくために異文化の人たちとも交流を深め、「心を豊かに」「篤い絆」と「憧れる夢」も併せて創造していくことを目的に昨年末に設立した。
バイマーヤンジンさんは中国国立四川音大卒業後、同大学の専任講師の傍ら、中国各地でコンサート、1994年には来日し全国各地でコンサート活動を行っている。
99年にはニューヨークの国連本部でコンサートを行い、現在は故郷チベットの子どもたちのために小学校9校と中学校1校を寄贈し開校した。当日は「異文化を超えて」をテーマにコンサートを行う。
中村さんは音楽美学、西洋音楽史を専攻。大阪音大学長を経て現在、理事長。次代の音楽家を育成する一方、著書「室内楽の歴史」「西洋音楽の歴史」「音楽の窓」など多数。「音楽の友」「レコード芸術」に音楽会評、CD批評など評論活動を行う。当日は「心を豊かにする音楽」をテーマに講演する。時間は午前11時半。
参加費は会員4千円、新規6千円(年会費を含む、入会金不要)。希望者は21日までにファクス06(6768)1380かメール(info@eebunka.net)で申し込む。
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国循が吹田市内での移転計画発表 平成30年度にも開院
2013.6.12 23:23
http://sankei.jp.msn.com/west/west_affairs/news/130612/waf13061223250041-n1.htm
大阪府吹田市の旧国鉄吹田操車場跡地への建て替え移転を決定した国立循環器病研究センター(国循、同市)は12日、記者会見を開き、平成30年度初めにも新病院を開院する移転計画を発表した。企業や大学との連携を進め、一帯の国際医療拠点化をはかる。
構想では、新病院は地上13階建て。南側のJR東海道線岸辺駅と直結し、周辺には吹田市などと宿泊施設や大学の研究施設の誘致を進める。
国循は同日、吹田市や隣接する同府摂津市などと移転についての協定を締結。今後早期に基本設計を始める。27年度中に着工し、30年度初めの開院を目指すという。
会見で橋本信夫理事長は「選定に時間がかかり(誘致をめぐって)過剰な自治体の競争を招いて皆さんに迷惑をかけた」と述べる一方、「国循を核とした大学や医療関連企業との連携を進めたい」として、新病院を国際的な複合医療拠点とする考えを示した。
また、吹田市と誘致を争っていた同府箕面市が「選定プロセスが不透明」などとして、国循や厚生労働省に対し、候補地の再検証などを求めたことについて、「いずれの意見も受け入れがたい。再検証を行うことは考えていない」とした。
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留学生が郷土芸能「寺方提灯踊り」に挑戦〜大阪国際大学守口キャンパス
http://www.sankeibiz.jp/business/news/130612/prl1306121112027-n1.htm
大阪国際大学留学生別科のタイ、ベトナム、トルコ、中国からの留学生たちが、守口市指定無形民俗文化財「寺方提灯踊り」の手ほどきを受けて挑戦
大阪国際大学留学生別科のタイ、ベトナム、トルコ、中国からの留学生男女7人が、11日、守口キャンパスで、守口市に江戸時代から続く郷土芸能で、市指定無形民俗文化財の「寺方提灯踊り」の手ほどきを受け、踊りと浴衣の着付けを習った。留学生らは7月15,16日に京阪守口市駅前広場で開かれる「提灯踊り大会」での再会を誓った。
地域との連携を進める大阪国際学園の地域連携室と、大阪国際大学国際交流課が協力。芸術、文化の普及に努める守口市議の井上てるよさんの協力もあって、守口市郷土芸能寺方提灯踊り保存会から石田実会長ら3人が踊りの振り付けを指導、ボランティア団体「元気おばちゃんず」のお母さん4人が、浴衣の着付けの応援に駆けつけた。
30畳の畳敷きのクラブハウスで、留学生らは、「河内音頭」のメロディーに合わせて、踊りを特訓。アンコールを求める熱心さだった。初めて浴衣を羽織ったタイからの留学生は,「胸が抑えられてきつかったが、楽しかった」と感想を話していた。
【本件に関するお問い合わせ】
大阪国際大学 国際交流課
〒570-8555 大阪10+ 件府守口市藤田町6丁目21番57号
06-6902-0791(代表)
(発信元:大阪国際学園法人本部事務局 広報課)
関連リンク
大阪国際大学公式サイト
http://www.oiu.ac.jp/
大阪国際大学留学生別科
http://www.oiu.ac.jp/gakubu/bekka/
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曽祖父ゆかり夜間学級で公演
世界的なバイオリニスト、五嶋みどりさんが、曽祖父が開設したゆかりのある大阪・守口市の中学校の夜間学級を訪れ、世界を魅了した演奏を生徒たちの前で披露しました。
守口市立第三中学校の夜間学級は五嶋みどりさんの曽祖父で守口市長だった故・木崎正隆さんが40年前に開設しました。
現在は、戦争などで中学校を卒業できなかったお年寄りや不登校だった若者など115人が学んでいます。
五嶋さんは演奏活動とともに音楽教育などの社会活動にも力を入れていることで知られ、この夜間学級を訪れるのはこれが2回目です。昨夜は学校の音楽室で仲間の演奏者とともに4人でベルディの弦楽四重奏第一楽章など6曲を披露し、集まったおよそ60人の生徒たちは世界の聴衆を魅了してきた演奏に聴き入っていました。
70歳代の生徒の男性は「あんな小さな体で精一杯演奏してすばらしい音楽を聞かせてくれて感動しました」と話していました。
五嶋さんは「一生懸命勉強を続けている夜間中学の生徒さんの前で演奏し、自分もさらに練習をしなければと思いました」と話していました。
06月13日 07時21分
http://www3.nhk.or.jp/kansai-news/20130613/5162501.html?t=1371122944031
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7月にもアーツカウンシル始動 府市文化振興会議
2013年6月12日
第2回大阪府市文化振興会議(橋爪紳也会長)が11日、大阪市中央区の府公館で開かれ、府市の文化事業を検証、評価する大阪アーツカウンシルを7月にも始動させることを確認した。
会議では、事業を評価する専門委員についてアーツカウンシルが対象とする芸術7分野(美術・デザイン、音楽、演劇など)からの選定を想定し、統括責任者の意見を聞いた上で会長が指名することなども決定した。
佐藤千晴・統括責任者は「6月中には専門委員のメンバーを構成して、7月には始動したい」と説明。専門委員の人選について「おおむね七つの各分野から選びたいが、今まで文化行政が弱かった映像や複合芸術というものも視野に入れていきたい」と話していた。
今後は来年度事業に評価を反映させるため、今年10月をめどに中間報告をまとめ、文化振興会議に提案する予定。本年度の評価対象事業は、府18事業(約2億4千万円)、市28事業(約4億円)となる。
http://www.nnn.co.jp/dainichi/news/130612/20130612028.html
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細胞の「ゴミ」分子、実は妊娠のカギ 大阪大が解明
http://www.asahi.com/tech_science/update/0614/OSK201306130168.html
【中村通子】細胞の中の「ゴミ」と思われていた小さな分子が、実は妊娠に不可欠な鍵だったことを、大阪大が突き止めた。不妊の仕組みを解き明かす大きな手がかりになりそうだ。14日付の米科学誌「サイエンス」電子版に掲載された。
細胞の核にあるDNAの情報を写し取ってできる小さな分子「マイクロRNA」は20年前に発見され、これまでに1千種類以上見つかっているが、その多くが役割不明だ。
大阪大微生物病研究所(大阪府吹田市)の蓮輪英毅(はすわひでとし)助教と岡部勝名誉教授は、脳下垂体に多い2種類のマイクロRNAに着目。合成できないマウスを人工的につくって正常なマウスと交配させて観察した。
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「貴婦人と一角獣」展 大阪・国立国際美術館 6つの感覚が紡ぐ愛の物語
2013.6.14 17:31
http://sankei.jp.msn.com/west/west_life/news/130614/wlf13061417330011-n1.htm
http://sankei.jp.msn.com/west/west_life/news/130614/wlf13061417330011-n2.htm
仏国立クリュニー中世美術館(パリ)の至宝「貴婦人と一角獣」は、中世ヨーロッパ美術の白眉とたたえられる6点組のタピスリー(つづれ織り)だ。このほど同館の改修工事を機に初来日し、7月15日までは東京・六本木の国立新美術館で公開、同27日からは大阪・中之島の国立国際美術館に巡回する。
赤の大画面に浮かび上がるのは、ミステリアスな貴婦人と、それを取り巻く美しい花々、愛らしい動物たち。典雅な中世の美を堪能しながら、“謎解き”を楽しみたい。
花や動物をちりばめた「千花文様(せんかもんよう)(ミルフルール)」や貴婦人の服装などから、制作は1500年ごろと推定されている。下絵を描いたとされるのは、当時パリで活躍した「アンヌ・ド・ブルターニュのいとも小さき時●(=示へんに寿の旧字体)書(じとうしょ)の画家」と呼ばれる人物。タピスリーの産地だった北フランスからフランドル地方(現ベルギー)、もしくはパリで織られたと考えられている。
ただし、「貴婦人と一角獣」の存在が公に知られるのは19世紀に入ってから。仏中部リムーザン地方の古城、ブサック城に伝来していた。1882年に国の買い上げとなり、クリュニー中世美術館に収まった。その背景には、作家のジョルジュ・サンド(1804〜76年)やプロスペル・メリメ(1803〜70年)らが広く世に紹介し、保存を呼びかけたことが大きいという。
19世紀の作家たちはタピスリーに多数登場する紋章の月に注目し、故国を追われたトルコの皇子が思いを寄せる女性に贈ったものと想像した。しかし、実際にはリヨン出身でパリ法曹界の有力者だったル・ヴィスト家の紋章であり、タピスリーの注文者は16世紀初頭に同家当主となったアントワーヌ2世とする説が有力になっている。
では、タピスリーは何を語るために作られたのか。6点とも、主要な構成要素はほぼ同じ。木と紋章が立つ藍色(あいいろ)の“島”に、貴婦人と侍女、一角獣と獅子が配置されている。
クリュニー中世美術館のエリザベット・タビュレ=ドゥラエ館長は「6連作のうち5点は人間の五感を表している」と説明する。しかも五感には序列があり、触覚、味覚、嗅覚、聴覚、視覚の順に「物質的なものから精神的な感覚へと高まってゆく」という。
そして第6の場面。青い天幕には「MON.SEUL.DESIR」、我(わ)が唯一の望みとある。「より魂や心に近い“第六感”を表すと解釈されています」。五感と、それを統御する心、すなわち第六感で、自己と取り巻く世界を完全認識したいということだろうか。
けれども千の花をちりばめた豊かな画面には、こうした解釈を超えた「物語」も秘められている。銘文「我が唯一の望み」を挟んだAとIの文字は、男女のイニシャルかもしれないという。500年の時を超え、6つの大画面からめくるめく愛の物語を解読することもできるだろう。
(黒沢綾子)
◇
国立国際美術館の「貴婦人と一角獣」展は10月20日まで。
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大阪空撮 2013年5月現在
http://www.youtube.com/watch?v=svrn0CrjoDU
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「俳句甲子園」大阪地区大会
http://www3.nhk.or.jp/kansai-news/20130616/5267922.html?t=1371389497750
全国の高校が俳句の日本一を競う「俳句甲子園」の大阪地区大会が開かれ、高校生たちが「五・七・五」の17文字に思いを込めて、その出来栄えを競いました。
大阪市内で開かれた大阪地区大会には大阪と兵庫県の3つの高校から4チーム20人が出場しました。試合では「初夏」や「網戸」など与えられたテーマで詠んだ句の出来栄えを競った一方で、相手チームの句に対する批評も審査の対象になりました。
出場した高校生たちは「五・七・五」の17文字への若々しい感性を披露し、審査員を驚かせていました。
大会では大阪府立吹田東高校のチームが優勝し、今年8月に俳人・正岡子規のふるさと松山市で開かれる「俳句甲子園」全国大会に出場することになりました。
06月16日 19時07分
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http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/osaka/news/20130618-OYT8T00067.htm
近大近くの商店街「学生力」で元気に
.◇交流サイト活用、「KU−KAI」作戦
近畿大(東大阪市)から最寄りの近鉄長瀬駅までの約1キロにある3商店街の活性化を図ろうと、近大と商店主らがタッグを組み、会員制交流サイト「フェイスブック」を活用したプロジェクト「KU―CAI(クウカイ)」を今月、スタートさせた。まずは飲食店29店を対象に、利用した学生に評価を投稿してもらい、他の学生に来店を促すのが狙い。主催者側は「キタや阿倍野と同じく、大学前にもにぎわいを取り戻したい」と意気込んでいる。(安田弘司)
■学生離れ
発案したのは、近大経営学部の鞆(とも)大輔准教授(42)(経営情報)のゼミ生で、3商店街は「大学通り連合商店街」(計約120店加盟)を構成する長瀬駅前商店会、長瀬商店街、近大前商店会。
近大や同ゼミの調査などによると、近年、親の経済事情などで自宅通学の学生が増え、下宿する学生の割合は、2001年の28・1%から11年には22・6%に低下。また、サークルなどの懇親会も大学近くではなく、大阪市中心部で開かれるケースが多くなり、学生の商店街利用そのものが減少しているという。
自身が近大OBの鞆准教授も「20年前の学生の食事は、学食か外(商店街)というのが一般的だったが、今は、自宅から弁当を持ってきたり、安い弁当で済ませたりする学生が増えたようで、その分、商店街のにぎわいが薄れた」と話す。
■SNS
こうした中、フェイスブックなどソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)を使ったビジネスモデルを研究する鞆准教授のゼミ生が、約2万2000人という東大阪キャンパスの学生数に着目。
学生間で情報交換して利用回数を増やし、どういう店かを知ってもらうことが活性化につながると考え、ゼミ生は店主らに計画を説明して回った。スマートフォンやフェイスブックそのものを知らない老舗の飲食店主もいたが、多くが提案を好意的に受け止めてくれたといい、29店が賛同した。
「KU―CAI」は、「食うかい?」といった言葉にちなんだネーミングで、飲食店を利用した学生は、ゼミが設けたフェイスブックの専用ページ(https://www.facebook.com/nadeshikoproject)で、感想や評価といった「レビュー」を、実際に食べた料理の写真付きで投稿。レビューの閲覧者は、フェイスブックでおなじみの「いいね!」の代わりに、「おいしそう!」「食べたい!」などの項目別に投票する仕組み。投稿と投票は近大生であることが参加条件だが、閲覧は誰でもできる。
■反 響
今月10日にスタートし、7月9日までの初回キャンペーン期間中に、反響の多かったレビューを投稿した学生には、商店街で利用できるクーポン券が当たる。
初日の10日、ゼミ生は、商店街を通って大学に向かう学生にチラシを配ってPRし、参加店には、のぼりとポスターを配布。17日午後6時現在、37件の投稿があり、180件の反響が寄せられており、プロジェクト代表の3年溝口和彦さん(22)は、「飲食店以外の店も参加できるような仕組みも作り、学生街を元気にしていきたい」と意欲的だ。
大学正門前で、ビッグサイズのハンバーガーなどを提供する飲食店「ロッカーズ・ダイナー」の経営者で近大前商店会副会長の石亀一洋さん(33)は「業種もサービスも違う店の集まりの商店街は、全体として企画を打ち出しにくいだけに、学生からの提案はうれしい。若者の発想をどんどん生かし、一緒にまちづくりを進めていきたい」と話している。
(2013年6月18日 読売新聞)
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>近畿大(東大阪市)から最寄りの近鉄長瀬駅までの
http://www.hi-osaka.com/nagaseeki.html
長瀬駅周辺ガイド(近鉄大阪線)
>●菱屋西の大阪樟蔭女子大学の寮(樟徳館)
>昭和3年5月、かつてこの地に帝国キネマ長瀬撮影所が置かれていました。
>その広さ約1万坪。当時の撮影所の規模としては東洋一だったそうです。
>近くの松林などでロケーションも行われ、見物人たちが右往左往していたとか。
>しかし、翌年に失火で撮影所は全焼しました。
>もしそのまま発展していたら、東大阪は「東洋のハリウッド」になったはず…?
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%B8%9D%E5%9B%BD%E3%82%AD%E3%83%8D%E3%83%9E#.E9.95.B7.E7.80.AC.E6.92.AE.E5.BD.B1.E6.89.80
長瀬撮影所
>その大当たりした興行収入などの豊富な資金を元手に1928年(昭和3年)、現在の東大阪市の長瀬駅近くの
>長瀬川河畔に敷地面積 約30,000平方メートル、そして3,000平方メートルの屋内ステージ2棟を備え
>[東洋のハリウッド」とよばれた広大な「長瀬撮影所」を新設した。
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市大に人工光合成の研究拠点
http://www3.nhk.or.jp/kansai-news/20130618/5280281.html
植物の光合成の原理を応用して環境にやさしい燃料を作り出す「人工光合成」の実用化を目指す研究拠点が、大阪市立大学に設けられました。
大阪・住吉区の大阪市立大学に設けられたのは「人工光合成研究センター」で、およそ100人が出席した開所式では西澤良記学長などがテープカットを行いました。人工光合成は、植物の光合成の原理を応用し、太陽の光を使って水と二酸化炭素から石油などの代わりとなる燃料を作り出します。
地球温暖化を招く二酸化炭素の量を抑えることができ、大阪市立大学は、この技術で重要な役割を果たすたんぱく質の詳しい構造を解明するなど研究成果をあげていることから、さらに実用化を目指そうとおよそ9億円をかけて研究拠点を設けました。
今の技術では、多くの原料からわずかの燃料しか作れないなどの課題がありますが、今後、企業とも協力して化学反応の効率を高める物質を開発し、2030年ごろの実用化を目指すことにしています。所長に就任した神谷信夫教授は、「人工光合成は持続可能な生活を送るため欠かせない技術と言える。費用などの面で課題は多いが、早期の実用化を図りたい」と話しています。
06月18日 19時23分
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人工光合成で燃料製造へ 大阪市立大、研究センター開設
http://www.47news.jp/CN/201306/CN2013061801002285.html
車や発電の燃料になるメタノールを人工的な光合成により作り出そうと、大阪市立大は18日、「人工光合成研究センター」を開設した。企業と連携し、2030年までに大量生産することを目標としている。
開所式で西沢良記理事長は「ここを核として、次世代型の太陽光燃料を生成する。クリーンエネルギーの開発に向けて、努力奮進していきたい」とあいさつした。
研究センターには最先端の質量分析計や分子構造を分析するエックス線回折計などを導入。植物由来のタンパク質とマンガンなどの金属を組み合わせて、水から水素と酸素を取り出す触媒や、水素と二酸化炭素からメタノールを生成する新しい触媒を作る。
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大阪大学、認知機能の低下まねく遺伝子特定
2013/6/17 23:23
http://www.nikkei.com/article/DGXNZO56315690X10C13A6TJM000/
大阪大学の橋本亮太准教授らは統合失調症患者にみられる集中力や記憶力の低下をまねく遺伝子を突き止めた。脳内で働く酵素「DEGS2」の遺伝子で、遺伝子配列のわずかな違いで認知機能が大きく下がる例があった。患者の症状改善の足がかりになる成果だ。
統合失調症は幻覚や妄想、意欲低下のほか認知機能障害も表れる。研究チームは患者166人の血液を採取し、遺伝情報を調べた。認知機能は漢字の読み方を答えるテストなどで調べるとともに、発症前の状態も推定した。
データ解析から、DEGS2遺伝子の違いである一塩基多型(SNP)と認知機能障害が関係していた。SNPにより、障害の程度が約2倍異なっていた。病気の発症との関係は見つからなかった。認知機能障害は統合失調症患者の社会復帰の大きな壁になっているという。
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脳波で機械操作、ワイヤレス化=体内埋め込み装置開発―大阪大
http://getnews.jp/archives/363856
脳波の測定により、考えるだけで機械を操作できる技術「ブレーン・マシン・インターフェース(BMI)」で、脳波の計測装置と体外の解読機器を結んでいたワイヤをなくすことに、大阪大大学院医学系研究科の平田雅之特任准教授らの研究グループが成功した。開発した装置は心臓ペースメーカーのように体内に埋め込める。20日から京都市で開かれる日本神経科学大会で発表する。
BMIは、筋萎縮性側索硬化症(ALS)や脳卒中の後遺症で、会話や運動ができなくなった患者を手助けする技術として期待されている。脳波を検知する電極を頭皮に装着する「非侵襲型」は手軽に取り外しができるが、頭蓋骨の影響を受け細かい脳波の読み取りが難しい。一方、手術で頭の中に電極を埋め込む「侵襲型」は詳細に脳波を読めるが、体外の解読機器などをつなぐワイヤを通じた感染症のリスクがある。
研究グループは、脳のしわなどの3次元画像から、脳表面にぴったりと合う電極シートを開発。チップ化した脳波計測装置とともに頭の中に埋め込む。さらに、直径5センチ程度のワイヤレス通信装置と電源を腹部に埋め込み、体外の脳波解読機器へデータを送ってパソコンやロボットアームを動かせるようにした。
平田准教授は「ALS患者らにとってコミュニケーションが取れないことは大きなストレス。早く実用化を目指したい」と話している。
[時事通信社]
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音楽の道あきらめないで 北原さんが出版
2013年6月19日
http://www.nnn.co.jp/dainichi/news/130619/20130619029.html
音楽に強い関心を持つ人は少なくない。そんな人にとって「音楽を仕事にできる」のは大きな喜びである。しかし業界の知識がないため「間口が狭い職業」だと思い込み、不本意に違う道に進んでいるケースが多いという。業界30年の音楽プロデューサー、北原菜戸実さんがこのほど、こんな現状を打破するため、『音楽の仕事で生きていく』(エンタイトル出版、1200円)を書き上げた。
北原さんは今、書店売りとは別に、「音楽を志す人に伝えなければ」との使命感から、積極的にカフェやレストランなどでサイン会を開き、自ら売り歩く忙しい日々を過ごしている。
大阪市中央区の「谷四」。近くには府庁や府警本部、国の各官庁の出先機関が軒を並べる大阪の官庁街で、土曜日は行き交う人も少なくなるのだが、それでも本町通に面した“しゃれた”カフェの一角に腰を下ろした北原さんの前には本を求める人たちが群れた。
北原さんはピアノを4歳から始め、10代で早くもホテルで演奏。20代には1日に10カ所を走り回るという“売れっ子”ぶりを経験し、演奏者として活躍するだけでなく、プロデューサーとしてもコンサート会場やイベントステージをこなすようになった。
そして年齢を重ねるとともに、活動の軸足がプロモーションやプロデュースに移ると、活動場面が大きく拡大した。音楽で活躍するとなると、芸能界や音楽教室の講師を思い描いていたのが、セミナーやトークショー、展示会などといった未知の分野にも進出した。「経験するほど、音楽に関係した仕事がたくさんあると気付かされた。しかもテレビに出ていなくても活躍している歌手や演奏家が大勢いることも初めて知った」と、北原さんは業界に入り込んでからの“驚き”を口にする。
少子化で、若者人口が減少しており、業界は「若手不足だ」という。「音楽を仕事にしたいけれど、その入り方、なり方が分からない」との声もよく聞くため「業界を発展させるには、新しい人材の発掘が必要。そのためには音楽に関する仕事に就くためのノウハウを伝えなければ」と、本を出版した。しかも連日、サイン会を開いており、今月下旬には東京でも6カ所で予定している。
サイン会の日程はホームページ(http://ameblo.jp/fivepro/)で。
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大阪市立美術館の存続決定 新設館と併存、経営統合へ
http://www.sponichi.co.jp/society/news/2013/06/19/kiji/K20130619006044540.html
大阪市立美術館の再編をめぐり、橋下徹市長ら幹部は19日、当初検討していた天王寺区の市立美術館閉鎖案を撤回し、東洋陶磁美術館(北区)、新たに建設する予定の新美術館(同)と併存させた上で、3館の経営統合を目指すことを決めた。
橋下市長は天王寺区の美術館の閉鎖を含めて検討するよう指示したが、外部有識者検討会は5月、新美術館との併存案を打ち出していた。天王寺区の美術館は日本や中国の美術品を中心に約8千点を所蔵。併存が決まったことで、新美術館には近現代の美術作品を中心に集めることになる。
橋下市長は会議で「二転三転したが、しっかり実施してほしい」と述べた。2013年度中に新美術館建設の基本計画を策定する。
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また撤回か。いい加減にしろ。
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阪大など、電子のスピンと軌道が絡み合った共鳴状態を解明
日野雄太 [2013/06/18]
http://news.mynavi.jp/news/2013/06/18/208/index.html
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大阪市立美術館、存続を正式決定 3館一体運営へ
2013年6月20日
http://www.nnn.co.jp/dainichi/news/130620/20130620032.html
大阪市は19日、閉鎖を検討していた市立美術館(天王寺区)を日本・東アジアの美術に特化した形で存続させ、中之島に建設予定の新美術館と東洋陶磁美術館とを合わせた3館で一体的に運営する方針を正式決定した。各美術館のコンセプトを明確にしながら、経営統合で交流や連携を深め魅力向上につなげる考え。
新美術館と市立美術館とのあり方をめぐっては、橋下徹市長の指示で市立美術館を閉鎖し所蔵作品を新美術館に集約することなどを検討。しかし外部有識者検討会では両館の併存で意見が一致していた。
この日の市幹部会議で示された資料によると、投資コストでも新美術館に統合すれば223億〜226億円が必要となる一方、併存は新美術館単独の建設(112億円)や市立美術館の耐震改修(65億円)などを含め計198億円で済むことが分かった。
今後、市立美術館は本館建物の改修を行い、引き続き美術館として約8千点を所蔵。レストランやミュージアムショップが入る新棟(サービスWING)を増設し、利用者サービスの向上にも努める。
新美術館は近現代美術に特化し、大阪出身の画家、佐伯祐三(1898〜1928年)や吉原治良(1905〜1972年)らの作品を含む約4600点のコレクションを中之島から世界へ発信する。本年度中に基本計画を策定し、来年度以降の設計、工事を想定。工事期間の短縮や費用の削減につなげようと設計・施行を一括して発注するコンペ方式を採用する考えだ。
橋下市長はコスト面について「併存したことで維持、管理経費が3倍、4倍になれば待ったをかけることになる。キャップをはめる(上限を決める)議論はしてほしい」と指摘。市立美術館の整備にも「サービスWINGをつくることで天王寺公園の活性化にもつながると思うので、財源問題も見ながら一石三鳥、四鳥になるようにしてほしい」と注文を付けていた。
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関大速記部 50連覇へ「伝統は絶やさない」
2013.6.20 10:58
http://sankei.jp.msn.com/west/west_life/news/130620/wlf13062011000014-n1.htm
http://sankei.jp.msn.com/west/west_life/news/130620/wlf13062011000014-n2.htm
特殊な記号を使って発言内容をその場で記録する速記で、今年創部60周年を迎える関西大(大阪府吹田市)の速記部が、秋の全国大会で50連覇を目指している。パソコンや音声認識ソフトの登場により、国会の速記者育成がストップするなど、手書き速記の衰退に歯止めがかからない。それでも部員らは「途絶えさせてはいけない伝統だ」と練習に打ち込んでいる。
関大千里山キャンパスにある速記部の練習場。「サイバー攻撃とは、インターネットなどを用いて…」と上級生が読み上げる例文を下級生が流れるように速記文字で書き留めていた。
朗読が終わると、速記文字を普通の文字に直す「反訳」を行い、読み上げた文章と照合。正確な日本語に直せているかをチェックする。「この書き方はおかしい」と、先輩が厳しく指導。再度速記文字を確認する地道な練習が毎日続く。
創部は昭和29年。昨年まで年2回行われ、今年から年1回に縮小された全日本大学速記競技大会で、63年から49連覇している強豪だ。ただ、30年代に毎年100人近く入っていた部員は、現在は27人と激減。ほとんどは、大学から速記を始めた部員だという。
主将の商学部3年、宮武勇馬さん(20)も、入学直後に勧誘されて入った一人。大学で何か特技を見つけたいと思っていたところ、自分の名前を速記文字で書いてくれる先輩のデモンストレーションに驚き、入部を決めた。最初は1分間に40字程度しか書き取れなかったが、現在では1分間に230字、1秒で4字程度の速記が可能という。
かつては多数の大学が参加していた全国大会も、部員の減少などで出場校が減り、近年では関大のほか関西学院大、早稲田大、福岡大の4校のみの参加が続く。国会などで速記者として活躍した関大OBもいたが、パソコンの普及などに伴い、国会で新規速記者の養成が停止されたこともあり、速記の技術を生かした就職を希望する部員はいないという。
それでも、今春は新入生6人が入部した。システム理工学部1年の遠藤謙(けん)登(と)さん(19)は「自分の名前の画数が多すぎて、書くのが面倒だった。早くかけるのにあこがれた」と入部の理由を語り、ひらがなの速記文字を覚えるところから始めている。
宮武さんは「機械が使えない場所でも、紙とペンさえあれば速記はできる。なくなることはないのでは」と話し、今年10月の全国大会に向け「先輩たちが守ってきてくれた伝統。必ず50連覇を達成したい」と意気込んでいる。
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http://osaka.yomiuri.co.jp/e-news/20130621-OYO1T00805.htm?from=newslist
阪大、求む一流研究者…支度金最高8500万円
大阪大は、国際的に活躍する研究者を世界中から招くための制度を設けた。新たに研究室を構えるため、国内の大学では異例の「支度金」を最高8500万円用意し、給与も年600万円まで上乗せする。国立大の人材誘致策では破格の優遇制度で、学外から優秀な人材を獲得し、世界最高水準の大学を目指す。
対象者は、国際的に評価されている海外の研究型大学で学位を取得し、専門分野で世界的な業績を挙げている研究者。学部長らの推薦をもとに、学長らでつくる委員会が選考する。任期は設けず、終身雇用の教授として採用し、大学院生の指導や学部生の授業もしてもらう。
これらの教授には、就任初年度に、実験装置や設備、研究室スタッフの人件費などとして500万円の支度金を支給。交渉次第で8000万円まで加算する。研究者の引き抜きが盛んな米国の大学では、数千万〜1億円以上を支給する例があるが、国内では珍しいという。予算は大学経費で賄うが、人数や総額は未定。
給与面では、同時に設ける「特別教授制度」を適用、阪大教授の年間給与(2011年度で平均1095万円)に、年最高600万円の特別手当をプラスする。特別手当を含めても、年収2000万円を超す米国の有名大教授クラスには及ばないが、阪大の免疫やロボットの研究などは国際的に評価が高く、海外の研究者を呼び込むことも可能とみている。
相本三郎・副学長は「世界トップレベルの大学を熟知している人に、高度な研究や教育を提供してもらう。優秀な人材が集まり、そのことで大学の研究水準がさらに高まり、国際競争力が増すという効果を期待したい」と話している。
(2013年6月21日 読売新聞)
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50回目の大阪府合唱祭 連続出演の須賀さん、弾む指先
http://www.asahi.com/edu/articles/OSK201306220115.html
【江口英佑】第50回府合唱祭(府合唱連盟、朝日新聞社主催)の3日目が22日、池田市民文化会館アゼリアホール(池田市天神1丁目)で開かれた。この日は49団体、約1300人が参加。関西合唱連盟最高顧問の須賀敬一さん(81)は、50回連続の出演を果たした。
合唱祭は8、9日がSAYAKAホール(大阪狭山市)であり、22、23日はアゼリアホールで開催されている。4日間で約5千人が参加する予定だ。
須賀さんは1960年代から90年代にかけて豊中混声合唱団を指揮。府合唱連盟理事長も務めた。64年にあった第1回には同合唱団の指揮者として出演した。
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情報プラザ:大阪市立博物館コレクション展 /大阪
毎日新聞 2013年06月22日 地方版
http://mainichi.jp/area/osaka/news/20130622ddlk27040418000c.html
7月9日(火)〜21日(日)と8月6日(火)〜25日(日)9時半〜17時、大阪市天王寺区茶臼山町1(地下鉄・JR天王寺駅徒歩5分)。館所蔵の美術品から「陶芸家・富本憲吉の世界」(人間国宝・富本憲吉の陶芸作品と絵画資料類)▽「中国工芸−青銅器・陶磁器を中心に−」(新石器時代の彩陶から明朝時代の漆器まで)▽「絵の中のぼくの夏」(絵画の中の懐かしい風景)▽「ミュージアムセレクション」(中国・日本の名品)の4テーマで展示。月曜(祝日は翌日)休館。観覧料300円。高大生200円。中学生以下・障害者・市内の65歳以上無料。同美術館(06・6771・4874)。
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乳がんの早期発見を 関西医科大学付属滝井病院が3Dマンモグラフィをー導入
2013.6.24 23:17
http://sankei.jp.msn.com/west/west_life/news/130624/wlf13062423200024-n1.htm
http://sankei.jp.msn.com/west/west_life/news/130624/wlf13062423200024-n2.htm
米国の人気女優、アンジェリーナ・ジョリーさん(38)が乳房切除を告白してにわかにクローズアップされた乳がん。その早期発見に威力を発揮する3Dマンモグラフィー(三次元乳房X線検査)を全国で3番目、近畿では初めて関西医科大学付属滝井病院(守口市文園町)が7月に導入する。乳房を2方向から撮影し、専用のメガネで立体的に見ることで、乳がんの判別がより正確にできるという。専門医は「確実な早期発見は投薬の低減や乳房の組織検査を実施しなくて済むなど患者の負担軽減にもつながる」としている。(山崎成葉)
従来のマンモグラフィーは上部と横から乳房の断面を撮影。はれものの腫(しゅ)瘤(りゅう)と血管など周囲の組織が重なるため、見えにくかったり、見間違いが生じたりするリスクがあった。
3Dマンモグラフィーは乳房を撮影する際、角度差をつけて2つの画像を撮影。この2つの画像をモニターに表示し、専用のメガネをかけて見ることで、重なっている腫瘤と乳腺なども立体的な画像で区別して観察することができる。これによって、乳がんの位置の特定や広がりがわかるようになるという。
厚生労働省によると、乳がんと診断されて治療している患者は約19万2千人(平成23年10月調査)。厚労省の指針では40歳以上は2年に1回の検診を行うとしているが、家族にがん患者がいるなど特にリスクが高い人について専門医は年1回の検診を推奨している。だが、厚労省の統計によると、22年の受診率は40歳以上の女性の約24%。16年の約20%と比較すると改善しているが、まだまだ低いと専門医はいう。
3Dマンモグラフィーによって乳がんが早期発見できれば、結果的に抗がん剤やホルモン剤などの投薬を減らすことができ、患者の負担軽減が期待できる。また、直径約3ミリの針を乳房に刺して組織を採取するマンモトーム生検などの精密検査を併用することで、より確実な早期発見ができる。
関西医科大付属滝井病院の山本大悟・乳腺外科長(44)は「従来のマンモグラフィーでは腫瘤と血管などが重なるので見えにくかった。3Dマンモグラフィーによって受診率を上げ、乳がんの早期発見につなげたい」と話している。
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両陛下、大阪・豊中で緒方洪庵の資料ご覧に
2013.6.25 13:37
http://sankei.jp.msn.com/region/news/130625/osk13062515050006-n1.htm
大阪府を訪問していた天皇、皇后両陛下は25日、豊中市の大阪大学会館で適塾記念センターをご視察。江戸時代の蘭医学者、緒方洪庵(1810〜1863年)が開いた「適塾」の資料をご覧になった。
両陛下は、福沢諭吉をはじめ日本の近代化に貢献した多くの人々を育てた洪庵の教育について説明をお受けになった。大阪でコレラが流行した際、洪庵が数日間で治療書を書いたという説明を聞いた皇后さまは「数日で」と驚かれていた。
同センターは、大阪にある適塾の建物や関連資料を所有・管理する大阪大が平成23年に設立した。
両陛下は同日午後、帰京される。
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通天閣劇場:最後の歌謡ショー…別の場所で存続に喜びの声
毎日新聞 2013年06月28日
http://mainichi.jp/select/news/20130628k0000e040192000c.html
http://mainichi.jp/select/news/20130628k0000e040192000c2.html
今月末で閉鎖する通天閣の地下劇場(大阪市浪速区)で開かれてきた歌謡ショーを、地元の串カツ店などの団体が別の新劇場で続ける方針を示していることが、28日明らかになった。この日は地下劇場での最後の歌謡ショーが開かれ、オープン時から24年間、1000回以上通ってきた大阪市平野区の会社員、山本明彦さん(52)が、最前列の「定位置」から見届けている。「捨てる神もあれば拾う神もある。本当に良かった」。山本さんはショーの存続を喜びながら、昭和の面影を残す劇場で過ごした日々に思いをはせた。
時代が昭和から平成へと代わった1989年1月、劇場は誕生した。まだ20代後半だったこの年の春、山本さんはバブル経済期の大阪・ミナミの繁華街を散策した後、ふらっと劇場近くを通りかかった。周辺には日雇い労働者や路上生活者らが集まり、「勝手に怖い街と思っていた」が、歌が大好きで劇場が気になっていたという。
「今なら空いてるで」。劇場から出てきた人懐っこい男性客に誘われ足を踏み入れた。狭い席で客が肩を寄せ合って舞台にカラフルな紙テープを投げ込み、歌い手と声を掛け合ってショーが進む。下町の人情味あふれる雰囲気にとりこになった。
部品製造会社で働く山本さんは、人間関係に悩んで退職を考えたことが何度かある。救ってくれたのも劇場だった。スポットライトを浴びた歌い手が大粒の汗を流して無心で歌う姿。「熱気あふれる劇場に来週も行けると思うと頑張れた」と笑う。公演後に杯を酌み交わす仲間も増えた。
歌謡ショーの公演日が土日から平日に変わっても、職場で代休を取るなどして通った。最初は後方の客席に座っていたが、いつしか最前列中央が指定席に。演目終了後に舞台上の紙テープをスタッフのように片付ける姿も、今ではおなじみだ。この日、自らの「セラピースポット」の風景を、目に焼き付けた。
◇
新劇場オープンを目指しているのは「新世界串かつ振興会」。加盟する串カツ店の所有ビル5階を改装し、今年秋に約150人収容の劇場を開設する方向で検討しているという。振興会によると、ショーに出演していた歌手らから存続への協力を求められていた。振興会の村藤義文会長は「新世界の文化の一つを守りたいと思った」と話す。この日午前10時半ごろ、地下劇場のスタッフが「歌謡ショーが存続されそうです」と速報すると、最終公演の開場を待っていたファンは一斉に「バンザーイ」と歓声を上げた。【寺岡俊】
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http://www.youtube.com/watch?v=iswpgeAn6Bk
東京ではこんなのが頑張ってんのに。
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大阪に“世界のジャズ祭典”
2013年6月28日(金)
http://www.tv-osaka.co.jp/ip4/yu-kan7ch/
来年4月に大阪城公園で、世界的なジャズの
祭典が行われます。
「秀吉さんも想定してなかったと思います」
大阪府庁に現れたのは、アメリカ最高峰の
ジャズ教育機関の代表、セロニアス・モンク氏です。
国連のユネスコなどが主催する、
「インターナショナルジャズデイ」が
来年、大阪にやってきます。
このイベントは、去年、初めて、
ニューヨークの国連本部で開催されました。
今年はトルコのイスタンブールで開催され、
インターネットを通じて
世界の10億人が視聴したと言われています。
3回目となる、大阪は世界に対する知名度アップを目的に、
4月に発足した大阪観光局が誘致しました
開催は、来年の4月30日。
大阪城で世界の一流アーチストがジャズを奏でます。
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免疫力「若返り」たんぱく質を発見…阪大チーム
http://osaka.yomiuri.co.jp/e-news/20130629-OYO1T00613.htm
免疫力の“若返り”を手助けするたんぱく質を動物実験で発見したと、大阪大などの研究チームが発表した。加齢による免疫力低下の予防や治療につながる可能性があるという。米専門誌「イミュニティー」電子版に掲載された。
免疫細胞などを生み出す大本である「造血幹細胞」は、老化とともに免疫を担うリンパ球を作る能力を失っていくが、詳しい仕組みはよく分かっていなかった。
同チームの横田貴史・大阪大助教らは、マウスの造血幹細胞では、加齢とともに「Satb1」というたんぱく質が減少しているのを確認。人間で20歳代にあたるマウスの造血幹細胞で、通常の20〜10倍のSatb1を作るよう遺伝子操作を行ったところ、リンパ球の生成が約100倍に増えた。
人間では70歳代にあたるマウスでも、通常の約3倍に増えた。横田助教は「感染症に対する高齢者の免疫力を高める技術開発などにつながれば」と話している。
京都大の河本宏教授(再生免疫学)の話「リンパ球が作られなくなるメカニズムの解明が進むきっかけになる。人間でも同様のことが起きているのか調べる必要がある」
(2013年6月29日 読売新聞)
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キタで「関関展」開催 大阪
2013.6.30 02:12
関西学院大と関西大の各写真部のOBらの作品を集めた写真展「関関展」が、大阪市北区の大阪駅前第2ビル5階ギャラリーで開かれている。7月4日まで。入場無料。
関西学院大写真部セネター会と関西大写真部の光陵会、葦光会が合同で約25年前から隔年開催しており、今回が13回目。会場には、ペルーのティティカカ湖の風景、昨年5月の金環日食を撮影したものなど、昭和28〜62年の卒業生45人の作品が並び、訪れた人たちは作品一点一点に見入っていた。
兵庫県川西市の越田淑子さんは「(OBに)中学時代の同級生がいるので、ここ10年くらいは毎回来ています」と話し、楽しそうに観賞していた。
http://sankei.jp.msn.com/region/news/130630/osk13063002120000-n1.htm
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両陛下、大阪・豊中で緒方洪庵の資料ご覧に
2013.6.25 13:37
大阪府を訪問していた天皇、皇后両陛下は25日、豊中市の大阪大学会館で適塾記念センターをご視察。江戸時代の蘭医学者、緒方洪庵(1810〜1863年)が開いた「適塾」の資料をご覧になった。
両陛下は、福沢諭吉をはじめ日本の近代化に貢献した多くの人々を育てた洪庵の教育について説明をお受けになった。大阪でコレラが流行した際、洪庵が数日間で治療書を書いたという説明を聞いた皇后さまは「数日で」と驚かれていた。
同センターは、大阪にある適塾の建物や関連資料を所有・管理する大阪大が平成23年に設立した。
両陛下は同日午後、帰京される。
http://sankei.jp.msn.com/region/news/130625/osk13062515050006-n1.htm
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歌舞伎役者が「船乗り込み」
http://www3.nhk.or.jp/kansai-news/20130630/5596611.html?t=1372588025062
歌舞伎の夏の公演を前に、歌舞伎役者たちが船に乗り込んで、あいさつ回りをする伝統の「船乗り込み」が大阪・ミナミの道頓堀川で行われました。
「船乗り込み」は、歌舞伎役者が公演前に行うあいさつ回りで、江戸時代に始まり、昭和の一時期、中断していましたが、昭和54年に復活して以降、大阪の夏の風物詩となっています。
ことしは7月4日から大阪・ミナミの大阪松竹座で始まる公演を前に片岡仁左衛門さんや中村橋之助さんら人気役者14人が船に乗り込みました。
浴衣姿の仁左衛門さんたちは橋の上や川岸に詰めかけた見物客に手を振りながらゆっくりと川を進み、途中、川岸から花束も贈られました。
一行が道頓堀の戎橋に到着すると、一時、大粒の雨が降りましたが、大勢の見物客は、そのまま出迎え、写真を撮ったり、手を振ったりしていました。
その後、一行は大阪松竹座の前に移動し、中村橋之助さんが「皆さまお誘いあわせの上、劇場に足を運んで下さい」と、あいさつすると大勢の客から歓声が上がっていました。
06月30日 19時19分
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“音楽の祭日”民族音楽を紹介
http://www3.nhk.or.jp/kansai-news/20130630/5662361.html?t=1372588088359
夏至の前後に音楽を楽しむ国際的なイベントの一環として、世界各地の民族音楽を紹介する催しが大阪・吹田市の国立民族学博物館で開かれました。
「音楽の祭日」と呼ばれるイベントは昼間の時間が最も長くなる夏至の前後に大勢で音楽を楽しむもので、約30年前にフランスで生まれ、国際的に広がりを見せています。
国立民俗学博物館は10年余り前からイベントに参加していて、今年は音楽サークルなど20の団体が世界各地の民族音楽を披露しました。
このうち中国の長江下流の地域に伝わる伝統的な音楽は、2本の弦を弓で弾く「二胡」や琵琶、笛などの合奏で、ゆったりとしたテンポが特徴です。
また、ハワイの民族音楽としてフラダンスが披露され、訪れた人たちは竹や、ひょうたんでできた打楽器の演奏と踊りを楽しんでいました。
国立民族学博物館の福岡正太准教授は「多くの人に世界各地の音楽を広く知ってもらい、楽しんでほしい」と話していました。
06月30日 19時19分
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にぎやかに歌舞伎役者が船乗り込み 大阪・道頓堀
2013.6.30 19:24
http://sankei.jp.msn.com/west/west_life/news/130630/wlf13063019280019-n1.htm
水の都・大阪の夏の風物詩、歌舞伎俳優による船乗り込みが30日、大阪市の道頓堀川などで行われ、涼しげな浴衣姿で船に乗り込んだ片岡仁左衛門さんらは、橋の上や川岸のファンに手を振ってあいさつした。
船乗り込みは、大阪松竹座の「七月大歌舞伎」(4〜28日)の前触れとして行われる古式ゆかしい歌舞伎の行事。
色とりどりの幟(のぼり)や高張提灯(たかはりちょうちん)で飾られた船はにぎやかなお囃子のなか、東横堀川、道頓堀川などを巡ったが、途中、にわか雨に降られ、仁左衛門さんらが船上で傘をさす場面も見られた。
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手のひらサイズの人工衛星を公開 堺の大阪府立大 愛称も募集中
2013.6.28 21:16
http://sankei.jp.msn.com/west/west_life/news/130628/wlf13062821190025-n1.htm
大阪府立大の小型宇宙機システム研究センター(堺市)は28日、学生主体で開発している手のひらサイズの超小型人工衛星「OPUSAT」(オプサット)の試験機を公開した。
宇宙航空研究開発機構(JAXA)が来年2月、鹿児島県の種子島からH2Aロケットで打ち上げる予定の衛星の一つ。超小型衛星の欠点である電力不足の解消を目的としている。府立大は衛星の愛称と宇宙に運ぶメッセージも募集中。
OPUSATは一辺が10センチの立方体で、重さは1キロ超。蓄電装置を2種類組み合わせ、電源の長寿命化を試みており、宇宙で機能を検証する。宇宙で太陽光パネルを展開することで、従来の超小型衛星より多く発電できるようにもした。
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大阪大学タイで角膜再生医療
http://www3.nhk.or.jp/kansai-news/20130702/5742111.html
口の粘膜から採取した細胞を目の角膜に移植することで、角膜の病気を治療する再生医療の臨床研究を、大阪大学の研究グループがことしの秋からタイで行うことになりました。
研究グループは、タイで臨床研究を行うことで、日本の先端技術を使った再生医療製品のアジア市場での開拓につなげたいとしています。
タイで臨床研究を行うのは、大阪大学大学院の西田幸二教授の研究グループです。
研究グループは、けがや病気などで目の角膜が傷ついたり濁ったりして最悪の場合、視力を失う病気の治療として、患者の口の粘膜から採取した細胞を角膜に移植する再生医療の研究を行っています。研究グループはこの再生医療の臨床研究をことしの秋からタイのバンコクにある病院で行うことにしており、4人の患者に移植し、およそ1年半かけてその効果を確認していくということです。
臨床研究は国内ではすでに行われていて、これまでほぼ全員の患者の視力が、改善しているということです。
研究グループは今後、製薬会社と共同でこの再生医療の製品の実用化を目指すことにしており、タイでの臨床研究で、日本の先端技術を使った再生医療製品のアジア市場での開拓につなげたいとしています。
大阪大学大学院の西田幸二教授は、「日本の医療技術が使われることで、世界中の多くの患者に治療につながることを期待している」と話しています。
07月02日 19時06分
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精密に再現 心臓の模型開発
http://www3.nhk.or.jp/kansai-news/20130702/5714451.html?t=1372768196218
血管や弁などの構造を精密に再現した心臓の模型が国立循環器病研究センターなどによって開発されセンターでは心臓手術の技術向上につながると期待しています。
心臓の模型を開発したのは、大阪・吹田市の国立循環器病研究センターと京都市にある精密部品のメーカーです。
模型は心臓のCTスキャンのデータなどを基にした型に特殊な樹脂を流し込む方法で作られていて血管や弁といった実際の心臓の構造が精密に再現されています。
国立循環器病研究センターではこの模型を使って心臓の内部の構造を学んだり実際に切開したりすることで難易度が高い外科手術の技術向上につながると期待しています。
また、患者固有の心臓の模型を作ることもできるということで、患者に応じた手術方法の検討に役立つとしています。
この模型を使って手術の訓練をした心臓外科医の男性は「患者の心臓の状態が事前にわかっていれば、より最善の手術方法を模索できます」と話していました。
国立循環器病研究センター小児循環器部の白石公部長は「手術前の医師や若手医師などに使ってもらうことで難易度が高い心臓の手術の成功率の向上を目指したい」と話していました。
07月02日 19時06分
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医療情報:真実を 6日、大阪・中央区でシンポと相談会 /大阪
毎日新聞 2013年07月02日 地方版
http://mainichi.jp/area/osaka/news/20130702ddlk27040304000c.html
市民団体「医療情報の公開・開示を求める市民の会」は6日午後1時半〜同4時45分、シンポジウム「まだまだ『隠されている』医療情報〜真実を共有できる環境を作るために」を大阪市中央区の府立労働センター(エル・おおさか)で開く。予約不要、参加費800円。
シンポでは、今年4月から定期接種となり、各地から痛みなどの副作用が報告されている子宮頸(けい)がんワクチンについて、費用対効果や情報開示などの観点から問題点を探る。さらにカルテ、レセプト(診療報酬明細書)開示拒否の事例、医療事故や医療費の不正請求などについて考える。
これに先立ち、医療の情報開示に関する弁護士無料相談を6日午前11時〜午後1時、同じエル・おおさかの南館7階71室で開く。問い合わせは市民の会(090・4546・4377)。【江口一】
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大阪の文学、連続講座 大阪市立中央図書館
2013年7月2日
http://www.nnn.co.jp/dainichi/news/130702/20130702024.html
大阪市立中央図書館(大阪市西区北堀江)は大阪を代表する作家・織田作之助の生誕100周年を記念し、近世から現在までの大阪の文学をコンセプトに、大阪の文学にゆかりの人物、事跡などを考察する連続講座を6日から5階大会議室で4回にわたって開催する。
時間はいずれも午後2時〜同4時(開場同1時半)、入場無料。定員は300人(当日先着順)で、第4回のみ、当日正午から1階エントランスで整理券を配布する。また、31日まで3階ケース展示「生誕100周年記念 織田作之助」展が開かれている。
日程は次の通り。
6日=第1回「近代大阪の文学と(大)大阪」、講師=三島佑一氏(四天王寺大学名誉教授・船場大阪を語る会会長)▽13日=第2回「上方落語と上方SF」、講師=田中啓文氏(作家)▽20日=第3回「上田秋成が大坂で知り合った人々」、講師=飯倉洋一氏(大阪大学大学院文学研究科教授)▽27日=第4回「トークライブ織田作之助と大阪の文学シーン」、講師=玄月氏(作家)、吉村萬壱氏(作家)、津村記久子氏(作家)、金秀吉氏(映画監督)、コーディネーター=高橋俊郎氏(大阪市立中央図書館副館長)
問い合わせは電話06(6539)3302、同館へ。
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大阪市大、薬による小腸損傷解明 治療に期待
http://www.47news.jp/CN/201307/CN2013070301001486.html
痛み止めや解熱に服用するアスピリンなどの非ステロイド性抗炎症薬(NSAID)の副作用で起きることがある小腸の損傷は、特定のタンパク質により引き起こされるとする研究成果を大阪市立大大学院医学研究科の渡辺俊雄准教授のチームが3日までにまとめた。
タンパク質は関節リウマチの発症や進行に関わるTNFα(アルファ)で、この働きを抑えることで、治療法開発につながると期待される。
チームは、NSAIDを長期服用しているリウマチ患者95人にカプセル内視鏡による小腸検査を実施。
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たそがれコン 5日スタート 毎週金曜 大阪城音楽堂
2013年7月3日
http://www.nnn.co.jp/dainichi/news/130703/20130703027.html
「大阪市音楽団たそがれコンサート2013“海と空と大地と!”」(大阪市教育委員会主催)が5日から8月30日までの毎週金曜日、大阪市中央区の市立大阪城音楽堂で開かれる。荒天中止、入場無料。
同コンサートは、1950年に天王寺音楽堂でスタート。夏の宵のひとときに大阪市音楽団を中心に自衛隊音楽隊、警察音楽隊、大阪市立中学校・高等学校吹奏楽部などが出演し、クラシックやポピュラー音楽などを披露する。
同団が81年に天王寺公園から現在の大阪城公園内へ移転し、会場を大阪城音楽堂に変更したが、現在まで一度も途絶えず60年以上継続しており、日本における野外コンサートの草分けだ。
5日は大阪市音楽団「たなばた」や「星条旗よ永遠なれ」を演奏。また、今年は初めて海上、航空、陸上自衛隊の音楽隊がそろい踏みし、東からは静岡県浜松市の「航空自衛隊中部航空音楽隊」が初参加。地元関西からは京都府舞鶴市の海上自衛隊舞鶴音楽隊、兵庫県伊丹市の陸上自衛隊中部方面音楽隊、陸上自衛隊第3音楽隊が出演する。
いずれも午後6時半開演。問い合わせは電話06(6947)1195、大阪市音楽団へ(月〜土曜、午前9時〜午後5時半)。
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次世代半導体の製造速度10倍 阪大が技術開発
2013/6/24 19:31
http://www.nikkei.com/article/DGXNASGG2402E_U3A620C1TJM000/
大阪大学の田川精一招へい教授らは、データセンター向けのコンピューターなどに使われる最先端の半導体シリコンウエハーを従来の10倍以上の速さで作る技術を開発した。波長が極めて短い紫外線を化学物質に当てて半導体の製造に必要な溝を刻む。1時間に125枚以上作れ、コストの低減につながる。1年半後の実用化を目指す。
新技術は線幅20ナノ(ナノは10億分の1)メートル程度の半導体向け。従来は波長が短い紫外線の強さに限界があり、1時間に10枚以下しか作れず採算がとれなかった。阪大のチームは特殊な化学物質を採用、紫外線を当てると酸が継続して発生するようにし、溝を刻み続けられるようにした。
現在は波長が200ナノメートル程度の紫外線を使って半導体の溝を刻んでいる。高集積化が進むにつれ、より波長の短い紫外線を使う必要性が高まっている。
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乳がん進行抑える遺伝子=治療薬に期待−大阪大など
http://www.jiji.com/jc/c?g=soc_30&k=2013070400082
乳がん細胞が周囲に広がったり、転移したりするのを抑制する遺伝子を、大阪大の佐伯万騎男講師らの研究グループが発見した。この遺伝子の量を増やす薬を開発できれば、がんの進行を抑えることができるという。カナダ・トロント大との共同研究で、3日付の米科学誌プロスワンに発表した。
乳がんは日本人女性がかかりやすいがんの第1位。乳腺にできたがん細胞が「浸潤力」を持つと、乳腺を包む膜を破って血管やリンパ節に広がり、肺や肝臓など離れた臓器で増殖して腫瘍を作る。最初にがんができた乳腺を治療しても、患者の20〜30%は他の臓器などに転移するため、浸潤や転移を抑える治療が求められている。
研究グループは2006年に発見した遺伝子「Monad」と、それによって作られるたんぱく質に着目。乳腺にあるMonadの量を測定したところ、がんがリンパ節に転移した乳がん患者の量は、転移していない患者の半分程度だった。
また、浸潤力が強い乳がん細胞に、この遺伝子を入れると浸潤力が失われた。浸潤を引き起こすたんぱく質をがん細胞が合成するのを、遺伝子のたんぱく質が阻害していた。
佐伯講師は、治療薬がすぐにできなくても「Monadの量を調べ、浸潤や転移が起きやすいか診断するマーカーとして使えれば、薬物治療か外科手術かなど患者の選択肢が広がる」と話している。(2013/07/04-06:22)
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226例目の脳死移植、心臓は国立循環器病研究センターで30代の男性に
2013.7.7 13:27
http://sankei.jp.msn.com/west/west_life/news/130707/wlf13070713280017-n1.htm
日本臓器移植ネットワークは7日、市立札幌病院にくも膜下出血で入院中の50代の女性が6日午後4時42分、臓器移植法に基づき脳死と判定されたと発表した。女性は臓器提供の意思を書面で示していなかったが、家族が承諾した。脳死移植は法施行後226例目。
心臓は国立循環器病研究センター(大阪府)で30代の男性、両肺は京都大病院で30代の女性、肝臓は東京大病院で40代の女性、膵臓(すいぞう)と一方の腎臓は大阪大病院で60代の女性、もう一方の腎臓は市立札幌病院で60代の男性にそれぞれ移植。小腸は医学的理由で断念した。
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エル・おおさかで医学知識研修会 介護職員対象に
2013年7月7日
http://www.nnn.co.jp/dainichi/news/130707/20130707031.html
日本福祉大学岡山オフィス(岡山市)は15日、大阪市中央区のエル・おおさか(大阪府立労働センター)で介護職員を対象とした「現場で活用できる医学知識の研修会〜介護実践に必要な知識、思考を修得しよう〜」を開催する。参加費1人5千円。
2012年度に社会福祉法及び介護福祉法が一部改正され、たんの吸引などの一部医療行為が介護福祉士らに認められたことを受け、施設の主な利用者である高齢者への医学的知識を向上させるのが目的。高齢者の身体的特徴や疾病、その観察ポイント、初期対応などを学ぶ。講師は、同大中央福祉専門学校介護福祉科学科長で看護師の高木直美さんと、同専任教員で看護師の板部美紀子さん。
午前10時〜午後3時半。定員140人。申し込み・問い合わせは電話086(803)5222、同オフィスへ。
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人工視覚システムの長期臨床試験承認 阪大倫理委、網膜色素変性患者対象に
2013.7.9 11:47
http://sankei.jp.msn.com/west/west_life/news/130709/wlf13070911480014-n1.htm
大阪大医学部の医学倫理委員会(奥村明之進委員長)は9日、網膜色素変性の患者の体内に電極を埋め込み視神経に刺激を与える「人工視覚システム」の初の長期臨床試験を条件付きで承認したと発表した。不二門尚(ふじかど・たかし)教授(感覚機能形成学)の研究グループが1年以上にわたって経過観察を行い、安全性を調べる。
網膜色素変性などの病気では、目が捉えた光を信号に変え脳に伝えることができなくなる。人工視覚システムは、体内に埋め込んだ電極を通じて、人工的に視神経を刺激し、脳に光を認識させる。
1年以上の長期にわたる臨床試験は初めて。今回の臨床試験では、3人の被験者の眼球の強膜と脈絡膜の間に電極を設置。電気信号で神経を刺激することで、対象物の位置や動きなどを認識することができるという。
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2013年7月9日 19:10 (Record China)
第9回大阪アジアン映画祭、来年3月7日から=コンペ部門の募集開始
http://topics.jp.msn.com/entertainment/china/article.aspx?articleid=1946046
2013年7月9日、第9回大阪アジアン映画祭の開催日程がきまったことがわかった。2014年3月7〜16日、大阪市で開催される。コンペティション部門の作品募集もスタートし、映画祭事務局では「アジアとアジア人に深くかかわる作品」を広く募っている。
同映画祭は「大阪発。日本全国、そしてアジアへ!」を合言葉に、毎年春に開催されている。2011年にスタートしたコンペ部門は、全作品が日本初上映で、アジアの新作・注目作をいち早く観られる映画祭として評価が高い。最優秀作品賞(グランプリ)には賞金50万円、来るべき才能賞には同20万円が授与されるほか、参加者の投票による観客賞も選ばれる。出品応募締め切りは11月22日。
特別招待部門、特集企画ではアジアの新作を中心に上映し、多彩なゲストを迎えたティーチイン(質疑応答)も予定されている。さらに、大阪市などが推進する若手映像作家の育成事業「シネアスト・オーガニゼーション大阪」は、助成を受けて完成した作品を上映。国内外のゲストも参加し、シンポジウムが開かれる。
プレイベントの「おおさかシネマフェスティバル」では、2013年に大阪で上映された作品の中から、大阪の映画関係者とファンが選んだベストテンを発表する。(文・写真/遠海安)
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NHK
http://www3.nhk.or.jp/kansai-news/20130710/5901031.html
極小がん細胞多いと再発可能性
大腸がんの手術を受けた患者のリンパ節に、通常の検査では見つからないごく小さながん細胞が多く含まれていると再発する可能性が高いことを大阪大学の研究グループが明らかにしました。
大阪大学附属病院では今年の秋からがん細胞の量を調べる検査を始め、再発防止につなげたいとしています。
大阪大学消化器外科学の山本浩文准教授の研究グループは手術でがんを切除したあとの大腸がんの患者で、顕微鏡を使った病理検査では「リンパ節に転移はない」と診断された人のうち約15%から20%でがんが再発したり転移したりすることに注目しました。
そして、通常の病理検査では検出できないリンパ節に含まれるごく小さながん細胞の量を特殊な方法で検出できるようにして、がんを切除した約300人の患者について5年間の再発率を調べました。その結果、がん細胞が多いグループでは再発率が27.4%と高く、中間のグループは17%、少ないグループは6.6%で、がん細胞が多いほど再発の可能性が高いことが分かりました。
大阪大学附属病院では今年秋から手術後の患者にがん細胞の量を調べる検査を行い再発の防止につなげたいとしています。
山本准教授は「病理検査では見えない小さな細胞を検査することで再発の可能性が分かるので、抗がん剤などによる予防治療につなげられると考えている」と話しています。
07月10日 19時19分
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■国立民族学博物館 平和を訴え、武器でアート展
http://www.mbs.jp/news/kansaiflash_GE000000000000001600.shtml
アフリカ大陸の南東部に位置するモザンビーク共和国で、内戦のあとに回収されたライフル銃などの武器で作ったアート作品の展覧会が11日から大阪ではじまります。
黒光りした鉄製のイス。
よく見ると、背もたれはライフル銃、座るところはピストル、そして脚は銃口でできています。
「キズでざらざらした感じや、鉄の冷たさが伝わってきて、実際に戦場で使っていたものなんだと実感します」(記者リポート)
アフリカのモザンビーク共和国では1975年、ポルトガルからの独立以降、17年間内戦が続き、内戦後も武器は民間に残されました。
現在は、こうした武器を農機具へ交換することで回収し武装解除を進めていて、アート作品は平和への願いを込めてつくられたものばかりです。
この展覧会は、7月11日から11月5日まで、大阪・吹田市の国立民族学博物館で開かれます。 (07/10 18:47)
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キトラ古墳発見30年、記念シンポ開催 大阪
奈良県明日香村のキトラ古墳(特別史跡)で極彩色の四神壁画が発見されて30年になるのを記念し、シンポジウム「1300年前の国際交流―キトラ古墳からのメッセージ」(同村、奈良文化財研究所、朝日新聞社主催)が13日、大阪市北区の阪急うめだホールで開かれた。
同村教委の相原嘉之さんによる現状報告に続き、森川裕一村長と松村恵司・奈良文化財研究所所長、沢田正昭・国士舘大客員教授(保存科学)、百橋明穂・神戸大名誉教授(美術史)が、約350人の来場者を前に同古墳の歴史的意義や将来の保存・活用について活発な議論を交わした。
http://www.asahi.com/culture/update/0713/OSK201307130067.html
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武器で作ったアート展
http://www3.nhk.or.jp/kansai-news/20130715/5999601.html?t=1373885020625
およそ20年前まで内戦が続いたアフリカのモザンビークで回収された武器を武器として使わずにいすなどに作りかえ平和を訴えようという展示会が大阪で開かれています。
展示会にはアフリカのモザンビークのアーティストが平和を訴えるため回収した武器を武器として使わずに作った作品が展示されています。
モザンビークでは内戦の終了後も大量の武器が残されているといわれていますが、このうち▼「肘掛椅子」は、長さ90センチほどの自動小銃を分解し背もたれや肘掛けの部分に使っています。
▼「いのちの輪だち」はピストルなどを溶接して自転車と乗る人の形につくりあげていて日本のNPO法人が放置自転車を現地に送る取り組みを続けていることをきっかけに作られた作品だということです。
尼崎市の60歳の男性は「このような作品を初めて見た。武器なんていらないというアーティストの気持ちを感じて感動しました」と話していました。
この展示会は大阪・吹田市の国立民族学博物館で11月5日まで開かれています。
07月15日 12時24分
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クリエーター18人による実験的サーフショップが大阪・中之島リバーサイドにオープン
Published: 2013/7/14(日) 16:39
http://www.fashion-headline.com/article/2013/07/14/2519.html
サーフィンと海をこよなく愛するクリエイターたちがサーフショップを創造するという実験的プロジェクト「ザ・サーフ・ショップ(THE SURF SHOP)」が、大阪・中之島デザインミュージアムde sign de>で開催されている。7月26日まで。
同ショップは、サーフボード制作者の櫛本喜彦やプロデューサーの上平諭、サーフィンにインスパイアされた作品を制作するアーティストの豊田弘治らを中心に発案され、2009年より東京やサンフランシスコで開催されてきたが、大阪での開催は今回が初めて。ロゴデザインは、「明治おいしい牛乳」のパッケージやイッセイミヤケのコンセプトショップ「エルトブテップ・イッセイミヤケ(ELTTOB TEP ISSEY MIYAKE)」の内装デザインを手掛けたグラフィックデザイナー、佐藤卓が手掛けている。
写真家、アーティスト、グラフィックデザイナー、家具デザイナー、ボードシェイパー、ウエットスーツメーカー、アパレルや広告業界で活躍するディレクター……と出展メンバーの職業や肩書きは様々。唯一の共通点は、全員がサーファーであること。
大阪・中之島のリバーサイドにある自然光あふれる空間に展示されているのは、写真やペインティングはもちろん、ボードやウエア、映像、オブジェ。制作者の海とサーフィンへの愛情が伝わってくるような作品ばかりで、ほとんどの展示品が購入可能(一部非売品あり)。水辺というロケーションの良さもあり、都会にいながら“海”を感じられる、夏らしいエキシビションとなっている。
【イベント情報】
会場:中之島デザインミュージアムde sign de>
住所:大阪市北区中之島5-3-56中之島バンクスEAST
会期:7月26日まで
開場時間:11:00から19:00
休館日:月曜日
入場料:無料
出展者:櫛本喜彦(サーフボード)、玉井太朗(スノーボード、戸倉康守(ウエットスーツ)、山口輝陽志(ボードショーツ)、豊田弘治(Tシャツ)、窪浩志(ファッション)、久保田潤(ペインティング)、奥山康輔(スケートボード)、荒西浩人(家具)、小林昭(写真)、石塚元太良(写真)、大倉孝敏(映像)、芝田満之(写真)、横山泰介(写真)、広川泰士(写真)、佐藤卓(オブジェクト)、白谷敏夫(マガジン)、向圭一郎(映像)、上平論(プロデュース)
《岡本恵美》
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夏全開の音と舞 恒例サマーコン、2千人満喫
2013年7月16日
http://www.nnn.co.jp/dainichi/news/130716/20130716029.html
大阪市港区の大阪市中央体育館で15日、さわやかサマーコンサートが開かれ、約2千人が来場し、地元団体の吹奏楽とバトントワリングを楽しんだ。
市民に地元で活躍する実力派団体の吹奏楽の演奏に親しんでもらおうと開館当初から行われており、今年で17回目。同区の夏の風物詩として定着してきた。
まずは、全国トップ級の実力を誇る府立淀川工科高吹奏楽部が登場。楽器や部員を紹介しながら演奏した曲を当てるクイズなどを盛り込みつつ、夏を前に全国高校野球選手権大会歌「栄冠は君に輝く」を合唱つきで披露し、観客を喜ばせた。
樟蔭中・高バトントワリング部は、LEDライトを仕込んだライトバトンで暗闇に光を浮かび上がらせ、幻想的なひとときを演出。大阪市音楽団は「威風堂々」などで力強い演奏を聞かせた。
テレビで見た淀川工科高に興味を持ち初めて訪れたという女性は「ユニークで楽しませてもらった。来年も来たい」と話していた。
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客室に現代美術品 「ART OSAKA」内覧会
2013年7月20日
http://www.nnn.co.jp/dainichi/news/130720/20130720025.html
現代美術のアートフェア「ART OSAKA2013」の内覧会が19日、大阪市北区のホテルグランヴィア大阪26階で開かれた。現代美術を専門に扱う国内外の52ギャラリーが参加し、それぞれが推薦するアーティストの作品をギャラリーに見立ててた客室に展示した。一般公開は20、21日。
「鑑賞を越えたアートの醍醐味(だいごみ)を」と、始まった美術作品の展示即売会。11回目となる今回は、国内ギャラリーのほか、韓国から10ギャラリー、パリとクアラルンプールからも参加があった。
26階の全客室を展示場にしており、室内だけではなく、トイレやバスタブにも作品を展示。来場者はギャラリースタッフや作家の説明に聞き入り、自分の感性に合う作品を探していた。
帝塚山画廊(大阪市西区)が推薦した彫刻家の築山有城さんは、油性塗料のカシューを使用した作品のほかに、別室では、室内のベッドやテレビなどすべての備品をホテルマンのお辞儀の角度である15度に傾けたインスタレーションも展示。「素材を使って物と空気をつくるのが彫刻家。ホテル客室での展示は初めてだが、素材ととらえて思い切ってやってみました。楽しかったです」と話していた。
一般公開は20日が午前11時〜午後6時、21日は午後7時まで。入場料は1500円。
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出回った武器をアートに、アフリカの芸術家が企画展
2013.7.19 11:54
http://sankei.jp.msn.com/west/west_life/news/130719/wlf13071911560013-n1.htm
自動小銃などを素材にしたアートの企画展「武器をアートに モザンビークにおける平和構築」が、吹田市の国立民族学博物館で開かれている。アフリカ南部のモザンビークでは、内戦後も出回ったままの武器を回収し、アートにする取り組みが進められている。同博物館の吉田憲司教授は「アートを通じた平和への営みを理解していただければ」と話している。
会場正面に展示された作品「いのちの輪だち」は100丁以上の銃を加工し、自転車に乗った等身大の男女と犬を立体作品にした。家族との平穏な時間を取り戻した人々の希望を表現している。制作者の一人、クリストヴァオ・カニャヴァートさん(47)は「人を殺してきた武器を、いのちの重要性を訴える作品に変えることは、いのちを取り戻すことと考えている」と語った。
モザンビークは、1975年の独立以後、92年まで続いた内戦で民間に武器が広まり、治安悪化の原因となっている。このためモザンビーク・キリスト教評議会が中心となり、これらの武器を農具やミシン、自転車などと交換し、武装解除を進めるプロジェクトを展開。だが数百万丁とされる武器のうち、回収したのは100万丁足らずという。
会場には、作品約20点のほか制作過程を紹介したビデオやパネルなども展示。内戦の背景やプロジェクト概要を知ることもできる。
11月5日まで。水曜休館。問い合わせは同博物館((電)06・6876・2151)。
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世界初 導電性折り紙
http://www.unn-news.com/handai-post/article/201307204683
デバイスへの応用 期待
産業科学研究所の能木(のぎ)雅也准教授らの研究グループが、折り畳んでも電気を流し続ける「導電性折り紙」を開発した。それに続き、折り畳み可能な高感度ペーパーアンテナの開発に世界で初めて成功した。
【7月20日 大阪大学POST=UNN】
導電性折り紙は、セルロースナノペーパーと銀ナノワイヤーから製作。複雑に折り畳んでも導電性が失われないので、スマートフォンのような電子デバイス内部に使用し、軽量化・薄型化をさらに進めることができる。さらに、センサーやカメラ、ディスプレイなどを身体に装着できるウェアラブルデバイスへの応用が期待されている。
【田添聖史】
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大阪医大と中高一貫の高槻高が合併 来年4月
http://osaka.yomiuri.co.jp/e-news/20130724-OYO1T00620.htm?from=newslist
大阪医科大(大阪府高槻市)と中高一貫の男子校、高槻高(同)の両学校法人は24日、来年4月1日に合併すると発表した。日本私立医科大学協会によると、医科大学が中高を経営するケースは珍しいという。
大阪医科大によると、同医大の植木実理事長は、高槻高の理事長も兼務している。18歳人口の減少を見据え、経営基盤を安定させるために学校法人を一本化しようと、今月10日に合併契約を締結した。
同高の学校法人が解散し、同医大に吸収されるが、それぞれの学校名は変わらない。内部進学などのコースは設けないが、教員による出張授業などで連携を強める。
同医大は1927年、大阪高等医学専門学校として創立。付属病院を持ち、医学部と看護学部、大学院で1195人が学ぶ。
高槻高は、同専門学校の設立者が40年、隣接地に設立した。中高で計1557人が在籍している。
(2013年7月24日 読売新聞)
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「魔法の絵画展」27日開幕 京セラドーム
2013年7月26日
http://www.nnn.co.jp/dainichi/news/130726/20130726020.html
目の錯覚を利用して親子で楽しく遊べる参加型の美術展「服部正志の衝撃3Dアート 魔法の絵画展in 京セラドーム大阪」(週刊大阪日日新聞社主催、大阪日日新聞特別後援)が27日から、京セラドーム大阪(大阪市西区千代崎3)で開幕する。
魔法の世界を作り出す「3Dアート」は壁と床だけを使い、立体感のある3次元的な世界を作り出す不思議な絵画。絵の前でポーズをとると、まるで絵画の世界に入り込んでように見える。
24、25の両日には作品の搬入が行われ、「額から飛び出す恐竜」や「ドラゴンと戦う騎士」「アラビアの魔法の本」などの人気作品が設営された。期間は9月1日まで。
入場料は一般800円(前売り600円)。小・中学生300円。未就学児(乳幼児)は無料。問い合わせは電話06(6120)1970、週刊大阪日日新聞社事業局へ。詳細はホームページ(http://odorokids.net)で。
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関西ジャズの「今」発信 月刊フリーペーパー50号達成
2013年7月26日
http://www.nnn.co.jp/dainichi/news/130726/20130726021.html
関西ジャズの「今」を伝える月刊フリーペーパー「WAY(ウェイ) OUT(アウト) WEST(ウエスト)(WOW)」が発刊50号を達成した。ジャズ専門のデザイン事務所「ジャズグラ」(大阪市西区)を運営するグラフィックデザイナーの藤岡宇央さん(35)=大阪市在住=が制作、販売。「質を落とさず継続することが大切」と意欲を語る。
■1万部
「WOW」は2008年4月創刊。関西のジャズライブスケジュールの他、「今のニューヨーク・ジャズシーン」「ヨーロッパジャズ」「映像で見るジャズ」「ジャズ本」など独自の項目で構成されている。A5判28ページ。関西のジャズスポットやCD店を中心に配布し5月に50号を達成した。
創刊当時は12ページ7千部だったが、現在は1万部に増加。関西ジャズスポットなどの広告を掲載し、費用を賄っている。執筆陣には藤岡さん以外に同世代の関西在住者らが参加。ロックやヒップホップとジャズの融合を特集するなど自由度の高い内容となっている。
「ジャズ誌があまり採り上げないような企画を積極的に採り上げていきたい。現在進行形のジャズ誌にしたい」とジャズシーンの「今」にこだわる。
■紙媒体
長い間ロックを中心に聞いてきた藤岡さんは、おじの影響で25歳のときにジャズに開眼。大阪で生演奏が聴きたいと情報を探したが、ライブスポットなどの情報はほとんどなく、06年10月、自ら関西ジャズスポットのライブ情報などをまとめたポータルサイト「ジャズやねん大阪」を立ち上げた。
後に「ジャズやねん関西」に名称を変え関西圏ジャズファンの間に浸透。しかし、ジャズイベントを主催しCDレーベルを立ち上げるなど活動の拡大に伴いメディアの必要性が増すと、検索しないと引っ掛からないインターネットにもどかしさを感じるようになった。紙媒体への移行を決意し09年、「WOW」を創刊した。
「近年ソーシャルメディアが増えポータルサイトの需要が激減したのでいい引き際だった。グラフィックデザイナーの能力を生かすためにも紙媒体がよかった」と振り返る。
■発信力
「大阪にはレコード会社やジャズのメディアがなく関西ジャズは知る人ぞ知るといった感じ」と藤岡さん。ジャズの情報は東京から発信されるものがほとんどで、関西から情報を発信したいという思いが発行の原動力となっている。
タワーレコード梅田大阪マルビル店(大阪市北区)では「冊子はどこに置いてあるのかと聞かれる人も多く、すぐになくなる」と注目度の高さに驚く。
藤岡さんは「冊子を取りに行くのをきっかけにジャズスポットやCD店などジャズの現場に足を運ぶ人が増えてほしい。それで関西ジャズシーンが盛り上がればうれしい」と話している。
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“不思議な世界”魅力満喫 「魔法の絵画展」
2013年7月28日
http://www.nnn.co.jp/dainichi/news/130728/20130728027.html
魔法の国へようこそ−。「服部正志の衝撃3Dアート 魔法の絵画展in 京セラドーム大阪」(週刊大阪日日新聞社主催、大阪日日新聞特別後援)が27日、京セラドーム大阪(大阪市西区千代崎3)で開幕した。家族連れやカップルなどでにぎわい、3次元的な世界を作り出す不思議な参加型の美術展に魅了されていた。
3Dアートは壁や床だけを使い、立体感のある3次元的な世界を作り出す不思議な絵画。普通の絵画展と違い、入場者らは絵にさわったり「ジニーの落とし穴」など約30作品と一緒に写真を撮影したりと“魔法の世界”の魅力を満喫。
会場ではスタッフらが魔法の絵画の前でポーズをとる来場者の写真撮影を手伝ったり、「片方の目だけで見ると絵がより立体的に見えますよ」などとアドバイスしていた。
時間は午前10時から午後6時。期間は9月1日まで。入場料は一般800円。小・中学生300円。未就学児(乳幼児)は無料。
問い合わせは電話06(6120)1970、週刊大阪日日新聞社事業局へ。詳細はホームページ(http://odorokids.net/)で。
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「貴婦人と一角獣」展
07月28日 07時01分
http://www3.nhk.or.jp/kansai-news/20130728/3286091.html
中世ヨーロッパ美術の最高傑作ともいわれるフランスのタペストリーの展示会が大阪で開かれています。
「貴婦人と一角獣」は縦横4メートル前後の6枚のタペストリーからなる全長22メートルの作品で、西暦1500年頃に制作されたとみられています。
中世ヨーロッパ美術の最高傑作ともいわれ、普段はフランスの美術館に所蔵されていて今回、日本で初めて公開されました。
6枚のうち5枚は、貴婦人が一角獣の角に触れたりパイプオルガンを演奏したりするようすが描かれ、それぞれ「触覚」や「聴覚」といった人間の五感が作品のテーマとなっています。
もう1枚の「我が唯一の望み」と題したタペストリーは宝石を手に取る貴婦人のようすが描かれています。
会場ではタペストリーをおよそ200億画素の最新のデジタルカメラで撮影した映像も紹介され、作品に描かれた貴婦人や動物などを詳細に見ることができます。
国立国際美術館の橋本梓研究員は「色鮮やかに残っている貴重な作品で、この機会に多くの人に楽しんでもらいたい」と話していました。
展示会は、大阪・北区の国立国際美術館で10月20日まで開かれています。
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激震、なんてもんじゃない大改革を迫られた各団体、それぞれ必死になってアイディアを出しているようです。
決して楽ではないでしょうが、踏ん張ってほしい。
活動資金生み出せ 注目高まる「ファンドレイジング」
2013年7月30日
http://www.nnn.co.jp/dainichi/news/130730/20130730021.html
大阪で行政から資金援助を絶たれる芸術団体が多い中、民間非営利団体が寄付、助成金、補助金などの方法で活動資金を集める「ファンドレイジング」への注目が高まっている。相愛大音楽部音楽マネジメント学科の学生が主体となってこのほど大阪市中央区の同大で座談会が行われ、在阪の音楽団が事例を発表し、今後の方策を探った。
学生がコンサートやアートプロジェクトを立案、制作、運営する「音楽企画実習」の授業の一環。「大阪の芸術活動でのファンドレイジングがどのように行われているのか」に興味を持った同学科3年の伊吹紗弥さんが企画した。
■寄付制度を一新
日本センチュリー交響楽団(豊中市)は、4月に一新したという新寄付制度を紹介。これまで1口2万円という「よほどでない限り出せない」金額から、年会費3千円からという手ごろな価格設定の「スタンダードサポーター」制度に移行し、新規会員を増やしたことや、金額にあわせた多彩な特典を設けた工夫などをあげ、軌道に乗りつつある事例を発表した。
続いて、来年4月の自立に向けた取り組みを行っている大阪市音楽団が登壇。「友の会」などを立ち上げ、資金集めを始めているが、今後の効果的な施策について、参加したホール運営者や音楽関係者らに意見を求めた。
会場からは「大阪というくくりから解放されるなら、日本全国、世界をターゲットにすべき」「近畿一円から観客を呼び込めるよう、府外の教育機関で指導とコンサートをセットにした公演を行っては」といった意見が出された。
■ファン度上げる
ロサンゼルス・フィルハーモニーで活動拠点となるウォルト・ディズニーコンサートホール建設のためファンドレイジングキャンペーンマネジャーを務めた日本ファンドレイジング協会の伊藤美歩理事は「熱烈なファンになってもらい、信頼関係を構築し、ファン度を上げる活動と考えるととっつきやすい。『援助してもらっている』と考えるのでなく、ポジティブで対等な関係になることがポイント」と話している。
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子どもの本に見る科学の不思議展
07月29日 15時37分
http://www3.nhk.or.jp/kansai-news/20130729/3317531.html
宇宙やロボットなど子ども向けの科学の本を紹介する展示会が大阪・吹田市の万博記念公園で開かれています。
この展示会はこどもたちに、読書に親しんでもらおうと活動している大阪の団体が開いたもので、ロボットや宇宙を題材にした明治時代から現代までの子ども向けの科学の絵本や雑誌、120点あまりを展示しています。
このうちおよそ90年にわたって子ども達に親しまれてきた「子どもの科学」は大正13年10月の創刊号や現在のものまで展示されています。
また、イギリスで1980年に発売された「ロボット」という名の絵本は地球にいるロボットの兄弟が宇宙にいる両親に手紙を出すという想定で描かれ、仕掛けを引っ張るとロボットが飛び出す仕組みになっています。
展示の企画を担当する土居安子さんは「夏休みの子どもたちだけではなく、大人にも楽しんでもらいたいです」と話していました。
この展示会は来月、4日まで開かれています。
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ハンターぶりじっくり 世界の食虫植物展人気
2013年7月30日
http://www.nnn.co.jp/dainichi/news/130730/20130730032.html
咲くやこの花館(大阪市鶴見区緑地公園2)で開催中の世界各国の食虫植物を集めた学習展示会「世界のふしぎな食虫植物たち」(9月1日まで)が夏休みを迎えた子どもに人気を集めている。子どもたちは植物が虫を捕らえる仕組みを学んだり、植物のイラストを描いてオリジナル図鑑を作ったりと自由研究に夢中になっている。
同館の夏休み期間中の恒例イベント。壺(つぼ)状の捕虫器に虫をおびき寄せるウツボカヅラや二枚貝のように虫を挟んで捕虫するハエトリグサ、粘着性のある特殊な分泌液で虫を捕まえるモウセンゴケなど約50種を展示している。期間中は、植物が虫を捕まえるメカニズムなどを学ぶ観察教室や館内の図書を参考にしながらの植物図鑑づくり、捕虫実演を予定している。
特に期間中、4回開催する観察教室はすでに定員に達する人気ぶりで、「勉強ができて、さらに植物を持ち帰れるので、夏休みの自由研究にはもってこいなのでは」と久山敦館長。
会場では子どもたちがノート片手に植物の名前や特徴を書き込む姿があちこちで見られ、堺市西区から家族4人で訪れた長阪碧さん(9)も「虫を捕まえるところを初めて見て驚いた」と、食い入るように観察していた。
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大阪府は、早く山中氏に名誉大阪府民賞を授与してほしいですね。
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末期がん宣告後も高座、笑福亭松喬さん62歳で死去
2013.7.31 09:20
http://sankei.jp.msn.com/west/west_life/news/130731/wlf13073109310009-n1.htm
末期がんと闘いながら高座に上がり続けた上方落語の実力派で知られる笑福亭松喬(しょうふくてい・しょきょう、本名・高田敏信=たかだ・としのぶ)さんが30日、肝臓がんのため大阪市内の病院で死去した。62歳。通夜は8月1日午後6時、葬儀は2日午後1時、大阪市阿倍野区阿倍野筋4の19の115のやすらぎ天空館で。喪主は長男、健太(けんた)さん。
「私は死なない」「ふくよかな顔、整形してでも…」
兵庫県小野市出身。昭和44年、6代目笑福亭松鶴に入門。鶴三(かくざ)を名乗る。松鶴死去後の62年に6代目松喬を襲名。古典落語の名手として頭角をあらわし、「らくだ」「帯久」「天王寺詣り」をはじめレパートリーは幅広く、昭和58年に上方お笑い大賞銀賞、平成19年には「百年目」で芸術祭大賞を受賞している。
平成23年12月、10年間続けてきた「ひとり舞台」(大阪・ABCホール)のファイナル6日連続公演を終えた後、体調不良を訴え、検査入院したところ、末期の肝臓がんと診断。手術はあきらめ、抗がん剤や放射線治療を続けていた。
昨年4月には高座に本格復帰し、同10月から4年間に計16回の独演会を行う「松喬十六夜」を企画。また、大阪・住吉大社に落語を奉納するなど精力的に活動を続けていた。だが、6月ごろから食欲が激減するなど体調悪化で、入退院を繰り返していた。同月8、9日に大阪・天満天神繁昌亭で開かれた松喬一門会が最後の舞台となった。
「生きる執念見てほしい」闘病中も高座にこだわり
2013.7.31 12:34
http://sankei.jp.msn.com/west/west_life/news/130731/wlf13073112360022-n1.htm
30日に肝臓がんのため62歳で亡くなった上方落語家の笑福亭松喬(しょきょう)さん。「余命半年」と医師から宣告を受けながらも「生きる執念を皆さんに見てほしい」と気丈に振る舞い、最後まで高座に上がり続けた。
平成23年12月、松喬さんは、還暦祝いの公演を終えた後、体調不良を訴え、検査したところ、末期の肝臓がんと診断。抗がん剤と放射線治療を続けながらも高座に上がることにこだわった。
昨年4月には「松喬試運転の会」で本格復帰し、同10月からは4年間で計16回独演会を行う「松喬十六夜」を開始。舞台上で「私は死ぬなんてこれっぽっちも思っていません」「必ずふくよかな顔に戻ります。整形してでも…」と語り、精力的に活動を続けてきた。今年6月8、9日には最後の出演となった大阪・天満天神繁昌亭での一門会にも登場し、「大安売り」を披露していた。以降、栄養を点滴に頼らざるを得なくなって体力が低下、入退院を繰り返した。今月27日に容体が急変し大阪市内の病院に緊急入院、最期は家族や一門らに看取られたという。
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松喬さんの通夜は8月1日午後6時、葬儀は2日午後1時、大阪市阿倍野区阿倍野筋4の19の115のやすらぎ天空館で。喪主は長男、高田健太(けんた)さん。
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人物や風景力作そろう 市立美術館で「日洋展」
2013年7月31日
http://www.nnn.co.jp/dainichi/news/130731/20130731023.html
日展系洋画団体の日洋会による巡回展「第27回日洋展大阪会場」が30日、大阪市天王寺区の大阪市立美術館地下展覧会室で始まった。人物や風景が油彩画や水彩画、版画などで表現された力作たちが来場者の目を楽しませている。
同会は、具象絵画の探求を掲げて1987年に創立。会場には、東京本展(5月29日〜6月10日)からの巡回作70点と関西支部会員の入賞・入選作121作の計191作品が展示されている。
和歌山に住む孫娘2人をモデルにした「あじさい停留所」で会友賞を受賞した鳥取県の佐伯恵美子さんは「6年ほど前から孫たちをモデルに描いているが、絵の中でも大きくなって幸せな気持ち」と喜んでいた。
同展は具象絵画の登竜門として位置付けられている。塗師祥一郎理事長は「具象絵画の範疇(はんちゅう)の中で、幅広い自由な表現を見てほしい」と話していた。
8月4日まで。午前9時半〜午後5時。入場料は大人・大学生800円、高校生以下無料。
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奉納落語、若旦那コンも 「彦八まつり」
2013年7月31日
http://www.nnn.co.jp/dainichi/news/130731/20130731024.html
落語家がファンへの感謝を伝える文化祭として、上方落語の祖といわれる米沢彦八が活躍した生国魂神社(天王寺区生玉町)で開かれている「第23回彦八まつり」がことしも8月31日、9月1日に行われる。入場無料。
趣向を凝らした奉納落語会(有料)や落語家バンドによるステージや踊り、素人演芸バトル、恒例の「お茶子クイーンコンテスト」、落語家による模擬店など、さまざまな催しでにぎわう同イベント。ことしは例年より1週間会期を早め、夏休みの最後に親子連れで楽しめる日程にした。
落語の裾野を広げようと、タレントと落語家両輪で活躍する月亭八光さんが実行委員長を務める。奉納落語会のラインアップは「子連れ歓迎ワークショップの会」(31日午後1時)、「若旦那落語会」(同5時)、「文之助襲名プレ落語会」(1日午後1時)、「色物落語会」(同5時)。「色物−」は漫才師、中川家の礼二さんなど落語好きのタレントが出演する。
ことしは新たに「Mr.若旦那コンテスト」(1日午後1時)を開催。「粋でいなせでシュッとしていてより若旦那らしく、幸せをもたらしてくれそうな人」が選考基準。また、生玉公園に雪原が登場する。
上方落語協会の桂文枝会長は「来てもらえれば落語の良さは伝えられる。まず身近に感じてもらうことが大事。新しい若いファンをつかみたい」と呼び掛ける。
関連イベントとして、ことしの見どころを紹介するプレイベント「'13彦八まつりにいらっしゃ〜い!」(8月8日、天満天神繁昌亭)や、実行委員が集まって大反省会を行う「彦八まつり・あとの祭り」(9月2日、天満天神繁昌亭)も行われる。
問い合わせは電話06(6354)7727、上方落語協会へ。
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市立工芸高 写真甲子園へ 初優勝へ意気込み
2013年8月4日
http://www.nnn.co.jp/dainichi/news/130804/20130804032.html
6〜9日に北海道で開催される「第20回全国高校写真選手権大会」に、大阪市立工芸高(阿倍野区)の撮影研究部が4年ぶり13度目の出場を決めた。全国の高校生たちが写真の腕を競う“写真甲子園”。出場最多を誇る名門校が北の大地で悲願の初優勝に挑む。
予選にあたる初戦には、全国から過去最多の522校が応募。同校は子どもをテーマにした8枚組の写真「クレヨンじゃかけないから」で関西ブロック80校の中から兵庫県内の2校とともに代表に選出された。
「『クレヨン』は子どもの象徴。でも、実際に撮影をすると、イメージしていた以上にいろいろな子どもがいた」。部長の三上真奈美さん(3年)をはじめ、予選に挑んだ部員たちはタイトルに込めた思いを説明する。
「何してんの?」「写真撮っていい?」「次はいつ来るの?」。テーマ決定後から約3カ月間、部員たちは子どもを求めて公園や町に繰り出してはシャッターを押し続けた。心掛けたのは、子どもの輪に入ること。一ノ瀬武留さん(3年)は「一緒に遊ぶ中で素の笑顔が撮れた」。子どもが苦手だったという山中菜々実さん(2年)も、今では「電車に子どもが乗ってきても嫌じゃなくなった」と笑う。
作品では、無邪気に笑う子どももいれば、涙を流す子、高架下で膝を抱えている子も。「活発だけではない、今を生きる子どもの姿が見えた」と一ノ瀬さん。まさに、12色や24色では描けない子どもの一瞬を逃さなかった。
本戦では、出されたテーマに合わせて撮影2時間、選別やタイトル付けなどの組み作業を2時間で行い、審査に出される。
同校はこれまで4回の準優勝を誇るが、優勝には届いていない。「楽しむことしか考えていない」と三上さん。本戦に向けての練習では、“勝つ写真”にこだわりすぎ、3人の意思統一もできていなかった。「感動を写真にする当たり前のことを忘れていた。感情で撮りたい」と意気込んでいる。
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江戸時代の旅文化、道具や書物で紹介 枚方で企画展 大阪
2013.8.3 02:02
http://sankei.jp.msn.com/region/news/130803/osk13080302020001-n1.htm
枚方市堤町の枚方宿鍵屋資料館で、江戸時代の旅文化を紹介する企画展「旅の心得 道中案内」が開催されている。江戸時代に庶民が旅で使った道具や書物などを展示し、当時の旅の様子を紹介している。26日まで。
会場では、わらじやロウソク立てのほか、河内地方や伊勢地方の名所を紹介した書物(ガイドブック)など21点を展示。携帯用に折りたたむことができる枕などの“アイデアグッズ”も出展されている。入館料は大人200円、小中学生100円。入館は午前9時半〜午後4時半。火曜休館。問い合わせは同資料館((電)072・843・5128)。
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教授会権限弱める 追手門学院大 文科省評価「リーダーシップを回復するよい手法」
2013.8.5 21:48
http://sankei.jp.msn.com/west/west_life/news/130805/wlf13080521500033-n1.htm
追手門学院大(大阪府茨木市)を運営する学校法人は5日、大阪市で記者会見し、大学の教授会の権限を弱め、学長の諮問機関とする機構改革を実施したと発表した。
文部科学省大学振興課は「教授会の意思決定を大学執行部が追認するのが一般的な中、リーダーシップを回復するよい手法だ」と評価している。
学校法人「追手門学院」によると、7月までに、最高意思決定権は理事会にあり、教授会は学長の諮問機関とすると、学則や内部規定を改正した。学部横断的な取り組みや人事異動を迅速に進めるのが目的という。
高尾典史常務理事は会見で「月に1度しか開かれない教授会では建設的な議論が進まず、多くの場合はものが決まらない状態だった」と強調。坂井東洋男学長は「教員は人事など組織内の権限争いでなく、ニーズに沿った教育の実践に力を尽くすべきだ」と指摘した。
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大教大・関大・近大が「連合教職大学院」設置へ 専門的な教員養成が狙い
2013.8.6 18:34
http://sankei.jp.msn.com/west/west_life/news/130806/wlf13080618350024-n1.htm
国立の大阪教育大(大阪府柏原市)と私立の関西大(同府吹田市)、近畿大(同府東大阪市)は6日、連携して連合教職大学院を平成27年4月に設置すると発表した。3大学が人材面などで協力することで、より専門性の高い教員養成を目指す。国立と私立大学による連合教職大学院設置は全国2例目。学舎は大教大天王寺キャンパス(大阪市天王寺区)に置く。
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“科学の楽しさ”親子ら堪能 大教大、理科実験室開放
2013年8月6日
http://www.nnn.co.jp/dainichi/news/130806/20130806020.html
ことし5月に天王寺キャンパス(天王寺区南河堀)の西館の全面改築を終えた大阪教育大は、最新鋭の設備を整えた理科実験室などを一般に開放する方針を示している。こけら落としイベントでは、参加した親子らが、テレビでおなじみの松延康農学博士による理科実験教室を堪能。外部の利用を促し、社会貢献に一役買う構えだ。
■捜査で歓喜
「あ、変わった。アルカリ性や」。子どもたちは、シャーレにムラサキキャベツの色素をたらし、中の水溶液が色を変えるたびに不思議そうな表情を浮かべた。酢や洗剤など身の回りの水溶液のpH(水素イオン指数)を測定する実験だ。
東急ハンズが夏休み中の親子向けに開催した理科実験教室。外部利用の初の事例となった。
科学実験で架空の事件の犯人を突き止めるという設定で、参加者は松延博士率いる科学捜査班の一員として、プラズマ放電やルミノール反応による血液検出など本番さながらの“捜査”に取り組んだ。
堺市北区から参加した小学5年の増田美春さん(11)は「pHを一つずつ調べるのが楽しかった」と笑顔を見せた。
■活動をサポート
実験室のある西館は付属小の元校舎。約20年前に大学本部が柏原キャンパスに移転して以降、手つかずとなっていた。開かれた大学を目指す同大は、立地のよさを活用し改修に着手、教員免許状の更新講習会場として利用するため3年ほど前に1、2階を先行して整備し、残りの3階の工事は昨年秋に取り掛かった。
部屋数は、講義室やレンタルラボなど全43室で、学会や公開講座、産学連携の共同開発の場として提供する。理科実験室は二つあり、小学生用には電子黒板や遠隔授業カメラ、高校生用には分光光度計や遺伝複製装置など最新鋭の設備があり、高度な授業を受け持つ教員の研修の場としても活用できる。
前述の小学生女児の母親、真紀子さん(43)は「以前子ども会の会長をしていたとき、実験好きな子どもたちのためにちょうどこのような場所を探していた。この設備と規模を一般人が使えるのはうれしい」と話した。
同大科学教育センターの仲矢史雄理学博士は「いろんな人に学ぶ楽しさを認識してもらい、またそのような機会を提供したいという活動団体のサポートになれば」と期待している。
使用できるのは、営利を目的としない活動団体で、料金は一時間2千円程度。問い合わせは電話072(978)3581、同大地域連携係へ。
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教職大学院設置へ 大教大、関大、近大が連合
2013年8月7日
http://www.nnn.co.jp/dainichi/news/130807/20130807027.html
大阪教育大、関西大、近畿大は6日、より専門性の高い教員を養成する教職大学院を3大学連合で設置すると発表した。今後、具体的な中身の議論や、大阪府、政令市の教育委員会と協議する場を開設。2015年4月の設立を目指す。
教職大学院は教員養成を担う専門職大学院として08年度にスタート。大阪では、教員養成が主目的の大阪教育大で、現役の教員らが学べる夜間の大学院があったため、開設してこなかったという。
ただ、昨年8月の中央教育審議会答申で、教職大学院設置の推進や、教員養成の高度化という役割の明確化、大学間の連携などが求められた点を踏まえ、連合教職大学院の開設に踏み切った。国立と私立による連合での設置は京都に続く2例目。
今回の大学院は定員30人、2年制の予定で、大阪市天王寺区の大阪教育大天王寺キャンパスに設ける。
この日同キャンパスでは、3大学の学長が顔をそろえ、連合教職大学院設立に向け、大学代表者らでつくる連絡協議会設置に関する調印を実施。今後、同協議会の下で、カリキュラムや運営システムなど個別テーマについて議論する専門部会を設け、同協議会と府、大阪、堺両市の教委で話し合う場を開設するという。
共同記者会見で長尾彰夫・大阪教育大学長は「大阪全体の教員養成の高度化モデルをつくっていきたい」と強調。楠見晴重・関西大学長は「多くの教員を養成している3大学が連合するのは意義深い」と指摘し、塩崎均・近畿大学長は「3大学の学生が机を並べるのは刺激になる」と利点を示した。
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オダサク周遊:番外編 トークライブ「織田作之助と大阪の文学シーン」
毎日新聞 2013年08月08日 大阪夕刊
http://mainichi.jp/feature/news/20130808ddf012040041000c.html
http://mainichi.jp/feature/news/20130808ddf012040041000c2.html
今年10月、生誕100年を迎える作家、織田作之助(1913〜47)。彼の足跡をたどり、作品の背景や特質について、大阪出身の作家、映画監督らが語り合う生誕100年記念トークライブ「織田作之助と大阪10+件の文学シーン」が先月27日、大阪10+件市立中央図書館大会議室であった。オダサクファンら約300人が聴き入った。主催は同館。【有本忠浩、写真・金澤稔】
◇わき上がる「可能性」
出席者は、作家の玄月さん、吉村萬壱さん、津村記久子さん、映画監督の金秀吉(キムスギル)さん。司会を同図書館副館長でオダサク倶楽部会員の高橋俊郎さんが務めた。
◇老成の作家
金さんは「高校生の頃、『夫婦善哉(めおとぜんざい)』も読んだが、心に入ってこなかった。後に読み返し、26歳で書いたことを知り、早熟な才能に驚かされた。今、彼の33年間の生涯を映画化したいと念じている。だれかスポンサーになってくれる人いませんか」と会場を沸かせた。
玄月さんは、『世相』の主人公がバーのマダムとプラネタリウムを見に行く場面を紹介しながらオダサクの特質を述べた。「作中に、<私はどんな醜(みにく)い女とでも喜んで歩くのだが、どんな美しい女でもその女が人眼に立つ奇抜な身装(なり)をしている時は辟易(へきえき)する>とある。私自身が40歳代になったせいもあるが、この一文にも彼の美的感覚やそれをサラッと書けるすごさを感じる。きっと老成していたのだろう」
吉村さんは「生きることに必死な市井の人々の営みをダイレクトに切り取っていて一見無思想に思える。ところが、ただ書き散らすのでなくて、宇宙人的というか、離れた、冷めた視線も持っている。一文一文にかけた(労力という)コストは非常に高い。『六白金星』は一推し、未完の長編『土曜夫人』は僕にとって駄作です」。
津村さんは「まとめて読んだのは織田作之助賞を頂いてからです。男と女、ギャンブルを題材にした『競馬』は最後まで勝敗が分からないように読者を導いてとてもうまいと感じる」と話した。
◇自負心としての大阪
. 吉村さんは「文学、映画、絵画、音楽などを作ろうとする人は最初は自らの生まれ住んだ所を否定するところから始まると思う。そこを経て、湧き出るもの、染みついたものが結果として作品に出てくるのではないか。いくら大阪弁を使っても、作品には一流と、二流、三流の違いがある」。玄月さんは、オダサクは本当に大阪を愛していたのだろうか?とあえて問い直し、「(実作者としては)書きたいものより、書けるものを書いた、という側面があると思う。彼にとっては大阪を選ぶことが一番力を発揮できたはずだ。表現する人は自分にしかできないものを、という自負心がある」。津村さんも「単に地名や大阪弁を並べているのでなく、考え抜かれた作家の資質を感じさせる」。更に吉村さんは「ものを書く時、世界の扉を開けるカギがあって、それを見つけられたらドーッといく。オダサクにとってのカギ、自負心が、『大阪』だったのかもしれない」。
◇サービス精神
オダサクが評論「可能性の文学」に込めた、人間の可能性を追求する文学について、金さんは「人が出会い、そこにロマンが生まれることを彼は小説に成就させた。その意味では私もならい、大阪気質が立ちこめているような『可能性の映画』に挑みたい」。
玄月さんは「まず、『可能性の私』を考えないといけない。最近、まとまった小説を出していませんので……」。内実をあえてさらし、「実作者として思うのは、こういう文学論を交わしている時って、創作とは懸け離れているんです。自らの小説にまつわる苦悩との大きなギャップを感じています」と苦笑いした。内緒の部分を見せながら聴衆を引き込む術は、大阪ならではのトークショーか。
吉村さんも「このところ文学賞の新人賞にもお年寄りの応募が多いが、ほとんどが自慢話。大阪の人は自らの恥ずかしい事も公の前で堂々と話す。そのサービス精神を存分に発揮すれば、『老人文学の可能性』が生まれる」と結び、会場から拍手が鳴った。
(小説の引用は『世相・競馬』=講談社文芸文庫=などから)=次回は9月12日掲載
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浪華紙魚百景 大商大商業史博だより
谷岡記念館移設工事
2013年8月7日
“台風被害の記念塔”を保存
http://www.nnn.co.jp/dainichi/rensai/naniwashimi/130807/20130807036.html
商業史博物館があり、「浪華紙魚百景」のロゴマークデザインにもなっている「谷岡記念館」は、白い外壁とアーチ型の窓枠、入り口周辺のグリーンタイルやその上にそびえる時計塔など、その外観はキャンパスの中でひときわ異彩を放ち、平成12(2000)年4月には造形の規範となる歴史的建造物として、国の有形文化財に登録されている。
これから秋口にかけては台風の季節であるが、同館の建設は台風による災害が契機となっている。昭和9(1934)年9月21日午前8時ごろ阪神地方を直撃した室戸台風は、最大瞬間風速が60メートルを超える超大型で、大阪府内における死者は1812人、重軽傷者9008人、行方不明者76人を数え、3万戸近い家屋が全壊・半壊の被害を受けた。
当時大阪城東商業学校であった本学も、木造校舎の3分の2が倒壊し、幸い死傷者はなかったが、その被害の甚大さに、廃校か再興かの岐路に立たされた。しかし、これを教訓として、災害に強い鉄骨鉄筋コンクリート造4階建ての本館(現・谷岡記念館)の建築に踏み切る決断をし、各方面に寄付金を募るとともに、学校としては珍しい債券を発行するなどして復興資金を工面し、総工費30万円を賄った。昭和10(35)年12月に落成した本館は「白亜の殿堂」と学歌に歌われ、以後多くの学生を育んできた。
この建物の岐路は施設の老朽化が目立つようになった昭和50年代である。約半世紀の風雪に耐えて白壁が剥落し鉄筋が露出したり、窓枠の腐食などが進んでいた。この時、本館の位置が悪いこともあり、解体か保存かで議論が起こった。しかし、学園のシンボルであり歴史の礎となったこの建造物は、移転・保存されることになる。
工事はまず総重量4600トン余りに及ぶ本館を曳家(ひきや)工法で北へ32メートル斜行移動する大移設工事から始まった。昭和55(80)年4月のことである。地表より2・7メートル掘り下げ、レールを敷設し、建物の基礎を支える各柱脚に転動装置を設けて、1日に数十センチの割合で移動させた。
当時この本館で執務をしていた元職員真鍋俊二郎氏によれば、建物の動きはほとんど目では確認できないほどであったが、じっと見ていると、「動いたかな? アッ、ちょっと動いたであれ、アッ、動いた動いた!」というほどの感じであったという。移設後に改修工事が進められ、昭和58(83)年10月、館内に学園史料室や商業史資料室などの展示室を備えた「谷岡記念館」として生まれ変わる。
そして、明後日8月9日は、昭和55年に移設工事が完了し、「谷岡記念館」の再生に向けた大きな一歩を踏み出した日である。
(大阪商業大学商業史博物館学芸員・池田治司)
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「情けは人のためならず」を初実証 阪大グループ
2013.8.8 10:30
http://sankei.jp.msn.com/west/west_life/news/130808/wlf13080810320010-n1.htm
http://sankei.jp.msn.com/west/west_life/news/130808/wlf13080810320010-n2.htm
他人に親切にした人は第3者から親切を受けやすいというヒト特有の行動の仕組みを、大阪大大学院の大西賢治助教(発達心理学)らの研究グループが5、6歳児の行動観察で確認し、7日付の米オンライン科学誌「プロスワン」で発表した。
グループは「『情けは人のためならず』ということわざを初めて科学的に実証できた」としており、ヒトの強い利他性進化の解明につながると期待している。
利他的行動は集団内での緊張緩和や他者との協調のために備わった心の機能。親切にされた相手にお返しをする行動はチンパンジーなどの類人猿にもみられる一方、ヒトは利他行動をとった個体の評価が高まり、結果的に第3者から親切が返ってくる「社会間接互恵性」という性質を持っていると指摘されていた。
研究では、大阪府内の5、6歳児70人を対象に日常の行動を観察。1人がおもちゃを貸すなどの親切な行動をとった際、周囲1メートル以内にいた他の児童1人のその後10分間の行動を、日常時と比較した。
その結果、近くにいた児童が親切を行った児童に対してとった親切行動は、日常時の1時間あたり0・47回から5・58回へと大きく増加。体に触れたりして仲良くしようとする行動の頻度も2倍以上となり、社会間接互恵性が幼児期から日常生活で発揮されていることが明らかとなった。
大西助教は「ヒトがどのように進化してきたのかを理解する上で重要な知見だ」としている。
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親切な子は親切にされやすい
08月08日 21時12分
http://www3.nhk.or.jp/kansai-news/20130808/3607141.html
人に親切にした子どもは、ほかの人からも親切にされやすいという研究結果を、保育園児の行動を分析した大阪大学大学院の研究グループがまとめました。「情けは人のためならず」ということわざを裏付ける結果だとしています。
大阪大学大学院人間科学研究科の大西賢治助教などの研究グループは、大阪府内の5歳と6歳の保育園児70人を対象に日常生活での行動を観察しました。
その結果、子どもがほかの子どもにおもちゃや絵本を貸してあげたり物を運ぶのを手伝ってあげたりと親切な行動をした場合、その様子を間近で見ていたほかの子どもが、親切にしていた子どもに同じように親切にしてあげる回数は、1時間あたり5.58回ありました。
ふだんの生活では1時間あたり0.47回で、親切にしている場面を見た場合は10倍以上に増えたということです。
研究グループは、幼いころから、人に親切にする姿を高く評価する気持ちが芽生えていると分析し、親切にすればやがては自分のためになるという意味の「情けは人のためならず」ということわざを裏付ける結果だとしています。
大西助教は、「親切が親切を呼ぶ仕組みは、ヒトが進化の過程で人間関係を築き協力して生き延びるために身につけてきたのではないか」と話しています。
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>>1790 その大教大学長は自らを「日教組に出入りするもの」と称する輩(八木秀次編「教育黒書」PHPより)。
また故谷沢永一氏は関大時代、教育学の教員をアホボケカス呼ばわりしてたから、そういう連中を総廃棄しなけりゃ何の意味もねえ!
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>>1594
>阪大病院で新型出生前診断受け付け開始
>2013.4.8 23:25
>http://sankei.jp.msn.com/west/west_life/news/130408/wlf13040823270018-n1.htm
>
> 大阪大学医学部付属病院(大阪府吹田市)は8日、妊婦の血液からダウン症など3種類の胎児の染色体異常を高い精度で調べる新しい出生前診断の前に受けるカウンセリングの予約受け付けを始めた。
8/14のNHKニュースでダウン症患者がインタビューされていました
ダウン症検査をするべきではないと
私は生体移植をするべきではないと主張していた身体障害者団体を思い出しました
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来場100万人を突破 文枝さん「落語家団結のパワー」
2013年8月13日
http://www.nnn.co.jp/dainichi/news/130813/20130813026.html
大阪市北区の上方落語の定席、天満天神繁昌亭で12日、来場者が100万人を突破した。上方落語協会の桂文枝会長が登場して記念セレモニーが行われ、100万人目となった神戸市長田区の飲食業、碇本玉子さんに年間無料入場券が贈られた。
上方落語の拠点劇場をつくろうと同協会が中心となり、地元、天神橋筋商店街などと協力して民の力で設立を働き掛け、2006年9月15日に開業。07年5月25日に10万人、09年10月13日に50万人を達成した。
碇本さんは「招待券が当たったので初めて来た。驚いたが、文枝さんとお会いできてとてもうれしい」と笑顔。「贈呈された券でこれからも来ます」と話した。
文枝会長は「いずれは到達すると思っていたが、100万人など夢のまた夢だった。開業丸7年を前に達成できたのはとても早かった。落語家が切磋琢磨(せっさたくま)し、一致団結したパワーがあったからここまで来られた」とこれまでの歩みを回顧。
「落語好きなアーティストや俳優などを呼んだり、文楽などとコラボレーションすることで、あまり落語に触れたことのない人を取り込みたい。また、次世代の人気者も生み出したい」と、今後の目標も見据えていた。
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厳選の中国陶磁 東洋陶磁美術館で企画展
2013年8月14日
http://www.nnn.co.jp/dainichi/news/130814/20130814032.html
約5千年にわたる中国陶磁の歴史と魅力が堪能できる企画展「白檮廬(はくとうろ)コレクション−中国古陶磁清玩」が大阪市北区の市立東洋陶磁美術館で開かれている。11月4日まで。
同コレクションは、「白檮廬」の号を持つ奈良県在住の収集家、卯里欣侍さんから寄贈された中国、韓国の陶磁、中国工芸品など約180点で構成。卯里さんは中国の文化や芸術に対する造詣が深く、半生をかけたコレクションは時代的、技法的に多岐にわたる。
企画展では、コレクションの中核である中国陶磁から約90点を選出。粘土ひもをつけ、細かく刻み目を入れて粒状の装飾を入れた新石器時代のつぼをはじめ、乳白色が美しい白磁や涼しげな色合いの青磁など、清時代までの作品が並ぶ。
特集展「李秉昌(いびょんちゃん)コレクション 韓国陶磁」も同時開催。入場料一般600円、高・大生360円。午前9時半〜午後5時。休館日などは公式ホームページ(http://www.moco.or.jp)へ。
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アンデルセン童話、落語で 23日、天満天神繁昌亭
2013年8月17日
http://www.nnn.co.jp/dainichi/news/130817/20130817033.html
デンマークの童話作家、アンデルセンの作品を落語化して披露する「アンデルセン童話落語会」が23日、大阪市北区天神橋2丁目の天満天神繁昌亭で開かれる。
アンデルセンの生誕200周年に合わせ、埋もれている面白い作品と落語の面白さを知ってもらおうと2005年に東京で始まった。07年から大阪でもスタートし、ことしで7回目。
同日はデンマークの人魚姫像100周年の「誕生日」にあたり、露の団四郎さんが「人魚姫IN大坂」を口演する。王子を海鮮問屋の若旦那にし、天神祭の日に大川で見た若旦那に人魚姫が一目ぼれするという内容で、明るめにアレンジした。
笑福亭仁勇さんが披露する「がまがえる」は、井戸に長く住むカエルが井戸から出て旅をする話。広い世間を見て他の動物や仲間に会う「素直な内容」に仕上げる。
「アンデルセンの作品はネタ運びが落語に近い」と団四郎さん。前半は「温泉宿」(団四郎)、「餅屋問答」(仁勇)、「一眼国」(露の団姫)を披露し、古典落語と合わせてアンデルセン童話をいつもと異なる目線で紹介する。
特別企画として、人魚姫と同じ満15歳の女性先着10人にデンマーク製クッキーを贈呈。また、来場者に抽選でデンマーク郵便局発行の人魚姫像設置100周年記念切手(5人)、デンマーク産鰻蒲焼(同)、陶器製人魚姫像(1人)を贈呈する。
前売り2千円、当日2500円、中高生千円、小学生500円。問い合わせは電話03(5229)5899、北欧留学情報センターへ。
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株式会社が通信制高校設立へ
08月19日 06時06分
http://www3.nhk.or.jp/kansai-news/20130819/3725051.html
株式会社が通信制高校を設立できる「教育特区」として、大阪府と大阪市が認められたのを受けて、大阪・梅田周辺に、来年春にも新たな通信制高校が設立される見通しとなりました。
高校を中退する生徒の割合が全国でもっとも高い大阪府は、高校教育を受けられる環境を充実させようと、大阪市とともに、株式会社が通信制高校を設立できる「教育特区」としての認定をことし5月に申請し、今月上旬に認められました。
これを受けて、茨城県と愛知県で通信制高校を運営している株式会社が、来年4月にも、JR大阪駅北側の大阪・北区に、新たな通信制高校を設立する見通しとなりました。計画によりますと、はじめは、1500人程度の生徒を受け入れたあと、徐々に増やし、3年後には、3000人程度を受け入れる予定だということです。
週に5日間、授業に通うことができる「通学コース」も設けるほか、民間企業と連携して職業を体験できる授業を充実させる計画だということです。株式会社が設立した学校は、小学校から大学まで全国で28校あり、このうち、関西には、通信制高校が兵庫県と滋賀県にあわせて4校あるということで、大阪で設立されれば、初めてです。
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阪大の記事、二連発です。
すいとう移植手術に成功
08月21日 12時34分
http://www3.nhk.or.jp/kansai-news/20130821/3879671.html
重いすい臓の病気の患者に本人のすい臓から取り出した「すいとう」という組織を移植し、糖の量を調節できるようにする手術を大阪大学附属病院が行い、きょう治療が成功したと発表しました。
手術を受けたのは「遺伝性すい炎」という重い病気の30代の女性で、きょう、大阪大学附属病院の医療チームとともに記者会見しました。患者は、すい臓の慢性的な炎症のため、激しい腹痛があり、鎮痛剤を打たないと日常生活が送れなくなっていました。
医療チームは7月、すい臓をすべて取り出し、その中から特殊な酵素を使って、体内の糖の量を調節するホルモンのインスリンを出す「すいとう」という組織を取り出して、点滴で肝臓に移植する手術を行いました。
手術後は激しい腹痛がなくなり、食事もとれるようになって、近く退院できる見通しだということです。
患者から取り出したすいとうを移植する治療は今回を含めて国内で6例行われていますが、慢性的なすい炎の患者に行われたのは初めてです。
患者の女性は「痛みがなくなったので食事をする怖さがなくなった。退院したらいろいろなことにチャレンジしたい」と話していました。また、伊藤壽記教授は「すいとうを移植することで、血糖値の管理が楽になる。患者本人の組織なので拒絶反応もなく、新たな治療法として期待できる」と話しています。
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太陽光発電の装置に新技術
08月21日 08時23分
http://www3.nhk.or.jp/kansai-news/20130821/3901281.html
太陽光発電のパネルに使われる発電装置の表面に光が反射するのを防ぐ膜を短時間に作る技術を、大阪大学の研究グループが開発しました。
大阪大学産業科学研究所の小林光教授の研究グループは、太陽光発電のパネルに使われる発電装置の表面に、白金などを使って膜を張る新たな技術を開発しました。
これまでの方法では、発電装置に当たる光の10%以上が反射し、光を電気に変える部分まで届かなくなっていましたが、新たな技術では、反射する割合が2%以下に抑えられ、より多くの発電が可能になるということです。
また、これまでの方法では、膜を張る加工に20分以上かかっていましたが、新しい方法は60分の1のわずか20秒ほどで加工できるということです。小林教授は、「この技術を活用することで、より性能のいい太陽光パネルを短時間に作れるようになり、コストが抑えられると期待できる」と話しています。
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「食事しても痛くない。怖さから解放された」大阪大の膵炎新治療
2013.8.21 13:35
http://sankei.jp.msn.com/west/west_life/news/130821/wlf13082113380010-n1.htm
「今は食事をしても痛みがない。食事をする怖さから解放されました」
本来十二指腸内で働くタンパク質分解酵素が、膵臓内で活性化されてしまうため膵臓を傷つける遺伝性膵炎の患者に対し、患者自身の「膵島」を移植する治療法に、大阪大病院が国内で初めて成功した。同病院が21日に開いた会見には、手術を受けた30代の女性も同席し、晴れ晴れとした笑顔を見せた。
女性は5歳の時から腹痛などの症状を繰り返し発症し、16歳で膵臓の手術を受け、その後も手術を繰り返した。30歳前後で膵炎と診断され、痛み止めを常用するなど苦しんだ。2年前、阪大病院を受診し、膵臓移植を希望した。
先月行われた手術は、残された膵島が小さいため、簡単な手術ではなく13時間を要した。「幼い頃からずっと苦しんでいた腹痛から解放されたのが一番大きな変化。食事をはじめ色んな行動が制限されてしまっていたので…」。
慢性膵炎は、激しい腹痛を引き起こすだけでなく、極端な低血糖や炎症を繰り返すうちにがんを発症する可能性もあるというが、今後、同じような症状に苦しむ患者に対する新たな治療法としても期待できるという。
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来年3月22日に開館 あべのハルカス美術館
2013年8月28日
http://www.nnn.co.jp/dainichi/news/130828/20130828024.html
近畿日本鉄道は27日、大阪市阿倍野区で会見を開き、来春グランドオープンを控える超高層複合ビル「あべのハルカス」16階に入居する「あべのハルカス美術館」の開館記念特別展「東大寺」を3月22日に開幕すると発表した。
最高水準の耐震性、安全性を確保し、国宝や重要文化財の展示が可能な本格的美術館。駅からすぐという都市型の立地を生かし、気軽にアートに親しんでもらうことをコンセプトに掲げる。仕事帰りでも立ち寄れるように平日は午後8時まで開館する。
5月18日まで行われる開館記念特別展では「国宝 誕生釈迦(しゃか)仏立像」をはじめ、東大寺創建当初の姿を伝える宝物など約80点を展示し、新しい美術館の誕生を祝う。また、日本初公開となる「ポルディ・ペッツォーリ美術館所蔵 ミラノ 華麗なる貴族コレクション展」(5月31日〜7月21日)、「デュフィ展」(8月5日〜9月28日)の開催も発表。年に5、6本の展覧会を行い、年間40〜50万人の来場を見込む。
同社のあべのハルカス事業部では、開館記念特別展開幕までに同ビルのグランドオープンを目指すとしている。
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今年もこの季節がやってきました。
大阪ニュース
「大阪クラシック」PR 大阪フィルが生演奏
2013年8月28日
http://www.nnn.co.jp/dainichi/news/130828/20130828028.html
大阪市内で9月8日からクラシック音楽祭「大阪クラシック」が開幕するのを前に、大阪フィルハーモニー交響楽団のメンバーが27日、地下鉄心斎橋駅のギャラリーメトロ心斎橋で演奏し、大阪クラシックをPRした。思わぬ生演奏に足を止めた通行人は、プロの迫力ある演奏に酔いしれていた。
大阪クラシックは、同楽団の大植英次・桂冠指揮者がプロデュースする恒例の音楽祭。今年で8回目となり、当初は同楽団だけが出演していたが、昨年から在阪プロオーケストラ4団体が参加するようになった。
「街にあふれる音楽」をテーマに来月8日から1週間、市中心部の御堂筋沿いや中之島のオフィスビルの一角、カフェなど35会場で100公演を展開する。無料公演が多いのが特徴で昨年は延べ5万人以上を動員した。
PRイベントでは、バイオリンの三瀬麻起子さん、横山恵理さん、ビオラの岩井英樹さん、チェロの石田聖子さんの4人が出演。ブラームスの「ハンガリー舞曲第6番」、チャイコフスキーの「眠れる森の美女」など5曲を熱演した。
また、演奏中に楽団メンバーと市交通局の職員10人が大阪クラシックのパンフレット300部を配り、来場を呼び掛けた。
岩井さんは「いつもとは違う空間の演奏で楽しかった。期間中、1人でも多くの人に足を運んでもらいたい」と話していた。
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文化事業 集客・満足度重視
08月28日 15時27分
http://www3.nhk.or.jp/kansai-news/20130828/3972831.html
大阪府と大阪市が文化事業への予算配分を見直すために設けた専門家の委員会、「アーツカウンシル」は、今後行う事業評価にあたって、集客数や客の満足度などを重視することになりました。
大阪府と大阪市が芸術の専門家らをメンバーに設置した委員会、「アーツカウンシル」は、現在、今年度、府と市が実施しているおよそ50の文化事業について、ヒアリングなどを行って調査を進めています。
「アーツカウンシル」では、今後、個別の事業ごとに評価を行っていく方針で、これを前に、府と市の文化振興会議が開かれ、事業評価の基本方針などが話し合われました。
その結果、事業評価にあたっては、▼集客数や客の満足度、▼観光事業などとの連携による波及効果、それに、▼世界中のアーティストの関心をどれだけ集めたかなどを重視することになりました。
アーツカウンシルでは来年度、平成26年度の予算編成に評価結果を反映させるため、ことし11月ごろまでに、今年度の事業について一定の評価をまとめる方針です。
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>都心部の活性化を図るため、新キャンパスの開設を検討。
都心部のどこに新キャンパスを置くのでしょうかね。
うめきた? 中之島? 紫島浄水場跡地? 難波のラビヤマダ横の駐車場を含む一帯?
ある程度の広さと利便性を考えるとそうは候補地はないような気もします。
今後の展開が楽しみですね。
府市大学都心にキャンパス 構想会議
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/osaka/news/20130828-OYT8T00066.htm
◇理事長と学長分離の方針
府立大と大阪市立大を統合し2016年度の開校を目指す新大学の素案が27日、同市内で開かれた有識者会議「府市新大学構想会議」(会長=矢田俊文・九州大名誉教授)で明らかになった。13学部・学域に計33の学科・学類を設け、都心部での新キャンパス設置を検討している。
新設する4学部・学域の中では、地球未来理工学部に「地球総合理工」「機能創成理工」「都市システム創生理工」の3学科を設置。人間科学域には「社会福祉」「人間形成」「食品栄養」「居住デザイン」「リハビリテーション」の5学類を設ける。
キャンパスは既存の「中百舌鳥」(堺市中区)や「杉本」(大阪市住吉区)などの7か所に加え、都心部の活性化を図るため、新キャンパスの開設を検討。当初は地球未来理工学部など4学部・学域は2〜3のキャンパスにまたがることになるが、将来的には学部・学域ごとに同じキャンパスに集約するよう求めた。
また、新大学では、大学経営と、教育・学問の分野で役割を分担するため、これまで同一人物が担ってきた理事長と学長を分離。準備段階として来年4月には府立大と市立大の理事長、学長をそれぞれ分離する方針を示した。
(2013年8月28日 読売新聞)
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阪大が芸術祭計画 企画運営通じ人材育成
2013年8月29日
http://www.nnn.co.jp/dainichi/news/130829/20130829032.html
大阪大学(豊中市)は、文学研究科・コミュニケーションデザインセンター・国際公共政策研究所の三つが共催し、国立大学では珍しい芸術祭を来年度に開催。その企画運営を通じて、芸術の広い分野をカバーしてマネジメントできる人材育成に本年度から乗り出す。
この事業は文化庁の「大学を活用した文化芸術推進事業」助成金を受けた人材育成事業の一環で、本年度分は9月から来年3月まで。阪大は国立大の中でも有数の芸術研究教育の拠点として知られ、近隣の劇場・音楽堂・美術館と確立している連携体制を生かし芸術祭プログラムを作成。演劇・音楽・美術・アート・パフォーマンスなどジャンルが細分化される傾向が強い現代芸術分野で、どのような分野にも対応できる人材育成を進めることで「関西の文化芸術をより活性化できる」という。
芸術祭は、来年4月以降開催予定で、本年度中は芸術祭のコンセプトや内容に関する企画運営に関するワークショップなどが中心。
これらに携わるフェスティバル・フェローと呼ばれる受講生は、一般15人、学生5人を予定。18歳以上で芸術活動に興味があればだれでも応募でき、受講無料。9月2日までに、800字程度の論文「これからのアート・フェスティバルに期待するもの」の提出が必要。応募多数の場合は選考。応募形式や問い合わせは電話06(6850)5993、阪大文学研究科・岡島さんへ。
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脳卒中検査わずか10分で診断 国循がPET新システム
2013.8.31 22:34
http://sankei.jp.msn.com/west/west_life/news/130831/wlf13083122380024-n1.htm
脳卒中など脳血管障害の状態を調べる「陽電子放射断層撮影」(PET)による検査を約10分で行える診断システムを、国立循環器病研究センター研究所(大阪府吹田市)が開発した。これまで約2時間かかっていたが格段に短くなり、手軽に受けられる利点がある。血管が詰まるなどの病変を早期に見つけ、予防につなげる狙いだ。
同研究所脳卒中統合イメージングセンターの中川原譲二部長は「人員を増やし、日常的な検査や緊急外来にも使いたい」と話す。
脳のPET検査は、複数の種類のガスを吸入してもらいながら、脳の血流量や酸素消費量、酸素摂取率を調査。脳の血管や組織の状態が分かるため、治療の方法や時期の判断に役立つ。
通常は3種類のガスを別々に吸入してもらうが、国循の新しいシステムでは2種類で済み、撮影装置や関連機器も改良することで、検査時間の短縮を実現。容体が不安定で、長時間の検査が難しい患者でも受けやすくなる。
画像解析に使うソフトウエアの精度も向上したため、PETによる診断が難しかった脳の先天性疾患や、脳血管の異常で起きるモヤモヤ病の検査にも応用できる。
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「彦八まつり」始まる
08月31日 19時07分
http://www3.nhk.or.jp/kansai-news/20130831/4162261.html
上方の落語家たちが屋台の店を出したり話芸を披露したりしてファンとふれあう恒例の「彦八まつり」が、大阪・天王寺区の神社で始まりました。
「彦八まつり」は、上方落語の祖といわれる、江戸時代に活躍した米沢彦八を讃えようと、上方落語協会が毎年、彦八の記念碑がある「生國魂神社」で開いています。境内では高座やテレビでおなじみの落語家たちが、お好み焼きや焼きそばなど40ほどの屋台の店を開き、客を呼び込んだりファンからの写真撮影やサインの求めに応じたりして交流していました。
またステージでは、東日本大震災の被災地を支援しようと、まつりの実行委員長を務める月亭八光さんと笑福亭生喬さんが、岩手・宮城・福島の3県のゆるキャラとともに、会場で販売されている3県の特産品をPRしていました。
このほか神社の隣の公園には、氷を削って人工的に雪を降らせる装置が持ち込まれ、訪れた親子連れがそり滑りなどの雪遊びを楽しんでいました。
彦八まつりはきょうも開かれます。
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日本語教師はロボット ベトナムで講義へ
http://osaka.yomiuri.co.jp/e-news/20130901-OYO1T00263.htm?from=newslist
実在する若い女性をモデルに、大阪大などが開発した人間そっくりのロボット(アンドロイド)が2日、ベトナム・ハノイ市内で開かれる日本語講座で、教師役として登壇する。
日本の先端技術に関心を持ってもらうとともに、アンドロイドを使った語学学習が有効かどうかを探る。
石黒浩・阪大教授らが2010年に開発した「ジェミノイドF」で、目や口、ほおなど12か所が空気圧で動き、人間そっくりの表情をする。
講座は、教室のジェミノイドFを、別室にいる日本語講師が操作する形で行う。講師の表情や声をパソコンが解析して瞬時に空気圧を調節し、ジェミノイドFの表情や口の動きに再現する。受講する50人のベトナム人と、様々な日本語の会話をかわす予定だ。
劇作家で阪大教授の平田オリザさんが監修。「隣人に苦情を言う」「友達に整形手術をやめるよう説得する」といった場面を想定し、外国人にとって難しい表現を練習できるような会話を盛り込んだ。
石黒教授は「アンドロイドとわかっていても、人間として反応してしまうはず。唇がはっきりと動くように作っているので、口の形が発声で重要な役割を果たす日本語の学習に向いているのではないか」と自信を示す。ジェミノイドFはインターネットを通じて操作できるので、日本などの遠隔地から授業を行える可能性もあるという。
(2013年9月1日 読売新聞)
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上方落語家と交流 「彦八まつり」にぎわう
2013年9月1日
http://www.nnn.co.jp/dainichi/news/130901/20130901027.html
上方落語家とファンが集う「第23回彦八まつり」(同実行委員会、上方落語協会主催)が31日、大阪市天王寺区の生國魂神社で始まった。境内には、飲食やゲームなど各落語家の店が並んだほか、直接、落語家と触れ合えることもあり、多くの人でにぎわった。1日まで。
上方落語の祖、米沢彦八が江戸中期に同神社で活躍したことにちなんで「ファン感謝デー」の意味も込めて毎年開かれている。ファンは目当ての落語家と写真撮影するなど交流を楽しんでいた。
午前11時からのオープニングセレモニーでは、今回の実行委員長を務めた月亭八光さんが台風15号に触れ、「ぼくは晴れ男なので、雨男の父親にきょうは大阪から出てくれと言ってきた」と笑わせた。
その後は「ワンハーツ・スチール・オーケストラ」によるスチールドラム演奏で華やかに幕開け。同協会の桂文枝会長が作詞した「上方落語讃歌(さんか)」を、男女の落語家ら約20人からなる合唱団がお披露目した。また、恒例の落語家による地車囃子(だんじりはやし)と「住よし踊」の奉納も行われた。
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交野おりひめ大学 市民8万人受講目指す
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/osaka/news/20130901-OYT8T00075.htm
◇「そば学科」からスタート
交野市に、まち全体をキャンパスに見立て、住民らから募った学科を開講する市民大学ができた。同市に伝わる七夕伝説にちなんだその名も「交野おりひめ大学」。行政と市民が一体となって地域活性化を目指す試みで、第1弾の「そば学科」はすでにスタート、今後さらに、産業や教育、農業などにかかわる様々な授業を開講させる。目指すは全市民約8万人が在籍するマンモス大学だ。(梶多恵子)
8月下旬の土曜日。この日は小雨がぱらつく休耕地が「教室」だった。くわやバケツを手に現れたのはそば学科の学生ら約30人。10歳代から70歳代まで、年代は随分幅広い。
土を掘り返し、慣れない手つきで畝を作る。講師役は実家でそば作りをしていた摂南大(寝屋川市)経営学部長の羽石寛寿教授(67)。「土は上から優しくかぶせて」とのアドバイスを受け、学生たちは額に汗をにじませ、種をまいていた。秋には実を収穫し、そば粉をつくって新商品や特産メニューなどを開発する予定だ。
摂南大2年の山崎百代さん(19)は「そば粉を使ったケーキ作りに挑戦したい」と意気込み、5年前に大阪市から交野市に引っ越した池端善政さん(71)は「地域の人と一緒に取り組むと、まちの一員という実感が湧く」と喜んでいた。
◇
「大学」は昨春、市立第一中の卒業生の有志8人が、「大学発のまちおこしに挑戦しよう」と言い出したのがきっかけ。卒業生らは「市民大学」の企画書を作り、市に提出。そのアイデアが認められ8月3日、中田仁公市長が学長を務める市民大学として開講した。
今のところ、そば学科のみだが、市は市民や学生から随時アイデアを募集。これまで地域で活動してきた各種団体のプログラムも対象にする。
講師は、学識経験者や専門家らに依頼。学費は原則実費のみで、年齢不問、同市にゆかりがあれば、誰でも入学できる。地域活動を授業に取り入れる摂南大の学生約30人も参加する。
◇
近く特産品の企画開発を行う「商品企画学科」や、地元の酒蔵で酒造りを学ぶ「醸造学科」なども開講される予定だ。
市の山埜勝哉・行政経営室課長は「市民大学で人と人との出会いを提供し、地域振興の輪を広げたい」としており、発起人の一人で、同大学のプロデューサーを務めるコピーライター甲斐健さん(47)は「交野らしい試みで、まちを良くしたいという思いを少しでも実現できる場にしたい」と話している。
市民大学の問い合わせは平日に、事務局の市行政経営室(072・892・0121)へ。
◆市民大学
市民の生涯学習などを支援するため、市町村や市民団体などが実施する事業の名称。地域の大学と連携するケースもあるが、学校教育法に定める「大学」ではなく、大学卒業資格は得られない。府内では堺、寝屋川、羽曳野各市などが主催している。
(2013年9月1日 読売新聞)
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オダサク生誕100年 あせぬ魅力今に
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/osaka/news/20130904-OYT8T00078.htm
大阪市出身の作家・織田作之助が今年、生誕100年を迎え、記念イベントや講演会が次々と催されている。大阪の街や庶民の生活を生き生きと描いて市民に愛された「オダサク」。代表作である「夫婦(めおと)善哉(ぜんざい)」がテレビドラマ化され、若い人たちの間の知名度も上がっており、イベント関係者は「この機会に、オダサクの魅力を伝えたい」と意気込んでいる。(岡田英也、東礼奈)
大阪市北区の老舗古書店「天牛書店 天神橋店」では8月下旬から、「夫婦善哉」や「青春の逆説」などの初版本約20冊や、作品に登場する飲食店などを示した昭和初期の大阪の地図を展示するフェアを始めた。
戦前、大阪・日本橋に店を構えていた天牛書店は、作之助が通った本屋で、「夫婦善哉」の中にも登場するほど。同店によると、実際に本を売りに来たり、店の本にサインをしてくれたりしたという。
同店では「若者にもオダサク作品の魅力を伝えたい」とフェアを企画。ショーケースに美しい装丁の初版本をずらりと並べ、来店客の目を喜ばせている。
大阪市都島区、会社員長谷川雄一さん(34)は、2年前に亡くなった祖父が作之助と同じ年の生まれだったといい、「作中の大阪の街の様子は、祖父から聞いた話とぴったり。今は変わってしまったところ、いまだに変わらないところを探しながら読むと面白い」と話していた。フェアは23日まで。
28日に生誕100年祭を催すのは、富田林市。近鉄・富田林西口駅近くに以前、作之助の姉・竹中タツさんの家があったことから、〈オダサクゆかりの地〉として、作家らによる講演会を開く。
市教委などによると、タツさんは作之助の学費を負担するなど援助を続け、母親代わりの存在だったと言われる。1946年には3か月ほどタツさん宅に滞在し、創作に打ち込んだという。現在は家は取り壊されているが、作之助が書斎で使った文房具や原稿は同市で保管されている。
生誕100年祭は午後1時半から旧田中家住宅(富田林市本町)であり、作家の難波利三さんや地元の文化研究会代表の北沢紀味子さんが講演し、作之助の作品性や人物像に迫る。参加費は無料。北沢さんは「タツ宅は落ち着いてペンを握れた場所で、富田林の住民が語るエピソードも披露したい」と話している。
大阪歴史博物館(大阪市中央区)は25日から、特別企画展「織田作之助と大大阪」を開催。作之助の肖像写真や「夫婦善哉」の生原稿などを展示する。
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織田作之助 1913〜47。現在の大阪市天王寺区出身。新聞社で働きながら小説を書き続けて注目を浴び、流行作家となった。金持ちの息子と芸者の夫婦愛を描いた「夫婦善哉」や、戦後間もない京都を舞台にダンサーらの人間模様を描いた「土曜夫人」などが代表作。戦後も活躍が期待されたが、33歳の若さで亡くなった。
(2013年9月4日 読売新聞)
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オーケストラ根付くか 「大阪クラシック」8日開幕
2013年9月7日
大阪市中心部を舞台としたクラシック祭「大阪クラシック」が8日、開幕する。大阪の晩夏の風物詩として5万人強を動員するイベントに成長。だが、企画する「大阪フィルハーモニー交響楽団」の運営は大阪府や市の補助金カットで厳しさを増している。大阪にクラシックを根付かせることができるのか。真価が問われている。
■大なた
「大阪フィル」は大阪を拠点とするプロオーケストラ4団体の中では最も歴史が古く1947年、朝比奈隆を中心に創立。ブルックナーやベートーベンなどの交響曲の演奏で知られ、国内外でコンサートを開いてきた。
2008年、当時の橋下徹・大阪府知事が「財政再建プログラム試案」を発表。09年度から同楽団の補助金と貸付金計1億2300万円を打ち切った。
橋下氏は大阪市長に就任後も文化行政に大なたを振るい1億1千万円の補助金を段階的にカット。15年度からは専門家による諮問機関「大阪アーツカウンシル」を通した評価方式の補助金獲得に完全移行する方向性を打ち出している。
■フル編成
大フィルの12年度収支は、市の補助金が9900万円あり何とか黒字だったが、13年度は12年度の事業収入の2割(上限7700万円)の補助額。14年度は13年度の事業収入の10%(上限5500万円)と徐々に「自立を促す」仕組みとなっている。
12年度の「大フィル」の運営費は8億3900万円。同楽団の佐々木楠雄常務は「財政難で補助金が減額されるのは分かるが、むやみに人件費をカットして優れた音楽家が集まらないとなると本末転倒」と悩む。
同楽団ではむしろ人員を増強。4管16型といわれる大阪唯一のフル編成オケとして差別化を図る考えだ。佐々木常務は「アーツカウンシルの方向性には賛成。ただ削減ありきではなく、どのような評価基準を設けるかが重要だ」と気をもむ。
■覚 悟
03年に大植英次氏が音楽監督に就任してからは「地域に根付いた」オケの姿を積極的に追求してきた。その一環として06年から市と連携し「大阪クラシック」を開催。今年は今月8日から14日まで、同楽団を中心に4オケが35カ所で100公演を展開する。
プレイベントとして8月27日に地下鉄心斎橋駅構内で演奏会を開催。ファンの一人で阿倍野区の主婦、横川悦子さん(60)は「若い層にクラシックを広めるためにも、大阪クラシックのような身近に聞けるパフォーマンスをどんどんやってほしい」と注文する。
佐々木常務は「自立する覚悟を決めなければならない。市民が世界に誇れるオケを目指して頑張りたい」と将来を見据える。
http://www.nnn.co.jp/dainichi/news/130907/20130907027.html
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古代歴史文化賞に阪大名誉教授
09月09日 18時45分
http://www3.nhk.or.jp/kansai-news/20130909/4400031.html
日本の古代の歴史に関する優れた書籍を表彰する新たな賞が設けられ第1回の受賞作に大阪大学名誉教授の都出比呂志さんの歴史解説書「古代国家はいつ成立したか」が選ばれました。
この賞は日本の神話の主な舞台となった島根県と奈良県、三重県、それに宮崎県が日本の古代の歴史や文化への関心を高めようと、ことしから設けた「古代歴史文化賞」です。
きょうは東京・千代田区のホテルで選考会が開かれ一般の読者向けに書かれた歴史書のうち、古代の日本や「古事記」「日本書紀」などに触れている書籍を対象に受賞作が選ばれました。
その結果、第1回の「古代歴史文化賞」には大阪大学名誉教授の都出比呂志さんの歴史解説書「古代国家はいつ成立したか」が選ばれました。
弥生時代から飛鳥時代の遺跡の調査結果をもとに初期の国家がいつ、どのように成立したのかをわかりやすく説き明かしている点が高く評価されました。
このほか主催した4つの県にちなんだ賞も発表され島根賞に関和彦さんの「古代に行った男ありけり」、奈良賞に文化庁文化財調査官の近江俊秀さんの「道が語る日本古代史」、三重賞に佛教大学教授の斎藤英喜さんの「古事記はいかに読まれてきたか−<神話>の変貌」、宮崎賞に立正大学教授の三浦佑之さんの「古事記を読みなおす」がそれぞれ選ばれました。
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関西4大学の学長が討論…東京でフォーラム
http://osaka.yomiuri.co.jp/e-news/20130909-OYO1T00520.htm?from=newslist
関西大、関西学院大、同志社大、立命館大による「関西4大学学長フォーラム 大学で若者は何をどう学ぶのか」(読売新聞社共催)が8日、東京都千代田区の丸ビルホールで開かれ、約350人が聞き入った。
堀場厚・堀場製作所会長兼社長が「日本らしいグローバル企業は世界で戦えるか」の題で基調講演。留学や海外での事業の体験を紹介し、「本質を究めれば、環境が変わっても一流で居続けられる」と説いた。
その後、キャスターで千葉大客員教授の木場弘子さんを進行役に4学長が討論。楠見晴重・関西大学長は「関西には文化の蓄積がある。それを体感できる場を提供している」、井上琢智(たくとし)・関西学院大学長は「学生一人ひとりの能力を引き出し、学ぶ目的を持たせたい」、村田晃嗣・同志社大学長は「リーダーの養成とともに、リーダーを支える市民の教育も大切だ」、川口清史・立命館大学長は「授業や課外活動を通じ、世界を切り開く力を養わなければならない」と話した。
フォーラムは10回目。詳細は29日朝刊に掲載予定。
(2013年9月9日 読売新聞)
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府・市立大理事長・学長分離へ
09月11日 08時01分
http://www3.nhk.or.jp/kansai-news/20130911/4402331.html
大阪府立大学と大阪市立大学の3年後の統合をみすえ、大阪府などは、2つの大学で兼務されている、理事長と学長を来年4月から分離したうえで、2つの理事長ポストには同じ人物を起用する方針です。大阪府立大学と大阪市立大学をめぐっては、平成28年春の統合に向けて、大阪市内の中心部に新たなキャンパスを設けたり、新エネルギーなどを学ぶ「地球未来理工学部」を新設したりすることが検討されています。
一方で、現在、2つの大学で、理事長と学長が兼務されていることについて、大阪府などは、国際競争を勝ち抜ける大学にするためには運営体制を強化すべきだとして、来年4月から、理事長と学長を分離したうえで、2つの理事長ポストは一本化し、同じ人物を起用する方針です。
こうした体制にすることで、大阪府などは、理事長は、大学全体の経営や組織の運営に、また、学長は、大学での教育や研究を中心とした活動にそれぞれ専念でき、統合に向けた改革を加速できるとしてます。大阪府などは、今後、理事長の人選の進め方などを有識者の意見も聞きながら検討していくことにしています。
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農家養成講座受講者を募集 府立環境農水総研
2013年9月11日
http://www.nnn.co.jp/dainichi/news/130911/20130911031.html
大阪府立環境農林水産総合研究所は10月に開く「短期プロ農家養成コース・入門コース」の受講者を募集している。
府内在住で農業に興味がある人を対象に、農業の基礎知識や大阪での就農などの講習とほ場での実習を行う。
同研修は府の「準農家制度」の登録要件の一つ「府が指定する短期研修」に該当する。
日時は10月11、18、25日の計3回で各日とも午前10時から午後4時まで。場所は同研究所農業大学校(羽曳野市尺度442)。募集は25人(申し込み先着順)。経費無料(作業服など実習時に必要なものは要負担)。
申し込みは(1)郵便番号(2)住所(3)氏名(4)生年月日(5)農業経験の有無(6)応募の動機−を明記し、ファクス072(956)9691、または電子メール(nodai@mbox.kannousuiken−osaka.or.jp)で同研究所農業大学校へ。9月20日締め切り。
問い合わせは電話072(979)7032。
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ジャガーと人間の結合像 発見
09月07日 06時01分
http://www3.nhk.or.jp/kansai-news/20130907/4348491.html
南米のペルーにある約2800年前の遺跡で、当時あがめられていたジャガーの頭と人間の体をもった珍しい石像が、大阪・吹田市にある国立民族学博物館などの研究チームによって発見されました。古代アンデス文明の宗教的な指導者がしだいに権力をもっていく過程を示す貴重な発見だと考えられています。
石像が見つかったのは、ペルー北部のアンデス山脈にある「パコパンパ遺跡」で、ことし8月、国立民族学博物館の関雄二教授とペルーの国立サン・マルコス大学の研究チームが発掘しました。
石像は高さ約1メートル60センチ、幅43センチで、体は人間ですが頭はジャガーをかたどっています。
ジャガーは古代アンデス文明で超自然的な力の象徴として崇められ、そのジャガーと人間を結合させた像は、特定の指導者たちに動物を操るなどの特別な能力があることを示そうとしたものと考えられるということです。
この遺跡では4年前、当時の権力者とみられる女性の墓が見つかったほか、去年は金や銀でできた副葬品が見つかっています。
このため研究チームは、比較的平等な社会だった古代アンデス文明が宗教的な指導者にしだいに権力が備わることで社会構造が変化していく過程を示す貴重な発見だとしています。
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与謝野晶子が286色に命名…季節の流行色
http://osaka.yomiuri.co.jp/e-news/20130914-OYO1T00571.htm?from=newslist
「濱撫子(はまなでしこ)」に「紅鸚哥(べにいんこ)」……。歌人の与謝野晶子(1878〜1942年)が、大正から昭和初期にかけて、季節ごとの流行色に優美な名称を付けていたことが、高島屋史料館(大阪市浪速区)の資料から分かった。百貨店の依頼を受け、20年あまりで命名したのは286色。四季折々の自然などから想を得た候補作を並べ、絞り込む過程がわかる資料もあり、〈トレンドカラー〉の名付け親としての苦心がうかがえる。
晶子は1918年、高島屋が主催する新作着物の発表会「百選会」の顧問になった。「百選会」では、海外の視察員からの情報や国内の文化人の意見を基に、季節に応じたテーマや流行色、イメージ図案を決定。全国の染織業者に提示して反物や帯地などの和服製品を募り、入選作は展示即売され、人気を集めていた。
この流行色の名を19年から40年まで決めたのが晶子だった。初めて手掛けた19年の春の色、淡い緑に命名したのが「平和色」。スペイン風邪が流行し、米騒動が起きた18年を振り返り、穏やかな日常への願いを込めたらしい。
26年の秋には、顧客用の冊子「第28回秋の百選会グラフ」に、命名した色を詠み込んだ「紅鸚哥」という歌を寄せている。
紅鸚哥、紅鸚哥、
鳥の前には大空も、
青龍膽(あおりんどう)の色に晴れ
地は八束穂(やつかほ)の黄金(きん)を敷く。
題名に選んだ赤「紅鸚哥」に、黄金色の「八束穂色」、晴れた空を思わせる「青龍膽」。歌の一節から秋を彩る鮮やかな色調が浮かぶ。
◎
36年夏の命名時に知恵をしぼった姿を伝える直筆のメモも残る。5種類の色見本を貼り付けた便せんだ。渋い緑の下には「瓜(うり)肌いろ」「草まくら」など五つの候補が書かれている。一度記したものの気に入らなかったのか、文字の上に線を引いて消した跡も。選ばれたのは「木(こ)の間(ま)緑」だった。
この年の「第55回夏の百選会ポスター」には、こうして決まった流行色、「夕波納戸(ゆうなみなんど)」の青や「濱撫子」のほのかなピンクで彩られた涼しげな和服姿の女性が描かれた。京都女子大の青木美保子准教授(服飾史)は「当代の人気歌人による新色の名称を打ち出すことで、時代の先端を行くファッションであると明確に示すことができる。進取の精神がうかがえる」と話している。
百選会の活動を示す資料約50点は、18日から大阪高島屋(大阪市中央区)で開かれる「暮らしと美術と高島屋」展に出品される。
(2013年9月14日 読売新聞)
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「みんぱく」来館者、1000万人突破へ
http://osaka.yomiuri.co.jp/e-news/20130914-OYO1T00589.htm?from=newslist
1977年に開館した文化人類学の国内随一の拠点、国立民族学博物館(大阪府吹田市)の来館者が、今月中に1000万人に達する見込みとなった。この36年間で情報化は劇的に進み、今や手元の端末で世界中の様子を知ることができる時代に。それでも34万点の収蔵品を誇る「みんぱく」は、本物に接する感動をてこに、存在感を高めようと模索している。
初代館長は、日本の文化人類学をリードした梅棹忠夫さん(2010年死去)。学界の俊英らを集めた同館は<地球探検>の基地であるとともに、地道な現地調査で得た異文化情報を展示する、知の宝庫だった。
道具や衣装などに触れられる展示方式も画期的で、開館翌年度には約60万人の来館者を記録。諸民族の姿を伝える資料や映像は順調に増え、89年には特別展示館も完成した。
だが、やがて来館者数に陰りが見え始める。学生でも気軽に海外に行くようになったことに加え、少子化の影響で遠足や校外学習で訪れる児童や生徒も減少。1999年度に20万人を割り込むと、2006年度には約14万人に落ち込んだ。
◎
翌年度以降、立て直しが本格化する。約60人いる研究者の成果を発信するため、毎週日曜にウィークエンドサロンを開催。展示で担当した地域を取り上げ、風土や習俗、婚姻などを説く。生活具や記録映像をかばんに詰め、小中学校に貸す「みんぱっく」事業も開始。各国の隠れた名作映画を上映する会も定着してきた。
09年就任の須藤健一館長(67)は「仮想世界に慣れた世代にこそ、実物の迫力や美しさを感じ、背後の暮らしに思いをはせてほしい」と意義を強調する。
11、12年度とも20万人以上が来館。ようやく復活の兆しも見えてきた。
◎
現代日本に住む南米やアジアの人々の暮らしぶりを紹介する、沖縄文化を海浜と野山、街に分けて緻密に伝える……。時代に応じた展示の改良も進行中だ。
時代を経たことで、収蔵品の価値は増している。アイヌ関連資料には北海道に現存しないものもあり、毎年アイヌの若者が来館、着物や帯などに自身のルーツを確かめて物作りの糧としているという。約600点の映像資料には少数民族の失われた生活も含まれており、人類の遺産と言える。
みんぱくで人生が変わった人もいる。「開館した年にデートで来た」というのは同館の久保正敏教授(64)。当時、工学専攻の助手だった。「人間の文化の多様さに目覚め、ワラ人形など日本の展示にカミを感じ、進路が変わった。ここには感動がある。一度も来ないなんて惜しい」と力を込める。
(2013年9月14日 読売新聞)
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児童養護考える世界大会
09月14日 06時36分
http://www3.nhk.or.jp/kansai-news/20130914/4425221.html
虐待などが原因で親と暮らせない子どもを家庭で育てる里親制度など子どもの養護について考える世界大会がきのうから大阪市で始まりました。
この世界大会は養護が必要な子どもを支援するIFCO=「国際フォスターケア機構」が2年ごとに世界各国で開いていて日本での開催は初めてです。
大阪・天王寺区の会場には子どもの養護に取り組む世界各国の専門家など1300人あまりが集まりました。
大会ではイギリスの専門家が講演し「養護が必要な子どもは心に深い傷がある場合が多く里親など家庭的な環境で育てることが重要だ」と強調しました。
日本国内で養護が必要な子どもはおよそ4万7000人で国は里親などの家庭的な環境で育てるのが望ましいとしていますが実際に里親のもとで暮らす子どもは1割程度にとどまっているということです。
大会は今月16日まで開かれ里親に育てられた子どもの講演や、世界各国の代表が意見を交わすシンポジウムなどが行われます。
大会の実行委員を務める全国里親会の星野崇会長は「海外の事例を参考にしながら子どもの養護制度を充実させたい」と話しています。
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一般公開60年 大阪市立大理学部付属植物園で特別展
2013年9月15日
http://www.nnn.co.jp/dainichi/news/130915/20130915033.html
大阪市立大学理学部付属植物園は、特別展「植物園今昔物語展」を10月1〜20日に交野市私市の同園で開く。来年に一般公開60周年を迎えるのを前に、植物園の歴史に関する写真や資料を展示する。入園料350円。
同園は、甲子園球場6個分(約25・5ヘクタール)の敷地に森を展示するという構想で、1950年に発足。54年に一般公開を始め、植物の収集や保存、絶滅危惧植物の保護育成などに取り組んできた。
同展では、教職員らが一般公開を前に山を開墾し森づくりを進めている写真などを展示し、植物園の歴史を紹介する。
午前9時半〜午後4時半(最終入園は午後4時)。問い合わせは電話072(891)2059、同園事務所へ。
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ロシアの国際的ピアニスト イーティンさん大阪初公演
2013年9月16日
http://www.nnn.co.jp/dainichi/news/130916/20130916043.html
高水準のピアノコンクールとして知られる「リーズ国際ピアノコンクール」で優勝するなど、卓越した技法で国際的に活躍するロシアのピアニスト、イリヤ・イーティンさんが10月19日、大阪市淀川区西宮原2丁目のムラマツリサイタルホール新大阪で大阪初の公演を開く。伝統文化を継承する一面もある大阪で、ピアノを通した文化交流に期待を膨らませている。
イーティンさんは、ロシア・エカテリンブルク生まれでモスクワ音楽院を最優秀の成績で卒業。その音楽は「誠実で温かく、詩的でロマンチシズムにあふれている」などと評され、数々の国際コンクール受賞歴を誇る。
現在、武蔵野音楽大客員教授を務め、日本でも公演しているが、今回初めて大阪で開く。
プログラムは「今までの音楽の伝統を打ち砕いた近現代モダンの代表的な作曲家、ドビュッシーと、その入り口を準備したリスト」(イーティンさん)を選び、ドビュッシーの「月の光」「前奏曲第2巻」、リストの「コンソレーション作品172第3番」「ソナタ ロ短調」を披露する予定という。
イーティンさんは「大阪は、伝統的な芸術文化のレベルが高い街と聞いている。伝統を継承したロシアピアニズムで大阪の人たちと交流を深めたい」と大阪デビューの日を待ちわびている。
公演は午後5時開演。全席自由席で一般4千円、学生3千円。問い合わせは電話070(6553)0307、ア・コルト音楽プロデュースへ。
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高齢者に優しい治療法を紹介 府立病院機構
2013年9月17日
http://www.nnn.co.jp/dainichi/news/130917/20130917021.html
大阪府立病院機構は10月22日午後1時から、府立5病院共同公開講座「高齢者に優しい治療法〜生活の質(QOL)を守るには〜」を開く。参加無料。
府立5病院の所属専門医らが、身体の機能維持のための治療や身体に負担の少ないがん治療について分かりやすく講演。講演後には参加者からの質問にも答える。
時間は午後1時から同4時。場所はドーンセンター(大阪市中央区大手前1の3の49)。定員は500人(申し込み先着順)。申し込みははがきに(1)住所(2)氏名(3)年齢(4)性別(5)電話番号(6)参加人数−を明記し、〒558−8558 大阪市住吉区万代東3の1の56、地方独立行政法人大阪府立病院機構本部事務局「共同公開講座」係へ。ファクスは06(6692)8473へ。ホームページ(http://www.opho.jp)でも受け付けている。
問い合わせは電話06(6692)1580、同事務局へ。
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ワインのカビ臭 実は「無臭」…阪大助教ら解明
http://osaka.yomiuri.co.jp/e-news/20130918-OYO1T00745.htm?from=newslist
ワインを口に含んだ時に鼻を突くカビ臭さは、本当の「におい」ではなく、原因物質により嗅覚が遮られる不快感がもたらすものらしい。こんな研究成果を、大阪大の竹内裕子助教らが、17日付の米科学アカデミー紀要電子版に発表した。
ワイン通が「ブショネ」と呼ぶ独特の臭気があるワインは、劣化しているとみなされて廃棄される。竹内助教によると、その経済損失は、全世界で年間1兆円にも上るとの推計もある。
これまで、コルクにつくカビが作る物質「トリクロロアニソール」(TCA)が臭いの元と考えられていた。竹内助教らは、においを感じ取るイモリの鼻の細胞を使いTCAの作用を解析。細胞がキャッチしたにおいを神経に伝達する機能をTCAが抑え込み、においを感じ取れなくしていることがわかった。
TCAはワインのほか、風味が低下したバナナや海産物、ミネラルウオーターにも含まれており、嗅覚を抑える効果は微量でも極めて強いという。
竹内助教は「鼻をつまんで料理を食べるとまずく感じるのと一緒で、嗅覚が遮られた結果、嫌なにおいがすると錯覚するのがブショネの正体」と分析する。TCAを使い、細胞レベルに作用して悪臭を消すという、新たな消臭製品の開発にも応用が期待できるという。
(2013年9月18日 読売新聞)
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仏像や絵画を興味深く拝観 ウィーン大の関係者ら
2013年9月19日
http://www.nnn.co.jp/dainichi/news/130919/20130919029.html
研究発表会で関西を訪れたウィーン大の法学関係者らが18日、大阪市天王寺区の和宗総本山四天王寺に奥田聖應管長を表敬訪問した。一行は、京都市で開かれた「日本・オーストリア比較法セミナー」に出席した両国の大学教授ら。仏像や絵画などを興味深げに拝観し、会食するなどして交流を深めた。
同セミナーは1989年に大阪で始まり、当事者だった四天王寺国際仏教大(現四天王寺大)で学長を務めた奥田管長が発足に深くかかわっている。現在では京都大がその流れを引き継いでいるが、25年目という節目でもあり、オーストリア側たっての希望で来院が初めて実現した。
毎年、交互の開催で、国際間で四半世紀続く学術交流はまれだという。訪問団代表であるウィーン大のウォルフガング・マツァール教授(53)は「これまで、大学で教える奥田先生しか知らなかった。仏教者、精神文化トップの管長としてお目にかかれ、特別な思いがある」と満足げに振り返った。
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買い物客らびっくり うめきた広場で突然演奏会
2013年9月20日
http://www.nnn.co.jp/dainichi/news/130920/20130920042.html
大阪市音楽団は16日、北区のグランフロント大阪うめきた広場で一般客を装った楽団員が突然演奏するパフォーマンスを行った。居合わせた買い物客らは驚きながらも音楽に合わせて踊るなど大盛り上がりをみせた。
同楽団は、橋下徹大阪市長の市政改革で来年度より市直営から自主運営になることから、知名度アップを目的に開催された。インターネット上でつながった不特定多数の人々が公共の場でパフォーマンスし、目的を達成するとすぐに解散する「フラッシュモブ」にならって実施された。
祝日の午後4時すぎ。多くの買い物客が思い思いにくつろぐ広場の中央で男性が打楽器のカホンを打ち鳴らしたのを合図に、広場の各所から清掃業者に扮(ふん)したフルート奏者、子どもを抱いたユーフォニアム奏者など各パートが楽器演奏しながら集合。最後は警備員に扮した指揮者が登場し、総勢30人で「情熱大陸」のテーマ曲「エトピリカ」を演奏した。続いて「ゲバゲバ90分」を始めると、楽団を取り囲んだ一般客をはじめ、JR大阪駅に続く階段まで見物客が陣取り、手拍子をしたり体を揺らすなどして演奏を楽しんでいた。
延原弘明団長(58)は「不安もあったが、大成功。想像以上に反響が良かった」と喜んでいた。
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独演会「松喬十六夜」弟子が継ぐ…来月再開
http://osaka.yomiuri.co.jp/e-news/20130920-OYO1T00567.htm?from=newslist
肝臓がんと闘っていた落語家、笑福亭松喬さんが7月、62歳で亡くなったため、未完となった連続独演会「松喬十六夜」を、弟子たちが継ぐことになった。20日午前、筆頭の三喬さん(52)ら6人が大阪市内で記者会見した。
2011年末、末期がんを宣告された松喬さんは約5か月の入院生活を経て高座に復帰。「がんと生きる姿を見てほしい」と、昨年10月から季節ごとの公演を4年間続ける「十六夜」を始めた。第3夜までは終えたが、7月の第4夜は体調不良を理由に中止。そのまま帰らぬ人となった。
三喬さんら一門や主催の松竹芸能などが、「このままでは終わらせられない」と、16年夏の第16夜までやり遂げる。次回は10月20日を第5夜の追福興行とし、同市阿倍野区民センターで開催。松喬さんの弟弟子、鶴瓶さん(61)も出演し、在りし日の映像も流す。
三喬さんは記者会見で「自分たちの力で『笑福亭』の幹を、しっかり受け継いでいきたい」と話した。
(2013年9月20日 読売新聞)
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交通科学館 最後の蔵出し…学芸員「集大成」
http://osaka.yomiuri.co.jp/e-news/20130921-OYO1T00584.htm?from=newslist
JR西日本の「交通科学博物館」(大阪市港区)で21日、来年4月の閉館を前に、初公開の収蔵品などを蔵出しする「曝涼(ばくりょう)展」が始まった。同社は2016年春、京都に「鉄道博物館(仮称)」を開業予定だが、閉館後に退職するベテラン学芸員・高井洋文さん(61)は「(同展を)集大成にしたい」と意気込む。
交通科学博物館は1962年、国鉄が大阪環状線の開通を記念し、弁天町駅の高架下に開設。当時は珍しかった鉄道模型のジオラマをつくり、明治期に北海道を走った蒸気機関車「義経号」や新幹線「0系」の第1号車なども展示し、これまでに1700万人以上が来館した。
「ガラクタ集めてどうすんねん、ってよく言われました」。高井さんはそう苦笑いする。72年の入社後、鉄道機器の収集や展示を担当。工場で解体予定の車両から座席をもらって昭和30年代の車内を再現したり、不用になった信号機を動くように配線したりした。「来館者に鉄道の仕組みを知ってもらい、身近に感じてほしい」と工夫を重ねた。
JR西が今年7月、建物の老朽化を理由に閉館を発表すると、高井さんらは「曝涼展」を企画。「鉄道運行を支えた名品たち」などをテーマにし、収蔵品約6万2000点のうち、未公開品など約200点を展示することにした。
▽旧湊町駅(現・JR難波駅)の案内板▽硬券(乗車券)印刷機▽蒸気機関車の整備道具箱――など高井さんの収集品ばかり。高井さんは「我が子の晴れ舞台を見守るような気持ち」と話している。12月15日まで。
(2013年9月21日 読売新聞)
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師の遺志継ぐ 民具特別展 渋沢敬三テーマに
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/osaka/news/20130921-OYT8T00096.htm
財界人で民俗学者の渋沢敬三(1896〜1963)をテーマにした特別展「屋根裏部屋の博物館」が、吹田市の国立民族学博物館で開かれている。実行委員長で準備に奔走した同館教授の近藤雅樹さんが8月上旬に亡くなり、一時は開催が危ぶまれたが、教え子らが「先生の研究の集大成。夢だった企画を実現したい」と遺志を継ぎ、実現にこぎ着けた。12月3日まで。(上野将平)
渋沢は、屋根裏部屋の博物館という意味の私設博物館・研究所「アチックミューゼアム」(東京)を自宅で開き、戦争中に日本常民文化研究所と改称。死後、所蔵品の民具約2万8000件を受け継ぎ、民博が1977年に開館した。
近藤さんは、同研究所に在籍後、90年から民博に勤務。アチックミューゼアムの民具コレクションの研究を進め、収集時期や場所、庶民が生活の中でどのように使用していたかなどを整理。渋沢の没後50年の節目に合わせて特別展を企画した。
ところが、図録の原稿の執筆や、展示の準備作業に追われていた8月6日、単身赴任先の豊中市内のアパートで心不全で亡くなっているのが見つかった。61歳だった。
訃報を受けて、民博は特別展が開催できるかどうか検討。近藤さんは原稿をほとんど仕上げており、教え子で龍谷大非常勤講師、木村裕樹さん(41)や民博の近藤研究室のスタッフ3人らが協力して引き継ぐことに。木村さんは「先生は渋沢が実業家の道を進みながらも学問をやめなかったことに共感していた。その思想と研究成果を特別展で来館者に知ってほしいと願っており、実現させたかった」と話す。
特別展では、東北地方の旧家でまつられてきた神「オシラサマ」(重要有形民俗文化財)や、かかと部分のない草履「アシナカ」、川などに設置する漁具「ウケ」など、55年頃まで各地で使われてきた約800件を展示する。
渋沢についての著述もある小長谷(こながや)有紀・民博教授は「特別展は渋沢が残した民具を通して日本文化の特徴や魅力を再発見できるチャンス。近藤先生の命がけの思いが報われてほしい」と願う。
開館は午前10時〜午後5時。水曜休館。観覧料は一般830円、高校・大学生450円、小中学生250円。問い合わせは同博物館(06・6876・2151)へ。
◆渋沢敬三
実業家で、「日本近代経済の父」と呼ばれる渋沢栄一(1840〜1931)の孫。当初は生物学者を志したが、栄一から後継者指名を受けて財界に転身し、日銀総裁や大蔵相を歴任。本業の傍ら、庶民の日常生活資料の収集と調査研究を続けた。
(2013年9月21日 読売新聞)
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関西の若手研究者に贈る「大阪科学賞」に、斎藤、菊地両氏
2013.9.18 19:35
http://sankei.jp.msn.com/west/west_life/news/130918/wlf13091819440009-n1.htm
科学分野で優れた業績をあげた関西の若手研究者に贈る「大阪科学賞」(大阪府、大阪市、大阪科学技術センター主催)の今年度の受賞者が18日発表され、京都大大学院医学研究科の斎藤通紀教授(43)と、大阪大大学院工学研究科の菊地和也教授(48)が選ばれた。斎藤教授は、精子や卵子のもととなる始原生殖細胞の形成に必須なタンパク質の特定に成功。菊地教授は、細胞内にある分子の動きを可視化できる蛍光分子を設計、合成する手法を開発した。
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黒井さんサイン会 絵本原画の世界展
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/osaka/news/20130922-OYT8T00048.htm
「画業40年記念 黒井健 絵本原画の世界展」(読売新聞社主催)を開催中の阪急うめだギャラリー(大阪市北区、阪急梅田本店)で21日、絵本作家・黒井健さん(65)のサイン会が開かれた。
絵本、図録の見返しや扉にサインをしてイラストを添えた黒井さんは、ファンからの「作品を楽しみにしています」との声に「ありがとう。これからも頑張ります」などと答えていた。
大阪市淀川区、主婦宮嶌里佳さん(46)は「子どもの頃から大好きな絵本。サインしてもらえ、とてもうれしい」と笑顔を見せた。
同展は30日まで。入場料は一般700円、高校・大学生500円。中学生以下無料。問い合わせは阪急梅田本店(06・6361・1381)へ。
(2013年9月22日 読売新聞)
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世界初、歩く姿で個人がわかる 犯罪捜査に期待 阪大チームがソフト開発
2013.9.17 16:53
http://sankei.jp.msn.com/west/west_life/news/130917/wlf13091716590016-n1.htm
歩き方から個人を識別できる鑑定ソフトを、大阪大産業科学研究所の八木康史教授のチームが開発した。犯罪捜査での活用が期待される。チームは世界初のソフトとしており、数年後の実用化を目指す。
歩き方は、指紋や声、指の静脈のパターンなど体の特徴から個人を見分ける生体認証技術の一つ。防犯カメラの設置数が増え、映像が入手しやすいことや、顔がはっきり写っていなくても解析できることから注目されている。
八木教授によると、歩く際の肩の動かし方や歩幅、腕の振り方には個性があるため、これを利用。ソフトでは防犯カメラに写った歩く人の姿を、体の中心部や顔などあまり動かない部位を白、体以外の空間部分は黒、腕や足などよく動く部分は濃淡が濃くなる映像としてパソコンに取り込む。
比較したい人物の歩く姿も同じ処理をし、二つの像を重ねて解析すると、同一人物かどうかの確率が出る。
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「おたやん」が里帰り…「夫婦善哉」の看板人形
http://osaka.yomiuri.co.jp/e-news/20130924-OYO1T00761.htm?from=newslist
法善寺横丁の老舗ぜんざい店「夫婦(めおと)善哉(ぜんざい)」(大阪市中央区)に、1883年(明治16年)の創業当初から終戦前まで飾られた看板人形「お多福」(木製、高さ約60センチ)が約70年前に創業者の家族の手を離れた後、転々とし、30年ぶりに大阪に里帰りした。小説「夫婦善哉」で知られる作家織田作之助(1913〜47年)の生誕100年を記念し、大阪歴史博物館(同区)で25日から始まる企画展で公開される。
夫婦善哉は文楽大夫だった創業者が開店。千日前の古道具屋で購入したお多福は店の入り口横に飾られ、屋号も当初「お福」だったという。1人前のぜんざいを2杯の椀(わん)に分けて出したところ「夫婦」の意味として人気を博し、織田の小説にも登場。人形は「おたやん」の愛称で親しまれた。
戦況の悪化で強制疎開を迫られ、1944年に閉店。今の店舗は64年に現在の和食チェーンが経営を引き継いだが、戦後しばらくは「夫婦善哉を復活させたい」という複数の人に人形も貸し出されるなどしたものの、うまくいかなかった。
お多福は72年、ふぐ料理「太政」(同区)の創業者に買い取られ、83年にこの創業者が出身地・富山県に建てた古美術専門の「百河豚(いっぷく)美術館」に寄託。今回、企画展の主催者側が「法善寺の顔だったお多福を大阪に」と太政の岸岡幸雄社長(61)に依頼し、実現した。
お多福は黒光りして年季が入った姿で、柔和な笑みを浮かべる。岸岡さんは「おたやんは大阪の活気を代表するシンボル。人情に笑い、うまい食べものと、古き良き大阪を思い返すきっかけになれば」と話す。企画展は10月18日まで。
(2013年9月24日 読売新聞)
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がん幹細胞新薬の臨床試験開始
09月26日 07時36分
http://www3.nhk.or.jp/kansai-news/20130926/4794511.html
近畿大学附属病院は、がんを作り出すと考えられている細胞、「がん幹細胞」を死滅させようと、アメリカの製薬会社が開発を目指す新しい薬の臨床試験を始めたと発表しました。
がんを作り出すと考えられている「がん幹細胞」は、抗がん剤や放射線の治療が効きにくく、転移や再発の原因になっているとみられています。
大阪府大阪狭山市にある近畿大学医学部附属病院は、アメリカの製薬会社から依頼を受け、このがん幹細胞を死滅させようと開発が進められている新しい薬の臨床試験を、9月10日から始めたと発表しました。
この薬は、アスベスト特有のがんの「中皮腫」や、肺がん、それに大腸がんなどのがん幹細胞が持つ特有のたんぱく質の働きを止める効果が期待され、アメリカでもすでに臨床試験が行われているということです。
近畿大学では、半年から1年をかけて15人ほどの患者に投与し、安全性と効果を確認することにしています。
臨床試験を行う近畿大学附属病院腫瘍内科の清水俊雄 講師は、「日本でも実績を作り、がんの新たな治療法の開発につながることを期待している」と話しています。
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大阪工大、高層ビルのキャンパス…梅田に計画
http://osaka.yomiuri.co.jp/e-news/20130927-OYO1T00664.htm?from=main3
※完成予想図
http://osaka.yomiuri.co.jp/zoom/20130927-OYO9I00655.htm
大阪工業大(大阪市旭区)などを運営する学校法人・常翔学園(坂口正雄理事長)は27日、大阪市北区の旧市立梅田東小跡地(4650平方メートル)に梅田キャンパスを設置すると発表した。高さ125メートルの高層ビル(地上22階、地下2階)を建設し、同大学が工学デザイン分野の新しい学部を置く計画で、摂南大(大阪府寝屋川市)など系列の二つの大学のサテライトオフィスも設ける。2016年秋の完成を目指すという。
発表によると、同学園には3大学17学部に計約2万人の学生が在籍し、都心部にキャンパスを進出させるのは初めて。阪急梅田駅東側の商業地区に整備される新キャンパスには、600人収容の多目的ホールや災害時の帰宅困難者収容設備なども入る。11年11月、市有地だった旧梅田東小跡地を90億円で落札していた。
(2013年9月27日 読売新聞)
梅田の一等地、旧梅田東小跡地に常翔学園キャンパス
2013.9.27 11:24
http://sankei.jp.msn.com/west/west_life/news/130927/wlf13092711280009-n1.htm
大阪工業大学などを運営する学校法人常翔学園(大阪市旭区)は27日、阪急梅田駅に隣接する大阪市北区茶屋町の旧梅田東小跡地(約4650平方メートル)に「梅田キャンパス」を開設すると発表した。建物は地上22階地下2階(延べ床面積約3万3千平方メートル)で、平成28年に完成予定という。
会見した同学園によると、7〜20階に大工大と摂南大、広島国際大の3大学が産学連携拠点やサテライトキャンパスを置き、1〜5階部分には約600人収容のコンベンションホールも設置する。災害時の防災拠点となるよう、食料品の備蓄なども行う予定。
学園の吉野正美理事は「再開発の進む梅田の一等地で、都市空間を教材に活躍できる学生を育てたい」と話した。
土地は同学園が平成23年に大阪市から約90億円で落札していた。
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井上道義、大阪フィルハーモニー交響楽団の首席指揮者に就任
2013年9月26日 20:08
http://www.zaikei.co.jp/article/20130926/153586.html
2014年4月に新設される大阪フィルハーモニー交響楽団の首席指揮者に井上道義が就任し、大阪市内で記者会見が行われた。
会見に登壇した井上は、「大阪の魅力は色々な意味で“人懐っこさ”にある。35 年前に初めて大阪フィルを指揮した時から面白い個性を感じ、とても好きだった」と話し、さらに「大フィルといっしょに大阪の街を盛り上げていきたい」と意気込みを語った。
なお、同楽団は、1963年からフェスティバルホールで定期演奏会を開催、2003年からはザ・シンフォニーホールに拠点を移していたが、2014年より再度、フェスティバルホールに戻ってくる。
◎井上道義と大阪フィルハーモニー交響楽団の今後の公演情報
日時:2013 年9 月27 日(金)19:00 開演
会場:フェスティバルホール(大阪)
曲目:『バルトーク/歌劇「青ひげ公の城」』(コンサート形式/ハンガリー語上演・日本語字幕)
ほか
写真:(C)Hikaru Hoshi
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巨星堕つ。お悔やみ申し上げます。
作家・山崎豊子さん死去88歳 「白い巨塔」「華麗なる一族」…ベストセラー多数
2013.9.30 13:24
http://sankei.jp.msn.com/west/west_life/news/130930/wlf13093013280010-n1.htm
「白い巨塔」や「大地の子」など社会性の強い話題作を数多く発表した人気作家の山崎豊子(やまさき・とよこ、本名杉本豊子=すぎもと・とよこ)さんが29日午前、死去した。88歳。大阪市出身。葬儀・告別式は未定。
大阪・船場の生家をモデルにした「暖簾」でデビュー。大阪女のど根性を描いた「花のれん」で直木賞を受けた。
社会派小説に移り、医学界の闇に迫った「白い巨塔」や銀行再編を描いた「華麗なる一族」、航空会社の暗部を描いた「沈まぬ太陽」などを発表。シベリア抑留をテーマにした「不毛地帯」や中国残留孤児の苦難を描いた「大地の子」などもベストセラーになった。
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大阪市立科学館、来館者数1500万人突破でセレモニー
2013年09月30日
http://umeda.keizai.biz/headline/1680/
大阪市立科学館(大阪市北区中之島4)の来館者数が9月28日、1500万人を突破した。
日本初の科学館で、初めてプラネタリウムを導入した大阪市立電気科学館を引き継ぎ、1989年10月に開館した同館。「宇宙とエネルギー」をテーマに参加体験型の実験装置と資料を展示し、翌1990年12月に来館者100万人を突破。2008年には5億円を投じ、「大人も子どもも楽しく学べる」をテーマにした科学館としてリニューアルオープンした。
28日には、地下アトリウムで記念セレモニーを開催。1500万人目となった豊中市の松崎菜穂子さん、壱斗くん(7)、里緒菜ちゃん(2)の親子連れがくす玉を割り、花束と記念品が贈呈された。
この日、初めて来館したという松崎さんは「以前から友達から楽しいと聞いていてやっと来られた」といい、セレモニー前には2階の「親子で科学」フロアで楽しんだという。実験教室などが好きという壱斗くんは「全部楽しかった」と答え、「今日は閉館まで1日かけて楽しみたい」などと話した。
セレモニーに登壇した加藤賢一館長は、「市民をはじめ、皆さまにご利用いただいてありがたい。小さな子どもから大人まで科学に親しんでいただくことを目指しているので、2度、3度足を運んでいただき、意見をいただいて私たちもそれを糧にしていきたい」とあいさつした。
開館時間は9時30分〜17時。月曜休館(祝日、振り替え休日の場合は翌平日に休館)。展示場の入館料は、大人=400円、高校・大学生=300円、中学生以下無料。
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住友生命、創作四字熟語を募集
2013.10.1 18:04
http://sankei.jp.msn.com/west/west_life/news/131001/wlf13100118400014-n1.htm
住友生命保険は、その年の世相を漢字四文字で表す「創作四字熟語」を募集している。昨年は日本人の多くが金環日食を見たことから「衆人環視」をもじった「衆金環視」などが優秀作に選ばれた。
応募は、同社ホームページを通じてか、郵便はがきで11月6日必着。優秀作10編、入選作40編に、クオ・カードやオリジナルグッズが送られる。
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がん浸潤の原因たんぱく質を発見…阪大教授ら
http://osaka.yomiuri.co.jp/e-news/20131003-OYO1T00727.htm?from=newslist
がんが周囲の正常組織に広がる「浸潤」を引き起こす新たなたんぱく質を、石井優(まさる)・大阪大教授らがマウスの実験で発見したと、3日から横浜市で始まった日本癌(がん)学会で発表する。石井教授は「このたんぱく質を抑えれば、がんが縮小することも確認した」と話し、様々な種類のがん治療薬の開発につなげたいという。
石井教授らは、生きている臓器でがん細胞がどのように動くかを観察できる画像装置を開発し、人間の大腸がんの細胞をマウスに移植して浸潤する様子を調べた。浸潤していくがん細胞の先端部のほとんどが分裂の盛んなタイプであることが分かった。
分裂の盛んながん細胞では、今回見つけたたんぱく質が多いほか、人間でも進行の進んだがん細胞ほど、このたんぱく質が多くなることも突き止めた。細胞内でこのたんぱく質が増えないようにする薬をマウスに与えると、がんの大きさが半減し、浸潤が抑えられることも確かめた。
今回見つけたたんぱく質の特許申請を進めるとともに、約4万種類の候補物質から、このたんぱく質の働きをより抑える物質の探索を始めている。
公益財団法人がん研究会がん化学療法センターの藤田直也副所長の話「生きたまま臓器の奥まで観察できる画像装置を使っており、研究の精度が高い。見つけたたんぱく質を抑える物質は、大腸がんなどの浸潤や転移を抑える薬として有望だ」
(2013年10月3日 読売新聞)
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オダサク生誕100年、ゆかりの神社に銅像
2013.10.3 08:59
http://sankei.jp.msn.com/west/west_life/news/131003/wlf13100309050004-n1.htm
小説「夫婦善哉(めおとぜんざい)」などで知られ、今年で生誕100年となる大阪出身の作家、織田作之助(1913〜47年)の銅像が、ゆかりの生国魂神社(大阪市天王寺区)に建てられることが分かった。19日に設置され、オダサクの誕生日である26日に除幕式が行われる。
銅像はファンでつくる「オダサク倶楽部」の石田英治さん(72)が6月ごろ、彫刻家の岡村哲伸(てっしん)さん(64)=堺市西区=に制作を依頼。台座を含めた高さは1・8メートルで、昭和15年ごろに大阪・心斎橋あたりを闊歩(かっぽ)する写真を参考に、コートをはおったソフト帽姿となっている。
オダサクは生国魂神社近くで生まれ育ち、幼い頃には境内で遊んだ。岡村さんは「写真を参考に、なるべく客観的に造形化することに努めた。大阪に生まれた者として、オダサクの銅像をつくることができて幸せだ」と話している。
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喫煙が招く肺気腫、近大などのチームが肺気腫の発症メカニズム解明
2013.10.3 19:21
http://sankei.jp.msn.com/west/west_life/news/131003/wlf13100319280022-n1.htm
喫煙が招く肺の代表的な疾患、肺気腫の詳細な発症メカニズムを近畿大と広島大などのチームが解明し、3日付の英医学誌「ソラックス」電子版に掲載された。肺気腫は現在、根治治療法がなく、近大医学部の伊藤彰彦主任教授は「肺気腫に特化した治療薬の開発が可能になる」と話している。
肺気腫は、血液中に酸素を取り込む肺胞が破壊され、呼吸が難しくなる病気で、発症すれば慢性的な息切れや呼吸不全を引き起こす。たばこの煙に含まれる有害物質が肺胞の細胞を破壊する原因の一つで、関連疾患を含めた患者数は国内で500万人を超えると推計される。
今回の研究で、チームは肺気腫の患者とそうでない人の肺組織を比較。肺胞内面を覆う肺胞上皮細胞で、細胞をつなぐタンパク質の接着分子がたばこの有害物質で活性化した分解酵素によって切断されることが明らかになった。さらに切断されたタンパク質の破片が肺胞上皮細胞内のミトコンドリアに集積し、細胞が死滅するきっかけになっていた。
チームは肺胞上皮細胞の死滅を抑制することで、肺気腫の発症が予防できるか、今後動物実験などで検証する方針。伊藤主任教授は「今回の研究結果により、タンパク質を切断する酵素の働きを抑える薬の開発が進む可能性がある」としている。
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進化する人工細胞作成に成功
10月04日 08時01分
http://www3.nhk.or.jp/kansai-news/20131004/4953441.html
ウイルスの遺伝子や、たんぱく質を使って、遺伝子が増殖するうちにその性質を変化させていく人工的な細胞を作り出すことに、大阪大学などの研究グループが成功しました。
生物の進化の仕組みを知る手がかりになると注目しています。
大阪大学大学院情報科学研究科の四方哲也教授などの研究グループは、毒性のないウイルスから取り出した遺伝子や、約100種類のたんぱく質を水の中に入れ、直径が500分の1ミリという実際の生物の細胞とほぼ同じ大きさの人工的な細胞を作りました。
そして約2時間置いたあと、一部を取り出して栄養を与えたうえで、再び同じ大きさの細胞にするという作業を繰り返しました。
すると、中に含まれる遺伝子がより多く増殖するように性質を変え、作業を約180回繰り返したときには、元の遺伝子の100倍の増殖力を持つように変化していました。
人工的な細胞はこれまでにも作られ、同じ遺伝子が増殖することは確認されていましたが、性質が変化していく様子が確認されたのは初めてだということです。
四方教授は「増殖の過程で遺伝子が変異を起こし、いわば進化していったと考えられる。生物の進化の仕組みや、生命の起源を知る手がかりになるのではないか」と話しています。
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大阪市音楽団 法人化を検討
10月07日 21時09分
http://www3.nhk.or.jp/kansai-news/20131007/5094141.html
大阪市は、大阪市音楽団について、方針通り、年度内に廃止した上で来年度、平成26年度に法人化し最初の3年間に限って市が運営費の一部を負担する方向で詰めの検討を進めています。
大正12年に設立された「大阪市音楽団」は、全国で唯一、自治体が運営する吹奏楽団で、大阪市は、市政改革の一環で、年度内に廃止する方針を掲げています。
大阪市は、音楽団の取り扱いについて検討した結果、方針通り、年度内に廃止した上で、来年度、平成26年度に社団法人に移行し、最初の3年間に限って、市が年間約1億円を負担する方向で詰めの検討を進めています。
また、これまで音楽団で使ってきた市が所有する楽器などは、法人に引き継ぐ方針で、近く正式に決定したい考えです。音楽団には現在、市の職員の団員が34人いて、最近は、コンサートの命名権を民間企業に売却するなどして、収益を増やす取り組みを進めています。音楽団は、「法人への移行後は、団員の給料など、財政的に厳しくなることが予想される。伝統を守るためにも、支援をお願いしたい」と話しています。
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小林一三らが集めた作品展
10月05日 19時01分
http://www3.nhk.or.jp/kansai-news/20131005/4799231.html
阪急電鉄を創設した小林一三らが集めた絵画や茶道具などを展示する特別展が、きょうから大阪・池田市の美術館で始まりました。
この特別展は、池田市の「逸翁美術館」が、ことし、小林一三が生誕140年となるのを記念して開きました。
会場には一三と、友人の実業家、松永安左エ門の2人が集めた絵画や茶道具などおよそ70点が展示されています。
このうち、一三のコレクションで、16世紀、桃山時代に狩野光信が描いた豊臣秀吉の肖像画は、国の重要文化財に指定されていて6年ぶりに公開されました。
絵の中には、「これが良い」と秀吉が認めたとされる記述も残されていて秀吉の肖像画として広く使われています。
また、安左エ門が好んだ桃山時代の茶わん、「老鶴」は器の中に鶴に見立てた線が描かれているのが特徴で、友人だった一三の死を忍びながら、安左エ門が茶会で使ったものだということです。
逸翁美術館の仙海義之学芸課長は、「芸術を愛した2人の実業家が集めた数多くの名品を見てほしい」と話していました。
この特別展は、11月17日まで開かれています。
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ピースおおさか展示見直しへ
10月08日 07時00分
http://www3.nhk.or.jp/kansai-news/20131008/5026511.html
大阪城公園の一角にある平和資料館「ピースおおさか」はいまの展示の内容を見直し、再来年春から、大阪大空襲や戦後復興の様子など、「大阪」をテーマにしたものを充実させることにしています。
平成3年にオープンした平和資料館「ピースおおさか」の展示の内容をめぐっては、「戦争について様々な側面から把握できる」といった評価がある一方で、「自虐的で、偏っている」などの批判も出ています。
こうした中で、「ピースおおさか」は、小学生と中学生が訪れる人の半数を超えていることも踏まえ、いまの展示の内容を見直し、再来年春から、「大阪」をテーマにしたものを充実させることにしています。
具体的には、およそ1万5000人が犠牲になった大阪大空襲や、大阪の戦後の復興に向けた取り組みを紹介するほか、当時の国際情勢についてもわかりやすく説明するものに変更する方針です。
これに伴って、旧日本軍が多くの中国人兵士や市民を殺害したなどとされる「南京事件」などの展示はなくなる見通しです。
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大阪市音に市が3年計3億4千万円を助成へ
2013.10.7 20:49
http://sankei.jp.msn.com/west/west_affairs/news/131007/waf13100720510029-n1.htm
大阪市から昨年、直営廃止を言い渡され、来年度からの民営化を目指す大阪市音楽団(市音)について、所管する市教委が、民営化最初の3年間に限り運営資金の一部を助成する方針を検討していることが7日、分かった。初年度は約1億6千万円の予定で、3年間で計約3億4千万円を検討。9日に開かれる市の幹部会議で最終的に判断される見通し。
市音の民営化初年度の運営資金は、演奏会の事業費や人件費などで約2億1千万円と試算されている。一方、収入は約5千万円と見込まれており、不足分を市教委が助成する方針。翌年度からは市音の自主的な営業努力などによって収入額を増やし、これに伴い助成金額を減らす見通しだという。
大正12(1923)年創設の市音は全国で唯一、自治体が直営するプロの吹奏楽団。しかし昨年、橋下徹市長の市政改革で市直営の廃止が決定され、来年度から一般社団法人への移行を目指している。
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まがい物横行の希少コーヒーを識別 阪大など
2013.10.7 11:05
http://sankei.jp.msn.com/west/west_life/news/131007/wlf13100711090015-n1.htm
世界で最も高価なコーヒーの一つとされ、まがい物が横行しているインドネシア産の希少品「ルアック・コーヒー」について、日本とインドネシアの研究チームが7日までに、成分分析によって「本物」と識別する方法を見つけ、米専門誌に発表した。
チームによると、信頼性の高い識別法が考え出されたのは初めて。チームを率いた大阪大大学院工学研究科の福崎英一郎教授は「まじめな生産者を守り、本物を消費者に届ける手助けになる」と話している。
ルアック・コーヒーは、インドネシアに生息しコーヒーの果実を食べるジャコウネコ(インドネシア語でルアック)の排せつ物から、消化されずに残ったコーヒーの種子(豆)を取り出し、洗浄、乾燥後に焙煎してつくる。
インドネシアの輸出業者団体によると、主にスマトラ島、ジャワ島、バリ島で生産される。年間生産量は推計20〜30トンの希少品のため、東京では一杯数千円で提供している店もある。
だが、愛好家に人気があることから、まがい物も横行。ルアック・コーヒーに普通の安いコーヒー豆をブレンドするなどし、本物と偽って販売する不正業者が後を絶たないという。
現在は熟練した検査員が味や香りを頼りに判別しているが、人手に限りがある。チームは国立インドネシア・コーヒーカカオ研究所が提供したコーヒー21種類のサンプルを分析。各サンプルを特殊な方法で気化させ、アミノ酸や糖などの含有率を調べ、ルアック・コーヒーに特徴的な成分比を発見した。(ジャカルタ 共同)
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ステージドア 音楽堂通信
“21世紀のバロック”を
2013年10月9日
http://www.nnn.co.jp/dainichi/rensai/stage/131009/20131009035.html
晴れた9月の昼下がり、カトリック夙川教会でバッハの《ヨハネ受難曲》を聴いた。大阪を本拠とする日本テレマン協会による古楽器(作曲当時の様式の楽器)による演奏だ。
休憩の後、指揮者の延原武春氏がリュートやヴィオラ・ダ・ガンバなどの珍しい楽器を紹介し、聴衆は沸いた。古楽器は現代楽器に比べて音量が小さく、音も不安定だ。奏法も難しい。しかし軽やかで自由、自然に語りかけてくる音楽は個性的な魅力に満ち、作曲当時の再現という意味を超えて、わたしたちの「耳」を変えていく。
日本テレマン協会は、「バロック音楽の普及・啓蒙(けいもう)」を目的に1963年に延原氏によって創立されたアンサンブルが礎となり生まれた。現在は室内オーケストラと合唱団を擁し、古楽器演奏には80年代後半から取り組んできた。当時ヨーロッパの音楽事情を目の当たりにした延原氏が「メンバーを総替えしてもやらなあかん」との覚悟で始めたという。
いずみホールがオープンしたのが90年。特殊な分野だと思われていた古楽器演奏が、音楽研究の進展と優れた演奏家の輩出を両輪として、クラシック音楽演奏の主流にも影響を与え始めた時期だ。日本テレマン協会もいずみホールの常連となり、共に歴史を作っていく。
ホールでだけではない。彼らの主会場は“街”であり、サロンで、聖堂で、演奏を重ねる。定例のマンスリーコンサートは400回を超えた。若いメンバーが加わり、次代を担う奏者に育っていく。大阪は街角にこんな楽団があるのだ。
そして今年は創立50周年。延原氏は「作曲当時の様式の楽器の演奏はバロック、古典派のシリーズで続けながら、これまで積み上げてきた演奏の成果を、現代楽器で見せたい」と語る。集大成のひとつは12日(土)午後6時のいずみホールでのバッハ《ブランデンブルク協奏曲》全曲だ。“21世紀のバロック”として奏でられるバッハの器楽作品の最高峰は、今度はわたしたちの「耳」をどのように変えていくだろうか。
S席5千円、A席4千円。チケットは日本テレマン協会、電話06(6345)1046へ。
(いずみホール 森岡めぐみ)
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500人が大合奏 大阪でブラス・ジャンボリー
http://www.asahi.com/area/osaka/articles/OSK201310130118.html
【新屋絵理】吹奏楽の大演奏会「ブラス・ジャンボリー2013in大阪」が13日、大阪市北区のハービスホールで開かれ、近畿地方に住む小学生から70代まで約500人が大合奏を披露した。
この日、初めて集まった参加者が、全体リハーサルのあと、「茶色の小瓶」や「ラデツキー行進曲」など8曲を力強く演奏した。
11歳の娘と参加した兵庫県川西市の看護師古田陽子さん(46)は「高校で吹いていたフルートを最近再び始めた。大勢で吹けるのは楽しいし、練習の励みになる」と話した。
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戦艦など写実風に再現 西天満で鉛筆画個展 大阪
2013.10.14 02:00
http://sankei.jp.msn.com/region/news/131014/osk13101402010001-n1.htm
大阪市生野区のイラストレーター、菅野泰紀(ひろゆき)さん(30)が描く鉛筆画が注目を集めている。15日まで同市北区西天満の「エートスステーション」で第2回個展を開いている。
菅野さんは不動産賃貸会社に勤務のかたわら子供のころから好きだった鉛筆画を続け、独自のアートの世界を編み出した。鉛筆の濃淡を生かし、立体感や陰影を細部まで見事に表現。月刊誌「丸」の挿絵にもなった。個展は巨大戦艦を写実風に再現した「戦艦大和」ほか17点を展示する。
「多彩な技法を駆使した集大成となる作品を集めました」と菅野さん。午前10時〜午後6時。入場無料。地下鉄南森町駅下車。問い合わせ((電)06・6365・1728)。
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「深く憂慮…」大学統合に名誉教授ら声明 大阪
2013.10.16 08:20
http://sankei.jp.msn.com/west/west_life/news/131016/wlf13101608220001-n1.htm
橋下徹大阪市長らが目指している大阪府立大と大阪市立大の統合に関し、両大学の名誉教授らが15日、府庁で記者会見し「橋下氏の大学自治への介入と、統合計画の拙速な推進を深く憂慮する」との声明を発表した。
声明は名誉教授ら21人の連名で「統合で予算が削減され、優れた人材が大学を去る事態が起こりかねないと懸念する」などと批判。宮本憲一・市立大名誉教授は記者会見で「ビジョンが非常に不明確だ。ゆっくり議論してほしい」と述べた。
府と市は9日、平成28年4月の統合後の新大学案を公表。理事長と学長を兼務させず、それぞれ学校経営と学問で、役割分担するなどとした。
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深まる秋、調和する自然と造形 花と彫刻展が開幕
2013年10月17日
http://www.nnn.co.jp/dainichi/news/131017/20131017023.html
秋恒例の「花と彫刻展」が16日、大阪市西区靱本町の靱公園で始まった。バラやフイリヤブランといった花々が彩りを添える中、30点を超える大小の彫刻作品が並び、多くの市民を迎えている。11月4日まで。入場無料。
大阪府内の彫刻作家でつくる大阪彫刻家会議(生島豊昭会長)が主催。1968年に始まりことしで44回目を迎えた。園内には木材や金属、樹脂、ガラスなど多彩な素材を使った抽象、具像の力作が展示されており、多くの市民が花と融合した癒やしの風景を満喫している。
この日は開会式に続き観賞会を実施。招かれた同区女性団体協議会のメンバーは、生島会長、北田孝之名誉会長の案内で園内を散策し、技法や素材などの解説に耳を傾けた。
第1回から出展している生島会長は「長年地域に支えられて熟成したと実感。大阪市内で一級の品格がある靱公園で作品を展示できることは作家として大きな喜び」と話していた。
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キタ、ミナミに負けるな! 「あべのハルカス」に一番近い映画館に無料サロンオープン
2013.10.25 18:11
映画館「あべのアポロシネマ」(大阪市阿倍野区)の館内に無料のシネマサロンをオープンした。映写をデジタル化した同館で、以前のフィルム上映の際に使っていた35ミリ映写機も展示。映画関連の催しなどを順次、開催する。
来年3月に全面開業する日本一高いビル「あべのハルカス」に一番近い映画館として集客を狙う。丸山隆司社長は「映画好きの人が楽しめる空間を提供できれば」と話している。
営業時間は映画のチケット売り場の開業時間から午後6時まで。映画の広告が壁に貼られた約83平方メートルの部屋に椅子と机を設置。「キネマ旬報」など映画雑誌約500冊を用意し、自由に読めるようにした。室内のスクリーンでは最新映画の予告編が流れ、鑑賞後も映画の世界に浸ることができる。今後は映画館の会員を対象に、映画を語る茶話会や、フィルム編集の体験といった催しを開く。自主映画を上映したい学生や一般にも無料で場所を提供するという。
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箏や三絃などで伝統の響き披露 日本当道会全国大会 大阪
2013.10.21 02:11
http://sankei.jp.msn.com/region/news/131021/osk13102102110004-n1.htm
和楽器の愛好者が集まる「日本当道会全国大会・三曲演奏会」(産経新聞社など後援)が20日、大阪市北区のサンケイホールブリーゼで開かれた。
この会は箏(こと)や三絃(さんげん)(三味線)の演奏者で構成。全国大会は2年に1度、大阪で開かれており、今回は「三曲演奏会」と銘打ち、全国各支部の会員ら約200人と、尺八奏者が集まり、3楽器による18曲を披露。会場を訪れた観客は風情ある響きに聞き入っていた。
日本当道会理事長の菊塚千秋さんは「若い人たちに伝統文化にふれていただき、伝統文化芸術の普及と伝承に力を尽くしたい」と話していた。
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“塩分減らし病気予防を”
10月26日 21時23分
http://www3.nhk.or.jp/kansai-news/20131026/5196721.html
大阪市で、「減塩サミット」と名付けられた催しが開かれ、医師や栄養士が高血圧による心筋梗塞や脳卒中などを予防するためには日常の食事で塩分の摂取量を減らす必要性があると強調しました。
大阪・北区で開かれたこの「減塩サミット」は日本高血圧学会などが開き、高血圧の患者やお年寄りなど約300人が参加しました。このなかで九州医療センターに勤める高血圧内科の医師が講演し、「高血圧は、血管や心臓などに負担をかけ、心筋梗塞や脳卒中などの原因となる。血圧を下げるには、塩分の摂取量を減らすことが何より必要だ」と指摘しました。
そのうえで、この医師は▼健康に問題はなくても血圧が高い場合はすぐに医師に診てもらうことや▼子どもの時からスナック菓子などではなく、果物を食べる習慣を身につけさせることが大切だと訴えました。
また、京都市の病院に勤める管理栄養士は、全国の平均で男女ともに塩分摂取量が目標値を2グラム以上超えているというデータを紹介したうえで、▼塩分の代わりにだしや香辛料を使うことや、▼食材にしっかりと味をしみこませれば塩分の使用量を抑えられることなど、塩分が少なめでもおいしく調理する方法を紹介していました。
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高校生の科学研究発表会
10月26日 12時25分
http://www3.nhk.or.jp/kansai-news/20131026/5552641.html
高校生に科学への関心を高めてもらおうと、最新の研究を学んだり学校で取り組んだ研究成果を発表しあったりする催しが大阪市で開かれました。
この催しは、大阪府教育委員会などが開いたもので、大阪府内の18の高校の生徒らおよそ800人が参加しました。
はじめに植物が二酸化炭素を吸収する気孔を増やす物質を発見した京都大学の西村いくこ教授が、講演し、「科学者は何かを発見して満足しないことが大切で、皆さんも常に応用できないか、探究していってください」と呼びかけました。
このあと、高校生の科学の研究発表が行われ大阪府立天王寺高校の生徒たちは野良猫に学校の敷地内の一定の場所にふんをさせるために行った研究を発表しました。
この中で、園芸用に販売されている水はけのよい土を盛った結果、猫が寄りつくようになりふんをする頻度が上がったことやふんをされたくないエリアには超音波の発生装置を置いたところ猫が寄りつかなくなったことなどを発表しました。
大阪府教育委員会は今後も大学の研究機関の協力を得て未来を担う科学者の育成に力を入れていきたいとしています。
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ロボカップ大会で世界一、阪大・大工大の学生チームを頂点に押し上げた「技術力を超えるチーム力」
http://blogos.com/article/72083/
http://blogos.com/article/72083/?axis=&p=2
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「引き込まれるような美しさ」…大阪の至宝
http://osaka.yomiuri.co.jp/e-news/20131029-OYO1T00663.htm?from=newslist
大阪の政財界の実力者らが集めた美術品などのコレクション約160件を展示する特別展「再発見! 大阪の至宝」(大阪市立美術館、読売新聞社など主催)が29日、大阪市天王寺区の市立美術館で開幕し、午前中から多くの人が訪れた。12月8日まで。
光彩を放つ「油滴天目茶碗(ゆてきてんもくちゃわん)」は12〜13世紀の南宋時代の作で、関白・豊臣秀次らが所蔵した名品。豊臣秀吉が着たとされる「富士御神火文黒黄羅紗陣羽織(ふじごしんかもんくろきらしゃじんばおり)」は噴火する豪快な富士山をあしらっている。
大阪市淀川区の男性(68)は「油滴天目茶碗は引き込まれるような美しさ」と話した。
入館時間は午前9時30分〜午後4時30分。11月4日を除く月曜と同5日は休館。観覧料は一般1200円、高校・大学生1000円。中学生以下は無料。
(2013年10月29日 読売新聞)
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芸術の秋到来…二科展開幕 大阪市立美術館
2013.10.30 13:04
http://sankei.jp.msn.com/west/west_life/news/131030/wlf13103013080011-n1.htm
芸術の秋恒例の「二科展」(二科会、産経新聞社主催、コカ・コーラウエスト協力)が30日、大阪市天王寺区の大阪市立美術館で始まり、大勢の美術ファンでにぎわった。
二科会は、洋画家らが中心となって大正3年に結成された美術団体。今年は絵画、彫刻、デザイン、写真の4部門に寄せられた、会員や会友、一般からの入選者の力作計約700点が展示されている。
同時開催されている中学生以下が対象の絵画公募展「こども二科展」の入賞・入選作約1500点、はがきサイズのデザインコンテスト「ポストカードデザイン大賞展」の約230点も展示。美術表現の幅の広さや豊かさを伝えている。
「二科展」は11月10日まで(5日は休館)。
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洪庵の業績、適塾の学び 阪大博物館で特別展
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/osaka/news/20131030-OYT8T00072.htm
◇自筆の書状 初公開
江戸時代の医師で蘭(らん)学者、緒方洪庵(1810〜63年)と、洪庵が大坂に開いた私塾「適塾」を紹介する特別展「緒方洪庵・適塾と近世大坂の学知」(読売新聞大阪本社後援)が29日、豊中市の大阪大総合学術博物館待兼山(まちかねやま)修学館で始まった。入場無料。
洪庵は、オランダをはじめとする西洋医学を紹介したほか、天然痘の予防接種を行って流行を防ぐなど、多くの業績を残した。適塾で教育にも力を注ぎ、福沢諭吉や大村益次郎ら多くの人材を育てた。洪庵の息子らが設立に尽力した病院と医学校が現在の大阪大に発展した。
特別展は洪庵の没後150年、適塾の創設175周年を記念し、同博物館と大阪大適塾記念センターが企画した。初公開となる洪庵自筆の書状は、江戸にいる医師に宛てて患者を託す内容。洪庵が西洋の医学書を翻訳した「扶氏(ふし)経験遺訓」といった代表的な書物や、塾生が使った蘭和辞典「ヅーフ・ハルマ」の写しなど、適塾での学びが垣間見える資料も並ぶ。
江口太郎・適塾記念センター長は「洪庵が、世界規模で考え、地域で行動する人物だったことを感じてほしい」と話している。
12月27日までで、午前10時半〜午後5時。日曜と祝日は休館(11月3、4日は開館)。問い合わせは待兼山修学館(06・6850・6284)へ。
現存する適塾(大阪市中央区北浜、国の重要文化財)は改修工事中で、来春に開館する予定。
(2013年10月30日 読売新聞)
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願い伝えるお稲荷さん 11月5〜8日に写真展
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/osaka/news/20131030-OYT8T00094.htm
豊穣(ほうじょう)神の使いとして各地にまつられている狐(きつね)の像の写真展「豊穣の使者、狐」(芦屋市谷崎潤一郎記念館など主催)が11月5〜8日、大阪市北区野崎町5、読売大阪ビル地階の「ギャラリーよみうり」で開かれる。入場無料。
兵庫県芦屋市の芦屋市谷崎潤一郎記念館で開催中の特別展「狐と谷崎、そして歌舞伎」の関連企画。大阪芸術大と同大学大学院で写真を専攻し、狐の像の撮影をライフワークとして各地の稲荷社で撮影を続けている同市在住のフリーカメラマン・大世晃僖(たいよてるき)さん(27)の作品を集めた。
会場には、信太森葛葉(しのだのもりくずのは)稲荷神社(和泉市)、安倍晴明神社(大阪市阿倍野区)、伏見稲荷山眼力社(京都市伏見区)、芦屋神社(兵庫県芦屋市)、源九郎稲荷神社(奈良県大和郡山市)、多賀大社(滋賀県多賀町)、伊作田(いさいだ)稲荷神社(和歌山県田辺市)など近畿各地で撮影した狐像32点を展示。谷崎が幼少期に見て、その女性観を形成したといわれる歌舞伎「義経千本桜」「蘆屋道満大内鑑(あしやどうまんおおうちかがみ)」にゆかりのある狐像の写真も並ぶ。
大世さんは「家内安全、商売繁盛、恋愛成就、病気平癒など様々な人間の願いを神に伝えるメッセンジャーが、お稲荷さんの狐。自然や先人の努力への尊敬があってこそ豊穣があるということを、写真を通じて伝えていきたい」と話している。
開場は午前10時〜午後5時(最終日は午後3時まで)。問い合わせは同記念館(0797・23・5852)へ。
(2013年10月30日 読売新聞)
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北摂のミュージアム 民博に集合 来月3・4日にメッセ 大阪
2013.10.31 02:33
http://sankei.jp.msn.com/region/news/131031/osk13103102330002-n1.htm
北摂地域7市3町の51ミュージアムが集結する「北大阪ミュージアムメッセ」が、11月3、4日に吹田市千里万博公園の国立民族学博物館で初めて開かれる。7市3町にある博物館や資料館、美術館、企業ミュージアム、大学博物館、動植物園などで組織する北大阪ミュージアム・ネットワークが主催する。
地下にある特別展示館休憩所の展示ブースでは、各館の活動をパネルや映像で紹介。「作ってみよう!勾玉(まがたま)」(関西大学博物館)、「本物のカブトをかぶってみよう」(高槻市立しろあと歴史館)など多彩なワークショップも楽しめる。入場無料。問い合わせは吹田市立博物館((電)06・6338・5500)。
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変わり兜と刀装具を展示
11月02日 12時32分
http://www3.nhk.or.jp/kansai-news/20131102/5428701.html
戦国時代や江戸時代のユニークな形のかぶとや刀などを集めた展示会が、大阪市で始まりました。
会場の大阪・中央区の大阪歴史博物館には、戦国時代や江戸時代に作られ、ユニークな形をしたかぶとや刀など、220点あまりが展示されています。
このうち、来年放送のNHKの大河ドラマ、「軍師官兵衛」の主人公、黒田官兵衛がつけたとされる「銀白檀塗合子形兜」は、おわんを逆さまにしたような形のかぶとで、人目を引くデザインとなっています。
江戸時代に作られたとされる「雉子尾雌雄御太刀拵」は、きじの姿を表現した刀で、戦国時代が終わったあと、武器としての刀が次第に、工芸品としての色彩を強めていったことがうかがえます。
大阪歴史博物館学芸員の内藤直子さんは、「戦国時代の緊張感あふれる造形のすばらしさと、江戸時代になり、より技巧的になっていった技術力の高さに注目して、楽しんでほしい」と話していました。展示会は、来月8日まで開かれています。
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著者と業者の懸け橋に 「関西出版ルネサンス」発足
2013年11月3日
http://www.nnn.co.jp/dainichi/news/131103/20131103016.html
関西の自費出版業界を盛り上げようと関係約20社でつくる組織「関西出版ルネサンス」が発足した。定年でゆとりを得た団塊世代による執筆をはじめ、パソコンの普及などでひと昔前よりも自費出版が増えつつある業界事情を踏まえ、イベント開催を通じて業者と本を出したい人、出した人との交流の懸け橋を築いていく。
■5冊限定も
前身となる「関西自費出版の会」が誕生したのは1993年。当時は大阪と京都の大手書店で開く自費出版フェア実行委員会のような寄り合いだった。会員からは不定期だった開催の定期化を目標に新たな組織設立を望む声が上がり、今夏から調整を続けていた。
大阪市北区茶屋町のMARUZEN&ジュンク堂書店梅田店7階で開催中の「関西自費出版フェア」(5日まで)をもって正式発足とした。
同フェアは会員のうち11社が出展し計約500冊を紹介。分野は自分史や闘病記、写真集、歴史散策など多彩だ。郷土の知られざる偉人に光を当てる本や、苦労して費用を貯め5冊限定で出版したエッセイ集など自費出版ならではの特徴も光る。出版工程のパネル解説や会員による相談コーナーも設けられ、多くの来場者が関心を寄せている。
■足跡は活字で
新風書房(同市天王寺区)代表で新組織の代表を務める福山琢磨さん(79)は「さっそく原稿持ち込みの話もある」と手応えにまずまずの表情を浮かべる。
新組織では著者を交えたセミナーなど情報交換に取り組むほか、近年契約・販売を巡って問題化する悪質な出版ビジネスへの警鐘を鳴らす。「原稿や写真の質も向上し自費出版の垣根は低くなっているが、それにつけこんだ悪質商法の被害に遭ってほしくない。業界の正常化を図りながらよりよい1冊の出版をアドバイスしたい」と福山さんは強調する。
「さまざまなメディアが発達したが、自分の人生の一部を表す心の部分はやはり活字で記して子孫に残してほしい」。著者と業者双方の活性化に期待を込め、関西出版ルネサンスはスタートした。
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上本町にあった近鉄劇場の再来でもありますね。
近鉄百がハルカスに小劇場を再開へ 片岡愛之助さんの特別公演で来年2月開幕
2013.11.1 12:21
http://sankei.jp.msn.com/region/news/131101/osk13110112580002-n1.htm
近鉄百貨店は1日、日本一高いビル「あべのハルカス」(大阪市阿倍野区)に入る本店に、小劇場「近鉄アート館」を来年2月22日に新装オープンする、と発表した。ハルカスが3月7日に全面開業するのをきっかけに13年ぶりに演劇事業を再開し、集客を狙う。
大阪を拠点に活動し、テレビドラマ「半沢直樹」で注目された歌舞伎俳優、片岡愛之助さんの特別公演で幕を開ける。歌舞伎舞踊を披露する予定の愛之助さんは記者会見で「大阪の活性化につながるハルカスのアート館で、こけら落としをできることは非常にうれしい」と語った。
劇場はウイング館8階にあり、全体の面積が約450平方メートル。約300の座席は、舞台を囲む形の「三面客席」とした。
近鉄アート館は催事場などに活用した方が集客を見込めると、2001年に演劇事業を休止していた。
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2013年まちかね祭 開幕
http://www.unn-news.com/handai-post/article/201311034883
第54回大阪大学まちかね祭が11月2日に始まった。初日から多くの人で賑わい、学生の他親子連れなど一般の来場者も多く見られた。
【11月2日 大阪大学POST=UNN】
メインストリートでは各団体の模擬店が並び、買ったものを手にした人々が絶えず行き来した。学内がお祭りムードに染まる中、ステージ宙と奏はまちかね祭をさらに盛り上げる。次々と披露されるダンスや演奏に、ステージは熱気に包まれた。
熱いステージ企画の初日最後を飾ったのが、マイケルジャクソンダンス研究会だ。日々練習を重ねたダンスを披露し、迫力あるパフォーマンスで観客を魅了した。観客の中にはパフォーマンスに合わせて踊り出す人も。ムーンウォークを成功させた際には拍手が湧くなど、最後まで盛り上がりを見せた。
今回で最後の公演となった毛利正太郎さん(経・4年)は「楽しみました。一生に残る、最高の思い出になりました。」と話した。代表の小巻翔太さん(工・2年)は今後の活動について「後輩も入部して人数が増えたので、もっと外部に知名度を広げて阪大の顔になりたい」と意気込んだ。
この記事の写真はこちらから→https://www.facebook.com/photo.php?fbid=543552909058751&set=a.455056621241714.1073741825.355334497880594&type=1&theater
【根原直希】
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大阪「番画廊」、34年で幕…最後の展覧会へ
http://osaka.yomiuri.co.jp/e-news/20131107-OYO1T00724.htm?from=newslist
大阪市北区西天満の画廊街・老松(おいまつ)通りかいわいで、ひときわ注目を集めてきた「番(ばん)画廊(がろう)」が、今年いっぱいで閉廊することになった。大正期の建築を生かした落ち着いたスペースと、自由な展示を見守るオーナーの姿勢に惹(ひ)かれ、横尾忠則さんら著名な美術家が作品を発表してきた名門画廊。来月にはゆかりの作家による小品で空間を埋め尽くし、34年間の活動を終える。
1979年6月、それまで別の画廊に勤めていた松原光江さんが現代美術のギャラリーとして開廊。画廊の名には「様々な作家が順『番』に展示する作品の『番』をしたい」という思いを込めた。最初の展覧会は抽象画家の泉茂さん、洋画家の三尾公三さん、造形作家の元永定正さんによる3人展だった。
画廊が入居するのは1921年(大正10年)に建てられた「大江ビルヂング」。老松通りから南に入った一角にある。重厚だが温かみあふれる空間と、「個性を生かし、伸び伸びと展示を」という松原さんの姿勢に共感する作家は多く、開催した展覧会は約1600回に及ぶ。出品者にはグラフィックデザイナーの早川良雄さん、抽象画家の津高和一さん、建築家の磯崎新さん、イラストレーターの黒田征太郎さんら、そうそうたるメンバーが名を連ねる。
毎年、ここで個展を開く作家もおり、既に再来年まで予定が入っていた。食道がんを患っていた松原さんも「70歳までは続けたい」と調子のよい時にはできるだけ足を運んできたが、10月7日に68歳で亡くなり、オーナー不在となった。
ビルからも年内退去が決まったが、訃報を聞いた作家らから、「ささやかでも、松原さんをしのびたい」という声が上がり、最後の展覧会を企画。ここで展示をした全作家約1000人に呼びかけ、10センチ四方の平面作品か、1辺が10センチの立方体の形の立体作品を持ち寄ってもらうことにした。
展覧会は「サ・ヨ・ナ・ラ bangarow」展(12月23〜25日)。集まった作品で、約30平方メートルの室内を満たす予定だ。
準備に当たる美術家、中馬(ちゅうま)泰文さん(74)は「松原さんが大切にしてきた『自由な発想』で、画廊へのメッセージを記したり、思い出を絵にしたりする作家もいるだろう。画廊はなくなっても、大阪の現代美術を支えた精神を受け継いでいきたい」と話している。
(2013年11月7日 読売新聞)
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こども二科展 表彰状に笑顔 大阪市立美術館
2013.11.4 02:05
http://sankei.jp.msn.com/region/news/131104/osk13110402050002-n1.htm
大阪市天王寺区の市立美術館・地下展覧会室で開かれている「第62回こども二科展」(二科会、産経新聞社主催、コカ・コーラウエスト協力)の表彰式が3日行われた。
中学生以下が対象の公募絵画展。今年は塾、小・中学校、個人、幼稚園の各部門に2万5千点を超える応募があった。この日の表彰式は、塾、小・中学校、個人の部の入選者計715人が対象。おしゃれをした子供たちが二科会員らから表彰状を受け取り、自分の絵の前などで家族とうれしそうに記念撮影していた。
715人の作品は同館で開催中の「第98回二科展」(10日まで、5日は休館)に合わせ、4日まで展示。幼稚園の部の入選作品751点は6〜10日に展示され、9日に表彰式がある。
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大阪市音楽団の動画が人気
11月11日 08時18分
http://www3.nhk.or.jp/kansai-news/20131111/5899691.html
大阪市音楽団のメンバーが、ことし9月に、梅田でおこなったパフォーマンスを撮影した動画が、インターネット上で人気を集めています。
この動画では、梅田の広場で、メンバーの男性が、カホンという箱形の打楽器を叩き始めると、交通誘導員などに扮したメンバーが続々と集まり、演奏を始めます。あらかじめ申し合わせた人たちが、通りすがりを装って突然、ダン
スなどを行う「フラッシュモブ」と呼ばれるパフォーマンスです。ことし9月に初めて挑戦した様子は、インターネットの動画サイトに投稿されて、今月上旬までに、少なくとも11万4000回再生されました。
大阪市音楽団は、全国で唯一の自治体が持つ吹奏楽団として親しまれてきましたが、市政改革の一環で、来年4月からは社団法人として活動することになっていて、運営費などの確保が課題になっています。
大阪市音楽団は、「期待以上の反響でとてもうれしい。今後も、お客さんに楽しんでもらえることを企画しファンを増やしていきたい」と話しています。
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シャープ創業者、早川徳次氏の思い受け継ぎ50年 大阪の点訳グループ メンバー各地で活躍
2013.11.13 10:26
http://sankei.jp.msn.com/west/west_life/news/131113/wlf13111311100010-n1.htm
http://sankei.jp.msn.com/west/west_life/news/131113/wlf13111311100010-n2.htm
目の不自由な人のために長年、書籍などの点訳を続けてきた大阪市東住吉区を拠点とするボランティア団体「早川点訳グループ」が今月、創設50周年を迎えた。大阪に本社を置く家電大手「シャープ」を創業する一方、福祉活動にも力を尽くした早川徳次氏の思いを受け継ぎ、「1冊につき半年近くかかる」という点字化の作業を続けてきた。点訳の普及にも力を注ぎ、点字教室を開催。巣立った人の数は千人を超え、各地で活躍している。(木ノ下めぐみ)
グループが活動拠点とするのは、同区にある大阪市立早川福祉会館。福祉活動に従事する中で、視覚障害者の生活充実を願った早川氏が寄付金を出し昭和37年に創立され、当時としては珍しい点字・録音図書室も設けられた。会館ができた翌年の38年に点訳ボランティアの養成講座が開かれ、グループは、参加した有志によって結成された。
長年手がけてきた書籍などの点訳は膨大な労力を伴う作業。点字は縦3、横2の6つの点の組み合わせで表し、時間をかけ点字板を押し上げて凹凸をつくる。さらに点字で分かりやすいよう表現を工夫する必要もある。
メンバーは現在、20〜80歳代の男女65人。かつてはタイプライターで作業したが、近年用いるのはパソコン。点訳ソフトも開発され作業のスピードは上がったものの、新作の単行本1冊を点字にするのは平均、半年近くもの時間を費やす。それでも年間約70冊の点訳本を完成させている。
手がけた点字本は館内の図書室に常備されているが、それだけでなく、日本点字図書館がインターネット上で運営する「サピエ図書館」にデータを蓄積。図書室に足を運ばなくても、点字化する専用の印字機械があれば手にすることができ、パソコンから音声を聞くこともできる。
16日には会館で50周年の記念式典を開催し、グループのOBらに参加を呼びかけている。約20年にわたり活動してきた芦谷早苗会長(64)は「分かりやすい点訳を変わらず心がけてきた。今後も視覚障害の役に立つ活動を続けたい」と話している。
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文化事業の予算配分見直し課題
11月12日 07時34分
http://www3.nhk.or.jp/kansai-news/20131112/5810571.html
大阪府と大阪市の文化事業を検証する専門家委員会は、年度末に最終報告をまとめることにしていますが、具体的な予算配分の見直しにどこまで踏み込めるかが課題になりそうです。
大阪府と大阪市の文化事業を検証するために、ことし夏に設けられた専門家委員会、「アーツカウンシル」は、府と市の46の文化事業の評価を進めていて、11日、中間報告をまとめました。
この中では、市が行っている助成金事業について、演劇分野からの申請が半数以上を占めているとして、申請者の幅を広げるためにさらにPRするよう求めるなど利用者目線の文化行政を進めるよう求めています。
ただ、中間報告では、当初、委員会への期待があった府と市の文化事業に対する具体的な予算配分の見直しについては、言及されていません。委員会としては、引き続き、文化事業の評価を進め、年度末には、最終報告をまとめることにしていますが、具体的な府と市の予算配分の見直しにどこまで踏み込めるかが課題になりそうです。
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「地方の時代」映像祭
11月16日 21時20分
http://www3.nhk.or.jp/kansai-news/20131116/5516301.html
全国の放送局などが地方の課題や活動をテーマに制作したドキュメンタリーを紹介する「地方の時代」映像祭が大阪で始まり、40年以上にわたってじん肺患者の治療にあたってきた医師の活動などを描いた静岡放送の番組がグランプリに選ばれました。
「地方の時代」映像祭は、NHKや日本民間放送連盟などが地域発のドキュメンタリーの祭典として毎年開いているものです。
33回目のことしはこれまでで最も多い258作品の応募があり、16日、大阪・吹田市の関西大学で表彰式が行われました。
グランプリには40年以上にわたってじん肺患者の治療にあたってきた医師の活動をなどを描いた静岡放送の「死の棘(とげ)〜じん肺と闘い続ける医師〜」が選ばれました。
またNHKからは、福岡放送局と熊本放送局が水俣病をテーマに共同で制作した「第2回水俣〜戦後復興から公害へ〜」が入賞しました。
映像祭は今月22日まで開かれ、入賞作品などが上映されます。
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ひこにゃんがかぶとと対面
11月16日 12時36分
http://www3.nhk.or.jp/kansai-news/20131116/5955591.html
滋賀県彦根市の人気キャラクター、「ひこにゃん」が、身につけているかぶとのモデルになったかぶとと大阪市内の博物館で対面し、訪れた人たちを驚かせました。
大阪・中央区の「大阪歴史博物館」では、戦国時代や江戸時代のユニークな形のかぶとなどを集めた展示会が開かれています。16日、彦根市の人気キャラクター、「ひこにゃん」が訪れました。自分のかぶとのモデルになった、江戸時代、彦根藩を治めた井伊家のものとされるかぶとを見るために、彦根から足を運んだということです。全体を赤く染め上げ、金ぱくが施された「天衝脇立」という左右の飾りが特徴のかぶとと対面した「ひこにゃん」は、色々な角度からかぶとを眺め、うれしそうなしぐさを見せていました。「ひこにゃん」の突然の登場に、博物館を訪れた人たちは驚いた様子でしたが、「ひこにゃん」は、手を振って愛きょうをふりまいていました。
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脳の腫瘍除去 新手術法開発
11月16日 06時35分
http://www3.nhk.or.jp/kansai-news/20131116/3047091.html
視力の低下や手足のしびれなどを招く脳の腫瘍を取り除くための新たな手術の方法を、大阪市立大学の研究グループが開発し、治療成績が向上したと発表しました。
治療法を開発したのは、大阪市立大学の大畑建治教授などの研究グループです。
対象になるのは、目の神経や動脈が集まる脳の中心部に腫瘍ができる「頭蓋咽頭腫」という病気で、腫瘍が大きくなると視力の低下や手足のしびれなどを招き、子どもから大人まで年間におよそ700人が発症するといわれています。これまでは、額や頭の側面に穴を開けて手術を行っていますが、腫瘍を完全に取り除くのは難しく、再発しやすくなっていました。
そこで研究グループは、耳の後ろに穴を開け、奥にある骨や三半規管の一部を、聴力や平衡感覚に影響しない程度に切除した上で腫瘍を取り除く方法を開発しました。これまでに16人の患者に手術を行ったところ、ほぼ全員で腫瘍を完全に、または、ほとんど取り除くことができ、視力などが改善したほか、再発する割合も減ったということです。
大畑教授は、「簡単な治療法ではないが、技術のある医師に習得してもらい、1人でも多くが社会復帰できるようにしたい」と話しています。
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摘出困難な脳腫瘍の手術法確立 再発率も低く 大阪市立大
2013.11.16 10:50
http://sankei.jp.msn.com/west/west_life/news/131116/wlf13111610500006-n1.htm
脳の深い部分に発生した脳腫瘍(のうしゅよう)を摘出するため、耳の後ろの骨を削って切開する手術法を大阪市立大の大畑建治教授(脳神経外科)のチームが確立し、15日付の米医学誌電子版に掲載された。10年後の再発率は15%以下に抑えられ、大畑教授は「安全で再発率の低い手術法として普及させたい」としている。
市立大によると、国内では年間約2万5千人に脳腫瘍が見つかる。うち約700人は視神経や脳幹に囲まれた脳の最深部に発生する頭蓋(ずがい)咽頭腫(いんとうしゅ)で、腫瘍が大きくなれば失明や認知の低下などが起こる可能性がある。一般的には、目の間やこめかみ部分を切開して腫瘍を摘出するが、術中に視神経や内頸動脈を傷つける危険性や、全摘出しきれず再発する恐れがあった。
このため、市立大は昭和60年に耳の後ろの部分を切開し、視神経や動脈の後方から腫瘍を取り出する手法を開発。平成11年以降に手術した患者16人のうち、15人で腫瘍がほぼ全摘出でき、10年間の再発率も15%以下だった。
大畑教授は「この手術法により、多くの患者を助けることが可能になる」としている。
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鳥をテーマ活動紹介 写真展示や体験ブース
2013年11月17日
http://www.nnn.co.jp/dainichi/news/131117/20131117026.html
鳥をテーマに自然関連のサークルや地域の自然保護団体などが一堂に会し活動紹介やワークショップを展開する「大阪バードフェスティバル」が16日、大阪市東住吉区の市立自然史博物館で開幕。鳥愛好家や親子連れなど、多くの来場者でにぎわった。17日(午前9時半から午後4時半)まで。入場無料。
2007、10年に続き3度目の開催で、64団体が出展。野鳥の会や愛鳥会などが観察会の成果や撮影した写真などを展示するほか、彫刻と色付けで鳥を形作っていくバードカービングの体験や、子ども向けに鳥をモチーフにしたカード作りや折り紙の体験ブースが用意され、訪れた人たちを楽しませた。
主催の同博物館の佐久間大輔主任学芸員は「子どもはもちろん、大人も気付かなかった奥深いところを楽しめる。興味を持っていただき、博物館に再び訪れて学ぶきっかけにしてほしい」。出展する泉北野鳥の会の炭田仙二会長は「きれいな鳥を知ってもらい『自然が大切』という考えにつながれば」と話した。
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勇壮に椎葉神楽 豊中の民家集落博物館で公演 大阪
2013.11.18 02:02
http://sankei.jp.msn.com/region/news/131118/osk13111802020000-n1.htm
豊中市服部緑地の日本民家集落博物館で16、17の両日、宮崎県椎葉(しいば)村に伝わる「椎葉神楽(かぐら)」の公演が行われ、珍しい伝統芸能を見ようと、大勢の観光客が詰めかけた。
椎葉村は宮崎県北西部の人口約3千人の山村で、平家の落人(おちゅうど)伝説や民謡「ひえつき節」の里として知られる。村内26の集落に古くから独自の神楽が伝わり、総体の「椎葉神楽」として国の重要無形民俗文化財に指定されている。
今回公演したのは、村内の尾前地区に伝わる「尾前神楽」。保存会のメンバーが、昭和34年に椎葉村から博物館に移築された「日向椎葉の民家」の客間を舞台に2日間で計5回、神楽を披露した。
天岩戸(あまのいわと)から天照大神(あまてらすおおみかみ)を誘い出そうと岩の扉を強い力で取り外す天手力雄命(あめのたぢからおのみこと)の舞「手力」や、狩猟の様子を演じる「森の下」などが大太鼓のリズムに乗って演じられると、居間や縁側などに座った観客らは身を乗り出したり、カメラのシャッターを押したりしていた。
椎葉村に古民家は残っていないといい、故郷の民家で舞った保存会のメンバーは、感慨深そうだった。
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桂文枝さん、故松喬さんゆかりの「住吉詣り」を初演
2013.11.19 20:39
http://sankei.jp.msn.com/west/west_life/news/131119/wlf13111920420023-n1.htm
上方落語の桂文枝さん(70)が19日、肝臓がんのため7月に62歳で亡くなった笑福亭松喬(しょきょう)さんに贈った自作「住吉詣り」を、天満天神繁昌亭(大阪市北区)で初披露した。
堅物の若旦那が参詣中にほうき売りの娘に恋をする「住吉詣り」は、長年途絶えていた古典「箒屋娘(ほうきやむすめ)」が原作。文枝さんが大幅に改編し、闘病中も精力的に落語に取り組んでいた松喬さんに、昨秋に“進呈”。松喬さんは今年1月、住吉大社(同市住吉区)で奉納落語として演じた。
文枝さんは松喬さんへの弔辞で、「住吉詣り」を継承すると明言しており、今回の初披露に。松喬さんにささげる約40分の熱演に、客席から惜しみない拍手が贈られた。
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スピーチ磨き 上位狙え 俳句甲子園常連の吹田東高
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/osaka/news/20131119-OYT8T00066.htm
. ◇講師招き、目線や手ぶり特訓中
高校生が俳句の出来栄えを競う全国高校俳句選手権大会「俳句甲子園」の常連校、府立吹田東高校(吹田市青葉丘南)の俳句短歌部(部員7人)が、スピーチ技術の向上に励んでいる。大会の審査では句の評価に加え、対戦相手からの句に関する批評に答える力量も問われるためで、10月から一般社団法人「日本プレゼン・スピーチ能力検定協会」(東京都)の講師を招いて表現方法を磨き、大会での上位進出を目指している。(上野将平)
大会は毎年8月に松山市で開かれ、同高は2002年に初出場、初優勝した。その後も連続出場を続けるが、優勝からは遠ざかっている。今年は6月の地方大会を勝ち抜いたものの、36校が出場した全国大会は予選リーグで敗退した。
試合は1チーム5人で対戦。予選リーグは3句、決勝トーナメントは5句ずつ発表し、1句ごとに相手チームの質問に答える。審査員は、創作力など句自体に関する評価を10点満点で行い、質疑応答の内容から、1〜3点の鑑賞点を優勢なチームに加える。質問は漢字の使い方、言葉の選び方などに関するもので、答える際に、自分たちの句の優れた点もアピールできる。
同高は今年の敗因を分析し、鑑賞点が低かったことに気付いた。俳句短歌部の楢崎美和子顧問(65)らが強化方法を模索していたところ、同協会が学校教育へのスピーチ講座の導入を呼び掛けていることを知り、応じた。
全5回講座で、今月11日に同高で開かれた3回目は、たつみ都志・武庫川女子大教授が講師を務めた。各部員が、大切にしている言葉や関連するエピソードを他の部員に伝える練習などを行い、その様子をビデオ撮影。映像を見ながら、たつみ教授が「一人ひとりと目線を合わせていくことが大事」「手の動きが小さい」などと指摘し、スピーチ中の目線で感情を表現する方法や、話し相手の理解を助けるため、手ぶりを交えることなどを教えた。
2年生で部長の若目田智之さん(17)は今年の大会を反省し、「対戦相手や審査員に、質疑応答で相手の句の問題点や自分たちの句のいい点を明朗に伝えられるようになりたい。来年の全国大会では今年よりいい結果を出したい」と意気込んでいる。
(2013年11月19日 読売新聞)
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松井知事が「存続」表明 中之島図書館
2013年11月21日
http://www.nnn.co.jp/dainichi/news/131121/20131121027.html
大阪府の松井一郎知事は20日の会見で、廃止や転用など今後の在り方について議論されてきた府立中之島図書館について、府教委や専門家らでつくる「府立中之島図書館のあり方検討タスクフォース」から図書館機能を維持し活用する案が示されたことを明らかにし、支持する考えを示した。
同図書館をめぐっては、昨年6月の府市統合本部会議で橋下徹大阪市長が廃止、転用に言及し「美術館が雰囲気に合う」などと発言。府市都市魅力戦略推進会議などが活用策を議論し、今年8月から同タスクフォースが検討を進めていた。
タスクフォースの報告について、松井知事は「一挙に変えるというのではなく、図書館機能を堅持しつつ施設と周辺エリアをセットに魅力づくりをしていこうというもの。いい案を作ってくれた。そういう方向でできれば」と話した。
府が18日に公表した2014年度一般会計当初予算案の各部局要求には「15年4月に新たな機能でスタートするため重要文化財の建物の景観の魅力向上、図書館の快適性向上を図る」として同図書館環境改善化等事業費約4億円が計上されている。
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山崎豊子さん お別れの会
11月23日 19時19分
http://www3.nhk.or.jp/kansai-news/20131123/5472691.html
「大地の子」など社会派の長編小説で知られ、ことし9月に亡くなった作家の山崎豊子さんのお別れの会が、出身地の大阪で行われました。
作家の山崎豊子さんは、中国残留孤児の生涯を描いた「大地の子」や、大学病院が抱える問題点を鋭く描いた「白い巨塔」など、社会派の長編小説で知られ、ことし9月29日、心不全のため入院先の病院で亡くなりました。88歳でした。
大阪・阿倍野区の斎場で開かれたお別れの会には、関係者や小説のファンなど約400人が出席しました。
山崎さんは「大地の子」の執筆をきっかけに、中国残留孤児の支援活動を長年続け、小説の印税をもとに、日本に帰国した中国残留孤児の子どもや孫の学費を援助してきました。
会では、支援を受けた女性がお別れのことばを述べ「深い悲しみでいっぱいです。先生は私たちに、日中の懸け橋になるよう願われた。日本と中国が本当の意味でのよきパートナーになれるよう自分も努めていきたい」と遺影に語りかけました。
また、参列したファンの女性は、「新聞記者だったこともあり、たくさんの取材を行って終戦後の日本をえぐり出している。新しい本が読めないのはすごく残念です」と話していました。
山崎豊子さんのお別れ会は、今月27日に東京でも開かれます。
残留孤児の子ら、悼む…山崎豊子さんお別れの会
http://osaka.yomiuri.co.jp/e-news/20131124-OYO1T00309.htm?from=newslist
9月に88歳で亡くなった作家・山崎豊子さんの「お別れの会」が23日、大阪市阿倍野区の市立葬祭場やすらぎ天空館で営まれた。山崎さんが設立した財団から奨学金を受けた中国残留孤児の子女、一般のファンら約400人が参列、戦争の罪を問い、権力に挑み続けた作家の冥福を祈った。
おいで喪主の山崎定樹さんが「密葬の折に、入院数日前までペンを握っていた叔母のペンだこを見ました。小説のためだけに生き、働いてきた手でした」とあいさつ。ドラマ化された小説「華麗なる一族」「白い巨塔」のテーマ曲が流れる中、参列者が次々と焼香した。
山崎さんは、中国残留孤児の悲劇を題材にした長編小説「大地の子」と、「不毛地帯」「二つの祖国」の<戦争3部作>の印税を基に、1993年に山崎豊子文化財団を設立。大阪府内に住む残留孤児の子どもら約300人の高校進学を支援してきた。元奨学生の女性(38)は「学費だけでなく、先生のもとで存在を認め、受け入れられ、日本で生きていく勇気と自信を授けられた」と弔辞を述べた。
27日には東京都千代田区の東京会館で「しのぶ会」があり、午後3時から同4時まで、一般からの献花を受け付ける。
(2013年11月24日 読売新聞)
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手術ロボットや薬調合を体験
11月23日 13時30分
http://www3.nhk.or.jp/kansai-news/20131123/3145821.html
手術で使うロボットを実際に操作したり、薬を調合したりする体験を通じて、医療や科学への興味を深めてもらおうという催しが、大阪・吹田市で開かれました。
この催しは、大阪・吹田市にある国立循環器病研究センターが初めて開きました。会場には、タブレット端末を使ったゲームで、脳卒中の前触れとなる症状を学んだり、精密な心臓の模型を触ったりして、医療や科学のさまざまな体験ができる、あわせて24種類のコーナーが設けられました。
このうち、手術用のロボットを操作できるコーナーでは、中学生や高校生が、立体的な映像をのぞき込みながら、実際にアームを動かす操作を体験していました。
模擬の塗り薬や坐薬の調合を体験できるコーナーでは、子どもたちが薬剤師から指導を受けながら、薬ができる過程を学んでいました。手術用ロボットの操作を体験した中学生は、「実際さわってみると、思った以上にしっかり操作することができました。科学や医療に対して興味が沸いてきました」と話していました。
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痛みもがんも絵筆握る力に 梅沢さん来月個展
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/osaka/news/20131124-OYT8T00004.htm
. 全身の関節が痛むリウマチと闘いながら墨彩画を描き続ける大阪市東淀川区の梅沢千雅子(ちかこ)さん(52)が来月、守口市の京阪百貨店守口店で個展を開く。発症から今年で25年。苦しみに耐え切れず自殺を図り、大けがも負った。昨年はがんと診断された。しかし、全てを乗り越え、今、自分の手で絵筆を握っている。梅沢さんは「生きていれば誰にも平等に可能性はあると感じられる個展になれば」と話している。(佐々木伶)
発症は長女を出産した1988年。痛みに耐えながら不動産営業の仕事を続けていたが、93年に症状が悪化し、40度の高熱が1年以上続いた。「私だけがなぜ……」と、2000年夏、タンスにひもをかけて自殺を図った。
救ったのは直後に帰宅した母(83)だった。「息をしているだけでいい。生きて」。梅沢さんは母のこの言葉で初めて「生きているだけでいいんだ」と、自分の存在を前向きに考えられるようになったという。
翌年、梅沢さんは生きる希望を見つけた。岸和田市のギャラリーで見た雪景色にお堂の灯(あか)りが浮かぶ墨彩画。その光に命の強さを感じた梅沢さんは涙が止まらず、「自分も描きたい」と、作者に弟子入りした。和泉市のアトリエに毎日通って線や円の描き方から練習を積んだ。1年後には個展を開くまでに上達した。
ところが、順調に活動を続けていた05年、車から降りる際に転倒し、利き腕の右ひじを粉砕骨折。傷が癒えた09年に再び筆を執ったが、12年末には直腸がんが見つかった。遺書を準備しながらも、「がん細胞も私の体の一部。一緒に生きていこう」と言い聞かせて今年2月の手術に臨むと、良性のがんとわかり、ほぼ回復したという。
骨折の影響もあり、利き腕の右手は今、中指と薬指しか動かない。それでも、「どうすれば力強く描けるか」と筆の握り方を工夫し、最近はお地蔵さんの絵を、元のように5分で描けるようになった。「集中すると、痛みを忘れる」とほほ笑む。
梅沢さんはよく、絵を描いた色紙に「人生はひとつの積み重ね」という言葉を添える。その意味については、「病気になったこと、絵に出会ったこと、全てが今の私を作っている。全てのできごとに感謝したいんです」と話している。
個展は12月12〜18日で、これまで手がけた約30点を展示する。毎日午後1時から、梅沢さんが会場で作品を描く即売会を行う。
問い合わせは同店(06・6994・1313)へ。
(2013年11月24日 読売新聞)
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「地域コミュニティーの絆をつくって」…大阪市で震災の経験に学ぶシンポ
2013.11.24 20:16
http://sankei.jp.msn.com/west/west_affairs/news/131124/waf13112420180010-n1.htm
東日本大震災の復興支援の課題を考えるシンポジウム「震災の経験に学ぶ 市民フォーラム」(産経新聞社主催、特別協賛・積水ハウス)が24日、大阪市内で開かれ、復興支援に取り組む3人が講演し、継続支援の必要性や地域コミュニティーの大切さを訴えた。
講演したのは、岩手県で被災地の郷土芸能を支援する祭りを企画している笹山奈奈子さん(41)▽被災地の高校生と海外でコンサートを開催している指揮者の山田あつしさん(49)▽大阪ボランティア協会の岡村こず恵さん(38)−の3人。
笹山さんは「郷土芸能によって離ればなれになった地域の人が年に数回でも顔を合わせる場が生まれている」と強調。「日頃のあいさつだけでもいいので、災害時に備えて地域コミュニティーの絆をつくってもらいたい」と語った。
参加した大阪府高槻市の池上昭夫さん(64)は「講演の内容を近所に伝え、地域のつながりをつくる方法を考えたい」と話していた。
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大阪大 染色体の動原体が新たな場所に設置される仕組みを解明
http://www.qlifepro.com/news/20131120/installed-in-place-of-osaka-univ-chromosome-centromere-is-a-new-mechanism.html
セントロメアではない染色体領域にも安定設置可能、その仕組みを解明
大阪大学大学院生命機能研究科の石井浩二郎招へい准教授の研究グループが、各細胞における染色体の動原体が、染色体上の新しい場所に設置される仕組みを解明したと発表した。
通常、動原体はセントロメアに設置されるものだが、セントロメアではない染色体領域にも安定に設置可能であることや、そのためには特定の型のヒストン蛋白質が排除されることが必要条件であることも明らかにしている。これらの研究成果は、米科学雑誌「Nature Structural & Molecular Biology」のオンライン版において、米国東部時間の11月3日に速報掲載された。
安定維持には、ヒストンH2A.Zの有無が関与
動原体がセントロメアDNA以外のDNA配列上にも形成され得ることが、近年の研究で分かってきているが、そうした異なる領域での動原体の形成は、偶発的に生まれたセントロメアをもたない染色体断片を維持させる一方で、複数の駆動エンジンを1つの染色体上に作りだしてしまい、染色体の適正な動きを損なわせ、ゲノムを不安定化させてしまう。こうした働きの調整など詳細については、これまでよく分かっていなかった。
研究グループは、酵母を操作し、生きたまま1つの染色体のセントロメア領域を破壊する実験を進めてきていた。すると、大半の酵母は死滅するものの、一部はセントロメア以外の新しいDNA領域に動原体を形成して生き残ってきたという。
今回は、第三染色体のセントロメア破壊実験を行ったところ、他の染色体の場合と同様、生き残る酵母が見出されたものの、その細胞は病的であり、出現後死滅することが確認された。さらに調べたところ、細胞の中の新たに設置された動原体が不安定であることが原因であり、その不安定さはH2A.Zという特定型のヒストン蛋白質を含む領域に動原体が仮設置されたために、動原体の安定維持に必要な蛋白質の結合が低下した結果として生じていたことが判明したそうだ。
ヒストンH2A.Zを含まない領域に設置された動原体は、安定に維持されるほか、不安定だった動原体もH2A.Zをその設置領域から除去すると、安定に維持されるようになったことを確認している。
制がん治療の技術開発にもつながる可能性
ヒストンH2A.Zは遺伝子発現の高い染色体ゲノム領域により多く蓄積するものであり、染色体上の重要な遺伝子発現領域が動原体の形成領域と重複してしまうことを避けるための保証機構として、この仕組みが存在しているものと考えられている。
研究グループでは、秩序は保ちつつも硬直しない、染色体機能制御の適度に柔軟な、優れた側面が如実に感じられる発見だとしている。また新規DNA領域での動原体形成は、これまで様々な腫瘍細胞で確認されており、腫瘍形成とゲノム不安定性の間には深い関連性があるとみられている。そのため、この研究成果が将来的な制がん治療の技術開発に活かされる可能性もあると期待される。(紫音 裕)
▼外部リンク
大阪大学 プレスリリース
http://www.osaka-u.ac.jp/ja/news/ResearchRelease/2013/
Nature Structural & Molecular Biology : Epigenetically induced paucity of histone H2A.Z stabilizes fission-yeast ectopic centromeres
http://www.nature.com/nsmb/journal/vaop/ncurrent/
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新設の医療センターで訓練
11月27日 19時47分
http://www3.nhk.or.jp/kansai-news/20131127/3323881.html
大阪狭山市の近畿大学附属病院はさまざまなけがや病気の患者を一元的に受け入れる新しい「救急災害センター」を設け来月の運用開始を前に手順を確認する訓練を行いました。
訓練が行われたのは近畿大学医学部附属病院に新しく設けられた 「救急災害センター」です。
来月1日の運用開始を前に医師や看護師などおよそ50人が参加して患者を受け入れる手順を確認する訓練を行いました。
意識がない人や腹痛を訴える患者などさまざまな症状の患者にふんした職員が運ばれ、医師たちが連絡の方法や医療器具の場所などを確認していました。
この病院は症状が重い患者を処置する「3次救急」の役割を担い大阪府南部のほか和歌山県や奈良県などからも患者を受け入れています。
これまでは、けがの患者と心臓病や脳卒中などの病気の患者を受け入れる窓口が分かれていましたが新しいセンターでは受け入れを一元化し処置にかかる時間の短縮を目指すことにしています。
近畿大学医学部の平出敦主任教授は「患者を総合的に受け付けることで迅速によりよい処置を行っていきたい」と話しています。
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山崎豊子さんを偲ぶ会 渡辺謙さんら参列
2013.11.27 19:20
http://sankei.jp.msn.com/west/west_life/news/131127/wlf13112719230020-n1.htm
9月に88歳で亡くなった作家の山崎豊子さんを偲(しの)ぶ会が27日、東京都千代田区の東京会館で開かれた。ゆかりの作家、編集者、俳優やファンら約300人が献花に訪れ、多くのベストセラーを生んだ作家との別れを惜しんだ。
日航機墜落事故を題材にした映画「沈まぬ太陽」の主演俳優、渡辺謙さん(54)は、自ら主人公の恩地(おんち)元(はじめ)を演じたいと、山崎さんに手紙を綴ったエピソードを披露。「恩地のせりふに『矜持(きょうじ)』という言葉がある。山崎先生は己の矜持と向き合いながら、いばらの道を歩んでこられたのですね」と遺影に語りかけた。また、「華麗なる一族」「運命の人」などのドラマに出演した北大路欣也さん(70)は「山崎さんの作品には、生かされているという人間の鼓動を感じる。役者冥利に尽きる役を演じさせていただいた」と感慨深げに語った。
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ワインの代わりにアニメを熟成…ふれあい港館
http://osaka.yomiuri.co.jp/e-news/20131128-OYO1T00700.htm?from=newslist
かつて多数の高級ワインを貯蔵し、無駄遣いの象徴、と揶揄(やゆ)された大阪市の文化交流施設「ふれあい港館」(住之江区、2008年3月に閉館)が来春、アニメーターや声優など、ポップカルチャーの担い手を育てる専門学校に生まれ変わる。個性的な外観の建物をそのまま生かし、ワインの貯蔵庫は研究室に、豪華なレストランは休憩室になる。28日、府が設置を認可した。
学校法人「上田学園」(大阪市)運営の「大阪エンタテインメントデザイン専門学校」。アニメ、ゲームのクリエイターや漫画家、声優やダンサーの養成コース設置を予定する。
港館は1995年、市が78億円をかけて建設した。高級ワインを貯蔵・展示する「ワインミュージアム」もあったが、入場者数低迷で閉館し、土地・建物は2011年、服飾専門学校などを展開する同学園に7億1000万円で売却された。
フランスの建築家の手になる建物は、アーチや吹き抜けを取り入れた構造。天井のステンドグラスや館内の石像はそのまま残す。今年3月、大阪府私立学校審議会が「認可が適当」と判断していた。
同学園の担当者は「個性あふれる校舎で、創造力を磨くには最高の環境」とする。温度管理のために超高級ワインを別途保管していた2畳ほどの特別室については、「どう使ったものか」と考えているという。
(2013年11月29日 読売新聞)
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■サントリー 1万人の第九
http://www.mbs.jp/news/kansaiflash_GE000000000000003138.shtml
大阪の年末の風物詩「1万人の第九」コンサートが開かれ、大合唱団が「歓喜の歌」を歌い上げました。
大阪城ホールに響き渡る、ベートーヴェンの交響曲第九番「歓喜の歌」。
1983年に始まった「サントリー1万人の第九」は、今年で31回目を迎えました。
今年参加した1万人は最年少が小学1年生、最年長は93歳で、3か月以上にわたりレッスンを積んできました。
指揮の佐渡裕さんに加え、今年はゲストとして女優の仲間由紀恵さんも登場し、ドイツ語の「歓喜の歌」の意味を深く理解してもらおうと、日本語で歌詞を朗読しました。
また、仙台市の東北会場に集まった300人の合唱団と中継で結び、ともに復興を願いながら、「歓喜の歌」を歌い上げました。 (12/01 18:06)
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大阪財界人寄付の豪華コレクション 市美術館で
http://osaka.yomiuri.co.jp/e-news/20131201-OYO1T00255.htm
大阪市天王寺区の市立美術館で開催中の特別展「再発見! 大阪の至宝」(大阪市立美術館、読売新聞社など主催)で、大阪の政財界人の美術コレクションが来場者を魅了している。私財を投じて集め、市民の共有財産にしてほしいと美術館、博物館に寄贈した品々で、社会や文化に貢献した人々の息吹を伝える展覧会でもある。8日まで。
国宝や重要文化財を含む160件を展示。コレクションは約20件あり、東洋紡績の社長を務めた阿部房次郎氏(1868〜1937年)が収集した中国の絵画や書、衆院議員だった田万清臣氏(1892〜1979年)の仏教美術品などは、同館が寄贈を受けて収蔵している。阿部氏は生前、収集品について「これが国家社会に役立つ時機はいずれの日か」と、社会への還元を願っていたという。
ほかの出展品も、豪商・鴻池家伝来の国宝「飛青磁(とびせいじ) 花生(はないけ)」は住友グループが大阪市に寄贈し、市立東洋陶磁美術館(北区)が所蔵。逸翁(いつおう)美術館(大阪府池田市)の「又平画賛(またへいがさん)」(与謝蕪村)などは阪急電鉄創業者、小林一三氏(1873〜1957年)の収集品だ。
大阪市立美術館の守屋雅史・学芸課長は「大阪は昔から商人が文化を育てる気風があり、財界人の美術品の収集、寄贈が他都市より盛んに行われた」と語る。
鑑賞した大阪市東成区の男性(46)は「すばらしい品々を寄贈した昔の大阪人の考えに感心する。貴重なコレクションを見ることができてありがたい」と話した。
月曜休館。問い合わせは大阪市立美術館(06・6771・4874)。
寄付文化の都 大阪
大阪人の文化、社会貢献活動はこれだけにとどまらない。江戸時代にあった約200の橋も多くは町人が私費で建設し、大阪大の源流となる学問所「懐徳(かいとく)堂」は有力者が創設した。明治―昭和時代は、府立中之島図書館や市中央公会堂が財界人らの寄付で完成し、大阪城天守閣の再建では市民や企業から目標額150万円が半年で集まった。
伊木稔・大阪商業大教授(社会貢献論)は「江戸と違い、大坂は幕府によるインフラ整備が少なかった。商人らが様々な分野で出資し、自助自立の精神が育ってきた」と話している。
最近では建築家・安藤忠雄氏らの呼びかけで大阪市内の河川敷に桜を植える事業に約4億5000万円の寄付が集まり、2006年に完成した落語の定席「天満天神繁昌亭」の建設費も市民らの寄付で賄われた。
大阪市も現在、大阪城の地下に眠る豊臣秀吉時代の初代大坂城の石垣を発掘し、公開するための寄付を募っている。問い合わせは市・大阪城魅力担当(06・6469・5164)、読売新聞大阪本社事業本部(06・6366・1867)。
(2013年12月1日 読売新聞)
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上方漫才の父・秋田実の足跡触れて 直筆原稿など公開
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/osaka/news/20131129-OYT8T00113.htm
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◇家族「人楽しませる思い伝わる」
横山エンタツ・花菱(はなびし)アチャコ、いとし・こいしら多くの漫才コンビの台本を手がけた漫才作家、秋田実(1905〜77)の直筆原稿や蔵書の一部が、30日と来月8日の2回、大阪市中央区の玉造稲荷神社などで公開される。未公開資料も多く、「上方漫才の父」の足跡に触れる機会となりそうだ。(前田利親)
大阪市生まれの秋田は少年時代から笑いに関心を持ち、旧制大阪高校時代には、心斎橋にあった洋書店「丸善」で英米の雑誌を購入して小話を翻訳し、友人に聞かせていたという。
東京帝国大に進学後の1930年代から漫才の台本を書き始め、家族で楽しめる漫才を作り上げた。戦時中も、当時の国策や標語を笑いのネタにした文章を多く書いている。ミヤコ蝶々や、いとし・こいしら、育てた演芸人も多い。
秋田の長女で童話作家の藤田富美恵さん(75)によると、自宅では寝る前に漫才台本のメモを作成。布団の中で練り上げ、起きてから完成させていた。酒は飲まず、帰宅して4人の子どもとトランプをするなど子煩悩で「不機嫌な顔を家族に見せることはけっしてなかった」と振り返る。
昨年秋、玉造稲荷神社そばにあった生家を建て直した際、藤田さんが資料を整理すると、漫才の台本をはじめ、小説や舞台の脚本、エッセーなど様々な原稿が見つかった。「漫才は父の人生の一部だったと改めて感じた」という。
藤田さんの長男、曜(あきら)さん(39)も漫才作家として活動しているが、3歳の時に秋田を亡くし、ほとんど記憶はないという。だが「祖父のどの文章からも『人を楽しませたい』という思いが伝わり、うれしくなった」と話している。
1回目の公開は、30日午前11時〜午後5時、中央区のギャラリー「DRILL&DRILL」で秋田さんの原稿などに加え、曜さんら現代の漫才作家の台本など100冊近くを、手にとって読めるよう展示する。無料。問い合わせは同ギャラリー(080・8308・2776)。
2回目は12月8日午後1時30分〜同4時30分、同区の玉造稲荷神社で直筆原稿のほか、戦前の外国の雑誌や、戦時中に従軍兵士が楽しんだ冊子なども展示。会場ではエンタツ・アチャコらの戦前の漫才をレコードで流す予定で、午後1時30分からは藤田さんらの講演もある(要予約)。無料。問い合わせは同神社(06・6941・3821)。
(2013年11月29日 読売新聞)
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なんば発 企画展 大阪芸大と南海電鉄が提携
2013年12月2日
http://www.nnn.co.jp/dainichi/news/131202/20131202020.html
大阪芸術大学グループと南海電気鉄道が産学協同プロジェクトとして、大阪市浪速区のなんばパークスで行っている「美の冒険者たち なんばパークスアートプログラム」が、節目の10回を迎えた。演芸の街というイメージの強いなんばで、固定概念から解き放つ「アートの持つ力」を訴え続けている。
■芸術文化発信拠点に
なんばを芸術文化の発信拠点にしようと、2007年1月に両者が提携。アートにまつわる事業の企画運営や広報などを学ぶ、全国でも珍しい「芸術計画学科」の学生たちが中心となり、総合芸術大の特色を生かし、年に1、2度のペースで音楽や写真など、多彩なテーマで取り組んでいる。
「なんばは演芸の街。現代アートを発信するには似つかわしくないと考えていた」と、同プログラム総合ディレクターの谷悟准教授。しかし「社会にメッセージを問い掛けるのがアート。大学ならではの実験を心掛け、新たな価値観を感じてもらおうとやってきた」。
第10回テーマは「ギャラリストのまなざし」(8日まで)。同大出身の20〜30代の6人の若手ギャラリスト(画廊運営者)が、注目する作家を紹介。音波を物理的に表現したインスタレーションをはじめ、写真や絵画など、次世代アートシーンを開拓する熱が感じられる企画に仕上がった。
■価値観を開く存在
ここ3回は、作り手だけでなく、アートをどう見せ、発信するかに取り組む「つなぎ手」の存在を打ち出した企画が続く。「つなぎ手なしで芸術環境は成立しない。若い人がどういう感性で時代と会話し、アーティストを選ぶかも注目してほしい」と語る。
「アーティストは日本では軽んじられがちだが、新しい価値観を開く存在として、海外では尊敬される。アートの可能性や力を、ふらりと立ち寄ってくれた人にも感じてもらいたい」と訴える。
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「いい家とは、どんな家?」 NPO10周年、来月記念シンポ 大阪
2013.12.3 02:02
http://sankei.jp.msn.com/region/news/131203/osk13120302010000-n1.htm
NPO「いい家塾」の創立10周年を記念したシンポジウム「いい家とは、どんな家?」が来年1月11日、大阪市立住まい情報センター(北区天神橋)で開かれる。
「いい家塾」は、塾長の釜中明さんを中心に、欠陥住宅、シックハウス、音が響く・結露などの住宅問題をテーマに、定期的に塾を開講し、「心地の良い住宅」を追求し続けている。
今回のシンポジウムでは、第1部で、釜中塾長と元国土交通大臣の馬淵澄夫衆院議員が「住まいとエネルギーを考える」をテーマに対談。続いて、1級建築士ら専門家が「いい家とはこんな家」「究極の断熱」などについて講演する。
第2部では、「200年住宅模型」の展示や、「住まいに関する何でも相談会」コーナーなどが催される。
午後0時半から5時まで。定員70人。参加費千円。問い合わせ、申し込みは「いい家塾」((電)06・6773・3423)。
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高度技術者育成へ連携 大工大と府立工科高3校
2013年12月4日
http://www.nnn.co.jp/dainichi/news/131204/20131204025.html
大阪工業大学(大阪市旭区)と高大連携重点型の大阪府立工科高校3校は3日、グローバル社会で活躍できる高度な技術者の育成を目指し、連携に関する覚書を締結した。高校生が大学の先端設備などに継続的に触れられる環境を整え、学習意欲の喚起や技術力向上につなげたい考え。府立工科高が大学と連携協定を結ぶのは初めて。
茨木、淀川、今宮の3工科高は、理工学系の大学進学を目指すコース「工学系大学進学専科」を2014年度から開設。数学、理科、英語の学習時間を従来の工科高の割合よりも増やすほか、年間を通して大学と連携する授業を設けるなどし、大学進学後を見据えた教育内容を展開していく方針だ。
この日は府公館で調印式を実施。覚書では、施設設備の利用で協力する点などを盛り込み、府教育委員会の丸岡俊之・高等学校課長は「連携が大きく実を結ぶ教育内容に少しでも高めていきたい」と力を込めた。
大阪工業大の井上正崇学長は「個々の個性を伸ばし、日本の次世代を担う理系人材育成に貢献したい」と強調。茨木工科高の辻井安喜校長は「早期から大学教育や先端技術に触れる機会を設け、エンジニアの素地を高める授業を展開したい」と展望を示した。
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バージャー病の新治療法開発
12月05日 20時19分
http://www3.nhk.or.jp/kansai-news/20131205/3548061.html
手足の細い血管が詰まって炎症や組織の壊死を起こすバージャー病について、国立循環器病研究センターは、特殊な細い管を血管に通し、症状を改善する新しい治療法を開発しました。
新しい治療法を開発したのは、大阪・吹田市の国立循環器病研究センターです。
バージャー病は、喫煙者を中心に発症するとされ、手や足の先の細い血管に血栓ができて炎症や組織の壊死を起こし、指やひざなどを切断せざるを得ないケースも少なくありません。
センターは、7人の患者の太ももの付け根などからカテーテルという細い管を入れて詰まった血管に通したところ、手や足の先まで血液が流れるようになり、いずれも症状が改善したということです。バージャー病の患者は、国内に約1万人いますが、禁煙以外に確立した治療法がなく、センターは、新しい治療法をより効果的なものにしたうえで、全国に普及させたいとしています。
国立循環器病研究センターの河原田修身血管内科医長は「これまで効果的な手段がなかったが、新しい選択肢を生み出す可能性が出てきた」と話しています。
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橋下市長発言「責任もない教職員に…」通り 大阪市立大「学長選」廃止決定
2013.12.5 13:23
http://sankei.jp.msn.com/west/west_life/news/131205/wlf13120513260010-n1.htm
大阪市立大が、橋下徹市長からの指示を受け教職員による学長選の廃止を決めていたことが5日、市立大への取材で分かった。今後は、学部長や有識者らで構成する選考会議が決める。
市立大は、全教職員による投票で候補を絞り込み、その結果を尊重した選考会議が学長候補を正式決定。市長が追認してきた。
8月に橋下市長が「責任もない教職員に決めさせるのはおかしい」と、学長選廃止を表明。選考会議が11月27日に廃止を決めた。
今後は、教職員10人以上か幹部職員ら3人以上の推薦がある人物を候補者とし、選考会議が選考。市長が任命する。現学長が今年度末に任期切れのため、今月20日まで候補者を受け付けている。
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「高円宮殿下記念根付コンペティション記念展」開幕
2013年12月5日
http://www.nnn.co.jp/dainichi/news/131205/20131205030.html
世界有数の根付コレクターとして知られる高円宮妃久子さまが客員教授を務める大阪芸術大学のほたるまちキャンパス(大阪市福島区)で4日、「第5回高円宮殿下記念根付コンペティション記念展」が始まった。久子さまの根付コレクション約120点をはじめ、同大のグループ3校に在籍する学生作品138点が、来場者の目を引き付けている。23日まで。
高円宮賞は、大阪芸大芸術研究科修士課程2年の橋本啓さん(23)が受賞。学長賞は、同1年の甲田千智さん(22)が選ばれた。
第1回から応募を続け、最後のチャンスで最高賞を受けた橋本さんは「根付は身に着けることによってその人自身を引き立てるもの。今後は根付だけではなく、装身具全体のジャンルで活動していきたい」と語った。
久子さまは「審査をしてうれしかったのは、繰り返し応募してくれた方が目に見えて良くなったこと。根付の本質は何かを勉強し、理解し、消化したからこそ上達したと思う」と受賞者をたたえた。
同キャンパスは堂島リバーフォーラム3階に位置。記念展は午前11時〜午後7時で、月曜休場(23日は開場)。入場無料。
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ネット割引出願 エコプロダクツ大賞 近大が環境大臣賞 大阪
2013.12.4 02:01
http://sankei.jp.msn.com/region/news/131204/osk13120402010001-n1.htm
インターネットで出願すると受験料が割引される近畿大学の「近大エコ出願」が、第10回エコプロダクツ大賞「エコサービス部門」の環境大臣賞を受賞した。受験生の金銭負担の軽減と、地球環境保護につながる紙願書の廃止を両立した取り組みが評価された。大学がエコプロダクツ大賞を受賞するのは近大が初めて。
エコプロダクツ大賞は同賞推進協議会が主催。経産省や環境省が後援し、環境負荷の低減に配慮した優れた製品・サービスを表彰しており、平成16年から実施されている。
近大は、21年度入試から従来の紙願書による出願に加え、新たにインターネット出願を開始。25年度入試からは紙願書をさらに減らすため、インターネット出願者に対して受験料を割り引く特典を付けた「近大エコ出願」に切り替えた。一般入試では1志願あたり3千円割引される。
その結果、25年度のネット出願件数は24年度の約22倍となる約8万2千件(ネット出願率は64・4%)まで大幅に増加したという。
近大は26年度入試では、出願を完全インターネット化。例年、約13万部用意してきた願書セットの紙使用を削減する。
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ミュージカル感動とどけ 寝屋川で来年「寝屋のはちかづき」
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/osaka/news/20131208-OYT8T00068.htm
.◇「四季」出身演出家が総監督、小学生2000人招待
寝屋川市で来年1〜2月、劇団四季出身の演出家が総監督を務めるミュージカル「寝屋のはちかづき」が上演される。第一線で活躍するプロの俳優やオペラ歌手が出演する本格作品だが、主催者は小学生2000人の無料招待のほか、一般も気軽に足を運べる料金を設定しており、「良質な芸術作品を、多くの市民に味わってもらいたい」とPRしている。(梶多恵子)
市と市内の音楽家らでつくる実行委が主催し、アルカスホール(早子町)で1月28日〜2月1日に上演される。
総監督は、劇団四季で浅利慶太さんと「ミュージカル異国の丘」を共同執筆した大阪音楽大短期大学部教授の羽鳥三実広(みちひろ)さん(58)。関西を中心に活躍する俳優やオペラ歌手、同大学の学生ら約20人が出演する。
公演は、同市在住の大阪音楽大講師で、実行委員長を務める森本友紀さん(53)が、羽鳥教授に依頼して実現。森本さんは「出演者も技術スタッフも第一線で活躍している人にお願いしたかった」と話す。
ミュージカルは、鉢をかぶった姫が、困難を乗り越え、幸せになるという同市の民話「鉢かづき姫」が題材。羽鳥さんが脚本、構成、演出などを手がけ、作曲は電子オルガン奏者の森本さんが担当する。昔話の和の雰囲気を残しながら、お年寄りから子供まで楽しめるポップな音楽や踊りを取り入れた作品。同市には、民話ゆかりの屋敷跡などもあるため、森本さんは「町の歴史・文化にも興味を持ってもらえれば」と話す。
本番に向けた練習はすでに始まっており、羽鳥教授は「子供たちの一生の思い出になる作品にしたい」と意気込んでいる。
来年1月28〜31日は同市立小の4年生(24校)を対象に8公演。2月1日は、一般向けに3000円で2回公演(午前11時、午後2時)を予定している。チケットは市役所や同ホールなどで販売。
問い合わせは、平日に市文化スポーツ振興課内同実行委事務局(072・824・1181)へ。
(2013年12月8日 読売新聞)
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5年ぶり上方落語台本大賞 優秀賞に大阪の台本作家と兵庫県の私立中学・高校教諭
2013.12.10 21:44
http://sankei.jp.msn.com/west/west_life/news/131210/wlf13121021450022-n1.htm
第6回上方落語台本大賞が10日発表され、東京都中野区のフリーライター本田久作さん(53)の「ミス納豆」が選ばれた。大賞が決まったのは平成20年の第1回以来で、賞金は10万円。
優秀賞は、大阪市東住吉区の台本作家中島康浩さん(31)の「コールセンター山田」と、兵庫県三木市の私立中学・高校教諭井口守さん(34)の「ぼっかぶり」で、賞金は各5万円。
「ミス納豆」は、納豆メーカー主催のミスコンテストを題材にした作品。来年2月21日に、大阪市の落語定席「天満天神繁昌亭」で月亭八方さんが演じる。
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織田作賞に小山田浩子さん 受賞作「工場」は「世界の無意味性が立ち上がってくる」と選考委員
2013.12.10 21:18
http://sankei.jp.msn.com/west/west_life/news/131210/wlf13121021210020-n1.htm
第30回「織田作之助賞」は10日、小山田浩子さん(30)の小説「工場」(新潮社)に決まった。賞金は100万円。贈呈式は来年3月3日、大阪市中央区の綿業会館で。
受賞作は、えたいの知れない巨大な工場で働く3人の従業員が、それぞれの視点で仕事などについて語る物語。選考委員の文芸評論家湯川豊さんは「ユーモアを含んだエピソードが連続して、その中で世界の無意味性がふわっと立ち上がってくる」と評価した。織田作之助賞は同賞実行委員会の主催。
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表現自在 アパート画廊
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/osaka/news/20131215-OYT8T00076.htm
大阪の下町に、古アパートを改装した芸術作品の展示スペースが増えている。従来の展示スペースは展示が制約されるケースが多かったが、家賃が安く、改装の要望が通りやすい古アパートは、アーティストらの発想を反映させやすいという。
大阪市此花区梅香に「黒目画廊」を設立した詩人で写真家の辺口芳典さん(40)は「自由な表現が実現できる場所」として、国内外の作家の個性的な作品を展示、詩の朗読などのパフォーマンスも行う。
以前、ギャラリーで働いていた谷川恵子さん(36)は同市西成区山王のアパートを改装し、「アートスペースジューソー」と命名。使い込まれて鈍く光った木の廊下などが、無機質な展示スペースにない効果を作品にもたらしている。谷川さんは「スペース自体を面白がって足を運ぶ人もいるんですよ」。
昭和のにおいが残る街に、芸術家らの個性がきらめく。
(写真部 浜井孝幸)
(2013年12月15日 読売新聞)
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山崎豊子と司馬遼太郎 大阪商人の視点ゆえ見えた日本 編集委員・荻原靖史
2013.10.20 14:00
http://sankei.jp.msn.com/west/west_life/news/131020/wlf13102014000011-n1.htm
http://sankei.jp.msn.com/west/west_life/news/131020/wlf13102014000011-n2.htm
淀川河口の八十島(やそしま)。古代の風景だ。ナニワの資本主義はこの大小の砂州から育ったという。人類学者、中沢新一さんは著書「大阪アースダイバー」で、次第に地形が安定し、海民(かいみん)らの末裔がやがて商品とお金の流通する社会を渡っていく過程を掘り起こす。
太閤の街づくりで築かれた商都。商人の世界は信用、すなわち暖簾(のれん)がものをいう。その中心に船場がある。
「やはり大阪の空と川と人間を、今後も書きつづけてゆくつもり。…こうした市民生活の思考や行動の中で、私が、今、もっとも興味のあるテーマは、人間の金銭欲である」
こう書いたのは船場の老舗(しにせ)に生まれた作家、山崎豊子さん。このとき33歳。一連の船場ものは作家の原点であり、人間の業と欲をクールに見つめた傑作ぞろいだ。
たとえば「船場狂い」で船場にあこがれと野心を募らせる女を描き、「ぼんち」では女道楽に走る足袋(たび)問屋の若旦那を主人公に据えた。ぼんちとは、山崎さん流の解釈では「放蕩を重ねても、ぴしりと帳尻の合った遊び方をする奴」で「地に足がついたスケールの大きなぼんぼん」だという。放蕩もここでは甲斐性。船場の家制度や慣習への醒めた目線を感じる。
あるいは「しぶちん」「暖簾」「女系家族」といった作品群は登場人物たちの欲望やど根性の見本市のようだ。大阪商人が使う船場言葉が作品に独特のリズムをつける。
のちに社会派作家の代表とされる山崎さん。このナニワ資本主義こそ人間観察の最初の現場だった。
失われた青春を取り戻す
山崎さんの訃報は平成8(1996)年2月12日を思い出させる。司馬遼太郎さんの早すぎる死だ。このとき病院へ駆けつけた作家の三浦浩さんは産経新聞文化部で身近に司馬さんの薫陶(くんとう)を受けた一人。ずいぶん迷った末、追悼文の執筆を受けてくださった。
「もう書かないつもりでした」
後日、三浦さんは著書「菜の花の賦」で司馬さんの本名、福田定一記者が在籍した昭和20年代から30年代の日々を生き生きと描いた。戦後、青春を取り戻した記者たちの姿を。
同じころすぐ近くの毎日新聞学芸部には山崎豊子記者がいた。のちに国民的作家と呼ばれる2人の作家。歴史に取材する司馬さんと現代を題材にする山崎さんはテーマは違えどジャーナリストの五感が基本にある。
もうひとつは戦争体験。「私は戦後日本が好きである。ひょっとすると、これを守らねばならぬというなら死んでも(というとイデオロギーめくが)いいと思っているほどに好きである。」(「歴史を動かすもの」)。戦車隊での従軍経験は「あの理不尽な戦争」への憤りとなり、作家は歴史に深く問いかけ、語りかけた。だから「小説は敗戦の日、二十二歳の私自身への手紙のつもりで書いている」。
山崎さんもまた学徒動員の辛い経験から「生き残った者の使命として」大きな物語を書いた。「不毛地帯」「二つの祖国」「大地の子」の戦争三部作をはじめ小説で告発する。
大阪で男の子を呼ぶ「こぼんちゃん」で通っていたほどやんちゃだった山崎さん。泣き虫で正義感が強い少女はやがて巨大な権力を前に人はどう生きるべきか、読者に語りかける。
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>>1952
http://sankei.jp.msn.com/west/west_life/news/131020/wlf13102014000011-n3.htm
http://sankei.jp.msn.com/west/west_life/news/131020/wlf13102014000011-n4.htm
心憎い距離感と反骨精神
織田作之助生誕100年の今年は、「夫婦善哉」のドラマ化など後年、オダサク再発見の年として記憶されることになるだろう。その語り調の文体やグルメに町歩き、生き方などが若い人たちの注目を集めている。道半ばの作家は無限の可能性を閉じた存在。33歳の死はあまりに若く、坂口安吾は「大阪の反逆」という一文でその戯作者根性を賞賛している。「大阪の性格は気質的に商人で、文学的には戯作者」とは安吾らしい独断だがオダサクはまぎれもなく大阪の作家だった。
国民的作家である司馬さんは大阪の枠に収まるスケールではない。ただ大阪に寄せる思いをこう書く。
「私は、大阪にうまれた。/以後、六十四年もこの街に住んでいる。」で始まる一文は、病的な自己愛のもちぬしでないかぎり自分の顔や声にはなにがしかの嫌悪感がつきまとうのだという。だから街に同化してしまった自分は大阪が好きかと問われれば返事に困り、「『きらいです』と、一応は答えざるをえない。」。「ただし人間は、自己を真底きらいなままで、三日も生きていけない。」(「大阪の原形」)。
常に意識するわけではないがいつも心の片隅にある「わが街」。心憎い距離感といえるだろう。
同じく大阪を離れたことのなかった山崎さん。若いころの対談で「大阪ブーム(昭和三十年代はじめ)のおかげで…大阪の商人のど根性があるものを書いて下さいという注文ばかりが多いので…心外です」と言いつつ「大阪でなかったらもう夜も日もあけんのです」とのろけて見せた。「ぜいろく」と江戸の人が大阪商人を揶揄(やゆ)する言葉に本気で憤る。
このまっすぐで妥協しない反骨精神も実にこぼんちゃんらしい。
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【続報】学内連絡バス増便
http://www.unn-news.com/handai-post/article/201312154992
混雑緩和に課題残る
「次の便まで待って下さい」。5限後の箕面キャンパス学内連絡バス乗り場。運転士が乗降口にあふれる学生に声を掛けた。15分後に発車する次便もすでに行列が形成されている。乗車を断念した学生らは不満そうな表情でそこに加わった。居合わせた学生(外・2年)は「(乗車を諦めろというのは)あまりに理不尽だと思う」と話す。
【12月15日 大阪大学POST=UNN】
大阪大は先月下旬、豊中・箕面両キャンパスを往復する学内連絡バスの来年度からの増便を発表。現行ダイヤに加え、豊中キャンパスから箕面キャンパスに向かう2便、箕面キャンパスから豊中キャンパスに向かう4便の計6便が新たに運行予定だ。また、そのうち豊中・箕面間の直行便となる4便は、今月2日から臨時運行が開始された。
増便の背景には、学生からバスの混雑度などに対する不満が挙がっていたことがありそうだ。箕面事務室は先月、大阪大学POSTの取材に対し、「箕面キャンパス全体で(バスの利用環境を)改善したいという意識の共有はされていた」とコメントしている。本紙が11月、バスを利用する学生120人を対象に実施したアンケートでは、バスが「とても混雑している」「混雑している」と答えた学生が86.7%に上った。「バス内で掴まる場所がない程の現状は、安全面から見て良くない」という回答も寄せられている。
バス利用者の学生(外・2年)は「混雑が解消されるとは思えない」と増便の効果に懐疑的だ。学生部学務課は、バスを通学には利用できないことを強調してきた。本来の利用条件は「学生の他部局授業科目の受講や課外活動」だと、バス停やホームページでも呼びかけている。しかし、学生からは「(通学での利用が)事実上黙認されており、そのことが混雑を増しているようにも感じる」(本紙アンケートへの回答より)。周知が徹底されない限り、多少の混雑緩和は見込めるものの抜本的な解決に至らないという見方も止むを得ない。
一方、今回のダイヤ改正では、運行間隔が大きく空いていた時間帯の増便措置も取られている。利用時間帯の選択肢が増えたことを歓迎する学生は多いようだ。ある学生(外・2年)は、午前中に1往復分の増便が決まったことに対し「箕面キャンパスに昼休み前に到着できるのは助かる。利用したい」と喜んでいた。
【前葉慶和】
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第6回 大阪大学共同研究講座シンポジウム−進化する産学連携 ソリューションの新たなツールとなる融合の場を目指す−
http://www.aist.go.jp/aist_j/event/ev2013/ev20131216_3/ev20131216_3.html
関連分野: 産総研:後援
大阪大学で全国に先駆けて導入された共同研究講座制度が発足してから8年目 に入り、現在26講座が同大学内で活動しています。さらに、平成23年度から共同研究講座の発展系である協働研究所制度が加わり、5協働研究所が活動していま す。
本シンポジウムは、これらの制度を先行する大阪大学の成果と課題等の知見を発信・共有し、制度のさらなる進化を目指して、我が国での産学官連携について議論を深めることを目的として開催されます。全国の産学官連携関係者と意見交流の輪を広げる機会として、是非ご参加ください。
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「半沢直樹」で存在感 片岡愛之助さんに大阪文化賞 「関西歌舞伎復活の原動力」
2013.12.16 23:04
http://sankei.jp.msn.com/west/west_life/news/131216/wlf13121623090022-n1.htm
大阪の文化振興に貢献した人を顕彰する「大阪文化賞」(大阪府、大阪市主催)の受賞者に歌舞伎俳優、片岡愛之助さん(41)が選ばれた。府市が16日、発表した。
愛之助さんは2月に大阪松竹座で上演された「二月花形歌舞伎」で初座頭を務めた。受賞理由では「フラメンコを披露するなど従来の歌舞伎にない大胆な手法で観客を魅了し、関西歌舞伎の復活の原動力になっている」と評価された。
人気ドラマ「半沢直樹」で金融庁の主任検査官を演じ、存在感を放ったことも考慮された。賞の贈呈式は今月25日、大阪市公館(都島区)で行われる。
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片岡愛之助さんに大阪文化賞
12月17日 12時31分
http://www3.nhk.or.jp/kansai-news/20131217/3880271.html
ことしの新語・流行語大賞の年間大賞に選ばれた「倍返し」が名ゼリフとなったテレビドラマで、個性的な役柄を演じた、大阪出身の歌舞伎俳優、片岡愛之助さんに、「大阪文化賞」が贈られることになりました。
「大阪文化賞」は、大阪の芸術・文化に貢献した個人や団体を年に1度、表彰するもので、ことしは大阪・堺市出身の歌舞伎俳優、片岡愛之助さんに贈られることになりました。
愛之助さんは、ことしの新語・流行語大賞の年間大賞に選ばれた「倍返し」が名セリフとなったテレビドラマで、個性的な役柄を演じたほか、ことし2月には、フラメンコを取り入れた、大胆な新作歌舞伎を披露するなど精力的な活動を続け、大阪の文化を内外に広く発信したことが評価されました。「大阪文化賞」の贈呈式は、今月25日に大阪市内で開かれ、愛之助さん本人が出席する予定だということです。
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ステージドア 音楽堂通信
大阪が生んだ作曲家・西村朗
2013年12月18日
http://www.nnn.co.jp/dainichi/rensai/stage/131218/20131218041.html
「いずみシンフォニエッタ大阪」の音楽監督で、現代音楽作曲家の西村朗さんがこのたび紫綬褒章を受章され、続いて大阪市市民表彰も受けられた。おめでとうございます!
