[
板情報
|
カテゴリランキング
]
したらばTOP
■掲示板に戻る■
全部
1-100
最新50
|
1-
101-
201-
301-
401-
501-
601-
701-
801-
901-
1001-
1101-
1201-
1301-
1401-
1501-
1601-
1701-
1801-
1901-
2001-
2101-
2201-
2301-
2401-
2501-
2601-
2701-
2801-
2901-
3001-
3101-
3201-
3301-
3401-
3501-
3601-
3701-
3801-
3901-
4001-
4101-
4201-
4301-
4401-
4501-
4601-
4701-
4801-
4901-
5001-
5101-
この機能を使うにはJavaScriptを有効にしてください
|
死刑制度についてひと言お願いします
1
:
boro
:2003/03/16(日) 14:16
死刑制度については他のサイトとかで
さんざんやってきたテーマだと思いますが
そのときの犯罪事情によっても意見が
違ってくると思います。そういう意味で
いま現在、どのように思っているかを
簡単でかまわないので意見をきかせてください。
場合によってはテキストを書く上で参考にさせて
いただくかもしれません。よろしくお願いします。
83
:
どりたん
:2003/06/15(日) 00:42
>82
考えもしなかった切り口ですが、だからといって
はっともしなかったです。私は。
84
:
人権
:2003/06/15(日) 11:58
私も83どりたんさんと同感です。永氏の論法で行けば
執行人にやらせるのではなく、遺族自らが執行することに同意
するなら死刑を認めることになるのでは?
廃止の論拠としては弱いと思います。
よく「誰にも人を殺す権利はない」といわれますが、残虐な殺され
方をした被害者にだけはその権利(犯人を死に至らしめる権利)
があると思います(実際には死亡しているので行使することは
不可能ですが)。
85
:
百合
:2003/06/15(日) 15:43
>83、84
私は自分の感想を述べただけなのですが…。
それに賛成とも反対とも書いていません。
たしかに矛盾点はあると思いますが、
ここの書き込みにも全くなかった意見だったので、
驚いたということ、または参考までに書き込みました。
86
:
人権
:2003/06/15(日) 16:07
私も別に82の方のご感想を否定・批判するとかそういう
つもりではなく、永氏がそのような発言をしていることを
知って書き込みたくなっただけなのです。
ただ、永さんが言っているような「執行人のことも考えよ」
という意見は反対派のサイトではしばしば見かけるものだと
思います。
87
:
むむ・・・
:2003/06/15(日) 18:50
私は、死刑執行人が苦痛を感じるとは思いません。仕事だからです。軍人と同じように。
外科医は手術が仕事であり、結果として患者が助からなかったからといっていちいち苦痛を感じていられますか?
苦痛を感じるようなら、むしろ「その職に向いていない」ことを非難されるだけだと思います。
仕事である以上、ただそれだけだと思います。
88
:
蘭
:2003/06/15(日) 21:50
死刑に関する本とかいろいろ読んでみたほうがいいと思いますよ。
毎日、反省の日々を送る死刑囚と顔を合わせていたのに突然、呼び出し
死刑執行しなければならないことのほかに、執行ボタンが3つあって
そのボタンを3人で押すこととか特別勤務手当てが与えられること
同じ拘置所の刑務官でも死刑執行に立ち会うことになる刑務官は
一部であり、刑務所の刑務官には関係ないことなど
死刑執行人の苦悩というものを知ることができると思います。
そういう仕事に就いたんだから仕方ないんじゃないの
と言われればそれまでですが、苦痛を感じている執行人が
いることは確かなようですね。
89
:
むむ・・・
:2003/06/15(日) 22:26
結局は価値観の問題なので、死刑は残酷かどうかと言っても結論は出ません。思う思わないの問題になってしまいます。
ただ、世の中には苦痛を伴わない仕事はない、これも確かでしょう。仕事の苦痛を嫌がるなら無職になるしかない。
この場合、必要悪とはちょっと違いますが、死刑執行は誰かがやらねばならぬ仕事です。死刑囚の犯した犯罪のために犠牲になった人のことを忘れてはいけません。
90
:
ナッツベリー
:2003/06/18(水) 15:29
目には目をであるべきです。
自分のしたこととまったく同じ暴力や残酷さを味合うべきです。
池田小学校事件や母子殺人、女子高生監禁などの加害者などがそうです。
不幸な生い立ちや環境が影響し罪を犯す場合はあります。
でもただの残虐非道の鬼畜の場合はまったく余地はありません。
冤罪が問題ですが、USのOJシンプソンのように証拠があまるほどあっても
裁判で無罪となる今の世の中、冤罪のないよう極力、公共世論とも
努力するしかありません。警察の実態がひどいことをきくとがくっときますが
明らかな場合は、死刑で当然です。
アラブのほうは盗みでさえ重い刑(または死刑)がまっているそうで
屋台で金銀を平気で売っても盗む人はほとんどいないそうです。
自動車も国によっては飲酒運転または無免許運転が死刑と決まっているところも
ありますし。
世の中ユートピアではありませんから、極悪非道者による被害者を減らすためにも
死刑制度は必要です
91
:
ろった
:2003/06/19(木) 08:48
こないだ、どこのHPだったか忘れたんですが、
死刑制度を廃止した国が、廃止前と犯罪件数が
さほど変わらないという結果がでたというらしいですが。
僕はやはり、罪を犯したらその分恐怖を与えるべきかと思います。
死刑制度を報復と言って、反対だという人もおられますが、
終身刑や無期懲役では、殺人を犯しても安心という考えがあるかもしれません。
話は変わるんですが、こないだ友人と死刑制度について話したところ
意外な答えが返ってきました。今まで僕が思いつかなかったような考えでした。
それは、死刑と終身刑、無期懲役の間に、失明させたり、両腕を取ってしまったり
そういう刑を入れるべきと言うのです。失明させて一生を過ごしてもらうほうが、
より極刑よりも辛く苦しいと思うということでした。
死刑と無期懲役どちらが苦しいかと言うのは、考え方一つだと思いますが、
上記のような新しい刑を設けたら、どうか?という友人の考えでした。
92
:
蘭
:2003/06/20(金) 23:43
死刑に犯罪の抑止効果があるという確たるデータはありません。
むしろ、逆に死刑制度を廃止したドイツなどでは犯罪が減少しています。
死刑があるから人殺しをしなかった、という話も聞いたこともありません。
どんな極悪非道な人間であっても更生させることができると信じたいですね。
93
:
レイス
:2003/06/21(土) 02:54
極悪人であろうと、善良な人による過失であろうと
大切な人を奪われた被害者遺族とっては、この世の誰よりも憎い存在に
変わりはないでしょう
もし、私なら・・・と考えると、望むのは
死刑によって命で償われるより、「いっそ死んだ方がまし」と思うほどの苦痛を
生きてる限り永久に与え続ける事です
大切な人の命と、犯人の命を等しい物にしたくはないですね
94
:
蘭
:2003/06/21(土) 07:34
被害者遺族の感情を考慮した上で、死刑やそれに匹敵するほどの苦痛を
与えることに賛成という意見が多いようですが、2001年末に死刑執行
された長谷川敏彦の被害者の遺族は彼の死刑には反対で文通による交流が
ありました。被害者遺族は死刑の執行を望んでいるとは限らないのです。
誰もが凶悪犯罪者になるために生まれてきたわけではなく、いくつかの要因
があってそうなってしまった、というのが本当のところではないでしょうか。
もちろん劣悪な環境で育って親からも見離されてきた人間でもまともに
罪を犯すこともなく生きている人もいるでしょうが、例えば仮に私が永山則夫
と同じ境遇にあったとして同じような犯罪を犯さずにいられるかというと
まったく自信はありません。「仮に」と仮定で話した時点で、それは私でない
ということになるので意味がないとも言えますが、人間を形成しているのは
環境によるところが大きいということも考えなければいけないと思います。
95
:
春冬
:2003/06/21(土) 07:35
>市民の人権を守るはずの弁護士が容疑者の撮影に賛成して
いるなんて、確固たる証拠がなければ信用できない。
真実性は保障しますので是非ご自分でしらべてください。
日弁連関係の声明や批判的なサイト、アムネスティの報告をまったくみたことないのですね
はなしを容疑者撮影の人権にすり替えてますが、
容疑者を撮影するのが主目的でなくて、容疑者に対する刑事、警官、検察官の行動、
一挙手一投足を全て記録するのが目的ですので、そこのところ話を摩り替えないように。
そんなに容疑者を写したくないなら容疑者自体でなく、
「容疑者に接する公務員」の完全収録といいかえてもいいですよ。
そして記録のこらない取調べにたいしては公務員に厳罰を化すのが適当でしょう。
96
:
ろった
:2003/06/22(日) 09:29
>>91
以前に僕の友人が言ったことですが、もしかしてこれは
憲法36条に違反している感じですね。しかし刑罰に人道上の
問題を含めてありますが、なんとなく納得いかないですね。
人道上のというのは、一体どこまでなのか?という疑問があります。
97
:
蘭
:2003/06/22(日) 20:36
こうした「人道上」や「残酷」といった抽象的な言葉をどう解釈するかについては
今までの判例を元に解釈するということになっているようです。
ここのサイトの「死刑の現状」の「死刑と憲法」にも書かれていますが、
一度、裁判で「死刑は残酷な刑罰にあたらない」という判決が下れば、
それ以降はそうだということになるようです。
「わいせつ」のように時代とともにその基準が変わっていくものもありますが。
98
:
ろった
:2003/06/22(日) 20:51
そうですね。よく日本は判例主義だ、と聞きますよね。