テレビ「N響アワー」でおなじみだった西村さん、実はいずみホール近くの鴫野の自転車屋の一人息子として生まれ、母親は区役所の職員だった。華麗、きらびやかな西村作品のルーツが大阪の下町とは一見結びつかない。
実際、普通の下町っ子だった西村さんが変わったのは城東小学校5年生の時だそう。昼休みの放送室でたまたまシューベルト《軍隊行進曲》をかけ、無人の校庭を眺めていたら、陽(ひ)が差した。
「“トリオ”の部分での突然の美しい転調。光りの色が魔法のように一変する。音楽には神秘的な力があると感じた」(自伝『曲がった家を作るわけ』春秋社)。音楽の道に踏み込んだ瞬間だった。
この話を伺い、わたしは、感受性豊かな西村少年は“大阪なるもの”=古代アジアの玄関口だった土地が孕(はら)む芸能パワーに感応したのかもと夢想した。作品にアジアの宗教の影響も色濃い。
ご本人に投げかけると「確かに自分の音楽と大阪との関係は最近凄(すご)く感じますね。大阪は商いの中心地であったので、お金とかモノを大切に考える、光と影でいうと“光”に向かう力がある地域ですが、同時に『曾根崎心中』を生み、情に訴える“影”の面も強い。
現実主義的でありながら情緒的であるという光と影のせめぎ合いが極めて強い風土だと思うのですよ。僕の家は商売をしていたので大阪独特の現実的なコミュニケーションの中で育ち、一方で宗教に熱心だった祖父の影響を受け、自分なりの死生観が芽生えたのかもしれない。それが音楽というものが持っている“見えない世界へ送る力”に惹(ひ)かれたのかもしれない」
今年は還暦。集大成の一つとなるCD『沈黙の声』(カメラータ・トウキョウ)ではいずみシンフォニエッタ大阪が16歳の処女作、そして新作等を収録した。
還暦は峠だと西村さんは言う。「眼前にいきなり、広大なゆっくり下る谷が見えているのです。夕陽に輝いて。季節は秋。これを僕は薔薇(ばら)色の谷と呼んでいるのです」。光と影の地が生んだ芸術である。
(いずみホール 森岡めぐみ)
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GPSではるか彼方の津波キャッチ 日立造船などが実験
2013.12.17 15:46
http://sankei.jp.msn.com/west/west_life/news/131217/wlf13121715490008-n1.htm
衛星利用測位システム(GPS)で波の変動を捉える津波計を使った実験を、高知工業高専(高知県南国市)や日立造船などのチームが同県・室戸岬沖で始めた。迅速な警報や避難情報の提供につなげる早期観測態勢の構築が目的。
津波計は沖合のブイに設置し、海面の高さをセンチメートル単位で測定できる。観測の際にはブイがどこにあるのかを衛星で特定する。チームは2010年に打ち上げられた宇宙航空研究開発機構の準天頂衛星「みちびき」を利用。従来の衛星よりも高性能で、ブイを陸地からの距離に関係なく設置でき、津波を早く捉えられる。
実験では室戸岬沖のブイの位置を、みちびきが特定し、津波計に送信。津波計からは波の情報などを技術試験衛星「きく8号」に送る。きく8号から日立造船(大阪市)などへのデータ送信も試す。
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壁や天井自由自在のロボット
12月17日 18時38分
http://www3.nhk.or.jp/kansai-news/20131217/3815651.html
古い橋や鉄塔が劣化していないか検査するため鉄製の壁面や天井部分を遠隔操作で移動できるロボットを大阪市立大学の研究グループが開発しました。
このロボットは大阪市立大学の高田洋吾准教授などの研究グループが開発しました。
国内では高度経済成長期に造られた橋や鉄塔などの老朽化が問題になっていますが劣化の程度を検査するには大がかりな足場を作ったりクレーンを使ったりするため多くの費用が必要になります。
そこで研究グループは鉄でできた構造物の表面を遠隔操作で移動できる、全長34センチ、幅16センチの小型のロボットを開発しました。
地面に接する部分には強力な磁石がつけられ車輪を回転させると鉄製の壁を垂直にのぼる他、天井の下にぶら下がった状態で水平に移動することもできます。
およそ200メートル離れた場所からも無線で操縦できカメラやレーザーの装置を積み込めば詳しい亀裂などの調査もできるということです。
高田准教授は「走行性能に問題はなく今後は装置を積んだ状態での性能を高め数年後の実用化を目指したい」と話しています。
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<安藤忠雄さん>仏から芸術文化勲章
毎日新聞 12月19日(木)21時24分配信
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20131219-00000123-mai-soci
建築家の安藤忠雄さん(72)がフランス政府から芸術文化勲章コマンドゥールを授与され、19日に東京都内の駐日仏大使公邸で叙勲式が行われた。世界各地で自然環境と調和する優れた建築を、多数手掛けてきた功績が評価された。
クリスチャン・マセ大使から勲章を授与された安藤さんは「建築を通して、世界の平和に貢献していきたい」とあいさつした。
コマンドゥールは同勲章の最高位。これまでに歌舞伎俳優の坂東玉三郎さんや映画監督の北野武さんらが受章している。
安藤さんは大阪出身。2010年に文化勲章を受章。代表作に「光の教会」(大阪)、「表参道ヒルズ」(東京)、「フォートワース現代美術館」(米国)など。
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理系教育向上へ SSN連絡協、大工大が連携
2013年12月21日
http://www.nnn.co.jp/dainichi/news/131221/20131221036.html
大阪府サイエンススクールネットワーク(SSN)連絡協議会と大阪工業大学は20日、大阪市旭区の同大で、理系教育の向上について相互連携する覚書を交わした。科学に関心を高める講演会の開催や教員の派遣などを進めていく。
文部科学省は、国際的に活躍する人材育成のため先進的な理数系教育を行う高校をスーパーサイエンスハイスクールとして全国に指定し、重点支援している。大阪SSN連絡協議会はその指定校を中心とした大阪府内の国公立の高校18校で構成している。
調印式で、大工大の井上正崇学長は「本学の研究施設で科学技術の先端分野を体験してもらいたい」とあいさつ。大阪SSN協議会委員長を務める府教委の丸岡俊之高等学校課長は「キャリア教育として進路を考える上で大きな力になる」と語った。
25日には取り組みの第一弾として、大工大主催の講座に高校生が参加する。
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迫真の「おねえキャラ」金融庁検査官役…大阪文化賞授与 愛之助さん「一生、上方役者で精進」
2013.12.25 20:35
http://sankei.jp.msn.com/west/west_life/news/131225/wlf13122520380027-n1.htm
大阪府と大阪市は25日、芸術分野での活躍を表彰する「大阪文化賞」を歌舞伎俳優の片岡愛之助さん(41)に贈った。片岡さんは大阪市内での贈呈式で「一生、上方に居を構えて大阪の役者として生きていきたい。来年は歌舞伎を一人でも多くの皆さんに見てもらい、世界にも発信していきたい」と抱負を語った。
府によると、片岡さんは堺市出身。2月に大阪松竹座の歌舞伎公演で座頭を務めたことに加え、人気ドラマ「半沢直樹」で金融庁の検査官役を演じた点も「圧倒的な存在感を放った」と高く評価した。
府と市は年1回、大阪に関わる「旬の活躍」があった個人や団体を表彰している。
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特産品おいしく減塩 国循がレシピ募集
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/osaka/news/20131224-OYT8T00011.htm
.◆1月23日グランプリ決定
国立循環器病研究センター(吹田市)が、全国各地の特産品を使った「おいしい減塩食」のアイデアを集めようと、レシピコンテスト「エス・ワン・グランプリ(S‐1g)」を開催している。心臓病や脳卒中などの循環器病を予防するための食生活改善を支援する企画で、既に1次選考で24点が選ばれ、来年1月23日の最終選考会でグランプリが決まる。同センターでは、24点からレシピを厳選して本や雑誌を出版するなど、「体に優しいレシピ」をPRする。(上野将平)
タイトルの「S‐1g」は「Salt(塩)を1食でマイナス(−)1g(1グラム減らそう)」をもじった。
「特産品の活用」「おいしく、塩分控えめ」「栄養バランス」などを条件に、「定食」「総菜」「単品」の3部門で8〜10月にレシピを公募。近畿を始め、北海道や東京など39都道府県から355点の応募があり、書類による1次選考では〈1〉特産品を効果的に使っているか〈2〉食育や栄養指導にも生かせるか――などの観点から24点に絞った。
府内からは、「定食」部門でいけだ地域栄養士会「葉菜の会」(池田市)の「北摂里山の恵み〜ふくまる5C弁当」と府立園芸高食品製造研究部(同)の「これが減塩!? 高校生がつくる美味定食」、「単品」部門では法円坂メディカル栄養部(大阪市)の「手作りこまつな麺の和風ラーメン」と、大起水産(堺市)の「泉州穴子を使ったかるしお風押し寿司(ずし)」が選ばれた。
「ふくまる5C弁当」は、箕面ユズジャムで味付けした豚のショウガ焼きや、白米に黒米を混ぜて炊いたご飯に能勢栗を載せた栗ご飯など、6品目を弁当箱に詰めた。箕面市のサンショウや池田市の銘酒「呉春」などを使い、だしや香辛料、調味料を合わせて塩分総量を1・7グラムに抑えている。
「美味定食」は府内産の野菜をふんだんに使い、レンコンを使った豆腐ハンバーグや、ニンジンや栗などで甘さが引き立つみそ汁など計4品。塩分総量は1・9グラム。
同センターは「予想以上の力作ぞろいで地域性が出て、様々な減塩の工夫がされていた。コンテストを通じて、減塩と味を両立させる料理への取り組みを広めたい」としている。
最終選考会は1月23日午前10時から、大阪市住之江区の相愛大で開催。24点を調理してもらい、女優の檀ふみさんら審査員5人がグランプリを選ぶ。午後1時からは、応募者自身が料理を紹介した後、授賞式や講評があり、一般の聴講も可能。問い合わせは同センター広報係(06・6833・5012)へ。
(2013年12月24日 読売新聞)
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旧国鉄操車場跡地移転の国立循環器病研究センター、土地契約を締結…27年度中着工目指す
2013.12.25 17:31
http://sankei.jp.msn.com/west/west_life/news/131225/wlf13122517320023-n1.htm
国立循環器病研究センター(大阪府吹田市)は25日、市内の旧国鉄操車場跡地へ移転するため、跡地を所有する都市再生機構(UR)と譲渡契約を結んだ。造成工事が終わり次第、来年3月までに土地の引き渡しを受け、平成27年度中の着工を目指す。
譲渡額は周辺地価に影響が出るとして公表していないが、同センターによると、約2割を同日支払った。設計と施工する業者の公募は終わっており、来年1月に業者を決定する。
センターは今年6月、建物の老朽化や施設増設で敷地が手狭になったことなどの理由から、跡地への移転を発表していた。
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歌会始に大阪の女性会社員
12月25日 06時33分
http://www3.nhk.or.jp/kansai-news/20131225/3939811.html
新春に皇居で行われる「歌会始」の入選者に大阪・平野区に住む会社員の女性が選ばれました。
今回の歌会始のお題は「静か」という漢字ひと文字の「静」で全国と海外から2万首を超える短歌が寄せられ関西では大阪・平野区の会社員、前田直美さん(52)の作品が選ばれました。
前田さんは30年余り前からデパートで働いています。
3、4年前に歌を詠み始め通勤のため駅まで歩いている時や電車から景色を眺めているときに考えることが多いということです。
選ばれた歌は30年近く前、姉が嫁ぐ日に寂しそうにしている両親の姿を見て「めでたい日なのに静かだな」と感じたのを思い出しそのときの両親の心境を想像して詠んだということです。
入選の知らせを受けた前田さんは「ありがたく、とてもうれしいです。いいことやうれしかったことを詠もうと思っているので歌を作るときは前向きな気持ちになれます。これからも思いついたことを詠んでいこうと思います」と話していました。
前田さんの歌は来月15日に皇居宮殿で開かれる歌会始で天皇皇后両陛下や皇族方の歌とともに披露されることになっています。
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元気になった「人情の街・新世界」 映画祭開催に支援続々…
http://sankei.jp.msn.com/west/west_life/news/131229/wlf13122912010011-n1.htm
大阪市浪速区の繁華街「新世界」で8月3、4の両日、「新世界映画祭」が開かれた。街の公民館「新世界会館」を会場にした定員各日約50人のこぢんまりとしたイベントだったが、関係者らの思いが詰まった内容だった。
映画祭を企画したのは元通天閣スタッフの安福奈津子さん(33)。安福さんは岡山市出身。高校生活がうまくいかず、自宅に引きこもりがちだったころ、新世界を舞台に赤井英和さんの実話を基にした映画「どついたるねん」から勇気を得て、新世界で生活するようになり、通天閣で働き、街の人とふれ合ううちに元気を取り戻した。そうした経緯から「今度は自分が恩返しをしたい」と企画したという。
一方、安福さんの思いを理解した多くの人が協力した。その一人が、通天閣での勤務経験がある池田市在住の犬塚裕子さん(35)。犬塚さんは協力者を集め、チラシや文書作成、当日の受付など、裏方として貢献。安福さんや犬塚さんが父親のように慕う写真店主、曽和勝さんもイベントのPRや地元団体への協力呼びかけ、音響の機材調達などでバックアップした。
このほか、トークショーの司会、会場の設営、記録映像の撮影など、新世界ゆかりのさまざまな人たちが、熱意だけで突っ走っていた安福さんを、みんなでサポートした。「新世界は人情の街」といわれるゆえんを改めて実感するような“温かさ”だった。
新世界では今年、映画祭のほかにも、街の外からやってきた若者たちが、さまざまな方法で街に刺激を与えた。「新世界市場」で婦人服雑貨店を営む高橋輝明さん(32)は「ふんどしポスター」で話題をさらい、高橋さんが所属するデザイナー集団「ツムテンカク」が5月に開催した新世界をゾンビで埋め尽くすイベントが大盛況。若手アーティストら100人以上が参加した9月の「セルフ祭」は、奇抜な装飾や仮装で盛り上がった。若者たちの表現の場としての活動が広がっている。
遊園地、歓楽街、日雇い労働者の遊び場、そして観光地…と、街の様子も移り変わり、地盤沈下も叫ばれる新世界の街。しかし、人情だけはしっかりと受け継がれているようだ。
来年は「新世界市場」の開業100周年記念イベントなども予定され、さらに盛り上がることも予想される「人情の街」。安福さんは「来年も映画祭を開きたい」と意欲をみせており、そのときはまた、街のみんなが「助け舟」を出すことになりそうだ。(北村博子)
■【新世界映画祭】8月3、4日に開かれた。初日は「通天閣 新・日本資本主義発達史」の筆者、酒井隆史さんが、新世界を舞台にした映画を題材に時代ごとの傾向を振り返った。また2日目は、阪本順治監督の初の作品「どついたるねん」や原田芳雄さん主演の短編映画などを上映。阪本監督本人も登場し、トークショーなどを行った。
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来春卒業デザイナーフェス 大阪モード学園
2013年12月28日
http://www.nnn.co.jp/dainichi/news/131228/20131228026.html
大阪モード学園(大阪市北区)を来春卒業するファッションデザイナーの卵たちによる「HAL−MODE FESTIVAL(ハル モード フェスティバル) 2014」が来年1月19日、大阪城ホール(大阪市中央区)で開かれる。学生たちの創造力と感性があふれ出た“プロ顔負け”の作品が、華麗に競演する。今月18日には同フェスに先駆けた審査会があり、学生たちは自信を深めていた。
■目光らす審査員
同フェスは毎年テーマを決めて行われ、学生にとってはデザイナーとして社会に踏み出すための大きな登竜門になっている。
今年のテーマは「ジャパン発!〜次にブレイクするのは、これだ!〜」。学生たちは4〜5人の14グループに分かれ、約半年前から制作活動を開始。連日連夜、テーマに沿った洋服づくりに情熱を注いできた。
18日の審査は同学園であり、実際にプロのモデルが作品に袖を通してランウエーを歩いた。
審査は、同学園の谷まさる学長をはじめとする業界関係者の審査員が目を光らせた。審査結果の発表は同フェス当日だが、学生たちは本番さながらの緊張感で自分たちの作品を見つめていた。
■“わが子”晴れ舞台
今年の作品の特徴は、ねぶた祭りや花火、妖怪、和傘、花札など日本独自の文化に着目した点。そこから創造力を最大限豊かにして作品を仕上げている。
ファッションデザイン学科4年の万祐佳さんたちのグループは「昔からあるものを使いたかった」と手ぬぐいを使用。約50枚の手ぬぐいを「ひねって結んで」ドレスに仕上げ、「技法よりも形にこだわった」と話す。
「ものすごく苦労しました。今までで一番頑張りました」と万さんは、制作期間の苦労を振り返り「デザインには妥協したくなかった。満足できるデザインになった」と“わが子”がランウエーを歩く姿に目を輝かせた。
毎年、審査の結果で作品がグランプリを獲得すると、ヨーロッパ1周旅行が同学園からプレゼントされる。さらにグループでのグランプリにはグアム旅行が副賞として贈られるとあって、万さんは「ヨーロッパもグアムもいただきです」と笑顔で話していた。
「次はでっかい会場でたくさんの人が見てくれる。ますます最高の日になると思います」と話す谷学長だが、「舞台が大きくなると作品のスケールを上げなければ迫力がない」とも指摘。春になると社会に旅立つ学生たちにエールを送った。
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クラシック身近に 大フィルとシンフォニーホール
2014年1月1日
http://www.nnn.co.jp/dainichi/news/140101/20140101062.html
大阪フィルハーモニー交響楽団とザ・シンフォニーホール(大阪市北区大淀南)は、2014年度の共同新企画として「ソワレ・シンフォニー」を開催する。午後7時半開演で約1時間のコンパクトな公演を手ごろな料金で楽しめる。「普段コンサートに行く時間がない」、「クラシックは敷居が高い」というライトなファンを取り込むのが狙いだ。
「ソワレ」は夜の公演を意味するフランス語。従来、平日のクラシックコンサートは午後7時開演が一般的だが、会社勤めの人にとっては午後7時までにコンサートホールへ入るのは難しい。
開始時間を遅くすると終演も遅くなり、食事をする時間もなく帰宅することになる。「これでは味気なさすぎる。仕事帰りに立ち寄れて、なおかつ終わった後もコンサートの余韻を楽しんでほしい」(喜多弘悦・同ホールゼネラルマネージャー)と新たな企画を立ち上げた。
■7時半〜8時半
少し遅めの午後7時半開演で、休憩はなく、午後8時半すぎには終了する。曲目は交響曲と小品で構成。料金にも気を配った。本格的な交響曲を聴けるが、3500円という手ごろさ。コンパクトながらも聴き応えのあるプログラムを目指す。
4月16日の初回を皮切りに、7月31日、10月15日、15年1月15日の4回が決定。高関健さん、尾高忠明さん、外山雄三さん、大山平一郎さんといった日本を代表する実力派指揮者が登場する。初年度にあわせ、それぞれ得意とする作曲家の交響曲「第1番」を披露する。
■より多くの人に
喜多氏は「大フィルの定期演奏会がフェスティバルホールへ移ることになり、利用者から『シンフォニーホールで大フィルのサウンドを聴きたい』と強い要望があった。大フィルと1年以上話し合いを続け、より多くの人に来てもらえる新しいコンサートを考えた」と話す。
大フィルの福山修演奏事業部長は「シンフォニーホールでは挑戦的な企画を多く手掛けてきたので、楽しんでもらえる意欲的な企画がやりたかった。東京では午後7時半開演公演もあるが、関西ではまだ珍しい。余裕をもって来てもらい、主婦や昼間に出かけやすいシニア層向けのマチネ(昼)公演とともに、クラシックになじみのない人も気軽に来られる公演になれば」と意欲を見せる。
4月公演は1月21日、大フィルチケットセンター、電話06(6656)4890で発売開始。
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「歌舞伎俳優のタマゴ」は生まれるか、「松竹」こども歌舞伎スクール「寺子屋」開設で確立させたい「日本人のアイデンティティー」
2014.1.4 07:00
http://sankei.jp.msn.com/west/west_life/news/140104/wlf14010407000000-n1.htm
http://sankei.jp.msn.com/west/west_life/news/140104/wlf14010407000000-n2.htm
松竹は来年4月、子供たちに日本の伝統芸能「歌舞伎」の演技や浴衣の着付けなどを教える、こども歌舞伎スクール「寺子屋」を、東京・東銀座の歌舞伎座内に開校する。松竹が子供を対象にした“学校”を設立するのは初めて。「日本の伝統文化になじみの薄い現代の子供たちに、和の礼儀作法や日本文化を楽しく学んで感性を磨いてほしい。この中から未来の歌舞伎俳優が生まれてくれればうれしい」と、松竹のこども歌舞伎スクール事務局は期待する。(亀岡典子)
和の文化を体験して
松竹では平成9年、大阪・道頓堀の大阪松竹座内に、上方の歌舞伎俳優を養成する「上方歌舞伎塾」を設立した。一般家庭から応募した若者を育成し、現在12人が歌舞伎俳優となり、立派な戦力として活躍している。
しかし、来年開校する、こども歌舞伎スクール「寺子屋」は、4歳から10歳までの子供たちが対象。歌舞伎を通して、和の文化を体験してもらうことが第一の目的だ。
授業は、基礎コース(1年間)と発展コース(1年間)で、初年度は基礎コースのみのスタート。基礎コースでは、浴衣の着付けや立ち居振る舞いなど日本の伝統的な礼儀作法に始まり、日本舞踊や歌舞伎の演技の実践的な稽古も行う。
“その道”のプロも!?
希望者は次年度から開講予定の発展コースに進み、場合によっては舞台出演も視野に入れた本格的な稽古を行う予定で、日本舞踊家や歌舞伎俳優が実際に指導を行う可能性もあるという。
「歌舞伎の子役の養成も視野に入れている」と事務局。
伝統芸能の世界では最近、歌舞伎以外でも、子供たちを対象にした体験公演やワークショップが数多く行われるようになった。
能では大阪の山本能楽堂(大阪市中央区)が、新作能「水の輪」の公演の際、出演する一般の子供たちを募集。頭につける鳥の冠を自分で製作し、出演した。
京都観世会館(京都市左京区)や大槻能楽堂(大阪市中央区)でも毎年定期的に、子供たちに能の楽器や能面を体験してもらう企画公演を行っている。
「子供にとって伝統芸能は見たことのない新しい文化で、難しいという先入観なく入っていける。子供のころ一度でも能に接していると、大人になったとき能が身近に感じられるものです」と関係者は話している。
今回の松竹のこども歌舞伎スクールも長い目で見て、鑑賞者を育てるとともに、歌舞伎の舞台に必要な子役の養成もひとつの目的となる。
日本人のアイデンティティーを
和食の世界遺産登録や東京五輪の誘致など、今、何かと話題の日本。
和の文化の研究で知られる関西学院大学教育学部の中村哲教授は「世界中で日本の文化が注目されている。和食の文化など日本人が当たり前と思っていたことが改めて見直される今、学校教育以外で、幼い頃に日本の文化の良さに触れるということは、人格形成の基盤となり、日本人としてのアイデンティティーの確立にも役立つ」。
さらに、「国際的に、文化発信、文化交流が求められる現代社会では、日本人が自国の文化を知り、国際交流の場でそれを発信できるようになることは有意義なこと」と話している。
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最新「中学受験偏差値ランク」関西編 不景気・少子化で難関校の人気高まる2013.12.12
http://www.zakzak.co.jp/society/domestic/news/20131212/dms1312120719008-n1.htm
関西の難関中学に高い合格率を誇る進学塾「希(のぞみ)学園」の最新偏差値ランキングをもとに2014年入試の傾向を本紙で徹底分析した。関西圏では、女子の上位校の動向に大きな変化があり、不景気や少子化も影響して難関校への人気が高まっているという。
難関校受験専門のスーパーエリート塾として名高い希学園の最新偏差値をもとに、本紙で有名中学の上位校を抽出したランクを作成した。
男子の頂点は、やはり灘。希学園の吉田政平渉外部長は「全体の受験者数は減っている中、難関校の灘と大阪トップの大阪星光学院は受験者数が増えている」と話し、その人気ぶりが際立つ。
14年入試の注目は女子の上位層だ。その一つが、新たに女子の募集を始めた西大和学園で、初登場ながらも、最難関・洛南高附属に続いてランクインした。
「西大和学園は高校では女子を募集していたが、中学での女子募集は来年が初。進学実績がよく、早くも人気が出ている」と吉田氏。
もう一校は「医志コース」を新設した四天王寺。「英数I」「英数II」と理数系に強いコースを持つ同校だが、さらに医学部進学者向けに特化する難関コースを設けた。
背景には中学からの根強い医学部志向があり、「四天王寺は圧倒的に医学部に強く、今年の国公立医学部医学科の合格者数は59人。その数は東京の最難関・桜蔭も抑えている。『医志コース』の新設でさらに注目が集まる」(吉田氏)。
全体では、進学実績が急伸中の大阪桐蔭も注目。今年の京大合格者数は64人に上り、「予備校に行く時間がないほど、学校でしっかり勉強をみてくれる」(同)という面倒見のよさは健在。また、高槻は今年7月、大阪医科大学との法人合併を発表。医学部向けの特別コースが新設されるという話もあり、年々難易度が高くなっている。
関西圏の入試は1月18日からスタート。少子化の影響で各校とも受験者獲得に躍起で、従来の試験日を前倒ししたり、午後入試を新たに実施したりする学校も増えている。
「短期決戦になるが、受験者にとっては選択肢が増えて、良い傾向ともいえる」と吉田氏。子供の体調管理に気を配って、一家で明るい春を迎えたい。
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「キャビア」に続け! 近大水産研が「塩イクラ」開発 2、3年後には一般販売も視野
2014.1.5 19:32
http://sankei.jp.msn.com/west/west_life/news/140105/wlf14010519360029-n1.htm
養殖チョウザメから採取された「近大キャビア」が話題を集めている近畿大学水産研究所(本部・和歌山県白浜町)が、サケの仲間のサツキマスの卵を塩漬けにした「塩イクラ」の商品化に取り組んでいる。養殖研究の過程で、1尾あたり千粒と必要以上の卵が取れることに着目。黄色く小粒なのが特徴で、キャビアより手軽な特産品として期待を寄せる。大阪・キタの「グランフロント大阪」の近大養殖魚専門店「近畿大学水産研究所」での提供も視野に入れているという。
イクラといえばサケの卵が一般的だが、もともとはロシア語で「魚卵」の意味。良質な養殖サツキマスを育てる研究の過程で採取される卵を特産品にと、一般的なしょうゆ漬けではなく、本来の味が楽しめるよう塩漬けにした。
サツキマスは、サケの仲間「アマゴ」の中でも、特に晩秋になると海へ下る「降海型」と呼ばれる種類。味がいいが、近年では環境変化や乱獲などで生息数が減少している。
研究所では、平成22年から降海型のサツキマスの養殖を開始。和歌山県新宮市の実験場で、重さ約80グラムになるまで8カ月ほどかけて淡水環境で飼育し、同県那智勝浦町の実験場で海上のいけすに移して約4カ月育てている。
毎年10月末には1尾から千粒以上の卵がとれる。商品化にあたっては、日本人の味覚に合うよう塩分を抑え、地元旅館などで提供してもらって販路を広める予定。研究所は「2、3年後には季節限定で一般にも販売できるまでにしたい」としている。
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関集三氏死去 阪大名誉教授
2014.1.8 21:51
http://sankei.jp.msn.com/west/west_affairs/news/140108/waf14010821530035-n1.htm
関集三氏(せき・しゅうぞう=大阪大名誉教授、物理化学)昨年12月24日、呼吸不全のため死去、98歳。葬儀・告別式は近親者で済ませた。喪主は妻、秋子(あきこ)さん。
熱力学の第一人者で、山田科学振興財団理事長などを務めた。昭和61年に勲二等旭日重光章を受章。
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“クラシックで豊かな心を”
01月10日 19時11分
http://www3.nhk.or.jp/kansai-news/20140110/4322641.html
クラシック音楽を通じて子どもたちの豊かな心を育もうと、堺市で大阪交響楽団による演奏会が行われました。
演奏会は、堺市教育委員会が5年前から毎年行っていて、市内8つの小学校の4年から6年の児童765人が招待されました。
演奏を行ったのは堺市に本拠地がある大阪交響楽団で、ヘンデルの「水上の音楽」やビゼーの「カルメン」などのクラシックの曲を披露しました。
また、演奏の合間には、楽団のメンバーがバイオリンやクラリネットなどの楽器の特徴や音色を、演奏しながら子どもたちにわかりやすく説明しました。
演奏会では、児童の代表がステージに上がってオーケストラの指揮を体験する場面もあり、会場から盛んな拍手が送られていました。堺市教育委員会の井上知子指導主事は「子どもたちに、音楽に親しむことで豊かな心を育んでもらい楽器の演奏などに積極的に取り組んでほしいです」と話していました。
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激動期の若者熱演 「新撰組」テーマに公演
2014年1月9日
http://www.nnn.co.jp/dainichi/news/140109/20140109022.html
大阪を拠点にアクションやダンスを取り入れた舞台を繰り広げる「ブルーシャトル」プロデュースの第3弾公演「壬生狼 MIBURO(ミブロ)」が16〜19日、大阪市福島区のABCホールで上演される。ゼロ戦に乗る若者たちを描いた前2作に続く今回の題材は「新撰組」。激動の時代に生きた若者の姿を、役者たちのチームワークで表現する。
■完成度に自信
ブルーシャトルは劇団ひまわり俳優養成所のプロダクション部門で、俳優のマネジメントに加え、大阪を中心に舞台制作も行っている。
3作を脚本、演出しているのは大塚雅史さん。関西大学演劇研究部「学園座」を経て、1990年に「ランニングシアターダッシュ」を旗揚げし、現在はフリーの演劇作家、照明デザイナーとして活躍している。
「役柄をポジションととらえ、それぞれがしっかり歯車になり、かかる重みが全員同じになる舞台」とはラガーマンだった大塚さんの信条だ。
「全員が与えられたものを完璧にこなさないと完成しない。その思いを役者に理解してもらうのに時間がかかったが、これまでに積み重ねた公演でしっかり染みついた。自分の姿勢が全体に与える影響を、今は全員が自覚している」と大塚さんは作品の完成度に自信を見せる。
■稽古に緊張感
強くなることを目指し剣を取った若者が、やがて歴史に名を残す新撰組として時代を動かしていく。史実に忠実なことより「その当時に現代の若者が放り込まれたらどう行動するか」を意識し、共感を呼ぶ作品になっている。
舞台の一般的なセットを使わず、木刀一つで真剣、池田屋の階段、馬などさまざまなものを表現するところも見どころ。「映像ではできない舞台ならではの面白さ。武士の気構えや志まで見えるレベルにしたい」と大塚さん。昨年10月に始まった稽古は大詰めを迎え、稽古場は張りつめた空気が漂う。
■固定観念離れる
土方歳三役で主演を務めるのは「仮面ライダー鎧武(がいむ)」(ABCテレビ)に出演している注目株の松田岳さん。「『鬼の副長』『クール』といった固定観念から離れ、時代に巻き込まれどのように心境が変化したかを考えながら土方像を作り上げたい」と意気込む。
関西小劇場に加え、東京へも活動の幅を広げる沖田総司役の田渕法明さんは「個性を出したり引っ込めたりバトンを受け渡しながらやる1時間半。躍動感や命の灯を感じてもらい、元気になってもらえたら」と話している。
【メモ】 「壬生狼 MIBURO」は16、17日午後7時、18日午後1時と同5時、19日正午、午後4時開演。前売り、当日ともに料金5500円。問い合わせは電話06(6369)1344、劇団ひまわりチケットセンター(午前10時〜午後6時)。
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大阪市音楽団監督に宮川彬良氏
01月11日 06時13分
http://www3.nhk.or.jp/kansai-news/20140111/4342031.html
「大阪市音楽団」は、ことし4月に社団法人になるのに伴い、音楽監督として、作曲家の宮川彬良さんを迎えることになりました。
「大阪市音楽団」は全国で唯一の自治体が持つ吹奏楽団ですが、市政改革の一環で、ことし4月からは社団法人として活動することになっています。
これにともなって「音楽団」では、寄付を呼びかけるコンサートを企画するなど現在も音楽団を支援している、作曲家の宮川彬良さんを音楽監督として迎えることになりました。
宮川さんは、同じ作曲家の泰さんを父にもつことでも知られています。
宮川さんは、4月以降、音楽監督として、音楽団のエンターテインメント性をより高める取り組みなどを行うということで、「音楽団が奏でる『大阪の音』を絶やさず、全国区にしていきたい」と話しています。
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大阪府立大の超小型人工衛星「オプサット」実機公開 2月28日打ち上げへ
2014.1.14 22:24
http://sankei.jp.msn.com/west/west_life/news/140114/wlf14011422290034-n1.htm
大阪府立大の学生が主体となって開発した超小型人工衛星「OPUSAT」(オプサット)が、2月28日に種子島宇宙センターからH2Aロケットの相乗り副衛星の一つとして打ち上げられることになり、同大小型宇宙機システム研究センター(堺市中区)で14日、報道陣に公開された。
オプサットは平成22年から開発された。一辺が10センチの立方体で重さ約1・5キロ、開発費は約1千万円。携帯電話に使われるリチウムイオンバッテリーなどを組み合わせた蓄電装置を搭載し、人工衛星の電力の長寿命化を目指す世界初の実験に取り組む。
これまでに卒業生を含め40人の学生が携わってきた。大学院1年の西野温志さん(23)は「試行錯誤の繰り返しだったが、やっとスタートラインに立てた。打ち上げられてからのミッションをぜひ成功させたい」と話していた。
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近大医学部と付属、堺市に移転へ…3月にも協定
http://osaka.yomiuri.co.jp/e-news/20140115-OYO1T00632.htm?from=newslist
近畿大学が、医学部と付属病院を大阪府大阪狭山市から堺市の泉北ニュータウンに移転する方向で検討していることがわかった。近大が府や堺市から用地を購入し、2023年の新病院開業を目指す。近大と府、堺市は3月にも協定を締結することで調整している。
近大医学部は1974年、大阪狭山市に開設。75年には付属病院(病床数933床)が開院したが、施設の老朽化が進んでいることから移転を検討していた。
府や堺市などによると、移転先には、堺市南区の泉北高速鉄道泉ヶ丘駅前にある府営住宅や市有地を予定している。医学部と約1000床の付属病院(地上19階)を新設する計画で、高度ながん治療施設を備え、災害時の医療拠点となる機能を持たせる。
現在の付属病院は約300床に縮小して運営を継続し、堺市内にある近大医学部堺病院(440床)は新病院建設に伴い、閉鎖する方向で検討している。
府や堺市は高齢化が進む泉北ニュータウンの再生につながると期待。老朽化した府営住宅を高層マンションに建て替えて集約し、売却用地を確保する計画だ。
(2014年1月15日 読売新聞)
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カメラ動画で99%人物を特定
01月15日 18時44分
http://www3.nhk.or.jp/kansai-news/20140115/4420071.html
複数の防犯カメラに写った人が同じ人物かどうかを歩く姿や顔の特徴から判定する技術を大阪大学の研究グループが開発しました。画像が鮮明でない場合にも有効で犯罪捜査に役立つと期待されています。
技術を開発したのは大阪大学産業科学研究所の八木康史教授などのグループです。
防犯カメラに写った人の歩く姿を1枚の画像に重ね合わせ、歩幅や腕の動かしかたなどについて他のカメラに写った人の画像と比較し、どれだけ一致するか数値化します。さらに頭の上と足の下を自動的に識別して基準となるものの大きさから身長を割り出す他、顔の輪郭や髪型についても比較して数値化します。
これにより複数のカメラに写った人が同じ人物かどうかを客観的に評価できるということで1000人分の動画から特定の人を捜し出す実験を行ったところ歩く姿の画像だけを使った場合はおよそ90%の割合で正しく選ぶことができ、身長や顔の輪郭などを加えると精度は99%に高まったということです。
この技術では人の姿がおぼろげに分かる程度の鮮明度でも判定できるということです。
八木教授は「複数の防犯カメラに同じ人物が写っていないか調べることで犯人の逃げた道筋を割り出すことができる。数年後の実用化を目指したい」と話しています。
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司馬遼太郎 阪神大震災復興願う寄稿文
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/osaka/news/20140115-OYT8T00110.htm
.◇コピー初公開
文学で震災復興を支援しようと、司馬遼太郎記念館(東大阪市下小阪)は15日から、特別展示「司馬遼太郎と阪神淡路大震災」を開く。司馬さんが同震災の直後、新聞に寄稿した自筆原稿のコピーが初公開される。
国内100の文学館などでつくる全国文学館協議会が、同震災や東日本大震災の風化を防ぐため全国に呼びかけており、各文学館は様々な催しを開いている。
同記念館は、地元月刊誌「月刊神戸っ子」の依頼で書いた随筆「世界にただ一つの神戸」の掲載誌や、産経新聞連載の随筆集「風塵抄(ふうじんしょう)」の直筆原稿のコピーなど計9点を展示する。色鉛筆で原稿を直した跡や、編集者宛てのコメントなども見ることができる。
司馬さんは「世界に……」で、被災した人たちがパニックにならずに行動する姿にふれ、「自立した市民を感じた」とし、「やさしい心根の上に立った美しい神戸が、世界にただ一つの神戸が、きっとこの灰塵の中からうまれてくる」と復興への思いをつづっている。
上村洋行館長は「司馬の思いは神戸にとどまらず、東北の被災地にも届くはずだ」と話している。
3月23日まで。午前10時〜午後5時(入館は午後4時30分まで)。月曜休館。入館料は大人500円、中高生300円、小学生200円。問い合わせは同記念館(06・6726・3860)へ。
(2014年1月15日 読売新聞)
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歌会始 大阪の女性の歌も披露
01月15日 14時44分
http://www3.nhk.or.jp/kansai-news/20140115/4112411.html
新春恒例の「歌会始」がきょう皇居で行われ姉が嫁ぐ日の両親の姿を詠んだ大阪の女性の歌が披露されました。
今年のお題は「静か」という漢字ひと文字の「静」で海外を含めて2万2000首近くの短歌が寄せられました。
皇居・宮殿の「松の間」では初めに入選した10人の歌が天皇皇后両陛下や皇族方の前で古式にのっとって披露されました。
関西からは大阪・平野区の会社員、前田直美さん(52)の作品が入選しました。
30年近く前、姉が結婚して家を離れた日に、にぎやかな母親と対照的にふだんより口数が少なかった父親の様子を「嫁ぐ日の朝に母は賑やかに父は静かに食卓囲む」と詠みました。
前田さんは自分の歌が詠みあげられると静かに耳を傾けていました。
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なにわ芸術祭「新進落語家競演会」新人賞に桂雀五郎さん
2014.1.18 07:56
http://sankei.jp.msn.com/west/west_life/news/140118/wlf14011807560002-n1.htm
「第51回なにわ芸術祭」落語部門の新人賞を選出する「新進落語家競演会」(上方落語協会、産経新聞社など主催、大阪製紙、近鉄タクシー協賛)が17日、大阪市北区の天満天神繁昌亭で開かれ、新人賞に桂雀五郎さん(36)、新人奨励賞に桂佐ん吉さん(30)が選ばれた。
上方落語協会推薦の入門10年前後の落語家8人が得意の演目を披露、演劇評論家の河内厚郎さんら5人が審査した。
桂雀五郎さんは大阪府豊中市出身で、平成12年に桂雀三郎さんに入門。桂佐ん吉さんは大阪市出身で、同13年に桂吉朝さんに入門した。雀五郎さんは5月5日にサンケイホールブリーゼで開催される「上方落語名人会」に出演する。
なにわ芸術祭は上方文化の伝統を受け継ぐ舞台芸能の発展と新人発掘を目指し、産経新聞社が昭和39年に創設した総合芸術祭。毎年、落語やクラシック音楽、日本舞踊などのコンクールを行い、今年は6月7日にサンケイホールブリーゼで、各部門の受賞者が一堂に会して演目を披露する「受賞者記念公演・表彰式」も開催する。
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芥川賞に小山田さん、直木賞は朝井・姫野さん
http://osaka.yomiuri.co.jp/e-news/20140117-OYO1T00366.htm?from=newslist
第150回芥川賞・直木賞(日本文学振興会主催)の選考会が16日夜、東京・築地の新喜楽で開かれ、芥川賞は小山田浩子さん(30)の「穴」(新潮9月号)、直木賞は朝井まかてさん(54)の「恋歌(れんか)」(講談社)と姫野カオルコさん(55)の「昭和の犬」(幻冬舎)に決まった。副賞各100万円。贈呈式は2月中旬、東京都内で行われる。
小山田さんは広島市生まれ。編集プロダクション勤務などを経て2010年、「工場」で新潮新人賞。初の候補で賞を射止めた。
受賞作は、夫の仕事のため転居し、専業主婦になった女性の物語。芥川賞の川上弘美選考委員は、「リアルな設定でありながら、幻想味があり、自分の知らない小さな社会に入ったときの違和感を普遍的に描いた」と評価した。
朝井さんは大阪府生まれ。コピーライターとして勤務後、独立。08年、「実さえ花さえ」で小説現代長編新人賞奨励賞。直木賞は初候補での受賞。
受賞作は、樋口一葉の歌の師、中島歌子を主人公に、若き日の熱烈な恋と、幕末の争乱に巻き込まれた女性たちの過酷な運命を描く。
姫野さんは滋賀県生まれ。画廊勤務を経て1990年、「ひと呼んでミツコ」でデビュー。女性の生き方を個性的な視点で描く作品で知られる。受賞作は、滋賀に生まれ、犬とともに成長した女性の半生を私小説的に描く。両親の介護や自身の心身の不調についても盛り込んだ。
直木賞の浅田次郎選考委員は、朝井さんについて「歴史の流れをつかみながら、人間の心の機微もしっかり描いている」、姫野さんについては「デビューの時から自分のスタイルを変えていない孤高の作家。今回は直木賞がねじ伏せられた」と語った。
「腰を抜かした」朝井さん、「細々書いてきた」姫野さん
年齢こそ1歳違いだが、片や初の候補入り、片や候補になること5回。対照的な経歴の朝井さんと姫野さんが記者会見場に現れると、報道陣から注文が付いた。「体を使って喜びを表して」。初候補から17年、作家歴でも“お姉さん”の姫野さんが肩に腕を回すと、朝井さんは笑顔で応えた。
まずマイクに向かったのは朝井さん。「候補になったのも、まさかまさかまさか。腰を抜かしました」
作家デビューは2008年。軽いタッチの作品が多かったが、受賞作では時代に翻弄された水戸藩の女性らに迫る。「書いていて、物語がぐいぐい展開する感覚がありました」
ペンネーム「まかて」は、5人の娘を残し、36歳で亡くなった祖母の名。「これから新たに出発する、やるだけやってみると祖母に言いたい」。涙目になった。
姫野さんは、通っている都内のジムから、ほぼすっぴん、ジャージー姿のまま駆けつけた。「ベストジーニスト賞に憧れていますが、ベストジャージスト賞を自分でもらっておこうと思って」。持ち味のユニークさが、会見でも表れた。
「『売れ線』ではないので、細々と書いてきた。読者に支えられたから書いてこられたんです」。直木賞には、ノミネートされるたびに、「アーティストとして」うれしかったという。
「でもビジネスマンとしては受賞がうれしい。本が売れますから」
関西出身女性が独占
直木賞は関西出身の女性2人が独占。地元の関係者らも喜びの声を上げた。
朝井さんは大阪文学学校(大阪市中央区)に2006年から1年間通った。創作を学ぶ場として社団法人・大阪文学協会が運営する同校初の直木賞作家。小原政幸・事務局長(61)が夜間部の生徒らに受賞を伝えると、歓声が響いた。小原さんは「人情の機微をうまく書くタイプだったが、受賞作はすごみや熱っぽさが加わり、一読してすぐにメールで『きっと直木賞候補になる』と送った」と明かした。
姫野さんは母校、滋賀県立八日市高校(東近江市)が08年に迎えた創立100周年記念誌に文章を寄稿している。「それはそれは魅力的な庭のある学校でした」「とてもリベラルな校風だった」と懐かしみ、同校に通えたことを「心の糧」と表現。松岡尚文校長(60)は「生徒も喜び、誇りに思うだろう。姫野さんが愛した校風をこれからも大事にしていきたい」と話した。
(2014年1月17日 読売新聞)
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99歳聴講生に「名誉学友」
01月22日 20時38分
http://www3.nhk.or.jp/kansai-news/20140122/4642351.html
90歳を過ぎてから社会人聴講生として大学に通い始め去年99歳で亡くなるまで学び続けた男性に大阪の桃山学院大学が「名誉学友」の称号を贈りました。
和泉市にある桃山学院大学が「名誉学友」の称号を贈ったのは去年12月に99歳で亡くなった大阪・東成区の村川信勝さんです。
22日開かれた授与式には大学の関係者など約50人が出席し、前田徹生学長が「学問に携わる者にとって村川さんの姿勢は模範でした。私たちも学ぶことが多かったです」とたたえ村川さんの家族に「名誉学友」の称号を授与しました。
大正2年生まれの村川さんは関東大震災や戦争の混乱で高等小学校を卒業した後は学業を断念しましたが学問への夢をあきらめきれずに93歳になってから大学の講義を聴く社会人聴講生として通い始めました。
大学には東成区の自宅からおよそ2時間かけて通っていたということで日本の近代史や国際政治の講義を熱心に受講していたということです。
村川さんの次男の英雄さんは「父親は大学に通うのが夢でした。名誉学友をいただけて喜んでいると思います」と話していました。
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おいしい減塩食コンテスト
01月23日 18時13分
http://www3.nhk.or.jp/kansai-news/20140123/4565181.html
健康のため塩分を控えながらも、おいしく食べられる料理の出来栄えを競う大会が大阪で開かれ岩手県久慈市の保健所のグループが作った定食がグランプリに選ばれました。
この大会は心臓病や脳卒中を防ぐため塩分の摂取量を減らそうと吹田市の国立循環器病研究センターが初めて開き塩=ソルトを1食あたり1グラム減らそうという呼びかけをもじって「Sー1g」と名付けられました。
会場には全国の24のグループが集まり、それぞれが考案した定食や郷土料理の出来栄えを競いました。
塩分の量は定食で2グラム、おかずで0.5グラムと決められ、参加者は地元から持ち寄った特産品などを使い、しょうゆや塩の代わりにトウバンジャンを使うなどの工夫を重ねました。
料理は俳優の檀ふみさんなどが審査を行いグランプリには東日本大震災の避難所で食事を提供してきた岩手県久慈市の保健所のグループが作った豆腐と野菜が中心の定食「アマノミクス定食」が選ばれました。
メンバーの岩山啓子さんは「避難所や仮設住宅では食事の塩分が多くなるので簡単にバランスよく食べられるようにと考えました。今後も料理教室などを通じて被災地での減塩活動に取り組んでいきたい」と話していました。
主催した国立循環器病研究センターは参加したグループの料理法を本にまとめ出版することにしています。
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民営化の大阪市音楽団が大阪城公園からATCに移転へ 高額賃料のため
2014.1.23 07:00
http://sankei.jp.msn.com/west/west_life/news/140123/wlf14012307010002-n1.htm
大阪市直営の廃止が決まり、来年度から民営化する大阪市音楽団(市音)が30年以上拠点にしていた大阪城公園(同市中央区)を去り、4月から大阪市住之江区のアジア太平洋トレードセンター(ATC)に移転することが22日、分かった。同公園内の練習場を継続使用するには高額な賃料がかかるため。新練習場では客席を設け、ミニコンサートなどで市民に開かれた音楽団体を目指す。
市音は昭和56年から同公園内にある同市立大阪城音楽堂の管理事務所に練習場を置き、コンサートを開くなどして市民に親しまれた。しかし、民営化に伴い、音楽堂の運営管理からも離れるため、来年度以降も管理事務所を継続使用する場合は年間約2千万円の賃料がかかると試算。新拠点の確保は急務で、昨春のコンサートでは作曲家の宮川彬良さんや指揮者の佐渡裕さんも団体や企業に支援を呼びかけていた。
新練習場は同センター内ITM棟2階の一画。同市交通局南港ポートタウン線(ニュートラム)のトレードセンター前駅から徒歩約5分で、約600平方メートル。現在の倍以上の広さとなり、約400席のいすを設置。隣接して楽器庫や事務所も借りる。
「アジア太平洋トレードセンター」と共同運営し、賃料を抑える方針。年間80日は優先的に市音が練習場として使用し、他は市音がコンサートを開いたり、プロアマ問わず音楽団体などに貸し出したりすることも計画している。
市音の延原弘明団長は「拠点を確保でき、ひとまず安心した。コンサート会場としても使用できるので、市民に支持される団体として活動したい」。ATCも「日本最高峰の吹奏楽団が拠点を置くことで、ATCの活性化にもつなげたい」と期待する。
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過去最多の580人が火花 競技かるた大阪大会
2014年1月27日
http://www.nnn.co.jp/dainichi/news/140127/20140127016.html
小倉百人一首の日本一を決める「第95回全国競技かるた大阪大会」が26日、大阪市天王寺区の四天王寺本坊で始まった。参加者は素早い動きで次々に札を奪い合い、熱戦を展開した。
全日本かるた協会主催。大会は2日間に分けて行われる。競技かるたをテーマにした漫画「ちはやふる」の影響もあり、今年は過去最多となる約580人が参加する。
この日は有段者を対象にA、B、C級に分かれてトーナメント戦を実施。参加者は対戦相手と向かい合って座り、札を読み上げる読手(どくしゅ)の声に素早く反応し、札を奪い合った。
慶応大のフランス人留学生、エデルマン・ロマンさん(24)=神奈川県=は「札を早く飛ばした時に充実感がある。かるたを通してあいさつや相手に対する尊敬の念を学ぶことができる」と話していた。
最終日となる2月2日は、段位取得を目指す人や大阪府内在住者らを対象にしたD、E級が行われる。
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大阪市音楽団が市長会見でPR
01月29日 19時44分
http://www3.nhk.or.jp/kansai-news/20140129/4140111.html
今年4月に社団法人化される大阪市音楽団のメンバーが大阪市の橋下市長の記者会見に登場し来月行われる演奏会をPRしました。
大阪市音楽団は全国で唯一の自治体が持つ吹奏楽団ですが市政改革の一環で大阪市は運営から撤退し今年4月に社団法人化されることになっています。
この音楽団は来月9日と19日に大阪市内でアニメソングの演奏会などを開くことになっています。これを前にクラリネットやホルンなどの楽器を手にした音楽団のメンバー5人がきょう行われた橋下市長の記者会見に登場し息の合った演奏を披露して演奏会をPRし法人化される音楽団への支援も呼びかけました。
橋下市長は「音楽団の技術やノウハウは失わせてはいけないもので市民の皆さんには資金面での協力をはじめさまざまな形で応援してほしい。メンバーの皆さんにはこの音色を大阪の宝として守ることを期待したい」と話していました。
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「大阪城天守閣」が独法化 大阪府・市が方針 27年4月に
2014.1.28 22:05
http://sankei.jp.msn.com/west/west_life/news/140128/wlf14012822060024-n1.htm
大阪府と大阪市は28日の統合本部会議で、地方独立行政法人「大阪博物館機構」(仮称)を平成27年4月に大阪市が設立し、先行して大阪城天守閣など市立6施設の運営を開始、弥生文化博物館(和泉市)など府立3施設を28年4月以降に合流させることを決めた。
地方独法化することで運営の自由度を高め、サービス向上へとつなげる狙いがある。ほかの大阪市立5施設は、美術館と科学館、大阪歴史博物館、東洋陶磁美術館、自然史博物館。府立の残り2施設は、日本民家集落博物館(豊中市)と近つ飛鳥博物館(河南町)。
地方独法は25年10月に関係政令が改正され、26年4月から公立博物館の運営が認められる。
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山中教授の立場はどないなりまんねや?
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赤木春恵さん主演女優賞 おおさかシネマフェス
2014年1月31日
http://www.nnn.co.jp/dainichi/news/140131/20140131012.html
「おおさかシネマフェスティバル2014・映画ファンのための映画まつり」(大阪映像文化振興事業実行委員会主催)が選んだ2013年度の映画ベストテンと個人賞が30日、事務局から発表された。日本映画は「凶悪」、外国映画は「ゼロ・グラビティ」が第1位。個人賞は主演女優賞に「ペコロスの母に会いに行く」の赤木春恵さん(89)、同男優賞に「横道世之介」などの高良健吾さん(26)が選ばれた。
個人賞はほかに助演女優賞に「凶悪」などの池脇千鶴さん、「ぺコロス−」の原田貴和子さん、同男優賞に「舟を編む」などの小林薫さん、監督賞に「利休にたずねよ」の田中光敏さん、脚本賞に「旅立ちの島唄〜十五の春〜」の吉田康弘さん、新人女優賞に「ソウル・フラワー・トレイン」の咲世子さん、同男優賞に「少年H」の吉岡竜輝さん、音楽賞に「フラッシュバックメモリーズ3D」のGOMAさん、撮影賞に「許されざる者」などの笠松則通さん、新人監督賞に「ソウル−」の西尾孔志さん。
発表授賞式は3月2日に大阪市中央区の大阪歴史博物館講堂で。受賞記念として「旅立ちの島唄〜」「ペコロス−」が上映される。
問い合わせは電話06(6292)6199、事務局へ。
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英語落語を女子大生が披露 来月18日、大阪樟蔭女子大で
2014.1.31 09:07
http://sankei.jp.msn.com/west/west_life/news/140131/wlf14013109140006-n1.htm
大阪樟蔭女子大は2月18日、小阪キャンパス(東大阪市菱屋西)で、国際英語学科の学生による「第7回英語落語発表会」を行う。授業として取り入れている「英語落語」の成果を発表するのが目的で、6人の女子大生が高座で稽古の成果を披露する。
大阪樟蔭女子大は、平成19年度から英語の豊かな表現力を磨くことなどを狙いに英語落語の授業を開始。落語家の桂かい枝さん、桂あさ吉さんを非常勤講師として招き、国際英語学科の3、4年生を対象に毎年4〜9月の半年間、週に1度の授業が行われている。
発表会には6人の学生が小咄(こばなし)や古典落語「初天神」などを英語で披露する。また、かい枝さん、あさ吉さんやカナダ出身の桂三輝(サンシャイン)さんの英語落語も行われる。
午後1時〜3時半。入場無料。問い合わせは同大学国際英語学科事務センター(電話 06・6723・8316)。
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グルスキー展内覧会 招待客ら500人
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/osaka/news/20140201-OYT8T00125.htm
ドイツの世界的写真家アンドレアス・グルスキーさんの個展「アンドレアス・グルスキー展」(読売新聞社など主催)の内覧会が行われた31日、会場となった国立国際美術館(大阪市北区)では、招待客ら約500人が作品に見入った。
大阪市住吉区、無職泉政治郎さん(73)は「緻密な表現に、どんな技法を使っているのかと驚いた」と話し、神戸市東灘区、主婦小山清美さん(53)は「頭の中でしか描けないような世界。色彩がすごい」と話した。
会期は1日〜5月11日。一般1500円、大学生1200円、高校生800円。中学生以下は無料。月曜休館(4月28日、5月5日は除く)。問い合わせは同美術館(06・6447・4680)へ。
(2014年2月1日 読売新聞)
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「命とは何か」 ハマグリに百人一首歌人の絵
2014年2月3日
百人一首の歌人の絵を描いたハマグリの貝殻が、兵庫県姫路市の市立水族館で展示されている。堺市西区の山根立乃さん(84)が、亡くなった夫の嘉人さんと2人で、20年の歳月を掛けて完成させた作品。捨てられてしまう貝殻に、もう一度命を吹き込んだ山根さんは、展示を通じて「命とは何か」を来館者に問いかけている。
■境遇を重ね
山根さん夫妻の出身は鳥取市。1943年に同市内で発生した鳥取大地震で、山根さんは自宅で強い揺れに襲われ、倒壊した家屋の下敷きとなった経験がある。翌朝、救助されるまで、生死の境をさまよった。
地震から35年たった78年ごろ。嘉人さんと次男、寧さん(54)が、地震後に建てたまま風雪にさらされていた鳥取市内の山根家の小屋の中で、残がい下に古い歌かるたの入った木箱を見つけた。
時代も不明だが、箱には嘉人さんの父親の名前。風雨を浴びる小屋の中、地震を生き延びた歌かるたに自らの境遇を重ねあわせた。
その後、名古屋市の徳川美術館で目にした「貝合わせ」、大阪の料理屋で見た大量に捨てられるハマグリの貝殻と結び付き貝殻に歌人の絵を描くことを思いついたという。
■20年がかり
嘉人さんと2人、貝殻探しに没頭。大きさが7〜8センチの大きなハマグリは珍しく、100枚探すため、料亭などを何軒も回って収集した。貝はたわしできれいに磨き上げ、白い胡粉(ごふん)を塗って乾かす。ようやく絵付けの準備が整った。
小屋で見つかった歌かるたの絵を参考に、20年がかりで100枚を描き上げた。山根さんが詠み人の絵を描いた後、嘉人さんが金箔(きんぱく)を塗る。詠み人の名は嘉人さん、和歌は山根さんが筆を取り、こちらも“二人三脚”。長男の齊さん(59)は「朝まで起きて絵を描いていた」と両親の熱中ぶりを振り返る。
■よみがえる
自らも地震で大変な目に遭った山根さんは東日本大震災に心を痛めていた。ちょうど知人から誘いを受けたことを機会に、「命はよみがえるもの」というメッセージを発したいと、百人一首の展示を決めた。
「捨てられるハマグリに命をよみがえらせたことを伝えたい。古いものを捨てていく時代に先人のものを大切にする心を伝えたい」と山根さんは語る。
姫路市立水族館の展示室には、「二十一世紀を生きるあなたたちへ」と題した山根さんの直筆の文章が添えられている。
「私たち蛤(はまぐり)のように(中略)どんな苦難に出会っても他を傷つけることのないよう、世の中の役に立ち、周りの人たちから愛され、あなたのような人になりたい…と思われるよう自分らしく人間らしく生きてほしいのです。深い深い海の底からそう願っています。 貝より」
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アルツハイマー関与の遺伝子を発見…阪大チーム
http://osaka.yomiuri.co.jp/e-news/20140204-OYO1T00254.htm?from=newslist
アルツハイマー病の原因とされるたんぱく質「アミロイドβ」が脳にたまる量を左右する遺伝子を見つけたと、大阪大の森原剛史助教(精神医学)らのチームが4日、米科学アカデミー紀要電子版に発表する。病気の診断や薬の開発につながる可能性があるという。
チームは、アルツハイマー病になりにくいマウスの遺伝子と病気の関係を調べ、人間も持つ遺伝子「KLC1E」に注目。人間の神経細胞を使った実験で、KLC1Eが作る生体物質を8割減らすと、アミロイドβが4〜5割減り、KLC1Eが作る物質を増やすとアミロイドβも増えることを突き止めた。
チームは、アルツハイマー病患者の脳にあるKLC1Eが作る物質が、病気でない人より3割多いことを確認した。
理化学研究所の西道隆臣シニア・チームリーダー(神経科学)の話「KLC1Eが脳のアミロイドβの量に影響することを、人間の患者で確認したことは重要だ。アルツハイマー病の予防や治療に寄与する可能性がある」
(2014年2月4日 読売新聞)
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府立大 世界遺産の海守る
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/osaka/news/20140202-OYT8T00067.htm
.◇ベトナム・ハロン湾でエコ循環
府立大(堺市)が、ベトナムの世界自然遺産・ハロン湾で環境浄化の取り組みを始めた。海洋汚染の原因となる生活ごみの投棄や粉じんの流出を抑制しながら、バイオディーゼル燃料(BDF*)を生産し、ごみ回収業務に役立てていく計画。同大学のある堺市とベトナムは、中世の南蛮貿易に始まり、現在も特産の線香の原料を輸入するなどつながりが深く、関係者は「ベトナムの将来につながる取り組みになればうれしい」と意気込んでいる。(島崎隆太)
ハロン湾は、海から多数の岩がそそり立つ景観に加え、いかだを連ねた水上生活村があり、同国屈指の観光スポットとなっている。
しかし、周辺で盛んな露天掘りの炭鉱跡地から雨水と一緒に流入する石炭のちりで、近年、湾の海水の透明度が低下しているという。
水上生活村の生ごみ、炊事で使った練炭の灰も海に捨てられていたため、府立大などが、2009年〜12年に国際協力機構(JICA*)の事業で投棄をしないよう啓発に取り組んだ。小学校で子供らにも教えた。
今回は、住民の意識の高まりを受け、さらに発展した取り組みをしようと、府立大が堺市と協力。JICAから事業費約6000万円の補助を受け、13年11月にスタートさせた。
計画では、石炭のちりの流出を防ぐため炭鉱跡地にBDFの原料となる実が採れる木を植樹。木には生ごみでつくった堆肥を与え、実から製造されたBDFをごみの収集運搬船の燃料に使う。練炭の灰もセメント工場で原料として利用する。
ごみを無駄にしない循環システムをつくり、水質を保全する一方、環境保全の取り組みも観光客にアピールする狙いがあるという。
現地での活動は府立大を中心に実施。堺市は、ベトナム側の約10人を日本に招いて行う研修で、環境教育や循環型社会への取り組みについて伝える。
府立大の大塚耕司教授(海洋環境学)は「BDFで走る船は環境への配慮のシンボルになる。将来はホテルやレストランの廃棄物も取り込んだ仕組みを作るなど、ベトナムの人たち自身が引き継ぎ、発展させられるようにしたい」と話している。
<ハロン湾>
ベトナム北部にあり、1994年に世界自然遺産に登録された。海から突きだしたような奇岩や多くの島々、水上生活村を巡るクルーズが人気で、2012年には約200万人の観光客が訪れた。
*BDF=biodiesel fuel
*JICA=Japan International Cooperation Agency
(2014年2月2日 読売新聞)
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民間ならではの文化支援目指す…「アーツサポート関西」発足へ
2014.2.5 20:22
http://sankei.jp.msn.com/west/west_life/news/140205/wlf14020520230023-n1.htm
財界や学識経験者でつくる関西・大阪21世紀協会は5日、関西の芸術・文化を支援する「アーツサポート関西(ASK)」を4月に発足させると発表した。民間から募った寄付金を芸術団体などに助成する仕組みで、代表発起人の一人で関西経済同友会の鳥井信吾代表幹事(サントリーホールディングス副社長)は「財界だけでなく市民にも呼びかけ、関西の文化をもり立てたい」と話した。
ASKは企業や個人から寄付金を募り、審査した芸術団体や個人などに交付。寄付者には助成先を伝え、「顔の見える支援」を目指す。代表発起人には、鳥井氏のほか、関西経済連合会の森詳介会長(関西電力会長)▽関西経済同友会の加藤貞男代表幹事(日本生命保険副会長)▽大阪商工会議所の佐藤茂雄会頭(京阪電気鉄道最高顧問)▽茶道裏千家前家元の千玄室さん▽建築家の安藤忠雄さん▽指揮者の佐渡裕さん−の計7人が名を連ねた。
大阪府と大阪市では昨夏、文化芸術の公的助成の可否を決定する第三者機関「大阪アーツカウンシル」が発足。ASKは大阪アーツカウンシルとも連携しながら、民間ならではの支援を目指すという。
運営委員に就任する予定の毎日放送の山本雅弘相談役は「公的支援が減少する中、財界と個人が厚い層で支援したい」と強調。インターネット上でも寄付できる仕組みを作る予定という。
事務局は21世紀協会内に置き、当面の運営費は同友会が負担。現在、内閣府に認定を申請しており、許可されれば4月から始動する。
寄付募り文化・芸術活動を支援
02月05日 21時28分
http://www3.nhk.or.jp/kansai-news/20140205/4906991.html
美術や伝統芸能などの文化活動を通じて関西を活性化しようと市民や企業から寄付を募って活動を支援する「アーツサポート関西」という組織が設立されることになりました。
「アーツサポート関西」は関西経済同友会などの経済団体や建築家の安藤忠雄さんらの呼びかけで今年4月に設立されます。
支援の対象は関西を中心に美術や音楽、それに伝統芸能などに取り組んでいる個人や団体で市民や企業などに寄付を呼びかけて集めた資金を助成するとしています。
関西では大阪市が伝統芸能の文楽への補助金の減額を決めるなど財政難を理由に予算を削減する自治体が増えていて文化活動の資金確保が課題となっています。
関西経済同友会の鳥井信吾代表幹事は「市民の力で関西の文化をサポートして関西を国際競争で勝てる街にしていきいたい」と話しています。
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民間資金で文化支援 「アーツサポート関西」
2014年2月6日
http://www.nnn.co.jp/dainichi/news/140206/20140206022.html
関西財界が中心となり、民間資金で文化支援を目指す組織「アーツサポート関西」(通称ASK=アスク)が4月にスタートする。発起人の一人で、関西経済同友会代表幹事の鳥井信吾氏(サントリーホールディングス副社長)は5日の設立会見で「まずは若い人たちの文化を育てていく」と抱負を語った。
「市民の思いが伝わる支援」を唱え、寄付金の“見える化”を図る考え。関西圏を中心に2府8県で活動する団体と個人が対象で、初年度助成の最低目標額は1千万円。
助成先は美術・デザイン、音楽、演劇、伝統芸能など8分野から選び、特定の団体や個人も指定することが可能。昨年7月に大阪府市統合本部が立ち上げた行政支援の「アーツカウンシル」とも連携していく。
発起人は鳥井氏をはじめ、建築家の安藤忠雄氏や指揮者の佐渡裕氏など関西ゆかりの著名人が名を連ねる。事務局は関西・大阪21世紀協会。
大阪市北区の国立国際美術館で設立会見があり、鳥井氏は「顔の見えるサポートでできる限りのフォローをしていきたい」と語り、同席した大阪芸術大学教授でバイオリニストの川井郁子氏は「発信者と聞き手の懸け橋をつくれたら」と述べた。
5月8日には活動資金の募集広報を兼ねたパーティーを開き、広く支援を呼び掛ける。
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なんで大阪でなく関西なの?
最近、大阪の冠を外して関西とするケースが多いが
かなり気に食わん。
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優美さとユーモアの融合 彫刻家・富永氏生誕100年展
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/osaka/news/20140217-OYT8T00070.htm
彫刻家で文化勲章受章者の富永直樹氏(1913〜2006年)の生誕100年を記念した展覧会が16日、大阪市北区の阪急百貨店梅田本店のギャラリーで始まった。24日まで。無料。
富永氏は長崎市生まれで、東京美術学校(現・東京芸術大)在学中の1936年、文展(後の日展)に初入選。優美さとユーモアを融合した作風を確立し、男子像を中心に発表した。74年、日本芸術院会員となり、89年に文化勲章を受章した。
展覧会では、文展初入選作「F子の首」や、日展で文部大臣賞を受けた「平和の叫び」、高さ2メートルを超える男子像「新風」など代表作約70点を展示している。問い合わせは同本店(06・6361・1381)へ。
(2014年2月17日 読売新聞)
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プロデューサーは学生 来月、門真で弦楽コンサート
2014年2月17日
http://www.nnn.co.jp/dainichi/news/140217/20140217036.html
大阪府門真市末広町の門真ルミエールホールは、高校生や大学生が企画から宣伝、運営を手掛ける学生プロデュースコンサート、「エクと行く クァルテット世界ぐるり旅」を3月1日、同ホールで開く。学生プロデューサーたちは「同世代の若い人たちにも楽しんでもらいたい」と意気込んでいる。
「学生プロデュース公演」は、同ホールの指定管理者であるNPO法人トイボックスの企画。「ホールで公演を聞くだけでなく、コンサートをつくる体験をしてもらえたら」と3年前から行っている。
出演者は、日本を代表する弦楽四重奏団「クァルテット・エクセルシオ」。演者と日程、会場だけしか決まっていない状態から、学生たちが10カ月ほどかけて会議を重ね、コンサートを企画していく。
大学で音楽学を研究する石見万里子さん、エレクトーン演奏に打ち込んできた高校生の坂田大輔さんらが企画の中心メンバー。「クラシック初心者も楽しめる」、「音楽で世界一周できる」といったコンセプトを提案し、内容を詰めた。
当日は、「愛の挨拶(あいさつ)」(英・エルガー)をはじめ、チャイコフスキー(露)、ベートーベン(独)などヨーロッパの曲を中心に披露。また、異国情緒だけでなく季節感も味わってもらえるよう「四季より『春』『夏』」(伊・ビバルディ)などもプログラムに組み込んだ。
石見さんは「体全体で楽しめる」、坂田さんは「演奏者の息づかいや鼓動を感じられる」と生の演奏会の魅力を強調。「一つ一つの曲は短いので、クラシック初心者でも楽しめる。学生プロデュースなので、同世代の若い人たちに足を運んでもらいたい」と呼び掛ける。
午後2時開演。一般2千円、当日2500円。問い合わせは電話06(6908)5300、同ホールへ(火曜休館)。
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日展大阪展始まる
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/osaka/news/20140222-OYT8T01270.htm
総合美術展「第45回日展大阪展」(大阪市立美術館、読売新聞大阪本社主催)が22日、大阪市立美術館(天王寺区)で始まり、多くの美術ファンが作品を鑑賞した。3月23日まで。
日本画、洋画、彫刻、工芸美術、書の5部門で、公益社団法人日展の役員や特選など各地を巡回する作品273点と、大阪、奈良、和歌山、兵庫の各府県在住作家の入選作349点の計622点を展示している。
出品作家の作品などが贈られる抽選会では、約150人の来館者が参加。えとにちなんだ馬の額絵を寄せた日本画家の村居正之さんが会場で自らくじを引き、当選者に作品を手渡した。
抽選会は3月1日(洋画)、8日(彫刻)、15日(工芸美術)、22日(書)の午前10時半からあり、各部門の作品が贈られる。抽選券は当日先着150人に配布。会期中は、各部門の作家による作品解説会もある。
同展は午前9時半〜午後5時(入館は午後4時半まで)。月曜休館。入場料は一般1000円、高校・大学生700円。問い合わせは大阪市総合コールセンターなにわコール(06・4301・7285)へ。
(2014年2月23日 読売新聞)
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衛星搭載のH2A打ち上げ、大阪府立大生ら歓声
http://osaka.yomiuri.co.jp/e-news/20140228-OYO1T00770.htm?from=main3
7大学それぞれの「開発の集大成」
H2Aロケット23号機には、7大学がそれぞれ開発した小型人工衛星も搭載された。各大学では28日未明、学生らがインターネット中継を見守り、打ち上げ成功に歓声を上げた。
大阪府立大(堺市中区)の学生約40人が中心となって製作したのは、宇宙空間で太陽電池パネルを広げて電力を作る「OPUSAT(オプサット)」(10センチ四方、1・52キロ)。地球を周回しながら蓄電する実験などを行い、長寿命衛星の開発につなげる。
工学研究科の「衛星運用管制室」では、学生ら約10人が打ち上げの瞬間を見守った。2年の船越貴寛さん(21)は「開発に携わった衛星が宇宙に飛んだと思うとうれしい」と声を弾ませ、真鍋武嗣・同大学小型宇宙機システム研究センター長は「衛星は学生が一から学んで開発した、宇宙への意欲の集大成。社会に役立てたい」と期待を込めた。
7基の衛星のうち最大のものが、香川大(高松市)が開発した長辺46・6センチの「STARS(スターズ)―2」(21・5キロ)。親機と子機に分離させた後、両機をつなぐケーブルに電気を流して速度や高度を変化させ、宇宙ごみを捕まえて大気圏に落下させる技術の開発を目指す。
工学部では学生ら9人が見守り、朝方、衛星が軌道上で周回していることを示す電波が届いた。機体構造を担当した4年根矢健嗣さん(23)は「改良に改良を重ねた衛星が、やっと宇宙に届いた。実験を成功させ、衛星技術の発展に貢献したい」と話した。
(2014年2月28日 読売新聞)
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ハルカスに「スカイキャンパス」開設 大阪芸大
2014年3月1日
http://www.nnn.co.jp/dainichi/news/140301/20140301034.html
大阪芸術大学グループを運営する学校法人塚本学院(大阪市、塚本邦彦理事長)は、同グループの新たなサテライトキャンパスとして、7日にグランドオープンする大阪市阿倍野区の日本一の超高層ビル「あべのハルカス」の24階に2月28日、「大阪芸術大学スカイキャンパス」を開設し、記念式典を開催した。
南大阪に位置する同グループにとって阿倍野は玄関口。伸び盛りの地に情報発信拠点としてサテライトキャンパスを置いた。入学希望者向けのセミナーや、学生と教授陣のコラボの場として利用する他、一般市民向け公開講座などを行う。
高さ120メートルから大阪市街を一望できる約1千平方メートルのフロアには、在学生、卒業生の交流スペースであり、各種証明書の発行機を設置し就職活動の支援などを行う「レセプションホール」、3台のプロジェクターと100インチのスクリーンを設置し、200人の大人数でのセミナーや入試説明会会場、作品展などのギャラリーとしても利用できる「セミナールーム1」、グランドピアノを常設し、50人を収容できる音楽系セミナー向けの「セミナールーム2」を備える。
塚本理事長は「グループ展や就職支援など、これから自由にみんなで何をするか決めていく。芸術と社会が乖離(かいり)している中で、このキャンパスを大いに活用し、両者を結び付ける情報発信をしていきたい」とあいさつ。記念テープカットには、学校関係者の他、阿倍野在住でハルカス関連のイベントに駆け付けているタレントのハイヒールモモコさんらが参加し、開設を祝った。
こけら落としの記念イベント「大阪芸術大グループ卒業制作選抜展」は16日まで。
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自在な線で風俗描く 大阪の日本画家、菅楯彦展 生まれ故郷・鳥取の博物館で開催
2014.3.1 13:45
http://sankei.jp.msn.com/west/west_life/news/140301/wlf14030113130012-n1.htm
鳥取市生まれで、近代の大阪を代表する日本画家、菅楯彦(すが・たてひこ)(1878〜1963年)の没後50年にちなみ「菅楯彦展 浪速の粋 雅人のこころ」が鳥取県立博物館(同市東町)で開催中だ。初期から晩年までの約200点を網羅、画業を紹介する過去最大の展覧会となっている。
菅楯彦は幼時、画家の父ら家族と鳥取県から大阪に移った。絵は最初父に手ほどきを受けたが、11歳のころ父が病に倒れ、以来、独学した。自在な線描の独自表現で声望を得て作品は広く愛されたが、美術団体などには無縁で、現在も美術史上の評価が十分になされていない作家とされる。
同展では菅楯彦の足跡を再検証。船上の管弦の遊びを描いた「龍頭鷁首図屏風」(四天王寺蔵)は、国学、漢学などを修め、自ら舞楽も実践した学問の人としての本質を浮かび上がらせる。古き良き浪速の風俗を劇的な墨の濃淡に表した「春宵宜行」(倉吉博物館蔵)は、地域の文化に尽くした楯彦の画技の極みを示している。
同展は4月6日まで(展示替えあり)。問い合わせは同館(電0857・26・8042)。
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阪大生が編集・装丁・広報・販売…注目の本「ドーナツを穴だけ残して食べる方法」
2014.2.28 16:18
http://sankei.jp.msn.com/west/west_life/news/140228/wlf14022816210031-n1.htm
http://sankei.jp.msn.com/west/west_life/news/140228/wlf14022816210031-n2.htm
大阪大の学生が企画から編集作業、装丁、広報、販売までを手がけた本が大阪大学出版会から発行された。タイトルは「ドーナツを穴だけ残して食べる方法 越境する学問−穴からのぞく大学講義」。経済学、哲学、数学、美学など多彩な分野の教員らが一見矛盾した論題に挑んだ一冊で、出版不況の中、学生と教員、出版関係者が協力するという取り組みが注目されている。(上岡由美)
紀伊国屋書店グランフロント大阪店(大阪市北区梅田)の店頭に並ぶこの本。主に30〜40代の男性会社員が手にとっていた。タイトルからグルメ本に間違われそうだが、実際は「ドーナツの穴談義のインターネット生態学的考察」「ドーナツを削る−工学としての切削の限界」「ドーナツ化現象と経済学」など専門知識が詰まった内容。
出版したのは、阪大の学生、教員、大阪大学出版会でつくるチーム「ショセキカプロジェクト」で、平成24年4月にスタート。10月には基礎セミナー「本をつくる」で学生約30人がプロの編集者や同書店関係者らからノウハウを学び、試行錯誤を経て、25年3月に出版が決まった。
もともと「ドーナツを穴だけ残して食べる方法」はインターネット上で話題になったネタ。これを切り口に学生が阪大の教授、准教授ら13人に執筆を依頼した。
ユニークなのは、教員の原稿を学生メンバーが目を通し、修正を依頼していることだ。通常と立場が逆転し「研究書は何度か書いたことがあるが、学生からこんなに書き直しを言われるとは…」とこぼす教員もいたという。数学の「次元」や化学の章では、よりわかりやすくするため理学部の学生が解説をつけている。
また、表紙のデザインも試行を重ね、ブルーの地にドーナツを描き紙ナプキンに見立てた帯で巻くなど、「手にとって食べる」イメージに仕上げた。
一方、広報や販売にも学生が全面的にかかわっており、ウェブ上で「阪大生を作った100冊」との書評サイトを立ち上げたほか、関西の書店人が一堂に集う商談会「ブックエキスポ」に参加したり、書店で出版記念イベントを開いたりと販促活動を展開している。
工学部3年の平野雄大さん(21)は「このプロジェクトで本を別の視点で見ることができた。大学在学中に社会経験が積めたことは大きい。本を読んで面白いと思ってもらえたらうれしい」と話している。
274ページ、1575円。3月2日午後2時から紀伊国屋書店グランフロント大阪店で「出版記念イベント」が行われる。入場無料。先着順。
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ハルカス23階に 阪南大サテライト
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/osaka/news/20140305-OYT8T00127.htm
◇開設でセレモニー
阪南大(松原市)の大阪市内の拠点となるサテライトキャンパスがあべのハルカス(阿倍野区)23階に開設され、4日、オープニングセレモニーが行われた。
同大学の河本伸二郎理事長が「ハルカス人気を起爆剤に、本学も発展したい」とあいさつ。来賓の小林哲也・近畿日本鉄道社長が祝辞を述べ、関係者でテープカットした。
キャンパスは広さ約666平方メートル。セミナー室やパソコン10台をそろえた情報検索コーナーなどがあり、就職活動や企業と連携したゼミなど学生支援、大学の情報発信などの拠点として利用される。
(2014年3月5日 読売新聞)
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マッコウクジラ全身標本「マッコ」登場 自然史博物館
2014年3月6日
http://www.nnn.co.jp/dainichi/news/140306/20140306019.html
大阪市東住吉区の市立自然史博物館玄関前ポーチに5日、マッコウクジラの全身骨格標本「マッコ」(全長9・1メートル)がお目見えした。2006年から常設展示されているナガスクジラの標本「ナガスケ」(全長19メートル)の横につり上げられ、2体が寄り添うような姿で来館者を迎えている。
「マッコ」は10年5月、堺泉北港に死亡漂着した個体から制作。解体後、肉や脂を除去するために地中に約1年半埋めてから100点を超える骨を順次組み合わせ完成させた。「マッコ」の愛称は、昨年の特別展で初公開された際に市民が名付けた。
この日は学芸員ら関係者が見守る中、専門業者が手際よくチェーンでつり上げ、頭骨がよく見える角度を調整しながらワイヤで固定した。
マッコウクジラは遺跡での発掘はあるが、大阪湾で個体が発見された記録は本体が初めて。学芸員の和田岳さんは「大阪湾にこれほど大きな生物がいることを知ってもらう機会になれば」と話している。
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文枝襲名披露 締めくくり公演
03月09日 06時29分
http://www3.nhk.or.jp/kansai-news/20140309/5756981.html
落語家の大名跡・六代桂文枝の襲名にともない、おととし7月から行われていた襲名披露公演の締めくくりの公演が、きのう大阪で行われました。
六代桂文枝さんの襲名披露公演の締めくくりとなる「大千穐楽(おおせんしゅうらく)」という名前の公演は大阪・北区のフェスティバルホールで開かれ、およそ2700人の観客が訪れました。
公演では大口上(おおこうじょう)で大阪や東京で活躍する16人の落語家が襲名をお祝いする言葉を述べたあと、東京から駆けつけたタレントの明石家さんまさんが師匠の笑福亭松之助さんとかけあいをしながら襲名を祝福しました。
続いて、作曲家の瀧廉太郎を題材にした文枝さんの創作落語が披露され、訪れた人たちは巧妙な話芸と合唱団の歌をおりまぜた独特の落語の世界を楽しんでいました。
文枝さんは記者会見で「1年8ヶ月をかけて国内外で襲名披露公演を行ったが、外国人をはじめ落語になじみのない人にも落語を広げられたと思う。今後は文枝襲名という自覚を深めるとともに気軽に落語を作っていきたい」と話していました。
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アラフォーのリアルを描く 劇団「南船北馬」公演
2014年3月9日
http://www.nnn.co.jp/dainichi/news/140309/20140309035.html
異なる世代の役者と舞台を作り上げた、劇団「南船北馬」の異世代交流シリーズ「ワタシのジダイ」の最終編「いき おい」が13〜16日、大阪市西成区松1丁目のCan tutukで上演される。
作・演出の棚瀬美幸さんが、平成生まれの若者や、昭和初期〜中期生まれの中高年と、一昨年から行ってきた企画。フィナーレである今回は、いわゆる「アラフォー」世代のリアルを描く。
91歳の太郎右衛門じいちゃんの葬式に集まったいとこ3人。昭和時代のように模範的な家庭や家族像がなくなったいま、自分たちなりの生き方を探す。友が皆自分より偉く見えても、自分の道を行くしかない…。
「夢や選択肢にあふれた“希望ある悩み”を持つのが若者で、自分がどこかの道を選んだことで、身内にどんな負担をかけるか悩むのがシニア世代。守るものばかりでもないし、多くはないが道もある。限られた道をどう選ぶか。今なら間に合うが、今でないとできないのがミドル世代」と棚瀬さん。
同シリーズでは役者のプライベートを織り込み物語を展開させてきた。「クロスオーバーなしでは作れない舞台。人間関係を強固にし、ある道を駆け抜ける作品にしたい」と力を込める。
13日午後8時、14日午後3時と同8時、15日午後3時、16日午前11時と午後3時。前売り2千円、当日2500円。問い合わせは同団、電話06(6730)1773。
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.日本アキュレイ,大阪大学医学部附属病院に「サイバーナイフ ラジオサージェリーシステム」を設置完了,治療開始
〜治療対象部位の拡大,臨床研究の推進へ〜
http://www.innervision.co.jp/products/release/20140319
日本アキュレイ(株)は,大阪大学医学部附属病院における放射線治療機器「サイバーナイフ ラジオサージェリーシステム」(以下,サイバーナイフ)※1の設置が完了し,治療が開始されたことを発表した。
大阪大学医学部附属病院は,地域がん診療連携拠点病院として関西圏のがん診療を支えてきた。また,大学病院として,がん診療を専門とする多数の医療者と最新の設備を有し,多くの種類のがんの患者さんに対して標準的治療とともに先端的治療を提供している。サイバーナイフによる治療は1998年から開始され,主に脳腫瘍・頭頸部腫瘍に対しての定位放射線治療を行ってきた。新機種による治療は2014年1月下旬から開始されている。
今回の新機種導入の目的について,放射線治療学講座教授の小川和彦氏は「より質の高い放射線治療を提供するために,当科は大阪府の中核となるばかりでなく,全国でもトップレベルの放射線治療科となるべく診療の向上に努めております。サイバーナイフの新機種導入によって症例数を積み重ね,より高い治療効果を上げるための研究にも取り組みたいと考えています」と語っている。また,放射線治療学講座准教授の吉岡靖生氏は「呼吸の動きに対応する追尾機能が強化されたことにより,サイバーナイフによる体幹部治療が当院でも開始されます。従来から治療を行っていた部位に加えて,肺,肝臓,前立腺へと治療部位を拡げる予定です。また,線量率が前世代の2倍になったことにより治療時間の短縮化も期待しています」とコメントしている。
サイバーナイフシステムのテクノロジーは,頭蓋内・頭頸部に加えて体幹部病変にも,主に体幹部定位放射線治療(Stereotactic Body Radiation Therapy:SBRT)を提供する。また,呼吸追尾システム「Synchrony® 呼吸追尾システム」を搭載し,照射ターゲットを高精度で捉え有効線量を照射することが可能で,重要臓器や正常組織に隣接した腫瘍の治療も可能にする。
大阪大学医学部附属病院について
大阪大学医学部附属病院は1869年に大阪府が大福寺内に設置した仮病院・医学校を起源とし,「教育・研究・診療」を推進してきた。「地域に生き世界に伸びる」のモットーに従い,地域中核病院として幅広い医療活動を行いながら,世界に発信できる先進医療の開発を行っていくことを目指している。(http://www.hosp.med.osaka-u.ac.jp/ )
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近大の一般入試志願者数 初の全国一
http://osaka.yomiuri.co.jp/e-news/20140311-OYO1T00111.htm?from=newslist
紙の願書廃止、マグロ専門店など話題集め
今春の私立大学一般入試(大学入試センター試験利用含む)志願者数で、近畿大(大阪府東大阪市)が10万5890人で初の全国1位となったことが10日、教育情報会社「大学通信」のまとめでわかった。
関西の大学が志願者数最多となるのも初めて。昨年まで4年連続1位の明治大は約400人及ばず2位だった。
近畿大は前回2013年度入試から、インターネットで出願した人の受験料を3000円割り引く制度を導入。14年度入試では紙の願書を廃止した。世界で初めて完全養殖に成功したクロマグロなどの専門料理店(大阪、東京)も話題を集めた。
近畿大では「研究の成果や入試改革が、受験生に好意的に受け止められた」と分析していた。
(2014年3月11日 読売新聞)
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ネット出願、マグロ養殖…早大、明大破り志願者で日本一 近大のイメージ戦略
2014.3.13 11:11
http://sankei.jp.msn.com/west/west_life/news/140313/wlf14031311130007-n1.htm
http://sankei.jp.msn.com/west/west_life/news/140313/wlf14031311130007-n2.htm
http://sankei.jp.msn.com/west/west_life/news/140313/wlf14031311130007-n3.htm
今春の大学一般入試で、近畿大(大阪府東大阪市)が志願者数で全国トップに立った。これまで明治大や早稲田大など首都圏の大学がトップを守ってきたが、関西圏の大学が全国一になるのは初めてだという。全国初のネット出願導入など積極的な入試改革を進め、「近大マグロ」のヒットでメディアへの露出が増えたことも要因とみられる。関係者は「多角的な改革が志願者数日本一につながった」と分析している。
400人差で逆転
教育情報会社「大学通信」によると、今春、近大の一般入試志願者数は10万5890人で、昨年まで4年連続トップだった明治大を約400人差でかわした。3位はかつて11年連続で首位を走っていた早稲田大。大学通信の安田賢治ゼネラルマネジャーは「関西の大学がトップになるのは快挙。大学の発信力が強く、イメージアップ戦略も功を奏した」と話す。
最近は地元志向も根強く、首都圏を目指す関西の受験生は減少傾向。安田さんは「近大は偏差値で『関関同立』に次ぐグループに位置する。第1志望だけでなく、併願校としても幅広い受験生を集めるのに成功した」と分析した。
エコ出願、マグロで注目
入試改革として注目を集めたのは、紙の願書の廃止だ。昨年4月に全国で初めて紙の願書の廃止を発表。主要駅で「近大は、エコひいきする大学です。」といった広告を展開し、受験生らの注目を集めた。
近大入学センターの大宮淳史事務長は「近畿2府4県の2千校近い高校や予備校に職員が赴き、紙資源を大切にする環境対策や受験料の割引などを丁寧に説明した」と地道な活動も打ち明けた。
世界で初めて完全養殖に成功した「近大マグロ」もPRに一役買った。昨年4月に大阪駅北側の大型複合施設「グランフロント大阪」にオープンさせた直営の養殖魚専門料理店は、開業約10カ月で来店者が10万人を突破。昨年12月に東京・銀座に出店した2号店も予約が取りにくい人気店となり、大学の知名度は向上した。
キャンパスもきれいに
組織改革も進められている。もともと医学、農学、薬学などの理系学部が充実しており、私大では珍しい学部構成だったが、平成22年に総合社会学部、23年には建築学部といった文系や女子学生に人気の学部を新設した。
平成12年からは順次、校舎や食堂をリニューアルし「パウダールーム」を設けるなど、女子学生を意識した整備を進めた。
その結果、民間の調査会社による「進学ブランド力調査2013」では、「キャンパスがきれい」の項目で関西1位を獲得。近年、女子学生は入学者の3割に達している。
近大の担当者は「志願者数が増えたことは、近大に魅力を感じていただけたということで率直にうれしい。入学後も充実した学生生活が送ってもらえるよう全力で支援したい」と話している。
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マンガ・アニメフェスタ
03月15日 11時55分
http://www3.nhk.or.jp/kansai-news/20140315/5954071.html
マンガやアニメの楽しさを多くの人たちに感じてもらおうとマンガの歴史やアニメの作り方などを紹介する催しが大阪市で始まりました。
大阪・住之江区のATC=「アジア太平洋トレードセンター」で始まったこの催しは今回初めて開かれ、それぞれの時代を象徴するマンガやアニメを年代ごとにパネルで紹介したり実際に使われたマンガの原画70枚あまりが展示されています。
またアニメの作り方を動画で紹介するコーナーや、さまざまな角度から撮影した自分の姿の画像をスマートフォンなどで回転させ自分をアニメのキャラクターのように見立てることが出来るコーナーも設けられています。
兵庫県三田市から訪れた7歳の男の子は「ポーズをとった自分の写真を回して見ることができて面白かったです」と話していました。
制作実行委員会のプロデューサーを務める若木浩史朗さんは「マンガ描き方教室なども企画しているので多くの人に楽しんでもらいたい」と話していました。
この「OSAKAマンガ・アニメフェスティバルinATC」は5月11日まで開かれています。
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ひとあし先に、タブレット教材で予習しよう――大阪工業大学が3月30日に第3回「うめきた さんすう教室」を開催
http://www.u-presscenter.jp/modules/bulletin/index.php?page=article&storyid=6343
大阪工業大学(大阪市旭区、学長:井上正崇)情報科学部は3月30日、小学校3年生までの児童を対象に第3回「うめきた さんすう教室 〜体験!未来のさんすう学習〜」をグランフロント大阪「ナレッジキャピタル」4階の積水ハウス 住ムフムラボで開催する。
今回は、計算学習用と図形学習用のアプリを使用する。計算学習用アプリは、同学部(枚方キャンパス)近隣の枚方市立長尾小学校と共同開発したiPad用算数学習アプリ。このアプリを使うと、運筆力が未発達の小学校低学年の児童でもテンポよく勉強が進み、これまで体験した児童の様子から鉛筆を用いる場合より多くの問題を解答できることがうかがえた。図形学習用には3Dモデリングソフトを使用し、タブレットで立体模型をデザインしながら空間図形の感覚を養う。2015年度からは大阪市の小中学校全430校でタブレット教材を利用した授業が開始される予定で、ひとあし先にタブレットを使った勉強の面白さを体験できることも、この教室の魅力と考えている。
◆第3回「うめきた さんすう教室 〜体験!未来のさんすう学習〜」開催概要
1.日 時:2014年3月30日(日)
・12:30〜13:30 ・14:30〜15:30 ・16:30〜17:30
2.場 所:積水ハウス 住ムフムラボ(グランフロント大阪ナレッジキャピタル 4階 <大阪市北区大深町>)
3.学習内容:・計算力と記憶力を鍛える「さんすう神経衰弱」
・試行錯誤する力を養う「さんすうパズル」 など
4.その他:参加料無料。対象は小学校3年生までの児童。定員は各セッション12人。参加を希望される方は、http://スマラボ.com の申し込みフォームからお申し込みください。内容に関するお問い合わせは下記《内容に関するお問い合わせ》へ、取材のお申し込みは広報室までご連絡ください。
▼本件の内容に関する問い合わせ/申し込み先
大阪工業大学情報科学部情報ネットワーク学科(担当:矢野)
TEL. 072-866-5350
〒573-0196 大阪府枚方市北山1-79-1(枚方キャンパス)
E-mail; oitsmalab@gmail.com
▼本件の取材に関する問い合わせ先
学校法人常翔学園広報室(担当:油井、西田)
TEL: 06-6954-4026
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>>2014 その水産学科が奈良の山中にあると報じれば、ネガキャンになってしまうんだろうか?幻滅と言うか違和感を持たれ。
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大阪市所蔵珠玉の日本画50点 一堂に初公開
2014年3月21日
http://www.nnn.co.jp/dainichi/news/140321/20140321032.html
大阪市が誇る大正・昭和期の日本画約50点を一堂に初公開する「きらめく日本画コレクション」展(大阪市など主催)が4月2日、大阪市中央区の大阪高島屋7階グランドホールで開幕する。数年後に迫った大阪・中之島での大阪新美術館の誕生を記念して14日まで開かれる。
同展は「四季折々の風雅」「歴史と物語の絵画」「聖なる世界と俗なる暮らし」「『美人』のいる情景」の4部構成。大阪画壇の主力作家である北野恒富の「淀君」や、島成園の「祭りのよそおい」などの女性画家の代表作に加え、近代日本画に新たな時代を築いた福田平八郎の「漣」、竹内栖鳳の「惜春」、上村松園の「汐くみ」、池田遙邨らによる多彩な日本画の名品も公開する。
4月2、5、6、12、13の各日には学芸員の小川知子氏によるギャラリートークがある。時間は午前11時と午後2時の2回。
入場料は一般800円(前売り600円)、大学・高校生600円(同400円)、中学生以下無料。
本紙読者5組10人にチケットをプレゼントする。締め切りは28日(当日消印有効)。応募先は次の通り。
〒541−0059 大阪市中央区博労町2−6−8 大阪日日新聞「きらめく日本画コレクション」チケットW係へ。
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公開講座、就活支援など 「ハルカス大学」スタート
2014年3月21日
http://www.nnn.co.jp/dainichi/news/140321/20140321031.html
高さ300メートルの日本一の超高層ビル「あべのハルカス」(大阪市阿倍野区)で4月13日、「学び」をテーマにしたプロジェクト「ハルカス大学」がスタートする。公開講座、就職活動支援、教育情報発信などを同ビル23、24階で展開。学びの対象領域は「地域連携」「国際化」「産学連携」「就労・キャリア」「文化・教養・生活」の5分野だ。
同ビルに入居する大阪大谷大学(富田林市)、四天王寺大学(羽曳野市)、阪南大学(松原市)の3大学と総合教育機関「ワークアカデミー」(大阪市北区)、近畿日本鉄道で構成する「ハルカス大学」プロジェクト運営委員会が20日に発表した。
3大学は同ビル内で生涯学習講座や就職活動支援、高校生への情報発信などを実施。阪南大はすでに23階にキャンパスフロアをオープンし、4月から4年生になる三好優衣さん(21)は「面接の仕方や履歴書の書き方を教えてもらっていて、場所としても便利」と話す。
オープニング記念講座として、4月13日にエジプト考古学者の河江肖剰氏による「ピラミッド発掘の最新情報」、同19日に元はやぶさプロジェクトチーム科学主任の藤原顕氏による「太陽系の歴史に迫る探査機はやぶさの挑戦」、5月3日に漫画家の池田理代子氏による「『ベルサイユのばら』作者のあきらめない人生」など七つの講座を開講する。受講無料。定員は40人で先着順。受講申し込み、詳細はホームページ(http://harudai.jp)。
ハルカス大学は、1日13万人が利用する阿倍野・天王寺地区の中心に立地し、多数の企業が入居する同ビルの立体都市としての機能を生かし、入居大学をはじめ入居企業や地域、行政などへも「学び」のプロジェクトを展開していく。
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あべのハルカス美術館、「東大寺」特別展で開館−開会式も
2014年03月21日
http://abeno.keizai.biz/headline/1226/
超高層複合ビル「あべのハルカス」(大阪市阿倍野区)16階の「あべのハルカス美術館」で3月21日、翌22日から始まる開館記念特別展「東大寺」の開会式と内覧会が開かれた。
日本・東洋美術、西洋美術、現代アートなどさまざまな展覧会を開く同館。展示室の面積は約880平方メートルでミュージアムショップなども併設する。平日の閉館時間(月曜除く)が20時と仕事帰りにも寄れるように設定した。館内で音声ガイドの貸し出し(有料)も行う。
同展では、「誕生釈迦(しゃか)仏立像」「重源上人坐像(ざぞう)」などの国宝4件、重要文化財20件を含む約70件(会期中に一部展示替えあり)の東大寺の宝物などを展示する。ショップでは同展限定のオリジナルグッズも販売。
当日は、同館・浅野秀剛館長、東大寺・筒井寛昭別当などが出席して開会式が開かれたほか、誕生釈迦仏立像の前で法要も行われた。
開館時間は10時〜20時(土曜・日曜・祝日は18時まで)。月曜休館(3月24日・4月28日・5月5日は開館)。入館料は、一般=1,300円、大学・高校生=900円、中学生・小学生=500円。5月18日まで。
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記念貨幣の歩み紹介 造幣博物館、発行50年特別展
2014年3月22日
http://www.nnn.co.jp/dainichi/news/140322/20140322034.html
大阪市北区の造幣博物館で21日、日本の記念貨幣発行50年の歩みを振り返る特別展が始まった。1964年の東京オリンピック開催を皮切りに発行された記念貨幣の総数は32行事119種類。「貨幣発行の歴史を自分の歴史と重ね合わせて見てほしい」と造幣博物館は来館を呼び掛けている。
2003年のアジア冬季競技大会の記念貨幣発行を機にカラー印刷が導入されるなど貨幣の製造技術の進歩も紹介。1970年の日本万国博覧会開催、94年の関西国際空港開港などの記念貨幣も展示され、岩崎光男館長は「関西にまつわる貨幣もあるので、当時を思い出してほしい」と話している。
特別展は31日まで。期間中の土、日曜日はハンマープレス体験(有料)や親子クイズラリーのイベントを実施。4月11日から17日の間は春の恒例行事「桜の通り抜け」を予定している。
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川中さんが卒業 近大、7321人巣立つ
2014年3月23日
http://www.nnn.co.jp/dainichi/news/140323/20140323032.html
東大阪市の近畿大学で22日、2013年度卒業式が行われ、経営学部経営学科で、ロンドン五輪アーチェリー銅メダリストの川中香緒里さんら7321人が学び舎を巣立った。
東大阪キャンパスでは法学部など7学部と農学部(奈良市)、医学部(大阪狭山市)、短期大学部、通信教育部の卒業生6066人に卒業証書が授与された。
塩崎均学長は「社会で求められるグローバルな人材とは、英語ができるなどという画一的なものではない。素直で優しい心を持ち、社会で活躍して」と式辞を述べ、卒業生を送り出した。
体育活動において優秀な成績を修めた学生に贈られる体育賞を受け取った川中さんは、春から「ミキハウス」(八尾市)に所属する。「アーチェリーをやるために近大へ進学したが、のびのび練習できる環境が整い、レベルの高い仲間と切磋琢磨(せっさたくま)して成長できたので、ここを選んで良かった。感謝でいっぱい」と笑顔を見せていた。
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絶滅危惧種に焦点 天王寺動物園で企画展
2014年3月24日
http://www.nnn.co.jp/dainichi/news/140324/20140324042.html
大阪市天王寺区の天王寺動物園で、絶滅危機の動物に焦点を当てた企画展が4月4日まで開かれている。春休みの恒例行事だが、今年は近くに日本一の超高層ビル「あべのハルカス」が全面開業したことから、動物園関係者は相乗効果による来館者の増加に期待を寄せている。
展示内容はスマトラサイ、ニホンアシカ、ニホンコウノトリなど絶滅の危機にある動物をはじめ、生態系のバランスを損なう要因になる外来生物の剥製26点。外来生物としてワニガメ、ミドリガメ、カミツキガメの生体3点も併せて展示している。
企画展は3連休初日の3月21日にスタート。23日に講演した天王寺動物園獣医師の今西隆和さん(52)は「私たちの生活を豊かにするため野生動物の環境をつぶしている可能性がある。(企画展を通して)何かを感じてほしい」と語り、幅広い来場を呼び掛けた。
天王寺動物園は、ハルカス展望台か近くの通天閣の入場券を提示すれば入園料を3割引きにするキャンペーンを4月6日まで実施している。
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聖子さん、まかてさんも卒業…「大阪文校」還暦
http://www.yomiuri.co.jp/national/culture/news/20140325-OYT1T00516.htm?from=ylist
多彩な書き手を輩出してきた「大阪文学学校」(文校、長谷川龍生(りゅうせい)校長)が“還暦”を迎える。
草の根文学運動の母体として営々と活動を続け、巣立った人は1万2500人にのぼる。ウェブで簡単に自作を発表できる時代に、今も互いに批評し合うアナログな合評会で腕を磨いている。
今月16日、文校修了生初の直木賞作家となった朝井まかてさん(54)を「祝う会」が開かれた。2006年に在籍していた朝井さんは、元クラスメートら80人以上を前に、「やっとホームに帰ってきました」とあいさつ。思い出の教室は、和やかなムードに包まれた。
文校は1954年、大阪生まれの詩人・小野十三郎(1903〜96)が初代校長となり発足。前年に東京で「日本文学学校」が誕生したことが刺激となったという。70年代には京都、神戸、福岡、埼玉、横浜、千葉にも姉妹校が出来たが、現在も活動しているのは文校のみだ。大阪市中央区谷町7丁目のビルに、教室と事務局がある。
(2014年3月25日17時51分 読売新聞)
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枚方に市民の寄付で美術館
03月26日 19時06分
http://www3.nhk.or.jp/kansai-news/20140326/3220321.html
枚方市に公立としては初めての美術館が市民からの寄付で建設され来年秋にオープンすることになりました。
枚方市によりますとゴルフ練習場やテニスクラブなどを経営する市内の会社社長・大東清四さん(84)が去年7月、美術館の建設費用などの寄付を市に申し出たということです。
建設予定地は市が所有する香里ケ丘中央公園で大東さんはおよそ7億円の建設費を寄付するほか明治から昭和にかけての日本画家、鏑木清方の絵画や彫刻などの美術品およそ100点も寄贈するということです。
枚方市役所で記者会見を開いた大東さんは「枚方市内には展覧会をする施設もなかったので緑あふれる環境に美術館ができることに感謝しています。子どもからお年寄りまで来てもらえる施設になるとうれしいです」と話していました。
会見に同席した枚方市の竹内脩市長は「地域発展の役に立ちたいという思いに感謝したい。市民文化の拠点として新しい名所にしていきたい」と話していました。
美術館は来年秋にオープンする予定で人件費などの運営にかかる年間の費用およそ7000万円は市が負担する方針だということです。
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通学できなくても…病室でネット授業 双方向で一人一人の理解度把握 NPO法人が阪大病院で4月開始
2014.3.26 11:56
http://sankei.jp.msn.com/west/west_life/news/140326/wlf14032611590016-n1.htm
http://sankei.jp.msn.com/west/west_life/news/140326/wlf14032611590016-n2.htm
小児がんの患者が家族と過ごしながら治療を受けられる環境づくりに取り組んでいるNPO法人「チャイルド・ケモ・ハウス」(神戸市)は大阪大学附属病院(大阪府吹田市)などと協力し、双方向のインターネット通信を利用した院内学級を4月から開始する。大手塾が開発したシステムを活用。病室や自宅で授業が受けることが可能で、生徒が画面に触れることで講師は生徒一人一人の理解度をその場で把握できる。通学できない子供に、より教室に近い学習環境を提供できるという。
阪大病院で行われている院内学級に月1回、正規のカリキュラムとして取り入れられる。関西で学習塾を運営しているアップ(兵庫県西宮市)が、塾に通えない予備校生向けに開発した「イーレクチュア」と呼ばれるインターネット授業システムを活用する。
このシステムは、インターネットでつないだパソコンやスマートフォンを同時双方向で使用。生徒がうなずいたり、質問に答えるといったやりとりができるため、講師は各生徒の反応を逐一、確認することができる。一対一のテレビ会議システムと違い、1人の講師が別々の場所にいる約100人に教えられる。院内授業だけではなく、自宅療養している患者も利用できるという。
昨年夏から阪大病院や大阪医療センターで試行授業を実施。西宮市にあるアップのスタジオに講師としてデザイナーや落語家、タレントなど招き、院内教室に集まった十数人の生徒を対象に、それぞれの職業について講義してもらった。
今月20日に行われた試行授業では阪大病院のほか北海道大学と近畿大学の付属病院の院内教室の生徒ら約20人が受講した。
チャイルド・ケモ・ハウスの元理事長で、昨年、神戸市にオープンしたチャイルド・ケモ・クリニックの楠木重範院長は「病気になって学校に通えず疎外感を味わうのではなく、学校ではできない体験をして得をしたと思えるような環境を作ってあげたい」と話している。
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司馬遼太郎が描いた「播磨灘物語」の官兵衛 きょうから記念館で企画展 大阪
2014.3.25 02:30
http://sankei.jp.msn.com/region/news/140325/osk14032502300001-n1.htm
作家、司馬遼太郎が戦国時代の武将、黒田官兵衛の生涯を描いた歴史小説「播磨灘物語」の世界を紹介する企画展が25日から司馬遼太郎記念館(東大阪市下小阪)で開かれる。同館初公開の直筆原稿など31点を展示、司馬さんが思い描いた黒田官兵衛の人物像を垣間見られる。
播磨灘物語は、昭和48年5月〜50年2月まで読売新聞朝刊に連載。豊臣秀吉の軍師などとして活躍した黒田官兵衛の人となりを入念にたどっている。
企画展を前にした24日、内覧会を開催。司馬さんの直筆原稿に加え、装丁画や挿絵、執筆時に参考として使用した古地図などを紹介している。
また、司馬さんの数多くの作品に描かれた戦国時代の出来事を、大坂城を中心にした地図に書き込んだ巨大なタペストリー(3・5メートル四方の正方形)も掲示される。
10月26日まで。問い合わせは同館事務局((電)06・6726・3860)。
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近大が医学部の移転検討を正式決定 泉北ニュータウンが候補
2014.3.26 22:57
http://sankei.jp.msn.com/west/west_life/news/140326/wlf14032622450035-n1.htm
近畿大は26日、大阪府大阪狭山市にある医学部と医学部付属病院を、堺市の泉北ニュータウンへ移転する方向で府や堺市と協議を始めると発表した。25日の理事会で正式決定した。
近大によると、移転予定地は堺市南区の泉北高速鉄道泉ケ丘駅周辺で、現在は府営住宅などがある地区。同区内にある医学部堺病院も移転し、統合する。
近大は、建物の老朽化などから医学部と付属病院の建て替えや移転を検討し、昨年7月に堺市に対して移転を打診した。今後は近大と府、堺市が基本協定の締結に向けて協議し、移転・統合した新病院は平成35年の開業を目指す。
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建設費7億円 美術館まるごと寄贈
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/osaka/news/20140327-OYT8T00023.htm
◇会社社長・大東さんが枚方市に、日本画など100点も
枚方市は26日、香里ヶ丘中央公園(香里ヶ丘)内に来年秋、本格的な美術館がオープンすると発表した。同市の建設会社社長で、スポーツ施設なども手がけてきた大東清四さん(84)が、約7億円を投じて建設し、市に寄贈するという。
「市立庭園の森美術館(仮称)」(2階建て、約1800平方メートル)で、大規模な美術展が開ける展示室や収蔵庫のほか、庭園やカフェなどを備える。大東さんからは、日本画家、上村松篁(しょうこう)の絵画など約100点の美術品なども寄贈される。
運営は市が行い、年間の維持費は約6500万〜7500万円、入館料やグッズなどの収益を約500万円と見込んでいる。
大東さんは記者会見で、「子供からお年寄りまで集える施設にして、市民のみなさんに喜んでもらいたい」と話した。市内には、これまで小規模な美術展ができる施設しかなく、市は「文化発展の拠点にしたい」としている。
(2014年3月27日 読売新聞)
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感性キラリ1000点 全大阪幼少年美術展 ほたるまちで始まる
2014.3.27 02:10
http://sankei.jp.msn.com/region/news/140327/osk14032702100001-n1.htm
府内の幼稚園、保育園児や小中学生の絵画千点を集めた「全大阪幼少年美術展」(同美術振興会主催、産経新聞社など後援)が26日、大阪市福島区の大阪芸術大ほたるまちキャンパスで始まった。
子供の感性を育むことなどを願って実施。50回目の今回は約13万1千点の応募があり、個人部門の入賞のうち第50回記念特別賞と特選の作品が会場に並んだ。
個人部門入賞作の総合ポイントで競う最高賞の大賞には加賀幼稚園(大阪市)、北池田小学校(和泉市)、八尾中学校(八尾市)が輝いた。産経新聞社賞は楠小学校(泉大津市)。
同展は30日まで。午前9時半〜午後5時。無料。
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現代美術作家の杉本さん 「杉本文楽」大阪公演 大阪
2014.3.28 02:41
http://sankei.jp.msn.com/region/news/140328/osk14032802420002-n1.htm
■露天神社で成功祈願
28〜30日に大阪市北区のフェスティバルホールで上演される「杉本文楽 曽根崎心中付(つけた)り観音廻り」で構成・演出・美術などを手がける現代美術作家、杉本博司さん(66)が27日、同区の物語ゆかりの露天神社(つゆのてんじんしゃ)(お初天神)を訪れ、公演の成功を祈願した。
「曽根崎心中」は、近松門左衛門が実際に起こった心中事件をもとに描いた醤油(しょうゆ)屋手代の徳兵衛と遊女のお初の純愛物語。「杉本文楽」は近松の原文に忠実に舞台化し、日本の伝統芸能と現代アートを融合させた新演出の文楽。冒頭に「観音廻り」の場面を復活させるなど独自の解釈を加えている。
同神社には公演のために制作した「一人遣い人形・お初」とともに訪れ、公演の無事と成功を祈った。杉本さんは「ふるさとに帰ってきたという感じ。江戸時代から伝わってきたお話なので現代の人の心の琴線にも必ず触れると思います」と話していた。
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年に数回の摂取で糖尿病が治療できる? -阪大、DPP-4機能素材ワクチンを開発
http://news.mynavi.jp/news/2014/03/20/391/
大阪大学(阪大)は、糖尿病に対しての新規治療法として、腸から分泌されるホルモンであるインクレチンを切断し、不活性化する酵素「DPP-4(Dipeptidyl Peptidase-4)」を標的とした治療ワクチンをマウスに適用したところ、現在、臨床で広く使用されている糖尿病治療薬であるDPP-4阻害薬と同様の改善作用が確認されたと発表した。
同成果は、同大大学院連合小児発達学研究科の中神啓徳 寄附講座教授(健康発達医学)、同医学系研究科の森下竜一 寄附講座教授(臨床遺伝子治療学)、楽木宏実 教授(老年・腎臓内科)らによるもの。詳細は「米国科学アカデミー紀要(Proceedings of the National Academy of Sciences of the United States of America:PNAS)」電子版に掲載された。
食生活の変化などで日本の糖尿病患者の数は年々増加を続けている。治療法としては、運動療法・食事療法のほか、薬物療法があり、複数の薬剤が治療薬として活用されている。中でも近年、インクレチンの作用により血糖を低下させるDPP-4阻害薬の使用が増えてきている。具体的な作用機序としては、インクレチンの1つである「GLP-1(glucagon-like peptide-1)」は食事摂取後に主に小腸から分泌され、膵臓(β細胞)からのインスリン分泌を促進し血糖を下げる作用があるが、血中などに存在するDPP-4により容易に分解され不活性化されてしまう特徴がある。これに対し、DPP-4阻害薬を用いると、GLP-1の血中濃度が増加されることとなり、その結果、インスリン分泌が促進され、血糖を下げることができることがこれまでの研究から判明している。
今回の取り組みはそうしたDPP-4を薬剤ではなくワクチンで阻害することを目指したもの。具体的には、DPP-4の部分配列を抗原として設計し、自然免疫を活性化するようなアジュバント(分子)と一緒に、2週間ごとに3回マウスに接種させたところ、DPP-4に対する抗体が産生され、DPP-4にその抗体が結合することにより、DPP-4の機能を阻害することが確認されたという。
また、高脂肪食を食べさせて糖尿病にしたモデルにこのDPP-4に対するワクチンを投与したところ、血糖を有意に下げることができ、そのときの血液中のGLP-1濃度およびインスリン濃度が高いことも確認されたとする。さらに、DPP-4に対する抗体はワクチン接種後の数カ月間維持できていることも確認したほか、ワクチンの追加により再び抗体が上昇することも確認されたという。
今回の結果について研究グループでは、生活習慣病における薬物治療は、高血圧・糖尿病・脂質異常症のそれぞれに対する厳格な管理が求められており、疾患ごとに多剤を併用するため患者ごとに非常に多くの薬剤が必要となることも多いことから、今回の成果を活用し、年に数回、ワクチン接種をすることで薬剤と同等の効果を得ることができるようになれば、医療費の削減のみならず、薬の飲み忘れ防止など、治療効果の改善などが期待できるようになるとコメントしている。
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アストラゼネカ 循環器疾患領域で阪大と産学共同研究の覚書を締結
http://www.qlifepro.com/news/20140324/astrazeneca-cardiovascular-disease-area-of-osaka-university-and-industry-academia-collaboration-mou.html
非臨床・臨床情報を大阪大学に提供
アストラゼネカ株式会社は3月12日、関連会社であるアストラゼネカABが大阪大学と循環器疾患領域におけるドラッグ・リプロファイリング研究に関する共同研究の覚書を1月30日付で締結したことを発表した。
これによりアストラゼネカの循環器代謝性疾患領域の低分子化合物研究部門は、特定の化合物とその非臨床・臨床情報を大阪大学に提供し、大阪大学は保有しているノウハウを駆使して新しい適応に関する非臨床研究を実施するという。
日本の大学と初の提携
何らかの理由で臨床開発を中断した種々の作用機序を持つ薬剤について、新しい適応での開発の可能性を検討するドラッグ・リプロファイリング研究について、アストラゼネカが日本の大学と提携するのは初めて。
プレスリリースには、同社研究開発本部長である松尾恭司氏の
今回の提携は、アストラゼネカグローバルにとって、特に循環器疾患領域での優れた創薬研究の実績を誇る
日本の先端科学を活用する良い機会となります。(アストラゼネカ株式会社 プレスリリースより引用)
というコメントが掲載されている。(小林 周)
▼外部リンク
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「おから」で水質浄化…近大教授ら大和川で実証
http://osaka.yomiuri.co.jp/e-news/20140329-OYO1T00269.htm?from=newslist
大豆から豆腐などを作った後に残るかす(おから)を使って、汚れた水をきれいにする技術を開発したと、近畿大の川崎直人(なおひと)教授(46)らが28日、熊本市で開催中の日本薬学会で発表した。大半が廃棄物として捨てられている「おから」を有効に活用して、低コストで安全な水質浄化システムができると期待される。
河川に生活排水が流れ込んで窒素やリンの濃度が高まると、藻類やプランクトンが異常増殖して悪臭を放ち、海で赤潮が発生する原因にもなる。近年、水質浄化剤としてコーヒー豆から作った製品が開発されるなど、自然の産物を使った手法が環境への負荷も少ないと注目されている。
おからは国内で年に約146万トン生み出されるが、食品として再利用されるのはわずかなため、川崎教授らは水質浄化に生かせないか、研究を始めた。おからに化合物を加えて600度の電気炉で炭化させ化学反応が起こりやすい構造に加工。窒素を含む水に混ぜると、おからの表面に窒素が貼り付いて取り除かれた。
川崎教授らは、大阪市内のメーカーが納豆の成分から開発した市販の工場廃液用浄化剤にリンを除去する効果があることも新たに確認、おから製の浄化剤と合わせて使うことを考えた。
効果は、奈良、大阪両府県を流れる大和川の下流で採取した水で試した。大和川は窒素とリンの濃度が高く、河川水質全国ランキングで下位入りが続いている。まずおからで作った浄化剤、1時間後に納豆成分の浄化剤を入れると、数時間後に窒素とリンが混じった沈殿物ができた。水中の窒素は76%、リンは89%除かれ、濁りもほぼ消えた。
川崎教授は「回収した窒素やリンを肥料に再利用できれば、資源の有効活用につながる」と話し、実用化に向けた研究を進める。
(2014年3月29日 読売新聞)
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関西ジャズフリーペーパー WOWが発刊5周年
2014年3月29日
http://www.nnn.co.jp/dainichi/news/140329/20140329029.html
関西ジャズのライブ情報や現在のジャズシーンの動向を伝える月間フリーペーパー「WAY OUT WEST(WOW、ウエイ・アウト・ウエスト)」(A5判、28ページ)が、4月号で発刊5周年を迎える。これまではジャズ奏者やアルバムなどの情報を中心に掲載していたが、5周年を機に内容を刷新。「生活」に密着したジャズの楽しみ方を提案していく。
■危機感
WOWは、ジャズ専門のデザイン事務所「ジャズグラ」(大阪市西区)を運営するグラフィックデザイナーの藤岡宇央さん(35)=大阪市在住=が2008年4月に創刊。インターネット上で展開していた関西圏のジャズライブスケジュールの紹介を紙媒体に変え、複数のジャズ愛好家の記事を加え冊子化した。
5年間の発行を通して感じたのは、「普段の生活の中で音楽の存在が希薄になっている」ということ。日常は慌ただしく過ぎ去り、多くの人が音楽に耳を傾ける余裕すらない。「聴いている音楽がその人の個性や価値観そのものだった」90年代と比較し、現状に危機感を抱く。
このため、4月号からの内容刷新を決意。「ライフスタイルをちょっぴり上質にするジャズ情報誌」をコンセプトに、人それぞれのジャズの楽しみ方や普段ジャズを聞く機器の紹介など、暮らしのスパイスとしてのジャズに焦点を当てた連載を企画する。
■現場感覚
WOWは現在、約1万部発行。関西のジャズスポットやCD量販店、楽器店など約200カ所に置かれジャズファンの裾野を広げている。
藤岡さんは「音楽のおかげで今の自分がある。WOWの発行は音楽への恩返しのようなもの」と語り、「これからも現場で感じたことを反映させて、自分が楽しいと思うWOWにしていきたい」と展望している。
5周年を記念し、ニューヨークで活躍するテナーサックス奏者マーカス・ストリックランド・トリオを招いたライブを4月9日、大阪市立こども文化センター(大阪市西区)で開く。午後7時開場、同7時半開演。入場料2千円。
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52年間ありがとう 交通科学博物館閉館まで1週間
2014年3月30日
http://www.nnn.co.jp/dainichi/news/140330/20140330026.html
52年間ありがとう−。半世紀にわたって親しまれた交通科学博物館(大阪市港区波除3丁目)。4月6日の閉館まで残り1週間となった。連日多くの家族連れや市民が来館。貴重な車両や資料を感慨深く眺めたり、記念撮影をしたりと、館内のあちこちで別れを惜しむ姿がみられる。
■最新技術
同館は1956年の鉄道開通85周年を機に、東京・秋葉原にあった交通博物館の分館を大阪に設置しようという機運が高まり、旧国鉄が62年に開館。東京が鉄道の歴史を中心に展示しているのに対し、大阪は当時の乗り物に関する最新技術を展示した。
市民にはまだ“高根の花”だった航空機の内部を再現したほか、昭和40年代には「未来の交通」をテーマにした展示も始まり、東京−大阪をわずか14分で結ぶ「超音速滑走体」の模型も公開された。現在は0系新幹線やキハ81形ディーゼル動車など貴重な車両が展示され、体験しながら交通の歴史や仕組みが学べる施設となっている。
JR西日本が2016年春に京都市に鉄道博物館を開館させることが決まり、交通科学博物館は半世紀の歴史に幕を下ろすことになった。
■来館者急増
閉館を間近に控え入館者数は右肩上がりに増えており、3月23日はここ10年で最高の6400人を記録。広報担当者は「大型連休や盆のピーク時でも3500人程度だったので、これまでにない数字」とうれしい悲鳴を上げており、警備員やスタッフを増員して対応する。
来館者に人気なのは0系新幹線の運転台見学や、221系電車の運転シミュレーターなどの体験型コーナー。30分から1時間待ちも珍しくないという。
客層にも変化が。従来は家族連れや鉄道ファンが中心だったが、閉館が近づくにつれ年配のグループや若い女性、カップルも増えた。リピーターが6割で、ロビーに張られた寄せ書きには「最後にもう一度見に来ました」「52年間ありがとう」と感謝の言葉が並ぶ。
■記憶の中に
大阪に住んで60年という同市平野区の無職、枡田一男さん(80)は「閉館と聞いて初めて来た。出身地の長野県から汽車で来た当時のことを思い出した」と語り、屋外展示のSLを見上げながら同館と自身の歴史を重ね合わせた。
家族5人で来館した堺市の会社員、山口茂さん(42)は「3歳の長男が電車好きなので、なくなるのは惜しい」と残念そう。10回以上来館しているという吹田市の加納遥紀君(8)も「来るたびに発見がある。0系や81形が好きで、パンタグラフの上げ下げの体験も楽しかった」と語り、「少し悲しいけど、京都の博物館も楽しみ」と笑顔を見せた。
閉館を控え、4月1〜6日はJRの現役運転士による運転シミュレーターの運転指導、山陽新幹線公式キャラクター「カンセンジャー」ステージなどを開催。貴重な硬券乗車券の展示もある。
同館の飯田一紅子係長は「親しまれた施設がなくなるのは残念だが、余すことなくご覧いただき、一人でも多くの方に思い出として記憶に刻んでほしい。鉄道だけでなくバスや航空機、船舶など貴重な資料が多くあるので、この地でぜひ見ていただければ」と話している。
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阪大も授業世界配信…オンライン講座国内3校目
2014年03月31日
http://www.yomiuri.co.jp/osaka/news/20140331-OYO1T50029.html
大阪大は今秋から、ネットで大学の授業を無料配信する大規模公開オンライン講座(MOOC◎)の一つで、米ハーバード大などが運営する教育機関edX(エデックス)に参加し、講義を世界に配信する。国内の大学の参加は東京大と京都大に次いで3校目。京大は4月から、東大は今年秋から講義を配信する予定。
阪大は、アンドロイド(人間型ロボット)研究で知られる石黒浩教授、免疫分野で多くの国際的な賞を受賞している審良静男教授らによる4講義の配信を予定している。
エデックスは名前やメールアドレス、住所などを登録すれば誰でも英語で受講できる。ネットを通じ教員に質問したり、試験を受けたりすることができ、試験に合格すれば修了証が与えられる。現在、世界トップレベルの大学など32機関が参加し、200万人以上が聴講を登録している。
◎MOOC=Massive Open Online Course
2014年03月31日
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八尾市と近畿大学が協定
04月02日 21時21分
http://www3.nhk.or.jp/kansai-news/20140402/3233391.html
大阪・八尾市と近畿大学は、空き部屋が目立つ市営住宅の有効活用など、地域の活性化に共同で取り組む協定を結びました。
2日、八尾市の田中誠太市長と、隣りの東大阪市にキャンパスがある近畿大学建築学部の岩前篤学部長が協定書に調印し、田中市長が「学生の若い感性をいかし、魅力ある町を作りたい」と挨拶しました。
協定では、八尾市と近畿大学が連携し、市営住宅の空き部屋を有効に活用するため、大学のクラブ活動の学生や留学生のための寮にするなど、若者を呼び込む具体策を検討し、地域の活性化を図っていきたいとしています。
また、八尾空港に近い工場が建ち並ぶ地域で、工場と住宅が混在するようになって、騒音など住環境への影響を懸念する声が出ているとして、双方が共存できる住みやすい街作りを目指し、具体策を検討するとしています。
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桜も祝福 大阪大学の入学式
04月02日 17時45分
http://www3.nhk.or.jp/kansai-news/20140402/3247161.html
大阪大学の入学式がきょう行われ満開の桜のもと新入生が学生生活をスタートさせました。
大阪大学では今月、11の学部におよそ3500人が、また大学院におよそ2900人が入学しました。
大阪・中央区の大阪城ホールで行われた入学式で平野俊夫学長は「夢に向かって努力を一歩一歩するとやがて現実のものになる。夢は叶えるためにこそあり、それぞれが実現されることを願っている」と、新入生を励ましました。
会場の外では真新しいスーツに身を包んだ新入生たちが新しい仲間と話したり満開の桜のもとで記念写真を撮ったりしていました。
理学部に入学した女子学生は「高校では学べなかった化学の知りたいことをたくさん学びたいです」と話していました。
また外国語学部の男子学生は、「富山県から大阪に来て1人暮らしに慣れるのに時間がかかるかもしれませんが頑張っていきます。勉強だけでなくボランティア活動などにも励みたいです」と話していました。
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大正・昭和の日本画展
04月02日 14時08分
http://www3.nhk.or.jp/kansai-news/20140402/5859581.html
関西にゆかりがある日本画家の大正から昭和にかけての作品を集めた展示会が大阪市で開かれています。
この展示会は大阪市などの主催で開かれ関西にゆかりがある日本画家らが大正時代から昭和初期にかけて描いた作品51点が展示されています。
このうち京都を拠点に活躍した福田平八郎の昭和初期の作品「漣」はびわ湖の水面を銀色と青色の2色だけで抽象的に描くという当時としては斬新な手法で注目された作品です。
また京都で活躍した池田遙邨の 「雪の大阪」は昭和初期に大雪に見舞われた大阪・中之島地区を描いたもので土佐堀川や堂島川を船が行き交う様子は水都、大阪の活気を感じさせます。
大阪市の小川知子主任学芸員は、「関西の近代画家の当時としてはモダンで斬新な作風に触れて欲しい」と話していました。
この展示会は今月14日まで大阪市中央区難波の「大阪高島屋」で開かれています。
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2014年4月1日(火)
大阪大学、自転車シェアリングサービス「COGOO」実験導入はじまる
http://www.moon-leaf.biz/obikaki/news/?nid=014apr011200
2014年4月1日より、大阪大学にて自転車シェアリングサービス「COGOO」が実験導入されます。「COGOO」は、スマートフォン・フィーチャーフォンから簡単な登録手続きをするだけで、自転車を利用できるシェアリングサービス。シェアリング自転車の利用は、学部生・大学院生・教職員が対象で、利用料金は無料となっています。自転車シェアリングサービス「COGOO」を導入している大学は、横浜国立大学、千葉大学、東京大学、九州大学、京都大学。大阪大学を合わせて6大学となりました。
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再生医療&死因究明学
http://www.unn-news.com/handai-post/article/201401295050
大阪大は1月末にカタールの医療関係者と人材交流や技術指導に関する協定を締結し、再生医療分野で中東に進出する。医療施設の建設に協力する他、日本国内でも中東からの患者を受け入れる。大学が医療技術をビジネスとして提供する、新たな試みだ。
【1月29日 大阪大学POST=UNN】
▶国内で再生医療手術
1月に澤芳樹教授(心臓血管外科)がカタールから来日する患者を担当。心筋が薄くなり血液を送り出す力が弱くなった患者の心臓機能を、太ももの筋肉細胞を培養して製造した再生シートを貼り付けることで復活させる。また、口内の粘膜細胞を培養し角膜の病気で失明の恐れがある患者の目に移植するという西田幸二教授(眼科)の技術や、ひざの細胞を用いた軟骨再生も検討。カタール側は、日本から派遣する医師の現地でどのように免許が扱われるかなどを調整中だ。
進出の拠点となるのは、首都ドーハの病院に設置予定の「再生医療・細胞シートセンター(仮称)」。カタール政府が出資する財団によって、2015年にも設置される見込みだ。日本の官民共同設置の「メディカル・エクセレンス・ジャパン」や医療機器メーカーが運営や細胞の空輸で連携する。
▶公正な資金運用を
再生医療は治療費が数百万円と高額に上ることが多く、阪大にとっては国際進出に対する採算を取りやすい。阪大は再生医療事業で得た収入を今後の研究に生かす考えだ。医学部3年の学生は「再生医療は世界的に注目されている分野。事業収入を公正に運用し、研究発展に役立ててほしい」と話した。
▶日本初 死因究明学コース開設
阪大は昨年12月26日、全国で初めて修士課程コースに「死因究明学」を設置することを発表した。2014年度に教員採用や学生募集を開始し、2015年春に開講する。
死因究明学は法医学の一分野で、犯罪や医療ミスなどによる死亡者の見落としを防ぐ専門家の育成を目的とする。警察の取り扱う変死件数は毎年増加中で、2012年にはおよそ17万4000件に上った。そのうち解剖件数はおよそ1万9000件にとどまり、解剖しないまま事件性は無いと判断されたが、後に殺人と判明した例も発生している。医療行為に関連する死亡件数も年間で2〜3万件に上ると推定されるが、多くは死因が明らかにならず、医療ミスは発覚しにくい。
死因究明が少ない最大の要因は、人員不足。解剖を担当する法医学者や監察医は全国で200人に満たない。死因究明学を担当する松本博志教授は「日本の死因究明のシステムは欧米諸国に比べ遅れている。専門家を育成し、死因がきちんと分かる社会の実現に貢献したい」とコメントした。
【田添聖史】
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マイクロ波で化学品量産、阪大発ベンチャー 世界初の工場
2014/3/30 23:49
http://www.nikkei.com/article/DGXNZO69101620Z20C14A3TJE000/
大阪大学発ベンチャーのマイクロ波化学(大阪府吹田市、吉野巌社長)は4月、マイクロ波を使った世界初の化学品量産工場を大阪市で稼働させる。工場廃油などを原料に環境負荷の低い脂肪酸エステルを製造、東洋インキなどに供給する。マイクロ波を使うと、熱と圧力で化学反応を起こす従来の製造法に比べ、エネルギー消費量を約3分の1に減らせるという。
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薬の街・道修町が“資料館ストリート”に 武田薬品グループの図書資料館が本格オープン
2014.4.3 15:28
http://sankei.jp.msn.com/west/west_economy/news/140403/wec14040315310009-n1.htm
日本最初の本格的な西洋医学の翻訳書「解体新書」などを所蔵する武田薬品工業グループの図書資料館「杏雨書屋(きょううしょおく)」が今月、大阪・道修町で本格オープンした。大阪工場(大阪市淀川区)から昨年9月に移転していたが、収蔵図書が閲覧可能になった。大日本住友製薬も道修町の大阪本社で明治時代に使われていた医薬品の製造機器などの資料の展示を始めた。道修町は医薬・医療関係の“資料館ストリート”になりつつある。
杏雨書屋は、解体新書のほか、その原著である「ターヘル・アナトミア」、東洋の古い医薬書など約15万冊を所蔵。学術関係者らが研究目的で閲覧することを想定している。もともと大阪工場にあったが、工場内の書庫が手狭になったため道修町にある武田薬品の旧本社ビルに移転し、閲覧の準備を進めていた。このほか所蔵品を常設展示している。
一方、大日本住友は大阪本社1階ロビーに創業時に工場で使った蒸留缶やろ過器、当時の工場を再現した模型を展示。技術顧問を務め、日本薬学の父と呼ばれる長井長義氏や会社の歴史を紹介するパネルを並べ、明治時代の道修町などを写真で紹介している。
これらの展示は、建物の外側からガラス越しに自由に見ることができる。同社は、明治期に道修町の薬業家らが共同出資して設立された経緯があり、同社の担当者は「今回の展示が道修町の活性化の一助となることを期待する」と話している。
また、田辺三菱製薬は平成27年の完成を目指す道修町の新本社に、同市淀川区にある資料館を移転させる予定だ。各社は、江戸時代に仲買人が集まった薬の町である道修町への関心を高めてもらう取り組みを本格化しつつある。
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ミュージカル『ザ・オダサク』
愛と青春のデカダンス
http://www.kaat.jp/detail?id=32433
2013年に生誕百年を迎えた織田作之助(代表作:「夫婦善哉」青春の逆説)の生涯を描いた音楽劇「ザ・オダサク」のミュージカル版。錦織一清の演出が冴え、岸田敏志の音楽が評判を呼んだ話題作品のバージョンアップ作品。
【キャスト】
内 博貴
愛原 実花
浜中 文一(関西ジャニーズJr.)
室 龍太(関西ジャニーズJr.)
松岡 卓弥
榊原 徹士
コング桑田
新納 慎也
姿月あさと
髙汐 巴
他
【スタッフ】
作:金 秀吉 /脚色演出:錦織 一清 /音楽:岸田 敏志
tvk(テレビ神奈川)のCMより
内 博貴主演、ザ・オダサク
愛と青春のデカダンス
伝説の作家織田作之助の半生を描いた大阪弁完全オリジナル版ミュージカル、ザ・オダサク
チケット絶賛発売中
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オダサクだから本当はジなのに
ザ・ウルトラマンにみたいになってる
(まあ人名にはザは付かないはずですが)
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「新たなモデル作る」 新生「大阪市音楽団」が船出
2014年4月4日
http://www.nnn.co.jp/dainichi/news/140404/20140404024.html
「市音(しおん)」の愛称で親しまれてきた「大阪市音楽団」が、大阪市政改革の一環で1日から「一般社団法人」として民営楽団となり、3日、同市住之江区のアジア太平洋トレードセンター(ATC)で新事務所開所式と、新入団員を加えた市音のお披露目を兼ねた公開リハーサルを行った。延原弘明楽団長は「ようやくこの日を迎えられた。新たなビジネスモデルをつくるつもりで頑張りたい」と宣言。未来に向けて一歩を踏み出した“新生”市音の面々の表情は、勇ましく晴れやかだった。
■9人入団
日本で唯一の自治体直営専門吹奏楽団として1923年に設立したが、財政事情が厳しさを増す中、市政改革に伴う「自立化」が決まり、本拠地を森ノ宮から南港へ移した。
「公務員でなくなり身分の保障はなくなったが、制約もなくなった。音楽家として自由に羽ばたきたい」と延原楽団長。採用凍結が10年続き、演奏に支障をきたすほど団員が減少していたが、新生を機に9人の団員を迎え、若返りを図った。
たそがれコンサートをはじめ教育機関での演奏会といった「大阪市民に親しんでもらってきた」事業は継続する一方、「企業とのコラボレーションや、時間外の録音活動」などこれまでできなかった活動にも取り組む。
■市音の灯
この日は住吉大社の神職を招き開所式を執り行った後、公開リハーサルを開催。4月から同団音楽監督に就任した作曲家の宮川彬良さんが「吹奏楽のためのソナタ『ブラック・ジャック』」などを指揮した。
「音楽監督にふさわしいか分からないが、自分の音楽は市音抜きに語れないし、一作曲家として市音の音がなくなると困る」と宮川さん。恩返しとして「大阪の音の灯を絶やさないのが僕の役目」と責務を全うする意向だ。
■満を持す
「どうしてもこの日に立ち会いたい」と仕事を休んで駆けつけた大阪市西成区の萩野広子さんは「団員には演奏に集中してもらえるよう、DMの折り込みなど、空き時間にできることなら何でも手伝いたい」と意欲的だ。
市音の演奏会に10年以上通い続ける同市住之江区の三浦真紀子さんも「大好きな市音が地元に来てくれて感激。地元の人に知ってもらえるようPRしていきたい」と話す。
新生市音のお披露目公演「オペラティックブラス」は5日午後2時、JR大阪城公園駅近くのいずみホールで開演する。「90年の伝統を生かし発展させ、より個性的で魅力あるサウンドを作りたい」と延原楽団長らは満を持している。
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■志願者数“日本一”近畿大学で入学式
http://www.mbs.jp/news/kansaiflash_GE000000000000004360.shtml
志願者数で初めて全国トップに躍り出た近畿大学では、OBのつんく♂さんがプロデュースする入学式が行われました。
入学式は午前10時から始まり、およそ7,000人の新入生が出席しました。
近畿大学の今年度の入試は、志願者数が10万5,890人と、初めて全国1位になりました。
司会はOGでロンドンオリンピック水泳の銅メダリスト、寺川綾さんが務めたほか、演出はOBの音楽プロデューサー、つんく♂さんが担当、女子学生たちがパフォーマンスを繰り広げて盛り上げました。
「みんなフゥーみたいな、みんなフォーみたいな。和らいだ気がします」(新入生)
「想像してなかったので、華やかでした」(新入生)
志願者数がトップになったことについて、大学は、「近大マグロ」などで全国的に知名度が上がり、出願をインターネットに限定したことなどが理由だとしています。 (04/05 17:54)
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府市 大学統合を延期へ
04月06日 07時47分
http://www3.nhk.or.jp/kansai-news/20140406/3498181.html
大阪府と大阪市は、府立大学と市立大学の統合に必要な議会の議決が得られる見通しが立たないことなどから、当初目指していた再来年4月の統合を延期する方針です。
府立大学と市立大学について、大阪府と大阪市は来年4月に2つの大学を残したまま経営を一元化したうえで、再来年4月に統合することを目標にしていました。
その実現には府議会と市議会の議決を得ることなどが求められますが、市議会では去年11月に議案が否決されているうえ、「統合のメリットが明確でなく拙速に進めるべきではない」といった意見が根強く議決が得られる見通しが立っていません。
このため府と市は「大学の統合にあたっては受験生への影響を避ける必要がある」として、当初目指していた再来年4月の統合を延期する方針です。
大阪府と大阪市では今後、2つの大学の関係者とともに統合の時期などについて検討を進め、できるだけ早く実現に向けたスケジュールを示したいとしています。
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阪大、1400度C耐熱のタービンブレード複合材開発−靱性20%向上
掲載日 2014年04月03日
http://www.nikkan.co.jp/news/nkx0820140403eaab.html
大阪大学大学院工学研究科の萩原幸司准教授、伏木達哉大学院生、中野貴由教授らの研究グループは、1400度Cの高温下で使用可能なタービンブレード用複合材料を開発した。モリブデン、ニオブ、シリコンを母材にセラミックス材のタンタルカーバイド(TaC)を加え、割れにくさを示す靱性を従来型の材料より約20%高められたという。割れが直線的に伝わらず、産業応用を進める際の課題だった割れの進行抑制に成功している。
萩原准教授らのグループは2013年にモリブデンとニオブにクロムを加え、1400度Cに耐える合金を開発していた。飛行機エンジン部に用いるタービンブレードで高温での合金組織の安定化と強度維持は達成していたが、割れにくさの度合いを高めることが実用化の上で不可欠とみていた。
研究グループは、融点が4000度Cと高く比重が重いTaCに着目。比重が軽いと合金は多相層状に分散せず、合金の組織安定化につながらないが、TaCは安定化に必要な単結晶化を施せる。
TaCの添加で、合金中でモリブデンやシリコンなどに囲まれたTaC粒子が、層状組織の界面に沿って発生するクラック(割れ)の広がりを効果的に抑制する役目を果たし、靱性を向上させる。合金の組成はモリブデン、ニオブ、シリコンに5%程度のTaCを盛り込む。アーク溶解法で母合金を作り、光学式浮遊帯域溶融法(FZ法)で単結晶を育成する。その後に1400度Cで熱処理するという。
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発生初期の神経細胞、DNAメチル化が関与−阪大
掲載日 2014年04月03日
http://www.nikkan.co.jp/news/nkx1020140403eaaj.html
大阪大学大学院生命機能研究科の豊田峻輔特任研究員と八木健教授らの研究グループは発生初期のDNA修飾が神経細胞と正常な樹状突起の形成に関わっていることをマウス実験で見いだした。Dnmt3bがカギとなる制御因子という。免疫不全や精神疾患の解明につながると期待される。
研究グループはDNAメチル化の制御メカニズムを解析。その結果、神経細胞の産生が見られる前のマウスの胎生3日目から9日目に、メチル基転移酵素Dnmt3bが細胞ごとに異なるメチル化パターンを形成することが分かったという。
そこでDnmt3b欠損マウスからiPS細胞を樹立し、キメラマウスを作製。このマウスの脳内で、Dnmt3b欠損の神経細胞を緑色蛍光たんぱく質(GFP)で確認した。小脳の細胞を解析すると、Dnmt3b欠損細胞は樹状突起の重なりや束が多くみられたため、Dnmt3bが樹状突起の形成に欠かせないとみている。
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「アーツサポート関西」、寄付金1000万円突破へ
2014.4.7 17:40
http://sankei.jp.msn.com/west/west_economy/news/140407/wec14040717490004-n1.htm
広く市民から寄付金を募り芸術・文化活動を助成しうようと、経済界が中心となって4月1日に発足させた「アーツサポート関西」(ASK)に対する初年度の寄付金が目標の1千万円を突破する見込みとなったことが7日、分かった。企業などから大口の寄付の申し出もあり、まずは順調なスタートを切ったようだ。
ASKは、財界でつくる関西・大阪21世紀協会が設置した。寄付を募るため5月に開く「チャリティ・ファンド・レイジング・パーティ」と題した集会には、すでに経済人を中心に900人超が参加の意向という。1人1万円の参加費を受け、これを寄付金とする。ASKの代表発起人に名を連ねる建築家の安藤忠雄氏や裏千家前家元の千玄室氏ら文化人も多数参加する見込み。
ASKは、自治体の補助金削減など文化・芸術活動を取り巻く環境が厳しさを増すなか、民間の力で振興を目指そうと始まった。関西財界が音頭をとって設置された経緯から、現在は寄付金や運営費の負担は、企業が中心となっている。ただ財界の支援は4年間と決められており、持続には市民レベルでの支援がカギになる。
ASK事務局は「関西は元来、文化・芸術活動への関心が高い。寄付がどう役だったかを詳しく開示し、支援してもらえる土壌をつくりたい」としている。
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魅力を発信 大阪国際室内楽コンクール&フェスタ
2014年4月7日
http://www.nnn.co.jp/dainichi/news/140407/20140407017.html
3年に1度開かれる、世界4大大会の一つ、「大阪国際室内楽コンクール&フェスタ」が5月に迫っている。今年は一般にもっと室内楽の魅力を知ってもらおうと、コンクールのストリーミング配信や一般向け演奏会などを企画。さまざまな取り組みで、大阪を音楽で彩る。
■現代曲と古典
「音楽の原点」といわれる室内楽の振興を目的に、日本室内楽振興財団が1993年から開催。室内楽に取り組む優秀な音楽家を世界各国から募り、優れた演奏を顕彰し、人材育成につなげている。
今年のコンクール部門は、世界18カ国の68団体が応募。予備審査を通過した9カ国21団体が腕を競う。
「国際的に活躍するには、現代曲と古典両方の能力を持っていてもらいたいし、邦人作品のレベルの高さや日本の音楽界も知ってもらいたい」との意向で、ベートーベンやシューベルトの古典とともに、西村朗氏や野平一郎氏といった日本人の作品も課題曲にした。
フェスタ部門は、年齢制限や課題曲のないコンクールで、楽器の種類や編成も自由。民族音楽のアンサンブルなども対象なので、両部門とも、幅広い音楽が楽しめる工夫が凝らされた。
■子ども向けに
今年は、第1回開催から20年が経過したことを機に、コンクールと連動して室内楽振興を図ろうと「大阪チェンバーミュージック・ホライゾン」と題した関連事業を開催。
前回の覇者である「アタッカ・クァルテット」(米国)と日本で唯一の常設弦楽四重奏団「クァルテット・エクセルシオ」が、福島区民センター(20日)、大阪府立夕陽丘高校(21日)、大阪芸術大スカイキャンパス(23日)などで、子ども向けのコンサートなどを行い、親しみやすい楽曲で室内楽の魅力を発信する。また、コンクールやフェスタをライブ配信し、室内楽ファンの拡大を図る。
コンクールは5月13日からいずみホール(大阪市中央区)で行われ、20日に西村朗氏の特別講演、21日にコンクール、フェスタの入賞・優勝団体の演奏会が行われる。
詳細は公式ホームページ(http://www.jcmf.or.jp/news/competition-festa.html)へ。
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5月10日に学童疎開検証シンポ 市立中央図書館
2014年4月8日
http://www.nnn.co.jp/dainichi/news/140408/20140408024.html
戦争末期の学童疎開を検証するシンポジウムが5月10日に、大阪市西区北堀江4丁目の市立中央図書館5階大会議室で開かれる。午後1時半(開場は同1時)〜同4時半。参加無料。定員は当日先着300人。
大阪の歴史文化などを発信する季刊誌「大阪春秋」(新風書房)が主催。このほど発刊された春号の特集「国民学校と学童集団疎開70年」にちなみ企画した。
当日のプログラムは次のとおり。▽基調講演「学童疎開への道」赤塚康雄氏(元天理大学教授)▽講演「大阪における学童疎開の実施」石原佳子氏(元大阪市史料調査会調査員)▽スライド「親が疎開児へ伝えた手作り新聞」福山琢磨氏(新風書房代表)−など。問い合わせは電話06(6768)4600、新風書房へ。
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TPPはどうあるべきか?! 大阪経済大学の「通商政策講座」が開講
2014.4.10 17:23
http://sankei.jp.msn.com/west/west_economy/news/140410/wec14041017230006-n1.htm
http://sankei.jp.msn.com/west/west_economy/news/140410/wec14041017230006-n2.htm
貿易、投資や資源エネルギー問題、国際ビジネスなどについて幅広く学ぶ「通商政策講座」(産経新聞社協力)が10日、大阪市東淀川区の大阪経済大学で開講した。この日は日本貿易振興機構(ジェトロ)の梶田朗・国際経済研究課長が「世界経済の動向」をテーマに講義した。
同講座は昨年度に続き2度目の開講。貿易、投資の自由化などをテーマに、経済産業省や外務、農林水産省、シンクタンクの研究員らが毎週交代で教壇に立つ計15回のリレー講座。日米交渉が膠着(こうちゃく)状態となっている環太平洋戦略的経済連携協定(TPP)や、オーストラリアとの間で大筋合意した経済連携協定(EPA)をめぐる諸課題などを掘り下げる。通商案件は今後の日本経済に大きな影響を与えることが想定されるため、通商問題への理解を深めてもらうことが狙いだ。
第1回目の講義では梶田氏が「ビジネスがグローバルになる中で(貿易、投資の)ルールづくり急務になっている」と説明し、学生たちは熱心に受講した。
同大では「貿易の自由化と農政改革」(6月19日、講師・山下一仁キヤノングローバル戦略研究所研究主幹)など一部の講義を社会人向けに公開する。問い合わせは同大エクステンションセンター((電)06・6328・2431)。
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>>2057
the(ザ)とthe(ジ)
中学から習っているはずの英語。アメリカにいるときに行っていた語学学校で、学校で習ったことのなかに結構ウソが混ざっていることを知り、日本人の生徒同士で驚くことがよくありました。
最近驚いたのはtheの発音です。
確かに中学のときに、「通常はザと発音する。次にくる単語が母音で始まるときはジと発音する」と習いましたよね?
the bookはザ・ブック。the appleはジ・アップル。
なんと、英語にはこんな文法は無いのだそうです!
これを最初に知ったのは、電車の中で流れていたミニ・番組です。「ダーリンは外国人」という、外国人と結婚した小栗左多里さんのコミックエッセイで、やはり作者の方も上記の文法を信じていて、ネイティブの方に見事に否定されて驚いたという話でした。
もちろん私も、そりゃもうビックリ。すぐに通っている英会話の先生数人に聞いてみることにしました。
アメリカ・ニュージーランド・イギリス出身の先生計4人に聞いたところ、誰もそんなルールは聞いたことがない、全く知らないという回答でした…coldsweats02私たちが習ってきたのは、一体何だったのでしょう…。
基本的に、ザと読もうがジと読もうが、どちらでもいいのだそうです。
アメリカ人の先生は、自分の場合は強調したいときにジと発音するような気がする、でも普段は特に意識はしていないと。じゃあthe orangeをザ・オレンジでもジ・オレンジでもいいのかと聞くと、どっちでも気にならない、とのことでした。
ニュージーランドの先生は、もしかしたら昔はそういうルールがあったのかもしれないけど、少なくとも今はどちらでもOKとのこと。
イギリスの先生は、theの次に来る単語により、発音しやすいと思う方を発音するとのことです。また、イギリスの地方によってはtheをジと発音し、別の意味を持つこともあるそうです。
英語の勉強中に、一番驚いたことかもしれません。
ネイティブに近づくのはまだまだ先のことですね…。
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国際バレエ大阪の益田さん1位
04月11日 11時37分
http://www3.nhk.or.jp/kansai-news/20140411/3660271.html
若手バレエダンサーの登竜門の1つ「ユース・アメリカ・グランプリ」がアメリカのニューヨークで開かれ大阪府の益田隼さんが12歳から14歳の男子の部門で最優秀賞に次ぐ1位になりました。
「ユース・アメリカ・グランプリ」は世界6か国で予選が行われ7000人が参加する、若手バレエダンサーを対象とした最大規模の国際コンクールで若手の登竜門の1つとされています。
今月、ニューヨークで本戦と最終審査が行われ今年2月の「ローザンヌ国際バレエコンクール」で優勝した長野県の二山治雄さん (17)が15歳から19歳の部門で最も優れたダンサーに贈られる最優秀賞に次ぐ男子の1位になりました。
また12歳から14歳の男子の部門では大阪府の益田隼さん(14)が最優秀賞に次ぐ1位に、12歳から14歳の女子の部門では大阪府の杉浦優妃さん(15)が2位になりました。
益田さんは「入賞すると思っていなかったのでうれしいです。観客が楽しめるよう心がけて踊りました。今後も初心に戻りバレエに励んでいきたい」と話していました。
また杉浦さんは「支えてくれた人に感謝しています。演技の回転で失敗し悔しかったですが予選よりも楽しめて踊れたと思います。9月からイギリスに留学してレッスンに励み人の心を動かせるようなダンサーになりたい」と話していました。
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「もちろんできますよ。私は専門家ですからね」 エンジニアの苦悩を描いた話題の動画「緑のインクで赤い線を描け」への答え
http://nlab.itmedia.co.jp/nl/articles/1404/08/news124.html
エンジニアが企業において普段どのような苦労をしているかを描いた動画「The Expert(Short Comedy Sketch)」が話題を呼んでいる(紹介記事)。動画では、「7本の赤い線を、緑のインクで引いてください」というわけの分からないクライアントの無茶ぶりに頭を抱えるエンジニアの姿が描かれていた。
ネットでは「分かりすぎてつらい」「見てたら胃が痛くなってきた」といった声が多く挙がったが、そんな中「この難題に答えを出してやる!」と意気込む人物が……! 大阪で活動するエンジニアAnubisさんは、次のような図と解説を示した。
動画でクライアントから提示された条件は、以下の3つ。
必要なのは7本の赤い線
全ての線が互いに直角に交わること
7本の線のうち、いくつかは緑のインクと透明のインクを使う
これに対し、Anubisさんが出した答えはこうだ。
http://image.itmedia.co.jp/nl/articles/1404/08/tomomi_140408douga01.jpg
http://image.itmedia.co.jp/nl/articles/1404/08/tomomi_140408douga02.jpg
【解説】
1:7本の線をそれぞれ垂直に引く
垂直を90度で交わると定義するなら、1周360度になる平面にはそれを引くことができない。だが、1周が1260度になる曲面や波形面なら可能だ。
具体的な方法としては、7本の線の交点を頂点とする1周が14×90 、1260度になる放射型波形曲面に描けば実現できる。
2:透明なインクで赤い線を引く
これは簡単だ。赤い下地に透明のインクで線を引けば、赤い線になる。見えるかどうかは別問題だが、確実に線は赤いはずだ。
3:線の一つを子猫の形にする
紙に子猫を書いて紙を縦にして見よう。子猫の絵が1本の線に見えるはずだ。
な、なるほど、これなら確かに全ての条件を満たすことができる……!(のか?) 「緑のインクで赤い線を描け」というのも、色のついた眼鏡をかけたり緑のインクを薄めて使ったりすればいけると、Anubisさんは言う。
「動画を見たときは絶望した。だが、エンジニアだからこそ越えられる一線がある」(Anubisさん)。
Twitterで検索してみると、他にもこの難問に挑もうとする勇者たちが。問題が難しいほど闘志がみなぎるのも、エンジニアの性(さが)なのかもしれない。
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他にも、7次元空間に描くとか化学反応とか残像を使えとか
こういう発想ができるのがいいです
全部が大阪の人とは限りませんが
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>全部が大阪の人とは限りませんが
・・・
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名器ピアノを安価で貸し出しへ
04月12日 07時10分
http://www3.nhk.or.jp/kansai-news/20140412/3608031.html
大阪・福島区の区民センターは、ホールに置いている世界三大メーカーの1つ「ベーゼンドルファー」のピアノを1回3000円で弾けるサービスを今月から始めました。
大阪市立福島区民センターのホールには、昭和62年にオープンした際に区民の寄付金、およそ1200万円で購入した、オーストリアの「ベーゼンドルファー」のピアノがあります。
「ベーゼンドルファー」は、アメリカの「スタインウェイ」やドイツの「ベヒシュタイン」と並んで世界三大ピアノメーカーとして知られています。
しかし、このピアノは、これまで、年間20日程度しか貸し出されていないため、区民センターで活用方法を検討し、今月から、ホールの予約が入っていない時に、2時間3000円で弾けるサービスを始めました。
サービスを利用したピアノ講師の女性は、「ベーゼンドルファーは音に奥行きがあり、ホールの響きも良いのですごく贅沢です」と話していました。
区民センターの羽田博一事務局長は「せっかくの名器をただ置いていてはもったいないので、サービスを始めた。気軽に利用してもらいたい」と話しています。
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【衝撃】近畿大学の入学式がどうみてもライブだと話題にwwww
ttp://blog.livedoor.jp/ronsoku2/archives/54790588.html
1: 名無しさん 2014/04/06(日)13:48:29 ID:myoXUZlbV
【衝撃】近畿大学の入学式がどうみてもライブだと話題にwwww
http://matome.naver.jp/odai/2139669983344028001
http://livedoor.blogimg.jp/ronsoku2/imgs/c/c/cc989f84.jpg
http://livedoor.blogimg.jp/ronsoku2/imgs/f/e/feab7450.jpg
他にもいっぱい画像あるけど完全にライブだわ・・・
http://matome.naver.jp/odai/2139669983344028001
2: 名無しさん 2014/04/06(日)13:48:54 ID:LYQYB9HXP
ライブ過ぎワロタ
3: む魚禿光禿◆BAtfNG6/NI 2014/04/06(日)13:49:21 ID:mzCLQIzkv
金かかってそう
4: 名無しさん 2014/04/06(日)13:49:27 ID:F71U9VlA3
どこのライブだよw
5: 名無しさん 2014/04/06(日)13:49:53 ID:nUs8riyXc
マジですごくてワロタ
いくらかかったんだこれ?w
6: 名無しさん 2014/04/06(日)13:50:36 ID:XsgbPzQyL
こんなことに金かけるのはいいけど
肝心の施設は充実してんのか?w
7: 名無しさん 2014/04/06(日)13:50:49 ID:V75q42RFm
入・・・学・・・?
8: 名無しさん 2014/04/06(日)13:51:06 ID:cDWTEdCoo
昨日TVで見たわ
確かつんくがプロデュースしたんだっけ?
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中之島図書館リニューアルへ
04月13日 12時32分
http://www3.nhk.or.jp/kansai-news/20140413/3586261.html
大阪府は、府立中之島図書館の魅力を高めようと、現在は閉鎖されている正面玄関を使えるようにするなど本格的な改修工事を進めることになりました。
明治時代に建築され国の重要文化財に指定されている大阪府立中之島図書館は一時、美術館への転用も検討されたものの、最終的には、図書館として存続させることが決まっています。
大阪府は、中之島図書館を利用しやすくするなど魅力を高めようと、今年度から本格的な改修工事を進めることになりました。
具体的には、現在は閉鎖されている2階の正面玄関から出入りできるようにするほか、外壁や屋根の汚れを落としたり、トイレを新しくしたりすることにしています。
あわせて、本などの盗難防止システムも整備し、持ち物をすべて預けるなど、図書館に入る際のいまの手続きをあらためて、自由に入れるようにする方針です。
大阪府は、改修工事などの費用として、2億700万円あまりを確保しており、来年春には工事を終えてリニューアルオープンさせたいとしています。
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同世代を引き寄せる近大・「女性アイドルユニット」の“求心力” 近畿大(1) 法学部4年 長田香織さん(21)
2014.4.13 12:00
http://sankei.jp.msn.com/west/west_life/news/140413/wlf14041312000013-n1.htm
http://sankei.jp.msn.com/west/west_life/news/140413/wlf14041312000013-n2.htm
今月5日、平成26年度の入学式が開かれた近畿大学記念会館(東大阪市)。「モーニング娘。」の人気曲「そうだ!We,re ALIVE」に乗って女子学生16人が舞台に登場すると東大阪、奈良、大阪狭山の3キャンパスの新入生約7千人で埋まった会場が熱気に包まれた。在学生と新入生で結成された女子学生ユニット「KINDAI GIRLS」(キンダイガールズ)だ。式は、卒業生でもある歌手のつんく♂さんが仲間となる新入生を歓迎しようと総合プロデュースを手がけたことでも話題を集めた。
晴れの舞台には法学部の新4年生、長田香織さん(21)の姿もあった。「努力、未来、努力、前進」という歌詞に思いを託し、ダンスと歌でエールを送る。約5分間の世界を演じ切ると、猛練習の日々を振り返り、「最高の舞台になりました」と顔をほころばせた。
近畿大の入学式は毎年、在学生が趣向を凝らしたパフォーマンスで盛り上げるのが恒例だが、今年はまるでアイドルを思わせる「KINDAI GIRLS」が会場の視線を独占した。
長田さんは今年2月、書類選考と学内オーディションを勝ち抜き、91人の中からメンバーに選ばれた。中学時代からおっかけマニアを自任する大のアイドル好き。そんな彼女の背中をゼミ仲間が押した。選考は歌や踊りの技術に加え、大学への愛着度も審査されるため、面接では第一志望の近畿大を前期後期を含め、計12回も受験したことをアピールし、「私以上に近大が好きでエネルギッシュな学生はいません。選ばないと損します」と宣言。「近大カラーにふさわしい天性の明るさが評価された」(広報部)という。
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>>2075
http://sankei.jp.msn.com/west/west_life/news/140413/wlf14041312000013-n3.htm
長田さんが近畿大を目指すようになったのは高校3年の時、オープンキャンパスに参加したのがきっかけだ。長田さんは「学生が明るく、何でもやってみようというチャレンジ精神が旺盛。多くを素直に吸収している先輩の姿に感動し、私も近大生になりたいと思った」と話す。
この1カ月間、入学式でのデビューを目指し、就職活動をこなしながらダンスや歌の練習に励んできた。東京の企業説明会に出席して夜行バスでとんぼ返りし、メンバーとの合同練習に臨んでから夜には大阪の企業説明会に赴いたことも。夢は音楽業界への就職だ。「本気でアイドルになろうと考えたこともありましたが、いまはファン目線のコンサートを企画してみたい」。長田さんの目が輝いた。
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あべのハルカスで「ハルカス大学」開講へ−大学・企業が連携
2014年03月20日
http://abeno.keizai.biz/headline/1225/
日本一の超高層ビル「あべのハルカス」(大阪市阿倍野区)で4月13日、同ビルに入居する大学と企業が連携して講座などを開くプロジェクト「ハルカス大学」が始まる。3月20日、運営委員会が同ビルで開いた会見で明らかにした。
プロジェクトは、同ビルに入居する大阪大谷大学、四天王寺大学、阪南大学の3大学とワークアカデミー(北区)、ビル事業主の近畿日本鉄道が運営委員会を組織。学生だけでなく社会人が学べるさまざまな講座を開く。委員会のほか、入居企業や地域団体との連携を図る。講座を開く場所は同ビル23階の交流スペースなど。「ハルカス大学」は固定の場所を示すものでなくプロジェクト全体の呼称。
オープニング記念講座として、エジプト考古学者の河江肖剰さんの「ピラミッド発掘の最新情報」(4月13日13時〜14時30分)、元はやぶさプロジェクトチーム科学主任の藤原顕さんの「太陽系の歴史に迫る探査機はやぶさの挑戦」(4月19日13時〜14時30分)、漫画家・声楽家の池田理代子さんの「『ベルサイユのばら』作者のあきらめない人生」(5月3日13時〜14時30分)などを予定。参加はホームページで先着順に受け付ける(4月1日から23階受付でも)。参加無料(他の講座は有料有り)。
同ビルの23階・24階は4大学などが入るキャンパスフロア。面積は、大阪大谷大学=約100坪、四天王寺大学(サテライト)=約100坪、阪南大学=約200坪、大阪芸術大学=約300坪。交流スペース(約60坪)も設ける。
会見で、プロジェクトの基本テーマに「あべのハルカスのキャンパス化」「人、夢、志をつなげ、日本を元気に」「ハルカスから関西へ、関西から世界へ」と挙げたほか、「全ての人が学べる場を提供したい。このビルそのものが街。キャンパスフロアを核としてハルカス全体が学びとなる事業を推進したい」と話した。
ハルカス大学はホームページのほか、フェイスブック、ツイッターでも情報発信を行っていくという。
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虫垂 実は役立ちます 大阪大チーム 腸内細菌バランス保つ
2014年4月11日 朝刊
体に必要ない組織と考えられていた虫垂が腸に免疫細胞を供給し、腸内細菌のバランスを保っていることを大阪大などのチームがマウスで明らかにし、十日付の英科学誌ネイチャーコミュニケーションズ電子版に発表した。
チームの竹田潔大阪大教授(免疫学)は「バランスが悪くなると食中毒も起こしやすい。虫垂をむやみに取らない方が良い」と話す。腸内細菌のバランスが崩れて発症する潰瘍性大腸炎やクローン病の新しい治療法開発も期待される。
虫垂は盲腸の端から伸びる細長い組織。体内に侵入した病原体などを攻撃する免疫細胞を作る働きを持つ。だが虫垂炎を起こすことがあり、他の病気の開腹手術の際、大きな影響が出ないとして切除されることがある。
チームは虫垂の働きを調べるため、虫垂を切除したマウスと、していないマウスを比較。
すると、切除したマウスの大腸内では、腸内細菌のバランス維持を担う抗体を作る免疫細胞が半分になっており、バランスも崩れていた。また、虫垂でできた免疫細胞が、大腸と小腸に移動していることも確かめており、虫垂が腸内細菌のバランスを保つのに役立っていることが分かった。
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大和大学が開学 吹田で入学式
2014年04月13日
http://www.yomiuri.co.jp/local/osaka/news/20140413-OYTNT50039.html
4年制大学「大和(やまと)大学」が吹田市片山町に開学し、初めての入学式が12日に行われた。教育、保健医療の2学部3学科の学生と保護者らが参加し、充実した学生生活を過ごすことを誓った。
式典では、田野瀬良太郎学長が「みなさんを迎え、感慨もひとしお。日本を代表する一大総合大学を目指したい」とあいさつ。各学部の学生の代表者が「教員になるため、勉強に精進したい」「1期生としての誇りを持ちながら努力する」などと宣誓した。
設置者の西大和学園は、奈良県河合町で進学校の西大和学園中学・高校を運営している。
2014年04月13日
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■大阪・あべのハルカス 「ハルカス大学」が開校
http://www.mbs.jp/news/kansaiflash_GE000000000000004430.shtml
日本一の超高層ビル「あべのハルカス」に入居する大学と企業が連携して講座などを開くプロジェクト、「ハルカス大学」が13日から始まりました。
13日開校した「ハルカス大学」は、あべのハルカスに入居する大阪府内の3つの大学と、近畿日本鉄道などが運営するプロジェクトです。
テーマ別で講師を招く多様な講座には、学生だけでなく社会人や高齢者も受講可能です。
初日の講座にはエジプト考古学者の河江肖剰さんが招かれ、ピラミッド発掘の最新情報について話し、参加者は興味深そうに聞いていました。
今後は、惑星科学者の藤原顕さんや漫画「ベルサイユのばら」の作者、池田理代子さんが講演を行う予定で、ホームページなどで参加を受け付けています。
主催者側は「ハルカスが一体となって、全ての人が学べる場を提供したい」と話しています。 (04/13 17:59)
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論文不正防止に阪大が冊子作成
04月14日 06時00分
http://www3.nhk.or.jp/kansai-news/20140414/3702351.html
研究の進め方や論文の書き方について教育の重要性が指摘される中、大阪大学は、学生に正しい知識を持ってもらおうと、論文やリポートを書く際、どのような行為が不正にあたるかなどをまとめた冊子を作り、新入生全員に配りました。
冊子は32ページで、大阪大学の教員が執筆しました。論文やリポートを書く際、論理をどのように組み立てるかや用語の使い方。文献を無断で引用した場合は不正行為と見なされることや、ことわりもなくインターネットなどから切り貼りした場合は、試験のカンニングと同じ罰を受けることが記されています。
大阪大学では、これまで入学直後のオリエンテーションなどでこうした指導をしてきましたが、STAP細胞の問題を通じて研究の進め方や論文の書き方についての教育の重要性が改めて指摘されたことなどから、全学部共通の冊子を初めて作り、およそ3500人の新入生全員に配りました。
冊子を作成した堀一成准教授は、「入学時から規範を守って論文などを書く練習を積み重ねることが大切だ。論理的に書き、参照文献に敬意を払う姿勢を身につけてもらいたい」と話しています。
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大阪大学で研究倫理の講義
04月14日 18時42分
http://www3.nhk.or.jp/kansai-news/20140414/3682591.html
STAP細胞の問題などを通じて研究に関する教育の重要性が指摘される中、大阪大学は医学系の大学院に入学した学生を対象に研究倫理や実験ノートのつけ方などを教える講義を行いました。
大阪大学大学院の医学系研究科で行われた講義には今月入学したばかりの学生を中心におよそ200人が出席しました。
初めに研究倫理に詳しい愛知淑徳大学の山崎茂明教授が日本分子生物学会が所属する研究者を対象に行った調査で、研究の不正を見聞きした人が回答者のほぼ半数にのぼるという結果を紹介し「社会の信頼を失わないためにも公正さを念頭に置いて研究してほしい」と呼びかけました。
このあと大学院の教員が研究の際につける実験ノートについて「実験を行ったことを示す証拠となるもので第三者が理解できるように書くことが重要だ」と説明しました。
大阪大学の医学系研究科では9年前に論文のねつ造や改ざんなどの不正が明らかになり研究倫理などの講義を必修としています。
また大阪大学は博士論文などの審査の際、他の論文などのデータベースと照合して盗用を見抜くためのソフトの導入を検討しているということです。
金田安史研究科長は「論文の改ざんやねつ造、盗用がどれほど大きな悪影響を及ぼすか理解してもらいたい。実験の記録を正しく残しながら実績を積み上げていく姿勢を身につけてほしい」と話しています。
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あべのハルカスで「ハルカス大学」始動−初講座は盛況
2014年04月14日
http://abeno.keizai.biz/headline/1260/
日本一の超高層ビル「あべのハルカス」(大阪市阿倍野区)25階会議室で4月13日、「ハルカス大学」の初講座が開かれた。
当日は、エジプト考古学者の河江肖剰さんの講座「ピラミッド発掘の最新情報」が開かれ、10〜60代の幅広い年齢層の約200人が参加。当初想定していた人数をはるかに超える申し込みがあり、開催場所も変更した。
ハルカス大学は、同ビル事業主の近畿日本鉄道、キャンパスフロア(23・24階)に入居する大阪大谷大学、四天王寺大学、阪南大学やワークアカデミーが運営委員会を組織。企業、地域と連携してセミナールーム(23階)などでさまざまな講座を開くなどの活動を行う。
今後は元はやぶさプロジェクトチーム科学主任の藤原顕さんの「太陽系の歴史に迫る探査機はやぶさの挑戦」(4月19日)、阪南大学と近鉄百貨店が提供する「ハルカス百貨店大学」(4月15日)などの講座を予定し、漫画家・声楽家の池田理代子さんの講座(5月3日)はすでに予約が埋まったという。ほかのプログラムなどの詳細はホームページで確認できる。
ワークアカデミーの吉川聡さんは「これからは講座だけでなく、双方向でやり取りできるイベントも企画する。ハルカスが盛り上がる活動に方向性を向けたい」と話す。
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【ソニー報道資料】北海道大学・大阪大学にデジタルペーパー会議ソリューションを納入
〜デジタルペーパーを活用して会議や授業の効率向上を支援〜
ソニービジネスソリューション株式会社
2014年04月14日 12時00分
http://www.news2u.net/releases/121747
ソニービジネスソリューション株式会社(本社:東京都港区、代表取締役:花谷慎二)は、先に発表したデジタルペーパー『DPT-S1』を活用し、ネットワークを介して会議や授業の資料配布や検索を可能とする「デジタルペーパー会議ソリューション」を、本年3月、国立大学法人大阪大学未来戦略機構様、国立大学法人北海道大学獣医学部様に先行納入いたしました。
従来の会議や授業では、紙資料の印刷、配布、差し替え、保管、回収、廃棄などに多くの手間がかかっています。ソニーの「デジタルペーパー会議ソリューション」は資料そのものを電子化し、ネットワーク上で共有することで、紙の資料を用意する作業自体を無くしました。直前の資料差し替えにも柔軟に対応できることに加えて、資料内容の電子化による情報漏えいリスクの低減、情報セキュリティ強化も期待できます。参加者は、各自の端末から、手書きでメモなどを自由に書き込み、それを保存することで、後にいつでも閲覧することができます。
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関西クラシックの陣 9月、2楽団“共闘”コン
2014年4月16日
http://www.nnn.co.jp/dainichi/news/140416/20140416018.html
大阪を代表する、日本センチュリー交響楽団と関西フィルハーモニー管弦楽団が9月15日、「大坂秋の陣2014」と題した演奏会を行うことになった。両団首席指揮者の親交の深さと、関西クラシック界への危機感から実現。折しも「大坂冬の陣」から400年。互いの威信をかけた“激突”であり、ファンの裾野を広げる“共闘”が幕を開ける。
■信頼関係
“出陣”するのは、関西フィルの藤岡幸夫首席指揮者と、日本センチュリーの飯森範親首席指揮者。「サッチー」「範親」と呼び合う仲で、家族ぐるみの付き合いがある。「何か大阪で面白いことをやりたかった」(飯森氏)、「クラシックの裾野を考えたら、オケ同士で客の取り合いをしているようではだめ」(藤岡氏)という2人の思いと信頼関係が、この企画となって結実した。
同公演の内容はこうだ。同一日、大阪市福島区のザ・シンフォニーホールを舞台に、関西フィルが午後2時から、日本センチュリーが同5時からというように、時間をずらして両団が演奏会を行う。チケットは、公演1週間前に残券が発生しない限り、販売は通し券のみだ。
同一テーマも設けており、関西フィルがモーツァルトの交響曲第35番「ハフナー」と、チャイコフスキーの交響曲第6番「悲愴」を、日本センチュリーはモーツァルトの交響曲第36番「リンツ」と、チャイコフスキーの交響曲第5番を演奏。同じ作曲家の連続する作品を披露し合い、両公演で首席指揮者が互いにコンサートトークに出演し合う。
■言い訳無用
「互いの楽団のファンに双方の演奏を聴いてもらい、関西にあるオーケストラをより知ってもらうことで広がりを持たせたいというコンセプトで企画した」と、日本センチュリーの事務局。「同じ日に同じ席で違うオケを聴き比べられるので、何の言い訳もできない。団員にとっては相当シビアでプレッシャーがあるが、互いに高められ、今までにない演奏ができ、オケの財産になる」と藤岡氏は力をこめる。
「東京ではできないことをやるのが大阪。東京一極集中にずっと疑問を持っていたので、大阪発の試みとして、いろんな見せ方をしてファンを増やす足掛かりにし、東京にも影響する勢いをつくりたい」(飯森氏)
片や今年1月に首席指揮者に就任したばかりの飯森氏と、片や2007年から同指揮者を務める藤岡氏。「出会ったばかりの新鮮さと長い付き合いの味」(飯森氏)の両方が楽しめる公演にするため、2人は腕を振るう。
【メモ】
セット券A席8千円、B席6500円、C席5千円、車いす席5千円。5月13日一般発売。次回公演「大坂春の陣2015」は3月28日。
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カフェ併設、ゲーム大会…古書店楽しく変貌
2014年04月16日
http://www.yomiuri.co.jp/osaka/news/20140416-OYO1T50025.html
街の古書店が、姿を変えつつある。居心地良い空間にしようと、カフェを設けたり、イベントを開いたりと趣向を凝らし、一方ではインターネット販売に特化した「無店舗型」も年々増加。活字離れなどを背景に生き残り競争が激化する中、ビジネスチャンスを模索する若手経営者らの起業の場にもなっているようだ。(鷲尾有司)
大阪市中央区の東横堀川沿いにある「フォーク オールド ブックストアー」。店にはカフェがあり、来店客がパスタやカレーなどの食事やお茶を楽しみながら本を選ぶ。窓越しに川を見ながら、誰もがゆったりとした時間を満喫している。
2011年にオープンして以降、定期的に開くイベントが人気を呼んできた。今年2月、漫画の技量を試す「関西画力対決」を開催。3月には探偵気分で架空の殺人事件の推理をするゲーム大会などを開き、現在も、イラストレーター5人の作品展が行われている。
画力対決では、「マンガの最後のコマ」「ダサいファッション」などのお題が出され、約10人が即興で作画。独創的な絵の数々に観客から笑いが起きた。
企画した大阪市のイラストレーター・小山健さん(29)は「地元の漫画家とはつきあいが少なく、交流の場にしたかった」と話し、店長の吉村祥さん(29)は「本を食事やイベントと融合させることで楽しみの幅が広がっている」と、盛り上がりに満足そうだ。
同市北区の「駒鳥文庫」は10年にオープンした映画関連の専門店。昨年10月には、公園をイメージして屋内に木とベンチ、カフェを配置した姉妹店も開いた。
同文庫代表の村上淳一さん(39)らは12年春、本に関するイベントを企画するグループを結成。昨秋には、来店客らに架空の書店のブックカバーをデザインしてもらい、優秀作品を販売する催しで脚光を浴びた。
村上さんは「本の良さを知ってもらう空間を作っていかないと、ますます斜陽産業と言われてしまう」と危機感を強調する。
経費減狙いネット専業の企業増加
活字離れなどを背景に、古書店は競争の激化と後継者不足に直面している。
全国古書籍商組合連合会のまとめでは、加盟店は1995年、約2700店でピークとなり、現在は約2200店に減った。
大阪府古書籍商業協同組合によると、客がスマートフォンを使って他店と価格を比べるため、価格維持が困難という。経費を減らそうと店舗を持たず、ネット販売に特化した店は10年前から増え始め、現在では加盟する約200店のうち約60店を占めている。
同組合は新規参入減に歯止めをかけようと、昨年には説明会を開いた。この参加者を含めて加入した4人全員がネット販売専門だ。
その一人、「寸心堂書店」を営む大阪府交野市の今城(いまじょう)祐樹さん(40)は「軌道に乗れば店を出し、お客さんとの会話などを通し本の良さを知ってもらうのが楽しみ」と将来像を描く。同組合の今木紀彰(のりあき)理事長(52)は「古本と無縁だった人々に裾野を広げてこそファン獲得につながる。ページをめくるワクワク感を味わってほしい」と期待を込める。
2014年04月16日
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高島屋大阪店で「絹谷香菜子展」始まる さまざまな動物描き生命の神秘を表現
2014.4.17 10:19
http://sankei.jp.msn.com/west/west_life/news/140417/wlf14041710190008-n1.htm
清新な表現と確かな筆致で注目を集める日本画家、絹谷香菜子さん(29)の個展「生命の樹」が16日、大阪市中央区の高島屋大阪店で始まり、さまざまな動物を丹念に描いた作品が訪れた人たちを楽しませている。22日まで。
東京を拠点に活動する絹谷さんはこれまで、ニワトリやツルを中心に描いてきたが、今回は多種多様なモチーフに挑戦。会場には江戸時代の絵師、俵屋宗達の「風神雷神図」と同じ構図の「風鶴雷鶴図(ふうかくらいかくず)」や、花札の絵柄をアレンジした作品など25点を展示している。
縦2メートル、横5・8メートルの大作「Dawn of Symphony」は、スペインで見た巨木に触発され、大地に根を張る木の周りにアフリカゾウやトラ、エゾシカ、サル、パンダ、イヌなどを描き、ダイナミックな自然の中に宿る生命の神秘を表現している。「全く異なるものが争わずに融合できる世界を理想としているので、ほっとできる安息の場を感じてもらえれば」と絹谷さんは話した。
午前10時〜午後8時(22日は午後4時まで)。入場無料。
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谷口智則さんの世界紹介 5月に絵本原画展
2014年4月18日
http://www.nnn.co.jp/dainichi/news/140418/20140418038.html
四條畷市在住の絵本作家で、国内外で活躍する谷口智則さん(36)の絵本原画展が5月20日から、東大阪市荒本北1丁目の府立中央図書館で始まる。温かみにあふれた独特の絵柄と大人の胸にも響くメッセージを込めた作品世界を紹介する。6月1日まで。入館無料。
谷口さんは四條畷市出身で、20歳のときに見たボローニャ国際絵本原画展など海外の作品に刺激を受け、独学で創作を始めた。デビュー作の『サルくんとお月さま』は、2004年の第8回新風舎えほんコンテストで審査員特別賞を受賞。このほかフランスやイタリアでも多くの作品を出版している。12年からは同市観光大使を務めている。
同図書館の原画展では、かわいらしいウサギとサルが主人公の『CACHE CACHE』やピノキオを題材に創作した『PINOCCHIO LA MARIONNETTE DE FER』など3作品を展示する。いずれもフランスで出版され、普段見ることのできない貴重な原画が並ぶ。
谷口さんが特に注目してほしいという『PINOCCHIO〜』は、ピカピカの鉄の体を持つ芝居小屋の操り人形が主人公。働き過ぎて体がさび、主人に追い出されて落ち込むが、コマ回しや空中ブランコを懸命に練習し、動物を魅了するほどのショーを開催。輝く体を取り戻し、そこには大切なものが映っていた…と読み手の想像力をかき立てる内容になっている。原画はピノキオの体に銀色の紙が貼り付けてある。
同図書館所蔵の谷口さんの絵本や創作の原点にもなった作品群も紹介する。
谷口さんは「絵本は大人から子どもまでいろいろな人に自分の思いを届けることができる」と来場を呼び掛けている。
原画展に合わせ、講演会を5月25日の午後2時から開催する。80人を募集(先着順)。申し込み締め切りは同20日。参加無料。
問い合わせは電話06(6745)0170、同図書館の生涯学習事業担当へ。
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あべのなどキューズモール3施設、絵本80冊寄贈、「プリン・ア・ラ・ドーモ!」850円で28日から販売
2014.4.18 16:11
http://sankei.jp.msn.com/west/west_life/news/140418/wlf14041816110015-n1.htm
http://sankei.jp.msn.com/west/west_life/news/140418/wlf14041816110015-n2.htm
商業施設の「あべのキューズモール」(大阪市阿倍野区)▽「みのおキューズモール」(箕面市)▽「あまがさきキューズモール」(兵庫県尼崎市)−の3施設は、あべのキューズモールのマスコットキャラクター「アベーノアベーノ」が登場するオリジナル絵本を製作し、3施設の地元図書館に15冊と市販の絵本65冊の計80冊を寄贈した。
地域貢献の取り組みの一環。キューズモール各施設では、ポイントカード会員が1ポイントを1円として地域に寄付できるシステムを設けており、今回はこのシステムで寄付された6万7935円分などを充てた。
オリジナル絵本は「みんなで作ったら、ええんちゃう!」のタイトル。アベーノアベーノの誕生日を祝おうと、仲間が果物などを持ち寄り、特大のお菓子「プリン・ア・ラ・ドーモ!」を作るというストーリー。あべのキューズモール内の製菓店「パティスリー・ラボ・ツジ」の協力で「プリン・ア・ラ・ドーモ!」のレシピもつけた。
寄付先は大阪市立阿倍野図書館、箕面市立中央図書館、尼崎市立中央図書館。キューズモール3施設を運営している東急不動産SCマネジメント(東京都渋谷区)の担当者は「家族で読んで作って楽しんでもらえれば」としている。
あべのキューズモールの「パティスリー・ラボ・ツジ」では、「プリン・ア・ラ・ドーモ!(ドリンク付き)」を850円で28日から5月15日まで販売する(1日10食)。
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大商大公開講座 きょうから開講 大阪
2014.4.17 02:00
http://sankei.jp.msn.com/region/news/140417/osk14041702000002-n1.htm
大阪商業大(東大阪市御厨栄町)は、市民らを対象にした「第17回公開講座」を17日から今年7月10日までに12回開講する。地域の課題などについて、大学と市民が一緒に考える機会を提供するのがねらい。今回は「地域社会と中小企業」をテーマに、企業経営者らが講師となって解説する。受講は無料。
講座は全回とも木曜の午後2時40分から90分間。17日の初回は「中小企業を取り巻く金融環境について」をテーマに、京都中央信用金庫審査部の百武健一部長が解説。2回目以降もソフトウエア開発会社の経営者や府の中小企業対策担当者など多彩な顔ぶれが講師を務める。
定員は各回100人(申し込み順)。初回は当日申し込みも可。問い合わせは同大学学修支援課(電)06・6785・6297。
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遠隔授業 3000人に門戸
2014年04月18日
http://www.yomiuri.co.jp/local/osaka/news/20140418-OYTNT50029.html?from=yartcl_blist
◇株式会社運営の通信制高校 キタに開校
大阪・梅田に定員3000人の通信制高校「ルネサンス大阪高等学校」(北区芝田)が今月、開校した。府内初の株式会社による運営で、初年度は編転入生を含めて約300人が学ぶ見込みだ。タブレット端末などを使った遠隔授業が中心で、不登校などで通学が難しかったり、芸能活動など学業以外に専念したかったりする生徒の新たな進学先として期待される。(桜井悠介)
茨城県などで同様の学校を運営する株式会社「ルネサンス・アカデミー」が開学した。学校は、一般的には国や自治体、学校法人しか設置できないが、株式会社による運営を認める「教育特区」を府と大阪市で昨年5月、内閣府に申請。認定を受けた。
授業は、自宅などで、タブレット端末やパソコンを使って行う。教科書の内容を解説した動画を見て、出題された問題の解答を送信すると、教師による添削や解説が受けられる仕組み。通学は年10日程度で、実技などの授業やテストを受ける。
担任もおり、電話やメールで授業の補足説明が受けられるほか、大学への受験指導もある。運動場や体育館はないが、校内には、簡単な運動スペースや図書室、保健室が備えられている。
同社では3校目の設置。全日制に進学したがなじめず、転入したり不登校になったりする生徒以外に、海外でのスポーツ活動、芸能活動などに時間を充てたいと希望する生徒の受け皿になっている。
全日制から転入した2年の女子生徒(16)は「授業についていくのが大変で、自分のペースで勉強したかった」と打ち明ける。通信指導に加え、指定の制服を着て毎日通学するコースもあり、同校は「卒業だけが目的ではなく、学校生活も楽しめる」としている。
新入生や高校を中退した編入生は4月と10月、他校からの転入生は随時募集中。奥平博一教頭は「学習のペースや時間の使い方を自ら決め、個性を伸ばすことができる学校。高校選びの選択肢に加えてほしい」と話している。問い合わせは、同校(0120・816・737)へ。
2014年04月18日
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「タニマチ」発祥の地らしい文化支援…「官を恃まず」精神で生き残れ 社会部長・佐藤泰博
2014.4.20 07:00
http://sankei.jp.msn.com/west/west_affairs/news/140420/waf14042007000001-n1.htm
開場30周年を迎えた国立文楽劇場(大阪市中央区)の4月公演(27日まで)がにぎわっている。お目当ては、人形浄瑠璃文楽の太夫(浄瑠璃語り)の最高峰で、人間国宝の竹本住大夫(すみたゆう)さん(89)。5月の東京での公演を最後に引退することを決めており、大阪では最後の舞台だからだ。上方(大阪)発祥の伝統文化である文楽にとって、長年にわたって牽引(けんいん)してきた第一人者がいなくなることも一大事だが、それよりも深刻な問題に直面している。
発端は大阪市の橋下徹市長が「文化についても努力に応じて助成することを基本にしたい」として文楽協会への補助金の見直しを表明したことだ。平成25年度から文楽劇場の観客数によって補助金額を増減させるインセンティブ方式が導入された。満額の補助金(3900万円)を受給するために必要な観客は10万5千人以上。しかし、結果は10万1204人にとどまり、補助金は700万円以上減額されてしまった。
厳しさが変えた
文楽だけでなく、大阪市音楽団を民営化するなど、橋下市長は文化に対しては、一貫して「自立」を求めている。橋下市長は、一昨年に文楽を観劇した際に「人形劇なのに(人形遣いの)顔が見えるのは腑に落ちない」「演出をもっと工夫すべき」などと発言した。こうした橋下市長の姿勢については「文化に対して無理解」という批判も確かにある。だが、一方で、保護されるのが当たり前だと思っていた感のある文化団体などに、こうした厳しさが気づかせてくれたことも多かったのではないだろうか。
補助金削減問題に直面するまで、活発な動きを見せていなかった文楽協会にも変化が生まれた。平成25年度は大阪空港ロビーや泉佐野市の酒蔵などで協会主催のミニ公演を計9回開催。さらに阪急百貨店の祝祭広場やクリスタ長堀でもPRキャンペーンを行った。問題前は一度もなかったことであり、“生き残り”をかけて試行錯誤を繰り返している。
他の文化団体も新たな取り組みを始めている。
「団体がやるべきことをやってこなかった面があり、橋下市長の問題提起は評価する」
こう話すのは、大阪を拠点とするバロック音楽専門の室内楽団「日本テレマン協会」の中野順哉代表だ。
「文化は保護されるだけの存在ではなく、地域社会にも貢献できるはず」という言葉を実証するように、音楽がもたらす共感を糸口にコミュニティー再生を図ろうと、ベッドタウンでの無料コンサートに乗り出している。
大阪のイメージアップにつなげようと、米国やドイツなど在阪の領事館の協力も得て領事公邸などでサロンコンサートを開き、文化を通じた国際交流にも取り組み始めた。
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>>2091
http://sankei.jp.msn.com/west/west_affairs/news/140420/waf14042007000001-n2.htm
http://sankei.jp.msn.com/west/west_affairs/news/140420/waf14042007000001-n3.htm
中野代表は「(文化団体も)従来型の発想では生き残れないのでは。文化だけが持つ力をもっと生かしていきたい」と話す。
経済にも不可欠
大阪の文化を支えようという動きは経済界からも出てきた。
民間からの寄付金をもとに関西の芸術・文化活動を支援する「アーツサポート関西」(ASK)が今月設立された。代表発起人の一人でASKの運営委員長を務める、関西経済同友会の鳥井信吾・代表幹事(サントリーホールディングス副社長)は「企業家は文化にも造詣が深かったが、バブル崩壊のころから、文化や教養を語れば変わったふうに見られ口にしなくなった。経済と文化にとって『失われた25年』だった」と話す。
さらに鳥井代表幹事は「経済にとっても文化が不可欠だ」と指摘する。これまで技術者には専門知識だけが必要だったが、今は専門知識とともに教養と感性が求められており、文化こそが関西を成長させる起爆剤だという。
「かつて『たにまち』と呼ばれる町衆が、自らの趣味や使命感で文化をサポートしていたのが大阪。そんな歴史を持つ大阪から始めたい」(鳥井代表幹事)。そう、“お上(かみ)”なんかに頼っていては、大阪の街を築いてきた町衆の名折れである。それぞれが何かできることを探すべきだろう。
関西財界トップが先頭に立っていただけるのは心強い。そこで在阪の企業にお願いしたいことがある。大阪の企業が海外からきた顧客や取引先を歓迎する際は、単にホテルなどでパーティーを開くだけではなく、少し日程に余裕を持たせて文楽やコンサートを観賞してもらい、大阪の「文化力」をアピールしてもらうことはできないか。
もちろん、われわれも仕事帰りに居酒屋で憂さを晴らすばかりではなく、月1回ぐらいは劇場などに足を運べば、大阪はもっと魅力的な街になるはずだ。
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年収3分の1「200万」、それでもオーディション「60倍」…「大阪市音」橋下改革でも応募する若手音楽家たちの情熱
2014.3.6 07:00
http://sankei.jp.msn.com/west/west_life/news/140228/wlf14022815310028-n1.htm
http://sankei.jp.msn.com/west/west_life/news/140228/wlf14022815310028-n2.htm
大阪市の改革により4月から民営化される大阪市音楽団(市音)の約10年ぶりとなるオーディションが2月に行われた。民営化に伴う人件費カットで年収はこれまでの3分の1以下となる200万円弱にもかかわらず、人気の高い楽器パートの競争率はなんと約60倍。情熱のある若き音楽家たちが集まったのだ。楽員の平均年齢48・2歳という市音では「才能ある若手の加入で質の向上を図りたい」と起死回生を狙う。
(安田奈緒美)
基本給14万円でも「やりたい」
2月の12、13の両日、大阪市中央区の楽団事務所に全国各地から20代の若い演奏家が集まった。
今回、市音が募集したのはクラリネットとフルート、トランペット、チューバの4パート。それぞれのパート1人から若干名の募集人数に対して53人、27人、46人、58人が応募して会場に集まった。チューバの競争率は実に58倍という狭き門だ。
基本給は月14万円(退職金なし)。年収はこれまでの平均の3分の1以下となる200万円にも満たない金額だが、それでも倍率は他のオーケストラのオーディションに引けを取らない数字になった。
募集要項では「作文」も課せられ、最終面接では「新体制では楽員自らが営業や業務管理などの実務もこなさなければならない」ことに対する覚悟を問いかけた。
多くの応募者が「中学時代からの憧れの楽団」「学校で吹奏楽指導を受けてからずっとファンだった」などと低収入何するものぞの意気込みを熱く語っていたという。
重い市の予算負担
橋下徹市長の市政改革をうけて民営化が決まった市音だが、橋下市長就任以前から、予算の引き締めは大きな課題だった。
平成22年度の予算によると、活動費などの経費の歳出額約9100万円のうち、入場料収入などで補えるのは約4800万円で、残りは市が負担した。これとは別に、所属する市職員44人分の人件費約3億8700万円があり、これは市が全額負担。市の予算負担はかなり重かった。
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>>2093
http://sankei.jp.msn.com/west/west_life/news/140228/wlf14022815310028-n3.htm
運営経費の引き締めのため、市がとった策が新規採用の停止。平成16年9月に採用したのを最後にオーディションを行っていなかった。これが悪循環を招き、楽員の「高齢化」が進む(現在48・2歳)。在阪のほかのプロオーケストラで最も平均年齢が高いのは関西フィルハーモニー管弦楽団の46歳だが、それよりも2歳高い。
さらに、民営化が取り沙汰された24年前後から、より安定した環境の他楽団や大学に楽員が移るケースも増えた。現在、32人いる楽員のうち6人が市職員として大阪市に残るためさらにメンバーが減ることになる。
質を維持しながら独り立ちの態勢作り
延原弘明団長は「高齢化や楽員の流出は演奏の質の低下につながってしまう」と懸念。創立90年以上を誇る名門楽団として体制を維持するには若い新楽員の加入が必要だ。
大阪市は市音に対して民営化から3年間に限って計約3億4千万円を助成することを決めている。このモラトリアム期間中に、市音は「質」を維持しながら独り立ちできる態勢を整えなければならない。
延原団長は「演奏の質が低くなれば営業もできない」と改めて若い人材の確保の重要性を強調する。金はない、でも新しい人材は必要−。そんなジレンマから、低収入での新規募集をかけたのだった。
「年収は低いですがそれでも市音で音楽を奏でたいという人がこんなに大勢集まってくれた。新しい音を新しい楽員と一緒に作っていけたら」
3月にはさらにオーボエやサックスなど4パートのオーディションを実施する予定という。
「なくなれば困るのは僕」宮川さん
「世間では市音が困っているから優しいおじさんが手をさしのべたようにとられているかもしれませんが、全く逆なんです」
4月から音楽監督に就任する人気作曲家の宮川彬良さんは「市音がなくなれば困るのが僕だから。ここに僕の音があるんです」と話す。
市音の魅力は、楽員が一体となって作り上げてきたアンサンブル力。「僕が作曲した音楽、構造をぱっと表現してくれる。世界でも知られるプロなのに、どんな時もてらいなく熱く演奏してくれる」と評価する。
その彼らが今、練習時間を割きながら営業や規約改正など民営化に向けての事務作業にあたっているのを目の当たりにしてきた。
「鉛筆なめなめ慣れない経理もして、一生懸命になって『これで市長にほめられる』とか言いながら」
4月にいよいよ民営化を迎える市音。伝統の名門楽団の「名」と「実」を維持するために、新団員確保以外に、練習時間の確保も急務となっている。
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■「大阪市音楽団…『民営化』の船出」 2014/04/08 放送
http://www.mbs.jp/voice/special/201404/08_post-483.shtml
全国唯一の自治体音楽団だった、「大阪市音楽団」をご存知でしょうか。
給料が激減しても、音楽に生きることを決めた団員たちの激動の2年を追いかけました。
大阪市音楽団、通称「市音(しおん)」。
日本屈指の吹奏楽団ですが、この日、新たなスタートを切りました。市の直営から民間団体になったのです。
バリトンサックスの高畑次郎さん(41)。
高畑さんら楽団員の身分も、市の職員・公務員から民間人になりました。4月から給料も激減です。
<高畑次郎さん>
「少なくとも、いまのモチベーションを維持しながら、とにかく今、飛び込むしかないなと」
市音の歴史は古く、前身は陸軍第四師団の音楽隊。
およそ90年前に市に移管され、大阪万博でも演奏を披露した日本で最も古い楽団とされます。
市音は、これまで無料での音楽教室や学校の吹奏楽部の指導など、大阪市の教育の一部分を担ってきました。
<指導する 高畑次郎さん>
「頭でリズムを感じようとすると、余計わからなくなる、体で(リズムを)取りましょう」
<練習生の男性>
「小さい時に、学校に(市音が)来てくれたりして、僕がクラシックとか好きになるきっかけだった」
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>>2095
しかし、この2年で環境は激変しました。
<大阪市 橋下徹市長・2012年1月>
「(市音について)1から考えます。存続という結論ありきでは考えません」
大阪市の橋下市長は、就任直後から「市が音楽団を抱える必要はない」と主張。
直接面談で、高畑さんは楽団の存続を訴えました。
<高畑次郎さん・当時>
「世界的に見ても、ここまで吹奏楽が発展・普及している国はないと思いますので、一定の行政がかかわるべき意味合いがあるのかなと」
しかし、民営化の流れは止めることはできず、市は4月から市音を組織から分離し、一般社団法人にすることを決めました。
民営化が決まり、知名度アップを図ろうとゲリラライブも。警備員の格好で棒を振るのは副団長です。
梅田のグランフロント前で、道行く人にアピール。この動画はインターネット上で24万回再生されました。
3月21日、市直営として最後のコンサート。
楽団員は市の職員をやめて団に残るか、別の部署で事務職員になるかの選択を迫られました。
公務員だった楽団員の平均年収は800万円、4月以降は300万円前後に激減します。
32人のうち6人が音楽団を離れ、高畑さんは残る決断を。
夫婦2人暮らしの高畑さん、クラリネット講師の妻の収入と合わせて何とか生計をたてることにしました。
<高畑次郎さん>
「今まで以上に節約もしなくてはいけないと思うのですけど、家のローンとかもありますので。どちらの道を進んでも、同じぐらい苦労するんだと思うんですけど。同じ苦労するなら『音楽の道』を選びたいなと」
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>>2095、>>2096
3月下旬。引っ越しの準備が行われていました。
民間になると、大阪城公園内にある事務所は年間2,000万円もの家賃を市に払わないといけないため、移転することになったのです。
市職員の象徴とも言える作業着とはお別れです。
<高畑次郎さん>
「結構、力仕事とか作業の時に使っていました」
歴史ある音楽団だけに、お宝ともいえる数々の資料が。
<楽団員>
「おそらく、軍楽隊の時からあるものを引き継いだ」
昭和初期に録音された、前身の陸軍軍楽隊時代のレコードも見つかりました。そして、高畑さんら楽団員に辞令が渡されました。
<高畑次郎さん>
「『本職を免ずる』ですね」
市職員を免職です。
<高畑次郎さん>
「あっけないな、という感じは正直しましたけどね。もちろん公務員としては31日で終わったんですけど、音楽団の団員としては、気持ちとしては基本は変らないつもりです」
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>>2095、>>2096、>>2097
そして、4月3日。新しい事務所を大阪南港のATCに移し、市音が再スタートしました。
<神主>
「大阪市が掲げる市政改革プランに基づき〜」
賃料は前の事務所の半分の年間1,000万円ですが、練習場兼コンサートホールもあります。
9人の新メンバーも入団。 年収は180万円ですが、楽器によっては60倍の競争率があったといいます。
自立のためには、稼がないといけない。
1番の目玉は、「マツケンサンバII」の作曲などで知られる宮川彬良さんの音楽監督就任です。
この日、市音のメンバーは新しい練習場で、観客を前に初めて音を出しました。
<客席に 宮川彬良さん>
「拍手はどうした、拍手は!」
これまでに何度も市音を指揮し、コンサートをしてきた宮川さんは、この楽団がさらに飛躍できる可能性を感じています。
<宮川彬良さん>
「わかりやすくいうと、市音は“ジャーン”と音がする。ビリビリビリって、感動は心の中が揺さぶられるものだから、ピューじゃなく、ジャーンといってくれないとね。重要なところは、彼らは全部外さない」
<市音・バリトンサックス 高畑次郎さん>
「大阪市音楽団と“大阪市”という名前がついている以上は、地元に密着、地域に密着した活動をしっかりしながら、全国にアピールしていきたいなという思いがあります」
会場に鳴り響く、新生・市音のサウンド。90年の歴史を背に、新たな一歩を踏み出しました。
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クラシック演奏 親子連れ楽しむ
2014年04月21日
http://www.yomiuri.co.jp/local/osaka/news/20140421-OYTNT50088.html?from=oytop_ymag
クラシック音楽を気軽に楽しんでもらおうと20日、大阪市福島区の区民センターで親子連れを無料招待した「キッズコンサート」が開かれ、約400人が弦楽四重奏のハーモニーを堪能した。
5月13〜21日に同市中央区のいずみホールで開く「大阪国際室内楽コンクール&フェスタ」の主催団体・日本室内楽振興財団が企画。20日は、同コンクールで入賞歴のある弦楽四重奏団「クァルテット・エクセルシオ」が、モーツァルトの人気曲「アイネ・クライネ・ナハトムジーク」や「ドレミの歌」、民謡「八木節」などアンコールを含め計10曲を演奏した。
合間には、バイオリンやビオラなど各楽器の音域などの解説も。参加者は足踏みをしたり、手拍子をしたりして楽しんだ。
長男(3)と参加した吹田市の女性会社員(32)は「子供も最後まで飽きずに楽しめた」と話していた。
2014年04月21日
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古民家で木管五重奏 服部緑地の博物館 大阪
2014.4.21 02:02
http://sankei.jp.msn.com/region/news/140421/osk14042102020003-n1.htm
豊中市服部緑地の日本民家集落博物館で20日、「みんかの音楽会」が開かれ、見学客らが古民家の板間でくつろぎながら木管五重奏を楽しんだ。
宮崎県から移築された「日向椎葉(ひゅうがしいば)の民家」の客間がコンサート会場。センチュリー・ユースオーケストラ(豊中市)の女性奏者5人がフルート、クラリネット、オーボエなどの楽器の音を順番に披露したあと、ディズニー映画や日本のアニメソング、クラシックなど約30曲をメドレーで演奏した。
訪れた人たちは、いろりを囲んで座ったり、柱に背中を持たせかけたりして、演奏に聴き入っていた。
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東京五輪に合わせ新美術館
04月23日 18時24分
http://www3.nhk.or.jp/kansai-news/20140423/3901491.html
大阪市は幹部会議で北区中之島に新たに建設する美術館について東京オリンピックの開催に合わせて2020年度のオープンを目指す方針を決めました。
大阪市は都市の魅力をさらに向上させようと北区中之島に近現代の美術品の展示を中心にした新たな美術館を建設する方針を決めています。
橋下市長も出席して開かれた市の幹部会議で美術館をオープンさせる時期について検討し大阪にも各国の観光客を呼び込みたいとして東京オリンピックの開催に合わせて2020年度を目指す方針を決めました。
展示内容は大阪出身の西洋画家、佐伯祐三の作品などを生かし大阪と世界の近現代美術をテーマにするとしています。
大阪市は年間59万人の来館を見込んでいて美術館の建物のデザインなど具体的な検討を進めていくことにしています。
また会議では先月末で廃校になった港区の市立市岡商業高校の跡地に地域の要望を踏まえ大学を誘致することも決めました。
>先月末で廃校になった港区の市立市岡商業高校の跡地に地域の要望を踏まえ大学を誘致することも決めました。
これに関して・・・
■大阪市 高校跡地に「大学誘致」目指す
http://www.mbs.jp/news/kansaiflash_GE000000000000004513.shtml
大阪市は、おととし廃校となった大阪市港区の商業高校跡地に、大学を誘致する方針を決めました。
大阪市は現在、使われていない市の土地の売却を進めていて、23日の幹部会議で、港区弁天の市岡商業高校の跡地に大学を誘致する方針を決めました。
市岡商業高校は、おととし、他の商業高校2校と統合され廃校となり、およそ2ヘクタールの土地が使われないままとなっていました。
地元から、跡地をマンション建設ではなく、街のにぎわい作りに活用して欲しいと要望が出ていたため、大阪市が土地売却に向けた事業者説明会を開いたところ、6つの学校法人が参加し、大学誘致が可能と判断しました。
市は7月までに売却の条件を決め、11月には入札を行う方針です。 (04/23 11:57)
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旧市岡商跡地に私大誘致 大阪市方針
2014年04月24日
http://www.yomiuri.co.jp/local/osaka/news/20140424-OYTNT50071.html
◇学校法人限定で11月入札
大阪市は23日、廃校になった同市港区の旧市立市岡商高跡地(約1万9400平方メートル)を、私立大学を開設する学校法人に入札を行った上で売却する方針を決めた。跡地東隣にはJR大阪環状線弁天町駅と、併設する複合施設「オーク200」があり、市担当者は「大学を誘致すれば、まちのにぎわいにつながる」と期待している。
同高は旧天王寺商、旧東商と統合再編され、2014年3月に廃校となった。跡地利用を検討してきた市は昨年12月〜今年2月、民間事業者へ意向調査を実施。跡地利用の提案があった事業者4者のうち、学校法人2者から大学開設を希望する意見があった。
一方、地元からも今年3〜4月、大学誘致を求める要望書や意見が相次いだことから、市は「4年制大学や大学院を開設する学校法人」に参加を限り、跡地売却の入札を行うことにした。
市は、7月に入札の募集要項を発表し、11月に入札を実施する予定。
2014年04月24日 Copyright © The Yomiuri Shimbun
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中之島新美術館 2020年開館目標
2014年04月24日
http://www.yomiuri.co.jp/local/osaka/news/20140424-OYTNT50073.html?from=yartcl_blist
◇大阪市が整備方針案確認
大阪市は23日、国から購入した大阪市北区中之島の大阪大医学部跡地(約1万6900平方メートル)に建設する新美術館を、大阪の新たな観光拠点施設と位置づけ、東京五輪が開催される2020年までの開館を目指すことを決めた。
この日の幹部会議で、開館の目標時期を盛り込んだ整備方針案を確認した。
方針案では、美術館の基本理念を「大阪と世界の近現代美術」と設定。19世紀後半以降の代表的な日本と海外の美術作品約4700点をそろえ、東洋美術の名品を集めた市立美術館(天王寺区)との差別化を図る。
常設・企画展示室など延べ床面積計約1万5000平方メートルが必要で、整備費を121億円と試算。追加費用を圧縮するため売店や喫茶店など来場者向けの施設の建設、運営を民間事業者に任せることを検討する。
市は今後、議会の議論などを踏まえ、9月までに正式に整備方針を定める。
2014年04月24日 Copyright © The Yomiuri Shimbun
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【おおさか新発見】
中之島に帰った新生大フィル 大阪の顔として再スタート
2014.4.25 16:00
http://sankei.jp.msn.com/west/west_life/news/140425/wlf14042516000019-n1.htm
http://sankei.jp.msn.com/west/west_life/news/140425/wlf14042516000019-n2.htm
【問題】関西を代表するオーケストラ、大阪フィルハーモニー交響楽団は今年4月から本拠地を中之島のフェスティバルホールに戻しました。同時に新しく首席指揮者に就任したのはだれでしょう?
(1)朝比奈隆 (2)井上道義 (3)大植英次 (4)佐渡裕(想定問題)
大阪の音楽ホールといえば、真っ先に浮かぶのが中之島のフェスティバルホール。クラシック音楽からポップスまで幅広いジャンルの公演が行われ、大阪人には親しみのあるホールだ。
平成25年4月、そのフェスティバルホールがビルの建て替えを経て復活。今年4月から11年ぶりに大阪フィルハーモニー交響楽団の本拠地として再スタートを切った。「大阪の中心地にあり、音響技術の粋を集めた施設」と同楽団広報チーフの磯島浩彰氏は話す。
大フィルは昭和22年、朝比奈隆を中心に創立。朝比奈時代の55年間はドイツ、オーストリア系の重厚なサウンドが代表的だった。後任の音楽監督、大植英次氏は街中の音楽祭「大阪クラシック」をプロデュースし、クラシックを身近な存在にした。現在は桂冠指揮者に就任。その後を引き継いだのが井上道義氏だ。東京生まれの67歳。大フィルとの共演は長いが、「粉もん文化だけではない新しい大阪の顔になるのであれば」と首席指揮者を引き受けた。したがって正解は(2)。
4月4、5日、就任披露を兼ねた定期演奏会が行われ、筆者も大フィルを初体験した。1曲目は有名なチャイコフスキーのバイオリン協奏曲。いま話題のバイオリニスト、神尾真由子さんが世界レベルの腕前を披露。繊細かつ柔らかな音色とスケールの大きな演奏に会場全体が魅了された。
埼玉から来た男性は「チャイコフスキーをよく聴くが、第2楽章からは今まで聴いたことのないゆったりした表現で驚いた」と、興奮気味に話していた。
2曲目は井上氏が最も愛するショスタコーヴィチの交響曲第4番。のっけからシロフォンの鋭い響きが炸裂(さくれつ)し、管楽器や弦楽器に負けない存在感で打楽器がリズムを刻んでいく。大迫力のサウンドはクラシックというよりハリウッド映画のエンターテインメント大作のよう。1時間におよぶ壮大な音楽の世界にすっかり引き込まれてしまった。
磯島氏によると「知名度は低いが、オーケストラの醍醐味(だいごみ)を味わえる曲」という。演奏し終わった後、観客に向けて作曲家の偉大さをたたえた井上氏。踊っているようにも見えるコミカルで情熱的な指揮姿も印象的だった。
大フィルは年20公演の定期演奏会に加え、今年から仕事帰りでも間に合う公演も行う。新たなファンの開拓が目的だ。
行政支援の打ち切りなど厳しい環境下での船出だが、井上氏率いる新生大フィルの新たなチャレンジに期待したい。
(ライター 橋長初代)
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「来年夏 東京裁判の展示を」
04月25日 23時28分
http://www3.nhk.or.jp/kansai-news/20140425/3289652.html
大阪市の橋下市長は、25日、記者会見で、来年夏に開く方針の近現代史に関する展示会について、終戦から70年の節目を迎えることから、「東京裁判」をテーマにしたものにする考えを示しました。
大阪市は、橋下市長の意向を踏まえ、来年度、平成27年度中に、近現代史を学べる施設を設置することを目指していて、設置前の来年夏には、市が主催して、近現代史に関する展示会を開く方針です。
展示会について、橋下市長は、25日、記者会見で、「来年は、戦後70年の節目なので、内容は東京裁判にしたい。東京裁判は、子どもたちにとって、他国の国民だけでなく自分の命も粗末にしてはいけないと考える最大の教材になる」と述べ、「東京裁判」をテーマにしたものにする考えを示しました。
そして、橋下市長は、「専門家と議論した結果、東京裁判が一番適切だという意見だった。さまざまな団体から批判が来るのは間違いないが、日本のためになる」と述べました。
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近大生が開発 限定ランチ
2014年04月27日
http://www.yomiuri.co.jp/local/osaka/news/20140427-OYTNT50030.html?from=yartcl_blist
◇グランフロント1周年 栄養に配慮
JR大阪駅北側の複合施設「グランフロント大阪」(大阪市北区)が26日にオープン1周年を迎えたのを機に、出店する養殖魚専門料理店「近畿大学水産研究所」が、栄養学を学ぶ農学部学生約50人の開発メニューを登場させた。栄養バランスの良さと見た目の美しさが特徴で、出店する近畿大は「お客さんの反応を踏まえ、体に優しく、見て楽しいメニューに発展させたい」としている。(上田友也)
学生たちが昨年12月から料理人と相談しながらアイデアを練ったランチメニュー「近大花かごいけす御膳」。健康によいとされる食材の頭文字を取った「ま・ご・わ・や・さ・し・い」をヒントに、豆やごま、わかめなどの海藻類、野菜、魚、シイタケなどのキノコ類、イモを食材に使っている。
養殖マグロの生け簀(す)をイメージしたかご形の器に、マグロの造りやマグロのハンバーグ、酢の物やサラダ、煮物など計8種類の料理が盛られ、豆ごはん、みそ汁、黒豆プリンも付いて税込み2200円。同店のランチメニューの価格帯(1200円〜2480円)でも高めだが、初日は準備した20食が10分で完売した。
5月31日までの限定メニュー。ただ、人気が続けば正式なメニューに昇格する可能性もある。同店は世界で初めて完全養殖に成功したクロマグロ「近大マグロ」が話題となり、連日開店前に行列ができる人気店。開発に携わった学生リーダーの3年、西野修平さん(20)は「勉強の成果を多くの人に披露できる貴重な機会。励みになる」と話していた。
2014年04月27日 Copyright © The Yomiuri Shimbun
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文枝さん、300作の夢 挑む 「次は創作落語」
2014年4月27日
http://www.nnn.co.jp/dainichi/news/140427/20140427009.html
1年8カ月、122公演にわたる襲名公演全国ツアーを3月に終えたばかりの落語家、桂文枝さんが、今度は創作落語300作を目指す。新旧問わず創作落語を披露する「創作落語の会」(30日、天満天神繁昌亭)=大阪市北区=を皮切りに、年内だけで10作以上のネタ下ろしを予定。「7年ほどかけて、喜寿の年に達成できたら」と大きな夢に挑む。
「襲名公演を終え、ちょっとゆっくりしようかと思っていたが、マネジャーに提案され、300作を目指すことにした」という文枝さん。「余計なことを言うてもうたと反省する」と苦笑いするが「やる限りは面白いものを作る」と真摯(しんし)に向き合う。
ライフワークとして創作落語を数多く生んできた。同会も文枝さんが中心となって1981年から不定期開催してきたが、4月からは毎月開く。30日に披露する「屋上の使い途(みち)」は、235作目で、斜陽企業が屋上を使ってひともうけしようとたくらむ筋書きだ。
時事ネタを盛り込んだ作品も多かったが、最近は「百田尚樹さんの作品が面白く、落語化を了承してもらった」と明かし「人の書かれた本を落語にしたい」と構想を練る。
「新ネタを作っているときは創作モードになり、ネタが思いつきやすい。達成したら、次は400を目指してしまうかも」と情熱は尽きない。「これからは、つないでいくことがテーマ。若い人にやってほしい話、若い人が出てくる話なども手掛けたい」と語る。
30日は午後6時半開演。桂三度さん、月亭遊方さん、桂あやめさん、笑福亭福笑さんが出演。前売り3千円、当日3500円。問い合わせはチケットよしもと、電話0570(550)100。
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>>2015 津川雅彦氏が主演を努めた映画「プライド」の監督を務めた水島総・チャンネル桜代表を通じてその人脈で監修者を集い、
って橋下は東京裁判を肯定してんのかい!?