まったくの素人の意見なんですが、
判例が無かった時代には、未来の判例を
作ってきたわけですから、それ以降そうだということになるって
ちょっとおかしいと思う。もし判例と同じ判決しか出せないなら
それの判決が妥当で最も最適な判決だったということになり、
時の裁判が絶対的に正しいということになると思う。
時代と共に社会は変化する。殺人の背景には社会性もあるとおもうので、
そういった事件は、時代に合わせる必要も出てくると思います。
99
:
蘭
:2003/06/22(日) 21:36
「判例がなかった時代」というのはどういうことなのか分かりませんが
その都度、「裁き」はあったわけです。法律もその都度、改正されてきています。
判例主義とはいえ、まったく同じ判決を下してきたわけではなく、殺人に
おいては戦後の頃に比べ、同じ犯罪であっても死刑判決は少なくなってきて
います。その時代の犯罪事情を考慮しながら微妙に「調整」はされていると思います。
100
:
ろった
:2003/06/22(日) 23:53
「判例が無かった」というのは、初めてその判決がでる前のことです。
そうなんですが、微妙に変わってきているんですよね。
まったく同じ判決を下してきたのかと思いました。
死刑判決は少なくなってきて、懲役が長くなっていますね。
101
:
人権
:2003/06/25(水) 14:49
94の蘭さんのように「劣悪な環境」を情状酌量の理由にする考え方
には少し違和感を覚えます。確かに環境による悪影響はあるでしょうが
それは被害者には何の関係もないことです。仮に犯人を「劣悪な環境」に
追いやったのが被害者であるならばそういう理屈も成り立つでしょうが
それとは無関係の被害者がどうして責任を負わされなければならないの
でしょうか。
死刑を望まない遺族がいることは別に不思議ではないと思います。
でも望んではいないから処刑するなということになると遺族が
裁判官の役割を果たしてしまうことになるのでは。
死刑に限らず例えば「犯人も反省しているし、懲役15年は重いから
10年で結構です」等と遺族が主張したら認めることにもなりかねない
のではありませんか。
102
:
蘭
:2003/06/25(水) 20:29
>「劣悪な環境」を情状酌量の理由にする考え方には少し違和感を覚えます。
でも実際の裁判では比重は低いですが、量刑を決める際の参考にすることも
あります。地裁では割と軽い罪であっても簡単にですが、どのような生い立ち
であったかを冒頭陳述で検察側が述べます。それはそういうことが必要だと
裁判所が認めているからです。
裁判の証言で被害者側が被告人に寛大な措置をお願いします、と言ったりする
ことはあります。だからといって、単純に刑を軽くしよう、とはならないですが
参考にしたりすることもないこともないようです。
103
:
蘭
:2003/06/25(水) 21:20
>でも望んではいないから処刑するなということになると遺族が
裁判官の役割を果たしてしまうことになるのでは。
94番をもう一度読んでください。
そんなことは言ってないですよ。
104
:
百合
:2003/06/26(木) 00:21
終身禁固と終身刑は同じ意味なのですか?
105
:
酢味噌
:2003/06/26(木) 00:34
割り込みになってしまいます。
人権さん、蘭さん、ごめんなさい。
「劣悪な環境」ってのは歴然とあると思います。
それはたしかに被害者とはまったく関係はないでしょう。
でも、とんでもない環境にさらされて育つ人はいるわけで、
しかもそれは自分では選べないわけで、という場合。
それに対して情状をかんがみないような
環境はどうか? とわたしは思います。
ということが、いいたかっただけなんですね。
失礼。
106
:
蘭
:2003/06/26(木) 01:06
>終身禁固と終身刑は同じ意味なのですか?
どちらも日本にはない刑罰なので同じ意味であるともないとも言えないですね。
ただ、「禁錮」は一般には労役はなく文字通り拘置される刑罰です。
「終身刑」は労役をするという規約になっているかいないかは詳しくは
分かりませんが、というか国によって違うかもしれません。ということで
労役がなければ、同じ意味ということになるのでしょう。
107
:
トラヴィス
:2003/06/26(木) 14:53
呟きスレです。
「人を殺したんだからそいつも殺せ。さもなくば殺された人は殺され損だ。」これは
これはこれとしてわからんでもないけど、殺された人はもうこの世にいないわけで、な
にをしようが殺され損でしょうな。浮かばれるっていうのも、まぁわからんでもないで
すけど公的な場面では使えない論理でしょう。だからやっぱり殺された人は、死んで
しまって、それで終わりというのが正しいんでしょうね
誰のものにせよ、人の命、時間、というものは一旦奪ってしまうと絶対に同じものを
返すことができない。弁済は不可能なんですね。同じものを返すのが不可能なのだか
ら究極の意味では償うことは不可能なんでしょう。だからこそ、誰がどう感じるのか
という議論になるんでしょうな。
死んだ人は死んだ人。どこまでいっても殺され損。どーやっても生き返りません。人
を殺すというのは、ほんと殺生なことですなぁ。
私自身は死刑はやめたほうがいいと思ってます。みなさんのような立派な主張はない
のですが、まぁそんなに力まなくてもいいんじゃないかという程度で。
残虐な犯罪を犯したものが大手をふるって歩く。これはこれで問題でしょう。ただ、
そのものを殺すことで事件自体を消せるわけではない。事件は何があっても消えない。
自分が殺されて、相手が死刑にならなくて悔しくないか?まぁそれはそれで悔しいで
すが、もう私は死んでしまってるわけで、死んでしまったら悔しいも何もないでしょ
うな。今いえることは殺されること事態が悔しいというぐらいで。
なんともやるせないですねぇ。
108
:
ブルーベリー
:2003/06/26(木) 22:29
俺も加害者の生い立ちが「劣悪な環境」であるかどうかは、
量刑を決める要素の一つになると思いますね。難しい問題ですけ
どね。
殺人罪のような重罪に対する死刑のような厳刑は、確かに、犯罪の
抑制に対する効果はそれほどないかもしれません。どちらかというと、
軽犯罪に対する刑罰をキツメにしていった方が、犯罪の抑制効果は
あるそうですし。
109
:
ろった
:2003/06/26(木) 22:44
>>108
僕もそうは思うのです。なんというか、死刑制度があってもなくても、
殺人などをする場合は、刑の(後々)ことなんて眼中にないような
気もするのです。計画的な犯行は別として、殺すくらいの怒り、
すざましい恨みに対しては死刑制度の抑止はあまりないような気がします。
かといって死刑制度がなくてもいいとは言いませんが。
死刑制度があっても、なくてもあまり変わらないというデーターが
本当だとすると、変わらないのは激しい怒り、恨みを持つ人間にとっては
後のことはどうでもいいと思うところがあるんじゃないでしょうか・・。
110
:
カァーズ
:2003/06/27(金) 05:39
はじめまして、ぼくは死刑賛成です。
でも死刑に犯罪抑止効果は全く期待してません。
理由はろったさんと同じです。人を殺す時に
「こいつ殺したら、きっと俺死刑だろうな…」
なんて考える人はほとんどいないはずです。
凶悪殺人事件とかって、大抵その場のノリだったりして…
もちろん「国が国民を殺す」ということについては僕自身
違和感を感じてますが、やはり要ります、死刑。
たとえばイタ○アとかは死刑ないので、
10人殺そうが20人殺そうが、無事警察に捕まっちゃえば
一生ご飯と宿にありつけるわけです。(檻だけど…)
…そのご飯も税金でまかなっているのでしょうか?
ほんと良い国だなぁ、オイ!と思わずにはいられません。
やはり人間ですから、遺族としては
「もう、『罪を生きて償う』とかいいから、何も言わずにしんでください」
と言う気持ちは、当然のような気がします。
111
:
人権
:2003/06/27(金) 16:15
「死んでしまえばそれで終わり。二度と生き返らない。死んでしまったら
悔しいも何もない」本当にそうですか。あまりにも冷酷な考え方だと思います。
殺人によって新たに「遺族」という存在が現れるのではありませんか。確かに
被害者はこの世に戻っては来ませんが、その人の遺族・友人・関係者にとっては
「それで終わり」なんてことは絶対にない。それまでの平穏な環境が破壊され
想像すらできなかった過酷な生活が始まるのです。死刑廃止を唱える人たちは
どうして被害者のことを軽視するのか理解に苦しみます。完璧な償いなど
ありません。だからこそ自らの生命でもってせめてもの償いとするのが
死刑の持つ意義だと考えます。
112
:
ナショナルキッド
:2003/06/27(金) 23:28
「自らの命をもって償いとする考え」のほうがよっぽど冷酷だと思いますね。
その考えだと、1人を殺しても死刑という考えになりますよね。それに
生きて償うという考えもあります。また、蘭さんも書きましたが、被害者の
遺族は必ずしも死刑を望んでいるとは限らないのです。それどころか手紙での
交流を続けたかったとこの間の被害者の遺族の気持ちを報じていました。
このことについてはどうお考えなのですか? 蘭さんは人権さんの疑問に
思うことに対して、実際はこうだと指摘しているのですが、人権さんは
そのことには触れずにまた、同じようなことを言ってますよね。
113
:
kk
:2003/06/28(土) 00:05
とても悔い改めてて執行された方のお話を聞くと、
死刑制度に違和感を感じますが最近の報道で
「幼稚園ならもっと殺せた」
と発言している犯罪者の方が居る事を聞くと
死刑制度は廃止にすべきではないと思ってしまう。
ブルーベリーさんの発言には賛成ですね。
軽犯罪、特に政治家の汚職とか・・・は
もっともっと罪を重くすべきなんて。
114
:
カァーズ
:2003/06/28(土) 06:30
<<112ナショナルキッドさんへ
また来ました。
ぼくも蘭さんの「遺族は死刑を望んでない場合もある」こと
について言及してなかったので、書きます。
正直言って、そんな心の広い遺族の方々がいらっしゃったんだ!!