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>>2101>>2107 市岡商業は文枝の母校だったっけ。それだからと言って関大の1学部等より、大阪女学院の発祥地があのあたりだからふさわしそうだ。
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湯川博士愛用の黒板が阪大に…米大から寄贈
2014年04月30日
http://www.yomiuri.co.jp/osaka/news/20140430-OYO1T50019.html
日本人で初めてノーベル賞を受賞した湯川秀樹博士が65年前に物理学の研究に使っていた黒板が米国の大学に保存されていることがわかり、湯川博士が戦前に研究していた大阪大に寄贈された。5月2、3日の大学創立記念行事「いちょう祭」で一般公開される。
大阪大理学部の橋本幸士教授(素粒子論)によると、黒板(縦1・34メートル、横3・77メートル、約150キロ・グラム)は、約90年前の米国製。湯川博士が、ノーベル物理学賞を受賞した1949年当時に在籍していたコロンビア大時代、自らの研究室で愛用し、数式を書き込みながら研究者同士での議論に使っていたという。
湯川博士が帰国後、同じ研究室を引き継いだ教授が使い続けていたが、コロンビア大学の改修工事に伴い、湯川博士が33年から6年間研究していた大阪大(当時は大阪帝国大)が今年2月、譲り受けた。湯川博士は35年、ノーベル賞の受賞対象となった「中間子論」を提唱した。
黒板は、大阪大豊中キャンパス(大阪府豊中市)内の理学研究科H棟7階コミュニケーションスペースに設置され、学生らが自主ゼミで使っているという。橋本教授は「最初は恐る恐るだったが、とても書きやすい黒板で、湯川先生も使っていたと思うと刺激的。新しい発見がどんどん生まれそう」と話す。一般公開も同スペースで行われ、入場無料。
中間子論
湯川秀樹博士が1935年に提唱。原子核を構成する陽子や中性子を結びつけている力は、「中間子」という粒子がやりとりされることで伝わると理論的に予言した。47年に英国の物理学者によってその存在が確認された。
2014年04月30日 Copyright © The Yomiuri Shimbun
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新進音楽家競演会「声楽の部」新人賞に日隈さん なにわ芸術祭
2014.4.30 22:07
http://sankei.jp.msn.com/west/west_life/news/140430/wlf14043022070029-n1.htm
第51回なにわ芸術祭のクラシック音楽コンクール「新進音楽家競演会」(産経新聞社など主催、大阪製紙、近鉄タクシー協賛)の声楽の部が30日、大阪市北区のサンケイホールブリーゼで行われ、新人賞にソプラノの日隈(ひのくま)葉子さん(22)=神戸市、大阪音楽大卒=が選ばれた。
1次予選を通過した20人がそれぞれ自由に選んだ曲目を披露。幸田浩子さん(ソプラノ)、田中勉さん(バリトン)、日下部吉彦さん(音楽評論家)、大田美佐子さん(神戸大学大学院准教授)らが審査した。
新人奨励賞には、ともにソプラノの南さゆりさん(24)=大津市、大阪音楽大大学院1年=と、繁(しげ)祐貴子さん(34)=京都府城陽市、神戸女学院大卒=が選ばれた。
1日には同ホールで器楽の部が行われる。
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河内愛した今東光 直筆原稿2700枚、八尾に資料館開設 大阪
2014.5.1 02:02
http://sankei.jp.msn.com/region/news/140501/osk14050102020001-n1.htm
直木賞作家で八尾市の天台院住職を長年務めた今東光(こんとうこう)(1898〜1977年)の足跡などを紹介する「今東光資料館」が30日、同日オープンした八尾市の市立八尾図書館(同市本町)内に開設された。資料館は約2700枚の直筆原稿や、チラシや書籍、ポスターなど関連資料約1千点を所蔵。河内・八尾の文化を愛した今東光の素顔を垣間見ることができる。
同館は、年表で生涯を振り返るなどテーマ別に7コーナーで構成。代表作の一つで、昭和40〜43年に産経新聞夕刊で連載され、産経新聞大阪本社の倉庫に保管されていた「東光太平記」の886回分の直筆原稿も本紙から寄贈されている。
今東光は横浜市出身。大正10年、川端康成らと第6次「新思潮」を創刊。その後出家し八尾市に居住、昭和32年「お吟さま」で直木賞を受賞した。大阪の人情などを描き、八尾市を舞台にした「悪名」などで地位を確立した。
八尾市の田中誠太市長は「今東光の文化的活動を通じて、市の魅力を発見する資料館になっている」と話した。
開館時間は午前10時〜午後5時。休館日は月曜日(祝日の場合は開館)と年末年始(12月29日〜翌1月4日)。問い合わせは同資料館(電)072・943・3810。
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湯川秀樹博士愛用の黒板を公開
05月02日 12時26分
http://www3.nhk.or.jp/kansai-news/20140502/4169261.html
日本人で初めてノーベル賞を受賞した湯川秀樹博士がアメリカの大学で愛用した黒板が、ゆかりのある大阪大学に寄贈され学園祭に合わせて公開されています。
この黒板は戦後まもない昭和24年に日本人で初めてノーベル賞を受賞した物理学者の湯川秀樹博士が、当時、客員教授を務めていたアメリカ・ニューヨークのコロンビア大学で愛用していたということです。
高さ1メートル余り、幅4メートルほどで最近までコロンビア大学で使われてきましたが改修工事に伴い「湯川博士の故郷に戻そう」と、今年3月、湯川博士がかつて在籍していた大阪大学に寄贈されました。
豊中キャンパスの研究棟ではきょうからの学園祭に合わせてこの黒板が一般に公開され、大学生などが偉大な功績を生み出した黒板を眺めたり数式を書き込んだりしていました。
理学部1年生の男子学生は「物理学を学び始めたばかりですが湯川博士のようにノーベル賞を取れる研究者になりたいです」と話していました。
この黒板はあす3日まで公開され、その後、大学生などが研究に使うということです。
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金井啓子のなにわ現代考
近大生手作りの米3年目 2014年5月2日農業の未来に若い力
http://www.nnn.co.jp/dainichi/rensai/gendaikou/140502/20140502040.html
緑が濃い季節になってきた。いよいよ田植えの時期である。2013年度まで4年間にわたり近畿大学総合社会学部で客員教授を務めてくださった女優の浜美枝さんの薫陶を受け、「近大農園」あらため「やまぼうし農園」という農業サークルを立ち上げ、福井県おおい町で活動している学生たちにとって、3度目の田植えの時期が近づいている。
これまではうるち米を育て、精米して販売したり米粉にしてシフォンケーキやクッキーを作って売ったりしてきた。今年は初めてもち米を育てるらしい。収穫したら何を作るのだろうか、今から楽しみである。
筆者は、浜さんの授業のお手伝いをしたり、学生たちのサークル立ち上げに際して相談に乗るという形で関わってきた。農業を専門としているわけではない学生たちが、浜さんの授業で農業に関するドキュメンタリーを鑑賞したり、おおい町のコメ農家の松井榮治さん一家のご指導を受けながら少しずつ変わってゆく姿を間近で見るのは、とても興味深い経験だった。
この3月、総合社会学部の1期生であり、農園メンバーの1期生でもある数人が大学を卒業し社会に巣立った。そのうちの一人は、兵庫県で野菜を育てて販売する小さな会社で働き始めた。食べ物の流通に関わる仕事をすることになった人もいる。別の卒業生は農業には直接関係がない仕事に就くけれど、「いずれは農地を手に入れて、仕事をしながら農業もやるつもり」と話していた。そしてもう一人、やはり農業にはつながりがない仕事をすることになった人が、平日しか仕事が入らない職場をあえて選んだ理由は、週末には福井に農業をしに行きたいからだと話してくれた。いま就職活動真っ盛りの2期生たちも、何らかの形で農業に携わり続ける方法を模索しているようだ。
実家が農業に関わりがあるメンバーは非常に少ない彼らの活動が、今後どのように展開していくのだろうか。この国の農業の先行きを占うことにもつながるのかもしれない。
(近畿大学総合社会学部准教授)
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ステージドア
音楽堂通信
これが世界
2014年4月30日
http://www.nnn.co.jp/dainichi/rensai/stage/140430/20140430031.html
大阪国際室内楽コンクール&フェスタ
この冬、フィギュア・スケートの熱戦に歓声をあげた方も多いだろう。世界トップクラスの争いは違う、スター発見はおもしろい、そう実感された方々へ、クラシックのコンクールのお勧めがある。大阪市内での“熱戦”だ。
それは5月にいずみホールで繰り広げられる「第8回大阪国際室内楽コンクール」(13日〜21日)だ。日本室内楽振興財団が1993年から3年ごとに開いているもので、今や「ロンドン、バンフ、レッジオ・エミリアと並ぶ世界をリードする弦楽四重奏コンクールの一つ」と海外で紹介されるほどの高レベル。
今回は弦楽四重奏部門とピアノ三重奏・四重奏部門でなり、18カ国からの応募があった。予備審査を勝ち抜いた10の弦楽四重奏団、11のピアノ三重奏・四重奏楽団がやって来る。どの団体も受賞歴があるなど強者(つわもの)ぞろいである。
「最近、弦楽四重奏と縁遠いなあ」という方もいらっしゃるかもしれない。音楽雑誌の読者アンケート特集を見ると、「好きな弦楽四重奏団」で名前が挙がった上位は解散した過去の名団体ばかり。次世代も育っているのに、情報が更新されていないのだ。
例えば前回のこのコンクールの覇者アタッカ・クァルテットは先日来日し、音楽ファンをあっと言わせた。ぜひ皆さま自身の耳で、注目団体を発掘してほしい。
同時開催の「大阪国際室内楽フェスタ」は愉(たの)しい企画。課題曲や年齢制限はなく編成も自由。審査は聴衆100人が担当(事前応募で決定済み)。民族音楽も大歓迎で、まさにお祭りだ。審査委員長の日下部吉彦さんは「フェスタが既存のコンクールにはない突破口になっているのはうれしい」と語る。まずはこれをのぞいてみるのも一興だ。
期間中はレクチャーコンサートや講座も開かれ、ライブ・ストリーミングも行われる。表彰式の翌21日には同じ会場で、22日は東京で披露演奏会が行われる。
ホールではありとあらゆる言語が飛び交い、楽器を担いだジーンズ姿が闊歩(かっぽ)する。ひとつの団体の所属メンバーがバラバラな国籍であるのはもはや当たり前。「これが世界」と感じるひとときだ。
※問い合わせ=コンクール&フェスタ事務局 電話06(6947)2184
(いずみホール 森岡めぐみ)
いずみホールチケットセンター
電話06(6944)1188(10時〜17時半、日祝休)
ホームページ http://www.izumihall.co.jp/
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2014年05月02日
日本光電 阪大と体内埋め込み型BMI装置実用化へ
http://www.kagakukogyonippo.com/headline/2014/05/02-15638.html
日本光電は体内埋め込み型BMI(ブレイン・マシン・インタフェース)装置の開発に乗り出す。患者の脳に電極を付けて脳信号を計測、その信号を解析することで運動指令や運動意図などを読み取り、ロボットアームや意思伝達装置を動かす医療機器。全身の筋肉が動かなくなる筋萎縮性側索硬化症(ALS)など重度の神経筋疾患患者の生活支援に用いる。現在、大阪大学大学院医学系研究科の研究グループが独自開発を進めており、このほど日本光電が実用化のための共同研究開発に参画することを決めた。研究グループと日本光電は、2018年以降の実用化を目指している。
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データの長期保存を 技術開発進む
5月3日 21時12分
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20140503/k10014211391000.html
情報通信技術の発達で、映像や写真、文書などのデジタル化が企業や官公庁で急速に進められていますが、こうしたデータを1000年先まで保存する技術はまだ確立されていません。
データの長期保存の必要性は日増しに高まっていて、さまざまな方面からの技術開発が進められています。
情報通信技術の発達で、企業や官公庁、一般家庭などでは、映像や写真、音楽、それに文書などのデジタル化が急速に進められています。
中には、核廃棄物や文化財に関する記録や、役所の公文書など長期間の保存が求められるものも多くありますが、こうしたデータを1000年先まで残す技術はまだ確立されていません。
データの長期保存の必要性が日増しに高まるなか、企業や大学などでは、さまざまな方面から技術開発が進められています。
このうち、日立製作所と京都大学の研究グループは、石英ガラスという非常に丈夫なガラス板に情報を記録する技術の開発を進めています。
レーザー光を使って、ガラス板の内部に1000分の1ミリ単位の小さな点を刻んで、平面的にデータを記録し、読み出すときには顕微鏡を使います。
現在は、2センチ四方、厚さ2ミリのガラス板を使った実験が進められていて、市販のDVDと同じくらいの密度で記録できることを確認したということです。
このガラス板は熱にも強く、推定で3億年以上データを残せるということで、数年後の実用化を目指して研究が進められています。
研究チームの1人、日立製作所中央研究所の渡部隆夫主任研究員は、「後世に伝えるべき文化資産の記録や、10万年の保存が必要といわれている高レベル放射性廃棄物の情報、それに役所などの公文書の保存にも使うことができるのではないか」と話しています。
一方、大阪大学や慶応大学などの研究グループでは、「デジタルロゼッタストーン」という1000年間、データを保存できる装置を開発しました。
直径20センチほどの円盤の中に、データを記録する半導体が密閉されていて、酸化や湿気による劣化を防ぎます。
書き込まれたデータは、無線通信で読み出すため、ほかのものと接触しないで済み、摩耗もしません。また、生き物のDNAの中に情報を保存する技術も開発されています。
山形県鶴岡市にあるベンチャー企業の関山和秀代表らは、「枯草菌」という微生物のDNAにデータを保存できることを確認しました。DNAは、A、T、G、Cという4種類の異なる物質が一列に並んで出来ています。
データの記録には、例えば、「Aが0、Tが1」などとあらかじめルールを決め、保存したいデジタル情報をA、T、G、Cで置き換えます。
それを、遺伝子組み換え技術を使って、微生物のDNAの中に付け加えて、データを埋め込むのです。微生物は、寿命が来れば死にますが、DNAは子孫に受け継がれ、組み込んだデータも後世に残される仕組みです。
関山さんは、「DNAは、38億年前から生物が情報を書き込み続けてきた38億年間の歴史がある記録媒体だ。生物は環境が変わっても、適応することもでき、情報を残すことができる。今はまだ読み書きのスピードに課題があるが、それが解決されれば情報の記録に使われる可能性は十分ある」と話しています。
一方、私たちがふだん使っている、ブルーレイディスクやDVDなどの光ディスクは、保存状態が悪いと数年か十数年しかもちません。これを、せめて人が一生、利用できるレベルまで伸ばそうという技術開発も進められています。
光ディスクは、プラスチックの透明な円盤の間に、色素などでできた薄い層があり、そこにレーザーで情報を書き込みます。
しかし、この層が太陽光で劣化したり、ディスク自体が湿気を吸って曲がるとデータが読めなくなります。
このため、パナソニックは、太陽光が当たっても劣化しない物質を開発したほか、金属の膜をつけてディスクが湿気を吸わないようにしたことで、50年間情報を保存できる光ディスクを開発しました。パナソニックの貴志俊法事業部長は、「熱や光、空気中の不純物に対し、いかに強い材料を使うかが長寿命化を実現する鍵だ。100年ほどの寿命を目指したい」と話しています。
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【関西を創る】
(1)官に頼まず! SNSでつながるタニマチ サントリー副社長が仕掛けた平成の「やってみなはれ」
2014.5.4 17:00
http://sankei.jp.msn.com/west/west_economy/news/140504/wec14050417000001-n1.htm
http://sankei.jp.msn.com/west/west_economy/news/140504/wec14050417000001-n2.htm
文楽、オーケストラなど芸術・文化活動に行政は冷たい。ならば市民の手で支えよう。財界の呼びかけで「アーツサポート関西」(ASK)が4月にスタートした。寄付する人が支援先のジャンルや団体などを指定。アーチストとの交流の場も提供するという日本初の寄金。ASKの運営委員長、鳥井信吾・関西経済同友会代表幹事(サントリーホールディングス副社長)に、寄金の意義について聞いた。
文化・歴史が分からないと「良いもの」はつくれない
−『文化と経済は車の両輪』が鳥井さんの持論です
「知識だけでは厳しい国際競争を勝ち抜けない。教養や感性も必要。パナソニックの松下幸之助、ホンダの本田宗一郎、サントリーの鳥井信治郎…。企業家は文化にも造詣が深かった。音楽や美術を愛好しつつ文化的な活動を支援した」
−鳥井信治郎は、おじいさまです
「創業者は商売人とだけでなく大学の先生とも付き合った。文化的な人ではないが、文化人と付き合うのが好きだった。製造業もサービス業も芸術に触れ、異分野の人たちと交流することから独創的な製品やシステムが生まれる」
−サントリーは今も文化振興に熱心です
「ウイスキーとは何か。ビールとは、ワインとは。分かっているようで分かっていない。製法はわかる、時間をかければ技術者にもなれる。が、文化や歴史がわからなければ本当に良いものは作れない。日本はなぜ世界で負けたのか。技術力はある。突き抜けられないのはそんなところに原因があるのではないか」
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>>2120
−株主は利益に直結しない文化に理解がありません
「会社は配当さえ出していればいい。そんな考えでは資本主義は劣化する。今、配当があっても将来、新しい発想が生まれず、人々に喜んでもらえる商品が開発できなければ結局、損するのは株主だ」
「タニマチ」の歴史もつ大阪から始めよう
−ASKのモデルは英国です
「2年前、関西経済同友会で英国を視察した。英国は政府が資金提供するが、使い途を決めるのは『アーツカウンシル』という政府から独立した公的な機関。政治的中立を担保している。ナチスが芸術を政治利用したことへの反省だ」
−ASKの場合は
「かつての大阪には『たにまち』と呼ばれる町衆がいて、自分の趣味や使命感で文化を支援していた。そんな歴史を持つ大阪から始めたい。企業に奉加帳を回すのではなく、大勢の人から少ない額を集める。裾野を広げることで文化活動の定着が期待できる」
−自分の好きな名称で「◯◯寄金」が作れます
「5万円の小口からでも相手を指名して贈ることができる。寄付する人、受ける人のマッチングの仕組みも作る」
−支援先を事業評価するのもすごい
「英国では文化が地域の活性化、経済発展を担うとの考え方が浸透。文化振興は“助成”ではなく“投資”。投資ならば実施後の成果を明らかにするのが当たり前だ」
−寄付者と支援先の交流の場も作ります
「ソーシャルネットワークなんかを活用し、双方向で議論や情報交換ができる仕組みを考えている。東京に進出しなくても大阪から世界に飛び出していける。そんな環境をつくりたい」
「距離を縮める仕掛けが必要だ。アーティストが寄付した人のホームパーティーで演奏する。文楽協会に50万円寄付すれば、移動の費用ぐらいにはなる。学校などで上演できれば未来の鑑賞者を育てられる。ASKは意識を変える運動だ」
(安東義隆)
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グルスキー展 来場者に魅力聞く
2014年05月04日
http://www.yomiuri.co.jp/local/osaka/news/20140503-OYTNT50378.html?from=ycont_top_txt
◇「写真の概念変わる」「観察するほど発見」
大阪市北区の国立国際美術館で開催中の「アンドレアス・グルスキー展」(読売新聞社など主催)では、存命の写真家としては史上最高額となる約3億4000万円で落札された「ライン川 2」や、約3億2000万円で落札された「シカゴ商品取引所 3」などを見ようとファンが会場を訪れている。国際的に高い評価を受けるグルスキー作品の魅力を来場者に聞いた。
会場には、グルスキーさん自身が選んだ51点を展示。落札額だけでなく、最高5メートル超と破格の展示スケールが評判を呼んでいる。
名古屋市の会社員、柴田由布子さん(28)は「引いて撮影しているのに細部まで鮮明。写真の概念が変わった」と語る。レース場でマシンに群がるメカニックを撮影した「F1ピットストップ 4」が印象的だったといい、「タイヤを替える作業など1秒を争う瞬間がぶれていない」と感心する。
松原市の自営業、戸間智也さん(38)は、鉱員の衣服が数多くつり下げられた「ハム、東鉱山」を見て、「カラフルな絵画のようで、見入ってしまった。細かく観察するほど発見があり、楽しくなるのがグルスキー作品の魅力」と話していた。
同展は11日まで。時間は午前10時〜午後5時(金曜日は午後7時。入場は閉館の30分前まで)。問い合わせは同美術館(06・6447・4680)へ。
2014年05月04日 Copyright © The Yomiuri Shimbun
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NTTと阪大ら、量子ビット“ダーク状態”のメカニズムを世界で初めて解明
2014年4月8日(火) 22時45分
http://www.rbbtoday.com/article/2014/04/08/118669.html
日本電信電話(NTT)、情報・システム研究機構 国立情報学研究所(NII)、大阪大学は4月8日、ハイブリッド系の「量子ビット」において、長寿命を持つ隠れた量子状態(ダーク状態)が発現するメカニズムを世界で初めて解明したことを発表した。
「量子ビット」は、量子コンピュータを構成する基本要素。どのような系を用いて量子ビットを構成し、量子的な情報をどのように保持し、量子演算をいかに実行していくかについて、さまざまな方式が提唱されているが、2つの異なる系をハイブリッド化する研究が進んでいる。
今回の発見は、「超伝導磁束量子ビット」と「ダイヤモンド量子メモリ」を組み合わせたハイブリッド系において、「長寿命のダーク状態」の発現するメカニズムを世界で初めて解明。保持時間の長い量子メモリを構成する新しいアプローチとして応用できるものとなる。なお、「ダーク状態」とは、量子力学的干渉性のためにその系から発する信号が打ち消されてしまい、実験的に検出のできない「隠れた状態」を意味する。ダーク状態は、一般に長寿命だが、実験的に検出ができないため、量子情報への活用は難しいと考えられていた。
今回研究チームは、超伝導磁束量子ビット・ダイヤモンド量子メモリのハイブリッド系において、結晶の歪みや磁場ノイズのために干渉が完全には働かず、ダーク状態由来の信号が検出可能であることを理論的に示した。
今後は「ダーク状態」を用いて、実際に量子メモリ動作が可能であることを実験的に実証し、長寿命量子メモリ実現に向けて取り組みを進める。
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みんぱく40歳、大変身 六本木で出張展、外に活路
大村治郎、河野通高
2014年5月3日10時42分
http://www.asahi.com/articles/ASG4S5CV8G4SPTFC00T.html
文化人類学の資料で世界有数の所蔵点数を誇る国立民族学博物館(大阪府吹田市)が、新機軸を相次ぎ打ち出している。年間来館者は右肩下がりで一時13万人台まで落ち込んだが、研究者の顔が見える情報発信などが奏功し、近年は20万人前後まで回復。6月7日に創設40年を迎える「みんぱく」は、「都心」にも攻勢をかける。
■東京で大規模展示、ハルカスで講座
世界各地の仮面、飛行機や魚などをかたどったガーナの棺おけ、インドネシアの葬送用の柱……。
東京・六本木の国立新美術館で開催中の「イメージの力」展(6月9日まで)。みんぱくの所蔵品34万点からえりすぐりの約600点は、人間の想像力と多様性を教えてくれる。
これほど大規模な展示は東京では初めて。みんぱくの須藤健一館長(68)は「東京ではまだ知名度が低い。これを機に東京での展覧会を続けたい」。
高さ日本一のビル「あべのハルカス」(大阪市阿倍野区)では4月、みんぱくの研究者らが講座を始めた。エチオピアの吟遊詩人やインドの婚礼、台湾の伝統的刺繡(ししゅう)……。毎月3回、昼食付きで気軽に「知」の世界に触れてもらう。
みんぱくのある万博記念公園は、大阪都心から電車やモノレールで40分余り。「内」から「外」へ打って出る戦略だ。
大学とのタッグで知名度アップもはかる。
2月に金沢大と人的交流などで、4月には立命館大と食研究でそれぞれ連携協定を結んだ。会見で立命館大の川口清史学長は「世界が注目する食文化研究で最先端を走るみんぱくと共同研究できるのは、百人力だ」と胸を張った。
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“芸術で関西活性化”寄付募る
05月08日 22時58分
http://www3.nhk.or.jp/kansai-news/20140508/4046301.html
芸術活動を通じて関西を活性化させるため活動への寄付を募るパーティーが大阪市内で開かれました。
パーティーは大阪・北区のホテルで開かれ、関西の財界人のほか画家やダンサーなど1600人あまりが参加しました。
パーティーを主催した「アーツサポート関西」は美術や音楽などの芸術活動を通じて関西を活性化させようと先月、設立され芸術活動に取り組む個人や団体を資金面で支援することを目的としています。
パーティーでは発起人の1人で建築家の安藤忠雄さんが「関西から世界に出て行く人がたくさん生まれるようしっかりサポートします」とあいさつしたあと、落語家の桂文枝さんが乾杯の音頭をとってパーティの開催を祝いました。
会場では画家がスケッチブックに描いたデッサンを企業関係者に示して活動内容をアピールするなど財界人や芸術家が交流を深めていました。
「アーツサポート関西」によりますと、パーティーで2400万円あまりの寄付金が集まったということです。
今後、希望者から公募を受け付けて審査した上来年2月以降に支援先を決めたいとしています。
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タニマチ精神は健在 アーツサポート関西本格始動
2014年5月10日
http://www.nnn.co.jp/dainichi/news/140510/20140510044.html
関西財界人の声掛けで4月に発足した、芸術・文化活動を支援する民間組織「アーツサポート関西」(ASK)。資金集めや発足PRを目的に8日、大阪市内のホテルで初めて「チャリティ・ファンドレイジング・パーティ」が開かれ、1650人が参加した。事務局は「関西のタニマチ精神は健在」と手応えを強調する。
文化活動に対する公的支援が絞られる中、民間の力で支援しようと、関西経済同友会の鳥井信吾代表幹事らが代表発起人となり今年2月に設立を発表。「関西・大阪21世紀協会」内に事務局が置かれた。
代表発起人の一人、建築家の安藤忠雄さんは「水の都、大阪から、エネルギーのある街として新しい力をつくりたい。世界へ発信する人が多く出てくるようサポートしたい」と呼び掛けた。
パーティーは同友会の「芸術・文化委員会」メンバーなどを中心に財界人、アーティスト、文化人などに案内が送られ、若手アーティストの現代美術で飾られた宴会場を埋め尽くす人出に。舞台上では、能楽やダンス、音楽演奏が披露され、アーティストの強い意欲を印象付けた。
チャリティーオークションも行われ、発起人らの所有するお宝のほか、アーティストがその場で制作した作品が出品された。文楽に対する500万円の大口寄付などもあり、あわせて2千万円を超える資金が集まり、初年度の目標1千万円を大きく上回った。
事務局は「お金の大小だけでなく、例えば御堂筋に面した会社の玄関ホールを演奏会会場として提供してもらうなどさまざまな支援の方法がある」と説明。
「大きな経済成長が見込めない中、これだけ頑張るアーティストがたくさん関西にいるのに接点がないのはもったいない。自分の目で見てどういった分野を応援したいか選び、アーティストと心の通った親交を持ち、豊かさにつなげてほしい」と話している。
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近大に心理臨床・教育相談センター 大阪
2014.5.8 02:03
http://sankei.jp.msn.com/region/news/140508/osk14050802030001-n1.htm
近畿大は東大阪キャンパス(東大阪市小若江)に「心理臨床・教育相談センター」を開設し、学外からの来談者を対象に業務を始めた。臨床心理士を目指す大学院生の実習教育の場として活用する。
近大は今春、大学院に「臨床心理士」を養成する心理学専攻臨床心理学コースを設置。大学院生の実践的な教育・研究の場だけでなく、社会貢献の場としても活用するのが狙い。
センターで対応するのは、臨床心理士の資格がある6人の教員・相談員と、資格取得を目指す4人の大学院生。大学院生は資格がないため、実際のカウンセリングではサポートなどを担当する。
相談は、電話による完全予約制。料金は個人面談3千円(初回90分前後)など。開設時間は火、水、木曜(祝日は休み)の午前10時〜正午と午後1時半〜4時。申し込み・問い合わせはセンター(電)06・4307・3105。
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運動で40歳以降医療費153万円減…阪大試算
2014年04月30日 09時56分
http://www.yomiuri.co.jp/national/20140430-OYT1T50027.html
運動習慣のある人は、40〜85歳にかかる医療費が1人当たり平均153万円少なくなるという試算を、大阪大の田倉智之教授(医療経済学)らがまとめた。
研究グループは保険会社などと一緒に、運動習慣のある人の保険料を割り引く生命保険のモデルを作る。
試算は、スポーツジムに平均週3回以上通う20〜82歳の79人について〈1〉肥満度や血圧、糖尿病の有病率などの健康データを収集〈2〉過去の研究をもとに脳卒中や心筋梗塞などのリスクを計算〈3〉40〜85歳にかかる医療費を推計――の3段階で行い、国民の平均と比べた。
例えば、肥満の割合は国民の平均は約20%だが、運動習慣のある人では14%。40歳以上の糖尿病の有病率は7%で、国民平均の14%より少なかった。40歳以降の医療費は1人当たり平均約2000万円かかるが、運動をする人は生活習慣病などが減るため、153万円程度少なくなると試算された。
2014年04月30日 09時56分 Copyright © The Yomiuri Shimbun
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国循と第一生命、循環器病予防啓発で連携協定
2014.5.12 14:06
http://sankei.jp.msn.com/west/west_economy/news/140512/wec14051214060002-n1.htm
国立循環器病研究センター(大阪府吹田市)と第一生命保険は、心疾患や高血圧性疾患、脳血管疾患などの循環器病に関する予防啓発と情報提供を強化するため、包括的な連携協定を締結する。12日午後に調印する予定。
国循は循環器病に関する情報を第一生命に提供。同社は全国に4万人いる営業職員を通じて顧客に情報提供するとともに病気予防の啓発を進める。
国循は4月、全国の医療機関から循環器病に関する情報を収集、解析する統合情報センターを新設した。協定により、高度な医療、研究を行っている他の医療機関の情報も幅広く国民に知らせることが可能になる。
また、第一生命は営業職員が携行するタブレット端末で、おいしい病院食として知られる国循の「かるしおレシピ」を紹介するほか、病気の予防、治療に関する啓発ビデオを流す。
厚生労働省の平成24年度人口動態統計によると、循環器系の疾患による死者は約35万人。がんなどの悪性新生物による死者約36万人と合わせると、年間の死者総数約125万人の6割を占める。
第一生命は24年に国立がん研究センター(東京)と同様の連携協定を締結。全国31道府県ともがんの啓発を推進する協定を結ぶなど、病気予防に力を入れている。
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■阪大に湯川博士の黒板 「偉大なオーラが出ている」
http://www.mbs.jp/news/kansaiflash_GE000000000000004679.shtml
13日、阪大で行われた式典。
ノーベル物理学賞を受賞した南部陽一郎博士らに幕を引かれ登場したのは・・・
一見、普通の黒板。
今年2月、はるばるアメリカから阪大に運ばれてきたものなんです。
この黒板は、日本人で初めてノーベル賞を受賞した湯川秀樹博士が受賞当時(1949年)、アメリカ・コロンビア大学で愛用していたものです。
大学の建て替えで処分されることになり、湯川博士にゆかりのある阪大が譲り受けました。
阪大は学生らに、この黒板を使って自由に議論し、新しい発見を生みだしてほしいと設置しました。
「偉大な人が使ったので、オーラが出ている感じがする。将来の夢は湯川先生のような偉大な先生になれたらいいと思っています」(学生) (05/13 18:03)
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湯川博士愛用の黒板を披露
05月13日 19時24分
http://www3.nhk.or.jp/kansai-news/20140513/4207371.html
日本人で初めてノーベル賞を受賞した湯川秀樹博士がアメリカの大学で愛用した黒板がゆかりのある大阪大学に寄贈され記念の式典が行われました。
高さ1メートル余り、幅4メートルほどのこの黒板は昭和24年に日本人で初めてノーベル賞を受賞した物理学者の湯川秀樹博士が当時、客員教授を務めていたアメリカのコロンビア大学で愛用していました。
豊中市にある大阪大学の研究棟で行われた式典では最近までコロンビア大学で使われていたこの黒板が改修工事に伴い今年3月、湯川博士がノーベル賞の受賞対象になった理論を発表したときに在籍していた大阪大学に寄贈されたいきさつが紹介されました。
そして平野俊夫学長が「湯川先生の黒板を使って議論を深め世界をリードする研究成果をあげてほしい」とあいさつしました。
また6年前にノーベル物理学賞を受賞し大阪大学の特別栄誉教授を務める南部陽一郎さんは「大学でどの学問に取り組むか考えていた時に湯川さんの名前にひかれて物理を選びました。私が物理をやることになった恩人です」と述べました。
黒板は大学院の共用の部屋に設置され教員や大学生が研究に使うということです。
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絵はがきの相場提示 1500点収録の図録発行
2014年5月13日
http://www.nnn.co.jp/dainichi/news/140513/20140513019.html
芸術性の高さや風俗史料の観点から、古い絵はがきの価値基準が見直され始めている。取扱量が年々増加するのを受け、適正価格の指標を打ち出そうと古書・古美術店「りーちあーと」(大阪市北区)は約1500点を掲載した図録を発行。「絵はがきの再発見につなげてほしい」と呼び掛けている。
十字架と着物の女性が絡み、赤と黒の対比が印象的な絵はがき4枚組みは8万5千円(税別)。大正後期から昭和初期にかけて絵はがきなどのデザインを手掛けた図案家・小林かいちの作品だ。画家としては無名だが、当時の若い女性から多くの支持を得ていたという。
■30万円の品も
りーちあーとが発行した図録『一枚の絵はがき』で収録した目玉作家の一人だ。廣岡功社長(44)は「戦前の絵はがきは出来の良いものが多い」と指摘する。この4枚組みの絵はがきは木版で鮮やかな色を出し、凹凸の加工も施している逸品だ。
高額な品では、戦前の洋画家・藤島武二が当時流行の芸術様式・アールヌーボーを取り入れた「三光」が3枚で30万円(税別)。第1回日本絵葉書展覧会で1等賞金牌(ぱい)を獲得した品だ。廣岡社長は「美術のプロから見ても見逃せない作品」と指摘する。
廣岡社長によると、古い絵はがきは十数年前から販売量が増え続け、市場規模は徐々に拡大しているという。また、同社が運営する関西絵葉書研究会の会員数も増加傾向。講演会や絵はがき交換会でにぎわう。
ただ、価値の高いものはそう多くなく玉石混交の状態。廣岡社長は「一般の人には分かりにくく、指針となるものを作りたかった」と図録作りの動機を明かす。
■社会を映す鏡
扱った絵はがきは、美術的価値の高い絵画のほか、美人画をはじめ、大阪や神戸の古い写真などを載せた絵はがきを多数収録。「その時代の社会を映す鏡」(廣岡社長)となっており、貴重な写真では、戦前の沖縄の遊郭があり3万円(税別)の値を付けている。
絵はがきの鑑定も受け付ける店内では、収録した絵はがきの展示会を20日まで実施。希望者には図録の郵送も行う。廣岡社長は「出来る限り多くの人に見てもらえれば」と呼び掛けている。
問い合わせは電話06(6373)1117、りーちあーとへ。
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“死因究明学”シンポジウム
05月17日 19時07分
http://www3.nhk.or.jp/kansai-news/20140517/4414261.html
大阪大学は犯罪による人の死を見逃さないようにするため、今年度から「死因究明学」という新しい分野の研究を始めていますが、専門家がこの分野の研究について意見を交わすシンポジウムが大阪で開かれました。
大阪大学が始めた「死因究明学」は、医学・歯学・薬学が連携した新しい分野の研究で、犯罪による人の死を見逃さないようにするため、遺体の解剖にあたる専門家を育成したり、死因を判断する際のガイドラインを整備することにしています。
大阪大学で開かれたきょうのシンポジウムには法医学の専門家や内閣府の担当者など約80人が参加し、日本法医学会の池田典昭理事長は「犯罪を見逃さないようにするためには専門家を育成する体制を全国に早急に整備する必要があるが国の支援が十分ではない」と指摘しました。
これに対し内閣府の担当者は「今後、地域ごとに協議会を立ち上げ、それぞれの状況に合わせた支援体制を考えていきたい」などと話していました。
大阪大学は来年度から大学院の修士課程に「死因究明学」を学ぶ2年間の専門コースを全国で初めて設置し、年間10人ほどのペースで専門家を育成したいとしています。
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近大マグロ 衰え知らず グランフロント出店1年
2014年5月19日
http://www.nnn.co.jp/dainichi/news/140519/20140519019.html
世界で初めてクロマグロの完全養殖に成功した近畿大学(東大阪市)が、大阪市北区のグランフロント大阪に料理店「近畿大学水産研究所」を出店し1年が過ぎた。大学側の予想を上回る13万人が“近大卒”のマグロを賞味。今も店の前には行列ができるなど人気は衰えを知らない。
同大学は和歌山県に研究所を持ち、32年かけてマグロの完全養殖に成功。クエやシマアジ、イシダイなどの養殖にも取り組む。「実学教育」を掲げる同大では、研究成果である養殖魚を専門店で消費者に提供し研究や教育に生かそうと、2013年4月26日に日本の大学として初めて直営店を開いた。
■驚きの味
同大によると、1年間の累計客数は12万5237人で、当初見込みの9万人を大幅に超えた。売り上げも当初見込みの1・5倍で、今月8日には13万人を突破。ランチの時間帯は50歳代以上の女性が多く、開店の1時間前には行列ができる人気ぶり。同店の羽島俊之店長は「やっている私たちが一番驚いている」とうれしい“悲鳴”を上げる。
市場で出回るマグロの大半は冷凍だが、同大は保冷して生のまま移送。このため「こんなマグロ食べたことない」「甘みがあり新鮮」と評判は良い。仕掛け人の一人で同大職員の石原克人さんは「臭みがないと驚かれる方が多い。養殖魚の悪いイメージを払拭(ふっしょく)できている」と胸を張る。
人気の理由の一つとして石原さんは「日本人の多くは“マグロは魚の王様”という認識が強く、潜在的に日本人の多くがマグロを好む」と指摘。メディアの露出で近大マグロの知名度が向上してきたこともある。
■成果食べて
近大そのものの知名度やイメージアップにもつながっている。大学は「不可能を可能にした実学の象徴」として、学生募集のポスターにマグロを採用。このかいあってか、14年度の一般入試で同大の志願者数は初めて首都圏の大学を抜き「日本一」を達成した。広報部の横山創一さんは「マグロが大学自体をけん引してくれている」と感謝する。
「実学」の場としての活用も進んできた。文芸学部の学生が制作した陶芸作品に料理を載せているほか、4月からは農学部食品栄養学科の学生が考案した1周年記念メニュー「近大花かごいけす御膳」も提供。今後は経営学部も研究に活用する予定だ。石原さんは「これまで大学と消費者が直接ふれる場はなかった。学生や教員の教育や研究に最大限店舗を使いたい」と意気込む。
課題はマグロの供給体制。予想以上の反響に現在は注文を制限している状況で、同大は「需要に応える体制をつくりたい」。石原さんは「養殖魚の魅力を伝えるという大きな目的は達成できた。今後も安定経営を続け、一人でも多くに“研究の成果”を食べていただけるようがんばりたい」と話している。
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阪大とガンバが研究で協力協定
05月20日 14時37分
http://www3.nhk.or.jp/kansai-news/20140520/4435491.html
大阪大学とサッカーJ1のガンバ大阪はスポーツ医学の研究促進や地域の活性化を目指し互いに協力する協定を結びました。
大阪大学で行われた締結式には、地元、吹田市にホームグラウンドを持つ「ガンバ大阪」の野呂輝久社長と、大阪大学の平野俊夫学長が出席しスポーツ医学などの研究促進や地域スポーツの振興を目指す協定書を交わしました。
この協定をもとに▼大阪大学の医学部や歯学部の専 門家は選手に効果的なトレーニ ング法や熱中症対策などを指導 する他
▼選手とともに身体能力の向上な どを目指すスポーツ医学の研究 を進めることにしています。
また
▼選手が附属病院を訪れ入院患者 を励ます他
▼基礎工学部ではスタジアムを訪 れたファンがスマートフォンを 使い試合を更に楽しめる技術の 開発にあたるということです。
野呂社長は「最先端のスポーツ科学の研究のため選手も協力していきたい」と話し、平野学長は「交流を深めることで地域の活力につながると期待している」と述べました。
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阪大とG大阪が異色タッグ!育成に医学的見地 協定で常勝軍団へ
2014.5.20 12:17
http://sankei.jp.msn.com/west/west_life/news/140520/wlf14052012170012-n1.htm
http://sankei.jp.msn.com/west/west_life/news/140520/wlf14052012170012-n2.htm
地域貢献のために協力関係を深めようと、サッカーJリーグのガンバ大阪(G大阪)と大阪大が20日、フレンドシップ協定を締結した。選手による阪大病院(大阪府吹田市)への病棟慰問が計画されるなど、交流促進が主眼だが、阪大の先端研究の成果を選手育成につなげていきたいという狙いもあるという。Jリーグチームと大学の連携は、千葉と千葉大、鹿島と筑波大など各地で進んでおり、Jリーグ関係者からは「今後、クラブ同士の知的資源をめぐる戦いも激しくなる」という声も上がっている。
有機的連携
20日午前、吹田市の阪大吹田キャンパスで行われた調印式には、G大阪の野呂輝久社長や阪大の平野俊夫総長らが出席。平野総長は「大学の知的資源と地域スポーツクラブが持つネットワークを生かすことで、より有機的な連携が可能になる」と協定の意義を強調した。
ともに吹田市を本拠とする両者が協定を結ぶきっかけになったのは、設備の寄贈からだった。昨年12月、万博記念公園(同市)内のG大阪の新スタジアムが建設されることに伴い、不要になった照明設備をG大阪が阪大に寄贈したことから、互いの距離が縮まったという。
教授研修会も
両者間では、阪大の教授らによる研修会の実施なども検討されている。G大阪の野呂社長は「チームを常勝軍団に育てるためには、医学と科学に基づいた選手育成が不可欠だ」と指摘。協定がチーム力強化につながることも期待している。
選手たちが、いかにしてシーズンを通してパフォーマンスを維持するか、そのための効果的なトレーニング方法をどう確立するか−といったことを考える上で、医学的知識は重要だ。野呂社長は「科学と医学の先端を行ったチームが最強になる」と話す。
G大阪事業本部の伊藤慎次副本部長は「阪大の知的資源を育成に生かすことで、将来のワールドカップ(W杯)や東京五輪で活躍する選手の育成にもつながる」と期待する。
進む拠点計画
協定は阪大側にとってもメリットが大きい。阪大は吹田市に隣接する大阪府箕面市と協力し、北大阪急行の延伸に伴う新駅の周辺にスポーツ科学やヘルスケアの一大拠点を数年後に創設する計画を進めている。
阪大大学院医学系研究科の浅野武夫准教授は「トップ選手のデータは全国に豊富にあるが、それを生かす取り組みは国内では少ない。クラブチームと協力することで、スポーツ医学の研究成果を生かせる意義は大きい」と話した。
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脳梗塞悪化を防ぐ物質を特定
05月20日 06時31分
http://www3.nhk.or.jp/kansai-news/20140520/4547321.html
脳の血管が詰まる脳梗塞が起きたあと神経細胞が死滅するのを防ぐたんぱく質を大阪大学の研究グループが特定し、新たな治療法につながるのではないかと注目しています。
脳梗塞は、脳の血管が詰まり血液が届かなくなった部分で炎症が起き、神経細胞が死滅する病気で、患者のおよそ30%が手足のまひなどにより介助が必要になるとされています。
大阪大学大学院の島村宗尚寄付講座准教授などのグループは、「RANKL」という特定のたんぱく質が、炎症を招く物質ができるのを防ぎ、神経細胞の死滅を防ぐ働きを持つことを突き止めました。
このたんぱく質を、脳梗塞を起こしたマウスの脳に投与したところ、3日後には、神経細胞が死滅した部分が、投与しなかったマウスの60%ほどに抑えられたということです。脳梗塞の治療では、これまで、詰まった血液の固まりを溶かす薬などが使われてきましたが、新たな治療法につながるのではないかと注目されています。
一方、このたんぱく質は骨粗しょう症を招くことが知られ、研究グループは、これを防ぎながら脳梗塞を治療する方法も調べることにしています。島村寄付講座准教授は、「脳梗塞の広がりを抑えれば、後遺症も防ぐことができる。5年後をめどに臨床研究を目指したい」と話しています。
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「先端ドック」身近に 大阪市立大病院の健診施設
2014年5月20日
http://www.nnn.co.jp/dainichi/news/140520/20140520023.html
大阪市立大学医学部付属病院(大阪市阿倍野区、石河修病院長)は、がんや脳卒中、生活習慣病などの早期発見・治療を促進するための健診施設「先端予防医療部付属クリニック・MedCity(メッドシティ)21」を、病院近くの「あべのハルカス」内に開設した。オープンから1カ月で利用者が次々と訪れ、市民の健康増進への貢献が期待されている。
大学病院の高度医療と人材を活用して予防医療を推進しようと、公立大学法人としては全国で初めての健診施設を4月14日にオープンさせた。体を全体的に調べる「人間ドック」と脳や肺、肝臓、心臓の部位に特化した「専門ドック」の2種類があり、人間ドックはさらに、基本的な「標準」から健診施設と同じあべのハルカス内にあるホテルに宿泊して1泊2日で全ての検査を受けられる「エグゼクティブ」まで、利用者の希望に合わせて四つのコースが用意されている。高精度の画像撮影装置をはじめ、血管の状態や肝臓の硬さを測定する機器もあり、設備面も充実している。
■健康な時から
開設の背景には、病気の治療効果や医療費の抑制の観点で予防医療がますます重要になっているのに対して、大阪の住民の健康に対する意識が期待ほど高まっていない現状がある。厚生労働省が公表した2012年度地域保健・健康増進事業報告によると、大阪府のがん検診受診率は、胃がんが5・4%(全国平均9・0%)で都道府県別ワースト4位タイ、肺がんが8・7%(同17・3%)で同5位、大腸がんが13・3%(同18・7%)で同5位タイ。健康な時から自分の体の状態に注意を払う意識の醸成が求められている。
MedCity21の福本真也所長は「病気になったら病院を受診するのは普通だが、健康な時に健診に行ってもらうためには工夫が必要」と話す。同施設は、来所しやすさと気軽さで健診受診を促している。あべのハルカスは各種交通機関の要所にあり、駅からすぐの立地が魅力。市立大病院とも近く、健診と診療との連携が図りやすいという。また、女性が抵抗なく安心して受けられるように医師も職員も全て女性で通常の施設とは分かれた女性専用の区画も設けた。
■発症予測にも
利用の問い合わせは次々と寄せられ、開所から4月末までに約100人が利用。夫婦や友人グループのほか、記念の節目に家族から親に健診をプレゼントするケースがあるという。
この取り組みでは、健診で得られた血液などのデータを受診者の同意を得て蓄積し、病気の発症の予測に応用できないかの研究も進める。福本所長は「がんや生活習慣病でつらい思いをする人を減らすために、気軽に受けてもらえる体制を整えて健診受診率を上げ、さらに病気の発症の予測を可能にして将来の世代のためにも貢献したい」と話している。
予約は電話06(6624)4011へ。
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阪大の最先端医療センター、竣工披露式典 大阪
2014.5.20 02:01
http://sankei.jp.msn.com/region/news/140520/osk14052002010002-n1.htm
再生医療などの発展を目指す大阪大大学院医学系研究科は19日、産官学連携の研究拠点となる「最先端医療イノベーションセンター棟」の竣工(しゅんこう)披露式典を吹田市の吹田キャンパスで開いた。
式典には関係者ら約550人が出席。平野俊夫総長が「このセンターを介し、企業・大学人が一体となり、医療分野でイノベーションが加速することを期待している」とあいさつし、完成を祝った。
センター棟は地上9階地下1階建てで、最先端の教育・研究環境を備えた複合施設として今年3月に完成した。
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ステージドア 音楽堂通信
「いずみ定期演奏会」復活
2014年5月21日
http://www.nnn.co.jp/dainichi/rensai/stage/140521/20140521034.html
日本センチュリー交響楽団はいずみホールにとって竹馬の友だ。創立と開館は4カ月違いだし、55人編成はホールの大きさにあっている。ホール主催公演でも常連だ。だから9年ぶりに「いずみ定期演奏会」が復活すると聞いて喜んだ。狙いは何か。4月より首席指揮者に就任した飯森範親さんに伺った。
「この楽団は日本トップクラスの潜在力があり、クオリティーが高い。それをさらに高めようとするならば、奏者ひとりひとりの室内楽的な感覚を磨き、皆で音楽的なキャッチボールを行うことが必要だと考えました。いずみホールのサイズ、音響だとそれができる。奏者だけではなくお客様にも細部がクリアに聴こえます。音楽を身近に感じていただけるでしょう」
明日(22日)に迫った「いずみ定期演奏会 No.23」では、モーツァルトの交響曲第25番、バッハのブランデンブルク協奏曲第5番、ハイドンの交響曲「ロンドン」が演奏される。続く8月、11月、来年2月でもこれらとサリエリ、ヴィヴァルディが並びバロック、古典作品に徹している。
「年間テーマは“温故知新”。これらの作品を細かく演奏し、当時のスタイルも取り入れてやることによって、ロマン派、現代作品へと表現力の幅が広がる。徹底してやります」と、正攻法だ。
「僕は派手に見られるけど、実は正攻法に取り組んでいるんですよ(笑)」。大阪府が設立したこの楽団は2011年度に民営化され、自立の道を歩いている。どのような心境で引き受けたのだろうか。
「(補助金カットの)この一連の事態については、感謝しているところもあるし、見返してやろうというところもある。日本のオーケストラ文化というものがあぐらをかいていたらこうなりますよ、と警鐘だけではなくシビアな措置を行い、オーケストラの新しいあり方、文化行政のあり方などを考えるきっかけを作ってくれたことについては感謝。
ただ、この楽団があぐらをかいているとは思わないし、やり方も極端すぎたと思う。僕としては音楽の力と、聴いてくださるお客様の支持で、結果を出していきたい」
音楽家の矜持(きょうじ)を感じる静かな口ぶり。「自分自身のハードルを上げている」と語る飯森さんの挑戦が、こめられている。
(いずみホール 森岡めぐみ)
※「日本センチュリー交響楽団 いずみ定期演奏会 No.23」は22日午後7時開演。A席4500円、B席3500円、当日券あり。問い合わせはセンチュリー・チケット・サービス 電話06(6868)0591。
いずみホールチケットセンター
電話06(6944)1188(10〜17時半、日祝休)
ホームページ http://www.izumihall.co.jp/
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大阪大学に産学協同の先端医療研究拠点
5月19日 21時46分
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20140519/k10014562971000.html
大学と企業が連携し、医療の基礎研究の成果を新しい医薬品や治療法の開発につなげようという研究拠点が、大阪・吹田市の大阪大学に設けられました。
「最先端医療イノベーションセンター」は、大学や大阪府、それに経済界などが協力し、医療研究の成果を発信しようという「大阪バイオ戦略」の拠点の1つとして整備されました。
19日、大学や企業などからおよそ600人が参加して記念の式典が行われ、平野俊夫学長が「基礎研究を社会に還元できるよう、技術革新に期待したい」とあいさつしました。
研究拠点の建物は、地下1階、地上9階建てで、およそ48億円をかけて整備されました。このうち6階から9階には、30の研究プロジェクトが使える研究室が設けられ、大阪大学と企業が共同で、がんや難病を対象にした免疫療法や、iPS細胞を使った心臓や目の病気の再生医療の開発を目指します。
また、遺伝子解析やたんぱく質の分析ができる最先端の機器も導入され、センターでの研究活動は来月から本格的に始まるということです。
日本製薬工業協会の手代木功会長は「大学は研究を得意とし、産業界は成果を実用化させるのが得意だ。1つ屋根の下で互いに顔を合わせ、より効率よく製品を開発していきたい」と話していました。
また、センター長に就任した西田幸二教授は「国内ではこれまで医療分野の産学連携はそれほど盛んではなかった。ここで産学連携の成功モデルを作り、多くの成果を世界に発信していきたい」と話していました。
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映像で瞬時に人物特定も 阪大など開発
5月20日 23時56分
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20140520/k10014592621000.html
防犯カメラなどに写った顔の特徴を自動的に読み取り、1000万枚の画像の中から似た人物を瞬時に選び出すシステムを大阪大学などの研究グループが開発し、犯罪捜査などに有効だとして実用化を目指すことにしています。
開発したのは、大阪大学産業科学研究所の八木康史所長などのグループです。
このシステムは、人物が写った防犯カメラなどの映像を入力すると、人物の向きや大きさにかかわらず、目や鼻、口など顔の14か所の情報を読み取り、正面を向いた顔や横顔など、さまざまな角度からの顔の画像を自動的に作ります。
そして、この画像をおよそ1000万人分の顔や全身の姿が登録されたデータベースと照合すると、僅か1秒でよく似た上位10人を選び出します。
これまでの研究では、選び出した10人の中に正解が含まれる割合は98%に上るということです。
防犯カメラの人物がマスクやサングラスを付けていても、一部が隠れた程度ならば識別でき、画質も少しぼやけた程度なら対応できるということです。
八木所長は、「犯罪が起きたとき、防犯カメラの映像などから、いち早く犯人を特定するのに有効と言える。さらに精度を高め実用化を目指したい」と話しています。
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阪大、脳梗塞の防止機構を解明−RANKL・RANKなど炎症抑制
掲載日 2014年05月21日
http://www.nikkan.co.jp/news/nkx1020140521eaah.html
大阪大学大学院医学系研究科の森下竜一寄付講座教授、同連合小児発達学研究科の中神啓徳寄付講座教授、島村宗尚寄付講座准教授らは、脳梗塞の悪化を防ぐメカニズムを見いだした。RANKL、RANKなどの分子が脳の炎症を抑制するという。治療薬の開発につながると期待される。
研究グループは、RANKL、RANKとともに作用して骨粗しょう症に関連するOPGという分子の血中濃度が高いほど脳梗塞になりやすいという報告に着目。これらの分子はマクロファージ(貪食細胞)やT細胞など免疫系細胞にも作用している。OPG欠損マウスとRANKLを投与したマウスでは、炎症性サイトカインの産生が少なく、脳梗塞が小さかったという。
今回の発見は複数の炎症性サイトカインの発現を抑制できるため、RANKLをベースにした脳梗塞の治療薬に結びつく可能性がある。
成果は20日、米科学アカデミー紀要電子版に掲載された。
MRIの感度1万倍以上に 阪大が技術、微小ながん発見も
2014/5/13 4:00
http://www.nikkei.com/article/DGXNASGG09024_S4A510C1TJM000/
大阪大学の北川勝浩教授らは12日、がんなどの診断に使う磁気共鳴画像装置(MRI)の感度を1万倍以上に引き上げる基礎技術を開発したと発表した。特殊な薬剤やレーザーを組み合わせる。実用化すれば大きさ1センチメートル以下の初期がんを簡単に見つけられる可能性がある。微量の化学物質やたんぱく質を短時間で検出できるので、化学や製薬研究にも役立つという。
成果は米科学アカデミー紀要(電子版)に13日掲載される。
新技術は、観察能力を高めるために用いる増感剤に有機化合物のペンタセンを加えた後、レーザーとマイクロ波を当てる。増感剤では、MRIの感度を左右する原子核の動きが均一になり、強い信号が出て感度が上がる。
ただしペンタセンは人体に有害。今後、無害な物質を使えるようになれば、MRIによるがんなどの診断にも応用できる。これまでより小さいがんを見つけられるようになると研究チームは期待している。
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近畿大学がベルリッツと提携、5年ぶりの国際系新学部開設構想を発表
2014年5月21日(水) 15時45分
http://resemom.jp/article/2014/05/21/18561.html
近畿大学はベルリッツコーポレーションと提携し、新たな学部「外国語・国際系学部(名称未定)」の開設構想を発表した。開設場所は東大阪キャンパスで、2016年4月の開設を目指している。
近畿大学の第14番目の学部として新設される「外国語・国際系学部(名称未定)」は2011年開設の建築学部以来5年ぶりとなる新学部。医学部を含む文系・理系合わせ13学部48学科を擁する総合大学で、近年ではクロマグロの完全養殖やバイオコークスの開発など社会に還元できる研究成果をあげるなど、各方面にさまざまな成果を収めている。
以前より使用言語が英語のみというグローバル化に対応した施設「英語村E3[e-cube]」の設置や、正課授業では全学的なネイティブ教員による英会話授業の実施などに取り組んできたが、国の指針である「グローバル人材育成戦略」に沿った学部を新設することでさらなるグローバル化を推進するという。
新学部では長きにわたりグローバル人材の育成に取り組み、12,000社以上の企業研修の実績を持つベルリッツと連携協力することで国際ビジネスで通用する人材育成を図り、ビジネス英語力・コミュニケーション力・異文化への対応力といった実践的な力を修得することで世界でも通用する学生を輩出していくことを目的としている。
具体的には同大学の教育理念と融合させた留学プログラムを提供し、1年次後期からの海外の提携大学における長期留学と専門科目、そして帰国後の異文化理解を踏まえた教養科目の修得、3・4年次での国際インターンシップ・ボランティアなどを想定しているという。さらに初等中等教育段階からの英語教育強化が必要不可欠であることから、附属学校との高大接続となる7年一貫教育も考えられている。
また新学部開設に当たり、グローバル化への取り組みを示すため、大学英文名称を現在の「KINKI UNIVERSITY」から「KINDAI UNIVERSITY」に変更することも発表された。
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阪大に強い高校ランキング、北野が2年連続トップ…大阪の公立高が健闘
2014年5月22日(木) 14時45分
http://resemom.jp/article/2014/05/22/18587.html
大学通信が運営する携帯サイト「教育進学総合研究所」は5月22日、2014年度の「大阪大学に強い高校ランキング」を発表した。1位は「北野」で、2年連続のトップとなった。大阪の公立高校の健闘が目立ち、トップ10のうち7校を占めた。
今春の大阪大合格ランキングのトップ10は、1位「北野」(大阪)67人、2位「茨木」(大阪)57人、3位「奈良」(奈良)52人、4位「大手前」(大阪)51人、5位「天王寺」(大阪)47人、6位「神戸」(兵庫)46人、7位「三国丘」(大阪)43人、8位「洛南(私立)」(京都)42人、9位「豊中」(大阪)39人、10位「生野」(大阪)37人。
トップ10校中、公立が9校を占め、このうち大阪府内の公立高校が7校に上った。都道府県別の合格者数では、大阪が前年の842人(24.8%)から今春は885人(26.3%)へと増加した。
同研究所によると、大阪大は近畿圏の中心として交通の便がよいことから、兵庫、奈良、京都など、近畿圏の幅広い地域から毎年合格者を出している。しかし、2014年度入試では大阪府が2011年に指定した「進学指導特色校」の卒業生が初めて出たことが影響。上位20校のうち、1位の「北野」、2位の「茨木」など9校を進学指導特色校が占め、合格者数を伸ばした。15位の「岸和田」は、合格者を14人増やして32人とし、昨年の44位から躍進した。
「大阪大学に強い高校ランキング」は、今週の無料記事として大学通信が運営する「キャンパスナビネットワーク」に掲載されている。携帯サイト「教育進学総合研究所」に会員登録(月額324円)すると、すべての記事を購読することができる。
◆大阪大学に強い高校ランキング
1位「北野」(大阪)67人
2位「茨木」(大阪)57人
3位「奈良」(奈良)52人
4位「大手前」(大阪)51人
5位「天王寺」(大阪)47人
6位「神戸」(兵庫)46人
7位「三国丘」(大阪)43人
8位「洛南(私立)」(京都)42人
9位「豊中」(大阪)39人
10位「生野」(大阪)37人
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大阪府・東淀川区で西日本を拠点とするWebプロダクションが集結する企画展
http://news.mynavi.jp/news/2014/05/22/231/
大阪成蹊大学芸術学部 芸術研究委員会 教育研究支援センターは、西日本を拠点とするWebプロダクションが集結する企画展「West Wide Web ウェブプロダクションの今」を開催する。開催期間は5月28日〜6月10日まで(6月1日は休廊)、開催時間は12:00〜18:00(土日は17:00まで)。会場は大阪府・東淀川区の大阪成蹊大学 学内ギャラリー<spaceB>。入場無料。
「West Wide Web ウェブプロダクションの今」は、西日本を拠点に新たなコミュニケーションを生み出し続けているWebプロダクション6社(STARRYWORKS、人間、プラグラム、AID-DCC、ココノヱ、MEFILAS)が集結し、学生やデジタル領域を志望する若年層に向けて、"いまWebプロダクションに求められること"というテーマで展開される企画展。Web制作をベースにしつつも、デジタルサイネージや映像、Webサービス、グラフィック制作など、幅広いクリエイティブを手がけ、国内外で高い評価を得ている彼らの実績や作品をまとめて見ることができる。
また、5月31日には、各社の代表が登壇し、実績紹介を交えての公開講座「ウェブプロダクション・トーク」も開催される(13:00〜14:30、申し込み不要)。
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近大とイオン 循環型農業、バイオコークス利用などで共同研究開始
2014年5月22日掲載
http://www.kankyo-business.jp/news/007787.php
近畿大学(大阪府東大阪市)とイオンの連結子会社で直営農場の運営管理を担うイオンアグリ創造(千葉県千葉市)は、産学連携包括協定を締結したことを発表した。北海道恵庭市にある近畿大学バイオコークス研究所が所有する農地において、共同で循環型農業の研究、バイオコークスを利用したハウス加温栽培の研究及び就農人材の育成に取り組む。
両者は、循環型農業を研究・実践することで、持続可能な農業を確立し、地域における農業振興、雇用促進、野菜の低価格化と安定供給につなげるとともに、バイオコークスのコスト面でのメリット、CO2削減の具体的なメリットを検証し、バイオコークスの普及拡大を目指す。
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芸術院賞、雅楽の小野功龍さんら4人
2014/5/21 22:47
http://www.nikkei.com/article/DGXNASDG2103L_R20C14A5CR8000/
日本芸術院(三浦朱門院長)は21日、優れた作品を創作した人や芸術の進歩に貢献した人に贈る2013年度「日本芸術院賞」に、雅楽の小野功龍さん(77)、能楽喜多流シテ方の香川靖嗣さん(69)、文楽人形遣いの吉田玉女(本名・大西彰)さん(60)、ピアニストの野島稔さん(68)の4人を選んだと発表した。
小野さんには、特に顕著な業績を挙げたとして恩賜賞も贈る。授賞式は7月1日に東京の帝国ホテルで行う。
小野さんは雅楽の演奏に長年携わり、伝承団体「雅亮会」(大阪市)の楽頭として演奏指導や継承活動に努めた。国内外での公演開催にも力を入れ、雅楽の発展に対する功績が高く評価された。
香川さんは12歳で喜多流十五世宗家に師事して以来、充実した舞台を重ね、多くの海外公演にも参加した。
玉女さんは、品格と豪胆さを兼ね備えた芸風で知られる。師匠で人間国宝だった故吉田玉男さんの名跡を継ぎ、二代目を襲名予定。
野島さんは国内のピアノ界で正統派の頂点とされ、後進の育成にも尽力し、現在は東京音楽大学長。
今回の芸術院賞は、美術部門の選考が見送られ、文芸部門と音楽・演劇・舞踊部門の選考結果だけを発表する異例の事態となった。不正審査問題のあった民間の公募展「日展」関係者が芸術院賞候補に含まれていたことなどから、文化庁が選考を見合わせるよう求めていた。文芸部門の受賞はなかった。
日本芸術院賞受賞者と受賞理由などは次の通り(敬称略)。
▽第3部(音楽・演劇・舞踊)
小野功龍(77)。恩賜賞。雅楽。長年の演奏と継承、文化的価値を高めた功績。大阪府生まれ。
香川靖嗣(69)。能楽(シテ方)。能楽の振興発展に寄与した業績。旧満州生まれ。
吉田玉女(60)=本名・大西彰。文楽人形遣い。歴史上の人物や事件を扱う「時代物」に力量を発揮した業績。大阪府生まれ。
野島稔(68)。ピアニスト。国内外での正統派ピアニストとしての演奏と後進の育成。神奈川県生まれ。〔共同〕
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[CNET Japan] ロボット社会がやってくる--GMIC北京で注目集めた日本人たち
2014年5月21日12時00分
http://www.asahi.com/tech_science/cnet/CCNET35048208.html
ロボットが急速に身近な存在となりつつある。GoogleによるSCHAFT(シャフト)をはじめとした一連のロボット企業の買収など、我々の日常にロボットがいる時代はそう遠くないと予感させる話題も多い。5月初めに中国・北京で開催されたイベント「GMIC北京 2014」では、日本のロボット専門家のセッションが大きな話題を集めた。会期中、ロボットに関する3つのセッションをまとめる。
人間よりも人間らしい?--ヒューマノイドロボット研究の第一人者・石黒氏
GMICはGlobal Mobile Internet Conferenceの略で、モバイルのイベントだが、スマートフォンのコモディティ化を受けてハイテク業界では次のトレンド探しが始まっている。「ロボットはスマートフォンよりも理想的なインターフェース」と話すのは、大阪大学教授でATR石黒浩特別研究室室長の石黒浩氏だ。初日、メインステージのトップバッターとしてスピーチした石黒氏は、ヒューマノイド(人型)ロボットの「ジェミノイドF」と共に登壇し「ロボット社会はすぐそこ」と語った。
なぜヒューマノイドロボットがスマートフォンより理想的なのか、なぜロボット社会が実現するのか――「人間は人間を認識する脳を持つから」というのが石黒氏の答えだ。現在、我々が使っているスマートフォンやPCよりもヒューマノイドロボットのほうが自然、ということになる。つまりロボットに「人間らしさ」が求められるが、これこそが石黒氏の研究課題である。
ロボットはどれほど人間らしいのか。たとえば人間は絶えず目や頭など体を動かしている。ステージ上のヒューマノイドはそういった人間らしさをすでに身につけていた。自然とはいえないが、顔を動かしたり瞬きをしたり。同じ行動に対し、常に同じ反応をするのではなく、たとえば肩を何度も叩かれると怒るといった人間らしいメンタルも実装している。石黒氏は2012年のバレンタイン時期に合わせて新宿タカシマヤで登場させた、ツイートをするジェミノイドFが10日間で100以上のフォロワーを獲得したことや、香港のショッピングセンターで歌を歌うアイドルとして登場させたことなどの実績を挙げた。
人間らしさの実現にあたって最も難しいのは音声認識だという。「自然な環境で信頼でき、かつ安定した音声認識技術は難しい」としながらも、感情や論理的情報などの人間らしさは克服可能と石黒氏は述べる。怒ったときに語句を強めるといった感情は共有可能であり、論理的情報はネット上のWikipediaやGoogle検索にアクセスすることで得られる。かなりのことが可能になっているようだ。
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>>2149
音声認識と自然言語による会話は改善の余地があるが、ほかのやり方でサポートできる。たとえば、あるデパートでの実験では、声の代わりにタブレットを使ってやりとりしながらロボットが接客をしたところ、1日で40人に商品が売れたという。人間が1日に対応できるのは20人というから、ロボットの方が圧倒的にパフォーマンスが良いといえる。
石黒氏は自身の経験として、自分のアンドロイドを外国に送り、そのアンドロイドにプレゼンをさせた話も持ち出した。プレゼンは何ら問題なかったが、質疑応答は日本にいる石黒氏自身が遠隔操作したという。なお、この日ステージ上のロボットも、オペレーターによる遠隔操作により会話をしていた。
これらの進化について話した後、石黒氏は「アンドロイドロボットは人間よりも人間らしくなっているか?」と問いかける――答えは「イエス」だ。ロボットに俳優、アイドルなどの職業をやらせれば、間違えず、疲れず、文句を言わず、しかも安価。もっと美しくすることもできる。だがこれは、「パーフェクトなアンドロイドロボットは、(本質的な意味で)人間らしくない」という次の問題に衝突する。
そこで石黒氏が手にしたのが、携帯電話サイズの小型ヒューマノイド「Elfoid」だ。遠隔操作型で握りながら、遠くにいる相手と対話する。「我々(人間)は、人とやりとりするとき相手に対するイマジネーションを使っている」と石黒氏は話し、Elfoidは「ミニマルなデザインによりイマジネーションを最大化できる」と述べる。さらには、会話を通じてイマジネーションを得るため、Elfoidを介すると常にポジティブなイマジネーションが湧くとも言う。また、Elfoidよりも大きい抱き枕のような「Hugvie」は、欧州でも介護で喜ばれることが分かったという。
ElfoidはNTTドコモとのコラボレーションにより3G版を開発、現在石黒氏らはBluetooth版の開発を進めている。子どもや老人などスマートフォンを使いこなせない層に特に適している、と石黒氏は言う。
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上方落語協会 文枝会長7期目 第2繁昌亭に意欲
2014年5月24日
http://www.nnn.co.jp/dainichi/news/140524/20140524045.html
上方落語協会は23日の定期総会で現会長の桂文枝さん(70)を会長に再任した。7期目で任期は2年間。文枝さんは「次世代へつなぐ」をテーマに、第2の天満天神繁昌亭開設やスター育成の課題に挑む。
文枝さんは総会後の会見で「社団法人化や公益社団法人化、繁昌亭、上方落語協会会館開設など思っていたことが多少できた」と回顧。「今までやってきたことを若い人に受け継いでもらい、100年先も続く形を作りたい」と語った。
活躍の場が増えたことで同協会の会員数も246人となり「研さんの場としてもう一つ定席があれば」とし、神戸市近辺に第2の繁昌亭開設を目指すことも明かした。
「活気のあったころのように劇場を掛け持ちするような忙しさを味わってもらいたい」と次世代へ期待を寄せた。
新理事には桂あやめさん(50)、笑福亭三喬さん(53)ら4人が、幹事長に桂米団治さん(55)が就任。体制の若返りも図った。
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湯川秀樹の博士論文発見=「中間子論」でノーベル賞−大阪大
http://www.jiji.com/jc/zc?k=201405/2014051300982
日本人で初めてノーベル賞を受賞した湯川秀樹博士の学位論文が大阪大学豊中キャンパス(大阪府豊中市)で発見され、報道陣に13日公開された。うち1本は後にノーベル物理学賞の受賞につながった論文で、同大理学研究科の細谷裕教授は「歴史を大きく変えた論文。新しい概念がどう生まれたかを物語っている。何らかの形で学生が閲覧できるようにしたい」と話した。
見つかったのは、現在の素粒子物理学の基になった「中間子論」の主論文1本と参考論文9本で、湯川博士は大阪帝国大(現大阪大)に提出し学位を取得した。
湯川博士は1933年から39年まで、大阪帝大理学部で講師、助教授として物理学を研究し、中間子論を発表。米コロンビア大で客員教授をしていた49年、ノーベル物理学賞を受賞した。(2014/05/13-20:50)
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近畿大学とイオンアグリ創造、バイオコークスを利用したハウス加温栽培研究
http://news.mynavi.jp/news/2014/05/21/229/
近畿大学とイオンアグリ創造は20日、産学連携包括協定を締結したと発表した。北海道恵庭市の近畿大学バイオコークス研究所が所有する農地にて、共同で循環型農業の研究やバイオコークスを利用したハウス加温栽培の研究、および就農人材の育成に取り組む。
両者は今回の産学連携により、生産性が高く、かつ環境に配慮した農業を目指すという。農産物の安定供給に向け、実証実験を行うほか、バイオコークスのコスト面でのメリットおよびCO2削減の具体的なメリットを検証し、バイオコークスの普及を図る。
6月上旬より共同取り組みを順次開始し、9月よりバイオコークスを燃料に用いたハウス加温栽培について、同農地でトマトの栽培を通じた実証実験を実施する。また、循環型農業の確立に向け、同農地で発生した野菜の残渣など有機性残渣の活用について、産学連携で研究・実践する。
併せて、イオンアグリ創造の社員および地域の新規就農希望者の農場実習や作物栽培に関する研修を共同で行う。
今後は、同農地で栽培された野菜をイオン店舗で試験販売し、市場調査研究を行う予定のほか、近畿大学農学部等との共同研究などを計画している。
バイオコークスとは、あらゆる植物(バイオマス)から形成できる新しいエネルギー展開技術。石炭や灯油などの化石資源の代替を可能にすることから、実質的な地球温暖化ガスの削減ができるといわれている。
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>>2151
第二繁昌亭は神戸なんですか?
残念。商業的にも考えても、
もう一軒、大阪に作るべきでしよ。
神戸に作るのは否定しないがミナミに一軒作ってからでしょ。
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近畿大、3D造形技術研究センター新設−地域貢献や人材育成
掲載日 2014年05月21日
http://www.nikkan.co.jp/news/nkx1420140521hmal.html
【広島】近畿大学工学部(広島県東広島市、京極秀樹学部長、082・434・7000)は、次世代基盤技術研究所に「3D造形技術研究センター」を新設した。金属系材料を中心に3次元(3D)積層造形に関する技術開発を行う。地域企業と3Dプリンターの共同利用の拠点にして、地域のモノづくりの発展、人材育成をにつなげる。
同センターは京極学部長をセンター長に、5人の研究者で、次世代基盤技術研究所7番目のセンター。次世代モノづくりに欠かせない金属系材料を中心にし、新たなマルチマテリアル3D積層造形装置の開発も目指す。材料の粉末特性や積層造形条件の解明、データベース化も進める。
また金属、高分子、セラミックスなど多種類の材料による3D積層造形装置の開発にも取り組む考え。研究開発とともに、地域との共同利用に力をいれる。西日本には共同利用の拠点がないことから、視野を西日本に広げている。さらに研修会などを開いて、地域の技術者などが3Dプリンターに触れる、使う機会を提供する計画。
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6/1(日)近畿大学先端技術総合研究所 公開シンポジウム「SCIENCE TOUR」開催
2014年05月22日 09時10分
http://www.news2u.net/releases/123065
近畿大学先端技術総合研究所 (和歌山県海南市)は、平成26年(2014年)6月1日(日)、一般の方々を対象に、同研究所で行っている最先端の研究活動をわかりやすくご紹介し、科学技術の楽しさや魅力に触れていただくため、公開シンポジウム「SCIENCE TOUR」を開催します。
【本件のポイント】
● 「マンモス再生」「呼気マウス」など話題の研究を行う最先端の研究所を見学!
● お子様からご高齢者まで楽しくご参加いただける内容で、ドリンクやお菓子もご用意
【本件の概要】
■日 時:平成26年(2014年)6月1日(日) 12:30〜17:00(12:00受付開始)
■会 場:公開講座・・・和歌山リサーチラボ(海南インテリジェントパーク内)
オープンラボ・・・近畿大学先端技術総合研究所(海南インテリジェントパーク内)
※両会場でドリンク・お菓子をご用意しています。
■申込み・お問合せ:近畿大学先端技術総合研究所 TEL (073)483-7887
《公開講座》 12:30〜14:40
定 員:先着90人(要事前申込。定員に余裕のある場合は当日受付可)
講座(1):「コンピューターとたんぱく質〜たんぱく質の形と動きの仕組みに迫る〜」
講師・・・近畿大学先端技術総合研究所 高圧力蛋白質研究センター教授 米澤康滋
講座(2):「幹細胞が描く未来の医療〜人はどこまで再生できるのか?〜」
講師・・・近畿大学先端技術総合研究所 生物工学技術研究センター教授 三谷 匡
《オープンラボ(研究所見学会)》 15:00〜17:00
定 員:入場自由(人数制限なし、事前申込不要) ※こども科学体験教室は先着24人
内 容:こども科学体験教室「風力発電でLEDを光らそう!」/体験コーナー「動物組織から遺伝資源情報を回収しよう」/展示コーナー/ミニ講義 他
※先着200人に「ささゆりの球根」(フラスコプラント)をプレゼント
【近畿大学先端技術総合研究所】
近畿大学先端技術総合研究所は、和歌山県海南市の海南インテリジェントパークにある生物工学技術研究センター、ロボット工学・技術センター、植物センターと、近畿大学和歌山キャンパス内の高圧力蛋白質研究センターで構成される最先端の研究施設です。文部科学省の「私立大学ハイテク・リサーチ・センター」と「21世紀COEプログラム研究教育拠点」に選定されています。常に意欲的な研究テーマにチャレンジし、新たな研究課題を発掘する可能性と先駆的な研究成果に、各界から注目が集まっています。
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「楽しい科学、体験しよう」近大理工学部が来月1日にイベント 大阪
2014.5.26 02:04
http://sankei.jp.msn.com/region/news/140526/osk14052602040004-n1.htm
近畿大学は6月1日、東大阪キャンパス(東大阪市小若江)で理工学部が主催する「近大科学祭2014〜体験!!科学のふしぎ〜」を開催する。さまざまな授業や実験などを通し、来場者に科学の楽しさや奥深さを感じてもらうのがねらい。入場無料。小学生以下は保護者同伴。
今年が7回目の開催。理工学部の6つの学生研究会(化学、電子計算機、ロボット、エネルギー、自動車技術、エレクトロニクス)が、それぞれに個性を生かした授業や実験を行う。
会場ではロボット操縦やドライビングシミュレーターの体験会などを実施。また、太陽電池や風力発電などの自然エネルギーに関する公開授業も行われる。問い合わせは理工学部(電)06・4307・3047。
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>>2154 京都花月はかつてあったが、神戸花月がなかったのが謎ではあったが。
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「宇宙のES細胞」市大に帰る
05月27日 18時55分
http://www3.nhk.or.jp/kansai-news/20140527/4665431.html
宇宙空間で1年以上保管されたさまざまな種類の細胞になるES細胞が大阪市立大学に戻り強い放射線による影響などを分析する研究が行われることになりました。
この研究は大阪市立大学医学研究科の森田隆教授などのグループがJAXA=宇宙航空研究開発機構などと共同で行っています。
きょうは、去年3月、国際宇宙ステーションの日本の実験棟「きぼう」に送り込まれたあとおよそ1年2か月にわたって保管された、さまざまな種類の細胞になるマウスのES細胞がトラックに乗せられて大学に戻りました。
教員たちは細胞が入った容器を受け取り氷点下150度ほどで凍結保存するための装置に慎重に移し替えていきました。
研究では地上より放射線が強い宇宙空間に長期間、滞在した時、体にどのような影響を及ぼすかを調べるため▼放射線の量と遺伝子への影響や▼傷ついた遺伝子が修復される仕組みなどを分析することにしています。
また国際宇宙ステーションには同時に送り込まれたあと今も保管されている細胞があり、今後定期的に持ち帰って比較することにしています。
森田教授は「多くの人が宇宙に行く時代の到来に向けて安全性に関する研究を深めていきたい」と話しています。
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大阪生まれの木田真理子さん
バレエのブノワ賞受賞おめでとう
木田真理子さん、ブノワ舞踊賞受賞…日本人初
http://www.yomiuri.co.jp/culture/20140528-OYT1T50004.html
世界で最も権威のあるバレエ賞の一つ、ブノワ舞踊賞が27日にモスクワで発表され、女性ダンサー部門でスウェーデン王立バレエ団の木田真理子さん(30)が受賞した。
日本人の受賞は初めての快挙だ。
同賞は振付家ユーリー・グリゴロービチさんが代表を務める国際ダンス連合主催で、1992年に始まった。前年1年間に最も優れた活躍をした世界中のダンサーや振付家などを顕彰してきた。過去にはシルヴィ・ギエムさん、モーリス・ベジャールさんらが受賞してきた。
今年の女性ダンサー部門には木田さんとポリーナ・セミオノワさん、アシュレイ・ボーダーさんら世界的スターを含む7人がノミネートされ、木田さんは主演した「ジュリエットとロミオ」でジュリエット役を初々しく踊って評価された。
木田さんは大阪生まれ。4歳からバレエを始め、2000年のローザンヌ国際バレエコンクールで入賞。カナダのバレエ団に入ったが、欧州の優れた振付家たちと出会って「現代舞踊をもっと頑張りたい」と思い立ち、09年にスウェーデンのヨーテボリ・バレエ団に移籍し、12年から現在のバレエ団の第一ソリストとして活躍する。力強く、豊かな表現力を持つダンサーとして知られている。
2014年05月28日 01時38分 Copyright © The Yomiuri Shimbun
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日本初公開 イタリア貴族の収集品展、31日開幕
2014年5月31日
http://www.nnn.co.jp/dainichi/news/140531/20140531053.html
大阪市阿倍野区のあべのハルカス美術館で30日、「ミラノ ポルディ・ペッツォーリ美術館 華麗なる貴族コレクション」の内覧会が行われ、日本初公開の約80点がお目見えした。同展は31日開幕し、7月21日まで開かれる。
ミラノの名門貴族ポルディ・ペッツォーリ家の末裔(まつえい)、ジャン・ジャコモ(1822〜79年)は、一族に受け継がれてきた美術品に加え、独自の美意識でルネサンスから19世紀にかけての絵画、工芸、武具などを収集。死後、自宅を美術館にし、公開している。
同展は、肖像画史上でも名高いピエロ・デル・ポッライウォーロの「貴婦人の肖像」をはじめ、サンドロ・ボッティチェリの「死せるキリストへの哀悼」などの貴重な作品を公開。イタリアの国家統一に向けた動きと呼応した美術史の変遷を伝えている。
同展図録を監修した九州大大学院准教授の京谷啓徳氏は「個人の徹底した美意識と幅広い分野の収集品が特長。貴重なものばかりなので楽しめるはず」と話している。
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ここでも中国の厚い「壁」! 生薬枯渇、国内対策は…阪大で来月シンポ
2014.5.29 16:32
http://sankei.jp.msn.com/west/west_economy/news/140529/wec14052916320004-n1.htm
漢方薬業界で、原料の生薬が将来足りなくなるのではないかという懸念が広がっている。生薬の価格が、主な産出国である中国での需要増や人件費上昇の影響で高騰しているためだ。製薬業界や農業関係者、研究機関にも不安が広がっており、関西などで産官学で連携する動きも拡大。輸入に頼らずに日本国内で安定的に供給する態勢づくりを目指し、大阪大が6月にシンポジウムを開催する。
(南昇平)
阪大は、将来の生薬不足が業界や市場に与える影響を分析し、課題に対処するため、6月7日にシンポジウムを大学会館で開く。独立行政法人農業・食品産業技術総合研究機構などの専門家や生薬原料会社の役員らが議論する予定だ。
日本漢方生薬製剤協会によると、平成22年度に国内で使用された生薬は264品目、2万2千トン。このうち8割の1万7780トンを中国産が占める。品目別でみても、中国産のみが使われる生薬は120品目(45・5%)に上る。
中国産生薬の輸入価格を使用量の上位30品目でみると、18〜22年の間に60%も値上がりした。中国で所得水準の向上により医薬品の使用が増えたのと、人件費の高騰が要因とみられている。薬用部位が根にある植物も多く、商品化するには人手がかかる。カタクリやオウレンのように成長に7、8年かかる植物も少なくなく、シャクヤクはつぼみや花を摘む作業が、クズは斜面での収穫が重労働だ。
今後は、植物などの「生物資源」を有効に活用し続けるための生物多様性条約などにより、品種によっては輸入が難しくなる可能性もある。医療用漢方薬大手のツムラは、「中国の契約栽培地で生産量を増やす効率化や、安定供給を維持するための友好関係の維持が重要だ」と指摘する。
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>>2162
http://sankei.jp.msn.com/west/west_economy/news/140529/wec14052916320004-n2.htm
http://sankei.jp.msn.com/west/west_economy/news/140529/wec14052916320004-n3.htm
こうした中、奈良県は昨年から「大和産生薬」を守ることを目的に、生薬の栽培指導者を育成し始めた。高知県立牧野植物園では、ミャンマー産の朝鮮ニンジン属の植物が有効成分が中国産より多いことを確認するなど、新たな原料の探索が進められている。
ただ、阪大総合学術博物館の高橋京子准教授は「生薬の多くは外国原産の野生植物。日本の気候、風土で栽培する技術や品種改良が難しい」と指摘する。栽培地が変わる場合、2〜3年かけて試験栽培を行い、効能を確認する必要があるなどコストもかかる。
一方で、日本の国家プロジェクトとしての薬草栽培は鎖国政策下の徳川吉宗の時代にさかのぼる。高品質の生薬を国産するために国内の資源を調査した結果、トウスケボウフウに代表される外国産の栽培に成功。野生植物から代替種を見いだすなどの成果を上げた。
高橋准教授は、生薬の安全性や臨床効果を調べる医学・薬学▽野生植物の消失を防ぐための植物探査や品種と有効性について研究する理学▽栽培の担い手を育成し、生産、加工、流通業を統合した6次産業化を考える農学−などで、産官学が連携していくことが必要だと説いている。
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大阪人模様
「天満音楽祭」屋台骨支える
「オフィス小出」社長 小出 敏博さん
2014年5月28日
http://www.nnn.co.jp/dainichi/rensai/moyou/140528/20140528044.html
人脈、ノウハウ生かし
2000年にスタートし、今秋で15年目を迎える天満音楽祭(天音)。天満かいわいに住む音楽好きの「お祭り騒ぎ」が成長し、昨年は31会場で300を超えるバンドが演奏するビッグイベントとなった。当初から6倍のスケールとなった現在も、ボランティアが運営する手作りイベントに変わりはない。大きな課題となった財源の確保を支えるのが小出敏博さん(65)だ。広告関連企業や地域振興企画会社の勤務を経て独立した経験を生かし、「天音」の財務面、広報面を支える。
■広告と地域振興
小出さんは、総合広告代理店に28年勤務した後、広告制作会社、地域振興企画会社で官民の事業企画や地域振興業務に携わった。
地ビールづくりによる地域活性化の指導、「日本列島・夕陽百選の町」づくりの企画推進、大阪府の文化・観光情報誌の編集業務、生産地と都市間の「朝市」開催と観光交流、神戸まつりでの全国ふるさと物産・観光出展イベントの開催。数え上げれば切りがないが、長年培った企画力と人脈でさまざまなイベントを立ち上げ、その仕事が新たな企画を生み、人脈を広げる。
■この人の取材を
「天音」との出合いは2006年。財務面の課題が浮上する中で実行委員となり、築き上げてきたノウハウと人脈を活用し、広告集約、広報などを担当。飛び込みもいとわず「天音」ファンを広げていった。
「全体を見渡して調整してくれる人で」「ボランティアでここまでやってくれる」「その時、助けてくれたのはこの方で」。小出さんの口からは関わってきた人たちの美点が具体的な行動とともに詳細に語られるが、小出さん自身の話はあまり出ない。「それならこの人の取材をお願いします」が口癖のようだ。
○…初めてお会いした際に「天音」についてものすごい勢いで話されたが、その大半は他のメンバーの活躍ぶり。手掛けてきたプロジェクトの一つ一つで、出会った人々との交流が小出さんのエネルギー源のようだ。小出さんが好きになる人が増えるたびに、小出ファン、「天音」ファンも増えていくのだろう。
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中高生の軽音コンテスト「スニーカーエイジ」予選会出場順決まる
2014.6.2 16:03
http://sankei.jp.msn.com/west/west_life/news/140602/wlf14060216030019-n1.htm
中学校と高校の軽音楽系クラブのコンテスト「We are Sneaker Ages」(産経新聞社、三木楽器主催、大阪芸術大学グループ特別協賛)の全参加校を対象にした説明会が1日、大阪府河南町の大阪芸術大芸術劇場で開かれ、8月に10日間予定している予選会の出場順などが決まった。
コンテストは「君が明日になる 君が夢になる」をコンセプトに昭和54年から開催。今年は高校109、中学校11の計120校がエントリーしている。
この日は各校の代表者がステージで抽選。出場順が決まると会場から歓声が起きた。
大阪芸術大の学生らは、今年の規定曲、片平里菜の「女の子は泣かない」などを参考演奏として披露した。
予選会は8月8〜17日、大阪市中央区の松下IMPホールで開催。第35回記念大会特別枠1校を加えた全21校が12月28日、同市此花区の舞洲アリーナで開かれるグランプリ大会に出場する。
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グランフロント大阪に谷岡学園オフィス
2014.6.3 14:43
http://sankei.jp.msn.com/west/west_life/news/140603/wlf14060314430024-n1.htm
JR大阪駅前の大型複合施設「グランフロント大阪」(大阪市北区)に2日、学校法人谷岡学園(大阪府東大阪市)のサテライトオフィスが開設された。大阪商業大学や神戸芸術工科大学、大阪女子短期大学など、谷岡学園が運営する各校の教育・研究活動の拠点になる。
サテライトオフィスは、総面積約545平方メートル。講義室やミーティングブースを備えている。JR大阪駅前という利便性を生かし、講演会やシンポジウムの会場のほか、生涯学習の場として活用する。
この日開かれたオープニングセレモニーでは、谷岡一郎理事長が「このオフィスは世の中に新しい知を発信する拠点。多くの人が自由に学べる場でありたいと思っている」とあいさつ。その後、出席者らによるテープカットが行われた。
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HPCI計算結果を可視化する世界最高水準のシステム、大阪大学が導入
(2014/6/3 06:00)
http://cloud.watch.impress.co.jp/docs/news/20140603_651396.html
大阪大学サイバーメディアセンターは、吹田キャンパス内、豊中キャンパス内・豊中データステーション、およびうめきた拠点に、計算シミュレーションや科学的可視化などの目的で、世界最高水準の大規模可視化システムを導入した。構築・製品提供を行ったNEC、サイバネットシステムとの3社共同で2日、発表した。
大阪大学は「京」を中核として全国の主要なスーパーコンピュータ(以下、スパコン)を高速ネットワークでつなぐ「革新的ハイパフォーマンス・コンピューティング・インフラ(HPCI)」に参画し、同サイバーメディアセンターでは先端科学研究支援の一環として、高性能計算と可視化に注力してきた。
2007年には世界初のフルHD・4面CAVEシステム(没入型立体表示装置)を整備。スパコンによる計算結果を分かりやすく、高精細に表示することで、多くの産業分野に貢献してきた。しかし、システムの老朽化により、最先端・大規模な計算結果を表示することができなくなりつつあった。その間にHPCIの整備も進み、国内の計算資源やストレージがネットワークで結ばれ、シングルサインオンで利用できる環境も整ったことから、今回、HPCIと連携できる大規模可視化システムの導入を決めた。
新システムは、HPCIでの大規模な計算結果をできるだけ損なうことなく可視化するためのもの。大型・高精細・3Dという特長を備える「大型3Dタイルドディスプレイ」×2式(サイバネットシステムが構築担当)と、ソフトウェア設定でハードウェア構成を変更できる「フレキシブルリソースプールシステム」×1式(NECが構築担当)で構成される。
大型3Dタイルドディスプレイは、豊中キャンパスに設置された「24面フラット3Dディスプレイ」と、うめきた拠点に設置された「15面シリンドリカル3Dディスプレイ」の2種類。
前者は、会議室のメインスクリーンとしても使える横6.5m×縦2.4mのディスプレイで、1920×1080(フルHD)の50型プロジェクションモジュール×24台を用いて、水平150度程度の広視野と視覚限界に近い約5000万ピクセルの高精細を同時に満たす、世界最高水準の性能を実現。大規模計算によって得られた高精細な可視化結果を立体かつインタラクティブに表示し、多人数で同時に眺めることで研究結果の理解、新たな知見の創出を促す。
後者は、1366×768(HD)の46型液晶モニタ×15台を用いて、シリンドリカル(円筒形)に配置した全長横5.1m×縦1.7mのディスプレイで、大阪大学サイバーメディアセンターが産学連携拠点と位置づけたうめきた拠点にて、HPCIの普及啓発、産業界の利用促進の役目を担う。
ディスプレイのほか、さまざまなソフトウェアも導入している。シミュレーションの可視化で多くの研究に使われているAVS(Advanced Visual Systems:1991年創立のデータ可視化業界のリーダー企業)データをそのままバーチャルリアリティ環境に移行できる汎用可視化ソフト「AVS/Express MPE」、複数の3Dアプリをリアルタイムに1つの3次元空間として表示できる「FusionVR」、3DCGコンテンツを立体映像コンテンツに変換する「VR4MAX」などだ。
また、可視化システムを活用して、インターネット上に作られた共有空間(サイバーコモンズ)を推進するための周辺機器や端末も導入。例えば、2式の可視化システムにはハイビジョンビデオ会議システムが接続されており、画面を分割することで、可視化データをみながら遠隔会議が行える。また、モーショントラッキング装置を用いて、立ち位置に合わせた立体映像をリアルタイムに表示するバーチャルリアリティ機能も備えている。
一方、NECが構築を担当したフレキシブルリソースプールシステムでは、システムに必要なコンピュータ資源をリソースプール化し、手作業でシステムの配線を変更することなく、ソフトウェアでハードウェア構成の変更を可能にしている。「CPUリソースプール」として64台のサーバー、「I/Oリソースプール」として計算性能を向上させる48台のGPU、大量のデータを保存可能な12台・合計約400TBの大容量ストレージ、大規模シミュレーション計算などの高速読み書き処理に対応する4台の高速ストレージなどで構成され、ネットワーク上に自在に各種デバイスを配置可能な「ExpEther技術」(LAN標準のEthernetとコンピュータのPCI Express標準バスを結びつける技術。NECが開発)を用いて、6台のラックに分散配置。ユーザーが用途に応じて計算に応じたリソースを選択・利用することができ、研究プロジェクト単位に利用するソフトごとに、性能の制約を受けない研究環境を実現するという。
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こうした可視化システムが社会に与える影響
導入したディスプレイは大型・高精細・3Dという3つの特長を持つため、広範囲な応用が考えられる。大型・高精細という特長より、高精細な衛星写真を縮小せずに表示し、近寄るだけでみたい部分を詳しく観察できるなど、大規模データの「全体像の把握」と「詳細な観察」をいずれも行いたい場合に最適。同時に複数の人が観察できるので、コラボレーションや教育にも適するという。
また、大型・3Dという特長から、自動車や建築物などの3次元データを実物大で立体表示。インタラクティブにさまざまな角度から観察できるため、模型作成の手間を省き、短時間で正確なデザイン検討が可能となる。
さらに高精細・3Dという特長から、複雑な立体構造を分かりやすく理解したい場合にも最適。例えば、ゴムの高分子となの粒子の構造や、変形の様子を詳細に観察できる。
このような多岐にわたる応用を通じて、さまざまな科学技術の新たな知見を生み出すと同時に、公開セミナーや見学会など一般の人が体験できるような機会を設け、最新の研究成果を分かりやすく普及啓発することが可能という。
新システムは、HPCIなどの制度を利用して研究課題に採択されることで利用できる。今後、大阪大学サイバーメディアセンターでは、新システムを核として、可視化技術や可視化技法に関する講習会、セミナー、ワークショップなどの開催、コンサルテーションなどのさまざまな可視化サービスを展開。また、名古屋大学、東北大学の可視化システムとも接続し、新しいスタイルの共同研究を推進していく考え。
URL
プレスリリース
http://jpn.nec.com/press/201406/20140602_03.html
(川島 弘之)
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2014年6月3日
株式会社メディネット
メディネットと大阪大学による共同研究講座設置について
〜免疫学分野と再生・細胞医療分野を融合させ、新規治療技術の開発を目指す〜
http://prw.kyodonews.jp/opn/release/201406031070/
株式会社メディネットは、国立大学法人 大阪大学大学院医学系研究科に最先端医療イノベーションセンター(本部:大阪府吹田市、センター長:西田 幸二)を活動拠点とする共同研究講座「免疫再生制御学共同研究講座」を設置しました。この度、同センターが本年5月19日に竣工披露式典を開催したことに伴い、本格的に共同研究を開始することになりましたので、お知らせいたします。
最先端医療イノベーションセンターは、大阪大学大学院医学系研究科の研究者、様々な分野の研究者、企業の研究者などが一同に集結し、革新的な新薬や先端的な医療技術を迅速に開発・事業化すべく設立された研究拠点です。共同研究講座は、大阪大学と企業が対等の立場で協働することで、一体的な共同研究を展開し、迅速に事業化させることを目指した産学連携の制度で、現在、同センターには免疫、再生・細胞医療分野を中心に7つの講座が設置されています。
移植した細胞を体内で定着させることは、再生医療において要となるものの、未だその治療技術は確立されておりません。本共同研究講座では、移植した細胞を定着させる技術を確立するとともに、培養した細胞を移植した際に起こる慢性炎症の要因や関連する物質の解明を目指します。また、慢性炎症は、生活習慣、ストレス、老化、がんなどにおいても生じることから、慢性炎症の要因や関連する物質の解明により、これまで治せなかった病気を治せるような新たな治療技術の確立にもつなげたいと考えています。
大阪大学は、世界最先端の医療の実現を目指した再生医療実現拠点(※1)の一つであり、また、免疫学における世界的な中核的研究機関であることから、今後、共同研究講座において、大阪大学が有する研究力や知識と、メディネットが長年培ってきた免疫に関する治療技術や知見を最大限に融合させ、研究成果を迅速に事業化へと発展させてまいります。メディネットは、これまでがんに対する免疫細胞治療を中心に研究開発を進めておりましたが、本共同研究講座での研究を通じて、新たな再生・細胞医療分野にも取り組みを広げることになります。
1.共同研究講座の概要
(1)名称:免疫再生制御学共同研究講座
(2)所在地:大阪府吹田市山田丘2-2
(3)主な研究人員:
特任教授 豊福利彦先生(前大阪大学免疫学フロンティア研究センター感染病態分野 特任准教授)
特任准教授 宮川繁先生(前大阪大学大学院医学系研究科心臓血管外科学 講師)
招聘教授 前川隆司(当社取締役研究開発本部長)等
(4)研究内容:再生・細胞医療における移植細胞に対する免疫制御技術開発と品質管理技術への応用開発
(最先端医療イノベーションセンターのホームページ:http://www.comit.med.osaka-u.ac.jp/)
(※1)再生医療実現拠点
大阪大学は、独立行政法人科学技術振興機構(JST)の平成25年度再生医療実現拠点ネットワークプログラムの拠点A(既にiPS細胞等を用いた臨床応用に向けた基本的な技術開発が完了しており5年以内の臨床応用を目指す拠点)として採択されています。
以上
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近畿大学 東京オリンピック重点強化指定クラブについて
2014年05月30日 15時05分
http://www.news2u.net/releases/123418?ref=rss
2020年に東京オリンピックが開催されることをうけて、本学では、水上競技部、ボクシング部、洋弓部の3クラブを重点強化指定クラブとして、指導体制や競技環境を充実させ、特に強化を図ることを決定しました。
東京オリンピック開催決定後、関西の若い有望選手が関東へ進学することも増え、関西スポーツ界の地盤沈下が危惧されます。本学が全学をあげて東京オリンピックのメダル獲得を目指すことで、関西スポーツ界を盛り上げ、関西から世界へ羽ばたく選手を育成します。
今まで以上のご支援・ご指導を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。
【重点強化指定クラブ】
● 水上競技部
監督 山本貴司 コメント
「大学をあげて強化に力を入れていただくことに感謝している。監督就任後、半年が経ち、日々の指導を通じて将来が楽しみな選手もでてきており、まずはリオを目指して頑張っている」
● ボクシング部
総監督 赤井英和 コメント
「復部を果たし、部員の意識も技術も格段に向上してきている。もちろんリオも意識しているが、東京オリンピックまでにレベルをMAXにできるよう指導していく」
● 洋弓部
監督 山田秀明 コメント
「ロンドンオリンピックでは男女とも素晴らしい結果を残すことができたが、東京オリンピックでもそれに負けない成績をおさめたい。そのためにクラブ一丸となって全力で頑張る」
関連URL:http://www.kindai.ac.jp/topics/2014/05/post-589.html
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関西大、骨とチタンをソフト密着−人工関節の治癒後ボルト抜きやすく
掲載日 2014年06月03日
http://www.nikkan.co.jp/news/nkx0720140603eaab.html
関西大学化学生命工学部の上田正人准教授、池田勝彦教授らの研究グループは、インプラントに用いるチタンの表面に特殊な処理を施して、骨とチタンを「弱い密着状態」にすることに成功した。治癒後に人工関節を留めるボルトが抜きやすくなり、連鎖骨折を誘発しない。上田准教授らは、通常の開発とは逆を発案。生体骨に密着しない特徴があり、人工関節の骨頭など耐摩耗性が要求される部分に使われる酸化ジルコニウムに着目、チタン表面にコーティングした。
まず前処理としてチタンを過酸化水素と硝酸の水溶液に80度Cで約20分浸す。その後「骨と密着しにくい処理」でオキシ塩化ジルコニウム、アンモニア、クエン酸を混ぜた溶液に入れ、180度Cのオートクレーブで約12時間保持した。この工程でチタン表面に厚さ100ナノメートルの酸化ジルコニウム膜が施されるという。
ラットで実験し、何もコーティングしないチタンの場合は2週間で10%しか骨ができず、酸化チタン処理だけだと50%近く骨が形成された。そこで酸化チタンの中にごくわずかの酸化ジルコニウムを入れると、骨ができる割合が20%になった。この結果は、骨がチタンとの弱い癒着状態を保つことを示す。
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医療などに応用できる毛髪の百分の1、球形結晶作成に成功 大阪大
2014.6.5 19:13
http://sankei.jp.msn.com/west/west_life/news/140605/wlf14060519130029-n1.htm
毛髪の太さの100分の1の球形結晶を作ることに大阪大などのチームが成功し、5日付の英科学誌電子版に発表した。直径は数マイクロメートル(1マイクロメートルは千分の1ミリ)。このサイズの単独の結晶で真ん丸な形を保つのは難しく、世界初という。
結晶の表面は原子配列のばらつきがなく滑らかで、光を効率良く内部に閉じ込める性質も持つため、超小型レーザーや医療用の潤滑剤への応用が考えられるとしている。
チームの芦田昌明教授(光物性物理学)によると、球形結晶は、酸化亜鉛などの物質を超流動ヘリウムの中に入れ、レーザーで溶かして作る。液体になった酸化亜鉛は球状になり、元来の形の六角柱に戻る前に周囲をヘリウムガスが覆うため球形が保たれる仕組み。通常、単独の結晶は球形ではなく、直方体や六角柱などの形になる。
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髪の毛つながりで、次のニュース(笑)
美容師を輸出せよ 海外向けに育成する専門学校が大阪に登場
2014.6.5 18:55
http://sankei.jp.msn.com/west/west_life/news/140605/wlf14060518550028-n1.htm
http://sankei.jp.msn.com/west/west_life/news/140605/wlf14060518550028-n2.htm
服飾専門学校を運営する西口学園(大阪市)は、海外の美容院で活躍できる人材の育成に乗り出す。海外就労向けに特化した美容専門学校は日本で例がないという。日本人の美容師は技術力に定評があるが、海外に打って出るのはまれ。欧米で腕試しをしたいという若者らを支援する。
来年4月、同市福島区に「リティ・インターナショナル美容専門学校」を開校する。
新たな専門学校では、欧米人の髪質にあったカットやブローなどの手法、接客に必要な外国語を学ばせるカリキュラムを組む予定だ。
講師の一部には米国などの美容院で活躍する外国人を起用する。現地の美容室の視察などの海外研修もある。
日本の美容技術は海外で高い評価を受けているが、実際に海外で働いている日本人美容師はきわめて少ないのが現状だ。国や地域で美容師資格や就労ビザの条件が異なることなどがハードルになっているという。
西口学園はデザインや美容などのコースがある英風女子高等専修学校(同市)といった服飾関連などの専門学校を複数運営している。最近は海外留学や就職を求める学生が増えているという。
新たな専門学校は、海外の5つの美容学校、約130の美容室と提携。海外研修などに役立てるほか、海外での就職先探しに全面的に協力する。ビザ申請や滞在許可取得などの相談にも応じる。
平成30年には、1期生の少なくとも2割が海外就労を実現できるようにするという。プロデューサーの高田哲周氏は、「日本人が海外でもっと活躍できるような学校づくりをしていきたい」と話している。
1学年で35人の生徒を予定しており、今年6月に募集を開始した。2年制で、年間の学費は約120万円。
海外では、料理界で高い評価を受ける日本人が増えているが、美容師の業界でも日本人の存在感を高めていく考えだ。
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スーパーグローバル大学創成支援に旧帝大早慶など109校が公募
2014年6月6日(金) 18時30分
http://resemom.jp/article/2014/06/06/18846.html
文部科学省は6月6日、平成26年度スーパーグローバル大学創成支援の公募申請状況を発表した。世界レベルの教育研究を行うタイプAに旧帝大や早慶など16大学、国際化を牽引するタイプBに93大学が申請している。採択校の決定は9月下旬頃の予定。
スーパーグローバル大学創成支援は、日本の高等教育の国際競争力を強化することを目的に今年度より実施。国際化と大学改革を断行する大学を重点支援する。支援対象は2つのタイプがあり、世界大学ランキングトップ100入りを目指し、世界レベルの教育研究を行う「タイプA」と、先導的試行に挑戦し、我が国の大学の国際化を牽引する「タイプB」がある。
タイプA(トップ型)には、東京大学、京都大学、東北大学、九州大学、北海道大学、大阪大学、名古屋大学の旧帝国大学や、慶應義塾大学、早稲田大学など16大学(国立13大学、公立1大学、私立2大学)が申請。
タイプB(グローバル化牽引型)には、一橋大学や横浜国立大学、九州大学、北陸先端科学技術大学院大学、奈良先端科学技術大学院大学、国際教養大学、青山学院大学、中央大学、法政大学、明治大学、立教大学、同志社大学、立命館大学、関西大学、関西学院大学、立命館アジア太平洋大学など93大学(国立44大学、公立11大学、私立38大学)が申請している。なお、ウェブサイトには、各大学の構想名が掲載されている。
9月下旬頃に採択校が決定する。タイプAが10件、タイプBが20件程度選定される予定。補助基準額はタイプAが4億2,000万円、タイプBが1億7,200万円。事業内容などを考慮したうえで、1件あたりの年間補助金額の上限なども定めるとしている。
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江戸期の薬草、解読進む 老舗の図鑑をデジタル化
青山祥子
2014年6月5日03時00分
http://www.asahi.com/articles/ASG623H5DG62POMB001.html
江戸中期に創設された国史跡の私設植物園「森野旧薬園」(宇陀市)。収蔵する標本や資料について大阪大学が研究を進めている。その成果を特別展「漢方今昔物語 生薬国産化のキーテクノロジー」で展示中だ。創設者の森野賽郭(さいかく、1690〜1767)が描いた門外不出の図鑑「松山本草」をデジタル化し、全カラー映像を初公開している。
森野旧薬園は約450年続く老舗「森野吉野葛本舗」の10代目当主、賽郭(通称・藤助〈とうすけ〉)が1729年に開設した。賽郭は家業の傍ら、薬用植物を栽培、研究し、幕府の採薬調査に随行。報酬として幕府から貴重な中国産の薬草が下賜され、8代将軍徳川吉宗が奨励した薬草の国産化に貢献した。
肥満体質の改善効果がある薬として最近注目される漢方薬「防風通聖散」で使われるボウフウもその一つ。賽郭が薬園で栽培を始めたことにちなみ「トウスケボウフウ」の別名がある。
松山本草は全10巻の和装冊子。賽郭が晩年、植物約700種を中心に、約1千種の動植物を写生、彩色した。中南米原産のダンドクといった江戸期に伝来した珍しい植物も描かれており、当時の薬用植物の姿を伝える貴重な資料だ。花の開花時期、和名、品質なども書き込まれている。
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ネズミ撃退に「天敵臭」大阪バイオ研など開発
2014年06月07日
http://www.yomiuri.co.jp/osaka/news/20140607-OYO1T50015.html
ネズミがネコなどの天敵に出合った時の恐怖心を起こさせるにおい物質を使ったネズミ撃退剤が、今冬に発売される。天敵への恐怖心は慣れで克服できないため、家屋や農地などへのネズミの侵入を永続的に防げるという。
大阪バイオサイエンス研究所(大阪府吹田市)の小早川令子・研究部長と夫の小早川高(こう)・研究員らのチームが化学メーカーなどと共同開発した。
小早川さんらは2007年、においを感じる神経回路の一部を遺伝子操作で遮断し、ネズミにネコを怖がらせないことに成功。天敵のにおいへの恐怖は先天的であることを示し、注目を集めた。その後、様々な化学物質のにおいをネズミに嗅がせる実験を行い、「恐怖臭」を発する物質を発見、動物よけの製品として応用する研究を進めてきた。
先天的な恐怖臭には学習効果がないうえ、繰り返し嗅がせると、恐怖反応が増すこともわかった。豆の香りに近く、人体には無害という。
2014年06月07日 Copyright © The Yomiuri Shimbun
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チューバ集って95人 響きわたる圧倒的重厚感 大阪・東淀川
2014.6.7 21:39
http://sankei.jp.msn.com/west/west_life/news/140607/wlf14060721390032-n1.htm
チューバがいっぱい−。低音が魅力の大型金管楽器、チューバの奏者計95人が演奏する「チューバ・パーティー」が7日、大阪市東淀川区の市立青少年センターで開かれた。クラシックの名曲が披露され、訪れた人たちは大音量の迫力に圧倒されていた。
平成17年に来日し、今年3月まで日本で指導していた世界的なチューバ奏者、ロジャー・ボボさん(75)が秋からメキシコに拠点を移すのを機に、関西で指導を受けたチューバ奏者たちが感謝の気持ちを伝えようと企画。チューバだけでの演奏は珍しいという。
演奏会には中学生からプロの奏者まで参加。モーツァルトの「アイネ・クライネ・ナハトムジーク」などを演奏し、重厚感のある響きで会場をわかせていた。
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若き才能、関西から世界へ 第51回なにわ芸術祭、記念公演・表彰式
2014.6.7 23:52
http://sankei.jp.msn.com/west/west_life/news/140607/wlf14060723520034-n1.htm
関西発の新進芸術家の発掘・育成を目指す「第51回なにわ芸術祭」(産経新聞社など主催、大阪製紙、近鉄タクシー協賛)の受賞者記念公演と表彰式が7日、サンケイホールブリーゼ(大阪市北区)で開かれた。
落語部門で昨年の新人奨励賞に続き新人賞に輝いた桂雀五郎さんら落語、日本舞踊、クラシック音楽、洋舞、ジャズの計5部門の新人賞と新人奨励賞の受賞者計13人が出演。みずみずしい演技と演奏に約700人の観客から大きな拍手が送られた。
表彰式で産経新聞社の齋藤勉専務取締役大阪代表は「落語家からソプラノ歌手までが同じ舞台に立つなにわ芸術祭は縦割りの東京ではできない大阪ならではの芸術祭。受賞者を温かく見守っていただき、みなさんは一段と精進を重ね、世界へと羽ばたいていってください」とあいさつした。
なにわ芸術祭は上方文化の伝統を受け継ぐ舞台芸能の発展を目指し、昭和39年にサンケイ新聞社(当時)が創設した。毎年、古典・現代、国内外を問わない総合芸術祭として多彩な公演を開催。舞踊の京舞井上流五世家元の井上八千代さん、落語家の桂吉弥(きちや)さんら大勢の舞台芸術家を輩出してきた。
一昨年までは表彰式のみだったが、昨年の第50回を機に5部門の受賞者が一堂に会して演目を披露する記念公演を開催している。
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吉村順三さんの建築の魅力紹介 大阪くらしの今昔館で企画展
2014.6.8 02:01
http://sankei.jp.msn.com/region/news/140608/osk14060802010001-n1.htm
日本の伝統と風土に合った住宅や建物を設計した建築家、吉村順三さん(1908〜97年)の建築世界の魅力を紹介する企画展「生活空間の詩(うた)−建築家・吉村順三展」が、大阪市北区の大阪くらしの今昔館で開かれ、建築関係者や学生らでにぎわっている。7月6日まで。
吉村さんは東京美術学校(現東京芸術大学)を卒業後、アントニン・レーモンド事務所で日本の伝統美を現代に生かしたモダニズム建築を学び、居心地の良い生活空間を作り続けた。
企画展では住宅を中心とした木造建築にスポットを当て、写真パネルや図面、直筆スケッチなど約200点を展示。代表作の「軽井沢の山荘(吉村山荘)森の中の家」では、設計資料や20分の1の建築模型で生活空間の魅力に迫り、唯一の教会建築である「三里塚教会」も実際のイスを並べるなど内部をイメージ再現し、映像とともに紹介している。
関連イベントとして、今月14日午後1時半から講演会「吉村順三を語る」を開催する。定員先着200人。参加無料。インターネットなどで要申し込み。
企画展の開催時間は午前10時〜午後5時で、入館料は同展のみ200円。問い合わせは同館(電)06・6242・1170。
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西本智実さん大阪国際文化大使
06月09日 12時33分
http://www3.nhk.or.jp/kansai-news/20140609/4937381.html
世界的に活躍する指揮者の西本智実さんが、大阪の文化や芸術の魅力を発信する「大阪国際文化大使」を務めることになり、大阪市の橋下市長から委嘱状が手渡されました。
大阪市では、大阪にゆかりが深く、文化や芸術の分野で国際的に活躍している人を「国際文化大使」に委嘱し、大阪の文化芸術の魅力を幅広く発信してもらう取り組みを始めました。
その最初の大使に、大阪市出身で、世界的な活躍で知られる指揮者の西本智実さんが委嘱されることになり、橋下市長から委嘱状が手渡されました。
橋下市長は、「こうした形で、西本さんを委嘱できるのは非常に光栄だ。世界の標準で大阪の文化に対して厳しい意見をいただきたい」と協力を要請しました。
これに対して、西本さんは「これを機にふるさとの文化を掘り起こして、世界に伝えていきたい。海外での経験もいかして、大阪にとって一番良い発信の方法を模索していきたい」と抱負を話していました。
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年間売り上げ27億円! 養殖魚ムーブメントの 立役者、近畿大学水産研 究所
[2014年06月10日]
http://wpb.shueisha.co.jp/2014/06/10/31342/
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大阪国際文化大使に国際的指揮者・西本智実さん
2014年06月10日
http://www.yomiuri.co.jp/local/osaka/news/20140610-OYTNT50038.html
大阪の文化や芸術の魅力を国内外にPRする「大阪国際文化大使」の第1号に、大阪市出身で世界的な指揮者の西本智実さん(44)が選ばれ、9日、同市役所で委嘱式が行われた。
同大使は文化芸術分野で活躍する大阪の出身者や縁が深い人に、大阪をPRしてもらおうと新設された。西本さんは大阪音楽大卒業後、ロシア留学で腕を磨き、ロシア国立交響楽団首席客演指揮者を務めるなど、国際的に高い評価を得ている。
委嘱式で橋下市長は、西本さんに文楽や大阪城の写真が入った大使の名刺を手渡し、「世界的に活躍されている西本さんに大使に就いてもらい、ありがたい」とあいさつ。西本さんは「これを機にもう一度大阪の文化を見直して、海外に魅力を伝えていければ」と抱負を語った。
2014年06月10日 Copyright © The Yomiuri Shimbun
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http://www3.nhk.or.jp/kansai-news/20140610/5103961.html
富田林高校の中高一貫化を検討
06月10日 12時27分
大阪府教育委員会は富田林市にある府立富田林高校の敷地に新たに中学校を設け、早ければ3年後にも大阪府立では初めての併設型の中高一貫校とする方向で検討していることが分かりました。
大阪府教育委員会によりますと富田林市の府立富田林高校は校舎を改修して新たに中学校を設け、早ければ3年後の平成29年度にも中高一貫校とする方向で検討しているということです。
この高校をめぐっては地域の人や卒業生から府立高校の全日制普通科で学区が撤廃されたことにより生徒数が減るのではないかという懸念や、じっくりと学習に取り組める環境が望ましいとする意見などから中高一貫校への移行を求める要望が出ていたということです。
大阪府では市や町が設けた公立中学校と連携する「連携型」の中高一貫校は柏原市と能勢町にありますが中学校と高校をともに府が設置する「併設型」の中高一貫校は初めてになります。
大阪府教育委員会は「周辺地域の人口減少も課題になっていて教育を軸に地域の活性化も期待できる」と話しています。
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地元の市立中学がD地区やスラムを抱えた荒れたとこで、人権屋の介入によりゆとり教育の走りが行われた他だけに、
あちらの反応が見ものである。ちなみに、数年前いじめによる自殺があったところである。
なおかつては校区外から優秀な生徒を受け入れた受験教育至上主義をとってた伝統を富高中等部が受け継ぐってわけよ。
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関フィル演奏者が「楽器クリニック」 生徒900人が直接指導受ける
2014.6.11 12:07
http://sankei.jp.msn.com/west/west_life/news/140611/wlf14061112070008-n1.htm
吹奏楽部などで活動する大阪府東大阪市内の中学生、高校生に関西フィルハーモニー管弦楽団のプロ演奏者が指導するイベント「楽器クリニック」が東大阪市永和の市民会館で開かれた。生徒にプロの技術を感じてもらい、技術を向上させるとともに意欲を高めるのが狙い。
クリニックは東大阪市が今回初めて企画した。市内にある21市立中学校と、市立日新高校の音楽系クラブの生徒計約900人が参加した。
生徒は関西フィルの生演奏を聴いた後、実際にステージに上がり、プロ演奏者を直接指揮。また、約80人の生徒がフルート、クラリネット、トランペット、トロンボーン、ホルンの5つの部門に分かれ、演奏者から指導を受けた。
フルートを担当した生徒が「どうしたらよい音色が出るのか」と質問すると、演奏者は「紙飛行機を飛ばすような姿勢で吹いてみて」と、わかりやすい表現で説明していた。
トランペットの指導を受けた日新高校3年の小和野千波さんは「教えてもらった内容を後輩に伝えたい」と話していた。
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「忘却空間」再生を グランフロント大阪で討論会
2014.6.15 02:03
http://sankei.jp.msn.com/region/news/140615/osk14061502030002-n1.htm
利用されなくなった空き家など日仏両国都市部の「忘却空間」の再生について考える討論会が14日、大阪市北区のグランフロント大阪で開かれ、日仏の専門家が熱っぽく話し合った。
フランス政府の公式文化機関「アンスティチュ・フランセ日本」が主催。フランスでは1970年代、都市部の使われなくなった場所が芸術家らによって再利用され、欧州に広がった。
討論会では、フランス・リヨンの芸術研究所の共同ディレクター、カティー・ブヴァール氏▽フランス・リールで都市再生事業に取り組んだパスカル・ドゥブロク氏▽大阪市住之江区の千島土地社長、芝川能一氏▽大阪市立大准教授の嘉名光市氏▽横浜で歴史的建造物活用に取り組んだ池田修氏−がパネリストとして参加、産経新聞の石野伸子編集委員が司会を務めた。
まず実際に地域再生が進む住之江区の北加賀屋エリアを訪れ見学。討論会ではそれぞれの取り組みが紹介された後、ブヴァール氏が「建築としてすばらしいものを解体するのか存続させるのかは大きな問題」と指摘。嘉名氏は「『忘却空間』という言葉はフランス的だが、かつての記憶を取り戻そうという意味がある」と評価した。
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さよなら「大魔神」 映画撮影監督で元大阪芸術大教授の森田富士郎氏死去
2014.6.16 11:10
http://sankei.jp.msn.com/west/west_life/news/140616/wlf14061611100014-n1.htm
森田富士郎氏(もりた・ふじお=映画撮影監督、元大阪芸術大教授)11日、神経膠芽腫のため死去、86歳。葬儀・告別式は近親者で行った。喪主は長男、一樹(かずき)氏。
昭和22年に大映京都撮影所に入り、特撮映画「大魔神」などを撮影したほか、「眠狂四郎」や「座頭市」などの時代劇シリーズも手掛けた。
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■「あべのハルカス」 高〜い美術館 さまざまな仕掛けが・・・
http://www.mbs.jp/news/kansaiflash_GE000000000000004984.shtml
展望台が人気の「あべのハルカス」。
この16階に美術館があるのをご存知でしょうか。
高い場所にあるがゆえの、国宝や重要文化財を守るため様々な仕掛けが施されているんです。
取材に行ってきました。
「今、エスカレーターで『あべのハルカス』の16階に向かっています。16階は、地上80メートルと通天閣の展望台とほぼ同じ高さなんだそうです」
「こちらが西日本一高い場所にある『あべのハルカス美術館』です。現在、開催されている『ミラノ展』、ルネサンス芸術の傑作といわれる『貴婦人の肖像』など、約80点が展示されています」
「こちら(ガラスのコップ)ご覧ください。グラスの手で持つところが、ヴェネチアガラスを使った花でできているんです。ただちょっと不安定なので、細い糸で止められています」(西村麻子ANリポート)
「あべのハルカス」には、最新の耐震構造が導入されていて、美術館がある16階は地上よりも揺れないといいます。
さらに、こちらの展示ケースにも仕掛けがあります。
「普通の展示ケースには、仕込まれてないような何枚もの板が入っています。鉄板でできていておもりになっています。これによってずれない動かない」(あべのハルカス美術館 米屋優副館長)
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>>2195
工夫は美術館の壁にも・・・
窓ガラスの内側にある、手動で動く壁。
これは太陽光を遮断するためのものです。
古い美術品などは紫外線に弱いため、この壁を設けることで国宝や重要文化財を展示することが可能になったといいます。
高層の美術館ゆえの工夫が凝らされた「あべのハルカス美術館」。
来場した人の感想は・・・?
「楽しみにしてたんで、余計よく見える」(来場客・女性)
「こじんまりとして、ヨーロッパの小さな美術館というイメージ」(来場客・男性)
「すごくきれいですし、阿倍野らしくなくて逆にいいかな」(来場客・女性)
(06/18 17:51)
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>>2184 大阪の恥さらし、オバドルユニットのリーダーがOGでびっくり。進学校だから(比較的)ええしの家で生まれたんたとしても、
古い町か農村部の出だろう。あの年代では新興住宅地も開けてなかったから。
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モスクワ映画祭ダブル受賞の快挙 大阪芸大出身の熊切監督も
2014.6.29 09:55
http://sankei.jp.msn.com/west/west_life/news/140629/wlf14062909550014-n1.htm
世界的な映画祭の一つ、第36回モスクワ国際映画祭で、映画「私の男」の熊切和嘉監督(39)が最優秀作品賞を、主演の浅野忠信さん(40)が最優秀男優賞をダブル受賞した。世界的な映画祭で、日本の作品と日本人の主演俳優が最高賞を同時に受賞するのは快挙だ。
浅野さんは国際派俳優としても知られ、ハリウッドにも進出。「マイティ・ソー」シリーズや「47RONIN」などに出演している。ロシア人のセルゲイ・ボドロフ監督の映画「モンゴル」でも主演を務め、「モンゴル」は第80回米アカデミー賞の外国語映画賞候補にもなった。
熊切監督は、大阪芸大の卒業制作作品「鬼畜大宴会」がイタリアのタオルミナ国際映画祭グランプリを受賞。北海道函館市をモデルにした“海炭市”を舞台にした「海炭市叙景」は、フィリピンのシネマニラ国際映画祭グランプリなど国内外で多数受賞した。
モスクワ国際映画祭は、過去にも日本の監督や俳優が輝かしい実績を残してきた、ゆかりの深い映画祭でもある。
最優秀作品賞はこれまでに、日本映画を代表する名匠2人が受賞。新藤兼人監督の「裸の島」(1961年)、「裸の十九才」(71年)、「生きたい」(99年)と黒澤明監督の「デルス・ウザーラ」(75年)の4作品が栄冠を射止めた。
2000年代以降は女優の活躍が目覚ましい。最優秀女優賞に、香港映画「華の愛 遊園驚夢」に出演した宮沢りえさん(2001年)、「blue」の市川実日子さん(02年)、「ふくろう」の大竹しのぶさん(03年)と、3年連続で日本人女優が栄誉を受けた。
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全関西美術展が開幕 5分野877点 一堂に
2014年6月25日
http://www.nnn.co.jp/dainichi/news/140625/20140625035.html
近畿在住の美術作家を中心とした公募展「第60回全関西美術展」が24日、大阪市天王寺区の大阪市立美術館で開幕した。日本画、洋画、彫刻、工芸、書の5分野877作品が一堂にそろい、来場者を魅了している。7月6日まで。
同展は、1941年に大阪市民の芸術振興を目的に、公募による総合美術展「大阪市展」として発足。現在では、大阪市にとどまらず、近畿地方を中心に四国や北陸などからも作品が集まる。
この日は開館とともに熱心な美術ファンらが訪れた。友人の作品を見に来たという守口市の女性(63)は「どれも素晴らしい作品。たくさんの作品を見ていると、日常を忘れられていいですね」とほほ笑んでいた。
同美術館の広報担当者は「一度にいろいろなジャンルの作品が楽しめるので、是非、来館してほしい」と話している。
午前9時半〜午後5時。月曜日休館。入館料は一般700円、高大生500円。
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>>2184-2185>>2198 社会問題スレで書き切れなかったことを
地元がこんなとこだから、しかしながら要望する層もいるのか。
http://sankei.jp.msn.com/west/west_affairs/news/140626/waf14062611370014-n1.htm
「平成のボンタン狩り」を大阪府警が摘発 有力不良グループ解散 なお続くヤンキー文化、終息は…
>>昭和50〜60年代ごろ、非行少年たちの間で繰り広げられたいわゆる「ボンタン狩り」。府南部ではいまだ、不良同士の力関係をはかる目的で行われているという。
>>LINEが発端(この辺が現代的やのう)
>>なお続くツッパリ、ヤンキー文化
>>ただ一定数の需要は常にあり、多いときは1日数十着売れることも。注文が多いのは群馬、沖縄、そして大阪の中学生だ。
>>府警幹部は「富田林や河内長野では昔ながらの変形学生服や番長制度がいまなお残っている」と話す。先輩、後輩の上下関係も厳格で「簡単にグループを抜けられない背景もある」という。
まあ、閉鎖的な地域でガテン系や自営業につくものは外に出ることなどなかったが、ステレオタイプスレに出てきた、木更津と氣志団もあながちでないかい?
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http://sankei.jp.msn.com/west/west_life/news/140708/wlf14070814160025-n1.htm
ハンムラビ法典碑も登場! メソポタミア展開幕 大阪・和泉
2014.7.8 14:16
古代メソポタミア文明の足跡をたどる展覧会「遥かなるメソポタミア 時空を超えたヒトの営み」が8日、大阪府和泉市の府立弥生文化博物館で開幕した。
「目には目、歯には歯」で知られるハンムラビ法典碑の原寸大レプリカや、ユニークな土偶、石器などを展示。西アジアの考古資料の企画展示は初めてで、同館所蔵の日本古代の資料との比較も見どころだ。
同展を企画した中尾智行学芸員は「はるか遠い西アジアの遺産に感動する一方で、日本の考古資料とどこか近いものも感じる。時空を超えたヒトの営みの親縁性を感じてほしい」と話していた。
8月31日まで。午前9時半から午後5時まで開館。一般600円、高校・大学生400円、中学生以下無料。問い合わせは同館((電)0725・46・2162)。
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日本テレビ・オトタビで、大阪城ホールでコンサートができて嬉しいというバンドを紹介していました
(同時間読売テレビは別番組(有吉反省会))
価格.com - 「オトタビ」2014年7月15日(火)放送内容 | テレビ紹介情報
http://kakaku.com/tv/channel=4/programID=45340/episodeID=769327/
http://megalodon.jp/2014-0715-0142-26/www.ntv.co.jp/ototabi/
テロップ:
大阪から世界へ
発言(抜粋):
http://i.imgur.com/H3Y444j.jpg
夢の大阪城ホールでコンサートができて嬉しい
こらからも京橋駅半径500m以内を中心に活動します
これがバンド名の元になったお店です
えっちなお店です(笑)
http://i.imgur.com/tvcjvlc.jpg
など
東京キー局なのに、珍しく大阪のバンドを好意的に紹介していたことに驚きました
番組スポンサーであるレコチョク社の意向かもしれませんが
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関大が天六キャンパス売却、かつての「2部」学舎 新たに梅田に拠点開設
2014.7.16 19:51
関西大は16日、夜間教育などに活用してきた天六キャンパス(大阪市北区、約9300平方メートル)を阪急不動産に売却すると発表した。売却額は40億円規模。新たに梅田駅近くの同市北区鶴野町の土地約800平方メートルと平成28年に竣工予定のビルを同社から購入する。大学院の社会人向け科目の開講や交流サロンの設置などで、再開発が進む梅田からの発信力強化を目指す。
関大は明治19年に夜間の法律学校として創立し、天六キャンパスは昭和4年に完成。都心部に近い立地条件を生かし、長年にわたり、勤労学生らが学ぶ夜間教育が行われる第2部の専門学舎として活用された。
第2部は、元国土交通相の冬柴鉄三氏や、前神戸市長の矢田立郎氏ら多くの人材を輩出したが、勤労学生が減少するなどしたため、平成6年度に千里山キャンパスに全面移転していた。
その後、天六キャンパスでは、社会人向けの講座を開講するなどしていたが、21年以降は、実質的に遊休化。移転後、キャンパス跡地には記念碑を設置する。
新たに購入する土地は阪急梅田駅から徒歩4分に位置し、新しいビルは9階建て前後を想定。28年8月に完成予定で、関大は千里山にある臨床心理系の大学院機能の移転や、キャリアセンター、交流サロンなどを開設する予定。
天六キャンパスの売却について楠見晴重学長は「働きながら夜間に学んだ学生の存在は本学の原点だが、時代の趨勢(すうせい)で苦学生が少なくなった。新たな梅田の拠点で、社会人教育の歴史を引き継いでいきたい」と話している。
http://sankei.jp.msn.com/west/west_life/news/140716/wlf14071619510021-n1.htm
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消える苦学生、夜間学部は風前の灯 関大天六キャンパス売却
昼間は働きながら、夜に大学に通って単位を取る勤労学生を主な対象としてきた夜間学部(第2部)の火が消えようとしている。
関西大は平成15年度に2部を廃止し、「デイタイムコース」と「フレックスコース」を開設したが、その後、両コースを統合したため、現在は、夜間の授業のみで学ぶコースはなくなっている。
関西のほかの大学も同様だ。明治33年に前身となる「私立京都法政学校」の創立時から夜間教育を行ってきた立命館大も平成16年度に夜間主コースの募集を停止。広報担当者は「時代の要請で、勤労学生が急減したため」と説明する。
昭和29年に第2部を設置した同志社大も平成9年度の入学生から募集を停止している。昼間主コースと夜間主コースを置いたものの、夜間主コースは各部で廃止が進み、最後まで残っていた商学部も25年度に募集を停止した。
近畿大では経営学部で社会人入試やスポーツ推薦で入った一部の学生が、フレックス制として夕方からの授業を取っているが、関西の私大のなかで夜間の授業だけで卒業できるのは、大阪経済大の経営学部第2部経営学科だけになってしまったという。
各大学が夜間学部に代わって力を入れているのは、社会人教育で、交通の便が良い大阪・梅田周辺にサテライト教室を設置する動きが加速している。
関西学院大や同志社大、立命館大に加え、慶応大や上智大といった関東の大学を含む20近い大学が進出。大学院教育や市民向けの公開講座で、大卒者向け教育を進めている。
http://sankei.jp.msn.com/west/west_life/news/140716/wlf14071619540022-n1.htm
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http://www3.nhk.or.jp/kansai-news/20140717/3097061.html
芥川・直木賞に大阪ゆかり作家
07月17日 21時09分
第151回芥川賞と直木賞の選考会が今夜、東京で開かれ、芥川賞には、大阪市出身の柴崎友香さんの「春の庭」が選ばれました。
芥川賞の受賞が決まった柴崎友香さんは大阪市出身の40歳。
大阪の大学を卒業後、平成11年に短編小説でデビューし、その後も、映画化された「きょうのできごと」など、若者の心情を描いた話題作を次々と発表しています。
受賞作の「春の庭」は、東京都内の取り壊し寸前の古いアパートと、その隣に塀を挟んで建つ美しい洋館を舞台にした物語です。
アパートで1人暮らしをする元美容師の男性と、かつて隣の洋館で撮影された「春の庭」というタイトルの古い写真集に魅せられた同じアパートに住む女性らとの日常を通して、都会の何気ない風景や時間の移り変わりを表現しています。
また、直木賞の受賞が決まった黒川博行さんは、愛媛県出身で、大阪府在住の65歳。
高校の美術教師を経て作家になり、警察やヤクザ、ばくちなどをテーマにしたハードボイルド小説を書き続けています。
受賞作の「破門」は、裏稼業で細々と生計を立てている自称建設コンサルタントと経済ヤクザの男2人を主人公にした人気ハードボイルドシリーズの5作目です。
主に大阪を舞台にして、腐れ縁の主人公2人が、映画の出資金を持ち逃げした男の行方を追うという物語で、緊張感のあるストーリー展開と大阪弁の軽妙な会話で、一筋縄ではいかない人間関係を描いています。
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http://sankei.jp.msn.com/west/west_life/news/140717/wlf14071719450018-n1.htm
大阪ゆかりの2人が念願の受賞 芥川賞・柴崎氏、直木賞・黒川氏
2014.7.17 19:45
柴崎氏ノミネート4度目、黒川氏は6度目
第151回芥川賞・直木賞(日本文学振興会主催)の選考会が17日、東京・築地の料亭「新喜楽」で開かれ、芥川賞は柴崎友香さん(40)の「春の庭」(文学界6月号)に、直木賞は黒川博行さん(65)の「破門」(KADOKAWA)にそれぞれ決まった。柴崎さんは大阪市生まれ、黒川さんは大阪を拠点に活動しており、大阪ゆかりの2人の受賞となった。
柴崎さんは昭和48年、大阪市生まれ。大阪府立大学卒業後、機械メーカーに勤務していた平成11年に作家デビュー。4度目の候補で受賞を決めた。
黒川さんは昭和24年、愛媛県生まれ。京都市立芸術大学彫刻科卒。高校の美術教師を経て58年、「二度のお別れ」で作家デビュー。6度目のノミネートで賞を射止めた。
贈呈式は8月下旬、東京都内で開かれる。賞金は各100万円。
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科学技術館の夏祭り
07月20日 15時56分
http://www3.nhk.or.jp/kansai-news/20140720/5720151.html
小中学校が夏休みに入った大阪では、大阪科学技術館の夏祭りが開かれ、子どもたちが実験や工作に取り組みました。
大阪・西区にある大阪科学技術館では、夏休み中の子どもたちに楽しみながら科学や技術について学んでもらおうと夏祭りを開きました。
会場には、発電の体験や音の実験をするコーナーのほかさまざまな工作をする教室があり大勢の親子連れが訪れました。
このうち、ガラスでできたおはじきでステンドグラスを作る教室では、子どもたちがはんだごてで金属を溶かし、おはじきどうしを接着することを通して、金属の溶ける温度やガラスの溶ける温度について学んでいました。
また電気について学ぶ教室では、子どもたちはモーターが回る仕組みについて学んだあと乾電池で動く1人乗りの電気自動車に乗って電気の力を体験していました。
参加した小学6年生の男の子は
「電気自動車が動く仕組みがよく 分かりました。夏休みの自由研 究で電気自動車の模型を作りた いと思います」と話していました。
大阪科学技術館では来月にかけて実験や工作に取り組めるさまざまな催しを用意していて夏休みの宿題に役立ててもらいたいとしています。
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千林から技術革新 ロボティクス&デザインセンター開設
2014年7月24日
大阪工業大学(大阪市旭区)は、一般市民の意見と学生の自由な発想、企業や研究現場の最先端技術を融合させ、日常生活に役立つロボットの普及開発を進める「ロボティクス&デザインセンター」を立ち上げ23日、開所式を行った。「千林からイノベーション(技術革新)を起こす」と本田幸夫センター長は意気込みを見せる。
背景にあるのは、超高齢化社会だ。ロボットが稼働するのは生産現場というイメージが強いが「これからは老人や障害者を助ける、人間社会に役立つロボットを作るべき」と井上正崇学長。
その筆頭とも言える「自動運転ロボットカー」などの場合、日本で運用するには規制緩和が不可欠。「地域密着の活動で新しい技術を社会に浸透させる必要がある」と、同センターが新たな産学連携を開拓する。
本田センター長は「技術だけではイノベーションは生まれない。人間中心の設計に加え、どういった価値を付け、事業につなげるかを学生の立場から考えることが将来のイノベーター育成につながる」と説く。
今後は参画企業の開発したロボットを、学生たちの目線でどのように広めるか考え、千林商店街などで試用イベントなどを開き、意見を聞いて改良する取り組みを進める。参画企業の一つで、電動歩行アシストカートの開発に取り組む「RT.ワークス」(同市東成区)の藤井仁執行役員は「専門家向けのデモンストレーションでは聞けない意見を吸い上げられる場として期待している」と話した。
http://www.nnn.co.jp/dainichi/news/140724/20140724025.html
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【機先】
「関西の文化育成、まかせとき! 基金の活用、積極的に」関西大阪21世紀協会・堀井良殷理事長
2014.7.23 18:01 (1/3ページ)
大阪万博(昭和45年)の収益を原資としてつくられ、文化・国際交流、環境事業を助成する「日本万国博覧会記念基金」事業。財界などが設立した関西・大阪21世紀協会は4月、基金を独立行政法人から承継し、7月から助成対象事業の募集を始めた。衣替えを機に文化育成事業への支援強化を打ち出す同協会の堀井良殷理事長に、狙いを聞いた。
(内山智彦)
原点に戻って
−−基金事業を引き継いだことを受け、助成対象事業の審査体制を変更した
「昨年度までは3つの審査部会のうち、2つは環境関連だったが『文化・芸術』『学術・環境』『国際交流』に再編した。従来の助成対象は、環境関連事業に傾斜していた感があった。基金の原点である、国際交流事業と伝統文化の伝承振興に立ち戻りたい。基金の承継を機に、文化の育成を21世紀協会の新たな柱に位置付ける」
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http://sankei.jp.msn.com/west/west_economy/news/140723/wec14072318010007-n1.htm
2014.7.23 18:01 (2/3ページ)
−−文化支援で想定していることは
「伝統芸能や伝統工芸品の関係者が直面している最大の課題は、担い手の高齢化と後継者不足だ。構造的な問題だが、最近は文楽など伝統文化の保存継承を図っているNPO法人なども多い。これまで行政の手が届かなかったところにも、積極的に支援したい」
「進歩と調和」再び
−−大阪万博の「理念」と「文化育成」の間で共通することは何か
「大阪万博の理念は『人類の進歩と調和』だった。調和とは心の問題のこと。グローバル化時代には、経済発展の追求だけでなく、相手の文化を理解する心も必要だ。高度成長期のあの時代に、進歩だけでなく調和という概念も打ち出したことに先見性を感じる。基金事業の承継を機に、万博の理念をもう一度かみしめたいと思っている」
http://sankei.jp.msn.com/west/west_economy/news/140723/wec14072318010007-n2.htm
2014.7.23 18:01 (3/3ページ)
−−21世紀協会は、芸術家への支援資金を募る「アーツサポート関西」も発足させた
「予想以上の寄付が集まり、関西の文化を支える市民の心意気を感じた。関西の文化再生の一助になればうれしい。心の交流を推進していければ、結果的に文化交流も国際理解も進んでいくと思う」
http://sankei.jp.msn.com/west/west_economy/news/140723/wec14072318010007-n3.htm
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【ベテラン記者のデイリーコラム・坂口至徳の科学の現場を歩く】
心筋梗塞カギ握るAng1…「冠静脈」形成因子を初特定 阪大など
2014.7.26 18:00 (1/2ページ)
絶え間なく拍動する心臓の筋肉には、まさに冠のように取り巻く血管を通って酸素や栄養分を含んだ血液が供給されている。血液は心臓内部の大動脈から出て、冠動脈に入り心筋に到達したあとは冠静脈を通って右心房にもどるというルートをたどり、常にスムーズに循環する状態を保つ必要がある。冠動脈の場合、動脈硬化などが原因でつまると血液の流れが滞り、心筋が壊死(えし)して起きる心筋梗塞など虚血性心疾患になる。そのさい、外科手術ができないほど重症の患者には新たに血管を枝分かれさせて再生する特定のタンパク質(血管内皮増殖因子)を投与する治療法が検討されている。
このように冠動脈の形成に関わる因子や再生の仕組みは明らかになりつつあるが、冠静脈についてはわからなかった。
大阪大学大学院医学系研究科内科学講座の中岡良和助教、坂田泰史教授らの研究グループは、マウスの実験で冠静脈の新生に関する仕組みを発見した。それは冠動脈の形成とは異なる増殖因子でコントロールされていることを初めて突き止めた。
研究グループは、心筋細胞が分泌する血管新生因子の1つである「アンジオポエチン1(Ang1)」を、心筋でだけ作られないマウスの胎児を作成したところ、冠動脈は正常にできたものの、冠静脈が欠損していた。
http://sankei.jp.msn.com/west/west_life/news/140726/wlf14072618000005-n1.htm
2014.7.26 18:00 (2/2ページ)
さらに、胎児期のマウスの心臓などを取り出し、培養した実験では右心房のそばの静脈洞という血管の合流部位に静脈の内皮細胞と未分化の内皮細胞の2種類があり、Ang1の働きで未分化の細胞が心臓内に移動したうえ、静脈の内皮の細胞に分化して冠静脈を形成することがわかった。このメカニズムは心臓の内膜内皮が起源とされる冠動脈とは全く違った。
国内で虚血性心疾患は増加傾向にあるだけに、冠静脈でも血管新生の研究が発展し、治療に結びつくことを期待したい。
http://sankei.jp.msn.com/west/west_life/news/140726/wlf14072618000005-n2.htm
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http://www3.nhk.or.jp/kansai-news/20140728/3225551.html
“ワッハ上方当面存続”を提言
07月28日 21時00分
上方演芸の資料の保存などを進める大阪府の施設、「ワッハ上方」について、府と大阪市の文化事業を検証する専門家委員会は、当面、存続させるべきだとする提言をまとめました。
上方演芸の資料の保存や展示を目的に、平成8年にオープンした府の施設、「ワッハ上方」は、入館者が目標を下回っていることなどから、去年5月からは、規模を縮小して運営しています。
「ワッハ上方」について、府と大阪市の文化事業を検証する専門家委員会、「アーツカウンシル」は、来年度以降も、いまの場所で存続させるべきだとする提言をまとめました。
提言では、「上方演芸を後世に伝えていくことは、府の文化行政が担うべき役割だ」とした上で、「ワッハ上方の使命は上方演芸の資料の蓄積と継承で集客を増やすことが最終目的ではない」などと指摘しています。
府は、この提言を踏まえて、9月頃までに、今後の運営方針を決めることにしています。
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http://www.nnn.co.jp/dainichi/news/140729/20140729019.html
演芸、文楽へ積極施策を 「ワッハ」在り方など提言
2014年7月29日
大阪府と大阪市でつくる府市文化振興会議(会長・橋爪紳也大阪府立大学教授)の会合が28日、大阪市役所であり、「ワッハ上方」の愛称で知られる大阪・ミナミの府立上方演芸資料館について、資料のデジタル化など運営の中長期的ビジョンを示すよう求めるアーツカウンシル部会のとりまとめが報告された。府は8月中に方向性を決める方針。
市に対しては、文楽を“世界的な宝”と位置付け、「重点事業として積極的に振興を」とする意見を明示。府と市双方に向けて「上方芸能の保持、継承、振興に力を入れてほしい」と提言した。
2015年度の予算編成を前にした提言。同部会は、ワッハ上方の役割について「上方演芸の歴史を伝え続けていくこと」とし、研究機関と連携するルールづくりなどの方向性も提示した。これまで移転についても議論されてきたが、当面は現在地で運営することとした。
また、実験的事業として、同じ地域と時期に複数の文化事業を一堂に集める「フェスティバル」形式の催しを提案。大阪市北区の中之島を会場地としたアートの複合イベントについて今後検討していく方針で、ジャンル、官民、世代間で交流を広げることなどを趣旨としている。
橋爪氏は「新しいことに挑戦していく提案があった。成功事例の後を追うのではなく、大阪独特の事業としてフェスティバルを立ち上げていきたい」と総括した。
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ブノワ賞の木田さんを表彰
07月31日 15時23分
http://www3.nhk.or.jp/kansai-news/20140731/3378051.html
大阪・箕面市出身で、5月に日本人として初めて世界的に権威のあるバレエ賞、「ブノワ賞」を受賞した、ダンサーの木田真理子さんが、31日、地元の市長から「市の名声を高めた」として表彰を受けました。
箕面市出身の木田真理子さんは、去年、スウェーデンの振り付け師が新たに演出した「ジュリエットとロミオ」で、ジュリエット役を踊って高く評価され、ことし5月に、日本人として初めて世界的に権威のあるバレエ賞、「ブノワ賞」を受賞しました。
木田さんは31日、箕面市役所を訪れ、倉田哲郎市長から、「市の名声を高めた」として、市長表彰を受けました。
表彰後、木田さんは、「生まれ育った町からこのように表彰していただきうれしいです。受賞後、はじめて地元に戻りましたが、みなさんがあたたかく迎えてくださいました。バレエをやっている子どもたちには楽しんで踊ってほしいです」と話していました。
木田さんは現在、スウェーデン王立バレエ団で活躍していて、6月には、最高位であるプリンシパルに昇格したということです。
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作家・藤澤桓夫没後25年 作風特集の季刊誌発行
2014年8月1日
「大阪文壇の大御所」と呼ばれた藤澤桓夫(1904〜1989年)の生誕110年、没後25年を迎えたことし、地元の出版社が藤澤の作風を特集した季刊誌を発行した。「藤澤桓夫を再び思い起こし、取り戻すべき大阪の在り様を探りたい」と特集の意図を説いているが、その作風から何が読み取れるのか。藤澤文学に迫った。
「頑固というか、つむじ曲がりというのか、負けず嫌いというのか、世間普通の型にはまることをひどく嫌がる」
新風書房(大阪市天王寺区)が大阪春秋2014年夏号に掲載した藤澤の手記は、大阪人の性格をそう表現した上で、作家活動の拠点を文壇中枢の東京ではなく大阪に置いた理由について言及。「一人くらい大阪で頑張ってみてやろうという気になった」と記し、自らも「大阪人」を自認したことをうかがわせている。
その大阪人としての性格を色濃く反映した作品が、1936年の朝日新聞連載小説『花粉』だ。純文学の批評家が「毛嫌い」しそうな漫才作家の若者をあえて主人公に設定し、その漫才作家とヒロインの恋愛を成就させないまま物語の幕を閉じたところに「つむじ曲がり」な藤澤の作風がにじむ。
■マイナー精神
そもそも藤澤にとっての「わが町」は大阪・ミナミである。父親の黄坡(儒学者・南岳の次男)と母親のカツ(薬種商・石※豊蔵の長女)の長男として現在の大阪市中央区に生まれ、育った。特筆は地元のプロ野球球団「南海ホークス(当時)」ファンだった点だ。59年の日本一に輝いた際は南海沿線誌のインタビューに対し、エースの杉浦忠投手(後に監督)を「天才」と手放しで喜んでいる。
南海ホークスの「後援者」を自任した藤澤について、大阪春秋編集委員の高橋俊郎さん(61)=大阪文学振興会所属=は「(セリーグではなく)パリーグが好きだった。メジャーよりもマイナーという精神を持っていた」と評価する。この点でも藤澤の性格を垣間見ることができるが、藤澤の作風は「泥臭く野暮(やぼ)ったい」(高橋さん)と見られがちな大阪を描いていたわけではない。
■魅力再発見
『花粉』の漫才作家が舞台上の漫才師に「君」「僕」と表現させた藤澤の作風について、高橋さんは「外から見た大阪像ではなく現実の大阪を描いていた」と解説する。つまり「わい」のような野暮な表現ではなく「僕」を用いて気品に満ちた「モダン大阪」を描き出すことで、現実に生きる大阪の人々の共感を得ていたというわけだ。
型にはまらない大阪人の性格と、必ずしも一面的ではない大阪の土壌に力点を置いた点が藤澤文学の根幹だとすれば、経済の地盤沈下や文化の低迷に直面する大阪にあって「取り戻す」べきは東京に対抗する反骨精神であり、広い視野を持った大阪の魅力再発見の発想だろう。
※は濱の少が眉のたれ
http://www.nnn.co.jp/dainichi/news/140801/20140801027.html
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デュフィの生涯たどる あべのハルカス美術館
2014年8月5日
http://www.nnn.co.jp/dainichi/news/140805/20140805027.html
ピカソやマティスらとともに20世紀前半にフランスで活躍した画家、ラウル・デュフィの画業を振り返る、5日開幕の「デュフィ展」(あべのハルカス美術館他主催)が4日、大阪市阿倍野区のあべのハルカス美術館で関係者に公開された。
デュフィが1899年に故郷のル・アーヴルから国立美術学校で学ぶためパリに出てきたころから晩年までの作品を紹介する回顧展。自分の表現を見つけようと模索した素描、版画、デュフィならではの色彩豊かな油絵、デザインを手掛けた家具や布地など、150点に及ぶ幅広い分野の作品が並ぶ。
「100人以上の学者を描いた『電気の精』や『馬に乗ったケスラー一家』などの大作が目玉。音楽一家で育ち、作曲家や演奏者への愛が見てとれる作品などもデュフィらしい」と同展を担当した同館主任学芸員の藤村忠範さん。「デュフィの生涯をたどって」と呼び掛ける。9月28日まで。
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>>2216-7
黒川氏についてはここに
http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/travel/6501/1164491906/151-2
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http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/travel/6501/1164991906/151-2
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↑151-152
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http://www.nnn.co.jp/dainichi/news/140809/20140809036.html
マンガ文化を世界に 大阪国際マンガグランプリ
2014年8月9日
「MANGA(マンガ)」を大阪から世界に発信するイベント「第1回大阪国際マンガグランプリ」(同実行委員会主催)が8日、大阪市天王寺区の大阪国際交流センターで開幕した。初日は多彩な顔触れの登壇者がセミナーや交流会でさまざまな角度からマンガの魅力を紹介。クールジャパンをアピールするとともに地元・大阪の魅力も伝えていた。9日まで。
イベントは、コンテストを核にした多様なプログラムでマンガの文化をPRするとともに、その求心力を生かして関西の歴史や文化を国内外に紹介していくのが狙い。
会場では、マンガやアニメのほか好きなキャラクターの姿にふんするコスプレをテーマにしたブースなどが並び、来場者らでにぎわっていた。
■聖徳太子PR
関西をアピールする仕掛けの一つが地元の魅力をテーマにしたコンテスト。今回は「四天王寺の聖徳太子」のマンガやキャラクターを募集した。約120作品が寄せられ、9日にグランプリの発表と表彰式を行う。
聖徳太子に絡み、8日のオープニングイベントでは聖徳太子に関連した府内のキャラクターの着ぐるみが登場。ステージイベントでは四天王寺の関係者が聖徳太子の生涯を紹介した。
■国際交流促す
国際交流もイベントの柱の一つ。国内外のマンガ好きが交流を深める企画を設けた。5カ国の外国人らが参加して、お互いの趣味などについて意見交換。ドラえもんについて語ったり、イラストを描いたりした。インドネシアから日本に留学中のイラストレーター、ロビン・チユさん(30)は「みんなと話ができて楽しかった。すてきなイベント」と喜んでいた。
マンガの魅力をあらためて見つめ直すセミナーでは、セルクル・フランス関西の品川芳洋会長が、日本の文化がフランスに与えてきた影響を紹介。「マンガやアニメは言葉を超えてメッセージを発するようになる力がある。今後は美意識や相手を思いやるといった心をどう盛り込んでいくかが問われている」と話していた。
9日はマンガグランプリ表彰式のほかにアイドルのパフォーマンスやコスプレ交流会などが行われる。
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そうなんや 大阪24区
港区 築港高野山の浪曲塔
2014年8月9日
浪曲の魅力、歴史伝える
http://www.nnn.co.jp/dainichi/rensai/sounanya/140809/20140809044.html
真言宗の寺「築港高野山釈迦院」(大阪市港区築港1丁目)には石造りの浪曲塔がある。一度は戦災で壊れたが、再建され、毎年8月に境内では「浪曲まつり」が開かれている。港区はかつて港湾荷役労働者の心の癒やしとして、浪曲が盛んで、祭りはその伝統を伝えるとともに浪曲の魅力を紹介している。
浪曲は「浪花節」とも呼ばれ、三味線を伴奏にして物語を語り、歌う演芸。寺は以前、区内の別の場所にあり、境内には浪曲の元祖の藤原澄憲の碑が立っていた。同寺の住職の弟子だった浪曲師の広沢寅吉が1917年に建立。浪曲を披露する小屋も造り、浪曲が盛んになった歴史がある。
しかし45年の大阪大空襲で寺が焼失し、碑も失われた。寺は52年に現在の場所に移り、関西を中心に活動する浪曲師の会である浪曲親友協会所属の浪曲師や曲師の寄付で、54年に浪曲塔が再建されたという。
毎年8月30日に「浪曲まつり」が開かれ、区内ではほかに年4回、「みなと浪曲寄席」が開かれている。同寺の二上寛弘住職(69)は「浪曲の魅力は人情味。若い世代にも良さを知ってほしい」と話している。
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http://sankei.jp.msn.com/region/news/140812/osk14081202020003-n1.htm
あべのハルカスでデュフィ展講演会
2014.8.12 02:02
20世紀のフランスを代表する画家、ラウル・デュフィの作品を紹介する「デュフィ展」(産経新聞社など主催)があべのハルカス美術館(大阪市阿倍野区)で開催されていることを記念した講演会が10日、行われた。
デュフィは絵画のほか、テキスタイル(布地)のデザインや家具装飾などでも活躍。講演会では、日本の服飾研究家の第一人者であり、京都服飾文化研究財団理事の深井晃子氏が、「デュフィとポワレ パリジェンヌを虜(とりこ)にしたデザイン」と題し講演。20世紀初頭のアートとファッションを取り巻く状況や、現代の一流デザイナーたちが当時のモードからひらめきを得ている点などを紹介し、「デュフィが手がけたテキスタイルは今でも新しさを感じる」と話した。同展は9月28日まで。関連イベントとして、今月24日と9月7日に蓄音機コンサートが行われる。問い合わせは同美術館(電)06・4399・9050。
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「大阪万博」思い出265点 当時の関係者ら寄贈品展
2014年8月15日
http://www.nnn.co.jp/dainichi/news/140815/20140815029.html
1970年に開催された日本万国博覧会(大阪万博)当時のスタッフらの寄贈品などを集めた企画展示「私の万博 思い出の品展」が14日、吹田市の万博記念公園「EXPO'70パビリオン」で始まった。関連資料や記念グッズなど、大阪万博にまつわる貴重な265点が一堂に会し、それぞれの“青春の一ページ”を披露している。9月23日まで。
同館は2010年に旧鉄鋼館を改装してオープンし、今展で初めて当時のスタッフの所蔵品を出展した。
多くは、かつて日本万国博覧会協会に勤務した職員らによる「万博の会」からの寄贈品で、取材班腕章や広報誌、記念メダルをはじめ、絵はがきやポスターなどを展示している。当時、パビリオンで映写機の保守点検を担当した奥野達郎さんは「行列に並ばなくてもいいように“自称VIP”が多かった」と振り返る。
同館を運営する関西環境開発センターの山崎愛学芸員は「当時を知る方は懐かしく、若い方には新鮮に感じてほしい」と来場を呼び掛けている。
午前10時から午後5時。入場料大人200円、中学生以下無料。別途、自然文化園の入園料が必要。
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まん丸結晶できた レーザーで偶然の産物 大阪大などのチーム
http://www.yomiuri.co.jp/osaka/feature/CO004347/20140729-OYTAT50025.html
結晶と言えば、きれいな対称性を持つ六角柱や正六面体などの形をした雪や塩の結晶を思い浮かべるだろう。こうしたイメージを覆し、大阪大などの研究チームが、まん丸の結晶「真球単結晶」を作る方法を開発した。研究者自身も「偶然の産物」という真球単結晶は、医療面などでの応用の可能性を秘めているという。(冬木晶)
◇5年前
レーザーを当て、真球単結晶を作る実験を行う芦田大阪大教授(左から2人目)ら(大阪府豊中市で)=米山要撮影
研究チームの中心は、阪大基礎工学研究科の芦田昌明教授(50)と今春まで芦田研究室の大学院生だった岡本慎也さん(28)(現、パナソニックR&D本部所属)。
真球単結晶の誕生は5年前にさかのぼる。
芦田研究室は、光技術を用いて物質の新たな性質を探している。当時は、太陽電池などの電極の材料として注目されている酸化亜鉛にレーザーを照射し、ナノサイズ(1ミリの100万分の1)の微小粒子に分離することで、性質がどう変化するかが研究テーマだった。
チームは、液体ヘリウムを使って、氷点下約270度という超低温状態にした特殊な装置の中に、直径1センチの酸化亜鉛の塊を入れ、外部から数千度の高強度レーザーを照射する方法を試みた。
雪の結晶(油川英明・元北海道教育大教授提供)
実験を繰り返すうち、照射してできたナノ粒子の様子を顕微鏡で観察していた岡本さんは、ナノサイズの1000倍の大きさであるマイクロ(μ)サイズの物体が数個交じっていることに気づいた。「丸いものができている。なんだろう?」
◇大発見
酸化亜鉛は通常、単独の結晶としては六角柱の形状となる。このためチーム内部からは「結晶では」との発想すら出ず、当初は「小さい粒子が集まって丸く固まったものだろう」と考えていた。しかし、岡本さんは「球体の形状が何かに応用できるかもしれない」と研究を続けた。
その後、3年間調べると、球体は、原子配列がきれいに並んだ透明な単結晶であることが判明。近代結晶学が生まれて100年となる今年は国連が定めた世界結晶年だが、通説を覆す「真球の単結晶」という大発見だった。
詳しいメカニズムの解明はこれからだが、チームによると、高強度レーザーの熱で約2000度まで温度が上がった酸化亜鉛が溶けて液体となる。そして、液体ヘリウムで満たされた装置の中をゆっくりと落下する間、表面張力が生じて真球形状を保ったまま冷やされることで球状の単結晶が形成されるとみている。
その後の研究で、レーザーの強度や照射間隔をうまく調整すれば、1回の実験で100個程度の真球単結晶が取り出せるようになった。
◇薬剤カプセル応用期待
正六面体の塩の結晶(塩事業センター提供
芦田教授も、「レーザーの強さや酸化亜鉛が落下する時間など、偶然に生み出された絶妙な条件の中で真球単結晶ができていた」と驚く。チームによると、酸化亜鉛だけでなく、セレン化亜鉛などすでに計5種類の物質で真球の単結晶作製に成功し、さらに物質の種類を増やす計画だ。「多くの物質で作製できる一般的な手法になり得る」としている。
真球の単結晶は、従来材料に比べて、光を効率良く内部に閉じ込める能力が高いことがわかっている。高性能の超小型レーザーや、電子回路の代わりとなる省エネの光回路などの開発につながる可能性があるという。
チームが特に期待しているのが医療面への応用だ。
近年、カプセルに薬剤を封じ込め、がんなどの患部にだけ運ぶ「ドラッグデリバリーシステム」の研究が進んでいる。
真球単結晶の表面は、原子のレベルで滑らかで、この方法を用いて人体に安全な材料でカプセルを作れば、体内で摩擦なく患部まで届けることが目指せるとしている。
◇世界結晶年 エックス線による結晶解析の基礎を作ったドイツの物理学者ラウエが1914年にノーベル賞を受賞したことを記念し、2012年の国連総会で制定された。国内では日本結晶学会などによる日本委員会が発足し、各地で結晶作り教室などの関連イベントが開かれている。11月2日には東京大で記念シンポジウムが開催される予定。
2014年07月28日 Copyright © The Yomiuri Shimbun
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http://www.nnn.co.jp/dainichi/news/140817/20140817032.html
「俳句甲子園」V目指す 吹田東高俳句短歌部
2014年8月17日
府立吹田東高校(中田裕省校長、997人)=大阪府吹田市青葉丘南=の俳句短歌部の7人の部員らが22日から、松山市で開かれる「俳句甲子園」に、13年連続で出場する。部員らは優勝を目指して練習にも熱が入る。
大会は、近代俳句を創出した正岡子規ゆかりの松山の地で、俳句を通じて高校生の豊かな感性を育もうと、1998年から開かれている。17回目を迎えることしは、地方大会に26都道府県の77校105チームがエントリー。全国大会では地方大会の優勝校と投句審査で選ばれた22都道府県32校36チームが出場する。
同校は2002年の第5回大会に初出場で初優勝を飾り、以降毎年出場している。ことしの地方大会では優勝を逃したが投句審査の結果、全国大会への出場が決定した。
同校では、00年度から国語科の授業に短歌や俳句の創作活動を取り入れてきた。より力を入れて俳句の創作に取り組むため09年度に同好会を設立。11年度から俳句短歌部として活動を始めた。
大会は、俳句そのものの完成度だけでなく、質疑応答を通じた俳句の鑑賞力も勝敗を大きく左右するという。試合は、5人編成の2チームが紅白に分かれ、1対1の対戦形式で行う。それぞれ俳句を披露した後、予選は3分、決勝トーナメントは4分間、相手チームの句に対してチーム全員で質疑応答をし合う。予選は3チームによるリーグ戦で、予選を勝ち進んだ12チームが決勝トーナメントで対戦する。
あらかじめ出される全国大会の俳句の題である兼題は、予選の「夜店」「炎天」「飛魚(とびうお)」と、決勝トーナメント戦の「汗」「柿」、準決勝・決勝の「写」「生」の計七つ。
メンバーらは一つの兼題につき1人100〜200の句を作成し、大会に提出する句を選出した。大会に向けての練習では、3人ずつに分かれて本番と同様の設定で質疑応答に磨きをかけている。
俳句短歌部の顧問を務める藤田亜衣子教諭(24)は「素直な生徒が多いので、高校生らしい若さあふれる俳句を披露できれば」と話す。
3年生で部長を務める若目田智之君(17)は「このチームは個性が強い人が多いので、多角的な意見を持ってディベートできるところが強み。去年は予選敗退だったので、今年は優勝目指して頑張りたい」と意気込む。
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人間国宝 常磐津一巴太夫死去
08月17日 16時19分
http://www3.nhk.or.jp/kansai-news/20140817/3862661.html
常磐津節浄瑠璃の第一人者として歌舞伎の舞台を中心に活躍した、人間国宝の常磐津一巴太夫さんが大阪市内で亡くなりました。
83歳でした。
常磐津節は、主に歌舞伎の舞台で三味線にあわせて歌うように語る浄瑠璃の一種で、常磐津一巴太夫さんは昭和29年に大阪で歌舞伎の舞台に初めて出演して以来、艶のある声で人気を集めました。
一巴太夫さんは坂田藤十郎さんや十三代目片岡仁左衛門さんなど人気歌舞伎俳優の舞台でも語りを務めました。
また常磐津節の普及や後継者の養成にも力を入れ、近年は滋賀県米原市に再現された明治時代の芝居小屋、「長栄座」のこけら落としの舞台に立つなど伝統芸能の振興にも力を入れていました。
平成7年には高い語りの技術が認められ国の重要無形文化財保持者、いわゆる「人間国宝」に認定されました。
家族によりますと一巴太夫さんは16日、公演のために宿泊していた大阪市内のホテルで倒れているという連絡があり亡くなったということです。
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http://www.nnn.co.jp/dainichi/news/140819/20140819029.html
ハルカス美術館が夏休みこどもDAY 小学生は無料
2014年8月19日
大阪市阿倍野区のハルカス美術館(あべのハルカス16階)は、25日を「夏休みこどもDAY〜親子で楽しむディフィ展」と題して臨時開館する。当日に限り入場料は小学生が無料(要保護者同伴)、保護者(大人)は1人まで半額の700円となる。
当日は学芸員による解説講座((1)午前11時(2)午後2時半(3)同4時・所要時間約20分)のほか、配布されるワークシートを利用して作品の鑑賞が楽しめる。開館時間は午前10時〜午後6時(入館は閉館30分前)。問い合わせは電話06(4399)9050、同館へ。
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SNMと薬で改善可能 便失禁の専門医に聞く
2014年8月20日
自分の意志に関係なく便が漏れてしまう便失禁の治療法として仙骨神経刺激療法(SNM)がことし4月から保険適用され、1例目が5月、関西医科大付属滝井病院で実施された。SNMは心臓ペースメーカーのような小型の刺激装置を体内に植え込み、排便をコントロールする治療法。便失禁の患者は国内に500万人いるとされるが、症状の特異性から病気が顕在化することが少なく、治療を行っている病院も少ないのが現状だ。これまでSNMを国内で7例実施した専門医の吉岡和彦同病院副院長に聞いた。
−便失禁の症状は。
「自分で便のコントロールができずに漏れてしまう。堅い便や下痢も関係なく度合いはさまざま。24時間コントロールできない人もいる」
−患者の年齢層、原因は。
「おもに50〜60代の女性が多いが、その原因として考えられるのが、出産で会陰切開をする際に肛門の括約筋が傷付いたことが挙げられる。痔(じ)や直腸がんの手術が原因でなることもあるが、明らかな原因がない場合も。出産が原因の場合は、直後から症状が出る場合と20〜30年後に出る場合があり、加齢により、肛門の筋肉が弱ったことによる」
−便失禁だと言いだせない患者もいる。
「便失禁で来る患者さんの中には、自分の夫にも黙ってくる人がいる。全国で患者が500万人いるとされるが、全員が受診しているわけではない」
−受診するならば、何科へ行くのか。
「便失禁を見ることができる医師が少ないのが現状。肛門科でもよほど興味がある人でないと、便失禁は取り合ってくれない。便失禁と診断されるまでにいくつかの病院をたらい回しにされることもあり、話を聞いてくれてうれしいと言う患者さんもいる」
−なぜ、便失禁を診る医師が少ないのか。
「医学の教科書にもほとんど載っておらず、病気として認められたのがここ30年ほどのこと。ただ、症状は前からあった。顕在化しない病気、サイレントディジーズ(静かな病気)と言われている」
−治療法は。
「薬の服用で半分くらいの人が症状の改善が見込める。生活習慣の改善や骨盤体操もあるが、継続性がなく、病院に来るほどの症状の人には薬が効果的だ」
−仙骨神経刺激療法(SNM)について。
「排便に関連した神経を心臓のペースメーカーのような小型の刺激装置で継続的に刺激して症状の改善を図る療法。2段階に分かれており、まずは2週間ほどリードと言われる神経へ刺激を伝達するための細い線を体内に入れて、体の外から試験的に刺激を送って効果が得られることが確認されてから、刺激装置の植え込み手術を行う。刺激装置は1回入れたら6〜7年で入れ替える。手術時間は30分ほどで終わる」
−悩んでいる人にメッセージを。
「便失禁は生活も制限され、尊厳も傷つくが、立派な病気で治る可能性がある。ただ、悩んでいる方は、最寄りの病院に行っても取り合ってもらえないので、とりあえずインターネットで情報を集めて、専門医に相談に来てほしい」
http://www.nnn.co.jp/dainichi/news/140820/20140820029.html
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http://www.nnn.co.jp/dainichi/news/140828/20140828022.html
ペットボトルで過去と未来表現 アート作家佐野さん個展
2014年8月28日
ペットボトルのアート作家として知られる大阪出身の佐野祥久さん(49)の個展が30日までの予定で、大阪市中央区北浜のギャラリーアムリタで開かれている。
佐野さんは、29歳で平面作家としてデビュー、12年前に立体造形に開眼。2005年にデンマークで長期滞在しての「アーティスト・イン・レジデンス」に日本から唯一参加。この時、地元でペットボトルを使った造形作品に目覚め、接着剤や粘着テープをあえて使わず飲み口の穴や素材強化のための微妙なうねりなどの特性を生かし創作活動を展開、注目された。テーマは増殖する生命の躍動と未来を見通すイメージ。一昨年は再びデンマークに招かれアートプロジェクトのワークショップに3作品を制作提供した。
今回の展示会にもペットボトル約千本を使い、約3カ月をかけた「フラッシュ・フォワード」と題した25メートルの大作を出品、点滅稼働もしひときわ目を引いている。
また08年にドイツでの同様イベントに参加した際には「道」をテーマにしたドローイング(線主体の絵)の平面作品を描いており、今回も数多く展示している。
佐野さんは「デンマークでペットボトルの立体造形、ドイツでドローイングと全く異なる作品を手掛けた。いずれもテーマ的には“過去と未来を細密な線で幻想的に表現する”という共通点がある」と説明。
ペットボトルとエコ運動の関係には、「比較的簡単に手に入る材料ではあるのですが、2リットルサイズと500ミリリットルサイズを組み合わせ、微妙な硬度や曲線の違いもあり、もらってくるだけでは追いつかず半分くらいは自分で飲んだ分ですね」と苦笑。
9月は8〜13日、大阪・西天満のマサゴ画廊で共生展を開き、再び展示する予定。
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IFA協会展始まる 産経大阪本社賞に東大阪の佐藤さん
2014.8.27 02:06
大阪市天王寺区の市立美術館で26日、絵画や工芸、書道、写真の公募展「第36回IFA国際美術協会展」(同協会主催、産経新聞大阪本社など後援)が始まった。31日まで。
新しい表現の追究や美術文化の発展などを目的に、国内外から公募で集まった184点を展示。中国や台湾の作家による作品や、写真の上に絵の具を重ねる珍しい手法の作品なども展示されている。
会長特別賞には、伊井進さん(58)=東京都中野区=の書道「北原白秋の詩」、産経新聞大阪本社賞には佐藤一正さん(63)=東大阪市=の絵画「陽、風、水」が選ばれた。同協会賞の該当者はなかった。
十数年前から里山など、日本の原風景を油絵で表現している佐藤さんは「素朴な風景の中にある美しい瞬間を描いた。里山の自然の魅力に気づいてほしい」などと話していた。
入場無料。午前9時半〜午後5時。
.http://sankei.jp.msn.com/region/news/140827/osk14082702060004-n1.htm
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「大阪万博」思い出265点 当時の関係者ら寄贈品展
1970年に開催された日本万国博覧会(大阪万博)当時のスタッフらの寄贈品などを集めた企画展示「私の万博 思い出の品展」が
14日、吹田市の万博記念公園「EXPO'70パビリオン」で始まった。関連資料や記念グッズなど、大阪万博にまつわる貴重な265
点が一堂に会し、それぞれの“青春の一ページ”を披露している。9月23日まで。多くは、かつて日本万国博覧会協会に勤務した職員
らによる「万博の会」からの寄贈品で、取材班腕章や広報誌、記念メダルをはじめ、絵はがきやポスターなどを展示している。当時、
パビリオンで映写機の保守点検を担当した奥野達郎さんは「行列に並ばなくてもいいように“自称VIP”が多かった」と振り返る。
同館を運営する関西環境開発センターの山崎 愛 学芸員は「当時を知る方は懐かしく、若い方には新鮮に感じてほしい」と来場を呼
び掛けている。午前10時から午後5時。入場料大人200円、中学生以下無料。別途、自然文化園の入園料が必要。
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庵野秀明が大阪芸術大学でアニメ業界を語った 「ストレンジャーソレント」に小池一夫との対談
2014年09月01日 14時04分
マンガ誌「ストレンジャーソレント」は、大阪芸術大学が発行するというユニークなマンガ雑誌だ。人気作家から新人まで大作な作家が作品を掲載、教育の現場からエンタテイメント満載に送り出す。
この最新7号(10月号)に映画監督の庵野秀明さんと「ストレンジャーソレント」の編集長も務める小池一夫さんの対談が掲載されている。「庵野秀明・小池一夫特別対談講義 エポックメイキングなキャラクターを生み出すためには!」と題して、主にキャラクターづくりについてその考えかたを披露する。
大阪芸術大学は西日本を代表する芸術系大学で、アニメやマンガの分野にも多数の才能を送りだしていることでも知られている。ボンズの代表取締役でプロデューサーの南雅彦さん、ガイナックスの代表取締役の山賀博之さん、演出家でトリガー代表取締役の大塚雅彦さん、そして士郎正宗さん、島本和彦さんほか多数マンガ家が出身者にいる。
映画監督の庵野秀明さんも、大阪芸術大学で学んだ一人だ。
その庵野秀明さんが現役大学生を前に、今年5月、大阪芸術大学で特別講義を行った。特別講義は2013年10月に続く2回目となるが、当日は約200名もの学生が会場を埋め尽くし、質疑応答が相次ぐなど予定時間をオーバーする盛況だった。
特別講義ではキャラクターの作り方から、現在のアニメ業界について、さらにトップクリエイターになるにはなどが語られた。庵野秀明さんが代表取締役社長を務める株式会社カラーの取締役にドワンゴの川上量生さんを取締役に迎えた理由なども語られた。こうした対談が「ストレンジャーソレント」で読むことが出来る。
「ストレンジャーソレント」では前号(8月号)でも、島本和彦さんと小池一夫さんの対談を掲載している。ここでは島本和彦さんが自身の青春時代をモデルにした『アオイホノオ』についても語っている。
『アオイホノオ』は実写ドラマ化され、現在、テレビ東京で放送中だ。番組中には大阪芸術大学をモデルにした大学、庵野秀明監督をモデルにした学生も登場する。ドラマと併せて読んでみるのもいいかもしれない。
COMIC ストレンジャーソレント 10月号
発行:大阪芸術大学 発売:小池書院 編集人:小池一夫
B5 280ページ(中綴じ)
定価310円(本体287円)
http://yukan-news.ameba.jp/20140901-16702/
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http://www.nnn.co.jp/dainichi/news/140903/20140903021.html
斬新!村野建築 没後30年特別展、3日開幕
2014年9月3日
大阪を拠点に活躍した日本を代表する建築家、村野藤吾の没後30年を記念した特別展「村野藤吾 やわらかな建築とインテリア」が3日、大阪市中央区の大阪歴史博物館で開幕する。10月13日まで。
関西を中心に商業ビルを手掛けた建築家、渡辺節の下で綿業会館(同区)などの設計を担当。独立後、大阪新歌舞伎座(同区)や梅田吸気塔(北区)など、大阪の都市景観になじみの深い建築を手掛けた。晩年の93歳まで現役だった村野は、全国に300以上の作品を残している。
特別展の会場には設計図、スケッチ、模型に加え、村野がこだわって手掛けたテーブルや椅子などの家具、近鉄百貨店阿倍野店の装飾格子、村野の愛用品など約200点が並ぶ。
内覧会が2日にあり、主任学芸員の酒井一光さんは「伝統的な建築を学んだ上で、絶えず新しいものを採り入れたのが村野建築の特徴。曲線を使った軟らかさが斬新で、大きな作品も椅子や手すりなど細部まで手を抜かなかった」と村野建築の魅力をアピールした。
9月6日と10月4、11日には建築や美術関係者を招いた講演会や座談会が開かれるほか、酒井さんの展示解説が9月7、14日と10月5、12日にある。
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http://www.yomiuri.co.jp/osaka/news/20140906-OYO1T50031.html?from=oycont_top_txt
土砂崩壊を含水率で予測…阪大などが実証試験
2014年09月06日
広島市北部に大きな被害をもたらした局地的な集中豪雨が全国的に増えていることを受け、土砂災害の予兆を捉える新しいシステムの開発を大阪大の研究者らが進めている。これまで、斜面の崩壊を検知するシステムはあったが、今回は土中に含まれる水の量などから崩壊する前に予測する方法で、減災に威力を発揮すると期待されている。
大阪大の小泉圭吾助教(地盤工学)らは同大学のベンチャー企業「地球観測」と、土中の含水率や斜面の角度、地下水位など6項目の変化を測定するセンサーを内蔵した無線式の小型計測器を開発した。昨年10月から西日本高速道路と共同で、福井や兵庫、鹿児島など7県の高速道路沿いの斜面で実証試験を行っている。
約30メートルおきに設置する10個前後の計測器が、10分ごとに計測データを無線送信。これを基地局が受け取り、土砂災害の危険度を「災害(実際に災害が発生)」「警告」「注意」「正常」の4段階で自動分析し、自治体などへ連絡する。
停電の影響を受けない電池式で、計測器がリレー形式でデータ送信するため広範囲の観測結果を集約して分析できる強みがある。
実証試験では、大雨に見舞われた高速道路沿いの斜面で「注意」が喚起されたケースがあった。斜面を詳しく調べたところ、土中の空間がほぼ完全に雨水で満たされるまで含水率が上昇し、崩壊の危険が高かったことが確認できた。
小泉助教は「多くの地点で様々なデータを測定して分析することで、崩壊の前兆を高い精度で予測することができる。来年度中の実用化を目指したい」と話す。
土砂災害の監視は現在、降雨観測のほか斜面に張ったワイヤセンサーの振幅や切断で警報を発する方法に限られる。ワイヤによる監視では崩壊が始まった時点の状態しか把握できないほか、1地域あたり約200万円ですむ小泉助教らのシステムの3倍以上の費用がかかる。土砂災害の危険箇所は、全国で50万か所を超える。国土交通省の担当者は「局地的豪雨が頻発するなかで、新システムの開発は急務だ」と話している。
2014年09月06日
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http://sankei.jp.msn.com/west/west_affairs/news/140906/waf14090613000015-n1.htm
上方演芸の発信施設「ワッハ上方」、来年度から大阪府の直営へ
2014.9.6 13:00
今年度末で吉本興業への運営委託の期限を迎える「大阪府立上方演芸資料館」(ワッハ上方、大阪市中央区)について、
府は来年度から直営とする方針を決めたことが6日、分かった。直営化することで、現在、年約5千万円の負担を縮減できるとしている。
今後、集客施設としての存続は断念し、上方演芸に関する資料の収集・所蔵施設として存続させる。
ワッハ上方は大阪独自の文化である上方演芸の発信施設として、平成8年に開業。20年に就任した橋下徹知事(現大阪市長)が賃料や運営費などの府の負担が年間4億円に上ることを問題視し、存続見直し方針を決めた。年間入場者数が40万人を超えない場合には廃止を視野に入れるとの条件を課し、23年度から吉本興業に運営を委託していたが、目標は達成できなかった。
府や大阪市の芸術・文化行政を審査する第三者機関「大阪アーツカウンシル」で議論を重ね、「大阪独自の文化である上方演芸を後世に伝えることは府が担うべき役割だ」として存続する方針を決めた一方、運営方針については「公の機関が責任を持って運営すべきだ」との結論に至った。
なしくずしに元の木阿弥に戻らんだろな?
適当収よ、文楽への援助停止に文句を言ったが、これについてはどやねん?
オドレの言葉を借りれば、E#$%&Lが吉野家の牛丼ならば、吉本なんて道端にある屋台のコナモンレベルとちゃうのんかい?
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http://www.nnn.co.jp/dainichi/news/140908/20140908027.html
なにわの秋 音色で包む 「大阪クラシック」が開幕
2014年9月8日
大阪のメーンストリート、御堂筋周辺のビルの一角やカフェでクラシックの生演奏が楽しめる音楽祭「大阪クラシック」が7日、開幕した。13日までの7日間、秋色に染まる街を音楽で包み込む。
大阪フィルハーモニー交響楽団の桂冠指揮者・大植英次さんがプロデューサーを務め、2006年から毎年開催。ことしは大阪フィルのほか、関西フィルハーモニー管弦楽団、大阪交響楽団、日本交響楽団、大阪市音楽団が各所で演奏する。
初日は大阪フィルが正午から大阪・中之島の大阪市中央公会堂大集会室でオープニングコンサート。シュトラウスの「ツァラトゥストラはかく語りき」、ドボルザークの「新世界より」を重厚な演奏で聴かせた。また、チャイコフスキーの序曲「1812年」を府立市岡高吹奏楽部と共演。最後は9回目の開催にちなみ、坂本九さんの「上を向いて歩こう」を演奏し、観客は総立ちで歌った。
市岡高吹奏楽部の川口実歩さん(17)は「出来上がった世界観を壊すのではないかという不安もあったが、市岡らしい音楽を出せた。緊張感も楽しめた」と満足そうだった。
期間中は、低価格でホールコンサートが行われるほか、ホテルのロビーやカフェ、百貨店などで無料演奏が行われる。
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古代人の思い触れる 「万葉のみち」21日オープン
2014年9月7日
「草枕旅行く人も行き触れば−」。大阪市東住吉区の長居植物園で21日、万葉集とともに植物を楽しむ「万葉のみち」がオープンする。緑道に万葉集にちなんだ木々や草花を植え、万葉歌なども掲示。忘れていた秋の一首もよみがえる、そんな小道。「−にほひぬべくも咲ける萩かも」(巻八−一五三二、笠金村)と。
同植物園には万葉集に登場する植物が100種以上あり、今回、植物園40周年を記念して“万葉植物”をあらためてクローズアップした。
同園北東部の緑道約100メートルに、夏11種、秋14種、冬6種、春10種、計41種の植物を用意。これからの秋シーズンはハギやキキョウ、オミナエシなどが見ごろを迎える。
古代の和歌に造詣が深く万葉集に関する著作もある大阪市立大大学院の村田正博教授が総合アドバイザーを担当。園内の万葉植物に合わせて万葉歌の現代語訳をつづったパンフレットの制作を進めており、オープン当日には無料配布する。
冒頭の笠金村の歌の解説は次の通り。
「野辺の宿りをかさねる旅を行く旅人、そんな一度限りの私たちでも、通りすがりに触れようものなら、着物に色が染まるばかりに、真っ盛りに咲き満ちている、ああ、萩、萩、萩!」
植物園を管理する長居パークセンターの西村東一センター長は「万葉集の中で大阪は奈良に次いで万葉歌が多い。かつて多くの万葉人が行き交った長居の地で万葉植物をじかに見ることができることは万葉集の理解の一助になるとともに植物園の新たな魅力にもなる」と期待していた。
【メモ】「万葉のみち」オープニングセレモニーが21日、長居植物園で開かれる。午後1時半から関係者らによるテープカットを実施。午後2時半からは自然史博物館講堂で記念講演会を開き、村田教授の講演やパネルディスカッションを予定している。問い合わせは電話06(6696)7117。
http://www.nnn.co.jp/dainichi/news/140907/20140907038.html
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「秋の風景」写真を募集 ミュージアムコン
2014年9月9日
大阪府は、「大阪ミュージアムフォトコンテスト」への応募写真を募集している。テーマは「秋の風景」で、府内で撮影したものが対象。入賞者には賞状と副賞が贈られる。
大阪のまちをミュージアムに見立て、魅力発信に取り組む「大阪ミュージアム構想」の一環。応募資格は国内在住者でプロ、アマチュア不問。11月30日まで受け付けている。結果は2015年1月中旬に発表する予定。
応募方法など詳しくは、ホームページ(http://www.pref.osaka.lg.jp/toshimiryoku/osakathemuseum/museum-photocon2.html)。
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関連リンク
大阪ミュージアムフォトコンテスト
http://www.nnn.co.jp/dainichi/news/140909/20140909027.html
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心臓はなぜ左胸にあるのか 阪大の浜田博司教授が慶応医学賞 体の非対称を研究
2014.9.10 20:41
慶応義塾は9月10日、医学や生命科学の分野の優れた研究者をたたえる慶応医学賞に、大阪大の浜田博司教授(64)と、米スタンフォード大のカール・ダイセロス教授(42)を選んだと発表した。
浜田教授は、心臓は左というように体が左右非対称につくられる仕組みを研究。哺乳類の発生初期に、体の左側だけで働く遺伝子を発見した。ダイセロス教授は遺伝子操作で光を当てると脳の特定の神経細胞が働きだす技術を開発した。
http://sankei.jp.msn.com/west/west_life/news/140910/wlf14091020410012-n1.htm
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http://www.nnn.co.jp/dainichi/news/140911/20140911026.html
絵画鑑賞基に芝居 劇団dracomが検証公演
2014年9月11日
劇場内外で実験的な表現を試みる劇団「dracom(ドラカン)」が、日常で人は芸術とどう関わっているかを検証するユニークな公演「gallery(extra version)」を大阪市西区江之子島2丁目の府立江之子島文化芸術創造センター「enoco」で開く。
額縁のついた鏡を有名な絵画に見立てて芝居する「gallery」を2011年に発表。人気が高く再演してきたが、今回は実際の絵画作品を使った「extra version」として再構成した。
「大阪府20世紀美術コレクション」の新たな活用法や鑑賞法を模索するenocoの協力で実現。5〜7月にワークショップを開き、参加者の感想や学芸員の解説などから拾ったキーワードで作品を作り上げた。本番でも、ギャラリー内に約30点を展示し、上演する。
「これまでは観客の想像力に委ね、イメージを共有する作品だったが、今回は実物があるので説得力が増す」と、同団主宰の筒井潤さん。「作品と役者をいかに舞台上でバランスよく共存させるかが課題。絵画の新たな鑑賞法も見いだせたら」と意気込む。
26日午後7時半、27日午後3時と同7時半、28日午後4時半。10月3日午後7時、4日午後3時と同7時半、5日午前11時。前売り2500円、学生前売り2千円(当日各300円増)。各回定員25人。問い合わせは電話06(6441)8050。
30日〜10月2日の午後1〜6時まで、作品で使われる音声ガイドで鑑賞できる特別展「『galleryの声』」を開催(無料)。
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http://sankei.jp.msn.com/west/west_life/news/140910/wlf14091021340013-n1.htm
文化人類学や民俗学でタッグ ナレッジキャピタルと民博が包括連携
2014.9.10 21:34
グランフロント大阪(大阪市北区)内の産学連携の知的創造拠点「ナレッジキャピタル」は9月10日、国立民族学博物館(大阪府吹田市)と包括連携協定を締結したと発表した。文化人類学や民俗学をテーマにした展覧会などを共催するほか、研究者や企業関係者らの交流を促す。連携第1弾として、国立民族学博物館で9月11日から開催される特別展「イメージの力」と連動した市民向け連続講座をナレッジキャピタルで開く。
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http://sankei.jp.msn.com/region/news/140909/osk14090902020002-n1.htm
学芸員目指す大学生が博物館の展示解説に挑戦 大阪
2014.9.9 02:02
博物館や美術館で働く「学芸員」の資格取得を目指す大学生を対象にした実習イベントが吹田市立博物館で始まり、大学生たちが来館者に展示内容を解説するなど学芸員の業務に挑戦した。
イベントは「すいはくde実習展〜収蔵品×大学生=∞【無限大】」。
京阪神地域の大学生24人が実習生として参加。5日間かけて市立博物館の学芸員の指導で市の歴史や民俗、考古学などを学習した後、展示品の構成や陳列を実際に手掛けた。
特別展示室では、大学生6人が2時間にわたり展示品を来館者に解説。博物館近くに残る吉志部瓦窯(きしべがよう)跡などの「瓦の歴史」コーナーでは、8世紀末に平安京が造営された際、この窯跡で瓦が焼かれた歴史も説明した。
昭和45年に開催された大阪万博関連の展示コーナーでは、万博がもたらした市内の都市構造や市民意識の変化を紹介した。
大阪学院大3年、谷渕希さんは「説明パネルも自分たちで作りましたが、見る人に理解しやすく展示するのが難しかった」と振り返った。
実習生たちの展示は21日まで。実習生の展示解説は14、20、21日の午後1時15分から。観覧料は大人200円、高校・大学生100円、小・中学生50円。16日は休館。
問い合わせは吹田市立博物館(電)06・6338・5500。
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大阪科学賞 受賞者発決まる
09月13日 08時46分
科学技術の発展に貢献した研究者に贈られる「大阪科学賞」にことしは、大阪・茨木市にある医薬基盤研究所の石井健プロジェクトリーダーと、大阪大学産業科学研究所の安藤陽一教授が選ばれました。
「大阪科学賞」は、大阪府や大阪市、財団法人大阪科学技術センターが、科学技術の分野で創造的な業績をあげた、関西を拠点に活動する研究者2人に毎年、贈っています。
ことしの受賞者に選ばれた、大阪・茨木市の「医薬基盤研究所」の石井健プロジェクトリーダーは、ヒトの体にワクチンとともに投与し免疫の機能を高めることができる化合物の研究で成果をあげ、今後、ワクチンや免疫療法における新薬の開発につながることが期待されています。
大阪大学産業科学研究所の安藤陽一教授は、表面だけは電気を通し中身は電気を通さない「トポロジカル絶縁体」と呼ばれる新しい物質の研究・開発で先駆的な成果をあげ、次世代の情報処理機器への応用が期待されています。
表彰式は10月29日に大阪市西区の大阪科学技術センターで行われ、受賞者による記念講演が行われます。
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http://www3.nhk.or.jp/kansai-news/20140913/4444371.html
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http://www3.nhk.or.jp/kansai-news/20140916/4555141.html
大阪芸大で100円朝食開始
09月16日 12時33分
大学生に朝食をとる習慣を身につけてもらおうと、大阪・河南町にある朝食を100円で提供する取り組みがきょうから始まりました。
この取り組みを始めたのは大阪・河南町にある大阪芸術大学で、午前8時すぎから9時まで学生に朝食を100円で提供します。
メニューは、
▼ごはんとみそ汁にサラダなどが ついた和定食と
▼カレーライスで、
あわせて200食用意されます。
初日は、部活動をしている学生を中心に行列ができる盛況ぶりで、学生たちはごはんを好きなだけよそって朝食をとっていました。
大学が学生に聞き取り調査をしたところ、朝食をとらなかったり、食費を削るため1日1食で済ませたりする学生が多いということです。
朝食を済ませた陸上部の女子学生は「朝食を毎日きっちりとれていないので、大学で提供してもらえるのは助かります」と話していました。
大阪芸術大学の芝野晴夫事務部長は「脳の活動を活性化させ勉学に励んでもらうためにも、学生には朝食をとる習慣を身につけてほしい」と話していました。
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http://www3.nhk.or.jp/kansai-news/20140915/4265281.html
「繁昌亭」8周年で記念式典
09月15日 12時29分
大阪にある上方落語の寄席、「天満天神繁昌亭」が15日、オープンから8周年を迎え、桂文枝さんらが出席して記念の式典が開かれました。
「天満天神繁昌亭」は、戦争で焼失してしまった上方落語専門の寄席を復活させようと、上方落語協会が寄付を募り、平成18年、大阪・北区天神橋2丁目にオープンしました。
毎日、公演が行われていて、事務局によりますと、この8年間に114万人以上が訪れたということです。
オープンから8周年を迎えた15日、繁昌亭の前に多くの落語家が集まって記念の式典が開かれ、上方落語協会会長の桂文枝さんが「あっという間の8年間でした。これから10年、20年、天満天神繁昌亭をさらに発展させ、若手も育てていくので、ぜひ多くの人に足を運んでいただきたい」と挨拶しました。
続いて、四斗だるを開けて訪れた人たちに日本酒が振る舞われ、会場は華やかな雰囲気に包まれていました。
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http://www3.nhk.or.jp/kansai-news/20140917/4555581.html
“苗を選別”野菜栽培施設建設
09月17日 19時02分
野菜を効率的に育てるため、苗の段階で品質のよいものを機械が自動的に選別し、温度や照明の調整も自動で行う栽培施設が、大阪・堺市の大阪府立大学に建設されました。
この野菜の栽培施設は大阪府立大学が民間企業などと共同で建設したもので、19日の開所式を前に報道機関に公開されました。
この施設では、野菜を効率的に育てるため、苗の段階で機械が特殊な光をあてて苗の反応を感知し、品質のよいものを自動的に選別するシステムを導入しました。
栽培の段階でも温度や照明の調整がセンサーなどを使って自動的に行われる仕組みで、照明には消費電力が少ないLEDが使われています。
大学などでは新しい施設の完成によって品質の高い野菜が生産できるほか、人件費や消費電力などのコストが40%削減できるとしています。
大学などは、当面の間1日に5000株のレタスを生産し、早ければ来月上旬から全国のスーパーなどに出荷したいとしています。
栽培施設の山口淳一技術部長は「この施設なら天候不順でも野菜を育てることができる。今後、実績を積んでこの農業モデルを広げていきたい」と話していました。
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http://sankei.jp.msn.com/region/news/140913/osk14091307010002-n1.htm
28日、オープンキャンパス 「近大のテーマ」初演奏 大阪
2014.9.13 07:01
近畿大学は28日、大学の特徴や魅力などを知ってもらうため、東大阪キャンパス(東大阪市小若江)で学内を一般公開するオープンキャンパスを実施する。毎年この時期に実施されている恒例の企画だが、オープニングセレモニーでは、卒業生で音楽プロデューサーのつんく♂さんが作曲した「近大のテーマ」を、吹奏楽部が今回初演奏する。
つんく♂さんは今年4月の同大入学式を演出。音楽プロデューサーが本格的に入学式の演出に取り組むのは、全国の大学でも異例。パフォーマンスなど華麗な演出で世の注目を集めた。「近大のテーマ」は入学式では録音されて流されたが、今回は生の演奏。吹奏楽部は今後も学園祭などで披露するという。
一方、大手大学受験予備校、東進ハイスクール(本部・東京都武蔵野市)の“カリスマ英語教師”として知られる安河内(やすこうち)哲也氏による特別講演も行われる。
当日は学部別ミニ講義を全25回開催するなど、学内の雰囲気や学習内容を知ることができるという。ほかにキャンパスでは卒業生と在学生が交流を深める「ホームカミングデー」も開催。昨年から始まり前回は約1500人の卒業生が集まったという。午前11時〜午後4時。入場無料。問い合わせは近大入学センター(電)06・6730・1124。
つんく♂さんは平成3年に近大商経学部(現・経営学部)を卒業、大学在学中にバンド「シャ乱Q」を結成しその後プロデビュー。また、プロデュースでも活躍している。
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大阪原風景×現代アート 街に浸透 12年目
2014年9月18日
大阪市の新世界(浪速区)、山王、飛田、太子(西成区)など戦後日本の“光と影”が交錯する地域で、現代アートと社会をつなぐ事業「ブレーカープロジェクト」が12年目を迎えた。2011年度から3年間は継続事業として、山王にある築60年のアパートを拠点に腰を据えた取り組みを展開。高齢化が進む街に若者を呼び込むなどの効果を生んでいる。
「ブレーカープロジェクト」は、アートと社会をつなぐプロジェクトをフリーで企画する雨森信さん(44)が、大阪市の文化事業として2003年に始めた。フェスティバルゲート(浪速区)、新世界商店街(同)と拠点を移してきたが、11年度に初めて継続事業になったのを機に「新福寿荘」に“定住”を決めた。
■古アパート
新福寿荘は木造長屋が立ち並ぶ細い路地の奥にある築60年の木造2階建てアパート。「あべのハルカス」がオープンし再開発が進む阿倍野区と西成区の境界に隣接し、建物の真裏に掛かる境界線を挟んで、現代的な阿倍野区の景観と昭和のまま時間が止ったような西成の景観にすっぱりと分かれる。
雨森さんは「西成区というと負のイメージを抱く人も多いが、山王は昔ながらのコミュニティーや人のつながりが残る街。大阪では失われつつある風景」と地域の魅力を語る。
同プロジェクトは11年度から3年間で、地域に眠る資源をアーティスト独自の視点で捉え直した。生活の場に作品を混在させていく展覧会をはじめ、NHK連続ドラマ「あまちゃん」の音楽制作で知られる大友良英氏の指導で地域の子どもたちが集団即興演奏をする「西成・子どもオーケストラ」など、さまざまな事業を進めてきた。
街中を舞台に地域住民を巻き込んで作品を制作、露出する点に意義があり「アート自体が社会の埋もれた歴史や価値を再発見させる効果がある」と雨森さんは強調する。
■「30年計画」
「この辺りは上方芸人発祥の地。もともと全国から多種多様な人が集まってきて、すれ違うと肩がぶつかるぐらいにぎわっていた」と振り返るのは、新福寿荘の家主で山王連合振興会の小西勇儀会長(70)だ。
この10年で古い建物が次々と姿を消し、マンションなどに建て替えられる中、現代アートについて「さっぱり分からん」と言いながら取り組みに協力してくれる温かさが地域には残っているという。
プロジェクト事務局は、12年には同じ地域のたんす店跡の提供を受け、第2拠点として創作活動や展示に活用。14年度から2年間は民間財団の助成を得て再度継続事業となり、新福寿荘では今秋から冬にかけて、部屋を改装したギャラリーの貸し出しやアーティストが住み込みで制作する活動に取り組む。
小西さんは「住民には現代アートという言葉自体が刺激的」と活動の発展に期待する。
仕掛け人である雨森さんは、今後の展開について「文化芸術が街に浸透していく中で、住む人の意識が変わり、街にも変化が生まれる。それには長い年月が必要。30年間継続できるような仕組みを考えていきたい」と決意を語った。
http://www.nnn.co.jp/dainichi/news/140918/20140918020.html
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http://www.yomiuri.co.jp/local/osaka/news/20140921-OYTNT50442.html?from=ycont_top_txt
栽培しながら太陽光発電
2014年09月22日
◇府の研究所 イチジク畑で実験
農地で作物を栽培しながら太陽光発電を行う「ソーラーシェアリング」の実験を、府立環境農林水産総合研究所(羽曳野市)が進めている。太陽光発電の普及につなげるのが狙いで、売電により、農家の収入を補えると期待されている。現在、イチジクを使って生育への影響を調査中で、成果がでれば一般に広めていきたい考えだ。(矢野彰)
ソーラーシェアリングは、作物の上部に取り付けたパネルの傾きで日照を調節し、耕作を続けながら発電する。
太陽光などは、国の固定価格買い取り制度で売電できるため、耕作放棄地の解消も図れるとして、東日本大震災の被災地などで注目されている。農林水産省も2013年、収穫量が大きく減らないことなどを条件に、農地での発電を認める指針を出している。
府などは今年3月、エネルギー施策の方向性を示す「おおさかエネルギー地産地消推進プラン」を策定。太陽光発電の普及を促す方法の一つとして、各地で取り組みが進むソーラーシェアリングに着目した。
パネルを上部に設置すると日陰ができるため、同研究所は作物が環境に適応できるかを調べようと、7月に実験を開始。イチジクは羽曳野市や河南町など府内の約40ヘクタールで栽培される特産品の一つで、日陰でも育ちやすいとして採用された。
現在、100ワットの太陽光パネル(縦0・54メートル、横1・2メートル)1枚を取り付けた場合と2枚にした場合で、果実の色づきなどに影響がないかを調べている。特に生育には問題ないという。
同研究所の試算では、年間発電量がパネル1枚あたり105キロ・ワット時の場合、3628円の売電収入が見込めるといい、磯部武志・主任研究員は「実験で果実に影響の出ないパネルの設置方法を明らかにし、普及させたい」と話している。
2014年09月22日
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http://www.nnn.co.jp/dainichi/news/140924/20140924034.html
境内オペラ定着し10年 せんば鎮守の杜芸術祭
2014年9月24日
大阪府神社庁のお膝元で、由緒ある坐摩(いかすり)神社(大阪市中央区、渡邉紘一宮司)境内を舞台にした夜のオペラ公演「せんば鎮守の杜(もり)芸術祭」が、ことしで初回から10年を迎えた。地元・船場を愛する人々によって手掛けられ、今回は10月4日に開催。いまや秋の恒例行事として定着した舞台の幕開けに向け、スタッフ一同が最終調整に注力している。
初公演の幕が開いたのは2005年10月。船場で長年カフェを営む実行委員長の佐久本昇さん(74)は「芸術文化の薫る、より魅力ある船場にしたい」との思いで、当時は副実行委員長として参画した。会場探しでは趣旨にふさわしい理想的な環境と位置関係にある同神社に打診したところ、渡邉宮司の賛同を得て実現の運びとなった。
第1回では俳優が出演する時代劇オペラを上演。佐久本さんが実行委員長となった2回以降はプロの声楽家を招き、かがり火がともる拝殿前を舞台にモーツァルトや日本の歌曲など毎回趣向を凝らしたテーマでコンサートを開催している。ことしはヨハン・シュトラウスのオペレッタ「こうもり」(抜粋)が予定され、高らかな美声が夜の境内に響き渡る。
■昼の「音楽祭」
夜の部の「芸術祭」に対して、昼間に開催されるのが一般市民の音楽・文化団体が出演する「音楽祭」だ。吹奏楽や合唱、詩吟など14団体・計約400人が参加する。団体によっては「坐摩さんの舞台出演」を目標に日々の練習に励んでいる。またおととしからは将来有望な若手オペラ歌手やバイオリン奏者も出演者に加わるなど、多くの人々に発表の場を提供している。
■大きな動きも
今回の音楽祭では各出演団体と客席が一体となって舞台を盛り上げようと全員合唱のフィナーレも企画。「これまで各団体が出演後に順次退場という流れにしていた点を反省した」と佐久本さん。6月以降、打ち合わせを兼ねた数回の顔合わせの場が設けられ「同じ舞台の出演者という雰囲気に満ちている」と、手応えを語る。
活動10年の間には、実行委と同様、船場の魅力発信を目指すグループが集まる「せんば元気の会」への加盟や、09年に始まった「船場まつり」では中心的な音楽プログラムに位置付けられるなど大きな動きもあった。境内の一画で飲食やクラフトを販売するマルシェコーナーを設けるのも今回初の試みで、佐久本さんは「それぞれ得意分野を持つスタッフの皆さんに支えられている。今回も充実した舞台を実現させたい」と意欲を燃やす。
【せんば鎮守の杜音楽祭】10月4日午後0時半開演、入場無料▽【同芸術祭】同6時開演、前売り券3500円(当日4千円)。問い合わせは電話06(6243)0584、カフェアンドール。
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http://www3.nhk.or.jp/kansai-news/20141001/4970911.html
新美術館周辺に大学誘致を
10月01日 07時02分
大阪市は、北区中之島への新たな美術館の建設にあわせて、集客力などの面で、相乗効果が期待できる施設が必要になるとして、美術館周辺に大学などを誘致したい考えです。
大阪市は、東京オリンピックが開かれる2020年に北区中之島の国から購入した土地1万7000平方メートルに新たな美術館を建設する計画です。
それにあわせて、市は中之島の活性化に向けて、美術館を核にしたまちづくりを進めるとともに、集客力などの面で、相乗効果が期待できる施設が必要になるとしています。
このため、市は美術館の建設用地に隣接する市有地など1万2000平方メートル余りを民間に売却し、大学や商業施設、それに、宿泊施設などを誘致したい考えです。
市では、今後、民間事業者を対象にした説明会などを開いたうえで、来年度のできるだけ早い時期に、売却先を決める方針です。
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http://www.yomiuri.co.jp/local/osaka/news/20140928-OYTNT50376.html
環状線で生演奏 心も体も揺れて
2014年09月29日
JR大阪環状線で28日、貸し切り電車内でライブを楽しむ催し「TEN―ON ぐるKAN LIVE」が開かれ、事前に申し込んだ約180人が生演奏を聴きながら、環状線1周のひとときを楽しんだ。
同線天満駅周辺で10月5日に行われる天満音楽祭の関連イベントとして、JR西日本などが初めて企画。ポップスや軽音楽、ゴスペルなど様々なジャンルのグループ10組が参加した。
大阪駅を出発した8両編成の5両で、環状線外回りを1周して天満駅に向かうまでの約45分間、座席で手拍子をする乗客らを前にそれぞれ演奏。岸和田市から来た無職井手美和子さん(67)は「ガタンゴトンと気持ちよく揺れる中、すてきな演奏だった」と笑顔で話した。
2014年09月29日
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http://www.nnn.co.jp/dainichi/news/140929/20140929024.html
段ボールロボ、晴れ舞台 「カンヴァス」出展
2014年9月29日
大阪市立東淀工業高校(淀川区)の制作した段ボールロボットが「おおさかカンヴァス推進事業2014」(大阪府主催)の展示作品に選定された。発祥の宮城県立塩釜高(塩釜市)から2011年に展開図を譲り受けてことしで4年目。東日本大震災の影響で塩釜高での段ボールロボット制作は終了したが、伝統はものづくりの明日を担う高校生に受け継がれている。
段ボールを切り、つなぎ合わせる段ボールロボットは、当時男子校だった塩釜高の文化祭の目玉として、小川進教諭(65)が始めた。
しかし、2011年3月11日に東日本大震災が発生。沿岸部の塩釜市も大きな被害を受ける中、高台にある同校は津波を免れたが、作品の保管場所を失うことに。その年の文化祭も中止された。
■5メートルの第1号■
同時期、東淀工では電気工学科の1年生担任の鎌本有紀子教諭(34)がパソコンの前で悩んでいた。
文化祭の出し物に生徒は「廃材の段ボールを使って何かしたい」と提案。インターネットで見つけたのが塩釜高だった。震災の傷も癒えない時期。断られるのを覚悟で展開図の貸し出しを申し入れると、「何も手伝えないが、どうぞ」と快諾された。
試行錯誤の末に出来上がったのは、高さ5メートル。鎌本教諭は「本当は3・5メートル。私が縮尺を間違った」と苦笑するが、巨大ロボットは評判となり、翌年からは電気工学科全学年各クラスが制作。目が光り、音が出るなど工業高校らしい仕掛け付きの作品は、淀川区役所や近くの三津屋商店街など各所で展示された。
■伝統の継承へ■
今回は、学科の垣根を越えて13人が参加。製図や組み立てなどそれぞれの得意分野を生かせるのが強みだ。「段ボールロボットのことは入学前から知っていて、ずっと作りたかった」と機械工学科2年の熊谷海斗君(16)。理工学科2年の金城智也君(17)は「ものづくりが好きなので楽しい」と制作に没頭する。
小川教諭は、震災の翌年に他校に転勤し、塩釜高の段ボールロボットの歴史も閉じた。「関西で段ボールロボットを継続することができてうれしい。校外で脚光を浴びるのは、生徒にとって励みになるはず。気合を入れて作ってほしい。そして、今後は設計にも挑戦してほしい」と小川教諭。段ボールロボットの新たな旗手となった生徒たちに、ものづくりのバトンを託した。
【おおさかカンヴァス推進事業】公共空間をアーティストの発表の場にし、都市の新たな魅力発信が目的。10月9〜11日、御堂筋(淀屋橋−本町)で行われ、段ボールロボットは明治安田生命大阪御堂筋ビル1階で展示される。
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阪大初 秋の入学式
2014年10月02日
http://www.yomiuri.co.jp/local/osaka/news/20141002-OYTNT50042.html
◇留学生7割、英語で進行
大阪大の秋季入学式が1日、吹田キャンパス(吹田市)で開かれ=写真=、学部・大学院の188人(うち135人が留学生)が新たな一歩を踏み出した。阪大が大学全体で秋に入学式を行うのは初めて。
春に比べて人数が少ない秋に大学全体の入学式はなかったが、人数が増え、秋入学が多い外国にも合わせようと実施した。
進行は英語で行われ、入学者の宣誓の後、平野俊夫総長が、阪大の原点である江戸末期の「適塾」に触れ、「阪大は『世界適塾』として世界中から人が集い、羽ばたいていく場所。それぞれが夢に向かう努力を続け、現実のものとしてほしい」と激励した。
フィリピンからの留学生で、宣誓を行った大学院理学研究科のクラリス・ユングさん(22)は「将来は世界保健機関(WHO)で働きたいので勉強に励みたい」と意気込んでいた。
2014年10月02日
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http://www.sankei.com/west/news/141002/wst1410020090-n1.html
エノキタケから「不凍多糖」量産化…冷凍食品の風味・食感保持 カネカ・関大など量産化に成功
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カネカや関西大学(大阪府吹田市)は2日、冷凍食品の風味や食感を保つ効果のある「不凍多糖」をエノキタケから抽出し、世界で初めて量産化に成功したと発表した。10月中旬から国内食品メーカー向けに業務用サンプルの提供を始め、平成31年度に売上高10億円を目指す。
関大化学生命工学部の河(かわ)原(はら)秀久教授とカネカ、エノキタケ製造の一栄(長野市)、機械メーカーの富士ハイテック(長野市)が22年8月から共同開発していた。不凍多糖を食品に少量注入すれば、凍らせても内部で氷の結晶が大きくならないことを確認。このため食品の組織が傷つきにくく、解凍後に風味や食感が損なわれにくいという。
カネカでは同様の働きがあるカイワレ大根由来の「不凍タンパク質」をすでに商品化し、麺類や餅類など冷凍食品約50品目に採用された。不凍多糖は耐熱性や耐酸性に優れ、揚げ物やヨーグルトなどにも使えるという。
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http://www.sankei.com/region/news/140929/rgn1409290037-n1.html
和楽器の響きに聞き入る 大阪で「都山流尺八楽会」演奏会
. 大阪で発祥した国内最大の尺八流派「公益財団法人都山流尺八楽会」の大阪府支部第46回定期演奏会(産経新聞社後援)が28日、大阪市淀川区のメルパルクホールで開かれた。
同会員のほか、コンクール入賞者、同流派の昇格者、箏(そう)や三絃などの和楽器奏者ら約500人が29曲を披露。多くの来場者は和楽器の風情ある響きに聞き入っていた。
演奏会は昭和41年に第1回が御堂会館で開かれて以来、今年で46回目。また、本催しは青少年育成事業の一環として行われ、日頃より尺八や箏の習熟を目指す青少年も出演。ロビーには尺八を体験できるコーナーも設けられ、同会員の指導を受けながら尺八の演奏を体験していた。
大阪府支部長の檜山佳山氏は「若い人たちに伝統文化にふれていただき、広く伝統文化の創造と振興に寄与したい」と話していた。
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水上オペラ1000人酔う
2014年10月06日
http://www.yomiuri.co.jp/local/osaka/news/20141005-OYTNT50339.html
川に浮かべた台船や客船の上でプロの歌手らがオペラを披露する「大阪城ガラ・ナイト」が4日夜、大阪市中央区で開かれ、見物客約1000人が川面に響きわたる水上オペラを楽しんだ。
文化芸術の振興活動を行う関西・大阪21世紀協会が、「水都大阪」の新たな魅力づくりにつなげようと、初めて企画した。
大阪城近くの第二寝屋川に、赤や青など色とりどりの照明に照らされた台船と客船各1隻が浮かび、オペラ歌手やダンサーが、迫力のある歌声と華麗な踊りで「カルメン」の一場面などを演じた。
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市民文化活動「熟塾」結成20周年 10月25日に記念イベント 大阪
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地域活性化の情報を発信する市民文化活動グループ「熟塾(じゅくじゅく)」が結成20周年を迎え、10月25日、大阪市阿倍野区の区民センターで記念イベント「蟻一匹炎天下」を開く。文楽の人間国宝・竹本住大夫さんらが出演し、会の歩みを振り返りながら関西の魅力を伝える。
会は平成6年、江戸時代に大阪・船場に生まれた「適塾」のような自由な学びの場を目指したいと結成された。作家の藤本義一さんが「熟塾」と命名。これまでに文楽や上方落語、なにわ野菜、阪神大震災、船場商法など、さまざまなテーマで講座を開いてきた。
記念イベントは2部構成。1部では住大夫さんが文楽の裏話を紹介するほか、浪曲師の菊地まどかさんが創作浪曲「嫁ぐ日」を三味線とピアノで披露。2部では、2年前に亡くなった名付け親の藤本さんをしのび、イラストレーターの成瀬國晴さんと上方講談師の旭堂南陵さんが友人としての思いを語る。藤本さんの妻のシャンソン歌手、統紀子さんも登場する。
イベントは午後2時開始。前売りは2500円(当日3千円)。申し込み、問い合わせは熟塾(電)06・6281・8406=ファクス兼用。
http://www.sankei.com/region/news/140930/rgn1409300031-n1.html
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http://www3.nhk.or.jp/kansai-news/20141008/5224511.html
大阪市立科学館が研究紹介
10月08日 19時00分
ことしのノーベル物理学賞に3人の日本人研究者が選ばれたことを受けて、大阪市立科学館は、急きょ、研究内容を紹介する展示コーナーを設けました。
大阪・北区の大阪市立科学館は、ノーベル物理学賞の受賞者に選ばれた日本人研究者3人の研究内容を紹介することを決め、学芸員たちはきょう、6時間余りをかけて展示コーナーを設けました。
受賞対象になった青色LEDの開発によりLEDでさまざまな色を出せるようになったということで、展示コーナーには緑や白などの光を放つLEDが用意されました。
また、受賞が決まった研究者の著書や学会での発表内容も紹介され、訪れた人たちが学芸員の説明を聞きながら見学していました。
見学に訪れた27歳の男性は、「身近にあるLEDの光を日本人が生み出したと思うと、誇らしく思います」と話していました。
この展示コーナーは、ことし12月ごろまで設けられ、今月11日からの3日間は、学芸員による説明会も予定されています。
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http://www3.nhk.or.jp/kansai-news/20141008/5173261.html
日本いけばな芸術展
10月08日 12時39分
全国の生け花の流派が集まって作品を一堂に披露する「日本いけばな芸術展」が大阪で始まり、主催団体の名誉総裁を務める常陸宮妃の華子さまも会場で作品をご覧になりました。
この展覧会は、全国の華道の流派で作る「日本いけばな芸術協会」が開いたもので、114の流派からあわせて150点あまりが出展されています。
きょうは協会の名誉総裁を務める常陸宮妃の華子さまが、開会式でテープカットをされました。
会場には、しらかばの木を中心に紫色のコスモスや黄色いおみなえしなどを生けて林の奥の花畑をイメージした作品や、かんきつやヒメリンゴなどの果実を生けて実りの秋を表現した作品などが展示されています。
華子さまは、説明を受けながら展示された作品をご覧になっていました。
また、多くの愛好家が初日から会場を訪れ、熱心に鑑賞していました。
この展覧会は大阪・中央区の高島屋大阪店で、作品を入れ替えながら今月13日まで開かれます。
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川端康成の特別展
10月09日 15時20分
http://www3.nhk.or.jp/kansai-news/20141009/5239841.html
ことしのノーベル文学賞の受賞者が9日夜、発表されます。大阪・茨木市では、半世紀近く前にノーベル賞を受賞した川端康成の作品の初版本などを集めた特別展が開かれています。
大阪出身で、昭和を代表する作家の川端康成は、半世紀近く前の昭和43年に、日本人で初めてノーベル文学賞を受賞しました。3歳から18歳までを過ごした大阪・茨木市にある「市立川端康成文学館」では、作品の初版本やゆかりの絵など約40点を集めた特別展が開かれています。
代表作の1つ、『千羽鶴』の初版本は、表紙の題名や鶴の絵が筆の柔らかな曲線で書かれています。
また、ノーベル賞を記念して川端康成の作品をイメージして作られた版画も展示されています。
川端康成文学館の田中洋子館長は、「ノーベル賞で盛り上がるこの時期に、作品に触れてほしいです。
新たに日本人が受賞することを期待しています」と話していました。
この特別展は、12月23日まで開かれています。
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【ベテラン記者のデイリーコラム・坂口至徳の科学の現場を歩く】
ノーベル賞級…世界初、接着剤を使わず「最強の接着」 モノづくりの常識が変わる 阪大
http://www.sankei.com/west/news/141010/wst1410100046-n1.html
物質同士をくっつけるさいに、接着剤を使わずに直接、化学反応で一体化してしまう最強の接着方法が世界で初めて開発された。大阪大学大学院理学研究科の原田明特別教授らの成果。触媒を使い、共有結合という強固な化学結合をつくるもので、柔らかいコンニャクのようなゲル状の物質同士や、ゲル状の物質と固いガラスとを安定な形で接着することができた。強く引っ張っても接着部以外がちぎれるほどだ。液晶テレビの画面の製造過程でつくる複数のフィルムの接着や、車体のはがれない塗料など工業製品や日用品の製造についてのさまざまな応用が考えられる。
化学反応を利用、幅広い環境で安定的
モノづくりで材料同士を接着するさい、通常、材料に接着剤を塗り、それをサンドイッチのようにはさむ形で間接的にもう一方の材料をつける。そのようなタイプの仕組みには、木材のような材料表面の凹みに液状の接着剤が入り込み、船のいかりを繋いだように固まる「アンカー(いかり)効果」や、有機化合物などの接着剤の分子と、材料を構成する分子同士が電気的に引き合う「分子間力(ファン・デル・ワールス力)」を利用したものがある。ただ、その形を長期間、壊れずに保つためには、接着剤の「耐久性」や「強度」が重要な課題だ。
さらに、もっとも強い接着力が期待されるものとして材料に含まれる分子同士を直接反応させ、共有結合など強固な結合をつくる「化学相互作用」を使う方法があり、世界各国で研究されている。
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http://www.sankei.com/west/news/141010/wst1410100046-n2.html
原田特別教授らは、ノーベル化学賞を受賞した鈴木章・北海道大名誉教授の金属の触媒を使って炭素同士を効率よくつなげる「鈴木・宮浦カップリング反応」を利用して共有結合をつくる方法を考案。材料の水を含んだゲルにフェニルボロン酸という化合物を含ませ、一方のゲルにヨウ素をつけて接触面で触媒反応を行ったところ、炭素同士の強い共有結合ができた=図参照。また、ゲルとガラス基板の組み合わせや、ガラス基板同士の接着でも同様の方法でできた。
ボロン酸やヨウ素がない場合はこの反応は起きず、逆に、この2つの化合物を増やせば増やすほど結合力は強まった。
また、通常、接着剤を使った場合、有機化合物の溶媒に浸すと材料同士が分離してしまうが、今回の方法ではバラバラにならず強固な結合であり、さまざまな条件下で広く使えることがわかった。
原田特別教授は、ブドウ糖が輪のようにつながったシクロデキストリンという化合物の「穴」に鎖状の高分子がネックレスのように貫通した「ポリロタキサン」という化合物を世界で初めて作成したことで知られる。このポリロタキサンの研究や、分子認識を利用した材料間の接着を研究する過程で、今回の接着の手法がみつかった。
http://www.sankei.com/west/news/141010/wst1410100046-n3.html
研究グループでは「分子のレベルで起きる共有結合の作成というミクロの反応を、材料の接着というマクロな反応に広げることができました。この接着の適応範囲は広く、さまざまな環境で安定に接着を保つことができます」という。接着の新手法開発は材料工学など幅広い産業分野で、製造効率の向上や高品質化、環境の問題などの面から必要になっており、こうした課題をブレイクスルーするかもしれない。
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日本伝統工芸展 大阪展
10月17日 18時30分
http://www3.nhk.or.jp/kansai-news/20141017/5426591.html
陶芸や竹細工など、日本の伝統工芸のすぐれた作品を集めた日本伝統工芸展大阪展が開かれています。
この作品展は、日本の伝統工芸の技術を次の世代に伝えていこうと、日本工芸会などが毎年、開いています。大阪・阿倍野区のあべのハルカスの会場には、関西を拠点に活動する作家の作品を中心に、240点あまりが展示されています。
このうち、日本工芸会新人賞を受賞した大阪市の満丸正人さんの「木芯桐塑布紙貼『しだかじ』」という作品名の人形は、涼しげな風に吹かれる老人をイメージしたもので、和紙で表情やしぐさなどがていねいに表現されています。
同じく新人賞を受賞した京都府宇治市の市川正人さんの「栃拭漆十角飾箱」は、深い赤茶色の漆で塗られていて、丸く削られた角から、柔らかさを感じ取れる作品となっています。
日本工芸会の石橋裕史さんは、「様々な分野の伝統工芸の作品が一堂に会しており、ぜひ作品を見に来てほしい」と話していました。
日本伝統工芸展大阪展は、今月22日まで開かれています。
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解体される阪大豊中職員宿舎 「お見送り」企画展示
2014年10月16日
http://www.nnn.co.jp/dainichi/news/141016/20141016031.html
大阪大の豊中キャンパス(豊中市)で昭和30年代に建設された職員用宿舎が老朽化に伴って本年度中の取り壊しが決まり、宿舎の建物を「お見送り」する企画展示が始まった。この宿舎で幼少期を過ごした美術家が当時の生活を再現し、学生が建物に手を加えてこれからの社会に必要な居住空間を提案。解体寸前の建物を生かし、過去の記憶を未来へとつないでいる。
地名に由来した石橋職員宿舎は1958〜60年、1棟当たり5、6世帯が住める鉄筋コンクリート造2階建てで計5棟が造られた。大学敷地と地元商店街の境界線上にある好立地な環境だったが、半世紀以上たって耐震性に課題がみられ、空き家も増えたことから解体が決定した。
■当時の生活様式
大学と地域の接点だった職員宿舎を活用しようと、大阪大総合学術博物館が元居住者や学生と共に始めたのが「お見送り」企画だ。
父親が大阪大名誉教授で小学生まで宿舎で暮らした美術家の伊達伸明さん(50)は、取り壊される建物から生活の痕跡が残る部材を切り出し、木製楽器として親しみやすい「ウクレレ」に再生するユニークな活動を展開中。その持ち味を発揮して古巣の部材を基にウクレレを制作するだけでなく、自身の記憶を掘り起こして当時の生活様式を再現した。
手元に残していた当時の家具をかつての部屋に再設置し、子どものころ書きためた絵画、電車のプレートも展示。「取り付けた掛け時計の針の音とともに、この空間の時間も動きだした」と伊達さんは懐かしみ「活字による『生活史』では抜けがちな人肌の生活感を出せたのでは」とお見送り企画の意義を話す。
■共用スペース
職員宿舎の元居住者の住み方の特徴として、建築計画に詳しい大阪大の吉岡聡司准教授は「住人自身が建物にも手を加えながら生活を豊かにする『住みこなし』をしていた」と指摘する。
建物の構造を思うままに細工した「住みこなし」の延長線として、お見送り企画に参画する学生が着目した点が、住人同士のつながりを育む居住空間の提案だ。
その一つの例が、建物裏側のブロック壁を取り除いて確保した共用スペース。畳敷きにして屋根も設けた一種の交流空間であり、大阪大工学部4年の東垣純平さんは「希薄化が問題視される隣人とのつながりづくりに(提案は)役立つのでは」と期待し、お見送りする宿舎を「生きた」教材としても捉えている。
宿舎敷地への一般市民の立ち入りは安全面から禁止だが、お見送り企画の映像作品は11月下旬まで現地で公開中。同博物館の橋爪節也館長は「大学と地域の“記憶”を開かれた大学づくりに生かし、多面的な成果を世界に発信していければ」と話している。
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大阪大学、子供の脳の発達には周囲からの刺激が重要と分子レベルで証明
http://news.mynavi.jp/news/2014/10/16/048/
大阪大学はこのほど、視覚や触覚などの感覚刺激によって分泌されるタンパク質が、発達期の脳神経ネットワーク形成に重要な役割を果たすことを発見したと発表した。
同研究成果は同大学大学院生命機能研究科細胞分子神経生物学研究グループの早野泰史 研究員(現所属:同大学医学系研究科研究員)、山本亘彦 教授らの共同研究グループによるもので、10月6日発刊(現地時間)の「米国科学アカデミー紀要(Proceedings of the National Academy of Sciences of the United States of America)」に掲載された。
発達期の子供の脳では、神経細胞(ニューロン)から成長した「軸索」という突起が、その末端で枝分かれして、複数のニューロンと結合することが知られている。この軸索分岐は神経回路の機能を左右する現象であり、この過程に異常が生じるとさまざまな機能障害を引き起こすと考えられている。しかし、軸索分岐をコントロールする分子機構についてはこれまでわかっていなかった。
同研究グループは、さまざまな研究方法を用いて「ネトリン4」と呼ばれるタンパク質が生後の大脳皮質で作られ、感覚情報を中継する「視床ニューロン」の軸索分岐を促進すること、その遺伝子が欠損したネズミの脳内では軸索分岐が減少していることを発見した。
さらに、「ネトリン4」の量は暗闇で飼育したネズミの大脳皮質では少なく、逆に光刺激を与えると増えることから、視覚などの環境入力によってその量が変化することが判明した。以上のことから、「ネトリン4」は生後発達期の環境に合わせてその量を変化させ、脳神経回路形成を調節していると結論付けられた。
環境要因が脳神経回路にどのように作用するのか、その具体的な分子メカニズムはこれまでほとんど明らかにされておらず、同研究グループは「今回の研究結果は遺伝的な要因だけでなく、幼少期において周囲の環境から適切な刺激を受けることが正常な脳発達に寄与することを分子レベルで証明するもの。子供の脳発達のメカニズムを理解するために重要であると共に、精神神経疾患における環境要因の理解に対しても光明をもたらすものとして期待される」とコメントしている。
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関節リウマチに関係するたんぱく質を発見 阪大と京大
2014/10/17 3:00
http://www.nikkei.com/article/DGXLASDG16044_W4A011C1CR8000/
大阪大学の坂口志文教授と京都大学の伊藤能永助教らは、関節リウマチの発症に関係するたんぱく質を発見した。病気を発症したモデルマウスの実験で見つかり、人間でも17%の患者が保有していた。発症メカニズムの解明や新薬開発につながる。成果は米科学誌サイエンスに17日掲載される。
研究グループが特定したのは、「RPL23A」というたんぱく質。このたんぱく質が関節組織を破壊する細胞の働きを強め、病状が進行する。マウスの実験で存在を突き止めた。
約400人の患者の血液を調べたところ、17%の人からこのたんぱく質が見つかった。たんぱく質が働かないようにしたり、たんぱく質によって活性化する細胞を除去したりできれば、病気の進行や発症を予防できる可能性がある。研究グループは他にも同様の働きをするたんぱく質が存在するとみている。
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阪大発ベンチャー、独BASFとポリマー共同開発
2014/10/14 20:10
http://www.nikkei.com/article/DGXLASDZ14049_U4A011C1TJ1000/
大阪大学の研究者らが設立したベンチャー企業のマイクロ波化学(大阪府吹田市、吉野巌社長)は14日、化学世界大手の独BASFと基礎化学品のポリマーを作り出す技術を共同開発すると発表した。電子レンジなどに使われるマイクロ波を使い、大阪工場(大阪市)の年産1千トンの実証設備で試作する。外部から加熱する従来の製造方法と異なり、電力などエネルギー使用量を半分程度に減らせるという。
プラスチック原料など幅広い用途に使われるポリマーの量産技術について数年以内の実用化を目指す。
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http://www.nikkan.co.jp/news/nkx0720141023eaal.html
大阪工大、手すり案内ロボ開発−手すりの上を移動、話しかけて誘導
掲載日 2014年10月23日
大阪工業大学工学部ロボット工学科の廣井富准教授は手すりの上を移動する案内ロボットを開発した。レーザーセンサーで人を検出して声をかけたり、手を引いて道案内する。病院や公民館などの高齢者利用の多い施設での導入を提案する。現在はコンセプトモデルを開発した段階。今後、現場検証を経て小型化、量産機の設計に進む。
ユーザーと視線の高さが近くなるように、手すりの上を滑って案内する。人を検出すると、その方向に顔を向けて話しかける。案内用に巻線式の手を設けた。ロボットとユーザーの距離が変わっても、ひもが伸び縮みして対応する。ロボットの道案内にすぐに追っていけない高齢者が利用する場合でも運用しやすい。
手を引かれると音声で道順を説明したり、方向を指し示す場合よりも案内されていると感じやすい。手すりに置いた手をひかないようにセンサーを付けた。
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http://www.sanpo-pub.co.jp/topnews/2014/1014016890.html
14年度工業標準化表彰、阪大・竹本氏が受賞
14/10/14
経済産業省は10月10日、2014年度工業標準化事業表彰の受賞者を発表した。日本溶接協会関係では、竹本正大阪大学産学連携本部イノベーション部特任教授が経済産業大臣表彰を受賞した。表彰式は14日、東京・千代田区の都市センターホテルで開催した。
竹本氏は、日本工業標準調査会委員として、溶接分野の標準化推進に貢献。長年にわたり、はんだとはんだ付に関わる材料・試験方法規格の制定・改正に関わり、日本の電気・電子製品や各種接合体の製造、品質向上に尽力した。
RoHS指令などの有害物質使用規制に対応する鉛フリーはんだ関連規格について、国内の意見を取りまとめた日本案の国際標準化を主導。また、大阪大学接合科学研究所の教授として、はんだ付・ろう付関連の研究と教育に携わり、鉛フリーはんだ付を含めた技術の普及・促進に尽力した。
工業標準化事業表彰制度は、国際標準化機構(ISO)や国際電気標準会議(IEC)の国際標準策定や、国内規格(JIS)策定など、標準化活動に優れた功績を有する人材を表彰。功績に応じて、内閣総理大臣表彰、経済産業大臣表彰、産業技術環境局長表彰を行う。
14年度受賞者は内閣総理大臣表彰1人、経済産業大臣表彰20人・3組織、産業技術環境局長表彰25人。あわせて、国際電気標準会議(IEC)によるIEC1906賞は日本から31人が受賞した。
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大阪大:「脱細胞化」処理 国内で初の心臓弁移植手術
毎日新聞 2014年10月27日
http://mainichi.jp/select/news/20141027k0000e040206000c.html
大阪大病院は27日、生まれつき心臓の弁に異常がある男性会社員(35)=東大阪市=に、細胞を取り除いてコラーゲンなどの「骨格」だけにした他人の弁を移植することに国内で初めて成功したと発表した。他人の細胞を移植すると拒絶反応を起こすが、薬剤などを使って脱細胞化と呼ばれる処理をした。男性は同日中に退院する予定。
手術は今月中旬に実施された。執刀した澤芳樹教授らによると、男性はファロー四徴症(しちょうしょう)という病気。肺動脈弁が生まれつき狭く、2歳の時に弁を広げる手術を受けた。弁移植を受けなければ不整脈などで突然死の恐れもあったが、今回の手術で長期間、安定する見通し。
心臓弁の移植は一般的に、金属で作った機械弁や豚や牛の弁から作る生体弁などの人工弁が使われる。しかし、機械弁は血栓症を起こす危険性が高く、動物の生体弁も移植後5〜10年で機能不全になり、何度も手術が必要になるとされる。
同病院によると、脱細胞化処理により他人の細胞を取り除いた弁を使うと、たんぱく質などから成る骨格の内部に患者自身の細胞が入り込み、自分の組織のようになって長期間の定着が期待できるという。
心臓弁の脱細胞化処理はヨーロッパで臨床試験(治験)中で、独ハノーバー大はこれまで120例の手術を実施、最長で12年間再手術せず済んでいる。
今回使用した弁は直径29ミリ、長さ2センチの円筒形。ドイツの組織保存バンクから弁の提供を受け、ドイツのベンチャー企業が脱細胞化の処理をした。
患者の男性は同日、病院で記者会見し、「日常生活に支障はなかったが、時々、心臓が苦しくなった。従来の方法では弁を替えるために将来何回も手術を受けなければいけないことに不安があり、新しい方法にかけてみようと思った」と話した。【斎藤広子、畠山哲郎】
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貸し出しゼロ本に出会う…各地の図書館で企画展
2014年10月27日
http://www.yomiuri.co.jp/osaka/news/20141027-OYO1T50009.html?from=oycont_top_txt
図書館で一度も借りられたことがない本にスポットを当てる試みが全国に広がっている。マイナーで人気のない本だけを集めたコーナーはかえって新鮮な存在感を放ち、ベストセラーや話題作ばかりにとらわれない図書館本来の魅力が味わえるという。27日から11月9日までは読書週間。あなただけの一冊を探してみませんか。
「貸出ゼロの本たち」
6万冊の蔵書がある愛媛県今治市立大西図書館は、そう銘打った企画展を今月25日から開いている。2010年の改装後、貸し出しのなかった約800冊の中から、様々なジャンルの約100冊を選んだ。
松山市出身の小説家、早坂暁さんの代表作「夢千代日記」のシナリオ版や、シリアで取材中に銃弾に倒れたジャーナリスト山本美香さんの「ザ・ミッション 戦場からの問い」などが並ぶ。
今治市の主婦(37)は、「ハロウィーン用のロウソク作りの参考に」と、カラフルな写真が並ぶ工芸の本を借りた。「こんな実用的な本が、一度も借りられていなかったなんて」と話した。
貸し出し実績がないと、書架から書庫に移されることにつながり、さらに利用者から遠ざかる。酒井幸典館長(61)は「手にとってもらえば、新しい発見があるはず」とアピールする。
火付け役になったのは、東京都三鷹市の国際基督教大(ICU)図書館だ。読書離れが進む学生を引き戻そうと知恵を絞り、6〜7月に「誰も借りてくれない本フェア」を開催。1953年の開館時から貸し出し履歴のない「家計の数学」(岩波新書)など約100冊を特設コーナーに並べ、職員が1冊ずつ推薦文を付けた。
両手を地面につき、がっくりと肩を落とす人の姿のイラストとともに、「誰にも一度も借りてもらっていない本たち。あまりに哀(かな)しすぎる企画です」などとPRしたところ、インターネットなどで話題に。来館者からは「初めての読者になれるわくわく感がある」と好評で、学外からの問い合わせも相次いだ。
ICUの取り組みは全国の図書館職員に伝わり、神戸大総合・国際文化学図書館(神戸市)は7〜10月に同様の企画を行った。山形県立図書館(山形市)も、今月1日から取り組んでおり、企画課の野沢貴文主事(35)は「展示を見直すきっかけにしたい」と話している。
2014年10月27日
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大阪大、国内初の人工弁移植手術 心臓病の男性会社員に
2014年10月27日 12:34
http://www.nnn.co.jp/dainichi/knews/141027/20141027035.html
大阪大病院(大阪府吹田市)は、心臓病の男性会社員(35)=大阪府東大阪市=に、亡くなった人の心臓弁から特殊な方法で作製した人工弁を移植する国内初の手術をし、成功したと27日発表した。16日に実施し経過は良好で、27日にも退院する。
この人工弁は、心臓の肺動脈弁から細胞を取り除き、弁の構造を残したもので、機能が低下した男性の弁と取り換えた。ドイツで作られ、肺動脈弁は組織バンクから提供を受けたが、提供者などの詳細は不明という。
記者会見した澤芳樹教授は「人工弁に細胞が入ってくることで、あたかも患者さんの元の弁のようになる仕組み」と説明。
拒絶反応起きにくい心臓弁を移植手術…阪大病院
2014年10月27日
http://www.yomiuri.co.jp/osaka/news/20141027-OYO1T50014.html?from=oycont_top_txt
大阪大病院の澤芳樹教授(心臓血管外科)らが27日、免疫による拒絶反応が起きにくい心臓弁を、心臓難病の男性患者(35)に移植する国内初の手術を行ったと発表した。弁は正常に機能しており、男性はこの日に退院する。
発表によると、男性は大阪府東大阪市在住の会社員。生まれつき肺動脈が狭いなどの症状を持つ「ファロー四徴症(しちょうしょう)」で、2歳の時に右心室と肺をつなぐ動脈の弁を広げる手術を受けたが、弁の機能が低下して血液が逆流するようになり、心臓弁の移植が必要になった。
移植する心臓弁は通常、ブタなどの動物や、亡くなった人から提供されたものを使うが、自分のものではない細胞を体が異物とみなして拒絶反応を起こすため傷みやすく、10年以内に取り換えなければならないことが多い。
今回は、亡くなった人から提供された弁に特殊な薬剤を加え、拒絶反応の原因となる細胞を除去した筒状(長さ約2・5センチ、直径約3センチ)の弁を移植する手術を10月16日に行った。移植後に患者自身の細胞が定着し、拒絶反応が起きにくいため長持ちするとされる。
移植されたのはドイツの大学が開発し、阪大に提供された弁で、海外では120例に移植する治験が進められ、最長で12年間機能し続けているという。記者会見した澤教授は「長期間、安定した弁の使用が期待できる」と語り、同席した患者の男性も「手術前は胸が苦しいことがあった。1回の手術で済みそうなことに魅力を感じた」と話した。阪大病院はさらに2例の移植手術を行う。
2014年10月27日
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阪大病院で国内初の心臓弁移植
10月27日 12時24分
http://www3.nhk.or.jp/kansai-news/20141027/5659631.html
重い心臓病の患者に、血液の塊ができたり硬くなったりするのを防ぐ特殊な加工をした心臓弁を移植する国内で初めての手術を大阪大学附属病院が行い、患者は退院することになりました。
治療を行った大阪大学医学部附属病院の澤芳樹教授などの医療チームと、手術を受けた35歳の男性が記者会見しました。
男性は、「ファロー四徴症」という重い心臓病で肺動脈の入り口の心臓弁が十分機能しなかったため、今月16日、新たな弁を移植する手術を受け、27日にも退院する見込みになりました。
治療に使われたのは、亡くなった人などから提供された心臓弁から薬剤で細胞を取り除き、コラーゲンなどの骨格部分だけにする「脱細胞化」という加工をしたもので、移植されると患者本人の血液の細胞が結合するということです。
これまでの人工弁は血液の塊の血栓ができやすく、また、ウシやブタの組織から作った弁はやがて硬くなって機能しなくなりますが、加工した弁は、血栓を防ぐ薬を飲み続けたり、弁を交換したりする必要がなくなるということです。
この心臓弁はドイツで12年前に開発され、ヨーロッパでは120例ほどの移植手術が行われていますが、国内では初めてです。
澤教授は、「治療成績が安定し、有望な治療法だ。今後、この治療法を広めていきたい」と話しています。
また、男性は、「1回の手術を受けると弁が長く持つということに魅力を感じ、手術を受けました。
立ちくらみなどの症状もなく体調はいいです」と話していました。
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OBら240人が近大の展望を白熱議論 「KINDAIサミット」
http://www.sankei.com/region/news/141027/rgn1410270016-n1.html
. 近畿大出身の企業経営者や教員らが、近大の今後の展望などを語ったり、情報交換したりする「KINDAIサミット」が26日、近大東大阪キャンパス(東大阪市小若江)で開かれた。会場には卒業生や在学生約240人も集まり、白熱した議論に耳を傾けていた。
世界で初めて卵からクロマグロの完全養殖に成功した「近大マグロ」で一躍、知名度を高めたほか、今年度の大学一般入試の志願者数が全国トップとなるなど、私大の中でも特に勢いに乗っている近大。サミットの冒頭では、校友会名誉会長の世耕弘成内閣官房副長官が登壇し、「活躍している人たちが一堂に会し、ネットワークをつくりたいという思いでサミットを開催した」とあいさつした。
また、午後には世耕副長官を交え、近大マグロの養殖に携わってきた岡田貴彦・水産養殖種苗センター特命教授らが「KINDAI発のイノベーションが世界を変える日〜近大マグロの次の一手〜」をテーマに、近大の今後の展望についてシンポジウムに臨んだ。
岡田特命教授は、近大マグロについて別の魚を養殖、販売することで研究費を稼いでいたエピソードを披露。「他の大学はクロマグロの養殖から撤退していったが、研究を続けてきた。それが近大の強さだ」と話した。
また、今後はウナギの養殖にも力を入れることを明らかにし、「相当難しいが、やり遂げたい」と力を込めた。
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国立大学交付金、成果で配分 財務省案、統廃合も
2014年10月27日 13:51
http://www.nnn.co.jp/dainichi/knews/141027/20141027063.html
財務省は27日、財政制度等審議会の分科会を開き、国立大学に配る運営費交付金の改革案を示した。交付金の3割程度を「改革経費」とし、論文数や若手登用といった指標で成果を評価し配分する仕組みに見直す。文部科学省と協議し、2015年度の導入を目指す。
成果を上げている大学に重点配分する一方、不十分な大学は減額されるため、競争原理が働いて大学の統廃合につながる可能性がある。
運営費交付金は14年度予算で1兆1123億円を計上しているが、大部分が教員や学生数に応じて配分されるため、各大学の取り組みや改革姿勢が反映されにくい。
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大阪府立大の「学園菜」 学内の最新鋭工場で量産のレタス、スーパーで販売へ
http://www.sankei.com/region/news/141023/rgn1410230005-n1.html
大阪府立大(堺市)は、キャンパス内に新設した植物工場で生産したリーフレタスなどを「学園菜」としてブランド化し、11月から市内のスーパーなどで販売する。農産物研究の成果を踏まえ、光源としてLED(発光ダイオード)を全面採用したほか、優良苗の自動選別や栽培トレーの自動搬送装置を導入した。15人程度で1日最大5千株の出荷が可能な最新鋭工場で、年間1億8千万円の売り上げを目指す。クロマグロの完全養殖に成功した近畿大(東大阪市)に続く、“大学発ブランド”を確立していく。
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植物工場は研究棟に続いて量産を目的に建設され、堺市中区の中百舌鳥(なかもず)キャンパスで9月中旬から稼働している。鉄筋コンクリート2階建て延べ1300平方メートル。大学の量産型植物工場としては国内最大級だ。
野菜などの生産性を高めるため、苗の発光を調べて優良苗を自動選別する新技術を導入。植物の生育に必要な光は、総数1万2500個のLEDで制御。点灯時は工場内の温度を25度、消灯時は20度に保って昼夜逆転などの栽培も試み、よりみずみずしい商品の出荷を可能にした。
工場ではフリルレタスやバタビアレタスなど4種類を栽培。学内などで販売したところ、近所の主婦らから好評だったため、「学園菜」シリーズとしてブランド化し、スーパーなどで販売することにした。店頭価格は1袋150〜200円程度を想定。無農薬で洗浄の必要もない利点をアピールし、販路拡大を目指す。
府立大と産学連携し、工場を運営する株式会社グリーンクロックス(堺市北区)の木村一貫取締役常務執行役員は「近年、野菜は価格変動が激しいが、野菜工場なら天候にも左右されない。工場の課題を日々改良しながら、よりよいシステムにしていきたい」と話している。
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創立130年 地域に感謝 信愛女学院 11月にフェス
2014年10月27日
http://www.nnn.co.jp/dainichi/news/141027/20141027024.html
大阪信愛女学院(大阪市城東区古市)はことし創立130年を迎える。これを記念して、同学院の小学生や短大生とその保護者らが中心となって企画する「SHIN−AIフェスティバル130」を11月2日、開催する。5月には130周年記念ミサを行うなど、1年を通して記念事業を行っている。今回は、短大の学園祭「楓祭」と小学校バザーを同時開催し、地域への感謝の気持ちを込める。
当日は、小学生らが手作りしたティッシュカバーや植木鉢などの作品の展示や販売、制服のリサイクルなどのバザーを行う。このほか、後援会や教育会(保護者らの集まり)によるちゃんこや焼き芋などの模擬店出店、「信愛せんべい」や「信愛クッキー」なども販売する。
教職員らも有志で集まりヨーヨー釣りなどのゲームコーナーや手打ちそば、図書館での古本市を計画。短大校舎前のテニスコートでは親子で乗車できるミニSLを走らせ、会場を盛り上げる。
昨年、テレビ番組「劇的ビフォーアフター」(朝日放送)で紹介され、新しくなった学生食堂では、マグロの解体ショーが行われ、マグロ丼を格安で味わえるほか、講堂では音楽ライブなどが開かれる。
広報担当の横山千世子さんは「保育園から短大生、保護者の皆さまと世代を超えた交流を楽しんでください。ぜひ、地域の方々にも参加してもらいたい」とPRしている。
時間は午前10時〜午後3時。一般来場可能、入場無料。問い合わせは電話06(6939)4391。
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人工心肺使わず同時手術 心臓で国内初、負担減
2014年10月30日 19:36
http://www.nnn.co.jp/dainichi/knews/141030/20141030123.html
働きが悪くなった心臓の大動脈弁を、カテーテルで送り込んだ人工弁と置き換える手術と、人工心肺装置を使わず心臓を動かしたまま、狭くなった冠動脈に別の血管で迂回路を作るバイパス手術を同時に行い成功したと国立循環器病研究センター(大阪府吹田市)が30日、発表した。同時実施は国内初としている。
センターによると8〜9月、60〜90代の男女3人で実施。いずれも、大動脈弁が硬くなり血液を送り出しにくくなる大動脈弁狭窄症と、冠動脈が複数箇所で狭くなったり詰まったりする症状を併発していた。大動脈弁狭窄症の半数近くで冠動脈の病変も起きるという。
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双子の大規模研究 実施へ
10月29日 08時43分
http://www3.nhk.or.jp/kansai-news/20141029/5732101.html
大阪大学は、同じ遺伝子を持つ双子がどんな病気になったかや、どのような生活習慣があるかなどを詳しく分析し、遺伝や生活環境が健康に及ぼす影響を調べる、国内で初めての大規模な研究を行うことになりました。
この研究は、大阪大学大学院医学系研究科の「ツインリサーチセンター」が、フィンランドのヘルシンキ大学と共同で行います。
同じ遺伝子を持つ大人の一卵性の双子を対象に、高血圧や骨粗しょう症、それに認知症などの病気になったことがあるかを調べます。
この一方で、詳しい遺伝子の情報のほか、食事や喫煙、飲酒などの生活習慣の共通点と違いを分析し、病気が遺伝によるものか、生活環境によるものかを調べて予防法の解明などにつなげたいとしています。
センターは、これまでに約300組の双子の情報を集めていて、双子を対象に遺伝子の情報を含めたこれほど大規模な研究が行われるのは国内で初めてだということです。
大阪大学ツインリサーチセンターの早川和生センター長は「今後、アメリカやアジアの大学とも連携し、病気の原因解明などに役立てたい」と話しています。
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戦後彩った家電 デザインと誕生秘話をデータベース化 大阪市の新美術館 ネットで公開へ
http://www.sankei.com/west/news/141030/wst1410300078-n1.html
大阪市は30日、平成32年度までに開館する新美術館で、戦後を彩ってきた家電など工業製品の写真や開発者の声などをデジタル資料としてデータベース化するプロジェクトを始める−と発表した。時代ごとのデザインが社会生活に与えた影響などに着目した分析も記録。館内の端末に加えてインターネット上でも公開し、新たな製品の開発促進につなげる狙いがある。
パナソニック(大阪府門真市)、京都工芸繊維大(京都市)と連携協定を締結。パナソニックが20世紀に発売した冷蔵庫やテレビといった商品約7千点、発売時のパンフレットなどの資料を用意。同大の学生らが時代やジャンルごとに分類した上で商品や資料の撮影、開発者への聞き取り調査などを行い、新美術館のデータベースに記録する。
ネット上の公開だけでなく、データを活用したシンポジウムや展示会も開催。データベース構築に必要な予算は数千万円に上るが、国などが同大に交付する助成金でまかなうため、大阪市の負担分はない。
市によると、企業と大学、公立の美術館の間での連携協定は全国で初めて。さらに自動車や文房具など幅広い分野のデザインについてデータ集積を目指し、ほかのメーカーとの連携も模索する。
http://www.sankei.com/west/news/141030/wst1410300078-n2.html
橋下徹市長は「工業デザインを勉強する人の拠点にもなる。アートが実用面に与えた影響がわかれば、面白い」と期待を示した。
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大阪府立大と大阪市立大の統合、「新・公立大学」モデルを策定
2014年10月30日 10時15分
http://news.ameba.jp/20141030-191/
大阪府立大学と大阪市立大学の統合についての議論は続いているが、両大学は10月27日に「『新・公立大学』大阪モデル」を策定し、基本的な考え方を取りまとめた。両大学の持つ資源を有効活用し、大阪の発展に貢献していくという。
大阪府立大学と大阪市立大学は当初、平成27年度の法人統合、平成28年度の新大学スタートを目指していた。しかし、大学設置認可手続きに必要な審査スケジュールが前倒しされることになり、予定通りの統合が困難になり、統合が延期されている。現在は、大阪府知事や大阪市長などをメンバーとする大阪府市統合本部において、今後の展開が議論されている。
今回、「『新・公立大学』大阪モデル」として策定されたのは、大学統合の基本的な考え方と、新大学の姿。都市大阪の公立大学として求められる地域発展の牽引と課題解決を目的に、グローバル人材の育成や先端研究、異分野融合研究などに取り組むという。
統合により、文系から理系・医学・獣医学分野までの総合性の持つ公立大学が誕生し、学生数約16,000人、教員数約1,400人と、公立大学では突出した規模になる。新大学では、両大学の持つ資源を最大限活用し、領域の垣根を越えた融合研究を目指すという。
観光分野では大学院(観光・地域創造専攻)を活用した観光を視点とした地域再生の取組み、健康科学分野では先進的がん治療の「BNCT」に必要なホウ素薬剤の研究、エネルギー分野ではレアメタルフリーの有機分子バッテリーの開発など、具体的な取組みがすでに挙げられている。
今後、新大学に向けて、両大学の教育組織を基本にさらなる連携強化を進めていく。教員の相互交流の拡大、クォーター制の同時導入、単位互換の拡充、社会人大学院の連携などを推進していく。
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高齢者の負担軽減 心臓手術
10月31日 07時02分
http://www3.nhk.or.jp/kansai-news/20141031/5782811.html
大阪・吹田市の「国立循環器病研究センター」は、全身に血液を送り出す部分の心臓弁と、冠動脈の両方に異常がある重い心臓病を患った3人の高齢の患者に対し、体の負担を減らした新たな手術を行い成功したと発表しました。
手術を行ったのは、国立循環器病研究センターの小林順二郎副院長などの医療チームです。
対象になったのは、大動脈の入り口の心臓弁が硬くなり、全身に十分な血液が送り出せなくなる「大動脈弁狭さく症」に加え、心臓そのものに血液を送る冠動脈が狭くなるなどの症状がある重い心臓病の高齢の患者です。
通常は、人工心肺を使って一時、心臓をとめた上で手術が行われますが、体の負担が大きく、高齢の患者には適さない場合がありました。
そこで医療チームは、人工心肺を使わずに冠動脈のバイパスを作ると同時に、カテーテルという細い管を使って心臓弁を取り替える新たな手術を、60代から90代の3人の患者に行い成功したということです。
小林副院長は、「全国で毎年、数百人ほどの患者が対象になると考えられ、多くの病院でこの手術が行われるよう普及に努めたい」と話しています。
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関大、OBら開業の法律事務所と連携 大阪・梅田にサテライト・オフィス開設へ
http://www.sankei.com/region/news/141025/rgn1410250036-n1.html
関西大(大阪府吹田市)は24日、大阪市北区梅田の梅田スクエアビルディングに11月、「梅田サテライト・オフィス」を開設、このビルに入る法律事務所と連携した法科大学院教育の充実や就職支援の取り組みを始めると発表した。大学との連携を打ち出した法律事務所のオープンは関西初という。
関大が開設を支援し、開業するのは弁護士法人「あしのは法律事務所」。関大OBで関大法科大学院教授、元検事の大仲土和弁護士ら5人が所属し、今後3年間で関大法科大学院修了の新人弁護士10人を採用する方針。大仲弁護士は「法科大学院の学生のモチベーションを高め、法曹を身近に感じてもらえる点でも意義がある」としている。
事務所業務は11月4日から始める。翌5日にオープンする同オフィスには、学生らの就職活動の支援拠点や、市民対象のカウンセリングルームなどを設置する。
関大は平成28年8月、北区鶴野町に完成予定のビルに、社会人教育などに力を入れる「梅田キャンパス」の開設を予定。オープンすれば、同オフィスの複数の機能を移転させる可能性があるという。
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http://www3.nhk.or.jp/kansai-news/20141101/5506791.html
優れた子どもの本を投票で選定
11月01日 19時00分
小中学生たちが、優れた子ども向けの本を投票で選んで表彰するという催しが、1日、大阪・箕面市で行われました。
「箕面・世界子どもの本アカデミー賞」は、箕面市内の小中学生に読書に対する意欲を高めてもらおうと、平成22年に設けられました。5つの部門で、ノミネートされた子ども向けの本から、小中学生たちが、もっとも優れた作品を投票で選ぶことになっていて、5回目の今年はおよそ1万人が投票しました。
市内の会場で、選ばれた作品の作者などを招いて、授賞式が行われ、中学生の手でつくられた寄せ木細工の「オスカー像」がひとりひとりに手渡されました。
このうち、作品賞に選ばれた「ぼくらの7日間戦争」の作者、宗田理さんは、「ずるくて悪い大人たちを、いたずら心を持った子どもたちがやっつけるという話はどんな時代でも読んでもらえると思います。86歳になりましたが、すてきな賞をもらったので、命ある限り、書き続けたいです」と喜びを語りました。
また、この本を読んだ小学3年生の男子児童は「大人たちをこらしめるところがとても面白かった」と話していました。箕面市では、受賞した作者と子どもたちの交流事業も行っていて、「読書が好きな子どもをさらに増やしていきたい」としています。
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http://www.nnn.co.jp/dainichi/news/141101/20141101045.html
食品サンプル職人育成 来春、大阪市内に学校開設
2014年11月1日
大阪市中央区千日前の道具屋筋商店街で事務所を構えるデザイン会社が、食品サンプルを作る職人を育成する“学校”を来年春に市内2カ所に開設する。職人の高齢化が進む中、業界が抱える後継者不足に備える考え。初年度の受け入れは約10人。製作技術をはじめ、将来的な独立を視野に経営ノウハウも指導するという。
この会社は「ピンシェル」(倉橋幸子社長)。計画によると、道具屋筋商店街と大阪市平野区に座学と実習の施設を設置。来年1月から生徒募集を始め、4月にスタートする予定で、講義は週2日行う。現役の職人が技術指導に当たり、同社の経営陣が商品を売り込む販路開拓や経営手法の座学を行う。
食品サンプルは、特殊な樹脂でできた食品造形。本物と見間違えるほどの質の良さから近年では、土産として国内だけでなく外国人旅行客も買い求めるなど注目されている。
一方で、大阪での食品サンプルを作る職人は約100人いるとされるが、製作工程すべてをこなせる職人はそのうち1割の10人ほど。年齢層の大半は50〜60代だが、職人1人を育てるのに10年はかかるとされていることから早急な後継者育成が求められている。
同社の倉橋社長は「弟子入りの形では長続きしない人が多い。食品サンプルは世界的にも注目を集めており、業界を活性化させるためにも後継者育成を進めたい」と話している。
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http://www.yakuji.co.jp/entry39675.html
11月6日にシンポジウム「血栓形成の分子メカニズムとその制御」 千里ライフサイエンス振興財団
2014年10月29日 (水)
千里ライフサイエンス振興財団=シンポジウム「血栓形成の分子メカニズムとその制御」を11月6日10時から、豊中市の千里ライフサイエンスセンターで開く。
血管は生命維持に不可欠な流動性を保つため、多様な抗血栓機能を備えている。しかし、種々の病的環境下では、血管内に血栓が形成され、血管を閉塞するようになる。最新の研究では、血栓形成における分子メカニズムの詳細およびその制御のための標的分子の詳細が明らかとなり、これらの成果は、新規抗血栓薬に代表されるように臨床の現場で示されている。
今回のシンポジウムでは、浅田祐士郎氏(宮崎大学)が「病理像からみたアテローム血栓症の発生機序」、宮田敏行氏(国立循環器病研究センター研究所)が「静脈血栓症の分子機構」、冨山佳昭氏(大阪大学病院)が「血小板血栓形成の分子機構:血小板機能異常症からの解析」、奥健志氏(北海道大学)が「抗リン脂質抗体症候群の病態と治療」、小川久雄氏(熊本大学)が「冠動脈血栓の病態と治療」、是恒之宏氏(国立病院機構大阪医療センター)が「新規経口抗凝固療法の効果とその問題点」について講演する。
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http://monoist.atmarkit.co.jp/mn/articles/1410/30/news128.html
パナソニック製品が大阪新美術館の展示物に!? 大阪市や大学と研究プロジェクト
パナソニックは、大阪市の大阪新美術館建設準備室、京都工芸繊維大学と連携して、日本の戦後工業デザインの再評価と、関連する情報の活用の促進を目的とする「インダストリアルデザイン・アーカイブス研究プロジェクト」を発足する。
パナソニックは2014年10月30日、大阪市の大阪新美術館建設準備室、京都工芸繊維大学と連携して、日本の戦後工業デザインの再評価と、関連する情報の活用の促進を目的とする「インダストリアルデザイン・アーカイブス研究プロジェクト」を発足すると発表した。研究成果は、データベース公開や展覧会、シンポジウムなどを通じて公開する方針で、2020年度までに開館を予定している大阪新美術館での展示も検討しているという。
同プロジェクトでは、歴史的製品の基礎調査(写真撮影、採寸、デザイン的価値の検証、素材・機能の記録など)に加え、それらの製品が誕生した社会的/技術的背景や、人々の生活や文化に与えた影響などを総合的に考察。工業製品変遷のアーカイブス構築を目指すとしている。
大阪市は、工業デザインのプラットフォームとして同プロジェクトのデータベースを含むデジタルアーカイブスを運営・発信する。京都工芸繊維大学は、多角的な視点から研究を主導する。パナソニックは、社会貢献活動の一環として、これまで保管してきた歴史的製品やそれに関連する情報を提供するとともに、同社製品が戦後の社会発展にどのように寄与したのかなどを検証する。これらの製品、情報、検証成果は、未来のイノベーションに貢献する資料として、デザイナーや技術者/研究者などに広く活用してもらいたいとしている。
パナソニックが一例として挙げるのが、1920年に発売した、1つの電球用ソケットから2つのソケットに電気を分ける「二灯用クラスター(二股ソケット)」である。家庭内の電気の供給口が1つしかなかった時代に、電灯と電化製品を同時に使用できるようにしたヒット商品で、「今日まで多くのお客さまに親しんでいただいている」(同社)という。
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http://www3.nhk.or.jp/kansai-news/20141102/5453611.html
双子 最新の研究成果を発表
11月02日 19時13分
双子の専門研究機関がある大阪大学で2日、最新の研究成果の発表会が開かれました。
大阪大学の「ツインリサーチセンター」では双子の健康状態や運動能力などを分析し、遺伝や生活環境の影響を研究しています。
2日は、高校生からお年寄りまでの双子約60組と双子の親などが参加し、最新の研究成果の発表会が開かれました。
この中では▼運動や言語について、双子の脳波を調べたところ、同じような反応を示したことから、遺伝が影響している可能性が高いとする一方▼40歳以上の双子の肌を調べたところ、喫煙したり、日焼け止めを塗らなかったりした方が肌の状態が悪くなっているとして、遺伝より生活環境が影響している可能性が高いと指摘しました。
このセンターでは、これまでに約300組の双子の遺伝子などのデータを集めていて、今後の大規模な研究に向けて、より多くの双子の協力を呼びかけています。
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http://www3.nhk.or.jp/kansai-news/20141103/5827841.html
新美術館は工業デザイン拠点に
11月03日 06時16分
大阪市は、2020年に開館する新美術館を、日本の工業デザインに関する情報の集積拠点にしようと、産学官の連携による、「アーカイブス研究プロジェクト」に取り組むことになりました。
2020年に、北区中之島に開館する新美術館について、大阪市は従来のものとは異なる美術館の新たな役割や機能を検討しています。
その最初の取り組みとして、市は、新美術館を日本の工業デザインに関する情報の集積拠点にしようと、パナソニックや京都工芸繊維大学と連携して「アーカイブス研究プロジェクト」を始めます。
具体的には、パナソニックが、戦後開発した家電製品などの写真やパンフレットのほか、製品の材料などがわかる関連資料を、大学に提供します。そして、大学が、保存するためのデジタルデータ化の作業を行ったうえで、美術館の開館にあわせて、インターネットで公開するということです。
市では、工業デザインに関する情報の集積拠点にふさわしい美術館に今後も、連携先の企業や研究機関を増やすため、専門の学芸員による活動を進めることにしています。
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http://www.sankei.com/west/news/141102/wst1411020055-n1.html
寄付にも期待、阪大で初の「保護者の集い」…国の交付金減り“親の財布”頼み
大阪大の豊中キャンパス(大阪府豊中市)で2日、1回生の保護者向けに、大学の教育内容や財務状況を説明する「保護者の集い」が開かれた。私大では多い保護者向け説明会だが、阪大では初の試み。定員の約1・6倍の保護者が応募するほどの親の教育過熱ぶりに乗って、大学が期待するのは、“親の財布”からもたらされる寄付金だ。
「みなさま方のご子息とともに、阪大を世界トップ10に入る大学に押し上げる夢をかなえたい。ご家族も応援いただきたい」
学園祭「まちかね祭」が開催中の同キャンパス。大学会館講堂を埋めた500人の保護者に、平野俊夫総長が呼びかけた。初回となる今回は、820人の応募から先着順で約500人が選ばれた。中には、1人の学生に対し、両親に加えて祖父や兄弟などまで4〜5人が駆けつけたケースもあったという。
平野総長は阪大の原点である緒方洪庵の私塾「適塾」からの歴史や、世界の大学ランキングなどの概要を説明。続いて3人の副学長がそれぞれ、教育内容、財務状況、入学後1年半で受ける教養教育などについて詳しく説明し、質疑応答も受け付けた。
なかでも強調されたのが、平成43(2031)年の創立100周年に、100億円の蓄積を目指す「未来基金」への協力だ。これまで約30億円の寄付があり、大学側は学業優秀者の顕彰や海外留学費用の援助などに使い、今後も人材育成を進めたい−と訴えた。
http://www.sankei.com/west/news/141102/wst1411020055-n2.html
親をターゲットに据えるのには事情がある。学部生約1万5千人と、国内の国立大では最大規模を誇る阪大だが、16年度に国立大が法人化されて以降、国からの一般運営費交付金は19年度の約403億円を最高額に、26年度は約384億円にまで減少している。
父母からの寄付は集いを開いたねらいの中の1つ、と教育担当の東島清副学長も認める。「海外の大学の例で最も多いのがOBで、次いで父母。父母は現実的なので、子供がどのような利益を受けるかを重視する」と話しており、子供が学生生活をどう送っているか、保護者に説明することも重要なポイントになってきているという。
初の試みだが、父母の評判も上々。長女が外国語学部で学ぶ松江市の男性(49)は「娘からは学部や友人関係の話などしか聞かないので、説明会に出て、大学の全体像がよくわかった。必要なら寄付したい気持ちも出てきた」と話している。
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http://www.sankei.com/region/news/141029/rgn1410290010-n1.html
ワニの化石考える 11月16日、大阪・豊中でシンポ
. 45万年前の巨大ワニ「マチカネワニ」の化石が豊中市で発見され50周年を迎えることを記念し、国内で見つかったさまざまなワニの化石を考えるシンポジウムが11月16日、同市曽根東町の市立アクア文化ホールで開かれる。マチカネワニの化石は今月、国の登録記念物に登録され、改めて注目を集めている。専門家は「ワニは1億年前から基本的な体形を変えていない」などと魅力を語っている。
「マチカネワニ」の化石は国内で初めて見つかったワニの化石で、推定で全長約7メートル、体重約1・3トン。昭和39年に大阪大学豊中キャンパスの新校舎建設現場で一部が発見された。化石は脚や尻尾が欠けていたが、全体が復元され、本物の化石とともに同市の大阪大総合学術博物館で展示されている。
マチカネワニ化石の発見以降、岸和田市のキシワダワニや静岡県浜松市のヤゲワニも見つかり、近い種類と考えられている。また、島根県隠岐諸島では約2千万年前の巨大ワニの化石も発見された。
今回のシンポジウムでは、マチカネワニを中心に化石研究の現状を紹介。大阪大総合学術博物館の元館長で、創設時からマチカネワニの研究に取り組んできた同大の江口太郎招聘(しょうへい)教授や、米アイオワ大学のクリストファー・ブロシュー准教授らも参加。国内外の研究者が日本各地で発掘されたさまざまなワニの化石に関し報告する。
江口招聘教授は「進化する必要がないくらい合理的な体の作りをしており、1億年前から基本的な体形を変えずに生き残ってきた。そんなワニの知られざる魅力を伝えたい」と話す。
午前10時半から午後4時半。入場無料。「大阪大学21世紀懐徳堂」ホームぺージなどから応募を受け付ける。問い合わせは大阪大学総合学術博物館(電)06・6850・6714。
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http://www.sankei.com/west/news/141102/wst1411020056-n1.html
少子化反映、私大は手厚い保護者サービス…関大・近大は教授の個別面談など
少子化の到来は、すべての大学の課題だが、関西の私立大は、すでに以前から、在学中の学生の保護者に対して手厚いサービスを展開している。
関西大(大阪府吹田市)が開く「地方教育懇談会」は今年で50周年。学長や理事長、各学部の教授らが毎年全国約20カ所を回り、就職状況や大学の展望などを報告。100人を超す保護者が参加することもあるという。各学部の教授が希望する保護者の個人面談を受け、親が抱える不安の解消に努める。
学校と親との良好な関係を示すように、学生の保護者で組織する「教育後援会」の担当者が掲げるキーワードは「わが子の母校はわが母校」。「学生生活を充実させるためには、保護者の理解が重要だ」とも話す。入学式ではA5サイズの手帳「わが子の4カ年の日記」を配布。4年間の出来事がひと目で確認でき、保護者に好評という。
近畿大(大阪府東大阪市)も10年以上前から保護者懇談会を開催し、平成21年度からは「近大フェア」と称している。今年度は大阪、東京など全国8会場で実施。キャリアセンター(就職課)や各学部の担当者らと個別に懇談でき、大阪会場では、例年約千人の参加があるという。
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HAL大阪栄冠 日本ゲーム大賞アマ部門
2014年11月4日
http://www.nnn.co.jp/dainichi/news/141104/20141104024.html
専門学校HAL大阪(大阪市北区)の学生チームが、ゲームクリエーターの登竜門として知られる「日本ゲーム大賞2014 アマチュア部門」で大賞を受賞した。大阪校としては昨年に続く快挙。制作に携わった若きゲームクリエーターらは「大きな経験になった」と確かな手ごたえをつかんだ。
同賞はコンピュータエンターテインメント協会の主催で、団体や個人、学生、一般を問わずアマチュアの人が制作したオリジナル作品を対象に募集。ことしは315作品が集まり、トップクリエーターらによる最終審査の結果、今年はHAL大阪の学生6人でつくるチーム「ワンビット」が大賞に選ばれた。
受賞作はフレームを動かしてステージの形を変えながら主人公をゴールに導くアクションパズルゲーム。フレームを動かしステージを変化させるシステムや、一つのゲームとしてまとめる制作技術が高く評価された。
■チームワーク
「ゲームを初めて触る人にも分かりやすく操作でき、いかに面白くできるかだった」と、リーダーでプログラミングを主導したゲーム制作学科3年の吉田右京さん(21)。昨年11月から本格的な制作作業が始まると、メンバーに「アイデアを出せ」と言い続け、「使えるアイデアを拾う作業を大事にした」と振り返る。
プログラム作業の一方で、メンバー間の意見調整や企画書の作成など、裏方としてチームを支えたゲーム企画学科3年の大島健さん(21)は「半年間ぐらいかけてチームとしてかかわり、周りの人と支えあうことの大切を実感した」と充実感を漂わせる。
■経験を生かす
受賞後、二人は同じゲーム制作会社のインターンシップで新たなゲーム制作に取り組んでいた。大島さんの夢はもちろんゲームプランナー。学校の先輩に続く大賞受賞を「憧れが実現し、自信になった」と受け止め、「今回の経験を生かし、チーム全体に目を配れる作り手になりたい」と目を輝かせる。
一方、吉田さんは「大賞受賞は運が良かっただけ」と謙虚な姿勢。実はパズルゲームは初挑戦の「得意ではない分野」だそうで、「もういいです」と苦笑いを浮かべる。ゲーム業界だけでなく、広くIT分野に関心があり、「今回はいろいろあったが楽しかった。作るにしても、やるにしても、今後もゲームは楽しみたい」と話していた。
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[ 株式会社エイジ・エンタテインメント ]
大阪大学でMissHandai2014決定!
http://toyokeizai.net/ud/pressrelease/5459eb03b31ac940f5000002
11月2日、3日に大阪大学行われたMissHandaiContest2014のグランプリは栗生麻由さんに決定しました。
大阪大学豊中キャンパス(大阪府豊中市待兼山町 )で11月2日、3日に行われたMissHandaiContest2014において、栗生麻由さんがグランプリに選ばれました。
旅行で行きたい場所:ヨーロッパ!大学生の間にヨーロッパ横断をしようと思っています。
こんな異性に惹かれます:頭の回転が早い人
座右の銘:為せば成る、為さねば成らぬ何事も
準グランプリは有澤由真さんに選ばれました。
自分を色で例えると?:青と黒!ガンバ大阪のチームカラーですが、私の人生において、ガンバ大阪が欠かせない存在だからです。
「ドキッ」とする異性の仕草:目をジッと見つめられたら。
今までで一番泣いたこと:高校の卒業式、2012年12月1日のガンバ大阪対ジュビロ磐田戦、2013年ガンバ大阪がJ1に昇格したとき
「MISS COLLE」http://misscolle.com/
PR TIMESプレスリリース詳細へ
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http://www.nnn.co.jp/dainichi/knews/141107/20141107008.html
目の動きで統合失調症判別 大阪大、早期発見に
2014年11月7日 5:15
物を見る目の動きから、統合失調症かどうかを判別できることを大阪大と京都大のチームが7日までに発見した。チームの橋本亮太大阪大准教授(精神医学)は「早期診断法の開発につながる」としている。成果は国際的な精神医学誌電子版に掲載された。
チームによると、精神疾患は検査などによる客観的な診断が難しく、医師により診断に違いが出たり、患者や家族に具体的な検査数値を示して説明しにくかったりすることがある。
チームは統合失調症患者の目の動きに着目。画像や動画を自由に見てもらった場合、健常者に比べ、視線の動きが極端に少ないことが分かった。
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http://www.u-presscenter.jp/modules/bulletin/index.php?page=article&storyid=6995
大阪国際大学短期大学部幼児保育学科がクリスマスに向け「親子ぞうけい教室」を開催
大阪国際大学短期大学部では、地域の子どもたちに絵画や制作の造形活動を通して、表現することの楽しさを知ってもらい、親子で一緒に作品を作ることを体験してもらうため、「親子ぞうけい教室」を開催する。
対象は大学近隣の幼児(満4歳)から小学6年生までの親子と、系列の大阪国際大和田幼稚園児とその保護者。幼児保育学科で学ぶ学生や教員が指導する。同教室には、併設の大阪国際滝井高校の保育コースの生徒も一緒に指導にあたる。
幼児保育学科では、今年2月に守口市の京阪電鉄守口市駅前の大阪国際大学地域交流センター「くすくすひろば」で第1回の「親子ぞうけい教室」を開催した。
今回は会場を大学内に変え、クリスマスが近いこともあり、クリスマス用のマカロニリースや卓上ミニツリー、タペストリーなどを制作する。
◆第2回「親子ぞうけい教室」 概要
【日 時】
12月13日(土)
午前の部 10時から11時半、午後の部 1時半から3時
※それぞれ30組の親子。
【場 所】 大阪国際大学短期大学部(守口市藤田町)
【申込期間】 11月10日〜12月5日
【申込方法】
FAXで守口キャンパスセンター教学サポートグループへ。
・FAX: 06-6907-4324
▼本件に関する問い合わせ先
大阪国際大学短期大学部 教学サポートグループ
TEL: 06-6907-4329(直)
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http://massugu.way-nifty.com/
2014年10月 9日 (木)
11/8(土) 北村ブ小夜さん講演会(豊中市)の案内
第2回「子育て・教育講演会」
ともに生きるということ 〜地域の学校で、ともに学び、ともに生きる〜
子育て真っ最中のみなさん、そして教職員のみなさん。
昨年の石川憲彦さん(林試の森クリニック院長)に続いて、今年は北村小夜さんをお招きすることになりました。
北村さんは、「いま、日本の教育がやせ細ってきています。地域の学校に『ともに学び、ともに生きる』ことを育む力と懐の深さを蘇らせるには、みんなが地域の学校に行くしかありません。制度は後でついてきます」とおっしゃっています。
日本の教育がやせ細っている?どういう事なのでしょうか?じっくりと、お聞きしていきたいと思います。(以下略)
とき 11月8日(土)午後1時30分 受付:午後1時 閉会予定:午後4時30分
手話通訳あり
ばしょ 豊中市立福祉会館 集会室(3階)
豊中市中桜塚2丁目28番7号
★阪急宝塚線岡町駅下車 東へ400m
★駐車場はありません。市役所駐車場をはじめ、近隣の駐車場をご利用ください。
入場無料
大正から昭和に代わる年生まれなのにくたばりやがらんな、はさておき、これを見せてやりたいのがままならぬ
http://yomouni.blog.fc2.com/blog-entry-2723.html
http://yomouni.blog.fc2.com/blog-entry-3932.html
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書き忘れた、大阪から企業が流出すんのは、オドレらも一端を担いでんとちゃうのんかい!