という驚きでいっぱいです。
なにか事情があるのかな?とつい疑ってしまいました。
遺族の方々は犯人と間接的に交流することで精神的な
傷を埋めようとしていたのでしょうか?
あるいは単純に犯人を許したのか?など疑問は尽きませんが…
そこでよくよく考えて見ると
死刑というのは「死んで当然、と客観的に思われるヤツが
実際に国家に殺されちゃう」という結構無茶な刑罰です。
よって死刑制度にいろいろ疑問をもつ人がいるのは当然な
わけで、死刑について反対したり議論するのはむしろ
その人が健全な証拠だと思います。
しかし死刑はなくすべきではないと思います。
死刑に犯罪抑止力はありませんが、
「悪い人には相応の罰があたる」という刑罰の根幹を曲げるわけにはいかないからです。
死刑囚はモラルのための犠牲。
死刑は必要悪です。 カゲキですか?
115
:
人権
:2003/06/28(土) 19:21
ナショナルキッドさんへ:
私の疑問に対して蘭さんが「実際はこうだ」と指摘している部分とは
地裁等実際の裁判において情状酌量が行われることがあるということ
ですか。それくらいは私も知っています。知った上で書き込んでいます。
私が言いたいのは殺された方の人権をもっと考慮すべきだということです。
また同じことばかり言うとお叱りを受けそうですが、最も大切にされるべき
被害者の人権を考えることがそれほどおかしいですか。
「誰も凶悪犯罪の犠牲者になるために生まれてきたわけではありません」
それから、1人殺せば即死刑などとは言ってません。
「生きて償うという考え方もあります」御自分の意見ですか。それとも
引用か何かですか。御自身の意見か否かはっきりわかるように書くべき
ではありませんか。
蘭さんへ:
私があなたの御意見を誤解しているとのことですが、裁判官云々は
不適切かも知れませんが、死刑を望まない遺族を持ち出されたのは
やはり死刑制度に批判的な立場を表明されるうえでの一つの根拠
としておられるのではありませんか。
116
:
アニー
:2003/06/28(土) 19:45
>最も大切にされるべき被害者の人権を考えることがそれほどおかしいですか。
殺された人に人権があるんですか? 名誉はありますが・・・
117
:
戦闘員見習い
:2003/06/28(土) 21:44
私も死刑は賛成です
では
118
:
アニー
:2003/06/28(土) 23:20
まあ、いずれ日本も死刑が廃止され、終身刑が導入されるでしょう。
それによって犯罪が増えるということもなく、死刑は間違いだったと
認識されるようになると思います。
119
:
ろった
:2003/06/28(土) 23:26
>>118
しかし、それは抑止力についての答えですよね。
後は被害者遺族の感情ということになりますが
うーん、難しいですね。何と言っても自分が
被害者遺族になったことがないから。
今は客観的にみて、報復的な感情で死刑をのぞめば
死刑になった人の遺族に感情がまた生まれますよね。
120
:
アニー
:2003/06/28(土) 23:36
死刑が廃止されても死刑判決になった者は死刑の執行がある
というようになるかどうかは分かりませんが、そうであれば遺族の
感情は変わらないですよね。
121
:
人権
:2003/06/28(土) 23:38
アニーさん:
もちろんあります!殺した方には人権があって、殺された方には
ないなんてどうして言えるのですか。亡くなった人は単なるごみではない。
断じて「死ねば終わり」ではない!
122
:
アニー
:2003/06/28(土) 23:45
「人権」の意味は生きている人間がもっている自由・平等の権利です。
だから、殺された人に人権があるといっていることがおかしいと言ったのですが・・・。
123
:
ブルーベリー
:2003/06/29(日) 01:25
人権の定義はともかく、被害者の無念は考慮されるべき、ということです
よね。
ところで、俺の場合、もし自分が殺人を犯してしまったら、自分が死刑に
なったとしても仕方がないと思っています。(実際にそんな立場になったら、
冷静ではいられないでしょうから、そうは思えないかもしれませんが、、。
今現在の感覚としては、そう思います)
実際、殺人を犯した人が、罪の意識のために自殺するケースも多いですよね?
(統計的にどうなのか分かりませんが、、、)
なので、殺人が死刑に値する犯罪であるというのは、俺にとっては自然な
感じがします。
ただ、、、。加害者のこれまでの生活環境があまりに劣悪で、幸せな
生き方が全然残されていなくて、結局、犯罪に走るしかないような、そ
んな場合は、この限りではありませんけれど…。このあたりが、俺にとって
はよく分からないところです。
犯罪を犯さなくても、楽しいことがたくさんあり、幸せに生きられる人が、
果たして、あえて犯罪を犯すのでしょうか?
結局、犯罪者(の多くは)、幸せに生きる道を見出せずに、もがき、苦しみ、
その結果、犯罪を起こしてしまう気がします。
もしも…被害者が、最初から幸せに生きていて、苦しんでる人に何一つ手を
差し伸べない人生を過ごしてきたのなら、、、。
俺は、被害者に同情できないです。
長文(+感情的なトピックで)すみません。
124
:
百合
:2003/06/30(月) 12:38
遅くなりましたが、
蘭さん、回答ありがとうございました。
125
:
(・ー・)ノ
:2003/07/05(土) 13:55
某法律学者(氏名など失念)の論文で、アメリカ国内の死刑制度廃止州と存置州とで、
死刑・終身刑に相当する犯罪に関して裁判が行われた場合、公金がどれだけ
使われているのかを調査したものがありました。
それによりますと、廃止州における公金支出額は、存置州のそれよりも安い場合が
多いという結果が出ておりました。
上記の量刑を課せられうる犯罪を犯した者が裁判を受ける際、裁判費用などを
自ら用意できる程、経済的に恵まれた者は圧倒的に少ないため、弁護人費用などを
含めた諸経費は公金から出るというケースが非常に多いとの事です。
また存置州と廃止州とでは、上訴の件数にも違いが出ています。日本でも
そうですが、死刑判決が出た場合、上訴する事なく刑を甘受していく被告の
数は非常に少ないです。ほぼ例外なく上訴されていきます。
終身刑が出た場合は、よほどの事がない限り上訴される事はありません
(日本では検事上訴制度があるため、無期判決でも控訴される場合が
しばしばある点が違いますが…)。
当然の如く、上訴される件数が増える事は、裁判の継続→さらなる公金支出の
可能性につながっていきます。
公金支出の問題というと、「囚人に俺たちの税金でただ飯食わせてやってるのに」
的な意見がどうしても目立ってしまう訳ですが、裁判費用の存在については
案外見落とされがちです。
年間の裁判費用と、可能なら刑務所・拘置所運営のための年間予算とをそれぞれ
算出し、「どちらが国民にとって『損』なのか」を調べてみる必要も、
これからはあるのでは、というのが思うところです。
126
:
カァーズ
:2003/07/06(日) 17:25
↑そうだったんですか。死刑がない州の方がお金がかからない事もあるんですね。
犯人の近所に住んでる人からしたら、危ないヤツがいなくなればそれでいいんですから
やはり費用は節約できた方がいいに決まってますよね。
それで死刑廃止っていうのは安直ですけどね。
127
:
冬
:2003/07/13(日) 17:08
>たとえばイタ○アとかは死刑ないので、
10人殺そうが20人殺そうが、無事警察に捕まっちゃえば
一生ご飯と宿にありつけるわけです。(檻だけど…)
ほんと良い国だなぁ、オイ!と思わずにはいられません
EU全域はとうに、いまはトルコまでも死刑廃止しました。
だけど「悪いことして、三食保障されて暮らすのが、うらやましい、ふざけてる」
という民衆感情はありません。これが日本の国民にはかなり多くあるんですよね。
むしろかの地では「自由を剥奪される」こと自体が最大の恐怖、罰という感情です。
この違い何処にあるんだろう?と思うと、
・日本では普通の市民社会に、自由、自由に生きているという実感がそもそもない
自分がしがらみや束縛のなかで暮らしているという感情がある
・福祉が発達していないから?三食保障されていること自体が当然という感情がなく、
その点で反感を覚える
・アジア的な応報感情で、悪い奴にのうのうとタダ飯食わすなんて、ふざけてると思う
128
:
人権
:2003/07/13(日) 23:20
「アジア的な応報感情で」と仰っていますがヨーロッパには
そのような感情が存在しないという意味ですか。
「<悪いことして・・・ふざけてる>という民衆感情はありません」
ないと断定する根拠は?