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http://www.sankei.com/west/news/141107/wst1411070053-n1.html
伝統の「能」伝える懸け橋に 大阪で稽古重ねたブルガリア人男性
内に通算約7年間滞在し、大阪大学10+ 件大学院で研究するとともに自らも習った日本伝統の能を、母国ブルガリアに伝えようとしている男性がいる。9月に帰国したペトコ・スラボフさん(34)。大阪市中央区の山本能楽堂で稽古を重ねる一方、外国人に解説したり、海外公演をコーディネートしたりした経験を踏まえ、「母国に会社を設立し、能を紹介したい」と両国の文化の“懸け橋”になることを目指している。 (岩口利一)
日本に興味を持ったきっかけは、子供の頃に見たドラマ「将軍 SHOGUN」。切腹のシーンに「理屈が分からない不思議さ」を感じ、欧米と異なる文化に衝撃を受けた。ソフィア大学でコンピューター工学を学んだ後、日本学を専攻。翻訳を通じて狂言を知り、能にも興味を抱くようになった。
http://www.sankei.com/west/news/141107/wst1411070053-n2.html
平成17年から1年間、日本に留学した後、20年に再来日。大阪大学大学院で能楽を中心に学び、修士課程を修了した。博士課程に進んで今年、「外国人の目に映った能楽の明治維新」をテーマに論文も提出した。
能の魅力を「最小の表現方法で最大の演劇効果を出す」と語るスラボフさん。平安時代の歌人、在原業平(ありわらのなりひら)に対する妻の思慕を描いた名作「井筒」が好きで、妻が夫の衣を付け、井戸の水面に映った自分の姿に面影を重ねる場面に感動するという。
山本能楽堂では、観世流能楽師、山本章弘さん(54)から舞、謡を2年間ほど習い、公演も鑑賞。「生きている能と出会えて良かった」と話す。
同能楽堂が実施する外国人向けの公演で司会や通訳などを務め、平成23年にはブルガリアでの能楽公演もコーディネート。山本さんや現地の子供らが出演した舞台は好評を博した。
「ブルガリアでは能は日本の古典仮面劇として認識されているが、それ以上はあまり知られていない」とスラボフさん。「礼儀・作法や師弟関係、伝統の継承など日本人の心が込められた演劇として能を伝えたい」と語る。
http://www.sankei.com/west/news/141107/wst1411070053-n3.html
日本滞在中から、囃子(はやし)の大鼓や小鼓などの音が聞けるスマートフォンのアプリも開発。帰国後は、ソフト開発会社「Okina」を設立し、将来は能楽の公演なども開いて日本の芸能を伝える計画だ。
山本さんの妻で山本能楽堂事務局長の佳誌枝さん(50)は、スラボフさんについて「能への思いが合致し、新しい能をつくる仲間として参加してくれた。海外からの視点を教えてくれたことは、ありがたい。これからは一緒にブルガリアなどで能を広めたい」と話している。
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口、足で描く希望の絵 中央区で50点
2014年11月08日
http://www.yomiuri.co.jp/local/osaka/news/20141107-OYTNT50443.html?from=ycont_top_txt
病気やけがで、手を使えない画家の作品を紹介する絵画展「口と足で表現する世界の芸術家たち」が7日、大阪市中央区のドーンセンター(府立男女共同参画・青少年センター)で始まった。繊細なタッチで描いた動物や風景などの作品約50点を展示。首から下が動かない大阪市東淀川区の森田真千子さん(58)も創作の様子を披露し、「見る人に勇気を与えられれば」などと述べ、来場を呼びかけた。(斎藤七月)
三菱電機ビルテクノサービスが毎年、全国の各都市で開催。同社は、国際組織「口と足で描く芸術家協会」(本部・リヒテンシュタイン)に所属する画家の作品の購入を続けており、今回、所有する約800点から選んだ50点などを展示した。
森田さんは生後10か月で脳性小児まひとなり、首から下に後遺症が残った。しかし、「生きがいを持ちたい」と17歳で絵を始め、口で描く先輩らの作品に近づきたいと創作を続けて36歳で協会の正会員になった。
テーマとするのは、主に動物や日本の文化。口にした筆が届かないほどの大作に挑む時はキャンバスを上下逆にして作品に向き合う。当初は口で描く姿を見られるのが嫌で、展示会場での実演は気が進まなかった。しかし、来場者と手紙をやりとりしたり、「勇気づけられた」と声をかけてもらったりするうちに、交流が楽しみになったという。
森田さんはこの日、筆を口にし、ゆっくりと描き始めると、訪れた人が足を止め、熱心に見入るなどしていた。会場には、自身が手がけた作品「羽衣」や、2匹の犬が戯れる様子を描いた「くつが大好き」などが並び、「作品や実演を見てもらい、少しでも誰かの力になれたらうれしい」と話した。
絵画展ではほかに、夏の日の風景を丁寧に描写したものや、動物たちが綱引きをするほのぼのとしたものなど外国人を含む計40人の作品を展示。また、同協会の会員の創作活動を紹介した映像も流している。
訪れた松原市の会社員、林志穂さん(30)は「障害を持ちながら、自らの力で生きる希望を見いだしている姿に感動した。絵からも力強さを感じます」と話していた。
入場無料。9日まで。森田さんの実演は8日も午前11時〜午後5時に行われる。問い合わせは、絵画展事務局(080・1024・4902)へ。
2014年11月08日
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http://www.nnn.co.jp/dainichi/knews/141112/20141112109.html
近大、イネの病気の仕組み解明 農薬開発に期待
2014年11月12日 20:02
稲作被害をもたらす白葉枯病菌が、イネの中で増殖する仕組みを近畿大農学部(奈良市)の川崎努教授のチームが解明し、12日付の英科学誌の電子版に発表した。農薬の開発に役立つ成果としている。
白葉枯病は葉が縁から白っぽくなり株全体が枯死する病気で、東南アジアを中心に大きな被害が起きている。川崎教授によると、日本では菌が増える時期より前に収穫するようにして被害が減ったが、台風などによる冠水やイネの傷から感染が広がることがある。
植物の細胞は通常、表面にあるセンサーで菌の成分を感知し、免疫タンパク質が細胞壁を強くしたり抗菌物質を作り出したりして対抗する。
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http://news.mynavi.jp/news/2014/11/11/100/
有機半導体表面の構造変化を初観測
有機半導体の表面の分子は、結晶内部と大きく異なる並び方をしていることを、大阪大学大学院基礎工学研究科の若林裕助(わかばやし ゆうすけ)准教授らが放射光の観測と解析で初めて捉えた。さらに、この自発的な変化で電気伝導性が表面と内部で違いが出ることを理論計算で確認した。この表面分子の構造の違いを利用すれば、高度な材料設計が可能となり、安価で集積度の高い電子デバイスの製造技術の向上につながると期待される。
試料作製が東京大学の竹谷純一(たけや じゅんいち)教授、理論解析が東京大学の堀田知佐(ほった ちさ)准教授、理化学研究所の是常隆(これつね たかし)上級研究員との共同研究で、11月7日付の英オンライン科学誌ネイチャーコミュニケーションズに発表した。
有機半導体は安価で軽い電子デバイス素材として有機ELディスプレーなどで実用化されている。通常、有機半導体を使ってトランジスタを作ると、有機半導体の表面近傍の数ナノメートル(ナノは10億分の1)に電気が流れるが、複雑な構造を持つ有機半導体の表面付近で分子がどのように並んでいるかはよくわかっていなかった。
研究グループは、電気をよく通すルブレンと、構造はそれと似ているが電気を通さないテトラセンという2種類の有機半導体について、茨城県つくば市の高エネルギー加速器研究機構の放射光施設フォトンファクトリーでX線回折測定を行い、ホログラフィの考え方を取り入れた特殊な解析法で分子の並び方を観察した。
その結果、ルブレンは表面と結晶内部がほとんど同じ構造だったが、テトラセンでは表面付近の分子の並び方が結晶内部と異なることを見いだした。テトラセンの結晶内部で表面に斜めに並んだ分子が、表面層だけで15度ほど回転して立ち上がっていた。この変形は一見あまりに大きすぎるように見えるが、理論計算では自発的に表面層がこの構造をとることがわかった。
さらに、この構造変化によって、表面が内部と比べて、数倍も電気を流しにくくなることを理論計算で突き止めた。この自発的に生じるテトラセンの表面構造は、自己修復の機能を持つ極薄膜が半導体表面で形成されることを意味する。利用する分子を選べば、分子1層で電気伝導性を制御する、精密で安定な微細デバイスができる可能性が出てきた。
若林裕助准教授は「有機デバイスは結晶表面の構造で物性が現れるので、表面を調べる必要があったが、有機物の表面構造は複雑で、その観測は難しかった。今回、放射光と特殊な解析法でその困難を克服して、表面構造が変化する有機半導体を見つけた。意図的に表面構造が変わる有機半導体を製造できれば、より有効な電子デバイスも実現できるだろう」と話している。
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http://www.nikkan.co.jp/news/nkx1020141113eaal.html
阪大、ヒトiPS由来の肝細胞で薬物代謝・応答能の個人差予測に成功
大阪大学大学院薬学研究科の水口裕之教授らの研究グループは、ヒトiPS細胞(人工多能性幹細胞)由来の肝細胞を用いることで、薬物代謝能と薬物応答能の個人差を予測することに成功した。個人差が著しいとされる肝臓の薬物代謝酵素の働きや、薬が与える毒性を解明できる。個人差を反映したきめ細かい毒性評価や、薬効評価系の構築に役立つと期待される。
ヒトiPS細胞由来の肝細胞は元の個人の肝細胞と同一のゲノム(全遺伝情報)を持つため、それぞれを比較し、関連性を調べた。12人のドナーの肝細胞とヒトiPS細胞由来肝細胞を検証した結果、薬物代謝能と薬物応答能の個人差がどちらにも同様に認められた。
肝臓は薬物を代謝する主要な臓器で、その働きには大きな個人差があるとされる。そのため、薬物による肝毒性のリスクについて創薬段階で正確に予測することが難しかった。
成果は米国科学アカデミー紀要に掲載された。
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http://www.sankei.com/west/news/141112/wst1411120077-n1.html
司馬さんの傍らにはいつも… 福田みどりさん死去、国民的作家支えた半生
国民的作家とともに歩み、支えた半生だった。作家、司馬遼太郎さんの妻で12日に死去した福田みどりさん。司馬さんが司馬さんであるときも本名の福田定一に戻ったときも、傍らにはいつもみどりさんがいた。
「司馬さんの原稿を最初に読むのが福田みどり。2人は親子であり兄妹であり、夫婦を超えた強い絆で結ばれていました」。みどりさんの弟で、司馬遼太郎記念財団理事長の上村洋行さんはこう振り返る。
2人が出会ったのは、産経新聞大阪本社文化部。みどりさんは司馬さんの才能に「新聞記者にとどめておくには惜しい人」と思ったという。その予感通り、結婚翌年の昭和35年、司馬さんは直木賞を受賞。作家専業となり、国民的作家への道を歩んでいく。
その道程を支えたのが、みどりさんだった。書くこと以外に無頓着な司馬さんのそばには、いつも姿があった。みどりさんが取材旅行に同行できなかった際、途方に暮れた司馬さんが「なにしてええか分からへんねん」と電話してきたこともあったという。
司馬さんが平成8年2月に死去した後は喪失感に苦しみながらも、その業績を後世に残すために尽力した。司馬さんをしのぶ平成25年2月の「菜の花忌シンポジウム」には体調不良をおして出席。公の場に出た最後となった。
司馬遼太郎さんの作品「街道をゆく」の挿絵を描いた画家、安野光雅さん(88)の話「司馬さんの取材旅行によく同行されていましたから、海外へもたびたびご一緒しました。とにかくスピーチが上手な方で『ただ者じゃないな』と感心したことを思い出します。私の義妹とみどりさんが樟蔭女子専門学校の同級生で、その話をしたら、『よく遊びに行ったことも覚えていますよ』と懐かしがってくださいました。ご冥福をお祈りします」
http://www.sankei.com/west/news/141113/wst1411130044-n1.html
【浪速風】
司馬さんの不器用なプロポーズ(11月13日)
夕暮れの市電の停留所だった。「あのな、あんた。つまり、僕の嫁はんになる気はないやろな」。電車を待っていた人たちの好奇心に満ちた視線が集まる。女性はプイと横を向いて素知らぬ顔をした。「場所がね」と彼女はあとで言った。「悪かったのよ」
▼司馬遼太郎さんのなんとも不器用なプロポーズである。産経新聞文化部で席を並べていたみどりさんは一旦は断った。「私の機械は故障しているからダメ」。自分が生きるだけで精一杯で、人の奥さんになれる人間ではないと思い込んでいたという。翌日か翌々日、机にメモがあった。「機械の故障は僕が修理してあげます」という内容だった。
▼周囲は結婚を祝福したが、同時に優秀な記者だったみどりさんの退社を惜しんだ。同僚と「新聞記者 司馬遼太郎」を出版した際、書き出し部分の十数枚の原稿を自宅に届けた。ほどなく、これでいいと電話をいただいた。厳しいデスクにほめられたようでうれしかった。
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家電デザイン変遷 データベース化
2014年11月13日
http://www.yomiuri.co.jp/local/osaka/news/20141113-OYTNT50026.html
◇大阪市の新美術館 パナソニック製品7000点
大阪市は、2020年までに北区中之島で開館を目指す新美術館で、大手家電メーカー・パナソニック(門真市)の戦後の家電製品約7000点を活用し、「工業デザイン」の変遷をデータベース化するプロジェクトを始める。工業デザイン研究に定評がある京都工芸繊維大が、デザインや機能が生まれた時代背景などをまとめ、開館時から全面公開する。
市によると、品目が多岐にわたる工業デザインを包括的に収集し、記録・保存する取り組みは全国的にも珍しいといい、パナソニックから無償で製品情報の提供を受ける。
データベース化するのは、パナソニックグループが2000年までに発売したテレビや洗濯機、冷蔵庫などの家電製品。宣伝写真やパンフレット、販売データなど関連資料14万点のほか、開発に携わった社員やOBからもエピソードを集め、同大学の研究者と学生が、技術の進歩が社会に与えた影響も調べる。データベースは、開館時に全面公開し、インターネットで誰でも閲覧できるようにする。新美術館では、製品の特別展示などを行う予定で、今後、他のメーカーとの連携も検討しているという。
橋下市長は「大阪の家電の歴史や強みに着目し、情報や研究成果を蓄積して発信する面白い試みになる」と話している。
2014年11月13日
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http://www.sankei.com/west/news/141116/wst1411160056-n1.html
劇団四季の「ライオンキング」 関西ロングラン新記録の699回に 「オペラ座の怪人」抜く
大阪四季劇場(大阪市北区)で上演中の劇団四季ミュージカル「ライオンキング」の大阪公演が16日、公演回数699回を数え、「オペラ座の怪人」(平成19年〜21年)を抜き、同劇団関西地区ロングラン上演の新記録を達成した。観客動員数は74万6800人。
公演終了後には、観客への感謝と報告を兼ねて、特別カーテンコールを実施。出演者を代表し、シンバ役の田中彰孝(あきたか)が「作品を愛し、育んでくださったすべてのお客さまの温かいご支援のたまものです。これからも一回一回の舞台に心を込めて務めます」とあいさつ。客席から拍手と歓声が上がり、カーテンコールは5回にも及んだ。
「ライオンキング」は平成10年の東京初演から、大阪、福岡、名古屋、札幌の5都市で上演。大阪では11年に大阪MBS劇場で初演、13年まで上演された(673公演)。今回の大阪公演は平成24年から大阪四季劇場で上演され、現在、来年7月31日までの延長が決定しており、公演回数は930回となる予定。
物語はアフリカ・サバンナを舞台に展開するライオンの子、シンバの成長を、命の連環をテーマに、親子の絆、心の成長などを交えてつづる。インドネシアの影絵や日本の歌舞伎、文楽などアジアの伝統芸能の要素が生かされた舞台表現も人気のひとつとなっている。
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近大マグロなど4団体・個人にベスト・プロデュース賞
2014年11月14日
http://www.yomiuri.co.jp/local/osaka/news/20141114-OYTNT50045.html
伝統を守りながら、生活文化の向上に尽くしたプロジェクト(団体)や個人をたたえる「第2回ベスト・プロデュース賞」(日本生活文化推進協議会主催)の授賞式が13日、大阪市北区の帝国ホテル大阪であった。
今年度は「ななつ星 in 九州プロジェクト」(JR九州)と「クロマグロ完全養殖プロジェクト」(近畿大学)、ジャコモ・ヴァレンティーニさん(オロビアンコCEO兼デザイナー)、小山薫堂さん(N35代表)の4団体・個人。同協議会の金住哲子理事長から、表彰状やトロフィーなどがそれぞれ贈られた。
近大マグロで知られる近畿大の塩崎均学長は、完全養殖、店舗展開まで40年以上かかったことに言及。「今後も力を結集して世の中のためになる研究を進めていきたい」と喜びを語った。
2014年11月14日
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環境変化究明も マチカネワニ発見50年でシンポ
2014年11月17日
http://www.nnn.co.jp/dainichi/news/141117/20141117015.html
国内発見第1号となるマチカネワニの全身骨格化石が大阪府豊中市内で発見されて50周年となるのを記念したシンポジウム「マチカネワニサミット2014」が16日、同市曽根東町3丁目の市アクア文化ホールで開かれた。会場を訪れた約200人の市民は、化石の重要性やワニ研究の現状について熱心に耳を傾けていた。
マチカネワニは、約45万年前ごろに日本に生息していたとされ、体長約7メートルの大型で鼻先が長く伸びたワニ。1964年に大阪大豊中キャンパス理学部の建設工事現場から発掘された。国内最初の全身骨格化石として今年、国の登録記念物に認められた。
シンポジウムには、学生からワニの研究者、大学教授の計8人が登壇。94年に岸和田市で発見されたキシワダワニとマチカネワニの比較、マチカネワニの生息環境などについて発表した。
このうち、ワニ研究の世界的権威で、米国のアイオワ大のクリストファー・ブロシュー准教授は「日本で発見されたトミストマ亜科マチカネワニの古生物地理学と進化における重要性」と題して講演。マチカネワニと同様に鼻先が長い種類が現生する一方で、伸びた原因が分かっていないなどワニには謎が多いことを紹介。その中で全身骨格化石があることは「化石が持っている情報は多く、研究のステージを一つ上げられる」と評価し「進化の過程だけではなく、温暖化が進む現代において当時の環境の変化を知ることにもつながる」と話した。
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大阪大学未来戦略光科学連携センターの開所式を開催
http://www.riken.jp/pr/topics/2014/20141110_1/
2014年10月31日、大阪大学未来戦略光科学連携センターの開所式が、理研播磨地区において開催されました。式典には100名を超える出席者が参加し、大阪大学の平野俊夫総長によるご挨拶とセンターの紹介、理研の川合眞紀理事ら来賓祝辞の後、テープカット、センター見学会などが行われました。
理研放射光科学総合研究センターと大阪大学は、2010年に理研と同大学の間で締結された包括的な研究協力協定に基づいて、2014年9月3日、高エネルギー光の科学と利用技術に関する研究を推進することを目的とした個別協定を新たに締結し、更なる研究者間交流や連携推進を図っています。
未来戦略光科学連携センターは、世界最先端の基盤技術と要素技術および人材を連携させて、より高度な研究教育を推進し、我が国の高エネルギー光の科学と利用技術分野における国際競争力を高めることを目的として設置されました。理研放射光科学総合研究センターはその活動に協同し、これまでの同大学との協力関係をさらに深化させ、光科学分野のより一層の発展に貢献して参ります。
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大阪大など、多発性硬化症で神経を傷つける細胞と分子を特定
[2014/11/17]
http://news.mynavi.jp/news/2014/11/17/119/
科学技術振興機構(JST)と大阪大学は11月14日、多発性硬化症で神経が傷つけられる仕組みを解明したと発表した。
同成果は大阪大学大学院医学系研究科の山下俊英 教授らによるもので、11月13日(現地時間)付けの米科学誌「Cell Reports」オンライン版に掲載された。
多発性硬化症は免疫系の異常によって中枢神経に炎症が生じ、神経が傷つけられる難病で、手足の麻痺や感覚異常、視覚障害など重篤な症状が現れる。これまで、免疫系細胞が中枢神経に侵入して炎症を起こすことが神経傷害の原因であることは判明していたが、なぜ炎症によって神経が傷つけられるのかという仕組みはわかっていなかった。
近年の研究により、「RGMa」というタンパク質が発生期の神経回路の形成に関わる一方で、免疫反応にも関与していることが明らかとなっている。同研究グループは、免疫システムの司令塔であるヘルパーT細胞の1種である「Th17」が「RGMa」を強く発現していることを突き止め、「Th17」細胞が発現する「RGMa」の役割を調査した。
実験では多発性硬化症に類似する脳脊髄炎注を発症するモデルマウスを作製し、「RGMa」の機能を阻害することができる抗体を投与し、症状の変化を検討した。その結果、抗体を投与されたマウスでは四肢の麻痺などの症状が改善されたほか、炎症部における神経細胞の損害が少なくなっていた。また、培養実験によって、「Th17」細胞が「RGMa」を介して直接的に神経細胞を傷つけていることが判明した。
「Th17」細胞は多発性硬化症のほか、視神経脊髄炎やアルツハイマー病などにも関わっていることが報告されている。今後、これらの脳神経疾患における「Th17」細胞の役割がより詳細に明らかになることで、有効な治療法の開発につながることが期待される。
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究極“安全”農薬に道…イネ「白葉枯病」世界初の解明 近大
http://www.sankei.com/west/news/141119/wst1411190028-n1.html
【ベテラン記者のデイリーコラム】
アジアなど世界各地で深刻な作物の被害をもたらしているイネの最重要病害のひとつ「白葉枯病(しらはがれびょう)」は細菌が感染することによって発生する。この白葉枯病菌は台風によりできた傷口から侵入したり、大雨で冠水すると葉の排水組織である水孔を伝って入り込んだりする。そして、イネの葉をふちから白くして枯らしてしまう。
もちろんイネの方も動物の免疫のような防御応答システムを持っているが、病原菌は対抗してエフェクターと呼ばれるタンパク質を植物の細胞内に送り込み撹乱(かくらん)する。激しいバトルが展開されている。
こうしたバトルの詳しいようすが分子レベルで明らかになれば、イネに加勢して病気を未然に防ぎ、収量を増やして低農薬につなげることもできる。
病原菌の感染拡大、ある種のエフェクターが重要な役割
そこで近畿大学農学部バイオサイエンス学科の川崎努教授と日本学術振興会の石川和也特別研究員らの研究グループは、「白葉枯病菌」が増殖する仕組みを世界で初めて解明し、英科学誌「ネイチャーコミュニケーションズ」の電子版で発表した。細菌が放つエフェクターの種類を特定し、それがどのように攻撃しているかをつきとめたのだ。
「白葉枯病菌」はイネの細胞膜に近づくと針を出して免疫応答を抑制するエフェクターを細胞内に注入する。一方、イネは細胞膜にあるセンサーで細菌の接近を感知し、細胞の内部に伝えてあらかじめ防御のシステムを発動させるが、エフェクターに阻害される(図参照)。川崎教授らは、はこのエフェクターが「XopP」というタンパク質であることをつきとめた。
http://www.sankei.com/west/news/141119/wst1411190028-n2.html
さらに、このエフェクターの標的となる物質は、防御システムを制御する酵素「OsPUB44」で、この酵素はシステムを活発にする手段として、ユビキチンという小さなタンパク質を別のタンパク質に付け加えるという反応を使っていた。
川崎教授は「病原菌の感染拡大のさいにある種のエフェクターが非常に重要な役割を果たしていることを明らかにしたことで、今後、エフェクターの分泌を阻止する薬剤が見つけ、細菌病に有効な農薬を開発することができます。また、植物免疫誘導に係わるタンパク質を特定したことで、病原菌感染に強い耐病性植物や環境にやさしい農薬の開発にもつながります」と話す。分子レベルで病害の基本的な仕組みのポイントが明らかになることで、他の病原菌と共通した防御システムがみつかれば、大きな発展が期待できる。
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大阪大学、運動がうつ病の予防・改善につながる仕組みを解明
http://news.mynavi.jp/news/2014/11/20/458/
大阪大学10+ 件は11月20日、運動がうつ病予防・改善に役立つメカニズムを解明したと発表した。
同成果は、同大学大学院医学系研究科解剖学講座(神経細胞生物学)の近藤誠 助教、同 島田昌一 教授らによるもので、11月18日(現地時間)付けの国際科学誌「Molecular Psychiatry」オンライン版に掲載された。
うつ病にはセロトニンという神経伝達物質が関わっていると考えられている。セロトニンは運動によって脳で増加することが知られているが、脳内でどのように働いているかはわかっていなかった。
今回の研究では、セロトニンの受容体に着目し、マウスを用いて運動が脳にもたらす変化の仕組みを調べた。セロトニン受容体を欠損したマウスを用いて、運動後に海馬の神経細胞とマウスの抑うつ行動を解析した結果、セロトニン3受容体が、運動のもたらす抗うつ効果や海馬の神経細胞の新生に重要な役割を果たしていることが判明した。
同研究グループはこの結果について「うつ病などの精神疾患の予防やメンタルヘルスの維持・健康増進に貢献することが期待される」とコメントしている。
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大阪)OCC学生広告賞グランプリ、留学生マリアさんに
http://www.asahi.com/articles/ASGCL6QZ7GCLPTIL032.html
広告制作者らで作る「大阪コピーライターズ・クラブ」(OCC)と朝日新聞社広告局が共催する「OCC学生広告賞」の授賞式が18日、大阪市北区の中之島フェスティバルタワー12階のアサコムホールであった。「朝日新聞の広告」をテーマに全国の大学や専門学校などの学生から122点の応募があり、大阪コミュニケーションアート専門学校2年のベネズエラ人留学生、ロザダ・ディアズ・アナ・マリアさんがグランプリに輝いた。
マリアさんの作品はスマートフォンの画面との対比で新聞の一覧性を強調したもので、「世界の広さは 小さい画面で感じられない。」のキャッチコピーが入る。3年前に来日し、日本語の勉強のために新聞を読んだ。「紙の新聞だと知らないニュースも自然に目に入り、いつの間にか自分の知識が広がる良さを伝えたかった」と話す。
準グランプリは同校2年の松本飛鳥さんと、京都工芸繊維大学4年の三谷直樹さんの2作品に決まった。入賞作品などは同タワー13階ロビーに28日まで展示される。無料。問い合わせはOCC事務局(mail@occ.gr.jp)へ。(大蔦幸)
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免疫学を究め、がん治療応用に挑む(次代の創造手)
大阪大学特別教授 坂口志文さん(63)
2014/11/20 6:30
■「生物の原理に触れられて本望」 不遇な時代も研究貫き脚光
人体にはインフルエンザウイルスなどの病原体が侵入すると攻撃して排除する免疫という仕組みがある。外敵のタイプによって戦い方を変えるさまは謎そのものだ。大阪大学特別教授の坂口志文はこの一端の解明に貢献し、がん治療への応用につながる成果を出した。免疫学の世界的権威として、関係者からはノーベル賞の期待もあがる。
大阪大の吹田キャンパス(大阪府吹田市)に「iFReC」というロゴを外壁に描いたビルがある。免疫学フロンティア研究センターだ。年間1000億円超を売り上げる大型新薬を生み出した特任教授の岸本忠三、免疫の教科書ともいえる論文を書いたセンター長の審良静男を研究者に抱える。この2人とともに3本の矢としてセンターの屋台骨を支えるのが坂口だ。
坂口は自動車のブレーキに当たる働きが免疫に存在することを突き止めた。免疫が外敵を排除しようとする際、アクセルを踏みすぎると攻撃しなくてよいものも傷つけてしまうことがある。関節リウマチなど自己免疫疾患の原因にもなりかねない。坂口は免疫が暴走しないよう働き過ぎを抑える「制御性T細胞」を発見した。
京都大学を卒業後、愛知県がんセンター研究所で20代を過ごした。実験に使うマウスの胸腺を摘出すると様々な臓器で自己免疫疾患に似た炎症が起きる点に注目。その後も胸腺のメカニズムを追い続けた。研究所では現在、特任助教として支える伴侶の教子と出会う幸運にも恵まれた。
◎ ◎
1985年、マウスの胸腺に関する現象をつぶさに調べた結果、制御性T細胞が存在することを論文で発表する。「本当なのか」。当初はほとんどの研究者に信用してもらえなかった。同様の研究を試みるのは世界でもわずか10人ほど。ポルトガルの田舎の小さな教会を借りるだけで、国際会議が成立してしまうほどだった。
それでも坂口はあきらめない。「異端で研究費の獲得もままならなかった」という不遇な時代も、流行の研究に流されず自身の研究を貫いた。制御性T細胞に特異的な分子があることを突き止め、その存在に決着をつけたのは論文発表から10年後の95年だった。
「多くの研究者に認めてもらえたのは本当にうれしかった」と坂口は当時を振り返る。2007年に京都大の再生医科学研究所の所長に就き、11年からは活躍の場を大阪大学に移した。身近に接する特任准教授の西川博嘉は「物事の本質をとらえるため冷静に深く考えている」と感嘆する。
制御性T細胞は今や関係する論文が1日3本のペースで発表され、年間では2000本出るメジャーな研究テーマだ。11月上旬には中国の上海で数百人が集まる国際会議が開かれ、坂口は当然のように駆けつけた。「生物の一般原理に触れることができたのは本望」とこれまでを振り返る。
制御系T細胞の作用をうまくコントロールすることができれば、がん細胞を効率よく死滅させることもできる。新しいがん治療法の実用化に向けた研究が進めば「広がりは全然違う」。今後10年くらいの間にメカニズム解明の成果を臨床まで生かせるか。坂口は今日も研究に励み続ける。=敬称略
(大阪経済部 新井重徳)
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<ばっくぼーん>興味満たす「二律背反」
血液は血管内で固まると、脳卒中の原因になります。一方で、体の表面が傷ついて出血したら固まって、さらなる出血を止めるという働きがあります。医学にはこうした二律背反の現象がいくつかあります。
二律背反は哲学の世界にも通じ、興味があります。京大で哲学を学んだ父は出征で学者の道を断念したようです。そうした経緯から家には様々な書籍があり、哲学書にも触れる機会がありました。
医学の分野では医学的な興味と哲学的な興味の両方を満たせると思い、研究者の道を決意しました。もしうまくいかなければ医師になればいいと思っていました。
http://www.nikkei.com/article/DGXLASHD11H32_S4A111C1AA1P00/
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男児への心臓移植成功 脳死肺は子ども同士初
2014年11月24日 23:54
http://www.nnn.co.jp/dainichi/knews/141124/20141124057.html
大阪大病院(大阪府吹田市)は24日、順天堂大病院(東京都)で23日に脳死と判定された6歳未満の女児から摘出された心臓を、心筋の一部が正常に育たない左室心筋緻密化障害の10歳未満の男児に移植する手術に成功したと発表した。
男児への脳死心臓移植手術を終え、記者会見する大阪大の澤芳樹教授=24日午後、大阪府吹田市
日本臓器移植ネットワークによると、女児から摘出された肺は、京都大病院で肺の気道が粘液でふさがれるなどの症状が出るのう胞性線維症の10歳未満の男児に移植。15歳未満の子どもから子どもへの脳死肺移植としては初で、京大病院は24日夜、成功したと明かした。
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http://www3.nhk.or.jp/news/html/20141124/t10013440091000.html
6歳未満の小児脳死 心臓移植手術は大阪で
11月24日 4時39分
東京の病院で治療を受けていた6歳未満の女の子が23日、脳死と判定され、臓器提供に向けた準備が進められています。このうち心臓は大阪大学附属病院で10歳未満の男の子に移植される予定です。
脳死と判定されたのは、東京・文京区にある順天堂大学附属順天堂医院で治療を受けていた6歳未満の女の子です。
日本臓器移植ネットワークによりますと、家族がコーディネーターから説明を受けて脳死段階での臓器の提供を承諾し、判定が行われた結果、女の子は23日正午、脳死と判定されたということです。
女の子からは心臓、肺、肝臓、腎臓が提供される予定で、このうち心臓は、子どもの移植手術の機会を増やすという法改正の趣旨を反映して、大阪大学附属病院で10歳未満の男の子に移植される予定です。
また、肺と肝臓は、京都大学附属病院でそれぞれ10歳未満の男の子と10代の女性に、片方の腎臓は東邦大学医療センター大森病院で50代の男性に、また、もう片方の腎臓は東京女子医科大学病院で40代の女性にそれぞれ移植される予定です。
移植手術を行う各病院のチームは24日午前、順天堂大学附属順天堂医院に到着し、昼前から摘出手術が始まるということです。
15歳未満の子どもからの臓器の提供を認める改正臓器移植法が4年前に施行されて以降、脳死判定の基準がより厳しい6歳未満の子どもから臓器が提供されるのは今回で2人目です。
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http://www3.nhk.or.jp/news/html/20141124/k10013451781000.html
脳死の女児からの心臓移植 手術終わる
11月24日 20時36分
東京の病院で脳死と判定された、6歳未満の女の子から臓器が提供され、このうち心臓は、大阪大学附属病院に運ばれて、10歳未満の男の子に移植する手術が行われました。
移植された心臓は正常に機能しているということです。
東京・文京区の順天堂大学附属順天堂医院で、23日脳死と判定された6歳未満の女の子から臓器を摘出する手術は、24日昼前から始まり、午後4時ごろまでにすべて終了しました。
摘出された心臓、肺、肝臓、それに腎臓は、移植を必要とする患者がいるそれぞれの病院へと搬送され、このうち心臓は、チャーター機で大阪空港に運ばれたあと、午後2時半すぎ、大阪・吹田市の大阪大学附属病院に到着しました。
病院では、「左室心筋緻密化障害」という重い心臓病の10歳未満の男の子に移植する手術が行われ、手術は午後7時前に終わりました。
病院によりますと、移植された心臓は正常に機能しているということです。
このほか、肺と肝臓は、京都大学附属病院で、それぞれ10歳未満の男の子と10代の女性に、片方の腎臓は、東京女子医科大学病院で40代の女性に、もう片方の腎臓は、東京医科大学八王子医療センターで60代の女性にそれぞれ移植されることになっています。
4年前に改正臓器移植法が施行されてから、15歳未満の子どもが脳死と判定されたのは6人目で、判定の基準がより厳しい6歳未満の子どもから臓器が提供されたのは、おととし6月に続いて2人目です。
.男の子の両親がコメント心臓移植の手術を行った大阪大学附属病院の医療チームは、24日夜、記者会見し、移植を受けた10歳未満の男の子の両親のコメントを発表しました。
両親は、「臓器の提供者になられたお子様と、ご家族、ご親族の方々に感謝申し上げます。臓器提供が圧倒的に少ない日本で、いつまで息子の心臓がもつだろうかと不安になりながら待つ日々でした。これから、息子が、新たな人生を、提供者の方やその家族の方々の思いとともに精一杯歩んでいけるよう、家族で支え合って生きていきたいと思います」とコメントしています。
移植を受けた男の子は、経過が順調ならば、3か月から半年ほどで退院できる見込みだということです。
執刀した大阪大学附属病院心臓血管外科の澤芳樹教授は、「脳死段階での大人からの臓器提供は増えつつあるが、特に6歳未満の子どもは提供が少なく、患者にとっては非常に厳しい状況が続いている。移植への理解を得ながら、子どもの提供が増えるよう努力していく必要がある」と述べました。
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http://www.asahi.com/articles/ASGCR4D47GCRPTIL002.html
大阪)ミャンマー民主化指導者 29日、中之島で講演
中野晃
2014年11月25日03時00
ミャンマーの民主化運動の指導者、ミンコーナイン氏が初来日し、29日午後2時から、大阪市北区中之島4丁目の大阪大学中之島センターで講演する。来年に総選挙が予定されているミャンマーのいまと将来への展望を語る。
ミンコーナイン氏は1988年、ネウィン独裁政権(当時)の打倒を掲げ、学生団体のリーダーとして民主化運動を主導。軍事政権下で計約20年間に及ぶ獄中生活を送り、民政移管後の2012年に大統領恩赦で釈放された。元学生運動家らのグループを設立し、民主主義の定着に尽力。アウンサンスーチー氏につぐ国民的人気を誇るという。
司会を務める大阪大学大学院国際公共政策研究科の松野明久教授は「民主化の闘士が見たミャンマーの今を、日本の人々にも知ってもらいたい」と話す。無料。参加申し込みは(06・6850・5646)か(apb@osipp.osaka-u.ac.jp)。(中野晃)
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神経系と免疫系が連動することをはじめて確認
阪大、「病は気から」を分子レベル/動物実験レベルで証明
2014年11月25日 17時29分更新
http://ascii.jp/elem/000/000/955/955235/
大阪大学は11月25日、交感神経が分泌する神経伝達物質がリンパ球に働きかける仕組みを分子レベルで解明し、ストレスや気分といった精神的な作用が実際に免疫反応に影響することを実験で証明したと発表した。
「病は気から」と言われるように、ストレスや情動の作用が病気に繋がることがよく言われていたが、実際に神経系の作用がどのようにして免疫系に影響を及ぼすかは解明されていなかった。
大阪大学 免疫学フロンティア研究センターの研究グループは、免疫反応の場であるリンパ器官における交感神経から分泌される神経伝達物質ノルアドレナリンに着目。マウスを使った実験により、ノルアドレナリンの受容体のひとつであるβ2アドレナリン受容体を刺激することで、リンパ球のリンパ節への保持を促す信号を受け取るケモカイン受容体の感受性が高まることがわかった。このβ2アドレナリン受容体とケモカイン受容体の2つのバランスにより、リンパ球がリンパ節から血中に放出されるのかリンパ節に保持されるのかが決まるため、神経系と免疫系の橋渡しとして機能するという。
神経伝達物質と免疫機構がリンパ節において連動していることを分子レベルで確認しただけではなく、研究グループでは実際に多発性硬化症とアレルギー性皮膚炎のマウスモデルに対して実験を行った。β2アドレナリン受容体の刺激薬を投与すると病気の進行が抑えられた。また、β2アドレナリン受容体が欠損するように遺伝子操作したマウスでは病気が重くなることも確認した。
これらの炎症性疾患モデルでは、リンパ節で産生された炎症の誘導に関わるリンパ球(病原性リンパ球)が、それぞれ中枢神経あるいは皮膚に移動して炎症を引き起こすことで病態が形成されるため、リンパ球がリンパ節中に保持されることは症状の改善が繋がるとしている。
リンパ球は体内に侵入した病原体を排除する役割を持ち、ストレによって交感神経が興奮するとリンパ球の血中放出が増えるということは、“ストレスが病気に繋がる”という説明とはまるで逆になってしまう。研究チームでは、ストレスによってリンパ球が放出されることにより、必要な感染部位にリンパ球が届かなくなるという可能性を示唆しており、今後の研究を通して神経系と免疫が連動するしくみを解明し、病気予防や治療法の開発につながると期待している。
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府大、市大統合 大学が野党にプレゼンを
http://news24.jp/nnn/news88911243.html
大阪府立大学と大阪市立大学の統合を目指す松井知事と橋下市長は、反対姿勢を示す野党へ大学側がプレゼンテーションを行うことを提案した。大阪府立大学と大阪市立大学の統合を巡っては、「拙速だ」などとして市議会の野党が反対していて、去年11月には統合関連議案が否決されている。25日の会議で松井知事と橋下市長は、両大学の統合に理解が得られるよう大学側が、統合の意思と統合効果などを野党議員に対してプレゼンすることを提案した。両議会では大阪都構想を巡って知事・市長と野党との対立が深まっているが、橋下市長は「政治的な状況とは別に、大学の統合は大阪のために絶対必要だ」と主張している。
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相愛大生らが若者に落語の魅力発信 天満天神繁昌亭で寄席プロデュース 大阪
産経新聞 11月25日(火)7時55分配信
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20141125-00000009-san-l27
相愛大学(大阪市住之江区)の学生たちが同市北区の天満天神繁昌亭で一度きりの若者向け落語寄席をプロデュースする。江戸時代から大衆文化として親しまれてきた上方落語。ただ、ファンの年齢層は高く、若者への文化の継承が課題だ。スマホが登場するネタや、ピアノやバイオリンの囃子…。大学生のとっぴなアイデアに、落語家も戸惑いながら試行錯誤。若者文化は伝統文化とどう融合するのか−。
プロジェクトは、相愛大学人文学部と同大学客員教授の落語家で、上方落語協会副会長でもある桂春之輔さん(66)が企画。同学部人文学科の必須科目の一環として、9月から始まった。落語を通じて伝統文化と若者文化との違いを検証、来秋に1日限りの若者向けの落語寄席を繁昌亭で開く。若者の興味を引きそうな新作落語や寄席の演出を提案するなど学生の視点を生かし、会場の1階部分をほぼいっぱいにする若者160人の集客を目指す。
プロジェクトが本格始動した今月5日、学生たちは、ターゲットの10〜20代の意見を取り入れようと、同じ学校法人が運営する相愛高校(大阪市中央区)の生徒10人を招き、ともに繁昌亭を見学。この日は生まれた子供の健康を祈ってとんでもなく長い名前をつけてしまう笑い話「寿限無(じゅげむ)」を実際に聞き、落語が披露される間流れる囃子のルールなどを学んだ後、春之輔さんと意見交換した。
意見交換では、学生や高校生からユニークな意見が多く聞かれた。「(ネタに出てくる)黒電話をスマートフォンにするなど現代風のアレンジをしたら」「バイオリンやピアノでお囃子をしたら、クラシックファンも来るのでは」などだ。「(10月31日の)ハロウィーンにコスプレで来たら割引にする」との声には、さすがに春之輔さんが思わず「つらい」とこぼすなど、型破りな意見もあった。
参加した相愛高校2年の松本愛里紗さん(17)は初めて落語を聞いたといい、「落語は思っていた以上に共感できて、おもしろかった。友達にも知ってもらいたい」。一方、相愛大学2年の平田かつきさん(20)は若者の落語離れを心配し、「今の若者が60代になったとき落語を聞きに行くかと思うと、怖い。落語の魅力に気づいてもらいたい」と望んだ。
繁昌亭は大阪で唯一の定席寄席として平成18年にオープン。毎日約220人来客するが、60代以上のシニア層が大半だ。春之輔さんは「一般庶民の会話を題材にしている上方落語は、一度聞いたら親近感を持ってもらえるはず。仕掛け作りを手伝ってもらいたい」と期待を寄せている。
プロジェクトは今後、春之輔さんと打ち合わせを重ね、寄席のテーマやプログラムづくりなどを進める。
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心斎橋のホテルでアート展−50組のアーティストが客室で個展 /大阪
みんなの経済新聞ネットワーク 11月25日(火)8時0分配信
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20141125-00000002-minkei-l27&pos=4
ニューオーサカホテル心斎橋(大阪市中央区西心斎橋1、TEL 06-6121-5555)で11月29日・30日、ホテル客室を利用したアート展「BODAIJU EXPO(ボダイジュ エキスポ) 3」が開催される。(なんば経済新聞)
扇町で「アーティストが集まるカフェ」として知られる「Bodaiju Cafe(ボダイジュカフェ)」(北区)を経営する仲村伊太利さんが企画し、同ホテルに話を持ち掛け開催が実現したアート展。2012年に初めて開催し3500人が来場、昨年は2200人が来場するなど、毎回多くの人が足を運ぶ。今回は5000人の来場を見込む。
3回目となる今回は、ホテル客室のうち1階〜5階の50部屋を使い、50組のプロのアーティストが作品を展示する。オリジナル作品のほか、企業、団体、アーティストとのコラボ作品も展示する。全アーティストは各部屋に在廊しており、作品の購入や仕事の依頼も可能という。1階では、水森亜土さんの特別展も開催する。
仲村さんは「各アーティストがオリジナル作品と企業などとのコラボ作品を展示することで、それぞれのアーティストが持つ、さまざまな可能性を最大限に見ることができる。今までにない、エンターテインメントなイベントを目指す」と意気込む。
来場者は1日1,000円のチケットを購入(中学生以下無料=要学生証)することでホテル内に入場することができ、各客室を自由に巡ることができる。
開催時間は、29日=10時〜19時、30日=10時〜20時。
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「近大マグロ」、生産量3倍に 豊田通商、20年度に6千匹
2014年11月26日 19:33
http://www.nnn.co.jp/dainichi/knews/141126/20141126107.html
近畿大は26日、豊田通商が養殖したクロマグロを、近大の技術による養殖を示す「近大マグロ」に認定したと発表した。これにより、近大マグロの年間生産量は2千匹から1・5倍の3千匹になる。近畿大と豊田通商は2020年度に、6千匹まで生産を拡大する計画だ。
国際的な漁獲規制が進む中で、漁場の拡大などで国内外への安定的な供給を目指す。17年度には、北米やアジアに輸出する予定。
豊田通商によると、今後クロマグロの飼育に適した漁場を選定する。稚魚が約30センチになるまでの生存率を高める手法も考案するという。
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再生医療で発毛促進 鶴田教授グループが研究開始
2014年11月21日
http://www.nnn.co.jp/dainichi/news/141121/20141121019.html
大阪市立大大学院医学研究科の鶴田大輔教授(皮膚病態学専攻)グループが、人間の頭髪を発生させる再生医療の研究を開始した。頭皮で毛髪が生えるために必要な各種条件を検証して細胞の働きを再現し、人間の細胞から毛のもとである「毛包」を作ることで、男性型脱毛症の治療法の確立を目指す。
脱毛症は、生命の危機に直結するわけではないが、近年は生命の質を変調させる病気として治療への関心が高まっている。
男性ホルモンが頭髪の成長を妨げる「男性型」では、男性ホルモンの働きを抑制する薬によって治療の可能性があるが、どんな場合でも効果があるとは限らず、特に女性には薬が効きにくい難点がある。また、自分の頭髪を移植する治療をするとしても、移植先の頭髪は移植によって元に戻っても移植元は頭髪が無くなってしまうため根本的な解決にはならなかった。
発毛の促進は長年にわたって研究されてきた分野であり、これまでにマウスを使った研究では毛包の作製に成功したが、人間の細胞からは成功せず、課題となってきた。
こうした背景を踏まえ、鶴田教授は、頭髪が発生し成長する人間の頭皮の環境に着目。頭皮の血流や毛包を包み込んでいる脂肪などの各種条件が、どういった条件なら発毛促進に最適なのかを探る。
具体的には、頭髪を作る「毛母細胞」と頭髪を成長させるシグナルを毛母細胞に送る「毛乳頭細胞」を取り出して増やし、頭皮の状態を念頭に条件を変えながらこれらの細胞を混ぜ合わせて毛包を作り出す。最終的には、男性型脱毛症の患者に応用して、再び髪の毛が生えて伸びるようにする。
企業の支援を受けて9月に始まった研究は現在、動物の細胞で毛包の作製が再現できるかを確認している段階。今後は人間の細胞で毛包を作製し、臨床での実用化を目指す。
鶴田教授は「数年のうちには何らかの道筋をつけたい」と話している。
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【ニッポン病院の実力】大阪大学医学部附属病院・心臓血管外科 心臓移植から“再生”へ
http://www.zakzak.co.jp/health/doctor/news/20141126/dct1411260830002-n1.htm
重症の心不全に対する治療が、今大きく進展しようとしている。心臓の筋肉(心筋)は、変性して繊維状になると、心臓を収縮・拡張させる力を失うため、重症心不全では、移植が最善策となる。しかし、移植可能な心臓は限られ、多くの人がその恩恵を受けることはできない。そこで、2007年、大阪大学10+ 件医学部附属病院心臓血管外科が、世界初の心筋を蘇らせる「筋芽(きんが)細胞シート移植」を成功させた。
今年7月には、11歳の子供の移植にも成功し、再生医療の普及に向けて弾みをつけている。
「今月、厚労省の再生医療法が施行されます。安全性を見極めつつ、条件付きでの承認が早期に下りるのではないかと、期待を高めているところです。筋芽細胞シート移植が承認されれば、より多くの重症心不全の患者さんを救うことが可能です。早く普及することを待ち望んでいます」
こう話す同科の澤芳樹教授(59)は、心不全治療のスペシャリスト。心臓移植はもとより、心臓のポンプ機能を改善する手術や、埋め込み型補助人工心臓など、さまざまな治療法に取り組んできた。そのひとつが「筋芽細胞シート移植」。
患者の脚から筋肉を作る「筋芽」という幹細胞を取り出し、細胞シートで培養してシート状にする。心臓も筋肉なので、筋芽細胞シートを心臓の表面に置くと、心筋が修復されてよみがえる仕組みだ。臨床試験では30人に移植が行われ、全ての症例で心臓の拡張機能が改善したという。
http://www.zakzak.co.jp/health/doctor/news/20141126/dct1411260830002-n2.htm
「筋芽細胞シート移植によって、心臓のポンプの働きは改善されますが、心臓を収縮する力は弱い。そこで『iPS細胞』の技術を用い、心筋そのものを細胞シートで培養する研究も進めています」
iPS細胞による心筋細胞シート移植の臨床応用は、まだ先の話。iPS細胞生みの親、京大の山中伸弥教授との共同研究で、現在実験を重ねているそうだ。一方で澤教授は、心筋をよみがえらせる「再生創薬」の開発にも着手している。
「阪大には、たくさんの医局員や研究者がいるので、いろいろなアイデアが生まれやすい環境が整っているのです」
澤教授の座右の銘は「先手必勝」。重症心不全の治療だけでなく、教育にも力を入れ、心筋梗塞や弁膜症では、細い管を血管から通して行うカテーテル治療や、小さなキズで行う胸腔鏡下手術などにも積極的。新たな心臓治療の技術は世界的に知れ渡り、澤教授は、同病院の「未来医療開発部国際医療センター」を2012年に開設した。国内だけでなく、世界にも貢献すべく奮闘中だ。
「阪大は、1936年に日本初の心臓手術を成功させた先駆者です。先輩方の教えを胸に、『ないものは自分たちで作る』気持ちで、これからも取り組んでいきたいと思っています」と澤教授。未来の扉のカギを開くため、力を注いでいる。 (安達純子)
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〈データ〉2012年実績
・手術総数859例
・心臓移植9例
・補助人工心臓装置21例
・経カテーテル的大動脈弁置換術40例
・筋芽細胞シート移植5例
・病院病床数1078床
〔住所〕〒565−0871 大阪府吹田市山田丘2の15
(電)06・6879・5111
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宇宙へ飛べ、定時制の技…「はやぶさ2」に搭載
2014年11月28日
http://www.yomiuri.co.jp/osaka/news/20141128-OYO1T50017.html?from=oycont_top_txt
宇宙航空研究開発機構(JAXA(ジャクサ))の小惑星探査機「はやぶさ2」に搭載される岩石採取装置の改良には、大阪府茨木市の府立春日丘高定時制の生徒らが作った「無重力」の実験装置が一役買った。中心となったのは、2年前に同高を卒業した72歳の小沢啓甫(ひろとし)さんだ。小沢さんは、「自分たちの実験装置がはやぶさ2で使われるとは。飛び立つ瞬間は感激するでしょうね」と話し、発射地点の種子島(鹿児島県)で宇宙への旅立ちを見届けるつもりだ。
小沢さんは中学時代、ぜんそくで欠席が多く、進学を断念した。卒業後は印刷会社に就職したが、「もう一度学び直したい」と、定年退職後の2008年、66歳で同高に入学。理科の授業に興味を覚え、年下の教諭らと一緒に科学クラブを結成した。
「テレビで見た国際宇宙ステーション内の無重力状態を再現したい」と、部員らと実験装置作りを始めたのは10年12月頃から。週2回、深夜まで部室に残り、段ボール箱や鉄パイプといった身近な材料を使って試行錯誤を繰り返した。
完成した装置は、2メートルの高さから箱を落下させるもので、降下するエレベーター内で体が浮きそうに感じる原理を利用。箱を二重構造にし、空気抵抗を小さくして減速しない工夫も加え、内側の木箱の中では重力が約0・5秒間、地球の1000分の1という無重力に近い状態になることを確認した。装置を作製する際には、印刷工だった小沢さんの工具を扱ってきた経験が生かされたという。
11年春、千葉市で開かれた高校生を対象とした科学発表会で開発途中の装置について報告したところ、審査員だったはやぶさ2の主任研究員で、当時、東京大助教だった橘省吾さん(41)から「作り方を教えてほしい」と声をかけられた。
橘さんは小惑星から岩石片や砂などの試料を採取する装置の開発を担当。はやぶさ2で多くの試料が得られるように、初代はやぶさの採取装置の形状改良に取り組んでいた。
採取装置がうまく働くかどうかの確認には無重力に近い環境で実験することが必要だったが、当時は海外にある高さ100メートル前後の専用施設から落下させたり、小型機を急降下させたりするなど大がかりな手法しかなかった。
橘さんは同高を訪れた後、同じような装置を作り、実験を繰り返した。橘さんは「手軽で、安価に何度も実験することで、改良の効果が確認できた。本当にありがたかった」と語る。
小沢さんは12年に同高を卒業した後も、科学クラブの指導員として活動している。はやぶさ2の打ち上げを前に、「今は『どうや』と少し誇らしい気持ち。かけがえのない経験になった」と話す。
はやぶさ2は地球と火星の間を通る小惑星で岩石を採取し、20年に地球へ戻る予定。岩石に水や有機物が含まれている可能性があり生命の起源の研究などに生かせると期待されている。
2014年11月28日
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http://www.nnn.co.jp/dainichi/news/141130/20141130024.html]
梅花女子大が“口腔科”新設 高齢化でニーズ増え
2014年11月30日
梅花女子大(茨木市宿久庄、長沢修一学長)は来年4月、歯科衛生士の資格を取得できる「口腔(こうくう)保健学科」を新設する。超高齢化社会の進展や病院などで口腔ケアのニーズ増大を受け、設置を決めた。私立大学としては全国で2大学目。
現在、高齢化が進み、ケアの専門性が強まる中、歯科衛生士は不足している。病院では医療従事者が専門性を尊重しながら治療にあたる「チーム医療」を支えるなど、歯科衛生士の活躍の場も増えており、設置を決めた。
梅花女子大には長年、看護士を要請してきた看護学科があり、看護学科と連携して看護分野の知識を修得。大阪大歯学部付属病院や大阪歯科大付属病院など大学病院で実習する。また、医療人に求められる多角的な判断力やコミュニケーション能力を養う科目など4年制大学ならではの強みを生かしたカリキュラムで学生を育成する。
口腔保健学科の新設に伴い、現在の看護学部は看護保健学部に変更し、看護学科と口腔保健学科の2学科体制に移行。口腔保健学科の定員は70人。歯科衛生士の国家試験受験資格(指定申請中)と養護教諭一種免許状(申請中)や医療事務・医療秘書資格の取得もできる。
梅花女子大は「4年制大学ならではの教育基盤を生かした幅広い知識と豊かな人間性を備えた人材を育成し、女性が社会に出てリーダーシップを発揮できる歯科衛生士を養成したい」と話している。
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大阪)ミャンマー民主化指導者、現状は「新しい軍政」
中野晃
2014年11月30日03時00分
http://www.asahi.com/articles/ASGCY61C1GCYPTIL00S.html
ミャンマーでアウンサンスーチー氏と並んで著名な民主化運動の指導者、ミンコーナイン氏(52)が初来日し、29日、大阪市北区中之島4丁目の大阪大学中之島センターで講演をし、その後、記者会見に応じた。軍事政権による民政移管後のミャンマーの現状を「新しい軍政の状態」と表現。民主化を促すためにも、「真実を知って欲しい」と日本の市民に呼びかけた。
ミンコーナイン氏は「重要な地位は軍人が占め、国家の富も為政者に独占されている」と指摘。他人宅に泊まるには当局側への届け出が必要といい、「母親の家に息子が泊まっても逮捕されかねない状況だ」と述べ、権力の監視がいまだに厳しいことを強調した。
ミンコーナイン氏は約10日間の滞在中、被爆地の広島も訪問する予定。「広島という言葉を聞いただけで心が痛む。広島、長崎の歴史は繰り返されてはならない」と非核への思いも語った。(中野晃)
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“病は気から”科学的に立証 阪大、交感神経が免疫調節
http://biz-journal.jp/sankeibiz/?page=fbi20141130000
科学技術振興機構(JST)は、大阪大学免疫学フロンティア研究センターの鈴木一博准教授らの研究グループが、交感神経が免疫を調節する分子メカニズムの一端を明らかにしたと発表した。「病は気から」というのは昔から言われており、神経系が免疫系に対して何らかの調節作用を持っていることは経験的に分かっていた。実際、リンパ節を始めとする免疫反応の場であるリンパ器官には神経が投射しており、免疫反応の担い手である免疫細胞には、神経からの入力を受け取る神経伝達物質受容体が発現している。しかし、神経系からの入力が、どのように免疫系出力に変換されるのかは、まだ十分に理解されていない。
今回、同研究グループは、交感神経から分泌される神経伝達物質ノルアドレナリンの受容体の一つであるβ2アドレナリン受容体がリンパ球に発現していることに着目。マウスに、β2アドレナリン受容体を刺激する薬剤を投与し、交感神経が興奮したのと似た状況を作ったところ、血液とリンパ液に含まれるリンパ球の数が急速に減少することが分かった。
一方、マウス体内でリンパ球にβ2アドレナリン受容体が発現していない状況にすると、β2アドレナリン受容体刺激薬の作用がほとんど消失することから、リンパ球に発現するβ2アドレナリン受容体が刺激されることで、血液・リンパ液中のリンパ球が減少することが分かった。
次いで、リンパ球が血液からリンパ節に戻るのを遮断し、一定時間後にリンパ節に残っているリンパ球数を測定したところ、β2アドレナリン受容体が刺激されることによって、リンパ球のリンパ節からの脱出が抑えられることが証明され、リンパ球の減少はリンパ節からのリンパ球の脱出抑制が原因であることが分かった。また、体内から交感神経を除いたマウスでは、リンパ球がリンパ節から出て行きやすくなることも判明。つまり、交感神経がリンパ球の体内動態の恒常性を保つ役割を果たしていることが明らかになった。
他方、リンパ球がリンパ節から脱出する頻度は、リンパ節からの脱出を促す信号と、リンパ節への保持を促す信号のバランスで決定される。そこで、これらの信号を受け取る受容体の感受性がリンパ球に発現するβ2アドレナリン受容体を刺激することで、どのように変化するかを調べたところ、β2アドレナリン受容体が刺激されると、CCR7およびCXCR4という2つのケモカイン受容体からの入力が強まり、リンパ球のリンパ節への保持が促される結果、リンパ球のリンパ節からの脱出が抑制されることが判明した。さらに、神経伝達物質受容体と免疫受容体の分子複合体が、神経系からの入力を免疫系からの出力に変換する「神経−免疫コンバータ」として機能していることが明らかになった。
今回の研究結果は、交感神経によるリンパ球の体内動態の制御が、ストレスが加わった際に完成防御という免疫の本来の機能が損なわれる、つまり「ストレスによって免疫力が低下する」ことの一因となる可能性を示している。同グループは、これを足掛かりに、ストレスや情動が交感神経を介して免疫機能にどのように反映されるのか、つまり「病は気から」を明確な分子の言葉で語ることが可能になると予想され、ストレス応答を人為的にコントロールするという新しいコンセプトに基づいた病気の予防・治療法の開発につながるとしている。
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http://techon.nikkeibp.co.jp/article/NEWS/20141130/391640/?ST=health&P=1
「ロボットを最先端技術の実験場ととらえてはならない」、元パナソニックの開発責任者が警鐘
「HOSPEX Japan 2014」での講演から
大阪工業大学 工学部 ロボット工学科 教授の本田幸夫氏は2014年11月12〜14日に開催された「HOSPEX Japan 2014」(東京ビッグサイト)の「医療・福祉機器開発テクノロジーセミナー」に登壇。「ロボット革命の期待と課題」と題し、生活支援ロボットの産業化の展望について講演した。同氏はパナソニックのロボット事業推進センター所長として、同社のロボット開発を指揮した経験を持つ
「世界(海外企業)はロボットを“ビジネス”とみなしているのに対し、日本では“最先端の技術開発”ととらえがち。だから“歩いた、走った”という技術者目線から抜け出せない」。本田氏はまずこう指摘した。「ロボットは使ってこそ、なんぼ。利用者が本当に便利だと感じなければ導入は進まない。そのためにはロボットを単体でとらえるのではなく、ソリューション化する取り組みが欠かせない」。
生活支援ロボットの産業化のポイントとして挙げたのは、次の4点である。(1)要介護者を増やさないという視点から“元気な高齢者”を支援するビジネスを構築し、ここにロボットを活用する、(2)薬事法などの規制に縛られないビジネスを考える、(3)まずはBtoBの領域に参入する、(4)当初からグローバル視点でビジネスモデルを構築する。これらを通じ、生活支援ロボットが「日常の中で当たり前に使われる社会を目指すべき」(本田氏)とした
http://techon.nikkeibp.co.jp/article/NEWS/20141130/391640/?ST=health&P=2
ロボットにも「ナショナルショップ」が必要
その実現に向けて、大阪工業大学は2014年から、新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)と共同で「付加価値の高いロボットサービスのデザイン」を調査するための実証実験を開始した(関連リリース)。大阪市旭区の千林商店街に移動型ロボットを導入するなどして、日常生活に有用なロボットの在り方を模索していく。大阪工業大学は2017年に梅田キャンパスを開校し、ここに「ロボティクス&デザインセンター」を設けて「ロボットと人が触れ合う場とする」(本田氏)計画である。
本田氏は、パナソニック在籍時代に電動アシスト自転車の開発を指揮したものの、事業化前に開発を断念。その後に電動アシスト自転車ブームが到来したというエピソードを披露した。「医療や介護、生活支援に向けたロボットも、もう少し頑張ればバラ色の未来が見えてくるかもしれない」と、粘り強い開発の重要性を語った。また、パナソニックが家電の普及期に「ナショナルショップ」を全国に展開したことに触れ、ロボット普及期の現在は、ナショナルショップのように地域ごとにカスタマイズしたソリューションが求められると指摘。パナソニックの創業者である「松下幸之助のやったことを見直すべき時かもしれない」と話した。
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「赤壁賦」や新作713点、天王寺で璞社書展
2014年12月03日
http://www.yomiuri.co.jp/local/osaka/news/20141203-OYTNT50049.html
書道団体「書道研究璞社(ぼくしゃ)」が主催する「第54回璞社書展」(読売新聞社など後援)が2日、大阪市立美術館(天王寺区)で始まった。7日まで。入場無料。
璞社会長で読売書法会常任理事の江口大象さんが縦240センチ、横69センチの紙4枚に書いた中国の詩人・蘇軾(そしょく)の「赤壁賦(せきへきのふ)」や、同会役員の新作など713点を展示。併催の「全国学生みなもと書展」では、公募した小、中学生らの入賞作など1547点を紹介している。
2014年12月03日
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阪大など、眼球運動で統合失調症の発症の有無を判別する手法開発
http://www.nikkan.co.jp/news/nkx1020141120eaae.html
大阪大学大学院連合小児発達学研究科と同大橋本亮太准教授、京都大学大学院医学研究科の三浦健一郎助教らは、統合失調症の発症の有無について、眼球運動の検査により88%以上の高精度で判別する手法を開発した。統合失調症の客観的な診断法開発につながると期待される。成果は米医学誌シゾフレニア・リサーチ電子版に掲載された。統合失調症は100人に1人が発症する精神障害。客観的な検査による診断法が確立されておらず、診断の精度は医師の経験に頼る部分が大きい。
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「はやぶさ2」午後に打ち上げ 小惑星から試料回収目指す
2014年12月3日 9:07
http://www.nnn.co.jp/dainichi/knews/141203/20141203020.html
宇宙航空研究開発機構(JAXA)と三菱重工業は3日午後、小惑星探査機「はやぶさ2」を搭載したH2Aロケット26号機を種子島宇宙センター(鹿児島県南種子町)から打ち上げる。
はやぶさ2は、世界で初めて小惑星からのサンプルリターン(試料回収)を成し遂げた「はやぶさ」に続く探査機。はやぶさ2が目指すのは、地球から約3億キロ離れた小惑星「1999JU3」。水や有機物を含む岩石があるとみられ、太陽系や生命の起源に迫ることが期待されている。
はやぶさ2は2018年にも小惑星に到達。小惑星での試料採取や調査を終えた後、20年末に地球へ帰還する予定。
30日打上げの「はやぶさ2」、国内5大学共同開発の小型表面探査ロボットを搭載
http://response.jp/article/2014/11/25/238203.html
東北大学は、国内の5大学による大学コンソーシアムが共同開発した小型表面探査ロボット『MINERVA-II-2』が「はやぶさ2」に搭載され、11月30日に小惑星に向けて打上げられると発表した。
はやぶさ2は、有機物や水が含まれた物質があると考えられる小惑星「1999JU3」から試料を持ち帰るサンプルリターンを主たる目的としている。同探査機には、小惑星の表面に降り立って科学観測、移動探査するための小型ロボットが計4機搭載される。
MINERVA-II-2は、2011年春に国内の大学研究者からなるコンソーシアムが共同で開発した。はやぶさ2が小惑星に到着した後表面に投下され、重力が小さい環境での移動機構を検証するための工学実験を中心に、カメラ画像撮影などのミッションを行う。
開発では、東北大学が全体の取りまとめと、微小振動によるマイクロホップ型移動機構の開発を担当した。また、山形大学がバイメタルを使った環境駆動型移動機構、東京電機大学が永久磁石を使った内部撃力型移動機構、大阪大学が板バネを使った弾性エネルギー開放型移動機構、東京理科大学が搭載カメラ系をそれぞれ開発した。
2003年に打上げられた初代「はやぶさ」にも、小型探査ロボット『MINERVA』が搭載されたものの、小惑星表面に着陸できなかった。今回は計3機のMINERVA-IIローバーが搭載され、表面探査を実施する。特に大学コンソーシアムが担当した『ROVER 2』では、微小重力表面移動に関する新規技術に挑戦する。
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宇宙へ飛べ、定時制の技…「はやぶさ2」に搭載
2014年11月28日
http://www.yomiuri.co.jp/osaka/news/20141128-OYO1T50017.html?from=oycont_top_txt
宇宙航空研究開発機構(JAXA(ジャクサ))の小惑星探査機「はやぶさ2」に搭載される岩石採取装置の改良には、大阪府茨木市の府立春日丘高定時制の生徒らが作った「無重力」の実験装置が一役買った。中心となったのは、2年前に同高を卒業した72歳の小沢啓甫(ひろとし)さんだ。小沢さんは、「自分たちの実験装置がはやぶさ2で使われるとは。飛び立つ瞬間は感激するでしょうね」と話し、発射地点の種子島(鹿児島県)で宇宙への旅立ちを見届けるつもりだ。
小沢さんは中学時代、ぜんそくで欠席が多く、進学を断念した。卒業後は印刷会社に就職したが、「もう一度学び直したい」と、定年退職後の2008年、66歳で同高に入学。理科の授業に興味を覚え、年下の教諭らと一緒に科学クラブを結成した。
「テレビで見た国際宇宙ステーション内の無重力状態を再現したい」と、部員らと実験装置作りを始めたのは10年12月頃から。週2回、深夜まで部室に残り、段ボール箱や鉄パイプといった身近な材料を使って試行錯誤を繰り返した。
完成した装置は、2メートルの高さから箱を落下させるもので、降下するエレベーター内で体が浮きそうに感じる原理を利用。箱を二重構造にし、空気抵抗を小さくして減速しない工夫も加え、内側の木箱の中では重力が約0・5秒間、地球の1000分の1という無重力に近い状態になることを確認した。装置を作製する際には、印刷工だった小沢さんの工具を扱ってきた経験が生かされたという。
11年春、千葉市で開かれた高校生を対象とした科学発表会で開発途中の装置について報告したところ、審査員だったはやぶさ2の主任研究員で、当時、東京大助教だった橘省吾さん(41)から「作り方を教えてほしい」と声をかけられた。
橘さんは小惑星から岩石片や砂などの試料を採取する装置の開発を担当。はやぶさ2で多くの試料が得られるように、初代はやぶさの採取装置の形状改良に取り組んでいた。
採取装置がうまく働くかどうかの確認には無重力に近い環境で実験することが必要だったが、当時は海外にある高さ100メートル前後の専用施設から落下させたり、小型機を急降下させたりするなど大がかりな手法しかなかった。
橘さんは同高を訪れた後、同じような装置を作り、実験を繰り返した。橘さんは「手軽で、安価に何度も実験することで、改良の効果が確認できた。本当にありがたかった」と語る。
小沢さんは12年に同高を卒業した後も、科学クラブの指導員として活動している。はやぶさ2の打ち上げを前に、「今は『どうや』と少し誇らしい気持ち。かけがえのない経験になった」と話す。
はやぶさ2は地球と火星の間を通る小惑星で岩石を採取し、20年に地球へ戻る予定。岩石に水や有機物が含まれている可能性があり生命の起源の研究などに生かせると期待されている。
2014年11月28日
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多発性硬化症や炎症性腸疾患の改善、ケフィア酵母が有効−阪大
http://www.nikkan.co.jp/news/nkx1020141203eaah.html
大阪大学大学院医学系研究科情報統合医学講座(神経内科学)の高田和城医員、中辻祐司准教授、望月秀樹教授らは、ケフィアという発酵乳飲料に含まれる酵母カンジダ・ケフィールが多発性硬化症や炎症性腸疾患の症状改善に効果があることを突き止めた。酵母が腸内細菌叢(そう)を健康な状態へ変化させることで疾患が改善する。
みそやしょうゆなど各種発酵食品に含まれる18種類の酵母を疾患モデル動物に摂食させ、検証した。中でもカンジダ・ケフィールで最もよい効果が見られた。カンジダ・ケフィールが腸内細菌叢を善玉菌優位にし、免疫バランス調節に役立っていることを明らかにした。ケフィアはカスピ海と黒海に挟まれたコーカサス地方に古くから伝わる発酵飲料。多発性硬化症や炎症性腸疾患の治療薬は高額で副作用の問題もあるため、患者の負担軽減につながると期待される。
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大阪大にカリフォルニア大事務所 西日本での交流拠点に
2014年12月5日10時45分
http://www.asahi.com/articles/ASGD46DG7GD4PTIL011.html?iref=comtop_list_edu_n02
米カリフォルニア大(UC)は、大阪大学の豊中キャンパスに事務所を開設した。国内大学では国際基督教大(東京)に次いで2カ所目で、UC派遣の教員が1人常駐して交流窓口を務め、英語で集中講義も行う。
UCによると、同校はバークリー校、ロサンゼルス校、アーバイン校など10校で構成する公立大学。学生数は20万人を超え、これまでに約60人のノーベル賞受賞者が輩出。大阪大とは留学生や研究者の交換などで交流があった。UCが派遣する教員は交代制で、理系・文系を問わず幅広く採用する。経費は大阪大が負担するが、西日本の各大学とUCの間の交流拠点を果たすという。大阪大の担当者は「世界トップレベルの研究型大学であるUCとの交流を一層深めたい」としている。
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【多事創論】これからの大学教育を考える 大阪大学総長 平野俊夫氏
http://www.jukushin.com/archives/20180
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12/16(火)近畿大学英語村E3[e-cube] Christmas Charity Dinner開催!
プレスリリース発表元企業:学校法人近畿大学
http://www.zaikei.co.jp/releases/214758/
近畿大学英語村E3[e-cube](イーキューブ)(大阪府東大阪市)では、平成26年(2014年)12月16日(火)に「Christmas Charity Dinner(クリスマス チャリティー ディナー)」を開催します。
【本件のポイント】
Christmas Charity Dinner開催
●会場内の会話は全て英語。イベントを通して楽しく英語を学ぶ。
●チャリティーの精神も取りいれ、参加費はすべてユニセフへ寄付。
【本件の概要】
12月のテーマ「クリスマス」は、欧米では「チャリティー」の精神を大切にする時期でもあります。そこで、近畿大学英語村E3[e-cube]では、ユニセフもお招きした「Christmas Charity Dinner」を開催します。参加されたみなさんにエッグノッグやターキー※などの伝統的なクリスマス料理をふるまい、また皆さまから頂いた参加費はすべてユニセフへ募金されます。
※エッグノッグ:牛乳ベースの甘い飲み物。ターキー:七面鳥
近畿大学 英語村E3[e-cube]「Christmas Charity Dinner」概要
■ 日 時 : 平成26年(2014年)12月16日(火)18:15〜20:00(18:00開場)
■ 場 所 : 近畿大学東大阪キャンパス 英語村E3[e-cube](イーキューブ)
(大阪府東大阪市小若江3-4-1、近鉄大阪線「長瀬」駅から徒歩約10分)
■ 内 容 : ターキーやエッグノッグなどがふるまわれるクリスマスパーティー
※会場内での会話はすべて英語で行われます。
■ 対 象 : 先着200人 (近畿大学生150人、一般及び教職員50人)
■ ドレスコード : 何か赤いものを身に付ける(ブルージーンズ、スニーカー不可)
■ 参加費 : 学生500円以上、一般及び教職員1000円以上
※皆さまから頂いた参加費はすべてユニセフへ募金されます
■ お問合せ : 英語村E3[e-cube] 担当:積野・神田・北岡 TEL:(06)4307-3082
【付帯情報】
・過去のイベントの様子
http://itm.news2u.net/items/output/130206/1
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産学連携スッポンコラーゲン化粧品が東京進出!12/10(水)から原宿で販売開始 [学校法人近畿大学]
2014年12月4日
http://www.asahi.com/and_M/information/pressrelease/CNRR2014130287.html
(News2u) - リリース日:2014年12月04日
リリース発行企業:学校法人近畿大学
近畿大学薬学部(大阪府東大阪市)医療薬学科准教授の多賀淳らのグループが技術協力し、大阪の台所・黒門市場発のコスメブランドから発売されているスッポンコラーゲン化粧品が、東京・原宿で販売されます。平成26年(2014年)12月10日(水)から、株式会社アインファーマシーズが運営する「アインズ&トルペ原宿クエスト店」で、店舗リニューアルに合わせて販売が開始されます。
【本件のポイント】
● 大阪で話題、黒門市場生まれの産学連携スッポンコラーゲン化粧品が東京に初進出!
● 販売初日の12月10日には、薬学部の学生と教員が店内で商品説明&サンプリング
【本件の概要】
近畿大学薬学部が技術協力したスッポンコラーゲン化粧品は、第1弾の「クロモンジェル美容液」が平成25年(2013年)11月に発売され、すでに7,500個を売り上げました。第2弾の「クロモンモイスチャーローション」(化粧水)は今年5月に発売されて1,500個以上売り上げています。クチコミで人気が広がり、大阪タカシマヤで常設販売されるまでになりました。
東京での販売開始をうけ、薬学部の学生と教員が店舗で商品説明とサンプリングを行い、売れ行きや消費者の反応などを実際に確かめることで、今後の研究や商品開発に生かします。
■販売開始:平成26年(2014年)12月10日(水)
■店 舗:アインファーマシーズ「アインズ&トルペ原宿クエスト店」
(東京都渋谷区神宮前1-13-14 原宿クエストビル1F&B1F)
■商 品:クロモンジェル美容液(53g) 5,000円(税別)
クロモン モイスチャーローション(120ml) 4,000円(税別)
■店内PR:平成26年(2014年)12月10日(水)12:00〜20:00、11日(木)10:00〜12:00
近畿大学薬学部の准教授 多賀淳と学生が商品説明、サンプリング
■お問合せ:クロモンコスメティック Tel 0800-200-3177(フリーダイヤル)
【商品説明】
■クロモンジェル美容液
スッポンから抽出された高純度のコラーゲンを使用して誕生した美容液です。「天然水溶性スッポンコラーゲン」「加水分解スッポンコラーゲン」に「天然ヒト型セラミド」を配合し、皮膚の水分を保ち、ハリとうるおいを与えます。高貴な香りのブルガリア産ダマスクローズが心地よく香ります。
■クロモン モイスチャーローション
クロモンジェルの成分、「高純度天然スッポンコラーゲン」と「天然ヒト型セラミド」による豊潤な保湿感に加え、コラーゲンの大きさを1/100にまで小さくした「スッポンコラーゲンペプチド」を配合しました。生薬シャクヤク根エキスも配合しました。天然精油ブルガリア産ダマスクローズオイルが心地よく香ります。
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【本件の背景】
本化粧品の発売元である株式会社クロモンコスメティックは、大阪黒門市場で60年営業する有名鮮魚店・株式会社新魚栄の子会社で、大阪の台所・黒門市場から生まれた初のコスメブランドです。
また、素材となるスッポンは静岡県の焼津水産高等学校の生徒らが養殖したものです。焼津水産高等学校は、航海から漁業、海産物の加工まで幅広く海に関する専門教育を行う水産高校で、栽培漁業科の生徒が実習として"ストレスを与えない"ことにこだわってスッポンを育てています。
近畿大学薬学部では、クロモンコスメティックの依頼により、焼津水産高等学校のスッポンからコラーゲンを抽出するより良い方法を検討するとともに、各部位ごとに含まれるコラーゲンの質と含有量を調べました。その結果、コラーゲンを含む総タンパク質が多く存在する部位や、筋肉などを形成する一般的なタンパク質が少ないコラーゲンだけを多く含む部位などが明らかになりました。さらに、コラーゲン抽出時に一般的なタンパク質が混じるとアレルギー反応を起こす可能性があるため、近畿大学薬学部が純度の高いコラーゲンを得ることができる抽出・精製方法を選び、その技術を提供しました。
【付帯情報】
・美容液(左)と化粧水(右)
http://itm.news2u.net/items/output/130287/1
News2uリリース詳細へ
http://www.kindai.ac.jp/topics/2014/12/post-698.html
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「根付」コンペティション 高円宮妃久子さまお迎えし表彰式 大阪
2014.12.6 07:01更新
http://www.sankei.com/region/news/141206/rgn1412060035-n1.html
着物の帯から印籠(いんろう)や巾着などを下げる際に使われる留め具「根付(ねつけ)」を美術工芸品として審査する「第6回高円宮殿下記念根付コンペティション」の表彰式が5日、高円宮妃久子さまをお迎えして、大阪市阿倍野区の大阪芸術大スカイキャンパス(あべのハルカス24階)で行われた。
久子さまは根付の収集家として知られ、大阪芸術大の客員教授を務められている。
コンペティションは大阪芸術大のグループが創設。グループ校の学生137人から154点の応募があり、審査の結果、入選作22点が選ばれた。
最優秀に当たる高円宮賞は、大阪芸術大キャラクター造形学科3年、甲田妃佳梨(ひかり)さん(21)が受賞した。
キャンパスでは「記念展」が始まり、学生の応募作と久子さまのコレクションなどを展示している。23日まで(8、15日は休館)。入場無料。
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阪大と京大、固体型ナトリウム硫黄二次電池の充放電機構を解明
掲載日 2014年12月08日
http://www.nikkan.co.jp/news/nkx0320141208eaaf.html
大阪大学産業科学研究所と京都大学触媒・電池元素戦略ユニットの研究グループは、固体型ナトリウム硫黄二次電池の詳細な充放電機構を明らかにした。固体硫黄やナトリウム多硫化物に関する電子論的な基礎物性に理解を与え、ナトリウム硫黄電池の性能を理論的に予測することにつながる。
硫黄やナトリウム多硫化物結晶の電子構造や相安定性を、量子論に基づく第一原理計算から詳細に調べた。固体型ナトリウム硫黄電池における充放電反応式を明らかにし、理論的に予測される電圧と放電容量の特性を初めて解明した。
電圧(起電力)と放電容量は電池性能を測るうえで重要な指標。これらの指標を理論的に予測するには、充電・放電反応によって電極内部に生成される物質を特定し、電極反応式を突き止める必要がある。ナトリウム―硫黄系固体物質は、元素組成比に依存して多様な原子構造を取ることが知られているが、基礎的な電子構造や構造間のエネルギー安定性はこれまで分かっていなかった。
最近、室温動作を目指した固体型ナトリウム硫黄電池の基礎研究も始まりつつあるが、その詳細な電池性能や充放電の微視的なメカニズムは謎だった。
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阪大、多発性硬化症抑える免疫細胞を確認−たんぱく質IL―10がB細胞集団から分泌
http://www.nikkan.co.jp/news/nkx1020141205eaag.html
大阪大学免疫学フロンティア研究センターの松本真典助教らの研究グループは、免疫反応を抑えるたんぱく質のインターロイキン―10(IL―10)が、プラズマブラストと呼ばれるB細胞集団から分泌されることをマウスによる実験で突き止めた。プラズマブラストの分化を制御できれば多発性硬化症の新たな治療法確立につながると期待される。
人の多発性硬化症に類似する脳脊髄炎を発症したマウスを使って実験した。IL―10を作るB細胞が脳脊髄炎を抑えることは知られていたが、詳しいメカニズムやどの集団に分類されるかについては不明だった。
プラズマブラストの分化に必要な因子を欠損させたマウスで検証したところ、脳脊髄炎症状の悪化がみられた。脳脊髄炎は、樹状細胞が作る炎症を引き起こすたんぱく質がT細胞の分化を促すことで発症する。IL―10が樹状細胞のたんぱく質発現を阻害し、脳脊髄炎を抑えていることが分かった。
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>>2381
ナトリウム硫黄電池(NAS)は材料が安くて安価だが、高温(約300〜350℃)状態で動作させる必要がある
それを常温動作にですか
本当凄いと思います
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>安くて安価
orz…
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大阪産業大「やらせ受験、組織ぐるみでした」
http://www.sankei.com/west/news/141213/wst1412130040-n1.html
. 平成21年度の入試で付属高の生徒を使って「やらせ受験」をしていた大阪産業大(大阪府大東市)が12日、「不正入試だったとの指摘を受け止める」として、大学側の組織的な関与を認める内容の最終報告書を公表した。8日付で文部科学省に提出したという。
昨年6月に第三者委員会が出した報告書は「大学からやらせ受験の指示があった」と告発した付属高の元教頭の発言を採用しなかった。「国の補助金確保を目的とした不正はなかった」と結論づけていたが、今回一転させた。
大産大では第三者委の報告書の後、学内に特別委員会を設け、聞き取り調査などを進めていた。
12日に記者会見した土肥孝治理事長ら法人幹部は「実現した元教頭への聞き取りなどから、大学の入試事務に携わる者らが意図的に関与したと認めざるをえなくなった」と説明したが、具体的な事実関係までは詰められなかったとした。
国の補助金は交付条件に、学生数が多すぎると授業の質が低下するとして入学者数に上限を設けていた。
大産大は21年度の経営学部の入試で、入学者数が一定数を超えて補助金が不交付になることを恐れ、付属高側に対し、入学する意思がなく成績優秀な生徒に受験を依頼。複数回の受験が可能なため、9人に1回5千円の謝礼で計30回受験させたとされる。
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【大阪大】北野67人で2年連続トップ! 公立伝統校が上位独占
http://president.jp/articles/-/14011
「進学指導特色校」が上位占める
今春の大阪大の志願者数は1万272人で前年を282人下回った。学部別の出願状況を見ると、文系学部は経済学部が38人増えて855人になった以外は、文学部607人(87人減)、外国語学部2476人(154人減)、法学部832人(136人減)と、全て減少した。理工系の志願者は、工学部が1742人で310人減となったが、その他の2学部は、理学部673人(79人増)、基礎工学部1018人(248人増)と志願者が増えた。医療系は医学部が68人減で932人となったが、医学科だけを見ると443人で32人増。薬学部は12人増で373人、歯学部は60人増で233人だった。文理融合型の人間科学部は36人増えて529人。
高校別合格者数ランキングを見ると、トップは2年連続の北野で昨年と同数の67人が合格した。大阪の府立のトップ校である同校は、京大合格者数が全国の公立校の中でトップとなる71人で、全体のランキングでも3位に入っている。他の旧七帝大の合格状況を見ると、東大8人、北海道大7人、東北大1人、名古屋大1人、九州大1人と全てに合格者がいた。北野は2011年に大阪府が指定した10校の「進学指導特色校」の一つであり、進学指導に特化した文理学科を設置している。今春は文理学科の最初の卒業生が出た年だった。同校関係者は言う。
「文理学科と普通科の生徒が切磋琢磨する環境ができたことで、京大など難関大に現役で合格する生徒が増えました。難関大に強い伝統の力も大きいです」
定員が1学年160人程度の文理学科の生徒に刺激されて学校全体の難関大の合格力が伸びたということのようだ。
大阪大は近畿圏の中心に立地し、交通の便がよいことから、兵庫や奈良、京都など近隣の府県から幅広く合格者がいる大学だが、今春の大阪の高校からの合格者は、昨年の842人(24.8%)から885人(26.3%)に増加している。これは「進学指導特色校」の指定が影響していると思われる。進学指導特色校に指定されている10校の内、北野、茨木、大手前、天王寺、三国丘、豊中、生野、四条畷、岸和田の9校がランキングに入っているのだ。合格者を増やした高校も多く、特に15位の岸和田は、14人増えて32人となり昨年の44位から大きく順位を上げた。
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http://president.jp/articles/-/14011?page=2
医学部は私立中高一貫校の独壇場
ランキングに戻ろう。茨木は合格者が3人増の57人で昨年に続き2位だった。同校も進学指導特色校であり、今春は京大が7人増えて20人、北海道大が5人増で7人など難関大の合格実績を伸ばしている高校だ。3位は奈良が11人増の52人で昨年の6位から順位を上げた。奈良の公立トップ校である同校は、毎年、近畿地区の難関国立大に多くの合格者を輩出している。4位の大手前も合格者が7人増の51人で、昨年の5位から順位を一つ上げた。
対照的に5位は合格者が4人減で47人となり昨年の3位から順位を下げた天王寺。北野と並ぶ府立トップ校だが、京大が56人から47人に減るなど、進学指導特色校の指定校ながら難関大合格実績が下がった。塾関係者はこう話す。
「文理学科は学区がなく全府から募集可能なので、優秀な生徒が北野に集中した可能性も考えられます。文理学科は各校で特色ある教育を展開しており、長期的な視点で合格実績を見るべきです」
ランキング6位の神戸は14人増の46人となって14位から順位を上げ、7位は2人増で43人の三国丘だった。ここまで見てきた高校は全て公立校だ。公立優位な中、8位は合格者が42人(8人増)の洛南。同校は京大合格者数ランキングのトップを続けており、大阪大の受験者が少ないことが上位に来ない要因と見られる。9位は豊中で昨年の15位から上がった。同じく10位の生野も昨年の20位からアップ。両校ともに進学指導特色校に指定された効果が出ているようだ。
合格実績を伸ばす進学指導特色校だが、医学部(医学科)ランキングでは天王寺が3人で6位、三国丘が2人で9位と、ベスト10に入った大阪の府立校は2校のみだった。1位の甲陽学院は全合格者26人の半数にあたる13人が合格している。2位は合格者9人の洛南、3位は大阪星光学院と灘でともに6人が合格。5位は東大寺学園で5人が合格した。6位も洛星と四天王寺が入った。大阪大の医学科ランキングも多くの旧帝大と同様に私立の中高一貫校の独壇場だった。
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「ゴジラvsビオランテ」など手がけた映画特技監督、川北紘一氏が死去
http://www.sankei.com/west/news/141211/wst1412110048-n1.html
川北紘一氏(かわきた・こういち=映画特技監督)5日、肝不全のため死去、72歳。葬儀・告別式は近親者で行った。後日、お別れの会を開く。喪主は妻、繁子(しげこ)さん。
東宝に入社し、円谷英二監督らに師事。特撮シーンをとる特技監督として、「ゴジラvsビオランテ」「ゴジラvsキングギドラ」など「平成ゴジラ」シリーズのほか、テレビ「超星神グランセイザー」なども手掛けた。大阪芸術大学映像学科の客員教授も務めていた。
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世界最小熱伝導率の結晶シリコン材料の実現
〜革新的廃熱発電にむけた熱電変換材料へ〜
http://www.jst.go.jp/pr/announce/20141210/index.html
JST 戦略的創造研究推進事業において、大阪大学 大学院基礎工学研究科の中村 芳明 准教授らは、極小なナノドット結晶注1)を結晶方位注2)をそろえて連結した材料を形成する技術を開発しました。本技術によって、電気伝導率の悪化を抑えながら、熱伝導率を巨視的なサイズの結晶であるバルクSiの約1/200まで低減することに成功し、世界最小値を得ました。
廃熱エネルギーを電気エネルギーとして再利用するための熱電変換材料には、従来、レアメタルであったり、毒性を持ったりすることの多い重い元素を含んだ材料が使われており、より安価で環境に低負荷な材料が求められていました。
中村准教授は、ナノドット結晶を結晶方位をそろえて連結することで、高い電気伝導率で低い熱伝導率という熱電変換の高性能化に必要な特性を、レアメタルを使わずに実現しました。このようなナノドット構造は従来法では作製が不可能でしたが、独自に開発したナノドット形成技術を応用することで、電気伝導率の悪化を適切に抑え、熱伝導率をバルクSiの約1/200まで低減することが可能となり、さらにSiの熱伝導率の世界最小値を得ることに成功しました。
この結果は、地球上にありふれた、環境調和性の高いユビキタス元素注3)であるSiを用いた高性能の熱電変換材料実現の可能性を示しています。優れた電子素子材料であるSiが、高い熱電変換機能を持つことができれば、電子素子材料と熱電変換材料を融合した素子が作製でき、パソコンやサーバーから排出される廃熱を電気エネルギーとして再利用することができます。これは、将来迎えるといわれるセンサーネットワーク注4)社会において、さまざまな場所に配置されるセンサーなどに組み込まれる電子素子へのエネルギー供給問題解決への糸口になるものと考えられます。
本研究は、大阪大学 大学院基礎工学研究科の吉川 純 助教(現NIMS主任研究員)、酒井 朗 教授、東京大学の塩見 淳一郎 准教授、アルバック理工の池内 賢朗 博士の支援を得て行いました。
本研究成果は、2014年12月10日(英国時間)に「Nano Energy」のオンライン速報版で公開されます。
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http://www.sankei.com/west/news/141215/wst1412150048-n1.html
省エネの本命「廃熱で発電」…変換効率アップ、世界最効率・極小ナノ結晶を開発 阪大
【ベテラン記者のデイリーコラム】
工場や自動車など使われるエネルギーのうち約7割が廃熱エネルギーとして捨てられている。これを回収して、再生利用可能な電気エネルギーに効率良く変換できれば、大幅な省エネルギーや二酸化炭素(CO2)排出削減にもつながる。このシステムを実現する有望株として研究開発が進んでいるのが熱電変換材料でできた熱電素子という発電装置だ。
その仕組みは、装置の一方の端を熱し、もう一方を冷やすことで、その温度差により電圧が発生するもの。他の発電装置のように機械部分がないので故障が少なく、長期間、ほとんど補修しなくても使える。しかし、変換効率が低いのが難点。
このため、性能を高めるという課題があり、それには次の3つの条件を同時に満たす必要がある。(1)温度差の度数当たりで生じる起電圧(ゼーベック係数)が高いうえ、(2)電気伝導率を高くするように、電気抵抗を小さくして、電子などをスムーズに流す。そして、(3)エネルギー源の熱が逃げて減ってしまわないように熱伝導率はできるだけ小さい方がよい。
しかし、これらの性質は互いに関連し合っているため、すべての性能が向上するように材料を調整するのは困難。一般的に重い元素が適しているとされるが、レアメタルで高価になったり、金属に毒性があったりするので、普及には安価で環境にやさしい材料が求められている。
こうした熱電変換材料の普及のネックの突破口を開く可能性がある技術が開発された。
大阪大学大学院基礎工学研究科の中村芳明准教授らは、安価なケイ素(Si)を材料に使い、約3ナノ(ナノは10億分の1)メートルサイズの極微小な結晶を作ったうえ、結晶を構成するケイ素原子が配列する向きをそろえる形で連結した材料(ナノドット結晶)を世界で初めて作製した(写真)。
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海外70大学が参加するBEOの留学フェア、2015年3月に大阪・東京で開催
2014年12月16日 18時45分
http://news.ameba.jp/20141216-652/
留学サポートや英語学校事業を展開するBEOは、留学イベント「beo留学フェア2015 Spring」を、3月26日に大阪、28日に東京でそれぞれ開催する。来場予約受付を2015年1月下旬より開始、参加費は無料となっている。
今回で12回目となる「beo留学フェア」では、海外の大学・大学院、約70校が参加を予定。会場では参加校の教授、スタッフ、卒業生に直接留学相談ができるほか、beo留学カウンセラーとの無料留学相談、留学の基礎知識や準備についてのセミナーも開催される。
今回の留学フェアは、大学学部課程への長期留学および大学院留学(MBA含む)を目指す生徒に役立つよう情報提供が行われる。来日する教育機関の中には、ロンドン大学東洋アフリカ学院(SOAS)やマンチェスター大学、クイーンズランド大学などの有名校も含まれている。
◆beo留学フェア 2015 Spring
・大阪会場
日時:2015年3月26日(木)16:30〜20:30
会場:ハービスOSAKA地下2階 ハービスホール
・東京会場
日時:2015年3月28日(土)13:00〜18:00
会場:新宿エルタワー30階 サンスカイルーム
対象者:海外の大学、大学院への進学や短期留学に興味のある学生とその保護者、国内の高等学校、専門学校、大学などの教職員
参加校:イギリス、オーストラリア、アメリカなどの教育機関約70校
参加費:無料
参加方法:2015年1月下旬からWebサイトまたは電話にて予約受付開始
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http://www.sanpo-pub.co.jp/column/akibanote/20141218.html
2014/12/18
溶接の大阪大学
昨日まで大阪へ出張だった。大阪は久しぶり。2ヶ月ぶりか。師走の大阪はとても寒くて、震え上がるほどだった。
大阪では大阪大学を訪問した。大学院工学研究科と接合科学研究所に所用があったためだが、阪大吹田キャンパスは広大で、住所上は工学研究科を含め大半の部局は吹田市にあるが、接合研は茨木市にまたがっている。
阪大は、日本で唯一溶接を専門とする学科のある大学だし、接合研は世界的にも珍しい溶接に関する研究所。教育から研究に至るまで、いわば溶接に関する日本における学術的拠点となっていて、そのレベルは世界の最高水準にある。
阪大に溶接工学科が設立されたのが1944年。後に阪大総長を歴任された岡田実先生らが担任されたのだが、その後、生産加工工学科、さらに大学院工学研究科マテリアル生産科学専攻などと名称を変更しながらも、一貫して溶接工学科の伝統を受け継いできている。
その卒業生が全国の企業にあって、わが国工業の最前線を担ってきたことは特筆される。とくに溶接は学際領域の色彩が濃く、そういう意味で、阪大がわが国のものづくりを先導してきたといっても過言ではない。
一方、接合研は1972年の設立で、溶接工学研究所を前身とする。もちろん溶接に関する研究所としてはわが国唯一のもので、世界的にも大学付置の研究所としては唯一といってよい。
木原博先生を初代とし、荒田吉明先生らが歴代所長に就任してこられた。荒田先生は溶接で文化勲章を受章されたただ一人の工学者である。
接合研の特徴は、世界でトップの研究レベルにあることだろう。阪大は旧帝大にあっても、近年とみに評価の高まっている大学だが、数多くの学問領域を抱える阪大にあっても、さすがに世界トップというのはそう多くはないのではないか。
私は仕事柄、岡田先生をはじめ溶接に携わる先生方とはそのほとんど全員とおつきあいをさせていただいてきていて、その謦咳に接することができたことは幸運だったし、私の溶接に関するキャリアの大半はこうした先生方からの薫陶によるものである。
阪大を訪れたのは随分と久しぶり。かつては毎月のように訪れていた時代もあったし、教室といわず研究所といわず溶接を担任する教授の先生方全員をインタビューしたこともあったほどだった。
それが、久しぶりに訪れて、建物は建て替えられて新しくなったものも少なくなかったが、キャンパス内は基本的な配置に変化はなく、足繁く通った教授室などを思い出して随分と懐かしいものだった。
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http://www.sankei.com/west/news/141215/wst1412150048-n1.html
省エネの本命「廃熱で発電」…変換効率アップ、世界最効率・極小ナノ結晶を開発 阪大
【ベテラン記者のデイリーコラム】
工場や自動車など使われるエネルギーのうち約7割が廃熱エネルギーとして捨てられている。これを回収して、再生利用可能な電気エネルギーに効率良く変換できれば、大幅な省エネルギーや二酸化炭素(CO2)排出削減にもつながる。このシステムを実現する有望株として研究開発が進んでいるのが熱電変換材料でできた熱電素子という発電装置だ。
その仕組みは、装置の一方の端を熱し、もう一方を冷やすことで、その温度差により電圧が発生するもの。他の発電装置のように機械部分がないので故障が少なく、長期間、ほとんど補修しなくても使える。しかし、変換効率が低いのが難点。
このため、性能を高めるという課題があり、それには次の3つの条件を同時に満たす必要がある。(1)温度差の度数当たりで生じる起電圧(ゼーベック係数)が高いうえ、(2)電気伝導率を高くするように、電気抵抗を小さくして、電子などをスムーズに流す。そして、(3)エネルギー源の熱が逃げて減ってしまわないように熱伝導率はできるだけ小さい方がよい。
しかし、これらの性質は互いに関連し合っているため、すべての性能が向上するように材料を調整するのは困難。一般的に重い元素が適しているとされるが、レアメタルで高価になったり、金属に毒性があったりするので、普及には安価で環境にやさしい材料が求められている。
こうした熱電変換材料の普及のネックの突破口を開く可能性がある技術が開発された。
大阪大学大学院基礎工学研究科の中村芳明准教授らは、安価なケイ素(Si)を材料に使い、約3ナノ(ナノは10億分の1)メートルサイズの極微小な結晶を作ったうえ、結晶を構成するケイ素原子が配列する向きをそろえる形で連結した材料(ナノドット結晶)を世界で初めて作製した(写真)。
http://www.sankei.com/west/news/141215/wst1412150048-n2.html
この材料で実験し、高性能化に必須な条件である「電気伝導率の低下を抑え」「低い熱伝導率」が達成できた。とくに、熱伝導率については、通常使われる大きさのケイ素の値の約200分の1と世界最小値まで低減することに成功した。
ケイ素原子の配列する向きがそろった極小の結晶の連結により、電子などがスムーズに伝達される一方で結晶の連結部分で熱伝導が妨げられる、とみられる。この成果は英科学誌「ナノ・エナージー」電子版に掲載された。
中村准教授によると、この研究は大きな可能性を秘めている。その理由は、レアメタルではなく、地球上に多く、環境にやさしい安価なケイ素を材料に使えること。半導体などエレクトロニクス製品の材料であるケイ素に熱電変換の機能を組み込めば、パソコンなど電子機器の廃エネルギーを電気エネルギーとしてリサイクルできる。例えば、センサーをあちこちに設置して、自然環境、交通状況などを常時モニターチェックする計画が進んでいるが、そのセンサーに組み込まれる電子素子に対するエネルギー供給源になり、大幅な省エネがかなう。
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http://www.sankei.com/west/news/141215/wst1412150048-n3.html
中村准教授は「この研究を進め、さらに性能を高めるとともに、ナノドット結晶による熱電変換材料の作製手法をケイ素以外の元素でも実現し、普及に努めたい」と抱負を語る。普及が進めば、用途も広がる。大きな課題であるIT時代の省エネなどに貢献する可能性がある開発だ。
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http://www.yomiuri.co.jp/local/osaka/news/20141218-OYTNT50439.html
中之島図書館 「開かずの扉」来春返上
2014年12月19日
◇改修工事 28日から休館
開館から今年で110周年を迎えた府立中之島図書館(大阪市北区)で長年、「開かずの扉」だった正面玄関が、来年4月1日から開放されることになった。府では、改修工事のため、28日から来年3月末まで臨時休館する。
1904年に開館した同図書館は、ギリシャ神殿のような正面玄関の外観やドーム形の天井のある中央ホールがデザイン性に優れているとして、74年に国の重要文化財に指定された。
府教委によると、正面玄関の扉は1940〜50年代に開いていたとの情報もあるが、この半世紀ほどは記念行事などの一時的な開放を除いて「開かずの扉」に。その経緯は記録がなく、よくわからないという。
現在、利用者は、正面玄関の脇の通用口を通っているが、市民から「正面から入りたい」などの声が多く、府は開放を決定した。
府は休館中、正面玄関に自動扉などを整備し、出入り口として利用できるようにする。同時にトイレの改修や、開館以来初めてとなる外壁洗浄も行う。
ただ休館中も、電話やインターネットで予約すれば、臨時窓口で資料の貸し出しは可能にする。問い合わせは同図書館総務課(06・6203・0474)へ。
2014年12月19日
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http://www.u-presscenter.jp/modules/bulletin/index.php?page=article&storyid=7434
大阪経済法科大学「大学院経済学研究科経済学専攻(修士課程)」の設置が認可
大阪経済法科大学が文部科学省へ設置認可を申請していた「大阪経済法科大学大学院経済学研究科経済学専攻(修士課程)」が、平成26年12月18日をもって認可された。開設は2015年4月。
経済学研究科経済学専攻(修士課程)の概要
1.名称 経済学研究科経済学専攻(修士課程)
Graduate School of Economics, Master Program in Economics
2.開設時期 2015(平成27)年4月1日
3.学位の名称 修士(経済学)
4.設置場所 八尾駅前キャンパス
5.入学定員 20人(収容定員40人)
6.設置の目的、養成する人材像
経済学研究科経済学専攻においては、グローバル化・複雑化する経済現象の分析方法としての理論的、実証的及び歴史的アプローチを修得することによって、経済学に関する高度の専門知識を備え、現代社会が直面する経済的諸問題に対して解決の方策を提案できる高度の専門的職業人を養成することを目的としする。
7.修了後に想定される主な進路
(1) 国内外の市場動向を分析し市場開拓・商品開発などを担う、民間企業における
調査・研究・企画等の部門の戦略的業務担当者
(2)民間シンクタンク、公共機関、NPO法人等の政策プランナー
(3)企業の経営者 など
8.入学試験
■試験
一般入試
外国人留学生入試
社会人入試
■試験日
〔前期〕1月下旬
〔後期〕2月下旬
■選考方法・内容
(1) 筆記試験(指定された8科目から2科目選択)
(2) 口頭試問
(3) 出願書類審査
▼大学院に関するお問い合せは
大阪経済法科大学入試課
TEL: 0120-24-3729(フリーダイヤル)
FAX: 072-943-7035
E-mail: nyuushi@keiho-u.ac.jp
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>>2395
プロジェクションマッピングに影響しない様にして欲しいな
冬にその図書館でよくやりますから
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危機乗り越え、笑いに笑って700回…地域寄席で全国最多の「田辺寄席」記念公演
http://www.sankei.com/west/news/141221/wst1412210048-n1.html
地域寄席として全国最多の公演を重ねている大阪市阿倍野区の「田辺寄席」が21日、700回目の記念公演を迎えた。40年前に地元住民の発案で始まった小さな上方落語の寄席は会場廃止などの危機を乗り越え、地域に根ざした運営で多くの落語ファンや噺家(はなしか)に愛されてきた。節目となったこの日も会場は大勢の観客で埋まり、あたたかな笑いに包まれた。(杉侑里香)
田辺寄席は、歌声喫茶の中入りの出し物として行われたアマチュア落語が好評だったことをきっかけに、昭和49年にパン屋の大広間を借りて始まった。以来、台風の直撃で休演した平成2年の1回を除き、毎月3回の公演を欠かさず継続。三代目桂春団治さん、笑福亭鶴瓶さんら大御所も多数出演した。
落語家と観客の懸け橋となってきたのは、住民らでつくる世話人会のメンバーだ。多くは観客として寄席に来ていた人たち。会場の準備や受け付け、会報誌「寄合酒」の作成など裏方作業は多岐にわたり、手弁当も少なくない。それでも「地域に根付いた笑いを大切にしたい」という思いはファンに伝わり地元や全国からのカンパや応援に支えられてきた。
6年前には市の経費削減案で、会場に使っていた施設の廃止案が浮上。世話人会はファンらの存続を求める声を意見書にして提出し粘り強い交渉で危機を乗り越え、現在の桃ケ池公園市民活動センターで寄席を続けている。
田辺寄席の幹事役を長年務め、記念公演の高座に上がった落語家の桂文太さん(62)は、約160人の観客を前に「みなさんのおかげでこれだけ続きました。これからも頑張らせていただきます」とあいさつ。笑福亭鶴志さん、笑福亭鶴二さんらも登場し、客席を大きくわかせた。
http://www.sankei.com/west/news/141221/wst1412210048-n2.html
世話人会代表の奥田寛さん(52)は「一回ずつの公演を楽しんでもらおうと積み重ねてきた結果。これからも変わらず続けていきたい」と話した。
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関西棋界に黄金期到来の予感…若手の台頭で活気
2014年12月22日
http://www.yomiuri.co.jp/osaka/news/20141222-OYO1T50026.html?from=oycont_top_txt
関西棋界が活気づいている。将棋の最高峰・竜王位を奪取した糸谷(いとだに)哲郎八段(26)、囲碁の四冠を保持する井山裕太棋聖(25)とライバルで王座位に就いたばかりの村川大介八段(24)ら、才能に恵まれた若手の台頭が著しい。関西の新世代棋士が元気なのはなぜか。(文化・生活部 渡辺達治)
東京行かなくても
「結果が出せた。素直にうれしい」
今月4日、金沢市で行われた竜王戦七番勝負(読売新聞社主催)の第5局。竜王の森内俊之九段(44)を破った糸谷八段は、報道陣に囲まれ、胸を張った。
日本将棋連盟関西本部の棋士として、2012年に久保利明九段(39)が棋王位を失って以来のタイトル。同連盟会長で永世名人資格者、谷川浩司九段(52)が「いきなり竜王とは」と驚くほどの、一気呵成(かせい)の最高位奪取だった。
1990年代に頭角を現した羽生善治名人(44)や森内九段らは、いずれも、将棋連盟本部のある東京を拠点に一時代を築いていった。「強くなるなら東京へ」。西日本の有望株を含め、そう意識する若者が増える一方で、関西本部は人材面などで苦戦を強いられた。
人材が東京に向かう中、関西で活躍したのが、神戸市在住の谷川九段だ。95年の阪神大震災で被災し、地元の復興を見届けたいと思ったことに加え、自分が関西にとどまることで、若手に一線棋士の対局から学ぶ機会を与え続けようとした。
育成熱心なベテラン棋士らの元には、次第に人材が集まり始めた。00年代以降は、顔をつき合わせてわいわいと意見をぶつける関西流で、若手が修業してプロに昇格し、残るのが普通になった。広島市出身、現役の大阪大大学院生の糸谷八段もその1人だ。
90年代終わり頃から進んだ主要棋戦のネット中継、全対局情報のデータベース化も東京優位の風向きを変えた。特に、データベースの威力は絶大で、パソコンを操作し、ある局面の前例がいくつあるか、どんな手順で進んだかなど、瞬時に分かる。わざわざ東京に出向かなくても、作戦研究が可能になった。
谷川会長は「東西の対抗戦を若手でやれば、互角だろう」と語っている。今年になっても、デビュー2年目の千田翔太四段(20)が王位戦の挑戦者決定戦まで進出。豊島将之七段(24)も王座戦五番勝負で羽生王座に挑み、2勝3敗の激闘を演じた。関西本部には上昇機運が満ちている。
ライバル
囲碁の関西勢は1998年から10年間、七大タイトル戦で無冠が続いたが、00年代半ば、日本棋院東京本院の一流棋士たちが「あと数年で大阪にタイトルが行く」とささやき始めた。現在の第一人者、井山棋聖の台頭を予測した言葉で、09年に名人位を獲得し、その通りになった。
同棋院関西総本部の石井邦生九段(73)は、少年時代の井山棋聖を東京に出して鍛えるべきか悩んだ末、弟子にとったという。ネットなどを使い、異例の約1000局に及ぶ指導対局を課し、井山棋聖の才能を磨き上げていった。
井山棋聖とその背中を追ってきた、関西棋院の村川八段は、互いの実力を認め合う関係だ。同じ年にプロ入りし、井山棋聖が声をかけて、最新対局などに関する研究を一緒に進めてきた。その結果、今月16日の王座戦五番勝負第5局では、村川八段が王座位を井山棋聖から奪い、初のタイトルを獲得した。
2人の活躍は、逸材を鍛える指導者の存在と若手同士が刺激し合う場があってこそだ。
2014年12月22日
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http://www.nnn.co.jp/dainichi/news/141222/20141222016.html
近大マグロ 飛躍的増産へ 世界進出の夢 着実に前進
2014年12月22日
近畿大学(東大阪市)が養殖研究に取り組んできた「近大マグロ」の生産量が、企業との連携で飛躍的に増加することになった。イメージを向上させるため、ブランドマークも策定。年明けごろにはマークが添付された近大マグロがお目見えしそうだ。増産により安定供給が確立すれば、市場の流通量も増え今以上に消費者が味わえる機会も増えることになる。培った技術を生かし、最終目標の世界輸出に向け挑戦は続く。
クロマグロの完全養殖に、近畿大が世界で初めて成功したのは2002年。30年以上の年月を費やしての快挙だった。脚光を浴びる上で、うめきたのグランフロント大阪に昨年開設した直営の料理店「近畿大学水産研究所」の存在は大きい。
直営店は東京・銀座にも出店しており、広報部の加藤公代課長は「リピーターも多く、広く認知されてきた。養殖魚の価値を向上させるのが狙いだが、安心安全の品質も評価が高く、当初の狙いに近づきつつある」と手応えを語る。
大学は研究機関でもあり、供給量も年間80トン(2千匹)が限度。グランフロント大阪の店舗では、ランチ向けの供給量を1日150〜200食分としているが、「これまで売り切れなかったことはない」(加藤課長)という好調ぶり。引き合いは多いが量が少なく、流通は百貨店など限られる。広く市場に出回ることはなく、いかに供給量を増やせるかが課題になっていた。
3倍増を計画
こうした中で、近畿大はクロマグロ中間育成事業で、10年9月に技術協力提携を締結していた総合商社「豊田通商」(本社・名古屋市)と、14年7月に水産養殖事業推進に関する覚書を締結。豊田通商が育成したクロマグロは高い品質を誇ることから、11月に近畿大の技術によって養殖したことを示す「近大マグロ」に認定した。
企業との連携で生産量は、年間80トンから1・5倍の120トン(3千匹)に伸び、20年度には現在の3倍の240トン(6千匹)に拡大する計画。飛躍的な増産が可能になった。
豊田通商は、長崎県五島市に関連会社・ツナドリーム五島を設立して、近畿大から提供された約5センチの稚魚を出荷できるサイズのグロマグロにする中間育成に取り組んできたが、15年5月に稼働する人工種苗センターで種苗生産に入る。
受精卵から約5センチの稚魚に育て、卵から成魚まで一貫した生産が可能。近畿大はスタッフを派遣するなど人的交流で量産技術の指導を行う。企業とのマッチングを強化する。
マークに英語
策定した「近大マグロ」ブランドマークには、高品質で安定した量産化、養殖技術の進歩を願う思いが込められている。加藤課長は「配色は近大ブルー。クロマグロの姿をシンプルにデザインしており、世界を視野に入れていることから英語も併記した」と説明する。
増産計画が軌道に乗ると、これまで行き届かなかった国内市場で評価はさらに高まる。加えて豊田通商が持つ商社ネットワークを通じることで、海外輸出の可能性は広がる。
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研究用原子炉、長引く停止…京大・近大の3基
2014年12月25日
http://www.yomiuri.co.jp/osaka/news/20141225-OYO1T50014.html?from=oycont_top_txt
京都大と近畿大が保有する研究用原子炉(いずれも運転停止中)3基について、両大学が当初予定していた来春の運転再開を断念したことがわかった。原子力規制委員会の審査で、安全設備の耐震不足などが指摘され、追加工事などが必要になったからだ。国内に大学の研究炉はこの3基しかなく、学生の実習や研究への影響は避けられなくなった。
東京電力の福島第一原発事故を受け、昨年施行された新規制基準は、電力会社の商業原発だけでなく大学などの研究炉も安全審査の対象とし、運転再開には新基準に基づく審査の合格が義務づけられた。
京大は2基(大阪府熊取町、熱出力5000キロ・ワット、=5月停止、100ワット=3月停止)、近大は1基(大阪府東大阪市、1ワット=2月停止)について今年9〜10月にそれぞれ安全審査を申請。新学期からの教育や研究に間に合わせるため、京大は来年1月、近大は4月の再開を目指していた。
しかし、京大では、2基で二つ設けられた非常用電源について「バックアップ機能が不十分」と問題視され、追加設置などが必要になった。最も重視される地震想定の審査では本格的な議論も始まっていない。
審査が長引く商業原発と違って原子炉の出力が格段に小さいことなどから、スムーズな審査を期待していた京大原子炉実験所の中島健教授は「電力会社とは違い、わずかな人員で審査対応をするため時間がかかり、今年度内の再開は諦めた。現状では先行きも全く見通せない」という。
一方、原子炉建屋の耐震性不足などを指摘された近大原子力研究所の伊藤哲夫所長は「工事に1年近くかかる可能性がある。今後の指摘によってはさらに長引く恐れもある」と懸念する。
3基には大阪大や九州大など原子力関係学部のある大学の学生が実習に訪れている。
京大では運転停止前に年間約200件の利用があり、中島教授は「影響は学内にとどまらない。大学研究炉ゼロの状態が続くと、今後の原子力教育に大きな支障が出てしまう」と話している。
2014年12月25日
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特定の酵素で、がんの増殖抑制 大阪市大、胃がんで実用化目指す
2014年12月25日 20:03
http://www.nnn.co.jp/dainichi/knews/141225/20141225114.html
特定の酵素を投与することで、がん細胞内にある物質をがん増殖を抑える物質に変化させて治療する手法を大阪市立大のチームが発見し、25日発表した。
人の胃がんを移植したマウスへの投与実験ではがんが大きくならず、新たな胃がんの治療法として実用化を目指す。がん細胞が増殖を自ら抑制する、これまでにない治療法になるとしている。
チームの八代正和准教授によると、この酵素は、がん抑制効果があるプロスタグランジンD2(PGD2)をがん細胞内に作り出す働きを持つ。酵素を投与しなかったマウスのがん細胞は2週間で3倍に増殖したが、投与したマウスでは大きさに変化はなかった。
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【新製品】大阪大学と共同開発の新カテキン技術を使用‐ウイルス対策マスクを新発売 プロテクティア
2014年12月22日 (月)
http://www.yakuji.co.jp/entry40710.html
プロテクティア(茨木市、彩都バイオインキュベータ内)は、茶カテキンをベースに大阪大学と共同で開発を進めてきた、新たなウイルス対策の特許技術「Cate Protect(カテプロテクト)」を不織布に使用した「ここ一番のマスク カテプロテクター」を、調剤薬局および同社ECサイトで販売開始した。
Cate Protectは、お茶に含まれる天然カテキンの中で、最も抗ウイルス機能が高いEGCG(エピガロカテキンガレード)を独自の技術で膜親和性にして、抗ウイルス機能をさらに強化した高機能性成分。大阪大学産業科学研究所特任准教授の開發邦宏氏が開発した新技術で、インフルエンザウイルス、ノロ類縁ウイルスなどのウイルス病原体に加え、30種類以上の細菌病原体への効果も確認しているという。
プロテクティアは、開發氏の研究成果であるカテキン誘導体を実用化するために起業した、大阪大学発のベンチャー企業で、製品化の第1弾が「ここ一番のマスク カテプロテクター」となる。
ウイルス・細菌対策新技術Cate Protectを加工したフィルターに加え、ウイルス飛沫・細菌ろ過効率(BFE)99%以上の高機能メルトブローフィルターを用いた、新しい高性能4層フィルター方式を採用しているため、種々のウイルスや細菌、花粉、微粒子を効果的に除去する。
口元はオメガプリーツ構造なのでゆったり感もあり、痛くなりにくいソフトな耳ひも、肌にやさしいサーマルボンド繊維を用いているなど、使用感・装着感にもこだわった。また、Cate Protect加工には天然由来成分を用いているため、金属・蛋白質などへのアレルギーが気になる人にとっても、高機能のマスクを提供できるようになった。
サイズは縦225mm×横117mm(フリーサイズ)、1袋3枚入りで、税別希望小売価格480円。
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大阪市大、来年2月6日に健康・スポーツ科学セミナー
産経新聞 12月29日(月)7時55分配信
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20141229-00000005-san-l27
大阪市立大学の都市健康・スポーツ研究センターは来年2月6日、大阪市北区の同大学文化交流センターで、健康・スポーツ科学セミナー「“寒い”というストレスとどう向き合うか」を開く。
最新の知識や研究の成果を分かりやすく伝えるセミナーで、平成19年から年1〜2回開いている。
13回目の今回は、寒冷下での体温調節について研究している今井大喜講師(運動環境生理学)が、体温調節のメカニズムによって起こる体の変化について解説する。寒冷下で運動するとエネルギー代謝が高まることや、体が震えたり尿意が起こったりする理由などについて科学的に説明する。
午後6時半〜8時。対象は高校生以上。定員120人(応募多数の場合は抽選)。受講料無料(資料代500円が必要)。電子メールか往復はがきで申し込む。「第13回申し込み」と明記し、住所、氏名、電話番号なども書いて、同大学学生支援課(〒558−8585 大阪市住吉区杉本3の3の138、kyoumu@ado.osaka−cu.ac.jp)へ。来年1月30日まで(当日消印有効)。問い合わせは同課(電)06・6605・3642。
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第35回スニーカーエイジグランプリ校賞に阪南大学高校
http://www.sankei.com/west/news/141228/wst1412280053-n1.html
第35回記念大会高校・中学校軽音楽系クラブコンテスト「We are Sneaker Ages」(産経新聞社、三木楽器主催、大阪芸術大学グループ特別協賛、廣済堂出版特別協力)のグランプリ大会が28日、大阪市此花区の舞洲(まいしま)アリーナで行われ、グランプリ校賞に3年ぶり12回目の出場となった阪南大学高校(大阪府)が選ばれた。
全国の高校107校、中学校11校が予選会に参加し、21校がグランプリ大会へ出場。各校のメンバーは華やかなステージ衣装に身を包み、若さあふれる演奏で客席をわかせた。
他の入賞校などは次の通り。
【準グランプリ校賞】近畿大学付属高校▽大阪府立門真なみはや高校【大阪府知事賞】大阪成蹊女子高校【大阪府教育委員会賞】和歌山県立和歌山高校【ベストサポーター校賞】阪南大学高校【大阪芸術大学賞】京都府立峰山高校【ゴールデンスニーカー賞】帝塚山学院高校軽音楽部3年、ボーカル、小田愛さん▽奈良育英高校軽音楽部3年、ギター、西島杏香さん【ベストギタリスト賞】プール学院高校フォークソング部2年、ギター、矢野杏奈さん
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近大湯浅農場で愛紅を栽培する大型フィルムハウス完成
http://wbs.co.jp/news/2014/12/22/53444.html
湯浅町の近畿大学附属農場湯浅農場に近大マンゴー「愛紅(あいこう)」を栽培するための大型フィルムハウスが完成し、きょう(22日)午前、竣工式が開かれました。
この大型フィルムハウスは、広さおよそ970平方メートル、総工費4500万円をかけて建設され、栽培で使う燃料も従来の重油ではなく、近畿大学が現在研究を進めている植物を固形化して作った「バイオコークス燃料」を使用する計画です。
きょう午前10時半から湯浅町湯浅の近畿大学附属農場湯浅農場で開かれた竣工式には、近畿大学の田中栄二(たなか・えいじ)理事ら関係者およそ20人が参加し、玉ぐしをささげて完成を祝いました。
竣工式の後、関係者が「愛紅」の苗6本をフィルムハウス内に植え、収穫量の増加を願いました。
近畿大学では大型フィルムハウス内にあわせて80本の「愛紅」の苗を植える予定で、5年後には現在の倍にあたる600キロから800キロの収穫を見込むと共にバイオコークス燃料を使った野菜や果樹の生産技術も確立していきたいと話しています。
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重症心不全、医師主導治験へ=血流回復に期待、来年6月開始−大阪大
http://www.jiji.com/jc/zc?k=201412/2014122600658&g=soc
大阪大学は26日、虚血性心筋症に伴う重症心不全患者について、来年6月から医師主導治験を行うと明らかにした。以前から行われている冠動脈のバイパス手術と併せて、薬剤を染み込ませたシートを心筋虚血部に貼り付けることで、手術だけではできない血流の回復や心機能の改善が見込まれるという。
虚血性心筋症は、心臓への血流が悪くなって十分な酸素が供給されず、心臓を動かす筋肉が悪くなる病気で、心不全を引き起こす。重症心不全の患者は国内に約10万人いるとされ、現在では症状改善のために患者の負担が重いバイパス手術や心臓移植が行われており、根本的な治療法の確立が急がれている。(2014/12/26-18:06)2014/12/26-18:06
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>>2406
近大も湯浅で研究しているなら、醤油をより美味しく改良する研究もしてくれればいいのに
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醸造学は別学科
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【有川浩のエンタメあれこれ】
文庫化の誘惑…次世代育てる「漢」な作家の粘り
http://www.sankei.com/west/news/150103/wst1501030013-n1.html
数年前、とある人気作家の作品が映画化された折り、「漢(おとこ)だな!」と唸(うな)る一件があった。
その作品は、映画化にタイミングを合わせた文庫化をしなかったのである。
さて、ここでこのいきさつのどこがどう漢かを説明せねばなるまい。
小説というものはまず四六判という判型で単行本新刊として出版され、二〜三年後に文庫化するのが基本の販売形式だ。
だが、映像化されると原作が売れる。廉価な文庫になっていればなおさらだ。
そうなると、単行本で出版して間もない本でも「早めに文庫に落として売れ!」となる。
その作品も文庫化には早かった。まだまだ単行本で売り伸ばせる力を持った本だったが、映画化のタイミングで文庫にしてしまうかな−と人様の本ながら残念に思っていた。
だが、その作家は文庫化を踏みとどまった。映画化という大きな販売機会を敢(あ)えて見過ごし、単行本として地道に売り伸ばすことを選んだのである。
出版業界において、単行本を売り伸ばすことは業界を支えるために(平たく言えば運転資金を稼ぐために)とても大切な作業である。最初からすべての本を廉価な文庫で売ればいいというご意見もあるが、単行本という形態をやめてしまったら、新人作家を育てることがとても難しくなる。
何故(なぜ)なら、文庫は毎月厖大(ぼうだい)な数の新刊が出て、前月の既刊と入れ替えられる。その入れ替えはどうしても流れ作業的にならざるを得ない。無名の新人がわずか一ヶ月の間に実績を出して平台に残してもらうことは極めて難しい。「売れなかったから次の本は部数減で」のループにはまってしまう。
単行本は販売展開にもう少し融通が利く。文庫に比べれば毎月の発行点数が少ないし、書店員や出版社の「この作品は長く売りたい」という思い入れが発揮しやすい形態なのだ。
http://www.sankei.com/west/news/150103/wst1501030013-n2.html
新人が育ってくれないと、出版業界は先細りである。新人育成も含めて出版社が未来へ投資する資金を稼ぐことは、売れている作家の義務である(ここで下手な謙遜をしても厭味(いやみ)にしかならないので、自分のことも現状では売れている作家に数えさせていただく)。
文庫化のスパンが短すぎると、お客様は単行本を買ってくれなくなる。ちょっと待てば文庫になると思えば買い控えて当然だ。
そこへ持ってきて、その漢な作家さんの決断は嬉(うれ)しかった。業界全体のことを思って踏みとどまってくれたことがよく分かった。単行本のまま、映画化で部数を伸ばしたと聞く。きっと文庫化の際もここで粘ったことが部数に上積みされることだろう。
手前味噌(みそ)で恐縮だが、私も販売機会を見過ごして単行本で粘ったことが何度かあるので、その作家さんには勝手に共闘意識を抱いている。
きっと私たちが粘ったお金が次世代の新人を育てる資金になっているに違いない。
読者の皆々様も強力な支援者だ。単行本、文庫、雑誌、漫画−新刊書店で本を一冊買うごとに、皆さんは出版の未来に投資してくださっている。毎度ありがとうございます。(作家)
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『図書館戦争』シリーズや、『阪急電車』『空飛ぶ広報室』『県庁おもてなし課』など、映像化もされた数々のベストセラーで知られる人気作家、有川浩(ひろ)さん。エンタメにも造詣が深い有川さんのエッセーを、漫画家のほしのゆみさんのイラストとともにお届けします。=随時掲載
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【関西新刊案内】
『明日の子供たち』有川浩さん 私たちは「かわいそうな子供」ではない−児童養護施設の「現実」愛情込め描く
http://www.sankei.com/west/news/141011/wst1410110068-n1.html
「児童養護施設に暮らす子供」と聞けば、おそらく多くの人が「かわいそうな子供」というイメージを思い浮かべるだろう。僕自身もそうだった。
有川浩さんの新刊『明日の子供たち』に衝撃を受けた。「かわいそう」と同情を示す自分の“優しさ”に満足するだけで、施設の内情など何も知らない、知ろうともしない、ただの無関心人間じゃないか−。そう思い知らされたのである。
「確かに彼らは、親がいない、あるいは事情があって預けられていますが、自分の不幸を呪っているわけではありません。むしろ幸運だと思っている子も多いんです」と有川さん。
小説は、大学進学を目指す高校生、奏子(かなこ)と久志を通して、児童養護施設の現実を描く。ともに親の虐待から保護された「幸運」を喜び、職員のいうことをよく聞き、年下の子供たちの面倒も見る「問題のない子供」で、互いに淡い恋心を抱きながら、世間の偏見や自らの前に立ちはだかる壁に正面から挑んでいく…。
今年1月、児童養護施設を扱ったテレビドラマが虐待やいじめなど過剰演出があったとしてスポンサーが降りる騒動になったが、それほど微妙で重いテーマ。有川さんは虚構を弄することなく、エンタメとしても楽しめる物語に仕上げた。
きっかけは、ある施設の子供から届いた手紙。「その子は『自分たちは“かわいそうな子供”ではない』と明確に主張していました。そこに寄り添って書こうと」
綿密な取材を重ね、子供たちの叫びを丹念に、愛情こまやかに拾い上げた、「ストーリーテラー」の面目躍如の1冊だ。
(古野英明)
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http://www.nnn.co.jp/dainichi/news/150104/20150104026.html
「なにわの天文学」知って 大阪市内3館が連携企画
2015年1月4日
江戸時代の天文学に関する資料の展示が、大阪市の市立中央図書館(西区)を皮切りに市立科学館(北区)、大阪歴史博物館(中央区)で始まる。空気が澄んでいるため、冬の星空がきれいに見える観測環境を踏まえた3館連携企画は「優秀な天文学者」を生んだ大阪の歴史を学ぶ機会にもなりそうだ。
1月5日に年始開館する市立中央図書館は、「大坂の町人天文学者」と呼ばれた間重富(はざましげとみ)(1756〜1816年)の間家文書を中心に大阪の天文資料を展示している。
質屋の家に生まれた間重富は、大阪に天文塾「先事館(せんじかん)」を開いた開業医の麻田剛立(あさだごうりゅう)(1734〜1799年)の門弟になり、天体観測用の振り子時計「垂揺球儀(すいようきゅうぎ)」の考案や西洋天文学を取り入れた「寛政」の改暦に尽力している。
「江戸時代後期には大阪の地で優秀な天文学者を輩出し、日本の天文学に大きな影響を与えた」とは1月20日に企画展を始める市立科学館の事前告知。市立中央図書館の展示書籍『江戸の天文学』(中村士監修)も「なにわの天文学者、麻田剛立とその弟子たち」との項目を設けて大阪の歴史に光を当てている。
大阪が天文学者を輩出した背景について、市立中央図書館司書の窪田聡美さんは「商人の町」の自由な風土に着目し「商売人は仕事柄動きやすく、そのついでに好きなこと(天文学)に関わったのでは」と話している。
市立中央図書館の企画展は2月18日まで開催。大阪歴史博物館では1月28日から「『はかる』の歴史」と題して時間を計るための天文関係の道具などを展示する。
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映画天地明察の主人公渋川春海が作った貞享暦をさらに改良して寛政暦を幕府の天文方と作る
大坂の町人学者って凄いな
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丸谷明夫さんに大阪文化賞 淀川工科高の吹奏楽部顧問
2015年1月6日 15:46
http://www.nnn.co.jp/dainichi/knews/150106/20150106070.html
大阪府と大阪市は6日、年に1度、大阪の文化芸術の振興に貢献した人を表彰する「大阪文化賞」を、全日本吹奏楽連盟理事長で府立淀川工科高の吹奏楽部顧問を長年務める丸谷明夫さん(69)に贈呈した。
市内のホテルで開かれた贈呈式で、丸谷さんは「指揮者は1人では何もできない。生徒ともどもやってきた結果だ」と喜んでいた。
府によると、丸谷さんは滋賀県出身。1964年から指導する同校の吹奏楽部はこれまで「吹奏楽の甲子園」とも呼ばれる全日本吹奏楽コンクール高校の部に36回出場し、最優秀の「金賞」を27回獲得している。
贈呈式には、吹奏楽部の生徒も出席し演奏を披露。
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大阪文化賞に丸谷さん 淀川工科高・吹奏楽部顧問
2015年1月7日
http://www.nnn.co.jp/dainichi/news/150107/20150107048.html
大阪の文化芸術分野に功績を残した個人・団体を対象にした「大阪文化賞」の贈呈式が6日、大阪市中央区のホテルプリムローズ大阪であり、淀川工科高校(大阪市旭区)吹奏楽部顧問の丸谷明夫さん(69)が受賞した。同校吹奏楽部を全国有数の強豪校に育てた点が評価された。式典では同部員が演奏を披露し、丸谷さんは喜びのタクトを振った。
丸谷さんは1964年に同校へ赴任し、75年に“吹奏楽の甲子園”と呼ばれる全日本吹奏楽コンクールで金賞を獲得。その後も出場を重ねて金賞を全国最多の26回獲得している。90年からは毎年、西成区あいりん地域での「たそがれコンサート」に出演するなど、コンクールの戦績とともに地域での活動も評価された。
式典では部員26人が2曲を演奏。丸谷さんは、同席した松井一郎府知事に促される格好で「六甲おろし」の指揮を務めた。
丸谷さんは「演奏する生徒、聴いていただく人がいないと演奏は成り立たない。これまで支えてくださった方々を代表して賞を頂きたい」と感謝の言葉を述べた。
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阪大生の力を世界と比較…欧米大活用の調査導入
2015年01月06日
http://www.yomiuri.co.jp/osaka/news/20150106-OYO1T50016.html
大阪大が、大学院を含む全学生約2万3000人を対象に、「学生の実力」を測る調査を進めている。欧米のトップ級大学が活用するのと同じ調査手法を国内では初めて導入し、阪大生が世界でどのようなレベルにあるのかをつかむ。2月下旬にも結果の速報値が公表される見込みで、教育の改善にも役立てる方針だ。
米カリフォルニア大が開発した「SERU(研究大学の学生経験)調査」という手法で、2012年から国際的に活用され、現在は英オックスフォード大など研究に力を入れる8か国約30大学が参加している。
学生はインターネットの専用サイトで、200を超す質問に答える。勉強時間や読書量などの数値データのほか、「新たな考えや理解法を自ら生み出す」(創造力)、「授業外で他の学生とグループワークを行う」(協調性)など、認知力、分析力、積極性などが問われる活動をどれくらい頻繁に行ったか、6段階で自己評価する設問も多数ある。
阪大の調査は昨年12月中旬から約1か月間、実施され、英企業が集計する。参加大学は調査データを共有でき、阪大生が優位な点や弱点を分析できる。
阪大は日本の大学では初めてSERUに参加し、一部の学部で試行調査した。学生の週当たりの勉強時間は約30時間で参加大学の平均とほぼ同じだったが、授業外の勉強時間は約2時間少なかった。事実や具体例を使って自分の意見を述べるなど、研究を深めるのに必要な経験も少なかった。
斉藤貴浩・阪大戦略企画室准教授は「国際化を目指すなら、世界のトップレベルと正確に比較する必要がある。海外の学生なら普通でも、阪大生が身につけていない能力が明らかになれば、それを補う教育に変えることができる」と話す。
SERU=student experience in the research university
2015年01月06日
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高野山大、教育学部の来春開設を断念
http://wbs.co.jp/news/2015/01/08/54171.html
高野山大学が大阪・河内長野市で検討していた教育学部の来年4月開設を断念することが分かりました。
高野山大学は去年7月、河内長野市に対して廃校になった小学校を改修して教育学部のキャンパスにしたいと打診しました。基本協定を結ぶ直前でしたが、キャンパスの改修費用が想定よりも多額になる上、その後、和歌山県が県内でのキャンパス開設を要請してきたことなどから、今年3月の認可申請に間に合わなくなりました。河内長野市は旧校舎を寄贈し、20年活用することを条件に敷地を賃貸契約することにしていました。市では「結果を待ちたい」としています。高野山大学は文学部密教学科のみで今年4月には人間学科を開設します。
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「親日的な国、文学通じ理解深めて」 藤元優子さん翻訳「天空の家 イラン女性作家選」
http://www.sankei.com/life/news/150105/lif1501050022-n1.html
イランで1979年に起きたイスラム革命以前、イラン人の女性作家は十数人しかいなかったという。だが革命後、ペンを執る女性は増え始め、現在は約400人にまで増加した。『天空の家 イラン女性作家選』(段々社)は、大阪大学10+ 件言語文化研究科の藤元優子教授が、7人の女性作家の短編を選び、翻訳したアンソロジーだ。
「私にヒジャブ(女性の頭と身体を覆う布)を被(かぶ)せようというなら、それに対抗できるのはペンだけだ…」。革命によって、ヒジャブの義務化など女性を抑圧する施策が強化される中、「彼女たちの文学的闘争心に火がついたのです」と藤元教授。ただ、政治的に傾倒したイランの男性作家の作風と違い、「女性作家の場合は家事や日常生活への不満など幅広いテーマで描かれているところがとても興味深い」と言う。
大阪外大(現大阪大学10+ 件外国語学部)でペルシャ語を学んでいた藤元教授は78年9月、イランに留学。しかし、到着した翌日、革命のきっかけとなる「黒い金曜日」事件が起こる。大学の寮に入ったものの、ストライキに突入し、授業は無期限休暇に。だが、藤元教授は帰国しなかった。
http://www.sankei.com/life/news/150105/lif1501050022-n2.html
「寮で知り合った友人たちと暮らす中で、生きたペルシャ語やイラン文化などを勉強できたことは、かけがえのない経験となりました」と振り返る。
イラン現代文学の日本語の翻訳本は詩集も含めまだ7冊しかないという。「いまだに怖い国というイメージを持つ人もいますが、イランはとても親日的な国。文学を通じて理解を深めてほしい」と藤元教授は語った。(戸津井康之)
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ネットに生命科学系論文不正疑い 東大や阪大などの80本
2015年1月9日 11:26
http://www.nnn.co.jp/dainichi/knews/150109/20150109050.html
東京大や大阪大などの複数の研究グループが発表した生命科学系の約80本の論文で、1本の論文に複数の似た画像が使われるなどの不正の疑いがインターネット上で指摘され、大阪大は9日までに事実確認を始めた。
東大広報課は「指摘があることは把握しているが、事実関係が分からず調査するかどうかは未定」としている。
指摘があったのは、日本分子生物学会の関連組織が立ち上げた生命科学関係者の交流サイト。昨年末〜年明けに、匿名の人物が1996〜2008年に英科学誌ネイチャーなどの雑誌に発表された約80本の論文リストを掲載した。
論文画像切り貼りなどネットで指摘…阪大、京大
2015年01月09日
http://www.yomiuri.co.jp/osaka/news/20150109-OYO1T50028.html?from=oycont_top_txt
大阪大と京都大の研究者が1998年〜2005年に発表した論文計32本の画像データに、切り貼りや使い回しの疑いがあるとインターネット上で指摘があり、阪大は論文著者への聞き取りなど事実確認を始めた。京大も近く、同様の作業を始める。
問題の指摘は、日本分子生物学会の会員研究者が開設したサイト「日本の科学を考える」に昨年末から今月初めにかけ、匿名の人物によって投稿された。阪大では28本、京大については4本を挙げている。
大阪大医学系研究科研究支援室の担当者は「論文の主要著者で現在も大阪大に在籍している研究者に、事実の確認を行う。結果次第で、本格的な調査に移るかを検討する」と話している。
投稿は、両大学のほか東京大や名古屋大、九州大などの研究者が発表した計52本について同様の疑いがあると指摘しており、東大も情報収集を進めている。
2015年01月09日
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アルツハイマーで「抗体」開発
01月09日 19時15分
http://www3.nhk.or.jp/kansai-news/20150109/4541491.html
アルツハイマー病の原因とされるたんぱく質の1種を減らす作用がある「抗体」という物質を、大阪市立大学の研究グループがマウスを使った実験で開発したと発表しました。
今後、予防や治療に役立つ可能性があるとしています。
研究を行ったのは、大阪市立大学大学院の富山貴美准教授などのグループです。
認知症患者の6割以上を占めるアルツハイマー病は、「アミロイドベータ」と「タウ」という2種類のたんぱく質が脳に蓄積し、神経細胞が壊れることで起きるとされています。
研究グループは、このうちの「タウ」を形づくるさまざまな種類のアミノ酸のうち、神経細胞を壊す化学反応を特に起こしやすい種類を突き止めました。
その上で、マウスを使った実験で、この種類のアミノ酸と結合しその働きを阻害する「抗体」という物質を開発したということです。
この抗体を、記憶障害の症状が出たマウスに1か月にわたって投与したところ、神経細胞を壊す「タウ」が減り、記憶力が回復したということです。
富山准教授は、「今後、予防や治療に役立つ可能性がある。アルツハイマー病で苦しむ患者は多く、一刻も早く実用化につなげたい」と話しています。
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本屋さんお薦め 大阪ゆかり1冊
2015年01月09日
http://www.yomiuri.co.jp/local/osaka/news/20150109-OYTNT50025.html?from=ycont_top_txt
◇第2回「仏果を得ず」 各店で魅力紹介
大阪ゆかりの優れた著作を、府内の本屋と問屋の社員たちが毎年1冊選び、各書店で集中的にPRする「Osaka Book One Project」が注目を集めつつある。2年前に始まり、選ばれた高田郁(かおる)さんの時代小説「銀二貫」は府内で約5万冊を販売。読書離れが進む中、大阪を切り口に、幅広い層に本の魅力を伝えている。(本部洋介)
プロジェクトは、紀伊国屋や三省堂などの各書店の店員と、トーハンや大阪屋といった各問屋の社員たちが実行委員会を設けて、2013年に始まった。
選考の対象になる本は、▽大阪ゆかりの作家が書いた▽舞台が府内に関係する――などが条件で、毎年7月に、「大阪の本屋と問屋が選んだほんまに読んでほしい本」として1作品を選ぶ。新作に限らない点も特徴で、受賞作は各書店で専用コーナーを設けてPRし、収益の一部は府内の養護施設に贈る本の費用とする。
初年の13年に選ばれた「銀二貫」は、天満の寒天問屋の主人に命を助けられた少年が様々な試練を乗り越え、成長する物語。府内の約9割に当たる約900の書店が7月から半年間、店頭でキャンペーンを行い、「銀二貫」の文庫本を約5万2000冊販売。府内の約70の養護施設に148万円分の図書を贈った。
店内に専用コーナーをつくった西日本書店本店(大阪市北区)では、半年だけで600冊近くが売れ、それまで数年での約50冊を大きく上回った。槌賀啓二副店長(38)は「いい本なのに埋もれてしまう作品は多いが、アピールの仕方で良さが伝わることがわかった」と話す。
著者の高田さんも協力し、実行委の要請で枚方市や堺市など4会場でサイン会を開催した。高田さんは「インターネットでの書籍販売も増え、出版業界の厳しさは増しているが、若手のスタッフたちが手弁当でプロジェクトを進める姿に感動した」と話す。
昨年7月に発表された第2回の選考作は三浦しをんさんの「仏果を得ず」。文楽の若手大夫の奮闘を通じ、大阪の伝統芸能の奥深さを描いており、1月末まで各店で専用コーナーが設けられている。
現時点での売り上げは「銀二貫」には届いていないが、実行委は選考作を示す帯を目立つデザインに替えるなど工夫を重ねる。発起人会代表で紀伊国屋書店の加藤裕啓常務は「大阪発のベストセラーを生み出し、発信することで本の魅力を伝えていきたい」と話している。
2015年01月09日
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アルツハイマーの改善物質 記憶障害マウスで確認
2015年1月9日 21:42
http://www.nnn.co.jp/dainichi/knews/150109/20150109165.html
脳にたまってアルツハイマー病を起こす異常なタンパク質「タウ」を減らす抗体を、大阪市立大の富山貴美准教授(脳神経科学)のチームが開発し、マウスでの記憶障害の改善に成功したと9日、米神経学協会誌電子版に発表した。治療薬作りにつなげたいとしている。
チームによると、アルツハイマー病は、アミロイドベータという物質の影響でタウがたまり、神経細胞が死んで記憶障害などを来し、発症する。タウは多数のアミノ酸がつながってできており、40カ所以上でアミノ酸がリン酸化していることが分かっている。
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http://www.sankei.com/west/news/150109/wst1501090034-n1.html
【坂口至徳の科学の現場を歩く】
700万人…認知症も治る! 新予防・治療薬の候補抗体を開発 大阪市大
厚生労働省が7日に発表した推計によると、認知症の人は10年後には700万人に達し、65歳以上の5人に1人となる。同省の研究班の調査では認知症のなかで、もっとも多い原因疾患がアルツハイマー病で約7割を占める。ところが、この病気が発症してから進行を確実に止める医学的な方法はない。発病していない段階で、病気に結びつく物質の増加を見つけて注意を促し、脳血流を増加させる運動や食事の改善で、できるだけ発病までの期間を延ばす方法が取られている。
このようなアルツハイマー病の原因とされる異常なタンパク質(タウ)をターゲットに、これを直接に除去する抗体(モノクローナル抗体)を大阪市立大学大学院医学研究科脳神経科学の富山貴美(とみやま・たかみ)准教授らが開発した。マウスに投与した実験では、脳内のタウが減少し、神経回路のつなぎ目であるシナプスが回復、記憶障害も改善されて治療薬になる可能性が出てきた。
進行を止められぬアルツハイマー病…異常タンパク質を除去
アルツハイマー病の発症の仕組みは、アミロイドβ(Aβ)というタンパク質の断片が凝集して脳細胞の外側に沈着し「老人斑」ができる。次いで、タウタンパク質が過剰にリン酸化されて細胞内に貯まるという「神経原線維変化」が起きて、神経細胞が死にはじめることで、認知症が発症することが分かっている。
富山准教授らは、マウスの脳を使い、タウ分子内のどの位置がリン酸化されれば、病気が進行するかを調べた。この結果、タウタンパク質を構成するアミノ酸の連結の中で、413番目のアミノ酸(セリン)がリン酸化されることが重要であることをつきとめ、この位置でリン酸化されたアミノ酸と免疫反応で結合するモノクローナル抗体を作製し、過剰にリン酸化されたタウを分解して除去することに成功した。
http://www.sankei.com/west/news/150109/wst1501090034-n2.html
この抗体をアルツハイマー病のモデルマウスに1週間に1回、1カ月間投与したところ、脳内の過剰にリン酸化されたタウタンパク質が減少し、記憶障害が改善したほか、神経原線維変化や神経細胞死も抑制された。さらに、この抗体は、アルツハイマー病の脳に蓄積する異常タウにのみ、反応することがわかった。
富山准教授によると、こうした免疫療法には、抗原をワクチンとして接種し体内で抗体を作らせる能動免疫があるが、今回の抗体を投与する受動免疫の方法は、副作用が少なく、治療薬の候補としては有望。また、同様に異常タウが蓄積して起きるピック病など神経変性疾患の予防、治療にも使うことが期待される、という。「今回の抗体はマウスの抗体なので、遺伝子工学の手法でヒト化したうえで、臨床試験など研究を進めていきたい」と話す。
これまでアルツハイマー病の原因を除去する治療薬としてAβを標的にした薬剤が開発されたが目立った効果はなかった。つまり、神経細胞が死んだあとでAβを除去しても手遅れになっていたわけで、今回の異常タウを標的にした抗体とともに、発病前から投与して効果を上げることも考えられそうだ。
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「大阪大学未来トーク 第16回」で、野依理事長が講演します
http://www.riken.jp/pr/blog/2015/150109_1/
2015年1月23日(金)に、大阪大学コンベンションセンターで開催される「平成26年度大阪大学未来トーク 第16回」において、野依理事長が講演を行います。
皆さまのご参加お待ちしています!
平成26年度大阪大学未来トーク 第16回「野依 良治・理化学研究所理事長」
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練習に面白さ重視 大阪文化賞の丸谷さんに聞く
2015年1月12日
http://www.nnn.co.jp/dainichi/news/150112/20150112038.html
大阪の芸術文化の振興に功績を残した個人・団体に贈られる大阪文化賞の今年度受賞者に淀川工科高校吹奏楽部顧問の丸谷明夫さん(69)=大阪市旭区=が選ばれた。同校を率いて50年、全日本吹奏楽コンクールの高校の部に35回出場(特別演奏を含む)し、金賞獲得数は全国最多の27回。強さの秘訣(ひけつ)や目標の演奏スタイルを聞いた。
−入部する生徒は未経験者が多いようだ。
自分は音楽を教えるというより、子どもたちと勉強しようと思ってやってきた。うまくなることばかり考えると「何のために音楽をしているのか」という根の部分を忘れがち。生徒に言うのは、“息”という字は、自分の心と書くということだ。自分の心が音になる。上達には練習が必要。練習に興味を持ち、面白いと感じさせることを心掛けている。1年生だけのファーストコンサートもその一つ。習い事は発表する場がないと面白くない。
−金賞獲得数の全国最多記録を更新中だ。
どんな強豪校も金賞を取り続けていると、慢心が出る。うちは、元がうまくないから慢心はないが、自信もない。また、先生の言う通りにすると金賞が取れると思っている。その点はいつも注意する。こちらに向かってくる気持ちで演奏しろ、と。淀工らしさを挙げるなら、個々が自立しているということ。
−演奏会では聴く楽しさだけでなく、見る楽しさもある。
人を楽しませ、その姿を見ることが最高の喜び。どちらかというと、漫才より落語に近い。その場の勢いだけではなく、一つの曲を掘り下げてやる。表面的なものではなく、演奏者の人柄が音楽に伝わるので、それが音楽を楽しむ本質的なことにつながっている。
−今後の目標は。
昨年は引退を考えていたが、生徒から『目標のない人間はあきませんよ』とメールが届いた。演奏のレベルや可能性を広げるためにも、個人の技量を上げることが必要。そのためには、普段の生活指導をはじめ、人間的にも磨かないといけない。教師のできることは限りがある。手取り足取り教えるのは重要なことではなく、子どもの心に火を付けることが大事。そのためにも勉強を続けたい。
【丸谷明夫氏プロフィル】1945年9月5日、滋賀県生まれ。64年に淀川工業高校(現校名は工科高校)に赴任。75年に全日本吹奏楽コンクール(高校の部)で初めて金賞を受賞し、金賞獲得数は計27回と全国最多記録を更新中。現在、同校の名誉教諭であり、大阪音楽大客員教授、全日本吹奏楽連盟理事長。
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大体大50周年でOBメダリスト達が講演
http://www.nikkansports.com/sports/news/f-sp-tp0-20150111-1420336.html
大阪体育大学の開学50周年記念シンポジウムが11日、大阪市北区の大阪市中央公会堂で約1000人の参加者を集めて開催された。
基調講演は、アテネ、北京五輪バレーボール全日本女子監督・柳本晶一氏(アスリートネットワーク理事長)が「体育・スポーツの夢と未来」と題して行った。
また、同大学院生でパラリンピック陸上日本代表・山本篤氏(スズキ浜松アスリートクラブ所属)、同大学院修了生で五輪トランポリン日本代表・上山容弘氏(モンパルテ所属)らが「スポーツ科学と競技力向上の未来」、ソウル五輪柔道女子52キロ級銅メダリスト・山口香氏(筑波大学体育系准教授)らが「体育・スポーツ教育の未来」をテーマにシンポジウムを開いた。
[2015年1月11日17時56分]
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阪大で6歳未満の女児脳死判定
01月13日 20時06分
http://www3.nhk.or.jp/kansai-news/20150113/4633371.html
大阪大学附属病院で治療を受けていた6歳未満の女の子が13日、脳死と判定され、臓器提供に向けた準備が進められています。
女の子は重い心臓病のため臓器移植を待っていたということです。
日本臓器移植ネットワークによりますと、脳死と判定されたのは、大阪・吹田市の大阪大学医学部附属病院で治療を受けていた6歳未満の女の子です。
家族が、11日、移植ネットワークのコーディネーターから説明を受けて脳死段階での臓器提供を承諾し、女の子は13日午前1時40分、脳死と判定されました。
現在、移植ネットワークが関係機関と連絡を取り、臓器提供に向けた準備が進められています。
女の子は去年、幼稚園に入園し、元気に過ごしていましたが、今からおよそ3か月前に「特発性拡張型心筋症」という重い心臓病になり、移植ネットワークに登録して心臓移植が受けられるのを待っていたということです。
両親は移植ネットワークを通じてコメントを公表し、「私たちは娘が発病してからの3か月間、暗闇の中にいました。同じようなお気持ちの方に少しでも光がともせられたらと思っております。命のリレーが一般的な治療方法として日本でも行われるような環境に進んでいくことを望みます」とつづっています。
5年前に改正臓器移植法が施行されてから、15歳未満の子どもが脳死と判定されたのは7人目で、判定の基準がより厳しい6歳未満では3人目です。
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肺と肝臓の移植は岡山大病院で
1月13日 21時33分
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20150113/k10014651111000.html
大阪大学附属病院で治療を受けていた6歳未満の女の子が、13日、脳死と判定され、臓器提供に向けた準備が進められています。
肺と肝臓は、岡山大学病院で、それぞれ移植手術が行われる予定です。
日本臓器移植ネットワークによりますと、脳死と判定されたのは大阪大学附属病院で治療を受けていた6歳未満の女の子です。
家族が臓器移植ネットワークのコーディネーターから説明を受けて、脳死段階での臓器の提供を承諾し、13日午前1時40分、脳死と判定されました。
女の子は、およそ3か月前に「特発性拡張型心筋症」という重い心臓の病気になり、ネットワークに登録して心臓移植の順番を待っていたということです。
女の子からは、肺と肝臓、それに腎臓が提供される予定で、このうち肺と肝臓は、いずれも岡山大学病院でそれぞれ10歳未満の女の子と50代の女性に、片方の腎臓は大阪医科大学附属病院で40代の女性に、もう片方の腎臓は兵庫医科大学病院で30代の男性に移植される予定です。
移植手術を行う各病院の医療チームは、13日夜大阪大学附属病院に集まり、14日午前4時ごろから摘出手術が行われる見込みだということです。
5年前に改正臓器移植法が施行されて以降、15歳未満の子どもが脳死と判定されたのは7人目で、判定基準がより厳しい6歳未満の子どもでは今回が3人目となります。
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人の動き、服がコピー 帝人・関西大が新素材開発
2015年1月14日
http://digital.asahi.com/articles/DA3S11549158.html?iref=comkiji_txt_end_s_kjid_DA3S11549158
帝人と関西大学は、人の動きをコピーできる素材を開発した。この素材を使った服を着て動いて、データをロボットに覚えさせれば同じ動きをさせることができる。将来、金属加工の職人技をロボットにまねさせたり、医師が遠隔操作で手術したりするなど幅広い分野で役立てたいという。
曲がるときにかかる圧力を電気信号に変える性質がある「バイオプラスチック」(ポリ乳酸)を使った。これを太さ約0・02ミリの糸にして織りこんだ素材で服をつくり、服につけた小型無線通信機から人が動くデータを取り出すという。
このデータをロボットに伝えると、ロボットが服の動きと同じように動く仕組みだ。帝人の開発担当者は「様々な用途に使える可能性がある」と話す。帝人はこの素材をウェアラブル(身につけられる)端末として活用できないかと考えており、2〜3年後の実用化を目指すという。
(伊沢友之)
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3Dプリンターで移植用臓器、大阪大など研究
読売新聞 1月14日(水)13時1分
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150114-00050021-yom-sci
3D(3次元)プリンターなどを使って、移植用の人体組織や臓器を立体的に作製しようという再生医療の研究が、大阪大など5研究グループで始まった。
世界的にまだ実用化していない技術で、日本が課題を克服すれば、再生医療で世界のトップに立つチャンスをつかめる。国はこの5グループに対し、2018年度までの5年間で、計25億円の研究費を投じ、支援する。
大阪大が取り組むのは、iPS細胞(人工多能性幹細胞)から作った心筋の細胞と、血管のもとになる細胞をブロックのように積み重ね、血管を持った心筋組織を作製する研究。合成樹脂を微小粒子状に噴き出して積み上げ、思い通りの立体を生み出す3Dプリンターの技術を利用し、細胞を迅速、精密に積み重ねる。
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岡山大病院、肺移植に成功 脳死の女児から提供
2015年1月14日 19:45
http://www.nnn.co.jp/dainichi/knews/150114/20150114139.html
岡山大病院は14日、大阪大病院(大阪府吹田市)で脳死と判定された6歳未満の女児から摘出された肺を関東地方の特発性間質性肺炎の女児(8)に移植する手術に成功したと発表した。移植を受けた女児は順調にいけば1〜2カ月後に退院できるという。
岡山大病院で執刀した大藤剛宏准教授によると、肺移植を受けた女児は生まれてからのほとんどを人工呼吸器をつけて生活。大藤准教授が手術前に「これからお友達(臓器を提供した女児)の分まで元気になって生きていこうね」と声を掛けると、女児は「うん」とうなずいたという。
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小型の補助人工心臓 早期承認を要望
1月21日 17時04分
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20150121/t10014857701000.html
重い心臓病の子どもが生命を維持するのに必要となる小型の補助人工心臓の使用が国内で承認されておらず、心臓移植の順番を待つ間に亡くなる子どもが後を絶たないことから、日本小児循環器学会は、21日、海外の補助人工心臓を国内でも早急に使えるよう求める要望書を厚生労働省に提出しました。
厚生労働省に要望書を提出したのは、日本小児循環器学会の安河内聰理事長らです。
重い心臓病のため補助人工心臓が必要となる子どもは、毎年、15人ほどいるとみられていますが、国内には使用が承認された小型の補助人工心臓がなく、心臓移植の順番を待つ間に亡くなる子どもが多いのが実態です。
今月、大阪大学附属病院で脳死と判定され臓器を提供した6歳未満の女の子も、こうした子どもの1人で、安河内理事長は、「ドイツ製の補助人工心臓が使えず、娘は犠牲者となってしまいました。早急に判断をしていただきたかった」とする女の子の両親の手紙も合わせて厚生労働省の担当者に手渡しました。
ドイツ製の補助人工心臓の国内での使用の承認申請は去年11月に出されていて、安河内理事長は「この補助人工心臓が使えるようになれば数年間の延命が可能になる。国内で心臓移植の機会を待つ期間も延ばせると期待できるので、一刻も早く承認の手続きを進めてほしい」と話しています。
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大阪大、対話ロボット開発 人に近い相づちや眼の動き
2015年1月20日 17:41
http://www.nnn.co.jp/dainichi/knews/150120/20150120090.html
まるで人のように相手と目を合わせて話したり、相づちを打ったりできる対話ロボットを大阪大が開発し、日本科学未来館(東京都江東区)で20日公開した。
ロボットは「ソータ」(身長約28センチ、重さ800グラム)と、より人に近い姿をした「コミュー」(身長約30センチ、重さ938グラム)。カメラ、スピーカー、マイクなどを搭載し、話しかける相手の方を向き、話の内容に応じて、登録した言葉を選んで応答する。
科学技術振興機構(JST)の女性スタッフが話しかけると、コミューは女性の目を見て「ロボットと話すのは初めてですか」と尋ねた。
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大阪工業大学知的財産学部は、「知的財産」を学ぶ国内唯一の専門学部として2003年4月に開設。国際競争力をもつ商品の開発に欠かせない、知的財産専門職業人を輩出するための教育を展開している。法律や国際条約、経済・経営、工業技術などの幅広い領域を学べるのが特長で、文系・理系の出身を問わず、高校までの学びをそのまま生かすことができる。
http://www.u-presscenter.jp/modules/bulletin/index.php?page=article&storyid=7474
企業が事業発展のために強く求めているのは、新製品につながる、これまでにない技術の発明(特許)や考案(実用新案)、人を引き付ける斬新なデザイン(意匠)や商品名(商標)などである。これらを総称して「知的財産」と呼ぶ。
知的財産は時に大きな利益をもたらすが、生み出すには多くの資金や時間、労力がかかる。また、生み出せたとしても、他人にまねされたり無断で使用されたりする可能性もある。知的財産は生み出すだけではなく、守り、活用することが重要なのである。
日本では2003年以降、政府による「知的財産推進計画」が進められている。こうした社会の要請に応えうる人材を育成するため、大阪工業大学が2003年4月、国内で唯一、知的財産を専門に学べる学部として開設したのが「知的財産学部」である。
同学部の教授陣の多くは官公庁や企業で活躍してきた知的財産実務の専門家で、経験に裏打ちされた実践的な教育を展開。法学の基礎、特許法や著作権法などの核となる知的財産法、発明・考案を理解するための技術科目、グローバルに対応するための知的財産英語など、実務上の必要に配慮したカリキュラムを用意している。知的財産の基礎から応用領域まで、段階的に知識を深め、展開できるのが大きな特長である。
また、知的財産を学ぶ上で、法律の専門家になるのか、知財の専門知識を駆使して企業利益に貢献するのかなど、その方向性によって学ぶべき内容は異なる。そのため同学部では、学生の進路に応じて、2年生から将来を見据えた学修を進められるようになっている。
ひとつは、知的財産権を守るために必要な法律の知識を主に修得し、将来的には弁理士資格取得を目指すことのできる高度専門家を目標とするコースである。
もうひとつは、企業において知的財産を管理活用できるスペシャリストを目指すコースである。知的財産をいかにビジネスに活かしていくのかを考えられるビジネスパーソンが目標である。
成績優秀者は学部を早期に卒業し、大学院に進学できる制度がある。学部3年、大学院2年の計5年という短期間で修士号「知的財産修士(専門職)」を取得でき、高度な専門職として活躍する道が開ける。また、大学院を修了し、一定の要件を満たせば弁理士試験の一部が免除される。弁理士は合格までに平均で5.8年かかる国家資格。準備期間を入れると約7年を要すると言われている難関だが、2013年度には同学部を卒業し、同大学大学院専門職大学院を修了した2名の20代合格者を輩出した。
卒業生は多岐にわたる業種に就職しており、特定分野に止まらない文理融合学部としての特色を有している。職種としては、企業の知的財産部門のほか、知財の知識を活かして、総合職や営業職、システム・エンジニア(SE)になる者も多い。
知的財産の管理や活用は、経営戦略の中核として、大企業のみならず中堅企業あるいはベンチャーでも高く意識されてきており、その重要性はさらに増している。今後、同学部卒業生の活躍の場がますます拡がっていくことが期待される。
●大阪工業大学知的財産学部HP
http://www.oit.ac.jp/ip/faculty/career/career.html
▼本件に関する問い合わせ先
学校法人常翔学園広報室
TEL: 06-6954-4026(内線:5064)
FAX: 06-6954-4024
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阪大に期日前投票所設置へ
01月21日 07時21分
http://www3.nhk.or.jp/kansai-news/20150121/4700011.html
大阪大学と豊中市の選挙管理委員会は、若者の投票率向上につなげようと、大学の中に選挙の期日前投票ができる投票所を設けることを決めました。
若者の投票率の低さが全国的に課題になる中、大阪大学と豊中市の選挙管理委員会は、ことし4月から、国政選挙や地方選挙の際、およそ2万人の成人の学生が所属する豊中キャンパスに、期日前投票ができる投票所を設けることになりました。
対象となるのは▼国政選挙のほか▼大阪府知事や府議会議員、それに▼豊中市長や市議会議員の選挙で、投開票日の前の水曜日と木曜日の2日間、投票所が設けられます。
統一地方選挙や国政選挙の場合は、豊中市以外に住民票がある学生も事前に手続きを行えばその自治体で行われる選挙の不在者投票を行えるということです。
豊中市選挙管理委員会によりますと、大学に期日前投票所を設ける取り組みは全国でも珍しいということです。
大阪大学社学連携課の高田則明課長は「若い時に投票した人は、その後も投票するというデータがある。学生が選挙に行くきっかけにしてもらいたい」と話しています。
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大阪大学ら、"無人"の記者会見で2体の対話ロボット「CommU」「Sota」を発表
http://news.mynavi.jp/articles/2015/01/21/commu_sota/
科学技術振興機構(JST)、大阪大学10+ 件、ヴイストンは1月20日、共同で記者会見を開催し、新型の対話ロボット「CommU(コミュー)」と「Sota(ソータ)」を発表した。CommUは研究者向け、Sotaは普及型という位置付けで、それぞれ販売を行っていく。Sotaの価格は税込10万円以下になる見込みで、量産出荷は7月開始の予定。
人間は当たり前のように「対話」を行っているが、実はロボットにとって対話は非情に難易度が高い行為だ。そもそも、雑音だらけの生活環境の中で正確に音声を認識するのは難しいし、認識したとしても、適切な返事ができなければ対話をしている感覚は得られない。そうした技術的課題のため、今までの対話ロボットは、どうしても「ロボットが相手」と強く意識せざるを得ないものになってしまっていた。
自然な"対話感"を実現するためにはどうしたらよいか。大阪大学10+ 件の石黒浩教授と吉川雄一郎准教授が考えたのは、1体ではなく、複数体のロボットを使う方法だ。
「人間とロボットが1対1だと、人間は必ず、ロボットが自分の言うことを理解して当たり前だと考えてしまう」と石黒教授。だから、ロボットが理解してくれないと、苛立ちを覚えてしまうわけだ。でもロボットが2体いて、ロボット同士が対話をしていたら、人間は横から参加する形になる。「人間は適応能力が高い。自分の代わりに誰かが喋ってくれれば、ちゃんと対話感を持てる。それが一番大きな発見だった」という。
さらに、「1対1だと音声認識をちゃんとやらないといけないが、ロボットが2体いれば、音声認識に失敗しても対話感が得られる」という。実際に、記者会見で披露された対話のデモでは、CommU/Sotaは人間(今回はアンドロイドだが)が話した内容は一切理解していないとのこと。単に発言が終わったことだけを検出し、「そっか」などと曖昧な返事をして受け流すようになっていた。
ただし、CommUもSotaもマイクやカメラを内蔵しており、やろうと思えば、音声認識や画像認識も可能。今回のデモでは音声認識していなかったというだけで、すべてはアプリケーション次第というわけだ。
もしかしたら、「人間の話をまったく聞いていないのに対話と言えるのか」と思うかもしれない。だが、人間も常に相手の話を理解しているわけではないし、それに本当に対話しているかどうかよりも、対話している「感覚」の方が重要なニーズやアプリケーションもあるだろう。そうしたものにCommU/Sotaはマッチする。すでに、介護分野の見守りや対話で引き合いがあるそうだ。
CommUの身長は304mm。自由度は14(胴体2軸、腕2軸×2、首3軸、目3軸、まぶた1軸、口1軸)で、高い表現力を持つ。制御基板は「Raspberry Pi Type B+」だ。一方、Sotaは身長280mmで、コストダウンのために、自由度は8(胴体1軸、腕2軸x2、首3軸)に抑えられた。制御基板はIntelの「Edison」を採用。家庭向けを意識し、外装はロボットクリエイター高橋智隆氏による親しみやすいデザインを採用した。
OSはどちらもLinuxを搭載。開発ソフトウェア「VstoneMagic」を使い、無線LAN経由でのプログラミングが可能だ。このロボットを普及させるためには、いかにコンテンツを充実させるかがカギになる。今後、開発者向けの技術セミナーを行っていくほか、開発したアプリケーションをネット上にアップし、公開するようなサービスも計画しているそうだ。
前述のように、このロボットは複数体の使用が基本ではあるが、アプリケーションによっては、1体でよい使い方もあるだろう。そのため2体セットではなく、1体ずつ購入できるようになる模様だが、石黒教授は「2体と言わず3体、4体と買ってもらえれば、とても楽しい世界が作れると思う」とアピールした。
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2/7(土)・8(日)「国際的若手がん研究者養成へのチャレンジ」国際シンポジウム開催 [学校法人近畿大学]
http://news.toremaga.com/release/notice/641341.html
近畿大学医学部に事務局が置かれている「7大学連携先端的がん教育基盤創造プラン」では、平成27年(2015年)2月7日(土)・8日(日)にシェラトン都ホテル大阪にて、「第3回国際シンポジウム」を開催します。
このシンポジウムは、「7大学連携先端的がん教育基盤創造プラン」研究者養成部門プログラムの一環として行うもので、世界の若手研究者とのがん医療に関する活発な討論・交流を通じて、国際競争力を有する若手研究者を養成することを目的としています。
【本件のポイント】
●日本、アメリカ、中国、韓国、台湾から、がん研究の最前線で活躍する若手研究者が集結
●国際共同研究を推進するとともに、国際競争力を有する若手研究者を養成
【「第3回国際シンポジウム」概要】
日本、アメリカ、中国、韓国、台湾の5カ国から、がん領域における基礎・臨床研究の最前線に従事し、幅広く活躍している若手研究者41人が集い、ポスターセッションや口頭発表を行います。その中には、「7大学連携先端的がん教育基盤創造プラン」に在籍中の大学院生(医師)も含まれており、将来的な国際共同研究の可能性を探りながら、斬新な"グローバルビジョンのがんプロフェッショナル養成"を推進したいと考えています。
■日 時:平成27年(2015年)2月7日(土)11:00〜17:30・8日(日)9:00〜14:30
■場 所:シェラトン都ホテル大阪 4階 浪速の間西 (大阪市天王寺区上本町6-1-55、近鉄線「大阪上本町駅」直結)
■対 象:医療関係者(定員150人、申込不要)
■主 催:7大学連携先端的がん教育基盤創造プラン
■共 催:特定非営利活動法人 近畿がん診療推進ネットワーク、中外製薬株式会社
■お問合せ:近畿大学医学部がんプロ事務局 TEL(072)366−0221
E-mail:ganpro@med.kindai.ac.jp
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虫歯治療に新しい展開か
近大、レーザーを用いて歯のエナメル質を修復する技術を開発
2015年01月23日 18時43分更新
http://ascii.jp/elem/000/000/972/972501/
近畿大学は1月22日、レーザーを用いてハイドロキシアパタイトの膜を直接歯に堆積させてエナメル質を修復する技術を開発したと発表した。
虫歯治療では、金属の詰め物や被せ物(インレー/クラウン)のほか、レジン(光硬化性の樹脂)を用いる方法が多用されている。近畿大学生物理工学部の研究グループでは、歯の主成分であるハイドロキシアパタイトをシート状にした「歯のばんそうこう」と呼ばれる修復技術を開発してるが、シート状のため大きく欠損した歯には適応できなかった。
現在、虫歯を削るのにEr:YAG(エルビウムヤグ)レーザーと呼ばれる歯科用レーザーで歯の表面を分解・剥離する治療法も普及が進んでいる。研究チームは歯の表面上でハイドロキシアパタイトにレーザーを照射すれば粒子が飛散して歯の上に付着、膜となると考え、大阪歯科大学およびモリタ製作所と共同で実験を行った結果、約3時間で歯表面にハイドロキシアパタイト膜が形成され、エナメル質の修復に活用できることがわかった。
虫歯の治療や象牙質知覚過敏の治療に使用できるほか、歯質の保護やエナメル質のマイクロクラック(細かなひび割れ・亀裂)の修復、審美歯科などにも応用できる可能性があるとしている。
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成功すればみんなが「歯が命」になれそう
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iPS心筋、心臓に同化を確認 大阪大、3年以内に臨床研究
2015年1月26日 12:49
http://www.nnn.co.jp/dainichi/knews/150126/20150126046.html
人工多能性幹細胞(iPS細胞)から作った心筋細胞のシートをラットに移植すると、心臓の一部となり同化して動くことを、大阪大のチームが大型放射光施設「スプリング8」(兵庫県佐用町)を使った分子レベルの分析で確かめた。26日、記者会見して発表した。
大阪大はこの「心筋シート」で重い心不全の患者を治療する再生医療研究を進めており、心筋シートが心機能を改善することは動物実験で分かっていたが心臓と同化して動くメカニズムは詳しく証明されていなかった。
心臓血管外科の澤芳樹教授は記者会見で「治療の有効性を示す証拠になる」と話し、臨床研究を2〜3年以内に開始したいとした。
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“症状改善”分子レベルで確認
01月26日 12時30分
http://www3.nhk.or.jp/kansai-news/20150126/4916731.html
重い心臓病の患者から作ったiPS細胞を心臓の筋肉の細胞に変化させ、患者に移植して治療するという臨床研究を計画している大阪大学のグループは、iPS細胞から作った細胞が心臓と同時に拍動し、症状を改善する詳しい仕組みを分子レベルで確認したと発表しました。
大阪大学心臓血管外科の澤芳樹教授などのグループは、重い心臓病の患者からiPS細胞を作り、心臓の筋肉、心筋の細胞に変化させたあとシート状にして心臓に貼り付け治療するという臨床研究を計画しています。
これに向けて、iPS細胞から作った細胞のシートを、心筋梗塞を起こしたラットの心臓に貼り付け、詳しく調べました。
その結果、1か月後には症状が改善し、▼心臓の細胞と、▼iPS細胞から作った細胞の両方にある、拍動に関係する2種類のたんぱく質が、同じ周期で正常に動いていることを確認したということです。
これまでも、iPS細胞から作った細胞を貼り付けることで症状が改善することは動物実験で確認されていましたが、細胞内の分子レベルで詳しい仕組みが確認されたのは初めてです。
記者会見した澤教授は、「治療の有効性を示す大変重要な結果だ。
2年から3年後には臨床研究を始めたい」と述べました。
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国公立大学2次願書受付開始
01月26日 12時30分
http://www3.nhk.or.jp/kansai-news/20150126/4804571.html
国公立大学の2次試験の願書の受け付けが始まり、大阪大学にも全国各地の受験生から願書が届いています。
国公立大学の2次試験の願書の受け付けは、26日から始まり関西2府4県では国立大学12、公立大学12のあわせて24の大学で受け付けています。
このうち大阪大学には、午前10時までに関西各地の受験生から15通の願書が届き、職員たちは封筒をひとつひとつ丁寧に開け、▼センター試験の受験番号が正確に書かれているかや▼調査書など、必要な書類が入っているかなどを確認していました。
大阪大学では新年度、11の学部で3200人余りを募集していて、去年はほぼ同じ募集人数に対し、約1万人が願書を提出しています。
文部科学省によりますと国公立大学の願書の受け付けは来月4日までで出願状況は今月30日と来月4日に中間発表される予定です。
大阪大学入試課の魚井慶太係長は、「願書の締め切り間近になるとミスが起きやすくなるので、余裕を持って提出して欲しい」と呼びかけていました。
2次試験の前期日程は2月25日から、後期日程は多くが3月の12日からの予定です。
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自己免疫疾患を回避する免疫系のシステムを解明
http://monoist.atmarkit.co.jp/mn/articles/1501/26/news029.html
大阪大学免疫学フロンティア研究センターの研究グループは、CD4陽性制御性T細胞が自己免疫反応(自己免疫疾患)を回避するため、自己に反応するCD8陽性T細胞に安定的な免疫不応答状態(アネルギー)を誘導することを明らかにした。
大阪大学免疫学フロンティア研究センターの前田優香博士、西川博嘉特任准教授、坂口志文教授らの研究グループは2014年12月19日、CD4陽性制御性T細胞が自己免疫反応(自己免疫疾患)を回避するため、自己に反応するCD8陽性T細胞に安定的な免疫不応答状態(アネルギー)を誘導することを明らかにした。
制御性T細胞は、自己に反応するT細胞の活性化を抑制することで自己免疫応答の発生を阻止するが、その抑制のメカニズムや抑制された細胞の特徴などは明らかにされていなかった。
同研究グループでは、ヒト検体を用いて制御性T細胞が自己に反応するCD8陽性T細胞を抗原刺激に不応性(アネルギー)状態にした。その結果、特徴的なフェノタイプを誘導することが明らかになり、末梢性免疫寛容での制御性T細胞の役割の重要性が明確になったという。
従来フェノタイプが不明であったアネルギー細胞が持つ特徴的なフェノタイプも明らかにし、健康人の体内に自己に反応するCD8陽性T細胞がアネルギー状態で存在し、自己免疫応答を抑制していることを同定した。
今回の研究では、制御性T細胞が自己に反応するCD8陽性T細胞にアネルギー状態を誘導し、長期間にわたる免疫寛容を成立させることが示された他、自己免疫疾患ではこれらのアネルギー状態が破綻していることが明らかにされた。これにより、制御性T細胞を用いて自己に反応するCD8陽性T細胞にアネルギー状態を付与することで、自己免疫疾患に対する新たな治療法の開発につながるという。さらに、アネルギー状態を克服する手法を開発することで、がん免疫療法など、広範な免疫治療にも応用可能だとしている。
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iPS由来の心筋細胞、心臓と一緒に拍動 阪大など確認
2015/1/26 12:23
http://www.nikkei.com/article/DGXLASDG26H1U_W5A120C1CR0000/
大阪大学の澤芳樹教授らは26日、マウスのiPS細胞から作った心筋細胞のシートをラットに移植すると、心臓の一部となり一緒に拍動することを確認したと発表した。大型放射光施設「SPring―8」(兵庫県佐用町)を使った分子レベルの解析で確かめた。
研究チームは、2〜3年後に予定する重い心不全患者を対象にした臨床研究に向けて一歩前進したと評価した。また今秋をめどに、京都大学から臨床研究に使えるヒトiPS細胞の提供を受け、心筋細胞に育てて安全性などを確かめる考えを明らかにした。
阪大は実験で、マウスのiPS細胞から作った心筋シートを心筋梗塞を起こしたラットに移植。SPring―8の放射光を当てて観察した。心筋収縮に関わるアクチンとミオシンと呼ぶたんぱく質が、心臓の収縮に合わせて動いていることが分かった。
iPS細胞から作った心筋シートを移植すると、心機能が改善することはこれまでの動物実験で分かっていたが、心臓と一緒に拍動する仕組みは詳しく証明されていなかった。澤教授は「心筋シートを治療に使うためには、シートが働くメカニズムを解明することも重要だ」と話した。
研究は国立循環器病研究センターなどと共同で実施した。
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http://www.nnn.co.jp/dainichi/knews/150127/20150127116.html
水野正好氏が死去 考古学者
2015年1月27日 19:46
講演会でのユニークな語り口で知られる、奈良大名誉教授で考古学者の水野正好(みずの・まさよし)氏が27日午前9時10分、心不全のため自宅で死去した。80歳。大阪市出身。葬儀・告別式は30日午後0時半から大阪府吹田市桃山台5の3の10、公益社千里会館で。喪主は長男聡(さとし)氏。
1957年に大阪学芸大(現大阪教育大)を卒業、滋賀県や大阪府の教育委員会、文化庁を経て、奈良大教授。1994年に奈良大学長に。大阪府文化財センター理事長も務めた。専門は古代のまじないや祭祀だが縄文時代から現代まで幅広く研究。
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http://abeno.keizai.biz/headline/1615/
あべのハルカス芸大キャンパスで展覧会「日根荘」−泉佐野の魅力伝える
2015年01月29日
あべのハルカス(大阪市阿倍野区)24階の大阪芸術大学スカイキャンパスで1月24日、展覧会「日根荘(ひねのしょう)」が始まった。主催は泉佐野市など。
1998年、寺社やため池・水路など16カ所が国史跡に指定された全国的に珍しい荘園遺跡の「日根荘遺跡」に関する絵図などを展示する同展。同市が同遺跡の魅力を発信するプロモーション事業の一環。日根荘は鎌倉時代に成立した貴族九条家領の荘園で、現在の泉佐野市のほぼ全域に匹敵する大きさだったという。2013年には日根荘の指定地を含む大木地区が「日根荘大木の農村景観」として大阪で初めて重要文化的景観に選定された。
会場に中、近世の絵図や発掘調査の出土品など、当時を解明するさまざまな歴史資料やパネルなどを展示する。
1月31日は展覧会を解説するトークショー「絵図から読み解く中世×現代」も開催する。開催時間は14時〜15時。
開館時間は11時〜18時30分。2月2日は休館。入場無料。2月4日まで。
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http://www.yomiuri.co.jp/local/osaka/news/20150126-OYTNT50505.html?from=yartcl_blist
五重塔 大工視点で描く
2015年01月27日
◇枚方・吉岡さん、全国23か所の外観・断面 精密に 「匠の技 後世に」図集寄贈へ
枚方市の元大工、吉岡正見さん(76)が、引退後に描きためてきた全国23か所の五重塔の精密な外観・断面図を集めた図集が完成し、2月、ゆかりの施設に寄贈される。先人が心血を注いだ塔に魅せられ、幼少からの画才と大工としての経験を生かし、柱の一本に至るまで手描きした労作。「匠の技を、わかりやすく知ってもらう機会になればうれしい」と話している。(広瀬毅)
吉岡さんは社寺建築や住宅を手がけてきた。「子供の頃は挿絵師になりたかった」というほど絵が好きで、2008年の大工引退後は「いにしえから続く技を後世に伝えたい」と、国宝や重要文化財に指定されている全国の五重塔をペンで描く作業に打ち込んできた。
描くのは自宅の工房で行うが、忠実に再現するために、国立国会図書館関西館や京都府庁などで関連資料を集める一方、現地に足を運んで僧侶や神職らに話を聞き、修理の報告書や写真にまで目を通したという。
できあがった図は、右半分が外観、左半分が断面で構成され、吉岡さんのスケッチや自ら調べた創建の由来、修理の概要、高さなども記されている。
各塔の図は完成するたびに、各社寺に奉納。塔のそばにその図を掲げる東寺(京都市)の庶務部長橋詰政弘さん(62)は「大勢の参拝者に、木材を組んだ内部の構造まで詳しく説明でき、ありがたい」と、その出来栄えを高く評価する。
吉岡さんは、昨年までに全国の主要な五重塔をほとんど描いたため、このたび、各塔の図を、すべて100分の1の大きさにそろえて印刷し、1枚の図(縦64センチ、横6メートル)に創建年代順に並べた。
7世紀の法隆寺(奈良県斑鳩町)から始まり、明治時代の善通寺(香川県善通寺市)で締めくくっている。
この図集が、以前、吉岡さんが奉納した羽黒山五重塔(山形県鶴岡市)の関係者の紹介で、2月、同市の「市いでは文化記念館」に寄贈されることになった。同館学芸員の日向理恵さん(36)は「ほかの五重塔と比較できるよう、写真と一緒に展示したい」と、期待する。図集は、ほかにも寄贈する計画があるという。
吉岡さんは「塔の歴史を学ぶことで人とのつながりができ、第二の人生も豊かになった。寄贈はその恩返し。多くのみなさんに、ぜひ見ていただきたい」と話している。
2015年01月27日
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理化学研究所:新センター長に浜田博司大阪大特別教授内定
毎日新聞 2015年01月29日
http://mainichi.jp/select/news/20150130k0000m040033000c.html
理化学研究所は29日、STAP細胞論文の不正問題で再編された神戸市の「多細胞システム形成研究センター」(旧発生・再生科学総合研究センター)の新センター長に、浜田博司・大阪大特別教授(64)を内定したと発表した。4月1日に就任する。前センター長の竹市雅俊氏が昨年11月に特別顧問に退き、後任を国内外で探していた。
浜田特別教授は、左右対称の哺乳類の受精卵から非対称の体が作られる仕組みを解明し、大阪科学賞や慶応医学賞などを受賞。「基礎研究と応用研究のバランスを考慮した活動、ガバナンスの強化などに精いっぱい取り組みたい」とするコメントを出した。【斎藤広子】
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「堺市博物館で映像投影イベントを」 映像クリエイター村松さんが市長に提案
2015.1.30
http://www.sankei.com/west/news/150130/wst1501300036-n1.html
http://www.sankei.com/west/news/150130/wst1501300036-n2.html
堺市南区出身の映像クリエーター、村松亮太郎さん(43)が竹山修身市長を表敬訪問し、百舌鳥(もず)・古市古墳群の世界遺産登録に向けて「堺の歴史や文化を盛り込んだ映像作品をつくり、市博物館(堺区)を舞台にした投影イベントを開催したい」と提案した。
村松さんは18歳まで堺で暮らし、海外留学から帰国後、映画監督や俳優として活動しながら、建築物に立体映像を投影して空間を演出する3Dプロジェクションマッピングなどを独学で学んだ。
平成24年12月に東京駅丸の内駅舎で開催したイベントは3日間で約23万人を動員。このほか東京国立博物館やTOKYOガンダムプロジェクトで空間演出を手がけ、山下達郎のミュージックビデオ、NHK大河ドラマ「軍師官兵衛」のタイトルバック制作など幅広い分野で活躍している。
竹山市長から「今年は百舌鳥・古市古墳群の世界遺産登録の国内推薦がかかった重要な年」と説明を受けた村松さんは協力を約束。「堺は私のルーツ。子供たちと一緒に地元の歴史や文化についてアイデアを出し合い、子供たちの心の中に残り、世界に発信できる作品をつくりたい」と構想を語り、竹山市長も「ぜひ実現しましょう」と述べ、握手を交わした。
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ニサンザイ古墳で珍しい木製品
01月31日
http://www3.nhk.or.jp/kansai-news/20150131/5083761.html
大阪・堺市にある「ニサンザイ古墳」から、古代の権力者が使った「日よけ」をかたどった珍しい埴輪の一部とみられる木製品が見つかりました。
5世紀後半に造られた前方後円墳、「ニサンザイ古墳」の周りの堀で堺市が発掘調査を行ったところ、長さ79センチ、幅14センチの細長い形をしたものなど、5つの木製品が見つかりました。
堺市によりますと、特徴的な形や、両面に模様が施されていることなどから、当時の権力者が使った「日よけ」をかたどった埴輪の一部とみられるということです。
この種類の埴輪は、粘土で作られたものはほかの古墳でも多く見つかっていますが、まとまった大きさの木製のものが出土するのは極めて珍しいということです。
堺市文化財課の海邉博史学芸員は、「木の埴輪は傷みやすく、状態のいいものが見つかるのは珍しい。
この古墳のほかの場所では、木の小さな破片が見つかっていて、墳丘全体に埴輪を並べて祭りが行われたのではないか」と話しています。
今回の調査では、このほか、古墳が造られた当初の墳丘のすその部分が新たに見つかり、古墳の全長は、これまで考えられてきた全国8番目の290メートルよりも10メートル長い300メートルで、全国7番目となることが確認されたということです。
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しんどい!、だるい!、そんなのできへん!、私には無理!
兄ちゃん!。兄ちゃん!、兄ちゃん!、兄ちゃん!
生活保護と、内密に4人の実の兄達の援助で楽々と暮らす。
昭和45年4月5日生の女 大阪市港億池島の育ち 中絶3回も!!している。
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大阪大、薬剤シートで心機能改善 治験実施へ
2015年1月30日 10:31
http://www.nnn.co.jp/dainichi/knews/150130/20150130049.html
血液を固まりにくくする薬として開発された化合物が心臓の働きを改善させるとして、大阪大はこの化合物を含むシートを心不全患者の心臓にはって効果や安全性を確かめる臨床試験(治験)を6月から始める。大阪大(大阪府吹田市)のチームが30日、記者会見して正式に明らかにした。
大阪大によると、血液の成分を固まりにくくする抗血小板薬のために作られた化合物「ONO1301」に、心筋や血管の再生を促す効果があることが判明。この化合物をもとに「YS1402」という薬剤が開発された。
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超臨界流体で多成分の一斉分析が可能な高速全自動システム-島津製作所など
http://news.mynavi.jp/news/2015/01/29/095/
大阪大学(阪大)と島津製作所、神戸大学、宮崎県総合農業試験場は1月27日、超臨界流体技術を用いて、多成分の一斉分析を全自動かつ高速に行う画期的な分析システムを開発したと発表した。
同成果は、同大大学院 工学研究科の馬場健史准教授、島津製作所 分析計測事業部の冨田眞巳部長、神戸大学大学院 医学研究科の吉田優准教授、宮崎県 総合農業試験場の安藤孝部長らによるもの。詳細は、3月8日(現地時間)から米国ニューオーリンズで開催される「Pittcon 2015 Conference & Expo」にて発表される。
従来、食品や血液などの複雑で多くの成分を含む物質を分析する前には、分離や精製といった熟練を要する前処理を人手で行う必要があったため、人為ミスによる回収率の低下や結果のばらつきが発生していた。また、この前処理工程において、空気に触れることで成分が酸化や分解してしまうこともあり、正確な測定が困難になる場合があった。
今回、大阪大学と島津製作所が中心となり、超臨界流体ガスクロマトグラフィ(SFC)装置の開発に取り組み、SFCにおいて重要となる高精度の圧力制御装置を開発した。さらに、並行して、島津製作所、大阪大学、宮崎県が中心となり、超臨界流体抽出(SFE)装置の開発に取り組み、試料の吸着、脱水などのための担体や液体試料の導入技術、多検体に対応したシステム開発を行った。また、SFCとSFEを接続した装置のプロトタイプ機を構築し、大阪大学、宮崎県、神戸大学においてシステムの検証実験を行い、そこで発生した問題の解決に取り組むことで、完成度を高め、装置を製品化した。加えて、装置開発に先行して、大阪大学、神戸大学、宮崎県ではSFC-質量分析(SFC-MS)、およびSFEの技術開発に取り組み、農薬や血液成分のプロファイリングに向けた分析条件や抽出条件、化合物ライブラリを構築した。
さらに、最終的にSFEとSFC-MSのオンライン化(自動化)技術に取り組み、標準試料および実試料(農産物・食品・血液)を用いてシステムの検証を実施した。そして、残留農薬分析や臨床検査における実用的な利用を目指して、多検体のハイスループット解析が可能な超臨界流体抽出分離オンラインシステムを構築したという。
なお、これら開発した分析システムでは、最大48検体に対し、有機溶媒の使用量を削減するとともに、不安定な試料であっても、熟練の技術を要さずに前処理、分離および検出を高感度・高速かつ自動で行える。例えば、食品中の残留農薬の分析では、従来は攪拌や遠心分離などで約35分かかっていた前処理を5分に短縮できるのに加え、有機溶媒の使用量をおよそ1/10に削減することができ、これまで複数の装置が必要だった分析も、この分析システムだけで約500種類の成分を一斉に測定することができるとしている。
研究グループでは、今回の成果が、バイオマーカーの探索による超早期診断やテーラーメイド医療(臨床分野)、薬効分析・毒性評価(創薬分野)、食品中の栄養・機能成分の研究(食品分野)などで活用されるのを期待するとコメントしている。
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心臓に貼り薬、血管の再生促す 大阪大が6月から治験
野中良祐
2015年1月31日14時02
http://www.asahi.com/articles/ASH1Z45GXH1ZPLBJ004.html
大阪大学は30日、重い心不全の患者に、薬を使って心臓の血管再生を促す治験を6月から始めると発表した。傷んだ組織などを再生させる治療に、薬を用いる初めての試みだという。
阪大の澤芳樹教授(心臓血管外科)らによると、治験に使うのは、血液が固まるのを防ぐ飲み薬として1990年代に途中まで開発された薬。下痢などの副作用が出るため、製品化は見送られていた。
研究チームは、この薬が細胞に作用して血管を新たに作り出す効果に着目。薬を少しずつ放出するように加工してシートを作り、ミニブタの心臓に貼り付けたところ、血流量が約2割増えた。薬の効果はシートを貼った患部周辺に限られるため、副作用も生じないという。
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大阪バイオ研、3月解散へ 大阪市が補助金打ち切り 理研に譲渡
2015.2.3
http://www.sankei.com/west/news/150203/wst1502030064-n1.html
大阪市などが出資する公益財団法人「大阪バイオサイエンス研究所」(OBI、大阪府吹田市)が3月末で解散することが3日、OBIや大阪市への取材でわかった。人件費などにあてていた大阪市からの補助金が今年度で打ち切りとなり、存続できなくなった。大阪市が所有する土地と建物は理化学研究所(埼玉県和光市)に無償譲渡されるが、約30年にわたって生命科学分野で世界的業績を残した研究機関は姿を消す。
OBIは大阪市制100周年を記念し、同市や企業が出資する形で昭和62年に設立。脳科学や神経の研究を中心に手がけ、ネイチャーなどの科学誌に多数の論文が掲載されている。研究費は国などの補助金で、人件費や施設管理費は大阪市の補助金で賄(まかな)ってきた。
だが、橋下徹市長が24年に打ち出した市政改革プランで、「自治体が運営を助成する必要がない」として、26年度限りでの補助金廃止を決定。23年度は6億2千万円だったが、24年度4億7千万円▽25年度3億2千万円▽26年度1億7千万円−と段階的に削減してきた。
大阪市とOBIは、大学や研究機関に支援を依頼したが不調に終わり、OBIは今年1月の理事会で存続を断念したという。一時約60人いた研究員は現在13人まで減り、解散後は大学などに移って研究を続ける。
市がOBIの研究を引き継ぐ譲渡先を探し、理研が名乗りをあげた。理研が負担することになる施設の維持・管理費が年数億円に上ることを考慮し、無償での譲渡が決まった。同市の担当者は「OBIの研究成果が無にならないよう、理研に継承してもらいたい」と話した
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大阪大、論文27本を予備調査 ネットでの不正疑惑指摘で
2015年2月2日 17:16
http://www.nnn.co.jp/dainichi/knews/150202/20150202084.html
複数の大学の生命科学系論文約80本で、似た画像が使われるなど不正の疑いがインターネット上で指摘された問題で、大阪大は2日、関係する論文27本について、予備調査を1月末から始めたと明らかにした。実施期間は60日以内。
大阪大は「不正の疑いが本当に出てきた場合には、新たに本調査を実施する」としている。
大阪大は1月上旬にネット上の指摘を把握し、内部で事実確認を開始。明らかに不正の疑いがないと判断できた論文もあったが、データなどが残っていない論文もあり、さらに確認しようと予備調査の実施を決めた。
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アルツハイマー病の研究成果
02月03日 07時10分
http://www3.nhk.or.jp/kansai-news/20150203/5137611.html
脳の細胞にある特定のたんぱく質がアルツハイマー病の原因とされる物質と結合し脳内に放出されるのを防ぐ詳しい仕組みを、大阪大学のグループが明らかにしました。
予防や治療につながる可能性があるとして注目されています。
認知症患者の半数以上を占めるアルツハイマー病は、「アミロイドベータ」という物質が脳に蓄積し、神経細胞が壊れることで起きるとされています。
「大阪大学蛋白質研究所」の高木淳一教授などのグループは、これまでに、脳の神経細胞の中にある「sorLA」というたんぱく質が、原因物質の「アミロイドベータ」に結合して脳内への放出を防ぐことを突き止め、その際の立体構造を分析しました。
その結果、「sorLA」というたんぱく質は輪のような構造をしていて、その内側にある特定の場所にアミロイドベータが結合するという詳しい仕組みがわかったということです。
これにより、原因物質どうしが結びついて病気を起こすのを防ぎ、原因物質はやがて分解されていくと考えられるということです。
高木教授は、「原因物質の働きを止めることが立体構造からも裏付けられ、予防や治療につながる可能性がある」と話しています。
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イトカワ微粒子見て
2015年02月04日
http://www.yomiuri.co.jp/local/osaka/news/20150203-OYTNT50520.html
◇5日から大阪市立科学館
宇宙航空研究開発機構(JAXA(ジャクサ))の探査機「はやぶさ」が小惑星イトカワで採取した微粒子が、大阪市立科学館(北区中之島)で5日から22日まで展示される。月より遠い天体から人類史上初めて地球に持ち帰ることに成功した試料で、関西では初公開。
はやぶさは2003年に打ち上げられ、05年にイトカワに到着。燃料漏れなどのトラブルを乗り越え、10年に奇跡的に地球に戻った。帰還したカプセルには、イトカワへの着陸時に舞い上がったとみられる微粒子2000個程度が入っていた。国内外の研究機関が分析し、小惑星やいん石の成り立ちの重要な手がかりが得られている。
今回出展されるのは長さ0・055ミリの1個。主成分は、地球のマントルと同じ成分の「かんらん石」で、特有のオリーブ色を顕微鏡で観察できる。
このほか豪州の砂漠に落下したカプセルを探す際に、地上に設置されたアンテナ(高さ約3メートル)や、微粒子と似た成分のいん石の実物、カプセルのレプリカも展示する予定。同館は「宇宙から持ち帰った実物を見て、宇宙は遠くない時代になったことを感じてもらえれば」と話している。
2015年02月04日
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脳死からの臓器提供訓練
02月04日 21時05分
http://www3.nhk.or.jp/kansai-news/20150204/5190451.html
脳死となった患者が臓器を提供する際の対応を確認する訓練が、大阪・吹田市の国立循環器病研究センターで行われました。
訓練は、重い脳の病気で治療を受けていた50代の男性患者が脳死状態になり、本人が書面で臓器提供の意思を示していたうえ、家族が同意したという想定で行われ、医師や看護師など約80人が参加しました。
医師は、患者に見立てた人形の目に光を当てて反応を確かめたり、自発的に呼吸しているかを確認したりして、脳死を判定するひとつひとつの検査を行いました。
また、臓器を摘出するため、移植を行う病院から訪れた医師を案内したり、臓器の状態を確かめたりする場面も訓練が行われ、参加者が手順を確認していました。
臓器移植法に基づく脳死段階での臓器提供は全国で300例以上行われ、国立循環器病研究センターでは65例の心臓移植の手術が行われましたが、センターでは脳死からの臓器提供は行われていないということです。
臓器・組織提供対策室の豊田一則室長は、「家族の方などに適切に接することができるよう、訓練や勉強会を通じて対応力を高めていきたい」と話しています。
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「動体視力」低下を解明、阪大 老化による網膜変化
2015年2月6日 2:00
http://www.nnn.co.jp/dainichi/knews/150206/20150206007.html
動いているものを識別する「動体視力」が低下する原因を大阪大蛋白質研究所の古川貴久教授のチームがマウスで突き止め、5日付の米科学誌電子版に発表した。
網膜で神経細胞同士が情報をやりとりする接合部(シナプス)の位置が、老化に伴い本来とは異なる位置に変わることが低下の一因としている。
チームは「運転能力の低下につながる高齢ドライバーの動体視力低下のメカニズム解明に役立つ。視覚機能をできるだけ維持できるよう研究を進めたい」とした。
古川教授らは、網膜に多くある「4・1Gタンパク質」が欠けたマウスを分析。網膜が老化した状態に似ていることが分かった。
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たんぱく質不足 動体視力低下
02月06日 07時50分
http://www3.nhk.or.jp/kansai-news/20150206/5232821.html
目の網膜にある特定のたんぱく質が不足すると神経の細胞が正常な場所で結合せず、動くものを見る「動体視力」が低下することを大阪大学の研究グループが明らかにしました。
目に入った光を情報に変えて脳に送る役割を持つ網膜では、神経の細胞どうしが結合する「シナプス」という部分が特定の層にできますがその詳しい仕組みや働きは分かっていませんでした。
「大阪大学蛋白質研究所」の古川貴久教授などのグループが、網膜の中に多くある「4.1G」と呼ばれるたんぱく質に注目し働きを調べると、神経の結合部分「シナプス」が網膜の特定の層にできるようにして、動体視力を保っていることが分かりました。
「4.1G」をなくしたマウスではシナプスがばらばらの場所にでき動体視力は大幅に低下したということです。
シナプスがばらばらの場所にできる現象は高齢者でも確認され、加齢に伴う動体視力の低下と関係しているとみられるということです。
古川教授は、「視力が低下した高齢者による危険な運転が問題になっているが、今後、予防や治療につながる可能性がある」と話しています。
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菜の花忌でシンポジウム
02月07日 19時07分
http://www3.nhk.or.jp/kansai-news/20150207/5215661.html
19年前に亡くなった作家の司馬遼太郎さんをしのぶ「菜の花忌」が7日、NHK大阪ホールで開かれました。
「菜の花忌」は司馬遼太郎さんが好きだった菜の花にちなんで司馬さんの命日となる2月12日の前後に毎年開かれている集いで、会場のNHK大阪ホールには1400人が集まりました。
はじめに「司馬遼太郎賞」の授賞式が行われ、作家の伊集院静さんらに記念品などが手渡されました。
続いて、400年前、豊臣と徳川の軍勢が戦った「大坂の陣」を描いた司馬さんの小説「城塞」をテーマにシンポジウムが行われました。
建築家の安藤忠雄さんは、屋根瓦が金ぱくで覆われていたという当時の大阪城のイメージのスケッチを披露し、「徳川家康は、力で押しても攻められないと考えて謀略で長い時間をかけて、勝負した」と説明しました。
また、女優の杏さんは、豊臣秀吉の側室だった淀殿が息子の秀頼を守って徳川家康の謀略にのったと描かれていることについて、「息子に華々しく死にに行ってくださいと送り出せなかったことは、1人の女性として見ると、納得できる。」と話し、集まった人たちは様々な視点の話を熱心に聞いていました。
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われら“生けメン”! ビジネスマンに人気の華道教室、秘伝を家元が「講義」
http://www.sankei.com/west/news/150211/wst1502110034-n1.html
女性のたしなみというイメージが強かった生け花を学ぶ男性が増えている。伝統文化への関心に加え、絶えず変化する草花の姿から「仕事に通じるヒントも学べる」と、大阪市内の教室にはビジネスマンや経営者が次々入門。男性向けの指導を充実させるなど教室側も知恵を絞っている。
静かな教室に、はさみを動かす音が響く。黙々と花に向き合う参加者には、仕事帰りとおぼしきネクタイ姿の男性も。講師は、“イケメン華道家”としてテレビにも出演している未生流笹岡の笹岡隆甫家元だ。
日本生活文化推進協議会(大阪市)は、華道を男性のたしなみにもしたいと、2カ月に1度教室を開催。最近は男女がほぼ半々だ。
取材した当日の教材は、早春の花であるツバキ、ユキヤナギ、菜の花の組み合わせ。家元の図を再現しようと、まるでプラモデルを組み立てるように熱中する男性もいた中、笹岡家元は「基本の型から学ぶのは先人の知恵。基本を体験した後は、『型破り』の作品で新たな美の基準をつくることが目標です」と、一人一人手ほどきして回った。
生け花は流派にもよるが、師範の手本を真似ることを繰り返し、基本の型を身につけるのが一般的だ。
http://www.sankei.com/west/news/150211/wst1502110034-n2.html
だが、笹岡家元は「忙しいビジネスマンでも学べるように」と、生け花の基本を短時間で理解、習得できるよう工夫した。男性は習い事でも理屈から入りたがる傾向があるが、流派に伝わる「伝書」を元に論理的に講義。花の長さや配置は図に書いて解説している。
通い続けている理美容品メーカー、タカラベルモントの吉川秀隆会長兼社長は「仕事から離れ、心が安らぐ時間。それでも日々変化する花から、ビジネスでも新しい発見が得られる」と生け花の魅力を話す。初めて参加した40代の男性会社役員は「男性で生け花に挑戦できるとは思っていなかった」と感慨深げだ。
未生流笹岡の教室でも男性はまだ1割ほどだが、笹岡家元は「上を向いて咲く花と向き合うことで、自らを振り返り、生き方を学ぶことができる」と、男性にも生け花の魅力を伝えていきたいと話している。
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江坂に移転し復活 中津の文化拠点ピエロハーバー
2015年2月14日
http://www.nnn.co.jp/dainichi/news/150214/20150214034.html
大阪市北区の国道176号・中津高架橋の耐震化工事計画に伴い、高架下の拠点から立ち退いた「中津芸術村ピエロハーバー」が吹田市江坂町3丁目に拠点を移し、「えさか芸術文化館ピエロハーバー」として活動を再開した。毎週金曜〜日曜日に演劇や歌謡などのステージを上演。『昭和』のぬくもりのある地域文化拠点を目指している。
ピエロハーバーは、元俳優の仲風見さん(67)が創立した文化拠点。主宰するアマチュア劇団「ステージSS雑貨団」(80人)のパフォーマンスを中心に、中津高架下で10年間にわたって演劇、ダンス、舞踏、プラフープなど芸術のステージを展開してきた。
昨年10月に中津を引き上げてから、仲さんらは拠点探しに奔走。ステージが設置できる広さを条件にしていたため拠点探しは難航していた。
新たな拠点は地下鉄御堂筋線の江坂駅から徒歩7分の老舗うどん店跡。「地域活性化のために活用してもらえるなら」と家主が賃借し、1月26日にオープンにこぎ着けた。
機能を特化
「えさか芸術文化館ピエロハーバー」は木造3階建て延べ約390平方メートル。1450平方メートルと広大だった中津に比べて小規模となったことから、劇場や貸しスタジオをなくし、ステージ、カフェ、劇団の稽古場の機能に特化した。
1階カフェはベンガラ色の壁と青い天井で中国新疆ウイグル自治区ウルムチの飲食店のような雰囲気を醸し出す。
ピエロハーバーを運営するワン・ワールド・ジャパンの山口かおるさん(38)は「文化は人と人が触れ合って生まれてくるもの。飲んだり食べたりしながらパフォーマンスを楽しんでもらいたい」と呼び掛ける。
高齢者サロンも
「江坂はビジネスマンと昔から住んでいる人が入り交じった開放的な雰囲気がある。至る所で芸術が根付いているような感じがする」と山口さん。地域の交流拠点として住民から親しまれていた中津時代と同様に、江坂でもいかに地域に溶け込むかがテーマだ。
そのため、地域の高齢者サロンとしての役割も想定。昭和歌謡を中心としたショーの練習にも励んでいる。
仲さんは「高齢者が対話できる場所があってもいい。駐車場を新設したので、車で来てカラオケ大会を楽しむこともできる」と話す。
近くで会社を経営する高垣直史さん(48)は「江坂という地域に受け入れられるまでに時間はかかると思うが、舞台に立ってみたいという近隣の女性もいる。地域の交流の場になればおもしろい」と期待する。
仲さんは「多様な世代の個性がひとつの話題や楽しさを共有した『昭和』の良さを大切にしながら、広く文化を発信する場にしていきたい」と話している。
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阪大300人AO入試枠…17年度、定員の1割
2015年02月14日
http://www.yomiuri.co.jp/osaka/news/20150214-OYO1T50024.html?from=oycont_top_txt
大阪大は2017年度入試から、全学部でAO型入試を導入する。募集枠は300人を超える予定で、入学定員(約3200人)の1割程度に相当。国公立大では有数の規模となる。導入に伴い、ユニークな学生獲得のために実施している2次試験の後期日程は廃止する。
新入試は「世界適塾入試」と命名。適塾は、江戸時代末期に医師の緒方洪庵が大阪に開いた私塾で、阪大は医学部の前身と位置付けている。福沢諭吉ら日本の近代化に尽力した人材が集った適塾にならい、意欲や能力の高い学生を迎え入れて、世界へ飛躍する人材の育成をはかる。
学力は大学入試センター試験でみるが、ボランティア活動などの課外経験やクラブ活動、課題研究の実績を重視し、校長の推薦や英語検定試験の点数も参考にする方針だ。
主な募集対象として、先進的な科学、国際教育に取り組む「スーパーサイエンスハイスクール」(SSH)や「スーパーグローバルハイスクール」(SGH)の生徒を想定。現在、高校側と意見交換しながら新入試の選抜方法を検討している。
入試制度改革を担当する東島清・副学長は「新入試では、ある程度まとまった学生数を確保しないと、従来型の入試で選抜された学生らに刺激を与えられない。将来はさらに多くの学生をAO型入試で獲得することも検討したい」と話す。
AO型入試 書類審査や面接、作文などで受験生の適性や意欲を総合的に判断し、合否を決める入試法。AOは、米国の大学で入試を担当する「アドミッション・オフィス(入学事務室)」の略。慶応大が1990年に導入し、私立大学を中心に広がった。
東大・京大は条件が厳しく枠も少数
志願者の意欲や卓越した能力を選抜材料とする入試は、東北大と九州大が2000年度入試に導入して以降、全国の国公立大でも実施されている。京都大は16年度からAO型を、東京大も同年度から推薦入試を始める予定だ。
ただし、選抜条件が厳しいものもあり、受験する側からは戸惑いの声も上がる。
京大と東大の募集枠は、入学定員の3%程度の100人と少ない。高度な学力も求めており、東大法学部は高校の成績上位5%以内を推薦条件とする。京大教育学部は、統計資料や省庁の指針を分析して論文を書かせる試験を行う予定だ。
京大が昨年末に事前公表した理学部の数学の例題を検討した大阪府立高校(SSH)の校長は「解けるのはうちでも1人いるかどうか。冒険的すぎる受験で、生徒たちにはあまり勧められない」と漏らす。
2015年02月14日
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阪大、レーザーを使った実験で超新星爆発の磁場を作れることを証明
http://www.zaikei.co.jp/article/20150212/235241.html
大阪大学の坂和洋一准教授・高部英明教授らによる研究グループは、米国の大型レーザー「OMEGA」を使って宇宙の極限でしか実現しない秒速1千キロを越える対向する2つの超高速プラズマ流を生成し、磁場不安定性によって乱流磁場が作られて行く様子を実験で観測することに成功した。
重い恒星がその一生を終えるときにおきる超新星爆発では、秒速2千〜3千キロでプラズマが吹き出し、球状の衝撃波を作る。これまでに、2つの対向する高速のプラズマ流があれば、プラズマ中に磁気不安定が起こり、強い乱流磁場が発生し、この磁場の影響で衝撃波が作られることが計算機シミュレーションで示されていた。
今回の研究では、向かい合った2枚のターゲットに「OMEGA」レーザーを照射することで対向する2つの高プラズマ流を生成し、同時に別のターゲットにレーザーを当てて核融合反応を起こした。そして、核反応で作られた高速の陽子をプラズマ中に通して、磁場の空間構造を測定した。
その結果、プラズマ流の相互作用によって時間と共に磁気不安定が成長し、構造が大きくなりながら強くなる磁場が作られていく様子が観測され、計算機シミュレーションと実験結果を比較したところ、衝撃波を作るためには「OMEGA」レーザーではエネルギーが不十分であり、今後行われる世界最大のレーザー「NIF」を使った実験であれば磁場乱流が衝撃波を作ることが明らかになった。
2014年の秋に「NIF」レーザー実験が開始されており、今後、衝撃波の生成を詳しく観測することが期待されている。
なお、この内容は「Nature-Physics」に掲載された。
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小籔さんら5人受賞 「咲くやこの花賞」贈呈式
2015年2月10日
http://www.nnn.co.jp/dainichi/news/150210/20150210029.html
浪速文化の振興と発展に寄与すると見込まれ、大阪を中心に活動している人材に贈られる2014年度「咲くやこの花賞」の贈呈式が9日、大阪市北区の大阪市中央公会堂で行われた。
同賞は1983年から始まり5部門で構成。対象年齢はおおむね40歳以下で、受賞者は5人以内。本年度の受賞者は、美術部門で現代美術の瀧弘子さん(26)、音楽部門はハープの福井麻衣さん、演劇・舞踊部門は文楽・三味線の鶴沢清志郎さん(40)、大衆芸能部門は吉本新喜劇の小籔千豊さん(41)、文芸その他部門は映画監督の山下敦弘さん(38)がそれぞれ選ばれた。
贈呈式では、受賞者に賞状とトロフィーが授与された後、映像や実演により活動を紹介。インタビューでは山下監督が今週末公開の最新作「味園ユニバース」の予告編を映しながら「大阪芸大を卒業後、新世界に住んで映画を作り続けた。でも大阪を舞台にした映画は今回が初めて。僕の中での区切りです」と感慨深げ。
吉本新喜劇座長で、普段は毒舌トークで知られる小籔さんは直立不動でマイクを握り、「今の自分があるのは50年間新喜劇を守り続けた諸先輩のお陰。50年後の後輩に“小籔のおかげで今の自分がある”と言ってもらえるよう頑張る」と言葉を詰まらせた。
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http://www.riken.jp/pr/topics/2015/20150213_1/
「『公益財団法人大阪バイオサイエンス研究所の継承にかかる協定』を締結」(大阪市報道発表)を受けて本日の大阪市報道発表のとおり、理化学研究所と大阪市、国立大学法人大阪大学及び公益財団法人大阪バイオサイエンス研究所は、協定書を締結しました。
この協定のもと、理研は、大阪市所有の土地・建物等、大阪大学の建物等を無償譲渡され、大阪バイオサイエンス研究所の残余財産の贈与を受けることとなりました。
大阪バイオサイエンス研究所は、昭和62年の創立以来、生命科学分野において数々の独創性あふれる成果をあげてこられました。大阪バイオサイエンス研究所及び大阪大学にかかる貴重な財産を理化学研究所が受け継ぐことは、大変な栄誉であり、大阪市、大阪大学、大阪バイオサイエンス研究所をはじめ、関係の皆様のご高配に心より感謝申し上げます。
理研は大阪バイオサイエンス研究所が実践された最高水準の研究への取り組みに深く敬意を表し、受け継いだ研究施設等は、有効に活用し、引き続き世界最高水準の研究を推進していきたいと考えております。今後とも地域ならびに関係機関との一層の連携に努め、我が国のみならず世界の科学技術の発展に貢献して参ります。
詳細は大阪市のホームページをご覧ください。
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デジタル学習支援システム 阪大などが新開発
http://eduon.jp/news/universities/20150212-005841.html
大阪大学のサイバーメディアセンターなどはデジタル教材の新たな支援システムを開発した。
新システムは「ウェブ・オーシーエム・ネクスト」。阪大のほか北大、東北大、九大などが連携して開発した。新システムは、決まった形式に従ってパソコンを操作すれば、問題文や画像などの編集・作成ができる。時間・場所に縛られず、ウェブ環境さえ整えば、勉強できる利点もある。システムに不慣れな教師でも簡単に独自教材を作れるため、個人の学習状況に応じたきめ細やかな指導ができると期待されている。 - See more at: http://www.shijyukukai.jp/2015/02/6771#sthash.PByag1ZF.dpuf
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素顔のお雛様 枚方で和紙人形展
2015年02月15日
http://www.yomiuri.co.jp/local/osaka/news/20150215-OYTNT50006.html
和紙でできた色とりどりの雛(ひな)人形が並ぶ作品展が、枚方市堤町の市立枚方宿鍵屋資料館で開かれている。3月27日まで。
地元の和紙人形作家で、5年前に亡くなった河本二三(ふみ)子さんが手がけた7段飾りの「あかね雛十五人揃」や、雛祭りの夜、人形が思い思いにくつろぐ姿を表した「真夜中のお雛様」、桜をめでる「春爛漫(らんまん)うかれ雛」など5点を披露。一体20センチほどの人形に見入った市内の主婦森啓子さん(76)は「普通のお雛様にはない、生き生きとした動きが楽しいですね」と話していた。
河本さんの教え子3人の作品約10点も、15日からあわせて展示する。期間中は、雛祭りにちなんだ特製御膳(2160円、3人以上で要予約)も味わえる。午前9時30分〜午後5時。火曜休館。入館料は大人200円、小中学生100円。問い合わせは、枚方宿鍵屋資料館(072・843・5128)へ。
2015年02月15日
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循環器病センターが新部署 分子レベルで病気解明へ
2015年2月16日 17:57
http://www.nnn.co.jp/dainichi/knews/150216/20150216095.html
国立循環器病研究センター(大阪府吹田市)は16日、心臓や血管の病気で生じる体内の変化を分子レベルで調べ、治療や診断に役立てる「創薬オミックス解析センター」を設置し、4月から本格稼働させると発表した。個人差に応じたオーダーメード医療にもつなげたいとしている。
遺伝子やタンパク質、代謝で生まれる物質などを分子レベルで詳しく調べることを「オミックス解析」と呼ぶ。記者会見した南野直人創薬オミックス解析センター長は「細かい情報を蓄積し、多層的に病気を分析したい」と話した。
最新の解析機器などを使い、患者約5千人が同意の上で提供した血液や組織を分析する。
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阪大が合格者番号掲示を復活へ
02月16日 07時01分
http://www3.nhk.or.jp/kansai-news/20150216/5436771.html
大阪大学は、入学試験の合格者に喜びを実感してもらおうと、10年前から取りやめていた、受験番号をキャンパスに掲示する合格発表を復活させることになりました。
大阪大学では、以前、入学試験の合格者の受験番号をキャンパスに掲示する合格発表を行っていましたが、インターネットの普及により、大学のホームページに受験番号を掲載するなどの方法に切り替え、キャンパスでの掲示は10年前を最後に取りやめていました。
大阪大学は、合格者にこれから通う大学で喜びを実感し、意欲を高めてもらおうと、来月行われる合格発表でキャンパスでの掲示を復活させることになりました。合格発表は前期日程が来月9日、後期日程が来月22日で、いずれも午前9時に、大阪大学吹田キャンパスで合格者の受験番号を書いた掲示板の幕が外されます。
ホームページや郵送で結果を知らせる発表も引き続き行うということです。大阪大学は、「ぜひキャンパスに足を運び、春からの新生活に胸をふくらませてほしい」としています。
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ボツリヌス菌毒素の侵入解明 中毒治療に期待、大阪大と理研
2015年2月17日 19:44
http://www.nnn.co.jp/dainichi/knews/150217/20150217110.html
食中毒などを起こすボツリヌス菌の毒素が体内に侵入する仕組みを、大阪大と理化学研究所統合生命医科学研究センター(横浜市)のチームが解明し、17日付の英科学誌電子版に発表した。
腸内の免疫に関わる細胞が通り道になっていた。治療法の研究に役立つことが期待できるとしている。ボツリヌス菌が作り出す毒素が腸から吸収され、中毒症状が起きることは知られていたが、詳しい経路は不明だった。
藤永由佳子大阪大特任教授(細菌学)によると、ボツリヌス菌の食中毒は、全身の筋肉まひで呼吸困難になり、治療をしないと高確率で死亡する。生物兵器としてテロに使われる危険性も指摘されている。
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大阪市中心部に新キャンパス 統合目指す府立大、市立大が構想 学生数は神戸大並みに
2015.2.23
http://www.sankei.com/west/news/150223/wst1502230041-n1.html
大阪府立大と市立大は23日、大阪市内で会合を開き、両大学を統合し、市内中心部にキャンパスを新設する基本構想を策定した。
両大学によると、統合時期は未定だが、学生数は約1万6千人と、神戸大並みになる。国際交流の拠点として大阪市内に「グローバルキャンパス」を新設するとしており、場所はJR大阪駅北側の再開発地域「うめきた」2期区域を想定している。
構想では、両大学の強みを生かし、少子高齢化による課題の解決や、人材育成に貢献すると明記。学校経営や教育行政について学ぶ社会人向け大学院のコース新設も盛り込んだ。
両大学の統合をめぐっては、橋下徹大阪市長は当初平成28年4月の統合を目指していたが、25年に市議会が関連議案を否決し、その後、府市ともに断念した。26年から統合の在り方について両大学が再検討していた。
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常磐会学園 大学新校舎を計画 大阪市2015/2/16 大阪
http://www.kentsu.co.jp/webnews/view.asp?cd=150216700004&pub=1&su=1
【大阪】学校法人常磐会学園(大阪市平野区平野南4ノ6ノ7)は、大阪市平野区の常磐会学園大学に新校舎を建設する計画だ。事業名称は常磐会学園大学3号館建設工事。施工者は今のところ未定。6月初めの着工を目標に決める。
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府立大と市立大の基本構想
02月23日 19時15分
http://www3.nhk.or.jp/kansai-news/20150223/5627531.html
大阪府と大阪市が統合を目指す府立大学と市立大学は、統合に伴って新しい公立大学を設け、地域の課題解決に貢献できる人材育成などに取り組むとする基本構想をまとめました。
大阪府と大阪市は府立大学と市立大学の統合を目指していますが、市議会では「統合のメリットが明確でない」などとして必要な議決が得られる見通しが立たなかったことから、当初、来年春としていた統合の時期を延期しました。
この一方で、いわゆる「大阪都構想」の法定協議会が先月まとめた協定書には大学の統合が盛り込まれ、2つの大学は、きょう、基本構想をまとめました。
それによりますと、統合に伴って新しい公立大学を設立し、大阪・梅田に新たなキャンパスを設けるとしています。
また、▼人口減少や大規模災害への対策など、大阪が直面する課題の解決や、▼大阪が強みを持つ医薬品などの産業の発展を担う人材育成を教育の核とするとしています。
2つの大学はこの基本構想を府と市に提出するとともに、学部のあり方などをさらに検討することにしています。
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府・市立統合の新大学設置計画 大学側が基本構想案
2015年2月24日
http://www.nnn.co.jp/dainichi/news/150224/20150224034.html
大阪市立大と大阪府立大による「新大学推進会議」が23日、大阪市北区の大阪市立大文化交流センターで開かれ、統合した際の新大学の基本構想案の大筋を取りまとめた。
両大学を統合すると、学生数は1万6千人、教員数は1400人と神戸大に匹敵。両大学の強みを生かした最先端研究、分野を横断する複合的・異分野融合研究の開拓に重点的に取り組むとした。キャンパスは国際交流拠点としてグローバルキャンパスを大阪都心部に設置するとした。
市立大と府立大の統合は橋下徹大阪市長が二重行政解消の一環として公約に掲げているが、2013年11月に大阪市議会で否決。14年からは統合の在り方について両大学で再検討を行っており、市立大の西沢良記学長は「(市議会の否決は)拙速にやるべきではないという考えと受け止めている。今回は大学側からの意見として出した」と話した。
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がん転移抑制ホルモン臨床研究
02月24日 19時11分
http://www3.nhk.or.jp/kansai-news/20150224/5623201.html
国立循環器病研究センターは、がんの転移を抑える働きが期待されるホルモンを肺がんの患者に投与し、安全性と効果を確認する大規模な臨床研究を全国の病院で行うことになりました。
大阪・吹田市の国立循環器病研究センターのグループは、これまでに、心臓から分泌される「ANP」というホルモンが、血管内で炎症が起きるのを抑え、血液中のがん細胞が血管を通り抜けて転移するのを防ぐ働きが期待できることを解明しました。
これを受けて研究センターは、このホルモンを肺がんの患者に投与し、がんの転移を防ぐ効果や安全性を確認する大規模な臨床研究を、大阪大学や東京大学など全国の9つの病院で行うことになりました。
手術を受けるあわせて500人の患者が対象で、半数の250人に対しては手術直前から3日間にわたってホルモンを投与し、2年後に転移が起きていないかなどを比較するということです。
このホルモンは、心不全の治療薬として20年ほど前から使われているということで、国立循環器病研究センター研究所の寒川賢治所長は、「安全性については一定の実績がある。がんを攻撃するのではなく血管を保護するという新たな方法で転移を防ぐ効果を期待したい」と話しています。
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紅茶の苦味、骨粗しょう症改善? マウス、破骨細胞形成防ぐ
2015年2月24日 1:00
http://www.nnn.co.jp/dainichi/knews/150224/20150224002.html
骨を破壊する「破骨細胞」の形成を防ぐのに、紅茶の苦味成分が役立つことを大阪大の西川恵三助教(免疫学)のチームがマウスを使って明らかにし、23日付の米医学誌電子版に発表した。骨粗しょう症の状態にしたマウスに苦味成分を投与すると改善が見られたという。
紅茶にはカフェインなどが含まれ、飲み過ぎは悪影響を及ぼす恐れもあり注意が必要だが、チームは「紅茶による骨粗しょう症の予防や新薬開発が可能かもしれない」としている。
骨粗しょう症は高齢での発症が多く、骨を作る骨芽細胞と、古くなった骨を壊す破骨細胞のバランスが崩れ、骨の量が減ったり劣化したりして骨折しやすくなる。
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ホルモンでがん転移防ぐ 9施設、初の臨床研究へ
2015年2月24日 20:25
http://www.nnn.co.jp/dainichi/knews/150224/20150224128.html
心臓から分泌されるホルモンが、がんの転移を防ぐことが分かり、肺がんの手術の際に投与する臨床研究を近く9施設で始めると国立循環器病研究センター(大阪府)が24日、発表した。
センターによると、ホルモンが、転移の経路となる血管に作用して転移を防ぐ仕組み。こうした臨床研究は世界初。
記者会見した同センター研究所の寒川賢治所長らによると、9施設は大阪大や北海道大、山形大、東京大、神戸大の各病院などで、対象は手術を受ける肺がん患者500人。半数に手術直前から3日間投与し、2年後の再発率を比較する。
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直木三十五記念館に新たな展示
02月24日 12時27分
http://www3.nhk.or.jp/kansai-news/20150224/5666881.html
直木賞に名を残す大阪出身の作家、直木三十五のゆかりの品を集めた記念館がオープンから10周年を迎え、愛用の着物など新たな展示品がお目見えしました。
直木三十五は、大正から昭和初期にかけて活躍した大阪出身の作家で、その名を記念した直木賞は、大衆文学の作家の登竜門として広く知られています。
大阪・中央区の「直木三十五記念館」は、オープンから10周年を迎え、新たに親族から寄贈されたゆかりの品を公開しました。
このうち、愛用の夏物の着物は内側に掛けはぎがしてあり、散財で知られた三十五のもうひとつの顔がかいま見えます。
また、大正8年に出された婚姻届には職業が無職と刻印されていて、事業に失敗して多額の借金を抱えていた当時の状況を物語っています。
記念館の小辻昌平事務局長は「新たな展示物から三十五の日常や生活感にもふれてもらいたい」と話していました。
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チンギスハンの軍事拠点か
02月26日 21時11分
http://www3.nhk.or.jp/kansai-news/20150226/5593601.html
関西の大学とモンゴルの研究機関が、去年合同で発掘調査をした、モンゴル西部の遺跡について、合同調査隊は26日、遺跡は13世紀にモンゴル帝国を築いたチンギスハンが、軍事拠点として使用した城だった可能性が高いと発表
しました。
発掘調査をしたのは、大阪国際大学など関西の大学とモンゴルの研究機関の考古学者などで作る合同調査隊で、26日、枚方市で記者会見しました。今回の調査は、13世紀にモンゴル帝国を築いたチンギスハンが、1212年に軍事拠点として築いたとされる「チンカイ城」の場所を特定しようと去年8月におこなわれました。
過去の文献に登場する城の描写などをもとに、首都ウランバートルから西に約880キロの、ゴビアルタイ県シャルガ郡のハルザンシレグ遺跡で行われました。その結果、遺跡から木の破片、数点が出土し、持ち帰って分析したところ、13世紀ごろのものとわかったということです。
「チンカイ城」は、有力地とされる場所がほかに5か所ありますが、いずれも城の跡などが見つかっていないということで、合同調査隊は、ハルザンシレグ遺跡が「チンカイ城」だった可能性が高いとしています。
日本側の代表を務める大阪国際大学の松田孝一名誉教授は、「当時のモンゴル帝国の戦略やシルクロードの状況の一層の解明につながるだろう」と話しています。
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チンギス・ハーン 西征の城
2015年02月27日
http://www.yomiuri.co.jp/local/osaka/news/20150227-OYTNT50033.html
◇モンゴル西部の遺跡
モンゴル西部の砂漠地帯にある遺跡を、モンゴル帝国初代皇帝チンギス・ハーン(在位1206〜27年)が築いた「チンカイ城」と確認したと26日、日本とモンゴルの合同調査隊が発表した。帝国が西方へ進出していく時代の軍事体制がわかる手がかりになるとしている。
首都・ウランバートル西方880キロのハルザンシレグ遺跡で、大阪国際大の松田孝一名誉教授らが昨年8〜9月、初めて発掘。出土した木片や動物の骨の放射性炭素年代を測定し、チンギスが大臣のチンカイに命じて1212年に築かせたと伝わる城の年代と一致することが判明した。
城は、チンギスの騎馬軍団が中央アジアに進出するための前線基地。土の壁が約200メートル四方に巡らされ、内部は日干しレンガで区切られていた。周囲には麦やキビなどを栽培したとみられる農耕地跡があり、最大で約1万人が駐屯していたという記録も残る。14世紀中頃以降は歴史から姿を消した。
調査隊は当時の文献の記述から、アルタイ山脈付近の景観が一致する同遺跡がチンカイ城にあたるとみて、2001年と04年に調査していた。松田名誉教授は「中央アジアを目指したモンゴル帝国の、重要な軍事拠点だったことが裏付けられた。今後は、城内にあったとされる寺院などを調べていきたい」と話している。
2015年02月27日
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活躍の幅広げる 文系学生対象プログラミング教室好評
2015年2月24日
http://www.nnn.co.jp/dainichi/news/150224/20150224035.html
文系の学生たちがプログラミング技術を体系的に学べる短期研修会を大阪市内の企業が企画し好評だ。成長産業では多彩なIT関連技術が求められる中、大学で知識を習得できない学生の需要に応じた形。関係者らは「プログラミング技術があれば活躍できる幅は大きくなる」と受講生の今後に期待を寄せている。
研修会は、大学生との交流もある起業・経営支援会社「アントレプレナーファクトリー」(北区梅田2丁目)が、文系の学生から「成長するIT業界に就職したくても学ぶ場がない」といった声を受けて計画。企業向けのインターネットプログラミング研修などを手掛けてきたクロノス(淀川区西中島4丁目)と連携して取り組む。
研修は、インターネットサイトを使った学習と、参加者が集まった研修会を組み合わせて約1カ月間実施。基礎から応用まで体系的に指導し、最終日には簡単な新サービスを開発して参加者同士で発表し合うプログラムだ。
講師を務めるクロノスの村山雅彦アシスタントマネージャーは「将来起業を視野に入れる人にとってソフトウエアの知識は不可欠。文系の人にとってもITに目を向けるのは強みにつながることを実感してもらえれば」と話す。
2014年8月に第1期を実施して5人の学生が参加。このうち1人が起業の準備を進めており、研修の体験を生かすという。
学生から2期目を求める要望があったため、今月2月に実施。フェイスブックなどを通じて参加を呼び掛けたところ、社会人からも反応があり、参加者が倍増した。
22日はクロノスの社内でプログラミングの研修を実施。同志社大3年でスポーツクラブ経営や観光産業について学ぶ菅野卓弥さん(21)は「大学の授業でプログラミングは学ばないが、今後の社会では必須のスキルになる。受講してウェブの仕組みが少しずつ分かるようになった」と喜ぶ。
アントレプレナーファクトリーは今後も研修の継続を検討しており、経営企画室の矢部嘉奈子マネージャーは「ITを活用して将来への思いを実現してもらうとともに、参加者同士の横のネットワークづくりも促していければ」と話している。
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国循など、心臓ホルモンによるがん転移予防効果の仕組みを解明
http://news.mynavi.jp/news/2015/02/25/443/
国立循環器病研究センター(国循)は2月24日、大阪大学との共同研究で、心臓から分泌されるホルモンである心房性ナトリウム利用ペプチド(ANP)が、血管を保護することでさまざまな種類のがんの転移を予防・抑制できることを確認し、その仕組を明らかにしたと発表した。
同成果は国循の野尻崇 生化学部ペプチド創薬研究室長、細田洋司 組織再生研究室長、徳留健 情報伝達研究室長、寒川賢治 研究所長らと、大阪大学呼吸器外科の奥村明之進 教授らの共同研究グループによるもので、米国科学アカデミー紀要に掲載される予定。
ANPは1984年に寒川氏らによって発見された心臓ホルモンで、心不全に対する治療薬として使用されている。また、肺がん手術の際、術中から3日間ANPを低用量持続投与することで術後の不整脈を抑制できることや、高齢者や閉塞性肺疾患を合併する肺がん患者ではさまざまな心肺合併症を予防できることが報告されている。
今回、肺がん手術時にANPを投与した患者を追跡調査したころ、本来は合併症予防のために投与されたANP群(手術+ANP群)は、手術単独群と比較して術後2年無再発生存率が良好であった。両軍において、年齢や性別、がん進行度などをマッチングさせた統計解析でも同様の結果が得られたことから、ANPが何らかのがん転移・再発抑制硬効果を持つことが考えられ、基礎的見地から解明が進められた。
マウスを用いた研究の結果、ANPはがんに直接作用しているわけではなく、血管への作用によるものだということが判明。ANP投与前後の血管内皮細胞を網羅的に遺伝子解析した結果、E-セレクチンという血管に特異的に発現している接着分子が、ANPによって最も抑制されている遺伝子であることがわかった。
がん手術時に血中に放出されるがん細胞はその多くが短期間で消退するが、手術時の炎症に惹き起こされた血管E-セレクチンの発現亢進によってその一部が血管へ接着・浸潤し、術後の早期再発・転移の一因となっている。今回の研究結果から、ANPは炎症によって起きるE-セレクチンの発現を抑制することでがんが血管へ接着することを防ぎ、再発・転移を抑制していると考えられる。
今回の研究成果により、国循主導の肺がん手術を対象とした全国規模での多施設臨床研究を開始する予定となっている。
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まばたきで喫煙依存診断 多いとなりにくい?大阪大
2015年3月2日 20:42
http://www.nnn.co.jp/dainichi/knews/150302/20150302119.html
ニコチン依存になりにくいのは、まばたきが多い人?―。喫煙でニコチン依存症になりやすいかどうかを、まばたきの回数から推測できる可能性があることを大阪大の中野珠実准教授(神経科学)が突き止め、2日付の英科学誌電子版に発表した。
依存になりにくい傾向がある遺伝子の型を持つ人は、持たない人に比べてまばたきの数が多かった。中野准教授は「診断の指標として利用できるかもしれない」と話す。
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関西医科大学長に友田氏 専門は耳鼻咽喉科・頭頸部外科
2015年3月4日 12:41
http://www.nnn.co.jp/dainichi/knews/150304/20150304072.html
関西医科大(大阪府枚方市)は4日、次期学長に友田幸一教授(63)を選んだと発表した。任期は4月1日から4年。山下敏夫現学長の任期満了に伴い、2月に学長選挙を実施した。友田氏は大阪府出身。専門は耳鼻咽喉科・頭頸部外科。
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大阪大が全学部で推薦、AO入試 17年春入学から
2015年3月3日 20:25
http://www.nnn.co.jp/dainichi/knews/150303/20150303123.html
大阪大は3日、推薦、AO入試を全学部に導入すると発表した。「世界適塾入試」と命名し、2017年春入学の学生から対象で、初年度は約270人を募集。一部で既に実施していた推薦、AO入試を全体に拡大、かわりに2次試験の後期日程は廃止。
大阪大は江戸時代に緒方洪庵が開いた蘭学塾「適塾」を原点と位置づけている。記者会見した副学長は「多様な資質を持ち、グローバルに活躍できる人材を受け入れたい」と話した。
主に文系学部の「世界適塾AO入試」と、主に理系学部の「世界適塾推薦入試」、国際科学オリンピック日本代表になった生徒が対象の「国際科学オリンピックAO入試」の3種類。
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大阪大、平成29年度から全学部で推薦・AO入試 緒方洪庵「適塾」の原点に、多様な人材の確保狙う
http://www.sankei.com/west/news/150303/wst1503030099-n1.html
大阪大は3日、平成29年度入試から、高校時代の研究や語学力、面接などの評価を合わせて合否を決める推薦・AO入試「世界適塾入試」を全11学部で導入すると発表した。現在、一部学部で実施している推薦・AO入試を拡充、定員は初年度の約270人から順次増やし、31年度には入学定員の1割にあたる約350人に設定する。
高校時代から主体的に学ぶ態度を身につけ、国際社会で活躍できる人材を確保することが狙いという。
江戸時代に緒方洪庵が開き、阪大の源流となった私塾「適塾」から命名した。センター試験の受験が原則必要で、出願要件は学部ごとに異なるが、英語運用能力テスト「TOEFL-iBT」の高スコアや、世界で通用する大学入学資格「国際バカロレア」の有資格者、先進的な理数教育を行う「スーパーサイエンスハイスクール」で履修した生徒などを対象とする。
高校時代の成績を示す「調査書」や志望理由書のほか、面接や小論文、海外留学やボランティア活動の経験なども総合的に評価する。同入試の導入に伴い、2次試験の後期日程は28年度で募集を停止する。
会見した東島清副学長は「学力だけではなく、グローバルに活躍できる人材を受け入れたい」と話した。
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大阪大の推薦・AO入試 東大や京大も導入予定、世界で生き残りかけ、日本のリーダー育成目指す
http://www.sankei.com/west/news/150303/wst1503030100-n1.html
ペーパーテストの点数だけにこだわらず、特色のある学生獲得を目指す推薦・AO入試は、東京大や京都大といった国内トップレベルの国立大でも導入が予定されている。人口減少やグローバル化など時代の変化に対応できる人材育成が求められる中、大学入試改革を議論する中央教育審議会も昨年12月、大学側に多様な学生の獲得を提言。“偏差値エリート”ではなく、意欲的なリーダーの卵の発掘に向け、受験生の多面的評価の流れは定着しそうだ。
東大は、来春の入学者を対象とする平成28年度入試から推薦入試の導入に踏み切った。出願資格として、数学オリンピックなどでの顕著な成績(経済学部)や商品レベルのソフトウエア開発経験(理学部)などを挙げている。
京都大学も28年度から「特色入試」を導入。医学部では国内の大学で初めて、数学や物理などの国際科学オリンピックで日本代表として世界大会に出場した高校2年生が出願できる「飛び入学」を実施する。入学後の研究計画や卒業後の人生像を記した「学びの設計書」も合否判断に用いる。
「世界適塾入試」を導入する阪大も含め、3大学は原則、センター試験で基礎学力を測った上で、受験生の経験や意欲を評価するのが特徴だ。さまざまな能力を持った学生が切磋琢磨することで、キャンパスの活性化を目指す。
http://www.sankei.com/west/news/150303/wst1503030100-n2.html
政府も大学改革に力を入れる。中教審の12月の提言では、大学入試センター試験を廃止し、32年度から思考力や表現力を重視して記述式を増やした新たな共通テスト導入も言及された。
大学側に高校時代の活動など多面的な評価を取り入れた選抜を促す内容で、いわゆる難関大には日本のリーダーとなる人材を独自に選抜することを求めている。
入試制度改革が続く背景として、ある国立大幹部は国内トップ級の大学でも、成績は良くても受け身がちの学生が増えていると指摘。「一定の学力が担保されれば、ある分野で爆発力を持つ学生の方が伸びしろがある」といい、「従来の型にはまらない学生を育てなければ、大学も国際競争で生き残れない」と話した。
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今春の大学志願者数、近大が連続トップ 2位に明大
2015/3/5
http://www.nikkei.com/article/DGXLASDG05H3I_V00C15A3000000/
今春の大学一般入試で近畿大(大阪府東大阪市)が2年連続で志願者数トップになる見通しであることが5日、教育情報会社「大学通信」(東京)の調査で分かった。全13学部の合計は、4日時点の集計で、初めてトップとなった前年度より7645人増え11万3535人だった。2位は明治大、3位は早稲田大。
近大によると、2月中旬の時点で東北が前年度の約1.8倍、関東が約1.5倍と、近畿以外からの志願者が大幅に増えた。
大学通信の調査によると、志願者数は2009年度までは早大が11年連続でトップ、13年度までは明大が4年連続でトップだった。〔共同〕
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大阪市立大が胆管がん研究拠点
03月07日 08時03分
印刷会社の従業員などが相次いで胆管がんを発症した問題を受けて、大阪市立大学は、この病気の患者の情報を集め、診断法や治療法の開発を目指す全国で初めての研究拠点を、来月設けることを決めました。
印刷会社の従業員などが相次いで胆管がんを発症し、これまでに全国の36人が労災と認められました。厚生労働省は、インクを洗い流す作業で使われた化学物質に、長時間、高い濃度でさらされたことが原因の可能性が極めて高いとしています。
この問題を受けて、大阪市立大学は、化学物質によって起きる胆管がんについて専門的に研究する全国で初めての拠点を、来月、附属病院に設けることを決めました。
「職業性胆管癌臨床・解析センター」と名付け、全国の患者の検査データやがんの部分の画像などを集めて詳しい原因を調べるとともに、診断法や治療法の開発を目指すことにしています。
胆管がんについて詳しい久保正二病院教授は、「業務で使っていた化学物質が原因で病気になる人は今後も増えると考えられる。詳しい原因などはまだ分からないことが多く、診断と治療が適切にできるよう研究を進めたい」と話しています。
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がん細胞増殖抑制の研究
03月05日 07時01分
http://www3.nhk.or.jp/kansai-news/20150305/5896661.html
がん細胞の増殖を止める物質を血管に注射して、がんの部分へと効率よく届ける方法を、大阪大学の研究グループが開発したと発表しました。
新しい治療法につながるのではないかと期待されています。
研究を行ったのは、大阪大学大学院消化器外科学の山本浩文准教授などのグループです。
がんの治療をめぐっては、細胞の増殖を止める「核酸」と呼ばれる物質を注入する「核酸医薬」という新しい治療法が研究されていますが、核酸は血液の中に入れると壊れてしまいます。
そこで研究グループは、カルシウムやリン酸などを使って、直径が1ミリの10万分の1という極めて小さな化合物を開発し、核酸と結合させると、血液中でも壊れることなくがんの部分へと効率よく届けられることを突き止めました。
この化合物を使い、大腸がんのマウスの静脈に核酸を注射すると、従来の方法よりも多くの核酸ががんに集まり、がん細胞の増殖を抑える効果が確認できたということです。
山本准教授は、「がんを攻撃する物質を壊すことなく届けられることが分かった。血液を通じてがんの部分に運ぶ新しい治療法につながるのではないか」と話しています。
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マンガ表現 国際化?