「福祉が発達していないから・・・」??
つまり人権や民主主義が保障されていない国だからと仰りたいよう
ですが、些か的外れのように思います。平たく言えば貴方は
「日本は民度が低い」とお考えなのでしょう。
129
:
カァーズ
:2003/07/14(月) 15:33
冬さんへ
どーも御自身の意見が書かれていないのに、客観的資料と考察を提示してるのが気に入らないですね。
「おれはこんな事も知ってんだよ、更にそれを解説するとこういうことなんだ。どうよ?スゴイ?」
みたいな気持ち悪さが感じられます。
…冗談です。すいません。…冬さんは死刑制度反対なんですよね?
じゃなかったらほんとに自慢しにきただけ、みたいな印象なんですけど…。
130
:
(~ヘ~;)ウーン
:2003/07/14(月) 18:28
はじめまして、みなさん。
私は被害者・加害者双方の背景、情状酌量の余地などを踏まえた上での
死刑制度に賛成でした。
また、加害者の更正を思い無期懲役いうのが私には理解するのに
非常に難しいなぁという思いがあります。
更正って本人の気持ちの問題が大きいように思うので、
何をもって、更正する、していくと考え、釈放ができるのかなぁとも思いました。
そして単純に、凶悪犯が更正した(?)として、
お話しはできても、一緒の部屋では眠れないかも・・・と思ったりもします。
(例えば、女子高校生コンクリ事件の主犯の人とか・・・)
そんな中、このような話題には少し軽いのかも知れませんが
考えさせられたので紹介します。
映画の試写会で↓をみました。
「ライフ・オブ・デビット・ゲイル 」
あなたはこの結末に納得できますか・・・
死刑廃止論者の大学教授が死刑になる。その直前、彼はすべてを語り始めた。無実を主張する 男デビッド・ゲイルが死の間際に語ったのは、ある殺人事件に隠された驚愕の真実だった。
というストーリーのものですが、
「うーん、死刑制度の前に真実ってほんとにわかるのかなぁ」と思いました。
死刑制度があれば、「短絡的犯行」は少しは少なくなるのかなぁと思いますが、
みなさんはどう思いますか?
最近の少年犯罪などは、いろいろ背景もあるとは思いますが、
どこかにやはり、「(想像力の欠如とともに)自分はまだ未成年だから・・・」
というのが、あるように思えてなりません。
「自分はまだ未成年だから・・・」で済んでしまうと考えているところが
まだ、幼いのかなぁとも思いますが・・・。
長文ですみません。ではでは。
131
:
元愛媛県民
:2003/07/15(火) 15:10
みなさん、はじめまして僕は賛成の立場から書かせてもらいます。
死刑制度に反対する人の意見は確かによくわかります。
ただ死刑制度に反対する例えば、野中さんや土井さんなどがなぜ世界の死刑の
大多数を行っている中国政府にそれを訴えないのか、そればかりでなく、死刑制度
廃止を訴えている議員や団体の多くが、「親中国的」「親北朝鮮」とうけとられる
発言をくり返しているのか(そうでない人もいますが)、それが理解できないのです。
まったく話が変わって申しわけないのですが、「人間の盾」としてイラクに入った人たちは
なぜコンゴの内戦に対しても「人間の盾」として参加しないのですか。
結局は「アメリカ的な戦争」に反対しているだけでその他の戦争で人が殺されることには
それほど反対でないのでしょうか。
死刑制度に反対する人たちが人権を無視している国家「中国」「北朝鮮」に対して
強い態度を示すことを希望します。それは「日本政府が行う死刑」だけに反対という立場ではない
思うので、もっと中国に強い態度で迫るべきではないでしょうか。
132
:
人権
:2003/07/17(木) 15:54
確かに「国家権力による殺人行為」だとして死刑廃止を唱えながら、
一方で例えば北朝鮮の現状に好意的な報告をしたりしている方も
いらっしゃるようです。彼の国こそ正に国家権力そのものが
犯罪者だと言って過言ではないと思いますけどね。
133
:
酢味噌
:2003/07/18(金) 01:26
131さんの7行目「まったく話が変わって」以降に関して思ったこと。
人間の楯のお話です。これは、
コンゴはイラクと比べれば、
一般的に考えてわれわれの生活から遠いという、
単にそれだけの問題なのではないでしょうかね?
「アメリカ的な戦争」が身近。
そう感じるのはいまこの国に生きていれば
当然なのでは?
まあとにかく注目でしょう。
注目してイラクへ行ったごく少数の「人間の楯」の人々などが注目された。
それだけのことではないのですかね。
ですから
「その他の戦争で人が殺されることには
それほど反対ではないのでしょうか?」
という問いは?????!
訊かれたらまあ誰だって額に青筋立てて
そんなことはないと抗議するでしょう。
死刑制度には
関係ないお話か。
失礼!
134
:
元愛媛県民
:2003/07/18(金) 10:22
そうなんです。
その額に青筋立てて中国政府にも抗議してほしいのです。
135
:
ナショナルキッド
:2003/07/19(土) 12:30
>死刑制度があれば、「短絡的犯行」は少しは少なくなるのかなぁと思いますが、
みなさんはどう思いますか?
「短絡的犯行」の反対が「計画的犯行」ということになるんでしょうか?
それはともかく、死刑があるから短絡的犯行を犯すことを躊躇したというのは
想像しにくいですね。死刑になるにはやはりそれ相応の犯行を犯さなければ
死刑にならないことを考えると、死刑制度の存在が思いつきでの犯行の抑止力
になっているとは考えづらいですね。実際、死刑を廃止したことによって
明らかにそのことが原因で犯罪が増えたというデータが存在する国はないようですね。
136
:
人権
:2003/07/21(月) 15:01
「死刑廃止を推進する議員連盟」が死刑廃止のための法案提出を
準備しているようです。詳細は承知していませんが、「仮釈放
なしの重無期刑」というような新たな刑を提案していると聞いて
います。事実上の終身刑なのでしょうか。
ただ気になるのはその様な刑の導入にすら「残虐な刑罰」であると
して反対する人達がいることです。
また同じことばかり言う、とお叱りを受けそうですが、
被害者に加えられた犯罪行為の結果を直視すれば
「残虐」などとは到底言えないでしょう。
以前にも書き込みましたが、我が国の刑法(少年法も含めて)
を改正して少なくとも加害者(被疑者)と同等の人権を被害者
にも保障する体制にすることこそ急務だと思います。
死刑制度の是非を論ずることは大切ですが、その前に或いは
それと同時に刑法全般に関して見直す作業が必須だと考えます。
137
:
人権
:2003/07/22(火) 14:42
続けて失礼します。
7月22日の朝日新聞によると、上記法案の今国会への提案は
困難な情勢のようです。自民党法務部会で異議が出て紛糾した
模様。
元検事の佐々木知子参議院議員の発言:「残酷な殺人現場に何度も
立ち会った。地獄の苦しみを味わった被害者や遺族に死刑以外で
どう償えるというのか」
この発言を「情緒的」とか「応報感情に囚われている」などと
批判するのは容易いことでしょうが、結局は殺人犯による残虐な
殺人行為を黙認することに繋がるように思います。
しばらくモラトリアム期間を設けてその間に存廃を含めた死刑制度
についての議論を深めることには賛成ですが。
「廃止しても犯罪は増えない」から廃止すべきであるなら他の
無期刑・有期刑に関しても同様の事実があれば廃止すべき、という
結論になってしまうのではないでしょうか。
138
:
ナショナルキッド
:2003/07/22(火) 17:34
>我が国の刑法(少年法も含めて)を改正して少なくとも加害者(被疑者)と
同等の人権を被害者にも保障する体制にすることこそ急務だと思います。
刑法の大幅な改正はされていませんが、刑法犯に類似した法律は次々と
新設されていますよね。少年法も大幅に改正されたばかりです。
>我が国の刑法(少年法も含めて)を改正して少なくとも加害者(被疑者)と
同等の人権を被害者にも保障する体制にすることこそ急務だと思います。
その補償する体制は充分すぎるほどに整っていると思いますが・・・。
>結局は殺人犯による残虐な殺人行為を黙認することに繋がるように思います。
誰も黙認はしていません。裁判もすれば刑罰も与えられることになるわけですから・・・・・・。
>他の無期刑・有期刑に関しても同様の事実があれば廃止すべき、という結論に
なってしまうのではないでしょうか。
死刑の問題と他の刑罰は分けて考える必要があるでしょう。死刑を廃止して
そのことが原因で犯罪が増えたというデータはないようです。つまり
死刑には犯罪抑止力はあると認められていません。でも、他の
刑罰を廃止したら明らかに犯罪が増えるのは想像がつきます。
ここのスレッドでこれらのことは何度も話題になったと思います。死刑には
もはや個人的な復讐という意味合いしかないように思います。復讐という
意味で死刑にするという考えもまた残酷だという気がします。
何度もあなたの意見に対し他の人がいろいろと意見を言って説明しているのに
それを無視しているかのように同じ意見を言っているように思うのは
私だけではないと思います。ある意味、馬鹿にされたような気分にもなります。
あなたが死刑に求めるものは何ですか? 具体的に説得力のある答えを望みます。
139
:
ナショナルキッド
:2003/07/22(火) 18:13
ゴメンなさい。上記138の書き込みすべて撤回します。なかったことに
して、すべて無視してください。
140
:
<削除>
:<削除>
<削除>
141
:
<削除>
:<削除>
<削除>
142
:
人権
:2003/07/23(水) 03:02
「人の意見を無視している」「人を馬鹿にしている」とまで仰りながら
「無かったことにしてほしい」とはちと虫が良すぎるのでは?