2015年03月02日
http://www.yomiuri.co.jp/local/osaka/news/20150301-OYTNT50354.html
◇大阪国際大生が卒業研究
国境を越えて人気の日本のマンガが描く世界は国際的か――。そんな卒業研究に、大阪国際大(守口市)人間科学部4年の五十嵐あきいさん(22)が半年かけて取り組んだ。181作品を選んで登場人物や舞台設定などを分析し、独自のマンガ図鑑を完成させた。「読む人が、多くのマンガを通じて海外とのつながりも楽しんでいると感じた」と話す。(広瀬毅)
心理コミュニケーション学科で卒業研究のテーマを探していた昨年7月、海外で注目される「クール・ジャパン」を代表するマンガの国際性を検証したいと思い立った。
まず、インターネットサイトや書店で人気を集めた過去3年の作品から、研究対象を抽出。それまでに読んでいた作品は3分の1ほどで、残りは図書館で借りたり、ネットの試し読みなどを利用したりしながら、舞台設定は外国か、登場人物に外国人はいるかなどを調べた。分類は担当の有田亘准教授(47)と話し合いながら進めた。
登場人物と舞台設定から「国際的」としたのは、70作品。高校生の恋愛ものに、日本人と外国人のハーフなどのキャラクターがさりげなく描かれているのに気づき、「日本人の父と、中国人の母を持つ私がそうとは知られずにいるように、現代的だなと思った」と語る。
国別の登場回数では、アメリカ(14回)が飛び抜けて多く、次いでイギリス(6回)、フランス(5回)の順だった。このほか、モチーフに国際性の認められるものを含めると、半数以上の計105作品に上ったという。日本育ちの文化でありながら、国際的な要素を多く取り入れることで、海外のファンを引きつける魅力となっているようだ。
ファンタジーをはじめとする架空世界の物語では、設定の国がはっきりしないものの、外国の要素が感じ取れる場合があるとわかり、線引きに時間をかけた。成果をまとめた「国際的マンガ図鑑」(13ページ)では、作品のあらすじや特徴を解説した。
もともとマンガ好きという五十嵐さんだが、「社会学的な切り口で向き合ううち、胃が痛くなる毎日だった」と振り返り、「ストーリーが現実的であれ非現実的であれ、私たちは無意識のうちに国際性を求め、外国と触れ合っているのではないか」と分析している。
2015年03月02日
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「声優学」、社会へ一歩 大阪芸大、今春に1期生卒業
野波健祐
2015年3月6日15時15分
http://www.asahi.com/articles/ASH325HP3H32PTFC012.html
大阪芸術大学(大阪府河南町)が2011年に創設した放送学科声優コースの第1期生が今春、卒業する。声優志望者の増加に伴い、短大や専門学校に養成目的のカリキュラムが増えているが、4年間学べる専科は珍しい。卒業生たちは何をどう学んだのか。
先月18日、1期生48人による卒業公演として朗読劇「カチカチ山」が上演された。太宰治「お伽草紙」が原作。2班に分かれ、熱演した。舞台奥のスクリーンに紙芝居風のアニメ映像が映し出され、声をあてていく。映像や泥舟などの大道具・小道具は学生の手作り。4年時のカリキュラムは、この公演のために費やした。
声優コースは新設だが、同じ放送学科には半世紀近い歴史を持つアナウンスコースがある。1年時は放送学科共通の座学、2年時に希望コースを選び、3年生まで発声などの実習を続ける。
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阪大の広報戦略
http://eduon.jp/news/universities/20150306-005902.html
大阪大学の広報戦略が注目を集めている。
「3位じゃダメなんです」。昨年末、新聞の見開き広告に大阪大の平野俊夫学長が登場。両手でバツを出し「国内で3番手の現状に満足せず、創立100周年の2031年に世界トップ10を目指す」とグローバル化への取り組みをPRした。国立大では異例の広告だ。2月には英国の留学生支援サービス「QS」社の雑誌に、3月は科学誌「ネイチャー」の別冊やサイトに相次いで広告を掲載、伝統や研究実績を世界にアピールした。 - See more at: http://www.shijyukukai.jp/2015/03/6947#sthash.xDKngNhK.dpuf
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消費者重視の研究 大工大が新学部構想
2015年3月6日
http://www.nnn.co.jp/dainichi/news/150306/20150306030.html
大阪工業大(大阪市旭区)は5日、ロボット技術と産業デザインを融合させた新学部の設置構想を発表した。2017年度に大阪・キタに開設する梅田キャンパスの“核”として消費者目線の研究を目指す意向。少子高齢化や産業の空洞化にも対応可能な人材を育成する。
都市部に集積する米国シリコンバレーを念頭に「イノベーションを創出する知的交流拠点」として、大阪市立梅田東小の跡地に地上22階建ての新キャンパスを建設。従来のロボット工学科と空間デザイン学科を統合、再編した「ロボティクス&デザイン工学部(仮称)」を新設する。
ロボット工学や空間デザイン学の専門性を身に付けるだけでなく、異分野融合によって好奇心を醸成し、グローバル化や産学連携に対応できる教育を目指す。
井上正崇学長は「日本の製造業は一流だが、グローバル競争に勝つためには新しい工学人材が求められる。学科の壁を越え、新しい人材育成に挑戦したい」と抱負。ロボット工学科の本田幸夫教授は「日本は技術では勝っているが、製品(商品化)では負けている。偏差値教育をたたき壊すようなことをやらなければ」と強調した。
ロボット開発などをめぐっては米国のスタンフォード大などが研究領域として先進的に取り組んでおり、日本国内でも医療、福祉、健康などのあらゆる分野での活用が想定されている。
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安藤忠雄さんにイタリアの勲章 建築界での功績、友好に貢献
2015年3月10日 21:31
http://www.nnn.co.jp/dainichi/knews/150310/20150310121.html
建築界での功績と日本とイタリアの友好に貢献したとして、建築家の安藤忠雄さん(73)は10日、イタリアの功労勲章、グランデ・ウッフィチャーレを授与された。同日、東京都港区のイタリア大使公邸で授章式が開かれた。
これまでに建築家の丹下健三さんや作家の塩野七生さんらが受章。ドメニコ・ジョルジ大使は「わが国の現代建築家に深い影響を与え、日本とイタリアの友好関係の発展に貢献した」と述べた。
安藤さんは「1965年に初めてローマのパンテオンを見て光と空間を素晴らしいと思い、建築家を志した。その国から勲章をいただき、大変光栄です」と話した。
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ニッピと大阪大、再生医療用iPS細胞の培養足場材製品を発売へ
2015年3月11日 15:40
http://www.zaikei.co.jp/article/20150311/239814.html
ニッピは10日、大阪大学蛋白質研究所と共同で、再生医療用iPS細胞の培養に適した「ラミニン 511E8 フラグメント」の製造方法を確立したと発表した。また、同社は、生物由来原料基準に適合した製品(商品名:iMatrix-511MG)を6月頃より販売する予定である。
同製品は、現在販売している研究用途に限られた製品(商品名:iMatrix-511)とは異なり、臨床用途での利用が可能となる。この技術により、移植医療用iPS細胞の製造などiPS細胞を利用した再生医療の研究開発が加速することが期待されるという。
ニッピは、2013年7月よりラミニン 511E8フラグント(商品名:iMatrix-511)を製造販売している。このラミニン 511E8フラグメントは、大阪大学と京都大学の共同研究にて、ES細胞やiPS細胞の培養用基質として有効であることが報告されたもの。解離させたヒトES細胞やiPS細胞を速やかに培養器に接着させる強力な細胞接着活性をもつため、1カ月で従来比200倍もの効率でこれら細胞を増幅可能だという。
京都大学iPS細胞研究所では、ラミニン511E8フラグメントを足場材として使うことにより、培養皿1枚で増やしたiPS細胞を一回の継代操作で100枚に増幅できる方法を開発し、公開している。
今回ニッピと大阪大学の研究グループは、移植用iPS細胞などヒト多能性幹細胞の培養基質として、臨床グレードのラミニン511E8フラグメントの製造方法の研究開発を進め、厚生労働省の薬事審査機関である独立行政法人医薬品医療機器総合機構(PMDA)の対面助言を実施した。その結果、同機構より、生物由来原料基準への適合性について「異論なし」と判断された。この判断を受けて、生物由来原料基準に適合した新商品の「iMatrix-511MG」の製造を開始した。発売から5年で10億円の売上げを目指すという。(坂本直樹)
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現代書林 元がん患者の医師が書いた『がんの原因と対処法がよくわかる本』を発売
株式会社現代書林のプレスリリース
2015年 03月 04日
http://pressrelease-zero.jp/archives/71474
株式会社現代書林[住所:東京都新宿区、代表取締役社長:坂本桂一]は、元がん患者の医師が書いた『がんの原因と対処法がよくわかる本』(藤原 大美:著)を2015年3月4日に発売しました。
著者は、元・大阪大学医学部腫瘍医学部門助教授で、がんの研究者です。
そしていまは、健診センターを併設した内科診療所を開設し、健診医として毎年1万人以上の健康診断をおこなっています。
健診を受けた人にがんを告知することもあります。
そんな医師が、2008年に胃がんを発症し、胃の3分の2を切除しました。
つまり、本書の著者は、がんの研究者で、健診を行う医師で、元がん患者でもあるのです。
本書は、実体験にも裏打ちされた豊富な知識をもとに、
「がんの正体ってなに?」
「なぜ遺伝子に傷がつくとがんになるの?」
「なにが遺伝子に傷をつけるの?」
「どうしてがん細胞はどんどん増えつづけるの?」
「がん検診は本当に役に立つの?」
「がんにならないための生活習慣とは?」
「もし、がんが見つかったらどうする?」といった、
がんに対する疑問や不安に答える内容となっています。
豊富なカラーページと図版でわかりやすく解説しました。
なお、本書の印税は全額、公益財団法人がん研究振興財団に寄付されます。
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—目次—
はしがき
本書を読み始める前に-著者からのメッセージ
第1章.生命活動の神秘に出会う章-細胞の構造と遺伝子の働きについて
第2章.がん細胞が生まれる仕組み
第3章.がん細胞ができる原因
第4章.がんができるのを防ぐために、体に備わっている働き
第5章.できるだけがんにならないための日々の対処
第6章.治癒可能な早期にがんを発見する対処
第7章.がんになった場合の対処
あとがき
—著者紹介—
大織診療所院長
元・大阪大学医学部腫瘍医学部門助教授
1945年和歌山県生まれ。69年大阪大学医学部卒業。
同年より大阪大学医学部附属病院及び市立豊中病院にて内科臨床研修。
72年より大阪大学医学部腫瘍医学部門において免疫学の研究に従事。
77年医学博士号。同年文部教官助手、82年助教授。
78年より3年間米国国立癌研究所留学。
82年より大阪大学医学部において、「免疫学」の教育・研究指導に従事。
2004年医療法人大織会大織診療所院長、05年同医療法人理事長。
著作に「身近な病気がよくわかる本」(講談社ビジネスパートナーズ)、「腫瘍免疫学」(中外医学社)などがある。
当書籍の商品画像など概要につきましては、弊社ウェブサイトをご覧ください。
http://www.gendaishorin.co.jp/book/b193641.html
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「Shion」再スタート
03月16日 19時45分
http://www3.nhk.or.jp/kansai-news/20150316/5858411.html
去年、民営化した「大阪市音楽団」は、16日から、「Osaka Shion Wind Orchestra」として、新たなスタートを切りました。
去年4月に、市政改革の一環で、社団法人となった「大阪市音楽団」は、音楽監督の宮川彬良さんらが記者会見し、新たな名称などを発表しました。
新たな名称は、「Osaka Shion Wind Orchestra」で、「市音」という長年親しまれてきた愛称を残しています。
また、会見では、今後の経営ビジョンも発表され、平成29年度には、大阪市からの寄付金を受けずに、公演による収益を確保することで、黒字を達成するなどとしています。
宮川さんは、「成熟したメンバーによる本物のサウンドを、将来にわたり、受け継いでいきたい」と話しました。
また、延原弘明理事長も「市の直営から民営化し、暗中模索の日々だったが、歴史に裏打ちされたサウンドを全国に届け、発展し続けたい」と意欲を示しました。
「Shion」によりますと、民営化後、今月末までの1年間の演奏事業収入は、約1億2000万円で、目標の2倍を超える見通しだということです。
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発達障害の人の視覚世界を体験 大阪大など装置開発
2015年3月16日 21:07
http://www.nnn.co.jp/dainichi/knews/150316/20150316115.html
大阪大と東京大のチームは16日、自閉症やアスペルガー症候群といった発達障害の総称「自閉スペクトラム症」の人に見える視覚世界を体験できる装置を開発したと発表した。「健常者と発達障害の人が歩み寄る社会をつくるのに役立てたい」としている。
大阪大の長井志江特任准教授(認知発達ロボティクス)によると、自閉スペクトラム症の人は周囲の環境の変化によって、コントラストや輪郭が強調されたり色彩がなくなったりといった見え方をしていることが近年分かってきている。
チームは20〜50代の男女16人に祭りや動く電車などの動画29種類を見せて症状を解析。結果を基に装置を開発した。
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文楽人形の動きロボットに 喜怒哀楽、おもてなしも
2015年3月16日 20:31
http://www.nnn.co.jp/dainichi/knews/150316/20150316107.html
文楽人形の動きを取り入れ、体の動作で感情を表現するロボットを大阪芸術大(大阪府河南町)や人形遣いなどのチームが共同開発し、大阪市阿倍野区のビル・あべのハルカス内のキャンパスで16日発表した。
ロボットは高さ約130センチで、表情の変化はなく、首や背骨、腕が伸縮して人間に似た動きをする。デモンストレーションでは効果音に合わせて体を小刻みに揺らしたり、のけ反らせたりして喜怒哀楽を表現。丁寧におじぎをして「おもてなし」の心を表すなど繊細かつ大胆な所作を見せた。
今後、低コスト化するとともに介護やサービス分野での活用を目指す。
“動作で感情”ロボット開発
03月16日 22時58分
http://www3.nhk.or.jp/kansai-news/20150316/3190551.html
人形浄瑠璃「文楽」の人形のように、顔の表情ではなく、体の動きで感情を表現できるロボットを、大阪芸術大学などのグループが開発しました。
このロボットは、大阪芸術大学と大阪大学、それに民間企業などのグループが、文楽の「人形遣い」の人の協力を得て開発しました。
ロボットは、人形遣いのように、前に取り付けた人形を操ります。
このとき動かすのは手や首などの体の部分で、文楽のように、驚いたり喜んだりする際の感情を体の動きで表現します。
さらに、人が人形の手や首を持って動かすとその動作を記憶し、複雑な動きも再現できるということです。
すでに製品化されている、感情を表現できるロボットは、多くの場合、顔を細かく動かして表情を作るため、さまざまな装置が必要で費用がかかりましたが、体だけを動かす新たなロボットは費用を抑えられるということです。
研究グループは、店で客を迎えたり、介護現場でお年寄りの癒やしとして使ったりする用途が考えられるとしています。
研究グループ代表の大阪芸術大学の中川志信教授は、「まだ試作段階で動きがぎこちないが、改良を重ね、東京オリンピックの際に空港で海外の人たちを出迎えられるようにしたい」と話しています。
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東北大など、普通の金属にトポロジカルな性質を付与することに成功
http://news.mynavi.jp/news/2015/03/16/044/
東北大学と大阪大学の研究グループは、従来の物質とは全く異なる新しい状態をもつトポロジカル絶縁体と普通の金属を接合させることによって、普通の金属にトポロジカルな性質を付与する「トポロジカル近接効果」という新しい現象を発見し、質量のない高速のディラック電子をトポロジカル絶縁体の外に取り出すことに成功したと発表した。
同研究グループは、東北大学大学院理学研究科の佐藤宇史准教授、同原子分子材料科学高等研究機構の高橋隆教授、大阪大学産業科学研究所の小口多美夫教授、および同研究所の安藤陽一教授らが参加。同成果は、次世代省エネルギー電子機器を支えるスピントロ二クス材料技術とその産業化に大きく貢献することが期待される。
今回の開発で、東北大学と大阪大学の共同研究グループは、2010年に同グループが発見したTlBiSe2(Tl:タリウム、Bi:ビスマス、Se:セレン)というトポロジカル絶縁体の上に、2原子層のBi超薄膜を接合し、スピン分解光電子分光という手法を用いて、ディラック錐とBi超薄膜のエネルギー状態を高精度で調べた。その結果、Bi超薄膜によってディラック錐のエネルギー状態が劇的な影響を受け、もともとトポロジカル絶縁体の表面に局在していたディラック電子がBi側に移動する「トポロジカル近接効果」が起こっていることを初めて突き止めました。
今回の発見は、「トポロジカル絶縁体のディラック電子は表面に束縛されて結晶外に取り出せない」というこれまでの常識を覆すとともに、「トポロジカル表面状態を実空間で操作する」という、全く新しい概念を提案するもの。
今後、トポロジカル近接効果を積極的に活用する事で、例えば、ありふれた金属にトポロジカルな性質を意図的に付加して、スピントロニクス素子の性能を格段に向上するといった応用が期待される。また、今回の成果を基にさまざまなトポロジカル物質の開発が進めば、トポロジカル絶縁体を利用した次世代省エネデバイスの実現に向けての研究が大きく進展すると期待される。
なお、同成果は、英国科学雑誌「Nature Communications(ネイチャーコミュニケーションズ)」オンライン版で公開されている。
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文楽人形のようなロボット、100万円以下で感情表現
2015/3/17 10:09
http://www.nikkei.com/article/DGXLZO84468980X10C15A3LDA000/
制御機器メーカーのマッスル(大阪市)、大阪芸術大学、大阪大学などは、文楽人形のように身体動作のみで多様な感情表現ができるロボットを開発した。腕や足を伸縮させて「怒り」や「驚き」などの喜怒哀楽を表す。今後、高齢者と意思疎通するペットロボットや掃除ロボットなどに展開していく。
16日、報道陣に公開した。大阪芸大の中川志信教授を中心に文楽人形遣いの桐竹勘十郎氏らの協力を得て8年がかりで開発した。文楽人形が顔ではなく、身体のみで表現することにヒントを得たという。ロボットの頭や腕などの身体部分と、動きを制御する機構部分を別にする新たな構造を採用。ワイヤを通じて人形遣いのように身体部分を操ることによって多様な感情表現を可能にした。
今回はコンセプト機との位置づけで、今後下半身の動きを加えるなど改良を加えて早期の実用化を目指す。販売価格は未定だが「コストに配慮した設計にしており、100万円以下に抑えたい」(マッスルの玉井博文社長)。中川教授は「日本の芸をハイテクロボットに落とし込み、2020年の東京五輪で世界にアピールしたい」と話す。
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大阪市立美術館 国登録文化財に
2015年03月15日
http://www.yomiuri.co.jp/local/osaka/news/20150314-OYTNT50459.html
◇審議会答申
国の文化審議会が文部科学相に行った答申で、府内からは大阪市立美術館(大阪市天王寺区)など7か所24件が登録有形文化財に、世界遺産登録を目指す「古市古墳群」の中心にある野中古墳(藤井寺市)の出土品など3件が重要文化財に選ばれた。
同美術館は幅100メートル以上の鉄筋コンクリート造りで、1936年に完成。玄関や窓に西洋古典建築の装飾がある一方、屋根は瓦ぶきで、和洋のデザインを採り入れた「造形の模範」と評価された。
同美術館を巡っては、橋下徹市長の指示で一時、大阪市・中之島に建設予定の新美術館に統合し、閉鎖する案が検討された経緯がある。市の担当者は「歴史的価値を指摘する意見は以前からあり、ようやく認められた。多くの人が美術館に足を運ぶきっかけになればうれしい」と話した。
登録有形文化財(建造物)にはこのほか、島本町の町立歴史文化資料館が同町で初めて選ばれ、「藤岡家住宅」(大阪市平野区)、「蟻通(ありとおし)神社」(泉佐野市)などとともに「国土の歴史的景観に寄与している」と評価された。
また、重要文化財(美術工芸品)には、野中古墳の出土品のほか、奈良時代、東大寺の大仏開眼行事で使われたとされ、現在は藤田美術館(大阪市都島区)で収蔵されている伎楽面などが指定された。
2015年03月15日
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神経を効率よく再生
03月19日
http://www3.nhk.or.jp/kansai-news/20150319/3302901.html
けがなどで神経が失われた部分に、iPS細胞から変化させた細胞をしみこませたスポンジのような管を埋め込むと、神経が効率よく再生することを、大阪市立大学の研究グループが、マウスを使った実験で突き止めました。
けがなどで手や足の末しょう神経が切断され失われた場合、これまでは、体のほかの部分の神経を移植したり、直径数ミリの細い管を埋め込んで神経の再生を促したりする治療が行われてきましたが、十分な効果が得られないなどの課題がありました。
そこで、大阪市立大学の上村卓也病院講師などのグループは埋め込む管の素材をスポンジのようなものに改良した上で、iPS細胞から神経細胞に変化する途中の細胞をしみこませて、マウスの患部に埋め込み、効果を調べました。
その結果、細胞をしみこませた管を使うと、細胞を入れていない管と比べ神経細胞の数が2倍近くに増え、運動する機能や熱さを感じる機能が大幅に改善したということです。
上村病院講師は、「iPS細胞を使えば、これまでの治療法よりも効率よく神経が再生すると期待できる。5年以内にヒトに応用できるよう研究を進めたい」と話しています。
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神経を効率よく再生
03月19日 07時01分
http://www3.nhk.or.jp/kansai-news/20150319/3302901.html
けがなどで神経が失われた部分に、iPS細胞から変化させた細胞をしみこませたスポンジのような管を埋め込むと、神経が効率よく再生することを、大阪市立大学の研究グループが、マウスを使った実験で突き止めました。
けがなどで手や足の末しょう神経が切断され失われた場合、これまでは、体のほかの部分の神経を移植したり、直径数ミリの細い管を埋め込んで神経の再生を促したりする治療が行われてきましたが、十分な効果が得られないなどの課題がありました。
そこで、大阪市立大学の上村卓也病院講師などのグループは埋め込む管の素材をスポンジのようなものに改良した上で、iPS細胞から神経細胞に変化する途中の細胞をしみこませて、マウスの患部に埋め込み、効果を調べました。
その結果、細胞をしみこませた管を使うと、細胞を入れていない管と比べ神経細胞の数が2倍近くに増え、運動する機能や熱さを感じる機能が大幅に改善したということです。
上村病院講師は、「iPS細胞を使えば、これまでの治療法よりも効率よく神経が再生すると期待できる。5年以内にヒトに応用できるよう研究を進めたい」と話しています。
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大阪医大と大阪薬大が合併 16年4月、新法人に
2015/3/21
http://www.nikkei.com/article/DGXLASDG21H41_R20C15A3CR8000/?n_cid=TPRN0009
大阪医科大と大阪薬科大(いずれも大阪府高槻市)は21日までに、それぞれを経営する学校法人が合併契約を結んだと発表した。2016年4月に統合して新法人「大阪医科薬科大学」となる。契約は19日付。
法人統合後、各大学はしばらくはそのまま残るが、いずれ統一を目指す。医薬系の単科大学同士の合併は全国で戦後初めてとしている。大阪医大が存続法人となり、薬科大が解散する吸収合併。大阪医大の学生数は約千人、大阪薬大は約2千人。〔共同〕
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大阪医科大と大阪薬科大:16年4月に法人合併の契約締結
毎日新聞 2015年03月20日 19時56分
http://mainichi.jp/select/news/20150321k0000m040058000c.html
◇大学2校はそのままとし、新法人で合併検討
学校法人大阪医科大学(大阪府高槻市)と学校法人大阪薬科大学(同)は20日、2016年4月に法人合併する契約を結んだと発表した。大学2校はそのままとし、新法人で合併を検討する。少子化が進み、大学の存続には抜本的な改革が必要と判断した。
新法人は、学校法人大阪医科薬科大学で、9月に文部科学省に合併の認可申請をする予定。両大学は04年に教員交換などの連携を始め、11年11月に法人合併協議会を設立した。両法人は「両大学の連携を深め、医療を総合的に学べる体制を強化したい」としている。
大阪医科大は1927年に大阪高等医学専門学校として創立。医学部と看護学部で学生約1000人。大阪薬科大は1904年創立の大阪道修薬学校が前身。学生は約2000人。【吉田卓矢】
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マッサンに続け!阪大生がオリジナルウイスキーを開発
http://www.hazardlab.jp/know/topics/detail/9/4/9433.html
NHKの連続テレビドラマ「マッサン」の主人公の後に続けと、大阪大学の学生がサントリーの協力を得て開発したウイスキーがこのたび完成し、来月販売されることになった。
「日本のウイスキーの父」として知られる竹鶴政孝夫妻をモデルにした「マッサン」は今月で最終回を迎える。その竹鶴氏が醸造学を学んだ大阪大学(旧制大阪高等工業大学)では、ドラマが始まる前の2014年6月から、人材育成教育による教育の一環として、学生によるオリジナルウイスキー作りを進めてきた。
ウイスキーの味を決めるコンセプト作りから始まり、販売促進のプロモーション方法に至るまで議論を重ね、実際のブレンドや製造はサントリーが手がけ、このほど限定1500本が完成した。
完成したウイスキー「光吹-MIBUKI-」(みぶき)は、阪大に11ある学部をイメージして、厳選した11の原酒をブレンドしたもの。将来に向かって自分の中の光が芽吹くように一歩一歩進んで欲しいという願いを込めて名前がつけられたという。
完成を記念して今月19日には、卒業生や20歳以上の在学生、教職員を招いたお披露目会が開かれる。来月13日からは大学の生協で販売を開始する。
日本酒づくりは他の大学でも前例があるが、阪大によると「ウイスキー作りについて、コンセプト立案からプロモーション、販売までに学生が関わった例はおそらく初めて」だという。産学連携による教育の一環として、今後もこういったプロジェクトの企画に取り組んでいきたいとしている。
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大阪大学オリジナルウイスキー完成記念イベント
http://www.osaka-u.ac.jp/sp/mibuki/
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血液がん新治療法 臨床研究へ
03月24日 21時13分
http://www3.nhk.or.jp/kansai-news/20150324/3480891.html
血液のがんの一種「成人T細胞白血病」の患者を対象に、免疫機能を低下させる細胞の働きを抑えるなどして治療しようという臨床研究を、大阪大学のグループが行うことになりました。
研究を行うのは、大阪大学「免疫学フロンティア研究センター」の坂口志文教授と血液・腫瘍内科学のグループです。
対象となる「成人T細胞白血病」は、主に母乳を介してウイルスに感染し、大人になってから発症する血液のがんで、患者は国内に100万人以上いるとされ、その多くを占める高齢の患者は骨髄移植を受けられないなどの課題がありました。
臨床研究では、はじめに、坂口教授が発見した「制御性T細胞」という、患者自身の免疫機能を低下させる細胞の働きを薬で抑えます。
その上で、がん細胞特有の目印となる物質を含むワクチンを投与し、免疫機能を高めて治療を目指します。
「制御性T細胞」の働きを抑えた上で、いわゆるがんワクチンによる治療を行うのは国内で初めてだということで、研究グループは、およそ30人の患者を対象に4月にも臨床研究を始め3年間をかけて安全性や効果を確かめることにしています。
坂口教授は副作用の心配があまりない方法で、新しい治療法を確立するとともにほかのがんへの応用を検討したい」と話しています。
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光るたんぱく質開発
03月24日 07時04分
http://www3.nhk.or.jp/kansai-news/20150324/3382641.html
細胞にとって有害な紫外線などを当てずに生きた細胞を詳しく観察できるようにする、光るたんぱく質を、大阪大学などの研究グループが開発しました。
3色の光を出すため、複数の遺伝子の働きを同時に分析できると期待されています。
開発したのは、大阪大学産業科学研究所の永井健治教授と理化学研究所などのグループです。
生命科学の分野では、特定の遺伝子が活発に働いている細胞が光るよう遺伝子を操作して、生きた細胞を詳しく観察する手法が広く使われていますが、これまでの方法は、細胞にとって有害な紫外線などを当てる必要があり、長時間観察すると細胞が死んでしまう課題がありました。
そこで研究グループは、みずから光を放つ海の生物、「ウミシイタケ」から採ったたんぱく質と、クラゲやサンゴに含まれる物質を合成し、紫外線などを当てなくても光る新たなたんぱく質を開発しました。
ウミシイタケのたんぱく質だけの場合と比べると40倍の明るさがあり、さらに、水色と黄緑色、それにオレンジ色の光を出す3種類を開発したため、複数の遺伝子の働きを同時に分析できると期待されています。
永井教授は、「iPS細胞などは特に光に弱いので、新たなたんぱく質を使うことで研究がいっそう進むと期待できる」と話しています。
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大阪大学、青・オレンジ色を発するたんぱく質開発
2015/3/24 4:00
http://www.nikkei.com/article/DGXLASGG23H0W_T20C15A3TJM000/
■大阪大学 永井健治教授らは青色とオレンジ色を発するたんぱく質を開発した。従来開発した緑色に光るたんぱく質と組み合わせて使い、細胞内で働く複数の遺伝子の様子を同時に観察できた。細胞にとって毒となる紫外光をあてる必要がなく、より生体に近い状態で再現できる利点がある。成果は米科学アカデミー紀要(電子版)に24日掲載される。
研究グループはほたるのように自ら光を発するウミシイタケに注目。「ウミシイタケルシフェラーゼ」という物質と「セレンテラジン」という物質が関わることで光を発する点に注目した。この物質にエネルギーを増幅するよう構造を改変すると、肉眼でも観察できるくらい明るい色を出すことに成功した。蛍光物質と組み合わせるため、色のパターンはさらに増やせる。
様々な細胞に成長する万能細胞の一種、胚性幹細胞(ES細胞)の実験に使えるか試した。その結果、「Oct4」など万能性に関わる3つの遺伝子についてそれぞれ青色、緑色、オレンジ色と色を分けて同時に観察できた。
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再生医療用iPS細胞の培養に適した足場材の製造方法を確立
http://monoist.atmarkit.co.jp/mn/articles/1503/23/news012.html
大阪大学蛋白質研究所は2015年3月10日、ニッピと共同で、再生医療用iPS細胞の培養に適した足場材「ラミニン511E8フラグメント」の製造方法を確立したと発表した。同製品の製造・販売は、移植医療用iPS細胞の製造など、iPS細胞を利用した再生医療研究の進展につながることが期待されるという。
ヒトES細胞やiPS細胞の臨床応用には、多量の細胞を必要とするため、細胞数を培養で増幅させて利用する。その過程では、細胞塊が大きくなりすぎないよう、適宜、細胞塊を解離させて培養を継代する必要がある。しかしヒトの多能性幹細胞は、単一細胞まで解離させると細胞死を起こすため、解離させた多能性幹細胞を速やかに培養器に接着させ、細胞死を抑えながら効率良く増殖させる足場材が必要になるという。
大阪大学蛋白質研究所の関口清俊教授らの研究グループでは、京都大学との共同研究で、ラミニン511の細胞接着活性部位だけを含む組み換えフラグメント(ラミニン511E8フラグメント)がES細胞やiPS細胞などの多能性幹細胞の培養足場材として有効であることを発見。しかし、多能性幹細胞の医療応用には、培養基質としての安全性を担保した臨床グレードのラミニン511E8フラグメント製造技術が求められていた。
今回、関口教授らの研究グループとニッピでは、医薬品医療機器総合機構(PMDA)との薬事戦略相談により、医療応用に不可欠となる生物由来原料基準への適合に必要とされた試験を実施した。その結果、2014年12月15日、同機構により生物由来原料基準への適合性について「異論なし」と判断されたという。
同研究成果を踏まえてニッピでは、生物由来原料基準に適合した製品「iMatrix-511MG」を2015年6月ごろから発売する予定だ。また、同研究成果は、既に京都大学iPS細胞研究所の再生医療用iPS細胞ストックの製造に使用されているという。
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大阪国際大”新たな顔” 守口キャンパス第1号館完成
2015年3月23日
http://www.nnn.co.jp/dainichi/news/150323/20150323028.html
大阪国際大学守口キャンパス(大阪府守口市藤田町6丁目)の第1号館が完成し、学園教職員、工事関係者らが見守る中、竣工(しゅんこう)式が行われた。同館はグローバルな発信拠点として位置付けられており、出席者全員が“大学の新たな顔”に大きな期待を込めた。
建物は地上6階地下1階、延べ床面積約1万平方メートル、全体的にガラス張りで開放感があるのが特徴。1階は学生の居場所フロアで、学びのための共有スペース「ラーニングコモンズ」や本格的ピザ釜が入ったイタリアンカフェを配置。2階は最新の機器が整備されたCALL教室や語学自習スペースが設けられている。3階はコンピューター、IT授業関係のフロア。4階はグループワークやプレゼンテーションなど多様な授業形態に対応できる。5、6階は教員の研究室やセミナー室。地階は学生の各種トレーニングルーム、フィットネスルームなど。化粧室にはパウダールームも備えている。
式は13日に行われ、奥田吾朗理事長、宮本郁夫学長をはじめ、設計・施工会社役員らがテープカット。奥田理事長は「新1号館は大阪国際学園に集う教職員、学生たちをしっかりと見守ってくれると思う。グローバルな発信拠点として素晴らしい学びやになると確信している」と述べ、出席者全員で完成を祝った。同大学・短期大学部統合同窓会会長の廣谷康子さんも「真実の魂のこもった先生の授業、『その教育現場』で積極的な学生生活を積み重ねて、1号館が建物ではなく新たな学びやになっていくことに期待します」とメッセージを寄せた。
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大阪大 坂口志文教授に「ガードナー国際賞」
3月25日 22時28分
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20150325/k10010027841000.html
医学の研究ですぐれた業績を挙げた人に贈られるカナダの「ガードナー国際賞」のことしの受賞者に、過剰な免疫反応を抑える「制御性T細胞」を発見した大阪大学の坂口志文教授が選ばれました。
「ガードナー国際賞」の受賞が決まったのは、大阪大学免疫学フロンティア研究センターの坂口志文教授(64)です。
滋賀県出身で京都大学医学部を卒業し、アメリカで研究生活を送ったあと京都大学再生医科学研究所の所長などを歴任しました。
坂口教授は、体を守るはずの免疫機能が自分の体を攻撃して起きる病気の仕組みを解明しようと取り組み、リンパ球の中に、過剰な免疫反応を抑える「制御性T細胞」があることを発見しました。
この細胞を減らしたり働きを抑えたりすると、がんを攻撃する免疫機能が高まることなどを突き止め、病気の治療法や予防法の開発につながると期待されています。
ガードナー国際賞は、アメリカのラスカー賞などと並んで受賞者がのちにノーベル賞を受賞するケースが多いことで知られ、3年前にノーベル賞を受賞した京都大学の山中伸弥教授も2009年に選ばれています。
坂口教授は「長年、研究を続けてきたことが認められてうれしい。さらに研究を進め、がんなどの新しい治療法を確立していきたい」と話しています。
授賞式はことし10月カナダで行われる予定です。 .
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NTTなど、量子センサ実現へダイヤモンド中電子スピンの寿命の改善法を確立
http://news.mynavi.jp/news/2015/03/25/433/
NTTと国立情報学研究所(NII)、大阪大学10+ 件、情報通信研究機構(NICT)は、ダイヤモンド中に閉じ込められた電子スピンに超伝導磁束量子ビットを結合させることにより、ダイヤモンド中の電子スピンの寿命が約10倍に伸びることを示したと発表した。
今回の研究成果は、2015年3月23日に「Physical Review Letters」で公開された。なお同研究の一部は、最先端研究開発支援プログラム(FIRST)、JSPS科研費No. 25220601、NICTの委託研究「量子もつれ中継技術の研究開発」により得られたもの。
ダイヤモンド中の電子スピンは、数十nm程度の局所領域に閉じ込めることが可能であり、磁場や電場や温度を高い精度で検出できることから、ナノスケールの物質構造などを高精度でイメージングできるとされる量子センサへの応用が期待されている。しかし、ノイズが存在する環境下では寿命が短くなることから十分な計測時間の確保ができず、センサとしての感度が劣化するという問題点があり、ダイヤモンド中の電子スピンの寿命の向上は大きな課題となっている。
NTT物性科学基礎研究所、NII、大阪大学10+ 件、NICTの研究チームでは、2011年に複数のダイヤモンド中の電子スピンと設計自由度が広く拡張性が高い超伝導磁束量子ビットという2つの異なる系をハイブリッド化した量子メモリの実現に成功。この成果を活かし、ハイブリッド系を用いたダイヤモンド中の電子スピンの長寿命化に向けて研究に取り組んできた。
今回、NTT物性科学基礎研究所、NIIの根本香絵教授、大阪大学10+ 件大学院基礎工学研究科の水落憲和准教授、NICTの仙場浩一上席研究員らによる研究チームでは、100マイクロ秒程度の寿命を持つダイヤモンド中の電子スピンと短寿命(10マイクロ秒程度)な超伝導磁束量子ビットを結合させるハイブリッド化により、電子スピンの寿命が約10倍となる950マイクロ秒にまで長くなるという現象を理論的に見出した。
これは、ダイヤモンド中の電子スピンを用いた量子センサの感度が一桁近く向上することを意味しており、高い効率で物質のイメージングが可能になると期待される。また、ダイヤモンド中の電子スピンはマイクロ波の印加といった外部からの要因を用いることで長寿命化を行っていたが、同成果は、ダイヤモンド中の電子スピンを超伝導磁束量子ビットに置くだけで寿命を約10倍に長くできるという、超高感度量子センサ実現に向けたまったく新しいアプローチとなる。
同研究成果によって電子スピンの寿命が改善することで十分な計測時間の確保が可能になるため、計測感度の向上が期待される。さらに将来的に、超伝導磁束量子ビットと複数のダイヤモンド中電子スピンの間に量子絡み合いを生成することができれば、従来の精度を凌駕する量子絡み合いセンサを実現できる可能性がある。この量子絡み合いセンサが実現すれば、人や動物の脳の活動情報を高い精度で読み取って病変を特定したり、数十ナノメートル程度の極小物質の3次元構造を明らかにするなど医療分野・材料工学分野に貢献すると考えられる。
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中性子線がん治療、大阪医大に拠点
http://apital.asahi.com/article/local/2015032500003.html
大阪医科大(大阪府高槻市)に中性子線を使う新しいがんの放射線治療「ホウ素中性子捕捉療法(BNCT)」の拠点施設ができる。大阪医科大が中心になって財団法人を立ち上げ、新年度に着工。ほかの大学の技術も採り入れ、2019年の治療開始を目指す。
BNCTは、がん細胞にだけ集まる専用のホウ素薬剤を患者の体内に点滴で入れ、中性子線によって核反応を起こしてがん細胞を壊す治療法。正常な細胞と入り交じり切除が難しいがんに有効とされる。
計画では大阪医科大のキャンパス内に専用の医療センターを建て、中性子線を発生させる加速器や検査施設を置く。医療分野を成長戦略の柱に据える大阪府が、目玉事業として先端技術の連携を図る。臨床試験をしている京都大原子炉実験所(大阪府熊取町)が治療技術を担い、ホウ素薬剤の開発は大阪府立大が中心となる。BNCTの治療施設は、東京の国立がん研究センターや福島県の総合南東北病院でも準備を進めている。
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阪大ウイスキー「光吹―MIBUKI」完成-11原酒ブレンド、サントリーとコラボ
http://www.nikkan.co.jp/news/nkx1420150324hlam.html
大阪大学はサントリースピリッツと協力し、阪大オリジナルウイスキー「光吹―MIBUKI=写真」を作った。学生が主体となり、阪大の11学部にちなみ11種の原酒をブレンド。華やかな香りの余韻が続く、初心者でも飲みやすいウイスキーに仕上げた。1500本の限定生産で、4月13日に阪大生協で発売する。190ミリリットルで価格は1580円(消費税抜き)。
実践的なビジネス体験を通じて学ぶ博士課程教育プログラムの一環で2014年6月からプロジェクトが始動。サントリースピリッツ担当者のサポートを受けて各学部の学生有志が開発に臨んだ。
学生らが各学部に抱くイメージに合った原酒を11種選びブレンドした。阪大が阪大中之島センター(大阪市北区)で開いた完成記念イベントでは、約200人が試飲を楽しんだ。
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大阪工大、17年春にロボティクス&デザイン工学部を新設
http://www.nikkan.co.jp/news/nkx0720150323eaaa.html
大阪工業大学は、2017年4月に開設予定の梅田キャンパス(大阪市北区)に、「ロボティクス&デザイン工学部(仮称)」を新設する。現在、工学部に設置されているロボット工学科と空間デザイン科を新学部に移設し、さらに新学科を加え3学科体制とする。異なる領域分野の融合により、イノベーションを創出できる人材の育成を目指す。
定員は1学年250人を想定。大学院も同時に設ける。15年秋、文部科学省に申請する。
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http://www.nnn.co.jp/dainichi/knews/150326/20150326102.html
中性子照射のがん治療施設開設へ 大阪・高槻に19年
2015年3月26日 18:35
大阪医科大は26日、体内に投与したホウ素に中性子線を照射してがんを破壊する「ホウ素中性子捕捉療法」(BNCT)の専門施設を大阪府高槻市のキャンパスに設置すると発表した。2019年開設予定。
施設は「関西BNCT医療研究センター(仮称)」。地上4階地下1階で、整備費は約45億円。京都大原子炉実験所(大阪府熊取町)や大阪大など関西の病院や大学が協力し研究に当たる拠点とし、年間約1700人の患者を受け入れる。
この治療法は、がん細胞がホウ素を取り込みやすいことを利用し、ホウ素薬剤を点滴して中性子線を当てる。
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「有望株」の288点 市立美術館で関西独立展開
2015年3月25日
http://www.nnn.co.jp/dainichi/news/150325/20150325024.html
関西に在住する画壇の有望株が筆を走らせた洋画展「関西独立展」が24日、大阪市天王寺区の市立美術館で始まった。画家が自由な発想で描いた大作を並べ、来場者の目を引きつけている。
文化の発展に寄与することを目的に1930年に発足した独立美術協会に所属する「関西独立美術」が開いたもので、今展で52回目。178人が計288点を出展した。
作風はドラム缶などの廃材の中に鮮やかな色の紙風船を浮かべたり、民族衣装を着た女性をモデルにしたくしゃくしゃな写真を題材にした心象風景画をはじめ、ショーウインドーのマネキンに女性が服を着させる写実的な絵画もある。
関西独立美術事務局の広田政生さんは「画壇の有望株が集まった。特に会友はベテランが多く、レベルの高い作品が集まっている」と話している。
入場料は一般600円、大学生300円、高校生以下無料。開館時間は午前9時半〜午後5時。29日まで。
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がん「狙い撃ち」高槻に拠点…ホウ素中性子治療
2015年03月27日
http://www.yomiuri.co.jp/osaka/news/20150327-OYO1T50002.html?from=oycont_top_txt
大阪医科大は26日、次世代のがん治療法とされる放射線治療の一種「ホウ素中性子捕捉療法(BNCT)」の拠点施設を、大阪府高槻市の同大学構内に設置すると発表した。開院は4年後の予定で、西日本初の拠点として京都大や大阪大などと連携して治療を進める。
BNCTでは、がん細胞に取り込まれやすいホウ素薬剤を患者に点滴後、患部に中性子線を30〜50分照射する。ホウ素と中性子の核反応で出る放射線が、がん細胞だけをたたく仕組みで、治療が難しい悪性脳腫瘍や再発がんなどに有効とされる。中性子線は正常な細胞を素通りし、核反応で出る放射線も周りの細胞に届かないほど「射程」が短いため、副作用は少ないという。
計画では、中性子線を発生させる陽子加速器や治療室2室を整備。京大や阪大などと共同で治療を行い、ホウ素薬剤は大阪府立大を中心に開発を進める。総工費約45億円で、年間で最大約1800人の治療を見込む。BNCT施設は福島県などでも計画が進んでいる。
2015年03月27日
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大阪市の民間人校長、また2人辞職へ 任期1年残して
朝日新聞デジタル2015年3月25日12時25分
民間から採用された大阪市立小学校と中学校の公募校長2人が今月末で任期を1年残して辞職することがわかった。
体調不良など「一身上の理由」という。
2人はいずれも60代の男性で、2013年春に採用された。
取材に対し、小学校の校長は「体調を崩してしまい、別の人にバトンタッチする方がよいと判断した」とし、中学校の校長は「学校課題の解決に取り組んだが十分な成果が出せず、身を引く時と考えた」と述べた。
13年に初採用された同市の公募校長をめぐっては、11人のうち、経歴詐称や処遇への不満などですでに4人が懲戒免職となったり辞職したりしており、今回の2人の辞職で計6人が任を離れることになる。
http://www.asahi.com/articles/ASH3T3JHBH3TPTIL00R.html
朝日だからw具体内容を詳らかにしてないが、
「学校の先生が国を滅ぼす」の著者も民間から大阪の学校で校長に。
他に何年か前に、高津高校で民間出身者が
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【坂口至徳の科学の現場を歩く】
人工神経の再生力、iPS細胞で格段に向上 大阪市大が世界初
http://www.sankei.com/west/news/150327/wst1503270042-n1.html
ケガによりヒジなど手足の神経(末梢(まっしょう)神経)を大幅に失った場合、自身の足の神経の一部など他の部位の正常な神経を取って移植する自家神経移植が行われている。ただ、その手術法では、移植のために取り出して無くなった部分に、しびれや知覚の障害が出てしまう。
このため、神経細胞の切れた端が伸びる性質を利用し、人工の管を通り道にしてつなげる「人工神経」が研究され、臨床に使われている。しかし、人工神経の材質が硬く、曲がる部分に移植するのは不向きなうえ、神経細胞の再生能力が足りないという難点があった。
そこで、柔軟な素材の人工神経を開発するとともに、どんな臓器の細胞にもなり得るiPS細胞(人工多能性幹細胞)を使い、神経の機能回復を格段に向上することに、大阪市立大学大学院医学研究科の上村卓也・病院講師、中村博亮(ひろあき)教授らの研究グループが世界で初めて成功した。マウスの後足の神経を切除した部分に、iPS細胞を生着させた人工血管を移植する実験で、長期間有効に神経再生が進み、安全性があることを確かめた。
マウス実験で長期有効性と安全性を実証、新治療法の開発へ
研究グループは、まず、柔軟で丈夫な人工神経をつくるため、管の構造を2層構造にし、内側をiPS細胞が生着しやすいスポンジ状、外側はメッシュ構造にして強度を補強した。素材は、生体に吸収される高分子化合物なので、神経がすべてつながるころには管が消滅する。
http://www.sankei.com/west/news/150327/wst1503270042-n2.html
iPS細胞は、マウスの細胞からつくり、末梢神経の形成に関わる細胞(シュワン細胞)の前段階まで分化誘導した細胞の塊(約400万個)を人工神経の管に入れ、2週間にわたり人工培養したところ、管の内部に生着した。この人工神経をマウスの左後足の神経(坐骨神経)を切り取った部分(長さ5ミリメートル)に移植したところ、iPS細胞を含まない人工神経を移植した対照群に比べて運動機能や、熱さを感じる知覚機能の改善が早かった。左足を引きずっていたマウスは1年後には、ほぼ正常な歩き方にもどった。さらに、人工神経内の組織の状態をみたところ、神経は48週の長期間にわたり再生を続けていた。また、神経細胞の突起である軸索が、対照群に比べ2-4倍に増えていたことから、iPS細胞が神経の再生を促進していることがわかった。
安全性の面からは、iPS細胞の不安材料である腫瘍ができていないことが確かめられた。
上村講師は「今後、イヌなど大きな動物の実験で安全性を十分に確かめたあと、臨床試験に持っていきたい。安全性などが確かめられれば、末梢神経を失った患者に対する新たな再生治療法として期待できるでしょう」と話す。網膜の病気の臨床試験がスタートするなど注目を集めるiPS細胞。その臨床応用に新たな領域を拓く可能性がありそうだ。
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【坂口至徳の科学の現場を歩く】
700万人…認知症も治る! 新予防・治療薬の候補抗体を開発 大阪市大
http://www.sankei.com/west/news/150109/wst1501090033-n1.html
厚生労働省が7日に発表した推計によると、認知症の人は10年後には700万人に達し、65歳以上の5人に1人となる。同省の研究班の調査では認知症のなかで、もっとも多い原因疾患がアルツハイマー病で約7割を占める。ところが、この病気が発症してから進行を確実に止める医学的な方法はない。発病していない段階で、病気に結びつく物質の増加を見つけて注意を促し、脳血流を増加させる運動や食事の改善で、できるだけ発病までの期間を延ばす方法が取られている。
このようなアルツハイマー病の原因とされる異常なタンパク質(タウ)をターゲットに、これを直接に除去する抗体(モノクローナル抗体)を大阪市立大学大学院医学研究科脳神経科学の富山貴美(とみやま・たかみ)准教授らが開発した。マウスに投与した実験では、脳内のタウが減少し、神経回路のつなぎ目であるシナプスが回復、記憶障害も改善されて治療薬になる可能性が出てきた。
進行を止められぬアルツハイマー病…異常タンパク質を除去
アルツハイマー病の発症の仕組みは、アミロイドβ(Aβ)というタンパク質の断片が凝集して脳細胞の外側に沈着し「老人斑」ができる。次いで、タウタンパク質が過剰にリン酸化されて細胞内に貯まるという「神経原線維変化」が起きて、神経細胞が死にはじめることで、認知症が発症することが分かっている。
富山准教授らは、マウスの脳を使い、タウ分子内のどの位置がリン酸化されれば、病気が進行するかを調べた。この結果、タウタンパク質を構成するアミノ酸の連結の中で、413番目のアミノ酸(セリン)がリン酸化されることが重要であることをつきとめ、この位置でリン酸化されたアミノ酸と免疫反応で結合するモノクローナル抗体を作製し、過剰にリン酸化されたタウを分解して除去することに成功した。
http://www.sankei.com/west/news/150109/wst1501090033-n2.html
この抗体をアルツハイマー病のモデルマウスに1週間に1回、1カ月間投与したところ、脳内の過剰にリン酸化されたタウタンパク質が減少し、記憶障害が改善したほか、神経原線維変化や神経細胞死も抑制された。さらに、この抗体は、アルツハイマー病の脳に蓄積する異常タウにのみ、反応することがわかった。
富山准教授によると、こうした免疫療法には、抗原をワクチンとして接種し体内で抗体を作らせる能動免疫があるが、今回の抗体を投与する受動免疫の方法は、副作用が少なく、治療薬の候補としては有望。また、同様に異常タウが蓄積して起きるピック病など神経変性疾患の予防、治療にも使うことが期待される、という。「今回の抗体はマウスの抗体なので、遺伝子工学の手法でヒト化したうえで、臨床試験など研究を進めていきたい」と話す。
これまでアルツハイマー病の原因を除去する治療薬としてAβを標的にした薬剤が開発されたが目立った効果はなかった。つまり、神経細胞が死んだあとでAβを除去しても手遅れになっていたわけで、今回の異常タウを標的にした抗体とともに、発病前から投与して効果を上げることも考えられそうだ。
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阪大、まばたきの頻度でニコチン依存症のなりやすさを推定できることを明らかに
http://www.zaikei.co.jp/article/20150327/242608.html
大阪大学の中野珠実准教授らによる研究グループは、瞬き(まばたき)の頻度の個人差が、ニコチン受容体の遺伝子タイプの違いで説明できることを明らかにした。
瞬きの頻度(瞬目率)は非常に個人差が大きく、1分間に数回しかしない人もいれば、40回を優に超える人もいる。神経伝達物質であるドパミンの摂取により、瞬目率が急激に増加することから、瞬目率の違いは脳内のドパミン機能のレベルを反映していると考えられてきたが、これまでドパミン受容体の遺伝子多型をいくら調べても、瞬目率の大きな個人差を説明することはできなかった。
今回の研究では、ドパミン神経の活動を調節しているニコチン受容体に着目し、その遺伝子多型と瞬目率の相関を104名の大学生を対象とした大規模調査により調べた。その結果、ニコチン受容体に関係する遺伝子CHRNA4のrs1044396という部位のシトシンがチミンに置換しているグループでは、そうでないグループと比べて、3割も瞬目率が上昇していることが分かった。
これによって、これまで通説だったドパミンと瞬目率の関係は実は二次的な相関であり、ニコチン受容体を介したアセチルコリン伝達系が瞬きの発生を制御していることが分かった。
ニコチン受容体の遺伝子多型は、喫煙によるニコチン依存症のなり易さと関連することが知られているため、今後は、瞬きの頻度からニコチン依存症のなり易さを推定するなど、瞬きを簡便なバイオマーカーとして利用できるようになると期待されている。
なお、この内容は「Scientific Reports」に掲載された。
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大阪市、中之島市有地に大学誘致へ 新美術館と連携、活性化目指す
http://www.sankei.com/west/news/150328/wst1503280036-n1.html
大阪市が、市中心部の中之島(北区)に大学を誘致する方針を固めたことが27日、市への取材で分かった。市の事前調査では複数の大学が関心を示したといい、来年度中の入札実施を目指す。隣接するエリアで平成32年度に新美術館をオープンさせる計画が既に進行しており、市は大学と美術館の連携で、市中心部の魅力向上と活性化につなげたい意向だ。
中之島の市有地は約2万5千平方メートルで、現在は更地や駐車場になっている。うち東側の約1万3千平方メートルを使って、佐伯祐三ら大阪出身の画家らのコレクション約4700点を展示する新美術館を建設する計画だが、残り約1万2千平方メートルの活用法が課題だった。
市が昨年9月から今年2月にかけ、大学や商業施設などの誘致を視野にマーケット調査を実施したところ、2大学が大学・大学院を含むキャンパス型施設の設置に関心を示した。一般開放するイベント用施設やレストランなどの整備、美術館と連携したイベント実施にも前向きとされる。
これを受け、市は大学誘致の方針を固め、来年度予算に土地売却に必要な不動産鑑定などの経費200万円を計上。土地の一部は国から購入した際に美術館の敷地として使う契約だったが、国との協議の結果、3月27日付で大学整備に使う用途変更が認められた。
市幹部は「用途変更という一番大きなハードルを越えた。美術館と相乗効果を発揮できるような大学を誘致したい」と話している。
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【動画】
大阪府立登美丘高校が2連覇 ダンススタジアム新人戦西日本大会
http://www.sankei.com/west/news/150327/wst1503270080-n1.html
高校ダンス部の1年生によるコンテスト「第8回日本高校ダンス部選手権ダンススタジアム新人戦西日本大会」(産経新聞社、ストリートダンス協会主催)が27日、大阪府門真市のなみはやドームで開催され、大阪府立登(と)美(み)丘(おか)高校が優勝して連覇を果たした。
大阪、兵庫、京都、奈良、滋賀、愛知、石川の7府県から73校が出場。各校の演技を表情や技術などで審査し、各賞が決まった。入賞校は以下の通り。
優勝=大阪府立登美丘▽準優勝=桜丘(愛知)▽3位=大阪府立堺西▽入賞=天理(奈良)、同志社香里(大阪)、奈良県立奈良、大阪市立汎愛、大阪府立箕面▽ストリートダンス協会賞=同府立柴島▽ベストビジュアル賞=同府立久米田▽ベストインパクト賞=京都府立山城▽ベストスマイル賞=京都文教(京都)
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信大病院中心に研究班 子宮頸がんワクチンの「高次脳機能障害」
03月28日(土)
http://www.shinmai.co.jp/news/20150328/KT150327FTI090025000.php
頭痛や手足の震え、歩行困難といった副作用報告が相次ぎ、積極的な接種の呼び掛けが一時中止されている子宮頸(けい)がんワクチンについて、信州大病院(松本市)を中心とする全国8大学病院の神経内科が4月1日、副作用の一つで学習障害や記憶力低下といった「高次脳機能障害」に関する研究班を発足させる。高次脳機能障害は、手足の痛みなどが軽減した後に出るケースが目立つといい、研究班所属の神経内科医への受診を呼び掛け、原因の解明や治療法の確立を目指す。
ワクチン接種後の副作用は、関節痛や筋力低下、倦怠(けんたい)感、月経不順など幅広く、神経内科や整形外科、麻酔科といった多くの診療科で診ている。高次脳機能障害は神経内科の専門のため、新たな研究班が必要と判断。厚生労働省結核感染症課は「調整中だが、(信大医学部長の)池田修一教授に(結成を)依頼した」としている。
主任研究者を務める池田教授によると、副作用の高次脳機能障害には、高校生なのに物事の処理速度が50〜60代並みに低下したり、教科書を読んでも長い文章が理解できなくなったりするケースがある。これらは接種から2年ほどたって出ることもある。
同教授は「脳機能障害のため、手足の痛みが軽くなっても学校に戻れない生徒は多い。さまざまな治療法から患者に合う方法を見つければ改善も可能で、専門医として全力を尽くしたい」と話す。他の7病院は山口、鹿児島、東北、東京慈恵会医科、千葉、近畿、愛媛の各大学病院。集まった診療データは信大で分析する。
池田教授は厚労省が接種呼び掛け中止の勧告後に設けた二つの研究班の代表の1人で、5病院でつくる池田班は今月で任期を終える。
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【官庁】2大学が開発に関心/中之島4丁目の市有地売却に向けたマーケット・リサーチ/大阪市
http://constnews.com/?p=9164
大阪市は大阪市北区中之島4丁目にある市有地1・2㌶の売却に向けてマーケット・リサーチを実施し、調査票を提出した2大学にヒアリングした。説明会の段階では大学のほか、建設業関係、設計事務所など計18者が参加した。業務・商業・宿泊・文化施設などの用途での提案はなかった。2015年度中にプロポーザル方式で敷地全体を一括して売却する。
敷地を取得して開発事業を行う意向を持つ法人または法人グループを対象に参加を募った。開発事業者の公募の前に市場動向や民間の意向を把握し、公募時の条件整備に役立てる。
敷地は20年度の開館を目指している新美術館の隣接地で、所在地は大阪市北区中之島4-53ほかの敷地約1万2300平方㍍。用途地域は商業地域で、建ぺい率が80%、容積率が600%と800%。現状は更地になっており、アスファルトで舗装している。12月まではシルク・ドゥ・ソレイユ大阪公演会場として使い、15年3月末までは駐車場として暫定活用する。土壌汚染と埋蔵文化財については、売却手続きまでに大阪市が調査して必要な措置を取る。
中之島4丁目の南側には国立国際美術館や大阪市立科学館などが建っているが、北側は04年4月に開設した「大阪大学中之島センター」や超高層マンション「N4.TOWER」などを除き、大部分が駐車場や更地になっている。
新美術館の用地は中之島4丁目北側の敷地のうち、東側の約半分。延べ約1万5000平方㍍の新美術館を121億円かけて整備する。北西側の敷地は大林組が4036平方㍍、京阪電気鉄道が1444平方㍍を所有している。大林組の土地はもともと日本生命保険相互会社が持っていたが、05年6月に大林組に売却した。
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近鉄奈良線・八戸ノ里駅から近大まで一直線!「近大シャトルバス」を運行します 近畿大学東大阪キャンパス
2015年03月25日 16時20分
http://www.news2u.net/releases/134060
近畿大学(大阪府東大阪市)は近鉄バス株式会社 (大阪府東大阪市)と提携し、平成27年(2015年)4月4日(土)より、最寄り駅の一つである近鉄奈良線・八戸ノ里駅と近畿大学東大阪キャンパスの区間(片道約1.4km)を結ぶ「近大シャトルバス」を運行します。
【本件のポイント】
●八戸ノ里駅から近畿大学東門前まで、ノンストップで運行
● 1回の運賃が片道100円と低価格!
●八戸ノ里駅の利用者増に伴い、長瀬駅からの混雑緩和も期待
【本件の概要】
近鉄奈良線・八戸ノ里駅は、近鉄大阪線・長瀬駅とともに近畿大学東大阪キャンパスの最寄り駅であり、附属高等学校・中学校からも近いため、通学・通勤に利用する学生や教職員が多くいます。これまでにも八戸ノ里駅から近畿大学方面に向かうバスはあり、片道230円で東大阪キャンパス近くの停留所(上小阪住宅前)まで行くことはできましたが、途中4ヶ所停留所があるため時間を要していました。
このたび近畿大学と近鉄バス株式会社が提携し、八戸ノ里駅から近大前までノンストップで走行する「近大シャトルバス」を運行することになりました。新たに「近畿大学東門前」の停留所を設置し、八戸ノ里駅からわずか100円で利用できます。また、八戸ノ里駅の利用者が増えることで、長瀬駅から大学までの混雑も緩和されることが期待されます。
■運 行:平成27年(2015年)4月4日(土)から運行開始(1日116便)
※ 大学のスケジュールに合わせての運行となるため、基本的には土日祝日、年末年始および長期休暇(夏季・春季)の間は運休となります。ただし4月4日(土)は近畿大学入学式のため運行します。
■運行ルート:近鉄奈良線・八戸ノ里駅前と近畿大学東門前の区間(片道約1.4km)
■料 金:1回100円 ※一般の方も利用可能
■一般の方からのお問い合わせ : 近鉄バス 稲田営業所 TEL (06)6746-2565 (8:30〜18:00)
詳細につきましては、下記ニュースリリースをご覧ください。
関連URL:http://www.kindai.ac.jp/topics/2015/03/post-735.html
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〜完全養殖クロマグロが取り持った縁〜
近畿大学とポルトガル共和国の大学・海洋大気庁が学術交流協定を締結
2015年03月26日 15時50分
http://www.news2u.net/releases/134112
近畿大学(大阪府東大阪市)は、このたびのポルトガル共和国ペドロ・パッソス・コエーリョ首相来日に合わせ、ポルトガル共和国のアルガルヴェ大学ならびにポルトガル海洋大気庁と本日3月26日(木)、相互利益となる学術交流協力を推進するため、「学術交流協定」調印式を開催いたしました。コエーリョ首相来日後の初めての行事が、この調印式となります。本協定に基づき、研究者および学生交流、共同研究および共同学会、学術研究目的のための情報交換などを推進する予定です。
【本件のポイント】
●養殖魚に関してのパイオニアである本学と海洋国ポルトガル共和国の大学・海洋大気庁が学術交流協定を締結
●この協定により本学はグローバル人材の育成、国際化をさらに進め、ポルトガル共和国は養殖魚に関する海洋開発を強化していく
【本件の背景】
平成26年(2014年)7月2日、ポルトガル共和国アスンサォン・クリスタス農業・海洋大臣が近畿大学に来学され、本学の持つ養殖技術について情報提供を行いました。ポルトガルは世界有数の魚介類消費国ですが、国内の食用魚類の自給率は大部分が従来の漁業に頼っており、養殖が占める割合はわずかなのが現状です。資源保護の観点から今後養殖等の海洋開発に取り組む方針を表明しており、その一環として養殖魚のパイオニアである本学との会談がポルトガル共和国からの要請で実現しました。当日は養殖に関して積極的に質問がなされ、近畿大学と交流を行いたいという意向を示されたことがきっかけとなり、カウンターパートナーとして水産系分野に力をいれているアルガルヴェ大学およびポルトガル海洋大気庁との協定締結がこのたび実現しました。
今回の交流協定に際してアルガルヴェ大学学長 アントニオ・ブランコ氏は「近大からは海洋開発の分野で養殖技術の先端技術を学びたい」と述べ、近大学長塩﨑均は「協定を通して互いに次なる発展を期待している」と語りました。
近畿大学およびアルガルヴェ大学ならびにポルトガル海洋大気庁との学術交流協定協定書調印式
■ 日 時:平成27年(2015年)3月26日(木)午前11時40分〜12時
■ 場 所:京都迎賓館(京都府京都市上京区京都御苑23)
■ 式 次 第:調印式
・協定書調印
・アルガルヴェ大学学長 アントニオ・ブランコ氏スピーチ
近畿大学学長 塩﨑 均スピーチ
・調印式後記念品贈呈
■ 出 席 者:ポルトガル共和国
ペドロ・パッソス・コエーリョ 首相
アルガルヴェ大学 アントニオ・ブランコ学長
ポルトガル海洋大気庁 ジョルジェ・ミゲル・デ・ミランダ総裁
近畿大学
理事長 清水 由洋
学長 塩﨑 均
水産研究所長 宮下 盛
関連URL:http://www.kindai.ac.jp/topics/2014/07/72-1.html
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>>2534 これを契機にモノレールを是非とも付属中高横まで引っ張ってほしいが。
おおさか東線を使う奴あまりおらん様だし。
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ミカンの皮とヨーグルトで花粉症に「効果」
2015年03月29日
http://www.yomiuri.co.jp/osaka/news/20150329-OYO1T50002.html?from=oycont_top_txt
ミカンの皮とヨーグルトに含まれる成分を同時に摂取すると、花粉症患者の症状が和らぐ効果があるとする研究結果を、愛媛大の菅原卓也教授(食品機能学)らのグループが28日、岡山県で開催中の日本農芸化学会で発表した。花粉症への抵抗力を高める食品の開発につながる成果としている。
グループは、温州ミカンの皮に含まれるポリフェノールの一種「ノビレチン」と、牛乳成分のたんぱく質「βラクトグロブリン」に、それぞれ花粉症に関わる炎症反応を抑える働きがあることに着目。スギ花粉症患者26人に同意を得たうえで、すり潰したミカンの皮を混ぜた飲むタイプのヨーグルト(150ミリ・リットル)を1日1回摂取してもらった。
26人には、摂取を始める前と摂取2週間後に、花粉症の原因物質を両目に点眼。それぞれ点眼30分後に表れた症状を比較した結果、全員でかゆみなどの自覚症状が著しく低下し、結膜炎の指標となる眼球表面の温度上昇も約半分に抑えられた。
花粉症は、体内に入った花粉に免疫細胞が反応し、ヒスタミンなどの化学物質が放出されるのが原因とされる。二つの成分の相乗効果で花粉による反応を弱め、化学物質の放出を抑えるとみられる。
菅原教授は「ミカンの皮は、漢方薬では『陳皮』と呼ばれる健康素材。牛乳アレルギーの恐れがある人に活用できないのは弱点だが、地元企業と連携して花粉症対策の機能性食品として開発したい」と話している。
竹田潔・大阪大教授(免疫学)の話「実際の患者で効果を確かめた点で、大きな価値がある研究だ。症状抑制のより詳しい仕組みの解明に期待したい」
2015年03月29日
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次世代がん治療の拠点設立へ=大学や医療機関が共同利用-大阪医科大
http://www.jiji.com/jc/zc?k=201503/2015032600771&g=soc
大阪医科大は26日、次世代のがん治療法とされる「ホウ素中性子捕捉療法(BNCT)」を実施する医療拠点「関西BNCT医療研究センター(仮称)」を2019年に大阪府高槻市のキャンパス内に開設すると発表した。センターは医科大とは独立して運営され、他大学や医療機関と共同利用する。
同大によると、BNCTによるがん治療は、2018年度にも総合南東北病院(福島県郡山市)で世界で初めて開始される予定だが、共同利用型の治療拠点は今回が初という。(2015/03/26-17:37)
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無料朝食で新入学生の朝を支援「阪大×ケロッグ “栄養バランス満点” 無料朝食セット」 4/9(木)から提供開始
http://www.iza.ne.jp/kiji/pressrelease/news/150330/prl15033016460115-n1.html
日本ケロッグ合同会社
4/8(水)15:00から 豊中キャンパス内の学食で記念セレモニー&メニューお披露目
大阪大学では、新入学生のキャンパスライフの始まりに合わせ、豊中キャンパス内の学食「図書館下食堂」において、 大阪大学未来基金、日本ケロッグ合同会社(以下、ケロッグ社)、大阪大学生活協同組合(以下、阪大生協)の産学連携による「阪大×ケロッグ ”栄養バランス満点“ 無料朝食セット」を4月9日(木)から提供します。
このプロジェクトは、新年度の講義開始日にあわせ、「新入学生に朝食を取る習慣を身に付けて、健康で規則正しい学生生活を送ってもらいたい」という目的で、大阪大学未来基金の学生支援事業の一環として、ケロッグ社の全面的な協力により実施します。無料朝食セットの提供は、学食を運営する阪大生協が担当します。
昨今、“100円朝食”を提供する大学が出始めていますが、近畿圏の国公立大学の学食で”無料朝食”を提供する取り組みは、大阪大学が初めてです。
当メニューの提供開始前日に、提供開始記念セレモニーを行ないます。また、提供初日をメディアの皆様にも公開いたしますので、合わせてご取材をご検討いただきたく、ご案内いたします。
<「阪大×ケロッグ “栄養バランス満点” 無料朝食セット」 概要>
[画像1: http://prtimes.jp/i/9545/24/resize/d9545-24-792008-3.jpg ]
[提供期間] 4月9日(木)〜4月30日(木)<平日限定で実施>
[提供時間] 8:00-10:00am
[提供場所] 大阪大学 豊中キャンパス内 図書館下食堂(豊中市待兼山町1-4)
[提供メニュー] ケロッグ社のシリアル、牛乳もしくはヨーグルト、
卵、フルーツ等のセット
*メニューの詳細は次ページに記載
*1日200食限定で提供
*メニュー実費は全額、大阪大学未来基金が支援いたします。
<記念セレモニー 概要>
[日時] 4月8日(水) 15:00~15:45 (受付開始は14:45を予定)
[会場] 大阪大学 豊中キャンパス内 図書館下食堂
[登壇者] 大阪大学 理事・副学長 大竹文雄
大阪大学生活協同組合 理事長 江口太郎
日本ケロッグ合同会社 代表職務執行者社長 井上ゆかり
[内容] 登壇者3名による、シリアルファーストドロップ(シリアルサーバーにシリアルを注ぎ込む所作)
「阪大×ケロッグ “栄養バランス満点” 無料朝食セット」 提供メニューお披露目
新入学生のキャンパスライフ・サポートを行う阪大生協学生委員会メンバーによる試食
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■大阪大学 豊中キャンパスと 図書館下食堂について
大阪大学では全学部の新入学生(約3,400名)が豊中キャンパスでキャンパスライフを過ごします。
豊中キャンパスには食堂、カフェをあわせ7つの阪大生協 飲食提供施設がありますが、朝から営業しているのは図書館下食堂のみです。図書館下食堂には全360席ありますが360席が1日約10回転するほどの利用実績を誇ります。うち、従来の朝食時間帯の利用者数は約100人程度です。
<「阪大×ケロッグ “栄養バランス満点” 無料朝食セット」 詳細>
【セット内容】 *以下1.〜5.をセットでご提供します。
[画像2: http://prtimes.jp/i/9545/24/resize/d9545-24-153714-0.jpg ]
※写真はイメージです。学食で実際に使用する食器とは一部異なります。
1. ケロッグのシリアル
下記3種類のケロッグのシリアルからお好きなものをお選びいただけます。
Ø 「厳選素材 フルーツグラノラ」
Ø 「オールブラン ブランフレーク フルーツミックス」
Ø 「コーンフロスティ」
2. 牛乳もしくはヨーグルト (選択可能)
3. ゆで卵
4. バナナ
5. オレンジ、トマト、キウイのいずれか (選択可能)
[画像3: http://prtimes.jp/i/9545/24/resize/d9545-24-758911-2.jpg ]
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大阪市大、超小型薄膜センサー開発-消費電力精密管理、車・宇宙分野への利用期待
掲載日 2015年03月30日
http://www.nikkan.co.jp/news/nkx0720150330eaaf.html
大阪市立大学大学院工学研究科の辻本浩章教授らは、1円玉程度の大きさの超小型薄膜電力センサーを開発した。2月に設立した大学発ベンチャーのSIRC(サーク、大阪市住吉区)を通じて市場投入する計画。省エネルギー化に役立つデバイスとして、幅広い用途を見込んでいる。
材料は、パーマロイ(鉄とニッケルの合金)。パーマロイ磁性体薄膜の持つ磁気抵抗効果で、電流と電圧を計測し電力値を瞬時に算出できる。機器に組み込めば、消費電力の精密な管理が可能になるという。
東日本大震災による電力不足や2016年度に始まる電力の自由化など、電力需給を取り巻く環境が変わりつつある。こうした状況を踏まえて、省エネ化や電力の有効利用を促進するデバイスとして売り出す。価格は1個100―200円程度を想定している。
従来の電力量計は、電流センサーや電圧センサーなど多くのデバイスを必要で大型だった。
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“開かずの玄関扉”54年ぶりに開く 大阪・中之島図書館 2階正面玄関から通行可能に
http://www.sankei.com/west/news/150401/wst1504010051-n1.html
国の重要文化財の大阪府立中之島図書館(大阪市北区)で1日、1961年から閉じられていた正面玄関の扉が54年ぶりに開かれ、通行が可能となった。これまでは玄関内側に本の閲覧スペースが置かれていたが、移転が決まった。
正面玄関は外階段を上った2階部分にあり、円柱が並び神殿を思わせる外観で、観光客に人気がある。館長らによるテープカットの後、高さ約3メートルの木製の扉が開かれ、中から合唱団が祝福の歌を響かせた。
中之島図書館は1904(明治37)年に開館。長年、正面玄関ではなく1階出入り口を使っていた。
正面玄関から中に入った大阪府高槻市の主婦山田幸子さん(72)は「重厚な扉が開く様子を見られて良かった」と話した。
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口唇口蓋裂治療センター開設
04月01日 20時10分
http://www3.nhk.or.jp/kansai-news/20150401/3629151.html
上唇や上あごの部分が分かれた状態で生まれる「口唇口蓋裂」の患者を専門的に治療するセンターが、大阪・吹田市の大阪大学歯学部附属病院に設けられました。
新たな治療センターは大阪大学歯学部附属病院に設けられ、開設式が行われました。
上唇や上あごの部分が分かれた状態で生まれる「口唇口蓋裂」は、約500人に1人の割合で起きるとされています。
治療するには、生まれてから約20年にわたってさまざまな診療科を受診し、▼数回の手術や、▼歯の矯正、▼それにことばの指導や訓練を受ける必要があり、負担が大きくなっています。
そこで治療センターは、関係するさまざまな診療科などから約30人のスタッフが集まって窓口を1本化し専門的な治療にあたるとともに、治療成績などの情報を集めて新しい治療法の開発を目指すということです。
大阪大学歯学部附属病院の前田芳信病院長は、「長期にわたる治療が必要なので、患者の負担を減らしつつ、よりよい治療を受けられるよう努めたい」と話しています。
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谷崎潤一郎「細雪」などの創作ノート見つかる
4月2日 14時48分
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20150402/k10010036351000.html
日本の近代文学を代表する作家、谷崎潤一郎の「細雪」や「春琴抄」の創作ノートがあることが分かりました。戦争で焼失したと考えられていましたが、谷崎が空襲を避けようとカメラで撮影したものが残されていたとみられ、専門家は「大変貴重な超一級の資料だ」と話しています。
これは、谷崎潤一郎の全集を出している中央公論新社が記者会見して明らかにしました。それによりますと、資料は、谷崎が「春琴抄」や「細雪」を構想していた昭和8年から昭和13年にかけて書いたとみられる255枚に上る創作ノートで、カメラで撮影されたものが印画紙として残されていたということです。
このうち、谷崎が妻の松子の4姉妹をモデルにして昭和17年から執筆した「細雪」については、作品名を、当初、「三寒四温」にしていましたが、創作の過程で作品名を「細雪」と思い付いて変更したことがうかがえます。
また、4姉妹の生活ぶりや会話など、谷崎の身の回りのエピソードが詳細に記録され、作品に取り入れられていることが分かります。
一方、目の見えない琴の師匠・春琴の物語「春琴抄」のノートには、「春琴九才ノトキ失明ス」や、「十七才ノトキ妊娠」などと書かれていて、人物やストーリーの設定が箇条書きで細かく書き込まれています。
「春琴抄」の創作ノートはこれまで存在が知られておらず、「細雪」のノートは一部しか残っていなかったため、昭和20年に兵庫県の家が空襲にあった際、焼けてしまったと考えられていました。
しかし、谷崎の幼いときからの友人、笹沼源之助が、ノートを1枚1枚写した印画紙を保管し続け、遺族が「研究に役立ててほしい」と出版社に託したということです。
撮影されたのは、太平洋戦争が始まった翌年の昭和17年ごろとみられ、谷崎文学を研究している早稲田大学の千葉俊二教授は「谷崎が空襲でノートが焼けるのを恐れ、写しを友人に預けていたのではないか。戦争が終わったあとも生き残って小説家としてやっていくという強い意志がうかがえ、近代文学研究において大変貴重な超一級の資料だ」と話しています。
「春琴抄」と「細雪」とは
谷崎潤一郎の代表作の1つ、「春琴抄」は、満州事変の2年後の昭和8年に発表された作品です。美しく、目の見えない琴の師匠、春琴とその弟子の佐助が登場し、顔にやけどを負った春琴を思う佐助が、みずからの両目を針で刺し、愛する人に一生をささげることを誓うという、谷崎ならではの愛の形を描いています。
一方、「細雪」は、太平洋戦争まっただ中の昭和18年に雑誌で連載が始まった小説で、関西の旧家で美しい4人の姉妹が織りなす日々をつづっています。四季折々の行事や、上方文化の華やかな世界を描きましたが、作品の華やかな内容が「時局に合わない」として連載が中止になりました。
のちに、谷崎は当時の心境を「自由な創作活動が、ある権威によって強制的に封ぜられ、これを是認しないまでも深く怪しみもしないという一般の風潮が、強く私を圧迫した」と記しています。終戦の翌年に刊行された「細雪」はベストセラーとなり、その後、たびたび、映画化やテレビドラマ化されるなど、日本文学を代表する作品の1つとなっています。
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「春琴抄」後の作品を試行錯誤
今回、公表された創作ノートには、「春琴抄」や「細雪」に関する記述のほかにも、「陰翳礼讃」(昭和8年)や、「猫と庄造とふたりのおんな」(昭和11年)に関する構想メモも記されています。このうち、1匹の猫を取り巻く複雑な男女関係を描いた「猫と庄造とふたりのおんな」については、「妻を嫌って別居する、妻、夫の愛を引かんがために夫が愛する猫を自分の家へ連れて行く」などとストーリーの設定が細かく書かれているほか、「細雪」について書かれた創作メモのなかでは、「猫の話もこれと一つにし、尨大(ぼうだい)なる長編を作らんか?」などと記され、谷崎が「春琴抄」を発表後、次の作品をどのようなものにするか、試行錯誤していた様子がうかがえます。このほか、これまで発表されることなくいわゆるお蔵入りとなった作品の構想も記され、「ボードレエルについて日本人には到底分からないといふことを書く」、「立川流の僧幼時より淫乱なる男、遂に立川流を信ずる」などと、次々と思いついたままに作品のイメージを書き連ねている様子がうかがえます。千葉教授は「作家にとって『春琴抄』という最高傑作を書き上げたあと、次の作品をどうするのか危機の状態に陥っていたのではないか。それを乗り越えるようなすばらしい作品を生み出そうと模索する谷崎の様子がこの創作ノートに表れている」と話しています。
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阪大、金属3Dプリンター活用し骨代替材料を作製-柔らかさと衝撃吸収性を実現
掲載日 2015年04月02日
http://www.nikkan.co.jp/news/nkx1020150402aaap.html
大阪大学大学院工学研究科の中野貴由教授、石本卓也講師、神戸大学の池尾直子助教らの研究グループは、金属3Dプリンターの一種の「電子ビーム積層造形法」を利用して、生体骨に似た柔らかさと衝撃に対するエネルギー吸収性に優れる金属造形体の作製に成功した。周囲の骨に正常な力の伝達を与えられるため、再生医療と組み合わせることで“骨代替材料”になるとみている。
チタン合金などの生体用金属は、生体内で長期にわたり力学的な安全性を維持できるため人工関節などの部材として使われる。ただ骨よりも5倍程度硬く、埋入方向によっては周囲の骨質劣化の原因となるため、生体骨と類似した性質の金属材料開発が望まれていた。
研究グループは、骨が持つ階層的な構造と方位によって異なる強さを示すことに着目。金属3Dプリンターで生体を模倣したインプラント材料の造形体を開発した。
金属3Dプリンターでは金属粉末を利用するため、構造によっては金属粉末を取り除くことさえ不可能。中野教授らは本来取り除くべき直径80マイクロメートル程度のチタン合金粉末を構造体内部にわざと封じ込め、溶融凝固部には生体骨類似の方向性を持った形状を与えて、生体骨の持つ衝撃吸収性などを実現させた。
衝撃エネルギーの吸収性能は既存造形体に比べ最大で10倍程度になったという。外壁構造は金属3Dプリンターで任意形状にできるため、患者ごとにカスタマイズされた骨インプラントにできる利点がある。
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■10か月の女児に人工心臓装着
http://www.mbs.jp/news/kansaiflash_GE000000000000007326.shtml
大阪・吹田市の国立循環器病センターで、1日、生後10か月の女の子に、小児用の補助人工心臓を装着する手術が行われました。
女の子は「左室心筋ち密化障害」という治療が難しい心臓の病気で、先月25日、九州からヘリコプターで搬送されてきたということです。
人工心臓は今年1月、大阪大学で脳死となって亡くなった6歳未満の女の子が、臨床治験の登録が間に合わず装着できなかったタイプのもので、この人工心臓の治験を行っている東大、阪大、国立循環器病センターでは、手術を受けやすいように新たな基準に変えたばかりでした。
「(娘が亡くなって)すぐに国に対応していただいたおかげで、命をつなげるお子さんが1人でも多くなったのは、ありがたいなと思っています」(亡くなった女児の母親)
女の子の容態は安定していて、今後、心臓移植を待つ登録を行うということです。 (04/03 00:00)
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大阪大学の入学式
04月02日 19時41分
http://www3.nhk.or.jp/kansai-news/20150402/3662771.html
大阪大学の入学式が行われ6415人の新入生が新たな生活をスタートさせました。
大阪大学にはこの春、11の学部に3489人、16の研究科がある大学院に2926人の合わせて6415人が入学しました。
入学式は、大阪城ホールで行われはじめに新入生を代表して人間科学部の長山広太郎さんが「自由闊達な精神で学問に励み、ひたむきに自己の鍛錬を積み重ねることを誓います」と宣誓しました。
続いて平野俊夫学長が「長い人生では、山もあれば谷もあります。
たとえ谷底に落ちても、次の山登りのチャンスととらえて、次の山を、夢を目指せばいいのです。いつまでも、未来への希望と夢を失うことなく、みなさんそれぞれの山を登り切ってください」と述べました。
入学式の後、新入生たちは満開の桜のもとで記念撮影をするなどしていました。
経済学部に入学した女子学生は、「大学生活で、どんな出会いがあるのか、楽しみです。友達をいっぱいつくり充実した学生生活を過ごしたいです」と話しました。
工学部に入学した男子学生は、「誰も成し遂げていないことをしたいです。夢を持った仲間と励まし合いながら頑張っていきたいです」と話していました。
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移植未登録児に人工心臓の治験 脳死女児両親が認可希望
2015年4月2日 22:32
http://www.nnn.co.jp/dainichi/knews/150402/20150402137.html]
国立循環器病研究センター(大阪府吹田市)は2日、移植の待機患者として登録していない重い心臓病の生後10カ月の女児に、臨床試験(治験)としてドイツ製の小児用補助人工心臓を装着する手術をしたと発表した。
今年1月、大阪大病院で移植待機中に脳死となり臓器提供した6歳未満の女児の両親は、この補助人工心臓の早期認可や、臓器提供の少ない現状を訴えるコメントを公表。女児は容体が急変し、この補助人工心臓が未認可のため、長期間使うと血栓ができる危険がある別の人工心臓で移植を待っていたが、脳死となった。
10か月女児に人工心臓…国循、術後経過は良好
2015年04月03日
http://www.yomiuri.co.jp/osaka/news/20150403-OYO1T50004.html?from=oycont_top_txt
国立循環器病研究センター(国循、大阪府吹田市)は2日、国内未承認の子ども用補助人工心臓を、重い心臓病を患う九州在住の10か月の女児に装着する手術を1日に行ったと発表した。心臓移植の待機登録者にしか装着を認めないなどの基準を今月から緩和したことを受けた手術で、経過も良好という。
人工心臓は独ベルリンハート社製で、子どもが心臓移植を待つ間、心機能を助ける装置。欧米では1500例以上使われているが、国内では臨床試験(治験)が行われている段階だ。
記者会見した国循の市川肇・小児心臓外科部長によると、女児は3月25日に転院。心臓の左室の筋肉が正常に作られない障害で、「危険な状態だった」という。今後は、回復を待って心臓移植の準備に入る。
これまで、この人工心臓の装着には、日本臓器移植ネットワークへの患者待機登録が必要だった。
しかし、2012年から治験を行っている東京大、大阪大を含めた3病院の関係者らが2月に登録前でも医師の判断で装着できるよう基準緩和することを決定していた。背景には、大阪大で心臓移植を待っていた東海地方の女児が1月、この人工心臓を使えずに亡くなったことがある。市川部長は、「九州の女児は待機登録しておらず、条件緩和が命を救うことにつながった」と指摘する。
東海地方の女児の母親は「娘の脳死以降、幼い命が救われるようになったのは本当に良かった。今後は移植そのものも、もっと広がってほしい」と話した。
2015年04月03日
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大阪工業大学が4月7日にミュンヘン工科大学のトーマス・ボック教授を招き特別講演会「社会が求めるロボティクス&デザイン」を開催
2015.4.3 09:10
http://www.sankeibiz.jp/business/news/150403/prl1504030910002-n1.htm
大阪工業大学(大阪市旭区、学長:井上正崇)ロボティクス&デザインセンター(センター長:本田幸夫)は4月7日(火)、ミュンヘン工科大学建築学部のトーマス・ボック教授(Prof. Dr.-Ing. Thomas Bock)を招き、特別講演会「社会が求めるロボティクス&デザイン」を開催する。参加費無料、要事前申し込み。
ボック教授は、建築とロボットを融合して、生活をより良くするための計画から建設までのあらゆる段階について研究開発を行っている。近年は、高齢者の暮らしをサポートする住宅内のインテリアとロボットが融合した空間の形成を主眼に、建築のみならず情報工学、福祉工学などを融合した学際的な研究開発にも取り組んでいる。
今回は、来日に合わせて、その研究の一端を紹介していただくとともに、大阪工業大学が2017年4月に梅田キャンパスで開設するロボティクス&デザイン工学部(仮称)の展開が今後社会でどのような可能性を秘めているかについても語っていただく予定。
なお、ボック教授は日本語が堪能なため、日本語での講演となる。詳細は下記の通り。
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◆ミュンヘン工科大トーマス・ボック教授 特別講演会
【日 時】 4月7日(火)17:00〜18:00
【場 所】
大阪工業大学うめきたナレッジセンター セミナー室1
(グランフロント大阪ナレッジキャピタル タワーC・9階 <大阪市北区大深町>)
http://www.oit.ac.jp/umekita/index.html
【講 演】 「社会が求めるロボティクス&デザイン」
【その他】 聴講無料。定員100人。要申し込み。
【参加方法】
参加希望の方は、1.氏名、2.会社・機関名、3.所属、4.連絡先のE-mailアドレス、5.連絡先の電話番号を記入いただき、4月5日までに<申し込み・内容に関するお問い合わせ>に電子メールでお申し込みください。
▼申し込み・内容に関する問い合わせ先
大阪工業大学ロボティクス&デザインセンター(担当:北垣)
TEL: 06-6167-6187
〒535-8585 大阪市旭区大宮5-16-1
E-mail: k-kitagaki@ofc.oit.ac.jp
http://www.oit.ac.jp/japanese/facility/rdc.html
▼取材の申し込み・本件発信部署
学校法人常翔学園広報室<大阪工業大学担当> (担当:油井、板谷)
TEL: 06-6954-4026
http://www.oit.ac.jp
https://www.facebook.com/OITtopics
【リリース発信元】 大学プレスセンター http://www.u-presscenter.jp/
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大阪学院大学が4月4日に入学式を挙行 -- 高橋尚子さんが新入生に祝辞を贈る
2015年4月3日
http://www.asahi.com/and_M/information/pressrelease/CPRAP11040.html
(Digital PR Platform) - 大阪学院大学(大阪府吹田市)は、平成27年4月4日(土)に平成27年度入学式を挙行。式典には同大陸上競技部OG(平成7年商学部卒)で、現在は同大特任教授を務めるシドニーオリンピック金メダリストの高橋尚子さんが出席し、新入生たちに祝辞を贈る。
高橋特任教授の入学式への出席は、今年で9回目。例年、自身のアスリートやスポーツキャスターとしての人生を振り返りながら、お祝いのことばをいただいている。
高橋さんからの熱いエールを受け、新入生たちはこれから始まる新生活に期待を膨らませることだろう。
■挙行日: 平成27年4月4日(土)
■場 所: 大阪学院大学 体育館
■時 間
・1部 10:00開式
(大学) 商学部、経営学部、法学部
(大学院) 商学研究科、法学研究科
(短期大学部) 経営実務科
・2部 11:45開式
(大学) 経済学部、外国語学部、国際学部、情報学部
(大学院) 経済学研究科、国際学研究科、コンピュータサイエンス研究科
※取材に来られる際は、事前に下記お問い合わせ先までご連絡ください。
▼本件に関するお問い合わせ先
大阪学院大学 庶務課 広報係
〒564-8511 吹田市岸部南二丁目36番1号
TEL: 06-6381-8434(代表)
FAX: 06-6382-4363
E-mail: kouhou@ogu.ac.jp
http://www.osaka-gu.ac.jp
【リリース発信元】 大学プレスセンター http://www.u-presscenter.jp/
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関西発サイコサスペンス「ストロボ ライト」、スリリングな本編映像が公開
2015年4月5日 10:00
http://eiga.com/news/20150405/4/
[映画.com ニュース] 大阪芸術大学出身の新鋭・片元亮監督の長編デビュー作「ストロボ ライト」の本編映像の一部が公開された。手首が欠落した変死体が発見されるという物語のなかから、片元監督が自ら「ここぞ」という見どころをピックアップした映像となっている。
2010年に兵庫・伊丹市の後援を受け製作され、自主製作映画の枠を超えるスケール感から、関西の映画界では注目を集めていたサイコサスペンス作。大阪・京都・兵庫での先行公開で好評を博し、第14回ハンブルグ日本映画祭でも上映された力作が、満を持して東京へ上陸する。
ある閑静な住宅街で、右手首が切り落とされた変死体が発見された。目撃証言や証拠がほとんどないため捜査が行き詰まるなか、刑事・小林は23年前に起きた殺人事件との共通点に気づく。しかし何者かに襲われて重傷を負ったことをきっかけに、小林の記憶は断片的に失われていくことになる。
特別映像は、事件を捜査する小林がどこかの冷凍庫内でたたずむ姿から始まる。金属が床をたたく音を聞き、小林は警戒を強めるが、一瞬の油断から何者かに後頭部を殴打されてしまう。出血し倒れ伏した小林は犯人の顔を目の当たりにし、因縁の相手の名前を呟く。片元監督こん身の、スリリングな一連のシーンが切り取られている。
「ストロボ ライト」は、4月11日から東京・新宿 K's cinemaで公開
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http://www.jst.go.jp/pr/announce/20150331/index.html
平成27年3月31日
科学技術振興機構(JST)
理化学研究所
大阪大学
脂質の分布をありのままに観察する新技術
〜小さな目印をつけて直接観察することに成功〜
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NY、ジャズ最高峰「ブルーノート」で若手日本人の公演
2015年04月04日
http://newyork.keizai.biz/headline/1386/
ニューヨークの老舗ジャズクラブ、ブルーノート(131 W. 3rd St)で4月5日に、日本人ビブラホン奏者の三村未佳さんが公演を行う。
三村さんは6歳のころからマリンバを始め、幼少時代から数々のコンサートに出演。大阪音楽大学卒業後、同大学院在学中にジャズピアニスト小曽根真さんの音楽に出合い、ジャズビブラホンを始めた。その後、コンテンポラリーミュージックの世界最高峰のバークリー音楽大学へ奨学金留学。同校を首席で卒業した後、現在はニューヨークを拠点に世界各地で演奏活動を行っている。
今回の公演では、2014年にリリースしたアルバムからの曲や、一般的に知られるクラシック曲まで、三村さんが率いるバンドが演奏を披露する。さらに、バークリー時代の同級生や世界的に活躍する実力派ミュージシャンたちが脇を固め、見応えのあるパフォーマンスが期待されている。
11時30分と13時30分の2回公演。料金は35ドル(飲食代、ミュージックチャージを含む)。
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大阪大、学部生の自主研究奨励事業…研究費支給と研究サポート
2015年4月6日(月) 18時45分
大阪大学は、学部学生の自主的な研究を奨励するため、大阪大学未来基金「学部学生による自主研究奨励事業」を開始すると発表した。10万円までの研究費が支給されるほか、アドバイザー教員制度を導入し所属学部以外の教員も含めた研究サポートを受けることができる。
同事業は、「教わる」から「自ら学ぶ」意識への転換のきっかけとし、幅広い分野にわたって世界で活躍できる人材の育成を目指して行われるもの。高校時代から自主研究に取り組んでいる学生や、大学に入学して自主研究に興味を持った学生を応援する。研究テーマは所属学部を問わず、興味のあるテーマを掲げる学部に申請できる。
募集期間は4月1日から5月29日まで。各学部の募集要項をチェックし、必要書類をダウンロードするほか、応募までにアドバイザー教員を決定しておく必要がある。採択されるか否かの結果は、選考と審査が行われたのち、6月中に発表される予定。
研究実施期間は7月1日から11月30日まで。翌年1、2月に学部別自主研究成果発表会が行われ、5月のいちょう祭開催日に「全学選抜自主研究成果発表会」が行われる予定である。
学部や学年を問わずに応募できるので、「所属学部の分野以外のことで研究したいことがある」「所属学部の分野だけどゼミや研究室に配属されるまで待てない」「早く具体的な研究がしてみたい」という学生が、自主研究を行動に移せる環境を実現できるという。
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コマツと大阪大学、建設・鉱山機械の遠隔化・自律化の研究開発を強化
http://response.jp/article/2015/04/07/248521.html
コマツは、大阪大学とともに、同大学吹田キャンパス内のテクノアライアンス棟にコマツみらい建機協働研究所を4月1日に開設し、共同研究を開始した。
コマツと大阪大学は、産学連携の枠組みを確立することで、「建設・鉱山機械の遠隔化・自律化」に関する研究開発を強化するとともに、研究者の中長期での人材育成にも努めていく。
両者は2006年7月より「大阪大学・コマツ共同研究講座」を設置し、エンジン燃焼や土砂の掘削といった現象の「見える化」などの分野で研究成果を挙げてきた。2012年度から2014年度に行った「建設・鉱山機械の遠隔化・自律化」に関する研究では、製品適用にも見込まれる技術を生み出す成果を挙げる一方で、多方面との密接な連携と自主研究体制強化の必要に直面した。
そこで2015年度より、コマツ講座を協働研究所に発展させ、建設・鉱山機械の遠隔化・自律化に向けた基盤・先行研究拠点として位置づけし直した。
協働研究所では今後、大阪大学の各部局および他大学、研究所などとも繋がったより幅広い領域での共同研究を実施するとともに、自主研究にも、より積極的に取り組む予定。また、これまでコマツ講座で実施してきた3年1区切りの研究期間を10年(5年×2サイクル)1区切りに伸ばし、安定した研究ポストを提供することで、優秀な研究者を中長期で育成していく。 《纐纈敏也@DAYS》
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大阪大学に期日前投票所
04月08日 19時07分
http://www3.nhk.or.jp/kansai-news/20150408/3691571.html
若者の投票率向上につなげようと、大阪・豊中市にある大阪大学のキャンパスに期日前投票ができる投票所が設けられ、学生などがさっそく、1票を投じていました。
この投票所は、大阪大学と豊中市選挙管理委員会が豊中キャンパスにある建物の中に設けました。
統一地方選挙の前半戦に向けては8日9日、後半戦に向けては今月22日と23日、それぞれ正午から午後7時まで利用できます。
豊中市の住民が期日前投票をしたり、ほかの地域に住民票がある人が事前に手続きをした上で不在者投票をしたりでき、学生などが早速、1票を投じていました。
大阪大学には、20歳以上の学生が、3つのキャンパスをあわせておよそ1万8000人在籍し、大学などは投票率の向上につなげたいとしています。
NHKのまとめによりますと、今回の統一地方選挙で、大学に期日前投票所が設けられるのは9つの道府県の12の大学で、関西では大阪大学だけです。
出身地の市長選挙の不在者投票をした男子学生は、「講義の合間に投票できて便利です。私たち若い世代が選挙に関心を持つことが大事だと思います」と話していました。
大阪大学の永田靖副学長は、「学生に政治や選挙への参加を促す取り組みとして、今後も続けていきたい」と話しています。
“研究不正なし”調査終了
04月08日 19時07分
http://www3.nhk.or.jp/kansai-news/20150408/3858211.html
大阪大学は、画像などに不自然な点があると指摘された27本の論文について予備調査を行った結果、いずれも研究不正は認められないとして、調査を打ち切ることを決めました。
大阪大学によりますと、全国の研究者が発表した84本の論文について、ことし1月、画像などに不自然な点があるとインターネット上で指摘があり、大阪大学は、このうち、関係する27本について予備調査を行いました。
その結果、▼正しい画像と判断された論文が1本あったほか、▼不注意で誤った画像を使い訂正を申し出た論文が7本、▼元のデータが残されていないため、正しいかどうか判定できない論文が19本ありました。
データが残っていない論文も結論には影響しないということで研究不正の問題を検討する大学の委員会は、「いずれも不正の事実を認めることはできない」として本調査を行わず、調査を打ち切ることを決めました。
大阪大学は、「文部科学省の新たな指針にのっとりデータを適切に管理するとともに研究倫理の教育を確実に行い、公正な研究活動を推進したい」としています。
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大阪大、肥満糖尿病の引き金発見 脂肪で炎症
2015年4月7日 4:00
http://www.nnn.co.jp/dainichi/knews/150407/20150407010.html
肥満による糖尿病の原因とされる脂肪細胞の炎症の引き金物質を大阪大のチームが発見し、6日付の米科学アカデミー紀要電子版に発表した。予防に役立つ可能性がある。
石井優教授(免疫学)によると、肥満になると脂肪細胞に免疫細胞のマクロファージなどが集まって慢性の軽い炎症が続き、糖尿病や高血圧などの生活習慣病を招くと考えられている。
チームは、マウスに高脂肪、高カロリーの食事を与え実験。8週で通常の2倍まで太り、糖尿病になった。
生きたまま細胞を見る技術を使い観察すると、体重にまだ変化がない1週目に「S100A8」というタンパク質が脂肪細胞で増加。マクロファージの働きを活発にし、炎症の最初の引き金になっていることを突き止めた。
S100A8を抑える物質をマウスに投与し、糖尿病の症状を和らげることにも成功。このタンパク質は人にもあり、糖尿病を防ぐ薬を開発したいとしている。
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「通商政策講座」が開講 大阪経済大学
http://www.sankei.com/west/news/150409/wst1504090073-n1.html
環太平洋戦略的経済連携協定(TPP)をはじめとする貿易・投資の自由化やエネルギー問題についての理解を高める「通商政策講座」が9日、大阪経済大学(大阪市東淀川区)で開講した。
第1回目は「世界経済・通商政策の動向」と題して日本貿易振興機構(ジェトロ)の椎野幸平・国際経済課長が講義。「世界の自由貿易協定(FTA)の発効は約260件に増え、貿易、投資の自由化を促進しているが、車の両輪として紛争解決機能を持つ世界貿易機関(WTO)の役割も重要だ」と強調した=写真。講座は深谷隆司元通産相をはじめ経済産業、外務、農林水産各省の幹部やシンクタンク研究員らが交代で教壇に立つ形式で、7月まで計15回開かれる。
また10日にはエネルギー事情などについて学ぶ「中東ビジネス寄付講座」が関西大学(大阪府吹田市)で開講。両講座とも産経新聞社が企画協力をしている。
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朝食ちゃんと食べて…阪大が学生に「0円朝食」
2015年04月09日
http://www.yomiuri.co.jp/osaka/news/20150409-OYO1T50002.html?from=oycont_top_txt
朝食を取る習慣を学生に身につけてもらおうと、大阪大は9〜30日の平日午前8〜10時、無料の朝食セットを1日200食限定で提供する。食品メーカー「日本ケロッグ」(東京都)と協力し、栄養バランスに配慮したメニューを考案した。豊中キャンパス(大阪府豊中市)で8日、記念セレモニーが開かれた。
朝食セットは、同社製のシリアルやゆで卵、フルーツなど計5種類=写真=。たんぱく質やビタミンに加え、不足しがちな鉄分や食物繊維も豊富という。同社の井上ゆかり社長が阪大出身だったことから、シリアルの無償提供を引き受けた。その他の経費は阪大が負担する。
この日のセレモニーでは、学生6人が試食。文学部3年の長瀬映実さん(20)は「普段、朝は食べないフルーツも入っていて、かなりお得です」と笑顔を見せた。大学関係者は「規則正しい食生活を学ぶきっかけに」と期待していた。
2015年04月09日
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「海外留学セミナーin大阪」国別セミナーや個別相談も
4/262015年4月9日(木) 13時15分
http://resemom.jp/article/2015/04/09/23971.html
大阪府国際化戦略実行委員会は、海外留学を考える人を対象に「海外留学セミナーin大阪」を、4月26日午後1時から午後3時半まで開催する。総領事館や大使館などの協力による国別のセミナーや、個別相談会が開催される予定。
大阪府国際化戦略実行委員会は、公益財団法人大阪府国際交流財団と大阪府により共同で設置された機関。大阪府が取り組む国際化施策の方向性や、具体的取り組みを実行するために「大阪府国際化戦略アクションプログラム」を策定し、グローバル人材の育成と外国人の受入環境整備に取り組んでいる。
今回のセミナーは、国別に約30分の講演形式で行われる。講演が行われるのは、アメリカ、英国、オーストラリア、カナダの4か国。各国それぞれ、米国総領事館、ブリティッシュ・カウンシル、在大阪オーストラリア総領事館、カナダ大使館広報部の協力により開催される。
参加は無料。参加希望者は、Webページからの事前申込みが必要。各セミナー定員200名となっており、定員に達し次第申込みを締め切る。複数の留学先のセミナーに申込みができるが、1つのセミナーへの応募は1人1回まで。
◆海外留学セミナーin大阪
日時:4月26日(日)13:00〜15:30
会場:マイドームおおさか8階 第1・2会議室
参加:無料
定員:各セミナー200名
申込み:Webからの事前申込みが必要、定員に達し次第締め切る
スケジュール:()内は講演機関
12:45 受付開始
13:00〜13:30 アメリカ留学セミナー(Education USA/米国総領事館)
13:40〜14:10 英国留学セミナー(ブリティッシュ・カウンシル)
14:20〜14:50 オーストラリア留学セミナー(在大阪オーストラリア総領事館)
15:00〜15:30 カナダ留学セミナー(カナダ大使館広報部)
※13:00〜16:00 個別相談会(第3会議室にて随時)
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鎮痛薬が脳梗塞に有効 マウス実験で確認、記憶力向上も 大阪・国立循環器病研究センター
http://www.sankei.com/west/news/150409/wst1504090066-n1.html
腰や肩の痛みや神経痛を和らげる薬に、脳梗塞の進行を抑えたり記憶力を向上させたりする働きがあることをマウスの実験で確かめたと、国立循環器病研究センター(大阪府吹田市)が9日発表した。
疾患分子研究室の柳本広二室長は「脳梗塞の予防などに使い道を広げられるよう、臨床研究などに取り組みたい」と話す。
チームがERVという薬を複数のマウスに3週間与えた後、プールで足場を探させる試験をした結果、偽薬を投与したグループよりも記憶力が向上。脳の血流を人工的に一時止めて翌日調べると、組織が壊死して脳梗塞になる体積も小さかった。
ERVを与えたマウスの脳では、脳梗塞の進行を抑えたり、記憶力を向上させたりすることが知られている「BDNF」という物質が増えていた。
成果はオランダの医学誌電子版に掲載された。
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「押忍!」近大応援部に初の女性団長 後継者不足の中、12日に実戦デビュー
http://www.msn.com/ja-jp/news/national/%e3%80%8c%e6%8a%bc%e5%bf%8d%ef%bc%81%e3%80%8d%e8%bf%91%e5%a4%a7%e5%bf%9c%e6%8f%b4%e9%83%a8%e3%81%ab%e5%88%9d%e3%81%ae%e5%a5%b3%e6%80%a7%e5%9b%a3%e9%95%b7-%e5%be%8c%e7%b6%99%e8%80%85%e4%b8%8d%e8%b6%b3%e3%81%ae%e4%b8%ad%e3%80%81%ef%bc%91%ef%bc%92%e6%97%a5%e3%81%ab%e5%ae%9f%e6%88%a6%e3%83%87%e3%83%93%e3%83%a5%e3%83%bc/ar-AAaK2iI#page=2
創部73年の歴史を持つ近畿大応援部のうち、学ラン姿でエールを送るリーダー部から今春、初めて女性団長が誕生した。男臭いバンカラ集団をまとめるのは、4年生の広田美穂さん(21)。部員の後継者不足に悩んだ末、少しでも関心を持ってもらえればと団長就任を引き受けた。「時間があれば旅行もショッピングもしたい」普通の女子大生だが、「日本一の応援団」を率いているという“近大魂”を内に秘める。関西学生野球春季リーグの対同志社戦が行われる12日、団長としてデビューする。 (大竹直樹)
「応援部です。よろしくお願いします!」。学ランを身にまとった広田さんの声がキャンパスに響く。
「部員大募集!!」と書かれたチラシを配りながら新入生に声を掛けるが、反応は今ひとつ。上下関係や規律の厳しさが現代っ子に合わないのか、20年前には43人いた応援部の部員は14人に激減した。このうち9人がチアリーダー部員で、学ラン姿のリーダー部員は広田さんを含め5人のみ。部員の後継者不足は深刻だ。
「人に指示するのが得意ではない」と84代目となる団長就任を固辞したこともあったが、「女性の自分が団長になって、少しでも応援部に関心をもってもらうきっかけになるのなら」と意を決して引き受けた。
新入生歓迎式典でリーダー部の応援を見て、「かっこいいな」と憧れ、迷わず入部を決意した。身長161センチ、体重46キロ。小柄な体格に合わせて特注した学ランに袖を通して喜んだが、待ち受けていたのは過酷な練習だった。「押忍(おっす)!」と特有の声を腹から出すため、腹筋、背筋、腕立て伏せ、人を担ぎながらの四股踏みを各100回こなす。さらに階段の駆け上がりや走り込みと、厳しい鍛錬に耐えに耐えた。
携帯音楽プレーヤー「iPod(アイポッド)」で学歌や応援歌を繰り返し聴き、応援の型も見よう見まねで覚えたが、最も辛かったのは部員との食事。先輩を待たせてはならないと、屈強な男子部員と同じ量の食事を先輩よりも早く食べるのが伝統だった。
朝6時から授業が始まるまではコンビニエンスストアでアルバイト。後輩たちには食事をおごらなければならず、「バイト代はすぐに消えてしまう」と話す。
「人の役に立っているのかも分からない。もしかしたら自己満足なのかも」と思い悩んだ日も。だが、野球部やアメフトなどの試合後、選手や保護者から掛けられる「ありがとう」の言葉に救われ、続けてきた。
「日本一の応援団と意識せよ」。この“近大魂”を後輩たちに伝えたい。広田さんは「私たちは選手と一緒に戦っている。本気でやればその気持ちはきっと選手にも伝わるはず」と表情を引き締めた。
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肉筆浮世絵あでやか 大阪で展覧会、14日から
2015/4/14
http://www.nikkei.com/article/DGXLASHC13HCJ_T10C15A4AC8000/?n_cid=TPRN0009
江戸初期から明治までの肉筆浮世絵約130点を並べた展覧会「肉筆浮世絵―美の競艶」(日本経済新聞社など主催)が14日、大阪市天王寺区の大阪市立美術館で開幕する(6月21日まで)。13日に開かれた開幕式と内覧会には招待客ら約400人が来場した。
浮世絵は量産できる版画が一般的だが、絵師が紙や絹に直接筆で描いた肉筆画は各1点のみで希少性が高い。版画に比べて精緻に描かれた女性の髪や衣装、新発見となる喜多川歌麿「西王母図」などが見どころだ。
展示品は全て米シカゴの日本美術収集家、ロジャー・ウェストン氏の所蔵品。同氏は「日本の美人画には絵師たちの理想の美がある。私のコレクションが浮世絵全体にとって有益なものと感じてもらえれば」と話している。
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<拡張型心筋症>「心臓移植で夏奈救って」
2015年04月14日
http://www.yomiuri.co.jp/local/kagawa/news/20150413-OYTNT50291.html
◇両親、渡米手術協力呼びかけ
重い心臓病の「拡張型心筋症」を患う大林夏奈(なな)ちゃん(8か月)の両親(大阪府吹田市)が13日、県庁で記者会見を開き、米国での心臓移植に向けた募金への協力を呼びかけた。
父の謙一さん(28)と、高松市に実家のある母の奈央さん(28)。夏奈ちゃんは長女として2014年7月に高松市で生まれた。生後約2か月で血液をうまく送り出せなくなる拡張型心筋症と診断され、現在は大阪大学病院に入院している。
今年1月、子供用の補助人工心臓を装着して小康状態を保っているが、両親は完治を目指し米国で心臓移植を受けることを決めた。
奈央さんは「娘のニコニコする顔を、病院の外のもっと多くの人に見てもらいたい」。謙一さんは「一つ屋根の下で暮らしたい。何より、娘に生きてほしい。ご支援をお願いします」と訴えた。
米国での移植には、医療費や渡航費を含めて2億8000万円が必要という。今月1日には、両親の知人らが大阪市と高松市で「ななちゃんを救う会」を発足させた。3か月で集めるのを目標に、フェイスブックやホームページでも協力を呼びかけている。問い合わせは同会事務局(087・837・1012)。
2015年04月14日
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阪大、高脂質・高カロリー食事による脂肪慢性炎症の発症原因分子「S100A8」特定
掲載日 2015年04月08日
http://www.nikkan.co.jp/news/nkx1020150408eaag.html
大阪大学大学院医学系研究科の前田法一助教と石井優教授らの研究グループは、脂肪組織内で慢性的に炎症を引き起こすきっかけとなる分子を特定した。高脂質・高カロリーの食事を摂取し続けると、「S100A8」という分子が脂肪細胞から放出され、脂肪組織内で炎症性マクロファージの動きが活発化することが分かった。脂肪慢性炎症により発症する生活習慣病の治療法や治療薬開発につながると期待される。
脂肪慢性炎症は糖尿病や動脈硬化などの生活習慣病を引き起こすとされる。だが、脂肪組織で慢性炎症が起こる仕組みは解明されていなかった。
研究グループは、栄養を過剰に摂取させた実験用マウスの脂肪組織を8週間観察し、慢性炎症の経過を調べた。1週間ほど経つと、マウスの脂肪組織内でS100A8の発現量が増加していた。また、S100A8に有効な抗体を週2回マウスに注射したところ、炎症性マクロファージの動きが低下し、慢性炎症の進行を抑制できた。
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糖尿病患者は睡眠障害改善必要
04月14日 07時51分
http://www3.nhk.or.jp/kansai-news/20150414/3897801.html
糖尿病の患者は症状が重くなると睡眠の質が低下し、朝、血圧が急激に高まって心臓などの病気を招きやすい傾向があると、大阪市立大学のグループが発表しました。
研究グループは、糖尿病の患者に対し睡眠障害を改善する治療が必要だとしています。
大阪市立大学大学院医学研究科の稲葉雅章教授などのグループは、生活習慣が主な原因とされる「2型糖尿病」の入院患者63人を対象に、寝ているときの脳波を調べました。その結果、糖尿病の症状が重い人ほど、深い眠りに就いている時間が短いという傾向が確認されたということです。
また、深い眠りの時間が短い患者は、朝起きた時に血圧が急激に高まる傾向があり、動脈硬化や心筋梗塞を招きやすいということです。
稲葉教授は、「患者のデータから、糖尿病と睡眠障害、それに循環器の病気が互いに関係していることがうかがえる。糖尿病の患者に対し、睡眠障害を改善する治療を行う必要がある」と話しています。
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手腕に注目 大阪交響楽団 新楽団長に二宮さん
2015年4月16日
http://www.nnn.co.jp/dainichi/news/150416/20150416027.html
創立35周年を迎えた大阪交響楽団(堺市)の新しい楽団長・インテンダントに、二宮光由さん(46)が就任した。楽団の芸術、経営両面を統括する楽団長は、企業の社長に相当する要職。二宮さんは元会社経営者であり、楽団の生え抜きや出資企業社員が大半の国内の楽団長では異例の存在だ。長引く景気の低迷やクラシックファンの高齢化など、オーケストラを取り巻く環境が厳しさを増す中、民間企業で培った手腕が注目される。
松山市出身。中学時代にクラシック音楽の魅力に目覚め、法政大時代には、1年で250以上の演奏会に足を運んだという。
■転 身
会社勤務の後、1993年に松山市にクラシック音楽の企画・制作会社を設立。大阪交響楽団の常任指揮者を務める寺岡清高さんと交友があったことから四国でのコンサートを手掛けるようになった。
2012年に、前楽団長の敷島鉄雄さんに勧められ、楽団の四国支局を立ち上げ、支局長に就任。翌年には敷島さんから後継を依頼された。
「はっきりと理由を聞いたわけではないが、音楽への情熱を買っていただいたと思う」と二宮さん。楽団長補佐、次期楽団長を歴任し、今年4月1日付で正式に楽団長に就任した。
まず手掛けたのが機構改革。営業、事業関連の部門を一本化し、公演部を増員してデスクワークと現場業務の担当を分け、効率的に働けるようにした。
世代交代の準備も始めた。35年前の創立時に入った楽団員は60歳前後。短期間での大幅な入れ替えは演奏への影響が懸念されるため、財政理由で長い間行っていなかった楽団員の採用を再開した。
■若返り
芸術面でも長期的な視野で改革に着手した。特に急がれるのが、次の音楽監督・首席指揮者の人選。現職の児玉宏さんは15年度中の退任が決まっており、来春、ミュージック・アドバイザーに就任する外山雄三さんも80歳を超すため続投は難しい。
「長く楽団をリードしてもらう大切なポジション。できれば17年秋、遅くても18年の春までには決めたい」と若手を中心に人選を進めている。
公演内容も見直す。「ディスカバリークラシック」を掲げて児玉さんの下で進めた、埋もれた名曲の紹介に加え、ベートーベンやモーツァルトといったメジャーな作曲家の作品も積極的に演奏する。「初めての作品に取り組むことで、どんな曲もニュートラルに演奏できる柔軟性が身に付いたが、半面、スタンダードな曲を演奏してこなかったことで、かちっとした枠のようなものが欠けている。経験豊富な外山さんに枠を作ってもらい、次の首席指揮者には、その上に大きな建物を建ててもらいたい」と10年後、20年後の楽団のあるべき姿を思い描く。
前楽団長には「20年はやってくれ」と言われているが、「まずは一歩ずつ」と5年契約で改革に取り組む。「家族を含めれば、百数十人の生活を預かる仕事。責任は大きいがやりがいもある」。ずっと憧れていた「オーケストラの代表」となり、充実した表情だ。
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あの痛〜い検査から逃れられる? 尿のにおいマウスに嗅がせ膀胱がん判別 驚異の高確率 藍野大研究G解明
http://www.sankei.com/west/news/150417/wst1504170059-n1.html
100万分の1に薄めても8割の確率!
尿のにおいをマウスに嗅がせることでぼうこうがんの有無を判別できる可能性が高いことを、藍野大医療保健学部の水谷陽一教授(腫瘍学)らの研究グループが明らかにした。簡便で精度の高い診断技術の開発につながることが期待され、18日から金沢市で開催される日本泌尿器科学会総会で発表する。
水谷教授らは、ぼうこうがん患者5人を対象に、患部を摘出する手術前と後の尿をそれぞれ採取。がんがある状態の尿を選ぶように訓練したマウス5匹を使ってにおいを嗅がせたところ、100万分の1に薄めた場合でも8割程度の確率で正しく判別できた。
一方、健常者の尿は100倍以上に薄めると、食事や体調などによるにおいの違いを判別できなかった。
現在、がんの種類によっては血液検査で診断できるケースもある。しかしぼうこうがんは血液や尿などから高い精度で診断する方法がなく、尿道に管を入れるぼうこう鏡による検査は患者の苦痛が大きい。早期診断が難しいため血尿などの症状が出てから判明することが多く、負担の軽い診断技術が求められている。
マウスは、肺がんや乳がんの患者の体臭を嗅ぎ分けられるとの報告もあるという。
水谷教授は「マウスは、尿に含まれるぼうこうがんに特有な何らかの物質を嗅ぎ分けていると思われる。最終的には、その物質を特定したうえで簡便で精度の高い早期検査の技術の実現につなげたい」としている。
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影響力の大きい論文数ランキング、トップ10に国立7大学
2015年4月20日(月) 11時15分
http://resemom.jp/article/2015/04/20/24144.html
インパクトの高い論文数分析による日本の研究機関ランキングは、1位「東京大学」、2位「京都大学」、3位「大阪大学」であることが、トムソン・ロイターが4月16日に発表した調査結果より明らかになった。トップ10に国立大学が7大学、国立研究開発法人が3機関ランクインした。
同ランキングは、後続の研究に大きな影響を与えている論文(高被引用論文)数をもとに集計したもの。科学全体を22の研究分野に分類し、それぞれの分野で被引用数が上位1%の論文を高被引用論文と定義している。データ対象期間は、2004年1月1日〜2014年12月31日の11年間。
総合分野(科学全体)ランキングは、1位「東京大学」1,311(高被引用論文数)、2位「京都大学」739、3位「大阪大学」590、4位「理化学研究所」557、5位「東北大学」505となった。トップ10に国立大学が7大学、国立研究開発法人が3機関ランクインした。
日本の高被引用論文数が世界の上位6位に入っている分野は、上位から「材料科学」「化学」「免疫学」「生物学・生化学」「物理学」「植物・動物学」「分子生物学」の7分野。22分野のうち、約3分の1にあたる7分野が6位以内にランクインした。
◆インパクトの高い論文数分析による日本の研究機関ランキング
1位「東京大学」1,311(高被引用論文数)
2位「京都大学」739
3位「大阪大学」590
4位「理化学研究所」557
5位「東北大学」505
6位「産業技術総合研究所」375
7位「名古屋大学」339
8位「東京工業大学」288
9位「物質・材料研究機構」257
10位「九州大学」254
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阪大、島津製作所と「メタボロミクス」解析法研究で共同講座開設
http://www.asahi.com/tech_science/nikkanko/Cnikkanko20150421010.html
大阪大学と島津製作所は20日、質量分析計を用いて生体内の代謝物を解析し、細胞の生命活動を調べる「メタボロミクス」の技術開発などを目的として、阪大大学院工学研究科に「大阪大学・島津分析イノベーション共同研究講座」を設置したと発表した。前処理方法や分析、データ解析などの手法で知見を持つ阪大の福崎英一郎教授が中心となり、メタボロミクス解析手法の開発や応用に取り組む。同共同研究講座の設置期間は2017年3月末まで。
メタボロミクスは病理機構の解明や疾患のバイオマーカー探索、食品の機能解析、バイオ燃料の生産性向上などに応用できると注目されている。
島津製作所は製品開発で培った複雑で多様な成分を一斉分析する質量分析技術のノウハウを持ち寄る。このノウハウと福崎教授が手がける解析手法と融合させて、メタボロミクスの研究を加速させたい考え。
講座では、島津製作所のガスクロマトグラフ質量分析計や液体クロマトグラフ質量分析計などを使用。サンプルに含まれる代謝物の総量を測定する定量メタボロミクスと、分布情報を視覚化するイメージングメタボロミクスを研究する。
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阪大、高速で蛍光をオン・オフできる蛍光たんぱく質「Kohinoor」開発
掲載日 2015年04月21日
http://www.nikkan.co.jp/news/nkx0720150421eaac.html
大阪大学産業科学研究所の永井健治教授らの研究グループは、高速で蛍光を「オン・オフ」できる蛍光たんぱく質「Kohinoor(コヒノール)」を開発した。従来の蛍光たんぱく質のアミノ酸を改良し、4倍の速さで蛍光をオンに、3倍の速さでオフにできる。観察途中で壊れてしまう問題も改善し、光スイッチング回数を25倍多くできるなど高い安定性も示した。
研究グループは、Padron(パドロン)という蛍光たんぱく質の遺伝子に変異を導入し改変した。フェニルアラニンと呼ばれるアミノ酸をセリンに変えることで、光スイッチングの速度が向上したと考えられる。また、観察時に照射する光の強度を大幅に抑えられたため光毒性が低くなった。
超解像顕微鏡は可視光の観測では難しかった200ナノメートル以下の対象を観測できる技術として、2014年ノーベル化学賞を受賞した。超解像観察には蛍光たんぱく質が使われるが、スイッチング速度が遅いことや、強い光の照射が必要で、観察対象の細胞内に活性酸素が生じ傷つくこと(光毒性)が課題とされていた。
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芸術創造の場に 船場ビルディングの一室
2015年4月20日
http://www.nnn.co.jp/dainichi/news/150420/20150420018.html
大正建築の登録有形文化財、船場ビルディング(大阪市中央区)で、スペインの建築家、ガウディ調の一室を芸術創造の場として再生させようという活動が4月に始まった。既に有志がカルチャー教室やギャラリーとしての催し案を計画、実行しており、関係者は「船場をアートと文化の拠点に」と意欲を燃やしている。
■ガウディ調
各部屋が面する吹き抜けが美しい船場ビルディング。1925年に完成した近代建築の一例だが、中庭から柔らかな光が差し込む3階の314号室は丸みを帯びたさらなる異空間だ。大理石を用いた内装は、ガウディの傑作で世界遺産でもある「バトリョ邸」がモチーフ。土壁は重要文化財などの修復も手掛ける左官職人、久住有生さんによる作品だ。
15畳ほどの室内をデザインしたのは、アンティークなどを販売する「アンヘルシエゴ」のオーナーで、2月まで入居していた岩畔由子さん(56)。「頭を休める空間に」と考え、目の錯覚を利用して壁面の凹凸に遊び心をにじませた。
「取り壊すには惜しい」。アンヘルシエゴの退去が決まったのは昨年末。原状回復を危惧した有志が自然と集まり、保全に乗り出した。母体は建築士やデザイナー、大学教授、編集者などでつくる任意の集まりだ。
少額の出資を募り、自由度の高い合同会社「螺(ら)」の登記にこぎ着けた。店名は、らせん状の内装を一字で表現した「サロン・ドゥ・螺」。自主運営であるがゆえ、輪番制や広報手段など手探りが続く。
■動きだす“螺”
代表に就いたのは、大学講師で歌人の北夙川不可止さん(50)。これまで建築物の保存にも深く関わっており、神戸市の洋館、旧ジョネス邸をめぐっては「次代に引き継ぐ会」の理事として参加した。船場では、かつて栄えた産業の歴史を踏まえ、「せめて残っている文化は大事にしたい」。そして「(繊維を扱う)“糸へん”の町。ファッションショーを企画しても面白いのでは」などと発想は広がる。
既に短歌や紅茶のサロン、朗読会、弦楽器コンサートのほか、講演や展覧会、ワークショップなど多様な計画が進行中。若手アーティストが活躍する場としての期待も込める。
活動は緒に就いたばかり。「赤字を出さない」ことが当面の課題だが、北夙川さんは「まずは走りながら考えていきたい」と笑顔で成り行きを見守っている。
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【坂口至徳の科学の現場を歩く】
メタボ・糖尿病に新治療法へ 阪大“引き金”タンパク質を特定
http://www.sankei.com/west/news/150422/wst1504220027-n1.html
肥満やメタボリックシンドローム(内臓脂肪症候群)が、心筋梗塞(こうそく)や糖尿病など生活習慣病を引き起こすことは知られている。その因果関係は、まず、内臓脂肪の蓄積により、そこから分泌されて生活習慣病の元凶である「炎症」を消す作用がある善玉ホルモン「アディポネクチン」が減り、逆に炎症を起こす悪玉の物質(サイトカインなど)の分泌が増える。このことにより、炎症が体内のあちこちで起きて、動脈硬化になったり、血糖を下げるインスリンの効きが悪くなって糖尿病になったりする、とされている。
このさい、脂肪組織自体に軽い慢性の炎症の起きていることが、全身に症状が広がる大本の原因とされ、異物を食べて排除する一方で炎症を起こすマクロファージなど免疫細胞が脂肪組織に集まってきていることはわかってきた。しかし、その詳細な発症の仕組みは謎だった。
この慢性炎症を起こすきっかけになる物質が「S100A8」というタンパク質であることを大阪大学医学系研究科の前田法一助教(内分泌代謝学)、石井優教授(免疫学)らの研究グループがマウスの実験でつきとめた。マクロファージを全身から呼び寄せる物質で、その結果、炎症が起きる。ヒトも持っており、この物質の作用を抑えることで、メタボと生活習慣病のつながりを断ち切る治療法の開発も期待できる、という。
前田助教、石井教授らは、生体内の臓器や組織の中で動く細胞をリアルタイムで解析できる「バイオイメージング」という手法を独自開発し、マウスに高カロリーのエサを与えて経過を観察した。その結果、8週間後には、体重が通常の2倍になり、糖尿病に関係する血糖値も増加した。ところが、早くも1週間後の肥満になっていない時点で、脂肪組織の中の炎症性マクロファージが活発化することをつきとめた。このときは、脂肪細胞の肥大化もなく、性質が少し変化している程度だったが、すでに「S100A8」を放出しており、炎症を起こす悪玉サイトカインも刺激されて出ていることがわかった。
http://www.sankei.com/west/news/150422/wst1504220027-n2.html
一方、「S100A8」の働きを抑えると、マクロファージが集まらなくなり、慢性炎症の進行も抑制できたうえ、血糖値も改善された。
研究グループは「S100A8を抑えることで、慢性炎症に伴うさまざまな生活習慣病の発症を根元から食い止めることができます。新たな概念の治療法の開発に結びつけていきたい」としている。
この研究成果は「米国科学アカデミー紀要」電子版に発表された。
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大阪)英語歌劇を同時通訳 視覚障害者向け
京谷奈帆子
2015年4月23日03時00分
http://www.asahi.com/articles/ASH495WGLH49PTIL01Y.html
障害者たちでつくるアメリカの劇団を招いた堺市南区の国際障害者交流センターが、目の不自由な観客にも英語のミュージカルを堪能してもらおうと、初めて同時通訳に挑戦した。近畿大学の学生たちが舞台裏で声のみで「公演」し、観客を楽しませた。
3月末にあった劇団「PHAMALY(ファマリー)」の公演。同劇団は脊髄損傷や脳性まひなどの障害がある人で構成される。公演作品の「ファンタスティックス」は、高い壁に挟まれた隣同士の家に住む男女の恋を描いたもので米国でロングランを続ける人気作だ。
同センターではこれまで、耳が不自由な人向けにセリフの字幕を表示したり、目が不自由な人には舞台の状況をイヤホンで説明したりしてきた。ただ、英語の舞台は前例が無い。センターの事業プロデューサー鈴木京子さんは、近畿大文芸学部の阪本洋三教授(芸術教育学)に相談。阪本教授は、米国の大学に留学中に演劇部で同作の演出を手がけた経験もあり、舞台芸術専攻の教え子6人で同時通訳に取り組むことにした。「学生が芸術活動を通じて社会を知り、貢献できる良い機会と考えた」
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「世界中の化学産業を変革したい」との思いで、起業しました
マイクロ波化学 代表取締役社長・CEO 吉野巖氏
丸山 正明=技術ジャーナリスト2015/04/24 00:00
http://techon.nikkeibp.co.jp/article/COLUMN/20150422/415620/?bpnet&rt=nocnt
大阪大学発ベンチャー企業のマイクロ波化学(大阪府吹田市)は、2007年8月に創業した、創業約8年の新進気鋭の企業だ。その同社は、2014年10月にドイツの化学大手であるBASFと共同開発契約を締結したと発表し、脚光を浴びた。この共同開発の内容は、樹脂などの原料となるポリマーを製造する工程のエネルギー高効率化を図るというものだった。
マイクロ波化学は創業時から追究している“マイクロ波”を照射し、ポリマーを内部から活性化して、高効率な化学反応を実現することで、ポリマーの製造工程でのエネルギー効率を高めるという挑戦的な内容の共同研究を進めている。
この共同開発では「マイクロ波化学技術を適用したパイロットスケールでの高効率化を実証する開発に取り組んでいる」という。同社は、パイロットスケールで連続型マイクロ波装置(年間処理量が1000t)を用いた試験運転を実施するという目標に挑戦中だ。
当然、マイクロ波化学はBASFから相当額の共同研究費を受け取っていると推定できる。売上規模が小さいベンチャー企業にとって、研究開発費や事業資金を安定して確保できるという点で、一つのターニングポイントになったと考えられる。同時に、世界のBASFを相手に共同開発するだけの独創的な技術を持つ企業として、世界中に同社の研究開発力をアピールできた点に意味がある。
マイクロ波化学は、2007年8月に創業者の一人である吉野巖氏(現・代表取締役社長・CEO(最高経営責任者))が当時、居住していた京都市の自宅の一室で創業した。当時、大阪大学大学院工学研究科の特任准教授だった塚原保徳氏(現・取締役・CSO(最高科学責任者))と知り合い、塚原氏が研究開発していたマイクロ波を利用する化学技術を基に「新しいテクノロジーを基盤にしたベンチャー企業を起こしたい、日本発の革新的技術を世界中に普及させたい」という事業構想を一緒に練り上げ、その思いを実現するために起業した。
創業当初から「モノづくり系の化学ベンチャー企業は事業化に資金と時間がかかるために、多額の事業資金を集めるというハードルが非常に高く、成功は難しいと、多くの方から助言された」と、吉野氏は語る。
同社は現在、役員と従業員を合わせて30数人、資本金約20億円の企業に成長している。モノづくり系の化学ベンチャー企業として、次々と立ちはだかる難問をどのように克服し、事業化を成功させてきたかという経緯を、吉野氏に聞いた。
注:マイクロ波化学は創業した2007年8月当時は、「マイクロ波環境化学」という社名だった。2011年11月に社名を、現在のマイクロ波化学に変更した。また、本社所在地は2012年10月に大阪大学吹田キャンパスのテクノアライアンス棟に移動した。
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http://techon.nikkeibp.co.jp/article/COLUMN/20150422/415620/?ST=observer&P=2
平成27年(2015年)4月上旬に、新エネルギー・産業技術開発機構(NEDO)は、イノベーション推進部が実施している「新エネルギーベンチャー技術革新事業」のプロジェクト事業評価書を公表した。
平成19年度(2007年度)から始めた新エネルギーベンチャー技術革新事業は、「日本の再生可能エネルギー分野での製品化・事業化を目指すベンチャー企業・中小企業などの活動を支援する」という目的で、事業資金を必要とする企業を公募し、厳正に審査して提供する事業(委託や助成などの形で提供)である。
大まかにいえば、NEDOの同事業は、“公的な”ベンチャーキャピタル(VC)としての機能を果たしてきた。すなわち、日本のベンチャー企業・中小企業などが独創的な研究開発成果・技術を基に製品化・事業化するための事業資金を提供するという役目を担ってきたといえる。
日本は米国に比べて、創業直前・直後のベンチャー企業に対して、事業資金を投資するベンチャーキャピタルの投資規模が数十分の一と小さい。このため、日本で創業したベンチャー企業が投資資金を十分に獲得できる確率が小さく、事業資金がすぐに枯渇してしまうケースが多い。
この問題を、公的機関が補う施策の一つが、NEDOの新エネルギーベンチャー技術革新事業である。実際に、2007年〜2014年度までの8年間に約12億円がベンチャー企業・中小企業などに投資された。
今回、NEDOが公表したプロジェクト評価書では、その投資先の代表格のベンチャー企業として、マイクロ波化学が筆頭に紹介されている。マイクロ波化学は新エネルギーベンチャー技術革新事業に2007年度にフェーズI(現在はフェーズA)、2008〜2009年度にかけてはフェーズII(現在はフェーズB)に採択され、さらに、2009年度にフェーズCに採択され、事業資金を獲得した(フェーズCは助成率2/3以内となる)。創業直後の同社の事業資金をNEDOが事実上、支えた形になっている。
この点については、吉野氏は「創業時のシード・アーリー段階での投資資金を、NEDOの新エネルギーベンチャー技術革新事業が支えてくれて、とてもありがたかった」と語る。
2007年8月のマイクロ波化学の創業時は、親しい友人などの出資者数人が手持ちのお金を供出し、資本金600万円を捻出した。当然、化学系の研究開発設備・装置などを整えると、事業資金はすぐに不足した。その時期にNEDOの新エネルギーベンチャー技術革新事業に採択されて救われたという。
吉野氏は「NEDOの事業には、マイクロ波化学を利用した革新的バイオディーゼル製造プロセスの開発テーマを提案した」という。その採択審査委員会では「自宅のマンションの一室で、化学系の研究開発ができるのか」と指摘され、「しっかりした研究室を設けないと、資金提供を停止する場合もあるとの注文があった」と、吉野氏は当時を振り返る。
この研究開発を実施する場所の確保は、2008年10月に彩都バイオイノベーションセンター(大阪府茨木市)に入居して解決した。この彩都バイオイノベーションセンターは、経産省傘下の中小企業基盤整備機構や大阪府、茨木市などが出資して建てたインキュベーション施設である。
http://techon.nikkeibp.co.jp/article/COLUMN/20150422/415620/?ST=observer&P=3
米国ベンチャー企業の旺盛な活動を見て、日本での創業を決意
吉野氏は、1990年3月に慶応義塾大学法学部法律学科を卒業し、同年4月に三井物産に入社し、化学品本部に配属された。その仕事の一環として、米国のベンチャー企業などの旺盛な事業活動に刺激を受け、1999年末に三井物産を退社。その後、ベンチャー企業創業のノウハウやイノベーションの起こし方などの基礎と実学を学ぶために、米国カリフォルニア大学バークレー校(UCB)の大学院ビジネススクールに入学した。そして、2002年に修了し、経済学修士号(MBA)を取得した。当然、学費は私費でまかなった。
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当時の米国カリフォルニア州などでは、バイオディーゼル燃料の事業化に挑戦する起業家やベンチャー企業が多かった。こうした動きから、日本でもバイオディーゼル燃料の事業化に挑戦したいと考え始め、紆余曲折(うよきょくせつ)を経て日本に戻り、当時、ある公的機関が進めていた研究開発に参加し、京都大学系のバイオディーゼル燃料の事業化などに関わり始めた。
マイクロ波化学の独自技術となるマイクロ波を化学反応に適用する技術は、同社の塚原保徳氏が研究開発してきた、独自の研究成果である。
塚原氏は、2004年3月に大阪大学大学院理学研究科の博士号を取得し、2004年4月から大阪大学大学院の工学研究科生命先端工学の和田雄二准教授(当時)の研究室の特任研究員に採用され、研究者として働き始めた。
注:和田雄二氏はその後、東京工業大学大学院理工学研究科に移籍し、現在は教授として活躍中である。
2004年当時の和田准教授は、マイクロ波駆動化学を用いた物質合成プロセスなどを研究していた。このため、塚原特任研究員は研究開発テーマの一つとしてマイクロ波化学の研究を担当した。
バイオディーゼル燃料の事業化を図っていた吉野氏は、大阪大に勤務していた塚原氏とたまたま知り合い、マイクロ波化学という技術を利用する考え方を学び、この技術の製品化・事業化の可能性を知った。これが、ベンチャー企業のマイクロ波化学の創業のルーツになった。塚原氏も単なる研究ではなく、その先進技術の製品化・事業化を実現したいと考え、ベンチャー企業の創業に参画した。
http://techon.nikkeibp.co.jp/article/COLUMN/20150422/415620/?ST=observer&P=4
NEDOの事業資金で実証用プロトタイプ装置の開発を目指す
吉野氏は、化学企業などが生産工程で排出する廃油を基に、バイオディーゼル燃料をつくり出す事業を実用化する事業モデルを考えた。このため、マイクロ波を被対称物に照射して狙った化学反応が起こることを実証するプロトタイプ装置を開発することが第一歩となった。
NEDOの新エネルギーベンチャー技術革新事業に採択されて得た事業資金を用いて、プロトタイプの装置開発に着手した。ところが、「プロトタイプの装置の中に、肝心のマイクロ波が通らないという大問題が生じた」という。何とかこの問題を解決し、2009年3月にバイオディーゼル燃料向けのプロトタイプ装置(MWF-1)を開発したことで、事業化に向けて前進し始めた。
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このプロトタイプ装置を基に、同社は2011年に「完全フロー型リアクター2号機」(MWF-2)を完成させた(図1)。同装置は“神戸市もの作り復興工場”というレンタル工場内に設置した。さらに、2011年12月には「マイクロ波の化学反応装置と化学反応方式」についての国内特許が成立し、同社は基盤となる技術を確立した。
後から考えてみると、吉野社長が率いるマイクロ波化学は、いろいろな意味で幸運に恵まれていた。まず、大阪大学大学院工学研究科は平成18年度(2006年度)に独自の共同研究講座制度を設け、企業との共同研究体制を整備した。この大阪大の共同研究講座の発足を受けて、2006年7月に新日鉄化学(現・新日鉄住金化学)はマイクロ波化学共同研究講座を設けた。さらに、このマイクロ波化学共同研究講座は「平成22年(2010年)5月から岩谷産業とマイクロ波化学の2社も参画し、オープンイノベーションを進める体制が整った」(吉野氏)とする。
吉野氏が大学の研究成果を事業化しようと考え、ベンチャー企業を創業した直後に、NEDOが事業資金を提供する制度を、中小企業基盤整備機構などがインキュベーション施設を、さらに大阪大学大学院工学研究科が企業との共同研究講座を設けるという体制を整えた。マイクロ波化学は、こうした公的機関が設けた支援措置の恩恵を着々と受容しながら、自社の事業計画を前進させている。
もちろん事業計画の進化は、吉野氏と塚原氏が事業化に必要な技術と事業構想などを丹念に集めるという努力の賜物(たまもの)である。また、事業計画の中身を相手に的確に説明するという説明能力が高いという成果でもある。そして、「世界中の化学産業を変革したい」という志を持ち続けたからである。
http://techon.nikkeibp.co.jp/article/COLUMN/20150422/415620/?ST=observer&P=5
東大VCであるUTECから事業資金の投資を獲得
吉野氏が率いるマイクロ波化学の幸運はまだ続く。NEDOの新エネルギーベンチャー技術革新事業による事業投資を受けて、事業モデルがある程度固まり始めたころに、NEDOが主催する「ビジネスマッチング会」に参加し、実用化しつつあったマイクロ波を利用するリアクターの技術・事業を、ベンチャーキャピタルなどに説明した。
このマイクロ波利用のリアクターの技術・事業に強い関心を示したのが、有力なベンチャーキャピタルの東京大学エッジキャピタル(UTEC)だった。UTEC プリンシパルの黒川尚徳氏が興味を示し、後日、吉野氏などは事業計画などの詳細を説明する運びとなる。
この結果、2011年1月に東京大学エッジキャピタルは総額1億2000万円の増資を引き受ける(米国流に「シリーズA」の増資と呼んでいる)。日本では、代表的なベンチャーキャピタルから投資を受けるということは、ベンチャー企業としての事業計画に、ある程度のお墨付きが与えられたといえる。
ベンチャーキャピタルからの投資は続く。2013年5月に研究開発の加速と大阪工場の立ち上げを目的とし、東京大学エッジキャピタルと日本ベンチャーキャピタル(NVCC)、新生銀行、JAFCOから総額7億円強の「シリーズB」の第三者割当増資を実施した。
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さらに、2014年10月には、新規事業の立ち上げと次世代の研究開発を加速させる目的として、産業革新機構(INCJ)、東京大学エッジキャピタル、日本ベンチャーキャピタル、JAFCOから総額約12億円の「シリーズC」の第三者割当増資を実施している。日本の大学発ベンチャー企業としては、珍しく事業資金を順調に集めているといえる。これは、吉野氏が立てる事業計画の実現性が高いと、ベンチャーキャピタルが早期に投資を判断したことを反映した動きである。
http://techon.nikkeibp.co.jp/article/COLUMN/20150422/415620/?ST=observer&P=6
「新技術の初採用」という、ベンチャー企業特有の課題に直面
ここまでマイクロ波化学が順調に成長し、事業資金を順調に確保してきたと説明した。しかし、話を創業直後に戻すと、ベンチャー企業としての、やはり“事業化の壁”に次々と直面してきた。
当時、吉野氏が着目したのは、食品加工に用いた食用油を廃棄するために、廃棄業者に依頼してトラックでひんぱんに工場から廃油を処理施設に運んで処理していることだった。このために廃油処理には、多額の輸送コストなどがかかっていた。この問題を、食品加工工場内などで廃油を直接現場で処理する“オンサイト”事業を提案して解決しようと考えた。
食品加工工場などの担当者や事業責任者に「廃油を直接、現場で処理すると、エネルギー消費量が1/3に、過熱などの処理時間が1/10に、装置の接地面積が1/5に削減できるなどの利点がある」と説明した。
多くの当該企業の担当者や事業責任者は素晴らしい技術と認めつつも、「利用した実績がほしい」と異口同音に答えたという。採用実績の無い新技術はリスクがあるために原則、適用しないという日本企業の“新規技術の適用”に前向きではないという問題に直面する。
結局、“オンサイト”ビジネスモデルは苦難の末に、2012年8月に事業化にこぎ着ける。これが同社の製品化第一号になった。
この際、同社は神戸市の中小企業支援策を活用した。阪神・淡路大震災で被災した製造業の中小企業に対して、神戸市が1996年から設けた「神戸市復興支援工場」という、全国初の大規模な公設賃貸工場だった。
マイクロ波化学は、2012年8月から「完全フロー型リアクター2号機」(MWF-2)を用いて、“オンサイト”ビジネスモデルを事業化した。使用済みの食用油廃油をマイクロ波技術で脂肪酸エステルに変換し、新聞紙向けのインク材料にする。具体的には東洋インキに出荷して、事業利益を現在は上げている。
吉野氏は、“オンサイト”ビジネスモデルの事業化を模索していた2010年ころから、“集中生産”ビジネスモデルという新しいモデルも並行して追究してきた。このモデルに対応したプロセス開発を実施するため、2014年3月には「大阪工場」と呼ぶ自社工場を取得した。
“集中生産”ビジネスモデルの事業化を実現するには、多額の事業資金が必要になるため、大手企業と合弁会社を設立する手法を採用した。具体的には、太陽化学と合弁企業を設立したことを2014年6月に発表している。太陽化学は元々、マイクロ波を食品加工工程に利用してきた企業だった。
さらに、2014年10月に発表したドイツBASFとの共同開発が典型例となっているように「事業分野が異なる相手企業と、さまざまな共同研究を追究する“業務提携”ビジネスモデルを実践したい」と、吉野氏は考えている。
同社が創業から事業化に成功してきたのは「ビジネスモデルの“ピボット”を繰り返したことがポイント」(吉野氏)という。バスケットボールのテクニックである“ピボット”は軸足を変えずに進む方向をその時点で最適な方向に変える手法である。
吉野氏は「これからもマイクロ波を用いた独自の技術を武器に、世界中の化学企業と化学品製造ビジネスモデルを追究し続けたい」としている。
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平成27年4月17日
科学技術振興機構(JST)
大阪大学
脳内で記憶情報が割り当てられる仕組みの一端を発見
http://www.jst.go.jp/pr/announce/20150417/
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ライオンキングに1000万人
04月24日 19時18分
http://www3.nhk.or.jp/kansai-news/20150424/4170121.html
アフリカの大自然に生きる動物たちを描いた劇団四季の人気ミュージカル「ライオンキング」の入場者が、24日、国内の演劇史上、最も多い1000万人に達しました。
「ライオンキング」は、アフリカのサバンナを舞台に苦難を乗り越えながらたくましく成長していくライオンの姿を描いた、ニューヨーク・ブロードウェイ生まれのミュージカルで、国内では劇団四季が17年前から全国5か所で公演を続けています。
24日、大阪・梅田での公演で、入場者が国内の演劇史上、最も多い1000万人に達しました。
カーテンコールでは、主人公の父親役を務める内田圭さんが、「皆様のご支援のたまもので、出演者、スタッフ一同、心よりお礼申し上げます」とあいさつしました。
このあと、1000万人目の入場者となった京都府木津川市の主婦、荻田洋子さんが舞台に招かれ、花束などを受け取り、俳優たちとともに記念撮影をしました。
娘と一緒に見に来た荻田さんは、「びっくりしましたが、とてもうれしく、光栄です。去年、結婚した娘からチケットをプレゼントされて来たのですが、すばらしい公演でした」と話していました。
劇団四季の「ライオンキング」の公演は、ことし7月には1万回に達する見込みだということです。
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お宝30万冊ずらり 四天王寺古本祭り
2015年4月25日
http://www.nnn.co.jp/dainichi/news/150425/20150425041.html
大阪市天王寺区の和宗総本山四天王寺で24日、春恒例の大古本祭りが始まった。境内には出展業者のテントが並び、お目当ての本を探す古書ファンでにぎわっている。29日まで。
同イベントは、大阪を中心とする古書店でつくる関西古書研究会と同寺が共催。14回目となる今回は文学、美術、児童書など幅広いジャンルから古書類約30万冊を用意した。特集企画「宗教」として仏書、聖書などの宗教関連の書籍も充実している。
各ブースには開場の午前10時から人だかりができ、来場者らは店主に在庫を確認したり、値段交渉した。法学書を20冊以上まとめて購入した大学院生の小林佑輔さん(24)は「大阪ではなかなか手に入らない古書を安く買え、本当に良かった」と声を弾ませていた。
関西古書研究会の菅哲夫会長は「店主らと言葉を交わしながら、インターネットにはないぬくもりもつかんでほしい」とアピールしている。
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“近大マグロ”格安で学生に
04月24日 12時30分
http://www3.nhk.or.jp/kansai-news/20150424/4235711.html
高級魚とされるクロマグロの完全養殖に世界で初めて成功した近畿大学で、マグロ料理が格安で提供され、学生たちがふだんはなかなか味わえない味に舌鼓を打っていました。
東大阪市にある近畿大学の食堂では、大学の研究で完全養殖に成功したクロマグロを学生に味わってもらう催しを2年前から開いていて今回は4回目です。
高級魚とされるクロマグロの「漬け丼」が216円、「カルパッチョ」が162円と格安とあって大勢の学生が朝から並び、午前10時の開店とともに次々と注文していました。
理工学部3年の女子学生は「初めて食べました。脂がのってておいしいです」と話していました。
また経済学部3年の女子学生は、「素晴らしい技術なので自分もこれから勉強をがんばりたいです」と話していました。
クロマグロの漁獲量の減少傾向が続く中、近畿大学の完全養殖の技術は企業などから注目され、大学では大手商社と連携して生産量を増やす計画です。
学生部の曽我範夫課長は、「この機会を通じて研究成果を知って、ほかの分野でも活躍する活力になってほしい」と話していました。
次回は10月の予定だということです。
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自費出版PRへ意欲 「関西出版ルネサンス」活動本格
2015年4月26日
http://www.nnn.co.jp/dainichi/news/150426/20150426026.html
自費出版を手掛ける関西の業者などでつくる「関西出版ルネサンス」(会長・福山琢磨新風書房代表)の活動が本格化してきた。5月の連休中に大阪市内でイベントを開き、自費出版を検討する人々に情報を提供する。パソコンなど電子機器の進化と普及は、紙媒体に逆風とされるが、一方で文章作成を容易にする側面もあり、自費出版の関心は高まりつつある。「関西出版-」はその名の通り業界の「再生」「復活」へ結び付けようと会員一同が意欲を燃やしている。
原点は1993年。大阪などの大型書店で不定期に自費出版フェアを開く際、関係者の実行委的な寄り合いとして「関西自費出版の会」を立ち上げた。同会はフェアの定期化も視野に入れながら発展的に解消、新たなスタートを切った。
会員には従来の会社組織以外に、業界に関係するフリーランサー(ライター、デザイナー、カメラマン、編集者、校閲者)や、自費出版の著者または出版予定者も加入できるなど門戸を広げた。
会員の交流にとどまらず会員以外の一般向けセミナーやイベントも随時開く。第一弾として5月3〜5日に大阪市天王寺区の近鉄文化サロン(近鉄百貨店上本町店10階)で「関西自費出版文化の輝き」展(入場無料)の開催を決定。識者による講演会も盛り込まれ、関係者は最終調整に余念がない。
会場では自費出版に関する無料相談会や本の展示、販売コーナーも設けられる。福山会長(79)は「多くの方に自費出版について認知してもらえる貴重な機会。相互に刺激し合い、大きな反響を生み出すきっかけとなれば」と期待を寄せている。
講演会(参加費各500円)は連日午前11時から。演題と講師は次の通り。
3日「戦後70年〜敗戦国“ニッポン”を救った人たち」福山琢磨氏▽4日「東高津神社の歴史」中村徹氏(東高津神社宮司)▽「電子出版の活用」玉本拓郎氏(大手前大非常勤講師)。
問い合わせは電話06(6777)3410、関西出版ルネサンス事務局(星湖舎内)。
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全国の大学病院集中検査へ 群馬大と女子医、処分決定
2015年4月30日 18:43
http://www.nnn.co.jp/dainichi/knews/150430/20150430092.html
厚生労働省は30日、腹腔鏡を使った肝臓手術後の患者死亡が相次いだ群馬大病院と、禁忌鎮静剤を投与された2歳男児が死亡した東京女子医大病院に関し、高度医療を提供する特定機能病院の承認を取り消す処分を決めた。聴聞手続きを経て6月にも発効する。同省は大学病院(本院)を中心に全国に現在86ある特定機能病院を対象に、9月末にかけて集中立ち入り検査を実施する。
検査では病院の管理運営や医療安全確保策の実態を把握。検査結果を基に承認要件の厳格化や、高難度の新医療技術導入プロセスの在り方を検討する方針。近く省内に検討組織を設置する。
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春の叙勲 松澤佑次さん
05月01日 05時00分
http://www3.nhk.or.jp/kansai-news/20150501/4171621.html
春の叙勲と褒章の、関西の受章者を紹介しています。きょう(1日)は「瑞宝中綬章」を受章する大阪大学名誉教授の松澤佑次さんです。
松澤佑次さんは、和歌山県田辺市出身の73歳。大阪大学の名誉教授で、中之島にある「住友病院」の院長を務めています。
大阪大学医学部を卒業後、肥満や脂肪に関する研究に取り組み、脂肪細胞が、血糖値や血圧を下げたり脂肪を減らしたりする働きを持つたんぱく質を分泌することを発見し、「アディポネクチン」と名付けました。
そして、内臓に脂肪がたまるとこのアディポネクチンが減り、糖尿病や高血圧を招くことを明らかにしました。
10年前、国内の8つの学会が、生活習慣病になる危険性が高い「メタボリックシンドローム」の診断基準をまとめた際には、中心的な役割を果たしました。
松澤さんは「長年、研究してきたことが認められ、うれしく思います。肥満や生活習慣病は多くの人に関わる病気で、後輩たちがこの分野の研究をさらに進めていくことを期待します」と話しています。
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日本初の本格的人工関節センター開設 3D使い患者ごとに実物大の骨モデルを作成
http://www.sankei.com/west/news/150502/wst1505020070-n1.html
高齢化や疾病によって、股関節やひざ関節の軟骨がすり減ったり、骨折したりして歩くことが困難になった患者のための日本初の本格的な人工関節センターが4月、大阪病院(大阪市福島区、565床)に開設された。3Dプリンターを使って患者ごとに実物大の骨モデルを作成し、最適な人工関節を作って置き換える技術が導入され、リハビリ期間の短縮や、脱臼のリスクを減らせる治療法として注目を集めている。
股関節は、変形性股関節症やリウマチなどの病気で軟骨がすり減ったり、高齢者が骨折したりするケースがある。治療には、患者の骨を削り金属やポリエチレンなどでできた人工股関節に置き換える手術が行われる。高齢化の進行で、手術例は平成14年度の年間7万例から26年度には12万例にまで増えている。
http://www.sankei.com/west/news/150502/wst1505020070-n2.html
昨年4月に大阪厚生年金病院から改称した同院は、15年に周囲の筋肉を切断しない新しい手術法(MIS)を開始。さらに、コンピューター断層撮影(CT)画像のデータを3次元に変換し、患者の股関節付近を再現。大(だい)腿(たい)骨にはめ込む「ステム」と呼ばれる金属製の芯や、骨盤に入れステムを支える「カップ」の大きさや設置位置、設置角度の最適値を選択できるようにした。
さらに、3Dプリンターで患者ごとの実物大の骨モデルを作成し、術中にそのモデルを参考に骨を削る手術方法を導入。これによって、人工関節を正確に設置でき、術後の脱臼の頻度を最小限に抑えることが可能になった。
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これまでの手術は股関節周辺の筋肉を大きく切断するため、つえなしで歩けるまでに2〜6カ月かかるほか、術後も正座や和式トイレ、自転車の利用といった脱臼のリスクがある動作が制限されていた。また、多くはレントゲン写真をトレーシングペーパーに書き写し、人工股関節の大きさを書き込む手術計画で手術が行われており、平面のため実際の人体とは差が出る上、設置位置が悪ければ、ゆるみや脱臼により再手術が必要となる場合もあるという。
http://www.sankei.com/west/news/150502/wst1505020070-n3.html
昨年4月以降、大阪病院では、この術法で約130人が手術を受けた。約3週間で退院が可能でリハビリ通院もほぼ不要。行動にも制限はしていないという。
同センターの中田活也センター長は「人工関節センターは全国にあるが、500床以上の病院で、最先端技術に自己完結的に対応できるセンターは初めて」といい、「今後も多くの患者さんにリスクの少ない手術を提供できれば」と話している。(藤原由梨)
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肺高血圧症の原因特定
05月05日 07時04分
http://www3.nhk.or.jp/kansai-news/20150505/4471281.html
全身に十分な血液を送れなくなる「肺高血圧症」という病気は、免疫に関わる複数の物質が増えることで起き、これらの働きを抑えると症状が治まることを、大阪大学のグループがマウスの実験で突き止めました。
治療薬の開発につながるのではないかと期待されています。
肺高血圧症は、肺動脈の中が狭くなり全身に十分な血液を送れなくなる重い病気で、患者は国内におよそ2000人いるとみられています。
大阪大学の中岡良和助教などのグループは、この病気の患者の血液に、免疫に関係する「インターロイキン6」という物質が通常より多く含まれていることを手がかりに、マウスを使って詳しい原因を調べました。
その結果、この病気は、インターロイキン6が増えるに伴って「インターロイキン21」という別の物質も増え、その影響で血管の壁を作る細胞が異常に増殖して起きることを突き止めました。
そして、インターロイキン6や21の働きを抑えると、いずれも症状が治まったということです。
中岡助教は、「これらの物質の働きを抑える薬は、すでにリウマチなどの治療薬として使われている。
肺高血圧症にも効果が期待され、治療に使えるようさらに研究を進めたい」と話しています。
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【坂口至徳の科学の現場を歩く】
10億分の1、ナノの世界を肉眼で…阪大、蛍光タンパク質の反応を高速化 超解像顕微鏡技術
http://www.sankei.com/west/news/150505/wst1505050009-n1.html
光学顕微鏡の技術を使い、生物の細胞内部を生のまま観察することにより、生命現象に伴う構造の変化や物質の動きを、ナノ(10億分の1)メートルという超微細なレベルで知ることができるようになってきた。生命科学の研究がゲノム(遺伝情報)のデータにより分子レベルで解析されるようになる一方で、実際にどのような変化が起きているのかを見極め、新たに詳細で具体的なデータを得る必要がでてきたからだ。
クローズアップされているのは、2014年のノーベル化学賞の受賞対象にもなった超解像顕微鏡技術。蛍光を発する物質を使い、可視光で見る限界(回折限界)とされた200ナノメートル離れた物質を見分ける解像度もクリアできる。例えば、細胞内の呼吸に関わるミトコンドリアなど小器官の内部のようすまでわかる。電子(電子線)を当てる電子顕微鏡では原子のレベルまでわかるものの生の動く状態の細胞を見ることはできない。
こうした超解像顕微鏡技術の性能を高める蛍光タンパク質「コヒノール」の開発に大阪大学産業科学研究所の永井健治教授、同大学院工学研究科の藤田克昌准教授らの研究チームが成功した。
http://www.sankei.com/west/news/150505/wst1505050009-n2.html
使用した超解像技術の原理は、まず、光(励起光)の照射により、光ったり、消えたりする光スイッチ蛍光タンパク質を、見たいタンパク質に結合する。次いで、この蛍光タンパク質を光らせ、さらに中心部の蛍光を残して周辺部の不要な蛍光を消すように筒状の光を照射して、超微小な蛍光に絞り込むことで解像度を増し、画像をクリアにするもの。
開発した「コヒノール」は、これまでの蛍光タンパク質に含まれるアミノ酸を改変したもので、観察用の光の照射で「オン」になり、紫外光の照射で「オフ」にスイッチするタイプ。その応答速度は、「オン」のときは従来の4倍、「オフ」で3倍に高速化した。また、切り替えができる回数が25倍と分子としての安定性も高くなった。なかでも特徴的なのは、同一計測法で観察したさいの光強度で、従来の1万分の1-375分の1で済み、光により細胞内で活性酸素が発生して傷害される「細胞毒性」が出る恐れも少なくなった。
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http://www.sankei.com/west/news/150505/wst1505050009-n3.html
永井教授は「超解像顕微技術は、発展途上の技術でさまざまな原理の顕微鏡が開発されています。開発した蛍光タンパク質は生体に優しい可視化が可能なので、この技術の普及に役立つとともに、ナノの世界での生命現象の解明にもつながってほしい」と話している。
この成果は米科学誌「ネイチャーメソッズ」電子版に掲載された。
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大阪大や九州大で新型スパコンが相次ぎ稼働
http://www.itmedia.co.jp/enterprise/articles/1504/27/news150.html
NEC製の最新モデル「SX-ACE」が3月から本格稼働し、プラズマ物理のシミュレーション研究や大気・海洋の大規模シミュレーションなどに活用される。
NECは4月27日、ベクトル型スーパーコンピュータの最新モデル「SX-ACE」がレーザーエネルギー学研究センターと九州大学応用力学研究所で本格稼働を開始したと発表した。
大阪大では32ノード(最大理論性能値8.2テラフロップス)が導入され、高強度レーザーを照射した場合のプラズマ物理のシミュレーション研究に活用される予定。エネルギーや物質の創出やレーザー宇宙物理などの学際的な新領域の開拓を目指す。長友英夫准教授は「高度にチューニングすることなく、数値モデルが入り組んだ複雑なコードを高速に計算できるようになり、カタログ値だけでは表せない実用性能を体感している。消費電力も想定より少なく、経費を抑えた運用が期待できる」とコメントしている。
また、九州大学応用力学研究所には16ノード(同4.1テラフロップス)が導入され、数値風況アセスメント(大気乱流シミュレーション)や大気環境シミュレーション、海況予測シミュレーションなどに利用されるという。陸上や洋上への風車群の導入、黄砂やPM2.5といった微粒子飛来の影響予測、海洋汚染の解明等への貢献が期待される。内田孝紀准教授は、「膨大なシミュレーション結果を精査することで、いまだ不明な点が多い局所域スケールの大気乱流場の正確な把握につながるだろう」とのコメントを寄せた。
NECではSX-ACEの後継モデルの開発も表明している。
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太陽超える1800万度に加熱 核融合研究で成功
2015年5月6日 0:00
http://www.nnn.co.jp/dainichi/knews/150506/20150506001.html
太陽の中心温度を超える約1800万度という超高温に核融合燃料を加熱することに、光産業創成大学院大(浜松市)や大阪大、京都大など11機関のチームがレーザーを照射する方法で成功し、5日付の米物理学誌電子版に発表した。
核融合は太陽内部で起きている反応で、熱や光の膨大なエネルギーを生み出す源。地上で同じ現象を起こし、エネルギーを利用しようとする研究が世界で進んでいる。
チームは「核融合を実用化するには、燃料点火に5千万度が必要とされ、今回の成果はその第一歩。今後温度の引き上げを目指す」としている。
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人の多能性幹細胞に新能力 マウス受精卵と混じり変化
2015年5月7日 2:00
http://www.nnn.co.jp/dainichi/knews/150507/20150507004.html
さまざまな細胞や組織に変化する能力を持つ人の胚性幹細胞(ES細胞)や人工多能性幹細胞(iPS細胞)に、マウスの受精卵と混じり合って変化、増殖する能力を持たせることに成功したと近畿大農学部の岡村大治講師(発生生物学)らが6日付の英科学誌ネイチャー電子版に発表した。
傷ついた体の組織を人の多能性幹細胞で修復する治療法の研究が進む一方、臓器を人の体外で作るのは難しいとされる。新しい能力を持たせたことで、岡村講師は「移植用に人の臓器をブタで作らせる技術や、人の発生の仕組み解明に役立つ可能性がある」と話す。
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ヒトiPS細胞 胚の中で分化
05月07日 06時00分
http://www3.nhk.or.jp/kansai-news/20150507/4540131.html
ヒトのiPS細胞やES細胞を特殊な方法で培養すると、マウスの胚の中に入れて神経や筋肉の細胞に変化させることができるようになると、近畿大学などのグループが発表しました。再生医療に使う臓器を動物の体内で作る技術につながるのではないかと注目されています。
この研究は、近畿大学農学部の岡村大治 講師と、アメリカのソーク研究所のグループが行いました。
ヒトのiPS細胞やES細胞はさまざまな種類の細胞に変化することができますが、これまで、動物の胚の中に入れるとこうした変化はみられませんでした。
そこで研究グループは、「Wnt抑制剤」という化合物などを加える特殊な方法でiPS細胞などを培養し、マウスの胚の中に入れました。
その結果、胚の特定の部分とつながって、神経や筋肉の細胞に変化できるようになることが確認されたということです。
岡村講師は、「再生医療に使う組織や臓器をブタの体内で作る技術などにつながるのではないかと考えられる。課題は多いが、着実に研究を進めたい」と話しています。
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太陽の塔、人気再爆発だ 超合金ロボ・コップのフチ…
2015年5月7日
http://digital.asahi.com/articles/ASH5574SCH55PPTB001.html?_requesturl=articles%2FASH5574SCH55PPTB001.html&iref=comkiji_txt_end_s_kjid_ASH5574SCH55PPTB001
大阪万博から45年、「太陽の塔」が再びブームになっている。特集本ができたり、超合金のロボになったり。芸術家の岡本太郎(1911〜96)が作り上げ、万博記念公園(大阪府吹田市)にたたずむその姿は、今なお創作への刺激を放ち続けている。
大阪市の梅田ロフトでは13日まで、誕生45周年を記念した「Re:TOWER OF THE SUN EXBIT みんなで太陽の塔展」を開催中だ。イラストレーターの安斎肇さんや漫画家の蛭子能収(よしかず)さん、お笑いコンビ「ラーメンズ」の片桐仁さんら25組のクリエーターが作品を寄せた。太陽の塔に込められたメッセージに「返信する」のが企画の趣旨だ。
■「新しさ」今も
入場者数は予想を大きく上回る。訪れた大阪府箕面市の大学生、武田健志(つよし)さん(18)は「人によって様々なとらえ方ができるデザインが魅力。いろんな想像ができることで、『新しさ』が今も続いていると思う」。東京都世田谷区の会社員木田哲路(あきみち)さん(33)は「芸術作品として存在感がある。こうして多彩な作品に生まれ変わって、もっと広がっていってほしい」と話した。
ロフトの担当者、虎田晶子さん(54)が企画したきっかけは、昨年9月に出版された「太陽の塔Walker」(KADOKAWA)。太陽の塔を特集し、漫画家やイラストレーターが描き下ろした作品を掲載。虎田さんは「愛情を持って真剣に太陽の塔と遊んでいて、めちゃくちゃ面白い」と触発された。
編集した玉置泰紀・ウォーカー総編集長(53)によると、90年代以降、太陽の塔をモチーフにした小説や漫画などのアート作品がどんどん増えた。「太陽の塔が岡本太郎から独立して1人で歩き出したようだ」
太陽の塔そのものの魅力を本にしたいと考えていた時、大手玩具メーカーのバンダイ(東京都台東区)から「超合金 太陽の塔のロボ」が発売されると聞き、ロボを大々的に特集する形で一気に出版が実現した。
ロボは74年から続くバンダイの大ヒット商品「超合金」シリーズと岡本太郎作品とのコラボ商品で、元の「塔形態」に手足がついた「ロボ形態」、必殺兵器がせり出した「超兵器発動形態」へと三段変形する。
ロボのデザイナー野中剛さん(49)は、「公園の緑の中から『ぬっ』と伸びた塔が何とも『特撮』的アングルで、『太陽の塔には足があるはずだ!』という妄想を具体化したい衝動が生まれた」と話す。同社によると、ロボは飛ぶように売れ、現在も品薄状態。広報チームの担当者は「万博世代、特に大阪近辺の人から人気が高い」と話す。
■数十万個が完売
関連商品は続々出ている。玩具メーカー「奇譚(きたん)クラブ」(東京都渋谷区)は今年2月、「コップのフチの太陽の塔」を発売。太陽の塔がコップの縁に引っかかったり、腰掛けたり……。カプセル玩具として販売され、同社広報によると、数十万個が1週間足らずで完売。今月にも再発売される見込みだという。
デザインを手がけた大阪府東大阪市出身の漫画家、タナカカツキさん(48)は、昨年10月に絵本「みんなの太陽の塔」(小学館クリエイティブ)も作った。太陽の塔が人間と一緒に日常生活を送ったらどうなるか、がテーマだ。
太陽の塔を見ていると「なんだかわからない意欲に満たされる。太陽の光を浴びるような感覚」とタナカさん。美大生時代に図書館で岡本太郎の本を読み、創作や世の中に対する考え方に衝撃を受けた。
昨年8月にはコンバースが、岡本太郎作品とコラボしたスニーカー3種類を発売。太陽の塔のデザインも手がけた。ネットで話題になり、発売前から問い合わせが殺到し、完売した。
今なお多くの人を引きつける太陽の塔。岡本太郎記念館(東京都港区)の平野暁臣館長は「今の日本にこそ太陽の塔が必要なんだということではないか」と分析する。「クリエーティブな世界は今、計算とか戦略とかに支配されているが、太陽の塔はまさに正反対。岡本太郎というアーティストの荒っぽい情熱だけでできた。だから不思議な存在感とオーラを放ち、今を生きる我々の想像力を触発しているんだ」(中島嘉克、大部俊哉)
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■世界遺産「将来目指す」
岡本太郎が「べらぼうなものを作る」と構想した太陽の塔は1970年の大阪万博のテーマ館の一部として公開された。高さは約70メートル、腕は約25メートル。頂部に未来を象徴する「黄金の顔」、正面に現在を象徴する「太陽の顔」、背面に過去を象徴する「黒い太陽」という三つの顔を持つ。
2020年は万博50周年。万博公園の活性化策を考える大阪府の有識者会議は今年1月、太陽の塔について「将来的に世界遺産登録を目指す」とする答申をまとめた。塔を耐震改修し、地下に常設の展示室を設置するほか、万博当時に塔内部で展示された「生命の樹(き)」や第4の顔「地底の太陽」を復元し、公開する計画が盛り込まれた。府は答申を受け、10月末をめどに将来ビジョンを策定する方針だ。
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関西芸大出身の若手女性作家 20日からグループ展
2015年5月9日
http://www.nnn.co.jp/dainichi/news/150509/20150509039.html
関西の芸術大学出身の20代女性作家12人が20〜25日、大阪市北区中崎1丁目のイロリムラ[89]画廊展示室3で「花、植物」をテーマにしたグループ展「Plant Plante Fleurir!(プラント・プランテ・フルリール)」を開く。若手作家たちは「緑あふれる庭を散歩するような気持ちで、色とりどりに咲いた作品をご覧いただきたい」と準備を進めている。
この12人で作品展を開くのは初めて。タイトルは「花を植えて咲き誇るというフランス語で、リズム感がよくて楽しそう」と命名したという。心地よい初夏の日差しの下でみずみずしい輝きを放つ植物などが、イラストや立体作品で表現される。
メンバーは上田沙織さん、さかしたあかりさん、早喜さん、しおみなおこさん、梃子さん、土井美和さん、にしもとようこさん、はしもと遥さん、みなこさん、宮本楓子さん、やまなかかずみさん、米澤美季(Bei)さん。
同展のために新たに制作し、1人3点以上は展示予定という。オリジナル企画として、作家それぞれが誕生花からイメージした作品も展示する。植物の資料などを参考に好きな雑誌や紙を切り抜き、オリジナル植物のポストカードを作るワークショップ「切って貼ってボタニカルコラージュ」(随時開催、参加無料)やお茶会(20日15時〜、同)なども行う。
主宰のしおみなおこさんは「12人の作家それぞれが持つ種を、心や経験で耕した土に植え、作品という形で花を咲かせる。個性の異なる作風なので、見る人のその時の気持ちによっても気になる作品を見つけてほしい」と話している。
正午(初日は午後1時)〜午後8時(最終日は同6時)。
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チョークの材料にホタテ貝殻、ワカメ成分を化粧品に… クロマグロの近大農学部が公開講座 水産資源の意外な活用法も
http://www.sankei.com/west/news/150510/wst1505100031-n1.html
クロマグロを完全養殖し、直営レストランでクロマグロ料理を提供している近畿大学の教授らによる公開講座が9日、奈良市の東大寺総合文化センターで開かれた。教授らはクロマグロの養殖の歴史や成果などを披露し、水産資源の活用をPR。参加者らは熱心に耳を傾けた。
近大水産研究所は昭和45年からクロマグロの養殖研究を始め、平成14年に世界で初めてクロマグロの完全養殖に成功。海洋資源としてのマグロの枯渇が叫ばれる中、養殖したクロマグロを出荷し、大阪・梅田と東京・銀座の大学直営のレストランでクロマグロ料理を出すなど、近大のクロマグロ研究とその成果は大きな注目を集めている。
公開講座は近大農学部が主催し、メーンテーマは「海との共存・共栄」。水産研究所にも籍を置きクロマグロの養殖研究に取り組む農学部水産学科の滝井健二教授(65)と、水産
資源の活用を研究する同学科の伊藤智広准教授(39)の2人が講演した。
滝井教授はスライドを見せながら、マグロの養殖技術発展の歴史や研究の成果を説明し、「安全、安心、安価でおいしいクロマグロの生産に向けて、今後も精力的に研究を進める必要がある」と力説。
また、伊藤准教授は水産資源の意外な活用術について講演。ホタテの貝殻をチョークの材料にしたり、ワカメや昆布に含まれるアルギン酸を化粧品に利用するなどの活用例を写真やグラフを使って分かりやすく説明し、「一般的に食用でない水産資源の利用も進めている」ことを紹介した。
公開講座は大学のPRのため毎年開かれ、今回は54人が参加。奈良市の奥村靖さん(71)は「養殖技術の向上でクロマグロなど注目商品の養殖にも成功している。食文化の将来に期待が持てる良い話だったと思う」と話した。
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早慶に今年も圧勝…志願者数「日本一」の近大…偏差値信仰の岩盤を崩す次なる一手
http://www.sankei.com/west/news/150512/wst1505120002-n1.html
一般入試の志願者数で近畿大学が2年連続で日本一となった。卵からの完全養殖に成功した近大マグロの知名度が全国区になった影響はあるが、専門家は「改革力と広報力の高さが際立つ」と指摘する。アカデミズムの世界には「大学が商売なんて…」とする批判が根強いが、「稼ぐ大学」という偏差値以外の価値観を持ち込み、志願者増につなげている。(松岡達郎)
完全ネット出願の草分け
受験情報雑誌の出版を手掛ける大学通信によると、今春の一般入試で近大の志願者数は前年比7814人増の11万3704人。2位の明治大学が同190人増の10万5702人となり、差を前年の約400人から広げた。
ちなみに3位の早稲田大学は同1930人減の10万3494人。4位の日本大学は同2466人減の9万4373人。以下は、法政大学、立命館大学、東洋大学、関西大学へと続く。
近大の志願者増の理由について大学通信の安田賢治ゼネラルマネジャーは「改革力と広報力の高さが他の大学と比べて際立つ。改革とともに、その内容や研究成果を広報で見える化し、受験生や親だけではなく、社会に訴えている」と評価する。
受験関連の改革としては近大は前年の入試から、全国で初めて完全ネット出願を導入した。願書出願では毎年、約100トンの書類セットを準備していたが、その4分の1程度が未使用のまま廃棄されていたことを踏まえ、紙を無駄にしない「エコ出願」としてアピール、認知度を高めた。
http://www.sankei.com/west/news/150512/wst1505120002-n2.html
そして社会的に効果的に認知してもらうため「エコひいきする大学」「カミだのみの受験はもうやめだ」などのキャッチフレーズのポスターなどで広報活動を展開。受験料の割引もあって志願者を増やした。
改革力と広報力
新学部の開設やキャンパス整備にも余念がない。
現在の13学部48学科に加え、28年4月に国際学部を新設するとともに、新たに約400億円を投じて東大阪キャンパス(大阪府東大阪市)を再整備するなど改革に乗り出した。
そして東大阪キャンパスの再整備計画を「超近大プロジェクト」と名付けた。全国紙の全面広告でアピールし、キャッチフレーズは「近大をぶっ壊す。」-。大きな拳が学舎をつぶしている刺激的なデザイン。関西では私大を入試の偏差値をもとに「関関同立」(関西大、関西学院大、同志社大、立命館大)と、「産近甲龍」(京都産業大、近畿大、甲南大、龍谷大)などに分け、前者を上位に位置づける大学の序列があり、それを崩すには自らを壊すくらいの覚悟が必要だという思いを込めたという。
改革力と広報力については、近大の世耕石弘広報部長は「今年で設立90周年の近大だが、100年以上の歴史を持つ大学がごろごろあるなか、歴史を誇るより革新する姿を発信していきたい」と説明する。
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経営や財務の改革
改革の対象は、大学経営や財務基盤にも及ぶ。企業決算の最終利益に相当する「帰属収支差額」は25年度に前年度比7%減の105億円。病院収入の減少で前年度から減らしたが、それでも前年度比60%増の169億円を計上した帝京大学に次いで全国の私大で2位とトップクラスを誇る。
http://www.sankei.com/west/news/150512/wst1505120002-n3.html
とはいえ20年以上前には新学部や新キャンパス、新病院の開設などの投資が続いたため約600億円の借入金を抱えていた。このため近大は財務改革に着手。新規投資を抑制し、会計単位をキャンパスごとに分けて収支と支出を細かく管理したという。すると、経営する総合病院からの収入もあって10年間で実質的に無借金経営に転換し、26年3月末までに約880億円を積み立てるまでになった。超近大プロジェクトに投じる約400億円の資金も、この積立金から工面するため銀行の融資などに頼る必要はないのだという。
稼ぐ大学については「教育機関が金儲けするなんて…」という批判を受けることが多いというが、実学教育を建学の精神に掲げる近大では初代総長の世耕弘一氏が「研究・教育で収益を上げて何が悪い」と言い放った逸話が残る。
近大水産研究所で育てた養殖魚を市場で販売していたことがアカデミズムに反すると批判されたときの反論の言葉だが、養殖魚の販売で稼いだ資金を養殖技術の研究費に回し、資金難のなかでクロマグロの完全養殖の技術を30年以上かけて成功させたという実績がある。
近大は「研究や教育で稼ぐなんてと考える大学と違って、研究費を研究の成果で工面してきた歴史を持つ近大は民間企業と私大は変わらないという発想。稼ぐことは建学の理念の実学教育を実現するための財務基盤と考える」と説明する。
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■さらなる伸びしろ
その一方で、近大は実学の分野で地位を確立している。
http://www.sankei.com/west/news/150512/wst1505120002-n4.html
文部科学省によると、企業からの受託研究実施件数は25年度に254件で全国一位。6位の東京大学の150件や8位の京都大学の126件を上回り、「志願者数の日本一で注目も集まり、最近は企業からの技術相談が倍増している」(近大)と話している。
また、これまでの累計特許出願は578件、登録は195件と関西私大でトップだ。アメリカのトムソン・ロイターが発表する大学ランキングURAP(2014〜2015年度版)では、近大は国内ランク25位(世界ランク683位)と関西私大でトップ。研究論文の質と量、引用された回数、国際的な共同研究などが評価基準となっており、近大の研究の評価は高い。にもかかわらず偏差値をもとにした大学の序列は崩すことはできない。
そこで近大が打ち出したのが「稼ぐ大学」という価値観だ。偏差値に基づく岩盤のような大学の序列と別のブランドを構築し、「近大で稼ぐノウハウを学び、起業や就職後の力を養うことができる」ことをアピールし、志願者数の増加につなげる戦略だ。
安田ゼネラルマネジャーは「偏差値を上げることは難しいが、新たな価値観で志願者を集めることには近大はもう成功している。数が増えると、質の高い層の学生の獲得につながり、大学のレベルも上げることになる」と指摘している。
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2015年5月13日
理化学研究所
高輝度光科学研究センター
大阪大学
国際学術雑誌の自由電子レーザー特集号にSACLAに関する4本の論文が一挙掲載
http://www.riken.jp/pr/topics/2015/20150513_1/
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写真好き 集う場に
2015年05月24日
http://www.yomiuri.co.jp/local/osaka/news/20150523-OYTNT50394.html?from=ycont_top_txt
◇津田洋甫さんの遺志継ぐ
◇事務所 ギャラリーに改装 中央区
日本人として初めて米ニューヨークのメトロポリタン美術館に作品が収蔵された写真家として知られ、昨年9月に91歳で亡くなった津田洋甫(ようほ)さんの事務所(大阪市中央区島之内1)が、「Yoho photo gallery」として改装オープンし、写真愛好家らの人気を集めている。「多くの人たちの集いの場に」と願っていたという津田さん。オープンを記念した展示会は26日までで、津田さんが代表を務めた「浪華写真倶楽部」は、「個展やグループ展の会場として気軽に利用してほしい」としている。(東礼奈)
津田さんは奈良県五條市に生まれ、1949年に同倶楽部に入会した。樹木や水など、日本の自然を被写体として活躍。80年にはニューヨークで写真展を開き、同美術館に5作品が収蔵された。写真展や作品集の出版を重ねると共に、大阪市営地下鉄の駅の装飾壁画や企業のカレンダーも手がけ、その美しい作品と人柄が広く愛された。作品の多くは市などに寄贈されている。
1904年に発足した同倶楽部は日本で最も歴史がある写真クラブで、津田さんは98年に代表に就任。会の100周年事業などにも尽力した。津田さんが亡くなった後、会員の田葉とみ子さん(66)と吉川隆之さん(62)が事務所を整理すると、ロッカーから大量のフィルムや保存用に残していた六つ切り写真300点以上が出てきた。「ファンが多い先生の作品が埋もれたまま事務所を閉めるのは惜しい」と事務所を倶楽部で引き継ぎ、ギャラリーに改装。5月中旬のオープンにこぎ着けた。
開催中の写真展「水の詩―夏より―」では、長野県・上高地の大正池を、青い光が残るタングステンフィルムで撮った「静寂」や、タンポポの綿毛の露に焦点を当てた「宝冠」など22点を展示。発刊した写真集や連載した雑誌も並べている。
30年来のファンという八尾市、無職尾野富子さん(71)は「個展で水の美しい表現に魅せられ、自分も水の動きを撮影するようになった。通勤駅の壁画写真には仕事の疲れを癒やしてもらったし、また作品を見られる場が出来てうれしい」と笑顔。吉川さんは「小さいスペースだが、じっくり見て懐かしんでもらえれば」と話す。
開館時間は午後1時〜6時半(土曜は5時まで)。水・日曜は休み。津田さんの写真展は、作品を入れ替えて月に1度のペースで開く(6月は18〜30日の予定)。問い合わせは開館時間内に同ギャラリー(06・4708・5851)へ。
2015年05月24日
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大阪大学とJSCが協定 スポーツ研究などで連携
http://www.sankei.com/west/news/150521/wst1505210092-n1.html
日本スポーツ振興センター(JSC)と大阪大は21日、2020年東京五輪・パラリンピックに向け、スポーツの研究や人材育成などで連携する協定を結んだ。
大阪大は「スポーツ研究新拠点」構想を掲げており、今後JSCと人材交流や情報共有などを進める。平野俊夫学長は「協定により、新拠点づくりに弾みがつくと期待している」とのコメントを出した。
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学生目線で田尻町PR 阪南大と南海電鉄が連携
2015年5月23日
http://www.nnn.co.jp/dainichi/news/150523/20150523029.html
外国人旅行者への観光案内を行う阪南大の学生が南海電鉄と連携し、南海本線沿いにある田尻町のエリアガイドマップとポスターを作成した。田尻漁港の日曜朝市や地元名所を紹介。学生が持つ外国人旅行者目線で地域のにぎわい創出を狙う。
マップはA4判で1万部発行し、関西空港などで配布。空港から1駅にあるりんくうタウン駅を起点に、所要時間別にコースを設けている。
日曜朝市で新鮮な魚介類がそろう田尻漁港や府指定有形文化財の田尻歴史館、全長約900メートルの遊歩道があるマーブルビーチなど、地元のお薦めスポットを掲載。ポスターも日本語版と英語版で200枚作った。
制作に携わったのは国際観光学部の松村嘉久ゼミの3、4年生。同ゼミは2009年から新今宮観光インフォメーションセンターをゼミ生が運営。外国人旅行者に接する機会が多かったことから、外国人旅行者誘致を狙う南海電鉄から依頼を受けた。
南海電鉄営業促進部の大幡斉主任は「りんくうタウン周辺は外国人個人旅行者が多く、周辺を何とか活性化させたかった。学生にはわれわれが持っていなかった知識があった」と話す。
産学連携のプロジェクトは田尻町役場からの情報も得ながら進め、昨年5月には学生と同社社員が現地調査。11月には「田尻うまいもん祭」を共同開催して魅力のPRに努めたところ、普段の朝市の3〜4倍の来場者があった。
南海電鉄側のマップ案に学生側も鋭く指摘。当時3年生で現ゼミ長の栃原智美さん(21)は「最初の案は黒と青がベースだったけど、外国人が好む色ではなかった」と、赤など明るい色に変更。コインロッカーやトイレの場所も細かく記載し、番号や 写真で分かりやすさも配慮した。
地域や企業と手を組み、自分たちの得意分野を生かした試みに学生も手応えを得た様子。栃原さんは「自分たちが4年生になった今年も何か新しいことにチャレンジしていきたい」と話していた。
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スッポンコラーゲン化粧品第3弾 美容ミスト発売
2015年5月25日
http://www.nnn.co.jp/dainichi/news/150525/20150525033.html
近畿大薬学部(大阪府東大阪市)が開発したスッポンのコラーゲン入り化粧品「保湿美容ミスト セル・シュシュ」が発売された。大阪の台所・黒門市場生まれの化粧品メーカーと産学連携した商品の第3弾。商品名やパッケージなどに薬学部女子学生のアイデアを取り入れた。
同学部の多賀淳准教授(47)=病態分子解析学=らが開発した技術を活用し、スッポンから高純度のコラーゲンを抽出。保湿成分のヒアルロン酸などを加え、肌に張りと潤いを与える効果があるという。静岡県立焼津水産高の生徒が養殖したスッポンを使用した。
商品化には、女子学生が消費者として企画段階から参画。ポーチに入るサイズ設定や、飛行機内で長期フライトによる肌の乾燥対策に使えるようノンガスタイプのスプレーボトルに詰めるなどのアイデアが採用された。
スッポンのコラーゲンを活用した化粧品は、黒門市場の老舗鮮魚店の子会社クロモンコスメティック(大阪市中央区)との連携で商品化。2013年10月に「ジェル美容液」、14年5月に「モイスチャーローション」を発売し、計約1万1500個が売れた。
多賀准教授は「予想以上の反響でリピーターも多い。スッポンコラーゲンを利用した第4、第5の製品開発にも取り組んでいる」と話している。
保湿美容ミストは50ミリリットル入りで3千円(税別)。クロモンコスメティックのホームページなどで販売している。
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高血圧治療のワクチン開発 大阪大、ラットで効果確認
2015年5月27日 5:40
http://www.nnn.co.jp/dainichi/knews/150527/20150527007.html
血圧を上げる物質の働きを弱めることで、高血圧を治療するワクチンの開発に大阪大のチームが成功し、海外の医学誌電子版に27日発表した。高血圧のラットに投与したところ、効果は半年間ほど持続したという。
郡山弘助教(健康発達医学)は「高血圧の根治に近づく成果。2、3年以内に人での臨床試験を始めたい」と話した。
チームによると、血圧を下げる薬は既に複数の種類があるが、毎日飲む必要がある。飲み忘れると血圧が上昇し、心筋梗塞や脳梗塞のリスクが高まる。今回のワクチンが人に応用できれば年に1、2回の投与で済むとみられ、患者の負担を減らせるという。
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高血圧抑制物質を開発
05月27日 06時32分
http://www3.nhk.or.jp/kansai-news/20150527/5056261.html
高血圧を引き起こすホルモンの働きを持続的に抑えることができるワクチンのような物質を動物を使った実験で開発したと大阪大学のグループが発表しました。
毎日の服用が欠かせない薬とは別の、新たな治療法につながるのではないかと期待されています。
研究を行ったのは大阪大学の郡山弘寄付講座助教などのグループです。
高血圧の患者に対しては広く薬による治療が行われていますが、毎日の薬を飲み忘れた場合、十分な効果が得られないなどの課題があります。
そこで研究グループは血圧を上げる「アンジオテンシン2」というホルモンの働きを抑える、ワクチンのような物質を開発しました。
遺伝子の働きにより体が持続的にこのホルモンを異物とみなし作用を抑えるようにしむけるということです。
高血圧の症状があるラットに注射したところ2か月後には血圧が平均で2割ほど下がり、効果が半年にわたって続いたということです。
研究グループは持続的な効果が期待できるとして、数年以内にヒトでの臨床研究を始めたいとしています。
郡山寄付講座助教は、「効果が続けば、高血圧に伴う心臓病や脳梗塞なども減らすことができる。新たな治療法につなげたい」と話しています。
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大阪市:文化団体を寄付で助成 14団体指定
毎日新聞 2015年05月28日
http://mainichi.jp/select/news/20150529k0000m040143000c.html
大阪市は28日、市内の文化・芸術団体への助成金に充てるため、市民らの寄付金を募る制度を始めた。対象は文楽協会など市が登録した14団体。寄付した人はどの団体への助成金にするかを選ぶことができ、住民税と所得税の控除を受けられる。市民らの手で文化団体を支える全国でも異例の取り組みだ。
文楽協会への補助金を廃止するなど、文化行政の見直しを進めてきた橋下徹市長の肝煎り政策。橋下市長はこの日、「やりたかったことが最後に仕上がった。国民の寄付で文化を支えるのが原理原則だ。団体には寄付の意思を湧き起こすような活動をしてほしい」と語った。
市経済戦略局によると、名称は「なにわの芸術応援募金」。活動の公益性が高いと市が判断した14団体が選ばれた。市に集められる寄付金から広報費5%を差し引き、残りを助成金に充てる。文化や芸術の専門家でつくる市の審議会が団体の事業計画をチェックしたうえで、各団体の求める上限額まで配分する。今年分は11月末でいったん集約し、来年1月に助成金を交付する予定だ。
応援したい自治体に寄付すると税金が控除される「ふるさと納税」の仕組みを活用した。大阪市には現在、同様にさまざまな事業への寄付を募る制度もあるが、特定団体への寄付を目的とするものは全国の自治体でも初めてという。
文化団体に対する行政の補助金を巡っては、橋下市長は大阪府知事時代から問題視してきた。市長としては、文楽協会(昨年度3560万円)や大阪フィルハーモニー協会(同3780万円)の運営補助金を今年度から全廃した。
文楽協会の三田進一事務局長は「寄付をいただければ有効に活用したい」とコメント。大フィルの広報担当、磯島浩彰さんは「選んでくださった方の期待に魅力的な演奏で応えたい」と話した。寄付の問い合わせは同局(06・6469・5174)。【平川哲也、念佛明奈】
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発達障害、目の動きで診断 大阪大、早期ケアに期待
2015年5月28日 3:01
http://www.nnn.co.jp/dainichi/knews/150528/20150528008.html
子どもが素早く目を動かせるかどうかを確認することで、発達障害の一種である注意欠陥多動性障害(ADHD)かどうかを早期に診断する手法を大阪大のチームが開発し、27日付の米オンライン科学誌プロスワンに発表した。
ADHDでは、注意力や落ち着きがなくなる傾向がある。脳機能の障害が原因とされるが、詳しい仕組みは不明。行動や本人らへの質問により診断するのが一般的だったが、チームの喜多村祐里准教授(社会医学)は「客観的な診断法として確立し、適切なケアを早期に提供できる態勢を整えたい」と話す。
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目の動きからADHD診断、大阪大グループ開発
2015年06月02日
http://www.yomiuri.co.jp/osaka/news/20150602-OYO1T50021.html?from=oycont_top_txt
眼球のわずかな動きから、子どもの注意欠陥・多動性障害(ADHD)を診断する方法を大阪大学大学院医学系研究科の喜多村祐里准教授らのグループが開発した。外見では判断しにくいADHDを早期に診断し、適切な治療につなげる技術として期待される。米電子版科学誌プロスワンで論文を発表した。
ADHDは脳機能の障害が原因とされる発達障害の一つで、集中力を欠いたり衝動的な行動をしたりする。文部科学省の調査では、小中学生の2〜3%程度にADHDの傾向があるとされる。ただ、数値で測定する方法はなく、これまで日常生活の行動などから診断されていた。
喜多村准教授らは、本を読んだり、信号の変わり際を目で追ったりする時に、脳からの命令で起きる眼球の速い動きに注目。
ADHDと診断された5〜11歳の37人と、ADHDの疑いがない同年代の88人を対象に、画面上に映し出された点の移動を目で追ってもらい、眼球が動く時間を測定した。その結果、ADHDの子どもは、それ以外の子どもよりも眼球の反応が遅かった。
喜多村准教授は「眼球の動きと関係する脳機能に何らかの異常があるらしい。学習障害や自閉症スペクトラム障害など、他の発達障害でも計測が可能か調べたい」と話す。
2015年06月02日
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1型糖尿病を治せる可能性が浮上、大阪大学発見の「Tレグ」が防ぐ
http://www.mededge.jp/a/hcgo/13659
5月30日は日本IDDMネットワークが創立20周年のサイエンスフォーラムを開催した。日本IDDMネットワークは認定NPO法人で、寄付に対する税制優遇措置を受けることができる数少ない患者団体の一つ。活動を見ていると、間違いなく今後も発展が続くと確信する。
病気克服も可能か
米国の同様な組織であるJDRF(若年性糖尿病研究財団)の活動に照らすと、おそらく次の一手として考えられるのは、ネットワーク自体が自前の科学諮問会議を持つことと思う。大いに期待している。
この分野の面白い論文がないか目を光らせていたところ、イタリアのミラノ大学から制御性T細胞(Treg、Tレグ)を用いて1型糖尿病を治療する可能性についての論文が有力科学誌サイエンス・トランスレーショナル・メディシン誌に掲載された。まだまだモデル研究段階で、1型糖尿病の本人を混乱させる懸念もあるのだが紹介することにした。
タイトルは「肝細胞へ直接インスリンB鎖の9-23ペプチド遺伝子を導入することでFoxP3+Tregを誘導し1型糖尿病を防ぐことができる(Insulin B chain 9-23 gene transfer to hepatocytes protects from type 1 diabetes by inducing Ag-specific FoxP3+ Tregs.)」だ。
β細胞が殺される
1型糖尿病のほとんどは自己免疫疾患で、自分の「β細胞」へのダメージが原因になる。
血糖値を下げる臓器である膵臓。その膵臓の中にあるのがβ細胞。β細胞は「インスリン」というホルモンを出す。血糖値を下げているのはこのインスリンの働きだ。β細胞にダメージを及ぼすのは「免疫」の影響だ。免疫は本来異物に抵抗するが、自己免疫疾患と呼ばれる病気では自分自身を攻撃してしまい問題になる。1型糖尿病はこの自己免疫疾患の仕組みによって起こる場合が多い。
β細胞を攻撃する「キラーT細胞」。多くの場合は発症までに時間がかかる。キラー細胞の反応を抑える「制御性T細胞」があるからと見られている。
何かの原因でこのバランスが崩れてキラーT細胞が多くなると、β細胞が殺され病気が発症する。
免疫細胞のバランスを変える
免疫システムのコントロールは1型糖尿病を研究する上で重要なテーマだ。
今回の研究もJDRFのイノベーション助成を受けている。
多くの方はご存じないと思うが、イタリアは遺伝子治療研究が進んでいる国の一つ。
今回の研究は、1型糖尿病モデルマウスで、病気と関係する遺伝子を肝臓の細胞だけで表れるようにして、制御性T細胞を増やしている。免疫反応のバランスを変えるアイデアを検証している。
なお、ウイルスを使って、「インスリンB鎖ペプチド遺伝子」という遺伝子を導入するという方法を使っている。
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肝臓への遺伝子導入が奏効
詳細を省いて結果だけを述べる。
(1)肝臓だけに遺伝子を導入すると糖尿病の発症を止められる(2)1型糖尿病を防いだのは制御性T細胞。この細胞を糖尿病のマウスに移植すると発症を遅らせることができる(3)1型糖尿病になり始めたマウスも遺伝子の導入で病気を治すことができる。
肝臓の細胞への遺伝子導入によって制御性T細胞が出てくる。そこから思いついたアイデアを証明している。ウイルスを使って安全か、何らかのきっかけでキラーT細胞が増えないかなど、まだまだハードルの高い治療法だと思う。
予防と発症防止が1型糖尿病の本人にとって第一の目標と考えると、学ぶところの多い研究だと思う。
大阪大学に原点
幸い、この制御性T細胞は現在大阪大学にいる坂口志文さんが発見したもの。今も世界をリードする研究を続けている。最近はガードナー国際賞に輝いている。日本で培ってきた研究の伝統を少し借りればハードルのより低い治療法の開発も可能かもしれない。
ぜひ一度坂口さんにその辺りを聞いてみたいと思った。
日本IDDMネットワーク20周年おめでとう。今後もできる限りの協力をしたいと思います。
文献情報
日本IDDMネットワーク創立20周年記念サイエンスフォーラム
http://japan-iddm.net/sympo_aichi_2015/
Akbarpour M et al. Insulin B chain 9-23 gene transfer to hepatocytes protects from type 1 diabetes by inducing Ag-specific FoxP3+ Tregs. Sci Transl Med. 2015;7(289):289ra81.