上の115で一応答えてはいるつもりですが。
143
:
ポポロ
:2003/07/23(水) 12:05
人権さんへ
あなたが死刑に求めるものは何ですか? 具体的に説得力のある答えを望みます。
144
:
人権
:2003/07/23(水) 15:45
無視などしていません。以前にも書き込んだように(115)
ナショナルキッドさんの指摘された内容を承知した上で発言して
いるつもりです。例えば「死刑を廃止した国において犯罪が増加した
という明らかな証拠は無い」そのような報告があることも知っています。
一々「・・・については知っています」「そのことは知りませんでした」
等と御報告申し上げなければならないのでしょうか。
貴殿は小生が無知から来る独りよがりの独善的な意見を繰り返して
いると仰りたいのでしょう。
そこで「事実はこうだ」と指摘されたということなのでしょう。
でも「少年法が<大幅>に改正された」とか「被害者の権利は
十分すぎるほど保障されている」とか事実に反する事を仰られ
るからこちらも「また同じことを言う」はめになってしまう。
(撤回されたとのことですが、貴殿の本音だと推察します)
この際明確にしておきますが、私は何が何でも死刑制度を
死守するなどと考えているわけではありません。
逆に何としてでも死刑廃止を阻止するぞなどとも思って
おりません。
ただ「世界の潮流」だとか「残虐な刑」「真の償いにはならない」
等の考え方は小生にとってはあまり説得力があるようには思えない
ということを申し上げているのです。
何方かが仰っていましたが「残虐」か否かは結局は個々人の主観
に左右されるわけですから、水掛け論に終わってしまうのかも知れません。
145
:
ポポロ
:2003/07/23(水) 16:35
>一々「・・・については知っています」「そのことは知りませんでした」
等と御報告申し上げなければならないのでしょうか。
たぶんそういうことに答えた方が説得力はあると思います。
「〜である」という事実を他の人が言うということは
そういうことが分かっていないんじゃないかと思って
言っていることが多いと思われるので。
それに、「〜であると思う」と言うよりも「〜という事実があるので〜であると思う」
とした言い方のほうが説得力はあると思います。そんなこと言われなくたって
分かっているでしょうが。
>「少年法が<大幅>に改正された」とか「被害者の権利は
十分すぎるほど保障されている」とか事実に反する事を仰られ
るからこちらも「また同じことを言う」はめになってしまう。
少年法は大幅に改正されましたよ。これほど大幅に改正された法律というのは
他になかったんじゃないでしょうか。被害者の遺族に対する補償にしても
民事訴訟でも被害者給付金にしてもその補償金額は細かく改正されてその金額
なども上げられましたよね。これでも改正されたとは言えないとか
補償はまだまだ足りないと言われればそれまでですが。でも、このことを
知っていれば、事実と反するなどとは言わないと思われますが。
>ただ「世界の潮流」だとか「残虐な刑」「真の償いにはならない」
等の考え方は小生にとってはあまり説得力があるようには思えない
ということを申し上げているのです。
「死刑にすれば償いになる」と言えるかどうかも検討に値するかもしれませんね。
死刑にせず、一生生きて償うこともできるわけですから、私はこちらのほうが
償いになるように思います。このへんは説得力のある意見は言えませんが。
私は死刑は廃止すべきだと思っていますが、それ以外の死刑に価しない
犯罪の刑罰についてはもう少し厳しくしてもいいのかなと思っています。
それは犯罪抑止力という点から導き出した自分なりの考えで、その他の
争点となっている冤罪や被害者遺族の感情は考慮していません。
冤罪があるから死刑を廃止すべきという考えはどこか違うように思うからです。
被害者の遺族感情でも必ずしも死刑を望んでいる遺族ばかりではないと思われる
ことなどからも。
146
:
草田男
:2003/07/23(水) 18:14
久々の書き込みです、草田男です。私は死刑賛成派です。
被害者遺族が望むのであれば死刑、そうでないのであれば
執行しないというようになればいいと思っています。死刑
存廃議論をするのは大半が第三者、私は1番に被害者遺族の
意見が尊重されるべきだと思います。死刑を廃止してしまうと、
死刑を望む遺族が泣き寝入り。また望まない遺族の意見を無視して
執行してしまうのもよくない(長谷川元死刑囚のように)。
犯人側からだと死をもって償いたいという者もいるのです。
とにかく私は被害者遺族が弱い立場にあり犯罪者が守られている
という現状にとても憤りを感じています。
147
:
ポポロ
:2003/07/24(木) 00:54
>被害者遺族が望むのであれば死刑、そうでないのであれば
執行しないというようになればいいと思っています。
ここでいう死刑にするかどうかというのは、裁判で死刑判決となり
確定した死刑確定囚についてどうするかという問題だと思いますが
そう思う気持ちはよく分かります。被害者遺族のことを第一に考えた
いい考えだと思いますが、例えば、この案が採用されたとしたら
ほとんどありえないでしょうけど、麻原彰晃が死刑にならず、その信者が
死刑になったりする可能性がないわけではないのでそうなると
どうかなとも思ったりします。死刑にしないということは現行法では
無期懲役ということになるとは思いますが、それで仮出所して再び殺人事件を
起こさないとも限らないわけですからそういうことを考えると、「終身刑」の導入が
必要かなとも思います。その他、お金で買収という裏取引とか遺族感情が
事件発生当時からずっと変わらないのかとかという問題もありそうですね。
148
:
人権
:2003/07/24(木) 02:02
ポポロさんへ:
「・・それ以外の死刑に値しない犯罪の刑罰についてはもう少し
厳しくしてもいいのかなと思っています」「冤罪があるから死刑を
廃止すべきという考えはどこか違うように思うからです」
私も同感です。例えば新設された「危険運転致死罪」はいい例
だと思います。これまでは相当悪質な死亡事故でも業務上過失致死
に問うしかなかった被告にもある程度は思い知らせることができる
ようになり、遺族の気持ちも少しは慰められるのかも知れません。
ただ小生の「被害者の権利が十分に<保障>されてはいない」
という箇所を誤解されているように思います。
私が言っているのは金銭的な<補償>ではなく、例えば法廷で被害者
もしくは被害者の遺族・関係者が被告に反論したり、意見陳述
を行ったりすることが現状では不可能乃至極めて不十分であると
いう意味です(死人に口なしとばかり自己の保身のために嘘八百
並べられても被害者側は充分な反論さえできず悔しい思いをして
います。犯罪被害者の会等のお話を伺うとよくわかります)
「そんなものは検察側がやるべきことで、被害者はせいぜい証人
として必要と認められた時に聞かれた事にだけ答えればよろしい」
この現状を変えるべきだと申し上げているのです。
小生は「誰であろうと当然尊重されるべき人権が被害者側には
必ずしも確保されてはいない」という事実が充分には理解されて
いないと感じています。
決して「被害者感情」といった情緒的な不確かなものを取り上げて
根拠の無い反発をしているつもりはありません。
149
:
人権
:2003/07/24(木) 02:30
ナショナルキッドさんはじめとする皆様の御意見を無視して
同じことばかり繰り返しているという御批判を頂戴しておりますが、
いつも投稿された文面を熟読した上で書き込むよう心がけております。
もちろん法律の専門家ではありませんから、個々の条文について
誤解していたり事実誤認をしたりすることは当然あると思います。
ただ小生がこの問題に関る事実について無知であるかの
如き御発言は些か心外です。それなりに学習はしているつもりです。
少年法についても旧少年法と改正されたものとを比較対照させながら
自分なりにいろいろと考えを巡らせているところです。
150
:
ブルーベリー
:2003/07/24(木) 03:29
レスが遅れましたが、125の書き込みで少し考えされられました。
死刑廃止を導入した方が、国の財政への負担が少なくなったりしているん
ですね。裁判費用が高すぎることが大きな原因のようなので、一概に
「だからどうだ」とは言えませんが。
ナショナルキッドさん、ポポロさん、人権さんのやりとりは、読んでる
側からすればすごく勉強になって良いなという気がします。重要な問題です
し、結論が得られるものでもないかも知れませんが、安易な非難に走らず、
自分の考えを述べていくことは大切だと思っています。
151
:
草田男
:2003/07/24(木) 13:19
死刑判決を確定させておいてずっと執行しないという取り決めをすれば
現行法で終身刑は可能ではないでしょうか?平沢元死刑囚のように30年たっても
時効にならないという判例もありますし。あとは法務大臣の考え方でしょう。
152
:
ポポロ
:2003/07/24(木) 14:09
>死刑判決を確定させておいてずっと執行しないという取り決めをすれば
現行法で終身刑は可能ではないでしょうか?
そうですね。実際、現在の死刑確定囚の中には冤罪と言われている事件の
確定囚がいますね。波崎事件や名張毒ぶどう酒、袴田事件がそれですね。
この人たちはおそらく終身、死刑の執行は行なわれないでしょう。あるいは
再審によって無罪となる可能性もなくはないですね。
あとは、ピアノ騒音殺人事件の大浜死刑囚のように精神鑑定の結果、
パラノイアと診断されたにもかかわらず死刑が確定した人もおそらく死刑執行は
ないでしょう。政治犯の永田や大道寺、片岡なんかもこのまま死刑の執行は
行なわれないのではないかと思います。
また、無期懲役になった囚人でも30年も40年も入っている人がいますね。
はっきりしたことは分かりませんが、再犯のおそれのある囚人だったり
もしかしたら死刑相当の犯行であったりした場合なんかだとこのように
実質的に終身刑のような扱いを受けたりしているみたいですね。
これらのことを考えると、死刑の代替刑としての終身刑の導入に
政府というか法務省は動き始めているとも言えると思います。
それがいつになるかは分かりませんが・・・・・・・・。
153
:
草田男
:2003/07/24(木) 16:58
151の補足ですがこの場合だと労働が課せられませんね。死刑囚は一応未決囚扱いですから。
逆に無期懲役だと50年も服役していてもずっと労働が課せられます。
私はよく存じていませんが亀井氏達が発案している重無期懲役も一応は仮出所無しですが、ある年数
服役すると恩赦請求権が与えられるというのを聞いたことがあります、もしそれが本当ならなぜ
そのような犯罪者にとって都合のいい「抜け道」を作ってしまうのでしょうか。
154
:
ポポロ
:2003/07/24(木) 20:11
>死刑囚は一応未決囚扱いですから。逆に無期懲役だと50年も服役していても
ずっと労働が課せられます。
そうですね。ちょっと気付きませんでした。う〜ん、、、、。死刑確定囚に
労役を課すのはできないこともないんでしょうけど、実際、難しいでしょうね。
>重無期懲役も一応は仮出所無しですが、ある年数服役すると恩赦請求権が
与えられるというのを聞いたことがあります、もしそれが本当ならなぜ
そのような犯罪者にとって都合のいい「抜け道」を作ってしまうのでしょうか。
更生すれば仮出所もありうるとする考えは人道上、いい考えだと思いますが
実際、仮出所して再犯したらと思うと、素直にいい考えとは言えないですね。
155
:
ガイブレイブ
:2003/07/24(木) 22:10
私は死刑賛成論者です。そして死刑の早期執行にも賛成します。死刑が確定してから
何年も国費で死刑囚を生かしておく理由がありません。死刑が確定してから少なくとも
3年以内には執行しなければならないという法律を作るべきです。今の制度では法務大
臣の決裁が無ければ死刑の執行は行われませんが、この制度だと死刑を執行したから法務
大臣失格などと死刑反対論の政治家や市民運動家が騒ぎ、法務大臣が死刑の執行に躊躇して、
本来すでに行われていなければならない死刑囚が多く残ってしまっています。
そこで、「死刑の執行3年以内」という法律でシステム化する事でこの問題を解決でき
るのです。
もちろん冤罪の問題もありますが、私が思うに現在の死刑確定囚のうち冤罪の可能性が
あるのは、袴田事件の袴田さん、三崎事件の荒井さん、晴山事件の晴山さん、波崎事件の
富山さんの四人(四人もいるのかという驚きです)で、今後これらの人のような被害者を
出さないように、精緻な審理を行えば良いのです。それに、この四人以外の死刑確定囚は、
身の毛もよだつような殺人鬼ばかりであることを見逃してはいけません。
156
:
ポポロ
:2003/07/24(木) 22:23
死刑の執行は法務大臣の命令によるが、これを死刑確定から6ヶ月以内に
しなければならないと規定されています。(刑事訴訟法475条および475条2項)
さらに、法務大臣の命令が下されてからは、その翌日から数えて5日以内に
その執行をしなければならないと規定されています。(刑事訴訟法476条)
でも、実際はここ10年ほどは裁判で死刑が確定してから7〜8年経ってから
死刑執行となっていますね。再審請求などをしているということもあって
死刑の執行は見送られているようです。再審請求中でも死刑の執行はしても
いいことにはなっていますが・・・。
冤罪の可能性がある死刑確定囚に名張毒ぶどう酒の奥西勝も入る?
157
:
人権
:2003/07/24(木) 23:03
153の草田男さんの恩赦に関する御発言について:
多分法案の通過を容易にするための対応のような気がしますが。
今般の<重無期刑>を事実上の終身刑と見なしてその<残虐>
さ故に反対される方もいらっしゃるようですし(再社会化の道
を断つという理由で)。
それと<冤罪>の可能性に対する配慮もあるのかも知れません。
158
:
ばっじょ
:2003/07/27(日) 18:04
死刑を論ずる時、死刑反対派は感情論でものを言いがちですが論理的に考えると
死刑はまったく持って正当な刑罰であると考えます。まあ、賛成派も感情論になりがちですが。
死刑に関しては私は賛成派です。しかし、死刑制度を改める、という考えをもっています。
いわば、死刑は必要だが今の死刑は問題がある、ということです。
死刑反対派は幾つかの点を問題視して死刑反対を訴えます。
まず、冤罪の可能性です。これには確かに今のままではまずいでしょう。死刑を求刑する検察が被告に有利になる証拠を意図的に隠す
ということは十分にありえますし、警察の自白の強要、白紙調書の問題、などが当たり前に普通の裁判でもありえるからです。
現実に免田事件など死刑から再審無罪になったケースもありますし。
今の制度ではどんなに慎重に裁判を行っても人が人を裁く時、必ず過ちは起きます。
死刑反対派はこれを理由のひとつに死刑反対を訴えるわけです。
「冤罪の可能性があり死刑は取り返しがつかない、よって死刑は廃止せよ」とは法学部教授ですら言う言葉です。
逆に考えればこうなります。
「じゃあ冤罪の可能性がないときは死刑はいいのですね」と。
冤罪のない可能性なんてあるんかいな?問いには「ある」といえます。
例えば、多くの目撃者がいる前で次々と殺人を犯していったらそれは冤罪の可能性があるといえますか?