http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/26019217
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「子どもの安全」大学で講義
06月05日 18時58分
http://www3.nhk.or.jp/kansai-news/20150605/5208381.html
大阪教育大学附属池田小学校で児童8人が殺害された事件から、今月8日で14年になるのを前に、大阪教育大学で、子どもの安全をどう守るかについて考える講義がおこなわれました。
講義は、「子供たちの安全をどう守るのか」をテーマにおこなわれ、大阪教育大学の約2500人の学生が、柏原キャンパスなどにある100あまりの教室に分かれて講義を受けました。
およそ200人が受講した教室では、はじめに事件の概要が説明され、学生たちは、亡くなった児童に黙とうをささげました。
講義では、事件が起きたとき、学校は児童の避難誘導などが組織的にできず、被害を最小限に食い止められなかったことが伝えられ、「子どもたちの安心安全が最優先であることを心に刻んでほしい」と呼びかけられました。
講義を聞いた男子学生は、「事件の詳細を知り、自分だったら何ができるのかを考えました。子どもたちの安全を守れる先生を目指します」と話しました。
女子学生は、「子供の命を守るためには、教員同士のコミュニケーションが大切だと感じた」と話していました。
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QS University Rankings: Asia 2015
今回のQSランキングの一つのニュースは「阪大が京大を抜いた」こと。
東大と京大、さらには東工大と東北大もアジア内の順位を落としている中
阪大が上げている。東大のポイントが94.90、阪大が94.70、京大が94.30
なので、阪大は京大を抜いただけでなく、東大にさえかなり接近している。
誰か阪大の有力な教員が大きな国際的学術賞でも取れば一挙に逆転も。
http://www.topuniversities.com/university-rankings/asian-university-rankings/2015#sorting=rank+region=+country=+faculty=+stars=false+search=
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せめて、ノーベル賞受賞者が阪大から出てくれれば
箔がつくんだけどなあ……
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外大を吸収して外国語学部としたが、人間科学部は分離して欲しかったりして。
大教大や市大に似非教育者養成人を送り込んでるから。
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つーか阪大なんて国内ですら知名度低いし
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「教育の阪大」ブランド強化目指す 新総長に西尾章治郎氏
http://www.sankei.com/west/news/150612/wst1506120086-n1.html
大阪大学(大阪府吹田市)は12日、任期満了を迎える平野俊夫総長(68)の後任の第18代総長に、西尾章治郎・同大サイバーメディアセンター長(63)=データ工学=を選出したと発表した。任期は8月26日から6年間。
西尾氏は岐阜県出身。昭和55年に京都大大学院工学研究科を修了し、阪大工学部教授や文部科学省科学官、阪大理事・副学長などを経て、平成25年4月から現職。データベースなどの情報科学技術研究に長く携わってきた。
記者会見に臨んだ西尾氏は、キャンパスのグローバル化推進や人材育成分野などでの大学改革を掲げ、「地域に生きる大学として大阪の活性化に貢献するとともに、『教育の阪大』といわれるブランド力をより強化していきたい」と抱負を述べた。
同大では今回の総長選から選考の基本方針を定め、学内の教育研究評議会のメンバーや学外の有識者らでつくる総長選考会議による面接や、候補者による所信表明などが実施された。
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阪大箕面キャンパス移転へ 平成33年オープン、新設駅前に
2015.6.17
大阪大(大阪府吹田市)は17日、外国語学部がある箕面キャンパス(同府箕面市、約14万平方メートル)を、平成33(2021)年4月までに箕面市の船場東地区へ移転10+ 件させると発表した。延伸計画が進む北大阪急行線の新駅前に新たな都市型キャンパスを建設し、利便性向上や地元の活性化を目指す。
「世界に向け“司令部”」高層ビル型、都心とも直結
箕面キャンパスは、19年に開設。学生ら約2700人が在籍する。郊外に立地しており、利便性の悪さが課題だった。
移転先は、現在地から南西約4キロ。32年度までに「箕面船場駅(仮称)」の設置が予定されている。約千人収容の文化ホールを建設するなど駅前整備を計画する市が、阪大側に打診していた。
高層のビル型キャンパスになる見通し。北大阪急行の大阪市営地下鉄御堂筋線への直接乗り入れで、都心へのアクセスも向上する。
阪大と箕面市はこの日、移転10+ 件に関する覚書を交換した。会見した同大の平野俊夫総長は「大阪大学が世界に向かう『ヘッドクオーター(司令部)』となるポテンシャルを持つ場所だ」。倉田哲郎市長は「学術研究だけでなく、地域と融合した新しい形のキャンパスを期待している」と述べた
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■新設される駅前へ 大阪大箕面キャンパス移転
http://www.mbs.jp/news/kansaiflash_GE000000000000007885.shtml
大阪大学は、現在外国語学部がある箕面キャンパスを、北大阪急行の駅が新設される同じ箕面市内の別の場所に移転させる計画を発表しました。
発表された計画によりますと、移転先は箕面市内の船場東地区で、この場所には2020年に北大阪急行が延伸し新しい駅ができる予定です。
現在の外国語学部がある箕面市の粟生間谷は旧大阪外国語大学のキャンパスで、大阪大学と統合した後、学生の数が減り施設の老朽化も進んでいました。
また、豊中や吹田のキャンパスへのアクセスが悪いことも問題視されていました。
移転先からは大阪市内に出やすくなるほか、これまでバスで45分かかっていた豊中キャンパスへの移動が15分になるということです。
移転は2021年の予定です。 (06/17 23:08)
阪大 箕面キャンパス移転へ
06月17日 21時10分
http://www3.nhk.or.jp/kansai-news/20150617/5612621.html
大阪大学は、外国語学部などがある大阪・箕面市の箕面キャンパスを、同じ市内の船場東地区に移転し、平成33年に利用を始める計画を発表しました。
大阪大学の平野俊夫学長と、箕面市の倉田哲郎市長らが、17日に開いた記者会見によりますと、大阪大学は、8年前に統合した旧大阪外国語大学の跡地で、外国語学部などがある箕面市粟生間谷東の箕面キャンパスを、同じ市内の船場東地区に移転し、平成33年に利用を始める計画だということです。
豊中市や吹田市にあるほかのキャンパスと離れていることや、施設の老朽化などが理由で、移転先は、北大阪急行の延伸により新しくできる仮称・箕面船場駅の東を予定しているということです。
大阪大学と箕面市は17日、移転と跡地利用で連携をめざす覚書を交わし、来年春までに具体的な計画を盛り込んだ合意書を締結する方針です。平野学長は、「単なる学部の移転ではなく、世界に貢献する大学づくりの大きな柱として計画を進めたい」と話しています。
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商社が音楽事業部新設 19日から記念イベント
2015年6月17日
http://www.nnn.co.jp/dainichi/news/150617/20150617038.html
繊維工業用薬剤を中心に取り扱う商社、日化産業(大阪市西区、湯川幸一社長)は創業45周年を機に、新たに音楽事業部を設立した。日本でのクラシック奏者の社会的自立を後押しするほか、老若男女が親しめるクラシック音楽の提供や若手の育成と並行して、文化事業に対する企業への協力を呼び掛けていく。19日から3日間、事業部設立の記念コンサートなどを開き、“エンターテインメントとしてのクラシック”を紹介する。
音楽事業部を立ち上げ、部長に就任したのは、湯川社長の娘でピアニストの湯川真由さん(30)。昨年末、ピアノデュオコンクール最難関の「ドラノフ国際2台ピアノコンクール」(2013年)で1位に輝いたウィーン留学時代の友人が一時帰国した際、クラシック奏者を取り巻く厳しい環境を目の当たりにした。「彼女たちでさえ日本での認知度は低く、思うようにコンサート活動ができない。日本でも多くの人に演奏を聴いてほしいと嘆いていた」
■評価されない
留学時代、真由さん自身も「欧米はクラシック奏者もアーティストとして評価され、職業として成り立っているが、日本は違う」ということを痛感していたという。地位を確立するために必要なのは、「クラシックは“親しみやすいエンターテインメントである”ということを知ってもらうこと」という思いから、湯川社長に音楽事業部の設立を打診した。
当初、ビジネスとしての可能性に疑問を感じていた湯川社長だったが、真由さんの熱意に「やってみろ」とエール。真由さんは、奏者としての人脈や留学経験を生かし、アーティストのマネジメントや音楽教室の運営、そして事業部立ち上げのオープニングイベントの準備を進めてきた。
■個性輝かせたい
19日には設立のきっかけになったピアノデュオ「Duo Yamamoto」をはじめ、スロバキア室内オーケストラ第1バイオリン奏者のパヴェル・ボガチュ・ジュニアさんら総勢10人の精鋭アーティストが同市北区のザ・フェニックスホールに集結。お決まりのクラシック演奏会のスタイルではなく、照明を駆使して「ショーとして楽しめるステージ」を披露する。
20日は同市淀川区の「B―tech Japan」などで、音楽学生らを対象に公開レッスンと留学進学セミナーを開催。真由さんは「どうやって留学すればいいのか、私もとても悩んだ。一流奏者に相談でき、指導も受けられる絶好の機会」と参加を呼び掛ける。21日は兵庫県芦屋市の「集・空・間Tio」でキッズ&ファミリーイベントを実施する。
真由さんは「“人は皆、アーティスト”を事業指針に掲げていきたい。人生は一人のアーティストが描く一つの作品。それぞれの場所で、個性を輝かせてほしい」と話している。
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オープニングイベントの詳細はホームページを参照。http://www.stc-jci.co.jp/music/
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「宇宙専攻」に100人 大学説明会、想定上回る参加
2015年6月19日
http://www.nnn.co.jp/dainichi/news/150619/20150619026.html
宇宙や天文を学ぶ大学の合同説明会が、北区の市立科学館で開かれた。全国18校の大学教授が一堂に会し、研究内容を紹介。主催側の予想を超える100人余りの高校生や保護者が参加し、最近の宇宙に対する関心の高まりを裏付けた。
主催した市立科学館によると、14日に実施した説明会の参加者数は想定の1・5倍。大阪教育大の福江純教授は「例年より多くてびっくりしている」と感想を述べた後、ブラックホールを天体観測する研究事例などを説明し「大学では自分のやりたいことをしてほしい」と呼び掛けた。
市立科学館広報企画担当の渡部義弥課長は、昨年12月のはやぶさ2号打ち上げなど日本の取り組みを例に「宇宙探査が身近に行われるようになった。(世間が)バーチャルではなく本物の世界を知りたくなったこともあり宇宙への関心は高まっている」と話した。
合同説明会に参加した大学は大阪教育大のほか、愛媛大、大阪市立大、大阪大、大阪府立大、関西学院大、九州大、京都産業大、京都大、近畿大、甲南大、神戸大、徳島大、奈良女子大、兵庫県立大、広島大、山口大、立命館大。
市立科学館によると、宇宙や天文を学ぶ大学の数は増えているという。
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音楽の祭日 大阪が熱い 多彩なプログラム展開
2015年6月14日
http://www.nnn.co.jp/dainichi/news/150614/20150614088.html
さまざまなジャンルの生演奏が無料で楽しめる夏至の日恒例のイベント「音楽の祭日」が20、21の2日間、西日本37会場で開かれる。フランス生まれで、国内では大阪から始まった音楽の祭典。会場の8割が府内に集中しており、今年も博物館やターミナル、寺などを舞台に、多彩なプログラムが展開される。
「音楽の祭日」は「音楽はすべての人のもの」という基本精神の下、1981年にフランスでスタート。現在は世界100カ国以上で夏至の日に合わせて開かれている。日本では2002年に府内20会場で始まり、趣旨に賛同するアーティストや会場の協力で年々規模を拡大している。
♪ 国内外の音色
毎年多くの来場者でにぎわうのが、吹田市の国立民族学博物館。この日は無料観覧日になるとあって昨年は約7300人が来館し、「1年間で来館者数が最も多い日」(広報担当者)という。
出演者は公募で決定しており、今年は過去最高の45組の応募があった。21日の当日は25組が出演。和太鼓や琵琶、モンゴルの馬頭琴、南アフリカの木琴など国内外の楽器の音色を楽しめる。
大阪の玄関口、大阪ステーションシティ(大阪市北区)の時空(とき)の広場は2013年に初参加し、今年で3回目。駅上で立ち寄りやすく、巨大な大屋根の下の開放的な空間という絶好のロケーションを誇る。
「駅のアナウンスを阻害しないような音量」と「打楽器を使用しない」という駅上ならではの条件も特徴の一つ。今年は21日、フルート四重奏やゴスペル集団の公演を予定している。
♪ 身近な会場も
大阪市内では21日、市民にとって身近な区役所や区民ホールも会場になる。「音楽・芸術による潤いのあるまちの実現」を掲げる城東区は、区民ホールでラテンブラスロックバンド「おばんざい倶楽部」がスペシャルライブを開催。区内の大阪信愛女学院やそば店「仙酔庵」でも無料ライブが開かれ、“音楽の街”をアピールする。
旭区は2カ所。「区民センター」ではウィーン出身のピアニストの独奏やスイス出身の舞踊家の公演、浄願寺では日豪混成ユニットによるライブと、国際色豊かなラインアップになっている。
「音楽の祭日」日本事務局の杉本利彦事務局長は「聞いたことのないジャンルに触れるいい機会でもあり、気軽に音楽を楽しむ一日にしてほしい」と話していた。
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青年・川端康成の恋ごころ
2015年06月28日
http://www.yomiuri.co.jp/local/osaka/news/20150628-OYTNT50008.html
茨木市で少年期を過ごした作家、川端康成(1899〜1972年)の恋愛を題材にした企画展「若き川端康成の恋―小説『篝火(かがりび)』とふたりの手紙―」が、同市上中条の川端康成文学館で開かれている。29日正午まで。無料。
同館の30周年などを記念して開催。川端の“初恋の人”とされる伊藤初代さん(1906〜51年)からの手紙や、一緒に撮った写真など約40点を展示している。手紙は昨夏に存在が明らかになった。
2人は川端が二十歳の頃、伊藤さんが働いていた東京のカフェで出会ったとされる。約2年後、15歳になった伊藤さんと結婚を約束したが、伊藤さんは「私にはある非常がある」という理由で断りの手紙を送り、破局を迎えた。
未投函(とうかん)だった川端からの手紙には、なかなか返事が来ないことで不安になり、「早く会わないと僕は何も手につかない」などと書かれており、青年期の率直な心情がつづられている。
伊藤さんに会うために引っ越し先の岐阜市を訪れたときに見た鵜飼の様子を盛り込んだ「篝火」などの作品が著されており、同館前館長の田中洋子さん(65)は「川端文学に大きな影響を与えた女性について知ってほしい」と話している。
2015年06月28日
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QSアジア大学ランキング2015…東大はTop10圏外、国内2位は阪大に
2015年6月11日(木) 11時12分
世界大学評価機関の「Quacquarelli Symonds(QS)」は、2015年のアジア大学ランキングを発表した。総合評価第1位はシンガポール国立大学、第2位は香港大学、第3位は韓国科学技術院(KAIST)だった。東京大学は2014年の10位よりランクを落とし、12位だった。
同ランキングは2009年から実施されているもの。調査の指標となるのは「学者の評価」「企業の評価」「学生数と教員数の比率」「在籍教授の出版論文数と被引用数」「国外教員数と学生数」「受け入れ交換留学生数」「送り出し交換留学生数」などで、各指標に基づいた総合点により300大学がランキング形式で発表される。
2015年の結果は、第1位は「シンガポール国立大学(NUS)」100.0点、第2位は「香港大学」99.3点、、第3位は「韓国科学技術院(KAIST)」99.0点。シンガポール国立大学は2014年のランキングでも1位を獲得しており、香港大学は2014年2位より1ランク上昇。以下、4位は「南洋理工大学(NTU)」98.6点、5位は「香港科技大学」98.0点が続く。
日本からは東京大学が国内トップで12位に94.9点でランクイン。2014年の10位からはランクを落とした。続く13位には大阪大学が94.7点、14位には京都大学が94.3点でランクインした。京都大学と大阪大学は2014年ランキングに比較し順位が逆転した。そのほか、トップ50入りを果たした国内大学は12校で、国公立大が多く選出される結果となっている。
東京大学が同ランキングでトップ10から外れたのは2015年が初めて。2014年同様、トップ20位は僅差でランクが決定される接戦となった。
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◆2015年アジア大学ランキング
1位 シンガポール国立大学(NUS) 100.0点
2位 香港大学 99.3点
3位 韓国科学技術院(KAIST) 99.0点
4位 南洋理工大学(NUT) 98.6点
5位 香港科技大学 98.0点
6位 香港中文大学 97.7点
7位 北京大学 97.6点
8位 ソウル大学校 97.5点
9位 香港城市大学 97.3点
10位 浦項工科大学校(POSTECH)96.5点
◆トップ50にランクインした国内大学
12位 東京大学 94.9位
13位 大阪大学 94.7点
14位 京都大学 94.3点
15位 東京工業大学 94.2点
20位 東北大学 92.3点
21位 名古屋大学 90.5点
25位 北海道大学 87.2点
28位 九州大学 85.5点
33位 筑波大学 82.1点
37位 慶應義塾大学 77.5点
39位 早稲田大学 73.6点
41位 神戸大学 73.1点
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阪大、核融合燃料を2000万度まで加熱することに成功
2015年5月31日 23:15
http://www.zaikei.co.jp/article/20150531/251857.html
大阪大学の北川米喜特任教授と有川安信講師らの研究チームは、世界最大のペタワットレーザー「LFEX」を用いて、核融合燃料をおよそ2000万度に加熱することに成功した。
核融合は、太陽エネルギーの源で、地上で実現しようという試みが過去60年以上にわたり続いている。
今回の研究では、緑色の爆縮用光レーザー2ビームで燃料コアを形成し、その直角方向から赤色の加熱レーザーを直接に照射加熱することで、加熱前と比べて1000倍の核融合反応の増大を確認し、爆縮コア温度が2000万度近くに達していることを示した。太陽中心の温度が1500万度といわれているため、今回の成果は、高速点火方式で、太陽中心温度を越えたことになる。
研究メンバーは「今回世界のトップレベルの研究組織である大阪大学レーザーエネルギー学研究センターの大型レーザー『LFEX』を用いて光産業創成大学院大学ほかの11研究機関が産学官一体となって2000万度の加熱を実証したことは日本の研究レベルが世界最先端にあることを示すことであり今後の研究の発展が大いに期待できる。」とコメントしている。
なお、この内容は「Physical Review Letters」に掲載された。論文タイトルは、「Direct Heating of a Laser-Imploded Core by UltraIntense Laser-Driven Ions」。
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近大国際学部の魅力発信 OB赤井氏、PR大使に
2015年7月3日 12:39
http://www.nnn.co.jp/dainichi/knews/150703/20150703071.html
近畿大(大阪府東大阪市)は3日、来年4月に新設予定の国際学部の魅力を広く発信しようと、近大OBでボクシング部総監督の赤井英和氏(55)をPR大使に任命したと発表した。
国際学部は東大阪キャンパスに開設。グローバル専攻と東アジア専攻があり、英語だけでなく、中国語や韓国語の習得に必要な語学教育を提供する。米国や中国、韓国などへの1年間の留学が必須で、各国の文化やビジネスについて学ぶ一般教養科目も用意する。
記者会見で赤井氏は「英語はあまり得意ではないが、海外で仕事をすると英語の大切さが分かる。近大ユニバーシティ、ファイト」と新学部にエールを送った。
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豪雨予測システム実証実験
07月09日 08時19分
http://www3.nhk.or.jp/kansai-news/20150709/3153061.html
大雨による災害を防ごうと、大阪府は、大阪大学などと共同で、局地的な豪雨を予測する新しいシステムの実証実験を始めました。
新しい予測システムは、吹田市の大阪大学に設置された高性能レーダー、「フェーズドアレイ気象レーダー」を活用しています。
このレーダーは、30秒程度で、局地的な豪雨の原因とされる積乱雲が発達する様子を立体的に捉えたり、積乱雲に含まれる水分量を観測できたりするということで、こうしたデータをもとにした大雨の予測が、大阪大学から大阪府庁や府の出先機関などに送られます。
そして、大阪府は、予測に応じて、監視対象にしている河川の水位の変化や道路の冠水状況などを確かめるということです。
実証実験は、さ来年7月まで2年かけて行われ、府は、新しいシステムの精度が確認できれば、住民に対するよりきめこまやかな注意喚起などにつなげたいとしています。
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キハダマグロの稚魚成育に成功 パナマで近大とJICA
2015年7月9日 18:36
http://www.nnn.co.jp/dainichi/knews/150709/20150709114.html
【ペダシ(パナマ南西部)共同】中米パナマで、準絶滅危惧種に指定されているキハダマグロの世界初の完全養殖を目指す近畿大とパナマ政府、国際協力機構(JICA)が、海上のいけすでキハダマグロの稚魚を成育することに成功した。養殖の現場を8日、共同通信などに公開した。
JICAパナマ支所の小林一三所長によると、養殖のプロセスは最終段階に近づいた。6月半ばに全長約6センチの稚魚約240匹を海上のいけすに移送。8日の時点で約4割が生き残り、約3倍の20センチ前後に成長した。
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不要シリコンで水素を大量生成 阪大、燃料電池に応用期待
2015年7月8日 16:49
http://www.nnn.co.jp/dainichi/knews/150708/20150708080.html
太陽光発電のパネルの製造過程で捨てられるシリコンの切りくずを使い、燃料電池のエネルギー源となる水素を大量に生成することに大阪大の小林光教授(半導体材料)のチームが8日までに成功した。
小林教授は「手法を確立し、水素をエネルギー源とする社会の発展に貢献したい」と話す。
現在のエネルギー源の主流は石油などの化石燃料だが、使う際、地球温暖化の原因とされる二酸化炭素(CO2)を排出する。CO2を出さない水素で代替する研究が進むが、水素は生成過程で化石燃料を必要とする場合が多く、不要なCO2を出さずに水素を作る手法の開発が課題となっている。
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梅花女子大生の梅スイーツ
2015年07月06日
http://www.yomiuri.co.jp/local/osaka/news/20150705-OYTNT50342.html
食を学ぶ梅花女子大(茨木市)の学生たちと天王寺都ホテル(大阪市阿倍野区)のパティシエが、南高梅を使ったスイーツ3種類を開発した。学生のアイデアを基に、パティシエらが試行錯誤して商品化。今月から同ホテルで開かれるスイーツフェアで提供されている。
同ホテルは、シェフがメニュー開発のため大学に栄養学を学びに行くなどのつながりがあった。学生に様々な意見を寄せてもらっていたが、今回、初めて共同で商品開発に取り組んだ。
「夏バテする時期にサッパリと食べてもらいたい」と、食材に梅を使用。学生約10人のアイデアからパティシエが、商品化が可能と考えたスムージーとみつ豆、大福を選び、試作を重ねた。
スムージーには栄養豊富なアボカドを使い、梅のシャーベットとコラーゲン入りのゼリーで、涼しげなデザートに仕上げた。みつ豆は、南高梅のシロップを用いた寒天と赤ワインの寒天で高級感を演出。大福は、白あんに梅の果肉を入れ、甘さの中にサッパリとした風味が楽しめるようにした。
みつ豆のアイデアを出した4年の村上由佳さん(21)は「自分が思い描いたお菓子が形になってうれしい。誰にでも好んでもらえると思うので、多くの人に味わってほしい」と話している。
スイーツはいずれも850円で、8月末まで提供される。
2015年07月06日
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【坂口至徳の科学の現場を歩く】
細胞1000億個…学習・記憶の仕組み、一端を解明 線虫モデルに阪大「神経伝達物質が役割分担」
http://www.sankei.com/west/news/150708/wst1507080035-n1.html
体長約1ミリの小さく細長い体の線虫「C.エレガンス」は、動物の中で唯一、302個の神経細胞で構成される神経回路がすべて明らかになっている。このため、脳研究の分野でも、もっとも単純な仕組みを持つモデル動物として、世界中で盛んに研究されてきた。
大阪大学大学院理学研究科の木村幸太郎准教授らの研究チームは、このC.エレガンスを使い、体験を学習するときに、脳の神経細胞に化学物質(神経伝達物質)が働きかける新たな仕組みを初めて明らかにした。嫌いな匂いを感じると逃げ出す性質があり、そのさいに2種類の神経伝達物質がそれぞれ「匂いの記憶の獲得」と「記憶に基づく適切な実行」という役割分担をして作用していたもの。これまでさまざまな神経伝達物質が学習や記憶に関わることは知られていたが、どのような脳機能の変化に関わるかという個々の具体的な作用についてはわかっておらず、高等動物の学習、記憶の研究にも役立つことが期待される。この成果は神経科学専門誌「ニューロサイエンス・リサーチ」電子版に掲載された。
研究チームは、C.エレガンスが外敵の細菌などが持つ匂いを「嫌い」と感じると直進して逃げ出し、忌避(きひ)する性質があることを発見。その現象をもとに、神経細胞の活動を調節する神経伝達物質の中で、神経細胞の末端から分泌される「神経ペプチド」という一群の物質と、「ドーパミン」の2種類に着目して、その作用を調べた。
http://www.sankei.com/west/news/150708/wst1507080035-n2.html
実験は、正常のC.エレガンスと、それぞれの神経伝達物質が機能しない突然変異体について嫌いな匂いに対する行動を超高解像度のビデオカメラで撮影したあと、数学的な手法で解析し比較した。
この結果、神経ペプチドが機能しない突然変異体は、匂いの体験が記憶できない。一方、ドーパミンが機能しない突然変異体は、匂いの記憶はできるものの、呼び覚ました記憶に基づいてうまく行動できないことがわかった。つまり、2つの神経伝達物質の間には、明確な役割の違いがあり、神経ペプチドが記憶の獲得、ドーパミンが記憶に基づく実行を担当していることになる。
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木村准教授は「今回の神経伝達物質は、すぐに忘れる短期記憶といつまでも覚えている長期記憶の中間に位置する2、3時間記憶の中期記憶に関係しているとみられます。今回の実験方法は、ネズミなどの実験にも応用可能なので、高等動物にも共通した仕組みかどうか、関連を調べていきたい」と話す。
http://www.sankei.com/west/news/150708/wst1507080035-n3.html
約1000億個の神経細胞を持つヒトの複雑な脳の仕組みについて、その一端をちっぽけな線虫に学んで明らかにすることができれば、それだけで大きな研究のロマンといえる。これまで線虫を使った細胞死の遺伝的な研究などがノーベル医学・生理学賞の受賞対象にもなっているだけに、実験材料としての実力のほどは知られているのだから。
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大阪大、最先端技術にいち早く触れるプログラム受講生募集
2015年7月3日(金) 10時00分
http://resemom.jp/article/2015/07/03/25527.html
大阪大学は、世界最先端の科学技術に興味のある高校1・2年生を対象とした「SEEDSプログラム」の受講生を7月17日まで募集している。7・8月に選考を実施し、選考通過者は最先端科学技術体験ツアー、科学研究、国際交流などに参加できる。
SEEDSは「Sekai-tekijuku Enhanced Education for Distinguished Students」の頭文字をとったもので、世界最先端の科学技術にいち早く触れてみたいという意欲的な高校生向けのプログラム。大阪大学の多岐にわたる研究に触れることで、高校生の科学に対する小さな好奇心の芽を大きく伸ばしてもらうのが目的だという。
選考は、すでに高校で科学的研究などの経験がある生徒を対象とした「A選考」、数学・物理・数理統計などに関する講義を受け、関連課題を解いて提出する「B選考」、基礎工学部公開講座と基礎工学コロキウムを受講してレポートを提出する「C選考」の3つより1つ選んで応募する。
選考通過者は、ファーストステップ体感プログラムとして、オムニバス形式の講義や最先端科学技術体験ツアー、物質系・生命系・数物系・応用技術系の各コースのさまざまな研究や体験、異文化交流体験を行う。いずれも土曜日に開催する。
ファーストステップ体験受講者の中から、次年度のセカンドステップ実感プログラム参加者を選考する。セカンドステップ実感プログラムでは、大学の研究室に実際に入り、さまざまな自主研究に取り組み、本物の研究を実感していく。
◆大阪大学SEEDSプログラム
募集対象:高校1、2年生
募集人員:130名
募集地域:関西および近隣地域
参加費用:原則無料
選考期日:【A選考】8月8日(土)午後、【B選考】8月1日(土)午後、【C選考】7月29日(水)または30日(木)
選考会場:いずれも大阪大学豊中キャンパス
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阪大など、米大と提携 医療機器開発の人材育成プログラム
2015/6/29 20:09
http://www.nikkei.com/article/DGXLASDZ29I43_Z20C15A6TJC000/
大阪大学、東京大学、東北大学の3大学は29日、米スタンフォード大学と提携して10月から医療機器の開発手法を実践的に学ぶ人材育成プログラムを始めると発表した。「医療機器開発のビジネススクール」と位置づけ、従来の技術応用型でなく、現場のニーズに基づいた機器開発の手法や事業化・起業のノウハウまでを包括的に学ぶ。
同プログラムは米スタンフォード大が2001年に始めた「バイオデザイン」の日本版。受講者は企業の若手社員や医師らで、各大学2〜3人を想定する。1年かけて、病院でニーズを発掘し、ビジネスモデルづくりに取り組む。短期集中で学べるコースも設ける。
業界団体の日本医療機器産業連合会は、大学側と連携組織を設立し、講師の派遣や資金提供などで運営を支援する。医療機器開発をけん引する米シリコンバレーの手法を取り入れ、日本発の機器開発を後押しする。
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人工光合成で車の燃料生成 エタノール、大阪市立大
2015年7月10日 18:53
http://www.nnn.co.jp/dainichi/knews/150710/20150710101.html
太陽光エネルギーを利用して燃料などを作り出す人工光合成の技術を使い、自動車の燃料となるエタノールを酢酸から生成することに大阪市立大のチームが成功し、10日発表した。
世界初の成果としており、チームの天尾豊教授は「より効率を高め、実用化を目指したい。今後、二酸化炭素(CO2)から酢酸を作る手法を組み込み、人工光合成の新技術を確立したい」と話した。
チームによると、車の燃料のガソリンは、使うと地球温暖化の原因とされるCO2を出す。エタノールは使う際のCO2排出量が比較的少なく、代替燃料の一つとして注目されているが、CO2を出さずに生成するのが難しいという。
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2015年7月6日
大阪大学/EdTechについてコードキャンプ池田代表が語る催し15日開催
http://ict-enews.net/2015/07/06osakau-u/
大阪大学EDGEプログラムは、「EdTechビジネスを創る」をテーマにしたシンポジウムを15日に全学教育推進機構総合棟で開催する。
オンライン・プログラミングスクール「CodeCamp(コードキャンプ)」を運営するコードキャンプの池田洋宣代表取締役が、教育業界での事業立ち上げのポイントや、学生時代に行った起業体験、オンライン教育業界の上場企業勤務から起業までの経験などを語る。
司会は、大阪大学全学教育推進機構松行輝昌准教授。
参加希望の場合はメールで申し込む。参加費は無料。
開催概要
日 時:2015年7月15日(水)18:30〜20:00
会 場:全学教育推進機構 総合棟Ⅰ2階マッチング型セミナー室 [大阪府豊中市待兼山町1−16]
対 象:教育業界や起業、インターネットビジネスなどに関心のある人
申し込み・問い合わせ先
大阪大学EDGEプログラム
tma@celas.osakau.ac.jp
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【ビジネスの裏側】
梅田「TSUTAYA」に1日2万人…アマゾンで買う時代だから「書店」にこだわる
http://www.sankei.com/west/news/150712/wst1507120004-n1.html
書籍の売り上げや書店数が減少傾向の中、カフェで本をじっくりと選ぶことができる新たなスタイルの書店が人気を集めている。今年5月、大阪・梅田に関西では初の「蔦屋書店」ブランドでオープンした店舗には1日に約2万人が来店。大阪市内で3店舗を展開する「スタンダードブックストア」も商業施設内に出店し、客層を広げている。インターネットで手軽に本が買える時代に対抗し、快適な本選びの環境を提供する書店ビジネスは、さらに広がりをみせている。(石川有紀)
ベストセラー「なし」
落ち着いた照明と音楽が流れる店内。客はホットドッグなどの軽食やコーヒーを味わいながら、購入前の書籍や雑誌をめくったり、パソコンで仕事をしたりと思い思いに過ごしている。
平成18(2006)年に大阪・心斎橋に開業したスタンダードブックストア。運営する鉢の木(大阪市)の中川和彦社長は「足を運びたくなる快適な空間を作りたい。きっかけは雑貨でも本でも、カフェでもいい」と話す。
独自のこだわりもある。キャッチコピーは「本屋ですが、ベストセラーはおいてません」。書籍も雑貨も、店員が選んだ品を並べる。カフェでは作家や雑貨の作り手のトークイベントも開いている。
今年オープンした、もりのみやキューズモールBASE(同)には、市民の寄贈した本で作る「まちライブラリー」にカフェとして出店。本を楽しむ新たなスタイル普及を目指す。
新生活を提案
約30年前、大阪府枚方市で「蔦屋書店」として誕生し、今や全国でレンタルソフト店「TSUTAYA」を展開するカルチュア・コンビニエンス・クラブも、新形態の書店を始めた。
http://www.sankei.com/west/news/150712/wst1507120004-n2.html
再び「書店」の店名を冠し、改めて「本、映画、音楽を通してライフスタイルを提案する」という創業当時の理念実現を目指す。
23年に東京で「代官山 蔦屋書店」を開店。今年5月には「梅田蔦屋書店」を関西で初出店した。
梅田の店舗は営業面積約3300平方メートル。書籍約20万冊のほか、雑貨も並ぶフロア全体に約500席のいすやソファを配置。フロア内のカフェや各種サービスのテナントを客が自由に行き来できる“滞在型書店”だ。ビジネス、文学、旅行、写真など専門分野に通じた店員「コンシェルジュ」も客からの相談に丁寧に応じている。
特にビジネス街の立地を重視し、「新たな働き方」に関連した書籍がフロアの3分の1を占める。タブレット端末やスマートフォンの契約、アフターケアのサービスを受けることができるほか、貸し会議室や靴磨き専門店などもある。
小笠原寛館長は「ネット時代に、ただ本を並べるだけでは売れない。新たなテーマ別の売り場構成やライフスタイルを提案し、来店した客に“気付き”のある店舗を目指す」と話す。
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売れる環境づくり
公益社団法人「全国出版協会・出版科学研究所」によると、26年度の書籍と雑誌を合わせた推定販売額は計約1兆6千億円で10年連続、前年割れとなった。ピークの8年(計約2兆6千億円)から急速に市場が縮小している。
一方で、アマゾンなどのインターネット通販や電子書籍市場は拡大傾向にあり、書店の経営環境は厳しい。
http://www.sankei.com/west/news/150712/wst1507120004-n3.html
そんな中、取次大手のトーハンは、取引先書店の商品や売り場構成を提案する「ほんをうえるプロジェクト」を25年に始めた。「土を耕し、種を植え、水をやるように、手間をかけて本を売る環境を整える」(同社広報)という。
6月21日の「父の日」には「父、缶動。」のキャッチコピーを入れたパネルを作製。オリジナルの缶詰と写真集などを並べて売るというユニークな企画を提案したところ、全国の約30書店が実際に特設コーナーを設置したという。
7月には涼しさを演出する金魚をテーマにした書籍コーナーも提案。担当者は「大きなスペースがなくても、売り方や話題作りで、情報発信基地として書店を応援したい」と話す。
「出版不況」の打開に向けた新ビジネスの挑戦に今後も注目が集まる。
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2015年07月11日
阪大ベンチャーキャピタルは大学に眠る「宝の山」を掘り出せるか
8月に組成する1号ファンド、最大40社に120億円投資。上場より出口は大手企業によるM&A
https://newswitch.jp/p/1318
大阪大学ベンチャーキャピタル(OUVC、大阪府吹田市)は、国立大学の全額出資によるベンチャーキャピタル(VC)を通じて大学発ベンチャー(VB)に投資する計画の詳細を明らかにした。8月に組成する1号ファンドで7月中に3社、年内に別の4社から出資を受ける契約で、合計120億円規模にする予定。投資先は計30―40社の見込み。
国立大によるVBへの出資事業で一番乗りとなった阪大は、出資の資金166億円を政府から調達済み。このうち1号ファンドに100億円を出資する。銀行・生命保険会社など機関投資家からも20億円を調達し、合わせて120億円規模とする。
主な投資先は、阪大の技術を中核とする起業直前、または起業後間もないVB。「候補に関しては研究者やパートナー企業との面談を経て50件以下に絞った」(松見社長)という。産業力強化の観点で政府がVBに期待していることを踏まえ、VBの目標としては、上場より大企業によるM&A(合併・買収)を重視していく。
今後、市場や競合技術などVBの詳細調査(デューデリジェンス)を実施。既存VCとの協調投資になる見込みだ。2号ファンドに関しては約5年後、1号ファンドの実績評価で民間から60億円弱を調達できると予想。阪大が出資の残額として保有する66億円と合わせて、120億円規模とする。メーカーなど事業会社や国内外の既存VCによる出資も期待している。
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再生医療を化粧品に応用 マンダムと阪大が共同研究
http://www.sankei.com/west/news/150709/wst1507090109-n1.html
マンダムと大阪大は9日、化粧品への応用を前提に、再生医療技術の共同研究を始めたと発表した。ヒトの皮膚や組織・器官などの再生医療が進歩し、化粧品分野でも実用化できるとの判断で一致した。研究成果を踏まえ、新たな機能性化粧品の開発を目指す。
両者が6月に「共同研究講座」の設置で契約を締結。既に大阪大がマンダムから資金と社員を受け入れ、皮膚の再生や生体反応に関する研究を進めているという。
大阪大は他にダイキン工業や三井造船などとも共同研究の実績がある。
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セシウム除去ブロック開発 近畿大
2015年7月13日 19:58
http://www.nnn.co.jp/dainichi/knews/150713/20150713082.html
近畿大産業理工学部(福岡県飯塚市)の荒川剛教授らのチームは、汚染水の中の放射性セシウムを取り除くコンクリートブロックを開発したと13日、発表した。
チームによると、セシウムはブロックの内部に閉じ込められ回収しやすくなる上、ブロックなので機械による運搬や遠隔作業もしやすいとしている。
チームによると、ブロックは、一般的なコンクリートの材料に、車のアルミホイールなどから合成した化合物を入れ、セシウムを遮る効果があるニッケルなどの物質を加えて作製。
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山崎豊子さんの戦時日記を発見 空襲に遭い、非戦誓う
2015年7月13日 16:00
http://www.nnn.co.jp/dainichi/knews/150713/20150713050.html
2013年に89歳で亡くなった作家山崎豊子さんの堺市の自宅から、戦時下の1945年1〜3月に書かれた日記が見つかった。大阪大空襲の中を命からがら逃げ惑う様子や、家が焼かれて「この無惨、惨状、戦争は絶対いけないものだ」と非戦の誓いが書かれていた。15日発売の「山崎豊子スペシャル・ガイドブック」(新潮社)に一部が収録される。
山崎さんは、大阪生まれ。京都の専門学校を繰り上げ卒業後、毎日新聞社に入社した。新潮社によると、日記はノート72ページ分で、1月1日から3月27日の途中まで。山崎さんが21歳の誕生日を迎える前後にあたる。公開するのは全体の半分程度。
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大阪大学 平野総長が最終講義
07月14日 21時48分
http://www3.nhk.or.jp/kansai-news/20150714/5947161.html
免疫学の研究で成果を挙げてき
た大阪大学の平野俊夫学長が来月、任期を終えるのを前に最終講義を行い、「世界トップテンの大学を目指してほしい」と教職員や学生を励ましました。
大阪大学の平野俊夫学長は、昭和47年に医学部を卒業したあと、医学部長などを経て、4年前から学長を務めています。
来月、任期を終えるのを前に最終講義を行い、教職員や学生などおよそ350人が出席しました。
この中で平野学長は、岸本忠三元学長とともに免疫学の研究にあたり、関節リウマチなどを引き起こす「インターロイキン6」という物質を発見したことを振り返
り、「信念を貫いて1つのことをやり遂げるのが重要だ」と呼びかけました。
また、国際的な課題に対応できる人材育成や研究を進めるため、学長として組織改革などに取り組んだことを挙げ、「目の前の山を1つ1つ登りきって、世界トップテンの大学を目指してほしい」とエールを送りました。
後任の学長には、大学のサイバーメディアセンター長を務める西尾章治郎氏が就任することになっています。
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歩き方から年齢推測、大阪大 コンテンツ開発
2015年7月13日 19:54
http://www.nnn.co.jp/dainichi/knews/150713/20150713081.html
歩き方の個性を歩幅や腕の振り方から分析し、加齢に伴う一般的な歩き方の変化と照らし合わせることで、どれぐらいの年齢の歩き方をしているかを推測する体験型コンテンツを大阪大産業科学研究所のチームが開発し、13日発表した。15日から東京都江東区の日本科学未来館で展示する。来年4月11日まで。
八木康史教授(視覚情報処理学)は「自分の歩き方を客観的に見ることで、健康を保つための材料にしてもらえたらうれしい」と話した。
チームは、歩幅や腕の振り方、歩行速度の他、背筋の状態や頭部のサイズなどの体形を分析。幼児から高齢者まで約4千人の歩き方を調査した。
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宇宙飛行士・土井先輩に続け! 三国丘高生NASA研修
2015年07月14日
http://www.yomiuri.co.jp/local/osaka/news/20150713-OYTNT50424.html
府立三国丘高校の2年生20人が20日、米フロリダ州にある米航空宇宙局(NASA)ケネディ宇宙センターなどへの研修旅行に出発する。同校は宇宙飛行士の土井隆雄さんの母校でもあり、文部科学省の理数教育の重点校「スーパー・サイエンス・ハイスクール」(SSH)に指定されている。「土井さんに続こう」と初めて企画された研修に、理系の生徒たちが応募。専門用語を英語で学ぶなど、本番に備えている。
研修旅行では、同センターでNASA職員の解説を聞き、スペースシャトルのほか宇宙開発の最新設備・機械を特別に見学。フロリダ工科大やフライトスクールも巡り、土井さんと同じスペースシャトルに搭乗したスコット・元宇宙飛行士の講義を受け、フライトシミュレーターも体験する。
生徒たちは今月、各2時間4回の特別授業を受講。外国人講師から、天文学や航空工学などの専門用語を含め、すべて英語で学んでいる。13日には3度目の授業があり、講師はロケットの構造や宇宙との通信方法など説明。生徒たちは熱心に質問していた。宇宙飛行士の向井千秋さんにあこがれている出村谷夏海さん(16)は「宇宙の話を飛行士から直接聞きたい。夢をいつかかなえたい」と話した。
研修旅行は、26日まで1週間の予定。三国丘高で国際交流を担当する山脇龍郎教諭は「宇宙や地球環境など視野を広げる機会で、きっと将来役立つはず」と期待している。
2015年07月14日
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全関西美術展
07月15日 12時46分
http://www3.nhk.or.jp/kansai-news/20150715/3211981.html
関西を中心に創作活動を行う芸術家や一般の人たちが手がけた作品を集めた美術展が、大阪で開かれています。
大阪・天王寺区の大阪市立美術館で開かれている「全関西美術展」は今回が61回目で、関西を中心に創作活動を行う芸術家や公募で選ばれた一般の人たちの絵画や彫刻、工芸などの作品、あわせておよそ900点が展示されています。
このうち、工芸部門で1席を受賞した滋賀県の増田晴香さんの染色の作品は、南国の自然を題材に植物や川などが細かく描かれ、黒から紫、青へと色が徐々に変わっていく繊細な技術が使われています。
また、書の部門で1席となった大阪府の辻元澄玉さんの作品、「三好達治の詩」は、墨の濃淡や強弱を取り混ぜた筆遣いで、全体の絶妙なバランスを生みだしています。
河内長野市から来た女性は「いろいろな工夫がされていて、見ているとエネルギーを感じます」と話していました。
この美術展は、7月26日まで開かれています。
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ノーベル賞、南部陽一郎氏が死去 素粒子理論の世界的権威
2015年7月17日 16:28
http://www.nnn.co.jp/dainichi/knews/150717/20150717071.html
自然界の成り立ちを説明する素粒子理論の世界的権威で、2008年にノーベル物理学賞を受賞した南部陽一郎(なんぶ・よういちろう)米シカゴ大名誉教授が5日午後8時12分、急性心筋梗塞のため死去した。94歳。東京都出身。葬儀・告別式は近親者で済ませた。
幼少期から旧制中学までを福井県で過ごし東京大理学部卒。大阪市立大教授を経て渡米し、1958〜91年シカゴ大教授。宇宙を構成する最も基本的な存在である素粒子の理論研究で数多くの業績を挙げ、「物理学の予言者」と呼ばれた。
78年文化勲章。大阪大と大阪市立大の特別栄誉教授。
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芥川賞にピース又吉直樹さん
07月16日 21時43分
http://www3.nhk.or.jp/kansai-news/20150716/3411891.html
第153回芥川賞と直木賞の選考会が今夜、東京で開かれ、芥川賞にお笑い芸人として活躍する又吉直樹さんの「火花」と羽田圭介さんの「スクラップ・アンド・ビルド」の2作品が選ばれました。
また、直木賞には東山彰良さんの「流」が選ばれました。
このうち、芥川賞の受賞が決まった又吉直樹さんは大阪・寝屋川市出身で東京在住の35歳。
相方の綾部祐二さんとお笑いコンビ「ピース」で活動し人気を集めています。
中学生の頃から太宰治の小説に親しむなど読書家として知られ、これまでもエッセーなどを執筆してきましたが、小説デビュー作の「火花」が今回、芥川賞を受賞しました。
受賞作の「火花」は若手お笑い芸人たちがそれぞれの葛藤や悩みを抱えながら理想とする「笑い」を模索する物語で、単行本の発行部数が純文学の小説としては異例の64万部に達するなど大きな話題となっていました。
また、同時受賞となった羽田圭介さんは東京都出身の29歳。
高校3年生の時に発表した「黒冷水」が史上最年少で文藝賞を受賞し、小説家としてデビューしました。
その後は毎回、異なったテーマで作品を発表し、自転車で旅をする高校生の青春の1コマを描いた「走ル」で初めて芥川賞の候補に選ばれてから今回、4回目の候補で受賞しました。
受賞作の「スクラップ・アンド・ビルド」は祖父の介護をする28歳の青年を主人公に、若者が高齢者にどう向き合うかを問いかけた物語です。
毎日のように「死にたい」ともらす祖父に安らかな最期を迎えて欲しいとある計画を立てた主人公が、計画を実行する中でこれまで知らなかった祖父の心情を理解していく様子をユーモアを交えながら描いています。
一方、直木賞の受賞が決まった東山彰良さんは台湾出身の46歳。
9歳で福岡県に移り住んだ後、平成14年、中国の大学院に留学中に書いた「タード・オン・ザ・ラン」で第1回「このミステリーがすごい!」大賞の銀賞・読者賞を受賞しました。
直木賞は初めての候補で受賞となりました。
受賞作の「流」は1970年代から80年代にかけての台湾を舞台に時代に翻弄される一家を描いた長編小説で、東山さん自身のルーツを題材にしています。
主人公の少年が何者かに殺害された祖父の死の真相を追って繰り広げる謎解きを軸に、主人公の成長と青春を丹念に描いた作品です。
又吉直樹さんは大阪・東淀川区の「北陽高校」今の「関西大学北陽高校」の出身で、サッカー部に所属していました。
サッカー部の監督として3年間指導した野々村征武さんは、午後7時半ごろ本人から『ぼく芥川賞をいただくことができました』と電話がありました。
試合の行き帰りにバスで移動しているとき、ほかの部員が寝ていても彼だけは黙々と本を読んでいました。サッカー部にいたときは
ほめたことがなかったけれども、今回は本当におめでとうと言いたい」と話していました。
高校1年生と2年生の時の担任の鈴木和宏さんは、「文化祭でシナリオを書くなど当時から文章を書く才能がありました。受賞の知らせを聞いて本当にうれしかった」と話していました。
また、高校3年生の時の担任の
石神賢一さんは、「インターハイにも出場するようなスポーツマンなのに読書家で、本当におとなしく、 休み時間にも本を読んでいました。自分のことのようにうれしいです」と話していました。
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又吉直樹さん芥川賞で地元は
07月17日 18時58分
http://www3.nhk.or.jp/kansai-news/20150717/3414221.html
お笑い芸人として活躍する又吉直樹さんの小説の芥川賞受賞が決まり、出身地の大阪・寝屋川市の図書館で受賞を祝う催しが開かれました。
芥川賞の選考会は昨夜、東京で開かれ、お笑いコンビ「ピース」で活動する寝屋川市出身の又吉直樹さんの小説デビュー作、「火花」が受賞作に決まりました。
一夜明けた17日、「寝屋川市駅前図書館」では、北川法夫市長などがくす玉を割って受賞を祝いました。
この図書館では、地元出身の又吉さんの作品に触れてもらおうと、今月6日から作品を紹介するコーナーを設けています。
市内にあわせて7か所ある図書館と公民館では、受賞作の「火花」を通常のベストセラーの2倍以上にあたるあわせて25冊、所有していますが、けさまでに350人近い市民から貸し出しの予約が入り、今の数だと借りるのに1年近くかかるということです。
図書館の尾崎安啓館長は「本当に喜ばしいことです。本の数を増やすなどして、多くの人に作品を読んでもらえるよう体制を整えたい」と話していました。
又吉直樹さんの作品が芥川賞に選ばれたことについて、又吉さんの出身地、大阪・寝屋川市で聞きました。
市内に住む女性は、「寝屋川市民の誇りです。まだ作品を読んだことがないので、これから読んでみたいです」と話していました。
また、別の女性は、「受賞できて本当によかったです。市民としてもとても名誉なことです」と話していました。
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「火花」増刷、100万部突破 “又吉効果”に出版界期待
2015年7月17日 12:03
http://www.nnn.co.jp/dainichi/knews/150717/20150717015.html
創設から80年の節目を刻んだ第153回芥川賞に、人気お笑いコンビ「ピース」の又吉直樹さん(35)の「火花」が選ばれた。受賞決定を受けた文芸春秋は17日、64万部からの大幅な増刷を決め、累計発行部数が104万部になると発表した。
新人作家のミリオンセラーは極めて異例。お笑い芸人が芥川賞に選ばれるのは初めて。書店が特設コーナーを設けて“又吉効果”に期待するなど、低迷にあえぐ出版界に朗報となった。
店頭に特設コーナーを開いた三省堂書店神保町本店は「出版界にとって、ここ数年で最大のニュースの一つ。(本は)枯渇状態になるのではないか」とうれしい悲鳴を上げた。
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【主張】
又吉さんに芥川賞 文学の活性化を期待する
http://www.sankei.com/column/news/150718/clm1507180001-n1.html
第153回芥川賞にお笑いコンビ「ピース」の又吉直樹さんの小説「火花」が選ばれた。
お笑い芸人の異例の受賞とあって話題だが、今年の三島由紀夫賞候補にもなった作品であり、親しみやすい新時代の芥川賞として歓迎したい。
「火花」は、後輩芸人の視点で天才肌の先輩芸人との濃密な日々を描いている。高校卒業後に上京し、お笑い芸人を目指した作者の実感や体験が投影された半ば私小説でもある。青年期の苦悩や生きる意味への問いかけは、まさしく純文学だ。
選考委員を務めた山田詠美さんは会見で、「どうしても書かざるを得ない切実なものが迫ってくる感じがあった。欠点も多々あるが、何か強いものを感じた」と評した。1回目の投票では過半数に達しトップだったという。
初候補での受賞には驚きの声もあるが、新人作家の登竜門としての芥川賞である。粗削りでも、作品に強さと可能性があったということだろう。
http://www.sankei.com/column/news/150718/clm1507180001-n2.html
出版業界は、不況といわれて久しい。漫画やアニメがクールジャパンともてはやされる一方で、若者の活字離れは深刻だ。
出版科学研究所の調査によると、平成26年の書籍と雑誌を合わせた出版物の推定販売額(電子書籍を除く)は、前年に比べ4・5%減の1兆6065億円だった。前年を下回るのは10年連続で、落ち込み幅は昭和25年に統計を始めて以来、最大だったという。
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受賞決定の会見で又吉さんは、「僕の本から本好きが増えてくれたら」と述べた。自身、芥川龍之介で文学に目覚め、太宰治に深く傾倒して「本好き芸人」を自称してきた。本について語るなかで、同世代やもっと若い人たちの本離れを痛感してきたからだ。
授賞を話題作りとみる向きもある。だがメディアが多様化する現代では、話題性も本を手に取る大きな動機になっている。「火花」はすでに64万部を数え、今回の受賞で文芸春秋は大幅増刷を決めた。累計発行部数は104万部に達する見通しだ。
http://www.sankei.com/column/news/150718/clm1507180001-n3.html
芥川賞は受賞後第一作が注目される。プレッシャーに臆することなく、又吉さんには今後も良い作品を書き続けてほしい。
今回の受賞を一時の打ち上げ花火に終わらせることなく、若者と活字文化を結ぶ懸け橋となってもらいたい。
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小児用人工心臓を保険適用 8月から初実施、厚労省
2015年7月22日 13:03
http://www.nnn.co.jp/dainichi/knews/150722/20150722065.html
厚生労働相の諮問機関、中央社会保険医療協議会は22日、ドイツの医療機器メーカー、ベルリンハート社が開発した小児用補助人工心臓「EXCOR(エクスコア)」の保険適用を承認した。厚労省によると、子ども向けの補助人工心臓の保険適用は初めて。8月1日から実施される。厚労省は年間約25人の子どもに使われるとみている。
厚労省はEXCORについて「医療上の必要性が極めて高い」として優先的に審査し、申請からわずか約7カ月の今年6月に国内販売を認めていた。
EXCORは、重い心臓病の子どもが心臓移植を受けるまでのつなぎとして使われる。
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「火花」が累計124万部に 文芸春秋、完売で増刷
2015年7月21日 13:24
http://www.nnn.co.jp/dainichi/knews/150721/20150721054.html
文芸春秋は21日、芥川賞に決まった人気お笑いコンビ「ピース」の又吉直樹さん(35)の作品「火花」を20万部増刷することを決め、累計発行部数が124万部になると発表した。
同社によると、受賞発表の直後に40万部の増刷(累計104万部)を決めたが、全国の書店で完売しているという。増刷の理由について「勢いが続いた場合にまだまだ供給が足りなくなる状況も起こり得るため」と説明している。
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文化人・芸能人の美術展
07月22日 14時41分
http://www3.nhk.or.jp/kansai-news/20150722/3009051.html
俳優や歌手などが描いた絵画などを集めた展示会が22日から、大阪・梅田のデパートで始まりました。
この「文化人・芸能人の多才な美術展」は東日本大震災で被害を受けた文化財の保護に取り組んでいるNPO法人「日本国際文化遺産協会」が企画しました。
会場には俳優や歌手など100人が制作した102点の作品が展示されています。
このうち、美空ひばりさんの自画像は、本人のお気に入りだったという紫の着物を着て描かれています。
また、子役として知られる俳優の鈴木福さんの作品は、自分の名前にちなんで、「福」という字をストローでかたどり、笑った顔に見えるよう表現しました。
訪れた人は「有名人の作品が集まっているので見応えがありました」とか、「タレントのみなさんの才能に驚きました」などと話していました。
この展示会は大阪・梅田の阪急うめだ本店で7月27日まで開かれ、得られた収益は東日本大震災で被害を受けた文化財の修復費用などにあてられるということです。
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近大マグロ、水槽で完全養殖へ 富山実験場で研究開始
2015年7月24日 21:18
http://www.nnn.co.jp/dainichi/knews/150724/20150724133.html
完全養殖したクロマグロ「近大マグロ」で知られる近畿大水産研究所が、水槽での完全養殖研究に乗り出す。24日、受精卵約60万粒を鹿児島県・奄美大島の実験場から富山実験場(富山県射水市)に運び込んだ。25日にもふ化するという。
本来は夏に1回だけの産卵時期をずらしたり、回数を増やしたりする新たな技術開発も目指す。
現在は和歌山県と奄美大島で、卵から育てた成魚が産卵するまでのサイクルを実現した完全養殖を実施。稚魚が一定の大きさに育つと、海に設けたいけすに移している。
富山実験場は付近の海水温が低いため、水槽のみで飼育する。
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大阪大学発テクノロジーベンチャー、東レと共同でマイクロ波を使ったハイブリッド型乾燥設備の開発を発表
2015/7/15
http://venturetimes.jp/venture-news/topics/3919.html
東レエンジニアリング(株)(本社:東京都中央区、代表取締役:太田 進)と、大阪大学発ベンチャーのマイクロ波化学(株)(本社:大阪府吹田市、代表取締役:吉野巌)は、マイクロ波を使ったハイブリッド型乾燥設備の開発を発表した。
2015年度中に試験設備による実証試験に着手、2016年にはファインケミカル、医薬、オレオケミカル、ペトロケミカル分野を中心に営業を開始。
マイクロ波は物質の中の分子を直接振動させ、選択的に急速に内部から加熱ができる技術だ。今までの化学プラントの乾燥設備は、熱風や蒸気などでの間接加熱を用いており、物質を乾燥させるためには化学品全体を外から加熱するため、長時間の乾燥が必要になり、エネルギー効率が悪かった。
マイクロ波技術は、効果が広く認知されながらも設備の大型化が困難とされていたが、マイクロ波に関する大阪大学とMWCCの共同開発の成果を元に、設備の試作検討を繰り返し、設備の大型化が可能となった。
マイクロ波の周波数を調節することで、乾燥させたい分子のみを加熱することができ、大幅な効率化が見込め、対象物によっては、乾燥時間を1/3〜1/10、エネルギー消費量を2/3〜1/2、設備の大きさを1/3〜1/10に削減が可能であり、処理量も10,000トン/年レベルまで対応可能となる。
マイクロ波化学株式会社について・・2007年、大阪大学発テクノロジーベンチャーとして設立。電子レンジにも使用されているマイクロ波技術を用いて、世の中に溢れる化成品が誕生するまでの「製造プロセスそのもの」を変革することで、世界中の工場省エネルギー化に挑んでいるテクノロジーベンチャー。
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朝井まかてさん「すかたん」受賞 大阪発の文学賞
2015年7月26日
http://www.nnn.co.jp/dainichi/news/150726/20150726027.html
在阪の書店員、出版問屋が会社の垣根を越えて運営する大阪発の文学賞「Osaka Book One Project(OBOP)」の第3回受賞作が、朝井まかてさんの「すかたん」(講談社文庫)に決定した。江戸時代の大坂を舞台に青物問屋に奉公する江戸娘と若旦那との恋愛模様を描いた時代小説。漫才のような掛け合いとページから湯気が立つような料理の数々に事務局は「おもしろいだけではなく、大阪の食文化を広く知ることができる」と選考した。
OBOPは、「大阪の本屋と問屋が選んだほんまに読んでほしい本」と銘打ち、2013年に発足。大阪に関係ある既刊文庫から選考され、府内と近隣エリアの書店で一斉にキャンペーンを行う。第1回の「銀二貫」(高田郁著/幻冬舎時代小説文庫)は約5万2千部、第2回受賞の「仏果を得ず」(三浦しをん/双葉社文庫)は約7万5千部をキャンペーン期間内で売り上げた。
21日には、朝井さんとOBOP事務局が合同で大阪天満宮(大阪市北区)に「爆売祈願」を行った。
浴衣姿の朝井さんは「大阪出身として、とてもうれしい」と笑顔。14年に「恋歌」で直木賞を受賞しているが、「『すかたん』は生産者と問屋が力を合わせる物語。OBOPも全国的に珍しい取り組みで、今後が楽しみです」と喜んだ。
OBOPの売り上げの一部で、大阪府社会福祉協議会を通じて児童養護施設へ本の寄贈を行っている。前回は225万円分の本を贈った。
朝井さんはチャリティーにも触れ、「大阪は、かつて商人が金を出し合って私塾を作った文化があり、本読みが多い地域だった。賞をきっかけに、物語を楽しむ文化を取り戻したい」と話している。
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■統合失調症を客観的に解析できる新手法
http://www.mbs.jp/news/kansaiflash_GE000000000000008202.shtml
統合失調症かどうかの診断を、患者の申告に頼らず脳全体の働きから解析する手法を大阪大学大学院などの研究グループが開発しました。
精神疾患の一つで幻覚や意欲低下などをもたらす統合失調症は、脳のどの部分が原因で起きているのか分かっておらず、これまで、患者からの聞き取りでしか診断の方法がありませんでした。
しかし、患者と健常者ら約150人の脳の活動を、fMRIという技術で読み取り、脳全体の活動をパターンとして分析して比較する事で、統合失調症患者を見分けることができたということです。
「(これまでの診断は)患者の思い込みや医者の考えもあるが主観的なものに左右される事がある。現場としては実際の脳の中を見て、客観的な診断法を作っていく事が重要です。」(情報通信研究機構・下川哲也・主任研究員)
この手法は統合失調症以外の精神疾患への活用も期待されていて、今後は実際の医療現場での診断や、新薬の開発にまで繋げたいとしています。 (07/28 19:24)
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■近畿大学 マグロ、ナマズに続き霜降り豚肉
http://www.mbs.jp/news/kansaiflash_GE000000000000008166.shtml
マグロ、マンゴー、ナマズの次は、豚でした。
近畿大学は食品工場で余った中華めんやチョコレートをエサにして霜降りの豚肉を効率的に生産する技術開発に成功したと発表しました。
土用の丑の24日、大阪にある飲食店「近畿大学水産研究所」では長蛇の列ができました。
お目当てはうなぎ・・・ではなく、なまずの御重です。
うなぎ味のなまずは、近畿大学農学部の研究グループが世界で初めて開発。
独自で配合したエサをなまずに与えると脂身が増え弾力のある肉質になったということです。
その味はというと・・・
「もっとこってりだと思ったけどあっさり」(客)
「ナマズって言われなかったらわからないくらいおいしい」(客)
用意された限定30食は開店と同時に完売しました。
近畿大学では世界で初めてマグロの完全養殖に成功した後も、1個7000円を超えるマンゴーの販売するなど次々と近大ブランドを発信し続けています。
そして、和歌山県と共同で味と見た目に優れた霜降り豚肉を効率的に生産する技術開発に成功したと発表しました。
エサに食品工場で余った中華めんやチョコレートを使うことで炭水化物やたんぱく質を増やし脂肪の割合を通常の1・4倍に高めることに成功。
エサ代も2割から3割削減できるほか、豚肉のやわらかさや風味も増したということです。
「動物に負担をかけない自然な給餌法になっています」(近畿大学細井美彦副学長) (07/24 21:01)
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建て替えで消える…ヴォーリズ幻の図面、大丸心斎橋店本館37点 関西各地で巡回展
http://www.sankei.com/west/news/150731/wst1507310068-n1.html
昭和8年竣工(しゅこう)の名建築で、米国出身の建築家、ウィリアム・メレル・ヴォーリズが手がけた「大丸心斎橋店本館」(大阪市中央区)の建設当時の設計図や写真を集めた展覧会「心斎橋大丸原図展〜ヴォーリズと佐藤久勝(ひさかつ)」が、同区の船場ビルディングで開かれている。同店は老朽化による建て替えが決まっており、主催者らは「展覧会を通じて建物の価値を伝えたい」と話している。8月2日まで。
同店は、ヴォーリズ率いるヴォーリズ建築事務所が設計。重厚な外観と、幾何学的なアールデコの装飾が施された内装が特徴で、佐藤は同事務所(現・一粒社ヴォーリズ建築事務所)でデザインを担当していた。
一粒社ヴォーリズ建築事務所には、数百枚に及ぶ図面が保管されており、今回の展覧会では、細部まで書き込まれたエレベーターホールなど37点の図面を展示している。
大丸心斎橋店本館を運営するJ・フロントリテイリングが今月24日に建て替えを決定。現在の本館は、外壁を残す方針で、今年12月30日に営業を終える。同展の主催者メンバーで建築家の青井弘之さんは「精巧で美しい空間デザインこそ特徴で、展覧会を通じて魅力を発信できれば」と話している。
展覧会は今後、京都市、神戸市、滋賀県近江八幡市を巡回する。8月19日午後7時からは大阪市北区の市中央公会堂で、ヴォーリズの日本人妻を描いた小説の作者、玉岡かおるさんらを迎えたシンポジウムも開かれる。
http://www.sankei.com/west/news/150731/wst1507310068-n2.html
詳細は同展のフェイスブックで。問い合わせは、青井さん((電)090・9697・3724、午前10時〜午後6時)。
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魚類に高い思考能力の可能性
08月03日 19時17分
http://www3.nhk.or.jp/kansai-news/20150803/3790351.html
魚を使った実験で、「自分より強い相手を打ち負かすことができた魚は、自分より強いに違いない」、そんな論理的な思考を魚がしているのではないかという研究結果を大阪市立大学などのグループが発表しました。魚類はこれまで考えられていたよりも高い思考能力を持つ可能性があるとしています。
この研究は、大阪市立大学大学院理学研究科の幸田正典教授などのグループが、同じ種類どうしで争いを起こしやすいカワスズメ科の魚を使って行いました。
はじめに、2匹を同じ水槽に入れて闘わせ、負けたほうを実験の主人公とします。
次に、主人公の魚を別の水槽に入れ、勝った魚がさらに別の魚と闘う様子を観察させます。
そして、自分に勝った相手を打ち負かした魚と同じ水槽に入れられた場合、どのような行動を取るか観察しました。
その結果、12匹のうち11匹が、直接、対決したことがないにもかかわらず相手から遠ざかり、体を傾けて降参する姿勢を取ったということです。
研究グループは、自分より強い相手を打ち負かすことができた魚は自分より強いに違いないと推測する論理的な思考をしているのではないかとしています。
こうした思考能力は、ほ乳類や鳥類ではこれまでも確認されていましたが、魚類は色などの刺激に反応するだけだとされていたということで、研究グループは、従来の見方が覆される可能性があるとしています。
幸田教授は「魚が高度な能力を持つ可能性があり、さらに研究を進める必要がある」と話しています。
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人そっくりのロボット開発 人工知能で自然に対話
2015年8月3日 18:09
http://www.nnn.co.jp/dainichi/knews/150803/20150803095.html
人工知能を使ってスムーズに対話ができる人間そっくりの女性型ロボット「ERICA(エリカ)」を、大阪大や京都大などの研究チームが開発し、3日都内で報道陣に公開した。
周囲に置いたマイクやセンサーから情報を集めて相手の声や動きを認識し、自律的に会話できるのが特徴。23歳の女性との設定で、鼻と口とあごが一直線に並ぶなど美人とされる顔の特徴を持たせた顔をコンピューターで人工的に合成した。音声は声優が録音した声を基に再合成して人間らしくし、目や口の周り、首など19カ所を空気圧で動かしさまざまな表情ができる。
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トキソプラズマ症、免疫向上に成功…阪大チーム
2015年08月05日
http://www.yomiuri.co.jp/osaka/news/20150805-OYO1T50027.html?from=oycont_top_txt
脳症などを引き起こす寄生虫感染症「トキソプラズマ症」に対する免疫反応を大幅に高めることにマウスの実験で成功したと、大阪大などの研究チームが発表した。新しい治療薬の開発が期待される成果で、米科学アカデミー紀要電子版に論文が掲載された。
病原体のトキソプラズマ原虫は、生肉や加熱不十分の肉を食べることなどで体内に入り、感染者は世界人口の3分の1に上るとされる。健常者はほとんど発症しないが、抗がん剤治療などで免疫力が低下すると、脳症や心筋炎を発症するなど重症化する恐れがある。
阪大微生物病研究所の山本雅裕教授(免疫寄生虫学)らは、細胞内に存在するたんぱく質「RabGDIα」が、原虫を攻撃する免疫物質に結び付くことを確認していた。
今回、このたんぱく質を作れないマウスに大量の寄生虫を感染させたところ、脳に感染した原虫の数が大幅に減り、60日後もマウスの3分の1が生き残った。このたんぱく質は、ポケットのような穴を持つ構造で、攻撃役の免疫物質を捕まえ、免疫反応にブレーキをかける役割があるとみられるという。一方、通常のマウスは感染後40日以内に全て死んだ。
山本教授は「ブレーキ役のたんぱく質の働きを止める薬が開発できれば、症状を抑えられる可能性がある」としている。
2015年08月05日
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「火花」が200万部突破 芥川賞受賞作で歴代1位
2015年8月4日 17:50
http://www.nnn.co.jp/dainichi/knews/150804/20150804082.html
文芸春秋は4日、芥川賞に決まった人気お笑い芸人の又吉直樹さん(35)による小説「火花」を40万部増刷すると発表した。累計発行部数は200万部を突破し、209万部になる。
出版科学研究所(東京)などによると、芥川賞受賞作の単行本の発行部数としては、村上龍さん(63)の「限りなく透明に近いブルー」(1976年)の131万6千部を抜いて歴代1位。綿矢りささん(31)の「蹴りたい背中」(2003年、125万部)、柴田翔さん(80)の「されど われらが日々―」(1964年、106万6700部)なども上回った。
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グランフロント大阪で国際短編映画祭 アカデミー受賞作も上映
2015年08月04日
http://umeda.keizai.biz/headline/2132/
グランフロント大阪(大阪市北区大深町)北館4階で9月19日から、「ショートショート フィルムフェスティバル&アジア 大阪 2015」が開催される。
俳優の別所哲也さんが1999年、新しい映像ジャンル「ショートフィルム」を日本に紹介するために立ち上げた同イベント。現在では、規模としてアジア最大級、米国アカデミー賞公認の国際短編映画祭に発展した。
3回目となる今年のテーマは「Cinematic Moment 〜映画になる瞬間〜」。第87回(2015年)米国アカデミー賞短編実写部門を受賞した「一本の電話」(イギリス)など、100を超える国と地域から集まった計約80作品を上映する。
初の取り組みとして、朝食やワインを飲み食いしながら鑑賞できる「EAT FILM」を企画。9月19〜23日の第1プログラムで各回先着300人に「特選日替わり朝食」を進呈。最終日9月23日の第2〜4プログラムでは各回先着300人に「ワールド・ワインバー by ピーロート」のワインを提供する。
会場はナレッジキャピタル内「ナレッジシアター」。鑑賞無料だが、プログラム(各日4プログラム、定員各350人)ごとに専用サイトから事前予約が必要。9月23日まで。
9月19日13時10分〜15時には、別所さんと女優の足立梨花さんによるトークショーも予定。定員350人で観覧無料。オンライン予約が必要。
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iPS供給始動 京大、まず大日本住友に
2015/8/6 日本経済新聞
http://www.nikkei.com/article/DGXLASDZ06I2F_W5A800C1TJC000/?dg=1
京都大学iPS細胞研究所は6日、再生医療に使うiPS細胞を大日本住友製薬に提供したと発表した。患者に移植できる細胞の提供は初めてとなる。同社は提供を受けた細胞を増やして独自の供給拠点を構築し、目の難病などで臨床試験(治験)を実施する研究機関に供給する。iPS細胞を使う再生医療ビジネスが本格的に動き出すとみられる。
大日本住友の神戸再生・細胞医薬センター(神戸市)が京大から提供されたiPS細胞を増殖させ、凍結保存する。医薬品の製造・品質管理に関する国際基準である「GMP」に対応させ、治験に使える品質のiPS細胞を供給できる体制を整える。
その上で、理化学研究所が2017年に予定している、目の難病である加齢黄斑変性の治験に細胞を提供する。iPS細胞から移植用の網膜細胞を作る工程は、大日本住友とバイオベンチャー、ヘリオスの共同出資会社であるサイレジェン(神戸市)が担う見通しだ。
このほか18年に京大または大日本住友のどちらかが、パーキンソン病の患者にiPS細胞から作った神経細胞を移植する治験を実施する。さらに同年には理研が別の目の難病である網膜色素変性症の治験を計画している。いずれも大日本住友が供給拠点のiPS細胞を実際に移植する神経細胞などに育てたうえで、供給する考えだ。
理研は昨秋、患者自身から作ったiPS細胞を使う「自家移植」で世界初の臨床研究を実施した。ただ、この方法では準備に時間がかかり、コストがかさむ。京大はあらかじめ第三者のボランティアから提供を受けた細胞からiPS細胞を作り、備蓄を進めてきた。
今回提供されたiPS細胞は京大が日本赤十字社の協力を得て、日本人に多い免疫の型を持つ人の血液から作製した。京大が昨年から品質評価を進め、患者に使えることを確認した。今後、他の免疫の型を持つiPS細胞も順次提供していく。
iPS細胞を使った再生医療は、現在は少数の患者に試みる臨床研究の段階だが、治療方法が確立すれば、企業などが治験を実施して医薬品としての承認を目指す実用化の段階に移る。製薬企業がiPS細胞を供給することで企業の参入が進み、スムーズに実用化される可能性が高まる。
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【ウナギ味のナマズで世界を目指す(1)】
琵琶湖で食べたナマズがきっかけ 全国の魚をかば焼きに 近大准教授・有路昌彦さん
http://www.sankei.com/west/news/150808/wst1508080010-n1.html
絶滅の可能性が指摘され、価格の高騰から手が届きにくくなってきたウナギのかば焼き。その食感、味に近い「ウナギ味のナマズ」を近畿大学農学部の有路昌彦准教授(40)が開発し、「将来的に丼物を千円以下で提供したい」と話す。養殖業者の父を持ち、少年時代から日本の養殖産業の発展を人生の目標に据えてきた。ウナギ味のナマズで日本人のかば焼きへの需要を満たすだけでなく、世界の水産市場に攻勢をかけるという熱いビジョンについて聞いた。(聞き手 高久清史)
--研究を始めたきっかけは
有路 もともと始めたのが2009(平成21)年です。ヨーロッパウナギの資源量が減り、同じようにアメリカウナギ、ニホンウナギも減っていました。この流れでいくと確実にニホンウナギは規制の対象になるんじゃないかと。だから代わりの魚種を探してほしい、と養殖業者、かば焼き業者から相談され探し始めました。
--ナマズにはどのようにたどり着いたのですか
有路 10年以上前に一度、琵琶湖のナマズ料理を食べたときに非常においしかったので、直感として、ナマズ系がいいと思った。ただ、本気で養殖をしようと思えば、ほかに良い魚種があったら、そちらを選ばないと最終的に市場競争で負ける。そこから全国の魚を集め、全部かば焼きにしてひたすら食べる研究を始めてみました。研究室を煙でもうもうにしてね。ひまさえあれば、学生と一緒に「ようし、今から捕りに行くぞ」といって。
--大学は何と
有路 別の部屋ではサンマを焼いたり、かまぼこを作ったりしていた。近畿大学は面白い大学で、許してくれましたね。
--ありとあらゆるものをかば焼きにした
http://www.sankei.com/west/news/150808/wst1508080010-n2.html
有路 ドジョウは早い段階に狙ってやりました。でも、めちゃくちゃ、めんどうくさい。小さいのを切って、骨をとるのは絶対に商売にならんと分かった。口に含んだときのボリューム感がないとダメ。コイ、フナ、ブラックバス、ブルーギル。何でもやりました。ブルーギルはよかったけど、ブラックバスはまずくて泣けてきました。研究のためといいながら、学生たちと半泣きになりながら食べました。
--そしてナマズに
有路 そうですね。5年前に再び琵琶湖のマナマズを食べる機会があり、かば焼きにして食べたら、すごい脂がのっていた。まるで牛肉みたいだった。脂がわーって出て、圧倒的なパワーを感じた。そこからマナマズ1本で絞っていこうという感覚になった。ただそこで壁がありました。全国からマナマズを取り寄せ、ひたすらかば焼きにして食べたのですが“全滅”でした。ことごとく泥臭くって、脂がなかった。もう口に入れられなかった、くさくて。これはダメだ、どうしようって思った。
--それでも諦めなかった
有路 琵琶湖で食べたあれは何やったのかと思って、自分で捕りにいった。学生と一緒に琵琶湖の周辺の用水路でナマズをとり、かば焼きにしたら、ものすごい脂でものすごくおいしかった。大学の近所の川で捕ったやつと食べ比べしたら、外見は同じなのに180度違う。そこで分かったんですよ。つまり、この魚は生息している環境、エサの条件、水の条件によって味が180度変わるんだと。条件を整え、自分たちでエサをコントロールしたら、狙いの味になる。自分で味を調整してみようと思いました。
◇
【プロフィル】ありじ・まさひこ 昭和50年、福岡県生まれ。京都大大学院修了。農学博士。大手銀行系シンクタンク勤務などを経て、近畿大学農学部水産経済学研究室の准教授。日本学術会議連携委員、内閣府食品安全委員会の専門委員も務める。6年前からウナギの代替となる魚の育成に取り組み、今年、ウナギ味のナマズの開発に成功した。
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【ウナギ味のナマズは世界を目指す(2)】
狙った食感を出すため、エサ配合で試行錯誤 近大准教授・有路昌彦さん
http://www.sankei.com/west/news/150809/wst1508090012-n1.html
--狙ったところに味、食感を持っていくのは果てしない作業では
有路 全国の養殖ナマズを比べたら、井戸水で育てたものはくさくなく、河川水で養殖したものはくさかった。文献を調べたら、ナマズ類は河川に住むバクテリアを体内に取り込み、体内で繁殖させ泥くさくなることが分かった。においは水が原因だと確定しました。
--どこの水が適していると判断したのですか
有路 九州、四国の養殖業者が地下水をポンプアップしているのは業界的には知られている。鹿児島あたりがいいと思っていたら、鹿児島の牧原養鰻がいち早く、ナマズの養殖に取り組んでおられた。牧原さんのナマズは全然、くさくなかった。だけど肉はパサパサで脂も乗っていなかった。「おいしくしようと思うのだったら、われわれが研究しているエサの組み合わせを出してもらえませんか」と言いました。
--エサの研究もされていたわけですね
有路 そうなんです。エサは難易度が高い。もし来年からシラスが入らなくなり、代わりにナマズを育てようとなったとき、ナマズのエサを開発しても間に合わないし、コストがものすごくかかります。やる以上はエサは安くないといけない。私は既存の各魚種を対象にしたエサを組み合わせ、コーヒー豆のようにブレンドしたらええやないかと思ったわけです。
--すごい発想ですね
有路 日本には300種類ぐらいの配合飼料がありますが、技術力でいえば世界ナンバーワン。海外の場合は大きく育てばいいが、日本はおいしい魚にならないといけない。おいしさを追求し、独自の進化をしたエサがあり、その狙いの味を出す技術を使えばいい。
「この味とこの味を組み合わせたらどんな味になるのか」と考え、ブリとマダイの刺し身を一緒に口に入れてかんだりして味を試していきました。
--体験して味に関する情報を蓄積していった
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http://www.sankei.com/west/news/150809/wst1508090012-n2.html
有路 それぞれの味の成分、構成を考え、エサを“逆算”していきました。エサの成分表をみて、「ここのエサはこういう成分構成だから、こんな味になるんだ」ということを残していったんです。そうして300種類の中から7種類のエサに絞り込みました。
--そこからも試行錯誤があったのですか
有路 そうです。脂の多いエサを最初にばっと与えると、脂を分解、消化吸収できなくて死ぬか、酸欠で死んでしまう。脂の乗せ方も段階別にしないといけない。弾力感を出すために甲殻類割合が多いエサを使い、しっかりとした肉をつくって脂を乗せる。脂肪を複層的に入れていくのがいいだろうとなり、7種類の配合比を生育の真ん中はこの割合、最後の仕上げはこの割合と変えていく方法にいきつきました。(配合比率が決まったのは)今年2月です。
--6年前から気の遠くなるような作業を続けられた
有路 焦りですよね。ニホンウナギが国際自然保護連合(IUCN)のレッドデータに載り、環境省の絶滅危惧種にも指定された。これはワシントン条約に指定される前段階。輸出入が禁止されれば、あらゆる業者さんが廃業するという危機感があった。これは(開発を)急がな、急がなって。(聞き手 高久清史)
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【舞台の遺伝子】
漂う「大大阪」の残り香 服部良一と朝比奈隆の到達点 「おおさかカンタータ」
http://www.sankei.com/west/news/150809/wst1508090009-n1.html
大阪は 動くまち 動く大阪 伸びるまち
大阪の風景を、声楽とオーケストラサウンドで壮大に表現した約40分にもわたる大曲がある。「おおさかカンタータ」。
「別れのブルース」や「蘇州夜曲」「青い山脈」など戦前から戦後にかけて日本人の心に寄り添う歌を紡いだ歌謡曲の父、服部良一(1907〜1993年)が昭和49年に発表した。
大阪で生まれ育ち、音楽と出合った服部が、自らの音楽人生50年をかけて故郷への思いをぶつけたのが、オーケストラと、300人の合唱団という圧倒的な響きで表現する「おおさかカンタータ」だった。
喜志邦三と阪田寛夫による歌詞には大阪港や紡績工場、地下街など40年代のにぎわいが活写される一方、水都を象徴する「浪華八百八橋」の情景や天神祭のお囃子など伝統的な姿も盛り込まれた。
背景には、45年の大阪万博後、改めて活気づけようとする大阪府と市、関西財界の動きがあった。松下幸之助らが世話人に名前を連ねる実行委員会が、服部に作曲を依頼したという。
大阪の近代史に詳しい大阪大学総合学術博物館の橋爪節也教授は「大大阪と万博の残り香が漂う曲。当時の大阪のアイデンティティーを確認できる」と評価する。
「おおさかカンタータ」は昭和49年11月3日、大阪市北区のフェスティバルホールで初演された。
朝比奈隆指揮、大阪フィルハーモニー交響楽団の演奏。声楽には関西在住の独唱者、大阪フィルハーモニー合唱団、大阪放送児童合唱団が加わり、ステージには400人を超える演奏家が並んだ。翌日にも開かれたコンサートは録音され、LPとして発売された。
http://www.sankei.com/west/news/150809/wst1508090009-n2.html
録音からは、ベートーベンの交響曲を思わせるダイナミックなくだりや、服部良一が青年期に大阪で学んだジャズの華やかな響きが聞こえてくる。さらに天神祭のお囃子が打楽器で再現。「浪華八百八橋」の戎橋、天満橋などの風景や「大阪市歌」のメロディーまでも歌われて、壮大かつ楽しい作品だ。
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「服部さんは当時、何度も大阪にやってきました。大阪港や、泉州や堺の臨海工業地帯、門真の松下電器の工場、大阪の地下街などを大フィルの事務局長と歩いて作曲のヒントにしていました」
大フィル顧問で、当時、事務局員として働いていた小野寺昭爾さん(79)は振り返る。翌年には初のヨーロッパ遠征を成功させるなど「朝比奈と作り上げてきた音楽が充実し、勢いのあった時代」のことだ。
服部は練習にも立ち会った。
「良ちゃん、これでいいかな」と、指揮台の朝比奈が客席を振り返って尋ねる姿を、当時の団員は覚えている。また、ビオラ奏者だった前川澄夫さん(83)も「ポップスのイメージの強い服部さんでしたが、すごい曲を書くなと思ったもんです」と振り返る。
実は服部と朝比奈は、ロシアから日本に亡命していた指揮者、エマヌエル・メッテルに師事した兄弟弟子。終演後2人は「メッテル先生に聴いてほしかったな」としみじみと語り合ったという。戦後日本の歌謡界とクラシック界を支えた2人の男の一つの到達点でもあったのかもしれない。
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音楽評論家の白石知雄さんによると40年代半ば〜50年代前半には、企業や行政などが記念行事に合わせてオーケストラの大曲を委嘱する機会も多かったという。「万博を経て大阪で官民のパイプができ、オーケストラ側も力をつけたのがあいまってのことではないか」と白石さんは話す。
http://www.sankei.com/west/news/150809/wst1508090009-n3.html
服部の遺族のもとには、今も「おおさかカンタータ」の楽譜が残る。大阪大学総合学術博物館の橋爪節也教授は「当時の大阪の文化力の高さを感じる。現代にもぜひ再演してほしい曲ですね」。録音に耳を傾けながら、思いをはせた。
文 安田奈緒美
写真 安元雄太
服部良一
明治40年、大阪生まれ。大阪市立実践商業学校卒。「出雲屋少年音楽隊」で音楽の才能を示し、その後、エマヌエル・メッテルに師事して作曲を学ぶ。25歳で上京し、コロムビアレコードの専属作曲家として活躍。「東京ブギウギ」や「青い山脈」などのヒット曲を手掛けた。オーケストラ曲にも「サキソフォン協奏曲」などがある。国民栄誉賞受賞者。
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公演成功祈り合掌 天外さん、先代の墓参り
2015年8月8日
http://www.nnn.co.jp/dainichi/news/150808/20150808041.html
松竹新喜劇代表の三代目渋谷天外さんが7日、大阪市天王寺区の宗慶寺で、初代天外さんと二代目天外さんの墓参りをした。17〜25日の「松竹新喜劇公演」(京都南座)成功を祈願し、藤山扇治郎さんら劇団員と一緒に「いい作品になるように」と手を合わせた。
今年は初代の100回忌、二代目の33回忌。墓石は墓地内で一番背が高く、天外さんは「ホースがないと水がかけられへん」とジョークを飛ばしながらも「お客さんに喜んでいただけるようにみんなでいい作品にしたい」と誓った。
また、天外さんは「何かあると頼み事をしに来ているが、今回は父(二代目天外=舘直志)の『しぶちん』を56年ぶりに再演する。うまくいくようにと祈願した」とも。劇団2年目の扇治郎さんは「1年ぶりに来て手を合わせると身が引き締まる。8月京都、9月東京と新喜劇公演が続くので頑張ります」と笑顔で話した。
南座公演では五木ひろしさんが特別出演する。
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高校ダンス部選手権ビッグクラスに大阪府内から5チーム
http://www.sankei.com/region/news/150811/rgn1508110057-n1.html
「第8回日本高校ダンス部選手権(スーパーカップダンススタジアム)」(産経新聞社など主催)の近畿・中国・四国地区予選大会が10日、3日間の日程で始まった。会場の神戸市中央区の神戸文化ホールでは、10人以上が演技するビッグクラスの25チームが個性あふれる演技を披露。大阪らしいパフォーマンスもあり、観客席を沸かせた。大阪府内からは初日、府立登美丘、同志社香里、府立久米田、府立桜塚、府立三島の5チームが全国決勝大会への切符を手にした。
エアロビクスダンス風の衣装で、力強いパフォーマンスを披露した府立登美丘3年のキャプテン、奥田佳子(かこ)さん(17)は「構成をはっきりわかるようにした」といい、「全国決勝大会ではお客さんに満足してもらう演技をしたい。そうすればおのずと結果がついてくる」と声を弾ませた。
「日本の応援」をテーマにした同志社香里3年で部長の谷岡優さん(17)は「全力を出し切れた。どうしたら感動を与えられるか皆で知恵を絞った」と振り返り、全国決勝大会には「昨年は準優勝だったので先輩たちの悔しい思いを背負い、今年は優勝をねらいたい」と力強く語った。
結った髪の動きをダンスに取り入れるなどユニークな演技を披露した府立久米田3年で部長の道上真梨奈さん(17)は「メンバーが入れ替わるなど苦労も多かったが、100点満点のでき」と満足げ。全国決勝大会に向けては「立体的な動きを突き詰めていきたい」と話した。
「吉本新喜劇」をテーマにして、ひょうきんなメークも取り入れたダンスを披露した府立桜塚2年で部長の香月瑠奈さん(16)は、表情を大きく動かす演技を繰り広げたといい、全国決勝大会では「面白い表情と動きに集中し、大阪らしいパフォーマンスをみせる」と力説した。
ロックダンスに初めて挑戦した府立三島3年でキャプテンの玉井菜美子さん(17)は「最初からトップギアで入り、それが持続できた。いつも以上に楽しんで踊れ、観客をあきさせない演技ができた」と笑顔をみせ、全国決勝大会では「幸せを伝えられる演技をしたい」と意気込んだ。
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大阪大学が世界最強のレーザーを生成 日本は未来産業の基盤となる技術開発を
http://the-liberty.com/article.php?item_id=10004
大阪大学の研究グループがこのほど、世界最強のレーザーの生成に成功したことを、主要各紙が報じている。この「LFEXレーザー」は、全長100メートルほどの巨大装置で生成され、2ペタワット(1000兆ワット)の出力を誇る。
全世界のエネルギー出力を上回るレーザー
国際エネルギー機関によると、2012年度に全世界が一秒間に消費したエネルギーは約18テラワット(1.8兆ワット)である。そのため、阪大のレーザーはこの500〜1000倍の出力を持つことになる。
なぜここまで高い出力を得ることが可能なのだろうか。
阪大のレーザーは、電子レンジ2台を2分間作動させたエネルギーを、1兆分の1秒という短い時間内に放出する。同じエネルギーを、より短い時間で放出すれば、瞬間的な出力を上げることができるというわけだ。
これまでレーザー出力の記録を保持していた米テキサス大学のレーザーに比べて、出力は倍、エネルギーでは100倍であり、名実ともに世界最強のレーザーとなった。
同研究チームは、世界中でレーザー光の性能競争が続いているとして、将来的にはこのレーザーの5倍となる、10ペタワットもの出力を持つレーザーの開発を目指している。
阪大のレーザーは、将来的にレーザー核融合や核物理など、科学研究への応用が期待されている。
ちなみに「ミサイルなどを打ち落とすための防衛兵器」としてのレーザー兵器を期待する声もあるが、この「LFEXレーザー」は、まだ兵器としては使えない。瞬間的な出力がどれほど高くても、電子レンジ2台分のエネルギーでミサイルを打ち落とすことはできないからだ。
日本の科学技術レベルは世界最高水準
一昔前まで、日本は液晶テレビや自動車などの技術力の高さで世界経済を席巻していたが、それらの分野ではいまや、韓国や東南アジアの国々が技術的に追いついてきている。日本はさらに高い技術力を駆使して、新しい富を創造していかなくてはならない。高出力レーザーや核融合などは、未来産業の基盤になり得る技術だ。
未知なる科学・産業領域を切り開き、繁栄を築いていくことこそ、リーダー国家・日本の役割ではないだろうか。(中)
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世界最大出力レーザー、阪大が大型装置で成功
小堀龍之
2015年7月29日20時59分
http://www.asahi.com/articles/ASH7W4H0VH7WPLBJ003.html
大阪大学の研究チームは、エネルギーを一瞬に集中させ、出力2ペタワット(ペタは1千兆)のレーザー光を出すことに成功したと、27日発表した。出力は世界最大で、瞬間的には全世界の消費電力の1千倍にあたる。レーザー核融合などの研究に使う。
阪大の大型レーザー装置「LFEX(エルフェックス)」を使った。大きさは測定装置を含めて約100メートル。昨年末に4本のレーザービーム増幅器が完成した。実験では、蛍光灯に似たランプで特殊なガラスにエネルギーを与え、レーザー光を増幅することを繰り返して出力をあげていく。
レーザー光そのもののエネルギーは電子レンジを2秒動かす程度だが、1兆分の1秒間というごく短い時間に集中させることで、高い出力を達成した。今月、最高性能が確認できた。
出力がペタワット級のレーザーは米国や韓国などほかに6施設あるが、阪大は出力が世界最高という。阪大レーザーエネルギー学研究センターの河仲準二准教授は「世界で高性能化の競争が激しく、今後は出力を10ペタワットまで上げていきたい」と話した。(小堀龍之)
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マンダムと大阪大学が「共同研究講座」の設置に関する契約を締結
http://www.wwdjapan.com/beauty/2015/08/12/00017552.html
マンダムと大阪大学は6月1日、大阪大学大学院薬学研究所初となる「共同研究講座」の設置に関する契約を締結した。これにより、大阪大学大学院薬学研究所に「先端化粧品科学共同研究講座」を設置。再生医療に用いられる幹細胞関連技術などを化粧品研究へ応用するための共同技術開発を行う。
同講座設置の背景として、再生医療に用いられる幹細胞培養技術や組織再構成技術が、皮膚や付属器官の再生や生体内反応などに関する化粧品研究への応用を期待できることが挙げられる。化粧品分野における技術の早期実用化により、新しい機能を有する次世代型の化粧品の創出を目指す。
研究内容は、ヒト皮膚および皮膚付属器官の幹細胞から、組織・器官を再生する技術を確立・応用・発展させ、再生された組織・器官を用いて化粧品分野における機能性評価技術の確立を目指す。今後は、これらの技術を用いて、機能性化粧品および医薬部外品などの有効成分の探索と製品開発への応用に取り組む。
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胃腸の痛み 脳の物質が関係か
08月14日 08時10分
http://www3.nhk.or.jp/kansai-news/20150814/3932091.html
胃や腸を検査しても目立った異常がないのに痛みなどの症状が続く患者は、脳の特定の部分にある神経伝達物質の働きが抑えられている可能性があることを、大阪市立大学などのグループが明らかにしました。
研究を行ったのは、大阪市立大学消化器内科の富永和作准教授などのグループです。
胃や十二指腸を検査しても目立った異常がないのに、みぞおちのあたりの痛みやもたれなどの症状が続く病気は、かつては慢性胃炎や神経性胃炎と呼ばれ、最近は「機能性ディスペプシア」と呼ばれています。
研究グループは詳しい原因を調べるため、胃や腸の働きと関連がある脳の中にある神経伝達物質がどのように働いているか、分析しました。
その結果、患者の脳の「中脳」と「視床」という部分では、神経伝達物質の「セロトニン」を吸収する物質が盛んに機能し、セロトニンの働きが抑えられている可能性があることが分かりました。
富永准教授は、「神経伝達物質が十分に機能しないことで病気が起きている可能性がある。詳しい仕組みを解明し、新たな治療薬の開発につなげたい」と話しています。
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農作物への温暖化影響を検証
08月14日 08時10分
http://www3.nhk.or.jp/kansai-news/20150814/3919501.html
地球温暖化が農作物にどのような影響を与えるのかを探ろうと、大阪府立環境農林水産総合研究所は、特殊な装置を開発して検証実験に乗りだしました。
この装置は、高さと幅がおよそ3メートル、奥行きが2メートルのガラス製の建物で、大阪・羽曳野市の府立環境農林水産総合研究所に3棟が設置されました。
装置では、内部の日照や湿度は周囲と同じままにし、気温だけ、外気の変化に合わせながら一定の幅で高くしたり低くしたりすることができます。
研究所では、3棟の装置のうち、気温を▼1棟は周囲と同じ、▼1棟は外気より5度高く、▼1棟は外気より5度低く設定して、水ナスを栽培しており、今後、気温の違いが生育に与える影響を調べるということです。
研究所は「この装置を使って温暖化が農作物にどのような影響を与えるのかを探り、将来的には作物の生育に最適な気温も突き止めたい」としています。
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子ども型ロボット:柔らかい動きの基本骨格、阪大開発
毎日新聞 2015年08月05日 20時06分(最終更新 08月05日 22時01分)
http://mainichi.jp/select/news/20150806k0000m040051000c.html
柔らかい動きが可能な子ども型ロボットの基本骨格を開発したと、大阪大工学研究科の石原尚助教らのグループが5日、発表した。26ある関節が空気の圧力で動き、腕を持ち上げられるなど外から力が加わっても関節で力を柔らかく吸収するという。石原助教は「硬く動く従来のロボットのイメージを変えたい」と話す。
ロボットの名は「Affetto(アフェット)」。イタリア語で「愛情」を意味する。従来のロボットの多くは決められた動作を正確に繰り返すように設計され、柔軟性に欠ける。研究グループは、人と親密に触れ合うロボットの実現を目指し、柔らかさを追求している。
今回のアフェットは3号機。初めて脚を備えたが、頭部と前腕はまだない。人間のように手足を動かしたり、首をひねったりと自由自在だ。完成すれば、1〜2歳児に相当する身長80センチになる予定。背中に多数のチューブがつながり、外部の空気圧縮装置から送られる空気の圧力で関節が動く。
研究グループは「柔らかく動く関節を、これだけ多く備えた小型ロボットは他にない」としている。【根本毅】
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なぜ近畿大学は「クロマグロ完全養殖」に世界で初めて成功したのか?
http://president.jp/articles/-/15744
大卒のお笑い芸人というのはもはや珍しくもなんともないが、大卒のマグロと聞けば興味を引かれるのではないだろうか。
大阪市内から特急に乗り約3時間。本州最南端の町、紀伊半島の串本町(和歌山県東牟婁郡)に近畿大学水産研究所の大島実験場がある。世界で初めてクロマグロの完全養殖に成功した施設だ。ここで生まれ育ったマグロは、「近大マグロ」の名前で大卒のマグロとして親しまれている。
そもそもなぜ、近畿大学がマグロの養殖を行なっているのか。話は戦後間もない、1948年までさかのぼる。
当時、日本の漁獲高は落ち込み、国民は食糧難に苦しんでいた。そこで衆議院議員を務めていた世耕弘一(せこう・こういち)は、海を大きな「畑」と捉え、魚を収穫できるようにしようと考えた。その研究拠点として設立されたのが、近大の前身である大阪理工科大学の白浜臨海研究所、のちの近畿大学水産研究所だ。
翌1949年、近大が設立されると世耕は初代総長に就任し、養殖の研究をサポートし続けるのである。
当初は失敗の連続だったが、研究を重ねた末、1965年に世界で初めてヒラメの種苗生産(養殖をするために卵をかえし稚魚を育てること)に成功する。以後、ブリ、カンパチ、シマアジなどでも成功し、近大は養殖のパイオニアとしての地位を確立していった。
卵から稚魚、若魚、成魚へ。そして産卵。こうしたライフサイクルを人間の手で一巡させるためには、その魚の生態を深く理解する必要がある。どうすれば死なずに育ち、産卵するのか。水温やエサ、生簀の大きさなど、最適な環境は魚によってまちまちだ。近大の研究者たちは、それらを1つずつ解明していったのである。
http://president.jp/articles/-/15744?page=2
大阪万博が開催された1970年、近大は当時養殖は不可能と言われていたクロマグロの完全養殖研究に着手する。クロマグロの生態はまったく明らかにされておらず、研究者たちは何度も壁にぶち当たったという。
天然のヨコワ(クロマグロの若魚。別名メジ)を採集し、飼育するために生簀へ入れる。最初は、たったこれだけのことでつまずいた。ほんのわずかの間だけ水から出したり、人の手で触ったりしただけで死んでしまうほど、ヨコワは弱い魚だったからだ。この問題は「魚を手で持たずに外せる釣り針」をつくることでクリアできたが、難題は尽きなかった。
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初めての産卵は研究を始めてから、なんと9年目。1979年に160万個の卵を採集できたが、最も長生きしたもので47日、わずか59mmまでしか育てられなかった。
1983年からの11年間は産卵させることすらできず、研究は完全に暗礁に乗り上げたかのように見えた。この時期、近大の研究を支えたのは、それまでに養殖に成功していた魚たちだ。養殖をビジネス化し、その売り上げで研究費を賄ったのである。
1994年、久しぶりに産まれた卵を孵化させ、水槽から海の生簀に1872尾の稚魚を移すことができた。ところが、またもトラブルが発生する。たった1カ月で稚魚は43尾に減り、8カ月後には、すべての稚魚が死んでしまったのだ。原因は、生簀の網にぶつかったことで背骨が折れる衝突死。車のヘッドライトが海面を照らしただけでパニックを起こすほど、マグロの子供は繊細だったのだ。
http://president.jp/articles/-/15744?page=3
マグロが網に衝突しないよう、生簀はより深く、より大きく改良されていった。常に泳ぎ続けるマグロ同士が衝突しないよう、円筒形の生簀を使うことで、ようやくゴールが見えてきた。生簀に移した稚魚の、1カ月後の生存率は、1998年までの4年間で2.3%から55.7%まで上昇した。
そして日韓W杯が開催された2002年、近大の生簀で生まれ育ったクロマグロが、ついに産卵する。研究開始から32年、ライフサイクルを一巡させた完全養殖の成功だ。
大島実験場で30年以上もクロマグロの養殖研究に携わる岡田貴彦さんは、この業界では有名なマグロのエキスパートだ。しかし、まだまだ謎は尽きない。たとえば、産卵させるために安定してメスを確保したい事情があるのだが、目視でオスとメスの区別はできないのだという。
「もうちょっとマグロと向かい合っていたら、オスとメスの違いがわかるようになるはずなんですけどね」
そう言って笑う岡田さんたちの研究は、今後も続いていくのである。
2013年4月。大阪・梅田にオープンした複合施設「グランフロント大阪ナレッジキャピタル」に、近大は「近畿大学水産研究所」を出店させた。ここは新たな研究施設ではない。クロマグロをはじめ、近大の養殖魚を誰もが気軽に味わえる、れっきとした飲食店だ。脂ののった刺し盛りの皿には、近大マグロの「卒業証書」カードが誇らしげに添えられている。
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近大オープンキャンパス、東進の安河内氏講演ほか8/22-23
2015年8月7日(金) 10時15分
http://resemom.jp/article/2015/08/07/26212.html
近畿大学は8月22日・23日、東大阪キャンパスにて「オープンキャンパス2015」を開催する。東進ハイスクールの安河内哲也氏の特別講演や「近大マグロ&カンパチ」の試食会など、さまざまなプログラムが実施される。
朝日新聞出版「大学ランキング2016」によると、近畿大学はオープンキャンパス動員数が43,558人で西日本1位であり、2014年8月に東大阪キャンパスにて行われたオープンキャンパスでは、2日間で計17,410人が来場した。また、7月19日に開催されたオープンキャンパスでは、1日で11,761人の来場があったという。
医学から芸術まで幅広い学問分野を網羅する同大学の、研究力や魅力を感じることができるイベントとなっている。
おもなプログラムとしては、東進ハイスクールの安河内哲也氏による特別講演「私が伝えたい英語を話すと訪れる10の幸せなおはなし」や、完全養殖クロマグロ「近大マグロ」とカンパチの試食会などがある。そのほか、英語村E3[e-cube](イーキューブ)でネイティブスタッフと英語で遊べるプログラムが開催される。
これ以外にも、3月のみ行っていた理工学部の「近大科学祭」を実施するほか、夕陽丘予備校による「近大オープンキャンパス模試」などの開催が予定されており、詳細はWebサイトで確認できる。
◆近畿大学オープンキャンパス概要
日時:8月22日・23日 各日11:00〜16:00(受付10:30〜)
参加費:無料
場所:近畿大学東大阪キャンパス
申込み方法:予約不要、入退場自由
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独法支援で活動に広がり 都市防災教育研究センター
2015年8月12日
http://www.nnn.co.jp/dainichi/news/150812/20150812022.html
大阪市立大(大阪市住吉区)が3月に立ち上げた「都市防災教育研究センター」の自助・共助による地区防災を広める活動が、独立行政法人の科学技術振興機構(JST)の支援事業に採択された。大阪市立大は支援費を活用し、住民自らが判断と行動をできる自主的な防災体制を全国各地で養成する仕組みの確立を目指す。
2011年の東日本大震災発生以降、防災体制の強化が地区単位で求められるようになったことを踏まえ、大阪市立大は大阪府立大、兵庫県立大、岩手県立大との間で防災に関する情報、技術の共有化に着手。小学校区を中心に人口約1万人のエリアで防災リーダーらを育成して地区防災の体制を整えるための「地区防災教室」を核とした防災教育プログラムづくりを推進する。
JSTの事業採択によって3年間で1500万円を上限に支援費を受けられるようになったため、1年目の本年度は地元の住吉区や平野区で災害危険性を点検する体験教室を開催。さらにタブレット端末から得た情報を自らが判断して行動する避難訓練も実践する。
2年目以降は活動範囲を、災害に対する危険性の条件が異なる大阪市外にも広げ、最終年の3年目には岩手県宮古市での活動も予定している。
同センター所長で、大阪市立大大学院生活科学研究科の森一彦教授は「今までにない住民の方々の主体的な災害対策を通して得た成果を公開していきたい。将来的には地域の中で育った防災リーダーを中心に各地に防災の取り組みが広まるようになれば」と話している。
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【スニーカーエイジ】
敗者復活戦で大阪国際滝井高(大阪)と柴島高(大阪)がグランプリ大会へ 予選会最終日
http://www.sankei.com/west/news/150816/wst1508160042-n1.html
高校・中学の軽音楽部のコンテスト「第36回 We are Sneaker Ages(スニーカーエイジ)」の予選会(最終日)が16日、大阪市中央区の松下IMPホールで開かれた。最終日は予選会各日の3、4位校による敗者復活戦が行われ、大阪国際滝井高(大阪)と柴島高(大阪)の2校が12月のグランプリ大会への出場権を獲得した。“夢の舞台”への切符を手に入れた両校に思いを聞いた。
■大阪国際滝井高「ぜひ、てっぺんを取りたい」
大阪国際滝井高軽音楽部部長の辻胡桃(くるみ)さん(18)は「(敗者復活戦の)今日までの間、気持ちを切り替えて、リズムをきっちりしようと心掛けた。演奏曲の『僕はペガサス君はポラリス』のタイトルの中にある『ポラリス』(北極星の意味)は、今まで自分たちに道を示してくれた顧問の柴田先生であるということに今回気付き、意識しながら演奏した。気持ちを伝えるために、演奏している時にお互いの表情を見合って演奏した。これまではグランプリ大会に出場することだけで満足していたが、今回は結果を残したい。ぜひ、てっぺんをとりたい」と話した。
■府立柴島高「大きな舞台楽しみ」
府立柴島高軽音楽部部長の西村翔稀(しょうき)さん(17)「予選会の1回目より落ち着いて楽しんで演奏できた。ものすごく達成感があってこのメンバーでこれからグランプリ大会に行けることがすごくうれしい。(敗者復活戦)までの2日間、パフォーマンスとみんなの意識を合わせることを心掛けた。予選会と違った点は、コーラスのマイクをハンドマイクからマイクスタンドに変更したこと。よりパフォーマンスを引き立たせるために思い切って急きょ変更し、振り付けもインスピレーションとかひらめきを大事にした。グランプリ大会までに繰り返し、繰り返し練習して、その成果を出していきたい。大きな舞台を楽しみにしています」と話した。
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ダンスで生活習慣予防を
08月19日 20時34分
http://www3.nhk.or.jp/kansai-news/20150819/4139421.html
http://www3.nhk.or.jp/kansai-news/20150819/4139421.html育児に追われる人たちが子どもと一緒にダンスを楽しんで生活習慣病の予防につなげてもらおうというダンス教室が19日、大阪・梅田で始まりました。
このダンス教室は、家事や育児に追われ運動不足になりがちな、幼い子どもがいる人たちを対象に大阪・北区の「グランフロント」で地域活動を行うグループが毎月2回、無料で開くことになりました。
ストリートダンスの要素を取り入れ、就学前の子どもたちと一緒に楽しめるようにしたという内容で、生活習慣病の予防にも役立つよう、国立循環器病研究センターの医師が監修しました。
初日の19日は24人の親子が参加し、インストラクターの手ほどきを受けながら、音楽に合わせて足を動かしたり飛び跳ねたりしました。
20代から30代の子育て世代の主婦などは健康診断を受ける機会も少ないということで、主催したグループなどは、定期的に運動して健康管理に努めてほしいと呼びかけています。
参加した母親の1人は「久しぶりに楽しみながら運動できて元気をもらえました」と話していました。
国立循環器病研究センターの宮本恵宏予防健診部長は「こうした機会を通じて、子育て世代の人たちに健康への意識を高めてもらいたい」と話しています。
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吹田東高 優勝目指す 「俳句甲子園」14年連続
2015年8月20日
http://www.nnn.co.jp/dainichi/news/150820/20150820025.html
22日開幕の「俳句甲子園」に大阪府立吹田東高(吹田市)が14年連続で出場する。俳聖・正岡子規の生誕地、松山市を舞台に、2度目の優勝を目指して五・七・五をめぐる戦いに挑む。
大会は1998年に始まり18回目。全国127チームがエントリーし、地方大会優勝校と投句審査で選ばれた計36チームが出場する。
吹田東高は2002年の第5回大会以来毎年出場し、同年に初出場の優勝を飾った。国語の授業で短歌や俳句の創作を取り入れるのが特徴的で、俳句短歌部では部員11人が活動している。
団体戦は俳句を披露した後、4分(予選は3分)間で対戦相手の句に対し全員で質疑応答する。出来栄えを見る「作品点」と、ディベートの場面を評価する「鑑賞点」が審査の対象だ。
全国大会で与えられたお題は「向日葵」「夕立」「日焼」「蝉」「露」「居」「侍」の計七つ。吹田東高は一つのお題につきメンバーそれぞれが100〜200句を試作し、卒業生らに鍛えられてきた。
部長の張沢碩君(17)=3年=は「感情に訴えかける俳句が作れるようディベートを重ねてきた。優勝してバトンを後輩につなぎたい」と意気込んでいる。
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温暖化100年後 水ナスは?
08月21日 20時03分
http://www3.nhk.or.jp/kansai-news/20150821/4199171.html
地球温暖化が農作物に与える影響を探ろうと、大阪府の研究所が、特殊な装置を使って、100年後に予想される気温で、大阪特産の水ナスを栽培したところ、実がほとんどつかないことがわかりました。研究所では、「実験の結果を、温暖化に対応した農業技術の開発に生かしたい」と話しています。
大阪の平均気温は、100年前に比べておよそ2度1分上昇していて、これは、全国平均より1度1分早いペースです。
このため、大阪府は、地球温暖化が農作物に与える影響を探ろうと、大阪・羽曳野市の府立環境農林水産総合研究所の敷地内に特殊な実験装置を作り、7月から検証実験を続けてきました。
装置は、高さと幅が3メートルほどのガラス製の建物で、内部の日照や湿度は周囲と同じにしたまま、気温だけ、外の変化に合わせながら一定の幅で高くしたり低くしたりすることができます。
実験では、3棟の装置の中の気温を、▼1棟は周囲と同じ、▼1棟は、今のペースで温暖化が進行した場合の100年後を想定して、気温より5度高く、▼1棟は、5度低く設定した状態で、それぞれ大阪特産の水ナスを栽培し、気温の違いが生育に与える影響を調査しました。
その結果、▼気温を5度高く設定した棟では実がほとんどつかず、収穫できませんでした。
これに対して、▼5度低く設定した棟では、色、つやがよく、水分も十分な状態でした。
また、▼外気と同じ気温の棟では、実が十分に育たず、表面のつやがない状態になりました。
研究所の森川信也主任研究員は「実験の結果から、温暖化が農作物に大きな影響を与えることが分かった。今後は農作物の高温障害に対応する技術開発を進めて、農家の力になりたい」と話しています。
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南部さんの理論をデザインに
08月21日 07時28分
http://www3.nhk.or.jp/kansai-news/20150821/4232201.html
7年前、ノーベル物理学賞を受賞し、先月、亡くなった南部陽一郎さんが打ち出した理論を元にデザインが描かれたどんちょうが、来年、大阪・豊中市にオープンするホールに設置されることになりました。
このどんちょうは、豊中市で創業した企業が市に寄贈するもので、目録とデザインの図が、担当者から浅利敬一郎市長に手渡されました。
描かれるデザインは、豊中市に自宅があった南部陽一郎さんがノーベル賞を受賞する理由となった「対称性の自発的破れ」と呼ばれる理論をイメージしたもので、南部さん本人の監修のもと、大阪大学が制作しました。
整然と並んだ黄色や赤、青、緑の棒が互いに作用して、さまざまな模様が自発的に生まれる様子を描いたということです。
このどんちょうは、来年秋にオープンする豊中市立文化芸術センターの大ホールに設置されることになっています。
浅利市長は、「難しい理論をどんな形でデザインできるかと思いましたが、すばらしいものができました。宝になると思います」と話していました。
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酒飲まない人の肝炎を血液診断…阪大チーム発表
2015年08月21日
http://www.yomiuri.co.jp/osaka/news/20150821-OYO1T50019.html?from=oycont_top_txt
酒をほとんど飲まない人が発症し、肝硬変や肝臓がんに進む恐れもある「非アルコール性脂肪肝炎(NASH)」を、血液検査で精度よく診断できる新手法を開発したと、大阪大のチームが米医学誌電子版に発表した。診断指標となる2種類のたんぱく質を血中から特定した。NASHの早期発見と患者の体の負担軽減につながるという。
NASHの原因はよく分かっておらず、通常の血液検査では判別できない。超音波検査で脂肪肝の疑いが濃いと分かれば、脇腹に針を刺して肝臓組織を一部採取する肝生検で診断する。
しかし、肝生検は入院が必要で患者の体の負担も大きいため、簡便な診断法の開発が求められてきた。
阪大の三善英知(みよしえいじ)教授(肝臓病学)と鎌田佳宏准教授(同)らは、NASHの特徴とされる▽風船のように異常に膨らんだ肝臓細胞▽肝臓組織が炎症で硬くなる線維化――に伴って血中に増えるたんぱく質をそれぞれ特定。これらのたんぱく質の量などの違いから、NASHを診断する検査手法を開発した。
チームは阪大病院のほか、大阪市立大や高知大の病院など計5病院で、肝生検でNASHと確定した患者約300人と、非NASHの約200人を対象にこの検査で患者かどうか見分けられるかを検証。その結果、約85%の精度でNASH患者を判別できたとしている。
チームによると、NASHは自覚症状が出にくいため潜在的な患者は多いとみられ、疑いが見つかっても肝生検を避ける人が目立つという。三善教授は「血液検査なら会社の健康診断で早期発見できるし、痛い思いをしなくて済む。2、3年後の実用化を目指したい」と話す。
2015年08月21日
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阪大 留学生との共同寮整備へ
08月21日 07時28分
http://www3.nhk.or.jp/kansai-news/20150821/3931941.html
大阪大学は、国際的な視野を持つ人材を育成しようと、日本人の大学生と海外からの留学生が共同で生活する新たな学生寮を整備することになりました。
大阪大学が整備する新たな宿舎は、吹田市と豊中市、それに箕面市にある3つのキャンパスへの交通の便がいい、吹田市の教職員宿舎を解体した跡地に建設する予定です。
▼およそ300人が入居できる学生寮と、▼400世帯の教職員住宅が併設され、このうち学生寮では、日本人の学生と海外からの留学生のあわせて9人で1つのグループを作り、リビングなどの部屋を共有しながら共同生活を送るということです。
整備や管理運営は、民間資金を活用する「PFI」と呼ばれる手法で行い、4年後の平成31年度から利用を始めることにしています。
国際化に力を入れる大阪大学は、学部学生のうち留学生が占める割合を今の2%から10%に増やすことを目標に掲げていて、担当者は「共同生活を通じて国際的な視野を持つ人材を育成する拠点にしたい」と話しています。
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大阪大、ダビンチのロボット開発 ミラノの博物館で展示へ
2015年8月21日 17:36
http://www.nnn.co.jp/dainichi/knews/150821/20150821079.html
大阪大などのチームは、ルネサンス期の巨匠レオナルド・ダビンチそっくりのロボットを開発し、21日に都内で報道陣に公開。9月4〜27日、国際博覧会が開催されているイタリア・ミラノのレオナルド・ダビンチ国立科学技術博物館で展示する。
監修した浅田稔大阪大教授は「科学と技術、芸術の枠を超えたダビンチの精神は、現代にこそ必要。科学教育用ロボットとして活用していきたい」と話した。
ロボットは、ダビンチの晩年の自画像を基に、長いひげの生えた初老の姿に設計した。身長は170センチで座った状態。首と顔を空気圧で動かすことで、さまざまな表情ができるほか、話すこともできる。
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和歌山・湯浅町 「近大マンゴー」の収穫
更新:08/23 12:20
http://www.mbs.jp/news/kansai/20150823/00000014.shtml
和歌山県湯浅町では南国の果物、マンゴーの収穫が最盛期を迎えています。
ひとつずつ丁寧に摘み取られていくマンゴー。
近畿大学は、湯浅町の温暖な気候を利用して、「近大マンゴー」と名付けられた品種の研究栽培を行っています。
今年は、春先の天候不順で収穫量は例年より少ないものの、実は大きく甘味も充分だということです。
「かなり甘いですね。これで自信を持って出せます」(近畿大学附属農場 堀川勇次 技術員)
「近大マンゴー」は、9月上旬までに約1,000個の収穫を見込んでいて、大阪の百貨店などに出荷されるということです。
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日本の“陶器の今”一堂に アトリエヒロ 24日開廊
2015年8月23日
http://www.nnn.co.jp/dainichi/news/150823/20150823024.html
陶器を中心とした工芸品の企画展示を行うギャラリー「美術工芸『アトリエヒロ』」(大阪市中央区伏見町4丁目)が24日に開廊する。天井が高くガラス張りの開放的な空間で、さまざまなレイアウトでの展示が可能な工夫を施している。同日から記念特別展を開き、人間国宝から若手まで103人の作品をそれぞれ2点ずつ展示する。
1971年の創業以来、主に百貨店の美術画廊や催会場などで陶芸品の販売を行っており、このほど入居ビルの建て替えに伴い広々とした展示スペースを設けた本格的なギャラリーを手掛けることになった。備前、唐津、有田、萩など日本の焼き物を中心に、木工や金工、漆(うるし)、ガラスなどの工芸品も扱っていく。
壁に可動式のガラス板を設けたり、天井から作品をつり下げられるようにしたり、作品に合わせて自由自在に展示できるようにしている。代表の丸山博将さん(68)は「うちのお眼鏡にかなった企画を手掛けていく。若手を育てると言うとおこがましいが、そういう場所にもなれば」と話している。
記念特別展には、これまでの取り引きで縁ができた作家や、息子で専務の石造さん(34)が選抜した若手の作品を展示。「今の日本の陶器を一堂に見ることができるのでは。一目見て分かる人間国宝の作品から若手の作品まで、ゆっくりと楽しんでほしい」と博将さん。
出展者の一人で大阪府指定無形文化財木工芸保持者の藤嵜一正さん(72)は「本当にすばらしいギャラリー。大阪の美術の発信地になる」と期待を寄せている。
特別展は9月5日まで、午前10時〜午後7時。
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文芸春秋9月号が110万部超 電子版は過去最高
2015年8月24日 16:29
http://www.nnn.co.jp/dainichi/knews/150824/20150824082.html
文芸春秋は24日、総合誌「文芸春秋」9月特別号(7日発売)を5万部増刷し、累計発行部数が110万3千部になったと発表した。また、電子版は1万ダウンロードを突破し、同社の電子雑誌で過去最高を記録した。
同誌は第153回芥川賞を受賞した又吉直樹さん(35)の「火花」と羽田圭介さん(29)の「スクラップ・アンド・ビルド」の全文と選評を掲載。今月21日に芥川賞の贈呈式があり、部数がさらに伸びたとみられる。芥川賞を最年少で受賞した綿矢りささんと金原ひとみさんの受賞作を掲載し、118万5千部だった2004年3月号に次いで歴代2位という。
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阪大生は自己評価控えめ…世界の大学と調査比較
2015年08月24日
http://www.yomiuri.co.jp/osaka/news/20150824-OYO1T50014.html
阪大生は自己評価が控えめ?――。大阪大の学生が国際的な尺度で自らの実力を測った調査結果がまとまった。学習時間は海外の一流大の学生とほぼ互角だったが、人を引きつける話術やリーダーシップなど、日本の大学の人材育成で求められている能力については、軒並み低かった
学生自身が能力を自己評価する国際水準の調査手法「SERU(研究大学の学生経験)調査」で、英オックスフォード大などトップレベルの約30大学が参加している。調査項目は200以上あり、阪大は昨年12月〜今年2月、約1万5000人の学部生にインターネットの専用サイトでアンケートに回答を呼びかけ、約1000人が応じた。
2015年08月24日
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内外で活躍…あの大阪桐蔭高が花火コラボ生演奏、世界でも異例190人の試み 28日夜に生駒山上
http://www.sankei.com/west/news/150824/wst1508240047-n1.html
190人の吹奏楽団の生演奏に合わせて花火を打ち上げるエンターテインメントショー「生駒山上ファイアーリュージョン・生演奏特別版」が28日午後8時から、奈良県生駒市の生駒山上遊園地で行われる。花火は昨年の「世界花火師競技会」で優勝した山梨県の花火会社マルゴー、演奏は国内外で活躍する大阪桐蔭高校吹奏楽部が担当。これだけ大規模な楽団の生演奏に合わせて花火を打ち上げるショーは世界的にもほとんど例がないという。
中島美嘉「雪の華」、木村カエラ「バタフライ」…初の花火用音源、「銀河鉄道999」も
ファイアーリュージョンは、観客の安全確保のための「保安距離」や警備上の理由で大玉を打ち上げられない場所でも花火を楽しんでもらえるようにと、マルゴー社などが平成16年に開発。保安距離の短い特殊効果花火や仕掛け花火、2・5号までの小玉花火を織りませ、曲のテンポにシンクロさせて打ち上げる。音と花火の誤差は0・1秒以内という。打ち上げ口間近で鑑賞できるのも特徴で、これまで同園のほか兵庫県の湯村温泉など国内4カ所で開催してきた。
演出家の栗本洋さんによると、レパートリーはアニメソングやヒット曲のほか、クラシックや演歌など30曲以上。中島美嘉「雪の華」や円広志「夢想花」、木村カエラ「バタフライ」、中村美津子「河内おとこ節」などが人気で、音階に合わせて打ち上げ口を変える「ドレミのうた」はリクエストが多いという。
これまでは、音楽CDを音源として使用していたが、今年の生駒山上では初めて花火用の音源を新たに収録。全国トップレベルの実力を持つ大阪桐蔭高校吹奏楽部に演奏とコーラスを依頼して、「銀河鉄道999」など3曲を録音した。7日に公演が始まったが、鑑賞した同部の梅田隆司総監督や保護者らから「ぜひ生演奏でやらせたい」との声があがり、最終日の28日にチャレンジすることになった。
花火はコンピューター制御のため音がズレると修正が効かないことや、190人もの大人数で演奏するスペースの確保、暗闇での演奏など複数の課題があったが、同園やスタッフが2週間かがりで問題を克服。会場前方で収録した音源を流して、後方で生演奏を行う「サラウンド方式」で実施することが決まった。マルゴーの斉木智専務によると「花火のバックミュージックとして音楽を流すケースは多いが、生演奏にタイミングを合わせて花火を打ち上げる例は聞いたことがない」という。
http://www.sankei.com/west/news/150824/wst1508240047-n2.html
梅田総監督は「生徒たちはこれまでさまざまな環境で演奏してきた。残念ながら今夏は甲子園のアルプス席での演奏ができなかったので、素晴らしいチャレンジと思い出になる。音楽と花火をうまく融合させてお客さんを感動させたい」と話していた。
雨天の場合は、生演奏は中止し従来通りの録音曲で開催。荒天の場合は順延。27日も午後8時から通常公演が行われる。問い合わせは生駒山上遊園地((電)0743・74・2173)。
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心臓に細胞シート 臨床試験
08月26日 12時23分
http://www3.nhk.or.jp/kansai-news/20150826/4284921.html
「拡張型心筋症」という重い心臓病の患者から細胞を採ってシートを作り、心臓に貼り付けて治療しようという再生医療について、大阪大学の医療チームは、健康保険の適用を目指し、安全性などを確かめる臨床試験を始めました。
臨床試験を行うのは、大阪大学附属病院の澤芳樹教授などの医療チームです。
この再生医療は、重い心臓病の患者の足から筋肉の元になる細胞を採って培養し、シート状にしたものを心臓に貼り付け、機能を回復させようというものです。
医療チームは、「拡張型心筋症」という重い心臓病に対して健康保険が適用され、広く行われることを目指して医師主導の臨床試験を始め、25日、40代の男性患者の心臓に細胞のシートを貼り付ける手術を行ったということです。
医療チームはこれまで、▼治療法の開発を目指す臨床研究や、▼医療機器メーカーが細胞のシートを製造販売するための臨床試験として、およそ40人の心臓病の患者にこの治療を行いましたが、目立った副作用はなく、寝たきりだった人がふだんの生活を送れるまでに回復した例もあるということです。
臨床試験では今後、半年から1年の間にあわせて6人の患者に治療を行い、安全性と効果を確かめる予定で、さらに子どもの患者に対しても広く治療が行われるようにしたいとしています。
今回の臨床試験で最初に治療を受けた40代の男性は12年前、拡張型心筋症と診断されました。
これまで薬の治療を受けてきましたが、階段を上り下りすると苦しくなるなど、日常生活にも支障が出てきたということです。
このため、25日、自分の太ももの細胞を培養しシート状にしたものを心臓に貼り付ける手術を受けました。
男性は、手術の前日、NHKの取材に対し、「自分の細胞を使うので、リスクが少ないと思いました。
これまでは、薬で進行が止められなければ心臓移植を待つしかありませんでしたが、新しい治療法は移植までの時間を稼ぐことができ、とてもうれしく思います」と話していました。
医療チームによりますと、順調にいけば9月、退院できる見込みだということです。
臨床試験を行う大阪大学附属病院の澤芳樹教授は「日本では心臓移植を受けられる機会が少なく、新たな治療法は、移植を受けたり人工心臓を着けたりするまでのつなぎの治療になると考えられる。日本は拡張型心筋症の患者が多いので、医師が主導する臨床試験によってこの治療法が国の承認を受け、広く普及するようにしたい」と話しています。
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心臓に細胞シート移植、大阪大 医師主導治験1例目
2015年8月26日 12:06
http://www.nnn.co.jp/dainichi/knews/150826/20150826050.html
重い心臓病を患う東北地方の40代男性の太ももから、筋肉のもとになる細胞を採取してシート状にし、自身の心臓の表面に移植して機能を改善させる手術を実施したと、大阪大の澤芳樹教授(心臓血管外科)のチームが26日記者会見し明らかにした。男性の経過は良好で、来月にも退院予定。
チームはこれまでこの手法に関し臨床研究を行って安全性を検証してきた。今回は企業による治験ではなく、現場の医師が主体になって独自に企画や発案しながら治験を進める「医師主導治験」の1例目。薬事承認を求めるためのデータを得るのが目的としている。今後、約半年〜1年以内に計5人の成人に移植する計画。
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化学の甲子園 金・銅受賞 天王寺高から2人
2015年8月27日
http://www.nnn.co.jp/dainichi/news/150827/20150827025.html
「夢・化学-21」委員会(委員長・小林喜光日本化学工業協会会長)は、中高校生を対象にした今年の化学グランプリ(通称・化学の甲子園)の受賞者を発表した。大阪府内では金賞に府立天王寺高3年の磯田洋介君、銅賞に同校3年の木村南さんが選ばれた。9月26日に東京都の化学会館で表彰式がある。
同委員会によると、今年の参加生徒数は3565人。初開催だった1999年の約12倍になる。参加規模拡大の背景には、文部科学省が先進的な理数教育を実施する高校を「スーパーサイエンスハイスクール(SSH)」に指定し支援する制度を2002年度に始めたことがあるという。
今年のグランプリは、マークシート式試験の1次選考を通過した70人が8月21、22の両日、名古屋市の名古屋大で2次選考に挑戦。大賞5人、金賞15人、銀賞20人、銅賞30人が決まった。受賞者2人を出した天王寺高もSSH指定校になっている。
同委員会は日本化学会、化学工業会、新化学技術推進協会、日本化学工業協会の4団体で構成。世界80カ国・地域の高校生が化学の実力を競う「国際化学オリンピック」に日本代表を派遣している。
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治験で小児9人全員が生存 補助人工心臓装着
2015年8月29日 19:16
http://www.nnn.co.jp/dainichi/knews/150829/20150829084.html
東京大は29日、ドイツの医療機器メーカー、ベルリンハートが開発した小児用補助人工心臓「EXCOR(エクスコア)」の国内での臨床試験(治験)で、装着した子ども9人全員が現在まで生存し、健康状態の改善にも効果があったとする結果を公表した。
治験の一部の成績を基に厚生労働省は6月に国内販売を承認、8月からは保険適用されている。
東大と大阪大、国立循環器病研究センター(大阪府吹田市)で治験を実施。2012年8月から今年4月にかけて、おおむね1カ月で死亡するとみられる重症の心不全を患う0〜13歳の9人に装着する手術を行った。
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心臓病治療 心筋シート承認へ
09月03日 19時55分
http://www3.nhk.or.jp/kansai-news/20150903/4651611.html
重い心臓病の患者に移植して治療する、大阪大学のグループなどが開発した「細胞シート」について、厚生労働省の専門家会議は、国内での製造・販売を期限付きで承認する方針を決めました。
「細胞シート」は、足の筋肉の細胞を培養して作った直径5センチほどの膜で、重い心臓病の患者に移植すると心臓の働きを改善する効果があるとして、大阪大学の研究グループなどが開発してきました。
大手医療機器メーカーの「テルモ」が、心筋梗塞などの患者を対象にした国内での製造・販売の承認を申請し、専門家会議は、臨床試験の結果などをもとに5年間の期限付きで承認する方針を決めました。
再生医療に使われる製品の早期承認などの枠組みを定めた「医薬品医療機器法」が去年、施行されて以来、ヒトの細胞で作られた再生医療製品が承認されるのは初めてです。
テルモは、「来年にも販売できるよう準備を進めたい。最初は数施設の医療機関での使用となる見通しだが、心臓病の治療の新しい選択肢になると考えている」としています。
この細胞シートをめぐっては、拡張型心筋症という心臓病についても、大阪大学の医療チームが医師主導の臨床試験を進めています。
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府立大7年ぶりV 琵琶湖で鳥人間コンテスト
2015年9月5日
http://www.nnn.co.jp/dainichi/news/150905/20150905043.html
大阪府立大(堺市)は、第38回鳥人間コンテストで学生チームが7年ぶりに優勝したと発表した。人力プロペラ機のタイムトライアル部門に出場し、チーム新記録となる2分2秒29のタイムで優勝した。
コンテストは滋賀県彦根市の琵琶湖東岸で7月25、26の両日に民放テレビ主催で実施。同部門は全長1キロコースで飛行時間の速さを競った。
大阪府立大工学研究科の小木曽望准教授(航空宇宙海洋系専攻)は「横風が強い悪条件の中、チーム新記録で7年ぶりに優勝できた」とコメント。学生の中谷健人さん(3年)は「テークオフに細心の注意を払った」と振り返った。
大阪府立大は1996年以降5回の優勝経験があり、今年で6回目の優勝になる。
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クリップ使い心臓病治療 循環器病センター、国内初
2015年9月9日 20:10
http://www.nnn.co.jp/dainichi/knews/150909/20150909129.html
心臓弁が正常に閉じず、血液が逆流して心不全などを起こす「僧帽弁閉鎖不全症」の重症患者に、特殊なクリップ状の器具を使って弁をつなぎ合わせる治療を実施し、国内で初めて成功したと国立循環器病研究センター(大阪府吹田市)のチームが9日発表した。
クリップの薬事承認を得るための治験の一環で、7日に関西地方の80代の男性に実施した。
チームの安田聡・心臓血管内科部門長は「既存の手術に比べ、患者の体への負担が少ない。治療の新たな選択肢となる可能性がある」と話した。
心臓弁の病気 国内初の治療法
09月09日 18時48分
http://www3.nhk.or.jp/kansai-news/20150909/4777741.html
血液の逆流を防ぐ「僧帽弁」という心臓弁が機能しなくなる病気の患者をカテーテルという管を使って治療することに成功したと、国立循環器病研究センターが発表しました。
手術より負担が少なく、高齢の患者にも治療が行えると期待されています。
治療を行ったのは、大阪・吹田市にある国立循環器病研究センターの安田聡部門長などの医療チームです。
血液の逆流を防ぐ心臓弁が機能せず、呼吸困難などを起こす「僧帽弁閉鎖不全症」という心臓病の患者には、これまで、胸を開いて人工の心臓弁を取り付ける手術などが行われていますが、高齢の患者には負担が大きく、患者のおよそ1割は手術を受けられないということです。
そこで医療チームは7日、80代の男性患者を対象に、カテーテルという細い管を使って合金製の小さな器具を心臓の中に運び込み、心臓弁に取り付ける治療を行いました。
血液の逆流はほとんど起きなくなり、患者は今月半ばにも退院できる見込みだということです。
この治療法は、ヨーロッパやアメリカではおよそ2万例が行われていますが国内では初めてで、全国の5つの病院で30人の患者に治療を行い、安全性と効果を確認することにしています。
安田部門長は、「負担の少ない新たな治療法で、手術が受けられなかった患者を治療していきたい」と話しています。
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国内初、足からカテーテル入れた心臓弁手術成功
更新:09/10 07:55
http://www.mbs.jp/news/kansai/20150910/00000020.shtml
大阪府吹田市の国立循環器病研究センターが、心臓内の弁が閉じにくくなり血液が逆流する症状を、カテーテルによって治療することに国内で初めて成功しました。
この治療法は、足の静脈からカテーテルという細い管とクリップを用いて、心臓にある僧帽弁を治療するものです。
胸を切開する手術より体への負担が少ないため、年齢や合併症などが原因で手術が困難だった人にも治療が可能となることが期待されています。
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音楽家が演奏 大阪クラシック
09月07日 18時49分
http://www3.nhk.or.jp/kansai-news/20150907/4687131.html
プロの音楽家による演奏を気軽に楽しむことができる「大阪クラシック」がことしも開かれ、優雅な音色が大阪市内各地の街なかに響いています。
「大阪クラシック」は大阪市と大阪フィルハーモニー交響楽団が協力して行っていてことしで10回目になります。
7日は正午から難波のカフェでピアノとオーボエ、ファゴットの3人の奏者がイギリスの作曲家マイケルヘッドの曲を演奏しました。
また、午後3時からは、梅田のオフィスビルの1階でバイオリンやビオラ、コントラバスなど弦楽器の演奏が披露され会場を訪れた人たちはしばらくの間、都会のけん騒を忘れて優雅に響く音色に聞き入っていました。
京都から訪れた50代の女性は「久しぶりに夫婦で出かけてきて演奏を聴いて、心がときめきました」と話していました。
また、こどもを連れた30代の女性は「すごくよかったです。育児の疲れも吹き飛びました。子連れでも気軽にクラシックが楽しめてとてもうれしいです」と話していました。
大阪クラシックの演奏会は今週土曜日までの1週間に大阪市内の25か所で予定され、ほとんどの会場が無料で開かれることになっています。
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大阪・北浜の適塾で「解体新書」など特別展示 シルバーウイークに
2015年09月11日
http://semba.keizai.biz/headline/333/
現存する国内唯一の蘭(らん)学塾遺構であり、史跡・重要文化財に指定されている「適塾」(大阪市中央区北浜3、TEL 06-6231-1970)で9月15日から、特別展示「西洋の知と適塾」が開催される。
適塾は、江戸後期の蘭学者で医者の緒方洪庵が開いた私塾で、福沢諭吉や大村益次郎など日本の近代化をけん引した多くの人材を輩出したことで知られる。後に設立された医学校が変遷を重ね、現在の大阪大学へと発展した。
特別展示は一般公開が始まった1980年(昭和55年)より毎年開催。今回は「オランダの学問を日本人がどのようにして自分たちのものにしてきたかを感じてもらいたい」と、16世紀末期から20世紀初頭にかかる時代を、「西洋の知の導入」「緒方洪庵と西洋の知」「適塾生と西洋の知」の3つに分け、「西洋新旧度量比較表」や「歩兵操典」などの書物や資料を32点出品する。
一番の見どころは、日本で蘭学を大きく発展させる契機となった杉田玄白・前野良沢らの「解体新書」と、その原本となる「ターヘル・アナトミア」。いずれも当時刊行された現物を公開する。
江戸時代の貴重な町屋建築としても有名な同塾。耐震改修工事を終え再オープンした2014年5月以降、先月末までに2万6205人の来館者があったという。同塾に設置された感想ノートには、大阪観光のついでに立ち寄る人のほか、医師・看護師などの医療従事者が洪庵の足跡を尋ねて来館した際のコメントも。
大阪大学適塾記念センター准教授の松永和浩さんは、「江戸時代の洋学者は西洋の知識を渇望した。そこには『知』が有する社会的有用性への確信があり、事実、近代化に貢献した。研究・教育関係者はもちろん、現代社会を生きる人々にそのことを再認識してもらえれば」と来館を呼び掛ける。
開館時間は10時〜16時。入場料は、一般=260円、大学生・高校生=140円、小学生・中学生は無料。今月27日まで(24日は休館)。
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ペルーの遺跡で貴重な発見
09月11日 21時01分
http://www3.nhk.or.jp/kansai-news/20150911/4869071.html
南米のペルーにある2500年以上前の遺跡で、大阪の国立民族学博物館などの調査チームが、当時信仰されていたジャガーや蛇を表現したとみられるつぼや金の首飾りなどを収めた墓を発見しました。
霊的な力をつかさどる権威ある人物の墓とみられ、古代アンデス文明の歴史を探るうえで貴重な手がかりになると期待されています。
この遺跡は、ペルー北部にある2500年以上前の古代アンデス文明の遺跡、「パコパンパ遺跡」で、大阪・吹田市にある国立民族学博物館の関雄二教授とペルーの大学の調査チームが発掘しました。
関教授によりますと、神殿の北側の基壇の地下から新たな墓が見つかり、成人とみられる2人が埋葬されていたということです。
墓の中からは、当時、信仰されていたジャガーと蛇を表現したと見られる高さ20センチのつぼや南北のアメリカ大陸では最古級とみられる金の首飾りが見つかったほか、位の高い人物に使われる朱の粉が確認されたということです。
こうしたことから調査チームは、墓に埋葬されていたのは霊的な力をつかさどる権威ある人物だったのではないかとしています。
調査チームは、もともと平等だった古代アンデス文明の社会に権力者が現れて階級社会になっていく過程を解明する貴重な手がかりになると期待しています。
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「知る喜び」つづる 国際識字デーでメッセージ展
2015年9月9日
http://www.nnn.co.jp/dainichi/news/150909/20150909037.html
9月8日は国際識字デー。学校に行けないまま大人になったため、文字の読み書きができない人が世界人口の6分の1に当たる約7億7500万人を数える中、大阪市西区の市立中央図書館で市内の識字・日本語教室に通う学習者たちの活動を紹介するパネル展示が始まった。学習者は「知る喜び」をつづったメッセージを出展している。
ベトナム戦争のさなかだった1965年9月8日、イランのパーレビー国王(当時)が各国の軍事費1日分を識字基金に拠出することを提案。同年のユネスコ総会で国際識字デーは宣言された。
日本でも戦争、貧困、障害で十分な教育を受けられなかった人や中学校で学び直すことを希望する人が多いという日本ユネスコ協会連盟の報告が、市立中央図書館の展示コーナーで紹介されている。
展示品は、浪速読み書き教室(浪速区)や加島識字学級(淀川区)などに通う学習者が学習パートナーの市民ボランティアと共に文字の読み書きに取り組む様子を伝えた写真やメッセージ。「知らないことを知る喜びが病みつきです」「楽しい半分、苦しい半分」などの思いがつづられている。
「この字昔なろたけど、もう忘れたわ」と書いた高齢女性の文章について、同展示を担当する市教委の塚本和樹さんは「戦前に文字を習ったけど、その後は貧困の中で子育てし、落ち着いてから識字教室に行った時に出た言葉」と説明している。
同図書館には各教室の文集もあり、閲覧することが可能。文集の中には「部落差別によって奪われてきた教育の機会を取り戻そうと解放運動の要求の中で誕生した」と教室開設の背景に言及したものもある。
塚本さんは「文字が書けなくなった理由には貧困や差別の中で頑張って生きたことがある。こうした人々のことを知ってほしい」と呼び掛けている。展示は16日まで。
識字 文字の読み書きや計算ができる能力のこと。学ぶことができない人や、学ぶ意思があっても教育を受けられない状態の人たちは「非識字者」と表現される。大阪市教委は識字・日本語教室を約40カ所開設し、年間で延べ約1万9千人が学習。最近は日本語を学ぶ外国人も増えている。
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【画像あり】ミス理系コンテスト2015、グランプリは大阪大学大学院の金田彩佳さん「まさか私が……」
http://news.ameba.jp/20150908-591/
理系女子大生のミスを決める「ミス理系コンテスト2015」が7日に開催され、大阪大学大学院1年生の金田彩佳さんがグランプリに輝きました。全国の理系学部の女子大生を対象に予選を行い、決勝に残ったのはわずか6人。そのうちの5人は都内の大学に所属する学生で、金田さんは唯一の関西からの出場での快挙となりました。また、特別協賛による「DHC賞」は、慶應義塾大学の鈴木静佳さんが選ばれました。
昨年のグランプリである中島菫さんの歌で幕を上げた当コンテストは、各候補者の自己PR、チェックシャツコーデのファッションショー、研究発表、実験クイズといった企画で競い合い、最終結果は来場者の投票で決定。
研究発表では、各候補者が大学で学んでいる研究をプレゼンし、クイズ形式で観客と掛け合うなど、「堅い」と言われる理系学問の楽しさをアピールしました。また、実験クイズでは、東京工業大学のサークル「サイエンステクノ」による空気砲やブラックウォールを使った科学的な実験を基にした問題を出題。候補者だけでなく観客を巻き込み理系の面白さを感じられる企画で、会場は盛り上がりました。
ミス理系グランプリを獲得した金田さんは、「まさか私が……」と驚きの声を上げるとともに、「つらいこともたくさんあったけど、周りの人に支えられたおかげでやりきることができました」と多くの人の応援に感謝の気持ちを述べました。また、今後に関しては、「理系の世界には、まだまだ知られていない研究や情熱を持った研究者がたくさんいます。そんな理系の魅力をただの女子大生ではなく、“ミス理系"として発信していきたいです」と展望を語ってくれました。
「理系のイメージを変えたい」と始められたミス理系コンテスト。美しくも知性を兼ね備えた彼女たちの姿に、「ダサい」「堅い」「暗い」といった理系の印象が覆された人も多いはず。ミス理系の金田さんをはじめとした、今後の華やかなるリケジョたちの活躍にも注目です。
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南部博士の功績後世へ、ゆかりの大学で行事続々
2015年09月16日
http://www.yomiuri.co.jp/osaka/news/20150916-OYO1T50031.html?from=oycont_top_txt
今年7月に94歳で亡くなったノーベル物理学賞受賞者の南部陽一郎博士を追悼する講演会や国際シンポジウムが、9月下旬から、ゆかりの深い大学で相次いで開かれる。
南部さんが受賞前に日本で唯一教べんを執った大阪市立大(大阪市住吉区)は29日午前9時〜午後6時、追悼シンポジウムを開催する。交流のあった糸山浩司教授ら9人が、素粒子論など南部さんの理論がどう受け継がれているかなどを論じる。参加無料で、申し込み不要。糸山教授は「南部さんの学術的な功績を後世に伝えたい」と話す。
同大学では25日から日本物理学会の素粒子分野の秋季大会が開かれ、学会は追悼講演会のプログラムを追加。南部さんの弟子にあたる江口徹・立教大特任教授が26日午後、南部さんとの思い出を語る。
南部さんが特別栄誉教授を務めていた大阪大の豊中キャンパス(大阪府豊中市)でも11月16日、「南部陽一郎の物理学」と題した国際シンポジウムが開催される。
2015年09月16日
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「革新的な大学」米スタンフォード首位、日本は18位阪大が最高=調査
http://jp.reuters.com/article/2015/09/16/university-poll-stanford-idJPKCN0RG0TT20150916
[ロンドン 16日 ロイター] - 学術論文や特許出願の分析などに基づきロイターがまとめた最も革新的な大学ランキング(100校)で、米スタンフォード大学が首位となった。1─9位を米国の大学が独占した。
今回初めてまとめられた「ロイター・トップ100」は、特許の出願件数や承認件数、論文での被引用回数など10の項目を調査した。
それによると、2位と3位は米マサチューセッツ工科大学(MIT)と米ハーバード大学。アジアで最も高かったのは韓国科学技術院(KAIST)の10位。続く11位に入った英インペリアル・カレッジ・ロンドンが欧州ではトップだった。
日本の大学は、100校中9校が選ばれ、国別では米国に次いで最も数が多かった。大阪大学が18位、京都大学が22位、東京大学が24位、東北大学が39位、東京工業大学が51位だった。
科学研究の革新性ではアジアの大学のポイントが高く、特許承認では韓国が高得点を獲得。100校のうち8校が韓国の大学だった。一方、中国の大学で100位以内に入ったのは清華大学(72位)の1校のみ。
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「論文でなくVBで世に役立つことを狙う」-阪大ベンチャーキャピタル・松見芳男社長
掲載日 2015年09月11日
http://www.nikkan.co.jp/news/nkx0720150911eaan.html
国立大学の出資事業で2大学のベンチャーキャピタル(VC)が、金融機関から出資を集めてファンドを相次いで組成した。公的機関で生まれた技術の社会実装を、国費も使うベンチャー(VB)投資で進める活動がいよいよ始まる。大阪大学ベンチャーキャピタルの松見芳男社長に他機関との連携効果などを聞いた。
―三井住友銀行など5金融機関が18億円を出資したファンドは118億円強。年内130億円を目指します。
「資金の出し手は機関投資家と阪大だが、投資先選定などファンド運営はそれと切り離して我々VCが責任を持って行う。ライフサイエンスや環境などで研究者に『論文でなくVBで世に役立つ』ことを実感してもらうためにも、成功事例を出していきたい」
―なぜ阪大が一番乗りだったのでしょう。
「企業の研究開発部隊が多数、学内に常駐し、大学と刺激しあう”インダストリー・オン・キャンパス“の蓄積が大きい。学外者の出入りに抵抗がなくなり、多様な協力を得られるようになった」
―民業圧迫だという批判も受けました。
「創業前後の大学発VBに出資することは、リスクが高く民間VCには難しい。代わって我々が技術を探してVBを育てる。その後に民間VCとの協調投資につなげていく形だ」
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阪大ファンドに3メガ銀出資 再生医療など産業育成
2015/8/30 1:30日本経済新聞 電子版
http://www.nikkei.com/article/DGXLASFS29H0Q_Z20C15A8MM8000/
三菱UFJ、みずほ、三井住友の3メガバンクグループと池田泉州銀行は大阪大学が設立したベンチャーキャピタル(VC)のファンドに出資した。国立大学が設立した第1号のファンドで、民間企業の出資受け入れは初めて。出資額は合計18億円で、9月にも阪大がかかわったベンチャー企業に投資を始める。先端技術の事業化を後押しして新産業育成につなげる。
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口中の細胞で角膜再生 阪大など治験、培養シート移植
2015/9/7 1:30日本経済新聞 電子版
http://www.nikkei.com/article/DGXLZO91421570W5A900C1TJM000/
大阪大学の西田幸二主任教授らは、口の中から取った細胞をシート状に加工し、やけどや病気で傷ついた目の角膜に移植して視力を回復させる再生医療の医師主導治験を始める。半年かけて患者6人を募集し、移植後1年間観察して角膜の透明性や視力を確かめる。
再生医療製品を手掛けるジャパン・ティッシュ・エンジニアリング(J・TEC)と組み、2017年内に再生医療製品の製造や販売にかかわる承認の申請を目指す。
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阪大など、半導体結晶をテラヘルツ波で評価する手法開発
http://www.nikkan.co.jp/news/nkx0720150910eaae.html
大阪大学レーザーエネルギー学研究センターの川山巌准教授らはSCREENホールディングスと共同で、テラヘルツ波を用い半導体を評価する手法を開発した。レーザー照射で発生するテラヘルツ波を可視化するレーザーテラヘルツエミッション顕微鏡(LTEM)で、窒化ガリウム(GaN)結晶表面の欠陥濃度の変化を観測した。
GaN結晶表面にフェムト秒紫外線レーザーパルスを照射。発生したテラヘルツ波の波長と強度分布をLTEMで調べたところ、テラヘルツ波を強く放射する領域や低い領域があることが分かった。従来法のフォトルミネッセンス法では観測できない、発光を伴わない欠陥の検出にも活用できるという。
GaNなどの大きなバンドギャップエネルギーを持つ半導体は、青色LEDなど光デバイスの他にも、省エネルギーのパワーデバイスや次世代太陽電池などへの活用が見込まれている。
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「キスの効用」で医学賞 大阪の医師にイグ・ノーベル
2015年9月18日 8:30
http://www.nnn.co.jp/dainichi/knews/150918/20150918018.html
【ケンブリッジ共同】ユーモアにあふれた科学研究などに贈られる「イグ・ノーベル賞」の授賞式が17日、米マサチューセッツ州ケンブリッジのハーバード大で開かれた。医学賞には、キスをすることで皮膚のアレルギー反応が低減すると実証した大阪府のクリニック院長、木俣肇さん(62)が選ばれた。
日本人のイグ・ノーベル賞受賞は9年連続。木俣さんは都合で式典を欠席したが、受賞は光栄とした上で「人間が本来持っている自然治癒力ともいうべき豊かな感情を大いに利用して、アレルギー反応を減弱させてほしい」とのコメントを発表。
木俣さんは大阪府寝屋川市のアレルギー科クリニック院長。
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日本に渡ってきた珍しい布展
09月17日 07時13分
http://www3.nhk.or.jp/kansai-news/20150917/4735571.html
16世紀から20世紀にかけて海外で作られ、日本に渡ってきた珍しい布を集めた展覧会が大阪市で開かれています。
この展覧会は大阪・中央区の大阪歴史博物館が開いたもので、大阪の船場で繊維業を営んでいた実業家の山本溌次郎氏が収集した100点以上の布が展示されています。
このうち、世界に2つしか残っていないという「ジャワ島横がすり」は、17世紀から19世紀につくられたもので、深い赤色などで染めたシルク糸を横糸に使い、繊細な模様が表現されています。
また19世紀にインドネシアで作られた「スマトラ島ランポン紋織」という布は、縦70センチ、横80センチほどの大きさで、結婚式などの壁飾りに使われ、権力の象徴とされる船のまわりに、魚やカニ、イカなどの模様があしらわれています。
大阪歴史博物館の学芸員の中野朋子さんは、「きれいで貴重な布がたくさんあり、誰でも楽しめる展覧会なので、ぜひ見に来てほしい」と話していました。
この展覧会は、10月18日まで、開かれています。
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流通の歴史 資料館一般公開
09月19日 13時14分
http://www3.nhk.or.jp/kansai-news/20150919/4794531.html
「流通革命」と呼ばれた安売り戦略で知られる大手スーパー「ダイエー」の創業者、中内功氏が亡くなってから10年となるきょう、神戸市の大学で流通の歴史を紹介する資料館の一般公開が始まりました。
この「流通資料館」は、ダイエーの創業者の中内氏が設立した神戸市西区の「流通科学大学」の中に設けられ、19日、記念の式典が行われました。
館内には流通の歴史をたどる資料が並んでいて、昭和32年に大阪・千林駅前に誕生した1号店「主婦の店ダイエー」の屋外看板のレプリカが展示されています。
また、昭和から平成にかけての折り込みチラシや、小売店が企画する商品として登場した「プライベートブランド」など流通の移り変わりをうかがわせる資料も紹介されています。
流通科学大学の中内潤理事長は「挑戦を続けたスーパーの歴史を若い世代の人に見てもらい、何かのヒントにしてほしい」と話していました。
流通資料館は、事前の予約があれば平日の午前9時から午後6時まで見学出来ます。
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江差追分日本一に大阪の三浦さん 全国大会に430人
2015年9月20日 21:57
http://www.nnn.co.jp/dainichi/knews/150920/20150920106.html
哀愁を帯びた旋律で知られる民謡「江差追分」の日本一の歌い手を決める第53回全国大会の決選会が20日、北海道江差町で開かれ、一般部門で大阪市の三浦麻衣さんが優勝した。
地区予選を勝ち抜いた5〜90歳の約430人が、少年、一般、熟年の3部門に分かれて18日から3日間にわたり歌声を競った。ブラジルや米ハワイ州からの参加者もおり、尺八の伴奏に合わせ、情感豊かに歌い上げると、客席から大きな拍手が送られた。
江差追分は信州の馬子唄が起源の一つで、江戸時代に日本海を往来した北前船の船乗りが江差に伝えたとされる。
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ノーベル賞有力候補に森、坂口氏 医学生理学賞、米情報会社予想
2015年9月24日 17:24
http://www.nnn.co.jp/dainichi/knews/150924/20150924076.html
米情報会社トムソン・ロイターは24日、独自に予想したノーベル賞の有力候補者18人を発表した。日本からは医学生理学賞の候補に、坂口志文大阪大教授(64)と森和俊京都大教授(57)が挙げられた。
坂口氏は、体内の過剰な免疫反応を防ぐ「制御性T細胞」を発見した。免疫が自分の体を攻撃する自己免疫疾患の治療や、がん免疫療法への応用が期待されている。森氏は、細胞内にある壊れたタンパク質を修復するための仕組みを解明した。がんや糖尿病などに関係しており、この仕組みを利用した治療法の研究が進んでいる。
今年のノーベル賞は、10月5日の医学生理学賞を皮切りに発表される。
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近大チームがキハダマグロの幼魚飼育に成功 完全養殖目指す
http://www.sankei.com/west/news/150924/wst1509240083-n1.html
将来的な絶滅が危惧されているキハダマグロの完全養殖を目指し、中米パナマで研究中の近畿大などのチームは24日、海上のいけすでキハダの稚魚を生育することに成功したと発表した。近大によると、キハダを卵から幼魚まで飼育したのは世界で初めて。
研究は、近大が国際協力機構(JICA)などの支援を受け、平成23年からパナマでスタート。人工的にキハダを卵からかえして育て、再び産卵させる完全養殖に挑戦している。
昨年11月、卵から返した稚魚を大量に飼育することに初めて成功。今回は、水槽で体長9〜13センチに育った稚魚を海上に設けたいけすに移し、約20センチの幼魚になるまで2週間飼育した。マグロの稚魚は水槽の中で壁と衝突するなどして死んでしまうため、一度、沖合で育てる必要があるという。
キハダは世界のマグロ漁獲量の約65%を占めるが、世界的なマグロの消費量拡大に伴い、準絶滅危惧種に指定されている。近大はクロマグロの完全養殖を成功させており、キハダについても研究を進めている。
プロジェクトに取り組む近大水産研究所の沢田好史教授は「今後2〜3年かけて完全養殖を目指したい」としている。
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【坂口至徳の科学の現場を歩く】
睡眠・生活リズムと光の関係…謎を解く双子遺伝子、魚類で解明 大阪市大
http://www.sankei.com/west/news/150923/wst1509230014-n1.html
ヒトなど動物にとって光は、目でモノを見るために不可欠だが、もうひとつの重要な役割がある。光を浴びることによって体内リズムが調節されているからだ。例えば、朝に太陽光の青い光を浴びると、一日の生活のリズムを刻む体内時計がリセットされ、体が目覚めるとの指摘がある。
このような光の作用の中でモノを見分けるのではない非視覚の機能については、体内で光の受け皿となる受容タンパク質が遺伝子の解析から複数見つかっているものの、このタンパク質がどのような進化の過程で生まれ、それぞれどのような機能を持つか、詳細はほとんどわかっていない。
こうした非視覚の光受容の進化や仕組みの謎を解くカギになる遺伝子が魚類でみつかった。
大阪市立大学大学院理学研究科の寺北明久教授、小柳光正准教授らの研究グループは、モデル動物として知られるゼブラフィッシュを使い、脳内の内分泌器官(松果体)にある視覚関連と非視覚(生体リズム調節など)関連の2種類の光受容タンパク質について、約3億年前に魚類が進化したさいに、遺伝子が重複して2倍になったあと分化し、それぞれの役割を持つようになった「双子」の関係にあることを発見。キャッチする光が紫外光から青色に変化したことで、体内リズムの光制御の機能を持つことを示した。非視覚の光受容タンパク質の進化による変化や機能獲得の経緯がわかったことで、他の複数の光受容タンパク質を含め、その詳細な機能の解明に結びつく、という。
この研究成果は、英国の生物学専門誌「BMCバイオロジー(電子版)」に掲載された。
http://www.sankei.com/west/news/150923/wst1509230014-n2.html
研究グループは、ゼブラフィッシュの松果体にある光受容タンパク質の中から、メラトニンという体内リズムの調節や催眠機能を持つホルモンの光による分泌制御に関わるものを調べた。その結果、PP2(パラピノプシン2)というタンパク質を発見。その遺伝子は先に同定していた光の色識別に関わる光受容タンパク質PP1と遺伝子から見て双子の関係にあることがわかった。
さらに、さまざまな魚類のゲノム(遺伝情報)を調べたところ、この2つの遺伝子は約3億年前に魚類で「ゲノムの二倍化」が起きたあとに分化。また、PP1が「紫外光(UV)」に感受性があるのに対し、PP2は「青色」を感じていた。つまり、PP2は双子としてできたあと、進化の過程で異なる色の光が受容できるように変化し、そのことにより、メラトニン分泌の光制御という機能を持つことになった、とみられる。
今回の研究は魚類の進化に対するもので、ヒトなど霊長類は別のルートで進化している。しかし、ヒトにも9つの光受容タンパク質の遺伝子があり、そのうち5つは非視覚の機能に関係していると推測されていることからも、研究成果が反映される可能性は大きい。研究グループでは、マウスなど他の動物についても研究を進める、という。
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在来種絶滅につながるおそれ
09月25日 08時13分
http://www3.nhk.or.jp/kansai-news/20150925/5069091.html
観賞用に広く市販されているヒメダカを川や池に放すと、野生のメダカとの交雑が進んで、在来種の絶滅につながるおそれのあることが近畿大学の研究グループの調査で分かり、グループはヒメダカを安易に放流しないよう呼びかけています。
調査を行ったのは奈良市にある近畿大学農学部の北川忠生准教授の研究グループです。
観賞用に品種改良されたヒメダカは、ペットショップなどで広く市販されていますが、自然界に放たれた場合の詳しい生態はわかっていませんでした。
研究グループがヒメダカと在来種のメダカを一緒に飼育して調べたところ、ヒメダカが在来種の群れに混ざって活発に交雑することがわかったということです。
奈良県内でも大和川水系の川などで見た目が野生のメダカのようでもヒメダカの遺伝子を持つ個体が確認されているということです。
在来種の野生のメダカは環境省が絶滅危惧種に指定しています。
交雑が進むと在来種が絶滅するおそれが強まると研究グループは警告しています。
調査した近畿大学農学部の北川准教授は「飼えなくなったヒメダカを近くの水路などに放流するのは絶対にやめてほしい」と話しています。
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73歳 阪大で2回目の博士号
09月25日 21時14分
http://www3.nhk.or.jp/kansai-news/20150925/4851791.html
鉄鋼メーカーを定年退職後、大阪大学に通い、環境にやさしい方法で鉱山から貴金属を取り出す技術について研究してきた73歳の男性が、博士号を取得しました。
大阪・吹田市の大阪大学のキャンパスでは、秋の卒業式と大学院の学位記授与式が行われ、200人余りの学生が出席しました。
最高齢は、大学院の人間科学研究科博士後期課程を修了した姉崎正治さん、73歳で、博士号が贈られました。
大阪大学の西尾章治郎学長は式辞の中で姉崎さんについて触れ、「あくなき好奇心と探究心に敬意を表します」と述べました。
姉崎さんは中学校を卒業後、集団就職で大手鉄鋼メーカーに勤務し、働きながら研究を進め30年前にも東京大学で博士号を取得し、今回が2つめの博士号になるということです。
60歳で定年退職したあと、旧大阪外国語大学でスペイン語などを学び、その後、大阪大学に5年間通って、環境にやさしい方法で鉱山から金や銀を取り出す技術について論文をまとめたということです。
姉崎さんは、「若者とともに研究し、大いに刺激を受けた。社会で活躍したいと考えているシニア世代の突破口を開きたい」と話していました。
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「鋼」の意志、2つ目博士号 73歳元鉄鋼マン
2015年09月27日
http://www.yomiuri.co.jp/local/osaka/news/20150926-OYTNT50430.html?from=ycont_top_txt
中学校を出て集団就職した73歳の元鉄鋼マンが、大阪大大学院から二つ目の博士号を授与された。人間科学研究科博士課程の姉崎正治さん(兵庫県宝塚市)。30年前、東京大で取得した工学博士号に次ぐ成果に「一つの山の頂上に登り詰め、感無量です」と涙ぐんだ。
姉崎さんは1958年、新潟市の中学を卒業して住友金属工業(現新日鉄住金)に入社した。貧しい家庭が多く、同級生の半数以上が就職した時代。和歌山の製鉄所に併設された教習所で、製鉄の基礎と高校3年間分に相当する授業を受けた。
熱意が認められ、鉄鋼短期大(現産業技術短期大)や京都大にも派遣。京都大で研究した技術は茨城県に新設した自社の炉に生かされ、「人がやらないことをやり、それが仕事に結びつく」と夢中になった。その後も研究を続け、鋼製品を作る過程で不純物を効率よく除去する新技術を開発、85年、東大工学研究科で博士号を得た。
2003年の定年退職後は、旅行で訪れた中南米のことを知りたいと、スペイン語を学ぶため大阪外国語大(現大阪大)に社会人入学。16世紀にスペインの植民地として栄えたポトシ銀山(現ボリビア)の製錬技術などを、新たな研究テーマに据えた。
論文では、鉱石から銀を取り出す当時の技術や、その際に水銀を使うことで引き起こされた健康被害や環境負荷を検証。「都市鉱山」と呼ばれる、使用済み携帯電話の部品に残る金、銀などの再利用という現代の課題にも言及し、多様な視点で「持続可能な鉱山業のあり方」を論じた。
膨大なスペイン語の古文献を調べ、携帯電話から金を取り出す実験を繰り返した。関節リウマチを患い、家族に「命がけの博士論文」と言われながら、5年半かけて仕上げた労作だ。
25日に行われた授与式では、西尾章治郎学長が姉崎さんの業績を紹介し、「飽くなき向学心、探求心に深い尊敬の念を抱いた。おめでとうございます」と祝辞を贈った。
「水銀を使わない製錬技術の開発など、まだまだ宿題がある」と姉崎さん。二つ目の博士号は、通過点だと考えている。
2015年09月27日
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上方の文化資源領域越え発信 「中之島のっと」
2015年9月26日
http://www.nnn.co.jp/dainichi/news/150926/20150926045.html
ジャンルミックスによる、大阪ならではの新しい芸術文化を提供するイベント「中之島のっと(knot=結び、縁などの意)」が10月2日〜11月10日、北区中之島の大阪市中央公会堂を中心に開かれる。五つの上方伝統芸能を“ええとこ取り”できる公演や、能×現代アートの舞台、「伝統」をキーワードにした演劇やダンス、ワールドミュージックを楽しむことができる。
大阪には多くの文化資源があるが、その魅力を発信する力やジャンル間のつながりの弱さ、事業を企画するプロデューサーの不足などの問題が顕著だ。この現状を受け、大阪府と大阪市が初めて連携して取り組む文化振興事業「芸術文化魅力育成プロジェクト」として「-のっと」を実施する。
“大阪の未来をつくる”プロデューサーから企画を公募し、プレゼンを踏まえて4月末に4事業者を選定。最優秀提案者となったのは大阪市中央区の「山本能楽堂」で、ほかにイベント開催業務をトータルにサポートする「TSP太陽」、国際的なパフォーミングアーツフェスティバルの創設を願う団体・個人が中心に2015年に設立した「OPEN Osaka実行委員会」、河内長野市文化会館ラブリホールで世界民族音楽祭を実施している「かわちながの世界民族音楽祭共同企業体」。
ジャンルの異なる4事業者は議論を重ね、事業全体の構成、内容などを詰めてきた。そして完成したプログラムは多岐にわたり、現代演劇×古楽声明、現代舞踏×伝統音楽、人形遣い×影絵×映像、能楽アプリ×民族音楽などさまざまなコラボレーションを試みる20のプログラムを用意している。
山本能楽堂の目玉事業は11月7、8の両日、中之島4丁目の大阪市新美術館建設予定地で、やなぎみわ氏制作の美術作品のトレーラーの上でクラシック音楽、ポールダンスとのコラボレーションで上演する新作能「水の輪」。講談の旭堂南青さんの進行で、一つの作品として披露する。
10月4日には中央公会堂で能、狂言、文楽、落語、講談を一気に楽しめる「初心者のための上方伝統芸能SHOW」を上演。同能楽堂事務局長の山本佳誌枝さんは「敷居が高いと思われがちな伝統芸能の面白い部分をええとこ取りしたショーケース的な公演。気軽に足を運んでほしい」と話している。
プログラム詳細や日程はホームページを参照。
http://nakanoshimaknot.jp/
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双子研究の国際会議が始まる
09月28日 12時21分
http://www3.nhk.or.jp/kansai-news/20150928/4851541.html
双子の人たちを対象に健康状態などを調べ病気の原因などを探る専門家が集まった国際会議が、28日から大阪大学で始まりました。
この国際会議は双子を対象に健康状態や運動能力などを調べ遺伝や生活環境の影響などを研究する大阪大学の「ツインリサーチセンター」などが開きました。
大阪・吹田市のキャンパスには、ヨーロッパやアメリカなど15か国からおよそ50人の専門家が集まり、フィンランドにあるヘルシンキ大学のヤーッコ・カプリオ教授が専門家どうしの協力を呼びかけました。
双子をめぐっては、健康状態などを調べ、遺伝と生活習慣などの要因が健康に、どの程度、影響するかを分析することで、病気の原因解明や予防法の開発などに役立つと期待されているということです。
会議は29日まで開かれ、研究成果が報告されるほか、双子の人たちに研究への協力を呼びかける方法や、各国で集めたデータをどのように共有するかなどを議論することにしています。
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精子動かす物質特定、大阪大など 不妊症解明に期待
2015年10月2日 3:00
http://www.nnn.co.jp/dainichi/knews/151002/20151002008.html
精子が動き、卵子と受精するのに必要なタンパク質をマウスの実験で特定したと、大阪大や筑波大のチームが1日付の米科学誌サイエンス電子版に発表。
このタンパク質は「精子カルシニューリン」で、人の精子にもあり、不妊症のメカニズム解明に役立つ成果としている。
カルシニューリンは免疫に関わり、マウスや人の全身にあるが、大阪大の伊川正人教授(生殖生物学)らのチームは精子にだけ存在するタイプを特定。精子カルシニューリンが作られないようにしたマウスを作製したところ、精子が尾を十分に曲げられなくなって動きが悪くなり、卵子を取り囲む透明帯を通過できなくなり、不妊になった。
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非アルコール性脂肪性肝炎の子ども、早期発見へ
2015年10月04日
http://www.yomiuri.co.jp/osaka/news/20151004-OYO1T50000.html?from=oycont_top_txt
肝硬変や肝臓がんに進む恐れもある非アルコール性脂肪性肝炎(NASH)の子どもを、超音波など2種類の波を用いて簡単に精度よく診断できる手法を開発したと、大阪市立大の徳原大介講師らが発表した。学校検診での早期発見につながると期待される。論文は米電子版科学誌に掲載された。
NASHは、酒をほとんど飲まない人が発症する脂肪肝炎で、肥満の子どもにも多いとみられる。正確な診断には、脇腹に針を刺して肝臓組織の一部を採取する肝生検が必要で、体の負担が大きかった。
2015年10月04日
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あすからノーベル賞発表 日本人受賞に期待
10月4日 18時05分
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20151004/k10010258431000.html
人類のために最大の貢献をした人たちに贈られる、ことしのノーベル賞の発表が、日本時間の5日から始まります。去年の物理学賞の受賞で、日本は今世紀の国籍別の受賞者数が、自然科学系の3つの賞で見ると、イギリスを抜いて、アメリカに次ぐ第2位となり、ことしも日本人の受賞への期待が高まっています。
ノーベル賞は、ダイナマイトを発明したスウェーデンの科学者、アルフレッド・ノーベルが残した「人類のために最大の貢献をした人に与える」という遺言に基づいて、1901年に始まった、世界で最も権威のある賞です。
ことしの受賞者の発表は、5日の医学・生理学賞に始まり、6日が物理学賞、7日が化学賞、9日が平和賞と続き、12日に経済学賞が発表されます。文学賞の日程はまだ明らかにされていませんが、例年、木曜日となることから、8日になるとみられます。
去年は、青く光るLEDの開発に成功して、LEDのフルカラー化を実現し、消費電力の削減に貢献した、赤崎勇さんと、天野浩さん、そしてアメリカ国籍を取得した中村修二さんの、3人の日本人研究者が物理学賞を受賞しました。
これまでにノーベル賞を受賞した日本人は、アメリカ国籍を取得した人を含め22人となり、このうち13人は今世紀に入って自然科学の3つの賞で受賞した人たちです。
今世紀、2001年以降の自然科学系の3つの賞の受賞者について、文部科学省が国籍別に行った集計では、日本は去年の受賞で、イギリスを抜いて、アメリカに次ぐ第2位となり、ことしも日本人の受賞への期待が高まっています。
最初に行われる医学・生理学賞の発表は、スウェーデンの研究所で、日本時間の5日午後6時半以降に予定されています。 .
自然科学系の3賞の選考方法は
ノーベル賞のうち、医学・生理学賞と物理学賞、化学賞の自然科学系の3つの賞の選考は、それぞれの賞ごとに、5人以上の専門家で作るノーベル委員会によって進められます。
ノーベル委員会はまず、毎年9月に世界中の研究者に数千通の推薦依頼を送り、次の年の候補者を募ります。
候補者の推薦は次の年の1月に締め切られ、その後、業績の調査や受賞者の選考が進められます。
誰がどの人物を推薦したかなど、選考の過程は秘密にされますが、記録は残され、50年後に公開されることになっています。
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医学・生理学賞 期待は
医学・生理学賞では、細胞が不要なたんぱく質などを分解する「オートファジー」と呼ばれる仕組みを解明した、東京工業大学栄誉教授の大隅良典さんと、過剰な免疫反応を抑える「制御性T細胞」を発見した、大阪大学教授の坂口志文さんが、ことし、ノーベル賞と関連の深い「ガードナー国際賞」の受賞が決まるなど、注目を集めています。
また、細胞の「小胞体」と呼ばれる器官の仕組みを解明した、京都大学教授の森和俊さんも、去年、多くのノーベル賞受賞者を出している「ラスカー賞」を受賞していて、注目を集めています。
物理学賞 期待は
物理学賞では、物質の新たな性質を発見した、理化学研究所の十倉好紀さんや、東京工業大学教授の細野秀雄さんなどの研究が注目されています。
論文の引用回数の多さを基にしたアメリカの学術情報会社の予想で、十倉さんは去年、細野さんはおととし、ノーベル賞の受賞が有力な研究者として名前が挙がりました。
このうち、細野さんが世界を驚かせたのは、身の回りにありふれた鉄から作った物質でも、マイナス247度まで冷やすと、電気の抵抗をゼロにできるという発見です。この状態は「超電導」と呼ばれますが、レアアースと呼ばれる希少な金属を含むなど、限られた物質でしか起きないと考えられていた、それまでの物理学の常識を覆しました。超電導になる物質は電気を通すと強力な磁石になるため、例えば、体の内部を詳細に撮影するMRIなどの医療機器に用いられています。今後、鉄を材料にできれば、医療機器の高性能化や低価格化につながり、世界の途上国などに高度な医療機器を普及させていくことができます。細野さんの発見をきっかけに、今、世界中の研究者が、応用のための研究を進めています。
ことし、鉄から作った物質で強力な磁石を作ることに成功した、東京農工大学の山本明保特任准教授は、「稀少な金属を使わなくても済むメリットは大きく、今後、研究が進めば、超電導を利用した機器の普及につながると思う。科学者の中では起きないと思われていた、鉄の化合物で超電導になることを発見した、細野先生の常識を覆す発見は、非常にインパクトが大きい」と話しています。
化学賞 期待は
アメリカの学術情報会社の予想では、化学賞の受賞者に、携帯電話やパソコンなどに広く使われている「リチウムイオン電池」を開発した、アメリカのテキサス大学オースチン校のジョン・グッドイナフ教授の名前が挙がっていますが、実は、この開発にも日本人の研究者が深く関わっています。
リチウムイオン電池は、プラスの電極にリチウムという金属の化合物を、マイナスの電極に特殊な炭素を使い、軽いのに、出力が大きく繰り返し充電できるのが特徴です。
グッドイナフ教授は1980年、当時在籍していたイギリスのオックスフォード大学で、リチウムの化合物をプラスの電極に使うと、電圧が高く、寿命が長い電池ができることを発見しました。
このとき、研究員として開発の中心を担っていたのが、後に東芝に入社した水島公一さんでした。そして、水島さんたちの発見の5年後、旭化成の研究員だった吉野彰さんが、マイナスの電極に特殊な炭素を使うことで安全性が高まることを突き止めました。
こうして完成したリチウムイオン電池は、平成3年にソニーから世界で初めて商品化され、現在はハイブリッド車や電気自動車などにも応用が広がっています。
水島さんは「当時は自分の研究が実用化されるとは思ってもいませんでした。製品化されるだけでも運がよかったと思いますが、ここまで普及したことは奇跡に近く、宝くじに当たったようです」と話しています。
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受賞者予想のコーナーが人気
ノーベル賞の発表を前に、東京・江東区の日本科学未来館では、受賞者を予想するコーナーが人気を集め、多くの家族連れなどが訪れています。
日本科学未来館では毎年、受賞者を予想してパネルを作り、さまざまな科学の専門分野に詳しい担当者が、訪れた人たちに解説しています。
ことしの予想では、医学・生理学の分野で、体の免疫を研究し、がんの治療薬の開発に大きな貢献をした、京都大学名誉教授の本庶佑さんなど、4人の日本人研究者の名前を挙げています。
会場では、訪れた人たちも自分たちなりに受賞者を予想をして、パネルに投票のシールを貼っていました。小学5年生の男の子と訪れた横浜市の男性は、「がんの治療のような社会に貢献する研究が、ぜひ評価されてほしいと思います。どの賞であっても、日本人が受賞することを期待しています」と話していました。
日本科学未来館で科学コミュニケーターを務める詫摩雅子さんは、「ことしは投票のシールが足りなくなるぐらい、予想コーナーが大人気で、関心の高さを感じています。日本人の研究者には、『ノーベル賞の前哨戦』とも言われる国際的な賞の受賞者や、執筆した論文がほかの論文に数多く引用されるなど、高い評価を受けている人が何人もいて、ことしも日本人研究者が受賞する可能性は大いにあると期待しています」と話していました。
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ノーベル医学生理学賞、大村智氏ら3氏に 感染症の新治療法発見
http://www.msn.com/ja-jp/news/world/%e3%83%8e%e3%83%bc%e3%83%99%e3%83%ab%e5%8c%bb%e5%ad%a6%e7%94%9f%e7%90%86%e5%ad%a6%e8%b3%9e%e3%80%81%e5%a4%a7%e6%9d%91%e6%99%ba%e6%b0%8f%e3%82%893%e6%b0%8f%e3%81%ab-%e6%84%9f%e6%9f%93%e7%97%87%e3%81%ae%e6%96%b0%e6%b2%bb%e7%99%82%e6%b3%95%e7%99%ba%e8%a6%8b/ar-AAf6R5A?li=AA570j#page=2
【AFP=時事】(一部更新、写真追加)スウェーデンのカロリンスカ研究所(Karolinska Institute)は5日、2015年のノーベル医学生理学賞(Nobel Prize in Physiology or Medicine)を、アイルランド出身のウィリアム・キャンベル(William Campbell)氏と大村智(Satoshi Omura)北里大(Kitasato University)特別栄誉教授の両氏、さらに中国の屠呦呦(Youyou Tu)の3氏に贈ると発表した。
キャンベル氏と大村氏は「寄生虫の寄生に起因する感染症の新治療法の発見」によって賞の半分を共同で受賞。残る半分は「マラリアの新治療法に関する発見」が評価された屠氏に贈られる。
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「笑い」を学問する研究所設立 大阪・追手門学院大
2015年10月8日 18:05
http://www.nnn.co.jp/dainichi/knews/151008/20151008090.html
追手門学院大(大阪府茨木市)は8日、大阪を中心に発達した「笑い」を学問として研究する「笑学研究所」を1日付で学内に設立したと発表した。コミュニケーションにおける笑いの役割を解き明かし、教養としてのユーモアを備えた人材の育成に貢献する。
大学は「笑学」を「笑いと知の融合を目指す総合的な学問研究」と定義。伝統的な上方芸能の歴史や表現を学ぶほか、庶民の知恵に基づき、人間関係を豊かにするために発達した笑いの技能について分析する。
研究だけでなく、今後、学生を対象とした講座を設け、一般向けシンポジウムも実施する予定。
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100位内に大阪大学など9校 イノベーティブな大学国際ランキング
http://www.huffingtonpost.jp/science-portal/the-worlds-most-innovative-universities_b_8186774.html
国際情報サービス企業トムソン・ロイターは、世界で最もイノベーティブな大学として100校を選び、16日公表した。日本から18位にランクされた大阪大学を筆頭に9校が入っている。
大阪大学以外の100位内大学と順位は、以下の通り(かっこ内は順位)。
京都大学(22)、東京大学(24)、東北大学(39)、東京工業大学(51)、慶應大学(58)、九州大学(81)、名古屋大学(89)、北海道大学(98)。
国別で見ると、100位内に入った大学は、50校の米国がトップで日本は2位。3位が韓国、フランスでそれぞれ8校。5位以下はドイツ6校、英国5校、スイス3校、オランダ2校、イスラエル2校、カナダ2校、ベルギー2校、シンガポール1校、デンマーク1校、中国1校となっている。
トムソン・ロイターが、イノベーティブという観点から評価した大学ランキングを公表するのは今回が初めて。大学が所有する特許、学術論文の引用情報などから、特許取得の広がり(国際性)やインパクト(引用数)、産業界との連携論文などを分析して評価した、と説明している。特許については数量、特許出願に対する登録率、グローバル性や引用数を、また学術論文については大学と企業の共著論文、引用数などの項目を総合的にスコアリングしてランキングを決定した、としている。
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近畿大学で「数学コンテスト」 過去には数学オリンピック金メダリスト参加も
2015年10月20日
http://higashiosaka.keizai.biz/headline/112/
近畿大学(東大阪市小若江3)理工学部理学科数学コースは11月3日、「第18回数学コンテスト」を開催する。
1998年から開催する同コンテスト。当初は同大学と大学院の学生だけが参加できるものだったが、「数学の面白さを広く伝えたい」と、3回目から一般参加ができるようになった。コンテストは5時間かけて問題に取り組むもので、「考える楽しみと解けた瞬間の喜びを体験してもらう」ことを目的に始まった。
A問題とB問題があり、「A問題は高校卒業までに学ぶ知識で解答できる問題、B問題はそれより少し難しい数学が必要となるかもしれない問題」といい、複数の問題から3問を選択し解答する形式の予定。過去の問題はホームページに掲載されている。
前回は約100人が参加しており、高校生の参加が45%、大学生は25%。教員や研究者は10%、一般も10%となっており、中学生からプロまで幅広く参加している。グループでの参加も可能で、参考書などの使用も自由。過去には、高校生以下を対象にした国際数学オリンピックの金メダリストも参加している。
同コース講師の鈴木貴雄さんは「出題者も『うなる』解答をひねり出したら大絶賛! 日々の騒がしさを忘れ、5時間じっくりいとしき数学と向き合ってみませんか」と参加を呼び掛ける。
開催時間は10時〜17時30分。参加無料。事前申し込みが必要で、申し込み方法はホームページで確認できる。
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脂肪幹細胞、低酸素下で増殖促進 関西医大、米誌に発表
2015年10月15日 8:07
http://www.nnn.co.jp/dainichi/knews/151015/20151015019.html
筋肉や骨、神経などの細胞や組織になる能力がある「脂肪幹細胞」を低酸素下で培養すると、通常よりもよく増殖するようになることを関西医科大(大阪府枚方市)の覚道奈津子助教(形成外科学)のチームが解明し、米オンライン科学誌プロスワンに15日発表した。
チームは「脂肪幹細胞を大量に増やす技術として低酸素での培養が有効である可能性を示した。脂肪幹細胞を用いる再生医療への応用が期待できる」と説明している。
チームは、人の下腹部の脂肪組織から採取した脂肪幹細胞を1%の酸素濃度の環境下で培養。7日後には、空気中と同じ酸素濃度の場合と比べ、細胞数が1・6倍になった。
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認知症の行方不明者を早期発見 システム開発、大阪市立大
2015年10月19日 17:52
http://www.nnn.co.jp/dainichi/knews/151019/20151019076.html
認知症の高齢者に、位置情報を知らせる送信機を持ってもらい、自宅周辺で行方が分からなくなった際、速やかに見つけられるシステムを大阪市立大などのチームが開発し、19日発表した。数キロ四方の地域に位置情報受信用の装置を設置して網を掛ける仕組みで、比較的低コストで運用可能。
チームの辻岡哲夫准教授(情報工学)は「地域での見守り体制を構築し、家族の肉体的、精神的負担を減らしたい」と話しており、年内にも実証実験を始める計画。
開発したのは、歩数や進行方向など位置を特定できる情報を電波で定期的に発信する送信機と受信装置。電波信号を受信装置で受け取り、現在地を推測する。
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理化学研究所が吹田に拠点施設
2015年10月28日
http://apital.asahi.com/article/news/2015102800019.html
理化学研究所(本部・埼玉県和光市)は、吹田市古江台に新設した生命システム研究センターの開所記念式典を、27日開いた。これまで神戸市や横浜市に分散していた同センターの研究機能を集約する拠点となる。再生医療や創薬、がん治療といった生命科学の研究を進めていくという。
センターの土地と建物は、大阪市や大阪大学などから無償譲渡された。式典には理研の松本紘理事長ら約100人が出席した。柳田敏雄センター長は取材に「細胞レベルで研究する生命科学の分野の発展はこれから。人材育成も含め、阪大と密接に連携していきたい」と話した。
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理研の新研究拠点が吹田市に
10月28日
http://www3.nhk.or.jp/kansai-news/20151028/5943721.html
再生医療への応用や治療薬の開発を目指す理化学研究所の新しい研究拠点が、大阪・吹田市に整備されました。
新たに設けられたのは、理化学研究所「生命システム研究センター」の拠点で、大阪市の補助金の打ち切りなどでことし3月に解散した「大阪バイオサイエンス研究所」の建物などを譲り受けて整備されました。
この研究センターは、これまで、吹田市の別の場所と神戸市それに横浜市の3か所に分散していましたが、新たな施設に集約する予定です。
27日の開所式で、理化学研究所の松本紘理事長は、「研究者が一堂に集まる拠点ができ、喜ばしい。
成果を挙げて、活力あるセンターにしていきたい」とあいさつしました。
このあと、センター長を務める大阪大学の柳田敏雄 特任教授が、「蛍光技術や高性能の顕微鏡などを使って細胞の中の細かな動きを観察する研究などを推し進める」と説明し、治療薬となる物質を探し当てるのに使われるスーパーコンピューターが公開されました。
この拠点には、およそ300人の研究者が所属する見込みで、大阪大学との連携も強化するということです。
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校給食無償化を考える
10月23日 05時24分
http://www3.nhk.or.jp/kansai-news/20151023/5784791.html
大学の研究者と市民が対話をしながら、学校給食の無償化について考える講演会が、22日大阪・梅田で開かれました。
この講演会は、大阪経済大学が、ふだんの研究成果を市民に広く
知ってもらおうと大阪・北区の書店で初めて開きました。
22日は経営学部の藤澤宏樹准教授が、「学校給食の無償化」をテーマに講演しました。
藤澤准教授は、戦後、学校給食法が定められ、今のような形の給食になったが、当時から給食費を払えない貧困家庭の問題が指摘されていたとした上で、家庭の事情を問わず子どもの食を保障するために、給食は無償にすべきだと訴えました。
これに対し、会場を訪れた市民からは、貧しい家庭を無償にするのはわかるが、豊かな家庭までそうすべきではないという意見が出され、藤澤准教授は家庭によって線引きをするのは難しいのではないかと答えていました。
大阪経済大学は、今後もさまざまなテーマで研究者と市民が対話しながらの講演会を開くことにしているということです。
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司馬遼太郎の机 公開
10月27日 15時49分
http://www3.nhk.or.jp/kansai-news/20151027/5993591.html
「竜馬がゆく」などの歴史小説で知られる作家の司馬遼太郎さんの初期の作品やゆかりの品を紹介する企画展が27日から東大阪市で始まり、司馬さんが直木賞受賞時に使っていた机が初めて一般公開されました。
この企画展は、来年が司馬さんの没後20年にあたることから東大阪市にある「司馬遼太郎記念館」が開きました。
会場では、司馬さんが自宅で使っていた幅80センチ余り、高さ30センチ余りの木製の机が初めて公開されました。
昭和35年の直木賞受賞作「梟の城」など、初期の少なくとも7つの作品がこの机で執筆されたということです。
また作家にデビューする直前の色紙には、あかつきの闇に立つ1本の木が描かれ、裏には「人生へのきびしい覚悟としたかったのです」という、作家生活に入る決意を記したとも受け取れる言葉が書かれています。
会場にはこのほか、司馬さんの初期の作品の自筆原稿や、作品が掲載された雑誌などが展示されています。
初めて公開された机について、司馬遼太郎記念館の館長の上村洋行さんは「この小さな机から大きな作品が生まれたという感じが伝わるのではないか」と話していました。
この企画展は来年の4月17日まで開かれています。
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大阪大学 産業科学研究所が、先進アダプティブ・ストレージ 「Nimble Storage」を採用
2015年10月28日
http://www.yomiuri.co.jp/adv/life/release/detail/00023177.html
デジタルテクノロジー株式会社(本社:東京都荒川区、代表取締役社長:伊東 辰巳、以下 DTC)と、アセンテック株式会社(本社:東京都豊島区、代表取締役社長:佐藤 直浩、以下 アセンテック)は、日本を代表する国立大学のひとつである大阪大学において、人間力活性化によるスーパー日本人の育成を目指す大阪大学COI(センター・オブ・イノベーション)プログラムを推進する、大阪大学 産業科学研究所が、グローバルで豊富な実績を持つ、先進アダプティブ・ストレージ「Nimble Storage」を採用したことを発表します。
【大阪大学COI拠点とは】
12の拠点が採択されている独立行政法人科学技術振興機構による公募型研究開発プログラムが「センター・オブ・イノベーション(COI)プログラム」であり、大阪大学COI拠点は、10年後の“豊かな生活環境の構築”のために、子供から高齢者に至るまで、人間力を飛躍的に活性化させ、常に意欲的に潜在力を発揮できる“スーパー日本人”を育成し、一人一人が活き活きと最高に輝く社会の実現を目指しています。
【音楽と睡眠の研究による人間力活性化の先進研究】
このCOIプログラムにおいて、研究開発から社会実装へのアプローチとして、研究開発では「状態検知」「脳のメカニズム解明」「検知手段」「活性化の手段」という、4つの取組みが推進されています。このうち、今回「Nimble Storage」を導入した産業科学研究所 沼尾研究室では、活性化の手段として、人工知能技術を応用した「深睡眠による活性化」および「音楽による活性化」などの研究を進めています。
【研究推進に不可欠なITインフラ】
この研究推進に対し、被験者ごとに膨大なデータ蓄積が予想され、さらに今後、多くの被験者の調査が行われるとともに、データが飛躍的に増加していくことになります。また、これらのデータは単に蓄積されていくだけではなく、迅速な解析、分析処理が求められます。
これらを含め、「(1)解析処理の遅延を防ぐ、高速な計算環境とすること、(2)運用管理の効率化、(3)後からのユーザ数の追加、拡張性が容易にできること。それにあたって性能劣化がないこと」という3つの要件がストレージ選定において求められることとなりました。これらの要件に対し、最適なストレージ基盤として、今回「Nimble Storage」が選択されることとなりました。
【「Nimble Storage」について】
「Nimble Storage」は、フラッシュメモリ(SSD)とハードディスク(HDD)を組み合わせた“Adaptive Flash”ストレージプラットフォームであり、高いパフォーマンスとコスト性を両立します。独自の特許技術「CASL(キャッスル):Cache Accelerated Sequential Layout」により、圧縮しながら効率的にディスクへ書き込みをおこない、フラッシュメモリ(SSD)をリードキャッシュとして利用することによりアプリケーションのスループット要求を満たす高いパフォーマンスを実現します。
また、スナップショット機能、レプリケーション機能により、バックアップ不要で、データ保護や迅速なリストアが可能です。さらに、パフォーマンス、および容量のニーズに応じて、ダウンタイムゼロで、段階的に拡張可能です。また、スナップショット、レプリケーションなどに必要なすべてのソフトウェア機能を、追加ライセンス費用なしで利用できます。
○ニュースリリースはこちら
https://www.ascentech.co.jp/news/press/pr151028_01.html
http://www.dtc.co.jp/news/case20151000
○導入事例ダウンロードはこちら
https://www.ascentech.co.jp/case/ca_index.html
http://www.dtc.co.jp/case
○「Nimble Storage」について
https://www.ascentech.co.jp/solution/nimblestorage/nimblestorage.html
http://www.dtc.co.jp/product/storage/nimblestorage
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【官庁】阪大箕面キャンパス移転プロジェクト検討業務を公告/29日に入札・開札/箕面市
[2015年10月13日]
https://www.constnews.com/?p=16222
大阪府箕面市は13日、「大阪大学箕面キャンパス移転プロジェクト検討業務委託」の一般競争入札を公告した。事前の申請は不要で、入札書を29日に総務部契約検査室で持参によって受け付ける。29日に開札する。予定価格は3000万円(税込み)。
箕面市は大阪大学箕面キャンパスを箕面市粟生間谷東地区から船場東地区に移転する内容で、大阪大学と6月に覚書を交わした。2016年4月に予定している正式合意の締結に向けて、諸課題を整理する必要があり、業務は大阪大学と共用できる施設などについて検討、移転に対する事業スキーム、事業費の積算などを検討する。委託期間は16年4月28日まで。
覚書は大阪大学箕面キャンパスを北大阪急行線の延伸で20年に新設する「(仮称)箕面船場駅」の東隣にある土地区画整理事業予定地内(箕面市船場東地区)に移転する内容。大阪大学箕面キャンパス移転後の跡地は、箕面市が保有し、大阪大学と連携しながらスポーツ施設の整備などの有効活用を検討する。移転は21年を予定している。
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府学生科学賞、39点入賞
2015年10月31日
http://www.yomiuri.co.jp/local/osaka/news/20151030-OYTNT50423.html?from=oytop_ymag
小、中、高校生が科学的な学習や研究の成果を競う第59回府学生科学賞の審査会が30日、大阪市住吉区の府教育センターで開かれた。予備審査を通過した計205点(小学105、中学62、高校38)から最優秀賞、優秀賞各6点、学校賞各1点の入賞計39点が選ばれた。
環境やエネルギー問題を考える研究が目立ち、中学校の部では効果的な風力発電の方法や鍋の余熱を利用した発電装置、高校の部ではバイオ燃料化を見据えた海藻の糖化研究といった力作が出品された。
応募作は31日午前10時〜午後3時、同センター(地下鉄あびこ駅下車)で展示される。中学、高校の最優秀賞計12点は府代表として中央審査に進む。(府の審査詳報は後日掲載します)
最優秀賞のうち、知事賞は次の通り(敬称略)。
▽小学校の部 堺市立北八下小6年村谷拓波▽中学校の部 大阪市立咲くやこの花中・科学部(梅本寛大、坂本悠樹、長尾高明、清水寛剛、渡部祐士)▽高校の部 府立園芸高・バイオ研究部(松口果歩、松口莉歩、山地潤心、橋本英和)
2015年10月31日
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世界最細の人工血管開発
11月02日 19時40分
http://www3.nhk.or.jp/kansai-news/20151102/3069621.html
太さが0.6ミリという世界で最も細い人工血管の開発に動物を使った実験で成功したと、大阪・吹田市の国立循環器病研究センターのグループが発表しました。将来、心臓を取り巻く動脈などの治療に役立つと期待されています。
開発したのは、国立循環器病研究センター医工学材料研究室の中山泰秀室長のグループです。
血管が破れたり詰まったりした患者の治療には、体のほかの部分から取り出した血管を移植する方法がとられていますが、体に負担がかかり、また、人工の素材で細い血管を作ると血液が固まりやすくなる問題がありました。
そこで研究グループが、シリコン樹脂で加工したごく細い金属の棒をラットの体内に埋め込むと、2か月後にはコラーゲンの膜で覆われ、棒を抜くと、太さ0.6ミリの細い管ができました。
この管をラットの太ももの動脈に移植すると、1か月後には管の内側に新しい血管ができ、半年後でも詰まることなく機能していたということです。
研究グループによりますと、開発した人工血管は世界で最も細く、将来的には心臓を取り巻く冠動脈や、指の血管の治療などに役立つと期待されるということです。
中山室長は、「さまざまな治療への応用が期待できる。まだ動物実験の段階だが、早く実用化させたい」と話しています。
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又吉さんの芥川賞耳でも楽しんで オーディオブックで配信
2015年11月4日 16:56
http://www.nnn.co.jp/dainichi/knews/151104/20151104066.html
芥川賞を受賞したお笑い芸人又吉直樹さん(35)の「火花」と、羽田圭介さん(30)の「スクラップ・アンド・ビルド」が、本の内容を耳で聴く「オーディオブック」として配信される。オーディオブック配信サービス「FeBe(フィービー)」を運営するオトバンク(東京)が4日、発表した。
「火花」は俳優の堤真一さん(51)が朗読し、長さは約4時間半。「スクラップ―」は声優らが出演するドラマ仕立てで約3時間半。11日にフィービーなどで配信が始まり、「火花」はCDでも同日、発売される。
オーディオブックは運転や家事をしながらでも手を使わず“読める”のが特徴。
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コスモス国際賞授賞式
11月05日 17時15分
http://www3.nhk.or.jp/kansai-news/20151105/3023711.html
人と自然の共生をテーマにした研究で優れた業績をあげた人に贈られるコスモス国際賞の授賞式が大阪で行われ、人類が発展を続けていくためには地球環境の限界点を把握することが不可欠だとする研究成果をまとめたスウェーデンの環境学者に賞が贈られました。
コスモス国際賞は平成2年に大阪で開かれた「花と緑の博覧会」を記念して設けられ、人と自然が調和し共存していくための研究で優れた業績をあげた人に贈られます。
23回目のことしはスウェーデンの環境学者でストックホルム大学教授のヨハン・ロックストローム博士が選ばれ、5日、大阪・中央区のいずみホールで授賞式が行われました。
ロックストローム博士は、人類が発展を続けていくためには、それを許容できる地球環境の限界点、「プラネタリーバウンダリー」を把握することが不可欠だという研究成果をまとめ、評価されました。
会場ではロックストローム博士が記念講演を行い、「温暖化などが進み地球はいま危機的な局面に置かれている。
これまでの発想を転換し、国家単位での利害を超えて地球全体の環境を守る取り組みが必要だ」と訴えていました。
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リサガス 梅田に来たよ
2015年11月12日
http://www.yomiuri.co.jp/local/osaka/news/20151111-OYTNT50413.html
◇原画やスケッチ150点
フランスの人気絵本シリーズ「リサとガスパール」の日本語版刊行15周年を記念し、原画やスケッチなど約150点を紹介する「日本語版刊行15周年 リサとガスパール展」(読売新聞社など主催)が11日、大阪市北区の阪急百貨店梅田本店で始まった。23日まで。
アン・グッドマンとゲオルグ・ハレンスレーベン夫妻が描く同シリーズは1999年に誕生、翌年に日本でも紹介された。会場には、初期の代表作から最新作までの原画や、日本では未翻訳の「ガスパールとエッフェル塔」や書き下ろしの作品なども並び、「プレゼント」「旅」など物語の核になるキーワードを追いながら鑑賞できる。
入場料は一般600円、大学・高校生400円、中学生以下無料。午前10時〜午後8時(金・土曜は午後9時まで、最終日は午後6時まで)。問い合わせは同店(06・6361・1381)へ。
2015年11月12日
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うなぎ味のなまず 会社設立
11月13日 19時25分
http://www3.nhk.or.jp/kansai-news/20151113/3388461.html
絶滅のおそれがあるニホンウナギの代用品として近畿大学の研究グループが開発したうなぎのような味がするなまずを普及させようと、うなぎの養殖会社が大学と協力して新たな会社を設立しました。
新たな会社は鹿児島県東串良町にあるうなぎの養殖会社が、うなぎのような味がするなまずを開発した近畿大学の研究グループの協力で設立し、「日本なまず生産会社」と名付けられました。
13日は、新会社の役員になった近畿大学の有路昌彦准教授と、うなぎの養殖会社の経営者で、社長を務める牧原博文さんらが大阪市内で記者会見をして、事業の内容を発表したり、開発したなまずの味をアピールしたりしました。
この会社では、フランチャイズ加盟する業者などを募り、有路准教授らが開発した養殖の技術や特別なえさを提供してなまずを育ててもらい、スーパーや小売店などに卸すというビジネスを展開するということです。
なまずが最初に店頭に並ぶのは、来年の夏の土用の丑(うし)の日になる見込みで、会社は、半身を1000円未満で提供できるよう努めたいとしています。
有路准教授は、「うなぎ味のなまずの事業を通じて各地に新たな産業を興したい」と話していました。
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新機体「紫燕」を導入 創部85周年の関大航空部
2015年11月10日
http://www.nnn.co.jp/dainichi/news/151110/20151110032.html
関西大学体育会航空部(吹田市)が創部85周年を迎え、さらなる飛躍に向けて決意を新たにしている。節目を機に新機体「紫燕(しえん)」を導入。記念式典などを開催し、関係者らは全国制覇を旗印に結束を固めている。
同部は1930年に研究会としてスタート。38年には関大専用のグライダー練習場を淀川右岸長柄橋河川敷に開設した。戦後、一時廃部の期間があったものの、51年には再出発。全国学生グライダー選手権大会で2度の優勝を飾るといった成績を収めてきた。
伝統を引き継ぐ現役生も活躍。第10回関関同立対抗グライダー競技会での個人・団体総合優勝や第32回久住山岳滑翔大会での全国優勝を成し遂げた。
85周年を迎え、関係者らは、記念事業実行委を設置。事業の一環でOBやOG、企業関係者らの協力を得ながら新機体を導入した。
ドイツ製ディスカス・ソアラ単座機で、国の登録ナンバーは85周年と関大の名にちなみ「JA85KD」。機体名は、かつて活躍した機体に「飛燕」があったことと、関大のスクールカラー「紫紺」の一文字を取って命名した。
同部の松本正身監督は「紫のツバメが舞うがごとく全国制覇を目指していきたい」と意気込みを示す。
8日には、関西大学100周年記念会館で記念式典を開催。関係者が一堂に会し、部の歴史を振り返りながら節目を祝った。神職を招いた新機体の命名式も実施。祝詞が読み上げられ、出席者は新機体の活躍を祈願していた。
同部OB・OG会会長の川口敏寿実行委員長は「学生たちがこれからも頑張ってくれることを期待している。今後も部の歴史を見守っていきたい」と思いを込めていた。
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ノーベル賞の南部さん追悼シンポ 「科学界に多大な影響」
2015年11月16日 18:42
http://www.nnn.co.jp/dainichi/knews/151116/20151116087.html
素粒子物理学での功績で2008年にノーベル物理学賞を受賞した米シカゴ大名誉教授で、大阪大特別栄誉教授の故南部陽一郎さん(今年7月死去)の追悼シンポジウムが16日、大阪府豊中市であり、研究者らが「科学界に多大な影響を与えた」などとたたえた。
大阪大が中心になって開催し、南部さんと親交があった国内外の研究者ら約150人が参加。
08年にノーベル賞を同時受賞した高エネルギー加速器研究機構(茨城県つくば市)の小林誠特別栄誉教授は「研究の多くは米国でなされたが、日本の科学界に多大な影響を与えた」と述べた。
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抗がん剤、大量送り込みで効果 大阪府立大
2015年11月24日 7:05
http://www.nnn.co.jp/dainichi/knews/151124/20151124014.html
体内で細胞間のタンパク質輸送などを担う情報伝達物質「エクソソーム」に抗がん剤を入れ、がん細胞に大量に送り込んで効果的に死滅させることに、大阪府立大や武庫川女子大(兵庫県西宮市)のチームが24日までに体外での実験で成功した。
チームの中瀬生彦大阪府立大特別講師(生物物理化学)は「がん細胞だけに届くよう工夫し、治療法の開発につなげたい」と話しており、近く動物実験を実施する計画という。
成果は英科学誌電子版に掲載された。
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地域と共鳴…大阪音大創立100年
2015年11月25日
http://www.yomiuri.co.jp/local/osaka/news/20151124-OYTNT50342.html
豊中市の大阪音楽大(◎)が今秋、創立100周年を迎えた。関西唯一の音楽専門大学として演奏家や教師ら約3万5000人を輩出する一方、学生らは地元で楽器を手に多彩な音楽活動を展開。地域とのつながりを深めている。(小坂田基)
「いい声は、まず、いい姿勢から。硬くなったらだめ。リラックスして」
市立大池小学校の体育館で先月23日、声楽を学ぶ中村理子さん(22)が4年生115人に語りかけた。
同大学は地域貢献のため、学生らが市内の小中学校で授業や部活動を手伝う「サウンドスクール事業」を実施。中村さんら2人は合唱と合奏を指導した。
中村さんは身ぶり手ぶりを交え、体育館の隅々まで届くような声で歌うようにと教えた。合奏の時間には、庄山晃さん(23)が、リコーダーや鍵盤ハーモニカなどを演奏する子供たちに「リズムを大切に」と呼びかけ、自らもサクソフォンを演奏した。
黒田悠介君(10)は「みんなと合わせて歌い、演奏する楽しさがわかった」。庄山さんは「子供たちの変化が手に取るようにわかり、手応えを感じた」と笑顔を見せた。
同事業は2006年に始まり、実績は約300回に上る。
学内の施設では、アットホームな演奏会も開く。ミレニアムホールでは先月11日、「子供が泣いても大丈夫、途中退席もOK」とうたうコンサートを開催。卒業生でつくるグループ「メビウスサクソフォンアンサンブル」が出演し、7人が人気アニメのテーマ曲や映画音楽のメドレーなどを奏で、親子連れら約170人が耳を傾けた。
1歳の長男らと来た近くの北野美緒さん(37)は「子育て中はコンサートに行きにくいので、本当にありがたい」と喜んだ。
土曜日に学生食堂を利用した「ランチタイムコンサート」も年に十数回催している。担当者は「大学を知り、気軽に足を運んでもらうきっかけに」と願う。
大阪音大と豊中市は11年12月に連携協定を締結。今年も市内で多彩な音楽イベントが繰り広げられる「とよなか音楽月間」(12月2日まで)にあわせ、学内のザ・カレッジ・オペラハウスなどを会場に学生や教員らが18の演奏会などを企画した。
田中逸郎副市長は「音大との連携で、市内の中学校の吹奏楽部が全国大会で活躍するなど大きな成果を生んできた」と評価。
サウンドスクール事業を担当する大阪音大連携支援センターの前冨秀介さんは「学生にとっても良い社会経験で、成長につながっている。これからも教育機関としての特性を生かしながら地域とのつながりを深め、豊中が『音楽あふれるまち』になるよう、貢献していきたい」と話している。
(◎)大阪音楽大 1915年10月、前身で私立の大阪音楽学校が大阪市内に開校。54年、現在地の豊中市庄内幸町に移転し、58年に大阪音大として開学した。現在学生は約1040人、専任教員は58人。卒業生は約3万5000人に上り、指揮者の西本智実さんや、映画「バンクーバーの朝日」の音楽を手がけた作曲家の渡邊崇さんらがいる。2016年度には音楽イベントを企画・運営する人材や、映画やCMの音楽を手がける作曲家を目指す二つの専攻を新設する。
2015年11月25日
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大阪大:40年の研究振り返る 西尾学長、教授退職記念講義 /大阪
毎日新聞 2015年11月27日 地方版
http://mainichi.jp/edu/news/20151127ddlk27100382000c.html
大阪大学長への就任に伴い、教授を退職した西尾章治郎学長(64)が20日、大阪市内のホテルで退職記念講義を行った。西尾学長はネットワークのデータベース分野で数々の業績を残している。「情報科学と歩んだ40年」と題し、研究生活を振り返った。
西尾学長は、1992年に阪大工学部教授に就任した。大学院情報科学研究科教授などを歴任し、今年8月から学長を務める。これまで約650編の論文が学術誌や国際会議録に掲載された。
講義では、主要な研究成果のほか、研究の集大成として提唱する「アンビエント情報環境」について説明した。アンビエントは「周囲の」という意味で、利用者の好みや体調などに応じてテレビやエアコン、照明などが連携して自動的に作動する環境の実現を目指している。
西尾学長は「リモコンはいらなくなる。エアコンなどで実現されつつあり、究極の情報社会だ。今後、真のアンビエント情報環境の構築が可能になると確信している」と話した。【根本毅】
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魚も顔で相手見分ける 微妙な違いから、大阪市大
2015年11月26日 4:00
http://www.nnn.co.jp/dainichi/knews/151126/20151126005.html
アフリカにいる淡水魚の一種は、顔の模様でほかの個体を見分けていることを大阪市立大の幸田正典教授(比較認知科学)のチームが突き止め、25日付の米オンライン科学誌に発表した。
チームによると、チンパンジー、群れで生活する哺乳類、カラスは顔を見て他個体を識別。魚でも一部の種類で、視覚による識別をしていることが報告されているが、どこを見分けているのかは不明だった。
アフリカのタンガニーカ湖に生息する淡水魚「プルチャー」は、視覚で他個体を識別する。チームは、えらや目の近くに黒い筋やオレンジ色の点など特徴的な模様があるため、これらの微妙な違いを見ていると考えた。
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大阪大発ベンチャーと大阪大学のコラボ!カテキン技術を用いた感染対策マスクのオリジナルパッケージを開発
2015.11.17 16:02
株式会社プロテクティア(本社:大阪府茨木市、代表取締役:田中 伸幸、以下 プロテクティア)は、大阪大学とのコラボレーションにより、大阪大学への受験を考えている受験生や研究に従事している研究者の方々のここ一番を守るための大学オリジナルパッケージマスクを開発いたしました。
本マスクは大阪大学受験イベントなどでのノベルティ用として提供して参ります。
■背景
近年、冬場になるとインフルエンザやノロウイルスなど様々なウイルス感染症が話題にあがります。その一方で冬場、特に12月から2月にかけては、受験、学会、卒業式など、ここ一番のイベントが多い時期です。風邪やインフルエンザに一度感染してしまうと1週間前後の療養が必要となるため、事前のウイルス予防が非常に肝要です。
我々プロテクティアは大阪大学産業科学研究所のカテキンに関する基礎研究成果をもとにカテキンベースの消毒技術 CateProtectの実用化検討を行ってきました。その第一弾製品として、CateProtect技術を活用したマスク『ここ一番のマスク カテプロテクター』を2014年冬に発売いたしました。『ここ一番のマスク カテプロテクター』は抗ウイルス加工不織布を用いた高機能マスクであり、妊娠時、受験、海外旅行などここ一番の場面で風邪やウイルスから守れる製品を提供したいと思い開発をいたしました。
このような背景の元、大阪大学の基礎研究を詰め込んだこのマスクを、大阪大学の受験を考えている受験生の方々や大阪大学にて最先端の研究を行っている研究者など、大阪大学に縁のある多くの方々にお使いいただけるよう、大阪大学とコラボレーションしてオリジナルパッケージを作成いたしました。今後も大学の研究成果であるCateProtectを搭載したマスクで皆様方の健康を守りたいと思っております。
■製品概要
製品名:大阪大学がめっちゃがんばる人を応援する勝負マスク作りました
「カテプロテクター」
※受験イベント及び大阪大学に関連するイベントなどノベルティ用に配布(一般販売は検討中)
枚数 :1枚入り
(図1:パッケージ図)
https://www.atpress.ne.jp/releases/81535/img_81535_1.png
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芥川賞受賞者、落選者より長生き 直木賞は逆 阪大研究
高重治香
2015年11月26日07時29分
http://www.asahi.com/articles/ASHCT4D49HCTUCVL00S.html
芥川賞受賞者の平均寿命は受賞を逃した候補者(落選者)より長いのに、直木賞の受賞者は候補者より短命――。大竹文雄・大阪大学社会経済研究所教授と佐々木周作さんら大学院生のグループが、28日に開かれる行動経済学会で、こんな研究結果を発表する。
芥川賞は新進作家の純文学、直木賞は中堅作家の大衆文学に贈られる。1935年の創設以来計341人が受賞。研究では、候補になった1056人中、戦死など不可抗力で死亡した人を除く日本人男性計704人を調べた。
そのうち、既に亡くなった381人の平均寿命を単純比較すると、芥川賞は受賞者が74・8歳で、落選者を6・2歳上回った。直木賞は、受賞者は73・3歳で落選者より2・4年短かった。
次に、存命者も含めた計704人について出身地など寿命に影響する他の要素を調整して比べた。初めて候補になった年以降の平均余命(予測値)を比べると、芥川賞受賞者は落選者より3・3年長かった。逆に直木賞では、受賞者は落選者より3・3年短かった。
同じ名誉ある賞なのに、なぜ逆の効果が出るのか。大竹さんは「芥川賞の対象の純文学は娯楽作品より売れず生活が不安定な若い作家が多いため、受賞の有無で所得や幸福度が大きく変わり、それが肉体と精神の健康に影響しやすいからでは」と分析する。一方、直木賞は既に実績のある作家が受賞するため、むしろ過労などが悪影響を及ぼす可能性があると推測する。
大竹さんは、芥川賞を受賞した又吉直樹さんと共演するNHKの経済番組「オイコノミア」で賞と寿命の関係を紹介したのをきっかけに、研究を進めた。(高重治香)
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難波宮の瓦、半世紀ぶりに再発掘 6日に一般公開へ
朝日新聞デジタル 12月2日(水)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20151202-00000050-asahi-ent
大阪市中央区の難波宮跡(国史跡)で54年前に出土し、そのまま地中で保存されてきた大量の屋根瓦が、再発掘された。史跡整備を計画する大阪市が、活用方法を検討しようと確認した。6日に一般公開される。
【写真】再発掘された難波宮跡の軒丸瓦=30日、大阪市中央区、上田潤撮影
旧NHK大阪放送局の敷地で1961年、南北約20メートルにわたって帯状に見つかった。聖武(しょうむ)天皇が造った後期難波宮(8世紀)の内裏(だいり、天皇の生活空間)を囲む築地塀(ついじべい)の屋根瓦とみられるが、長岡京遷都(784年)に伴って移築される際に何らかのトラブルで倒壊した可能性があるという。
うち約10メートル分が、合成樹脂で固められ、コンクリートブロックで囲んだ中に砂を入れて埋め戻された。樹脂で遺構を保存した最初期の例で、樹脂が青白くなった部分はあるが、保存状態は良好という。
一般公開は6日午前10時〜午後3時半。小雨決行。問い合わせは市教委文化財保護課(06・6208・9069)へ。(編集委員・今井邦彦)
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藤原氏の居館跡か 遺構発見
12月02日
http://www3.nhk.or.jp/kansai-news/20151202/3858671.html
大阪・吹田市の遺跡で、建物の四方にひさしが巡らされていたり、内部に「床張り」の部分があったりする平安時代の格式高い2つの大型建物の跡とみられる遺構が見つかりました。専門家は、貴族の屋敷や荘園の管理施設だったのではないかとみています。
吹田市と大阪府文化財センターが、ことし8月から、JR岸辺駅の北側にある「吹田操車場遺跡」で発掘調査をしたところ、10世紀前半の平安時代のものとみられる2つの大型建物の跡が見つかりました。
このうち南側の建物は、南北9メートル、東西11メートル余りの大きさで、4つの面すべてにひさしが巡らされた構造とみられています。
また、北側の建物は、南北7メートル、東西13メートル余りで、内部に床が高くなっている床張りの部分があったとみられ、いずれも当時としては珍しい構造の格式が高い建物だということです。
さらに、2つの建物を結ぶ長さおよそ5メートルの廊下のような特殊な構造物の跡や、高級な陶器も出土しました。
当時の歴史や地理に詳しい京都大学の金田章裕名誉教授は「この付近には荘園があり、藤原氏などの貴族の屋敷や、大寺院の荘園の管理施設だったのではないか。京の都や、港の難波津、それに山陽道に近く、交通や経済の要所だったことを示す貴重な資料だ」と話しています。
この調査結果については、12月5日に現地説明会が行われます。
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子供の急病判断アプリ 大阪市消防局と阪大、市大開発
2015年12月02日
http://www.yomiuri.co.jp/local/osaka/news/20151201-OYTNT50365.html
子供が病気やけがで苦しそうにしている。救急車を呼ぶべきか、それとも慌てずに医療機関で受診すべきか――。そんな判断を手助けしてくれる「小児救急支援アプリ」(アンドロイド版)を、大阪市消防局と大阪大、大阪市立両大学が開発した。スマートフォンにダウンロードし、病気やけがの症状を入力すれば、緊急性の有無を示してくれる。同局救急課は「病気の緊急性を判断するのは難しい。参考にして、適切なタイミングでの受診をしてもらえれば」としている。
同局によると、24時間体制で救急医療に関する電話相談を受け付けている「救急安心センターおおさか」への相談件数は年々増加傾向にあり、府内全域で利用できるようになった2011年は23万7505件だったが、昨年は25万2530件まで増えた。昨年は全体の4割近くが子供の病気に関する相談だったことから、同局と両大学が協力し、気軽に活用できるアプリの開発に取り組んだ。
アプリでは、「嘔吐おうと、吐き気がある」「熱がある」などの症状を選択していくと、「緊急性が高い症状」「相談した方がいい症状」「自己受診」「様子を見る」の4段階で判断。自分で受診する場合は、現在地から近い大阪市内の医療機関の名前や地図を表示し、ワンタッチで電話をかけることもできるようにした。
現在、「iPhone(アイフォーン)」版の開発も行っているという。問い合わせは同課(06・4393・6632)へ。
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大阪 今年も1万人が第九を熱唱
更新:12/06 18:27
http://www.mbs.jp/news/kansai/20151206/00000020.shtml
今年も大阪で1万人が「歓喜の歌」を熱唱しました。
年末の風物詩、「サントリー1万人の第九」が大阪で開かれました。
佐渡裕さんの指揮で奏でられる、ベートーヴェンの交響曲第九番「歓喜の歌」。
北海道や沖縄など全国各地でレッスンを重ねた、小学1年生から96歳までの1万人が「歓喜の歌」を歌い上げました。
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キスすると治癒力アップ…子供としても? イグ・ノーベル賞の木俣氏が講演
http://www.sankei.com/west/news/151206/wst1512060068-n1.html
キスでダニやスギ花粉に対する皮膚のアレルギー反応が低減することを実証し、今年のイグ・ノーベル賞を受賞した大阪府寝屋川市のクリニック院長、木俣肇さん(62)が6日、大阪市内で講演し「キスで人間がもともと持っている治癒の力を引き出そうと思った。地道な研究が評価されてうれしい」と喜びを語った。
研究では、アトピー性皮膚炎などの患者に恋人や配偶者と30分間キスしてもらう実験をしたと紹介。「取り組みやすいように『美女と野獣』や『星に願いを』などムード重視のBGMを用意し、試行錯誤を繰り返した」と振り返った。
成果の公表後、ある女性から「主人とはキスしたくないが、子供とはしたい。効果はあるか」などと質問があったと明かし、笑いを誘った。
また、長年取り組んできた「笑い」でアレルギー反応を抑える研究にも言及。喜劇王チャプリンの映画が好きで、アレルギー性疾患の症状緩和に笑いが何らかの形で役立たないかと考えたことが、すべての研究の始まりだったと述べた。
イグ・ノーベル賞はユーモアにあふれた科学研究などに贈られる。木俣さんは日本笑い学会の会員で、講演は同学会が主催した。
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心不全の仕組み、一端解明 大阪大、ラットで発症抑制
2015年12月8日 6:08
http://www.nnn.co.jp/dainichi/knews/151208/20151208018.html
心筋梗塞の発症後に心臓内で作られる特定のタンパク質が、心筋の細胞死を促すことで心不全を発症させる仕組みの一端を、大阪大のチームが解明し、7日付の米医学誌電子版に発表した。
このタンパク質の働きを弱めることで、心筋梗塞になったラットの心不全発症を抑えることにも成功。谷山義明准教授(循環器内科)は「このタンパク質は人の心臓でも作られる。働きを抑える薬剤の開発につなげたい」と話した。
心不全では、心機能が弱まることで息切れや動悸などさまざまな症状が出る。心筋梗塞後に発症して悪化するケースが問題になっているが、詳細な仕組みは不明。
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要約筆記者の養成講座開設へ
12月09日 07時01分
http://www3.nhk.or.jp/kansai-news/20151209/4046471.html
大阪府は、聴覚障害者のために、会話などの要点を文字にして伝える「要約筆記者」を増やすため、大学生を対象とした養成講座を設けることになりました。
大阪府によりますと、府内には3万人あまりの聴覚障害者がいますが、日常的に手話を使っているのは5000人ほどで、それ以外の人たちが、会議などの場で内容を理解するためには、要点を文字にして伝える「要約筆記者」が必要です。
しかし、要約筆記者になるための講座を修了した人は、府内に161人しかいません。
さらに、別の仕事を持っている人も多いことなどから、「要約筆記者」は慢性的に不足しています。
このため、大阪府は、大阪教育大学や、大学がある柏原市と連携して要約筆記者の養成講座を設けることになりました。
講座は、大阪教育大学の学生を対象に、柏原市が開く会議などを実習の場にして行われ、府が派遣する専門の講師が授業を行います。
府は、講座を来年度から始めて、年間10人程度を養成し、要約筆記者を少しでも増やしたいとしています。
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全国ニュース
創作熟語、選挙権は「責任十代」 住友生命が発表
2015年12月16日 16:52
http://www.nnn.co.jp/dainichi/knews/151216/20151216064.html
住友生命保険は16日、ことしの世相を四文字で表す「創作四字熟語」の計50作品を発表。そのうち10の優秀作品には、選挙権年齢が18歳以上に改正され、10代も政治に無関心ではいられなくなったことを示す「責任十代」(責任重大)などの作品が選ばれた。
マイナンバー制度の導入を「波乱番号」(波瀾万丈)、マンションのくい打ちデータ改ざん問題を「柱途半端」(中途半端)などと風刺した作品も目立った。
歌手で俳優の福山雅治さんの結婚は「福婚悲嬢」(結婚費用)と多くの女性の悲しみを表現。ラグビーの五郎丸歩選手がキックする前の姿を描写した「蹴姿一貫」(終始一貫)も選ばれた。
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近大マグロの加工工場が完成
更新:12/20 18:41
http://www.mbs.jp/news/kansai/20151220/00000024.shtml
「近大マグロ」などを養殖する近畿大学のベンチャー企業が、育てた魚を海外向けに輸出するための加工工場が完成しました。
和歌山県新宮市に完成した工場は、近畿大学農学部の准教授が、社長を務める水産加工会社「食縁」が、約17億円をかけて、建設を進めていました。
加工するのは、「近大マグロ」を養殖している近畿大学のベンチャー企業「アーマリン近大」で育ったブリやタイです。
養殖されたブリやタイは、これまでは、設備が不十分で、輸出向けの加工が難しかったということですが、今回、完成した加工工場では、年間約3000トンを製造できるということです。
近畿大学は、「近大で、養殖された稚魚から育った魚の加工品が世界に輸出される旗艦工場にしていきたい」としています。
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織田作賞に2作品 堂垣園江さんと三浦しをんさん
2015年12月20日
http://www.nnn.co.jp/dainichi/news/151220/20151220029.html
大阪市や大阪文学振興会などで構成する織田作之助賞実行委員会は19日までに「第32回織田作之助賞」の受賞作を決定した。堂垣園江さん著『浪華古本屋騒動記』(講談社)と三浦しをんさん著『あの家に暮らす四人の女』(中央公論新社)の2作品が同時受賞した。
堂垣さんは大阪市出身。1996年に『足下の土』でデビューし、2001年に『ベラクルス』で第23回野間文芸新人賞を受賞した。
三浦さんは東京都出身。2000年に『格闘する者に○(まる)』でデビューし、06年に『まほろ駅前多田便利軒』で第135回直木賞、12年に『舟を編む』で本屋大賞をそれぞれ受賞した。
第32回織田作之助賞は昨年11月1日から1年間に初版が刊行された新鋭・気鋭の小説が対象。贈呈式は来年3月7日に大阪市中央区の綿業会館で開かれる。
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海のダンスペア…海遊館のイトマキエイ
2015年12月17日
http://www.yomiuri.co.jp/local/osaka/news/20151216-OYTNT50387.html
大阪市港区の海遊館が、外洋に生息する大型のエイ・イトマキエイのペアの飼育に挑戦している。世界の水族館でも例のない取り組みで、水槽で公開され、1か月あまりを無事に過ごした。担当者は「これまで謎だった生態を、世界に先駆けて解明していきたい」と意気込む。(中谷圭佑)
トビエイ科に属し、南日本から東シナ海、南シナ海、ハワイにかけて分布する。頭の両端から突き出した糸巻き状の頭ビレが名前の由来。幅3メートルほどに成長する。何年生きるかは、まだわかっていない。ダイバーに人気のマンタと姿が似ているが、口の位置や幅が違う。よりしなやかな胸びれを使った、そりかえるような大きな泳ぎが魅力だ。
外洋では確実に見られるポイントは知られていない。漁船の定置網に迷い込むのはまれ。活発に泳ぎ回るため運ぶのが大変で、飼育も難しいとされてきた。
海遊館では2008年、世界の水族館で初めて餌付けと飼育に成功。雌1匹の一般公開を始めたが、13年に死んだ。この間の09年にも、高知沖で見つかった雄1匹の飼育を試みたが、運んでくる途中に死んでいた。
今回、飼育に成功したのは雄と雌の2匹で、ともに幅約1・5メートル。推定2〜3歳で7月、高知県土佐清水市の以布利港沖約2キロの定置網に相次いで入り込んだ。
8月、同市内にある海遊館の研究施設の水槽に移した。飼育員は手渡しで餌を与えたり、体に軽く触れたりして、人に慣れるよう工夫した。高知からの移動ではストレスを少なくするため船に載せ、高知〜瀬戸内海を34時間かけてゆっくり、大阪に運んだ。11月12日から同館最大の太平洋水槽で、ジンベエザメなどとともに元気に泳いでいる。
9日、オキアミなどを与える給餌が報道陣に公開された。飼育員がひしゃくを使って水面をたたくと、2匹が浮上。頭ビレを上手に使って、餌を水と一緒に吸い込むように食べる姿を見せた。
西田清徳館長は「末永く、大切に育てたい。成長過程や繁殖行動を観察したい」と期待。「一般にはあまり知られていないエイに、多くの人が興味を持つきっかけになればうれしい」と話している。
問い合わせは海遊館(06・6576・5501)へ。
2015年12月17日
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ダビンチ型ロボット 公開
12月22日 21時10分
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ルネサンスを代表するイタリアの芸術家、レオナルド・ダビンチの晩年の姿を復元したロボットを大阪大学の研究者が製作し、22日、公開しました。
このロボットは、大阪大学大学院でロボットを専門に研究している浅田稔教授が製作しました。
ダビンチの晩年の自画像をもとに復元したもので、特殊なシリコンで覆われた首と顔を空気圧で動かして人間のように表情を変えたり、話したりすることができます。
22日は内覧会が開かれ、集まった人たちが眠っているロボットに「おはようございます」と話しかけてクラッカーを鳴らすとロボットが「誰だ、私を起こしたのは」と表情豊かに話し始めました。
浅田教授は「学問の枠をこえてさまざまな研究を行ったダビンチを復元しました。子どもたちに科学への好奇心とロボットへの関心をもってほしい」と話していました。
このダビンチのロボットは23日から大阪・北区のグランフロントで開かれる展覧会で一般公開されるということです。
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大阪医科大と大阪薬科大が経営統合 学校法人設立で両校存続 来春から
2015.12.24
http://www.sankei.com/west/news/151224/wst1512240073-n1.html
大阪医科大(大阪府高槻市)と大阪薬科大(同市)は24日、両大学を運営する法人同士が対等合併し、来年4月に「学校法人大阪医科薬科大学」を発足させると発表した。両大学はそのまま存続する。
新法人の理事長には植木實・学校法人大阪医科大理事長、副理事長には浜岡純治・学校法人大阪薬科大理事長が就任する。両法人は平成23年に経営統合を基本合意。今年3月に合併契約を締結し、文部科学省に申請していた。
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大阪)古墳周辺の景観守る規制、来年1月から3市で
2015年12月29日
http://digital.asahi.com/articles/ASHDX3VMCHDXPPTB007.html?rm=311
百舌鳥(もず)・古市(ふるいち)古墳群のユネスコ世界文化遺産の国内推薦に向けて地元の堺、藤井寺、羽曳野の3市は来年1月、古墳周りの景観を守る規制を始める。建築物の高さや色彩、広告物を制限し、古墳と調和した町並みを目指す。
堺市では古墳群周辺で建物を建てる際、これまで高さ制限がなかった地区で31メートル以下に制限。堺区の三国ケ丘駅周辺は45メートル以下に制限する。色彩は大規模建築は暗すぎず鮮やかでないものとし、小中規模は鮮やかすぎないように定める。
屋上の広告物なども原則禁止し、自立広告物などの面積も制限する。2015年中に市の許可を受けた広告物は経過措置を設ける。高さ、色彩、広告物とも4日までに順次制限する。
藤井寺、羽曳野市も同様のルールにより、4日から運用が始まる。
古墳群は過去2回国内推薦から漏れ、来年の推薦枠も新潟県の佐渡鉱山遺産群や北海道・北東北の縄文遺跡群と争う見込み。竹山修身・堺市長は「古墳群を売り出すために住民の皆さんにご理解いただきたい。来年は勝負の年。推薦を勝ち取りたい」と話した。(村上潤治)
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溶接の耐久性を最大10倍に 阪大・三菱重工など
/12/7 1:00
http://www.nikkei.com/article/DGXLZO94831610W5A201C1TJM000/
大阪大学は長崎総合科学大学、三菱重工業などと、鉄板などをつなぎ合わせる溶接の耐久性を最大10倍に延ばす技術を開発した。溶接部は長期間繰り返し力がかかると、ひび割れなどが起きやすい。放置すれば事故につながる恐れがあり、船舶や橋梁などで対策が求められている。新技術は補修用にも使え、老朽化したインフラの寿命を延ばすのに役立つという。2年後の実用化を目指す。
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磁気で脳刺激、身体の痛み緩和…阪大など治験
2015年12月26日 12時05分
http://www.yomiuri.co.jp/science/20151226-OYT1T50064.html
神経が傷つくことで生じる痛みを和らげる新型の磁気刺激治療機器を大阪大など4大学と、メーカーの帝人ファーマ(東京)が共同開発し、この機器を使った患者への臨床試験(治験)が阪大病院で始まった。
機器は家庭用電源で患者が操作できるよう作られており、将来は在宅での治療も可能になりそうだ。
治験を行うのは同大の斎藤洋一特任教授(脳神経外科)のグループ。脳卒中や背骨の手術後の痛み、重い糖尿病による手足の痛みなどが6か月以上続き、薬が効かない患者144人を対象とする。治験にあたっては、日本医療研究開発機構(AMED)から資金を受けた。
同機器は、電気が流れるコイルから発する磁気で、頭蓋骨の上から痛みを感じていると考えられる脳の一部を刺激する。磁気が神経に影響し、痛みが和らぐと考えられている。副作用としては頭皮の痛みのほか、まれに、けいれんを起こすことがある。治験では、10分間の磁気刺激を5日間連続で受けてもらう。
2015年12月26日 12時05分
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サルの置物や仮面 30か国の109点見て
2016年01月04日
http://www.yomiuri.co.jp/local/osaka/news/20160103-OYTNT50242.html?from=ycont_top_txt
◇民博で干支展
今年の干支えと・申さるにちなみ、国内外の置物などを集めた展示イベント「さる」が、吹田市の国立民族学博物館で開かれている。26日まで(4日は休館)。
会場には、同館の収蔵品から世界約30か国のサルにまつわる置物や装飾品など109点が並んでいる。
「見ざる、言わざる、聞かざる」の三猿のコレクションでは、サルが双眼鏡をのぞいたり、耳をそばだてたりしている「見ろ、聞け、言え」の変わり三猿や、「せざる」を加えた四猿など、珍しい置物も。ヒンズー教の神猿「ハヌマーン」が主人公の冒険活劇の影絵人形や、さるの仮面なども展示されている。
企画に携わった野林厚志教授(人類学)は「サルは人間に一番近い存在である一方で、神として信仰の対象にもなる存在。世界のサルと人との関係を知ってもらえたら」と話している。
入場料は一般420円、高校・大学生250円。小中学生110円。問い合わせは同館(06・6876・2151)へ。
2016年01月04日
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【坂口至徳の科学の現場を歩く】
10倍超す高感度、低コスト効率よく…臨床検査法を実用化 阪大、免疫測定法に抗体「足場」分子
http://www.sankei.com/west/news/160105/wst1601050051-n1.html
健康長寿や医療費削減が医療の大きな課題になっている時代に、臨床検査は大きなウエートを占めている。例えば、ウイルスなど病原体が感染したとき、臨床検査で病原体の種類や増殖の程度などを知っておくことが的確な治療につながる。また、予防医療の面でも、生活習慣病の指標である2-3週間の平均の血糖値を示す「HbA1c」の測定などにより、健康のチェックができる。こうした検査のなかで使われる「免疫測定法」という検査法の技術が重視されている。病原体などを異物(抗原)として抗体が反応し、それに結合して排除する免疫の仕組みを利用したもの。正確さや精度の高さなどのメリットに加えて、短時間に簡便に感度良く測定できるなど効率化の面で、さらなる技術的な進化が求められている。
大阪大学産業科学研究所の飯嶋益巳・特任助教、黒田俊一教授は、免疫測定法により、1つの試料に含まれる複数の抗原(タンパク質)を同時に種類別に色分けして可視化できる「彩り(IRODORI)」法を開発することに成功した。
従来の免疫蛍光法では、マウスなど同じ動物種由来の複数の種類の一次抗体(抗原に直接結合)を同時に混ぜると、特定の一次抗体に結合して抗原を検出するはずの二次抗体が、すべての一次抗体と結合してしまうため、基本的に1つの試料からは1つの抗原しか検知できないというネックがあった。そこで、同種の抗体だけを整列して安定につけられる「足場」の分子を開発し、他種の抗体の影響を受けなくすることで解消した。検出感度も従来法の十倍以上に高まった。臨床検査の効率化を格段に進める方法として注目されている。
飯嶋特任助教らが開発した足場分子(ZZタグ提示型バイオナノカプセル)は、約120個のタンパク質が球形のリポソーム(脂質二重膜)に埋め込まれた直径約30ナノ(ナノは10億分の1)メートルの粒子で、酵母の菌体内で生産される。
http://www.sankei.com/west/news/160105/wst1601050051-n2.html
表面に抗体のイムノグロブリンG(IgG)と結合するタンパク質の部位が並んでおり、「Y」の形をしたIgGの縦軸の部分を固定し、抗原をとらえる上部の「V」を開放した状態で放射状に整列化できる。こうしたことから、IgGの能力を最大限に引き出して感度を上げ、無駄を省いてコストが下げられる。
実験では、図のように4種類の抗原にそれぞれ結合する同じマウス由来の4種類のIgGを使った。足場分子には、抗体の種類ごとに赤、緑など4種類の蛍光を発する色素をつけてある。これら4種の抗体を種類別に足場につけたあと混合し、ウエスタンブロット法という方法で分離した抗原と反応させると、抗原の種類に応じて異なる発色になり、高感度で識別できた。
飯嶋特任助教は「この方法だと、臨床現場での各種検査を超高感度化できるので、極微量な試料に対応できるとともに、高価なIgGの使用量を減らして低コスト化も果たせます。さらに1つの試料から多数の検査情報を得るマルチモーダル化を図るための画期的な技術にもなります」と話している。
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がん細胞狙い撃ち療法が最終治験…大阪医大など
2016年01月05日
http://www.yomiuri.co.jp/osaka/news/20160105-OYO1T50024.html?from=oycont_top_txt
大阪医科大(大阪府)と国立がん研究センター中央病院(東京都)、総合南東北病院(福島県)の3病院が今月から、がん細胞だけを狙い撃ちする放射線治療「ホウ素中性子捕捉療法(BNCT)」の実用化に向けた最終段階の臨床試験(治験)を始める。悪性脳腫瘍を再発した患者を対象に、生存率などから治療効果を検証し、早ければ5年後に入院費などの一部保険がきく先進医療の認定を目指す。
BNCTは、がん細胞に取り込まれやすいホウ素薬剤を患者に点滴し、体への影響が少ない中性子線を照射する。ホウ素は、中性子線を吸収して核分裂した際に放射線を出し、がん細胞を内部からたたく。放射線の射程は細胞1個分ほどで、周囲の正常な細胞を傷つけにくいとされる。
2016年01月05日
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【関西の議論】
“橋下ショック”で奈落の底に突き落とされた楽団が…ホールのリニューアルラッシュ、「不安」を「チャンス」に
http://www.sankei.com/west/news/160105/wst1601050015-n1.html
老朽化した公立ホールの建て替え、再整備計画が各地で進んでいる。「京都会館」が今月10日、「ロームシアター京都」としてリニューアルオープン。大阪府内では来年1月に豊中市に新しい劇場が開館するのを皮切りに、高槻、堺、枚方、東大阪の各市でも相次いで再整備計画を進める。「新しい劇場が林立しても、それだけのお客さんが足を運んでくれるのか」と心配するムキもあるが、橋下徹・大阪府知事・大阪市長時代に“自主独立の精神”をたたき込まれた関係団体からは「これをチャンスととらえ、文化振興にも努めたい」というたくましい声も聞こえてくる。(安田奈緒美)
楽団のホール管理 球団がスタジアム運営も行うようなもの
来年1月に開館する豊中市立文化芸術センターは、旧市民会館跡地に整備された。最寄り駅の阪急曽根駅から徒歩3分の好立地にあり、1300席の大ホール、200席の小ホールを新設し、隣接する現「アクアホール」を中ホールとして位置づけ、大中小のホールを備えた市の文化拠点にする。
何より関係者の注目を集めているのは、ホールの指定管理業務を任されるのが同市に拠点を置くオーケストラ「日本センチュリー交響楽団」ということ。プロ野球の球団がスタジアムの運営も行うようなもので、同楽団は自らの楽団の演奏活動以外に、劇場の日常の維持管理から事業内容の決定、広報、貸し館事業まで幅広く業務を行う。
大阪府が設立した同楽団は、橋下氏が府知事時代に援助を打ち切られ、平成23年に府から独立して民営化、以降、収入源の確保に奔走してきた経緯がある。指定管理業に乗り出した理由の一つには、「委託料」があるようだ。
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http://www.sankei.com/west/news/160105/wst1601050015-n2.html
ある楽団幹部は「委託料の額はまだはっきりとしていないが、楽団運営の一助になればと考えている。センターの実績がよくなれば、楽団も一緒に発展できるはず」と明かす。さらに「新施設が、地域の文化団体、文化活動の起爆材になれば」と意気込む。
高度経済成長期の残滓 老朽化進む文化施設、各地で再整備進む
日本では戦後、文化芸術を上演するための公立文化施設が大都市で作られるようになり、昭和30年代後半からは多目的ホールが各地で整備され、40年代後半には建設のピークを迎えた。その30年代、40年代に建てられた文化施設の老朽化が進み、現在、全国各地で建て替えや再整備が進んでいる。
京都市内では35年に開館した「京都会館」の建物第一ホールも解体され、建て替えられて今月10日に「ロームシアター京都」としてリニューアルオープンする。
また、大阪府内では豊中市のほかに、高槻市(昭和39年開館)、堺市(同40年開館)、東大阪市(同42年開館)、枚方市(同46年開館)が建て替え、移転を計画している。さらに昨年末に市民会館を閉館した茨木市も「茨木市文化芸術ホール建設基本構想」をまとめているなど、府内では平成30年度以降、次々と新しいホールが建つことになりそうだ。
客は来てくれるのか…カラオケ大会にしか使われなかった例も
「ここ数年で、関西だけでもこれだけ多くのホールが新しくできるが、果たして足を運んでくれるお客様がそれほど存在するのか」と、在阪オーケストラの事業担当者は心配する。
http://www.sankei.com/west/news/160105/wst1601050015-n3.html
既存のホールでも、稼働率が50%を切る施設も多く、ホール運営は決して楽ではない。地方では最新の設備を整えたホールを建てても事業が成立しないため、結局、地元の人たちのカラオケ大会が開かれるなどの利用しかなかった例もある。
その中で、豊中市立文化芸術センターの指定管理に入る日本センチュリー交響楽団の望月正樹楽団長は「豊中市を音楽にあふれた街にするためにセンターの運営ではオーケストラの人材や、ネットワークを生かしたい」と話す。
また、「いかに市民に魅力的な事業を提供できるかが鍵になります。そのためには地元の芸術団体などが協力してホール運営をもり立てたい」と話すのは堺市に拠点を置く大阪交響楽団の赤穂正秀事務局長。堺市で30年に開館を予定している新市民会館に期待を寄せる。
「人がよりよく生きていくために文化は欠かせないものです。その文化をまちに息づかせるために公共施設は欠かせない存在。新しい劇場が相次いで生まれるのが、文化振興のきっかけになれば」と話している。
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iPSシート治験申請へ 心臓病患者に移植、大阪大チーム
2016年1月6日 12:24
http://www.nnn.co.jp/dainichi/knews/160106/20160106053.html
人の人工多能性幹細胞(iPS細胞)から作製した「心筋シート」を心臓病の患者に移植し、心臓の機能を改善させる治療について、大阪大の澤芳樹教授(心臓血管外科)のチームが臨床試験(治験)の実施を2016年度にも国に申請する計画であることが6日、分かった。
チームの福嶌五月講師は「17年度をめどに始めたい。シートはiPS細胞を使った世界初の再生医療製品になる可能性がある」と話した。
治験では、iPS細胞を心筋細胞に変化させ、直径数センチ、厚さ0・1ミリほどのシート状に加工。心不全患者の心臓にはり付け、効果や安全性を確認する予定。
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2016年1月7日
大阪大学/サイバーメディアセンター15周年記念シンポジウムを22日に開催
http://ict-enews.net/2016/01/7osaka-u/
大阪大学は、サイバーメディアセンターの設立15周年を記念したシンポジウムを1月22日に開催する。参加費は無料。
サイバーメディアセンターは、情報通信メディアを基礎とした知的活動の大規模化、グローバル化を促すサイバースペース、サイバーソサイエティを大阪大学のキャンパス内に実現することを目指し、2000年に設立された。
シンポジウムでは、基調講演に「ICTによる大学改革:クラウド、ビッグデータ、教育改革」と題し、九州大学の安浦寛人理事・副学長が、「サイバーメディアセンターの15年」と題し、大阪大学サイバーメディアセンターの下條真司センター長が登壇。
全学支援や教育・研究に関する取り組みを紹介するほか、「キャンパスの情報化のロードマップを語る」をテーマにしたパネルディスカッションを実施する。
なお、シンポジウム後には懇親会も予定している。
シンポジウム 概要
日 時:2016年1月22日(金)13:00〜17:00
会 場:大阪大学サイバーメディアセンター サイバーメディアコモンズ(吹田キャンパス)
参加費 :無料 ※事前申込不要
詳 細(PDF)
関連URL
大阪大学 サイバーメディアセンター
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平成28年1月7日
大阪大学 科学技術振興機構(JST)
医療機器と同じ計測精度を持つパッチ式脳波センサの開発に成功
〜いつでもどこでも脳状態をリアルタイムに可視化可能に〜
<第2回ウェアラブルEXPO(1/13-15@東京ビックサイト)にて実機を展示>
http://www.jst.go.jp/pr/announce/20160107-2/
ポイント
冷却シートを額に貼るような感覚で、容易に装着することができるパッチ式脳波センサの開発に成功。
従来の脳波測定は、頭部全体に複数の電極を装着するなど装着者の負担が大きかった。
本センサにより、脳波測定を簡易・リアルタイムに可視化でき、脳と個人の状態との因果関係の解明の一助となる。
大阪大学Center of Innovation(COI)拠点では、国立研究開発法人 科学技術振興機構のセンター・オブ・イノベーション(COI)プログラムによる支援のもと、脳マネジメントにより常に潜在力(個人の持つ最大能力)を発揮できる“スーパー日本人”の実現を目指し、医脳理工・産学連携のプロジェクトを進めています。
このたび、関谷 毅(大阪大学 産業科学研究所 教授)、菊知 充(金沢大学 こどものこころの発達研究センター 教授)を中心とした医脳理工連携チームは、“冷却シートを額に貼るような感覚で、容易に装着することができるパッチ式脳波センサの開発”に成功しました(図1)。大型の医療機器と同じ計測精度を持つ手のひらサイズのパッチ式脳波センサであり、リアルタイムに脳状態を可視化することができます。
従来の脳波測定には、頭部全体に複数の電極を装着するなど装着者の負担が大きいため、長時間の装着が難しく、特に子どもの脳の測定は極めて困難でした。
本センサの開発により、脳波測定が簡易となり、多くの脳波データ取得が可能になることで、脳と個人の状態との因果関係を解明する一助となると考えられます。また、将来的には家庭内で脳波が測定でき、個人の状態を判断できるシステムの実現が期待されます。
パッチ式脳波センサの技術詳細は、2016年1月13日(水)〜15日(金)に東京ビックサイトにて開催される第2回ウェアラブルEXPO(東3ホール E22-34)にて発表予定です。
<研究の背景>
大阪大学COI拠点では、産学連携アンダーワンルーフのもと、医学・脳科学・理学・工学が連携(医脳理工連携)して、脳機能を明らかにし人間の状態(感情やストレスの状態)との因果関係を解明する研究を行っています。これらの情報を基に、人間の各状態に応じた活性化の手法を開発し、社会に提供する脳マネジメントシステムの研究開発を進めています。
脳マネジメントシステムは状態を検知し、活性化手段を提供し、活性化状態を評価し、さらなる活性化につなげるというサイクルを繰り返しますが、状態を検知する手段として脳波を測定することが極めて重要な課題です。ところが従来の医療用脳波計では、頭部全体に複数の電極を有線で装着し、導電ゲルを頭皮に塗布する手法がとられ、ウェアラブルな脳波計でも頭皮に電極を当てる櫛形電極が必要であるなど、装着者への負担が大きく長時間の装着には耐えられませんでした。また、多くのウェアラブルな脳波計は、装着時に、多数のケーブルをともなうことから、例えば子どもの脳を計測することは極めて困難でした。
そこで、誰でも・どのような状態でも精度の高い脳波計測を行うには、装着者に負担の少ない脳波計の開発を行う必要がありました。
<社会に与える影響(社会的意義)>
本プロジェクトで開発した脳波センサにより、これまで以上に脳波測定が簡易になることで、多くの脳波データを取得することが可能となり、脳と個人の状態との因果関係を解明する一助となると考えられます。
さらに今回、アルツハイマー型認知症患者と健常者の脳活動の違いを、額の脳波計測のみで区別できることを突き止めることができました。今後、このパッチ式脳波センサを利用することで、家庭内、かかりつけ医院、介護施設等で認知症の簡易検査などへとつながる可能性があります。
また、COIプログラムは、社会実装をひとつの目的としており、脳マネジメントの方法の1つとして、将来的には家庭で脳波を測定し、その結果をもとに測定した個人の状態を判断し、個人の状態にあった活性化手段を用いて、個の潜在能力を常に発揮できるシステムの実現を目指しています。
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<特記事項>
大阪大学COI拠点は、国立研究開発法人 科学技術振興機構(JST) センター・オブ・イノベーション(COI)プログラムによる支援により、金沢大学、パナソニック(株)など11機関、25企業と共同で研究を進めています。
<パッチ式脳波センサに関すること>
大阪大学 産業科学研究所 教授
関谷 毅(セキタニ ツヨシ)
Tel:06-6879-8400(研究室)
E-mail:
<大阪大学COIプロジェクトに関すること>
大阪大学 センター・オブ・イノベーション(COI)研究推進機構
Tel:06-6879−4988
E-mail:
URL:http://www.coistream.osaka-u.ac.jp/
<JST事業に関すること>
科学技術振興機構 イノベーション拠点推進部 COIグループ
松永 光正(マツナガ テルマサ)
Tel:03-5214-7997
E-mail:
URL:http://www.jst.go.jp/coi/
<報道担当>
科学技術振興機構 広報課
〒102-8666 東京都千代田区四番町5番地3
Tel:03-5214-8404 Fax:03-5214-8432
E-mail:
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病害虫阻止 近大、府立環境農水研が温室用網戸
2016年1月5日
http://www.nnn.co.jp/dainichi/news/160105/20160105018.html
温室への病害虫の侵入を防ぐ網戸「静電場スクリーン」を、大阪府立環境農林水産総合研究所と近畿大(東大阪市)が共同開発した。ほこりなどを吸着する静電気の性質を利用し、飛んできた害虫や病原菌を網戸にくっつける仕組み。実用化に向けて、同研究所は製造を担うメーカーと協力を進める考えだ。
静電場スクリーンは、高電圧を流した電線をすだれ状に組み合わせ、電線の表面は樹脂で覆っている。樹脂の表面が静電気を帯びるため、そこに虫などがくっつく。安全確保のため、すだれ状の電線の表と裏に金網をかぶせている。
これを温室の側壁や、害虫を吸い込みやすい換気口のほか、出入り口に設置する。一般の防虫ネットは細かい網目のもので0・4ミリ四方で、スクリーンには、これと同等の防虫効果があるという。ウイルスを媒介するコナジラミ類やアザミウマ類などの害虫、かびが引き起こす、うどんこ病の病原菌胞子の侵入も防ぐ。
通気性に優れているのも特長だ。0・4ミリの防虫ネットは防虫効果が高い分、通気性に課題がある。一方、スクリーンは金網の網目の1辺が1・6ミリあるため、通気性を確保でき、温室内の温度を2〜4度、下げることができたという。
太陽光利用型のハウス栽培では、換気が必要とされ、通気性の不良は大敵。高温生育障害や品質低下、作業環境の悪化などを引き起こす問題があった。こうした課題がスクリーンでは解消され、病害虫の抑制効果も高いため農薬の使用を減らすことができる。
ただ温室は人の出入りがあるため、害虫の侵入を完全に抑えることは難しい。こうした事態に備え、同様の技術を利用した、棒状で携帯が可能な「静電セイバー」(長さ約70センチ)も開発。温室内に害虫が発生した場合、葉の表面を軽くなでると虫を捕まえることができる。
スクリーンとセイバーの製造に意欲的なメーカーもあり、同研究所は実用化に向け、「製造コストを抑えることができるよう、メーカーと協力していきたい。高品質で安全性の高い作物の栽培につながる」と話している。
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酵素狙い、がん転移抑制 マウスで成功、薬剤開発に道
2016年1月8日 19:45
http://www.nnn.co.jp/dainichi/knews/160108/20160108132.html
新たな血管の形成に関わる特定の酵素を働かなくして、がんの転移を抑制することに近畿大の杉浦麗子教授(ゲノム創薬)のチームがマウスの実験で成功し、英科学誌電子版に8日発表した。血管を通じたがん細胞への栄養供給が減少したためとみられる。
チームによると、酵素は「PKN3」と呼ばれ、人の体内にもあり、がん細胞の内部に多く存在するという。杉浦教授は「酵素の働きを弱め、がん転移を抑える薬剤の開発につなげたい」と話している。
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松竹新喜劇、老舗の輝き再び 寛美さんの孫や若手入団 観客数も増加
2016.1.8
http://www.sankei.com/west/news/160108/wst1601080081-n1.html
http://www.sankei.com/west/news/160108/wst1601080081-n2.html
http://www.sankei.com/west/news/160108/wst1601080081-n3.html
上方人情喜劇の老舗「松竹新喜劇」。70年近い歴史をもちながら、喜劇王・藤山寛美さんを失って以来、吉本新喜劇の人気が高まる一方で、年間観客数は全盛期の80万人から一時は2万5千人ほどに激減した。年間公演も1カ月足らずになることもあったが、平成25年に寛美さんの孫、扇治郎さん(28)の入団もあって公演数を増やし、10万人以上に持ち直した。笑いだけでなく、庶民の人情の機微を描いた松竹新喜劇の舞台が今、人々の心を引きつける。
(亀岡典子)
義理人情の世界 笑いと涙
京都・南座(京都市東山区)の正月公演。満員の客席は40〜60代が多く、肩をたたき合って笑うかと思えば、ハンカチで目頭を押さえる姿がみられ、カーテンコールが起こる日もあった。
元日から7日まで上演された「えくぼ」は、働き者で気立てはいいが、見た目が美しいといえない女房と、そんな妻を邪険にする夫の夫婦愛を、涙と笑いのなかに描いた。劇団代表の渋谷天外さんは「お客さんはひと昔前より若返った感じで、反応も熱くなってきたのが分かる」と喜ぶ。
昭和23年に大阪・中座で旗揚げした松竹新喜劇は、40〜50年代に寛美さんの活躍などで黄金時代を迎え、中座を中心に1年中(12カ月間)公演が行われ、62年には連続244カ月公演を達成。連日超満員で、当時の観客数は年間約80万人に上り、テレビ中継もあって人気は沸騰した。
しかし、大黒柱だった寛美さんが平成2年に急逝。翌年、天外さんらを中心に新生松竹新喜劇として再スタートし、新作上演など新機軸を打ち出したが、観客数は下降の一途をたどり、公演数も減っていった。
「往時は、松竹新喜劇というより藤山寛美を見たいというお客さまが多かった」と話すのは松竹・関西演劇部の牧原広幸演劇製作室長。「寛美さんがいなくなると、どんな人が出ても満足されなかったのでは」
扇治郎さん入団がきっかけ
復活の兆しが見え始めたのは3年前。寛美さんの孫の扇治郎さんが入団して話題を集め、20〜30代の若手も加入し活気づいた。26、27年は公演数を5カ月に増やし、昨年の観客数は約11万人になった。
昨秋には、大阪松竹座で上演された「はるかなり道頓堀」が、「歴史ある大阪の劇団の底力を示した」として27年度の文化庁芸術祭賞大賞を受賞し、追い風も吹く。
扇治郎さんは子供の頃、松竹新喜劇と吉本新喜劇の違いが分からなかったそうだが、「大学生になって松竹の舞台を見たら、義理人情の世界に感動した。笑いの中に人生と人間が深く描かれている」と話す。
今年も、正月公演を皮切りに、大阪や東京などで年間5カ月程度の公演を予定。「うちにはかけがえのない財産として、人間の情愛を描いた名作がたくさんある。そこに演技の伝統があり、新喜劇独特のにおいがあるんです」。天外さんは力を込めた。
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18歳未満移植待機の男性が脳死 家族が臓器提供承諾
2016年1月9日 12:26
http://www.nnn.co.jp/dainichi/knews/160109/20160109052.html
日本臓器移植ネットワークは9日、伊勢赤十字病院(三重県)に入院していた15歳以上18歳未満の男性が8日午後10時27分、臓器移植法に基づき脳死と判定されたと発表した。男性は臓器提供の意思を書面で示していなかったが、家族が承諾した。
移植ネットが公表した家族のコメントなどによると、男性は血液がうまく送り出せない「特発性拡張型心筋症」で心臓移植を待っていたが、くも膜下出血を発症した。
両肺は大阪大病院で50代女性、肝臓は九州大病院で10代男性、膵臓と片方の腎臓は東京女子医大病院で40代男性、もう片方の腎臓は名古屋第二赤十字病院で60代男性に移植した。
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受賞前の川端「日本で最有力」
01月05日 08時30分
http://www3.nhk.or.jp/shutoken-news/20160105/4511861.html
1965年のノーベル文学賞で、日本人4人が候補に選ばれ、このうち3年後に受賞者となる小説家の川端康成が日本人作家の中で最も有力だと評価されていたことが明らかになり、選考委員の間で川端への関心が徐々に高まっていたことが伺えます。
これは、NHKが行った情報公開請求に対し、ノーベル文学賞の受賞者を選考する「スウェーデン・アカデミー」が4日、開示したものです。
それによりますと、この年は90人が候補となり、日本人では、小説家の川端康成、三島由紀夫、谷崎潤一郎、それに詩人の西脇順三郎の4人が含まれていました。
この4人が候補となるのは3年連続で、このうち川端康成について選考委員会は、「日本人作家で最も有力な候補者と言える」と評価しています。
そのうえで、「翻訳作品が少ないこともあり、引き続き調査が必要だ」としていて、選考委員の間で、3年後に日本人初の受賞者となる川端への関心が徐々に高まっていたことが伺えます。
一方、長年、有力視されてきた谷崎は、候補に挙げられながらも、選考前に死去しました。
この年は、旧ソビエトの作家、ミハイル・ショーロホフがノーベル文学賞を受賞しましたが、複数の日本人が同時に候補にあがるなど日本文学への評価の高まりを示した形となっています。
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大阪に国内最大級ライブハウス「Zepp Osaka Bayside」が 2017年2月誕生!
http://saitoshika-west.com/blog-entry-3499.html
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在阪4オケ指揮者一押し曲を演奏 4月公演概要発表
2016年1月13日
http://www.nnn.co.jp/dainichi/news/160113/20160113023.html
在阪の四つのオーケストラが一堂に会する演奏会「大阪4大オーケストラの響演」(4月)の概要が12日、大阪市北区のフェスティバルホールで発表され、各指揮者が意気込みを語った。
大阪交響楽団とミュージック・アドバイザーの外山雄三氏、大阪フィルハーモニー交響楽団と首席指揮者の井上道義氏、関西フィルハーモニー管弦楽団と桂冠名誉指揮者の飯守泰次郎氏、日本センチュリー交響楽団と首席指揮者の飯森範親氏(出演順)がそれぞれに選曲した一曲を順番に披露するというほかにはない企画。
昨年4月に初めて開かれた際にはチケットは完売し、その様子を放映したテレビ番組も高視聴率を獲得するなど話題を呼んだ。4指揮者は「大阪には面白がってくれる聴衆がいるから実現する」「大阪の名物として続いてほしい」などと企画を歓迎し、おのおのがオーケストラと培ってきたもの、これからの方向性を音楽で表していく。
演奏会は4月24日午後5時開演。4指揮者によるプレトークもある。
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世界の音色、肌で Duo Yamamotoピアノリサイタル
2016年1月17日
http://www.nnn.co.jp/dainichi/news/160117/20160117028.html
ドイツ在住で世界的に活躍する姉妹ピアノデュオ「Duo Yamamoto(山本悠加&彩加)」のリサイタル「姉妹が織りなす光と影」が北区西天満4丁目のザ・フェニックスホールで開かれ、聴衆は世界最難関コンクール優勝の実力に魅了されていた。
日本でのクラシック音楽の浸透、“アーティスト”という職業の価値確立を目指す日化産業音楽事業部(西区)の主催で11日に開催。同部は昨年6月に発足し、関西でのコンサートや音楽イベントなどの企画・運営、アーティストのマネージメント業務、音楽教室の経営・運営を手掛けている。
今回のリサイタルは同部部長でピアニストの湯川真由さんが、ウイーン留学時代の友人である「Duo Yamamoto」の“本物の演奏”を、日本でも多くの人に聴いてもらい、「新しい衝撃と感動を与えたい」という思いから企画。
「ウィンスボロ紡績工場のブルース(二台ピアノのための)」などの演奏のほか、「眠れる森の美女(四手連弾のための)」ではスクリーンに絵を映しだし、湯川さんのピアノ、向江紗彩さんの朗読を交えて童話の世界観を表した。
2台のピアノで、または1台のピアノで、姉妹ならではの2人4手の磨き上げられた一体感を余すことなく披露し、大阪での貴重な演奏会を成功裏に終えた。「初めての大阪でのリサイタルだったが照明が工夫されていたり語り付きだったりと、新しいクラシックコンサートの形を聴衆の皆さまと一緒に楽しめた」と山本姉妹。
湯川さんは「これからも本格的な演奏を気軽に楽しんでいただける公演やイベントを創造・提供していけるよう一歩一歩地道に精進していきたい。クラシックアーティストの活躍の場が広がっていくことを心から願っている」と話している。
◇ ◇
6月19日に同ホールで、同事業部設立1周年記念コンサートを予定。
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センター試験で文系人気、企業採用上向き受け
2016年01月16日
http://www.yomiuri.co.jp/osaka/news/20160116-OYO1T50019.html?from=oycont_top_txt
16日午前、全国で始まった大学入試センター試験。大手予備校「河合塾」によると、今年は企業の業績や採用意欲が上向きなため、経済学部など文系の人気が高く、受験生からは、語学などの知識を身に付けたいという声が聞かれた。〈本文記事1面〉
大阪大(大阪府吹田市)の会場では、和歌山大観光学部が第1志望という私立高3年の女子生徒(17)が「最近は外国人観光客も増えているが、観光を専門に勉強している人はまだ少ないので、狙い目だと思った」と話した。
京都大(京都市)の会場では、金沢大を志望する私立高3年の男子生徒(18)が「世界情勢や身近な暮らしは全てお金が関係していると感じており、経済系の学部に進みたい」と語った。
センター試験は2020年度の実施から、記述式を盛り込んだ新テストに衣替えされる見通しだ。これに対し、受験生からは賛否の声が上がった。
千葉大教育学部を志望する国立大付属高校3年の男子生徒(17)は、「受験生は大変だが、暗記だけの試験はよくない。将来、先生になったら思考力を持つ子を育てたい」と評価。一方、大阪府内の私立高3年の男子生徒(18)は「受験生の多いセンター試験で、記述式の公平な採点ができるのか疑問だ」と指摘した。
過去のセンター試験で替え玉受験などによる不正が発覚したことを受け、阪大ではこの日、試験の監督官らに通常より見回りを強化するなどの対策を指示した。
2016年01月16日
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統合失調症、脳の体積に左右差 特定部分で、大阪大発見
2016年1月19日 18:47
http://www.nnn.co.jp/dainichi/knews/160119/20160119095.html
統合失調症の患者は、意欲や運動機能に関わる左右の脳の「淡蒼球」という部分の体積が、右脳よりも左脳で大きくなっていることを大阪大や東京大のチームが発見し、19日付の米専門誌電子版に発表した。
チームの橋本亮太・大阪大准教授(精神医学)は「統合失調症の仕組み解明のほか、将来は、左右の大きさを調べ、診断補助に活用できるかもしれない」と話した。
統合失調症は、幻覚や妄想、集中力の低下などさまざまな症状が出るが、詳しい原因は不明。
チームによると、淡蒼球は脳の深部にある大脳基底核と呼ばれる部位の一部。
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味な近大、次はマアジ…梅田など直営店で提供
2016年01月19日
http://www.yomiuri.co.jp/osaka/news/20160119-OYO1T50000.html?from=oycont_top_txt
近畿大学は、完全養殖に向けて研究中のマアジの養殖魚を、21日から大阪・梅田と東京・銀座の直営料理店「近畿大学水産研究所」で提供する。
マアジは大衆魚として親しまれているが、資源量は90年代をピークに減少傾向にある。天然の幼魚を捕獲して成魚まで育て、この成魚が2014年に産卵した卵が孵化(ふか)し、成魚サイズに育ったことから、料理店で提供することにした。養殖魚のおいしさをPRすることや、客の意見を今後の研究に生かす。
今回の成魚が産卵し、そこから育ったマアジが成魚になれば、完全養殖の成功となる。近大によると、マアジの完全養殖の取り組みは珍しく、うまくいけば来年にも食べられるという。
近畿大学水産養殖種苗センターの高岡治氏は「養殖のマアジは天然物より脂がのっていて、臭みもない」と話している。
マアジの姿造りを3月中旬頃まで税抜き1200円(ディナーのみ)で、数量限定販売する。
2016年01月19日
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阪大、再生医療VBを設立 iPS培養基材の開発を支援
2016/1/29
http://www.nikkei.com/article/DGXLZO96665800Z20C16A1LDA000/
大阪大学は28日、皮革大手のニッピなどと共同出資して再生医療ベンチャーのマトリクソーム(大阪府吹田市)を設立したと発表した。iPS細胞などの培養に使える基材の開発や販売を手掛ける。阪大が出資する大阪大学ベンチャーキャピタル(同市)を通じて資金を提供した。阪大VCが設立時から出資するのは初めて。阪大で生まれた研究成果の事業化を後押しする。
マトリクソームは阪大の関口清俊教授がニッピとの共同研究で開発した幹細胞を効率的に培養する技術を事業化する。阪大VCとニッピに加え、SMBCベンチャーキャピタル(東京・中央)も出資。ニッピのプロテインエンジニアリング室長の山本卓司氏が社長に就いた。
記者会見した阪大の西尾章治郎総長は「大学の研究成果を事業化してイノベーションにつなげたい」と強調。ニッピの伊藤隆男社長は「iPS細胞関連の新事業や製品も手掛けて、再生医療の発展に貢献したい」と述べた。
阪大VCは、再生医療向けの自動培養装置などを製造販売するジェイテック(大阪府茨木市)にも出資した。同社は出資を受けて細胞培養技術の開発に加え、エックス線集光ミラーの生産設備を増強。早ければ来春にも上場し、再生医療と光学の両分野を軸に事業拡大を目指す。
阪大VCは国立大による大学発ベンチャーへの投資が規制緩和で認められたことを受け、2014年12月に設立された。今回の投資で手掛けた案件は計3件となる。同VCの松見芳男社長は「再生医療に強い阪大の特長を生かした投資を今後も手掛けていきたい」と語った。
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脳死臓器提供 意思確認訓練
02月02日 19時30分
http://www3.nhk.or.jp/kansai-news/20160202/5531821.html
脳死状態になった患者の家族に、臓器提供の意思を尋ねる際の手順を確認する訓練が2日、大阪・吹田市の国立循環器病研究センターで行われました。
この訓練は、脳出血で治療を受けていた50歳の男性患者が脳死状態になり、病院のスタッフが家族に臓器提供の意思を確認するという想定で行われ、医師や看護師などおよそ100人が参加しました。
医師などは、家族にふんした人たちに病状を説明し、患者本人が臓器提供の意思をカードなどに記していないか、尋ねました。
そして、家族から、臓器提供を希望する内容のカードが示され、移植コーディネーターが説明するまでの手順を確認しました。
日本臓器移植ネットワークによりますと、脳死からの臓器提供は全国で毎年50例前後行われていますが、国立循環器病研究センターでは、これまで、脳死からの提供は行われていないということです。
センターの福嶌教偉移植医療部長は「知識や技術を身につけ、臓器提供の手順をスムーズに行えるようにしたい」と話していました。
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虫歯菌、脳出血にも関与 新たな予防法に期待
2016年2月5日 20:02
http://www.nnn.co.jp/dainichi/knews/160205/20160205121.html
虫歯の原因となる「ミュータンス菌」が、脳出血の発症にも関与していることを国立循環器病研究センター(大阪府)や京都府立医大、大阪大のチームが突き止め、英科学誌電子版に5日発表した。
関与しているのは、人体の止血作用を阻害する特殊なタイプのミュータンス菌。
同センターの猪原匡史医長(脳卒中学)は「日常の歯磨きが重要。病原性の高い細菌を選択的に減らせれば、脳出血の新しい予防法になる可能性がある」と話した。
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医療機器開発で連携 県立医大と大阪府立大協定
2016年02月05日
http://www.yomiuri.co.jp/local/wakayama/news/20160204-OYTNT50231.html
県立医大(和歌山市)と大阪府立大(堺市)は4日、先端の医療機器や高齢者のリハビリ装置などの研究、開発で連携する協定を結んだ。両大学は今後、企業や自治体とも協力し、県立医大が持つ医学、大阪府立大の工学や農学などの専門技術を生かした新事業に乗りだし、和歌山、大阪両府県の産業振興に結びつけたい考えだ。
両大学は昨年春から協定の検討を進めてきた。この日、県立医大で、同大の岡村吉隆理事長と大阪府立大の辻洋理事長が協定書にサインした。協定では企業も巻き込んでの研究促進や、科学技術に関するセミナーの開催などで協力することが定められている。
岡村理事長は「大阪の高いレベルの物作りの技術を生かし、災害医療や救急、認知症治療などの質を高めたい」と述べ、辻理事長は「高齢者の運動リハビリや障害者スポーツの研究を進めていく上で、医学的なアドバイスは欠かせない。知恵を結集して新しい機器を生み出せれば」と期待を込めた。
2016年02月05日
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コレラ菌誘引するのはタウリン 小腸の胆汁成分
2016年2月16日 19:32
http://www.nnn.co.jp/dainichi/knews/160216/20160216127.html
人体に入ったコレラ菌が増殖の場として小腸を目指して泳ぐ際、小腸にある胆汁の成分「タウリン」に引き寄せられることを大阪大や法政大などのチームが突き止め、英科学誌電子版に16日発表した。
コレラ菌は飲食物を介して口から入ると、タウリンの濃度が高い小腸に定着し毒素を産出、激しい下痢を引き起こす。
チームの川岸郁朗法政大教授(分子生物学)は「コレラ菌の行動制御や新しい薬剤の開発にもつながる成果」と話した。
チームによると、増殖しやすい環境を感知するコレラ菌内のMlp37というタンパク質がタウリンを認識し、引き寄せられて結合することが分かった。
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大阪文化祭賞 授賞式
02月24日 21時11分
http://www3.nhk.or.jp/kansai-news/20160224/5627911.html
大阪で行われたすぐれた芸術文化活動を表彰する「大阪文化祭賞」の授賞式が行われ、優秀賞に人形浄瑠璃「文楽」の人形遣い、二代目吉田玉男さんの襲名披露公演などが選ばれました。
大阪文化祭賞は、大阪府や大阪市などが設けているもので、24日、授賞式が行われました。
平成27年度の優秀賞には、▼去年4月に行われた人形浄瑠璃「文楽」の人形遣い二代目吉田玉男さんの襲名披露公演、▼去年5月から6月に行われた劇団☆新感線の公演「五右衛門vs轟天」、そして、▼去年8月に行われた佐々木美智子バレエ団の公演「『アナーキ』宿命」が選ばれました。
授賞式で、吉田玉男さんは、人形を操って賞状を受け取り、「今後も精進していきます」とあいさつしました。
また、4つの団体や個人の活動に対し奨励賞が贈られ、受賞したオーケストラのメンバーが演奏を披露しました。
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近大、今度は”健康卵” コレステロール2割低減
2016年2月23日
http://www.nnn.co.jp/dainichi/news/160223/20160223032.html
通常の卵に比べてコレステロールが2割少ない卵「近(きん)の鶏卵(とりのたまご)」を東大阪市の近畿大薬学部と東大阪の町工場が共同開発し、販売を始めた。酸素など水に溶けた気体を取り除いた機能水「脱気水」を養鶏に用いたもので、健康食品として注目を浴びそうだ。
脱気水は高い浸透力や抗酸化作用があり、通常の水道水と比べて油脂の溶解性に優れているという。家庭用の脱気水装置を製造販売する同市のマシン・メンテナンス・サービスの石原祥光社長が3年前に「脱気水の効能を検証してほしい」と同大に依頼したのがきっかけで、同学部病態分子解析学研究室の多賀淳准教授と学生4人が、3年かけて脱気水の有用性について研究してきた。
脱気水の物理的な性質は調べられるが、健康への影響を調べるのは難しい。そのため奈良県吉野町の養鶏場の協力で、養鶏5千羽に脱気水を与え、血液や卵を調べることにした。
その結果、仕組みは分からないが、脱気水を与えた養鶏の血液が通常の飼育水で育てた鶏より血中のLDL(悪玉)コレステロールが低減することを発見した。その鶏が産んだ卵を4カ月間調査したところ、総コレステロールとLDLコレステロールも20%低減。また、脂質も15%低く、グルコース(ブドウ糖)の数値は5倍高く、甘みもあることが明らかになった。
コレステロールは脂質のひとつで、LDLコレステロールが多すぎると心筋梗塞や脳梗塞を引き起こすと言われている。多賀准教授は「脂質が少なく、あっさりしているので、健康にもつながる」と話し、健康志向の商品につなげたい考え。
病態分子解析学研究室は開設3年で、スッポンのコラーゲンを活用した美容液や化粧水などを商品化。今回の卵が6例目になる。1月には高島屋大阪店で学生が試食品を提供しながら販売したところ、飛ぶように売れ、人気だった。すでに大阪市内のホテルの朝食の卵かけご飯用にも使われている。
高島屋大阪店地階の「鳥清」と黒門市場(中央区)の「新魚栄」でも、1パック(6個入り)648円で販売している。
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食道がん関与の遺伝子特定 大阪大チームが発表
2016年2月26日 21:19
http://www.nnn.co.jp/dainichi/knews/160226/20160226139.html
日本人に多い食道がんの一種「食道扁平上皮がん」の発症には、特定の遺伝子の変化が関わっているとみられることを大阪大の森正樹教授(消化器外科)のチームが突き止め、26日発表した。
チームによると、食道扁平上皮がんは、日本人の食道がんの約9割を占める。遺伝子の働きを制御できる薬を開発することで、治療に役立てられる可能性があるという。
研究では、スーパーコンピューターを使い、食道扁平上皮がんを患う日本人約140人のがん細胞の遺伝子などを解析。細胞の増殖や死滅に関わる15種類の遺伝子が、健康な人の細胞とは異なるタイプに変化していた。
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大阪大発VCが本格稼働、投資を第3弾まで実行
丸山 正明=技術ジャーナリスト
2016年2月9日(火)
http://business.nikkeibp.co.jp/atcl/report/15/226265/020700011/?rt=nocnt
国立大学が出資・設立したベンチャーキャピタル(VC)による投資活動が本格化する中(参照記事:「本格化する大学発VCの投資活動、東北大は約100億円を元手に15〜20社に投資へ」)、大阪大学ベンチャーキャピタル(OUVC、大阪府吹田市)が、2016年1月末までにベンチャー企業への投資を第3弾まで実施したことを明らかにした。OUVCは大阪大の高い研究開発成果を基に、優れた競争力を持つベンチャー企業を輩出する目的で設立されたVC。大阪大が100%出資して2014年12月22日に設立した。OUVCは大阪大が100%出資する子会社の「認定特定研究成果活用支援事業者」として投資活動している。
OUVCの1番目の案件は、マイクロ波化学(大阪府吹田市)への投資であり(参照記事:「『世界中の化学産業を変革したい』との思いで、起業しました」)、2015年9月に公表した。そして、2番目としてマトリクソーム(大阪府吹田市)に、3番目としてジェイテック(大阪府茨木市)に投資したことを、1月末に相次いで発表した。投資を公表することで、有望な投資案件の発掘、投資審査、投資実行を順調に進めていることを学内・学外にアピールしたわけだ。
投資第2弾のベンチャー企業は細胞培養用基材を事業化
2番目のマトリクソームの投資については、OUVCは初めて記者発表会を開催した。1月28日夕方、大阪大の吹田キャンパス内で「マトリクソームへの投資決定に関する記者発表会」と題した記者会見を開催したのだ。発表会には、大阪大の西尾章治郎総長をはじめとする理事・副学長の3人の大学幹部、事業化シーズを提供した大阪大蛋白質研究所の関口清俊教授、その事業化を共同研究によって進めた企業のニッピ、そのニッピの子会社であり大阪大発ベンチャー企業でもあるマトリクソーム、OUVCの松見芳男代表取締役、そしてマトリクソームの関係者などが勢揃いした。
今回、OUVCが投資を決定したマトリクソームは、再生医療向けなどの細胞培養向け基材を開発し販売する事業を目指す。この研究開発は関口教授が長年、実施してきた。科学技術振興機構(JST)の戦略的創造研究推進事業ERATO型の中で、関口教授が総括責任者を務めたERATO「関口細胞外環境プロジェクト」(2000年10月〜2005年9月)が基盤となっている。京都大学の山中伸弥教授がヒトでのiPS細胞(人工多能性幹細胞)の研究成果を2007年に発表する前に、細胞培養向け基材の基盤研究として成果を上げた先駆的な研究成果であると、ERATO事業評価書などでは高く評価されていたものだ。
その後も、関口教授は研究開発を進め、最近では2016年度の政府の補正予算から大阪大が受け取った特別運営費交付金の34億円の一部を活用し、大阪大蛋白研究所とニッピが「事業化推進型共同研究」契約を結んだ。そして将来、大阪大発ベンチャー企業を創業する計画を進めていた。ニッピは、皮革関連製品事業がルーツの企業であり、最近はコラーゲンなどの化粧品事業やゼラチンなどの食品事業で成長している老舗企業である。
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今回、ベンチャー企業を創業するために、OUVCはベンチャー企業の創業計画などをニッピや関口教授などと話し合い、2015年12月3日にマトリクソームを資本金400万円で設立した。この創業時点では、関口教授が代表取締役に就任した。同社の株式の75%を創業者の関口教授が、25%をニッピが保有した。創業時のマトリクソームの事業内容は「再生医療・創薬の基盤となる細胞培養用基材・サービスの開発・販売」と表記されている。
OUVCは、マトリクソームの創業計画段階の“シード期”からハンズオン支援を始め、そして同社の資本政策などに関しても話し合った模様だ。その結果、OUVCの投資部は調査・投資審査を続けたうえで、マトリクソームへの投資案件案をかため、OUVCの代表取締役社長と社外取締役で構成する支援・投資委員会に提案した。2015年内には「マトリクソームへの投資は社内では決まっていた」と、OUVCの勝本健治管理担当執行役員・経営企画部長は明かす。
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大阪・泉南市 アナゴ養殖プロジェクト
更新:03/06 12:01
http://www.mbs.jp/news/kansai/20160306/00000009.shtml
大阪府泉南市がアナゴの養殖プロジェクトを始めました。
府内でアナゴの漁獲高1位を誇る泉南市。
しかし、水質や水温の変化で10年前の5分1にまで減っています。
そこで泉南市は養殖技術者の育成や施設の整備に着手。
近畿大学水産研究所の技術協力を受けて、地元の漁協が養殖を行います。
6日のセレモニーでは、近畿大学の養殖アナゴが水槽に放され、試食会も行われました。
「おいしい」(男の子)
今月中旬に養殖が始まり、今後は、泉南アナゴのブランド化を目指します。
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成人T細胞白血病、新治療の臨床研究開始…阪大
2016年03月07日
http://www.yomiuri.co.jp/osaka/news/20160307-OYO1T50001.html?from=oyartcl_blist
「2段階方式」、7年後の実用化目指す
ウイルスが引き起こす血液のがん「成人T細胞白血病(ATL)」の研究を進める大阪大は、がんを守る細胞を無力化した上で、免疫細胞による攻撃力を強める「2段階方式」の新たな治療法の臨床研究を始めた。20〜80歳の難治性や再発の患者らが対象で、今後3年間に約30人で安全性や効果を確認し、約7年後の実用化を目指すとしている。
ATLは、主に母乳を通じて子に感染した原因ウイルスが起こす白血病の一種。国内感染者は約100万人で、毎年700〜1000人が発症するとされる。
阪大の坂口志文教授と江副幸子講師らのチームは2014年12月に阪大病院倫理委員会の承認を受け、先月29日から臨床研究に着手。1例目の患者は77歳の男性で、昨年9月の発症後、抗がん剤治療を受けたが効果がみられなかったという。
一般的に体内に異物が入れば免疫細胞が攻撃し、排除する。しかし、がんの周りには、免疫細胞にブレーキをかける「制御性T細胞」(Tレグ)が集まり、免疫細胞からの攻撃を防いでいる。新治療法では、Tレグを排除するATL治療薬「モガムリズマブ」で、がんを無防備にするとともにがんワクチンを注射、免疫細胞の攻撃力を強化する。
治療期間は約2か月半で、ATL治療薬を週1回ずつ計8回、がんワクチンを隔週1回ずつ計6回併用する。
ATL治療薬とがんワクチンの投与期間を分けたり、ATL治療薬だけを投与したりした場合との比較も行う。早ければ18年中にも臨床試験(治験)を始め、23年中の薬事承認を目指す。
Tレグは坂口教授が発見し、国内外でがん治療への応用などの研究が進む。江副講師は「副作用が強い抗がん剤と比べ、Tレグを狙った治療は体の負担が少なく、従来の抗がん剤が効きにくい人にも十分な効果が期待できる」と話す。
2016年03月07日
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大阪でシンポジウム「大規模災害への備えを」
更新:03/07 07:51
http://www.mbs.jp/news/kansai/20160307/00000009.shtml
東日本大震災から5年となるのを前に、大規模な災害にどう備えるかを話し合うシンポジウムが大阪で開かれました。
このシンポジウムは、東日本大震災から5年となるのを前に、大規模災害への備えを考えようと、千里金蘭大学や大阪大学などが開いたものです。
はじめに内閣官房副長官補として安全保障を担当していた、西川徹矢弁護士が災害時の地域の重要性などについて講演しました。
「南海トラフの問題、直下型の問題。危険な地域に常に災害を背負う形になる」(元内閣官房副長官補 西川徹矢弁護士)
また、災害発生時は直後だけでなく持続的に支援することが重要だということで、シンポジウムでは、医療器具が十分に備わっていない場所で、鍼灸などで支援する必要性についても話し合いました。
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ビッグデータ活用へ大阪大が新組織立ち上げへ…関西プレスクラブで西尾総長
http://www.sankei.com/west/news/160308/wst1603080081-n1.html
ビッグデータと呼ばれる膨大な電子データを使った研究推進を目指し、大阪大が新たに専門の研究拠点を4月に立ち上げることが8日、分かった。同日、大阪市内で開かれた関西プレスクラブの会合で、西尾章治郎総長が明らかにした。
西尾総長は講演で、携帯端末などでどこでも自由に情報にアクセスできる「ユビキタス情報社会」に続く技術革新として、エアコンが体調に合わせて温度を設定するなど、情報端末側が自律的にユーザーの好みや状態を判断して動作する「アンビエント情報社会」が到来すると指摘。
「今後は情報と人間の認知や生体をクロスさせていくことが重要だが、従来の手法では不十分」とし、さまざまな学術分野で蓄積されたデータを集積する「大阪大学データビリティフロンティア機構」を学内に設立すると述べた。
西尾総長や大阪大によると、同機構にはライフサイエンスやバイオサイエンス、システムデザインなど8つの部門が置かれ、研究活動で得られたビッグデータを蓄積、解析して新たな研究につなげる。諸外国と比べ不足しているビッグデータを分析できる研究者の養成も進めるという。
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近大、京大の研究用原子炉再開へ 6月以降、審査合格にめど
2016年3月9日 13:39
http://www.nnn.co.jp/dainichi/knews/160309/20160309063.html
国内の大学の研究用原子炉が6月以降、順次運転を再開する方向であることが9日、分かった。原子力規制委員会の主要審査がほぼ終わり、合格の見通しが立ったため。原子力規制庁が同日、規制委の会合で報告した。
国内にある大学の研究用原子炉は、京都大の2基(大阪府熊取町)と近畿大の1基(同東大阪市)の計3基。出力は商用原発と比べると、いずれもごく小さい。
再開時期は、京大の1基(出力100ワット)が6月以降。京大のもう1基(5メガワット)と近大のもの(1ワット)は秋以降になる見通し。
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感激!雨の中サクラサク、国立大で合格発表
2016年03月09日
http://www.yomiuri.co.jp/osaka/news/20160309-OYO1T50017.html?from=oycont_top_txt
関西の主な国立大学で9日、2016年度入学試験(前期日程)の合格発表が行われた。
大阪大の吹田キャンパス(大阪府吹田市)では午前9時に合格者の受験番号が掲示され、雨の中で待ち受けた数百人の受験生や保護者から歓声が上がった。
第一志望の法学部に合格した大阪府立茨木高3年(18)は「家が近くで、ずっと憧れていたので感激。将来は弁護士など、人を助ける仕事を目指します」と話した。阪大では前期日程で計11学部に7142人が挑戦、2993人が合格した。
この日は京都大、神戸大でも合格発表があり、京大の合格者は2828人、神大の合格者数は2026人だった。
2016年03月09日
殺害された予備校生 第一志望の国立大に合格
3月9日 18時32分
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20160309/k10010437271000.html
先月、福岡市の路上で刃物で刺されて殺害された、予備校に通う19歳の女子生徒が、事件の直前に受験した第一志望の国立大学に合格したことが分かり、遺族は「本人もきっと喜んでくれていると思います」というコメントを出しました。
福岡市西区の予備校生、北川ひかるさん(19)は、先月27日の夜、自宅近くの路上で刃物で刺されて殺害されました。事件の直前に受験した第一志望の大阪大学で、9日、前期日程の入学試験の合格発表が行われ、ひかるさんが法学部に合格したことが分かりました。
父親の北川洋二さんは9日、警察を通じてコメントを出し、「ひかるは見事に大阪大学法学部に合格しました。本当によくやってくれました。ひかるは、とっても親思いの優しい子でした。ひかるもきっと喜んでくれていると思います」とつづっています。
父親によりますと、ひかるさんはこのほか東京と関西の3つの私立大学にも合格しているということです。
一方、警察によりますと、この事件では直後に同じ予備校に通う19歳の少年が両手にけがをした状態で交番に出頭し、北川さんをナイフで刺したことを認めたということです。警察は少年のけがの回復を待って殺人の疑いで逮捕するとともに、詳しいいきさつを調べる方針です。
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「くずし字」学習アプリ開発 大阪大、歴史資料に親しみ
2016年3月9日 19:16
http://www.nnn.co.jp/dainichi/knews/160309/20160309115.html
江戸時代以前などに現代の平仮名や漢字の形を崩して使用されていた「くずし字」を、実在する古典から引用し、画像にして覚えるスマートフォン用無料アプリ「KuLA」を大阪大の飯倉洋一教授(日本近世文学)らのチームが開発し、大阪市内で9日、公表した。
戦国武将の手紙や浮世絵に書かれた文字のほか、古い時代の地震などの災害関連資料を読む手助けとなり、国内外の研究者の関心が高まっていた。
チームによると、くずし字は、一つの平仮名や漢字に対して複数のパターンがあり、使用頻度が高い278字に対し、江戸時代の本から収集した用例3千以上を収録した。
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阪大研究チーム iPS細胞で角膜などの組織
更新:03/10 12:01
http://www.mbs.jp/news/kansai/20160310/00000020.shtml
「ヒトのiPS細胞から角膜などの組織を作り出すことに成功した」と大阪大学の研究チームが明らかにしました。
大阪大学大学院で眼科学を専門とする西田幸二教授らの研究グループは、ヒトのiPS細胞から眼の様々な組織の元になる細胞を分化させることに成功し、そこから角膜上皮組織を作り出すことに成功したということです。
ケガや病気によって角膜の表面の細胞が再生できなくなると失明に繋がる恐れがあり、これまでは角膜移植が行われてきましたが、拒絶反応などの問題もあり、新たな再生治療に繋がることが期待されています。
「今までの治療でなかなかよくならないので、角膜移植では・・・。そういう患者さんの眼の状態を少しでもよくできたら」(大阪大学大学院・西田幸二教授)
研究グループは、来年度中に臨床試験の実施を申請したいとしています。
世界初 iPS細胞で眼全体を作製
更新:03/10 20:58
http://www.mbs.jp/news/kansai/20160310/00000058.shtml
ヒトのiPS細胞から角膜などの組織を作り出すことに成功したと大阪大学の研究チームが明らかにしました。
大阪大学大学院の西田幸二教授らの研究グループはヒトのiPS細胞から眼の様々な組織の元になる細胞を分化させることに成功しそこから黒目の外側にあたる角膜上皮組織を作り出すことが出来たということです。
これまで網膜など眼の後ろの部分のみを作り出す技術は報告されていましたが、角膜上皮や水晶体など眼の前の部分も同時に作り出したのは世界初で、できあがった角膜上皮組織をもとに細胞シートを作り、それを角膜が損傷したウサギの目に移植したところ正常に機能したということです。
角膜の表面の細胞が再生できなくなると失明に繋がる恐れがありこれまでは角膜移植が行われてきましたが拒絶反応やドナー不足の問題もあり新たな再生治療に繋がることが期待されています。
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iPSから目の主要細胞 大阪大が作製、世界初
2016年3月10日 4:57
http://www.nnn.co.jp/dainichi/knews/160310/20160310007.html
人の人工多能性幹細胞(iPS細胞)から、角膜の一部や水晶体、網膜など目の主要な部位の細胞をまとめて作ることに大阪大の西田幸二教授(眼科学)のチームが世界で初めて成功し、9日付英科学誌ネイチャー電子版に発表した。
目のレンズに当たる角膜部分をウサギに移植し、機能させることにも成功。iPS細胞による機能的な角膜細胞作製は初めてとしており、けがや病気で傷ついた角膜再生の臨床研究実施を2016年度末にも学内倫理委員会へ申請する。
他の部位も含め立体的な組織ができたわけではないが、複雑な構造を持つ目の再生医療に将来つながる可能性がある。
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iPS細胞から角膜作製、阪大が成功 平成28年度中にも臨床研究を申請へ
http://www.sankei.com/west/news/160310/wst1603100017-n1.html
ヒトの人工多能性幹細胞(iPS細胞)から眼球の黒目の部分にあたる角膜上皮組織を作製することに、大阪大大学院医学系研究科の西田幸二教授(眼科学)らのグループが成功した。胎児の眼球が形成される過程を世界で初めて再現することにも成功したといい、英科学誌・ネイチャーのオンライン版に10日、掲載される。西田教授らは、平成28年度中にも角膜上皮組織の再生医療の臨床研究を大阪大の特定認定委員会に申請する。
西田教授らは、iPS細胞を「ラミニン511」と呼ばれるタンパク質の一種が入ったシャーレで培養。角膜や網膜、水晶体、中枢神経など、眼球を構成する組織のもとになるさまざまな細胞が同心円状の4層構造になり、胎児の眼球が形成される過程を再現することに成功した。
そこに特殊な培養液を加え、角膜上皮組織を作製。シート状にして角膜上皮を損傷したウサギに移植したところ、正常に機能した。
西田教授らの臨床研究は、「スティーブンス・ジョンソン症候群」など角膜上皮が損傷する病気が対象。角膜内皮の臨床研究も29年度ごろに申請する計画といい、西田教授は「今まで治療できなかった患者を救いたい」と話している。
一連の研究は今後、角膜以外の再生医療にも役立つ可能性があるという。
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難病パーキンソン病の進行抑制 マウスで成功、治療法開発に道
2016年3月14日 19:35
http://www.nnn.co.jp/dainichi/knews/160314/20160314129.html
手足の震えや体のこわばりが起こる難病「パーキンソン病」の進行を、神経細胞内の特定のタンパク質の働きを強めて抑えることに、大阪大の望月秀樹教授(神経内科学)のチームがマウスで成功し、14日付の英科学誌電子版に発表した。
このタンパク質はネクジン。神経細胞の死滅により起きるパーキンソン病で、死滅を防ぐ機能があった。
望月教授は「ネクジンを作る遺伝子を脳内へ安全に送り込み、治療につなげる臨床研究を数年以内に始めたい」と話す。
パーキンソン病は、脳の神経伝達物質ドーパミンを出す神経細胞が減って起きる。
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日本遺産へ2市申請 藤井寺市・河内長野市
2016年3月14日
http://www.asahi.com/articles/CMTW1603142800003.html
地域の文化財を一つの「ストーリー(物語)」として組み立てる「日本遺産」の認定を目指し、藤井寺市と河内長野市が相次いで国に申請した。府内で認定された自治体はまだなく、両市とも観光振興につなげる狙いだ。
日本遺産は昨年、文化庁が地域活性化や観光客誘致などを目的に創設。個別の建物や遺跡を対象とせず、地域の文化財を歴史や風土に基づいて構成したストーリーが対象。昨年は「琵琶湖とその水辺景観」「国境の島 壱岐・対馬・五島」など18件が認定されたが、府内はゼロ。文化庁は2020年までに約100件を認定する方針で、今年は2月まで募集した。
藤井寺市の申請名は「巨大前方後円墳があるまち・藤井寺―土師(はじ)氏の知恵と技術が遺(のこ)した風景―」。ユネスコの世界文化遺産登録を目指す古市古墳群の造営を手がけた氏族の土師氏に光を当て、本拠地だった道明寺地域周辺にある埴輪(はにわ)の窯跡や古墳から出土した石棺、土師氏ゆかりの道明寺天満宮などで構成する。
担当者は「世界遺産登録に向けた準備を進めるとともに、より知名度を上げて観光客に多く来てもらいたい」と期待する。
河内長野市は「僧と民衆が創ったもう一つの中世的世界〜奥河内にあった共和国・境内都市・民主政治〜」で申請。武士の時代として描かれやすい中世の時代に、観心寺と金剛寺を中心に統治された特色ある地域だったとアピールする。
担当者は「戦前までは観光地として栄えた街。日本遺産の認定を目指し、豊富な観光資源をPRしていきたい」と意気込む。
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室内楽の精鋭集まれ! 大阪国際コン、概要発表
2016年3月16日
http://www.nnn.co.jp/dainichi/news/160316/20160316038.html
3年に1度大阪で開催されている室内楽の登竜門「大阪国際室内楽コンクール&フェスタ」の第9回(2017年5月、大阪市中央区のいずみホール)の概要が15日、大阪市内のホテルで発表された。
日本室内楽振興財団(同区、越智常雄理事長)が1992年から行っている国際コンクール。“音楽の原点”と言われる室内楽に取り組む若手演奏家を広く世界に求め、優れた演奏を顕彰している。毎回世界中から150団体以上の応募があり、入賞団体の多くがその後世界的な活躍を見せている。
第9回のコンクール第1部門は「弦楽四重奏」を、第2部門は「管楽アンサンブル」(木管五重奏、サクソホン四重奏、金管五重奏)を対象に行う。出演資格は35歳以下の演奏者で編成したアンサンブルで、CDもしくはDVD審査によって第1部門に10、第2部門に12団体を選出する。
2次または3次予選、本選を経て入賞団体を決定。最優秀団体には300万円が贈られ、大阪と東京で披露演奏会を開く。クラシック音楽だけでなく各国の伝統音楽・民族音楽も含んだ「室内楽フェスタ」も同時開催される。
コンクール審査委員長の堤剛氏は「今回も強力な審査員がそろい、立派な課題曲(コンクールのみ)のリストができた。ますます充実したレベルの高い素晴らしいものにしたい」と話している。
4月1日に受け付け開始。応募方法はホームページを参照。アドレスは次の通り。www.jcmf.or.jp/competition
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日本再生医療学会 始まる
03月17日 15時49分
http://www3.nhk.or.jp/kansai-news/20160317/3540561.html
病気などで失われた体の機能を取り戻す再生医療の研究成果を発表する「日本再生医療学会」が、大阪で始まりました。
大阪・中之島の大阪国際会議場で始まった日本再生医療学会の総会には、病気やけがで失われた体の機能を取り戻す研究などに取り組む全国の研究者などおよそ3000人が参加し、3日間にわたって最新の成果が発表されます。
はじめに、総会の会長を務める大阪大学の西田幸二教授が、「学会が発足した15年前は再生医療を患者のもとに届けるのは夢物語だったが、今は実用化が始まっている。社会の期待に応えられるよう充実した学会にしたい」と述べました。
このあと早速、発表が行われ、心臓の働きを再生させる分野では、iPS細胞から心臓の筋肉の細胞を作り重い心臓病の患者に移植する治療法について、動物実験の結果や、安全性を高める技術に関する発表が行われました。
学会ではおよそ800の発表が行われ、今月20日には、第一線で活躍する研究者などが再生医療の未来について語る市民公開講座が開かれます。
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高校囲碁、入賞決まる
2016年03月21日
http://www.yomiuri.co.jp/osaka/news/20160321-OYO1T50011.html?from=oycont_top_txt
第10回全国高校囲碁選抜大会(関西棋院、読売新聞大阪本社など主催)は最終日の20日、大阪府東大阪市の大阪商業大で男女の個人戦と9路盤戦が行われた。上位入賞者は次のみなさん(カッコ内の数字は学年)。
▽個人戦男子〈1〉鈴木友博(愛知・豊田南2)〈2〉津田裕生(埼玉・浦和2)〈3〉竹田幸一(大阪・関西創価1)▽同女子〈1〉小長井優(東京・東京大教育学部付属2)〈2〉毛塚瑛子(栃木・栃木女子1)〈3〉辻萌夏(東京・戸山2)▽9路盤戦男子〈1〉西村僚太郎(山口・防府2)〈2〉赤木志鴻(大阪・大阪星光学院2)〈3〉田村一樹(宮城・仙台第一2)▽同女子〈1〉彦坂多美(東京・筑波大付属2)〈2〉川口希美(長野・南安曇農業1)〈3〉中里綺莉(埼玉・大宮商業2)
2016年03月21日
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「五代さま」除幕式にディーンさん本人登場
更新:03/21 20:17
http://www.mbs.jp/news/kansai/20160321/00000039.shtml
大阪経済の父と言われた五代友厚の銅像が完成し、大阪市立大学で、除幕式が行われました。大学の同窓会が、主催のささやかな式になるはずでしたが、人気沸騰中の「あの人」がサプライズで登場したことで、休日のキャンパスがびっくりぽんなお祭り騒ぎとなりました。
18日。
普段なら閑散とした休日のキャンパスになぜか大勢の人が集まっていました。
「大阪市立大学に来ています。きょうは、土曜日と言う事なので、キャンパスに人は、いないはずなんですけれども、こちら人だかりができています。すごい人です」(記者)
間もなく除幕式が行われる銅像の周りをぐるっと囲んだ人たち。
母校を愛する学生やOBの皆さんでしょうか?
「ここの学生じゃないんですよ、京都大学です」(ファン)
「車で30分かけてきました。鶴見区から」(ファン)
「サークルの行事で来たら、ディ―ンさんが来るって聞いて」(ファン)
「ディ―ンさんを見に来ました」(ファン)
そう、朝の連続ドラマで五代友厚を演じたあの人が来るかも知れない、と噂が広がっていたのです。
除幕式が始まる午後2時半。
果たして「五代さま」は来るのでしょうか?
「会場に歓声があがりました。ディ―ン・フジオカさんが登場しました」(記者)
紺のスーツで登場した「五代さま」ことディーン・フジオカさん。
小さく手を振るだけで…もうディーンさんしか見えません!
「好き、かわいい」(女の子)
「今日ディ―ンさんが来ることは知らされてなかったはずなんですが、会場400人ぐらいの方が集まっているようです」(記者)
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主催者側は、ディーンさんが来ることを公表しておらずサプライズゲストだったのですがディーンさんがネット上でつぶやいたことから目ざといファンが急きょ押し寄せたのです。
そしていよいよ「五代さま」の銅像がお披露目。
大阪市立大学の前身、大阪商業講習所の創設に携わったことから、同窓会が寄付金を集め設置に動いたのですが、ドラマ人気で当初想定した倍以上、5000万円の寄付金が集まったそうです。
「また五代さんと向き合えるのは感無量です。すごく偉大な人です。伝えようとしていた思いを銅像と向き合って受け継いでもらえたらと願っています」(ディ―ン・フジオカさん)
大阪には、すでに、大阪取引所や大阪商工会議所などに五代像があるのですが、同窓会長は、こう胸を張ります。
「なんとなく一番いい顔をしていらっしゃるひいき目かもしれませんけど。
とディーンさんに『なんとなく似てると思いません』と聞いたらディーンさんもそう言っておられた」(大阪市大同窓会 児玉隆夫会長)
3つの銅像をあらためて比べてみると、確かに今回の銅像は、ちょっとディーンさんぽくなっているような…。
除幕式が終わり銅像のできばえについて、ディーンさんに直撃取材を試みると。
「(銅像の出来はいかがでしたか?)最高でしたね。おおきに五代さん」(ディ―ン・フジオカさん)
「興奮して。生まれて初めての嬉しさです。握手していただきました。」
「(どっちの手?)右手です、触らせません!」(ファン)
歓声と悲鳴の中、爽やかに去って行った「五代さま」。キャンパスが笑顔に包まれたびっくりぽんな除幕式となりました。
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新美術館建設計画ようやく始動へ…大阪市
2016年03月24日
http://www.yomiuri.co.jp/osaka/news/20160324-OYO1T50005.html?from=oycont_top_txt
大阪市が30年以上前に打ち出した新美術館の建設計画が、新年度に始動することになった。吉村洋文市長が市議会に提案している建設に向けた予算案が、一部修正した上で29日の本会議で認められる見通しとなったためだ。2021年度に開館予定で、「お蔵入り」してきた名画など約4900点がようやく多くの市民の目に触れることになりそうだ。
名画など4900点 新美術館の建設構想は1983年、市制100周年記念事業の一環として発表され、市は建設用地として国から北区中之島の大阪大医学部跡地を約160億円で購入。市の財政難で着工できない状態が続いたが、平松邦夫市長時代の2010年に整備の計画がまとめられた。
ところが、翌11年就任の橋下徹市長は計画を白紙に戻すと表明。天王寺区の市立美術館と統合する案などを検討したものの、14年9月、中之島エリアを観光拠点化する新たな構想に沿って、当初の予定地に20年度までに新設するとの整備方針を改めて決定した。
後継の吉村市長は「効率的な施設整備ができる」として設計から工事、運営までを一括して同一の民間業者に委ねる方式で建設するとし、今月、調査費など約5400万円を盛り込んだ予算案を市議会に提案。契約準備などに時間を要するため、開館時期は1年遅らせて21年度とした。
これに対し、自民、公明両党は「一括発注では応募が大手に限定される」などと反発。このため、吉村市長は、設計と工事、運営を別々に発注する方式に変更し、新年度予算案の計上額も約4600万円に減らすことにした。自民、公明は修正を受け入れる方針で、市長与党の大阪維新の会と合わせ過半数を確保する見通し。
市の計画では、新年度から1年半程度かけて設計を行い、一般競争入札を経て18年度に工事に着手する。建設費は121億円を見込む。財政状況は今も厳しいが、市幹部は「議会からも建設を求める声が強い。何とか捻出することになるだろう」としている。
2016年03月24日
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「どしっと構えて」山中伸弥氏がエール、近大で
2016年03月26日
http://www.yomiuri.co.jp/osaka/news/20160326-OYO1T50024.html?from=oycont_top_txt
近畿大の卒業式が26日、大阪府東大阪市の同大学東大阪キャンパスで開かれ、同キャンパスにある法、経済、理工学部などの卒業生約5000人が出席した。
式典には、2012年のノーベル生理学・医学賞受賞者で、08年から同大学評議員を務める山中伸弥・京都大教授が初めて出席。臨床と研究の選択で悩んだ若い頃の経験を語り、中国の故事「塞翁が馬」をひいて、「社会に出るといろんな塞翁が馬があるでしょう。一喜一憂せずにどしっと構え、良くないことが起きた時はチャンスと考えてほしい」と激励の言葉を贈った。
午後からは、高校時代に同級生だった近畿大学校友会名誉会長の世耕弘成・官房副長官と、山中教授との対談も行われた。
2016年03月26日
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国循、先天性心疾患の成人に心臓移植 3Dプリンターを活用
http://www.sankei.com/west/news/160330/wst1603300098-n1.html
先天性の心臓疾患で重い心不全を患った50代男性への心臓移植に成功したと、国立循環器病研究センター(大阪府吹田市)が30日発表した。3Dプリンターによる心臓の立体模型を事前の検討に活用。これまでは心臓移植は拡張型心筋症などのケースが多く、先天性心疾患で末期心不全となった成人患者での心臓移植は国内で極めてまれという。
センターによると、男性は30代のころ心不全を発症。生まれつき左右の心室などが入れ替わっている先天性心疾患で、これまでに人工弁を取り付ける手術を受けたほか、植え込み型の補助人工心臓を装着するなどして心臓移植のドナーを待っていた。
移植手術は、今年3月上旬に実施。患者の心臓の形態が通常と異なるため、あらかじめCT画像をもとに3Dプリンターで患者の心臓の模型を作製し、手術の方法を検討した。現在、経過は良好という。
従来、先天性心疾患の患者は幼少期に亡くなるか治療を受けるケースが多く、成人で心臓移植を受けることはほとんどなかったという。同センターの中谷武嗣・移植部門長は「先天性心疾患の成人でも心臓移植が可能であることを示せた」と話している。
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世界の「KINDAI」へ 近畿大、英文名称を変更
2016年4月1日 13:02
http://www.nnn.co.jp/dainichi/knews/160401/20160401066.html
近畿大(大阪府東大阪市)は1日、大学の英文名称を現在の「KINKI UNIVERSITY」から「KINDAI UNIVERSITY」に変更し、西門に設置した新しい英文表記プレートの除幕式を開いた。
塩崎均学長が「グローバル化に向けて頑張りたい」とスピーチ。体育会の学生がKINDAIと表記された新ユニホームを披露した。
大学によると、KINKIという言葉は英語で「風変わり」という意味の「KINKY」と聞こえる場合があり、海外から留学生を募集する際の悪影響を懸念する声が上がっていた。
近畿大は国際化に力を入れており、4月に国際学部を設置した。
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つんく♂さん、母校の近畿大入学式でメッセージ
2016年04月02日
http://www.yomiuri.co.jp/osaka/news/20160402-OYO1T50013.html?from=oycont_top_txt
近畿大学OBでミュージシャンのつんく♂さん(47)が2日、大阪府東大阪市の同大学で開かれた入学式にプロデューサーとして登場した。昨年の入学式で声帯摘出手術を受けたことを公表したつんく♂さんは今年も、出席した約7000人の新入生に門出を祝うメッセージを送った。
つんく♂さんは2014年度の入学式から演出を担当。昨年は、喉頭がんの手術で声帯を摘出して声を失ったことを明かし、「私も皆さんに負けないように、新しい人生を歩んでいきます」とした新入生へのメッセージは大きな反響を呼んだ。
今年の式も、つんく♂さんの演出でダンスや歌が披露され、自身はギターを演奏。会場のモニターに映し出されたメッセージで、つんく♂さんは「勉強はもちろん、遊びでもファッションでもなんでもいいから自分的に『コレだ』というものを見つけてほしい」と呼びかけ、「自分をプロデュースすることを楽しんでください」と締めくくった。
2016年04月02日
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【おおさか新発見】
実は「大人の遊び場」? 世界最大級のプラネタリウムも「大阪市立科学館」
http://www.sankei.com/west/news/160403/wst1604030010-n1.html
【問題】大阪・中之島の国立国際美術館に隣接して建つのが「大阪市立科学館」です。平成元年10月、大阪市制100周年記念事業として、四ツ橋にあった市立電気科学館を引き継ぐ形で開館。展示とプラネタリウムをメーンに、学芸員による多彩なイベントが好評です。次のうち、間違った説明はどれでしょう?
(1)プラネタリウムの大きさが世界一 (2)学芸員が充実している (3)建物の外観が楕円(だえん)形をしている (4)プラネタリウムでライブ解説が聞ける(想定問題)
http://www.sankei.com/west/news/160403/wst1604030010-n2.html
日本のノーベル賞受賞者の中で圧倒的に多いのが、物理や化学などの理系分野。昨年は、素粒子の一つ、ニュートリノの研究成果により、梶田隆章・東京大学宇宙線研究所長が物理学賞を受賞、脚光を浴びた。
理科が苦手な筆者には、言葉の意味すら分からない未知の分野。理解不能なことも、分かりやすく教えてくれるのが、大阪市北区の市立科学館だ。館内には学芸員のほか、ボランティアガイドも常駐。どんな質問にも丁寧に答えてくれる。早速向かった。
大阪市営地下鉄肥後橋駅で降り、土佐堀川に沿って西へ約500メートル。かつて大阪大学理学部があった跡地に、美術館と隣接して建つ。楕円形の外観は太陽系惑星の軌道を表しているという。
この日は3月25日の電気記念日に合わせ、特別催事を開催。体験もできる展示場が無料で見学できるとあって、大勢の家族連れやカップル客でにぎわっていた。
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地下アトリウムでは、専門知識を持つ学芸員が、超強力な磁石の実験を披露。大きな磁石の上に、アルミ製のやかんを落とすと、ふわりと落ちる。その不思議な現象に、子供だけでなく、大人たちも興味津々。やかんの底にうず電流という電磁石が発生したのだ。
兵庫県西宮市から来た小学3年の男の子は、「学校で習っていないことだったので勉強になった」と満足げ。
学芸員兼広報の岳川有紀子さんは「科学実験ショーでは、驚かせるだけでなく、考える楽しさを植えつけるのも狙い。日常生活の中で、科学を楽しむ文化が定着することを期待している」と話す。
http://www.sankei.com/west/news/160403/wst1604030010-n3.html
同館には、岳川さんを含めて11人の学芸員が在籍している。博物館のように独自にイベントを企画・実演しているのが特徴だ。
ここ数年は、企画の充実や改装効果もあり、年々来館者数が増加。年間約70万人が訪れる。その半分が大人で、「子供の遊び場と思われがちだが、実は大人も重視した施設づくりをしている」と岳川さん。
人気のプラネタリウムはスクリーンドームの直径26・5メートルで世界最大級。ただし、国内にはさらに巨大な施設があるという。したがって答えは(1)。プラネタリウムでは、スクリーン全面に、その日の大阪の夜空が投影される。星座や宇宙などについて、軽妙なトークでライブ解説してくれるのが楽しい。(ライター 橋長初代)
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子供ホスピスで癒やしと学びを 大阪・鶴見に全国初のコミュニティー型オープン
http://www.sankei.com/region/news/160402/rgn1604020071-n1.html
難病の子供やその家族らを支援する専門施設「TSURUMIこどもホスピス(TCH)」が1日、大阪市鶴見区の鶴見緑地にオープンした。遊んだり宿泊したりする部屋やキッチンを備え、看護師や保育士らが常駐。地域住民や学生らがボランティアとして参加する「コミュニティー型子供ホスピス」というタイプは全国初だ。
日本のホスピスは医療機関として病院に併設され、保険料などの公的資金が投入されているのが一般的。だが、海外では寄付金やボランティアなど民間の力で病気の子供や家族を支える考え方が普及しており、それをモデルにしたのがこのTCHだ。建設費など計5億4千万円は日本財団とユニクロが寄付した。
こうした施設が必要とされる背景には、早期退院の傾向が加速する一方で、完治の難しい病気を抱えて生きる子供の数は増加傾向にあり、自宅で看護する家族の負担増が課題になっている現実がある。
ホスピスという言葉から看取(みと)りの場を想像されがちだが、世界で初めて英国に創設された子供ホスピス「ヘレン&ダグラスハウス」は、病気の子供を短期間預かることで、休みなく看護にあたる家族の心身の疲れを回復させる「レスパイト(小休止)ケア」目的の利用が大半だ。
TCHの施設内には、プレイルームや音楽室、リビング、キッチンのほか、家族で入れる大浴槽やホテルのスイートルームのような宿泊室も完備。料理を作って家族で味わうなど、“第二のわが家”として過ごすことができる。
重い病気を抱えた子供は、自宅と病院などのほかに外出が難しいが、同施設では保育士や看護師、教師、理学療法士らが連携して対応にあたるため安心して利用でき、24時間介護にあたる親に休息の時間を与えられる。また、家庭的な環境の中で楽しみや学び、悩みを共有。施設を開放することで、地域の子供や家族らとの交流を通して人とのつながりを感じてもらえる魅力もある。
この日のオープニングセレモニーでは、利用を検討する家族も招かれ、施設を体験した。脳腫瘍と急性骨髄性白血病を抱える大阪市平野区の中学2年、北東紗輝(きたひがし・さき)さん(13)は「施設ができるのを楽しみにしていた。ここで遊んだり、病気と闘う仲間に悩みを相談したり、勉強を教えてもらったりしたい。新しい友達もつくることができたら」と期待。母親の恭子さん(45)は「病気のことはなかなか人に話しにくい。ここで親同士が相談し合えるネットワークができれば」と話した。
利用は、18歳以下の子供とその家族が対象。当面は日帰り利用(午前10時〜午後5時)に限定。火、水曜休み。態勢が整えば宿泊も可能になるという。問い合わせは同ホスピス(電)06・6991・9135。
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心臓病の子どもにも 心筋シートの臨床試験へ
更新:04/05 12:06
http://www.mbs.jp/news/kansai/20160405/00000020.shtml
重い心臓病の子どもに、自分の足の筋肉の細胞を使って心機能の回復をめざす、再生医療の臨床試験を大阪大学附属病院が始めることになりました。
阪大病院では、重症の心臓病患者の足の筋肉から、「筋芽細胞」と呼ばれる筋肉の元となる細胞でシートを作り、弱った心臓に直接貼り付けて、心機能の回復をめざす再生医療を世界で初めて行い、去年9月に保険診療として認められました。
この治療はこれまで成人が対象でしたが、阪大は19歳未満の拡張型心筋症などの心臓病患者にも臨床試験を実施し、保険適応の拡大を目指すということです。
「重症心不全に向かう手前の段階でこの治療を導入することで患者を救うことがコンセプト」(大阪大学心臓血管外科・澤芳樹教授)
阪大は、早ければ夏に一例目を実施するとしています。
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細胞シート移植の治験開始 心臓病の子供対象、大阪大
2016年4月5日 11:00
http://www.nnn.co.jp/dainichi/knews/160405/20160405044.html
大阪大の澤芳樹教授(心臓血管外科)のチームは5日、筋肉のもとになる細胞をふくらはぎから採取してシート状にし、患者自身の心臓の表面に張って重い心臓病の改善を目指す治療法の医師主導治験を、今月から子供を対象に開始したと明らかにした。
チームによると、対象は、心筋の働きが悪くなり、心臓が拡張して心不全を起こす「拡張型心筋症」の19歳未満の子供。保険が適用されるようにするのが目的で、現場の医師が主体となって治験を進める。今後、3年間で3人に実施予定で、薬事承認のためのデータを集める。
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手品のトリック、まばたきの瞬間に…阪大チームが“種明かし” 観客の油断突くプロの技
http://www.sankei.com/west/news/160404/wst1604040087-n1.html
マジックでは、マジシャンが素早い動作を終えた直後などに観客はそろってまばたきし、その瞬間、次の手品の仕掛けがなされている-。手品にだまされる謎に迫るこんな研究成果を、大阪大の中野珠実准教授(認知神経科学)のチームが4日付の海外科学誌電子版に発表した。
チームはこれまでに、観客がまばたきをすると、注意をつかさどる脳の活動が低下することを突き止めており、トリックには観客の油断が関係していた。
チームは、体のあちこちからコインを取り出すマジシャンの映像を学生ら20人に個別に見せ、目の動きを近赤外線カメラで撮影。全員がほぼ同じタイミングでまばたきする瞬間があった。コインを取り出す素早い動作が終わった直後に集中し、マジシャンが次の手品の仕掛けを用意する場面と一致していた。
チームによると、マジシャンは演技に緩急をつけて観客の注意をそらす「ミスディレクション」と呼ばれる手法を使って仕掛けをするとされるが、本当にそうなのか科学的には実証されていなかったという。
中野准教授は「まばたきが一斉に起きるタイミングを詳しく調べることで、注意を引く新しい映像表現の開発に利用できるかもしれない」と話した。
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野生イルカも授乳など孤児の世話 近畿大が初確認
2016年4月6日 20:17
http://www.nnn.co.jp/dainichi/knews/160406/20160406124.html
野生の若い雌イルカが、孤児のイルカに対し授乳などの子育てをすることを、近畿大農学部(奈良市)のチームが観察し、英科学誌電子版に6日発表した。
チームによると、イルカが属する鯨類でこうした行動が確認されたのは野生では初。酒井麻衣講師(動物行動学)は「雌は無関係の子の『里親』になったといえる。人の社会でも発達している他者を助ける行動が、どのように進化したのか考えるヒントになる」と説明した。
チームは、伊豆諸島の御蔵島周辺に生息する100頭以上のミナミハンドウイルカを十数年にわたり観察した。
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大阪大学の入学式
04月04日 17時51分
http://www.nhk.or.jp/kansai-news/20160404/3890131.html
大阪大学の入学式が4日行われ、満開の桜のもと、新入生が学生生活をスタートさせました。
大阪大学では、この春、▼11の学部に3502人、▼16の研究科がある大学院に2897人のあわせて6399人が入学しました。
入学式は、大阪・中央区の大阪城ホールで行われ、はじめに新入生を代表して外国語学部の森本悠馬さんが「さまざまな人に出会い、経験し、さまざまな学問を学び、グローバルな視点に立つことで世界に伸びる人間になりたい」と宣誓しました。
続いて、西尾章治郎学長が「地球規模の複雑な課題に対面していくには、みずからを改革していく必要がある。初心を忘れず、大阪大学の学生としての自覚と誇りを持って自分を磨く努力をし、学生生活を送ってほしい」と激励しました。
このあと、新入生たちはさっそく新しい仲間を見つけて話し合ったり、満開の桜とともに記念撮影を楽しんだりしていました。
医学部に入学し、放射線の研究をするという男子学生は「香川から来て、すごく都会でびっくりしています。難しい分野ですが、しっかり学び、将来は医療メーカーで開発の仕事がしたいです」と話していました。
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NECと大阪大学、脳型コンピューティングの共同研究を開始
http://itpro.nikkeibp.co.jp/atcl/news/16/040400975/
NECと大阪大学は2016年4月4日、大阪大学吹田キャンパス内に「NECブレインインスパイヤードコンピューティング協働研究所」(NBIC)を4月1日に開設し、脳科学の研究に基づく新しいコンピューティング(脳型コンピューティング)技術に関する共同研究を開始したと発表した。
脳の特性、すなわち優れた環境適応力、認識力、判断力、高効率な消費電力性などに学んだ新しい情報処理技術として、「脳型コンピューティング」を研究する。情報科学に軸足を置きつつ生命科学と脳科学を融合させる。ロードマップとして、今後3年以内に脳型コンピューティングのプロトタイプを開発する予定。
研究体制は、以下の通り。研究所長は、大阪大学大学院特任教授の柳田敏雄氏。副研究所長は、大阪大学大学院情報科学研究科教授の村田正幸氏と、NEC主席技術主幹の加納敏行氏。研究所の人員数は、上記の3人を含めて全12人(2016年4月1日時点)。
NBICの開設によってNECと大阪大学は、国立研究開発法人情報通信研究機構(NICT)の脳情報通信融合研究センター(CiNet)および国立研究開発法人理化学研究所の生命システム研究センター(QBiC)との連携も強化した。協働研究所の所長である柳田敏雄氏は、CiNetのセンター長とQBiCのセンター長を兼ねている。
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大阪発祥のまちライブラリー、全国300カ所に 16日から交流イベント
http://www.sankei.com/region/news/160412/rgn1604120072-n1.html
カフェや個人宅にメッセージを添えたお気に入りの本を持ち寄る“本棚”のような私設図書館「まちライブラリー」が注目されている。読んだ人はカードに感想を書き込み、見知らぬ人同士が交流できるのが魅力だ。自分の興味とは異なる本を知るきっかけにもなり、平成23年に大阪で始まった取り組みは全国約300カ所に拡大。16日から大阪で大規模な交流イベントも開かれる。
まちライブラリーは、カフェやオフィス、個人宅、寺、病院など、街の一角に設置された私設図書館。市民が寄贈した本の貸借を通して人と人の出会いを促すのが目的だ。本には寄贈者のメッセージがつけられており、読んだ人が感想を書き込む欄もある。
森記念財団(東京)でまちづくりや教育事業に携わる礒井(いそい)純充(よしみつ)・大阪府立大客員研究員(58)が提唱。平成23年に大阪市中央区のビルの一室で始まった。礒井さんが代表理事を務める一般社団法人「まちライブラリー」(同区)が普及を支援する形で現在、北海道から九州まで全国約300カ所に開設され、音楽やファッション、ペットなど共通の趣味を持つ人たちの「おしゃべり会」などが生まれている。
昨年に続き、「まちライブラリーブックフェスタin関西」が今月16日から5月15日まで、大阪、兵庫、京都、奈良、和歌山、徳島の6府県計約160カ所で開催され、読み聞かせ会や書評会、ライブラリーツアーなど283イベントを実施する。まちライブラリーと公共図書館、大学図書館、書店などが協力して展開する“本の祭典”で、初めて開催された昨年はのべ約5300人が参加した。
初日の16日は、まちライブラリー発祥の地周辺の歴史や文化を訪ねる「〜北浜・天満橋まちライブラリーツアー」(有料)や、大阪市西淀川区や旭区の市立図書館などでおはなし会や読書会を行う。
また、メイン会場となる同市中央区の商業施設「もりのみやキューズモールBASE」内の「まちライブラリー@もりのみやキューズモール」では29、30両日、テーマに合わせた本を持ち寄って語り合い、本を寄贈する「もりの植本祭」(要申し込み、実費)や、参加者が1日だけの小さな古書店を開く「一箱古本市」などを開催する。
問い合わせは、まちライブラリー@もりのみやキューズモール(電)06・6949・9222(午前11時〜午後8時、土日祝日は午後7時まで。火曜休)。
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注目の若手 大フィル指揮者に角田鋼亮さん
2016年4月15日
http://www.nnn.co.jp/dainichi/news/160415/20160415036.html
大阪フィルハーモニー交響楽団の「指揮者」に注目の若手、角田鋼亮さん(35)が就任した。共演の手応えから楽団員たちがラブコール。伝統と格式高い一大オーケストラの9人目の「指揮者」としての躍進に余計な気負いは見せず、「人間関係づくりから始めて深い音楽を作っていきたい」と静かに誓う。
来年70周年を迎える大フィルはこれまでに音楽総監督の朝比奈隆さん(1947〜2001年)、音楽監督の大植英次さん(03〜12年)、そして首席指揮者の井上道義さん(14年〜現在)のほか、「指揮者」として外山雄三さんや秋山和慶さん、大友直人さんらが活躍してきた。今回の「指揮者」の起用は四半世紀ぶりとなる。
♪ つながる縁
角田さんは名古屋市に生まれ、母親がピアノ教師で自宅にオペラのビデオがそろっていたため幼少期から見ていたという。東海中学、高校時代はオーケストラ部に所属。オーボエから指揮に転向し、顧問と親しかった井上さんが学校に来る機会があり、「作曲した曲の録音やスコアを見て頂く機会もあった」。
東京芸術大大学院指揮科修士課程、ベルリン音楽大国家演奏家資格課程修了。帰国後は得意のオペラを中心に指揮するほか、国内外のオーケストラと共演を重ね、15年からセントラル愛知交響楽団の指揮者に就任。第3回ドイツ全音楽大学・指揮コンクール最高位獲得、第3回マーラー指揮コンクールでは最終の6人に残った。
♪ 当然の結果
大フィルとの初顔合わせは13年9月。急きょ、井上さんの副指揮者を務めることになった。「楽団員と全くコミュニケーションを取らないまま、いきなりゲネプロを振ることに。でも不思議と信頼感が生まれた」。15年6月にはフェスティバルホールでの演奏会を指揮する。
「周囲から『大フィルは怖い』と聞いていたがそんなことはなくて、リハーサルが終わるころには肩の力が抜けていい演奏会になった」。同年11月のいずみホールでの演奏会も好評を得て、このたびの指揮者就任の運びとなった。井上さんからは「当然の結果」と祝福された。
♪ 楽団員と共に
大フィルは「ヨーロッパの荘厳な建築のように、下から積み重ねるような響きが魅力」という。それを大切にしながらも「推進力のある、方向性のある演奏をしたい」と力を込める。演奏曲は得意なオペラ作品だけでなく、「イギリスものや北欧ものの透明感のある響きも嗜好(しこう)。既成概念にとらわれず幅広いレパートリーの中から作品を選んでいきたい」。
信念は「何も足さず何も引かず、作品そのものの自然な良さを作品に語らせるような演奏をする」。そのために必要なのは「しっかりとした譜面の考察とオーケストラの皆さんとの深いコミュニケーション」。学校の音楽鑑賞会などを経て、10月21日、ザ・シンフォニーホールで一般お披露目となる。
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旧家の五月人形披露 吹田で恒例の「人形展」
http://www.sankei.com/region/news/160417/rgn1604170045-n1.html
男児の健やかな成長を願う「端午の節句」(5月5日)を前に、吹田市内本町の旧西尾家住宅(吹田文化創造交流館)で16日、恒例の「五月人形展」が始まった。5月5日まで。入館無料。
市内の旧家に伝わる五月人形を披露し、郷土の文化に触れてもらうのが目的。
屋敷内には、両脇に太刀と弓、侍臣(じしん)を従えて床几(しょうぎ)に座る「神武天皇像」(大正時代)のほか、武者に守られ、鎧兜(よろいかぶと)姿で馬に乗った勇壮な「八幡(はちまん)太郎義家(よしいえ)」(昭和初期)など5組の人形が飾られており、訪れた観光客らは、ボランティアの説明を聞きながら熱心に鑑賞していた。
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伝統工芸とアートのコラボ展
更新:04/19 07:42
http://www.mbs.jp/news/kansai/20160419/00000021.shtml
後継者不足に悩む日本の伝統工芸を盛り上げようと、全国各地の伝統工芸をアートと組み合わせた作品の展示会が、大阪で開かれています。
香川の伝統工芸、桐箱で作られたクリスマスツリー。
全長2メートルのパンダは国産ジーンズ発祥の地として知られる、岡山県倉敷市児島のデニムを全身にまとっています。
こうした全国各地の伝統工芸が、アートとコラボした作品が電通関西支社に集められました。
後継者不足に悩む日本の伝統工芸ですが、日本の技術を再認識してもらうと同時に、アートの力で地域の活性化を図ろうという取り組みの一環として実施されました。
この展示会は4月28日まで開かれています。
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大阪府と大阪市共同で新大学設置へ
更新:04/19 20:04
http://www.mbs.jp/news/kansai/20160419/00000054.shtml
大阪府立大学と市立大学の統合問題で、新大学は府と市で共同設置する方針が決まりました。これまで市立大側が示してきた大阪市による単独設置は否定された形です。
大阪市立大学はこれまで「新大学は大阪市が単独設置し、府大を吸収する形で統合すべき」という方針を示していました。
市大は共同設置では予算などで府と市、それぞれの議会の承認が必要となり意思決定がスムーズにいかないとしていました。
しかし19日開かれた副首都推進本部会議で大阪府の松井知事は財源の面から見て単独設置はありえないと主張、市大側に共同設置を迫りました。
これに対し市大の荒川哲男学長はこれまでの方針を一転し「設置団体はわれわれが決めることではないので共同設置で結構」と応え府市共同設置することが決まりました。
6年後の新大学発足に向けてにわかに動き始めました。
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大阪大学ら、異なる光周波数の2光子の干渉に世界で初めて成功
〜量子コンピュータの性能飛躍をもたらす研究
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/news/yajiuma/20160419_754016.html
大阪大学、東京大学、国立研究開発法人情報通信研究機構(NICT)は、異なる光周波数の2光子の干渉に世界で初めて成功したと発表した。
大阪大学大学院基礎工学研究科の井元信之教授、東京大学大学院工学系研究科の小芦雅斗教授、NICT未来ICT研究所の三木茂人主任研究員らのグループは、広帯域光周波数多重化を利用した大規模量子情報処理の基礎技術である周波数領域のスプリッターを実現し、これを異波長の2光子に適用したHong-Ou-Mandel(HOM)干渉を世界で初めて観測した。
HOM干渉は、1987年にホン、オウ、マンデルの3氏によって提案、観測された干渉効果で、2つの入力経路に対し、2つの出力経路を持つビームスプリッタへ、各入力経路に1つずつ“同一周波数の”光子を同時に入力すると、2つの光子は、出力経路のどちらか一方に2つ揃って出力され、各出力経路に1光子ずつ出力されるイベントが量子力学的な干渉効果で消失するというもの(下図参照)。
この干渉は光量子コンピュータの基本要素であり、量子ビットが量子もつれ状態にあるかを識別するベル測定や、量子テレポーテーションなどに幅広く利用されている。
今回の研究では、非線形光学効果である和・差周波発生を用いて、PPLN導波路により“ビーム”ではなく“周波数”のスプリッタを実現し、同一経路で周波数が異なる光子を1つずつ同時に入射した時、出力がどちらかの周波数に同一化された2つの光子となる、「周波数領域でのHOM干渉計」を作成。超伝導光子検出器を用いてそれを観測し、明確に量子力学的な領域の干渉性を示すことができたという。
従来の空間光回路を利用する光量子演算では、スケールアップの手法として空間光回路の集積化が挙げられているが、本研究により、空間を光周波数に置き換えた、「光周波数の多重化」という新たなスケールアップ手法が拓かれることで、計算量や通信容量など、情報処理能力の飛躍的拡大が期待されるとしている。
なお本研究結果は、4月19日に「Nature Photonics」のオンライン版へ掲載される。
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大阪大学、電通と健康・医療分野で産学連携
http://univ-journal.jp/6548/
大阪大学大学院医学系研究科、大阪大学医学部付属病院、株式会社電通は、2016年4月12日、「研究・事業化連携の推進に関する協定書」を締結した。この締結により、産学連携での健康・医療分野のイノベーションを推進していく。
両者が産学連携で実施していく内容は、主にビッグデータ、モノのインターネットである「IoT」を活用したヘルスケア領域での研究推進および事業化支援や実証事業、健康寿命延伸に寄与する健康・スポーツ医科学に関する共同研究、研究成果の社会への発信など。
大阪大学のある関西地域は健康・医療分野の国家戦略特区に指定され、重層的なイノベーション創発への取り組みが期待されているエリア。その中で大阪大学は再生医療や医療機器開発、スポーツ分野での先進的な研究を実施するとともに、大阪大学医学部付属病院は国立大学附属病院で国内唯一の国家戦略特区内臨床研究中核病院としてイノベーション活動を行っている。今回の電通との締結もこの取り組みの一環。
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大阪大
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21年春「箕面」こんな感じ イメージ図を公表
http://mainichi.jp/articles/20160413/ddn/012/100/028000c
大阪大と大阪府箕面市は12日、北大阪急行(江坂−千里中央)の延伸で新設される箕面船場駅(仮称)の駅前に同大箕面キャンパスを移転することに伴う再開発のイメージ図を公表した。新駅の東側約4.8ヘクタールを区画整理し、約0.8ヘクタールを新キャンパスにする。市が大学図書館の機能も備えた市立図書館を隣接地に建設するなど、新たなにぎわいの拠点として整備する。
市東部にある現キャンパスには外国語学部などがあるが、建物が老朽化。阪大は昨年6月、2021年4月を目標に箕面船場駅近くに移転させる計画を公表していた。阪大と箕面市は12日、移転の正式合意書に調印した。【大久保昂】
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阪大など、X線ナノビームの集光スポットサイズを自在に制御することに成功
http://news.mynavi.jp/news/2016/04/22/409/
大阪大学(阪大)、北海道大学、理化学研究所は4月22日、ビームサイズを自由自在に制御できるX線ナノビームの形成に成功したと発表した。
同成果は、大阪大学大学院 工学研究科 山内和人教授、松山智至助教、北海道大学 電子科学研究所 西野吉則教授、理化学研究所 放射光科学総合研究センター 石川哲也センター長、矢橋牧名グループディレクターらの研究グループによるもので、4月21日付けの英国科学誌「Scientific Reports」に掲載された。
電磁レンズによって電子ビームを自在に制御することでひとつの装置でさまざまな分析を実施できる電子顕微鏡とは異なり、従来のX線分析・X線顕微鏡では、ひとつの装置は決められた集光ビームを照射することしかできなかった。そのため、たとえば走査型X線顕微鏡のようなできるだけ小さなX線ビームを必要とする手法と、コヒーレント回折イメージングのような試料サイズと同程度のX線ビームを必要とする手法を1台の装置で実施することはこれまでできなかった。
今回、同研究グループは、自由自在に形状を変えることができるX線用の高精度形状可変鏡を開発しこれを4枚組み合わせることで、試料位置を含めた実験セットアップを変えることなく集光スポットサイズを制御できる新しいX線集光システムを、大型放射光施設「SPring-8」にて開発した。同システムでは、形状可変鏡の形状を変えるだけで、開口数の異なる集光光学系を作り出すことができ、開口数を変更することで回折限界下の集光スポットサイズを制御できる。
回折限界まで集光させるためには、鏡の形状を2nm以下という精度で変形させなければならないが、今回、鏡の形状誤差を高い精度で知ることができるX線波面計測法を開発したことで、鏡の形状をモニターしながら誤差2nmで変形を制御することが可能となった。波長1.24Å(X線エネルギー:10keV)のX線を使用し、開口数の異なる3つの光学系において集光ビームを評価したところ、形成した最小ビームは、108nm×165nm(横×縦)の長方形であり、回折限界集光スポットサイズに近いことを確認。また、最大集光ビームは、560nm×1434nm(横×縦)であり、こちらもほとんど回折限界に達していたという。
同研究グループは、今回の成果を応用することでさまざまな顕微分析を1台の装置で実施できる多機能型X線顕微鏡の実現が期待されると説明している。
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疲労に関わる脳部位特定 大阪市立大や理研のチーム
2016年4月26日 21:04
http://www.nnn.co.jp/dainichi/knews/160426/20160426148.html
自分が今後、どれぐらい疲れることになるのかを予測する際、脳の三つの部位が関わっていることが分かり、大阪市立大や理化学研究所のチームが26日、英科学誌電子版に発表した。疲れた状態の人ほどこのうち1部位の活動が強まっていた。「疲れやすさとこの部位の活動に何らかの関係がある」とみている。
疲労の慢性化を防ぐ方法の開発のほか、睡眠障害や強い倦怠感が続く「慢性疲労症候群(CFS)」の原因解明に役立つ可能性がある。
大阪市立大の石井聡病院講師(脳科学)は、疲労感には疲れすぎを防ぐために警告を発する役割があるとみて、脳と疲労の関係を研究している。
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「井山七冠 東大阪の誇り」…市長
2016年04月21日
http://www.yomiuri.co.jp/local/osaka/news/20160421-OYTNT50008.html
20日に行われた囲碁の第54期十段戦五番勝負第4局に勝利し、史上初の七冠制覇を達成した井山裕太棋聖(26)の出身地・東大阪市では、市民らが地域の広報紙の号外を配るなどして祝った。
市民などでつくる日下リージョンセンター企画運営委員会は、「だれもなし得なかった囲碁界の金字塔!」などと書いた広報紙の号外約3000枚を、市内の駅前などで配布。同市の野田義和市長は「七冠独占の快挙は、市民にとって大きな誇り」とコメントした。
2016年04月21日
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韓国の過労死の実態は? 21日に関西大で初の国際シンポ 専門家は何を語るのか
http://www.sankei.com/west/news/160501/wst1605010043-n1.html
過労死・過労自殺の防止をテーマにした初の本格的な国際シンポジウムが21日、大阪府吹田市の関西大学で開かれる。韓国とフランスから専門家を招き、日本の過重労働をめぐる問題点と解決策を考える試みだ。ローマ字表記の「karoshi」が英語の辞書に掲載されて今年で15年目。主催者は「国内外の関心をさらに高める契機としたい」と話している。
主催するのは、昨年5月に設立された「過労死防止学会」。既存の研究領域を超えて過労死・過労自殺の防止対策を研究しようと、経済学者や法律家、医師、過労死遺族ら約230人が参加している。
今回招く海外の専門家は、韓国労働環境健康研究所の任●(=示へんに羊)赫(イム・サンヒョク)所長と、仏国立社会科学高等研究院のセバスチャン・ルシュヴァリエ准教授(経済学)。
韓国では長時間労働による過労死が続発しており、経済協力開発機構(OECD)によると、1人当たりの年間労働時間は平均約2100時間で日本より約400時間長い。
一方、フランスは週35時間労働制を敷く時短の国だが、近年は企業内の組織再編が進むにつれて労働者のストレスが高まる傾向にあり、精神障害を発症して過労自殺に至るケースも現れているという。
http://www.sankei.com/west/news/160501/wst1605010043-n2.html
英単語としての「karoshi」は1988年、米紙シカゴ・トリビューンが海外メディアで初めて用い、2002年にはオックスフォード英語辞典がオンライン版に掲載した。
過労死防止学会代表幹事の森岡孝二関西大名誉教授(企業社会論)は「言葉の普及とともに、日本の過労死・過労自殺が海外から注目を集めるようになった」と指摘。「シンポジウムを機に、国内外の関心をさらに高め、海外の知見を得たい」と話している。
シンポジウムは一般の聴講も可能。問い合わせは同学会事務局((電)
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京大・近大の原子炉合格 規制委、研究用で初
2016年5月11日 11:13
http://www.nnn.co.jp/dainichi/knews/160511/20160511053.html
原子力規制委員会は11日、定例会合を開き、京都大と近畿大の研究用原子炉2基が新規制基準に適合していると結論付けた審査書を正式決定した。審査書は審査の合格証に当たり、2基は新基準下で研究炉として初めて合格した。
原子力分野の学生の実習や研究の再開に向け、京大は今夏以降、近大は今秋の運転を目指す。規制委は今後、設備の詳細設計や施設の運転管理ルールの審査を進める。
2基の出力は、京大炉(大阪府熊取町)が100ワット、近大炉(同東大阪市)が1ワットで、いずれも商業用原発と比べてごく小さい。
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高齢出産で腰椎の圧迫骨折、大阪市大が本格調査
2016年05月11日
http://www.yomiuri.co.jp/osaka/news/20160511-OYO1T50016.html?from=oycont_top_txt
カルシウム不足補えず
晩婚化などで高齢出産(35歳以上)が増える中、出産前後に腰の骨を圧迫骨折するケースが目立つとして、大阪市立大病院(大阪市阿倍野区)の研究チームは、出産が母親の骨に与える影響の本格調査に乗り出した。妊娠、授乳に伴うカルシウム不足を十分補えず、骨がもろくなっているとみられる。こうした母親は授乳制限が必要だとしている。
同大学の稲葉雅章教授(代謝内分泌病態内科学)によると、同教授が理事を務める日本骨粗鬆症(こつそしょうしょう)学会内で「高齢出産した女性の間で腰椎の圧迫骨折が増えている」という報告が近年寄せられるようになった。
腰椎は、溶けやすいスポンジ状の「海綿骨」の割合が多く、妊娠中の体重増加などで骨折しやすい、と推測される。ただ、骨折の自覚症状が出にくく、胎児への影響を避けるためエックス線検査もできないことから、出産前後の骨の変化や、骨折の実態は不明だった。
エックス線の代わりに超音波で骨の状態を精度よく測れる装置が開発され、同大学が導入したことで検査が可能になった。チームは6月頃までに、主に35歳以上の妊婦を100人程度募り、「妊娠期」(初期、中期、後期)と、「授乳期」(出産直後、出産3か月後)の1年余りの間に計5回、骨の密度や厚さなどがどう変化するかを調べる。
妊娠中や授乳中は母体から赤ちゃんへ大量のカルシウムが供給される。若い女性では、食べ物からのカルシウム吸収量が増えたり、吸収を促すビタミンDが体内で多く作られたりし、一時的に骨の量が減っても数か月で回復するという。
一方、高齢出産の場合は、カルシウムの吸収力が低下し、不足分を補おうと母親の骨が多く溶ける。稲葉教授は「骨の状態が悪い人には子供の栄養上、母乳が必須でなくなる産後1か月くらいで授乳制限も必要になる」と指摘。カルシウムの多い牛乳や魚などを意識して取るよう薦めている。
また、近年は妊娠前の過度なダイエットなどで骨の量が少ない女性も多く、「加齢に伴う骨折リスクの増加に拍車がかかっている。ダイエットをするなら慎重にしてほしい」と話す。
2016年05月11日
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豊中市に文化庁長官表彰
2016年05月09日
http://www.yomiuri.co.jp/local/osaka/news/20160508-OYTNT50298.html
◇15年度、音楽が柱のまちづくり評価
優れた文化・芸術活動によって地域活性化で成果を上げた自治体に贈られる2015年度の文化庁長官表彰(文化芸術創造都市部門)に、豊中市が選ばれた。市が推進する音楽を柱としたまちづくりが評価されたもので、府内では初めて。長官が市を訪問し、表彰状を贈る予定という。(小坂田基)
文化芸術創造都市部門の表彰は07年度に始まり、14年度までに神戸市や京都府舞鶴市など32都市が選ばれている。15年度は豊中市や北海道富良野市など4市町が選出された。
豊中市では12年、市民参加による文化芸術の振興を図ろうと、「市文化芸術推進プラン」を策定。「音楽あふれるまち とよなか」を掲げ、市内にある日本センチュリー交響楽団(服部緑地)や大阪音楽大(庄内幸町)などと連携して、人材育成や地域資源の活用などに取り組んできた。
中でも、12年から毎年秋に催される「とよなか音楽月間」では、同交響楽団が「豊中まちなかクラシック」と銘打ち、気軽に音楽に触れてもらおうと市内の寺院や教会で演奏会を開催。同大学のオペラハウスでは、市内の中学、高校の吹奏楽部が参加する音楽フェスティバルも行っている。
また、同交響楽団や同大学と協力し、本格的な音楽経験のない市民も参加してオリジナル曲をつくって演奏するワークショップをこれまでに2回実施。こうした音楽を発表する音楽祭も開催している。
さらに、今年10月にプレオープン予定の市立文化芸術センター(曽根東町)の指定管理者に、同交響楽団が加わり、経験と専門性を生かして運営に携わることも評価された。
浅利敬一郎市長は「市民の皆さんの取り組みを表彰していただいたと喜んでいる。今後もさまざまな演奏家や団体の皆さんとともに、取り組みを展開していきたい」とコメントした。
2016年05月09日
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上方漫才大賞にオール阪神・巨人 第51回、歴代最多4度目
2016年5月14日 19:30
http://www.nnn.co.jp/dainichi/knews/160514/20160514085.html
第51回上方漫才大賞(ラジオ大阪、関西テレビ主催)の発表会が14日、大阪市内で開かれ、大賞(賞金200万円)に「オール阪神・巨人」が選ばれた。2人の大賞受賞は1985年以来で、歴代最多の4度目。
奨励賞(同150万円)は「銀シャリ」、新人賞(同100万円)は「コマンダンテ」に決まった。
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劇団四季のライオンキング大阪公演が千秋楽
更新:05/15 17:55
http://www.mbs.jp/news/kansai/20160515/00000018.shtml
上演期間3年7か月と関西での最長ロングラン記録を更新した劇団四季のミュージカル「ライオンキング」の大阪公演が、15日に千秋楽を迎えました。
15日の午後、最後の公演を終えたライオンキング。
特別カーテンコールでは出演者全員が勢ぞろいして、劇中の曲「サークルオブライフ」を歌いあげ、3年7カ月に及んだ歴史の幕を閉じました。
ライオンキングは、2012年10月に開幕してあわせて1,196回の公演を行い延べ127万人が来場しました。
これまで最も多かった「オペラ座の怪人」の698回を抜いて劇団四季が関西で公演したミュージカルでは最多を記録しました。
大阪四季劇場では、7月16日から次のミュージカル「キャッツ」がはじまります。
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ライオンキング、大阪で千秋楽…127万人魅了
2016年05月16日
http://www.yomiuri.co.jp/osaka/news/20160516-OYO1T50010.html?from=oycont_top_txt
劇団四季が大阪四季劇場(大阪市北区)で上演していたミュージカル「ライオンキング」が15日、千秋楽を迎えた。
公演期間は3年7か月となり、関西地区で「オペラ座の怪人」の2年を抜いて歴代1位となった。総公演回数は1196回、総入場者数は127万5000人だった。同劇場では7月16日から「キャッツ」が上演される。
2016年05月16日
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ユーラシア横断 ペダル旅…阪大・上野さん
2016年05月10日
http://www.yomiuri.co.jp/local/osaka/news/20160510-OYTNT50000.html
◇14日出発、20か国以上へ 「足で異文化学ぶ」
大阪大法学部4年の上野利之さん(21)(貝塚市)が、ユーラシア大陸を自転車で横断する旅に出発する。「若者がチャレンジすることを回避しがちな風潮に一石を投じたい」と、大学のサイクリング部で鍛えた足を武器に挑戦を決意。約8か月かけて20か国以上を訪れることを目指し、14日、関西空港からスタート地点の中国・上海へ向かう。(小坂田基)
上野さんは大学入学後、体育会サイクリング部に所属し、自転車に荷物を積んで旅するツアー班のメンバーとして活動。春や夏の長期休暇を使って全国各地をツーリングし、2年生の時には、静岡から北海道まで約1か月かけてフェリーも使いながら走った。
子供の頃から海外への関心があり、昨年、バックパッカーとしてタイやベトナム、カンボジアなど東南アジアを訪問。大学で国際報道に関する講座を受講するうちに、「自らの見聞や視野をもっと広げたい」という気持ちが強くなった。「自転車での旅なら現地の人との交流の機会も増え、異文化を学ぶことにもつながる」と今回の旅を思い立ったという。
自転車での世界一周の経験者らが数多く参加する「日本アドベンチャー・サイクリストクラブ」(大阪市)からアドバイスをもらいながら、計画の具体化を進めた。必要な費用を捻出するため、ホテルでの住み込みのアルバイトに励む一方、自転車や専用ウェアなどを提供してくれる企業を探し、協力を求めた。
テントや寝袋などの荷物を自転車に積み、1日に60〜150キロを走る。中国、ベトナム、インドなどからイランを経て、ヨーロッパ諸国に入り、来年1月にユーラシア大陸最西端にあるポルトガルのリスボン到着を目指す。
陸路での移動が難しい地域は航空機を利用。治安情勢が不安視される国や都市については、外務省の情報をもとに回避するよう心がけているという。
旅の途中、現地で働く日本人や、同世代の大学生と交流したり、旅の様子をブログなどインターネットで発信したりすることも考えている。
上野さんは「世界には200も国があるのに、日本しか知らないのはもったいない。せっかくの人生、やりたいことをやりきりたいと思った。安全には最大限気を付け、無事戻ってきたい」と意気込んでいる。
2016年05月10日
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八尾市住建物に近大研究室…住民と交流拠点に
2016年05月16日
http://www.yomiuri.co.jp/local/osaka/news/20160515-OYTNT50253.html?from=yartcl_blist
近畿大建築学部(東大阪市)の学生らが、使われなくなった八尾市桂町の市営住宅の一部を「サテライト研究室」として改修し、15日、住民らにお披露目した。学生と住民が意見を交わす交流拠点として活用し、まちづくりに関する要望などを市に伝えていく。
まちづくりや建築学の研究を推進するため、八尾市と同学部が2014年に結んだ連携協定の第1弾として取り組んだ。
この日のイベントには、田中誠太市長や建築学部長の岩前篤教授、住民ら約200人が参加した。地元の西郡まちづくり協議会の吉村晴之会長は「この研究室を通し、少子高齢化の波を越えて、この町を元気にしていきましょう」とあいさつした。
研究室づくりは今年2月にスタート。1階部分の2部屋の壁を取り払ってスペースを確保するなど、住民の意見を取り入れながら設計した。床板や塗料などの材料は市が用意し、改修工事には同学部の学生ら延べ約200人が携わったという。プロジェクトリーダーの同大学大学院2年、柳本大輝さん(23)は「この場に集い、いろんな思いを気軽に話してもらえるようにしていきたい」と話した。
2016年05月16日
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慢性腎臓病悪化の指標発見 透析リスク把握も、大阪大
2016年5月18日 20:43
http://www.nnn.co.jp/dainichi/knews/160518/20160518128.html
慢性腎臓病(CKD)が今後どのように悪化する可能性が高いのかを患者ごとに予測できる指標となる物質を見つけたと、大阪大や九州大などのチームが英科学誌電子版に18日発表した。
腎臓の機能が低下すると必要になる人工透析の導入や、死亡に至るリスクを把握しやすくなるとしており、新たな検査法として実用化を目指す。腎臓病に合併しやすい糖尿病や心不全などの治療にも役立つという。
チームの猪阪善隆・大阪大教授(腎臓内科学)らは、タンパク質の原料となるアミノ酸のうち、体内にごく微量しか存在しないもののさまざまな働きを持つことが分かってきた「D型アミノ酸」に注目した。
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魚も顔が分かります 天敵で進化か、大阪市立大チーム
2016年5月19日 3:01
http://www.nnn.co.jp/dainichi/knews/160519/20160519008.html
南米アマゾン川に生息し全身に色模様がある淡水魚「ディスカス」は、他の個体の顔を見分けられることを、大阪市立大の幸田正典教授(比較認知科学)のチームが解明し、18日付の米オンライン科学誌に発表した。
チームは「魚も人と同じように顔を認識している可能性がある。自分を食べようとする天敵の魚の顔を見分けることと関連して識別能力が進化したのかもしれない」と説明している。
昨年11月、顔だけに模様がある別の種類の淡水魚で同様の結果を発表したが、顔にたまたまある模様を識別しているにすぎない可能性があったため、全身に模様がある魚で実験した。
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不要心臓弁を加工し移植 国内患者提供は初、大阪大
2016年5月31日 21:20
http://www.nnn.co.jp/dainichi/knews/160531/20160531132.html
大阪大の澤芳樹教授(心臓血管外科)のチームは31日、心臓移植を受けた患者から不要になった元の心臓の弁を提供してもらい、特殊な方法で加工した上で、心臓弁の疾患がある別の患者に移植する手術に成功したと発表した。
5月13日に大阪大病院で実施。国内3例目で、これまでは新鮮な状態を保つため、共同研究機関があるドイツで摘出、加工した弁を使っていたが、今回初めて日本で摘出した弁を用いた。
チームは「加工を施すことで再手術のリスクが低くなるほか、本来は廃棄される弁を有効利用できる。普及を進めたい」と説明している
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庄野潤三・阪田寛夫、友情の書簡2500通
2016年06月01日
http://www.yomiuri.co.jp/osaka/news/20160601-OYO1T50010.html?from=oycont_top_txt
帝塚山学院が整理
大阪市住吉区に生まれ育ち、ともに芥川賞作家として昭和文学の一翼を担った庄野潤三と阪田寛夫が、半世紀にわたって交わした書簡約2500通の内容が明らかになった。家族ぐるみでの交友は随筆などにも記されているが、書簡には互いを思いやり、尊敬する心がより率直に表れている。嫉妬や確執と無縁の関係は、それ自体がひとつの文学作品のようだ。(中井道子)
庄野、阪田はともに地元の帝塚山学院小学部から大阪府立住吉中(現住吉高)に進んだ。庄野が5学年上で在学時の接点はなかったが、1951年、そろって朝日放送(大阪市)に入社し、長いつきあいが始まった。それぞれの遺族から寄贈を受けた帝塚山学院が今年、創立100周年を機に整理。芥川賞を受けた庄野が会社を辞め、米国に渡った57年から、阪田が2005年3月に亡くなる直前のものまでが確認された。
〈小生が呟(つぶや)いたのは(略)、「ドストエフスキーに読ませたい」といふひとことでした(略)。期待にこたへてこれだけの作品を書き上げられた貴兄の精進(略)、心から敬意を表します〉。1974年9月、作家として地位を確立していた庄野が、阪田の実母の死を題材にした小説「土の器」について、ロシアの文豪を引き合いに絶賛した。これを読んだ阪田は、〈ドストエフスキーに一驚、(略)昨日は昂奮(こうふん)して一日過しました。返事を書くにもうまくまとまりません〉とつづった。庄野の評価通り、「土の器」は翌年の芥川賞に選ばれ、阪田は49歳で本格的な作家生活に入る。
日常の断片を計算しつくした文章で描写する庄野と、ユーモアと自虐と悲哀を混然一体に表現する阪田。作風には違いがあるが、遅咲きの後輩への庄野の心配りは徹底していた。〈さあ、次の小説です。(略)次の弾丸をこめるべきです〉と鼓舞し、〈たつぷりと楽しんで書いてください。ここが大事なところですが、どこまでも肩の力を抜いて――その方が球に伸びが出るし、バットの芯にボールを当てることが出来ます〉(74年11月)と秘訣(ひけつ)を説くことも忘れなかった。
平均すれば年に50通、毎週どちらかが書くペース。共通の楽しみの宝塚歌劇の感想や、家族の近況など話題はさまざまだったが、互いの快挙を祝う書簡には、とりわけ真情がにじむ。
73年、庄野が日本芸術院賞を受けた際、阪田は〈庄野さんが少将から中将に進級されると、私までが労せずして伍長から軍曹になったような感じがします〉と書く。89年、阪田も同じ賞に決まった時には、〈浄水場のいつもの道を歩いて往きつ座りつしてゐましたら、家内が来るのが見えました。小生を見るなり、両方の手でVサインをかかげたので、「決まつた」と諒解(りょうかい)しました〉と、庄野は家族とともに喜ぶ様子を描いた。
◇
交流は阪田の病没で幕を閉じる。亡くなる直前のやり取りも残っている。
〈今点滴の痛みと斗(たたか)っています。(略)どうかお元気におすごし下さい〉(2005年1月、阪田)
〈その後ごきげんいかがですか。(略)「ほとけさま」(亡き父母)に阪田さんの健康回復をお願いして居(お)ります。元気になって下さい〉(同年2月、庄野)
阪田の文面は筆跡が乱れ、判読しにくい文字も交じる。庄野の文面からは、真摯(しんし)な祈りが立ち上る。
◇
書簡は現在、非公開。帝塚山学院が設立した「帝塚山派文学学会」で今後、さらに研究を進める。
2016年06月01日
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研究開発、関西で深化 ダイキン2年で750億投資 クボタは新棟
2016/6/2
http://www.nikkei.com/article/DGXLZO03150020S6A600C1LDA000/
関西で企業の研究開発が活発になっている。2日に経営計画を発表したダイキン工業は2018年度の研究開発費を最大で750億円前後と15年度比6割増やす。昨年秋に大阪府内に設けた開発拠点を核にインターネットで機器をつなぐ「IoT」など新分野の強化につなげる。住友電気工業やクボタなど地盤の関西で新拠点を立ち上げる動きが相次いでいる。
ダイキンは「テクノロジー・イノベーションセンター(TIC)」で研究を進める新技術を、海外拠点で開発する新製品に取り込む体制をつくる。記者会見した十河政則社長は「国内外の研究機関や異業種と提携を深める」と話した。今秋に米テキサス州で稼働する新工場には新たに開発センターを設ける。売上高研究開発費率を3%(前年度は2.2%)を目安に引き上げる。
20年度までの経営計画ではまず、IoTや人工知能(AI)を活用したエネルギー管理システムの開発を加速する。ビルや家庭の電気製品をインターネットでつないで運転を管理、建物全体の消費電力を抑える仕組みだ。「空調機器を単体で売りきる事業モデルを改める」。保守サービスにつなげ利用者から継続的に収入を得る事業モデルへの転換を狙う。
電機大手はエレベーターや照明など建物の電気製品を総合的に提案できるのが強み。空調専業のダイキンが弱点としてきた分野だ。会見で十河社長は挽回に向け「NECやNTT西日本と提携を検討している」と明らかにした。
開設から半年が経過したダイキンのTICでは空調を活用する5年後、10年後の製品開発も進んでいる。例えばエンジニアの机にセンサーを置き、それぞれ快適と感じる温度や湿度を記録。自動的にエアコンや窓のブラインドを制御する装置の開発を視野に、大学の研究者との情報交換も盛んだ。太陽光発電パネルと組み合わせ「ビルのエネルギー消費を差し引きゼロにする」(十河社長)提案につなげる考えだ。
関西を舞台にした企業の研究開発はダイキン以外でも盛んになっている。円高・ドル安などの影響で16年度の関西企業の業績は伸び悩むが、主要企業は相次ぎ研究開発費を増やす。改めて製品開発力を高めるうえで、関西では大学の研究機関や周辺企業と連携できるのが魅力とされる。
例えばクボタは16年の研究開発費を前年比12%増の440億円に増やす。主力の堺製造所(堺市)に約50億円を投資し、研究棟2棟を年内に稼働させる。農機や建機の新製品の設計や性能試験を大幅に強化する。小野薬品工業も今年度の研究開発費を前年度比3割増の565億円に増やして、がん治療薬「オプジーボ」の臨床試験を拡大する。村田製作所も同15%増とする計画だ。
住友電気工業は1日、産業技術総合研究所(産総研)との共同研究室を大阪府池田市に開いた。産総研が持つ暗号技術などネット上のサイバー攻撃への対策を学び、ブレーキやエアバッグなど電子制御化が進む自動車関連製品に応用する。
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記念の年を記録に残して 帝塚山学院小学校で人文字
2016年6月3日
http://www.nnn.co.jp/dainichi/news/160603/20160603029.html
大阪市住吉区の帝塚山学院が創立100周年を迎え、同学院小学校(児童数680人)の子どもたちが2日、グラウンドに「100」の人文字を作った。1〜6年生全員が参加し、記念の年を記録に残そうと企画。子どもたちは上を向いて写真に納まった。
帝塚山学院は1917年に小学校開校からスタート。創立記念日の5月12日には幼稚園、小学校、中学校、高校の園児、児童、生徒がグラウンドに集まって植樹などのセレモニーを行った。
「100」の人文字は教職員も参加して2日朝に実施。帝塚山学院小学校の谷啓介校長は「100年の伝統を見つめ直し、これからの100年に向かって希望を持って歩みたい」と話していた。
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「思い出の一冊」ずらり 大阪で本の交換イベント
http://www.sankei.com/west/news/160604/wst1606040033-n1.html
本の手掛かりは、見知らぬ誰かが記したメッセージだけ-。「思い出の本」を持ち寄り、作者や内容が分からない状態で交換し合う「ブラインド・ブック・マーケット」が大阪市中央区の本町ガーデンシティで開催されている。
会場には色とりどりのカバーで覆われた本がずらりと並び、1冊ごとに、本との思い出が記されたカードが添えられている。誰でも参加でき、自分が提供した本と同じ数だけ、気になる本を持ち帰ることができる。
「日常を豊かにしてくれるバイブルです!」「人生に行き詰まった時に読みました。じーんときます」。小説やビジネス書、絵本などさまざまな本が300冊以上集まっており、参加者が心引かれた本を選んでいた。
地域の活性化に取り組む市内の企業の主催で、5日まで。事務局の山田彩加さん(24)は「思い出のメッセージを読みながら『持ち主だった人は、どんな人なのだろう』と想像を膨らませるのも面白い」と話している。
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阪大、金属アレルギーの原因特定 超微細粒子が引き金
2016年6月10日 18:13
http://www.nnn.co.jp/dainichi/knews/160610/20160610111.html
金属が皮膚に接触して発疹やかぶれが起きる金属アレルギーの原因は、体内に入った超微細な粒子だとみられると、大阪大の東阪和馬助教(ナノ安全科学)のチームが10日発表した。
これまで、体に金属が触れて刺激されることで金属に対する免疫ができ、再び触れた際に免疫が活発に働いて発症するとされてきたが、詳しい仕組みは不明だった。
チームは、こうした免疫反応の引き金となる物質が「金属ナノ粒子」だと特定したとしており、予防や治療法の開発につながるという。成果は英科学誌ネイチャーナノテクノロジー電子版に5月掲載された。
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舌がん放射線治療を安全に 口内器具開発、大阪大
2016年6月16日 18:12
http://www.nnn.co.jp/dainichi/knews/160616/20160616097.html
舌がんの放射線治療の際、口内に取り付け、放射線による副作用を防ぐ器具を開発し、臨床応用に成功したと大阪大の村上秀明准教授(歯科放射線学)のチームが16日発表した。成果は米オンライン科学誌に発表した。
これまでは、周辺の歯肉や顎の骨まで傷めてしまうなどの副作用が懸念され、切除手術が選択されることが多かったが、安全な放射線治療につなげられるという。
器具はマウスピース状の樹脂製で、舌と下の歯の歯茎の間などに固定する。
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藤山直美さんに最優秀女優賞 上海国際映画祭
2016年6月20日 1:02
http://www.nnn.co.jp/dainichi/knews/160620/20160620001.html
キノフィルムズに19日に入った連絡によると、中国上海市で開かれた第19回上海国際映画祭で、コンペティション部門にノミネートされていた映画「団地」(阪本順治監督)に主演した藤山直美さん(57)が金爵賞最優秀女優賞を受賞した。日本人が同賞を獲得するのは初めて。
「団地」は、ある団地に引っ越してきた藤山さんと岸部一徳さん(69)が演じる夫婦と周囲が巻き起こすコメディー。
藤山さんは「この賞は監督の手腕によるところが大きい。阪本監督が喜んでくださるなら、私もとてもうれしく思います。共演者の皆さまにも心から感謝申し上げます」とコメントしている。
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希少ペンギン人工繁殖成功 世界初、大阪の海遊館
2016年6月23日 18:57
http://www.nnn.co.jp/dainichi/knews/160623/20160623096.html
大阪市港区の「海遊館」は23日、絶滅の恐れがあるミナミイワトビペンギンの人工繁殖に世界で初めて成功したと発表した。6月にふ化したひな3羽について、卵の殻の内側に付着した血液のDNA型を検査したところ、1羽が人工繁殖によるものと分かった。
海遊館ではミナミイワトビペンギンを20羽飼育しており、2011年から人工繁殖に挑戦していた。昨年までは館内で飼育する個体の精液を使っていたが、今年は葛西臨海水族園(東京都江戸川区)の個体の精液を採取して人工授精。3羽が5月初めまでに五つの卵を産み、3羽がふ化した。
人工繁殖による1羽の性別は不明だが順調に成長している。
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囲碁七冠の井山さんに「感動大阪大賞」
更新:07/02 17:53
http://www.mbs.jp/news/kansai/20160702/00000031.shtml
囲碁界で史上初めて七大タイトルを独占した井山裕太さんが、大阪府から「感動大阪大賞」を贈られました。
「感動大阪大賞」は大阪にゆかりがあり、様々な分野で活躍している人に贈られるもので、今回受賞した井山裕太さん(27)は、東大阪市の出身のプロ棋士です。
中学1年生だった12歳のときにプロデビューすると、史上最年少の二十歳で「名人」を獲得するなど活躍してきました。
今年4月には囲碁界で史上初となる七大タイトル制覇を成し遂げています。
「関西には長くタイトルがなかった時期もあったので、関西のみなさまにいいご報告できたこと非常に嬉しく思っています。」(井山裕太さん)
「感動大阪大賞」は、これまで水泳のオリンピック銀メダリスト入江陵介選手やタレントの間寛平さんらが受賞しています。
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ADHDの原因遺伝子特定、阪大 新治療法に期待
2016年7月5日 17:30
注意力や落ち着きがなくなる注意欠陥多動性障害(ADHD)などの神経発達障害は、特定の遺伝子が重複して存在すると引き起こされることを、大阪大の山下俊英教授(神経科学)のチームがマウスの実験で突き止め、5日付米専門誌電子版に発表した。
人でも発症原因になっているとみられ、この遺伝子をターゲットにした新しい治療法の開発に役立つ可能性があるという。
チームによると、神経発達障害が染色体の一部分の重複により生じることは既に報告されていたが、詳しいメカニズムは不明だった。
http://www.nnn.co.jp/dainichi/knews/160705/20160705081.html
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タンパク質阻害し肝炎改善 マウスで確認、治療薬に道
2016年7月8日 19:32
特定のタンパク質の働きを阻害すると、非アルコール性脂肪肝炎(NASH)や動脈硬化が改善することを突き止めたと、大阪大の小関正博助教(循環器内科)のチームが8日明らかにした。成果は英科学誌ネイチャー電子版に発表した。
NASHはお酒を飲まない人でも脂肪分の取り過ぎなどで発症し、肝硬変や肝がんになる恐れがある生活習慣病。有効な治療薬はないとされ、チームは「世界初の治療薬の早期開発、臨床応用につながる道筋を示した」と説明している。
チームによると、タンパク質は「TTC39B」。2009年に脂質代謝に関係すると報告されたが機能は不明だった。
http://www.nnn.co.jp/dainichi/knews/160708/20160708122.html
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ゴッホに、ピカソに見入る デトロイト美術館展が開幕 「読書する女性」など日本初公開作品も 大阪市立美術館、9月25日まで
ゴッホやピカソら名だたる画家の作品が集う「デトロイト美術館展 大西洋を渡ったヨーロッパの名画たち」(産経新聞社など主催)が9日、大阪市天王寺区の市立美術館で開幕し、開館直後から大勢の観覧客でにぎわった。9月25日まで。
約130年の歴史を持つ米デトロイト市の公共美術館のコレクションから、ゴッホの「自画像」など有名な作品や、ピカソの「読書する女性」など日本初公開の15作品を含む、近現代西洋美術の逸品52点を紹介。多くの作品はガラスパネルをつけずに展示されており、訪れた人たちは筆遣いの一つ一つを味わうように、熱心に見入っていた。
大阪府高石市の銀行員、荒井康之さん(60)は「多彩な作家の作品が一度に見られてよかった。特にピカソの作品は迫ってくるものがある」と話していた。
http://www.sankei.com/west/news/160709/wst1607090046-n1.html
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大阪新美術館、実現に道筋? 収蔵庫に「宝の持ち腐れ」
2016年7月13日
http://digital.asahi.com/articles/ASJ7C6X9TJ7CPTIL04L.html?rm=452
大阪市が30年以上も前に打ち出した「新美術館」をつくる構想。一時は財政難で消えかけたが、今年度の予算に建物の基本設計費などが計上された。めざすは2021年度のオープン。「宝の持ち腐れ」とも言われた多くの近現代名画は、ついに日の目を見るのか。
■構想から30年超
「たくさんのすばらしい作品は、美術館で生かさないともったいない。大阪を誇れるような新美術館にしていきたい」。吉村洋文・大阪市長はそう意気込む。
最初に整備構想が発表されたのは、33年前の1983年。市制100周年(89年)の記念事業だった。実業家の故・山本發次郎(はつじろう)さんの佐伯祐三コレクションが寄贈されたほか、市もモディリアーニの「髪をほどいた横たわる裸婦」を約19億円で購入するなど公金をつぎ込み、これまでに日本や西洋の近現代の絵画など計約4900点を集めた。
「コレクションの質は日本の美術館でもトップクラス」(新美術館建設準備室)だが、国内外の美術館に一部が貸し出される以外は、収蔵庫の中で眠っている状態が続いてきた。
98年の基本計画は整備費を280億円とした。開館目標は2004年。建設予定地は大阪・中之島で、大阪大学医学部の跡地約1万6千平方メートルを市が国から約160億円で購入した。
今回、市は民間の資金やノウハウを活用するPFI方式を使い、施設の設計から工事、運営までを同じ業者に委ねられないか検討。整備費は121億円に抑え、開館は2021年度とした。しかし今年3月の市議会で「応募業者が大手に限られ、競争性が低下する」と異論が噴出。設計、工事、運営を切り分け、運営のみをPFI方式にすると変更した。来年度中に基本設計を終え、18年度にも着工したい考えだ。
市は「敷居を高くせず、市民がアートに気軽に出会える場所」を狙う。作品の展示室や企画展、ワークショップ用のスペースなど延べ床面積1万5千平方メートル以上の施設を建設。佐伯祐三や吉原治良(じろう)ら大阪生まれの画家の作品などを常設展示するほか、集客力のある企画展も開く方針だ。レストランやカフェを併設し、市民が立ち寄れる無料スペースも設けるという。
中之島にはすでに、美術館や科学館、コンサートホールなどが集まっている。建設予定地の隣で04年に開館した国立国際美術館の中井康之・学芸課長は「新美術館ができれば中之島でも東京のように、同時に複数の大規模な展覧会を開くことで、美術館をはしごしたい人たちの要求に応えられる。相互作用で1+1が3にも5にもなるのではないか」と期待を寄せる。
■計画に不安視も
一方、市議会には、過去のすったもんだから「21年度に間に合うのか」と不安がる声もある。02年には当時の磯村隆文市長が「財政非常事態」を宣言。計画は凍結された。
07年に就任した平松邦夫市長は「大阪の都市格の向上のためには文化の振興は欠かせない」として、計画規模と整備費を122億円に縮小したうえで構想の推進を掲げた。だが11年に橋下徹市長が誕生すると、今度は計画見直しを表明し、天王寺区にある市立美術館との統合案が浮上した。しかし「両館は特徴が異なり、二つあるメリットも大きい」とする有識者の指摘を受け、20年度開館をめざし、新美術館をつくる計画が14年に固まった。
PFI方式も不安の種だ。市は「民間の創意工夫が発揮される」と言うが、この方式で美術館を運営する例は少ない。市議会からは「商業化が過ぎると、ビジネス優先になるのでは」との懸念も聞こえる。(井上裕一、藤田遼)
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>>2878 続き
■大阪大・橋爪節也教授「中之島から文化発信を」
新美術館の意義とは。
1990年から18年間、大阪市学芸員として準備作業に携わった、大阪大学総合学術博物館の橋爪節也教授(美術史)に聞いた。
◇
新美術館の構想が打ち出されてから、大阪市はモディリアーニやボッチョーニ、ジャコメッティなど各国の近現代美術を集めてきた。東アジアでこれだけ西洋美術の名作をそろえる美術館は、ほとんどないぐらいだ。大阪市ゆかりの佐伯祐三の作品も豊富で、多くの市民や国内外の観光客に楽しんでもらえると思う。
建設予定地の中之島は長細い盛り皿のような形で、そこに国立国際美術館やフェスティバルホール、大阪市中央公会堂など多くの文化施設が盛られている。新美術館ができれば、戦前から続く「文化ゾーン」として発展するとともに、新たなイメージを発信していける。(観光客誘致などの)都市間競争が激しくなるなか、都市戦略のツールとして活用することも大事だ。
芸術作品は見る人を癒やし、勇気づける。広く市民に開かれ、芸術とつながる場所になってほしい。
■新美術館で展示予定の主な作品
()内は制作年。金額は購入額
・ユトリロ「グロレーの教会」(1909年ごろ。寄贈)
・モディリアーニ「髪をほどいた横たわる裸婦」(1917年。19億3千万円)
・佐伯祐三「郵便配達夫」(1928年。寄贈)
・ダリ「幽霊と幻影」(1934年ごろ。6億7800万円)
・ジャコメッティ「鼻」(1947年。2億4700万円)
・ステラ「ゲッティ廟(びょう)」(1959年。6億3千万円)
・ボッチョーニ「街路の力」(1911年。6億2700万円)
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白井さん「銀」、中島さん・大巻さん「銅」 バルナ国際バレエ
2016年7月29日
http://digital.asahi.com/articles/DA3S12485048.html?_requesturl=articles%2FDA3S12485048.html&rm=150
ブルガリア東部のバルナで開かれている若手バレエダンサーの登竜門「バルナ国際バレエコンクール」で28日、最終審査の結果が発表され、シニアの女性部門で白井沙恵佳さん(21)が銀賞、中島麻美さん(24)が銅賞に、シニアの男性部門でも大巻雄矢さん(25)が銅賞に輝いた。
白井さんは大阪府の有紀バレエスタログイン前の続きジオで学び、現在はカナダのロイヤル・ウィニペグ・バレエ団に所属している。
中島さんは大阪府の田中バレエ・アートなどで学び、現在はスロベニア国立バレエ団マリボル所属。中島さんとペアで出場した大巻さんは大阪市の山本紗内恵バレエスクールで学び、現在はスロベニアの同じバレエ団に所属している。
ジュニアでは男性部門で益田隼さん(16)と三重県四日市市出身の金世友さん(19)が、女性部門で金原里奈さん(18)がそれぞれ2位になった。
バルナ国際は1964年に始まり、世界の主要バレエコンクールの中で最も歴史が古い。
(喜田尚=ウィーン、藤崎昭子)
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ロート、阪大と治療技術開発 山田会長「国承認へ時間短縮期待」
2016/8/2
http://www.nikkei.com/article/DGXLZO05589990S6A800C1LDA000/
ロート製薬と大阪大学は2日、大阪市内で記者会見し心不全や肝硬変の治療技術を共同開発すると発表した。ロートは阪大と連携し再生医療分野を事業の柱に育てる。ロートの山田邦雄会長兼最高経営責任者(CEO)と阪大の澤芳樹教授との主なやり取りは以下の通り。
――連携の利点は。
ロートの山田会長兼CEO「薬理学の動物実験から医師主導の臨床試験(治験)、国の承認までワンストップでできる。治療法の実用化には新しい材料や測定技術が必要。専門技術を持つ他の企業とも協力したい」
阪大の澤教授「(心不全で医師主導の治験を実施するなど)我々は経験値があり(患者に移植治療ができる)臨床医でもある。共同研究講座を置き、脳神経、関節など色々な形で研究が始まる」
――治療法をどう実用化するのか。
山田会長「肝硬変治療は2017年早々にも臨床ステージに持っていきたい。心不全の治療やへその緒由来の幹細胞を使う治療法も実用化を目指す。細胞を使う再生医療は世界との競争で、一歩遅れると特許などで外国に負ける。日本の技術でリードしたい。5年、10年で再生医療を大きな柱にしたい」
――心不全以外の病気の研究をどう進める。
澤教授「共同研究講座を基盤に関節や肺、炎症性腸疾患などの阪大の専門家とロートを橋渡しする。研究が大規模になれば、別の共同講座が生まれる可能性もある。他の企業が参加し医療機器の開発につながるかもしれない。阪大で進める産学連携の一例で、ぜひ成功させたい」
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脂肪細胞増で大動脈瘤破裂 治療や予防に期待、近畿大
2016年8月8日 19:06
腹部にできた大動脈瘤は、血管壁で脂肪細胞が増えると破裂しやすくなることを近畿大の財満信宏准教授(食品科学)のチームが解明し、英科学誌電子版に8日発表した。
動物実験で、エイコサペンタエン酸(EPA)を豊富に含む魚油を与えると破裂リスクが低下することも判明。治療薬の開発や破裂の予見、予防に役立つ可能性があるという。
腹部の大動脈がこぶ状に大きくなると破裂し死亡することがあるが、破裂に至るメカニズムはよく分かっていなかった。自覚症状がほとんどなく偶然見つかることも多く、大きさによっては手術が必要になる。
http://www.nnn.co.jp/dainichi/knews/160808/20160808099.html
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脂肪細胞増で大動脈瘤破裂 治療や予防に期待、近畿大
2016年8月8日 19:06
腹部にできた大動脈瘤は、血管壁で脂肪細胞が増えると破裂しやすくなることを近畿大の財満信宏准教授(食品科学)のチームが解明し、英科学誌電子版に8日発表した。
動物実験で、エイコサペンタエン酸(EPA)を豊富に含む魚油を与えると破裂リスクが低下することも判明。治療薬の開発や破裂の予見、予防に役立つ可能性があるという。
腹部の大動脈がこぶ状に大きくなると破裂し死亡することがあるが、破裂に至るメカニズムはよく分かっていなかった。自覚症状がほとんどなく偶然見つかることも多く、大きさによっては手術が必要になる。
http://www.nnn.co.jp/dainichi/knews/160808/20160808099.html
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天王寺動物園 85億円で刷新
2016年08月03日
http://www.yomiuri.co.jp/local/osaka/news/20160803-OYTNT50003.html
◇20年間「101計画」 海洋ゾーンから着手
◇レストラン、カフェ設置も
今年で開園から101年の大阪市天王寺動物園が、来年度から20年間で取り組む施設整備や活性化計画などを盛り込んだ「101(いちまるいち)計画」の素案をまとめた。約85億円をかけて施設を刷新し、展示方法も工夫する。都市にある動物園としての魅力向上を図る構想で、素案に対する意見公募(パブリックコメント)を22日まで実施している。(河部啓介)
同園は1915年に開園。95年度には「ZOO21計画」をつくり、動物が生活する野生の環境を再現した「生態展示」を進めた。しかし、市の財政難や入園者数の低迷などで計画は停滞。動物園改革に向け、21年ぶりに新計画を策定した。
新計画は2036年度までの予定。コストを抑え、生態展示を継続しつつ、動物本来の行動を引き出す展示も取り入れ、来園者が動物を身近に見られる環境づくりを強化したいとしている。
老朽化が進む施設の更新にも取り組む。第1期として来年度から5年間の予定で、ホッキョクグマなどの「海洋動物ゾーン」などを改修。来園者の頭上に、アシカなどが泳ぐ通路を設けるなどして、その姿を下から見られるようにする。
将来的には、ゾウが群れで生活できる森も整備する方針となっている。園の入り口付近の広場には、レストランやカフェ、子供遊具なども設置する。
昨年度は約173万人だった入園者数を早期に約2万人増やすことや、収入で支出の半分もまかなえず、市の財政負担に頼っている厳しい経営状態を改善することを目標に掲げる。このため、動物舎へのネーミングライツなど入園料以外の収入源も検討するとしている。
計画では、環境問題や命の大切さについて学べる教育プログラムの開発にも取り組んでいくとしている。同園の牧慎一郎園長は、「ハード、ソフト面とも充実させる計画。来園者目線で、動物を守りながら魅力的に見せることに努めていきたい」と話している。
2016年08月03日
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国際人育てる「明石塾」 関学大 元国連事務次長招く
2016/8/9 6:00
http://www.nikkei.com/article/DGXLZO05837230Y6A800C1LDA000/
関西学院大学は8日、国際的なリーダー育成を目的に明石康・元国連事務次長を塾長に迎えた「関西学院世界市民明石塾」を開始した。文部科学省が認定したスーパーグローバルハイスクール(SGH)の高校生29人が参加。2泊3日の日程で、現役の国連職員らの話を聞きながら「人類は22世紀を迎えられるか」といったテーマで討論したりグローバルリーダーの資質を考えたりする。
開塾式で明石氏は「我々はグローバル化のまっただ中に置かれている。日本、アジアの枠で考えず世界的な枠で考えてほしい」と強調した。参加した高校生は明石氏に「なぜ国際関係の勉強をしたいと思ったのか」「移民、難民の受け入れについてどのように考えるか」といった質問を投げかけていた。
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老化物質、虫歯進行にブレーキ 大阪大チーム発表
2016年8月15日 17:55
歯に蓄積した老化関連物質「AGE」の働きで、年を取ると虫歯の進行が遅くなる―。
歯の象牙質(左)。左上の暗い部分が虫歯になっている。右は同じ象牙質を特殊な測定法で観察したもの。虫歯の部分にAGEが多く蓄積していることがわかった(大阪大提供)
こんな研究結果を大阪大の三浦治郎助教(総合歯科学)らのチームが明らかにし、歯学専門誌電子版に15日発表した。虫歯への耐性を強めているとみられ、チームは「加齢と虫歯の関係性の解明や、AGEを利用する治療法開発につながる可能性がある」としている。
チームによると、AGEはタンパク質の糖化により作られる物質で、多くの種類がある。加齢に伴って体内に蓄積され、老化に関与するほか、糖尿病や腎不全などを悪化させる物質として研究が進んでいる。
http://www.nnn.co.jp/dainichi/knews/160815/20160815106.html
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iPS細胞で高品質心筋作製 大阪大、心臓病治療に
2016年8月17日 19:26
人工多能性幹細胞(iPS細胞)を使って、心筋になる細胞(心筋前駆細胞)を高い純度で作り出す手法を大阪大などのチームが開発し、17日発表した。成果は7月、米科学誌に掲載された。
iPS細胞から作った心筋細胞は、心臓病患者への移植治療に利用が期待されるが、他の種類の細胞が混じらない高い品質の心筋前駆細胞の作製は難しかったという。
チームは、心臓を形作る複数の種類の細胞の中から、心筋前駆細胞だけを選別する目印となるタンパク質を発見しており、「心臓の再生医療に役立つ」としている。
マウスの心臓が形作られる過程で、どのようなタンパク質が関与するのかを解析した。
http://www.nnn.co.jp/dainichi/knews/160817/20160817111.html
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iPSから心筋細胞を選別、阪大チーム手法開発
2016年08月18日
http://www.yomiuri.co.jp/osaka/news/20160818-OYO1T50011.html?from=oyartcl_blist
心臓病治療へ応用期待
iPS細胞(人工多能性幹細胞)で作った心臓のもとになる細胞の塊から、心臓の筋肉(心筋)に変化する細胞だけを区別して取り出す方法を開発したと、大阪大の八代健太特任准教授らのチームが17日、発表した。米科学誌セルリポーツ電子版に論文が掲載された。
iPS細胞から作製できる様々な心臓組織の中でも心筋は、重い心臓病患者に移植する治療への応用が期待されている。このため心筋だけを効率良く選別できる手法が求められていた。
チームは、マウスの受精卵から心臓ができる様子を遺伝子レベルで調べる中で、心筋に変化する細胞の表面に現れるたんぱく質を発見。これを目印として、特殊な装置を使って心筋になる細胞だけを分離することに成功した。八代特任准教授は「純度の高い移植用の心筋細胞を作ることができ、心筋ができる仕組みの解明にもつながる」と話す。
2016年08月18日
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阪大VC、鳥取大ベンチャーに出資 バイオ医薬品開発を支援
2016/8/18 2:00
http://www.nikkei.com/article/DGXLZO06175630X10C16A8LDA000/
大阪大学が設立した大阪大学ベンチャーキャピタル(大阪府吹田市)は、鳥取大学発ベンチャーで医薬品の研究開発支援を手掛けるクロモセンター(鳥取県米子市)へ出資した。出資額は1億5000万円で、がんや糖尿病治療などに応用が広がるバイオ医薬品の製造コスト低減につながる研究を支援する。
クロモセンターは阪大の研究者が開発した技術を活用し、製薬企業からの受注でバイオ医薬品を作る細胞を作製する
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アズワンと阪大、抗体医薬品 生産を効率化
2016/8/16 2:00
http://www.nikkei.com/article/DGXLZO06094650V10C16A8LDA000/
理化学機器販売のアズワンと大阪大学の黒田俊一教授は、バイオ医薬品の効率的な生産技術を開発した。体内の免疫システムである「抗体」を効率的に生成し、抗体医薬品の生産コスト削減と生産期間短縮につながるという。技術を応用すれば生存能力や分裂能力が高いiPS細胞やES細胞を選別し、効率的に生産できることも可能という。今後は製薬企業などと組み実用化を目指す。
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囲碁・井山7冠が東大阪市「名誉市民」
更新:08/19 20:46
囲碁界で史上初めて七大タイトルを制覇した井山裕太さん(27)に、出身地の東大阪市から「名誉市民」の称号が贈られました。この称号は様々な分野で活躍し社会文化に貢献した東大阪市ゆかりの人に与えられるもので、これまでノーベル生理学・医学賞を受賞した山中伸弥教授や、作家の司馬遼太郎さんらに贈られています。井山さんは12歳でプロデビュー。史上最年少の二十歳で「名人」を獲得したあともタイトルを積み重ね今年4月、七冠を達成しました。
http://www.mbs.jp/news/kansai/20160819/00000052.shtml
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上方演芸の魅力紹介 中之島図書館が資料展示
2016年8月20日
大阪市北区の府立中之島図書館で19日、上方演芸の殿堂入りを果たした初代桂春団治さんや五代目桂文枝さんらの資料展示が始まった。府は同図書館の施設を改修したばかり。上方演芸の貴重な資料を通して「文化ステーション」としての魅力を高める意向だ。
上方演芸の資料を展示する府立中之島図書館=19日午後、大阪市北区
展示品は大阪市中央区の府立上方演芸資料館(ワッハ上方)が収蔵する落語、浪曲、講談に関する大正〜昭和初期のレコード盤や殿堂入りした面々の書籍、イラストパネルなど92点。春団治さんの音声も流し、上方演芸のムードを醸し出している。
同図書館は今年4月までにリニューアルを終え、1904年の開館当時から大阪の文化人の活動拠点だった重要文化財の記念室や、大阪の古典籍を間近に見られる大書架室を改修。カフェも新設した。改修効果として最近は訪日外国人客による施設見学も増えているという。
同図書館司書部長の宇円田陽子さんは「ワッハ上方の資料を展示することで図書館の古典籍も併せて見てもらえれば」と話している。
http://www.nnn.co.jp/dainichi/news/160820/20160820065.html
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大阪大学が中之島市有地に再生医療などの拠点
更新:08/25 08:45
大阪市が所有する中之島の土地に大阪大学が再生医療などの研究拠点を置く方針で大阪大学と大阪府、大阪市が合意しました。
24日午後、大阪大学の西尾章治郎総長らが大阪市役所を訪れ、中之島にある大阪市の所有地にiPS細胞を使った再生医療や芸術関連などの新たな研究拠点を置くことを提案。大阪府、市と合意に至りました。この場所は大阪大学のキャンパスの跡地で、半分は大阪市が新しい美術館の整備を進めていますが残りの土地は、去年10月から売却に踏み切るも、買い手は現れませんでした。
大阪市の吉村市長は土地を市が所有したまま賃貸という形で活用し、大阪大学の研究技術を生かしたいとしています。
http://www.mbs.jp/news/kansai/20160825/00000019.shtml
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仁鶴も鶴瓶も大喜び!笑福亭三喬が亡き師を継ぎ「7代目松喬」来秋襲名
2016年8月25日
http://www.hochi.co.jp/entertainment/20160825-OHT1T50102.html
上方落語家の笑福亭三喬(55)が、2013年に亡くなった師匠の名前を継ぎ、来秋に7代目笑福亭松喬を襲名することを25日、発表した。この日、大阪市内で行われた独演会「第七回 三喬三昧」(10月29日、大阪松竹座)の製作発表会見の席で明かされ、「腹をくくりました。自分なりの松喬として歩んで参りたい」と決意表明した。
師匠の松喬さんは、13年に肝臓がんのため62歳の若さで死去。4年で16回開催予定だったシリーズの独演会「松喬十六夜」を弟子が引き継いでいる最中の昨秋、所属事務所の松竹芸能が一門筆頭弟子の三喬に襲名を打診した。三喬は遺族に配慮して「七回忌が終わってからではどうでしょうか」と固持したが、「七回忌まで3年待っても次の松喬は三喬さんにお願いする」などと説得され、今年4月に決心した。
東京には三喬と名が同じ読みの柳家さん喬(68)がおり、「さん喬師匠がホッとしていると思う」と笑わせながら、「道半ばで早世した師匠に親孝行ができたかな。松竹芸能に骨太の古典派がいなくなりましたので、その代わりにはなりたい。笑福亭のしっかりとした名前ですので、守っていかなければ」と話した。
上方落語協会会長の桂文枝(73)に報告した際には「長男(一門筆頭弟子)って責任あるよなあ」と、三枝を捨てて師の名前を継いだ立場から助言を受けた。松鶴一門筆頭で、師の兄弟子の笑福亭仁鶴(79)からは「君の歩幅で一歩ずつ歩いたらええ。よう決心したな」と声をかけられた。師の弟弟子・笑福亭鶴瓶(64)には直接会って報告はできていないが「君らの世代が上がってきてくれる事は、上方落語界にとってええ事や」と喜ばれたという。
三喬として最後の独演会になる「三喬三昧」は「らくだ」「崇徳院」「道具屋」の3席を務める。来秋の襲名披露公演も同じ大阪松竹座で開催され、「(独演会と襲名披露の)2つセットなら劇場を借りられると言われた」と苦笑い。東京、名古屋でも襲名披露興行が行われる予定。
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ALS発症の一端を解明…大阪市立大チーム
2016年08月25日Tweet
全身の筋肉が衰える難病「筋萎縮性側索硬化症(ALS)」が発症する仕組みの一端を解明したと、大阪市立大のチームが発表した。治療法につながる一歩としており、24日の英科学誌ネイチャー・コミュニケーションズ(電子版)に掲載された。
ALSは運動神経細胞が侵される神経難病で、約10%が遺伝性とされる。発症に関わる遺伝子変異は約20種類見つかっているが、発症の詳しい仕組みは分かっていない。
チームは、このうち2010年に特定された遺伝子「オプチニューリン」を働かないように変異させて、ALSの特徴を再現した人の細胞を作り、観察した。その結果、細胞の炎症を起こすたんぱく質が活性化して、慢性的な炎症が起こり、細胞が死ぬことを突き止めた。チームの徳永文稔・大阪市立大教授(分子病態学)は「炎症を起こすたんぱく質の働きを抑えられる物質が見つかれば、創薬につながる可能性がある」と話す。
http://www.yomiuri.co.jp/osaka/news/20160825-OYO1T50016.html?from=oyartcl_blist
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iPS細胞観察も 医学体験イベント始まる
2016年8月28日
体験を通して最新の医療や健康づくりを学ぶ催し「なるほど医学体験! HANSHIN健康メッセ」が27日、大阪市北区のハービスホールで始まった。人工多能性幹細胞(iPS細胞)の展示や医療器具を使うコーナーなど多彩な企画が用意され、子どもから大人まで楽しみながら理解を深めていた。29日まで。入場無料。
iPS細胞を顕微鏡で観察できるコーナー=27日午前、大阪市北区のハービスホール
医療や福祉分野の変化が激しい中、普段生活している地域の医療環境を知ってもらおうと、神戸大や阪神電気鉄道らでつくる実行委が初めて開催した。
会場では、iPS細胞を顕微鏡や大型モニターで観察したり、内視鏡を動かして治療の技術を体感できるコーナーなどを設置。液体窒素を使った実験をはじめ多彩な企画があり、参加者らは医療や科学の世界を満喫していた。
顕微鏡で細胞や組織を調べる病理医の体験コーナーで、肺の細胞や作物を観察した前川大和君(8)=兵庫県三木市=は「オクラの毛がスカイツリーの形に見えてすごかった」と好奇心をかき立てられていた。
http://www.nnn.co.jp/dainichi/news/160828/20160828027.html
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大阪・中之島の再生医療拠点構想「実現に協力を」 松井知事、文科相に要請
2016.8.29
http://www.sankei.com/west/news/160829/wst1608290059-n1.html
松井一郎大阪府知事は29日、東京都内で松野博一文部科学相と会談し、大阪市や大阪大と連携して市中心部の中之島地区に再生医療研究の拠点を設ける構想案実現に協力を要請した。松井氏は「必要性は認めてもらった。まず入り口の鍵は開いた」と手応えを強調した。
松野氏は「再生医療を推進する方向は国も同じだ」と説明。構想案への具体的な対応に関しては「経済産業省や厚生労働省とも検討する必要がある」と述べるにとどめた。
松井氏は会談後、記者団に「再生医療分野で日本が圧倒的な世界のトップランナーになるためにも、今の時点で種をまいておくことが必要だ。今後、省庁間で連携してもらうことに全力を尽くしたい」と語った。
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http://www.sankei.com/life/news/160829/lif1608290023-n1.html
2016.8.29 18:47
不妊に悩む女性の卵巣から細胞のエネルギーを作り出す細胞内小器官「ミトコンドリア」を取り出し、体外受精の際に卵子に移植したところ、
2人で妊娠に成功したと、大阪市の不妊治療クリニックが29日発表した。
この不妊治療は米国の企業が開発。ミトコンドリアの移植で、加齢で老化した卵子の質の改善を図るという。
海外では約270例以上行われ、約30人が出産に至ったとされる。昨年12月に日本産科婦人科学会が臨床研究としての実施を認めていた。
発表した「HORACグランフロント大阪クリニック」の森本義晴院長によると、不妊治療を受けても妊娠しなかった27〜46歳の女性25人から卵巣組織を摘出。
うち12人で受精卵を作り、6人で子宮に戻したところ、27歳と33歳の女性が妊娠に至った。
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大阪府知事、再生医療の研究拠点誘致へ協力要請、文科相に
2016/8/30
http://www.nikkei.com/article/DGXLZO06634930Z20C16A8LDA000/
大阪府の松井一郎知事は29日、松野博一文部科学相と会談し、iPS細胞などを使う再生医療の研究拠点を大阪市の中之島地区に誘致できるよう協力を求めた。知事は「中之島で世界をリードする先進医療を実現したい」と話すと、文科相は厚生労働省などと検討すると応じた。大阪府市や大阪大学、文科省などが連携した誘致の取り組みが始まる。
知事はiPS細胞を発明した京都大学の山中伸弥教授や、脚の筋肉細胞のシートを使い重症心不全を治療する技術を実用化した阪大の澤芳樹教授など、著名な研究者が関西に拠点を置く点を強調。中之島に「大臣の力を借りて再生医療センターを作りたい」と求めた。
大阪府などの構想は、文科省が担う基礎研究だけでなく臨床や産業化までを含む。文科相は「厚労省や経済産業省も所轄官庁として入ってくる。関係各所と相談し検討したい」と応じた。
知事は訪問後、再生医療について「基礎から臨床、1つの新たな分野の産業として作り上げていこう」と改めて強調。厚労省や経産省へも働きかける考えだ。大阪に創薬会社や中小製造業が集積する点にも言及し「大阪を健康というキーワードの医療の拠点としたい」と話した。
阪大と大阪府市は24日、中之島に再生医療の研究拠点を整備することで合意している。
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不妊治療に新療法?2人が妊娠 ミトコンドリア移植とは
更新:08/30 19:42
不妊に悩むカップルを対象にした新しい治療法で2人の女性の妊娠に成功したと、大阪のクリニックが発表しました。
HORACグランフロント大阪クリニック、不妊治療を専門とする医療機関です。ここで新たに研究が始まった不妊治療が「オーグメント療法」ミトコンドリア移植です。女性の卵巣の組織を採取し特殊な技術でミトコンドリアを抽出、体外受精の時にこのミトコンドリアを一緒に移植することで妊娠する確率を高めようという方法です。
「ミトコンドリアはパワーハウスと呼ばれていてエネルギーを作る。卵のミトコンドリアの機能が悪い人に元気なミトコンドリアをある程度の数入れると、卵の中のたんぱくの合成がうまくいく」(HORACグランフロント大阪クリニック 森本義晴院長)
クリニックでは今年春から臨床研究を始めこれまで6人に実施したところ、27歳と33歳の女性2人が妊娠に成功したということです。この治療を受ける準備を進めている田中さん夫婦(仮名)は、9年前に結婚し7年間不妊治療を続けてきました。体外受精を10回以上受けてきましたが妊娠には至りませんでした。
「卵の質がよくないとはっきり言われて。どうしたらいいかわからなかったので新しい治療にかけてみたい」(田中よしこさん(36・仮名))
田中さんの卵子の画像を見ると、泡のようなものがたくさんあり、健康的な卵子と比べると大きく違うといいます。体外受精を続けても妊娠に至らないのはこの卵子に原因があるのではないかと言われ、ミトコンドリア移植を決断しました。
「元気な精子にミトコンドリアを合わせて卵子の中に打ち込むと、打ち込んだミトコンドリアが助けてくれる。細胞の受精とか分割とか−」(HORACグランフロント大阪クリニック 森本義晴院長)
ミトコンドリア移植は世界でこれまで250例以上行われていて、このうち25人が出産に至っているということです。
http://www.mbs.jp/news/kansai/20160830/00000049.shtml
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石本さくらさんが女流プロ棋士に 大阪学芸高校3年生
2016年9月1日 18:12
日本将棋連盟は1日、関西研修会の石本さくらさん(17)が同日付で女流プロ棋士の2級になったと発表した。本来は仮資格の女流3級だが、女流王座戦で本戦入りしており、女流プロに昇級する条件を満たした。
石本女流2級は大阪府吹田市在住で、森信雄七段門下。大阪市の大阪学芸高校に通う3年生。
http://www.nnn.co.jp/dainichi/knews/160901/20160901110.html
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「繁昌亭」開場10周年、15日に「お練り」
2016年09月01日Tweet
上方落語協会(約250人)は1日、大阪市北区の天満天神繁昌亭が開場10周年を迎える今月15日に、周辺の天神橋筋商店街をパレードする「お練り」を行うと発表した。
桂文枝会長(73)、桂米団治さん(57)ら約80人が参加し、午前8時30分に同商店街北端を出発。繁昌亭までの約2キロをパレードする。文枝会長は、初代桂春団治の逸話にちなんで赤い人力車に乗る。当日、繁昌亭では鏡開きや10周年特別公演も行われる。
http://www.yomiuri.co.jp/osaka/news/20160901-OYO1T50016.html?from=oycont_top_txt
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大阪教育大に教育協働学科、教養学科を廃止
2016年09月03日Tweet
大阪教育大(大阪府柏原市)は2日、2017年4月から教育学部の「教養学科」(募集人員405人)を廃止し、「教育協働学科」(同350人)を新設すると発表した。一方で、教員養成課程の募集人員を計25人増やす。
文部科学省が昨年6月、国立大の教員養成系学部のうち、教員免許を取得しなくても卒業できる「ゼロ免課程」の見直しを求めていたことを受けた。
大教大はゼロ免課程にあたる教養学科を廃止。新設する教育協働学科では教育関連の単位を大幅に増やし、心理学や社会福祉、スポーツなどの専門家として、学校と協力して子供らを支える人材を育成する。
新学科も教員免許取得が必須ではないが、大教大はスクールカウンセラーやスポーツ指導者などとして教育現場で活躍してもらうことを想定。「教職員と外部の専門家が協力して問題解決に当たる文科省の『チーム学校』構想を担う人材になりうる」としている。
http://www.yomiuri.co.jp/osaka/news/20160903-OYO1T50005.html?from=oycont_top_txt
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大教大「教育協働学科」新設へ 学校と専門家つなぐ
2016年9月3日
大阪教育大は2日、学校と家庭、地域と連携して教育課題の解決を図る人材の育成に注力する全国初の「教育協働学科」を2017年4月に新設すると発表した。学校現場と各種専門家の知識を兼備し、課題ごとに両者を結び付けて解決に導ける担い手を育てる。
学校と外部人材を結ぶ担い手の育成に意欲を示す栗林学長=2日午後、大阪市天王寺区の大阪教育大
教育内容や学校業務が拡充される中で、教員が外部の専門家と円滑に連携し、対応できる環境を構築していくのが狙い。これまでの教養学科を廃止して設置する。
教育協働学科の定員は350人程度。6専攻で構成する。不登校といった問題に心理学や福祉の視点からカウンセリングなどで対処できるようにする教育心理科学や、危機管理関連を扱う健康安全科学などを設ける。
4年間で取得する単位のうち4分の1余りを、学校などの現場で実践的な学びをするための授業に充てる。
栗林澄夫学長は、大阪市天王寺区の大教大天王寺キャンパスで会見し、「教員と専門家が分業して学校を運営する『チーム学校』をつくっていきたい」と意欲を示した。
http://www.nnn.co.jp/dainichi/news/160903/20160903033.html
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読字障害児にデジタル教材 文字色変え目で追いやすく
2016年9月1日
大阪教育大(柏原市)の金森裕治教授(特別支援教育)は、「読み」に困難のある読字障害の小学生を対象に、デジタル教材を使い、文字の色を変えて目立たせる「ハイライト機能」で読む部分を示した場合の効果を検証する。文字を適切に追えるよう眼球運動を支援。「よりスムーズに読める教材作りにつながれば」と意欲を示している。
読字障害児らがよりスムーズに読める教材作りに意欲を示す金森教授(右)
読字障害は、脳機能の障害が原因とされる発達障害の一つ。文部科学省は、小中学生の2・4%に「読み書き」に著しい困難がある可能性を示している。障害者差別解消法で、障害があっても分かりやすい教材作りが求められる中、教育現場で普及が掲げられるデジタル教材の活用に着目した。
読字障害で読みが困難な原因の一つに眼球がうまく動いていない点が指摘されており、ハイライト機能で読む部分を明示。文字を追いやすくする。
検証は、文字の色を変える部分を句読点ごとや文節ごとに分けるなど、複数の組み合わせを比較して実施。障害のあるグループとないグループのそれぞれでも行い、効果を実証していく。
今回の研究は、明治安田こころの健康財団が2016年度研究助成に選定。8月29日に中央区の明治安田生命保険大阪本部で目録の贈呈式を開いた。
林道彦部長は「研究に努め1年後に結実してほしい」とエール。金森教授は「読みに困難のある児童がよりスムーズに問題の内容を把握して解けるよう支援していければ」と抱負を語っていた。
http://www.nnn.co.jp/dainichi/news/160901/20160901042.html
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統合失調症患者の認知障害判定、阪大が新手法
2016年09月02日
統合失調症患者の記憶力や理解力などが低下する「認知機能障害」の程度を、簡単な知能検査でスピード判定する手法を開発したと、大阪大と福島大のチームが発表した。治療薬を選ぶ際の重要なデータとなり、社会復帰を促進すると期待される。研究成果は米科学誌電子版に掲載された。
統合失調症は、20歳代前半を中心に、100人に1人が発症するとされる。代表的な症状は幻覚や妄想だが、認知機能の低下も半数にみられ、お金の管理や対人関係、仕事がより困難になる。知能指数(IQ)検査には約2時間もかかるため、認知機能の判定はあまり行われてこなかった。
チームは、患者150人分のIQ検査結果を解析。全13項目のテストのうち2項目だけで、患者の認知能力を精度よく予測できることを確かめた。障害の程度を調べるには、発症前のIQを別の検査で推定する必要もあるが、判定は計15分程度で済むという。
チームの橋本亮太・阪大准教授(精神医学)は「治療をする上で、副作用として認知機能に悪影響を与える薬を使うべきかの判断材料になる」と話す。
http://www.yomiuri.co.jp/osaka/news/20160902-OYO1T50017.html?from=oyartcl_blist
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関経連・森会長「全面的に協力」、中之島の阪大再生医療拠点で
2016/9/5
http://www.nikkei.com/article/DGXLZO06906840V00C16A9LDA000/
関西経済連合会の森詳介会長(関西電力相談役)は5日、大阪大学と大阪府・市が8月に合意した中之島地区での再生医療の研究拠点の整備について「素晴らしいプロジェクトで、経済界として全面的に協力をしたい」と述べた。同日開いた定例会見で質問に答えた。
阪大などは2021年をめどに中核拠点を構える方針。関経連で都市創造・文化観光委員長を務める角和夫副会長(阪急阪神ホールディングス社長)は「(22年度を予定する)うめきた2期の街開きと近く、いいタイミングだ」と話した。
森会長は大阪府などが検討するカジノを含めた統合型リゾート(IR)の誘致について、総合的な街づくりのなかで推進すべきだと強調。「再生医療の国際会議を定期的に開催するなどカジノだけでなく関西の強みを取り込む必要がある」と指摘した。
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大植英次プロデュース「大阪クラシック〜街にあふれる音楽〜」の開催内容が決定しました【平成28年9月11日(日曜日)〜9月17日(土曜日)】
http://www.city.osaka.lg.jp/keizaisenryaku/page/0000368764.html
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七冠井山の号は「文裕」 囲碁、本因坊の就位式
http://www.sankei.com/photo/daily/news/160909/dly1609090025-n1.html
囲碁の全七冠を独占する井山裕太碁聖(27)の第71期本因坊就位式が9日、大阪市内のホテルで開かれ、本因坊としての名前である号を「文裕」とすると発表した。.
井山碁聖は「今まで以上に責任感が湧いてきた。まだまだ未熟なので、いつかこの号に恥じない棋士になれるよう努力していきたい」と話した。.
井山碁聖は今期、本因坊5連覇を達成し、自身初の名誉称号となる「26世本因坊」の資格を獲得した。本因坊在位者は号を名乗ることができるが、井山本因坊はこれまで号を決めていなかった。.
「文裕」は知恵を授ける文殊菩薩の「文」、自分の名前から「裕」をとった。.
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国公立大入試要項まとまる 阪大全学部で推薦、AO導入
2016年9月9日 17:00
http://www.nnn.co.jp/dainichi/knews/160909/20160909093.html
国立大82校と公立大86校の2017年度入試要項が9日までにまとまった。大阪大は「世界適塾入試」の名称で、全学部で推薦入試や、書類や面接で選考するアドミッション・オフィス(AO)入試を導入し、それに伴い後期日程を廃止する。
16年度入試から東大が推薦入試を導入するなどしており、一般入試から推薦、AO入試に移行する傾向は17年度も続いた。一般入試でも、長崎大医学部保健学科などが面接を取り入れ、愛媛大医学部看護学科はグループディスカッションを実施する。
滋賀大データサイエンス学部や島根大人間科学部のような文理融合的な学部も新設される。
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大阪大、脂肪肝悪化の物質特定 治療薬に期待
2016年9月13日 19:58
高脂肪食の摂取により特定のタンパク質が肝臓で増加し、脂肪肝が悪化することを、大阪大の竹原徹郎教授(消化器内科学)のチームがマウスの実験で突き止めたと13日、発表した。成果は9月下旬以降に米肝臓病学会誌の電子版に公開される。このタンパク質「ルビコン」を標的とした治療薬の開発が期待できるとしている。
脂肪肝は過度の栄養摂取により肝臓に中性脂肪がたまる生活習慣病。悪化すると肝硬変や肝がんにつながるが、詳しい発症メカニズムは分かっておらず、有効な治療薬もない。
http://www.nnn.co.jp/dainichi/knews/160913/20160913127.html
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乾電池で飛行、ギネスに挑戦 パナと東海大、10キロ以上目標
2016年9月26日 20:58
パナソニックは26日、東海大の学生と組み、乾電池を動力源とした固定翼航空機による飛行距離で初のギネス世界記録に挑戦すると発表した。11月3日に滋賀県彦根市の彦根港から飛び立ち、琵琶湖の上空を10キロ以上飛ぶことを目指す。
乾電池「エボルタ」の単3形約500本を使う。機体は東海大で人力飛行機を作っている学生51人が設計・製作した。幅約26メートル、長さ約7メートルで、重さは約77キロ。炭素繊維強化プラスチックや発泡スチロールなどで作った。今後、試験飛行を経て最終調整を行う。
http://www.nnn.co.jp/dainichi/knews/160926/20160926121.html
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関西大
梅田新キャンパス落成式 阪急梅田駅から徒歩5分
毎日新聞2016年9月28日 12時26分
http://mainichi.jp/articles/20160928/k00/00e/040/240000c
関西大の梅田キャンパスが完成し、関係者による落成式が28日あった。池内啓三理事長や楠見晴重学長ら約200人が新キャンパスの開設を祝った。
地上8階建てのビルで、阪急梅田駅から徒歩5分の立地。学部は置かず、ビジネス街にある特色を生かして社会人の学び直しなどの拠点とする。1、2階に書籍販売大手「TSUTAYA(ツタヤ)」の書店、2階の一部には同社が運営する起業家支援のカフェが入居する。
梅田かいわいでは、大阪工業大も来年4月に地上22階建ての新キャンパスを開設するなど、大学の都心回帰が進んでいる。【大久保昂】
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植物の病原菌撃退たんぱく質、近大チームが特定
2016年09月29日
http://mainichi.jp/osaka/
免疫反応で情報伝達
感染した病原菌を撃退する植物の免疫反応で、重要な役割を果たすたんぱく質を特定したと、近畿大などのチームが発表した。病原菌に強い農作物の開発などにつながる成果としており、欧州科学誌(電子版)に論文が掲載された。
植物の表面には、病原菌の侵入を検知するセンサー役の分子がある。感染情報は、この分子から免疫反応を起こす遺伝子群に伝わり、菌を撃退する物質が作られる。しかし、情報が伝わる仕組みは不明だった。
近大の川崎努教授(植物分子遺伝学)らは、アブラナ科の実験植物「シロイヌナズナ」を感染させて観察。その結果、センサー分子に結合した「PBL27」というたんぱく質を介して、遺伝子群に情報が伝わることを突き止めた。他の植物にも同様のたんぱく質があると考えられるという。
病原菌による農作物被害は世界で年間10億人分にも上るとされ、川崎教授は「感染情報を伝えるたんぱく質を薬剤で活性化し、植物の免疫を強めれば、被害を大幅に抑えながら、環境にも優しい農業につながる」と話す。
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アートストリーム2016
更新:10/01 06:29
http://www.mbs.jp/news/kansai/20161001/00000010.shtml
大阪の百貨店では若手アーティストらがオリジナル作品を発表するイベント「アートストリーム2016」が開催されています。
細かく敷き詰められた切り絵アートに・・・フォークを大胆に使った立体作品。大丸心斎橋店で開かれているこの展示会は、若手アーティストの発掘や作品発表の場を提供しようと2003年から開かれています。会場には関西を中心に活躍する89人のアーティストの個性あふれる作品がずらりと並びました。
1日午後にはグランプリのほか企業やギャラリーが選ぶ賞も発表され、来場者が選ぶ「応援したいアーティストナンバーワン」の投票も行われるということです。また、MBS賞では番組のセットなどの制作をオファーするということです。「アートストリーム2016」はあすまで開催され入場は無料です。
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http://www.asahi.com/articles/ASJ9X72WKJ9XPTIL02D.html?iref=comtop_8_06
「まったく勉強しない」児童、全国の倍以上 大阪市調査
花房吾早子 2016年9月30日23時32分
大阪市は30日、市幹部らによる「こどもの貧困対策推進本部会議」を開き、子どもの生活に関する実態調査結果(速報値)を示した。市は来年度以降、食事、学習、人とのつながりを支援する施策を始める方針で、吉村洋文市長は「できることから進めていく」と述べた。
市は6月末から市内の中学2年生、小学5年生、5歳児計5万5776人を対象に子どもの生活実態を調査。子どもと保護者に食事、睡眠、学習状況などを尋ね、4万3275人分(77・6%)の調査票を回収した。年収が200万円未満の世帯は全体の9・5%だった。
子どもに1週間に食べる夕食の回数を尋ねると、週5回以下の子が小5は1・1%、中2は1・7%。この子どもたちに理由を聞くと、「おなかがすいていない」が43・8%だった一方、「用意されていない」が6・6%だった。
「嫌なことや悩みを誰に相談するか」(複数回答)では「誰にも相談できない」が小中合わせ4・1%、「誰にも相談したくない」が同11・8%で、周囲とつながりを持てない子がいることもうかがえた。
あき んどに学力はいらん、必要なんはいち びり力や!DQNの受け皿も異様に大きいし。学校も職業を身につけてはいけません。いざとなれば生 活保 護があります、と教えてるし↓
http://www.kurayama.jp/modules/wordpress/index.php?p=779
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インスリン増やす物質特定 糖尿病治療に期待、大阪大
2016年10月3日 22:00
膵臓から分泌されるインスリンの量を増やす化合物を、マウスの実験で特定したと大阪大の原田彰宏教授(細胞生物学)らのチームが3日、米科学誌電子版に発表した。
インスリンは、血糖値を下げる作用があり、不足すると糖尿病になる。この化合物を使ってインスリン分泌を促す新しい糖尿病治療薬の開発につながる可能性がある。
チームは「SNAP23」というタンパク質に注目。
インスリンを作り出す膵臓のベータ細胞で、SNAP23が働かないようにしたマウスは、インスリン分泌が普通のマウスの2倍以上に増えたため、チームはSNAP23は通常、インスリン分泌を阻害していると判断した。
http://www.nnn.co.jp/dainichi/knews/161003/20161003134.html
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こども将棋大会で真剣勝負
更新:10/09 07:21
http://www.mbs.jp/news/kansai/20161009/00000010.shtml
1000人以上が対局する国内最大規模のこども将棋大会が大阪で開かれ、プロ棋士さながらの熱戦を繰り広げました。
合図とともに真剣な面持ちで将棋盤に向かうこどもたち。日本の伝統文化に親しんでもらおうと日本将棋連盟が行うこの大会は、今年で16回目を迎えました。小学生ら1170人が低学年と高学年に分かれて20分間の対局に臨みます。
「初出場だったけど、2回勝てた。(Q将棋のどういう部分が好き?)戦法とか定石」
「(負けて)悔しい」(参加した子どもたち)
惜しくも負けて悔し涙を流す子どもの姿も。プロさながらの真剣勝負に保護者たちも熱い視線を送っていました。
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http://news.infoseek.co.jp/article/20161011jcast20162280355/
推薦入試で「女性には点数加算」 「女尊男卑」批判に大学側は...
J-CASTニュース / 2016年10月11日 19時13分
「女子に対し、全学部において、一定の点数を加算して判定します」――。男女共学の私立大、大阪電気通信大学(本部・大阪府寝屋川市)の公募推薦入試に設けられたこんな優遇制度が話題を集めている。
全5学部の公募推薦入試を受験したすべての女子生徒に加点を保証するこの制度。ネット上で、「女尊男卑がエゲツない」「何やったって良いだろう」と議論を呼んでいる。制度を設けた理由について、同大に聞いた。
「受験を不公平なものに」「何やったって良い」と賛否両論
大阪電通大の2016年の公募推薦入試は10月20日から31日までの出願期間を経て、11月12日(A日程)、13日(B日程)の2日間実施される。
年初の一般入試に先がけ、出身校の推薦を前提に実施される公募推薦入試。一般的に、大学側は高校の成績(評定平均値)と面接・小論文などによる人物評価をあわせた独自の仕組みで合否を判定する。
同大の場合、試験内容は数学や英語といった科目の適性検査のみだが、「専門学科・総合学科の高等学校の在籍・卒業生に対する優遇制度」「各種資格(検定)保有者に対しての優遇制度」といった個性的な優遇制度が設けられている。
今回注目されたのは、その中の「女子に対する優遇制度」だ。公式サイト内の説明書きには、「女子に対し、全学部において、一定の点数を加算して判定します」とある。
「社会的弱者」を進学・就職などの面で優遇する動きは一般的に「アファーマティブ・アクション」と呼ばれる。
大阪電通大の「女子に対する優遇制度」が、アファーマティブ・アクションを意図したものかは不明だ。ただ、日本の大学が受験生の性別に基づく優遇制度を設けるのは珍しいと感じる人も多く、ネットで大きな反響を集めた。
ツイッターの反応は
「受験を不公平なものにしてる」
「女尊男卑がエゲツない」
といった疑問の声、
「判らないでもないけどね」
「何やったって良いだろう」
と理解を示す声に分かれている。
大阪電通大OB「僕らの年は8対2で男が多かった」
一体なぜ、こうした制度を設けたのか。大阪電通大広報課の担当者はJ-CASTニュースの10月11日の取材に
「女子学生の大学進学率の上昇に貢献するのと同時に、理工系分野に興味のある女子高生を応援したい思いがあり、設けました。制度はおそらく10数年前からありました。今後については未定です」
と話す。
一方、20代の同大男性OBは取材に対し、
「学ぶ量は男女で変わりませんし、生徒の為にならないと思います。女子生徒を獲得するための方法としては正しくないように感じます」
と感想を述べつつ、
「(在学中に)女子の比率は少なかったです。僕らの年は8対2で男が多かったです」
と振り返った。
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20代が在学中時に男女比が8:2だぁ〜?私が某大学に在学してたン十年前は、30:1以上だったぞ。
今世間を騒がすヤリサーの起こりようがなかったど。いろんな理由で。具体的に言うと詮索される。
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難治がん、正常細胞を利用し増殖 転移促進も、大阪市大
2016年10月11日 17:59
治療が難しいことで知られる「スキルス胃がん」は、体の正常な細胞を集めて利用し、増殖や転移を促進させていることを、大阪市立大の八代正和准教授のチームがマウスの実験で解明し、米学会誌電子版に11日発表した。膵臓がんなど他の難治がんも同様とみられ、こうした働きを阻害する新たな治療薬の開発が期待されるという。
CXCR2の働きを妨げる化合物を与えた、スキルス胃がんのマウスの組織。与えなかったマウス(下)に比べて、がん細胞の増殖が抑制されていた(大阪市立大提供)
チームによると、スキルス胃がんは胃壁の組織の中で急速に広がるため、早期発見が難しい上、進行が速く転移もしやすい。若い女性を中心に年間数千人が発症し、5年生存率は1割未満とされている。
http://www.nnn.co.jp/dainichi/knews/161011/20161011094.html
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>>2916
授業参観で、漫画アニメみたくトンチンカンな答え方をした子供を、大阪のおばはんは何でもっとおもろいことよういえんねや!と𠮟るなんてどっかの芸NO人がネタにしてそうだ。
その「人とのつながり」って、ベストセラー橘玲「言ってはいけない」(新潮新書)の終章では友を呼ぶのは類だけとか書いてあったけど。
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続き、「カラスは白い」と自分が思えば、他人が指摘してもやかましいわボケェ死にたいんか、てな風潮はあったな。(´・ω・`)
某番組で、会場の素人から、そういう意味で何で大阪の人はアホばかりなんですか、と尋ねられ、
某芸人が、自分の祖父はマルチーズを「白熊」と呼んでたと告白。命名でなくて。
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積水ハウスが美術館、梅田スカイビル内に 絹谷幸二さん作品
2016/10/13
http://www.nikkei.com/article/DGXLZO08334020T11C16A0LDA000/
積水ハウスは13日、フレスコ画で有名な絹谷幸二さんの作品を展示する「絹谷幸二 天空美術館」を梅田スカイビル内に新設すると発表した。絹谷さんの作品を常時50点程度展示するほか、作画過程を見られるアトリエも設ける。3D映像を使って作品の世界を体感できるコーナーや子供向けの絵画教室なども作る。
美術館は27階に設置する。オフィスだった部分を改装し面積は1154平方メートル。絹谷さんが同日記者会見し「3Dなど新たな趣向も取り入れ、(ものを見る)脳みそを鍛える美術館を目指す」と意欲を語った。開館は12月23日。入場料は未定だが、初年度に10万人以上の来館者を見込む。
梅田スカイビルは訪日外国人にも人気が高く、空中庭園展望台には2015年度に過去最高の121万人が来場した。積水ハウスの和田勇会長は「大阪のさらなる魅力の創生に寄与できると期待している」と話した。
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関大開発の「氷結晶制御技術」 ベンチャーが活動開始
2016年10月13日
関西大が開発した「氷結晶制御技術」を実用化するベンチャー企業2社が同大学を拠点に活動を始めた。冷凍食品に利用されていた技術だが、今後は農業分野での生鮮野菜・果実の長時間輸送、インフラ関連での着氷・着雪・着霜防止用コーティング剤、再生医療における組織や臓器の保存液など、多分野での実用化に期待がかかる。同技術を開発し、2社の最高技術責任者に就く化学生命工学部の河原秀久教授は「研究室のコンセプトは『天然素材で医・食・住において人々に安らぎを』で、基礎研究から応用までやっていく」と話す。
氷結晶制御技術には、氷結晶の成長を抑える「不凍タンパク質」「不凍多糖」と、食品を0度以下で未凍結のまま保存する「過冷却促進物質」の二つの大きな要素がある。
不糖タンパク質・不凍多糖の技術を用いる新会社は7日に設立された「KUNAi(クナイ)」。本社を長野市に置き、研究所を同大学のイノベーション創生センターに設置した。屋根や道路、飛行機の翼などの着氷・着雪・着霜防止コーティング剤などの開発・製造・販売に取り組む。小出芳栄社長は「各企業の問題を解決する製品の原料として供給する。世の中にないものなので新しい分野を切り開いていく」と展望する。
過冷却促進物質の技術を基にするベンチャー企業は10月中の設立予定で、本社は同センター内に置く。会社設立に先立って、河原教授の研究室とともに、コーヒーかすから検出する同物質をマンゴーで試験。熟成を遅らせる顕著な効果が出ている。社長に就任する川本久敏氏は「農業、水産、医療などに用途が出てくる。沖縄に住んでおり、マンゴーなど(生鮮食材の保存で)沖縄を中心にとっ掛かりをつくっていく」と意気込む。
http://www.nnn.co.jp/dainichi/news/161013/20161013021.html
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>>2924 書き忘れた。これと同じノリ
http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/travel/6501/1370094026/1330
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「慢性疲労」血中成分に異常、大阪市大など確認
2016年10月18日Tweet
客観的診断法へ期待
原因不明の激しい疲労感や頭痛、体の痛みなどが続く「慢性疲労症候群」について、大阪市立大などのチームは17日、特定の血中成分の割合に異常があることを確認したと発表した。客観的な診断法の開発につながる成果で、論文は英科学誌電子版に掲載された。
同症候群の国内患者数は推定約30万人。脳内の炎症との関連が指摘されるが、診断は患者の訴えが中心で、客観的な診断指標はなく、治療法も確立されていない。風邪や精神的な症状と誤認されるケースも多く、重症化すると寝たきりになる場合もある。
チームの片岡洋祐・同大学客員教授(生理学)らは、約50人ずつの患者と健康な人から採血し、53種類の血中成分を調べた。その結果、患者の血液は、疲労物質を分解する働きがあるアミノ酸「オルニチン」など4種類の濃度比が、健康な人と比べて高いことが分かった。
患者の細胞の代謝機能に異常が起きているとみられ、片岡客員教授は「1、2年内にもこれらの成分を基にした新たな診断法の開発を目指す」としている。
http://www.yomiuri.co.jp/osaka/news/20161018-OYO1T50009.html?from=oyartcl_blist
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月経前症候群、疲労骨折に注意…近大が調査
2016年10月19日Tweet
月経前に不安や体のむくみを感じる「月経前症候群」の女性が運動中に疲労骨折を起こしやすいことを確認したと近畿大が18日、発表した。女性アスリートの疲労骨折の原因として月経不順が指摘されてきたが、同症候群との関連を調べた研究はなかったという。論文が英医学誌電子版に掲載された。
同症候群は月経の約2週間前から発症。集中力が低下したり、体が痛んだりする。重症のものは「月経前不快気分障害」と呼ばれる。軽度を含め女性の約8割がこうした症状を抱えているとされる。
近畿大の武田卓教授(女性心身症)らのチームが2014年、仙台市の高校2校の女子生徒1818人にアンケート。運動部に所属し、月経周期が正常な394人について分析した。
疲労骨折は月経が正常な生徒でも経験していた。また、同症候群などで生活に支障を来すほどの症状がある40人のうち、疲労骨折の経験があると答えた生徒の割合は、症状がない場合に比べて1・66倍高かった。
武田教授は「むくみや痛みを我慢して無理に練習し、骨に負荷がかかっている可能性がある。適切な治療で女性アスリートを支援すべきだ」と話している。
http://www.yomiuri.co.jp/osaka/news/20161019-OYO1T50014.html?from=oyartcl_blist
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偏向スレというよりここか
http://news.biglobe.ne.jp/domestic/1015/ym_161015_9104785155.html
しぶちん?大阪の文化予算…1人わずか80円
読売新聞10月15日(土)17時35分
2020年度までの大阪府市の文化施策の指針となる「文化振興計画」が今月にもまとまる。
関西経済同友会などは、大阪府市の文化予算が全国的にも極めて少なく、都市の魅力を損ないかねないと危機感を抱いている。文化重視の姿勢を打ち出すことができるのか、府市の取り組みを経済界や文化の担い手は注視している。
■「芸術は寄付で」
関西経済同友会は8月、東京五輪・パラリンピックで競技とともに国が開催しなければならない「文化プログラム」への府市の取り組みが全国の自治体に比べて出遅れているとし、「脱・80円文化政策に向けて」と題した提言を発表した。
文化庁の統計をもとに各自治体の文化関連予算をまとめたところ、14年度の府民1人あたりの予算額は都道府県で最低レベルの80円にとどまり、大阪市も市民1人あたり814円と政令市では下から3番目となった。提言は「現在の予算規模のまま振興計画を実現するのは極めて困難」と批判している。
http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/travel/6501/1164991906/42
この本にも出てくる「花より団子」根性が大阪をダメにししてるてか?
でもワッハ上方みたいな死に金も困るが
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http://toyokeizai.net/articles/-/140774
モンキー高校と侮蔑される教育困難校の実態
スマホを回収しなければ、授業は完全崩壊
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ロボット義手で「幻肢痛」和らぐ 大阪大など開発に成功
2016年10月27日 18:41
事故などで手足を失った人が、ないはずの体の一部に痛みを感じる「幻肢痛」を、念じることで動くロボット義手を使って和らげることに成功したと、大阪大などのチームが27日付の英科学誌に発表した。
幻肢痛の患者の訓練で使われた義手(大阪大、電気通信大提供)
幻肢痛は、手足を切断したり、神経が損傷して動かなくなったりした人の多くが経験する痛みで、激痛を伴うこともある。柳沢琢史・大阪大講師(脳神経外科)は「新たな治療法につながる成果だ」としている。
チームは、手を握ったり開いたりする動きを念じた際に出る脳の信号を検知して実際に動く義手を作製。これを動かす訓練をすることで患者10人の痛みがどう変化するか調べた。
http://www.nnn.co.jp/dainichi/knews/161027/20161027112.html
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大阪大、オートファジー拠点承認 正式な医学部付属施設
2016年10月25日 5:23
研究プロジェクトの一環として昨年4月に大阪大医学部(大阪府吹田市)内に設けられていたオートファジー(自食作用)の研究拠点が、正式な医学部付属施設として学内会議で承認されたことが25日、分かった。オートファジー研究でノーベル医学生理学賞が決まった大隅良典東京工業大栄誉教授の弟子、吉森保教授がトップに就任した。
大阪大医学部内の「オートファジーセンター」で、実験する田中聡司医師(左)と吉森保教授=24日、大阪府吹田市
細胞が自らのタンパク質などを分解して再利用する仕組みは、多くの病気にも関わると注目される。消化器内科などの医師と吉森教授ら基礎研究者が情報交換し、実験も実施。基礎と医療応用の世界初の共同研究拠点「オートファジーセンター」として活動を加速させる。
http://www.nnn.co.jp/dainichi/knews/161025/20161025009.html
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大工大、梅田キャンパス竣工 来春開設、3学科体制
2016年10月28日
常翔学園(大阪市、久禮哲郎理事長)は27日、大阪市北区茶屋町に来年4月に開設する大阪工業大の梅田キャンパス「OIT梅田タワー」の竣工(しゅんこう)式とメディア向け内覧会を行った。
来年4月開設のOIT梅田タワー=27日午後、大阪市北区
新キャンパスは地上22階、地下2階建てで、高さ125メートルのタワー型。太陽光発電と蓄電池システムを組み合わせるなど省エネルギーに力を入れており、非住宅建築物で初めて国土交通省から低炭素建築物の認定を受けた。
新学部として「ロボティクス&デザイン工学部」が入居し、既存のロボット工学科と空間デザイン学科に加え、人工知能(AI)領域を学ぶシステムデザイン学科の3学科体制でスタート。1200人規模の学生、院生の研究の場となる。
10〜20階の「ロボティクス&デザインエリア」は講義室や実験室、デザインスタジオとして、6〜9階の「イノベーションエリア」は産官民と交流する「ロボティクス&デザインセンター」や「イノベーションラボ」として活用する。1〜4階の「にぎわいエリア」は音楽イベントにも利用可能なホールやエントランス・ギャラリー。研究成果を一般の人へも発信していく。
久禮理事長は「ロボット技術とその技術を魅力ある製品やシステムにつなげるデザイン力を持った人材を育てる。地域の方ともコラボできる」と話した。
http://www.nnn.co.jp/dainichi/news/161028/20161028030.html
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読み上げ教材、簡単作成 大教大がアプリ開発、配信
2016年10月30日
大阪教育大(柏原市旭ケ丘)は、文字の読みが困難な児童向けの教材作成用アプリ「OMELET よめるんです」をタブレット端末iPad(アイパッド)向けに開発し、配信している。自動音声機能や強調機能の作業を簡略化し、教員の負担軽減を図る。
これまでの読み上げ教材では、文章を打ち込んだ後に録音音声の埋め込み、さらに音声に合わせて文字部分を強調するためのプログラミング作業が必要だった。「よめるんです」は、強調部分もあらかじめ句読点で設定されており、原稿テキストを読み込ませると自動音声再生に合わせて表示される。また、タブレット端末にはマイク機能も付いているので、録音する場合も手間がかからない。タブレット1台で教材作成が可能になる。
OMELETは文部科学省受託研究事業として、同大学と府立支援学校4校が連携して進めるプロジェクト。教育現場に浸透しているタブレット端末を使い、効率的で効果的な教材の提供を目的としている。
「理想は10分間の休憩で5分で教材を作り、残り5分でデータを各タブレットに送る。作業を軽減し、生徒と向き合う時間を増やす」と、開発に携わった同大学科学教育センターの仲矢史雄准教授。今後は、家庭で使うことも視野にスマートフォンのiPhone(アイフォーン)版の開発にも力を入れていくという。「少しの支援があれば、一気に学習の可能性が広がっていくはずだ」と話す。
「よめるんです」は、ソフト配信サイトAppStore(アップストア)で無料配信中。
http://www.nnn.co.jp/dainichi/news/161030/20161030032.html
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明治期、関西大源流の私塾で5000人学ぶ
2016年10月29日Tweet
関西大学(大阪府吹田市)の源流の一つとされる大阪の私塾「泊園(はくえん)書院」で明治期に、全国から集まった約5000人の門人が学んでいたことが、関大教授らの調査で明らかになった。門人は政官財界の幅広い分野で活躍しており、NHK連続テレビ小説「あさが来た」で主人公のモデルになった女性実業家・広岡浅子の娘、亀子もいた。30日のシンポジウムで発表する。泊園書院は江戸後期の1825年、高松藩出身の学者、藤澤東がいが漢学塾として開設。幕末・明治の政治家、陸奥宗光らが中国の古典などを学び、東がいの息子で2代目院主の南岳(なんがく)は「通天閣」を名付けたことで知られる。ただ、大阪大(吹田市)の源流とされる医学塾「適塾」や学問所「懐徳堂」に比べ、知名度が低かった。
泊園書院は大阪市中心部で何度か移転し、1948年に閉鎖。その後、関大に蔵書や書画など約1万8000点が寄付されており、吾妻重二(じゅうじ)教授(中国思想史)らが6年前から本格的に調査。1904年(明治37年)に編集された門人録「登門録」を詳細に調べたところ、明治期の約30年間で「子弟約五千人ナリ」とあった。住所が判明した人だけでも、北海道や鹿児島など全国から1656人に上った。
登門録には大手商社「伊藤忠商事」と「丸紅」の創始者・伊藤忠兵衛や、日本大学初代学長・松岡康毅らの名前のほか、大阪市の欄に「西区土佐堀一 広岡亀子」の記述もあった。
吾妻教授は「ドラマでは亀子は勉強嫌いのように描かれていたが、実際は政府高官や法律家など様々な分野で活躍した門人らとともに熱心に学んだのだろう。経済的に栄え、学問も盛んだった当時の大阪で最大の知的拠点で、大阪はもちろん、日本の近代化にも貢献した」と話す。
シンポジウム「泊園書院と漢学・大阪・近代日本の水脈」は30日に関大千里山キャンパス(吹田市)で開催。関大は、前身とする関西法律学校の創立から11月で130周年を迎えるのに合わせ、「もう一つのルーツ」のPRに力を入れる計画で、梅田キャンパス(大阪市)では一般向けに「泊園古典講座」を来年1月まで開く。
http://www.yomiuri.co.jp/osaka/news/20161029-OYO1T50059.html?from=oyartcl_blist
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科学技術「美しき瞬間」 大阪市西区でパネル展
http://www.sankei.com/region/news/161027/rgn1610270070-n1.html
さまざまな研究過程や研究成果の中で生まれた美しい瞬間を捉えた特別展「科学技術の『美』パネル展」が、大阪市西区の大阪科学技術館で開かれている。北極海や立坑(たてこう)など、普段は目にすることのない科学技術に関する一面を知ることができる。11月中旬まで。
一般人にとって内容が難しい高度な科学技術などに親しみを持ってもらおうと企画。科学技術団体連合の協力で開催している。
会場では、日本原子力研究開発機構が撮影した、地下350メートルから地上を見上げた立坑や深度350メートルの調査坑道、海洋研究開発機構が撮影した北極海の白い虹など計26点のパネルを展示。科学に親しみがない人でも楽しめる内容になっている。
担当者は「きれいな瞬間を見て、科学に興味を持ってもらえたら」と話している。入場無料。午前10時〜午後5時(日祝は午後4時半まで)。問い合わせは大阪科学技術館(電)06・6441・0915。
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基礎科学推進に資金と教員を 34国立大理学部長が声明
2016年10月31日 18:09
全国各地にある34の国立大の理学部長らは31日、基礎科学の推進のための資金と教員を確保するよう訴える声明を発表した。役に立つことを前提にした研究では、ノーベル医学生理学賞に決まった大隅良典・東京工大栄誉教授のような新発見は「決して生まれない」と強調している。
基礎科学を推進するよう訴える国立大の理学部長ら=31日、東京都目黒区
東京都内で記者会見した東京大の福田裕穂・理学系研究科長は「大隅教授の受賞のもとになった論文は20年以上前の仕事だ。その頃と比べると、かなり基礎体力が落ちていると言わざるを得ない。基礎科学をやろうという若い人の芽を摘んでしまっているのではないか」と話した。
http://www.nnn.co.jp/dainichi/knews/161031/20161031106.html
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最新鋭医療を体感 豊中病院オープンホスピタル
2016年10月31日
大阪府豊中市柴原町の市立豊中病院で30日、病院内の設備や技術、検査を一般の人たちに紹介する「オープンホスピタル」が行われた。最新鋭の手術機器「ダヴィンチ」の操作体験ができるなど、幅広い世代でにぎわった。
最新鋭手術機器「ダヴィンチ」の操作を体験をする参加者(奥)=30日午前、豊中市柴原町の市立豊中病院
病院全体を会場とし、乳がんの触診レクチャーや肌と脳年齢チェックをはじめ、手術室の見学や病院食体験など、日ごろは見ることの少ない病院内部を大胆に公開した。
11月から本格導入する「ダヴィンチ?」は、医師がメスで体を切り開くことなく、拡大3D画像を見ながら手術を行う手術支援ロボットシステム。実際に機器を使ったシミュレーションでは、内視鏡検査との違いも体験。箕面市から訪れた小学生(12)は「内視鏡の器具より手が震えなくてスムーズだった。人の力でするより楽だと思った」と驚いた様子だった。
イベントは、豊中市制80周年に合わせて初めて実施。藤田幸恵副院長は「医療職は大変だと思われがちだが、現場を具体的に知ってもらい、仕事として選んでもらえたら」と話していた。
http://www.nnn.co.jp/dainichi/news/161031/20161031032.html
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ワクチン接種は午前中がいい、阪大チームが発表
2016年11月01日Tweet交感神経の働きと関係
ワクチンの効き目は接種する時間帯によって変わることをマウスの実験で明らかにしたと、大阪大のチームが発表した。集中力などを高める交感神経が働く時間帯ほど効き目が高まるとみられ、人間の場合、午前中の接種が理想という。論文が31日、米科学誌電子版に掲載された。
チームは、1日間でマウスの免疫細胞と交感神経がどのように変動するか分析。免疫細胞の量は、夜行性のマウスで交感神経の働きが高まる午前1時頃が最も多く、交感神経の働きが鈍る午後1時の約2倍だった。
免疫細胞が多い午前1時に実験用のワクチンをマウスに打ち、免疫細胞が細菌などを攻撃する際に出す抗体の濃度で効果を調べた結果、5週間後の抗体濃度は、午後1時に打った場合の約4倍に高まった。
http://www.yomiuri.co.jp/osaka/news/20161101-OYO1T50008.html?from=oyartcl_blist
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難関大逸材争奪戦、阪大の「世界適塾入試」参入
2016年11月01日Tweet 東大・京大も、出願者集めに工夫
大阪大が2017年度入試で初めて実施する「世界適塾入試」の出願受け付けが1日、始まった。学力とともに意欲や多様な能力を多面的に評価するAO(アドミッション・オフィス)、推薦入試で、1年早く導入した京都大の大半の学部と、東京大も出願受け付けをスタート。基礎学力と突出した能力の両方を備え、世界で活躍する人材を集めようと、受験シーズンの本格到来を前に最難関大の受験生獲得競争が激しさを増している。(編集委員 沢田泰子)
◆高校を訪ね歩く
世界適塾入試は阪大の全11学部が実施し、全定員の8%にあたる270人を募集する。語学力の成績や自由研究の実績などを提出させた上で、大学入試センター試験のほか、面接、小論文などの2次選考を課す。合格発表は一般入試より約1か月早い2月8日。
新たな入試を前に、阪大は「難しそうだと敬遠せずに、多くの受験生に挑戦してほしい」と、男女の高校生をイメージしたイラストと同入試の概要を記したチラシ約5000枚を作成。西日本の高校を訪ねて配った。
◆条件緩和も
京大、東大は、出願者が募集枠を下回った学部があった1年目の反省を踏まえ、工夫を凝らす。
京大は17年度特色入試で国際科学五輪出場などの条件を撤廃。「1年目はハードルが高すぎるという印象があった。挑戦しやすくなったことを知ってほしい」と、今年は東京と大阪で特色入試の説明会も開いた。
東大も17年度推薦入試の募集要項で、提出資料として留学や語学力の証明書などを挙げた後で、「あくまでも例示」と必須条件ではないことを明記した。
◆危機感
従来のペーパーテスト偏重の入試ではグローバル化が進む社会で必要な思考力、主体性を持つ人材が育たないとの危機感から、各大学が多面的、総合的な入試への転換を進めている。17年度入試では168国公立大のうちAOを実施するのが79大学、推薦は160大学といずれも過去最多だ。
http://www.yomiuri.co.jp/osaka/news/20161101-OYO1T50022.html?from=oyartcl_blist
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「細胞の新たな死に方」見つける がん細胞死滅の薬剤開発に期待
2016年11月4日 20:57
老化やけがなどによるものとは違う、細胞の新たな死に方を見つけたと、大阪府立成人病センター研究所の辻本賀英所長のチームが英科学誌電子版に4日発表した。
通常のマウスの新生児の骨(左)と、細胞死が起きないよう遺伝子を働かないようにしてできた骨。穴が開くなど異常な骨が形成された(大阪府立成人病センター研究所提供)
この新たな細胞死を制御する遺伝子も特定しており、死に導く仕組みを利用することで、がん細胞を死滅させる薬剤の開発が期待されるという。
チームによると、細胞死の一つネクローシスは、壊死で、偶発的に起きるため、生体の制御システムが関わらないとされてきた。
チームは生体内のネクローシスを可視化する方法を開発しマウスの胎児を観察。特定遺伝子により制御できるネクローシスを見つけたとして、新タイプの細胞死と判断した。
http://www.nnn.co.jp/dainichi/knews/161104/20161104115.html
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江戸幕府支えた年貢米 企画展に資料70点
2016年11月5日
江戸時代に税金代わりとなっていた年貢米を通して、当時の社会の仕組みを考える企画展「江戸廻米(かいまい)」が東大阪市御厨栄町の大阪商業大学商業史博物館で開かれている。封建社会の支配体制や、年貢米を江戸に運ぶ過程を示した資料約70点を展示。関係者は「コメへの価値観の違いや道中に思いを寄せてもらえれば」と呼び掛けている。
年貢米を通して当時の社会の仕組みを紹介した資料
同博物館が、地元の資料などから日本の商業史を読み解く一環で実施。会場では、地元御厨村から江戸に年貢米を納めに行くための船の管理帳簿「御廻米着船要用留」や、コメを江戸で管理する倉庫周辺を描いた絵図「浅草御蔵前辺図」などを展示している。
江戸幕府ではコメが経済基盤で、江戸に年貢米を納めに行く村役人は約4カ月間旅に出る必要があったり、船の乗組員が積み荷をかすめ取る不正もあるなど負担が多かった点を紹介。一方で、善光寺への参詣など観光旅行の楽しみもあったことを伝えている。
幕府が検知して収穫高を把握し、農民の“財布”を押さえて税を課す構図は、現代社会で国が会社員の給与を把握して源泉徴収する仕組みと重なる点もあり、学芸員の池田治司さんは「昔も今も取りやすいところから取るのは類似している」と指摘する。
幕府がコメを重視した背景には、飢饉(ききん)などに備えて江戸の都市機能が混乱しないようにしたと見ており、池田さんは「コメに対する価値観の違いを感じてもらえれば」と話している。
http://www.nnn.co.jp/dainichi/news/161105/20161105054.html
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関大が創立130周年 今後20年のビジョン発表
2016年11月5日
関西大は4日、吹田市の同大千里山キャンパスで創立130周年記念式典を行うとともに、今後20年間の同大の長期ビジョン「Kandai Vision 150」を発表した。
「創立者たちの熱さと名誉ある伝統を受け継いでいることを誇りとする」とあいさつする芝井学長=4日午後、吹田市の関西大
大学関係者ら約800人が参加。長期ビジョンのメインテーマは「多様性の時代を、関西大学はいかに生き抜き、先導すべきか」で、「予測不可能な社会の中で困難を克服することのできる『考動力』と、新たな価値を創造し、多様性を生み出すことのできる『革新力』を身に付けさせることが肝要」と、送り出すべき人材像を明確にした。
芝井敬司学長は「過去と現在と未来を結び付けながら、自然の秀麗、人の親和の精神を固く守り、未来に向けて勇気を持って歩んでまいりたい。若き学生の未来が力強く開かれんことを」とあいさつした。
山本能楽堂の山本章弘氏と能楽師、野村萬斎氏による特別公演も行われた。
http://www.nnn.co.jp/dainichi/news/161105/20161105051.html
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東大阪・田辺聖子文学館で企画展 「女流」文学の系譜たどる
2016年11月02日
http://higashiosaka.keizai.biz/headline/364/
大阪樟蔭女子大学・田辺聖子文学館(東大阪市菱屋西4、TEL 06-6723-8182)で10月22日、特別企画展「『女流』文学の系譜-継承者としての田辺聖子」が始まった。
記録や記憶の継承を大切にする田辺聖子さんが女流文学者から何を受け継ぎ、何を伝えようとしたのかをテーマとした同展。近代以降の作品に焦点を当て、田辺さんが憧れた、与謝野晶子、杉田久女、吉屋信子ら女性文学者について書いた評伝作品を集め、田辺さんについて次代の女性作家が書いた作品と併せて展示する。
与謝野晶子関連では、田辺さんの「与謝野晶子」直筆原稿や、1968(昭和43)年に2カ月半にわたって新聞連載され、自身がスクラップブックにまとめて書き込みをした「明治百年『炎の女性像』与謝野晶子 火の牡丹」、同作に大幅な加筆をした「千すじの黒髪―わが愛の与謝野晶子」(文藝春秋、1972年)などを展示。
田辺さんが女性で初めて直木賞の選考委員に就任した、1987(昭和62)年に出版した「花衣ぬぐやまつわる……わが愛の杉田久女」は、20年以上文学賞から遠ざかっていた田辺さんが女流文学賞を受賞した作品で、田辺さんの思い入れが強い作品。学芸員の住友元美さんは「人物像だけを書いた本は多いが、田辺さんはこんなにセンスのある人が悪女と言われることに疑問を持ち、作品に触れ作家として取り上げた。この時代に女性が才能を生かすことと夫との関係性を取り上げ、夫婦の在り方についてどうあるべきかのモデルとして捉えた作品」と解説する。関西では杉田久女が取り上げられる企画展は少なく、久女の弟子の遺族が寄贈したという色紙やうちわなど貴重な資料も並ぶ。
田辺さんが防空壕に持ち込んで読み、作家を目指すきっかけの一つとなった吉屋信子に関する資料を集めたコーナーでは、1993年〜1998年に「月刊Asahi」「アサヒグラフ」に連載され、1999年に単行本で刊行された「ゆめはるか吉屋信子 秋灯机の上の幾山河」の初出誌や単行本、田辺さんが「私の大阪八景」(1965年)を献本した際に吉屋信子から送られてきた礼状などを展示。
「どの作品も、『女流』というバイアスを取り払い、社会批判を組み込みながら女流文学の地位を高めているのが共通点。ほかの評伝作家と違う、田辺さんの目線で書かれている作品」と住友さん。
11月19日〜来年1月28日には、同大学公開講座「読み解き田辺文学」を全4回で開講。11月9日には小阪商店街の「まちゼミ」の講座、同11日には関連イベントとして学芸員が解説するギャラリートークを行う。
開館時間は9時〜17時(土曜は16時まで)。日曜・祝日休館(11月23日は開館)。入場無料。11月23日まで
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【壺中之展】
8日から開館80周年の大阪市美術館で開幕
ことし開館80周年を迎えた大阪市立美術館(大阪市天王寺区)は8日から、えりすぐりの所蔵品、寄託品約300件を展示する特別陳列「壺中之展-美術館的小宇宙」(産経新聞社など主催)を開催する。7日は記者内見会が行われた。
タイトルは、壺のなかに入ってみると俗世とは異なる別天地があった、という中国の故事「壺中之天」に由来し、「美術館でみなさんに楽しみを見つけてほしい」(森橋なつみ学芸員)と企画された。
8400件を数える同館コレクションは多くの寄贈者や譲渡者の厚意に支えられてきた。なかでも中国絵画の阿部コレクションや石仏、青銅器などの中国美術の山口コレクションは有名で、館の柱になっている。そうした館の歴史もパネル展示で織り込まれている。
収蔵品第1号となった日本画家、橋本関雪の「唐犬」、修復後初披露となる葛飾北斎の「潮干狩図」(重要文化財)をはじめ書画、彫刻などの逸品を3つの章で紹介している。12月4日まで(月曜休館)。
http://www.sankei.com/west/news/161107/wst1611070077-n1.html
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1000年以内の“地震がわかる” 阪大が新手法
更新:11/10 19:24
http://www.mbs.jp/news/kansai/20161110/00000056.shtml
土に含まれる微粒子から1000年以内にその場所で地震があったかがわかる、画期的な手法を大阪大学の研究チームが発見しました。
過去に地震があった断層から採取された粘土。この中には、ある特殊な微粒子が含まれているといいます。大阪大学の廣野哲朗准教授らによりますと、地震で地層に大きな圧力がかかると、土の中に約1000年でなくなる特殊な微粒子ができるということで、この微粒子の量から断層が最後にいつ動いたのかがわかるというのです。
「今回の手法を使うことによって、上町断層の活動性の評価も一例としてはできる」(大阪大学大学院理学研究科 廣野哲朗准教授)
今後は原子力発電所の近くなど、地面を掘って調べることが難しい場所での断層調査などに活用していきたいということです。
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表面の傷「自己修復」、阪大チームが新材料開発
2016年11月11日Tweet 表面に傷がついても自分の力で素早く修復する新たなコーティング材料を開発したと、大阪大の原田明特任教授らのチームが発表した。切り傷や擦り傷が数十分でほぼ完全に消えるという。車の被膜塗料などへの応用が期待される成果で、論文は11日、米科学誌電子版に掲載される。
「自己修復材料」と呼ばれる物質で、高級車の塗装やスマートフォン画面の保護フィルムなどで実用化されている。ただし、従来の製品は傷が完全に修復できなかったり、修復するのに数時間かかったりしていた。
チームは、長いひも状の分子に、多数のリングのような分子を通した特殊な高分子を開発。リング部が自在に動く仕組みで、切断箇所でリング部が反応して再び高分子同士をつなぎ、傷やへこみを修復する。ゼリー状とフィルム状の2種類を作製し、性能を確認したところ、ゼリー状では切断部が10分以内に80%、フィルム状では傷が30分でほぼ100%修復できた。
チームは「臓器の傷に貼り付ける止血シートなどの医療製品にも幅広く応用できる」とし、早期の実用化を目指す。
http://www.yomiuri.co.jp/osaka/news/20161111-OYO1T50010.html?from=oycont_top_txt
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鉄道芸術祭始まる 京阪・なにわ橋
2016年11月13日
アート作品展「鉄道芸術祭vol.6 ストラクチャーの冒険」が12日、大阪市北区の京阪電鉄「なにわ橋駅」の地下1階にある展示場「アートエリアB1」で始まった。現代美術家や漫画家など、分野を超えたアーティスト3者が出展し、独創的な世界観が訪れた人の感性に語り掛けた。来年1月22日まで。
会場に展示された木琴(手前)と薬きょう(左奥)と漫画の原画を布に印刷した作品(奥)=12日午後、大阪市北区
鉄道芸術祭は2011年から本格的に始まり、大阪大やNPO法人などでつくる「アートエリアB1運営委員会」が主催。6回目の今回は「構造」を意味する「ストラクチャー」に着目し、既存の世界をさまざまな視点で捉え直す“ストラクチャーの冒険”をテーマに企画展を実施した。現代美術家の榎忠さん、音楽クリエイティブチーム「インビジブル・デザインズ・ラボ」、漫画家の五十嵐大介さんが参加した。
榎さんは、使用済み銃砲弾約100万発の空薬きょうを積み重ねた作品を、「インビジブル-」はピアノの音に反応して木の球が転がって音が鳴る仕組みの木琴を、五十嵐さんは漫画の原画を巨大な布に印刷した作品をそれぞれ出展。異なる表現方法が共存し、一つのアート空間を作り上げた。
http://www.nnn.co.jp/dainichi/news/161113/20161113017.html
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飛鳥大仏、右手と顔は造立当初? 大阪大の調査で判明
2016年11月13日 18:57
奈良県明日香村の飛鳥寺(6世紀末)の本尊・飛鳥大仏(国重要文化財)の右手と顔の部分が造立当初のものと考えられることが、大阪大の藤岡穣教授(東洋美術史)らの調査で分かった。13日、県立橿原考古学研究所付属博物館の講演会で報告された。
飛鳥大仏は現存する最古の金銅仏とされる一方で、補修跡が目立ち当初の部分が少ないと考えられ、国宝指定されていない。鎌倉時代の火災で顔と手以外が失われ、補修されたと記す文献があり、残存部分を巡り論争があった。
藤岡教授らは今年6月、エックス線装置で全身126カ所の金属の成分比を調べたほか、表面状態を観察した。
http://www.nnn.co.jp/dainichi/knews/161113/20161113066.html
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「MOフェスタ」前立腺がんもっと知って!
更新:11/13 18:09
http://www.mbs.jp/news/kansai/20161113/00000019.shtml
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男性特有の前立腺がんを多くの人に知ってもらおうと、大阪城周辺を練り歩くイベントが開かれました。
大阪城周辺を歩いたり走ったりする男性たち。全員「口ひげ」をつけています。
「MOフェスタ」と呼ばれるこのイベント。欧米では男性の病気や健康を啓発するシンボルとされる口ひげを参加者が身に着けコースを巡ります。「MOフェスタ」は前立腺がんの患者会が、男性特有であるこの病気を多くの人に知ってもらおうと、初めて企画しました。13日は患者や家族約300人が参加しました。
「前立腺がんが男性に多いと知られていない話しだからなんとかしたい」
「これからどんどん(イベントを)広げていきたい」(腺友倶楽部 武内務理事長)
「MOフェスタ」は来月、東京でも開催される予定で、主催者は「女性のピンクリボンのように普及させたい」と話しています。
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南港で「雪が降る」室内音楽フェス、日本初開催へ 会場は白一色、DJ10組出演
2016年11月16日
http://osakabay.keizai.biz/headline/264/
南港ATCホール(大阪市住之江区南港北2)で12月23日、音楽フェス「HAPPY WHITE RUSH」が日本初開催される。
海外で「世界一美しい音楽フェス」と人気の「WHIITE PARTY」からアイデアを得て、スノーマシンを使って会場内に雪を降らせる同フェス。会場や来場客の衣装を白で統一し、ダンスなどのパフォーマンスを楽しむ。収容人数は約5000人。
DJブースを設け、関西で活躍中のDJ RさんやBZMRさんなど10組以上のDJが出演。「ホワイトコーデ」をテーマにしたモデルのファッションショーも行う。白の衣装が映えるネオンカラーのボディーペイントを楽しめるブースや、ネイルブース、飲食ブースなど15種類を用意する。
担当の井出大貴さんは「出演者・参加者全員の心が一つになったとき、感動のエンターテインメントが生まれると思っている。その瞬間の創造を信じて開催する」と意気込みを見せる。
開催時間は11時〜21時。一般チケット料金は5,800円。ホームページで販売する。
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ライブイベント「京橋音楽祭」、今年は街中で開催へ
2016年11月17日
http://kyobashi.keizai.biz/headline/1502/
大阪・京橋の街中で11月23日、ライブイベント「京橋音楽祭2016」が開催される。
京橋東商店街の中央イベント広場でも
ライブハウスやスタジオ、ライブのできる飲食店が多い京橋を音楽の街としてブランド化しようと、昨年初めて開かれた同イベント。前回は京橋周辺のライブハウスやライブができる飲食店などを会場に、有料のはしごライブ形式で実施。今年は「通りすがりの人でも気軽に楽しめるように」(実行委員の黒田慶太さん)と商業施設や商店街の協力の下、オープンスペースでの開催とし無料化に踏み切った。会場は、京橋東商店街中央イベント広場、京橋コムズガーデン、イオン京橋店2階のセンタープラザとエイトストリートの4カ所。
出演アーティストは59組を予定。西村加奈さんら普段から京橋でライブ活動を行っているなじみのメンバーや今年初参加のアーティストなど、終日多彩な顔ぶれがステージに上がる。
黒田さんは「京橋にたくさんの音楽ファンがあふれ、終日にぎやかなイベントになることを期待する。地域の人にも京橋音楽祭を認知していただき、京橋を代表するイベントの一つにしていけたら」と話す。
開催時間は11時〜21時10分(会場による)。
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関西大学で防災Day 1万人が避難訓練や炊き出し体験
更新:11/18 19:46
http://www.mbs.jp/news/kansai/20161118/00000076.shtml
大学のキャンパスで、防災にまつわる様々な体験イベントが開催されました。いまどきの大学生、とっさの事態にどんな対応力を見せたのでしょう。
「地震ですので机の下に隠れてください」
授業を中断して机の下に隠れる学生達。関西大学では18日「関大防災Day」として避難訓練や炊き出し体験など、防災にまつわる様々な体験ができるイベントが行われました。こちらは火災の時に発生する煙を体験できるテント。中は少し先にいる人も見えません。
「パニックになります。ほんまに出られるんかなってなりました。この短い距離でも」(体験した学生)
車が浸水したという想定で、ドアにかかる水の重みを実際に体験できるこちらのブースでは…
「やばい、ちょっとまって無理」(体験した学生)
「ぜんぜん開けへん!自分が車乗ってるときにこんななったら、どうやって逃げたらいいかわからへんし、また別の逃げ方考えなあかんなって思いました」(体験した学生)
防災訓練の定番、消火器体験ではこんなシーンも。
「やばいやばい、消えない、消えた…」(体験した学生)
イベントは今年で7回目で、千里山キャンパスでは約1万人が参加したということです。
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http://mainichi.jp/articles/20161119/k00/00m/040/075000c
大阪府教委 教員一斉帰宅と部活動ゼロの日 1月から試行
大阪府教委は18日、多忙な教員の負担軽減のため、全府立高校と支援学校計182校で午後7時までに全校一斉に帰宅する日と、部活動をしない日を週1日設けるよう義務付けると発表した。来年1月から試行し、4月から本格実施する。
実施状況の報告を求め、教員の長時間勤務が改善されない学校には指導する。文部科学省は「報告まで求めるのは、あまり聞いたことがない」としている。
府教委はこれまで、定時(午後5時)の帰宅の呼びかけや事務連絡の削減などに取り組んできたが、実態は各校や教員の裁量に任され、時間外勤務は増加傾向にある。府教委の調査では、2014年度の時間外勤務が計800時間以上だった教員は全体の5.9%にあたる808人で、1000時間以上は307人だった。808人の半数以上が「部活動が原因」と回答した。
部活動をしない「ノークラブデー」には、顧問の教員だけでなく生徒も活動を休止する。曜日は各校やクラブごとに決め、一斉帰宅の日と統一することも可能だ。向井正博教育長は「教員の多忙化は一向に改善されていない。これを機に改めて働き方を考えてほしい」と述べた。
文科省によると、新潟県の小中学校などで一斉に帰宅する日を設けている。担当者は「教員が自宅に持ち帰る仕事が増えないよう、体制を整えることが大切だ」と指摘した。【大島英吾】
大阪の学校は、余計なことのし過ぎやさかい、そっちを削らんかい!具体例は後日に。
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http://www.kansaibunka.com/bunkanohi/
今日明日は関西文化の日で、上記URLで紹介されてる施設が無料
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体にシート、健康管理 貼るセンサー、大阪府立大
2016年11月24日 4:00
ばんそうこうのように肌に貼って心拍や活動量など健康状態を測定できるセンサー内蔵シートを開発したと、大阪府立大のチームが23日付の米科学誌電子版に発表した。
大阪府立大のチームが開発したセンサー内蔵シート。左端の黄色い部分はトランジスタ
腕時計や眼鏡に電子部品を組み込んだウエアラブル(身に着ける)装置は既に発売されているが、シートは装着感が少なく、フィルム上にセンサーを印刷するように作製できるためコストも低いという。健康管理や高齢者の孤独死防止などに活用が期待される。
チームによると、カーボンナノチューブや銀ナノ粒子を混ぜたインキなどを使い、薄いプラスチックフィルムに複数のセンサーを印刷する仕組み。
http://www.nnn.co.jp/dainichi/knews/161124/20161124006.html
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うつ病介護に支援アプリ…大阪大など開発
2016年11月26日Tweet うつ病患者の介護を支援するスマートフォン向けアプリを大阪大の工藤喬教授(精神医学)らのグループが開発した。日々の介護で気づいたことを日記のように家族らが記録する仕組みで、介護疲れで家族までうつになるのを防ぐという。
厚生労働省によると、うつ病など気分障害の患者は国内で110万人を超えるという。多くは家族が自宅で介護しているが、患者とうまくコミュニケーションが取れないなどの原因で、家族まで悲観的な気分になってしまうこともある。家族と患者との関係が悪くなり、病状が悪化するという悪循環に陥っている例も多い。
そこで、「まず介護する家族らを支える必要がある」とアプリを考案。家族らが毎日、「よかった出来事」「悪かった出来事」「今後に活(い)かせること」の3項目を記録する。この作業を通して、患者を客観的に観察できるという。
記録を時系列で一覧表示できるので、患者の感情の起伏の原因を探るヒントにもなる。同じ患者を持つ家族らとネットで匿名で情報共有もできる。アプリはパソコンでも使える。
14組の家族に6週間使ってもらうと、12組で意思疎通がよくなるなどし、症状が改善した患者もいたという。現段階は試作品だが、工藤教授は「さらに大規模なテストで効果を試していく」と話し、実用化を目指すという。
http://www.yomiuri.co.jp/osaka/news/20161126-OYO1T50006.html?from=oycont_top_txt
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開高健 原点の町 東住吉・北田辺で企画展
2016年11月29日
「裸の王様」などで知られる大阪市出身の芥川賞作家、開高健と、青年期を過ごした東住吉との関わりをひもとく「開高健と北田辺展」が東住吉区の須田画廊で開かれている。生前の直筆原稿や旧家の写真など約60点を展示。来場者が「昭和の匂いがする」と興味深く見入っている。開高の命日に当たる12月9日まで。
直筆の原稿や、作品の抜粋とその舞台の写真などが出展されている=28日午後、大阪市東住吉区の須田画廊
開高は7〜25歳までを同区の北田辺で過ごした。1987年発表の自伝的小説「耳の物語」には当時の大阪が描かれ、「焼夷弾(しょういだん)が落ちた」美章園や闇市を抜けて通った「ジャンジャン横丁」など作中の舞台を原稿とともに紹介。死の直前に旧友へ宛てた直筆の手紙や、在りし日の旧宅写真も出展している。
主催者で、開高の顕彰活動を続ける「関西悠々会」の理事の一人は「大戦前後の物不足の時代を過ごし、精神を形成した北田辺を知ってほしい」と来場を呼び掛けている。
午前11時〜午後6時。水、木曜休館。12月9日には、近鉄・北田辺駅の文学碑前で文豪をしのぶ式典がある。
http://www.nnn.co.jp/dainichi/news/161129/20161129024.html
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阪大にゲノム編集の拠点開設
12月14日
http://www3.nhk.or.jp/kansai-news/20161214/4845321.html
生物の遺伝情報を自由自在に書き換える技術として、注目を集めている「ゲノム編集」の研究開発や技術支援を総合的に行う、国内初の研究拠点が大阪大学に開設され、14日、開所式が行われました。
この「ゲノム編集センター」は、大阪大学が独自に設置したもので、研究開発から民間企業の技術支援まで、総合的に行う国内では初めての研究拠点です。
14日、大阪・吹田市の大阪大学大学院医学系研究科で開かれた開所式では、河原行郎センター長が、「日本のゲノム編集技術は、世界をリードできる分野で、国際拠点化を目指していきたい」とあいさつしました。
ゲノム編集は、生物の遺伝情報を自由自在に書き換えられるとして、この数年、世界中で大きな注目を集めていて、アメリカや韓国など海外では、研究拠点が次々と設立されています。
今回のセンターでは、新技術の開発のほかに、▽ゲノム編集を行った細胞を最新の機器を使って効率よく解析する部門や、▽ヒトの病気を再現したマウスなど実験動物を作製する部門も、設けられるということです。
将来的には、作製した細胞や実験動物をバンク化し、低コストで、短時間に、国内の研究者に届けていくということです。
ゲノム編集センターの真下知士副センター長は、「技術開発とともに、安全性も確立し、医療でも実用化できるよう研究を進めていきたい」と話していました。
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産総研と阪大、バイオ共同研究の拠点開設
2017/1/7 6:15
http://www.nikkei.com/article/DGXLASHD06H2V_W7A100C1LDA000/
産業技術総合研究所と大阪大学は6日、体の状態を細胞や分子レベルで調べる、バイオ分野の計測技術の共同研究拠点を設けたと発表した。高度な医療や創薬の実現につなげる。今後、製薬や医療機器、家電などのメーカーと連携を進め、開発した技術を速やかに実用化できる体制を整える。
名称は「産総研・阪大先端フォトニクス・バイオセンシングオープンイノベーションラボラトリ」。拠点は阪大の吹田キャンパス内に設け、産総研と阪大から研究者が参加する。20〜30人程度の規模で研究を進める。
光を使って細胞を生きた状態で詳しく調べる実験装置の開発や、高速で遺伝子の情報を分析できる技術の開発を目指す。創薬研究の加速や、感染症の迅速な診断などにつながる。人の体調やストレスなどを測定し、家庭でも使える小型センサーの開発も手掛ける。
企業と研究段階から連携を進めるほか、技術を実用化するベンチャーの設立なども検討している。6日に阪大で開かれた開所式で、関西経済連合会の松下正幸副会長(パナソニック副会長)は「関西を盛り上げるための起爆剤の一つになることを期待している」と話した。
関西にある産総研の研究部門はバイオ分野、阪大は光分野の研究に力を入れてきた。新しい研究拠点は両者の得意分野を組み合わせ、研究開発の加速を目指す。研究者の人材育成にも取り組む。大学院の優秀な学生を研究員として雇う仕組みも導入する。
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【都市を生きる建築(84)】
竣工90年、現役最古の都道府県庁舎…大正時代建築の前衛的デザイン「大阪府庁本館」
2017.1.7
http://www.sankei.com/west/news/170107/wst1701070005-n1.html
http://www.sankei.com/west/news/170107/wst1701070005-n2.html
大阪城公園の西に面して建つ大阪府庁本館は、昨年2016(平成28)年に竣工(しゅんこう)から90周年を迎えた、現役としては最古の都道府県庁舎だ。その記念すべき年に、地下に免震装置を設ける耐震工事を含めた、本館東部分の4年にわたる大規模な改修工事が完成した。12月には、コンサートなどの記念イベントが催された。
1926(大正15)年に完成した大阪府庁舎は、平林金吾と岡本馨という若手コンビの設計案がコンペによって選ばれた。戦前までの都道府県庁舎といえば、中央に塔やドームを戴(いただ)き巨大な列柱を配した西洋の古典様式や、瓦の大屋根をかけた和洋折衷のいわゆる帝冠様式など、行政府としての権威性を強く象徴する歴史様式の強いデザインが用いられてきた。
だが、若い感性は20世紀初頭のヨーロッパで広まっていた、セセッションと呼ばれる新時代の新しい潮流を取り入れ、正面玄関まわり以外は一切の装飾を排し、直線による幾何学的なデザインで外観をまとめあげた。そのオフィスビル然とした佇(たたず)まいからだろう、これまで歴史的建築としての一般の関心は今ひとつだったが、日本の都道府県庁舎に詳しい近代建築史家の石田潤一郎教授は「世界的に見ても早い時期に、(中略)モニュメンタルな公共建築で、ここまで前衛的なデザインがなされたことはたいへん珍しい」と、非常に高い評価を与えている。
戦前期最大の規模と建設費用を誇る大阪府庁舎は、シンプルな外観とは対照的なインテリアも見どころだ。3層吹き抜けの玄関ホールと中央階段にはイタリア産の大理石がふんだんに用いられ、その荘厳な空間は映画やドラマのロケに度々使われてきた。また正面中央の5階に設けられた正庁の間は、年末年始の行事や人事発令などを執り行う特別な部屋で、2011(平成23)年の改修工事によって、壁面の華麗な装飾や天井のステンドグラスが見事に復元された。
大阪府庁舎の90年の歴史を振り返れば、1960年代には早くも狭隘(きょうあい)化や老朽化が問題となり、庁舎とその周辺の再整備が繰り返し議論されてきた。1988(昭和63)年には大規模な指名コンペが実施され、超高層の庁舎ビルを新築する建築家・黒川紀章の案が最優秀となった。
その後府庁新別館や府警本部棟など構想の一部が実現するものの、経済状況の悪化によって残された計画は凍結された。今回の工事に際しても、耐震強度の問題などから、建て替えか改修かが随分と議論された。そしてそのような紆余曲折(うよきょくせつ)を経て、竣工当時最先端の建築が、現役最古の庁舎として残ることになった。まさに「生き延びた」建築といえるだろう。(高岡伸一/建築家・大阪市立大学講師)
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足踏み車椅子 歩く力に…関大と堺の企業開発
2017年01月11日
http://www.yomiuri.co.jp/local/osaka/news/20170110-OYTNT50267.html
◇「転ぶ恐れなく筋トレ」好評
関西大システム理工学部(吹田市)と運搬機器製造会社「をくだ屋技研」(堺市)が共同で、自力での歩行が困難な高齢者のトレーニング用具を兼ねた足踏み式車椅子を開発した。研究者は約10年前にアイデアを形にしたものの、折り畳めないなどの実用化に向けた課題が残っていた。同社が油圧ポンプの技術などを生かして協力し、3年がかりで商品として完成させた。(浦西啓介)
足踏み式車椅子は、足を乗せる板のかかと部分が左右交互に上下に動く。板とタイヤに水圧シリンダーが取り付けられ、板を踏み込むと水が送り出されて管を通り、タイヤが回転する仕組み。板を踏む動作で、ふくらはぎの筋肉を鍛えることができるという。
トレーニングの効果を高めるため、水圧を3段階に調整し、踏み込む力を加減できるスイッチも設けた。方向転換は従来と同様にタイヤのハンドルを持って行う。手だけでも動かせる。
足踏み式を発案したのは、同大学システム理工学部の倉田純一准教授。複数の歯車を組み合わせることで約10年前に完成し、特許を取得した。
ただ、タイヤの間に歯車がある構造のため折り畳めず、福祉関連商品の見本市などに出展したところ、改良を求める声が寄せられた。大学と堺市が2008年から産業振興などでの連携協定を結んでいるのが縁となり、倉田准教授は大学の担当者からをくだ屋技研を紹介され、13年10月から共同で開発を進めてきた。
同社の技術を生かし、歯車を多用する代わりに水圧式のシリンダーを採用。折り畳むことが可能となった。水を使うため、サビ対策として部品の素材を鉄製から樹脂に変えるなど、工夫を重ねた。堺市も開発費の一部を助成し、産官学の連携で商品化にこぎ着けた。
病院や福祉施設での利用を想定。箕面、羽曳野両市の施設で試用してもらったところ、「歩行器を使う訓練と違い、転倒の危険性がない」と好評だったという。倉田准教授は「歩くのは難しくても、車椅子なら少しの力でも前に進めるので、トレーニングに張り合いが出るのでは」と話す。問い合わせは同社(072・362・2111)へ。
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米朝さんの落語自筆原稿発見 春団治さんにネタ伝える
2017年1月11日 16:10
http://www.nnn.co.jp/dainichi/knews/170111/20170111082.html
人間国宝の落語家、故桂米朝さんが、「上方落語四天王」と並び称された故桂春団治さんにネタを伝えるために書き起こした古典落語「親子茶屋」の自筆原稿が見つかり、米朝事務所などが11日、報道陣に公開した。
桂米朝さん(左)、桂春団治さん
戦後、上方落語の復興に尽力した四天王の交流を物語る資料で、米朝さんの長男で弟子の桂米団治さん(58)は「4人はライバルで、仲も良かった。父も春団治師匠には一目置いていた」と話している。
米朝さんが春団治さんに宛てた原稿用紙は計8枚。春団治さんの遺品から見つかった。
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来夏、ATCで恐竜展
2016年12月29日Tweet 恐竜の中でも最も大きな種類で、史上最大の陸上動物とされる竜脚類にスポットを当てる「メガ恐竜展2017―巨大化の謎にせまる―」(読売新聞社など主催)が、来年7月25日〜9月3日、ATCホール(大阪市住之江区)で開かれることが決まった。
西日本では初公開となる欧州最大の恐竜「トゥリアサウルス」=復元図=など多数の標本を一堂に展示し、恐竜が大きくなった進化の過程を紹介する。
http://www.yomiuri.co.jp/local/osaka/news/20161228-OYTNT50185.html
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http://www.sankei.com/west/news/170119/wst1701190008-n1.html
中学受験はかわいそうか? 東京では4人に1人が私立 関西では意外な地域が…
14日から15日かけて大学入試センター試験が実施されたほか、関西では中学受験も始まり、受験シーズンが本格化している。民放ドラマで、中学受験を取り扱ったドラマ「下克上受験」もスタート。受験をめぐる話題が増えてきそうだ。
中学受験に対する世間の見方もかわりつつある。かつて、中学受験というと、かつては「小さいころからかわいそうに」という反応も少なくなかった。「子供のころは遊ぶことが一番大切。勉強は高校受験ぐらいからでいいんじゃないの」ということだろうか。しかし、近年は小学生の進路選択として大きな要素となっている。
日本私立中学高校連合会によると、私立中学に通う中学生は平成28年度は全国で7・2%。今の中学生の親世代が中学生だったころの平成元年の3・5%と比べると、大きく伸びている。
ただ、中学受験をするかどうかは、身近に私立中学があるかということも大きな判断材料になるため、地域差が大きい。割合が一番高いのはやはり東京で23・8%で、もはや4人に1人が私立中に通っている。一方、秋田や山形では、私立中があるものの休校中で、ともに0%となっている。
関西ではどうだろう。芦屋市や西宮市といった阪神地域で教育熱が高いといわれていることもあり、兵庫県の比率が高いのかと予想していたが、実際はそうではなかった。
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http://www.sankei.com/west/news/170119/wst1701190008-n2.html
大阪府は9・3%で、兵庫県は8・2%、和歌山で8・7%とともに全国平均を上回っているが、特に高いのが京都府と奈良県で、ともに12・3%だった。
中学受験をするかどうかについては、自ら希望して受験するというケースも多いと思うが、小学生の場合、保護者の意向は大きく、実際は、親の判断が大きく関わっているというのが実情だろう。
ただ。保護者側からみると、中学受験のみならず、高校や大学受験など、受験の世界も、ずいぶんと状況が変わっており、戸惑うことも少なくない。親の“常識”が子供の時代には通用しないということも多いのだ。とはいえ、公立を選択する児童の方がまだまだ多いし、学費など経済的な課題もある。子供の受験とどう向き合っていけばよいのか。悩んでいる保護者の方も多いだろう。
何や、突っ込みが足りんの。地元の公立中学がいわくつきだからとか今はもう陳腐化したんか?
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http://blog.livedoor.jp/aryasarasvati/archives/39183407.html
私立でもこんなとこじゃ考えもんよの。
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<削除>
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「笑い」はがんに効く? 実証実験、吉本や松竹も協力へ
2017年1月25日
http://www.asahi.com/articles/ASK1T53D8K1TPTIL01Q.html
「笑い」の力はがんに効く? 今年3月に大阪市中央区に移転し、オープンする大阪府立病院機構「大阪国際がんセンター」(現・成人病センター、大阪市)が、漫才や落語によってがんに対する免疫力が上がるかを調べる実証実験を始める。5月から約4カ月間、血液検査などで効果を確かめ、2017年度にも論文にまとめる計画だ。
成人病センターによると、吉本興業や松竹芸能、落語家・桂米朝(故人)ゆかりの米朝事務所が実験に協力。継続的に参加できる数十人の患者に、血液や唾液(だえき)を採取後に病院のホールで漫才や落語を鑑賞してもらい、鑑賞後も血液などを採取。医師らが鑑賞前後で免疫細胞がどれだけ活性化したか調べる。鑑賞の頻度による免疫細胞の活性化の違いも調べるという。
笑いと免疫力の関係を示した研究は過去にもあるが、担当者は「がん患者を対象に、ここまで長期で継続的に実証する例はないのではないか」と話す。
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弥生の墓140基発見=国内有数、人形も出土―大阪
2017-01-26
http://sp.m.jiji.com/search/article/span//offset/1/key/%96%ED%90%B6%8E%9E%91%E3
大阪府文化財センターなどは26日、同府茨木市の郡遺跡と倍賀遺跡で、弥生時代中〜後期の方形周溝墓が140基以上見つかったと発表した。同センターは「大阪北部の拠点だったとみられる大規模な村」と推定している。
方形周溝墓は、周囲が溝で囲まれた墓。弥生時代から古墳時代前半期に築かれ、庶民や富裕層などを埋葬した一般的な墓とされる。郡遺跡は1954年に弥生土器の破片が見つかり、隣接する倍賀遺跡とともに、これまでに約50基の墓跡が見つかっていた。
昨年6月以降、新たに約1万6500平方メートルを調査したところ、ほぼ全域で140基以上の墓跡が確認された。他に竪穴建物22棟や装身具の管玉、人の歯、人の顔を表現した高さ約6センチの人形土製品なども出土した。
考古学者で弥生時代に詳しい福永伸哉大阪大教授は「墓数が多く、国内有数の規模だ。墓の規模にばらつきがあり、集団の内部構造を知る重要な手掛かりになる」と話している。
[時事通信社]
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茨木で弥生時代の大規模墓地跡
01月26日
http://www3.nhk.or.jp/kansai-news/20170126/3259141.html
大阪・茨木市にある弥生時代の遺跡から、140にのぼる墓が集まった全国でも有数の大規模な墓地の跡が見つかり、専門家は、当時、この地域に中心的な集落があったことを裏付ける貴重な発見だとしています。
墓地の跡が見つかったのは、茨木市松下町にある郡遺跡・倍賀遺跡で、およそ1万6500平方メートルにわたって、集落の跡とともに弥生時代中期にあたるおよそ2000年から2200年前の墓、140基が見つかりました。
墓は、四角形に土を盛り、周囲に溝を巡らせた「方形周溝墓」と呼ばれるもので、▼大きなもので東西がおよそ12メートル、南北がおよそ18メートル、▼小さなものでは、一辺が3メートル前後と、大小さまざまな墓が含まれていたということです。
これだけ多くの墓が集まって見つかるのは、全国でも有数の規模だということです。
また、このうちの1つの墓の溝からは▼通常のおよそ3倍となる長さおよそ30センチの石包丁や、▼こけしのような形の人を模した土偶など、祭しに使われたとみられる品も見つかりました。
発掘にあたった大阪府文化財センターの伊藤武副主事は、「周辺にも有力な遺跡があり、この地域が当時、中心的な場所であったことがわかった。弥生社会の地域関係を知る手がかりになる」と話しています。
茨木市の遺跡から全国的にも大規模な墓の跡や集落が見つかったことについて、専門家は、「当時この地域が物流の要所として栄えたことを裏付けるものだ」と分析しています。
日本の古代史に詳しい大阪大学大学院文学研究科の福永伸哉教授は、集落跡とともに140もの墓が見つかったことについて、「全国でも5本の指に入る非常に規模の大きなもので状態もよいのは珍しい。
墓の大きさが大小異なることから、階層的な違いが芽生え始めていることが感じ取られる」としました。
さらに、当時、この付近に海に続く巨大な湖があったことから、「この地域が瀬戸内海からの物流の拠点として非常に栄えていたことを裏付ける発見だ。この地域を中心とした当時の地域交流などを復元できる可能性が高く、貴重な発見だ」と評価しました。
また、土偶が見つかったことについて、弥生時代の文化に詳しい東京大学考古学研究室の設楽博己教授は、「こけしのようなシンプルな見た目だが、眉や鼻まで立体的に表現し、目や口も粘土をくりぬく技法で非常に立体的かつ精巧に作られていて、表現力や技術の高さを感じる」と話しています。
土偶の用途については、「広大な遺跡から1つしか出土しておらず、集落の人々に何らかの意味を持って大切に扱われていたものと考えられる。墓の溝から見つかっていることから、何らかの死者を弔う儀式や祭礼に使われていたのではないか」と分析しています。
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http://www.sankei.com/west/news/170210/wst1702100037-n1.html
川端康成の自筆原稿を発見、昭和38年「週刊サンケイ」(後身はSPA!:引用者)掲載の草稿 大阪・茨木
大阪府茨木市は10日、日本人で初めてノーベル文学賞を受賞した小説家川端康成が同市のことを記した随筆「私のふるさと」の自筆原稿が見つかったと発表した。原稿は11日から、同市立川端康成文学館で初公開される。
茨木市によると、川端康成は3歳から18歳まで同市で過ごしたという。発見された自筆原稿は、雑誌「週刊サンケイ」の昭和38年7月15日号に掲載された原稿の草稿とみられる。
推敲(すいこう)部分が残っており、同文学館は「康成の茨木市や家族への思い、さらには独自の死生観までうかがえる貴重な資料」としている。
川端康成学会の森本穫特任理事は「川端は作風をどんどん変えていったが、根底にはいつも故郷があった。自筆原稿から作者の息遣いがうかがわれるのは、とても興味深い」と話している。
■川端康成 小説家。明治32年、大阪市生まれ。幼少時に両親を亡くし、祖父母に引き取られた。東京帝大在学中から作家菊池寛に認められ、横光利一らと同人誌「文芸時代」を創刊。新感覚派と呼ばれ、繊細な表現で日本の美を追求した。代表作に「伊豆の踊子」「雪国」ほか。昭和43年に日本人初のノーベル文学賞を受賞したが、47年にガス自殺した。
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新美術館 吹き抜け特徴 大阪市、コンペ最優秀案 18年度着工
2017/2/10
http://www.nikkei.com/article/DGXLZO12748930Z00C17A2LDA000/
大阪市は9日、2021年度開館を目指す「大阪新美術館」(仮称)の設計コンペ(提案競技)で遠藤克彦建築研究所(東京・品川)の作品を最優秀案に選んだと発表した。ガラス張りの上に黒い直方体が宙に浮いているように見える外観で、建物中央にある内部空間を貫く吹き抜けが特徴。建設費は128億円の予定。68者の応募があり、次点の日建設計などとの競争を勝ち抜いた。
遠藤氏は愛知県の「豊田市自然観察の森ネイチャーセンター」などの作品がある。遠藤氏は新美術館について「5層を貫く吹き抜け空間に自然光が降り注ぐ設計が特徴」と話す。建物低層部と周囲をデッキでつなぎ、デッキの下にレストランを道路に面して配置し、回遊性を高めている。
市は16年度中に同社と契約して設計業務に着手し、18年度に着工予定。
同美術館は市が購入した北区中之島の大阪大学医学部跡のうち1万2900平方メートルに建設する。大阪出身の洋画家、佐伯祐三の代表作「郵便配達夫」など、市が保有する4900点を中心に展示する。
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近畿大学が「笑い」の医学的検証研究 吉本、オムロン、NTT西と共同で
2017年02月15日
http://higashiosaka.keizai.biz/headline/432/
近畿大学、吉本興業、オムロン、NTT西日本が共同で「笑い」の医学的検証研究を開始
近畿大学(東大阪市小若江3)、吉本興業(大阪市)、オムロン(京都市)、NTT西日本(大阪市)が2月15日、「笑い」のストレスマネジメントプログラムの開発に向けた医学的検証についての共同発表会見を開いた。
芸人の芸を見ながらデータを測定
昨年12月、包括連携協定を締結した近畿大学と吉本興業。「近大マグロ」を題材にした動画の制作・配信や、「笑い」の医学的検証によるストレスマネジメントの開発、「笑い」を軸とした教育・研究・就職活動サポートなどの事業に取り組む。今回の研究は同事業の一環として行うもので、オムロンとNTT西日本が参画する。
同研究では日常的な笑いの習慣がもたらす効果を研究解明するため、成人男女22人が被験者となり、2週間に1回のペースで吉本興業が主催する吉本新喜劇や漫才を鑑賞。鑑賞中は、オムロンのセンサー機材で表情のデータを測定し、心拍数や呼吸数などのデータをNTT西日本の技術で取得する。鑑賞の前後で心理テストを行うなどし、「笑い」が身体や心理的健康に与える効果の解明、「笑い」の測定方法の開発、「笑い」介入後の疾病発症率や生活習慣の変化など「笑い」の有効性の研究を進める。
近畿大学医学部 内科学教室 心療内科部門の小山敦子教授は、「なんとなく笑いは健康に良いと言われるが、効果は解明されていない。その見える化に取り組み、年々増加する精神疾患患者を救いたい」と意欲を見せる。
会見では、登壇した小山教授が被験者となり、芸人らの芸を見ながらデータを測定。心拍数や呼吸数の変化を見ながら解説した。
同研究は健常者を対象に15日から始まり、健常者での試験を繰り返した後、順次、精神疾患患者に対する臨床研究を行う予定。2021年の実用化を目指す。
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中之島再生医療拠点整備で素案
02月16日
http://www3.nhk.or.jp/kansai-news/20170216/3810771.html
大阪・北区の中之島に再生医療の拠点を整備する構想について協議会が開かれ、臨床研究や治験を行うための専用の病床を設けるなどとした計画の素案をとりまとめました。
この構想は、大阪・北区の中之島にある、およそ1万2000平方メートルの大阪市が所有する土地に、国際的な再生医療の拠点を設置しようというものです。
大阪市役所では、大阪府や大阪市、それに経済界の代表らが出席して協議会が開かれ、吉村市長は「中之島の拠点は世界最先端のものにしたい」と述べました。
そして、協議会では、計画の素案がとりまとめられました。
素案は、拠点では、▼臨床研究や治験を行うための専用の病床を設けるほか、▼大学と企業の共同研究、それに▼再生医療に関わる人材の育成を行うなどとしています。
今後、協議会では、施設の規模や機能、それに運営方法などについて検討を行い、ことし3月までに基本方針を定めたいとしています。
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犬のストレス分かります 心拍指標に、大阪府立大
2017年2月18日 14:01
http://www.nnn.co.jp/dainichi/knews/170218/20170218051.html
犬のストレス状態が心拍の変動から分かる手法を開発したと、大阪府立大の島村俊介准教授(獣医学)のチームが18日、発表した。この手法を使った装着型センサーを開発中で、犬の健康管理や獣医療への応用が期待できるという。
チームによると、心拍の変動から自律神経の活動を解析し、ストレスの度合いを測る手法は人間では確立されているが、犬では呼吸数の変動や個体差が大きく困難とされていた。
チームは、心拍の間隔が、副交感神経が優位な状態(リラックス)だと大きく変動し、交感神経が優位な状態(緊張)だと一定に近づくことに注目。心拍データから緊張状態を数値化できる指標を作成した。
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国内最大級ライブハウス
02月17日 19時11分
http://www3.nhk.or.jp/kansai-news/20170217/3887851.html
17日、大阪・此花区に、国内最大級のライブハウスがオープンしました。
この施設を運営する会社が、大阪に大型ライブハウスを開業したのは、これで2軒目なんです。
大阪で大型ライブハウスが相次いで誕生する舞台裏を取材しました。
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大阪工大、梅田新キャンパス公開 介護用ロボ技術展示
2017/2/28
http://www.nikkei.com/article/DGXLZO13443840X20C17A2LDA000/
大阪工業大学は27日、阪急梅田駅に近い大阪市北区茶屋町で4月にオープンする新キャンパス「OIT梅田タワー」を報道陣に公開した。人が集まりやすい立地を生かし、1階のオープンスペースでロボット技術を使った介護関連機器を展示する。通りかかる市民に試してもらって意見を聞き、機器開発に生かす。
同キャンパスにはロボティクス&デザイン工学部が入る。システムデザイン工学科を新設し、既存のロボット工学科、空間デザイン学科を合わせた3学科で、計1200人が学ぶ。本田幸夫教授は「地の利を生かし、企業に大学へ来てもらう新たなインターンシップを考えたい」と話す。
土地代を含めて200億円強を投じた。最上階の21階のレストランは一般の人も利用可能だ。
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サントリーウエルネス、脳や運動機能の老化対策 研究強化
2017/3/3
http://www.nikkei.com/article/DGXLZO13611680S7A300C1LDA000/
サントリーホールディングス(HD)傘下で健康食品などを手がけるサントリーウエルネスは2日、研究開発の方針説明会を実施した。サントリーHDは研究開発の強化を掲げ、2017年12月期の投資を前期比1割弱増やす方針。ウエルネスの折井雅子専務は「今後は脳や足など運動機能の老化対策、腸機能などの研究に重点的に資源を投じたい」と語った。
京都府精華町のけいはんな学研都市にあるグループの基礎研究所「サントリーワールドリサーチセンター(SWR)」で説明会を開いた。SWRにはウエルネスの研究開発部門である健康科学研究所も入る。所長の柴田浩志常務は「15年のSWR開設で別々だった研究と開発の拠点が1カ所に集約された。周囲の異業種の研究機関とも連携し、研究開発のスピードを上げていきたい」と話した。
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近大、動物管理で連携 アドベンチャーワールド運営会社と
2017/3/8
http://www.nikkei.com/article/DGXLZO13794100X00C17A3LKA000/
レジャー施設「アドベンチャーワールド」(和歌山県白浜町)を運営するアワーズ(大阪府松原市)と近畿大学(大阪府東大阪市)は7日、産学連携協定を結んだ。希少動物などの管理、廃棄物の活用研究、同施設の経営・ブランド戦略、人材育成などで協力する。
アドベンチャーワールドでは、ジャイアントパンダやペンギンの繁殖に数多く成功している。これまでも近畿大学と共同研究などを進めてきたが、今後、同大生物理工学部(和歌山県紀の川市)を中心に動物の繁殖などに関する研究を始める。
アワーズの山本雅史社長は同日「近畿大学と人的な交流を深め、人材育成にも力を入れたい」と発言した。
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けいはんな学研都市、VB育成 米投資団体と連携
2017/3/22
http://www.nikkei.com/article/DGXLZO14325670R20C17A3LKA000/
京都・大阪・奈良にまたがる関西文化学術研究都市(けいはんな学研都市)に拠点を置く研究機関などは3月中にも、米国の投資団体と連携してベンチャー企業の育成に乗り出す。学研都市の研究所で生まれたIT(情報技術)やロボットなどの研究成果を産業化するのが狙い。学研都市は研究所は集積してきたが、ベンチャー企業の育成が遅れ課題になっていた。
学研都市で活動する企業や大学などでつくる研究組織「けいはんなリサーチコンプレックス」を通じて企業を支援する。同組織は国の研究助成機関、科学技術振興機構(JST)の支援で2016年から始まった。関西文化学術研究都市推進機構や関西経済連合会、パナソニック、大和ハウス工業、大阪大学など32の企業や団体が参加している。
このほど、米ニューヨークでベンチャー企業の育成を手掛ける投資団体「ERA」と連携協定を結んだ。ERAは約2億ドル(約224億円)以上の資金を調達し、ベンチャーの立ち上げを支援した実績を持つ。27〜28日にはERAの幹部が来日して京都府内で連携を記念したシンポジウムを開き、学研都市のベンチャー企業が参加した投資家向けの説明会も開く。
学研都市は1980年代半ばの誕生から30年が経過したが、研究成果を生かして起業に結びついた事例が少ない。今後も米シリコンバレーやイスラエルなどの投資団体とも連携を進めて産業の育成に力を入れる考えだ。
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日本の科学研究は「失速」 論文数、5年で8%減少
2017年3月23日 3:00
http://www.nnn.co.jp/dainichi/knews/170323/20170323008.html
英科学誌ネイチャーは23日、日本の著者による論文数が過去5年間で8%減少し、日本の科学研究は失速していると発表した。日本政府が研究開発への支出を手控えた状況が反映されたという。
同誌は「日本は長年にわたって世界の第一線で活躍してきた。だが01年以降、科学への投資が停滞しており、高品質の研究を生み出す能力に悪影響が現れている」と指摘している。
自然科学系の学術誌68誌に掲載された論文の著者を、データベースを使って調べた。
その結果、12年から16年の5年間で、中国の論文数が48%、英国が17%伸びた一方、日本は8%減少したことが判明した。米国も6%減った。
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森ノ宮医療大学、新学科用に隣接地購入 大阪市三セクから
2017/3/28
http://www.nikkei.com/article/DGXLASJB27H5G_X20C17A3LKA000/
大阪市の人工島、咲洲のコスモスクエア2期地区(住之江区)で森ノ宮医療大学を経営する森ノ宮医療学園は隣接地約1万6900平方メートルを大阪市の第三セクター、大阪港トランスポートシステムから約20億円で購入した。早ければ2020年度にも開設する7番目の学科のキャンパスに使う。
高度な医療機器を操作する人材を育成する臨床工学科を6番目の学科として18年度開設を目指しており、これに次ぐ7番目の学科用地にする。用地は同地区に設けられた運河を挟んで南北に分かれる。当面は南側にトラックや人工芝のサッカー場を整備し、学生の運動場として使う。
同大学は07年に開学し、現在は看護、理学療法、作業療法、臨床検査、鍼灸(しんきゅう)の医療系5学科を設けている。臨床工学科の新設に加え、既存2学科の定員を増やして学生数が4学年全体で320人増え、合計1520人になる。大学の敷地は1人当たり10平方メートルの確保が必要。現キャンパスの敷地は1万5994平方メートルで、上限に近づいている。
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マンガ2万冊ズラリ 近畿大に新図書館
2017/3/29
http://www.nikkei.com/article/DGXLASDG29H1C_Z20C17A3CC0000/
近畿大(大阪府東大阪市)は29日までに、4月にオープンする2階建て図書館を報道陣に公開した。蔵書約7万冊のうち、マンガが約3割の2万2千冊を占める。関係者は「活字離れが進む学生が本に親しむきっかけになれば」と話している。
同校が図書館にマンガを置くのは初めてで、マンガの書棚の近くには関連の新書や文庫を配置。1階部分に所蔵する約3万冊の専門書の分類も「人文」「芸術」といった従来型の分類ではなく、「注目すべき個性たち」や「生命のはたらき」など興味のある本を選びやすいように工夫した。
図書館のほかに、24時間利用できる2400席の自習スペースなども開設する。
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エンタメの力で大阪を盛り上げる…「オーサカ・オモロ委員会」発足
2017.3.24
http://www.sankei.com/west/news/170324/wst1703240023-n1.html
http://www.sankei.com/west/news/170324/wst1703240023-n2.html
大阪を拠点にしている芸能事務所などが集まった「オーサカ・オモロ委員会」が発足した。サブカルチャー街で知られる日本橋を拠点に、ライブや演劇、お笑いなどのイベントを展開するほか、人材発掘・育成や情報発信などにも力を入れていく方針だ。19日に行われた発足記念イベントの評判も上々で、「エンターテインメントの力で大阪を盛り上げたい」と意気込んでいる。
参加しているのは、大阪市浪速区日本橋の「日本橋ポルックスシアター」が入るビルに入居している芸能事務所や撮影スタジオ、イベント企画会社など。同シアターではアイドルたちによるライブを中心にさまざまなイベントを行っているが、「協力できるところは協力して、関西独自の勢力を作ろう」と手を組んだ。
同委員会が抱えているコンテンツは、アイドルやお笑いだけでなく、演劇や殺陣など幅広い。ステージ公演のほか、グラビア撮影、タレントマネジメントなど、各社で得意分野は異なっているが、お互いに情報共有することで新たな芸能文化コンテンツを築き上げることを目的にする。
発足記念イベントは、日本橋最大の祭典「日本橋ストリートフェスタ」に合わせて開催。同シアターでアイドルたちによるライブやお笑いライブなどを行い、別の場所ではインターネットを通じた公開生配信を実施。近くの「YES THEATER」(中央区)では、「ミナミアイドルフェスティバル」を開催した。
最後には、関西で活動している女性アイドルたちが出演するOSAKA IDOL COMEDY「ハニカミ!+(プラス)」の公演がポルックスシアターで行われ、立ち見客が出るほどの盛況だった。ハニカミ!+は、4月以降も月1回の定期公演をしていく方針だ。
同委員会に参加している芸能事務所「Smile Link」代表、穴井孝治さん(43)は「大阪はエンタメが弱いといわれているが、実は人材の宝庫。大阪にいながらでもチャンスを与える場にしていきたい」と話している。
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国立健康・栄養研、大阪・摂津市の「健都」に移転へ
2017/4/8
http://www.nikkei.com/article/DGXLZO15064040X00C17A4LKA000/
厚生労働省などは同省所管の国立健康・栄養研究所(東京・新宿)を2019年度を目標に大阪府摂津市の「北大阪健康医療都市」(愛称「健都」=けんと)の産業用地に移転すると7日発表した。大阪府が政府関連機関の移転の一環で要望していた。同研究所は健康の保持や栄養・食生活の調査・研究をしており、健都に移る国立循環器病研究センターとの連携に期待している。
大阪府への政府機関の移転では、特許庁も同庁所管の独立行政法人、工業所有権情報・研修館(略称INPIT=インピット)の近畿統括本部を大阪市北区の複合施設、グランフロント大阪に設けると発表した。
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大阪城とフランスの城が提携
04月18日
http://www3.nhk.or.jp/kansai-news/20170418/5546181.html
大阪城とフランス西部のナント市にあるブルターニュ大公城が友好提携を結び、大阪市はこれをきっかけに交流を深めたいとしています。
ブルターニュ大公城は、1598年にフランス王アンリ4世が、プロテスタントに信教の自由を認めた「ナントの勅令」を出した城として知られています。
城は今は歴史博物館になっていて5年前に、日本の文化を紹介する企画展が開かれた際、大阪城天守閣から、鎧や刀など24点を貸し出したことがきっかけになって、交流が始まったということです。
一方、大阪城については、江戸時代末期に、最後の将軍、徳川慶喜がフランスのレオン・ロッシュ公使と面会したという記録があります。
大阪城とブルターニュ大公城の友好提携は、この面会からことしで150年となることから締結する運びになったということで、大阪市は、これをきっかけに交流を深めたいとしています。
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近畿大原子炉が運転再開 教育・研究用で初、大阪
2017年4月12日 17:05
http://www.nnn.co.jp/dainichi/knews/170412/20170412076.html
近畿大は12日、停止していた原子力研究所の原子炉(大阪府東大阪市、出力1ワット)の運転を再開し、学生を対象に実習した。東京電力福島第1原発事故を踏まえ策定された新規制基準に適合した教育・研究用原子炉としては初の再開となった。
伊藤哲夫所長は記者会見し「実際の原子炉で学んだ学生が原子力の安全を維持していくと痛感している」と話した。
近畿大炉は1961年に初臨界。国内外の学生や技術者、共同研究を受け入れてきたが、2014年2月に定期検査で停止した。昨年5月、新規制基準に適合しているとされ、今年3月に原子力規制委員会による最終検査を終え、合格した。
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阪大、他人の幹細胞で皮膚再生 難病に治験開始へ
2017年4月16日 16:46
http://www.nnn.co.jp/dainichi/knews/170416/20170416050.html
日常生活のささいな衝撃でも皮膚がはがれる難病「表皮水疱症」の患者に、骨髄などに含まれる他人の幹細胞を移植して皮膚を再生させる臨床試験(治験)を大阪大のチームが週内にも開始することが16日、分かった。
別の病気の治療のために市販されている「間葉系幹細胞」を利用、新たな治療法の確立を目指す。玉井克人・大阪大寄付講座教授は「苦しんでいる患者の生活を改善したい」と話している。
表皮水疱症は、遺伝子の突然変異が原因で皮膚の接着が弱く、こするような弱い力で皮膚がはがれたり水ぶくれができたりする難病。国内の患者は500〜千人とされる。
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日本の芸能、海外に紹介 年度内に劇場整備
2017年4月14日
http://www.nnn.co.jp/dainichi/news/170414/20170414024.html
日本文化の海外への紹介を目的に2013年に設立された官民ファンド「海外需要開拓支援機構」(通称・クールジャパン機構)は、在阪民放テレビ局など民間12社と「クールジャパンパーク準備株式会社」(代表取締役・戸田義人吉本興業取締役)を設立。来年3月末をめどに大阪城公園周辺を候補地に、日本の文化・芸能を発信する劇場をつくることを13日発表した。
計画中の劇場は、最新電子技術を駆使したパフォーマンスやスペクタクルショーの上演をイメージ。外国人観光客の増加が著しい関西で、都市観光の目玉となるものを目指す。
出資者は吉本興業を中心に在阪民放5社、電通、大手旅行代理店エイチ・アイ・エスなど多岐にわたる。劇場は既存施設を総額数十億円を投じて改装。歌舞伎や日舞などをアレンジしたパフォーマンスだけでなく、 コンピューターグラフィックスを使用した3Dマッピング映像などを投射できる屋外ステージも含めて、多角的に整備運営していく計画だ。
吉本興業は、海外市場へのお笑いコンテンツの発信をはじめ、大阪のなんばグランド花月では世界中のバラエティーパフォーマーを集めた“THE舶来寄席”を毎年開催するなど準備を進めてきた。
同社の戸田取締役は「万博誘致などで内外の大阪への注目度が高まることが予想される。かつて“大大阪(だいおおさか)時代”と呼ばれた地域のにぎわいを取り戻す絶好のチャンス。将来のエンターテインメント産業を担ってくれる人材育成も兼ねて、しっかり足固めしていきたい」と意欲を示している。
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17年度の日本万博記念基金 57件に9200万円助成
2017年4月18日
http://www.nnn.co.jp/dainichi/news/170418/20170418027.html
関西の文化振興活動に取り組む「関西・大阪21世紀協会」(大阪市北区)は17日、1970年に大阪で開催された万博を契機に設立された日本万国博覧会記念基金について、2017年度の助成事業57件(計9200万円)を発表した。
同基金は1971年から世界110カ国で約4400件、約190億円の助成金を交付してきた。今回は国際文化交流と日本の伝統文化を重点テーマに公募し、国内外から212件の応募があった。
主な助成は、元サッカー日本代表主将の宮本恒靖さんが発起人のNPO法人による日本とボスニア・ヘルツェゴビナの子どものサッカー国際交流事業(180万円)▽現代美術家で舞台演出家のやなぎみわさんの野外演劇作品の公演(250万円)▽熊本地震の復興に向けた熊本城での音楽ライブイベント(300万円)-など。
北区の大阪国際会議場で助成事業が発表され、宮本さん、やなぎさんのほか、熊本復興音楽イベントを主催する三城賢士さんが事業の概要を説明した。同協会の堀井良殷理事長は「今後も平和に貢献するような事業に助成をしたい」と話した。
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TV「アド街ック天国」…あの山田五郎さん21日「マティスとルオー」展を解説 あべのハルカス美術館
http://www.sankei.com/west/news/170420/wst1704200036-n1.html
あべのハルカス美術館(大阪市阿倍野区)で開かれている美術展「マティスとルオー 友情50年の物語」。その見どころを、テレビ「出没!アド街ック天国」などで人気の評論家、山田五郎さんが解説するトークイベントが、21日午後6時から開催される。
■西洋美術史も学んでいる山田さん、TVおなじみ分かりやすい解説
同展は20世紀のフランス絵画を代表する2人の画家、アンリ・マティスとジョルジュ・ルオーの半世紀にわたる友情と芸術の軌跡をたどる展覧会。マティスの貴重な初期作品やルオーの版画集「気晴らし」の油彩原画シリーズ全点など、初来日作品を含む約140点を展示している。
山田さんは、大学時代にオーストリアで西洋美術史を学んだこともあり、トークイベントでは分かりやすい解説が聞けそうだ。
会場はあべのハルカス25階会議室。参加には展覧会観覧券が必要。定員270人(先着)で、開始30分前から会場で受け付ける。
観覧料は一般1400円、高校・大学生千円、小・中学生500円。問い合わせは、同美術館((電)06・4399・9050 https://www.aham.jp/exhibition/future/rouaultmatisse/)。
▼「マティスとルオー」展 あべのハルカス美術館(外部サイト https://www.aham.jp/exhibition/future/rouaultmatisse/)
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「太陽にほえろ!」小野寺昭さんら出演、大阪府警の職務倫理DVD
http://www.sankei.com/west/news/170419/wst1704190050-n1.html
大阪府警は大阪芸術大学の協力を得て職員に対する職務倫理教養のためのDVD「誇りと使命」を制作した。同大芸術学部映像学科長で映画監督の大森一樹さんが総監督を務め、学生だけでなく同大短期大学部メディア・芸術学科長の小野寺昭さんらプロの役者も出演。まるで刑事ドラマのような仕上がりになった。
ひったくり防止や飲酒運転撲滅のためのCM制作などで協力していた大阪芸大に府警が制作を依頼していた。こうした形でDVDをつくるのは初めてで、今後各部署に配布し活用するという。
DVDは約30分。大阪府警察学校(田尻町)に赴任した若手警察官の男女が、歩行者をかばって交通事故で亡くなった指導教官の教えを思い起こし、府民を守る警察官としての責任を改めて実感する-というストーリー。テレビドラマ「太陽にほえろ!」でおなじみの小野寺さんが警察学校長役を務め、ほかにプロの役者や学生ら約60人が出演している。
http://www.sankei.com/west/news/170419/wst1704190050-n2.html
19日には大阪市中央区の府警本部で上映会が行われ、小野寺さんや大森監督も出席。村田隆府警本部長が、塚本英邦副学長に感謝状を手渡した。
村田本部長は「(DVDを見た)職員からは『初心を思い出した』という声も多かった。府警だけでなく多くの警察官に見てほしい」。小野寺さんは「正義感あふれるすばらしい作品になった。少しでもお役に立てればうれしい」と話した。
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井山碁聖と久保王将が受賞 関西囲碁将棋クラブ賞
2017年4月28日 17:38
http://www.nnn.co.jp/dainichi/knews/170428/20170428105.html
関西囲碁将棋記者クラブは28日、第25回記者クラブ賞に囲碁の井山裕太碁聖(27)と将棋の久保利明王将(41)を選出した。井山碁聖は6年連続10度目、久保王将は6年ぶり5度目の受賞。
また、多くの後進の指導、育成に尽力した森信雄七段(65)に特別賞を贈ることも決めた。
井山碁聖は昨年11月、名人を失い、全七冠から6冠に後退。その後のタイトル戦で防衛を重ね6冠を堅持した。久保王将は今年3月、当時の王将だった郷田真隆九段を下し、6期ぶり通算3期目の王将位を獲得した。
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大阪の「笑い」、がんに効くか? 実証研究協力の文珍さんら会見
2017年4月27日 19:52
http://www.nnn.co.jp/dainichi/knews/170427/20170427126.html
「笑い」によってがん患者の免疫力や生活の質が向上するかを探る実証研究が5月から始まるのを前に、協力する芸人らが大阪市内で27日会見、落語家の桂文珍さんが「お役に立てるのなら一生懸命やらないかん。私はネイチャーに載りたい」と語り、笑いを誘った。
研究は大阪国際がんセンター(大阪市中央区)が、通院するがん患者と医療従事者計約130人を対象に実施。
吉本興業や松竹芸能、落語家の故桂米朝さんゆかりの米朝事務所が協力し、文珍さんのほか、落語家の桂文枝さんや桂ざこばさん、漫才のオール阪神・巨人さんらの公演をセンター内で1〜3カ月間定期的に見てもらい、影響を確かめる。
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ハルカス美術館100万人、大阪 南光さんらが記念品贈呈
2017年4月28日 16:43
http://www.nnn.co.jp/dainichi/knews/170428/20170428099.html
日本一高いビル「あべのハルカス」(大阪市阿倍野区)の16階に2014年に開館した「あべのハルカス美術館」の累計来館者数が28日、100万人を突破し、記念セレモニーが行われた。
100万人目の来館者は、三重県鈴鹿市から来た中永和美さん(67)と美智子さん(63)夫妻。高校時代は美術部部長だったというゲストで落語家の桂南光さん(65)や、クマがモチーフのビルのキャラクター「あべのべあ」らから美術館入館1年間フリーパスなどの記念品を贈られた。
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町屋から文化発信へ 「大大阪芸術劇場」計画
2017年4月26日
http://www.nnn.co.jp/dainichi/news/170426/20170426029.html
大阪中央区の風情ある路地の町屋から文化発信を行う「大大阪芸術劇場」計画が順調に進んでいる。規模としてはギャラリー以上で美術館未満(120平方メートルの吹き抜け二階建て)のスペースを生かして芸術にこだわらず演芸、演劇、博物展示など多様な文化発信を目指している。
同計画は、演芸作家で“大阪文化の師”秋田寛氏の実娘、藤田富美恵さん(児童文学作家)が「荒廃の時代に、大阪の黄金時代であった『大大阪の時代』に思いをはせ、大阪の文化復興を願う場所としての運営を目指したい」と命名。藤田さんのほか、藤田曜さん(放送作家)、藤川博正さん(芸術家)、伊原セイチさん(芸術家)、米口篤志さん(工務店経営)の5人で発足した。
藤田さんが所有する、谷町6丁目空掘り通り商店街横の居宅に隣接する町屋路地にある大大阪芸術劇場(ギャラリー)などから文化発信を行う。
このほか活動場所は路地の建物を保全する工務店「MY DO建築工房」の事務所がある「森の子創造アトリエ」、展示や文化教室など気軽に使える町屋のレンタルスペースで若手漫才師の練習場所にもなっている「ドリル・ドリル」(藤田さん主宰)、重度障害者のデーセンターいるか分室「くら」藤田家居宅跡の3棟の町屋の計4カ所で行われる。
藤田さんは「ここは幸いにも大阪空襲の戦災を免れた地域。風情ある路地は、150年前に建てられた蔵や、入り組んだ町屋に多くのたなこが住み、戦中戦後と苦楽を共にして暮らしてきた土地柄」と話し、待望の計画に注力する。
問い合わせは電話06(6685)2135、大大阪芸術劇場計画準備室。
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伝統のOSKダンス魂 6月「レビュー春のおどり」
2017年4月28日
http://www.nnn.co.jp/dainichi/news/170428/20170428029.html
OSK日本歌劇団は6月17〜25日、大阪松竹座で「レビュー春のおどり」を上演する。OSK初登板の尾上菊之丞作・演出・振付による「桜鏡〜夢幻義経譚〜」と、7年ぶりの中村一徳作・演出による「Brillia(ブリリアント)nt Wave(ウェーブ)〜100年への鼓動〜」の2本立てで、95周年を飾る。
毎春恒例となった松竹座「春のおどり」が今年は初夏に。それでも第1部の「オープニングとフィナーレは桜満開の世界に」と尾上。文楽や歌舞伎の「義経千本桜」で有名な義経の物語を和物舞踊レビューに仕立て、主要メンバーには役を付けて芝居でも見せていく。
「義経の幼少期、常盤御前に連れられて雪の中を逃げていくところから始まる。有名な五条橋の牛若丸と弁慶の戦い、屋島・壇ノ浦の戦場、そして静御前との愛。にぎやかに踊るばかりではなく、日本舞踊や歌舞伎の様式もふんだんに織り交ぜる」(尾上)という。
主な配役は義経に高世麻央、弁慶に桐生麻耶、那須与一に楊琳、平教経に真麻里都、佐藤継信に悠浦あやと。尾上は「お稽古をしていく中で、皆さんの特徴などを感じとりながら一人一人が輝く舞台を目指してやっていきたい」。
第2部「ブリリアント-」は“波”をモチーフに、「情熱的な波、穏やかで優しい波、岩場と戦う激しい波もある。音楽を乗せてOSKらしいそれぞれの個性、今の力をお見せしたい」と中村。
2010年の春のおどりの2部「JUMPING TOMORROW!」以来7年ぶりにOSKの作品を創ることになるが、「離れていればいるほど、OSKの良さが分かってきたような気がする。客席から見ていて一人一人の力の強さを感じた」という。
近鉄傘下時代に携わった時には「稽古場で朝から晩まで踊っていて、一人一人が必死に食らいついていた。OSKのダンス魂は何たるものかと感嘆した」と振り返り、「メンバーは変われどもその精神は受け継いでいると信じている。これまで培ってきた伝統とこれからの未来に向けてのOSKの力を感じとっていただける舞台になれば」と力を込める。
トップスターの高世は「よその舞台にはない良さがOSKにはあると、中にいても感じることがたくさんある。その良さをもっともっと多くの人に知っていただきたい。100周年に向けて大きな橋を架けられる公演にしたい」と充実感に満ちた表情を見せた。
初舞台生7人を含む39人が出演。問い合わせは松竹座、電話06(6214)2211。
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”聖地”てんしばアカペラの祭典 国内最大級
2017年4月30日
http://www.nnn.co.jp/dainichi/news/170430/20170430026.html
日本最大級のアカペラの祭典「関西アカペラジャンボリー(KAJa!2017)」(実行委員会主催)が29日、大阪市天王寺区の「てんしば」で開かれ、全国各地の150組を超える応募の中から審査を勝ち抜いたグループらが息ぴったりのパフォーマンスで観客を魅了した。
関西地区の大学アカペラサークルの有志で構成する実行委が企画・運営し、1998年から毎年1回関西で実施。20回目の今回は昨年に続き、阿倍野、天王寺エリアをアカペラの聖地にしようと活動するWelcomingアベノ・天王寺キャンペーン事務局が共催した。
出演したのはアマチュアアカペラグループが14組、次世代ステージ枠が島根県開星中・高と奈良県高田商業高、プロの3組で、各組は観客の声援や拍手を受けながら、絶妙なハーモニーを響かせた。
実行委員長を務めた大阪芸術大4年の安野実礼(みのり)さん(21)は「芝生も風も気持ちがいい開放的な場所で、アカペラに触れたことのない人たちにも耳を傾けてもらえた。実行委での経験を社会に出ても生かしていきたい」と話していた。
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甘い香りいっぱい 咲くやこの花館で熱帯フルーツ展
2017年4月30日
http://www.nnn.co.jp/dainichi/news/170430/20170430025.html
ゴールデンウイークが始まった29日、好天に恵まれた大阪市内の各所は多くの行楽客でにぎわった。大阪市鶴見区の植物園「咲くやこの花館」では、バナナやライチなどを集めた「熱帯フルーツ展」が始まり、館内は甘い香りに包まれた。5月7日まで。
「熱帯フルーツ展」は、ゴールデンウイークの恒例行事。マンゴーやライチは実際に樹木に実っている状態で展示され、普段見ることのない姿に来館者も興味深そうに観察していた。また、強い臭いで有名なドリアンはケースに入っているものの開けることもでき、来館者は「くさーい」と笑って楽しんでいた。
昨年はパナマ病の影響で実施できなかった「料理バナナ(プランテェイン)の試食」を2年ぶりに実施。揚げた物と焼いた物が用意され、試食した同市東淀川区の男児(7)は「いつものバナナとは違うけど、甘くてやわらかくておいしい」と笑顔で頬張っていた。
石垣島の月桃(ゲットウ)から抽出したオイルを使ったハンドケアやフルーツジュースの販売なども実施している。
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松野迅さん13日に公演 大阪生まれのバイオリニスト
2017年5月1日
http://www.nnn.co.jp/dainichi/news/170501/20170501036.html
ベルリン・フィルやウィーン・フィル、イ・ムジチ合奏団との共演など世界を舞台に活躍する大阪生まれのバイオリニスト、松野迅さんのリサイタルが13日、大阪市中央区大手前1のドーンセンターホールで開かれる。ノルウェーの国民的作曲家グリーグの「ヴァイオリンとピアノのためのソナタ 第2番 ト短調」やヴィターリの「シャコンヌ」、武満徹の「妖精の距離」など、ヨーロッパから日本の円熟期に生まれた名曲の数々を演奏する。
曲間には作曲家の思いや時代背景などを松野さんによる軽妙なトークで紹介し、「クラシックコンサートが初めてでも肩肘張らずに楽しめる」と好評。松野さんは「この機会に名器、ストラディヴァリウスの華麗な音色に酔いしれてみてください」と話している。午後2時開演。チケットは全自由席3千円。
問い合わせは松野迅後援会、電話06(6353)1633へ。
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学生、プロ共演フェス 音楽、美術 運営も連携
2017年5月1日
http://www.nnn.co.jp/dainichi/news/170501/20170501034.html
音楽や美術に取り組む学生とその分野のプロが共演するイベント「ユメハネフェス2017」(実行委主催)が30日、豊中市の服部緑地野外音楽堂で開かれた。
会場の運営まで、それぞれプロが中高生や大学生らと組みながら展開した。
和楽器バンド「kogakusyu(コガクシュウ)翔」は大阪高校和太鼓部とオリジナル曲を熱演。美術系アーティストと大阪市立大美術部青桃会が会場で作品を制作する場面もあった。
舞台のそばでは、プロカメラマンと写真の技術を学ぶ学生が催しの撮影をし、その場で印刷して即席の写真展を繰り広げるなど、多彩な仕掛けで会場は盛り上がっていた。
「-翔」のリーダーを務める吉村靖弘実行委員長は「学生にとってはプロならではの厳しさや楽しさを体感できる。夢と真剣に向き合える場になっていれば」と思いを寄せていた。
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心筋細胞の増殖発見、大阪大 心不全治療に期待
2017年5月3日 19:32
http://www.nnn.co.jp/dainichi/knews/170503/20170503092.html
出生した後はほとんど増えなくなるとされる哺乳類の心筋細胞が、炎症から回復する過程では増殖することをマウスの実験で解明したと、大阪大のチームが3日付の英科学誌電子版に発表した。
心不全は心筋細胞が減少して起きるため、増殖の詳しい仕組みを解明し、人為的に心筋細胞を増やせれば、新たな治療法の開発につながる可能性があるとしている。
チームは、ウイルス性心筋炎を発症した患者の多くに、心機能の自発的回復が見られることに注目。実験で、大人のマウスに心筋炎と同じような炎症を起こすと、いったん心筋細胞が萎縮し減少するものの、回復する過程では一部が増殖することが分かった。
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大阪市が秘蔵 美術品4900点(とことんサーチ)
モディリアーニ、佐伯祐三… 粋な船場商人の収集 礎に
2017/5/6
http://www.nikkei.com/article/DGXMZO15983010S7A500C1AA2P00/
■美術館計画、30年経て始動
大阪市が34年前に打ち出した新美術館建設計画が始動した。目指すは2021年度のオープンだ。実は市は多数の名画を所蔵しており、コレクションは4900点。大阪市出身の鬼才画家、佐伯祐三の作品を中心に、エコール・ド・パリを代表するイタリアのモディリアーニやフランスのユトリロなど有名画家の作品もずらり。こんなお宝がなぜ大阪に集まったのか。謎を追った。
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4月、大阪新美術館建設準備室の菅谷富夫研究主幹と小川知子副主幹の案内でお宝が眠る倉庫に潜入した。庫内は美術品が傷まぬよう室温約20度、湿度約50%に保たれ、段ボールや布で梱包された美術品が並ぶ。
2人が高さ約170センチの屏風を運んできた。大阪市に住んでいた画家、御船綱手(みふねつなて)の「北海風景」。広げると雄大に描かれた白熊3匹が姿を現した。「お宝は本当にあった!」。作品の迫力に圧倒されていると、小川副主幹が床に膝をつき、小型ライトの光を斜めに当て始めた。「傷んだり、絵の具がはげたりした部分を確かめます。所蔵品をこうして手作業で守ってきたんです」と菅谷主幹が説明する。
コレクションの総購入額は150億円、寄贈された作品の評価額は100億円に及ぶ。佐伯の洋画のほか大正から昭和初期の洋画家、小出楢重(ならしげ)や抽象画家、吉原治良(じろう)の作品も所蔵し、コレクションの質は日本トップクラスとされる。
出所を菅谷主幹に尋ねると、「大阪の商人、山本発次郎」と教えてくれた。早速、山本の孫である甲南女子大の河崎晃一教授を訪ねた。昭和初期、大阪・船場で肌着などを製造販売していた山本は、書を中心とした美術品の収集家でもあった。佐伯の才能にいち早く気づき収集を始め、モディリアーニの「髪をほどいた横たわる裸婦」(通称「裸婦」)なども購入。山本はこれらの作品に書に通じる「筆の力強さ」を感じたという。
記者は、こんな素晴らしい作品が大阪にあるとは知らなかった。近代美術に詳しい大阪大の橋爪節也教授に聞くと、「昭和初期の大阪商人は個性的な収集家が多かった」と教えてくれた。河崎教授は「大阪商人は、芸術や文化に親しむことが真の商人の姿だと考え、祖父もその1人だった」と分析する。
山本の死後、次男の清雄氏が1983年、佐伯の「郵便配達夫」を含む600点を市に寄贈。それを契機に市政100周年(89年)記念事業として新美術館構想が浮上したが、財政難や市長交代による方針転換で30年以上停滞した。
所蔵品には随時、点検や修復が施される(大阪市内)
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所蔵品には随時、点検や修復が施される(大阪市内)
その間も市には美術作品の寄贈が続く。「佐伯作品と一緒に展示してほしい」。山本が見いだした佐伯作品の評価は高く、画家の遺族や収集家が作品の寄贈を申し出た。小川副主幹は「佐伯作品がなければ、4900点も集まらなかった」と打ち明ける。
一方、橋爪教授は「大阪の美術の魅力が、大阪の人に伝わっていない」と嘆く。所蔵品の半数は倉庫から一度も出たことがないからだ。有名な「裸婦」などは海外美術館にも貸し出されたが、寄贈作品の中には素描のようなものも多く、企画展など公開の機会が少なかったという。
新美術館構想は、2014年に整備方針が決定。市の17年度当初予算に初めて設計費が計上された。整備方針によると、新美術館は大阪市北区の中之島地区に床面積約1万5千平方メートルで建設される。
山本は生前、「佐伯作品を永久保存し、いつでも誰でも見られる設備を造りたい」と述べていた。1人の大阪商人の夢が、時を超え私たちの前で輝く日が待ち切れない。
(大阪社会部 田辺静)
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皮膚がん抑制物質発見、近畿大 新薬開発に期待
2017年5月9日 18:21
http://www.nnn.co.jp/dainichi/knews/170509/20170509098.html
皮膚がんの一種の悪性黒色腫(メラノーマ)細胞の増殖を抑える新たな化合物を発見したと、近畿大の杉浦麗子教授(ゲノム創薬)のチームが9日、発表した。
がん化した細胞を標的に作用するため、正常な細胞への影響が少なく、副作用の少ない新規の抗がん剤開発につながる可能性があるとしている。
チームは特定のメラノーマ細胞で、がん細胞の増殖に関わる酵素「MAPキナーゼ」の一種が異常に活性化している点に注目。
独自開発した化合物の探索システムを使い、MAPキナーゼの働きを調整できるものを調べた結果、「ACA―28」という化合物が見つかった。
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皮膚がん抑制物質発見、近畿大 新薬開発に期待
2017年5月9日 18:21
http://www.nnn.co.jp/dainichi/knews/170509/20170509098.html
皮膚がんの一種の悪性黒色腫(メラノーマ)細胞の増殖を抑える新たな化合物を発見したと、近畿大の杉浦麗子教授(ゲノム創薬)のチームが9日、発表した。
がん化した細胞を標的に作用するため、正常な細胞への影響が少なく、副作用の少ない新規の抗がん剤開発につながる可能性があるとしている。
チームは特定のメラノーマ細胞で、がん細胞の増殖に関わる酵素「MAPキナーゼ」の一種が異常に活性化している点に注目。
独自開発した化合物の探索システムを使い、MAPキナーゼの働きを調整できるものを調べた結果、「ACA―28」という化合物が見つかった。
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オプジーボ、小児がんに治験開始 国立センター
2017年5月10日 17:57
http://www.nnn.co.jp/dainichi/knews/170510/20170510092.html
国立がん研究センターは10日、患者の免疫の力を利用する新しい仕組みのがん治療薬「オプジーボ」が、子どもの患者に使えるかを調べる国内初の臨床試験(治験)を始めたと発表した。
対象となるのは2種類以上の抗がん剤治療をしても腫瘍がなくならない子どもの患者で、計26人を予定している。
オプジーボは皮膚がんや肺がん、悪性リンパ腫などに使われ、一部の患者に優れた効果があるが、投与は大人に限られる。治験では、子どもに適した用量や有効とみられるがんを調べ、子どもへの投与の承認を目指す。
小児がんは患者数が少なく製薬企業の治験が進みにくいのが問題となっている。
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http://www.sankei.com/west/news/170514/wst1705140013-n1.html
神社仏閣の近くで育つと「幸せ」感じやすい 大阪大教授らが分析
子供の頃に寺院や神社が近所にある地域で育った人は、そうでない人に比べて幸せを感じているとの調査結果を、大竹文雄大阪大教授(行動経済学)らの研究チームがまとめた。統計学の計算手法を用い、アンケート結果を分析した。大竹教授は「神仏や他人に見られている感覚を持つことで正直になり、人間関係が良好になるから幸福度が高まるのではないか」と話している。
アンケートはインターネットで25〜59歳の男女を対象に2回実施。9231人から回答を得た。小学生の頃、通学路や自宅の近所に寺院や地蔵、神社があったかどうかや、現在の幸福度などについて尋ねた。
併せて他者への信頼感などの「ソーシャル・キャピタル」(社会関係資本)に関しても質問。寺社の有無を「操作変数」として扱い、ソーシャル・キャピタルが幸福度などを高めているかどうかを計算した。
その結果、寺院・地蔵があった人はそうでない人に比べて操作変数が0・110ポイント、神社では0・036ポイント高かった。これを基に幸福度を年収に換算して調べたところ、寺院・地蔵があった人は約169万円、神社があった人は約55万円高くなることが分かった。
神社による幸福度が低く出るのは、祭りなど神社を拠点にした地域活動の方が、影響力が大きいためだという。論文は大竹教授のホームページで公開されている。
◇
ソーシャル・キャピタル(社会関係資本) 信頼感や規範意識、ネットワークなどを公共の財産とみなす概念。蓄積されれば人々の協調した行動が活発になり、社会の効率性が高まるとされる。米国の政治学者、ロバート・パットナム氏らが提唱した。
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医療へのAI応用 阪大が計画
05月17日 15時44分
http://www3.nhk.or.jp/kansai-news/20170517/3289451.html
AI=人工知能の医療分野への応用が広がる中、大阪大学では、附属病院などの医療の現場で得られる膨大なデータを、人工知能を使って分析する技術を企業と共同で開発し、治療や診断などに活用していく計画を発表しました。
これは、17日、大阪市内で大阪大学医学系研究科の澤芳樹教授らが会見を開き、発表したものです。
それによりますと、大阪大学大学院医学系研究科と医学部附属病院は、実際の医療や研究の現場で得られる画像診断などの情報をビッグデータとして、人工知能に学習・分析させる技術を企業と共同で開発していくということです。
そして、人工知能を使った病気の予測や治療、それに画像診断の支援などの実用化を目指すということです。
さらに、将来的には、60ほどある関連病院の電子カルテの情報も集約することで、病院どうしが連携して、大規模な臨床研究を進めることも可能になるとしています。
大阪大学によりますと、人工知能を医療に応用する研究は、これまで研究者や診療科が個別に進めていましたが、大学と病院が一体となり、さらに企業とも共同で取り組むのは、全国的に珍しいということです。
澤教授は、「医療現場の膨大なビッグデータをどう解析していくのか、仕組みづくりが重要だ。AIは1つの柱として、大学として研究を支援していきたい」と話していました。
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舞踏芸術運動に“快汗” 大阪・追手門学院高の生徒ら、コンテンポラリーダンスに挑戦
http://www.sankei.com/west/news/170519/wst1705190033-n1.html
国内外で活躍するフィンランドの振付家、カティア・ムストネンさん(37)によるコンテンポラリーダンスのワークショップが大阪府茨木市西安威の追手門学院高校で行われ、生徒や追手門学院大生らが“舞踊芸術運動”に汗を流した。
コンテンポラリーダンスは、体を通して「今」を表現するダンスで、体へのダイレクトなアプローチだけでなく、体と言葉との関わりなども重要視した「自由な現代舞踊」。福祉や介護の分野などで、人との関わり方やコミュニケーションを豊かにするダンスとして注目されているという。
ムストネンさんは、2010年にドイツのフランクフルト音楽・舞台芸術大で「コンテンポラリーダンス教育法」の修士号を取得。現在は、世界各地でダンスのワークショップを開催し、中高生からプロのダンサーに至るまで指導にあたっている。
今回のワークショップに参加したのは、高校の表現コミュニケーションコースの生徒21人と、大学でコミュニケーション・表現プログラムを選択する学生12人。
生徒や学生らがムストネンさんの指導のもと、2人1組に分かれて自分なりの感性で自由な動きを楽しむダンスを実践。最初は緊張気味だった生徒らも、ムストネンさんから「自分の動きに情熱を込めて」「相手の動きを感じながら自分の動きを変化させて」などとのアドバイスを受け、次第にのびのびとしたダンスに変わっていった。
生徒や学生らは「相手の動きを見て、自分の動きを考えることはとても刺激的で、新しい発見だった」と新鮮な感覚に驚いた表情を浮かべていた。(高橋義春)
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鬼平犯科帳のサブタイトル文字150点 中之島図書館で「竹内志朗」展
http://www.sankei.com/region/news/170515/rgn1705150048-n1.html
大阪出身の手書き職人、竹内志朗さん(83)が手がけた人気時代劇「鬼平犯科帳」のサブタイトル文字を一堂に集めた「竹内志朗手書き文字展」が、大阪市北区の府立中之島図書館で開かれている。コンピューターが主流の現在も、竹内さんは手書き文字にこだわりを持ち、舞台背景のデザインも担当するなどバリバリの現役だ。20日には講演会が行われ、これまでの仕事に関するエピソードなどを語る。
竹内さんは、中学生の頃から舞台装置のデザインを描き始め、昭和31年に開局した大阪テレビ放送(現・朝日放送)などで番組タイトルやテロップを製作する仕事を担当。長年、大阪のテレビ文化を裏方として支えてきた。
これまでに手がけてきた番組タイトルは、「新婚さんいらっしゃい!」や「探偵!ナイトスクープ」「プロポーズ大作戦」など人気番組も多い。仕事は他局にまで広がり、時代劇やニュース、そして、映画、舞台など精力的にこなしてきた。しかし、近年は番組タイトルやテロップはコンピューター処理が主流になり、手書き文字の存在を知らない若手プロデューサーが増えているという。
展示会では、昨年12月に番組が終了した「鬼平犯科帳」に注目。竹内さんが28年間にわたって手がけてきた番組タイトルやサブタイトル約150点を、本館2階レンタルスペースにずらりと並べている。サブタイトルの中には「雨の湯豆腐」「猫じゃらしの女」「のっそり医者」など謎めいたものもあるが、同館担当者は「タイトルから番組の内容を思い出して、盛り上がってほしい」と話している。
竹内さんは「一人でもいいから、手書き文字の良さを見直してもらえたら」と話し、20日の講演会について「役者さんの話や字を書く際の心構えなどを話したい」と意気込んでいる。
展示は30日まで。無料。午前9時〜午後8時(土曜は午後5時まで、日・祝休館)。講演会は午後2時から(定員30人、予約制、無料)。問い合わせは同館(電)06・6203・0474。
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「生きた建築ミュージアム事業」が日本建築学会賞を受賞 大阪
http://www.sankei.com/region/news/170512/rgn1705120068-n1.html
大阪市に現存する近現代建築を通じて、大阪の都市魅力を発信する「生きた建築ミュージアム事業」が、平成29年の日本建築学会賞(業績部門)を受賞した。歴史的、美術的な価値を保ちつつ、市民の暮らしと結びつきのある建物に対して「生きた建築」という新たな概念を打ち出し、価値ある建物を選定、再生、活用している一連の取り組みが評価された。
この事業は、市が「大阪都市魅力創造戦略」に基づき、平成26年から3年間にわたって実施。
市内の近現代建築物の中には、かつて銀行として使われていた建物がレストランになるなど、変化や発展を繰り返しながら現役として活用されているものもある。市はこうした魅力的な建物を精査し、50件の「大阪セレクション」を選定した。
また、翌26年秋からは、普段は一般人が立ち入れない建物内を特別公開する「生きた建築ミュージアムフェスティバル大阪(通称・イケフェス大阪)」を開催。27年には95件の建築物が一斉公開され、全国的にも珍しいイベントに延べ約3万人が参加した。
事業の波及効果は大きく、市営地下鉄が「大阪セレクション」を紹介する電飾パネルを設けたり、市中央公会堂や府立中之島図書館の見学者が増加したりするなど、市民にとっても建築が身近な存在になってきている。
今回の受賞について、同事業のメンバーで、建築家の高岡伸一さん(46)は「建物の所有者やボランティアらの努力も報われた。建物の魅力は実物を見ればよくわかるので、建物の公開事業を今後も続けて、大阪の建築文化の魅力を地元の人に知ってもらいたい」と話していた。
イケフェス大阪は、昨年から実行委員会に運営が引き継がれており、今年は10月28、29の両日に開催が予定されている。
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NTN、阪大に研究拠点 自然エネや医療 共同研究
2017/6/6
http://www.nikkei.com/article/DGXLASHD05H4Y_V00C17A6LKA000/
NTNは9月に大阪大学に新規事業創出のための研究拠点を開設する。自然エネルギーなどNTNが新たな事業化を急ぐ領域で大阪大学と共同研究を進め、迅速な技術開発につなげたい考えだ。
吹田キャンパス(大阪府吹田市)の阪大大学院工学研究科に「NTN次世代協働研究所(仮称)」を開く。2020年3月までの期間限定で、陣容は未定だが、NTNと阪大がともに参加する。
NTNが新規事業として研究に注力する自然エネルギーや医療関連の領域で、阪大が持つ人工知能(AI)や、あらゆるモノがネットにつながる「IoT」、再生医療関連の技術の活用を目指す。
風車に使うベアリング(軸受け)の振動などをAIで分析して、故障の予測に役立てるといった研究を進めるという。適切な時期にメンテナンスを行うことで、風力発電の効率を上げることができる。
また創薬などを目的とした医療関連分野の研究もする。NTNの微細なモノに材料を塗布できる技術を生かしてiPS細胞で細胞組織を作り、新薬や再生医療の研究に生かすという。
NTNは18年3月に創業100周年を迎える。主力の軸受けなどから派生した分野の収益化を目指している。
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国際ロボット競技大会で追手門学院大手前中・高チームが部門優勝
http://www.sankei.com/region/news/170603/rgn1706030071-n1.html
小中学生を対象にした世界最大の国際ロボット競技大会「ファースト・レゴ・リーグ(FLL)」のメカニカルデザイン部門で、追手門学院大手前中・高校(大阪市中央区)のロボットサイエンス部が1位に輝いた。メンバーは「優勝できたことは大きな喜びで、すごく価値ある大会だった」と振り返った。
メンバーは、多田遥香さん(15)=高校1年、山本舞香さん(13)=中学2年、赤井恒太君(14)=同3年、中本才門君(13)=同2年。2月に東京で開かれた日本代表を決める全国大会で、英語のプレゼンが高い評価を受け、特別枠で世界大会への切符を手にした。
世界大会は米国・アーカンソー大で5月18日から4日間、開かれ、米国、日本、スペイン、ブラジル、カナダ、韓国、イスラエルなど10カ国から68チームが実技やプレゼンテーションなどを競った。生徒たちはデンマークの玩具メーカー、レゴ社製の部品を活用してつくったオリジナルロボットで、大会のテーマ「動物との共存」に沿ったミッション(特命)に挑んだ。
メカニカルデザイン部門では、4人がプログラムを指示するベースロボットと4タイプのロボットの機構や性能などを紹介。連係動作や直進性に優れ、競技コートの隅々に至るまで誤差なくミッションをクリアできるメカニズムが高く評価され、優勝した。
プログラミングの腕前などを競う実技は、全国大会や練習用とは違ったコート環境(壁の高さや素材)などに戸惑い32位に終わったものの、観客からは「君たちは偉大だ」との声が飛び交ったという。
キャプテンの多田さんは「メカニカルで優勝できたことは大きな喜びで、すごく価値ある大会でした」と笑顔。山本さん、赤井君、中本君は「他国のチームとの交流がとても楽しかった。競技では世界のいろんなアイデアロボットがみられて、大いに勉強になった」などと感想を述べた。
今後は、国際ロボットコンテスト「ワールド・ロボット・オリンピアード(WRO)」のエキスパート競技に挑戦するという4人。8月に予選・大阪大会、9月に全国大会(東京)、11月に世界大会(コスタリカ)の開催が予定されている同コンテストに向け、「FLLでの体験を生かし、自信をもって臨みたい」と目を輝かす。
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「オダサク」新草稿発見 中国舞台のスパイ活劇戯曲
2017年6月9日 16:33
http://www.nnn.co.jp/dainichi/knews/170609/20170609086.html
小説「夫婦善哉」などで知られ、「オダサク」の愛称で親しまれた作家織田作之助(1913〜47年)が執筆した戯曲の草稿が新たに見つかったことが9日、大阪府立中之島図書館(大阪市北区)などへの取材で分かった。中国・上海を舞台にしたスパイ活劇とみられるという。
タイトルは不明で、400字詰めの原稿用紙計20枚。中国人名の若い女性工作員らがテロ集団と対決する場面などが書かれ、工作員たちがテロ集団の拠点を突き止めて「連絡員に化けて、うまくはいりこむのよ」と策を考え、間もなくクライマックスという場面で終わっている。
中之島図書館で9〜30日の特別展で展示されている。
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大阪府×大阪工大、ロボ開発で連携 橋梁監視ドローンなど候補
20http://www.nikkei.com/article/DGXLZO18064810T20C17A6LKA000/17/6/24
大阪府は大阪工業大学と連携し、インフラ監視や介護に使うサービスロボットの実用化に乗り出す。老朽化した橋梁の監視に利用できるドローンのほか、電池が長持ちする高齢者向けの歩行アシストカートを候補にしている。企業に参加を呼びかけて7月中にも産学官組織を設け、大阪発のロボット開発を目指す。
23日、府と大阪工大が連携協定を結んだ。府がロボット振興を目的に大学と協定を結ぶのは初めてという。
工場などでは産業用ロボットの導入が進んでいるが、高齢化や人手不足を背景に、生活を支援するサービスロボットの普及が期待されている。府はロボット分野の研究に力を入れている大阪工大と連携。府の施設や大学キャンパスで実証実験を進めるほか、大阪工大の社会人教育プログラムでロボット事業に携わる人材を養成する。
高齢者の自立を促すロボットなどで実績のある大阪工大の本田幸夫教授は同日の締結式で「ドローンは軽量化や操縦のしやすさ、アシストカートは大型電池の開発などが課題」と語った。これらの課題を達成し、橋梁点検に利用できるドローン、座っても壊れにくくバッテリーが長時間持続する歩行アシストカートを候補に実用化を目指す。
7月にも設ける産学官組織「大阪府電池駆動ロボット社会実装推進協議会」(仮称)にはロボット製造業のほか、他の大学、金融機関、損害保険会社にも参加を呼びかける。
ドローンについては千葉市が宅配サービス分野で実験しているほか、三重県が建設事務所で研修を進めている。ただ実用化が進んでいる自治体は少ないとみられる。
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iPSシート移植申請へ、大阪大 心臓病患者に
2017年7月18日 21:48
http://www.nnn.co.jp/dainichi/knews/170718/20170718115.html
人の人工多能性幹細胞(iPS細胞)から作製した心筋シートを心臓病の患者に移植し、心臓機能を改善させる治療について、大阪大の澤教授(心臓血管外科)のチームが早ければ今週中にも、臨床応用に向けた患者への移植実施計画を学内の倫理委員会に申請する方針であることが18日、分かった。
大阪大関係者によると、iPS細胞を心筋細胞に変化させてシート状に加工。心不全患者の心臓にはり付けて効果や安全性を確認する。
学内倫理委とは別に国にも申請し、了承が得られれば本年度中にも実施する方針。これまでに、人のiPS細胞から作ったシートを使った動物実験で心機能改善に成功している。
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人間国宝、新たに4人 小石原焼の福島さんら
2017年7月21日 17:12
http://www.nnn.co.jp/dainichi/knews/170721/20170721091.html
国の文化審議会は21日、重要無形文化財保持者(人間国宝)に小石原焼の福島善三さん(57)=本名福嶋善三、福岡県東峰村=や組踊音楽太鼓の比嘉聰さん(65)=那覇市=ら4人を認定するよう松野博一文部科学相に答申した。小石原焼は東峰村に江戸時代から伝わる陶芸技法で、重要無形文化財に指定されるのは初めて。政府が9月にも官報で告示し、決定する。
ほかの2人は能囃子方小鼓の大倉源次郎さん(59)=東京都世田谷区、人形浄瑠璃文楽人形の吉田和生さん(69)=本名荻野恒利、兵庫県芦屋市。今回の4人を含め人間国宝は115人となる。
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台湾で展示の伊万里焼破損 大阪市から貸し出し
2017年7月19日 23:46
http://www.nnn.co.jp/dainichi/knews/170719/20170719139.html
大阪市は19日、同市立東洋陶磁美術館から台湾にある故宮博物院の分院「故宮南院」に展示のため貸し出している江戸時代の伊万里焼「染付柳鳥文皿」が破損したと発表した。原因は不明だが、人為的に破壊されたものではないとしている。
市によると、割れた皿は文化財指定を受けておらず、220万円相当。ガラスケースの中で展示中に割れたらしい。東洋陶磁美術館は学芸員を派遣し確認したが、湿度や温度などの展示環境は規定通りだった。
分院は2015年12月に台湾南部の嘉義県で開館。東洋陶磁美術館は当初から伊万里焼の特別展のため、館蔵品を貸し出していた。
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仁徳天皇陵含む百舌鳥・古市古墳群が世界文化遺産国内候補に 大阪府
http://www.sankei.com/west/news/170731/wst1707310072-n1.html
文化審議会は31日、平成31(2019)年の世界文化遺産登録を目指す候補として、大阪府の「百舌鳥(もず)・古市古墳群」を選んだ。来年2月までに政府が国連教育科学文化機関(ユネスコ)に推薦書を提出し、31年夏のユネスコ世界遺産委員会で審査を受ける見通し。
同古墳群は堺市の百舌鳥古墳群と、大阪府羽曳野、藤井寺両市に広がる古市古墳群の総称。古墳群は、国内最大規模の「仁徳天皇陵古墳」(堺市、全長486メートル)や応神天皇陵古墳(羽曳野市、同425メートル)をはじめ、古墳時代最盛期の4世紀後半〜5世紀後半に築造された49基で構成する。全長200メートルを超える前方後円墳は全国に約40基あるが、11基が立地する。
堺市など地元自治体は、古墳群について、「天皇陵を中心に、約1600年前の姿を今に伝えている」などととして推薦を求め、これまでに25、27、28年の3度、文化審議会で審議されたが、いずれも見送られていた。
http://www.sankei.com/west/news/170731/wst1707310072-n2.html
この日の文化審議会では、「北海道・北東北を中心とした縄文遺跡群」(北海道、青森、岩手、秋田の3県)、「金を中心とする佐渡鉱山の遺産群」(新潟県)の2件も審議対象とされたが、今回は見送られた。
このため、今回は「仁徳天皇陵古墳」をはじめ、大小さまざまな形が存在する古墳群は他に例がないとする「多様性」をアピールしたことが結果に結びついたと
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訂正
http://www.sankei.com/west/news/170731/wst1707310072-n1.html
仁徳天皇陵含む百舌鳥・古市古墳群が世界文化遺産国内候補に 大阪府
文化審議会は31日、平成31(2019)年の世界文化遺産登録を目指す候補として、大阪府の「百舌鳥(もず)・古市古墳群」を選んだ。来年2月までに政府が国連教育科学文化機関(ユネスコ)に推薦書を提出し、31年夏のユネスコ世界遺産委員会で審査を受ける見通し。
同古墳群は堺市の百舌鳥古墳群と、大阪府羽曳野、藤井寺両市に広がる古市古墳群の総称。古墳群は、国内最大規模の「仁徳天皇陵古墳」(堺市、全長486メートル)や応神天皇陵古墳(羽曳野市、同425メートル)をはじめ、古墳時代最盛期の4世紀後半〜5世紀後半に築造された49基で構成する。全長200メートルを超える前方後円墳は全国に約40基あるが、11基が立地する。
堺市など地元自治体は、古墳群について、「天皇陵を中心に、約1600年前の姿を今に伝えている」などととして推薦を求め、これまでに25、27、28年の3度、文化審議会で審議されたが、いずれも見送られていた。
このため、今回は「仁徳天皇陵古墳」をはじめ、大小さまざまな形が存在する古墳群は他に例がないとする「多様性」をアピールしたことが結果に結びついたとみられる。
http://www.sankei.com/west/news/170731/wst1707310072-n2.html
この日の文化審議会では、「北海道・北東北を中心とした縄文遺跡群」(北海道、青森、岩手、秋田の3県)、「金を中心とする佐渡鉱山の遺産群」(新潟県)の2件も審議対象とされたが、今回は見送られた。
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百舌鳥・古市古墳群、世界遺産登録なら 経済効果1千億円超
2017/8/3
http://www.nikkei.com/article/DGXLZO19575710S7A800C1LKA000/
堺市の外郭団体、堺都市政策研究所(理事長・宮本勝浩関西大学名誉教授)は2日、「百舌鳥(もず)・古市古墳群」が世界文化遺産に登録されると、観光消費額の増加などによる経済波及効果が堺市で340億円程度期待でき、大阪府全体では1000億円を突破するとの試算を発表した。
7月末に文化審議会が同古墳群を世界遺産に推薦すると決めたのを受け、2019年に登録された場合の観光客の伸びを推計。11年に世界遺産に登録された「平泉」(岩手県)の事例を参考に、19年度の堺市の観光客数は18年度比38%増の約1663万人と予想した。これに伴う消費増などで堺市への経済波及効果は登録後1年間で338億3900万円と見込む。
同様に大阪府羽曳野、藤井寺両市についても試算した結果、府全体では1005億8400万円に達するとしている。
試算額は11年に発表した前回に比べ2〜3倍に膨らんだ。宮本理事長は「関西国際空港に格安航空会社(LCC)が相次いで就航し、訪日外国人客が近年急増していることが追い風になった」と説明した。
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コレステロールの新診断法開発 アキレス腱厚さ、超音波で
2017年7月31日 18:27
http://www.nnn.co.jp/dainichi/knews/170731/20170731107.html
悪玉コレステロール値が生まれつき高くなる「家族性高コレステロール血症(FH)」かどうかを、アキレス腱の厚さを超音波で調べて診断できる手法を開発したと、国立循環器病研究センター(大阪府)などのチームが31日、明らかにした。
FHはアキレス腱にコレステロールがたまるため、エックス線撮影や触診で厚さを診る方法があるが、腱と皮膚の境界が不明確で測定しにくいほか、開業医などでは撮影装置を備えるところが少ない。超音波検査の機器は設置されていることが多く、FHの早期発見、治療が期待される。
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タカラバイオ、阪大とゲノム医療で連携 共同研究拠点を開設
2017/8/9
http://www.nikkei.com/article/DGXLZO19804450Y7A800C1LKA000/
タカラバイオは8日、ゲノム(全遺伝情報)を解析してがんや難病の患者に適した医療を施す「ゲノム医療」の分野で、大阪大学と連携推進協定を結んだと発表した。阪大付属病院内に10人規模の共同研究拠点を開設する。専門性の高い人材の育成でも連携する。同社がゲノム医療で大学と連携するのは初めて。
遺伝子の配列を高速で調べられる装置「次世代シーケンサー」を使って患者から集めたサンプルを解析し、ゲノム医療について共同研究する。国際基準に沿った遺伝子解析に基づいてカウンセリングできる診療体制も整える。阪大大学院とは共同研究講座を開き、人材育成も進める。
タカラバイオは2000年に大規模なゲノム解析施設を開設し、遺伝子解析の受託サービスを始めた。今年には関連技術を持つ米国企業を相次ぎ買収し、超微量の血液から遺伝子の情報を読み取る技術を磨いている。こうした技術と阪大が持つ医療分野のノウハウを組み合わせる。
同社は遺伝子を扱う技術を応用し、がんの治療に使う腫瘍溶解性ウイルス「HF10」の開発も進めている。18年度の新薬承認が実現すれば、日本初の遺伝子治療薬になる見込み。大学や研究機関と連携しながら、独自技術を生かした次世代医療の実用化に向けた研究開発を加速させる。
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北斎の富士など79景
2017年08月08日
http://www.yomiuri.co.jp/local/osaka/news/20170807-OYTNT50475.html
◇和泉市久保惣記念美術館
葛飾北斎(1760〜1849年)の代表作「冨嶽三十六景」など富士山をテーマにした浮世絵版画79点が堪能できる展覧会「北斎の富士」が、和泉市久保惣記念美術館(和泉市内田町)で開かれている。北斎は絵によって富士山の色や形、大きさを自在に変えており、見比べることができる。
三十六景は江戸やその周辺を中心に、富士山を眺められる場所から描かれた36図で構成され、その後10図が加えられた。全46図の版画のうち同館は45図を所蔵している。
特に有名な「神奈川沖浪裏」は、画面を覆うかのような巨大な波と、海と同じ色で描かれた小さな富士山が絶妙の配置で描かれている。「山下白雨」は、赤黒い山肌に重なって見える稲妻が富士山のような形になっている。「凱風快晴」は朝日で赤く染まった富士山の高さと裾野の広がりが強調されている。
後藤健一郎学芸員は「合わせて展示している歌川広重の富士山と比べると、広重は表現が穏やかで、北斎はダイナミックなことがよく理解できる」と話している。
9月24日まで。月曜休館。8月12日、27日、9月3日、16日の午後1時から展示室内で学芸員が解説する。問い合わせは同館(0725・54・0001)へ。
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やりたいこと学べる学科検索 府立大がサイト運営
2017年8月12日
http://www.nnn.co.jp/dainichi/news/170812/20170812032.html
大阪府立大(堺市中区)は、関心のあるキーワードから大学で学べる内容を検索できるサイト「Find Out(ファインドアウト)」を高校生向けに運営している。偏差値だけでなく、学びたいことから目標を持って受験に臨んでもらうのが狙いだ。
大学の学部数が増え、高校生の選択肢が複雑化する中、学部・学科の名称から学べる内容を探すのではなく、やりたいことから調べられる仕組みを提供しようと企画した。
「高校生向け“やりたいこと”探索サイト『Find Out(ファインドアウト)?』」は7月、「心理学」や「ビッグデータ」など20のキーワードを用意してスタート。大学のどこでどの教員が指導しているかや、先輩や卒業生の声を読めるようにしている。
キーワードは300を目標に追加していくという。
府大は「多くの高校生や受験生が、学びたいことから大学を選べるよう活発な情報提供を目指す」としている。
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http://search.jword.jp/go.phtml?type=cnt&fm=2&agent=&partner=jwsearch&url=http%3A%2F%2Fseiron-sankei.com%2F10543&name=yst_jwsearch_clk_yst00
大阪開催「シン・東京裁判 真相はこうだ!」来場者募集 第16回「語り継ぐ会」
東京で大好評だったトークライブ「シン・東京裁判 真相はこうだ!」が、
いよいよ大阪で上演されます。
戦後の自虐史観の原点である「東京裁判」を改めて検証、
欺瞞に満ちたこの裁判の真相を白日のもとにさらし、
その後のGHQによる洗脳統治や憲法、歴史問題、教育問題、そして東アジア情勢まで、
個性派論客5人が激論を交わします。
会場ではいったい何が飛び出すのか!