ノーです。女子高生コンクリート殺人事件のように多くの自白がある場合もそうです。
オウム事件もまさか冤罪だとはいえないでしょう。
冤罪は裁判官が直接見ていないので排除できませんしなくなりはしません。
しかし、100%疑いのない犯罪もあるわけです。
そのため、冤罪の疑いのある犯罪と疑いのない犯罪は分けて考える必要があるともいえます。
「冤罪の可能性があるから死刑反対」と何の躊躇もなく言い放つ法学部教授や死刑反対派は「冤罪」を立てに
廃止を正当化しているに過ぎません。
今の法を改革して「死刑廃止」をするより、死刑は残し「冤罪の疑いの余地があるものと、無い者」を分けることが
望ましいと思います。
159
:
青十字軍
:2003/07/27(日) 19:32
しかし、一連の極左暴力集団の事件である連続企業爆破事件の大道寺、益永両死刑囚と連合赤軍事件の坂口、長田両死刑囚は現在も死刑が執行されていないのは、共犯が日本赤軍の引き起こしたクアラルンプール、ダッカの両事件で国外逃亡しているのではないかと思います。
160
:
ポポロ
:2003/07/27(日) 19:51
>死刑は残し「冤罪の疑いの余地があるものと、無い者」を分けることが
望ましいと思います。
現在の死刑確定囚の中には冤罪事件と言われているものがあります。
名張毒ぶどう酒殺人事件の奥西勝、波崎事件の冨山常喜、袴田事件の袴田巌
それぞれ72年、76年、80年に最高裁で死刑が確定しましたが、死刑の
執行がありません。それ以降に死刑が確定した者が死刑執行されています。
これは、死刑確定となったものの冤罪の可能性が高いということで
死刑の執行は見送られています。おそらくこれからもこの3人については
死刑の執行は行なわれないと思います。実質、労役のない終身刑と言える
でしょう。これからも事件が起き、裁判で死刑が確定しても冤罪の可能性の
ある事件に関しては同じように死刑の執行は見送られるようになるのでは
ないでしょうか。いずれにせよ冤罪がある限り死刑を廃止すべき、というのは
どこか違うように思います。ですが、私は死刑には反対です。それは
生きて罪の償いをしてほしい、という思いがあるからです。また前と同じ
ような内容の書き込みになってしまいました。すみません。
161
:
ポポロ
:2003/07/27(日) 20:03
>しかし、一連の極左暴力集団の事件である連続企業爆破事件の大道寺、益永両死刑囚と
連合赤軍事件の坂口、永田両死刑囚は現在も死刑が執行されていないのは、
共犯が日本赤軍の引き起こしたクアラルンプール、ダッカの両事件で国外逃亡して
いるのではないかと思います。
なるほど、それで死刑の執行がないんですね、、、、、、、。てっきり政治犯と
いうことだけで死刑の執行を見送っていたのかと思っていました。それに
ほとんど可能性のない再審の請求をしていますが、それは死刑の執行を少しでも
遅らせるためとも思っていました。
162
:
ばっじょ
:2003/07/27(日) 20:35
>私は死刑には反対です。それは
生きて罪の償いをしてほしい、という思いがあるからです
確かに仰る通り、そういう被害者の方も居られます。そういう場合には裁判所が死刑と判断したとき
終身刑と死刑をご遺族が選べるように様にする、という法改正も考えてもいいと思います。
しかし、実際にはやはり遺族は死刑を望む方が多いので第3者である私たちにはその苦しみは
知ることはできません。遺族の意向を汲み取るシステムにすべきであって、それはそれぞれの遺族によって
異なります。よって飛躍して死刑廃止というのは適切でないと考えます。
163
:
ばっじょ
:2003/07/27(日) 20:38
多くの国で実施されている加害者と被害者が語り合う、というシステムも有効だと思います。
それによって遺族は真相や、加害者の心情を知ることができ、また、加害者は遺族の悲痛な思いを
知ることができる・・・。
164
:
草田男
:2003/07/27(日) 20:52
国際アムネスティはいつも死刑が執行された後すぐに抗議声明を出しますがその中には
あまり被害者や遺族に関することは無いですよね。
165
:
ばっじょ
:2003/07/27(日) 21:15
死刑反対派の方には元死刑執行人だった方が居られます。それを収めた本も読んだことがあります。
その方は自分の手で人を殺すということに苦悩すると言います。
(しかも日本はいまだに絞首系。外見上残酷に見える。
アメリカでは最近は薬剤を点滴で注入して外見上はあまり残酷ではありませんが)
私も恐らくその方の立場になったら辛いだろうと考えます。
しかし、彼らが苦悩するのは「死刑制度」が悪いからではありません。「死刑に値する残酷な犯罪を犯す犯罪者が
存在するからです」。
死刑反対論者はこういいます。
「死刑囚の最後の姿はあまりにも悲劇的である。残酷である。しかも、国家は国民に
殺人をしてはならないと法律で定めながらも国家が死刑という殺人をするのは矛盾である」
如何にも学者が言いそうな言葉です。
しかし、「国家による殺人」は実は何も矛盾してはいません。
過去にさかのぼると明治時代に穂積陳重(ほづみのぶしげ)という法学者がいて
彼は自身の著作「復讐と法律」の中で刑法の進化過程を説明しています。
彼は起源を「復讐」にあるといいます。
「およそ生物にはその種族的存在を害する攻撃に対する反撃をなす性質がある」
これは例外なく人間にも当てはまります。
氏曰く「この現象は人類の一般的現象である」仇討ちもそうですね。
氏は続けます「しかし、復讐をそのまま認めると復讐のそのまた復讐がおき社会が収まらなく
なります。近代刑法では私的な復讐を禁じ代わって国家が処断する」と。
刑法のできる過程はこのように国民からやくざ的な復讐権を奪い代わって国家がそれを行い
社会秩序をまもるという考えに沿っています。
166
:
ばっじょ
:2003/07/27(日) 21:18
アムネスティは死刑に反対するあまり都合のよいデーターばかりを集めてあまり好きではありません。
フェアではありませんね。
167
:
ばっじょ
:2003/07/27(日) 21:35
横道にそれますが、たとえ話としてこのようなことがいえます。
包丁を持った人間が小学校に入り込んで次々と子供を殺害します。その男は警察が駆けつけても
殺害を止めず、屋上まで逃げる子供を追いかけます。しまいには子供を盾にとって「来たら殺す」と怒鳴っています。
屋上の端っこで警察は上手く回りこむことができません。そのとき犯人は包丁で子供の手を切りました。次に首を切り落とそうとしています。
警官はたまらず発砲して犯人を殺しました。
これは正当なる発砲です。場合によって警官は、国家は犯人を、人を殺さなくてはならない。
この事件を時間的に戻しましょう。屋上まで子供を追いかけて子供を盾にとった犯人。
このときは死刑が廃止されていました。犯人は死刑が廃止されていたことを思いつき発砲されて
殺されては困ると思い、子供を後ろから一突きで殺し。すぐさま包丁を捨てました。
彼は死刑が廃止されていたので死刑は免れた。
何か違和感を感じませんか
168
:
ポポロ
:2003/07/27(日) 22:13
ばっじょさんのたとえ話を簡単に言うと死刑廃止になったから殺したい人を殺した。
ということだと思います。でも、実際どうなんでしょう。死刑廃止になったから
それを理由に人を殺したという話はあるのかもしれませんが、聞いたことが
ありません。逆に、死刑があるから殺したい人を殺した、という話もあるのかも
しれませんが聞いたことないですね。
「加害者は絶対、死刑になりたくない」「被害者の遺族は必ず死刑を望んでいる」
とはかぎらないところが死刑問題を難しいものにしているひとつの要因だと
思います。
169
:
冬
:2003/07/28(月) 04:45
>そのような感情が存在しないという意味ですか。
そうです。EU諸国の市民のアンケートで現在の死刑廃止の状態に賛成が
多数を得、「報復の為の死刑」に反対する点で一致しています。
被害者(遺族)の回復を図るための、回復司法という理念は、
死刑のない欧州で、死刑廃止後にはるかに進んでいます。
つまり裁判に被害者が参加できる。そのための様々な権利。
民事・刑事の合同化。民事を全く別に起こす負担が軽減される。
以上2点は被害者の会で、日本のみならず、要望として必ずあがっています。
これが全く不十分なのは、日本では司法のための司法となっていますからだと
思いますよ。実は被害者の為でも加害者の為でもなく。
刑事裁判を傍聴するとよく感じます。
>つまり人権や民主主義が保障されていない国だからと仰りたいよう
そうです。それがなぜ的外れだかわかりません。私は死刑廃止派ですよ。
死刑賛成派の、中国や北朝鮮に対する憎悪も嫌ですね。
かれらは死刑の問題と本質的に関係ない日本の政治対立など持ち込み
振り回します。自分の自己満足でしかないです。
アムネスティは最も激しく中国の死刑を、北朝鮮の人権侵害批判しています。
するとその立場は首尾一貫していると賛同なわけですね。
佐々木知子議員には、日本が中国で1千万人虐殺してきた被害者遺族の声に耳を傾けて欲しいです。
そうでなければ虐殺黙認になりますから。
170
:
冬
:2003/07/28(月) 05:04
「人権」さんのいう「被害者の人権」の内容で回復司法的な考えには賛成です。
しかし今の日本では「死刑の存在」が回復司法をさえぎっていると感じます。
被害者の遺族は、事件について「なぜ」を問い続けても、
加害者の裁判に主体として参加できず、釈然としない思いが強く残るでしょう。
また民事裁判は独力でおこさなければならないので、これも非常に困難で
無力感を強めると思います。
法務省は、これらの感情をそれぞれに対処せず 死刑維持で処理して
しまおうとしているように思います。
またそういう民衆感情を利用しているように思います。
逆にEUのように回復司法を突き詰めれば死刑廃止に向かうように思います。
死刑に関しては、
ほかの先進国の議論など関係ない「日本には日本独自の文化・習俗があるから」
というのも聞きますが、本当に日本独自の文化でしょうか。
818年の嵯峨天皇「死刑廃止令」から3世紀半にわたり日本には死刑制度が存在しませんでした。
この時期は日本が中国朝鮮のミニチュアから脱皮して、日本という国家、日本という文化が成立した時期です。
世界史上、古代中世の建国期に死刑制度を法として廃止した国家は、日本しか存在しないそうです。
171
:
ばっじょ
:2003/07/28(月) 08:11
>ポポロさん
>たとえ話を簡単に言うと死刑廃止になったから殺したい人を殺した。
いいえ、そういう趣旨で述べたのではありません。
後者は子供を1人多く殺害していますが、前者は1人分少ないわけです。
死刑が廃止されれば後者は前者より罪状が重いにもかかわらず後者は死を免れる。
これは不均衡で法のも元の平等に反する、というたとえ話をしたまでです。
死刑で凶悪犯罪が減る、いわば抑止効果はないとデーターは語っています。
世界には麻薬売買で死刑になる国もあります。これは極端ですが。こうなってくると犯罪は
激減します。死刑に抑止効果はある。まあ、これはやりすぎですが。
しかし、極論すれば重罰化を図れば実は犯罪は減ります。
日本の刑罰は先進国の中で軽いと思います。
>「加害者は絶対、死刑になりたくない」「被害者の遺族は必ず死刑を望んでいる」
とはかぎらないところが死刑問題を難しいものにしているひとつの要因だと
思います。
もちろん事実です。しかしそれはむしろ例外的なものだと考えます。加害者の意向は別に考慮する
必要はないでしょう。しかし、被害者側の意向は尊重されるべきです。だからこそ裁判所で
死刑が確定したとき、遺族は死刑にするか終身刑にするかを選択する権限を与えるべきだ、
と先ほど書きました
172
:
ポポロ
:2003/07/28(月) 13:44
>もちろん事実です。しかしそれはむしろ例外的なものだと考えます。
どうして例外的と言えるんですか? 被害者の遺族一人ひとりに聞いて回った
んですか? 殺人事件が起きた直後に被害者の遺族がコメントで「極刑にして
もらいたいと思います」などと言うことはありますが、その後もずっとその
気持ちが変わらずにいるかどうかは確認してみなければ分からないことです。
そういった報道というのはほとんどされないので、世間の人は被害者遺族が
いつまでも変わらず極刑にしてもらいたいという気持ちでいるものだと
思ってしまうのだと思います。だから「被害者の遺族は必ず死刑を望んでいる
とは限らない」ということが例外的なものとは言えないと思いますね。
この間、死刑が執行された死刑囚の被害者遺族は死刑には反対していました。
ずっと手紙で交流して死刑にしないでほしいと法務省に働きかけていたようにも
思います。
>加害者の意向は別に考慮する必要はないでしょう。
死刑を望んで殺人をした、というケースはほとんどないと言っていいかも
しれませんが、まったくないとは言い切れませんよね。宅間守はもしかしたら
死刑がなければ事件を起こさなかった可能性もあります。だから例外的なもの
かもしれませんが、加害者の意向は別に考慮する必要がない、というものでもないと
思います。
>裁判所で死刑が確定したとき、遺族は死刑にするか終身刑にするかを選択する
権限を与えるべき
遺族にその最終的な権限が与えられてしまうと、お金で買収されるということが
起こらないとも限らないですよね。それからおそらくほとんどありえない
でしょうけど、宅間守が裁判で死刑が確定しても被害者の権限で終身刑になる
こともありえるわけですよね。この場合、被害者は8人ですから多数決という
ことになるのでしょうか? 4対4になった場合はどうするんですか?