皆様のご来場を心よりお待ち申し上げます。
【日時】平成29年9月4日(月)17時受付開始、18時開会、20時半閉会予定
【出演者】
井上和彦氏(ジャーナリスト)
百田尚樹氏(作家)
ケント・ギルバート氏(タレント・カリフォルニア州弁護士)
江崎道朗氏(評論家)
杉田水脈氏(前衆議院議員)
【会場】大阪府立国際会議場(グランキューブ大阪)
大阪市北区中之島5-3-51
京阪電車中之島線「中之島(大阪国際会議場)駅」(2番出口)すぐ
【入場料】前売り2000円 当日2500円(税込み・全席自由)
【主催】産経新聞社 月刊「正論」
【協賛】大阪冶金興業株式会社
【問い合わせ】産経新聞開発TEL06-6633-6834(平日10時〜17時)
【申込み方法】定員(2700名)に達し次第締め切り
たった2700人でなくもっと多くに見てもらえるよう、正論誌上とかネット動画では
http://search.jword.jp/go.phtml?type=cnt&fm=2&agent=&partner=jwsearch&url=http%3A%2F%2Fpegasus1.blog.so-net.ne.jp%2F2014-07-24&name=yst_jwsearch_clk_yst09
こんな害危地に洗脳される手合いを救えんのか!
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大阪府立大と市立大、22年に統合案 新大学設置目指す
2017年8月30日
http://digital.asahi.com/articles/ASK8Y5QVGK8YPTIL01D.html?_requesturl=articles%2FASK8Y5QVGK8YPTIL01D.html&rm=320
大阪府と大阪市は29日、大阪府立大と大阪市立大を2022年4月に統合する計画案を決めた。府市はまず、それぞれ今年の9月議会へ、19年4月に両大学を運営する2法人を統合する関連議案を提案する。大学統合が実現すれば学生数は約1万6千人に上り、公立大では首都大学東京(約9200人)を上回って全国最大となる見込み。
この日、府知事や市長も参加した府市の副首都推進本部会議で了承された。
計画案によると、統合後の新法人の名称は「公立大学法人大阪」。事務所は大阪市内で理事長は1人だが、両大学に学長を1人ずつ置く。新法人が両大学を運営する「1法人2大学」とし、経営の一元化や教育研究の連携を強化したうえで、円滑に大学統合へ移行させる狙いがある。
今後、5カ所あるキャンパスや、学部の再編も検討。20〜21年に大学統合関連議案を提案し、可決されれば22年4月に新大学を開学して「1法人1大学」とする。少子化で大学間競争が激しくなる中、統合によってバイオエネルギーや創薬などの研究を強化。大学の価値を高めるという。
ただ、大阪府市の両議会では知事・市長与党の大阪維新の会が過半数に届いておらず、公明党などから「統合後のビジョンが見えない」との指摘もある。法人統合の議案が9月議会でスムーズに可決されるかは不透明だ。
大学統合を巡っては、両大学の中期目標に、統合による新大学の実現に向けて準備を進めることを盛り込んだ議案が15年度に府市両議会で可決されていた。(沢木香織、矢吹孝文)
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大阪府・市大統合で攻防 9月議会早くも熱
「二重行政解消へ」「ビジョン見えず」
2017/9/15
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO21162870V10C17A9AC8Z00/
大阪市議会の9月定例会が開会し、大阪府立・市立大の法人統合を巡る議論が本格的に始まる。「府市による二重行政解消の象徴だ」。市長や大阪維新の会は2019年4月の実現を目指すが、自民、公明、共産の各党は慎重姿勢を崩さず、可決は不透明な状況。27日から開かれる府議会でも最大の懸案となる見通しで、各会派の攻防は早くも熱を帯びている。
「まずは大学法人を統合し経営を一つにしなければ、(新たな大学の)明確なビジョンは描けない」。吉村洋文市長は11日、市議会の9月定例会に向けた意気込みを語った。
府と市にとって両大学の存在は、府市の業務が重なる二重行政の象徴。両大学の統合は、橋下徹前市長時代の11年から実現を目指してきた重要課題の一つと位置づけられてきた。府市の両議会は昨年1月までに、最初のステップである大学統合の準備を進めるための議案を可決した。
市は19年4月に法人統合、22年4月の新大学開設を計画しており、9月定例会に法人統合のための議案を提出した。ただ統合後の新大学の姿が明確になっていないことや、統合にかかる費用の問題など議会内でもなお意見が割れている。
市は、新大学の名称や学生の定員について、新たな法人の発足後に検討する方針。府立大と市立大の学生数は、今年5月時点でそれぞれ約7700人と約8200人。統合が実現すれば、学生数は約1万6千人と国内最大の公立大となる。
府市が示す新大学のビジョンは、大学経営の効率化と少子化時代に生き残れる競争力。現在、両大学の法人役員は計15人いるが、統合後は12人以下に削減できるといい「管理部門の効率化で人件費の抑制が期待できる」(市経済戦略局)という。将来的には、研究施設や機器の共有が経費節約につながるとしている。
学術研究の面では、理系に定評があり獣医学部門を持つ府立大と、医学系に強みのある市立大が共同研究に取り組みやすい環境を整えることで、創薬や医療機器の開発などに弾みがつく効果も見込む。
9月定例会の会期は12月中旬まで。吉村市長は「早い段階での議決を目指したい」としているが、維新は市議会に過半数の議席を持っておらず、他会派の協力は欠かせない。
これまで維新主導の議案に是々非々で臨んできた公明は「具体的な統合後のビジョンが見えない。今議会で通す必要はあるのか」(市議団幹部)と慎重な姿勢。自民市議団幹部も「市立大の意向を尊重するが、キャンパス再編など統合には多額の費用がかかる。行政が補助金などで、どれだけ支援するのかも不明確な現時点では、二の足を踏まざるをえない」と話す。
大学統合の関連議案は、27日に始まる府議会の9月定例会にも出される予定だが、自民府議団は「1法人2大学がベスト」(幹部)と主張する。法人統合が生み出す経営の合理化には理解を示しつつも、両大学の歴史や特性などを考慮し、大学統合にまで踏み込む必要ないとの立場。公明は市議会の動きと歩調を合わせており、議案が首尾よく可決に至るかどうかは見通せない情勢だ。
■IR誘致・都構想も火種
大阪府市議会の9月定例会では、統合型リゾート(IR)の大阪誘致に向けた予算案や「大阪都構想」を巡る議論の行方も注目される。市は13日、IR事業者選定のためのコンサルタント費用として約1億9千万円の補正予算案を提出。「事業者の選定には海外の法制度などに詳しい専門家のアドバイスが必要。行政だけでは難しい」(IR推進局担当者)のが理由という。
市議会では早くも疑問の声が上がっている。公明党は「なぜ、そんなに高額なのか。中身を追及したい」(市議団幹部)と反発。自民党は「予算案に賛成すれば、維新が主張するIR誘致に賛成したことになる」(市議団幹部)。IR自体に反対している共産党は予算案に強硬姿勢で臨む。
同様の予算案は府議会にも提出されるが、議会の反応は市と微妙に異なる。公明からは「ギャンブル依存症対策をしっかりやるべきだと訴えていくが、費用自体は必要なのではないか」(府議団幹部)と理解を示す意見も出ている。
一方、市を廃止して特別区に再編する都構想を巡っても論戦が繰り広げられる見通し。府市は9月末にも、具体的な区割りや財政シミュレーションを盛り込んだ素案をまとめ、知事や市長、府・市議でつくる法定協議会(法定協)が議論の舞台となる。
ただ、素案は大阪の都市のあり方を検討する市議会の委員会での審議も可能。自民や共産のほか、市内24区を8区に再編する「総合区」を主張する公明が、都構想への批判を展開する可能性がある。
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https://mdpr.jp/news/detail/1714970
女子高生ダンス部、例の“バブリーダンス”のMV誕生 あまりのクオリティに反響
2017.09.17 00:05
【バブリーダンス/モデルプレス=9月16日】高校のダンス部の日本一を決める大会「第10回日本高校ダンス部選手権(ダンススタジアム)」の全国大会決勝が8月に開催され、準優勝した大阪府立登美丘高校ダンス部による“バブリーダンス”が話題を席巻。同ダンス部は16日、バブリーダンスのミュージックビデオを公開した。
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安藤忠雄氏
大阪・中之島にこども図書館寄贈 「本や芸術に触れる場に」 寄付募り設計・建築
毎日新聞2017年9月19日
https://mainichi.jp/articles/20170919/ddf/001/040/007000c
大阪市出身の世界的建築家、安藤忠雄さん(76)が19日、自ら設計を手がけ、企業や市民から寄付を募って建設する児童図書館を同市に寄贈すると発表した。この日午前、吉村洋文市長に面会した安藤さんは「子供たちに本や芸術文化に触れる機会を提供する場にしたい」と説明した。中之島公園内(同市北区)に2019年度完成を予定する。
安藤忠雄建築研究所(大阪市)や市によると、名称は「こども本の森 中之島(仮称)」。建設費や運営費は、民間からの寄付を募り、蔵書も国内外から集める予定。建設費については「既にめどがついている」(安藤さん)という。予定地は市立東洋陶磁美術館の東隣付近で、今は公園管理事務所がある。安藤さんの申し出を受け、市側が中之島で用地を検討していた。
構想では施設は鉄筋コンクリート造り3階建て、延べ床面積約1000平方メートル。3層の吹き抜けを囲う壁一面に本棚を設置する。
趣旨に賛同した京都大iPS細胞研究所長の山中伸弥教授も同行。吉村市長は山中教授に、名誉館長の就任を要請した。模型を使って市長に説明した安藤さんは「本を読んで誇りある子供を育てたい」と語った。
児童書を巡る大阪府内の施設としては、1984年に万博記念公園内で開館した「府立国際児童文学館」(吹田市)があった。しかし、府の財政再建の一環として、当時の橋下徹知事の下、09年に閉館され、文学館の絵本や原画などの所蔵資料約70万点は府立中央図書館(東大阪市)に移設された。【岡崎大輔】
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安藤氏設計で「本の森」構想 中之島、子連れも楽し
幅広い世代に文化発信
2017/9/20
https://www.nikkei.com/article/DGXLASHC19H4F_Z10C17A9AC8000/
建築家の安藤忠雄氏が19日、大阪市北区中之島に自ら設計した施設「こども本の森 中之島(仮称)」を建設、市に寄付する構想を明らかにし、予定地を保有する市も歓迎の姿勢をみせた。中之島には国の重要文化財や美術館、科学館などが集まるが、児童向けの文化施設は少ない。実現すれば、幅広いファミリー層を呼び込む拠点としての発展も見込まれそうだ。
安藤氏と構想の趣旨に賛同する京都大の山中伸弥教授が19日午前、市役所内で吉村洋文市長と面会した。自らデザインした児童向け施設のイメージ図と模型を準備した安藤氏は「活字を読まない子供が増えている。本の中で育つことで、次世代を担う人を育てたい」と狙いを語った。
山中教授も「斬新なデザインのわくわくする図書館に感銘を受けた。ふるさとの大阪に少しでも貢献したい」と呼応。吉村市長は山中教授に名誉館長への就任を打診したうえで「子育て世代の集まるシンボルに間違いなくなる」と話した。
現在、大阪府・市の特別顧問を務め、街づくりに積極的に関わってきた安藤氏。2004年に中之島を挟む川べりに桜を植樹する運動「平成の通り抜け」を提唱するなど、一帯への思い入れは、かねて強かったという。
今回の構想では、市中之島公園事務所の跡地に鉄筋コンクリート造りの図書施設を建て、世界的な児童文学や絵本などを集める。周囲にはバラ園や川辺を臨むテラスがあり「施設から自由に本を持ち出し屋外で読めるようにして、子供の自由な発想を育みたい」(安藤氏)。
建築費や運営費は安藤氏側が、個人や企業からの資金協力を得ながら負担。19年夏までに完成させ、市に寄付したいという。
中之島一帯には文化施設が多いながらも、これまでは大人向けが中心だっただけに、市側は「古くから文化の中心であり続けた地域に新たな施設ができれば、街の魅力を一段と高められる」(市幹部)と期待を寄せる。
ただ、自治体が用途を限定した寄付を受けるには議会の議決が必要。吉村市長は今後、市議会の同意取りつけに向けた動きを本格化させるとみられる。
■天下の台所→芸術の中心→iPS研究 時代と共に中之島変容
大川(旧淀川)の中州、中之島は江戸時代に開発が進み、米を保管する各藩の蔵屋敷が置かれるなど「天下の台所」と呼ばれる大阪の経済を支えた。明治以降は金融機関や商船会社などのオフィスが集まり、近代商業の繁栄に貢献してきた。
建築家・辰野金吾らが設計した国の重要文化財、大阪市中央公会堂は1918年、市民の寄付により竣工。約1世紀にわたってコンサートや歌劇が上演され、大阪の芸術と文化の中心に。中央公会堂に近い市立東洋陶磁美術館は、住友グループから美術品の寄贈を受けて82年に開館した。
近年は中之島のイメージや地の利に着目した再開発が盛んになっている。市は2012年に美術館や博物館を集めて観光拠点とする「中之島ミュージアムアイランド構想」を打ち出し、市立科学館近くに新美術館などの整備を急ぐ。
大阪大と府・市は21年度をメドに、iPS細胞などの臨床研究の拠点を設ける計画。企業や国内外の研究施設と組んだ産学連携の場として、再生医療を関西の次世代産業として育てるのが狙いだ。
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阪大 ヘルスケア企業と連携
09月21日
http://www3.nhk.or.jp/kansai-news/20170921/3939341.html
大阪大学は、民間のヘルスケア企業と契約を結んで、再生医療など、医療や健康分野で最先端の研究の事業化に取り組んでいくことを発表しました。
これは、21日、大阪・北区の大阪大学中之島センターで大阪大学大学院医学系研究科の澤芳樹教授とヘルスケア大手のグループ企業、「ジョンソン・エンド・ジョンソン・イノベーション」のドン・ウー アジアパシフィック代表が会見を開いて発表しました。
それによりますと、大阪大学医学系研究科などでの医療や健康に関する研究について、企業側が初期の段階から資金調達や実用化に向けたノウハウを提供するなど、連携して取り組み事業化を目指す契約を結んだということです。
大学と企業では、特に再生医療など最先端の分野の研究をビジネスにつなげていくための基盤づくりに取り組むということで、企業側のウー代表は「大阪は医療革新のホットスポットの1つだ。今までにないような再生医療といった最先端のものが世界の人たちにとって大きな影響を及ぼす手伝いをしたい」と話しました。
澤教授は「ヘルスケアを推進し、いかに事業化につなげるかウィン・ウィンの関係で新たな医療機器や創薬、再生医療を発展させたい」と述べました。
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大阪の多様な建物を一斉公開 「生きた建築ミュージアムフェスティバル」10月28、29日開催へ
2017.10.16
http://www.sankei.com/west/news/171016/wst1710160026-n1.html
http://www.sankei.com/west/news/171016/wst1710160026-n2.html
大阪の近現代の多彩な建物を一斉公開する「生きた建築ミュージアムフェスティバル大阪2017」(通称・イケフェス大阪)が28、29の両日、開催される。普段は立ち入ることができない建物内が特別公開されるほか、ガイドツアーや展示、コンサートなど多彩なイベントが企画されている。
まちを大きなミュージアムに
大阪市は、平成25年度から歴史的建築物を活用する取り組みとして「生きた建築ミュージアム事業」を展開。まちを一つの大きな“ミュージアム”ととらえ、英ロンドンで開催されている「オープン・ハウス・ロンドン」をモデルに翌26年からイケフェス大阪が始まった。昨年度から大阪市の事業から民間の実行委員会主催に移行されたが、建築ファンの間では日本最大級の建築イベントとして支持され、昨年は延べ約3万7千人の参加者を集めた。
「生きた建築」とは、変化や発展を繰り返しながら今も現役で活用されている建物。4回目となる今年は、有名な建築家が設計した歴史的な建物から21世紀に建築された超高層ビルまで全101件の建物内を公開する。さらには、「新南海会館ビル(仮称)」(大阪市中央区)をはじめとした建設中のビルの工事現場も初公開するという(申し込みは終了)。
高岡伸一事務局長は「既存の建物だけでなく、新たに工事現場の公開も加わり、建物ができあがるまでの面白さも体験していただける」と意気込んでいる。詳しくは「イケフェス大阪2017」のホームページで。
写真展も開催
府立中之島図書館(同市北区)では、イケフェス初心者のための写真展「西岡潔の写真が伝える『生きた建築』50件の魅力」を開催。大阪市が選定した「大阪セレクション」の写真のほか、関西の名建築の模型24点も展示。イケフェスの公式ガイドブック(300円)も販売している。30日まで。入場無料。
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京大・阪大・神戸大、産学連携の取り組み加速
関西経済人・エコノミスト会議3大学シンポ 関西発イノベーションと人材育成
2017/10/17
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO22316520W7A011C1962M00/
■京大、HD設立し製品化後押し 山極総長
産学連携は組織対組織で進めている。具体的には日立製作所と共同ラボを設置し、京都経済同友会、産業技術総合研究所と連携協定を結んだ。日本電産には先端電気機器工学の寄付講座を設けてもらい、東洋新薬とは連携協定を結んだ。
産学連携の新しい「京大モデル」を始める。関西TLOや京大オリジナルなど3つの会社を束ねるホールディングス(HD)を立ち上げる。これまで大学のシーズ(種)を企業が製品化するのが難しかったが、大学と企業が連結して進めることで実現したい。
京大モデルは「知・人材・資金」の3つの好循環を生み出す。まずネットワークを強化する。大学の無形の知といえるアイデアを産業界のみならず社会に還元する。ほかにもベンチャー企業に投資する京都大学イノベーションキャピタルは14社に投資した。
企業側への要望は2つ。1つはインターンシップが海外に比べて遅れている。3回生だと時期が遅く期間も短い。もっと早い1、2回生から始めて、3週間以上の長期にしてもらいたい。
もう1つは留学生だ。京大の留学生は2200人で増えている。宿舎は足らず就職もおぼつかない。日本企業に就職したい学生は63%いるが、就職率は34%。希望をかなえてあげたい。採用してくれれば日本企業の海外進出や世界展開にも資する。奨学金制度や宿舎、キャリアアップを企業と一緒に取り組みたい。
■阪大、基礎研究から3社と連携 西尾総長
大学では研究費の問題が深刻だ。文部科学省のアンケートによると、国内の上位200校において年間50万円に満たない研究者が過半数。10万円に満たないのも15%いる。主たる原因は運営費交付金の減少だ。知恵を絞り合って取り組んでいる。
産学連携のキーワードは「共創」、いわゆるコ・クリエーションだ。これまでは最後の一歩が企業で解決できず、それを解決に導くのが産学連携だった。ところが社会課題の複雑化や産業構造の変化で、何をすべきなのか、なぜそれをするのか。根源的な課題に直面している。社会と大学が連携して組織と組織で考え答えを見つけたい。
日本初の制度として「協働研究所」を設立した。知と人材、資金の好循環を生む。基礎研究段階からの産学連携として中外製薬、大塚製薬、ダイキン工業と包括連携を結んだ。基礎研究力の強化とイノベーション創出の迅速な対応が可能だ。
パナソニックと人工知能の人材育成を進める実学プログラムを開始した。他企業と他大学の発展に貢献するためオープンにする。若手研究者の育成では外部機関からの資金援助を受けて「高等共創研究院」を設けた。クロスアポイント制度では、女性研究者の活用促進にも力を入れる。
新キャンパス構想も進める。中之島と箕面、東南アジア諸国連合(ASEAN)だ。共創活動を進め、人材育成につなげたい。
■神戸大、文理融合し事業化プロ関与 武田学長
東大や京大、阪大と違ったニュアンスを出そうと、文理融合を狙っている。2016年度に科学技術イノベーション研究科を立ち上げた。
理系で培った科学技術のシーズ(種)を基にベンチャーを立ち上げるには、事業化のところでプロの目が必要になる。神戸大では経営学や法学など社会系の先生も活躍しており、生かさない手はない。科学技術のシーズを社会実装するところまで社会系の先生と一緒になって努力するのが新しい研究科だ。
科学技術アントレプレナーシップという会社も設立し、ここがイノベーション研究科からシーズをもらってベンチャーを設けるといった仕組みも新たにつくった。事業がうまくいけば大学に還元してもらえる。バイオ関係のベンチャーの設立など成果も出てきた。
文理融合ではビッグデータ関連も注目されている。神戸大は「数理・データサイエンスセンター(仮称)」の設立を予定しており、これも社会系、理系、医学系など様々な部局が関与する。
同様の構想を持つシンガポールの南洋理工大学とは昨年末に学術協定に調印するなどした。大学ランキングが急伸している学校で、確かに人材にすごく投資している。学長は世界中を飛び回り、優秀な人材を研究室ごと大学に引っぱったりしていると聞いた。良いかどうかは別にして政府も大学に集中的に投資している。
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府市立大の法人統合、議案を継続審議へ 大阪市議会
2017/12/12
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO24520530S7A211C1AC1000/
大阪市議会の都市経済委員会は12日、大阪府立大と大阪市立大の運営法人を統合するための関連議案について賛否を採決せず、継続審議とすることを決めた。同日午後の本会議に報告する。
市は2022年4月の両大学統合を目指し、まず19年4月に両法人を統合して「公立大学法人大阪」を設立するための議案を9月定例会に提出。経営の一元化により経費節減につなげる狙いだが、自民、公明などの各会派から「新大学の将来ビジョンや府市の財政支援の先行きが明確ではない」などと慎重論が上がっていた。
府議会にも関連議案は提出され、17年11月に大阪維新の会、自民、公明などの賛成多数で可決している。
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安藤氏計画の図書施設、市民から寄付募集 大阪市
2017/12/21
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO24924740R21C17A2AC8000/
大阪市は21日、建築家の安藤忠雄氏が市有地に建設予定の図書施設「(仮称)こども本の森 中之島」への寄付を企業や市民から募集すると発表した。2018年7月の着工までの目標金額は1億円で、初年度の運営費と準備金に充てる。運営費はその後も毎年度5千万円かかるが、市は全て寄付で賄う計画だ。
個人はふるさと納税で寄付してもらい、税控除の対象とする。申込書は市ホームページからダウンロードできる。法人からは一口150万円を5年に分けて年30万円ずつ募る。30万円以上の寄付者が希望すれば氏名や法人名を刻印したプレートを施設内に設置する。
吉村洋文市長は同日の定例記者会見で、年明けにも、図書施設の具体的な運営方法や蔵書の内容を決めるプロジェクトチームを立ち上げる考えを示した。18年の市議会9月定例会に、設置条例案などを提出する予定。開館は19年夏ごろを目指す。
吉村市長は「絵本や児童文学、様々な芸術文化を通じて豊かな想像力を培い、大阪のリーダーとなるような子供たちを育てたい。多くのご支援をお願いしたい」と呼びかけた。
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http://www.sankei.com/west/news/171224/wst1712240055-n1.html
【スニーカーエイジ・動画】
柴島が20年ぶりにグランプリ獲得 中高軽音コンテスト
高校と中学校の軽音楽系クラブコンテスト「第38回 We are Sneaker Ages」(産経新聞社、三木楽器グループ主催、大阪芸術大学グループ特別協賛)のグランプリ大会が24日、大阪市此花区の府民共済SUPERアリーナで行われ、大阪府立柴島(くにじま)高校が20年ぶり3回目のグランプリ校賞に輝いた。
近畿地区を中心に高校85校86チーム、中学校11校が予選会に参加し、グランプリ大会は20校が出場。出場した各校のメンバーたちは大きな舞台で熱気あふれる歌声や演奏を披露して、客席をわかせた。
準グランプリ校賞には近畿大学付属高(大阪)と京都府立峰山高が、大阪芸術大学賞には奈良育英高がそれぞれ選ばれた。
https://www.youtube.com/watch?v=6_wBC694xLw&t=17s
柴島のリーダー、高橋紗良(さら)さん(17)は「まさかグランプリになるとは思っていなかったので、うれしさは言葉では表現できません。最高のパフォーマンスが披露できて、喜びでいっぱいです」と笑顔をはじけさせた。
http://search.jword.jp/go.phtml?type=cnt&fm=2&agent=&partner=jwsearch&url=https%3A%2F%2Fwww.inter-edu.com%2Fforum%2Fread.php%3F106%2C2729234&name=yst_jwsearch_clk_yst01
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>>柴島ってちょっと極端な学校ですよね?
何をしても差別だと教えらるみたいですよ。
お雛様のひな壇は生まれや職業の差別だそうです。
節分は鬼をいじめる行為だそうです。
同級生から聞いて大爆笑しました。
話してる本人は大真面目な顔して、先生に教えてもらった、と言ってました。
ちょっとやばいなぁって思いました。
岡山に飛び火
https://www.asahi.com/articles/ASKDD5H2MKDDPPZB01H.html
「ボクのおとうさんは、桃太郎というやつに殺されました」。こんなキャッチコピーの新聞広告をもとに道徳の授業が生まれた。多様な価値観がぶつかり合う時代に、異なる視点を持つことの大切さを考える。桃太郎伝説の故郷、岡山県で始まった授業が全国に広がるか――。
12月上旬、岡山県津山市の市立西中学校。2年生の道徳の授業で、担任教諭の谷本薫彦(くにひこ)さん(39)が生徒へ問いかけた。
「もし桃太郎が鬼にも家族がいることを知ったら、どうしたいと思うだろう」
授業ではまず、昔話の「桃太郎」を学ぶ。おじいさんとおばあさんから「鬼が村を荒らして困る」と聞いた桃太郎が鬼ケ島に渡り、鬼たちを退治して物語は終わる。そこへ谷本さんが鬼の子ども「鬼太郎」というキャラクターを示す。
生徒からは「やっぱり退治するしかなかった」という意見の一方、「家族がいると分かれば、村に帰ろうと思うはず」という声も出た。次に、どんな選択肢があれば桃太郎が鬼を殺さずに済むのか議論すると、「鬼に農業を教えたら村を荒らしに来ない。鬼ケ島に農機具を持っていこう」といった発想も生まれた。
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☝http://news.livedoor.com/lite/article_detail/14095633/
笑福亭鶴瓶がテレビ業界の言葉狩りに苦言「規制することで差別生む」
28日放送の「チマタの噺SP」(テレビ東京系)で、笑福亭鶴瓶が、テレビ業界の自主規制について苦言を呈した。
番組冒頭では、ビートたけしによる著書「テレビじゃ言えない」(小学館)を読んだ鶴瓶が、同書について「めっちゃ面白かったですよ」と感想を述べていた。そのなかで、テレビ放送を巡る自主規制に話題が及ぶ。
関東と関西では、テレビ内で規制音がかけられる言葉に違いがあるようで、鶴瓶は関西で禁止されている用語が関東で聞こえてくると「ドキッとする」と本音を吐露していた。
また、英語圏では定番のあいさつ「Ladies&Gentlemen」という呼びかけは、セクシャルマイノリティーの人たちを軽視しているという指摘があるそうだ。これについて、たけしは「評論の言い方がマイノリティーの人たちへの配慮がないって」「もうマイノリティーって言っちゃってるじゃねえか!」と、逆に配慮のない指摘にあきれていた。
鶴瓶も、たけしの主張に同意したようで「差別ということを規制することによって差別が生まれる」と、昔に比べ規制されやすい現状をぼやく。さらに「この世界って…なんやろね。規制をくぐり抜けながら、自分の言いたいことを言えてる」とこぼすと、たけしも「綱渡りだよね」と自由に発言できない環境を憂いていた。
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>>3043 節分で鬼は外と言えなくなったのもそのせいね
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https://sites.google.com/view/tatekan-yoshidaryo/home
緊急開催
公開シンポジウム
立て看・吉田寮問題から京大の学内管理強化を考える
日時 >>> 2018年2月13日18時30分〜21時
場所 >>> 京都大学文学部新館第3講義室
登壇 >>> 吉田寮当事者
タテカン当事者
鵜飼哲・一橋大学教員
駒込武・京都大学教員
※車椅子・ベビーカー使用の方の出入りや移動に際しては、
最寄りのエレベーターまでスタッフがご案内いたしますので、お声がけください。
※手話通訳やノートテイクの対応が力不足で残念ながらできそうにありませんが、
筆談や要約をノートパソコンでタイピングするなど、できる範囲のことをしたいと思いますので、
開催日前日までに下記メールアドレスにて個別にご相談いただければ幸いです。
※写真を撮影する場合は、映り込む人の了解をとるようにしてください。
主催:「立て看・吉田寮問題から京大の学内管理強化を考える」シンポジウム準備会(kyoto.u.kanrikyoka@gmail.com)
賛同:京都大学新聞、京都大学理学部自治会評議会、京都大学農学部自治会常任委員会、西部講堂連絡協議会
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―世界に選ばれる関西の未来のために― 次世代懸賞論文コンテスト2017 優秀賞受賞!
http://www.osaka-cu.ac.jp/ja/news/2017/180207
2018年1月22日(月)「KPMG AZSA OSAKA次世代懸賞論文コンテスト2017」の表彰式が
あずさ監査法人大阪事務所にて開催されました。
商学部2年生の渋谷樹さんが「関西のシリコンバレー化計画」という論文で、見事優秀賞を受賞しました。
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http://www.sanspo.com/geino/news/20180213/geo18021305050018-n1.html
登美丘高ダンス部キャプテンの伊原六花、おったまげCMデビュー!
昨年10月、女優の広瀬アリス(23)、広瀬すず(19)姉妹(、北乃きい:引用者)らが所属する芸能事務所、フォスターに入り、芸能界デビューした伊原が、トップスターへの一歩を踏み出す。
俳優、ケイン・コスギ(43)の熱演で知られるセンチュリー21のCMの新イメージキャラクター、初代センチュリー21ガールに抜てき。7月から放送される新CMの出演が決まった伊原は「すごくうれしい。会社やキャラクターのイメージに合うように、しっかりと信頼や親しみが伝えられるように頑張ります」と気合十分だ。
CMは昨年末から行われたオーディションでゲット。約80人の中から書類審査と2回の演技審査を持ち前のガッツと表現力で乗り切った。
伊原は「オーディションは近くで多くの人に見られる中、その場で言われたことをやる。ダンスのステージでは一生懸命練習したものを見せるだけなので、とても不安で緊張しました」と苦笑。だが、関係者は「色に染まらない初々しさと印象に残る演技で伸びしろがある」と期待する。
いい事務所に拾われてよかったが、オバチャーンズみたいにならまいかという老婆心。
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最近、メディアの阪大批判が活発になってきた。
入試ミスなんてどこでも起こっていることだし、そもそも模範解答を
示していない大学も多い。叩けばホコリはいくらでも出るはず。
阪大は本格的に対メディア対策を。
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阪大は狙われているのではなく自滅している感じがする。
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他の大学でどのようなボロが出るか楽しみだ。
首を洗って待ってろよw
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同志社や立命での出題ミスが最近報じられていたな。
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>>3052
京都の大学ですね
いかにも、という感じで納得です。
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昭和55年の早漏なんて人の噂も75日もなかったな
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↑https://tvmatome.net/archives/6690
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大阪府・市大 法人統合へ、公明市議団が議案賛成
2018/2/23
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO27284650T20C18A2AC8000/
大阪府立大と大阪市立大の統合計画を巡り、大阪市議団の公明党は22日、幹部会合を開き、運営法人を統合するための関連議案について賛成する方針を固めた。23日の本会議で、大阪維新の会や公明などの賛成多数で可決、成立する見通し。
吉村洋文市長は16日の市議会で、大学統合が実現した場合のキャンパスの候補地として森之宮地区(大阪市城東区)の公有地を検討する考えを明らかにしていた。公明は統合後の具体的なビジョンが示されたことを評価し、賛成に回る。
府市は2022年4月の大学統合を目指しており、先に運営法人を19年春に一元化する考え。法人統合議案は、府議会では17年11月に可決されたが、市議会では継続審議となっていた。
両大学が持つキャンパスの統廃合や学部の再編などについて、府市は法人統合後に検討するとしている。
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新劇の歩み 演じて知る 大阪の劇団合同 3月に新作(もっと関西)
2018/2/23
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO27298040T20C18A2AA2P00/
大阪市と隣接市内に拠点を置く13劇団で構成する大阪劇団協議会=代表幹事・尾崎麿基(まき)=が3月8〜11日、ABCホール(大阪市福島区)で加盟劇団の合同公演を行う。上演作品「築地にひびく銅鑼(どら)」は同名小説を原作にした新作で「新劇」と呼ばれた日本の近代劇の歩みを振り返る。協議会は設立から47年を迎え、合同公演で今後に向けた立ち位置を確かめるとともに、演劇活動の活性化を目指す。
■思想統制越えて
協議会は1971年、大阪の演劇文化の振興と劇団相互の親睦のために設けられた。発足以来「大阪新劇団協議会」の名称だったが、2016年に演劇の一層の普及を図るため「新」の文字をとった。現名称に変更後、合同公演は初めて。
公演には加盟7劇団と劇団「遊劇体」の俳優計35人が参加する。最高齢が76歳、最若手は21歳と幅広い。稽古は1月上旬から劇団大阪(同中央区)の稽古場などで行っており、18日にその稽古場を訪ねた。
新作は大正・昭和時代に、「新劇の(市川)団十郎」と称された俳優、丸山定夫が理想の演劇を目指して苦闘する模様を2幕で描く。丸山の少年時代に始まり、知己を得た喜劇俳優、榎本健一の助言で新劇に着目。24年に東京・築地に開場した築地小劇場の付属劇団に研究生として加わり、劇場開設者の土方与志や演出家の小山内薫の演劇観に触れるといった過程をつづる。
小山内の死後、劇団は分裂し、丸山は土方らと新築地劇団を結成。思想統制が強まる中、生活苦にあえぎながらも演劇活動を続行。戦時中に劇場の多くが閉鎖されると、活動場所を求めて移動訪問劇団「桜隊」を組織する。公演に出向いた広島で原爆投下に遭遇し、帰らぬ人となった。
同公演を企画した劇団大阪の堀江ひろゆきは「協議会の名称変更も、上演作に本作を選んだ理由の一つ。新劇すなわち日本の近代劇の生い立ちを、それぞれの劇団員に知ってほしかった」と話す。
新劇はヨーロッパ流の近代的な演劇の呼称。明治末から大正にかけて「国劇」とされた伝統的な演劇や新派に対する言葉として広まった。その新劇の出発点として、演劇関係者は築地小劇場を位置付ける。
丸山は築地小劇場の開場時、開演の合図の銅鑼を鳴らす役に任じられ、銅鑼を鳴らした。この模様を新劇の開幕として舞台で再現する。舞台冒頭と最後にも銅鑼の音を入れるのは「新しい演劇」を切り開こうとした先人への敬意だろう。
■ドイツ歌曲歌う
楽曲ではドイツ歌曲「流浪の民」が、舞台の要所で出演者により歌われる。丸山は同曲を自身のテーマソングのようにしていたという。目指す演劇と活動場所を求めて、転々とせざるを得なかった彼の心情を歌に代弁させる演出だろう。
本番では正方形(一辺約5.4メートル)の平面舞台を置き、その舞台上で物語が進行する。出番待ちの俳優は観客の視界に入る舞台の両外に分かれて座り、物語を見守るという。この意図について、演出を担う遊劇体のキタモトマサヤは「8劇団の俳優が1劇団になって、演劇を作る様子を観客に味わってもらいたい」と話す。
丸山役の井之上淳は、丸山に関わるのは2度目という。最初は所属する劇団五期会が5年ほど前に「浮標(ぶい)」(脚本・三好十郎)を上演した時だ。同作は40年に新築地劇団が初演している。五期会版では、井之上は丸山が演じた洋画家の久我五郎役を務めた。「今回の作品に関わって俳優をやり続けたいとの思いをさらに強くした。観客には演劇のパワーを感じて欲しい」と意気込む。
本作は「浮標」を含め、ゴーリキー作の「どん底」やメーテルリンク作の童話劇「青い鳥」などかつての丸山の出演作が劇中劇として上演されるのも見どころ。役の作り方や間の取り方を巡る作中のやり取りは、どの劇団でも日々繰り返されている。
本作の重要なテーマとなっている演劇の方向性を巡る葛藤は、今日でも演劇人が常に胸の内に抱えている。そういった意味で、本作は「演劇とはどうあるべきか」を考えさせられる作品になっている。
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メインキャンパス候補は森之宮 大阪市大と大阪府大の法人統合へ JR環状線沿いに拠点が並ぶ都心型の大学に
2018.2.24
http://www.sankei.com/west/news/180224/wst1802240027-n1.html
http://www.sankei.com/west/news/180224/wst1802240027-n2.html
大阪市立大学と大阪府立大学の統合計画をめぐり、大阪市議会は23日、継続審議となっていた両大学の運営法人を統合する関連議案を大阪維新の会と公明党の賛成多数で可決した。吉村洋文市長は取材に対し、両大学への運営交付金の規模を維持すると明言。「『知の拠点』となる公立大を目指したい」と述べ、平成34(2022)年にも設立する新大学を、国内最大規模の公立大として発展させたい考えを示した。
大阪府議会で既に同様の議案が可決しており、新法人は31(2019)年春に発足する予定。その後、学部再編など本格的な準備がスタートする。
本会議終了後、記者団の取材に応じた吉村洋文市長は「市立大と府立大の力を一つにし、大阪の成長と府民・市民の生活を充実させる『知の拠点』となる公立大を目指したい」と表明。統合効果で余剰資金が生まれた場合には、新たな研究の資金に充てる考えを示した。新大学発足後の財政支援は府市で折半する。
新法人の名称は「公立大学法人大阪」。両大学が統合した場合、学生数は約1万6千人で、首都大学東京を抜き、国内最大規模の公立大となる。吉村市長は、メインキャンパスの「有力な候補地」として森之宮地区(大阪市城東区)を提示。産学連携の研究施設など一部機能を梅田地区(同市北区)に置き、市立大阿倍野キャンパスとともに、JR大阪環状線沿いに拠点が並ぶ「都心型の大学」とする“青写真”を描く。
運営法人を統合する関連議案は、府議会で昨年11月に可決したが、市議会では昨年9月から審議が継続していた。公明党が吉村市長の新大学のビジョンを評価し、賛成多数となった。
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iPSで心不全治療 心筋シート移植、年内にも臨床研究
2018年3月1日
https://digital.asahi.com/articles/ASL31235FL31UBQU003.html?_requesturl=articles%2FASL31235FL31UBQU003.html&rm=341
iPS細胞から作った心臓の筋肉のシートを、心不全の患者に移植する大阪大のグループの臨床研究について、阪大の再生医療を審査する委員会は28日、計画を了承した。今後、厚生労働省の部会で審議され、手続きが順調に進めば今年にも臨床研究が始まる。
iPS細胞から作った細胞を患者に移植する臨床研究は、理化学研究所などのグループが目の難病の加齢黄斑変性の患者に実施している。ほかの病気ではまだ例がない。
今回の臨床研究は澤芳樹教授(心臓血管外科)らが計画。血管が詰まって心臓の筋肉(心筋)に血液が十分届かず、心筋が傷ついた虚血性心筋症の患者を対象に、心臓の表面にシート状の心筋細胞を移植し、安全性や効果を調べる。iPS細胞は、京都大iPS細胞研究所が品質を確認して備蓄しているものを使う。
グループは昨年7月、再生医療安全性確保法に基づいて設けられている阪大の委員会に申請。この日、2回目の会合があり、計画を「適切」とする意見をまとめた。早川堯夫(たかお)委員長は「(動物実験などの)前臨床のデータの安全性、有効性がきちんとしていた。議論の多くは患者への説明を丁寧にするためのことだった」と話した。
虚血性心疾患は重症化すると心臓移植しか治療法がない。澤教授らは、患者自身の足の筋肉から採った特定の細胞をシートにして、移植する治療を開発してきた。この細胞は心筋の再生を促す物質を出す。ただ、心筋の障害が重いと効き目が十分でなく、iPS細胞で心筋を作って補う方が、より高い効果が期待できるとしている。
一方、iPS細胞そのものは無限に増える能力があり、シートに混じって体内に入るとがん化する恐れがある。移植する心筋も拍動するため、移植後に心臓の拍動と一致しないと脈が乱れる懸念もある。計画では18〜79歳の患者計3人への移植を目標にして、1年間観察し、問題がないか検証する。
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大阪府・市大「統合で有力学術拠点に」 特徴打ち出せるかが課題に
2018/3/2
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO27593930S8A300C1AC8000/
大阪府立大と大阪市立大の両理事長は1日、2022年4月の発足を目指す新大学について、関西の有力な学術拠点として発展させたい考えを示した。統合後の将来像の柱には、創薬や医療機器の開発などを据えるが、周辺には京都大など理系分野に定評のある大学も多い。少子化時代を勝ち抜くうえで、個性的かつ明確な特徴を打ち出すことが求められる。
府立大の辻洋理事長と市立大の荒川哲男理事長は1日、大阪市内でそろって記者会見し、辻理事長が「新大学ができれば関西の教育や研究が強くなる」と力説。荒川理事長は「優秀な学生、研究者が集まり、質の向上につながる」と強調した。教授らによるワーキンググループを設け、学部の再編などを検討する。
運営法人が統合し、19年4月に「公立大学法人大阪」が発足することは決まったものの、新大学の設立には府市両議会の議決が必要となる。
新キャンパスの建設に見込まれる巨額の費用を巡り、自民党は「財政負担のあり方が明確でなければ賛成できない」(市議団幹部)と指摘。公明党も「どのような将来ビジョンを描くのか見極める」(市議団幹部)立場で、府市は大学統合の必要性を今後も丁寧に説明していく方針。
大学の統合が実現すれば、学生数は約1万6千人と公立大では全国最大。両大学の長所を集約する形で、創薬や認知症治療などを加速させるほか、環境問題といった大都市の課題を解決するシンクタンクとしての機能も兼ね備えるという。
少子化で激しさを増す学生の獲得競争を理系分野の充実ぶりをアピールすることで勝ち抜くという狙いだが、壁はある。同じ関西圏では京都大のiPS細胞研究所が再生医療で先端を走り、大阪大も医学で歴史的に強みを持つ。哲学や文学、歴史など文系分野のアピールポイントを打ち出すことも課題となりそうだ。
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医療用iPS細胞の培養施設完成
03月01日
https://www3.nhk.or.jp/kansai-news/20180301/5590931.html
iPS細胞を使った再生医療の実用化に向けて大阪・吹田市に医療用のiPS細胞を培養する大規模な施設が完成しました。
大阪・吹田市に完成したこの施設は大阪に本社がある製薬会社がおよそ36億円をかけて建設したもので、地上2階建てで延べ床面積はおよそ3000平方メートルあります。
施設には効率よく細胞の培養ができる最新の装置や高いレベルのクリーンルームなどが備えられ、医薬品を製造する際の品質管理の基準も満たしているということです。
培養に使われるのは京都大学から提供を受けた他人に移植しても拒絶反応が起きにくい特殊なiPS細胞で、研究機関と連携して「加齢黄斑変性」などの目の病気やパーキンソン病、それに脊髄損傷など現在、進められているiPS細胞を使った治療法開発の研究で使う細胞の製造を行うということです。
会社によりますと医療用のiPS細胞に特化した商業用の製造施設ができるのは世界でも初めてだということです。
会見を開いた大日本住友製薬の多田正世社長は、「製造に関するノウハウを蓄積して技術を高め、いずれは画期的な治療薬を世界の患者に提供したい」と話していました。
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https://wjn.jp/article/detail/7379523/
大阪・道頓堀から人情、お笑いが消える! 松竹芸能劇場『道頓堀角座』が7月末で閉館
道頓堀界隈から「角座」の火が消える! 松竹芸能が2月16日、本社(大阪市中央区)の移転とともに、併設する『道頓堀角座』の7月末での閉館を発表した。有名どころでは笑福亭鶴瓶や、『よゐこ』などが所属しており、多くの芸人を抱える。全盛期の1960〜'70年代には、客席数1000以上のマンモス寄席として賑わい、『かしまし娘』など多くの人気者を輩出した。
角座は、江戸時代の道頓堀五座(角座、浪花座、中座、朝日座、弁天座)を起源とする劇場で、松竹芸能のホームグラウンドだった。
「その後、'80年代の漫才ブームで吉本に客が流れてしまい、'84年に閉館。2004年に『ライブスペースB1角座』として再開したが、これも'08年には閉館し、'13年7月に『道頓堀角座』として復活を果たしたのです」(地元記者)
それが今回、結局は再開から5年で閉館することになったのだが、松竹芸能は理由の一つを、「土地所有者サイドとの契約期間満了」としている。
ある漫才師がこう語る。
「そもそも建物自体が仮設のような作りやから“いつやめてもええという感じでやっとるな”とは思っていましたよ。ただ、閉館と決まった以上、私らはやらせてもらえるところで一生懸命やるだけですわ」
松竹芸能はすでに所属芸人への説明を済ませ、大阪市内で後継劇場の選定に入っている。新劇場は客席数200程度の、今より大きなものになるという。本社の移転先については、大阪市内で決定済みだ。しかし、閉館を惜しむと同時に、深刻な問題として危ぶむ声も聞こえてくる。
「明日は我が身です」と言うのは、事情に詳しい老舗飲食店関係者だ。
「角座と所有者の契約は、実際のところは“打ち切られてしまった”ということ。理由は、外国人観光客が増えたことによる地価高騰を受け、折り合いがつかなかったというやないですか。演芸場よりも、外国人向けの別のもん持ってきた方が儲かるいう判断やろね。このご時世、致し方ないとは思うけど、角座はインバウンドに追い出されたようなもんです。私の店があるビルなんかは、この前、オーナーが外国人に変わりました。次の契約更新が今から心配です」
大阪ミナミでは吉本興業の『なんばグランド花月』と並ぶ演芸場の名門が7月で消えようとしている。
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「♪うちら陽気な〜」かしまし娘、上方演芸の殿堂入り
2018年3月20日
https://www.asahi.com/articles/ASL3N5RLLL3NPTFC00Y.html?iref=pc_ss_date
「第21回上方演芸の殿堂入り」に音曲漫才トリオのかしまし娘が決まった。大阪府が20日発表した。
かしまし娘は正司歌江さん(88)、照枝さん(84)、花江さん(81)の3姉妹が1956年に結成。ギターや三味線を奏でる音曲漫才で、「♪うちら陽気な〜」のテーマ音楽とともに親しまれた。1月には大阪の道頓堀角座のイベントに出演。約12年ぶりに3姉妹が舞台で顔をそろえた。
表彰式は29日に大阪市中央区の大阪府公館である。
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大阪市こども本の森、完成予想図が判明
大階段で自由に読書 壁一面に本の表紙
2018/4/5
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO29023300V00C18A4AM1000/
建築家の安藤忠雄氏が大阪市北区の中之島公園内に建設予定の図書施設「こども本の森 中之島(仮称)」の内観が5日、分かった。完成予想図によると、内部は壁一面を本棚とし、絵表紙が見えるように本を配置。色とりどりのモザイク模様が浮かび上がるような空間にして子供の感性や芸術性を養う。
中央には大階段を設け、施設内の好きな場所で自由に読書できる工夫もこらす。講演や演奏会などのイベントを開く際には、大階段を観客席として使用できる。
図書施設は鉄筋コンクリート造りの3階建てで、延べ床面積は1000平方メートル。安藤氏が設計・建設した上で市に寄付することを2017年9月に吉村洋文市長に申し入れた。19年秋の開館に向けて計画の具体化を進めている。
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http://www.daily.co.jp/gossip/2018/04/06/0011139126.shtml
「火垂るの墓」などで知られる世界的なアニメ映画監督の高畑勲さんが肺がんのため5日、82歳で亡くなったことを受けて6日、お笑い芸人の西川のりおが所属事務所を通じコメントを発表した。のりおは高畑さんが監督を務めたMBSのアニメ「じゃりン子チエ」(1981〜83年)で、主人公・竹本チエの父・竹本テツの声を演じた。
のりおは「高畑監督は私のライフワークを作った方でした。いまだに周りの方々から『じゃりン子チエ』の『テツ』と言われます。本当に漫才以外の西川のりおを作った方で、私の人生ナンバーワンの当たり役で、いまだに皆に語り継がれるものを作った方です」と、すっかり定着したテツのイメージを作ってくれたことに感謝。
さらに「高畑監督は、実際にはニコッと笑いながらやさしくて、厳しい人でした。高畑監督と言えばさまざまな作品を生み出した方ですが、私にとっては『じゃりン子チエ』の『テツ』を作った方です。人生ナンバーワンの当たり役をくださってありがとうございます。お悔やみ申し上げます」と悼んだ。
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https://www.youtube.com/watch?v=XSxBlY4Ja34
西川のりお「じゃりン子チエの町」を行く
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国循、健都舞台にフィリップスと提携 AIで診断支援
2018/5/10
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO30323930Q8A510C1LKA000/
国立循環器病研究センター(国循、大阪府吹田市)はフィリップス(オランダ)など医療機器大手と組んで先端技術の開発に取り組む。病院と研究拠点が隣接する「北大阪健康医療都市(健都)」(同市、摂津市)で人工知能(AI)を活用した画像診断などの実用化を目指す。診断の精度も上げ、心臓病や脳卒中など循環器病や生活習慣病の予防を軸に医療機器分野の開発拠点とする。
国循は10日、フィリップスの日本法人、フィリップス・ジャパン(東京・港)と健都での先端医療技術の開発で提携すると発表した。
国循が持つ磁気共鳴画像装置(MRI)やコンピューター断層撮影装置(CT)などの医療画像データをフィリップスのAI技術で分析。医師の診断を支援したり、医療データとして蓄積して診断や予防に活用するなど循環器病の発生リスク予測に基づく、予防・診断・治療のシステムを開発する。
国循の小川久雄理事長は「膨大な医療データを処理するにはAIの技術が必要」と提携の狙いを説明した。
国循は2016年9月にキヤノンメディカルシステムズと医療・ヘルスケア産業の機器やシステム開発で提携。17年3月には米GEヘルスケアの日本法人、GEヘルスケア・ジャパン(東京都日野市)と最先端医療技術の開発や次世代病院システムの構築で提携した。今回のフィリップスとの提携により、画像診断など医療機器分野で日米欧の大手と協力体制を構築したことになる。
国循は19年7月に健都へ移転する予定で、約571億円を投じて病院棟と研究棟を建設中だ。両棟にまたがる形で延べ床面積2200平方メートル、18室のラボと異業種交流を促進するサイエンスカフェからなる共同研究拠点「オープンイノベーションセンター(OIC)」を整備する。
フィリップスはOIC内に拠点を設け共同研究に取り組む。キヤノンメディカルやGEヘルスケア・ジャパンの研究開発部門も入居することが決まっている。臨床現場である病院と画像診断などの開発拠点が同居することで、機動的で実証的なな研究が期待される。
健都では企業の集積に向け、吹田市と摂津市が延べ床面積4万平方メートルの「イノベーションパーク」を整備する。国立健康・栄養研究所(東京・新宿)が移転を予定しているほか、ニプロも21年の研究所開設に向けた用地を取得済みだ。
国循の北東側には近鉄不動産と大和ハウス工業、名鉄不動産の3社が全824戸のマンションを建設する。国循は入居者にウエアラブル端末を装着してもらい、装置から送られる健康データを分析して、医師が助言するサービスを提供する。吹田市民病院の南西側には高齢者向けウエルネス住宅を整備し、医療・介護を提供する。
大阪府内ではライフサイエンス産業の集積が進む。健都は循環器病と生活習慣病を対象にした先端医療開発と予防拠点だ。茨木市と箕面市にまたがる「国際文化公園都市(彩都)」は創薬ベンチャーの育成に主眼を置く。中之島(大阪市)では大阪市などが再生医療を中心にしたビジネス拠点の整備を計画している。(木下修臣)
▼北大阪健康医療都市(健都) JR東海道線岸辺駅に隣接する旧国鉄吹田操車場跡地の再開発事業。約30万平方メートルの敷地に国立循環器病研究センターや国立健康・栄養研究所に加え市立吹田市民病院も18年12月に移転する。循環器病の機器や創薬に関わる最先端医療技術の開発へ研究機関や開発型企業も誘致。住民参加型の生活習慣病予防モデルづくりを柱に複合医療産業拠点の形成を目指す。
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iPS心筋シート、心不全治療で臨床研究へ
2018年5月16日
https://digital.asahi.com/articles/ASL5J4VF0L5JUBQU00F.html?_requesturl=articles%2FASL5J4VF0L5JUBQU00F.html&rm=351
iPS細胞から作った心臓の筋肉(心筋)のシートを、心不全の患者に移植する大阪大のグループの臨床研究について、厚生労働省の部会は16日、計画を大筋で了承した。早ければ今年度中にも移植が始まる見通し。心筋シートはiPS細胞の代表的な応用例で、この計画は今後の再生医療を左右する試金石となる。
iPS細胞、8社が製品開発 目の病気、心不全など治療
iPS細胞から作った細胞を患者に移植する臨床研究の対象としては、目の難病に続き心臓は2番目。阪大の計画は、血管の詰まりで血液が十分届かないために心筋が傷つく虚血性心筋症が対象となる。
この日の部会では、患者への説明文書などの修正が条件とされた。iPS細胞から作った心筋をシート状にして、3人の患者の心臓表面に移植する予定。1年かけて安全性や心機能の変化を調べる。成功すれば製品化への動きが加速するとみられる。
グループの澤芳樹教授(心臓血管外科)らは、ブタなどで実験を進めてきたが、実際の患者での検証は初となる。心筋に変わりきっていないiPS細胞そのものがシート中に混じって体内に入ると、腫瘍(しゅよう)になる恐れがあるため、超音波検査などで観察し、臨床研究終了後も続けてみていく。
心不全は、重症化すると死につながり、根本的な治療は心臓移植しかない。澤教授らは、虚血性心筋症の患者自身の足の筋肉から、心筋の再生を促す物質を出す細胞を採って移植する治療を開発した。だが、心筋の障害が重いと効果がみられず、iPS細胞で心筋を作って補う方が効果が高いとし、計画がうまく進めば、実用化への期待が高まる。
iPS細胞を使う臨床研究は、理化学研究所などのグループが2013年、世界で初めて目の難病の加齢黄斑変性で始めた。これまでに6人の目にiPS細胞から作った網膜の組織を移植し、経過を調べている。
一方、心筋シートは移植する細胞が多く、手術に伴うリスクも高い。目の中と違い、移植後の状態を外から直接観察できないハードルがある。iPS細胞の患者への応用は、慶応大や京都大なども心不全や別の病気で計画中で、今回の成果は他のグループにも影響しそうだ。
iPS細胞
血液や皮膚の細胞から作ることができる万能細胞。一定条件で培養すれば無限に増やせ、体の様々な細胞にできる。けがや病気で失った細胞を、iPS細胞から作って補う「再生医療」への応用が期待されている。理化学研究所などのグループが目の難病でiPS細胞を使った世界初の臨床研究を始めているほか、パーキンソン病や脊髄(せきずい)損傷などでも実施に向けて計画が進む。
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iPS心臓治療 阪大・澤教授「患者を助けたい」
2018/5/16
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO30580120W8A510C1000000/
大阪大学は16日、厚生労働省の専門部会でiPS細胞を用いた心臓病の臨床研究計画が条件付きで了承されたことを受け、都内で記者会見を開いた。澤芳樹教授は「たくさんの心不全患者が待っている。有効な治療として患者を助けられたらと強く期待している」と意気込みを語った。
臨床研究は他人のiPS細胞から心臓の細胞のシートを作り、重症心不全患者に移植する。3年間で3人を対象に実施する計画だ。移植後1年間の経過観察で安全性や有効性などを評価する。
部会で指摘があった患者同意文書の修正などを経て臨床研究を開始。京都大学が備蓄しているiPS細胞から心筋細胞を大量培養する工程などがあるため、1例目の治療は年明けになる見通し。
澤教授は「心筋シートが分泌するたんぱく質によって機能の高い血管ができ、心機能が改善する」と説明した。ただ「動物実験と患者の心臓は全然違う。きわめて慎重に進める」と強調。特に1例目の移植後は一定期間をおいて、安全性を詳しく検証する。1例目の安全性を確認したうえで2例目以降を進めるという。
他人の細胞を移植するため、計画では免疫抑制剤を半年間投与し、移植した細胞が3カ月以上定着することを目指す。臨床研究が順調に進んだら、医師主導の臨床試験(治験)に進む考え。その後は、阪大発のスタートアップ企業を通じて国の製造販売承認の取得を目指すという。
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世界も注目、次世代薬の特殊ペプチド 塩野義と東大ベンチャーが大阪に拠点
2018.5.28
https://www.sankei.com/west/news/180528/wst1805280076-n1.html
https://www.sankei.com/west/news/180528/wst1805280076-n2.html
塩野義製薬と東京大発創薬ベンチャーの「ペプチドリーム」などが設立した合弁会社「ペプチスター」の本社、工場の地鎮祭が28日、大阪府摂津市で行われた。次世代の薬剤として世界で注目される「特殊ペプチド」の原薬を製造する。研究開発設備も設けることで安定供給の技術を確立し、輸出も視野に入れる。
塩野義の工場がある摂津市内に新築されるペプチスターの本社と2棟の製造棟は延べ床面積1万500平方メートル。6月20日に着工し、来秋の稼働開始を目指す。
同社は、塩野義と特殊ペプチドの合成技術を持つペプチドリーム、積水化学工業の出資で昨年9月に設立された。今春までに、産業革新機構や三菱商事、さらに日産化学工業、大塚化学、浜理薬品工業など十数社が新たに出資を行うなどして計200億円の資金を調達している。
特殊ペプチドは、従来創薬が難しかった疾患に効く医薬品になる可能性があるとして、世界の製薬企業が注目している。
地鎮祭に参加したペプチスターの窪田規一社長は「単なる製造工場ではなく、オール・ジャパンで日本の企業が技術を持ち寄って日本発の新産業を作り出す場にしたい」とした。また、塩野義の手代木功社長も「特殊ペプチドによって画期的な新薬が生まれると信じている。その原薬工場として、大阪から世界へ輸出できるようにしていきたい」と話した。
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がん患者 落語や漫才の「お笑い」で免疫細胞増加
5月29日
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20180529/k10011457361000.html
がんの患者に落語や漫才などの「お笑い」を見てもらい、治療によい影響が出るかを科学的に研究している大阪国際がんセンターのグループが、お笑いを見た人では免疫が高まるなどの効果が確認できたと発表しました。
これは、大阪 中央区の大阪国際がんセンターなどのグループが、29日に会見を開いて発表しました。
グループでは、センターで治療を受ける40歳以上65歳未満のがん患者57人を対象に、落語や漫才などのお笑いを見るグループと見ないグループに分けて、免疫細胞やQOL=生活の質などに違いがあるかを調べました。
その結果、がんを攻撃するNK細胞という免疫細胞の数について、お笑いを見なかったグループでは変化はありませんでしたが、お笑いを見たグループにはおよそ1.3倍に増えた人がいるなど、全体的にNK細胞の数が増えていたということです。
また、お笑いを見たグループでは、免疫を高めるサイトカインと呼ばれるたんぱく質が平均でおよそ30%増えていたということです。
グループは今後、結果を論文にまとめるということで、さらにデータを詳しく分析するということです。
大阪国際がんセンター、がん対策センターの宮代勲所長は「関西のお笑いには独特の感覚があると思っていて、それを科学的に示したいと考えていた。皆さんの協力で成し遂げることができた」と話していました。
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上方落語協会、笑福亭仁智さんが新会長に正式就任
2018/5/31
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO31211110R30C18A5AC8000/
上方落語協会は31日、笑福亭仁智さん(65)が桂文枝さん(74)に代わる新会長に就任することを正式に決めた。仁智さんは4月26日に行われた選挙で新会長候補に選出され、31日の理事会、総会で正式に承認された。
同日行われた記者会見には仁智さんと文枝さんがそろって出席。仁智さんは「前会長にはものすごい功績があるが、突き進む中で見過ごしてきた部分もある」と指摘。上方落語の定席「天満天神繁昌亭」(大阪市北区)の営業てこ入れなど「(見過ごされてきた部分を)地道に見直し、足元を固めることができたら」と抱負を語った。
文枝さんは8期15年にわたり会長を務め、約60年ぶりの上方落語の定席として、繁昌亭を開設するなど大きな実績を残した。仁智新会長とは創作落語で腕を競ってきた仲。「まじめで熱心で決断力、判断力にたけている。彼に引き継げて本当によかった」と信頼を寄せる。
落語を巡る環境は落語以外の娯楽との競争が激しくなり、厳しい時代としつつ「仁智に託して天命を待つ気持ち」と笑わせた。今後は7月に開く「喜楽館」(神戸市)の名誉館長となる予定だが、協会の役職はすべて退任した。
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教育現場での「拉致問題」啓発進まず アニメ「めぐみ」視聴平均8%満たず 授業時間の確保に悩む
http://www.sankei.com/west/news/180610/wst1806100010-n1.html
北朝鮮による日本人拉致問題への理解を深めるため、政府が教育現場に配布している拉致被害者、横田めぐみさん(53)=拉致当時(13)=のドキュメンタリーアニメ「めぐみ」の活用が進んでいないという。大阪市立の小中学校では昨年度の視聴は2%にとどまり、全国平均でも8%に満たない。背景には授業時間の確保に悩む現場の事情があるとみられる。12日の米朝首脳会談で拉致問題が提起される見通しだが、拉致問題への風化を防ぐためには教育現場での啓発が課題となっている。
DVD配布 いまも続く問題だと知ること
「ただ親として、とらわれの身となっている娘を助けたいだけなのです」。今月5日、大阪市立泉尾北小学校(同市大正区)の体育館で開かれたアニメ「めぐみ」の鑑賞会。家族の苦悩や懸命な救出活動を描いた25分間の映像を、児童約300人が熱心に見入った。
道徳(*引用者)の授業の一環で、「めぐみ」の鑑賞会は初めての開催。スクリーンには突然幸せな日常を奪われためぐみさんや、街頭などで必死に救出を訴える家族の様子が映し出された。拉致問題を初めて知ったという6年の女子児童(11)は「自分や家族に同じことが起きたらと思うと怖い。早く解決してほしい」。小田村直昌(おだむら・なおまさ)校長は「自分と年の近い人が被害に遭い、今も続く問題だということを児童が知ることは重要」と話した。
3万7000校に配布も、視聴は7・8%
アニメ「めぐみ」は、拉致問題をめぐって人権教育を考える資料として、政府が平成20年以降、全国の小中高校約3万7千校に上映用DVDを配布。授業での活用を促している。ただ、上映するかどうかは校長や学校現場での裁量が大きい。大阪市教委によると、大阪市立の小中学校で昨年度に視聴したのは420校中11校にとどまった。
以下略
*自分が通学を余儀なくされた中学は「道徳」を「人権」と呼ぶようになったが、法で決着済みの某事件のことは相変わらずぐちゃぐちゃ言い続けてるようやの!
そういう学校の方が大多数なのはいうまでもないが、教師を日本人に総入れ替えを忘れたな。
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関西でブルースなぜ盛ん? 反体制、京都の学生に響く(もっと関西)
2018/6/14
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO31713770T10C18A6AA2P00/
憂歌団、上田正樹とサウス・トゥ・サウス――。日本の有名なブルースバンドやミュージシャンは関西出身者が目立つ。ブルースを積極的に取り上げるライブハウスや音楽フェスも関西に多いようだ。米国の黒人音楽がこの地に根付いたのはなぜだろうか。音楽関係者に尋ねて回ると「京都の学生文化」「主流派への対抗心」といった背景が見えてきた。
5月中旬、大阪府茨木市の音楽バー「時代屋」。憂歌団のボーカル、木村充揮さん(64)のソロライブは、古くからのファンらで身動きできないほどの盛況だった。
曲順はその場の雰囲気で決まる。終盤になると、女性客が「天王寺、聞きたい!」と叫んだ。「そんな簡単には聞かされへんで……」。照れながらも木村さんが歌い始めた。「♪大阪 南の玄関口は 通天閣がそびえ立つ……」
1975年のデビュー以来、生活に根差した言葉にこだわる。レコード会社などが集中する東京へ進出するミュージシャンも多いなかで、ずっと大阪を拠点にしてきた。「東京は流行に敏感すぎるから……」(木村さん)
「上田正樹とサウス・トゥ・サウス」のメンバーである歌手・ギタリストの有山じゅんじさん(65)も長年、関西を拠点にしてきた。「若いときは『東京はカッコつけやがって』という対抗意識があった。今になってみると間違いだったけど……」と苦笑いする。
京都精華大の安田昌弘教授(音楽社会学)によると、日本で本格的なブルースが知られるようになったのは70年ごろ。フォークやロックのファンが、海外ミュージシャンに影響を与えた黒人音楽に注目した。さらに「ブルースの王様」と呼ばれたB・B・キングの初来日(71年)などで、熱が一気に広がった。
レコードを聴くのが中心だった東京のファンに比べ、大学の音楽サークルが活発だった京都では自ら演奏しようとする若者が相次いだ。最盛期は100以上のブルースバンドがしのぎをけずっていたといい、「ウエスト・ロード・ブルース・バンド」がプロデビューするなどブルースの本場として京都が全国から注目されるようになった。
老舗ライブハウス「拾得(じっとく)」(京都市上京区)が開店した73年はまさにそんな頃。オーナーの寺田国敏さん(69)は「毎日のようにブルースバンドが出演していた。当時の若者にとって一番新しい音楽だった」と振り返る。「学園紛争が下火となり、心にぽっかり穴が開いたようになっていた反体制志向の若者に火を付けた」
京都出身のギタリスト、田中晴之さん(63)もそんな若者の一人だった。拾得でのウエスト・ロードの演奏にショックを受け「このサウンドをやると心に決めた」という。
しかし、ブームを支えていた大学生らは卒業、就職し各地に散っていく。フュージョンなど新たなジャンルに押され「ブルース受難の時代が続いた」(田中さん)。演奏の機会は減ったが、田中さんは市バスの運転手などをしながら演奏活動を続けた。
「風向きが変わったのは90年代後半から」(田中さん)。60〜70年代の音楽の再評価が進んだほか、仕事や子育てが一段落して「団塊の世代」のファンが戻ってきたという。
最近のライブは年配客が目立つが、若い世代に引き継ごうという動きも出てきた。2016年に大阪市浪速区で「なにわブルースフェスティバル」がスタート。年1回の開催で、ベテランから若手まで20組以上の出演者が2日にわたって登場する。
主催するNPO法人のメンバーで、ライブハウスの運営会社を経営する津田清人さん(61)は「今のうちに伝えなければという危機感がある」と打ち明ける。
関西ブルースを支えてきた関係者は多くが60代以上。近年、有名ミュージシャンの訃報も相次いだ。「あらゆるポップスの源流にあるのがブルース。廃れてしまえば日本の音楽全体が薄っぺらくなってしまう」(津田さん)
反体制の若者文化から、世代を超えた音楽に――。時代とともに位置づけは変化しても、関西ブルースの熱い魂は変わらない。
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こども本の森 計画案まとまる 大阪市、蔵書2万5千冊
2018/6/27
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO32301350X20C18A6AC8Z00/
大阪市は27日、建築家の安藤忠雄氏が同市北区の中之島公園内に建設する図書施設「こども本の森 中之島(仮称)」の基本方針案をまとめた。本の楽しさや芸術文化の魅力を発見する「知の森」として位置づけ、主に乳幼児から中学生の利用を想定する。蔵書は2万5千冊で、作家や著名人が幼少期に影響を受けた本のコーナーも設ける。2019年秋の開館予定。
施設は3階建てで延べ床面積は約800平方メートル。壁一面に本棚を設置し、子供が絵本や伝記、科学、芸術などの本を自由に手に取り、同公園内など好きな場所で読めるようにする。入場無料で、本の貸し出しはしない。
施設の準備資金や運営経費は市民や企業から募るとしており、市は同日、18年3月末時点で3億円強の寄付が集まったと公表。19年1月末に2億円としている目標を大きく上回った。
安藤氏は17年9月、施設を設計・建設し、市に寄付すると吉村洋文市長に申し入れた。市は今回の基本方針案について市民から意見募集した上で、18年秋の着工を目指す。
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国際児童文学館の存在を忘れたか?管轄が府やが。
何のために万博公園から東大阪に移設した?自宅から近くはなったが、漫画が見づらくなってもた。
そんなんなら国会図書館の児童館資料を電子化して見られるようにせえや!
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吉本興業など、19年2月に劇場3種開設 大阪市
2018/7/5
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO32656950V00C18A7LKA000/
官民ファンドの海外需要開拓支援機構(クールジャパン機構)と吉本興業などでつくるクールジャパンパーク準備(大阪市)は5日、2019年2月にオープンする大阪市の劇場施設の概要を発表した。規模の違う3種類の劇場を設け、独自演目を充実させる。
劇場施設「クールジャパンパーク大阪」には、「WWホール」(1144席)と「TTホール」(706席)、「SSホール」(300席)を設ける。WWホールとTTホールには壁面や床などにプロジェクションマッピングを投映できる演出設備を用意する。SSホールでは4K放送やインターネット配信もできるようにする。
開業時には独自の舞台演芸「KEREN(けれん)」を上演する。けれんは歌舞伎用語で、奇想天外な表現を意味する。和楽器やジャズを組み合わせた音楽を使った70分間の演劇で「ありのままの日本を面白おかしく見せる」(脚本・演出の高平哲郎氏)。
米国で上演経験のある振付師やハリウッド映画の殺陣指導者らも制作に携わり、外国人の視点を取り入れる。大規模な音楽コンサートを中心に上演する「大阪城ホール」とすみ分け、「年間で300日程度稼働できるようにしたい」(クールジャパンパーク準備の戸田義人社長)。
17年6月に開業した近隣の商業施設「ジョー・テラス・オオサカ」ではお好み焼きなど大阪らしい食事が楽しめるほか、同年10月開業の商業施設「ミライザ大阪城」では忍者の服装を着たり、大阪城の魅力を学んだりできる。
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阪大発スタートアップ5000万調達 在宅リハビリで心不全防止
2018/7/25
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO33394550V20C18A7LKA000/
大阪大学は25日、医療機器を手掛ける阪大発スタートアップのリモハブ(大阪府豊中市)が第三者割当増資で総額約5000万円を調達したと発表した。心不全を起こした患者が再発を防ぐためのリハビリに自宅で取り組むための医療機器を開発しており、調達資金を今後実施する治験の費用などにあてる。2020年の承認を目指す。
阪大が設立した大阪大学ベンチャーキャピタル(大阪府吹田市)を引受先として約3000万円、ベンチャーキャピタルのハックベンチャーズ(大阪市)を引受先として約2000万円をそれぞれ調達した。
リモハブが開発するのはネットを通じて病院とつながる自転車型のトレーニング機器。付属のタブレット端末で医師と会話できるほか、ウエアラブルのセンサーで医師が患者の心拍の様子を確認できる。医師が遠隔操作でペダルの重さを変え、患者は家で最適な運動メニューに取り組める。
心不全の再発防止には全身の運動能力の向上が効果的とされる。週数回のリハビリのために従来は患者が毎回病院に通う必要があり、実施が難しいケースも多かった。
リモハブは阪大病院の循環器内科の医師である谷口達典氏が17年に設立。谷口氏は「関西から実用化を進め、ゆくゆくは海外にも展開したい」と話す。
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大阪市博物館機構の理事長 JR西・真鍋会長が就任へ
2018/7/26
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO33452400W8A720C1LKA000/
大阪市は26日、美術館や自然史博物館など市立のミュージアム5館を一括して運営するために2019年4月に設立する地方独立行政法人「大阪市博物館機構」の理事長に、JR西日本の真鍋精志会長(64)が就任すると発表した。吉村洋文市長は記者会見で「公共性の高い大企業のかじ取りをしてきた経営の視点を生かしてほしい」と説明した。
会見に同席した真鍋氏は「都市のコア機能としてミュージアムの重要性が増している。(これまでの経営経験を生かし)訪日外国人らが時間を過ごす拠点にしたい」と抱負を語った。吉村市長は「大阪のミュージアムを世界(の博物館)と戦えるようにしたい」と話した。
5館は現在、2つの公益財団法人が運営している。集客力を強化するため、同機構を設立して5館を一体運営する方式に移行する。21年度に中之島に開業を予定する新美術館も同機構が運営する。
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>>3075
https://mainichi.jp/articles/20180811/ddl/k27/040/274000c
「こども本の森 中之島」 「歴史的景観壊される」 反対派が会見 /大阪
建築家の安藤忠雄さんが設計を手がけ、大阪市北区中之島地区に寄贈する予定の子ども向け図書館「こども本の森 中之島(仮称)」について、市民団体「中之島公園を良くする会」は10日、市内で記者会見し「歴史的景観が壊される」として計画中止を求めた。
同会は、理由について「市は運営費を全額寄付としているが、恒久的に賄えるのか」な…
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>>3075
https://mainichi.jp/articles/20180811/ddl/k27/040/274000c
「こども本の森 中之島」 「歴史的景観壊される」 反対派が会見 /大阪
建築家の安藤忠雄さんが設計を手がけ、大阪市北区中之島地区に寄贈する予定の子ども向け図書館「こども本の森 中之島(仮称)」について、市民団体「中之島公園を良くする会」は10日、市内で記者会見し「歴史的景観が壊される」として計画中止を求めた。
同会は、理由について「市は運営費を全額寄付としているが、恒久的に賄えるのか」な…
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大阪を実証実験都市に 大商と府市、施設貸し出し
ロボットやAI活用、新事業創出を後押し
2018/8/10
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO34053730Q8A810C1LKA000/
大阪商工会議所は大阪市、府と連携し、「実証実験都市・大阪」づくりを目指す。3者は実験の誘致チームを結成し、ロボットや人工知能(AI)などを活用した新事業を目指す企業に公共施設やスペースを貸し出す。市民や観光客が利用する場所での実験は現実的なデータの収集や課題発見につながることをアピールし、将来性のある企業の育成や集積、地場企業との連携による地域活性化を狙う。
第1弾として、大阪市が管理する大阪城公園での実証実験を9月まで募集する。現時点で数件応募があるという。あらゆるモノがネットにつながるIoTの技術やロボット、AI、ビッグデータなどによる新製品やサービスの実用化へ向けた改善点を探る実験が対象だ。大商と市、府の担当者(計18人)で構成する「実証事業検討チーム」が5件を選定する。
大阪城公園は天守閣入場者が年間275万人に上る大阪屈指の観光スポット。市の担当者は「3者連携を全国に発信し、実証実験都市としての大阪の認知度を高めるために、まずはシンボリックな場所での実験を募集する」と説明する。
検討チームの窓口を大商に設け、全国の企業からの問い合わせに応じる。実験内容を審査するほか、希望する施設の所有者との交渉にも同席する。実験に必要な許可や申請の手続きを企業に助言し、将来的には国家戦略特区を活用するなどして実験の障害となる規制の緩和を国に働きかけることも目指す。
臨海部の複合施設「アジア太平洋トレードセンター(ATC)」や人工島「舞洲(まいしま)」のスポーツ施設も貸し出し対象とする。舞洲の施設はプロ野球オリックスの2軍本拠地、サッカーJ1セレッソ大阪の練習拠点でもあり、野鳥のふん害対策や練習ボールの回収システムといった実証実験ニーズを想定する。これら施設などの利用は原則無料だ。
実験場所を増やすため、大商会員企業に施設や土地などの提供で協力を呼びかける。3者は誘致した実験の広報でも連携、実施企業を支援するとともに、大阪が実験の誘致に力を入れていることを全国に発信する。
大阪での実験誘致は2017年度に始まり、大商と市が協力して5件を実現するなどしている。企業側からは「スタートアップ企業は知名度が低く、実験場所を探すのに苦労していた」「有名施設での実験は企業のPR活動にとってもプラスになる」などの声が寄せられた。今後も企業の利用が見込めるとして、尾崎裕会頭の発案で府を加えた3者による専門チームで対応することにした。
17年度に大阪城公園で実験した建築士事務所のE・C・R(大阪市)は、ドローン(小型無人機)でインフラを点検する新ビジネスを目指している。公園内の重要文化財「六番櫓(やぐら)」は堀があるために点検が難しく、撮影ノウハウの蓄積に生きたという。
ロボットアプリ開発のエックスモブジャパン(兵庫県赤穂市)はATCで、ソフトバンクのヒト型ロボット「ペッパー」で来客者に施設内のイベントを案内する実験を実施。光を反射する床ではペッパーが歩行地点を認識できず、事業化への課題が見つかったという。
3者は大阪をイノベーションによって活性化させることを目指している。実験誘致はその一環で、大阪地盤のスタートアップ企業を増やし、研究開発を後押ししたい考えだ。近畿経済産業局によると、16年の大阪府の既存の企業数に対する起業割合を示す「開業率」は6.38%と15年の5.51%を大きく上回った。吉村洋文市長は「大阪での起業が増え、成長やイノベーションを促す仕組みが必要になってきた」と意義を強調している。(田村城)
■課題解決へ実験 関西で広がる
先端技術を使った実証実験には大阪以外も注目している。地域には公共交通の確保や子育て、産業育成といった課題が山積。実験で生まれた製品やサービスを問題解決につなげる狙いがある。
大津市は京阪バス(京都市)と連携、2019年に自動運転バスの実用化を目指して実験を行う。運転手不足を解消したい同社と地域交通を維持したい同市の思惑が一致。京都府京丹後市も過疎化対策としてライドシェアやテレワークなどの実証実験を誘致した。
神戸市は子育て支援など6つの行政課題にスタートアップ企業と取り組む。選ばれた7社は「子育てイベントの日程が分かるアプリの開発」などに取り組み、市は19年度からの採用も検討する。
京都・大阪・奈良にまたがる関西文化学術研究都市(けいはんな学研都市)では、関西文化学術研究都市推進機構が17年秋、都市の中心部を自動運転の実証実験場として開放。同都市に集まる企業のオープンイノベーションを促す。
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大阪・中之島で今秋「中之島文楽」 初心者向けに魅力発信
2018.08.28
https://umeda.keizai.biz/headline/2770/
大阪・中之島で10月5日〜7日、文楽を楽しむイベント「ムムム!!文楽シリーズ 中之島文楽」(大阪市北区中之島1)が開かれる。
ユネスコ無形文化遺産の「人形浄瑠璃文楽」をこれまで見たことがない人や文楽劇場に行ったことがない人に、文楽や他の古典芸能への関心の拡大とその発展につなげることを目的とした同イベント。今年で4回目の開催となる。
公演は、約40分のトークショー「文楽ってナンダ?おもしろ文楽のススメ」と約60分の文楽上演。トークショーでは文楽ビギナーのゲストを招き、資料映像を交えて解説するなど文楽の魅力を初心者にも分かりやすく伝える。
上演する演目は「壺坂観音霊験記 沢市内より山の段(つぼさかかんのんれいげんき さわいちうちよりやまのだん)」。1684年に竹本義太夫が創始した「義太夫節」の名曲が聴けることが有名で、文楽には珍しい夫婦の愛をストレートに描きながらハピーエンドを迎えるストーリー。初演は大明治12年10月に阪大江橋席でされ、文楽の中では新作に入る演目だという。
チケットは大人(高校生以上)=2,000円。子ども(小・中学生)=1,000円。各日先着700人。10月5日=18時開場、19時開演(21時頃終演予定)。10月6日・7日=12時30分開場、13時30分開演(15時30分ごろ終演予定)。
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「旧陸軍墓地、国がしっかり管理を」吉村・大阪市長が要望
2018.8.30
https://www.sankei.com/west/news/180830/wst1808300062-n1.html
大阪維新の会の吉村洋文政調会長(大阪市長)は30日、旧陸軍の戦死者らを慰霊する「旧陸軍墓地」について「国が改修も含めてしっかりと管理すべきだ」と述べた。大阪市天王寺区にある全国で最大の真田山陸軍墓地についても「傷みがひどく、耐震性もない。大阪市としても国に対応するよう要望したい」とした。
各地にある軍人墓地は戦後、国から自治体に無償貸与・譲渡されたが、管理体制があいまいなケースが多く、納骨堂の老朽化や墓碑の劣化が問題になっている。吉村氏は「国が(実態を)調査するところから始まるが、真田山陸軍墓地の保存会のみなさんの意見を聞き、しっかりと協議したうえで国に要望したい」と話した。
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中之島の未来医療拠点、今秋に事業者公募 大阪市
2018/9/19 19:00
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO35530700Z10C18A9LKA000/
大阪市北区の中之島4丁目に再生医療など先端医療の研究拠点を開設する「中之島未来医療国際拠点」計画について、大阪市は19日、今秋に同拠点ビルを建設する開発事業者を公募すると表明した。市が実施した事前調査では4社の開発提案があったという。
19日の市議会都市経済委員会で表明した。市は賃貸する市有地面積は8600平方メートルに設定する。開発事業者はこの市有地に研究施設と病院で構成する複合ビルを建設して、今後新たに組織する「未来医療推進機構」にビル全体を賃貸、同機構が大学や研究機関を誘致する仕組みだ。複合ビルの延べ床面積の上限は5万3000平方メートル。
ただ、民間の開発事業者候補からはこの事業の収益性は低いと指摘されており、市は市有地の賃貸期間を50〜70年の長期に設定して賃貸料を抑えることで開発事業者の負担を軽減する。
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(勝手に関西遺産)本の宝箱 心を育み100年以上分
2018年8月22日
https://digital.asahi.com/articles/ASL8F4W7WL8FPTFC00D.html?rm=483
絵本に児童書、マンガ、紙芝居といえば、夢中になった記憶が誰しもあるはず。そんな子どもの本ばかりを、国内で最も集めている「宝庫」が、大阪にあります。
明治時代前期から現在までの子ども向けの本約81万点を所蔵する「国際児童文学館」は、大阪府東大阪市の府立中央図書館にある。本は閲覧のみで大半は地下の書庫に。それでも閲覧スペースの書架に並ぶ児童書や絵本の最新刊、珍しい本を見ていると、自然とわくわくする。
ふと目にとまったのは、モダンな色使いのシルエット画をあしらった、手のひらサイズの絵本のセット。日本の児童文学の開拓者といわれた巌谷小波(いわやさざなみ)がお話を書いた「日本一ノ画噺(えばなし)」(全35冊)の復刻本だと、室長の園田かおりさん(50)が教えてくれた。浦島太郎を描いた「ウラシマ」も、表紙からしておしゃれで手に取りたくなる。
明治〜大正に刊行されたオリジナル全巻は、収納する木箱も含めて保管する。「ここでは本の箱や帯、付録もすべて刊行時の状態で保存しています」。国会図書館国際子ども図書館でもお目にかかれない「お宝」もあるのだ。
児童文学者・鳥越信さんの寄贈資料12万点が母体となり、国内外の児童文学全般の資料を収集・研究する国内初の児童書専門資料館として1984年に吹田市に開館。府立施設の見直しで2010年に中央図書館に統合された。
存廃に揺れたときには、ジャンルを超えた多くの文化人が存続に声を上げた。詩人の谷川俊太郎さんやアニメーション作家の宮崎駿さん、絵本作家のディック・ブルーナさんらだ。
資料の研究機能は失われたが、児童書の紹介講座など、子どもと本をつなぐ活動は引き継がれている。そして国内随一の子どもの本の蔵書数や保管へのこだわりだけでなく、その目配りの広さに驚かされる。
現在、企画展示している風刺画のような「ポンチ本」など希少な戦前の資料も多い。戦後に子どもの娯楽だった4千巻の街頭紙芝居もあれば、現行の漫画雑誌やアニメ雑誌もそろう。お菓子のオマケや特典としての絵本、同人誌に至るまで、「子どもの文化と歴史のミルフィーユのようです」と園田さん。
何がいい本かは、人それぞれ。大人が価値付けするものでもない。「あらゆるメディアの児童文化の本を網羅的にフォローすることに意味があるのです」と、大阪国際児童文学振興財団理事の土居安子さん(53)は言う。
この財団は統合前の文学館の運営主体だった。財団理事長を務めたことがある作家の司馬遼太郎さんはこんな言葉を残した。「こどもは大人の小型ではない。この機関は、そのことが前提となっている。その上で、こどもたちのゆたかな心をさらにふくらませるとともに、大人たちにそれをとりもどさせるための機関でもある」
記者も小学生のころに夢中になった児童書の思い出がふとよみがえった。司馬さんが「心のための機関」と呼んだ文学館。宝箱の魅力はなお輝いている。(田中章博)
◇
メモ
国際児童文学館 大阪府東大阪市荒本北1の2の1。近鉄荒本駅から北西へ400メートル。電話06・6745・0170。原則、月曜と第2木曜日は休館。利用無料。漫画の閲覧は事前に申し込みを。
児童文学作家・令丈ヒロ子さん(54)
国際児童文学館には学生時代から通っています。作家デビューできたのは、膨大な児童書や専門書で独学できたからです。児童文学は、中学生向けや幼児向けなど、切り替えが難しい。煮詰まって「めぼしいものある?」ってむちゃな相談をしても、テーマに沿った過去の作品や、最近の傾向までつかめるんです。「若おかみは小学生!」は秋に映画公開されます。日に陰に支えてもらったおかげです。
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「大阪文化芸術フェス」概要公表
09月25日 08時49分
https://www3.nhk.or.jp/kansai-news/20180925/0007655.html
伝統芸能や音楽など大阪の文化を1か月あまりにわたって紹介する「大阪文化芸術フェス」の概要が公表され、世界的なデザイナーのコシノジュンコさんのファッションショーなど30を超えるイベントが開催されることになりました。
「大阪文化芸術フェス」は、大阪の文化の魅力を発信しようと9月29日から11月4日までのおよそ1か月間、府内各地の会場で、落語や歌舞伎といった伝統芸能をはじめ、演劇や音楽などを幅広く紹介する催しです。
このほど、プログラムの概要が公表され、主要なイベントでは、10月28日に、大阪府庁の本館を会場に、大阪・岸和田市出身で世界的なデザイナーのコシノジュンコさんのファッションショーが行われます。
また、心斎橋の会場では、10月12日から29日までの2週間あまりにわたって、大阪市出身のイラストレーターの黒田征太郎さんの作品を集めた展示会が開かれます。
「大阪文化芸術フェス」は、期間中、30を超えるイベントが開催される予定で、大阪府は観光客の誘致につなげたい考えです。
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古典落語
英・中・韓3カ国語で上演 大阪で28日
毎日新聞2018年9月26日
https://mainichi.jp/articles/20180926/k00/00e/040/295000c
江戸時代の大坂の街並みを再現した展示で外国人観光客に人気の大阪市立住まいのミュージアム「大阪くらしの今昔館」(大阪市北区)で28日、落語家が英・中・韓3カ国語で古典落語を演じる「インターナショナル町家寄席」が初めて開かれる。多数を占めるアジア圏の観光客も親しめる珍しい企画で、主催者は「世界にない話芸を体験してみてほしい」と話す。【山田夢留】
くらしの今昔館は2001年開館。訪日外国人(インバウンド)効果で7年ほど前から入館者が増加し、昨年度は約58万人と開館時の4倍近くまで増えた。外国人は約36万人で、うち8割程度が韓国や台湾、香港からの旅行客という。
大坂の町家を再現したスペースでは毎月、上方芸能を味わう定期公演を開催しており、担当する西明子さんが今回の落語会も企画した。西さんによると、上方舞や人形を使う乙女文楽などは外国人観光客も観覧しているが、落語については「『これは何?』と皆さん興味を持ってくれるのに、『ジャパニーズオンリー』と言うととても残念そうにされる」ことが続いていた。そのため、定期公演に出演している桂出丸さんに相談したところ、3カ国語での演じ手を集めての公演が実現した。
当日は桂あさ吉さんが英語で、桂雀喜(じゃっき)さんは中国語、笑福亭銀瓶(ぎんぺい)さんは韓国語で、それぞれ古典落語を演じる。銀瓶さんは「落語という日本の文化で、いろんな国の人の笑い声が巻き起こるのが楽しみです」と話す。
午後1時から。無料(入館料は必要)。問い合わせは今昔館(06・6242・1170)。
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本庶氏のノーベル賞受賞、関西の産学連携が革新生む
2018/10/1 日本経済新聞
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO35966660R01C18A0LKA000/
京都大学の本庶佑特別教授のノーベル生理学・医学賞の受賞は、関西の産学連携の成功事例と言える。関西に地盤を置く企業と大学・研究機関の密接な関係がイノベーションを生んだ。京大と小野薬品工業以外にも共同研究は広がっており、経済界も後押しする。革新的な創薬の取り組みに弾みがつきそうだ。
今回の授賞理由となった本庶氏による免疫を抑えるたんぱく質「PD―1」の働きの発見は、小野薬品などが開発したがん治療の新薬「オプジーボ」へと結実した。がん細胞を直接攻撃する従来の抗がん剤と違い、オプジーボなどのがん免疫薬は体内の免疫細胞に働きかけ、異物を排除する機能を呼び起こす。
オプジーボはがん治療の常識を変え、世界の製薬大手が追随した。7月に神戸市で開かれた日本臨床腫瘍学会の学術集会では、講演や発表の多くががん免疫薬に関するものだった。研究者や医師だけでなく、患者や家族からの期待も大きい。
京大と小野薬品の連携で生まれた新薬は初めてではない。両者の共同研究の歴史は長く、1960年代にさかのぼる。生理活性脂質「プロスタグランジン」を陣痛誘発薬として発売できたのは、本庶氏の恩師にあたる京大名誉教授の故早石修氏の協力があった。
関西の中堅製薬会社だった小野薬品が、2つのヒット医薬品を出して世界で知られる企業へと成長するには、大学・研究機関との密接な共同研究をする土壌が欠かせなかった。産学連携が活発な理由として、京大や大阪大学、理化学研究所などの研究拠点が立地する「地の利」がある。
関西は歴史的に医療研究が盛んで、大阪府内だけでも大学の医学部が5つもある。さらに江戸時代から続く薬の街、大阪市の道修町に製薬会社が集積する。関西は創薬にうってつけの環境だといえる。
ほかのメーカーの産学連携も進んでいる。塩野義製薬は近畿大学の研究成果を引き継いで「がんワクチン」の最終段階の臨床試験(治験)を終えた。田辺三菱製薬も京大と慢性腎臓病の創薬に向けて協力する。京大の山中伸弥教授が作製したiPS細胞を使った医薬品の開発では、大日本住友製薬が2022年度をメドにパーキンソン病などで実用化する計画だ。
相次ぐ薬価の引き下げにより、日本企業の創薬意欲の減退や世界の医薬品市場での地盤沈下が懸念される。継続して医療に革新を起こして存在感を高めるには、産学の努力に加えて国・自治体の後押しも必要だろう。
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大阪・中之島の未来医療拠点、市有地定借70年、市が事業者公募
2018/10/4
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO36134780U8A001C1LKA000/
大阪市は4日、再生医療など先端医療の研究拠点「中之島未来医療国際拠点」ビルの開発事業者を公募すると正式発表した。市有地8600平方メートルを開発事業者に70年間賃貸する。70年間の長期賃貸は市では初めて。
2019年1月7日〜10日に提案を受け付け、同月31日に開発事業者を決める。スタートアップ企業育成に4千平方メートル、病院とクリニックに合計1万8千平方メートル、医療関連企業などのオフィスに2万平方メートルのスペースを確保する施設計画や長期事業を継続できる収支計画について提案を競う。
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本庶氏のがん免疫薬、併用薬選び容易に 阪大
2018/10/4
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO36137360U8A001C1CR8000/
大阪大の小山正平助教らは、ノーベル生理学・医学賞の受賞が決まった本庶佑・京都大特別教授の成果を生かしたがん免疫薬で、患者に併用する抗がん剤を簡単に選べるようにする技術を開発した。副作用を減らして治療効果を高める。研究成果は4日発行の米科学誌に発表した。
本庶氏の成果を基に小野薬品工業が実用化したがん免疫薬「オプジーボ」は、ほかの抗がん剤と一緒に投与すると効果が高まるとされる。ただ患者の特徴に合わせて抗がん剤を選ぶ技術は確立していなかった。
オプジーボは免疫細胞の表面に結合し、がん細胞が免疫を抑える働きを弱めてがんをたたく。阪大などは免疫細胞表面にオプジーボが結合しているかどうかなどを調べる技術を開発した。
オプジーボを投与した肺がん患者の免疫細胞を調べたところ、投与をやめても約半年にわたって免疫細胞が活性化した患者では、ほかの抗がん剤の治療効果が高かった。
患者の免疫細胞が活性化しているかどうか調べれば、併用する抗がん剤によって治療効果が高められる可能性がある。今後も詳しい患者の免疫細胞を調べて、がん免疫薬の治療効果を高める検査法につなげる。
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阪大、産業界などと連携推進 指定国立大学法人に指定
2018/10/23
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO36821420T21C18A0LKA000/
大阪大学は23日、世界最高水準の研究や教育に取り組む「指定国立大学法人」の指定を文部科学相から受けた。関西では京都大学に次いで2例目となる。阪大は「共創機構」を司令塔に産業界や地域社会、海外の研究機関と連携して「世界屈指のイノベーティブな大学を目指す」(西尾章治郎総長)。
指定国立大学法人制度は大学の国際競争力を向上させる施策の一つ。指定されると優秀な研究者を確保するため高額な報酬を支払ったり、子会社をつくったりできるようになる。
阪大は免疫学や生命医科学など4分野で、世界的な研究拠点をつくる。組織間の連携を促すことで、2031年度の共同研究収入を現在の約1.7倍の125億円まで増やす方針だ。技術革新を創出できる博士人材の育成にも取り組む。
京大は指定を受け、6月に産学連携を促進する子会社を設立した。大学と企業の共同研究の窓口機能を持ち、コンサルティング事業なども担う。阪大も子会社の設立を検討しているが、具体化はこれからだ。
阪大は17年3月に指定を申請したものの、将来の構想などで改善点を指摘されて漏れた。さらに入学試験の出題ミスが発覚したため、再申請の提出を見送った経緯がある。
国からの交付金の減額で国立大学の経営環境は厳しい。阪大が「世界屈指」の大学となるには、共創を実現できるかどうかにかかっている。
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複雑な表情も可能に、子供型ロボ開発 阪大
2018/11/14
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO37750870U8A111C1000000/
大阪大学の石原尚助教らは、はにかみ笑いなど人がする複雑な顔の表情ができる子供型ロボットを開発したと発表した。従来の子供型ロボット「アフェット」の頭部を改良した。今後、ロボットの表情の変化が人にどう伝わるかなどを調査し、人とロボットとのコミュニケーション研究に役立てるという。
子供型ロボットは2歳児をモデルにした。特殊な素材を用いた皮膚を装着した。頭や顔の内部には空気圧を利用して伸び縮みや曲がる動きを実現できる「アクチュエーター」と呼ばれる駆動部品を、16カ所取り付けた。目線を自在に動かしたり、唇をとがらせたりして、困った顔や笑顔など人がする複雑な顔の動きを再現した。
石原助教は「微妙な気分や生き生きとした気分を反映できることで、高いレベルでの人とロボットとのコミュニケーションができる。まずは人が複雑な表情をするロボットをみてどう感じるかを調査していきたい」と話した。
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「角座」の名称を存続 来年元旦に「心斎橋角座」オープン
2018年11月19日
https://www.hochi.co.jp/entertainment/20181119-OHT1T50168.html
松竹芸能は19日、大阪市内で会見を行い、来年1月1日に新劇場「心斎橋角座」をオープンすると発表した。
同事務所に所属するタレントの落語やお笑い公演を始め、OSK日本歌劇団やアイドルの公演を行う拠点となる。また、新たな試みとしてステージをインターネット配信するほか、京都造形芸術大学の協力を得て、同所の運営に学生のアイデアを採り入れるなど、将来の人材育成にも力を入れる考えだ。
会見に出席した落語家・桂福団治(78)は「角座は体の一部、魂のようなもの。私たちはこの劇場で芸を培われて今日がある。先達たちに喜んでもらえるように励みたい」と、ホームグラウンドである「角座」の復活を喜んだ。
角座は江戸時代から道頓堀付近にあった芝居小屋「浪花座」「中座」「朝日座」「弁天座」とともに「道頓堀五座」として親しまれてきた。角座は1984年、浪花座も2002年に閉館し、五座は姿を消したが、04年に「B1角座」(08年閉館)、13年に「道頓堀角座」と形を変えながらも由緒ある名前を残してきた。
「道頓堀角座」も今年7月、5年間の定期借地契約を終えて閉館。道頓堀やアメリカ村など、ミナミの繁華街で候補地を探していた中で、心斎橋での開館を決めた。同館の使用期間は10年となるが、森脇健児(51)は「(劇場を)作ってはなくなるというのは、僕らは慣れてますから。むしろ10年もあるんやという感じです」と歓迎。兄弟漫才コンビ「酒井くにお・とおる」の酒井くにお(70)も「僕らは最後までもたないのでいいですけど」と笑わせた。
来年1月1日のオープンには「J:COM寄席」と題して、ケーブルテレビでの生中継を行う。従来の寄席やお笑い公演に加え、外部のサブカルチャー発信などさまざまな形で劇場を活用する考え。また、「一口支配人」と題して、劇場の運営資金の一部をクラウドファンディングで募る。
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iPSから小腸の細胞、創薬に応用へ 阪大
2018/11/22
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO38051200R21C18A1000000/
大阪大学の水口裕之教授と高山和雄助教らは、人のiPS細胞から小腸の一部を育てることに成功した。新たな飲み薬の開発などへの利用が期待される。企業と協力して2019年中にも製品化を目指す。成果を米科学誌ステム・セル・リポーツに22日発表した。
まず人のiPS細胞から、胃や腸などのもとになる細胞を作製。8種類の物質を組み合わせて培養液に加える。実験では9割以上の細胞が小腸の内側にある組織になり、小腸特有の遺伝子が働いていることを確かめた。
飲み薬は小腸で吸収され、肝臓を経て全身に行き渡る。新薬開発では、小腸でどのくらい吸収されるかなどを調べる必要がある。作った小腸の組織は吸収具合のほか、治療効果を発揮するかなどを調べるのに役立つ。病気を再現すれば、原因や治療法を探る研究にも役立つ。動物実験が不要になり、開発期間の短縮につながる。
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大阪芸大の新校舎完成 妹島和世さん設計
2018/11/27
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO38242390X21C18A1AC8000/
建築界のノーベル賞と言われる「プリツカー賞」を受賞した妹島和世さん(62)が設計した大阪芸術大(大阪府河南町)の新校舎がこのほど完成し、27日に報道陣に公開された。
丘の上という地形になじむよう外観は柔らかさを感じさせるデザイン。四方はガラス張りで開放感があり、教室や実験室のほか、作品を展示できるホールがある。
科学技術に精通したデザイナーを育てるアートサイエンス学科の拠点として使う。妹島さんは「多様な人が集まり議論できるような場所を心がけた。新たなアートを創出してほしい」と話した。
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太陽の塔、2025年に世界遺産? 松井知事が意欲
2018/11/28
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO38286390Y8A121C1AC8Z00/
大阪府の松井一郎知事は28日の定例記者会見で、日本万国博覧会(万博)記念公園(同府吹田市)にある「太陽の塔」について、大阪開催が決まった2025年万博に向け世界遺産登録を目指す考えを明らかにした。
太陽の塔は1970年大阪万博のシンボルとして故・岡本太郎氏が制作。松井知事は「完成から50年がたつ2020年には登録資格を得られる。ストーリーとして夢がある」と語った。かねて世界遺産を目指す意向を示していたが、25年万博の開催に合わせることで内外の関心を一層高める狙いがあるとみられる。
ただ、世界遺産は政府が国内各地から選んだ候補を国連教育科学文化機関(ユネスコ)に推薦。自国内に限らない普遍的な価値があるかなどを専門家が審査するため、ハードルは低くない。
また、松井知事は会場予定地の人工島、夢洲(大阪市此花区)以外に、近県にサテライト会場をつくる可能性に言及。国や府市などで今後立ち上げる実行組織に希望する自治体が申し込み、計画の可否を判断する仕組みが望ましいと話した。
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大阪・中之島を広場に、大阪市長 図書施設開館に合わせ
2018/12/8
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO38702540Y8A201C1AC8000/
大阪市の吉村洋文市長は7日、同市北区の中之島公園内に建設中の子供向け図書施設の周辺道路を歩行者向けに開放し、広場にする方針を明らかにした。対象区間は公園内を東西に走る市道「中之島通」の一部で、大阪市中央公会堂から図書施設までの約150メートル。2019年秋には車の行き来する道路を閉鎖し、図書施設を開館する20年3月の完成を目指す。
吉村市長は同日、記者団に「人が集う空間にしてエリア全体の価値を高める」と話した。
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国際児童文学館があるやんけ。2重行政の解消をと言うといて、自ら推進してどないすんでや?
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http://0oo.jp/95dc1
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府市の大学統合案、府議会でも可決
2018/12/19
大阪府議会は19日の本会議で、大阪府立大と大阪市立大を統合し2022年度に新大学を開設する目標を盛り込んだ議案について、大阪維新の会や公明党の賛成多数で可決した。両大学の運営法人は19年4月に「公立大学法人大阪」として統合され、1法人2大学になることが決まっている。同様の議案は大阪市議会も12日に可決された。
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1朝一から閉店までφ ★2018/12/29(土) 12:41:48.89ID:CAP_USER9>>69
作家の和久峻三さん死去、88歳
「赤かぶ検事」シリーズなど
2018/12/29 12:39
©一般社団法人共同通信社
「赤かぶ検事」シリーズなどの法廷ミステリーを数多く手掛けた作家の和久峻三(わく・しゅんぞう、本名古屋峻三=ふるや・しゅんぞう)さんが10月10日午前11時半ごろ、心不全のため京都市下京区の病院で死去した。88歳。大阪市出身。遺言により葬儀は行わなかった。
京都大法学部を卒業後、新聞記者を経て、作家に。後に司法試験に合格し、弁護士としても活躍した。「仮面法廷」で1972年度に江戸川乱歩賞、「雨月荘殺人事件」で89年に日本推理作家協会賞を受賞した。
https://this.kiji.is/451584867072263265?c=39550187727945729
クイズダービーの1枠だった
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>>2069
寂しいのぉ
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日本初公開&大阪だけの展示も、大阪で「フェルメール展」
1/7(月) 17:30配信
Lmaga.jp
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190107-00055560-lmaga-l27
日本初公開&大阪だけの展示も、大阪で「フェルメール展」
17世紀のオランダ絵画の黄金期を代表する画家ヨハネス・フェルメール(1632〜1675年)の展覧会『フェルメール展』が、「大阪市立美術館」(大阪市天王寺区)で開催される。
現在、東京・上野の「森美術館」で開催され、連日多くの来場者が訪れ、盛況を博している同展。大阪展は、東京展とは一部作品を入れ替え、日本初公開となる『取り持ち女』を展示。この作品は、宗教画から風俗画への転換期に当たる重要な作品で、画面の左端に描かれた男性はフェルメールの自画像であるという説があるという。
また同展では、大阪だけで展示される『恋文』など、西日本では過去最多となる6作品が集結。東京・大阪の両展を鑑賞すれば、最大計10作品を鑑賞することができる。期間は、2月16日から5月12日まで。チケットは一般1800円、大学・高校生1500円(いずれも当日券)。
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新聞に喝!】科学の成果主義、あおったのは誰か 京都大学霊長類研究所教授・正高信男
2019.1.13 11:00|
https://www.sankei.com/column/news/190113/clm1901130005-n1.html
毎年ノーベル賞の季節になると、韓国から受賞者が出ないことがメディアで取り沙汰される。個人的な感想だが、それが難しいのは儒教の風土も影響しているのではないだろうか。アメリカで研究生活を送っていた30代のころも、日本で持った自分の研究室にも韓国の人たちが多くいた。おしなべて勤勉で優秀であり、上司や先輩に対してとても従順であった。
しかし新たな科学的発見とは、往々にして経験豊富な研究者の常識を裏切る形で出現する。ボスに対し「あなたがまちがっています」と歯向かうことが、重要な契機となることが多いのだ。従順の美徳がアダになることがある。
一方、ここのところ毎年のように受賞者を出す日本だが、メディアは科学の危機を叫び続けている。12月7日付産経(大阪本社発行版)によると、日本の学術論文の発表数は減少傾向にあるという。ただ私のみるところ、若い世代に限るなら以前よりマメに英語論文を書いていると感じる。せっせと書き、国際学会で英語で発表しては競合的な研究費の取得に励んでいると思う。
これは政府が、優れた研究にのみ配分する研究費を増額しだしたことと深く関連している。各大学におおむね満遍なく配分していた使途を定めない交付金を削減する代わりに、研究計画を競わせて審査する。典型的には科学研究費助成事業(科研費)である。
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https://www.sankei.com/column/news/190113/clm1901130005-n2.html
科学研究の成果主義を打ち出したのだ。その点についてはメディアも異論は唱えなかったと記憶している。むしろ積極的に旗振り役を買って出た。その効果はてきめんで、私の勤務する大学でも科研費申請書の書き方の講習が行われ、教授が書いた申請でも提出前に大学側のチェックを受けるようになった。
結果、申請が採択されるためには成果が確実に見込まれるような研究計画が望ましいとなってきた。顔は見えなくとも、申請書を読む委員におもねるような研究が目立つようになったのだ。
先の産経の記事は、研究現場の不満を報じていた。生命科学系の研究者は「一般受けしないテーマにおもしろい研究の種が多々あるが、それでは資金は取れない」と嘆く。研究費申請の際には、成果がわかりやすい研究を前面に出すのだという。
ある意味、上を見すぎる韓国の状況に似てきたともいえる。予算獲得が目的化しかねない昨今の流れは危うい。しかしこの状況について、かつて成果主義を是とし、あおったともいえるメディアに責任はないのだろうか。
年末に科研費予算の増額が報じられていたが、養分が乏しくなった土壌で収穫量を増やそうとしても難しい。科学は長期的な育成が必要である。メディアにも目先にとらわれない姿勢を求めたい。
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【プロフィル】正高信男
まさたか・のぶお 昭和29年、大阪市生まれ。大阪大学大学院人間科学研究科博士課程修了。学術博士。専門はヒトを含めた霊長類のコミュニケーションの研究。
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大阪新美術館、正式名称は「大阪中之島美術館」に決定。
開館は2021年度
https://bijutsutecho.com/magazine/news/headline/18672
大阪市が、同市北区に建設予定の新美術館の正式名称を「大阪中之島美術館」に決定した。公募には1681件が集まったという。
大阪市が2021年度の開館を目指している新美術館。その正式名称が「大阪中之島美術館(Nakanoshima Museum of Art, Osaka)」に決定した。
同館は、大阪の中心部である中之島で大阪と世界の近現代美術をテーマとする美術館。大阪の実業家・山本發次郎(1887〜1951)の収集作品約600点をはじめ、現時点で5600点におよぶ作品を所蔵。大阪の文化の振興や都市魅力の向上に貢献することを目指している(所蔵作品はウェブサイトで公開されている)。
今回の美術館名称決定にあたっては、今年6月20日から7月27日の期間で公募を実施。1681件の応募があったという。名称決定には有栖川有栖(小説家)、建畠晢(多摩美術大学学長、全国美術館会議会長、前国立国際美術館館長)ら4名の有識者の意見が参考にされた。江戸時代の中之島には蔵屋敷が建ち並び、現在も集客施設や文化施設が集積するなど、大阪を代表するエリアのひとつであることを踏まえ、「将来にわたって愛される名称となるようにというとの思いを込めて」決定したという。
同館は5階建ての構造で延べ2万12平米。美術館棟は1万8566平米で、設計は遠藤克彦建築研究所が担当。館内には全フロアを縦に貫く吹き抜けやオープンな屋内空間「パッサージュ」があり、様々な人が自由に行き来できるという。また、館内コレクション展示室には、具体美術協会の活動を紹介する「グタイピナコテカルーム」(*)が設置されるなど、特色ある美術館を目指す。
*——「グタイピナコテカ」は1962年に大阪・中之島に開館した具体美術協会の私設スペース。
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府立大とOSP連携協定 新産業への育成目指す
2019年1月13日
http://www.nnn.co.jp/dainichi/news/190113/20190113029.html
堺市中区の大阪府立大と大学内にある大阪堺植物工場株式会社(OSP)は、産学連携協定を締結した。OSPが同市北区に新たに研究施設を整備し、2019年度の早い段階をめどに、生産品目の多品種化・機能性食材の開発などの研究開発を行う。量産の実証研究を通して、植物工場を新産業へと育成する。
府立大の植物工場研究施設は、人工光型植物工場に特化した国内最先端の研究拠点。府立大中百舌鳥キャンパス(堺市)内にある、2棟の研究棟と1棟の新世代植物工場で構成されている。
研究棟で確立した人工光を用いた多層型生産技術を活用し、14年から植物工場で工場野菜(リーフレタス)の量産、流通、販売に至る国の実証事業を進めてきた。
事業の第1フェーズ(局面)で、日産5千株の量産体制を確立しており、17年からは第2フェーズとして、事業運営をOSPに移行。リーフレタス(商標・府大マルシェ)で日産6千株の安定生産と、地産地消を中心とした流通と販売に取り組んでおり、実証事業は順調に推移している。
協定では具体的な展開として、共同研究・受託研究などの実施および人材交流▽研究設備の相互利用および人材育成▽府立大構内での共同研究施設の設置および運営-などを推進する。
現段階で想定している研究テーマは、同室内での多品種栽培の最適化検証による生産性向上技術の開発▽種苗会社から提供を受ける新品種の栽培試験や、植物工場で実績のない機能性野菜の栽培技術開発▽生産性の向上を目的とした作業管理やロボット化の推進▽大学発ブランドとしてブランド価値を向上-など10項目。
府立大の辻洋学長は「生産品目の多品種化を進めたい」と意欲を示し、同社の山口利昭社長は「工場を通じて人工知能(AI)分野を含めた進化を目指したい」と将来を見据える。
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おみくじ入り本貸し出し好評 市立中央図書館
2019年1月12日
http://www.nnn.co.jp/dainichi/news/190112/20190112033.html
「大吉」「小吉」「ピョン吉」-。大阪市西区の市立中央図書館で、さまざまな「吉」を書き込んだおみくじ入りの本の貸し出しが好評だ。正月に合わせ、中高生ら10代に図書館を楽しんでもらおうと企画した。55種類の本にそれぞれ合った「吉」を表現。書名や著者、登場人物にちなんだ内容もあり、読書だけでなく“初笑い”の機会を提供している。
各地の図書館で、本の内容を隠して貸し出しする「本の福袋」の取り組みがされる中、大阪らしい“笑い”のある試み「よみくじ」として同館が実施。関係者らが、お薦めの本と合わせておみくじの内容を考えた。
「大吉」から「末吉」まで一通りある一方で、多彩な「吉」を考案。「諭吉」は、『学問のすすめ』に合わせて福沢諭吉から取り、「秀吉」は、漫画家横山光輝さんの『豊臣秀吉 異本太閤記』から取った。
おみくじには、著者や本の概要のほか、「秀吉」なら「立身出世の相あり」などと、本の内容を踏まえた一言が書かれているのも特徴だ。
本はオリジナルカバーで隠し、借りるまで内容が分からないようにしてヤングコーナーの特設スペースに並べた。
貸し出しが進むにつれて反響もあり、漫画家吉沢やすみさんの『ど根性ガエル』の登場キャラクターから選んだ「ピョン吉」を引き当てた読者が会員制交流サイト(SNS)で紹介する姿も見られた。
本を包むカバーにも仕掛けを施した。同館では、古文書や写真をデジタル化した画像閲覧サービスのうち、著作権の保護期間が満了した約7千点を「オープンデータ」として自由に商用利用できるようにしており、その画像を使って作成。大阪の港や大阪城のイラストなど約30枚を取り入れており、「情報の活用などで役立ててもらうきっかけ」(同館担当者)につなげたい考えだ。
おみくじ入りの本はなくなり次第終了。同館ヤングコーナー担当の岩佐孝司さんは「10代の皆さんに本や図書館を楽しんでもらえるようになればうれしい」と来館を呼び掛けている。
イノシシテーマ「亥年」展 市立自然史博物館
2019年1月12日
http://www.nnn.co.jp/dainichi/news/190112/20190112030.html
大阪市東住吉区の長居公園内にある大阪市立自然史博物館で、今年のえとイノシシをテーマにした新春ミニ展示「亥(い)年」展が行われている。イノシシの頭骨のほか、魚やキノコ、昆虫のさまざまな“イノシシ”に出会うことができる。2月3日まで。
本館入り口の展示コーナーを使った恒例展示。同館が保有する資料からその年のえとにちなんだ物を展示する。
イノシシの頭骨は弥生時代のもので、鬼虎川遺跡(東大阪市)で発見されたもの。そのほか、魚類はイノシシの子ども「ウリ坊」に似ている「コトヒキ」「イサキ(幼魚)」を展示。イグチ科の毒キノコ「セイタカイグチ」やシダ植物の「イノデ」、昆虫の「コナライクビチョッキリ」など、その名前の由来とイノシシの関係性が解説されている。
同館広報担当の大江彩佳さんは「イグチ科やイノデなど、その意味を知ると、またおもしろく感じます」と見どころを挙げる。
また、同館1階では小中高生が昨年夏に取り組んだ自由研究29点も展示している。27日まで。
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寄贈本 府内外から 「こども本の森 中之島」
2019年1月15日
http://www.nnn.co.jp/dainichi/news/190115/20190115026.html
大阪市北区の中之島公園内に来春開館予定の図書施設「こども本の森 中之島」の準備作業が、本格化している。市は8日から寄贈本の受け付けをスタートしており、子どもたちが心を躍らせる児童書や図鑑が府内外から続々と集まっている。
同施設は、大阪出身の建築家・安藤忠雄さんが、子どもたちに自由に本や芸術文化に触れてもらおうと、自身の設計する施設の寄付を市に申し出たことから実現した。
建設工事は、昨年11月から東洋陶磁美術館の東側で始まっている。3階建てで延べ床面積は800平方メートル。吹き抜け空間を囲う壁1面に本棚を設置し、“本の森”を作り上げる予定だ。
市は昨年10月に施設基本方針を策定した。コンセプトは「知のワンダーランド」。乳幼児から中学生とその保護者をメインターゲットに、蔵書は絵本や昔話、伝記、図鑑など約2万5千冊をそろえる。
蔵書のうち、1万冊は寄贈で収集する方針で、市経済戦略局文化部文化課は、拠点となる本の森準備室「本の林」を、同市城東区新喜多東1丁目に開設している。
受け付け初日となった8日には早速、府外から郵便で届き、整理用のテーブルに真新しい図鑑などが並んだ。今後は、担当者が本の状態や対象年齢を確認した後、本情報などを登録し保管する。
同課の福田恵担当係長は「大阪の子どもたちに、ぜひ読んでもらいたいという本をどしどし送ってほしい」と話していた。
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寄贈本の受け付けは27日まで。持ち込みは火、水、金曜(27日は日曜も可)の午前10時〜午後4時(正午〜午後0時45分を除く)。比較的新しく書き込みや破れなどがない児童図書で、1人5冊まで。ゲーム攻略本や玩具的要素の強い本、児童雑誌、コミックなどは原則対象外。問い合わせは電話080(7399)3125。
27日に持ち寄りイベント開催
大阪市は27日、同市城東区新喜多東1丁目の本の林で「こども本の森 中之島」の寄贈本持ち寄りイベントを開く。
城東区住みます芸人を務める、漫才コンビ「アンリミテッドプリパレーション」が出演。自分の好きな本の紹介や、読み聞かせのレクチャーを予定している。午後2時〜3時。事前申し込み不要。
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劇団「空の驛舎」が上演会 自分と向き合う家庭劇
2019年1月19日
http://www.nnn.co.jp/dainichi/news/190119/20190119045.html
大阪を中心に活動する劇団「空の驛舎(えき)」は2月1〜3日、大阪市中央区東心斎橋のウイングフィルードで「ムスウノヒモ」を上演する。父親の孤独死をきっかけに、残された家族がかつての父の姿を追い、自分自身に向き合っていく家庭劇。
劇団代表の中村ケンシさんが脚本と演出を担当。市井の人々の暮らしを丁寧に描く手法が評価されている同劇団だが、今回の舞台は閑静な住宅街にあるマンションの一室。ここで、交流が途絶えていた父親が人知れず亡くなっていた。残された家族は部屋を片づけながら、知り得なかった父の思いを知る。
「ある家族が一つの出来事をきっかけにまとまることもあるが、そうならない人もいる」と中村さん。あくまで、描きたいのは「リアルな姿」。家族は父への罪悪感がありながらも、思いは平行線をたどる。
中村さんは「演劇は心が揺れ動くことを体感する芸術。役者本人のたたずまいを見てほしい」と意気込む。客演には小畑香奈恵さん(宴劇会なかツぎ/げきだんS-演s?)、北村守さん(スクエア)ら。前売り3千円。当日は300円増し。チケットは090(4766)8751、劇団。
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大阪市立科学館のプラネタリウム、春に刷新。最新の投影機に
1/20(日) 9:00配信
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190120-00056009-lmaga-l27
「大阪市立科学館」(大阪市北区)が、プラネタリウムと展示場4階の一部リニューアルし、3月30日にオープン。14年ぶりの更新となるプラネタリウムの新投影機は、最新技術を駆使したものとなる。
大阪市制100周年事業として、平成元年(1989年)に誕生した同館。日本で物理、化学、天文教育などのトップクラスの専門スタッフが在籍し、子どもはもちろん大人まで魅了されるサイエンスショーでも有名だ。ただ、展示物などは設置から20年以上経っているものも多かったため、11月30日から休館して改装している。
今回の目玉となるプラネタリウムは、東京・有楽町に2018年12月にオープンした「コニカミノルタプラネタリア TOKYO」や「スカイツリー」などを手掛ける「コニカミノルタプラネタリウム」に約3.2億円かけて依頼。最新型の投影機「インフィニウムΣ(シグマ)」を同館に合わせてカスタマイズした専用機だという。
本来の星の輝きや明るさや天体運動などをリアルに投影し、本物の空の動きを実現。また、同館で働く専門スタッフが、対面で解説できるようにリモコンも導入し、ライブ解説プラネタリウムの向上を目指す。それと同時に、通路などの安全を確保するために改修をおこなうという。
4階の展示物も一部リニューアルされ、参加型を意識。プロジェクションマッピング、ほかの惑星などでの体重が分かる展示などが登場予定。休館中は、リニューアル情報や最新の天文情報などは同館のSNSで配信している。
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「公設民営」中高一貫校の入学試験 大阪
1/26(土) 17:41配信
自治体が設置し民間が運営する全国初の「公設民営」の中高一貫校の入学試験が、26日、大阪で行われた。
午前8時半ごろ、受験する小学6年生の児童らが緊張した面持ちで、入学試験会場に向かった。
今年4月に開校する大阪市立水都国際中学校と水都国際高等学校は、大阪市が設置し、民間の大阪YMCAが運営を担う全国初の「公設民営」の中高一貫校。校舎は大阪・南港にある2つの公立小学校の跡地を改修して利用する。
語学学校などの運営も行う大阪YMCAのノウハウを活用し、英語教育を重点的に行うのが特徴。試験の倍率は6.34倍となっていて、合格発表は来月2日の予定。
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大阪狭山市と帝塚山学院大、人材育成へ包括協定 キャンパス統合後も連携
2019.1.23 07:02
地域のため協力関係をさらに深めようと、大阪狭山市と市内にキャンパスを持つ帝塚山学院大が地域貢献やまちづくりといった包括的な内容を含む「連携協力に関する協定」を締結した。
市と帝塚山学院大は平成18年2月、生涯学習推進に関する協定を締結。その後、同大の学生が市のオリジナル婚姻届づくりのデザインを担当するなどさまざまな場面で協力してきた。一方、同大は2021年春にすべての機能を「泉ケ丘キャンパス」(堺市南区)へ統合することを決定。キャンパスは大阪狭山市からなくなるが、両者は協力関係をさらに深めようと、内容を地域づくりや地域に貢献できる人材の育成など「包括的なもの」に拡大し、明文化した連携協力協定の締結を決めた。
締結式には古川照人市長や同大の津田謹輔(きんすけ)学長らが出席。古川市長は「統合後も、学生と市、市民が連携を図りながら地域社会の発展、人材育成に寄与できるように」と期待を寄せた。津田学長も「私たちの大学の大きな役割は地域連携。幅広い分野で市と大学が連携し、学生を育てる-そういった役割をこの協定に持たせていきたい」と述べた。
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腸内細菌が免疫高める仕組み解明
01月24日 07時08分
https://www3.nhk.or.jp/kansai-news/20190124/0011872.html
ヒトの腸内細菌は免疫を高めることが知られていますが、腸内にいる乳酸菌などが免疫を活性化させるメカニズムを大阪大学などのグループが明らかにしました。
免疫を高める新たな薬の開発などに役立つと期待されています。
研究を行ったのは、大阪大学大学院医学系研究科免疫学フロンティア研究センターの竹田潔教授らのグループです。
ヒトの腸内には多くの免疫細胞があり、腸内細菌によって免疫が活性化することが知られていますが、その詳しいメカニズムはわかっていませんでした。
グループが腸の免疫細胞を詳しく調べたところ、乳酸菌が作り出す「乳酸」と「ピルビン酸」という2つの物質が免疫細胞と反応していることが分かったということです。
そこで、この2つの物質が免疫細胞と反応できないようにした特殊なマウスを作りだし、サルモネラ菌を感染させたところ通常のマウスに乳酸とピルビン酸を与えた場合は感染してもすべて生きていましたが、乳酸とピルビン酸が働かないマウスでは20日後にはおよそ半数が死んだということです。
竹田教授は、「乳酸やピルビン酸を摂取することでノロウイルスなどの感染症の予防につながる可能性がある。今後、研究が進めばワクチンの効果を高める薬の開発にも役立つと期待している」と話しています。
この研究成果は、24日発行のイギリスの科学雑誌「ネイチャー」の電子版に掲載されています。
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「こども本の森 中之島」PR 本寄贈呼び掛け
2019年1月28日
https://www.nnn.co.jp/dainichi/news/190128/20190128035.html
大阪市が地元出身の建築家・安藤忠雄さんの寄付を受け来年春の開館を予定する図書施設「こども本の森 中之島」(大阪市北区・中之島公園内)のPRイベントが27日、同市城東区の本の森準備室であった。市民が寄贈本を持参し、絵本の読み聞かせを楽しんだ。
会場には城東区住みます芸人の漫才コンビ「アンリミテッドプリパレーション」が読み聞かせ対決を披露。『おしりたんてい』シリーズなど話題の児童書を盛り込んだ漫才で子どもらの心をつかんだ。
幼児期の愛読書などを寄贈した杉田優吾君(7)=堺市美原区=は「自分の本を多くの人に読んでもらえたらうれしい」。子どもと来場した三野真臣さん(38)=大阪市城東区=は「大人でも安藤さんの建物なら見てみたい」と完成を期待していた。
同施設は蔵書約2万5千冊のうち、約1万冊を寄贈で集める方針。すでに1万冊を超える児童書や絵本が寄せられている。募集は2月28日まで。
問い合わせは電話080(7399)3125、同準備室。
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"文化財の宝庫"守れ 防火デー、大阪城で訓練
2019年1月30日
https://www.nnn.co.jp/dainichi/news/190130/20190130026.html
文化財防火デー(1月26日)に合わせ、大阪市中央区の大阪城で29日、大阪市消防局などの消防総合訓練が行われた。国の登録有形文化財の天守閣や、貴重な歴史の史料を有する“文化財の宝庫”を、万が一の火災から守ろうと参加者は訓練に臨んだ。
訓練は、大阪城3階の機械室から出火し、外国人を含む逃げ遅れや負傷者が多数発生したという想定。市消防局や大阪城の自衛消防隊など、約80人が参加した。
火災が発生すると、館内に英語や韓国語など4カ国語で避難誘導のアナウンスが流れた。市内屈指の観光地でもあり、職員は多言語表記や外国人にも分かりやすいイラストのパネルを使い避難誘導した。
消防局は石垣からロープを使った負傷者の搬送訓練のほか、消防車やはしご車による一斉放水訓練を実施した。
大阪城天守閣の北川央館長は「火災が起きれば、一瞬で貴重な文化財は焼失してしまう。気持ちを引き締め日常業務に取り組みたい」と文化財保護への決意を新たにした。
文化財防火デーは、1949年に奈良・法隆寺金堂の火災で、貴重な壁画が焼損したことを受け、文化財の防火意識を高めようと国が55年に定めた。
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偽曲「安寿と厨子王」を上演 劇団「東洋企画」
2019年1月30日
https://www.nnn.co.jp/dainichi/news/190130/20190130031.html
大阪を中心に活動している劇団「東洋企画」は2月22〜24日の3日間、大阪市天王寺区の応典院で「偽曲(ぎきょく) 安寿と厨子王」を上演する。誰もが知る悲劇的な姉弟の民話をベースに、肉親とのつながり、血、命の尊さを現代に問う。
「安寿と厨子王」は、人買いに売られた姉弟が姉の犠牲の上に弟は逃亡に成功。やがて出世した弟が姉の無念を果たし、生き別れていた父母とも再会する物語。中世から浄瑠璃などで使われた説話で、森鴎外の「山椒大夫」でも知られる。
タイトルの頭に付けている「偽曲」に、脚本と演出を担当する東洋さんは「時代劇の皮をかぶった現代劇です」と苦笑する。姉弟の悲話を軸に、その悲劇を意気揚々と語る人や、身勝手な持論を展開する人らにより、千年の時を経た物語は姿を変えていく。
同劇団は、東洋さんが大阪大在学中の2014年に立ち上げた。大学の枠を超え、作品ごとに出演者を関西演劇界から募り、意見交換をしながら作品を作り上げる手法をとる。
今作には総勢26人が出演。命や血のつながりについて議論しながら稽古を積み重ねてきた。「私たち世代の感覚や考えを示していきたい」と東洋さん。
「安寿と厨子王」をつないだ「血」や「精神の尊さ」を、現代人のまなざしで描く。
チケットは一般前売り3千円、当日は500円増し。問い合わせは東洋企画のホームページ(https://to4okikaku.com/)。
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女性研究者育成でサイト開設へ…阪大呼びかけ
https://www.yomiuri.co.jp/local/kansai/news/20190204-OYO1T50020/
女性研究者の活躍を促進しようと、大阪大が全国の大学に呼びかけて「全国ダイバーシティネットワーク」を結成した。女性研究者の採用状況や育児休業後の支援策などについて全国の大学など約800機関に今年度中にアンケートし、新設するウェブサイトで調査結果を報告する。研究環境を整え、女性研究者やリーダーを育成していく。
「ダイバーシティ」は多様性を意味する英語。性別や国籍などの違いを尊重することで新たな価値の創出や活性化につながると期待されている。
総務省によると、国内の大学や企業などの研究者に占める女性の割合は上昇しているものの、2018年3月時点で16・2%にとどまる。阪大では特に理工系の女性教員が少なかったが、同年5月までの2年間は女性教員の増加数が全国の国立大で最も多く、全教員に占める女性の割合は17・2%になった。
阪大は「女性研究者の研究力を高めるには全国的な連携が必要」と、文部科学省の補助を受け、昨年11月にネットワークを結成。北海道、東北、東京、東京農工、名古屋、京都、立命館、岡山、広島、九州など23大学が幹事大学として加盟し、他にも参加を募る。
アンケートは日本学術会議と協力して行い、全国の国公私立大や研究機関に女性研究者への支援の現状や今後の対策など約30項目について聞く。来年度には日本IBMなどと、企業への意識調査を実施。ウェブサイトでは国内外の取り組みなども紹介する。全国を8ブロックに分け、活動方針を決める。阪大の工藤真由美副学長は「女性研究者や学生が自分らしく生きることに挑戦できるよう後押ししたい」と話す。
7日には大阪大学会館(大阪府豊中市)でシンポジウムを開き、村木厚子・元厚生労働次官が基調講演。無料。申し込みは阪大のホームページから。先着400人。問い合わせは阪大男女協働推進センター(06・6879・4405)。
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サントリー文化財団が設立40年
02月02日 07時40分
https://www3.nhk.or.jp/kansai-news/20190202/0012226.html
大阪のサントリー文化財団は、設立40周年を迎えた記念事業として、地域文化の振興に向けたフォーラムをことし9月以降、全国5か所で開くことなりました。
大手飲料メーカー「サントリー」の創業80周年を記念して設立されたサントリー文化財団は、社会と文化に関する研究への助成や地域文化の振興などに取り組んでいて、1日、設立40周年を迎えました。
財団では設立40周年の記念として、5つの事業に取り組むことを発表し、このうち、▼「地域文化フォーラム」を9月以降に東京、福島、富山、広島、それに大阪の全国5か所で開くほか、▼高齢化社会をチャンスと捉える方策について議論する「国際シンポジウム」をことし5月に東京で開催するとしています。
サントリー文化財団の鳥井信吾理事長は大阪市で行った記者会見で、「現代社会は非常に複雑に交錯しており、それらを解きほぐす地道な活動と知恵がこれまで以上に必要になっている。40周年の基本方針として『知をつなぐ、知をひらく、知をたのしむ』を設定して、次の50周年に向かって一歩一歩、歩んでいきたい」と述べました。
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関西から世界へ バレエダンサー育成
https://www.yomiuri.co.jp/local/kansai/news/20190205-OYO1T50029/
世界最高峰のバレエダンサー、ウラジーミル・マラーホフさん(51)が芸術監督を務める「日本国際バレエカンパニー」が、近く設立されることになった。国内のダンサーを育成して海外展開を進めるのが目的で、当面は関西を拠点に練習を重ね、6月末にカザフスタンのアスタナ劇場で初公演を行う。
マラーホフさんはウクライナ出身。ドイツ・ベルリン国立バレエ団で2004年から10年間、芸術監督を務めた。現在も舞台に立ち、振付家としても活躍する。
発起人は、マラーホフさんの振付助手を務める大阪府出身のバレリーナ針山愛美えみさん(41)。今月10日から大阪、東京でオーディションを3回行って約20人の団員を選考し、針山さんの活動拠点がある大阪府豊中市、兵庫県西宮市で練習を行うほか、マラーホフさんが年に数回、来日して直接指導にあたる。当面の運営費用は針山さんが私費で賄うが、今後は寄付を募るなどして国内外で公演機会を増やしたいという。
昭和音楽大バレエ研究所の調査によると、日本のバレエ人口は約36万人(2016年)だが、資金面などで国の支援体制が整った欧米に比べて公演回数が少ないうえ、海外の舞台に立てる機会も少ない。
世界のバレエ団で活躍してきた針山さんは、「海外留学から帰っても、踊る場所がないのが日本のバレエダンサーの現状。優れた技術を持った若者の受け皿を作りたい」と考えたという。
マラーホフさんは本紙に、「チャレンジですが、日本のダンサーの方々のお力になれること、自分の経験を共有できることを楽しみにしています」とコメントを寄せた。
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子宮頸がん2000年境に増加…阪大チーム解析
https://www.yomiuri.co.jp/local/kansai/news/20190206-OYO1T50010/
1976〜2012年に大阪府内の医療機関で登録された子宮頸けいがん患者約2万5800人の大規模な解析結果を、大阪大の研究チームが発表した。76年以降に減り続けた患者数は2000年を境に増加に転じ、中でも40歳未満の若い患者の増加が目立つという。
子宮頸がんは、主に性交渉で感染するヒトパピローマウイルス(HPV)が原因で発症する。調査は、府のがん登録患者データ37年分を分析した。1976年の患者数は人口10万人当たり推計28人で、2000年に同9・1人に減ったが、12年には同14・1人に増えた。早期がんの10年生存率は03年以降、改善した。
40歳未満で発症した世代をみると、全期間を通じて悪性度が高い「腺がん型」が増え、放射線が効きにくい傾向があった。5年生存率は40歳未満は56・2%で、40〜59歳の60・6%、60歳以上の69・1%に比べて低かった。
国はHPVワクチン接種の積極的勧奨を13年6月に中止したが、データは12年までで、中止の影響を反映していない。分析した上田豊・大阪大講師(婦人科腫瘍学)は「全国も同じ傾向と考えられる。増加は性交渉の低年齢化などが要因と思われる」と話している。
井箟いのう一彦・和歌山県立医大教授(産婦人科学)の話「国のがん登録制度が始まるかなり前から詳細に捉えたデータは珍しい。ワクチンと検診の二本立てで子宮頸がん対策を行う国は発症が減る傾向にあり、日本で効果的な対策を考えるヒントとなりうるデータだ」
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武将や忍者 主人公に 大阪文学学校修了生らが同人誌
2019年2月5日
https://www.nnn.co.jp/dainichi/news/190205/20190205051.html
大阪文学学校(中央区谷町)の修了生を中心にしたメンバーによる歴史・時代小説の同人誌「茶話歴談」=写真=が創刊された。戦国武将から忍者、天体望遠鏡の作成に情熱を注いだ職人などを主人公とした8編を収録している。
メンバーは30代から70代の8人。普段はシナリオライターや元教師、行政書士をしている。3年前に茶話歴談の前身にあたる歴史小説勉強会を立ち上げ、太平洋戦争までの日本人が主人公か、日本が舞台であることを条件に執筆した。
武将・松永久秀と名刀・骨喰をめぐる奇怪な戦い「骨喰と龍王」、幕末に生き残った忍者が浦賀に来た黒船で任務に挑む「黒船に忍ぶ」、武将・佐々成政が雪山である男と出会った「異説さらさら越え〜星下の宴〜」など、時代、主人公も多彩で読み応えがある。初版250部は完売し、増刷した。
本体500円。文学フリーマーケット等にも出品。問い合わせはメール(sawarekidan@lepton-inc.com)。
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魚が鏡に映った姿を自分自身と認識 大阪市立大などが確認
2019年2月8日 4時45分
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20190208/k10011807731000.html
ホンソメワケベラという魚は鏡に映った姿を自分自身だと認識する能力があることを、大阪市立大学などのグループが実験で確かめたと発表しました。鏡に映った自分の姿を認識するにはサルやイルカなど高い知能が必要だとされていて、魚で確認されたのは初めてだということです。
研究を行ったのは、大阪市立大学大学院理学研究科の幸田正典教授らのグループです。
グループでは鏡のついた水槽で飼育しているホンソメワケベラという海水魚を使い、下あご付近に茶色の色素を注射して汚れをつけた場合と付けなかった場合で行動に違いがあるかを調べました。
その結果、茶色の汚れを付けた4匹のうち3匹で鏡を見たあと砂に下あご付近をこすりつけるようなしぐさをして再び鏡の前に戻るという行動が確認されたということです。
汚れを全く付けなかった場合や、無色透明の液体を注射した場合にはこうした行動は見られませんでした。
グループによりますと、これはホンソメワケベラが鏡を見て自分の汚れに気がつき、寄生虫か何かだと思ってこすり落とそうとする行動だと見られるということです。
鏡に映った姿を自分自身と認識する能力はチンパンジーやイルカなど高い知能を持つ動物では確認されていましたが、魚では初めてだということです。
幸田教授は「魚はこれまで考えられていた以上に賢い可能性が高い。魚の認知能力についての常識を覆す発見だと考えている」と話しています。
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「フェルメール展」大阪へ 作品展示作業始まる
2019.2.8 14:06
https://www.sankei.com/life/news/190208/lif1902080032-n1.html
17世紀オランダ絵画の黄金期を代表する画家、ヨハネス・フェルメール(1632〜75年)の作品6点を集めた「フェルメール展」が16日から大阪市立美術館(同市天王寺区)で始まるのを前に8日、展示作業が行われた。
フェルメール展は3日まで東京・上野の森美術館で開催。68万人を超える人が訪れた。大阪展には、日本初公開の「取り持ち女」や、大阪展のみの展示となる「恋文」などフェルメール作品6点を展示。平成12年に同じ大阪市立美術館で開催された「フェルメールとその時代展」の5点を上回る展示数で、西日本では過去最大規模となる。
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心と心 感性引き出す
02/10 05:00
https://www.yomiuri.co.jp/local/osaka/news/20190209-OYTNT50221/
15日から富田林で障害者絵画展
講師・広海さん「少しでも理解深めて」
富田林市の社会福祉法人「富翔会とんしょうかい」が運営する施設に通所する障害者約20人が15日から、同市本町のきらめきファクトリーで初めて展覧会を開く。女性講師から熱心な指導を受け、障害者は豊かな感性で個性的な絵画を描けるようになった。女性講師は「繊細な感覚を持った障害者の、魂やエネルギーのこもった作品をぜひ見てほしい」と話している。(新田修)
講師は藤井寺市出身の広海充南子ひろみみなこさん(36)。京都造形芸術大学でデザインを専攻した後、芸術を学ぶために海外留学した。2006年頃、ロンドンで障害者らが制作した優れた芸術「アールブリュット」の展覧会を見て、「こんな枠にとらわれないアートがあるなんて」と衝撃を受けた。
帰国後、障害者と一緒に制作したいと思い、07年に絵画講師として富翔会の職員になった。障害者に紙とペンを渡し、自由に描いてもらおうとしたが、当初は集中力が続かず、紙に絵を描くことを理解できなかった人もいたという。
「彼らの心情への理解が足りないのでは」。これまで、障害者と関わったことのなかった広海さんは、そう考え、勉強してヘルパーの資格を取り、障害者のトイレや食事の介助などをして少しずつ信頼関係を構築していった。
画用紙のほかに、筆圧が強い人には丈夫なベニヤ板の上に描いてもらうようにするなど工夫。広海さんは絵画制作の指導ができるようになった。
重度の知的障害を持つ田中ますみさん(48)は大きな変化があった一人だ。絵画に取り組み始めると、奇声を発する癖がなくなった。何度も円をなぞって描いたり、曲線を幾重にも重ねたりする作品が魅力で、母の弘子さん(72)は「娘にこんな才能があったとは驚いた」という。
門田賢一さん(46)は、「ハッピーくん」という独自のキャラクターを描き、障害者アートの作品展で入賞。絵画に没頭するようになると、ほかの人ともめなくなったという。
今回、広海さんは「多くの人に評価してもらい、達成感を味わってもらうことが彼らの成長につながる」と考え、絵画展を開くことを決定。近年は障害者を虐待する事案などが各地で相次いでおり、広海さんは「絵画展を通して障害者への理解が少しでも深まれば」と期待する。
午前10時〜午後7時(最終日は正午まで)。展示は20日までで、入場無料。
問い合わせは、富翔会(0721・20・5288)。
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グランフロント大阪で「フェルメール展」先取り 日本監修者による講座 /大阪
2/13(水) 17:35配信
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190213-00000047-minkei-l27
対話プログラム「MOU-ICHIDO美術」が2月14日、グランフロント大阪(大阪市北区大深町3)北館1階のナレッジキャピタル「カフェラボ」で開催される。(梅田経済新聞)
「MOU-ICHIDO美術」は、研究者とともにカフェでドリンクを飲みながらカジュアルに受講できる「ナレッジキャピタル超学校」内のプログラム。「大人になった今、美術を学び直す」ことをコンセプトに、現代人に必要な教養を再構成することを提案する。2016年から開催しており、今回で7回目。過去にはデトロイト美術館展や藤田嗣治展にちなんだ講座を開催してきた。シニア層を中心に人気を得ており、毎回告知と同時に席が埋まる人気ぶりだという。
今回講師として迎えるのは、2月16日〜5月12日に大阪市立美術館(天王寺区)で開催される「フェルメール展」の日本監修を行う千足伸行さん。フェルメール作品に多くの人が引きつけられる理由や魅力、世界観について作品を見ながら学ぶ。担当の奥村亜紀さんは「大規模な展覧会と併せて、学びを深めてもらえたら」と話す。
開催時間は19時〜20時30分。対象は高校生以上。定員は50人。料金は500円(1ドリンク料金込)。公式ウェブサイトで要予約。
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みんなの経済新聞ネットワーク
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16日から「フェルメール展」 6作品、西日本最多
2019年2月15日
https://www.nnn.co.jp/dainichi/news/190215/20190215035.html
大阪市立美術館(大阪市天王寺区)で16日に開幕する「フェルメール展」の内覧会が14日、行われた。同展は、約68万人を動員した東京・上野の森美術館に続く開催。同館でのフェルメールの作品展示は19年ぶりで、西日本では過去最多の6作品が集結した。
17世紀に活躍したオランダ人画家・フェルメールは、バロック絵画を代表する画家の一人で現存する作品が35点とされ、希少性と神秘性から世界的人気を誇る。
今展では日本初公開の「取り持ち女」をはじめ、「恋文」「リュートを調弦する女」「手紙を書く女」など6点と、同時期のオランダ人画家の作品39点を展示する。
初公開となる「取り持ち女」は、1656年制作の初期作品。それまで宗教画が多かったフェルメールが、初めて描いた風俗画とされる。
展示を監修した千足伸行氏(成城大名誉教授)は「35作品しかないフェルメールは、一つの作品が一人の画家の200作品ぐらいに相当する。展示が6作品しかではなく、6作品もと考えてもらいたい」と話した。
開催は5月12日まで。
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看護棟が竣工 四天王寺大、今春学部開設
2019年2月14日 https://www.nnn.co.jp/dainichi/news/190214/20190214035.html
今春に看護学部を開設する四天王寺大(羽曳野市、岩尾洋学長)は13日、同大学キャンパスで看護棟(9号館)の竣工(しゅんこう)式を行った。関係者約200人が学業成就祈願法要に参列したほか、真新しい施設内を見学した。
看護棟は、地上3階建てで延べ床面積は約4100平方メートル。一般病棟の4人部屋を想定し、ベッドや水浴槽を配置した看護実習室のほか、あらゆる病状や症例を再現する患者型シミュレーターを導入したシミュレーションセンターなどを設けた。
建物東側の外壁には、長年、同市の四天王寺羽曳丘中・高校舎に掲げられていた陶板画「金剛界曼荼羅(まんだら)(光と色の宇宙観)」が移設された。
法要は、和宗総本山四天王寺(大阪市天王寺区)の森田俊朗管長を大導師に厳かに営まれ、出席者が次々と焼香に並んだ。
四天王大を運営する四天王寺学園の瀧藤尊淳理事長は、聖徳太子が四天王寺創建の際にとった「四箇院の制」に触れ、「四箇院の精神を受け継ぐ本学にとって、理系学部の設置は長年の念願だった。竣工を契機に教職員が一層努力し、社会に貢献する人材の育成に励みたい」と述べた。
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スタッフ全員が役者 天満橋に演劇カフェ
2019年2月17日
https://www.nnn.co.jp/dainichi/news/190217/20190217030.html
大阪市中央区に、プロの役者が即興劇を見せる演劇カフェが誕生した。スタッフは全員、大阪を中心にテレビや舞台で活躍する役者。1日に4回、3分ほどの劇を披露する。「忙しい時間の合間に気分転換してもらえたら」と、つかの間の非日常を提供する。
「犯人を隠すなんて、とんだブラックな店だな」-。詰め寄る探偵に店員がコーヒーを差し出す。「はい、ブラック」-。絶妙な“間”に、笑い声が漏れる。
京阪天満橋駅から徒歩5分。今月4日にオープンした「ラジェムカフェ」が、うわさの演劇カフェ。店内は木目を基調とし、おしゃれなカフェそのものだ。周囲はオフィスのほか病院もあり、ランチメニューは糖質20%カットの白米、サラダボウル付きで健康にもこだわる。
演劇カフェになるのは、ランチタイムが一段落ついた午後1時以降。劇は日替わりで「オムライス編」や「ラーメン編」など、3分ほどのコメディー仕立ての数パターンを用意。冒頭の劇のタイトルは「糖尿探偵」だとか。
役者陣は松竹芸能所属の女優、広沢佐知さんはじめ、劇団「少年ピカレスクロマン」の若月咲弥さん、シバサキユウ子さんら10人。そのうち日替わりで2〜3人が店に立ち、閉店の午後6時までタイミングを見計らっては演じる。時には、設定を客が決める即興劇も行う。
「普段から小劇場の舞台に立っているが、カフェはそれよりもお客さんとの距離が近く、生の反応がもらえる。頭と表現力が鍛えられる」と広沢さん。演劇といえど舞台設定はカフェで、演じるための衣装替えもない。ただ、普通ではない3分間が突然始まり、終わる。一応“開演”のアナウンスはするが、居合わせた客は当然驚く。それでも、終われば温かく拍手をしてもらえるという。
カフェとして客のニーズに応えながら、演劇の楽しさを発信するのが店のコンセプト。広沢さんは「演劇を身近に感じてもらいたい。ここで演劇に触れて、劇場に見に行きたいと思ってもらえるような発信源になりたい」と意気込む。
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クリスマスローズや山野草展示 咲くやこの花館
2019年2月20日
https://www.nnn.co.jp/dainichi/news/190220/20190220039.html
大阪市鶴見区の咲くやこの花館は22〜24の3日間、「クリスマスローズ、原種シクラメン、山野草展示販売会」を開く。会場は館内2階展示室。午前10時〜午後5時。
約800鉢のクリスマスローズなど各地の専門業者が珍しい品種を展示・販売する人気企画。毎回多くの来館者から好評を得ている。
23日に「第154回咲くや塾“原種シクラメンとクリスマスローズの魅力と栽培の秘訣(ひけつ)”」(同1時半〜同3時)を開催。講師はクリスマスローズや原種シクラメンの生産者・育種家で知られる横山直樹氏。参加無料(ただし入館料が必要)。定員70人(事前に電話での申し込みが必要)。問い合わせは電話06(6912)0055、咲くやこの花館
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日本文化体感新施設23日オープン…大阪城公園
https://www.yomiuri.co.jp/local/kansai/news/20190220-OYO1T50010/
大阪城公園(大阪市中央区)に大中小三つの劇場を備えた集客施設「COOL JAPAN PARK OSAKA(クールジャパンパーク大阪)」が完成し、20日、関係者向けの内覧会が行われた。外国人でも楽しめる舞台や伝統芸などの公演を中心に日本文化の発信拠点とする狙いで、23日にオープンする。
大阪市が委託した共同事業体などが整備し、官民ファンド「海外需要開拓支援機構(クールジャパン機構)」や吉本興業、読売テレビなどの在阪テレビ局など計14社でつくる「クールジャパンパーク大阪」が運営。2019年度の売り上げは7億円、8割超の稼働率を目指すという。
施設は鉄骨2階建ての2棟に1144席、706席、着席時300席の劇場三つが入り、客席の壁面に映像を投影できる演出や、4K放送に対応した設備などがある。
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特殊たんぱく質 老化に関与か
02月20日 08時08分
https://www3.nhk.or.jp/kansai-news/20190220/0012787.html
細胞の内部の不要なたんぱく質などを分解する「オートファジー」の働きを抑えるたんぱく質が、寿命の長さや老化の進行に関わっていることを、大阪大学などのグループが動物を使った実験で突き止めました。
この研究は大阪大学大学院医学系研究科の吉森保教授などのグループが行いました。
グループでは、細胞内部の不要なたんぱく質を分解するオートファジーの働きを抑える「ルビコン」と呼ばれる特殊なたんぱく質が、年をとるにつれて増えていくことに注目しました。
そして、線虫とよばれるごく小さな生物を使って、ルビコンの働きを人工的に抑えた線虫と通常の線虫で寿命に違いがあるかを調べた結果、ルビコンが働かない線虫は通常の線虫よりもおよそ1.2倍、長く生きることが分かったということです。
さらに、マウスでもルビコンの働きを抑えると、老化に伴う腎臓の組織の異常などが半分程度に抑えられることも確認できたということで、グループではオートファジーの働きが低下することが老化に深く関わっていることが確認できたとしています。
研究を行った吉森教授は「日本人は長生きだが、年を取ると病気になる人も多い。ルビコンを制御することができれば、より健康で長生きできるようになるかもしれない」と話しています。
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囲碁・仲邑菫さん、黒嘉嘉七段と互角以上の健闘
https://www.yomiuri.co.jp/culture/20190220-OYT1T50255/
4月に国内史上最年少プロ棋士になる囲碁の仲邑菫なかむらすみれさん(9)と台湾を拠点に活躍する黒嘉嘉七段(24)の対局が20日、東京・市ヶ谷の日本棋院で行われ、白番の黒七段が228手で中押し勝ちした。
日本棋院が発行する「週刊碁」による新初段と強豪棋士との記念対局「週刊碁新初段シリーズ」の一局。黒七段は女流棋界では世界的な実力者で、モデルとしても活動している。22〜24日の「SENKO CUP ワールド碁女流最強戦2019」に出場するために来日した。
仲邑さんの「先」の手合いで行われた対局は、序盤から激しい競り合いになった。中盤までは仲邑さんが互角以上に戦ったが、終盤に経験の差が出た。
対局後、仲邑さんは「うまく打てたが寄せで損をした」と振り返った。黒七段は「すごく力強い。9歳でこれだけ打てるのはすごいこと。将来が楽しみ」と話した。
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ベルリン映画祭 大阪の監督受賞
02月17日 21時44分
https://www3.nhk.or.jp/kansai-news/20190217/0012709.html
世界3大映画祭のひとつ、ベルリン国際映画祭で、大阪市出身のHIKARI監督が脳性まひの女性の成長を描いた「37Seconds」が「観客賞」などを受賞しました。
ことしのベルリン国際映画祭、幅広い作品を集めたパノラマ部門では、大阪市出身でアメリカ・ロサンゼルスを拠点に活動するHIKARI監督の「37Seconds」が、「観客賞」や各部門から選出される「国際アートシアター連盟賞」を受賞しました。
この作品は、37秒間、仮死状態で産まれた脳性まひの23歳の女性が、みずからと向き合い成長していく姿を描いたもので、「国際アートシアター連盟賞」の審査員は、「才気あふれた若い主人公がすばらしい出演者に支えられ、色鮮やかな世界や家族の秘密に導いてくれる」と評価しました。
受賞したHIKARIさんは、「実話に沿った、リアリティーのある作品を作りたいという思いで製作にあたりました。今後も、楽しいだけではない、メッセージ性のある作品を作っていきたいです」と話していました。
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大阪・湯木美術館でひな祭り特別展 本吉兆のひな人形を展示 /大阪
2/19(火) 14:40配信
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190219-00000035-minkei-l27
湯木美術館(大阪市中央区平野町3、TEL 06-6203-0188)で2月19日、特別展「湯木吉兆庵の雛(ひな)道具-ひな祭りのしつらえと茶道具-」が始まった。(船場経済新聞)
日本料理店「吉兆」の創業者で初代館長を務めた湯木貞一の茶の湯コレクションを収蔵、展示する湯木美術館。茶道関係者をはじめ、年間約7000人が訪れる。
1987(昭和62)年の開館以来、ひな祭りをテーマに企画展示を行うのは今回が初めて。現在、「高麗橋 吉兆 本店」が改築工事で休店しているため、通常は店内に飾るひな人形を、美術館で特別に公開する話が持ち上がったことから開催が決まった。
展示するひな人形は、京都の人形師、丸屋大木平蔵の作品で、京都の有職(ゆうそく)雛と江戸の古今雛の形式を受け継いで制作されたもの。平成改元時に全ての人形の衣替えを行っており、最上級の染織物が裏地にまで使われているという。
雛人形だけでなく、室内飾りや季節感のある茶道具も含めて展示し、総点数は60点におよぶ。
学芸員の内田彩加さんは「湯木貞一は、ひな道具の小さな器にその日出す料理と同じものを盛って、人形と共に飾り付けた。小さな料理と共に目で味わえるひな飾りからは、料理屋ならではの細やかな遊び心で楽しませようとする吉兆の心意気が感じられる」と解説する。
「普段は茶道具を中心とした展示が多いが今回はひな祭りということで、幅広い方々に来館してもらい、湯木貞一が演出したひな祭りを感じてもらえたら」とも。
開館時間は10時〜16時30分(3月1日は19時まで)。月曜休館。入館料は、一般=700円、大学生=400円、高校生=300円。3月24日まで。
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大阪芸大スカイキャンパスで卒業制作選抜展 さまざまなジャンルの52作品 /大阪
2/22(金) 23:00配信
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190222-00000080-minkei-l27
大阪芸術大学スカイキャンパス(大阪市阿倍野区、あべのハルカス24階)で2月22日、「平成30年度大阪芸術大学グループ卒業制作選抜展」が始まった。(あべの経済新聞)
大阪芸術大学グループ各校の卒業制作展で展示された中から、大阪芸術大学37作品、短期大学部8作品、大阪美術専門学校7作品の合計52作品を紹介する。ジャンルは美術やグラフィックデザイン、工芸、建築、写真、漫画、映像、音楽など幅広い。
初日はオープニングイベントが開かれたほか、各校の出展者が作品の前で来場者に解説を行うなどして和やかな雰囲気となった。
開催時間は11時〜19時。入場無料。3月3日まで(2月25日は休館)。
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全児童が「探究型学習」実践を 大教大付平野小
2019年2月24日
https://www.nnn.co.jp/dainichi/news/190224/20190224030.html
自ら学び、考える力を育成する「探究型学習」を、小学校の全児童が実践できるように大阪教育大付属平野小(大阪市平野区)がカリキュラムを開発している。児童自身が関心のあるテーマを、周りの人と共に追究できる環境を整備。課題解決策の「想像」と「創造」を繰り返していけるように授業を展開し、変化の激しい社会を生き抜く力の育成に挑んでいる。
「失敗しても、次につながるのが楽しい」
3年の浅見莉央さん(9)は、粘液状の「スライム」作りに熱中。材料や配分を変えながら理想の状態にしようと試行錯誤を続ける。別の机の周りでは将棋を指し、その様子を撮影する姿も。総合学習の時間や生活科などを一体化してつくった「未来そうぞう科」の授業の一場面だ。
「好き」を力に
同小は、文部科学省から指定を受け、2016年度から4年間、次期学習指導要領の10年先の教育課程の在り方を研究。これからの社会を生き抜くためには、「想像」と「創造」を繰り返しながら対象に向き合っていく能力が必要と位置付けている。
実現するために、「主体性」と「協働する力」、「新たな意味や価値を見いだす力」の三つの力の育成を重視。全学年でそれぞれ育てられるように、発達段階に応じて系統立て、探究活動の場を用意した。
スライム作りなど自分の好きなことを追究させる取り組みは、主要な仕掛けの一つ。3年では、一人一人がやりたいテーマを決め、目標の達成状態をイメージした上で、成果を披露したり、班活動に発展させたりする。浅見さんは「実験は達成感があるので好き。みんなにスライムの良さを伝えたい」と意気込んでいた。
楽しめる環境を
同小では、より効果的に探究活動ができる環境整備を徹底。各教科でも「想像」と「創造」を繰り返せるよう、足し算の筆算では、自ら法則を見つけられるように工夫したりする。
未来そうぞう科を核にした教科横断型の取り組みにも注力。防災をテーマにした際は、社会や理科と組み合わせ、多角的に学びを深められるようにした。
同小で伝統的に取り組んできた授業運営も効果的に機能。全ての授業について、始まる時には、その授業で獲得したい力などを児童自らが設定し、終わりには振り返る時間を設けて次回の目標を考えさせてきた。
それぞれが考えを深められるように、自身のイメージを書き留めるノートを毎日活用したり、制作過程をタブレット端末で撮影してこまめに記録。学校による指導や評価には、こうした「足跡」も活用し、保護者や地域住民らに参加してもらう仕組みも構築した。
研究主任の川俣尚之教諭は「児童が自ら問題意識を持ち、楽しみながら学習できる環境を整えるのが重要。新しい社会を切り開く子どもたちを育てていきたい」と力を込める。
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学生考案サンドイッチ レタス「府大マルシェ」PR
2019年2月24日
https://www.nnn.co.jp/dainichi/news/190224/20190224032.html
大阪府立大の学生が23日、大学の研究機関である植物工場研究センターで生産されたレタスを使って考案したサンドイッチの試食や試験販売を堺市北区のイオンモール堺北花田1階「無印良品」キッチンカウンターで行った。24日も実施する。
同センターは蛍光灯やLEDを用いた「完全人工光型」植物工場に特化した研究施設で、レタス「府大マルシェ」は毎日6千株生産している。レタスの認知度を高めるとともに学生の実社会での体験学習の場にしようと、「無印良品」を運営する良品計画と共に初めてイベントを開催。
用意したサンドイッチは学内のレシピコンテストで入賞した栄養療法学専攻の乙政かさねさん(3年)の「ふわふわ卵とバタビアレタスのサンドカルボナーラ風」と、檜垣七菜子さん(同)の「フリルレタスのBLTサンド」。2人は実際にその場で調理して来場者に試食を提供し、限定販売も行った。
同センターの増田昇センター長は「『府大マルシェ』は最速30日で栽培でき、無農薬。鮮度も長持ちし、開封したらすぐに食べられて便利。イベントを通しておいしさも知ってほしい」と来場を呼び掛けた。
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加齢で「オートファジー」低下する原因解明 阪大
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO41469050Z10C19A2000000/
大阪大学の吉森保教授と中村修平准教授らは「オートファジー」と呼ぶ細胞内の新陳代謝の機能が年齢とともに下がる原因を解明した。ブレーキ役のたんぱく質「ルビコン」が増えていた。動物実験でルビコンを抑えると寿命が延びたり老化による運動機能低下が改善したりした。2019年度にスタートアップを設立し、健康寿命を延ばす医薬品や食品の開発を目指す。
オートファジーは大隅良典東京工業大栄誉教授が仕組みを解明し、ノーベル生理学・医学賞を受けた。細胞内の不要なたんぱく質を分解して再利用する。生活習慣病やがんなどの病気とも関わりがあると注目を集める。
オートファジーは加齢に伴って低下することが知られている。研究チームはオートファジーを抑えるルビコンと老化の関係を線虫やハエ、マウスで詳しく調べた。ルビコンは加齢に伴い約1.5〜2倍に増えた。ルビコンを働かなくした線虫やハエは寿命が約20%延びた。老化による運動機能低下も改善した。
マウスでルビコンを働かなくすると腎臓の組織が硬くなる「線維化」が抑えられた。パーキンソン病を起こす実験では病気の原因たんぱく質の塊が大きくならなかった。人でも同様の仕組みがあるとみている。ルビコンが増えてしまうのを抑える物質が、自立して生活できる健康寿命を延ばせると期待する。寿命も延びる可能性がある。
スタートアップを立ち上げる吉森教授は「役に立つか分からない基礎研究から大きなイノベーションが生まれることを自ら実証したい」と話す。成果は英科学誌ネイチャー・コミュニケーションズに19日掲載された。
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特許通るかな? AI診断 東京の企業、阪大の成果活用
https://www.nikkei.com/article/DGKKZO41515900Q9A220C1LKA000/
スタートアップのAIサムライ(旧ゴールドアイピー、東京・千代田)は6月、大阪大学の研究成果を活用した人工知能(AI)を使う特許診断サービスを提供する。申請する技術が審査を通る可能性を瞬時に判断する。技術の新規性を擬人化して表示する機能も盛り込み、自社が抱える技術の強みを把握できるようにした。
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基礎医学医療研究に向けた助成金「生体の科学賞」受賞者が決定 〜第3回受賞者:大阪大学大学院医学系研究科の菊池 章氏〜
2019.2.22 09:33
http://www.sankeibiz.jp/business/news/190222/prl1902220933005-n1.htm
公益財団法人金原一郎記念医学医療振興財団(所在地:東京都文京区本郷1丁目28番24号IS弓町ビル7階、代表者:野々村 禎昭)は2019年2月21日(木)、第3回「生体の科学賞」を大阪大学大学院医学系研究科の菊池 章氏に授与することを決定しました。
「生体の科学賞」
http://www.kanehara-zaidan.or.jp/index.html
<受賞者>
氏名 : 菊池 章(きくち あきら)
1956年7月4日生(62歳)※2019年3月8日現在
役職 : 教授
所属 : 大阪大学大学院医学系研究科分子病態生化学
所在地: 大阪府吹田市山田丘2-2
履歴 : 1982年3月 神戸大学医学部卒業
1982年4月〜1983年6月 神戸大学医学部付属病院医員(研修医)
1983年7月〜1984年3月 住友病院内科医員
1984年4月〜1988年3月 神戸大学大学院医学研究科内科系専攻
1988年4月〜1992年5月 神戸大学助手(医学部生化学第一講座)
1992年6月〜1994年11月 神戸大学講師(医学部生化学第一講座)
1992年7月〜1995年1月 University of California、San Francisco,
Cardiovascular Institute, Visiting Research Fellow
1994年12月〜2002年3月 広島大学教授(医学部医学科生化学第一講座)
2002年4月〜2009年11月 広島大学教授(医歯薬学総合研究科分子細胞情報学)
2009年12月〜現在 大阪大学大学院教授(医学系研究科分子病態生化学)
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<テーマ>
新規シグナル伝達機構による癌細胞増殖機構の解明と社会実装のための基礎研究
Study on the mechanism of cancer cell proliferation by the novel signal transduction system and its future clinical applications
<授賞式>
授賞式:2019年3月8日(金)16時
株式会社医学書院・会議室
東京都文京区本郷1丁目28番23号
助成金:500万円
<授賞の理由>
本邦における癌の罹患率はいまだ増加を続けています。近年、分子標的薬や免疫チェックポイント阻害薬など画期的な新薬が開発されているとはいえ、すべての癌患者に福音をもたらすものではなく、新たな分子標的の探索は未だ重要な研究課題です。菊池博士は癌の発生と増殖の鍵を握るβカテニン分子を研究され、その分解機構の解明で顕著な業績を挙げられました。さらにCKAP4という新たな癌細胞増殖制御因子の研究を展開、この分子が膵癌や肺癌の進展に関与することを発見されています。菊池博士の研究が今後も癌の診断や治療に大きく貢献されることを願い、第3回「生体の科学賞」を授与します。
<研究の目的>
Wntは細胞外分泌タンパク質でWntシグナル経路を活性化することにより、細胞の増殖、分化、運動、極性の制御等、多岐にわたる細胞応答を制御する。Wntシグナルは動物の胎生期における発生過程に必須であり、種々の臓器形成を制御する。出生後Wntシグナルは、臓器のホメオスターシスの維持に関与し、再生や修復の過程で活性化される。一方、Wntシグナルが異常に活性化されたり、抑制されたりすると、癌や骨疾患になる。したがって、Wntシグナル研究は基礎生命科学領域からヒト疾患領域まで幅広く包含している。
私共は20年間にわたってWntシグナルによる細胞応答制御とその異常による病態に関する研究を行い、Wntシグナル新規関連分子の同定、Wntシグナルの活性制御機構の解明、Wntシグナルによる上皮形態形成の分子機構の解明、Wntシグナルによる炎症と発癌の増悪の分子機構の解明、癌におけるWntシグナル関連分子を標的とした新規のバイオマーカーと抗癌剤開発等に関する研究成果を挙げてきた。特にWntシグナル伝達経路の中心的な役割を果たすβ-カテニンの分解機構の解明は、論文引用数(EMBO J 1998, 1999等)が2800回を超える等、国際的に高く評価されている。本研究では、最近私共が見出した新規の癌シグナル伝達機構に関する総合的な研究を提案したい。
DKK1(Dickkopf-1)はWntシグナルによる発現誘導される分泌タンパク質で、胎生期にWntシグナルを抑制する(ネガティブフィードバックループを形成する)ことにより、形態形成を制御する。私共はこれまでにDKK1がWnt受容体の一種であるLRP6(low-density lipoprotein receptor-related protein 6)に結合するとクラスリン依存性エンドサイトーシスを誘導する結果、細胞膜表面のLRP6を減少させ、Wntシグナル経路を抑制することを明らかにした(Dev Cell 2006, 2008)。Wntシグナル経路の異常活性化が発癌に関連するため、DKK1は発癌に対して抑制的に機能することが示されてきたが、DKK1が癌細胞増殖を促進することも多数報告された。
しかし、DKK1が細胞増殖や細胞の癌化を促進する分子機構は不明であり、DKK1が活性化する新規シグナル経路を解明することはWntシグナル研究領域において重要な課題であった。
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私共は細胞膜上のDKK1結合タンパク質を網羅的に探索し、CKAP4(Cytoskeleton-associated protein 4)を同定した(J Clin Invest 2016)。CKAP4はII型膜貫通タンパク質であり、主に小胞体に局在し、一部のCKAP4が細胞膜にも局在することが報告されていたが、CKAP4の細胞増殖と細胞の癌化との関連は不明であった。DKK1-CKAP4シグナル軸を解析したところ、DKK1刺激によりCKAP4がPI3K(PI3キナーゼ)に結合し、AKTの活性化を介して癌細胞増殖を促進することが明らかになった。すなわち、DKK1の受容体としてLRP6に加えてCKAP4が存在することが判明した。また、免疫組織学的解析により、DKK1(リガンド)とCKAP4(受容体)の両タンパク質の発現が膵癌や肺癌、食道癌症例において高頻度に認められ、DKK1とCKAP4が共に発現している症例が予後不良と相関することも明らかになった。
さらに、私共が作製したCKAP4の細胞外領域を認識する抗CKAP4抗体は、DKK1とCKAP4の結合を抑制することにより、癌細胞によるin vivoでの腫瘍形成能(ヌードマウスでのゼノグラフト皮下腫瘍形成)を阻害した。加えて、細胞膜に存在するCKAP4がエクソソームと共に細胞外に放出されることを見出し、ヒト血清においてCKAP4を検出できるアッセイ系も開発した。その結果、症例数は少ないが、膵癌患者血清中のCKAP4値は健常人血清よりも高値であることが明らかになった。肺癌や食道癌患者で血清DKK1値が健常人よりも高値であることが報告されている。
したがって、私共が見出した新規のDKK1-CKAP4シグナル経路は癌の治療標的になるとともに、血清中のCKAP4およびDKK1の測定値が、抗CKAP4抗体による治療効果を期待できる癌患者を選択できるマーカーになると考えられた。
以上、DKK1は2種類の受容体CKAP4とLRP6を認識することが明らかになったが、DKK1により制御されるCKAP4シグナルとLRP6シグナルがどのように関連して癌細胞増殖制御に関わるのかの分子機構は判然としない。また、私共が見出したDKK1-CKAP4シグナルが臨床応用されるためには、企業への導出が必須であり、そのために抗CAKP4抗体の抗体医薬品やコンパニオン診断薬としての可能性について多角的な基盤的データをアカデミアとして示すことが必要である。本研究では、新規DKK1-CKAP4シグナルに関する総合的な研究を行い、本シグナルの重要性を明らかにし、社会実装のため基盤を確立することを目的とする。
<「生体の科学賞」について>
基礎医学医療研究領域における独自性と発展性のあるテーマに対して、現在進行しているもの、計画立案中など、現時点の状況は問わず、研究に要する費用への支援を目的とした助成金です。「生体の科学賞」と賞の称号を冠していますが、過去の業績のみを対象とするものではなく、今後の研究計画も選考評価の大きなポイントとします。また、所属の異なる複数の研究者による研究内容であっても、本助成金申請者が中心的役割を果たしていれば問題ありません。なお、一定程度の期間経過後に報告書の提出を求めますが、助成金の明細、使途、使用期限に関する制限は設けていません。また、優劣をつけがたい優れた応募がある場合でも受賞は1件なので、一度の不採択に懲りず、再応募されることを期待します。
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電カル情報、多施設で集積-阪大病院など19施設、製販後調査や創薬に活用可
http://www.qlifepro.com/news/20190220/109843.html
■広範データを低コスト収集
大阪大学病院は近く、関連病院を含めた計19施設の電子カルテデータから、前向き臨床研究に必要な症例情報を幅広く、効率的に収集するネットワークを本格的に稼働させる。医師らが電子カルテで診療内容を記録すると、同時に研究用の症例報告書(CRF)を作成できる仕組みを各病院に導入。CRFや各種画像、サンプル分析結果を匿名化して阪大病院のサーバーに自動的に集積し、解析できるシステムを構築した。今後は製薬企業にも幅広く活用してもらいたい考え。医療用医薬品の製造販売後調査や、臨床研究を通じて形作った各疾患の患者レジストリデータに基づく創薬研究など、様々な利用を見込んでいる。
組織の名称は「大阪臨床研究ネットワーク」(OCR-net)。現在は阪大病院のほか、大阪国際がんセンター、大阪府立急性期総合医療センター、大阪労災病院など15施設が参加。来月までに関西労災病院など4施設が新たに加わり、計19施設のネットワークになる予定だ。
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NMB48・白間美瑠、『KEREN』の大胆な演出に大満足「びっくりしました」
https://www.sanspo.com/geino/news/20190226/akb19022605010002-n1.html
落語家、桂文枝(75)とNMB48の白間美瑠(21)らが25日、大阪市中央区の大阪城公園内にオープンした新劇場「クールジャパンパーク大阪」WWホールのこけら落とし公演「KEREN」の初日を観劇した。
殺陣、歌舞伎、日本舞踊など日本の芸能や文化と映像、音を融合させた、言葉を使わないレビュー。文枝は「映像がすごかった」と興奮したようす。フィナーレでは舞台がパチンコ台と化し、大きなパチンコ玉が降り注ぐ。大胆な演出に、白間は「びっくりしました」と大満足。最後は文枝の号令で「KERENにいらっしゃ〜い!!」と締めくくった。
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緊急時 迅速医療へ 阪大が「救急カード」研究
2019年2月28日
https://www.nnn.co.jp/dainichi/news/190228/20190228027.html
病気や事故などの救急搬送時に患者の情報不足を解消する研究を、大阪大が進めている。治療中の病気を含む既往歴や服用薬、アレルギーなどの情報を書き込んだカードを携行してもらい、緊急時の迅速な医療につなげる狙い。インバウンド(訪日外国人客)の滞在中の活用も視野に入れる。
大阪市消防局によると、管内で2017年は22万9013件の救急出場があり、1日当たり627・4件だった。前年に比べ2965件(1・3%)増加している。
■少ない情報
研究に取り組んでいるのは、大阪大医学部付属病院高度救命救急センターの酒井智彦医師(41)。東淀川消防署と東淀川区医師会が協力している。
傷病者に意識があり、救急隊員と意思の疎通ができるケースを除くと、重篤な場合には患者の情報がないことがほとんど。
厚労省や自治体などの呼び掛けで、緊急連絡先やかかりつけ医、持病などの救急医療情報を記入した用紙を、冷蔵庫で保管する動きが広がりつつあるものの、浸透しきっていない現状がある。
総合病院で救急医療に携わった経験がある西田医院(大阪市東淀川区)の西田佳史医師(52)によると、救急搬送時に自分の具体的な病名や、薬の名前を答えられる人は少なかったという。「とにかく情報がほしい」と救急現場の苦しい現状を訴える。
■市民も注目
研究では、カードに既往歴や使用している薬、アレルギー、介護認定、ペースメーカー使用などにチェックを入れる。
外見から分かりにくいてんかんやうつ病、統合失調症など神経や精神疾患も盛り込み、アレルギーは食物や医薬品の種類など細かく網羅する。
西田医院ではカードを40枚配り、受け取った人から好評だという。西田医師は「自分の病状が救急隊員に伝わるだけで、命が助かる可能性が高まる」と期待する。
カードの取り組みには市民も注目する。同市福島区のおくむら米穀の奥村茂代表(62)は、小売店としても協力できる面があると言い、「カードを渡すだけでなく、日常業務の中で話題にすることで、役割を理解してもらうことにつながる」と力を込める。
■時間有効に
「患者と医療従事者で必要な情報を共有することが、安全な医療活動につながる」と酒井医師は強調する。
情報が不足していると、家族やかかりつけ医から既往歴などの情報を手に入れるまで数時間も費やす場合がある。一目で分かるカードを携行すると、一刻を争う救急医療現場では時間の有効活用になる。
インバウンドに向けた英語表記のカードも検討しており、緊急時だけでなく、飲食店で提示することで、アレルギー食材を避けることもできる。酒井医師は「医療の面からも地域の人、インバウンドの安全につながる」と強調する。
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「絹谷幸二 天空美術館」 来館者10万人突破
2019年3月2日
https://www.nnn.co.jp/dainichi/news/190302/20190302053.html
大阪市北区の梅田スカイビルにある「絹谷幸二 天空美術館」で1日、来館者が10万人を突破したのに伴う記念セレモニーが行われた。豊中市の主婦、荒木亜希子さんが10万人目となり、洋画家で名誉館長の絹谷さんら関係者から祝福を受けた。
同館は2016年12月に、積水ハウスがタワーウエスト27階に開設し運営。作品展示ゾーンをはじめ、絵の中に飛び込むような世界初の3D映像体験ゾーンなど設け、開館以来、多くの人の好評を得ている。
ヨガ講師の勧めで来館したという荒木さんは「実物を鑑賞して、改めて素晴らしさが分かった」と感激の表情を浮かべ、絹谷さんと内田隆館長(積水ハウス副社長)から、それぞれ記念品を受け取った。
絹谷さんは「個人美術館に10万人もお越しいただけたことは、この上ない喜びで胸が高鳴っている」と話した。
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アンドロイドがオーケストラ指揮 生命感を表現、腕上達
3/1(金) 7:36配信
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190301-00000007-asahi-musi
白面に機械むき出しの体をした、上半身だけのアンドロイド。銀色の両腕をくねるように動かすと、生のオーケストラが一斉に音楽を奏で始める――。
“人工生命”を搭載したアンドロイドと、人間とのコミュニケーションの可能性をさぐる4者共同の研究プロジェクトが始まり、28日、東京・初台の新国立劇場で記者発表があった。
アンドロイドの名は「オルタ3(スリー)」。大阪大学石黒研究室(アンドロイド開発・小川浩平)と、人工生命を研究する東京大学池上研究室が協力して開発した。前身のオルタ2と比べ、動力となる空気圧が高まり、よりきびきびした動きが可能に。両目のカメラや、口から声を出す機能も改良され、人間により近い表現ができるようになったという。
石黒浩・大阪大教授によれば、オルタシリーズは「生命感を表現するアンドロイド」。特定の性別や年齢がわからないように作ることで、見る人が自分の気持ちを投影し、生き物だと想像できるようにしたという。
人間の動きを見ながら自発的に動いたり、声を出したりすることはもともとできた。その動きや外見に着目した音楽家の渋谷慶一郎さんが昨夏、オルタ2(ツー)によるアンドロイド・オペラ「Scary Beauty(スケアリー・ビューティー)」を創った。自ら歌い、オーケストラを指揮する姿は音楽ファンを超えた話題になった。
この日の発表会では、「3」による「Scary Beauty」のパフォーマンスが披露された。「2」のときは腕の動きがフワフワとあいまいで、オーケストラ側が音を響かせるタイミングに苦労していた。今回は音を出すタイミングの示し方が明確になり、“指揮者”として腕前が向上した姿を披露した。
このプロジェクトには、ミクシィ、大阪大学、東京大学、ワーナーミュージック・ジャパンが参加。ミクシィが開発した動作をシミュレートするソフトにより、実際のオルタを使わなくてもテストができるようになった。ワーナーミュージック・ジャパンは、実験的なコンサートの場を提供する。
来年8月下旬には、新国立劇場が特別企画する新作オペラに“出演”することも発表された。指揮はせず、物語の核となる歌手として出るという。100人の子供たちによる合唱のほか、オペラ歌手、オーケストラ、合唱団、バレエ団が共演する。
作曲は渋谷さん、台本は作家の島田雅彦さん。指揮は同劇場の大野和士・オペラ芸術監督が手がける。
大野さんはアンドロイドの指揮者としての可能性を問われ、「もし、どんどん(研究が)発展して、出てきた音への反応も向上したら、私の職業は危ういですね。まあ、それにはもう少し年数はかかるのではないかと思います」と笑わせた。(安部美香子)
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堀江貴文氏 美人AIロボットに「口説いてしまうかも…」
3/3(日) 16:00配信
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20190303-00000014-pseven-bus_all
ホリエモンこと堀江貴文氏と、とある“美人女性”とのツーショット写真が最近、目に付くようになり、ネット上では「新恋人?」「熱愛発覚?」などと憶測を呼んでいる。確かに堀江氏が、茶髪でつぶらな瞳にプックリとした唇が印象的な“女性”の肩を抱く写真が出回っているが……。
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「“女性”の正体は美人アンドロイドとして有名なAIロボットの『ERICA(エリカ)』です。タレントのマツコ・デラックスそっくりの『マツコロイド』や最近では『アンドロイド観音』を開発した大阪大学の石黒浩教授が開発し、“美しすぎるAIロボット”として世界的に有名です」(出版関係者)
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堀江氏は最新刊『僕たちはもう働かなくいい』の執筆のために、AIやロボット開発の最前線現場に何度も足を運んでいるが、石黒教授やERICAにも直接取材し、アンドロイドの進化ぶりに驚いた様子だったという。ERICAとのやりとりの感想について、同書の中には率直にこう綴られている。
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〈何より、シンプルに、可愛らしかった。酔っ払った状態で長時間、話していると口説いてしまうかもしれない。〉
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堀江氏とERICAが会話する様子は、ネット上に動画でも公開されており、堀江氏が興味津々な様子や、ERICAと自撮りしたり顔や腕に慎重に触れたりする貴重な場面も公開されており、「まるで恋人に接しているみたい」などと反響が広がっている。
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同書で堀江氏は、〈テクノロジーで生みだされた美少女や美少年と交流したいという願望は、ここ数年で急速に広まっている。〉として、「CG女子高生Saya」や女子高生AI「りんな」などが大人気となっている“新たな現象”についても紹介している。
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また、奇しくも最近、中国では「AI嫁」などと銘打たれたロボットが開発され、「男女比の不均衡により結婚できない男性が増えている中国にとって、一つの解決策になる」などと報じられている。「働かなくていい」だけでなく、「ロボットとの恋愛」までも、社会的に認められる時代はくるのだろうか。
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加齢臭悩みに応えシャンプー開発
03月04日 17時41分
https://www3.nhk.or.jp/kansai-news/20190304/0013134.html
中高年の男性に多いいわゆる「加齢臭」を抑え、女性に好まれる香りにこだわったというシャンプーを、奈良県の理容店の組合と近畿大学が共同で開発し、発表会が行われました。
このシャンプーは、中高年男性のいわゆる「加齢臭」の悩みに応えようと、奈良県の理容店の組合と近畿大学が共同で開発しました。
コンセプトは「女性から好感を持たれる香りのシャンプー」というもので、消臭効果のある緑茶カテキンなどの成分を含み、「加齢臭」を抑える効果が期待されているということです。
また、近畿大学の女子学生、100人余りに実際に香りを嗅いでもらい、評価が高かったかんきつ系やせっけんなどの香料を加えているということです。
発表会では、シャンプーを使用する前と後の中年男性の頭の臭いを比べる実演も行われ、臭いを確かめた女子学生の1人は、「嫌な臭いが消え、爽やかに感じました」と話していました。
このシャンプーは5日から奈良県内の理容店で販売されるということで、開発に関わった女子学生の1人は、「通勤ラッシュの電車の中では、中高年の男性の頭の臭いが気になっていました。父親にも使ってほしいです」と話していました。
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スレ違い? これかつて百田がしたこと
「アホ」「マクド」…AIが言い方で居住地推定
https://www.yomiuri.co.jp/science/20190302-OYT1T50163/
「アホ」か「バカ」か――。地域によって異なる言い方から、ツイッターなどのSNSに書き込んだ人の居住地を人工知能(AI)で推定する研究を関西大などのチームが進めている。これまでの実験で、近畿や東北などでは、居住地を推定できる精度が高かった。
過去には「アホ」や「バカ」を使う人の全国分布を調べたテレビ番組が注目されたことがあった。関西大総合情報学部の田中成典教授のゼミ生を中心としたチームは、ほかにも「マック」の略称で知られるファストフードのマクドナルドが「マクド」と呼ばれるなど言い方の違いでSNS投稿者の居住地がわかるのではないかと考え、2016年から研究を始めた。
チームは、居住地を公開しているツイッターの利用者約2000人が11〜17年に投稿した約1270万件分の文章に記された地域特有の言い方の回数から、居住地を統計的に割り出すAIを作成。
「アホ」「バカ」や「マック」「マクド」のほか、大阪市のテーマパーク「ユニバーサル・スタジオ・ジャパン」を指す「USJ」「ユニバ」など計6組の言葉を組み合わせた結果、AIが居住地を推定できた精度が最も高かったのは東北の86%だった。
近畿と中国・四国は75%だったが、中部と九州・沖縄は推定できなかった。近畿は「マクド」「アホ」「ユニバ」が多く、複数の組み合わせで使い方に差が出ると、居住地の推定精度が高くなることがわかった。
チームの博士課程1年、坂本一磨さん(27)は「全地域で推定精度を8割まで上げ、将来は、居住地に合わせた広告などのネット配信に結びつけたい」と話す。
鳥海不二夫・東京大准教授(計算社会科学)の話「大変面白いアイデアで、使用頻度の高い言葉を自動的に学習する技術を使えばさらに精度が上がるだろう。言葉の地域性を知る研究にも役立つことが期待できる」
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若手中心に31人出展 芝田町画廊で「梅田0号展」
2019年3月6日
https://www.nnn.co.jp/dainichi/news/190306/20190306042.html
大阪市北区芝田2丁目の芝田町画廊で、どこにでも飾りやすい0号サイズのみの展覧会「梅田0号展」が開かれている。若手を中心に31人が出展している。10日まで。
生まれる以前の時代から存在していた建造物などをモチーフに、心象風景を日本画で制作した、谷本有紗さんの作品「燈染む」。穏やかな光が懐かしさを感じさせる。
「虫眼鏡を使い、ざわついた色の中にひそんでいる小さな生き物を見つけてみる」というアイデアを、糸を織る、縫う方法で実現した、岸田めぐみさんの作品「hide and seek」など、多彩な作品が展示されている。
0号はF0号(180×140ミリ)、P0号(180×120ミリ)、M0号(180×100ミリ)、S0号(180×180ミリ)の4種類。
店主の吉田隆博さんは「小さな作品は(展示会場に)たくさん並べられるので、選ぶ楽しさもあり、若い人を応援しようと買っていく人もいる」と話す。
開催時間は午前11時〜午後7時(最終日は午後5時まで)。入場無料。
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現代美術団体AUが展示会 大丸心斎橋店
2019年3月5日
https://www.nnn.co.jp/dainichi/news/190305/20190305043.html
現代美術作家団体・AUの展示会「現代に生きる具体AU展」が、大阪市中央区の大丸心斎橋店北館12階の美術画廊で開かれており、独創的な作風で、来場者を魅了している。5日まで。
会場には40点の作品を展示。見る位置によって表情が異なる立体的な作品や、圧倒的な目力で来場者の視線を引きつける人物画など、それぞれの作品が競い合うように独自の個性を発揮している。
AUは1975年に創立。80年代、具体美術協会創立会員の嶋本昭三氏(故人)が国際的に活躍し、自由・無限の可能性を表現する団体として評価を高めた。
「芸術とは人を驚かすことである」とする嶋本氏の教えは、現在の会員たちにも受け継がれ、6月下旬には、イタリアの現代美術館でAUの作品展が予定されている。
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【大阪大学薬学部】6年制一本化で志願者増-薬剤師資格持つ研究者育成
http://www.qlifepro.com/news/20190225/110049.html
■今春開始、受験生に高評価
大阪大学薬学部は今春の入学生から、4年制の「薬科学科」と6年制の「薬学科」を発展的に融合し、6年制に一本化した新たな薬学教育を開始する。薬剤師資格を持ち、医療のことを理解した上で薬学領域の研究を実践できる人材を育成するのが主な狙いだ。新設する3コースのうち、推薦入学者に限定した10年一貫コースには多数の志願者が応募。他の2コースを対象にした一般入試の志願者数も前年度に比べて約1割増加した。2018年度以降の4年制入学者は薬剤師国家試験を受験できなくなったこともあり、創薬研究者を目指しながら薬剤師の能力も修得できる新たな6年制教育体系は、受験生にも好意的に受け止められた格好だ。
阪大薬学部の定員は80人。前年度の入学生まで4年制の「薬科学科」は55人、6年制の「薬学科」は25人の定員配分だった。今春の入学生からは「薬科学科」を廃止し、全ての定員を6年制の「薬学科」に一本化する。新6年制では「先進研究」(15人)、「薬学研究」(50人)、「Pharm.D」(15人)の3コースを設定し、新たな方針で人材育成を進める。
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5冠に喜びの声 「孤狼の血」の役所広司さんら
2019年3月5日
https://www.nnn.co.jp/dainichi/news/190305/20190305035.html
「おおさかシネマフェスティバル2019」の表彰式が3日、大阪市北区堂島のホテルエルセラーン大阪のホールで行われた。関西の映画ファンが自主運営する恒例の行事で、今年は「孤狼(ころう)の血」が作品賞などで5冠を受賞。同作で主演男優賞の役所広司さんは「この映画祭に呼ばれたのは2回目で、どちらもアウトロー役なので驚いていますが、関西の映画ファンに選んでいただき感謝です」と喜びの笑みを浮かべあいさつした。
同作で監督賞の白石和彌さん、助演女優賞の阿部純子さんも並んで参加。昨年に続いての2年連続受賞で白石監督が「来年はV3を狙います」と顔をほころばせれば、大阪出身の阿部さんは「男くさい作品でしたが、皆さんの熱い思いに助けられて頑張りました」と笑顔をはじけさせた。
「生きてるだけで、愛。」で主演女優賞の趣里さんは「とてもナーバスな役に共感しながら演じた。賞をいただけてうれしいです」と花束を受け取った。
新人女優賞は2人で「菊とギロチン」「鈴木家の嘘(うそ)」の木竜麻生さん、「ごっこ」の平尾菜々花さん。木竜さんが「女相撲の役は大変貴重な体験で、認めていただいて感激です」と言えば、大阪出身で12歳の菜々花さんも「すてきな賞をありがとう」とほほ笑んだ。
ほかに「菊とギロチン」「友罪」で脚本賞の瀬々敬久さん、「鈴木家の嘘」で新人監督賞の野尻克己さんと、地元出身のどんぐりさん(竹原芳子)がワイルドバンチ賞の「カメラを止めるな!」チームを代表して姿を見せ、会場から大きな拍手を受けた。外国映画作品賞は「スリー・ビルボード」だった。総合司会は今年も映画の伝道師・浜村淳さんが務めた。
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感謝の気持ち忘れず OSK研修所95期生卒業式
2019年3月5日
https://www.nnn.co.jp/dainichi/news/190305/20190305041.html
OSK日本歌劇団研修所(大阪市中央区)は4日、同所で第95期生の卒業式を行った。2年間の研修を終えた8人の卒業生は、ピンク色の紋付きに深緑色のはかま姿で入場し、講師陣や在校生、劇団員やOG、保護者らが見守る中、「立派な舞台人に!」と誓った。
洋舞や日舞、声楽、朗読、演劇、教養などを本科1年、研究科1年で学んだ8人。研修所の奥山賀津子所長は「同期で支え合い、舞台生活が長く続けられるよう頑張ってもらいたい」と祝福し、一人一人に卒業証書を授与した。
在校生から涙ながらの感謝の送辞を受け、首席の真織ひなさん(岡山県)は「技術や強い精神力、そして感謝の気持ちを忘れず精進して参ります」と述べた。
このほかの95期生は、花うららさん(愛知県)▽紗彩もえさん(静岡県)▽舞音ことはさん(兵庫県)▽翔馬かいとさん(大阪府)▽空良玲澄さん(栃木県)▽璃音あかりさん(神奈川県)▽茉礼彩花さん(東京都)。レビュー「春のおどり」(大阪公演は4月13〜21日、大阪松竹座)で初舞台を踏む。
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ミクシィ、阪大、東大、ワーナーがロボット「オルタ3」によるアンドロイド・オペラを披露
https://pc.watch.impress.co.jp/docs/news/1172248.html
株式会社ミクシィ、国立大学法人大阪大学 基礎工学研究科 石黒研究室、国立大学法人東京大学 総合文化研究科 広域科学専攻 広域システム科学系 池上研究室、株式会社ワーナーミュージック・ジャパンの4社は、2019年2月28日、新国立劇場で「4社共同研究プロジェクト合同記者発表会」を開き、アンドロイド「オルタ3」を公開した。人間と人工生命・アンドロイドとのコミュニケーションを通して、人とアンドロイドによる新たなエンタテインメントの可能性を探る。
アンドロイド+オペラによる非日常
「オルタ(Alter)」は、機械が露出したむき出しの体と、性別や年齢を感じさせない顔を組み合わせることで、人の想像力を喚起し、生命性を感じさせることを目指したアンドロイドロボット。空気圧アクチュエータで動作し、CPG(セントラル・パターン・ジェネレータ)とニューラルネットワークを組み合わせた制御システムによって操作される。2016年8月に公開された初代機を含めて、これまでにも2台製作されている。
「オルタ3」は外界との相互作用による動作生成技術をさらに推し進めて、海外を含めた運用を容易にするために、より堅牢で、継続的に使用可能になるようなデザインを目指した。また動作生成には、東京大学 池上研究室が理論設計し、オルタナティヴ・マシン社が開発したダイナミクス生成エンジン「ALIFE Engine」を使用している。
オリンピック年である2020年8月には、指揮者の大野和士氏、作家の島田雅彦氏、音楽家の渋谷慶一郎氏が共作する新国立劇場の特別企画に参加する。子供たちとアンドロイドが創る新しいオペラで、「オルタ3」が物語の核となる役で出演し、もう一方の核となる100人の子供たちによる合唱と、相互に関わり合いながら歌い、演じて、アンドロイドと子供たちの友情のドラマを紡ぐという。
そのほかプロのオペラ歌手と新国立劇場合唱団も出演し、管弦楽は東京フィルハーモニー交響楽団が務める。新国立劇場バレエ団も参加する。「新国立劇場始まって以来の全ジャンルのコラボレーション」となる予定だ。
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南船場のギャラリーで写真展「渡船のある街」 「昔からある風景見直して」 /大阪
3/6(水) 17:58配信
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190306-00000055-minkei-l27
写真展「大阪スケッチ『渡船のある街』」が3月6日、大阪・南船場のギャラリー「Photo Gallery壹燈舎(いっとうしゃ)」(大阪市中央区南船場2、TEL 06-6121-6202)で始まった。
(なんば経済新聞)
同ギャラリーが昨年11月に開催した撮影散歩で、大正区近辺の渡船4カ所を巡った際の作品を展示する同展。メンバーの一人の呼び掛けから始まり、「大阪の下町風景を残したい」という思いで10人が集まり、1日かけて12キロ近く歩いて撮影を行った。
レトロな街並みが写される
渡船は1945(昭和20)年ごろから、通勤や往来のために作られたが、交通網の整備やモータリゼーションの進展から減少傾向にあるという。大阪市内には8カ所が現存する。
同展では、34点の作品を展示。渡船が躍動的に動いている時の様子や乗っている時の風景のほか、付近の工場地帯やレトロな街並みを楽しむことができる。中には、住人たちをを温かく写した作品も。
同ギャラリー代表の杉本征克さんは「IT化が進む昨今だが、大阪の昔からある風景を見直してもらえたら。新たな発見があるのでは」と話す。
開催時間は12時〜19時(最終日は18時まで)。月曜・火曜休廊。入場無料。今月10日まで。
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文化と密接する「台所」、大阪・LIXILギャラリーで資料展
3/6(水) 8:00配信
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190306-00061628-lmaga-l27
商業施設「グランフロント大阪」内の「LIXILギャラリー」(大阪市北区)で、住まいに欠かせない空間「台所」に関する展覧会が、3月8日からおこなわれる。
食物を扱うのはもちろんのこと、その土地の文化とも密接に関わり、機能性を求めて絶えず変化してきた「台所」。それに魅せられた建築家や研究者による調査研究を、「見聞録」に見立てた本展では、世界の伝統的な台所と近代日本における台所改革の様子を、再現模型や図版、日本の家政書など約90点の資料を使って紹介する。
見どころは、50カ国以上の国を訪れて伝統的家屋における台所調査をおこなった建築家・宮崎玲子による、10分の1の縮尺で再現された模型6点。ドイツ、ロシア、カナダのイヌイット、インド、ネパール、日本の台所がまるでドールハウスのように作り込まれ、間取りにおける台所の配置から動線、気候風土にあった家の構造、素材、暮らしぶりにいたるまでを詳細に見て取ることができる。入場は無料、期間は5月21日まで。
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装飾品発見「シルクロード資料」
03月05日 05時39分
https://www3.nhk.or.jp/kansai-news/20190305/0013146.html
かつてシルクロードの交易で栄えた中央アジアのウズベキスタンの遺跡で、金製の装飾品などが見つかり、調査した帝塚山大学などの調査団は、シルクロードの交流を知る貴重な資料だとしています。
金製の装飾品などが見つかったのは、中央アジアのウズベキスタンでかつてシルクロードの交易で栄えた都市、サマルカンドにある「カフィル・カラ城」跡です。
帝塚山大学と国立民族学博物館などによる調査団が、去年9月に発掘したところ、玉座があったとされる部屋で宝石が付いた幅3センチほどの金製のハート形のペンダントや神の顔をかたどった指輪、それに冠の飾りなどおよそ20点が見つかりました。
この城では8世紀初めに大きな戦いがあったとされ、調査団は、その際に残されたものとみています。
調査団の代表で帝塚山大学の宇野隆夫客員教授は「冠の飾りは、斑鳩町にある藤ノ木古墳に通じるものがありシルクロードの交流を知る貴重な資料だ」と話しています。
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iPS角膜移植の臨床研究が了承
03月05日 17時48分
https://www3.nhk.or.jp/kansai-news/20190305/0013167.html
iPS細胞から作った目の角膜の組織を患者に移植して、視力を回復させる大阪大学などの臨床研究が、国の部会で条件付きで了承されました。
iPS細胞を使った角膜の再生医療は世界で初めてで、角膜移植を待つ患者の新たな選択肢になるか注目されます。
厚生労働省の部会で了承されたのは、大阪大学の西田幸二教授らのグループが計画している臨床研究で、角膜が濁って視力が大きく低下し、失明することもある「角膜上皮幹細胞疲弊症」の患者4人にiPS細胞から作ったシート状の角膜の組織を移植し、1年間、安全性と有効性を確認します。
国の部会は5日、計画について審議し、患者4人のうち2人が終わった段階で国の部会に報告することなどを条件に了承しました。
iPS細胞を応用した角膜の再生医療は世界で初めてで、臨床応用に向けた国の手続きが終わったのは、目の網膜の難病やパーキンソン病、それに重い心臓病などに続いて6件目です。
計画では、元になるiPS細胞は京都大学で保管されているものを使い、数百万個の細胞で角膜の組織を作る計画で、拒絶反応を抑える免疫抑制剤については、2例目までは使用して、その後は状況をみて、使用するか検討することにしているということです。
グループは今後、対象となる患者を選定し、早ければことし6月から7月ごろには1例目の移植を行いたいとしています。
厚生労働省によりますと、角膜の移植は、アイバンクに事前に登録した人などが亡くなったときに角膜を提供してもらい行っていますが、提供者が減っていて、去年3月の時点で角膜の移植を待つ人は全国で1600人余りいるということです。
グループでは、安全性と有効性が確認できれば対象となる病気を広げていきたいとしています。
西田教授は、「ここからがスタートで、安全に迅速に臨床研究を行い、早く標準的な治療になるよう実施していきたい。角膜移植では角膜を提供してくれるドナーが不足しており、補うような役割を果たせればと思っている」と話していました。
【角膜治療の現状】
今回の臨床研究は、角膜の最も外側にある「角膜上皮」と呼ばれる層をiPS細胞を使って再生するものです。
角膜上皮が病気やけがなどで傷ついて白く濁り、視力が低下する「角膜上皮幹細胞疲弊症」の患者は国内に500人ほどと推定されていて、現在は主に亡くなった人から提供された角膜を移植する手術が行われています。
ただ、角膜移植をあっせんする公益法人「日本アイバンク協会」によりますと、角膜を提供してくれる人は年間およそ850人なのに対して、さまざまな角膜の病気で移植を待つ人は1600人以上いるということで、すぐには移植を受けられないのが現状です。
さらに、移植を受けても拒絶反応の問題から病気が再発するケースも少なくありません。
グループによりますと、iPS細胞を使うことでより高い効果が期待できるということで、iPS細胞を使った角膜上皮の再生医療の実現が望まれています。
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来年に大阪国際室内楽コンクール&フェスタ
3/8(金) 19:01配信
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190308-00000067-ytv-l27
世界の音楽家が競う室内楽の祭典「第10回大阪国際室内楽コンクール&フェスタ」が来年5月に開催されることになり、参加団体の募集が始まった。
記者発表には日本室内楽振興財団の森詳介会長や審査委員長を務める堤剛氏らが出席し、来年5月に、コンクールを開くことを発表した。「大阪国際室内楽コンクール&フェスタ」は、3年に一度開かれる日本で唯一の室内楽の国際コンクール。
大会は、弦楽四重奏など、若手音楽家が競うコンクールの2部門と、楽器の組み合わせが自由なアンサンブルを対象にしたフェスタ部門に分かれて開かれ、第10回の記念として、フェスタの一次ラウンドが初めて大阪以外で開催される。参加団体の募集は10月10日まで行われる。
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「光の魔術師」フェルメール展、3週間という短期間で「10万人」突破
3/7(木) 12:19配信
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190307-12184101-kantelev-l27
大阪市立美術館で開催されているフェルメール展の入場者が、10万人に達しました。
17世紀のオランダで活躍したヨハネス・フェルメール(1632〜1675)は、「光の魔術師」と呼ばれ世界的にとても人気の高い画家です。
現存する作品は「35点」しかないと言われていて、今、大阪市立美術館で開かれている絵画展にはこのうち6点が集まっていることから、3週間という短期間での来場者10万人達成となりました。
【10万人目の来場者は…】
「(芸術系の学校で)洋画油絵を描いてるので、ちょうどいい機会だったので。
光の感じが有名と聞くので、そこをじっくり見たい」
フェルメール展は5月12日(日)まで開かれています。
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新人監督 上出来5作品 映画作家育成プロジェクト
2019年3月7日
https://www.nnn.co.jp/dainichi/news/190307/20190307033.html
文化庁の「ndjc 若手映画作家育成プロジェクト2018」に参加した5人がプロのスタッフと35ミリフィルムで仕上げた30分の作品が完成し、16〜21日、シネ・リーブル梅田で特別公開される。5人の新人監督に作品の狙いなどを聞いた。
同プロジェクトは2006年に始まって今回で13回目。これを通過点にプロになった作家に「湯を沸かすほどの熱い愛」の中野量太監督らがいる。
今年の5人のうちの眞田康平監督(34)は石川県出身で、東京藝大大学院映像研究科卒業。これまでに秀作「しんしんしん」「イカロスと息子」を発表している。「今回の『サヨナラ家族』は奥さんを都会に残し父の1周忌で家に戻った男(石田法嗣)が、母(根岸季衣)や妹らと違ってその死を受け止められず、異常な時間を過ごす話。実体験を基にして作ったが、暗い感じはホラーの感じが出ていい映像に仕上がった」。次回作は「知人の監督の人生ドラマを」。
「うちうちの面達(つらたち)は。」の山元環監督(26)は大阪芸大映像学科卒業。卒業制作で俳優の双子の兄と組んで撮った「ゴロン、パタン、キュー」はPFFで受賞。「35ミリ初体験の新作は30分なのでシンプルに家族の中で母親(濱田マリ)が消える話にした。夫(田口浩正)と娘は知らないが、弟はその行方を知っている。ワンアイデアで攻めて、ドタバタの喜劇に。ラストがホラーのようになったのは計算と違っていたが…」。次回作は「自分が見たいエンタメ作を」。
「はずれ家族のサーヤ」の岡本未樹子監督(34)は大阪芸大映像学科卒業。大森一樹監督らから基礎を学び短編「おねえちゃんのすきなひと」を撮る。「35ミリの新作は祖母と2人で暮らす小学生の沙織(横溝菜帆)が、別所帯の母と弟が家に遊びにやって来るのを楽しみにしている話。弟は父親が違うので変な感じで、魔法の箱で『いなくなって』と思うときもある。子どもの視線で描いたが、菜帆ちゃんが上手な演技でがんばってくれた」。次回作は「うばすて山ファンタジーを」。
「くもりときどき晴れ」の板橋基之監督(42)は東京出身で法政大文学部卒業。映像ディレクターとしてドキュメンタリーや広告作品を手がけ、短編映画「おべんとう」などを発表。「家族のドラマをじっくり撮ったので、しんみり見ていただきたい。娘(MEGUMI)が、離婚して消息を絶っていた父親が生活保護を受けながら病院にいると知らされる。会うのを拒否する母親(浅田美代子)と娘はどうするか。浅田さんがいい芝居をしてくださった」。次回作は「食べ物フェチの脚本を書いた」。
「最後の審判」の川上信也監督(42)は京都出身で東京工芸大デザイン科卒業。映像制作会社を経て独立し映像ディレクターを務めている。短編「桃の缶詰」などを発表。「シナリオセンターに通って脚本を書いた。美大志望の5浪の若者(須藤蓮)が絵の教室で天才受験生の女性(永瀬未留)に出会って自信を失ってしまう。世の中にはすごいやつがいるということを言いたかったが、女優さんがいい芝居で見せ場を作ってくれた」。次回作は「エンタメSFの楽しい作品」。
※第14回大阪アジアン映画祭と連携して11日に5作品がシネ・リーブル梅田で先行公開される。
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マンモスの細胞核移植で反応確認
03月11日 19時03分
https://www3.nhk.or.jp/kansai-news/20190311/0013353.html
1万年前に絶滅したマンモスを復活させる研究を進めている近畿大学などのグループは、ロシアで見つかった氷漬けのマンモスの細胞核をマウスの卵子に移植したところ、細胞分裂に向けた反応が始まることを確認したと発表しました。
マンモス復活にはまだ課題も多いということですが、グループでは氷漬けのマンモスの遺伝子が活動する力を保っていることを世界で初めて確認できたとしています。
これは、和歌山県にある近畿大学の生物理工学部や先端技術総合研究所、それにロシアのサハ共和国の科学アカデミーなどで作る研究グループが発表しました。
グループでは9年前にサハ共和国の永久凍土の中から、およそ2万8000年前の姿をほぼとどめた状態で見つかり、「YUKA(ゆか)」と名付けられた子どものマンモスを使って比較的、状態の良い細胞を取り出しました。
そして細胞から遺伝子が入った核を取り出し、マウスの卵子およそ40個に移植しました。
その結果、▽およそ半分でマンモスの遺伝子が働いて特殊なタンパク質が蓄積したほか、▽5つの卵子では、細胞分裂の直前に見られる「紡すい体」と呼ばれる構造も観察されたということです。
卵子は、いずれもそこから先の段階には進みませんでしたが、グループでは氷漬けのマンモスの遺伝子が活動する力を保っていることを世界で初めて確認できたとしています。
近畿大学などでは、今回の成果をもとに、今後、クローン技術だけでなく、遺伝情報から細胞を復元する技術などを研究し、マンモスを復活させる方法を見つけたいとしています。
グループの一員で近畿大学生物理工学部の宮本圭講師は、「2万8000年という長い年月がたった細胞の核でも機能が残っているという大きな意義のある発見だ。マンモスを復元できるようにさらに研究を進め、移植の技術も高めていきたい」と話していました。
この研究結果は、11日のイギリスの科学雑誌、「サイエンティフィック・リポーツ」の電子版に掲載されます。
【マンモスとは】
マンモスは、象の仲間で、ユーラシア大陸から北アメリカ大陸まで広く分布していましたが、およそ1万年前に絶滅したと考えられています。
このうち、寒冷地に進出したマンモスは、長い毛が特徴で「ケナガマンモス」と呼ばれます。
今回、実験に使われた「YUKA」もケナガマンモスです。
マンモスは、一般に巨大なイメージがありますが、ケナガマンモスは、比較的小さく現代のアジアゾウとあまり変わらなかったと考えられています。
【近大のマンモス復活計画】
近畿大学では、1990年代からマンモスの復活を目標としたプロジェクトに取り組んできました。
その後、2010年に、ロシア北部に位置するサハ共和国で極めて保存状態がいい、およそ2万8000年前の氷漬けのマンモスが見つかったことでマンモスの細胞核を使った研究が本格化しました。
見つかったマンモスは子どものメスで「YUKA(ゆか)」と名付けられ、6年前(2013年)には、横浜市で一般に公開されています。
「YUKA」はおよそ2万8000年前に6歳程度で死んだと推定されていて、長い鼻や体毛、肉などが残った状態で見つかり、グループは、ロシア政府の許可を得て筋肉などの一部をサンプルとして入手し、今回の実験に使用したということです。
グループによりますと、今回の実験でマンモスの細胞の核が今でも活動することは確認できましたが、核が分裂するなどの段階には進まず、実際にマンモスを復活させるには、まだ、技術的に難しい課題が残っているということです。
このためグループでは今後、クローン技術に限らず、遺伝情報から細胞を新たに作り出す技術なども研究し、マンモスを復活させる方法を見つけていきたいとしています。
【マンモス復活の手順は?】
近畿大学のグループによりますと、マンモスを復活させる研究は韓国やアメリカのハーバード大学などでも進められているということです。
このうち、近畿大学ではクローン技術を使った方法を研究してきました。
具体的には氷漬けで見つかるマンモスの細胞から遺伝情報が入った「核」と呼ばれる部分を取り出します。
そして、遺伝的にマンモスに近いアジアゾウの卵子からゾウの遺伝子を取り除き、マンモスの核を移植します。
マンモスの核を注入した卵子は電気刺激を与えると活性化し、受精卵のように分裂を始めたところで再びアジアゾウの子宮に戻して赤ちゃんを誕生させようという方法です。
こうしたクローン技術はすでにマウスやヒツジ、それにイヌなどさまざまな、ほ乳類で実用化されています。
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災害時も手軽に甘味を 粉と湯で「トロミあんこ」
2019年3月11日
https://www.nnn.co.jp/dainichi/news/190311/20190311046.html
大阪城南女子短大(大阪市東住吉区)と、とろみ調整材販売「長野厨房(ちゅうぼう)」(同市平野区)は、災害時向けにあんこ風味の非常食「トロミあんこ」を製品化し、普及を図っている。東日本大震災の被災地支援を機に開発。あんこの味が付いた粉に湯や水を加えて混ぜるだけで作れる。関係者は「災害時の備えとして持っていてもらえれば」と呼び掛けている。
同短大は、2016年度から有志の学生らを防災リーダーとして育成。宮城県を訪問し、被災地の現状や当時の様子を学びながら、大阪での対策を考えたり、防災の在り方を啓発している。
その際、避難所生活をした高齢者から甘い物が足りなかったとの話を聞き、開発に着手。高齢者向けのとろみ調整剤を販売している長野厨房と交流があったことから連携し、17年度に製品化にこぎ着けた。
製品は、普段使いできる品としても福祉関連施設などで好評。米飯だけだとあまり食べなかったところ、「トロミあんこ」を混ぜておはぎ風にすると食が進んだ話や、お汁粉風にして水分補給に役立てているケースなどがあるという。
各地で開かれる防災啓発イベントなどでも紹介中。賞味期限は製造から2年で、同社のホームページや同短大で取り扱っている。
開発を担当した同短大人間福祉学科の長橋幸恵講師は「普段から活用してもらいながら、いざというときに備えてほしい」と話している。
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重要キーワードに大阪万博など 「デジタル社会研」
2019年3月11日
https://www.nnn.co.jp/dainichi/news/190311/20190311053.html
関西情報センターが主催する「破壊的イノベーションがもたらすデジタル社会研究会」は10日までに、2030年の社会を見据えるために有効な18年の重要キーワードを「IT系」と「一般」に分けてそれぞれ30項目選定した。IT系では、動画共有アプリ「TikTok(ティックトック)」、一般では「大阪・関西万博」を1位に選んだ。
IT系は、重要性、革新性、新規性の観点から評価。ティックトックは、15秒程度で手軽に見られる点に加え、動画制作のハードルが大幅に下がり、面白いアイデアや生活の知恵を端的に表現しやすい点が、新たな動画コンテンツの利用方法を確立したと位置付けた。
2位は電子決済サービス「PayPay(ペイペイ)」、3位は巨額の仮想通貨を流出させた交換業者「コインチェック」を挙げ、現代社会の状況と変化を表す指標と捉えた。
一般は、多様性、困惑性、新規性から選択。将来への影響を与えるものとして2位は国連の「持続可能な開発目標(SDGs)」、3位は「パワハラ・セクハラ」を選んだ。
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天王寺動物園で「春のナイトZOO」開催へ 飼育スタッフによるガイドも /大阪
3/10(日) 10:30配信
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190310-00000004-minkei-l27
天王寺動物園(大阪市天王寺区)で3月21日から、開園時間を延長して夜の動物たちを観察できるイベント「春のナイトZOO(SPRING NIGHT ZOO)」が開かれる。(あべの経済新聞)
同園のナイトZOOは2015年に初開催して以来、度々開かれて毎回多くの人が来園する人気イベント。飼育スタッフによるガイドなども展開する。
今回は各日、チュウゴクオオカミガイド(17時30分〜)、爬虫(はちゅう)類生態館「アイファー」ガイド(18時〜)、アフリカサバンナゾーンの草食動物ガイド(18時30分〜)、エジプトルーセットオオコウモリのガイド(18時30分〜)、テンジクネズミのナイトZOOなでタイム(18時30分〜19時30分)を、それぞれ予定する。
開催日は3月21日・23日・24日・30日・31日の5日間。開園時間は9時30分〜20時(通常は17時まで)。入園料は、大人=500円、小中学生=200円。未就学児、大阪市内在住・在学の小中学生、大阪市内在住の65歳以上無料。事前申し込み不要。
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「老化タンパク質」新たに解明で人生100年超えなるか
3/9(土) 5:59配信
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20190309-00557836-shincho-sci
紀元前49年、将兵を率いたユリウス・カエサルは禁を破ってルビコン川を渡る。ローマに凱旋し、腐敗した政治を改めるためだった。そのルビコンの名が付いたタンパク質が、長寿と深い関わりがあると明らかにされたのは、2月19日のこと。大阪大学大学院の吉森保教授らが、学術誌(電子版)で発表したのだ。
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それによると、細胞は「オートファジー(自食作用)」によって新陳代謝を繰り返すが、ルビコンが増えるとオートファジーが抑えられてしまう。つまり、老化が進むのだ。オートファジーといえば、大隅良典氏(東工大栄誉教授)が仕組みを解明し、2016年にノーベル賞を受賞したのはご存じのとおり。吉森教授は、大隅氏の“弟子”でもある。吉森教授が言う。
「1996年に大隅先生が基礎生物学研究所に来られた際、私が助教授として呼ばれ、哺乳類の細胞を調べはじめたのがきっかけでした」
何度も失敗を繰り返し、未知のタンパク質にたどり着いたのは09年だった。
「長寿のメカニズムは複雑ですが、どんな人が長生きするかは知られています。たとえばカロリー制限で痩せていること。また、性的に中性であることなどです。二つに共通しているのが、この未知のタンパク質が少ないことでした。そこで、ルビコンと名付け、マウスやハエなどで試したところ、ルビコンのない個体はオートファジーによる新陳代謝が活発で、約1・2倍長生きすることが分かったのです」(同)
まだ時間はかかるが、将来は長寿薬の開発も考えていると吉森教授。「人生100年」の時代は、案外近くまで来ているのだ。
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最先端医療を多くの人へ 大阪・十三の地で眼科医療に貢献
3/8(金) 8:02配信
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20190308-00010000-chuokou-bus_all
創刊130周年記念企画 わが街ふるさとトップランナー
1990年大阪大学医学部卒業。92年国立大阪病院(現・国立病院機構大阪医療センター)。97年大阪大学医学部眼科助手、米国ハーバード大学Schepens眼科研究所留学。2000年大阪大学医学部眼科助手に復職。同学講師などを経て15年にいくの眼科開設。大阪大学招へい教授(兼任)、金沢大学臨床教授(兼任)。日本眼科学会認定眼科専門医。日本強度近視学会副理事長、国際病的近視学会(iPM)理事など。
聞き手◎『中央公論』編集長 穴井雄治
網膜硝子体疾患と強度近視
──網膜硝子体(しょうしたい)疾患、白内障、そして強度近視の最先端医療という眼科の中でも難しい分野のプロフェッショナルである生野先生ですが、なぜ眼科医を志したのですか?
幼稚園の時に目の手術を受け、両目が塞がれた状態で一晩過ごしたのですが、「何も見えない」ということは子供心にとても怖い体験でした。それから医者を目指し、大阪大学医学部に進学。眼科を選択しました。より世の中の役に立てる領域で働きたかったので、多くの方が失明する網膜硝子体疾患からキャリアを開始しました。 眼科医としてキャリアを重ねる中、複数の眼科にかかっても極度に視力が悪い理由が分からない患者さんに出会いました。診断の結果、強度近視による合併症だと判明したんです。しかし、当時はその診断ができる眼科医がほとんどいませんでした。 強度近視とは、眼球(眼軸)が前後方向に伸びて視界が極度にぼやける状態です。それによって網膜などに負荷がかかり、眼底異常などが引き起こされるのです。 40代以上の約5%が強度近視だと言われている日本。罹患人口が多いのに、診断できる眼科医が少ないことは大問題だと感じました。その経験から強度近視の研究に入り、当時勤めていた大阪大学医学部附属病院で専門の外来を開いたのです。
──強度近視外来の反響はどのようなものでしたか?
医師からも患者さんからも反響は大きかったです。それまで、強度近視の患者さんたちは「治療できない」と諦めていた。でも、専門の外来ができたことで、治る可能性があると気づいたんです。 近視はもともと東アジアで多い病気でしたが、欧米でも患者が増え始めた10年ほど前から世界で研究が盛んになりました。世界の関心が強まる中、同じく近視分野の研究者である東京医科歯科大学の大野京子先生と強度近視に関するたくさんの研究を行い、論文も書きました。 診察患者数の限界から開業へ ──なぜ開業したのですか?
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大学病院で経験を積む中で、ある課題が見えてきました。大学病院では、診察できる患者数は一日当たり30〜40人、手術は5〜6件です。患者さんの待ち時間が5時間ということもあります。総合病院では、それぞれ違う科が同じシステムを使っています。眼科は必要な検査機器が多く、多数の手術ができるといった特徴がありますが、例えば心臓外科など特徴の異なる科と同じシステムでは効率よく患者さんを診察することはできません。一方、欧米では眼科専門のアイセンターがあったり眼科専門の看護師がいたりと、システムが独立しています。そういったことに触れていく中で、日本でもシステムの改善と眼科従事者の専門性強化が必要だと感じるようになりました。そうして、2015年に開業。また同時期に、日本の近視医療の方向性を議論するため日本近視学会の設立に尽力しました。
──開業して変化したことは?
システムの効率化と通院利便性の良い大阪の十三(じゅうそう)駅前に開業したことが相まって、医師一人で一日に100人、多い時には120人の診察ができるようになりました。多くは網膜など複雑な症状の患者さんですが、十分な診察を行っています。 また、緑内障、網膜、白内障の手術の中で難度の高いものも日帰り手術を行っています。高齢化が進んでいる昨今、日帰り手術のメリットは大きい。この十三でも、一人暮らしの老人が増えています。高齢者の方は、入院により環境が変わると「せん妄(睡眠障害や幻覚症状、見当識障害)」の症状が出たり、転倒などのリスクが上昇します。日帰り手術はその点、高齢者の方の負担を軽減することができます。働き盛りの患者さんも、翌日から仕事ができます。 日帰り手術は、「合併症などの危険性が極めて低い」と判断できない状況では行えません。大学病院などで何千件と手術を行い、経験を積むことで、「日帰りでも十分安全にできる」という自信が持てました。患者さんの安心のため24時間対応の緊急連絡先を渡していますが、連絡があってもほとんどが「心配しなくても大丈夫」という内容です。 大学病院時代の患者さんたちも来院しやすいようにと、アクセスのよい十三を開業の地に選びましたが、今では大阪府内だけでなく、九州や北陸からも患者さんがやってきます。最先端の眼科医療を受けたくても、なかなか都会まで行くことができない患者さんも多い。でも伊丹空港や新大阪に近い十三なら、関西圏だけでなく西日本のどこからでも来院可能です。ここを拠点に、西日本の眼科治療を支えていきたいと思っています。 情報発信と人材育成で眼科診療強化 ──今後の目標は?
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正しい情報発信と人材育成です。今の若い世代は近視が多いうえに、コンピューター作業が原因で30歳以降でも近視が進んでいます。この世代が50代になる時、合併症が問題になってくるでしょう。強度近視は日本人の失明原因で現在3位ですが、どんどん患者数が増加しており、まもなく2位になる見込みです。そのため、正しい情報を発信していく必要があります。近視が治ると謳うサプリや、失明の恐怖を煽る間違った情報に患者さんが踊らされないよう、日本近視学会(※)の活動やインターネットでの情報発信を通じて、近視との正しい向き合い方を伝えたい。眼科医師にも、正しい診療ができるようインターネットや講演会、勉強会などで情報発信を行っています。 もう一つは人材育成。当院は看護師などのスタッフの育成にも力を入れています。病気への理解から手術の補助説明に到るまで、患者さんが満足するレベルで眼科の専門性を備えた看護師を育成しています。これからの時代は、専門性の高い看護師が必要になってくるでしょう。そのため、眼科専門看護師の教育システムを作っているところです。 それから、地方の眼科従事者の待遇も改善していきたいですね。理不尽な環境であっても、地方ではなかなか変えることはできません。地方で頑張っている人を応援する活動の一環で、現在は金沢大学の眼科と包括連携しています。大阪を拠点とした情報発信や人材育成で、より多くの眼を守っていきたいと考えています。
医療法人 恭青会 いくの眼科 https://ikuno-eye.com/ 所在地/大阪市淀川区十三東2丁目9-10 十三駅前医療ビル3階 TEL/06-6309-4930 アクセス/阪急「十三」駅東出口よりすぐ (徒歩30秒) 診療時間/月〜土9時〜12時・14時〜17時半 (火曜午後・木曜午後は手術も行います) 休診日/水曜午後・日・祝
※日本近視学会 http://www.myopiasociety.jp/
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「新薬開発の可能性も」…阪大などの研究チームが白血病の新たな発症メカニズムを解明
3/12(火) 18:08配信
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190312-18073103-kantelev-soci
「血液のがん」と言われる白血病の発症には、これまで関連がないと考えられていた遺伝子が影響を及ぼしていることを、大阪大学などの研究グループが突き止めました。
発表したのは、大阪大学の高倉伸幸教授と木戸屋浩康助教らの研究グループです。
白血病は、おもに白血球やその基になる細胞が“がん化”して異常に増えることで、正常な細胞が作れなくなる病気です。
今回、研究グループは「Regnase(レグネス)-1」という遺伝子が、白血球などの基になる細胞の過剰な増殖を抑えていて、その異常が白血病の発症に繋がっていることを、初めて突き止めたということです。
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自慢の花 咲き誇る 咲くやこの花館「春の洋ラン展」
2019年3月13日
https://www.nnn.co.jp/dainichi/news/190313/20190313032.html
大阪市鶴見区の咲くやこの花館で12日、恒例の「春の洋ラン展2019」が始まった。代表格のカトレアをはじめ大小約200点を紹介。関西最大級の規模とあって、多くの来館者が彩り豊かな洋ランの世界を堪能している。17日まで。
愛好家でつくる「大阪愛蘭会(あいらんかい)」(子安健司会長)が主催。会員のうち約30人が、会期中に最も美しく咲くように育てた自慢の花々を出品した。会場の1階フラワーホールには、栽培品種や原種など多彩な力作を展示。シンビジウムの新種「ワダエ」なども並び、写真愛好家らの注目を集めた。
副会長の藤本健さん(73)は「今回はパフィオペディラムが比較的多く出品されているのが特徴。派手さはないが、これから交配が進む可能性を秘めた花として注目してもらえれば」と話した。
このほか館内の常設展示のランコーナーでは、150種約130鉢を展示。花に囲まれるフォトスポットも設けられ、来館者の好評を得ている。14日からは有名ラン店による販売会も実施。午前10時〜午後5時(入館は30分前)。
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世界初 1分子量子シークエンサーによりDNAに取り込まれた抗がん剤の直接観察に成功
〜抗がん剤のメカニズムを調べる技術〜
http://www.jst.go.jp/pr/announce/20190307/index.html
大阪大学 産業科学研究所の谷口 正輝 教授らの研究グループと大阪大学 大学院医学系研究科の石井 秀始 特任教授(常勤)らの研究グループは、治療によってがん細胞のDNAに取り込まれた抗がん剤の挙動を直接観察することに世界で初めて成功しました。
これまでDNA中のチミンと抗がん剤が入れ替わることで、がん細胞の増殖が阻害されて抗腫瘍効果が発揮されるメカニズムが想定されてきましたが、DNAに取り込まれた抗がん剤を直接観察することはできませんでした。
今回、谷口教授・石井特任教授らの研究グループは、DNAの塩基分子を1分子ずつ識別できる1分子量子シークエンサー注1)を用いることで、DNA中の核酸アナログ型の抗がん剤を直接観察するとともに、塩基配列を同時に決定することに成功しました。これにより、DNAの中に抗がん剤が取り込まれてDNAの機能が変化するメカニズムを解明するとともに、新たな抗がん剤の開発が期待されます。
本研究成果は、英国科学誌「Scientific Reports」に、3月7日(木)午後7時(日本時間)に公開されます。
本研究は、科学研究費補助金・基盤研究(S)、科学技術振興機構(JST) 戦略的創造研究推進事業(CREST)の鷲尾チームの研究の一環として行われました。
<研究の背景>
フルオロチミン注2)は、転移性大腸がん等の難治性消化器がんに効く抗がん剤として広く用いられています。フルオロチミンがDNA中のチミンと入れ替わることで、がん細胞の増殖を阻害すると考えられてきました。しかし、DNA中のどの位置にフルオロチミンが取り込まれているかを調べる方法がなく、抗がん剤のメカニズムとしては未知な部分が残されています。特にフルオロチミンのメカニズムの解明は、新たな抗がん剤を生み出すもととなるため、DNA中のフルオロチミンの挙動を直接観察する方法の開発が大きな課題でした。
谷口教授・石井特任教授らの研究グループでは、量子的な電流であるトンネル電流注3)により1分子を識別できる1分子量子シークエンサーの方法により、DNAの塩基配列とともに、DNA中の塩基配列のどの位置にフルオロチミンが存在するかを決定することに成功しました。これは、抗がん剤のメカニズムの解明を可能にすると期待されます。
さらに、この抗がん剤で処理されたがん細胞内のDNA中の塩基配列のどの位置にフルオロチミンが取り込まれて遺伝子の機能が変化しているのかを高い精度で明らかにすることで薬が効くメカニズムを明らかにし、新薬の開発へとつなげていきます。
<本研究成果の意義>
本研究成果により、抗がん剤のメカニズムの解明と、新たな抗がん剤の開発が期待されます。この解析手法は、抗がん剤が効くかどうかを個人のゲノムレベルで調べる新たな手法となる可能性があります。さらにこの結果を機械学習と融合させることにより、発見されていない修飾塩基分子等の遺伝子異常を高精度に診断することができるゲノム情報に基づく精密医療(Precision Medicine)への応用が期待されます。
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長時間労働で心筋梗塞リスク上昇
03月15日 11時29分
https://www3.nhk.or.jp/kansai-news/20190315/0013502.html
1日11時間以上の長時間労働をしている人は、急性心筋梗塞の発症リスクがおよそ1.6倍に高まることが、国立がん研究センターや大阪大学などのグループの研究で分かりました。
これは、国立がん研究センターや大阪大学大学院医学系研究科公衆衛生学の磯博康教授などのグループが発表しました。
グループでは、40歳から59歳の男性、およそ1万5千人を対象に20年間にわたって追跡調査を行い、労働時間と心筋梗塞の関連を分析しました。
その結果、1日の労働時間が7時間以上、9時間未満の人たちを基準にすると、11時間以上の長時間労働の人たちは、急性心筋梗塞の発症リスクが1.63倍に高くなることが分かりました。
中でも企業などで働くサラリーマンで長時間労働をしている人では、発症のリスクは2.11倍と高くなったということです。
また、50代で長時間労働をしていた人では、2.60倍とさらに高くなりました。
グループによりますと、これまでの研究から、長時間労働の人は睡眠時間が短く疲労回復が不十分になることや精神的なストレスが増加することなどがリスクを高めていると考えられるということです。
磯教授は「長い期間、長時間労働を続けていると、そのときは健康でも、定年後に心筋梗塞になるリスクが上がるとみられる。労働時間を見直すなど注意する必要があるのではないか」と話しています。
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発達障害の大学新入生を支援
03月14日 19時12分
https://www3.nhk.or.jp/kansai-news/20190314/0013491.html
この春、大学生になる発達障害の人を対象にした支援セミナーが大阪大学で開かれました。
大学に進学する発達障害の人は、この5年で2.5倍以上に増えたとされています。
しかし、高校までと違って大学では教員の目や支援の手が届きにくくなります。
受ける授業の選択や学習の進め方など自分で選ばないといけないことも多く、生活面も大きく変わります。
このため、学力に問題はなくても、うまくなじめずに辞めてしまう人も少なくないとされています。
どうすれば早く大学になじむことができるのか、この春、大学に入学する参加者の1人を取材しました。
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肺炎球菌のゲノム情報を利用し、病原因子を発見-阪大
http://www.qlifepro.com/news/20190315/streptococcus-pneumoniae-genome-screening.html
進化の選択圧を解析することで重要な病原因子を選出
大阪大学は3月11日、肺炎球菌のゲノム情報から、進化の選択圧を解析することで、重要な病原因子を選出することに世界で初めて成功したと発表した。この研究は、同大大学院歯学研究科の山口雅也助教、川端重忠教授らの研究グループによるもの。研究成果は、英国科学誌「Communications Biology」に掲載されている。
現在、薬剤耐性菌による感染症が世界的な問題となっている。感染症に対する治療薬を開発するには、ワクチンや抗菌薬などの薬剤の標的候補として、病気を引き起こす原因となる病原因子を決定する必要がある。しかし、病原因子を探索する従来の手法では、解析に必要な時間とコストが高いと言う問題点があり、試験管内で得られた結果が動物感染モデルや臨床試験で得られないこともあった。そこで今回、研究グループは細菌の進化と病原性に着目し、病原細菌のゲノム情報を活用した、薬剤標的の新たな探索手法を確立することとした。
タンパク質CbpJが肺感染時の病原因子として働いていることが判明
ある遺伝子に対する変異が細菌の繁殖に不都合な影響を及ぼす場合、世代が進むにつれてそのような変異は細菌集団の中で消えていく(負の選択または負の淘汰)。逆に、菌の繁殖に有利な影響を及ぼす場合、変異は細菌集団の中で広まっていく(正の選択または正の淘汰)。このように、自然環境中における生存率の差から一定の方向に進化させる力を「選択圧」という。研究グループは、進化の選択圧により変異が許容されていない分子は、菌の生存に重要な役割を果たしていると考え、実際のヒトに感染した結果生じた遺伝子変異から、細菌が発現するタンパク質の進化的な保存性を評価した。
まず、菌体の表面に局在するタンパク質群について分子進化解析を実施。菌の表面にあるタンパク質は、外部の環境の影響を受けやすい部位に存在する。分子進化解析の結果、肺炎球菌の主要な病原因子の1つとして知られている自己融解酵素LytAと、詳しい機能が明らかにされていないタンパク質であるCbpJの2つが、特に進化上変異が制約されている割合が高いことがわかった。そこでCbpJについて、細胞や動物を用いた感染モデルでの実験を行った。その結果、これまで病原性に及ぼす影響が明らかとなっていなかったタンパク質CbpJが、肺炎球菌の肺感染時の病原因子として働くことが明らかになった。
今回得られた手法は、他の細菌にも適用可能。ゲノム情報から進化の過程で変異が許容されなかった分子を選出することから、薬剤標的とした場合に変異による病原菌の耐性化が生じにくいことが期待され、研究成果は、創薬の時間とコストを短縮し、耐性化の問題に対応する治療法につながると研究グループは述べている。(QLifePro編集部)
▼関連リンク
・大阪大学 研究情報
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【大学受験2019】近大、総志願者数は過去最高…一般入試志願者15万4,672人
https://resemom.jp/article/2019/03/12/49619.html
近畿大学は2019年3月12日、2019年度入試における14学部の一般入試志願者数が確定したと発表した。志願者数(延べ)は15万4,672人で7年ぶりに減少したが、推薦入試を含む総志願者数(延べ)は20万8,564人で過去最高を更新した。
近畿大学が14学部で実施した一般入試の志願者数は、昨年度(2018年度)より1,553人減少し15万4,672人。2012年度入試以来、7年ぶりに減少した。しかし、推薦入試を含めた総志願者数は昨年度より5,160人増加し、過去最高となる20万8,564人となった。
志願者数の昨年度からの増加率をエリア別にみると、関東114.8%、東北120.5%、北陸110.5%、東海111.0%など。関西以外の地域の志願者数が大きく増加した背景には、近大マグロをはじめとした高い研究力や、東大阪キャンパス大規模整備計画「超近大プロジェクト」などの積極的な情報発信により、全国的な認知度が高まったことがあるという。
志願者数を学部別に見ると、近年続いていた文高理低は落ち着き、文系学部では昨年度より5,273人減少して8万3,290人となった。一方、新たな併願制度やセンター試験利用方式に多科目判定型を導入した理系学部は、昨年度比3,720人増となる7万1,382人が志願した。
女子志願者は、昨年度比1,688人減となる4万4,392人。文系学部は昨年度より1,946人少なかったが、理系学部は昨年度より258人増えて3年連続で増加している。
大学通信の安田賢治氏は近畿大学の2019年度入試動向について、「入学定員厳格化の影響で、都市部の私大が受験生に敬遠される中、近畿大学は変わらず高い人気を保っている。近大マグロに代表される高い研究力や、24時間利用可能な自習室をはじめとした大規模なキャンパス整備による教育環境の充実などの取組みを次々に発信し続け、改革力のある大学として全国的に知られるようになったことが大きい」とコメントしている。
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TSUTAYAと関西大学が子ども教室 大阪・梅田
3/16(土) 7:17配信
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190316-00027009-mbsnewsv-l27
書店などを展開する関西TSUTAYAと関西大学がプログラミングなどを学ぶ子ども向けの教室を大阪・梅田で始めました。
関西大学梅田キャンパスに開校した「T‐KIDシェアスクール梅田」。プロアスリートのトレーナーとともに遊び感覚で体を動かして直感力などを身につける教室や、YouTuberにチャレンジしてネットを活用するための知識を学ぶ教室など、主に小学生を対象としたユニークな10のクラスが用意されています。
スクールは「好奇心をもって学ぶことが柔軟で自由な発想を育てる」というコンセプトのもと、時代の変化に合わせた新しい教育を展開したいとしています。
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ニホンウナギ産卵地特定へ…マリアナ沖でDNA
https://www.yomiuri.co.jp/local/kansai/news/20190317-OYO1T50010/
東大や近大 完全養殖目指し撮影計画
絶滅危惧種のニホンウナギの産卵場所とされるマリアナ諸島沖の太平洋で、ニホンウナギのDNAを初めて検出することに、東京大や近畿大、日本大などのチームが成功した。産卵場所を正確に絞り込むことが可能となり、チームは将来、無人潜水機(潜水ドローン)を使って世界初となる産卵の撮影に挑むという。
神戸市で開催中の日本生態学会で16日、発表した。ニホンウナギの卵や仔魚しぎょは確認されていたが、産卵の様子は全く不明で、撮影に成功すればウナギを卵から育てる完全養殖の実用化に役立つと期待される。
塚本勝巳・東大特任教授らのチームは2009年に同諸島沖で卵を初めて採取。これまでの調査で、ニホンウナギは新月の3日前の夜をピークに、1か所に集まって産卵すると推測されている。今回、15年と17年に同諸島沖で行った調査で、水深250〜800メートルの海域から採取した海水からDNAを検出した。
17年の調査では、新月の6日前に3地点でDNAを検出。うち1か所では3日前にも確認された。さらに3日前のDNAは6日前のものより高濃度だったことがわかった。
水槽での実験では、放出されたウナギの精子などによって産卵直後のDNA量は、産卵前に比べて10倍以上増加した。
このことから、産卵の数日前から海水のDNAを調べることによって、親ウナギの産卵場所を正確に特定できるという。
チームの渡辺俊・近大講師は「日本などからはるばる泳いだ雄と雌が太平洋でどのように出会うか、なぜその場所を選んで産卵するかなどの謎に近づきたい」と話している。
生物のふんなどに混じって川や海などの環境中に放出されたDNAは「環境DNA」と呼ばれ、生物を採取しなくても種類や個体数を推定できる新手法として注目されている。
ニホンウナギ マリアナ諸島のグアム島西側の海域で産卵し、日本を含む東アジア沿岸の川で成長した後、海に戻る。稚魚の乱獲や、護岸工事による河川環境の変化などで数が減り、国際自然保護連合(IUCN)が2014年、絶滅危惧種に指定した。
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今年の学士院賞授賞者に藤田誠氏ら9人
3/15(金) 11:43配信
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190315-00010000-sportal-sctch
日本学士院はこのほど、優れた業績を上げた研究者に贈る日本学士院賞の今年の授賞者に、東京大学の藤田誠教授(61)ら9人を選んだ。藤田氏には恩賜賞も贈られる。同氏は、液体に溶けた化学物質を結晶化せずにX線により構造解析する手法を開発し、創薬研究の分野で多大な貢献をした業績が評価された。授賞式は6月に東京・上野の日本学士院で行われる。
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発表された日本学士院賞授賞者(ふりがな、敬称略)、現職、専攻学科目、授賞対象になった研究題目、年齢(3月12日現在)は次の通り。
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【日本学士院賞・恩賜賞】
・藤田誠(ふじた まこと)、東京大学大学院工学系研究科教授・分子科学研究所特別研究部門卓越教授、有機化学・錯体化学、「結晶スポンジ法―X線構造解析の革新と分子科学技術への展開―」、61歳。
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【日本学士院賞】
・山崎志郎(やまざき しろう)、大妻女子大学社会情報学部教授、日本経済史、「太平洋戦争期の物資動員計画」、61歳。
・平間正博(ひらま まさひろ)、東北大学名誉教授・(株)アクロスケール取締役・大阪府立大学大学院理学系研究科客員教授、天然物合成化学、「シガトキシンを始めとする複雑な構造を有する生理活性天然物の全合成研究」、71歳。
・常田佐久(つねた さく)、国立天文台長・自然科学研究機構副機構長、天文学、「太陽観測衛星による太陽電磁流体現象の研究」、64歳。
・永嶺謙忠(ながみね かねただ)、高エネルギー加速器研究機構名誉教授・東京大学名誉教授・理化学研究所名誉研究員・総合研究大学院大学名誉教授・山梨大学客員教授、原子核素粒子物理学・物質生命地球科学、「ミュオンラジオグラフィーの開拓と大規模構造体の非破壊的研究」、77歳。
・藤野陽三(ふじの ようぞう)、横浜国立大学先端科学高等研究院上席特別教授・内閣府プログラムディレクター(戦略的イノベーション創造プログラム(SIP))・東京大学名誉教授、土木工学、「長大な構造物の振動現象の解明と制御」、69歳。
・磯貝明(いそがい あきら)、東京大学大学院農学生命科学研究科教授、生物材料科学、「植物由来の完全分散化セルロースナノファイバーに関する研究」、64歳。
・長澤丘司(ながさわ たかし)、大阪大学大学院生命機能研究科教授・大阪大学大学院医学系研究科教授・大阪大学免疫学フロンティア研究センター教授・京都大学名誉教授、免疫学・血液学・幹細胞生物学、「造血幹細胞と造血、骨を維持する骨髄微小環境の解明」、57歳。
・高柳広(たかやなぎ ひろし)、東京大学大学院医学系研究科教授、免疫学、「骨の研究と免疫学の融合を目指すOsteoimmunologyの研究」、53歳。
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話題の「インスタ医療団」 火つけ役の小児科医の想い
3/14(木) 12:10配信
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20190314-00006886-tamahiyo-life&p=1
育児中のママに人気のSNS「インスタグラム」で、今、話題になっているのが「#インスタ医療団」。小児科医などを主に医療の専門家が、このハッシュタグをつけて健康に関する情報を投稿するムーブメントが起こっています。火つけ役である小児科医の加納友環先生にお話を聞きました。
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よりママたちに届くようインスタグラムにも進出
2018年の11月ごろからインスタグラム(以下、インスタ)に現れた「#インスタ医療団」のハッシュタグ。現在、約300件(2019年1月23日時点)の投稿が集まっています。投稿の内容は、ステロイド外用薬や鉄欠乏性貧血(てつけつぼうせいひんけつ)など、赤ちゃんを育てる親が気になる情報ばかり! このハッシュタグ立ち上げの中心人物の一人が“パパ小児科医(ぱぱしょー)”こと加納友環先生。なぜこのような発信をインスタで始めたのか、加納先生にお話を聞きました。
「インスタより前にツイッターで発信をしていたのですが、いちばん情報を届けたい子育て中のママに届いている実感が持てなかったのです。病院の待合室でママたちの様子を見るとインスタを見ていることが多いので、インスタで情報発信を始めました」(加納先生)
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「相談したくてもできない」と悩むママ・パパをサポートしたい
インスタに集まる投稿を見た加納先生は、偏ったものが多いという印象