173
:
人権
:2003/07/28(月) 15:04
冬さんへ:
「アジア的な」と仰っている以上、それを裏付けるデータを
お持ちなのでしょうか。日本の例だけ取り上げて論じても
「アジア的」と一般化することはできないでしょう。
率直に言って、小生は「応報」という考え方を必ずしも全否定はしません。
現行の刑法においてもこの観念が全く排除されているとは言えないでしょう。
もちろん私的な制裁やリンチを容認している訳ではありません。
人間には<喜怒哀楽>の<情>があります。それがあるからこそ
逆に人間であると言えるのです。こういった<情>を全て
排除した所で問題を論ずることが「冷静で良心的」な態度
であると一般的には考えられているようですが、行き過ぎると
「冷静」を通り越して「冷酷」に近づいてしまう。
繰り返しますが、いたずらに情緒的になって私的復讐に
法的根拠を与えよなどと主張しているのではありません。
ただ小生のように死刑支持派の人間が賛成の意見を
開陳すると「時代遅れの応報主義」だと一蹴されるような姿勢
に違和感を感じているということを申し上げているのです。
死刑賛成派=中国・北朝鮮憎悪派などと決め付けないでほしい。
私は別に憎悪などしていません。多くはありませんが中国人の
知人・友人もいますし、北朝鮮との国交正常化交渉に断固反対
しているわけでもありません。
「一千万人の虐殺」をここで持ち出すのは論点のすり替えです。
逆に賛成派の立場から「虐殺」を取り上げることもできますよ。
(貴殿は東京裁判における絞首刑にも当然反対なのですよね)
あなたの方こそ「死刑の問題と本質的に関係無い政治を持ち込んで」
いるのではありませんか。
平安時代のことを取り上げていらっしゃいますが、貴殿の論法
で行くと現在より一千年以上も前の時代の方が人権や民主主義
が保障されていたことになりますね。本当にそう言えますか。
些か詭弁ではないですか。
回復司法に関しては同感です。一日も早く制度が確立されることを
願っています。
174
:
草田男
:2003/07/28(月) 16:24
>遺族にその最終的な権限が与えられてしまうと、お金で買収されるということが
>起こらないとも限らないですよね。
遺族がお金で買収されることは多分無いと思います。絶対とは言い切りませんが。
お金で買収されるということは遺族は犯人をお金で許してしまうということになり
ませんか?
>この場合、被害者は8人ですから多数決という
>ことになるのでしょうか? 4対4になった場合はどうするんですか?
私は死刑賛成派だからこう書きますが、1人でも死を以って償って欲しいという人が
いれば、死刑にして欲しい。
175
:
ポポロ
:2003/07/28(月) 18:17
>お金で買収されるということは遺族は犯人をお金で許してしまうということに
なりませんか?
そういうことになりますね。その買収額によっては死刑にせず終身刑でもいいと
いう考えになると、結局、お金持ちが死刑を免れるという傾向になりますね。
むしろこうしたことが当たり前のように裏で行なわれる可能性が多くなると
思います。1億円払うなら死刑はナシにするけど、払わないなら死刑にして
もらうというような話になってもおかしくないわけで、遺族に最終的な権限を
与えるのは問題があると思います。
176
:
ばっじょ
:2003/07/28(月) 20:41
ポポロさん
>どうして例外的と言えるんですか? 被害者の遺族一人ひとりに聞いて回った
んですか?
確かに仰る通りです。確かなデータがない以上ここは私見を述べるしかありませんでした。
しかし、私なら報復を望むのでそのように書いたのです。
>この間、死刑が執行された死刑囚の被害者遺族は死刑には反対していました。
ずっと手紙で交流して死刑にしないでほしいと法務省に働きかけていたようにも
思います。
確かにそういう例もあります。しかし、残虐な殺され方をした被害者の家族や恋人、
友人がすべて加害者のしたことを受け入れる、ということは果たしてどれほどの人ができるだろうか、
と疑問です。
177
:
ばっじょ
:2003/07/28(月) 20:53
>1億円払うなら死刑はナシにするけど、払わないなら死刑にして
もらうというような話になってもおかしくないわけで、遺族に最終的な権限を
与えるのは問題があると思います。
それはそれで別にいいと思います。万が一それで遺族が納得すればいいわけですから。
そうすると貧乏人は不利だ、ということになりますがそれは仕方ないことです。
制度に完璧なものはありません。遺族に最終的な権限を与えるのは問題があるかも知れませんが
遺族の意見を反映するのは悪くはないことだと考えます。
178
:
胡桃
:2003/07/28(月) 21:58
制度に完璧なものはないからといってわざわざ貧乏人に不利な制度を
導入するのはおかしいと思います。それにそもそも買収は違反ということに
なるわけですからそういう違反させやすい制度を導入するという点でも
おかしいわけです。やはり罰則は罰則として絶対的なものでなければ
法律の意味も裁判の意味もなくなってしまうわけで、最後の最後になって
死刑相当の犯罪を犯しておきながらお金で死刑にならずに済むのは
やはりおかしいと思います。ついでに言うなら遺族の意見を反映するのは
間違っていると思います。
179
:
草田男
:2003/07/29(火) 00:36
免罪符みたいですね
180
:
ばっじょ
:2003/07/29(火) 01:04
>制度に完璧なものはないからといってわざわざ貧乏人に不利な制度を
導入するのはおかしいと思います。
裁判は弁護士を雇うときは明らかに金持ちが有利です。アメリカにそのことが強く反映されていますが・・
恐らく日本でもそうでしょう。しかも、金持ちは多額の金銭を支払って釈放されることがありますし。
現実は貧乏人には不利ですよ。今ですらそういうものです。貧乏人は不利なのは紛れもない
事実です。私は制度に完璧なものはないという上で話をしていますがそれは卑怯に思えるかもしれません。
しかし、遺族の意向を反映するのは私は有効だと思いますが。
181
:
ばっじょ
:2003/07/29(火) 01:08
>罰則は罰則として絶対的なものでなければ
法律の意味も裁判の意味もなくなってしまうわけで
これは死刑を望まない遺族の意見を汲み取る方法として提案したものです。
ほかにより優れた方法があるかもしれません。
182
:
胡桃
:2003/07/29(火) 17:26
建て前としては国選であっても私選であっても同じように弁護人として
被告人を扱うということになっていますが、実際はどうかなと思います。
また、その事件の世間の注目度によって「やる気度」が違ってくるような
気がします。やはり弁護士も人間ですから仕方ないことなのかもしれません。
でも、お金を多く出したからといって判決が有利になると決まってるわけではない
ですよね。ただ単に弁護士がよりやる気になるということだと思います。
実刑ではなく執行猶予付きになったらその報酬としてまたいくら払うとか
そういう取り決めになるので弁護士もちょっと頑張ってみるかなっていう程度
だと思います。このことで細かいことを言うときりがないのでやめますが、
このことと死刑確定のあとの買収で死刑にならず終身刑になるということは
違うこととして考える必要があると思います。買収はあくまでも違法なのですから。
新着レスの表示
名前:
E-mail
(省略可)
:
※書き込む際の注意事項は
こちら
※画像アップローダーは
こちら
(画像を表示できるのは「画像リンクのサムネイル表示」がオンの掲示板に限ります)
スマートフォン版
掲示板管理者へ連絡
無料レンタル掲示板